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【メビウスの】能力者スレ【宇宙を越えて】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/25(月) 23:09:27.36 ID:ykyKJgs0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。
また、有志によって制限のない分煙所も作成されました。どうしてもあかんねん、あかんねん!というときにはご利用を。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1287668132/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/】 
分煙所【http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12877/
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/25(月) 23:10:52.37 ID:02saynEo
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/25(月) 23:11:45.06 ID:W3NQzwAO
颯爽>>1乙!
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/25(月) 23:13:44.78 ID:m4uAysSO
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/25(月) 23:53:30.98 ID:j0YebCAo
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/25(月) 23:56:42.86 ID:9KMrPQSO
>>1乙ッス
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 00:44:44.41 ID:NzFH/NU0
>>1乙さまー
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:03:47.36 ID:cdzHfkso
エンゲージ>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:08:06.76 ID:dqcHT2AO
いつおち

>>998

おかしもらえるの?
【声音は少し嬉しそう、お菓子って単語が出てきたからか】
【間違ってないけど、色々足りてない】

ん〜……わかったぁ
けど、なんでそんなのきてるの?
【ふと思い出した疑問】
【被る意味があるのか、と何も知らない彼は言う】
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:10:19.21 ID:4CkJn2AO
/>>1に乙をあげますです!!
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:10:24.04 ID:MslA8JUo
>>999

…………ッ!?

【彼の五感がぴんちを感じ取る】
【アホ毛すらもがぴーんと直立する】

へ……い、いや、お化けは別に怖くないけど、
冥府まで行くのはちょっと嫌かなって、さ…………。

【なんか喋っているものの、こんなもので状況を打開するのは不可能】
【簡単に回りこまれ、さながらネコに追い込まれたネズミ当然】

【ふたばの まるくなる!】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:11:56.94 ID:05WemISO
>>997
いや…私、変身してないが
【少し苦笑いしながら】

簡単に説明すると私の心の力だ
ペルソナは人格の鎧で、私が今まで気付いた絆などにより感じた感情により産まれる能力で
ペルソナは神話に出て来る神や英雄などの名前を持ち、姿はそれを聞いて描いた姿なんだ
ついでにイスラーフィール以外にも私は他のペルソナが色々使える

ついでに言うと私の中ではペルソナを二種類にわけられる

絆により芽生えた感情で産まれる《正》のペルソナ
……そして、怒りや悲しみなどの負の感情により産まれる《負》のペルソナ……
【そう説明しながら】


/ただいまー
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:12:21.91 ID:ACVzCM2o
>>9

そうだよ! おばけが、だけどねっ!

【どうやらこの子もちょっと間違った認識を持っているようです】


何でこんな恰好か?
それはね、ボクが………

―――おぉばぁけぇだぁかぁらぁだぁよぉ〜ッ!

【この期に及んで驚かそうとしてみる】
【もう一度頭巾を深くかぶり、少年の目の前でばぁっと腕を広げて見せる】




【――――静寂。本日二度目のアンジュパッセ。】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:12:43.04 ID:05WemISO
>>997
いや…私、変身してないが
【少し苦笑いしながら】

簡単に説明すると私の心の力だ
ペルソナは人格の鎧で、私が今まで気付いた絆などにより感じた感情により産まれる能力で
ペルソナは神話に出て来る神や英雄などの名前を持ち、姿はそれを聞いて描いた姿なんだ
ついでにイスラーフィール以外にも私は他のペルソナが色々使える

ついでに言うと私の中ではペルソナを二種類にわけられる

絆により芽生えた感情で産まれる《正》のペルソナ
……そして、怒りや悲しみなどの負の感情により産まれる《負》のペルソナ……
【そう説明しながら】


/ただいまー
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:14:40.19 ID:05WemISO
/ぬわぁぁあ!!連投申し訳ない!!>>14は無しで
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 01:14:50.02 ID:NzFH/NU0
>>1000

……、……そか。

【相手の返事を聞いて、相手に向けていた視線を、正面へとやってから】
【数秒、宙を見つめて。そのうちに、そっと伏せて】

…………。
――……、……、……ぁ。
えと、……ありがと。

【瞳を伏せたまま、数秒だか、十数秒だか、数十秒だか】
【そのまま、静止していたけれど】
【そのうちに、ぱちぱち、なんて。少しわざとらしく瞬きをしてから】
【視線をそちらに戻し、組んだ腕から、そっと顔を上げて】
【まるで、新しいことを知った子どもみたいな。そんな、笑顔を、向けて】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:25:25.54 ID:.O.YySIo
>>11

(…重いとか重いとか……、さっきは重くないって…)
(……それに、あれから髪だって伸ばしたのに…、可愛い服着てきたのに…)
(男の子っぽい男の子っぽい男の子っぽい……)

【後ろに回りこみながら、ぶつぶつ】
【完全に不貞腐れた顔で口を動かす】
【考えていることが聞き取れない呪文のように小さく、外に漏れた】
【怒りのボルテージを高めているとも言います】

……そっかー、冥府は嫌なんだー?
それじゃ、逝っちゃわないように、確り耐えてね?

…加減は、しないから…

【ふわり、とフリルワンピースの裾を花弁のように広げながら、彼の真後ろに座り込む】
【そのまま両手を、彼の腋に差し入れようとして】
【もし成功すれば、容赦なく擽るだろう】
【――ちなみに腋が弱点でなければ、全く効かなかったりする】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:26:19.75 ID:dqcHT2AO
>>13

【はい、静寂、沈黙、少し前の癇癪玉の音が恋しい】
【反応はない、先ほどよりかなり酷い】

んと……

【困惑した様な表情でおばけ(笑)を見てる】
【どうすればいいの?と聞きそうな表情だ】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:29:56.61 ID:ACVzCM2o
>>18

…………………………………。

【ひゅるりと、一陣の風が二人の脇を通り抜けたような気がする】
【頭巾には隠れているが、子供っぽい不機嫌なオーラを露わにしている】


【おばけ()が腕を前に伸ばし、ぎゅっと少年の頬を両側に引っ張ろうとする】
【それほど痛くはないだろうが】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:30:44.48 ID:MslA8JUo
>>17

へ、あっ、やっ────ッ

────、─────────ッッ!!

【それなりにくすぐったがりなようで】
【声にならない笑い声をあげて悶絶】

──お、俺が──────

【言葉を口にだそうとするも、それも上手く喋れず】
【擽りから逃れようと全身が激しく躍動、所謂じたばた状態】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:33:06.76 ID:4CkJn2AO
>>12
なるほど…
絆や感情によって発動する能力という訳か。

私がその力を持っていたら、きっと一つも使いこなせないのだろうな。
いや、負という点に重きを置けばそうでもないのか…
【ほんの一瞬だけ、哀しげな笑みを浮かべ】


絆、か…
という事は、やはり海里ちゃんは私の見込み通り人望が厚く心優しいお人なのだな。

そうに違い無い!
【決めつけるように言い切ってみせ】

いつか、私も絆というものを感じてみたいものだ。

うむ、少し喋り込んでしまったのだな。
鍛練の邪魔をしてしまって申し訳ない。
私はそろそろ失礼しよう。

また会える事を祈っているぞ!海里ちゃん。
【眩いばかりの笑顔を作り、そして大きく伸びをすると】

さらばなのだ!
【街中の方にまた凄まじい勢いで闇夜を斬り裂くように駆け出し、走り去って行った】


/海里ちゃんの二面性が可愛いすぎるのです!はぅ、お持ち帰りぃ〜
/お疲れ様でしたなのですよ!
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:36:04.95 ID:.O.YySIo
>>20

【完全に無表情】
【もはやキリングマシーン的な何か】
【怒りを原動力とするエコロジーな機械です】

…………、……、…

【彼が意味のありそうな言葉を紡いだ瞬間】
【にひ、と】
【普段なら絶対しないような、悪戯っぽい笑みを浮かべて】
【擽る手を止めた】
【腋から両手は抜かず――】

――『俺が』?

【先を促してみる】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:36:45.02 ID:dqcHT2AO
>>19

んひゃ!?
【これには少しびっくり、反応もなく引っ張られた】
【柔らかい、歳が歳だし、そうでなきゃ困るか】

う〜……
【離せと言わんばかりにおばけ()の手に触れる】
【触れるだけ、力は加えてない】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:40:18.88 ID:05WemISO
>>21
……《負》のペルソナは強力だがその代わりに感情任せに使うと危険なんだ
(……やっぱり楓はなんか辛い事があるのかな…深くは聞かないけど…なんとかしたいな……)

そういわれると悪い気はしないな
【ニッと笑い】

またな!楓
【手をふり見送った】

/あーれー
/乙でしたー
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:41:00.17 ID:ACVzCM2o
>>23

うーりうーりうーりうーり……

【そのまま左右のほっぺを上下交互に引っ張り揺らす】

――おーばーけーだーぞーっ!!

【物凄い不機嫌そうな三白眼。理不尽である】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:41:52.77 ID:MslA8JUo
>>22

…………ぜぇ……。

【息を切らしたようで、深呼吸を一回して】

……俺が、その……意地になって…………悪かった。
サージはそんなに重くないし、立派に女の子してるのに……。
ちょっと、むっときちゃって。

【謝罪の言葉を口にした】
【軽いとは断言しない辺りがアレなのだが、反省はしている様子】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:46:27.65 ID:dqcHT2AO
>>25

【手を動かせばそれに追従する様に】
【柔らかく頬は形を変えてぐにゃんぐにゃん】
【もうおばけも何も関係ない気がする】

【相変わらず、反応には乏しい】
【怖がりじゃないだけなのか、ただ単におばけ()なだけなのか】
【……まぁ多分後者】

【触れた手は離せと言わんばかりに何度か手を叩く】
【全く痛くない、はず】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:52:24.84 ID:.O.YySIo
>>26

【まさか、こんなにもしっかりした内容の謝罪をしてくれるなんて、思っていなかった】
【きょとん、と目を丸くして、パチパチ】
【――軽いといってくれないのは、アレだけど】

……ぅ、うん、まぁ…

謝ってくれるなら…、その……、いっか

【立派に女の子≠ニいう単語で、頬が桜色に染まった】
【バツが悪そうに、そっぽを向いて】
【脅しのように位置していた両手が引き抜かれる】

……その耳を直す方法は知らないんだけど…

【そのままの体勢で、ボソッと】
【囁くが早いか、立ち上がろうとする】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:55:04.68 ID:ACVzCM2o
>>27

むーッ………!

【全く以て望むような反応を得られない事に、頬を膨らませる】
【ガキである。】

【一度強くキュッと引っ張って少年の頬から手を離した】


―――つまんなーいッ! おばけだっていってるじゃんかーっ!

【……………………。】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:58:16.17 ID:MslA8JUo
>>28

……別に、良い。
耳は帽子とかで隠せばいいし、尻尾は……いざとなれば、切り落とせば
上手く動かせないってことは、痛覚とか鈍いし、多分。

【ネコ愛好家の前で口にしたら蹴り飛ばされそうな台詞を言い放ち】

…………まぁ、先に言ったのは俺だし、気にするな。

【そして、少女を追うように立ち上がった】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 01:59:59.84 ID:dqcHT2AO
>>29

あぅ………
【掴まれた所が少し赤くなっている】
【少し痛かったのか、片手でさすってる】

おばけってこわいの?
【ふと思った、おばけって怖い物なのか、と】
【そもそもおばけがどういうのか知らないから聞いても仕方ないだろうが】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:00:00.79 ID:k4yTi2so
【聖都・魔術協会】

ねえ、止めた方が良いよ。そう簡単に見つかるものじゃないって、分かるだろう?
ほら、夜更かしは体に悪いよ。早く帰って………

「いや!私が見つけて、それを世に知らしめるのよ
何かを解明した人間の名は、世間に轟くのだから!」

そうかなあ………

【この時間にも係わらず、何かを探している様な二人組がいる】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:04:12.81 ID:ACVzCM2o
>>31

【再び投げかけられる少年の問いに、】

そ、そう! 怖いんだぞーッ!
こんな夜中に一人でいるお前なんか、一口でペロンと食べちゃうんだからなーっ!

【強がり半分、そんな事を大声でのたまいながら少年をビシッと指差す】
【あんまり質問に対しての解答にはなっていない】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:05:23.31 ID:lvXtltQo
>>32

わーァるいんだー、わーァるいんだー

【廊下、もしくは部屋の、二人の後方】
【夜の気配の中には些か不気味とも感じられるような、明るい笑い声が響く】

夜更かししてる子、みィつけたァ

【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆った金髪赤目の少年】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたように風にはためいている】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:07:05.26 ID:.O.YySIo
>>30

【『隠す』、『切り落とす』というセリフに、少しだけ口を尖らせて】

……勿体無い
本番終わるまでは多めに見てくれると思うよ?

私だって、ほら、……ちょっと早い衣装だけど、誰にも注意されなかったもん

【くるっと、その場でターンして見せた】

でも、……怒らなくていいの?
大人の度量って奴かにゃ?

ふふふっ、……さっすがリーダー

【それは、彼女の言うべきことなのか―――小さく微笑んで】
【トンッ、と彼の胸を右拳で軽く小突こうとする】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 02:10:07.42 ID:/eNY3jwo
【火の国──街中】

【機関の一拠点と化したブレイザーシティからは幾らか離れた街】
【荒廃も然程進んでおらず、まだ人々の生活している気配は残っている】

【──深夜。只でさえ人の気配のしなくなるこの時間帯ではあるが、そうであるにせよ、】
【気配に敏感な者ならば気付けようか、ここ一帯は何処か寂れの色すら漂うような静けさに満ちていた】
【街灯も殆ど灯っておらず、通りを横断する猫一匹見当たらない。ゴーストタウンとは言わないまでも、酷く物寂しい街であった】

【その、一角】


 ──────────


【──とある一軒家、その二階の窓からチカチカと発せられる小さな光があった】
【その部屋に電気は灯っていない為、浮かび上がるように酷くはっきりと──】

 【──トン、ツー。トン、トン、ツー。ツー、トン、ツー】

【──ある一定の規則性を持って、点滅を繰り返していた】
【まるで誰かに何かを訴えるかのよう、その人為的な点滅は続く】

 【──ツー。トン、ツー。トン、トン、ツー。ツー、トン】

【辺りは静寂。人々は寝静まっているのか、或いはそもそもの事居ないのか】
【曇天と相まって酷く昏い夜空の下、その光だけが星の瞬きのように繰り返し、繰り返し】

 【──トン、ツー、ツー。トン、ツー、ツー、ツー。トン、トン】

【──話は変わるが、短点と長点の組み合わせによる符号通信法なるものがある】
【主に、原始的な電信機やアマチュア無線、或いは船舶同士等の間で行われる其れ】

【今、この窓から送られている光の点滅は──それに非常に酷似したもの】
【もし、それに関する知識を有しているものならば、この信号のメッセージを読み取る事が出来ようか】

 【──「タ」 「ス」 「ケ」 「テ」──】

【──光の点滅は尚も続く】
【動きの無いこの街で、ただそれだけが動きを持って、】
【例え知識の無い者でも、気付いてくれさえすれば良い、とでも言いたげに──ひたすら】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 02:10:17.57 ID:dqcHT2AO
>>33

んー……?
【何か考える様に顎に指を添えて首を傾げた】
【ひとくちでぺろんってこわいのかな?】

んと……えりゅとどっちがこわいのかな?
【謎の単語、えりゅ】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:13:45.36 ID:k4yTi2so
>>34
だからね、探すにしてもまずは準備を整えよう
僕達はまだ知ってる事が少な過ぎるし……ん

……ちょっと、下がってくれる?

【会話していた二人の内、落ちついた様子でなだめようとしていた方】
【其方が、もう片方と少年の直線状に立って振り向く】
【両手とも下げて、拳などは作らない】

………えーと、君も夜更かししてる子、だよね?
あんまり大きな声を出すのは、他の人にも迷惑が掛かるよ

「……なによ、あの片腕」

【姿を確認してからは、双方とも些か言葉に困る】
【他人に「子」と言える程の年齢には、とても見えないからだ】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:14:09.80 ID:MslA8JUo
>>35

注意されるとかじゃなくて……
……単純に、恥ずかしいし。男が猫耳とか。

【自身の頭の上の猫耳を摘まんで引っ張ったりして】

リーダーとか以前に、そもそも怒る理由がないし。

…………ん、まぁな。

【実は胸には完治しきってない傷があるのだが、それを顔に出したりはせず】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:14:19.77 ID:ACVzCM2o
>>37

…………………………。

【またもや、帰ってくる反応は希薄】


えりゅ……?
そんなの、おばけの方が怖いに決まってるのー! もーっ!

【若干血が上ってきているように見えなくもない】
【ともかく、耳にした事のない単語を含む質問にも、そう即答】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 02:18:38.28 ID:dqcHT2AO
>>40

【おばけはよくしらない、えりゅはよくしってる】
【おばけがこれぐらいなら、えりゅのほうがずっとこわい】

むーっ!えりゅのほうがずっとずっとこわいもん!
【自分で話を仕掛けておいておばけの方が怖いと言われ不機嫌】
【多少理不尽な怒りな気もするが】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:22:36.36 ID:lvXtltQo
>>38

ボクは別に構わないの。夜更かししたって怒られないもん
大声も出してないし、ああそれとも普通に喋る程度の声ですら出されて困ることしてるってワケ?

【敵対かはたまた単なる好奇か、この時点では判断し兼ねるものの】
【浮かべる表情は酷く無邪気で、密やかなこの場には余りそぐわない】

ね、何してるのさ?

【こつりとほんの僅かな、しかし静まりきった屋内では少しばかり響く靴音】
【一歩だけ二人に寄って、興味ありげに小首を傾げる。攻撃をする様子は無い】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:23:07.23 ID:ACVzCM2o
>>41

べーっだ! "えりゅ"なんて全然怖くないもんねー!
おばけの方が一万倍怖いもんねーッ!

【少年の反応に若干満足したのか、】
【かなり得意げに根拠のない反論を返す】

―――そりゃっ!

【と、素早くポケットから癇癪玉を一つ取り出し、少年の足元に投げつける】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:25:01.47 ID:RvxXkhIo
>>36
/まだいる?
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 02:25:54.55 ID:dqcHT2AO
>>43

ぜったいぜったいえりゅの方が怖いもん!
【おばけとどっちが怖いか、と言う不毛な争い】
【ぶーっと頬を膨らませて、見つめていたが】

【癇癪玉、びっくりして眼を閉じた】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 02:25:57.17 ID:/eNY3jwo
>>44
//モチのロンで御座いますよ
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:27:09.13 ID:.O.YySIo
>>39

【猫耳を引っ張っている様子を見上げて】

――わりと、気に入っているように見えるけど?

【ごく自然にそう言った】
【彼女にはそう見えただけ――、いや、弄るために言ったのかもしれないけど】

……なんてねっ

【前言を覆すと、クルンと踊るように一歩、距離を取って――】

他の人にも悪戯されないように気をつけるんだよ?
ちゃんとキャンディーを持ち歩いて―――

――ふふっ
よかったね! 私が優しい人でっ

【きっと冗談なのだろう】
【悪戯っぽく微笑んだ後、ぴっ、と軽く舌を出して】

それじゃー、またねっ

【たたたっ、と】
【来た時と同じように、猫のように走り去って行った】


/お疲れ様でしたー!ありがとうございました!
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:28:57.32 ID:k4yTi2so
>>42
………悪いけど、ちょっと教えてあげる訳には行かないかな
良い子は早く寝ないと、背が伸びないよ?
それとね………君、初対面なのにその態度は………

「五月蠅いわね、其処の片腕。大人しく初等教育の場に戻りなさい」

………ほら、こうなるから

【少なくとも、敬意を払われてるとはどう捻っても受け取れない態度】
【落ちついている方は兎も角、もう片方は既に腹を立てた様な口調になっている】
【間に立ったのは、片方から片方への被害を防ぐためではなく、双方向で防ぐためなのだろう】

……まあ、一応答えるとしたら……そう、夜の散歩だよ
ほら、最近は涼しくなってきたからね。目を覚ますのには丁度良いんだ

【否定し続けるのもどうかと思ったのか、当たり障りの無い答え】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:32:34.36 ID:MslA8JUo
>>47

き、気に入ってなんか無いッ

ネコは好きだけど……俺が付けたら、カッコ悪いし。

【猫耳は気に入ってるけれど】
【猫耳を付けた自分は気に入らない、といったところか】

……あぁ、俺は大人だからな。

サージは……うん、優しいよなっ、多分

【肯定しているようで微妙に肯定していない辺りがアレ】
【それでもおかしかったのか、クスリと微笑んで】

うん、またな、サージ。

…………ねむ………………。

【走り去っていった少女の姿を、手を振って見送った】

/お疲れ様でしたー
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:36:12.46 ID:ACVzCM2o
>>45

あはははははっ! おばけをバカにするからだよーッだ!

【別にバカになどしていなかったと思います^q^】

【驚いている様子を見てかなり得意気】
【立て続けに癇癪玉を三個、少年の足元にバラけさせて投下】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:36:45.95 ID:lvXtltQo
>>48
ちェ、つまんないの。どーせ大した事じゃないんだろうし、ぽろっと口に出せばいいのに
それに父さんは長身だって聞いてるから、ボクだって勝手に大きくなるもんね

【大人な落ち着き払った態度を取られ、反応は正しく拗ねた子供のそれ】
【生意気で礼儀しらずのそのままに唇を尖らせ、文句と減らず口を叩く】

……ふゥん、本当に言う気無いんだ。そういうの、なんかボクイライラするんだよねェ
どうしようかな、逆さにして振ったりでもすれば吐き出されるのかなァ?

【軽くあしらわれた事が不満であるのか、口の端から上るのは不穏当な言葉】
【にぃ、と表情を笑みに歪め、左手をそっと胸に当てる】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:37:01.12 ID:RvxXkhIo
>>36
フハハハハハ!!

【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を身につけた男】
【大人しくしていれば、易々と闇に解け込み、同化することのできる服装】

聴こえる・・・・聴こえるのだ!!

【が!!】

ウラノースがもっと私に羽ばたけと!
そして!ガイアがもっと私に輝けと!!

【いちいちポーズをスパッと決め、微妙にご近所に迷惑にならない程度の音量で声を発しながらスキップしている為】
【目立つ、異様に目立つ、自重していても目立ってしまう】

そう・・・・囁くの・・・・ん?

【ここで窓から放たれる光を発見】

・・・・・・・・

【じっと凝視、観察し放たれる光に規則性を発見】

・・・・タ、ス、ケテ・・・・・・!?!?!?

【懐から男の七つ道具、レーザーポインタを取り出し】
【窓に向けてこう発信する】
【トン、ツー。ツー、トン、トン、ツー。トン、ツー。トン、トン、トン、ツー。トン、トン。】

/では絡ませてもらいます
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 02:41:10.99 ID:dqcHT2AO
>>50

あぅ………
【耳を塞いで、眼も瞑って】
【少し泣き出しそうな雰囲気さえある】

【ふと、子供の後ろに人影が唐突に出来た】
【大人ほどの大きさのボロ布を被った……骸骨】
【更には、地面から数センチ、浮いていた】
【癇癪玉を投げる少年をただ見下ろしてる】

【もしかしたら、なかなか怖いかも知れない】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:44:41.51 ID:ACVzCM2o
>>53

にゃはははははははっ! やーい! おーばーけーだーぞーっ!

【うん、おばけってそういうものではないと思うけど。】
【「どうだ見たかっ!」】
【とばかりに、少年の顔の前すぐ近くをおちょくるように飛びまわる】

【骸骨には、まだ気が付いていないようだ】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:47:23.10 ID:k4yTi2so
>>51
………悪いけど、君に何か話しても良い事が起こる気がしないんだよ
大した事じゃないと思ってるなら、早く帰って寝た方が良いよ?

(……面倒なのにつかまったな………)

【実際に、知られて不味い様な事では無い。そうは理解していても】
【あからさまに愉快犯にしか見えない相手に、それを易々とは教えられない】
【警戒心は、高まるばかりで】

【笑みが、更にもう一段階、嫌悪を抱かせるものになった時】

「……アクセル。私、あれが気に入らないわ」

……駄目だよ?この時間に、こんな所で、騒ぎを起こす訳にはいかないよ
僕が此処に居られなくなると、君も困るんだから………ね?

「いやよ。あれだって、脅しの様な言葉を選んでるじゃない
正当防衛よ。私の身を守るためだから、仕方が無いのよ」

【後方に居たドレスの方は、たーんと靴音を響かせて後方に飛び退く】
【明らかに、警戒心は募るばかり。これ以上の挑発的な言動は、この二人との交流を絶望的にするだろう】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 02:49:40.65 ID:dqcHT2AO
>>54

ひぐっ………
【握った両手で目元を何度か擦った】
【時折聞こえる嗚咽から察するに、泣いてしまったらしい】

【少年の正面、泣き出した子供を隠す様に】
【ボロ布を被ったそいつは立ちはだかった】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 02:50:01.94 ID:/eNY3jwo
>>52

 【「──────?」】

【窓から只管に信号を送っていた何者かであったが、】
【外から騒音が聞こえてきた事に気付き、耳をそばだてる】

 【「──人? こんな時間に……」】

【暗がりの為か、窓の中にはっきりとした人影は写らないが】
【少しばかり顔を覗かせて、物音のする方向を確認した】

【──そこで、視認できた明らかな信号】

 【「──『イ』 『マ』 『イ』 『ク』?」】
 【「……『今行く』? 助けが……!?」】

 ──────!

【信号を送っていたものは、すぐさまそれに応答するように】
【「ハ」 「ヤ」 「ク」 「キ」 「テ」と符号のメッセージを発信する】

【──その一軒家は、街中にあるごく普通の住宅であり】
【近付いてみれば分かるだろうが、玄関の鍵は“壊されて”空いている】
【向かおうと思えば、そのまま家の中まで進む事が可能だ】

//はい、よろしくお願いしますー
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:56:36.62 ID:ACVzCM2o
>>56

あははははははは! にゃーはははははははっ!

【蹲っている少年を指差し、笑う】
【そこにあるのは、可愛げのある悪意。やられる側としては冗談で済まないだろうが】


きゃははは―――――?

【スッと】【その間に割り込む影】

誰……―――― ―  ――ッ?!

【一拍遅れ、その影を見上げる】
【人に非ざる者が、そこにはいた】

【一瞬駆け上がる怖気を背筋に感じ、見上げた姿勢のまま一歩後退】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 02:59:23.34 ID:dqcHT2AO
>>58

【少年にとっては下らないからかいだったのかもしれないが】
【この何か、にとってはどうやら違ったらしい】

【ただ立ち尽くして、少年を空洞の眼で見詰めるのみ】
【見詰めると言うよりも、睨み付けると言った方がいいか】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 02:59:27.80 ID:RvxXkhIo
>>57
【送られてきた光の救難信号を確認】
【と同時に、発信源に向けて疾走、救出に向かう】
【が、彼の頭は別のことに思考を傾けていた】

(っく・・・・・恥ずかし!なんですか!!イマイグって!!!)
(なんで ゛ をつけちゃったんでしょうか?ズーズー弁なんて僕しゃべれないのに・・・・・・)

【そう、勢い余って二連打してしまったのだ】
【だが仕方ないだろう、人間予想だにしない事態に襲われた場合、普通はパニくるのだから】

【玄関前に到着、気配を殺し、息を潜め】
【中の様子を伺う】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 03:01:01.23 ID:lvXtltQo
>>55

……そ。じゃあ、もういいや
『命ず命ず命ず。我が手を足とし羽と成れ』

【埒があかない、とでも見たか、そのままの姿勢で何事か呪文めいた言葉を口にする】
【と、僅かに右腕の袖が蠢き、何かに弾かれるように地面から離れて相手から距離を取り】

知りたくはあるけれど、君たちが何者かもちっとも分からないしね
せめても手繰る糸が無いんじゃボクには何も出来ないし……じゃあ、ね?

【浮いた体はそのまま後方へ飛び、すぐに照明の無い中に紛れていく】
【相手にとっては台風でしか無かっただろうそれも、すぐに過ぎていった】


/すみません、私では不快にさせてしまいそうな様子なので退散させていただきます
/下手な対応しか出来ず、本当に申し訳ないです
/深夜ながらお相手させていただきありがとうございました、お疲れ様でした
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 03:04:59.30 ID:ACVzCM2o
>>59

【少しの間息を呑み、絶句していたものの】
【直ぐに「ハロウィーン」の存在を思い出す】

な、何だよぅ。そんなの、別に、その……こ、怖くなんかないよ?

【しかしそれでも若干気押されているのか、】
【ひきつり気味の強がりな笑みを浮かべて】
【骸骨に目線を合わせるように浮翌遊】


―――べーッだ!

【そして自らの恐怖心を拭い去ろうとするかのように】
【思い切り顔を突き出し、あかんべえ】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 03:09:41.74 ID:k4yTi2so
>>61
………糸が見つからない理由、なんだと思う?
悪いけど、これ以上は何年たっても平行線だと思うよ

……さ、戻ろう、ジャンヌ。もう寝ないと、起きられなくなるよ

「………次に見つけたら、黙らせて。絶対よ」

【何かの探索を断念、そのまま寮の方へと戻って行った】


/ごめん、敵対ロールがしたいのだとばかり思った
/戦闘か口喧嘩やりたいから、ああいう態度で来てるものだと……
/お疲れさまでしたー
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 03:11:04.99 ID:/eNY3jwo
>>60

 【──信号を送っていた者の知識が不足していたのか、】
 【或いは勝手に脳内変換をしていたのか、】
 【もしくは、『ク』までを認識した時点で既に返信を打とうとしていたのか、などなど】

 【──考えられうる理由は幾つかあるが、例え何であったにせよ、】
 【ズーズー弁信号を送られた事に対して、その者はさして気に留める事はなかった】
 【──或いは、そんな事を気に留める精神的余裕も無い状況なのか──】


【──男が到着した玄関前】
【家の中に人の気配は無く、何かトラップが仕掛けられている様子も無い】
【それを察せたならば、改めて中の様子をはっきりと伺う事が出来るだろう】


 ──────


【玄関口。靴が数足、乱雑に靴が散らかっていた】
【乱暴に脱ぎ捨てたのとは何処か違う、まるで荒らされたかのような形跡だ】

【その先は廊下が続き、二階に上る階段と──奥には、リビングへと通ずる扉が開きっぱなしであった】
【暗がりな為、あまりはっきりとは写り難いかもしれないが、至る所に“土足”の足跡が残っていた】
【玄関からでも少し覗けば窺い知れる、奥のリビングの様子も──椅子と机が倒され、酷く荒れていた】

【信号の送り主はどうやら二階にいるようだが、】
【そのまま二階へ行くも良し、リビングの方面へ向かうも良し、彼の自由だろう】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 03:11:49.15 ID:dqcHT2AO
>>62

【それに関して言葉はない、喋らないだけだろうか】
【一度背を向け、後ろで泣いていた子供を背に抱えた】

ひぐっ……えりゅのほうがずっとずっとこわいもん……
【えりゅ、と言うのがこの骸骨なら、確かにずっとこわい】
【捨て文句の様にそれを言うと、骸骨は去ってしまった】


/ 眠気が危ないからこの辺りで、おつかれしたー
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 03:18:17.94 ID:ACVzCM2o
>>65

ぅ………………。

【沈黙による圧倒的威圧感】

【骸骨が背中を見せても、少年を抱えて立ち去ろうとしても、】
【それに声をかけることすらできず、頬に小さな汗の玉を作りながら、その場を動けない】



【少年と骸骨が見えなくなった頃、】

―――、―――――――――。

【血の気の引いた顔で一回だけ後ろを振り向くと、】
【何かから逃げるように一目散に公園を出ていった】


/はいなー
/お疲れさまでしたー
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 03:23:30.29 ID:RvxXkhIo
>>64
【気配が無いのを確認し、足音を殺して中へ】
【仮面を操作し、視界の輝度を高めながら周囲の状況を把握】

(・・・・強盗にでもあったんでしょうか?)

【荒らされた様子を目に、考えられる可能性を模索】
【ここでおもむろに懐から一振りのグルガナイフ、刃渡り30センチほどの其れを左手に逆手で構える】
【気配を殺し、こちらの様子を伺っている者がいるかもしれない】
【まず部屋を回り安全を確認するか、それとも2階に向かい救助者を確保するか】

・・・・・・・・

【数秒思考を巡らせた後・・・・・・】
【後者を選び二階への階段を登って行った】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 03:38:38.46 ID:/eNY3jwo
>>67

【──辺りは只管に静寂であった】
【男が推測した『強盗』と言う可能性は、確かに最もなものだろう】
【だが、もし強盗であったなら、此処の家の家主達は一体何処へ──?】

【もしかしたら、そんな疑念が浮かんでもおかしくはないだろう】
【散らばっていた靴が一足ではなかった事から、恐らくは一人暮らしではないようであるし】
【真っ当に考えるならば、数人家族の家だと思われるが──人の気配は、二階に一つあるのみだ】

【──その二階】

【土足の跡は、階段を上って二階の廊下にも続いていた】
【何かを探したのだろうか、うろうろとしたような跡が続いてはいるが、】
【一階の様子と比べると、特に目立って荒らされている様子はなかった】

【部屋の数は全部で二つだろうか】
【階段を上がってから一番手前、左側に大きな襖が一つ】
【そして廊下突き当たりには、木製の部屋扉があった】

【すると、その時】

 「──……ここだよー」

【だんだんだん、と扉を叩く音が響いた】
【音の出所は、突き当たりの扉からだ】
【よくよく見てみれば、『コーイチの部屋』と書かれたプレートが下げられている】

【声の様子も、少年と思しきそれ】
【特に苦しげな様子も無く、命に別状はないのかもしれないが──】

【もし、扉に近付いたのなら気付けようか】
【何か、『魔術的』な措置がその扉に施された形跡が在る事に】
【一体どういうものなのか──現段階では不明だが、声はその扉の奥から響いていた】

【鍵がかかっている様子はないが──?】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 03:52:47.43 ID:RvxXkhIo
>>68
・・・・・・

【ゆっくりと、声のする部屋に向かう】
【向かいながら思う、何かがおかしい】

(部屋の間取りから考えて暮らしていたのは3人から4人・・・・・・・)
(家に誰もいなかったのは強盗に会った後拉致された、と言うことも考えられますが・・・・・)
(だとしたら何故たった一人ここに?)
(暴れた形跡があったのにもかかわらず何故・・・・・・・血痕が無い?)

【リビングは酷く荒れていた、つまり何かしらの戦闘行為、住民による抵抗があったと考えてもおかしくはない】
【ただ単に見逃した可能性もあるだろう、だが何かが引っ掛かっている】
【と、扉の前に到着、何かしら施術されている形跡を発見】

・・・・・・・・・・

(罠?鍵?封印?・・・・・とりあえず調べて見ないと・・・・・・)

【扉を観察、何の目的で施術されたのかを看過する為、じっくりと調べていく】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 04:10:39.05 ID:/eNY3jwo
>>69

【そう、男の見たとおり、此処には血痕も無い】
【何か悶着があった形跡は明らかであるのに、】
【外傷を与えた証である血痕などは、現状見当たらないのだ】

 「──……あれ? いないの?」
 「おかしいな……来てくれたと思ったんだけど……」

【扉に施された『魔術的』措置──】
【はっきりとした形では現れていないが、もし魔力などを察知する事が出来るなら】
【扉と、そしてその奥の『空間』からそれを薄っすらと感じ取る事が可能だろう】

 【──此処からは、多少高度な読み取り技術、】
 【或いは魔術に関する知識を有していれば読み取れるであろう情報】
 【下に行けば行くほど、読み取るのに高度な技術と知識を要するだろう】

 【・然程大規模なものではなく、且つ、少なくとも攻性のものではない】
 【・ある特殊な迷宮で見られそうな、侵入者を『欺く』為に施された魔術】
 【・──“時間経過により、効果が薄れつつ有り”──“捻れ”──“空間”──“ワームホール”?】
 【・簡易的な空間魔術。範囲はその部屋全体にかけられたもの】
 【・外から扉が開けられた場合、隣の和室へと通ずるように設定】


【──だんだんだん、と再度扉を叩く音】

 「もしもし、誰かそこにいる? 空耳かな……」

【少年は、男が来てくれたものだと思い込んでいたのか、】
【そのように声をかけるも、はっきりと其処にいるかどうかはまだ察知できていない】
【声に応答してみるか、或いは思い切って扉を開けてしまうか、はたまた別の策か──】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 04:22:53.32 ID:RvxXkhIo
>>70
【念入りに扉を調べる】

(随分と高度・・・・・・しかもここまで薄く・・・・・)

【無属性、何色にも染まらない純粋な破壊力を具現化し操る技術】
【そしてあらゆる文献を読み漁り、知識だけなら膨大に所有】
【苦戦しつつ、なんとか魔術の深層、一番深いところまでたどり着く】

・・・・・・・

【ここでまた疑問】
【何故、ここまでする必要があるのか?】
【閉じ込める為だけならば、ここまでは必要ない、只ガチガチに固めてしまえばいい】
【中にいる少年を其処までして守りたかったのか、それとも・・・・・・】
【其処までして封印しておきたかったのか、それほど危険なのか・・・・・・・】

(判断するには情報が・・・・・・ここは・・・・・・)

ちょっと待ってくれ、今この扉を調べている最中だ。

【まずは情報を集めるためにコミュニケーションを取ろうと話しかける】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 04:33:40.07 ID:/eNY3jwo
>>71

「──あ、いたんだ!」
「良かった、このまま誰も来なかったら、ここで野垂れ死ぬかと思った」
「“調べる”ってことは、おじさんも魔術とか分かる人? 能力者?」

【と、まるで緊張感のなさげな声で少年は応答する】
【しかし何処か安堵したような、若干精神疲労すら伺えそうな色が滲んでいた】
【そして少年は、箍が切れたかのように、続けて口を開き】

「……ねえ、外はどうなってる? お父さんは? お母さんは?」
「この扉、何だか良く分からないけど、開かないんだ」

「外からも、開けられない?」

【次々と浴びせるように、男に問いかけるのであった】
【どうやら、少年の方も状況が把握できていないようだが──これは一体】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 04:42:20.64 ID:RvxXkhIo
>>72
それができるかどうか、今調べているところだ、すこし待っていてくれないか?
其れと私はおじさんではない、まだ27だ。

【扉を調べ、どうすればこの扉を開けられるか・・・・・・】
【少年の話を聴き、一体ここで何があったのか・・・・・・】
【同志に処理しながら、こちらからも質問する】

私の名はラグナロク、だ。

【まずは自己紹介、自分が何者であるか、其れを明かすだけでも安心するだろうと予想して】

出来れば君の名前を教えてほしい。
それと、何故ここにいるのか、誰にその部屋にいれられたかも教えてくれないか?
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 04:54:24.34 ID:/eNY3jwo
>>73

「……27? 十分おじさんだと思うけどなあ」
「でも、ラグナロクって格好良い名前だね。おじさんっぽくないや」

【コミュニケーションの成立、人との会話は安堵感を齎す】
【少年は男の声と名乗りを聞いて、安心したように笑いながらそのように応答して】

「ぼくは、コーイチ。ここはぼくの部屋だから、最初からここにいたんだ」
「でも、トイレに行こうとして部屋を出ようとした時に……何だか、急に一階が騒がしくなって……」

「そして、すぐにお父さんがぼくの部屋にやってきたんだ」
「ここから出ようとしたぼくを、部屋の中に押し入れて……──」
「──“朝になるまで、此処から出てはいけない”……って言われた」

【そこで少年は、一度言葉を切る】
【──どうやらネームプレートの通り、此処は少年の部屋であるらしく】
【彼を此処に入れたのは、彼の父親──そして、この魔術を施したのも、恐らく】

「……すごく、切羽詰った顔をしてたんだ」
「下の方で、騒がしい音がして……それから、暫くして何も聞こえなくなった……」

【そこまで言い終えれば、少年は相手の言を待つように口を閉ざす】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 05:06:22.70 ID:RvxXkhIo
>>74
30代まではまだお兄さんで通ると思っていたのだが・・・・・・・
ショックだ・・・・

【十分おじさんという言葉に軽くダメージを受けながら】
【これまでの情報を統合、何があったかの仮説を立てる】

(・・・・・・十中八九・・・・・・誘拐、ですね)
(犯人は数名、しかも手練揃い・・・・・・結構な組織、と言うことでしょうか?)

【多分これで間違いない・・・・・・・そう頭の中で結論付けた】

(とりあえず開ける方法で一番手っ取り早いのは・・・・・・・)

・・・・・今から通れるようにする、扉の周囲から離れて、出来れば布団をかぶっていてくれないか?

【扉の魔術を解かず、かつ素早く救出する方法を試みる為にコーイチに話しかける】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 05:17:12.72 ID:/eNY3jwo
>>75

 【男の導き出した結論は──限りなく正解に近いと言えるだろう】
 【争った形跡、しかし外傷を与えた跡は無く、そして何より残った姿が無い】
 【何かの利用価値があるとされ、連れ去られたと見るならば全て辻褄が合うのだ】

【──しかし、その一部始終を目撃した者は、今この場に居ない以上】
【一体何が起こったのか、何の目的を持って成されたのかは語れる者が居ない】
【真相に迫れる鍵を持っているのは、やはり現場に一番近かったこの少年だろうか──】

「……えっ? な、何する気?」
「いや、開けてくれるんなら万々歳だけど……」

「──……うん、準備オッケーだよ」

【その少年は、男の指示に従って扉から離れ、布団を被って部屋の隅で蹲る】
【尤も、扉を隔てた向こうである故、男の目からは見えぬだろうが、声が遠ざかった事でそれが認識できるだろう】
【少年の言うとおり、何かに備える準備は出来たようだ。男を妨害するものも一切無い】

 【──ここで改めて扉の情報を記しておくが】
 【時間が経った故か、多少魔術の効果や魔力が薄れて来ている】
 【しかし、このまま放って置けばいつか解ける言うものでもなさそうで──?】

 【やはり、何かしらの男の策が有効なのだろうが──果たして】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 05:32:09.79 ID:RvxXkhIo
>>76
よし、さて・・・・・・

【右腕に淡く乳白色に輝く篭手が出現】
【其処に魔翌力が込められ、部屋につながる扉のすぐ隣の壁の前に立つ】

【人は普通、扉があればそこから入ろうとする、いくら強盗の類でも普通はそうするだろう】
【そして扉を開かれればつながる個所は隣の部屋】
【術がかけられたのは扉、つまりこの術式が発動する条件は「扉を開いて中に入ろうとする」こと】
【以上、3つの条件から術を発動させず、素早く中に入るという条件を満たす、ラグナロクが下した結論は】

こおおおおオオオオオオ・・・・・・・

【なら・・・・・別の入り口を作ってしまえばいい】
【何と豪快にも、扉の隣をぶち破って、穴を開けようとしていた】

はああああああああああああ!!

【右腕を引き絞り、気合と共に壁に向け、腰の入ったストレートが繰り出される】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 05:48:54.35 ID:/eNY3jwo
>>77

【──怒号ッ!】

【繰り出された裂帛のストレートは、扉の隣の壁を勢い良くぶち抜いた】
【爆ぜるような衝撃と共に、家全体が地震のように大きく揺れる】

 「な、何をう……──っ!! ひい、危な──ッ」

【部屋の奥にいた少年に、ぶち抜かれた壁の破片が飛んでいく──が、】
【瞬刻、少年がその手に持っていた『懐中電灯』が“反応”し──】
【きんっ──と、刹那、薄いドーム状の光膜が少年を覆い、飛来した破片を全て弾いた】

 「──……すごい。穴開けちゃったよ……」

【出来上がった穴の向こうには、懐中電灯を握り締めて布団を被った一人の少年の姿】
【どうやら、男の目論見通り、別の入り口を作ると言う策は見事に叶ったようだ】
【穴は、到底拳一つで作り出したとは思えぬ程の大きさ、人一人出入りするには十分だろう】

【──ぽかん、と部屋の隅で呆気に取られたままの少年】
【ベッドやテレビが配され、勉強机の上には帆船のプラモデル】
【彼がいる部屋は、ごく普通の部屋と呼べる様な様相であった】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 05:57:45.81 ID:RvxXkhIo
>>78
・・・・・・斬り飛ばすべきだったか。

【破片の飛び散った惨状に、反省する】
【何故もう少し考えなかったのか、破片が当たったらどうするつもりだったか】
【この男、詰めが甘かった】

では、失礼する。

【中に入ろうとする、が】

ぬお!

【マントが引っ掛かり、後ろに引っ張られ】
【さらに首が閉まり、呼吸が止められそして・・・・】

ぐぇ!

【引っ張られたことにより後ろに倒れ、受け身を取りそこねて後頭部を強打】

ぬおおおおおおおおおおおお!!

【頭を抱えのたうちまわる、それはもう痛い】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 06:11:07.43 ID:/eNY3jwo
>>79

「(……いや、反省すべきはそこじゃないから!)」
「(此処ぼくの家だから! 壁代どうしてくれんの!)」
「(こんな大きな穴、プライバシーも一緒に崩壊かくそっ!)」

「(……いやまあ、助かるならいいんだけどさ)」

【──詰め云々よりも、人の家の壁に何の躊躇いも無く穴を開けられるその辣腕さに】
【少年は凄絶な下克上もといツッコミをかましていたのだが、】
【自分を助けようとしてやってくれた事、文句も言えまいと内心だけに止めておく】

「(……何かすごいのが入ってきた)」

【ともあれ、自分を助けてくれたヒーローは一体どんな人なのだろうかと】
【穴から入ってくるその人影に目をやれば──真っ黒なフルフェイスで】

「(……何か一人で盛り上がってる)」

【しかも目の前で転んで喚くその男を、驚き半分呆れ半分、】
【じーっと眺めていたが──やがて進まぬ口を開いて告げる】

「……おじさん大丈夫? 救急箱持ってこようか」
「でも、ナントカにつける薬はないんだよね」

【部屋の隅からは動かず、すーっと瞳を細めながら】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 06:20:14.60 ID:RvxXkhIo
>>80
っく・・・・危うく川を渡るところだった・・・・・・

【ちょっと危ない所に行っていたらしい】
【マントの引っ掛かりをとって佇まいを直し】

大丈夫だ、問題はない。

【さわやかにそう言った後、コースケの目を見て】

さて、まずは落ち着いて聴いてほしい。
どうやら君の家は何者かに襲撃されたらしく、荒らされていた。
君の両親は・・・・・十中八九生きているだろう。
だが何処にいるかはわからない・・・・行方不明、と言うやつだな。

【ここに侵入するまでの間に立てた仮説を何のオブラートにも包まず話し始める】

いつここに賊が襲撃してくるやもわからん。
自体は一刻を争うと判断したため、壁をぶち破らせてもらった。
すぐに支度をしてここから出たほうがいい。
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 06:32:48.21 ID:/eNY3jwo
>>81

【少年は、男をじっと見上げたまま、】
【左様でございますか、とぼそりと呟くと──】
【男が話したその現状を、少年は黙って聞いていた】

「──……そっか」

【──そして最後に俯きながら、そうとだけ相槌を打つと】
【男の提案を聞いて、暫しそのままであったが──やがて、俯いたまま立ち上がり】

「……ぼく、知ってんだ」
「たまにお父さんとお母さん、『キカン』の事について話してたから」

【──ふと、そんな事を零すように言い始めた】
【その手中の懐中電灯を、一度ぎゅっと握り締めながら、一歩二歩歩む】
【──『キカン』──『機関』? この世界における『機関』とはまず──】

「……いつか危ない目に会うのは、わかってんだ」

【少年はそのように語りながら、ベッドの下からリュックサックを取り出して、】
【貯金箱や着替え、財布などなど、適当なものを放り込んでいく】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 06:42:12.50 ID:RvxXkhIo
>>82
【妙にしっかりした子だな、と思いながら少年の話を聴く】
【いや、自分が子供なだけ、かlとここで軽くへこむ】

何処か行くあてはあるか?
親戚、両親の友達、誰でもいい。
いざというときは私の家に泊まればいいのだしな。

【身支度を整えるのを待ちながら】

(機関、ですか・・・・・・なんだかんだで関わっちゃいますね、僕)
(にしても・・・・・周りの住民は気が付かなかったのでしょうか?)
(普通こんなもの音がしたら怪しむでしょうに・・・・・最初からグル・・・・・)

【と、ここまで思案して】

あ・・・・・・・

【自らの迂闊さに頭を抱える】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 06:58:01.19 ID:/eNY3jwo
>>83

「……うん、『もしも』の時に行けって、お父さんに言われてる所がある」
「地図も、もらってんだ……この懐中電灯も、危なくなったら使えって……」

【机の引き出しを開けて取り出したのは、何かの簡素な地図と連絡先】
【どうやら何処か行くあてはあるらしいのだが──それもそそくさとリュックに詰めて】

「(…………──)」

【頭を抱えた男をちらりと一瞥した少年は、然し、再び手元に視線を戻して作業を続行する】
【やがてあらかたをつめ終えて、凡その準備が整ったかと言う所で──彼は再び口を開いた】

「……ぼく、知ってんだ」
「皆、『キカン』じゃないけど、『キカン』に言われたら言う事聞くんだ、って」
「だから、隣の人も何もしてくれないんだ。手を貸したら『キカン』に何されるか分からないから──」

「──って、お父さんとお母さんが話してたの、ぼく聞いたことあんだ」

【少年はそのように語りながらリュックを背負って、】
【両手で肩の紐をぎゅっと固く握り締めると──男を見上げた】

「……ねえ、おじさんは『キカン』と戦う人?」
「それとも、隣の人達と同じで……『キカン』の言う事聞く人?」

【少年の、僅かな不安と憂いを帯びた瞳が──じっと彼に向けられていた】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 07:05:54.32 ID:RvxXkhIo
>>84
そうか・・・・なら、其処まで送っていく。
乗りかかった以上、付き合わせてもらうぞ。

【そう言いながら、準備が整ったのを確認、今度はマントが引っ掛からないように注意しながら部屋を出る】

私は・・・・・そうだな。
かつて機関と戦っていたものだ、少なくとも味方ではない。
それに私は押さえつけられるのが嫌いでな。
強いて言うならば・・・・・・自分の言うことだけを聞く、と言ったところか?

【穴の向こうから手を差し伸べ】

さ、忘れ物はないな?
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 07:15:44.80 ID:/eNY3jwo
>>85

「……本当に?」

「……でも、無理してついてこなくてもいいんだよ」
「お父さんとお母さんみたいになっちゃうかもしれないし……」

【部屋を出て行く男へと、そのように呟く少年】
【子供らしからぬ遠慮を示す言であるにも関わらず、その声色は酷く弱々しかった】

【──そして、彼は男の話を黙して聞いていた】
【両親を除き、周りの殆どが機関に靡く者達の中、】
【自分を助けに現れたその男は──少年にとって紛れも無くヒーローであった】

「──……うん。そっか、そうだよね」
「『キカン』の言う事聞く人が、ぼくを助けてくれる訳無いもん」

【俯いていた顔を上げると、穴へと駆け寄っていき】
【差し伸べられた手を掴みながら、外へと出て行く】

 【そのまま何事も無ければ、少年は家の外へと出て行くだろう】
 【夜も明けてきて、少年の疲労も些か積み重なってきた所、やはり身体を休める場所へ急ぎ向かいたいらしい】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 07:21:28.82 ID:RvxXkhIo
>>86
そのときは叩きつぶす。
私に盾突いたことを後悔させてやればいい、それだけだ。

【部屋を出ながら周囲を警戒】
【無事で送り届ける、そう決めた以上、傷の一つも負わさない】
【其れが今現在自分にしてやれることだから】

さて、飛ばすぞ?

【少年を抱きかかえ、文字通り飛翔、目的の場所にわずかな時間で到着する】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 07:40:53.45 ID:/eNY3jwo
>>87

【男が外へと出た時──敵こそはいなかったものの、】
【目覚めつつある家並みの中から、幾つかの視線が彼に向けられていた】
【──出来る限りトラブルを避けたいその近隣住民たちは、ただ何もせずそれらを見送っていて】


「──……え、うわあっ!!?」

【──ぐうっと少年の身体が持ち上げられ、見る見るうちに高く舞い上がり】
【真っ向からぶつかって来る風と、足が竦む感覚に──】
【怖いながらも胸躍り、眼下の小さい街並みに感嘆の声を漏らしていれば──あっという間に到着】


【──其処は水の国、路地裏の一角にあるバーであった】
【地下へと続く階段の先にある、『Closed』の札が下げられた黒檀の扉を】
【少年が一定のリズムでノックをすると──中から、大柄な人影が扉を開いて現れた】


 ──あらん? どちら様?


【──がっしりとした広い肩幅に、つるつるのスキンヘッド】
【ピンク色の瞼と長い睫毛、濃い青髭を持つその人物は──】
【白いスパンコールドレスを纏った、所謂『オカマ』と呼ばれる人種であった】

【彼(彼女)は、到着した二人の姿を、瞼をぱちくりさせながら交互に見やっていたが】
【やがて少年が、持っていた地図を恐る恐るその人物へと差し出す】

「あ、あの……お父さんに言われて……これ……──」

────……あらん、そうなのねぇん
……ン分かったわ、お酒は出せないけどあがって頂戴

……そして、あたしの良い男センサーに反応しつつあるあなたは?

【長い睫毛をぱちぱちさせながら、オカマ特有のうっとりとした視線を男に向けつつ】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 07:47:22.32 ID:RvxXkhIo
>>88
気にするな、只の通りすがりだ。

【ウソは言っていない、本当に通りすがっただけなのだから】

で、この子の親とはどういう関係だ?
君は彼の父のこれか?

【ピッと小指を立てる】
【もしこれが肯定されたらコーイチ(ごめん、今まで間違ってたのに気が付いた)の父はどっちもイケると言うことが判明】
【まぁ其れが判明したところでどう、と言うことはない】

まぁ趣味は人それぞれ、だ。
この子を巻き込まないでやってくれ。
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 08:05:34.68 ID:/eNY3jwo
>>89

【通りすがりだと言う男。「そうなのん?」と少年を見て問うオカマに対し、】
【コーイチ少年は「うん、間違いではないよ」と肯定すると、オカマは再び視線を男に戻して】

──やーねえもう、タダのお客さんよ、お・客・さ・ん

【男の問いかけに、何故かウィンクとかしちゃったりしながら答えるオカマ】
【流石に小指ではないようだが──このようなお店に通っている時点で中々のもの】
【そして、いくら緊急時とは言え息子をオカマバーへと連れてこさせるのも──】

【そんな二人のやり取りを見て、ハテナマークを頭に浮かべる少年】
【そしてオカマは、少年を店の中へと招きいれていくと】

……──そうねぇ。わざわざありがとう
此処まで送ってくれたんでしょう? 何か飲んでいく?サービスするわよんっ

【殺人級ウィンクを一つ、精神猛毒を致死量含有したハートマークを飛ばす】
【男が朝っぱらから飲んでいくのなら、彼(彼女)はそれを拒まないが、】
【もしここで用件は済んだのなら、立ち去っていくのもまた自由だろう】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 08:13:26.04 ID:RvxXkhIo
>>90
ぜひ頂きたい、と言いたいtころだが・・・・・
朝から飲むほど堕落してはいない。
気持ちだけ受け取らせてもらう。

【その致死量の毒を軽々と、受け止める】
【其れもそのはず、こう言う手合いの知り合いが多々いるのである】
【自らの弟がそっちの気であり】
【団員全員オカマという自分の世界有数の実力を持つ傭兵団とも深い交流がある彼にとって】
【この程度、コーヒー一杯分のカフェインほどの効き目すらなかったのだ】

では・・・・・・

【懐から目元ペンを取り出し、自分の連絡先をさらさらと書いて】

何か困ったことがあったら連絡してくれ、力になろう。

【そう言ってメモを手渡し】

では、な、良い一日を。

【踵を返して彼方へと飛んでいった】

/これでお疲れ様・・・・かな?
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 08:36:17.72 ID:/eNY3jwo
>>91

──そりゃそうよねえん、流石あたしが見込んだ男なだけはあるわぁ

【と、身体をくねらせながら冗談めかしたように笑うオカマ】
【ハートマークが受け止められた事に対しても一層嬉しそう】
【受け止められるのと同じぐらい、撃墜されるのもまた慣れっこだったからである】

あら、ありがとう素敵なヒト……
またいつでも遊びに来てねえ〜ん

【メモを受け取って、それに一度視線を落とすと】
【顔を上げて、飛び去っていく彼を、手を振りながら見送っていった】


【──その後】

【カウンターを隔てて、事の詳細を少年から聞いていたオカマ】
【少年が一口、マグカップの温かい牛乳を啜ると──思い出したように、オカマが聞く】

──……それで、あの良い男はなんて名前なのん?

「ラグナロク──って、言ってた。27歳なんだって」

あらそう……もうオジサンの歳なのねえ……
まあ、あたしにはまだまだ真ん中高めの130kmストレートって感じなんだけどねえん
まさに『打ち頃』って感じの歳よ──

【やっぱり此処でもおじさん認定。そういう彼(彼女)の年齢は不詳なのだが】
【当人にとっては、まだまだイケる年齢であるらしい。夜道には気をつけるべし】

【──そんなやりとりを終えた後、疲弊していた少年はやがて】
【カウンターに突っ伏してゆっくりと眠りについてしまった】
【彼の背中に毛布をかけながら、オカマは軽い嘆息を漏らす】

 (────……『機関』、ねぇ……)

 (……あの子達は、上手くやってるのかしら……)
 (あんまり危険な目に会っていないといいのだけど──)

【──今朝の朝日は、曇り空に包まれて幾らか朧だった】
【雨の匂い、嵐の気配。満ちる静謐は、何かの前触れ】


//お疲れ様でしたー!
//どうもこんな時間まで、ありがとうございました!
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 08:42:05.38 ID:RvxXkhIo
>>92
/こっちこそこんな時間までありがとう
/楽しかったです、お疲れやんした―
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 18:32:13.17 ID:4D3ELLAo
【聖都・魔術協会敷地前】

…つ、ついた…!ついたぞ、ムク…!

「…ついたのか…!本当に着いたのか!なあワシらは本当に魔術協会の敷地前までたどりついたのか!!」

【少しへたり始めた柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪によろっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年が…ぐったりしたまま鎖を引く】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、その首には季節が追いついてきたほどの赤いマフラーを巻いている】

【箱の上で丸まったままかすれたような声で問うてくるのは垂れた耳に丸い目、ソフトモヒカンのように中央の頭の毛がこんもり盛り上がった、首輪に複数の鍵をぶら下げた
茶色い体毛に覆われ小さな子犬、いや…レッドカラーのトイ・プードル】

…ついたんだ!苦節1ヵ月!ついに俺たちは魔術協会本部まで着いたんだ――――!!
「おお!やったのう!やったのうガキ!どれだけ苦労させるんじゃあ全くもってのう!!なんだか泣けてきたわい!」

【青年が引くのは…2mほどの上から見ると細長い六角形のような形をした重厚な箱…人一人が入れそうな高級感の溢れる箱】
【安定感のあるのっぺりしたフォルムを紺色で彩っており、蓋の表面に真っ黒な三日月を象った模様が塗られており】
【そして中央部に『魔術協会』とロゴが張られていた】
【どこから見ても棺桶だった…そしてそれには銀色の鎖がくっついており青年はこれを引っ張っていたらしい】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!桜_res]:2010/10/26(火) 19:30:09.25 ID:ShALWSQ0
【――――街中のスクリーン/ラジオ/TV……ありとあらゆるメディアにて】
【ブツンッ!と。小気味良い音と同時に、画面が切り替わり――……映し出される、一人の少女】
【彼女が立っている場所は、水の国:大会会場≠フ、其のステージ上であろうか】


……ぁー、あー。マイクテスト、マイクテスト……。よしっ、良いですわね。
こほん、えー、ぅー……。

――はっぴーはろうぃーん、ですのっ!私、アルカナが水の国大会会場からお送りしますわ!
ちょーっと色々な方法を使って、放送に割り込ませて頂きましたわ。
……あ、チートとか云わないで下さいませ?アレですの。補正≠チてヤツですの。


【――ウェーブの掛かった腰程までの長さの流麗な銀髪、真紅の瞳と黒縁眼鏡をした少女が話し始める】
【ハロウィンを意識した意匠なのであろうか、其の服装は仮装≠ニ呼んで良い其れであった】
【漆黒の、先の曲がった三角帽に、真っ黒なローブ――説明するまでも無く、 魔女 ≠ナある】
【すうっ――と、アルカナは一つ息を吸った。此れから行う発表を、待ち兼ねていたように】


えっと、単刀直入に云っちゃいますわね――――。

≪ ハロウィン記念&第9回大会の壮行試合の エキシビジョンマッチ ≫を、勝手に開催する事に決めましたわ!


【パンッ!パンッ!――地面から空に向けて放たれるクラッカー。無駄に手の込んだ放送である】
【大声での宣言を終えると、彼女はローブのポケットからカンペを取り出し、説明を始めた】


対戦形式は1VS1。基本的なルールは今回の大会と全く同じですの!
えっと、簡単に説明すると……、相手の命を奪う行為と、試合中の回復は禁止……ですわね。
其の他の事に関しては、参加者の良識にお任せする形となりますわ。

あっ!ついでに言っておくと、今回大会から導入される グッドゲーム賞 ≠、このエキシビションでもやりますわ。
試合後に投票時間を取って、行われた試合の中でどれが一番良い試合だったか、決めるんですの。
如何に魅せる試合をするかは、皆さん次第ですの!楽しくて熱い試合を、期待していますわ!

えっと、開催日時は――10月30日、土曜日の8時から!
参加者募集は、10月30日の0:00までとさせていただきますわ。
あ、参加可能人数は……出来るだけ多く、と思ったのですが、私の技量を考えると6人――つまり3試合が限度ですの。
後――参加賞っぽいものも、用意しておこうと思いますわ!グッドゲーム賞に選ばれた人には別に賞品!ですの!


では、皆さん!今回のエキシビジョンマッチ、参加してくれると嬉しいですの!
それじゃあ、また会いましょう!アルカナでした!


【――其処まで彼女が言い終わると、笑顔でカメラへと手を振るアルカナを残して……プツンッ!】
【再び画面と音声とが切り替わり、普段通りの番組が恙無く放送される事だろう――――】

【皆さんのご参加をお待ちしています!】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 19:54:06.04 ID:MslA8JUo
【街中】

……エキシビジョンマッチぐっじょぶ。
これで大会の宣伝にもなりますね。

…………私の無能さが、更に浮き彫りになってしまいますが。

【メカメカしいゴーグルを首にかけた、髪型がインテークな少女が歩いている】
【鮮やかなミントグリーンの髪に、黒がかった薄茶色の瞳】
【白いワイシャツの上からの黒いスーツで全身をつつんだ、堅苦しい服装をしており】
【背には折りたたみ式ライフルを背負い、両腰のホルスターにハンドガンを納めている】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:04:35.46 ID:k4yTi2so
【水の国、大会会場付近】

………これなら行ける!!

「無理だよ……これも、本大会と同じルールだよ?
僕達じゃ、こういうルールの試合に出るのは難しいんだって……」

じゃあどうしろって言うのよー!

【受付近くで大騒ぎしている二人組が居る】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】

ああもう………結局一対一になるから良いじゃないの別に……

「でも、一応二人で出る様なものだからさ……ね?諦めて、タッグの大会を待とうよ……」

………何時有るのよそれ

【ドレスの方が大騒ぎの中心、ロングジャケットの方はそれをなだめている様子】
【顔も声も瓜二つだが、どうも性格には差が有るようだ】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 20:19:50.05 ID:OSP7rZ2o
【街中】

ふぅ〜今日も疲れたな〜っ
最近はトラップが多いから大変だよ

【クールという印象になりそうな声が街中に加わる】
【しかし、声がするだけ。声の主はどこにも見えず】

家の中に小さな家って可愛らしいですよね!

でもゴキブリ仲間にあの家に入ったら人間にやられるって・・・・・

匂いは最高なのに‘足拭きマット‘がなんか怖いんだよな

【その声の主は圧倒的に避けられていた】
【むしろ、殺意を持った人間が2,3人ほどいるかもしれない】

まったく、新聞紙を持って追い掛け回すのはどうかと思います

【ぶぅーんと言う音を立てて飛ぶそれは】
【黒茶色の研ぎ澄まされたボディに黒くカールの利いた可愛い触角】
【そして以外にも可愛らしく飛んじゃうそれ】

せっかくのハロウィンです!
トリック・オア・トリート!

【俗に言う‘GOKIBURI‘】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:26:39.66 ID:d4enUdEo
>>97

如何した、若人達よ 大会の何処に其まで惹かれるのだ…?

【中性的で澄んだ声が、流れるように彼らに届く】

【短く切り揃えられた茶髪。根元に綺麗な黒が残っていることから染めたものなのだろう】
【淡褐色の大きな瞳がきょろきょろと動きまわしつつ彼らを映していた】
【身長さが大きければ見辛いだろうが、口元が動いていない…?】

やっぱこの口調はねぇなっ 生物は自然体が一番だ 

【ボーイッシュな顔立ちの、身長130cmに満たない少女】
【白のTシャツの上に薄緑のパーカー キュロットスカートは白とピンクのチェック柄】


【少女が、頭の上に、蛙を、乗せている――】

/まだいるー?
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:35:00.71 ID:k4yTi2so
>>99
「現実的な案なら、主催者に事細かく説明するという手も有るけど
それは流石に手間も掛かるし、特別措置を僕達だけ取ってもらうのも難しいだろうし……
……って、ちょっと待った」

【宥めに掛かっていた方が、騒いでいた方を手で制して】
【それから、現れた少女の方へと向き直る】

「………若人って、君も随分幼く見えるけど
それと、人と話すなら腹話術は止めてもらえないかな………ちょっと不気味だ」

「と、それは割とどうでも良い事だね、うん
質問に答えるなら……」

名誉!優勝というたった二文字で表せる言葉こそは、この世界最高クラスのステータス!
参加者が多ければ多い程、質が高ければ高い程、その称号の価値は上がるのよ!!

【説明をしようと語りだした所で、それをぶち切るもう一人】
【どうにもこの二人、この調子が続く様だ】


/居たりするー
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:36:05.52 ID:ACVzCM2o
>>98

最近もう寒いなあ……

【大きなリュックを背負った15,6才ほどの少年が、大通りをゆっくり歩いている】
【古いデザインのつなぎ服に鳥打帽をかぶっていて、そこから短い金髪がのぞいている】



――――――?

【人通りの少ない道中、突然響く声に】
【ゆっくりと後ろを振り返る。が、そこには誰もいない】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 20:38:41.36 ID:GYVECUs0
【どこかの廃ビル―――屋上=z
【最早施錠するモノなど居なくなった、赤に錆びた扉を開け放ったまま、中央付近で立ち尽くす影が一つ】

……ああ、防寒効果を期待して買ったのが間違いだった。
これなら未だ、スク水マントの方がよっぽど温かいかもしれないわね…。

【それは、どこか淀んだ青色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、茶色い革靴を履いた、小柄………と言うよりは、幼い少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、時折視線を眠たげに細めている】
【可愛らしいリボンで首部分を留めた、黒の裏地は真紅の薄いマントを装着し、その下は脇の空いた黒い魔女っ子服】
【更に、見えそうで見えない南瓜色のミニスカートを装着し、戴くはダークなとんがり帽子】

さーてさて。踊る相手は居ない、悪戯するなら、死んじゃうくらいまでやりたいし…。
………どぉしたことやら。 …はぁ。

【肩をなだらかに落して呟く姿は、寂しげ―――だが、何の躊躇いも無く、ナチュラルに物騒≠言ってのけているのが、判るだろうか】
【零れる白い溜息は、露出度の高い彼女の姿を見れば、自業自得………滑稽≠ニ取ることも、出来るかもしれない】

【なお、此のビル―――周辺地域では、ハロウィンが近付くと怪奇現象≠ェ巻き起こる曰く付きのスポットとして、カルト的な知名度を備える】
【今宵、彼女と出会う人物は、その確認や探索を目的としていても良いし、していなくても良い】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:41:45.08 ID:OSP7rZ2o
>>101
【ふっと目の前に振り向く少年】
【食料GETのチャンスでも思ったのか勢いよく加速し】

キミ〜!!
トリック・オア・トリート!!
【少年の目線の速さで迫りくるG】
【このまま行けば少年の顔面の目に来ることだろう】

/いきなり遅れました・・・申し訳ございません・・・
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:46:28.38 ID:d4enUdEo
>>100

腹話術など、できませんー 私は私、彼は彼ー

【これまた喩えるなら川、だろうか リズミカルな語り口は、かといって明るくも無く暗くも無く】
【先程が雄大な大河なら、こちらは小川のせせらぎ】

名誉ってあれだよ?脆いよ? 俺だって昔は偉い奴だったけど、今はこれだよ?
あと両生類を見かけで判断しちゃ駄目だよん?

【蛙の口が開かれて、桃色の口内を曝しつつ、また声が聞こえてくる】
【口と声とは、微妙にずれているような、そうでもないような】
【見方次第、ということになるだろう】

/お二方の身長を伺っても宜しいでしょうかっ 少女の方の対応が変わるかも
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 20:53:14.75 ID:k4yTi2so
>>104
「……疲れそうな人だね、なんだか」

「えーと、私とか彼とか、それが誰をどう示してるのかが良く分からないんだけど……
僕達が今現在会話してる相手は、どっち?」

【蛙と少女と、交互に指さす】
【どちらに視線を向ければ良いものか、中々定まらない模様】
【仕方が無し、丁度その中間に目をやって】

ふん、それは持つ者が愚かだからよ!
手に入れた名誉が朽ちる様な愚行、私はしないわ
それと、其処の蛙。人間様に対して図が高い、控えなさい
……いや、既に控えてるようなものなのかしら?

【ドレスの方は、蛙に思いっきり見下す様な視線】


/考えて無かった!
/どちらも150cmくらいと言う事に
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 20:56:05.87 ID:CUtpUCQ0
【繁華街】

――――『justice』リーダー、貴宝院 織守……『justice』メンバー、ラギデュース=キャニドップ……
二人も行方不明になるとは、な……

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【周囲に視線を飛ばしつつも、何やら思案顔で歩いていた】

(――――まぁ、奴なら生きてさえいれば、心配はないだろうが……)

【何かに苛立ちを募らせている様なその表情は、何かを案じているようにも見える】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:01:55.25 ID:4uqCzwIo
>>102
「うー、迷っちゃったよ。うん、こういう時はやっぱ高いトコだよ
 高いトコ高いトコ……ここなんて良さそう。ついでに面白そうなものもあるかもね」

【白と青が基調の、シンプルなウェイトレス風の服装を身に纏った女性が廃ビルの非常階段を上がる
 ネコミミ付のような帽子が風に揺れ、カンカンカン、とビル同士で残響した足音が昇ってくる】

「ほいっとお!
 ……んあれ?先客?しっつれーしまーす」

【一番上の階から飛び上がり、屋上へと着地し辺りを見渡す
 ふと、何やら涼しげな格好の人物を見つけたため、興味半分で近づいていく】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:08:51.74 ID:d4enUdEo
>>105

「どちらかと?問われたならば、どちらともー」

【少女の方が、2人の顔を見ようとして頭を傾けて】

げぷっ

【結果として頭の上に乗っていた蛙が、重力の手に委ねられることとなり】
【嫌な音を出して地面に落ちる】

けふっ げろっ この世で得た物は、あの世で失うんだよー?

貴方がたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、
いちばん上になりたい者は、すべての人の僕になりなさい とか言うじゃん?

【やけに人間臭く咽た後、吐き出すのは奇麗事】

【少女の方は、蛙に対する視線を自分への物と誤解したのか、ドレスの方を睨み始めた】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 21:10:49.05 ID:2.cXUEgo
【街中――オープンカフェ】


【何故かこの時間に開いている――…と言うか、其れが売りの店なのだろうか】
【兎にも角にも、冷え込みはじめた空気の中でテーブルに座る人物が一人】


―――……あんまり出歩けないのに、こんな物渡されても困るんだよなぁ。


【長袖のホワイトシャツにブラックベスト、ブラックタイを身に着けた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、銀縁の『伊達眼鏡』を掛けている】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかる程を左右に分けた黒髪】
【甲に『魔方陣』の記された白手袋をしており――……右手の挙動は、微妙≠ノ不自然である】


【ハロウィン特別セールだとか何だかで薦められたカボチャジュースを啜りつつ、見遣るのは資料らしき物】
【数十ページは有るだろうか……最近印刷された物らしく、真っ白な紙の上に文字が躍っている】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 21:16:14.92 ID:05WemISO
【街中】
(さて…今日は何しましょうか?)
(そういえばもうすぐハロウィンですね)
【紅と蒼のオッドアイに、茶髪のフワフワヘアーで、ローブを着て、腰に怪しげな模様のある剣を装備し、リュックサックを背負った少女が】
【大きな鎧を纏ったカブトムシみたいなモノに乗りながら移動している】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:17:07.77 ID:k4yTi2so
>>108
なら、この世で得られる財産食糧の一切、他者に寄付してから言いなさい
どうせあの世で失うなら、今失っても良いと言うのが宗教家でしょう?
私は俗世間に生きる者、この世のものはこの世で楽しむわ
子供の頭の上になる為に、あなたは何をしたのかしら

「ジャンヌー、いきなりエンジン掛けないでー。フォローに困るんだからー
……えーと、僕達は特に宗教とかに興味ないんで、あの、壺とか売られても困ると言うかー……」

【ドレスの方は割と真面目に答えたが、ジャケットの方は明らかに怪しい人間(蛙だが)への態度】
【どうも、宗教関係の話題をいきなり持ちかけられた、と認識したらしい】

どうせ失うなら必要無いという考え方は、突き詰めれば死しか得られないわ
だって、命はどうせいつか失う事が決まっているのだもの
不老を得たって、何時かこの星自体が死ぬ。そうなれば死は必定
例え不死だったとしても、無重力真空の空間d「ジャンヌー、止めてー、置いて行かないでー」

【ヒートアップ中。睨みつけるような視線には、慣れているのか然程気にする様子もない】
【ないが、ジャケットの方は微妙に気不味そうな表情。こちらが気にしている様子】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 21:22:59.10 ID:GYVECUs0
>>107

………あら。
わざわざ此処を選ぶ人ってのは、大体変わった人かオカルト好きか地元の坊やか……よね。

【非常階段が、軋む声。踏みつける足がリズミカルに巻き起こす金属音―――気付かない筈もなく】
【姿が見える前から、何度か其方に首を回しては、また戻して、唇からかーなーり主観的な推測を溢しつつ】
【少女はそう賑やかでも無い………寧ろ田舎臭い*骭iを瞳のファインダーに収めていたが】

…こんばんはっ。
あんた、凄い格好ね?

【音源の動き方から、その移動の『ルート』というのは判っていた―――が、わざわざ飛ぶ必然性は、別に見つからない】
【独特な服装を―――この少女にそう解釈されては堪ったモノでは無いが―――体ごと振り向き見るや否や、先ずは挨拶に挨拶で返して】
【至ってにこやかな表情を維持したまま、ウェイトレスめいた衣装にかけた、評価………他意が有るかは分からないが、有るように聞こえ仕方がない、かも】

【ふと頭を過るのは、「バカと煙は高い処が好き」と言う、定番の台詞。とはいえ、彼女の瞳や声色に、悪意や敵意の欠片も無く】
【但し、もしその手≠フ気配を察した事が在るのなら――――淀みの沈殿した瞳から、何となく『狂気』染みたモノを感じるかもしれない】

/あばば、発見が遅れて返答も遅れました、申し訳ないです
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:33:29.26 ID:ACVzCM2o
>>103

――――――?! わっ!

【突然の何物かの飛来に、驚きのけぞる】

………っ、と?! あ、わわっ、―――うわっ!

【そして、自ら背中のかなり重量があるリュックに引っ張られ、そのまま尻餅】
【ぽかんとして、飛来した"G"を見ている】


/ああああああ見逃してましたごめんなさい!
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:33:44.78 ID:OSP7rZ2o
/>>101の方居ますかっ?
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:34:28.11 ID:d4enUdEo
>>111

いや、真面目に俺無一文だしっ!
借りた寝床に、借りた命、無くした王位に、まだ来ぬ姫だよっ!

【語気は荒いにも関わらず、何処か冷たさを感じさせる声】
【怒りとか憎しみとかではなく、無感情 蛙の声は、不自然に流麗”すぎる”のだ】

「壺など、持ってはおりませんー 信仰持ってもおりませんー」

か、鴨居さん冷たいっ …ほら、友情すら微妙だろ?

【鴨居さん、というのが少女の名前なのか 呼ばれて、睨みの方向が蛙に移った】
【蛙の面に水、といった様子でやはり視線を受け流し、蛙は返答に入る】

永遠の命ってのは、肉体的な意味じゃなくて…

”形あるものは滅びる”それは正しいよ 林檎を手から離したら、落ちて勿体無いってくらいに正しい うん、微妙だな

「ちなみにちなみ、双子さん? 性別違う?二卵性?」

で、対偶を取ると、”滅びないなら形が無い”だ つまり形が無いものは永遠の可能性はある 形の無い物の定義として…
えーと…それでもって…けろけろ…ごめん混乱してきた

【蛙の言葉にかぶせるようにして、同時に少女の方も話した部分もあり、聞き辛いことこの上ない】
【両方とも一流な喉であり、内容を気にしなければ2パートの合唱と取れなくも無い】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:35:12.59 ID:4uqCzwIo
>>112
「そうかな?むしろ結構清潔に出来るし、汚れても取り替えるの楽だし
 てか、そっちだって変な蜘蛛頭に乗っけてるじゃん」

【ワンピースの下に履いたパニエのお陰で、ふわりとした形の整えられたワンピース
 特にその格好を気に留める事はないが、風に揺れる帽子をもう一度被り直す】

「えーっと、こっから向こうの川までは、っと……そいえばここで何してるのさ
 そんな格好してると風邪引くよ?ここには雨を避ける洞窟も、風を遮る木陰も無いんだから」

【敵意だの、殺気だの、そういった対象は幾らでも感ずる事が出来るものの
 そのような人為的な、作られた、あからさまな異質な気配を感ずる事は出来ない
 尚も無防備にフェンスに手をかけ、遠くの景色を見ながらはーっと息を伸ばす】

「さぶさぶーっ……もうすぐ雪になるかなぁ」

/いえ、お気遣いなく。こちらこそ少々遅くなるかもしれません
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:36:26.87 ID:OSP7rZ2o
>>113

さぁお菓子お菓子って!!!
・・・・もぅ!!何も悪戯してないじゃないですかッ!!!
【そのまま少年の鼻に飛び乗るゴキブリ】

これでも可愛い22歳のゴキブリだよ!!何驚いてるの!!
【怒っているのか、触角がピーんと張り詰めている】
【バタバタと、羽を動かしてみたり】

/大丈夫ですっ!!!
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:45:18.15 ID:cdzHfkso
【郊外の草原】

まあこんな事だろうとは思ってた

【白いシャツに暗い赤のネクタイ、その身を黒のスーツに包み】
【その胸はそれなりと言うに相応しいサイズだが黒いスーツは陰影を曖昧にするのでそれは目立たない】
【手入れをあまりしていないのか所々外側に跳ねている長い髪はネクタイと同じく暗めの赤色】
【両の手には動かし易いように機能美を追求した薄手の黒い手袋を装備している】
【昏い藍色の瞳は片方、右目は眼帯で塞がれているがそのツリ目と眉間に深く刻まれたシワによって】
【常に怒っているような印象を受けるだろう、そんな「癒し」という単語とは程遠い女性がただ立っている】

こんな事だろうと思ってた、イライラしていたから2回言った

【彼女の足元には3m程の鉄柱のようなものが無造作に転がっている】
【鈍色のそれをよく見れば丁度真ん中辺りで亀裂が入って、分かりやすく言えば壊れている】

詐欺られた、この怒りとかその他もろもろの感情を何処にぶつければ良いんだ

【グルルル……と獲物を探す獣のように唸りを上げ】
【その鉄柱を憎々しげに踏みつけて、カクンと力なく頭を垂れるのであった】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:45:54.75 ID:ACVzCM2o
>>117

…………? んー?

【驚きに転倒してしまったものの、】
【あまり"G"に対して嫌悪感や恐怖感などは抱いていない様子】

【鼻に止まったそれを指でゆっくりつまみ上げようとする】
【「挙動が速い」「喋った」などに対する反応は薄い】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:46:17.40 ID:k4yTi2so
>>115
で、それを他人にも強制すると?まあ、それはなんとも美しい偽善でしょう
まるで、成りあがりの田舎者が夜会に身につけて来るキュービックジルコニアのようね
どうせ誰も見た事の無い天国を夢想するくらいなら、私はその敷石の黄金を現世で楽しむわね

【ドレスの方。声や体格からすると、まず間違いなく少女】
【少女は、飽く迄もこの世を生きる事にのみ興味を持って話を勧める】
【お陰で、ジャケットの方が付いていけない状況】

【そして、そのジャケットの方。此方が、また断定がし辛い】
【顔立ちや骨格、声。どれを取っても、少女に瓜二つ】
【だが、鴨居さんが認識した様に、少女にはあまり思えないのも事実なのだ】
【実際、此方は『少年』。紛う事無き人間の雄である】

「えーと………まあ、色々あって有り過ぎた結果……『一卵性』の双子、かな
それと、論理学は苦手だけど……滅びないなら形が無い≠ニ言っても、形が無ければ滅びない*じゃないよね?」

そうね、それは皮肉にも、キリスト教が明確に証明してくれているわ
土着の宗教を滅ぼし、信仰心を滅ぼし。形の無い神を、どれだけ滅ぼした事か
偶像崇拝を許さないのは、形が無い方が滅びそうにないから?
その割に、聖母マリアの像や十字架に祈りを捧げる印象が有るのよね

【そして、謎の宗教談義に、少年の方まで加わってしまった】
【おかしな方向への暴走、加速する一方だ】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:48:39.35 ID:4D3ELLAo
【公園】
【ベンチに腰掛けて、夜中を照らす白い電灯の光の下でぼーっと、遠くの景色を見ている者がいた】

…流石に、この時間帯は冷えてきてしまっているのですよ…

【そこにいるのは黒いストレートヘアにごついデザインの軍用ゴーグル、ノースリーブのワンピースの上に袖のところに赤い腕章がついた黒いマントを羽織った少女】
【どんよりした空模様を顔の上半分を隠した軍用ゴーグルをつけたままじっと見つめて物思いにふけっているように見えた】
【背丈は130cmほどと大分低く、もしかするとだいぶ幼い少女なのかもしれない―――首周りなども少々細く、どこか儚い印象を与える少女だった】

【彼女は、黄色にオレンジの花の刺繍をしたきんちゃく袋の中身…自分の所持金を見ながらぽつりと呟く】

…新しいお洋服が買えればいいのですがそれを買っちゃうとやっぱり足りなくなってしまいます
お給料日は来月までまたないといけませんし…

【口の部分の紐を引き、閉じながら彼女は懐にしまう】
【旅を始めてから一年、こんな日々がいつまで続くだろうか、と不安を抱えながら彼女はふう、とため息をついていた】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:49:55.87 ID:OSP7rZ2o
>>119
・・・・なんですか?可愛いとでも?

【そのまま摘み上げられ、少し羽をバタバタ】
【案外良い林檎の、香りがするそのゴキブリ】

これでも元人間のゴキブリ様ですよっ
【触覚が曲がり、忠誠の体勢になる】
【大して険悪もしていない、ほほえましい声で】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:55:38.28 ID:ACVzCM2o
>>122

……………………。

【くんくん】
【鼻に近付けてその匂いを掻いている】

【あんまり"G"を人間扱いしている様子はない】
【触角の動きを見、ちょっと指で弄ってみる】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 21:55:51.03 ID:GYVECUs0
>>116

いや、変な耳を頭に載せてる人には言われたくないわね…。
およそ1年前に購入以来、お気に入りの一品なのよ?

【此方は此方で、同じ涼風にしゃら、と揺れる質の良いプラチナプロンドを、軽く整えて】
【少しむすっ、とした表情で、紅色を薄らと帯びた頬を膨らませ、鋭さを多少増した声を投げかける】
【不道理なのは承知の上なのに、わざわざ声に出すあたり、ホンモノのフェイバリット・アイテムらしい】

雨を被って風を堰き止める廃ビル、どっかしら雨漏れしない場所は在るし。
なんとなーく人恋しくなったら、遠くの街並みでも、季節の星座でも、見晴らしの好い処から見れるし。

………此処まで言わせたんだから、あんたも理由の一つや二つ、説明して頂戴。
後、私はこの9年間一度も病気を起こした事は無いの。

【的を得ない返答―――全て真実だと解釈するなら、何となく≠ニか一夜の寝床<激買Fルの話なのだろう】
【見た目相応に慎ましやかな胸の前で、黒く長い薄手の手袋(これまた傍観の意味はお葬式状態)に、半ばまでを包まれた腕を組んで】
【機嫌が悪いのか、眠気がぶっきらぼうな一面を強調しているのか、相手を僅かに細められた瞳で見つめつつ、刺のある言葉を】
【とはいえ――――根底から湧き上がる狂気に気付かないのであれば、精々小娘が大人の真似をしているだけ、である】

…寒い、ああ、確かにそうだわ。
毛布の一つでも運んでおけば……まあ、テが無い事も無いんだけど、ねぇ…。

【フェンスと自分の間に在る、女性の背中を見つめながら、荒廃し果てた屋上を駆け抜ける初の木枯らしに、総身をぶるり】
【眼を僅かの間閉じ、カーテンが開く様に乱れる髪。鳥肌が立ったりする様子はないが、この格好はやはり微妙らしい】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 21:57:58.79 ID:OSP7rZ2o
>>123

・・・・あんっ!!気持良い!!
【ビクッと体を揺らすと】
【彼女がGからMに変化した】

もっとやって!!お願い!!
【放送コードギリの色っぽい声で言ってみる】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:03:44.11 ID:ACVzCM2o
>>125

――――――???

【「なんでだろう?」】

【ともかく、"G"の体をしっかりと押さえつつ】
【触角をふにふに弄ってみる】

【ぴぃん、ぴぃん、ふにふに】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:06:58.07 ID:OSP7rZ2o
>>126

ふぁん!あんっ!!いいよっ!!!
・・・・・人間になっちゃうっ!!!ぷにぷにしすぎでなっちゃう!!!
【なんか違うよね】

【あと1回ほど触覚をぷにると人間になるかもしれない】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 22:06:59.68 ID:dzsyGYDO
【路地裏】

…さみぃ……そろそろ衣更えでもするか…
……ロングコートって、意外と高いんだよな
【腰まである長いポニテ白髪、死んだ爬虫類の様な紅い目は半開きにされ、口に煙草をくわえ、黒いパーカーの上に血まみれ白衣を着た青年】
【が、道の真ん中で煙草を吹かして呟いている】
【青年のすぐ前の地面には、一人の男が倒れていて】

「マスター、折角なので着ぐるみと言う手もありますが」
【青年の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:10:02.33 ID:ACVzCM2o
>>127

【引き続きふにふにふにふに】


…………あ。

【何かに気づいたように、呟く。手は止めないが】

…………喋れるの?
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:10:45.67 ID:4uqCzwIo
>>124
「……う゛っ
 よ、余計なお世話だよこれはっ!」

【耳の事を指摘されると、焦りに近いような感じで驚く
 帽子を一生懸命押さえつけたりと、気にしているような素振りを見せる】

「ん?まー別に良いけど……珍しいね、そういうふうに言うの
 わざわざ私の事聞きたがるなんて、酔っ払いか街の浮浪者さん位しか居ないのに」

【嫌がっている様子はない。むしろやや嬉しそうにしている
 言葉遣いから幼く感じられるが、人見知りをしないのか。それとも悪戯に年を食ってるだけなのか
 フェンスを用いて身体を伸ばし、間抜けな声を空に響かせる。大きなグローブのお陰で手は汚れない】

「ま、私と一緒だね。ふらっと行って帰って……別に理由なんか無いけど
 理由は無いけど……んー、目的、ならあるかな。多分」
「嫌な奴がいて、そいつをぶっ倒さなきゃ私は始まらない。それとまあ、あとは息抜きみたいな感じかな
 四六時中あいつの事ばっか考えてたら、頭パンクしちゃうし」

【特に気に病む様子もなく、淡々と言われた事を返していく
 風が通り抜ける足首は彼女にとっても寒いのか、時折身体を震わせたり、ビルの端のほうまでダッシュをしたりする
 鍛えられた様子は無いが、全体的にしなやかな動きをしており、何かの動物のような動きを連想させられる】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:11:16.99 ID:d4enUdEo
>>120

ごめん お父さん田舎ものだから、その喩え分かんないぜ…

あと強制になってたらそれもごめん
ただ、無限は分け与えても無限のままだから…あ、集合の密度とか言い出さないでくれよ?

【譲歩しているはずなのだが、噛みあわない】
【神学と哲学とは、確かに距離的には近いのだが、今回においては平行線を辿っている様子】

っと、確かに形が無い物すべてが残るとは限らない 名誉とかも見えないしな けど多分壊れるものだ
”形が無いなら、可能性がある” 勉強不足な俺には、それ以上なんも言えないわ 

【鴨居さんの方は、お父さんとドレス―ジャンヌ―との会話に上手く入り込めず】
【口をもごもごとさせて、とりあえず回りをくるくると見渡して】
【一卵性で異性ってありえるのか、と聞きたいのだが、タイミングが掴めない】
【蛙の方が其処に興味を示さないのは、議論にのめり込むからか、その問いに既に答えをもっているからか?】

だが勉強不足な俺でも、宗教そのものまで悪く言われるのはちょっとな…

他の宗教は滅びてないさ 魂が最後の審判まで残るってのは基本教義だ
宗教は心の中に宿る 教会も、儀式も、祈りも、心のためにある だから少なくとも今はまだ滅びてない

あと偶像崇拝を許さないのは、聖書に書いてあるからだよ 神様に言われて像をぶっ壊した預言者、結構多いぜ
で、十字架は罪を忘れないための存在であって、信仰の対象じゃない 信仰の道具だ

【鴨居さんの眼が無言の圧力を持って迫るのに気付いても、蛙の話は止まらない】
【鴨居さん、非常に居づらい空気の中にいる】

で、聖母像信仰だが… 俺の力不足だな 旧体制ってのは、強いんだって思ったよ
パリサイ人って、いつの時代にもいるもんだよな 
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/26(火) 22:17:17.74 ID:OG1Ex7I0
>>128
【深い森林を思わせる緑と雨雲を思わせる灰色を基調としたローブ、マントを着用し、】
【金色の髪、灰色の穏やかそうな目をした、落ち着いた雰囲気を醸し出している】
【身長175前後、24、5歳に見える男が】

・・・何です?今興味深いワードが・・・きぐるみ?
【と、何だか興味深そうな顔で近づいて】

・・・と、何処かで見た顔かと思いましたら・・・いつぞやの・・・
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 22:17:43.70 ID:05WemISO
【街中】
(そういえば八百屋さんで珍しいハロウィンパンプキンが入ったって言ってましたね)
(空の国産・天空の野菜も何種類か入荷したみたいですし)
(買いに行きましょうか?)
【紅と蒼のオッドアイに、茶髪のフワフワヘアーで、ローブを着て、腰に怪しげな模様のある剣を装備し、リュックサックを背負った少女が】
【大きな鎧を纏ったカブトムシみたいなモノに乗りながら移動している】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:19:46.13 ID:OSP7rZ2o
>>129

【ふにふにされ、少し気持ちよさげな声で】

・・・にゃに?はんっ
【そのまま尋ねると】

だって元人間っていったじゃんっ!!人間にも一応なれるよっ!!
・・・・・ていうか気づくの遅いッはんっ!!

【必死に言うが体が間に合っていない】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:20:22.64 ID:OSP7rZ2o
>>134
/リアルで出て遅くなりました。すみません
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 22:20:29.28 ID:dzsyGYDO
>>132
…着ねぇぞ、先に言っとくが
【声だけでそれが何者か判断したのか、先に答えながらそちらを向き】

「あら、気配も無くいきなり、神出鬼没ですね」
【メイドも無表情をそちらに向けた】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/26(火) 22:26:13.25 ID:OG1Ex7I0
>>136
・・・中には面白い形した怪獣のきぐるみとか・・・
いえ、悪役が気に入らないならヒーロー物のゴムスーツも・・・機密性悪くてあったかですよ?
【そういう問題では無いということを気にしてはいけない】
【非常に残念そうな顔で語る男だがこいつは一体何処でそんなものを調達しているのだろう】

そんな・・・私は暗殺者でも剣士でもないのです、気配断ちなどとてもとても出来る身ではありません
・・・まぁ転移魔術使って来てますから気配は突然現れた感じでしょうけどね?
【そういやこの男は集積情報で危険人物扱いされてた男の・・・】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:27:15.90 ID:ACVzCM2o
>>134

元人間?
……………?

【しばらく"G"を見つめながら考え、】
【触角を弄る手を止めることなくぼんやりと考え、】

………………どういうこと?

【わからなかったようです】



/こちらこそ返信遅くて申し訳ないです……
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:27:49.09 ID:k4yTi2so
>>131
キュービックジルコニア、模造ダイヤモンドよ
ガラス玉よりはよほど良い出来だけれど……どっちにしても、偽物ね
それに、無限に持てるなら分け与える事は容易いと思うわ
だけど、世界の誰が、富を無限に持つ事が出来るのかしら?
信者が幾らでも貢いでくれる宗教団体なら、話は別かも知れないわね

「……んー………そろそろブレーキを掛けた方が良いのかも」

【宗教の話題は、信者とそうでない人間では中々噛み合わないもの】
【信仰とは、見方を変えれば、一つの教義の絶対視にもなりかねない】
【その逆、信仰の否定は、一つの教義の絶対否定。平行線になるのも道理か】

一神教が、他の宗教の神を悪魔と断言し、葬ってきた。これは、否定出来る事では無いのでなくって?
教会を打ち壊し、儀式を魔女の仕業として弾圧し、祈りの分権を焼き払い
今滅びていない宗教は……所謂『勝者』。大会の優勝者みたいなものよ

それと、そこが気になるのよね。聖書って、何を根拠に其処まで重んじられるのかしら
聖書に書いてあるから許さない?聖書に書いて有れば、自分の親でも子でも殺せるの?
今読むと、随分時代遅れの事が書いて有ったりするわよ、聖書
偶像崇拝の方は、特に興味もないけどね。拝むなら、何かあったほうが楽でしょうし



/申し訳無い、急な電話で遅れました
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:27:54.85 ID:bq2J7kDO
>>16

………どういたしまして

【お礼を言われるようなことは何もしていないのだけれど、釣られてポツリとそう返した】
【それと同時、今日初めて笑顔を覗かせた彼女に安心感を覚えて】

【―――1年振り、かもしれない。影の無い、彼女の笑顔を正面から見たのは。素のままの表情を向けてくれたのは】
【春先までの自分だったら、胸をきゅうと締め付けられる切ない気持ちに襲われたのかもしれない】
【でも今は、新鮮さ以外の何も感じない。ちょっぴり、ほんのちょっぴりそれが残念だと思った―――】

【ふ―――と。僅かに瞳を細めたのは、これまでの過去の出来事において、心の隅に未だ残る"傷"が原因なのだろうか】


………――――

【そんな感情を無理に払拭させるように、少年はまたぼぅっと雲で霞む夜空へと視線を遣るだろう―――】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 22:30:38.66 ID:GYVECUs0

>>130

……ふふふっ。
其れは、「取ってくれ」ってフリなのかしら? …お姉さん、そう解釈しちゃうわよ。

【ともすれば、『禁忌』染みているその反応―――なかなかに、面白かったらしい】
【右手の指先を、ふっくらとした柔らかな唇に当てつつ、浮かべるのは艶やかな微笑み】
【今度は、逆に―――見た目不相応≠フ印象を与えるだろうか。放たれた声にも、混じるのは其れを示唆する言葉】

酔っ払いと一緒にしないで、お酒なんか嫌いだわ。
……浮浪者、其れはそんなに遠くないのが、ちょっとだけ悔しいけど。

【相手の反応に返す言葉、依然として鋭角な面を残してはいるが、比較的急速に軟化しているのも確か】
【唇に触れた勢いで、腕を完全に解いて、不定期に吹き寄せる秋風に定位置を乱される髪や着用品を微調整】
【はらり、はらり、紅葉が散るように、誘うように踊るスカートは、本当に見えそうで見えない―――若しかすると、普通なら見える『布』が、端から無いのかもしれない】

「嫌な奴がいて、そいつをぶっ倒さなきゃ」………ふーん、良いじゃない。
私にも、実はそういう相手が居るわ……首根っこ引きずりだして、バラバラにしてやりたいくらいには、ねっ。

【二人の間に浮かび上がった、点と線、意外な共通性―――耳朶を通り抜ける言葉に呼応して、蒼い瞳が優しく瞬いた】
【忙しなく動く女性の姿に、苦笑の要素を孕みつつも、心の底からの笑みを浮かべて、言葉を連ねていく】
【――――宵闇に明るく咲く、幼心地の顔で紡ぐには、些か道が逸れた獰猛な言葉………されど、少女のソプラノヴォイスは、とてもとても楽しげ】
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいが積もるかの如く、増していくの相手の共感と好意――――甘ったるい視線を送る淀んだ虹彩は、呪縛にも似た同意を求めているようで】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:30:40.24 ID:OSP7rZ2o
>>138

・・・なんですかッ照れるです
【そのまま仰け反ろうとする】

太古の昔の術使いの私が人間が嫌になってゴキブリになったの!!
でも術が間違えたから今でも一応人間になれるけど不老なの!!
【一応、人間らしい】


/いやいや大丈夫ですよ
/出てくるとあそこまで怖いものはないね
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 22:32:55.81 ID:dzsyGYDO
>>137
…話聞けよ
…ったく…どうしてお前と言いお前のダチと言い人の話を聞けねぇんだか…
【呆れたように右手で頭を掻き、左手で煙草を持って】
【はぁ、と溜息と共に紫煙を吐き出す】

「ふふ、外出にわざわざ魔術を使うなんて、物ぐさなんですね」

……そうだ、お前のダチと言やぁ…
…あいつ、何をやらかしたってんだ?なんか酷い言われ用だったが
【煙草を口にくわえて、そちらを見て】
【くわえた煙草を揺らしながらそう聞いた】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:43:12.71 ID:ACVzCM2o
>>142

ふーん…………?

【頷いては見たものの、多分分かっていない】

【若干飽きてきたのか触角を手放す】


―――で、こんな所で何してるの?

【普段年上に対しては必ず敬語なのだが、】
【何故だか口調が違う。"G"相手だからだろうか】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:44:39.45 ID:d4enUdEo
>>139

偽物なら価値は無いのか? …っとまた方向がずれちまう

富が無限だって言いたいんじゃないって、信仰の価値がだよ
別に俺達”教会”だけが言ったわけじゃなくて、仏教とかも言ってるぜ 無尽蔵って確か元は連中の用語だし

「こうなっちゃうと、止まらない 迷惑に?無視か逃げるか、分かったふりをー」

【段々話し合いが討論へと変わってゆき、話題が熱を帯びてきて】
【冷たい体に冷えた声、小さな蛙は不釣合い】

なんか誤解招きそうなこと言うけどさ
何か一つ、信じたまま天に召されるって、そんなに悪いことじゃないと思う
別にこれまでの所業を肯定するわけじゃないよ?

【基督教は、人を動物の上に立つ存在としたもの】
【でありながら、動物が人にその教えを説く】

【蛙の癖に、いや蛙だからこそか 彼の信仰は、狂信・盲信とそう変わりない】

あと聖書が重んじられるのは、聖書が神様の意図を直接聞ける数少ないものだからだよ
祈って神様の声が聞けるほど心の澄んだ奴、そうそういねーって
だから、行間の”形の無いもの”を探して聖書を読むんだ 思想は時間に縛られない

あー! ーっ! こういうの俺苦手なんだよな…
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:46:32.65 ID:OSP7rZ2o
>>144
・・・・わかった?
【むっと全身が硬くなり】

・・・・お菓子を貰おうと・・・
あと人間になっていいかな?

【そう言いながら羽をばたつかせる】
【もし良いというならばそのまま飛んでいき人間へと変身するだろう】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:47:36.61 ID:4uqCzwIo
>>141
「取るな!てか、触んな!
 あと、お姉さんって程でもないでしょ!精々私と同い年くらい――な、筈でしょ!」

【雰囲気の違い――言葉に表せない何かを感じ取るものの、声がそれを否定する
 帽子が落っこちないようしっかり被り直し、無意識の内に目を逸らす
 恐怖に近いような感情が、そこにあったからかもしれない】

「ヒトの職業とか、役割なんかは良く分からないけどね。あなたはそうに見えないけど
 変な肩書きなんかより、取ってつけたような言葉で自分を飾るような奴ばっかじゃん」

【先程から、何か嫌な気配がする。それとも只の気のせいだろうか。街の中にいて、勘が鈍っているのだろうか
 見える少女から、形容しがたい何かの気配を感じる……しかし、明確な殺気のようなものは見られない
 言葉の端々がぎこちなくなってくるが、まだ行動に至る程ではなかった
 お尻に力を入れるように背筋を伸ばし、その何かを感じ取ろうとしている】

「良い訳ない。私の生き方を滅茶苦茶にした奴だよ?さっさと終らせたいのに、雲を掴むみたいになってる
 ……力が欲しいよ。ほんとにさ」

【はぁ、と溜め息を吐いて屋上をウロウロと歩き回る、ふと彼女と距離が近くなった際、偶然にも目と目が合った】
【反射的に目を逸らす】
【奇妙な焦りを感じる。猛獣の視線に似ている、魔眼と呼ばれる類のような何かを否定した
 さっと距離を取り、無意識の内にフェンスに手をやる】

「……ねえ、さっきから怖いよ。あんた何さ、ほんと……」
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/26(火) 22:50:19.80 ID:OG1Ex7I0
>>143
やだなぁ、冗談です冗談ですとも
でも真冬でも暑いのを体験したくなったら貸しますよ?
【そう言ってニヤニヤ顔で取り出すのは緑な怪獣のきぐるみと赤のもじゃもじゃした・・・】

と、まぁそんなに悪乗りは好きでは無いのできぐるみの件はここまでにしましょう。着る人間が居ないので使いたいという気持ちは本心でも・・・
【仕切りなおし、まぁこの台詞からもそうしたいのだろう】
【目を閉じ、軽く首を左右に振り、相手に視線を合わせる】

毎日毎日流石に森の深奥から町に歩いていく、というのは距離的にも道の状況的にもハードです
流石に蜘蛛だの芋虫身に着けて街中出たら奇異な眼で見られましたので
【ハッハッハッと眼が笑っていない笑いを発しながら語る男】
【ました、と過去形な辺り実体験があるらしい・・・】

おやおや、耳が早い・・・いえ、その情報が出たのは大分前ですからまずそういう関係者なら誰でも知ってますよね
Justiceですか?対機関連合?
【その御友人から彼の事は余り聞いていないらしく、目の前に居る相手の所属は知らないようだ】
【興味があるとも無いとも言えないつかみ所の無い表情。人付き合い上する上での最低限必要な世間話?として捉えた上での話題出しかもしれない】

まぁ知人を通して教えていただきました、そのあなた方が使っているネットワークに出回っている情報は
その後彼からも少しは話を聞きましたが・・・まぁ、そうですね、簡単に話させていただきますので多少解りづらいところがあるかもしれませんが


とある姉妹がおりました。その姉妹は大変仲が良く、妹を何より大事にしてたのですが、
姉は妹とは関係ない一件で大きい力を求めたのです。彼女は大きい力を手に入れたのは良いのですが寿命を大きく減らされました
そこでどこぞの大馬鹿は断片的な情報ではありますがその姉が寿命が減ってるのではないかと推測が出来る程度の情報を得たのです
・・・その推測をね、言ってしまったら大当たり、そしてその場には妹さんが居たと・・・仲の良い妹さんはその精神的なショックで・・・という事です

まぁ彼自身は軽率だったと後悔してるようですが、重大な事をやったことには変わらない
【何だかとても他人事のように、物語を人に話すかのような言い方で】
【友人の事をどうも思っていないかのよう、挙句の果てに・・・】

故に、貴方の倫理観なり正義感という物に触れてしまって私の友人、馬鹿に殺しにかかろうと私は止めはしません
【と、本当に友人?とでも聞きたくなるような事を言ってしまう始末】


/遅れました、すみません
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 22:56:56.64 ID:0/PfcUDO
【路地裏】

【小暗い一本道の真ん中に、かんざしが落ちている】
【つやつやとした木造りの朱塗り、見るに高価そうな代物だ】

【視覚ないし嗅覚、またはただならぬものへの察知能力があれば】
【そこから奥へと点々と伸びる血痕を見つけられるかもしれない】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:57:36.23 ID:k4yTi2so
>>145
ええ、無価値ね。偽物ならば
本物より素晴らしければ、それは本物になるのだから
信仰の価値とやらもそう。分け与えて、それが生きる糧となるのかしら?
衣食足りているものにならば、一つの指針になるのかも知れないわね
だけどそれは……そう、ものが有る所にまた何かを運ぶだけよ

「別に僕は慣れてるから良いけど……それより、その不自然な口調が気になるかな
節を付けるなら、七五調をお勧めするよ…………で、何時頃に止めに入ろうか」

【自分の片割れ、このままでは本当に止まらないのだろうなと思い】
【とりあえず、もう一人の第三者に、何処で止めるべきかと尋ねてみる】

【が、その間にも、エンジンの回転が掛かった少女は止まらずに】

聖書が神の言葉を伝える、此処は前提として受け入れるわ
だけど、「聖書に書いてあるから」正しいという考えは受け入れられないわね
だって、神とやらが直接羽ペンにインクで書いて、人間に手渡した訳ではないのでしょう?
人間が聞いて、人間が書いた。其処に、一切人間の主観が加わっていないと言えて?
事実、こんな一節が有ったわね。「男が女のために造られたのではなく、女が男のために造られたのです」
聖書に書いてあるから、信じろと言うの?

聖書が神の意図を伝える、それは別に異論をさしはさむつもり無いわ
でも、聖書に書いてあるという理由だけで何かを主張するなら、私はそれを受け入れられないわね
偶像崇拝が禁止されている理由、今まで一度も納得出来た事無いもの

【息継ぎを何回したのか、一呼吸で喋れる限りに喋る】
【聖書を知らない訳では無く、完全に否定する訳でも無いが】
【聖書に有る事を理由とした意見には、明確に否定を示している】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 22:59:54.70 ID:NzFH/NU0
>>140

【お礼の言葉に、もう一度。にこりと笑んで】
【なんだかとっても上機嫌そうなオーラを全身から出しながら、相手の視線を追うかのように、雲で霞んだ空を見上げて】

…………。

【じぃーっと見つめて、少しした頃に】
【そぅっと、音を立てずに、地面に足を降ろして】
【それから、ゆっくりと。立ち上がろうとするだろう】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 23:06:39.63 ID:dzsyGYDO
>>148
【静かに黙って、レイアムの説明を聞いていた】
【何処を見るでも無く、死んだ眼をどこかに向けたまま】

…はっ…なんだそりゃ……
【そして、話が終わると同時にそう呟いて】
【まだ吸いかけの煙草を脇に吐き捨てる】

…つまり、見知らぬ姉妹の仲をぶっ壊したと、そういう事だろ?
……軽率とか、空気が読めないとか、そんなレベルじゃねぇだろ…
「自分勝手にも程がありますね」
【少しだけ浮かび上がった怒りを目の前の物にとりあえず向けるように、レイアムを見る眼差しが微かに鋭くなり】
【眼の紅が、微かに脈動する】

…ま、正直一発くらいぶん殴ってやりたいが、それでどうにかなるような性格してねぇしな、あいつ
…それに、直接関わってない俺が手出しするのはお門違いってもんだろ
【しかし、すぐに目を閉じて顔を背け、微かな怒りを静めた】

…つーかそれよりも今、俺が気に入らねぇのは……
お前だ、お前
【そして、その言葉と共に再び死んだ目をレイアムに向ける】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:08:44.13 ID:ACVzCM2o
>>146

んー……うん。

【なんだかまだ悩ましげ。】



お菓子………確か、まだあったような、っと……

【そう言いながら大きなリュックを通りの石畳にドスンと降ろし、】
【中をごそごそと覗き込み、漁り始める】

【"G"の人間になってよいか、という質問に対しては返答はない】
【まあ肯定と取っていいだろう】

【しかし、少年はリュックの中を覗いているため、】
【"G"がもし変身したとしても気づかない】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 23:11:23.07 ID:GYVECUs0
>>147

……こう見えても、21歳なのよ私。
見た目と生きた時間の剥離…とはいえ、私は人間じゃないから、可笑しくもないと思うけどね。

【この言葉、真実なのだが、そうは捉え難いかもしれない―――言葉の内容が、一々突飛である】
【しかも、成人してから二年以内の微妙な齢でお姉さん≠豪語するからには、相手を二十歳かティーンと断定していた模様】
【割と思い込みの激しいタイプの存在だと、女性の想像力乃至は洞察力に依るが、若しかすれば推測ができるやも】

酔っ払いと浮浪者は自分を飾る言葉には成らないわよね…と、なると。
変な肩書を持ってる人間が、苦手?

【眼の前の女性にとって、何処まで、何処からが『変な肩書』に値するのか、当然と言えばそうだがこの少女には分からない】
【ふと瞼の裏でスライド・ショウ的に投影される姿は、魔術師≠フ悪友やら、壊し屋≠フ友人やら、呪術師≠名乗る命の恩人やら】
【これ等は取ってつけた様な言葉には合致しないかしら、と思いつつも、気になったので、何気なく聞いてみた】
【真っ直ぐと確りと、その今にも横溢しそうな異常性を湛えた視線をぶつけて来る筈……本人には、現状何の悪意も無いのに、劇物染みた眼】

………だから、その気持ちがわかるって言うのよ。
私が狙ってるヤツは、何度か私を殺しかけて、何も知らない子を脅迫して悪事に利用してたのよ?
それで、神出鬼没で……あー、ブッ殺したい。

【違和感とも、齟齬とも表現できる―――この話題に於いてのみ、此れまでから見れば異様なまでに、感情の波の満ち引きが大きく】
【この世のすべての悪が、彼女の語る『ヤツ』であるかのように、盛大な抑揚を付けながら言葉を紡いで】
【その最後に接尾するのは、寂しげな溜息と、裏腹かつストレートな、此処に居ない誰かへの殺意の衝動の顕れた声】

…………――――『怖い』? 
んっんー、どっかおかしな所があったかしら。 …無いわよ、ね?
私、あんたみたいな素直な子、結構好きなのに……まさか、ねぇ?

【風向きが、急激に裏返る≠ェ如く―――彼女の声が、泥の溜まった湖底よりも深い闇≠ノ染まって】
【その後には、嘘の様に紡がれる、先程までと同一の調子の声。然し、念を押すような言葉には、抜け切らぬ不穏な何か=z
【此処まで来ると―――悪意が微塵も感じられないのが、一週廻って恐ろしい、かもしれない】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 23:16:07.66 ID:05WemISO
【街中】
(ハロウィンパンプキンも買いましたし、天空の野菜も天空トマトと天空キャベツも買えた)
(今日は美味しい野菜料理が作れそうですね)
【紅と蒼のオッドアイに、茶髪のフワフワヘアーで、ローブを着て、腰に怪しげな模様のある剣を装備し、リュックサックを背負った少女が】
【大きな鎧を纏ったカブトムシみたいなモノに乗りながら移動している】
【更にその後ろには買い物袋が乗ってある】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/26(火) 23:17:48.28 ID:OG1Ex7I0
>>152
おおっと説明不足な所がありましたか?

見知らぬ姉妹、と言うほどではありませんよ、一応知ってる仲です
姉の方は・・・私も彼も険悪関係・・・私からすれば嫌悪の域ですかね

妹の方は私は知りませんが・・・彼の方はどちらかと言えば良好な仲だと聞いていました。
【ふぅ、と長い話を言い終えたので、はぁ、一つ大きい息を】
【半ば呆れ気味なのは言うまでも無く自分勝手な誰かさんのせいだろう】

割と効くと思いますよ、今の彼なら、ね。最後に私が会った時は色々参ってたようにも見えますから
直接関係してないから、というのも・・・。殺人鬼が遺族ではなく裁判官に裁かれるのと一緒でボカッとやっちゃって良いと思いますが
【にも、と言う事には他にも効くと思いつく理由はあるのか】
【その辺を知っている、と言えるこいつは付き合いがそれなりに長いからだろう】

【第三者を気取ってると言うよりも・・・】
【むしろライクに被害が赴くことを望んではいないだろうか、これは・・・】

おや、こう・・・友人が起こした事を擁護しない辺り?
その辺りが薄情、と仰りたいのでしょうか?

【半分自覚があるのか、相手がそういう眼をしているとでも言いたいのか】
【その向けられた目を合わせて何の戸惑いもなく言い放つ】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:18:24.10 ID:MslA8JUo
【街中】

…………うん、完璧っ

尻尾も切り落としたし、誰にもバレない───筈。

【青空のように透き通った空色の瞳を持つ、野球帽を被った青年。】
【白いYシャツに黒色のズボンを着用し、左手首にはオレンジ色の包帯を巻いて】
【左足には、蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:18:49.44 ID:OSP7rZ2o
>>153
・・・まぁいいや!!
【どこか楽しげに、触覚を振りながら】

ほんとっ!!ありがとっ!!
【嬉しそうにらんらんと後ろに飛んでいくと】
【大きく息を吸い込むと、体が少し膨らんで】

ゴキブリフォーゼ!!
【と大きく叫ぶと体が水色に包まれて】
【小柄な女性のシルエットに編成されていく】

よいしょ!!
【そういうと光が無くなり】
【小柄な体形に、黒地に手鞠の模様の入った振袖を着た】
【長い黒髪のHカップほどの胸の18歳ほどの少女が】

お菓子ください!!
【何処と無く椿の香りのする髪をしゃんとぬぐいながら】
【少年に近づいてきた】

/遅れました。すみません
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:21:29.54 ID:d4enUdEo
>>150

持てる者はさらに与えられ、持たざる者はさらに奪われる

心ある所に心が集まる まあ今は金でも言えることだけどな       …寒くない?
衣食住、蛙ですら心配しないようなことを、人間様が心配してどうすんだよ?
人が心配すべきは心だ どうでも良いことを考えるってのは人の特権だろ 神の紛い物たる人の、な

【もはや”説得”が意味を成さないと分かっても、何処までも反駁してくる】
【男は感情的に論理を説く、女は論理的に感情を説く、とは誰の言葉だったか】

「生物は、自然体が一番です――…タイミング、逸しましたねどうしましょう」

いずれにせよ、主においては、男なしに女はなく、女なしに男はない     …寒いよね
ことわざみたいなもんだって、矛盾してるからって、世界が完全じゃないわけじゃあない
――あ、ここ俺個人の考えなんで、”教会”の教えだと思わないでねっ!

二度ある事は三度ある、三度目の正直 どっちも真理だろ?

【蛙の語調は終始一貫して平坦にしなやかに】
【その差異が、彼の非人間性を浮き彫りにする 信仰のための機械のよう】

「お父さんー 冬眠する気?帰りましょ?」

【スイッチの入った機械は、電源が切れるまで止まることを知らず】

神様の形が分からないのに、像作ってどうすんだって話だよ
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:23:57.76 ID:ACVzCM2o
>>158

………、……………………。

【ごそごそ、ごそごそごそごそ】


――――――あった!

