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【全ては繰り返される】能力者スレ【約束の物語】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:03:21.31 ID:3eeFv1s0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1290085447/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/】 
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:04:21.16 ID:yNkeYdko
全力で>>1乙っ!
3 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:06:44.20 ID:14fBUoAO
>>1乙だー
4 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:10:20.70 ID:cMCgTYUo
>>1乙でやんす
5 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 23:20:35.53 ID:lufvlMDO
>>1乙!
6 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 23:53:16.14 ID:tH93I1wo
>>1乙なのー!
7 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 00:12:57.11 ID:d2Qyz6Mo
>>1乙だぜ!
8 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 00:39:24.79 ID:i4LhVn20
>>1おつ!
9 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:43:53.65 ID:/GjqrX6o
>>1
10 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:44:20.56 ID:X0Mi1hso
>>1乙かしらっ!
11 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:45:47.78 ID:iLz/kISO
>>1乙ー
12 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:48:13.21 ID:7TrUraso
/>>1乙です!

>>998

ふーん………

【ひょこりと顔を出した少女の表情を見、】
【少しだけ拍子抜け】

【すぅっと少女のすぐ前に移動】

…………わっ!

【とりあえず、と言ったように何の捻りも無い脅かし】
13 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:50:44.54 ID:WRcEdoAO
>>993

何となくそんな気はしてたよ、まあ、納得はするさ。
僕も、見かけたら叩き潰さないでいられる自身が無いからね。

どれだけ苦しめてやるか、に重点を置くならやっぱり動物だよね。
『喰われる』ってのが解りながらも相手がどう動くかが『解らない』。
怖いよねぇ、予想の出来ない事ってさ。

【くく、と笑う青年も、また同じ】
【無差別に人を殺したいと――この満月の日以外は――思った事は、滅多にない】
【飢えに耐えかね、身体が血を求めていても、自身を律する事は出来た】
【だが、だがしかし、相手が怨敵と呼べる存在ならば、話は別となる】
【最初は、ちょっとした『助けたい』という感情が切っ掛けで話をし、何度か邂逅を繰り返した少女】
【それに『情』を抱いてしまったから、もう止まらない、もう止まれない】
【友人を傷付ける存在を、この、正邪の狭間に生きる青年は、決して赦さない】

流石に地面に垂れた血を必死になって啜っている自分は想像したくないからね。
もしそんな事をしてるのが見られたら余裕で[ピーーー]るから、精神面が。

【皮肉な事に、殺意と憎悪、衝動と狂気の蓋が壊れ、中身が剥き出された今も】
【『落ちたものを食べてはいけません』】
【といった常識は、喪われてはいなかった】

そうだね。
友人、か、良い言葉だ。
『人間』の僕に友人は居ても、『化物』の僕に友人は居なかった。
今日は、良い日だよ、本当にね。

【とまで、会話を繋げた後】
【少女の姿を、変わり果てた人外の姿を、一般人の畏怖するその姿を見て、青年は】

へえ、それが君の、正体か。
蜘蛛は正直好きじゃないんだけどね、何故だろう、友達だと解っていると、畏怖や嫌悪の感情って浮かばないんだね。

【蜘蛛は嫌い、だが君は別】
【そう語る青年の言葉通り、その表情に畏怖や嫌悪は見られない】
【逆に浮かぶのは、僅かな喜びの色】

まさか初対面なのに其処まで見せてくれるなんて、嬉しいよ、キョーコ。
僕も派手に変身出来るなら是非したい所だけれど――生憎僕の中の化け物は分かり難い形でね。
こんな形でしか、見せられないんだ。

【どぉん、と、裏路地を揺るがす振動】
【真横に突き出された青年の拳】
【一撃の下に叩き割られた、煉瓦の塀】
【塀が老朽化してした事を考慮しても、明らかにその威力は、人間の限界を超えた力】

僕はカレル、カレル=レナントだ。
とある事故の御陰で、半分吸血鬼の血が混じってる。
14 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 00:53:24.12 ID:iFyUbEAO
>>1000

まぁ“ありえなくはない”っていうのがこの世界の恐い所ですよね

【苦笑しながら前髪を弄くる】

“優しい”ではないです……ただ恐ろしいだけです
みんなが消えて孤独になるのが堪らなく…恐いだけです…

俺の能力なんてほとんど戦闘に特化してしまって……
こうゆう平和的な使い方も学びたいです

【林檎を眺めながら呟く】
【破壊された街並みを悲しそうな瞳で眺めながら辺りを見渡す】

ここら辺でしょうか
俺は周辺の警戒をします…

【そう言いながら巨大な銃剣を両手で持ちながら馬車から降りようとする】
【さらに左目の眼帯に手をかけて、眼帯を外す】

【そこにあるのは金色に輝く魔の瞳】
【視界に入る範囲の魔翌力、生命反応等をレーダーのように探知が可能である】
15 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 00:55:36.98 ID:ha.Gu9Qo
>>996

ぼ、ぼくは誰もが認める天才だってことは知ってるさ…!そしてきみはそんなぼくを埋めるだけの…素質がある…!
きみといれば…ぼくはずっと…ぼくはこれからも…

【でも、それでも…彼女が本気で決めた事なのだと言う事はドラにもわかった】
【こう言う事をふざけて決めるような子じゃあない、彼女は本気なのだと悟った】


(クソ…クソォ…そんなのって…ないよなあ…!)

【―――涙があふれてくる、認めている自分と、認められない、現実が抑えきれない自分が共存している】
【だが、少しでも認めている自分がいると言う事に気がついた時…ああ、シオンの言っている事は本当だったのだと悟る】

【顔を上げて、泣きじゃくりながら…シオンを真っすぐ見て、告げた】

…最後に、その素敵な彼がどこの誰かを教えてくれ…ぼくはこれからもきみがjusticeの看板を背に纏い戦う人として
信頼における人間だと証明して…きみの事を護ると約束した人間としてたしかなきみの安全を確保し守る義務がある…その人にはなんとしてでも!
ぼくの跡を継いでもらわなければならないッ!この目で…どうか見極めさせてほしい…


―――――きみの事を…きみの幸せの事を軽く考えてるような軟弱者だったら…ぼくはそいつを許さないッ!!


青二才が素敵な王子様の皮をかぶってる程度の貧弱野郎だけは…決して君の傍には寄りつかせない…君の過去の遺恨から
護り、きみが信頼できる人間だとテレサちゃんや偏見を持った奴らに証明し続ける人間こそが…ぼくの代わりにきみの隣にいる資格があるんだからなッ!!

【そして…握り拳を堅く握りしめ…彼は呟いた】

…でも、もしそいつに資格があるってわかったら…そして…きみが彼と歩んで行く事を望むなら…それがきみの幸せだと…言うのなら…


【その後に、認めてもいい、と言いたいのだろうが…言葉が出ない、何せ今言った通り、完全には認めてないのだから】
(もしその相手が…テレサちゃんや、彼女を狙う見えない邪悪から護る事の出来ない奴だったら…任せられない…絶対に見極めなくては)

【清算するには、劇的な決着が自分の中でも必要、それも分かっているからこそのその行動だった…】
16 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:00:01.13 ID:PhpkkYko
>>1乙!

>>12
【少年は知る由も無いことだが――彼女は人見知りと引っ込み思案と、それから―男性恐怖症を併せ持っている】
【要するに、初対面の男(子供だけど)に積極的に脅かされる、というのは彼女の性格的に言えば特大地雷を踏んでいるということ―――】
【じゃあ彼女の逆鱗に触れるとどうなるか?であるが――】

き――きゃああああああっ!

【少女は反射的に後ずさり――それと同時に首飾りが発光、そして少年を中心軸とし、空に魔法陣――
その直後、少年の頭上数メートルから局所的豪雨―バケツをひっくり返したような水―が降り注ぎ始める!】
【当然避けなければ少年は人を驚かせただけでずぶ濡れになるというとんだ災難に見舞われるが――
雨が降るまでの僅かな間に反応出来るだろうか】
17 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:04:10.36 ID:X0Mi1hso
>>14

“恐ろしい”・・・・・そう、なら何時かはそれを越えないといけないわね
みんなを守れるまでに成長すれば、もう恐れる必要は無いもの
そう考えてしまえば戦闘に特化した能力もいいんじゃないかしら?

【「カタン」―――氷山が降りたそのタイミング、奇しくも丁度に物音が】
【敵か、味方か、彼の瞳を持ってすれば敵意の無い気配を見つける事が出来るハズ】

・・・私なんかは能力の持ち腐れだもの、こうやってしか役に立てない
だったら出来る限りの事をしたいと思うわ・・・・こうやってね?

【廃墟の各所――瓦礫の影や廃ビルの中から、或いは炭となった木材を押しのけて】
【髪の茶色い者、黒い者、くすんだ青、赤、或いはサリナのような金も見える】
【何人もの人々、言うまでも無く『レジスタンス』が姿をみせ、ゆっくりと馬車の荷台から樽や毛布を下ろしていく】

【その誰も彼もが口を聞かないのは陰鬱な空気のせいか、何かの策か】
【機関に「賑わう廃墟」を悟られたくないというのが真の目的ではあるのだが―――】


【そういった者の中には邪悪な魔翌力を孕んだ――“卵”を身に受けた者も何名か在った】
【氷山の近くで大樽を転がす淡い金髪の女性もまたそうである】
【顔の左半分は怪我か何かか、包帯を巻いて――露の右目も隈が酷く、ただでさえ赤い右目は充血している】
18 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:05:50.76 ID:K9sUvHco
>>1

>>999

ええ、専属の芸人が三人、毎週四日、二時間ずつ
つい先日は、『世間知らずのお嬢様を装った冗句』を学びましたの

……と、これもまた冗談ですわ
ユーモア、ウィット。これらは場を和らげてくれます
こうして眠くなるまで、ユーモアを楽しむのも良いでしょうが……

………痛む心を押し隠して、笑う事は難しい
心配事が有れば、楽しくは笑えませんもの

【ギィ、と小さな音。ソファの上で、身体の位置をずらした】
【僅かな違和感も消して、言葉に集中しようと】
【目の前に置かれたティーカップ、手を近づけて温度を測った】

失礼、少々ハッタリを混ぜましたわ
今、世界で継続している組織活動と言えば……≪R.I.P.≫か、機関
このうち前者は何処かを占領するという事は無く、ならば対抗すべきは後者
後者が、『破壊』でもなく『虐殺』でも無く、『占領』しているのは?
此処まで来ると、一つばかり有名になった街の名前が浮かんできます

水晶玉で見通した、そう聞こえたかも知れませんけれど
今の世界情勢で、大衆に兵器を持たせる。そうなれば、あまり多くの選択肢は有りません
六割方は推測、あとは勘。透視能力などは持ちませんので、御安心を

【持つには良いだろうが、まだ飲むにはやや早い】
【そう判断して、ふうと息を吹きかけ適温になるまで覚ます】
【カップの取っ手に左手の指を通し、底に右手を当てて持ち上げ】

……仮に。何処かの街の企業が、新製品のモニタを募集しようと考えたとします
そうですね………電力のロスの少ない、新型のコードなんてどうでしょうか
宣伝も兼ねて、企業はそれを市民に貸し出す。一件に一つ?一人に一つ?其処は分かりませんが
ですが、コードだけ有っても役には立ちません。そうですわね?
どうせなら、古くなった……炊飯器、暖房器具。売って、在庫を一掃してしまおうと思い付く
尤も、街の倉庫にそれだけの在庫は有りません。他の街からかき集める事になるでしょうが

………その為に、何台のトラックが必要だと思いますか?

【ごくりとまずは一口。熱かったのか、ややしかめっ面】
【大方予想は付いているが、それでも態々遠まわしに】
【自分は分かっているんだぞ、と言わんばかりに】

私も、我が国の民も。心を痛めているのですよ

【余所行き用の笑みをまた作って、言葉を締めた】
19 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:06:17.29 ID:7TrUraso
>>16

?! ――――っふぇ?

【突然輝き始める少女の首飾り】
【そして自分のすぐ上に展開される魔方陣―――】

【反応する間もなく、】

ふゎっぷ――――ッ?!!

【盛大に降り注ぐ滝のような大雨に「叩き落とされる」形で】
【浮翌遊していた少年は地面に激しく突っ伏した】


―――! っ――――――?!!

【余りの水量に満足に喋る事さえできない】
【じたばたと何とか魔方陣の範囲から脱出しようとしているが】
【何故だか普通の常人より動きが鈍い】
20 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:06:19.94 ID:uDhsRoDO
>>997

えっ…なにそれひどい
…エ、エス…ドエス!

【怒った様子で、そんな返答を。言いながらビクビクしているが】
【そして―――ぐしゃ、と髪を撫でられて】

―――――――、わ、わ!?
い、行きなり撫で…!

【撫で、旧い血の色の髪から、血液の香りが周囲に広がる】
【戸惑っている様子だ。然し、嬉しそうな孔雀を見て、言葉が続かなかった】

【立ち上がった彼を、幼い人の様な表情で見上げ】
【問い掛けには、首を軽く横に振って】

レイドさんは…ごめん、分から無い
…僕も、その人に会えたら、孔雀さんが探していたって言う

木蓮にも、顔を合わせたら、伝えてみるよ

【そんな事を答えて―――】
【そして、傷も大分落ち着いて来たのだろう。片手を、傷の箇所から離して】

……、逸れじゃあ、僕も、そろそろ

……次は、やり返すからね。……必ず

【意味深な事を言いながらゆっくりと立ち上がり―――何だか、根に持っていたよ!】
【「卵、気を付けて」と呟き―――憔悴した様子で、その場を去ろうとするかもしれない】
21 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 01:07:05.26 ID:i4LhVn20
>>13

【青年――――カレルの言葉を、全身に生えた微毛と、何処に在るか判らない聴器官に、沁み込ませる】
【この姿を「正体」と言い切ってくれたモノは、知る限りでは彼ただ一人、である】
【今や、キョーコの中で、彼の存在は、瓜二つのとある栗色髪の少女ふたりに次ぐ程、大きなモノとなっている】
【幾ばくかの余剰を伴いつつ、埋められていくのは、『欠落』――――友人だと想っていた少女に、裏切られ≠ト、失くした部分】

……アハッ、アハハッ…。良いじゃない。
貴方とだったら、きっと握手しても、砕かないで済むわね。
宜しく、カレル。

【こんな事を言うあたり、この怪物も、膂力は圧倒的なのだろう―――砂で出来ている様に脆い塀を、笑い声を上げて見遣る】
【路地裏を駆け巡る衝撃が、装甲を通して僅かに体内に響き、総身の毛を逆立たせるくすぐったさを、楽しみながら】
【何時もは強調することの多い、自分自身の『本当の年齢』にも触れずに―――異形の右手を、差し出すことだろう】

【岩の様にごつごつとした外骨格は、見るからに滑らかで、肉質もかなり柔らかそうな少女の姿からは、想像もつかぬ程に硬く、醜い】
【然し――――……もはや、万力の様な握力も、肌の粟立つ手触りも、冷淡に拒絶されるとは微塵も想ってはいないのだ】

……ふぁーぁ。

【そして、青年の『返答』の内容に関係無く―――余りに緊張感の無い欠伸が、怪物の喉元から転げ落ちる】
【充実した疲労感を味わいながら、『蜘蛛』は『少女』に戻って、自然と紅の差した唇を、カレルに触れたであろう右手で、ぽっと抑え込む筈だ】
22 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:08:32.43 ID:/GjqrX6o
>>15

【きっと――――……貴方が、彼女にとって、ほんの僅かでも軽い存在で在ったなら
彼女は彼の言葉を無視し、そのまま、立ち去っていったことであろう
その事が、どういうことか、彼女は十分に、理解しているから】

【――――――――ピタリ、と、数歩、ベンチから離れて彼女は脚を止めた
一摘みの髪の毛が風に運ばれて、揺れる――――目の前を耽美的に揺れる、三つ編み
昔は金色をしていて、まとめても居なかった、今は――――彼女の色をした、その髪は、風に弄ばれて】


吟雪≠ニ武美≠ナす
――――……きっと、言いたい事が、あると思います
ですが、ひとつだけ、予め言わせてください


【すっと、背中を向けながら、一つ――――彼女の右手が上がって
ぴん、と人差し指を立てて、彼へと言葉を紡ぐ】


彼女たち≠ヨの侮辱は私は許しません――――私が、貴方への侮辱を許さないのと同じように
それだけ、大切に思っています……言うまでもありませんが

――――だから、認めてもらおうだなんて、思っていません
貴方に嫌われたとしても、構いません――――私などには構わず、歩き続けて欲しい、と思っています

……けれども、もし、世界中が貴方を嫌ったとしても
たった一人、シオン・エルミオール・オルテンシアという人物は、常に貴方を愛し続けていますよ


【振り向いて、投げかけた微笑は一つ、透き通った純白の色と、零れ落ちる涙をただ添えていて
今にも泣き出しそうな笑顔を隠すように、前を向いて――――歩き始めようとする】
23 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:12:34.15 ID:iFyUbEAO
>>17

確かにそうですね……皆を守れるだけ強くなりたい……

近くに敵はいないようです……

【辺りをキョロキョロしながら呟く】
【普段は眼帯をしているのは魔翌力の節約の為か、眼帯を外してからは少し苦しそうである】

代わりますよ、どこまで運べばいいんです?

【女性から出る雰囲気、さらに明らかに健康体ではない女性をみかねてか】
【微笑みながら樽を持とうとする】

サリナさん、“卵”の壊した方って“同等の魔翌力をぶつける”でいいんでしたっけ?

【そう言いながらサリナの方を向く】
24 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 01:16:07.97 ID:0gzI2gAO
>>20
ククッ……わたしが虐めッ子なンは知ッてるが、ソレがどォした?

【ニンマリ笑いながら、続いて口にするのは酷く意地悪な言葉】
【……なんと言うか、開き直っている分だけ性根の悪さが浮き彫りになっている】
【広がり漂う血液の香りを吸い込んで、それから女性の言葉に一つの首肯】

ォお、頼んだ!感謝するぜエ、嬢ちゃん
……ァあそうだ、最後に名前くれェ言ッていけよな、こッちもせッかく名乗ッたのに台無しだろォ?
ソレとも既に名乗ッたッけかァ?

【やり返せるモンならやってみろ――とは、敢えて伝えることなく】
【去り行かんとする女性へ、投げ掛けるのは最後の質問であった】
25 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:17:27.93 ID:PhpkkYko
>>19
【ちなみに少女自身は魔法陣の範囲ギリギリ外にいたのだが―】

――あっ!ああっ!?ごめんなさい!
と、止まって下さい!

【豪雨が降り始めたことに気付き、更に謝罪すると、雨が止まるようにお願い(?)し――】
【それに応じて、雨が段々と勢いを弱め始める】
【この魔術、詠唱などの手続き無く彼女の意思一つで発動・終了したが――だとすれば相当少女は…】

【それから、雨が殆ど止んだ頃――】

す、すいません・・・大丈夫・・・じゃないですよね、ごめんなさい

【(流石に)罪悪感があるのか、頭を下げて謝罪する――ただし自販機の陰から】
【本当なら手を差し伸べでもするべき場面なのだろうが――
どうにも少女は自覚している以上に少年を警戒してしまっているようだ。いきなり脅かされたことが随分尾を引いているらしい】
26 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:21:30.16 ID:WRcEdoAO
>>21
【この瞬間、青年は、ある種の安心感と、充足した感覚を味わっていた】
【『人間』でなくなったら全てが終わる】
【『化物』であるカレル=レナントは存在してはならない】
【そう、今までずっと思ってきていた】
【そう、自分を抑え、自分を偽り、自分を騙しながら過ごしてきた】
【だが、この少女の前ではその必要が無い、どんな姿でも良い】
【それが―――ひたすらに嬉しかった】

ああ、宜しくね、キョーコ。
うっかり握り潰す心配をしなくて良いのは、僕にとっても嬉しい限りだよ。

【その言葉に、偽りは無い】
【偽る必要なんて、存在しない】

【だから、差し出された異形の右手をしっかりと、握り締めた】
【手触りだけで言ってしまえばその感触は不快なものなのだろうが】
【今の青年には、とてもそうは感じられなかった】

……って、気の抜ける声だなあ……。
まあ、時間も時間だし仕方ないかな。
そろそろお休み、ってのが丁度良さそうだね。

【くすり、と、口元に小さな笑みを浮かべ、青年は少女を見やる】
【蜘蛛だろうと、幼さを残した少女だろうと】
【それが『キョーコ』である限り、青年の視線に宿る色は、友人に向ける穏やかな眼差しは、何一つ変わらない】
27 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:22:35.54 ID:X0Mi1hso
>>23

・・・・あまり、無茶はしないようにね・・・?

【それは小さく、本人に聞こえるかも微妙な声量で発せられる】
【表情は困ったような―――但し、先よりの柔和なそれも混ざった複雑なもので】

「ン、あァ・・・悪ィな、あそこのビルの―――・・・。」

【「入り口に置けば後は他のやつが運び込む」、そういった旨の言葉を短く伝える】
【声は所謂“ガラガラ声”で、女性であるとわかるのは体系程度】
【樽自体はそれなりに重いが―――まあ、多少なり鍛えていれば問題は無いはず】

・・・・え?ァ、えっと・・・どうだったかしら、私余り“卵”の事は調べていないの
魔翌力関係にも疎いのだけれど、そうね・・・・考え方としては、それで在っていると思うわ

【馬車の荷台には最早何も無く―――考え事をしていたらしい彼女の返事はやや遅い】
28 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:25:28.47 ID:7TrUraso
>>25

【雨が徐々に弱まり、ぽつりぽつりと少年の頭に水滴を穿ち始めた頃、】

………………………。

【未だ少年は地面に突っ伏したままであった】
【服が水を大量に吸い込んで、なんだかだぶだぶに見える】

………んぐ、っ。 …………ぅ。

【何とか起き上がろうと腕に力を入れているようだが、】
【全く腰から上が上がらず、立ち上がれないようだ】



【少年は自身の体重を持たない】
【したがって普段は殆ど無重力と同等の状態で生活しているため】
【筋力が想像を絶するほどに弱いのだ】

【服に染み込んで重くなった水だけで動けなくなるほどに】

【まぁ乾くまで放っておけばいいだけの話だが】
29 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 01:28:52.54 ID:i4LhVn20
>>26

……ここ最近、如何にも疲れる事が在って、ね。
確かに、そろそろ寝た方が良いみたいね…。

【ずっと立ち止まっていた脚の感覚を取り戻す為、キョーコはぱたぱたと、その場で何歩か地を踏み鳴らす】
【浸透、乾燥、或いは蒸発―――既に、血の弾む音はしない。其れだけの時間が、二人の間で経過した】
【はにかんだ笑顔を浮かべながら、上目遣い気味に、カレルに応える】

…それじゃ、私はここらで、ねぐらに帰るわ。
今度会う時は……進展してると良いわね、あの子の事。

是非とも……また、逢いましょう?

【ぱちり、片眼を瞬かせて―――光の無い瞳を、覗かせて、隠して、覗かせて。再会を祈念する言葉を残して】
【キョーコは最後まで楽しそうに笑ったまま、踵を返して暗闇の中に消えていくことだろう】
【但し、引き留めようとすれば、引き止める事も可能である】
30 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:31:19.94 ID:iFyUbEAO
>>27

あそこのビルですね、分かりました
後はお任せ下さい

【大樽を器用に動かしながら指定された場所へと運ぶ】
【周囲への警戒も依然としてしている】

なら俺の力で此処にいる人達の“卵”をなんとか取り除けるのでは?
出来るのなら……やらせて下さい

【大樽を運び終わって振り向きながら呟く】
【金色の瞳は輝きを増して渦巻いている】
31 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:32:24.47 ID:ha.Gu9Qo
>>22

【泣きじゃくるのをやめたい、そう思って涙を拭いながらその名前が聞こえた時】

【―――――今度こそ、彼の顔から『表情』が消えた…歩き始め、去っていくシオンを見送りながら】

…吟雪ちゃんだと…!?クソッタレ、またかよ…『また』彼女は…ぼくの届かない所まで…
欲していた人を連れて行ってしまうのか…しかもなんで二人いるんだ…?ぼくをその仲間には…入れてくれないだろうな
そこを割りきったからぼくをフッたんだろうし…

…『武美』、そう…その名前確かノビタ君が言っていた名前だ…フルネームは確か『武道 武美』、櫻が夜行最終決戦でも顔を見せていた

【その場にしゃがみ込みながら…彼の目にギラギラと雄々しく輝く光のような物が見えたかも知れない】
【それは悲壮な決意か…あるいは希望に全てを託そうと…しがらみを振り切る覚悟をした男の目か】

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


…この際相手が二度も三度もいろんな意味で敗北を期している相手でも構わない…侮辱?まさか、ぼくはその人たちを
認めに行くために…自身の全てを振り絞るんだから…きみは…そう、ただの一度だってきみを狙わせたりなんかするもんか

【少し思考を巡らせる必要があるかもしれない、約20人ほどもの強者たちを翻弄した強大なる吸血鬼…その名残が今も残っているシオン】
【そのシオンを…ただの一度として『異端狩り』が命を狙いに来なかったのは…どういう事なのか?】

…吟雪ちゃん、そして武道 武美さん…待ってろよ、きみはシオンちゃんが心から気を許すに値する相手だと認めた人間なんだろ?
ぼくに、そしてテレサちゃんに…君たちが信用に値する存在である事を証明してもらうぞ…『異端狩り』のタカ派どもを抑えつけるためにもッ!


――――強くなってもらうからな、ぼくなんかより、そして…本当の幸せを掴んでもらうからな…結婚式くらい呼んでくれよ…

【そう決意と共に呟いて…彼は帰路へついた】

【三人の愛の最初の試練が近づいている】
【誠実に一人の女性を愛し続けた青年は…二人の愛の力を量るため自ら相対を…望んだ】

【←To Be Continued...?】

/乙でしたー!!
/やばい、フラれたショックがこっちにまで伝わって来る

/さて、あとは絡み不要文だ
32 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:33:02.51 ID:PhpkkYko
>>28
あ、あの…ごめんなさい、大丈夫ですか?

【しばらく見ていた少女が自販機の陰から全身を出し、恐る恐る少年の元に歩み寄っていく】
【苦しそうに突っ伏している少年を見て罪悪感を感じているのだろう―――】
【いや、本来的には彼女は優しいと称される類の人間なのだが――軽い錯乱状態に陥ったせいでその辺りが少々混乱しているのだろう】
【怯えているのは故意では無いとは言え報復があるかもしれないこと、それ以上に「三回目」を警戒してしまっているからだ】
33 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:33:41.30 ID:/GjqrX6o
>>31
/乙でしたー!
/上手く持ってけなくてごめん!わっちの力不足を嘆くだけさね!!
34 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 01:34:41.46 ID:d2Qyz6Mo
>>18

…………──

【──青年はそれ以上、冗句を返す気にはなれなかった】
【少女が持ったティーカップを見つめ、ただ黙して話を聞く】
【≪R.I.P.≫。機関。彼女の語るそれらを、言葉を挟む事の無く】

【彼女が語り終えて、暫時の沈黙を挟んでから、口を開こうとしたのだが】

【ふと、その時──】

「お届けものでーす」

【と、宅配の制服を纏った男が、半開きのドアをノックして顔を覗かせた】
【男が一緒に押していた荷台には、大きなダンボール箱が4箱程──】
【──もう協会の人間も殆どが帰宅したでであろうこの深夜に、届け物】

……あ、ああ……

【青年はドアまで歩み、受け取りのサインを済ませるのだが】
【宅配員と思しき男は、それに続けてこう言った】

「それと、“いつもの”送る箱は、ありますかー?」

【──いつもの。宅配員は全く他意無くそのように告げるが】
【青年の方は言うと、ちらり、と自身の背後を一瞥して──】

……いや……今日は良い……
後で、自分で持っていくので──

「……? そうッスか、かしこやりやした。では毎度ー」

【そうして、“がしゃり”と重々しい音を立てて、部屋の隅にダンボールが詰まれた】
【一つ二つではなく、四つ。其々、中に大量の『何か』を詰められているのが、明らかであった】

【青年は黙って宅配員を見送ると、静かにドアを閉めて】
【少女の方まで歩み寄っていくと、近くの椅子に腰を降ろした】

……──王女様の鋭いご洞察には、全く頭が上がりません
いっそ騎士団の長にでもなられたら良い。きっと戦において負けは無い

……言いたい事があるのなら、はっきりと仰ってください

……そして。貴女が自らを王家の者だと名乗ったように、
僕が『機関』を転覆させる手を打たんとする者だと言ったら、信じますか

──ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィン王女

【ぎぃ。安っぽい椅子が、僅かな悲鳴をあげて。青年は、王女を見据えた】
35 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:35:56.34 ID:uDhsRoDO
>>24

……、つ、……次、意地悪した時、覚えて置いてね

【ぐぬぬ、という表現が良く合う表情を浮かべると】
【唇を尖らせながら、ぼそっと言った】

…、あ、と…そう、だよね
…まだ僕の名前、名乗って無かった

…夢幻檸檬、だよ

【小さく微笑みながら、顔だけ振り返って】
【右手を上げて、静かにひらりと振りながら】

…逸れじゃあ、孔雀さん

また、会えたら

【そんな事を言い――――檸檬と名乗った女は、去って行った】
【数分後、何かが力尽きた様に倒れ込む音がした、とか】

/お疲れ様でした!ありがとうございました…!
/孔雀さんかこいいよ孔雀さん…!
/遅レス、見落とし…そして、話を膨らます事が出来ず、本当に申し訳無いです
36 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:39:34.32 ID:WRcEdoAO
>>29

ん、君が疲れやすい理由までは解らないけど……今は、取り敢えず眠るべきだろうね。

【ぐ、と、両手を天に向け突き上げると、長話で固まった背が小気味の良い音が聞こえる】
【なんだかんだで、青年もそれなりの体力を消費したのだろう】

そうだね、僕も寝床に帰る事にするよ。
……ん、少しは進展させないと、流石にマズいからね、頑張らないと。

うん、僕も再会の日を楽しみにさせて貰うかな。
今は名残惜しいけど、一旦お別れだね。

【そう言った後も、暫く青年は動かない】
【だが、闇の中に消えてゆく少女の姿を見送り、闇に完全に呑まれる刹那、思い出したように一言、声を投げかける】
【『またね』と】



/これで絡み終わり……かな?
/とりあえず、絡みありがとうございましたー!普段出来ないロールが出来て楽しかったです。
37 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:39:48.81 ID:X0Mi1hso
>>30

【樽は置かれてからわずかな間をおいてビルの奥から姿を現す男たちに運ばれていく】
【少々容器が大きすぎはするが、ちょっとしたバケツリレーのようなものである】

【周囲の警戒に関しては―――依然問題なし、レジスタンスも皆変わりなく黙々と動きを続けるが】

確か、卵の完全な破壊方法はまだ無かったと思うけれど・・・・
・・・いいえ、やれるというのならやったほうがいいわね
失敗したらその時はその時で、幸い私もいるのだし――――・・・。

【言葉の意味はある種自信の表れか―――彼の申し出、卵の被害者で断る者は居なかった】
【総勢は五名、いずれも一人に一つずつ卵を打ち込まれている】
【何をやるにしても現状障害は無く――――「やろう」と思えば、“やれる”だろう】
38 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:40:04.20 ID:7TrUraso
>>32

うぐ……っにゅ……!

【必死に起き上がろうとしているが、腕がぷるぷると震えるばかり】

んぅう……!
ちょ、っと………起こしてっ……よぅ……!

【何だか反抗的な口調だが、表情はかなり弱いものになっている】
【 ☆ 自 業 自 得 ☆ 】
39 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 01:40:17.87 ID:i4LhVn20
>>36
/乙でした! 此方も凄く楽しかったですぜ!
40 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:45:01.15 ID:iFyUbEAO
>>37

………ではやりましょう

“卵”撃ち込まれた方は全員集まって下さい……
一斉にやります、そちらの方が俺もやりやすい

【そう言いながら自分の前方を指指す】
【同時に氷山の前方に円を描くように複数の氷柱が地面からつき出す】

サリナさん……何かあれば事後処理をお願いします……
俺も全力を尽くしますが……どれ程の負荷がかかるか分かりません

【まるで結界のよいに描かれる氷の陣を氷山は見据える】
41 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:47:45.25 ID:qdxyzfko
【公園】

【───一人の青年が、ベンチに座っている】

龍の鱗に、JOKER込めた空白のカードに、
吸収媒体 ジユウ、魔眼の破片、折り紙、哲学者の卵、狂贄の筆剣、短剣ソードの2=B
そして、アンクレット、と───ついでにチケット三枚。

これだけ色々と持ってるのに……なんだか、持て余してるよなぁ。
活用法も、思いつかないけど。

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳を持つ青年。】
【白いYシャツに黒色のズボンを着用し、左手首にはオレンジ色の包帯を巻いて】
【左足には、蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている。】

【彼の隣には、鱗やら剣やら紙やら──何やら色々なものがごった返している】
42 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:47:50.83 ID:PhpkkYko
>>38
え!?えっと・・・は、はい・・・

【そう言うとしゃがみこみ、やはり恐る恐るといった調子で右手を差し出す】
【もし掴んだならその細腕に似合わない力でえいっと立ち上がりながら引っ張り上げるだろう】
【ちなみにロングスカートなのでしゃがんだ少女の脚の間から色々見えたりはしない。ざんねん?】
43 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:50:32.44 ID:X0Mi1hso
>>40

【五名の被害者――男女混交の彼らは黙って彼の指示に従う道を選ぶ】
【ただでさえ迷惑しているものを取り除けるという一筋の巧妙、逃す手は無い】

・・・・ええ、私に出来る事は精々その程度だもの、任せて頂戴?

【彼女の言葉はたったそれだけ、ほんの一言程度である】
【表情は表しがたく、両の手には魔翌力とも違うエネルギーをチラつかせて】
【その事の次第を見守ろうとしながらの―――そういった一言】
44 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 01:50:35.41 ID:0gzI2gAO
>>35
ハイハイ、忘れてなけりゃア覚えときますよォ、……ッと
夢幻檸檬、――なァ。オウ、また≠ェありゃ、そン時は“ヨロシク”

――キョーカイ≠ニやらに、そろそろ行かなきゃなンねーかなァ……

【ひら、こちらもまた応答するよう、手を軽やかに振り返して】
【踵を返し背中同士を向かい合わせれば、檸檬とは真反対の方向へと歩き始める】
【やがては彼奴の奇異な後姿も、真っ暗闇に融け込み見えなくなった】

/夜遅くまでお疲れ様でした、有難う御座いました!
/いえいえ、お気になさらず!楽しかったです!
45 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:52:15.93 ID:7TrUraso
>>42

…………うくぅ。

【何だか悔しそうに小さく漏らすと、】
【左手を差し出し少女の手を掴む】

【もし少女が彼を見かけどおりの体重と思って引っ張り上げたなら】
【中身が入っていると思って持ち上げたバケツが空だった時の如く】
【物凄い勢いで引き上げられるだろう】

46 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:58:14.54 ID:K9sUvHco
>>34
言いたい事など……私は、誤魔化すような事はしませんわよ?
飽く迄これは…………そう、過程の話で未来の話。きっと、形にもならない話なのでしょう

……ですが。貴方の言葉は、疑おうとは考えませんわね
機関≠ノ所属しているならば、兵力は潤沢。よもや大衆に憎まれる機関がそれを飼いならし、武器を与えようとは考えない
敵対する立場だと聞かされたのなら、そう信じてもおかしくは無いでしょう?