【と、手に持って取り出したのはカラフルな色合いの大袋】
【ぐるぐるキャンディー(お徳用パック24本入り・ハロウィン仕様)】


お菓子見つけt…………あれ?

【顔を上げ前を見るが、先程までそこにいた"G"の姿が見えない】
【代わりに見知らぬ振袖少女が直ぐ目の前に立っていたが】

……………………?

【もちろん"G"との関連を見抜けるはずもなく】
【きょろきょろとあたりを見回す】


/いえいえ、こっちの方が先程から遅れまくってます申し訳ありませんorz
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:28:35.20 ID:OSP7rZ2o
>>160
ぬおっ!
美味しそうお菓子ですかっ!!
【上品に手をパチパチ立てながら】
【右手で椿の簪を頭につける】

って何で私に渡してくれないんですかッ!!
【泣き顔になり、両手を勢いよく下に振りながら】
【なんか凄く大変そうに答えた】

・・・・・・こうでもしなきゃわからないのかな?
【そう言いながら右手を頭上に乗せる】
【すると出てきたのはGの触角と背に羽】

/大丈夫ですよっ!!
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:29:58.49 ID:bq2J7kDO
>>151

………これから寒くなってくるかな。嫌だなあ……

【依然として夜空を見上げたまま、話しかけているとも独り言ともつかない言葉を漏らして】
【格好は未だ夏のスタイル。涼しいを通り越して少し肌寒い夜風が神無月の終わりを告げるようで―――】

【何の気なしに意識を宙へと彷徨わせている途中―――ふと、ベンチから腰を上げた少女を横目でちらりと認識する】
【さっきまでとは違い、幾らか気分が晴れているようにも見えるその姿。特に声をかけず、彼女を視界の隅で捉え続けるだろう】


/見落としてました〜……
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:30:07.17 ID:4uqCzwIo
>>154
「う、うー……そっか。ちっこいお姉さんだったのか。なるほど。しかもヒトじゃ無いんだ
 ニンゲン……何かこの言葉使うの変だなぁ。とにかく人間、見た目じゃないもんね
 私だって馬鹿にされたら、そいつの事切り裂いてやる」

【色々怪しい所はあるものの、人間じゃないという所に何故か共感を覚えたのか
 それ以上の追求を止めてしまった。元々単純な性格だからかもしれない
 人間という言葉を使う際、何故か一々つっかかったような言い方をする】

「偉そうにえばってる奴は、嫌
 しかもそういう奴は大体自分の周りのニンゲンを、自分であるみたいに喋るんだもの」
「あと、長い名前って覚えられないもの。まどろっこしくて、めんどくさいて、わけわかんない」

【個人的な能力を尊重するのだろうか、何かを思い出し苛ついているように見える
 最後のほうは質問の答えでは無く、ただの感想じみている】

「そっか。うんうん、分かる分かるよその気持ち
 ほんと何でこうロクでもない奴が偉そうにしてるんだろね
 私とあなたじゃ違う人なのかもしれないけど、さっ。元気出しなよ」

【会話の途中に何かを忘れたがるように、ぶんぶんと首を振ったり身体を動かしたりする
 感情を内面に行かせないよう、努めて明るく振舞っているようにも見える
 一連の言葉に共感し、それとない励ましの言葉を送った】

「何ていうか……何か変なのが見える感じ。見えるってか、見てるっていうか
 あ、別に私を取って食おうとか考えてないってのは分かるよ、絶対!そこらへん馬鹿にしちゃ駄目だから
 ちょっと私が気にしすぎただけなのかも。ゴメン」

【未だ恐怖心は抜けきらないものの、空を仰いで深呼吸をすると随分とそれが和らいだ
 身体を解す運動をしつつ、敵意が無い事を自分自身に分からせる為、寄り添うように傍まで近づく】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 23:32:54.49 ID:dzsyGYDO
>>156
…お前ら…二人してよく嫌われるな…
「マスターでさえ、嫌われると言うよりはあしらわれるで済んでいますのに」

……あっそう、殴って効くなら殴ってみるか…多分な…
…ま、それよりもだ

…お前、どう考えてもあいつに危害を向けようとしてるだろ
殺しても構わないとか、殴ってもいいとか、明らかに俺を仕向けようとしてねぇか?
……薄情、てレベルじゃねえだろ、お前の場合
【煙草の箱を白衣から取り出して、煙草を一本くわえ】
【くわえた煙草に火を点けながら呟く】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:33:23.50 ID:ACVzCM2o
>>161

――――?? ん、ぇ……?

【大絶賛混乱中】
【突然目の前に現れた、やたらリアクションが豊富な振袖少女を】
【ぱちくりと眼を瞬かせながら見つめる】


…………おぉ?

【と、現れた二本の触角と羽根に、朧げながら合点したのか】
【とりあえず、ぐるぐるキャンディーの包みを脇に挟み、】
【その細く長い触角を弄ってみようと両手を伸ばす】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:33:25.94 ID:k4yTi2so
>>159
綺麗事を述べるのなら、本来は持たざる者に訳与えるべきだと思うのだけど
結局の所、宗教というのは強者の論理と受け取って良いのかしら?
衣食住揃わなければ人間は生きていけないというのに、それを敢えて目を瞑るのはおかしな話ね
尤も……人間としての生を選ばなければ、良いのでしょうけれど
言い勝つ事を急ぐあまり、極論に走り過ぎてはいないかしら?

【エンジンが掛かるにつれ、少女は寧ろ冷静になっていく】
【これが、最もしっくり来る形。本性に最も近い形なのだろう】
【鴨居さんの言葉を借りるとすれば『自然体』だ】

イブはアダムから作られたから、男は女より肋骨が少ない
こんな事も、昔々は本気で信じられていたというから驚きね
だけど、それよりも驚くのは………その、逃げ方よ
私は、「聖書の絶対性」に対して疑問点を挙げたのよ?
その答えは、何処に消えて行ったのかしら
偶像もそう。新たに作る意味は全くないと思うわ
だけど、既存の偶像を破壊させる事にも意味は何も感じられない
いいえ、それだけじゃないわね。神の形が分からないのは、飽く迄貴方達の神だけ
形が分かっている神が居て、その姿を崇める事に「はいはいはいストーップ」

【もはや、思考と同時に言葉が完成する領域にまで到達した時に、少年が止めに入る】
【内容は兎も角、下手に言葉だけは理屈を通した様に聞こえる為、厄介だと言うのは理解している様で】
【これ以上自分の片割れが、余計な厄介を引き起こさぬ内に】

「ほら、そんな真剣な顔をしてると、顔の筋肉がひきつっちゃうよ?
夜だし、頭を使うと糖分も足りなくなるだろうし……そうだ、後で何かお菓子でも作ろうか?」

【話題を別な方に振って、少女の気を引きつつ、蛙と少女の間に入りこむ様に立つ】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:38:25.62 ID:OSP7rZ2o
>>165

・・・・・ふぇ?
【ぱちくりしていたのに、少し呆れながら】
【小さな溜息を素早く吐くと】

・・・・まって!!
【伸ばしてきた手を両手でさえぎり】
とりあえず、お菓子!!
お菓子くれたら羽でも触覚でも胸でも触って良いんだから!!

【左手で脇のキャンディーを指差す】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/26(火) 23:38:37.90 ID:NzFH/NU0
>>162

……、?

【立ち上がってから、相手のその言葉に、首を傾げながら、視線をそちらに向けて】
【彼女の格好は、肩とか腕とか足とか露出しまくった黒ワンピオンリー。足はまだロングブーツだからいいものの、結構寒そうといえば寒そうだったり】
【あれだけ冷え性だったくせにこの時期にこの格好。これも違和感といえば違和感か】

……、……えと、……帰る、ね。

【傾げていた首をゆっくり戻してから、そんなことを言って】
【言うと同時、ひゅうと吹いた冷たい風が。背を隠す黒髪を、僅かに一瞬、浮き上がらせて】
【血の気のない白い肌、白い刺青のようなもの、大きな刀傷。そんなものがチラリズム】
【じぃっとみてれば分かるかもしれないが、まあ。視界の隅程度では見えない、はず】
【※みても良いことは特にない】

【そして、帰るとは言ったものの、速攻動きはしないようで】
【相手の返事を待ってるのか、その場に立ったままである】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/26(火) 23:42:31.25 ID:OG1Ex7I0
>>164
そんな・・・姉、レイドさんの方はライクと両思いでお互い嫌悪しあってますが・・・
私は一方的に嫌ってるだけです。私の方はレイドさんにどうこう思われるほどの事はしてませんよ
【レイドに対してこの男が如何こう感情を抱かせるほどの行動を取っていない】
【レイドに対して、だ。つまりこの男の方からすればレイドの方に何かされたのか?】

ふむ、ですがね、彼は強さを追い求めている、そんな男に対して殺意を持った男が戦いを仕掛けてくると言うのは好機だと思って嗾けているのですが

ついでに言うとこの件に対して私は何にもしていないと言う訳でも。
この件に関して私はライクのために二つ、大きい事を成そうと働いているのです
・・・今の所成果ありませんけど。寧ろ見間違えで無駄な労力を周りに割かせてしまった事もありますね・・・
【腕を組み、やや眼を伏せて首を僅かに左に捻らせつつ唸る】
【この男はこの男なりに友人のために動いているのか?】

【それともまた別な思惑を働かせているのか・・・彼の顔は顔つきとあいまって穏やかな物だが】
【或いはそれが逆に不信感を煽る物となるのかもしれない】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:48:44.13 ID:d4enUdEo
>>166

洗礼がある種人との決別なんだって
生まれ変わって、新しい人になる 周りと同じ、人としての生は選ばない

金稼ぎに一生を捧げるより、荒野で蝗食べてるほうが人間らしいってこともあるだろ

普遍/不変なのは文章そのものじゃなくて、その中の思想だって言ったろ
書いてあることそのままが聖書の意味なら、説教なんて誰でもできる ――いや、俺ができてるかは別として

そもそも偶像の問題点は、他宗教の場合とうちらの場合で違っていて、
俺らの場合は、信仰の向かうところを現世に もごっ! げろっ やめっ!

【鴨居さんが蛙を拾い上げて、少しお腹を押している】
【蛙の方が非常に聞きづらい声を上げていた 先程前とは大違い、実に蛙らしい音だ】

「私の大会、どうしたの? あなたの説法また今度ー」 けろっ げげっ あう 死ぬっ

「受付は、あれであってる?大丈夫?」 げろっ げろ 

【目線で方向を指し示し、少年の方にたずねつつ】
【自分の声の調子に合わせて、蛙の腹を押している】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:51:43.71 ID:GYVECUs0
>>163

……多分違う人ね。私が狙ってる相手は、名前が短いもの。
肩書きについても拘りはそんなに無さそうだったし………あ、ありがと。

【陰鬱にして、過熱。刃を吐き捨てて飛ばす様な言葉を、矢継ぎ早に続けていたが】
【妄想か、明察か―――之までに述べられてきたタイプの人物を嫌う理由を、女性の『敵』に由来するかと思ったのか、口に出してから】
【眼の前の女性の自らを労う言葉を受けて、急速に鎮静化……柔和な笑みに唇を吊り上げて、首を縦に振る】

…そう、なの?
まー如何でも良いけど……それに、謝ることなんて無いのよ、うん。

【初耳、と言わんばかりの声。気付いていないのか、意図的か―――兎に角、この少女に内在する狂気と言うモノは、相当に根が深いらしい】
【其れこそ、彼女の本質≠ニ呼べるものを、土台から歪めて……或いは、くるりと180度近くまでターンさせた、と言うべきか】
【その深淵に触れた者にだけ、深淵を識る者にだけ、分かる『何か』―――性質の良いモノでは間違いなく無いが、時に人を納得させてしまう】
【蕩けるように甘い声で、女性の此処までの行動を許容する姿の中、先程の影を残す部分は相も変わらず人間性の欠落した双眸だけ】

………寒い、わね。
人間じゃ無くて良いなら、温めてあげない事も無いわよ?

【手を伸ばせば……否。肘が曲がった状態でも、二人が触れ合うことのできる距離、接近への拒絶は無い】
【それどころか――――綺羅星が静かに舞う、しんと深い夜天を見上げながら、そんな言葉を紡いで】
【相手に拒否される事が無ければ、そっと抱きつこうとする筈―――寒いのは確か、温もりが欲しいのも然りだが、奈何せん過剰か?】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:52:15.48 ID:ACVzCM2o
>>167

ん? あぁ……キャンディー?
それじゃあ、一緒に食べようか?

【少女の静止に素直に従うと、】
【脇に抱えたキャンディーの袋を丁寧に開け、】
【その中の一つ(バニラ&いちご味MIX)を少女に差し出す】


はい。―――えーっと、名前はなんていうの?
あ、僕はハッピーっていうんだ。ハッピー・リトルピース。よろしくねー。
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/26(火) 23:54:56.64 ID:dzsyGYDO
>>169
…あっそ
【この男は、そのレイドと言われる者と会った事が無い】
【故に、レイアムが嫌っている理由も解らないし、しる術も無い】
【つまり、とくに疑う材料が無い】

…どうだかな…そういう風にべらべらべらべら、“自分には凄い考えがある”とか話すような奴はどうにも信用ならねぇ
…つーか、口数が多い奴は基本信用しねぇんだよ
【すぅ、と煙草を吸い込みながら、そう言って】

…ま、お前があいつの為に何かしてるとしてもしてないとしても、別になんとかするつもりもねぇがな
…ぶっちゃけ、何かあってもあいつはそう簡単に死にそうにねぇし
【はぁ、と紫煙を吐き出した】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:56:35.14 ID:k4yTi2so
>>170
なら、貴方は他人に、『荒野で裸で蝗を喰って生きろ』と胸を張って言える?
それが宗教というなら、宗教は社会を崩壊させるもの以外の何ものでも「だーかーらー」

「ね?それ以上続けてたらお日様が二回くらい登っちゃうからね?
だから今日の所はこれくらいにして、他の事を考えようよ
ほら、大会がもうすぐ始まるんだし、観客席の予約をしておくとかさ?」

【ブレーキを掛けられても直ぐに停止しないエンジン。それでも、少年の言葉で少しずつ減速して】
【ようやく、やや不満げな表情ではあるが、言葉が止まる】

……もう少し続ければ、其処の生意気な蛙を完膚なきまでに叩き伏せてあげたのに

「はいはい、そういう事はしないの。ね?」

【最後に、頬を膨らまし気味にそう言って】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/26(火) 23:56:36.13 ID:OSP7rZ2o
>>172
やったぁ!!有難う!!
【左手で着物の裾をちゃんと押さえながら】
【右手でキャンディを受け取る】

それでは、いただきます♪
【そのまま勢いよくキャンディーを舐め始めた】
【「おいちい!」とか叫んでる】

私は楓梨、護姫 楓梨(ごき ふうり)
よろしく、ハッピー
【そのまま左手を差し出し、握手を求める】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:02:56.00 ID:bq0HFHso
>>175

ごき・ふー・り、ちゃんだね。覚えたよ! よろしくねー。

【何か区切り方がおかしいが、ハッピーにしてはしっかり復唱できた方である】
【少女が美味しそうにキャンディーを舐めているのを見て幸せそうに微笑むと】
【自分も一つキャンディー(ミント&チョコ味MIX)を取り出し、包みを破く】


―――――あ、そっか。ハロウィンだ。

【ふとたった今気付いたかのようにポツリと呟く】
【今更かよ】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:04:07.11 ID:GwuvIEQ0
>>173
無能な司令官ほど「私に良い考えがある」と言いだすんですよね
まぁ口数如何こう以前に私を信用しないと言うのは正解だ・・・ちなみに無口な人も信用に値しないと思います

・・・信用できない医者って結構やばくないですか?あぁ、これは困った
まぁ信用できない医者でも症状の緩和程度は出来たようですが
【目の前の男の信用など得られなくとも構わない、とでも言いたげだ】
【まぁ実際二度しか会っておらずそう深い仲でも無いならまず大抵そうだろうが】
【台詞に反してその表情は全く困ってなさそうな医者だ】

簡単に死なない・・・台所によく居るあのバッタ科の黒い虫のようです
ほら・・・あの黒いコートとか・・・残念ながら触覚らしき物が見当たりませんが
【実に楽しそう、非常に楽しそうな顔で辱めている】
【誰を、とは言わないが・・・】

・・・そういえば、これは貴方側の話ですが・・・カリナトゥス、の件でいろいろと大変なようですねぇ
丁度この前Justiceの頭に相談を持ちかけられまして・・・貴方は確か、その女のことを追っていたと聞きましたが?
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:04:35.88 ID:rp1b/36o
>>174

できることならっ げこっ 社会単位で宗教やりた… ぐっ

【結局、最後まで蛙が止まることは無く】
【鴨居さんが持ち方を変えた】

「申し込みー さあ行きましょう、お父さん」

【右足だけで吊るされた情けない状態で、蛙が宙をぶらぶらと】
【そのまま鴨居さんは受付へと歩いていくことだろう】

【変なリズムの付いた歩調に、けろけろ、という合いの手が入って】
【2人―?―は止められることが無ければ大会の受付へと進んでいく】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:10:06.66 ID:QBziinMo
>>178
社会から切り離された所に存在する宗教なんて象牙の塔の学者の哲学と同程度の役立たずの代物
そんな次元で初めて成り立つ様な説法なんて実際に生きなきゃない人間にとって何の約にも「そうだねー、そうだねー」

「……って、ん。どうするのかな」

【長台詞を言っても、もう適当な相槌で流される少女】
【そして、二人とも、歩いて行く鴨居さんを見送る】

【このまま去るなら二人も去るだろうし、何か用件が有るなら間に合わない事もないだろう】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:11:28.95 ID:uNG.a42o
>>171
「なるほどねー。いやいや別にそんな、いいよいいよ
 褒められるような事してないしさ、いいっていいって」

【感謝の言葉を受けると、急に素っ気無いような素振りを見せる
 この手の類の言葉をかけられるのが慣れていないような、そういう雰囲気を醸し出している】

「そうだよ。オバケか何かに見られてる感じ。……そいえば、ハロウィンが近いんだったっけね
 子供の幽霊とかが出てくるんだってさ……塩とかでも、持ってたほうが良いのかな?」

【どうにも納得しきれない物はあるものの、話す言葉は何の敵意も感じられない
 そういう物を受け入れてしまえば、むしろ慣れてしまう
 適応性が高いのか、それとも物事に無頓着なだけなのだろか。そういう感性を彼女は持っていた】

「……寒いの?別に良いよ。私達も寒い時は、みんなで丸くなって寝てたし
 ってわわ、そうくるの?」

【抱きつかれた事に少々面食らってしまうものの、まあ、しょうがないかと言うような表情をする
 人と人が肌を触れ合わせる事に、特に抵抗が薄いのだろう
 ただし、お尻のほうに手を回されるとやんわり拒絶するが。その部分はふわりとしていて抱きつき辛い】

「そろそろ流れ星の一個や二個、あっても良い雰囲気なんだけどねー……まだ早いかぁ」

【空を仰ぎ、星々を見とめる。その瞳に映るのは、遠い故郷の情景か】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:12:06.15 ID:zd.JbkDO
>>168

【彼女は常に和服を着ていたイメージが有るせいか、今のワンピース姿はやはり少々見慣れない。そのことも新鮮さの一角を成している筈で】
【それでも、黒で統一しているところは"前の"彼女の名残だろうか。ともかくも、あと一週間もすればその格好では過ごし辛いだろうと思われる】
【その点は、半袖パーカーにTシャツという風通しの良い服装を着続ける自身にも言えることなのだが―――】
【ただ単に衣替えが面倒臭いだけ(主に中の人が)というのは至ってどうでもいい余談だった】


………そっか。気を付けて、ね

【穏やかな表情で、優しく在り来たりな別れの言葉を告げた】
【以前の鈴音ならともかく、今の彼女はか弱く無防備な少女そのものに感じられ、少し心配になる。それ故にそんな言葉をかけたくなったのだろう】


………――――ッ

【夜風が彼女の長い髪をさらった時―――見えてしまった、生々しい"傷痕"】
【知らないだけで、前にもあったものかもしれない、のに―――嫌な感覚が胸の内側を叩いた気がした】
【何故だか無性に訊ねたくなる、そのことを。だが、そんなことをすれば彼女を怯えさせるだけだろう】

【ぎゅっ―――と。無意識の内に右手が服の裾を掴んでいた】


鈴音……ごめん、ね
………いや、何でもない。気にしない、で

【唐突過ぎる不明瞭な謝罪―――心から申し訳なさそうに、目尻を下げた。その意味は、今彼女には届かないだろう】
【それでも、今言わなければいけない気がしたから―――】

【彼女が去ろうとするならば、特に引き止めることもせず。その背中を静かに見送るだろう】

182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 00:16:51.12 ID:iLT6eIDO
>>177
…そりゃどうかな……
…カルピスだって水が多けりゃ味が薄くなる…言葉も同じだ
…無駄口っつー水が少ない程、重要な言葉っつーカルピスの味も濃くて重くなるんだよ……つまり、そういう事だ
「マスター、例えが子供っぽいですよ」

…捻くれてるな、捻くれてるよお前……
…どっかの漫画風に言うなら、マイナスに片足突っ込んでるわ…褒め言葉じゃねえぞ
【ふ、と目を閉じ、レイアムから顔を逸らして】
【下向き加減に紫煙を吐き出す】

…お前らさ、本当に情報通だよな…
…テレパシーでも使って人の心読んでるか、透視能力で人の生活除いてんじゃねぇのかってくらいだ……
……で、そう聞いたから、どうしたってんだ?
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:17:33.61 ID:rp1b/36o
>>179
かもっ さ… やめっ

【振り子運動を続ける蛙は、生物の実験なのやら物理の実験なのやら】

【ともかく、蛙と少女とはそのまま立ち去っていく】
【話す蛙程度、この世界ではそう珍しくも無いのかもしれない 2人はあまり目立ってはいない様子だった】
【ただ、五月蝿い言い争うが終わり、大会の係の人が喜ぶだけ】

「さようならー 名前も知らぬ、少年よー」

【ちなみに、後に蛙が酷く落ち込んでいたそうだ】

/お疲れ様でしたー!
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 00:20:17.21 ID:cRbhxUg0
>>181

……うん。

【なんて、なんだか可愛らしい笑顔で頷いちゃったりして】
【まあともかく、気をつけて帰る、らしく。何に気をつければいいのか彼女が分かってるのかは別として。何かに気をつけるらしい】

【それから、ふらりと。歩き出そうとした、ところで】
【名を呼ばれ、続けて、謝罪の言葉をかけられて】

【心底不思議そうな、そんな表情で。じぃっと、相手を見つめ】
【相手の申し訳なさげな表情に、「何でこの人謝ってるの?」みたいな表情を】
【する、も。相手の言葉を重視したらしく、その表情を消して】

……ん、ばいばい、またね。

【なんて。まだ少し不思議そうな顔ではあるものの、にこっとしながら告げて】
【その後、なるべく闇に紛れそうな道を選んで、帰っていった、とか】

/おつでしたのー
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:21:25.43 ID:QBziinMo
>>183
「さ、蜂蜜入りのクッキーでも、バターたっぷりのホットケーキでも
頭を休めて、それからゆっくり眠ろうね」

………そんな事より、アクセル

「ん、なんだい?」

あの子の名前と蛙の名前、なんだったかしら

「………あ」

【会話と言うか論争と言うか、兎も角その相手の名前を覚えていない事に気が付いて】
【帰路、ポカンとした表情を、少年が見せていた】

/お疲れさまでしたー
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:22:29.64 ID:zd.JbkDO
>>184
/乙でしたーっ
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:27:59.60 ID:GwuvIEQ0
>>182
・・・?・・・?・・・それは俗に言う清涼飲料?とか言う飲み物でしょうか
恥ずかしながら自分はそう言ったことには疎い物でして・・・
できればお茶で例えていただけませんか?お礼に珍しいお茶でも今度入れて差し上げますから
【騙されてはいけない、彼の言う珍しいお茶とは珍しい物を茶葉に使うと言うだけで】
【決して美味しいお茶とは限らない。その笑みも何処か悪戯を愉しんでいる様子が僅かに滲み出ている】

酷いですねぇ、情報もってそうな人に片っ端から話を聞いてるだけですよ?
総合的な情報で言えばネットワークを使っている貴方方とは到底比べ物になりませんし、
決して暇潰しのために人の話聞いている訳ではないのですから


と、まぁそうですねぇ。私に相談を持ちかけたのは織守さんから・・・つまり、Justiceとしての意見
貴方個人の見解ではどう動くべきか、どういう対策などを考えているか、です
【ずれた眼鏡を直しつつ、鋭い眼光でそちらを射抜く】

【どのような考えを持っているのか、興味を持っているのだろう】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:28:30.51 ID:J6WyHiMo
【町外れ】

……よし、バレてないバレテない。

だけどコレ、いつになったら消えるんだろ───

【青空のように透き通った空色の瞳を持つ、野球帽を被った青年が歩いている。】
【白いYシャツに黒色のズボンを着用し、左手首にはオレンジ色の包帯を巻いて】
【左足には、蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:34:32.48 ID:rTFCOo20
>>180

まあ、曰く付きの云々かんぬんなんて、この世界には腐るほどあるから……別に。
塩を使うなら、少しでも食事を美味しくするのに使った方が生産的じゃないかしら。

【この少女の、『人に非ざる』所以―――端的に言えば、彼女には『怪物』としての本性たる姿が有る】
【それ故か、或いは単純な自己への自信か、魑魅魍魎のおぼろげな存在感が飛び交う場所に立つ事も、何とも思わない】
【或いは―――抱きついた状態、露出度もあってか、柔らかな皮膚から直に伝わる鼓動と、人肌の温度も、起因するのかもしれない】
【寂しがり屋で有るが故に危うい、金髪碧眼の少女もどきは、こういった状況がお好みだった】

うん。だって、寒いじゃないの。あんたもそう想わない?

……この服、とっても可愛いけど、絶対外で遣うのを想定して無いわよね…。

【世の常の暑さ寒さでは、ビクともしない強壮な体になる手段は、確かにある―――が、目立つし、エネルギィの効率が悪すぎる】
【更に言えば、簡易的な防寒具を作る手段も無くは無いのだが、労力に見合うかと言われれば、これまた疑問符】
【だから、相手の背中に回した右腕で、自分の服の左側、ペシャンコになりかけた魔女服のフリルを引っ張って、飛び出すのは軽い愚痴】
【この様子だけ見ていれば、多少口調が擦れただけの、あどけない少女――――ベールの向こうで見え隠れする、二面性も鳴りを潜めていた】

…あと半月とちょっとすれば、ねぇ。
宇宙には割と興味が在るのだけど、勉強する機会が中々得られなくて。

【21歳≠フ彼女―――最早何処に在ったかも忘れそうなくらい、霞んだ記憶しか残っていない大学で学んでいたのは、実は宇宙工学】
【意識的に興味を抑えていた時期もあったが、この奇妙なムードの中で、埃を払った部屋の角から飛び出す様に、懐かしい思い出が過る】
【紐解かれていく、蘇って往く、あの頃―――回想に沈んでいく瞳は、あの頃は、数か月前までは、澄み切っていたのに】
【尤も………そんな感傷を抱く事は、本人には無いのでは、あるが】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 00:42:25.08 ID:iLT6eIDO
>>187
…うそつけ、無駄に物しってるお前がしらねぇ訳ねぇだろ
世間知らずキャラ気取るとウザく思われるぞ、無理しねぇでやめとけって
「寧ろそのキャラで通すと言う手も無い訳ではありませんが」
【それ以前に、知らないと言う事を信じない】
【ライクと同じように皮肉等で他人を馬鹿にする人種と認識しているので、余り話に乗っからず軽くあしらうだけ】

…だとしても、半端ねぇ情報量だろ
…お前、どうせ情報を聞き出しても自分の得だけで、相手の気持ちも考えてねぇんだろ
……情報小出しにして傷えぐって…か?釣り人みてぇだな

…やだ、教えてやんね
口軽そうだしお前、つか[ピーーー]、いや間違った、馴れ馴れしくんな事聞いてくんな
つーかそれ以前に俺個人の対策聞いたって何の意味もねぇだろ、お前らの口撃の種にされるのが関の山だ
だから教えてやんね、一昨日来や枯れ
【脊髄反射とも言えるような素早さで断固拒否】
【正直レイアムとその友人の情報の使い方にいい思いを持っていないので、とにかく拒否】
【そのまま前に歩き、レイアムと擦れ違っていこうとする】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:49:11.85 ID:uNG.a42o
>>189
「そっか。でも一応お守りみたいなのは持っておこうかな。木とかで出来たやつ
 金属のやつはあんま好きじゃないんだよね。持ってると何か具合悪くなりそうで」

【少々出目におかしな所はあるものの、何の混じりけもないごく普通の少女、もとい女性
 相手の気持ちとは裏腹に、明日の食事の事をぼんやり考えているだけだった】

「そりゃ寒いよ。けどもしかしたら、寒いのが好きなのかなーって思って
 寒かったら着れば良いじゃん。けど、そんなスースーした服してるし……あっ、私もそっか
 でも可愛いでしょ?あいつ――の仲間みたいな奴に着せられたけど、これだけは許しても良いかなって思ってるんだ」

【相当気に入っているのか。或いは元々仕事着として機能していたもの故の便利さを持っているからか
 この格好でも寒がる様子は微塵もない。丈夫な身体をしているというのもあるかもしれないが】

「うちゅう?良く分かんないけど、お星様は天上から吊り下がってて
 地面は亀さん象さんが支えてるんだって聞いた事ある。でもそれ間違いだっても聞くし、全然わけわかんない事だらけだよね」

【嘘を言っているようには見えない】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:57:08.49 ID:GwuvIEQ0
>>190
残念ながら、本当に知りませんね
正直お茶以外の飲み物には大して興味を持っていないのです。
まぁ店に行ってそう言った名前の飲み物を見た気はしますが・・・アレは薄めて飲む物なのですか?
【彼が頭に思い浮かべているのはカル○スウォ○ターであり】
【決して紙パックや瓶に入った原液ではない】

一つお聞きしますが常に中立を維持している人間がこういった情報で得する事などありとお思いでしょうか
決して組織を運営している人間でもありませんからねぇ、私
私が自分だけ得をしているような事をしたかどうかは・・・
織守さんに直接聞いたら如何です?どうせ信用していないのでしょう?私の言う事は

・・・貴方が饒舌そうに見えないから頑張ってみたのですが・・・裏目に出たようです
その個人個人が集まってできるのが組織、ならば個人の意見と卑下する必要などあるのでしょうか
大体、敵についての対策に一々あなたの言うような事をするほど、ね
・・・私としては単に人の意見を色々と照らし合わせてみたかった、というのがありますが・・・
まぁ無理強いするほどのことでも無いでしょう
【はぁ、と息を吐き、二、三歩歩くと】
【また転移魔術でどこかへ消える。決して運動不足ではない、けして】


/お疲れ様
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 01:03:27.83 ID:iLT6eIDO
>>192
…あー、はいはい、言い訳ごちゃごちゃ言うのはやめとけよ、男らしくねぇぞ
…って、もう聞いちゃいねぇか
【もうそこにいるのかすら解らないレイアムに、右手を挙げてあしらうように言って】

【暫く歩いた後、脚を止める】

……あーめんどくせ、よく頭と口が回るもんだな、あーいう奴らって…
…ま、いいか……見付けたら口出す前に斬っちまえ
【何やら物騒な独り言を、伸びと共に吐き出して】
【また、暗い夜道へと歩き出した】

/乙でしたー
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:07:12.81 ID:rTFCOo20
>>191

暑いよりはいいけど、好きじゃないわよ。
何より、眠くなるのが一番の問題ぃ〜………ね。

うん。可愛いと思う…けど、やっぱり凄い格好よね。
例の連中の、趣味なの?顔とか名前とか……知ってる?

【ふと、台詞の中で発生し、間延びを促す、浮かび上がる様な可愛らしい欠伸―――女性の言葉を耳にして、ぐっと噛み[ピーーー]】
【好意≠持った相手の事、手伝えることであれば、手伝いたい……純粋な願いと表裏一体に、瞳の奥で眠る獣が吠えた気がする、かも】
【知ってしまえば、覚えてしまえば、流離する奔放な殺意の切っ先が、その人間たちに向くかもしれない】
【気付かなければ、若しくは其れを望むならば―――期待とも解釈できる雰囲気を携えた彼女に、教えてしまうのも一つの手】

……いや、星は「宇宙」の何処かにあって、星とかモノとかがサイズに応じて持つ「引力」って力で関係しあって
引っ張ったり引っ張られたりの中で決まったペースで動いてる訳で、そう見えても空から吊り下がって、糸で操られてるんじゃないのよ?

………どちらかと言うと、その「宇宙」っていう、真黒な空間に星は浮かんでいる、のかしら。
この星も例外じゃ無い筈よ、私の記憶がよっぽど混濁していなければ。

【長めの沈黙―――顔を近付けているのが気不味いので、取り敢えずのところ、女性から少し離れる筈だ】
【その後に、ごくごく短い思考と呼吸を挟んでかける言葉は、この世界の=cおおよそ、我々の世界と同じ天体の成り立ち】
【稚児に語り聞かせる様な、かなり噛み砕かれた内容だが、其れを呑み込めるか、呑み込むかは神のみぞ知る、と言うところか】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:20:26.64 ID:uNG.a42o
>>194
「そか……確かにあったかいと眠くなるよね、ぼーっとしちゃうよね……くぁぁ、ふう……
 ん〜、どうだったっけ……顔も名前もバッチリ覚えてる。でも今は、思い出したくないかな……」

【夜が過ぎていく事もあり、少々眠気も入ってきているようで
 やはりまだ、好意を素直に受け止め切れないというか、自分の手で果たしたいという思いもある
 ただ、一番の理由は、こうやってくっついているのが何やら懐かしく、安堵感をもたらしていたからだった】

「まま、それはそれこれはこれ。好きでやってるし、可愛いって言われるのも嬉しいもん」

【そのままもう少しだけ、温もりを求めて身体を寄り合わせた
 帽子がヒラヒラと風に揺れるが、飛ばされる気配は無い】

「……あんま分かんない。けど分かるのは、あいつらすごくずる賢いんだ。私が適わないくらいに
 もうちょっと聞かせてよ。今はまだ分かんないけど、もう少ししたら分かるかもしれない」

【自分に足りない何かを求め、せがむように話の続きを聞く。そのうち座り込んでしまうかもしれない
 彼女の曖昧な記憶でも、子供のようにいつまでも聞き続けるだろう】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:41:15.17 ID:rTFCOo20
>>195

……そう。なら、仕方がないわね。
でも、何時か。また逢う時が有ったら、教えて欲しいわ。 …って、そうだ。

…あんた、名前何?
先に名乗っておくと、私はキョーコ・ミハイロフ。繰り返すけど21歳よ。

【肌を撫でる冷たい風にうんざりしつつも、右手を伸ばして、魔女帽子を深く自分の頭に被せた】
【連想から紡がれた言葉は、相手の名前を尋ねるモノ】【少々、傍から見た際の唐突さは否めない、が】
【此処まで親密になった相手を、「あんた」で片付けるのが、口惜しく思えてきたという事も、彼女の心の中にはある】
【自ら先んじて名乗ると、「よろしく」と小さく付けたして、ささやかな笑みを造る】

其れで、星の話よね?
そもそもを言えば、宇宙と言うのは「物凄く広い場所」で、だけど最初は小さくて、何も無かったらしいのよ。
でも、途方も無い月日が……経つ………うち、に…………―――zzzzz

【思考を回すのは、慣れたコト―――ひとまず、復讐の話を脇に退けておいて、少女は語り出す】
【然し、どうにも話が纏まらない。大学で学んだ内容や記憶の不備と言うよりは、現在の彼女のコンディションに問題が有った】
【寒さが眠気を増し、寒さから眠気に逃避して。そんな選択を、無意識のうちに身体が選んでいるうちに】
【キョーコは、話のほんの冒頭で地面にへたり込み、うつぶせに眠りこけてしまう筈だ】

【起こそうと思えば起こすことも可能だろうが、尚更に話の語り口の冴えや確からしさは期待できず、何時起きるかも定かではない】
【取り敢えずの処………放っておくか、その他思い浮かんだ選択肢を選ぶのがベターだろうか】

/うーむ、申し訳ないです。眠気で文のクオリティ低下&墜ちの危険性が増大!
/若し、もう少し宇宙の話を聞かせたい場合は、うちの子が起きてから話した事にしても問題無いのですが
/此処らで絡みを切っていただいても結構でしょうか? 御免なさい。
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:51:14.19 ID:uNG.a42o
>>196
「気にしない気にしない!あ、私はソロウ。ファミリーネームはセプテンバー
 連れてこられたのが確か……17歳かな。お誕生日一つ引いて
 こっちもよろしくね。キョーコ」

【名前を聞いてしまうと、先程まであなた等と呼んでいたのが急に変に思えてしまう
 そうして同時に、嬉しいようなくすぐったいような思いで心が満たされた】

「ふあぁぁ……うん……うん……ハッ!
 寝るトコだった、それで……Zzz...Zzz...」

【身体を解す運動も良い睡眠薬になっていたらしく、先程からの欠伸もあって前の話からも舟を漕いでいたようで
 そうして、どちらからともなく眠ってしまった。暖かな彼女の傍らで、ぐっすり眠れた事だろう】

/問題ありません。むしろこんな時間までありがとうございます
/続き等は特にせず、そのまま眠っちゃったって事でお願いします
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:54:24.79 ID:rTFCOo20
>>197
/あーうー、中途半端な感じで申し訳ないです、でも楽しかったのですよ!
/お疲れさまでした〜!
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 20:48:06.44 ID:cRbhxUg0
【公園】

誰もいないなら、……踊るのは今のうちじゃない?
……、踊らないけど……。

【綺麗に切り揃えられた黒髪、真っ黒の薔薇のコサージュ】
【この気温だと結構寒そうな喪服染みた黒のワンピースに、黒のロングブーツ】
【そんな格好の少女が】

【ベンチに座って三毛猫さんを抱っこしつつ】
【なにやら、そんな独り言を】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:03:08.32 ID:d.7kHe60
>>199
お節介だとは思うが、人目を無闇に引き付ける結果になるだろうが……
それでもいいのか?

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【公園に足を踏み入れながら、何やら呆れた様な声色で声を掛ける】
【今の独り言を聞き咎めたのだろうが、それを口にする本人の風貌の方が、一層人目をひくものであろう】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:13:39.58 ID:cRbhxUg0
>>200

……、踊らないもの。
だから……、大丈夫なの。

【踊らない→人目こっち来ない→おk】
【そんな思考回路なのだろう、あながち間違えてないが、そんな返事をして】
【視線は膝の上でぐるぅんなんてなっている、野良の威厳の欠片もないような三毛猫さん】
【きゃっきゃと楽しそうに三毛猫のお腹の柔らかい毛を楽しんでいたりして】
【要するに、視線は未だそちらに向けておらず。猫(?)が喋っていることに気がついていない!】

【猫の対応から察するに、猫好きらしい……ので、きっと気がついても大丈夫(?)】

/もうしわけない、画面から目はなしてましたのですー
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 21:15:09.67 ID:J6WyHiMo
【街中】

…………どうすっかなぁ。

【青空のように透き通った空色の瞳を持つ、野球帽を被った青年が歩いている。】
【白いYシャツに黒色のズボンを着用し、左手首にはオレンジ色の包帯を巻いて】
【左足には、蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:20:49.60 ID:d.7kHe60
>>201
そう、か
それならば、まぁ構わないだろうが……

【彼女が人目を引こうと引くまいと、猫人間である彼には関係ないのだろうが】
【論点が微妙にずれている事には全く突っ込まず、ひとまず安心と言った感じの返事を返す】

――――ほぉ、中々可愛い猫だな
俺の飼ってる猫もそうだが、やはり大人しい猫と言うのはいいものだな……

【少女が愛撫している猫をチラリと見やり、興味を惹かれたと言った感じに声を掛ける】
【見た目猫人間な彼が猫を飼っていると言うのも中々面白い話だが、男の外見を見ていない少女にはそれは伝わらないか?】
【ともあれ、そのどこか凄味のある顔に、わずかな笑みさえ浮かべて男はその様を見守っている】

/おかえりですー
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:25:50.13 ID:cRbhxUg0
>>203

……ん、踊らないの。

【大事なことなのか、もう一度】
【こくりと頷きながら、言って】

ベンチでごろごろ……してたの。
……触っても、……逃げなかったから。

【何か、幸せそうなオーラを漂わせつつ、もふもふふもふもしながら嬉しそうな声色で返して】

……猫、飼ってる、の……、……、……。
…………、……飼われてる、の?

【相手の言葉に、なんだか羨ましげな声で返しながら、視線をそちらに向け】
【向けた瞬間に、つや消しブラックな瞳を、驚愕からかまん丸にして】
【そのままフリーズすること、数秒】
【そのうちに、いまだにびっくりの抜けきらない声で、そんなことを尋ね。※失礼】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 21:31:07.41 ID:iLT6eIDO
>>202
…何を困ってるんだ?そこの少年
…なーんちゃってな
【突然、青年の背後から気怠げな声と足音が近付いてくる】
【それと共に、漂う煙草と血の臭い】

【多分、知り合いの声と臭い】

/まだいますか?
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 21:36:48.23 ID:rTFCOo20
【水の国=\――海に程近い、公園のベンチ】
【希釈された潮風に長髪を靡かせながら、小ぢんまりと着席するモノひとり】

……慣れてきたわね、寒いのにも。
雪さえ降らなければ如何にかなる、うんうん。

【どこか淀んだ青色の瞳を備え、ぱっちりと大きな目に、白い肌、茶色い革靴を履いた、小柄………と言うよりは、幼い少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、とろん、とした視線がデフォルトなのが特徴】
【可愛らしいリボンで首部分を留めた、黒の裏地は真紅の薄いマントを装着し、その下は脇の空いた黒い魔女っ子服】
【更に、見えそうで見えない南瓜色のミニスカートを装着し、戴くはダークなとんがり帽子】

とはいえ、大きな目的は果たせない、小さな目的は特に無し。
………結局、あのビルは幽霊も出なかったし。 …うーん、どーしましょ。

【ここ最近、口から飛び出すのは、如何にも後ろ向きな言葉――何となく、本でも読もうかな、と思いつつ】
【今は聖都の魔術協会は遠く、近隣の大図書館は閉じた、夜の帳の落ちた後の世界。結局、手近な暇つぶしの手段は泡と消えて】
【昨日に引き続き、空の光点を結び、不格好な絵を網膜に描く―――結果的には不用心な動作を、見せている】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:37:28.90 ID:d.7kHe60
>>204
……その方が、無難だろうな

【これ以上言う事もなかったのか、そんな無難な返事を返し】
【男もまた、一つ頷いて見せた】

あぁ……淡いグリーンの毛並みの一つがいをな
珍しい色合いなんだが、なんて事のない普通の猫だ

【普通でない存在の男が、そんな事を口にしながら軽く笑む】
【可愛がっているのだろう。その話をしながら男の表情は柔らかい物となっている】

――――ん……あぇ?

【自分の姿を認められた途端、少女が驚いたようなリアクションをする】
【それはまぁ、男としてはそれほど意識する事もない、半分慣れた様な対応だったが】
【その後に言われた事には、流石に頭が追いつかず、何やら間抜けな声を漏らす】

あぁ…………驚いたか?
――安心していい。別に取って食おうなどとは考えていない

【とりあえず、そんな事を言い出す】
【場合によっては、自分が恐ろしい物として認識されるかもしれないと言う配慮だ】
【人間と遜色ない体格で、顔に大きな傷跡を持った猫が、二足歩行しているのだ】
【それに一切恐怖を感じないと言うのも、少し無理のある話だろう】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:42:03.14 ID:cRbhxUg0
>>207

グリーン……、……みどり?
見たこと、……ないけど。
……、……かわいい? ……いいな、猫、家にいたら……、もっと、かわいいでしょ?

【相手の言葉に、なんだかびっくりしたような表情】
【それでも、最終的には羨ましげな表情だけど、そっと笑んで。そんなことを尋ね】

ん、……ちょっと、だけ。
話す猫、……初めて、見たから。
……食べても、美味しくないよ、……損するだけなの。

【驚いたか、という言葉に、素直に返して】
【驚いた理由もさり気なく添えつつ、なんだかそんなことを言って】
【なんか食べたら損するみたい】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 21:42:57.36 ID:J6WyHiMo
>>205
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:48:57.39 ID:d.7kHe60
>>208
あぁ。珍しいんで、俺もびっくりしたが……
膝の上に抱いてやって、眠るまで撫でてやったりするのは、こっちの心も安らぐ……

【外見こそ猫だが、やる事はやはり人間と何も変わらないようで】
【彼もまた、人間の様にして猫を可愛がっているのだろう】

――まぁ、だろうな……
人間社会にいる同胞なんて、あと何人もいないだろう……
俺はワーキャット(猫人間)の、ある部族の出だ

【話す猫は初めてだと言う率直な言葉に、説明を返す】
【彼の知る限りでは、自分の様な存在は人の世においては確かに希少な存在である事を認めているらしい】

まぁ、それはそうだろうな……
俺も食うものは人間と変わらん。人間が人間を食っても旨くも何ともないだろうな

【簡単な服を着ている辺り、よほど人間と近しい存在なのだろう】
【同族ではないにしろ、人食いは彼にとってもあまり歓迎の出来る事態ではないようだ】

あぁ……そうだ。一つ良いか?

【唐突に、猫は思い出したかのように少女に質問する】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 21:49:44.02 ID:lkFC.q2o
【街中】

……くっ……放しなさいっ……
この焼き鳥は、私のですからっ……!

【小柄で細い、右目を隠した白い頭の子供】
【ぎゃーぎゃー鳴きながら寄ってくる烏と交戦中――】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 21:51:34.47 ID:eWL6AAAO
>>206
/絡んでも良いかなっ!?
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 21:55:12.86 ID:rTFCOo20
>>212
/十五分そこらの時間経過であれば、尋ねる必要はないと思います。
/予約に近い状態に成りますし……何はともあれ、おっけいですの!
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 21:55:24.46 ID:lvGhOsco
>>206

【白磁のような滑らかな肌、月光を受けて薄く輝く、腰ほどまでの金の長髪】
【その大理石でできた彫像のような、華奢な肢体を覆うのは、わずかに一枚の、白く大きな布】
【まるで美術館の少女像が動き出したかのような錯覚を与える、人形じみた美貌の少女】

……あの格好……。
そういえば、もうそんな季節でしたっけ……。

【公園の脇を通りがかった少女は、ベンチに佇む少女の、その奇抜な格好に眼を留めて、思い出したように呟く】
【諸聖人の日の前日、ハロウィーン。セイント・イヴ。いくつかの呼び名はあるが、キリスト教には馴染み深い行事の日】
【もっとも、カトリック系の教徒だった彼自身にとっては、あまり馴染みの無いものでもあったのだが】

(……あの子も、お菓子をもらった帰りかな)

【そんな益体も無い事を思いつきながらも、その公園を通り過ぎようとして――】

……ッ!?

【――思い出す】
【ここは、自分の知っている土地――否、世界ですらないのだ!】
【彼女のあの服装は、偶然の産物か】
【――あるいは?】

【公園を振り向いて、まだ少女がベンチに座っていることを確認し】
【そちらの方へと近づいていく】

こ、こんばんは……。

【ベンチへと近づいて、おずおずと、遠慮がちに挨拶をした】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 21:57:11.15 ID:lvGhOsco
/おうふ、リロードするべきだった……
/と言う訳で、>>214は引きます
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 21:58:20.58 ID:cRbhxUg0
>>211

……いいな、猫いいな……。
……、そだ、……なんて、名前? 女の子、男の子?

【きらきらきらきら】
【つや消し(※重要)ブラックな瞳が輝いているような、いないような】
【心の底から羨ましそう。それから、ちょっぴり早口でそんなことを尋ねて】

喋る猫の妖怪は、いるらしいけど……。
……あったこと、ないし……。
……わーきゃっと、……。そっか。

【猫叉、存在は知ってるらしく】
【まあどちらかといえば有名な妖怪だし、知っててもおかしくないわけで】
【会ったことがない辺りはごく普通。この世界なら分からないけど、基本的に会わない、はず】
【それから、こくりと頷いて、何かを納得。納得しました】

……人のもの、食べるの?
玉葱とか、食べて大丈夫なの……?

【見た目がだいぶ猫っぽい→猫って玉葱駄目→人のもの食べる→玉葱は……?】
【恐らく、そんな思考回路。どことなく、心配そうな表情になって、猫を撫でる手もぴたりと止まり】

……う……?

【若干心配そうな表情のまま、首をかしげ】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 22:02:15.59 ID:/M9YwkSO
>>211

―――・・ん・・んんぅ・・
【ベンチの方から呻き声が聞こえる】
【見れば少年がそこで寝ていたようで】

・・騒がしいなぁ・・
【白のカッターシャツに青のネクタイをした少年はゆっくり起き上がる】
【その顔立ちは幼くて、いわゆる「童顔」、良く言えば可愛らしく、意地悪く言えば女々しい顔】
【カッターシャツの袖でには校章がついていて、彼が学生なのが分かる】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 22:07:20.63 ID:lkFC.q2o
>>217

はな、せ、っ、放せってば……うっひゃああ!?

【烏から抜け落ちた黒い羽毛が、少女の首筋に当たって】
【ぞわっ。そんな感触がした瞬間、「つい」焼き鳥を持つ手を、緩めてしまい】

あ、っ――!!
……………………ぁああああああぁぁあああ……

【かー、かー、ばさばさばさばさ……】
【白いパックを爪で掴んで悠々と飛び去ってゆく黒い鳥の後ろ姿を、少女は愕然と見ていた――】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 22:08:08.30 ID:d.7kHe60
>>216
猫の名前か?
さっきも話したが一つがいだ。名前はイダテンとベンテンと言う……
(…………やけに暗い瞳をしているな……何か、あったのかもしれない……)

【段々と語調に熱を帯びてきたのを感じ取り、男は丁寧に説明をしてやる】
【名前はなんだか奇妙なものだが、可愛がっている事はやはり確かなようだ】

【――それを話しながら、わずかにその思考にノイズが入る】
【基本的に、風貌の通り物騒な人物ではあるが、子供には優しいのだ】
【表面には出さないが、少し相手を心配する感情が生まれていた】

あぁ、猫又か?
……これは最初からそうだった訳じゃない。前にちょっと切れてしまってな……

【自分の尻尾を持ち上げながら、どこか遠い眼で喋り出す】
【顔に大きな傷跡があり、尻尾の先が二つに裂け……過去に、そうした怪我を負ってきたのだろう】

ん――そこまで猫と共通している訳ではないさ
確かに魚は好きだが、それは俺個人の好みだしなぁ……

【やはり、どちらかと言うと猫よりかは人間に近い性質の存在であるらしい】
【だが、魚が好きと言う、何やら微妙な嗜好の持ち主であるらしい】

――――ちょっと聞きたいんだが、くたびれたコートを着た、ツンツンとした髪の男を見なかったか?
俺の知り合いなんだが……

【恐らく、自分の質問を聞いてくれるのだろうと解釈した男は、そう切り出す】
【どうやら、誰かを探しているらしかった】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 22:12:06.99 ID:eWL6AAAO
>>206>>213

たまには魚も悪かないね…
ん?魔女か?
【視界の端から徐々に其方へと近づいてくる声の方に目を向けると】
【すらりと伸びる長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を夜空の様な漆黒で統一したその姿はどこかさまになっており。気品と優美さを兼ね備えながらも、傲然たる凶暴性を秘めた射抜くような目つきを有する女性が其方に目を向け】

なんだ?ハロウィンか何かか?
似合ってるじゃねーの。
悪戯される前に何か渡さねえとな。
ほれ、やるよ。
【女性は馴れ馴れしく近づいて行くと、物珍しげな視線と共に右手に持っていた木の枝を頭から突き刺したシンプルな焼き魚を差し出す】



/ごめんね!ちょっち臆病なんだよね…いわゆるネガティブ思考ってやつかねぇ…
/ともかくありがとうっ!!
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 22:14:19.67 ID:/M9YwkSO
>>218

【そんな光景を見ていた少年】

・・・えっと、君大丈夫・・?
【そう哀れみを含んだ声で声をかける】

222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 22:17:49.76 ID:lkFC.q2o
>>221

【――――がくん】
【細い枝のような、頼りない二本の足は崩折れて】
【白い膝が、地面を叩く】

……今日の……晩御飯だったんです……ッ!!

【orz←この体勢になって、だん! と、地面を拳で殴りつけた】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 22:20:31.87 ID:cRbhxUg0
>>219

……、いいな、いいな。2匹もいるの?
いいな……、……んと、仏様の、名前だっけ?

【うらやましさが 1ランク あがった! ▽】
【それから、少し首を傾げて、思い出すようにしながら、そんなことをぽつりと】
【ハイライトのない瞳、見ようによっては結構怖い、のだが】
【本人にそれを気にする風は無く、猫いいな猫いいなとやたらハイテンション】
【それが逆に自己防衛本能的ものに見えなくも、ない、か?】

ん……、そか。
……、……痛かった?

【元からでないことにちっちゃく頷いて】
【それから、なんだか寂しげかつ悲しげに目を伏せて、そんなことを】

なら、いいけど……。
お魚……、今の時期なら、鮭とか、かな。

【ほっと一安心。それを表情にも出しながら】
【ちょっとだけ考えて、そんなことを言って。鮭もいいけど秋刀魚もね!】

えと……、……知らない、の。
会ったこと……ない、と。……おもう。

【相手の質問に、少し俯きながら、視線を地面に落として】
【ちょっぴりの間の後に、ひどく申し訳無さそうな表情で。相手に視線を戻して】

【厳密に言えば、会ったことはあるけども、覚えてない、である】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 22:31:50.04 ID:rTFCOo20
>>220

………見ず知らずの相手に悪戯なんて下らない、ストレス解消にも成らないわ。

【ふと顔を下げて、相手の姿が見えた時点では、然程の警戒は無く、裏を返せば興味も無く】
【公園のベンチに座りに来る人間など、この新世界には幾らでも居る。そう考え、特に反応は無かった、が】
【相手の眼の形が把握できる距離になって、そこはかと無い不信感を抱いて、少女は眼を細め】
【やがて、唐突にかけられた言葉の内容で――――奇抜な格好の相手への薄い注目は、濃度を増して反感へと転じた】

はい有難う御座います、もっぐもぐー………なんて、すると思った?
生憎と、私は可愛いからこの服を着てるだけで、乞食の真似事しよーなんて欠片も思っちゃ居ないのよ。
それに、魚まるごとなんて、まともな神経した人間が渡すの? ………猫でも子供でもないのよ、まったく。

【宵闇に適応した相手の装束、攻撃的な視線、異常な行動―――彼女にとって、『敵』と認識するには十分であった】
【鈴を転がす様な、優美な響きの声………変声期を忘れた其れに比して、放り出される言葉は鋭く刺す様に】
【向ける視線からは、眠気にも似た甘美さが綺麗さっぱりと欠落――――流れの滞った湖底の如き、淀んだ狂気の色だけが残る】

【この少女、『共感』しない相手に対しては、平気で辛辣な言葉を吐き捨て、平気で蛮行を加える人間、である】
【すた、とベンチから、跳ね跳ぶように立ち上がり、女性から距離を取ると………偉そうに腕を組んで、相手の出方を見る事にするだろう】
【ぴりり、奔る異常な緊張―――其れもこの少女が或る事情で腹の底に抱く、世界を侵す異常性が故か】

/うい、宜しくなんですぜ!
/キャラの性格的に敵対ロールになりそうですが、それはそれで楽しくやりまひょー。
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 22:31:51.81 ID:d.7kHe60
>>223
あぁ……仲の良い夫婦猫でな……家にいるときは、一緒に飯を食ったりもする……
まぁ、そうだな。そういう名前をつけたことに、特に深い意味は無いんだが

――そうだ。名前、なんて言うんだい?

【嬉しそうに話し続ける男】
【やはり、自分の可愛がっている猫の話を嬉しそうに聞いてくれる事は男にとっても嬉しいのだろう】
【そして、男はふと少女に名を訪ねる】

…………まぁ、な…………
だけど、今となっては何ともないさ

【表情を曇らせた少女を見て、わずかにしまったという表情をこぼしたが】
【尻尾を目の前でフルフルと振って見せ、今は大丈夫であることをアピールする】

あぁ……鮭だな
ルイベでよし、焼いてよし、汁物してもよし……どう料理しても楽しめる魚だ……
それに、これから寒くなってくると、色々と旨い魚が増えてくる……鰤なんかも良いな

【魚好きと言うだけあって、色々と魚について話しだす】
【普段から、魚をこのんで食べている事が分かるレベルである】

――――――――
(会った事ないと『思う』……そういう事か)
そうか……変な事を聞いて済まなかったな

【先ほど感じた違和感。必要以上に引け目を感じているらしい表情。ひどく歯切れの悪い言葉尻】
【それらを捉えて、男は正確とは言えないまでも、少女の身に何が起こったのか、大まかな当たりをつけた】
【そして、この場でのそれ以上の追及はするべきでないという結論に達したのか、あっさりと引き下がる】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 22:33:01.81 ID:/M9YwkSO
>>222

あぅ・・・大変だね・・
【そして少年は少し考え始める】
【目の前で困ってる人が居たら放っておけけないようなお人よしな性格の彼なのだが】
【生憎今、少年は少女に与えられる様な食べ物は持っていない】
【―――で行き着いた答は】

ねぇ、なら僕がお金出しておごるから何処に食べに行こうよ、
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 22:39:57.74 ID:lkFC.q2o
>>226

え、

【一文無しの少女にとって、少年の提案はとてもとても魅力的なそれ】
【しかし、最近の子供にはこの言葉が脳にこびり付いているものだ――】

(知らない人に、着いて行くな、って……)

【周りの大人に散々言われて来た言葉ではあるが、少女はここで考えた】
【「この少年は、果たして悪いことをしそうな人間であるか?」――否!】

……ほ、んとう、ですか?

【一秒足らずに導きだした決断】
【地面に膝をついたまま、少年を見上げる】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 22:42:32.92 ID:rpdZnQSO
【街中】
……ベリル…喜びそうな…の……やはり……猫……
……さあ…いざ…行こう……
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女が】

『にゃぁ』
『にゃー』
『うにゃー』
『ピカー』
『にゃあ』
『にゃん』
『にゃーん』
【沢山の猫をひきいて歩いている】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 22:45:30.58 ID:QBziinMo
【聖都】

そうよ、狭い範囲に閉じこもっていては何にもならないわ
どうせなら自分から外に出て、情報収集と宣伝を同時に行えば良いのよ!

「うーん………協会の事を一番知ってる人って、普通は協会に居そうな……」

良いのよ、あそこの甘味は食べ飽きたし

【テンションの差に明確な差異が有る二人組が、やや速足で歩いて行く】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】

【ジャケットの方が、ドレスの方を後ろから追いかける形。ドレスの方は、周りをきょろきょろと見回している】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 22:46:24.45 ID:cRbhxUg0
>>225

……そっ、か。……、いいな。
そう言うのはあんまり知らない、けど。……いいと、思うの。

……えと、……、鈴音、って。
桜花、鈴音?

【相手の言葉の、どれか】
【それに、悲しそうで、悲しそうで、何よりも辛そうな目を、一瞬だけ】
【反応した言葉を考えたならば、仲のいい、とか、夫婦、とか。その辺だと、気がつけるはずで】
【それでも、その表情は。ほんの一瞬だけ、次の瞬間には、失せていて】

【それから、なんだかひどく曖昧に、自分の名前を告げて】
【「あなたは?」とでもいいたげに、首をかしげて。数度、瞬きして見せた】

……痛くないなら、いいの。
怪我は、……痛いから。

【なんともない、と聞いて。安心したのか、そっと笑んで】
【振られる尻尾を、目で追って】

お魚って、いろいろな食べ方が……あるよね。
種類もいっぱいだから、基本どんな食べ物にも……あうし。

【こちらもこちらで、結構お魚さんは好きそう】
【にこにこしながら、そんなことを言って】

……ううん、……役に立たなくて、ごめん、ね。

【……なんて、謝罪の言葉を漏らして】
【相手に向けていた視線を、逃げるように膝の上の猫にやれば】
【いつの間にやら猫は、寝入ってしまったようで】
【寝てる猫をそんなにもふもふするわけにもいかないと思ったのか、猫が膝から落ちないように支えつつ、そっと頭を撫でたりなんかして】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 22:52:27.96 ID:/M9YwkSO
>>227

うん、僕もお腹すいて来たから、何処かで晩ご飯を済ませようと思ってたし・・
【グゥゥ】
【ちょうどのタイミングで少年の腹かなく】

でも一人で食べるのも寂しいし、ちょうどよかったよ。
一人でいる事とお腹を空かせる事は自分の身体にも心にも悪いだよ、だから行こ・・・ね?
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 22:55:25.27 ID:lkFC.q2o
>>231

……では、お言葉に、甘えさせていただきます。

【立ち上がってぱすぱす、膝をはたく】
【少年に向き直って、ぺこりとお辞儀】

……何処に、行きましょう?
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 22:59:09.82 ID:eWL6AAAO
>>224
この私がやるって言ってんだぜ?
ありがたく受け取っておいても、損はねえと思うがよ…

そんなに、私と敵対したいのか?
誰彼構わず睨んでっと、友達無くすぜ?
おまけに身を滅ぼす。

まぁ、良いさ。
こんなに美味いもんを押し付ける気なんてねえよ。

お前の可愛いさに免じて許してやる。
【ほんの少し、怪訝な表情を作り出すが――呆気ないほどに引き下がり】
【豪快な笑みを浮かべるとベンチに深く座り込んで】


単刀直入に言うとな、私は暇をしているのさ。
つまんねえ仕事終わりには、可愛い女と喋って癒やされたいのは自然の摂理じゃないか。

此処で会ったのも何かの“縁”。

そうだろ?

じゃあ仲良くいこうや。
【どこまでも馴れ馴れしく、どこまでも掴めない大胆さを持って。少なからず敵意を向ける相手を前にしてもその余裕は底知れない】
【猫のような欠伸を一つすると、食べかけの焼き魚を頭から丸かじりしてみせた】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 22:59:26.17 ID:d.7kHe60
>>230
……あぁ、そうだな……
(……地雷、だったか……馬鹿な話だ。エリシアの事を、思い出してしまうとは……)

【自分の話していた事が、少女を傷つけていたらしい事に気づき、口調が尻すぼみになる】
【――実際にはそれだけでなく、死に別れた自身の妻の事を思い出してしまったと言う事もあるのだが】

鈴音、か……
俺はアーディン。アーディン=プラゴールという
『八福尽星』という酒場に……勤めている
何か相談したい事なんかがあれば、店に来て俺の名前を出してくれ

【少女――鈴音の名前を口にしながら、自身も名を名乗る男――アーディン】
【本当は、酒場の用心棒兼顔役の様な存在なのだが、あまり物騒な事をちらつかせるのは不味いと考えて】
【やや口調を乱しながらも、当たり障りのない表現に切り替えた】

フ……そうだな
だが、痛みは生きているしるしでもあるさ

【確かに、過去にこの傷を負った時は非常な痛みに耐えきれなかった】
【だが、痛いと思えるのも、しっかりと生を享受しているからである】
【アーディンは、どこか誇らしく、堂々と話した】

あぁ……酒の肴にも合うしな
魚が好きで良かったと、本心から思えるさ……

【小さな豆知識を言えば、酒のつまみの意味である「肴」が「魚(さかな)」の語源であったりする】
【それを知ってか知らずか、酒のつまみとしても好んでいるらしい】

ところで……寒くないのか?

【猫に視線を落とす鈴音にいたたまれなくなったのか、気遣いの言葉を投げかける】
【猫を抱いている姿勢では、自分の身の回りの居住まいを正す事も出来ないだろう】
【テンションが下がってしまい、やけに寒々とした雰囲気が場を支配した事が、アーディンには気になったのだ】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:02:55.22 ID:/M9YwkSO
>>232

うん、じゃあ行こうか

んー、何にしよっか、何か食べたい物はあるかい?
【質問に質問で返す】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:03:58.06 ID:lvGhOsco
>>229

【本を片手にした男が、目の前を歩いている――】
【どこか意思を感じさせない、茫洋とした眼差しを紙面に注ぎながら、しかし足取りは確かなものだ】
【時折欠伸などを噛み殺しながら、人いきれの中を、ぶつかることなく歩いていく】

くぁ……。

【格好は、白いカッターシャツをだらしなく、黒いスラックスからはみ出させて】
【緩く締められた紺のネクタイを、わざわざネクタイピンで留めた、黒目黒髪の、二十歳がらみの男】

……そろそろ独学も頭打ち。
やっぱアイツの言ってた研究室に遊びに行くかァ……?

【黒い装丁に、銀の箔押しのタイトル、サイズこそあまり大きくは無いものの、それなりに豪華な装飾を施された本には】
【大きな文字で、魔術史学――魔法から現代魔術への飛躍、というタイトルが刻まれている】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 23:07:44.54 ID:lkFC.q2o
>>235

……んと……適当な露店で買って、適当に座って食べましょう……
こんな時間、ですし……あ、さっき買った焼鳥屋さんは、たぶんまだ開いてます……

【きょろりと辺りを見回して、時計確認】
【……時間の問題以外にも、焼き鳥を盗られたことを大分根に持っていたりした】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:10:15.36 ID:QBziinMo
>>236
「それに、見つけた所で中々難しいんじゃないかな?
ほら、只の噂話って言われればそれまでだしさ……」

噂でもなんでも結構。探っている者が居ると周知させるのが前提よ
それに……見なさい。都合良く、手ごろそうなのが居たわ

「ん、手ごろそうなの?」

【目の前の男を見て、ドレスの方は簡単に感想】
【とりあえず観察する事にしたのか、其処で立ち止まって】

………でも、やる気の無さそうな顔をしてるわね
ああいう男に係わっても碌な事が無いわ

「いや、まだ一言も交わして無いのにそれは無いよ」


/あんまり長くは出来そうにないけど大丈夫かいー?
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 23:13:30.17 ID:cRbhxUg0
>>234

【ただ、あんな目をしたというに、そのあとは。なんだかもう、普通ににこにこしていたりして】
【まるで、自分がそんな目をしたことにさえ気がついていないかのよう。なんというか、最終的には猫いいなぁで終わってるのであった】

アーディン……、……ん、覚えたの。
でも、……そう言うところって、……あの、大人とかで……。

【こくりと頷いてから、なんだか心配そうな表情で、そんなことを言って】
【なんというか言葉が足りないが、要するに。「私大人じゃない」ってことである】
【見た目は16か17、そこらへんの少女。確かに、酒場に居たら浮いてしまう、かもしれなくて】

そっか……。
……私は、痛いのは、……できるだけ、やだ、けど。

【なぜだか、しょぼんと眉を下げて】
【基本的に皆そうだと思うのだが】

お酒……、おいしい?
……飲んだこと、ないの。

【※あっちゃ駄目な年齢】
【きょとんと目を丸めながら、首をかしげて、尋ね】

……ん……、……、寒く、ないの。
全然、平気。

【寒くないのか、という問いかけに、ふるふると首を振りながら、寒くないと答えて】
【にこ、と。微笑んで見せて】
【とはいうものの、血の気のない肌の色とか、自信のなさげな喋り方とか、声色とか、薄い気配とか】
【そう言う辺りから、薄ら寒い感じを抱くかもしれず。なんというか、見た感じとかが寒そうなのである。なんとなく】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:18:06.75 ID:lvGhOsco
>>238

……ん?

【唐突に――自分の事について話す声を聞きとがめて、本を閉じて、それを脇に挟み、周囲を見回す】
【そうして、目が合ったのは、二人の美女】
【どこか虚無的な色合いを帯びていた表情に血肉が通うように、表情が崩れて】
【へらへらとした、軽薄そうな笑みを浮かべる】

……こんちは。
どっかで会ったこと、あったっけ?

【そちらの方へと歩み寄りながら、その表情に見合った、なんともユルい声で、そう訊ねた】
【言葉遣いも、初対面だと言うのに、どこか馴れ馴れしい――】


/大丈夫だ、問題ない
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:21:56.07 ID:rTFCOo20

>>233

………端から渡そうとしないでしょ、それなら。敵対されたくない人間の遣ることでもないし。
其れに、好きでも無い相手に可愛いなんて言われて、嬉しいと思うの?
 
…後。友達なら沢山居るわよ? あんたみたいに怪しくないし、優しい子たちが沢山っ!
なのに、あんたにお説教されるなんてムカつくのよ! …ねぇ、聴いてる?

【諭すような言霊も、見せた好意も、こうなってしまうと逆効果】
【耳に引っかかった台詞一つ一つに突っかかって、自己そのものを否定されたかの様に、声のナイフを抜き放つ】
【特に―――『友達』の下りについては、誰が聞いても判る明白な舌打ちに、鎌首を擡げた悪意を添えて、際立って強い語調だ】

この流れで癒されてるなら、笑えない冗談ね。脊髄をブチ抜きたくなるわ。
縁は信じるけど、あんたに限ってそれはない。自分がいつも正しいと思って、同意を求めるの?
………人の心の中にズケズケと踏み入ろうとしないでよ、このクソ俗物が。

【余裕までもが、鼻につく―――怒気に紅潮した頬を膨らませて、酷薄な視線を向けて】
【或る意味、今度の言葉は、彼女にとって毒が塗られたブーメラン、自分自身への批判ではあるが、そんなコトは完全に思考の海の外】
【浮き上がってきた相手の行為への批判だけを、どっさりと陳列して、ますます機嫌を悪くする】
【目の前の女の服装が、親友だと思っている赤毛の女性と類似しているのも、理不尽な激情を加速させていく】

【呆れが混じっているからか、そんな気分でも無いからかは定かではないが、現状彼女に戦意は無い】
【然し、話が平行線を辿っていけば、増幅するヴォルテージが、堪忍袋の緒を唐突に引き裂く、という事も有るだろうか】
【余談―――女性に対する性的興味や愛情には違和感があまりないのか、特にツッ込まない】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:23:32.93 ID:QBziinMo
>>240
………無いわね、全く無いわ
そんななさけない顔をした知り合いを作る事なんて、天地がひっくり返っても有り得ないわよ

「ジャンヌー、いきなり喧嘩売る様な事言っちゃだめー
えーと、会った事は無い筈ですね、はい
多分、その本を見て興味を持っただけかと……」

【ジャケットの方が、相手の持つ本を指さす】
【現在の二者、いや三者の接点として有るのはそれだけ。関心も、まずは其処へ向いている様子】
【尚、笑みに対しては、ジャケットの方が微妙に引き気味になっていたりもする】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 23:26:43.73 ID:d.7kHe60
>>239
……酒を飲むだけが酒場ではない。そんな気兼ねをする必要はないさ
俺によく相談事を持ち込んでくる女もいるが、奴も年は16だしな

【この男、情報屋や人材の紹介の様な事もやっている】
【そして、彼個人の性格ではあるが、子供には常に優しいところがある】
【現に、彼を頼って店にやってくる未成年もいると言う】

確かに……あるよりは無い方がいいだろう
だが、自分は生きているんだと言う事を、これ以上なく実感させてくれる事でもある
傷の痛みを糧に、頑張れると言う事も……無い訳ではないのだ

【自分の受けた痛みを思い出す様に、顔の傷跡を手でなぞりながらアーディンは言う】
【その言葉から、彼には独自の死生観の様なものがある事が、垣間見えるかもしれない】

……日常のスパイスとしては良いものだとは思うぞ
だが、スパイスはあくまでスパイス……それがメインである事は、決してないがな

【どうやら、酒もある程度は好んでいるようだ】
【だが、こちらに関しては魚程の執着は無い様で、その言葉も先ほど程には熱いものではない】

うむ……ちょっと良いか?

【そう言いながら、アーディンは鈴音の膝の上の猫にそっと手を伸ばす】
【人間の手に近い――それでも、手の甲にはモコモコした毛がびっしりと生えており】
【そこに隠れる様にして、指の根元の間の辺りに妙な切れ込みの様なものがある手だ】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:30:34.65 ID:lvGhOsco
>>242

【開口一番の悪罵にも、青年はまったく怯む様子は無い】
【ひょい、と肩をすくめて、その笑顔に僅かに苦味を混ぜて、応える】

情けない顔とは、手厳しい。
ンでも、個人的には、四六時中しかめっ面してるようなヤツよりは、なんぼかマシだと思ってるワケ。どう思うよ?

【その言葉のあと、ジャケットの少女の指摘を受けて、脇に抱えていた本を、右手で掲げる】

……こんな堅ッ苦しい本に、興味がお有りで?
そこらの書店でも売ってる様な、つまんねー代物だぜ?

【辞書程度の厚みはあるそれを、ヒラヒラと振りつつ、どうやら警戒されているジャケットの少女に笑いかける】
【ただし、笑みの性質はさして変わっていないので――余計に引かれる恐れの方が強いか】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 23:38:45.69 ID:cRbhxUg0
>>243

……そ、っか。
じゃあ、……今度、いく、……かも。

【こく、と頷いて、そんなこと】
【発音的にはいく、で区切りがついているのに、少しあとにかも、を足してしまっているのは、……多分、クセなのだろう、多分】

そっか。
そっか……、そういうのも、……あるんだ。

【……なんて】
【ほんのちょっぴり俯きながら、びっくりしたかのような声で、そんなことを、呟き】
【俯いたといえども、表情は見える程度。目が丸くなっているのが、分かるだろうか】

お酒って、飲むと……酔う、でしょ?
ね、……それって、どんな感じ、なの?

【相手の言葉を、なんだかスルーしながら】
【どうやら興味はその辺らしく、首をかしげたりして、じぃっとアーディンを見つめ】

……?

【きょとんと、目を丸くするも】
【相手が猫を好きなのはわかっているために、特に妨害したりはせず】
【猫自体も、人馴れしているのか、触ったところで大した反応は無いだろう。すっかりと寝入っておられる】
【野良としては駄目なのかもしれないが、人に取り入ることを覚えた野良と考えれば。まあ、多分。OKである】
【猫に触れた際、猫を支える鈴音の手に触れてしまうことがあるかもしれず】
【その場合は、まるで死体か何かのように冷たい彼女の体温に気がつけるかもしれない】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:39:09.93 ID:QBziinMo
>>244
しかめっ面の方が、生理的嫌悪感を抱かないだけプラスに思えるわね
品性の欠落が浮いて見える程の軽薄よりは、まだ重厚さにも受け取れる沈黙を金とするわよ
……それと、興味が有るのは本の内容では無いわ。そういう本を持つ人種の事よ

「平たく言うと、まあ魔術師とかそういう類の人ですかね……貴方も、魔術師なんですか?
それと、ついでに。僕もやっぱり、軽薄よりは少々気難しいくらいの人の方が相手にはし易いかも知れません」

【魔術関連の書物を読んでいる=魔術師かそれに類する存在。単純な思考ではあるが】
【ともあれ、そういう理由で目に止めたらしく、ドレスの方―――ジャンヌと呼ばれた―――が一歩近づく】

それ以外に、貴方個人に対する興味も本に対する興味も特別には抱かないわ
出来るだけ簡潔に答えてもらえれば嬉しいけれど

「だーかーらー、いきなりの喧嘩腰は駄目だってー……確かになんか、うん、分かるけど」

【フォローに回る側が寧ろ引いている。これは不味い】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 23:40:18.79 ID:rpdZnQSO
【街中】
……ふぅ……
……ネコサバトに…頼めば……よかったかな?……
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女が】

『にゃん』
『にゃふー』
『にゃぁー』
『にゃー』
『ピカー』
『にゃあ〜』
『うにゃー』
『にゃ〜ん』
【沢山の猫を率いながら歩いている】

【まるでハーメルンの笛吹きのように】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/27(水) 23:51:27.37 ID:d.7kHe60
>>245
あぁ。待っている
店の者には、俺の名前を出してくれればすぐに連絡してくれるはずだ

【ハッキリしないもの言いは、彼女の心情が安定していない事が原因だと考えたのか】
【逆に、ハッキリとした口調で、強く頷いて見せる】
【普段なら、この様な気遣いは見せることの少ない男なのだが――やはり、子供であると見た相手には無償の優しさをどこまでも見せるのだ】

……まぁ、受け取り方次第だ
君自身の素直が感想が、君にとっての正解なんだろう……無闇に痛みに身をさらす事も、痛みを耐える事も、必要と言う訳ではない……

【少し話し過ぎたと感じたか、結論へと持っていく】
【様々な考え方があるうちの一つでしかないと、アーディンは言う】

――酔い、か……
そうだな……身体が熱くなって、力が入りにくくなって……

――――それと、妙に気分が高まってくる
訳もなく楽しくなってきたり、逆にイライラしてきたり、泣き叫びたくなってきたり……
感情がどうにかなってしまう事がよくある……そんな感じだな

【最初は、身体に現われる感覚を話していたが、途中で聞かれている事は恐らくそうではないだろうと考えて、内面の話題にシフトする】
【共通している事としては、異様な高揚を感じると言うところか】

ふむ…………――――?
………………やはり、可愛いものだな
(やはり…………鈴音、この少女……何かがある、な……)

【猫の顔を優しく、手慣れた様子で撫でる】
【近づいたのは、鈴音の様子をさりげなく確かめるためで、その『違和感』にはすぐに気がついた】
【20秒ほど猫を撫でてやった後、アーディンは手を引っ込めるだろう】

(とはいえ……俺から無闇に踏み込める領域では『まだ』ない……な
――――ラギデュース、レイド……奴等は、無事でいるのか……?)

【どこか異質なものを含んでいる鈴音に、しかしただ顔を合わせただけの関係である自分が踏み込むことに躊躇し】
【そのもどかしさに、心の中で舌打ちをする】
【そしてふと、行方不明になっている友人と、穏やかならぬ状況にあるらしい知り合いの事が、チラリと頭をかすめた】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/27(水) 23:55:04.72 ID:lvGhOsco
>>246

ふぅん。
ま、我を張る意味もねェし。ウケが悪かったなら、謝ろう。

【あっさりと前言を翻し、そういって軽薄に笑ってから、右手の本を再び脇に挟んだ】

んで、質問の方だが……ご期待に添えなくて悪いね。
俺ァ魔術師でもなんでもない。
……そうだな、ただの濫読者ってことにしといてくれ。

【両手の平を上に向け、肩をすくめるリアクション】
【彼の言葉は真実だが、今までの態度から、決してジェントルマンではないと悟られている】
【疑う意味も無いだろうが、信じるに値するとも、決して言えない】

俺としちゃあ、お二人さんみたいな美女に興味があるんだが……。

【二人の不興の目を受けて、苦笑し、そこで言葉を切る】

嫌われちまったな、いや、それ以上にどうでも良いってか?
……まァいいや、んで、魔術師なんかに、どういったご用向きで?

【苦笑交じりに、二人の本題を聞きただしてくる】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/27(水) 23:56:33.76 ID:eWL6AAAO
>>241
【必要以上に返される拒絶的な言葉に、食べかけていた焼き魚を落として驚きの表情のまま固まってしまう】
【公園に一時、静寂が舞い降り】

くっ…ふふ、あははははは!!!
【そして――次の瞬間には、それを完膚なきまでに破るかのように腹を抱えて大笑いしだし】


いやぁ、初対面でここまで嫌われたのは初めてだな!

そこまで言われるなんて思いもしなかったからよ。
なかなか言おうと思っても、言えたもんじゃないぜ?
そんな言葉。


結構結構。

充分に楽しいさ、私はね。
【不愉快すら垣間見せない。寧ろ愉快そうに笑顔で告げてから】
【ふぅ、と一息つくと】

ただな、傷付かない人間なんてこの世にはいねえんだからさ。
ちっとは嫌いなら嫌いなりに考えて言葉を選べって言ってんだ。

私みたいに可愛いからってへらへらと意に介さないような奴ばかりじゃねーんだよ。世の中。


友達以上に敵作ったら、迷惑かかんのは友達になんだろうが。
そんなに大切なら心配させんな。
【咎める訳でもなく、論する訳でもなく。独り言のように語り】

そっかそっか。
お前は友達に至るまでを大事にする奴なんだな。
心得たぜ。
そして悪かったな。

まずは初めの第一歩だ。
長くなりそうだなこりゃ…
【大きく溜め息を吐くと立ち上がり】
【ゆっくりと両手をあげながらある程度の距離にまで歩みを進めていこうとして】


――黒岩 凌子。

今はただの通りすがりの他人だ。
よろしくな。
【無邪気で企みを一切持たない。天真爛漫、純粋無垢、そんな言葉が似合うような笑顔を浮かべながら燃えるように真っ赤な目を細め】
【それが当たり前の様に、大きく右手を差し出して言い放った】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 00:01:50.28 ID:z83yboAO
>>247
【――その近く。少女と猫の大名行列を、ぼうっと眺める人影があった】

……ほえぇ……
すごいネコちゃんの数、です、ね……

【地面に着くほどの長い黒髪を一本の三ツ編みに纏めた、純白の瞳の女の子】
【白ブラウスと黒のジャンパースカートを着装、深紅基調のピーコートを羽織り】
【素足に黒のオープンバック・パンプスを履いている】
【小柄な体躯に不相応な、大きな白いエナメルバッグを斜めに掛けて】
【そんな容姿の少女の周囲には、別の小さな影が多数】

【――――ああ、間違いない、確かに“猫だ”】

【金髪の少女が率いている数に匹敵するほどの、大量の猫だった】
【向こうの猫の大名行列に、こちらの猫のオーディエンスは、『にゃん!』と高らかにひと鳴きして】
【……彼らとコミュニケーションをはかろうとしている――――!?】

【(※雑じる「ピカー」には気付いてないようです)】

/まだいらっしゃいますかー?
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 00:04:42.04 ID:UbtNJYwo
>>249
……魔術師じゃ、ない?そう、それは残念
今この瞬間、貴方に対して抱いていた僅かな興味まで消失したわよ
紛らわしいわね、そんなもの読んでないで普通の小説でも読みなさい!!

「ジャンヌ、それは流石に理不尽だよー……
………でも、確かにちょっと困ったね……うん」

【相手が目的に沿わない者と見るや、露骨に「用済み」感を露わにするジャンヌ】
【ジャケットの方はもう少し大人しいが、それでも表情は幾らかネガティブな方向に】

【が、その次の言葉では】

………二人の様な?

「美女?」

【きょとん、という形容が相応しい表情で数秒】
【それから二人とも、納得したと言う様な表情になって】

「えーと……僕、生物学的に間違いなく男です。雄の方です」

【まず、間違いを正そうとする】
【同時に余り多くの話題を広げると会話が混乱する。本題への言及は、認識が改まってからになるだろう】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 00:04:45.37 ID:guENUPw0
>>248

う、ん。
……じゃあ、……今度。

【相手のはっきりした口調に釣られたのか、今度の発言は曖昧なものでなく】
【きっと、数日後かなんかにちょっと顔を出したりするんだろう。……多分】

……私は、痛いの、嫌、だけど……。
……アーディン、ありがと。

【ぼそ、と呟いてから】
【なぜだか、若干嬉しそうな笑顔で。唐突にお礼の言葉を紡いで】
【彼女からすれば、知らないこと教えてくれてありがとう的ニュアンスなのだが、どうも言葉が足りないために。少々意味が不明なことになっているかもしれず】

ふぇ……、……、そっかぁ。
……変なの、……お水とかと、同じ見た目だったりするのに……。

【相手の説明を全部聞いて、なんだか気の抜けたような声を漏らして】
【それから、不思議そうな表情、声色で、そっと首をかしげて】
【見た目的には水とかジュースとかと同じような感じなのが不思議ポイント(?)をアップさせているようで】
【んー、なんていいながら、首を反対にかしげてみたり】

うん、……猫、かわいいよね。
犬も好きだけど……、……猫がすきなの。
ぎゅってするのに、ちょうどいい大きさでしょ?
温かい、し……。……アーディンの猫も、よかったら。……みてみたい、な。

【きゃっきゃと、なんだか嬉しそうにそんなことを言いつつ】
【相手が猫を撫でる様子を、じぃっと見つめて】
【相手の思考には気がつくわけもなく、にこにこと笑って。控えめな声量で、そんなことを付け足した】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 00:13:03.42 ID:z9TLDESO
>>251
……むむむ……
【突然、少女の首がグルングルンと360度回転しながら】
【そちらの方を向き】

……こんばんは……貴女も……猫…集め?……
【首を傾げながら少女に聞く】

『にゃー』『うにゃ〜』『にゃ〜ん』『にゃふー』『ピーカー』『ふにゃ〜』『にゃぁ〜』『にゃ〜ご』『にゃ〜〜』『にゃ〜』『にゃう〜』『にゃ〜』『にゃん!』
【そしてそちらの猫の鳴き声に共鳴するかのように猫達は鳴き始める】

【キ ヅ イ タ ナ】

/アナタの隣の何処かの中にいます
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 00:14:59.39 ID:eAv03zQ0
>>253
――――あぁ

【言葉がしっかりとしている事を受け止め、一つ頷いて見せる】
【その表情に、どこか柔らかいものが浮かんだ】

ん…………あぁ、どういたしまして、だな

【やや脈絡のつかない礼の言葉に、一瞬訝しげな表情を見せるが】
【鈴音の中では繋がったのだろうと解釈し、言葉を返す】

ふふ……まぁ、君も大人になれば飲む機会はあるだろう……
もしかしたら、全く飲めないかもしれないし、逆にどれだけ飲んでも酔わないかも分からないが、な……

【水みたいなものなのに、という率直な感想に、自然と笑みをこぼしながら】
【いずれ飲む事もあるだろうと結論付ける】
【鈴音が酒に強いのか弱いのか、それもその時になって分かる事だろうと】

そうだな……猫は癒される……
時に、一緒に寝たりするのも……悪くない

【鈴音の言葉に同意しながら、猫から手を離す】

ん、そうか?
だったら……なおさらの事、店に顔を出すと良い
次には、俺の家に案内してやろう……そこであいつらに会わせてあげるから

【自分の猫を披露するのもまんざらではないようで】
【もう一度。優しい笑顔を見せながら、鈴音を見やるアーディン】

ん――――そろそろ時間か?
じゃあ、また会おう……

【つい、と空を見上げて一つ息をつくと、アーディンはその場から立ち去ろうとする】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 00:16:46.17 ID:5KBWCfko
>>252

……へぇ?

【思わぬ反論に対しその瓜二つの姿かたちを見比べて】
【――その後、わずかに目を見開いて、声を上げた】

そりゃ失礼した。
二卵性は完全な別個体と聞くが、そこまで似てるってのは珍しい。

【二卵性、とは要するに双子の事だろう。外見が似ている要員など、さまざまな理由が思い当たるが】
【違うなら反論してくるだろうし、正解なら特に肯定も否定もないだろう。こうして可能性を提示して会話することで、相手から情報を引き出せる】
【そういった種の、一種の話術】

……ま、レディの方には嫌われちまったみたいだし、今更夜道をエスコート、だなんて言わねェさ。
ンで、お困りのようだけど、何か魔術師に用があるワケ?

【そうしてから、同じ内容の疑問文を、再提示する】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 00:25:55.35 ID:guENUPw0
>>255

……そう、かな。
…………ちょっとだけ、ね。興味は、……あるの。
面白そう、……でしょ?

【いろんなことに対して自信なさげ、そんな少女、なのに】
【そう言うのには興味があるらしく。変なところが年相応というか】
【まあ、見た目から予想出来る年齢、16とか17は。お酒とか煙草とか興味を持ち始める頃、だろうから。まぁいいんだろう、たぶん】

一緒に寝て、みたいけど……。
……家に猫、居ないから。してみたこと、ないの……。
ここで一緒に寝たら……、ルシアのこと、心配、させちゃうから。

【やっぱり猫関連がひたすらに羨ましいらしく】
【それでも、ここで寝ないのは誰かを心配させてしまう、らしく】
【家に居る誰か、と予想するのが王道か。実際家に居る人である、家というか宿だけれど。どちらかといえば居候ポジだけれど】

……ホント?
本当に? ……、……絶対、行くの。

【一度目、きらりと瞳を輝かせ】
【二度目、きらきらと期待に満ちた瞳でアーディンを見つめ】
【最後、なんだか決意に満ちた目でアーディンを見つめ、こくりと頷き】
【猫に釣られました本当にry】

あ……、……うん、ばいばい。またね。

【相手が立ち去ろうとすることを理解すれば、にこりと笑いながら、なんだか子ども染みた挨拶を口にして】
【きっと、そのまま見送ったのだろう】

/おつでしたのー
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 00:27:57.09 ID:UbtNJYwo
>>256
『一卵性』なのよ、私達は
普通なら有り得ない……ターナー症候群とか、その類でも無い限りはね

「だけど、色々有りまして………まあ、この世界ですしね
だから、殆ど同じ顔に同じ声。もう少し年齢を重ねれば、差異は大きくなるんでしょうけど」

今なら、同じ文章で同時に話せば、二人居る事すら悟られないレベルね

【交互に話すのも、口の動きを見たり音の出どころを聞き分けたりしなければ、どちらなのか認識が難しい】
【どういった理由が有るのかは兎も角、実際に『一卵性』である事を疑う余地もない】

【話題が自分達の本題に移ると、ジャンヌの方は一歩引きさがる】
【入れ違う様に、少年の方が前に二歩程】

「えーと………魔術師と言っても、別に誰でも良い訳でも無くて
事情通だったり、特定の集団の事に詳しかったり、そういう人ですね
……ちょっと、幾つか調べたい事がありまして」

「……あんまり、軽く口に出して良い問題かは、分かりかねますけれど」
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 00:29:39.74 ID:z83yboAO
>>254
…………ふぇ

【360度の回転を始める少女の頭部を見て間抜けな声を零した、零れた】
【一般的な人間ならば身体的な構造上、首がグルングルンすることは先ず有り得ない】
【この不可思議な現象を目の当たりにして、少女はポツリと一言――】

――なる、ほど
これが本物の、ファンタジーア(空想)ですか……!

【空想扱いしちゃったー!】
【首がグルングルンに怖がる様子は無く、しかし問われてびくりッ、と肩を震わせ】

へっ、――あっ、はい!?こんばんはっ!
ぁ、いえ、このネコちゃんは、あの……勝手に集まってきてる、だけで……
あ。えっと……アナタは、ネコちゃんを集めてるの、です、か?……どうして?

【しどろもどろで返答。理由は不明だが、どうやら故意に集めている訳ではないらしく】
【なんだか猫まみれな状況にあたふたとしつつ、こちらも首を傾げて少女に尋ねた】

「……」

【一方でこちらの猫たちは沈黙したのち、宛ら軍隊の如く横隊に整列し始める。猫らしくない】
【何故かザッ、ザッ、と足音を鳴らして整列を終えた猫たちは一斉に、いわゆる“お座り”の体勢になって】

「……にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃあああんっ!!」

【 共鳴開始(?) 】
【猫撫で声のコーラスが夜の街に響き渡る……!】

【……き、気付いてないです、黄色い電気鼠なんてきっと居ません、黄色くてもそれは猫です、……多分】

/貴様ッ見ていたなッ
/それでは、よろしくお願いします!
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 00:31:25.29 ID:69cn4No0

>>250

……何を考えてるのか判らないわ。
あんまり一から十まで肯定するような人間は、却って信用できない。

【彼女からすると、この女性の『感情』と言うモノが、揺らぐ陽炎のように不明瞭なのが、如何にも理解できないらしい】
【唐突で、厭に融和的で、何が起きているのかわからない―――思考が読めなくて、或る意味に於いて恐い≠ニ言うのが、彼女の本音である】
【そんな懸念に、『哲学者の卵』の影響で開花した冷厳たる狂気と殺意が、絡み合って火花を散らす】
【感情を思うが儘にぶつける、クールな口調の様でいて、実際は不器用なまでに素直な少女との対照性が、『歪み』として写ってしまう】

言葉を選ぼうと思える相手を、嫌いになると思うの!?
嗚呼、『私のことを好きにならない人間は邪魔』だって想ってたけど、あんたみたいなのも迷惑ね…。
傷付きたくないなら、私から離れなさいよ。ああもう苛々する……ッ! その思い込みと早合点、本当に…!!

【沸ッ―――感情の暴走に呼応して、少女の体から噴き上がるのは、漆黒の魔翌力】
【悪意が魔翌力を膨らませ、魔翌力が悪意を育て、仕組まれた悪循環から抜け出すことが出来ない】
【確かに、女性の言うことは然り―――この暴虐を、この狼藉を、この惨めな姿を、親愛なる者達に見られたら、どうなるだろうか?】
【其れにすら、気付けない―――人の世界で命を繋いで来た存在とは思えないほど、流れ往く言葉は原始的で、尖っている】

……名前? ああ、覚えておくわよ…で。
………その手は、斬り落される為に出したと認識してやるから。

【浮かぶ悪巧み、脳裏を浸食する激昂―――相手を見ていると、ただ脊髄を抜く≠セけでは、満足できそうにない】
【もっと時間をかけて、手を根を回して、女の醜い一面を全開に露出させて、其れで………】
【彼女の宿敵たる、カノッサのNo.15と同じような、危険思想―――自己嫌悪を抱いているのに、紡ぐ言葉も、溢れる狂気も、止められない】
【瞳を潤ませそうになった涙を強引に引き留めつつ、其れだけ口に出してから、彼女はぷい、と背を向けて、何処かに歩いていくだろう】

/わわわ、意識が飛んでいました…遅れてごめんなさい
/そしてうちの子で話を広げられそうにない&再睡眠が怖いので、このあたりで斬らせていただきたいのですが…本当に申し訳ないです
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 00:31:48.24 ID:eAv03zQ0
>>257
…………ルシア
彼女と知り合いだったとは……世間は狭いとは、良く言ったものだ

【鈴音と分かれて後、アーディンは一人道を行きながら、考え込んでいた】

それに、彼女自身……得体の知れない部分がある……
不吉なものを、感じさせる様な何かが……

【奇妙な光を宿していた目。死人の如く体温を感じさせない手】
【それらを思い出し、表情に苦いものが走る】

(――今の世にはそこらに不安や不穏がばら撒かれている
やはり、あいつらにも楽観視はできないか……)

【今さらにして、乱れ切った世情に思いをはせる】
【そして、穏やかならぬ状況にある知人達の安否に、意識が飛ぶ】

【――――それらを心に秘めながら、アーディンは、自身の守る酒場『八福尽星』への足を速めた】

/乙でした―!
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 00:39:11.63 ID:5KBWCfko
>>258

ああ……。
確かに、この世界は、イロイロと、在り過ぎる。

【往来で本に向けていたような、遠い目をして、青年は少年の言葉に同意する】

ま、あんたらの生い立ちをアレコレと詮索するつもりもねェさ。

【少年が進み出るたので、そちらの方へと視線を移した】

事情は詮索する気はねェ、んだが。
聖都に居ながら、協会を頼らねェ理由は?

ヤベェ話なら、なおさら信頼できる場所を当たるべきだと思うぜ?

【そうして、少年の要を得ない内容の話に、至極当然とも思える内容を提示する】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 00:46:11.98 ID:z9TLDESO
>>259
…残念ながら…コレが…現実(リアル)だよ……
【クネクネクネクネクネクネ…と、ギャグ漫画のような人間の関節的にありえない動きをし】

……そう…なんだ……
……私は…ネコサバトに貰った…マタタビX…を…使って…集めた…
【マタタビXってなんだ!?】

……聞きたい?……
【クルリと背を向け、イナバウアーのように後ろに上半身を傾けさせ相手を見て】

……実は…友達が…拉致され……拷問…受けて……それ以来……元気…ない……から……元気つける…ために……大好きな……猫を…集めてる…
【なかなかヘビーな内容だが、どうやら彼女は友達を元気にするために猫を集めてるらしい】

『『『『『『『『『『『にゃにゃにゃにゃっにゃっにゃんにゃにゃぁぁぁあ!!!!』』』』』』』』』』』『ピーカーピカピカピーピカピカピカ●ュー!!』
【こちらの猫達も整列し御座りし謎の共鳴を始める】
【そして遠くでネコサバトも共鳴したような気がした】

【そうです。アレは猫です。猫なんです。●ケモンなんてこの世界にいないんです…………グハッ】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 00:46:51.78 ID:UbtNJYwo
>>262
「協会には、頼るつもりでは居ます
ただし、誰でも良いという訳じゃないですし、あまり多くを巻き込もうとも思わない
そうすると………色々と面倒になりますし」

係わる人数は最小限、それが何事もスムーズに進められる方法よ
協会に正面から話しを持ちこんでご覧なさい。烏合の衆どころか、雀がワラワラ集まってくるわ
だから、ある程度以上の知識か情報か、それを持ってる人間を探してるんだけど……

「………幾らか単刀直入に聞きますと。協会の内情を、どれ程に知ってますか?」

【少女と相手を結ぶ直線状に少年が割りこんで、会話の対象を自分だけに誘導】
【それから、相手の表情に関心を移動させる】

「僕達も、其処まで詳しい訳じゃ有りません
でも、全く知らない人には……ちょっと、聞き辛い事でも有りますし」
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 01:00:21.26 ID:5KBWCfko
>>264

ま、船頭多くして船山を登るっつー格言もあるけどな。

だが、コネが欲しいなら自分で探すべきだと思うぜ。
たとえば、俺がアンタ等を、単純な悪意からハメるような人間だったら……どうするよ?

【スッ、と目を細めて、にぃ、と口の端を吊り上げる、イヤミな笑いを浮かべて――】
【そして、急に表情を変えた、その反動で戻るように、元の軽薄な笑顔に一瞬で戻る】

……冗談はさておき。
研究者に多少知り合いが居るって程度だな。言ったろ、俺は魔術師じゃねェんだ。
協会の学生でもねェし、研究者でもねェ。
内部の派閥争いだとか、後ろめたい事情なんてモンがあったとして、そんなもんはこれっぽっちも知らねぇよ。

【本を挟んでいない方の腕を上げ、頭を掻きながら、言葉を続ける】

つまり、だ。
あんたら自身で協会にアクセスして、コネを作った方が、いくらか信用ができるってこったよ。
あそこ、来るものは拒まずの体制だしな。

……俺も、あくまであそこの図書館を利用する、一般人でしかねぇんだからよ。

【そう言って、話を締めくくる】
【要するに、こんな所で油を売ってないで、最大の手がかりを漁りつくして来い、ということだ】
【まわりくどい言い回しは、この青年のクセのようなもので、その修飾の多い語り口から、ほかの物を読み取るとするのも、自由だろう】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 01:07:59.55 ID:UpHjToAO
>>260
何考えてんのかわかんねえのはお互い様だろ?

それより…
私の腕は高いぜ?

お前の好きなように受け取って、好きなようにすれば良いのさ。
なにを我慢してんだよ。

お前さ…
自分に対して中途半端に生きてるんじゃないだろうな?
そんなもん面白くもなんともねえだろ。
ふらついてんじゃねーよ。
【途端に心臓までも貫き、まるで人の心でも見透かすように真っ直ぐと深紅の瞳で見据える】
【彼女にはどう映ったのか、先ほどまでの態度とは違って少し不機嫌そうに眉を顰め】


お前みたいな気に食わない奴は誰でも突っぱねてやれば良いと思ってる奴はな…
挑発に乗っかってやってもただ敵になって終わるんだよ。

お前の言葉にはイラついてるんだぜ?
私も一人の人間だからよ…

でもな、そんな安い挑発は聞き飽きた。
【手を退いて、とびっきりの笑顔を見せつけるようにして浮かびあがらせ】

私は天邪鬼なんでな。
お前がどれだけ嫌いになっても…
生ぬるい好意を、嫌と言うほど与えてやるよ。

それでもしも痺れを切らして喧嘩売ってきたんなら…

それは別の話しだ。
遠慮なく、手加減抜きでぶっ飛ばしてから…
これでもかというほど、優しく手厚く介抱してやる。
【さほど高圧的ではないにしろ、それはもはや決まってしまった事実を述べるかのように】
【満面の不敵な笑みと共に宣言してみせ】


一度繋がった縁ってやつは、取ろうとすればするほど絡みつきやがる。

私との縁に、後悔しな。

また会えるように祈っててやるよ。
【踵を返すと、ふらふらとベンチまで歩いていき】
【勢いよく倒れ込むと、軽く手を振ってそれを見送った】

/謝ることはないよっ!
/こちらこそ遅くて話しを広げられなくてごめんね……
/兎にも角にも、精一杯のお疲れ様でしたをプレゼントしますっ!!
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 01:09:23.45 ID:UbtNJYwo
>>265
…………冗談でも、そういう事をいう人間に対して

「警告無しに殺害出来る程度には、僕達は肝は座ってるつもりですので
未熟な子供を諭す様な事は、止めて頂けると非常に助かりますね
……と、それはさておき」

【少年少女双方とも、冗談に対して明確に敵意を見せる】
【少女は後方に、少年は前方に。それぞれ体重を移した】
【「警告無しに」、それは本当の事なのだろう】

……面倒な人ね、本当に
結局、知らないとだけ言いたいのでしょう?なら、それで良いわよ
何処から派閥争いという単語が出て来たのか、それだけは気になるけど

「勘違いの無い様に言いますと、僕は協会の人間ですよ
………まあ、良いです。他を当たりますので」

【自分達が努力を放棄している様な物言いにも、また不快感を表す】
【少女の方は既に二歩程交代。明確に、距離を取っている】
【少年は会話の都合か、それ以上近づきも離れもしない】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 01:10:04.15 ID:69cn4No0
>>266

/うあー、乙でした!
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 01:11:54.80 ID:z83yboAO
>>263
おおおお……なんとっ……!
これは、ファンタジーアでなく、わたしの、夢でもなく……
――現実≪リアル≫≠セった、なんて!

【まだ生物の身体には可能性が秘められていたんですね=I――と】
【女の子は、くねくねしてる少女の動きの一つ一つを眺めてうっとり陶酔している】

ううう、はぁ、その人間らしからぬ動き……美しい、です
惚れ惚れします、ああ、……まさに『ESTASI』――……

【すっかり頬の緩みきった女の子、感嘆の溜息をつきながら微かにくねくねしつつ】
【真っ白な瞳の中央に存在する真っ黒な瞳孔が、輪の形を成した】
【それからと言うもの、彼女は相手の動きをくまなく観察し続ける】

ねこ、…………“サバト”?
えっと、マタタビXも気になります、けど……
んん、と、サバトって名前……何処かで聞いたこと、あるような……

【聞き覚えのあるよな名称に、はてと首を傾げて考え込む】
【……やっぱり“マタタビX”は気になるようですが】
【それから少女の猫集めの「理由」を聞いて、女の子は、ばつの悪そうに肩をすくめ】

…………そ、なんです、か……それは大変そう……です
身体的だけじゃなく、精神的ダメージも大きそう、ですからね……

ぁ……わたしのネコちゃんたち、いります、……か?
出来ることなら、お手伝い。――したいのです、けど……

【こくり、と頷いて理解を示し、若干浮かない表情でそんな提案をしてみる】
【故意に集めた訳では無いとは言え、相手の「友達」のためになるのならば、と】
【極めて御人好しな女の子は、そんな提案をしたあと、ぎこちなく笑ってみせた】

【徐々に雰囲気が重くなりそうな一方で、猫たちはにゃんにゃん言ってる、すっごく騒がしい……けれども】
【途中、ネコサバトの共鳴の声が聴こえた気がして、皆が皆その方向に目を遣った……――なんだこれ】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 01:22:12.75 ID:5KBWCfko
>>267

やれやれ、そうカッカしなさんな。
冗談の一つや二つで首を飛ばされるのは、正直勘弁願いたいぜ?

【敵意を見せる二人に対し、それでも青年は臆す様子は無い】
【いつでも行動に移れるように、との示威行為か。その体重移動にも、青年は何も構えを見せない】
【ニヤニヤと――不敵なまでに、場違いなまでに、軽薄に笑っている】

そういうこった。
派閥争いやら後ろめたいことにも、特に他意はねェ。For Example、例えの話さ。

ハ、そうするのが賢明だろうな。
協会にコネがあるなら、なおさら。

【他を当たる、との言葉に、青年の方は二人に対して背を向ける】
【無防備なその様は、背後から容易に一突きに出来そうにも、見える――】

じゃあな、お二人さん。
次はお気楽にデートでもしようや。

【そして、背を向けた姿勢のまま、手を掲げてヒラヒラと振って】
【冗談とも本気ともつかぬ口調で――まずまちがいなく冗談だろうが、最悪のセンスだとも言える――去っていくだろう】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 01:23:37.40 ID:z9TLDESO
>>269
……まあ…人間…やめちゃった…からね……
【蝙蝠耳をピクピク動かしながら】
【……本物だった蝙蝠耳】

……イヤッフー…
【クルクルクルクルクルクル回転し】

……ついでに……サバトは……私……
……貴女は……なんていう…名前?…
【回転を止め少女を見る】

……うん……貰う……ベリル…喜ぶと…思う…から…
……ありがとう……
【フカフカお辞儀をし】

【そして猫達はその方向を見て】
【右前足を頭のところまで持って行き敬礼をし始める】
【あ…流れ星】

【カオスかな?】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 01:32:36.72 ID:UbtNJYwo
>>270
「冗談というのは、人の品性が見えるものだと思います
悪いですが、貴方の品性は……」

……その冗談と同程度、と見えるのよね
それなら、首を飛ばす事にあまり躊躇わないと思うわ
余裕を見せるだけなら、それこそ誰にでも出来るのだし

……と、今から始めるのも時間的に無理ね

【時間が有れば、遠慮なく加害に移っていた。そう言外に臭わせる】
【手の内が分からない相手に背中を向ける、それがどれだけ危険な事か】
【少女は、手の指をピストルの様な形にして、相手に向けて】
【然し、実際の行動には移さない】

【去っていく相手を見届けてから、周囲を一度見回して】

………今夜も収穫なし
あーもうじれったいわね!何処に行けば見つかるのかしら……

「そうだねー、暫くは外で探しまわる方が良い、そうは思うけど……
今日は、一先ず帰った方が良さそう。早く寝ないと、ね?」

【周囲のその他の人間には興味を持たなかったのか、帰路へと就いた】

/お疲れさまでしたー
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 01:33:17.59 ID:5KBWCfko
>>272
/おつかれさまでした!
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 01:40:01.50 ID:z83yboAO
>>271
そ、……なんです?
ん……、ん、へぇ……色んなヒトが、居るものです、ね
それから、色んなカタチもありますよね、……耳とか

だから、アナタのカタチも動きも、美しい!……です

【ピクピクする蝙蝠耳を見詰めながら口にしたのは、変だと思われるかもしれない一つのたとえ】
【少々言葉足らずだが、要するに「十人十色」に対して美しさを感じているのだろう】

サバトちゃん、……です?
ぁ、はい、えと、わたしはニンナ――、ニンナ・ナンナ、って、言います!
……よろしく、お願いします――

【ニンナと名乗る女の子は、自己紹介をしたのち、にっこりと自然な笑顔を浮かべ】
【しかして、ある単語を聞いた途端明らかな驚愕の表情を見せる】

――って、べりる?……サバトちゃんは、ベリルちゃんの……、お友達?
…………あ。思い出した――かも、しれません

えっと。わたし、一度、ベリルちゃんに会ったことがあるのです、けど
アナタが……、サバトちゃんが、ルミナちゃん、ですか?

【モフモフとお辞儀をし返して、確認をするニンナ】
【サバトの友達――ベリルと出会ったことがあるらしく、恐らくはその時にサバトの名前を聞いたのだろう】

【――そうして、こちらの猫たちも同様に敬礼】
【夜空を駆ける流れ星にネコサバトの姿を幻視しながら、感謝と別れを心の中で告げたのだった――】
【(※ネコサバトに会ったことはない)】
【たまにはカオスもいいよね!】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 01:52:17.60 ID:z9TLDESO
>>274
……どういたしまして…だぜ…
【クルクル回り】

……ニンナ……覚えたよ……
……うん…
…私の…本名は…ルミナ・デモンベルト……だから…ベリルは…私を…ルミナって…呼ぶの……

……ベリルは……拷問されて……私の力でも…全治するのに……何ヶ月かかるか…わからない……
……今…ベリルは…部屋から…トイレや風呂以外で…出ないし……精神的にも………
……………正直…少し前の…私なら…怒り狂って…ベリルに…酷い目合わせた…奴…殺しに…行くけど………
…今は…それより…ベリルを…速く立ち直させたい…んだ…
【静かに目を閉じならそう言い】

……だから…猫達を…譲って…くれて…ありがとう……
【ペコリと再びニンナに礼をする】

【そして猫達は再びサバトの後ろに集まり始める】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 02:12:34.18 ID:z83yboAO
>>275
ルミナ、デモンベルト……そう、なんですか
感情に任せるだけじゃ、解決しないことも、多いですから……ね
それにしても、ほとんど、部屋から出ないなんて……よっぽどだったの、かしら

【右手を顎にあてがい、わずかに顔をうつむかせて思考】
【それも数秒で終え、顔を上げてサバトを見据える】

ぅ、と……症状の重さや、療養期間だとか……
どのくらいになるとかは、ハッキリと解りませんけど
お友達のサバトちゃんがいるなら、他にもお友達がいるなら、きっと、ベリルちゃんも立ち直れる……はず、です
だから、あんまり、無理しないでください、……ね?

【会話自体を不得手としているよう、所々途切れながらもサバトやベリルに対する気遣いを示し】
【エナメルバッグをごそりと漁って、何やら小さな正方形の、板状の物体を取り出す】

……はい、どういたしましてっ
あ、……あの。これ、ベリルちゃんに渡してもらえると……嬉しいかな、……って

【そう言ってサバトに差し出す板状のそれは、一枚の絵画】
【暖色系の背景に一匹の黒猫が中央に鎮座している、ここまでならば至ってシンプルかつ一般的な絵だが】
【猫の双眸だけは、何色も塗られず紙の色のまま、まっさらであった。】

【サバトの後ろに集まる猫たちに続き、こちらの猫もその猫たちの後ろに集まり始める】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 02:21:24.73 ID:z9TLDESO
>>276
……正直……血まみれで…ボロボロ……殺さず…苦しませる為の…拷問……された…みたい……
……なんとか…ベリルを…助けたのは…いいけど……精神的ダメージが…大きすぎる……
【顔を下に向け】

……無理しない……
…ありがとうね…ニンナ…
【天使のように微笑み】

……わかった…渡しとく……
【そう言いながら受け取り】

……じゃあ…私は…そろそろ…行くね……
……またね…ニンナ……
【そう言って猫軍団を率いてサバトは幽霊屋敷へと帰っていった】

/スイマセン。眠気が限界なのでここら辺で

/夜遅くまで絡みありがとうございます

/乙でしたー
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 02:31:32.53 ID:z83yboAO
>>277
殺サズ、ただひたすら、……苦痛を与え続ける、拷問ですか
……ああ、それはなんとも、酷なお話です――ね?

【片手で顔の半分を覆い隠し、悲しむよな仕草を見せつつ】

はい、……ありがとうござい、ますっ
また会いましょう、サバトちゃん!お休みなさいっ!

【ぺこり、再びお辞儀をして、帰路に就くサバトを見えなくなるまで見送ったのだった】
【――やがて瞳孔が元に戻ると、ニンナはパタリとその場に倒れ込み】
【暫くして何処からともなくやって来た白馬が、眠る少女を軽やかな足取りで連れ去って行ったと言う】

/了解です、こちらこそ夜遅くまでありがとうございました
/それではお疲れ様でした、お休みなさいませ!
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 13:04:54.99 ID:.s1nJgAO
晒しage
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 17:40:59.63 ID:4ssRkdYo
【水の国 ・ 風霊統主の城へと至る林道】

【降り積もった落ち葉と、柔らかな腐葉土の上に立ち】

                                  

【黄金色の瞳を持った少女が一人、空に向かって両手を伸ばしていた】
【綿雲のような丸っこい癖毛の髪と、薄褐色の肌】
【年相応の幼い顔立ちには、ある種の彫像めいた精巧さがあり】
【風景と同化して一枚の絵画になってしまいそうな、妙な浮翌遊感が漂っている】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/28(木) 19:10:31.97 ID:z9TLDESO
【昼の国】

【人気がなく廃墟となった遊園地】
【ムッキーランド》】

【明かりが一切なく、不気味な雰囲気がただよい】

【ただ静寂が広がっている】

【この廃墟の遊園地には、怪異現象が起こり、オバケが出没するらしく】
【ここを建て壊し新しくレジャー施設を造りたい土地の所有者は困り】
【ギルドに依頼し、アナタ達――能力者達にこの場所の原因究明とオバケ退治を依頼した】

【そして遊園地の人気のない入口】
【そこから不気味な気配の風が吹き出し】
【まるで能力者達を誘いこむようだ】

【さあ勇気ある者たちよ】
【いざ進め】

/探索イベントです
/参加者の皆様今日はよろしくお願いします
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:15:12.45 ID:UbtNJYwo
>>281

……………ふん。何がオバケよ
要は、此処をきれいさっぱり潰しちゃえば良いんでしょう?

「ジャンヌー、極論そうかも知れないけど理屈で考えて無理だよー
何だかんだで、自分の足で回って潰してくのが一番だと思うよ?」

それじゃ、こんな所に長居する事になるじゃない!

「んー、それも良いんじゃない?ほら、偶には遊園地で遊んでみるのもさ」

【深刻な雰囲気重苦しい空気、それに逆らう様にして】
【早速中へと進んで行こうとする二人組が居る】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:17:46.79 ID:qyIkCYoo
>>281

…ムクの奴が俺の身分証明書が出来るまで暇潰してこいって言われたので潰しに来たが
おっかしいな、ここの遊園地もしかして潰れてるのか?

【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年が鎖を引き重い荷物を運ぶ】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、首には季節に合った赤いマフラーを巻いている】

昼の国、かあ…始めて来たけど案外『コレ』で来れる距離なんだな
普通に借りてきちゃったけど後で怒られないかな…

というか、この雰囲気もしかして事件…って感じか?

【と、彼はその後ろの今まで引っ張っていた重い荷物に目をやる】

【青年が引っ張っているのは…2mほどの上から見ると細長い六角形のような形をした重厚な箱…人一人が入れそうな高級感の溢れる箱】
【安定感のあるのっぺりしたフォルムを紺色で彩っており、蓋の表面に真っ黒な三日月を象った模様が塗られており】
【そして中央部に『魔術協会』とロゴが張られていた】
【どこから見ても棺桶だった…そしてそれには銀色の鎖がくっついており青年はそれを引いてきたようだ】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 19:22:17.05 ID:pKCMHX2o
>>281

・・・

【膝まで隠れるフード付き薄手のコートを着た18歳くらいで】
【髪型は、6つの角のような髪が後頭部に逆三角形状に並んでおり、髪の色と目の色は緑青色で】
【顔付きは―天空のような…気まぐれに旅する風のようなそれの、左手に手袋をはめた青年が】

最近、所々の記憶が飛んでいるが・・・若年性アルツハイマーとかボケとかか?
それはともかく、何か見つけたぜ――――まあ、入るしか無いよなッ!
【その遊園地へと脚を踏み入れた】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 19:22:46.32 ID:965bapoo
>>281

ふっふっふっ、中々雰囲気出てるじゃないの。

だがしか〜し!この俺が直々に出向いたからには
お化けの一匹や二匹ちょちょいのちょいってモンなのだぜ!久々に冒険者魂が唸るってもんだ!は〜はっはっは!!

【ギルド指定のジャケットを羽織り、腰にガンホルダーとポーチを装着した】
【褐色肌で短髪、身長170cm程のどこか冴えない顔立ちをした男がニヤニヤと笑い声を上げながら立っている】

……んで、取り敢えず人数不足ってので来たのはいいんだけど
俺の管轄外のクエストだから詳しいとこ判んないんだよなぁ。担当のギルド職員とかはいないのかしらっと?

【ジャケットに掛かったバッジや腕章から、ギルドの関係者のようだが】
【このクエストに関してはよく判らないらしく、案内係などがいないかどうかと探している】

【全体的に緊張感に欠けるこの男は、水の国ギルドのマスター。通称ギルマス(本名不明)である】
【言葉から察するに、今回は一冒険者として参加しているようだ】

/???です、今日は宜しくお願いしますねー。
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 19:31:44.13 ID:z9TLDESO
>>282(ジャンヌ&アクセル)>>283(ジャイアン)>>284(ヴァルトスラット)>>285(ギルマスさん)
【入口を抜けると、電気が通らず動きを止めた施設やアトラクションを見渡せる広場に出るだろう】
【上空には蝙蝠やら不気味に光る鬼火がユラユラと飛び回っている】
【だが外とは明らかにも空気が違う】

【感じるか?この異様な空気】
【まるで異界に紛れ込んでしまったかのような、障気や不気味な魔翌力が蔓延っているこの場所】
【耐性が低いものなら気分を悪くしてしまうだろう】

【そしてギルマスさんの思ってる通り本来このクエストの担当者がいるはずなのだが見当たらない……】


【そして広場の中央に倒れてる人】

【それは……】

『ぅ…………ぐっ…』
【ギルドのバッジをつけた黒髪の男性が】
【白であったであろう服を赤に染めて倒れている】
【背中には撃たれた後がある】
【今回のクエストの担当者のようだ】

【一体誰が?……】

【そう思ってるとアナタ達に向かい足音が向かってくる音が聞こえるだろう】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 19:38:02.81 ID:pKCMHX2o
>>286

・・・

とりあえず、何かあったみたいだな・・・多分
【撃たれただろう黒髪の男性を見て】

おおい、大丈夫かー
・・・大丈夫な訳ないか、誰にやられたんだ?
【そう、彼に問いかける】 【返事は期待していないようだが】

ん・・・足音・・・
【そして、聞こえる足音――耳を研ぎ澄まして、それがする方向を見て】
【警戒するかのように、構える】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:41:21.41 ID:UbtNJYwo
>>286

「………で、どうする?如何にも怪しい音が一つと、如何にも怪しい第一村人が一人
それに如何にも怪しい鬼火が幾つかと、如何にも怪しいアトラクションの山」

この場合、怪しくない方を先に挙げて貰った方が良さそうね
貴方の目から見て、怪しく無さそうなのは何?

「近くにいる、他に呼ばれた人」

オーケー、この遊園地全て怪しい把握

【二人だけで世界が完結している様な会話をしながら、周囲をぐるりと見渡した】
【上空を飛ぶ鬼火と蝙蝠、この組み合わせが何となく奇妙にも思える】
【だが、照明をあまり必要としないで済む所だけは、鬼火に感謝をしておくべきか】

「とりあえず……そうだね、まずはあの人を
周りの人も、もしかしたら何か有るかも知れないし」

そうね、情報を得るのが先決よ
という訳で其処の………誰か!手当てしなくても口を利ける余裕が有るなら、答えて欲しいわ
無理なら、とりあえず動かないで居た方が良いと思うわね

【ドレスの方―――これ以降は『少女』と表記―――は、倒れている人間の方へと歩を進め】
【ジャケットの方―これ以降は『少年』と表記―――は、その後ろを歩きながら、空に手を翳す】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:43:52.93 ID:qyIkCYoo
>>286

…鬼火?ここ本当に昼の国か?俺もしかしてどっかで道路標識間違えて
違う国来ちゃったかな…?いや、何か起きているのかもしれない…行ってみよう

【胸の辺りで拳を作り、どこか違和感のような物を腹の中に感じ取った青年は皆の先にも後にもいかない程度のペースで広場まで歩く】
【奇妙な空気、彼自身はこれまでこんなエネルギーに満ちた空間まで足を運んだ事は少ない―――ゆえにだからこそ彼は振り切るように自身の警戒心を上げていく】
【いつ、何が起きるかわからない、そんな状況に自分は飛び込んで行っているのだ】

【そして、彼は見つける…広場で倒れていたクエストの担当者】
【あまり説明こそ聞いてなかったため彼が何者なのかよくわかっていなかった青年だったが彼は大急ぎで駆けだして行った】

…おい!アンタ大丈夫か!?不味いぞだいぶ傷が深そうだ…手当てしねーと!

――――ッ!?

【バッ!と、彼は即座に男をかばうように背を向けて戦いの構えを作る】

【この状況下で聞こえる足音が…何か危険につながる物の可能性は大きいのだから】

/失礼!ちょっとメシ落ち!
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 19:45:03.77 ID:965bapoo
>>286

う〜〜ん……ま、いっか!
ただのサボりかもしれないし、深く気にしても仕方ないのだぜ!

兎にも角にも出発進行!
何を隠そう、このギルマスさんはゴーストバスターの名人なのだぜ!
くっくっくっ……クエストの為に揃えに揃えた除霊グッズが出番はまだかと呻いておるわ……!

【腰のポーチから、胡散臭いお札やら蝋燭やら炊飯器やらを取り出して】
【不気味に笑いながら入り口を越えて広場に向けて進んでいく】

【霊障などに何らかの耐性があるのか、場の雰囲気や気などの影響を受けている様子はない】
【近くにある鬼火などにお札を向けて「キエ〜〜ッ!」などと奇声を上げていたりと、余裕綽々なようにも見えた】

【歩くことどれほどだろうか】
【やがてその足は広場へと到着し――――】

あんたに好きって言われたら〜♪あたしゃコロっとイチコロよ〜♪っと!
ふふふ、今のところは順調順調!このまま簡単に終わればいいんだけど……ん?――――に!?

【なにやら調子外れな歌を唄いながら進んでいたギルマスは】
【ふと……前方に倒れる姿を見かけると――顔色を変えて、そちらの方へと駆け寄り】

――ちっ、出血はどの程度だろ?止血程度はしておかないとな……
取り敢えず息はあるようだけど……おい、あんた何があったのだぜ?説明できるかい?

【しゃみこんで、ポーチから取り出した回復薬を患部に振りかけようとしながら】
【男性に呼びかけ情報と確認を得ようとする】
【回復薬は効力は然程でもないが、特別深い傷でなければ止血程度の効果は齎すものだ】

……――――。

【足音。それに反応して、ギルマスはただ静かに、右手をガンホルダーに添えた】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:48:34.74 ID:8NT2WU2o
>>176
そうですっ!!私はゴキ・フー・リ!チャイニーズアルヨ!
・・・・ってそんなわけ無いアル!!

【見事なノリツッコミを決める少女】
【彼女が右足を一歩踏み込み「なんでやねん!!」と叫ぶと何処からとも無く歓声が】


そうですっ!!因みに私は仮装じゃないですっ!!本物ですッ!!
トリックオアトリート!!
【キャンディーを貰っているにも拘らず、両手を握り締め】
【恥ずかしそうに両目をつぶりながら叫ぶ】

/よろしくお願いしますっ!!
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:54:57.84 ID:LL.oBUSO
>>237の人へ
/昨日はすいませんでした。ちょっと母と色々トラブルがありまして続けられない状態になって、勝手ながら絡みを中断してしまいました。本当に申し訳ありません
/続きは再開しても適当にこの後晩御飯を奢った事にして終わりにしても宜しいですので
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:55:51.08 ID:tFFMPRoo
>>291

うん………………?

【突然のノリツッコミと、それに合わせるように湧きあがる歓声に】
【こちらから振ったにもかかわらずぽかんと首を傾げる】

へええ、本当に変身できるんだー。いいなあ……

【ちょっと羨ましそうな表情を浮かべながら、触角を指で摘まんでみようとする】


それで、リーちゃんはこんな所で何してたのー?
やっぱりハロウィーンだから?

【にっこりと微笑みながら、初対面の少女に尋ねかける】
【名前は案の定変に間違って覚えたようです】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 19:57:46.15 ID:io9vcZko
>>292
/いえいえー、事情があったなら仕方ないです
/今日はちょっとやることがあるので、非常に申し訳ないのですが終わりと言うことにさせて頂けると嬉しいです……ごめんなさいorz
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:59:20.08 ID:LL.oBUSO
>>294
/了解しましたー
/乙でしたッ
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 20:00:14.24 ID:z9TLDESO
>>287(ヴァルトスラット)>>288(ジャンヌ&アクセル)>>289(ジャイアン)>>290(ギルマス)

『……うぐっ……』
『……に…げ…ぇ……わ…な……ぁ……』
【男は苦しそうに言いながらヴァルトスラットとジャンヌとギルマスへの答えをくるしそうに言う】
【声を出すたびにグフッと血を少しはいている】

【回復薬により傷は回復していくがよく見ると首に《噛まれた痕》が】

【そして上を観察しているなら気付くか?蝙蝠が近くの街頭に集まり始めているのを】

【もし勘が鋭い者がいるなら…その正体と原因がわかるはずだ】


【そして足音の方を見ると】
「ヤア♪ヨウコソ。《ムッキーランド》ヘェ」
【何処か不気味で異様な高い声】
【タンクトップを着て、不気味に笑ってる白い顔で、赤を主体としたウサギの着ぐるみ――この遊園地のマスコットキャラ《ムッキーラビット》が二体が】
【アナタ達に向かいやってくるだろう】

【左側のムッキーラビットの右手には血まみれの釘バットがある】
【右側のムッキーラビットの両腕には拳銃が二丁】

「ボクタチとイッショにアソボウョ〜♪」
「アソボウアソボウアソボウアソボウアソボウアソボウアソボウアソボウアソボウ」
【この着ぐるみ達から生きている者の気配を感じないだろう】

【そう言うと左側のムッキーラビットがジャイアンとヴァルトスラットへ向かい釘バットを振り上げながら走ってくる】
【そして右側のムッキーラビットがジャンヌとアクセルに向かい一つずつ銃口を向け、引き金をひこうとする】
【狙いは定まっていないが】


【そしてクエストの係の人が】
『グァァァァァァア!!!!』
【突然声をあげてギルマスの首をしめようとする】
【その力はまるで怪我人とは思えないほどだ】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:04:44.41 ID:8NT2WU2o
>>293
変身できるアルヨ!!というかなんで口調がチャイナなのアルね?

【自分で言いながらよくわかっていない模様で】
【恥ずかしいのか顔を真っ赤に染めながら、両腕をぶんぶん振り回す】

・・・・良いアルね!もっと触ってアル!!
【少年の手を掴んでもっと触らせようと頭に擦りつけようとする】
【どうやら、触覚を触られるのが好きらしい】

リーちゃんじゃないの!リーさんなの!!あとフウリなの!!
【ぷぅと頬を膨らませ、少し俯きながら】

ハロウィーンだからだよ!!やっぱり食料をGETしないとね!!
あと、ハッピーチャイナドレス好きアルか?
【頭を横に傾けながら、微笑む】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 20:06:42.94 ID:pKCMHX2o
>>296

・・・

逃げろと言われて素直に逃げる奴はいねえェーッ!
【ドォーz_ン】 【よく分からんポーズをとりながら言う彼】

何かよく分からん奴が2人居るな・・・しかも、1人はこっちに来たか
・・・けけッ、少し身体を動かしてみるかァなァー
大丈夫だ、俺は多分お前らのトドメささねェーから
保証はしないがな!
【彼は、まるで嘴のような形状の口を持ち、体系は人間に近く、爪は人間よりやや鋭く、尻尾があり】
【鱗は緑青色で、短めで同じ緑青色の羽毛が生えており、皮は海色で、同じく短めで同じ海色の羽毛が生えており】
【目の虹彩や爪、口内は朱色で、後頭部には羽毛が集まってできた6つの角が逆三角形状に滑らかに並んでいる龍になる】

【そして、迫り来る者へと、攻撃の狙いを定める】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:10:08.09 ID:UbtNJYwo
>>296

『……ねえ、アクセル』

「なんだい?」

『鉄パイプ』「無い」『チェーンソー』「それも無い」『じゃあ大鉈』「鉈もバールの様な物も光線銃もないよ」

『………あれ、生理的に嫌なんだけど
まずあのタンクトップが嫌だわ』

「タンクトップ評価への完全な同意は出来ないけど、生理的嫌悪感に付いては同感」

【兎を見ても、掛けあいの様な会話は続く】
【掛けあいをしながら、少女が少年の背後へ。ライトに当たって出来た影の様に張りつく】

【銃口が自分の方へ向くと、少年は手を空から兎へと向ける】
【すると、少年の手の周囲の空間が、目に見えて左右にぶれ℃nめる】
【もし、その動作を見て兎が動かず、拳銃も構えたままならば】

  『≪ S-S / Self‐Sacrifice ≫』  「≪ S-S / Soul‐Shaker≫」

【次の瞬間、兎の持つ二つの拳銃が、まるで掴んで揺す振られた≠ゥのような衝撃を受けるだろう】
【狙いをそらし、あわよくば拳銃を取り落とさせる。ダメージよりも、相手の攻撃手段を削ぐ事を目的としている様だ】

【同時、少年は、銃を持っている兎の方へ真っ直ぐに走りだす】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 20:11:59.57 ID:965bapoo
>>296

逃げ、罠?――んなもんみりゃあ判るのだぜ!
古典的な手段だからね、こーいう類の「トラップ」は。他にもうちょい詳しい情報は……むむ?

【ギルド員の男性から聞こえた声】
【其れを元に言わんとしていることを察したうえで、もっと精度の高い情報を求めようとするが】
【その刹那に――……「噛まれた痕」を発見することに成功する】

……え?ちょいまち、これってそういうアレでソレってホレホレなのだぜ?
いやいや、見覚えあるというか、有名だから展開にも予想がつくっていうかなんつーか……ね――――

【額から冷や汗を掻きながら、その意味を瞬時に察する】
【ギルドマスターは職業柄モンスター知識に関して秀でた存在である】
【それ故に、素早く其れに思い当たり、子鼠のような危機回避本能が警鐘を鳴らし立てて】

――ってやっぱり〜〜!!?ぎゃあああ〜〜!!!
見目麗しいおぜうさんとなら兎も角、ヤローとハグハグなんて腐った民族にしか需要ないんだぜバーロー!!

【その瞬間、男性が奇声と共に襲いかかってくる】
【展開に予想をつけていたためか、首を絞めんと迫る男性の手からするりと逃れ】
【ササッと大きくバックステップをして距離を取ろうとする】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:17:14.48 ID:tFFMPRoo
>>297

なんでも? 何でも変身できるのー?

【少女を見つめる目が輝いている】
【どうやらとても魅力的に思えたらしい】


【両手で触角をふにふに触りながら、ぼんやりと呟く】

んー……ふー・り、ちゃんだから、リーちゃんだよ?

【どうやら少女の意図を汲み取れていません】
【なんだか意思の疎通が困難です^q^】

【二本の触角をしばらく弄りまわすと、ひょいっと軽く縛ってしまおうとする】

ちゃいな、ドレス……? って、どんなのですか?
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:27:11.94 ID:8NT2WU2o
>>301
ゴキブリと人間だったらなんでもねっ
服とかは自由に変えられるネ!!

【てへっと小さく笑いながら】
【舌を悪戯っ子の様にぺろっと出した】

リーちゃんで良いアルよ・・もう!!
これでも大人の女性なの!!いい?
【胸の前で両腕を交わらせ、胸を強調させる】
【因みに胸はHカップ、大きいね!!】

・・・ひゃうん!いいアルよっハッピー!!
【縛られた事に伴う快楽に浸りながら拍手をする】

変身するから・・・良いアルか?
【小さく呟いて尋ねてみた】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:30:19.74 ID:qyIkCYoo
>>296

…とりあえずあの浅黒い兄ちゃんが今治療してくれてるみたいだけど…
それにしても、だ…あそこにいるのって…

【両手を目の上にかざして目を凝らし、近づいてくる者を見つける】
【最初、ああ千葉のテーマパークに行った時以来だな、あんなマスコットをみるのは…などとのん気な事を考えていたがそれは長く続かなかった】
【ふと、彼の過去の記憶が脳裏をよぎり…相手の不自然さに気がついた】

…うさぎの…着ぐるみのマスコットか?
…いやいやいやなんかいやな予感がする、なんか…前にゲーセンでやったガンシューティングにこんなシチュエーションがあった
女の子の記憶みたいなところに飛ばされてそしたらちょうどこんなかんじでマスコットが近づいてきたと思ったら…

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

【ごくり、と息を飲み彼は両手の手刀を作り右手は相手に向け、左手は腰の辺りまで引く基本姿勢を取る】
【構え終わったところで相手が動くのを見た、近づいてくるのは左のムッキーラビット、それを判断した瞬間】

…そうッ!!油断させた所で武器を持って襲い掛かってきたっけなあ!!アレはびびったけどよォォォ〜!
確かに体験してみればッ!これほど怖ぇ状況はねえ!俺だってミッキーとかドナルドが斧だの鎌だのもって迫ってきたら怖くて足がすくむだろうなあ!

刃叫流19代目師範の一番弟子!剛田剛太郎!推して参る!刃叫流…『紅葉』!

【口ではそう言い、しかし身体はわかっていた―――やらなきゃやられる】
【彼はすでに走り出していた…向かってくるムッキ−ラビットはまだ釘バットを振り上げてもいない!】
【今なら先制を取れる!右手の手刀を構え相手に狙いを定める…右腕も左の腰まで引き抜刀の構え】

刃叫流奥義!『快刀乱麻』!!

せ い や ぁ ッ !!

【相手から見て右脇めがけ、下から斜め上に大きな手刀を居合抜きのように叩き込もうとしてくる!】
【彼は放ちながら確信した、今自分は本気で振り抜いたその自信がある…ならばこれが叩き込む事が出来たなら】

【まともな人間ならそれで脇から肩まで骨にひびを入れる事が出来るほどの一撃と彼は自負している…!はたしてどうなる?】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:35:25.43 ID:tFFMPRoo
>>302

へえぇ、凄いねー……!

【心の底から感心している様子】
【深く息をつき、少女の振り袖を一度見直す】


おとな……?
あ、そっかー。リーちゃんって大人なんだー。

【分かってないだろお前】
【強調された胸をちょっとの間見つめるが、その瞳に疾しさの色は見られない】

本当? いい感じなの? こんな感じー?

【褒められた、と思ったのだろうかハッピー自身も喜びの色を露わにし、】
【触角を一度ほどき、今度は手早く根元から蝶結びにしてみる】


変身、するの? 見たい見たいっ!
【「どうぞ!」とばかり、腕を真っ直ぐに少女へ向けて伸ばす】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 20:38:08.19 ID:z9TLDESO
>>298(ヴァルトスラット)>>303(ジャイアン)
「アソボウョ〜」
【釘バットを持ったムッキーラビットはヴァルトスラットの頭を狙い横に釘バットを振るおうとするが】

「アヒャッ!?」
【ジャイアンの攻撃をくらい右肩をやられ、着ぐるみの切れ目から不気味な赤グロい液体が飛び散り】

「イタイナァァァア!!!!」
【身体を回転させ二人に向かい左腕をふり殴ろうとする】
【見た目と違い力はかなり強いようだ】

>>299(ジャンヌ&アクセル)
【アクセルの両手のぶれには気付いていなく】
【そのままアクセルの後ろにいるジャンヌごと撃とうと引き金を引こうとするが】

「!?」
【拳銃を揺らされ落としてしまう】

「ナニシタンダヨォォォ!!!!アソボウヨォ〜〜!!!!」
【相手が接近してくるのを見て落とした銃を拾おうとせず、右手で拳を作り腹部を殴ろうとする】
【見た目によらず力は強いだろう】

>>300(ギルマス)
『ガァァァァァァア!!!』
【するりと避けられ、フラリフラリと立ち上がりながらギルマスをその虚ろな瞳で見つめる】
【口には鋭い牙が】

『ガァァァァァア!!!』
【ギルマスに向かい真っすぐと突っ込んで来るだろう】
【そして首に噛み付こうとしてくる】

>>全員
【そして外灯に集まった蝙蝠達が人の形になっていく】

フハハハハハハハハ!!見事に引っ掛かったな!!!愚かな人間共よ!!この偉大なる夜の貴族と言われているこのブルーブラッド・ノワール・ボナパルト・Y世が考えた!!偉大な作戦にぃぃぃ!!!!
【全身を貴族みたいな衣装を身にまとい銀髪をツンツンに立てた男が絶叫しながら外灯の上に立っている】

【………凄い隙だらけな上に馬鹿っぽい…いや馬鹿だろう】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 20:39:59.14 ID:oogd8YDO
【公園】

…………………………
……はっ!?寝てた!?
【蝶が描かれたトレーナーにポケットの多いズボン、目にかかる黒髪に二本のアホ毛が触角の様に揺れる長身猫背で左目に眼帯を着けた青年】
【が、ベンチに座って何やら慌てたりしている】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 20:40:13.50 ID:xhdaNkSO
【とある森の中、湖畔にて】
【車椅子に掛けた女性が一人、佇んでいる】

(神経系の損傷が酷い、か――……人のコト、心配できた義理じゃないな)
(……脚が遣えないんじゃ、そうそう無茶も出来やしない。少しでも早く、治さないと)

此処まで来るにも、随分と難儀したし、な……。

【腰には太刀と短刀を差し、着物の上から臙脂色のジャケットを肩に羽織り】
【黒に程近い濃藍の髪に、生気に欠けた白皙の貌――――涼しげな光を湛えた漆黒の眼は、不機嫌そうに細まって】
【常の仏頂面は健在どころか、この所の不自由の所為で益々と磨き抜かれている様だった】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:42:47.75 ID:8NT2WU2o
>>304
そうだっそうだっ!!私は偉いアル!!
尊敬の眼差しで見るヨロシ?

【ふっと右手を突き出し決めポーズ】
【その瞬間彼女の袖がふっと揺れた】

大人アルね!!大人の女性は美しいアル!!
ハッピーも惑わされないように気をつけるヨロシ
【そのまま胸を更に強調する】

ハッピー!最高ぉぉぉ!!
凄くっぅ良い感じだよっ!!凄い凄い!!
【アハーンなどと叫びながら激しく上下運動】
【因みに涎が出てたりする】

それでは行くアルよっ!!
ほいやっ!!
【そう言いながら少年の遥か頭上へと飛び立つ】
【因みに今は全裸になっていたりする】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 20:45:24.76 ID:pKCMHX2o
>>305

・・・

お断りだッ、俺がボコボコにしてやるからなァ〜
【バックステップをひとつとり、左腕による殴りを回避すると】

そそいのそいッ
【岩の矢を1つ生成し、相手の腹部目がけて飛ばす】
【速度は比較的遅めだ】

ブルー何たらだかよく分からんが・・・叫びたかったら叫んどけ!
後でボコボコにしてやるから
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:48:26.94 ID:UbtNJYwo
>>305

『そうね、あの銃が有れば結構楽に進める筈よ
それに、敵から武器弾薬を奪い取るのは……』

「基本中の基本、って事だよね了解!」

『≪ S-S / Self‐Sacrifice ≫、共有ON、感覚リンクON、制御は私に譲りなさい!』

【走っていく最中、ほんの一瞬だけ少年の動きがぶれて】
【また次の瞬間、地面に落ちた銃にだけ視線を向けて走る】
【拳が動きだすタイミングどころか、その出発点も見えていない筈なのに】

「………取ったぁっ!!」

【少年は、地を這う程に上体を落として、腹部への拳を回避しつつ拳銃を二つとも拾い上げようとする】
【拾う事に成功すれば、その種類(回転式か自動式か、口径はどの程度か等)や残り弾数を確認するだろう】

『……このままだと、兎やあの如何にもな吸血鬼と遊ぶだけで日が変わるわね
それを拾ったら走るわよ!こんな所で御高説を聞かされる必要もないわ!
周りの人間は………如何にかなるでしょ多分!』

「適当過ぎるにも程が有るけど了解!!」

【少女は、少年を視界に収めながら、兎の外側を回り込む様に走りだす】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:51:41.12 ID:qyIkCYoo
>>305
【あぶない!とヴァルドスラットに警告を送りながら彼は手ごたえを覚える】

・・・よし、斬れた…!?な、うわッ
ううっ、なんだ…なんなんだこれは…クソッ、これは『血』かッ!?

【怯んでいる暇はない、相手は今まさにその左腕を使い殴って来る!】
【すでに剛太郎、ジャイアンは構えていた…使うのは左足を下げ、両腕を曲げた状態で飛んでくるドッジボールを胸で受け止めるような体制になり】
【相手の攻撃に備える、刃叫流守式の構え…その名は】

刃叫流…『雛菊』…!うぐッ!!ああ!!

【ガードから伝わって来るムッキ−ラビットの力にそのまま弾かれるように身体が後ろに撥ねとばされて行く】
【そのまま2回転ほど宙を回ったところで地面に投げ出され、ごろごろ地べたを転げ落ちた後に、よろりと立ち上がり始める】

…ぐッ、ゲホッ!ゲホッ!なんだコイツ…こんなとんでもないパワーなのか?
こっちは防具もつけてねーのに…!防御をとらなかったら…これ一回で骨をへし折られそうだ…!

【そして現れたのは銀髪の男…いや、彼は相手の姿を見て惜しげもなく言ってのけた】

おいそこの馬鹿!おい馬鹿!この騒ぎはてめーの仕業か!?
何者だてめー…!人間じゃねーな!?前にあった奴にこんな感じの奴がいたぞ、フェルノって呼ばれてたか
おまえ…吸血鬼か!?

【拳をブルーブラッドに向けながら、吠えるように言葉を叩きつけた…そして反応を見ようとする】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 20:53:27.60 ID:tFFMPRoo
>>308

【ふと、何かに気づいたように一瞬だけ、触角を弄る手を止める】

(あれ……蝶結び間違えたかな……?)
(まあ、いいかな。喜んでるみたいだし)

【蝶結びの中心部分、つまり一番根元に近い部分を】
【固結びにしてしまったようです】


というか………あ、あの、大丈夫?

【尋常でない少女の興奮の仕方に、少し心配になってきたようだ】

【と、】


――――――――おおっ?!! ………あぃてッ!

【勢いよく飛び上がる少女に、勢いよく首を上に向ける】
【が、先程背中に背負い直したリュックの重さに、そのまま後ろに尻餅】
【学習しろ】

【サービスシーンは見れなかったようです><】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 20:56:38.00 ID:965bapoo
>>305

あ、危ねぇ危ねぇなのだぜ……
一歩間違えたら誰得全開な禁断の薔薇園が展開されるところだったぜ……

【額に浮かんだ冷や汗を袖で拭いながら、男性の様子を観察しつつ胸をなで下ろす】
【何を想像していたのかは判らないが、相当焦っていたらしい。手にはじんわり……と汗が滲んでいた】

ヴァンパイアの眷属、ともなりゃこの場で浄化は無理ゲーだよな〜。
市販の回復薬じゃ効かないし、解呪アイテムなんて流石にないしね

――となりゃ、いっちょ叩きのめして近所の神父様に診て貰うのが一番ってなもんだ!
悪いね、名もないモブ男さんよ!俺の名声と明日のディナーのためにぶっ倒れてもらうのだぜ!

【タン、タン。とその場で数度ステップを踏んで動悸を整えながら】
【ポーチから複数のお札や聖水らしきものを取り出し、向かってくる男性に向けて身構え】

ひらりと回避!はっは〜!そいつはちぃと単純すぎるんだぜ!
前金叩いて買った霊験あらたかなアイテムの数々で眠ってな!

【突っ込んできた男性を、横に軽くサイドステップをして回避】
【男性の顔に向けて、聖水とラベルの貼られた水となにやら奇妙な文字の書かれたお札をぶち撒けようとする】

【「清めのお札」……19800。とある高名な霊媒師により生成されたとされる除霊のお札】
【というのは謳い文句であり、実際はスタッフが端正込めて書きあげた手作り感溢れる逸品である】
【文字は適当で特に術も籠められていないため、顔に当たっても鬱陶しいだけである】

【「聖水」……10000。水の国で採れた新鮮な水を「聖水」とラベルの貼られた瓶にタップリと詰めた代物】
【顔にかかると冷たくて鬱陶しい。最近冷え込みが激しいので、嫌がらせくらいにはなるだろう】

(あのアホっぽいのは今はシカトなんだぜ!)

【吸血鬼には気づいているが、今は其れどころじゃないらしくあまり意識を割いていないようだ】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:05:11.06 ID:8NT2WU2o
>>312
ふぁぁぁっぁ!!
何これッ!!いいよっ!!ハッピー!!あんたっ最高っ!!
【固結びをされた事によって激しく喜ぶ彼女】
【もう駄目だこのゴキブリ】

【そのまま全裸が青色のモザイク、否、光に包まれる】

フォワチャァァァ!!
【そのまま勢いよく地面へと着地すると其処には】
【ワンピースに仕立て、スリットから脚部を露出していて】
【胸や腰の曲線を強調するためのタイトなデザインに】
【胸元が3つ雫をあしらわれ、谷間を強調した赤色のチャイナ服】
【青色の瞳に紅色のセミロングの髪を両サイドで纏めて】
【ぼんぼりで団子状にしている美少女が現れた】

どう?ハッピー?綺麗?
【彼に歩み寄りながら笑顔で尋ねる】

/遅れました。すみません
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:09:24.04 ID:tFFMPRoo
>>314

おお、おおおぉぉ――――!!

【ひっくり返った姿勢のまま、大きく感嘆の声を上げる】
【自分の目の前の少女の美しさ、にもそうだが】
【先程まで振袖だった少女が一瞬でチャイナドレスに"変身した"事実に】

うん! すっごく綺麗だよ、リーちゃん!

【もはやガチチャイナ】

【ズボンの埃を払いながら、ゆっくりと立ち上がる】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 21:15:33.73 ID:z9TLDESO
>>309(ヴァルトスラット)>>311(ジャイアン)
【その液体は血液と違い】
【しばらくすると蒸発して消えるだろう】

「アヒャッ!?」
【腹部に岩の矢が刺さり、赤グロい液体が飛び散り動きを止め】

【ズブズブと溶けて行く】



>>310(ジャンヌ&アクセル)
「アヒャ?」
【避けられて銃を拾われてしまう】
【銃はベレッタM93Rで口径は9mmで残り20発ずつ】

おい!?貴様ら!!私の話を聞け!!
【少年に向かい蝙蝠型のエネルギーを腹部に向かい飛ばそうとする】
【当たれば爆発が起きるだろう】

【そしてムッキーラビットは少女に向かい右手で頭を殴ろうとし左手で腹部を殴ろうとする】

>>313(ギルマス)
『!?』
【避けられて、お札と水を顔にやられるが】

『ガァァァァア!!!』
【もちろん聞いてる筈もなくただ邪魔そうに両腕をブンブンふっている】


>>全員
貴様ら!!誰が馬鹿だ!!私は天才と呼ばれ幾人もの美女を誘惑し!!
はてや吸血鬼界の革命児と呼ばれ!!
世の吸血鬼達も私を讃え!!
【恐らく120%がホラであろう自分の武勇伝を語りはじめ】

そして私は……って何故貴様ら!!私が吸血鬼ってわかった!?
【ジャイアンとジャンヌに向かいそう言う】
【……やはり馬鹿だ】

……まあ言い。貴様らはここで私が仕留めよう
魔女やドッペルにフランケン達の手はかけん!!!

【……仲間の情報言っちゃったよコイツ…】
【どうやら雑魚を抜かすとコイツ含め原因が四人いるようだ】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:17:46.69 ID:8NT2WU2o
>>315
そんなに喜んでくれるなんて・・・・
私嬉しいアルヨ!!
【胸元に右手を下ろし、ふぅと息を吐くと】
【元気いっぱいに、そう答えた】

ありがとうネ!!綺麗なんて凄く嬉しいアルヨ!!
【両手を前に出し、少年が立ち上がるのを手伝おうとする】

/またもや遅れました。すみません
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 21:22:08.05 ID:pKCMHX2o
>>316

・・・溶けただと・・・・・・
【そして、体を吸血鬼の方に向けて】

次は・・・まずは、体勢を整えよう
【魔翌力を溜め始める】

集団様だったのか・・・別にどうでも良いが
まあ良いや、全員ボッコボコにしてやんよ!
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:24:21.67 ID:tFFMPRoo
>>317

うん、凄かった! ―――――あ、ありがと。

【興奮冷めやらぬ面持ちで、少女の手を取り起き上がる】
【ヒーローにあこがれる少年のように、魔法にあこがれる少女のように】
【その瞳は幼げな輝きで満ちていた】


それにしても……ハロウィンかー。すっかり忘れてたよー……

僕、そういえばまだ貰ってないなー。

【と、小さく零しつつ手に持ったぐるぐるキャンディーを舐めはじめる】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:24:51.65 ID:tFFMPRoo
>>317
/いえいえー、全然気にならないです!
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:28:13.53 ID:UbtNJYwo
>>316
『五月蠅いわね、私達はこんな所で何時間も費やすつもりは無いの!
ダラダラこんなのと遊んでたら何日有っても足りないじゃない!!』

「そういう事だね。ジャンヌ、パス」

【外側を回り込む様に。単純な直線軌道では無い】
【そうやって打撃を避けながら走る少女に、少年が銃を一つ投げて寄こす】
【そして、二人が同時に、兎の頭へと銃口を向けて引き金を一度】

【それから、向かって来るエネルギーに対しても、更に銃口を向けて一発ずつ】
【丁度兎の直ぐ傍で爆発させて、更にダメージを与えようとする】


【聞けと言われても、耳を傾ける様子は無い】
【その場に居る全員で一人を狙う、それを四度も繰り返していては時間が無駄になるばかりと判断】
【兎も吸血鬼も放置して、他の相手を探そうとする】

【現在位置は広場、其処からアトラクションが見えるのならば】
【それを見た上で、何処へ向かうかを決める事になる】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:30:07.11 ID:8NT2WU2o
>>319

そっそんな嬉しがられると恥ずかしいアルネ!!

【少し恥ずかしげに頬を赤く染め、引っ張る】
【その表情にはどこか母性が満ち溢れているというか、心やしき女神のような】
【そんな表情に包まれていた】

トリック・オア・トリート!!
言ってみて!なんかあげるかも!!
【そう言いながらキャンディーを再び舐めはじめ】
【少年の方を、一回ぽんと叩いた】

/ありがとうございます。恐縮です
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:31:29.21 ID:qyIkCYoo
>>316

だって吸血鬼過ぎるもの!なんかもう吸血鬼っぽさがにじみ出てるもの!
カンニングペーパー見させてもらいながら答え言うような物だもの!

【再び彼がとるのは右手を前に左手を腰に持っていく基本姿勢、それをブルーブラッドに向け直す】
【今、ムッキ−ラビットに攻撃をしかけていたヴァルドスラットが気になったが…誰かが奴に警戒を向けないといけないと考え行動に出た】
【それにしても、あっさり自分の仲間の事を言ってしまう相手に対して彼は内心思う】

(…魔女、ドッペル、フランケン…?なんだ、どういう集団の先兵だよ?
それにしても親切な奴だな、普通は拷問しても吐いてくれないような話の気がするけど、仲間の事なんて…)

…とりあえず、俺はおまえに仕留められるわけにはいかないんだよ
悪いが俺にだってわざわざこんな世界にまでまぎれこんででも探さなくちゃいけない物があるんだ、意地でも生き延びさせてもらうぜ!

【…ブルーブラッドの方向に走り出す、そちらに何があるか?見極めないといけないと判断した】
【あの重火器の二人組はこいつの相手はしないようだ、ならば自分が行くか、と判断したからである】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 21:32:47.24 ID:965bapoo
>>316

な、何で効いてないのだぜ!?
もっと悶え苦しんでのたうち回ったり、口からエクトプラズム出したりするもんじゃないのだぜ!?
通販サイトには購入者様の声とかアンケートとか載ってたのに、ええい畜生め!

【全く効いた様子が無い男性を見て、自分の霊対策グッズがアレであったことに気づいたのか】
【残りのお札とかをその場にビターン!と叩きつけて再び男性に向き直ると】

最初からこうすればよかったというかなんというかだけど、
いつまでも雑魚相手に構ってられないんでね……ここはいっちょ、静かにしててくれると嬉しいのだぜ!

【右手をそっと……腰のガンホルダーに添えると、瞬間――手先が幻のように霞む】
【そして手の位置はいつの間にか顔の前に、手には妙なパーツの付いたリボルバー拳銃が握られていた】

【ギルマスのスキル「クイックドロウ」。抜き撃ちの技能である】
【瞬時に拳銃を引き抜き構えるテクニックで、ギルマスの持つ数少ない攻撃スキルであった】

【構えることが出来たならば、即座に射撃】
【男性の首元付近に弾丸――電気の属性を帯びた特殊非殺傷弾を撃ち込もうとするだろう】
【命中したならば強い衝撃と共に身体に電撃が走り、男性を昏倒させようとする】

――――四人!?
お前みたいな阿呆があと三人もいるのだぜ!?

今から探すのめっちゃ面倒いからここに皆呼んできてくれると嬉しいな、吸血鬼様!
その方が貴方様の実力を仲間の皆に見せられて、あらあらお得って感じですわよ!

【吸血鬼の言葉を聞いて、心底面倒くさそうに言葉を吐いた後】
【へりくだったようなそうでないようなセリフを吐いて交渉(?)を吐きかける。】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 21:34:43.51 ID:965bapoo
>>324
/【そして手の位置はいつの間にか顔の前に ☓
/【そして手はいつの間にか自身の眼前に
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:35:19.03 ID:tFFMPRoo
>>322

? でも、本当に凄かったよ?

【少し首を傾げ、しかし嬉しそうに、もう一度先程と全く同じ言葉を繰り返す】


え?えっと……
と、とりーく……おあとりっと?

【りーしっているか はっぴーののうみそには (新しい単語は)5もじしかはいらない】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:39:34.72 ID:8NT2WU2o
>>326
ホントッありがとアル!!

【少年のホッペをぷにゃろうと腕を前に突き出す】
【好奇心旺盛なのか、少し息が荒め】

う〜ん・・・まぁよしっ!!
ハッピーにこの胸を上げよう!!
【そう言いながらハッピーの顔を胸に当てようとする】
【因みに柔らかい上に大きかったり】

・・・・お菓子も持ってるよ!!ちゃんと!!
【一応言ってみる】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:43:12.53 ID:LL.oBUSO
>>307
/未だ居ますか??
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 21:49:02.70 ID:xhdaNkSO
>>328
//此処に
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 21:49:42.07 ID:z9TLDESO
>>318(ヴァルトスラット)>>323(ジャイアン)
貴様!!タダモノではないな!!!
【話を聞いてるのか聞いてないのかジャイアンを指差し】

フハハハハハハハハ!!!私を倒せると思ってるのか?面白い!!
【外灯から飛び降り】

まずは小手調べだ!!
【パンッ!!!と両手を叩くと】
【ブルーブラッドの前に蝙蝠型のエネルギーが8つ現れ二人に向かい4つずつ頭、右肩、左足、鳩尾を狙い放たれるだろう】

>>321(ジャンヌ&アクセル)
「アヒャッ!!!!」
【エネルギーを相殺され、浚にムッキーラビットの頭に銃弾がいき赤グロい液体が飛び散りドロドロと溶けていく】

【そして馬鹿が下の台詞を叫んでいるのが聞こえるだろう】

【よって行く場所が三択だ】

【一つは二人の近くにある『鏡の迷宮』と書かれた施設】

【もう一つは少し遠くに見える『メリーゴーランド』と思わしきアトラクション】

【最後は1番遠くにある『野外ステージ』】

【さあアナタ達はどちらの方へ進むか】
【恐らくこの怪異の現象の原因が誘ってるのはわかってるかもしれない】
【二人で同じ場所に行くか?それとも二手に別れて探索するか?】
【それはアナタ達次第だ】

>>324(ギルマス)
『ガッ!?』
【電撃をくらい操られてた男は倒れ気絶し】

なっ!?何故私以外あと3人いるのがわかった!?貴様ら何者だ!?
【馬鹿だ!!絶対馬鹿だ!コイツ】

馬鹿め!!私が仲間を呼ぶと思ったら大間違いだ!!
【あれ?ひっかからない】

私はこの広場で貴様らを弱らせ!!魔女が野外ステージで待ちかまえ!!ドッペルが鏡の迷宮で待ち構え!!
フランケンがメリーゴーランドの近くにいる!!!
貴様らにわかるはずないだろう!!!!
【…………………】

【さあアナタはこの馬鹿を無視して残り3人の場所に行くか?】
【それとも馬鹿の相手をするか?】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:50:12.79 ID:tFFMPRoo
>>327

うん、どういたしまして! こっちこそありがとうね!

【と言いつつ素直にぷにぷにされる。平均的男の子のほっぺ】


ふにゃんッ?!
―――ぇう、あ、危ないよぅ……?
【そのまま油断していた顔が思い切り少女の胸(H)に突っ込む】
【さすがにちょっと恥ずかしいのか、しどろもどろになりながら優しく胸を押しのけようとする】
【両手で】
【左右それぞれの胸ど真ん中を直】

【※やましい気持ちはありません】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:56:19.85 ID:4ssRkdYo
【水の国 ・ 風霊統主の城へと至る林道】

【降り積もった落ち葉と、柔らかな腐葉土の上に立ち】

                                  

【黄金色の瞳を持った少女が一人、空に向かって両手を伸ばしていた】
【綿雲のような丸っこい癖毛の髪と、薄褐色の肌】
【年相応の幼い顔立ちには、ある種の彫像めいた精巧さがあり】
【風景と同化して一枚の絵画になってしまいそうな、妙な浮翌翌翌遊感が漂っている】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:56:34.37 ID:8NT2WU2o
>>331

柔らかいアルネ!!ハッピーのほっぺさん!!
【激しくプニプニ】
【高橋名人も驚愕の20連射をしてみたりする】

かわいいねぇ!!
・・・・って何してるアルか?揉むのが弱いアルヨ!!
【邪魔させるかのように、顔を更に押し込む】
【更に左手で少年の右手を押し込もうとする】

ほら!!逃げたいの?揉みたいの?どうなの?
【ぐりぐりしながら尋ねる】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 21:58:53.77 ID:LL.oBUSO
>>329
/では絡ませて頂きますよ

>>307
【そこへ】

もっと強くならないと・・その為には・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着けた少年が独り言を呟きながらやって来る】
【その顔立ちは幼く、いわゆる「童顔」、良く言えば可愛らしいく、意地悪く言ってしまえば女々しい、そんな顔立ち】
【少年のカッターシャツには校章が付いていて彼が学生なのが分かる】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 21:59:13.42 ID:UpHjToAO
【公園】

仕事終わりのアイスは格別だねえ。

今日は当てれっかな…

【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく。気品と優美さを兼ね備えながらも、傲然たる凶暴性を秘めた射抜くような目つきを有する女性がベンチに大きく腰掛け】
【寒空の中。棒のついたソーダアイスを片手に夜空を仰ぎ見ている】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 22:01:50.26 ID:965bapoo
>>330

――よし、後で助けに来るからしばらく寝ててくれよな!

【くるくると指先でリボルバーを回した後、ガンホルダーにバシンと戻す】
【そして、吸血鬼の放つ言葉を聞いて……】

ふはははは――!
何を隠そうこのギルマスさんは世界に名だたる超能力者様なのだぜ!
ほれ、この通り……こういう風にしてお前の仲間の数なんてお見通しなのさ!

【高笑いと共に法螺を一つ】
【指先にポーチから取り出した鉛筆を摘むと、目の前で縦に振る】
【すると、鉛筆はくにゃくにゃと曲がったように見えてくるだろう。多分。当然超能力では無いしどういう風なのかさっぱりではあるが】

(フランケンがメリーゴーランドでキャッキャウフフ……すっげぇシュールなのだぜ)
(魔女にも興味があるけど、お婆ちゃんだったらガッカリだし――一番面白そうなのはフランケンかな!)

うおーぜんぜんわからないぜー!
こうなったらやみくもにさがしまわるしなかいのだぜー!

【すっごい棒読みでわざとらしく大声をあげると】
【ギルマスは脱兎の如き勢いで吸血鬼を無視して、メリーゴーランドの方向へと進んでいこうとする】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:02:40.00 ID:UbtNJYwo
>>330
『これなら………そうね、あれが良いわ』

「そこそこ広くて、でも使えそうな物もなくは無い所
弾数は気にしなくても良さそうだし」

【メリーゴーラウンドの方へと向かって走り出し始める】
【辿り着いて何もなければ、其処で一休み。一拍も開けずに動き続けて居たので、息を付く】

『………で、今度は何が出るのかしら』

「さあ、ね。何かが出るのでも、何も出ないのでも良いけど
そもそも、目的って何だったっけ僕達」
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:04:06.98 ID:FTBm8oSO
>>332
【疲弊しきった様子でそこに近付いて来るのは、一人の少女である】
【赤髪ロングヘアーで、瞳は翠色、白いストライプが入った、ボロボロの赤いジャージの上下を着ており】
【右腰には、まるで水のように透き通る刃を持つ曲剣が、細いベルトで固定されている】

っ……

【その身体には、多数の痣や傷……鍛練か何かの跡にしては、少々不自然な程に】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:04:35.95 ID:oogd8YDO
>>332
(…なんだあいつ)
【その少女を、静かに見詰める者がいた】

(…この辺りにいるって事はjustice関係者か…?)
(…それとも、ただの迷い人か…)
【黒い忍服、桜の印の額宛て、背中に巨大手裏剣を背負った茶髪の青年が、木陰に隠れて少女を見詰めている】

(…にしても、何してんだ?)
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:04:37.77 ID:qyIkCYoo
>>330

…タダ者じゃあない!?俺はタダ者ではなかったのかって聞いたのかッ!?
あったりめぇよォ!一本の刀のごとき戦いをする男が!ガキ大将って生き物がッ!

タ ダ 者 な わ け ね え だ ろ う ッ !!

【外灯から飛び降りたブルーブラッドをとりあえずぶん殴ろうと判断した彼はステップを踏んで一気に距離を詰める『疾風迅雷』を繰り出そうとした】
【だが突然現れたエネルギー弾!頭、右肩、左足、鳩尾!複数の個所を同時に撃って来るのを見て】

(あれ…この世界特有の『能力』って奴か!?マズイッ!『雛菊』じゃああんな多角的な攻撃は防げない!)

【とっさに行うのは通常の頭と鳩尾を両手で防ぐガードをしながら左に避ける…だが間に合わない】
【左足狙いのエネルギーが狙い通り当たり、頭部と鳩尾狙いのが真正面から直撃し、後ろに撥ねとばされた】

…ぐ、ああ…クソッ!次はこっちの反撃だ!刃叫流『椿』!!

【頭や足から血を流し始めながらも…彼が取るのはクラウチングスタートのごとき突撃姿勢】
【真っ向から飛びこむかのように一気に距離を詰めてくる!】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:05:32.77 ID:oogd8YDO
>>339
/おおっと出遅れた、これは無しで
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:06:40.85 ID:pKCMHX2o
>>330

よっよっと・・・うおッ
【頭部に迫るエネルギーは、それを彼から見て右へずらすことで回避】
【鳩尾に迫るエネルギーは、頭部をずらす際に体も同時に彼から見て右へずらすことで回避】
【右肩に迫るエネルギーは、上記の行動によって、左肩に命中、血が散ると共に左腕を封じる】
【左足に迫るエネルギーは、彼の脚を掠めて傷を負わせる】

っつ・・・・・・だが・・・喰らえッ!
【前述したダメージの痛みをぐっと堪えて】
【相手の胸部に向けて、空気を纏った岩の矢を1本放つ】
【速度、威力共にわりと良いが】 【なかなか脆いのがネックだ】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:08:27.94 ID:tFFMPRoo
>>333

ふあッ?! ちょっ―――――んわっぷっ!

【モロに突っ込みました^q^】

【右手を掴む少女の左手を逆の手で掴み返しぱたぱたと暴れてみるものの、】
【「おんなのこ」相手に全力で大暴れするわけにもいかず、かなり控えめ】


〜〜、〜〜〜〜っ?!!

【そして押し込まれた分再びバランスを崩し、】
【少女の腕を掴んだまま後ろへ倒れそうになる】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:09:57.38 ID:5RuXSE2o
【公園】

ほら!おいでおいで!
怖がらなくても大丈夫だよー!

【白いワンピースの上に対照的な黒いカーディガンを羽織った少女がベンチに座っている】
【翡翠色のすらっとした長髪が大きく風に揺れ】
【同じく翡翠色のくりくりした瞳は目の前に居る生物に対して輝かせている】
【左隣には斑点の入ったバレーボール大の球体があり、なにやら大事そうに抱えていた】

あー!もうっ!
ちょっとでいいから!ね?触らせてくださいー!

【右手に猫じゃらしを持ち、ふりふりと揺らして誘惑しているが】
【その先に居る白い野良猫は警戒心剥き出しで全く近づかない】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:13:18.15 ID:8NT2WU2o
>>343
よいっしょっと!!
【そのまま少年の頭を谷間に入れると】
【胸を自分で押し込み少年を圧迫してみたりする】

かわいいアルヨ!!恥ずかしがる事無いアル!!
【相変わらずむぎゅむぎゅしていたが】


あっちょっとっ!!
うわっうわぁきゃぁ〜!!
【彼女もバランスを崩し、その体勢のまま前方へと倒れてしまう】
【少年が何かしない限り、またもや突っ込んでしまうだろう】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 22:13:31.98 ID:xhdaNkSO
>>334

(……とは言え、焦って如何にか成る問題でも無いが――――)

―――……。

【思索に耽っているのか、暫し無反応だったが。――腐っても何とやら、というヤツなのだろう】
【耳聡く少年の足音を感知するや、瞬時に警戒の糸が張り詰める】

【ジャケットで隠れた左手を短刀の柄に遣り、鯉口を押し上げ】
【右の掌は袖に引っ込めて、内に仕込まれたダガーを握る】
【――場所が場所、状態が状態。まして相手は他人なのだ、その性質上、こう警戒するのも道理であろうか】

【彼女は、涼しげなと形容するには些か冷たさが過ぎる目付きで、少年を見遣る】
【剥き出しの刃のように剣呑な雰囲気は、無言の内に推何の問いを発していて――……】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:13:50.44 ID:4ssRkdYo
>>338

【ガラス玉じみた硬質な光を宿す瞳が少女の方へ向けられた】
【疲労した様子の彼女に、眉をピクリとも動かさず、視線はまた上方へ】

                   

【少女が手を伸ばした先に居たのは、一匹のアゲハ蝶だった】
【時期外れなそれは、ひらひらと宙を舞い、傷を負った彼女の方へ飛んでいく】

                  

【感情の稀薄そうな少女は、蝶を追うようにフラフラ】
【背伸びしながら進むような、心もとない歩法で彼女の方へ近付いていくだろう】
【声は一言も発しない】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:15:02.51 ID:4ssRkdYo
>>341
/すみません、また機会があればぜひ
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:17:37.78 ID:z9TLDESO
>>336(ギルマス)>>340(ジャイアン)>>342(ヴァルトスラット)
【男はそのまま寝かされ】

き…貴様!!なぜそこまでわかる!?
…って逃げるな!!!
【そう言いギルマスを追い掛けよとするがヴァルトスラットとジャイアンの相手をしてしまい追えず】

ちっ…やかましいぞ!!
【横へと飛び、岩の矢を避けようとするが腹部をかすり】
【近づいてくるジャイアンにむかい右手を振るい闇の刃をジャイアンの腹部を狙い放とうとする】

>>336(ギルマス)>>337
>>330(ジャンヌ&アクセル)
【アナタ達が進むと】
【そこにはメリーゴーランドがただ静かに回転し動いてる】

【だがよく見ると】
『ヒヒーン』
『ヒィーン』
【メリーゴーランドの馬は生きてるように動いて】
【不気味な瞳でアナタ達を見ている】

【だがそれに気をとられていると】


フゴー!!!!
【ズドーン!!!!】
【アナタ達の近くの後ろにある施設の壁を破り、5mくらいあるなツキハギだらけの大男がその巨大な拳で壁を破りアナタにその不気味な無機質のような顔を向ける】
【もしかしたらカケラとかが飛んでくるかもしれないだろう】


【そしてそれが合図なのか】
【メリーゴーランドの馬達がメリーゴーランドから抜け出し】
【アナタ達に向かい襲い掛かるだろう】

【メリーゴーランドの馬は全部で12匹で】

【三人に計4匹ずつ突っ込んで来るだろう】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:20:22.31 ID:FTBm8oSO
>>347
【疲弊した少女は、何を思ったのであろうか……一つだけ間違いない事は、この時点ではそちらに「気付いていない」……つまり、偶然、近付いて来た……という事】

【目の前に向かって来る蝶に向ける視線は、「獲物」を狩る狩人の視線】
【じり、と。地面を強く踏み締め……蝶が自分の手が届く距離に来るのを待ち、手を伸ばすが】
【どうにもこうにも、捕まえられる気配は無く】

…………誰、だ?

【諦めかけて漸く、近付いて来た少女に気付き】
【か細い声で、問い掛ける】

【疲弊した少女の身体からは、一滴の魔翌力も感じ取れない……】
【恐らく、そういう体質なのであろうが……】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:24:06.61 ID:tFFMPRoo
>>345

ぷむぎゅッ………!

【ずでん】
【と、一拍遅れて少女の胸に大きく顔を圧迫される】


むぐ――――んーッ?! むぐーっ!

【ジタバタ、ジタバタ】
【しかし暴れれど、状況は悪化するばかりだ】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:27:05.95 ID:LL.oBUSO
>>346

【夜の森というのは本当に暗い物で】
【少年は未だぶつぶつ呟く、その時点では未だ女性には気がつかなかった】

でもな・・k――――ッ?!
【が】
【雲から月が顔を出し森が月明かりに照らされてようやく】
【女性に、女性が自分に刃を向けているのに気がつく】

・・・ちょ・・えっと・・
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:27:52.17 ID:8NT2WU2o
>>351
ぶはっ・・・・!!!

【そのまま少年の顔を胸で圧迫し】
【少し少年を胸の中でジタバタさせると】

そんなに嫌なら離れるアルネ・・・

【そう言いながらゆっくりと立ち上がろうと】
【少年から体をを起き上がらせた】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2010/10/28(木) 22:28:24.57 ID:UbtNJYwo
>>349

『……そろそろ疲れて来たわね
あんまり近づいても碌な事が「ほら来たーもう来たー」……せめて最後まで言わせて欲しいわ』

【探索を行う暇もない、次から次への攻撃】
【一瞬たりと休まない攻勢に、既に疲労の色が浮かぶ】
【明らかに生きている馬を見て、二人が考えたのは「ああまたか」という単純な感想】

『………いっそ、三択の何処でもない場所に行って休憩しようかしら』

「悪くは無いアイデアだと思うけど、物凄く難しいねー。だって―――」

【到着して直ぐ、二人は来た道を引き返し始める】
【既にもう一人居る、此処に張り付いていても仕方ないだろうと思ったか】
【壁が破壊されたのは丁度その頃で】

「―――馬から、人間の足でどう逃げろと?」

『でも八体は無理よ。普通に考えて、軽く死ねるわね
………そうね、飽く迄普通にやればだけど』

【戻る足すら止めて溜息をつき、八体の馬を待ちかまえる】
【ツギハギが現れた位置からは幾らか離れている。馬とツギハギに同時に襲われないのだけが幾らかの救いか】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:28:33.88 ID:qyIkCYoo
>>349

…おまえだってやかましい!そして…!

【真正面からぶつかり合う事しか考えてないような動きを散々続けさせて目が慣れた所で…彼は刃が来る前に右にステップ】
【ワンテンポ狂わせる、実戦でのワンテンポの狂いは命取りにもなりかねない技】
【彼はわずかな突撃フェイントをかけて相手に手を差し出させるのが目的】

(この一撃を持ってまずおまえの武装を…一時的にでも封じる!)

くらえッ!刃叫流…『毬栗』!!

【狙うは剣道で言う『小手』】
【薙刀を一気に体重をかけて振り下ろすかのように、相手の腕に痺れを与えるほどの勢いで】

【グーに握りしめた両の拳を一気に右腕の肘辺りに叩きつけようとする】

(これで一時的に武器の握りが甘くなった所をそこの人が攻撃してくれればいい!
こっちは2人のようだが…それでも十分有利!)

【できれば3人、などとは言わないがすぐに消えてしまった味方の事を考えると少しさびしかったりもする】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:32:59.50 ID:4ssRkdYo
>>350

【ぶつからない程度の距離で立ち止まり】
【誰だ=\―その質問に、小さく首を傾げる】
【自分が誰か分からないのでなく、聞こえているかどうかすら危うい稀薄な反応】
【ただ、彼女が蝶を捕まえようとした瞬間のみ】
【僅かに瞳孔を収縮させた―――驚いたのだろうか】

              

【一言も声を発する事なく、彼女の後方に目をやって暫く】
【ゆったりと腕を上げて、背後の一点を指差した】

【同時に、身体を両断されるアゲハ蝶】

【凶器となったものは見えただろうか】
【彼女の後方から飛来した、一片の葉が、刃物のように虫を貫いたのだ】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:35:24.59 ID:tFFMPRoo
>>353

―――――っぷはぁ!

【解放】
【暫く心此処に在らずと言った体でぼんやり横たわっていたが、】
【直ぐにガバリと跳ね起きると、】

あ、あのっ! ごめん!
その、えっと、おっぱい触っちゃって………ごめん。

【しおらしく謝った】

【言葉は選んでいないが、素である】

/申し訳ございません、次遅れるかもしれません
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 22:36:39.77 ID:965bapoo
>>330>>349

うおっ、とっ、わっ。危っ!当たったらどうする気なのだぜ!
まだ魔法使い道邁進中な、ギルマスさんの玉の肌に傷でもついたらどうするのだぜ!

っていうか其処!?其処から出てくるのだぜ!?
ここは乗ってようぜフランケンさん!おっきな身体でお馬さんウフフとかやってようぜ!そっちの方がホラーだと思うの僕!

【現れた巨大なフランケンに】
【ギルマスは高速で喚き立てながらよく判らない突っ込みを入れつつ】

(共闘はどうかなー、無理そかなー?)
(正直俺の得物じゃあんなおっきいの倒しにくそうだし、相手も四人こっちも四人)
(共闘するよか一人一体に分担して……できりゃ俺は楽なのを取れれば万々歳かな?)

【同じ場所にたどり着いた二人に視線をやると数瞬の思考】
【その後――行動を決定。ギルマスは、リボルバー拳銃を瞬時に引き抜くと、自身に向かってくる馬へと狙いを定め】

四体転ばせとくんで、ここは頼むのだぜボーイ&ガール!
ああもう、基本万年デスクワークな俺にゃ辛いぜこの展開は!書類の山よか可愛いけどさー!

【タタタタン――!と、目にも留まらぬ速さで連射】
【迫る四体の馬の前足を正確に撃ち抜こうとし、転倒させようとするだろう】
【馬の勢いが強いほど、前につんのめるような転倒はダメージが大きくなり、弾丸に付与された電撃属性が行動を奪おうとする】

【行動の成否に問わず、ギルマスは別の場所に走りだす】
【目指す先は――野外ステージ。魔女がいるという場所であった。】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:40:33.46 ID:8NT2WU2o
>>357
えっとっ!!
別にいいよっ!!!実は触って欲しかったりなんてね!!
【そのまま少年を撫でようと右手を伸ばす】
【どこか動揺しているのか恥ずかしかったのか顔が真っ赤に染まっていて】

そうえばプレゼントはこのおっぱいで良いかな?
【何故か聞きやがった】
【ここでうんとか言えばそのままホテルにお持ち帰って】
【【禁則事項です】とかするかもしれない】

/了解しました!!
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:41:57.07 ID:FTBm8oSO
>>356

っ……!

【凶器となった物……それが「何か」を把握するのに一秒、理解するのに数秒】
【身体を両断された揚羽蝶を見て……身の危険を感じたのであろうか? 少女は、咄嗟に身構え】

何を……!!

【先程よりは、力の篭った声で……】
【揚羽蝶を取って食おうとしていた少女が人の事を言えるのか、という突っ込みこそあるが、そちらを睨み、威圧した……「つもり」だ】
【実際には、傷付き、疲弊し、衰弱している少女の睨みなど……脅しどころか、気の毒に思われるだけ……つまり、威圧にはならない】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:42:54.92 ID:pKCMHX2o
>>349

・・・

【彼は、媒体棒を腰から取り出して】
【そこへ魔翌力を溜め始める】

【次の攻撃をするためだろう】

【媒体棒へ、三つ巴の魔翌力が溜まりゆく】
【それは空】 【それは海】 【それは陸】

【陸海空の魔翌力】

/遅れました、すみません
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 22:45:59.20 ID:xhdaNkSO
>>352
//済みませんが、短刀はまだ抜いてないのですぜ。描写解り難かったら申し訳ない
//今の所は何時でも抜けるような状態で隠し持ってる感じ、です

【対して、彼女は夜目が利くのだろう。草木の鬱蒼と生い茂った、森の只中ならば、兎も角として】
【拓けた湖の辺で、足音と気配とを殺しもせずに近付く相手を――見逃す訳が、無い】

――――……誰だよ、お前。迷子には見えないけどさ。
さておき――用向きも無しにじろじろ眺められるの、好きじゃないんだ。何?

【愛想の良いとは世辞にも言えない、仏頂面をそのままに。きい、と車椅子の車輪を軋ませ、少年へと向き直り】
【言外に述べていた推何の問いを、言葉に換えて。改めて、反芻した】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:46:43.47 ID:z9TLDESO
>>354(ジャンヌ&アクセル)>>358(ギルマス)
【馬達は普通の馬と比べて遅い】

【逃げるとしたら近くの建物】

【そのまま馬に立ち向かうのなら馬達はそのまま突っ込んで来るだろう】

【そしてギルマスの攻撃により四体は転び、ドロドロと溶けて消えるだろう】

【どうやら耐久はあまりないようだ】

ウガー!!!!
【そして動きは遅いがドシンドシンと地面を揺らしそちらに向かってくるだろう】

【そしてギルマスはなんとか魔女のいる場所に向かい】

>>355(ジャイアン)>>361(ヴァルトスラット)
ぐっ……
【右肘を攻撃され右手にだした刃を落とすが】
【そのままジャイアンに左足での蹴りを放とうとする】

嘗めるな!!人間風情がぁぁぁあ!!!
【だがジャイアンに夢中になりヴァルトスラットへは気が言っていない】

>>358(ギルマス)
【野外ステージ】

【そこには人の気配はなく不気味なオブジェばかりが配置されてる】

【本当にここに魔女がいるのか?】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:53:18.26 ID:4ssRkdYo
>>360

【身構えられて、少女は困ったように笑った】
【彫像のように整っていた表情に出来る、人間じみた歪み】

「………………………。」

【一言も発しない。発音する舌がない。空気を送る咽喉もない】
【はにかんで、チラリと見える少女の口内は木製だった】
【塗装の為されていない、不完全な造形】
【しかし、しっかりと見つめる余裕は無く―――】

――随分疲れてるみたいだね
奇襲するまでも無かったかな?

【――後方から聞こえる声】
【同時に、先程の刃物のような切れ味を持った刃が、今度は彼女の後頭部へ迫る】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 22:54:31.10 ID:pKCMHX2o
>>363

――喰らえッ!
プチ・アースレーザー!
【媒体棒を相手に向けて、陸海空の魔翌力をその先端から放出する】
【それは、直径25cm程のレーザーとなって相手に襲いかかる】
【狙いは腹部らへんだ】 【回避できない速度ではない】
【ジャイアンには当たらない様に配慮しているが、動きによっては危ないだろう】

【成功失敗問わず、彼は反動で回避行動が遅れる】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:54:37.85 ID:4ssRkdYo
>>364
/変換ミスしました、すみません
/切れ味を持った葉、ですね
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:55:33.44 ID:UbtNJYwo
>>363
『行ける、と思う?』「無理だね、体力が持たない」
『逃げるとしたら?』「四足の獣に人間が勝てる道理は無いよ」
『じゃあ、どうしろと』「消去法で戦うしかないと思うけど」

「≪ S-S / Soul‐Shaker ≫……ちょっと止めて、一端逃げよう
幾らなんでも、能力を使い過ぎてる。これ以上は危険だよ」

【地面に手を触れて能力を発動。地面が揺れ℃nめる】
【少年に近づけば近づく程揺れは激しくなり、船の上に居るかの様に】
【馬とツギハギを転倒させてこの場を逃れるつもりだ】

『………ふぅ、何処かで見た様な玩具ね
それなら出て来るべきなのは、こんな悪趣味のツギハギじゃなく、私の美しい姿で有るべきだと思うけど』

「ジャンヌ、言ってる場合じゃない。冗談抜きで魔翌力切れかけてるから
一度繋ぎ直し≠ト平均化させないと、そろそろ僕の方が動けなくなりそう」
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 22:57:24.73 ID:LL.oBUSO
>>362
/おっと、こちらの読み間違えです、すいません

ひぃ・・ッ?!ちょ・・落ち付いて下さい!僕はタダの通りすがりの一般人・・・いやもう一般人じゃないけど・・・
【女性の冷ややかな視線に恐怖を感じ一歩後ろへ引く】

見ていないです・・!?そんなの言い掛かりですよ・・ッ?!
【そう説得するが】
【この状況―――簡単に信じるのは難しいだろうか】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 22:57:34.96 ID:965bapoo
>>363

よっし、逃げ切った!
今のうちにリロードリロードっと……

【フランケンや馬から逃げ出しながら】
【装弾数6発のリボルバーに魔術弾頭付きの特殊加工バレットを篭めていき】

【数分と経たず、魔女が居るというステージに到着する】

……ん〜と、アレ?何もいないのだぜ?
あー……あの阿呆の情報だから間違ってたとかかな?

本当は魔女なんていなかった
魔女という存在は実は、貴方の妄想の中にしか存在しない脳内嫁でした……そういうオチ、意外と在りそうで困るのだぜ

【キョロキョロと周囲を見て回りながら、一人ブツブツと呟いている】
【右手はそっとガンホルダーに添え、左手をポーチの口付近に当てたまま……ステージの方へと進んでいく】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:03:22.70 ID:FTBm8oSO
>>364
…………?

(こいつ……人間じゃあ、無いのか?)

【はにかむ少女の】
【その口内……「木製」のそれを見て、疲弊した少女は驚嘆の表情】
【観察しようと考えたのか……それを覗き込もうとした瞬間】

っ!?

【自分の頭に迫る……何か、とてつもなくヤバい「何か」を、直感的に察知したらしい】
【迫る刃を……まさに、「危機一髪」の所で、しゃがんで回避】
【そのまま右に素早く転がり、攻撃範囲から少しでも逃れようと試みる】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:07:32.33 ID:tFFMPRoo
>>359

ごめんね、その、わざとじゃなかったんだけど………ぅ。

【ぐしぐしと頭を撫でられ、少しだけ照れたようにに俯く】


え? ………あ、うん。

【 * おおっと * 】
【「初対面の子にこう尋ねられて、あれが欲しいこれが欲しいと要求するのも失礼かな」とか思っての言葉なのだが】
【結果的にほぼ即答で肯定した。】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:07:59.42 ID:tFFMPRoo
>>359
/只今戻りましたごめんなさい……!
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:11:49.85 ID:z9TLDESO
>>365(ヴァルトスラット)
【レーザーが当たり】


>>367(ジャンヌ&アクセル)
【馬達は転び自爆していく】

ウガー!!!!
【ツキハギは転びはしなかったもののその場に止まり揺れが収まるのを待とうとする】

【二人の近くで逃げ場になりそうな場所は、コーヒーカップ】
【古びたレストランなどがある建物群】
【そしてレーシングカーがおいてあるサーキット場だ】

>>369
【ステージの上に上がるとキツイ香水の匂いが漂っていて】

【オブジェも色々と不気味でまるで動き出しそうだ】

【サァーっと風が吹き】

【ヒュン!!っと】
【近くのオブジェに風の刃が当たるだろう】

【攻撃?何処から?姿は見えないだろう】

【ステージの上にあるのは不気味なオブジェばかり】

【客席には椅子ばかりしかなく】
【後は時計の柱が一つ】
【そして客席の後ろにステージと《同じようなオブジェ》が沢山ある】

【まあ…頭がいいものなら隠れてる場所がだいたい予測できるだろう】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:12:20.82 ID:z9TLDESO
>>373は無しです!!
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:13:08.63 ID:qyIkCYoo
>>363

…今だ!刃叫流『蒲公英』!!

【新しい構えを放つように彼は両手を思い切り引く動作をするがそこで相手の攻撃】
【わざわざここまで来る相手が弱いわけはないのだ、このままワンサイドゲームで終るわけもない】
【食らう覚悟はすでにしてきた…彼は左足の蹴りを腰に食らう!】

…おおッ…ぐっ、だがここからじゃあアンタは…届かないな!
そっちの彼の攻撃に対処してからじゃあ…絶対に届かない!

【だが、彼はその傷を押して上へと跳ねる!】
【空中で、身軽に一回転した後その踵を差し出しての…空中踵落とし…その名も第6の奥義】

刃叫流奥義!『落花狼藉』!!

【斧を振り下ろすかのように、ブルーブラッドの頭部辺りめがけて振り落とそうとする!】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:16:57.31 ID:8NT2WU2o
>>371
おしよし
【そなま力を入れて撫でる】

それだったら今日私のホテルに来ない買い?
おっぱいを見せてあげる!!!
【少し恥ずかしそうにそういった】

/遅れました。すみません
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 23:17:05.19 ID:xhdaNkSO
>>368

……十二分に醒めてる。お前の方だろ、落ち着きが必要なのは。
まあ、見るからにそうだよな。とは言え――――

(もう=\―如何いう事だ?)

【半ば呆れたような様子を隠しもせずに、彼女は小さく溜息一つ】
【虫の居所が悪かったのも有るのだろう、冷淡な口調には多分に刺が含まれている】
【一般人ではない≠ニいう発言に、怪訝そうな様子を見せつつ】

……なら構わないよ、別に。
初対面の相手に、鬼か何かでも見た風にキョドられるのも――同じ位好かないけど。

【妙に必死な様子を、自身が無意識に威圧している所為だとは露も知らず。更に、抉るような一言】
【必要以上に追及する事はしない、らしい――極端な話、然程の興味も湧かないようであり】

【とは言えど、視線には未だ懐疑の色が篭っていた】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:20:15.61 ID:4ssRkdYo
>>370

おぉっと、良い反応だねっ

『振り返らせて後ろから拘束しようぜ』作戦を捨てちゃったのは失敗だったかなぁ
もっとも52番に敵対感情を懐かれちゃ、仕方なかったんだけどぉ…

【声のする方向、先程まで彼女が立っていた場所の後方】

【黄金色の双眸を持った少女が口を尖らせながら、立っていた】
【長く尖った耳に、日に焼けた薄い肌、自身の柔らかな曲線を僅かな葉と綿だけで隠す様は】
【スラリと伸びる肢体の美しさも相俟って、エルフやニュンペーを連想させる】
【しかし、横髪から飛び出した一対の巻き角が少しだけ悪魔的】
【わたあめのようにモコモコした髪は、彼女の背中を完全に覆うほどのボリュームで】
【もはや羊毛じみたそれは、暖めた羽毛布団よりも包容力がありそうだ】

【長々と描写したものの、端的に表せば】
【木製の少女を五年ほど成長させたような姿だ】

まー、体力差があれば、押していけるよねぇ
実力行使ー、速攻排除ー

【愉しげな少女の声に応じるかのように、周囲の木々が、ざわ、と揺れた】
【彼女の目の前の地面が、ボコボコと不吉な振動――】

【――次の瞬間、巻き上がる柔らかな腐葉土】
【彼女の身体目掛けて太い木の根が、槍のように突き出される】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:22:04.45 ID:tFFMPRoo
>>376

ホテル………?

【ホテル[Hotel]:ちょっと高級な宿泊施設(出典:ハッピー脳内辞書)】
【つまり、あまり、こう、いわゆる夜の雰囲気には結び付かなかった】

いい、けど……おっぱいは別に見せなくてもいいよ?
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:22:48.95 ID:z9TLDESO
>>365(ヴァルトスラット)>>375(ジャイアン)
ちっ…
【レーザーが当たりそうになると思い避けようとするが左足に当たりガクッと足を崩し】

いくら私でもこの数は!!!
【咄嗟に両腕で踵落しを防ごうとするが】

グァァァァァア!!!!
【力負けをし地面に崩れさる】

>>367(ジャンヌ&アクセル)
【馬達は転び自爆していく】

ウガー!!!!
【ツキハギは転びはしなかったもののその場に止まり揺れが収まるのを待とうとする】

【二人の近くで逃げ場になりそうな場所は、コーヒーカップ】
【古びたレストランなどがある建物群】
【そしてレーシングカーがおいてあるサーキット場だ】

>>369(ギルマス)
【ステージの上に上がるとキツイ香水の匂いが漂っていて】

【オブジェも色々と不気味でまるで動き出しそうだ】

【サァーっと風が吹き】

【ヒュン!!っと】
【近くのオブジェに風の刃が当たるだろう】

【攻撃?何処から?姿は見えないだろう】

【ステージの上にあるのは不気味なオブジェばかり】

【客席には椅子ばかりしかなく】
【後は時計の柱が一つ】
【そして客席の後ろにステージと《同じようなオブジェ》が沢山ある】

【まあ…頭がいいものなら隠れてる場所がだいたい予測できるだろう】

>>全員
【突然、遊園地内の異様な障気や魔翌力が少し弱まったのを感じるだろう】
【そして鬼火の数も減るだろう】

【どうやら原因一人を倒すたびにこの場所が元に戻ってくようだ】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:27:24.74 ID:8NT2WU2o
>>379
うんっ!!
今日の私の寝るとこアルネ!!

【両手を振りながら元気いっぱいに答える】
【遠足にでも行く子供のような元気さだ】

いいのいいの、ハッピーへのハロウィンプレゼントなんだからっ!!
【よく見ると彼女の背中から大きな羽が出現していて】
【その羽が突然動き出したかと思うと】

さぁ!行こう!私のホテルへ!!
【少年と共に飛行する気か、右手を差し出した】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:27:25.25 ID:pKCMHX2o
>>380

【バランスを崩しながらも、体勢を立てなおして】

・・・・・・OK、次のところ行こうか
【崩れ去る相手を見てそう言う彼】

あんたの話から察するに・・・まだ、居るんだろう?
御仲間さんがな
【遊園地にあった瘴気や魔翌力が減った事については気づいていない】
【こういうモノを感じるのは苦手なのだ】

【そして、その場から移動する――どうやら、偶然にも鏡の迷宮の方に移動しているようで】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:29:58.66 ID:LL.oBUSO
>>377

【今日初対面の相手に突然敵意丸出しになるような貴女にそんな事は言われたくない】
【―――なんてこの少年にそんな事言う勇気など有るはずもなく】

・・・すいません。
【少年はただ謝るばかり】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:30:36.11 ID:FTBm8oSO
>>378
やばっ…………

【−感情は】
【感情は、体力に関わらず、その力を発揮する】

……「カマエル」ッ!!

【疲弊した少女を庇うように出現するのは、赤い騎士である】
【赤い鎧、赤い剣……そして、最も特徴的な物は「満面の笑み」の仮面】
【恐らく……いや間違いなく、少女の「能力」】

【赤い騎士は、その剣に炎を纏わせ……向かって来る木の根を、焼き切ろうとする】
【やや太刀筋は粗く、剣を振るう速度もそれ程では無いが……向かって来る木の根を斬る事に関しては、何ら問題の無いレベルだ】

【全ての事象に関わらず……行動終了後、赤い騎士カマエルは消滅】
【少女はその間に、ボロボロの身体に鞭打ち、そちらから少しでも離れようとする】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:30:59.54 ID:UbtNJYwo
>>380
『……どれくらい、残ってる?』

「ちょっと休まないと、もう何も出来ない程度
まあ……あれを相手に、そうそう使っても仕方が無い
早めに終わらせて、先に上がらせて貰おうよ」

【適当に近くの建物に逃げ込んで、拳銃を構える】
【20m程度にまでツギハギが近づけば、その頭目掛けて銃撃】
【近づかれる前に倒してしまえとの考えか】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 23:31:28.86 ID:965bapoo
>>380

おおぅ、香しきフレグランス……。
でもでもこんだけ濃いとちょいとケバいの想像しちゃうのだぜ。

魔女っ娘っていうと問答無用に可愛いのしか出てこないけど
魔女――って分類すると当たり外れが大きいよね。
基本的にグラマラスな熟女で、最近だと二十歳くらいのもいるかな?
よくいるのはビキニ型の歳考えろよと思わず突っ込みたくなる謎の衣装。あれは本当に謎だよね。チラリズムってレベルじゃねーぞ
あと、しわくちゃのお婆ちゃんってパターンも古典的だけど、そういうのは香水っぽいのつけないよね多分

【襲いかかる風の刃。数多のオブジェ達を眺める】
【魔女の居場所を探ろうとするも、ヒントが少なく特定するには至らない】
【一番怪しいのは時計の柱だ――オブジェの配置は不明だが、円形ならば針や時間になぞらえている可能性もある】
【一際怪しいそちらの方へと視線を向けながら、わざと大声で独り言をつぶやき】

つまり、状況から判断して此処にいるという魔女は!
ビキニっぽい露出度すげー衣装を歳考えず着ちゃったりしたお茶目なおばはんなのだぜ!

あんま長引かせるのもアレだからさ
魔女さんにゃ早めに出てきてくれると嬉しかったりするかなってギルマスさんはギルマスさんは言ってみたり!

【時計の方へとビシリ!と左手で指さしながら声高らかに叫んだ】
【この声は届くだろうか、どうでもいい推理は当たっているだろうか?】
【――とりあえず早めに戦闘が始まらないと、明日が平日だけにやばいまじやばい^p^】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:33:10.83 ID:qyIkCYoo
>>380

…よし!決まった!…?

【一撃を決めて、地面に崩れ去ったのを見るとジャイアンは辺りを見回す】
【気配に変化があったのだ…奇妙な瘴気のような、この嫌な感じの空気が薄れたのに彼は気がついたのだ】
【…この男は戦闘不能、そう判断し】

なああんた>>383、たしかあの三人まだ鏡の迷宮に行ってなかったよな
せっかくだ、俺たちはそっちに進むと言うのはどうだ?

…今の一撃で戦闘不能になったみたいだけどまた起き上がらないうちに行こうぜ

【と、鏡の迷宮の方向に指さして言う】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:35:39.05 ID:tFFMPRoo
>>381

いや、本当に大丈夫d………と、飛べるのッ?! 空?!

【少女の羽根の動きに、異様なテンションの上がりっぷり】
【「空を飛びたい」というのは子供共通の夢だろう】

【即決で右手を差し出す】

あ、でも大丈夫? 荷物とか重いけど……?
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:36:58.63 ID:pKCMHX2o
>>387

【・・・なんと!】
【ジャイアンがそう言う前に彼は既にその方向へ行っていたのだ】
【故に、話しかけるときには既に姿は遠くにあるだろう】

【・・・もっとも、彼の行き先は偶然にも鏡の迷宮】
【適当に歩いているのに偶然辿り着くと思われる】

【彼の後を追うか、それとも別の行動をするか・・・?】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:39:32.80 ID:8NT2WU2o
>>388
飛べるアルヨ!!
それじゃぁ行くアルヨ!!掴まってるヨロシ!!

【右手を受け取ると、リュックごと少年をお姫様抱っこして】
【そのまま空へとカサカサとあの音を立てて飛びだった】

らんらんらー!!荷物なんて気にしないアル!!
【顔色一つ変えないで飛び続ける】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:45:54.48 ID:z9TLDESO
>>382(ヴァルトスラット)>>387(ジャイアン)
……っ……の…私が……
【口から血液をはきビクンとしながら倒れそのまま気絶する】

【アナタ達が進み鏡の迷宮に入ると】

【言われもながらそこには鏡が全体にはられ、何処もかしこも鏡で、アナタたちの姿がうつされてるだろう】

【まるでどれが一緒に歩いてる仲間か、何処が道かわからなくなってくるこの異様な雰囲気だ】

>>385(ジャンヌ&アクセル)
【建物内にはここの作業員達が忘れたのか、ライターや中身のはいった酒瓶やタバコなどがある】

ウガー!!!ウガ…
【ツキハギはドスン!ドスン!!っとゆっくり動きながらアナタ達の姿を探している】

【その距離は段々近づいてくるが】
【まだ距離はある】
【次で20m内に入るだろう】

>>386(ギルマス)
【声を無視してるのか魔女は返事しない】

【ステージ外のオブジェはステージにあるオブジェに似ている】

【そしてステージで歩きながら外のオブジェを見るとオブジェの場所が少しだけ変わって見える】

【つまり…】

【そして外のオブジェの一つからキラリと光り炎の弾がギルマスに飛んでくるだろう】

【ついでに魔女は余りにも戦闘向けじゃないため見つかれば速攻で解決します^p^】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:46:31.37 ID:tFFMPRoo
>>390

ぅ、わわっ――――!

【余りにも軽々と少女に抱きかかえられ】
【驚きのあまり二の句が継げずにいたが、】


―――――――――きれいだなぁ……


【眼下に広がる街の大通り―――】
【ハロウィン仕様のイルミネーションが目に鮮やか】
【普段見る事のない視点から見下ろしたその光景は、少年に純粋な感動をもたらした】


【そのままぼんやりと眼下の景色を目に焼き付ける】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:46:31.42 ID:4ssRkdYo
>>384


【炎の剣の斬撃によって根は焼ききられ】
【もっとも近い位置に生えていた樹木から「ギギギギギ」と軋むような音がした】

……あちゃー、苦手な属性だぁ
でも、すぐ消しちゃうなんて本当に弱ってるんだね

もしかして四日前の戦いの生き残りかな?
シャガマっぽくは見えないけど、テスールな訳ないしぃ…

【後から現れた少女は、ふと考え込むような仕草】
【口元に手を当てて、離れていく少女を見つめ】

…疑わしきはバフォシェフに――

―― クフアルフ = リーフサイス

【声に反応して、ざわりと揺れる一本の広葉樹】
【三枚の葉がひらりと舞って】

【次の瞬間、手裏剣のように放たれる】
【最初に見せたものと同じ、鋭い葉による攻撃だ】

【木製の少女は一歩も動かず】
【その様子をガラス玉のような瞳に映している】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:49:19.26 ID:xhdaNkSO
>>383
【敵意、と言うよりは――疑念と警戒心とが半々、と言った所だろうか】
【身体が思うように動かない所為も有ってか、警戒過剰になっているようだ】
【有り体に言えば、薮を突いて何とやら、である】

――――いいよ、別に。
こっちも大分気が立ってた所為か、少し言い過ぎた感も否めないしさ。

【自嘲混じりに言い捨てれば、物憂げに溜息を吐き。気にするな、と小さく呟いて】
【また車輪を一つ軋ませ、湖へと身体を向け。ぼんやりと、水面に揺れる月を眺め始めた】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:50:03.93 ID:pKCMHX2o
>>391

・・・鏡だらけだな此処
まあ、こういう時はとりあえず・・・
【手頃な位置にある鏡に向けて、岩の矢を1つ生成して飛ばす】
【割るのが目的だろう】 【もっとも、割れる保証はないが】

いわゆる、何が何だか分からんが喰らえッ!
・・・ってやつさ、ハハハ
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:53:16.53 ID:qyIkCYoo
>>389>>391

…なんて奴だ!協調性のかけらもない奴だな!

【勝手に棺桶持ってきてるコイツも大概ではあるが】
【ともあれなんとか鏡の迷宮までたどり着くと、彼は辺りを見回し自分たちの姿が山ほど見えるのがわかる】
【奇妙な感じを覚えながら彼はおそるおそる、前へと歩き出している】

…なんかこんな所だといつどこから誰が襲ってくるかわっかんないなあ…
この中からドサクサにまぎれて俺を攻撃とかしてきそうだよなあ…どっかに隠れてるかも

【こう言う時こそ犬の鼻の出番だった気がするな、と考えながら彼は歩いている】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:54:00.50 ID:8NT2WU2o
>>392
そうアルなぁ・・・最近はハロウィンがメインアルからなぁ!
【ふゎーと欠伸交じりにゆっくりと飛行して】

あと2ヶ月もすればクリスマスムードに変わるヨロシっ!!

【腕の中にいる少年にそう言いながら、相変わらず飛行を続ける】
【彼女の背中から来る「カサカサ」というG特有のあの音が臨場感を誘っているが】
【それはまた別のお話】

そろそろ着くアルヨ!今日はお泊りネ!!

【一気に加速をし始める】
【体感時速100`といったところか、彼女の髪の毛が風になびいている】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/28(木) 23:56:33.09 ID:FTBm8oSO
>>393
(しめた……!)
(でも……それでどうすれば良いんだー?)

【疲弊少女はここで一つ、相手の些細な些細な「勘違い」に気付いた】
【「消した」のでは無く「消えた」のだ……が、それがどうしたと言われると、どうしようもないのが本音である】

痛っ……!

【はっぱカッターの内二枚は、先程とは逆……つまり左に転がり回避】
【しかし、一枚が、少女の右肩を浅く切り付け……少女は、小さく悲鳴をあげる】

(シャガマ? テスール? いったい何の事なんだーー!?)

【相手の言葉の内容は、殆ど理解不能だったが】
【とにかく、現状が相当ヤバい事は分かった】
【少女は体勢を素早く立て直し、ふらつきながらも立ち上がろうとする】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/28(木) 23:57:21.78 ID:965bapoo
>>391

ちょ、ちょっ!!熱、焦げる焦げるジャケット焦げる!
言葉のキャッチボールしようよ魔女さん!何事も話し合いが大切だよ、うん!
会話という名の交流を重ねた結果友情が、愛情が生まれてそれは
いつしか絆という名の宝物に変わるとか教育番組でやってそうな臭い事言ってみる!別に今そういうの築きたいと思ってないけどさ〜!

【飛んでくる火炎弾を、ワタワタと慌てながら服に掠らせつつギリギリ回避する】
【なんかよく解らんない事を口走っているが別に気にする必要はないと思われる】

今の見た限りだとあれなのだぜ?
シンプルイズベスト、ってな感じに置物の一つに化けてるってオチなのだぜ?
でも見ただけじゃ分かりにくいし――まずは数を減らして標的絞るべきかねっと!てやややや――!

【オブジェの一つに化けてるんじゃね?と結論づけたギルマスは】
【クイックドロウによる瞬間抜き撃ちで五発の弾丸を外のオブジェ五体に向けて1発ずつ、頭部を狙い撃ち放った】

【新しく装填した弾丸は「爆発」のエフェクトを刻み込んだ特殊バレット】
【貫通力や殺傷力は抑えてあり、速度も目で見えないほどではないが、接触した瞬間小規模の爆発を発生させる効果を持つ】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:59:34.49 ID:LL.oBUSO
>>394

いえ、こちらこそ疑われる様な行動をしたばっかりに・・

あの・・・失礼ですが、その車椅子・・何処か怪我しているんですか?
【車椅子に目を移し】
【そう尋ねる】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:00:48.27 ID:jVcjFwoo
>>397

そうだねー……賑やかなのはいいと思うよ?

【流れゆく景色を飽きもせず見つめながら、そう答えた】
【加速にも身じろぐことなく、ただ楽しそうに微笑んでいる】

【そろそろ到着するころだろうか】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:06:39.15 ID:epcP06Ao
>>401
やっぱり賑やかじゃないと血が騒がないアルからネ!
【ふーと低空飛行になって行き】

・・・・アレアルヨ!!あのホテルネ!!
【そういって地面に降りようとしている目の前にあるホテル】
【「HOTEL ダイヤモンド☆ダスキン」とかいうよくわからないホテル】

足元気をつけるヨロシ!
【彼女はゆっくりと直立でホテルの前に立つ】
【そのまま少年を下ろそうと、腕を下げた】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:07:23.37 ID:bdzr3Vko
>>391
/御免、PCがちょっと不調かも知れない
/これ以上はまた影響するかも知れないし、先に抜けさせていただくぜい

【建物内の放火様の道具には目もくれず、距離が縮まると銃撃】
【その後、建物から出て、入口の方へと逃げ始める】
【これ以上の戦闘の継続より、撤退を選んだのだろう】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 00:08:50.99 ID:bNf4HLQ0
【水の国―――海沿いのオープンカフェ=z
【空白の椅子と向かい合わせになりつつ、楽しげとも言い難い様子で】
【小さな声で呟き、情報を反芻しながら、両手いっぱい広げた紙束に視線を巡らせる者ひとり】

………「大量発掘」…「大発見」……「幻の再現」………。
弐か所も重なると確かに変ではあるけど、機関連中との関係は無さそう…詰まんなーい。

【それは、どこか淀んだ青色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、茶色い革靴を履いた、小柄………と言うよりは、幼い少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、時折眼を眠たげに細めている】
【可愛らしいリボンで首部分を留めた、黒の裏地は真紅の薄いマントを装着し、その下は脇の空いた黒い魔女っ子服】
【更に、見えそうで見えない南瓜色のミニスカートを装着し、戴くはダークなとんがり帽子】

……………はぁ。
出会いの価値だけじゃ、記憶に釣り合わないわね……考古学者は、そう見れば幸せなのかしら。

【その眼自体は尚もモノクロームの紙束―――換言すれば、新聞紙に対して真っ直ぐと向けつつも】
【飛び出すのは、深々。底に溜まる様な重たい溜息……半ばが飲み干されたコーヒーは、肌を刺す風に覆われて、最早湯気の一線をも立てず】
【眠りの圧力が瞼を押すこの夜に在っても、尚気だるい雰囲気を周囲に撒き散らしている】

【因みに、新聞の見出しは、古代遺跡発掘≠フモノ】
【パッ、と眼に飛び込んでくるような単語が、存外に多い―――『王陵』然り、『ミイラ』然り、『奇跡』然り】
【そして、不思議な事に―――『砂の国』と『櫻の国』、二つもの国家の名前が、でかでかと躍る……が、気にしなくても良いし、見なくても良い】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:09:21.46 ID:4/YQQq2o
>>398

「……………。」

【立ち上がったところを見て、幼い方の少女は避難を開始する】
【何の妨害も無ければ、森の暗がりの中へ、解けるように消えていくだろう】

【もこ髪の少女が話す内容が理解不能なのも、半ば当然の此処】
【――僻地の異民族には、通常言語に変換し得ない、微妙なニュアンスを持った単語が存在する】
【それと、大体同じ理由。育った環境が違えば理解できないのだ】

へぇ、まだ立てるんだぁ
ボロボロなのに頑張るねー
ちょっと尊敬しちゃうかも……、ドヴァーシュほどじゃないにしても

(……うーん、平伏させるにはダメージが足りないのかなぁ)
(避けるの上手いみたいだしぃ)

【柔らかな言葉とは裏腹に】
【立ち上がった彼女を睨むように、んーと見つめて】

……そうだぁ
友達≠ノなってくれるなら、見逃してあげよっかぁ

【表情は、一転して笑顔に変わる】
【良いことでも思いついた!褒めて!とでも言うような口調】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:11:58.27 ID:S.hNn.SO
>>395(ヴァルトスラット)>>396(ジャイアン)
【ヴァルトスラットの正面の鏡が割れて】

【アナタ達がこの迷宮を進んで行くと】

イヒッ♪
【突然響く笑い声】
【何処から?】
【この場にいるのはアナタ達だけ】
【後見えるのは沢山の鏡にうつるアナタ達】

【いや……】
【ジャイアンなら見えるだろう】
イヒヒヒヒッ♪ヒャヒャヒャヒャッ♪
【ヴァルトスラットの後ろにある鏡がうつすヴァルトスラットの姿は…本来なら後ろ姿を移すのに……】
【正面にうつっていて、不気味に笑いながらヴァルトスラットの首を後ろからしめようとしているのを】

>>
!?
【本来ならオブジェに当たる筈だろう】

【だが銃弾はヒュンと消えてしまうだろう】

【何故なら】

キャッ!?
【消えた場所から爆発が起こりパキパキパキと外のオブジェの空間に皹が入りパラパラと落ちていく】

【そこに広がるのは壁等にあたり爆発した痕と】

!?……ぅぅ……
【トンガリ帽子の先が黒コゲて】
【ピンクのパーマにパッチリ目の幼い魔女が涙目で尻餅をついてる】

【両手には箒をにぎりギルマスに向けているが】

【正体がわかれば対象は可能だろう】
【正確な場所がわかれば気絶させるなど簡単だろう】

>>403(ジャンヌ&アクセル)
ガッ!?
【フランケンの頭に銃弾が当たり、フラッとするが衝撃のダメージは与えられたが決定的なダメージにはなっていない】

【だが二人は逃げる事はできただろう】
/わかりました
/イベントに参加していただきありがとうございます
/乙でした!!
/迷惑かけてスイマセンでした!
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:12:11.07 ID:jVcjFwoo
>>402

やっぱり静かなのよりは楽しい方がいいよねー!

【釣られてハイテンションになってきたようだ】
【少女の顔を見ながら楽しそうに答える】


おーう………? だいやもんど・だすきん……?
よいしょ、っと。

【「聞いたことないや」】
【少女の腕から割としなやかに降りる】

えへへ、ありがとね!
凄い楽しかった――――空!
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:16:36.45 ID:epcP06Ao
>>407

そうアルよね!!そう思うヨね!!
【少年の瞳の中の輝きを見つめながら】
【和気藹々と話す】

私の知り会いさんがやってるホテルアルよ!!
因みに私の名前を使えばタダで入れるアルよ!!
【しなやかに降りていった少年を見て安堵の表情を浮かべながら】
【そのままホテルへと歩みだし】

そうアルか?飛びたかったらまた言うヨロシ!!
【そう言いながら頭を撫でようとして右腕を伸ばした】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:17:03.32 ID:KKG0Srko
>>406

・・・割れても特に異常なし、っと
どれかにアタリがないかなー
【岩の矢を1つ生成し、それを手に持って】

・・・・・・けたましいな・・・というより、やかましい笑い声だ
何処に隠れているのやら
例えば、スイッチをポツィッとなって押すと出てくるとか
アタリの鏡を割ると出てくるとか、普通に隠れているのか、それとも別か
【・・・まあいいや、と独り言をしめて】 【――彼は、鏡の異常に気づいていない】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:17:28.93 ID:9gSaF6oo
>>406

…ハッ!?

【不意に、嫌な予感が当たった】
【トリックではないもっと別方向から彼の予感をゆさぶる要因が目の前に現れた】

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

(なにぃ〜!?鏡がなんであいつの正面を見せてるんだ…!アイツはケツを向けてるってのに!
トリックとかそんなんじゃあないぞコレはッ!まさか…これも新手の能力者の仕業!
今、あいつだけ他の奴とは違い、もう一つの自分の首を絞めようとしているッ!!)

…あぶねえ!刃叫流奥義!『疾風迅雷』!!

【突撃姿勢から右の貫手を作りだしヴァルドスラットに突撃を仕掛ける事が最優先と判断した】
【彼はそのまま首を絞めようとしているヴァルドスラットの方の肩を手刀で…なんと貫こうとしている!?】

避けろッ!あんたの首をしめようとして来てるぞォォォ―――――――!!!!!!
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:20:38.75 ID:koGDoMSO
>>405
【はっ、とした様子で、逃げ去る小さな少女の後ろ姿を見付けて】
【自分も出来ればそうしたかったが、体力的にも状況的にも「不可能」の判断】

(…………こいつ……さっきから何言ってんだ……?)

【「異文化」という存在に触れるのが初めて……という訳では無く、むしろこの少女にとってはこの「新世界」が異文化そのものなのだが】
【やはり、「言語が違う文化」という物には若干の違和感を抱いているらしく、妙な表情】

【しかし】

……え?

【そんな表情は、すぐに瓦解する事になった】
【本来ならこの少女は来る者拒まず。友達になろうて言われれば躊躇無く友達になるような性格なのだが……】
【流石に今回ばかりは、怪訝そうな表情だ】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 00:22:28.44 ID:yZvL1iQo
>>406

……ん〜っと、なんか悪いことしてるような気がするねこれ。
きっとお巡りさんが見たら俺の手に鉄の輪っかが付けられるのだぜ

【予想と反し、幼い容姿の魔女を見て】
【気まずげに頭をポリポリと掻きながら、数秒その様子を眺めていたが……】

でもまあ――お仕事なんで、ごめんね。
可愛いお顔は傷つけないよーにするんで、しばらく眠っててくれると嬉しいなっと

【クルクル、とリボルバーを回して……銃口を魔女にピタリと向け弾丸を発射した】
【狙いは箒の腹辺り。命中したならば先程同様に爆発を起こし、箒と胴体にダメージを与えるだろう】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:23:00.09 ID:KKG0Srko
>>410,406

・・・ハッ!
【自らの肩を手刀で貫こうとするジャイアン――】
【声は勿論聞こえる】

何するんじゃァァァーーーッ!
【一旦、ジャイアンの方に体を向けると同時に】
【そのままバックステップをし、手刀の直撃を防ぐ】
【勿論、何となくは当たっていたりする】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:25:36.68 ID:jVcjFwoo
>>408

えへへー、気が合うねー!

【先程から始終ニコニコ顔だ】

へえ……お友達か誰かなの?
ホテルの、えっと……店長さん?

【うん、店長とは呼ばないと思う】
【大分初対面の緊張が解れてきたのか、かなり親しげに質問】

本当? また飛んでみたい…けど……本当に大丈夫?

【一応少女に掛かる負荷を心配しているようだ】
【そのまま自分もホテルへと入っていく】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 00:27:43.00 ID:sIu7CkSO
>>400

ん、もう良いよ。取り敢えず……どっちもどっち、ってコトで手打ちにしよう。

【気分屋、且つさばさばとした性質らしい。先程の不機嫌は、為りを潜めたように見えて】
【「悪いね」と付け加えると、ともすれば謝罪合戦になりそうな話題を打ち切る】

……ああ、此れか?ついこの前――――確か、先週の末だったかな。
色々と有って、ね。身体のあちこち怪我して、今日まで伏せってたんだ。

――――完調までは、大分掛かるらしい……こんな時なのに。

【尋ねられ、答えない道理も無いと思ったか。彼女は、淀みなく応じる】
【何処に∞どの程度の¥揩負ったかだけは、すっかり濁されていたが】
【誰とも知らない相手だ、事細かに不調を語らないのは……まあ、仕方ないだろう】

【先週の末――――そう言えば、風霊統主の城≠ェ襲撃に遭ったのも、その辺りだったか】
【淡々とした口調で、向き直りもせずに語る姿は。何処となく、口惜しげでは有った】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:30:29.20 ID:S.hNn.SO
>>409(ヴァルトスラット)>>410(ジャイアン)
キェッ!?
【ジャイアンの手刀より肩に突き刺さり偽物の動きが止まる】

【コレは鏡じゃない!ドッペル……つまりドッペルゲンガー!偽物だ!】

【そしてドッペルは慌て手刀を肩から抜こうとし逃げ出そうとするが】

【逃がしてはいけない】

>>412(ギルマス)
うっ!………
【魔女に銃弾が当たりバタッと倒れ気絶するだろう】

【それと同時に懐から不気味な光を放つ宝石が落ちて割れるだろう】

【その瞬間、障気や魔翌力がまた一段と少なくなるだろう】

/ギルマスの方、時間の方は大丈夫でしょうか?キツそうでしたら魔女と吸血鬼をとらえ一足早く終わりにしますか?
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:32:55.49 ID:epcP06Ao
>>414
そうアルネっ!!仲良しさんアルネっ!!
【此方は常に半笑いだ】

私の古くからの親友の女の子がマスターアルよ!!
本人はマスターって言ってるけど皆からはボスって言われてるアル!!
【ん?マスターじゃないって?気にしない気にしない】
【お姉さん風に優しく教えてあげる】

大丈夫アルよ!!気にしないで良いアルよ!!
【本当に負荷が無いらしい】
【因みにホテルで【禁則事項です】をするか】
【YES or NO】
【因みに確実に添い寝はします】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:35:55.07 ID:4/YQQq2o
>>411

【少女自身は破格の譲歩をしたつもり、らしい】
【怪訝そうな顔を見て、明るい笑顔に雲が掛かる】

あれあれ?なんでー?
もしかして戸惑ってる?

それもそうかなぁ…
私達の種族ってぇ、基本的にカッコいいお兄さんしか友達≠ノしないからぁ

【視線を左上に飛ばして、独りでに数回頷き、勝手に納得】
【もういちど、琥珀のような瞳で相手を捉えて】

……でもさぁ
私は友達を選ばない主義なんだー

その証拠、見せたげるよ

【「おいで」、と少女が軽く手を上げると】
【周囲の木々のうち枯れ木だけが振り返る】

【そのどれもが、幹も枝も十二分に太く、筋肉隆々と喩えても差し支えなさそうなほど逞しい】
【一枚残らず葉を落として尚、余りある活力は】
【自身が枯木である事さえを忘れているかのよう】

【もっとも、それ自体の違和感は些末事】
【最大の特徴は、幹に精巧な人面が浮き出ている事――――之に尽きる】

【大きさは人と同じ、顔付きは人それぞれ】
【ただし皆、一様にアルカイク・スマイルを浮べていて】
【それだけがただ、不気味だった】

……むこうからぁ
63番、64番、65番、66番……あ、きみが焼き切ったのは64番だねぇ

友達になるなら、きっと『彼』も許してくれるよぉ

【順に手で指して、柔らかな口調で友人を紹介する】
【甘さにふやけた笑顔を見せたまま、彼女に向かってゆっくりと歩き出し始めた】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 00:38:07.38 ID:yZvL1iQo
>>416

――うし、ギルマスさんノルマ達成って所かな!
ちょいと罪悪感が疼くような気もするけど、撃っておかないと俺がヤバかったし
騒動起こしたお仕置きだって事で済ませてもらえれば重畳ですな〜

【「よいしょ」、と声を出しながらステージから降りて魔女の方へと向かい】
【何事もなければその身体をヒョイっとかかえあげて連行しようとする】

そういや他の人はどうなってるかな?
あの阿呆吸血鬼とかその辺で飛蝗みたいに潰れてそうだけど、倒れてたら其れも引っ張っておくかー。

【もし先程の行動が成功していたならば】
【ギルマスは魔女を抱えたまま、野外ステージを後にしてパークの入り口まで戻るだろう】
【その際に吸血鬼が転がっていれば其れもついでにズリズリと引きずって】

【何にせよ、ギルマスの役目は終わった】
【後は他の冒険者の帰還を待ちわびるだけだ――――。】

/おっと、配慮して下さり感謝感激
/ではお言葉に甘えてここで退散させていただきます、イベント楽しかったですぜー!
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:38:11.86 ID:KKG0Srko
>>416

・・・ったく、何をするんd・・・・・・

・・・・・・

・・・

えええエエエェェェーーー!

えっと、鏡と似ていてそれでもって異なる何か・・・なのか?
【鳥臭い彼は、状況を把握しようと頑張っている】
【鏡に化けた何かが襲ってきたのか?】 【あいつは助けてくれたか?】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:38:30.45 ID:jVcjFwoo
>>417

へえ……ぼす、さんですかー。女の子にしたら変わった名前ですねー?

【うんうんと頷く】
【変な勘違いし始めたよ! 誰か何とかしてあげて!】

ほ、本当ですか? 結構リュック重くなかったですか……?

【恐る恐るといった様子でそう聞いてみる】
【やはり「女の子」に運んでもらった事に些かの気後れがあるのか】

【せっかくだから俺はこのYESの扉を選ぶぜ!】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:41:55.37 ID:koGDoMSO
>>418
ひっ…………

【恐怖、ただそれだけ】
【“友達にする”】
【その言葉に隠されているであろう「とてつもなくとてつもない裏」】
【それを、断片的にだが……理解してしまった、それ故の恐怖】

【笑顔を浮かべる木々達が、それらを……いや、恐らく……推測だが「それらにした」のであろう少女がただ怖くて】
【ボロボロで、まともに走れない身体に先程より激しく鞭打ち、一刻も早くこの場から逃げだそうと】

【少女から、全力で「逃走」しようとする】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:46:22.77 ID:epcP06Ao
>>421

ぇえーっと、確か本名はシルク・フレンドリー、アルネ!!
シルクお姉さんって呼んであげて!!
【少年と手をつなぎたいのか右手を伸ばし】

軽かったアルヨ!!大丈夫大ジョブね!!
【そのままホテルの扉をハキハキと開けると】

『んー!おかえりー!ふうりっち!!今日はお連れの子も一緒かい?』
【凄く可愛らしい130cmほどのポニーテールにウサ耳カチューシャの】
【女の子のホテルマン(ボス)が出迎えてくれた】

そうそう!今日はあれするからあの部屋でね!!
『はいよ!!んじゃぁ3回のPINK部屋で良いね?鍵は開いてるからお好きにね!!』

【了解したっ!!!】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:46:57.07 ID:9gSaF6oo
>>416

…逃がしてたまるかよォ!
見せてやる!何も刃叫流だけじゃあないんだぜ!俺をガキ大将たらしめる要素はなッ!!

【手刀を抜かれたと同時に逃げ出した相手を見て彼はあの技の使用を決意した】

【刃叫流の業ばかりが剛田剛太郎の真骨帳ではない、彼はこれまでにもプロレスラーから伝家の宝刀と噂される技を伝授してもらった事があった】
【彼は一撃で確実に決められるようにドッペルの腰に飛びつこうとしてくる】

…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!


【成功した場合は…そのまま腕を腰に固定して…腰の力だけでドッペルを持ち上げて後ろの地面に首から叩きつけようとしてくるだろう!】
【伝家の宝刀…ジャーマンスープレックスを!!】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:49:04.38 ID:epcP06Ao
>>423
/3回→3階でした!すみませんっ!
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:53:12.89 ID:jVcjFwoo
>>423

しるく、ふる……し、しる、れっ……? ………………?

―――あ、「シルクお姉さん」、だね。覚えたよ!

【「五文字以上の固有名詞」に混乱していたものの】
【ファーストネームだけはなんとか覚えられたようだ】

【少女に差し出された手に答えるように左手を繋ぐ】


――初めまして、シルクお姉さ……お姉さん?
あ、あの。僕はハッピー・リトルピースって言います!

【130cmほどの「お姉さん」に一瞬首を傾げたものの】
【律儀に丁寧に自己紹介】


…………? 「あれ」ってなんのこと?

【察せていません^q^】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 00:56:11.14 ID:S.hNn.SO
>>419(ギルマス)
【魔女と吸血鬼はそのまま引きずられて行くだろう】

【後日彼らに動機を聞くと】
【ハロウィンが近づいてきたことによりあそこに障気や魔翌力がたまってきて】
【自分達はそれを利用してパワーアップしようとしていたそうだ】

/乙でしたー

>>420(ヴァルトスラット)>>424(ジャイアン)
ギッ!?…………
げぶっ!?
【見事にジャーマンスープレックスをくらいドッペルはゴフッと血を吐き意識を失う】

【そして遊園地内の障気と魔翌力がまた一段と少なくなっていく】

【コレで残り一体】

【そしてこの場は終わり……そう思った瞬間!!】

ウガー!!!!!!!!
【二人の前方の壁が破壊される】

【そこには最後の一人である5mくらいあるツギハギの大男が暴れ回っている】

【動きは遅いが二人に向かってるだろう】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:58:20.93 ID:4/YQQq2o
>>422

あー、待ってよぅ

生きて帰られたら……
あの城を落すって目的、達成できなくなっちゃうじゃない

【少女の困ったような声に反応して、「ギギギ」と】
【風もなく一斉に木が軋む。鬨の声を上げるかのように】
【連鎖倒木の心配は要らない。一本一本が屈強である事は見ての通り】
【まず始めに警戒しなければならないのは――――木々が動く事】

ぜんぜん怖くないんだよぅ
あなたも同じ、バフォマになるだけ
父なるテスールを信じれば、きっとサーガゥに届くからぁ

――― クフアルフ = ブラウンウィップ

【66番――、最早そんなことはどうでも良いか】
【彼女に最も近い枯れ木が、幹を反り返らせ、枝を大きく振りかぶる】

【一瞬のタメ――】
【――全身をバネのように使って、彼女の背中に太い枝を打ち据えようとする】

【ただし彼女の友達£Bは間隔を置いて存在しているため、一本ずつしか攻撃できない】
【もし回避することが出来れば、大きな隙となりうるだろう】
【――目的を遂行できるかもしれない】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:59:41.86 ID:epcP06Ao
>>426
よしよし!!良い子良い子!!
【立ち止まり、右手で頭をなでなで】
【そのまま左手をつないだまま】

『ハッピー君か!!これでも20歳のお姉さんだぞ!!』
『判ってると思うけど、シルク・フレンドリー!!此処のマスター件看板娘っ!!』

看板という割りには客来ないよね、此処
『うるさーーい!!』
【なんか口論をしているお姉さん二人】

あれ・・・?う〜ん【禁則事項】の事!!簡単に言うとHだよ!!
【そういった瞬間、入ってきた扉ががちゃりと鍵が掛かった】
私と仲良くなるにはしないといけないし、大人になるためにも必要な事なんだゾ!!
【無駄な説得力でお送りしています】!
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:00:11.31 ID:KKG0Srko
>>427

・・・あ・・・ありのまま・・・・・・
敵襲にあったと思ったらいつの間にか終わっていた
何を言っているか分からねーと思うが俺は分かる・・・
【髪の毛が上に伸びそうなポーズをとりながらそう言う彼】

って・・・でけえ何かが・・・
【とりあえず、大きく息を吸い込んだ】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:02:26.65 ID:9gSaF6oo
>>427

ゼェ…ゼェ…ゼェ…

【疲れ切ったジャイアンは、よろり、と棺桶の傍で片膝をつくと…】
【錠前に橙色のカギを差し込むと、かちゃりと外す】

【すると、棺桶が突然横のまま変形を行い、バイクの状態になる】

…疲れた、残り一人よろしく

【そう告げると、彼はバイクにしがみつき、オート運転で戦線離脱を試みた】

/すまない!ちょっとそろそろ落ちなくてはならないのでここで引くぜ
乙でしたー
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:05:33.24 ID:S.hNn.SO
>>430(ヴァルトスラット)>>431(ジャイアン)
ウガー!!!
【残ったヴァルトスラットに向かいその巨大な右手を振るうが】
【動きは遅く避けようと思えば避けれる速さだ】

/ジャイアンの人乙でしたー
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:05:52.96 ID:jVcjFwoo
>>429

20才ですかー! ………小さいですね?

【初球からストレートど真ん中に放り込んだ】
【※素です】


……? えっと………?

【本当に分かんない様子で、とりあえず室内に荷物を置く】
【そして入り口のカギが閉まった音に振り向き】

……………あれ。

【鍵を開けようとしてみる】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:08:29.05 ID:KJ9pBJ2o
>>432

うお・・・っ
【バックステップをとり、その右手を回避する】
【その後の結果によっては、瓦礫等が彼に当たるかも知れない】

喰らえッ!
【彼は、口から岩石片や砂等で構成されたブレスを吐き出す】
【それは、相手の腹部に向けて一直線に行く】 【技の性質上、威力にムラがある】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:10:23.10 ID:epcP06Ao
>>433

『キミねぇ・・・小さいからってお姉さんバカにしてると痛い目合うぞコラ』
【拳をポキポキ鳴らしながら鋭い眼光で睨みつけてくる】

『これでもヘラヘラチョップの天才なんだよ!!』
【凄く・・・怖いです・・・】

こらこら、ハッピー君
そんなことしても開かないんだからね!さぁお姉さんとHしようか!!
大丈夫お空を飛んでるみたいだし、気持ち良いよ!!
【笑顔で誘惑してみたりする】

/中身の体力が限界に近づきつつあるのでこの辺で〆て頂いても宜しいでしょうか?
/大変申し訳ございません
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:12:26.89 ID:S.hNn.SO
>>434
ウグッ!?
【ブレスが腹部に当たり苦しそうにフラフラと後ろに下がる】

ウッガー!!!
【地面に向かい両腕を振り落とし地面にそった衝撃波をヴァルトスラットに放とうとする】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:13:17.42 ID:koGDoMSO
>>428
〜〜っ!!

【「恐怖」は−(マイナス、或いは負)の感情の一つであり】
【全ての生物が平等に有する物……動物の、生命の「本能」とも言える感情である】

【現在のこの少女に、「恐怖の感情」の《仮面(ペルソナ)》は存在しなかったが】
【それでも、爆発的な感情は、ペルソナの力を強めるには十分過ぎた】

カマエル……!!

【現れるのは、先程の赤い騎士……いや、容姿こそ変化は無いが】
【明らかに、内包する力は「数段高い」】

うわあああああッ!!

【カマエルは、その剣に先程より数倍大きな炎を燈して】
【巨大な炎刃で、迫る太い枝を……いや、そのまま、「66番」をも、両断しようとする】

【あらゆる事象に関わらず、カマエルは攻撃終了後に消えるし】
【少女は逃走の完了を試みるだろう】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:14:42.13 ID:KJ9pBJ2o
>>436

・・・っふゥ
【ブレスを吐き終え、一息ついていたところ】
【自らへ迫り来る衝撃波――】

ぐえあッ
【回避が間に合わず命中し、後方へと吹き飛ばして】
【そして壁にぶち当たる】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:16:40.89 ID:S.hNn.SO
>>438
ウッガー!!!!
【両腕を振り上げながら】
【ドスン!!ドスン!!と足音を立てながら近づいてくる】

【だが隙がありチャンスだろう】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:19:58.69 ID:KJ9pBJ2o
>>439

・・・いってえ
【むくりと起き上がる彼】 【精神年齢19歳の雄鳥】

お返しだ・・・とくと喰らうんだな・・・!
【魔翌力を溜め始めた】

(何撃つか決めてないけどな!!)
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:22:35.50 ID:S.hNn.SO
>>440
ウガッー!!!!!!
【振り上げた両腕を振り下ろそうとするだろう】

【当たれば威力は高い……だが避けられる速さだ】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:27:57.66 ID:4/YQQq2o
>>437

――――しまったッ!

【出現する赤い騎士、その異常な出力は想定外】
【根を斬るレベルじゃ終わらない】
【「66番」では、あの炎に耐えられない】

【余裕のある笑みは、いつのまにか驚愕に変わっていて】
【今の少女に妖しい不気味さは感じられない】
【もっとも――】

『ギギギャャァァァアアアアアァァァァァアアッッ―――――z_____!!』

【天を割るような声で叫び、苦しげに枝を振り回す「66番」のインパクトには勝てない】
【夜の森がオレンジ色の炎に照らされて】
【――周囲の木々が、「彼」を避けるようにザザッと退いた】

【「66番」が両断された人型の消し炭へ還る頃には】
【騎士を従えた彼女の姿を見失うだろう】

あちゃぁ…、逃げられた、かぁ
土壇場の力…、シャガマもあんまり侮れないってことかなぁ

…52番ー、次は確り捕まえようねぇ
この53番ちゃんも頑張るからさぁ

【綿飴みたいな髪を持つ少女は、そうそうに追跡を諦めて】
【木々の間に声を飛ばすと、自らも闇の中へ消えていくだろう】


/お疲れ様でしたー!
/新キャラだったので、全力でぶつかってしましました
/お相手、ありがとうございました!
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:28:52.12 ID:jVcjFwoo
>>435

………え? あ、あれ?

【がちゃ、がちゃり。がちゃがちゃん】
【ドアは、固く閉ざされたまま開かない】

【後ろからは小さなウサ耳お姉さんが拳を鳴らしている音が聞こえる】
【その横の、先程のチャイナ少女の甘い声も聞こえる】


…………あ、あの。
えっと、その……何するの?