黒野ダンドクさん。私は、まだ正しい答えを知りません。ですから………まだ、私は過程の話を続けます

【両者が脳裡に描く街は、きっと同じ筈だ。そして立つべき位置も同じなら、欺きあう必要性は無い】
【だが、二人は共に、その街の名前を口にしていない】
【先に、口に出させよう。そう思っているのだろう、意図はどうあれ】

………大荷物、ですわね。引っ越しかしら?
そうね、引っ越しの必要が有る。これが予想以上に手間もお金も掛かる
あんまり大人数を引っ越しさせるのは………不経済なのです


仮の話です。何処かの企業が、他国に進出する事に決めた
行く先は、『騒乱の中に有って平和が約束された街』
家財を失う人間、それが一定人数、周辺の都市にでる。競争相手も少ない

ですが、此処で一つの問題が生じます。誰も、好んで戦乱の中の街に単身赴任などしようとしない
引っ越しの為にお金が掛かる、命も危険。会社側も、赴任手当が余計にかかります

どうしたら良いのでしょう。商品は有る、輸送手段も有る、売り場も有る
只一つ、それを扱う事の出来る人間だけが圧倒的に不足しているのです
嗚呼、世の中は思う様には行かないものなのですね

【喋り続けて乾いた喉を、幾らか醒めた紅茶で潤し】
【余所行きの笑みさえ消して、やや吊り気味の目をきりと細め】
【青年の目を、正面から見返した】

………我が国のとある企業が、火の国に進出しようと考えています
ですが、人材を派遣するよりは現地で雇う方が経済的。そう判断しました
『トラックの運転が出来る』『販売業務に携われる』『ユーザーに商品の使い方をレクチャー出来る』
そういう人材を………それなりの人数

【『何か≠輸送出来る』『多くの人間の手に渡せる』『その使用法を説明出来る』】
【遠まわしに、遠まわしに。それでも、結論は近づいてくる】

ダンドクさん、率直に聞きましょう
そういう事≠ェ必要な街と、そういう事≠ェ出来る人「達」
貴方は、心当たりなど無いでしょうか?

【輸送し、配り、使い方を徹底し。それを、業務の一環として】
【市民集団が非営利で行えば奇妙な事だが、企業が宣伝も兼ねて行うとなれば?】
【望むのは≪介入≫。但し、戦力ではなく、輸送という裏方の仕事で】
【王女は、そろばんを脳内で弾いていた】
47 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:58:34.89 ID:PhpkkYko
>>45
えいっ――きゃっ!?

【見かけ通りだと思って思いっきり引っ張ったもんだからさぁ大変】
【引き上げられた少年の体は宙を舞い――かけるが、寸でのところで力をセーブして投げ飛ばすことはなんとか抑える】

か、軽い…です・・・?

【恥ずかしがることを忘れ、きょとんとした様子で起こした少年を見る】
48 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 01:58:58.41 ID:iFyUbEAO
>>43

それでは始めるとしましょう……
まずは『超加速思動──アクセラレートシステム起動』

【呟くと同時に氷山の履いているブーツに付いた歯車のような機械が回転を始める】
【これは体内に流れるあらゆる信号を超加速させる装置である】

『魔眼による“卵”の寄生部位の特定───』

『──アクセラレートシステムによる適量の魔翌力の演算開始──』

【魔翌力は適量を越えれば毒となり人体に悪影響を及ぼす】
【故に卵のみを破壊する精密な魔翌力操作が必要である】

【その事柄に関しては氷山は適任と言えよう】

『魔翌力注入開始───ッ!』

【額に脂汗を流しながら魔翌力の注入を開始する】
【成功すれば全員が同時に“卵”の悪夢より解放されるだろう】
49 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 01:59:50.76 ID:ha.Gu9Qo
【…そして二人が去っていくのをもう一人の人物が見ていた】

「……………」

【陰で見ていたのは黒いフードに覆われたシルバーブロンドの短髪…ただし二束の長い前髪がはみ出している特徴的な髪型】
【黒い修道服にミニスカート、黒の二ーソックスにガーターベルトでさらにそのうえにタイツを履いている女性】
【両手首にそれぞれ紐で束ねたホイッスルのような物を左右4つずつぶら下げていた】

【彼女は手のひらにおいたデジタルカメラ型の機械のスイッチを入れる】
【表示される映像に移るのは…灰色の瞳に灰色の髪を持ち、半袖のシャツにジーンズ、黒のファーフードのトレンチコートに灰色のニットの帽子の少女】
【所属の所に目をやる、記述は『Justice、魔術協会《新呪文開発班》所属、元≪ネル・ナハト≫副官、最重要要注意人物』と書いてある所に…】

『おやおや、過保護な姉弟子さんじゃあないの、ゾクゾクするねぇ、弟弟子の恋路が心配でついてきたの?実はボクもだよ』

「…ッ!?」
【今の今まで全くしなかった気配が…今、自分の後ろに現れた、思わず振り向く修道女】
【そこにいたのは…ふかっとした帽子から白い前髪をはみ出している黒いシャツに赤色のベストと銀のロザリオのネックレス、カジュアルなベルトに青いダメージパンツにウエスタンブーツの中性的な顔立ち…
その、悪戯っぽい顔立ちは…まさにドラと瓜二つの顔の人物だった】
【その光景を見ていたら…ドラがもう一人いる、そう思ってしまっても不思議ではなかった、だが彼女は違ったようだ】

「…ドラじゃありませんね、流石に私にもわかります、何者か言いなさい」

『なんとなくわかってるくせに、ボクはドラにゃんじゃない、そして顔はほぼよく知る弟弟子と瓜二つ…そしてドラにゃんは双子って聞いてたでしょ?
じゃあ、おのずと分かるよね、ボクが誰だか』

「彼の双子の姉は死んだと聞かされているから信じられないのですよ、生きていた…と言う事ですか?」

【まあそんな感じー、と適当な態度で流すとその人物…ドラの姉らしき彼女はくるりと回り修道女から距離を取る】
【下唇に右の人差し指をなぞらせながら彼女は言葉を紡ぐ】

『過保護な姉弟子だかなんだか知らないけどさ、本当のお姉ちゃんはボクなんだからね?あまり余計なおせっかいはしないでくれる?
ボクは…必死にこの世界にわたり、新しい自分を始めて来たあの二人を応援したいの、きみ達の臆病さ加減に振り回させてその平和を乱させるつもりもない
よからぬ事企んだら…久々に正義の味方業再開しちゃうよ?』

「さて、果たして彼女が平和な世界を作る事が出来るのか?私には到底そうは思えない、だから問題ないと言う『保障』が必要なのですよ
あの事件の日の次の日、まだ身体中の負傷を残して彼はフル装備で出撃して彼女を捕えようとしようとしていた我々に必死に頭を下げて止めた
私はドラという人間を信用に値する人間だと思ってたから…出撃を取りやめたのです…ですが、私は知りません、武道 武美と言う人間が果たして信用に値する人間なのか?それどころかもう一人…我々の中では
特に腹の内が読めない…正義陣営でありながら今でも危険視している元ネル・ナハト副官の人狼が傍にいる
勘ぐりすぎかとお思いでしょうが、その二人がそろってるだけで…もはや安定した、平和をもたらす存在とは思えないのですよ」

『百歩譲って武美さんって人がよく分からない人だと認める事にしよう、ボクもあの子よく知らないし、ノビちゃんは知ってるみたいだけど危険な相手とは思ってない
一応長い付き合いだけど人を見る目は結構あるよ?ノビちゃんは、そして狼ちゃんだけど』

【でもね、と白い髪の少女は修道女に告げる】

『…ボクの弟はね?心を許さない相手には飄々とした態度でつっ返すけど認めた相手には本音で語り合う子だよ
そしてドラにゃんは…本当はあの吟雪ちゃんをすでに気に入って…あるいはどこかで認めてるんだから』

【そう告げると、彼女は気が付いたら夜の闇に消えていた】
【もはや追う事は叶わないか、修道女は歯がみしながら…誰かマズイ人間に見つかる前にその場を後にする】
/絡み不要!
50 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:06:15.09 ID:X0Mi1hso
>>48

【ズ、ッ―――――ただならぬ異変を件の五名は感じ取った】
【自らの体がどうなっているのか、解らないままにして何かが“除かれる”感覚】
【一人、二人、三人、在った傷が消えるのを確かめるように自らの体を触る者が増えてゆく】

(――――・・・・成、功・・・なのかしら・・・・・・?)

【そうして四人、最後に残ったのは先程の淡い金髪をした女性】
【自らの心臓を抑えるようにして―――“歯を食いしばっている”――――?】


【――――パタリと、人の倒れる音がして】
【同じようなタイミングで「ガチャリ」―――何かの落ちる音がした】
51 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 02:11:51.73 ID:iFyUbEAO
>>50

(いける──ッ!)

(このままいけば……)
ぐっく……

【苦しむように片膝を地面に着いてしまう】
【口から僅かに血が流れている】

なッ!失敗したのか!?
だ、大丈夫ですか!?

【陣を形成していた氷柱は消滅していきアクセラレートシステムも停止する】
【片膝を付いた氷山は顔を青くしてから立ち上がる】
52 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:23:17.31 ID:X0Mi1hso
>>51

【彼の魔翌力等を察知する瞳、それを以って出る結論―――それ自体は“成功”だった】
【邪悪な魔翌力は近場からは一切感じ取れず、いかに調べようがどこからも見つからない】
【つまりは“卵”の破壊には成功しているということ、だが――――】

ッ・・・・・氷山君ッ、貴方は今下手に動いてはだめよ!
医療に関しては素人だけれど「解る」の、私に任せて頂戴――――!

【言葉だけの短い制止、聞き入れるかは彼次第―――機敏にもサリナは女性へと駆け寄って】
【彼女が落としたものを見て僅かに目を見開きながら、両手を女性の胸部に当てる―――】
53 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 02:27:20.72 ID:iFyUbEAO
>>52

ガハッガハッ……
すいません…俺は……俺は無力…

【バタンと前方に倒れそうになるがなんとか片手で持ちこたえる】
【震える手で眼帯を付ける】

一体……何が……

【理解を求める瞳で見つめる】
54 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:31:46.32 ID:7TrUraso
>>47

っんぁわああぁっ?!!!

【ぐおん、と思い切り体を引き上げられ、思わず出る叫び声】

【勢いのままに振られた後、少女の手にだらりとぶら下がっている】
【全体重をかけているはずだが、荷物の入ったカバン程度の重さだろう】

な、なにすんのさーっ! 危ないだろー!
軽かったら何かいけないのかよー!

【理不尽に怒り始めた】
【が、ずぶぬれ状態のままろくに動くこともできない少年に言われても迫力は無い】


/申し訳ございません、遅れました…!
55 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 02:33:07.31 ID:d2Qyz6Mo
>>46

(……まさか、だ)
(まさか、王女自らこんな──)

(──しかし。立つ位置が同じならば……)

【青年は、彼女の話をただ黙って聞き入れ、思考していた】

 【──現在の輸送ルートは、決して効率の良いものではない】
 【少しずつ、少しずつ、集めては運び、集めては運び──】
 【時には一般のルートも介し、足の付かないよう、地道にそれを運ぶ作業】

 【──輸送に割かなければならぬ人材は、確かに存在する】
 【一日に何度も何度も往復し、並々ならぬ労力を使う人間たち、が】

【彼女が言わんとしていること。やらんとしている事】
【それはすぐ目の前にあるのも同然で──互いに分かっているのなら、躊躇わず此方から札を切ってしまえば良い】

【青年は一度息を吸って、口を開いた】

──『ブレイザーシティ』
ご存知なのでしょう……機関の占領下、『騒乱の中に有って平和が約束された街』

……その近隣で、命を賭けて働いてくれている人達がいます
彼らは毎日毎日、これらを運んでは、使い方を説明し……徐々に、浸透させていく
いつもの宅配業務に加えて……『これら』を運ぶ作業も、同時にこなしてくれている

……其処に貴女が介入するというのであれば、受ける事は吝かではありません
そして、このまま『仮』で終わらせるもまた

【青年はそこで口を閉ざし、言葉を待った】
56 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:35:16.87 ID:X0Mi1hso
>>53

【―――暫くは、不気味なほどに静かだった】
【そういう決まりなのかレジスタンスが戻ってくる気配も無く、サリナも口をきかず】

【数分ほどして、漸く口を開いた彼女は――――】

“スパイ”、かしら・・・・この子の持っていた「コレ」、何かわかるかしら・・・?

【僅かに浅い呼吸を繰り返す女性の傍、落ちていた物を拾い上げて】
【駆ける様にして氷山に近づき、相手の腕に触れようとしながらモノを見せる】
【それは何か、警察手帳のようなもの―――“機関のマーク”が入った手形――――?】

【――尚、もし触れる事に成功すれば氷山の傷や体力が徐々に戻るのを感じるハズである】
57 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 02:39:54.26 ID:iFyUbEAO
>>56

す、すいません……俺が……
これは……機関の……

【取り出された物を見つめて絶句する】
【次第に息は整い、回復していく】

つまり……彼女は機関から送られた……?

【疑問を浮かべながら女性を見つめる】
58 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:41:27.14 ID:PhpkkYko
>>54
え、その・・・すいませんっ!

【またびくぅっとなり、ぱっ、と手を離して、再び数歩後ずさる】
【さっき豪雨を降らせたことといい、どうにも加減を知らない振る舞いではある】

えーと、それで…どなたですか?

【そう言えば名前を聞いていない、ということに気付く。今まで余裕が無かったというのは周知の秘密】
59 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:45:53.70 ID:X0Mi1hso
>>57

いいえ、ちょっと無茶をしすぎたみたいだけれど
貴方は今確かに五つの“卵”を破壊した・・・・十ニ分、よ

【フ、と無理に笑みを作ろうとするその表情には焦りが見える】
【レジスタンスの拠点にスパイが居た―――早急に場所を変える必要が有る】
【もしかするともう遅いのでは、そう考えると焦らずには居られない】

ええ、多分・・・・でも運良く今は意識を失っているわ

・・・氷山君、悪いのだけれど彼女を馬車の荷台に乗せてもらえるかしら?
私はレジスタンスの人たちにこの事を伝えてくるから、馬車でお城まで――――

【彼の視線に一つ頷き、有る程度回復したと見るや彼女はまた駆けていく】
【それまでのゆったりとした雰囲気はどこへやら―――急がねばならない】
60 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:46:42.20 ID:7TrUraso
>>58

ふぁっ?! ―――っ、と、と?!

【そのまま音を立てて足から着地、何とか倒れないようバランスを保つ】


……うぅ、フューレだよっ! フューレ・ミュー!
それよりさっきの、雨みたいなやつなんなのさー……!

【かなり反抗的な態度だが、どこか力無い】
【また先程の「雨」を降らせられては敵わないと思ったのか素直に名前は告げた】
61 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:51:23.81 ID:K9sUvHco
>>55
【パチン】
【少女が、右手の指を強く鳴らした】
【言葉を発する前に、違う音で意識を明確にさせる、良く使う手法】

【予測していた答えで、求めていた答え。それを、彼が出してくれた】
【此処に及べば、隠している必要はゼロになる】

……話が早くて助かりますわ、非常に
それでは、私の望み……それと、提案をお話しします

社名はクラウディオス社=B社長は……そうですね、『ウォルフ・コル=レオニス』
言うなれば、ダミー会社です。但し、金の国の正式な認可を受けたダミーですが
副社長は………貴方でも良いし、他の誰かでも良い
そして、この会社は特殊。人事権の一切が、副社長に有ります

会社の資産は、5tトラックが10台程。あまり大規模な会社では有りませんね
社員は、社長と副社長だけ。副社長がこれから雇って行かなければ有りません
本社は金の国、プレシール通りの貸事務所
火の国支社も、貸事務所で良いでしょう。倉庫は、既に有るのでしょうから

【ただのダミーならば、正体が明かされる危険もあるが】
【本当の認可を受けてしまえば、偽造とバレる可能性は無い。何せ、偽造していないのだから】
【実際にプレシール通りに行けば、貸事務所に確かにこの会社は存在する】
【尚、常に社長が外出中の為、誰かが其処に居る事はないが】

…………我が国の民は、彼の≪ネル・ナハト≫の件より……いや
13年前のクーデターより、苦い思いをさせられ続けてきました
だからこそ、他国の民が同じような境遇に有る事を………傍観は出来ないのです

……勿論、利害も考えています。此処で無償の協力を行えば……
後に実際に企業が進出する際、住民感情は素晴らしく好意的なものとなるでしょう
火の国と友好関係を築ける、それもまた利益

……………介入、とは余り聞こえが良くない。『協力』させていただけますか?

【所謂大義≠ニ損得勘定=Aどちらも同程度に並べて語り】
【目は、やはり彼を見据えて細められたまま】

ブレイザーシティを、『解放』する為に

【コトン】
【ティーカップをテーブルに戻した】
62 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 02:52:19.14 ID:iFyUbEAO
>>59

よかった……です…

しかしここも危険という事ですね

【焦ったように立ち上がり】

わ、分かりました、お任せ下さい
サリナさんも急いで下さい!

【女性を馬車に乗せながらサリナにむけて叫ぶ】
【体力は十二分に回復している】
63 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:53:37.59 ID:PhpkkYko
>>60
あ、はい、フューレくん、ですね
私は…月長三春って、いいます

【これまでの謝罪の意味もあってか、深々と、直角になりそうなほどしっかりとお辞儀をして挨拶する】
【頭を上げた彼女の顔を見れば、紅潮の残るその顔は綺麗に整っていて―】

え?さ、さっきのは普通の魔術です…
気が動転して暴発させてしまって…本当にごめんなさい!

【そして再び直角近くまで頭を下げることになったのである】
64 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:58:07.19 ID:X0Mi1hso
>>62

【程なくして、レジスタンスの集団は廃墟を蟻の如くコソコソと這い出していく】
【またそれを待たずして連絡を終え戻ったサリナは御車台へと文字通り“飛び乗って”】

それじゃあ氷山君、思いっきり飛ばすから貴方も其処に居て頂戴、良いわねッ―――!

【ただそれだけを指示すると―――ほんの一瞬だが、馬車は宙に浮き】
【それから行きの何倍にも匹敵する速度で火の国を駆け出していく】
【国境を越え、ステップ地帯を越え、次に見えてくる風景は―――見慣れた城となるだろう】
65 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 02:59:09.69 ID:7TrUraso
>>63

ぅ…………。

【少女の健気な謝罪に、何だか空回り】
【体感的には鋼鉄の鎧のように重い服で何とか二歩ほど横に動き、】
【自動販売機の側面にもたれかかる】


―――べ、別にいいよぅ……

【普段ならここで嘘泣きでもして更に相手を困らせている所だが】
【どうも調子が狂わせられているようだ】

そ、そんなことより……こんな時間に何してたの。

【無理やり話題転換】
【視線は少し斜め上】
66 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 03:00:34.87 ID:iFyUbEAO
>>64

は、はい……
しかしレジスタンスの人達は大丈夫なんですか?

【心配そうに振り向きながら呟く】

う、おぉぉお…!

【凄まじいスピードに圧倒されながら仰け反り】
【なんとか馬車に捕まっている】
67 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:06:44.22 ID:PhpkkYko
>>65
【気分的には、というか下げた頭には物理的にも頭上から降り注ぐ問い掛け――それが引き金だった】

え?・・・ああっ!

【中身すら一瞬忘れていた本来の目的――その記憶が蘇り、弾かれたように頭を上げる】

そうでした…ジュースのお使いを頼まれて・・・ああ、もうこんな時間です!
どうしましょう・・・どうしよう・・・

【左腕を自分の胸の前に寄せ――その形、大きさ共に申し分ない胸を歪ませたまま腕時計に目を釘付けにする】
【その表情はこれまでの朱では無く蒼が浮かんでおり――今までとは違った方向で動揺しているのが伺えるだろうか】
68 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:06:50.12 ID:X0Mi1hso
>>66

伊達にああいう所に住んでいないもの、きっと大丈夫よ
少なくともさっきまでは貴方が探したとおり敵もいなかったのだし――――・・・。

【駆けに駆け、ようやっと「家」の手前にまで来て速度はガクンと落ちて】
【幾度か呼吸を置いてからサリナは御車台から降り立ち、荷台へ】
【手元に持った何かを気絶した状態の女性に押し当てると蔓が発生し――拘束】

【あっという間に簀巻きの機関員、捕虜が一人】

はぁ・・・・・なんというか、色々と際どかったかしら・・・・・
氷山君、取り合えず事は住んだけれど大丈夫・・・?

【彼女を引っ張って―――予想外に軽かったのか、相手を抱きかかえるようにしながらサリナは城へと歩いていこうとする】
69 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 03:12:42.42 ID:iFyUbEAO
>>68

そうですか……少し心配です……

【あっという間に城に付いた事に少し驚いているが】

は、はい俺は大丈夫です
その女性はどうするのですか?とりあえず城の地下牢屋に入れますか?

とりあえず、俺は部屋に戻ります……

事後報告は情報ネットワークにて……それでは…

【そう言いながら自分の部屋へと帰っていった】

/お疲れ様でしたー
/終盤雑&駆け足で申し訳ありません…
70 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:14:06.97 ID:7TrUraso
>>67

【少女の反応に一度その顔を見て、】
【そして少しバツが悪そうに再び視線を落として頬を掻く】
【一応その程度の良識は持ち合わせているのか、それとも今現在そういう心境だからか】

…………あ。

【と、そこで何かを思い出したようにポケットに手を突っ込むと】

……これなら、あるけど。

【そこから青っぽいデザインが描かれた普通のサイダー缶を取り出す】
【どう見てもポケットの容積よりも大きい】

【ともかく、少女にを合わせようとせずそれを差し出す】
71 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:18:40.06 ID:PhpkkYko
>>70
・・・え?

【唐突に差し出されたサイダー缶に目を丸くしてそれを凝視する三春―――
――問題は「時刻」の方なのだがまぁその件とコレも多分無関係…ですよね?】

これ・・・いいんですか?

【今日何回目かの恐る恐るな調子で、サイダー缶とフューレの顔を見比べるように視線を交互に動かしながら問いかける】
72 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:21:01.41 ID:X0Mi1hso
>>69

【この移動速度にはある種が存在する、が―――ヒントは「馬が消えていた」こと位】
【現状としてはやることの重要性が低い為にこれは割愛するが】

・・・・ええ、このまま縛って地下牢に入れさせてもらうのがいいでしょうね
私が連れて行くから、貴方はキチンと寝ないとダメよ?
さっき多少は回復したでしょうけどアレで全快では無いのだから・・・・と

それから情報のほうは私が送っておくから、任せて頂戴

【女性を抱え、そう言いながらサリナは地下へと向かい―――】

お休みなさい氷山君、いい夢を――――・・・。

【やがて彼の視界からその姿を消した】

/お疲れ様でしたー
/いえいえこちらこそ返すのが遅くてすみませんです
73 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:24:39.58 ID:7TrUraso
>>71

【少年自身、彼女の動揺の原因はうっすらと分かっているのか】
【もしかするとそれに対する彼なりの詫びなのかもしれない】
【もちろん、時間がどうのというところまで考えが回る脳みそではありません^q^】

い、いや………その。
………………いいよ、別に。

【ちょっとしどろもどろ】
【眼は伏せたまま、缶を持つ手が徐々に弱々しく下がっていく】
74 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:27:20.63 ID:PhpkkYko
>>73
あ、ありがとうございます・・・では

【兎も角、人の厚意を無碍に断るわけも無く――両手を前に出してその缶を手に取ろうとする】
【もしかしたらお互いの手が触れて、彼女の手の柔らかさと温かさが伝わるかもしれない】
75 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:40:06.79 ID:7TrUraso
>>74

…………………。

【不意に温まる指の先】
【少年の幼心にそれが響く前に缶の手を離し、】
【未だ少女の目を見ないまま手をゆっくり下ろす】

……べ、別に。たまたま持ってただけだもん。

【素ツンデレ】
【何処となく、少年の頬に色が射したように見えるかもしれない】



――――へ、ふぇっくしょんっ!

【……台無し。】
76 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 03:42:18.43 ID:d2Qyz6Mo
>>61
……──なるほど強かですね
金の国王家直々に認可してしまえば、ダミーではなくなる──
【彼は彼女の話を耳に入れていく一方で】
【デスクの上──メモ用紙の上を、さらさらとボールペンが滑っていた】
【クラウディオス社>氛氓サう滑らかな字で書かれた後、ざっと下線が引かれて】

……現在、輸送の指揮を執っているのは僕です
ひとまずは僕がその枠に収まってみれば、形としては楽でしょう

……副社長なんて、とんだ出世ですが
やらせていただけるのならば、是非と
【一度メモ用紙に移されていた視線を、再び彼女の瞳へ合わせ、一息】

 【──思えば、大層な話である】
 【金の国王女とこうして直に会話を交わし、機関を討つ算段をしている】
 【挙句、ダミー会社とは言え、副社長にまでなろうかと言うところ】

 【──正直、信じ難いぐらいだ】
 【しかし、尻込みをすべきような所ではない】
 【猫の手どころか王女の手が差し伸べられたのだから】
 【崇高な大義上等、強かな損得勘定上等──打てる手は、打つまで】

……──確かに、賜りました
貴重なお力添えに、感謝の極みと言う他ありません

及ばずながら、尽力致します。掲げた大義と、貴女に誓って

【青年は椅子から腰をあげて、真っ直ぐに彼女を見据えながら、そう言い放った】

【──壁にかけられた時計の短針は、既に3の文字を指していた】
【気付けば夜もすっかり更け込んで、会話が無ければただ静謐ばかりが満ちる】

……──さて、王女様。大分話し込んでしまいましたが、そろそろ良い時間です
そこの毛布は、どうぞご自由に使ってください。生憎、羽毛でも絹でもありませんが

お手洗いは、研究室を出て右手側の奥、突き当たりを曲がった先──
【青年はゆっくりと腰を上げると、大きく伸びを一つ】
【そして、ソファーの端のほうに畳んで置かれている毛布を差しながら、】
【テンプレートに沿った、一通りの説明を告げると──】

【部屋の隅から、三つ折りにされている、キャスター付きの白い有孔ボードを転がしてきて】
【少女の居る休憩スペースと、研究デスクの有る側を隔てるように、それを広げた】

……──僕はまだ少し、やる事が残っているのでデスクに向かいます
このような所では落ち着かないかもしれませんが……どうぞ、ごゆっくり

朝になったら、またお呼び申し上げましょう

【そのまま何もなければ、青年はデスク以外の照明を落として、そのように告げるだろう】
77 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:46:06.33 ID:PhpkkYko
>>75
・・・本当に

【続く言葉は「ありがとう」、だろう、今度は頭だけを軽く下げる】
【両手で持った缶を抱えるように胸の前に持っていく】

・・・?

【少年の表情の変化にはイマイチピンと来ていない様子】

ひゃっ!…本当に、大丈夫ですか?

【いきなりのくしゃみに驚きつつ、心配そうにそう尋ねる】
78 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:51:39.23 ID:K9sUvHco
>>76
生憎と、給与もボーナスも有りませんわよ?
その代わり、休暇は無制限に取る事が出来ます
社長と顔を合わせる必要は無いでしょう。あれは、余り物事を考えませんからね

……金の国として、公的には何も致しません
ですが、金の国の企業が民間に協力する事を、妨害する意思も有りません
どの様な結果が生まれるかは……期待しますが

【青年が指差した方向に有るのは、寝るには十分な暖を取れる毛布】
【引き寄せて、肩から膝まで覆う様に体に巻き付け】
【横にはならず、ソファに腰掛けたまま】

………あら、紳士的ですわね

【しきりを作るという行為には、小さく称賛の声】

……ええ、確かに。思った以上に話しこんでしまいました
ですが……それだけの価値は有ったか、と思いますわね

では………私は一足先に
お休みなさい、貴方も良い夢を

【目を閉じ体の力を抜いて、然程間をおかずに襲ってくる睡魔】
【それに素直に従って、すうすうと寝息を立て始める】
【もし、その顔を見たのなら。ようやく、この少女本来の表情が見られた事だろう】
【笑みもなければすまし顔も無い。ソファに満足して、安らかな表情を浮かべていた】

/お疲れさまでしたー
/長時間の御付き合い、有難う御座いました
79 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:51:44.84 ID:7TrUraso
>>77

―――、―――――――――。

【少女の言葉に何か返答をしようとしていたようだが、】

ふぁ――――ふぇっくしょ!

【盛大なくしゃみにあえなく掻き消される】
【一度ぶるりと大きく体を震わせ、】

………寒い、ぃ。

【呟いた】


/すみません、眠気が不味いです……
/切るか続けるかの判断はお任せいたします……
80 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 03:57:05.34 ID:PhpkkYko
>>79
えーと、えーと…どうしましょう…

【貸せる服も着ていないので、どうしたものかとおろおろし出す】
【三春はワンピースだけで大丈夫なのかって?彼女は寒さには強いから…】

/そうですねー、ぼちぼち終わりましょうかー
/…こっちから別れる展開に持っていけない…ゴメン
81 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 04:12:27.51 ID:d2Qyz6Mo
>>78

報酬は、貴女の期待するお声があればそれで十分
そして無事に解放の日の目が見られたならば、それが何よりの褒美となるでしょう

ええ、おやすみなさいませ……良い夢を

【一度、瞑目して一礼した青年。しきりから出る間際、ふと少女を一瞥した】
【其処に在ったのは、安らかな寝顔。先ほどまでの凛とした表情など、溶けて消えたかのよう】
【許されれば暫し眺めていたかったが、まだ断頭台の前で跪く予定は無いので、すぐにしきりを出た】

……さて、と──

【青年は、何とは無しに、現在この研究室に居る/在る物を見渡してみる】
【家電製品、薬品棚、黒魔導書、レポート用紙──そして、蛙と王女】

【尤も、水槽の中を見てみなければ蛙はいるかどうか分からないのだが】
【何だか、有る意味で壮大な空間になりつつあるな、と人知れず慨嘆し】

──まだまだ、やる事は多い

【ぎしり。再び、椅子に腰掛けて──】
【青年は、夜が明けるまで只管『超家電』と格闘していた】

//お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
82 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 09:35:24.88 ID:YRAD33Qo
【魔術協会/渡り廊下】

【第一教育棟と第二教育棟を結ぶ渡り廊下】
【この微妙な時間帯に、下を向いて歩いている少年が居た】

【決して悪いわけではないし、むしろ整った部類なのだが、どこかメリハリに欠ける、そんな顔の男子。】
【着ているのは、汚れの無い綺麗な黒を保った学生服。場所を考えれば、魔術教会≠フそれなのが分かる。】

あ、お父さん! お父さんじゃないですか!

【そのネガティブな視線方向ゆえに、足元の”お父さん”を発見したようで】
【手を左右に振る、何か女々しい走り方で近寄って跪き】

「おお、息子よ」
おとーさぁん!

【お父さんを掬い上げて頭上に掲げたのでした】

【それにしてもお父さん、どうみてもカエルです】
83 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 10:26:17.04 ID:97E6/VUo
>>82
//まだいるー?
84 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 11:11:34.72 ID:97E6/VUo
【魔術協会】

要するに、敵対魔術を感知して、使用者に向けて超遠距離攻撃が出来ればいいんだよな

【襲撃を受けた162研究棟】
【それを眺めながら独り言を呟いている青年が居た】
【黒い短髪に色白の肌、細身の身体。顔つきは子供にも大人にも見える】
【眼鏡をかけて白衣を羽織っている格好は研究者のようだ】
【右手から肘までを覆う丸まった盾をつけており、その先端からは杖がのびていて支えにしている。盾から横に伸びるグリップを右手で掴んでいる】

【何やら対策を考えているようだ】
85 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 11:47:03.65 ID:oSuW48Eo
【 火の国――ブレイザーシティ近辺、とある街 】


【例に漏れず、数回の『襲来』を経験している街である】
【とは言っても、被害≠ヘ他所に比べれば少ない―――】
【精々、「建物が恫喝的行為で破壊された」程度の物である】

【尤も、其れで『まだマシ』なのが異常な状況≠ネのだが――】


【そんな街の一角――……“見慣れない人物”が一人居た】


 ―――………、……すいません、満タンで。


【長袖のブラックシャツにホワイトベスト、其の上から灰色のファーコートを重ねた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、銀縁の『サングラス』を掛けている】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかる程を左右に分けた黒髪】
【上記の服装の上から、ローブ≠重ねており……――『左手の欠落』は確認出来ない】

【かろうじて備蓄で運営を保っている『ガソリンスタンド』に黒塗りのバイク≠一旦預けて】
【少し遠い――とは云っても、人物の顔≠ェ認識できる辺りへと目を遣れば】


 ≪ 『終末』は必ず来るッ! 貴殿達に降りかかっている“不幸”は「序曲」に過ぎないのだッ!!! ≫
 ≪ 逃れる術はたった一つ!!! 『拝せ』ッ!『拝せ』ェッ!『拝せ』ェェェ―――っ!!!! 救世主・ソツテ様≠『崇め奉れ』!!!! ≫
 ≪ 貴殿達の“不幸”は一身に、火の国政府≠フ『無能』『怠慢』『高慢』に拠る物である!!! ≫
 ≪ 人の民≠ゥら神の民≠ニなる事で初めて、貴殿達に「心身の平穏」が訪れるのだ!!!!! ≫


【お決まりの『胡散臭い宗教』――……とは言え、聴衆は決して少ない物ではない】
【中には冷やかしでなく、本気で聴いている者達も居るのだろう】


【青年はと言えば――『呆れた』と言うよりも、『険しい』と形容出来る表情で其の様を眺めていた】
86 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 12:00:02.56 ID:fu94D2DO
【公園】

………――――

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで黒と薄い蒼が混ざり合った%オを持つ、その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が、ベンチに腰掛けたまま寝惚け眼で空を見上げている】

【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】
87 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 12:17:32.76 ID:97E6/VUo
>>86

【カツン、カツン、と杖をつく音が響いてくる】
【音のする方向を見れば、黒い短髪に色白の肌、細身の身体、子供にも大人にも見える顔つきをした青年が見えるだろう】
【その青年は眼鏡をかけ、白衣を羽織っている。右腕には手から肘までを覆う丸まった盾があり、その先端からは杖が出ていて体の支えになっている。盾の内側から横にグリップが伸びていて、それを右手で掴んでいる】
【歩く速さは非常に遅い】
88 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 12:46:21.16 ID:fu94D2DO
>>87

ふぁ……ぅー…………

【昼空を見上げたまま、短い欠伸をひとつ――察するに、寝起きなのだろうか。未だ重そうな瞼は今にも瞳にシャッターを降ろしてしまいそう】

【起動しているとは言い難い五感は接近してくる気配を捉えられない。当然のことながら、警戒心も皆無のようで――】
【少年の視界に入り込むか、或いは言葉をかけない限りは青年の存在に気付くことは無いだろう】
89 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 12:49:53.88 ID:97E6/VUo
>>88

(何か、何もかもを投げ出して遠くへ行きたいな)

【杖をつく音を響かせながら、少年の座っているベンチへと向かう】
【勿論座るためだが、至近距離で杖のついている音がすれば流石に気づくだろうか】
90 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 13:03:21.27 ID:fu94D2DO
>>89

………―――ん?

【二度寝しようかな―――なんて自堕落なことを考え付いた矢先、ふと視界の隅に映った人物】
【自分の座るベンチへと腰を降ろそうとする青年は、目を瞬かせて確認するまでもなく確かに友人≠ナ―――】


………怜司?