【絶賛混乱中なう】



/大丈夫ですけど、続きどうします?
/このままフェードアウトでも構いませんし、後日続けるのでも構いません
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:29:25.93 ID:KJ9pBJ2o
>>441

・・・そいやッ
【岩の矢を2つ生成して、相手の頭部と胸部をそれぞれ狙って1本ずつ飛ばす】
【速度は微妙だが、威力はわりと高めだ】

うおッ・・・
【その両腕を、彼から見て左へ移動することで直撃は回避したものの】
【右腕に端の方が当たり、赤い鮮血が地面を濡らす】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:33:03.85 ID:koGDoMSO
>>442
/乙でしたー! 楽しかったです!
/眠気の為、最後の返レスが出来ず、申し訳ありません……
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:35:43.11 ID:epcP06Ao
>>443

『何をするかって?』
【ゆっくりとウサ耳が少年に近づき】

楽しい事だよ・・・・ハッピー君!!
【チャイナ娘が抱きつこうと腕を伸ばした】

『ふぅりっち私も入れてもらって良いかな?』

もちろんだよ!!ボス!!

『・・・・だから私はボスじゃない・・』
【チャイナが後ろを振り向きながら、ウサ耳は少年に歩み寄りながら】
【甘い声で、話し始めた】

/それでは明日20時頃お願いします!!
/もしかするとメールでのやり取りになるかもしれません・・・・
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:36:38.65 ID:S.hNn.SO
>>444
ウガッ!?
【頭、腹部に当たった事にグラリと身体を揺らし】

【ズドォォォン!!!!!】
【その巨体は地面へと倒れる】

【それと同時に遊園地内に広がる障気と魔翌力は消えるだろう】

【そして鬼火も消え、辺りを照らすのは星空と月の光】

【なお遊園地の入口に戻るとギルドの人達がいて回復や今回の原因であるドッペルとツギハギの確保をしてくれるだろう】


/コレでイベントの方は終わりです
/それでは乙でしたー
/なおドロップアイテムについては後日イベントスレに書きますので
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 01:39:16.52 ID:KJ9pBJ2o
>>447

・・・・・・

・・・さて、さっさと帰る・・・か
【恐らく、彼はギルトの人に回復されて】
【ドロップアイテムを貰った後――その場から立ち去り何処かへと行き】

う・・・ウ・・・

――ウオオオヲオオオオォォーーーーム
【何処からか雄叫びが聞こえた】

/乙でしたー
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:46:09.68 ID:hJDwdYSO
>>415
/すいません、眠りかけて意識が飛んでました
/という訳で眠いです・・続きは明日でも宜しいですか?
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 02:15:53.16 ID:sIu7CkSO
>>449
//ええ、構いませんよー!
//ですが其方の調子が思わしくないようなら、無理にとは言わず切って下さっても大丈夫です
//それでは、今日の所はおやすみなさいませ
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 17:06:07.23 ID:znEtP4E0
【公園】

…………。

【綺麗に切り揃えられた黒髪、真っ黒な薔薇のコサージュ】
【喪服染みた黒のワンピースに、黒のロングブーツ】
【知っている人が見れば、どっかの鈴だらけな少女とそっくりな容姿の、少女が】

……。

【しゃがみ込んで、至極真面目な風に、棒切れで地面に落書きをしていたり】
【落書きといっても、なんだか酔っ払ったナメクジが這い回ったような、なんかそんな線ばかりである】
【少し変な人っぽい、かも】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 19:01:10.69 ID:sIu7CkSO
//護の方いらっしゃりますかー
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 19:26:32.85 ID:hJDwdYSO
>>452
/たった今ここに
/今返レスします
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 19:33:07.92 ID:hJDwdYSO
>>449

455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 19:44:23.47 ID:hJDwdYSO
>>449

(先週って確か――――いやあの件じゃなくても、この世の中戦いはありふれている・・・襲撃の戦いに参加していたとは)
【少年は思考する】

(いやでもそうならば・・・確認しなくちゃいけない)

(――――『僕達側か』 ・・・『敵側か』・・)
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 20:10:11.05 ID:bdzr3Vko
【聖都・魔術協会】

【夜間でも研究者は居る筈だが、然し何故か人気の少ないと有る研究棟】
【夜の廊下を走る、足音が二つ】

「何で?どうして?何がどうなったらあんな事が起こるのよ!?」

『落ちついて、ジャンヌ………ああでも本当にどうしよう………』

【わき目も振らず、一目散に駆けていく二人】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】


【そして、その後方】

【キィ、キィ、キィと、何かをひっかく様な音が鳴っている】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 20:18:38.29 ID:sIu7CkSO
>>449

――――……。

【女性はそこで言葉を切り。口を閉ざしたまま、月へと物憂げに視線を落としていた】
【果て然て。実はこの彼女が敵か、それとも味方か≠ニいう問題、少し頭を働かせれば簡単なものだ】

【メタ的な理由で詳しい描写は省いていたが、此処は水の国、風霊統主の城≠内に抱きし森の中】
【≪Justice≫サイドからしてみれば、本拠地付近。≪R.I.P.≫サイドからしてみれば、言わば敵地≠ナある】
【癒え切らない傷を引きずって、敵が単身此処を訪れるメリットは無い。仮に有ったとしても、危険性が裕に上回るのだ】

【――――因って、味方の可能性が大きいと言えよう。彼女がもし、先の戦いに参加していたなら≠ニいう、飽くまで仮定の話だが】
//確認遅れました、申し訳ない
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 20:38:12.17 ID:hJDwdYSO
>>457

(城・・・大丈夫かな・・・)
【ふとそんな考えが浮かんで】
【少年はあの戦いには参戦してはいない】
【いや―――参戦できなかった】

(ドラさんの言う通り、今の僕なんかじゃ未だ戦場には出れない、皆を信じるしか・・)

そうだ・・皆・・・戦ったのに・・・僕は・・何も弱いから・・何も出来ない・・・強く・・強くなりい
【思わず想いは口からこぼれる
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 20:47:25.74 ID:vjekSZIo
【路地裏】
【そこに黒い喪服の様な服に身を包んだ少女が佇む】
【右手にはボロボロの本が有る】
【装丁は確りしており、長年の年月を過ごしてきたような本だ】
【そして少女はおもむろに空を見上げ、左手を月に向けて伸ばす】

あぁ……なんて悲しいのかしら。
どれだけ私が頑張ろうとも、お家の復興など不可能なのですわ。

【悲嘆に暮れた表情で呟く】
【しかし、実際はファミレスのバイトで叱られただけだ】
【悲しそうな声色で、歌を歌い始める】

――There was an old woman Lived under a hill, (丘に住んでるお婆さん)
And if she's not gone (もしも何処へも行ってないなら)
She lives there still. (未だそこに居るでしょう)

【朗々と、甘い声が薄暗い路地裏に響きわたっている】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 20:57:49.46 ID:fQuHJRIo
【公園】

ほら!おいでおいで!
怖がらなくても大丈夫だよー!

【白いワンピースの上に対照的な黒いカーディガンを羽織った少女がベンチに座っている】
【翡翠色のすらっとした長髪が大きく風に揺れ】
【同じく翡翠色のくりくりした瞳は目の前に居る生物に対して輝かせている】
【左隣には斑点の入ったバレーボール大の球体があり、なにやら大事そうに抱えていた】

あー!もうっ!
ちょっとでいいから!ね?触らせてくださいー!

【右手に猫じゃらしを持ち、ふりふりと揺らして誘惑しているが】
【その先に居る白い野良猫は警戒心剥き出しで全く近づかない】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:02:34.46 ID:bdzr3Vko
>>459
【キィ、キィ、キィ。ギィ、ギィ、ギィ】
【地面をひっかく様な音が、其処へ近づいて行く】
【少女の歌声にノイズを加え、掻き乱す様なその音は】
【路地裏の更に奥、きっと碌でもない人間が居るのだろう方角から聞こえて来る】

【もし、その方向に目を向けたのなら】
【大量の鼠が、百足が、水から逃げるかの様に走りだしてくるのが見えるだろう】
【それは少女には目もくれず(百足の視力は寡聞にして程度を知らないが)、表通りへと逃げていく】

【キィ、キィ、キィ。ガリ、ガリ、ガリ】
【夜間の暗さ、建物の影という立地条件の闇。その中に、何か揺れ動く様な影が、確かに居る】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:06:49.12 ID:vjekSZIo
>>461
la――、

【言葉が途切れる】
【音が聞こえた、不快な音だ】

何物でしょう、私のささやかな楽しみに茶々を入れるお方は。

【分かりやすくぷんすか怒りながら影に向けて歩いていく】
【警戒心が無いのか、警戒するほどの頭も無いのか恐れる様子は微塵もない】

何物です?人の邪魔をしておきながら侘びもしないなんて。

【影に向けて声を投げかける】
【その声はよく通る鈴の音の様な済んだ音だ】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 21:15:42.85 ID:sIu7CkSO
>>458

――――何も出来ない∞僕は弱い∞強くなりたい=c…か。甘いよ、その考え。
祈るだけで願いが叶うなら、所謂不特定多数の世界≠チてヤツは…もっと、幸福な物の筈だ。

願うより先に、動いてみたら良いんじゃないか。

【零れ落ちた独り言ともつかない想いに、呈するのは。やはりと言うべきか、鋭い苦言だった】
【――――だが。字面こそ苛烈なものの、語調は少年を嘲笑うような其れでなく】

【諭すような、助言のような物である】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:16:39.74 ID:bdzr3Vko
>>462
何者、か?

【ギィ、ギィ、ギィ】
【ひっかく様な音は、また一段と大きくなった】
【もはや、ひっかくというよりは引き切る。金属の音だという事が、聞きとれる程に近づいて】

何者か何物か誰何の声が如何程に意味が有るか西瓜が野菜だと知ってどれ程に意味が有るか
そして詫びとは誰の為に行う相手の為か己の為か己の些細な罪悪感を埋める為なのかそうなのか?
邪魔、邪魔、邪魔、道を通るに邪魔だ邪魔だ邪魔だお前は邪魔だははははは

【その音の主が、闇の中から顔を曝け出した】

【形は、確かに人間だ。それだけは、保障出来る】
【然し、その両足は、巨大な獣の骨がネジで固定され、膝を曲げる事が出来なくなっている】
【両腕は異様に長く、関節は手首と肘の間にもう一つ、肘と肩の間にもう一つ】
【背中には、翼の様に、ボロボロのマントが釘でうちつけられて】

は、ははははは……やれ笑い疲れた疲れたじゃあ泣こうか怒ろうか
玩具を壊してしまった子供のようにわんわん泣いたら気持ち良いのかきっとそうにちがいない

【顔の右半分は、食いちぎられた様な痕跡と、露出する頭蓋】
【右手には、190程の身長よりまだ大きい鋸の柄。引きずる刃が、地面に傷を残していた】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:21:33.33 ID:vjekSZIo
>>464
【現れた人間は、悪魔かと思う程に恐ろしい見た目だった】
【無意識に後ずさりをする】

な、なんなんですの貴方!

【目の端からは涙の珠が滲む】
【顎が震え、歯がカチカチと音を立てる】

(ヤバイなこりゃァ……。悲劇のヒロインどころじゃなくて猟奇殺人の被害者になるじゃねーかおい)

【頭の端で冷静に考える、マズイと】
【そして自分の身体能力では恐らくこの人から逃げきるのは不可能】
【何故ならどうしようもなく体力がないからだ】
【全力で走れるのは10メートルとちょっと位、ぶっちゃけ無理だ絶対】
【バレないように手元の魔道書から術式を引き出そうとしている】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:28:27.70 ID:bdzr3Vko
>>465
何なんだ何なんださあ何だ?神か悪魔か人間か?
全く無意味な問いをする邪魔者に対して私の声と言葉は勿体無いなそうだ勿体無い
跪いて涙を流し有り難く受け取れ愚民めが

私こそは………

【人間と呼ぶには些か抵抗の有る異形が、巨大な鋸を振り上げる】
【すると、関節の多すぎる腕はカクカクと折れ曲がり、鋸の刃を少女の目から、異形の背に隠してしまった】
【スイカ割りでもするかの様な極端な振りかぶり方。少女の頭蓋も異形の目には、きっとスイカの様に映っているのだろう】

……私こそは私こそは由緒正しき侯爵気高き侯爵
地に伏すべき虫けらなどとは血の価値すらが一線を画する麗しき侯爵
おお下民よ愚民よ泣くでない貴様の涙で道が穢れる

【曲がらない膝は、異形の歩みを不自然極まりないものとする】
【ゼンマイ仕掛けの人形の様にカタカタと揺れながら、異形は少女へ近づいて行く】

【腕の長さに鋸の刃を合わせれば、この異形の攻撃範囲は、本体を中心として半径2.5m前後】
【あと4mも近づけば、少女は射程に入る事になるだろう】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:33:07.28 ID:DzQD1Pgo
【何処かの、森の中】

【夜の風とは、こんなに寒かっただろうか】
【仕方ない、秋だもの――頭の中で自問自答を繰り返して】
【髪は白、肌も白、瞳も白、服は黒。色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、ちいさな子供は】

……月が綺麗、というのを愛の告白に使ったのは。何処の何方でしたっけ……

【開けた場所に座り込み、膝を抱えて】
【月を、見る】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:35:39.45 ID:vjekSZIo
>>466
……、貴方のような貴族が居るものですか!

【震えが止まる、目には強い光が】
【貴族にあこがれを抱く少女。理想とする貴族とは掛け外れたこの男に怒りの感情を抱いたのだ】

黙りなさい、下郎。
いくら落ちぶれたとはいえども私は貴族。
貴様如きが触れて良いものでは無いのよ!

【黒い魔翌力が吹き上がり、ふんだんにフリルがあしらわれた服がなびく】
【その姿はまるで花の如く美しい】
【ファミレスのバイト兼自称没落貴族のお嬢様がそこにいた】
【狂える殺人鬼と妄想に飲まれしか弱き少女】
【今宵の戦いで生き延びるのはどちらに成るのか】

――la

【朗々と、力強く言葉を紡ぐ】

My mother has killed me, (お母さんが私を殺した)
My father is eating me, (お父さんは私を食べている)
My brothers and sisters sit under the table, (兄弟、姉妹はテーブルの下)
Picking up bury them under the cold marble stones. (冷たい大理石の下 そんな私を埋めるんだ)

【黒い霞が圧縮され、5つの刃と化して相手に向けて飛ぶ】
【速度はそれほどではないが鋭さはかなりの物だ】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/29(金) 21:37:51.41 ID:hJDwdYSO
>>463

そうですね、この世界は『理不尽』、だから願ったから幸せなんじゃない、願ってその為に努力したから幸せなんですよね
【ハァとそこでため息をはく】

僕もその為に努力すべき事はもう見えてるんですけど・・
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 21:44:17.07 ID:bdzr3Vko
>>468
おお貴族を騙るか己の血の汚らわしさを欺くか下郎
落ちぶれたと言えど貴族ならそう貴族ならその様に喚くまい嘆くまい
庶民の様に娼婦の様に歌うなどはすまいよ臆病な庶民の娘
だが然し私は寛大だ身分によって殺す殺さぬを決める程に狭量ではないはははははは

【曲がらない膝をそのまま、右足から一歩の踏み込み】
【同時に、振りかぶった大鋸を、力任せに真っ直ぐ振り下ろす】
【すると、他関節の両腕は、鞭の様にしなり】

【ひゅん】

【一流の剣士の振り下ろしと同等の速度で、鋸を地面にまで落とす】
【その過程、飛来した刃のうち二つを、鋸が空中で叩き潰し】

【残り三つの刃が、胴体、右腕、胴体と、異形に命中する】
【命中するたびに、カクリカクリと操り人形の様な奇妙な動きをとり】
【傷口から流れ出した血は奇妙に黒く、地面に落ちていく】

【そして、落ちた血液からは】
【大きな鼠が現れて、少女の足元へと走り出す】
【まだ襲って来ないが、足元を走りまわるそれは、動く際に踏みつける危険が有る】
【踏みつけてしまえば、不愉快な感触を味わう事になるだろう】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:47:33.79 ID:vjekSZIo
>>470
【男の言葉に激昂する少女】

ッ……!黙りなさい!
そのよく回る口を今に訊けなくして差し上げますわ!

【そう叫んだ次の瞬間】
【自分の刃が相手を傷つけたのを見る】

(う……グロ。そういや人間に本気で魔法打ったの初めてかも……)

【流れる血を見てこみ上げた嘔吐感を堪えつつ、連続して言葉を紡ごうとする】
【が】

ひぃ!

【足元のねずみに驚き歌が中断、尻餅を付いてしまう】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:53:46.37 ID:bdzr3Vko
>>471

回るのは口か舌かそれとも目か回る回る回る世界は時計の針の如く一方通行で回る回る
なあらば回せ回せ回せ逆しまに回らぬ世界も無理に回せば彼の日も帰ろう

【ダメージが有ったのは確実。その瞬間の動きもそうだし、出血も有る】
【効いている事は明白なのに、異形は意味の無い言葉を続けるばかりだ】

ははははは血すらも庶民とは異なるが貴族よ貴い種族よ
私の血が生命を生み私の血が生命を終わらせる私の血は意思で有り絶対なのだははは、はは

【少女の足元の鼠は、ちょろちょろと一通り走りまわった後】
【突然飛びあがり、少女の腕を駆けあがろうとし始める】


【かたん、かたん。ざり、ざり】
【曲がらぬ膝で更に二歩。進むと、鋸が地面をひっかく】

【異形の間合いと少女の間の距離は、残り三歩程】
【其処まで近づけば、鋸の一撃は、少女自身に振りかかる事になるだろう】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 21:56:39.85 ID:vjekSZIo
>>472
【少女はそれどころではなく大きな鼠に怯えている】

ひ……近づかないでください!

【立ち上がり、鼠と距離を取る】
【が、次の瞬間。もはや目の前に男がいた】

あ……。
(マズ……死んだか……)

【あきらめが少女の脳裏を過る】
【しかし、少女を守るかのように左手の魔道書が魔翌力を放つ】

……。

【いつ振り下ろされるか分からない中、使用できる術式を確認していく】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:05:53.84 ID:bdzr3Vko
>>473
【一、二歩。また、異形は進む】
【再び多関節の腕はカクカクと曲がり、大鋸を高く振り上げた】
【骨の露出した右半分の顔は、きっと嗤っているのだろうが表情にならない】

ははは、はははは、ははははは
愚民は貴族に搾取されるが世の道理
その食その財からその血の一滴その命に至るまで全て全て一切合財すーべーてが私のもの
故にお前の命は私のものになるというのは全く分かり易い事だろう

【一度その場で両足を揃えて、それから右足を一度後方に引く】
【背と首を仰け反らせて、体全体に力を蓄えて】

【攻撃に移るまでの猶予は、次の一歩】
【傷口から流れ出す血は、地面に線を引き続ける】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 22:08:42.86 ID:sIu7CkSO
>>469

――……物分かりが良いようで、何より。詰まる所、単純過ぎるくらい単純な話なんだ。
「理不尽」を歎く前に、お前自身がより大きな「理不尽」に成って――――
そうしたら今度は、真っ向からそいつを踏み躙ってやれば良い。たった其れだけ。

【月を眺めたままに、手摺りに頬杖を着いて。事もなげに呟く台詞は――正義≠フ物とは思えない程、酷薄だ】
【心の底からそう思っていて、事実其れを実行してきたのだろう。紡ぐ言葉には、一欠片の逡巡も無かった】

見えてるんならさっさと進めよ。悩みは時間の無駄だって、識らない訳じゃないだろう?

誰かに甘えて、護られるだけ――――其の現状に満足してるなら、構わないけれど。
【鋭く、淡々と、彼女は語る事を止めない。発破を掛ける≠謔、な物だろうか】
【少年の方を見もせずに、挑発にも似た語り口で、彼が歩むべき道を示す――――】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:10:19.68 ID:vjekSZIo
>>474
【一つ、術式が浮かぶ】
【絶望からわずかながらの希望を見つけ、表情に力が戻る】

Lizzie Borden took an axe, (リジー・ボーデン斧を取り)
Hit her father forty whacks. (父親40回ぶった斬る)

【詠唱は途中、しかし目の前に影で出来た斧が形作られる】
【次の一歩を相手が放つと同時に、相手に向けて斧が横薙ぎに振るわれるだろう】
【術式の完成に向けて朗々と唄が響き渡る】

When she saw what she had done.(我に帰って目が覚めて)
She hit her mother forty-one!(母親41回ぶった斬る!)
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:10:58.74 ID:bdzr3Vko
>>476
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:17:36.01 ID:bdzr3Vko
>>477
/思いっきり途中送信すまん!

【射程に入る為に一歩、曲がらぬ膝でカタン】
【曲げた背を鞭の様に戻すと、視界に飛び込む影の斧】

っは、はははは、ふはは
下賤の歌に相応しい下賤の刃よまさしくまさに……ははは、は

【横薙ぎに向かって来る斧に対し、再びの大鋸の振り下ろし】
【刃同士を正面から衝突させて、己の体を両断される事を防ぐ】
【派手な衝突音に火花。一瞬だけは、路地裏が明るく】


【鋸の質量と異形の力。斧に与えられた力にもよるが、長く抑えておくのは難しいだろう】
【そして、異形が流した血からは、再び鼠が出現する】
【今度は、先程より少しばかり大きい。流した血の量に比例しているのか】

【その鼠は、少女の足元へとまた走りだす】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:22:49.83 ID:vjekSZIo
>>478
【親殺しの刃と気狂いの大鋸がぶつかり合う】
【大鋸との衝突により影斧はぎしぎしと軋みを挙げる】

(セーフッ!)

【心のなかでガッツポーズを取る】
【しかし、影斧に徐々に罅が入っていく】

There was a mad man and he had a mad wife,(狂った男と狂った女房)
And they lived in a mad town:(狂った街に暮らしてた)
And they had children three at a birth,(狂った子供は狂った三つ子)
And mad they were every one.(とにかく皆狂ってた)

【少女の影から人影がズルリ、と現れる】
【にたり、と影の口が裂ける】
【声なき狂笑を上げながら影は徐々に人の形を成していく】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:24:22.78 ID:V1FQc36o
【街の近くの草原】

…………………

【白いシャツに暗い赤のネクタイ、その身を黒のスーツに包み】
【その胸はそれなりと言うに相応しいサイズだが黒いスーツは陰影を曖昧にするのでそれは目立たない】
【手入れをあまりしていないのか所々外側に跳ねている長い髪はネクタイと同じく暗めの赤色】
【両の手には動かし易いように機能美を追求した薄手の黒い手袋を装備している】
【昏い藍色の瞳は片方、右目は眼帯で塞がれているがそのツリ目と眉間に深く刻まれたシワによって】
【常に怒っているような印象を受けるだろう、そんな「癒し」という単語とは程遠い女性が草の上に横たわり寝ている】

……すぅ……………――――

【どうやら寝ていても眉間のシワは顕在らしい】
【枕がわりだろうか3m程の長さの布の巻かれた鉄柱のような物を横にして頭を乗っけている】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:30:50.88 ID:bdzr3Vko
>>479
【ギリギリと、金属が擦れる音は続く】
【単純な押し合いだが、異形の力は武器の大きさから押して知るべし】
【斧が壊れればその瞬間、少女は異形の間合いに居る事になる】

ははははははははははははっははははっははっはっはっははははは
狂った男に狂った少女、狂った路地裏で地を流してた
狂った兄弟は狂った双子、兎に角世界は狂ってた

狂え狂え歯車を余計に付け足した時計の針の様に狂え狂え狂え

【走りだした大鼠は、少女の足へと向かい】
【決して大きいとは言えない口を開け、鋭い刃で右足に噛みつこうとする】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:35:19.90 ID:vjekSZIo
>>481
【影斧が呆気無く砕ける】

ッ!

【眉根を歪めつつも唄を紡ぐ】

The father was mad, the mother was mad, (狂った親父と狂ったお袋)
And the children mad beside; (側に居るのは狂った子供)
And they all got on a mad horse, (狂った馬によじ登り)
And madly they did ride. (狂ったように翔んでいく)

【影が人の形を完全に無し、少女と男の間に割り込む】
【次の瞬間、鼠が少女の足に噛み付く】

痛いですわこの糞野郎!

【そう叫び、足元の鼠を蹴り飛ばす】
【お嬢様口調が微妙に吹き飛んでいる】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:42:05.38 ID:bdzr3Vko
>>482
『鼠』を『糞』と呼んだお前は果たして『鼠』の『糞』程の価値が有るのか愚民の娘
畑の肥料となるならば私の食卓を賑わせたまえ虫に食わせるならば焼き捨ててしまえ
兎角兎に角要不要、己の不要を知るは民草の務めと心得よ

【異形は、今度は右肩の上に、大鋸を振り上げる】
【そして、多関節の腕を鞭の様にしならせて、大鋸を用いて袈裟斬りを、影人形の左肩に放った】
【鋸であり、一撃で両断する事は不可能。然し命中すれば、刃が肉に食い込む事になる】
【尤も、影人形に肉などというものが有れば、の話だが】

【蹴りとばされた鼠はひっくり返り、地面の上で溶け始める】
【まるで死体の腐敗する様子を早送りにしているかの様に、肉が溶けて骨だけになって】
【やがて、その骨は元の血に戻って、地面に染み込んで行く】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:48:32.42 ID:vjekSZIo
>>483
鼠が糞ならばそれを産んだ貴方も私に取っては糞以下よ!
家の復興のためにも私は[ピーーー]ないんですもの

【影人間が両腕を広げて少女を守る】
【ぐちゃ】
【左肩に食い込んだ大鋸により、黒い破片がべちゃべちゃと飛び散った】

ッ……!私を守りなさい!

【唄を、自らを守る影人間を応援するかのように高らかに歌い上げる】

They rode by night and they rode by day, (狂ったように夜を飛び)
Yet never a one of them fell: (狂ったように昼を飛ぶ)
They rode so madly all the way, (一人も落ちずに行き着く先は)
Till they came to the gates of hell. (ここは地獄の一丁目)

【影人間の体格が立派になり、腕が格闘家のように太くなる】
【体に大鋸を食い込ませたまま男の腕をつかもうとする】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 22:56:35.79 ID:bdzr3Vko
>>484
愚民の価値判断など我等が世界に置いては蚊の羽音程にも重要性を持たない
朽ちた家の復興朽ちた脳の復旧何れが何れが相応しく正しく有るか、か、か………

………か?

【右足を一度前方に出して、腰を落とす。綱引きの様な体勢になって】
【其処で、影人間に左腕を掴まれる】
【掴んでみれば、異形には殆ど体温が無く、血が流れている筈なのにその脈動もあまり感じられない】

【腕を掴まれたまま、異形は暫し硬直する】
【次にどう動くか、考えているかの様に】
【実際、此処で力任せに進んで、目的が達成できない保障もないが】
【それより、異形が動く事を躊躇わせているのは】

………人か人でないかやはり人か人でないか人ならば人らしく朽ちてなお人であれ
さりとて人で無いならば朽ちて尚も人でなしに影のままに有れば闇に慣れた目に良し

【影人間が何をするか、何を出来るか理解していない事、だろうか】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:01:55.35 ID:vjekSZIo
>>485
貴方の戯言はもう聞きあきましたわ!
やりなさい!

【最後の詠唱】

Old Nick was glad to see them so mad, (狂った一家に喜ぶ悪魔)
And gladly let them in: (狂ったついでに引き込んだ)
But he soon grew sorry to see them so merry, (ところが狂ったその一家怖がるどころか浮かれて騒ぐ)
And let them out again! (悪魔は呆れて追い返す!)

【影人間が膨れ上がる】
【悪魔すら呆れる狂人は裂けた影の口をめいいっぱい開いて男の頭に咬みつこうとする】

//影人間はあと2レスで消えます。
または首を落とすなど、人間の致命傷を喰らえば消えます。
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:10:16.26 ID:bdzr3Vko
>>486
【掴まれた腕は伸ばしたまま、異形は右手の鋸を大きく後ろへ引く】
【もしもその動作までに鋸を如何にかして避けなければ、左肩から影の体へと、鋸が喰い込んで行くだろう】

悪魔は―――は、ははははははははは

悪魔は呆れて追い返す!何処から!?何処へ!?追い返すと言うのだね愚民!?
悪魔の領分とは何処だ!?地獄と相場が決まっているだろう、ならば地獄とは何処だ!?
この地上においてこの世界において、地獄とは何処に有る!?

答えは一つ。この世界そのものが地獄と言えようが!
この世界から、何処へ追い返されるというのだ狂った一家は!?

【そして、異形はまだ戯言を続ける】
【どれだけ外的要因を受けようと、止まらない言葉】
【それは、何かに遮られても同じ事】

【影の口が、異形の頭を飲み込み、その音を遮っても】
【口の中から外へ、声は漏れ続けていた】


【肉が切れる感触、骨が砕ける感触】
【影の口の中に、大量の血が噴き出す】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:15:06.70 ID:vjekSZIo
>>487
【ぞぞぞ】
【影人間の左肩が落とされ、腕が落ちる】
【それと同時に掴む腕が外れ落ちた】

彼らの居場所など存在しませんよ。
貴方と同じようにね。

【口元には嘲笑が。少女の周囲を魔翌力が趨る】
【異形の頭を飲み込んだ影人間はそのままズルズルと蛇のように男を飲み込んでいこうとしているようだ】
【ぼこり、ぼこり。と人型に体が膨らんでいく】

ッ……。
(魔翌力使うなこれ……、後何回使えるか……)

【少女の持つ術式の中でも大分上位に位置する魔法だった】
【基本的に詠唱が長ければ長いほどその性能が上昇するようだ】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:21:49.47 ID:bdzr3Vko
>>488
【飲み込まれていくにつれ、影の口の中には大量の血が溜まっていく】
【人間として見るなら長身の部類の異形、体内の血液量は十分に多い】
【それが、頭部の傷口から、壊れた蛇口の様に噴き出し続けている】

【体の外に出ている腕は、両手で鋸の柄を掴む】
【然し今度は振りあげない。視界が無い為、的を絞れないからか】


【だが、そのまま異形が飲み込まれる事は無い】

【傷口から大量に流れた血、それがどういうものかは少女も知っているだろう】
【次の瞬間、影人間の口内に、大量の鼠が出現する】
【深く呑み込んで居れば、鼠が出現する場所も体の深い位置】
【大量の鼠は、一斉に影人間を内側から喰い破ろうとし始める】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:25:30.98 ID:vjekSZIo
>>489
【飲み込まれていく異形を見て安堵のため息を付く】
【しかし、様子がおかしい】

まさか……影人間の中で……!?

【膨れる、千切れる、食われる、破られる、倒れる、死ぬ、弾ける、終わる】
【先程まで優勢だった影人間は呆気無く食いつくされ消えていった】

あ……あ……ッ!

【後ずさりをする、歯が咬み合わない、かちかちと音を立てる】

(ヤバい、ヤバいヤバい!どうしよう……!)

【このままならば大量の鼠が少女を襲うだろう】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:30:14.18 ID:4/YQQq2o
【水の国 ・ 風霊統主の城へと至る林道】

【足元から這い上がってくる冷気】
【枯れ木の隙間から、澄み切った星空がよく見える】
【森はまだ秋色に着飾っているものの、気温は完全に初冬のものだった】
【この森に銀の粉が掛かるのも、そう先の話では無さそうだ】

                       

【黄金色の瞳を持った少女が一人、空に向かって両手を伸ばしていた】
【綿雲のような丸っこい癖毛の髪に薄褐色の肌、先の尖った長い耳】
【年相応の幼い顔立ちには、ある種の彫像めいた精巧さがあり】
【風景と同化して一枚の絵画になってしまいそうな、妙な浮翌遊感が漂っていた】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/29(金) 23:32:48.99 ID:bNf4HLQ0
【水の国―――海沿いのオープンカフェ=z
【空白の椅子と向かい合わせになりつつ、楽しげとも言い難い様子で】
【小さな声で呟き、情報を反芻しながら、両手いっぱい広げた紙束に視線を巡らせる者ひとり】

………「大量発掘」…「大発見」……「幻の再現」………。
弐か所も重なると確かに変ではあるけど、機関連中との関係は無さそう…詰まんなーい。

【それは、どこか淀んだ青色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、茶色い革靴を履いた、小柄………と言うよりは、幼い少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、時折眼を眠たげに細めている】
【可愛らしいリボンで首部分を留めた、黒の裏地は真紅の薄いマントを装着し、その下は脇の空いた黒い魔女っ子服】
【更に、見えそうで見えない南瓜色のミニスカートを装着し、戴くはダークなとんがり帽子】

……………はぁ。
出会いの価値だけじゃ、記憶に釣り合わないわね……考古学者は、そう見れば幸せなのかしら。

【その眼自体は尚もモノクロームの紙束―――換言すれば、新聞紙に対して真っ直ぐと向けつつも】
【飛び出すのは、深々。底に溜まる様な重たい溜息……半ばが飲み干されたコーヒーは、肌を刺す風に覆われて、最早湯気の一線をも立てず】
【眠りの圧力が瞼を押すこの夜に在っても、尚気だるい雰囲気を周囲に撒き散らしている】

【因みに、新聞の見出しは、古代遺跡発掘≠フモノ】
【パッ、と眼に飛び込んでくるような単語が、存外に多い―――『王陵』然り、『ミイラ』然り、『奇跡』然り】
【そして、不思議な事に―――『砂の国』と『櫻の国』、二つもの国家の名前が、でかでかと躍る……が、気にしなくても良いし、見なくても良い】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:35:44.83 ID:bdzr3Vko
>>490
【大量の血液から生まれた大量の鼠】
【伝染病など無くとも、その数と凶暴性だけで猛威を振るうそれ等は】
【自分を生みだした主を抑えつけていた敵、それを喰らって地上に降りる】

【影人間が消えて、姿を隠すブラインドが無くなった異形】
【血は流しつくしたか、首の傷口からは何も出て来ない】
【ただ、肉の断面と骨が見えているばかりで】


【キィ、キィ】
【異形は鋸を地面に降ろすと少女に背を向けて、膝の曲がらぬ足で歩き始めた】
【ダメージの蓄積、出血多量、人間なら死ぬレベルの損傷で無理もないが】

【然し、鼠は消えていない。地上に降りて、共食いを始めて】

【大きく数を減らした残りの鼠は、少女の方へと走り出す】
【鼠の牙と言えど、重なれば相応の痛みになるだろう。耐久力は、先の鼠と同程度】
【波の様な鼠の進撃は、一度乗り越えれば戻ってくる事は無い】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:47:39.48 ID:vjekSZIo
>>493
ッ……

【魔翌力は残り少ない、後一度の発動が限界か】

や……嫌ッ!
来ないで……やめて……怖……キャァァァァッ!

【ぶちり、ぶちりと皮膚が、肉が食まれ血が飛び散る】
【少女はいくら強い魔術の素養を持っていようと所詮は戦闘などしたこともない存在】
【戦い慣れているであろう異形に適うはずはなかった】

怖い……やめて……!

【フリルは無残にちぎれ、皮膚からは赤い血が流れている】
【懇願の様な声で異形に命乞いを――】

やめて……つってんだろうがァァァァッ!

【――しなかった】
【血を、涙を、ちぎれた服を撒き散らしながら立ち上がる】

ふざけんなよ……!
死ぬかよ、死ぬもんかよ!
お断りだ、アタシは貴族なんかじゃねぇがよ、それでも誇りって奴があんだ!
                        レディ
負けねえぞ、本山淑子は此処で負ける淑女じゃネェ!

【気品など欠片もない、服はボロボロ体は血塗れ】
【お気に入りのゴスロリは既にボロ布】
【しかし、それでも気高く少女は立ち上がった】

行くぞ――バケモノ。

【口元に獣の如き笑みを浮かべ、言葉を紡ぐ】

London Bridge is broken down, (ロンドン橋 落ちた)
Broken down, broken down, (落ちた 落ちた)
London Bridge is broken down, (ロンドン橋 落ちた)
My fair lady. (マイ・フェア・レディ)

Build it up with wood and clay, (木と粘土で造ろう)
Wood and clay, wood and clay, (造ろう 造ろう)
Build it up with wood and clay, (木と粘土で造ろう)
My fair lady. (マイ・フェア・レディ)

【少女の周りにレンガが現れる】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:53:17.17 ID:bdzr3Vko
>>494
【命乞い、或いは怒り。その様な行動を理解するには】
【今、此処にいる鼠では、おそらく知能が足りていない】
【異形は、負傷がかさみ過ぎたか、既に少女に背を向けている】
【声をぶつける相手は、只の獣でしか無い】

【そして、鼠の群れは、レンガの壁にぶつかると其処で止まる事になるだろう】
【大きかろうが、所詮は鼠。レンガの壁を登る事は出来ない】
【強靭な爪を持たない足は、虚しく壁をひっかくばかり。歯を付き立てればそれが削れて】

【やがて、鼠の波は、路地裏の外の方へと向かっていくだろう】


【追うなら、追撃をするなら、可能ではあるだろう】
【尤も、退却を始めた異形を仕留めたいのなら、だが】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/29(金) 23:56:34.38 ID:vjekSZIo
>>495
行くぞ……行く……ぞ……!

【そうつぶやきながら少女はレンガの壁に囲まれ気絶した】
【べしゃり、と血溜まりに沈む】

……。

【体はゆっくりと血を流し、冷えていく】
【明日の朝までには誰かに見つかり保護されるだろう】
【結局最後まで貴族たり得なかったが、少女は強くそこにあったのは確かだった】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:00:36.44 ID:LwoxUBco
>>496
【ざあ、と波が引くように、鼠の群れは去っていく】
【血から生まれた鼠が、果たして何時まで常の生物の様に居られるのか】
【表通りに出て暫くすれば駆逐されるだろうそれ等では、知る事も出来ない】

【鋸を持った異形もまた、何処かへ姿を消していた】
【後に残ったのは、地面の大量の傷痕と、血の赤い染みばかり】


【勝ったのか、負けたのか。この場合、それを判断するのは難しいかも知れない】
【戦闘不能に陥るのが早かったのは異形。そういう観点で見れば、また別だが】

【兎にも角にも少女は生き残った、それは確かだ】


/この辺りだろか、お疲れさまでしたー
/もっとガンガン攻撃しても大丈夫だと思ったぜ
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:32:01.34 ID:fmAhzdko
【森の中】

(…………焦燥感、いやそれとは別か)

【淡い真珠色をした髪をポニーテルに纏め、緋色の瞳に端正な顔立ち】
【その身を銀の刺繍が入ったフード付きの紺色ローブに隠し、そのローブの上からでもその豊かな胸は起伏を描いている】
【そして両腕に光り輝く銀色の手甲を装備している女性が倒木に腰を掛け虚空を無表情で見つめている】

どうにも思考ばかりが先行する、思いで何かが変わる訳もないだろうに
……こんな事を呟いている時点で駄目か

【白い溜息を吐いて目を伏せて】
【自虐的にほんのりと笑うのであった】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 02:48:02.43 ID:n5zgePIo
【路地裏】

……んん
いかんなーこっちのディティール気になって気になって
どうせ邪魔するヤツも居ないんだから、もっと手ェ込んで描けばよろしいのに

【壁に描かれた、チーマーの落書きを見て呟く男がいる】

【長いブルネットを崩れかけたオールバックにして首の後ろでピンクのリボンでしっかり結び】
【細い目は狐目、鼻筋は通っているものの顔立ちは薄く地味な方】
【しかし顔の左側には皮が透けたような骨と筋肉のリアルなメイクを施した、派手な人物】
【じゃらじゃらと音を立てる下品なアクセサリーにミリタリージャケット、真っ黒いワークキャップ】
【粗野なジャージとスニーカーには絵の具の汚れ、腰には画材らしきものがぶら下がった幅広のベルト】
【前を開けたジャージから覗くTシャツには大きく 『 愛 』 と書かれている】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 02:58:46.67 ID:aR0Pt0oo
>>499

【───.一人の少女が、急ぎ足で歩いてきて】

……──路地裏だからこそ、邪魔する輩がいるのでは無いでしょうか?
と、私は思うのですが。

【メカメカしいゴーグルを首にかけた、髪型はインテーク。】
【鮮やかなミントグリーンの髪に、黒がかった薄茶色の瞳】
【白いワイシャツの上からの黒いスーツで全身をつつんだ、堅苦しい服装をしており】
【背には折りたたみ式ライフルを背負い、両腰のホルスターにハンドガンを納めている】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:03:29.78 ID:n5zgePIo
>>500
っつーより、捕まえに来る人、ってかね
芸術は邪魔されちゃいけないモノなのよ?

【にへ、といかにも軽薄そうな笑顔のままで振り返る】
【髪が反動で揺れて背を叩き、そのまま体ごと相手の方をむく】

どったの、こんな時間に急ぎ足で。危ないったらありゃしない
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:09:23.84 ID:aR0Pt0oo
>>501

そんな事、他の人からしたら関係ないですし、
そもそも、こんな危険な所で描こうとしてる時点で私には理解出来ません。

【無表情でチーターの落書きを一瞥するも、直ぐに男の方へと視線を戻し】

こんな時間だから急ぎ足なのですよ。
路地裏なんて危ない場所、早く抜け出したいですから。
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:18:36.84 ID:n5zgePIo
>>502
ふーむ、ここは自分らの縄張りだって誇示するものでもあるしねぇ
度胸試しの反面もあるんじゃない?ほら、若いって無謀だし

【独特の字体で描かれた下卑た言葉は、いっそ清々しくも有り】
【割と高いところまでそびえ、いくらか下に消された絵の残滓も垣間見える】

なるほどね。確かに嬢ちゃんは傍から見りゃ格好の獲物だわな
道分かってる限りはなんとかなりそなものだけど、大丈夫?

【さて。少女が来た方と反対の道を顎で指し、真っ暗がりの中を示して】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:27:25.18 ID:aR0Pt0oo
>>503

はあ、つまりはバカということなのですね。
そういう人たちほど、早死にするというのに。

【どこまでも現実的というか、合理的というか】
【落書きを見ても特に何とも思わず、冷たい視線を送り】

この辺り一帯の道は暗記してますし、誰とも出会わなければ何とかなりそうですが───

【出会ってしまった、とでも言いたげに男を見詰め】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:35:44.02 ID:tTDWpASO
>>475

―――はい!有難うございます!

僕、雷の国に行って来ます!そこの道場に行って剣術を習って!きっと!きっと強くなってきます!
【彼女のその言葉は】
【彼にちゃんと届き、少年の背中を押したようで】
【そう決まったなら早速、行動を開始しなければとその場を去ろうとする】

――あ!僕、護って言います、・・あの!本当に有難うございました
【去る前にもう一度彼女の方に振り返ってそう名乗り】
【そして走り消えて行った】

/すいません、別作業してて勝手に中断していました。
/このまま明日に持ち越して、縛り付けてしまうのも悪いのでここらへんで終わらさせて頂きます
/乙でした!!
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:36:16.98 ID:n5zgePIo
>>504
命の炎を燃やし尽くしたいんでない、詩的な言い方しちゃうと。
なんにせよ、このご時世じゃそういう早死にの仕方も良くないとは言えないけれど

【中には無論酷く下品なものもあるが、眺めるだけならば色とりどりと美しい】
【年若い少年らのカンバスにもう一度だけ目を向け、それから相手を見る】

うん? なんだろ、何か問題った?
あもしかして俺様? 何か悪い事しなくちゃいけない雰囲気?
んー、いたずらされたくなきゃお菓子を寄越せってとこかね、時期的に

【無害、と言い切れはしないだろうがともかく上滑りの言葉】
【ちょうだーい、とばかりに両手を相手に差し出して】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:45:02.18 ID:aR0Pt0oo
>>506

命はあってこそのものですよ。
……まあ、私とその人達では価値観が違うのでしょうが。

【男の瞳をジッと見据えると、右手をホルスターへと軽くかけ】

別に、貴方自体に問題はありません。
ただ、私はこのような場所で初対面の相手に、背中を向けられるほど人は良くないということです。
…………お菓子は持ち歩いていません。無論いたずらもお断りさせていただきます。

そもそも、前提として貴方はどう贔屓目で見ても子供には見えません。
トリック オア トリートでお菓子がもらえるのは、子どもだけだったと記憶しているのですが。

【冗談を言われても眉一つ動かさず、淡々とした反応を見せる】
【クールというよりかは、感情に乏しいような性格みたいだ】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 03:57:29.83 ID:n5zgePIo
>>507
ふむ。ま、俺だって自分より間合いの大きい相手だったら御免だね
そんでもって一つ提案なんだけど、俺が先を歩いて先導するってのは?

【相手の意見は至極まとももっともだと頷き、名案とばかりに提案する】
【こちらはこちらで穏やかなまま感情の起伏も無く、へらへらした笑みは変わらない】

後ろから強襲するのもご自由だけど、面倒ごと避けたいってんなら心配なさそうだし
そりゃアラフォーのおっさん捕まえて子供っちゃないけど。糖質はほしいかな

【さしてもこちらは問題ない、と。小首を傾げて返答を促し】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 04:04:42.34 ID:aR0Pt0oo
>>508

…………成程。
それなら確かに、大丈夫そうですね。

【確かにそれは名案だと、数回頷き】

貴方が襲わなければ、私も襲いません。
なら自分で買ってください。大人でしょう。

……そういえば、貴方の名前は?

【首を傾げて、相手の名前を問いかけた】


/申し訳ない、自分から絡んでおいて眠気が。
/次辺りで絡みを締めて頂いても構いませんでしょうか。
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 04:09:37.83 ID:n5zgePIo
>>509
それじゃ行きましょうかお姫様?
後ろっからの攻撃にゃ対処出来ないんでお気をつけて

【そうと決まればとばかりに長いコンパスを相手の進行方向に向ける】
【文字通り相手に背を向けるように足を踏み出すも、名前を聞かれてはたと止まる】
【落書きの列を眺めると、ちょうどいいとばかりにその一つに手を添えて――】

っとね。コレ、が俺様の名前なんだわ

【添えた場所は、文の区切りに使われた/、「スラッシュ」の記号】
【相手に目を合わせて口端を曲げると、ゆっくりゆっくり歩調を合わせて歩き出し】


/了解でーす
/こんな時間に絡んでいただきありがとうございました
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 04:16:57.99 ID:aR0Pt0oo
>>510

問題ありません。
私が対処すればいいだけの話です。

…………スラッシュ?

【名前とは思えないような名前に、疑問を抱くも】
【深く追求したりはせず、そういうものなのだと脳裏に刻み】

私の名前は進藤 未来と申します。
今度開催される大会を運営しているので、もし宜しかったら参加してみてください。

【テンプレ的自己紹介をした後、男の後を着いて行き】

【特に何事も無く路地裏を抜け、そして分かれることになるだろう】

/では、お疲れ様でしたー
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 04:17:38.55 ID:n5zgePIo
>>511
/乙でしたーぃ
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 10:20:29.34 ID:H.EnlLUo
【街中】

はいっ!らっしゃい!らっしゃい!

林檎に蜂蜜林檎!!さらにはホットアップルも販売中だよ!!
【バンバンと右手の扇子を落語調に膝にたたきつけるその青年】
【どうやら林檎屋らしく座っているビニーシートにはたくさんの林檎と】
【大きな林檎の形をしたシルバーケースが置かれていた】

試食もできるよっ!寄ってってね!!
上手いよ!美味しいよ!林檎だよ!!

【青年は林檎のような、赤髪ショートヘアに赤い目】
【赤と黒のチェックのシャツにジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ていた】

【人通りの少ないこの通りで呼びかけに反応する人はおらず】
【ただひたすらに、威勢の良い客寄せの声が響く】

514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 13:02:24.67 ID:YVk6XvUo
【公園】

んー…………。

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】
【公園のベンチに座り虚空をぼんやりと見詰めている】
【漏れる声と瞬く瞳は、何処か眠そうな雰囲気で】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 13:15:20.07 ID:LwoxUBco
>>514
んー…………駄目だこりゃ眠い
コーラを飲んだらゲップが出るのは確実たあ言いますがアルコールで眠くなるのも同等に確実
さて、さて………明日の為に目を醒ましておきたい所ですがねえ……

………こーいう時は定番、ちょいとのんびり遊ばせて貰いましょ

【その後方。もはやおなじみの長い独り言】
【少女の背後、ベンチの背もたれの側から近づいて来る】

真昼間からハロー、お元気でした?

【後方から、少女の両肩に手を回そうとするのは】
【迷彩柄の軍服に黒のラボコート、眼鏡を掛けた女】
【緑髪緑眼、身長は175cm程と高め、線が細いのが離れていても良く分かる】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 13:32:22.37 ID:YVk6XvUo
>>515

ぁー……、――――?

【ぼけ――――――――っと虚空を見詰める少女】
【しぱしぱと眠たげな瞳は虚ろに前だけを見詰めていたが】
【聞こえた声に数瞬、間を置いた後に反応して】

――――っ、は、はろー……?

【振り向く前に両肩に乗せられた手にぴくりと肩を震わせ】
【首を上に向けて、背後に見えるだろう人物を視界に納めようとする】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 13:37:25.65 ID:LwoxUBco
>>516
ハロー、おあグッドアフタヌーン
まあこんにちはで良い様な気もしますがねえ……とどうでも良いですねそりゃ
どーもどーもこんにちは、何時もながら無防備で宜しい事

【首を上に向ければ、丁度その顔を覗き込むように】
【上下逆になって、顔が視界に映る事だろう】
【何時もの事ながら、何がそんなに楽しいのだと言う程にニコニコしている】

駄目ですよ?幾ら昼間だからって、そんな格好で寝るなんて
足とか冷やしたら健康に良くないんですからねえ
頭寒足熱、これを守るよーに
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 13:48:53.03 ID:YVk6XvUo
>>517

ぐ、ぐっどあふたぬーん……。

―――ね、寝てないよ?
ちょっとばかり眠くてぼんやりしてる様に見えたかも知れないけど……!

【少し覚醒した頭で反論】
【首を小さく横に振って、起きてたと主張し】

それより、こんな所うろついてて大丈夫なの?
話だと、機関側からも狙われてるんじゃ……?

【下から女性の顔を覗き込むようにしながら】
【無理矢理話題を変えて尋ねる】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 13:54:38.61 ID:LwoxUBco
>>518
確かに、割と直ぐにおきました。今までの様に寝ぼけ続けてた訳でもなし
しかーし、声から反応までにラグが有ったのも事実!
殺気だしてる人間なら兎も角、そーいう目的じゃない人間が近づけば……割と目的達成出来そうな気がしますねえ
具体的には?そりゃあ勿論何時もやってる様な事の補給とか?

【左右に振られる顔へと手を伸ばして、此方へ向いたままに固定し様として】
【そのまま、ハイテンションの平常運航で一通り喋り終わると】

んー、その事に関してもちょいと話はあり、ですが
そればかりでもなく、色々と思う所気になる所等々有りまして
まあ、直ぐに必要な答えだけ返しますとですね

私、逃げ足は天下一品ですから。チーターからも逃げ切る自信有りますから
いや、チーターくらいなら普通に仕留める方が早い気もしますけど

【一度、視線を周囲に向けて、敵対者が居ない事を確認する】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 14:07:27.64 ID:YVk6XvUo
>>519

ちょ、ちょっとだったもんっ。これ位誤差の範囲だもんっ。
其れに、そんな目的で来る人なんて貴女くらいしか居ないんだからー!

【顔を固定され、「むぎゅ」と間の抜けた声を上げるも】
【其れを含めた恥を掻き消す為か、声量を上げて反論】

……それを自慢されても……。
まぁ、危なくないって言い切れるなら良いけど。

――――何か、話があるの?
それに、気になるところとか……?

【逃げ足は果たして誇れる特技なのか】
【疑問に思いつつも、其れも一つの特技ではあるのだろうと】
【一応その答えに納得しつつ、先の言葉を拾い上げる】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 14:12:51.61 ID:LwoxUBco
>>520

いやいや世の中やたらと広い、もしかしたら居るかも知れませんよ?
初対面だろうと何だろうと可愛ければそれで良い!割と楽ーな思考方法ですしねえ
まあ、世の中割と変態は多いんです。経験則で言ってますが

……っと、ちょいと隣失礼

【固定したまま、頬をぎゅうと押してみたり逆に軽く引っ張ってみたり】
【顔やら声やらの変化を少々楽しみ】

【周囲の安全を確認すると、一度その手を放して】
【回り込み、ルシアの隣に座ろうとする】

ええ、まあ話と言うか何と言うかですがね?結構とびとびで
一つの話題を其処まで語る事もないでしょうし、かなーりまちまちになると思いますが

………単刀直入、いきなり本題に入ってしまいますと
森島 京、彼の事とかだったりするんですがねえ
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 14:21:13.13 ID:kjN4sBgo
【水の国 ・ 風霊統主の城へと至る林道】

【疎らに乱立する枯れ木の隙間から、澄み切った秋空の青が覗いている】
【乾いた風が少々冷たいものの、また高い位置にある太陽のお陰か、それほど寒くは無い】
【足元に目を落せば、色付いた落ち葉達がふかふかと埋めていて、まるでカーペットのよう】

                        

【そこに、背を丸めてしゃがみ込む少女が一人。何か編んでいるようにも見える】
【綿雲のような丸っこい癖毛の髪に薄褐色の肌、先の尖った長い耳】
【年相応の幼い顔立ちには、ある種の彫像めいた精巧さがあり】
【風景と同化して一枚の絵画になってしまいそうな、妙な浮翌遊感が漂っていた】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 14:34:38.40 ID:YVk6XvUo
>>521

む――楽だとか、そういう問題じゃ…………。
……経験則なら、なんか納得できるけど。

それでも腑に落ちないというか――もー、顔で遊ぶなー!

【会話をしながらも顔を、頬をぐにぐに弄られて】
【最終的に無視できなかったようだ】

【ひと段落ついて手が頬から離れ、ほっと一息】
【隣に座ろうとする女性を、当然止めるはずも無く】

――――っ、……………。

【振られた話題に、一瞬身を強張らせる】
【少し前だが、直接会って少し話もした青年の名前に】
【然し、表情には出来る限り出さないようにしながら】

………京さんが、どうかしたの?

【女性の方を向いて、小さく首を傾げて見せた】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 14:41:04.20 ID:LwoxUBco
>>523

ふーい、シリアスな話の前にはこーいうおふざけを補給しないと身が持たない
時間帯が時間帯ならもうちょっと過激な事を狙ったんですがねえ……とそりゃさておき

【隣に座ると、眼鏡を外してコートのポケットへ】
【顔の部品と共に接触の危険を減らして、ぐっとルシアに顔を近づける】
【首を傾げた角度と同角度に、自分も頭を傾けて】

彼、今はどうしてます?森島君
ナンバーズの割に事務仕事ばかりの、変わった人だったんですが
どーやら私と同じ立ち位置っぽかったらしくて……

(………ふむ、ふむ。中々に分かりにくい)

【何の捻りもなく、まさに単刀直入に訊ねる】
【表情等からの反応は読めず、一瞬の硬直は複数の意味に取れる】
【後の反応を見逃さない為にも、神経を集中して】

……私が抜けだす辺り、ごちゃごちゃしてたんでどうにも調べられませんでしてねえ
貴女なら……いや、貴女達なら何か知ってるんじゃあ無いかと踏んだ次第。どうでしょ?
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 14:57:35.39 ID:YVk6XvUo
>>524

むー、何か毎回遊ばれてるような……。

―――――、な……?

【些細なことに小さく頬を膨らませ、然し然程嫌でも無さそうで】
【眼鏡を仕舞った事に疑問符を浮かべた所で、ぐ、と顔を近付けられる】
【不意に接近した顔に、一瞬の驚きの後、何故か若干頬を染めて目を背け】

……京さんが、今?

―――どうしてるんだろ、私も良く判らないの。
特に誰からも話を聞かないし、大きくは動いてないみたいだけど……。

【こっそり無理してなきゃ良いけど、と小さく呟いて】
【視線を逸らしては居るが、嘘を言っている様にも見えないだろう】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 15:00:41.16 ID:H.EnlLUo
【街中】

ふぅ・・・・!!
新しいカクテル開発は忙しいなぁ・・・

【息を切らせながら歩いている少女が一人】
【その少女は130cmほどの身長に狐色のポニーテール】
【白色で前をきっちり閉めた長袖シャツに黒色のレディースワンタックパンツ】
【そして首には蝶ネクタイ。頭には栗色の鳥打帽を被っていた】

・・・・ふぅ、私の腕も訛りますからね、この辺でカクテルを誰かに作らないと・・
【そんな彼女は右手にに30cmほどのシェーカーを持ち】
【左手には40cmほどのバースプーンを持っていた】
【そして背中には酒が入っているだろう、巨大なクーラーボックスを背負っていた】

みなさーーーん!!
誰か見習いバーテンダーのカクテルを飲む方を募集していまーす!!
無料で何杯でも飲めるのでどなたでもお気軽にーー!!
【口に両手を当てて、道行く人々に酒を勧める】
【一応真昼間、誰か来れば良いが・・・】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 15:06:46.28 ID:LwoxUBco
>>525
そりゃ、毎回遊ぼうという明確な意思を持ってますもん
でもそれだけじゃあ無いでしょ?こうなる理由
何時も何時もやたらと楽しい反応返してくれるからこーなるんです
分かったら少しばかり顔が近いからと過剰反応しない事。OK

………じゃないと、知りたい事以上に知る事になりそうですから

【目を背けた方向に、自分から動いて顔を持っていく】
【本当に、毎度毎度変わらない光景だが】
【動いた顔、目が何時もより少しばかりぎらついていた】

……成程成程、それじゃあ一つ
彼、手は大丈夫なんで?

(これを知ってるかどうか、ですねえ……)
(彼が生きてりゃ………割と分かり易い。動かすのは簡単でしょうて)
(まーさか本当に死んでるとも思えませんが……さて、さて、さて)

【ルシアの答えは、生きている人間へのコメントに聞こえた】
【だから、生きているという前提は疑いもせず、時系列の擦り合わせを狙う】
【この答え次第で、確信が持てる】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 15:26:09.15 ID:YVk6XvUo
>>527

意地悪……。
知らないもん、楽しい反応なんてして無いの!
だから意味深な事言わないでよ、もうっ!

【むっすーと、やや不機嫌そうな表情を作り】
【再び視線を逸らす。どうしても視線を合わせようとはしない】
【頬はまだ朱に染まり、恥ずかしがっている様子ではあるが】

……手?

――――手?

【二つ目の問いに、ちょこんと首を傾げる少女】
【二度も同じ事を聞く辺り、質問の意図を理解していない】
【其れは詰まり、特に異常は見当たらなかった、と言っているとも取れる】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 15:35:39.99 ID:LwoxUBco
>>528

そう、手。右手だったような気もしますが、其処ん所は覚えてない
手首から先だけだから、幾らかは誤魔化せるのかも知れませんが……

えーとですね、こっちはもうぶっちゃけても良いでしょう
森島君、機関の中では「死んだ事」になってるんですよ
それでまあ、証拠として持って来られたのが彼の手首から先
死体は下水に流されましたー、とか言ってた筈ですねえ

………昼の国でごちゃごちゃ有って、それからちょいと後の事
もう割と長い事、彼は片手で過ごしてるんじゃあ無いかと思うんですが

(……………ふむ、知らない。その前か、それとも気付かなかった?)
(どちらにせよ、此処で知らせた以上……まあ、何かは動くでしょうて)

【少々記憶があやふやな部分も有るが、それでも思い出しながら話す】
【「昼の国でごちゃごちゃ」、機関支部への襲撃の事だ】
【その時、この話題の当事者は確かに参戦していた】

……………彼、まだスパイの真似事やってるんです?
やり方が余り賢いものじゃあなし、私以外にも直ぐにバレそうなもんですが
それとも、他に代わりを用意してるんですかねえ………?
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 15:53:59.12 ID:YVk6XvUo
>>529

京さんの、手……ふぅむ。

【少女が彼と会ったのは、支部襲撃よりも確実に後】
【然しその時の彼は今までとは違う格好をしており】
【更には話した時間もほんの少し。相手の手を意識する事も無く】
【故に、彼の右手か左手か、切断されたらしい其処には気付いていなかった】

…………ごめん、判らないや。
京さんのことだから、ずっと片手って事は無いと思うけど……。

【眉尻を下げ、首を小さく横に振る】
【顔が固定されているが、横に振ろうとする意志は伝わるだろう】
【彼の性格から考えての今を考えてみるも、飽く迄予想しかできず】

……どうだろ、そんな事があったなら、もうやって無いんじゃないかな……?
機関と敵対する動きはすると思うけど、スパイは足を洗ってると思う。

【集積情報にも、個人的にも、彼の動きは特に耳に挟んでいない】
【殆ど全部の発言が飽く迄も予想。当てになるものでは無いかもしれない】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 16:06:32.05 ID:LwoxUBco
>>530

ふーむ…………成程、ねえ
或る程度の事は分かった推測も出来た、ご協力感謝しますよ
彼は生きてて、スパイはおそらく止めている。んで、連絡も取れない事は無い、と

………なら、一応の安全は確保出来ましたねえ……

(機関の内情探る手が一つ潰れた可能性が高い。そうなりゃ相対的に私の価値は上がる)
(となりゃあ……ちょいとばかし、強気に出ても良いでしょうて)
(なるべく価値を落とさない様に、出し惜しみも忘れず………と)

【細かい事は分からずとも、何となく予想が出来そうな事は有る】
【自分の立ち位置が少しばかり安全なものになったと、確信を持ち】
【僅かばかり、笑いの質を黒っぽいものに変える】

んー、成程成程了解、満足満足
いやー、ありがとうございますルシアちゃん、ちょいと落ちつきました
お礼としてぎゅってしてあげるからさあカモーン

【その笑いを隠す様に、顔を放しながらちょいちょいと手招き】
【謝礼なのか自分がそうしたいだけなのか、おそらくは後者】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 16:07:42.49 ID:IOoVwg60
【路地裏】

【がつん、がつんと何度も壁を殴り続ける少年が居た】
【衝撃音を周囲に散らし、衝撃の中心に近い場所には一人の青年が居た】

【血眼ともい得る様な漆黒の瞳を尖らし、灼熱にも似た真っ赤な短髪がその怒りを示しているかのような】
【まだ15歳未満といったところだろうか、怒っていなければ多少の幼さは残っていただろうが、少年に残っているのは】
【いまだ声変わりしていない高々しい絶叫のみだろう】

【粗暴を表す外見に反撥するかのごとく鮮やかな薄紅色の羽織を上手く着こなしており、其れがどこか上流階級のようにも受け取れたが】
【其れをさらに反撥させるかのごとく、荒々しい手甲が少年の右腕に嵌められているのであった】

【おそらく、この騒音の元凶はこの手甲であろう。右手を何度も壁に打ち付けていた】

何盗んでんだテメェ?俺が餓鬼だから盗めるとでも思ってんのかっ!?
舐めてんじゃねぇぞっ!!磨り潰してやろうかッッ!!!

【荒々しく吼える様に青年に叫ぶ、青年の右手には一つの財布があった】
【其れはおそらく今叫んでいる少年のものなのだろう】

【完膚なきまでの敵意、少年よりも遥かに年上で、遥かに大きな青年は】
【其のあまりにも強い威圧感に謝りながら突っ伏す事しか出来なかった】

【内部を知るものとしてはこの少年の怒りは決して可笑しな者ではない事が分かるだろう、が】
【ただ、外部を今見ているものから見れば少年が青年を撲り付けているようにしか見えない】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 16:23:34.96 ID:fmAhzdko
>>532

おー……そこのガキ何面白そうな事やってんだアタイも混ぜろよ

【白いシャツに暗い赤のネクタイ、その身を黒のスーツに包み】
【その胸はそれなりと言うに相応しいサイズだが黒いスーツは陰影を曖昧にするのでそれは目立たない】
【手入れをあまりしていないのか所々外側に跳ねている長い髪はネクタイと同じく暗めの赤色】
【両の手には動かし易いように機能美を追求した薄手の黒い手袋を装備している】
【昏い藍色の瞳は片方、右目は眼帯で塞がれているがそのツリ目と眉間に深く刻まれたシワによって】
【常に怒っているような印象を受けるだろう、そんな「癒し」という単語とは程遠い女性が嫌な笑いを浮かべながら近づいてくる】

なになに?虐めか何か?良いじゃん良いじゃん混ぜろよ
アタイも他人を虐めたくてウズウズしてたんだ……

【かつんかつんと靴を鳴らし】
【その身からはどこか喜びにも似た念を滲ませ】
【その表情は自信というか冗談交じりというかなんとも形容し難い面だった】

そんなヤツじゃなくてアタイと遊ぼうぜクソガキー

【加えて相当に軽いノリだった】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 16:24:07.20 ID:YVk6XvUo
>>531

え……あ、これ位の事で良かったら、別に、うん。
全部予想だから、合ってるかは判らないからね?

【一応の保身――というか、言い訳をしておきながら】
【相手が相手だが、これ位の情報なら問題も無いだろう】
【予想であるという事も相俟って、少女の口は酷く軽い】

【一応の安全、という言葉に小さく首を傾げるも】
【他人の考えている事は判らない、と言及はせず】

―――――、な、何を……!?

【お礼と称してのハグの誘い】
【少女としては魅力的な誘いではあるが】
【自分から、と言うのが恥ずかしいのか、直ぐに飛びついたりはせず】
【如何しようかと、ちらちらと女性の顔色を伺ってみたり】

【なんか色々今更過ぎる気もする】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 16:31:08.45 ID:LwoxUBco
>>534
なあに、予想ってのは複数の視点が必要なんです
私の今の立ち位置だと、自分以外の視点が手に入りませんでねえ
推測でも何でも、別な視点と情報が有るとひじょーに有り難い
有り難いからお礼という事でさあさあさあ

(……後はまあ、のんびり楽しむも良し、もう一つ聞くも良し)
(平和に過ごすのも、また良いもんですねえ……)

【両手を左右に大きく広げて、何時もの通りにニコニコニコニコ】
【然し、直ぐには飛びついてこないのを見て、じれったく思ったか】

……それじゃあ私から行っちゃいますよー?覚悟はオーケー?

【逆に、自分から捕まえに行く】
【広げた両腕をクワガタの顎の様に閉じて、胸に抱え込もうとしながら】

………お疲れで?この時間から眠たそうにしてましたが

【少々テンションを落として訊ねてみる】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 16:45:52.02 ID:YVk6XvUo
>>535

ど、如何致しまして……。
お礼って言われても、その――――

【もじもじと、恥らう乙女の様に似合わぬ動き】
【一歩を踏み出す決心も付かないうちに、抱き付く筈が抱きつかれ】
【数瞬、吃驚して全身を強張らせたり】

【覚悟がオーケーでも無い内に抱え込まれ】
【然し感じる人の温もり、包み込まれる安心感に身体の力を抜いて】
【す、と静かに、ゆっくり女性の背に自分の両手を回しながら】

……ちょっと、ね。
色々、個人的に考えたり、夜更かししたりするから……。

【小さな声で、それだけ答えた】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 16:54:33.79 ID:LwoxUBco
>>536

ふーい、やっぱりこれが落ちつくー……
いやね?最近割と真面目に命がけの事ばっかりで疲れてましてねえ
こうやって補給出来ると本当に有り難いのなんのって……あー………

【湯船に浸かっているかの様に、目を細めてふうと息を吐き出し】
【それから、背に回ってきた手に答える様に、少しばかり体を近づける】
【背や後頭部に手を回すと、ぽんぽんと軽くリズムを取る様に叩き】
【コートを一度広げて、その内側にルシアを巻き込むようにする】

………ふむ、ふむ。夜更かしはお肌に悪いですよー?
考え事だのなんだのは昼間にやって、夜には眠る事をお勧めします
まあ、考え事の内容にもよりますがねえ……

……貴女の立ち位置が、何処なのかにもよりますが
そーいや貴女、対機関連合でしたっけ?
考え事、その辺りも入ってたりします?

【其処で、ふと、機関のデータベースに入っていた情報を思い出す】
【或る程度前には知っていた情報、これまで使い道が無かっただけだが】

【また何か思い付いたと見えて、笑みが深まった】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 17:10:51.21 ID:YVk6XvUo
>>537

命がけって……駄目だよ、あんまり危ないことばっかりしてたら?

………ぁ、ん――――。

【危ない事ばっかり、という言葉に心配の声】
【抱きついて、抱え込まれて】
【身体を密着させられれば、嬉しそうな、恥かしそうな音が漏れる】
【軽い力で叩かれる度に、少女は女性の胸元に体重を掛けて行き】

……判ってるんだけど、やっぱ夜の方が考え事も捗ると思うの。
涼しい風と、暗い世界と、綺麗な星と。
昼に比べるとやっぱり、さっぱりしてるというか――ね?

――――連合は……ちょっとは関係してるかも。

【ちょっとだけどね? と、呟いて、回した両腕に力を篭める】
【自分の大した事でも無い話はしたくないのか】
【返答は割りと短く、情報量も少ない】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 17:22:53.58 ID:IOoVwg60
>>533

あぁー…?お前がこいつの保護者か?
調子乗ってんじゃねぇぞ?ってこいつに言っといてくれや!

【その場でがたがたと震え続ける青年の顔面に思いっきり右手を打ち付ける】
【刹那、青年はまるで蹴られたサッカーボールの様に壁に打ち付けられ、意識を失った】

【しかし、それでも少年は怒りが収まらないようで】
【じりじりとその女性の方に歩いて行った】

虐め?今俺がした事が虐めに見えるってかっ!?
ヒャヒャヒャッ!コイツぁ傑作だ、俺は被害者だってんだよ!!
こいつは殴られるべき奴なのさ、泥棒ってやつだ!

【二、三度青年の頭を蹴りつけ、女性の前に立つ】
【復讐は収まったようだが、未だに轟轟と怒りが少年の渦を巻いていた】

次ぁあんたが俺と遊んでくれるってんだよな!?おっけおっけ。
把握したし理解したし承知したし承諾したぜッ!!

【少年はゆっくり右手に付けられた手甲を取り外した】
【周囲には ガコンッ と不気味な音が鳴り響く】
/遅れてすみません
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 17:23:42.54 ID:LwoxUBco
>>538

まー、これまでは生きて来れましたし?
対機関側が私の命狙わないでくれりゃあ大丈夫ですってえの
それよりも、ちょいと思う事は……

……夜は、さっぱりし過ぎてるんですよねえ
雑音が入らないから、不要な所まで予測推測成り立っちゃう
捗り過ぎて、結果的に有りもしない結果まで脳内に完成する
雑音が無いから、その結果が本物に見えちゃったりなんかして
ま、簡単に言えば「考え過ぎる」んですよ……夜って時間は

【体重を掛けられるにつれて、自分の背中をベンチの背もたれの方に向けていって】
【深く抱きしめる様に受け止めて、また饒舌】
【常に夜が訪れている国に居た人間の言葉、少しばかり他の部分より声が重く】

【然し、その声も直ぐにリセットを受けた様に】

……連合、傍から見てて危ないと思いますねえ。何せ、どーにも動きが聞こえてこない
事あるごとに動いてるんでしょう、そりゃあ分かる。ですが………インパクトが無い
割とぶっちゃけて言っちゃえば、対機関連合が一人二人しか居なくて、その周りに戦いたがるのが寄り集まってるって感じでしょーか

……機関とは逆。手足だけはやたら本数有るのに頭が無い機関とは逆
頭しか無い、手足は何か有る時にだけ外から付け足してる様な感じ。そう言いましょうか
常に「対機関連合」として動いている人間、そんな話をさっぱり聞かないんですよ私

【急に、対機関連合の組織としての問題点に言及する】
【要約してしまえば、「有事の際は兎も角平時に活動してる人間が少ない」という事】
【頭だけに過負荷が掛かる、そういう体勢に見えると言っている】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 17:25:45.50 ID:wYqnAM6o
【街中】

ここ最近は流石にオレ様でも寒さが身に染みるなァー・・・・
・・・・折角耳が付いてるんだから体毛とか生えねーかな

【小動物の様な獣耳が隠れる青い髪、純朴そうな黒の眼】
【サイズの合わない白のジャージを素肌に羽織った】
【身長160cm程の青年が紙袋を右手に持って歩いている】

【紙袋からは何やら油の香りが漂っており、ジャンクフードの類と解るだろう】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 17:31:33.56 ID:fmAhzdko
>>539

いや他人、真っ赤な他人、そんなヤツ知らねー
って、あー……若いねえ若い若い

【あーあカワイソと思いも無しに呟き】

アタイが虐めだと思ったから虐めだ、うん問題無いな
問題無い問題無い、アタイが暴力を振るうのも何の問題は無い

【右手の具合を確かめるように閉じ開き】
【風を穿つような音と共にその拳を壁面に叩きつければ】

うんうん、問題無いな……

【放射状に壁がヒビ割れ、からからと壁の素材が地面に落ちていく】
【壁を砕いた当の本人は表情を1つも変えずにくつくつ笑って】

にしてもテンション高けえのな、どちらかと言えば面倒なタイプなガキか
……なんて上から目線で言ってると負けた時に言い訳が効かないからな、これ以上言うのは止めよう

【長い暗い赤髪を無造作に掻き上げて】
【構える事もせずに少年の動きをじっと見つめている】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 17:51:26.05 ID:IOoVwg60
>>542

――ッ…
やるじゃねぇか…こんな糞とは違うようだな、仕方ねェ。
俺ァ――能力使わせてもらうからな!その辺手加減はしねぇぞっ!

【瞬時に相手から溢れ出る実力を醸し出す覇気】
【右頬につー…と汗が垂れ、左手でそれを拭い、戦意に対して向き合う】

っと、その前に名乗らせてもらうぜ、俺の名はヴァ―デッド。
気絶した後で謎の少年なんて表わされる何ざ癪に合わねェからな!
っして『焔』だ!殴り飛ばして押し潰す!!

【瞬間、少年の体を光が包み込み、少年の姿が見えなくなる】
【光が出終え、少年の姿が顕わになった瞬間、明らかに元の姿とは異なっていた。】

【少年の右手には先ほどと比較して2倍ほどの巨大な腕に成っていた】

【その右手を包む。いや纏う様に張り付いている紅色の逆鱗と爪】
【右肩に見える不気味な空洞、その部分だけ何も存在しないように黒い穴があり】

【その姿は、まるで何かの牙獣であるかのような形だった】

‘ワンラウンド’だ、うらァ!!

【少年はその腕が完成して間髪入れずに殴りかかる】
【実際、少年と女性との間はそれなりに近く、巨大化した右手で殴りかかれる距離ではあった】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 17:55:53.49 ID:YVk6XvUo
>>540

対機関は―――“今は”手を出さないんじゃないかな。
色々、画策してる人は居るかもしれないけど。

……さっぱりし過ぎてる位が、丁度いいんだよ。
考えて考えて、答えが出なければそれもまた一つ。
答えは一つじゃなくて、沢山あるんだとしても、考える事に意味があって。

……でも、ありがと。昼に考えるって事も、考えとく。

【ぎゅう、と両腕に力を篭めたまま】
【コートに包まれている安心感からか、顔を軽く押し付けてみたり】
【兎に角密着するように、確りと抱きついて】

【夜に考える事に意味がある、と少女は語る】

んー……そう、かな。インパクトは確かに無い。けど……
ほら、対機関は“裏”の組織だから。今は“Justice”も居るし。
それに、普段から活動する事なんて殆ど無いに等しい。
情報収集ならインパクトなんて不要だし、回りに知られることも無い。

組織としては問題かも知れないけど、“対機関連合”としては、こんなものじゃないかな?

【組織の一員は、組織の現状を全く危険視していなかった】
【少なくとも少女は、現状に関して問題視はしていない】
【だが、「頭だけ、か……」と小さく呟く声も、この距離なら聞こえるだろう】
【連合が出来た当初から連合員だった少女は、何か思う所があったようで】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 18:07:52.46 ID:LwoxUBco
>>544

今だろうが何だろうが、手を出されるとちょいと困る
味方同士で潰し合いして手駒減らせば………もう、打つ手は無いんですからねぇ
まあ、それもこれも近い内、交渉次第ではあるんですが………

………こっちの話題は、考える必要もないでしょう
まずは、ちょいとばかし話題を真面目にずらしまして

【顔を押し付けられると、その頭を更に強く抱え込む様に】
【会話をするには少し難しくなる程に近づかせて、感触を楽しんでいる】
【然し、過剰に接近させた理由はそればかりではなく】

(……この子が、その位置に就いてくれれば)

【顔の半分程を埋める、黒い笑いを隠す為】

“裏”なんて、あんまり意味が無いですよ?
だって、機関にバレバレの組織ですもん。構成員の名前もちょいとばかり出てました
確か……毒牙巳異、エルフェス=ネヴィア、それから貴女の名前が
リーダーが天ヶ屋双葉ってえのも確か回ってましたねえ………
つまり、お分かり?情報の隠蔽は、肝心な所には全く役に立ってません

仮に、私がまだ機関員で、対機関連合を潰そうと思うなら
間違いなく、リーダーを狙いますねえ……命でも、精神でも
日陰の組織なんてのは、頭が無くなればお終い。負担が掛かる様に誘導すればそれまでです

………私なら、これに対策を打つ事を考える。どういう手段だろうが、ねえ
ただ、一つ言える事。機関は、ナンバーズの権利をほぼ平等にした上で、最高権力者も複数います
だからこそ、一人が潰れる事が有っても、組織は潰れない。そういう事ですよ

【少しずつ、誘導を始める】
【リーダー一人の組織構成なら、確かに潰しやすい。だが、それでは困る】
【もっと活発に動いて貰わなくては、己の策は成らない】

【その為、組織が組織として行動する為に必要なものを、外部から付け足そうと】
【そして可能なら、それが自分にとって都合の良い人間になるようにと画策する】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 18:11:52.77 ID:fmAhzdko
>>543

能力……なんだよ能力者か
(やっべ魔法関係だと一方的にボコられる……)

【面倒臭そうな表情な一方で内心焦っていたが】
【異形の腕を目にしてその考えも変わる】

……殴り潰して押し潰す、なんだよ同類じゃねーか
嫌だねオイ!類は友を呼ぶってかヴァーデット!?

【竜の眷属か、或いはトカゲか何かか】
【推測するには未だ早いが、その腕がどれほどの力を持っているかは考えるまでもないだろう】

ついでだから教えといてやんよ、アタイは魔術に対して殆ど耐性がねえからな
……なんでそんな事言うかって?アレだよハンデってヤツさ、それが使えるかどうかは別としてな

【フェアプレー精神という訳でも無く、ただ何となく教えた】
【この女の性格的にはそんな感じだろう】

そうそうアタイの名前は八柳の夜行ってんだ、覚えて良いぞ許可してやる

【迫る拳撃、その物量は大きい】
【片手で持ちそうもない、ならばと開かれた両手を重ねるように前に出し】

(さてさて……――――っ!)

【巨槌にも似たそれを受け止めようとするが】
【力全てを受け止める事は叶わず、弾かれた球のように後方に大きく吹き飛んで】

(…………んうー、成程)

【舗装された地面を両足で抉るように砕きながらも着地する】
【装備した黒い手袋は所々擦り切れている】

まだ大丈夫だな、うんうん

【ピラピラと手を振って】
【挑戦的な笑みでヴァーデットを見つめるのだった】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 18:36:21.37 ID:YVk6XvUo
>>545

まぁ、そりゃ困るだろうね……。
でもやっぱり、貴女の裏切りを信用して無い人も居るのよ、こっちには。

………ん、真面目、真面目。

【本当に判っているのか居ないのか】
【ふと、女性に対し強い怨恨を抱いている青年を思い出し】
【何事も無ければ良いけど、と内心思いながら】

【頭を強く抱え込まれ、嬉しそうに小さく喉を鳴らし】

そりゃ、バレバレではあるよね。
Justiceが出来る以前は、結構表立って動いても居たから。
……其処まで情報が回ってるとは、って所だけど
やっぱり襲撃なんてしてれば、顔も名前も知られて当然。

…………私は、双葉さんを信じてる。
信じてるし、手伝えることがあれば何でってするつもり。
何か出来る事が在るなら、動くつもりでも居るけど……。

……詰まり、頭以外にも代役となりうる存在を用意しておく、って事?

【女性の言葉に、少しずつ引き寄せられていく】
【リーダー一人に全負担を押し付けるつもりは無い、と言うのが少女の意志】
【その負担を減らす何らかの方法が在るなら、それを行う事も厭わない、積り、らしい】
【機関という組織の中でも上位に居ただろう女性の言葉に】
【少女は少女なりの考えを持って、合ってるか如何かの確認をとる】

/毎度遅くなって申し訳在りません……
/更に晩御飯です、次遅れると思いますっ
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 18:37:34.04 ID:IOoVwg60
>>546

アンタは能力者じゃねぇってのかっ!?
(チッ!フェアじゃねえじゃねえか)

【心の中ではそう思うものの、決して力を緩めることはない】
【それは相手に対して失礼だと思うし、元々速度を付けた巨大な腕の制御など不可能だからだ】

【――しかしそれは杞憂に終わる。彼女は此方に両腕を向け、前面衝突し】
【差し詰め受け身とも取れる着地に成功していたからである】

八柳の夜行ね。okok!覚えたぜ。
あんたも何か持ってそうだな、持って無くても手加減なんか絶ッッッッ対にしねェけどな!!!

【相手を吹き飛ばした後、その場で振りかぶるように進んだ】
【どうやらそう簡単に停止や始動は不可能なようだ、本人からすれば誤差の範囲だが】

【進んだ先には路地裏さながら壁が存在し、衝突。】
【壁はバラバラに吹き飛んだ。薄かったという意味合いもあっただろうが、その威力は高いだろう】

まだ大丈夫だァ?『まだ』ってどういう意味合いだよオイ。
それに何だその眼!挑発してんのかァ!?

【相手からすれば半分予想通りといったところだろうか、少年は確かに相手の方に攻撃を仕掛けた】
【しかし】
【少年はその場で足に力を込め、飛び込むように跳ねた】

【瞬間、右肩の空洞から烈火のごとく火炎が噴出し、凄まじい速度で空を駆けた】
【弓なりに向かっており、あまり高度は高くない。せいぜい少年の身長程度だろう】
【しかし、その速度は相当高く、総じて威力も高いと見込める】

【逆にいえば恐らく直線を突っ切っている為、急角度の左右回避には対処方法がなさそうだ】
【ここまで少年を観察していれば相当ピーキーな能力だと気が付くだろう】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 18:50:22.30 ID:LwoxUBco
>>547

バレバレ。ついでに言ってしまうなら、リーダーが双葉ちゃんだってのは100%の確信持ってます
なんせ……ねえ。作らせたのが機関員ですから、そりゃあ仕方が無い
数を重ねての身バレも仕方が無い。これをどうにかするのは……難しいでしょう

だからこそ。裏に拘る事を捨てて、表に出る事を私は提案します
但し、一人を矢面に立たすんじゃあ無い。有能無能を問わず、全員を立たせる
「俺は戦う事しか出来ないから」「私は馬鹿だから」。こういう言葉を聞き入れちゃあ行けない
これは、面倒事を背負わされない為の常套句ですから

【ある程度の手ごたえは感じ取れた。ルシアの答えから、そう確信する】
【ネコの様な喉の音よりも、今は意識を向けるのはその声】
【声の色や言葉の選択から、その心の向かう先を探らんと】

………最良なのは
頭が眠っている時にすら、身体を動かせるようにする事
つまりは、もう一つの頭を用意する事、ですよ
例えば、人材の確保。例えば、誰かとの交渉。例えば、戦闘の配置
それら全て、リーダーを通さなければならないとしたら………動きは鈍るし、リーダーの脳みそは潰れる
こう言っちゃあ何ですが……大会を見る限り、あの子は実際に行動する方が得意そうです
行動派に思考まで任せるんじゃ、負担は倍なんてえもんじゃあ無い。二乗になりますよ?

だからこそ、代役ではない。リーダーに委託され、権限を持つ人間が必要になる
先に挙げた三例、独断で決定出来る様な人間が、ねえ………

それと同時に、構成員の末端に至るまで、行動の指針を与える必要が出るんです
明確な目的を持たないなら、その集団は枯れていく
そうですねえ…………ブレイザーシティ辺り、今は火種がごろごろしてるんじゃ?

【そして、誘導する方向を定め、レールを敷き終わる】
【所謂副官、それもリーダーに相談無しに行動を決定出来る程の権限を持つ者】
【カリナトゥスが進言したのは、そのような役職の制定】

【この少女、ルシア・マリカなら】
【きっと、それを自分が行おうと考えるに違いない】
【そして、この少女はきっと、信頼されない事の方が珍しいだろう】
【これが通れば、自分は更に安全になる】
【対機関連合に利を与えつつ、自分にそれ以上の利益を。布石は完了した】


/おうさー行ってらっしゃーい、俺も飯食って来るぜい
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 18:56:25.91 ID:fmAhzdko
>>548

能力者じゃなくてただのしがない異常者さね
どこにでもいるフツーの異常者、特別な事なんてありゃしない

【ジンジンと痛む手を握り締めて構える】
【骨は持っていかれてはいないらしく十分に動くようで】

何も持ってねえよ、持ってたとしても教えねえけど
さっきのアレで情報開示はストップだ、こっからは自分で推論するんだな

【もっともまた気まぐれにペラペラと喋る可能性は十分にある】
【いい加減というかその時間を生きているというか】

『まだ』ってえのは『まだ』って意味さ、まだアタイは変身を2回残しているのさ
……いやもちろん嘘だけどもな

【けけけ、とでもいうような笑い声は挑発と見て間違いは無い】

(鱗と火とくれば……龍なんだけどなあ、頭使うのは面倒で嫌いだね全く)

んー……取り敢えず反撃すっかな、アタイばっか痛いのは割に合わないし
よっこら、っと――――っ

【軽く地面を踏めばその舗装は砕けて抉れる】
【そしてその割れ出た大きめの瓦礫を足の甲の上に乗せるようにして蹴り飛ばす】

【それこそ弾丸のようなスピードでヴァーデッドの顔面に向けてその瓦礫は発射される】
【もっとも軌道は直線、避けるのは容易い】

【女は見てくれとは違い相当の力を持っているようだ、所謂物理特化のパワータイプか】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 19:27:45.61 ID:YVk6XvUo
>>549

んー、大分知られてるみたいね……。
仕方ないとはいえ、何らかのアクションを取らないと危ないかなぁ……。

全員を表立たせる、か……んー。
言ってしまうのは簡単だけど、じゃあ対機関として何をするの?
積極的に動いたとして、機関員とぶつかるとも限らないじゃない?

【如何したらいいかが判らない】
【其れが、今まで表立って動いていなかった本当の理由】
【ある程度の行動指針を示されれば、或いはその通りに動く可能性もある】

もう一つの頭……ふむふむ。
人材の確保、交渉、戦闘……確かに、リーダーの仕事も多いよね。
そういわれると――ってところがちょっと、多いかなぁ。

リーダー、副リーダー、かな……補佐役は居て然るべき、かも。
双葉さんは危険を顧みないから―――まぁ、私も人の事言えないかな……。
ブレイザーシティは、ちょっと危険が危ないかもしれないけど。
…………ん、判った。その辺りも一度、考えてみる。

【副リーダーという立場。以前何処かで存在を問われた記憶もあるが】
【その必要性を改めて諭され、少女は女性の思惑通りの思考を巡らせる】
【今となっては知らない人も多いが、半数以上は知り合いであり】
【人材の確保程度なら自分でも出来る。戦闘については自信は無いが】
【成してならない事はないだろう、と。余り遠くを考えない辺り、この少女は馬鹿である】

【考えてみる、とは言ったが、自らその立ち位置に着く積りでいたり】

/只今もどりましたー!
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 19:38:08.42 ID:LwoxUBco
>>551

本当なら、「何をするか」なんてのは自分で考えるもんなんです
草の根運動で機関と戦うも良し、機関と戦う準備をするも良し
やろうと思えば、出来る事は幾らでも有る筈なんだ
ですが………「動いてもそうなると限らない」からと、そもそも動かない人間が多い
機関としてみりゃ有り難いですよ?邪魔をされず、やりたい放題出来るんですから

………だから。考える事が出来ない人間の為に、何かを考えてやる必要がある
そして、今なら明確に形が有る。奪還すべき目標ってえのがねえ……

……動けないんじゃあない。動かないんだ
だったら、定期的に動かしてやれば、自分でもある程度動ける様になる。そう、私は見てますよ

【組織に属する者には往々にしてありがちな事だが、上から指示が出るまで動かないという傾向が有る】
【だったら、まずは具体的に命令を与える事。そして、ある程度定期的に、催促する事】
【また、行動によって何かが変わったと実感させる事が、最も現実的な対処だと考えた】
【そして、今最も状況を変えやすい場所は、ブレイザーシティで有るとも】

ま、補佐役だってそれなりの苦労はするでしょうがねえ
然し、二人で分け合えば二乗されてた苦労が平方根に戻されて随分軽くなる
場合によっては、戦闘より交渉事の方が得意だって人間が、そっちを引き受けるという手も有るんだ
……考慮して、話を付けた方が良い。割と早めに、ねえ
本当なら、もうちょっと早めに辿り着くべき結論だった筈ですよ、これは

………と、シリアスな話は終わり!こっちが放すべき事は、大体こんな所ですねえ

【其処まで放すと、もう一度ぽんと背中を叩いて】
【抱きしめる手を幾らか緩め、顔の高さを合わせる為に背中を曲げる】


/お帰りー
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 19:38:33.88 ID:IOoVwg60
>>550

異常者。ねぇ―…俺の周囲にゃ能力者ばっかりだからな…
面白ェな、こりゃ自分が普通じゃないって考えちまうなオイ!

【くすくすと笑いながら返事を返す』
【まぁ――現在は空中を飛んでいる最中な為、声が聞こえるかどうかは不明だが』

後、俺ァ龍人族や野獣族の様な奴らじゃねぇぞ!
俺もこれ以上は言わねェけどな、そっちも自分で考えな。

【拳を前に向け、遂には突撃、もしくは激突目的のようだ。受け身は取ろうとしていない】

【このままいけるッ…と脳内で思い、拳を握る力を増す】
【しかし…突如飛んできたな瓦礫、此方は自分から相手に向かっている】

なっ!!?――がはッ!!!

【速度と速度の向かい合い。決して避けられない速度では無いようには見えたのだが】
【本人の反応速度はそれほど高くなく、相手しか見ていなかったため、直撃する】

【顔面から多量、とまでは往かないもののそれなりの血を噴き出し、倒れこもうとする】
【拳を握る力と向かう目標がずれ、目前にして地面と拳が衝突】

【凄まじい轟音と共に大量の隆起と石片が飛び散る】
【ほとんどが拳の向きである彼女の方向に飛んだ】
【それでも、その拳の威力を考察すると激突しなかったことは幸運といえるだろう】

/すみませんPCがフリーズ連発したのでしたのに変えました
/いい訳ですが遅くなって本当にすみません
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 19:58:40.71 ID:fmAhzdko
>>553

まあどんな異常者でも能力者でも一般人には敵わないけどな……

【独りごちるように小さく呟く】
【普通の集団の中での異常者程疎外を受ける者はないだろう……】

(んー……っと、槍は……アレ?)

【何か得物を探すようにその右手が中空を舞うが】
【もちろんその場には何も無い】

(あ、家に置きっ放しだったか……ヤベ)

【飛来する石片を防ぐ物が無い、ともなれば防ぐ手段は己の腕のみ】
【体、特に頭を守るように腕の甲を向け】

……ふっ――――!!

【ずたずたずた、と腕に足に腹に石片を受ける】
【頭を防ぐにしてもその他の部位の損傷は言葉にならないほどに……】
【服の下の皮膚が抉れ、崩れ、捲れ】

――――っつあ!痛ぇじゃねえかこのクソガキ!

【全部受けた頃には様々な部位から血がつぅ――と流れていた】

……っとガキも相応に喰らってるようだからボッコボコにするのは止めてやろう
流石アタイ偉いな、大人の対応だわ

【やせ我慢なのか気にしていないのか腕を組みながらヴァーデッドにかつかつと近づいていく】

/あいあい大丈夫です
/あまりにもPCがヤバイようでしたらこの辺りで終了、ってのも大丈夫ですよ?
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!桜_res]:2010/10/30(土) 20:01:14.63 ID:hbZVlCYo
【――水の国/大会会場ステージ】
【其処に立っているのは、一人の少女。マイクを持っている辺り、彼女は司会者であろうか】
【――ウェーブの掛かった腰程までの長さの流麗な銀髪、真紅の瞳と黒縁眼鏡】
【ハロウィンを意識した意匠なのであろうか、其の服装は仮装≠ニ呼んで良い其れであった】
【漆黒の、先の曲がった三角帽に、真っ黒なローブ――説明するまでも無く、 魔女 ≠ナある】

【すうっ、と。彼女の、緊張した面持ちで息を吸う音が、会場に響いて――――……】


……はっぴーはろうぃーんっ、ですの!
えー、どうも!エキシビションマッチに集まってくれて、ありがとうございますわ!

では、対戦の組み合わせを発表するですの!

第一試合:ジャイアン VS 闘鬼
第二試合:ウィルマ VS 天ヶ谷双葉
第三試合:キーナ VS 四丹神殺

では、早速試合を始めていきますわ!
あ、前も言ったように、試合後に一番良かった試合≠決める投票をしますわ!
だから、てめーら刮目して試合を眺めてた方が良いですの!

じゃあ、試合開始ですわ――――っ!
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 20:09:48.10 ID:FAkYnoSO
>>555
ふむ!エキシビションとは中々興奮するじゃないか!
【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性がやってくる】

さあ!喧嘩だ!!私と一緒に青春の汗を流そうじゃないか!!
【爽やかな笑顔で言いながら】

/四丹神殺です。キーナの方よろしくお願いします!
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 20:15:32.67 ID:H.EnlLUo
>>555
レディィィス!!アーーーンド!!ジエェェントルメェェェン!!

さぁ皆様!!やってまいりましたっ!!ハロウィン記念&第9回大会の壮行試合エキシビジョンマッチ !!
ただいまの会場の熱気もヒートアップフィーバー!!!

【不意に、スピーカーから青年の声が響いた】
【おそらくその声の主がいる場所はこの会場の実況席】
【この男は紛れも無い、実況者なのであろう】

この試合の実況を行いますのはっ!!皆様に愛と林檎をお届けする赤井林檎屋店主っ!!
【すぅと大きく息を吸い】
赤井恭平でお送りしまーーーーーすっ!!!
【その瞬間、会場からわーという歓声が上がる】

さぁーーて、お待ちかねの第一試合はっ
ジャーーーーーイアン VS 闘ーーーーー鬼ーーーー!!
そしてそして第二試合はっ!!
ウィルマーーーーー VS 天ヶ谷ーーーー双葉!!!

そして本日のトリ?違う?第三試合は!!
キーナーーーー!! VS 四丹ーーーー!!神殺!!!

観客その他大勢の皆様は、どの試合が一番良いか見ていてくださいねぇ!!
そしてそして、参加者の皆様「殺害禁止」と「試合中の回復禁止」は厳粛に守ってくださいね!!

それではそれではただいまより、エキシビションを開催するぜぃ!!

/実況者の赤井恭平です!!宜しくお願いしますっ!!!
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 20:20:03.77 ID:uZkDDADO
>>555>>556
みんなぁぁー!!今日は私のライブに来てくれてありがとおぉぉー!!!
【綺麗な黒い長髪、深い隈の光の無い目】
【淡く光を放つように純白の、フリフリなミニスカドレス】
【丸い眼鏡がキラリと輝き、そのレンズの下には下睫毛の長い隈が出来た光の無い目】
【まるで魔法少女を表したかのような姿の…男!?】

「…キーナ、周りの様子を見てみろ」
【傍らで肩に乗る位ちまっこいワイバーン型の白い竜が飽きれ顔で飛んでいる】

【男は会場の真ん中に立って、右手に白い魔導書を持って踊っている】
【なんか物凄いブーイングが飛んでるような気がしなくもない】

/キーナです、よろしくお願いします
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 20:21:20.21 ID:obNSnb.0
【溶け合った歓声が、夏に遡った様な熱気が、満場を支配する――――大会ステージ=z
【第二試合の開始時刻、開始時点、堰を切る様に湧き上がった観客達の無数の期待が、一気に解き放たれて】
【その中を、ばた、ばたり。悠然とは言い難い、威勢の良い風の子の其れたる足音が、開始位置目がけて駆けて行く】

――――………わーはっはー!星は満載お客は満員、私のテンションも夏満開っ!
風の向くまま気の向くまま、今日もドドンと往きましょう!

【身長130cm程、満月を思わせるくりくりとした大きな金色の目と、カチューシャの様に頭頂部が編まれた桜色のおかっぱ髪を持つ幼い少女】
【鮮やかな赤紫色のワンピース・ドレスを着用。色気は皆無の脚のラインを黒ストッキングが際立てて、履くのは近似色のオペラパンプス】
【メラニンを知らぬ白い肌やその服装が、何処となく――例えるなら、令嬢=B戦いから些か距離が開いた存在に見せる、かも】
【尤も――――足音に付随して、台風の様にやって来た、良く通るハイ・テンションな声を聞かなければ、だが】

……って、暦の上ではもう秋も終わりが近いのかぁ!
でも大丈夫、私は春夏秋冬四季折々、全部だぁーいすきだからね! わはははっは―――!!

【試合開始の位置に着くまでに、早口気味に宣言する彼女―――この調子、声色、哄笑、全てが、ただ会場の温度≠ノ起因するモノでは無い】
【恐らく、この勢いこそが『常態』に近いのである――ざすす、パーティに往く足を覆う様な靴には、どう考えても似合わない音を響かせ、急停止】

それで、今日の私のお相手さんは何処かな誰かなー!?
このウィルマ=ニンヴァスちゃん、俎板ほども無い胸を貸すつもりで宜しく頼み………わはー!

【準備運動を簡略化した様な動作で、小さな身体を解しつつ、首を回し探すのは今日の対戦相手】
【恐らく――――ウィルマは気付いていないか、此れから入場してくるのだろう。片割れ≠フ威勢に、会場が俄かに沸き立った】

/ウィルマです、双葉の方宜しくお願いします!
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 20:24:14.60 ID:73MYGfko
>>555
【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年が一歩一歩を踏みしめて会場に上がる】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、首には季節に合った赤いマフラーを巻いている】

…なんかいっぱい観客来てるんだな…でもよかったぜ
俺、この世界に来てからずっと、一度こういう公式の場で戦って自分がどれほどの強さを図っていきたかったんだ
この試合中継されてるんだったら…ノビタとドラに通じているといいな、明日アイツの誕生日なんだよノビタの奴の

【指をグーパーグーパーして気合を入れながら、ふと、空を見上げる】
【この先、どうなってしまうのか…対戦相手の実力はいかほどの物なのか…そんな思いをこの戦場に馳せる】
【そんな折り混ざった感情を胸に青年、剛田 剛太郎ことジャイアンは悠々と戦場に上がった】

【セコンド席につかせている垂れた耳に丸い目、ソフトモヒカンのように中央の頭の毛がこんもり盛り上がった、首輪に複数の鍵をぶら下げた
茶色い体毛に覆われ小さな子犬、いや…レッドカラーのトイ・プードルは棺桶の上にちょこんと立ちながらじっとジャイアンを見つめる】

(ふん、そういえばこうしてアイツの実力を見るのはこれが初めてじゃったかのう…今日のところは見に回って、おまえがどれほどできるか
じっくり見せてもらうかい…身分証明書ができるまでのいい暇潰しにはなるじゃろうて)

【そんな視線を背に受けて、ジャイアンは今ストレッチをして相手を待つ】

/ジャイアンです!闘鬼の人本日はよろしく!
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 20:25:25.90 ID:FAkYnoSO
>>558
ふむ…変わった服だな!!だがどうせ着るならメイド服の姿の方がよかったぞ!!
【爽やかに笑いながら言う馬鹿変態】

喋る蜥蜴か!カワイイな!!
【爽やかな笑顔で言い】

……っで貴方が私の喧嘩相手か?見たことにより素手で殴る奴には見えないが
【うってかわって真剣な顔でキーナを見る】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 20:30:22.89 ID:g8kGMjoo
>>555>>560

どっか〜〜〜ん!!

【突如として、巨大な影がバトルリングに舞い降りる】
【凄まじい音と砂煙を吐き出しながら、周囲の大気をピリピリと震わせる強大なる存在が其処に在った】
【数秒後――砂煙が晴れた先に其の正体が明らかになる。それは……】

【藍色の甚平に身を包み、腰には紐に繋いだ大瓢箪、背には成人男性の身長ほどはあろうかという鳶色の金棒】
【身長の頃は2mを優に超える巨体に、鎧の如き頑強な筋肉を備えている】
【肘・胸・膝には半円状の金属プロテクターを装着した存在は――二本の角で天を衝きながら獰猛な笑顔を対戦相手に向けていた】

しばらく喧嘩相手にも会ってないもんでねぇ!
今日は溜まった鬱憤全部吹っ飛ばすつもりで暴れさせてもらうよ!

【鬼――は、背から金棒を引きぬいてブンブンと振り回しながら豪快に笑う】
【肩ほどまで掛かるザンバラに伸びた亜麻色の髪に、二十代後半ほどにも見える女性的な顔立ち】
【プロテクターから溢れそうなほどの凶暴な双丘を、動作のたびに揺らしながら――長く伸びた肉食獣の如き犬歯を剥き出しにしながら正面を見つめていた】

さあさ、今宵の一幕鬼退治になるか!一鬼当千無双劇になるか!
こりゃあ見物ってモンじゃないかい!

カ〜〜カッカッカッ!!楽しませてくれよ兄ちゃん!簡単にくたばっちまっちゃつまんねーからねぇ!

【ブゥン――と、暴風を撒き散らしながら金棒を振るい、正面に先端を向けてピタリ……と停止させる】
【それは戦闘に向ける闘志であり、楽しませろと訴えかける挑発的な行動でもあった】

【準備は万端――すぐにでも、戦闘は開始されることになるだろう】

/文章全部消えて遅れた……!申し訳ねぇ……!
/ジャイアンの人よろしくなのだぜー!
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 20:30:59.09 ID:IOoVwg60
>>554

グッ…!くそぁッ!!
アンタなんかにボッコボコにされる程弱かぁねえよ…!

【内心では凄まじい速度で迫る質量の塊に対してカウンターの方式で直撃させてきた相手に対して】
【相応に敬意を表しているのだが、ここで気持ち負けするわけにはいかなかった】

【即座に立ちあがり、バックステップ】
【反射的にとはいえ、攻撃は食わない位置にまで向かった様だった】

分かった…次に進んでやるよ…!
『劫炎翔』だ…少々待ってろ…っ!

【少年は胸元から一本の瓶を取り出し、中の薬を一錠飲みほした】
【ただの痛み止めの薬のようなものではあるが、少年に起こった変化は劇的だった。薬のせいではないが】

【少年の右腕にあった逆鱗がバラバラに四散し、脚から胸に掛けて張り付くように変化する】
【両腕には先程まで有った逆鱗は無かったものの、その代わりに成り得るものは両足にあるようだ】

【両足には絶えず溶岩のように炎が溢れ出続けており、蹴られる様な事があれば衝撃と熱を同時に与えることが可能な構造であった】
【また、全てにおいて先ほどよりも強固な構造になっており、相当な防御性能も誇っているだろう】

さて…‘セカンドラウンド’って奴d…!?
ゴホッ…カハッ…!!

【血を吐いた】
【そこまでの量ではないが、苦しそうに口を押さえ、への字型に体を折りたたむ】

/いえ、かまいません。少し返事が遅くなってしまいますがお許しください
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 20:31:02.29 ID:H.EnlLUo
>>556-558

さぁてさぁて!!
赤コーナー、マジで赤色ジャージの!!ミス・ジャージグランプリ!!
四丹神殺の登場だ!!!
【なぜか熱気が最大限に「ワー!!」という歓声が聞こえる】


そして青コーナー
【しーんと会場が静まると】
伝説の歌姫・・・・?え?何?男?

・・・・訂正しますっ!伝説の歌伯爵!!
キーーーーナwithホワイトワイバーーン!!
【何故か素晴らしいブーイングが流れ出し】

それではっ!!第三大会の開催ですっ!!
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 20:34:17.74 ID:aR0Pt0oo
>>559

【──.一人の青年が、この会場へと入場してくる】

ふぅ……ここの空気も久しぶりだな。

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳を持つ青年。】
【白いYシャツに黒色のズボンを着用し、左手首にはオレンジ色の包帯を巻いて】
【左足には、蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】

……で、お前が俺の相手か?
俺は全力でやるから、互いにいい試合にしようぜッ!

……───但し、勝つのはこの俺だ。

【右手で一本の万年筆を握りしめており、その先端を少女へと向けた】

【───戦闘準備は万端、合図さえあれば、いつでも戦闘は開始できるだろう】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 20:35:51.12 ID:uZkDDADO
>>561
馬鹿野郎!お前は魔法少女の素晴らしさが解らないのか!!
【左手の指をビシッと指し、踊りを中断】
【ジョジョ立ちでビシッと決める】

「まず御主は少女ではない、そして私は蜥蜴ではない」
【呆れ顔で二人一緒に突っ込み】

喧嘩相手…まぁそのようだが、当然殴り合いをする気は無い
悪いが遠距離戦が得意でな、相性勝ちな勝負になっても文句は言わないように頼もうか
【右手の魔導書を開き、左手でページを掴んで】
【ビリッとページを二枚破って殺にニヤリと笑みを向けた】

>>564
オーディエンスもバッチリだ!!やるぞセラフィル!!
「…はぁ、仕方ない、付き合ってやろう」
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 20:36:38.06 ID:H.EnlLUo
>>560
さぁてさぁて!!
東〜〜〜ジャイヤン〜〜〜!!
可愛らしいトイプードルがオプションで付いたジャイアン葬儀屋はどうでしょか!?
いまななら棺桶と店主の美声がサービスですっ!!!
【会場の東と思われる部分から「ハイッハイッ!」の掛け声が上がる】

>>562


続いてはっ!!おおおっ!!
西〜〜!!史上最高の鬼!!闘鬼ーーーー!!!
闘鬼さんは普通に出現してくださ〜〜〜いっ!!!
【観客席で左手を突き出しながら叫ぶ】

ここで会場の皆様に連絡ですーー!!
闘鬼さんに豆を投げつけないようにお願いしまーーすっ!!
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 20:37:08.56 ID:YVk6XvUo
>>552

う……わ、判ってるけど……。
やっぱり色々考えるじゃない、集団の一員として行動するとなると、さ。
まぁ、動いてみないと始まらない。動かないと変わらない。
元機関の人からの言葉、痛み入ります……。

理論は判るんだよね……多分、皆もわかってるんだと思う。
だけど、やっぱり何処かで尻込みしてるんだと思うの。
誰かが引っ張らないと、集団は動けないよね。

【どんな事でもいい、機関に対し牽制になる事を】
【対機関連合が動いていると、風の噂でも流せれば上々とも言える】
【故に必要なのは、前に立ち、引っ張ってくれる存在】
【そんな存在になる為には、今まで以上に考える必要はある、が……】

……早めに、か。検討してみる。
まず、双葉さんと会って話してみないと始まらないかな。
早めに辿り着くべきだった、ってのは、申し訳ないとしか……。

【謝る相手が違うが、言葉は尻すぼみ、小さくなっていく】
【が、少女の中では少しずつ、見え始めた先がシミュレートされて】

【顔の高さを合わせられ、目が合えば、少女は小さく首を傾げてみせる】

/申し訳ない、大分遅れてしまいました……!
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 20:42:28.69 ID:LwoxUBco
>>568
【目の高さを合わせると、カリナトゥスは何度か瞬きをして】
【それから、笑顔の見本として使えそうな程、余分の無い笑顔を作ってみせた】

………そう、誰かがやらにゃあどーにもならない
おたくのリーダーが優れてる点ってえのもまさにそれだ
誰よりも先に、機関と戦う事を決めて、人を集めた。其処にあるんだ
だったら………その後を追う事だって、出来ないとは限らない

彼に会って話す前に、自分の中で結論を用意しておきなさい
やれと言われたその瞬間に実行出来る様、プランを練っておきなさい
下準備として根回し出来るなら尚更宜しい。スムーズに進みます

……それが、今出来る、最善の手と考えますよ

【そして、ベンチから立ち上がる】
【明るいうちに始まった会話、終わってみればもう周囲は暗い】
【ぐう、と伸びをして、背骨と首をこきこき鳴らして】

………それじゃあ、そろそろ私は帰りましょうかねえ
話したい事、伝えたい事。これで伝え終わったと思いますし
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 20:44:14.77 ID:FAkYnoSO
>>566
何を言う!魔法少女の素晴らしきは熟知してある!!むしろ見えるか見えないかのあの衣装がよかった!!
【ナ ニ ヲ イ イ ハ ジ メ ル ?】

蜥蜴でいいじゃないか?ついでに私は獣姦も好きだぞ?
【………………変態だぁぁぁぁあ!!!!!】

ふむ…つまり離れて攻撃すると?構わない!!
では行くぞ!!
【突然、右目が茶色から《赤》になり】

四丹神 殺……参る!!!
【両手に赤いオーラ――《火氣/火の魔翌力》が纏わり始め】
【右足を前に出し構えをとる】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 20:44:48.73 ID:H.EnlLUo
>>559
次々次ぎっ!!!
続いては皆様お待ちかね!!女の子の登場だ!!!
【会場から「女子!女子!女子!」コールが響く】

因みに俺のテンションも最高潮フルスロットルだぜぃ!!!
ドドンでもドドンパでもドッドンドンでも往きましょうぜぃやっ!!!

・・・・そんな女の子に一応連絡っ!!もうそろそろで年が終わるよっ!!

さてさてさてぇ!!そんな女の子、ウィルマーーーー!!ニンヴァーーーース!!!

>>565

対する軍団ーーーー?えっ何?一人?

最強の好青年!!!天ヶ谷ーーーー双葉!!!

天ヶ谷の何かけて負けられないこの試合!!
試合にレディーファーストは無縁でお願いしますッ!!!
【「ヘイヘイヘイ」と周りの観客の勢いがヒートアップ】

>>ALL
さて!!これで全選手の登場が完了しましたッ!!!
みんな準備は良いかなーー?!!
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 20:45:45.06 ID:fmAhzdko
>>563

おお言うじゃねえかよ、良いねえそういう真っ直ぐさは
いいぜ、それなりに本気出して相手してやんよ

【そんな言葉を吐いているが結構な深手なのは言うまでも無い】
【流れ出る血を見て「面倒くさいなあ」と呟き】

む?……ドーピングか何かか?あんま感心しねーなそういうモンは
体に無茶をさせすぎて反動、なんてのもあるっちゃあるしよ

【待ってろと言われて素直に待っている彼女もそれはそれでどうかとも思うが】
【再び変化した少年を見て少し目を見張る】

改造人間……いやそれはねーか、何にせよそのレベルは人外の其れだろうな
しかしそれなりに長い間生きてきたけれどもお前みたいなヤツは初めて……

【……見た」と言い終わる前に血を吐いた少年を驚いたように見て】

おいおいおい、大丈夫かよクソガキ?
んな無茶してまでアタイの遊びに付き合わなくて良いんだぜ?
ほらアタイってイイヤツだしさ……いや自分で言って少し悲しくなった忘れてくれ

【心配しているようでしていない口調】
【むくれるように腕を組んでその場に立ったままで何もせず】
【暫くしてから無言のままヴァーデッドに向かって歩き始めるだろう】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 20:49:32.58 ID:73MYGfko
>>562

…おに?

【ぽかーん、と闘鬼に目線に向け…身長180cmのジャイアンは長身でありながら珍しく顔を上げて視線を合わせる事になった】
【大柄な姉さんだな、と彼は言おうとしていたのだが…どうしても頭の上の二本の角に目が行って相手がもはや人間ですらない事に気がついた】
【前回の相手も人間ではなかった…おもわずムクに目線を向けたが子犬は何も言わず一つ頷く―――察してくれと】

…なんてこった、こんな所まで来てまたしても未知との遭遇を果たしてしまった…鬼もいるのかよこの世界
そんなことは別にいい、ここは試合の場で俺もあいつもガチでぶつかり合う気満々だから相手がなんであろうとやる事は変わらないけどな…
だが、それでも言わせてもらうとあの金棒…デケェ、流石の俺もあんな武器とやり合うのは初の経験だ…

【わずかにたじろぐ、だが心の弱さはあっという間に敗北を招く】
【両手の手刀を作り右手は相手に向け、左手は腰の辺りまで引く基本姿勢を取る…そして普段と違い不敵な笑みを浮かべているのが闘鬼からも見えるだろう】

刃叫流19代目師範の一番弟子!剛田剛太郎!推して参る!…ヘイそこの姉さん!いい女だな!俺と遊ぼうぜ!

(ただの人の身で鬼を挑発するかい…度胸は買おう!)

【ちょいちょい、と右手の先を動かすと…彼は飛びだした】
【それがゴング!二人の戦いはここに始まる!】

【最初の動きは直線的な突撃走行、きわめてシンプルな動きであるが…早い、勢いをつけてぶつかる事を考えるか…まだどの技を使ってくるかはわからない】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 20:51:16.93 ID:H.EnlLUo
>>566>>570
魔法少女ですかっ!!良いですねェ・・・・
獣姦についての発言はご遠慮くださいっ!!


喧嘩とファイヤーはなんかの象徴って言うほどですっ!!この大喧嘩頑張っていってくれ!!
オーディエンスの俺のテンションは任せろ!!
【「ウォーーーウォーー!!」と会場が雄たけびを上げる】


さぁファイトですっ!!健康・・じゃなかった健闘を祈る!!
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 20:51:50.94 ID:uZkDDADO
>>570
見えるか見えないかだとこの服装だってそうだ!!
ほらほら!ミニスカだぞミニスカ!!
【スカート丈:膝上5cm】
【太股っつーかそれより上がチラッチラ見えてます、生足が綺麗なのが逆にキツイ】

…ほう、属性を纏うか
…これは、俺に部があるかもな
【ニヤリと笑いながらページを前方に投げ】

まずは牽制だ、フォトンランス
【キーナが呟くと、ページが空中に固定され、それぞれに金色の魔法陣が浮かぶ】
【そして、魔法陣の中心から光の槍が一本づつ、計二本が殺の両足目掛けて放たれた】

(…さて、どんな攻撃をしてくるか)
【すぐさま、ページを三枚左手で破る】

「(…突っ込まん…私はもう突っ込まんぞ…!)」
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 20:56:12.01 ID:IOoVwg60
>>572

ドーピングじゃねえよ…!体に無理してってのはあるがな…
之ァ…今まで怠けてきた反動ってやつだな…!ハハッ!ざまぁねえ!

【苦しそうに胸部を抑え、少しの間血を大地に吐き出す】
【その後、目を見開き、彼女の方向を見詰める。敵意の籠った目はまだ死んでいない】

まだまだァ!!俺の心配は俺がするってんだ!
見下してんじゃねェ!!!余裕も咬ましてるんじゃねェ!!
――調子乗ってんならぶっ殺されても文句は言うんじゃねェ、ぞっ!!!

【即座に彼女の方向に走る、走行速度は先程の3倍ほどの早さであった】
【火炎での加速に優るとも劣らない速度でかけより、その場で逆回転】

【思いっきり勢いをつけた回し蹴り、先程の拳ほどの威力は流石に無いだろうが】
【決して弱いなどと片付けられない勢い、熱量であった。生身で触れると火傷してしまうだろう】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 20:56:15.05 ID:obNSnb.0
>>565

……いぇーす、私が今夜のアナタの対戦相手なのだ!
その点についても了解っ、全力も何かも振り切って、120%の馬力で最高の試合をエスコートしちゃうからねー!わはっ!