【久し振り、と云うほど間は空いていないが――小首を傾げながら、少しだけ怪訝そうに彼の名前を呟いた】
91 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 13:05:31.08 ID:97E6/VUo
>>90

相変わらずホームレスか無職みたいだな

【ベンチに腰を下ろし、少年の方を見ずに呟いた】
【ここに来ている分、怜司も無職のように思えるが】
92 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 13:16:51.60 ID:fu94D2DO
>>91

別に……この世界じゃ珍しいことでもないでしょ

【隣に座る彼を見やりながら、少年はぶっきらぼうに答えてみせた。特に否定する理由も無いし、その気も起きないらしい】
【声色が若干不機嫌気味なのは寝起きだからなのか――彼から視線を外すと、改めてベンチに深く座り直すだろう】
93 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 13:23:14.79 ID:97E6/VUo
>>92

……はは

(いや、珍しいんだが……)

【内心違うことを思いつつも、言っても無駄だろうと考え、苦笑いを返すだけだった】
【ふと、アリエルの方に視線を移す】
【今まで考えてこなかったが、どうして彼はこうも職につかなかったり、住処を手に入れたりしないのだろうか】
【子供だから、と結論付けていたが、実は理由があるのではないだろうか】
【そんな疑問が浮かんできた】
【考え込みながら、じっと様子を見ている】
94 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 13:36:34.26 ID:fu94D2DO
>>93

ふぁぁ………――っ

(………昼間は眠いな。ホントに……)

【彼の思索とは裏腹―――本人は本日幾度目かの欠伸を漏らしながら、そんな呑気なことを思っていたのだった】
【彼の表情に洞察を働かせてみても、特に前回と変わった部分は見られないだろう。といっても、前に二人が出会ってから僅か1週間程度しか経っていないのだが――】

【とにもかくにも、彼自身今のところは代わり映えのしない平穏な日々を過ごしているのだろう】
95 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 13:40:25.04 ID:97E6/VUo
>>94

ま……職と家ぐらい手に入れとけ
でないとマジで死ぬぞ

【一つお節介を焼いてから、ベンチから立ち上がった。その動作すら随分とゆっくりだ】
【のそのそと歩く姿も、何だか老人のようにも見えてくる】
96 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 14:15:44.22 ID:fu94D2DO
>>95

今までこうして生きてきて、死んだことなんて一度も無いもん。だから心配されなくても平気なのっ

【その根拠の無い言葉は、またしても怜司を呆れさせる結果となるだろう。彼のせっかくのお節介も虚しく宙に散っていくのみだった】
【少年自身、数年来続けてきた今の生活に心身共に慣れてしまった所為で不満が無いのか、先行きの不安は抱いていない】
【ただひとつ―――冬場の野宿だけは身体の限度を越えてしまうことを理解していた。然しながら、それについては既に策を講じているので彼の中では問題に取り上げられなかった】

【ふと、枷でも付いているかのような鈍い動作で重々しく腰を上げた怜司。その姿に、以前にも増して纏うものが大きくなったように思われるのは気のせいだろうか―――】
【友人に対する一抹の不安を感じながら、声をかけずにその後ろ姿を眺め続ける】


/すいません、昼食に行ってました
97 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 14:24:07.85 ID:97E6/VUo
>>96

【数歩分歩いてから立ち止まり、アリエルの方を向く】

だったら言おうか。これから死ぬって
いつまでも誰かがお前のケツを持ってくれると思ったら大間違いだ
”大人”になりたいのなら、”大人”だと思われたいのなら、それ相応に振舞えよ

【今までになく冷たい声色、酷く無感情な瞳を向けた】
【呆れを通り越して、とうとう怒りにまで発展してしまったのか。不吉な予言のようなことを言い残して歩いていく】
【歩きながら、少し拙いな、とも思う。ここ最近の自分は誰かに向けてどうこうしろ、と言ってばかりだ。このままではだめだ、と】
【アリエルやその他の人間がそれぞれの人生で何をしようが、基本的には自分には関係無い。そういうスタンスだったが、ここ最近は崩れてきている】
【世話焼き、親切、といえば聞こえはいいが、怜司にとっては全くそうではない。不必要に苦言を呈するなどただの馬鹿だ】

(これは少し……気分転換が必要か)

【心に残る嫌悪感と共に、公園を後にしようとする】
【だが歩く速度がかなり遅いため、止めるも追いかけるも自由だ】
98 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 14:53:54.19 ID:fu94D2DO
>>97

………―――っ

【彼の言い草に、思わずカチンときて―――立ち上がらずには居られなかった】
【唐突に現れたと思えば、一種の罵倒にも近い言葉を叩き付け、去ろうとする―――少年の幼い性格上、腹が立つのも無理はない】
【何しに来たんだよ、とでも言いたげに彼の背中を睨み付けて】


………どうして怜司にそんなこと言われなくちゃならないのか分かんないよ
この前だってそうだよ……「お前がどうなろうが関係無い」だとか、「そのまま[ピーーー]ばいい」だとか―――それが友達≠ノ向かって言う言葉……??

【ぎゅうっと拳を握り締め、明確な苛立ちを伴った声を紡ぎ出す】
【―――現在の自分の生活は「他人の優しさに甘んじないため」選択した道なのであって、それを怜司にとやかく言われる筋合いは無い。そもそもアリエルにとって、彼の"苦言"は的を外れていた】

【久しく感じたことの無い感情を抑え切れず、少年はさらに言葉を継ぐ―――】


――――自分の恋人すら忘れかけたくせに、守れないくせに……――っ!

【そこまで吐いた後、ハッと―――】
【頭が冷えていく感覚――だが、もう遅い。友人の触れてはいけない部分を無残にも抉ってしまったことに気付いて―――】
99 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 15:09:36.35 ID:97E6/VUo
>>98

……

【アリエルの怒鳴り声を聞いて立ち止まった】
【そしてその言い分全て──自身のトラウマに触れる部分まで含めて、なるほど、と思う】
【確かに恋人を殺して、その上ほぼ忘れた状態になった「人でなし」にとやかく言われたくはないだろう。冷たく思える言動に腹が立つのもアリエルなら仕方が無いだろう】
【彼はアリエルの言い分全てに納得した】
【そのことを自分で認識してから、相変わらず遅い動作で振り返る】

悪かったな。少し言い過ぎた
確かにお前の言う通り、恋人も守れず忘れる人間が、誰かに対して何かを言うなんてのはおこがましいだろうな
お前の言い分は正しいよ
ありがとう

【トラウマを抉るかもしれない言動に対し、彼は謝罪した上で礼まで述べた】
【口調こそ淡々としているせいで冷たく感じるかもしれないが、彼は本当に感謝をしていた】
【今ここで、自分の言動を咎められるのは最高のタイミングだった。これで自分は、自分がしたことは間違っていた、という自覚が持てる】
【それをさせてくれたアリエルにお礼を言うのは彼にとって当然だった】
【トラウマに触れられた分、当然心に痛みはあるが、それ以上のものは貰った】

【礼を言った後、またゆっくりと歩き始める。これ以上ここに居るのは良くないとも思うからだ】
100 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 15:35:46.71 ID:i4LhVn20
【どこかの―――路地裏=z
【今日も今日とて、昼間から其処での散歩に興じる者が居る】

……小腹が空く、わね。
こんな所だもの、脊髄の一本や二本、昨日みたいに落ちてればいいのに……。

【それは、淀んだ蒼色の瞳を備えたぱっちりと大きな目に、白い肌、14歳ぐらいに見える、茶色いオーバーニーブーツを履いた小柄な少女】
【白に近い金色のロングヘアを持ち、頭には写実的に蜘蛛を模したグロテスクな髪飾りを付け、視線は常に、眠たそうに蕩けている】
【赤黒い染みが、斑紋の様に点在する大型マントを纏っていて見えないが、腰には中身でパンパンで、熊さんと華の柄のウエストポーチ】

…アハハッ。

【何の意味も無く、笑いが込み上げてくる―――或る意味では、この世界の路地裏には似つかわしいと言える、麗容の彼女】
【然し、粗末かつ独特の服飾のセンスや、人間離れした奇妙な雰囲気は、遭遇した人間の印象に残るかもしれない】
101 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 16:04:53.34 ID:YIpFBew0
102 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 16:08:49.83 ID:0gzI2gAO
>>100
……なアんかコエー呟きが聞こえたよォな、そうでもないよォな――

【――ふらあり、少女の前方にて、暗がりより現れる人影】
【些か粗暴な足取りでザリザリと跫音を響かせつつ、彼女へと接近して往く】

トコロで今の笑い声はァ、嬢ちゃんのモンかい?
はたまた雀の囀り、だッたりするのかなア……

【やがて明るみに出る姿は、これまた奇異なモノであった】
【身に付けているのは、頭部を全て覆い隠す棕櫚皮の面と、黒い着流し、そして草履――と】
【一見、和を基調とした服装のようにも思えるが、如何にも可笑しい面≠フお陰で其の雰囲気はブチ壊されている】
【して、仮面の人物は。男女の区別がつかない嗄れた声音で少女に話し掛けながら、やや離れた位置にて立ち止まった】
【彼奴の身体の数ヵ所より漏れ出しているのは、なんとも不気味で不快感さえ催しそうな程の、黒い魔力=z

/まだいらっしゃいますかー?
103 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 16:08:55.20 ID:K8G32MSO
/美春の人へ、
/昨日はすいません、昨日は突然急ぎの用事が出来てしまって落ちてしまっていました。
/続きは宜しいでしょうか?
104 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 16:20:23.21 ID:fu94D2DO
>>99

へっ―――?

【謝罪と礼―――想定外の相手の反応に、素っ頓狂な声が喉奥から漏れてしまった】
【彼の言葉が、決して皮肉などでは無く――心からのものであることは瞬時に分かった。だからこそ、困惑する】


ぁ……れ、怜司?えと………っ

【それに対して真意も理解出来ぬまま、返答に詰まってしまう。酷いことを言ったのは自分の方であるハズなのに―――】

【"彼"と"彼女"―――二人の間に生じたのは、恐らくは亀裂なのか。それとも――】
【どこか変わってしまった"彼"、自分の知らない内に流れ過ぎ去った事実を、今は知ることが出来ない――】


【結局そのまま呆然と立ち尽くすのみで、彼の背中を見送ることになるだろう―――】
105 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 16:22:25.65 ID:97E6/VUo
>>104

(ひとまず協会には戻らず、どこかで気晴らしをしよう。問題に対処するとしても、それが必要だ)

【そのまま彼は公園から去ってしまった】
【一体彼に何があったのか。次に会ったとき、聞いてみるのもいいかもしれない】

//お疲れさん
106 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 16:25:47.10 ID:i4LhVn20
>>102

【突如、視界に飛び込む、異貌――――若しも、金の髪をふわりと揺らして歩く彼女が、まっとうな人間ならば】
【『恐怖』やら『混乱』やらで、心臓が跳ね上がるのかもしれないが】
【その姿を見ても、ほんのわずか、びくと脚首を持ち上げるだけで、さほど大きな反応は見られなかった】
【第一印象は――「ふらつくなら、お面外せばいいのに」――余りに超現実的で、醒めた反応は、恐慌などより遥かにおかしい】

……前者が正解、だと思う、けど………ッ!

【目標を果たせない焦り、持て余す平穏、温かな記憶――――色々と逡巡しつつも、とどのつまり『暇』だった少女】
【奇異な仮面に集中していた視線を、撫で下ろす様にして、少しずつ胸へ腹へと移しながら、律儀に答えを返そうとした、が】
【その全身から、湯水のように溢れる魔の漆黒≠捉えた瞬間――――顔に浮かぶ寒々した気持ちの代わりに、声は喉の奥に引っ込んだ】

……ねぇ、あんた、どうしてそうなったの?
…………誰に、やられた?

【『断定』、である――――ぶわり。挨拶代わりに、小さな身体を、オーラの様に包む、同じ暗黒の色】
【敵意や殺意の類は無いが、感情は大きく掻き乱されている様子で……息を無理に整えてから、少しずつ歩み寄りつ、問いかけた】
【――――……視線の遣り場は、スデに魔力≠フ湧出点のうちの一つに、完全に絞られている】

/発見遅れましたが、居ますぜー!
107 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 16:32:57.79 ID:lSDes.oo
>>103
/なぁに、気にすることは無い!
/何時でもどうぞ!
108 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 16:42:30.51 ID:Qw25.lQo
【公園――砂場】

・・・

ううむ・・・難しいな、ミカ
「うわうぅー」

【膝まで隠れるフード付き薄手のコートを着た18歳くらいで】
【髪型は、6つの角のような髪が後頭部に逆三角形状に並んでおり、髪の色と目の色は緑青色で】
【顔付きは―天空のような…気まぐれに旅する風のようなそれの、左手に手袋をはめた青年が砂にまみれている】
【彼の頭には、緑青色の首輪をした子犬が乗っている】

気晴らしに、新しく届いた武器でも使ってみるかなあ・・・
どちらにせよ、"アレ"には役立つと思うしな・・・・・・
うーむ・・・どうしようかな・・・
109 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 17:00:48.41 ID:0gzI2gAO
>>106
【こちらに対する少女の反応は、ほんの僅かなもの=\―“この時点”では少なくとも、仮面の人物はそう認識する】
【そうして、一瞬だけ違和感を抱くが。このような場所を笑って歩けているのならば、別に驚かざるとも別段不思議ではあるまい】
【狂人なぞこの世界には溢れんばかりに点在するのだし、何より相手の格好に然程の感想をも抱かなかった℃ゥ分が居る】
【だから、少女の大きな反応が無かったことに対して、彼奴は何かを言及することは無く、また大きな違和感を抱くことも無い】


【 そう、この時点では=@】


前者かァ、ッつーこたァ笑いながら散歩してたッてワケ、だが、……あン?

――なあ嬢ちゃん、そりゃア、お前ッ……?

【――仮面の人物が纏う飄然たる雰囲気が、一瞬にして掻き消える】
【少女の憔悴は目に見えて判った。先の表情や態度と比較すれば、一目瞭然と言ったところだ】
【自身を蝕んでゆきつつあるソレ≠ニ同様のモノが、少女の身体にも存在していることも感知して認識出来た】
【仮面越しに後頭部を掻きむしりながら、次いで投げ掛けられる質問に暫く思考に耽り――】
【不意に、ピッ!と人差し指を立てて、説明をするために口を開き、言葉を紡ぐ】

あァクソッ、説明がメンドォだ!……先ず一ツ目、どうしてこうなッたか――は、だな
『卵』を浴びたヤツのソレを、色々あッてそのまま引き継いだから!ココまで良いか?

でェ、元凶は誰か、つッたらァ……

【口下手ながらも簡潔に一つ目の説明を終え】
【記憶の海を探るように再び閉口し――そして】

……≪No.15≫の、「セリア」ッて嬢ちゃんだッた……ハズだ、わたしの記憶が間違ってなけりゃアな

嬢ちゃん、お前の『ソレ』はどうした?

【口にしたのは。彼女の記憶に根強く残っているだろう、ある機関員の少女の名前=z
【額、両肩、腹部、右腕、右手より、それぞれ六ヶ所から一個ずつ。『哲学者の卵』が埋め込まれているのは、その部分】
【説明を一通り終えれば、仮面の人物は少女へと問うた】
110 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 17:13:37.76 ID:0gzI2gAO
>>109
/訂正!
/【〜、右手より、それぞれ六ヶ所から一個ずつ】を【〜、右手の、六ヶ所にそれぞれ一個ずつ】に脳内変換お願いしますっ
111 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 17:24:28.18 ID:i4LhVn20
>>109

【仮面の人物の最初の答えには、特に喰い付く事はなく、相槌を打つのみ】
【俄かには信じがたい話だが、疑う必要も、余裕も、この場に於いては無い】
 【だが―――『No.15』の無機質な記号が、セリア≠フ3文字を、人並み外れて敏いその耳に、吸い込んだ時】
 【目はくわ、と仁王の様に視開かれ、空気を握りつぶした右腕は、わなわなと震え始める―――。】

……奇遇ね、私もよ…ッ!
セリア、セリア、私の仇、カレルの仇、チェルシーの―――……。

【面でのっぺらぼうになっている顔に、遣り場の無い怒りを滲ませた双眸の、鋭い視線が降りかかる】
【必要最低限の返答の後には、感情の赴く侭に、虚空へと恨み事と、未知の人名を叩き付けて―――いちど、我に帰った】
【少しだけ気不味そうに、首が曲がって、表情も暗く暗く、落し込まれて】

…何処で会った、あいつは、何をしてた?
教えて頂戴っ……――――私の手で、首をブチ抜いて遣らないと…!

【吐き捨てる様な声だが、其れは何処となく、嗚咽にも似て―――歪な体を成した問いは、また一つ】
【孵化した『卵』の毒素は、日に日に心身を侵蝕して、感情の躁欝のリズムを、本来の姿から激しく変調させている】
【自らの狂気――――即ち、今の自らを産み落したのは、『卵』で有る事を、彼女は忘れかけている】
【都合良く編集された記憶と、増幅した悪意は、只管にその毒牙を満足させる相手と、依存の対象を求めるだけだ】
【――――……件の『セリア』の肉体が、既に亡びさり、喰い尽くされた事も、知らずに】

「…ちゅん」
『……? 貴方は、無駄には鳴かないと思っていましたが、はてな…。』

【その頃―――細く短い分岐を数本隔てただけの、ごく近い裏路地の一つで】
【礼儀正しそうな『人の声』と、季節外れの雀の鳴き声が、酷く低い位置より放たれた】
【それこそ、『猫の頭の有る高さ』から――――何かを感じて、『彼女』は、四本の脚で、疾駆を始めた】
112 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 17:55:42.82 ID:0gzI2gAO
>>111
……ふうむ、嬢ちゃんも、つまるトコロの被害者、と。ソレで中に『卵』がなァ
カレルだかチェルシーだか、わたしにゃ誰のコトかも判らねエがよう……
兎にも角にも、「ソイツ」が色ォンなヤツから恨みを買ッてるッてこたア解ッたよ
だが、……しかし、――なア

【対して冷静に頷く仮面の人物は、然し良からぬ不安を胸中に抱いていた】
【……仇、仇、仇=B書き記せばたった一文字のその言葉が、酷く警鐘を打ち鳴らしているような気がしてならない】
【タリオ、仇討ち、同害報復、遣られたら遣り返せ、目には目を歯には歯を。そのような考えは、確かに自分にも在る筈なのに】
【それぞれの腕を袖の中に入れ両腕を組んで、憤怒を吐き出す少女の瞳を視線を、自らの眼から外すことなく】

……吁、オイ、一旦落ち着け嬢ちゃんよォ
その質問にぜェンぶ、わたしが律儀に答えるとすりゃアな
昼の国の鉱山で起こッた襲撃に乗じて、偶然出くわした私の前身とセリアが戦闘になッてだな?
でェ、前身が敗けて死んでからァ――、…………

【応答する声が、彼奴は一瞬喉にて詰まる。少女は言った、対象の首をブチ抜かねばならぬと】
【彼女の抱く狂気は、果たして固有のモノか、『卵』の生じさせたモノなのか。今の彼奴では解らない、理解しようが無い】
【故に、其の真実を伝えるには、少なからずの勇気が要った。嗚呼、知らないのだから復讐に燃えたぎる彼女はきっと――】

【何処かより、何かの声が聴こえたような錯覚を抱いて……仮面の人物は、わずか上方へと目線を外し】
【すっ、と浅く息を吸入したその数瞬後、――確りと、ハッキリと、真実を口にする】


  そう、それからセリアも死んだ。

  紛れもなく自害したンだ、わたしの目の前でな。


【仇討ちの対象である者の肉体は、既にこの世に亡いのだと。】
【――そう答えながらも袖の中では、幽かな恐怖と愉悦に耐えるよう、右手が左手首を掴んでいた】
113 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 18:02:26.01 ID:97E6/VUo
【草原】

遠かった……

【とても広い草原に一人の青年が居た】
【黒い短髪に色白の肌、かなり細身の身体。顔つきは子供にも大人にも見える】
【眼鏡をかけて白衣を羽織っている格好は研究者のようだ】
【右手から肘までを覆う丸まった盾をつけており、その先端からは杖がのびていて支えにしている。盾から横に伸びるグリップを右手で掴んでいる】

【何をするでもなく風景を見ているようだ】
114 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 18:17:47.61 ID:i4LhVn20
>>112

【落ち付け、の一言で落ち着く様な存在で有れば、彼女はこうはなるまい】
【其れでも、言葉の内容は、是が非でも識らなければならない事―――理性では無く本能でそう考えて、耳を欹てる】
【不謹慎ながら、『負けて死んだ』―――その一言が、気の利いた言葉の様に、嬉しく思えた】
【幾ら昨日は半吸血鬼の青年と復讐の相談をしたとはいえ、、心の奥底では、セリアの命を毟り取るのは、自分だと思っている】
【そして、それ故に――――……最後の宣告は、胸を誤たず貫く、鉛の弾の様に】】

………うそ、……でしょ?
……そんな、はず、な、い………わ……!

【がたり――――……少女の身体が、視えない何かに膝を折られたかのように、倒れ込んだ】
【ちいさなカラダを、これまた細い両腕を伸ばして、突っ伏して、強引に支える】
【そわ、と捲れたマントの向こうから、紺色の生地と、未発達のボディ・ラインを覗かせるスクール水着≠焉A最早ギャグにすらならない】
【子供の様に、震える声で、然し頑としてその言葉を否定する…】

あいつはきょうもどこかで、わるいことをしてるはず……
あいつのくびが、わたしのこのてを、よんでいるはず………

……ありえない、そんなこと………。

【―――――……生き地獄の苦しみを味わうことなく、自分の意思で、自分の運命を決定された事が、許せない】
【その事を認めてしまったら、自分の心が完全にスクラップになる、そんな気がする―――とっくの昔に、壊れて、組変わっているのに】
【抑陽が無い、魂が籠らない、生命の息吹を感じさせない――――唇が紡ぐのは失意、虚ろな瞳は、ただ湿気た地べたを見据え、それもピンボケ】
【自分自身を制御する為に、艱難辛苦する仮面の人物など、最初から居なかったかの様に、ただ歯軋りの音だけが、路地裏に沁み込む】
【深く考えなくても――――……何をされるか、判らない=Bそんな状況】

 【また、その頃―――。】
【頭上にてけたたましく騒ぐ『雀』を宥めようとする事も無く、一匹の獣は、路地裏を嗅ぎまわる】
【無意識に空間を歪ませて、その身をパチンコ玉の様に弾きながら、一分一秒を惜しんで、何処か『識った』気配を捜す】
【もう、すぐ傍、目と鼻の先まで、遣って来ている―――はっきりと、荒い息遣いに加えて、小気味良い鳥の唄が、聴こえるだろう】
 
115 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 18:25:51.27 ID:.mrHyl20
>>113

……寒いわねー。

【なんて、唐突に】
【その後ろの方から、聞いた事のないだろう少女の声がして】

こんな寒い上に何にも無い場所で、あんた何してんの?

【続けて投げられる、初対面の人に対する礼儀の欠片も無い言葉遣い】
【心配やらは一切なく、あるのは興味本位的モノばかり。しかも綺麗に声色に出てらっしゃる】

【振り向いたならば】
【紺色ブレザーに黒系のチェックのミニスカート、黒いニーソとローファー】
【腰ほどまでの黒髪はストレートのまま、頭の上にちょこんと金のティアラを乗せた】
【至極一般的女子高生なのかなんだか分からないような格好の少女がひとり】
【呆れたような、なんだかそんな表情で立っていたり】

/まだいますかバンバン
116 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 18:31:39.71 ID:97E6/VUo
>>115

……気分転換

【素っ気無い声色で返事をしてから相手の方に振り向いた】
【その動作は非常に緩慢だ。杖をついているあたりから身体能力が低いのが伺える】
【じっと相手の方を見て「誰だこいつ」的な視線を送る】
【軽く首を傾げているため、何かを疑問に思っていることぐらいは伝わるだろうか】
117 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 18:41:38.50 ID:.mrHyl20
>>116

……寒いのに大変ねー。
コートくらい着たら? 風邪引くわよ。

【相手の答えに、なんだか呆れ顔】
【そう言ったらこちらもこちらで防寒具はないのだけれども。自分のことは棚に上げて】

満月、昨日だっけ? だったら私、見逃したわ。残念ね。
ま、1日くらい対して変わんないよね。あんた、月好き?

【「誰こいつ」的視線はナチュラルに受け流し、ついっと右手で空を指し】
【軽く首をかしげて見せてから、軽く笑みながらそっと眉を下げて】
【なんだか適当なことを仰る。そして、最後に今度は逆に首をかしげて】
118 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 18:46:27.86 ID:97E6/VUo
>>117

昔はよく見てた。最近は、真上に視線を移す余裕が無い

【とりあえず相手の姿は確認出来たので、背を向けて空を見上げた】
【寒いにも関わらず防寒具が無いのはきっとそれで十分だからだろう】
【少なくとも当人は寒そうにしていない】
119 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 18:54:50.44 ID:0gzI2gAO
>>114
嘘じゃねェ、いつだッてわたしは正直だからなア……因みにアイツ、死ぬ前にこう言ッてたぞ?

……「この怒りを何処にブツけりゃイイんだ」――ッてな

【操り人形終劇宜しく倒れ込む少女を、首を傾けることなく目だけで見下ろし】
【次いで紡いでゆくのは、恐怖を覆い隠した愉悦が声音に滲む言葉】
【自称・正直者が語るのは、騙りではなく確かに真実。自分自身の体験そのものと、それから散りばめられた憶測と】

前身が死ぬ前の身体に『卵』を撃ち込めど、孵化は為されずそのまま死ンで!
――挙句には「その死体」まで“わたしに喰われちまッて”、心底悔しかッたらしいぜエ?
身体を持ち帰らねーと、――だなンて、譫言の如く呟いてたけどよウ……やッぱ、目の前での自害は胸糞悪イよなァ……

【仮面の人物曰くセリアは、彼女自身の行動に対して仮面の人物に何らかの妨害を為された模様である】
【時折ク、クッ、と喉の奥より低い笑声を零しながら、愉悦に塗れた言葉で馬鹿正直にその時の状況を語り続けるのだった】
【そうして、否定を続け現実を受け入れようとしていない少女へ。追い討ちを掛けるように、この一言――――】


――ま、アイツの身体もそこそこ旨かッたから良しとしようじゃねーの
悪く思うなよ、嬢ちゃん。『鳥葬』ッてンのは、為さなきゃならねェからな


【――――……セリアの身体を、啄み喰らい尽くしたのだ、と】
【肉体さえ在らば、未だ物理的に八つ当たりすることも叶ったやも解らないが――ソレさえも、もう既に存在しないのである】
【其れは即ち――対象は既に死亡しているが――この仮面の人物に“一つの復讐”を邪魔されたということに、他ならないだろう】
【悪く思うなよ、とは言うものの。彼女に届くことは無いだろうと、若干の諦念を抱きつつ】

  【――何をされるか、判らない。=z

【彼奴はこの状況を、畏れる≠謔閧熕謔ノ楽しんでいた=z
【緊張の糸の張り詰めた雰囲気と、耳朶を撫でる呼吸、そして囀りの声に、ふるると武者震いを一つ】
【『何処か似ているよな、お前たち。』そんな感想を抱くが、その言葉を掛けることは無く。】
120 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 18:56:21.35 ID:.mrHyl20
>118

……あらそう。
この前ね、流星群とかもあったのよ。寒いけど、冬の方が綺麗に見えるから見てみたら?
次のがいつかは知らないけど。

【背を向けられて、小さく肩を竦めながら、そんなことを言って】

そういえば今日、虹も出たらしいわよ。

【さくさくと、草を踏む音を鳴らし、相手の左のほうへと歩いていこうとするだろう】
【距離はそんなに近くなく、1mと半分くらい。初対面だからなのかは分からないが】
【同時に呟くのは、話題提供なのか独り言なのかよく分からない言葉】
121 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 18:58:35.53 ID:97E6/VUo
>>120

天気の話題は、話題として定番らしいな。誰でも分かるから
暇なのか?

【話題そのものへの返答ではなく、その話題を選んだ理由の方を探ろうとする】
【その理由はかなり単純で、天気の話題を初対面の人間とするようなタイプじゃないからだ】
【相変わらず上を向いたままだが】
122 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 19:04:50.12 ID:.mrHyl20
>>121

そうね、一日中室内に篭ってたりすると分からないんだけど。
そう言う人は世間話する機会も少ないから、いいのかしら。

【相手の横に陣取って、とりあえず視界の端程度には入れたかと相手の方をちらっと見やり】
【上を見てるので、小さく小さくため息。相手とは逆に、地面、というよりかは草達に視線を落とし】

そ、暇なの。
至極暇だわ、退屈で死ぬかも。

【ざくざくと草を踏みつけ始めながら、至極適当な声色で、そんなことを仰る】
【微塵も死にそうじゃないのはご愛嬌。そもそもその程度で死なれても困る】
123 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:05:54.43 ID:K8G32MSO
/美春の人、お待たせしましたー、ただいま戻りましたんで再開と行きましょうか

>>948

そう?じゃあさ、早速だけどあいつに説明しに行くから、付いてきてくれる?
【そう言うと】
【歩きだそうとする】
124 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:07:02.19 ID:97E6/VUo
>>122

……ふー

【仕方ない、といった様子で一つため息をついた】
【それからかなりゆっくりと数歩歩いて距離を取り、相手の方を向く】

あんた室内に居る方が多いのか? そういう仕事?

【天気の話題は駄目なようで、仕事の話題を出してみた】
125 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 19:16:48.08 ID:.mrHyl20
>>124

どちらかと言えば、そうかもね。
室内の方が気楽でしょ、人目がないから。

【曖昧な肯定をしてから、理由を付け足して】
【自分の両手を繋いで、だらんと垂らして。目を瞑りながら言うのがなんだかちょっぴり偉そうなのは余談】

この格好で仕事してると思う?
せいぜいバイトでしょ。あんたいいバイト知らない? 金欠なの。

【右目だけ開けて、そっちに視線を流して】
【緩く首を傾げつつ、そんなことを尋ね】
【期待してる風はなく、どちらかと言えば話題づくりっぽい】
【ちなみに見た目も制服で違和感がない程度。だからと言って中学生レベルではないけれども】

【草を苛めるのはやめたものの、足元の草はぺったんこ。ちょっとかわいそうだったり】
126 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 19:17:13.52 ID:i4LhVn20
/わわ、少し飯に往ってきます!
127 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 19:18:37.90 ID:0gzI2gAO
>>126
/了解しました、ごゆっくりどうぞー
/自分も風呂済ませてきます
128 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:26:16.94 ID:lSDes.o0
>>123
「おかーさんっ!!ムギュッ!!」

【そういうと猫車幼女は少女の後ろに回り込み、おんぶの態勢に入る】
【足をバタバタさせたりして、なんだかとっても楽しそう】

さてと、行きますかぁ〜!!

/飯食ってましたっ!すみません
129 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:26:40.16 ID:97E6/VUo
>>125

室内だからといって人目が無いわけじゃないが、まぁいい
この格好でバイト知ってるように見えるか?

【左手をポケットに入れて、白衣の裾をひらひらさせる】
【確かに制服ならまず仕事ではなくバイトだろうが、白衣だからといって仕事であるとは限らない】
【それどころか趣味である可能性すらある。それは制服にも言えるが】
【本人の口ぶりからすれば、仕事なのだろう】
130 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 19:39:46.52 ID:.mrHyl20
>>129

外歩くよりはいくらかマシでしょ。
起きたままの格好でうろうろしてても誰にも文句言われないもん。
ま、当然だけど。

【家だと適当な格好、らしい。至極どうでもいい情報ではある】
【覚えておいても特に得はしないので、きっと忘れること推奨なんだろう。たぶん】

知らないって言う保障はないでしょ?
別に、バイトじゃなくてもいいのよ? 生活費を作れればね。
さすがに、人の命がどうこうは遠慮したいけど。

【保障は無いから聞いてみた模様】
【また両目を閉じて、手を解いてから、後ろでまた組みなおし】

……ま、どうしてもってわけでもないんだけど。
生活費がカツカツすぎるから余裕作りたいってだけだしね?

【最後に、そんなつけたし】
【若干そちらに振り向いて、紺色の瞳でじぃっと見つめてから。ぱちんとウィンク】
【くすくすと笑っておられる】
131 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 19:41:18.14 ID:i4LhVn20
>>119

【セリアの目的を妨害した、その一点だけ聞いていれば―――彼女が抱いていたのは、『好意』だろう】
【人間の其れとは、明らかに位相のズレた在り方。卵≠撃ち込まれ、共通の敵を得たと言う事実】
【然し、今は――――……全てが、裏返っていた】
【自分自身に与えられた役割を奪い、歪んだ夢想を現実に変えるチャンスを、完全に消滅せしめた相手】
【――――……仮面の人物は、少女にとって、それ以上でもそれ未満でも無かった】

………それは、私の役割だったのよ。
あいつを殺すのは、首を取るのは、解体するのは、肉の一片骨の一本、臓腑の全てに至るまで、喰い荒すのは…。
この手を真っ赤な血に染めて、私は、私は、私は―――……。

【ぎろり――――視線の向かう先は、何時の間にか人物の首元へと移り変わっていた】
【親の仇でも視る様な、触れれば凍る程冷たい、全てを灼き尽くす視線――――あらゆる感情を、ドス黒い意志の紐で束ねている】
【同じく、『届きもしない』だろう言葉を、死霊の唸りすら思わせる、幾許か判然として、然しより深い激情に囚われた声に乗せて】
【もっと感情を爆発させろ=\―――世界が捻じれ切ったあの日、もはやこの世には亡い宿敵に言われた言葉に、従う様にして】

――――……うわぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁッッ!!!

【そろり、幽鬼の様に立ち上がった彼女は―――すぐさま、仮面の人物へと、向う見ずな吶喊を開始した】
【疾走の中で、その体から『黒い魔力』と『白い糸』が、粘液の様に迫り出して、全身を包む】
【其れが、吸い込まれる様に消えた時には。少女の姿は其処にはなく、代わりに、2メートルほどの身の丈を持つ蜘蛛の怪人≠ェ其処に居た】
【常人と比較するのは、ばかばかしい――――そう思えるほどの高速で、『彼女』は、一気に人物との距離を詰めようとする事だろう】

『……! くじゃ、く、さん…!』
『…メタルエッジ、レディ。』

く、……くぁっ………!

【然し、その時――――不意に、人物の背後から、恐らく一度か二度は聞いたであろう声が、迫って来る筈だ】
【人物が動かなければ、あっという間に声の主……『三毛猫』は、和装の影を追い越して】
【冷徹なシステム・コールと共に、背負った人の業――――光が表面を流動する機械から、二枚一対の金属刃を出現させ】
【擦れ違いざまに、蜘蛛女の左脚甲殻を紙の様に引き裂いて、大量の出血と共に地に伏させようとするッ】
【この行動によって―――倒れ込む勢いが有ったとしても、仮面の人物に異形の拳がクリーンヒットすると言う事は、無くなる】
【何が起きたのか、毛ほども判らぬ様子で―――8つの真っ赤な単眼が、夫々に泳ぎ、悲痛な呻きが漏れた】

/只今戻りました!
132 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:45:02.89 ID:97E6/VUo
>>130

……んー、違いねぇな

【保障はない、という部分に同意するよう呟いて、少し困ったように目線を上へやった】
【しかし凱旋か、と思う。この世界に来て以来、働いたことはあってもバイトをしたことは無いのだ】
【その仕事の内容も専門職ばかりで、とても人に勧められるものではない】
【要するに自分がしてきたものを提示することは出来なかった】

まぁ適当に探せばあるんじゃないか?
経済のことはよく知らんが、人手はいつでも要るはずだ

【なんて、遠回しに探せという答え】
133 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:49:25.33 ID:K8G32MSO
>>128

はいはい。
【そう言いおんぶを要求する猫車を背中に載せる】

じゃあ 行くか、この時間たしあいつのバイト先に行けば会えるはずだ

/いえいえ、大丈夫ですよー
/あと ちょっと確定描写気味なのが気になるから気をつけてくだしいね
134 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 19:50:46.34 ID:uDhsRoDO
【海岸】

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、黒のストッキングとブーツを履いた】
【少しばかり幼い顔立ち、年齢は二十歳ほどの女が】
【海の遠く―――紺の水面に映り込んだ、金の月を眺めていた】

【女は、両腕で抱き締める様に、闇夜と溶け込みそうな迄の、純粋の黒をした“何か”を持っていた】
【彼女が手にしている逸れは、刃が1m以上は有る漆黒の大鎌】
【柄も、刃も、小さな装飾でさえ混じり気の無い黒に染まっている】
【魔翌力感知の出来る者ならば、鎌から引っ切り無しに、『虹色』をした魔翌力が溢れ出ているのが分かるかもしれない】

【紅く染まった頬が、秋の海の寒さを表している】
【逸れでも女は、更に近くで見たいと思ったのか】
【砂を踏んで。海へと一歩、歩み寄ろうとする】
135 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 19:51:45.41 ID:.mrHyl20
>>132

……ま、そうねー。
その適当に探すのが大変なんだけど。

【相手の言葉に、ため息吐いてから、大袈裟に落胆したような仕草】
【ふるふると緩く首を振ってから】

アルバイト募集の紙とか見るでしょ、仕事内容考えるでしょ、そこで心が8割くらい折れるの。
あとはそうね、苦手なタイプの人間が居るかも、とか考えたらそこで残りの2割も折れるわね。
バイトとか、向いてないのかも。あんたもそう言うこと、無い?
考えても考えてもうまくハマらないのよね、ピース的な何かが。

【エセ落胆から立ち直り、立てた人差し指を自分の頬の辺りに触れさせながら】
【至極駄目人間染みた理由を羅列。それから、さり気なく駄目人間的思考に同意を求め】
【唇の端だけ釣り上げる笑みを浮かべながら、首をかしげて見せて】
136 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:55:19.73 ID:97E6/VUo
>>135

まぁ確かにそういったことを考えると仕事がし辛いな
だから俺は考えないようにしてきた。働かないと、生きていけないからな

【駄目人間っぷりに内心呆れながらも返事をしていく】
【残念なことに眉を顰めてるため、内心が出ているが】
137 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 19:55:35.67 ID:BaPqxADO
>>134
あーさみぃさみぃ、めちゃくちゃさみぃなぁ、冬の海ってのはよぉ
【不意に、そんな声】
【気怠げな、でもふざけたような声で話しながら、誰かが女に近付いていく】

…なぁ?おい?
鎌なんか持っちゃってよぉ、魚でも取るのかぁ?
【腰まである白髪をポニテにした、死んだ爬虫類のような半開きの紅い目をして煙草をくわえた青年が、紫の鞘を首にかけ、更にそれに両手をかけるようなポーズで歩いてくる】
【青年は黒いパーカーの上にファーの着いた濃い紫のコートを着て、首から蛇を模したネックレスを下げていた】

【青年の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
138 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 19:57:13.78 ID:X0Mi1hso
【街中】

【時間の関係もあって人通りの多いその場所の端に一台の馬車が在った】
【馬は二頭、荷は無く台を覆う布には機関の紋章に×を付けた刺繍が見える】

(・・・・・やっぱり、ちょっとだけ時間を置いたほうがいいかしら・・・?)
(スパイから彼らの居場所が漏れていないとも限らないしねえ)

うーん・・・・これは困ったわね――――・・・・。

【その御車台で足をぶらぶらとさせながら通り行く人々を眺める人物が一人】
【白黒のクラシカルドレスを着込み、羽織るショールは薄紫】
【脇に置いた白い日傘は見るからに高級品、といった出で立ちである】
139 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:01:35.00 ID:lSDes.o0
>>133
因みに因みにどこでバイトしてるんですかっ!!
【スキップしながら3回転ほど行う】

さてと、そろそろ着きますかっ?
【キンクリしますか?】

/すみません・・・気をつけますっ
140 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:03:11.99 ID:WRcEdoAO
>>138

へえ、一体、何に困ってるの?

【不意打つように、横から投げかけられる声】
【声のした方向を向けば、其処には】
【漆黒のコートを羽織り、その上に十字架を模したような長剣を背負う】
【衣服と同じ漆黒の髪を肩まで伸ばした緋色の―――否、血色の瞳が印象的な青年の姿が其処にあるだろう】
141 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:04:56.43 ID:.mrHyl20
>>136

そこが至極厄介なのよね。
お金無いと生きていけないもの、私に合う仕事、どっかに落ちてないかしら。
なるだけ不特定多数の人に出会わなくて済むのがいいわ、そうね、あとなるだけ簡単なの。

【すらすらすらすらと、零れる言葉全てが駄目人間的】
【当人は至極平然としているので、こういう考えが根付いているのかもしれず。結論としては駄目人間、でいいかと】

で、あんた、思考漏れてるわよ。
あんまり露骨に出してると、厄介なやつらに絡まれたりするかもね。
弱者イジメをしすぎたあまりに自分達が強いと勘違いしてる可愛そうな人種とかにね。

【つー、っと。頬を指でなぞりながら】
【警告のようなものを。それから、笑みをいくらか強くして】

ま、あんたがそういうのをどうにか出来るくらい強いってんなら、余計なお世話よね。
見た感じそうは見えないから、言うけど。

【くすくすと、嫌味染みたというか、なんというか】
【何となく相手を下に見たような物言い】
142 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:08:31.60 ID:uDhsRoDO
>>137

【彼の言葉が聞こえたのか、踏み出した足でコケかけた女】

――――っと…捕らないよ!捕る訳無いだろう!

【逸れから、何か凄い形相で、そんな返答をする】
【ビカァア、と目を光らせる、怪しげな表情に成りながら】

……何なら、お兄さんを卸そうか?

【質問し、鎌の刃をちゃき…と彼に向けている】
【何というか、[ピーーー]気が凄い。負のオーラ出てる】
143 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:10:59.64 ID:X0Mi1hso
>>140

私に出来る事が一つ減ってしまったことが、かしらね
ただでさえそう多くの事は出来ないのだけれど・・・・・ふぅ

【かけられた言葉には視線よりも先に言葉を返し―――】

・・・それで、貴方はそんな私に何か御用かしら?

【全体的におっとりとした雰囲気で金色の瞳を青年のものと合わせ】
【柔和な表情で僅かに首を傾けて問いを返す】

144 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:12:33.24 ID:97E6/VUo
>>141

一週間ほど前なら余裕だったんだがね。ご覧の通り歩くのもままならないよ
不良一人なら瞬殺出来るが、二人になったら途端に負ける。そんな感じだ

【苦笑いをしながら嫌味っぽい言葉に返事をしていく】
【それから軽く俯いて首を横に振った】

ま、仕事は色々やって決めるのが一番さ。向き不向きがある
他人から紹介されたからといって、自分に出来るとは限らんさ

【駄目人間(仮)にもやれそうなアドヴァイスをしてみたり】
145 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:14:41.93 ID:K8G32MSO
>>139
んー?何か喫茶店でバイトしてるらしいよ
そう言えばあいつに会うのは一年ぶりぐらいだ
【と弟について話す】
【その声は何処か嬉しそうだ】

【そしてキンクリだぁ!!】
【場所は移り変わって、街中】
【しばらく歩いて来ると一つの喫茶店が見えてくる】
【その店の名は――喫茶店『shafa』】
146 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:17:18.01 ID:MJoKTeY0
【公園】

……そっ、か……レイドが……
……うん、……はい。ありがとう、ございます

【夜の公園に、誰かと通話しているらしい声が響く】
【其処に居るのは、ドクロの飾りのついたハットを被り、首にベルトチョーカーを巻いた少女だ】
【パッと見セミショートだが後ろで長い髪を一つ結びにしており】
【襟と袖にファーが付き、至る所にベルトをあしらった、細身のシルエットの黒いフルジップジャケットを着込んでいる】
【ジーンズは暗い灰色のものを着用し、靴にもドクロのワンポイントの装飾が施されており】
【また、左腕にもベルトタイプのレザーブレスレットを着用している】
【そして、首から鏡映しのような逆向きの「S」を象った銀色のペンダントを下げている】

……それは私にも分かりません。
それと、その『全く顔が同じ女の子たち』のことも……はい。
……うん、…………分かりました。教会近くの公園で……はい。

【少女は、矢張りというべきかその片手に携帯電話を持っており】
【やがて、その通話を終えると、ベンチに座り込んで】


……ふぅ、……何が何だか……わからないよ……


…………とりあえず、この時期の肉まんは美味しいね

【もう片手に(何故か)持っていた、肉まんを一口頬張った】
147 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:17:21.32 ID:PerlvYIo
【どこかの港】

海に近いと風があって少し寒いですね
耐えられる寒さではありますけども…………

【仄かに草の爽やかな香りのする三度笠を被り、その身に紫色を基調にした荘厳な法衣を纏った人物が暗い海を見つめている】
【しかしあまり高くない身長(160cm程)のせいかその服装はどこか不釣合いだ】
【右手に数珠を巻き、更にその手に握られた霞んだ金色の錫杖が妖しげな光を放っていた】

(夜のさざ波の音はどこか不気味です、何かが迫ってきそうで)
(――――何かが底に在りそうで……)

【紫色のガラス細工のような瞳を光らせて】
【さざ波しか返さない海を見つめる】
148 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:17:33.92 ID:BaPqxADO
>>142
【女に鎌を向けられて、表情が一辺】
【嬉しそうに笑って、立ち止まる】

…キ、ヒヒヒ……おもしれぇ姉ちゃんだ…俺様を卸すってかぁ?
【ペッ、と煙草を脇に吐き捨てて、ベロリと長い舌を出す】

いいぜ?かかってきな?
俺様もちょーど運動したかった所だ
【鞘を首にかけたまま、左手で刀の柄を掴み】
【ニヤリと笑えば、出るわ出るわ殺気に塗れた負のオーラ】

「……誰彼構わず喧嘩を売るのはどうかと思いますが」
黙ってなチビ、俺様は相棒と違って他人の話は聞かねぇんだ
149 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:18:35.80 ID:WRcEdoAO
>>143

それはまた災難だね。
自分に出来る事が無い、ってのは辛いからさ、心中は察するよ。

【返したのは、同意の返事】
【無力感に苛まされる辛さは良く知っている】

一応、用事は有るかな。
君じゃなくても、別に、機関の人間だったら誰でも良いような用事だけれどね。

――――《No.15》とやらの情報を知っていたら、教えて貰いたい。
それだけの、用事なんだ。
150 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:24:36.02 ID:lSDes.o0
>>145
紅茶の美味しい喫茶店ですかぁ〜?

うにゅにゅ!!感動の再会ですっ!!そーえば名前さんはなんていうんですかっ?

【少女の脹脛あたりをつかもうと、右手を伸ばす】
【3人して楽しそうである。和やかな光景だったり】

おぉ!!喫茶店ですっ!
初体験ですっ!!なんとなくですっ!!

【扉の前で3回転した後、両手をゲッツの態勢に構え】
【扉の前で決める】
151 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 20:26:18.53 ID:RNvst6o0
【街中】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】

・・・どうにも、なぁ・・・

【警戒、そして僅かに敵意を滲み出しつつ大通りを歩きつつ辺りを見回している】
【いや、見回しているのは辺りと言うよりも行き交う人々か】
【どうやらなにやら、誰かを探しているようだ・・・】

居ないってのは解っているんだが・・・
【探している人間は辺りに居ないと確信しているようだが、やらずにはいられない、という事か】
152 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:28:53.97 ID:X0Mi1hso
>>149

・・・・解って貰える人が居るとうれしいわね
本当、このままじゃ暗中模索って感じかしら

【はぁ、という溜息をしてからも柔和なそれは変わらない】
【何処と無く無理をしている様にも、或いは根が優しいタイプの人間で有ると想像できるか―――】

“《No.15》”・・・・――――悪いけれど、知らないかしら
もしどんな人なのか解っているのなら教えて貰ってもいいかしら?
私が会ったら貴方に連絡するのでもこちらとしては構わないのだけど・・・・

・・・・それと、一つだけ訂正しておくと私は「機関」でなくて「対機関」の人間よ

【そう、馬車の荷台にかけられた布は機関のモノに“バツ”を付けた――否定の存在である】
【そんな事を伝えつつ、また首を傾げて杏子色の携帯を覗かせる】
153 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:30:21.89 ID:uDhsRoDO
>>148

【彼の返答、そして、其の笑顔を見て―――我に帰って、たじろぐ】
【気圧されそうに成り、唇を引き結びながら】

(……、何か、恐いお兄さん、だな……)

【喧嘩を、というか威嚇したのは自分の癖に何か言ってry】

【兎も角、女は鎌を握り締めると】

――――――……僕が勝ったら、寒中水泳してよね、お兄さん!

【さりげなく青年に酷い事言いながら、駆け出そうとする】
【元のスピードが取り立て素早い訳でも無く、更に砂の影響で走り難い為、かなり遅い】
154 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:35:35.13 ID:DioZ2I2o
【街中】

【艶やかな茶色の長髪と深緑の如く鮮やかな緑色の瞳をした、スタイル良好な女性が歩いている】
【海の様な青と白を基調とした服装からは肩と背中が大きく露出しており、
膝下丈のスカートから覗く生足と共に、どこか大人びた雰囲気を与えるものになっている】
【赤みがかった茶髪はストレートで流され、肩周りの肌とコントラストを成している】

協会はまた事件ね…今度のは封印絡みではないようだけど
まったく面倒事ばかり増えるものね

【女性は情報端末を確認しながら街中を闊歩している】
【正面を見ておらず、傍から見たらかなり危なっかしくも見えるが・・・】

あ、折角だからアレを買わないと…店はあるかしら
155 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:35:39.16 ID:BaPqxADO
>>153
そうだなぁ…んじゃ……
【刀を微かに抜いたまま、そのポーズで動き出さず】
【ザリ、と右足を微かに引く】

俺様が勝ったら、命は貰うぜぇ!!?
【刹那、右足を動かし、蹴り上げる】
【砂浜の砂を盛大に蹴り上げ、撒き散らし、目潰しないしは目くらましに使った】

「……やはり、アレのせいなのでしょうか」
【いつの間にか離れて見ているメイドは、そう呟いて】
156 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:36:06.52 ID:.mrHyl20
>>144

へぇ、それでも一人相手なら勝てるんだ?
ろくに歩けもしない相手に負けるのって、どんな気分かしら。
ちょっと気になるわ、ねぇ? ……あ、実体験してみたいわけではないのよ。
考えるだけ、ね。それだけならタダだわ。

【相手の言葉に、少し目を丸くして】
【「ほんとに?」とでも言いたげな表情】
【それから、そんなことを。変な趣味、というか】
【喧嘩を売るつもりがあるわけではないらしく】

ま、そうね。
でも、身内に紹介してもらった方がいろいろ楽そうじゃない? 
友達とか、居ないんだけど。ふふ。
あんたも、何となくだけど友達少なそうよね、居る?

【軽く首肯してから、首をかしげ】
【駄目駄目な発言の上に、さらりと友達居ないことも付け足して】
【それから、さらりと失礼な質問。当人はちぃとも失礼だなんて思っていないのか、それとも分かっててそのままなのか。唇を釣り上げた笑みのままで】
157 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:36:18.60 ID:0gzI2gAO
>>131
――知らんな。あの場では、少なくとも。此方の獲物だった筈だ。
肉骨粉の一粒遺さず喰らい尽くして、然し猶お恨まれるとは些か心苦しく思うのだが?

して、少女よ、其れで良いのか、構わぬのだろうか?
此方を喰ろうた所で、憎むべきカタキの仇を討つことに相成るぞ。
――……それも意図せずして=Aだ。

【――ぎちり。左の袖から、金属音】
【垂れ流される怨嗟の声は、届きこそはするものの、けんもほろろと突慳貪に跳ね退ける】
【爆発させた感情に対して、こちらは飽くまで冷然たる態度で――裏では、愉悦の仄暗く黒い炎を滾らせて】
【彼女の憤怒を爆発させた原因が自分である――なんていうのは、とうに自覚していること】

マア……そンなこたァどうでもイイや!
どォにも“恰好良い”姿してンじゃあねエか、嬢ちゃんようッ――!!

【矢張り彼奴は、化けた相手の人外たる姿を見ても、恐怖の感情を覗かせることはない】
【そればかりか、至極楽しげな様子で相手を褒め称える言葉さえ紡ぐのである】
【想像を遥かに上回る速度で肉薄せんとする彼女に、仮面の人物は腰を据え、上体をやや沈ませて組んだままの両腕を構え――】


――――……ミネ!


【――背後より横切って往った小さな姿へ、彼奴――“玖雀”と呼ばれた『雀』は、反射的に其の名を呼んだ】
【視線は『三毛猫』を追って行き、それから『蜘蛛女』が左脚を負傷した瞬間を見計らって――】

ハッハァ、中々やるじゃあねーかミネよォッ!
惚れ惚れするぜエ、全くなああァァアアッッ!!

【居合い抜き宛らに右腕を左の袖から引き抜くと、右手に握られているのは“小太刀”が一振り】
【如何なる理由か、先程までは腕が存在していたと言うに、右手と刀が引き抜かれた左袖は風に靡いていた】
【引き抜いた勢いを利用し、異形の拳と擦れ違い様に、小太刀による峰打ち≠蜘蛛女の胴体へ叩き込まんとする――!】

/こちらもただいま戻りました、お帰りなさいませー!
158 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:36:52.61 ID:WRcEdoAO
>>152

……成る程ね、奇遇にも状況は似てる、って事か。

【ぽつり、と、口から吐かれた言葉】
【闇雲にとある少女を救う手立てを捜し続けていた自分と、少しだけ状況が似ている】
【そう、思ったのだ】

対機関、か。
まあ、どちらでも構わないかな。
僕にとっては“まだ”関わりの無い事だからね。
重要なのは、機関に属する《No.15》の事だけだ。

只―――間違えてしまった事は素直に謝らせてもらうよ、申し訳ない。

【ぺこり、と、軽く頭を下げ、謝罪の意を示すと、話の続きを語り始める】

名前はセリアって言うらしい。
外見は――――あっ!しまった、キョーコに聞き忘れてた!?
僕は何をやってるんだ……!!

【結局、名前しか解らないようです】
159 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:38:31.47 ID:97E6/VUo
>>156

上半身は比較的まともな動きをしてくれる。それだけで勝てる程度には技術がある

【真面目な口調で言うあたり、嘘ではないらしい】
【勿論、証拠など無いが】

友人は少ないが一応居るよ
本当に、数えられる程度だが

【失礼な発言にも怒らず答えた】
160 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:44:13.43 ID:K9sUvHco
>>146

……最近、溜息をついている人が多いですわね
溜息一つで何カロリー消費、そんなおかしな話を聞いた記憶は有りますけれど……
きっと、普通に歩きまわる方が効率的なのでしょうね

【其処へと向かう足音一つ】
【独り言とも取れる言葉を並べながら】

こんばんは。隣、宜しいかしら?

【座っている少女の正面まで来ると、ポケットから一枚のコインを取り出し】
【右手の親指に乗せ、弾き上げる用意をする】

【絹のような黄金のツインテールと瑠璃色の瞳、リボンコサージュを付けた紫のドレスを着た少女】
【腰には、装飾の施された鞘に収められた一本の長剣が有る】


/まだいらっしゃいますかーい?
161 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:46:08.58 ID:iLz/kISO
>>146
まだいますか?
162 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:47:06.24 ID:iLz/kISO
/ぬわぁぁぁあリロードすればよかったOTL
>>161は無しで
163 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:47:34.78 ID:.mrHyl20
>>159

……あらそう。
なら、あんたに寄ってくる下種が総じて単体なことを祈ってあげるわ。
今度の流星群の日にでもね。

【さっくりと流してから、そんなことを言って】
【空を見上げてから、両目を閉じ、顔の前で両手を繋いで】
【祈るジェスチャー。3秒ほどそんなことをしてから、また右目だけを開いて、そちらを見て】
【にこにこというかにやにやというか、そんな笑顔のままぱちんとウィンク】

そう、羨ましい。
私友達いないのよ、本当に。だから少し羨ましいわ。

【挙げた手を降ろしてから、なんだか本当に羨ましげな表情で。相手を見つめて】
164 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:47:45.31 ID:uDhsRoDO
>>155

【其の返答に、顔を青ざめさせ】

な、命って…――――わ、ぶっ!?

【彼の動作が気になったが、地面を蹴り上げる動作で、其の意図に気付いた】

【砂による目潰し―――地理を生かした戦法】
【砂が目に入ってしまった様だ。グシグシと、乱暴に拭いながら】

……目が……ッ!

【どっかの大佐みたいな事を言い、必死に視界を回復させ様とするが―――苦戦している】

(…そういえば…あの、傍で浮いていた子は…)

【焦っている心境の最中、ふと過ぎった思考】
【然し、逸れを気にしている余裕は無い】
165 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:48:42.82 ID:X0Mi1hso
>>158

まあ、いつまでもへこたれては居られないからねえ・・・・
出来る事は自分で増やしていかないと変わらないもの

【ふふっ、という笑いはどんな意味を含んでいるのか――真意の程は解らない、が】

気にしないで頂戴、どっちも元を辿ってしまえば機関関係なのに変わりは無いわ
私としては間違いなんて正せばいいものでもあるし、ね?

(名前はセリア・・・・多分だけれど、女の子かしら?)
(流石にちょっと、それだけじゃあ探せないわよねえ)
(世界中のセリアちゃんに機関員ですかー、なんて尋ねられないもの―――)

――ええと、それじゃあそのキョーコって人の外見とかは・・・?
詳しくはその人に聞いてみればいいのだし、教えてもらえると助かるわ

【むー、と小さく唸りつつ――手がかりになりそうなワードに反応する】
【どうせ自分には時間しかない、ならばやれる事はやろうという考えだ】

/申し訳ない、飯いってまいります
166 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:49:09.02 ID:MJoKTeY0
>>160-161
/居ますよー。複数絡みでもOKですか?
167 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:51:02.21 ID:97E6/VUo
>>163

ふむ、感謝しておこうか
ところでウィンクは癖か? 俺の周りじゃするやついないから、珍しい

【軽い謝罪をしてからウィンクについて質問する】
【質問する人間こそ珍しそうだが】

じゃあなるか? 友達

【あっさり、そんなことを言い出した】

//次遅れるでござるでしょう
168 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:51:26.66 ID:K9sUvHco
>>166
/こちら問題無いですぜー
169 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:52:00.25 ID:iLz/kISO
>>166
/うにゃ…今回は私は遠慮します…お二人でお願いします
170 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:56:22.14 ID:MJoKTeY0
>>168-169
/把握しました。また機会があればよろしくお願いしますー。

>>160

【少女は、ぱちん、と片手で器用に携帯電話を閉じて】
【それをジーパンのポッケに乱雑に突っ込んだ後、言葉に反応して其方に視線をやる】
【夜の暗闇に一際輝く、透き通った海のようなアクア・マリンの色が煌くだろう】

え、ああ、うん……私は問題な――

【と、独り言は独り言として処理し、先ず自分に向けられた言葉に返そうとして】
【ふと、その容姿を、顔立ちを認識すると】

……あれ?ルー……ミア?

【と、朧になりつつあるその記憶の中に埋もれた名を、やや自信が無さそうに呟いた】
171 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 20:57:57.26 ID:BaPqxADO
>>164
【砂による目潰しが成功した、と同時に踏み出して】

そぉらよ!!っと!!
【首にかけていた鞘を頭の上を通して前に出し、体の前で右手で鞘を、左手で柄を掴んで】
【抜刀した瞬間、真一文字に切り付ける】

【その刃には毒液が、常に滴り落ちている】
【刀に斬られ、毒が傷に染み込めば】
【浅い傷でも激痛が襲うだろう】
172 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:58:12.72 ID:K8G32MSO
>>150

名前?護ってんのよ、
【その手は脹脛を掴む】
【幼女が扉の前に立った所で】
【三人の内の誰かが扉を開けるより先に扉が開く】
【―――そして出て来たのは】

「ふぅ、お疲れ様でしたー・・・ん?」
【白のカッターシャツに青のネクタイをつけた少年が店内から出てくる】
【その顔立ちは幼く童顔、よく言うなる可愛らしく、意地悪く言ってしまえば女々しい、そんな顔立ちで】
【また少年のカッターシャツには校章が付いていて、彼が学生なのが分かる】

「・・・・姉ちゃん・・?」
【少年は少女にそう呟く】
【この少年が―――】

/すいません、遅れました
173 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:58:23.11 ID:WRcEdoAO
>>165

その通り、だね。
動かずに状況が変わってくれるのを待つ、なんてのは余りにも情けない。
自分の成すべき事を成さないと、ね。

……いや、あろう事か敵対勢力と間違えられたんだから君はもっと怒って良いと思うんだ。

【逆に、何故か困ったような顔をする青年】
【自分は何か小言の一つ位言われるべきだ、と思っているのが良く解る反応だった】

えっと、金髪ロングに青い眼の女の子。
実年齢は知らないけど、外見は中〜高校生位の年齢かな。
あと、蜘蛛の形をした髪飾りをつけていたよ。

……申し訳ないね、色々と大変そうなのに、こんな事を頼んでしまって。

【謝罪する青年の声からは、本当に申し訳なく思っている事を、きっと感じ取れるだろう】
174 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 20:58:48.15 ID:w/DzEhko
【何処かの、寂れた廃ビル――右を見ても左を見ても瓦礫瓦礫、たまに混じる雑草】

【鮮やかな赤の外ハネセミロング/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女】

……んぬー……あんまり、調子良くないネ。

【灰色の壁に、乱雑に赤いペンキで描かれた五重の丸。それの、外から四番目の円周上に開いた三つの穴】
【それをじぃっと見つめて……眉間に皺を寄せた】
175 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 20:59:07.86 ID:.mrHyl20
>>167

どういたしまして。
次の流星群がいつだかは、把握してないんだけどね?
それまでは自分で祈ればいいわ。
ウィンク? ……クセじゃないと思うけど。そんなしてたかしら。

【相手の言葉に、小さくぺこりと頭を下げて見せて】
【それから、そんなこと。流星群までは祈ってくれないらしく】
【そして、相手の質問に。一瞬きょとんとしてから、軽く眉を顰め。目を伏せて】

……そんなしてたかしら?

【考えてもよく分からなかったらしく、首をかしげて、相手に尋ねるように】
【ほぼ無意識だったようで、クセかもしれないというか、きっとクセなんだろう】

友達になろう、って言ってから友達になるの。変じゃないかしら?
小さい子どもだけだと思ってた。

【それから、相手の言葉にそんな突っ込み】
【表情はやっぱり笑みのまま】
【突っ込んだのは、言葉に対してのみ。友達になることについての突っ込みはなく】
【嫌ではないらしく。ちょっと分かりにくいかも】

/把握でござる
176 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:01:12.35 ID:iLz/kISO
【街中】

はぁ………大会の無念がまだ肩にのしかかってくる……
(……けど、ノビタは凄いな。優勝しちゃうんだし…)

まあ…頑張るか
【背中に大剣を背負い灰色の長い髪に緑のジャージを着て眼鏡をかけて、首に黄色いペンダントをかけ、腰に黄色い石が装飾された斬れないように刃のつぶれた西洋剣をおさめた小さなナイフの装飾のついた鞘と深緑色の簡素なフォルムをした拳銃を装備した18歳くらいの女性が】
【背伸びをし、のんびりと歩いている】
177 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:02:00.24 ID:K9sUvHco
>>170

なら、失礼
あまり溜息などつくものでは有りませんわよ?
……昨日も別な方に、同じ事を言いましたけれど

【許可を得ると、小さく頷き】
【くるりと体の向きを変え、背凭れに寄りかかる】
【右手を、二人の中間に運び】

ええ、久しぶりですわね、昴
確かに、その名で合っていますよ
前に会ったのは………一つ前の冬、でしたかしら?

……表?裏?

【親指を強く弾いて、コインを高く打ち上げる】
【最初に会った時とは逆、今度は此方がコイントス】
178 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:02:33.75 ID:i4LhVn20
>>157

……ぅあぁぁっ、ぁぁっ………っ。

【拳骨を玖雀の鳩尾へと叩き込む―――まさにその直前、蜘蛛女の身体が、崩れ落ちた】
【鈍(なまくら)にして鋭い、電光石火の峰討ちが、キョーコの身体を寸分違わず撃ち据え、『反動』と言っても良いほどの手ごたえを、感じる事だろう】
【腹を抱えるように、玖雀の横で、転倒しながらざざ、と路地裏を短距離滑っていく】
【そして、身を横たえる―――と言うには、大きすぎる『激突』の衝撃を受け…蜘蛛女の身体が、風に溶けるように消失し】
【再び――――ひとりの、紅い血に塗れ傷付いた『少女』の姿が、この穢き世に顕現した】

【彼女に、この距離での戦闘の勝算は有った。決して、当初は無策に突っ込んだ訳ではなく、本能的に作戦は練っていたのだ】
【然し―――何もかも、虚空よりの一太刀の下に瓦解し、そのうえで玖雀の攻撃が決定打を打ち込んだと見える】

【びちゃり―――緑色の、ドロリとした冷製スープの様な血漿が、周囲に飛び散る】
【然し、抵抗も無く文字どおりに『切り開き』、体液のスプリンクラーを駆け抜けたミネの身体は】
【歯零れ知らぬ白銀の刃と、僅かに逃げ遅れた尻尾の先端しか、其の色に染め上がる事は無かった】
【実は『地味に』強化されている、四肢の筋力と耐久性、爪の強靭さを活かして―――じじ、と地に擦れながらも、急ブレーキ】
【小さな体を一杯に使って、小踊りでもする様に、素早く振り向くと、『少女』の方に近づこうとする】

「…お久しぶり、ですね。」
「……玖雀さん、この…ええ、と。『化け物』は、どう片付ければ?」

……ネ、こ……きさ………死……

【遠目に見分しても、腹部への斬り傷はない―――夜の三毛猫らしい、瞳孔の開いた双眸で、少女の身体を睨んでから】
【少しだけ怪訝そうに、玖雀へと視線を移す……どうやら、まだ生かした@摎Rが、呑み込めないようである】
【そんな疑念を孕んだ声で――――彼女は、ひとつ問う事だろう】

【――――……パッセルを悼む行動には、まだ出ない】
【状況をわきまえて≠燉摎Rの一つだろうし、彼女の冷静さを考えれば、筋も確り通るのだが……】
【人間から見れば、イマイチ腹の底が読めない、くるくると変化しつつも『不動』の猫目は、何を思っているのだろうか?】
【なお、キョーコは何か、消え入りそうな小声で呟いているが――――……結局は、怨み事でしか無い】
179 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:04:41.70 ID:7va/yWUo
>>154
う゛う゛〜っ……どこ行ったのかなぁ…
【地面の模様一つ一つを注意深く見つめながら歩くのは、ローズの髪色を持ち青と白で整えられたウェイトレス風の格好の女性
 スカートは常にふわりとした形で整えられており、身体つきは引き締まり健康的な赤みを帯びた肌色をしている】

今日はあっちこっち逃げ回ったから、どこに落としたのかも見当付かないし……
【うろうろと、人の流れる往来を行ったり来たりしている
 端末をいじりながら歩く女性にも気づかず、ごく小さな唸り声を上げながら】
180 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:07:37.44 ID:MJoKTeY0
>>177

ああ、うん……そうだね。
私自身もそうだし、それを見てる人もあんまり気分が良くないのは分かってるよ。
でも、最近色々と辛い事があってね……

【と、少女――天ヶ谷 昴(あまがや すばる)は、何処か儚げな、弱々しい微笑みを浮かべて】
【以前出会った時と比べると、やや元気が無いように見える――少し痩せたか?】

わあ、やっぱり……随分と久し振りだね。
前に会ったのは何処かのカフェだったっけ?もう覚えて無いや……
でも、君の言う通り、最後に会ったのが前の冬だとしたら……
……そっか、もう一年も経とうっていうところなんだね……

【ふぅ、と。それは無意識なのだろう、また息を吐きながら、ふと夜空を見上げ】
【ちらりと視界に挟まったコインに、再び視線を戻すと】
【宙に浮かべられた貨幣――それは咄嗟の領域、昴は――】

……――“側面”

【一瞬、ルーミアの顔とコインを見比べて――ぽつり、と呟いて】
181 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:09:57.72 ID:sKA63sAO
【路地裏】
【変わることもなく、終わりを迎える事がない場所――終わりながらにして終わり続ける其処には】
【やはり、根元である死が当たり前の様に蔓延していた】


みんな死んでますか?
死んでるなら内臓をぶちまけて下さいねー

うん、死んでる!合格です!死なば諸共なのです!
【どこもかしこも血液にまみれ、何もかもが死んでいる】
【絶命し、絶望に歪んだ表情を貼り付けたままの数人の死体は――腹を割かれズタズタにされ、命の尊厳を鼻で笑うかの様に踏みにじられて内側を無様に晒していた】


姫華ちゃんは生きてる人間は嫌いですからね、にゃはは!!
【建築上、広場のように開けたその中心地に根元たるは根源は存在する】
【短く散切りにした黒髪には大量の血液の痕、黒を主にした長袖の服には赤いラインの走った大きな襟が特徴的で目をひき、それに合わせる様に赤色のスカーフが首元にあしらわれて、上と同色のプリーツスカートと青みがかかった紺色のレギンスを履いている。学生の様な服装のそれら全てを最後に装飾する様に赤黒い血液がべったりと汚していた】


あ、ちょっと…駄目ですよ!
しっかりとぶち撒けてくれなくっちゃ!!

きゃはははははははは!!!!!
【学生の様な服装に、優しさを含むまだあどけない顔つき。小柄な体躯も相まって総じて例えるなら小動物のようなと言うべき庇護欲を湧かせる少女は】
【そのしなやかに伸びる細腕にはあまりにも不釣り合いで、あまりにも暴力的な――肉片と血液を存分に付着させたクレイモアを“両手”に握って】

【何度も、何度も、何度も、何度も何度も――足下に転がる数十もの死を迎えた物にの一つに向けて狂った様にそれを突き立てていた】

182 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:11:05.79 ID:n6X610Qo
【公園】

…………、ん――――――――。

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】
【人気の無くなった公園の一角、左の腕を前に突き出し、セーターの袖を捲くった状態で立っている】

【伸ばされた左腕の丁度手首辺りから、ぽたりぽたりと黒色の液体が零れ】
【地面に水溜りの様なものが出来ていた】
183 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:11:47.02 ID:DioZ2I2o
>>179
・・・?

【何やら妙な動きをしている女性に気付き、その場で立ち止まる――端末に視線を向けたまま】

そこで何をしているの?――往来の邪魔になるわ

【身体「だけ」ウェイトレス風に向け、いかにも事務的といった調子の声音で、淡々と問い掛ける】
【顔は未だに端末に向いており、表情は無表情――いや、僅かに呆れが浮かんでいる】
184 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:12:39.60 ID:lSDes.o0
>>172

護おにーたんですかっ!!
・・・ネコさんにとってはおとーさんですよッ!!