…だから――――…その台詞、鏡みたいにマルッと返すぞー!

【向けられた刃に怖気づく事は無し。装飾過多な言葉と、快活に過ぎて耳障りにもなり得る笑いが、口角から飛ぶ】
【零れる笑顔は、にぃっと明るく子供らしいモノ―――会場の温暖化に呼応して、既に半ばを朱に染めた頬が、尚膨らんで】
【最後に吐いたのは、それ以前と比べると多少異質………自分にスイッチを入れる∴モ図を含んだ、勇ましい声紋】
【とはいえ、その中には一抹の昏さすら内包されず、淀みの無い爽やかな印象を与える―――少なくとも、此の場に於いては】

――――≪Little Cloud≫〜ッ!

【気合の籠った呼び声と共に、ビシリ。穿つように双葉の顔を差す………――――ウィルマの右人差し指=z
【か細い先端、少し伸びた爪から、綿菓子を想起させる物体が、飛び出しては固まり、顕れては固着する】
【(歪な形状ではあるが)サッカーボールほどのサイズに成るとそれは、指から切り離される様にして、ウィルマの周囲の低空を漂う筈だ】
【数にして、三個。数秒で完成するため、完全な妨害は難しいだろうが、この時点では攻撃に移らないらしい】

さーさ、ガンガン来るといいよ、えーっと……双葉おにーさん!
出し惜しみなんてしてたら、あっという間にビチャビチャのグッサグサになっちゃうかもね!わーはっはは!

【この『物体』―――先程は祭りの甘味の様に表現したが、浮き上がってみると、寧ろ『雲』に見えるかもしれない】
【現時点で備えた視覚的情報と印象は、『名前通り』の、年相応に素直なモノ】【――偶然ではあるが、天候に関係した能力】
【然して、気付くだろうか―――ぎょろり。『物体』改め『雲』の一つから―――付け狙う様な、舐める様な、『視線』を感じる事に】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 20:59:44.70 ID:g8kGMjoo
>>573

ハッ!い〜〜〜い名乗りだ!!若いってぇのは羨ましいねぇ!
よっしゃ、遊んで欲しけりゃ思う存分!腹から味噌が溢れちまうくらい楽しませてやるぜ!

【ジャイアンの名乗りを楽しげに受け取ると】
【闘鬼は金棒を肩に担ぐように振りかぶり、腰を落として捻りながら……】

雷の国に悪童在りと謳われるはこの闘鬼様よ!
一度暴れりゃ雷鳴の一撃!台風一過!――さあさ、見事凌いでみせな坊や!

【名乗り返したした後にダァン――!と、地面を爆発させながら力任せに踏み込む!】
【狙いは当然ジャイアン。位置はジャイアンから見て右方向から、胴体付近を横薙ぎに振り払うものだ】
【威力は考えるまでもない。殺さずのルールにつき急所である頭部は外してあるが、命中すれば鬼の怪力を存分に味わうことになるだろう】

【しかし、威力とは裏腹に攻撃自体は振りかぶってからの一撃】
【豪快だがその分来ると分かる攻撃であり、非常に読みやすいものである】
【余程のことがない限り直撃はないだろうが、もし掠らせる、防御するという対処を取るならば覚悟が必要となる威力と迫力を孕んでいる】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:00:25.76 ID:FAkYnoSO
>>575
ふむ……なら
【左横に跳び、回避しようとし】

【右の《赤》の目で相手の細かな動きを観察しながら】

 カ ヤ
《火矢》
【右→左→右と順に空に向かいストレートを放つと手から炎の矢が計三つ放たれるだろう】
【狙いはページと左手だ】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:05:23.01 ID:YVk6XvUo
>>569

【目を合わせて数瞬の間を持って見せられた良く出来た笑顔に】
【同じく目をぱちくりさせた後、にこりと小さな微笑を返してみせ】

そっか、周りを巻き込んで、引っ張ってきたんだね……。
ちょっと考え方を改めて、ゼロから整理してみないとかも。
やりたい事が増えるのはあれだけど――何とかなるでしょ、多分。

……なんだか、色々とありがと。
お陰で、何かが少しだけ動き出しそうな気がする。

【女性がベンチから立ち上がるのに合わせて】
【す、と女性から身を離し、立ち上がった女性を見上げて】
【感謝の言葉と共に、小さく頭を下げる】

ん、そうだね。結構色々なことお話したし……あ。

ねぇ、カリナトゥスさん。最後に一つ、聞いてもいいかな?

【そして、ベンチに座ったまま】
【女性をしたから見上げるようにしたまま、少女は尋ねる】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 21:05:57.37 ID:H.EnlLUo
>>573>>578

何があるのかわからないのがこの試合っ!!!
未知との遭遇もフェチとの遭遇もあるかもしれませんっ!!!
ガンバレジャイアン!!負けるなジャイアン!!!
諦めたらそこで試合終了ですよっ!!!

そんなお姉さんは若くないのかどうなのかっ!!!
質問タイムは試合終了後でお願いします・・・

ただいま本名が判明しました!岡田剛太郎!!岡田剛太郎!!
皆で岡田にエールを送りましょう!!
【会場から「岡田!岡田!」】

ついに突撃だッ!!どうなるっ岡田っ!!
鬼さんの金棒を避けられるのかッ!!

さぁ今度は闘鬼にエールです!!
【闘鬼!闘鬼!闘鬼!】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:06:29.72 ID:uZkDDADO
>>579
おっと、危ない危ない
【素早く屈み、炎を回避】
【髪の毛がチリっと焦げたがダメージにはなっていない】

それっと、本気だから詠唱破棄だ
【そのままペイッとページを全て投げる】
【空中にページが固定され、三枚で一つの巨大な青い魔法陣が浮かび】

…おろ?
【そのまま、消えた】
【…不発?】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:09:36.69 ID:LwoxUBco
>>580

動いてもらわにゃ私が困る。何てったって居場所が無い
頭脳労働する人間ってえのは、重要なのに意外と大事にされないもんでしてねえ……
……ま、動いてくれるなら有り難い有り難い。次の手も考えなくては

【さて、と一歩踏み出そうとした時、呼び止められて】
【ん?と口を閉じたまま声を挙げ、映像の逆再生の様に振り返る】

ええ、ええ、答えられる範囲だったら大体の事はどーぞどーぞ
その質問の代金は次に会った時に数倍で返してもらう事は半ば強制的な決定事項ですが
ささ、質問プリーズ。ただし撤回は受け付けない!

【座ったままのルシアに、もう一度顔の高さを合わせる】
【ポケットから眼鏡を取り出し掛け直し、視界を更にクリアにした】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:10:42.36 ID:H.EnlLUo
>>575>>579
会場の皆様!!エチケット袋はご用意しましたかっ!!?
【いろいろと失礼】

フォトンランスの光の槍で突くのは蛇か何か?
うぉっと!!!殺の逃走だ!!避けられるかっ殺!!!

そして放たれましたこの炎の矢!!
弓道部の方ならばわかりますでしょうか?3つ放たれていますっ!!
どう出る?キーナ?
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:12:07.33 ID:aR0Pt0oo
>>577

【げんきのよいじっきょうを聞くと、小さくだが笑みを浮かべ】

……別に、俺はまだまだ最強には程遠いさ。
天ヶ谷の名なんて、かけるにも値しないし──だけど、やっぱり負けられないよなッ!

【光と共に、持っていた万年筆が白銀の長剣へと変わり】
【その柄を右手で握り締めると、地面を勢い良く蹴り、駆け出す】

勿論! 出し惜しみする余裕なんて無いだろうしさッ!

(……………雲?)
(りとるくらうどって名前からしても、雲だと思うけど……ま、警戒するに越したことはないか)

【一直線に少女へと向かっていくも】
【雲らしきものを警戒しているのか、完全に接近したりはせず】
【ある程度走ったところで、その足を止めるだろう】

【そして左手へと、青空の如き蒼穹の魔翌力を集めていく───】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:13:09.83 ID:FAkYnoSO
>>582
ふむ……私は魔術や能力とかさっぱりだが…
(罠か?)
【消えた魔法陣を見て】

……罠でも構わない!!!私は逃げぬ!!
【そう言いながら駆け出し相手に接近しようとする】
【だが警戒しているようで何が来てもかまわないように両腕の氣は高まっている】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 21:13:50.52 ID:H.EnlLUo
>>584
/実況ですっ!!色つけるの忘れてた・・・
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:14:04.19 ID:fmAhzdko
>>576

ガキの癖に生意気な……無茶は大人がするもんだろうに
何がお前をそこまで駆り立てるのやら、な

【ふぅ、と小さく息を吐き】
【顕になっている瞳と眼帯の下の瞳でその目を見つめ】

見下して何が悪いってんだ、余裕かまして何が悪いってんだ、調子に乗って何が悪いってんだ
いちいち人様の反応を気にして生きてらんねーっての、アタイは適当にやらしてもらうだけさ

――――っくく、いいぜぶっ殺せるものならご自由に出来るもんならなあ

【藍色の瞳を妖しく輝かせ、両手を獣の顎のように荒々しく開いて構える】
【ここいらで少し大人の威厳というのを見せてやってもいいだろう、そんな子供じみた事を考えて】

(見える……いや見るっ――――)

【開かれた両の手、其れを向かってくる脚に合わせるように移動させ】
【――――受ける――――】

……っく、んの野郎熱いなオイっ!!

【皮膚が焼け、肉が焦げ、脂肪が煮える】
【およそ生物ならば嫌悪するだろう臭いが瞬時に辺りに立ち込め】

(…………やっべ、思ったより力がでねえ)

【ブスブスと煙を立て、しかしその脚をどこかに弾いてしまえるほど力は出ない】
【思いのほか出血が響いているだろう】

【所謂拮抗状態、この状況を少年はどうするか……】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:18:07.41 ID:5a1iMgso
【路地裏】

……

【淀んだ風の吹き抜ける入り組んだ道の裏側に】
【その場に似つかわしくない色白の少女が一人】

【格好はさらさらとした翡翠色のロングヘアに】
【真っ白なワンピースの上に黒いカーディガン】
【手枷を嵌められた状態で檻の中へ入っている】

……

……zzz

【斑点模様の入ったボールの様な何かを抱えて】
【むにゃむにゃと、幸せそうに眠りこけている】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:19:01.24 ID:H.EnlLUo
>>579>>582
避けたーーーー!!避けたッ避けたッ避けたッ!!
髪をチリットを燃やす炎〜♪

うぉっと!!放したっ!!放したぞっ!!!
消えたのかっ!!見えなくなったのかっ!!?

これは罠なのかっ!!はたまた不発弾なのかッ!!!
逃げるなっ!!帰るなッ!!!殺なのかっ!!!
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:22:13.68 ID:YVk6XvUo
>>583

す、数倍返し……?

【何を如何数倍にして返されるのだろうか】
【一瞬だけ考えて、どの様な思考に辿り着いたのか】
【若干頬を赤らめ、然し首をぶんぶんと振って雑念を追い払う】

……こほん。え、えっと。

何で今更、機関を裏切ろうと考えたの?

【目線を合わせてきた女性に対し、投げかけた質問は直球】
【今更ではあるが、これまでずっと不思議に思っていた疑問だ】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 21:23:46.74 ID:H.EnlLUo
鏡は左右反対に映しますッ!!!
言うなら反対に言わないとっ!!!!
>>577>>585
天ヶ谷家は代々続くなんかの巳代治・・・・
・・・・かけろ!!かけろ!!何かを掛けろ!!!

でたぁぁぁぁ!!!リトオオオオオル!!クラアアアアウドオオオオ!!!
全自動わたあめ生産機かっ!!!
ぐしゃぐしゃという事は雨なのかッ!!

天ヶ谷兄貴はなんと見たッ!!まさか綿雨を食べる気かッ!!
私も終わったら美味しくいただきますッ!!
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:24:30.03 ID:uZkDDADO
>>586
…ふーむ
(…流石に気付いてるだろうな…考え無しに突っ込むはずは…)
…ま、いっか
【すぅ、と左手を挙げて、近付いて来る殺を見据え】
【目の前2m程まで近付かれた、その時】

ゲイザー・ダウン
【パチン!と良く響く指を鳴らす】
【すると、先程消えた青い魔法陣が空中に浮かび上がり】
【殺の頭上目掛けて大量の水の激流が落ちた】
【ただの水と侮ってはいけない、その水の量も勢いも凄まじく、もしその下にいれば物凄い水圧を受ける事となるだろう】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:26:35.69 ID:73MYGfko
>>578
【相手の最初の一撃は、彼の冷静な眼力をもってして見切るのは容易かった】
【相手は右方向から大ぶりの一撃を叩き込もうとしてくる…それはわかった、ならば対処はこう、あえて低姿勢をとって右の『胴』を避けて最初にこちらがとらせてもらう】
【そう考えて彼は闘鬼が思っているよりも下へとその身を潜らせやりすごし…その一撃はやり過ごせるだろう】

―――ハッ!?

【だが、彼の耳に突然ブォンッ!!というこれまで聞いた事がないほどに巨大な風切り音が届いて…一気に彼の額に大汗がにじみ出る】
【闘鬼が放った一撃の重量、速度、もしもこれをまともに受けてしまっていたならば…?】
【避けなければ…防御を取れなかったら…?】

(…やべえな考えたくもねーよ!…いや、イカン、この一撃を振り切らないとマズイな!)

おおおッ!!刃叫流奥義!『柳緑花紅』ッ!!

【心の中に浮かんだ恐怖を振り切るように、低姿勢からのクラウチングスタートのごとき突撃姿勢からの右の拳を握りしめ】
【放つは『鎧通し』の一撃…拳の衝撃をうまく人体に響きやすい一撃を叩き込めるように手首のスナップに手心を加える】
【助走をつけての右ストレートを…あえて胸のプロテクターのど真ん中、心の臓をえぐりこむように叩きつけようとしてくる!】

(まずは俺の技を見せてやる…!さあ鬼さんどうだい!!)
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:27:58.44 ID:LwoxUBco
>>591

あ、いま何を期待しました?ねえねえ、何を?
そういう反応を見せると、数倍の所を数十倍に変えてしまいますよ?

………と、冗談を言ってる場合でも有りませんねえ
ふむ、その答えに関して、ですが………

【元より、避けられない質問。答えは人によって、幾つか用意して有るが】
【今回どれを選ぶかは、割と直ぐに決まった】

……いやねえ、機関に居なきゃあ無い理由と言いますか……機関に執着する理由と言いますか
あの子、もう居ませんしねえ……………

…………………居ませんし、ねえ

【合わせた目線を逸らしながら、再び姿勢を直立に戻し】
【明後日の方向に体ごと向き直り、暫し口を閉ざす】

ま、機関よりこっちの方が良さそうでしょ?ほら、ルシアちゃん居ますしー
もっと他にも可愛い子居るでしょうし、そういう子を殺さなくても済みますしー
そんな訳で、もうこっちの方が良いよなーと思った次第。そんなとこですって

【もう一度口を開いた時には、通常通りの軽快な口調】
【然し、顔はルシアの方には向けず】

………とまあ、そういう事ですよ

【一歩、二歩。ゆっくりと歩き始めた】
【言葉を投げれば十分に届く。聞きたい事が有れば、聞ける範囲ではある】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 21:29:43.58 ID:IOoVwg60
>>588

戦いを放棄しようとした奴がどうなるか何ざ知ってんだろ?
たとえ許してもらえたって今まで俺と戦ってきたやつへの冒涜だ。絶対にゆるさねぇよ!

【勢いをつけた左足の回し蹴り。半円状に付いてくる炎】
【どちらを見てもその攻撃力は明らかだったため、少年は避けると思っていた】

【しかし彼女のとった行為は受け、当然凄まじい威力であっただろうが】
【威力はうまく相殺され、勢いは止められた。彼女の偶然の掴みが功を成したのだろう】

ふん…やるじゃねぇか!
止められるとは思ってもなかったぜ!だがッ!!

【基本的に足を掴まれた状態では何も出来ない、支える足が無い上、両手も届かないからだ】

【しかし少年は思いっきり右足を地面に踏み込み】

【掴んでいる手を抜け、腹から胸に掛けて蹴り上げようとした】
【一歩間違えると後頭部を撃ち付ける可能性すらあるのだが、少年はためらわなかった】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:30:30.50 ID:FAkYnoSO
>>593
(やはり罠か?)
だが!!
【魔法陣が現れ自分の頭上に水圧がくるのを《赤い目》でとらえ】

 ヒトバシラ
《火杜柱》
【地面を殴ると自分を中心として炎が吹き上がり上空にいる水に炎を当て蒸発させようとする】
【ただし自分も炎の中にいるためダメージをくらうだろう】

【そしてその炎の柱の中から殺が飛び出しキーナに接近し自分の間合いにいれようとする】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 21:34:52.96 ID:H.EnlLUo
>>593>>597
出た出た出た〜〜〜!!
ゲイザーーーーーー!!ダウウウウウウウンン!!!!
この水にどう出るっ!!!流されるのかっ!!!水圧に負けるかァァァっ!!

うぉぉぉ!!
ファァァイヤーーーーー出現したァァ!!!
さぁて殺は大丈夫かっ!!キーナはこのまま負けるのかッ!!!!
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:36:15.49 ID:uZkDDADO
>>597
おー、中々やるな、バ火力じゃないか
だが、まぁ…
【ポンポン、と魔導書と左手で軽く拍手】
【殺に対してこちらは突っ立っているだけなのでかなり余裕そうだ】

…簡単に近付けさせないに決まってるだろ?
それでなくとも近接は苦手だ
【ページを一枚破り、光の槍を殺に飛ばす】
【それと同時に後方にステップを繰り返し距離を離そうとする】

【やがて水の落下は収まるだろう】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 21:38:01.71 ID:obNSnb.0
>>585

…っにょ?!

【奔る閃光、漫画めいた筆から剣への華麗なる変化―――ウィルマも、コレには眼を丸くした】
【わわ、と両手を小さく前に突き出して拒絶を示しつつ、誤差程度の距離を後退………オーバーリアクションな方、なのか】
【とは言え、彼女とて参加者の端くれ―――ぐ、と平坦な地面を踏み締めて、気持ち程度の軽い靴痕を刻みながら、すぐさま臨戦態勢へ還る】

わはーっ、余裕なんてのは、自分で作るってえモノだよ?
私の前で其れができるかなんて、指の先髪の先程も知らないけどねー!

(……『お目付』を一個混ぜたけど、如何使おうかな…現状じゃ真っ直ぐしたタイプっぽいし、無駄が多いかも)
(まーいーやっ、手許に注目させといて、其れで『骸雲』にまで出来れば万々歳、わはははー!)

【強烈な自己への自信、自己肯定――――言葉の端々に滲ませながら、ウィルマは相手の接近に対して動かない】
【その代わりに、双葉の疾駆の最中から、彼に先んじて魔力を練っている―――片手で、一つずつ。緑の粒子状の其れが、手袋の様に紅葉の如き手を隠す】

………≪雹牙≫ーっ!

【その数瞬の後―――3つのうちの2つの雲の中から、スタジアムのライトを乱反射させて輝く、澄んだ『氷刃』が扇状に飛び出した】
【時間差で、最初の雲からは双葉の胴程の高さに、二つ目の雲からは、双葉の脚程の高さを、空気をびり、と裂きながら、突き進んでいく】
【速度は上々だが、一つ一つは小さなクナイ級のサイズで、本数は合計10本程度、強度は氷の限界を出ず―――攻撃範囲の広さが、その問題点か】
【どうやら、相手の出方が分からない以上、少しでも命中率が高く、かつ『突破の方法論』を視易い技を選んだ、という様子】

【そして、出遅れた―――否、『待っていた』のは、3個目の雲だ】
【何の妨害も無ければ其れは、宙を滑って、そろり。音も無く、ウィルマの頭上3メートル程度の場所に、居座っていることだろう】
【此処まで来れば、気付く可能性も高くなるだろう、生温かい視線の正体―――その雲の中心は、内部に陥入していて、『眼』が収まっている!】
【真珠の様な白に、血走った真紅の脈が走り、中央に据えられた真黒な瞳が、双葉の挙動の一つ一つを観察し始める―――。】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 21:40:39.70 ID:g8kGMjoo
>>594

――――ガ、ハァッ!

【大振り故の隙の大きさ。ジャイアンの攻撃は成功し、プロテクターに直撃する】
【頑強なはずの金属プロテクターは、ジャイアンの一撃によって罅割れ】
【通過した衝撃が闘鬼の胸部に叩き込まれ、少量の血と共に重い息が吐き出された】

【鎧通し。内部破壊に通ずる攻撃を選択したことは正解だ】
【体中を覆う筋肉は伊達ではなく、通常の打撃ではさしたる効果は望めない】
【しかし生物であるがゆえに、鍛えようの無い内臓への衝撃は大きなダメージとなるのだ】

【闘鬼の身体は衝撃で吹き飛ばされ、2m程交代する】
【肉厚の唇の端からツゥ……と一筋の血を垂らしながら、しかし……鬼は――】

カ……カカカ……――――カカカカカカァ――――ッッ!
いいぜいいぜ、そう来ないといけねぇ!
喧嘩はぶん殴り合いにならなくちゃ面白くもねぇからな!此の程度は駄菓子でも食ったと思って受け取っておこうかねぇ!

【――牙を剥き出しにして楽しそうに……楽しそうに哂っていた】
【ダメージは確かに通っている。しかし、其れを上回る闘争心が其れすらも意識の端に追いやってしまう】
【金棒を再び肩に担ぎ直し、ジャイアンの姿を嬉しそうに、愛しそうに見詰めて……】

ん、じゃ……アタシも其れに応えてちょいと本気で行かせて貰おうかね!
次の嵐はよ――気ィ抜きゃ魂ごと吹き飛ばされちまうぜ?

                       < 億百万鬼夜行・第二列[両面宿儺] >

【闘鬼の担ぐ金棒が、ガシンガシンと金属音を立てて変形を始める】
【縦に二つに割れ、二本となった金属の内一つを左手で強く握り締め】
【威圧するように両腕を広げ、筋肉を一回り大きく膨張させながら――鬼は「二本の金棒」を構え仁王立ちする】

【一歩踏み出せば地獄門】
【襲いかかるは先程の倍の恐怖と暴力――其れは想像に難くない】
【口周りの血を赤い舌でベロリと拭い取りながら……ジャイアンの様子をニヤリ、と口元を吊り上げて見ていた】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:40:54.12 ID:nVIDhS.o
>>589

【いくつもの小さな鈴が括り付けられた金糸のような腰までの長髪を流した女性】
【その瞳はブルー。瑠璃の如く鮮やかで、蒼穹の如くどこまでも深い、青。美を追求した神がオーダーメイドで作ったとしか思えないほどに完璧に整えられた顔立ち】
【身体の凹凸こそ女性にしては控えめ過ぎるほどに控えめだが、一目で高価だと分かる仕立ての良い漆黒のスーツに身を包んだ姿は下手な絵画よりも絵になっている】

――……。

【なんだろう。これ。拾ってもいいのかな。いやいや、「拾ってください」とは書かれていないし、そもそもこんな場所でオーバーランされてもなぁ】
【というか、何故、檻。何故、手枷。そういや、そんな能力を扱う、ドSとドMのコンビに出会ったこともあったけ…、「法力」とか言ってたなぁ…】
【法の名の下に相手を拘束する能力、法力。司法の名の下に殺されかけたのも懐かしい。この少女も、何かに拘束されているのだろうか、物理的な意味ではなく】

うーん…。

【そんなどうでもいいことを、考えつつ。檻の中の少女を見下ろす。寒くないのだろうか。けっこう薄着だけど】
【檻の中で安全なのか? そもそもこの路地裏自体が危険だろう。なのに、この寝顔。完全に安心して油断しきっているこの寝顔】
【逆転の発想をしてみよう。入れられているのではなく、入っているのだと。何故? …分からない。はい、終了】

…謎だ。

【風よりも儚く、小さく呟く。一から十まで、何もかもが謎】

【女性が首を傾げると、髪に括られている鈴がチリンと鳴った】


/まだ、いますかね?
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:41:07.08 ID:fmAhzdko
>>596

どうだろうなあアタイは良く知らねえな、知らねえとも……さっ!

【力を込めれば込める程に比例するように血が体から吹き出し】
【着々と体力を削っていく、少し無茶をし過ぎたか……】

(ああ……やべえ、これはちょっと不味いかも分からん)

【体にガタが来ている一方冷静に自分の状況を分析し】

おおよ、止められるとも思ってなかったぜ……
クッ――――!!

【握力も大分下がっていた、ずるりと掴んだ脚が抜け】
【迫るのは、狂撃の脚】

――――――――ッ!!

【空白とも思える瞬間に抉られるように蹴り上げられ】
【内臓のダメージによるものだろう口から血を吐き遥か後方にまで吹き飛ぶ】

(あちゃー……だな、少し調子に……乗り………)

【少年に無茶云々と言いながらもこの女自身も相当な無茶を体に強いてきた】
【その反動が今正に襲ったのだろう……ぼたり生物的な音を立てて地面に墜ち】

――――――――

【体を起こす事もせず、気を失い動かない】

/大変申し訳ないですが急遽の用事が入ってしまいました
/コイツは放置して貰って構いませんのですよ
/そんなこんなでここらでお疲れ様という事にしてもらって良いでしょうか?
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:44:29.71 ID:FAkYnoSO
>>599
【炎の柱から出た殺はところどころ焼けている】
【だが右目の色が《赤》から《青》に変わり】
【両腕の赤いオーラは消え、代わりに右腕と両足に青いオーラ――《木氣/風の魔翌力》がまとわっているだろう】

なら追い付く!!!
【踏み込むと同時に両足から風が噴射されスピードを上げ】
【向かってくる光の槍を右手を手刀の形にしたたき落とそうとする】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:47:27.70 ID:H.EnlLUo
>>594>>601
避けたァァッァ!!!!避けたぞォォ!!

そして反撃タイムッ!!
キターーーー!!柳緑花紅!!!!
プロテクターが壊れたっ!!!そして流石の鬼もこれは痛そうだ・・・!!!
2mほどの後退とは・・・剛田恐るべし・・・・っ!!

さほど食らっていないのかっ!!闘鬼!!!
ついに両面宿儺に変形しましたねぇ・・・
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:48:01.83 ID:YVk6XvUo
>>595

な、な、何もっ、何も期待なんかしてないよっ!?
も、もう、やだなーカリナトゥスさんってば!

【はははー、と焦ったように笑みを浮かべて】
【頬を指で掻き、視線を逸らす】

【然し、返された答えに少女は、驚いたような顔で女性を見】
【センチな様子も一掃され、軽快になった声色に眉尻を下げて】

――――なんと言えばいいのか……。
ま、まぁ、コメントは控えよう。そうしよう。うん。

【此方に顔を見せまいとする女性を見詰め、そんな事】
【大事な人を失ったのだろう、と。少女はそう解釈し】

……あ、っと、カリナトゥスさん!

―――また、会おうねっ!

【歩き出す背に、別れを告げる背に、再会を願う言葉】
【呼び止めはせず、去り行く背を手を振って見送る】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:49:35.66 ID:5a1iMgso
>>602

むにゃむにゃ…
…もう食べられないですよぅ…

【布団が無ければ枕も無い】
【あるのはゴツゴツした金属だけである】
【にもかかわらずぐっすりした感じに眠っているようで】
【お決まりのよう寝言を言いつつ、起きる気配は全く無い】
【やはり食べ物の夢か、口は半開きで無防備この上なし】

…はっ!?
亀の子たわしっ!?

…zzz

【いきなり大声で脈絡の無い言葉を叫んだ】
【しかし、起きたわけではなくこれも寝言のようだ】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:51:39.18 ID:LwoxUBco
>>606

……ま、期待には答えますって
その為の手段、数通りは考えておきますので覚悟するよーに

それじゃ、また何時か
頭脳労働に疲れた時にでも、愛に来ますよー

【振り向かず、肩越しに手を振って】
【歩いて行くその顔、見せない様にした表情は】

(ああ、まだまだ私は『私』ですねえ……)
(心の半分で本気で泣いて、本気で悲しんでるってえのに)

………うふふ、ふふふふふ

【喉から小さく漏れだす声、それが裏づける様に】

(……笑いが止まりやしませんよ)

【口元だけが歪む、いびつな笑みを浮かべていた】


/お疲れさまでしたー
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 21:52:00.93 ID:H.EnlLUo
>>599>>604
余裕でですっ!!!恐ろしいほどの余裕は何処から来るのか・・・
怖いぞっ!!切れるぞっ!!グレート・キーナ!!

青色の瞳に変わったああああ!!!なんだこの青いオーラは!!
全ての色を司るのか、一体なんなのか・・・

槍に手刀は適うのかっ!!!運命の一瞬ですッ!!
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 21:52:18.69 ID:IOoVwg60
>>603

へっ…!終わったか…?
ふぁ…そういや勝ったのってこれが初めてかもしれねェな。

【吹き飛んだ相手の心配はするものの。殺害するほど凶悪な蹴りは打たなかったはずだ】
【手加減とは違うが、打撃とはそういうものだと彼は知っていた】

くっ…流石にここまでこの状態を使ったのは初めてだな…

【苦しそうに胸を押さえ、能力を終了させる】
【体中が光に包まれ元の姿に戻る】

【ふらふらとしつつ、体を壁にもたれ掛かりながら歩いて行く】
【勝負には勝ったものの、薬局に向かわなくては死んでしまうかもしれない】

【これが勝ったと言えるのだろうか…?】

/お疲れ様でしたー
/面白かったですー
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 21:52:43.91 ID:uZkDDADO
>>604
【光の槍は魔翌力のエネルギー体、触れて落とせるような物ではない】
【だが魔翌力を纏っているなら別、魔翌力と槍がぶつかり合い槍が弾け消えるだろう】

やれやれ、馬鹿は嫌いじゃないが…戦うとなれば厄介だ
ま、俺は逃げるだけだが
【体制を殺に背中を向けるように変え、そのままダッシュで走り出す】
【どう見ても敵前逃亡です本当に(ry】

(…どうやら属性を変えられるようだな)
(こういう多重属性は一点特化と違って出力が落ちたり、消費が酷かったりとデメリットがあるような物だが…)
…それを見極めるのが勝利への道か
【殺からダッシュで逃げながらページを三枚破り、魔翌力を込める】

【とは言え、実はそこまで早くない】
【強化してある殺のスピードなら、簡単に追いつくだろう】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:54:59.94 ID:aR0Pt0oo
>>600

名前なんかかけて何になるんだよッ

(…………視られてる。)
(なんだかすっごい、見られてる。)
(観客の視線じゃないだろうし、これは───)

…………だったらッ!

【剣を振るい、足へ向かってくる氷を全て弾く】
【素人ではないが、贔屓目に評価しても中級者程度、そんな動き】

【そして体を捻り、胴体へ向かってきた数本を避ける】
【だが、範囲が広いため、完全に避けるのは無理で】
【二本の氷が、胴体へと浅く刺さるが────】

……っ、まだまだッ!

【多少のダメージは我慢し、再び少女へ走りだした】
【そんな事をすれば傷口は広がり──今は大丈夫でも、後々響くかもしれない】

【尚、蒼穹の魔翌力は、時間が経つほどに大きくなっていく───】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:01:21.49 ID:H.EnlLUo
>>600>>612
余裕は自分で作るものではありません-----
勝ち取るものだぁっ!!!!

そしてキターーーー!!≪雹牙≫ーーーーーーッ!!!
この氷をなんと、弾いたっ!!!!残念ですッウィルマ!!

と思ったら大丈夫か!!腹に二本当たったぞ!!!

走り出したらとまらないぜ、土曜の夜にはこんなサー!!
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:02:41.72 ID:73MYGfko
>>601

…よし…ッ!

【ぐ、と拳に伝わった手ごたえ…初撃は通った事を悟る】
【彼も気が付いていた…あの鬼の女はみるからに頑丈な肉体を持ち、ピンポイントなタイプの技で内部の打撃を繰り出せば効果がある】
【しかし予想通りタフ、その一撃でどうにかなる相手ではない事を悟る】

…クッソォ…笑うだけの余裕があるってのかい…腹立つゥ…!なんて楽しそうに笑いやがる
…いつ以来だったっけな、ボロボロに殴り殴られを続けながらも、あんなにいい笑顔して相手をビビらせたのって…

真っすぐに相手と拳比べ合うのは…そりゃあ楽しいよなあ…!

【だがここで相手が次の段階に移行したのを見る…金棒が変形?】
【二つに分かれた…?彼はその変形の過程と分離を見て思う――――見た目と比べてハイテクだな、と!】
【だが現実問題、金棒が二本に分かれたと言うのは彼にとって…先ほどの一撃をやりすごし威力を垣間見た剛太郎、ジャイアンにしてみれば死活問題】

(…二つに増えちまった…コレはヤベぇ、さっきみたいに『当たらなければどうと言う事はない』で通せる可能性が一気になくなった…
単純に二つ振り回せばそりゃあ…身体のあちこちにヒビ入れられちまいそうだ…!)

…けどよう…!俺が…ガキ大将ともあろうものがよォォォ〜〜〜ッ!勝ち狙わねえで引いちまってどうするよ…!答えはGO AHERD(進撃)しかねぇッ!!

刃叫流…『紅葉』!

【彼は前に進む、今度は真っすぐではなくカクカクとジグザグにあたりにくく動きをうまく読めないように足さばきを行う】
【フットワークでかく乱してから彼は…次に行うのは左手の掌底を額に叩き込んで右の貫手を放つコラボレーションか】
【この流れをうまく崩せば叩き込むチャンスもできるか…?】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:03:48.15 ID:nVIDhS.o
>>607

【むにゃむにゃ、と幸せそうな寝言】
【案外、金属というのも寝心地がいいのかもしれない。うん。経験は無いけど】

【突然、叫んだ少女に驚き、数m後方へ跳躍】

何をしているんだ。私は…

【シャラン、と鈴の音を鳴らし、はぁ、とため息】
【こんなところで油を売っている場合ではない、ここはアイツの行動範囲内だ】
【アイツならばこの少女も、自分の作品にしていしまうに違いない】
【わりと節操が無いのだ。あの困った芸術家気取りの殺人鬼は】

【ならば、とっとと避難させるが吉】
【思うが早いか女性はスタスタと檻に歩み寄り、少女を起こしにかかる】

おい…!

【ガァン!、と檻を蹴る。行動は粗暴の極み】

起きろ

【目覚ましにしては少々、無粋】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:05:03.96 ID:FAkYnoSO
>>611
【右手は木氣を纏ってるため槍を弾くのに成功】

【ついでに気付いてるかもしれないが】
【赤―火の時は遠距離特化】
【青―風の時はスピード特化されている】

【属性により身体能力などが変わるのだ】

【追いつけるのに成功したら】

 カザナギ
《風 薙》
【左足を軸にして右足をを上へと上げ風の刃を纏い切り上げようとする】
【スピードは速いがそこまで切れ味はよくないだろう】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:09:00.33 ID:YVk6XvUo
>>608
/お疲れ様でしたーっ
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 22:09:02.77 ID:H.EnlLUo
>>611>>616
弾け消えた!!!槍と手の戦いは引き分けで終わりましたっ!!!

馬鹿と戦いたくないならば何故此処にきたと全力で自問自答っ!!!
逃げるなッ!!逃げたら何かが終わる気がするっ!!!

さぁ、追いつけるかッ!!追いつけたら何か来そうですねっ!!!
さぁ戦いもヒートアップアップしてきましたッ!!!
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:10:26.59 ID:uZkDDADO
>>616
「キーナ!追い付かれたぞ!!」
【キーナの傍らをずっと飛んでいたセラフィルが、殺の動きを見て叫ぶ】

よしきた!
【その忠告を待っていたとばかりに、ブレーキをかけて止まり】

隙ありぃ!!どっせい!!
【体を左回転させながら、後方に飛び込む】
【その動きで蹴りをかわしながら、右足で殺の左半身へと飛び回し蹴りを放った】

【逃げていたのはこの為のフェイクか、はたまた偶然か】
【とにかく、殺によっぽどの反射神経が無ければこのカウンターをかわすのは難しいか…?】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:16:53.11 ID:5a1iMgso
>>615

【蹴られた檻は大きな金属音を内側へ響かせる】
【その振動と音は彼女を起こすには十分…では無かったようで】

……
……はっ!?

ふわぁ…ぐっすりよく寝ました…
…って、何これっ!?

【30秒ほど遅れて目を覚ます】
【それなりに神経が図太い子なのかも知れない】
【欠伸をしながら伸びをしてようやく手枷に気づいたようで】
【鎖をじゃらじゃら鳴らしながら外そうと試みるもびくともしていない】
【檻の柵にガシガシぶつけたり、歯で噛んでみたり…】
【いろいろ必死で自分を起こした主については全く気づいていない】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:18:29.38 ID:FAkYnoSO
>>619
ぐっ…ふむ!喧嘩はやはり楽しいな!!
【左半身に蹴りを喰らうがニッと笑い左手でガシッと掴もうとする】

【その時、右目が《青》から《黄》に代わり】
【青のオーラが消え、両足に黄のオーラ――《土氣/土の魔翌力》が纏わり】
【地面に皹がはいり】

 キバ
《牙》!!!
【風の如く頭を狙った華麗な上段蹴りを放とうとする】
【その威力…獣の如し】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 22:19:54.58 ID:g8kGMjoo
>>614

その意気よってなぁ!
勇敢勇敢大いに結構!いい男の条件はなぁ、ひたすら馬鹿になれるってな事なんだよ!

【撹乱する足捌きに、闘鬼はその場に根を張る大樹のごとく不動】
【ふと脳裏に思い起こすは、野生で狼を狩り殺した時のモノだ】
【動く相手をどう仕留めるか、冷静な思考ではなく狩猟本能任せに両腕を構え――】

だがよ、アタシに釣り合う男になりたきゃもっともっと馬鹿にならにゃいかんわなぁ!
そ〜らそらそらそらそらぁ――鼠みてぇにコソコソしてっとスッ飛ばしちまうぞ坊主よぉ!!

【――力任せにぶんぶんと振り回した!】
【ジャイアンと対照的に技術などというものは存在しない、身体スペックと本能に任せたモノだ】

【先程同様、読みやすそうに見えるがスイング速度と二本になった金棒により攻略難度を増している】
【最初はジャイアンから見て右――左腕の攻撃。向かってくるジャイアンを先程同様胴付近で薙ぎ払う一撃】
【そして追撃の二打目は、「ジャイアンの位置」に向けて左肩を狙い振り下ろす右棍棒の攻撃】

【先程と同じ攻略方法を狙えば、屈んで回避したところを潰されることになる可能性が高い】
【追い込み漁のようなものだ。回避させた先に追撃を繰り出す二段構えの狩猟攻撃】
【金棒は分裂したためか短く、威力もやや低くなってはいるものの鬼の怪力から繰り出される其れは直撃すれば安くはない】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 22:21:58.84 ID:obNSnb.0
>>612

(……魔力使わないねー? 何だか分かって無いのか、使いたくないのか…其れで、あれくらいの剣なら、二刀なら対抗できるかも!)
(………って、だんだん大きくなっていくよー? わはは………だと、したらッ!)

【詳しい=\―彼女の思考を紐解けば、遠景における少女の視力からすれば、どうも異常な『観察力』が感じられる】
【吹き出る血液の軌道、相手の身体の運び方の詳細、剣の描く弧、その効率―――此れも恐らく、あの『雲の眼』のお陰だろうか】
【「接近戦は心得て無いからとーっても怖いぞ、わーはは!」と。不安の欠片も感じさせない声を弾ませ、拡げた】

うーん、夜天下じゃ、私の雲の真っ白も、アナタの蒼穹(そら)も、ちょーっと眩しいね!
似た者同士ってところなのかな、わはははーーっ!!

【『楽しい』―――命のやり取りでは無い以上、真剣勝負ではあっても、スポーティで清涼な緊迫感を感じる】
【この試合の中で、眼の前の青年の事を、深く知れる様な気がして―――『人間』はおろか、『生物』でも無い彼女の笑いが、強くなった】
【ふと、感じ入りそうになりつつも、思考の軌道を修正して、此方も先刻より魔力を纏わせていた両掌を突き合わせ、ぱちん】

それじゃ、もーっと明るく楽しくテッカテカにぃ……せーのっ、≪風雷来≫ッ!!

【声にも負けず軽快な響きで、力の均衡を自らに傾けんと―――放つべきその名を、唇から放り投げる】
【すると、ウィルマの両腕を覆っていた魔力が、瞬時に『雲』へと変形―――腕だけ切り取った着ぐるみみたいに、すぽり肘までを包み込む】

【この状態の右腕で、一度バックステップしつつ、虚空を薙げば―――雲から、先程と同様の氷刃に加え、短い『強風』が吹き荒れる筈だ】
【然し、その狙いは『双葉の少し前方』――――物理攻撃の精神圧力と、風が持つ実際の圧力で、相手の動きを制限するつもり、である】

【さらに、間髪入れずに、指も爪も失せて見える左手を、双葉の左腕目がけて突き出すと―――バチリ、夜長の涼気が爆ぜる音がして】
【真っ直ぐと襲い掛かる、一筋の『イカヅチ』……其処まで太くは無く、本物ほどの威力は無いが、命中すれば面倒な事に成るだろう】
【今か今かと、世界を揺るがす一撃と成る瞬間を待つ、魔力を宿した左腕―――灼くダメージと痺れが、どれ程に邪魔な事か】

【更に、残りの雲も消えたわけでは無く、本体から周囲に流れ出る『魔力』を喰らい、エネルギーを回復しているにすぎない】
【だが此処まで猛攻撃に出て、敵の接近を拒絶すると言う事は―――基本的に、この少女と能力は、耐久力≠ノ縁が無いと見える、か?】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 22:23:00.34 ID:H.EnlLUo
>>619>>621
おぉぉっと!!追いつかれたぞ!!!
さぁ何がくる・・・!!

キターー飛び回し蹴りっーーーー!!
しかし掴まれそうになっているぞ!!大丈夫なのかっ!!

そしてまたオーラが消えたっ!!!今度は黄色のオーラの出現だっ!!!
そしてそして華麗な上段蹴りが炸裂するかっ!!!
結構痛そうだぞ!!!守れ守れ守れーー!!
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:27:24.89 ID:nVIDhS.o
>>620

何やってんだ、お前は…

【しばらく必死に枷を外そうともがく少女を眺めていたが、呆れたように声をかける】

【どうやら、入っていたわけではないらしい。猛獣を起こしたわけではないようで、ちょっと安心】
【そして、やはり金属というのは寝心地が…、良くないよなぁ、多分。うん。実践は止めておこう。風邪引きそうだし】

【にしても…、このままだと拙い。出られないというのは。なんせ自分には、この檻や枷から少女を解放する術が無い】

――ふむ。

【とりあえず、状況把握が先かもしれないな、と女性は頭を整理し始めた】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:28:17.10 ID:uZkDDADO
>>621
…お前、足掴んだまま回し蹴りしたら…
【足を掴まれて左足で地面を踏み】
【ページを投げようとして次の行動を察知】

ほぉらねっ!?
【殺が回し蹴りをしようと体を動かした事で、足を掴まれたままのキーナはバランスを崩し】
【ならばいっそ、とわざと転倒、蹴りを回避】

行動はもうちょっと考えてから…な!!
【そのまま至近距離でページを殺に向けて投げ付ける】

フレイムソード!
【すぐ目の前でページが赤い魔法陣を作り】
【魔法陣から炎の剣が殺の顔面目掛けて飛び出す】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:31:59.57 ID:H.EnlLUo

>>614>>622
強いぞ!いけるぞジャイアン!!

笑っているのは余裕の証!!熱血なのは馬鹿の証だ!!!
MOTOMOTO熱血に!!!

おっと!!ジャイアンの攻撃と闘鬼の攻撃がコラボレーションした!!!
このまま追い込まれるのかジャイアン!!
それとも2回目の典型例は無いのか!!闘鬼!!!

この2人の熱い熱い!!熱血の戦いはまだ始まったばかり!!今後の展開にも目が放せないっ!!
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:34:15.45 ID:FAkYnoSO
>>626
バランス崩した所を狙おうとしたが逆に回避か!!やはり喧嘩は楽しい!!
【自分がフリなのにかかわらず楽しそうに《嗤い》】

【左手をはなし、最低源の首の動きで、避けようとするが左頬を掠り火傷を負うが】

 キキャク
《鬼脚》
【左足を軸にし右足で鬼神のごとき、切り裂くような高速の回し蹴りを腹部に放とうとする】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:39:13.78 ID:73MYGfko
>>622

いい男の条件かあ…!スゲエ興味深い!

【彼は見る、闘鬼の目はまるで狩人のそれと同じ…こちらを狩りに来ている!?】
【両腕を構え見る…ただ力を持ってぶんぶんと振り回してくるだけか…?】
【否、彼にしてみれば二本の金棒をめちゃめちゃに振り回されたほうが逆にヤバい!】

(一本が二本になり、それを乱雑で複雑な軌道で振り回されるってのはマズイ…読めないうえスゲェ避けづらい!
一発二発は食らう覚悟で行くしかないか…?)

【こちらからの一撃を放とうとして…彼は見る、闘鬼がもう一度此方から見て右の横から振るう一撃】
【いきなりカウンター狙いで叩き込むか?否、ここは左後ろに一度ステップを踏んでもう一度前進…そう考えていたゆえに】
【二発目、右棍棒の攻撃が振り下ろされた時には急にとまれず】

【ミシィ!と嫌な音を立てて左肩に命中…そしてわずかに滑り左胸にも接触した…!】

…ッ!!ぐぁッ、あ…ああッ!!うああッ!!

【そこで彼の攻撃が止まり…一歩下がり左肩の激痛に苦しみ…苦悶の表情を浮かべる?】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:39:48.20 ID:5a1iMgso
>>625

ふぇっ!?
だ、だれですか!?
…ま、まさかあなたがこれを!?

【声に非常に驚いた表情をしながらそちらを向いた】

【透き通った純粋無垢という言葉がぴったりの翡翠色の瞳を向け】
【じぃっと目を合わせ、瞳の奥まで覗き込まれそうなほどまっすぐな視線を送る】
【ぼんやりと且つ確かに"この人ではない"と判断して目線を戻した】

【大事そうに抱えていたボール程の大きさの何かがあるのを確認すると】
【方法が無くまいった、と言わんばかりにはぁ、と大きくため息をついた】

…ところであなたはどちらさまですか?
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:40:19.68 ID:uZkDDADO
>>628
(…この至近距離でもかわすか)
(隙が全くないな…これはいよいよこっちが捕まえなければいけなくなる)
【殺が剣をかわした瞬間、彼はそう考える】
【セラフィルの「キーナ!」と言う叫びも耳から抜けるくらい、一瞬で思考を巡らした】

そんな攻撃こうしてぐはああああああああぁぁぁっっ!!!!
【と思ったら次の瞬間には蹴り飛ばされていた】
【な、何を(ry】

【まぁ一応、距離を離すのには成功した訳だが】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 22:40:22.03 ID:H.EnlLUo
>>626>>628
おっと!!転んだぞ!!
なーーんとこれで蹴りを回避したァァァ!!!
凄い・・・凄すぎるぜキーナ!!!

そしてページを投げたっ!!!今度は何が出てくるかッ!!!
・・・うぉっと!!今度はフレイムソードだ!!逃げられるのかっ!!
避けたぞ!!避けた!!流石殺!!流石の2人の戦いっ!!レベルが高いぜっ!!

今度は高速のキックだ!!避けられるのか!
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:40:35.27 ID:aR0Pt0oo
>>623

【──この戦闘には全く関係ないが】
【傷を負っても血が全く流れていない──ダメージはしっかりと受けているようだが】

(…………マズッ!)

【"強風"によって動きが制限された今、回避は困難】
【そこに襲いかかってくる"イカヅチ"──受けてしまったら、これから先の戦闘が不利になること間違いなし】

【──それらの事を、即座に判断する】
【動物的な反射神経、直感──そして何よりも、幾多もの戦闘経験から生まれた、思考能力】

温存したかったけど……そうだよな、出し惜しみは駄目だよなッ!
だったら俺も、もっともっとこの闇を照らしてやるよッ!!

天候は、雷───疾れ、《 ライトニングボルト 》ッ!

【そして、左手を"イカヅチ"へと向けると──】
【彼の手からも放たれた、一筋の稲妻】
【狙いは迎撃、相殺だろうか──放たれて数瞬後に、二つの雷が交差する】

【雷は得意な属性ではないものの、その分魔翌力を溜めている──決して、相手より劣った一撃ではないはずだ】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:45:47.58 ID:FAkYnoSO
>>631
ふぅ……今のは危なかった!!
【一旦呼吸を整えようとし】

【構えを取り、ジワリジワリとキーナに近付こうとする】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 22:49:09.31 ID:H.EnlLUo
>>623>>633
テーカテッカテッカのマークのテッカテカ!!

似た物通しの戦いは・・・・って出てきた!!!≪風雷来≫だぁぁぁっぁ!!!!!!!!
なんだこのかわいさーーーーっ!!!!腕だけって何?着ぐるみ?

そしてそして此方はなんとっ!!ライトニーーーーーングッ!!ボーーールトっ!!!!
二つの雷が交差したァッ!!!!!発電ができそうな予感っ!!!!

最強の相打ちとなるのか、それとも圧倒的な力がどちらかに働くのかッ!!!
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:50:34.35 ID:uZkDDADO
>>634
嘘つけぇ!付け焼き刃の様にギリギリ演技してぇ!!
痛かったんやぞ!わい痛かったんやぞ!!体よりまず心が痛いわぁ!!
【泣きながらガバッと立ち上がり猛抗議】
【ギャグモード入りましたー】

「真面目にやらんか!!」
【しかし怒ったセラフィルにペシッと頭を叩かれた、翼で】

637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 22:51:56.27 ID:g8kGMjoo
>>629

はん!これっくらいでだらしない顔してんじゃねぇってな!
あんま子犬みてぇな顔してっとよぉ――とっとと踏み潰しちまうぜ!

【下がったジャイアンに対して闘鬼が取った行動は「前進」】
【大きく一歩前に踏み出しながら離れた分の距離を大股で詰め、両腕を同時に振りかぶると】

――ここで終わるなら、坊やはそんだけの男ってこった!
ほらほら、坊やの「粋」を見せてみなぁ!アタシゃ逃げも隠れもしねぇ、包み隠さず本気でぶつかってこいやぁ――――ッッッ!!

【同時に、力任せに振り下ろす――!】
【位置はジャイアンの左右を挟むような、両肩を叩き潰さんとするものだ】
【――だが、普通に考えたならば愚策。二本の強みは「別のもの」として振るうからこそ対処が難しいのだ】
【来ると分かるテレフォン攻撃。しかも二本共に「振り下ろし」と……動くことが出来れば対処は然程難しくなかろうか】

【鬼は無知ゆえにこの行動に踏み切ったのか?】
【それとも、先程同様に狩猟本能のなせる「追い込み」か?其れを知る者は現時点では闘鬼本人に他ならない】

【闘鬼はただただ名の通り闘争を楽しんでいる】
【ジャイアンの一挙手一投足に喜びを感じ、互いの全てをぶつけ合う「喧嘩」という名の美酒に酔っている】
【この女に華やかなダンスパーティーも心踊る恋愛劇も必要ない。ただ、こうして思うがままに振舞うことに至上を感じていた】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 22:52:48.26 ID:H.EnlLUo
>>631>>634
戦いに考えは無用っ!!!熱くなれーーーーぃ!!!!

さぁてついに蹴り飛ばされたっ!!!!!!
此処まで両者とも1歩も譲らない攻防についに隙が出来てしまったかっ!!!

このジワジワ感が堪らないぜ!!!!さぁどう出るのかっ!!!
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 22:54:07.06 ID:nVIDhS.o
>>630

【少女と女性は正面から、互いの瞳の奥を覗き込む】
【少女の視線が戻ったのを見て】

一々、否定する、お決まりといえばお決まりのやり取り必要は無さそうね。面倒事が一つ省けて嬉しいわ

【口調が微妙に変化して】

どちらさま、と言われてもねぇ。通りすがりの金髪美女としか言いようがないわ。
偶然、通った道で、偶然、檻に入った貴女を、偶然、私が見つけたのよ。

【両手をひらひらと振り答える】
【一発目の自己紹介で自分自身を金髪美女と言う辺り、素晴らしく自然体でナルシストだ。事実ではあるのだけれど】

…あぁ、名前という意味でなら、私の名前は「アルト」よ。
――そう。偶然ね。逆に私が聞きたいくらいよ。
“何故、こんな場所で”、“何故、こんな檻に囚われ”、“何故、そんな手枷まで嵌められて”、“何故、あそこまで幸せそうに眠れていたのか”

【一つ一つの「何故」を強調しながら】

せめて、ダンボールくらいは敷くべきだわ。

【ダンボールの有用性の高さを語るのは止めておこう、と自分にブレーキ】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 22:54:08.32 ID:FAkYnoSO
>>636
いや正直危なかったぞ!頭に剣なんか喰らったら私がやられてる!
【マジです】

/スイマセン……不快にさせてしまいました…
/正直、頭に剣が刺さったらアウトだったのでギリギリ避けてしまいましたが……やはりまずかったですか……
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2010/10/30(土) 22:57:15.34 ID:H.EnlLUo

>>ALL
会場の皆様!!ただいまより林檎屋商売に行かないといけないので・・・
【いろいろと失礼】

次から実況がチェェッェンンジしますっ!!!!
ウィルマvs双葉戦とキーナvs殺戦の実況が白天龍 朝顔さんに替わりますッ!!
そして闘鬼vsジャイアン戦をC&Eさんがお送りしますッ!!!

それではそれではこの辺で失礼!!皆様ご健康・・じゃないや、ご健闘を祈りますッ!!

/すみません。お先に失礼します
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 23:00:38.72 ID:uZkDDADO
>>640
いや当たり前だろ、頭に剣刺さって生きてる人間なんて怖くて戦えねーよ
【急に冷めやがった】
【もうなんなんだよこいつ】

まぁいいさ、手ならいくらでも考える、殺さないようにってのが難しいがな
【ページを五枚、破いて】

(さーて、生半可な攻撃は効かない…となれば)
(…流せない、または交わせない攻撃でもしてみるか、それを死なない程度に……)

…難しいわぁ!!
「何がだ!!?」
【なんなんだこいつ】

/ヒント:ギャグキャラ
/むしろこっちが不快にさせてますねすいません
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/30(土) 23:04:31.01 ID:LwoxUBco
うーし、なんやかや有って実況がチェンジになったでー、視聴者の皆さん混乱せんよーにっ!
「つぶら目玉一つしか無いのに3つの試合なんてチンプンカン」な白天龍 朝顔や!
ウチが引きうけるのは………

第二試合 「暴風雨VS晴天」、ウィルマ VS 天ヶ谷 双葉!!
第三試合 「外面イロモノ中身本格」、キーナ VS 四丹神 殺!!

どちらも割と戦闘は佳境、ウチの出番がかなり短そうやけど堪忍な!!


>>623>>633
ウィルマ、この子はよう知らんなあ。『雲』、『雹』、『雷』。悪天候な能力というのは見てて推測出来るやろ
この手のは怖い!!なんせ防御手段が限定される!!
実体の無い雲、速度に威力で言う事無しの雷!!雹は……まあ、冷たい。霜焼けになってしもたら怖いわなあ……

天ヶ谷 双葉、こっちは結構見とるでえ。エキシビジョンやら大会やら、割と公の場に出てるからなあ
せやけど、あの剣は見た事無い。どないな力が有るんやろ?
遠距離高火力、弱点である速度と近接は武器で補う。何時の間にやら手堅い試合をする様に成長したようやで!


そして現在の状況はぁ?雷と雷のぶつかり合いやーっ!!
これは眩しい!誰かサングラス持ってきてくれへんか!?言うてる場合かあほう!!

攻撃に溜めが必要な双葉選手に対して、ウィルマ選手手数で勝るかー!


>>640>>642
キーナ、見た目がイロモノや!それ以外に言う事もないわ!
ってこれじゃあ怒られるわな。魔術師の様やけど、身体能力も飛びぬけてるのが見て取れるなあ
まだ殆どダメージも喰らってない、本気は此処からとなるか?

四丹神 殺、名前が物騒や!お父さーん、娘さんがこんなんでええんかー?変態発言オンパレードやでー?
属性持ちの近接中心、近づかれたらかなり危険な相手やな
こっちも致命打は受けとらん、まだまだ試合は続いてくれるか?


しっかしどっちもウィテカーかハメドかロイジョーンズか?大した技術やなあ
一応ウチも近接の人間ではあるけど、此処までは中々出来へんで
回避技術の参考にするならよう見ておき。損は無いと保障したる


さあさあ会場の皆さん、もっと声を張り上げて応援宜しゅうな!!
それと、差し入れは実況席まで!たこ焼きとお好み焼きは大歓迎、ただしマヨネーズはお断り!!!
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 23:06:32.68 ID:obNSnb.0
>>633

(……血が流れない? …人間じゃ、無いのかな?)
(『人間』なら、別にいーんだけど………動くミイラだったら、『法師』おにーさんみたいでイヤだなぁ……む!)

【じろり―――睥睨を続ける『目付け』の雲から伝達される情報……何時まで経っても、乾いている傷口】
【脳裏を、戦闘に関係の無い思考が過る……ハッ、と我に帰ったのは、同じように頭上から吹き込まれた情報によって】
【相手の手の動き、魔力の流動―――身を翻すが回避は間に合わない。だが、雲を此処で消費すれば、接近の危険もある】
【威力は、きっと此方のモノより高い…。『雲ひとつ』の状態での、最大火力の無さには、後ろ向きな自信が在る】

………うぁーはははー……ッッ!!
良いねー、熱くなって来ちゃった……『心臓』がドキドキする、双葉おにーさん面白ーい!わはっ!

【予想通りに激突し、双葉とウィルマの間で小爆発を起こしつつも―――打ち勝った青年の雷電が、少女の身を焦がさんと迫る】
【そこで、選んだ選択肢は―――防御≠ニも回避≠ニも言い難い、我慢=cシュウ。異音と共に、脇腹を覆う『人工繊維』が弾け飛んだ】
【穴の開いたワンピースから、とくとくと溢れ出て来る真紅の液体……傍目から見て、誰がコレを『体液では無い』と分かるだろうか?】
【滑り気の有る手触り、『添加された』錆び臭い臭い、足元に沁み込んで、徐々に銅色に近づく色合い―――実はこれ、『オイル』なのである】

【尤も、ダメージが通っていて、血液の飛散相応の痛覚や魔力散逸は起こしているので、双葉の血の気の無さ%ッ様、意味は然程無い】
【然しこの状況で尚、『理解』と『対話』への嬌声が、悲鳴に混じるのは―――『爆弾人形七號≪Mark Sieben≫』故、か】

(これ以上打たせたくない、けど下手な牽制だけじゃ、一撃貰った時私がヤバイなーっ…)
(寧ろ、或る程度は引き付けた方が良い…よねっ!)

【相手の戦闘スタイルの、大凡は把握した―――後は、圧倒できる時に圧倒するだけだ。そうしなければ、押し切られる】
【縛り付ける縄など、強引に。道理を無理で打ち砕くと言う道理を備えた、そんな青年―――ウィルマが戦闘を通して得た双葉観は、そんな所だ】
【相手と距離を離そうと、背後に走り出すが、速度は精々、外見年齢に5つ程度上乗せしたレベル……気休め、時間稼ぎが関の山】
【並列して、3つの雲も等速で動くことだろう―――其々が、ウィルマから魔力を与えられて、風船のように膨らんでいく】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 23:07:34.02 ID:FAkYnoSO
>>642
確かに!!一理ある!!
【爽やかな笑顔で】

……では、奥の手を使わせてもらう!!
【突然、左目も茶色から《黄》になり】
【全身に黄のオーラ――《土氣/土の魔翌力》が纏わり】

ハァァァァァァア!!!!!
【肌が黄色い鱗に覆われ、顔が獣みたいになり、額に一本角が生え、尻に尻尾が生えてくる】

【その姿――麒麟の獣人】

イクゾ!!
【ダッとキーナに向かい駆け出そうとする】

/いえ私は大丈夫です…
/貴方が楽しめるようにロールをがんばります
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:12:00.34 ID:73MYGfko
>>637

…マズイ!

【パワー負けしている事実からそのまま劣勢に追い込まれていく】
【モロのクリンヒットを2、3発も叩き込まれればいくらタフな自分でもダウンしかねない…そう考えてとっさに動く】
【だがダメージ硬直…衝撃を受け止めた際に足腰に一呼吸分の『痺れ』、そして左胸を撃たれた際に呼吸を乱されているのだ】

(…ヤベぇ間に合わない!避けられない…ならせめて防がねえとマズイッ!)

刃叫流 『雛菊』!!

【両腕を曲げ自分の顔の前に出しドッジボールを受け止めるように腕でキャッチして足から衝撃を逃がす守式の構え】
【そして運のいい事に…その構えを出す際にわずかに左によろけたおかげで、そして闘鬼の金棒が細くなったおかげで左の一撃がギリギリ当たらないラインに移れた】

(後は右の金棒、その一撃を受け止めて4の奥義『威風堂々』を…!)

【―――しかし、彼はとっさかつ反射的な防御ゆえに左肩を負傷した今の自分では力負けしかねない事に気がつかなかった】
【振り下ろされる…しかし彼は全身全霊を振るっても左肩の負傷でわずかに力がゆるみ…そのまま受け身も出来ず地面にはたき落とされる】

【そして働くは彼の生存本能、咳をするよりもまず相手の射程距離から抜け出すことを最優先して身体を転げさせ、闘鬼から3mほど離れる】
【よろり、と立ち上がりながら…彼は血の混じった咳をする】

…ゲホッ、ガッ、ああッ!…ぐ…!これが…!

【この世界に来てとうとう出会った…最初の『強敵』を前に彼は歯を食いしばって闘鬼を睨むように視線で射ながら思う】

(一昨日のブルーの技といい、コイツの力といい…これが…これがこの『世界』の戦い…!)


「ガキィ!!ひるむでないわぁ!来るぞッ!!」

――――ッ!

【セコンドのムクの声が響き…彼は再び基本の構え、右の手刀を相手に向ける】
【ズキリ、と痛む身体に…右腕や左肩に心で鞭打ちながら彼は一歩、踏み出した】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:15:43.22 ID:5a1iMgso
>>639

…ふむふむ。
金髪美女のアルトさん、ですね
こんな状況ではありますが、はじめまして!
私はミーナって言いますっ!

【ほんとにこんな状況で何故自己紹介を…】
【何か嬉しそうににっこにこしている】
【手も振るもんだからというか手枷ががちゃがちゃ五月蝿い】

あー、それなんですが…
今丁度良く記憶が戻ってきたところなのですよ!

えっと…確かですねぇ…
路地裏を散歩していたときに、ちょっと渋めのおじさんに飴玉とジュース貰ったんですよ!
いやぁもうそのジュースがとっても美味しくてですね、
ぶどう味だったんですけどあまりの美味しさにいつの間にか寝てた、ってワケです!

ですから最初の二つの質問の答えはわかりませんね
3つめについては、それはジュースが美味しかった所為でしょうねっ

【何故かえっへんと誇らしげ】
【残念ながらアホの子です】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 23:16:58.90 ID:uZkDDADO
>>645
…一つ言っておこう、お前は俺がまだ戦えると思っているようだが、俺のHPは残幾制だ
三回までなら衝撃軽減できる魔法の服着てるんだよおおぉぉ!!!
【ページを左手に、扇型に持ってそのまま二枚だけ前に投げ捨てる】
【こいつも言い訳してるぞおい】

さぁこい!俺はあと二回攻撃を喰らうと死ぬぞおおおぉぉ!!!
【殺とキーナを分かつように、二枚のページで出来た巨大な緑の魔法陣が出来て】

エアロガ…じゃなかった、エアロバズーカ!!
【魔法陣の中心から強風…いや】
【圧縮された空気の塊が殺に撃ち出される】
【被弾してもダメージはほぼ無いが、衝撃で吹き飛ばされるかもしれない】

/すいません、風呂入ってきます
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/30(土) 23:19:41.51 ID:LwoxUBco
>>645>>648
おーっと、あやめ選手がなんや知らんが化けたーーーーっ!?
ひらがなで名前を呼ぶのは堪忍、漢字だと物騒で怖いわ!!
言うてる場合やない、角に尾と映えたあの姿…………なんやろ?
鱗って事は爬虫類系統?いーや伝説の獣の可能性もある、分からんでえ!!

それに対するは、いきなり路線変更始めたキーナ選手ー!
客席から物投げつけられて二個当たっても死ぬのか試してみたいとか思うたのは秘密で頼むわ!
ぶっ放したのは風か何かか!?近づかれるのを嫌っている様子!

然し、近づいた所でキーナ選手の身のこなし、そう容易くは捕まえられない筈!!
近接主体のあやめ選手が、どうやって捉まえるかがこの戦闘の鍵となるか!!
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:21:08.57 ID:aR0Pt0oo
>>644

(……───成程、遠距離特化か。)
(俺も昔は、そういう戦い方をしてたっけな。)

───お前こそ、強くて楽しいなッ!

【一度止まり、僅かでも身体を休める】
【自分の得意な間合いは遠距離──無理して接近する必要は、無いのだ】

【それらと並行して、思考を働かせてゆく】

(遠距離特化の弱点は、近距離だけど……。)
(相手もそれは承知しているはず──俺の攻撃も見た以上、隙はない。)

…………だったら、作って手繰り寄せて勝つまでだッ、この左手でッ!!

【数秒にも満たない休息を終えると、再び少女の方へと走りだす──】
【だが、先程みたいに全力で突っ込んでいったりはしない】
【速度を幾らか抑えて、じわじわ追い詰めていくような──どのような状況にでも、対応できるようにしたような】

【そして、また左手へと集まっていく。蒼穹の魔翌力が────】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 23:23:35.57 ID:FAkYnoSO
>>648
よくわからない!!
だが…
【迫ってくる空気の塊を感じ】

貴方は中々強い!!

 ツノ
《角》
【体制を低くし、そこから飛び上がるように狙った鋭い蹴り上げを放ち、空気の塊を破ろうとし、その勢いで距離を詰めようとする】
【だが多少はダメージを受けているようだ】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 23:26:12.54 ID:g8kGMjoo
>>646

――――へぇ、下がったかい。
ま〜だまだ坊やから抜け出せそうにないねぇアンタ

【外れた金棒は、闘技場の床を粉砕し減り込むようにして停止する】
【闘鬼は、やれやれと言わんばかりに溜息を吐きながら其れを引き抜くと、再び担ぎ直し向かい合う】
【今の攻撃は、極端な話をすれば「身体を傾けて半身にする」だけで対処できる攻撃であったがゆえに――何か思うところがあったのだろう】

今ので前に踏み込んで来てこそ「漢」ってぇもんだろうに
怖いかい?こーいう喧嘩はハジメテかい?他の女なら初心で可愛いってぇんだろうけどさぁ――

【担いだまま、ただ道を歩くようにしてズゥン……ズゥン……と巨体を揺らし前に進む】
【其れはまるで巨大な肉の壁。圧倒的なまでの暴力の化身は、ジャイアンを見下ろしながら……】

――あたしからみりゃあただの臆病な子鼠だぜ!
ほぅれ、来いや!坊やの母ちゃんは女の誘いを無碍にしろって教えてきたのかい!
一端の男名乗って生きるならよぅ――逢い引き相手を退屈させんなや!!

【ジャイアンの踏み出す足と同時に、応えるように右足を前にし一歩の踏み込み――!】
【そして、踏み込み地に足が付いた瞬間。大地に罅を走らせながら闘鬼は両腕を思い切り振るった――!】

【左右の金棒で、クワガタ虫のように挟みこむ攻撃】
【位置としては左肩と右脇腹付近を打ち据えるようなものである】
【左右への回避は困難。そして――屈み潜っての一撃は先程「見せている」】
【攻撃の方法や位置自体は非常に分かりやすいこの攻撃。しかして状況は決して芳しくない】

【ジャイアンはいかなる手段で対応するのか――此処が勝負の分かれ目となろう】
【不慣れな身でどれだけ、この歴戦の化物に対抗できるか。此処からの立ち回りに掛かっているだろう
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/30(土) 23:26:26.64 ID:LwoxUBco
>>644>>650
見た目は幼女、しかあし度胸は三十路女!大したもんやでウィルマちゃん!
此処に至ってまだ笑う嗤う!!バーゲンセールにも怖いもん無しやーっ!!
しっかし余裕かましてるだけじゃあどうにもならんのも事実!!間合いを放そうと走りだしたー!
………って、ん?なんや、あの雲……縁日の綿あめみたいに膨らんどるなあ?

さーあ近づき始める双葉ちゃん。しっかーし!溜めをまたやり直し!
弱点を武器で埋めた所で技術が何処まで追いついているか、それは先の雹への対処を見ての通り!
近接戦闘に持ちこめば有利と見ている筈!そしてウィルマちゃんもそれを理解している筈!
間合いの奪い合いと体力の削りあい、両方やらにゃあかんのが難しい所や!

今この瞬間は、いうなれば土の下で蝉が育ってるようなもんや
両者が蓄積した火力、それがぶつかる瞬間………
真夏のヒグラシよりクマゼミより喧しい衝突音、響き渡るに違いないわなあ!!
……どーでもええけどこの試合、選手二人ともちゃんづけがしっくり来るのわ何でやろ
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:33:53.16 ID:nVIDhS.o
>>647

ミーナ、…ね

【何故か誇らしげなミーナを見て】
【「アホね」「アホだわ」「アホに違いないわね」「アホの子ね」「この子はアホだわ」】
【と、アルトの脳内で、脳内アルト達が次々と目の前のミーナを“アホの子”認定していく】
【全員一致で、ミーナはアホの子となった】

【ジュースが美味しいと人は寝るのね…】
【そして、結局、何故、こんな事態に陥っているかということは分からないということ】

――まぁ、それはそれとして、ミーナ。貴女、それどうするのよ?

【“それ”と言うのは、当然、手枷の事】
【先ほどから、じゃらじゃらとうるさく、ミーナの行動を制限している、手枷の事】

先に言っておくけど、私には貴女を自由に出来るような便利な能力も道具も知り合いも無いし、いないわ。
貴女、自力で出られるの? ――それとも、その中にいるのがいいのなら、私は別に無理矢理出そうとは思わないのだけれど。

【あの男ならば出せるのだろうが…、いけないいけない。噂をすれば何とやら。そういうものだ。危険である】

それとも、ジュースを飲んで、その状況ということは、もう一度ジュースを飲んだら出られるのかしら? その場合は、りんごかしら? 難問ね…。

【と、勝手に思考の渦に飲まれていく。的外れだが真剣に悩んでいる。こっちもこっちで中々に残念な思考回路だ】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!紅_res saga]:2010/10/30(土) 23:41:27.19 ID:0t3VK.SO

野ァ郎ォ共ーっ、盛り上がってるっスかァーーーっ!!?

【突如として空いた実況席に降り立つのは、少女と青年の二人組、である】
【片や矮躯、腰まで伸びた濡羽色の髪、琥珀の双眸、少女趣味な赤のワンピースにレースのストール】
【片や長身、アッシュ・グレイの髪を後ろで一束ね】
【紅玉めいた双眸、トライバル柄の焔をデカデカとプリントしたシャツに、カーキのミリタリージャケットと迷彩柄のカーゴ】

さぁさ、始まりました一世一代全力全壊天下御免の大喧嘩っ!
実況を引き継がせて頂きますはC&E、在逆=C=遥可とシリウス・ストレイトエッジの二名さまにござーいまーっス!!

気分は上々調子は良好、M.C.ならお任せあれ!
マイク持つ手もテンション余って思わず意味無く小指立てちゃったり!?そんなこんなで張り切っていきまっしょーい!

「とっくに始まってンでしょうが……クロウ、貴女自分で何言ってるか理解出来てますか?暴走は勘弁願いますよ、ホント」
「……さて、実況交代。此方は第一試合、ジャイアンV.S.闘鬼を担当させて頂きます」

>>637>>646>>652

「はて、さて……難しい」
何処が難しいんスかエッジ、ドの付く程スタンダードな王道っスよ!?
真っ向切ったシンプルな力と力のぶつかり合い、これほど盛り上がるカードは大会本選でもそうねーっス!!

「……確かに。だが然し、見た所闘鬼選手……鬼種≠セ。真正面から力でやり合うのは無謀極まる」
「パワー・ファイターと見せて、技と速さも中々の物。貫禄すら感じられるマッチメイク――です、ね」

対してジャイアン選手は流して後退、暴風域から一時離脱を計ったっス!
けどけど、このまま逃げてちゃじり貧は決定的!セコンドのムクさん、それを見越して一喝したぁーっ!
さてさて、プレッシャー跳ね退けて反転攻勢に出られるかが勝負の分かれ目ってトコっスね!鬼退治、成るか否か!
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/30(土) 23:43:45.52 ID:obNSnb.0
>>650

…わっはっはー、異常気象が異常気象を呼ぶ、連鎖現象はいと楽し、と。
……そっちが二刀流なら、こっちは5段構え、アナタは傘を差さずに躍り続けられるかなー!?

【ウィルマの能力―――『Little Cloud』。種明かしをすると、これは『初動』に幾つかのパターンを持っている】
【そのパターンは、戦闘の形式とニアリィ・イコールで結び付く―――最大で五つの『攻撃雲』を広げるこの形式は、手数とバランスに優れる】
【だが、双葉の考える通り、根本的に『中距離以遠』での、視力アドバンテージと広範囲攻撃をベースにした攻撃…切り崩す道は、少なくない】
【其処まで、当然本人も理解している―――其れでも、痛みを知らない様な、或いは眼を背けるような嗤いは、消えず】

―――≪雲山槌≫ッ!!

【ウィルマの周囲の、膨らんだ雲―――3つ全てが、同時に魔力を放出し、緑色の粒子が散るのを合図に】
【ほんの僅かなタイムラグの後、その時双葉が立っていた場所の周囲を襲う、強烈な―――『風圧』】
【只の風と侮ることなかれ、巨人が拳を振り下ろしたかの如き一撃は、クリーンヒットすれば相応の痛みと、内部に伝わる衝撃を約束する】

【一挙に大技に出たことによって、雲のサイズは見る見るうちに縮み、消え入りそうになりながら、ウィルマの背後に這い進んでいくだろう】
【魔力の消費が軽い訳が無く、操る本体の負担も大きい―――両腕二つ、刀の鞘よろしく巻き付いた大雲を残したウィルマが、息を荒らげる】

【その一方、ウィルマの周囲で衛星の様に舞っていた、三つ―――魔力探知ができれば、決して文字通りの『雲散霧消』などしていない事に、気付くかもしれない】
【ただ、眼に見えないほどに、水滴ほどに―――『小さくなっている』だけ。底を尽きかけた魔力の再供給が在れば、其れらは……?】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:48:36.89 ID:5a1iMgso
>>654

ふふふ、私をあまり甘く見ない方がいいですよ!
こう見えても私のお父様は古龍、その娘の私も龍なのです!
行きますよ?

───ふんっ!

【どう見てもひ弱そうな華奢な白い腕を見せつけ】
【力のかぎり両手を横に広げ、引き千切ろうとする】
【…鎖が張る音が虚しく檻の中で響いた】
【何度試みても結果は変わらず呆然とした】
【さっきの時点で気付けよ、という突っ込みは彼女には無用である】

あ、あれ?

…どどど、どうしましょうっ!?

【ようやく事態の重大さが理解できたようで声が震えている】
【慌てふためき檻をがんがん叩いたりし始めた】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:52:19.27 ID:73MYGfko
>>652
【闘鬼の『坊やから抜け出せない』という言葉に反応したのは、ジャイアンよりもセコンドのムクのほうが早かった】
【彼は眉をひそめ、彼女の言葉を聞いてため息をつく】

「…あいつも経験が少ないにしてはよう動くんじゃがの、こうしてみるとわかる、やはりアイツは経験が少ない
それもその短所が精神的な方に目立っておる…エキシビジョンで自分の力を図らせてやるつもりが…少々モノサシがデカすぎたようじゃのう…!
だが、ここで引くなら所詮あのガキはそれまでの男だった、と理解するしか…)


―――ハン…誰が…坊やだって?

【俯いた姿勢で、剛太郎は呟いていた】
【そう、鬼という剛力を前にする喧嘩はまさに実戦そのもの、チンピラ程度の相手しか立ちふさがってこなかったこれまでの彼の経験値ではまだ足りない】
【圧倒的な力の前では尻ごみしてもおかしくない…若造だ、そんな事もあるのだろう】

【だが、この『ガキ大将』を張る男にはそんな姿勢はありえなかった…確かに生理的な恐怖は抑えつけようがないかもしれなかったが】

…俺の母ちゃんは…!てっぺん目指すなら男は女には優しさと男らしいデカイ器を見せつけてやれ!って言っててよォ!
そんな軟弱なザマ見せつけたら…まーた怒鳴られるぜ…!ふざけんじゃねーよ!

【男一匹剛田 剛太郎――――――――それを乗り越えるくらいには腹が据わっているッ!】

あんたみたいないい女、無碍にしたら男がすたるぜ!!ガキ大将の名が泣いちまう!
絶対引いてなんかやるもんかよ…!俺は剛太郎で、ジャイアンで、ガキ大将で!―――そして一本の刀なんだぜ!!

【ガン!と彼は鞭うつようにあえて左の痛む肩に拳を入れてギリ、と相手を睨み…走り出す】
【見える、相手はクワガタ虫のように挟みこんで潰してこようとしてくるのを!まともにそんな物を喰らえばアバラはボロボロに砕け散る!だが…】

(それでも前に出ないと…見えない活路もあるよなあ!!)

刃叫流…!『向日葵』ッ!!

【互いの射程距離に入ったところで、彼は蹴った、地面を!】
【跳ねたのだ、大きく闘鬼の放つ金棒目がけて空中で大きく身体をひねって飛ぶ…空中殺法のごとく!】
【そしてこの一撃を避けたなら…おそらく金棒は交差かぶつかり合う、その交差点めがけて彼は両手を伸ばす!】

下だけじゃあなく!まだ上があるんだぜッ!!そして…『勢いよく振り下ろす』ってぇのはアンタだけの専売特許じゃねえ!
アンタの金棒のように!俺にも『斧刀』がある!

【ダンッ!と彼はむしろ相手の攻撃手段である金棒を足場にするように両手を叩きつけ…逆立ち姿勢のままもう一度跳ねた!】
【そしてそこから空中でもう一度周り、倒れ込むように右脚を差し出し】

2発目決めてやる!

刃叫流奥義!!『落 花 狼 藉 』 ッ !!

【斧を振り下ろすように…闘鬼の肩めがけて右脚を振り下ろして叩きつけようとしてくる!】
【まともな人間であれば肩が砕け散る一撃だがはたして…!?】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/30(土) 23:55:11.29 ID:uZkDDADO
>>651
俺がこんなに強い訳がない!
そしてよく見ろ!俺の頭上!!
【ビシッと右腕を挙げ、魔導書で頭上を指す】
【チラリと頭上に目を向ければ、それが見えるだろう】

【10%■□□□□□□□□□真面目】
【なんかゲージ浮いてるー!?】

あれこそ俺の真面目ゲージ!俺が真面目なだけゲージが減る!!
そして今そのゲージが…
【0%□□□□□□□□□□不真面目】

無くなったあああああぁぁぁぁ!!!!うっひゃほおおおぉい!!!!
真面目になんてやってられるかバーローォォォォォ!!!!
【不真面目状態!!】
【いきなりテンションアップして、思い切り三枚のページを前方に投げ捨てた】

【またも殺とキーナを分かつように展開される金色の魔法陣、しかしそのまま走り続ければ攻撃前に抜けられるか】

「(…帰りたい)」
【一方セラフィルは疲れ果てていた】

/ただいまっす
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/30(土) 23:59:45.13 ID:LwoxUBco
>>651>>659
空気ってのは意外に重い!速度が上がれば上がる程抵抗を感じる!
台風の中で突っ走るのがどれだけきっついか、観客の皆さんも分かるやろ?
それに対して蹴りで対抗、思い切った手を選んだあやめ選手ー!
キーナ選手の特筆すべき点が身のこなしなら、此方はスタミナか!
飛んで跳ねて動き続ける、心肺機能恐るべーし!!

さあて視点をずらしてキーナ選手……は………
………えーと、今は試合中やで。割と真面目な
対戦相手を愚弄する様な真似は、程々にした方がええよ?

……えー、突っ込んで来るのに対しては妨害はせず
その代わり、何か次の手を打つ為の布石に回ったようやね
魔術師の手は、一戦では中々読めない。これはこわいでー!
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 00:00:27.37 ID:gfsPrk.o
>>658

グ……ガァァ――――!!

【ジャイアンの脚は、寸分違わず闘鬼の左肩に直撃】
【鬼の耐久力により肩が砕かれる程のダメージにはならなかったようだが】
【其れでも肩を打たれた衝撃で握力を一時的に失い、左腕の金棒を取り落としてしまうが】

こりゃあ思った以上に――やるじゃねぇのさ!!

【激痛を、奥歯を噛み締め耐えながら】
【闘鬼は咄嗟に右手に持った金棒を「分解」、「霧散」させると】
【恐らく滞空しているであろうジャイアンに向けて――開いた右手を突き出し、蹴り足と反対の脚を鷲掴みにしようとする】

【しかし、この行動は肩への衝撃で少し遅れており】
【また、他の攻撃に違わず虚を付かない非常に分かりやすい動きだ】

【しかし空中という、翼を持たぬ者には地獄とも言える空間で如何にして対処するか?】
【制動が可能ならば問題はない。果たしてジャイアンは――――】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 00:01:57.89 ID:zslQ7wSO
>>659
よくわからないが!!貴方はサバトみたいな奴だな!!
【魔法陣を通り抜けようと駆け出す】

【もし通り抜けるのが成功したら】

【体内で氣を練り上げ、両足に《土の氣/土の魔翌力》を集中させ】
【地面に皹をいれようとする】

【恐らく次で強い技を放とうとしてるのだろう】

/おかえりー
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:03:34.78 ID:/2TdzjIo
>>656

ぐ……っ!

【危険を感じて反射的に左へと跳び、その場から立ち退くも】
【その後襲いかかってくる"風圧"】
【直撃は避けたものの、攻撃自体を回避できたわけではない───】

【致命的ではない───だが、決して低くはないダメージを受け】

…………まだ、まだだっ

(けど、これで走るのはちょっとキツいか……。)

……それでも、俺にはまだこれが残ってる。

【彼の左手を包み込む蒼空】
【下手に接近しようとするのは止め、魔翌力を溜めること一点に集中するようだ】

(で、相手の能力はリサイクル可能みたいだな。)

【魔翌力探知は、出来る───寧ろ大得意】
【見る当然に魔翌力を感じ取ると、そう判断を下し】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 00:06:10.84 ID:qnSRo2oo
>>656>>663
これが昔の双葉ちゃんなら、おかしな噛み合い方をした試合だった筈や
ウィルマちゃんは……ひいき目に見ても、近接ではまともに戦えるように見えへん
両者足を止めて撃ち合う、砲撃戦になると思っとった………
しっかし蓋を開いてみればそうはならへんかった!引き離すウィルマ、詰める双葉!

この二者の戦闘、体力よりも魔力の消耗が懸念されるなあ
互いの攻撃を魔術で防ぎ合ってる、これで疲れない筈が無い
体力勝負となると………体の大きさが無視出来なくなってくるで

しかーし!!ならば先に潰してしまえとばかり、頑固おやじの鉄拳の如き暴風が双葉選手を襲うー!!
いやそればかりではない、まだ何か有るでえ!?術師の勝負は此処からが怖い!!!
それを回避する双葉ちゃん、溜めはどうやら「ながら」で出来るようやね
回避と防御に徹して相手を消耗させ、溜めた一撃を叩きこむ。そういう戦法やろか?
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:08:32.46 ID:KCnSdbEo
>>661
【流石のムクも息を飲む、鬼を相手に立ち直るとはいい度胸をしていると認めざるをえない】

「…ガキ…立ち上がるか!腰が引けとるのもそんなになおっちょらんが…心ん中になかなか図太い筋ってもんが…
そう、まるでかつての銀の字のように…」

…当たったッ!!だけどまだ終わらねえぞ…おお!?

【そう、ただの人間でしかないジャイアンに空中での身動きなどできようがない】
【着地より前に必然的にその脚はあっさりと掴み取られる…無論ジャイアンもそのままでいる気はなく悪あがきを始める】

…おおおッ!離せッ!!意地でも離させてやるッ!!

【空いた方の足をガン!ガン!と連続で叩きつけて苦し紛れのように闘鬼の手指を開けさせようとする】
【できる反抗は全てやる、ここまで来て戦うのをやめると言う選択肢はない!】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:09:18.54 ID:GfTD03Ao
>>657

――龍…ねぇ、

【隠すことも無く、疑いの眼差しをミーナに向ける。それはミーナが龍であるかどうかではなく、龍としての力に対しての】
【龍とは、本来、極めて原始的な蛇の龍神信仰】
【雲を呼び、雨を呼び、雷を降らし、海を鳴らし、大地を振るわせる。天空神にして天候神。豊穣神にして大地母神】
【八百万の神々の中でも、極めて強大で、極めて異質で、極めて危険なもの】

【まぁ、いずれにせよ。受け売りの龍の定義はともかくとして、少女の腕力は少女らしく、鉄の鎖は千切れない、と】
【龍をも拘束する、鉄の法か。そう考えると、なんとも概念というのは重要なファクターである】

【アルトは諭すように、優しい口調で、ミーナに言う】

まぁ、落ち着きなさいな。慌てふためいた所で、檻は壊れてはくれないわ。

【そして、ゆっくりと2、3、歩を進め、カッ、と革靴の踵を鳴らしてクルリと反転し、人差し指を立てる】

ここで私にはいくつかの選択肢がある。

1.私は何も見なかった
2.私にはミーナという少女の知り合いはいない
3.私は今、路地裏になどいない
4.今日は寒いから帰ろう
5.檻の破壊を試みる

【5本の指を立て、「…さて、どうしましょう?」と金髪美女、アルトは明後日の方向を見ながら、腕を組み、その細い顎に指を当ててニヤニヤと笑う】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 00:10:11.64 ID:tflXB6DO
>>662
サバトってあいつか!会った事あるぞ!!
キュアカオスとのデュエットは楽しかった!!マジでそりゃもう!!
【魔法陣を擦り抜けて来た殺に対して、一枚ページを破りながら対峙し】

だが甘い!この魔法陣は表にも裏にも魔法が撃てる!!
【そう叫んだ瞬間、巨大な魔法陣が光輝いて…】

…撃てるわきゃねぇだろおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!フラッシュボム!!
【と思った瞬間、足を大きく踏み出し】
【左手で…というか金色の魔法陣が浮かんだページで地面に皹を入れた瞬間の殺を殴りつけようとする】
【もしページが当たれば、そこで光が爆発、強い衝撃で殺を巨大魔法陣の向こうに吹っ飛ばそうとするだろう】
【ぶっちゃけ、殴る力だけならそれ程でもなかったりする】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 00:17:51.26 ID:qnSRo2oo
>>662>>667
あやめ選手次の一手は?直接相手を狙うものではない!
行動の完成までに割り込む余地が大きい、これはちょい不味いでえ!!

そして其処に叩きこまれるのはあ!?紙切れでの打撃と言う謎行動!!
ぶっちゃけウチも何が起こるか分からん!読めん!観客と目線が同じや!!

此処でも肝要なのは間合いの奪い合い
接近しようとするあやめ選手に対して、接近拒否を返すキーナ選手
この手が通った方が一気に有利に、これから先の展開を勧める事になる筈や!
果たしてどちらの攻撃が、最初に相手に大きなダメージを与えるのかー!?
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:19:25.72 ID:s0GttTwo
【水の国・大会会場】
【戦士の集うステージでは無く、観客席のとある一角】

(大会、か・・・・・もう第九回になるんだな)
(前回も前々回もまともな結果じゃなかったが、まぁ―――・・・。)

・・・・・・、・・・飲み物とか売ってたりしないモンかね

【色褪せた金の髪に同色の瞳、見え隠れする腰元には一本の刀を下げ】
【全身を覆い隠すかのような肩章付きの白いマントコートを着込んだ】
【異様に髪の長い長身の男性が疲れた様子で椅子に座りこんでいる】

【その視線は試合の状況を伝えるモニターと周囲の客席―――】
【つまり、呟きからすれば売り子を探して特定の場所には留まっていない】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 00:22:26.12 ID:gfsPrk.o
>>665

――カ〜〜カカカカカッッ!!
腰が入ってねぇぞ坊や!此処で諦めねぇ胆力だけは認めてやるがよぉ……

【腕をガンガンと叩きつける脚を受けながらも闘鬼は牙をむき出しにし笑っていた】
【力を伝導させるには体勢が悪すぎる。地に足をつけていない格闘家ほど――脆い存在はそうはないものだ】
【鉄パイプでも仕込んでいるかのような太い指は、表皮は破けど握力が緩むことはない】
【闘鬼はそのまま……金棒にしてきたようにジャイアンを振りかぶると】

……意地と根性だけじゃあ、まだまだってねぇ――!!
ほぅれ、今度はどうやって漢見せてくれるんだい!!

【片足を掴んだまま、ジャイアンを背中から思い切り地面に叩きつけようとする】
【蓄積されたダメージにより、鬼の怪力は幾分緩んでいるものの】
【其れでも背を地面に衝突させることになれば多大なダメージが奔る事は必至――――!】

【振りかぶり叩きつけるまでは数瞬の間があり】
【また、叩きつけられた場合闘鬼は指を離しジャイアンを開放する行動を取る】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 00:24:58.31 ID:zslQ7wSO
>>667
ぐっ……
【皹を入れた瞬間の隙をつかれ爆発をくらい吹き飛ばせる】

【妨害され、魔法陣の所に飛ばされ】

ちっ…しかたない…
【着地した瞬間地面に皹が入る】

  キリン・ヒショウ
《麒麟・飛翔》
【左足に力を入れ、前へと跳び、体内で高めた氣を右足に纏ってる《土の氣/土の魔翌力》に上載せさせ螺旋状のオーラとなり、魔法陣を打ち破り相手に叩き込もうと華麗な飛び蹴りを放とうとする】
【それはまるで麒麟の角のように】

【もし、相手に当たれば氣が相手の内部に衝撃を与え、外部ではなく内部にダメージを与えようとする】
【だが果たして魔法陣を突破できるか?】

【成功失敗とわず】
【殺の両目が茶色に戻り元の姿に戻るだろう】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:28:37.36 ID:DXH0GnUo
>>666

…といってもいわゆる東洋の龍じゃなくてどっちかっていうと西洋ですね
ま、些細な違いで龍は龍でみんな仲間ですから、関係ありませんが

───って、信じてませんね!?
むぅ…確かに今は証明する手立てがありません

【もろに受ける疑いの眼差しをすぐに感じ取る】
【とはいえど現在の彼女に龍っぽさは全く感じられない上】
【言葉通り何か龍である証拠も持ちあわせていない】
【強いて挙げるとすれば、異質な魔翌力である】
【しかしながら魔翌力を感じ取れる人ではないとこれも意味を成さない】

え…あ、5です!
5で!お願いします!
助けてください!

【とりあえず内側からはどうすることも出来ず】
【そうなればこの状況で頼りにできるのは正面にいる話し相手だけで】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 00:31:53.80 ID:lapYZFw0
>>663

わはー、上からの攻撃に対応する…若しかして、こーゆーの知ってるのかなおにーさん?
良いね良いねー、謎が増えるほど解き明かしたくなる、私の悪癖さっ!

【清々しいまでの晴天と、暴力的なまでの悪天候―――どちらも物理的干渉が不得手な属性だからか、攻撃の度に傷が増える】
【ウィルマの傷は一つだけだが、オイルの流れがちろちろと地を打つ度に、何故ガイノイドに有るのか判らない魔力はじわじわと逃げていく】
【血漿にしか見えない其れが、揮発する度に、薄らと緑色に染まった霧が経つ―――この光景を見ると、決着を急ぎたくなる気持ちが湧く】

(動いて攪乱する? それはダメだよ実況のおねーさん)
(圧力、咄嗟の行動、そろそろ―――傷が開いて、ダメージを勝手に増やせるんだからね〜)
(……とゆーか、そーでもしないと押しきれる気がしないよ?!) わっははははー!!

【思考を纏めた、と言う自分への誓い――――増していく痛みを、文字通りに笑い飛ばして、素早く魔力を練る】
【背後の雲に、其れを送信………『拙速』の皺寄せが来るのは身体でも威力でも無く、魔力の消耗。当社比1.5倍程度の削りが、キツイ】
【そして、視覚的に見れば、唐突に。魔力的に見れば、ごく当然に―――ウィルマの背後で、元の大きさを再取得した雲が、蠢き】

………………―――≪雷龍瀑牙≫〜っ!

【蠢き――いきなり、『両腕』を伸ばして、二つの雲を組み合わせて……魔力の奔流を、撃ち出した】
【タンポポの種の如く、然し迅く、大量に舞い飛ぶ緑色の粒子―――ウィルマの少し前で、其れは『豪雨を一点集中した様な、水の束』に】
【命中すれば、当然ながら強烈な水圧で、身体を強引に『突き動かされ』、何処かに叩き付けられる………だが、この攻撃は、フェイントの第一段階】

【回避すれば―――その隙を狙って、背後の雲(何故か、何時の間にか、『一個だけ』に成っている)が、ウィルマの横から飛び出し】
【音を追い抜き、大気を穿ち、一筋の電光……先程より幾分か太く絞られた其れが、胴体へと。狙撃銃の一撃の様に、飛ぶ】

【どうあろうと、相手にダメージを与えようとする攻撃………―――だが、『無理が有る』上に、相手が魔力を使う可能性への考慮が希薄】
【何らかの手段で、立ち続ける事が出来れば。視えるのは―――ふらり、地震でも起きたかのように、不安定に身体を揺らすウィルマだ…!】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res saga]:2010/10/31(日) 00:32:27.37 ID:7J0ujQSO
>>658>>661>>665>>670

俺はジャイアンガキ大将、天下に剛田剛太郎有り!此処で乗らねば男が廃る、道は前進ただ一つ!
覚悟を決めたジャイアン選手、見事な二段跳躍!此処に来てポテンシャルの高さを見せ付けた――ッ!!

更に続けざまの奥義……『落花狼藉』っ!回転と落下の勢いを踵に乗せて叩き込んだっス!!
正しく渾身の斧刃一閃、直撃とあらば流石の闘鬼選手にも効果は絶大――――金棒の片割れを、叩き落としたッッ!!

落ちたっスよエッジ、ねえねえ今の見た!?あーもう来て良かった、ハロウィン最ッ高!!

「ええ、確りと。ジャイアン選手、動きにキレが戻りましたね……吹っ切りましたか」
「……だが彼女も然る物、そう甘くは無いようです。空中のガキ大将に向け、手を伸ばし――掴んだ!」

あー、拙いっスよマズいっすよまずいっすよ!早いトコ振りほどかなきゃ!ジャイアン逃げてー!
「緩んでも鬼の膂力、大ダメージは必至……体格から来るリーチの差も有る。マトモに喰らって仕舞えば、厳しいでしょうね」
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 00:33:02.18 ID:tflXB6DO
>>671
なんだそのキック!!なんかカッコイイ!!
しかしそれをやる時間帯は今日の朝八時と相場が決まってんだああああぁぁぁぁ!!!
【す、と左手を前に出し、中指と親指をすり合わせ】

ゴッドナックル!!
【パチン!と指を打ち鳴らす】
【すると、輝く魔法陣の中心に光が集まり…】
【巨大な光の腕が飛びだし、拳で殺を殴り飛ばそうとする】

(…まぁでもこの術、名前負けなんだよね)
(神の拳って割に三枚しかページ使わないし)
【めくるめく時の中で、そんな事を考えながら】
【ページを破らず、左手を開いた魔導書にあてた】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 00:36:34.85 ID:qnSRo2oo
>>671>>675
不確定要素が多い!余りに多すぎる!
一瞬先の光景すら予測出来ないこの試合、実況任されても言える事が少なーい!
あやめ選手の次の一撃は飛び蹴り!威力に関して言えばかなりのもんやでえ!!
但し!飛び蹴りという技の性質上、どーしても逃れられへん弱点という物も有る!!
有り余る威力を以て尚実戦で使う人間が少ない、それにはちゃんと訳が有る!!
そう、それは………!

軌道が見切り易い!そして変化をさせ辛い!
ある程度の距離から放てば、寧ろ命中させるんが難しい攻撃だという事や!
それを逃すキーナ選手ではない、巨大な拳で撃ち返すーっ!!

無尽蔵のスタミナと無尽蔵の魔力、まだまだ戦いは続く!
さあ、どちらが先に尽き果てるか、どちらが先に倒れるかーっ!!
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 00:37:56.09 ID:zslQ7wSO
>>675
【最大に高めた氣と両足に集めた《土氣/土の魔翌力》を合わせた蹴りと神の拳がぶつかり合う】

【果たして拳を突破しキーナに蹴りを放つ事ができるか?】
【……それとも?】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:44:49.97 ID:GfTD03Ao
>>672

あら、そっちなの。

【と、もの凄く意外なように、その宝石のような青い瞳を丸くした】

まぁ、龍の区別が付かないのはしょうがないと思って頂戴。私は龍じゃないから…。

【悪びれる様子も無く、言う。魔 力を持たないアルトには、龍の力も感じられない】

5ね。どうしようかしら…。少女とはいえ、今日、出会った、貴女に能力を見せびらかすというのは私の保身的に見ても…、

【ハッと、何かを思い出したようで】

ところで、前から疑問だったのだけれど、人間以外の種族にとって、人間って区別が付くのかしら?
ほら、私とか、例えば…、牛を見るとするじゃない? すると、その場で見れば、牛Aと牛Bの区別くらいはつくけれど
牛は牛でしかなく、はっきり言って、見分けがつかないわ。全ての牛を「牛」というカテゴリーでまとめているから。
それは、雀にしろ、蛙にしろ、蛇にしろ、同じ。私と同じ、人という形を保っているのなら、まだしもね。

同じように、龍である貴女から見て、人間って、「人間」という分類に分けられている他種の生き物でしょう?
それに、全員が同じ形をしている。まぁ、全員人間だから当たり前なのだけれど。
やっぱり、私のような人間が他種を見るように、見分けるのは難しいのかしら?

【ミーナを助けるということは二の次三の次なのか、アルトは素朴な疑問を投げかける】
【恐らく、こんな状況下で何を、と困惑するであろうミーナに】

答えてくれたら、私が5を選ぶ確率が当社比で300%増しよ

【「増し増しなんだから」と、語感が気に入ったのか、上機嫌で何故か“増し”を強調する】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:45:55.48 ID:KCnSdbEo
>>670

(…やっぱ離さねえ…か!!)

【なんとなくわかってはいた、この鬼はこんなものでは離しはしないと…しかし出来る事は全てやるのが彼のやり方だった】
【自分を振りかぶり…問答無用で叩きつけられる!】

…お、うあああ――――――――――――――――ッ!!!!

【ズシィン!!と身体中の臓腑に…衝撃が走るのを彼は感じ取っていた】
【再び肺から息が漏れ、血が気管に入り無理矢理咳こませる…そんな事があってくらり、と意識が危なくなってくる】

(…これが…そうかッ!これがこの世界の…『強さ』なのか…)

「(まずい…!アイツ今意識がトビそうになっちょったぞッ!)
ガキッ!おい生きてるかッ!しっかりせい!」

お、おおお…!

【脚が解放された、ならばもう一度ぶつかり合うのが当たり前とジャイアンは構えをとる】
【先ほどの柳緑花紅を放つ時のクラウチングスタートにも似た突撃姿勢…ふらついていてもおかしくない大きなダメージを身体中に受けていながらも乱れない】
【先ほどよりも前傾姿勢、腕力を溜めるよりも突撃翌力に富んだ姿勢である】

…むろん、何べんでもアンタに叩き込んで地面に青天させて見せてやるのさ…!
ハナを明かす事になるぜ…俺は今まで舐められっぱなしで終った事がないのが誇りなんだよ、あんたも認識を改める事になる

―――ただしそのころには…アンタはさぞかし泣きっ面だろうよ!!

【前に走りだしたと言うよりは前方に飛んだ、というのが正しかったかもしれない】
【今度は鎧通しではなく一撃を叩き込むだけの速度に重点を置いている…相手が打つよりも早くこちらが打つために】

刃叫流奥義…『疾 風…

【もう一度ど真ん中、そして拳ではなく頭蓋を前に差し出し、全体重を押しこむべく…】

迅 雷』―――――――ッ ! !

【その一撃を持って闘鬼のドテッ腹に思い切り自分と言う刀を、槍を、槌を…男の『力』を叩き込みに行く!!】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 00:48:27.76 ID:tflXB6DO
>>677
やべ、流石に無理だわこれ
【殺の蹴りと光の拳が火花を上げてぶつかり合う…だが!】
【殺の蹴りが拳の力を上回った!】

【殺の蹴りが当たっている箇所から光の拳が砕け、最終的には粒子と化して消え去り】
【邪魔をする物が無くなった殺の蹴りが向かうのは…】

はい顔面セェェェェェェェェフ!!!!
【次の瞬間には、変な叫び声を上げて吹き飛ぶミニスカドレスの変人の姿があった】
【※顔面を蹴られましたが言わずもがなアウトです】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 00:53:01.49 ID:qnSRo2oo
>>677>>680

…………………

……なんかもうこれに言葉を尽くすのは無意味な気がするわ!
あやめ選手の飛び蹴りがキーナ選手の顔面に直撃ーっ!
頭蓋が無事かどうか心配になるほど見事に吹っ飛んだでえ!!
幾ら身のこなしが良いと言え、耐久力はどうや!?

尤も、これで立ち上がった所で直ぐに回復出来るダメージにも見えん
どうなるにせよ、この一撃はかなーり大きいでえ!
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 00:53:12.89 ID:/2TdzjIo
>>673

…………っし!

【向かってくる豪雨───回避はしない】
【少女の予測通り、既に傷は開きかかっている】
【これ以上動けば、傷が開くのは必須───】

【その上──彼は自身の一撃に、絶対の自信を持っているのだ】
【単なる力比べなら負けない。絶対に負けてやらない。】

じゃあ、いくぞ────

【まるで蒼空を内に秘めたような瞳を、大きく見開き】

【"大気中"から、"アンクレット"から、"魔眼の破片"から】
【魔力が迸り、向かっていく───彼が豪雨へ向け突き出した、左手へと】

【大きく息を吐き出す】
【それは、彼の必殺たる一撃への合図】

これが、俺の、最強最大究極必殺の切り札だッ!!

天候は晴れ────

─────《 JOKER 》ッ!!!

【その突き出した左手から、光の奔流が放たれる────】
【彼の象徴にして、必殺技にして、切り札にして、最も頼りにしている一撃】
【"太陽"を連想させるようなそれは、相手の"豪雨"を飲み込もうと向かっていく】

【勝つのは双葉の"晴れ"か───それとも、ウィルマの"雨"か】
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 00:55:31.13 ID:qnSRo2oo
>>673>>682
当たり前の事を言うで。エネルギーが無ければ、活動は出来ひん
そして外部からエネルギーを補給できない戦闘中、何処からそれを絞りだす?
そうや、自分自身の体しか無いんや!

図体のでかさの違いってのは、此処に出て来る
力も速度も全て同じ二人が居たら、体重の多い方が勝つ。きっとこれは真実やで
体はエネルギーの貯蔵庫にもなるし、ダメージを分散させる事にもなる
つまり………其処だけ見るなら、決して大柄ではない双葉ちゃんが珍しくアドバンテージを持ってるんや


……………!来るでと言おうと思うたらもう終わっとる!
一応目には自信があるんやで?それが殆ど見えへんかった
雷はこれが怖い!!近くで初動を見ていない限り、中々見切れるもんや無いんや!!

双葉ちゃん、何時もの御得意技を返す!
だが、嗚呼然し!!それだけで大丈夫か!?見逃してはあらへんか!?
『雨』に勝っても『雷』が残ってるいう事を気付けるかーーーっ!!?
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 00:55:41.93 ID:zslQ7wSO
>>680
………ぐっ…
【蹴りを放ち終わり膝をつき】

…………修業が足りないか…疲れてしまった……また喧嘩しよう…
【爽やかな笑顔で倒れた】

【限界を超え、スタミナ切れ、更にダメージの蓄積が一気にきたのだろう】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 00:59:58.41 ID:gfsPrk.o
>>679

へぇ、鬼を泣かせるってのかい!鼻垂れ坊主が大言吐いたもんだ!
――悪いがねぇ、アタシゃ産まれてこの方泣いた記憶なんざ持ってねぇんだよ!

【構えを取るジャイアンを、向かってくる対敵を】
【闘鬼は極上の肉を目の前に置かれたように――大きく舌なめずりをしながら眺め】
【力を無くした左腕をダラン……と垂らしながら、武器を再構成することもなく無手のまま】
【ただ脚に――強く、強く強く力を込めて地面を踏みしめ】

真正面から来る度胸!そンだけは認めてやるぜ!
さぁ――そろそろよぉ……おしゃぶり外しておむつも卒業してみろや――――おらぁぁッッ!

【向かってくるジャイアンの一撃に――闘鬼も一撃を以て向かい合った】
【速度は圧倒されている。狙い通り、鈍った腕での攻撃は間に合わない】
【ならば突き出したものは何か――対向する存在は何か――それは……プロテクターに覆われた「左膝」だった】

【体格差がある場合、巨体の主は懐に入ろうとする相手に対して幾つかの手段がある】
【其の一つがそう、膝蹴りによるカウンター攻撃である】
【もし二度目の屈んで飛び込む動作をしていたならば、為す術も無く膝の前で轟沈していただろう】

【真っ直ぐ、破砕槌のごとく突き出される一撃は――ジャイアンの飛び込みに違わぬほど速い!】
【もしジャイアンが軌道を曲げずに叩き合うならば、腹では無くこの膝との衝突になるだろう】
【恐らく――此れを突破したならば活路は開ける。其れに至る幾つかの条件を、ジャイアンは既にクリアしてきているのだ】

【正念場である。この一撃同士の結果により勝敗が決するといっても過言ではなかろう】
【ジャイアンの奥義は、闘鬼の剛健なる攻撃を打ち破り勝利を手にすることが出来るか――――――!】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 01:04:01.99 ID:DXH0GnUo
>>678
言われてみればそうですね…
というか、こんな人間の姿で区別が付いたら逆に怖いですよ
立派な龍マニアとして褒め讃えます!

【その称号に何の意味があるのか、と】
【彼女に褒め讃えられて何があるのかは不明だが】
【手をぽむっとたたき思案し始める】

そうでもないですよ?
牛さんなど他の動物に比べて圧倒的に人間さんは個性が出ますから

例として顔はもちろん、性格や身長、性別、ファッション…えとせとらえとせとら
まぁ、龍の中には人間さんを見下してる方々も居ますから、
そういう方からするとみんな一緒に見える可能性はありますね

少なくとも私は悪い人もいい人も含めて出会った人は覚えています
いろんな人と友達になるのが私の楽しみでもありますしね

【300%増しましを言われるより前に話し始めたところから】
【別にこの状況下で…とかは気にして無いようだ】
【まぁダンボールよりも寝心地わるそうな檻で熟睡していた辺り…】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 01:05:48.84 ID:tflXB6DO
>>684
…俺の体力は残幾制だと言ったな、すまんありゃ嘘だった
【吹き飛ばされた先、壁を背中にふらりと立ち上がり、俯かせたままの頭を上げる】
【カチャン、と】
【壊れた眼鏡が落ちて、レンズの破片を撒き散らした】

いや、嘘じゃないが…語弊があったな…
顔面は普通に痛い!!眼鏡が壊れたらよく見えない!!
【顔を上げた彼の鼻からは、だっくだくに鼻血が噴出している、そりゃもうだっくだく】

やばい何も見えない!誰か今何がなんだか教えてくれ!!
セラフィルー!セラフィルー?セラフィル帰ったー?
【そう、何を隠そうこの男、ド近眼であった】
【見えない目で辺りを見回し、自分の使い魔の姿を探す】

「(…後でいろんな所に謝らなければいけない気がする)」
【一方その使い魔はその後の事に頭を悩ましていた】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res saga]:2010/10/31(日) 01:10:07.13 ID:7J0ujQSO
>>679>>685

……回避は不可能、これで決めるとばかりに振りかぶって!!
闘鬼選手、叩き付けたああああああっ!一撃必殺、断末魔の声が会場に響き――――

「ダウンは必至……いや、まだ終わりませんね。ジャイアン選手、我々の予想を上回るタフネスです」
フラ付きながらも何度でも立ち上がる、これぞ男の子の根性ってヤツっスよ!
「王道の中の王道、ですね……、此処が正念場。オーディエンスの歓声にも俄然熱が入ります!」

ジャイアン選手、歴戦のスプリンター宜しく構えを取って――――これ、は……ッ!!?
「――――速いですね。ですがこの一撃、諸刃≠セ。アレだけの速度とは言え、直線軌道では……やはり、そう来ましたか!」

跳躍にも似た全力疾走、勝負とプライドを懸けた特攻!これで燃えなきゃ男じゃないっス自分女の子っスけど!
さあさあさあ、漢の一撃に相対しながらも嗤う鬼、迎え撃つは――絶望と言う名の、カウンタァァァァァッ!!

さあ、激突の結果は如何に――――――――――!!
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 01:10:25.13 ID:qnSRo2oo
>>684>>687

……思った以上に平然としてるなあ。直ぐに立ったし
口を動かしてる所を見ると、力も随分残ってる様子や
頑丈やなあ、キーナ選手……

対して、攻撃を先に放った筈のあやめ選手
ダメージに疲労と一気に出たか、逆に倒れ伏してしまったーっ!
攻撃を当てた側が倒れ、受けた側がそれを見降ろす!何と奇妙な光景やろうなあ!!


…………で、此処でウチは悩むんやが
この場合、どちらが勝者としてコールすればええんや?
やっぱり立ってるキーナ選手か?戦闘継続可能かの観点ならそうなるんやろうなあ……
その判断、ウチが勝手に下してええもんやろか?

司会さんか、もしくは当事者間。納得のいく方法を探さんとあかんなあ
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 01:13:39.40 ID:zslQ7wSO
>>687
ふむ……やはりまだ元気か…
次は負けないからな…
実況の方!!私の負けだ!!
【倒れながら爽やかに言う】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 01:16:55.82 ID:lapYZFw0
>>682

………む、むむむっ!
コレは……ヤバイヤバイとってもヤバイ、地球が裏返って逆回転するほどヤバイよ……!!

【既に、雷の部分の仕込みを完了してしまっている―――雨の勢いを増そうにも、増せない】
【拮抗していたのは、冒頭数コマのみ……魔力同士の折衝で確かにその威力を減衰させつつも、押し切られるのは雨≠フ方】
【いち、に、さん、身体を動かせ―――機械神経系に送った命令は、空虚に散った】
【勢いと勢いの正面衝突に、身を翻そうにも、杭でも打たれたように動けない―――力勝負に持ち込まれ、降りられなかった時点で、負けていた】

…………―――わ、わーっ……!

【声として出力する事を放棄した、本能的な『唸り』に近い声―――其れでも、些か緊張感に欠けていた】
【この一撃は、双葉と言う男を識る手段としては、恐らく上等……だから、嬉しくて、喉の奥から笑いが湧出していた】
【大部分を削られたにも関わらず、絶筆に値する光の嵐を受けて、ドレスの上半身は殆ど消失し、模造の皮膚の各所が剥がれ、爛れている】
【ちらり。特に損傷の大きい、先程雷のダメージも受けていた場所に至っては、金属骨格の一端までが、顔を出していて】

………わははー、凄い、凄い、双葉おにーさんの『在り方』が良く判って、嬉しい、けど…。
まだ、負けらんないんだよね、私も……!

【嗤う、嗤う…何の悪意も屈託もない、清澄清廉な笑みが、痛みに喘ぐ偽りの肺組織とは裏腹に、漏れる息と共に唇から】
【そして、最後の最後まで生き残っていた雲が、双葉めがけて―――キャンセルされかけた本来の命令どおりに、電光を射る事だろう】

……………あっ、。

【ただし、この行為の成否に関わらず、ウィルマを取り巻くすべての『雲』が、形を完全に喪って―――少なくとも、彼女が『勝者』足り得ることは、反実の仮想となる】
【此れほどのチカラを使えば、ごく自然な帰結………然し、浮かべるは茫然とした、あんぐりと口を開けた表情だ】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 01:17:16.36 ID:KCnSdbEo
>>685

…おおおおおおおおお――――――――――ッ!!!!

【ジャイアンは吠えた、この最後の衝突を持って確実な勝利を手に入れるために】
【ムクはただ見護る、まるで我が子を見護る父親のごとき厳しく温かな目線をトイ・プードルの身でやってのけた】

「(…ここ最近なかなか見られんかったほどの骨太なぶつかり合いじゃのう…いい戦いするじゃあないかいガキ
まともに叩き込めばおまえの勝ちかも知れんのう、ひよっ子ながら見せてくれる…じゃが)」

【目を瞑り、彼をたしなめるかのように彼はこう告げた】

「…それだけで勝ち残れるほど、この『世界』は優しくないんじゃあ」

【ガキィン!!と剣と剣をぶつけるよりも甲高く、そして鈍い音が響く】
【速度は同じ、打ちぬく威力もほぼ同じのぶつかり合い…その勝敗を分けたのは…足腰の強さだった】
【ほぼもうすぐそこまでと言う所で腹を狙い…途中で現れた膝も粉砕しようとするほどのぶつかり合い】

【だが悠々と山のごとく君臨する鬼の筋力で足腰から安定した姿勢をとっていた闘鬼には今一つ力不足だったのだ】
【その態勢からのひざ蹴りは最後の最後で互いが受けるダメージ…その総合はどうしてもジャイアンの方が上回ってしまった】

…ぐ…あ…

【ぶつかり合い硬直していた一瞬が長く感じられる中、しばらくすると彼の身体がふわり、と浮かぶ】
【観客たちは呆然とし悟った…成らなかったのだ、打ち破り勝利を手にするには…あと一歩足りなかった】
【空中に浮かぶ剛田 剛太郎青年の顔が闘鬼からも見える、悔しそうに今もまだ闘鬼を目で射抜きながら…しかし後ろに飛んで行くごとに悟った顔になる】

【自分は今『敗北』しているのだと】

くそう…もう少し…だったのによ…情けねえ…

「いいや、ようやった、ようやったわい…」

【ドサッ、と柔らかく倒れたジャイアンはせき込み…しかしついに立ち上がれなくなってしまったようだ】

【闘鬼の勝利がここに決まった瞬間だった…!】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 01:22:44.95 ID:tflXB6DO
>>690
ふが、なんか実況とか相手の声とか聞こえるけど何がどれだか解らない!!
【左手で鼻をつまみ、鼻血を止めながら辺りをキョロキョロ】

とりあえず一つだけ言っておこう!殺ちゃんよ!!
俺の魔法少女服が残幾制とは教えたはずだ!あと二回攻撃を喰らうとやられるとも言ったはず!!
しかも蹴りを放つ前のあの時あの状態、まだまだ動けるだけの体力はあったはずだ!攻撃を焦ったのがまずかったかもな!
つーかぶっちゃけ意地ででも捕まれてたら負けてたし!
次からはペース配分を考える事だな!
【鼻をつまんだままの、威厳の無い声で挑発だかアドバイスだかよく解らない言葉を投げ掛ける】
【しかし、顔は明後日の方向を向いていた】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 01:24:40.28 ID:GfTD03Ao
>>686

…なるほど、要は興味ね。花を愛する人は花の顔すら見分けるというし…。

【興味深そうに、うんうん、と頷く】

まぁ、私にはパンジーの個性は見分けられないけど。
私にとってはパンジーはパンジーね。それ以上でもそれ以下でもなく。

【謎の結論で締めると、パン、と手を叩き】

――さて、檻越しにする少女との会話もそれはそれでいい気分なのだけれど、いい加減、貴女を檻から出しましょうか。

【さらっと、Sっ気を出して。ようやく出す気になったようで】

端的に言えば、私の能力で檻を壊すことは可能だわ。手段を選ばなければね。
…ただ、私の能力は、基本的に全体攻撃なの。つまり、檻を壊すと同時に、貴女も壊してしまう。
具体的には、私は音響能力者であり発火能力者なのだけれど、どちらの能力を使ったとしても…

『強烈な音波振動で、檻を破壊→ミーナの身体もバラバラ』
『強烈な火炎で、檻ごと溶けるまで熱する→ミーナの丸焼きの出来上がり』

って、わけよ。まぁ、龍なら耐えられるんじゃね? とも思ったんだけど、貴女、こういう言い方はどうかと思うけど、けっこう弱そうだから…、ね。
少女に悪戯するのは好きだけど。悪戯に貴女を傷つけるのは、私の趣味じゃないわ。

【アルトはスラスラと、ミーナに説明していく。性癖も交えながら】

そこで、貴女の力と、私の能力を掛け合わせてみようと思うの。
私が貴女に能力を貸すわ、その力を使って、貴女が内側から檻を破壊しなさい。
私にとっても始めての試みなんだけど、どうかしら? っていうか、それしかないから、やるわよ。

【最後は凛と、アルトは言い放つ】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 01:27:25.03 ID:zslQ7wSO
>>693
ハハハ…耳が痛い
しかしあそこから技をやめるのは私のプライドが許せないんだ。例えフリとわかっていても逃げずに前に進む…それが私だ
【爽やかに言うと限界なのか意識を手放した】

/乙でしたー
/色々迷惑かけてしまいスイマセン…ロールも下手でスイマセン…お付き合いいただきありがとうございます
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 01:28:47.38 ID:qnSRo2oo
>>690>>693

………どーやら、どれだけ高威力の攻撃でも規定回数内なら耐えるようやね
魔術に加えて、随分と恐ろしい防具を持ってるものやなあ………
逆にあやめ選手は、一撃に全てを賭けた。実戦なら自殺行為かも知れんが、潔しとも言えるわな
その辺りで生まれた差………観客の皆さん、よーく見ておきい
どちらが良いか、それは各人が考えればいい事や
只一つ、ウチが言える事は……


第三試合 キーナ VS 四丹神 殺、勝者キーナ!!!
出来る限りでかい拍手で、選手の退場を見送ってやりぃ!!

それから救護班その他色々ー、医務室も準備したってやー
外傷は其処まで多くは無さそうやけど、疲労が双方心配やからね
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 01:30:04.63 ID:gfsPrk.o
>>692

【ガキン――――】
【闘鬼の膝のプロテクターが粉砕され、破片が周囲に撒き散らされ】
【頑強な要塞の如き鬼は……崩れるようにして片膝を付いた】

へっ……最後に漢、見せてくれたじゃねぇかよ坊や
負けん気の強さと度胸は大したもんだ、認めてやんぜ

……喧嘩ってぇのはな、ただ勝ちゃいいってモンじゃねぇ。
お互いによ、痛ぇのも辛ぇのも忘れて気持よくなっちまうくらい――本気でぶつかり合えて初めて「楽しい喧嘩」になるってもんさ……

【吹き飛び倒れるジャイアンを、闘鬼はニヤリと快活に笑い】
【言葉に違わず、身体に奔る激痛を無視してただ、今宵の喧嘩の味を噛み締め】

――……今日は楽しかったぜ。
だけどよ、「アンタ」にゃもっと上があるだろ?こんなモンで終わるタマじゃねぇはずだ。
次はもっと、漢を磨いて出直してきな。そんときゃよ、改めてアタシを泣かしてみろや……

【友人に語りかけるようなきさくな口調でそう告げると】
【腰の大瓢箪を右手で掴み栓を抜くと――中に入った酒をあたり一面に振りまいた】

【神酒「鬼姫」。治癒作用を持つ霊酒である】
【此れを身体に浴びたならば、応急処置程度だが回復効果を齎すだろう】

【エキシビジョン――勝者、闘鬼】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 01:32:40.08 ID:/2TdzjIo
>>691

…………ヤバ、いっ

【大技を放った後で隙だらけな彼】
【五感が警笛を慣らすも、体の動きが間に合わず】
【雷が、彼の全身を迸っていく────】

ちく……しょ…………、
……でも、まだ倒れるには────

【彼の体力はかなり多めの部類であるものの】
【それでもかなり攻撃を食らい、ダメージを負いすぎてしまった】

【なんとか気合で数秒間、耐え忍ぶものの】
【フラリと状態が揺れた後、地面へと片膝をついてしまう────】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 01:38:02.85 ID:qnSRo2oo
>>691>>698

出力に自信があるなら必ず持ち込みたがる理想の形、鍔迫り合い!
こうなってしまえば、って…………なんやありゃ!?
人間だとばかり思って実況させて貰ってたウィルマ選手、ありゃどーみても………!
いや、今はそれすら些細な事!本当に必要とすべきは、その先!
出力ではやはり双葉ちゃんが上、体力もおそらくそうな筈
せやけど、攻撃に全ての魔力を注いでる状態で………雷の直撃を、耐えられるか!?
体力や魔力の消費、そんな緩い絞め方やない。一瞬で削ぎ落されるダメージ、耐えられるかあ!!?

……耐えた!少なくとも、倒れていない!
追撃を受ければ倒れる?その追撃が出せんから極限なんや!!
電流を気合いと根性で無理に耐えた双葉選手、然し止めを刺しに行けない!
雷を放ったウィルマ選手、意識が有るのか無いのかも定かでは無い表情!

さあ、どちらが先に倒れるか、どちらが先に力尽きるか
事此処に及べば戦術も何も無し、ただ基礎体力の勝負となる!!!
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 01:39:03.03 ID:DXH0GnUo
>>694

どうなのでしょうね?
私はあまり頭が良くないですから難しく考えれませんが…それも個性なのではないでしょうか?

【自分で納得したように手をあわせた】

音波振動はちょっとやばいかも知れませんが…高温なら大丈夫です!
この一見人間の皮膚に見えるのはこの姿の所為であって本当は鱗なのです
寒いのにはめっぽう弱いのですが熱いのはバリバリ大丈夫ですよ!
何たって火炎を吐くぐらいですから!

【大丈夫を2回言う辺り相当の自信があるのようだ】
【失敗した鎖引きちぎりから説得力はゼロだが…】
【やるとしたら一番の問題点は…着ている服だろう】

え、ええっ!?
他人の力をその場で使いこなすなんて器用なマネ出来ませんよっ!

そもそも、能力を"貸す"なんてことできるんですか?
それもまた一つの能力とか?
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 01:39:20.97 ID:tflXB6DO
>>695
…見上げた根性だ、そういうの嫌いじゃないぞ、頑張れ
【だから向いてる方向全く違うって(ry】

>>696
いやーまいったなぁそんなに褒めたら照れちまうよー、褒め殺しする気かーこの殺人者ー
【フガフガいいながら実況にも絡みだしやがった】

…あぁ、俺はいい、自分で休憩室にいくさ
それ程傷は酷くないってのは俺の様子や実況から解るはずだ、治療はいらんよ
【魔導書とドレスが光の粒子と消えて】
【服装がヨレヨレのワイシャツとズボンに入れ代わる】

帰るぞセラフィルー、眼鏡のスペアって家の何処にあったっけー?
「…うん?あ、あぁ、解った」
【ふらふらガクガク、やけに危なっかしい動きで歩いて】
【そのまま会場を去っていった】

/乙でしたー
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 01:42:27.31 ID:KCnSdbEo
>>697
【やがて呼吸が整ってきた所で…ふぅ、と大きなため息をついてわずかに表情が綻ぶ】
【倒れ込み、今まで入れていた力が抜けて行った事で…安らかな顔になっていた】

…ありがとうな姉さん、こんないい喧嘩が出来たのは久々だ…そしてやっとわかったよ、この『世界』の奴らの強さって奴が
こんなに量り知れないんだな、やっぱり力試しでやってみてよかった…うぶッ

【振りまいてきた何かを浴び…下でかかった右手を舐めてみると酒である事がわかった】
【そしてその酒が自分の傷を癒していく…しばらく休めばよくなりそうだ、上半身だけむくり、と立ち上がり闘鬼に笑いかける】
【左肩あたりはまちがいなく骨折しているようだが…その辺りもムクにでも頼めばどうにかなりそう、などと彼は考えていた】

楽しかったぜ…いい女に会えたもんだなあ…今日はツイてる、まさか得る者がある負けを経験できるなんてよ
じゃあな姉さん…アンタとはまたいい日にでももう一度戦り合いたいなって思うよ
お疲れさんでした、あばよ…

「…お前もようやった、まあ…少なくともその辺の若造より度胸あるってわかったのはいい利点じゃったわい
まあ、今日は休め…ゆっくりとな」

【そう告げて、駆けつけて来た大会の運営委員の人間に肩を貸してもらいながら、退場していった】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!!
/たまにはこういうガチのぶつかり合いもアリだなあ…楽しかったです!
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 01:43:47.37 ID:gfsPrk.o
>>702
/お疲れ様でっしたー!
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 01:49:51.34 ID:lapYZFw0
>>698

…………勝っ……。

(……て、ない。)

【言葉が最後まで紡がれる前に―――どたん。脚の力が、人工筋肉から、吸い取られるように抜けていく】
【最早、能力の制御どころか、肉体の操作も不可能であった……片膝どころか、もんどりうってその場に倒れ込んでしまう】
【此処はロボットの凄まじさと言うべきか、意識は完全に残っているようだが…声に出して、滝の如く嗤う余裕はないらしい】

【状況を見れば、どちらが勝者かは明らかである―――対機関連合リーダー、天ヶ谷家長男、お兄ちゃん=c……】
【世に知られたモノ、知られぬモノ、然し、どれも掛け替えの無い大切な肩書を持つ男に、最大限の拍手やらブブゼラやらブブゼラやらが捧げられた】
【何で新世界に広まっているのかは、気にしてはならない―――若しかしたら、草の根レベルで『あの女』が原因の一翼を担ってる、かも】

………わは、良い勝負、だった、ね……。
双葉おにーさんとなら、良いお友達にも成れそうだー……うぅ。

【動きだす、救護班―――彼女が機械であることにはまだ気付いていないのか、せかせかと蟻のように】
【その中で、小さく低くひしゃげながらも、確かに通る声は―――お互いの健闘を讃え、一つの願いを内包していた】

【双葉の答えに関わらず、ウィルマは医務室に運ばれていくことだろう】
【――全ての人間が目を離した、ダイヤモンドの石目の様な僅かな『亀裂』の時間に、彼女の姿が消えていたのは】
【そのとき―――『古代魔術に使われる、暦の描かれた魔法陣』が、ひそやかに顕現していたのは―――また、別のお話だ】

                 【第二試合勝者―――天ヶ谷 双葉】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 02:02:21.39 ID:/2TdzjIo
>>704

……あぁ、いい勝負だった…………。
…………奇遇、だな、俺もそう思う。
だから、俺と、お前は、もう───友達、だ。

【少女の言葉を聞くと、思わず微笑を浮かべる】

【だが、身体は既に限界───】
【早く眠ってしまいたい──けど、まだ一つやり遂げていない】

……────俺の、勝ちだッ!!

【天へ向けガッツポーズを掲げ】
【高らかに、自身の、天ヶ谷 双葉の勝利を宣言すると───】

【バタリと、後方に倒れ伏し──少女同様に、医務室へと運ばれていくだろう】


【暫く経って、医務室から「医務室いやだぁ」とか、「試合中で気づかなかったけど俺は双葉ちゃんじゃない!」とか、】
【何やら子供らしい言葉が聞こえてきたというのは───完全に、余談である】


/お疲れ様でしたー!
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 02:03:12.23 ID:GfTD03Ao
>>700

あら、そうなの。へぇ、流石は“龍”といったところかしら。
それにしても、龍って、なんで火を吐くのかしらね。キャラが被るのよ。
なんか、もっと、こう、お菓子とか夢とか希望とか吐けばいいのに…

【龍に感心しているのか、龍を馬鹿にしているのか、冗談であることは違いない。  ――…冗談のはずだ。多分】
【あとメタ発現は自重するべきだと思う】
【そもそも、この金髪美女、アルトには龍に対する、畏怖などの感情が無いようにみえる】

まぁ、だとしても、貴女が丸焼きになっている過程を見続けるのは勘弁願いところね。私の精神衛生上。
それに、端から見たら幼女虐待以外のなにものでもないわ。

【社会的な都合上である。路地裏にそんなものがあるのかは置いておいて】

貴女が私の能力を使いこなす必要は無いわ。私が貴女に合わせるから。
“貸す”というのは語弊があったかも知れないわね。ごめんなさい、上手い言い方が見つからなかったから。

【アルトは素直に謝れる子です】

「炎熱奏操(フレイムベル)」
それが、私の能力。音波を操り、発火能力者としての火は、その音(音波)によって発火する。
貴女自身を私の能力で強制的に振動させる。さらに貴女の音に、私の音を重ねるわ。
これで、おそらく貴女は、私と同じように炎熱奏操(フレイムベル)の能力を使えるはず。

さらに、私の火は、とっても“純粋”で、尚且つ“単純”なの。
それ故に、他の影響をダイレクトに受けてしまう。非常に感化されやすい、とも言えるわね。
それは、謂わば弱点なのだけれど…、強みでもある。
霊験あらかたな道具で音を奏で炎を乗せれば、そういった影響にも簡単に感化され、それだけで所謂、聖なる炎や神の火、神代の炎や命の火、などと呼ばれるような特殊な炎を生み出せる。魔具を用いれば、容易に魔翌力を持つ炎と化す。
強大な力を持つ龍である貴女が私の音をまとえば…、その音は、あっという間に貴女の力に感化され、強大な力となるでしょう。

まぁ、元々、火炎を吐ける貴女に火の能力は要らないでしょうけど。音波衝撃、なら、ね。
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res saga]:2010/10/31(日) 02:04:13.12 ID:7J0ujQSO
>>692>>695>>702

―――……、
―――――……。

「……決しましたか、この勝負。申し訳ありません、暫し言葉を忘れて見入って仕舞いました」

ぅ、あ…うん。済まねーっス。――――最後の一撃、膝を砕かれながらも打ち勝ったのは闘鬼選手!!
会場に満ちるのは沈黙、そこから一転、響き渡る割れんばかりの大歓声!!
「勝敗を問わず、二人の闘士≠讃えていますね――決め手となったのは矢張り、経験の差か」

「ですがジャイアン選手、この激戦の中で思わぬ成長を見せてくれましたね。……嗚呼、触発されるモノが有った」
ええ!まだまだ伸び盛りっスもんね、期待大の赤丸要チェックっスよー!!
そう遠くない将来の再戦、彼が勝ち名乗りを上げる事に期待っス!
――――それでは。熱狂覚めやらぬ水の国、大会会場よりお送りさせて頂きましたーっ!!

「以上をもって、エキシビション第一試合を〆させて頂きます……と。こんな感じで良いんですか、ねぇ?」
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!桜_res]:2010/10/31(日) 02:05:22.97 ID:k9a.HT.o
【――ひィッ!と、甲高いハウリングの音が一つ。どうやら、ステージの少女がマイクのスイッチを入れたらしい】
【エキシビションの全試合、終了――興奮の冷めやらぬ中、司会の彼女、アルカナ≠ヘ、客席へと言葉を掛け始めた】


――えー、これにて!全試合終了ですわね!
試合結果は……っと。

第一試合:ジャイアン VS 闘鬼 ……――勝者:闘鬼
第二試合:ウィルマ VS 天ヶ谷双葉 ……――勝者:天ヶ谷双葉
第三試合:キーナ VS 四丹神殺 ……――勝者:キーナ

……となりましたわ!
どの試合もとっても見応えのある、熱い試合だったと思いますの。

――さて、試合前にも言った通り、 グッドゲーム賞 ≠フ投票を開始致しますわ!
今日行われた三試合の中で、どれが一番 良い試合 ≠セったか、選んで下さいませ。
勿論、今日此処に来てない人――テレビの前の皆さんも、投票は可能ですわ!

投票期間は――たった今から、11月1日(月)の0:00まで!つまり、殆ど丸一日ですわ。
投票場所は、 大会運営スレ =c…あれ?すれ≠チて何ですの?……まあ、いいですの。

其れでは、水の国の大会会場から、私アルカナがお知らせしました!
皆さん、ハロウィンをお楽しみ下さい!ですの!


【――彼女は、手を振りながら、ステージの外へと出て行く】
【これにて、エキシビションの本日の日程は、全て終了である――――。】


/参加者の方々、実況者の方々、お疲れ様でした!
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 02:08:29.37 ID:lapYZFw0
>>705

/お疲れさまでした!
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!nasu_res saga]:2010/10/31(日) 02:08:54.73 ID:qnSRo2oo
>>704>>705

天候魔術対決を制したのは天ヶ谷 双葉!経験の差が出た形になるかもしれへんなあ
然し最後はストレートで分かり易くて良かった!!頭を悩ます事もない!!

それでは、改めて………

第二試合、ウィルマ VS 天ヶ谷 双葉 勝者 天ヶ谷 双葉!!!
会場の御客さん、手が腫れあがるまで拍手せえや!!


どうやら第一試合も終わった様子。これで全部の日程が終了やねえ
ほな、ウチも引っ込むとするでー
以上、白天龍 朝顔の出た所実況でした!!


/お疲れ様でしたー
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 02:16:42.80 ID:DXH0GnUo
>>706
/ごめんなさい、眠気がピークです
/明日(もう今日ですが)に続けもらっても大丈夫でしょうか?
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 02:18:46.11 ID:GfTD03Ao
>>711
/構いませんぜー。時間はどうしましょ?
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 02:22:53.08 ID:DXH0GnUo
>>712
/では20時ごろはお願いできますか?
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 02:25:19.61 ID:GfTD03Ao
>>713
/20時ですね。大丈夫ですよ。それでは一旦、お疲れ様でしたー&おやすみなさいませー
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 08:18:44.26 ID:hSK2Tyco
【街中】

【朝日が零れる街角で壱つ――――壁に貼られたチラシを見て
一輪で咲く紫苑が花が如く、佇む少女が居る】

【男性用なのか、彼女にしては少々高いところにあるソレを、彼女はぐぐっと背伸びをして覗き込む
朝風が凪いで、彼女の紫苑色の髪を揺らすと――――……爽やかな、朝の香りがそこに沈み込んだ】

【胸元でぎゅっと握られる白布に包まれた華奢な左手は――――きっと、彷徨う心を抑えられなくて――――……】


大会=\―――……どうしましょうか


【ポツリと漏らす夜露のような言葉は、まだ靄のかかる朝の湖に溶けて
静かな呟きのような波紋を拡げ、辺りに音として、散った
紡がれるソプラノボイスは、弦を弾いたように、正確で――――……凛、と張って】

【そんな彼女が思案するは、大会のことで、あろうか
その憂いのような、興奮のような、ほんのり新雪のような白い肌を、赤色のシロップで染めて――――……】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】


【彼女はしばし、そこに立っていた】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 10:15:09.03 ID:wsUBIgEo
>>715
【チラシを見る少女の横にからチラシを覗き込もうとしている少女がいる】
【少女は少しくたびれたゴスロリ服に身を包み鮮やかな金髪を上品な縦ロールにしている格好だ】
【背はそれほど高く無く、胸も小さい。パッと見中学生程度だ】
【そして、そんな格好をしているのにもかかわらず右手にはコンビニの袋があった】
【その中にはあたりめとビールが入っている】
【庶民派である】

大会……ですか。
あ、すいません少し見づらいのでずれてもらえませんか?

【チラシを見る少女に言う】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 11:10:40.35 ID:hSK2Tyco
>>716

【静かな水面におちた、貴女の可憐な一片の声に惹かれて――――……
彼女は思わず、髪を靡かせた】

【紫苑色が舞い、まるで夜桜のように、憂いを帯びながら
彼女は、少々幼げなその顔を向けるだろう――――……数刻、驚いたように
そう、まるで――――お人形さんのように美しい貴女に見とれた、かのようにしばし、紫苑色の瞳を
瞼でパチクリ、と隠しながら――――……】


――――……あ、は……はい、すいませんっ……


【二拍子、間に入る休符の後に、彼女はその言葉の意味を理解したように、すっと、風に弄ばれる花弁のように
体重を感じさせない軽やかな動きで、一歩退いた――――……
もし貴女が明確な知性を持っているなら、幾許かの推測ができるやもしれない】

【例えば――――このチラシを観ていて、先刻の行動を普通に為すのだ、彼女もまた、何かしらの能力者であろうか
――――……スラーの時の流れで、一寸でも、このような思考が混じるかもしれない
それだけ、彼女は、まあ整った顔たちをしていた】


おせっかいかもしれませんが――――……朝っぱらから、そのような買い物は
あまり、良い行いのように見えないのですが――――……


【控えめに唇を振るわせる、潤んだ女性の象徴から零れ落ちる言葉は――――……きっと、彼女の言う
おせっかい≠溶け込んだ、リキッドのような、芳醇な色を魅せて
透明な言葉の雫から反射する虹色の光は、その言葉の奥にある彼女の七色の考えを、示唆しているよう】

【――――……彼女は、と言えば、軽く右手を額に当てて、少し、呆れたような表情をしている
ミスマッチ――――とでも、感じているのだろうか、真実を推し量るには、少々交流が足りない気がしないでもない】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 11:26:34.06 ID:wsUBIgEo
>>717
【くすり、と花の様な唇を綻ばせて笑う】

お気にせず。

【一歩を踏み出すたびにふんだんにあしらわれたフリルがなびく】
【黒を基調にした喪服の様な服であるが、まるで花の如き印象を与えるようだ】
【そしてチラシの内容を見ながら少女に問う】

貴方もこの大会にでるのですか?

【瞳には興味の色がある】
【先程の動きから普通の女の子では無いと感じたからだ】
【そして少女の言葉に】

あぁ……これですか。

【苦笑し】

遅くまで働いてまして、今から家路に着く処でしたの。
こんな時間に寝るのは難しいもの、少しお酒を飲む位ゆるして欲しいものですわ。

【お嬢口調に、気品ある振る舞い、豪奢な衣装】
【恐らく誰がどう見ても名家のお嬢様だろう】
【しかし、この少女。普通の中流家庭に住むお嬢様に憧れるファミレス店員である】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 11:30:41.44 ID:hSK2Tyco
>>718
/にゃ、なんか自分勝手でめっさ悪いんだけど、用事ができてしまいました
/できれば無かったことにしてください!申し訳ない!!
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 11:31:41.94 ID:wsUBIgEo
>>719
/了解ですー!
/また今度おねがいしますね!
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 12:41:03.84 ID:QhfjgOAo
【公園】

「……よく真昼間からこんな所で寝ていられるわね。」

【海碧色のセミロング・ヘアと緑蒼のオッド・アイを持つ、中性的な顔立ちの子供】
【深縹のワンピースの上から黒いローブを羽織り、左足首には緑碧色のアンクレットが一つ】
【前髪には、星の輝きを宿した白い髪飾りをつけて。ベンチの前に座り込み、何やら思考中の模様であった】

「“トリック・オア・トリート”――、だっけ?
 今日は何をする日なのかしら……?」

【そう呟きつつ首を捻る子供の目の前には、大量のお菓子が山の如く積まれている……】
【やや困惑した表情で周囲を見渡しながら、口からぽろりと疑問を零していた】
【ベンチの上には、もう一人。白いローブを布団代わりに寝そべっている人影がある】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 16:04:01.43 ID:oZJYVZs0
【水の国 噴水広場】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に右手には透けるほどではないが薄く白い生地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】

・・・中々獲物が網にかからない
となれば少し趣向を変えるべきか
(あの男の姿でこういうことをするのは非常に愉k・・・非常に申し訳ないのですが)

【右足のかかとを上げた状態で立ち、首を少し下に向けながらブツブツと喋った後】
【いきなり噴水に向かって走り出し、高く飛び上がって勢い良くダイブ】
【その直後、猛回転を始め、辺りに水を飛び散らせる。あまりにも奇妙な行いに周囲が唖然、理解不能、そんな雰囲気に包まれている】


/予約であります、奇怪な馬鹿行動ですが、レイドさんの方どうぞ
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 16:11:01.96 ID:RLMWF3.0
>>722
ハァ……ハァ……ハァ……ッ!!
「……ッ、レイド……やっぱ、まずったんじゃないか……!?」
それは……ともかく、奴は!?
≪……距離は開きやしたけど、まだ離し切っては無いっす……!≫
"まずいな……追跡が、より積極的になっている……!"

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織った、左目を縦に走る真新しい傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、左腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女と】
【短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年が】
【息を切らしながら、広場の中に走り込んでくる】
【傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】
【が、その姿や声は、魔力持ちなどでなければ感知する事は出来ないはずだ】
【また、青年の首筋に、一匹の蛇が巻き付いている】

――――って、ちょっとアレ……!?
「な――――なんだぁ……?」
≪誰か、暴れてる……っすか?≫
"(待ち伏せ……ではないな。それならあんな派手な行動はすまい……)"

【広場に飛び込んできたところで、一行は噴水の中で奇怪な行動をしている人物を見る】
【走り続けてきたため、息が上がっており、また一行は何故か背後を気にする素振りを見せていたため】
【その中にいる人物を的確に捉える事が出来なかった】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 16:19:11.91 ID:oZJYVZs0
>>723
【一瞬、回転しながらも青年の目がそちらを向いた時】
【見つけた!という感じに眼光が鋭くなる】

(目立ってあちらの方から此方を見つけてもらう算段でしたが・・・ちょっと計算違いですね)
・・・(しかしこの奇行を一瞬で終わらすには余りにもったいな・・・)
!(あの手があります!)
【あちこちに跳ね回る水しぶきが終わる、だが、男の水上での回転は終わっていない】
【水を撒き散らすことなく回転しているのだ、何故か】

【そしてその一方、彼ら御一行の左から】
【深い森林を思わせる緑と雨雲を思わせる灰色を基調としたローブ、マントを着用し、】
【金色の髪、灰色の穏やかそうな目をした、落ち着いた雰囲気を醸し出している】
【身長175前後、24、5歳に見える男が静かに、だが確かにそちらに向かって歩いている】

【その顔は何処か先のことを考えていそうでいて、非情に愉悦に満ちた顔だ】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 16:27:53.58 ID:RLMWF3.0
>>723
うん…………?
「ハァ、ハァ……フゥ……奴は?」
"(――――待て、あの服装は…………?)"

【一様に、上がった息を整えるための時間を確保するために立ち止まりながらも、噴水の上で回転している男に視線を注いでいたが】
【その中で一人、青年――アストラの首に巻き付いている蛇――ダハルのみが、その服装に見覚えがある事に気付いた】

≪――――あ、姉貴、左!!≫
え――――あれは!?

【そんな中、一人周囲を油断なく誰何していた髑髏――ジェムが、主――レイドに左から接近する人物を知らせる】
【すぐさま、そちらを向いたレイドは、開店している人物とは正反対の落ち着いた様子の男に、すぐに見覚えがある事に気付いた】
【――――例え、命を奪われる羽目に陥ろうとも、謝罪をしなければならない人物の一人――――】

[…………]
<…………>
<…………>
<…………>

【一行の奇妙な遭遇を、冷徹に眺めている視線がある事に、その場の誰も、まだ気づいていない】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 16:39:55.06 ID:oZJYVZs0
>>725
・・・(これで水の国での彼の、ライクの名誉は・・・堪りませんね)
【種明かしをすれば先ほど水しぶきを上げていた時はこの男の変装、水しぶきを上げていない今のは魔術による下らない幻影である】
【友人を助けるべく?行動を起こしたはずの男であったが・・・こういうことをしたいがために行動を起こしたのか、それともこれは依頼料金みたいな物だろうか】

【そして、此方に顔が向けられた事を確認した瞬間、その下らなくもあくどい愉悦に満ちた顔が一瞬で】
【いつも通りの穏やかな顔に元通り、彼の髪の毛の色からしてこの男を評すには狐、という言葉がぴったりだろうか】

おやおや・・・いつぞやの・・・レイドさん、ですか
【幻影は未だに消えていない、一応。そしてこの男はこの男で彼ら兄妹の粗方の事情を知ってはいるが】
【それを知らないかのような振る舞い。実際友人が目の前にいる相手の家族に危害を出した、ということを知っている人間なら普通こういう声のかけ方は出来まい】

【あくまで声に入れる感情は自身の使い魔を傷つけられた事に関する嫌悪感】
【自分がライクのために動いて、目の前にいる兄妹を探していた、という事を悟られてはいけない。演技は得意なのか?そんな様子を億尾にも見せていない】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 16:52:01.02 ID:RLMWF3.0
>>726
"(…………何か、奇妙だ……)"
「――そういや、追手は……ッ、レイド?」

【噴水の上の人物――正確に言えば幻影を見つめ続けていたダハルが、その正体に薄々ではあるが勘づき始めていた】
【主であるアストラは、周囲をぐるりと見回し、そこでレイドが横から近づく人物を前に、表情を強張らせている事に気づく】

あなたは…………ライク・ヴェルトゥスから聞いた……レイアム、さん……よね……?
≪あ、姉貴……?≫

【震える声で、たどたどしくも相手に呼び掛けるレイドの様子に、奇妙なものを感じたジェム】
【レイドが失踪している間、何をしていたのか。そこでこの人物との間に何があったのか。全てをジェムは知っている訳ではない】

――――い、言い訳は、しないわ……
あなたのパートナーを、あたしの身勝手で傷つけたのは事実……っ
煮るなり焼くなり、してくれて……構わない……
≪あ、姉貴ッ?
どういう事すか!?≫

【幾度かどもりながらも、レイドは自分なりに必死に謝罪の意志を言葉にする】
【ライクに関しては『命に代えても殺したい三人の人間の一人』と見ている一方で、レイアムには『命に代えても謝罪しなければならない二人の人間の一人』と見ているのだ】
【ましてや、レイアムにとっての『パートナー』は、何にも代えがたい尊い存在だったらしいと、レイドは知っている】
【最悪、断罪のためにこの場で殺されても構わない――――心の奥底で、レイドはそこまで覚悟を決めていた】
【そんなレイドの心情を、レイドの『パートナー』であるジェムは、完全に推し計る事は出来なかった】

[…………!]
<(…………チャンス)>
<…………(こくり)>
<…………>
<…………>

【その一連の動きを見ている何者かは、一向に気取られぬように、何らかの動きを始めていた】
【レイド達には、それに気づく余裕は存在していない】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 17:03:14.17 ID:2qzAwqU0
【火の国 北部】

【火の国北部―――ここはかつて“炎の国”とも呼ばれていた】
【しかし、火の国と併合された今となっては、その名を呼ぶ者は少ない】

【その一角――岩が大地に転がり、枯れ木が点在する荒地】
【強い夕日が照らし映える中に響く、銃声、爆発音、そして絶叫――】


{た、助け――うわぁぁぁああああああっっ!!!}

【機関特殊部隊の服装をした人間が、宙を舞っている――】
【――いや違う、何者かによって投げ飛ばされていたのだ】
【そして、人間が飛んできた方角から、その叫び声は轟いた】
【人間≠ェ隠れているであろう岩に向かい、声を荒げている何か=z

オイオイオイオイオイオイイィィィッッ!!!
どうしたぁぁっ!OST共がぁぁぁぁっ!!!
機関の特殊部隊なんだろおおおっ!?そうだろおっ!?
なら、もっと楽しませろよぉぉ!!おおおっ!?なぁぁ!?

【上に広く立ち上がった白髪、ギラついた眼光、僅かに生える不精髭】
【襟の際立った黒い刺々しいマント一枚を羽織っただけの大胆な服装】
【真紅の肌色、マントを除き赤く燃え盛る全身――その姿は人か、鬼か、或いは――】


「副隊長!退却しましょう!アイツ何者なんですか!?」

『数字狩り=c赤鬼=c終わりだ…我々はもう駄目だ…』

「しっかりし ――― ぎゃぁぁああぁぁあああぁぁぁっっ!!!」

【岩の陰に隠れていた人物の一人が、突然火達磨と化し、もがき始める】
【もう一人の人物が振り向けば、そこには赤鬼≠フ姿が――】

――これで最後だぜぇぇ――あばよぉ――

『 あ 』

【初老の老人の顔面は放心状態となったまま、成す術も無く粉砕された】
【飛散した血液と共に、一瞬の静寂が訪れる――】
【同時に、赤鬼≠フ炎はふっと消え去り、そこには人間≠ェ現れる】

6年経っても、機関は変わらねぇなぁ――
こんだけ暴れりゃ、そろそろ数字≠煌迪ゥせるだろ――
――…待つとすっか――…

【だらけた表情、疲労を感じさせる目、そして弛んだ黒いマント――】
【先程の面影を見ない人間≠ヘ、地面へとへたり込んだ】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 17:06:17.44 ID:oZJYVZs0
>>727
・・・(そろそろか)
【幻影には魔力を残してはいたが制御をずっと続けていた訳ではない】
【命令を残して後は放置していたのみ、その残存魔力も尽き絶え、幻影は消えるだろう】
【制御を続けていた状態であれば繋がりを感じられ自分が怪しまれる可能性があったからだ。悪戯一つにも抜かりないことだ】

穏やかではありませんねぇ・・・急に私の顔を見るなり懺悔、ですか
私、そんな惨い事を求めるような人間に見えます?
第一、貴方は何よりも妹さんが大事、なのでしょう?大体、アレはコアさえ無事ならば何時でも復元できる代物だ、気にする必要など何処にもありませんね

まぁどうしても、と言うならば私は人助けが一種の趣味です、何かお困りの事があれば、一つなんでもご相談願いたいですね・・・荒事、戦いは苦手なので勘弁願いますが
【やれやれ、と溜息じみた息を吐きながら、さりげなく懐に手を入れる、仕草の一つのように見せかけて通信機のような物に触れるためだが】
【というにも拘らず声に篭らせる嫌悪感は決して嘘のものでは無い】
【実際は恨み言の一つも吐きたいが、そんな事をするために彼女を探していたわけではない】
【目の前にいる相手を許す気は今の所無い、復元できる物を傷つけられたことでも、だ】

・・・(さて・・・ディオル、ライク。・・・準備は整いました、水の国、の噴水広場へと、来なさい)
【いいたい事を言い終えると、しばし黙っている。その思考を何処かへ飛ばし】
【彼は魔術師であって戦士ではない、故に周りの気配には気付かない】
【もし追っ手が魔術師の類で魔力を持っているなら感知も出来なくは無いのだが】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 17:23:00.61 ID:RLMWF3.0
>>729
「あ……き、消えた!?」
"やはり……あれは幻影だ。何を目論んだものかは知らないが、大した意図は無いのだろう……
(……あの男の姿をしていた事には、どうにも合点がいかんが……
レイドの言葉を聞く限り、横の男はライクと繋がりがある……あるいは……だな)"

【噴水の人影が消滅した事に、驚きの声を上げるアストラに、ダハルは冷静に解説をする】
【その内心、レイアムが何らかの形で一枚噛んでいる事を怪しんだが】
【まさか半分は悪戯心が混じっているなど、考えが及ぶはずもなかった】

――で、でも……!
復元できるから傷ついても構わないって事でも無いでしょう!?
あなたにとって、そんなレベルの『代物』じゃないって事は、幾らあたしにだって分かる……!
――――正常な状態じゃ無かったって言っても、こんな事をしてしまった事実から『逃げる』事は……あたしには出来ない……
≪姉、貴……≫

【パートナーを『使い魔』として、普段そば近くに置いているレイドには分かる】
【口では皮肉を込めながら何でもない事の様に言ってはいるが、実際にはそんな簡単に感情を制御できる事ではないと】
【かつて、森の中でレイアムに会ってすぐ――一人の少女に言われた『今は逃げても構わない』と言う言葉を思い出す】
【いずれ、自分の犯した重篤な過ちには、向き合わなければならないのだ】

い、妹……妹は……ッ
――――そうね。なら、勝手ながら一つ、ライク・ヴェルトゥスに伝言をお願いできるかしら……?
『あたし達は、何もかもが、もう手遅れな段階に足を踏み入れてしまった』ってね……

【守りたかった存在。守り切れなかった存在】
【その名前を聞いた途端、レイドの顔に後悔と絶望の色が浮かぶが、それを踏まえた上でレイアムに『相談』をする】
【未だフルネームで――ファーストネームで呼ぶと言う、親しみを込める様な事はしたくないと言う無意識の選択――ライクを名指ししながら】
【何か、自分の抱いている憎しみとは違う何かを込めながら、取り返しのつかない事をしたと言う様な表情で告げる】

[…………]
<…………>
<…………>
<…………>
<…………!>

≪(――――ハッ!?)≫
"(む…………!?)"

【目を覆いたくなるような、一種の重い空気が場を支配する中で、使い魔たちはようやく、自分たちを複数の視線が追いかけている事に気づく】
【そちらに意識を取られたか、ジェムながら気付いたかもしれない、レイアムの放った一種のテレパシーには、気付けなかった】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 17:38:46.68 ID:oZJYVZs0
>>730
ん?そちらの方、どうしましたか?
噴水の方を向いて・・・もしかして先ほどの妙な雰囲気は噴水で何かあったのでしょうか?
【自分はその妙な人々の反応を追って此処に来た、と示唆している】
【あくまでもあの幻影と自分は無関係だと思わせたいがために】

・・・はぁ、では聞きますが、私がここで貴方を断罪したところで何か得がありますか?
仮に此処で貴方を断罪したとすれば今度は私が貴方の妹さんから恨みを買う羽目になる
先ほども言ったとおり私は戦闘行為が苦手でしてねぇ、以前貴方と対峙した時も内心ビクビクしていたのです
【嘘で塗り固められた言葉の数々、そしてそれを億尾にもださない実力】
【妹がどんな状態であるかを知っている、ほんの僅かだが、以前自分が医者だと言った気がする】
【彼女が藁にも縋る思いで、医者である自分に妹のことを相談させたいのだ、だから所々でさりげなく、妹と言うキーワードを入れる】

・・・?妹は?・・・どうかしましたか?

ふむ・・・別に構わないのですが・・・発言の趣旨が良く解りませんね
まぁそんなこと飛脚となる此方には関係の無いことか。ですが私も此処暫く、ライクとは会っていないものでしてね、何時伝えられるか解りませんよ?
ちなみに伝言とは人助けになるのでしょうか?少し物足りませんね
【妹と言うキーワードが出た、されどすぐに閉ざされかける。逃がす訳にはいかない】
【だから追撃をかける。妹がどうかした?この程度では物足りない、貴方がしたことを重く取っているならば】
【私がしたいという人助け、それをもっと・・・】

・・・?そこの髑髏さんと蛇さんは如何いたしました?
【ようやく本音での疑問だ】
【身の回りをつけられているなど魔術、医学以外の方面ではただの人間に近い男が気付けるはずも無いのだから】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 17:58:03.26 ID:RLMWF3.0
>>731
「う……?
あ、あぁ……変な男が暴れてたみたいだったんだが……悪ぃな、俺も詳しい事はよく分からん」
"(……偶然とは言い難いな……だが、確固たる証拠などないのに食い下がっても仕方がない……)"

【息が上がっていた事、しきりに周囲を気にしていたことで、その幻影がライクの物であったと分からなかったアストラは、困惑気味に返答を返す】
【そのアストラの首に巻き付いた姿勢で、ダハルはどこか白けた表情をしていたが、確固たる証拠などないので、何も言わなかった】

得……!?
――――そりゃ、得なんてないけど……!!
だけど、損得や理屈でどうこうなる話じゃないじゃないッ!!
≪(姉貴……なんて事を……)≫

【レイドは知っている。感情と言うものが如何に抗い難い強力なものであるかを】
【それによって、一度心を壊しかけた事もあったのだ。その恐ろしさが分からないと言うのであれば、それこそ蒙昧無知と非難されるべき事だろう】
【だからこそレイドは叫ぶ。自分を罰したいという感情を、理屈で押さえようとしているレイアムに苛立って】
【――――その心の奥底では、自分を卑下し、断罪されたいと言う自虐の感情が顔を覗かせている事に、レイド自身気づいていなのだが】
【そうして話の流れで、ジェムもなんとなくレイドのした事に気づく】
【錯乱をきたしていたレイドには仕方のない事だったかもしれない。しかし、やはり自分の存在、自分に類する存在の意義について身をもって知っているジェムには】
【レイドを庇いきる事は、出来なかった】

――――妹は、死んだ…………少なくとも、二度とあたしと共に生きて行く事は出来なくなった……!
「くっ…………!」

【端的に、レイドはそう告げる】
【死んだと言う表現は、あまり的確とは言えないものではあるが、共に生きて行く事は出来ないと言うのは、かなり事実に近い表現だ】
【レイドは、その事実を出来るのなら忘れたいと願っているのだろう。常時は思い出さないように、必死に自制を働かせている】
【逃げないという姿勢との矛盾――――そこがレイドのヒューマニズムの限界なのだろう】

時間がかかっても、構わないわ……確実に、伝わりさえすればいい
それに、あたしじゃライク・ヴェルトゥスに直接伝えると言うのは、とてもじゃないけどできない、難しい事……
出来ない事を助けてもらえるなら、これ以上なくありがたい事よ……

【決して、それは物足りない事ではなく、大事なことなのだとレイドは強調する】
【この言葉の真意……レイド以外には、当事者であるアストラにも、ライクにも伝わるかどうかわからない】
【――――レイドは、良くも悪くも、ライクとの因縁に、一定の『諦め』をつけ始めているのだ】
【出来る事なら決着したい。しかしそれはもう不可能になりつつあると――】

"レイド、不味いぞ!!"≪姉貴、後ろッ!!≫
え――――――――

【レイアムへの返答の代わりに、二人の使い魔はレイドに向かって絶叫する】
【だが、その声は虚しいほどに一瞬遅く】

【パシュッ】

うあ――――――――――――――――
「な………………………………!?」

【レイドの胴体を、一筋の閃光が貫いた】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 18:14:48.73 ID:oZJYVZs0
>>732
確かにあの使い魔は大事だが・・・傷つけられ、そこまで憤るほどの物ではない
【憤りが無い訳では無いがこの言葉もまた嘘では無い。言葉の響きでは違いは無い。だが物、と言う表現を用いる】
【あくまで人の骸を基に造った使い魔、人格形成に力をかなり費やした、だが、それでも】
・・・リディフィールは・・・決してあの頃のリディフィールではないのだから
【そう、それを元に擬似的な魂を形作っても、もはや別物、記憶も無い、ただ見た目が同じなだけの】

死んだ・・・少なくとも?・・・意識不明、悪く言えば、植物人間、ですか?
【少なくとも、と言う言葉を聞き、まだ確実に死んでない、と言う風に洞察した、と思わせたい】
【多少の不自然さがあるかもしれない、だがそれははっきりと掴みきれる物ではない筈、だ】

何故、貴方には出来ない、と言う?人生は決して短い物ではない、諦めずに探せば不可能と言えるほどではないでしょうに
それに、貴方は私にしたことを重く取っていただけるのなら、もう少し私の欲を満たさせていただけませんか?私の人助けと言う趣味をね
【ほんの僅か、会話に方向性付けるだけでは無意味】
【目の前にいる人間は妙な方向で固い、ならばもう少し、力強く、色をつけよう、私の友人は、リイロと言う者に謝りに行こうとしている】
【だが入院先を知らない。だからこそ、目の前にいる人の協力は必要不可欠だ】


【瞬間、閃光が貫く物を見て、一気に目を見開く】
【ならない、あってはいけない!先述のとおり彼女の協力は必要不可欠】
【彼女にかかった術を解かせるために動いていたのにここで死なれては元も子もない】

!ディオル!今すぐ此処に転移を!
【叫ぶ、人では無い友の名を】
【現われる、全身漆黒のコート、ズボンに長い髪の、真紅の瞳を持った剣士がその場に転移する】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 18:30:25.15 ID:3QZHhwDO
【海浜公園】

【季節外れの空間、据え付けられたベンチに腰を落ち着ける人影がひとつ―――】


………――――

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで黒と薄い蒼が混ざり合った%オを持つ、その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が、遥か彼方の地平線をぼんやりと眺めていた】
【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】


【うつらうつらと、心地良い潮風に意識を奪われて。重々しく瞼が閉じられていく―――】


…………スー……

【静寂な波音に包まれて―――いつの間にやら穏やかな寝息を立て始めてしまうだろう】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 18:31:43.37 ID:RLMWF3.0
>>733
【レイアムの眼前で撃たれたレイド】
【それは奇しくも、レイドとレイアムが遭遇するきっかけとなった出来事に】
【――命に代えても謝罪したい人物の一人『天ヶ谷 昴』が、命に代えても殺したい人物の一人『カーネル・フェンダンス』によって狙撃された事に、奇妙に酷似していた】
【一触即発の空気の中、第三者の介入によって自体がねじ曲がると言う展開も、大まかにはなぞらえられている】



【ただ一つだけ違う事。それは――――――――無情の光は『一発』などと言う生易しい事を言わなかった事だ】



があっ、はがっ――――――――――――――――…………
「あ…………アァガっ!!」

【パシュッ、パシュッ、パシュッ、パシュッ】
【立て続けに4発の閃光が放たれる】
【それは、1発は再びレイドを貫通。2発はアストラの肩と太ももに着弾し】
【1発は、恐らくレイアムの身体をかすめる軌道を描くだろう】

≪――――姉貴ィィィッ!!≫
"我が主よ不味いぞ!!
すぐにこの場を離れねば!!"
ご……はっ、あぐぅあ……………………

【ジェムの絶叫。ダハルの警告。レイドの苦悶のうめき声】
【悲壮な言霊が、場を赤く塗り潰して行く】
【レイドの左腕の、異形と化した触手が、苦痛をその身でで表す様に、のたうちまわっていた】

[――――――――ヒャッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!
どうだ、レイドよぉ……自分の父親に、首領(ドン)に逆らった罰、その身で受ける事になっただろうが!?]
「て……てめぇ……!」

【近くの木陰から姿を現したのは】
【胸元に、逆三角形の金のプレートに蜂を象ったバッジを留めた】
【白のビジネススーツに身を包んだ、赤の不健康そうな長髪をした痩せ身の男】
【明らかに、今の狙撃はこの男が一枚噛んでいる】

"我が主よ。この男は本丸ではない!!
明らかに、光線の飛んできた方角は違うぞ!"
「てめぇ……何をたくらんでやがる!」
[ヒャハハハ……言われずとも、教えてやるよ!!]

【ダハルの警告通り、男の現われた木陰からでは先ほどの狙撃は行えない】
【誰か、更に隠れているものがいるのだ】
【アストラと出現した男は、レイアムの事を忘れた、あるいは最初から意識していないかの如くにらみ合う】

≪姉貴、姉貴……!!
『ソウルシャイン』!!≫

【ただ一人、ジェムだけが倒れたレイドに何とか治療を施そうとする】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 18:34:29.08 ID:lapYZFw0
【水の国―――海沿いのオープンカフェ=z
【空白の椅子と向かい合わせになりつつ、楽しげとも言い難い様子で】
【小さな声で呟き、情報を反芻しながら、両手いっぱい広げた紙束に視線を巡らせる者ひとり】

………「大量発掘」…「大発見」……「幻の再現」………。
弐か所も重なると確かに変ではあるけど、機関連中との関係は無さそう…詰まんなーい。

【それは、どこか淀んだ青色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、茶色い革靴を履いた、小柄………と言うよりは、幼い少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、時折眼を眠たげに細めている】
【可愛らしいリボンで首部分を留めた、黒の裏地は真紅の薄いマントを装着し、その下は脇の空いた黒い魔女っ子服】
【更に、見えそうで見えない南瓜色のミニスカートを装着し、戴くはダークなとんがり帽子】

……………はぁ。
出会いの価値だけじゃ、記憶に釣り合わないわね……考古学者は、そう見れば幸せなのかしら。

【その眼自体は尚もモノクロームの紙束―――換言すれば、新聞紙に対して真っ直ぐと向けつつも】
【飛び出すのは、深々。底に溜まる様な重たい溜息……半ばが飲み干されたコーヒーは、肌を刺す風に覆われて、最早湯気の一線をも立てず】
【眠りの圧力が瞼を押すこの夜に在っても、尚気だるい雰囲気を周囲に撒き散らしている】

【因みに、新聞の見出しは、古代遺跡発掘≠フモノ】
【パッ、と眼に飛び込んでくるような単語が、存外に多い―――『王陵』然り、『ミイラ』然り、『奇跡』然り】
【そして、不思議な事に―――『砂の国』と『櫻の国』、二つもの国家の名前が、でかでかと躍る……が、気にしなくても良いし、見なくても良い】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 18:39:46.02 ID:zslQ7wSO
>>736
はぁ……いいネタが見つからない…編集長も怒鳴り付けなくってもいいのに
【そこにやってくる一人の女性】

【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女】

【容姿はリンと言う女性に似ているが雰囲気がちがく、眼帯もなく、足もちゃんとある】

とりあえずコーヒーでも飲もうかな…
【そしてカフェで休憩しようと歩いてくる】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 18:43:50.32 ID:oZJYVZs0
>>735
【まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい】
【思考が一瞬その一色で満たされる、だが本当に不味いのはこのまま何もせずにこの女の命が失われる事だ】
【思考を元に戻したのは皮肉にもレイドの異形の腕、これが噂の力、か?と】


そこの主さんとやら!!狙撃と言うのは大抵の場合撃つ人間とサポートする人間がいるものです!
そこの男は恐らくはサポート!何処かで狙撃している人間がいる!
【此処まで焦ったのは一体何年ぶりだ?】
【思考が追いつかない、体も追いつかない、だが落ち着け、考えろ、自分の近くには今呼んだ強力な戦力がいる】
【決して自分の命令を聞く奴では無い、だが利害は一致している。だからあいつは動く、少なくともあいつの動きで時間は稼げるはずだ】

(治療はそこの髑髏がやっている、ならば!)
【レイアムはジェム、レイド、自分を包むように魔術障壁を張る、鮮やかな緑に煌く障壁を】
【一方呼ばれた男は突っ立っている。まぁただ突っ立っているのではなく、狙撃した人間の気配を辿ろうとしているのだが】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 18:44:00.84 ID:RLMWF3.0
>>733
>>735
/すいません、飯落ちです
/ちょっと行ってきます
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 19:07:13.70 ID:lapYZFw0
>>737
/うぎゃぎゃぎゃ、返答を書いていますが、何だかパソコンの調子が不安定、というか悪いです。
/原因究明やら復旧やら夕飯やらで、かーなーり全体的に返答が遅れる&クオリティ劣化しそうな状態。
/此方から投下した手前申し訳ないのですが、出来れば絡みを解消して頂けるでしょうか…本当にごめんなさい。
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 19:16:35.83 ID:zslQ7wSO
>>740
/うにゃ…それなら仕方ないですね
/わかりましたー
/また機会がありましたら
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 19:30:32.01 ID:gfsPrk.o
【風霊統主の城 三階大会議室】

――――さて、時間が来たのじゃ。皆、揃っておるかの?

【会議室に置かれた大円卓、其の上座に座る一つの影があった】
【櫻を象った華美な着物を身に纏う、腰まで届く黒髪と黒曜石のような瞳が特徴的な】
【身長150cm程の童顔気味な面立ちをした東洋風の女性――Justiceがリーダー貴宝院織守であった】

本来はリーダー二人で相手をする予定だったのじゃがな、生憎双葉と連絡がつかなかった。
故に、今回はわらわの組織から補助役として一名同席させるが、その辺りを留意しておいて欲しい

――特に、前置きなければこれから始めるのじゃ
前日からの予定通り今から交渉の場を開くが、双方準備は良いかの?

【確認するような言葉を、今この会議室にいるであろう二人に向けて放ち視線を走らせた】
【言葉通り、何も前置きがなければこれから交渉の場が開かれることになるだろう】

/予約です、申し訳ない
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 19:34:28.64 ID:qnSRo2oo
>>742

皆、ねえ?生憎と今の私に連れも無し護衛も無し
故にこの身一つで揃いとなる訳ですああ寂しい寂しい
冷たい視線でまだ秋なのに凍死してしまいそうですよお

【丁度、織守と机を円卓を挟んで向かい合う位置】
【肘を机に付き、両手の指を絡ませ。その上に、顎を載せている】
【普段浮かべている笑顔、今日ばかりは完全に消え去っていた】

……と、冗談はこれくらい。これでも一応マジになってます
準備は上々、糖分も大量摂取して脳みそは回る様にしてきました
さあて、どうぞどうぞ何時でもねえ………

……始めて、頂きましょうか

【迷彩柄の軍服に黒のラボコート、眼鏡を掛けた女】
【緑髪緑眼、身長は175cm程と高め、線が細いのが離れていても良く分かる】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 19:37:27.89 ID:KCnSdbEo
>>742>>743
【茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、腰まで伸びた防弾仕様・特殊素材のレザーコートに
黒い特殊ジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの青年がスゲー膨れた顔で円卓に肘をつく】
【こっちもなぜかカリナトゥス並みに行儀が悪いのはなぜだろうか…答えは彼の言葉にある】

…うん、補佐の野比信太…準備いいッスよ?
オーケーオーケー…今日のオレは調子いい、なんせ今日はオレの20歳の誕生日ですから

【…とても調子が良さそうには見えないが、とりあえずのやる気は見える…何やらうっぷんを晴らそうと言った感じだ】
【そして、上座ではないもう一つの席を睨みつけながら】

まあ有意義に行こうじゃないか、4年前から予定してたパーティ延期させてまで来てるんだ
注文していた好物のユッケの発注もドタキャンしてケーキも冷蔵庫の中だ
何か得られるものは全部得ていくつもりでいるからなカリナトゥス、出し惜しみはするなよ

…さあ、始めましょう織守さん

【と、釘をさすように右の人差し指を相手に差すと崩していた姿勢を正して織守の方を礼儀正しく見た】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 19:38:25.02 ID:RLMWF3.0
>>738
「サポート!?
……てめぇ、いい加減にしねぇと…………!」
[ハッ、そうやってがっつかなくても見せてやんよ……きっと気に入るぜぇ?]

【レイアムの言葉を受け、再び周囲をぐるりと見回しながらアストラは吼える】
【だが、まるでそういった一連の動きそのものが愉快とでも言いたげに、現われた男はいやらしい笑みを浮かべる】

[正確に言えば、俺はサポートなんかなんもしてないが、大したことじゃねぇか
なんだか、まぁたややこしい外野が多いようだが、ま……構いやしねぇだろ?――――出てこいや!!]

【スーツの男が、その場で怒号を飛ばす】
【その瞬間、近くの木から、数名の人影が飛び降りてきた】

<…………><…………><…………><…………>

【降りてきたのは、黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの4人の少女】
【少女達の額には、それぞれγ、θ、κ、οという文字が刻まれており】
【γの少女はライトグリーンの、θの少女は青色の、κの少女は灰色の、οの少女は蒼黒のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

"な…………我が主よ………………!"
「嘘だろ…………おい、そんなの嘘だろ…………?」
[ヒャハハハハハハ!! どうだ、最高に面白れぇモノだろうが!?]

【その少女たちの姿を認めた途端、アストラとダハルは絶句する】
【目元のバイザー、髪の色、機械的な所作、仮面の如き無表情――――様々な相違はそこにはあったものの】
【髪型、顔の作り、体格――――全ては機械で計ったように均一で】
【その全員がアストラとレイドの妹――――リイロ=M=ヴェイスと瓜二つだった】

"――――っく、我が主よ『同化』だ!!"
「嘘だろ……嘘だろ、おい…………」

【多数の敵に包囲された】
【それに気づいたダハルは、呆然自失のアストラに構わず、無理やり『同化』する】

【肩口と腰の辺りからは、それぞれ対になった、先端に大きな鉤爪がついた「鉤爪触手」が】
【そして肩甲骨の辺りからは、巨大な蛇の頭をそのまま植え付けたような、一対の「蛇頭触手」が】】
【ずるずると「生える」様に突き出された】

[…………クレヤヴォーヤンスジュエル、分析しろや!]
<レイド=E=ヴェイスの生存予測確率、19.78%。このまま放置すれば、致命傷に至ると思われる……>

【スーツの男の命令に従い、γの少女が報告をする】
【感情と言うものの感じられない、機械的な口調だったが、やはりその声も、リイロ=M=ヴェイスのそれと同じものだった】

/ただ今戻りましたー
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 19:43:26.52 ID:gfsPrk.o
>>743>>744

――――うむ、問題なさそうじゃな。
では今よりJustice代表陣とカリナトゥスによる交渉を始めるのじゃ。

【織守は感情を余り乗せない、事務的な口調で言葉を告げていく】
【以前交渉した際の失敗、感情的になり我を失った経験がそうさせているのか、織守の表情は冷静な其れであった】

まずは確認から移らせてもらおうかの。
カリナトゥスよ、お主が当組織に向ける要求は何であったか?
そして、御主の持つ手札、交渉材料に付いて改めて教えてもらいたい。よいか?

【カリナトゥスと視線を合わせるようにしつつも、其の質問を訊いた】
【直接カリナトゥスの口から聞いていないということも有るが、何より会議の進行上で必要であるという要素が大きい】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 19:47:39.50 ID:vkhsmkAO
【公園】

甘いのもなかなかに良いもんだねえ…
それも無償ってんだから、ハロウィンも悪くはない。
【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく。気品と優美さを兼ね備えながらも、傲然たる凶暴性を秘めた射抜くような目つきを有する女性がベンチに腰掛ける】
【その傍らにはクッキーやら飴玉やらチョコレートやら、様々な甘いお菓子を積み上げて片手に欠けたチョコレートの板を持っていた】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 19:50:14.15 ID:/2TdzjIo
【とある草原の木陰】

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳を持つ青年。】
【白いYシャツに黒色のズボンを着用し、左手首にはオレンジ色の包帯を巻いて】
【左足には、蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】

……────ハロウィン、か。

お菓子、忘れてた…………。

【木に身体を預け、ぐたーっと空を見上げている】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 19:51:20.14 ID:oZJYVZs0
>>745
【全身、黒い男、レイアムが呼んだ男が狙撃したと思しき彼女らを目にした途端】
【身の回りに黒い闇の魔力を迸らせ、血のような色をした剣、新月の夜空のような色をした剣を抜き】
【元より戦好き、敵と判断し、襲える物ならばすぐ襲う。彼にリイロとの面識など欠片も無い。だからこそ、この相手はこの男の方が適任だ】

「・・・小賢しい・・・散れ」
【その言葉に込められた意味は侮蔑、狙撃のような手を使わねば敵を襲う事も出来ないのか、人では無い身から来る嘲笑】
【いや、彼は思う、狙撃と言う手を使って尚一撃でしとめられぬとはな、と】
【散れ、その言葉に二つの意味、一つは敵が死ぬ事を望む意思、一つは己の魔力を武器として辺りに散らす事】


750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 19:51:26.17 ID:qnSRo2oo
>>744>>746

………さあて、いきなり本題ですねえ
いやいや、効率的で能率的でとてもよろしいよろしい
然しながら少々落ちつきなさいな織守ちゃん。焦りは禁物
あんまりカリカリしてると、私の言葉を聞き逃しかねませんよ?

それからそっちの………えーと眼鏡かけてないけど眼鏡
別にパーティーに行ってくれても良かったかも知れませんよ?
私は、言葉に命賭けて此処に来てる。誕生パーティー如きに未練を残すくらいなら……
……別に、此処に無理に居る必要もないんじゃあ無いかと思いますが

【両者の雰囲気の差異を見ながら、平時の通り独特のテンポの口調】
【右手を懐に入れて、ガサガサと書類を取りだす】
【わしづかみにされたかの様な皺だらけの書類、それを円卓の上で、織守の方へ滑らせた】

………まずは、私の手札をオープンさせて貰いましょ
この間、ブレイザーシティに潜り込んで頂いて来た書類です
一通り目を通して頂けますかねえ?

……要求は、また後で

【皺を伸ばしてもまだ痕が残っている書類、その内容は】
【住民の年齢に対する人口分布やその推移】
【或いは、都市住民の収入の変化】
【また或いは機関の兵員の配置などの指示を書いた物だ】

【自分の要求は、敢えて後に回す】
【最重要なカードは、最後の最後まで温存するつもりらしい】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 19:57:17.70 ID:oZJYVZs0
>>745
【全身、黒い男、レイアムが呼んだ男が狙撃したと思しき彼女らを目にした途端】
【身の回りに黒い闇の魔力を迸らせ、血のような色をした剣、新月の夜空のような色をした剣を抜き】
【元より戦好き、敵と判断し、襲える物ならばすぐ襲う。彼にリイロとの面識など欠片も無い。だからこそ、この相手はこの男の方が適任だ】

「・・・小賢しい・・・散れ」
【その言葉に込められた意味は侮蔑、狙撃のような手を使わねば敵を襲う事も出来ないのか、人では無い身から来る嘲笑】
【いや、彼は思う、狙撃と言う手を使って尚一撃で仕留められぬとはな、と】
【散れ、その言葉に二つの意味、一つは敵が死ぬ事を望む意思、一つは己の魔力を武器として辺りに散らす事】
【狙う、四人に対しそれぞれ一つの闇の刃が駆ける】

・・・一種の術、か!ここで死なれては困る・・・!これで貸し二つにしておきましょう!
【一つは以前出遭った際の件、やはり伝言程度では満たされないか】
【二つはこの件、だがこの件は果たされるか解らない、だから術の複数制御を行う】

【次だ、次の瞬間には自分も治癒に向かえる・・・!この障壁は壊されてはいけない】
【壊されないためにも同時に制御するにしたって今のうちに障壁に魔力を多く篭めなければならない】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:04:22.73 ID:KCnSdbEo
>>746>>750

(…流石は織守さん、以前の失敗を生かし冷静沈着に進行している…彼女の方がオレよりも伸び盛りなんだよな
すっかりリーダーとしての風格を身にまとっている)

【と、内心思うが特に顔にも出さずノビタはちらりとカリナトゥスを見る】
【まずは相手の『兵力』と言う名の情報力をどの程度持っているかを見極める】
【無論、言葉の中に含まれる嘘も含めて、の観察、判断を行う…相手が相手だ、平気でウソをつく事もあり得ると考えている】

…そうもいくかよ、その言葉でこの世界が左右されるようなもんだろうが、オレはこの世界と織守さんには
命より重い大恩がある、その当の本人をこの世で最もデカイ不安材料のおまえとふたりきりにするくらいだったら死んだ方がましだ
(…とはいえ、ここで事情を言うわけにはいかねーが、個人的には誕生日パーティ『ごとき』って言葉は撤回させてぇな…これがオレの悲願な訳だし)

【しかし今は関係ない、そんなことよりもこの女が何をしでかすかを間近で見張っておかなくてはならないのが事実】
【彼は戦場に臨むように見る、チラリとだけ見かけたが…今のは住民の情報と収入、そして何か複数の人数を動かす図のような…紙?】

(…なんだろうな、今のは…兵員の配置とか作戦指令みたいなのを書き記した図のようにも見えたが)

…織守さん、オレにも見せてください…さて、カリナトゥス…次にお前の要求を聞こうか

【ここで何を吹っ掛けてくるか?それで全ての自分側のカードがそろう…彼は満を持して質問する】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 20:08:12.03 ID:RLMWF3.0
>>749
<……現状フレンド5、エネミー2、アナザー2。内アナザー1に敵対意志を、アナザー1にエネミーへの支援行動を確認>
[ハッ、面白れぇ……そうじゃなきゃな…………!
どうやらライク何とかと繋がりがある様だしなぁ……!]

【γの少女――クレヤヴォーヤンスジュエルと呼ばれた少女が、突如現れた男の発言を拾う】
【それを聞いたスーツの男はニヤリと――殺意を滲ませる笑顔を見せる】

[クレヤヴォーヤンスジュエル! そのまま周囲の情報を収集! 逐一報告しろ!
フリージングブレイダー! 戦闘態勢を維持! 敵の近接に対応しろ!
アブノーマルデイライト! お前は首領の子供たちから目を離すな! 特にレイドはチャンスがあれば確実に追撃しろ!
ラ・グランドクロス! あの糞忌々しい障壁をマイクロミサイルで攻撃! アブノーマルデイライトの追撃のための『穴』を作れ!]
<<<<――任務、受領完了…………>>>>

【スーツの男は、手早く少女たち全員に指示を送り、少女たちは感情を感じさせない声で、それに答え、行動を開始する】

<マイクロミサイル、一斉発射……>

【ラ・グランドクロスと呼ばれたοの少女は、背中を展開。そこから人の指先程度の太さのミサイルを発射する】
【ミサイルは障壁に阻まれ小さな爆発を繰り返す。そのまま障壁を消耗させようと言う狙いだ】
【フリージングブレイダーと呼ばれたθの少女は、背中を展開し、中から剣を取り出す】
【周囲の空気を急激に冷やし、常に霜を発生させる――――言うまでもなく、超低温の刃を持った剣だ】
【そして、最後に残ったアブノーマルデイライトと呼ばれたκの少女は、左手をレイド達へと向ける】
【先ほどの閃光も、この少女が放ったものだろう】

"答えろ! 大旦那の手下よ! ……この者達は何者だ!?"
[ハッ、見たまんまじゃねぇか! それ以上の説明が必要かぁ!?]

【アストラと同化したダハルが、スーツの男に食ってかかる】
【しかし、スーツの男は我関せずと言った態度であしらいながら、わずかに身構える】

[……おめぇら二人に言っとくぜ。首領の命令遂行の、レイド=E=ヴェイスの抹殺の邪魔をするんじゃねぇ……]

【スーツの男は、レイアム達に初めて言葉を投げかける】
【だが、極めて形式的なものである事は一目瞭然。この男はむしろその状況になる事を望んでいるのだ。表情にそれが如実に表れている】

――――ぐ、がはっ…………うごっ、う…………
≪姉貴死なないで! こんな所で死なないで下さいよ!
エルメアさんに助けられた命が……こんな形で終わるなんて…………ッ!!≫

【結界の中では、倒れたレイドにひたすらジェムが治療の光と必死の言葉を投げかける】
【だが、8割殺害に成功したと言うγの少女の言葉通り、レイドの身体は非常に危険な状態にある事は誰の目にも明らかだ】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 20:08:53.76 ID:gfsPrk.o
>>750

わらわは落ち着いておるよ。
じゃからこそ、無駄な言葉と工程は省いていきたいのじゃ。
それに、聞き逃さんための補助役じゃ。心配は無用と思っていただきたい

【飽く迄も強気だ。内心ではカリナトゥスと下手に余計な言葉を交わすことへの警戒もあるが】
【其れをなるべく表情や声色に出さないようにしながら、あくまで事務的に場を進めていこうとしている】

ふむ……――――。

【織守は、書類を受け取ると目を通し】
【内容をじっくりと確認していき……】

成程、御主の交渉材料は判ったのじゃ。
じゃがな、これだけで信用しろという話は余りにも虫が良すぎるというもの。

この情報が確かであるという証拠を提示していただきたい。
情報など幾らでも改変出来るものじゃし、日々流動し変化するものじゃ。

其れを理解しておらんお主ではなかろうからな……納得させるに足る用意は、しておるのじゃろう?
お主を受け入れることはこちらにとって大きな損害にもなる。其れに見合うものでない限りは首を縦に振ることは出来ぬぞ。

【書類を円卓に置き、指でトントンと叩きながら告げる】
【現時点で自身が優位に立っているという自覚があるのだろう。殊更其れを強調するようにして語ってゆき】

>>752

――うむ、今渡すのじゃ。

(……頼むぞ、ノビタよ)

【織守は自身の言葉を吐き終えると、書類をノビタにも回す】
【織守はこの場に於いて殆ど進行の役割を果たす事になる】

【交渉の場においてカリナトゥスの矛盾点などをつき】
【優位に進めるための主だった語りはノビタの役割となるだろう】
【冷静で機械的な態度はその為でもあるのか――何にせよ、ノビタがこの場に於いて重要な役割を担っていることに間違いはない】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 20:14:54.57 ID:RLMWF3.0
>>753修正
>>751
<……現状フレンド5、エネミー2、アナザー2。アナザー2は敵対行動を確認>
[ハッ、面白れぇ……そうじゃなきゃな…………!
どうやらライク何とかと繋がりがある様だしなぁ……!]

【γの少女――クレヤヴォーヤンスジュエルと呼ばれた少女が、突如現れた男の発言を拾う】
【それを聞いたスーツの男はニヤリと――殺意を滲ませる笑顔を見せる】
【迫る刃に、4人の少女はそれぞれに回避を行う。命令がなければ動けないと言う訳ではなさそうである】

[クレヤヴォーヤンスジュエル! そのまま周囲の情報を収集! 逐一報告しろ!
フリージングブレイダー! あの黒い男を攻撃だ! 他に弾を流させるんじゃねぇぞ!
アブノーマルデイライト! お前は首領の子供たちから目を離すな! 特にレイドはチャンスがあれば確実に追撃しろ!
ラ・グランドクロス! あの糞忌々しい障壁をマイクロミサイルで攻撃! アブノーマルデイライトの追撃のための『穴』を作れ!]
<<<<――任務、受領完了…………>>>>

【スーツの男は、手早く少女たち全員に指示を送り、少女たちは感情を感じさせない声で、それに答え、行動を開始する】

<マイクロミサイル、一斉発射……>

【ラ・グランドクロスと呼ばれたοの少女は、背中を展開。そこから人の指先程度の太さのミサイルを発射する】
【ミサイルは障壁に阻まれ小さな爆発を繰り返す。そのまま障壁を消耗させようと言う狙いだ】
【フリージングブレイダーと呼ばれたθの少女は、背中を展開し、中から剣を取り出す】
【周囲の空気を急激に冷やし、常に霜を発生させる――――言うまでもなく、超低温の刃を持った剣だ】
【それを右手に構え、全身黒の男に飛びかかる。だが、その姿勢は左腕を突き出した格好だ】
【そして、最後に残ったアブノーマルデイライトと呼ばれたκの少女は、左手をレイド達へと向ける】
【先ほどの閃光も、この少女が放ったものだろう】
【そして、γの少女は、κの少女の後ろに下がる。恐らく、先ほどの射撃も、このγの少女がサポートを行ったのだろう】

"答えろ! 大旦那の手下よ! ……この者達は何者だ!?"
[ハッ、見たまんまじゃねぇか! それ以上の説明が必要かぁ!?]

【アストラと同化したダハルが、スーツの男に食ってかかる】
【しかし、スーツの男は我関せずと言った態度であしらいながら、わずかに身構える】

[……おめぇら二人に言っとくぜ。首領の命令遂行の、レイド=E=ヴェイスの抹殺の邪魔をするんじゃねぇ……]

【スーツの男は、レイアム達に初めて言葉を投げかける】
【だが、極めて形式的なものである事は一目瞭然。この男はむしろその状況になる事を望んでいるのだ。表情にそれが如実に表れている】

――――ぐ、がはっ…………うごっ、う…………
≪姉貴死なないで! こんな所で死なないで下さいよ!
エルメアさんに助けられた命が……こんな形で終わるなんて…………ッ!!≫

【結界の中では、倒れたレイドにひたすらジェムが治療の光と必死の言葉を投げかける】
【だが、8割殺害に成功したと言うγの少女の言葉通り、レイドの身体は非常に危険な状態にある事は誰の目にも明らかだ】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:16:13.66 ID:qnSRo2oo
>>752>>754
【書類の内容】

【人口分布の書類】
【人口は、占領直後は幾らかの減少を見せたものの、日を重ねるごとに順当に増えている】
【増加率が最も高いのは、十代前半までの所謂「子供」。その次は、二十〜四十代までの女性、所謂「母親」】
【逆に増加率が最も低いのは二十〜四十代までの男性】
【老人は、増加率は其処まで低くもない。だが、占領直後の減少率が異常に高い】

【収入平均】
【占領当初は、街の区画別に収入のバラ付きが見られた。第二次産業と第三次産業、収入に差が大きかったらしい】
【だが、機関によって周辺の街が破壊され、兵器が大量に必要とされている今は】
【建築の需要は高まり電気・ガスの消費は拡大し、第二次産業における収入が増加している】
【結果、全体の収入の平均は増加。地区別の差異は現象している】

【人員配備】
【有事の際の市内への人員配備、地下水路の封鎖の手順等】
【見る物が見れば、完全に外敵を市庁舎に近づけさせない事を目的とした配置と窺い知れる】
【運用可能兵器と、部隊数に付いての記述も有る】

【『AGM搭載戦闘機:2』】
【『武装歩兵小隊:10小隊』】
【『第四世代G・F:20』】
【『レイント製人型戦車:3』】
【『二足歩行式爆弾人形(ローコストモデル)』:数体】

【軍事に関する事だけではなく、それに係わる住民の生活にまで目を向けた内容】
【その何れも】

……証拠?有りませんよ
私がオトリになって機関員を引き付けて、ミーナ・ヴィリクが直接執務室から盗み出した
それ以外に、明確な証拠なんざなーんにも無い

まあ、信じないなら別に良いですが?無駄死にが増えますよ
それも、予想してるのと幾つか桁が違うレベルで死にます。此処、おわかり?

【これが真実だ、という証拠は無い】
【どんな証拠だろうが、その証拠が真実である証拠を要求出来る】
【だからこそ、最初から証拠など、一つしか用意していないのだ】
【治療対象として名前を挙げていた少女、それが「直接」盗み出したという点】
【これに関しては完全な事実。何処まで突っ込まれてもボロなど出す筈が無い】

………さて、まずはその情報をよーくみて理解してくださいな
あちらが、何をやりたいか……うっすらと見えて来る筈ですからねえ

【そして、自分の要求はまだまだ伏せる】
【口を閉ざして居られる間は、自分のペースで話を進める】
【大きな札はまだ有る。席を立たれる恐れは無いのだから】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:21:22.60 ID:DXH0GnUo
>>706
え、ええぇ…そんなこと言われましても…

…あ!
でもでも、お菓子を生成する能力を持った方と会ったことが有るのでもしかしたら龍にもいるかもしれません!
私も夢や希望を吐ける龍になってみたいですね〜

【あまりに理不尽な言い方をされて答えかねてほわほわな絵空事を語る】
【夢や希望を吐いたら自分の分が無くなるのではないかと真剣に悩んでみたり】
【…そもそもそれは龍と言えるのか】
【※ちなみにこの子に畏怖しない方が正常です】

合わせる…?
う〜ん…いまいち、意味が…。
難しいことはさっぱり分からないですね!

【ミーナはアホの子です(大事なことなので2回目を言いました)】

ふむふむ
こっちはぼんやりとですが、わかりました!
要は何か音の振動を起こせばいいのですね?
頑張ってみます!
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 20:30:01.38 ID:oZJYVZs0
>>755
髑髏さん!交代しなさい!障壁の方は後は魔力を流すだけで誰にでも効果を持続、強化させるようにしてあります!
【交代しろ、と言う事は、自身は治癒に回る気か】
【魔術師としての自信はある。自分は数え切れない時間を魔術の研鑽に注いだのだ】
【だから、交代に頷けば、森のような強い命を思わせる緑色の光でレイドの治癒を試みる】
【障壁は簡単に破れる物ではない、例えジェムが多少放置してても、ただ、確実性が、百パーセントに近づけたい】
【せめて、せめて、何とか近い内に傷が悪化しない程度、命に関わりの無い程度に治癒する事が出来たのなら・・・!】

【一方ディオルと呼ばれた黒い男は自身に突き出された剣を】
【剣を下から振り上げてその向けられた剣を弾く】
【あくまで防ぐ、攻撃行動は取らない、何分数が多い、ならば強力な範囲魔術を発動させようと】
【呪詛を唱える、古くから伝わる闇の魔術の詠唱を】
【少なくとも、どのくらいかは解らないが攻撃行動は取れまい】

【状況は客観的に見て不味い。アストラは攻撃行動を取らない】
【攻撃をする敵は四人、大して此方は護りに護ったのが一人、此方から攻撃できるのは一人】
【いや、あと一人いる。先ほどレイアムに呼ばれたこの場にいるレイドとアストラが憎むべき男が近くに】
【これだけの騒ぎで気付かないはずが無い、近くにいれば。だが・・・陰で止められている、レイアムに。その場に姿を現せば】
【レイアム共々疑われ、リイロに謝りに行く事叶わんと】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:38:21.10 ID:GfTD03Ao
>>757

そうね…。龍だって地上で暮らす生き物。あまり理不尽なこt…――

【「お菓子を生成する能力」】

なんですって…!?

【「本当にいるのね…」、と自分で言い出したにも関わらず、口に手をあて、分かりやすく驚愕している。やはり冗談だったのだろう】


そう。貴女には音、つまりは声を出してほしいの。

難しいことは考えなくていいわ。それはこっちで全部やるから。
私の準備が整ったら、貴女は檻を壊すことだけを考えて、真上に向かって思いっきり――、

――全力で吼えればいい。

やる時の声は、言いやすいヤツで「だっ!」でも「はっ!」でも「やっ!」でも何でもいいけど、1音にしてね。
「だあああああああああああ!」みたいに伸ばすと、限界にまで増幅された振動が檻の中で乱反射して、貴女自身が爆発して死ぬから。

【つまりは、自身の音波操作の中でも、声の音波振動を最大にまで増幅させ、放つ大技。その名も『超震声爆発(スーパーノヴァ)』】
【それに似たものをミーナにやってもらおうというわけ】

【条件は2つ】
【1つ、鉄格子ではなく、檻の天上部分、その分厚い鉄鋼に向かって、真上に向かって叫ぶこと】
【1つ、語尾は伸ばさず、1音だけに全力を込めること】

いい? 真上に向かって、1音よ。

【幼い子供に教えるように、決まり事を繰り返す。「とりあえず、やってみよう」と試みてはみるが、実は、わりと危険なことをしようとしている】
【下手をすればミーナは、というより、その至近距離にいるアルトや裏路地の一角ごと、まとめて木端微塵に吹き飛ばしてしまうかもしれない】

…ところで、それはどうするの?

【アルトが、その細くて白い指で指した“それ”とは、檻の中に転がっている、ミーナがまだ眠っていた時に抱えていた『斑点模様の入ったボールの様な何か』】

これから檻を破壊できる程度の一撃を放つつもりだけど、それは大丈夫かしら?

【謎の物体。今までスルーしてきたけれど、流石にこれからのことを考えると、壊れちゃいました☆、で済まなかったら、いろいろ困る】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:38:23.43 ID:KCnSdbEo
>>754>>756

…確かに

(…年齢、人口分布、収入に、やはり機関員の配置関係…書類によると普通に子供も女もいる…母親がいて子供も一人でも二人でも生まれるからな
…人質には十分すぎてはいる、が…男の数が少ないな、そして…『老人の減少率が異常に高い』…?どういう事だ?
なるほど、だが、これを見ただけで相手が全部差し出してきたとは到底思えない…この交渉の最初の段階から大嘘をついている可能性は極めて少ないが…)

【次に、収入】

(…サービス産業よりも工業が発達してるのは火の国の特徴プラス…軍事力を上げるためだろうな、やっぱり
農業とサービス産業の増減は特に目立った物はない…か?)

【あまり関係のない事かも知れないがとりあえず第一次、第三次の産業の方にも目をやってから】
【続いて人員配備の欄に目をやる】

(水路の封鎖の手順は…相手側の退路じゃなくて敵の侵入を防ぐ方向に重点を置いている、ここに誘い込む作戦を練っている感じには見えない
なんというか…『ここに来てほしくない』って感じの受け身の配備と言った方がいいかな
運用可能なのは歩兵10小隊…『アイツら』より多いか?戦闘機が2に人型戦車3、そして爆弾人形のプロトタイプっぽいのもいくらか…自爆しにくるってか?)

…だいたいわかった

【いつも自分の口から口癖のように飛び出すこの言葉、相手の情報はこれが全て、か】
【気になるのは桁が違うレベルで人死にと言う点と…持ってきたのがミーナ・ヴィリクと言う点】

(ミーナがこいつとグルになっている可能性…はコイツがこれを持ってきた時点でこの場面ではいらない情報だな
オレから質問…?いや、質問の中に一つ織守さんの冷静さを欠く可能性が少しでもある答えが帰って来るとカンだが思う、まず織守さんの質問から行ってもらおう)

…ミーナ・ヴィリクって言うのにはオレはあった事がないな、治療対象って事は聞いてるけど
…質問はまず織守さんから、そして個人的にオレからさせてもらう、が…

【織守の方に小声と手ぶりで意思疎通を送りこちらの個人的な意見を相手に送る】

(…織守さん、個人的な感想ですが…なんというかこの受け身の配置、それに第二次産業の収入が増加してるって事は
軍事力を上げてこの支庁舎に近づけたくない心理が見られます)
【と、意思疎通を送りまずは援護する】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:40:50.01 ID:KCnSdbEo
/PS
/飯で少し返事遅れます、長文気味でもう遅れてるけど…
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 20:42:31.38 ID:UiNX5IAO
>>748

【キラッ☆ ……と、青年が眺める先の夜空に一筋の流星が煌めき――】
【――その数瞬後、ひょうんと樹上になんかが墜ちてきた】

【がさっ!……がさがさ、枝や木の葉の擦れる音が小さく大きく喧しく鳴り響く】
【続いて、小雨の如く舞い散る木の葉と共に出てきたのは】

――ィッたたぁ……!
あ!なにこれ視界が真っ赤っか……!?

【……真っ赤な血液に塗れた少女の顔ッ――!】

【心なしか血の涙を流しているように見えるだろうその少女、枝にぶら下がっているのか全体的に逆さまで】
【鮮烈な赤の隙間から覗く爛々とした深緑の瞳は猫の如く、肩ほどの長さの栗色の髪の毛は重力に従い滝の如く――あれ?】

/未だいらっしゃいますか?
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 20:44:22.89 ID:gfsPrk.o
>>756

……ふむ。

(ミーナ・ヴィリクが?……この口振りからするにホラでは無いな)
(恐らく此れは真実。本人に聴けば裏も取れる事じゃろう……。ならば、この方向で攻める事は難しいかの?)

【カリナトゥスの言葉を数秒、吟味し思考を巡らせる】
【ミーナに盗ませた。この事実が非常に痛い】
【ミーナがこの行動を取っていなかったならば……と、軽く奥歯を噛み締めながら想う】
【その存在が、次々に織守に対して不利を招き道を閉ざして行っているのだから。】
【――しかし、余計な感情はすぐに頭の隅に追いやり。思考を会議の場に戻した】

書類を見た限りでは、街の拠点、要塞化を狙っているように見えるがの。
此処を基点とした周囲への侵略が目的か、または軍備の拡張を目指したものか。

何にせよ、放置出来ぬ要素であることは確かじゃな。
此れが真実であるならば、わらわ達も出来るだけ早く手を打つ必要がある。……じゃがの。

【一拍の前置き。そして言葉を紡ぎ始める】

――足りぬよ。
お主を受け入れるということが如何なる事か、理解できておらん訳ではあるまい。
カリナトゥス、御主の悪名は地の果てまで轟くものじゃ。
端ほどしか知らぬわらわでも、御主の行ってきた残虐行為は決して許すことが出来るものではない。

其のお主が、純粋に正義の根城に住まおうなどと現時点では信じるに足りん。
それに、Justiceがお主を受け入れたと訊いた世間はどう思うか。……わらわは好き好んで毒腑を含もうとは思わん。

そしてもう一つ。身を寄せるならば他にもあっただろう。
六王教団ならば兎も角、今のJusticeが機関の本格攻勢に耐えうる規模の力を持っておると考えているのかや?

……つまりはな、御主の腹の中が読めん。
そのような者を此れだけの代償や不確定要素を引き連れて受け入れられるほど、Justiceに余裕は無いのじゃ。

【交渉材料が真実である、と仮定した上でも更に信用に値する要素を提示せよと迫る】
【漆黒の瞳は未だ揺ぎ無く、会議の場の進行を粛々と進めて行っていた】

>>760

(――成程、其処が重要施設である可能性があるか)
(裏でどのような策略を練っておるか……不気味なものじゃな)

【意思疎通は受け取る。しかし、それを言葉にすることはない】
【ただ自分は質問を重ね、少しでも有利な条件を引き出そうと進行させる】
【其の間隙を突くのが、ノビタの重要な役割ともなろう。未熟な織守をどうフォローしていけるか、それに交渉の成否がかかっているかもしれない】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 20:46:16.41 ID:RLMWF3.0
>>758
≪レイアム、さん……!?
――姉貴を、姉貴をどうか、頼みます……!≫

【示された提案に、一瞬迷うそぶりを見せたものの、ジェムは割合素直に役目の交代を承諾する】
【レイドとレイアムの間に何があったか。おぼろげには理解した】
【それでもなお、レイドを救いたいと言ってくれたレイアムに、ジェムは自分の主を預ける気になったのだ】

<剣撃失敗。近接射撃>

【弾かれた勢いのまま、大きく身体を振るθの少女】
【何しろ体格の差が大きすぎる。まともに力でぶつかって敵うものではない】
【だが、それを逆に利用し、身体を回転させると、左手首を男に向ける】
【そこに嵌められている腕時計の、文字盤とは反対側のベルトに、3本の小さな矢が仕込んである。それを1発放った】
【威力は精々突き立つ程度。先ほどの射撃の如く貫通する様な威力は無い】
【それでも、敵の動きを制する牽制には十分だし、目や首筋など、当たり所によってはこれでも致命傷を与える事は出来る】

<障壁が強固です。突破には時間がかかります>
[チッ……アブノーマルデイライト、お前も障壁に射撃だ! 一刻も早く穴をあけて、モグラを引きずりだせ!]
<了解……光線射撃、開始>

【γの報告を受け、わずか不機嫌そうに、スーツの男はκにも障壁の破壊を命じる】
【それを受け、κは左手の指先を真っすぐ障壁へと向ける】
【κの左手の指先はレンズになっており、そこから先ほどの光線が放たれたのだ】
【それが、ミサイルの爆発音に混じり、パシュッ、パシュッと発射される】
【ミサイルの爆風と閃光によって、障壁の表面が揺らぐ】

<――――X線センサーに反応、近辺に更にアナザー1確認>
[……チッ、客が多いのは構わねぇが、ちと多すぎだぜ……]

【その時、γの少女が、隠れている存在に気づき、スーツの男に報告する】
【今までの働きを鑑みるに、γは情報収集などの能力に特化しているのだろう】
【スーツの男はあからさまに不機嫌そうな表情を浮かべ、懐から無線機の様なものを取り出す】

[――俺だ! そっちの任務の進捗状況は!? ……成功か。分かった!
こっちは予想以上の妨害が入ってる! 援護が期待できないなら、適宜撤退するぜ!]

【仲間に連絡を入れている。状況が芳しくない事を受けて、スーツの男は焦り始めていた】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:54:39.48 ID:qnSRo2oo
>>760>>763
【第一次産業、第三次産業は、第二次産業の発展と共に「相対的に」衰退している】
【然し絶対評価で見れば、決して極端に減っている訳では無い】
【元々が都市部、第一次産業は大した数字は無かった。少々減った所で変化は少ないのだろう】

ミーナ・ヴィリク。簡単に言えば………龍です
ただし、この世界にはどーにもなじめないようで……戦力的には中の下?
少なくとも、強いとは言えないが………ただ、あの子には他には無い長所が有った

一つ、飛べる事。私は、これが出来ない。だから、あの子に協力して貰うしかなかった
二つ、あの子は小柄。私はひょろ長い、物影に隠れるのに不便だ
三つ、予想外に頑丈。皮膚から、既に人間と作りが違うんです

まあ……そんな感じの子ですよ
彼女の事に関しては、こんな感じの説明で良いですかね探偵さん?
いやー、記憶の隅からようやく引きずり出して来ました
そして…………

【ずれた眼鏡を押し上げて、にこり】
【此処まで張りつめていた表情を、緩く崩した】

織守ちゃん。私が殺した人間の名前を、明確に一人でも挙げられますか?
私が直接殺害した人間を、どれ程に挙げられますか?
………おそらく、無理です。私が殺害したのは……一般人ばかり
『能力者』は、殺せるチャンスが有っても殺さないで来たんです
例えそれが………スパイであろうと、ね

で、貴女の質問に答えるなら
六王教団の戦力は……残念ながら、低いと言わざるを得ない
一般人に武装させて訓練しても、能力者にはやはり及ばない
所在も勝利王神殿、防衛にはとてもとても向かない立地条件だ
翻って此方は、森と湖が城壁と堀になる。軍勢を動かすにゃあ不便
こういうのも何ですが……身を寄せるのに“都合が良い”んです

それと、一つ質問を。織守ちゃんだけじゃあなく、其方の探偵さんにもね

【舌先三寸、思考と並行して口を動かし、出まかせを並べていく】
【間接的な殺害人数なら、実験の為に殺した人数なら、三桁は行くのだろう】
【然し、テレビに映った時。或いは街中で発見された時、カリナトゥスは殆ど殺人を犯していない】
【哲学者の卵≠ニ殺害、どちらがより悪行の度合いが高いか。そればかりは、個人の主観だろうが】
【そして、唐突に。逆に、質問を投げかけるのは】


貴方達とその周囲の能力者、10m程度の城壁をどうやって越えます?


【何とも、無関係にも聞こえるかも知れない質問だった】
【次のカードを出す為の下準備、既に始めている】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:56:34.59 ID:qnSRo2oo
>>765
/訂正前の文章投下してしまった、下の方を訂正
/殆ど殺人を犯していない→「直接の」殺人を殆ど犯して居ない
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 21:02:25.77 ID:DXH0GnUo
>>759
世界は広いですからね…
探せばいろんな面白い能力はあるとおもうのです

【自分にも言い聞かせるようにうんうんと頷いた】

了解です!
元気が取り柄なので、大声なんか朝飯前です!

───って、これですか?
これはですね、幻想種というかなり上位種の龍の卵なのです
辺り一帯を滅ぼすような強大な魔法でもない限り大丈夫ですよ

【卵を持ちぐっと自信たっぷりに親指を立てた】
【とはいえど一応檻のできるだけ隅っこにいそいそと置いてから】

よーし!行きますよ!
すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…!

────っ!

【真上に向けて放った音はいわゆるモスキート音レベルの周波数だ】
【超音波に近い非常にクリアで整った振幅の大きな振動を天井の鉄へ伝える】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 21:04:57.55 ID:oZJYVZs0
>>764
暫くは何もせずとも大丈夫だと思いますが・・・とにかく魔力を障壁に!
【この男のレイドを助けると言う意思は本物だ】
【ただ、そこにはレイドにかけている情は無く、ただ友人の為に、と打算的なものだが】
【焦っているからか、もしかすれば情けをかけているように見えなくも無い】

「小賢しい。叶わぬと知れ、愚者どもが・・・例えこの身が全ての力を振るわなかったとしても」
【非情に驕り高い性格のようで、完全に相手を下、自分を上とした発言を声高らかに言う】
【その矢を自分の右腕に受け、魔力の集中、詠唱を続ける】
【その魔力の量は高く、濃厚、それを隠さないのは一種の脅しか】

・・・
【魔力の色が、零度に送られる魔力の色が次々と変わる】
【命の深き源、海のような青、強く激しい命を思わせる炎のような赤】
【同時に先を考える、ここで助けたところでまた狙われたら堪ったものじゃない、自分の知らないところで勝手に死なれては困る】
【ならば、何処かにかくまう、もしくは匿える場所を紹介すべきか?少なくとも後者に当ては無い。だが前者を受け入れるとは思えない】

【ただ、治癒が終わるまで、何とかジェムが障壁を護りきれば、後は転移魔術を使って逃げれる。流石にこの混沌とした状況で全てを運ぶのは無理そうだが】


【斜め上方、まぁ建物の屋根の上にいるのだろう、隠れている人間は】
【しかし、耐え切れなかったのか?何処よりか矢が放たれる】
【放った主は姿を目立たぬように隠しているようだが】
【狙ったのは情報収集に専念している者、あくまで目立ってはいけない、攻撃するとなれば目立つ】
【それでもできるだけ目立たないように、情報を集めている者の背後からその左肩を狙う】
【威力は低い、あくまで携帯性を重視した矢だ】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:10:08.87 ID:/2TdzjIo
>>762
/おっと只今もどってきました、まだいらっしゃいますか?
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 21:11:36.82 ID:UiNX5IAO
>>769
/お帰りなさいませあなたの瞳の中にry
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:13:07.99 ID:KCnSdbEo
>>763>>765

(そう、どちらの口でもいいからまずこれを質問しウソでもマコトでもとにかく口に出させたかった
どう答えが返って来るかな)

【まずカリナトゥスから聞いたのがミーナが竜であるという点】

(…博士は天界の出身って言ってたが…天竜か?)
手の届かない所でも彼女は届き、どこにでも潜めて、頑丈…もしかすると銃弾を貫通させない程度の防御ができるほどに?
だとしたら彼女の協力は心強いだろうな

【特に感情も込めず、腕を組んで納得の意思を見せる】
【そして彼女の殺害数うんぬんは彼女の間接被害にあった人間の数を考えるとこれ以上論じる必要すら湧かない】
【…スパイというのは報告に合った『彼』の事か?気にしていたのか、と彼は思うが、とりあえずの言葉をここに織り交ぜておく事にする】

―――そうか、お前が能力者を殺すってのはさぞかし大事件なんだろうな…

六王教団の護衛は敵を攻めるためじゃなくて完全に護るための人員だからな、お前らを意地でも倒したいって奴と比べたら
そりゃモチベーションも低い、そう言う意味では戦力が芳醇なここを選ぶのはわかる
で、10m程度の城壁?

【一呼吸、心理的な間を作り彼は告げる】

…ゆっくり行くなら杭でも打ってよじ登るのがいいだろうな、急ぎなら低空で大砲に発射してもらうのがいいかもしれない
(両方を選ぶなら、それこそ織守さんの空飛ぶオリガミが役に立つだろうが)

…それが何か?
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:18:25.06 ID:gfsPrk.o
>>765>>771

――名も知らぬ一般人であれば、殺めても構わないと?

能力者を殺さなかったのは
「利用価値が在るが故」、「殺害するに至ってのメリットデメリット」の問題ではないのかの?
何にせよ、世界的にあのような放送をした以上御主の悪行は同様に知れ渡っておる。
わらわも其れをこの目見たがゆえに、お主が正義に身を寄せるなどという行為を信用できぬのじゃ。

六王教団の強みは、単純な兵力ではあるまい。
六王……例え機関であっても手を出し難い神域の存在の加護がある故の事じゃろう。
じゃからこそ、自然の護りなどより余程強固な護りを保証されるのじゃ。

――都合が良い……御しやすいとでも判断したかの。
悪いがわらわも一組織の長じゃ。簡単に折れてなど……――む?

【突然の質問に、言葉を切って耳を立てる】
【織守は、出された質問を頭の中で反芻すると動じることもなく】

……難しい問題ではないな。
防衛兵器の沈黙や撹乱も含め現状戦力で充分に侵入は可能じゃよ。
――それがどうかしたのかの?

【嘘か真か。織守は自信ありげな声を発して告げる】
【少なくとも表面上は真偽を疑わせることのないような顔で、真っ直ぐにカリナトゥスを見つめながら】
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 21:21:18.99 ID:GfTD03Ao
>>767
へぇ…、幻想種…。――なら、これから私達が発する音は、その子にとっては心地よいかもしれないわね…。

【素直な感嘆を漏らし、まじまじと卵を見つめ、ぼそりと独り言】

ちょ、ちょっと待ちなさい…!
すぐに出来たら良かったのだけれど…、私、昔から音波操作が苦手でね――、ちょっと準備がいるの。

【「ごめんなさいね」と、やる気満々のミーナを制する】

炎熱奏操(フレイムベル)――音波知覚、振動共鳴。

【アルトは足を肩幅に開くと、両腕をダランと下げ、目を閉じた】

【振動共鳴は、自らの音と周囲の音の波長を合わせる行為。自らの音を強く持つ、生物との振動共鳴は、非常に手間がかかる】
【無機質なモノとの共鳴であれば楽な方だが、ミーナに合わせるのであれば、先ずは、ミーナの音を感じなければならない】

【髪に括られている鈴の一つがミーナの音を確かめるかのように、リィーン…、リィーン…、と規則的に鳴る】

【音波を知覚する。耳で聞くのではない。ミーナから発せられる、呼吸音、心音、生きている音、音波そのものを感じ取る】
【その波長に、自らの音を重ねる。――静かに、ゆっくりと、確実に。相手の音を阻害してはならない。あくまで自然に】

【しばらく、そうしていたアルトは静かに告げる】

――強制振動。

【髪に括られている鈴、その全てが、リィィィィィィィィーー、と、振動を重ね、鳴り響く】

【波長さえ完璧に合わせてしまえば、その時点で、アルトの支配下に置かれたようなものだ。自由に振動させ発火させる事が出来る】
【それをもってしても、強制振動はアルトの5つある音波操作能力の中で最も難易度の高い技。こうして静止していないと満足に使えない】
【下手な振動や発火を強制すれば、振動共鳴によって重なっていた波長は耐え切れずに瞬時に崩れ、バラバラになってしまう】

【ミーナには身体的な変化は見られない。だが、静かに自らの手を見つめれば、小さく小さく震えているのが分かるかもしれない】

――振動増幅。

【少しずつ振動幅を上げていく。少しずつ音量を上げていく。音波による空気振動だけで鉄の檻を破壊するには、相当の力が必要だろう】
【やがて、増え続けていくその振動は、ビリビリと肌で感じられるほどにまで膨れ上がる】

――方向操作。

【ミーナが発するであろう音波。発せられるその方向を予め、正面だけに定めておく。無駄な拡散。無駄な攻撃は避けたい】
【鉄格子はダメだ。極点に集中させられない今、効果が薄れるかもしれない。それどころか、すりぬけた音波が乱反射して危険だ】
【発せられた音波の操作は極めて難しく、最悪、檻の中で効果が炸裂する可能性がある。檻の天上。その分厚い鉄を破壊できれば良い】

【――しん…、と静寂。全ての準備を整えたアルトは静かに目を開け】

炎熱協奏・幻想曲(フレイムノイズ・ファンタジア)――ミーナ、いいわよ。

【天上に向けて、1音で。――幼き龍の咆撃は放たれる】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:23:19.63 ID:RLMWF3.0
>>768
≪了解っす、こっちは任せて!≫
[甘ぇ、させっかよ……『爆竜』!!]

【レイアムの言葉通り、ジェムは魔力を注ぎ込み、障壁を強化しようとする】
【しかしそこに、通信を終えたスーツの男が邪魔に入る】
【地面に腕をつき、何事かを呟くと、大きな炎の『流れ』が障壁に向かって飛来する】
【固有の能力ではなく、完全に炎系統の魔術の攻撃だ】
【ジェムの魔力により、安定を見ようとしていた障壁が、ミサイルと閃光、更に加わった炎の濁流の直撃を受け、大きく揺らぐ】

<ダメージ微小。追撃>

【意に関せずと言った様子で更に攻撃の姿勢を緩めようとしない男に、θの少女は追撃に入る】
【右手の剣を、突きの体勢で繰り出す】
【この剣は、対象を凍らせるために切れ味はさほど良くは無い】
【だが、刃物の形態で相手の体内に食い込ませ、そこに冷気をあてて体内深くに凍傷を与えるという機能を有する】
【生物相手には、かなり強力な武器なのだ】

"我が主よ! しっかりするのだ!
とにかく、この場から脱出する事を先決に……!"
「――――ぅあ、わ、悪いダハル……!
となると、アレがいるか……!」

【ダハルの喝に、ようやく我を取り戻したアストラが、障壁に駆け寄る】
【正確には、レイド自身に駆け寄ろうとしているのだ】
【だが、もし障壁がアストラの動きをも遮断するのであれば、アストラのその試みは失敗に終わるだろう】

ゴボッ、ぐ……………………ァ――――――――――――――――

【大きく血を吐き出し、レイドが痙攣し始める】
【先ほどまでうるさいくらいに戦慄いていた触手の束も動きを止めて地面に投げ出され、ギクギクと痙攣をするにとどまっている】
【要するに、肉体にそれだけの余裕すら無くなり始めたのだ】

<なっ……ッグ――――ダメージ小。アナザーをエネミーと断定>
[クソッ、これ以上は無理があるか……!]

【γの少女に矢が突き立つ。左肩の、それほど支障は無いと思われる部分ではあるが、これは隠れている敵に一方的に攻撃されると言う事実を物語っている】
【それに気付いたスーツの男は、苦い表情を作る】
【そのイライラをぶつける様に、5発の、横に扇状に広がる火球を、障壁に向けて叩き付ける】

[(どうあれ……レイドはしばらく動けねぇ。動けねぇって事は、頻繁にヤサを変えることも不可能……
ここで殺しそびれても、後で追撃すれば、その時は確実に殺せる……!)]

【スーツの男の頭の中に、撤退に向けての動きが具体的に導き出され始めていた】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 21:26:09.64 ID:s0GttTwo
【街中・大通り】

(“ハロウィン”・・・オレ様、人にモノを強請るのは嫌いだが)
(ああやってタダで食いモンが手に入るのは良いよなァ)

つーか、菓子なんかより肉を食いてーよなァ肉を

【小動物の様な耳が隠れる青い髪、純朴そうな黒の眼】
【サイズの合わない黒のジャージを素肌に羽織った】
【身長160cm程の青年が壁に寄りかかって通りを眺めている】

【その視線は通りを歩く仮装した子供達に向けられており】
【一見すると色々と危ないカンジに見えるかも知れない】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 21:28:18.63 ID:qnSRo2oo
>>771>>772
私が、殺さないで居た理由。それをあーだこーだ言いあう必要もないでしょう
ですが私から言い訳がましく言わせて貰いたい事
殺そうと思えば、私は殺せるだけの力を持ってます。これは自信過剰じゃあない
No.2になったのは、けっしてこの小賢しい頭の力だけじゃあ無いんですよ
ですがちょいとお考えなさい。<Justice>や『対機関連合』所属能力者一人と一般人十人、どっちを取ります?

そして。殺さない事にメリットがある人間なんて少数です
私が此処まで見て来た中で………ええ、あまり居ませんね
ハンク・ウォーケン、マリア・ブラッドレイ。この二固体以外……どーしても欲しいと思ったのは居ない
……あら、両方とも非能力者でしたねこの人達
今のは脱線、失礼失礼……まあ、研究者なんて以外にドライなんですよ、見慣れてますから色々

【「まだ、難しいか」。声に出さず、口の動きだけがそう語る】
【最初から疑われている以上、何を言っても容易く通らないのは承知】
【だが、ひいき目に見ても現状は不利。どう、場を変えていくべきか】

【この道しか無いか?手札の中でも、特に大きいものを選ぶ】
【言うなればスペードのエース、この段階で切らざるを得ないのは、分の悪いギャンブルだが】

………さて、話題を城壁の方へ移しましょう
貴方達、然程悩まずに答えが出せましたね?そりゃあそうでしょう
能力者にとってそんな城壁は………障害物としては弱過ぎる
ならば何故?No.42はあの街を占拠して直ぐ、城壁を作らせた?
自分の兵士の動きを阻害する様な城壁を作り、交通の利便性を失わせた?
第二次産業に力を入れるなら、交通量を減らしてしまうのは失策にも見えるでしょう?

……これの意図を悟らずにブレイザーシティをどうにかしようとすれば
必ず、貴方達は悲劇に見舞われます。これは断言しましょう
それも……私が見せた悲劇の、数倍数十倍のねえ

教えてあげても、構いません。どうです?

【この札を返されてしまえば、残る札は小さい】
【早々に引きずり出したのは、<Justice>側のプラスと言えよう】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:30:44.97 ID:/2TdzjIo
>>762

…………ん?

【流星にまたがって急降下してきた何か】
【木の葉などが擦れる音に気づき、ふと真上を見上げたが】

【その先にあったのは────】

────、───、─────ッ!?

【血液に濡れた彼女の顔に、声にならない悲鳴をあげる】
【これがドッキリであったとしたら、もう250%くらい成功しているのではないか】

だ、だだだだ大丈夫かッ!?

【声が裏返る。すっごい裏声。】
【元からあまり声変わりしていないので、なんだかすっごい高い】
【脊髄反射的に立ち上がり、彼女へと右手を差し出した】
【手を差し出した意味は──多分、本人でも分かっていない】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 21:39:19.13 ID:oZJYVZs0
>>774
私は・・・人を蘇らせる研究を行っていた男だ・・・!
それが叶う事は無かったが、その副産物で、治癒魔術は・・・!
【半分自分に言い聞かせているような台詞】
【そのような研究をしていた男が死に掛けを救えず何が人の蘇生か】
【もはや障壁は完全にジェム任せ、だがそれに見合う以上にレイドに治癒の魔力を送る、ただ、ひたすらに】

【あと一息だから集中しよう、という事だろうか】
【黒き男はその剣を抵抗することなくその左肩を貫かせる】
【だが、その瞬間に黒い魔力が一際強くなる・・・恐らくは、次の瞬間には】


誠に申し訳ないのですが、今この患者を動かす余裕などありませんよ
此方を気にしている暇があれば其処の黒い男を援護するなり、あの子供達に武器を向けるなり、あの男に立ち向かうなりして頂きたい!
【冷たく、怒りの篭った言葉。咄嗟に張ったという事もあり、敵味方を判別できるほどの魔術式で構成された術ではない】
・・・それに、貴方方には聞きたいことがある、妹さんはどうなされた、私に出来る事がありますか、私は医者だ
そして妹さんは何処にいらっしゃるのです?
【そして忘れてはいけない当初の目的、せめて目の前の敵がいなければもっとスムーズに行けた物を、心の中で毒づく他無い】
【先ほどの治癒魔術、咄嗟に治癒の力を強くするために障壁の魔力を少し吸ってしまった】

【一方で隠れている男も焦る。こんな事になるならば、もっと色々な魔術矢を持って来ればよかった】
【今は殺傷性の低い携帯性重視の矢しかない】
【しかし殺傷性が低いながらも、スーツの男に向けて放つ、殺傷性が低い事は変わらない、狙うのは腕の付け根】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 21:42:56.54 ID:DXH0GnUo
>>773

あ、ごめんなさい…
せっかちなのは直さないといけませんね…あはは!

【先走って空回りして誤魔化すように笑う】
【微妙に恥ずかしそうに頬を赤らめた】
【気を引き締め直す様に両頬をぺちぺち叩いた】

わっわっ!?
くすぐったいですっ!?

【身体に走る慣れない振動に戸惑いつつ】

ふぅー………

【長い長いため息で肺に溜まった古い空気をすべて吐き出し】
【あまり良いとは言えないが路地裏の新しい空気を吸い込む】
【一度目をきゅっと閉じて、きっと見開いて真上を見つめる】

よ、よし!
こんどこそ行きますよー!

【高級な楽器で出したようなノイズの無い綺麗な単音を放つ】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 21:48:42.02 ID:KCnSdbEo
>>771>>772

…ああ、よくわかってるよ

【殺さない事にメリットがある二人の話をきいて少しだけ驚く…】
【自分もよく知った名前だからだ】

…非能力者としてはその二人はオレも尊敬してるわな、オレよりもオレの親友たちが
高く評価してたけど…確かにすげえ人たちだったよな、間違いなくオレより強いだろうな
(両者とも故人だけどな)

【この脱線…なんとなく、相手の不利を感じ取る】
【そろそろ大きく出てくるな、と彼はなんとなく嗅覚で理解でき始めていたのだ】
【となると、どういう物か?城壁の話、わざわざ区切って話題に出した話なら重要だろうな、と彼は思う】

(…ブレイザーシティの侵入その物は…水道の配置から易くはないってのはわかるが…なぜわざわざそんな城壁を作ったか?
そもそもそんな話題を振って来るって事は…切り札か?こいつの性格上使ってくる切り札なら…)

…防御じゃなくて攻撃の目的のための壁なのかな?お前が作る数十倍の悲劇って事は…オレたちだけじゃなく一般人も危険な壁なんじゃないかな
オレの予想では…その壁オレたちが超えるのはともかく中の一般人を抜け出させるってのが難しいとかそういうんじゃあないのか?
その城壁は内側に機銃が仕込んであって逃げようと避難する人間を機械的に虐[ピーーー]る…とか

…詳しく、教えてほしいな

【自分の予想、当たっているかどうかは問題ない】
【これによる相手の反応からどうこの話を攻略するかを考えるのが自分の仕事】

【カリナトゥスの左の瞳をノビタの残る右目でじっと見つめる、刺すように…この刺すように見る視線の作り方は…おかげさまでよく知っている】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:54:38.71 ID:UiNX5IAO
>>777
いてて……、ん? ――あ。

【首を捻って青年の姿を視認、至って平気そうな様子で嬉しそうに笑い(血塗れ)】
【枝にぶら下がり逆さまのまま視線を彼の顔へとがっちりホールド】
【頭へと昇る血のお陰で出血量を更に多いものとさせながら――】

久し――、ッぶ、……ッッ――、――ッ!!?
なっ、び、びっくりしたっ……!!一体全体どうしたのよ……!!

【――相手の発する声にならない悲鳴に、こちらもまたびっくりである。】
【目を瞬かせながら、はあはあと深呼吸を繰り返し、自身の胸に手を宛がって】
【幾分か呼吸も落ち着いてきた頃、なお逆さまのまま双葉青年を見詰め……】

……ああ!急に出てきたからびっくりしたのね?
だーいじょーぶ、こう見えて木登りは得意なんだから!

【 ち が う 】
【(血塗れの)満面の笑みでサムズアップしてみせ、そのまま差し出された右手を掴もうとする――が】

【ふと、その手がふわりと宙を薙いで、虚空を握りしめた】
【逆さまな体勢は不安定、重力に従って頭を垂れたままなら頭に血が昇りすぎるし】
【それに加えて出血もある、その所為で一瞬だけ意識が揺らいだのだろう】

【彼女の体勢が、怪しげに危なげにゆらゆら揺らぎ――】

【ずるっ】

ぁ、――わっ、ちょ、あぶなっ……!!
どいっっ――……!!

【退いて、とは言い切れず。大きな動作が無ければ、シャロームは彼の上へと落下することだろう】
【……「軽い」と言えどもヒトの重さはあるのだから、落下すればその衝撃は決して少ないとは言い切れない】

/初っぱなからすみません、風呂のため遅れます
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 21:56:05.74 ID:GfTD03Ao
>>779

【ミーナが吼えた。幼き龍の咆哮は、アルトの能力により倍に倍に増幅され、爆発の如き衝撃を生む】
【そうだなぁ、名前を付けるとすれば――】

 フ レ イ ム ノ イ ズ ・ ド ラ グ ア カ ノ ン
『 炎  熱  協  奏 ・ 幼  龍  爆  哮 』

【なんてね】

【息吹(ブレス)ではない、それは大砲(カノン)と呼ぶに相応しいであろう、音の爆弾】
【龍の強大な魔翌力を含んだ音波振動は鋼鉄の檻の天上部分を、周囲の壁を抉りながら】
【――簡単に、――粉々に、――あっけないほどにあっけなく、木端微塵に吹き飛ばした】

【アルトの能力で引き出し、強化していたとはいえ、とはいえだ。その威力は彼女の予想を大きく上回るものであったようで】
【正直、アルトが放つ『超震声爆発(スーパーノヴァ)』。その威力を極点に集中させたものに匹敵する破壊力】
【龍にとっては、これもただの波動なのか。これが龍という種族の持つ、底力。潜在能力】

――そもそも、基盤が違うんだよにゃー。基盤というか、基準というか…、ねぇ?

【人間と龍。種族としての差。越えられない壁。立っている土台が違うのだ。と、パラパラと降る、砕け散った檻の破片を見ながら、一人ごちる】
【鈴の音が鳴る中、先ずはミーナにかけている炎熱奏操(フレイムベル)を解除】

ま、とりあえずは、成功ね。お疲れ様。

【そうだ手枷も破壊してあげないとね、それとももう壊れちゃったかしら?、と檻に歩み、ミーナに声をかける】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:59:24.49 ID:RLMWF3.0
>>778
≪人を……≫
≪(姉貴と言い、アレルさんと言い、レイアムさんと言い……何か、縁でもあるんすか……?
世の真理として、人の触れてはならない禁忌に関わった縁が……)≫

【レイアムの言葉を拾い、ふとジェムは思考の片隅で、妙な感傷に囚われる】
【自分の主を始め、自分たちに関わる者には、妙に『生死』の問題に手をつけようとする人間達が多い】
【これは果たして偶然なんだろうか――――それとも、一種の運命なのだろうか】
【――この時、ジェムはもう一人、そう言った分野に手を染めている人間がいる事に、気付かなかった】

――――――――ぐ――――――――あ……………………

【貫通され、穴と化していたレイドの胴体の傷が、ようやく埋まり始める】
【だが、状況は予断を許さない。これまでに、レイドの血液、そして体力が消費され過ぎているのだ】

<攻撃、続行……!>

【敵の様子がおかしい事には、θの少女も気づいている】
【しかし、自分に与えられた命令は『この男を攻撃し、周囲に攻撃を拡散させない事』である】
【その指令を受けた以上、追撃の手を緩めて彼に周囲を攻撃させる余裕を与えてはならない】
【左肩に突き立てた刃にさらに力を込め、そのまま男の左肩を凍結させ、使い物にならなくしてしまわんとする】
【男の攻撃態勢を、完全に無視した格好だ】

「なっ……ふざけてんじゃねぇ! この状況を打破するために、レイドの持ってる道具が必要なんだよ!」
"我が主よ、ダメだ! こうなった以上、ないものねだりをしても仕方がない……!"

【障壁を隔てたレイアムの言葉に、怒りの形相を浮かべるアストラ。接触が出来ないのでは、この状況を打破するための道具を手にする事は出来ない】
【しかし、ダハルの助言もあり、アストラはそのまま引き下がる】

「リイロは……奴はライクの野郎のせいで植物状態だ!!
それを……こいつら、リイロと同じ格好をして……いったい何なんだ!」
[まだ分からねぇのか首領の坊ちゃんよぉ!]

【苛立ちの中に、やはりレイドの様な後悔の情を滲ませながら、アストラはレイアムの問いに答える】
【事実を包み隠さず、ありのままに叫ぶ】
【そこに、スーツの男の冷淡な言葉が覆いかぶさる】

[こいつらはリイロ=M=ヴェイスから作り上げたクローンサイボーグ、カテゴリー:リイロクローンだ!
要するに、首領の新しい商品の評価試験体なんだよ!]

【叫びと共に、もう一度障壁に火球をぶち込む――――明らかに1箇所、障壁の壁が薄くなる】

[今だ、ぶちこめ!! ――――ガッ!]
<了解>
[(これ以上は無理か……畜生!)]