「護おとーたんっ!!おとーたんっ!!」

【そんな事を言う内に開くは扉】
【軽く出てくる一人の青年。2人の九十九神はその青年を確認した】

ぉおお!!可愛いおにーたんっ!!
「カッコいいおとーたんっ!!」

【2人して別々な感想をお持ちのようである】

たっ確か…護おにーたん?
【人差し指を頬に着きながら、首を傾げた】

/大丈夫ですっ!!あと自分が遅れました。すみませんっ
185 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:13:27.00 ID:X0Mi1hso
>>173

その為にも今は休み代わりで人探し、ってところかしら
ナンバーズなら多少見分けも付くでしょうし
キョーコって子は外見や特徴がわかっているからそう大変でもないものね

・・・あら、そうかしら?
人間怒っても疲れるだけじゃない、どっちもいい気持ちはしないし、ねえ?

【何時までも柔和なその表情が変わる事は、やはり無い】
【言う事と思う事は恐らく寸分の狂いもなく同一なのか――些か優し過ぎるきらいもある】

それじゃあ早速、私は買い物/人探しにでも行こうと思うのだけれど
貴方は如何・・・・そういえば名前を聞いても良いかしら、私は「長谷部 沙莉菜」と云うの

【ハセベサリナ―――見かけとしては20代ほどの女性はそう青年に尋ねる】

/戻りましたー!
186 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:13:46.32 ID:uDhsRoDO
>>171

【視界が回復し、眉を顰めながら薄く瞳を開けると】
【先程と同じ闇夜の中―――彼が、抜刀しようとする光景】

【仕舞った、と思った頃には―――】
【刀身が、既に自分の身体を斬っていた】

   ――――――…っ!


【「ひぐ」、と。気管を潰した様な、虚しい呻き声】
【焼け付く様な、毒の痛みが脳を支配した】
【然し、彼が攻撃をし終えた。反撃をするなら、今しか無い】

……っ……、…がァ…ッ!

【鎌の柄を握り締めると―――バットを振る様に、細い柄を、彼へ叩き付けようとする】
【力任せの、目茶苦茶な攻撃】
187 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:17:02.20 ID:K9sUvHco
>>180

ええ、確か………前の冬の、終わりごろでしたかしら
年が明けて、でもまだ春は来ない
一年は経って居ませんけれど………
時間の流れ、早いものですわね

…………ですが。その間に……あまり、良い事が有った様には見えませんわね
大丈夫かしら?随分と、健康状態が悪そうに………

【過去二回の邂逅と同様、浮かべているのは余所行き用の綺麗な笑み】
【その笑みが夜間の暗さに幾らか慣れると、崩れ始める】
【相手の目では無く、視線が向くのは頬や首、手】

………正解

【それでも、昴の口から回答が発されると】
【少しばかり笑みが戻って、指をパチンと一度鳴らす】
【空中で落下に転じたコインは、ルーミアの手の十センチほど上で】
【表を昴に、裏をルーミアに向けて停滞した】

……今年も、もうすぐ終わりですわね
つい先日、新年を迎えたばかりにも思えますのに……
忙しい事。少しくらい、心休まる時が有れば良いのですけれど
188 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:19:50.68 ID:7va/yWUo
>>183
げっ!?
【声を掛けられ、あからさまな『しまった』という反応
 しかし彼女のほうを向くと内心ひと安心、それが顔にも表れる】

う、うるさいなあ!……ちょっとした探し物だよ
ほんと何処行っちゃったの……あぁー…
【気力が削がれたのか、街路樹に疲れ顔でもたれかかる
 そのままくるりと首を彼女のほうへ向け】

……あんたこそ、下ばっかり向いてて知らない所に浚われても知らないよ
189 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:24:07.53 ID:K8G32MSO
>>184

「・・・・・ふぇ?お・・おおお父さん?」
【出て来た少年は固まる】
【いや、出て来て突然、見知らぬ幼女二人に「お父さん」呼ばわりされればこれが普通の反応なのだろう】

いや、叔父さんじゃないかな、
よぅ、久しぶりだな、護
【そんな中少女は冷静に指摘し、一年ぶりの弟に挨拶をかます】
190 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:24:44.07 ID:/GjqrX6o
【水の国、市街地】

【――――……一つ、新聞売りの声が刎ねている
手に持っているのは号外、である――――……また、どこかの国が競り合いを始めた、ことを告げる詩
人々は聞き飽きたポップスを聴くような表情で、それらを受け取り、無造作にカバンの中へと――――あるいは、道端へと放り棄てる】

【一つ、忙しそうな男性の手から零れ落ちた紙切れが、夜空でワルツを踊りながら
屋台の前に備え付けのベンチに座る、彼女の足元へと流れ着いた】

【あら、と――――まるで、調律したてのピアノの白鍵を、ポンと弾いたような、ソプラノの音が零れ落ちる
鈴蘭のため息にも似たそれは、仄かに甘い香りを携えて、屋台で販売しているたこ焼きのソースの香りと混ざり合う
彼女の身体がぐぐっと、曲がって、彼女はそれを手に取った】

【白紫色の長髪に肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール
同じく黒レースのロンググローブ
黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい】

【じーっと、覗き込んでソレを読む彼女の背後から
――――……屋台の主人であろうか、若い男性の声が聞こえる】


「まーた、機関の仕業だな……民間の自警団も頑張っちゃくれてるが、圧倒的に数が足りないよ
一時期影を潜めていたんだが――――……全く、ソレに左右される俺達の気持ちもわかって欲しいもんさ」


【ふわり、と仄かにウェーブのかかった髪の毛が、風に弄ばれて
鰹節の香りが辺りの空気に溶け込みながら―――舌に触れる、その味に微笑を零しながら
彼女はそっと後方へと振り返り、店主へと言葉を返す】


……もしかしたら、彼等も十分にその気持ちを分かっているかもしれませんわ
ただきっと――――それは足りないのでしょうね、彼等の望みを諦める理由には
――――もっとも、私はこの美味しさを楽しめるだけで、十分に満たされた、と感じますけれども


【にこにこーと、爪楊枝をそのたこ焼きへと挿し込み、そっとつまみ上げた
とろり、と皮に包まれたその先端から零れ落ちる中の餡は、ねっとりとした粘性を交えた白で
あーん、と精一杯大きな口を開けて、彼女の口へと運ばれた】


「はっは、まるでねーちゃんが機関員みたいな言い草だな
まあ、もし、そうだったら、俺はテロ組織のリーダーでもやってるさ」


【その様子に毒気を抜かれたのか、店主は屋台の奥へと向かうだろう
屋台の前のベンチに一人、彼女は座って、たこ焼きをほうばる】
191 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:25:29.89 ID:uDhsRoDO
>>186
/すみません、下の文章に
/【〜目茶苦茶な攻撃。毒に寄り、其の柄も若干ふらついている。】
/【目に見えるスピード、回避は可能かもしれない】を追加して下さい
192 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:26:41.25 ID:MJoKTeY0
>>187

そっかぁ……本当に、早いね……もうすぐ一年も経つんだ。
あはは……もう歳なのかな?まだまだ若いと思ってるのに、さ

【と、昴は冗談めいて微笑ってみせる】
【だが、ルーミアが指摘する通り、その笑顔はやや“無理をしている感じ”が見受けられ――】

え?ああ、うん…………参ったな、そんなに顔に出てる?私?
健康状態に関しては……今は平気だよ、ちょっと前まで少し“寝込んでて”ね。
だから、かな……体重もちょっぴり落ちたけど、私としては少し気にしてたから万々歳、かな?

【再び、セルフ・フォローのつもりなのか冗談を交える】
【それが微笑ましく見えるか、何処か痛々しく見えるかは人次第だが、少なくとも――】

【――手は長袖の暖かそうなファー・ジャケットに包まれ、一見しては分からない】
【だが、ベルトチョーカーの巻かれた首や、その頬は、確かに少し痩せているように見える】
【帽子のつばで影になっているが、よく見れば顔色も少々白いだろうか】
【ゆえに、少なくとも健康的にダイエットしたわけではないとは容易に想像できるだろう】

……なんて、私が言ったとおりの答えにする気だったんじゃないのかな?

【やや肩を竦めながら、掌を上にして、ぴっ、と停滞するコインを指差し】

……うん。今年も終わりだね……そっか、今年も終わっちゃうのか……
色々やらなきゃいけないこと、やりたいことあるけれど……うん、時間は止まってくれないね……どんどん過ぎてくや。
193 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:26:59.99 ID:BaPqxADO
>>186
【人を斬った感覚、自分が感じたのはいつぶりか】
【そう思いながらその感覚に、ニヤリと口角を上げる】

【瞬間、カウンター気味の攻撃】
【鎌を振られたが刃ではない】
【なら、当たっても死ぬほどではない】

キヒッ――――!
【攻撃を終えた瞬間、左脇腹に柄が激突】
【何かが折れる、鈍い衝撃を鎌越しに女に伝わらせながら、右側に飛びのいた】

…あーやべぇやべぇ、肋骨折れたかもなぁ
んまぁいいか、まぁいいな!キヒヒヒヒ!!
194 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:28:40.36 ID:DioZ2I2o
>>188
何故そこでそんな嫌そうな声を上げられるのかが分からないわね

【当然と言うべきか、声に不審がる様子が混じり出す】
【こちらの女性は、ウェイトレス風が何故うろちょろしていたかまでは気付いてなかった様子――況や、その内容をや】
【――と、ここでようやくその顔を相手の方に直接向ける】

探し物?ああ、それで・・・
・・・余計にさっきの声の意味が分からないわ。気取られて困るような物?

【なんというか、ジト目といった調子の、不信感混じりの無表情な瞳を向ける】
【それから、いかにも慣れた手つきで端末を懐に収め――】

攫われる?誰に?そこまで無防備でいたつもりも無いけど

【しれっと返すその様子はむしろ不思議そうな――彼女的には十分警戒しているのだろうか】
195 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:30:05.93 ID:SrsmSWM0
【酒場『八福尽星』】

水の国……『ナポリス総合病院』の所在は掴めた……
だが、噂の真相は、どうして確かめたものか…………

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【店の隅の席に陣取り、パイプでタバコを吹かしている】
【その眼は、気だるげに店内の喧噪を見やりながらも、何かに思案しているように遠い眼を見せている】

(レイドの容体は……相変わらず安定しない。傷はともかく、精神的に参ってきたのは、俺にはどうしようもない……
そろそろ、イマミレイの助力を頼むべきか…………?)

【煙を吐きだすと、テーブルに肘をつきため息を吐く】
【そのテーブルの上に落ちた目線も、相変わらず遠い】
196 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:30:44.54 ID:WRcEdoAO
>>185

……妙な人だなぁ、ペースが乱されっぱなしだよ。
まあ、感謝はしてるんだけどさ。

【余りにも独特、と言うか、のほほんとしたオーラに負けて、月の狂気すら沸きやしない】

……まあ、たまには悪くないか。


ああ、僕はカレル、カレル=レナントだ。
縁があるかは解らないけど、まあ、サリナ、機会があったら宜しくね。
197 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:33:11.04 ID:0gzI2gAO
>>178
――――ッつ、いッてててェ……
ハァ、……結構速くて焦ッちまッたぜェ
あンままだッたら、きッと危なかッたよなァ……
ありがとよミネ、ンで久し振り、元気してたか?
元気ならソレでイイんだがな

【やれやれ、と一息吐いて、玖雀は小太刀を握ったままの右手を軽く捻りつつ】
【邂逅当初と同様の姿に戻った、倒れ臥しているだろう少女の元へと近付きながら――】

……バァカ、ミネ、ンなコト言ッてやンなッてェ
たとい『化物』でも嬢ちゃんは嬢ちゃんだろが、……な?
あと片付けンのも無しだ、わたしにゃアまだ聞いてねーコトがあるンだよ
今やるコトなら、そォだな、この嬢ちゃんが大きく動けねーように見張ッててくれ

【ミネへ、右手の人差し指を立ててからそう言い放った。然し元々の飄然とした雰囲気で、だ】
【『化物』の件の辺りで玖雀を蝕む黒い魔力≠ェ僅かに疼くが、彼奴はソレをおくびにも出さない】
【そして何やら訊ねたいことがあるらしく、生かしているのはコレが理由なのだと告げてから】
【少女の傍にて屈み込むと、小太刀を逆手に持ち替え、右手で彼女の顎を持ち上げようとして】

――でェ、お前さんの方も、まだまだ喋れるッぽいけどよォ
わたしとしちゃ、確かに喧嘩は歓迎だがァ……今はそんなコトをしてる場合じゃねーンだ

……この忌まわしい『卵』の、新しい“除去法”を求めてるワケでな。
知り合いに“魔術師”とか、いねーかい?キョーカイ≠フ知人でも構わねェ
ミネも、そういうヤツの知り合いが居たら……わたしに教えてくれよ

【二つ――彼女らに、自身の現在の『目的』を告げ。“魔術師”についての情報を求めてきた】
【どうやら『哲学者の卵』を、彼奴はどうも快く思っていないらしい。『卵』の魔力が、再びゾワリと疼くのだった】
198 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:34:37.24 ID:lSDes.o0
>>189

「おとーたんっ!おとーたんっ!」
こんにちはっ!護おにーたんっ!!

【猫車はバタバタして出会いを喜ぶ】
【リヤカーは拍手をして出会いを喜ぶ】

ああ!おじさんですぅ〜!!
「護おじさんっ!!こんにちはっ!!」

【猫のネコミミとネコシッポがぴくぴく揺れる】

とりあえず、私が赤井美春ですっ!
それと、おかーさんに負んぶされてるのが、ネコさんですっ!!

【美春は1礼。猫は会釈をする】
199 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:35:47.77 ID:iLz/kISO
>>195
【扉を開け誰かが入ってくる】
お腹空いた!!こんな時はカワイイ女の子が出迎えてくれたら嬉しいぞ!!
【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性が】

『……』
【肩に小さなゴーストを乗せながらはいってくる】

【………変態だが客であろう】
200 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:36:08.19 ID:K9sUvHco
>>192

……そうですわね、この調子ならあっというまにおばあちゃん
そうなったら、こんな時間に外に出ているのも出来なくなりますわ
「おばあちゃん、おうちは何処?」自警団に心配かけますもの

………ですから、今は。今、若いうちは……
もう少し、健康的に居たいものですわね
食事は、三食取っているのですか?

【冗談には冗談を。軽い口調で返しはするが】
【作られた笑みを浮かべながらも、目はどうしても笑えない】
【聞かされる言葉も、どうしても良い状況とは思えないものばかり】

【コインは十数秒程その位置にあり、やがて手の上に落ちる】
【それをもう一度弾き上げると、今度はポケットに吸い込まれるように】

いいえ、「指を当てた瞬間」に決めました。最初から、止めるつもりで
思う様にするには………また、違うやり方をしなければなりませんから

思う様にならない……コインの表裏程度ならばまだしも
時間の流れと他人の行動だけは、思う様になりませんわ

【自分が窘めた溜息を思わず行って】
【何秒か目を閉じると、昴の方に改めて向き直る】

………“寝込んでた”などと聞かされると、尚更心配になりますわね
病気でも?回復しきって居ないなら、確り休むべきだと思いますけれど……

……あの時から一つの脅威が消えて、代わりにもう一つの脅威が生まれて
この世界、決して安全とは言えないのですから
201 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 21:36:25.71 ID:RNvst6o0
>>190

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】

・・・
【なにやら少し離れたところでその様子を伺っている】
【その相手を見つめる様子は好意的なものではなく敵意的なもの・・・だが同時に予想外、と言う表情も秘められている】
【何分、相手は機関員…、聞けば其処の店主とは機関の話をしている】
【そこでこの女は機関員だ、などと声を上げて行けば間違いなく混乱を呼ぶ】
【そういったことから・・・踏み出せずにいる】


【だが・・・鍛えられた精神とは時に身を隠すことを妨げる・・・】
【突き刺さるような敵意がその女性に対して間違いなく一点に絞られて向けられているのだ】
【ほんの少し勘が働けば解るほどに】
202 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:40:48.19 ID:7va/yWUo
>>194
い、いやや!それとこれとは関係ないの!
ただちょっとびっくりしただけだから……うん、うん!
【何か悟られまいとしているように、声がやや上ずった調子で】

そ……ありきたりだけど、大切なもの探してるの。さっきここを全力疾走した時に無くしちゃったみたいで……
別に見られちゃ駄目っていう訳じゃないよ!?さっきのはさっきので、こっちのはこっち
【人通りのある場所で走り抜ける、というだけでも不審さがあるが
 先程の慌てっぷりは少々影を潜め、今は多少なりとも落ち込んだ様子を見せている
 がっくしと頭を下げるが、被っているネコミミ型の帽子はしっかりと装着されて動かない】

そればっかり見てたらそうなるよって事……ま、ここじゃ安心だと思うけどね
……ところでそれ、あっ
【何か未来の事でも話すような、ごく淡々とした返事
 手袋越しに指を曲げたり伸ばしたり、うーんと大きく伸びをしたりする
 端末が彼女の懐に仕舞われると、何か聞きそびれたような間の抜けた声を上げる】
203 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:41:24.54 ID:X0Mi1hso
>>196

うふふ、よく言われるわ
でも感謝はそうね、目的の人を探してからしてくれると嬉しいかしら

【最後に一つ笑みを見せて、彼女は静かに馬の手綱を手に取り】

ええ、それじゃあ私は失礼するわねカレル君
もし用があったら「風霊統主の城」に着て頂戴ね?

【そう伝えると片手ながらも手を振って、馬車はゆっくりと進み始める】
【町の中でも相当に目立つ姿は中々消える事は無いものの――】
【やがて曲がり角に差し掛かると馬首は其方へと向いて、見えなくなった】

/お疲れ様でした〜
204 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:41:55.50 ID:SrsmSWM0
>>199

「へいいらっしゃい! お一人様ですね、こちらにどうぞ!」

【店員が女性を案内する】
【壁際の空席――――猫人間の隣の席に案内されるだろう】

「ご注文は、何にしやすか?」

【席に案内すると、用紙を手に問いかける】
【恐らく、注文が決まるまで待っていてくれるのだろう】

(まぁいい…………考え事など、仕事の途中にするものではない、な…………
考え事をしながら仕事ができるのであれば、世話は無い……)
――――ん?

【猫人間は、再び小さくため息を吐くと、パイプをテーブルに叩き付け、中のタバコの葉を床へと落とす】
【そうしてパイプをズボンに仕舞い込み、隣にやってくる女性を目にした】

(…………珍しい客もいるものだ……レイドみたいに妖の様なものを連れているとはな……)

【肘をつく姿勢から、椅子の背もたれに身を預けて身体を起こし、再び店内をぐるりと見回す】
205 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:44:58.56 ID:WRcEdoAO
>>203

本来不要な労働をさせるんだから、素直に感謝くらいさせてほしいかな。
ありがとう、って。

【馬に乗る姿を眺めた後、くるり、と背を向けて】

風霊統主の城、か。
解った、覚えておくよ。
じゃあ、死なないように頑張ってね。


/絡みありがとうございましたー
206 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:46:40.37 ID:MJoKTeY0
>>200

……うわ、やだなあ……歳は取りたくないや。
この帽子だって気に入ってるのに……正直、被れるのは若いうちだけだよね。
……でも、ルーミアは歳を取っても綺麗な気がするよ。なんていうの、品格?ありそうだしさ

【その様子を想像したのか、うへぇ、と昴は眉を顰め唇を歪める】
【そして、彼女がいつも被っている、トレード・マークでもある黒いハットを手に取り、抱く】
【ドクロのピンバッジがつけられた帽子――余談だが、人前で外すのは割りと珍しい】
【真正面から見るとセミショートに見えるが、後ろで長い髪を結んでいるそれが、ふわりと靡く】

……ああ、うん。ご飯は食べてるよ。そこは大丈夫。
3食しっかり食べてる。そこだけは欠かさないさ、世の中にはそんな満足に食べられない人も居るんだし。

【ちら、と。落下したコインを、僅かな間だが目で追って】

あ、そうなんだ……『能力』は千差万別、その制約も色々あるし、ね。
じゃ、純粋に嬉しいな。ルーミアのことだもの、きっと表裏以外を出してくると思ったんだ

【その言葉に、ようやくというべきか、自然な微笑みを零す】
【帽子を抱く両手、左手首のブレスレットがちらりと光り】

……ちょっと、怪我しちゃってね。それと、その状態で無理したから風邪も引いて。
もうよーく分かったよ、思い知った。無理すると余計に身体を悪くする、ってね。
だから大丈夫。出歩けるから出歩いてるんだ。そこは心配しなくて良いよ。

……『もうひとつの、脅威』?

【ぴくりと、昴の身体が跳ねた気がした――(あくまで気がしただけ、だが――昴の「心」は跳ねた)】
【半ば予想できているのに、訊ねる。……きゅ、と帽子を抱く手が、更に深くなったように見えた】

/失敬、次の返事遅れます+恐らく次から携帯になりますー
207 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:47:18.64 ID:uDhsRoDO
>>193

【右へと飛び退いた彼を見てから、落ち着かせる様に息を吐く】
【逸れから、彼の言葉に―――ぐ、と唇を噛んでから】

――――……恐過ぎるよ、お兄さん

【何か言ったぞこやつ】

【傷を受けた腹部が、毒で痛む。逸れを両手で押さえ事も出来ない】
【目の前が霞んで行く気がして―――上手く思考出来ない】

(…お兄さんは、肋骨を折った)
(でも…僕も、毒で…きつい…)

……、之で最後、かもしれない

【「彼に、聞きたい事も有るしね」と―――小さな声で呟き】
【鎌を構え直しながら、彼へと駆け出すだろう】
【傷も負っているからか、更に遅く成っている】
208 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:48:15.71 ID:/GjqrX6o
>>201

【まるで、貴方の方から吹雪く風に気づいたように――――貴方の方向へと、ふと視線が零れた
ぱくっ、と口の中にほおばったたこ焼きを、もむもむ、と食べながら、数刻貴方の方向をじーっと見つめる】

【いくらかの休符の後、彼女の咽喉を滑り落ちて、彼女の形のいい、潤んだ唇が
仄かにその身を震わせ、音を漏らした】


あら――――……そういえば、一度お会いしたことありましたよね?
人違い、でなければ幸いなのですが――――……


【自信なさげな言葉とは裏腹に、凛と咲き誇るソプラノの言の葉は、表情に浮かぶ
さやかな微笑と同じく、親しげなイントネーションを含んでいて】

【それはまるで、親しい友人に触れる撫で方そのままに
貴方に差し出された、無抵抗の握手を求める手の如く――――敵意が無い様に、感じるかもしれない】


……ところで、今、お時間に差し支えなければ
ぜひともご一緒にお食事でもいかがでしょうか?


【故に、彼女は自分の調子で、言葉をつむぎたてる
自分の直ぐ側に置いたたこ焼きのパックを両手で掴むとちょこんと、膝の上に置いて
美味しそうでしょう?との言葉と共に、ひとつを爪楊枝で摘んで眼前に踊り立たせる】

【爪楊枝を握る右手と――――反対の左手を、たこ焼きのすぐ下へと沿えて
黒いレースの布が、鰹節やソースで汚れるのも構わず、彼の反応を待つだろう
――――罠、だと疑うか、どうかは分からない、が……】
209 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:48:45.95 ID:iLz/kISO
>>204
違う!!!二人だ!!ちゃんと私の肩にいるじゃないか!!
『きゅぴ』
【ビシッと指差し、肩に乗ってるゴーストも人として数えてくれと言う女】
【そして猫の隣を座り】
おお!!なかなかワイルドそうな人だ!!
【なんか声に出しちゃってる】

オススメはあるのか?
後お酒と林檎ジュースを頼みたい
『きゅぴ』
【店員に言い】
210 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:52:06.13 ID:DioZ2I2o
>>202
あら、そう。それなら別に構わないのだけれど

【相手の様子から、まぁ嘘ではないだろうと判断したのか、その件について追究はしないようだ――】
【ただし、表立っては。そのやりとりをする時の彼女の視線に、疑念が籠っていたことに気付けただろうか】

大切なものならまず落とす方が…いや、いいわ
まぁ乗りかかった船よ、あなたが望むなら手を貸すけど――探し物は何かしら?

【ふぅん、と軽く相槌の様に声を漏らした後、その「探し物」について聞こうとする】
【相変わらず何所となく距離を置いた態度であるが――視線が逸れていないあたり無視するつもりは無いのだろう】
【それから、ウェ(略)が端末に視線を向けていたことに目敏く気付き――】

端末が気になったのかしら?アレは普通の携帯電話のようなものよ、人に見せびらかすような代物ではないわ

【流れるような口調で概要を説明する――実際はもうちょっと他にも機能があったりするのだが、
後半の発言からどの道見せる気が無いことが暗に伺えるかもしれない】

211 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:52:36.99 ID:97E6/VUo
>>175

少なくとも三回は
212 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:53:36.69 ID:K8G32MSO
>>198
「お・・叔父さん・・・お・・・お母さん・・・???あ・・・あぅ・・ぅ??????」
【?マークが頭の上にいっぱい浮かぶ】
【そして暫く思考停止した後】

「――――・・・・て・・お母さん?!!」
「姉ちゃん?!いつの間に?!相手は誰?!」

ええ・・・と、何処から説明すれば言いかな・・この娘は確かに私の娘だけど本当に私の娘かというとそうじゃないんだよ。
【やはり起きた誤解と凄いややこしい説明をする少女】
213 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:53:38.15 ID:RChYbu.o
【公園】

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女がベンチに座っていた】
【そのウェーブがかった金髪はラメ入りのヘアゴムによってポニーテールに纏められている】
【少女は喪服を思わせる黒の強い灰色のワンピースコートの上から、同色のケープを羽織っていた】
【コートの袖口と裾、襟には暖かそうな黒いファーが。背中側には上品な編み上げの飾りも見受けられ】
【ケープの留め具としてなのか、首元には灰色の大きなリボンが結わえられている】
【右人差し指にはめられている紅い石の指輪と、首に下げているチェーン付のコインが時折鈍く光を反射する】

……大会、というのもあっという間でしたわ、ね
それに──
つい先日行われたばかりというのに、もうずっとずっと昔のような。
それでいて──昨日の出来事のようにも思えますわね

【かしゃん──】
【小さな金属の擦れる音が、彼女の手の内から微かに聞こえた】
【よくよく目を凝らせば、彼女が懐中時計を持っているのが分かるだろうか──?】
214 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:54:48.92 ID:97E6/VUo
>>211
//手が滑ったでござる

>>175

少なくとも三回は

【短時間ではまぁまぁの回数、だろうか】

何か問題でも?

【変かどうかより、問題かどうかを気にするようだ】
【軽く首を傾げながら相手の方を見つめる】

//ただいまでござるでしょう
215 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:56:52.27 ID:SrsmSWM0
>>209

「あ……こいつは失礼しやした!」

【ゴーストを人数に数えろと言う文句に、慌てて頭を下げる店員】
【いささか突飛なものではあるが、そこは丁寧な対応だ】

「オススメですね…………酒肴としては今日はカンパチの刺身が入ってます!
あと、お食事としては、この店ではチャーハンがオススメです!
お酒は、何にしましょう?」

【店員は、オススメのメニューを伝えながら、酒と林檎ジュースを注文票に書き込んでいく】

――――ワイルドそう、か……
(勢いの良いと言うか、なんと言うか…………ま、場を荒らすようなタイプではなさそうだな)

【思わず漏れたのであろう感想に苦笑いしながら、テーブルの上のグラスを傾ける】
【落ち付いた様子ではあるが――――その実、油断なく周囲を、そして女性を視線に捉えている】

ん…………悪い、俺にもジンジャーエールを一つ頼む
「へい親分!」

【グラスが空になったのを見て、猫人間は、女性の注文を取っていた店員に事づける】
【店員は、注文票は取らずにただ頷いて見せた】
216 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 21:57:03.61 ID:K9sUvHco
>>206

ちゃんと食べているのに……となると……
いえ、食べられているなら良いのです
なら………きっと、良くなるのでしょう

あまり無理はしない事です。誰にでも言える事ですけれど……
……無理をすると、歳を取るのが早くなりますわよ?
それと、お世辞はどうせなら異性から頂きたいものですわね

【食べているなら、大丈夫。大丈夫な筈】
【まだ回復していないだけでこれから如何にかなる、そう信じたい】
【あまり深刻にしたくないと、冗談で流すようにして】
【自分自身で深刻になる話題を持ちだしていると、気付かないままに】

出歩けるなら、良いのですけれど………
テロの脅威、機関の脅威。一切、衰えては居ません
出来る限り日中に、安全な場所を

………日中でも、大丈夫とは言い切れませんが
もう一つ。≪ネル・ナハト≫が去ってより現れた脅威の前には

【顔から表情が消える。『表情を作る』という配慮すら忘れたか】
【だから、昴の小さな反応にも、まだ気付けていない】

……きっと、貴女も新聞やニュースで目にはしているでしょう
以前は、昼の国を。その前には………

―――≪R.I.P.≫

何時、何処で巻き込まれるか。機関同様に予想が付きません
何処に居ようと確率はゼロではない……杞憂に聞こえるかも知れませんけれど

【両手を膝の上に重ね、指を絡め合わせる】
【一番上になった左手の親指、せわしなく何かのリズムを刻んでいた】

/了解しましたー
217 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 21:57:20.40 ID:BaPqxADO
>>207
怖い?怖いか!?怖いだろうなぁ!!
そうだよそれそれ!俺様はそんなのを待ってたんだよ!!
蛇に睨まれた蛙のようなよぉ!!そんな顔を見たかったんだよ!!!
【大声で笑い、長い舌を出して】
【真っ赤な目の瞳孔が縮み、刺すように女を見詰めた】

さぁって!!俺様の力はどんだけ馴染んだかなぁっと!!
【刀と鞘を砂浜に刺すと、両方が紫の靄となって消え】
【代わりに、青年の背中に紫の靄、そして靄の中に光る四つの目】

まぁだ二本しか出せねぇか、まぁいいや
てめぇにはこれで充分だろ!!?
【次の瞬間、靄の中から飛び出す二匹の紫の蛇】
【両方が別々のタイミングで、女に噛み付こうとする】

/すいません、風呂入ってきます
218 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 21:59:15.49 ID:RNvst6o0
>>208
【女性の言葉を聞いて半ば無意識に出た言葉は一つ・・・何を白々しい・・・!】
【此処最近、あまり良い状況は多いといえず、険しい感情でいることが多いが、これはまた今までとは別味だ】

【こんな形で敵と会うとは・・・こういった話し方で接触してくるとは・・・】

・・・人違いの方が、幸いだと思わないのか?
仮に・・・あんたの記憶に俺のことがはっきりと残っているとすれば、だが

【肯定だ・・・はっきりとそうだ、と言うわけでは無いが、少し頭を巡らせば肯定と取れる】
【苦渋の表情が隠し切れない・・・以前自分の腹を焼いた相手を目の前に何を友好的な態度で接してきてる?】
【理解できない、如何対応すれば解らない・・・こう言った敵は・・・初めてだ】
【その左手が不意に身構えてしまう・・・いや、こんな対応をされたから今やっと身構えることが出来たのだ】

・・・面白そうだな、それは
それは・・・このたこ焼きでも一緒に食おうってか?・・・食う物自体に文句は無いが
立ち食い、立ち話か?
【言葉がどうしても途切れ途切れになってしまう・・・】
【罠だとは思う、が・・・彼は負けず嫌いだ、下手に逃げるくらいならあえて立ち向かう】
219 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:59:19.08 ID:i4LhVn20

>>197

「……バイタルの大きな変調は有りません、詰まり問題はないです。」
「戦闘行為においても、修復不能なレベルの損傷は受けていません……見ての通り。」

【遠まわしで、つっけんどんで、判りづらい返答―――よくよく聞けば、否定にも肯定にも出ていない】
【パッセルが死亡した事を雀から聴いてしまった手前、「大丈夫」と言い切る事に、抵抗が有るのだろうか】
【但し、其処までを読ませようとする意思はない――――あの時、夫々の道に戻るべくして別離した事に、後悔も苦悶も、抱きたく無い】
【……或る種の気丈さで、彼女はこんな言い回しを使ったと見える】

「…確かに、喋る三毛猫に言われたくは無いかもしれませんが……。」
「然し貴方がそう仰るならば、その通りに。」

【名付けの親の代理人に対しては、忠犬ならぬ忠猫として振る舞う―――あの時も見せていた、自己存在へのアイロニーを零しつつ】
【何時でも動けるように、では有るが、或る程度四肢の力を抜き、ぺたりと姿勢を下げて、暫時のリラックス】
【そして―――ふと、玖雀の身体から浸み出す、奇妙な魔力の波長を、半機械化された眼に収めた、その時】
【どうしましたか、と口を開こうとしたが、相手の言葉が先に聞こえてきたので、此の場においては言葉を腹の底に引っ込め、少女を警戒し直す】

……ッ! ………そんなの、……居ないッ。
「…知っている限りで有能なのは、無道 武美(ぶどう たけみ)=\――…魔術協会の、魔術師ですね」
「私たち『連合』と協調する<Justice>所属者ですし、判り易い方ですから、話は簡単に付けられるかと。」
「……それにしても、矢張り其の魔力は『卵』でしたか………。昔、爪で数えられる程度ですが、視た事が有りますよ」

【少女は、『魔術師』と言う単語に喰ってかかり、ムキになって否定する】
【一方のミネは、至極冷静な調子―――実際に思っている以上に感情の露出しない声で、淡々と事を並べる】
【但し、『卵』について述べる時は、自然のポーカーフェイスでも隠しきれない『心配』が、所作にありありと浮かび上がった】
【自分と同じ、機関謹製。只でさえ、その危険性は理解しているというのに―――なにせ、6個。気にしない方が無理と言うモノ、か】

【そして、「武美」―――その名前が述べられた瞬間に、少女の汚れた蒼に、更なる怒りの焔が灯る】
【断続的に漏れる、苦しそうな唸り声の中にも其れが見てとれて―――関係者、なのだろうか?】
【……ミネはと言うと、僅かにでも動きを見せた少女に飛びかかろうと、前に出たがる脚に気付いて、強く地を踏むことで抑え込んだ】
220 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 21:59:42.28 ID:.mrHyl20
>>214

あらそう……、じゃ、クセかもね。
ま、クセだとしても困らないでしょ。別にいいわ。

【回数を挙げられて、軽く肩を竦めて】
【それから、軽く頷いて、そんなことを】

さあ、ね?
あんたがそれがいいならそれでいいわよ。

【……なんて】
【照れ隠しなのかそれともデフォを貫いているのか】
【よく分からないが、ともかくはいい、ようで】
【見つめられれば、相手の視線の通りに見つめ返し。また、ぱちぱちとウィンク】

/おかえりなさいませご主人様、ご飯にしますかライスにしますかそれともお・こ・め?
221 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:01:38.04 ID:w/DzEhko
>>213

あー、大会に出てた女の子! なのネっ!