【飛来した矢を受けてのけぞりながら、スーツの男はκの少女に命令を飛ばす】
【κの少女はそれに答え、より強力な線条の光線を放つ】
【結界がじりじりと焼かれ、更に薄くなる】
【だが、攻撃を受けてしまった事もあり、スーツの男の思考は完全に『撤退』に向かった】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 21:59:41.30 ID:gfsPrk.o
>>776

……むぅ。

(確かに、意図が読めん)
(わらわが兵器の類に通じておらん事を差し引いても、察することが出来ぬのぅ)
(――今、カリナトゥスの言葉を信じるべきか。軽んじて受け流すべきか)

【此処に来て織守は悩んだ】
【確かに不可解な点が多い。カリナトゥスの提案を虚言と受け流すには余りにも不気味】
【もし、本当に機関側に策があるとすれば――それこそ一網打尽にされかねない】

【しかし織守としても折れるわけには行かない】
【カリナトゥスを受け入れる際のデメリットを理解しているがゆえに、カリナトゥスを信用していないが故に】
【そう簡単に、カリナトゥスから情報を訊き出していいものかと悩んでいた最中】

>>780

(……ノビタよ、聞いてしまっていいのかや?)
(聞いてしまえば相手を受け入れることになる。恐らく、これが奴の手札として大きなものなのじゃから)
(この話を起点として奴の流れに持って行かれれば……ふぅむ)
(自信を以て突っぱねるのが良策、とも思えるが……それにしても不気味な情報を泳がせておくのもまた、良策ではないか)

……余計なお世話――と言いたいところじゃが、此処はノビタの判断に任せよう。
教えられる範囲で聴かせてくれ。しかし、其れでお主を受け入れるとはまた別の問題じゃ。

故にな、教えられる範囲でじゃ。
お主の要求を呑むことと引き換えと言うのならば、口を閉ざして欲しい。

……まだ、受け入れるには時期早尚じゃ。
御主の腹の中が見えぬ限りは、信用することなど有り得ぬのじゃからのぅ

【ノビタの意思を汲んで、聞かせて貰う判断を下した】
【当然、前置きと注意を置いた上で。織守はただ慎重に事を進めていこうとする】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:09:00.82 ID:/2TdzjIo
>>781

え、ぁ、いや、そうじゃなくて────

【意外と元気そうで、安心したような】
【血塗れな顔なのに元気で、逆に不安になったような】
【微妙で複雑な気持ちに苛まれていたりしたら】

【今度はなんか、木から自分の上へと落下してきて】

……───退いた方が、危ないってッ!

【両手を大きく広げ、彼女の身体を受け止める】
【いわゆるお姫様抱っこではない。危ないし】

…………ッ

【だが、一般的な成人男性よりかは幾らか屈強な彼でも】
【その衝撃を受けとめきれず──地面へと、尻餅をついた】

/把握しましたー、ご緩りと
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:10:45.73 ID:qnSRo2oo
>>780>>784

あの二人はねえ……もう凄い!有り得ない!
何が凄いってあんた、あの数値は有り得ないでしょう!
耐久力機動力瞬発力反射速度そして極限での精神状態!!
大会長い事見てますが、あの二人以上にドキドキしたのは居ませんでしたよ
あああああもおう本当に欲しい!心肺機能から代謝からデータが欲しい!!

………とと、脱線またしてしまいましたねえ

【自分の体を抱きしめ振るえるかの様なアクション】
【決してオーバーな訳ではなく本音もかなり混じっているのだが】
【唐突にテンションを挙げたのは、自分の脳を落ちつかせる為】

【内心で「チッ」と舌を打つ】
【十割はバレ無かったが、七割方見通された】
【これ以降の持つ札は、大きくてもジャックか精々10】
【これを、如何に誤魔化してキングやエースに見せられるか】
【笑みを浮かべた顔の下、奥歯は強く噛み合わされていた】

……良いでしょう、教えられる範囲で
とは言っても、わたしゃこっちに付く予定。教えられない範囲なんてえのもあんまり無いんですがねえ
私の要求に関しては、また後で。今は、此方の情報を……
と言うより、彼女≠フ狙いを話しましょう

【正解を出されたが、敢えてそれを正解とは言わないようにして】
【自分が「教えている様に」、語る】

………あの人口推移。なんで、人口が増え続けると思います?
答えは簡単、周囲の都市を攻め落として、強制移住させたりしてるんです
じゃあ、なんであんない歪になるのか。其処が第一のポイント

殺してるんですよ、若い男を或る程度。反抗し得る、収入がそこそこ有る男を、殺してしまってるんです
そうなりゃどうなる?家族は生活苦、必死で働くでしょう
賃金が正当なら、それこそ真面目に。反抗する気も起こさない、起こす暇が無い
そして………いざ、事が起これば

【此処で口を止め、息を吸いこんで】

AGM、GF、地上を『建築物ごと』掃討する事も可能な戦力に、こう命令が与えられます
『ブレイザーシティ内の生物、それが機関所属≠ニ確実に認識出来ない限り、即刻殺害せよ』と
そうなりゃ、住民はどうする?どうにかして行きのびようと逃げる。街の外へ向かって
………城壁を、越えられますか?何千単位でごった返してるのに、抜けられますか?

彼女≠ヘ、ブレイザーシティを統治するつもりなんざ無い
目的が達成できれば、その瞬間に放棄するつもりで居るんだ
数千数万の住民の命、全て捨ててしまってねえ………

彼女≠ヘ言いたか無いが、私とは別なベクトルの天才ですよ
いや………天災という方が正しいでしょうか
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:16:20.56 ID:DXH0GnUo
>>782

くぅぅ……っ!

【相応の反動と振動が彼女にも襲いかかる】
【びりびりと全身を走るそれにぎゅぅっと目をつぶり】
【止まったと同時にその場にへたりこんだ】
【木っ端微塵に舞い上がった破片が何個か降り注いで】

…痛っ!
はぁっ…はぁっ…
結構凄いものなんですね、音…というか振動ってのは…!

【へたりこんだまま真上を見て開いた大穴をぼんやり眺める】
【さすがの龍とはいえど疲労感が滲み出て】
【ふぅ、と緊張を解いてから汗がつーっと頬を伝う】
【落ち着いてから卵を抱え檻から身を乗り出した】

ありがとうございました!
お陰さまで、助かりました!

【礼儀正しいらしく深々と頭を下げた】
【その両手に繋がれた鎖は千切れ、手首にはめた部分だけが残っている】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:19:13.68 ID:DCFQREAO
【公園 ベンチ】

【ハロウィンだ、色々と眼の保養になるハロウィンだ】
【小さな子が仮装をしてお菓子を求めてくるのはなかなか可愛い】
【悪戯をされてもいいとさえ思う、うん】
【まぁ行事が成り立たないから言われればお菓子を渡しているが……】

いやぁ……かわいかったな、うん

【公園のベンチに座る黒いローブを着た】
【深い赤色の眼に短い銀髪をした女性】
【傍らには眠たげに短い薄いグレーの毛色をした子猫がくつろいでる】

まぁ、今日はいい日だった

【非常に満足出来た日】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 22:21:49.47 ID:oZJYVZs0
>>783
傷さえ塞がれば後は・・・!
【後は家に行ければ、医療設備がある】
【問題は残りの魔力、ここ最近研究に使う魔力が多かった】
【その上此処でも色んな箇所に魔力を使った、最初の使い方は馬鹿の極みだが!】
【残りの魔力で転移魔術を行うならば、こんな騒々しくては到底出来ない、もっと集中出来る場が!必要!】
【そして障壁などもう持ちはしないだろう、ジェムが補強するならば結果も変わるが】

ふざけてるも何も彼女がそんな強力な物を持ってるなど私が知るはずも無い!
自分の知っていることを他人も知っていると言う前提で話を進める貴方こそふざけるな!
大体その物を探すのに患者を動かして患者の様態を悪化させたら如何責任を取るのですか!
【必死だ、障壁はもう僅かな攻撃にも耐えることは出来まい、自分は決してタフな人間では無い】
【しかしそんな人間でももし障壁が破られたらこの身を盾にするしかない】
【そしてディオルは非情で冷徹で利己主義だ、あの魔術を全体の利を考え拡散させるとは限らない】

・・・(やった、これで・・・私の枷は殆ど無い!)
植物人間か・・・何処の病院ですか!?・・・レイドさんの容態が悪い、こういうときは精神力も関係する・・・
もし、妹の容態が僅かにでも良い方向に進めば彼女も生きる意思を強くするでしょう・・・上手く行くかは解らない、ですが道があるのです、どうか
【此処に着てかなり焦った男は鍵を掴んだ瞬間】
【なりふり構わない、多少の道理が通っていなくとも良い】
【今はどいつも極限状態、多少理が通らなくとも・・・不自然すぎると言う事は無い、はず】

「よくやった物だ、小娘、貴様が五月蝿く羽ばたくから魔術に支障が出た」
「・・・まぁ妥当に考えれば、ここは全体の利を考えるのが人間だろう」
「だが私は何よりも死線を愉しむ・・・命を掛け合う戦場に愉悦を見出す」
【黒い霧が高濃度の闇が、本来ならば、レイアムが望む道はそれの広範囲への拡散、そして全体に攻撃、行動を阻害】
【だがそれらは彼らの希望。この男は自分の快楽を優先した】
【だからこの男の高濃度の闇は目の前で踊る相手のみに絞られ、放たれる】
【暗黒の衝撃が、攻撃されながら、だが長時間溜めた決してその威力低くない、特筆するほど高くも無いが】
【ただし、至近距離、前台詞が長かったから離れようと思えば十分に離れられる】


【流石にこれ以上は危ない、一応全身目立たないようフード付きのマントをしているが、これ以上は気付かれる】
【だからその場から離れる】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:26:52.34 ID:BLm7KXYo
>>788

うぅ・・・

まだお菓子をもらってないですぅー・・・
もうすぐハロウィンも終わるんですよぉ・・・・

【ベンチの後ろから突然泣きそうな幼女の声がする】
【その声の主は俯きながらベンチへ歩いてくるだろう】
【その幼女は漆黒の、先の曲がった三角帽に、真っ黒なローブ】
【そしてジャックランタンがあしらわれた小さいリュックを背負っていた】

誰か・・・うぅ・・お菓子ぃ・・・・
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:26:57.22 ID:UiNX5IAO
>>785
〜〜――っ……!
……、あれっ……

【ぎゅう、と目を瞑り落下の衝撃に備えれば、それは何故だか半減されていて】
【草葉とは違う柔らかさを感じ、次に目を開ければ青年の腕の中】
【嬉しいような申し訳ないような……彼女もまた、そんな微妙で複雑な気持ちを胸に抱き】

あっ……ご、
ごめん、……ありがと、大丈夫?
痛くなかった?…………双葉、痛くなかった?
うー……、やっぱり木登り――木、登り?なんかしないほうが良かったかな……

【顔を見上げて、相手の安否を確認する】
【途中、自身の木登り発言にやや疑問を抱きつつ――】

【やっぱり顔面が血塗れなことに気付いてない】

/戻りました!
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:30:01.99 ID:U5Nl0ESO
>>788

>>788

さて・・そろそろ荷造りしないとな・・・
【そこへ一人の少年がやって来る】
【その少年の顔は歳の割には幼く「童顔」、良く言えば可愛らしいく、意地悪く言えば女々しい。そんな顔】
【白のカッターシャツに青のネクタイを着けて】
【そのカッターシャツの袖には校章が付いている事から顔が学生なのが分かる】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:30:55.35 ID:U5Nl0ESO
>>792
/すいません、被りました。引きます
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 22:33:29.27 ID:DCFQREAO
>>790 >>792
/ 複数絡みでも私は構わないが、そちらは?
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 22:34:10.69 ID:BLm7KXYo
>>794
大丈夫ですっ!
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:34:50.91 ID:GfTD03Ao
>>787

貴女が結構、凄いのよ。私が同じことしても、ここまでの威力にはならないわ。

【この金髪美女・アルトには魔翌力が無い。それに似た力も一切、無い。故に、どのような技を放っても人を越えるものは出来上がらない】
【しかし、だからこそ、今のような合体技とも言えるものを出すことが出来るのも事実】
【能力に癖は無く、例えるならば白い絵の具。なので、そこに色々なものを混ぜる事ができる】
【加えられた異なる力は本人とのフィーリングにもよるが、大抵の媒体の影響を受け瞬時に馴染む】

まぁ、礼には及ぶけど…。気にしないで、気まぐれだから。

【手首の輪は、まぁ、放っておいてもいいか。自由にさえなれば、外す手段などいくらでもある】

【引き千切れたのか、すっぽ抜けたのか、ひん曲がっている鉄格子を撫でる。その威力を確認しているのか】
【もし、これを全方位に向けて撃っていたらと思うと、ぞっとする】

しっかし、龍ってのは凄いわねぇ。今ので何割くらいなのかしら?

【「7割?、…5割かしら?、…まさか3割?」と、どうやら、アルトは龍の力を測りかねている】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:35:32.18 ID:/2TdzjIo
>>791

……コレくらい何とも無いし、大丈夫。

【──痛いかどうか聞かれて、彼が"痛い"と答える筈がない】
【そういう性格なのであって──然程気に留めてないのは、確かなのだが】

と、というかお前の方が100倍大丈夫じゃないだろッ!!
なんか……顔、血濡れだし…………。

【彼女の身体を片手で抱きつつ】
【左手へと、蒼穹の魔力を集めていく───どうやら、治療をするつもりのようだ】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:37:53.18 ID:RLMWF3.0
>>789
≪させる、かよ……!! ガァァァァァァァッ!!≫

【ついに、障壁に穴が開く。だが、そこから飛び込んでくる光線を、ジェムは自ら受ける】
【その上で、障壁に魔力を回し修復に勤しむ。魔力ではない、完全な光学兵器としての光線なので、自分の炎による減退は期待できず、苦悶の叫び声を上げる】

「チッ……腹立つが、あんたの言うとおりだなぁ……!
仕方ねぇ、こいつらを追い払うのが先決か……!」

【レイアムの言葉に一瞬殺意を抱くが、今はそれどころではない事を流石のアストラも理解している】
【最善の策は諦め、自ら次善の策の実行に走る】

「リイロの、病院だと!? それは…………」
[――――無駄だって言ってんだろこのゴミ虫どもがッッ!!]

【続くレイアムの問いに答えようとしたアストラの言葉を、またもスーツの男が遮る】
【しかし、今度のそれは感情をむき出しにした、乱暴で、激しいものだ】

[リイロ=M=ヴェイスの身柄はついさっき別働隊が確保した! クローニングの過程で生じる細胞劣化を防ぐために、全身のサンプルを確保するためになぁ!!
首領に逆らった貴様ら兄妹に希望などねぇ!! 未来などねぇッ!!
首領の裁きで、地獄の火に焼かれるんだなゴミ虫どもがッ!!]
「馬鹿な……ッ!? そんな事まで…………ッ、貴様アアアッッ!!」

【レイアムの見出した希望を、一撃で粉砕する事実を、スーツの男は口にする。先ほどの無線はこの事実を伝えるものだったのだ】
【アストラの意識が完全に殺意に塗り潰され、スーツの男に突撃するが、スーツの男は異様なまでの速度でそれをいなす】

[糞が!!
フリージングブレイダー、殿を務めろ!
他の三人は俺と共に、離脱するぞ!!]
<<<了解>>>

【スーツの男は、γ、κ、οの少女たちを率いて、戦場を離れる】
【スーツの男は目にも止まらぬ速さで。リイロクローンの3人の少女は、巧みな位置取りを繰り返し、姿をくらました】

<!?――――――――ウァァァァァァッ!!
……に、任……務、受りょ……完、了……>

【男の放った暗黒の衝撃波。其れをまともに食らい、ダメージを受けながら、残された命令に了解の返事を返す】
【バイザーにひびが入った状態で、身体をふらつかせながら、θの少女は右手の剣を構え直す】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:38:04.66 ID:2KeDkHI0
【風霊統主の城周辺――森林部】

アーン?くそっ……とんだ大遅刻になっちまったぜ……
なんだってあの日に限ってベリアルの野郎なんかと出くわしちまうんだッ……
このぼくとしたことが……

【短いアシメの黒髪で左目を覆い、首に紅いチョーカー、黒のタンクトップの上から白い陣羽織を着崩した装いに】
【首から大きな二つの『B』が鎖のように連なったデザインのネックレスを下げた青年が歩いている】
【チョーカーには、また紅い羽根のようなものが二つ結び付けられ――】
【白い陣羽織の背中には、漢字の≪紅≫という字を崩したデザインが大きく描かれていた】

あれから一週間……
話しに聞くと……あの日同時刻にカーネルのボケ野郎が此処を襲撃……
これは「偶然」なのか?考える余地は『ある』……が……
それよりも今は……一週間前果たせなかった『コンタクトを取る』ことだ……


……――アーン、『Justice』さんよォーーッ!
誰か居ないのかァーーーーッ!!出て来いコラァーーーーッ!!

【そして――湖の周辺から、城に向かって大きな声で叫んだ】
【だが、その言い回しの所為でケンカ売ってるよーにしか見えないだろう】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 22:39:09.46 ID:vkhsmkAO
【街中】
【ハロウィンの為か、普段よりは幾分か人が行き来している】

あ〜、なんつったっけ…
あの呪文みたいなのは面倒だな。


次は誰から貰えるのかな…?
【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく、そして完成品のように様になっており。気品と優美さを兼ね備え歩く女性は、傲然たる凶暴性を秘めた射抜くような目つきで品定めするようにすれ違う人を眺めている】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:39:44.50 ID:KCnSdbEo
>>784>>786
…ええそうですとも、オレの親友のアンタとは別の意味でマッドサイエンティストはウォーケン神父の生き様を尊敬してますし
マリア・ブラッドレイの事も十年来の親友もすごく気に入っておりましてねえ…アイツシズクさんとの試合最前列で見てたそうですよ
反対方向の席でなんか強そうな人が話しあってたのも見たってさ…いやあ能力が使えない身ではオレもあの人たちがうらやましくって
オレも知れるなら知りたいなあ

【内心二ヤリ、と笑うノビタは…してやったりという顔で思う】
【以前自分の事をカリナトゥスがアンケートしたときこっちもアンケートし返していた、相手側が自分の改造実験の素体として適合するかなどを調べてたなら】
【こっちはプロファイリング、ただの好きなマンガの話とか趣味程度の質問しかしていなかったが相手がどういう人間かをあの時点ですでに見抜いていた】

(本職の探偵をナメンじゃねーよ…見逃さないぞおまえの反応…コイツは『自分本位な小悪党』だ、ただし欲望とか内面的な感情が人を巻き込むレベルで極めて危険
人を人とも思わない、他人の痛みは例外を除いては自分の痛みではない、だから人体実験だのどんな非情な事もやってのける
そして目的のためには手段を選ばず、どんな卑屈な真似してでも逃げてやろうとかやってくる、そしてそのためなら人質を取って相手を揺さぶる…土壇場の精神力の強い『厄介な小悪党』)

【両手を組んでカリナトゥスをじっと見ながら彼はまだ言葉を紡がず相手の言葉を聞き続ける】
【そして一つだけ聞いておきたい事を聞いてみる】

人口を無理に増やして必死で生き残って登る人間が多すぎれば当然モタモタしてたら確実に追いつかれて殺されるだろうな
ならば蹴落としてでも生き延びようなんて奴だっているだろうし…そりゃあ一握りしか生き延びれない
機銃をつける必要すらなくコストも削減できるな…実際はついてるのかどうかは別として

【パラ、と書類の一枚を持ってカリナトゥスに再び質問を行ってみる】
【ここは、織守にも覚悟してもらう、心を燃やしてもらおうと思って予想の答えを思い浮かべながら聞く】

…一つ聞きたいんだが、このデータでは老人の減少率がだいぶ多いようだな、働き手の若い男を殺すってのは今聞いた
第二次産業がすごく発達してるし賃金が正当ってのもこのデータに従えば納得できる、
だが老人は必死で働けるだけの体力があるのは普通ならほんの一握りだろう、そしてその例外に当てはまらず無理をして死亡してしまったにしては…少々多くないか?

…まあ、確かにそのNo.42という女性は冷酷非情、城壁一枚張るだけで後は人質が多ければ多いほど少ない手間で
大量虐殺を行える体制を整えておく、と言う事か…

なるほどとんでもないなあ、その城壁をどうにかしないとうかつに攻める事もできないだろうな

【感想だけ告げて彼女に特に要求はしない、その次の言葉を求める】
【…ここで要求が来るか?と待ちかまえながら】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:45:46.45 ID:gfsPrk.o
>>786>>801

……成程、のぅ。
一般人数千を護ることは、少数精鋭のわらわ達では困難

其れを知らずに飛び込んでいれば
多くの民が犠牲になり、足も止められていたということか。

(これが真実ならば、必要となるのは設備と兵の沈静化)
(其れを為すために出来ることはなんじゃ?――考える必要がありそうじゃな)

【カリナトゥスから齎された情報を、端から端まで信用しているわけではないが】
【これが真実であった場合を仮定し、それに対して何をするべきかと軽く思考を巡らせながら】

ブレイザーシティの危険性はある程度判った。
其れが真実ならば、こちらに取って非常に有益な情報となるだろう。

【そこで間断。恐らくノビタの質問に対する答えが返るほどまでに待ち】

……じゃがな、再三言うておるが御主が腹を割らん限り
到底その身を受け入れることなど出来ぬぞ。
交渉材料の有用性は判った。じゃが、御主を匿う事とはまた別じゃ。

いつまで引き伸ばすつもりじゃ?
――要求を早く述べて、胸の内と経緯、今後の展開等を口にするのじゃ。
獅子身中の虫を飼こうて肥えさせる余裕など無いのじゃからな。

【何時まで経っても底を見せないカリナトゥスに対して】
【織守は淡々と「進行」を続けようとする】
【この交渉の肝はやはり、要求という点にあり】
【そして、なるべく相手にペースを取らせないという意図も含んだ動きでもあった】
【如何に情報が信用できようが、人物に対する信用が皆無であればやはり意味を成さず】
【瞳孔を軽く収縮させながら、カリナトゥスの表情をジロリ……と強く見据えた】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:50:27.83 ID:DXH0GnUo
>>796

本当なのですか?
…えへへ、なんだか、嬉しいです

【感情を隠すのが苦手らしく照れくさそうにしている】
【"結構、凄い"その甘美な言葉に酔いしれてるのかうっとりしているような…】

さぁ、どうなのでしょう?
私は元住んでいた所からこっちに来て、コトワリが違うせいか力を失っていて…
おまけに諸事情で残った能力も今は殆ど使えないのです
…だから、今ここで龍だということが証明できないんですけどね
情けないことに今のままでは翼すら使えません

【帰ってきたのは疑問符と傾げた首であった】
【つまり自分の意志では全く使えない】
【ミーナが出したというよりはアルトが引きずりだした、の方が正しいだろう】

【助かってうれしそうに喋っているところに、ひとつの影が忍び寄る】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 22:50:36.95 ID:DCFQREAO
/護の人はいないか……問題なかったら申し訳ない

>>790

(……心の狭い人にしか会わなかったらしいな)
ん……
【多少わざとらしいかも知れないが、顔だけをそちらに向けた】
【幼女の声に反応してか、くつろいでいた子猫も眠たげに体を起こした】

お菓子、貰えなかったのか?
【大体状況は読めているが、念の為確認】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:53:23.54 ID:qnSRo2oo
>>801>>802
おそらくは、機銃は無い。彼女のバックボーンも有りますが、確か大砲ならある
これは遠距離からの砲撃に対するもの、人間に対しては使わないでしょうがねえ
そして………

………老人は、最初に殺したんです
ブレイザーシティを占拠するその時………優先して、ね
何故か?邪魔だから、でしょうねえ。これは私は係わって無いが予想出来る

一部の、知識や技術を持つ老人―――且つ、脅されれば機関に従う程度の軟弱者―――を残し
或いは武器を機関員に向けた、或いは逃げようとしたなどと難癖を付けて
働けない喰うだけの老人を、殺しまくったんですよ彼女≠ヘ

戦える人間を減らし、役立たずを減らし。残したのは、自分が生きる為に働く民衆
それすらも、都市が不必要となれば皆殺しにしてしまう為の準備を整えておく
あの城壁は、外の敵を防ぐためでは無い。中の住民を逃さない為の、牢獄と思いなさいな


……………これを、防ぐためには
彼女≠ェ命令を発動する前に、連絡系統を寸断する事しか道は無い
然しながら、連絡系統の寸断………難しい、とは思いません?普通なら

……「地下水路の封鎖」。偏ってるでしょ?
それを見れば、電話線だのなんだのの配置は分かる筈だ……予想出来る筈だ

【ノビタの問いに答えを返しながら、更に策への対処法の一つを提案】
【この過程で、奪われた主導権を少しでも引き戻そうと画策する】
【残る大きな札はたった一枚、ジョーカーのみ】
【それを場に出す為に】

……では、またちょいと脱線を許して貰えます?
要求胸の内、それを理解するのに前説が必要と思いましてねえ

貴方達、どちらもお若い。まあ私も27で然程老けちゃあ居ませんがねえ
ですが、それくらいの年齢になったら、きっとそういう経験も有るたあ思いますが―――


―――貴方達、恋愛経験って有ります?


【また、脱線】
【然しながら、この瞬間のカリナトゥスの表情は、映画を観るようにリラックスした表情になっていた】
【交渉の肝を知りたいと、焦れている。それが何となく見えて、優位に立てそうな気がして】
【浮かべた笑みは、その人物に似合わぬ優しげな笑み】
【眼鏡を外して、円卓にカタンと置いた】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 22:53:24.16 ID:BLm7KXYo
>>804

うん・・・・・
貰えなかったのぉぉ!!
【右手横にして目線に当てる】
【そして幼女特有のうるさいあの声で】

うえええええん!!!せっかく準備したのにいいいい!!!
びやあああああん!!
【突然号泣しだした】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!桜_res]:2010/10/31(日) 22:53:35.91 ID:fuaa1aM0
>>799
/まだいらっしゃいますかー
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:55:01.04 ID:fuaa1aM0
>>808
/やらかし^q^
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 22:55:43.17 ID:oZJYVZs0
>>798
【もう障壁は無い、無理だ、もう戦力が追いついていない】
【ライクはこの場に身を投じようと思えば投じられるだろう、だが、そんなことは友人の意地をかけても絶対にさせない】
【抑える手段も無いが】

(今まで立ててきた計画が全て泡と化したか・・・)
【困った、今この流れの中でもずっと困っていた】
【だがそれと比べる事すら馬鹿馬鹿しいほどに困った】
【何だ・・・私は、彼は何の為に走っていた。】

・・・あの男ならば大丈夫だ、其処の方、こちらに来なさい、レイドの容態が気になるなら
治療の行く末を見たいならば・・・あと一つ、この腕の件に関して聞きたいことがある
【敵は去った、ディオルならばあの小娘一人に後れを取ることはないだろうし】
【十分に落ち着ける、だから転移魔術を使おう】
【今は、少しだけ休もう、彼が此方に来るまでの僅かな間だが】

「哀れだな、小娘、捨てられたか」
「所詮人形如きに、始祖吸血鬼に楯突こうと言うのが間違っている」
「そのような身に過ぎた事を行うから見放され、捨てられるのだ」
【言葉の上では哀れんでいる物の】
【単に嘲笑してるだけ、だが、彼が驕り高い奴だということを除いても哀れに見える】

【その一方でレイアムは、作られた命に対して、不思議な視線を送っていた】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 22:57:37.80 ID:DCFQREAO
>>806

(何かなだめる方法は…………)
【手っ取り早く解決するならば、欲を満たせばいいが】
【果たしてこれで大丈夫か?】

わかったから、ほら、キャンディ上げるから、落ち着いて、な?
【そういって差し出したピンクの包み紙に包まれたキャンディ】
【どうでもいいが白い手袋してる】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:57:46.18 ID:DcBQzsDO
>>807
/m9(^Д^)9m
/ID違うんで一瞬ビビったかもしれませんが此処に居ルです。
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 22:58:55.90 ID:UiNX5IAO
>>797
……ほんとにー?
痛い時は痛いって、ちゃんと言わなきゃダメなんだからね?
まあ、痛くないなら、良いんだけれど……

【これまでの経験からか、ほんの少しだけ疑り深くなっている】
【スッと目を細め、隠すことは基本的にナシ、と釘を刺しておいて】

…………ええ?ち、まみれ……?

【すっとぼけたよな声を零した。矢張り自身の状況をまるで把握していなかった】
【白いローブの袖を捲り、下に着ているチュニックの袖で頬を拭うと】

うわっ何これ!?いや確かに視界が真っ赤っかだなぁとは思ったけども!
あ、や、でも全然痛くないしこんなのきっとすぐ治るから今すぐ治さなくてもっ――
【驚き慌てた様子で治療拒否。片手はぶんぶんと振りつつ、片手は顔面に付着した血液を袖で拭っていく】
【それは猫が顔を洗っている動作とよく似ていて。拭い終えれば、露になるのは擦過傷やら切傷やら】
【傷自体は浅いものの、その量がかなり多かったため血に濡れていたようだ】
【そして――ふと。彼の左手に集束する蒼穹の魔力に目を遣って】

…………ん?
あれ、ん……?ソレ、魔力ってやつ?
使えたっけ……、……あ、そっか
プレゼントのアンクレット、使ってるのかしら

【なんとも不思議そうに首を傾げながら問い質すのであった】
【それから彼に贈ったアンクレットの効力を思い出し、足首に巻かれているソレに手を伸ばして指で摘まんでみようとしたり】

ふふ、それにしても良かった、グッドタイミングね
今日って、……えっと。ハローウィーン、だっけ?

【反対側に首を傾げつつ、なんだか目が輝いている】
【お菓子忘れてたなんて呟き、彼女は聞いてない】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:02:41.06 ID:BLm7KXYo
>>810

びえええええんっ?
【号泣していると、意外や意外】
【まさかのお菓子ゲットに満面の笑みに表情を作り変え】

おねえたんありがとうッ!!
だーーいすきっおねえたん!!
【我慢が出来なくなったのか、白い手袋ごと】
【美味しく口の中に入れました】
【どう見ても変態です。ありがとうございました】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:06:16.61 ID:fuaa1aM0
>>811
/やめてプギャらないで
/じゃあお願いします。


>>799

――はぁい、何方でしょうか!……、あ、紅丸さん……でしたっけ?
お久しぶりですね!あの後、元気にしていらっしゃいましたでしょうかー?


【風霊統主の城――其の重々しい扉が、ゆっくりと開かれて。中から出てきたのは、一人の少女だ】
【距離が未だ少し遠い為、彼女の返事も若干叫ぶような形になっている――が、威嚇するような響きは無い】
【女性特有の柔らかく透き通った声が、紅丸にも聞こえるであろう。以前、聞いたことのあるであろう――】

【白を基調とする、教会≠フ所属印を付けたブレザーと、黒と白のチェック柄の短めのスカートを、身に付けた】
【白いリボンでサイドポニーに纏めたフェアブロンドの髪と、蒼とも翠ともつかない色の瞳をした、16歳程度の少女である】
【――首元に掛けられた、僅かに錆付いた金色のロザリオは、彼女が聖職者であると語っている】

【メルフ導師の弟子――エルメア=ミルフォードである】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:06:46.95 ID:RLMWF3.0
>>809
≪グ…………うあぁ……ッ
あ、姉貴……姉貴!!≫

【敵は去った。それを、身に受けていた光線の痛みが引いた事で確信したジェムは、障壁を維持しながらフラフラとレイドのそばにすり寄る】
【その額には、光線による穴が穿たれてしまい、非常に不格好だ】
【だが、主を守る事は出来た――――ジェムは、それを恥じる様なそぶりなど見せなかった】
【最も、レイドの容体と言えば、ここからが問題なのだが】

「……くそ」
"我が主よ……"
「畜生がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!
何故だ!! 何故父上はここまでする必要があったんだぁぁぁぁっっっ!!
ファルガは、リイロについてたファルガの野郎は一体どうしてやがったんだぁぁぁぁぁぁぁっっっ…………!」

【危機は去り、それでもアストラの心は揺れていた】
【レイドは致命傷と言って過言ではない傷を負わされ、安らかな眠りを願うのみとなっていた哀れな妹であるリイロは、その身を奪われた】
【全ては、自分の父親の命令によって起こされた事】
【叫ぶようにして、アストラは感情を爆発させ、涙を流した】

"……我が主は今は話をできる状態ではない。我でよければ代わろう
レイドの事で聞きたい事とは……?"

【その場にくず折れるアストラの背中から、ダハルがレイアムに質問を返す】



<私は……シュバルツ様に、任を与えられたクローンサイボーグ……これでも、『暴蜂』の準構成員……
与えられた任務は、全力で……遂行、する……!>

【剣を構え直し、再びθの少女――フリージングブレイダーは男に突撃する】
【しかし、その勢いはもはや先ほど比べるも無残な物でしかない】
【悪あがき――――そう形容するのがぴったりな程、弱々しいものだ】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:08:13.04 ID:KCnSdbEo
>>802>>805

(織守さんの言葉を皮切りに、何を告げてくる?)

…プラス働き手を脅すための見せしめようの人間を調達するには老人がうってつけってわけか
なるほど、やはりあれは内側の人間を逃がさないための壁な訳だ

【彼女の告げて来た言葉、それは連絡系統の切断が切り抜けるカギとなる】

(…地下水路の電話線を切断する…具体的な対処作戦まで見せてきやがったか…そこまで告げて
お前、一体何を?)

【だが相手はこの期に及んで脱線をすると告げて来た?何を言ってくる、此方を揺さぶるつもりか】
【この前説で此方を揺さぶってから何か大きく出る気か…そう思って帰ってきた言葉に】

【――――ノビタはなんと返せばいいか一瞬分からなかった、だが手を卓の上に置いて告げる】

先ほど言ったな、オレ今日で20歳なんだ
20年も生きてればさ、恋愛ってのがどういうのかくらい知ってる…なんだ急にそんなこと聞いてきて恥ずかしい

むしろオレとしてはそっちこそ初恋の相手はどんなのなのか、具体的にどんな恋があったのかとか聞いてみたくなるくらいだ
増してやオレらの陣営側が血眼になって危険視する女の色恋沙汰とか意外に興味が湧く…とまあ脱線ってのはそういう野暮の一つもするもんだよな
で、それがどうかしたか

【と、告げて…彼は左拳を握りしめてそれを右で覆う】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 23:09:25.84 ID:DCFQREAO
>>813

【こればかりは、かなり予想を裏切った】

【おねえたんありがとうまでは予想通りだ】
【その後は少し泣きはらした眼をこすりながら】
【こっちを見て、満面の笑みッ!の筈だったんだ……】

【状態は変わらない、手袋と包み紙ごとキャンディを口に入れられた】
【いや、これはこれでありかも……】
【と言うか、口大きいな】
【……どこから解決しよう】

………包み紙ごと食べても美味しくないと思うよ
【何か、間違ってないか?】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:11:13.23 ID:GfTD03Ao
>>803

フフ…、

【と、嬉しそうなミーナに口元がにやけそうになるのを、奥歯を噛んで引き締める】
【何故、この子を助けたのか、何故、気まぐれが起きたのか、その真意が垣間見えた気がした】
【似ているのだ。今は亡き、妹に】

【ミーナの言う「力を失う」「力が使えない」。その言葉にアルトは疑問を覚えた】

龍である貴女が、今もこうして、龍として生きているのに、龍の力が使えないの?
私は龍ではないし、翼も無いし、「コトワリ」というものが、どういうものかも分からないし、どういう経緯で貴女が力を失う事になったのかも知らないわ。

貴女、本当に龍の力が使えないの? それは、使えないと思い込んでいるだけではないのかしら?
確かに、貴女には昔、翼と力があったのでしょう。それが無くなった。どうして、それで、龍としての力まで失ってしまうのかしら?
龍である貴女自身が、龍として生きているのに、その力だけが綺麗に死ぬなんて、そんな“都合の良い(悪い)”ことがあるのかしら?

【自分自身に問いかけるように続く】

例えば、私は文字を書くことが出来るわ。この両手で。そして、私が両腕を失くしたとする。
もう満足に文字を書く事は出来なくなるでしょうね。でも、それでも文字を書くという能力までは失わないわ。
無い腕は振るえないし、無い翼では羽ばたけない。でも、その能力までは消えないわ。
文字を書くという能力は、私の腕の能力ではなく、私自身、私そのものが持つ能力だから。

ミーナ。貴女、自分はもう、力を、使えない、と思い込んでない?

繰り返すけど、龍にとって翼が、どれほど重要な部位なのかは人間である私には分からないわ。貴女が元々、住んでいた場所の事も。
龍の力、翼を失ったトラウマ…みたいなものかしら、心的外傷からの自己暗示で貴女自身が持つ力を貴女自身が封じていないかしら?

――…と、まぁ、しがない人間の独り言よ。気にしないで。龍と人とじゃ事情も違うでしょうし…。

【言いたい放題、言っておいて、最後は興が乗りすぎたとばかりに語を砕いた。何かのヒントには、ならないだろうか――】

【何だか、微妙な空気を作ったところで】

――、…!

【アルトはまだ炎熱奏操(フレイムベル)そのものを停止はしていない。モノが動けば、空気が動く】
【音すら発しない程度の微細な動き。自然な動きではない不自然な動き。常に流動する空気の中、それを感じ取るのは至難の業】
【それは違和感。それは予感。見逃してしまいそうなほどの小さなもの。だが、それでも頭上に「?」を浮かべながら、彼女は気付いた】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:12:28.78 ID:2KeDkHI0
>>814

アーン?居るンじゃねぇか、流石にスッカラカンってのは無ェよなァ

【やがて返ってきた声に、青年――紅丸 紅斗は御機嫌な調子で喉を打ち鳴らし】
【両手をポッケに突っ込んだままずかずかと接近する様子は、ぶっちゃけチンピラにしか見えない】
【恐らく知人以外が出ていれば、敵襲かと疑われたりしちゃっただろうが――】

……よォ、オタクは……エルメアだったな?
ぼくは御覧の通りだ、調子はかなり良い……一週間ほど前に軽くブッちめられたけどな、カッコワルイったらねェーぜ!

【紅丸は相手の姿を確認し、それが見知った人物であると分かると、ポッケから両手を引き抜き】
【大きく腕を広げ、無事をアピールしてみせる。半ば大袈裟な気がしなくもない】
【そして……】

とりあえず、跳ね橋を下ろしてもらっていいかいッ!
流石にな、叫びながら会話すンのはちょいと骨だぜッ!!

【でしょうね^q^】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:13:05.79 ID:gfsPrk.o
>>805>>816

――――……はぁ。引き伸ばしたいだけならば
今すぐ荷物をまとめて城から出ていってもらえんかの?

わらわも暇ではないのじゃ。
其の口がそんな下らん質問しか吐けんならば、これ以上場を保ち続ける意味もあるまい

【恋愛遍歴、其れを問われると織守の目が急激に冷えていった】
【与太話には興味がないと言わんばかりに。ただ、織守は交渉を勧めることを考えていた】
【何時まで経っても進行しようとしないならば、情報を聞き出した以上時間の無駄】
【その意思を表すように織守はゆっくりと、席を立とうとし】

――前置きなど良いから、早く話しては貰えぬかや?
恋愛経験などわらわに問う暇があるならば、もう少し有益な言葉を聞かせて欲しいものじゃよ。

【半分腰を浮かしたまま、片手を円卓に付いてカリナトゥスに視線を送る】
【分かりやすく優位性を表そうとするアクション】
【なるべく激情に任せた行動には移らないようにはしているが、其れでもこの場で有効であるかは定かではない】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:14:25.73 ID:BLm7KXYo
>>817
・・・・パクッ!!

【なんというかΣ(゚Д゚;)的な表情をしているに違いない】
【そのまま口を後ろにゆっくりと退けていき】
【手袋から完全に口を離すと、口の中から右手でベタベタの包み紙を取り出して】
【そのまま飴さんを口の中でコロコロ】

おねーたん!!この飴さんおいちいです!!
あと包み紙さんはあまりおいちくなかったです!!
【そのままキャッキャッと小躍り】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:15:29.90 ID:/2TdzjIo
>>812

……分かってるよ。

【──確かに、隠し事はしないのだが】
【並大抵の痛みなら、気合や我慢でスルーしてしまうのが困りものである】

ダメ。
ばい菌とか入ったりするかもしれないし、
万が一……いや、億が一にでもなにかあったら、やだし。

【治療拒否を、首を横に振って拒否し】
【右手を伸ばして、彼女の頭を軽く抑えようとし】

うーん、半分くらいはそれであってるけど。
まぁ、端的にいえば色々な魔力を操れるようになったって事。

【彼の瞳の色によく似た、まるで蒼空の如き魔力は】
【時間が経つほどに、辺りの魔力を吸って大きくなっていってる】

うん、ハロウィン。

……Trick or treat!!

【唐突に、ハロウィンの決まり文句を言い放つ】
【出来ればお菓子持ってなかったらいいなぁとか、そんな疚しい気持ちがあったりもするけど】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:18:55.82 ID:qnSRo2oo
>>816>>820

いやー、人間ってのは不思議なもんでねえ、思想ってのは直ぐ変わる
ですが、自分の問題だとなーかなか変わらないんですよ
変わるのは……そう外的要因

例えば、想像してごらんなさい
貴方達の恋人もしくは惚れこんでる人が、ある日突然
「私機関に入らないと生きていけないから付いて来て」なんて言いだしたらどーでしょ?
………正義という立場を捨てないと、断言出来ますか?
絶対に、今の立場を崩さない。好きな相手を場合によっては殺害も出来ると、言えますか?

ああ、そうそう織守ちゃん。別に帰っても良いですよ?
お忙しいならどーぞどーぞお帰りを。貴重な時間を浪費する事もないでしょう
そういうカリカリした状態で交渉の場に立たれても、こっちも困ります
然し、交渉の途中で席を立つようじゃあ………公平なやり方とは言えませんねえ

【脱線した様な話を伏線に、本題へ飛び込む。この対話で繰り返した話術】
【前説を聞かなければその言葉の力も衰える。対策としてはそれが一番】
【だからこそ、聞かない事にしても、どうしても頭に残る話題を選んだ】
【そしてそれが、自分の印象とは随分食い違う事も知っている】
【分かり易い苛立ちは、寧ろ自分が強気に出る材料としか成らなかった】


私の要求。私と、≪No.29≫星乃宮 円、両名の安全の保証
ついでにいうなら、研究機材を置けるだけのスペースも頂きたい

以上、これが私の要求の全てです


【相手が去ろうとするなら、掛ける言葉は短く】
【どれだけ熱した脳でも理解出来る程度に留めた】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:19:13.14 ID:fuaa1aM0
>>819

えーっと、今ちょっと重要な会議が、お城の中であってるんですよぅ!
だから、皆静かにしているんだと思いまーす!


【――確かに。城の中に、全く人の気配が感じられない……という訳ではないようである、が】
【此れからのJustice≠左右するような会議でも、あっているのであろうか――?不気味なまでの、静謐】
【然し……突然の来客を目の前にして、エルメアはそんな事を気にする様でもなく、明るい対応をしている】


――あ、はーい!跳ね橋を降ろすんですね!分かりましたぁ!

……えっと……あれ?あ、これでしょうか。……あっ、違う。あれ……?
〜〜、うーん……、えっとー……、あ!これです!


【跳ね橋を降ろすだけにどれだけ時間が掛かっているのだろう^q^】
【……魔術以外の事に関しては、結構アレなようである】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 23:19:53.65 ID:DCFQREAO
>>821

………(後で洗っておこう)
喜んで貰えた様で何よりだ
【泣いてるよりは、ずっといいはずだ】

……まぁ何だ、隣にでも座ったらどうだ?
【少し体をずらして、座れるスペース確保】
【子猫は女性の膝の上に移動、そこから見えてるかは知りませんが】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 23:21:39.54 ID:oZJYVZs0
>>815
【アストラが親の情に飢えている、それは以前聞いたことがある】
【だがこんな状況においてもその飢えを捨てないのか、自身の妹たちをこのような目にあわせておいて】
【父上、あくまでも上の存在と見ているのか】

蛇さんですか、まずは私の名前を言っておきましょう
レイアム・ハルドル。医者であり魔術師、戦闘は苦手、です。先ほどの場面も戦力に成りきれず申し訳ありません、ね
【悔恨の情を露にした顔だ】
【その悔恨はさまざまな方向に向く、自身の行動を妨害した彼らの父親、成すべき事を成せなかったと言う事実】

・・・あの術は、何ですか?・・・どう見ても体に良い影響を与える物ではない、と言う禍々しさが一目で明らか・・・
出来る事なら術式が欲しい、術式を記した物を・・・出来る事なら式の逆算、解呪を試みたい
【第二の目標だ、あの術式を知り、その術式をある男に渡す】
【何だか何が何だか解らない、混乱した様子も見せているレイアム。】
【あくまで先ほど力に成り切れなかったので自分に出来る事は何でも試みたいもそういう意思を見せている】
【それは演技でありつつもある意味本当の自分の意思でもある】


「ほぅ、ならば聞くが、何故貴様はその任務を遂行しようとするのだ?」
「それを成してなんになる?何も、変わらんさ」
「第一、貴様の組する人間どもももういない、今貴様が私に立ち向かって何のメリットがあるのか・・・全く、理解できんな」
【自分自身のために、それだけで動く物に目の前にいる人間の行動は理解不能】
【また、最初と同じ様に、突き刺されていない方の肩を動かして剣を弾く。殺す価値も無い、とでも言いたいのか、何処までも傲慢な人間、いや吸血鬼】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:24:33.87 ID:BLm7KXYo
>>825

ありがと!!おねーたん!!
【にこっと微笑みながら顔を横に傾ける】
【そのときに飴を頬張っている左頬が膨らんでいたり】

あっ!!いいの?おねーたんっ!!
おねーたんのお隣に座れる!!やったぁ!!
【そのままベンチに近づき、背もたれから上ろうとする】
【結構危なっかしい足取り】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:27:13.46 ID:2KeDkHI0
>>824

アン?「重要な会議」だァ?まったタイミングの悪ィ……
よォ、エルメアッ!ッてことは、オタクらのアタマ『貴宝院 織守』は現在取り込み中かいッ!

【紅丸は、言われて気付いた異様なまでの沈黙に、ふと眉を顰めたが】
【兎に角、自分の使命、此処にきた理由を達成することが最優先であると考え】
【また、相手がエルメアであるなら隠す必要も無いという結論を導き出し、訊ねるだろう】
【エルメアが100%知らないハズは無い、その名前。此処から紅丸の「用事」を導き出すのは比較的容易か】

【そして――】

…………。

…………。

……さっさと下ろせ、あァンッ!!?寒いんだよ今日の夜風はよォーーーーッッ!!

【※なら厚着せぇや】
【ともあれ、暫くして跳ね橋が下りてくれば、紅丸はやや足早にそれを渡り、城の内部へ、エルメアの傍へ至ろうとするだろう】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 23:28:52.99 ID:DCFQREAO
>>827

【よし、手袋を涎まみれにしただけの価値はあった】
【とか思っていますが、気にしてはなりません】

……大丈夫か?
【念の為、落ちても受け止められる様な態勢でいよう】
【落ちて怪我、なんて嫌だろうし】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 23:30:40.62 ID:zslQ7wSO
【街中】

『お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!トリックオアトリート!!』
「トリックオアトリート!!」
はいはい。みんなで仲良くわけてね
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が仮装した子供達にお菓子をあげている】

『ありがと〜』
「じゃあね!お姉ちゃん!!」
気をつけて帰るんだよ!
【子供達を見送り】

………なんか懐かしいな…
【去っていく子供達を見ながらココアを取り出し飲み黄昏れてる】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:31:36.13 ID:UiNX5IAO
>>822
むう、分かってるよ、分かってるけど……

【耐えることの出来る痛みをスルーしてしまいがちなのは、こちらも同じ。結局は似た者同士なのかもしれない】
【して、浮かべるのは、膨れっ面というか顰めっ面というか、ほんの少しだけ納得行かないといった表情】
【手を煩わせたくないという気持ちは素直に伝えられず、抵抗することなく頭を押さえられる】

色々な魔力……?
……へぇ、すごーいっ、じゃあ頑張ったんだ?
独力でも魔力を扱えるようになるなんてなぁ、羨ましいなー
や、でもホントに凄いよ、偉いねーっ

【さながら自分のことのように彼女は喜び、わずかな羨望を覗かせながら彼を褒め称え】
【両手で相手の頬を摘まもうとし、成功したらぐにーっと左右に伸ばすだろう】
【然しながら唐突に言い放たれた決まり文句に、ポカンと呆けた表情】

……えっ?
あっ……トリック、オア、……トリート……え、へへ

【苦笑して誤魔化そうとするシャロームだったが】
【……彼女の頬を一筋、冷や汗が伝った】
【要するにお菓子を持っていない訳です。】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:31:56.04 ID:BLm7KXYo
>>829
おねーたんの手袋さんもおいちかったです!!
癖になる・・・・?ですたっ!!また食べさせてください!!
【ぴしっと敬礼をしてみる】

よいしょよいしょって・・・うわっあ!!
【そのままバランスを崩して落下しそうになる】
【彼女が受け止めてくれれば、顔が地面に向いた状態で受け止めるだろう】
【しかし、いちごパンツが見える】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:32:47.30 ID:KCnSdbEo
>>823

…想像できないな、「機関を乗っ取りに行くから付いて来て手伝いなさい、拒否権はないわよ」くらいは言いそうだけど
…でも、ま…外的要因は侮れないな…本当に侮れない
何かが起きてオレ達が変わってしまうって事は全くないとは言えない

【ここは自分の正直なセリフを…とノビタは言っておく】
【そしてノビタは少し驚く、織守は全く動揺していないとは…と】

(オレが冷静に振舞ってなんとかつられさせる、とか考えてたけどまたクールに振舞うなあ…これはオレでさえ予想外
しかし情報を欲しているのはオレ達という立場…ここで『帰る』という強気の出方は少々…いや、要求は織守さんに聞こえるように言うはず)

…No,29の円と自分の安全の保証?…今の今までそんな奴の名前も出なかったんで知らないんだが
ぶっちゃけ言うとソイツ自身のオレたちに対する危険性は?お前と同じかあるいはそれ以上とかだとちょっと応対を変えないといけない

(…織守さん、安全は譲歩材料にしてもいいとしてとりあえずこいつに研究資材と通信系統の品は与えてはいけない
二人ならこいつらは個室に隔離した方がいいでしょうし窓は取りつけず、通気口のエアダクトに細工、とかしたほうがいいかも、と思います)

【戻ってきたなら、彼は織守にそうサインを送る】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:33:15.65 ID:DXH0GnUo
>>818

…む?

【アホな代わりにこういう表情の変化などには敏感なようだ】
【変化に気づけても心のうちに何を思ってるかはわからず】
【ただ不思議そうに首を傾げるのみである】

使おうにも、私たちの力の源である魔翌力が垂れ流し状態らしいです
壊れた水道管みたいに。診察してくれたある科学者が教えてくれたんですが
「その足りない部分を補うために能力から生命活動の一部までもが全部回されてる」
「このままのペースだとやがて命に関わる」
…と。その人のもとで今は治療をうけてるんですがね

ですがまぁでも、トラウマもひとつの悪化の要因かもしれませんね
翼というかこの身は、お父様とお母様からもらった大切な大切な大切なモノ、ですから
自分が思っている以上に心に響いているものはあるのかもしれません

【さっきまで、いや今もそうだが絶えず笑顔の彼女にふっと一瞬だけ暗さが纏わり付く】
【龍ではなく彼女だからこそ、翼はとても掛け替えのないもの】
【人間にも他の龍にもその大きさは分からないものだ】

【そんな雰囲気をぶち壊すがごとく影がうごめく】

「ちっ…結構盛ったのにもう起きてんのか
 おいおい、なんだか凄い音がしたと思ったら…
 そこのパツキンの嬢ちゃん、うちの商品になに悪さしてんだ?」

【その影は足音をわざと立てて真っ直ぐこちらへと向かってくる】
【月明かりに照らされた顔は、なるほど、確かに渋めのおじさんだ】
【壊れた檻と中に入っていた物とアルトを一瞥して小さく舌打ちした】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:34:23.74 ID:KCnSdbEo
/>>820安価忘れ失礼
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:34:31.88 ID:fuaa1aM0
>>828

ええ、そうです!後2人ですから……そうですね、重要な鼎談があってる訳です!
織守さんは最近忙しくて、結構お疲れのようです――――。

……あ!じゃあもしかして、朔夜さんが言ってた……協力者≠チて、紅丸さんだったんですか!


【――組織の頭との接触を望んでいた人物と云えば、集積情報≠ノあった人物が先ず思い浮かんだ】
【このタイミング――先週は、大きな戦闘でフイになった――で城を訪ねてくるのなら、間違いないであろう】
【知人が、協力者としてJustice≠訪れてくれる……エルメアにとっては、非常に心強い事である】


……も、申し訳ありません!お城の中は暖かいですから、大丈夫ですよぅ!
あ、おしるこでも出しましょうか?


【もしかして:単純に自分が食べたいだけ】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 23:38:45.22 ID:DCFQREAO
>>832

……美味しくはないと思うよ、ただの布だし
【手袋を洗うまではこれをつけておかなきゃならない訳で】
【これ以上は流石にご遠慮願いたいかな、と】
【まぁ可愛いからそれなりには許す】

……と
【かなり普通に受け止めた、反応速度はなかなかの物】
【Q.何か見えましたか?A.見なかった事にします】

【とりあえず、痛くない様に、ベンチまで運送】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:39:01.28 ID:RLMWF3.0
>>826
"……我は、我が主、アストラ=O=ヴェイスの使い魔で、ダハルと言う……
こちらこそ、我が主の混乱で振り回し、身内の者のために『何度も』危険にさらしてしまい……申し訳ない"

【レイアムの自己紹介を受けて、同じく紹介を返すダハル】
【ジェムと同じく、詳しくは聞かされてはいないがなんとなくレイアムとレイドとの間にあった事に勘づき、それも含めて頭を下げた】

"あれは……『ヴェイス禁祭事術式伝書』と言う、我らの家に伝わる術式の……特に、自らの身を犠牲にして対価を得る術式の産物だ……
命と……子を宿すをと言う女の幸せと引き換えに、力を得て、戦い……謝罪をしたいと、自らに課したものだ……"

【レイドの腕。其れに関する一連の出来事を、ごく簡単に説明する】
【自分の命と子宮。其れを犠牲にしてでも、レイドは力を欲し、償いのために戦う事を欲したのだ】

"術式の伝書は……屋敷にあるものだが、こうなってはもう回収は難しいだろう……大旦那の手が、回っているはずだ……
レイド自身についても、寿命のタイムリミットを凍結させるための処置が施されている……下手にいじらない方が得策、との事だ……"

【自身の知っている範囲、そして推測できる範囲で、ダハルは情報を提供する】
【レイドの命こそどうにか食い止めてはいるが、腕に関しては、現状、実質打つ手がない】

≪姉貴……『ソウルシャイン』!!≫
う、ぐ…………ぅ――――っ

【ジェムが再び光を照らしてレイドを治療せんとする】
【しかし、傷をふさげば後はジェムに出来る事は無い。後は安静にして身を癒すしかないのだ】



<……兵器として生きる者の、定めだ……
命令に背く事は、命令を遂行しない事は……自分の存在意義を失う事と、同じ事……>

【弾き飛ばされ、もう立ち上がる余力すら無くしたフリージングブレイダーが、それでも言葉だけは紡ぎ続ける】

<――――味方の離脱は、完了したと……推測
――任務、成功…………
私の離脱は、不可能…………自爆を実行する――――――――>

【既に、殿として時間を稼ぐと言う目的は達した】
【それは、彼女が与えられた任務を遂行したと言う事になる】
【そして、損傷によって離脱が叶わないとした彼女は、躊躇なく自爆を敢行した】
【小さな爆発が起こる。周りを捲きこむような大規模なものではなく、あくまで自壊のみを目的とした、小規模なもの】
【サイボーグとしての、兵器の技術などが敵に渡らないための、軍用兵器と同じ理由に基づく自爆である】
【――――周囲には、クローンとしての血の匂いと、サイボーグとしての金属の焦げた匂い、そして自爆に使用した火薬の匂いが広がった】
【肉片や金属片が飛び散り、遺体と呼べるものは何も残らなかった】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:42:40.76 ID:BLm7KXYo
>>837
・・・・いや、おねーたんの染み込んだ汗がおいちいです!!
【※どう見てもただの変態です。本当にありがとうございました】

でも今日はいいですっ!!また今度ですッ!!
【何故か一礼】

おねーさんありがとうですっ!!あのまま地面についてたら・・・
今はゴーストさんの仲間になってたかもしれないです・・・
【因みに何処も怪我していません】
【ナイスサポートですっ!!】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:45:30.46 ID:gfsPrk.o
>>823>>833

――何が公平か。立場を理解して言うておるのか?
相手を苛立たせ虚仮にする事がこの場に置ける上策かや?

……先に言うたじゃろうが。
お主を受け入れるためには、組織は多大な負荷を背負うことになるのじゃ。
恋人との逃避行ならば迷惑のならん世界の果てででもしておれ。

――今の話と態度を見た上で、わらわはお主をとても信用できん。
それだけが理由というならば、わらわは組織の利益を優先し迷いなく御主を放り出そう
ミーナ・ヴィリクの身柄を引き渡して早々に去るがよい。お誂え向きに、龍種に詳しい知人も見つかったのでな

【腰を浮かせたまま、真っ直ぐにカリナトゥスを見据えて言葉を続ける】
【この辺りは、やはり未熟さが残る部分か。それとも別の意図があってのことか】
【カリナトゥスの態度に不快感を覚えたように振る舞い、交渉の場を終わらせようする旨の流れを形成していく】

――それとも、まだ何か有るかの?
無いならば交渉決裂という形で、御主の言う通りこのまま帰らせてもらうが

【最後の確認をするように、織守はカリナトゥスを睨んで問うた】
【恐らく、此処での返答如何でこの先の流れが変わってくるだろう】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:45:40.06 ID:/2TdzjIo
>>831

ん……じっとしてろよ。

天候は晴れ───"癒せ"

【彼女の顔へと左手を翳すと】
【その手が仄かで暖かい光に包まれ、傷を癒そうとする】

此れ位大したことないさ。
普通の魔術師からすれば、必要ない過程なわけだし。

……って、へ、あう─────シャ、シャロ?

【口では謙虚に振舞うものの】
【誉められて悪い気はしないようで、頬が薄ら赤く染まっていて】
【頬を弄られて不思議そうに彼女を見つめるが、抵抗はしない】

…………あっ
うっ……と、トリックオアトリートッ

【──前述の通り、彼もお菓子を持っていないわけで】
【決まり文句に決まり文句で返され、ちょっと硬直】
【またまた決まり文句で返してしまう──いや、別にいたずらされてもいいのだが】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:46:55.89 ID:7J0ujQSO
【――廃港・埠頭】
【如何なる理由が有ってか、全く打ち棄てられた港。このような曰くつき≠フ場所は、新世界には少なくなく存在する】
【化学汚染か、何者かの襲撃か、はたまた其れよりも忌まわしい何か≠ェ有ってか】
【巣喰う獣は愚か。この一帯を根城とした後ろ暗い連中に、魑魅魍魎の類さえ、その深層は知る由もない――――】

…………。

【さて。月明かりの淡く照らす、人気の失せた其処に。青年が独り、佇んでいた】
【ブラック・スーツに手袋、上はソフト帽から下はスニーカーまで。見れば見る程黒尽くめの風体を、長身に崩して纏い】
【腰には同色のホルスター。黒以外の色彩は、肌と白目とホルスターの内のリボルバーだけ、という有様で】
【だが。葬儀屋じみて重い¢浮「は、飄々と軽い&オ囲気に見事に中和されていた】


……お菓子が貰えなかったから、悪戯――って訳じゃ、無さそうだよ、ね。

【コンテナに寄り掛かり、貨物倉庫の内に目を遣っている青年。視線の先には】
【……酷い=Bそう形容するより外に無い骸が複数、無惨にも夜風に晒されている】
【掠れ笑いと冗句を一つ吐き出して、唾を飲み込む。確かに、仮装した子供の仕業とは、どうあっても思えない光景だった】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 23:47:21.65 ID:DCFQREAO
>>839

……まぁ、うん、わかった
【少し困った反応を返すしかない】
【※細かいですが、汗かきません、こいつ】

……怪我も無いようだし、次からは普通に回ってきて座りなよ?
【この体格では流石に厳しいし、怪我するかも知れない】
【あら、子猫がいつの間にか居やがらない】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:47:23.66 ID:2KeDkHI0
>>836

アーン!?クソッ、カッコワルイことで仕方ねぇが『鼎談』の『鼎』が読めねェーーよッ!
何故か『カナエ』とは読めるけどなァーーッ!!
【なんというメタ発言】
【が、紅丸は次の刹那には、やや表情を硬くして】

ああ、そうかい。そりゃシンドいだろうな、今や名前を知らないヤツぁあんまり居ない。
だがな、それがアタマの責任だ。それは貴宝院だって覚悟の上だろ。
それを支えてやるのがオタクらの仕事だぜ、……ちょっと話しがズレたか?

……なンだ、識槻のヤツ、ああ見えてちゃんと仕事してんじゃねぇか。
なら話しが早いな、エルメア!今日はオタクから貴宝院に通しといてもらえるかい。
折角だから暫くゆっくりさせてもらうとして……おしるこだァ?

【紅丸はエルメアのすぐ近くまで寄ると、黒髪に隠されていない方の右目でギロリとエルメアを睨みつけ】

オタクはよォ、それをこのぼくの前で言っちまっていいのかい?
ぼくは『櫻』の『紅丸』だぜ?……『教会』でぼくの料理を食べなかったか?
……厨房貸しな、インスタントの汁粉だろうが売れるレベルをこさえてやる

【そう言い放つと、颯爽と城の中へ歩を進めようとするだろう。カッコイイのかよくわかんねーけど紅○イズムである(?)】
【……が、】

……で、厨房は何処だ?案内しなッ!

【…………】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:50:25.19 ID:BLm7KXYo
>>843
えへへ!!lくるっと回ってポーズっ!
【何故かくるっと回って決めポーズを取る】
【※嘘・・・だろ・・・・orz】

うん!!!!わかった!!
ごめんなさい、おねーたん!
【そのままベンチに座り女性のほうを向いて】
【軽く一礼を施す】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/10/31(日) 23:53:11.31 ID:oZJYVZs0
>>838
ふ、その事に謝罪は及ばないでしょう、
私の友人が、そちらに多大な迷惑をかけたようですし、ね
一応、詳細をお聞き願いたいのですが
【白々しい態度だ、知っていたのに今、此処で知ったかのような言い方】
【もし仮に粗方の事情を知ってこういう態度を取っていた事がばれたら・・・想像したくも無いことが待っていた気がする】
【更に嘘を紡ぐ、とりあえず全ての情報を知っておいた事にしとかないと行動に支障が出る可能性がある】

まだ、方法はあるでしょう、本人がその身に術を刻んだのなら、その術式もまた本人に、ね
こればっかりは本人の許可を得ねばならないでしょうが・・・私は、得たい

そして下手にいじらない方が良い、のですね、ならば、上手にいじるしかありませんよ、もう
【ふざけたような発言に聞こえなくも無い、だが大真面目だ、彼女の身は治さねばならないだろう】
【彼は、友人は、リイロに謝りたい。そのリイロはきっと姉がこの術の束縛から逃れる事を望むだろうから、自己満足な推測かもしれないけれど】

・・・私の家に行きますよ、貴方方は完全に狙われている。少なくとも私の家ならば追手は来れないはずだ・・・
・・・其処の人も、このまま街中で伏しているのも良くないでしょう
【そういい、ここにいる人間(吸血鬼含まない)を転移魔術で自身の家の医療室に転移しようとする】
【何も妨害が無ければ、そのまま発動する】

「愚かしい、愚かしいぞ」
「存在意義を失う?元より与えられた事しかないお前に、はなから存在意義などありはしないさ」
「自身の存在意義は自身で決める物だ・・・」
【傲慢な男だが、最後の最後で哀れみを見せた】
【最後の最後まで彼にとっての本当の存在意義を知らぬ、造られた命に】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:53:15.09 ID:qnSRo2oo
>>833>>840

ぶっちゃけ言うと危険性なんざゼロですね
それどころか、私が貴方達に手伝う様に言えば、その日からそうしてくれる
危険性はマイナスと言ってしまっても良いでしょうて
いやー、中々成長速度は良いんですが根っこがねえ
縛られるのが好みってえ性格と言いましょうか………おっと、変な意味じゃあ無く

「胸の内と経緯」とやらが以上。「今後の展開等」は其方が決める物でしょう?
私としては、情報与えた功績で安心して暮らしたいんですがねえ
機関潰す為に手伝えってんなら手伝いますとも、もちろん
ああ、ミーナちゃんの治療も続けますよ?その為の機械は或る程度出来てますし


私はねえ、無駄口叩くのは好きですが時と場合は知ってるんですよ生憎と
百も二百も言葉を尽くして説明するより、このやり方の方が早いと予想は付いてる
一応貴方達より長生きしてますし、こーいう場面も幾つか越えてますからねえ………

【一通り、言う事は終わった。後は結果を待つのみ】
【然しながら、これが失敗したならそれはそれで、手が無い事もない】
【この場で殺されないなら、またやり直しは出来る、と】

苛立つ?虚仮にする?生憎と私は、その様なやり方は取ってませんがねえ
長々と言葉を尽くすよりこうやった方が理解がし易い、そう思ったまでですよ
交渉を蹴って帰ろうとするのは、虚仮にするとは言わないので?
こちとら質問には隠さず答えを返してる。こっちが質問しちゃいけない道理が何処に有る

んでまあ、追い出すというならどーぞどーぞ。但し、ミーナちゃんの身柄は知りません
あの子を拘束しておく訳にもいかない、今は何処を歩いてますやらねえ……
然しそうなりゃ、あの子に治療の為の機材は引き揚げさせて貰いますよ?
というより、置き場が無くなるから処分する事になる

まあ、他にもNo.42の情報とか?ブレイザーシティに居るナンバーズとか?
ウチの上司だった議員の蛇さんの事とか色々有りますが?
私は来客、帰りたいというのを無理に止める事は出来ませんんとも
どうぞどうぞ、ご自由に。此処は貴女の城、私の城じゃあ御座いません
ま、そうなると探偵さんとのお話もこれまでになりますがねえ
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:53:49.69 ID:GfTD03Ao
>>834

あら、ちゃんとした理由があったの…。
じゃあ、しょうがないわね。諦めて、別の手段を探すといいわ。

【駄目だと分かった瞬間、アルトは先ほどまでの意見を全面的に否定した】
【いくらなんでも切り替えが速過ぎる。執着が無さ過ぎる。臨機応変にも程がある】


お客様…?

【優雅に美しく、透き通るような金髪を月光に翻し、流れるように金髪の麗人、アルトは振り返る】
【瞬時に纏った雰囲気は、過去のもの。巨大な豪邸、というか宮殿のようなところで暮らしていた頃の】
【溢れるは高貴にして洗練されたオーラ。全身が語っている「私は金持ちよ」と】

【それとは別に、高い警戒も内面では抱いていた。相手の足音に着火しなかった辺り、自分もまだまだ甘いのだろう】
【人間相手、その気になれば、いつでも殺せる。音速より速く動く人間はいない。そんな油断と驕りもあった】

【そして、凄く嫌な予感がする。現れた新たな人物。なんだか、アイツまで来そうな気がするのだ】
【三つ巴ならまだしも、四つ巴とか、流石に対応できる気がしない】

【さらに、男の言葉】
【件の少女。龍の少女。ミーナのことをはっきりと「商品」と言った】
【まぁ、ありがちといえば、ありがち。この手の事は、いくらでもあった】
【問題は、ミーナ。彼女がどうするか…、だが、それも現時点では、自分には判断が付かない】

【ふむ。まぁ、状況整理はこのくらい、かな――】

あら、この檻、貴方の商品だったの?
ごめんなさいね。邪魔だったから壊しちゃったわ。

【と、わざとらしく、飄々と。この手のタイプは表面上の話しだけは通じる場合が多いから、先ずは飲まれないことが肝心】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/31(日) 23:54:12.99 ID:DCFQREAO
>>845

【年齢が年齢だから仕方がないとは言え、した理由が謎だ】
【私にもこういう時期があったから仕方ない物か】

はぁ……で、少し話は変わるけど
会った人全員お菓子くれなかったのか?
【小さいとは言えこの格好だ、ハロウィンとは流石に気付くだろう】
【言葉を言わなかった、とかその辺りとは思うが】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/10/31(日) 23:56:09.58 ID:fuaa1aM0
>>844

あー、「ていだん」って読むそうですよぅ?意味は「3人が話す事」。
「会談」は2人、とか聞いたことあるようなないような……?

【――と、結構どうでも良い解説をして】


……そう……ですね。私が織守さんを支えないで、如何するんでしょう。
二人でゆっくり、話をする時間が取れれば良いのですけど……ね。


【ふ、と。呟く彼女の表情は暗い。其れは、誰がどう見ても、織守という少女を心配している表情だ】
【――其れも、彼の云うような組織の頭≠ニしてではなく。純粋に、親友≠ニしての……】
【……組織と友人関係を分かつ事の出来ない幼さゆえ、と指摘されれば、其れまでなのではあるが】


あ、ああ見えてって……。朔夜さんと喧嘩でもしたんですかぁ?
え……あ、はい。おしるこです。美味しいですよね、甘くって。

……紅丸さん、料理お上手なんでしたっけ?わー、凄いですよぅ!
えっと、厨房は――……。


【エルメアは、何の迷いも無く厨房へと彼を案内しようとするだろう。果たして其れで良いのか】
【……因みに、Justice≠ノは櫻の国出身の人物が多く、いきおい和風の甘味の需要も増す】
【其の為、(エルメアが勝手に)其れなりに良い品質の素材を買ってきてたりするとか、何とか】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/31(日) 23:57:29.20 ID:BLm7KXYo
>>849

【少し顔がしょんぼり悲しくなって、小さく俯き】

うん・・・・・トリニクオアニート!!って叫んでも誰もくれなかったんだ・・・
10人ぐらいに言ったんだけどさ・・・・なんかくれなかったんだ・・・

【お前のせいだろっという突っ込みは聞こえず】
【彼女の頬に一筋の光が流れ出す】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:00:18.21 ID:JrIBbMAO
>>841
……う、ん

【頷こうとするものの素直にじっとして、口頭のみの返事を一つ】
【傷を癒していく暖かな光に心地好さを感じ、彼女は薄ら瞳を伏せる】
【――以前に比べて、その治癒速度は格段に向上している】
【傷が浅いことも一つの要因であろう。その分、術者の負担も少ない筈だ】
【瞬く間に傷は治ってゆき、元の白い肌が戻ってくる。傷痕は、残らなかった】

……ちっぽけでも、成長したんでしょ?だから、もっと素直に喜べば良いのに
ほら……、ほっぺ赤くなってるよ?相変わらず可愛いわね、双葉ちゃん?

【にやにやくすくす笑いながら、頬を弄り続ける彼女】
【絶対に分かっててやってる、性格が悪いと言うか何と言うか】
【久々に会えたのが嬉しかったようで、幾分か嗜虐的である】

…………あの、そのっ
ごめん、持ってないのよね、……お菓子を

【お菓子を持っていないことを倒置法で強調してしまった!】
【無意識に緩む両手、反撃をするならば今がチャンスである――!】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:02:11.20 ID:b0sJqzMo
>>842

じゃあお菓子を貰っても悪戯、という所ですね
どっちに転んでもデッドエンドです、まあお菓子を貰えた方が特はしますけども

【身長150p程度、膝までありそうな長いシルクのような白髪に金の瞳、首には銀の鈴の付いた黒いチョーカー】
【ぺったりした胸元に黒のリボン、裾にも小さなリボンのイラストが入った、子供用の白いワンピースを着て】
【更にその上に白いローブを羽織った幼げな少女がてくてくと歩いて近づいて来る】

この場合ですと特をするのは加害者でしょうけどね

【ぼうっとした口調、ぼうっとした表情、朧気ともとれる容姿】
【中途半端、そんな言葉が合うだろう少女はその惨状を見ても臆する事なくじっと見つめる】
【或いは“臆する”といった感情すらないようにも見えるだろう】

あらら結構大惨事ですね、小規模爆弾でも投下されたんでしょうか
窺い知ることは出来ないでしょうけど……これはお兄さんがやったのですか?

【警戒の為か青年の後方3m程の所で止まり】
【鈴の音を鳴らしながら首を傾げる】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 00:05:00.03 ID:L07n2oAO
>>851

はぁ……トリニクオアニートじゃなくてトリックオアトリートだな
(察してやってもいいとは思うがな……)
【涎にまみれてない手で眉間を少しの間抑えて言う】

まぁまた次があるさ、だから泣くな、な?
【再び、涎にまみれてない手で、彼女の頬を拭おうと手を伸ばした】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:06:13.62 ID:lJQzIOQo
>>840>>847

(…全部突っぱねる、か…少々臆病者気味のオレには出来ない決断とも取れる
やっぱりこの場にオレは補佐に甘んじて織守さんがメインで席についているこの形は大きかったな
性格的に考えてオレではできないことをやってくれるのがこの交渉の席で非常に心強い)

【リーダーの決断に任せる場面で彼女の答えを聞き、見えないように浅く頷くと】
【龍種に詳しい知人がいるという新事実はいい、プラスこの場でカリナトゥスには言っていないが彼女の顔は割れているのだ】
【いい強気だ、自分もいいリーダーに出会えたと思う】

(…そうだな、ネル・ナハト事件の時もそうだった、相手がオレの手に負えないレベルの大きな組織になってしまった時
彼女は途方に暮れていたオレの前に…まるで本当にヒーローのように華麗に現れてくれたっけ
そしてネル・ナハトに対抗するための組織まで立ち上げて…今でも、あの時の嬉しかった気持ちを覚えている…)

【そして相手が見せてくる情報のうまみを彼は考える】

(ミーナはもうこいつがいなくても探せる…織守さんの言う知り合いがいれば治療ができるかもしれないな…相手へと攻め込む方法もあっちから教えてくれた
となると、コイツの要求を飲むメリットがあるとすれば…最後に言った『No,42の情報』『ブレイザーシティのナンバーズ』
そして『ナーガ』の情報…かなりデカくて貴重な情報とオレは思うがもしこれがコイツ以外に聞きこみして行けば…そう、ブレイザーシティ近辺で手に入るような情報だったとしたら…


―――もうコイツを生かして置く必要さえない、スッパリ切る場合は後腐れないようにこの場で始末するという手もある…か)


【さて、どうする?という目線を織守に送る】
【今の自分の意見を織守に告げ最終的な決断はリーダーの仕事とでも言わんばかりに彼女の言葉を待つ】

(…しかし自分でも驚いた、まさかこんな血も涙もない可能性を思いついて織守さんに勧めてみる、とは
良くても本当にコイツを追いだす程度に留めてもいいだろうに)
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:07:09.39 ID:32hesvY0
>>850

アーン?読めるも何も今オタクが喋ったンだから分かってッたり前だろッ!
意味はわかんなかったからな、有難うとは言っておくぜ!
【何だろう、このメタからの回帰は】
【とりあえず、この話は捨て置くとして】


アタマってなァな、ヨソから見れば結構な数に支えられてるよーに見えンだ。
だが、その中で『本質から』『支える』ことが出来るのはほんの『一握り』……
“オタクは貴宝院の「根ッコ」を支えることができるか?”……『断言』できるなら……
オタクはオタクの思う通りにやれば、多分それが『正解』に繋がるだろーよ

【紅丸は、そんな彼女の様子を見かねてなのか、或いはその心境すら見抜いてなのか】
【まるで独り言のように淡々と、紡ぐ】
【その言葉の矛先は明らかにエルメアに向いているが、視線は通路の先のみを見据えている】
【それは恐らく、この紅丸という男の『不器用な優しさ』なのか?……】
【一見するとチンピラと見られても仕方ないこの男の内面には、確かに櫻たる『義』や『仁』があるのか】


アーン、また余裕があったら識槻に訊いてみたらどうだ?たぶんオタクの想像通りの答えが貰えるぜ。
だが、悪く無ェ。1本スジ通ってるヤツだってのは、大体分かった。
なかなか見ないタイプのオンナだ……    ……最初女だと思わなかったけどな
【……最後、ぼそりと呟いたのは果たして聞こえたか否か】
【そして――】


【……十数分後、厨房】

――――……ま、ザッとこんなモンか。

【そこには見るからにインスタントの領域を超越しまくったお汁粉の姿が!】
【余談だが、彼の料理レベルは自キャラ中ダントツでトップである。某夜明けの主夫やねこにゃー少女を軽く凌駕したりするのだ】

冷める前にサッと食べな、ぼくに言わせれば料理の賞味期限は秒単位なんだからよ

【じゃー、と調理に使った器具(インスタント汁粉に何を使ったのだろうか)を洗いながら、ぶっきらぼうに言って】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:09:59.32 ID:o.3OxqEo
>>854
トリックオアトリートですか・・・・?
【意外そうに不意に出た声でばさっと顔上げ】
【きょとんとした表情で尋ねる】
【どうやら本当に`トリニクオアニート`だと思っていたらしい】

うんっ!!おねーたんがくれたから良いもんっ!!
【頬を拭かれると、両手をパタパタ上下に振り続ける】
【そのまま何処かへ飛んでいきそうな勢いであるが】

858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:10:07.22 ID:abTJHEso
>>848



───あ、ジュースくれたおじさんだ!
美味しかったです!ありがとうございましたー!

【何故自分が檻に入っていたのか、その理由をまだ気づかない】
【それどころか檻に入ってたことすら忘れそうな勢いである】
【警戒心がゼロを通り越してマイナスに行きそうだ】

「なかなか面白いジョークを言うじゃねぇか…
 確かにその檻も安くはないんだぜ?
 嬢ちゃんみたいなのと違って路地裏住みにはなぁ?」

【ミーナをガン無視。商品としか思ってないようだ】
【わざとらしくクククっと笑い、折れた柵を拾い上げる】
【手で軽くこんこんと叩き、こりゃひでぇと投げ捨てた】

「まぁ、なんだ?三流のちんぴらみたいな事は言いたくねぇが…
 おとなしくそいつを渡してここから立ち去りな
 ここの空気は嬢ちゃんみたいなのを歓迎しちゃくれないぜ?
 それとも嬢ちゃんがこの商品を買ってくれるのか?安くしとくぜ?」

【渋い顔が台無しの下卑た笑いを浮かべる】
【檻の壊れ方を見てどれほど強者かは容易に判断つくのだが】
【それでも強気なあたり何か策があるのかもしれない】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:10:40.72 ID:r4TnStQ0
>>846
"詳細、か……話すと長くなるが……
要点を掻い摘めば、レイドのその術式について、何らかの情報をライクが掴んだらしい。レイドの、己の命を引き換えにした術式という情報をな
それを、我ら兄妹が揃っているところで話として出し、レイドは追い詰められて白を切りとおせなくなり……それを知って、リイロは精神的なショックで……と言ったところだ"

【今日初めて会ったばかり。ましてや接触の話など聞いていないダハルに、レイアムを計る事は出来ない】
【既に聞いている情報と、恐らくは大差ないであろう情報を口にする】
【現状、レイドの事と自分たちの置かれている立場の事についてで、ダハルの頭も一杯になっているのだ】

"ぶしつけな質問で恐縮だが、あなたにそれが出来るのか?
レイドの身に刻まれた術式を逆に辿ると言うのは、言い換えればリバースエンジニアリング……上手にいじると言うのも、爆弾の解体をする様なものだ……"

【ダハルはこう言いたいのだ】
【非常に困難で、高等な術者でなければできない様な事を、レイアムにできるのかと】
【その技量も、人柄も、まだ把握しきってはいないダハルの素朴な疑問だ】

「いや……最低限の、治療だけでいい」
"我が主よ……?"
「……もう、水の国にはいられない。家にも戻れない……だが、最後に隠れる闇は、心当たりがある……」

【泣き崩れていたアストラが、急に顔を上げる】
【『追手』と言う言葉から、如何にも匿おうとしている気配を感じ取ったのか、そんな事を言いだしたのだ】
【事実、隠然たる影響力を様々な箇所に及ぼしている父親を敵に回してしまった時点で、この兄妹の道は限りなく険しい物となっている】
【だからこそ、アストラは最後の心当たりを当たろうと言うのだ】
【――だが、転移術式そのものを妨害しようとする意志は、全く持ち合わせていない】
【そのまま、素直に全員が転移術式の恩恵を受け、場を離脱するだろう】

【吸血鬼には、最後のフリージングブレイダーの表情が見えただろうか】
【彼女は、自分の仕事を全うした死んだ――――自分の存在意義と信じているものを果たして死んだ】
【最後の瞬間、彼女の口元は微かに緩んだ。明らかに、彼女は満足して死を受け入れたのだ】

[申し訳ねぇ、首領……]
[いや、構うまい……報告が確かなら、レイドももう永くは無い……
それよりも、その矢傷を癒せ]
[あぁ……失礼するぜ]

【撤退したスーツの男は、自分たちの雇い主――――ヴェイス家当主と面会していた】

[お頭様、リイロ=M=ヴェイスの身柄、管理下の病院に移しました]
[うむ、御苦労……これで、一応の目標は全て達成された事になる……]

【入れ違いに、グレーのビジネススーツに身を包んだ、淡褐色の肌に明るめの紫色の髪をした女性が入りくる】
【彼女もまた、スーツの男と同じバッジを留めた、同じ立場の人物であり、リイロを拉致した実行犯だ】
【その報告を聞き、ヴェイス家当主は、眉一つ動かさず、一つ頷いて見せる】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:15:40.97 ID:G6UrCbEo
>>852

……また前みたいに、治りにくかったらって心配だったけど。
大丈夫、そうだな。

【傷が癒えたのを確認すると、治癒の光は霧散し】
【念のため、彼女の肌をすうっと撫でようとしてみたりして】

やっぱり、その…………シャロはその方が、綺麗、だよ?

【既に何回、もしかしたら何十回と言っているのに】
【未だに照れつつ、そんな言葉を口にした】
【血に汚れていない、彼女の顔をじーっと見つめて】

う、うるさいっ、だから可愛くなんかないってッ!
赤くもなってないし、双葉ちゃんでもない俺はッ

【取り敢えず全否定して】
【赤くなった顔を、右手で覆い隠す】
【いくら彼女の言葉でも、これだけは譲れない──らしい】

…………え、あ、うん。
俺も持ってないから、大丈夫だってっ

【しかし、チャンスを逃した双葉ちゃん───!】
【謝ってる彼女に追い打ちをかけるのはちょっと、その……とかなんとか】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 00:16:10.60 ID:L07n2oAO
>>857

あぁ、次からは気をつけてな
(……気のせいか?)
【残念ながら今年のはもうそろそろ終わりそうだが】
【来年、覚えていたなら泣く事にはならないと思う】

さて……と、じゃあ私はこのくらいにしておくよ
【ベンチから立ち上がると軽い伸びをして、彼女をあまり意味なく見る】

(喜んで貰ってるようで、良かった)
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:17:03.04 ID:VHkQo2Qo
>>847

……言いたいことはそれだけかの?
ならば、今宵の交渉の場は此れまでじゃよ。

有益な情報には感謝する。
じゃが、お主を受け入れる負担と比べればやはり釣り合いが取れんのじゃ。
これ以上のことがないならば、わらわはJusticeのリーダーとしてお主を城に留め続けるわけにはいかん。
本日限りで部屋を引き払って出て行って頂くのじゃ。
身を隠すための場所は世界に此処だけというわけではあるまい、他の組織を当たってくれると幸いじゃよ。

【一息に、其処まで告げると】
【身体はカリナトゥスの方へと向けたまま、腰を浮かし席を立った】
【――実際のところ、他の皆と話した時点で織守は「カリナトゥスを受け入れない」という結論は決めていた】
【ダークサイドに於いて知謀の名で知られる彼女を受け入れるにあたっての余りに大きなリスク】
【それを今現在のJusticeが受けきれるとは、到底思っていなかった】
【未だ新参組織。突くべき穴は多く、突かれればその場で瓦解しかねないのだから、カリナトゥスと言う名の極大の猛毒を抱えられるわけがなかったのだ】

>>855

――――ここで「破裂」させる事は好ましくないのじゃ
わらわとしては、出ていってもらうだけで充分と考える。

せめてもの慈悲と取って貰うて構わん。
ただ、此処に彼奴の居場所を与えるわけにはいかぬ。

【言葉とは裏腹に、織守は警戒していた】
【自分が不利になると分かる交渉の場。果たしてこの女が「何の対策もせずに此処に現れるか」】
【決裂すればその場で処分される未来など、想像は付いているあろう】
【――それを考えた上で、織守はカリナトゥスをこの場で殺めることを躊躇った。毒袋を破いたならば、溢れ出るのは致死の猛毒なのだから】


……以上が、Justiceの結論じゃよ。
判ったならば、早々に機材を処分し今夜中に城を出るがよい。

【織守の袖から小さな折り鶴が踊り出ると、天井近くまで昇りカリナトゥスへと嘴を向ける】
【織守の能力を少なからず知っているならば理解できるだろう。下手な動きをされないようにという「監視」の鶴だ】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:19:47.89 ID:KeBY4J20
【聖都――――魔術協会°゚隣の街中】
【あの手この手で学生を誘いだそうと、多種の店で賑わい、妖しい骨董屋や魔術雑貨なんかも、公然と点在する場所】
【全体として、水の国などと比べて古風な街並みの中に、僅かに期を逸した人影がアリ】

………直ぐにスク水に戻れって言われても、困るわよね…。
塒に帰るには少し遅いし、武美の部屋に押し掛けるわけにも、此れからは往かないし…。

【それは、どこか淀んだ青色の瞳を備え、ぱっちりと大きな目に、白い肌、茶色い革靴を履いた、小柄………と言うよりは、幼い少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、とろん、とした視線がデフォルトなのが特徴】
【可愛らしいリボンで首部分を留めた、黒の裏地は真紅の薄いマントを装着し、その下は脇の空いた黒い魔女っ子服】
【更に、見えそうで見えない南瓜色のミニスカートを装着し、戴くはダークなとんがり帽子】

【軽く溜息を吐きながら語散る姿―――ハロウィンの仮装を纏う少女が、延長戦を挑んでいる…といった雰囲気でも無し】
【人気自体は、魔術協会と言う眠らない学び舎の特需故か、途絶えては居ないのだが、服装に於いて『目立つ』のは彼女だけ】
【つまり、この人通りの中で、特段に積極的な観察≠フ対象と成る確率が高いのである】

……ほんと、流星群でも有れば、もう少しは飽きないのにね…。

【ぼんやり―――首を後ろに曲げて、幾億の光点が瞬く漆黒のカーテンを仰ぎ見た】
【空を視るのは、今も昔も愛好する行為だと言うのに―――なんとなく、胸を不可視の縄で締め付けられるような気分に】
【逢えて温度で表現するなら、晩秋の風が肌を掠める時の様な、寂寞を孕んだ『寒さ』…か】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:20:57.92 ID:o.3OxqEo
>>861
うんっ!!わかった!!!!
トリックオアトリートだよねっ!!
また今度やってみるぅー!!
【両手をバンバン振り回しながら答える】
【来年までこの娘が覚えているかどうかが心配であるが・・・】

うぉ・・・・かっわいい〜♪
私もしないとですっ!!
【こっちも立ち上がり、精一杯伸びをする】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 00:23:05.20 ID:jhXdhQSO
>>863
さて…今日は家に帰ってゆっくり寝ようかな?
仕事ももうないし
【その前に、長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が歩いてくる】

/夕方に絡めなかった分今投下しましたが…迷惑だったらいってください…
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 00:24:05.02 ID:L07n2oAO
>>864

(何かと、誰かの真似とかしていたかな……)
【少しだけ、昔の事を思い出そうとしたけど】
【あんまりはっきりとは覚えてなかった、小さい頃だったからか】

じゃ、私は行くよ、頑張ってな
【そう言って、彼女はゆっくり歩き始めた】
【まだ何かあるなら止められる距離だ】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:26:07.19 ID:o.3OxqEo
>>866
バイバイですっ!!おねーたん!!
【右手をふって挨拶----をしていたが】
【何かを思い出し】

おねーたん!!お名前なんていうんですかっ?
私は赤井美春ですっ!!
【両手を口に当てて、聞こえるような大きさの声で】
【精一杯叫んでみる】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:27:57.72 ID:ry3SCl2o
>>855>>862

成程、成程。よーくよく分かりましたとも
情報抜くだけ抜き取って後はぽい、ああ何とも機関っぽいやりかたでしょうねえ……
……が。本日限りは良いですが夜までお待ちなさいな
パーツ分解して処分してやるの、結構手間が掛かりますからねえ
それと、ミーナちゃんへの連絡は宜しく。「残念ですが」とでも伝えりゃ良いでしょう
言っておきますが、私が直接伝えるの嫌ですよ?
死にたくないって、本当に必死に私に頼み込んで来たんですもん

【「無理だったか」】
【眼鏡を拾って掛け直しながら、腹の底では黒い火が燃えていた】
【事こうなれば、もうネコを被る意味もない。普段通りに毒を撒き散らし】

いやー、探偵さんすいませんねえ。貴方と話はしたかったんですが……
本日付で私追い出されますんで、これ以上教えてあげられる事は無いんですよお
ま、良いでしょ?私達のやり方そっくりに、利用できるだけは利用したんですしー

………さって、早々に何やら用意したらしいですが
生憎と私、二人相手に戦闘しかける程度胸は無い
ですから、私の土俵で最後に一つ、残させて貰いましょう

【椅子から立ち上がり大きく伸びをする】
【首の骨と背骨を鳴らし、それから息を大きく吸いこんで】


私が居ようが居まいが、多分あんまり変わらないと思いますよ?
対機関連合とかもそんな感じに見えますしー
いや、あっちはこれからちょいとずつ良くなるとは予想してますが

さあてさて、此方は何時まで、貴女一人で頑張るんでしょうねえアッハッハッハッハ………


【くるりと二人に背を向けて、部屋を出ていこうとする】
【呼び止められる事が無ければ、そのまま自分が使っている部屋へと戻り】
【機材の一切を、空間を引き裂いた中へ放り込み始めるだろう】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 00:28:10.11 ID:8McxT/o0
>>859
・・・申し訳、ありません
必ず、ライクには償いをさせましょう
【余り言葉は多く出さない、ここで言葉を下手に多くすると】
【此方の人間性を疑われる、例えそれが謝意の言葉でも】
【本当は彼女の行った行動、それに対し言いたい事が山ほどある、だが言える状況ではない】

そうですね、私も貴方も互いに互いを良く知らない、ましてや言葉だけで信用が得られるものでは無いと思いますが
・・・私はとある事情で歳を取らない身です、私は本当に若い頃から魔術師であり続けた、とだけ
【つまり自分は見た目どおりの年齢ではなく、ずっと昔から魔術師としての道を進み続けた】
【生きてきた年数などいったところでその年数は信じられまい、だからただ永く魔術師として生きてきた、とだけ】



【そして光に包まれ転移し、レイドはもう転移の時点でベッドに寝かせられている】
・・・本当は使い魔、助手がいるのですが、彼女は・・・少し、レイドさんに会わせる訳には行きませんね、私だけで、やるしかないか
【部屋の隅に歩いていき、ドデカイ冷蔵庫らしき物の戸を開ける、輸血パックだろうか?】
【以前の件で使い魔はレイドと言う言葉を聞くだけで身震いが始まる身になった、身の損傷はともかく、精神、か】

最低限、と言いますが、動くにも時間が掛かりますよ、ましてやこの家、森林の奥の奥ですから
まぁ、どうしてもと言うならばすぐに望む場所に転移させましょう・・・ですが、力になれることがあれば私は何時でも協力する、とだけ

【友人が悪いことをした手前、そんな風に見えるかもしれない】
【そしてなんやら医療設備を持ってきて準備を行う、その合間にアストラに向け、一枚の地図を投げる、この家へと通じる地図】

この家は、隠れるのに最適ですから、何かあったらすぐに
【地図は地図である以上に魔道具。辺り一帯に惑いの魔術をかけてある。それを無効化する道具だ】
【つまりこれが無いとこの家に来るのは至極困難】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 00:30:44.47 ID:L07n2oAO
>>867

(そういえば忘れてたな……)
シルヴァーグだ、シルヴァーグ=バレットリーン
【小さい子にとっては、少し長い上に発音も難しい】

またいつかな、美春
【それだけ言って、彼女は去った】


/ 眠気があうあう、さらだば、おつかした
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:31:24.37 ID:Rez.cUSO
>>853

――――……!?

【青年は足音を聞き取り、左手でリボルバーを引き抜くと。振り返り様、音のする方向へと狙いを定めて】
【――相手が年端も行かない少女だと知るや、銃口を下ろし。手元でくるりとスピンさせて、ホルスターに納める】

お菓子を貰っても、か。こんな強面の連中だ、ジンジャー・クッキーと間違えたセンは考えられないけれど。
そも、お菓子よりかは肉が好きそうに思えるね、奴さんは――――ほら、喰われてる=B

【対してフランクな口調、口許にチェシャ猫めいた、然れど乾いた笑みを乗せて】
【この状況でも、どこか余裕有りげに振る舞って見せた】
【荒事には大分慣れているのか、仔細に観察する程度の耐性は有ったようである】
【死体の様相は、言われて見れば成る程確かに。大型の獣が引っ掻き、食い千切ったような痕が見受けられた】
【――――獣の其れにしても、此処まで死体を嬲るのは少しばかり不自然だが】

見事にバラバラだね、うん……言い得て妙ではある、かー。
――――出来ない事はないけど、夜食は選ぶよ。

【胸ポケットからジッポー・ライターと煙草を取り出しつつ、彼はそう冗談めかして宣った】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:31:58.97 ID:JrIBbMAO
>>860

…………、ぇ

【肌を撫でられ、綺麗だと言われて、再び視線をホールドしたまま目が点になった】
【照れられながらじいと見られて、そんなことを言われて、恥ずかしくない訳がない】
【青年の蒼い瞳に映り込む自身の姿が、何故だか彼女の眼には映らなくて】

そんな、……ぁ、ありがと……

【結局、ばつの悪そうに俯いてしまった。幾度となく言われても、どんなに嬉しくても、矢張り慣れないものだから】
【撫でられた肌には傷による凹凸が一切無く。撫で心地の良さは、ともすれば造形物にも思えるほど】
【予想通り全否定する青年に対し、俯いたままわざとらしくクスリと笑みを零しつつ】

……イタズラ
“お菓子くれなきゃイタズラするぞ”、だから……イタズラ、するんじゃないの?
あ、いや、別にしないんなら良いけどねっ

【墓穴を掘ったようです】
【俯かせた顔をじりじり上げ、どこか言いづらそうに口をもごつかせて】

するなら、……仕方ない、から

【実はイタズラしてほしかったのかもしれない。】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 00:32:28.86 ID:cgDaD.AO
【街中】
【人気は流石に無く、静寂の中を冷たい風が吹き抜けていく】
【その活動を停止させた街中に、人影というにはあまりにも的を射た例えの人物が居た】


どいつもこいつもふざけんなよ。
どういうことだよこれは…

ニコリともせず逃げやがって、これじゃあ私が強奪でもしたみてえじゃねえか。
ハロウィンなんてろくなもんじゃねーよ、ったくよ…
【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく。気品と優美さを兼ね備えながらも、傲然たる凶暴性を秘めた射抜くような目つきを有する女性は両腕一杯にお菓子を抱えて仏頂面で歩いていた】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:34:01.64 ID:o.3OxqEo
>>870
シルヴァーグおねーたんですねっ!!
【少し略した。それでもあまり舌は回らない】

それじゃぁです!!また会いましょう!!
【ばいばいと右手を振り続けた】

/お疲れ様でした。自分も眠いです・・・
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:41:57.55 ID:VUP7iAso
>>858

【ミーナ…。ちょっと黙ってろ。とは言えないので、やんわりと流す。正直、ミーナに構っている余裕は無いかもしれない】
【なんだか、嫌なのだ。この男。雰囲気とか存在が。これが、噂に聞く、生理的に受け付けない、というやつだろうか】

【「結構盛った」「ジュースくれたおじさん」「そいつを渡して」】

【なるほど。ミーナを檻に入れたのはコイツか。目的はミーナの回収、と】
【警戒心というものが皆無のミーナに決断を迫るのは酷か】
【善悪の判断くらいはつくのだろうが、どうやら世を生き抜くには、世の中に存在する悪意のようなものに対しての知識が無さ過ぎる】
【純粋無垢。真っ白な、白々しいほどに。この白は、路地裏には似合わない】

【ミーナの回収をチラつかせはするが、売るような素振り。ブラフか? それとも本当にどうでもいい?】
【正直、買えなくはない。というか、この超財閥・紫香宮一族に買えないものは無い。どのような値段を付けられようとも、だ】
【人だろうが、命だろうが、国だろうが、権利だろうが、値段があるのならば、アルトはそれを買えるだろう】

【だが、買えない。今の自分の傍に、この子を置くことは、望ましくない】
【ただでさえ、自分は今、命を狙われて、逃げ隠れ、時には死ぬか生きるかの戦いをしながら毎日を過ごしている】
【そんな中、この幼い龍を手中に収めれば、先ず、狙われるだろう。自分としても弱点を増やすような行動は慎むべきだ】

――…。

【らしくないなぁ、と、思う。悩むのは苦手なのだ。眠くなる。というか、そもそもアイツ誰だよっていう】

――…そう、思うでしょう? 日夜 月昼(にちや げっちゅう)。

【アルトとミーナの背後、闇から浮かび上がるように、執事服を纏った、一人の老紳士がそこにいた】

私のいるところには、貴方もいるわよねぇ…、当然。

【アルトに恭しく礼をして、アルトの命を狙い続けている、元、執事は頭を上げた。何かをする気配は無い】

――さて、カッコよく、この子を攫いたいんだけど、私には無理ね。
お話しなら、ここで恰好良くヒーローが来るんだけど、私が呼べるのは、残念ながら、私を殺そうとしてくる殺し屋件執事だけ。

【「困っちゃうわねぇ」と、どこか他人事にため息】

それに、貴方も、何だかんだ言いながら引き渡す気は無さそうだし…

【チリン、と鈴が鳴る】


/遅れてサーセン
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:42:39.76 ID:r4TnStQ0
>>869
"あまり、悲観めいた事を言いたくはないが……
我らが、償いを受けられるまで生きていられるかどうか、もう分からなくなってきた……
見ての通り、大旦那は本気で我らを葬りに掛かっている……"

【よほど、ヴェイス家当主である彼らの父親を恐怖しているのだろう】
【ダハルの表情にも、ある種の怯えが容易に見てとれる。害意を持たれる持たれない以前に、存在が恐ろしいのだ】

"――――なるほど、見た目通りの年ではなく、魔術師として生きてきた期間は相当のものがある、と……"

【その言葉で、ある程度理解はした。彼は、ダハルが図れるレベルの術師ではないと】
【最も、それがどれほどのレベルに達しているのか。それは相変わらず分からないままだったが】



「ここ、は……」
"レイアムさん、あなたの家か……"
≪――ぐ……≫

【転移を完了し、まず最初に一同は周囲を確認する】
【最も、ジェムはここで力尽き、床に軟着陸してしまうのだが】

≪……俺は、俺だけだったら……その人に、会わせてもらえないっすか……?≫

【床に転がるジェムが、そんな事を言いだす。レイドが迷惑を掛けた相手に会わなければならない様な、使命感の様なものがあった】

「そう、か……確かに、そうだなぁ……
悪い、しばらくは……少なくとも、レイドが動けるようになるまでは厄介になる……」

【地図を受け取りながら、レイドをチラリと見やり、頭を下げるアストラ】
【本当ならば、ライクの件を抜きにしても、気心が知れた者を頼りにしたかったのだが、状況が状況だ】
【アストラもまた、ここで治療を受ける事を承諾した】



[お頭様、今後、我ら『暴蜂』はいかがいたしましょう?]
[当面は現状維持で良い……強いて言えば、レイドの行方を捜す事だ
もし生き永らえたりしたのなら、今度こそ確実に冥府へ叩き落とす必要がある]

【スーツの女性と、ヴェイス家当主の会話が続く】

[後は、そうだな……レイドの事と関連し、我らに敵対行動を取った者たちの情報を収集し、粛清の準備に入る事になる……
お前もそれに備えておけ……]
[かしこまりました、お頭様……]

【レイドだけではない。その冷酷な視線は、更に多くの者たちへと向けられつつあった】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:44:28.57 ID:b0sJqzMo
>>871

私はそこまで警戒されるような容姿では無い筈ですけど……
……うん、銃は納めていただけると幸いです

【ホルスターに戻された銃を見てほうっと息を付き】
【てくてくと青年の隣まで移動し】

強面でもお菓子が好きな人はいるでしょうに……?
……むう、確かにこれは喰われてる――――ですね

【死骸を見やすいようにしゃがみ込んで観察し始める】
【半開きの瞳は何も見ていないように感じる程に感情といった物は見受けられない】

生肉、それも人間のなんて美味しくなさそうですけど
いえ動物にとってはなんでもタンパク源ですか、それにしてもグチャグチャという言葉が合いますね

【笑みも悲哀も浮かべず、それはただの観察】
【夏休みの宿題でのアサガオの観察のらまだ子どもらしい感情でもあるのだろうけど、全く無い】

それは私が不味そうという事でしょうか?
なんだかそれはそれで複雑ですね……

【しゃがんだままでじっと青年を見上げて、顔はやっぱり無感情なそれ】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:46:28.36 ID:G6UrCbEo
>>872

……それに、可愛いし、愛しいし。

【頬を撫でていた手を離すと】
【両腕を大きく広げて、彼女の身体を抱きしめようとする】
【ぎゅうっと、優しく、それでいて力強く、正面から】

い、いや、確かにそうだけど。

俺だって持ってないし……どういうイタズラをしたらいいか、分かんないし。

【どちらかというと後者が本音】
【いざイタズラをしようと思っても──日常的に弄られる側の彼は、思いつかなかったりして】

【寧ろ、彼もイタズラして欲しかったりするのかもしれない───】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:48:36.52 ID:lJQzIOQo
>>862

…了解、上々でございます

【頭を織守に向けて深く下げる】
【だが、確かに考えてもみれば全くそれを考えていないという事もないだろう…自分の銃なら確実に相手より早く動ける自身があるがゆえに少し逸りすぎたなと思う】
【そしてカリナトゥスの言葉を聞くと、彼は表情も変えずに顔を向ける】

…だってこちらから何かの要求を取る前にお前が大きな情報を与えたんじゃあないか
利用するまでもなく全自動じゃねーか、まあせめてもの慈悲としてオレからよろしく伝えておく

【だが、最後にカリナトゥスが自分の土俵で告げた言葉は…流石の彼の心にも大きな楔を打ち込んだ】
【justice絡みで彼自身が一番気にしていた事であった、本当にヒーローのように華麗に現れてくれた、そしてネル・ナハトに対抗するための組織まで立ち上げた織守】
【会議の最初で彼はこの世界と織守には命より重い大恩があると言った…その織守に自分は負担をかけっぱなしな事に気が付いていたのだ】

(クソッ、最後の最後で一番気にしていることを言いやがって)

【ぐ、と気づけば自分はその拳を握りしめていた…織守一人に頑張らせていた事を…とても気にしていたのだ】

(…織守さんは…いや、香美那さんはコイツが思っている以上に幼い少女だ…年齢は12,3って所か
オレはその秘密を最終決戦前に知らされていた…そしてオレは今でもあの外側の『織守』から出て来た彼女の小さな肩を覚えている)

【確かに自分は探偵の仕事などもあってあまりjusticeの仕事だけに専念する事は出来なかったかもしれない】
【だが恩があると言うのに、彼女のおかげでくじけずキルベルクを追い続ける事が出来たほどにお世話になっていたのに自分はまるで何もできていないのは事実だった】
【カリナトゥスがその場から去ったのを見送ると彼はつい口から言葉をこぼしていた】

…やはり頭にくる女だ…クソッ、悪かったな…その通りだクソッタレ…小さなその肩にリーダーの重荷をそのまま任せたままで…
全く負担を肩代わりできていない、誰よりもオレは織守さんに恩があるのに…情けねえ

【彼の心に誰とも言わず問いが浮かぶ…野比信太、このままでいいのか?と】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 00:48:57.98 ID:KeBY4J20
>>865

……殺して晴れるタイプの、曇り方でも無いかしら…。
………もっと言えば、「ただ殺して」晴れる訳じゃないのよね、うん。

【空に機を取られて牛歩と成った足運びは、気が付けばほぼ完全に静止】
【募る孤独感や、友人となった少女との添い寝や、つい最近に味わった強烈な苛立ちを、反芻する】
【更に、気持ちを整理すれば―――浮かんでくる日にちは、二つ。但し、翡翠色の女には知る由も無いだろうが】
【ぽつり―――川の流れを止められぬ様に、唇から抜けだした言葉は、小声故に聞き取れるかは微妙なラインだが、酷く物騒である】

………ん?

【無理矢理、堂々めぐりの思考に決着をつけて―――余りに緩やかな変化しか魅せてくれない、天体ショーから視線を下す】
【そうすれば、眼の前の人物が見えるのは自明の理。然し、今宵ばかりは些か……話が違う=z
【細かい相違点%凾ヘ、関係無い―――五体が揃って居ようが、双眸が健在だろうが、『コイツ』の輪郭は間違い無く――!】

……ッ、こんなところで会うなんて奇遇じゃない、金閣寺リンさん?あー、西園寺リンさんだっけ? まーどーでもいいや。
今日はそーんな普通に歩いて、足まで生やしちゃって、そんでもって機嫌の悪い私のまん前に映り込んで。

………何のつもりなのかしら、ねぇ。

【大切な『悪友』に、喰ってかかった相手―――言葉の刺で、私の神経を散々に刺して逆撫でした、あの女だ】
【顔を視た瞬間にでも、淀んだ瞳に狂気の流れが生まれ出づる―――相手に状況を把握させるまでも無く、嫌味満載の声が飛んでいく】
【更にその上で、少しずつ……キョーコ自身、人気のない路地裏に、身体を運んでいくだろう】
【逃げられればそれで良し、引き込めれば――――可能な限り自然に綴られる一連の動作は、病的な悪意の結実の一つ、か】

/問題無いんですぜー、ハイ。
/但し、3時半ぐらいになったら適当に切っちゃうかも、です。軽ーく絡むつもりだったので…。
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 00:49:27.72 ID:lJQzIOQo
/失礼、>>868もです
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 00:56:01.35 ID:8McxT/o0
>>876
・・・それでこそ、でしょう?償いと言う物は軽い物では済まされない
・・・貴方方の父親は相当強固な私有軍隊をお持ちのようだ
【強固な敵、軽くない償い、この言葉から連想できるか?】
【この男は進んで、自身の友人を敵地の真っ只中へと放り投げようとしている。彼らは知らないが、彼は知っている、その友人が剣を今振るえない事を】
【もちろんこんな事は打ち合わせには無い。だが・・・事を円滑に進めるためにも、彼らの利害にも色々と一致しているはずだ】

どうしても、というなら一つ、後ほどに封印した魔術を見せましょう、
魔術師は使っちゃいけない魔術を、ね
【信用の証に或いは自身の作った魔術を見せようか、と言う提案】
【一応、彼等に封印するような危険なものを見せても構わない、とある程度自分の方から信用しています、とポーズを取っているのだ】

・・・残念ながら、ね。仮にここで貴方が彼女にあって自分をなんと紹介するつもりでしょうか
・・・
【自身の使い魔が名を聞いただけで震え上がる、と言う事は伏せておく】
【そうすれば、更に負担が増えるだろう、使い魔にも】
【だがこの問いの返答次第では、或いは・・・とも考えているのも事実】

素直で結構な事です・・・此処に来れるのは相当高位な術師のみ、のはず
少なくともここにいる限りは安心して構わない
【彼に背を見せながら、準備を行い、】
【レイドに輸血やら点滴やら・・・少なくとも、命の危機は免れたか?】
【まだやりたいことはあるが・・・彼女の許しを得ずにやったらそれこそ本当に水泡となる】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 00:56:52.38 ID:jhXdhQSO
>>880
!?
……姉さんの名前を言う貴女は誰ですか?……あの悪魔の手先か?
【その名を聞いた瞬間、一瞬冷たい復讐を宿した目になり】

待て!!何故お前が姉さんの名前を知ってる!!
【誘われるように路地裏へといく】

【逃がさない…敵の手掛かりと思われる相手】
【例え罠だとしても】

/わかりましたー
/お手数かけてスイマセン…
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:00:35.99 ID:VHkQo2Qo
>>868

何とでも言え、事実じゃからな。
お主の情報を頂いた上で、わらわはお主を追い出した。
機関などと同一視されるのは腹立たしいことじゃが、改めて言おうか

――有難う、良い情報を頂いたぞカリナトゥス。
お陰で機関との戦闘に於ける作戦を組み直せそうなのでな?

【毒を吐き始めるカリナトゥスに、ふん……と鼻息を一つを鳴らして】
【不敵な笑みを浮かべながらそう告げて】

怯えずともよいぞ?其れはただの監視じゃ
御主が出て行く前に、城に妙な仕掛けを残されては困るのでな
去るまでの間鶴を通して見張らせてもらうぞ

【鶴に関しての説明をあえて口にして】
【伸びをするカリナトゥスに強い視線を向けた】
【――鶴は、一定の距離を保ちながら天井伝いにカリナトゥスを追っていくだろう】

わらわが一人じゃと?阿呆め、わらわには心強い同志が沢山おるのじゃ
――――――……大きなお世話じゃよ、うつけ者が

【去りゆくカリナトゥスの背に、吐き捨てるように声を紡ぐと】
【その姿が見えなくなるまでじっと……射ぬくように強く睨みつけていた】

>>879

――――あやつの妄言など気にするでないわ
この貴宝院織守が、この程度の事を負担に思うものか。

元より望んで歩み始めた道じゃ、此れを重荷とも思わぬし
お主達は充分にわらわの力になってくれておるよ。変に気負われては、わらわの方が困るのじゃ

(そうじゃ……皆、わらわの力になってくれておる)
(以前抱いた下らん想いは、疲れが溜まっておったからじゃろう)
(皆が皆、気の良い者達じゃ……恨む権利も、低俗な妄想で穢す権利もわらわにあるものか)

【表層的な気持ちでは、言葉ではそう言っているが――嘘である。確かに正義の味方として剣を研ぎ澄ましてきた織守だが】
【しかし、未だ幼い少女が抱えるには重荷であり、重度のストレスと疲労、蓄積された損傷は心身を蝕み続けている】
【日常を過ごす年頃の子供への羨望すらも、未だ捨て切れていないのだ】
【立派なリーダーであろうとすればするほど、彼女の身体は細く磨り減っていく――――】

今夜はよく付き合ってくれた、助かったのじゃ。
わらわ一人では奴に呑まれておったかもしれんからのぅ。御主の存在は心強かったぞ

……そういえば、お主はパーティーを延期してまで来てくれたのじゃったか?悪いことをしたな
何にせよ、今日は疲れたじゃろう。早く寝て、明日にでもパーティーをやり直しておくと良いじゃろう

【其処まで言葉を発すると、織守はノビタに背を向けて退室していこうとする】
【交渉は決裂という形で終わった。――ならば、まず次になすべきことは休息の時間だろう】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:02:00.13 ID:JrIBbMAO
>>878
【力の緩んだ両手を下ろして、相手の背中へ】
【胸に埋めて顔を見せないようにしながら、抱き締め返して放つのは】

――もう、なんかっ、恥ずかしいな……もうっ
可愛いのは双葉の方でしょ、かっこいいけれど可愛いのは撤回しないからね!

【半ば自棄になっている照れ隠しの言葉、ちゃん付けしないところが最後の良心か】
【一言一句に跳ねる心臓は、喉元と共に狂おしく愛おしく締め付けられる】
【彼と一緒に居るときの中では、抱擁が最も幸せなときかもしれない】
【優しく強く、絶妙な力加減で抱き締められて、肌越しに伝わってゆくのはいつも通りの速めな鼓動】
【彼から伝わってくることは無いのだろうなと考えれば、切なさに胸が引き裂かれそうになる】
【……今どんな体勢なんだろう?とか考えないこと】

……じゃあ
じゃあ、おあいこってことで、今はイタズラは無しっ
そんなことより、……伝えなきゃならないことがあるのよ

【残念!悪戯は実行されなかった!】
【しかして、再三上げられる顔。赤みの残る顔には、真剣さを宿す引き締められた表情が浮かべられている】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 01:07:10.66 ID:abTJHEso
>>875
「いーや、そこいらのカスとは違って俺は売るぜ?
 こっちもこれが商売でね…明日の味噌汁飲むためには金が必要だ」

【煙草を取り出し悪趣味な模様のついたライターで火をつけ一服】
【副流煙が空へと登っていく】

「わざわざご丁寧に自己紹介してくれたからな
 「私は古龍の娘です」ってな
 金を持って怠惰にブクブク太りきった連中はだな
 こういう珍しい生き物とかが大好きなのさ
 胡散臭さとかついてると尚更そうだな
 …いくら大金持ちになっても、そうはなりたくないもんだな。クククッ」

「───ああ、そうそう。その後ろの、誰か知らんが今は交渉中だ。OK?」

【そう言いながら男が紙に書いて提示した額は相当なもの】
【ぶっちゃけ無法地帯といえど法外もいいところである】
【思い直し、その紙に更に0を2桁足した】
【かなり足元をみている】

えっ?えっ?
…な、何が何だか!?
って更に人が増えた!?

【そして状況が飲み込めず一人取り残されているミーナ】
【飛んできた殺し屋という物騒なワード】
【そして雰囲気からして新しく現れた方はやばい、とミーナでもわかった】
【執事をきっと睨んで、アルトとの間に入ると立ちふさがるように大の字になった】
【かばっているつもりなのであろうか】

/いえいえー
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:09:58.93 ID:r4TnStQ0
>>882
"……確かに、そうなのかもしれん……だからこそ、レイドは……"

【レイアムの言葉に、思わず頷くダハル】
【償い――――この言葉の持つ重みは、到底計り知れないものがある】
【その事は、他の誰でも無い、レイドを見れば一目瞭然ではないか】

"うむ……本腰を入れられれば、恐らく我らを葬る事など児戯と同じ……そう、言えるだけの力を持っている……"

【もう一つ、震えが来る】
【ダハルとて、その全てを把握している訳ではない。しかし、分かっている限りでも、自分たちが刃向えるような存在ではないのだ】

"む……分かった。そうしてもらえると助かる……"

【力の証明。今となっては蛇足の様な気もするが、ダハルの知的好奇心が、それに向いた】
【もっとも、今はレイドの事もあり、それどころではないのだろうが】

≪い、いえ……余計な事を言って、申し訳ないっす……≫

【ノーの返事を返してくるレイアムの表情を見て、ジェムは思い出した】
【レイドは、彼らに世話になった――同時に、多大な迷惑を掛けたのだ】
【それこそ、自分がずけずけと出て行こうと言うのは、差し出がましい真似だったのだ】

「あぁ……心当たりを訪ねるのは、レイドが動けるレベルに回復してからに、させてもらうぜ……」

【確かに、レイアムの説明を信じるなら、籠城するには最適の空間なのだろう】
【そう思えて初めて、アストラは肩の力を抜く事が出来た】

う、ぐ……ぐぅぅぅぅっっ……

【レイドのうめき声が響く】
【ようやく、そんな声を出せるレベルまで、身体が落ち着いたのだ】
【とりあえずではあるが、小康状態にはなったようだ】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 01:12:31.53 ID:ry3SCl2o
>>879>>884
【自室に入った瞬間、カリナトゥスの周囲は黒い空間に包まれる】
【光も音も遮断する。性格に言えば、境界線内に排他的干渉を行う、カリナトゥスの能力】
【監視が有っては独り言も出来ない。流石に、そのまま放っておくつもりは無いのだろう】

【一度ベッドに向かうと枕を拾い上げて壁に押し付け、開いた手で拳を何度も叩きこむ】
【ボス、ボスと鈍い音を一通り響かせると、バシンと枕を床に叩きつけ】

……………あ゛ー……畜生が
うだうだ手間掛けさせやがって………

【最後に、枕に蹴りを入れて、八つ当たりを一先ず終了する】

【機材を空間の裂け目に放り込み、或いは蹴り込みながら】
【笑みの完全に消えた顔で、呪詛の様な呟きは続く】

……潰さなきゃあ無い。あれが居る間は<Justice>は潰せない
放置すりゃ何時かは潰れるだろうが……それまで待てない
何としても潰す………精神でも良い、身体でも良い、潰さなきゃあ無い

………そうだ、まだまだ策は有る幾らでも有る
一つ駄目なら二つ三つで次を次をそのまた次を………

【これまで、口先だけで大概の場は乗り越えて来た】
【だからこそ、この失敗に苛立ち、同時に失敗の原因を過剰に警戒する】
【コートのポケットに手を入れて、取りだしたのは携帯電話】

………御主君?駄目でしたー
てな訳でプラン変更、あの子にはこれだけ伝えておいて下さいな

「送電所からの定時連絡が無くなったら、小隊に出撃命令を出せ」とねえ

【ちゃっちゃとメールを送信し、部屋の片づけを終えて】

【黒い空間が消え去った時、其処は再び空き部屋に戻っている】
【遮断された音も光も帰り、然しそれは人を映しはしない】


………………一人だ。たかが人間一人壊す程度、出来ない訳が無い

貴宝院 織守――――――必ずぶっ壊してやる


【正義の居城に巣食った蟲は、その姿を消していた】


/お疲れさまでしたー
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 01:18:34.75 ID:Rez.cUSO
>>877

……ああ、失礼。物音には敏感な性質なんだ、そうでなくとも場所が場所だし、さ。
それと――納めるのは好いけど、噛み付かないでねー?

【へらり。安心させようと思ったのか、先程よりかは柔らかな笑みを浮かべると】
【歩いて近付く少女に対し、そんな冗談とも付かない事を言って】

ギャップ萌えってヤツかなぁ?まあ有りがちな話だよね、そういうの……。
銃を持ってて、黒服。掃除≠ノ来た同業が返り討ちに有ったようには見えないから、典型的な裏取引の最中だったのかな。

【ちらりと足元に屈んだ彼女に目を遣るも、咎めだてもせず、此方も再び死体に目を落とし。苦い声で返答する】
【死体は一様に黒服に銃の路地裏量産型ryスタイル。そこらを見渡せば、怪しげなジュラルミン・ケース】
【鼻が良ければ、人間の内容物に混じった、僅かな硝煙の香に気付けるか――気持ち程度の抗戦は、有ったようである】
【そんな抵抗虚しく、彼等は喰われて裂かれて棄てられて。果てに、腸を引きずり回された形跡すら見られ】
【――――好き放題≠ニいうタイトルでも付けて、そのまま額縁に入れれば。趣味の悪い、絵画のようですら有った】

ああ。腹が減ってりゃ何でも喰うだろうさ。四つ足のケダモノなら、ね。
人間であって欲しくは無いけど、遊んでる≠謔、な感じもするし――一概には、決め付けられないかも。

…………逆、逆。こっちの被害者さん達が、さ。女子供なんて、そういう¢且閧ノとっちゃ御馳走だろ?
食肉だって、雌だったり若かったりする方が柔らかいらしいし――――

……ああ、笑えないね、ごめん。煙草、良い?

【彼は洒落にもならない事を言いつつ目を合わせ、今更気付いたか軽く謝って】
【少女に気を遣っているのだろう、首を傾げて伺いを立てた】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:19:25.09 ID:G6UrCbEo
>>885

だ、だから可愛くは無いってッ!
どんなに言っても、これだけは譲れないからな───

【元より羞恥で赤くなっていた顔が、更に赤みを帯びる】
【何度回数を重ねても、これだけは慣れない】
【なんだか、彼女の身体を一番感じられるような気がするから───】
【以前言った"愛し合ってる感じ"も───羞恥を加速させる要因の一つなのかもしれない】

……うん、おあいこだな。

【ちょっと落ち込んだように見えるのは、気のせいじゃない】

……───伝えなきゃいけないこと?
ん、分かった。続けて。

【けれど、彼女の真剣さを読み取ったのか】
【彼もスイッチを切り替え、真剣な表情で応対する】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:20:54.42 ID:KeBY4J20
>>883

……他人のフリ? 口調まで変えて? ふふん、結構なコトね。
あの喫茶の接客もそうすれば良いのに、双子の妹だなんて、邪気眼設定の典型じゃない。
それはそうとして、あんた良い義足買ったのね…お陰で、あんたと同じ地に足を付けている事を実感してイラつきっぱなしよ!
然も、武美の事を散々バカにして、私にもあんなコトを言って―――嗚呼…邪魔なのよ、私の思い通りに成らないモノは、総てッ!!

【路地裏に導くだけ、導いて―――ほくそ笑む事も、微笑む事も無く、唾と共に激情をブチまける】
【焦点の定まらない、とろんとした視線が、射ぬく様に襲い掛かる―――この世のモノからは剥離した、違和感】

【それと同時に、女性はもう一つの『オカシサ』を感じる事だろう】
【彼女の台詞は、徹底して『リン』に向けられているモノ―――詰まり、姉妹の識別が付いていない、というコトだ】
【更に、人間の観察に一定以上の目利きが在れば判ること……この少女、キレる℃魔ニ愛づる℃魔ノは、嘘偽りが無いのだ】
【気付く事が出来れば、理性が残存していれば、薄々とでも―――この少女が、仇敵≠スる存在では無いと、感じ取れる筈】

………ねぇ、聞いてるの紅閻寺!
洗いざらい話せば、許してあげるわ。武美に迷惑がかかったら良くないからね…。

―――でも、気に入らなければ…。 どうなるのかしら? アハッ、アハッハッハッ…。

【激昂の外殻に包まれた、愉悦―――少女、キョーコ・ミハイロフは、闇深い路地裏で『敵』と向かい合い、殺す楽しみに舌舐めずり】
【激しく咎める様な口調で大声を放ちつつ、女性に向けて―――ひゅん、と風を斬る音と共に、突然『糸』を、右手の5本指から放つだろう】
【命中すれば、服の繊維や皮膚の表面に、糸が絡み付いて、少女とは思えない膂力で『引っ張られてしまう』…が、攻撃には出ないらしい】
【わき、わき、と―――蜘蛛の脚の様に蠢く彼女の手と、凄惨な笑みに歪む貌を視て、翡翠色の貴女は、どんな行動に出るのだろうか……?】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 01:21:14.59 ID:8McxT/o0
>>887
何、彼は一人でもなければ弱い訳でもない
それに、彼のした事を考えれば貴方が彼を心配するなど筋違い、寧ろその戦いの中で敵共々死ね、とでも言うのが普通なんじゃないですかね?

児戯に等しい・・・
その対象にもしかしたら私も入ってますか?まぁ否定できませんが
【とりあえず患者に成す事は終えた】
【そこらにおいてある簡素な椅子に腰掛ける】


【少し後に見せるは、自身の魔力を発火剤、大気の魔力を爆薬として扱う何処までも広がる危険なもの】
【自分が使ったが最後、自分が巻き込まれて間違いなく死ぬ、そんな魔術。絶対使えません】

・・・一応、貴方がこの家から出る際に転移させて欲しい場所をお教え願いますか
多分その日まで覚えてますから

・・・起きますかね・・・?・・・起きたのなら、できることなら例の許可を得たいが
この魔術・・・個人的な興味も、深い
【自分が本当に解呪式を造るわけでは無い】
【先ほどから槍玉に上がっている男にさせるつもりだが・・・実際に見て、自分からも興味が湧いた】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:22:19.55 ID:lJQzIOQo
>>884>>888

…そうじゃあないんだ、織守さん…いや、香美那さん

【ぐ、と拳を握りしめて二人だけの状態から去っていく少女を見て…耐えられないように告げる】

それでもオレは…どうしても悔しかったんだ、オレは知っている…君がその年で悪党共に立ち向かっていくほどの勇敢さを持っていて
…でも、香美那さんはそんな戦いの合間でも普通の女の子と同じように遊んだり、大好きな甘い物を食べたりとかできてもよかったはずなのに…
リーダーとして年上のオレたちの分まで時間を割いて誰よりも戦って…敵や心ない奴の批判とかも受けていたはずだ

そんな中オレたちはお呑気に正義は勝つとか祝杯とか…そういうのは彼女がいてこそだろうが
それにいつも世話になってるリーダーだからこそ…彼女が普通の子供のような望みをかなえたいと思った時くらい肩替りできてもいいじゃねえか…

【このままではダメだ、カリナトゥスに言われてこんなことを思うのは尺だが事実だ、どうにかして『変えなければならない』】
【だがどうする、しかし退室していこうとする織守の背中を見て、彼は告げる】

…近いうちまた会いましょう、次はオレからせめてもの礼として…スイーツを奢ります…またいずれ

【そう告げると彼も織守と反対方向に向けて歩き出し、退室しようとしていくだろう】


【そして帰り道でノビタは苦い顔をしながら歩き続けていた】

…クソッ、この状況はどうにかしないと行けない、それくらいの恩返しもできないんだったらオレは何のためにいる
そのためにもまずは他のjusticeメンバーの意識を改めさせてやらないといけないな、自分たちは今こうしている間も苦労をかけていたのだ、と
手始めはドラっちだな、いつまでもアイツの色恋沙汰を長引かせてないでとっとと結ばれるなりいい男とくっついたのを認めさせて挫折を味合わせるなりとっととケリをつけないと

…ああクソ、出来る事なら、オレが変わってやれたらどんなにいいだろう

【などとつぶやいて歩いていると】

【ぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいんぴょいん】

【後ろで何かが跳ねるような音がするのに気が付きノビタが振り返る…が、そこには何もない】
【不審に思う彼だがそこで先ほどまでの進行方向からさっきの跳ねるような音が聞こえる】

…なんだ?

【もう一度前を見ると…そこには小型の機械、黄緑色のボディに頭部のような部分と後ろ半分から銀色のパーツで触覚と足を再現したかのようなデザイン】
【飛蝗だ、とノビタがそう思った時には…茂みの中で隠れて行ってしまった】

…なんだってんだ

【←To Be Continued...】
/乙でしたー!!
/いやはや、こんな大きな絡み、参加できてホントに良かったです
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 01:35:38.56 ID:VUP7iAso
>>886

【「古龍」】

【アルトの完璧なまでに完璧に整えられた顔が、唖然とする】
【古龍!?。古龍って、あの古龍…?。だとしたら、ちょっと待ってほしい。とんでもない話しになってきている】

【超の付く財閥で生まれ育ったアルトは、半人前とはいえ、そこそこの事情には通じている。表側が主なものだが】
【裏側のことは、後ろで控えている初老の執事に聞いたほうが早いだろう】

【どちらの事情にせよ。そこそこ洒落にならない話しだ】
【まるで「世界」を売り買いしているかのような感覚。流石にそれは言い過ぎかもしれないが】
【いくら超財閥とはいえ、世界を買うなんて事例は無い。あくまで人間の金持ちは、人間の範囲でしか買い物をしないのだ】


【男が提示した金額。なるほど、手が出ない。一般的な金銭感覚を持つ(こういう言い方はどうかと思うが)庶民ならば】
【殴り書きで付け加えられた2つの“0”。明らかに足元を見られている】

【それで交渉か。全くもって、小賢しいこと、この上ない。そこら辺の小金持ちだと思われているのだろうか】
【私が幼き頃のウチの父親は、娘の誕生日に間に合わないからと財力と権力に物を言わせ、国軍を動かした馬鹿なんだぞ】
【国内における被害損額がいくらだったと思ってるんだ。私も知らないけどな】
【無理を通せば道理が引っ込む。そのど真ん中にいた自分も、当然、金銭感覚は第三宇宙速度でぶっ飛んでいる】

【プライドか、勢いか、その場のノリか、アルトは名画のように微笑むと】
【男が提示した金額に、さらに“0”を2つ、付け足した】


【「日夜月昼」と呼ばれた初老の執事は、静かに事の成り行きを見守っているように見えた】
【あぁ、お嬢様。今宵も大変に美しいですよ。早く、その美しさを私の両の手で…、と悶々としているのだが、表には微塵も出さない】

【と、その時、視界に不愉快なものが】

【お嬢様と自分との間に、割り込むは、少女。何だろう、アレ。お嬢様の新しい玩具だろうか】
【全くもう、アルト様はいつまで経っても、子供なんですから。貴方の傍にあるものは全て壊して来たというのに…、まだ、分からないんですか?】

【それは殺気だったのか、今となっては区別が付かないが、ほんの少しだけ溢れた日夜月昼の想いが、路地裏に響く】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:35:54.03 ID:r4TnStQ0
>>892
"……確かに。大旦那の事を気にしすぎて、少し思考が空回りしているのかもしれん……"

【絶望と悲観に支配されかけたダハルは、レイアムに言われるまで自身の思考のおかしさに気付かなかった】
【言い換えれば、少し投げやりになっていたのかもしれない】

"……あなたの言うとおり、否定は出来ない
だが、少なくともあなたは安全だとは思う……転移をこなし、この様な安全な拠点を持っているのだから……
むしろ、先ほど加勢してくれた、あの前進黒ずくめの男の方が気がかりだ……"

【倒すべき目標を匿った。それは確かに、敵視されておかしくない行動だ】
【だが、要は彼らの手の届かないところにいれば良いだけの話だ】
【どこまで手を伸ばしてくるか。未知数にして強力な影響力は恐ろしいが】
【ある種の結界に守られているこの場所まで、それが及ぶ事は無いだろう】

【ちなみに、見せられた魔術については"着想次第でどこまでも広がって行く可能性に、魔術の恐ろしさを見た"とコメントを残したようだ】

「それじゃあ……某繁華街にある『八福尽星』って言う酒場だ……
レイドの奴が良く世話になっていた、やくざ者の根城らしい……」

【転移先の希望を聞かれ、答えるアストラ】
【示す先は、レイドと旧知の仲の用心棒頭のいる酒場である】

うぐ、ぐぐぐぐぐぐぐぐ…………
≪あ、姉貴! ダメですって!!≫

【点滴などが刺されている右手を動かせない代わりに】
【左手の触手が、穿たれた跡をまさぐろうとする】
【恐らく、まだ意識は戻っていないのだろう。痛みから逃れようと無意識に体を動かしているのだ】
【そこに、ジェムが食い下がり、腕を戻そうとする】

"……しばらくは、目を覚まさないかもしれん
奴の仲間が言っていた通り、8割以上の確率で死んでいたところなのだ……そう簡単な怪我ではない……"

【ダハルが、レイド達を見つめながら呟く】
【胴体を穿たれる。それは言うまでもなく多大なダメージをもたらす】
【現状、容易に動かせない程にレイドが傷ついているのも、それが原因なのだ】
【何時目を覚ますかは、誰にも分からなかった】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 01:36:05.91 ID:jhXdhQSO
>>891
何をゴチャゴチャと訳わからない事を!
(私が双子の妹って知ってる……アイツはアーグの手先か!?)
(けど言ってる事がめちゃくちゃだ…)
【よくわからない相手…だが姉の敵の手掛かりだと思い追い掛け】

ちっ……
【Yシャツの袖からナイフを出し、無数の弧を描くように連続斬りを放ち糸を斬ろうとする】
【その技は殺し屋の技】

【雰囲気、性格もどれも姉に似ていない。ただ見た目と声が似ている】

わけわからない事言って……
貴女こそ何故姉さんの名前を知ってる!?
お前は悪魔……あのアーグの仲間か!?
奴の仲間なら……姉さんの《遺体》の場所と奴の居場所を吐かせてやる……
【普段のレンの性格とは思えない程今の彼女は暑くなってる】

【そして気付くか?アーグという名前を言った時にレンの瞳から感じる《復讐》と《狂気》の感情を】

【とはいえこのままお互い勘違いしてるこの情況】
【どうしようか?】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:39:08.89 ID:VHkQo2Qo
>>888>>893

――――わらわに気を使う暇があるならば、其れを惚れた女にでも向けてやれ。
負担など、感じておらんというておるじゃろう?
わらわとて休息は取っておるし、たまには遊戯に耽ることだって在るのじゃ。

心配はいらん。
わらわは大願成就を成し遂げるまでくたばってやりなどせん
じゃから、変に気負うでない。お主はお主のしたいよう振舞ってくれればそれだけで満足じゃよ

ではな、「すいーつ」楽しみにさせてもらうぞノビタよ

【顔は向けず、背を見せたまま歩みを止めず去っていく】
【カリナトゥスにより明かされた織守の「弱さ」と「脆さ」】
【それが今後、どう働いていくか――――】


【廊下】

くっ……ぅ、あー……・!
ぐ、っ――――はっ……はっ……は、ぁっ――――!

【織守は、懐から取り出した錠剤を乱雑に口に放り込み噛み砕く】
【「織守」の内部で過剰な毒素を除いた薬効は、香美那へと伝わり「症状」を抑えていく】
【胸が熱い。臓腑が焼けるようだ。病状とは別に、何かが内で蠢いているような感覚がある】
【定期的に襲う頭痛と朦朧とする意識。精神が油断すれば現れる躁鬱の症状。数えたならば幾つ抱えているだろう】
【心身ともに摩耗した彼女は、何時までこのまま歩み続けられるか】

――ふ、う……。
さて、わらわはわらわの為すべきことをせねば……。
まずは、ミーナ・ヴィリクの保護と救済。ブレイザーシティの対策に……R.I.P.への備えも欠かせぬな。

……わらわはまだ、立派なリーダーにはなれておらん……。
皆を率いて、皆と共に平和の世を築くには……未熟千万もいいところじゃ。
大したことも出来ておらんのに、一丁前に悲劇の主役気取りなど――してたまるか……。

【胸を抑えて動悸を治めると、背筋を伸ばして織守は進みだす】
【向かう先は自室ではなく夜の街。行動するならばなるべく早く、最低限「目」を巡らせておかなくてはいけない】

【夜は長い――この長く長く続く「夜」が明ける日は、来るのだろうか】

/お疲れ様でしたー!
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:42:00.23 ID:JrIBbMAO
>>890
……ふん、譲らなくてもいいもんねっ
そっちが譲るまで、一生言い続けてやるからっ――

【……おそらく、こんな攻防戦は半永久的に続く気がする】
【とまあ、一生一緒に居てくれ≠ニ無意識に遠回しに言ってしまうのはいつものこと】
【自身の言葉の意味に気付かないのも、概ねいつものこと――。】

【彼が落ち込んだのは目に見えて判ったけれど、現時点ではノータッチ】
【幾らかでも顔を合わせて会話しやすいようにと、互いの身体をやや離そうとして】
【伝えづらいことだろうか、数瞬の間だけ目を泳がせ――然し最終的には青年の瞳を真っ直ぐ見詰めながら、彼女は告げた】

……あの、ね?
随分前に保留してた“答え”、今更すぎるだろうけれど……今になって、やっと出せたの
私に、……『助力』、させてほしいから。双葉のこと、助けたいから……だから――

【先ずは、彼に助力がしたいということ。そうして、二度の深呼吸】
【息を深く吸い込んで、揺れる瞳を、高鳴る鼓動を、無理矢理にでも押さえつけ】
【今にも嗄れそうな喉を、出てこない唾液を飲み込むことで少しでも潤して】
【次いで、伝える言葉は。】

――だから、私を、“対機関連合”に……

所属、……させて、ください。

【改まった不似合いな、然し精一杯の誠意が籠められた、ストレートな其れであった】
【夏祭りの時に誘われ、実に数ヶ月程の長い猶予期間を経た末の、大きな決断である。】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 01:44:13.99 ID:b0sJqzMo
>>889

夜中となれば視覚も遮られます聴覚に頼るのは当然ですか、今度から静かに登場します
……?貴方は美味しくなさそうなので噛み付きません

【冗談にも聞こえない抑揚のない声で適当に流し】

「ギャップ萌え」……?少なくともこの惨状には興奮しませんけども……
ブラックな社会の縮図ですね、取引の核となるものは……

【「萌え」ってなんですか?とばかりに首を傾げ、鈴もしゃりんと鳴る】
【鼻につくような焦げ臭さに少し顔を顰める、少女にしては珍しく表情が変わった】
【得も言われぬ表情のまま人差し指でジュラルミンケースを指し】

アレ、ですかね何が入っているんでしょうか?……

【一通り観察して飽きたのかゆっくりと立ち上がり、じっとじぃーっと青年を見つめる】
【遠まわしに取って来いと言っているような気がしなくも無い】

んー?抽象的過ぎてよく分かりません
でも少なくとも私は食用には適していないので、食べた場合は最悪お腹を壊す事になります

【なんのこっちゃ、とでも言いたげな雰囲気】
【「良い?」と聞かれて軽く頷く、煙草の煙程度なら生活の中である程度嗅ぎ慣れた】
【それほどの問題は無いだろう、なんてちょっと考えての事だった】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 01:46:31.39 ID:8McxT/o0
>>895
【此処で一瞬、ライクの胸の内を暴露してやろうかと思ったが】
【寧ろ全て事がうまく行った時に言った方が面白そうだ、と考え口を噤む。もちろん、これもレイアムの独断である】

あぁ、彼なら問題ない、ライク以上にね。始まりの吸血鬼ですから、色々と馬鹿みたいに強いです
と言うか彼も転移できますし・・・それとアレは加勢というには少し、ね・・・
【そんな事を言ってるが実際のところ彼のこの世界に来てからの戦績は、この戦いでようやく二勝目、他は殆ど敗北】
【まぁきっと吸血鬼だから死ににくいだろう、多分】

了解、覚えて起きます
【名前だけで行ける物では無いが、彼らの治療の間にその場を探すのだろう】

・・・後は様子を見るだけですが、患者は動かさないように願います
暴れだしたら呼んでください、貴方方は・・・申し訳ありません、この部屋のほかのベッドを使ってください。客室が今汚れてまして
【そんな事を良いながら鎮静剤をレイドに打とうとして、それが終えればこの部屋から出るだろう】

・・・目が覚めたら、私からのお願い、お伝えください
【そう、術式の解明、逆算のためにその実を調べる事を】


/すみません、長々と拘束してしまい・・・大変楽しかったです、乙かれ様でした
/あと良ければですが問題点、改善点があればご指摘願います
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 01:56:17.17 ID:abTJHEso
>>894

「…は?」

【絶句してくわえていた煙草をぽろっと落とす】
【ミーナとアルトの会話の内容的に、前から知り合った仲ではないとわかっていた】
【間違いなく、他人。他人にそんなにお金をかけれるか】
【かけれないだろうと踏んでいた。普通の感覚ならば】

「…おいおい、嬢ちゃん。
 大人はからかうもんじゃあねぇぜ?
 そりゃあ男に二言はねぇし、この場で払ってくれるなら喜んで渡すが…
 ………マジで?」

ええっ!?えええええ!?
だ、だめですよ!そんなお金!返せません!お家が潰れてしまいます!

【何を取引しているのかようやく飲み込めたミーナ】
【その額に目が飛び出そうなほど驚く】
【「古龍」、娘だろうが成体だろうが種族だけではお金にはならない】
【というか生活するのにそれほどお金が必要ではない】
【恐らく彼女が24時間365日一生休まずに働いても手に入らないだろう】

ってそれはともかく!
なにやらただならぬ気配ですが!アルトさんを傷つけたら許しません!
可及的速やかにお帰りください!です!

【あっちを向いたりこっちを向いたり忙しい】
【怖気付くこと無く、びしっと日夜月昼を真っ直ぐ指さした】
【檻から出してくれたせめてもの恩返しだろう】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:56:42.53 ID:r4TnStQ0
>>900
"始まりの、吸血鬼……真祖と言う事か……"

【それならば、なるほど人間の力の及ぶ範疇ではない】
【確かにヴェイス家当主を相手取っても、身の安全しか計れない自分たちとは大違いだろう】

「あぁ……是非、頼むぜ……」

【現状、頼れるのはレイアムのみ】
【自身の足でレイドを担いで行くには、ここは遠すぎるし、無防備極まりない】
【生き延びるためには、レイアムに頼るより他はなかったのだ】

"……何から何まで、本当に済まない……"
「分かった……俺たちも、しばらく厄介になるぜ……」
っぐ、ぐぅぅぅぅぅぅぅ……………………

【安全にレイドを静養させる場所、自分たちの寝床まで用意してもらったのだ】
【二人の感謝の言葉は、自然と口をついて現われた】
【レイドも、鎮静剤のおかげでようやくその動きを止めた】

≪了解っすよ……必ず、姉貴には伝えやす……≫

【レイドの使い魔であるジェムが頷く】
【レイドのためになる事なのだから、断る理由は無い】
【この事に関しては、レイドを説得するする事にでもなれば、自分が動こうとジェムは決めていた】
【それが――レイアムのパートナーに危害を『加えてしまった』レイドの使い魔たる、自分の役目だと信じて】

/乙でしたー!
/特に自分からは言う事は無いかと
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:58:23.94 ID:KeBY4J20
>>896

……チ。やってくれるじゃない……!

【短い舌打ち―――魔力と一種の体液の混合で構成された糸は、通常の状態では切断に弱い】
【結果として、華開いた連続の斬撃に、幾重にも裂かれた其れは、粘着や吸引の機能を喪い、はらりと宙を舞い】
【やがて霧散、消滅―――残るのは、キョーコの指の先端から飛び出した一部が、数センチだけ】

…ワケが判らないのはどっち? 人を小馬鹿にしたその悪辣な性質、変わって無いみたいね……!
なら思い出させてあげるわ。 …忘れもしない8月21日、あんたは水の国の喫茶店で働いてた。
素敵なお友達と、味の評判を聞いてその店を訪れた私は驚愕したわ―――あんたの接客態度のせいで、店が死んでるんだもの。
客はガラガラ、冷たい声、不快感を逐一煽りに往く台詞…!!それに、何かを探ってます、みたいなトークッ!

―――あいつが隣に居無ければ、場所があそこじゃなきゃ、不意を打って脊髄をブチ抜いてたのよ!?

【相手の動きに注視しながら、憎しみを潤滑材とする舌が回り続ける】
【悪い奴だから、脊髄を抜く=\――常人の世界からは光年のレベルで離れた発想は、ごく自然に浮かんできて】
【疼く腹の底の命ずるままに、黒い魔力に依る悪意に誘われるままに、相手ににじり寄りながら、抑えた声で叫ぶ=c…不気味、か】

……その狂った頭は、首の皮と剥がれたら治るのかしら?
悪魔の手先だの、姉さんがどうのだの、私を馬鹿にしてるの?してるの? ……してるのよねぇ!! ねえーぇ!?

もう、良い―――かくなる上は、此の場であんたを解体してやる。
死体は残らない、『女の子』は事件には関係無い、あんたを、『お前』を、此の手で―――!

【暴走する魂は、制御できない―――相手も等しく秘める狂気などは微塵も読み取らず、存在の否定に行動の主眼を置く】
【此の侭では、どうにもなら無い、どうしようも無い、白い糸が少女を包み込もうと拡がる、その時―――。】

「………ハイ、チョっトお邪魔するよ、御免ネ……−っ、ト。」

【ぱたり―――少女の身体が痙攣を始めたかと思うと、彼女は膝から崩れ落ちて、地面にうつぶせに倒れ込む】
【手で身体を支えてはいるが、先程まで波打っていた激情が――それどころか、一切の感情が抜けおちて、口から泡を吹いている】
【白痴者を思わせる様な、此れまでとは違う『異質』の中で、響く―――機械的なノイズのかかった、青年の声=c…?】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 01:59:07.50 ID:G6UrCbEo
>>898

……───一生、か。

【昔──といっても、まだ然程時間は経っていない】
【つい最近までは、早死してもいいと思っていた】
【正確には、自分の命なんてどうでもいいと】

【でも、変わった、変わってしまった、変えられてしまった───】
【誓いも、約束もあるけど──それ抜きでも、長生きしたいと思ってしまってる自分がいる】

【その一言を、彼女にとっては深い意味無く口にしたであろう】
【そんな言葉を反復し、しっかりと自分の中に刻みこむ】

……分かった。
シャロが考え抜いて出した答えなら、断る理由はない、さ。

あんまり大きくない組織だし、リーダーもまだまだ未熟だけど───

────ようこそ、"対機関連合"へ。

これからも、"一緒"に頑張ろう、シャロ。

【嫌だった、彼女を戦いに巻き込むのは】
【その気持ちは、今でも変わらないけど───】

【俺はお前と一緒なら、どんな道でも歩んでいけるって思ったんだ】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 02:12:17.02 ID:jhXdhQSO
>>903
馬鹿にしてるのはそっちだろ!?
さっきから訳わからない事を!!私はアンタに会った覚えはない!!
第一私はその時はまだこの六王が納める土地にいない!
【そう言いながら】

(……やっと理解した。コイツ…私とアーグが操ってる姉さんの死体を勘違いしてる……)

ちっ……何言っても無駄ですか!?命を奪おうとしたのはアンタが先だからな……運が悪い!…雑誌記者の私でも、殺し屋の私でもない…私が相手だ……
……覚悟しろ…
【雰囲気がガラリと変わり】
【ナイフを構え】
【人を[ピーーー]のに躊躇わない冷たい殺し屋の瞳になり】
【目の前の《悪》を殺そうと構えるが】

……誰!?
【気付けなかった?】
【目の前の相手を倒したもう一人の相手の存在に?】
【馬鹿なっと思いながら気配の察知をしようとし】
【声の主を探そうとする】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 02:19:06.55 ID:Rez.cUSO
>>899

あははー。でも、忍び寄られるよりはマシかな……スッゴいびっくりするし、最悪咄嗟に撃ちかねないし。
――――酷い事言うね、君。ってか、逆に美味しかったら噛み付くのかい…。

【軽いノリを其のままに窘め、それから大仰に落ち込んだフリ。道化じみた仕種も程々に肩を竦めて】

……何と言うか、ごっついのに甘い物好き的な、こう。まあ、俺にもネクロフィリアの気は無いよ。
にしても成る程、言い得て妙だ。美味しいトコはどこからか出て来たお化けがみーんな掻っ攫っちゃいました、めでたしめでたし=\―――って、感じ?

【具体的に言うなら今の君みたいな、とは思えど決して口には出さない。何故なら彼は紳士()だから】
【惨状に劣らずブラックなトークに興じつつも、顔を顰めた彼女を気遣うように横目で眺め。必然、指差した先を視線で追う事に】

――――精々、クスリやら札束やらが関の山じゃない?
あと、さ。行くんなら、君も着いて来た方がいいかも……多分。

【じーっと見つめられ、気まずそうに微笑んで。それでは取って来る意味が無いってのはご愛嬌】
【因みに。匂いが夜風に掠われていない事と、血痕の状態から考慮するに、然程の時間は経っていないと推測される】
【奥にも誰か居るのだろうか。血痕が幾つか、点々と倉庫の中に続いていた】

――――……まあ、そのまんまの意味、かな?死体で遊んでる≠だよ、奴さんは。
つまるトコ、お腹が空いてなくとも人を襲う可能性が有って、ついでにある程度の知能が有るかも、って話さ。

ふむ。そこら辺はお揃いだね、俺も多分、煮ても焼いても食えないと思う……よっ、と。

【軽く説明して、「単なる当て推量だけどね」等と付け加え】
【煙草を一本取り出してくわえれば、ジッポーで軽く先端を炙って着火し――湿気ていたのか、大分時間が掛かったが――】
【紫煙を燻らしつつ、奥へ歩き出す。メンソールだろう、香りには独特の清涼感が含まれていた】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 02:20:18.51 ID:VUP7iAso
>>901

【驚きに満ちた2人(というか1人と1龍)の声も、どこ吹く風、といった表情でアルトは静かに指を鳴らす】
【ここまで来たら、もう引けない。いってしまえ】

【実は、もう超財閥・紫香宮一族は無い。正確には、アルト1人しか残っていない。残りは全て日夜月昼に殺されてしまった】
【日夜月昼はアルトの美しさの完成の為、完全な孤独が必要であるとし、アルトに必要な家族を、家を滅ぼした】
【だから、アルトは日夜月昼に命を狙われながらも、いずれ日夜月昼を殺さなくてはならない】

【家は滅んだが、問題無い。金なら、ある】
【金銭感覚が第三宇宙速度でぶっ飛んでいるアルトが一生かかっても、十生かかっても使い切れないほどの、莫大すぎる程の遺産が】
【仮に遺産が尽きたとしても、金策ならば、それこそ星の数ほどもある。金持ちのコネクションの多さと強さを舐めないでほしい】

【先ほどまで後方で控えていた初老の執事が、滑るようにミーナの横を移動し、湧き出るように、アルトの横に立つ】

【アルトは男から金額の書かれた紙をふんだくると、その顔も見ずに無言で日夜月昼に渡す】
【「畏まりました」と一礼し、日夜月昼は消える】

【流石は紫香宮。殺し合いのことは、この場においてのみ棚に上げて、他に対し体面を繕うことにかけては超一流】

お金は10分以内に用意するわ。これで、この子は私のものね。

【ふん、と鼻を鳴らし、超然とした態度でアルトは男に言い放つ】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 02:27:58.17 ID:JrIBbMAO
>>904

【ゆるやかに、おだやかに、彼女の口元は、柔らかなる放物線を、弧を描いた】

【 (――貴方の意識を変えてしまったことに、未だ私は気付かないでいる) 】

【けれども、その笑みはきっと―― 長生きしても良いんだ=@――そんなメッセージ】

【 (だって、以前二回死んでしまった私に新たな命を吹き込んでくれたのは――) 】


……ありがとう、双葉
“二人”で、“皆”で、……一緒に頑張ろうね


【仲間として、恋人として、一人の人間として、認識される瞬間は良い意味で胸が痛くなる】
【のどもとから込み上がってくる熱いものは、然し飲み込んで堪えてしまう】

【――貴方の隣を歩けるならば たとい戦禍の中でも構わない】
【いつでも私は貴方と歩んでゆきたいと冀っていたのだから】
【今此処に、今まで以上の「ありがとう」を――】

……二つだけお願いがあるの
一つ目。所属するのは、「シャローム」じゃなく
「シャムロック」っていう、“「私」であって”“「私」じゃないヒト”
これは過去の戒めのようなものだから、あんまり深く考えなくて良いよ

二つ目、……ケータイぶっ壊れてお釈迦になったから暫く連絡取れません

【そうして、何故だか前者よりも後者の方を“かなり”深刻そうな表情で告げた……】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 02:33:59.69 ID:abTJHEso
>>907

「マジかよ…
 他人にここまでしてやれるだなんて金持ちの金銭感覚はわからんな
 おーけい、交渉成立だ
 もういらねぇかもしれんが、お金とこいつの引換だ」

【落ちた煙草を革靴でぐりぐりと踏んで】
【新たな煙草に火をつける】
【ポケットから取り出したのは一本の鍵】
【檻は破壊されもはやほとんど必要ないと言えそうだが】
【ミーナの両手に残った鉄の輪を外す役目は残っている】

あわわわわっ!?
本当に買っちゃったっ!?

【男が表情に出そうなほど内心で小躍りしている一方で】
【顔面蒼白で目を見開いているのはミーナ】
【これから地獄の借金生活だとか、何故ここまでしてくれるのだろうとか】
【いろんな考えがごちゃごちゃになって全く動けないでいた】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 02:37:50.71 ID:b0sJqzMo
>>906

それは困りますね……弾の場所が悪いと停止しそうです、心停止です
どうでしょうか?時と場合によるとだけ言っておきます、はい……あ、噛み付いて欲しいんですか?

【そういうフリでもないだろうに、ハッとした表情(もっとも主に動作が、だが)で】
【少し引き気味に青年を見つめるのだった】

ああ!ギャップとはつまりはそういう事ですか成程成程、でも理解したところで興奮的な物は感じませんけどね
妖怪「良いとこ取り」ですか空気が読めない事山の如しですね

【自分が「良いとこ取り」とも知らずにくすりと笑う】
【これは自嘲の内には多分入らないのだろう……多分】

クスリ、頭痛薬では無いですね……麻薬、或いはもっと危険な物か
それは……?――――――――あ、血の痕

【そんな緊張感もようやく伝わったのか唾を飲み込み】
【すすす、と青年の後ろに隠れようとする】

どう考えても私は邪魔ですので後ろから隠れて見ています、家政婦は見たです
……えっと相手が獣にせよ人にせよ殺られないで下さいね?連鎖式で私もお陀仏になっちゃうので

【正直言って邪魔以外の何物でも無い】
【でも1人でいると危険だし、それならお言葉に甘えよう】
【そんなこんなで某家政婦的立ち位置を選んだらしい】

ささ、行きましょう逝きましょう……おっと間違えました行きましょう

【話し言葉じゃ分からないだろうに】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 02:41:36.50 ID:KeBY4J20
>>905

「……此処だヨー、此処。 っテ……あ、見えテ無いヤ。」

【状況を理解していないのか―――『否』。この声の主は、誰よりも冷静に、この『場』を識っている】
【故に、響く。へらりとして宵闇を滑るノイジィ・ヴォイスは、無頓着な様でありながら、余り不快なモノを感じさせない】
【寧ろ、張り詰めた緊迫の弦を解そうとして、こんな寸劇を演じて見せているようにも―――そうこうして、声は『浮上』した】

「ほーラ…。此れで見えナけレば、眼科ヲお勧メしマす、手遅れ≠ノナル前ニっ、ト。」
「先ニ言ってオくト、俺は君ノ敵ジャあ無イヨ………―――マあ、コの娘ノ味方でハ、有るンだケど、ネ。」

【顕れたのは―――キョーコの腹の下から、ぬるり。空飛ぶ蚯蚓の様に、抜け出てきたのは……】
【黒、玄、K…………―――総てが漆黒に染め上げられた、常人には振り回すことすら骨肉を苛むであろう、機械大剣】
【ナックルガードには「Saver」――“救済者”を示す五文字が、刻印されている……と、普通に此処まで『容姿描写』してしまったが】
【キョーコの80cmほど上で、相手に切っ先を向けず、『紳士的』に立つこの劒は、スピーカーも喉も備えぬと言うのに、平然と喋っている】

【傍から見れば、異常に異常を上塗りして、愈々狂宴もたけなわ―――という所だが、彼≠ノは微塵の敵意も無い】
【酷く醒めた、抜き身の剣の言葉……路地裏と言う狭い『世界』で、唯ひとつ、冷静な声が、女性の突撃を諭し、自分の言葉に相手を引き付ける】

「………永クは居らレナいカラ、ネ。単刀直入ニ、刀が話スよ」
「コの娘カら、離レちゃイな。警察とカ、教団にハ内密ニして貰エルと、もっト嬉しイ……かな?」
「…………―――あンまリ、償ウに悩む様ナ罪を重ネさセルと、俺モ困っチゃウし…君モ女のコ、無駄に怪我ハしタク無イだろウ?」

【そして、継がれた言葉を要約すれば―――『停戦願い』である】
【表情は当然の如く無いが、有れば困ったなぁ、という雰囲気の笑みを浮かべて居るのかもしれない】
【僅かに吊り上がった声―――二重の同意を求めると同時に、僅かに……切羽詰まった∴象を与えるだろうか】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 02:48:44.66 ID:G6UrCbEo
>>908

【今の俺が在るのはみんなの、そしてお前のお陰】
【昔の、死にたがりな俺のままだったら、きっと今ここにはいない】

【だからこそ、"一生"をかけてその恩を返そう】
【生きて、生きて、生き抜いて、俺の人生をみんなのために費やそう】
【俺なんてちっぽけな存在かもしれないけど、そんな俺でも誰かを救えるというのなら】

【正義なんて千差万別、人それぞれ】
【けれど、俺の正義は最初から変わらない】

【「大切な人達を守る」───それだけが俺の正義にして、誓い】

【彼女が浮かべた笑みに対し、ニッコリとした笑顔を向ける】
【深い考えなど無い、自然に浮かべられた笑みなのだろうけど──きっと、それが答え】

【「行こう、二人一緒で、この先長き一生を。」】
【「支え合って、守り合って、愛しあって───ずっとずっと、一緒に。」】

…………どういたしまして。

【何故だか、どうしようもなく彼女の事が愛しく感じて】
【一度離れた身体を引き寄せる。もう一度抱きしめ合おうと】

分かった……けど、それじゃ、暫く会話とか出来ないな。

【彼も、後者の方を深刻に受け取り──ちょっとだけ、落ち込んだ様子】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 02:53:44.95 ID:VUP7iAso
>>909

私に買えないものは無いの。人だろうが、命だろうが、国だろうが、権利だろうが、…なんなら運命だって買ってみせましょうか?

【流石に最後のは冗談だけど】

これに懲りたら紫香宮家にお金の勝負はしないことね。一国ならともかくとして一個人じゃ勝ち目が無いから。

【滅ぼされても尚、紫香宮というブランドの力は大きく、それにしがみ付くしかない自分の弱さが腹立たしい】

【鍵を受け取り】

本当に買っちゃったわよ。…全く。ほら、ミーナ。腕を。

【カチャカチャ、と二つの鋼鉄の腕輪を外したところで、日夜月昼、再び登場】
【違うのは、身の丈程もあるアタッシュケースのような巨大なトランクを、まるでウエイターのように左手一本の上に5つ重ねている】
【当然、中身はお金。先ほどの交渉で結ばれた金額、その全額】

「キャッシュで宜しかったでしょうか?」

【言いながら初老の執事・日夜月昼が、ドン!ドン!と男の前に、並べていく。この場で、無かったことにすることも可能といえば可能なのか】
【戦闘能力に関してならば、日夜月昼は非常に高い。ぶっちゃけ、そのまま死んでほしい】
【だが、それではブランドに傷が付く。もう中身の無いブランドを守ることに何の意味があるのかは、後で考えよう】

【アルトの心境は、非常に複雑。恐らく後悔する、だろう。金額的な意味ではなく、この、ミーナが自身が】
【まぁ、買ってしまったものは仕方が無い。クーリングオフは効かないのだろう。それに、日夜月昼に殺されるのも癪だ。もがいてみようか】
【若干、疲れた顔でアルトはため息をついた】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 02:53:52.36 ID:jhXdhQSO
>>911
……おかしいな…私には剣が浮いて喋ってるように見える
【目をゴシゴシしながらその主を見て】
【殺し屋の雰囲気は消えいつものレンに戻る】

……引くのには構わないし、言わないのも構わない
ただし条件が1つ
……私の事も内緒に…というか彼女の記憶から消去できたらしてくれない?
姉さんの死体と間違えられて殺し合になりそうなのは困るし……何より私は表では能力持ちの雑誌記者としてるの
さっき見せた殺し屋の技を持ってるのバレたから色々面倒なんですよ…
あとできれば誤解といて欲しいな………って無理ですよね?
【そう言いながらナイフをしまい困ったように言いながら】
【去る準備をする】

(本当は縛って情報をもっと聞きたかったけど…居場所がわかったしね)
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 03:05:23.14 ID:JrIBbMAO
>>912

――……うん
双葉に抱き締められるの、……しあわせ……

【――嗚呼、幸せに溺れて、甘えてしまうのだ。だからとて、まだ溺死は出来ないのだけれど】
【ほとんど無意識的な猫撫で声で呟き、抱き締められれば同じ様に抱き締め返す】
【だだっ広い夜空の下、広い草原の中の木陰の傍らにて、二人は溢れんばかりの愛しさを求めて】
【互いが互いに愛し合っている感じ≠――確かに、共有していた】

しょうがない、私の扱い方が悪かっただけ……早めに新しいの買うつもり
寂しいけれど、暫くはしょうがない……我慢、我慢……ね

【自分にも相手にも言い聞かせるよう繰り返し。気分転換にふう、と一息】
【互いに密着した状態のまま、シャロは双葉の顔を見て小さく囁く】

……ね、それで結構前の話に戻るんだけど。

【 えっ 】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 03:07:18.02 ID:abTJHEso
>>913

「く…くくくっ!あーっはっは!
 へへへ、いいねぇ嬢ちゃん、気に入ったよ
 なかなかクレイジーじゃあないか…!

 毎度あり!
 俺様は気が変わらんうちに退散させてもらうぜ
 …ってうぉっ!重っ!」

【男は上機嫌に高笑いしながらアタッシュケースを開け、中身を確認する】
【近くにあった荷物運搬用の台車に全てのせるとかなり足早にその場を退散した】
【彼の行方はその後誰も知らない。恐らく路地裏生活からは脱出しているだろうが】

えっ?あ、はい…

【両手を差し出し、鍵で錠を外してもらう】
【あまりのことに思考を停止していた頭を首を振って再度覚醒させた】

ひとまず、一度ならず二度も助けて?くれたことを感謝します

───ですが、
ど、どうしてあんな尋常じゃない額を払ってしまうんですかっ!?
私、一生かけても支払いきれませんよ!?

【わたわた庶民らしく慌てふためく】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 03:12:05.03 ID:KeBY4J20
>>914

「眼科大丈夫……ア、精神科とカ脳外科モ要りヤしナいヨー、此レ、正常ナ光景だかラ、ねー…。」
「デ、本題カ………結論カら言ウと、問題無イサ。…ト、言ウか、俺ガ居ない<g、こノ娘ハ身体ガ動かナイノさ、ドタマ含めテ。」
「只、こノ娘が居ナイと、今度ハ俺が………ア、話し過ギタ。今のモ忘レてクれ。 …無理だト思ウ、ケど。」

【持ちつ持たれつ≠ニ言うべきか―――吹けば飛ぶほどの、綿毛の様に軽いのに、メカニカルな重さを背負った声が返ってくる】
【この状態は、先程彼が云ったところの、『手遅れ』と重なるのか否か……いや、今は深くを語るまい】
【何はともあれ、レンの求める『安全保障』は、ほぼ達成されたと見える―――疑うのは自由だが、機械剣は嘘を吐いていない】

「無理……と言えバ、誤解ヲ解くノは、無理ダ。」
「だけド、君が俺達ニ関して、物理的損傷を負ウことは、無いと保障しヨうジャなイカ……良いヨ、ナ?」
「分かッタなラ、往くト好イサ………――――もっカイ言ウヨ、手遅れ<jならナイ内ニ、ネ…。」

【此処で言葉を途切れさせ、剣は虚空を薙ぎ払う動作を取る―――『失せろ』とも、『じゃあね』とも取れる、微妙な動きだ】
【何はともあれ、女性が攻撃の意思を示さなければ、11月第一夜の邂逅は、このシーンを以って終了することだろう】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 03:15:47.36 ID:Rez.cUSO
>>910

まあ、その場その場で何と無く適宜立ち回れば上手いコト行くだろうさ。……多分。
――――ふむふむ、よーく解った。そこら辺は俺も、時と場合による、とだけ……。

【等と、酷くテキトーな科白を吐いて、続く言葉に思わず苦笑を零しつつ】
【悪戯っぽい口調で、少女の言葉をそっくり引用して返す。あながち冗談とも言い難そうなのは、きっと気の所為】

そうそう、そういう事。まあ――――ごっつい野郎の惨殺死体に萌えろってのは、確かに無理が有るよ、ねぇ。
別名を「良いとこ取り」「漁夫の利」等々……世の中には腐る程いるからそこんとこ要注意、みたいな?

【とは言え世の中広い、きっと強者は居る筈だろうな――と遠い目で何かに思いを馳せ】
【そんな妄想もそこそこに、皮肉っぽく嘯いた。そこに自分達が組み込まれている事は、恐らく気付いてはいまい】

そうそう、そんな感じそんな感じ。アンダーグラウンドって感じだよねえ、全く以て……。
あはは、はは……家政婦は見ただと俺自動的に死んじゃうよ悦子ちゃん、割とマジに。

――――勿論、ってね。下手な銃火器よりはよっぽど役に立つから。取り敢えずは、大船に乗ったつもりで。
でも氷山にぶつからないとも限らないから、何か有ったら迷わず逃げてねー。

【冗談混じりに足を進めつ、背後の少女に目配せを一つ。へらりと笑って】
【さりげなーく洒落にならない事を織り交ぜつつ、ジュラルミン・ケースの前に屈み込む】

逝きたくないけど行きましょう、出来る事なら生きましょう、っと……。
ぺろっ、これは青酸カリ、なんつって。……見た感じ随分な上物だね、然し。

こっちは、通しナンバー……そういや、前に銀行強盗有ったらしいね。犠牲者さん改め犯人さんかなあ?

【蓋を開ければ、やはりそこには白い粉。慣れた手付きで中身を物色してゆく】
【もう片方にも手を掛ければ、中身はお札がぎっしり。酷く、有りがちであった】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 03:17:35.52 ID:G6UrCbEo
>>915

……ん、そっか。
俺も、携帯の取扱には気をつけないと───

【常備しておかないと不便だけど、】
【戦いに身を投じる以上、常に携帯は危険に晒されている】
【予備の携帯でも買っておこうかと、そんな事を思いつつ】

…………へ?
結構前って……どれくらい、まえ?

【きょとんとしたような声を上げ】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 03:21:23.50 ID:VUP7iAso
>>916

【まぁ、あれだけのお金、普通に暮らせば、あの男の子孫、三百代分くらいだろうか。私なら2週間で使うけど】
【なんだかんだでアルトの金遣いの荒さは、経済循環に貢献しているのかもしれない】

【強盗とかに会わないといいけど、なんだかんだで、みんな金の臭いには敏感だ】

【男の逃げ出すような素振りには、言及せず、静かに見送る】
【日夜月昼が視線だけでチラリと、アルトを見るが、静かに首を横に振っただけだった】

支払う? 何を言っているのかしら?
貴女にそんなものを要求するつもりは無いわ。私が勝手にやったことですもの。
それに、あの程度で済んだのは幸いと言えるわ。無駄な戦闘を回避できたしね。

【あそこで一番、最悪だったのは、アルト&ミーナVS男VS日夜月昼、という構図】
【三つ巴の戦いになれば、やられていた可能性が高い。金で解決したのならば、安いものだ】
【いらないと思い続けたものが、こんなところで役に立つとはね。皮肉なものだ】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 03:24:16.26 ID:jhXdhQSO
>>917
………まあ、なんとなく理解できました
とにかく今夜の事は《なかった》
それで言いわよね。それがお互い《平和》で《気分が良い》
【疑いはしない】
【嘘だったら嘘だったで始末すればいいという殺し屋の思考と嘘をついてるような気がしないという雑誌記者の思考の2つが結論をし】

………迷惑かけてごめんなさい
【そして倒れてる相手に向かいポツリと言い歩き去っていった】

(水の国………そこに奴がいる)
【復讐の炎をその瞳に宿して】

/夜遅くまでありがとうございます
/乙でしたー
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 03:25:56.84 ID:KeBY4J20
>>921
/乙でした〜!
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 03:32:53.70 ID:abTJHEso
>>920
【勝手にやったことと言われてもやっぱり思案して】
【何度も何度も首を傾げても何がなんでも納得がいかない】

え…でもでも!
あんな額ですよ!?
それをタダでくれるも同然のことを…

【金銭感覚の違いにどうしても慣れない】
【いや慣れる方がおかしいだろうか…】

【……やがてミーナは考えるのをやめた】

むぅぅぅ……!

で、では、何かお役に立たさせてください!
何もお礼なしではこう…もやもやしたものが残ります
お願いします!

【甘んじて受け入れることは彼女のモットーが許さないのであった】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 03:35:07.99 ID:JrIBbMAO
>>919
……んー、少なくとも今回の会話には間違いなく出てるわね
要するに、もう終わっちゃってるかもしれないけれどー……

【にこっ……今までとは明らかに質の異なる――例えるならば、そう、悪戯っ子のような――笑顔を浮かべ】
【唇を青年の耳元へと近付け、更に小さな声量で呟くは】


      Trick or Treat 


【(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)】

【おあいこと言えども、実は「イタズラ無し」の前に“今は”という言葉が付属していました】
【然しながらなんとまあ流暢な発音であろうか、そう囁いたあと彼の唇に軽くキスを落とそうとして】
【口付けが成功しても失敗しても、本格的な“いたずら”はその後に開始されるだろう】

【――余談かもしれないが、彼女は今“アホ毛”に飢えていたり】
【決して疚しい内容の悪戯ではないので悪しからず】
【つまり悪戯し返してもOKなのである、寧ろし返すべきだッ!】

【兎にも角にも、「シャムロック」もとい「シャローム」は本日より無所属から連合所属へ】
【きっと彼女は今までよりずっと、これからもずっと、純粋過ぎる程に従順なのだろう――】

/ここで〆ですかね、なんだかすごく……甘いです……
/夜遅くまでお疲れ様でした、ありがとうございました!
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 03:35:58.42 ID:b0sJqzMo
>>918

とにかく突然現れて耳元で叫んだりするのは止めておきます、命大事です
(なんだろう、もしかしたら結構危険な人なのかも知れないです……)

【一抹の不安を胸に抱きつつも釣られるように苦く笑い】

コレに極度に興奮するのは異常者で、全く興奮しないのも異常者でしょうね
あ、萌えはしないでもそれなりには驚いていますよ?死体が在るのは分かっていましたけども

【どうでも良さ気にさり気無く重要な事を言う】
【夜目が利くのか鼻が利くのか耳が良いのか、何にせよ周辺警戒には事欠かないのは確かだ】

大丈夫です、死ぬ時は一緒です運命共同体です泥船に乗ったつもりでいてください
もっとも乗るのは貴方1人でお願いしたいところですけども、代わりに私は大船に乗ります

……いや、冗談ですよ勿論?毒を食らわば皿までです

【それもそれで青年に失礼のような気がしないでもない】
【良く言えば正直(?)な子である……きっと】

【そんなこんなでしゃがんだ青年の背中から背伸びをしつつジュラルミンケースを覗き込み】

なんともまあドラマとかでありそうな内容物ですね
銀行強盗、麻薬密売人?どちらにしろ悪い方々のようです

あまり誉められ利益の得方ではありませんね、終着駅がこんな風なのはバチが当たったのでしょうか?

【「死」を「終着駅」と例えて、もはや遺体となった当人には意味のないだろう遺産を確りと見つめる】

それでお兄さんはそれをどうするおつもりですか?
ああ、例えお兄さんが何をしても私は誰にも言いませんので心配いりませんよ
私の目的は果たしましたのでね……

【後ろを振り向けば悲しそうな顔でしかしくつくつと笑う少女が見えることだろう】

/時間の危険が危ないですが大丈夫でしょうか?
/睡眠がっ!というようでしたら言って下さいまし
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 03:43:39.87 ID:G6UrCbEo
>>924

…………あっ

と、とりっくおあとりー─────

【その決まり文句を反復して言うも】
【深くその意味を考える前に、軽く唇を塞がれ】
【なんだか脳が溶けていくような感触と共に、主導権を握られ】

【───まあ、いつも通りに弄られるのだろう】
【悪戯し返したかどうかは不明であるが、一つだけ言えることは──】

【今日も二人は、平和な日常を暮らしましたとさ】

/なんかこう、恥ずかしいですよね。
/お疲れ様でしたー
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 03:50:13.96 ID:VUP7iAso
>>923

お礼、ねぇ…。

【ふぅむ、と、その唇に人差し指を当て、「…その前に」、と、アルトは髪を翻し、路地裏の奥で控える執事を見据える】

「お話しは…、もう、宜しいですか?」

【闇に潜んでいた、初老の執事・日夜月昼が、闇からその殺意という鎌首を起こす】

【アルトの鈴がチリン、と鳴る。炎熱奏操(フレイムベル)が標的を定める】

ミーナ。貴女は私が買ったわけだけど、正直、そんなことはどうでもいいの。
貴女が無傷で自由になれたことだし、私としては万々歳。

――ただ、これ以上、私の傍にいると貴女も確実に、あの男に命を狙われ続けるわ。貴女とは近くなりすぎた。

ミーナ。逃げなさい。今すぐ。ここから離れなさい。私が時間を稼ぐわ。
そして――、…そして、二度と私に近づかないで。それが、貴女に出来る私への唯一のお礼。

【ミーナは自分にとっての弱点となる。それはアルト自身の力不足からくる、紛れもない事実】
【ミーナと共にいることは、ミーナの身を危険に晒す行為】

【日夜月昼を見据え、ミーナに背を向け、アルトは凛と、言う。元・お嬢様と、元・執事は既に、お互いが戦闘態勢】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 04:15:53.99 ID:Rez.cUSO
>>925

そうそう、そういう事は時と場合と相手を選ぶんだよー。
ほら目の前に悪い見本が……ああ、此れは単に運がなかっただけか。

【そんな不安も露知らず、うんうんと深く首肯して】

そっかなぁ?斯く言う俺もそこそこ驚いてはいたけど、さ。
解ってたんだー……凄いね。君さえ居れば百人力一家に一人欲しい位ってな訳で是非とも我が事務所に永久就職プリーズってな感じかな?

…………まあ、それはさておくとして。

【もう死体には慣れたのか。さらりと言ってのけ、飄々としたテンションで無駄口を叩く叩く】
【冗談めかしてはいるが、人手が足りないのは事実。猫の手も借りたい程だが閑古鳥が泣いてるからそう人件費は掛けられない、らしい】

洒落になってない冗談ありがとお嬢さん、大丈夫に聞こえないのは可愛いから全然おっけーだよー。

いやまあ――……見捨てられるよか身を呈して逃がす方が、
もっと言うなら切り抜ける方が格好良いから、なるたけ努力はしてみるけどさ。
皿まで食べてくれるのはまあ、料理人冥利に尽きるって話かな………料理人は皿作ってないけど。

【あははー、と。大丈夫そうに見えないのに、何故だか自信ありげな笑みをまた一つ】
【つらつらと戯言を重ねて、陽気に物色を続け――――】

唯の麻薬と唯のお金、どっちも汚れてるから迂闊に使うのはどうにも。ふむ…………。

まあ、所謂天網がなんちゃらってヤツだね。
終着駅がデッド・エンド。取引場所を選ばなかったのが運の尽き、だね。

護衛の一人でも雇えば、こうはならずに済んだだろうに……例えば、俺とか。

【人生の行き止まりに差し掛かった連中の遺産、いっそぱーっと使ってやった方が経済的に宜しい】
【とは言え、資金洗浄の手間隙とリスクを考慮して――――】

……勿論、どうもしないよー?全部終わらせたら、匿名通報ぐらいはするかもだけど。
だから、犯罪の隠蔽に付き合う必要は一切なーし。
でも、俺が此処に居た事は国家権力さんにはオフレコで、ねー。報奨金も賞状も欲しくないしさ。

――――……っと、目的?

【へらへらと笑って言いつつ振り向いて、何処か悲しげな少女を見遣り】
【丁度その時だっただろうか。倉庫の奥で、獣が唸るような声が一つ、微かに】
//自分は大丈夫なのですぜー……申し訳ない。
//そちらこそ、眠かったり明日ヤバかったりするなら無理はなさらず
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 04:37:57.31 ID:b0sJqzMo
>>928

運……ですかね本当に
運が悪いから死ぬ……いや何でも無いです

【小さく、本当に小さく溜息を吐く】
【自分さえも騙すように自分の思いなんてまるで無いように】

永久就職は……まあ置いておいて、少しのお小遣いが貰えるならお手伝いしますよ?
まあ出来る事といっても索敵やら情報収集程度しか出来ませんけど……

【一昔前の状態なら正に猫の手だったのだが】
【それはそれで面倒臭い物もありますね、なんて人の姿の彼女は心も無しに思うのだった】

身を呈して守られるというのもどちらかと言えば良い気分はしませんね
そういうのはドラマの中でお願いしますね、あと料理を作ってくれるなら甘い物が良いです

【青年を見る限りでは、まあ大丈夫だろう】
【無駄に長い年月も人を見てきたのは伊達じゃない】

お金でも何でも人が関与すると碌な事には成りませんね
人が創りだした"金”という概念に殺されるなんて皮肉どころじゃないです
飼い犬に手を噛まれる、といった感じでしょうか

【金という物は金以上の価値は無いというのに】
【こうにも人は金に呑まれ潰えていく、それも見てきた私は……】

(……と、少しトリップしてしまいました)
む、お兄さんはそれなりにまっとうな人ですね或いは理性的とでもいいましょうか

【驚いた、といっても表情には出ないが】
【こっちの方向に、金に取り込まれない方向に至る人間は3割程度】
【青年にちょっとだけ興味が湧いた】

それは――――ひ・み・つ……です

――――……っと何かいますよお兄さん、倉庫の奥の方です獣っぽい声です

【ぴくぴくと耳を揺らして……なんて前の姿なら出来たのだろうけど】
【人の体でそれをやったら少し奇妙だし出来ない】

【青年の服をちょんちょんと引っ張りながら倉庫の方向、唸り声の根源に指差して】
【注意を促す】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 05:00:01.61 ID:b0sJqzMo
>>929
/追記です
/自分もある程度は大丈夫です、眠くなってきましたらきちんと言うので気になさらずにどうぞ
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 05:13:42.95 ID:Rez.cUSO
>>929
――そう。大体が巡り合わせってヤツだよ、多分。
でなきゃ、俺が生きてる理由が無い。

【あははー、とまた一つ、誤魔化すように笑みを零して】

それじゃ、喜んでお言葉に甘えるとしようかなー?
十分通り越して十二分だよ、後方支援って結構重要だし、有ると無いとじゃ大違いだしさ。

【「取り敢えず、此れが俺の連絡先ねー」等と、ポケットから名刺入れを取って差し出しつつ】
【左手で拳銃を抜き、手持ち無沙汰にくるくるとガンスピン】

ははっ、手厳しいね……了解。君の精神衛生の為にも、お兄さん必ず無事に帰っちゃうよー。
……差し当たっては、どうだろ。帰って早々本格的なのは流石に無理だし、ホットケーキ辺りで大丈夫かな?

【言いつつ暫く繰り返すと、ややあってホルスターに納め。おもむろに、上着を脱ぎ始める】

櫻の思想だったかは解らないけど、お金って元は不浄な物とされてたらしいからね。
用途も無く金に終着するなんて、其れこそ本末転倒だなぁ、と思うよ。

――――まあ、有ると無いとじゃ大違いだけど、ね……よし。
理性的、かなぁ?あははー、何だか照れるね。

【正直、マネーロンダリングする余裕が無い。更に、素性をお上に知られたく無い】
【理由はたった其れだけであるが、格好が付かないので黙っておいて】

……そっか。秘密は女性を綺麗に見せるって言うしね、無闇な詮索は控え――――……、っと。

あーあ、折角良さげなムードだったのに奴さんお出迎えか。
ほんと、不粋ってレベルじゃない、ねぇ?――――取り敢えず、これ持ってて。

【冗談めかして呟くと、脱いだスーツの上をその変に放って。青年は、声のする方へと歩き出す】
【右の手袋を外せば、内には漆黒――厭な音を立てて、シャツの袖を引き千切り】
【鋭利な、悪魔めいたフォルムの鎧甲に包まれた右腕が、月明かりに晒されてぎちりと軋んだ】
//どうしましょ、時間と調子がアレなら次の此方のレス辺りで〆にしましょうか?
//こう、「俺達の戦いはこれからだ!」的な感じに
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 05:46:11.32 ID:b0sJqzMo
>>931

………………………

【青年の言葉には何も返さず、青年の笑みには困ったような笑みとも取れる表情で返し】

了解しました今後貴方のお手伝いを致します
蒐集活動は得意ですから期待してくれても良いですよ、と確かに受け取りました
あ……私の名前は白妙と申します、ただ単に白妙です苗字は無いです

【名刺という物を見るのがまるで初めてのように色々な角度から見つめたり】
【少ない星の光に透かしてみたり、書かれた内容を心の中で適当に反芻しながらしまい込み】
【名前だけを簡単に教え】

はい、死なない程度に頑張ってそして帰ってきていただけると助かります
ほっとけーき……それでいいです、いえそれが良いです

【未だ見ぬ「ほっとけーき」なる物に思いを馳せつつ】

お金はただの金属です浄も不浄もありません
本当に汚いのはそう考える人間自身です……と今までの経験から私はそう思います

【つらつらと膨大な経験から得た物を無機質なまでに言の葉に織り交ぜ】
【少しだけ悲しそうに……】

(女性と言いますかなんというか……いえ、自分でもよくわからない物は言うのは止めましょう)

死出の旅路にならないように気をつけて下さいな
っとかしこまりましたお預かりします――――

【放られたスーツが地面に落ちる前に腕に引っ掛けるように拾い上げ】
【義手か装備かも分からない黒い其れをじっと見つめて少女は待つ】

/お気を使わせて申し訳ないです、次で〆了解です
/次回作に期待しますぜ!
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 08:51:51.09 ID:Rez.cUSO
>>932
白妙ちゃん了解、覚えたよっ。俺はカイ、カイ=スケイプヴェルト。
出来る事なら以後末永く、宜しくねー!

【「χ=ScapeWelt」。無機質な字体でプリントされた文字に、事務所の住所と電話番号】
【少女の名を呼んで、恐らくは自分の名前なのだろう其れを、今更ながらに彼女へと告げ】
【かつり、こつり、靴音を高く響かせて。肩を鳴らし首を鳴らし、気怠げに奥へ奥へと歩を進める】
【対して、匂いを嗅ぎ付ける迄もなく、獲物≠視界に捉えて舌なめずりをするのは――――銀の毛並みに、朱い角の巨躯】
【狼にも似た外見、然し四肢には刃じみた棘。急所を白亜の甲殻で薄く覆い。……推察するに、合成獣≠竍魔獣≠フ類か】

……さって、と。そうと決まれば早いとこ帰って、ホットケーキ焼かないと……ね。
良いムードってのは冗談だけど、女の子が絡んだ依頼だと出力三割増しってのはまあ、事実だしさ?
何よりこっちは元から君を殲滅しに此処に来ちゃってるワケだし、こうなりゃ真面目にやらなきゃ、無いんだよー。

そういう訳で……――――おぉ、りゃあああぁッ!!

【疾駆し馳せる獣に、然し青年は動じない。妙に頼りない笑みを浮かべたまま、気の抜けた科白が夜気を震わす】
【そのまま一秒、二秒、三秒――――接敵<Engage>】
【彼が動いたのは、獣が飛び掛かる瞬間。タイミングを合わせ、一歩前へと踏み込んで】
【シャツを突き破って一回りも二回りも肥大した、異形の右を。相手が前肢を振り下ろすより速く――――その顔面に、叩き込んだ】

【首を圧し折り頭蓋を砕く手応えが有ったのも刹那の事、致命的なカウンターを受けた獣は】
【砲弾も斯くやの勢いで、強制送還の憂き目を見せられ。其れきり、動く事も無くなった】

みっしょんこんぷりーt………って。あれ、れー?此れちょっとマズくない、かなぁ?

――――――――ま、大丈夫か。三割増しだし。……では改めて、任務開始と行きますかー!

【さて、一件落着と思ったが、やっぱり格好良くは決まらないのがお約束。どうやら奴さん、群れを成していたらしく】
【血走った眼がざっと二十対かそこら、一斉に此方を向いた。首筋を伝う冷や汗を感じつつ、青年。右の掌を正面に向ける】
【掌部装甲を割いて、現れ出るは漆黒の砲身。照準を合わせ、どうにかなるさとへらへら笑って――――】

【安全装置解放、リミッター、カット。出力臨界、エネルギー集束率を55.2%に低減、平行してF.C.S.起動。】
【皮下流体装甲、並びに防護フィルターを起動、対物射撃態勢に移行。拡散モードへの推移を確認。】
【照準補整、マルチロックオン完了。推定命中率88%ジャスト。照射時間2.5セコンドを加味、推定命中率96.47%に向上。】
【予測結果、敵性反応の70%以上を無力化に成功。全工程終了、コードExecutioner's Sword:ULL-DRIVE――――撃てます】

  『断罪ノ剣Executioner's Sword=x……ディスチャージ。


【襲い来る獣の一群に、告げるのは殲滅の意。その言葉を契機として、砲口に集束していた光が】
【反転、溢れ出し。倉庫に満ちる闇という闇を、標的諸共に灼き尽くさんと――――――夜を、奔った】

【それから大分経って。すっかり夜も白んだ頃に、漸く戦闘の音色は鳴り止む】
【結果は決まりきっている、故に敢えて直接の内容は語るまい。強いて言うならば、そう】
【――――甘味処でのバイトの成果も相俟って。彼の焼くホットケーキは、中々に美味だったとか】
//あばばばば済みません、最後の最後で寝落ちてしまいました。。。
//お疲れ様でした、有り難うございました!粉雪先生の次回作にry
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 15:31:56.02 ID:b0sJqzMo
>>933

カイ=スケイプヴェルト……ではカイお兄様で
こちらこそよろしくお願いします

【今後は「カイお兄様」呼ぶそうですよ】
【月夜に揺れるその背中に小さくそれだけ声を掛けて、後は邪魔をしないように見守るだけ】

(異形……ああいう獣はあまり好きにはなれません節操もなにも無いですからね)
(応援しか出来ないのが歯がゆいですけども頑張ってくださいねカイお兄様)

【口調や雰囲気はどこか頼りないけれど】
【自分はまあ例外としてもこんな場所にいるというからには十分に戦力はあるのだろう】
【安心するに足る……】

(…………やはり心配など要らないレベルですね、これなら安s――――)
(あ、増えた……――――)

【いや、少しだけ不安に成った】
【成ったけれど、闇を裂くように堕ちた光はやはりそれをかき消すには十分だった】

お疲れ様ですカイお兄様、おケガはないようですね

【音すら消えたような静かな明る始めの時間は嵐の後の其れのようで】
【そんな中で確りと少女は微笑みを浮かべた】

【事の後、不恰好に畳まれたスーツを彼に手渡して】
【さらにその後ほっとけーきに舌鼓を打った後】
【「次は"しょーとけーき”でお願いしますね」なんて事を言ったとか】

/お疲れ様でしたっ
/こちらこそ返信が遅くなってすいませんでした
/こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいェ……
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 19:56:02.49 ID:ry3SCl2o
【金の国】
【度々の襲撃に曝され、その度に復興を繰り返し】
【街並みだけは治りつつある今も、根深い所でその力が回復しきって居ない】

【メインストリート、プレシール通り】
【夜間とは言えまだ其処まで遅くは無い。然しながら妙に静かな其処を】


「………おかしいわね」

『………おかしいね』

「この国は、こんなに寂れてた?」

『寂れてたのは確かだけど……ネルナハトの後、幾らか元に戻ってたと思うけど』

【身長150cm程の二人が、首をかしげつつ歩いていた】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】

「『……おかしい』」

【何かに違和感を覚えた様子の二人、表情は暗い】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 20:13:37.63 ID:T6VQwPc0
>>850

……本質から、根っこから、支える……、――織守さんを……。
其の為に……そうですね。変に彼是考えるよりも、自分が思ったままに、出来る事を――。

【彼女もまた、彼と同じく通路の先を見据えたままに。一人語散るようにして、小さな声で言葉を紡いでいく】
【其の声は、彼への返答とするには幾分小さいが――自らの決意に変える言葉とするには、充分であろう】
【……優しいんですね≠ニ、少し声量を上げて呟いた。この場で其の言葉に当て嵌まるのは、彼しか居ない】
【彼女が其の時浮かべていた表情を知り得る者は、終ぞ居らず――……】


……ぁー、はい。えっと……想像通り……。……――うーん。
……。

【どうやら、彼女の想像の中では、酷く凄惨な状況になっているようである。この二人のイメージは一体……。】
【……そして。エルメアは彼の呟きに、薄く苦笑を浮かべたものの――何ら言葉を発する事はなかった】
【何故なら――彼女もまた、始め識槻朔夜という人物を男性だと勘違いしていた一人だったから、である】


【――――……場転、食堂にて。】


わぁ、すっごぉい……、これ、紅丸さんが作ったんですよね!?
ほぇー……、おいしそう、ですよぅ……。ぁ、いただきまーす!

【彼女の至極当たり前な驚きの言葉こそが、初めて見る彼のおしるこに対する高い評価の表れである】
【彼に促され、ぱくり。一口、おしるこを口に運ぶと――すぐに、彼女の表情は幸せそうに緩んだ】

……す、すごく美味しいですよぅ!ほぇー、こんなに美味しいおしるこが作れるんですかぁ……。
うん、ふわっとした甘みで、どれだけでも食べられそうです!うん、これ織守さんや朔夜さんにも食べさせたいです!

【……料理の美味しさを感じる舌はあっても、其れを語る舌を持ち合わせている訳では、ないらしい】
【褒める言葉は多少拙いものの、彼の料理を絶賛している事には、相違無いのであろう――】
【自然と微笑みを浮かべながら、エルメアは次々と紅丸の作ったおしるこを口へと運んでいく】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 20:26:01.93 ID:UPUu9lA0
>>936

はン、優しいのはオタクだ。ぼくは組織の、光にあてられないよーな『優しくない部分』を担当してやる。
そのために此処に来たんだ……オタクのお師さん……『メルフ導師』の推挙もあってな。
ぼくは櫻の流れの用心棒、紅丸紅斗……汚れ仕事は任せときな、
っと……ビジネスのハナシは今は要らないか。とはいえ、貴宝院のヤツにも、こんなこと言うつもりはないけどよ

【“甘いばっかりじゃあ世界っていうデッカイもんは回せねぇ”と、それはまさしく独り言】
【光が生じれば必ずや影が生ずるというのは使い古された言葉であり、使い古されるがゆえに真理である】
【『セイギ』という聞こえの良い看板の裏には、必ずといって良いほど、それを支える黒い存在や歴史が在る】
【……或いは、その心に秘めた『ポジション』の自覚は、彼が『喧嘩仲間』と言った朔夜と、奇しくも似通っていたのだが】
【少なくとも彼もまた、光のあたるところで生きるのは性に合わないと思っているのか――】
【――この思考の裏づけには、彼の過去と成り立ちが大きく関係しているのだが、それがエルメアに語られるかは分からない】


【食堂】

いや、備え付けてあったインスタントのお汁粉にチョイと一つか二つ工夫を加えただけだ。
この程度ならオタクにも作れるようになるだろうよ、今度暇があったら教えてやる。
作り置きってのはどうしても味が落ちるからな、出来たてを食わせてやるのが一番だぜ?

【かちゃかちゃと食器や器具を綺麗に元に戻し(意外と几帳面なのか?)紅丸が厨房から出てくるだろう】
【片手には控えめな椀に注がれた汁粉――味見用と言っても差し支えないそれを、くい、と唇に運び】
【「アーン……ぼちぼちだな」と零して】

……それで?貴宝院のヤツの『重要会議』とやらはどれくらいかかる?
それとも、素直に日を改めた方が無難かい?城の中に入ってよォーくわかった……
……ズイブンと空気がシビれてらァ、ひっくり返りそうなくらいデカい鼎談でもやってンのかい

【がたん、とやや乱暴にエルメアの向かいの席に腰掛るだろう】
【ふわ、と羽織っている白い陣羽織が揺れた】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 20:40:41.30 ID:T6VQwPc0
>>937

……ほぇ、メルフ導師の……ですかぁ。
そう、ですか。でも――――……、……。

【――仮令光が当たる事が終ぞ無かろうと、貴方の優しさは、今、私が確かに受け取りました=z
【其の言葉は、自分の心の中だけに。言ってしまえば、今の彼の言葉を傷つける事になりかねないから】

【宛ら其れは光と影。お互いがお互いの存在を証明しあうかのように存在し続ける、陰と陽の部分】
【……認めたくない訳では、ない。其の事実が受け入れられない程、子供ではないつもりではある】
【だが――其れでも。分かっていても、悲しい事ですね≠ニ。彼女は心中にて、自らに言葉を掛けた】
【出来るならば、我等がリーダーの掲げる、悲しい部分の無い、誰もが笑っていられる世界≠……――】

【――――彼女は気付いているのだろうか。其れは今、自らの対立する組織の在り方とも似た……】


【……――――。】


ほぇ、そうなんですかぁ?私、料理はあまり得意ではないもので……。
……そうですね、頑張って覚えて、皆に振舞えたら素晴らしいですよぅ……!

【ごちそうさまでした、と、律儀の両手を合わせて、彼女は小さく礼をする。如何やら、食べ終えたらしい】
【そして、次ぐ彼の言葉に、緩みきっていた表情を多少真剣な其れへと変えて、答えを返す事にした】

……正直、何時になるかは分からないですよぅ。
詳しくは、また話すとして――かなり重要な話があっている事は、事実です。

確実に会いたいのなら、申し訳ありませんが出直していただく事になりそうですよぅ。
……それか、このお城に泊まっていく事にできますが……。

【――彼女の口ぶりからして、やはり相当重要な話があっているのだろう。今日会う事は、難しいのかもしれない】
【其処で、エルメアは一つの提案をした。風霊統主の城≠ノ泊まっていかないか――という物である】
【彼の都合さえ合うのであれば、彼女は快くこの城の一室を彼に宛がうのであろうが、果たして――……】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 20:42:52.11 ID:1UToa1ko
【路地裏に鼻歌が響く】

〜〜♪

【その鼻歌の出所にはフリルをふんだんに使い黒を基調とした衣装――所謂ゴシックロリータに身を包んだ少女がいた】
【髪は金髪の縦ロール、小さな背丈と未発達な体も相まってその姿はまるで人形の様な印象を与える】
【ふと、立ち止まり人形の様な少女は夜空を見上げた】

今日は良い月ですの。
こういう日は、何か有るかも知れませんわね。

【楽しげに笑い、鼻歌ではなく歌を歌い始める】

Humpty Dumpty sat on a wall,(ハンプティ・ダンプティ塀の上)
Humpty Dumpty had a great fall.(ハンプティ・ダンプティ落っこちた)
All the king's horses,(王様の馬でも)
And all the king's men,(兵隊共でも)
Couldn't put Humpty together again.(バラバラ・ハンプティは戻せない)

【マザーグースと呼ばれるイギリスの童謡群の中でも特に有名な歌、ハンプティ・ダンプティだ】
【少女の声が刻むリズムに乗るように辺りに黒い影が現れ踊りだした】
【魔力が辺りの空気をかき乱し、黒い服が揺れる。その姿はまるで黒い薔薇のごとく美しかった】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 20:43:12.13 ID:66DsGwAO
【星の国】
【中央部──ジオプラント入口】
【星の国の地下に広がる巨大な国の中枢部、そこへ地上から行くための巨大な隔壁】
【国の中枢部を護る為にある鉄壁の盾】
【そこに一人の人物が立っている】

さて……ショーの幕開けといこうか……
これより星の国中枢部、ジオプラントへ進攻する

【短く切り揃えられた美しい銀の髪に透き通る青い瞳】
【軍服のような厳格な印象を与え、それでいて和服のような静けさのある服を着た】
【落ち着いた雰囲気の青年】
【彼を中心に魔翌力が集約していく】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 20:54:33.58 ID:UPUu9lA0
>>938

……そういえばよ、あの人、強いのかァ?
いっつもニコニコまそっぷまそっぷ、おまけに言葉の訛ったシスターと千度じゃれあってるお陰で、まるで分からねェ……
いや……ずば抜けた魔力の質や威圧感は感じるんだけど、なァ?

【――――話題を替えようとしてなのか、紅丸はエルメアに視線を投げかけて問うた】
【「あの人」とは当然、彼女の師匠であるメルフ導師――メルフュレル・ファーザーのことであろう】
【言われてみれば……エルメアは、確かに彼に高度術式を師事したが】
【『彼自身の』実力……単純な『戦闘力』は、見たことがないかもしれない】
【当然、術式の同時展開といい、あの高度な魔力操作といい、弱いわけはないのだろうが――】
【実際の戦場となるとそれは別……紅丸の言う『強さ』には、果たして当て嵌まるのか否か】


アーン?ぼくに言わせりゃあな、料理が下手なんじゃない。食材と調味料、器具の使い方が分かって無ぇだけだ。
勿論理論尽くじゃあ上手いこといかないのが料理だけどな……
その基本を抑えりゃあ、十二分に『美味い』料理は作れる。任せとけ、幾らでも教えてやらぁ

【彼は――その表情の、口元をふ、と緩めてそう言った】
【初めて差し込んだかもしれない柔らかな表情。それはきっと、紅丸という青年の本質だろう】
【が、次の言葉には唇を真一文字に結び、真剣な黒眼で彼女を見やって】

……そうかい。アーン……そうだなァ、ぼくが今果たすべきは貴宝院へのコンタクト……
ぼくが持つ情報をくれてやって、そして『協力要請』を正式に取り付けることだ……
アーン……お言葉に甘えさせてもらうとするか?導師には後々連絡しておくとして……

【暫く思考を巡らせた後、彼は快くそう返すだろう】

……ところで、なら識槻は居るかい?
暇があれば一太刀洒落込む約束だったんだけどなァ

【ついでに、ニヤリとした笑みを浮かべてそう訊ねる】
【一太刀洒落込む――とは当然、練習の手合わせなのだが】
【エルメアのイメージを当て嵌めたらもしかすると変に勘違いしてしまうかもしれない】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 21:07:57.19 ID:T6VQwPc0
>>941

……魔道師的な観点から見れば、強い=c…いや、正確に云うと、弱いはずが無い=c…でしょうか?
私自身、メルフ導師の戦闘を見た事はありませんから分かりませんが、あの情報処理能力や魔力操作を鑑みれば……。

……或いは、精神的な強さという意味でも、きっとあの人は強いと思います。

【確かに――今、改まって聞かれてみると、エルメアは、メルフュレル・ファーザーの戦闘力を見たことは無い】
【だが、彼女は半ば確信めいた感情を持っている。メルフ導師は、戦場に於いても強い存在であるだろう――と】
【其れは、長らく彼から魔術を教わった彼女だから云える言葉であり――親代わり≠信じている言葉でも、ある】
【(……一応、彼女は前回大会の優勝者でもあるため、其の観点から見ても言葉の重みは増すのだろうか)】


へぇ、使い方……うーん、私は其処まで深く考えた事は無かったなぁ……。
ほ、本当ですかぁ?では、お暇があったら是非お願い致します!

【――実は、彼女の上手ではない≠ヘ謙遜であり、どこぞの博多弁シスターよりも随分上手かったりするのだが】
【そんな事は、今語られる事ではあるまい。ローザの料理については、多分メルフは知っていたりするだろう――】


あ、はい、分かりました。部屋は……そうですね、2階の部屋で宜しければ。
……ほぇ……朔夜さんですかぁ?えーっと、そのー……。
ぁ、確か今怪我をしていらっしゃるので、紅丸さんと戦ったりはできない、とー……。

【――朔夜が深傷を負っているのは、事実である。だが、彼女の口ぶりは……何となく、言い訳がましいような?】
【やはり、先の言葉でこの二人が会ったらヤバイ、色々と拙い事になる=\―そう、勘違いをしているのだろう】


/あばば、拙いです、11時前後まで落ちなければならなくなりました
/この絡み、まだ結構続きますでしょうか。そうでなければ、此処で終わらせていただいてもかまいません
/では、一旦お疲れ様でした
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:17:55.32 ID:DzzCSRMo
【何処かの、森の中】

……寒い。コート着てこなかったのは、完全なる誤算でした……

【白い髪・白い肌・白に近い瞳・黒い服】
【そして、風に棚引く白いマフラー】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような人影――小柄な少女】

【黒にほど近い深緑の道を、歩いている】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 21:21:25.25 ID:UPUu9lA0
>>942

……そうかい。ま、誰よりも近くで、長いこと導師を見てきたオタクが言うなら信憑性はある……
しかし……だったら、ぼくみたいな『用心棒』なんて要らなかったんじゃねェかぁ?
…………冗談だよ、あの人も易々と動ける立場じゃないからな。だから今日だって、ぼくが来たんだ

【紅丸は、ふむ、と腕を組んで唸り、やがてそう冗談めいて】
【エルメアとメルフ導師の間にきっとあるであろう、見えない信頼関係に、何処か羨ましそうな視線を】
【一瞬。ほんの一瞬だけ、送っていた】
【それは――尊敬する猛将であった『父』を早くに亡くした紅丸にとって】
【何かエルメアと『共通点』のような――思うところがあったからなのかもしれない】

【……ちなみに彼は最近此方に来たばかりであり、大会の内容は知らない。悪しからずである】


2階ね、上々だぜ、ジョージョー。あとで案内してもらえるか?
……アーン?あのバカはまった怪我してやがんのか?ッたく、幾ら頑丈でも戦うたびに怪我してちゃあー世話ねェよ。
だが、ならしゃあねェな。『医食同源』……また櫻のメシを振舞ってやるか。

【紅丸はアーァと大きく息を吐き、組んでいた両手を一度大きく上に伸ばして】
【そして自身の頭の後ろで組み、ぎぃ、と椅子を揺らした】
【その言葉からは……「あれ?ひょっとして思ったほど仲悪くないかも?」という推測が生まれるかもしれないが】

一週間前に……≪R.I.P.≫の『ベリアルローズ』ってやつとカチあってな……
なんとか引き分けみたいな形で退けたんだが……ナマッてる実感があってよォ。
このままじゃあカッコワルクてならねぇ……どっかで身体を動かしたいと思って――……

【――と、そこまで独り言のように言って】
【ふと、目の前に座るエルメアの瞳をじぃ、と見つめ】

…………そういやオタクは……≪ネル・ナハト戦争の英雄≫の1人だったかい?

【――まずい。瞳がきらきらしてらっしゃる】


/と、まぁこんな流れにもってこーとしたわけですがっ
/其方の都合が悪ければ、次あたりで無理矢理切ってもらってもOKです。
/自分としては長引くことは全然問題無いですんで、どうかお気になさらず。
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:24:49.85 ID:lJQzIOQo
【公園】
【黒髪に鉢巻き、黒いシャツに赤色のベストと銀の腕時計、カジュアルなベルトに青いダメージパンツにウエスタンブーツの青年がベンチに座り三味線を弾いている】
【目を瞑り、静かな空間に軽い音を響かせていく彼は…いつになく静かな面持ちだ】

【たんたたんたたんたたんた たん たんたたったたんたん たったたんた たったたんた たったたったたん♪】
【鳴らしているのは…落語で一席噺をする前に鳴らしている音楽であった】


…二つ目試験もう少しかあ…大丈夫かな
くっそー…ちょっと集中できないや、今のうちに『千両みかん』でも練習しておこうかなあ…


【ふう、とため息をついて彼は空を仰いで呟く】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 21:27:22.60 ID:1UToa1ko
>>943
【森に鈴の音の様な歌声が響き渡る。】

Humpty Dumpty sat on a wall,(ハンプティ・ダンプティ塀の上)
Humpty Dumpty had a great fall.(ハンプティ・ダンプティ落っこちた)
All the king's horses,(王様の馬でも)
And all the king's men,(兵隊共でも)
Couldn't put Humpty together again.(バラバラ・ハンプティは戻せない)

【マザーグースと呼ばれるイギリスの童謡群の中でも特に有名な歌、ハンプティ・ダンプティだ】
【その鼻歌の出所にはフリルをふんだんに使い黒を基調とした衣装――所謂ゴシックロリータに身を包んだ少女がいた】
【髪は金髪の縦ロール、小さな背丈と未発達な体も相まってその姿はまるで人形の様な印象を与える】
【そしてその人形の様な少女は今森で散歩中であった】

〜〜♪

【歌声を辺りに響かせながら歩く歩く】
【しばらくして立ち止まり辺りを見回す】

さて……。
……。

【沈黙】

――道に迷ってしまいましたわ。
どうしましょう。

【歌っていたのは知らない道を歩く恐怖を紛らわせるためであった】
【誰か人は居ないかと辺りを見回すと目立つ白が目に入った】

人ですわ!

【これ幸いとばかりに少女に向けて駆けていく】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:32:23.29 ID:DzzCSRMo
>>946

……森の中で熊さんに出会って、イヤリングでも拾って頂いた方がいらっしゃるようで。

【歌声を聴いて一番最初に思い浮かんだのが、その童謡】
【何で出来たイヤリングだったか。はて、と考えながら立ち止まる】

……わぁ吃驚した。

【華美な少女が視界に入ってその一言、それにしては控え目なリアクション】
【そちらを見て、森の中には似合わない格好してるなあ、とか。そんなことをぼんやり考えていた】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 21:34:53.03 ID:1UToa1ko
>>947
あの、今晩はですの。

【微笑みながら挨拶をし、頭を下げる】

あの……、この森の出口を教えて欲しいんですの。

【申し訳なさそうに言う】

散歩をしていたら道に迷ってしまって……。

【どうやら本当に困っているようである】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:39:06.33 ID:DzzCSRMo
>>948

……森の中をお散歩するには、その格好は聊か動き難いのでは?

【開口一番失礼なことを……】

出口、ですか……どの辺りに出たいのです?
街に程近い通りに出る道しか、私は解らないのです……

【こちらも少し、申し訳なさげに視線を下げる】
【ただし、見えているのは左の眼だけ。右の眼は、長い前髪に隠されて見えていなかった】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:39:54.49 ID:KW6xQI.o
>>945
【その隣のベンチ】

あぁア………眠ぃなァ……

【白いカッターにジーンズという出で立ちの長身な女性が】
【四人分はありそうな席を一人で大きく占領していた】
【整えていない茶髪を肩まで伸ばし、似合わないメガネをかけている】

【目一杯両腕を横に伸ばし、顔を真上に向けて気怠げに唸っている】



…………んぅ?

【と、横から聞こえてくる軽いテンポの三味線に】
【ふと視線を横に向けた】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 21:43:56.69 ID:1UToa1ko
>>949
そうなんですの。
街中を散歩してたのに気づいたら森の中にいましたの。

【苦笑する、どうやら方向音痴の様だ。方向音痴で説明できるレベルかは疑問だが】

あ、その道でいいですよ。
街に戻れれば家に帰れますから。

【安心したようにため息を付いた】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:47:20.51 ID:DzzCSRMo
>>951

……一体それは、どのような方向感覚をお持ちで……?
っと、失敬……話が、逸れました。

【声は小さく挙動もおどおどしているが、この少女なかなかに失礼なようで】

……それでは、私も。どうせ、そろそろ帰ろうと思っていましたし、
一緒に、行きましょうか?

【かつ、と】
【黒いブーツの踵で地面を叩き、踵を返す】
【ついて来て下さい、と言うことらしい】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 21:49:32.08 ID:1UToa1ko
>>952
あはは、よく言われます。

【特段気にする様子もない】
【そして少女の言葉に顔を明るくして付いていく】

ありがとうございますの!

【機嫌が良いのか鼻歌を歌い始めた】
【歌声が夜の森の木々の隙間に染みこんでいくようだ】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:52:38.59 ID:DzzCSRMo
>>953

よく言われるのでは、少々、問題なのでは……?
……恰好から見て、上流階級の御方なのでしょうし……
しょっちゅう迷子になられていては、御家の方が心配されますよ……?

【実はこれ、経験談だったりするのだ】
【……まあ、今となっては昔のことだ。白い少女は、苦笑する】

……御歌、御好きなんです……?
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 21:52:55.86 ID:cgDaD.AO
【公園】

…………
【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく。気品と優美さを兼ね備えた雰囲気をもつ女性がベンチに腰掛けて腕を組みながら目を瞑っている】

956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:54:48.17 ID:lJQzIOQo
>>950

…あー、眠い…今日は少し休もうかな
ノビタ君に次の休みいつになるか聞いておこう、せっかく20歳になったんだからさ

【す、と横に三味線を置くとぐーっと伸びを行う】
【すると、近くに質素な服の女性が視線を向けてきているのに気がついて】

…おっと、こんばんわ
もしかするとお休みの所を邪魔しちゃったかな?

/失礼、少し遅れました
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 21:55:36.55 ID:1UToa1ko
>>954
あ……。

【その言葉に少し申し訳なさそうな顔をして】

あの……家は、その……。
誰も心配しませんから。

【この格好をしてこの口調だが中流家庭のファミレス店員だ】
【そして少女の質問に楽しげな声色で答える】

はいですの!
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 21:57:21.04 ID:yF/RBASO
【路地裏】
アイヤー、最近は世の中物騒で嫌になるヨ!!

【緻密かつ意味不明な模様の、翠の男性用チャイナ服を着た、明るい赤髪オールバックで糸目、出っ歯が特徴的な優男っぽい青年が、愚痴を零しながら歩いている】

『………………』

【その5m程「頭上」】
【青白い髪をツインテールの縦ロールにした、血が付着した白装束が特徴的な色白な幼女が、青年に着いて行くようにふよふよと浮かんでいる】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:01:19.76 ID:DzzCSRMo
>>957

【誰も心配しない】
【その言葉に反応して、白い少女は振り返る】

……そんなの、あんまりですよ……
あんまり、酷いようでしたら。御家を、出るべきです……!

【真剣に、勘違いしている――ッ!!】

そうですか……私、西洋の御歌には詳しくなくって。
……さっきの御歌は、何と言うんです?
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:01:51.29 ID:KW6xQI.o
>>956

ん………っと。

【青年が三味線を置いたのを見、一息置いて体を起こす】

ヒヒッ――いや、別に構わないさ。
特に休もうとしてたわけでもないし、暇だったしねェ

何より、音楽ってのはいいもんさ。キヒッ!

【と、愉快そうに表情に笑いの色を浮かべる】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:04:08.06 ID:1UToa1ko
>>959
【……まあ色々痛い子としてご近所で評判の為本当に誰も心配しないのだが】

えっと……、あの……。
(い、いいや没落貴族設定を押し切ろうぜアタシ!)

【脳内の悪魔がそそのかす】

あの……お家が没落してまして……、私ひとりだけですの。

【墓穴を掘っている気がしてならない】

イギリスの童謡群、マザーグースの一つ。
ハンプティ・ダンプティと言いますわ。
名前程度なら効いたこと有りませんか?
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:08:04.29 ID:lJQzIOQo
>>960

…ふうん、とはいえ別に趣味だから弾いているわけでもないんだなあ
ぼくは落語家の前座としてちょっとたしなんでおかないといけない事だから弾いてるわけで…三味線で弾く曲の中に好きな曲は特にないしなあ
もうすぐ二つ目試験だしさ、ちょっと頑張ろうかなあと思って

【横の三味線の弦をつまむと、ポロンと音を立てて少し退屈そうに女性を見かける】
【なんだか世間話をする感じになってしまったな、どうしよう特にネタないんだよな、などと他愛もない事を考えて】
【とりあえず、見知らぬ誰かだと言う事で名前くらいは聞くかなと考えた青年は】

…ちなみに、おねえさんドコの誰?

【と、多少ぶしつけながらそう聞いてくる】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:08:47.79 ID:DzzCSRMo
>>961

没落……それは、悲しいですね……

【沈痛な面持ち、思いっきり真に受けている――ッ!!】

マザーグース……あ、聞いたことならあります、ね……
倫敦橋が落ちた歌など……あれ、どう考えても「さあどうしよう」程度の騒ぎじゃあないですよね……

【いちいち真に受け過ぎです】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:12:12.27 ID:1UToa1ko
>>963
(……まずいっかなー。いいや、うん、いいやもう)

【そしてこちらは開き直ったッ!!】

そうなんですの……。
頑張ってお家を復興させたいものですが……。

【その声色と表情はとても演技ではなく、自分がそういう境遇だと思い込んでいるかのように視える】

ロンドン橋の歌はアレですわ、大分歌詞の中に黒い成分が入っているのです。
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 22:12:21.03 ID:Kf3o7k60
【黒づくめの少年が歩いている】

……暇だ、壊滅的に暇だ。

【そう言いながら、そばにあった木を蹴り倒した】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:16:12.61 ID:DzzCSRMo
>>964

……頑張ってくださいね、こんなことを言うことだけしか出来ませんが。

【素直な視線が、多分、重いだろう】

黒い成分、ですか……童謡なのに……
怖い御国ですね、西洋って……

【勝手な偏見入りましたー】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:16:22.57 ID:KW6xQI.o
>>962

ラ、クゴカ? 何だいそりゃ?
試験ってことは学生なのかい?

【聞いた事のない単語ばかりだったのか、てんで要領を得ない返答】

【初対面の青年の質問に、顔の疑問符を消して明朗に答える】

アタシ? アタシはリジィってんだ。リジィ=ザナドゥ=キールシュタイン。
長いだろ? 適当に「リジィ」だけでいいさ。ヒヒッ!
で、お前はなんつーの?
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:18:18.34 ID:1UToa1ko
>>966
……。
ありがとう、ございますの。

【気まずい、凄く気まずい】

そうですわね……、でも日本のかごめかごめなんかも大分アレですわよ?

【嬉々として語る、どうやらこういう話が好きなようだ】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:19:41.40 ID:1UToa1ko
>>968
//日本無いみたいなので日本の部分はないことにしてください
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:23:01.49 ID:DzzCSRMo
>>968

ああ……かごめ、かごめ。
籠の中の鳥、というのは、身重の女の胎に居る子、で。何時何時出やる――何時生まれるか、臨月。
それが、夜明けの晩に、「つる」っと、滑った。……後ろから女の背中を押したのはだあれ、という御歌でしたっけ。

【中の人がうろ覚えなんであんまり追求しないでください><】

……御歌の中には、いろいろ、仕込まれているのやも。しれませんね……

【……少し、怖くなってきた】
【何せ此処は「薄暗い夜の森」である】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:26:51.26 ID:1UToa1ko
>>970
【くすくすと楽しげに笑う、案外黒い】

因みに、ロンドン橋の見張りは、人柱ですわよ。
まあ――、一説ですけど。

【意味ありげな笑いは盛りの怖さを際だたせるようで】
【更にそのくらい森で陽気に歌を歌いだす】

Sing a song of sixpence,(6ペンスの歌を歌おうよ)
A pocket full of rye;(ポケット一杯 ライ麦と)
Four and twenty blackbirds,(24羽の黒つぐみ)
Baked in a pie.(パイに焼かれる黒つぐみ)
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 22:27:54.94 ID:lJQzIOQo
>>967
【うーん?と首を傾げて扇子を広げながら―――ただし鉄扇だが】

…落語、知らない?櫻の国には行ったことないかな?
とりあえず学生じゃないな、もう学校になんて四、五年くらい行ってないよ
あんまし一から十まで説明するのはめんどくさいから嫌だけど

【リジィさんか、と相手の名前を記憶、ずいぶん変わった名だなと言おうとしたが】
【この年になるとずいぶん相手の配慮ができるようになり口には出さなくなる…そしてその代わりに自分の名を名乗る】

ぼく[たぬき]…うそだけど
でもぼくの事はドラと呼んでいいよ、未来の大物落語家さ、つまり今は違うんだけど
まあ、覚えておくといいさ
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 22:28:34.09 ID:lJQzIOQo
>>972
/ぼくドラえもん、うそだけど
/に訂正
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:29:23.14 ID:ry3SCl2o
>>950
/次スレ大丈夫かーい?
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:30:33.24 ID:DzzCSRMo
>>971

……っ……

【白い柳眉の間に、明確な縦皺】
【言語は分からなくても、不気味な雰囲気だけは嫌でも感じ取れる】

……もう、止めてくださいよ……

【少しだけ不機嫌に、歩幅を大きくして歩き出す】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:32:07.06 ID:1UToa1ko
>>975
あ、御免なさい。
ついついこういう夜は歌を歌いたくなってしまいますの。

【苦笑し小走りで少女に付いていく】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:33:37.89 ID:ry3SCl2o
【金の国】
【メインストリート、プレシール通り】

【商店などは閉まっているが、それでも建物の灯りは多い】
【だが、賑わっている訳では無い】

【妙に、暗いのだ。活気があまり感じられない】
【復興の疲れか、それともまた別の要因か】


【がしゃ、がしゃ】
【鎧を身に付けた兵士が、通りを歩いている】
【周囲を見渡して、それから元来た方向へ】
【夜間の見回りにしては、然し武装が余りに本格的で】


【それを、建物の影から隠れてみている者がいた】

「…………やっぱり、おかしいわよ」

『僕もそう思う………何とは、言い辛いけど』
『復興が始まった頃は……もっと明るい国だった筈』

【身長150cm程の二人が、声を顰めている】
【片方は、白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【もう片方は、ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 22:34:02.92 ID:Kf3o7k60
俺立てていい?
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:36:34.26 ID:KW6xQI.o
>>972

櫻の国、は……行ったことないねェ。
ラクゴかぁ、それも聞いたこともないし……何だ、アレ弾くのかい?

【と、青年の傍らに置いてある三味線を親指で示す】
【まだ「ラクゴ」なるものがどのようなものかは分からないようだ】

ふぅん。ドラ、か。覚えやすい名前だねェ?
――――隣、いいかい?

【早くも馴れ馴れしい口調になりながら、青年の座るベンチへと歩み寄る】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:37:08.44 ID:DzzCSRMo
>>976

【青白い肌に、一滴だけ紅酒を垂らしたような】
【そんな色をした頬を、僅かに膨らませた顔を振り向かせて】

……次。私を脅かしたら、置いてっちゃいますからね。
徒競争なら、そこそこ。自信があるので。

【ぴ、と。細く白い人差し指を、突きつけて】
【再び、歩き出した】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:39:15.67 ID:1UToa1ko
>>980
【その言葉に、本気で困った顔をして】

す、すいませんですの!
もうしませんわ!

【因みにこの少女、100mを『走り切る』のが精一杯な程度というかなりの運動音痴だ】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 22:39:50.16 ID:Kf3o7k60
立てた
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1288618758/
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:43:34.81 ID:DzzCSRMo
>>981

反省したなら、よし、ですよ。

【微かに肩が震えている】
【……おそらく、「置いて行く」というのは嘘、華美な少女に対する仕返しだったらしい】

……もうすぐ。通りに、出ます、よ。

【幾分か歩けば、木々の隙間から人工的な光が漏れているのが見えるようになる、筈】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:43:57.30 ID:lJQzIOQo
>>979

ふうん、一席打ってあげてもいいけど生憎全く知らないって言うのなら
リクエストにもこたえられないなあ…というかリアルな話
落語一席分の文章を今から用意するのはちょっと酷

とりあえず真打ちの登場する時にはコイツを弾いて場を盛り上げる的な係がいるんだ、そのためにこれを嗜んでおくわけ

【多少メタ混じったがとりあえずお疲れ気味なので今から実践するのは難しそうだ】
【そしてどうにもこちらに近づいてきそうな様子が見えたので少しめんどくさそうに見えたが快く席を詰めて】

構わないよ、あまり面白い話は用意してないけどね

【やれやれ、とため息をつきながらしかし彼の方も少々馴れ馴れしい】
【見た感じ青年だと分かる雰囲気だが…どうにも顔が若い、10代半ばに見える時もある…】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:45:57.58 ID:1UToa1ko
>>983
良かったですの!

【心底安心し、嬉しそうに言う】

もうすぐですのね、帰れてよかったですわ……。

【しばらくして明かりが見えてきた】

あ!明かりですの。
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:51:46.55 ID:DzzCSRMo
>>985

……これからは、夜の森。は、御散歩コースに加えない方が、宜しいかと。

【かつん】
【踵が「アスファルトを」叩く硬質な音、随分久方ぶりに聞いた気がする】

……ここから、街に行くルートは。解ります?

【森の中の風とは少し違う、冷たい街の夜風】
【それが、白い少女の前髪――右目を隠していたそれを、一瞬だけ持ち上げる】

【――――白い、花】
【眼球が植わっているべき眼窩に、花が咲いている】

【まあ、それが見えたのも、ほんの一瞬、刹那の出来事】
【華美な少女に異質なそれが見えたかどうかは――定かではない】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 22:54:55.48 ID:1UToa1ko
>>986
ふふ、そうさせてもらいますわ。

【しかし、わざわざそのようなルートを選んだからこそ、この出会いがあったとも言える】
【そう考えるとそれほど悪くも無い気がしてくる】
【そして少女の質問に】

ええ、大丈夫ですわ。

【と答えた次の瞬間、一瞬ではあるが、目のあるべき場所に目ではない何かがあるのが見えた】
【ポツリと一言】

――、綺麗。
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:55:45.23 ID:KW6xQI.o
>>984

ふぅん……何だかよくわかんねえけど、出来ねえんならしょうがねえや。

【青年の言葉に、素直に引き下がった】
【髪を掻きながら青年の隣にどかりと座る】

何だ、そのラクゴカってのも大変なんだねェ。
シンウチ……ってのは、なんかラクゴカの偉い奴なんだろ?
うーん……なんか、こう、舞台芸みたいなことすんのかい?

【彼女なりに「ラクゴカ」がどのようなものか模索してみたようだ】
【ちなみに青年のフランクな態度には別段気にしてはいない様子】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 22:58:51.46 ID:DzzCSRMo
>>987

――――――

【隠されていない左の眼を見開いて】
【白い前髪の上から、右の眼――花のある部分を、手で押さえる】

……見えました、か。気味悪がられたことは多々有れど、綺麗と言われたのは、初めてです、多分。

【絵に描いたような苦笑いを浮かべて、白い少女は後ずさる】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:03:23.83 ID:1UToa1ko
>>989
【少女の動作を見て、見られてはいけなかったのかなぁと思う】

ええ、とても綺麗でしたわ。

【楽しげに笑う。その姿に邪気は無く、心のそこからそう思っているのだと分かるような感じだ】

さて、そろそろ帰ります。
道案内、ありがとう御座いました。

【深々と頭を下げ、歩き出す】

Ladybird, ladybird,(てんとう虫 てんとう虫)
Fly away home,(飛んでお帰り)
Your house is on fire(お家が火事だよ)
And your children all gone ;(子供は逃げた)
All except one(後には一人)
And that's little Aim(あの子が一人)
And she has crept under The warming pan.(アンカの中へと逃げ込んだ)

【歌声が響き、影で出来たてんとう虫が現れる】
【ここからなら家まで数キロも無いはずである、魔術の範囲内で会ったのかてんとう虫は慌しく飛んでいった】
【それを追いかけるようにして少女も歩き去っていった】

――la♪

【歌声を残して】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:07:49.91 ID:DzzCSRMo
>>990

……そう、ですか。

【毒花であると、呪いの象徴であると】
【そう言わなければ、美しい花に見えるのか】

……どうでしょうね……

【それでも、自分にとっては忌々しい煩わしい花でしかない】
【目を閉じて、耳に響く余韻を味わって――彼女もまた、帰路へ着く】

//ありっしたー!
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:15:48.42 ID:lJQzIOQo
>>988

まあそんなところかな、普通だったら真打ちにまでなるまでに若くても30歳にはなってるんじゃないかなって思うし
なあに、ぼくらがやる事は言ってしまえば簡単、何かしらの昔話をやってきてくれたお客さんにしてあげる仕事さ
言ってしまえば本当に簡単なんだけど、実際に聞いてみればそれだけの事が今も根強い人気を誇るのは理由がある

…なんせ、ただの噺をお客さんが面白いと思うように話すのがいい落語家な訳だからね…一度櫻の国にでも行って見てくるといいよ
いろいろあるよ、人情噺とか怪談噺とか、最後の最後でマンガで言うオチがある事が多い

【開いていた鉄扇を閉じて、懐に仕舞いながら得意げに告げる】
【くつろぐように組んでいた足を戻すと、すたん、と立ち上がりながら】

お姉さんはどういう仕事をしてる人なんだい?
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:21:48.96 ID:KW6xQI.o
>>992

あァ……弾き語り、みたいな? それを面白く話す……のかな?

【朧げながらラクゴカのイメージを掴みつつある】
【それなりに興味を示している様子】

アタシ? アタシは特に何もしてねえなァ……
喰って、適当な所で寝て……みたいな感じ、かな?
ヒヒッ……まぁ、死なない程度に生きて行けりゃいいのさ!

【所謂NEET】
【考え方がもう既にNEETのそれ】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:30:12.88 ID:lJQzIOQo
>>993

弾き語りではないなあ…ぼくらが使うのは大抵扇子と手ぬぐいという二つの小道具だけだもの
この扇子を箸に見立てたりきせるに見立てたり杯に見立てたりする事が出来るんだ、この形状がまた実に便利なんだよなあ

【食って適当なところで寝て、と言う時点で彼の目はなんか犯人を見るうさ美ちゃんのような目つきになる】
【犯人は大抵くま吉くんじゃないかという突っ込みはともかくNEETには彼は基本厳しい】
【職がないから必死に探しているが見つからないで困っているならともかく、ただのNEETには興味はない】

…ちょっとのお金と明日のパンツがあれば大丈夫だと思ったら大間違いだよ!
もうすぐ冬が来たらそうも言ってられないんだから!それで生き延びられるのは仮面ライダーだけだよ!

【と、ビシっと指をさして指摘する…今日はやけに厳しく】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 23:30:56.22 ID:T6VQwPc0
>>944

あー、確かに、枢機卿≠ニもなれば、自由は無くなって……。
……あ、あれ?その割にメルフ導師、最近までふらっと何処かに出ていたような……?

【はてな?と、小さく首を傾げるエルメア。確かにメルフ導師は、何処か枢機卿の堅苦しい雰囲気とは違うが】
【……其れでも、彼には色々と――自分とは、遠い所で――何か仕事があるのだろうと、そう結論付ける】
【魔道師としてのメルフ導師は、未だ彼女にとっては、何処か雲上の人のように感じられるのであろう――】


あはは……。無理しちゃうのはまあ、仕方ないと云えば仕方ありません。私もそうですし。
……ぁ、えっと、その。あんまり危ない事とかしちゃ駄目ですよぅ……?

【やっぱり、彼女の中では会うたびに多少度が過ぎたケンカをしている関係≠ニ思われていたらしいです。】
【だが――何となく、其の先入観は違うのではないだろうか、と。今の紅丸の言葉で、そう感じたらしく】
【今のエルメアの言葉も、はっきりと言い切る形ではなく、何処か探り探りのような、小さい言葉であった】


ぇ、あ。……ええ、確かにそう、ですけど。私は其処まで強くはない、ですよぅ?
ほら、あの戦いも皆さんのお力添えがあったからこそ乗り越えられたんですし――。

【――彼のきらきらした目に気付いたのであろうか、彼女は苦笑を浮かべながら、そう答えた】
【確かに、彼女が周囲から沢山の力を貰い、戦いに挑んでいた事は事実であるのだが――……】
【……仮にも、あのメルフ導師に師事していた魔道師である。どの程度の実力と見るかは、紅丸次第だ】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:37:34.20 ID:KW6xQI.o
>>994

扇子を箸に……? あ、こう、閉じて……か?

【ちょっとだけ手探りで箸を持つ手の形を作り、少し動かしてみる】


んー?
あァ、まあアタシ寒いのは苦手じゃねえし……
寝てたら凍死するような気温なら適当に空家にでも入ってるしさ。ヒヒッ!

まぁ、路地裏ほっつき歩いてるような奴は大抵財布持ってるしさァ。

【oh.......】
【職を探して衣食住を満たすという考えは彼女の選択肢には無いらしい】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 23:44:44.38 ID:UPUu9lA0
>>995

アン?ぼくはあの人は、最近まで術式理論やら何やらの知識提供のために、
全国の教会を回ってたって聞いたぜ?ホントかどーか知らないけどな。
なんせあんな人柄だ、マジに『枢機卿』かと疑いたくもなるよなァ

【へらへらと軽い笑いを零して、紅丸はひらひらと手を振り】
【……その頃教会≠ノて、何処ぞのまそっぷが芋羊羹をつまみながらクシャミしたとか何とか】


ま、無理すんなとは言わねーよ。言って聞くタチじゃねぇだろうし、先ず「はいそうですか」ってェタイプじゃねーだろ。
戦場に生きるヤツに怪我なんてェのは付きモンだがらな。精々『何時の間にか死ぬンじゃねーぞ』と言いてェだけさ。
『もしぼくより早く死のうものなら、オタクの墓の前で大爆笑してやる』ってなァ。
……とはいえ、それはオタクらがユルさねぇだろ?

【――それは、エルメアたちの戦場における「絆」を信頼しての一言だ】
【中々のブラック・ジョークを交えてはいたが、まさか本気でそんなことをするようにも見えない】
【そして――】


……ほォー、……『強いヤツ』には幾つかの『タイプ』があるんだがなァ……
ぼくの経験と感覚によると、『皆に支えられたから勝てた』ってェやつは大抵『強い』んだ……
……『メルフ導師の弟子』……いや、『エルメア=ミルフォード』……『興味』が沸いたぜ。

どうだい?一寸(ちょっと)交えて貰っても?
とりあえず、テメエの身体に一発でも貰うか、寸止め一本で勝敗ってのは?

【――かたん、と静かに席を立ちながら、紅丸はやや好戦的な視線をエルメアに投げかける】
【……『協力者』となる戦士だ……そのバトルスタイルや能力を知っておいて、損は無いかもしれないが……?】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:49:36.60 ID:lJQzIOQo
>>996

へえ、うまいもんだなあ…

【よくわからないが、手さぐりで覚えようとしているリジィを口を尖らせた表情で見守っている】
【そして彼女の普段の生き方を見て、少々呆れたようにため息をつくと背を向けて】

まったく、真面目に働いているぼくたちのほうがマヌケみたいじゃないの
ふん、それで生きていけるならそれでいいじゃないの、しかしそんな貴女にもいい夢ができるといいのだけれどね

…ぼくはそろそろ疲れたから休むよ、じゃあねリジィさん

【そう告げると、彼はそのまま去って行った】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー
/ではここで失礼いたしまーす
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2010/11/01(月) 23:55:07.62 ID:T6VQwPc0
>>997

ほぇ、そうなんですかぁ。……うーん、メルフ導師らしい、かも……?
確かに、ローザさんにドロップキックされる姿は、とても……。

【……確か前回はエルメアの目の前ではなかったような気がするが――と云う事は、常習犯=H】
【或いは、エルメアが勝手にその図を想像しているだけ、なのかもしれないが……――】
【(訳:常習犯で都合が悪いなら遠慮なく言ってくだs)】


……まあ、そうですね。私達は、互いに支えあってこそ戦士≠スりえる訳ですから。
皆が、こうして一緒に居る限り――私達の負けは、絶対にありえませんっ!

【当然――スラムの一人として、異端狩り≠ニして、正義の人物として。絶対は無い≠ニ熟知しているだろう】
【其れでも、エルメアは必勝≠口にした。笑顔で、物怖じせずに、唯の一つの澱みさえ見せる事は無く――……】
【……彼女達の絆=\―信頼≠フ表れであり、此れが容易に崩れるとは、考え難いであろう】


……そ、そうなんですかぁ。
え、あ――あの……、……そう、ですね。受けて立ちましょう。

【――エルメアは、彼とは対照的に、好戦的ではない。出来るだけ、話で戦闘を終わらせたいと考えるほどだ】
【だが――其れでも、必要である戦いに対しては、出来る限りの迷いを持たない――そうするようにしている】
【其の彼女が、紅丸と戦う≠ニいう事を選んだ……情報が欲しかったか、其れとも……――】
【……彼と同じく、紅丸紅斗という人物に興味が沸いた≠ゥらだったのかも、しれない】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:56:11.03 ID:KW6xQI.o
>>998

へぇ、そうかい? こ、こう……して、こう? か?

【機嫌を良くしたのか、調子に乗って箸の動きだけを少し練習】
【単純である】


まぁねえ、忙しくしてる人をバカにする気はないさ。
これで大変なことだって無いわけじゃないしねェ、ヒヒッ!

もう行くのかい? フタツメ試験っての、頑張れよっ……と。

【歩き出した青年に顔を向け、軽く手だけ振って見送る】


―――夢、ねぇ。

【そして再びベンチの上を大きく占領すると、】
【真上を向いて誰にともなく呟いた】


/乙さまでした!
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 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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君はまだ童貞か @ 2010/11/01(月) 22:24:11.58
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