【後ろから響く、能天気な声――振り向けば】
【鮮やかな赤の外ハネセミロング/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女が確認できるだろう】

なっはー、お名前なんだったっけっ!?
えーとえーと、え、え、える……

【首をぎちぎち傾けて、必死に。モニター越しに見たことのある目の前の少女の名前を、思い出している】
222 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:04:14.67 ID:7va/yWUo
>>210
ふぅ、助かったぁ
そうそう、ほんと落としちゃうなんてどうかし……えっ、いいの!?
なんか冷たくて感じ悪い人かと思ってたけど、あなたって意外といい人なんだね
【協力の意思を見せられると途端に顔が明るくなり、同時に多少なりとも口が軽くなる
 グッと拳を引いてのガッツポーズ、通行人に邪険にされて道の隅っこへと向かった
 疑念は恐らく見抜けただろうが、それ以前に協力を得られた嬉しさからもう忘れてしまっただろう】

大切なね、ペンダント。私達ジャーストの証みたいなものかな。写真とか入ってる訳じゃないんだけどね
うっかり見た後にエプロンのポケットに入れちゃってそれっきり……うう、ほんと何処行っちゃったんだろう
【ネコミミ帽子をぎゅーっと押さえつけるようにして、改めてずり落ちたりしないように整える
 一連の動作の中にも何回か含まれており、半分癖になっているような部分が伺える】

なあんだ。携帯電話か。別に興味無いからいいや
【言葉の半分も聞かずに興味を失ってしまい、植え込みの中をがさごそと探し回る
 ペンダントはここから三本先の街路樹の上方に引っかかっている。カラスが咥えて持っていったのだろうか
 それにこのウェイトレス風が気づくのは、もう少し先になるかもしれない】
223 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:05:25.92 ID:97E6/VUo
>>220

じゃああんたの名前は?
俺の名前は赤木怜司。マーシアハになり損ねた元魔術師だ

【何だか調子が狂うな、なんて思いながら自己紹介。こんななりだが元魔術師】
【今度は反対側に首を傾げて、またじーっと見つめ続ける。勿論他意は無い】
【因みにマーシアハは英語でメサイア。それを日本語にするとメシアだ】
224 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:06:48.65 ID:iLz/kISO
>>215
わかればいいさ!!
【爽やかな笑顔で店員にサムズアップし】

じゃあ、その2つでお願いする
『うきゅ』
ジントニックがいいそうだ!!
【…………お酒はまさかのゴーストが飲むモノだった!!】

ああ!!ワイルドそうだ!!思わず一夜を過ごしたいと思うほどだ!!
【爽やかに笑いながら】
【冗談に聞こえるかもしれないが彼女的には本気だ】

親分?つまり貴方は店長さんなのか?
【首を傾げ】
225 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:08:17.24 ID:lSDes.oo
>>212
大丈夫ですかぁ〜?なんか凄いですよっ!!
3Dで?マークが見えそうですよっ!!
科学の時代の到来は凄いですッ!!

【身を乗り出して、なんか意味が解らない事を言い始めた】
【ネコミミは自分の右親指をしゃぶり始めた】

そーにゃんですよっ!!この猫サマはおかーさんの娘でもあり娘ではなかったり・・・
【流れる水のごとく、なだらかなスピードで俯く】

そしてそしてっ!!私と猫サマとおかーたんの関係を知るためのクイズですっ!!
【ぱっと目を開き、凄まじい勢いで顔を上げる】

まずは第一問っ!!準備はいいかなっ護君ッ!!
【リヤカーは1回転して、右手を少年に向ける】

「たぁたぁ〜♪」
【背中に負ぶわれた幼女は、左手を高く突き出す】
【この幼女ノリノリである】

/PC変更しましたっ!!あと遅れました、本当に申し訳ないです・・・
226 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:09:21.40 ID:RChYbu.o
>>221

ふ、ふぇっ────?

【突然聞こえたその声に対し、プラチナブロンドの少女は驚いたようにぴくりと肩を震わせ】
【その後恐る恐る、自身の背後を振り返る】
【己の知らない誰かに、己を知られているという事実】
【それは例えこのような平和的邂逅の下であっても、少女にとって僅かながらも恐れがあるのだろう】
【証拠に、先ほどまで軽く持っていた懐中時計をしっかりと。今度は両手で握り締めており】


え、えっと……、、エルネスティーネ、です、わ
よろしければ、エル、と。そうお呼びくださいませ

あの──貴女、は?

【困惑したかのような、恐々としたかのような、そんな表情でそう言った】
【プラチナブロンドの少女──エルネスティーネ、と名乗ったか】
【今の様子と、モニタに映っていた少女の様子では些か差があるため】
【或いは、相手の少女はその事に対して疑問を抱くかもしれなかった】
227 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:10:59.40 ID:.mrHyl20
>>223

天音。相上天音。……そうね、天音ちゃんでいいわよ?

【相手の思考など読めないし、きっと読んだとしても対応は変わらないのだろう】
【故に、変わらない対応。首を傾げて移動する目を、視線で追いながら】
【唇に立てた人差し指を軽く当てて、また笑んで】
【さっきまでの笑みとは違って、ほんの少し。ほんの少しだけ、嬉しそうに見えなくもなく】
【さり気なく呼び方まで指定してるのだが、そこは若干ふざけたような声色。スルーしても構わないはず】

魔術師……魔術師。魔術とか魔法って、楽しい?

【それから、そんなことを尋ねた】
228 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:13:54.85 ID:SrsmSWM0
>>224

「へい、チャーハンとカンパチの刺身……あとジントニックですね!
では、少々お待ちください!」

【注文を全て取り、店員は一礼すると店の奥へと入って行く】

――――フ……一夜、か…………
残念だが、俺は既婚者だ。もっとも、妻は既に鬼籍に入ったがな……

【冗談とも取れる物言いに、すかした笑みを浮かべながら、猫人間は答える】
【自分には、既に死んではいるが妻がいる――――要するに、やんわりと断ったのだ】

いや…………俺はこの店の用心棒頭……要するに、雇われの身だ
この店で、暴れる酔っ払いだの、周辺の抗争のとばっちりだの、ふざけた裏取引だのを取り締まっている……
あと、人材斡旋や、情報屋の様な事も兼ねている

【用心棒と名乗る猫人間】
【顔についている傷跡など、なるほどその様な風貌をしているのが分かるだろう】
【更に、それ以外にも色々と、いわゆる『裏』の仕事をしていると言う】
【先ほど、店員がジンジャーエールを注文票に書き込まなかったのも、この男が『店の人間』だから、と言う事なのだろう】
229 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:14:28.03 ID:97E6/VUo
>>227

じゃあ天音ちゃん。そっちは好きに呼びな
そうそう、念のため言っておくが、俺の体には絶対に触らないでくれ。白衣の裾もな
女性恐怖症なんだ

【特に嫌がる様子も無く指定された通りに名前を呼び、一つ注意事項を言う】
【真面目な口調ではないが、ふざけてもいないため真実だろう】
【最悪、触れてみれば分かるがやめた方がいい】

純粋に学問の一種だな。あれこれ理論考えて、実践出来ると楽しい
が、人それぞれだ

【一応楽しいらしい】
230 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:14:45.16 ID:uDhsRoDO
>>217

お兄さん、随分サディスティックだね!
か弱い女の子を追い詰めるなんて――――

【―――か弱い女の子()】
【駆けながら、吠える様に返答していた彼女だったが】

(……?)

【砂に埋め込んだ、鞘と刀―――そして、彼の変化。逸れが気に成り】
【彼の動作に気を取られていた、次の瞬間】

(ん、な―――蛇)

【砂中から飛び出した、二匹の蛇】
【此方に向かって飛んで来ている事に気付き、思わず思考も途切れて】

ひッ――――!

【小さく悲鳴を上げながら、ほぼ反射的に、一匹を鎌の柄で振り払おうとする】
【然し―――もう一匹には確実に。食い着かれるだろう】

/了解しました!行ってらっしゃいませー
231 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:15:29.18 ID:w/DzEhko
>>226

んあ、びっくりさせちゃった? ごめんネー。

【ちょっぴり眉尻を下げて、申し訳なさげに謝って】

あっそだそだ、エルネスティーネさん、だネ!
あたしはただの大会観戦者なのネ、あなたの試合、ちょうど見てたネ!

【すごかったー! と、やっぱり間抜けな声で。けらけら笑いながら】
【困惑する少女を見、どしたの? と。ちょこりと首を傾げて、また笑う】
232 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:15:34.61 ID:/GjqrX6o
>>218

【きょとん、と――――彼の言葉を借りるなら、白々しい、とでも言うのだろうか
しかしながら、彼女の表情も態度も変わらない、彼の神経を逆撫でするであろう彼女のソレ≠ヘ
きっと、何かしらの確証≠ェあるからだろう――――……例えば、能力に自信がある、といった】


はっきりと、と言ってしまっては少々言いすぎな気もしますが
こんな素敵な殿方を忘れるほど、呆けてはいませんわ

――――先刻の戦闘は随分為になりました、いつかまたリベンジしたいものです


【クスリ、と零す笑みは、劇場から抜け出した、非日常のアクターが演じるそれに似た
そこにあってそこにない、とさえ感じるほど、完璧なそれで――――……】

【均整の取れた表情が綻び、浮かび上がる表情の変化は、一絲の狂いもなく、彫像を思わせて
ルーブルのコレクションの一つに加えられそうなほど、あまりにも出来すぎていた】


あら――――……私としたことが、気が利かなくて申し訳ございませんわ
今移動しますね、あ、お箸でも取ってきましょうか?


【言うや否や、素早く行動を移して、ベンチに彼の座るスペースを用意し
彼女は人懐っこい微笑を添えたまま、彼へと言葉を紡いだ】

【先ほど、眼前へと持ってきていたたこ焼きは、爪楊枝をさしたままパックの中に片付け
彼女はそのパックを、彼女の左となりへと置くだろう】

【――――……恐らくは、彼女は右利きである、利き腕でない方向に何の警戒も無く置く辺り
本当に敵意は無いのかもしれない――――……真意を読むには、少々の観察が必要か】


っと、そういえばお名前、名乗ってましたっけ?
あの蜜月の戦闘の時間は、身体がくっきりと覚えてるんですが……やはりダメージを負ったのは大きかったみたいです
少し、細かい事には自信が無いんですよー


【両手を膝の上にちょこん、と置いて、ふわり、と前髪が彼女の表情を染め上げ
僅かに薄紫の混じった白い肌は、その新雪のような白さを更にくっきりと強調して――――……】
233 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:17:54.92 ID:DioZ2I2o
>>222
まぁ、よく言われるわ。まぁ、人付き合いは円滑にしろ、と「ある人」からも言われているし

【感じ悪いと言われてふぅ、と息を吐くだけな辺り、本当によく言われてたり自覚があったりするのかもしれない】
【手伝いを申し出たのは、「ある人」から強く言いつけられているからというのが大きいらしい…本来はもっと無愛想なのか】
【大きめの胸の下で両腕を組んで、女性の話す内容に耳を傾ける―――】

ペンダント?まぁ、あなたには大切な物なのでしょうね
とはいえ、証とやらをうっかり無くすとは感心できないわね―――

【そこまで言うと、目を瞑り、更に呼吸のリズムも若干変化し始める】
【深呼吸の様に息を吸い、吐き―――それと同期したリズムで彼女を中心に光が三次元的に広がっていくのが見えるだろうか】
【彼女の得意分野は、探知・探査魔術――先程端末から視線を逸らさないまま女性に気付いたのもこの技能に依るところである】

・・・ところで、ジャーストとは、何かしら?

234 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:21:33.76 ID:iLz/kISO
>>228
それは残念だ…そして余計な事を聞いてしまったな
スマナイ
【残念そうにし、そして頭を下げる女】

用心棒か!?つまり先生だな!!
【目をキラキラ輝かせ】

なかなか大変そうではないか!!もしアレだったら私も手伝ってみたいな!
【爽やかな笑顔で言い】

『うきゅ』
【ゴーストは不思議そうに猫を見ている】
235 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:22:21.74 ID:RChYbu.o
>>231

い、いえ──そのように謝られることは、ありません、わ。。

【謝罪する少女に対しては、そのようにフォローを入れるエル】
【元より彼女は内気な性格なのだ】
【他者から謝罪や礼を告げられるのには慣れていないというのが、発言の理由の一つであろう】

【相手が立っているのにも関わらず、自分が座っているのは失礼だ、と更に感じたせいか】
【するりと、手の内にある懐中時計をコートのポケットに収めて立ち上がり】
【そのままそっと、相手の少女へ身体ごと向きなおる】

それにしても……私の戦いを見ておられた、ですか
あのような場所で試合うとなると、確かに多くの方に見られていたのでしょう、けれど……
面と向かっていわれると、矢張り恥ずかしいですわ、ね

【どうしたのか、との問いには、小さな笑みを浮かべるばかりで答えなかったエル】
【それでも、その前に相手が紡いだ台詞を聞くと恥ずかしげに頬を染め。両手を口元にあてるのであった】
236 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:22:44.27 ID:K8G32MSO
>>225
「・・・駄目かも・・」
【突然、姉と再開して】
【しかも子持ちになっていたと言う事実は、少年――護にはあまりに衝撃展開だった様だ】

「うぇ・・?!クク・・クイズ?!な・・何かな?・・かな?」
237 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:23:03.01 ID:hJ8D3Roo
【路地裏】

【はあ、というため息が、路地裏の闇に溶けた】
【両足を吹き飛ばされ、気絶した男たちを見下ろしているのは一人の女性であった】
【左目のモノクルを指で押し上げ、女性は心底残念そうに死体を見下ろした】

さっきの威勢はどこへやら。まったくの阿呆ですこと。

【くすっと笑みを浮かべ、女性は血だらけの地面に座り込んだ】
【足を外向きに出して座る、いわゆる「女の子座り」の体制で、女性は大きく息を吸い込んだ】
【鼻腔を刺す硝煙と血の混ざった匂いを肺いっぱいに吸い込み、女性は空を見上げた】

良い夜ですわ。本当に。

【女性は、歌う】
【ひび割れたガラスのような声で、女性は歌う。】
238 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:24:20.56 ID:K8G32MSO
>>236
/追記
/了解ッ!了解です。
239 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:25:45.95 ID:lSDes.oo
>>236
護おじーたんはっ
"九十九神≠チて知っちゃってますぅ〜?
【3歩歩いて2歩下がったりしながら尋ねる】

因みにヒントで私はリヤカー、ネコ様は猫車の九十九さんですっ!!「ですよっ!!」

【そのままクルクル回る】
240 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 22:27:50.33 ID:RNvst6o0
>>232
お世辞なんかいい・・・お世辞を言い合うような関係ではないことは・・・
覚えているのだから解りきった事だろう・・・
【語調が弱いといえるほどでは無いが其処まで強くも無い───やはり・・・未知、とは言い過ぎかもしれないが】
【自分が今までに会った事の無いタイプの敵、と言うのはやりづらいのかもしれない】
【相手の一句一様を警戒しすぎてる所があるようで、相手のリベンジと言う言葉を聞いた瞬間、右肩がピクン、と警戒するように動いてしまう】

・・・箸くらい、いつでも持ち合わせている

・・・ライク・ヴェルトゥ・・・ス、だ・・・俺も、あんたの名前は覚えてないな
まず聞きたい・・・いつぞや、自分の体に傷、それも小さくないものをつけた男に対して
何を悠々と食事に誘っている?・・・俺は間違いなく、あんたの所属している組織とは敵対関係にある男だぞ?
あの時戦ったのは一時の遊びとかじゃなく、敵を敵として相手になろうと・・・
【しかし何処か恐れている、といってもいいかも知れない感情を持ち合わせながらもその隣に座るときには】
【非情に自然・・・普通に座り込んでおり、大きく身を動かす時には平常を何とか保っている・・・細かい行動からは漏れているが】
【しかし此処に座った意味は食事よりも話を聞くと言う意味合いの方が強いらしい、橋があるといっても食事をしようと言う素振りが見えない】
241 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:28:57.86 ID:.mrHyl20
>>229

……あら、思ったより素直なのね。素直な人、好きよ? ふふ。
そう、不便ね? 人ごみとか、歩けないでしょ。

【比較的冗談の部類で言ってみたことが実行されて、ちょっぴり目を丸くするも】
【数秒も経てば、普段の笑いを取り戻し。平常運転へ】
【それから、相手のカミングアウトにはそんな反応】
【自分が恐怖の対象であることに対しては、特に何の感想もないらしく。気にしたのは、至極くだらないこと】

あらそう……、私、学問苦手なのよね。
数学とか、いつになったら爆発してくれるのかしら。
……ま、それはいいけど、ね。

魔術師とか、普段は何してるのかしら?
鍋ぐつぐつしてるのは、魔法使いよね。

【やっぱり駄目人間。きっと、一番嫌いな教化は数学なんだろう。名指しでもあることだし】
【そしてその話題をそぉいしてから、さらに質問を重ねて】
【どうやら興味があるようで、表情はやっぱり変わらない笑顔。時折首を傾げたり、戻したり】

/ごしゅじんさまわたしねむたい
242 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:29:35.88 ID:w/DzEhko
>>235

んーん、あたしが謝りたいと思ったから謝ったのネ。
素直に受け取っとくといいの、ネ!

【びしり、赤いエナメル質のマニキュアで彩られた爪の先、右の人差し指を向けて】
【ててっとエルの方へ走り寄り、隣、座ってもいい? と、訊ねた】

あたしが見たのは、あの風使いのオニーサンと戦ってるところだったけどネ。
すごいネー、炎ってのはあんなにいろんなことができるんだネ!

【試合の様子を思い出して、きゃっきゃ、子どものようにはしゃいでいる】
243 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:29:51.55 ID:SrsmSWM0
>>234

いや……別に構いはしまい…………もう10年近く前の話だ
とはいえ、俺は今でも妻を愛している…………不貞を働く事は、避けたいだけだ

【別に、不快な事を思い出したと言う訳でもないらしい】
【特段気にする様子もなく、猫人間は手を振って見せる】
【しかし、妻を愛していると言うのも事実――――今でも、この男は週1のペースで墓参りをしているのだ】

ぬ…………確か、つい最近同じ事を言われた覚えがあるな…………
俺は何かを教える師と言う訳でもないのだが……

【どうにも『先生』という呼称に引っ掛かるものを覚えるのか】
【苦笑いを浮かべながら肩をすくめてみせる猫人間】

ほぅ…………仕事がないのか?
腕に覚えがあるのなら、マスターに口聞きしてやるが?

【『手伝い』と言う言葉を『ここで働きたい』という風に解釈したのか、真面目な表情を浮かべてそう口にする】
【店で一番の立場、とは行かないが、実際それなりの影響力の様なものを持っているのだろう】

――――ふむ…………ところでこの子は?

【自分を見続けてくるゴーストを、反対に見つめ返しながら、問いかける猫人間】
【類似のものをいくらか見てきたので、そこまで大きなリアクションは取らなかったが、気にはなったのだろう】
244 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:30:29.91 ID:MJoKTeY0
>>216

うん……心配かけちゃったかな?ごめんね。

【昴は、何処か気恥ずかしいような様子で、そう返す】
【だが、『3食しっかり食べている』とは言っても、その『食べる量』までは言及していない】
【一度に摂る食事の量は、確かに減少しているのだが――昴はそれを、顔にも出さないだろう】

……え、ほんとに?それはヤだな……
もう数年したら10代の壁を越えちゃうんだし、もっと楽しみたいよ。
……あはは、それは申し訳無いことをしたかな?でも、ルーミアなら男の子からも可愛いとか綺麗とか、言われるんじゃないの?

【くすくすと微笑みを零しながら、その冗談に乗っかる形で返す】
【だが、先刻から少しずつ、心音が大きくなってきている――脈が速い】
【(落ち着きたい……変化を表層に出してはならない)――無情にも焦りは加速する】

【そして、黙り込んで、ルーミアの紡ぐ言葉、一言一句が自分を取り囲み】
【少しずつ少しずつ――『逃げ場』などなく――取り囲んで】
【やがて、】

……、……≪R.I.P.≫……

【突きつけられる――『運命』の『追跡者』】
【逃げることは出来ない……この身体には、既にどんな暗闇でもぼんやりと光る『鎖』が巻きついている】
【どこに隠れても見つけ出される『赤黒い鎖』が――ぐるぐるに巻きついている……】

……そうだ、ね……確かに、連中……怖いや。

【――ふと、視線が泳いだ。側方の虚空、何も無いそこに一瞬だけ視線をやり】

でも、平気。私、こう見えても強いんだよ?

【はりぼての笑みを、ルーミアに向ける】

/かなり遅れました、申し訳無いです
245 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:32:38.66 ID:97E6/VUo
>>241

……その発想は無かった

【天音ちゃんの言った至極くだらないことに対して顔をやや青くした】
【本当に人ごみのことは考えていなかったのだ。そしてちょっとでも触られると拙い】
【冗談が冗談じゃなくなってしまった】

数学この世から無くしたら大変だぞ
理系学問だと思ってくれて構わない

【数学が無くなると困るらしい】
【何してるかと聞かれても答え辛いので、比較的近いであろう解答を用意】

む、もうこんな時間か。食事を受け取らなくては
じゃ、またな。用があったら魔術協会に来るといい。とはいえ、あそこは危険だが

【とか何とか言って歩き去った。超遅いけど】

//じゃあここで切るんだぜ。お疲れ様なんだぜ
246 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:33:53.60 ID:7va/yWUo
>>233
そーなんだ。でも多分、悪い事じゃないよ
ある人っていうのが誰かはわかんないけど、たぶん良い人なんだなって思う
【ずけずけと、思った事をそのまま口にしてしまう様子は相変わらずに
 植え込みをひっかき回し、ペンダントを探す為にきょろきょろと辺りを見渡した後、汚れたエプロンの彼女にまま向き直る】

おぉ。なんか光ってる。……似てるのかも?
肌身離さず持ちなさいって言われてるけど、ウッカリは誰にだってあるんだよ
だからこそこうやって探してるんじゃん
【不思議そうに彼女の光を見つめ、明滅に合わせて瞬きをしてみたりする
 似たような分野もESP――超能力によって自身も少々の応用を利かせれば出来たりする
 ただ、そこまで力の利用が出来ないのは、ひとえに好戦的過ぎる自身の気質が大きく影響しているからで
 内在的に力を秘めている以上、無意識的にそれを学び取るような動作を取っている】

……んー、これ話して良いのかなぁ?そもそもどういうふうに扱われてるんだろう……
まあ、簡単に言えば、私達そのものって感じかな。変な言い方すると“種族”ってヤツ?
【ネコミミ型の帽子をぎゅーと被り直す。魔法による探知が効いていれば、それがただの形だけではなく
 帽子の裏にはちゃんと実体の獣耳がある事が分かるだろう】
247 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:39:20.98 ID:iLz/kISO
>>243
なるほど!貴方みたいな良い人に愛されてるとは奥様はさぞ幸せだっただろう!実に羨ましい
【爽やかに笑い】

何を言う!!貴方は立派だ!いざこざをせいし店を守っている!立派な先生ではないか!!尊敬にあたいする!!
【爽やかな笑顔で言い】

私は無職だ!!
【爽やかに堂々と言い放ち】

腕はどうかわからんが私は運動が大好きだ!!日々、運動をし身体も鍛えている
【爽やかに言い】

よくわからん!!
【ハッキリ言い】

エキシビションに参加した際に貰ったんだ!!私はプニョと名付けた!!
『うきゅ』
【ゴーストを紹介し、爽やかな笑顔で言う】
248 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:41:05.72 ID:RChYbu.o
>>242

あ、あぅ……そうです、か。。

【「では、えと……分かりました、わ」】
【謝罪を受けなれていないのだろう。相手がそのように言うと、ぎこちなさそうにそう頷き】
【更に、隣に座る事に対しては特に断る理由もなく。ふわりと微笑んで、相手の申し出を快諾する】
【きっと相手の少女が隣に座れば、エルもまた改めてベンチに座りなおすことだろう】

風使いの──あぁ、それなら零様、ですわね
あの方もとてもお強かったです。大会に出場なさる皆様も、もちろん各々の強さがありまして──……

ふふ、炎というものは。
いえ、この世界にあるもの全てはきっと、使い方次第で様々な姿を見ることが出来るのだと思いますわ
炎も、小さいものであれば暖かく。さりとて大きすぎると脅威の対象となります
水は時として流れるモノとなり。時として其の場に留まる氷となります

ところで──貴女のお名前を聞いてもよろしいでしょうか?

【風使いの、と聞き。相手が見ていた試合の、己の対戦相手を思いだすエル】
【「最強」を名乗るに相応しい、強い人だったな──】
【そんなことを思いつつ、自身の考えを僅かに述べ】
【その後再びふわりと微笑んで相手を見遣り。彼女の名前を尋ねる】
249 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:41:22.56 ID:K8G32MSO
>>239
「えっと、確か九十九神って・・古い物に神様とか幽霊とかが取り付いて自我が目覚めるって言うアレ・・?」
【さすがに学生という事だけもあり】
【知識はあった様だ】

え・・?君達が九十九神・・?・・え?
【ヒントどころか更に混乱してしまったようだ】
250 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:41:45.30 ID:BaPqxADO
>>230
キヒヒヒヒ!!爪があめぇなぁ姉ちゃん!!
命かかってんだぜぇ!?そんなんじゃ俺様も飽きちまうよ!!
【蛇の一匹が柄に弾かれ、攻撃を外す】
【その一方でもう一匹が女の右腕に噛み付いた】

【蛇の牙に毒はない、ただし噛み付く力が異常に強く】
【そのまま蛇は体を引き、女の体を青年へと引き寄せようとする】

キヒ、キィッヒッヒッヒッヒッヒィ!!!!
【その様子を見て笑いながら、青年は右腕を挙げる】
【挙げた右腕に紫の靄が纏わり付き、腕そのものが紫の大蛇となった】

/ただいまっす
251 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:41:45.37 ID:K9sUvHco
>>244
【日頃の疲れを忘れる様な、同世代同性との談笑も】
【この少女は、直ぐに次の話題へと移ってしまう】
【きっと、一つの話題に集中したいのだろう。それでも】
【其処へ近づきたくないと彼女が思っても、気付けない】

【それが、壁なのかも知れない】
【誰に対しても『余所行き用の笑み』を見せているから、越えられない壁】

………ええ、非常に厄介です
ただのテロリストで有るならば、数で押し切る事も出来るでしょう
能力者が、訓練された兵士を率いて、計画的に襲撃を行って来る
その上、その情報はどう手を尽くしても見つからない
…………『我が国』も、その被害を受けました

強い、と言うなら………私もそれなりの自信は有りますわよ?
ですが……私一人では、勝てません。それと同じで、貴女一人でも……
……だから、怖いのです

【然し同時に、この少女は妙な所では敏感だ】
【外された視線、自分が普段見せるような笑み、言葉の間】
【これが、どうにも気にかかる】

…………昴。どうかしたのですか?
余り……気分の良くない話、でしたかしら

【子供の熱でも測る様に、右手を彼女の額へと伸ばし】
【左手を自分の額に当てながら、目を細めて】

/おーう、お帰りー
252 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:41:47.56 ID:0gzI2gAO
>>219
……ふむ、つまるトコロの、モーマンタイッてヤツか?
まあまあ、喋る刀も居ンだからよォ、そォンな悲しいコト言うなよなアー

【ぐいィと首を傾げて相変わらずの笑声を零す玖雀は、果たしてミネの心情を悟っているのか否か】
【彼奴の言う「喋る刀」とは恐らく玖雀自身のことで、然し自己の在り方について嫌悪している様子は微かにも無い】
【まるで琴線に触れてしまったかのような少女の否定に再び溜息を吐き出しつつ、ミネへと視線を滑らせる】

ンで、<Justice>所属の『無道 武美』――な
なァンか、この嬢ちゃんもソイツと関わりありそォな感じだが……今度会ッたら話してみるわ、ありがとよ
そうそう『哲学者の卵』で大正解、まあ心配すんな今のトコロは孵化する危険はねーからさァ
負の感情やら、死に掛けンのが孵化条件だッたッけェ?……気合で頑張りゃ大丈夫だろ、多分

【そうして彼奴が言ったのは、なんとも朧気で不明確な精神論】
【正直者の玖雀のことだ。何事も無ければ近日中に孵化する危険性は無いだろうが――】
【それでも、ミネの不安を幾らか増大させてしまうかもしれなかった】
【憤怒の感情を秘める少女へと視線を戻し、左袖へ小太刀を入れると――チン。納刀の音と共に、左手が袖口より覗く】
【脅威が完全に去ったとは言い難いが、ミネが近くに居るし、小太刀を外気に晒しておく必要も無いと判断したのだろう】

嬢ちゃんと無道 武美と、何の関係があるかは判んねーがな
取り敢えず安心しなァ、屠ッて喰おうなンざアさらさら思ッちゃいねェからよ

【態度は一貫して、飄々たるもの。興奮状態にあるだろう少女に、果たしてその言葉が通ずるか否かは解らないが】
【そう言い終えて数瞬後、玖雀は何かを思い出したように「嗚呼」と一声零して顔を近付ければ】

……そォいや、な?
セリアの肉を喰ッてる途中、黒い何か≠ェ死体から飛び出してッたンだ
もしやすれば、コレはわたしの憶測だがな、ひょッとしたら――――

  ――――「身体」は死んでも、「魂」が生きてるかも分からねえ。

この御時世、刀に憑依する魂も在るモンだ、本当に分からねえぞ?
わたしが言いたいことはそれだけだ、嬢ちゃん。

【小さく囁くように、然しハッキリと鮮明に、セリアが生きているかもしれない≠ニ言う憶測を語り、ゆらりと立ち上がった】
【――憶測の範疇の域を出ない憶測だ。信じるも信じないも、少女次第であろう】
253 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:44:28.72 ID:.mrHyl20
>>245

あら?
……そうね、今ひとつ分かったわ。
あんたが人ごみと無縁の生活をしてること。
準引き篭もりかしら? 私と一緒ね。

【相手の言葉に、ちょっと目を丸くして】
【それから、少しの間を空けて、そんなこと】
【最終的な結論は、相手も準引き篭もりだというもの】
【ほぼ勝手に決め付けて、仲間を見るような目で相手を見やり】

でも、嫌いなのよ。
ルートが何? 微分積分が出来て良いことがある?
とにかく、嫌いなのよアレ。理科なら好きだわ、理系のことを本とかで読むのが好きなの。
化学式はスルーするけどね。理解できないもの。

【「数学無くしたら大変」に対して「でも嫌い」と返すズレっぷり】
【数学については本当に愛着の欠片も無いらしく、ばっさりと切り捨て】
【自分の好きな教科を教える必要がどこにあったのか不明だが、そんな好みもさり気なく(?)口にして】

そ、じゃあ、またね。
……そうね、気が向いたら行ってあげるわ。気が向いたら、ね?

【相手の言葉に、そんな風に返し、数秒間だけ見送り動作をしてから】

……そうね、一晩くらいじゃ丸にしか見えないわ。

【若干雲のかかる月を見上げて、ぽつっとそんなことを呟いた、とか】

/ごめんねなの、おつでしたー
254 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 22:46:14.21 ID:/GjqrX6o
>>240

【あら、心外ですね――――と、言った言葉が聞こえてきそうなほど
彼女のほっぺたが少し膨らんで、その柔らかさを強調するように、コチラへと近づいてくる
触れてしまえば解けてしまいそうなほど、沙雪を思わせる白さがあって】

【どこか、別次元的な彼女を、より一層強調しているようにも感じさせる】


お世辞なんかじゃありませんよー、自分の気持ちに嘘を憑けるほど、できた人間ではありませんわ
覚えているからこそ、戦わずして済む、この場での出会いを、運命だと受け止めることができるんですよー


【今までの、どこか調和の取れた――――……言い換えるなら
作り物に思えるほど、くっきりとした微笑から――――くしゃ、っとした
どこかしら子供っぽい、微笑が彼女から零れ落ちる】

【――――……先刻での戦闘で、感じたように、どこか彼女に似合わない、威圧感を帯びた瞳が
一瞬でも、寸刻でも、瞼によって覆い隠されて、彼女がすっと、近くに在る様に感じるかもしれない】


セシニア・イリス・フリードリヒ、どうぞ、イリスとお呼び下さいな

組織が対立していたとしても、結局は――――組織だなんて、服装のようなものです
一つ、それを剥いで見れば、そこにあるのはただの小さな人間が在るだけですよ


【するり、と彼女の羽織っているオーガンジーショールが、風に吹かれて、落ちる
曝け出された、両肩から鎖骨までの、抜けるような、潤んだ白い肌は――――……パレットからは出せない、中間色の極みのように
一流のシルクのビロードをも霞んでしまいそうな、生に満ち溢れた鼓動を、感じさせるようで】

【触れてみればきっと、細雪のように、指先で解けるように感じ取れるだろうか】


私はカノッサ機関、最高議会が一人のイリス≠ニして、Justice≠フ使者の貴方と接したいのではなく
単なるお話好きの小娘のイリス≠ニして、素敵な殿方の貴方と接したいんですよ
ですから、私が少し背伸びをしてお食事に誘うのも、無理の無いことでしょう?

最も、そう軽く扱っては、色々と――――皆さんに向ける顔が無いんですが、ね


【どこか堅苦しい彼とは裏腹の、柔らかな口調から零れる、マシュマロのような、ふわふわとした言葉は
彼女が、彼との邂逅を気にしていないと、示すには――――少々十分すぎる】
255 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:48:12.79 ID:w/DzEhko
>>248

うむ。それでいいのネ!

【謎の上から目線、よっこいしょとベンチに座って足をぱたぱた】

そーそー、レイ? さん、あたしの知り合いの子がその人に予選で負けてネー。
「私に勝ったというのに優勝を逃すなんて!」ってもんの凄く怒ってネ、鎮めるのが大変だったネ!

ふむふむー……どう使うか、そうなんだよネ……
そこら辺の調節が上手いから、あそこまでの結果を残せたのネ、エルは!

【ぱちぱちっと、聊か遅い拍手を送って、あ。と】

名乗るの忘れてたネー! あたしは、ユヅキっての。
夕の月と書いてユヅキと読むのネ!

【うっかりしてた、と後ろ頭を掻いて。よろしくネ、と笑う】
256 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:49:23.75 ID:lSDes.oo
>>249
そうですそうですっ!!正解ですっ!!
「ピンポンですっ!!流石おじたんっ!!」

【美春は両手を上に挙げ、円を作り正解した事を表す】
【顔は少し後ろに曲がっており、顔は笑っていた】

そうなんですっ!!因みに私の実年齢は606歳っ!!九十九に覚醒してからは6年ですっ!!
そしてネコ様は500歳っ!!ついさっき、ちゅくもに覚醒したばっかりですっ!!

【そのままバレエの要領でくるくる回ると】

此処まで、大丈夫ですかっ!!
【あどけない笑顔でそう尋ねた】
257 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:50:09.94 ID:DioZ2I2o
>>246
そうかしら。確かに彼は色々気が回るけれど、私は・・・いや、なんでも無いわ

【なんでも無い、と打ち切る辺り、あの人であるところの「彼」との間には何か大っぴらに言えない何かがあるのか
――まぁ聞いたところで答えはしまい。その内容を推察できる材料も、そのことを話そうとした瞬間の苦い顔くらいのものだ】

――似てる?この能力が、かしら
それは否定しないけど、無くして困るようなものなら常に意識においておくべきだとも思うわ
取り戻せなくなってから嘆いても、どうにもならなく―――あら

【似ていると言われたことはちょっと気になったが、ひとまずその後の発言への返答を優先する】
【淡々とした口調で紡がれる言葉は、少女への忠告――と思われるのだが、途中で言葉が途切れる】
【それから目を開け、街路樹の一本に視線を向け――】

木に、何かかかってるわね。もしかしたらお探しのものじゃないかしら?

――種族みたいなもの、ね。自分たちの「総称」ということかしら…ん?

【そう言いながら視線を下げ、女性の方を見る――幸か不幸か、獣耳の実体には気付いてないようだ】
【生体探知を強めにしていたなら気付いたのだろうが、ペンダントの方を優先していたためにそちらが鈍っていたのだろう】
258 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:50:45.39 ID:SrsmSWM0
>>247

「――――お待たせしました!」

【店員が、カートに様々な料理を乗せてやってくる】
【普段なら、この様なファミレスの様な事はしないが、量が量だけに一度に運びきる事はできなかったのだろう】

「こちら、チャーハンとカンパチの刺身、ジントニックと林檎ジュースになります。どうぞごゆっくり!
あと、親分はジンジャーエールでしたね」
うむ……すまんな

【女性のテーブルの上に配される料理と飲み物】
【そして、猫人間に手渡されるジンジャーエールのグラス】

どうだったものかな…………本当に、幸せであったと思いたい

【ジンジャーエールを一口含みながら、しみじみとした態度を見せる猫人間】
【その表情は――――わずかに後悔の様なものが浮かんでいない事もない。しかし、それはほんの小さなものだ】

尊敬に、か…………なるほどな。それで『先生』か…………確かに、分からん事もない……

【尊称として『先生』と言われる事に、ようやく合点が入ったという様子を見せる】
【どうやら、本気で『先生』と言う言葉の意味が良く分からなかったらしい】

無職、か…………なるほど

【一つ頷いて見せる】

――――エキシビジョン?
という事は、水の国で開催されている大会の事か?

【グラスをテーブルに置き、顔を上げる猫人間】
【意外だったと言う反応である】

なるほど…………腕っ節はそれなりのものがありそうだな…………
本気でこの店に働きたいと言うのなら、今すぐにでもマスターに紹介しよう

【次に見せたのは、満足げな笑み】
【どうやら、エキシビジョンで貰ったと言う事で、女性を信用する気になったらしい】

ふむ、プニョか…………よろしくな

【ゴーストに対して、目を見据えながら挨拶の言葉を投げかける】
259 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 22:53:12.52 ID:MJoKTeY0
>>251

……確かに、ただの素人が……武装蜂起してるような集団じゃ、ないから、ね……
全員が一定レベル以上、錬磨されてる……統率力もあるし、意志の力も強い……
確かに怖い、怖いけれど……でも、今までどんな脅威も打ち破ってきたんでしょ?
≪ネル・ナハト≫や、最近では『櫻が夜行』もやっつけたって聞いたよ。
それに、随分昔のことだと『クリムゾン』や『カンパニー』……『パラノイア・グラオザーム』……
このあたりは、私も名前しか聞いたことはないけれど……だったら、今度だって……

【それは、やや不自然な会話、態度だったのかもしれない】
【特に前半、≪R.I.P.≫の戦力を語るシーンにおいてはそれが顕著か】
【『伝聞形』ではないのだ――(些細なことかもしれないが)――『確定』した口調】
【そのうえ、まるでそれを『知っているかのように』――淡々と、だがはっきりと】
【まして、『意志の力』だなんて不可視で言葉にも出来ないモノ、どうして知っていよう?】
【……縋るような言葉、希望を見出そうとする瞳に被せられたが、『違和感』はそう隠蔽し切れるものではない】

……『我が国』?ルーミアの出身も、被害を?

【ちくりと胸が痛むのは――それが、自分自身が……『自分自身』が、『参加した』国かもしれないから】
【この少女には『故郷』というものがない――だから痛い……その郷愁が分からないからこそ】
【存在しない家族、顔も知らない親――そんな『ふるさとや生まれに関するタイプの悩み』】
【それを『共有』できない事実が、時折彼女を苦しめる】

【――そんな折、ふと、ルーミアの手が自身の額に伸びているのに気付いて】
【反射的に、びくりと体を後ろに仰け反らせながら】

え、あっ……や、大丈夫、大丈夫!
ちょっと……嫌な想像とかしちゃってさ。確かに、≪R.I.P.≫は……怖いから

【言いながら、きゅ、と帽子を被る――さっきより、やや深く被ったのは、気のせいか?】
260 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 22:58:52.67 ID:K8G32MSO
>>256
「五百・・?!六百・・!?」
「それは・・、また随分と使い込まれてたんだね」
【と何故かそこに感心して】

「大丈夫だよ、て事は君達完全に僕達より年上だよね?なのに何で姉ちゃんが母親?」
「そしてその呼ばれ方へのこの違和感は何だろ」

・・・・・な?私もだ
261 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:00:01.74 ID:uDhsRoDO
>>250

――――、ぅ、あ

【震えながら、青ざめながら。瞳は瞳孔を開き、目尻に涙】
【怯え。恐怖。憎悪。息を呑みながら、悲鳴を上げる】

        (殺、される)

【想った言葉は、唯一、たった逸れだけ】
【死にたく無い。殺されたく無い。―――死んで、堪るか】
【女は、ただがむしゃらに、生にしがみつこうとした】


――――――――ッ!


【蛇に寄り、青年の元へと引き摺られた瞬間。咆哮した】
【蛇の噛む力が強い性か、激痛が右腕に走り、鎌を上手く握れないが】
【逸れでも、弱々しい力でも、何とか握り締めて】

【彼目掛けて、ゆっくりと。鎌の柄をぶつける為、振り上げ様とする】
【柄をぶつけ、彼を気絶させる積もりの様だが、只、動作が遅過ぎる】

/お帰りなさい!
262 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:00:46.78 ID:RChYbu.o
>>255

ふふ、優勝こそが全てではございませんわ
もちろん、勝つことは大事ですけれど──負けることで得られることもありますわ
現に私も……負ける事で得るものもございましたし

【相手の知り合い。エルはその知り合いとやらを知らないが──】
【なんとなく。1人称や相手の呟いた台詞から、「知り合い」はきっと勝ち気な女性なのだろうな、とそんなことを想像し】
【果たして慰めになるのやら。この場にいない相手に向けてであろう言葉をそっと紡ぎ】

あ、あぅ……ありがとう、ございます、わ。。

【エルは恥ずかしそうにきゅっと、肩を竦めた】
【褒められるのは嬉しいのであろうが、恥ずかしさの方が占める比率は高いのだろう】
【このような場面で、視線の位置は。表情の色は。どのようにすればいいのかが分からないのか】
【彼女の視線はふよふよと、主に地面のあたりを右往左往】
【だが、相手──夕月の名を聞いて、慌てたようにぱっと視線を夕月へと戻し】

ユヅキ──夕月様、ですわね……
よろしくお願いします、わ

【まだまだ今しがたの恥ずかしさは抜けぬのだろう】
【相手の笑みに対しては、エルはどこかはにかんだような笑みを浮かべた】
263 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:02:11.13 ID:7va/yWUo
>>257
そ、そりゃ勿論だよ。だけどあの時は、じゃなくてうん、確かにそうだね
ほんとに取り戻せなくなったらね……今がその時じゃなければ良いけど――うん?
【何か言いたげなようであったが、それは先程のあからさまに怪しい返答に関与しているのか
 それを隠すかのような取って付けた答えの後、その目線の先を鋭く観察
 枝葉が風に揺れ、僅かにペンダントの光が漏れた事を見逃さず】

みっけたーーーーーーーーー!!!!!
【ともすれば周囲の人間を轢き飛ばさんばかりの勢いで街路樹のほうへと猛ダッシュ
 あっという間に距離を詰めると、人間離れした跳躍で性格にペンタントと掴み取り
 地上に降り立ちぎゅっとそれを胸に抱き寄せ、オーバーな位にぴょんぴょん飛び跳ねて喜びを露にする】

ぃやったあー!あぁりがとおおぉおぅぅううううう!!!!
【それが済んだかと思うと即座に踵を返し、ロケットのような勢いで今度は彼女のほうへとひとっ飛び
 苦しくなるくらいに抱き締めて喜びを分かち合おうとしているからだった】
264 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 23:03:00.76 ID:RNvst6o0
>>254
【正直な話をすればその心内では震えが止まっていない──】
【……自分が自分で情けないと思えるほどに・・・自分でも理解できない・・・何を、何故恐れている?────】
【でも、そんなところを表に出して他人に見せるのなんてごめんだ、ましてや機関員などに・・・そんな思索が彼の脳裏を走る】

俺も・・・そうできた人間じゃ・・・無くてな
こうしてイリス、あんたと話してていても疑いというものが捨てきれない

【彼の顔は無表情───それもそのはず・・・…先ほどのとおり自身の胸の内を隠そうとする彼は】
【表情でそれを悟られないために、表情を押し殺している───石の様に固まったそれが、如何相手に思われるかは解らない、が】

・・・っ〜!、例えイリスがそうだとしても・・・俺には俺があるように・・・!悪と言うものを、その象徴とも言えるような機関と…!
【感情を抑えてるところがあるためか、感情の代わりに、表情の代わりにその身を動かす】
【思わず立ち上がって何故だ!?と言わんばかりに右腕を左から右に振り払う・・・】
【まぁ・・・立ち上がって腕を振る際感情が表情に出て困惑の顔と言うものが出ているが】

・・・生憎と俺はその組織の人間じゃない・・・ただ個人として、悪が憎い・・・!そのために盲目にすらなれる男、だ・・・

何でだ?・・・一つ聞きたい・・・何で、あんたは機関員をやっている・・・!?
【止まらない困惑の声───確かに以前会った時も、今こうして会っている時にも】
【───ただの悪党と言うには何かが違う・・・一つだけ自分に解るのは他の機関員と違い雰囲気が丸い・・そんな曖昧な事柄が一つ】
【───それ以外は何も・・・解らない・・・何も・・・その困った表情は深みを増すだけだ──】
【彼女の柔らかさが増せば増すほど・・・彼は固くなる・・・】
265 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:03:30.43 ID:iLz/kISO
>>258
おお!!ありがとう!
【来た料理は女性はいただきますと言いチャーハンを食べ始める】
【プニョはジントニックを小さな身体で飲み始める】

………失礼を承知で言わせて貰うが
貴方がそんな表情をしては奥様が悲しまれる。貴方がする事は奥様が幸せだったと信じ、笑顔でいる事ではないだろうか?
貴方より歳を重ねてない若造が無礼な事を言っているかも知れないが
【爽やかな笑顔は消え、真剣な表情で猫を見て】

大会とは違うようだぞ。確かに水の国で行われているが、優勝などを気にするものではなく、ただ喧嘩をしたい者達が参加する感じだ
【再び爽やかな笑顔で言い】

それはお願いしたいものだ!!いつまでもストリートファイトでお金を稼いでる訳にはいかないしな
【爽やかな笑顔で言い林檎ジュースを飲む】

『うきゅ』
【ジントニックを飲みながら猫にこちらこそとペコリと挨拶する】
266 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:04:13.97 ID:K9sUvHco
>>259

………確かに、打ち破って来た。但し、大きな犠牲と引き換えに、です
かの≪ネル・ナハト≫大戦では………非常に、大きな損失を受けました
今回も、そうならない保証は無い。そして、実際にそうなっている所もある
ですから―――

――――――ところで、昴。好戦経験が?

【直ぐには、気付かない。想像もつかない、というべきだろうか】
【自分の言葉を並べる過程で、初めて辿り着く違和感】
【統率力が有る?何処で見たのだろう。きっと何処かで戦ったのだろうな】
【組織の名前を並べる昴、饒舌なのは知っているけれど】

……ええ、『我が国』―――そう言えば、正式に≠ヘ、名乗って居ませんでしたわね?
私の名は、ルーミア・ゴールドウィン。そう、名乗ったでしょう?
ですが、改めて……

ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィン
兄プレシール・エンノーグ・D・ゴールドウィン亡き今は……
金の国、王位継承権の第一位です

………逃げないでくださいな、昴。私はそんなに、怖い顔をしてましたか?

【以前名乗った時は、一個人としてだった。だから、肩書き等は伝えて居ない】
【だが、昴になら正式に名乗っても良いだろうと、少女はそう思った】
【「逃げないで」。手から離れられた事に対して、頬を膨らます】

十二―――いや、もう十三年前―――のクーデター……
その影響に加えて先の大戦、我が国の力は目に見えて衰えています
其処に、塞がりかけた傷口を抉る様に…………

………気をつけなければなりません。十分と思っても、それより更に

【「逃げないで」。どう聞こえるのだろう、昴には】
267 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:05:56.92 ID:i4LhVn20
>>252

「……わたしは、玖雀さんを信用します。」
「ですが、無理はなさらず。………貴方を、斬りたくはありません、から…。」

【率直に喋る玖雀のスタイル其の物に、答えるように―――聞く者が聞けば、感情を押し殺しきれない声で、ミネは語った】
【生存本能と言う『絶対の権力』の勅令に従い行動する彼女…若し、玖雀が狂気に貪り尽くされ、自らに刃を向けたとすれば】
【『人間』としての面では拒絶したとしても、『猫』であり『兵器』で有る自分が、容赦無く爪牙を振るう、という懸念を抱いた】
【それ故に――――人の眼から見れば不謹慎にも思える様な台詞を、恐ろしく真剣な印象を携えて、言い放つ】

【それから暫くは、苦痛に唸りつつも、手を伸ばし『脱出』を図ろうとするキョーコと、ミネの睨み合いの中で、玖雀の言葉が続いていた、が】
【セリアの魂≠ノついての推論が出た時―――それぞれの身が、びくりと震えた】

……何です…ッ、て…!!
「………!」

【片や、まだ痛みの残る腹の底から、声を絞り出して。片や、沈黙を保ったままに、澄ました表情を岩の様に強張らせる】
【反応の形式は違えど、間違いなくいま話題に上がっている人物は、夫々の『仇』だ】
【少女が身を跳ねさせるほどに動いて見せたというのに、ミネは彼女を警戒する事を、数瞬忘却しかけた】
【憎悪と旋律が渦巻く、一匹と一人の頭の中―――解り合う事はしないが、其れだけは、お互いに痛いほど識る事が出来る】
【尤も、少女の顔には――――場違いな、『喜悦』も浮かんだ点が、ミネとは決定的に違うのだが】

「……また、貴方を狙うかもしれない。そういうのを使う人間は、経過観察が好きな傾向に有ります。」
「わたしに手伝えることがあれば、集積情報でも雀でも使って、なんなりと、何時でもお願いしますよ?」

【念を押すように、ミネは立ち上がった玖雀を、首をかくりと曲げて、山の様に見上げつつ、そう言う事だろう】
【何となく、別れが近いことは察しているが―――矢張りと言うべきか、名付け親の事は、敢えて言葉にはしない】
【そんな決意をブチ壊しにする様に、うわ言の様に憎しみを口から垂らす少女には、ひとつ睨みと、低い唸りを呉れてやる】
268 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:08:36.63 ID:lSDes.oo
>>260
そうにゃんですっ!!
いろんな人に愛されて・・・・丁寧に使われてきたんですッ!!

【今この幼女の頭の中にある光景は】
【目の前の恭平が丁寧にリヤカーを拭いている所】
【きっと、猫車の幼女も同じ様なことを考えているだろう】

いやいや・・・九十九神は基本的には覚醒してからが歳になるのですぅ!!
実質私とネコさんの精神年齢は、6歳と0から1歳ぐらいにゃんです!!

つまりはつまりで私たちはおじたんより、年齢が上かもしれないけど下かもしれないのですぅ!!

そして紗月おかーさんがおかーさんと呼ばれる理由は九十九の習性なのですっ!!
九十九は覚醒したときに最初に見るものを親と認識するらしいですっ!!

このネコ様が最初に見たのが紗月おねーたんだった訳ですよっ!!
269 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:10:40.06 ID:nfLGKcSO
>>262

だよネ、負けて自分の欠点に気付くの大事。
んまああの子の場合は多分、「応援してたヒトが負けちゃったのが悔しいけど、それをそのまま言うなんて恥ずかしい!」……みたいな。
照れ隠し混じりな憤り? だとあたしは見たネ。

【ふふん、と胸を張って推察】
【ちなみに、エルの想像――「勝ち気な女性」というのは、半分当たりで半分外れ、だったりする】

むふふん、かわいーネ!
そ、あたしはユヅキ……様?

【得意気な笑みは、エルの発した言葉に打ち消されて】
【ぽかん、と口を開けて、数瞬かたまった】

……、……様、ってつけられるの……恥ずかしいネ……

【予想以上に。赤い少女にとっては、むずむずする感覚】
【こちらも、少しだけ頬に赤が差した】

/携帯に移行したのです!
270 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:11:41.20 ID:DioZ2I2o
>>263
当たりだったのね、それはよかった・・・ぅわっ!?

【無事見つかったことに表情には出さないが心中で安堵し、息を――つけなかった】
【理由は言うまでも無く彼女が飛びついて来たせい――今までのやり取りから解るだろうが彼女は喜びを分かち合い抱きしめ合うなんてことはしない
―ので、その態度とは正反対に、女性的で柔らかな肢体を思いっきり抱きしめられることになる】
【参考に彼女の身体情報…身長:159cm、胸:Eカップくらい】

――…っく、はぁ・・・
嬉しいのは、分かったから、ちょっと離してくれない、かしら?

【きつく抱かれて苦しいのか、息を吐き、顔をそれまでよりも紅くしてそう言い頼む】
271 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:11:45.06 ID:BaPqxADO
>>261
【ガツン!と痛そうな音をたてて】
【至近距離から額に鎌の柄がヒットした】

【その衝撃からか、青年は首を曲げ上を向くような体制になり】
【女に噛み付いていた蛇も口を離す】
【…が】

あぁん?
【次の瞬間、首をぐいんと戻し、かつ更に女に顔を近付けて】
【嫌悪感たっぷりな爬虫類を思わせる紅い眼を見開いて、睨みつける】

それで抵抗してるつもりかよ?おい
なぁ、てめぇのそれは飾りか?なんの為に刃があんだ?なんの為の武器だそりゃあ?
おいおいまさか情けで刃使ってねぇ訳ねぇよなぁ?そりゃ俺様を舐めてる事になるぜ?俺様舐めるのはいいが舐められんのは大ッ嫌いだぜぇ!?
【ベロリ、また長い舌を出して】
【青年から滲み出る、人外の気】
272 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:12:51.79 ID:SrsmSWM0
>>265

む…………!
――――これは一本取られたな。確かにその通りだ
生きている以上、前へと進まなければならない…………分かっていたはずだったのだがな

【肩の力が抜けたような表情を見せる猫人間】
【自分でも、納得していたはずだったのだが、人にそう言わしめるような表情を見せていた事に、思わず笑みを見せる】
【『前向きな自嘲』とでも言うべきか。自然に切り変わるような笑顔だった】

しかし、腕に覚えがあるから参加したのだろう。そこで一定の成績が修められたと言うのなら、それは履歴として立派に通用する

【ジンジャーエールを更に煽りながらそう言う猫人間】
【戦えると言う事は、彼にとってなにより重要な『採用基準』なのだろう】

よし……ならば、それを食い終わったら早速マスターの元へと行くか?
俺が話を通せば、恐らく大丈夫だろう

【女性の意欲を見てとった猫人間は、グラスを一気に空けて、そう提案する】
【この話は、早い方がいいとの判断だろう。しかし、食事を急かすつもりはないようだ】

うん…………そうだ、君の名前、聞いておこうか?
俺はアーディン、アーディン=プラゴールだ。先ほども話した通り、この店『八福尽星』の用心棒頭をしている……

【プニョに頷き返しながら、名を名乗る猫人間――――アーディン】
273 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:16:23.43 ID:/GjqrX6o
>>264

【彼の困惑は、その言葉の端から、掴むことが出来そうだった
しかしながら――――……その正体は、彼女からしても不明で――――……
故に、触れることが許されぬ禁断の果実が、如く、彼女は静かに、彼の言葉へと返していく】


それは残念ですわ――――……最も、それが当然のこと、なんでしょうね


【微笑が消えて、どこか、おっとりとした――――……表情を貴方へと向けて
貴方の言葉を尋ね、その中の絲を汲み取っていく】

【夜風を静かに吸い込み、地面に落ちたオーガンジーショールを拾うと
そっと、彼女の柔肌を覆うように、投げかけ、唇を開いて、言葉を紡ぐ】


――――……何故、と聞かれては、応えない道理はありませんね
端的に述べるなら、止めるため、でしょうか――――……


【膝の上で寝転がる両手が、静かに絡み合って――――……ぎゅっと、彼女のぬくもりを、彼女へと伝える
仄かに喧騒が、消えていく――――……沈み行く夜は、時の経過を縮尺的に表して】


強き力≠ヨ対抗するためには強き力≠ェ必要です
その為の道筋が、私の場合――――……あまりにも、急ぎすぎた、からでしょうか

――――ですが、後悔はしていません

今の私が在るのは、幾千もの犠牲があったからです
だからこそ、私は在り続けなければいけないんです――――……それがきっと、修羅の道でも

……それに、私にも私で、護りたいもの、結構あるんですよ?


【クスリ、と零れ落ちる微笑は、依然、変化は無い】
274 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:17:50.49 ID:MJoKTeY0
>>266

……あ、……そっか、……そうだ、ね。
“今度もまた”……『犠牲』が払われるかもしれない……か……
……ごめん。ちょっと……浅はか、だった。

【ルーミアの言葉に、昴は鎚で頭を殴られたような衝撃を覚えた】
【「なんということ」だろうか……彼女は無意識のうちに『立ち位置』が『向こう側』だったのだ】
【『向こう側』とは『巻き込まれる一般人側』ではない……まさに剣戟を打ち鳴らし銃声を奏でる『戦士の側』だ】
【『当事者サイド』……『殺される側』『攻撃される側』ではない。『殺し』『攻撃する側』なのだ』
【標的は『敵』……それによって生ずる『多くの被害』『犠牲』……『贄』……『失念』していた】
【それに昴は酷くショックを覚えたのだ。自分は……矢張り、もう黒く染まった人間なのか?……】

……え?

【そして――追撃ともいえる、ルーミアの言葉】
【『衝撃』……『重厚な衝撃』――ずん、と重く、その言葉が昴の中で幾重にも反復され増幅する】
【がんがんと、最早それは雑音(ノイズ)の如く。何故?どうして、そんな……?】

……あ、やっ、私、は……、……

【――バカだ。詰まってから気付いた。素直に交戦経験があるということにしておけば……】
【少なくとも、これ以上違和感の傷口を拡げることもなく――――】
【――――と。そこまで思考して、それ以上は思考する余裕を失った】


  ……、…………


…………  ……

【微かに動いた唇が、言葉を紡いだことを教えてくれたが、それは音を成さなかった】

【それ以降、ぽかんと開いたままの唇と、見開かれたままの目が】
【もう、隠し通せない、明らかな異常の鐘を打ち鳴らし、ルーミアに知らしめる】

【……『王位継承者?』……『金の国』の?】
【『第一位』……昴は無学だが常識は携えている。つまり――『時期国王』?】
【……『金の国?』……ああ、……『よりによって』――いや、そんな『思考』――】

…………ぅあ、っ……

【言葉をつなげねば。そう思って搾り出した音は、意味すら成していない】
【かたかたと震える――それはトラウマがフラッシュ・バックした幼子のように】
【『自分』じゃない『自分』――いや、紛れも無い『自分』が……『破壊した』】
【この右腕で……撃ち尽くし、焼いた……≪金の国襲撃≫――『宣戦布告』】
【……直感……また失うかもしれない――『信頼』を。『友人』を……『失う』】
【…………『逃げないで?』……バカな――真実を知った時……きっとそっちから避けていく……】
【どうしようもない『恐怖』……今、昴は、ただの少女より更に脆い存在に過ぎなかった】
275 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:20:03.96 ID:iLz/kISO
>>272
そうだ!貴方には笑顔が似合う!!
【爽やかな笑顔でそう言い】

それはありがたい!!貴方の優しさに私は胸がいっぱいだ
【爽やかに言いながら刺身を食べ始める】

アーディンか!!私は四丹神 殺(しにがみ あやめ)だ
【爽やかに自己紹介する】
【なお…彼女はレイドとジェムと面識があったりする】
276 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:20:36.98 ID:RChYbu.o
>>269

なるほど──ふふ、あまり素直な方ではないのですね
ですが、気持ちはなんとなく分かりますわ
自分の気持ちを素直に伝えるというのは──矢張り、勇気がいるものでございますし

【夕月の様子を見て、またも小さく微笑むエル】
【「気持ちを素直に」──それは、今のエルが抱いている課題でもあった】
【其れ故に、どこか夕月の知り合いと通じるものがあったのかもしれない】

【そして、次の瞬間相手が硬直したのを見て、慌てたように手を口元へと当て】
【どうしよう、どうしようと再び視線をあちらへ飛ばし、こちらへ戻し】

え、えと……い、いけなかったでしょう、か。。
その……あの、お嫌でしたら──、えと、えと、、

【結局、迷いに迷った迷子の視線は「だいたい」夕月の周囲を蝶のようにふらつき】
【「夕月様がダメなら、夕月さん、でしょうか──?」】
【等という事を、頭の中では考える】

/了解です!
277 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:28:28.18 ID:SrsmSWM0
>>275

そうか…………ありがとう

【掛けられた言葉に、穏やかな笑みを浮かべるアーディン】
【何時になく、優しい言葉を掛けられる事に、本心からありがたさを感じていた】

いや、こちらとしても『強い』者が入ってくれると助かるのだ
今は俺一人、常に店に張り付いて無ければならない有様だが……それも変わる事になるかもしれん

【幾ばくか、事情を話しながら苦笑するアーディン】
【店の留守を預かる事の出来る人間が増えれば、負担も軽くなると言う】
【店の側からしても、その事態はありがたい話なのだ】

うむ……よろしくな、殺

【殺の名を呼びながら、一つ頷いて見せるアーディン】
【食事を続ける殺を、頼もしそうに見守っていた】

【――――アーディンは、殺とレイドの間に面識がある事を知らない】
【また、アーディンも、レイドを店に匿っている事を隠そうと、口にも出していない】
【しかし、殺を店に招き入れると言う事は、あるいは――――――――】
278 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:29:01.11 ID:nfLGKcSO
>>276

つんつーん、とネ。憎まれ口とか叩いちゃうけど、内心恥ずかしがり屋さんなのネ。
素直になればフツーのかわいー子なんだけどネー……そこら辺、むつかしーネ!

【ぐーっと伸びをひとつ、エルに向き直って】

……あのネ、多分、トシもおんなじくらいなんだからさ。
呼び捨てでいーよ? ユヅキ、ってネ。

【育ちのよろしいお嬢様っぽいから抵抗があるのかな、とぼんやり考えながらも】
【はっちゃけた提案を投げ掛けてみた】
279 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:31:28.24 ID:7va/yWUo
>>270
【これ以上ない位の素直な感情の暴走は、相手の男女差や外見を問わないごくシンプルなもの
 例えるならば、犬がフリスビーをキャッチして戻ってくるようなものを連想させる
 その柔らかな四肢を、さらりとしたエプロンやワンピース越しに程よく硬い身体が抱き寄せた
 大体背丈は同じくらいなので、かなり顔が近づくもぶつからないようにはしている】

……とと、ごめんごめん!ほんっとありがとう!考えないようにしてたけど、本当に見つからなかったらどうしようって思ってたの!
だから嬉しくて嬉しくて……ん、ごめんね、ほんとに、ほんとにありがとう!
【お互い身体を離し、彼女の腕を掴んでブンブン振り回すと、緊張が途切れたせいかうっすらと涙が出てきたようで
 改めてそのペンダントを大事そうに胸に当てた。通された紐はやや擦り切れており、長く持っていた事が伺える】

良かった、良かったよほんとに……でね、さっきの話をするとね
私達は生まれた時はニンゲンみたいなんだけど、段々年を取ってくると身体がオオカミそっくりになっ――あっ
【言ってしまった、と手を口元に当てて口を噤む】
280 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:31:59.60 ID:K9sUvHco
>>274

……可能な限り、犠牲は減らしたいものです
人間の命は数では測れない、という理屈もあるでしょうが……
不幸になる人間は、少ない方が良い。そうでしょう?
………紙面に躍る『百』という数字。実際に見れば……

………だからこそ、戦っている人間の目は、価値が有る
被害を、データでは無く実際に知っているのですから
貴女は………どうやら、彼の集団と好戦経験が有る様ですわね
生憎と、私は実際に刃を交えた事は無い……なら、その恐ろしさは寧ろ貴女の方が知っている………

【別に、人道的見地から『犠牲』を厭う訳ではない】
【国民の命を守るのが自分の義務と考えているだけ。無関係の人間なら、極論関心は薄い】
【だからだろう。昴の思考方法に対して、叱責する様な事もなかった】
【寧ろ焦点を置くのは、彼女が何かを知っているという事実】
【否定の言葉は無かった。なら、イエスだろう】

【嬉しい。きっとこの言葉が近い】
【数少ない友人が、予想外にも自分の側の人間だったのだから】

【そう、喜べる筈だったのに】

…………昴?

昴、どうしたのですか?

【その友人は、突然何かに怯え出した】
【笑みに転じかけた表情は一瞬で崩れて、せわしなく瞬きを繰り返す】
【振るえるその肩を抑えようと、両手を伸ばし】

昴、聞こえていますか?気を確かに!
一体、何が@Lったんですか!?

【彼女は、何に怯えているのだろう?】
【自分でないと良いな】
【文章にならない思考を無理に表すと、こうなるのではないか】
281 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:32:53.71 ID:K8G32MSO
>>268

「なるほど・・それでお母さんか」
【うんうんと納得している】

アンタを一人立ちさせてから一人だったからね、それにアンタの面倒を見ていた経験もある事だし、
それで母親の願いを受けたんだ。
【少女がそう付け加える】
282 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:33:22.44 ID:uDhsRoDO
>>271

【柄が額に当たり、女が安堵の息を漏らした】
【攻撃が当たった。之で彼も、――――】

【気絶、して、無い】


――――――――――ッ!!

【ぞわり、と。悪寒が背中を奔った。困惑と混乱が彼女を襲った】

【彼の顔が、自分の顔に近付く。ぐらり、思わず気絶しそうに成る】
【目の前がぼやけ、其の獰猛な瞳が、視界の中で融ける】

…ひっ…、…ぃ…、……!

【今まで彼女が柄を使っていたのは、確かに―――彼を、殺さない為だった】
【大振りな刃は、相手に大変な傷を負わせる可能性が有る】

【純粋な恐怖が女を支配する。夢なら醒めてくれと。刹那、願った】
【――――然し之は。現実だ】

【ぶぢり、と。最後の理性が、切れた音がした】


……、…た…


           分かった


【呟いた。虚な表情で】

【彼女は静かに。鎌の刃へと視線を移すと】
【最後の一撃だと言わんばかりに、柄を握り締め直す】
283 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:33:28.40 ID:iLz/kISO
>>277
【その返事に爽やかな笑顔で返し】

私が強いかどうかはわからないが、アーディンの負担が減るのなら嬉しい事だ
【爽やかに言いながらチャーハンを食べ】

こちらこそ!
【爽やかに笑う】
284 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/23(火) 23:34:06.62 ID:RNvst6o0
>>273
【立ってしまったついでだ、先ほど彼女が風で落とした所持品を拾おうと腰を下ろす】
【それが風で遠いところに流れていなければの話で、遠くに行って居たらそのままもとの位置に座りなおすだけだが】

・・・っ、殆ど同じ台詞を返す・・・!あぁ、残念だとも・・・!

【彼女が居る方向とは反対向きの方向へと、何処か意地を張ったような顔を弾ける様な動きで動かす】
【自分の信念に反しているようで嫌なのだが、彼女を個人としてみれば・・・そう悪い人間ではないのかもしれない】
【そんな心情が彼のうちで生まれつつある──・・・…】

何をだ・・・何を止めたい・・・
【顔は反対を向いたまま、どこか消えそうな灯火のような声で聞く・・・消えそうではあるが聞こえる程度には響く声】

確かに・・・あんたの所属している組織は・・・強い力だ・・・
だがあれは扱える力か!?昔は知らないが今のあの機関は頭の無い化け物!
・・・あんたと同じ議員、シェン・ロンドですら自分から言った・・・!

────幾千の犠牲があるから・・・なんだ・・・それを・・・止められれば良いのか?
・・・守りたい物があると言うなら尚更・・・!あの組織にいたいと言うのが解らない・・・
あんたの言う強い力とぶつかるときに・・・機関が思うように動いてくれるとは・・・思えない
【顔を正面に戻して、身を屈めつつ言う】
【自分は・・・何故此処まで感情を発露させている?・・・会ってたかだか二度目の人間に・・・】
285 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:35:34.14 ID:0gzI2gAO
>>267
お前はな、ただ生きるコトだけ考えてりゃイイんだよ
何も、「わたし」や「パッセル」ッつー縄に縛られるこたァねェ
もし仮にそうなッたとして、わたしを斬り刻むコトに罪悪感を抱く必要ァねーンだ、解ッたか?

――返事は肯定しか受け付けねーからな、“猫ちゃん”よ。

  【狂気が寄らば、躊躇いなく斬れ。】

【玖雀は、ミネの持つ人間的な側面≠も否定するが如く、そのような旨の言葉を淡々と言い放った】
【その言葉に裏打ちされた真実は、彼女の存在と生存本能への肯定。本望とまでは行かずとも、斬られることに抵抗は無いのだ】

……二人に言ッとくがァ、生きてる可能性はメチャクチャ低いぜ?
わたしの見間違いッてコトもあンだからなァ

ま、そッちの嬢ちゃん名前は、いつか落ち着いた時にでも聞くとして……
ミネは何時も世話になッて済まねエな、ありがとうよ
まァだ電子機器の使い方よくわかんねーから、何かあッたら雀の方で連絡すると思うわ

【そう告げて、玖雀は再び粗暴な足取りで歩み始める。少女と三毛猫の両者を、一度視界の中に収めて】
【ミネの横を通り過ぎる途中、腰を折ってその小さな頭をやや乱暴に撫で付けようとし】

じゃあな、“また”がありゃアそン時は宜しく

【呼び止められる事が無ければ、路地裏の暗がりへと去って往くだろう】
【三毛猫の名付け親のことは、先程その名前をサラリと口にしたのみで話を広げようとはしない】
【もしも伝えたいことが有るならば、彼奴を呼び止め続けて会話することも可能である】
286 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:37:29.88 ID:RChYbu.o
>>278

ふふ、本当──難しいですわね
こればかりは、本人がどうにかするしか、ないですから

【「ジャンル的にはつんど、ら……、いえ、確か、つんでれ、でしたかしら?」】
【そんな、本で読んだかテレビで見たのか曖昧な単語を脳内で思い出しつつ】
【手を口元から離して、右手を膝の上に戻し。左手はそのまま、頬にそっと宛がって──】

ふ、ふぇ──?
えぇ、と……、えぇと、、で、ですが。。

【──頬に宛がわれた左手。それはすぐに、口元へ戻る事となってしまった】
【夕月の想像通り、どうも呼び捨てでは抵抗があるらしい】
【先ほどと同じようにおろおろとした様子で、視線が明後日の方向にI can fly. 】
287 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:39:14.30 ID:BaPqxADO
>>282
お?よーやく理解したか?
そうだよなぁ!もうなりふり構っちゃらんねぇよなぁ!?
【女の様子が明らかに変わった】
【それを見て、至近距離で大声を出して、嬉しそうに吠える】
【そして、次の瞬間】

んでもぉ?俺様ったら邪道だからぁ?
攻撃するまで待ってやんなーい!!
【上半身を引いたかと思うと、同時に左足を上げて膝を突き出す】
【狙いは鳩尾、素早く少しでも体をずらせばかわせる速さ】
288 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:40:31.51 ID:SrsmSWM0
>>283

……少なくとも、うちの面々よりかはやれる口だろう
不運にも、今現在はそうした『闘技』には縁の無い面々ばかりだからなぁ……見てくれや力自慢はいても、だな……

【よほど『人材』に枯渇しているのだろう】
【逆に言うと、少し物騒な世界でもあるのだが、アーディンは殺ながら問題ないだろうと見ているのか】
【これ以上殺の『実力』について詮索しようとはしなかった】

うむ!
………………っと

【力強く、殺に対して頷き返すアーディン】
【そうして、店の仲をぐるりと見回す】
【異変がないかを見るためだったが、今のところ、そうした心配は杞憂に終わっているようだ】
289 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:44:47.58 ID:DioZ2I2o
>>279
はぁ…まったく…

【流石に抱きつかれて顔を至近距離に置かれて、流石に動揺していたのだろう、未だに息が荒く、顔も紅い】

まぁ、助けになったのならよかったわ。無駄骨に終わらなかったという意味でも
…今度は腕が痛いわ、離してくれない?

【されるがまま腕をぶんぶんされながらそう言う調子は素っ気なくて――
ただ、「も」に隠された部分では、きっと喜んでいると思われる。でなければもっと素っ気なくてもおかしくないし】
【まぁやっぱりされるがままなのは許容できないらしく、しっかり手を離すように言い放つ。字面は疑問形だが半分命令なくらいきっぱりと】
【で、ペンダントを付ける様を眺めながら女性を観察する姿勢をとり――】

年を経ると狼みたいに――?

【その一言で、再び魔術を起動――ただし今回は他人の目に見えるエフェクトは無いが】
【起動させたものは言うまでも無く――】

・・・なるほど、その珍妙な帽子で隠しているのが、それということね

【彼女の頭部――というか帽子の方に焦点を合わせて言う。今度こそ帽子の下の耳に気付いたのだろう】
290 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:45:05.77 ID:iLz/kISO
>>288
そうなのか…最近は物騒だ。暴力により人々から笑顔が消える…私はそれが許せないしな
【真面目な表情で言い、食べ終わり】

どうしたんだ?
【首を傾げ】
291 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:45:35.78 ID:MJoKTeY0
>>280

【もう、言葉などまともに頭に入ってこない。聞こえてはいる。白い靄(もや)がかかった状態で】
【『恐怖』……『罪悪感』……混ざり合い、少女の脳裏から『正常』という言葉の一切を取り払う】
【その状況では、最早まともな判断など出来ない――手に入る情報は『淘汰』される】
【即ちそれは、更に自らを追い込むように……昴はそういうタイプの人間だったから】

【 『不幸になる人間は、少ない方が良い。そうでしょう?』 】

【と。その部分だけを抽出し、歪んだフィルターに通して自己解釈する】
【結果として、『不幸にしないために――これ以上不幸にしないために』】
【『だから、私は……もう、友人なんて作ってはいけないのか?』と――曲解する】
【“歪む”……“歪みゆく”……“崩れゆく”……平穏が、日常が、有り触れた、取るに足らぬ世界が――】
【そんな『世界』で『生きる資格』なんて……もう、在りはしないのか?自問――そして、『自答』――】

う、……あっ、ぁ?、!

【そして――思わず、まさに反射的に。がたん、と音を立てながら、ベンチから立ち上がる】
【伸ばされた両手に対して、確かに示す『拒絶』――恐れを宿した瞳が揺らめく】
【それはひょっとすると、ルーミアに『哀しい誤解』をもたらすかもしれず――】

あ、ぁ、あッ、……あっ……!

【『何があった』と問われれば――ああ、『壊した』……『壊し』『侵し』『殺し――“殺した”』……】
【『殺した』……『殺した?――「何を「私が「誰を「人を「金の国の民を『私が『殺しッ――】

…………め、なッ……

【――ぽつり、と。風が吹く音が漏れたように】

……ご、め、なさッ……

【昴は――】

…………ごめ、んな、さッ……ご、めッ、……ごめんなさ、いッ……!

【半ば正気を失ったかのように――震える声と体で、ルーミアにそう告げて】
【ざり、ざりと土を踏みしめ、そのままゆっくりと後退してゆく】
【もう暫くすれば――(このままでは)――すぐさま踵を返し、走って逃げてしまいそうな気配】
【その瞳には、涙すら滲んで――異常を彩る】
292 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:45:45.50 ID:nfLGKcSO
>>286

ん。本人にも「素直になーれ☆」って言っとくネ!

【多分、言ったら無言のまま刀を振り下ろされると思うけど。まあいいや、と】
【言うだけ言って逃げれば……あれ、あの子足速いんだな、どうしよう――大分思考がズレてきた】

……うーむ、いきなり呼び捨ては抵抗あるかぁ……
じゃあ、ユヅキ「ちゃん」でどうだネ? 呼び捨てほど馴々しくはないけど、親しみはある呼び方!
これでどうだっ!

【得意気に、びしぃと指を立てる!】
【……小鳥のようにひょこひょこ飛び回るエルの視線に入ったかは不明だが】
293 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:49:37.34 ID:/GjqrX6o
>>284

【五月雨が如く、心を溶かして降り注ぐ貴方の言葉は
雨の中、一人咲く菖蒲が受け止めるには、少々重く――――また、溢れすぎている
それでも、彼女は――――……彼の止め処ない言葉を、手のひらで救い上げる】


会った事も無ければ、名前も知らない人です
もっと述べるなら、私の身体≠ノ――――もっとも、親しかった人

どの程度強いのか、どれほど恐ろしいのか、すら――――私には分かりません
でも、きっと――――……こうなったからには、止めなければいけないんです

……少し、遠まわし過ぎるかもしれませんね
今は言えない事が、分からないことが、多いんです


【申し訳御座いませんわ、と付け足して――――……微笑を貴方へと向けて
冷たさを増す夜風に、彼女の薄い服を更に強く身につけ――――……僅かながらの防寒を施す
吐く息に白身が混ざり始める頃、彼の言葉への返答が零れ落ちる】


そうですね、きっと――――……機関≠ヘ私のための組織では在りません
私などの手ではおえない強大な力でしょうね

でも――――今から、この道を引き返すには時間≠熈犠牲≠熾K要です
……そして得る力≠ェ在るなら、いっそ、私はこのまま堕ちていきたい、とも思いますわ


【――――……彼女と彼との交流は少ない、その為、彼女を判断する材料は少なすぎて
同時に、彼女の今まで≠知らない為、話の真相を知るには、少々のイマジネーションが必要であろう】

【彼女は何かを止める∴ラに――――……護る為に力を求めた
直ぐに得るための代償として、彼女は茨の道を歩み始めた――――……故に、彼女は既に引き返すことは考えなどしていない
既に、ボロボロになった裸足の両脚は、これ以上の苦痛を拒否しているのだ】


――――……もうこんな時間ですわ、有意義な時間が過ごせました
では、私はこれで――――……願わくは、次出会う時も、こうして、刃ではなく言葉を交えたいものですね


【そういって、彼女は立ち上がろうとするだろう
これ以上話していれば、彼に心が傾いてしまう、から――――……】
294 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:49:50.94 ID:lSDes.oo
>>281
解ってくれましたかっ!!
やったぁー!!

【幼女は上に両手を挙げながら3回ほどジャンプする】

と言うわけでこのネコ様を護おじさんや紗月おかーさん
の家族に入れてほしいんですけど良いですか?ホラ、ネコ様もお願いするの!

「お願いですっ!!おかーたんとおじたんっ!!」

/バリバリ遅れました。すみません
295 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/23(火) 23:51:15.14 ID:SrsmSWM0
>>290

まぁ、それは仕方がないだろう……そういう世相だ
しかし、だからこその地回りだ
この界隈では、麻薬系の薬物取引と、チャイルドポルノの撮影、販売は、見つけ次第ヤキを入れる事にしている……
合法的なものでなくても構わん。秩序を護るためのシステムは必要なのだ……

【どこか遠い眼で答えるアーディン】
【穏やかでなくても、とりあえず人々を護るために、自分たちは活動しているのだと】
【力を振るうのも、無差別・無秩序ではなく、相応の理由にのっとっているのだと】
【自分の役目に関する事を述懐した】

――――お、食べ終わったか
なら、早速マスターのところへと行くか?

【全て平らげたのを確認し、そう声を掛けるアーディン】

あぁ……気にするな
店におかしい様子は無いか見てみただけだ

【大した事でも無いため、その事は特段詳しく話さなかった】
296 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:54:51.79 ID:RChYbu.o
>>292

はい、是非そのように
最も──図星をつかれた方、というのは時折機嫌を損ねてしまうものですけれど、ね

【ふふ、と苦笑し。夕月の思考を知ってか知らずか、そんなこと】
【もし自分が「素直になれ」と言われたらどのような反応を示すのだろうか──】
【そんなことを考えるも、素直になる相手が自分の片想いの相手である】
【結局──恥ずかしさのせいで、浮かんだ思想はぐちゃぐちゃに消えてしまい】

ゆ、、夕月、ちゃ、ん……
夕月さ────、、ゆ、づ、き、ちゃん。。

【相手の勢いに負けたのか。僅かにまたぴくんと肩を震わせ】
【まるで自分に馴染ませるかのように、何度も何度も相手の名をエルは呼んだ】
【時折、うっかり「夕月さん」だの「夕月様」だのと言おうとしてしまうも】
【言い間違えるたびに、彼女は必死で訂正を入れる】
297 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:57:58.26 ID:K9sUvHco
>>291
(………昴?)
(昴、そうよね。自分でそう言ったもの。その顔をしているもの)
(でも)

【これは、誰だ?】
【私の目の前に居るのは、いまこうして怯えているのは】
【私の友人の昴の顔をして、一応は人の言葉を使っているこれは、誰だ?】
【そう、思うしかない程。少女の中に有った彼女のイメージは、今の彼女本人とはずれている】
【理知的で冗談を好み、快活。そう、記憶していたのに】

【だけど、自分まで混乱する訳にはいかない。それでは、もう何も見えなくなる】
【不幸にも、幸運にも、感情を取り繕う事ならば慣れているのだ】
【「逃げないで」。その言葉は、今言うべきなのかも知れないが】

………昴!待ちなさい!
ごめんなさいだけでは、何を言いたいかも分かりません!

(……誰なの?これは誰なの?何なのよ?)
(それとも、これが『昴』なの?)

【逃がしては、いけない。此処で逃がしてしまえば、また次の冬まで会えなくなるのかも知れない】
【今、此処で、聞かなければ。公人としても、私人としても】

【後退する昴に駆け寄って、再び手を伸ばす。今度は、その頭を自分の胸元へ抱き寄せようと】
【聞きたい事が有る、言いたい事が有る、此処で逃がしてはいけない】

………どうして、逃げるのですか?私が、何かしましたか?
教えてください………言って貰わなければ、分かりません

……昴。貴女は、どうして泣いているのですか?

【そういう自分自身の視界も、普段より霧が掛かった様な】
【眉と瞼が自分の意思から制御を外れ、ぴくぴくと痙攣する様に動く】
【声を続けようと息を継いで。喉が渇いている事に気付いた】
298 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:57:58.84 ID:7va/yWUo
>>289
顔あかいよ?そんなにびっくりした?
【そんな動揺も気にする素振りは無く、というより何故そうなるのかが分からないらしい
 思いやりという感情が自身の中に殆ど無い為だが、それは普段意識していない
 そもそも身体の接触に殆ど抵抗感がない事もある】

わ、わかってるよそれくらい!……しょ、しょうがないなあ!見せてあげるよ!
【言われたタイミングで片方の手は離していたが、やはり自身も命令されるのは気に入らないらしく
 憎まれ口を叩きながらも残りの手を離す。そして、じろじろと観察される様を知ってか
 普段なら盗まれないように距離を取って隠すだろうが、見つけてくれた事も考えて見せても大丈夫だと悟ったらしい
 宝石の原石か何かに模様と絵が彫り込まれており、アンバランスにも自然な様子にも見える】

ま、まあね……ずっと遠い昔は私達も森で生活してたみたいなんだけど、その森も段々小さくなってきてるし
外の人間達とも、まあしょうがなく付き合ってやってる感じかな。だいたい人間ども、数ばっかり多くて
そこいらじゅうにうようよ居るし、私達を変な目で見るし……
【頭部を指摘されると初めて照れたような様子を見せたが、それを隠すように今度は悪態を吐き始める
 一応、彼女とは顔を逸らして言っているが】
299 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:58:48.19 ID:iLz/kISO
>>295
……………チャイルドポルノだと?
【一瞬…彼女から強い闘気と威圧が放たれる】
【どうやら彼女は小さい子がそういう行為をされられるのが嫌いなようだ】
【……本人は変態だが】

ああ。頼む
【笑顔は消え、真剣に頭を下げ】

プニョはここでおとなしくしてくれ
『うにょ』
【ゴーストは肩から降り、テーブルの上でジントニックを飲み始める】

そうか。なら良かった
【爽やかな笑顔で】
300 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 23:59:10.30 ID:uDhsRoDO
>>287

【溝尾に蹴りが当たり―――げふ、と空気を吐き出した】
【後に訪れる、猛烈な吐き気。頭の中で、爆発が起こった様な感覚が彼女を襲った】
【気持ち悪い。早く、終わらせたい。―――でも、生きたい】

【虚ろな、虹色の極彩色の瞳が、彼の紅色を見返すと】

――――――…狡い

蛇さん、凄く狡い



でも、嫌いじゃない。かも

【そんな、戯れ事を。攻撃を受けた後、ぽそりと呟いた】

【にまりと、笑う】

【鎌の刃を振り上げながら、バックステップしようとして】
【成功したならば―――彼を斜めに斬ろうと、両腕の限界まで、鎌を振り下ろそうとする】
【勿論、目に見える速度、動作も遅く、回避も容易い】
301 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:01:55.05 ID:t4GFJ5.0
>>285

「……………了、解。」

【そう言われて――――割り切った≠ゥらか、そうしなければならないと感じたからか、彼女は首肯しつつ、険しい声色で答えた】
【漢字でたった二文字、平仮名で五文字の至極短い言葉を吐くために、打つ舌は錆びた様に滑りが悪くて】
【縦に振った首は、ぎちぎちと軋む錯覚を抱くほどに、動かすのに辛かった】
【其れでも、玖雀の意向を呑もうとするのは――――その意図に気付いてか、気付かないでか】
【だが、兎にも角にも、ミネの行為に、二代越しの深い信頼と忠誠が籠っている事には相違無いだろう……!】

「……『カノッサ機関』の連中ですから、死んでも復活する人間を作っていても、不思議ではないでしょう」
「例えその可能性が1パーセントでも、わたしと貴方に害が及ぶ可能性があれば、警戒を続けさせて頂きます。」
「そして、連絡の件は承知致しました……こちらとしても、何かがあれば、直ぐに送らせて貰いますね。」

【『喋る猫』に限らず、機関員の技術力は脅威だ―――生化学分野に関しては、世界一の組織と呼んでも良いかも知れない】
【セリアに限らず、ミネの開発に携わった人物や、元No.2のカリナトゥス等、邪悪な精神を持った天災的な科学者が、何人も居るのだ】
【更に、トドメを刺す事の出来なかった機関員が、殆どのケースで復帰している事を見れば、組織総合でも、相当なモノが有るといえるだろう】
【其の事を、自分と言う存在を通して、知り尽くしていた彼女は―――浮かび上がった『脅威』を、見据え続ける事にした】
【再び淡々としたテンションで紡がれた声の中にも、確かな闘志と、ノイズの様な戦慄が、僅かに混入される】

「……うにゃ、っ…。」
「其処は、仮定では無く、断定して頂きたい所です…また、逢いましょう。」

【撫でられて、気持ち良さそうに踊る尻尾と、閉じられた瞳―――言葉だけ列挙していれば忘れそうになるが、彼女は矢張り根底で『猫』だ】
【夜天高く鳴き声を飛ばしつつ、キョーコの監視を継続しつつも、交代式に玖雀の背中を見送る…その動作を、見えなくなるまで行う筈】
【引きとめる事をしないのは―――前述の様な感傷に身を置き過ぎないように自分を律すると同時に、他者が居る事に憚ったから、であろう】
【蚊帳の外気味な少女は、歯軋りしながら、憎々しげな視線を―――玖雀では無く、地表に。『誰か』がいまも踏んでいると確信した地表に、傾けていた】
302 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 00:04:34.05 ID:D1FibeI0
>>299

あぁ…………実際のところは、そうそうあるものではないが、な…………
(むぅ……なるほど、やはり只者ではない……)

【殺の言葉に、表情を引き締めながら、強く頷いて見せるアーディン】
【彼も、個人的にそういうものは許し難いと考えている事が、伝わってくる様な表情だ】
【――――同時に、彼は殺の発する『気』から、その実力の一部を読みとっていた】

よし、ならついてこい……

【そう言うとテーブルから立ち上がり、カウンターの方へと歩を進めて行く】
303 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:08:02.80 ID:uw6qxwDO
>>300
【鎌が振り上げられるのを見て、すぐさま挙げた足を下ろした】
【鎌が振り下ろされて、右腕の蛇で防ごうとした】
【結果】


…キ…ヒヒ……
【傍らには斬られた蛇の頭が、切り口から紫の体液を流しながら落ちていて】
【頭を失った右腕が元の形に戻り、ズタズタになっていて】
【体に斜めに入った大きな傷から鮮血を吹き出して、体所か砂浜を真っ赤に染めていた】

まずったなぁ……まぁだ完全に馴染んじゃいねぇか……
…キヒッ
【それでも、彼は笑っていて】
304 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 00:08:13.11 ID:x.aA8RM0
>>293
【身を起こし、顔を上げ、その手を強く握り締める───その手に握られたのは意志】
【彼女の話を、彼女の心内を少しでも知ったからか、恐れなどと言うものは真夏の日差しに雪が当たったかのように早く解けてしまった】

・・・俺は・・・悪が許せない・・・
俺には、機関にいるからってあんたを悪人扱いする事も出来なくなった
・・・そんなあんたが・・・そういう風に恐れるなら・・・
そいつはきっと、悪なんだろう、不鮮明な事が多くても、だ

【彼が言葉に灯すのは何だろうか・・・彼自身相手が機関にいると言う理由で・・・十割全てをはっきりさせる事は出来ないが】

・・・機関は・・・もしかしたらあんたの言う大きい力に味方するかもしれないのに?

引き返せないなら・・・引き返せないなら、戻るんじゃなくて少し、方向を変えればいい
それじゃ・・・駄目か?あんたは悪人とは言いがたい・・・だから、変わる方向はほんの僅かにしか見え、無い

もし・・・それでも犠牲が必要だと言うならば・・・俺が代わりに背負ってやっても構わない

・・・あんたみたいな人間が堕ちる事こそ・・・本当の犠牲だと・・・俺は思う
【その犠牲を指すものがなんなのか、それも解らないが───】
【彼にとってはそれが苦渋の道に見えたのか───彼は苦渋の道と言うものがきらいではない】
【苦渋は・・・乗り越えられれば自分の強さに変えることができると信じてるからだ】

…保障は出来ないさ…あんたが、イリスが機関員である限り、保障は出来ない
・・・そういった良い意味での保障ができる時がくればいい、けどな

【───今はただ、見送る事しか出来ない】
【彼女の言うそれがなんなのか、出来る事なら立ち向かいたい、いや、知ればすぐにでも立ち向かうだろう】
【だが彼女もそう深くは解らないと言うし、何より会って二度目、ここまでの会話が出来た方がある意味凄いことだ・・・】
【…ただ、彼女が堕ちない事を祈ろう・・・】


/お疲れ様でした、いつもながらその文章には圧倒されます、遅れ気味ですみませんでした
/お付き合い、大変ありがとうございました
305 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:08:48.48 ID:uGbfxISO
>>296

うぐ。そこがちょっと怖いのよネ……
…………どったの?

【夕月と言うこの少女、色恋沙汰にはめっぽう疎い】
【何故素直になれないのか、そもそも何に恥ずかしがっているのかあんまり理解できない様子で】

んむぅ、まあ、及第点。初対面だから仕方ないネ!
そのうち呼び捨てできるくらい仲良くなれると……いいなーって。思う、ネ!

【再び謎の上から目線、そして「素直な」願望を口に出してみる】
【……なるほどこれは恥ずかしいネ、と。ようやく理解して、ベンチから立ち上がる】

ん、お話できて楽しかった! ありがとネ!

【風邪引かないようにネ、と言い残して、赤い少女は手を振って歩きだした】
【今度会うときは、呼び捨てされるといいなあ、とか。考えながら】

//ありがとうございましたー!
306 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:11:16.57 ID:17VK12SO
>>302
なら良かった!!私は子供は大好きだ!!!!抱きしめて、一夜を過ごしたい程だ!!
だが!!!本人の同意もなく嫌がる事を強要させる奴らが嫌いだ!!何より子供にはそれが似合わない!!!
子供は未来の宝!!笑顔で暮らしている方がよく似合っている!!だから……私はそういう笑顔を守りたいからな
【爽やかな笑顔で笑い】
【……なんか危ない発言が聞こえたがキニシチャダメー】
わかった!
【彼についていく】
307 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:11:25.54 ID:So14EfAo
>>304
/乙でしたー!わっちもゆったりしてたからお互い様さ!
/コチラこそ愉しかったぜー
308 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:11:28.17 ID:Aiz5eUUo
>>298
――・・・やっぱり人付き合いは好きにはなれないわね

【結論:色々と向いてない】
【息を整え、顔の紅さが引くまでしばらくお待ちください】

【しばらくお待たせしました。で、提示されたペンダントに顔を近づけ、それを観察する】

・・・なかなか綺麗じゃない。宝石かしら、結晶に掘りものとはなかなかいい趣味だと思うわ

【ふ、と微笑んでそんなことを言う――その笑みが、いい趣味という言葉が皮肉で無いことの証明であろう】

何百年の時を経て、猿の末裔は未だ進化せず、ね―――
狭い範疇でしかモノを見れない人間が多すぎるわね。今も、昔も
本質が変わらないから、世界に差別が、争いが無くならない。まったくうんざりさせられるわね

【人間への悪態――それに対して、今までになく饒舌に言葉を紡ぐ】
【それは明らかに人間を愚かだと罵るもの――彼女も人外?いや、気配や臭いといった要素は確実に人間のものだ】
【彼女は―――なんだ?】
309 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 00:12:09.54 ID:JOWER..0
>>297

【――息が、出来ない。苦しい。吸っても吸っても酸素が肺に入ってこないような錯覚】
【『乗り越えた』と……そう、思っていた……『“兄”』の支えもあって……『脱却』したと】
【でも、そんなもの『まやかし』に過ぎなかった……こうして今も、深く根付いて――】
【――いや……昴は『強い』子だ。ただ単に……そう、『スバル=エルデピアス』としての自分となら、確かに訣別した】
【訣別は覚悟だ。そして覚悟は勇気だ。気高き勇気は何ものにも犯されない高貴なる結晶だ】
【単に『罪』と向き合うだけならば『良かった』……乗り越えられたのに】

【……これは未だルーミアには明かされぬ、彼女の更なる深淵に踏み込んだ話しだが――】
【昴は、理由あって『友情』や『今の平穏』……が、崩れ去る事を極端なまでに怖れている】
【それは、かつて独りぼっちだった自分を想起するからであり、≪R.I.P.≫という(仮初の)「居場所」を自ら崩した際】
【その影響で、少なからぬ不幸を――様々な対立を生んだからでもある。詰まる所、過去のトラウマなのだ】
【運が悪かった、といえばそれまでだが……『友情』の瓦解が思わぬところに潜んでいては昴もたまらない】
【まして相手が――自身が少なからず破壊し蹂躙した国の『王位継承者』とあっては、罪悪感も更なるものとなるだろう】

はッ……はぁ、ぁ 、…… っ  ……!

【陸に打ち上げられ喘ぐ魚のように見えるほど、無力で。がちがちと歯を打ち合わせる】
【今にも逃げ出したかった。いや、逃げ出そうとしていた。一目散に駆け出そうとして――】

……ひ、ッ……!

【ルーミアの力強い一言に、引き戻される。足が凍る。それは皮肉にも『恐怖』の感情だ】
【しかし、それで何とか――今すぐに逃げ出してしまう、最悪のシナリオは防がれた。が】

……っ、はッ、……

【昴は、静かに左手を自身の前に突き出し、ルーミアの行動を制するだろう】
【抱き寄せることは許されない。何も知らぬままに、受け入れることなど……】
【……足はもう止まっている。逃げ出す事はない(逃げ出せない)――】


…………だめ、……ルーミア……


……もう、…………わたしは、……きみに、あやまるしか、できない……から……

だから、……もぉ、わたしと……は……ここでサヨナラが、一番いい、からっ……

【――やがて、ようやく言葉を、意味を成す言葉を紡ぐ】
【だが、やや支離滅裂。その理由を話すまでには、まだ至れない】
【しかし、足は止まっているのだ――きっと、至る。『真実』まで】
310 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 00:15:24.19 ID:rzv8wkAO
>>301
……断定=H
吁、嗚呼、わたしとしちゃあ、是非ともそォしたいトコロだがァ――
ククッ、そォ言われて、わたしが素直に訂正すると思うかい?

【……意地が悪いとは言え、少々天邪鬼に過ぎるか】
【玖雀が暗がりに融け込んだ刹那。軽く地面を踏み込む音と共に】
【月光に照らされ、夜空に幾つもの鋼色が散りばめられたのが見えたかもしれない】

/お疲れ様でした、有難う御座いましたー!
311 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:18:44.83 ID:f5MLZIAO
【街中】
【人などこの時間に出歩いているはずもなく、街灯だけが薄暗闇を頼りなく照らす】
【空気の流れる音が聞こえるほどの静寂の中に、暗闇に紛れて足音が響いてきた】

どうして小悪党共は真夜中にしか動かねえんだよ。
暗いところなら何やってもバレねえとか思ってんのか?あいつらは…


私の早寝早起きを返しやがれ。
お日様の光浴びてねーから陰湿な考えしかできないんだよ。
【長身の体躯に纏われた暗闇に同化する様な漆黒のオーダーメイドスーツの奥に、挑発的に豊満な胸を締め付けないように大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げる。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく、そして完成品のようにさまになっており。威圧感をそのままに纏いながら女性は大きな声で一人愚痴りながら夜道を歩いていた】

312 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:20:03.41 ID:MDqQL3.o
>>305

い、いえ──なんでもないですわ
それよりも、出来るだけ穏やかにお話ができることをお祈りしておりますわ

【ぷるぷるぷる、と首を振って、自身への追求を避け】
【話題を元に戻すかのように、エルは今宵幾度目かになるであろう笑みを浮かべた】

──、、ぁ

【「呼び捨てできるくらい仲良く」──夕月のその、素直な。心からの言葉に】
【彼女は思わず、小さく声を漏らす】
【内気で、自分の要望をあまり強く言えぬ彼女。或いは夕月の一言は、彼女も思っていた事なのかも知れない】
【「それは、お友達、ということでしょうか──?」】
【だとしたら。また、友人と呼べる存在が増えるのだろうか?】
【夕月にそのようなことを尋ねようとした彼女であったが、僅かに時が遅かった】
【相手が立ち上がり、歩きだすほうが早かったのだ】

え、えと──ごきげんよう、夕月……さ、、夕月、ちゃ、ん。。
……、ご縁がありましたら、またお会いいたしましょうね!

【颯爽と歩いていく彼女を、エルはしばし残念そうな表情で見つめていたが──】
【やがて。我に返ったかのようにはっとしてから立ち上がり。同じく別れの言葉を告げ】

……、、……、夕月、ちゃん。。

【本格的な冬が訪れる、その数日前】
【夜に吹いた風は──或いは、新たなる友の存在を告げる風、だったのだろうか】

【何度も何度も、赤い彼女の名前を繰り返す少女の表情は】
【どこか──嬉しそうなものでもあった、とか】

/ありがとうございました!お疲れ様でしたー!
313 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:20:31.23 ID:oD65.6DO
>>303

【ざくり、と。刃を伝って、肉の斬れた感触がした】
【慣れた様な、久しぶりの様な逸れを感じてから―――鎌の刃が、地面に突き刺さった】

……、お兄さん

【彼の笑みを見てから。傷の痛みが、先程より激しく為った】
【駄目だ。もう、言葉を出すのも辛い】

【「彼の腕が、斬れた。…僕が斬った。」】
【「蛇のお兄さん。今直ぐ、医者に見て貰った方が。」】

……、腕……

……くっ……け、……い……と

【腕を、くっつけ無いと】
【そう言おうとしても、言葉が上手く紡げなかった】


【軈て、彼女の身体が横に倒れ】
【地面に堕ちると、静かに瞳を閉じた】
314 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 00:22:08.08 ID:D1FibeI0
>>306

全く…………その通りだな
未来を、次代を担う、何よりかけがえのない宝だ…………
それを脅かし、あまつさえ汚すような真似など…………俺は許さん。絶対にだ…………!

【今現在、明確な対象のいない話をしている――――そのはずなのに】
【アーディンの目に一瞬光ったのは、それと分かれば恐ろしい程の『殺意』】
【――――ちなみに、言葉の前半については、彼女特有の勢いによるものと、受け流した】

――――マスター、少し良いか?
「…………ん? どうした、アーディン…………」

【カウンターで、アーディンはバーテンの様な格好をした男に声を掛ける】

【痩せ身の中年で、頭はつるりと禿げあがり、眼窩の深い、ものを鋭く射抜くような視線を持ち、口ひげを生やした】
【服装さえどうにかしてしまえば、どこかの哲学者のような、独特な雰囲気を讃えた男だ】

この店で働きたいと言う者を連れてきた……名前は四丹神 殺…………
「ほぅ……最近では珍しいな…………」

【アーディンが、手で殺を指すと、マスターは少し驚いたような表情を浮かべ、手にしていたグラスを一度置く】

「ふむ……働きたいと言う事だが、まず最初に言っておこう。この店は物騒だ…………それでも良いかな?」

【真っすぐに、殺を見据えるマスター。これが、この店なりの『採用面接』なのだろう】
315 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:25:44.18 ID:t4GFJ5.0
>>310

【その後、程なくして】
【一匹の三毛猫が―――弾丸のように、裏路地を飛び出した】
【後に残されたのは、一人の少女】

……アハッ、アハハハハハッ…。
わざわざ『生かす』なんて言って、趣味の悪い猫ちゃん……!

………まぁ、良いわ。
殺してやるわよ、この手で……バラバラに、今度こそ、バラバラに。
魂魄を抉って、未来永劫……アハ、アハハハハ……!

【立ち上がりながら、狂乱の笑みに表情を歪め―――糸≠脚に放出し、傷を急速に塞いだ】
【痛みを煮え滾る狂気で鎮静し、自分でもはっきりしてきたのが判る声を、誰にともなく吐き出し】
【更なる、『悲劇』へと――――その身は、ずぶずぶと沈み込んで………】

[(……もう……や。………ージ、ちゃん……。)]
<(ヤれ、やレ……ソロそロ、本格的ニ、危険……かモ、ネ?)>

【――――……胸の奥で、僅かに響く声たちを、彼女は知らない】

/わー、お疲れさまでした!
/とても楽しかったのですよー!
316 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:26:07.57 ID:FM48NHUo
>>308
だいじょぶだよ、分かってるから
【件の事ですっかり信頼を寄せたのか、それとも単にマイペースなだけなのか】

【 … … … ♨ 】

へへん、そうでしょそうでしょ。証っていうのもあるけど、自分でもお気に入りなんだよね
【その笑みを受け取ったのかは分からないが、得意気な笑みを浮かべて見せびらかすように
 手袋越しに見えるそれは、不思議な角度で光を反射させていた】

ほんっとに、そうだよね。なまじっか変な力持ってるからって偉そうにしてさ
見てれば良いんだよ、いつか私達がそうされてきたように、私だってそうしてやるんだからさ
……ところで、あなたも人間じゃないの?
【気配、というものも確かにあるがクンクンと微かに鼻を鳴らしている様子からも人間ではないかと勘ぐっている
 意見を共有しているからこそ特に敵意を持たないが、本来ならばその喉笛に己の爪を突き立ててもおかしくない相手である】
317 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 00:28:05.59 ID:./NOFZwo
>>309
【逃がしてはいけない、自分の為にも国の為にも】
【何かを知っているのなら、一切合財聞かせて貰わなければならない】
【相手が怯えて混乱に陥る、それが自分を落ちつかせる】
【嫌な癖だ。他人の弱みにつけ込む、そんな事ばかり繰り返しているからだろうか】

【その嫌な癖の「せい / お陰」で、思考は少しずつ澄み渡り始める】
【触れられたがって居ない、近づこうとしない。だが、自分に怯えているのでは無い、か?】
【逃げようとした、だが立ち止まった。言葉を交わす意思は有るらしい】

(………考えろ)
(何故、昴はこうなった?何が、引き金だった?何処からおかしかった?)
(そう、考えるまでもない。今思えば、≪R.I.P.≫の話題からおかしかった)
(でも、それだけじゃあ無い。それは階段の一段目だ)

………昴。質問したい事が多すぎます
余り長くなると……時間も時間、辛いでしょう。ですから、率直に行きます

【立ち止まった昴の、伸ばされた左手。横に避けるだけなら、容易いのだろうが】
【その手に触れるか触れないかまで、少女は近づいて行く】
【左手で目元を拭い、口の中で奥歯をぎりと噛み締めて】
【両足を軽く開き、「決して下がらない」との意思を自分に刻んだ】

(本当に、昴がおかしくなったのは?)
(私の言葉の中で、彼女が最も反応を示した。それは?)
(嗚呼、もう少し早く気付ければ良かったのに)

…………何故、謝らなければならないのか。それを、教えてください
そうでなければ………私は、謝罪を受け入れられません
そして、何故「サヨナラ」という言葉が好ましいのか。それも、理解出来ません

【この少女は、結局は理詰めの人間。感情よりも理屈が先に出る】
【だが、この時ばかりは、理屈も感情も並列に有った】
【右手が硬く拳を握ると、爪が掌に食い込んで行く】

(………『友人』に使う技術≠ナもないけれど)

先の大戦で……私は、十二年来の友人を失いました
私は………これ以上、誰かと「サヨナラ」するなんて、嫌です

………お願い、教えて、昴

【悲劇的な事実を持ちだして、同情を誘う。単純な話術に加えて、普段の口調を捨てての懇願】
【目は、開いているがあまりものは見えていない。街灯の灯りすらぼやけていた】
318 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:28:19.59 ID:uw6qxwDO
>>313
キヒヒハハハハハハハハハ!!!
なんだこいつ!馬鹿じゃねーの!?
敵の目の前でぶっ倒れてやがる!!呑気すぎんだろぉがよお!!?
【倒れた女を見て、笑う】
【称賛など一切無い、ただただ馬鹿にした笑い】

…んじゃあ、調度いいや
いただきま……っと
【一通り笑い終えた所で女を見下ろし、右腕を掲げ】
【――ようとしたが、右腕の傷が余りに深い、上手く動かずそれは適わない】

…キヒッ、悪運のつえぇ姉ちゃんだ
一晩寝て、明日他のを狙うか、キヒヒヒヒ!!
【ズル、ズル】
【足を引きずり、ゆっくりと、蛇の這うような音を残して去っていく】
【後には、長い足跡と、紅い蛇のような血の跡だけが続いていた】
319 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:33:10.35 ID:17VK12SO
>>314
どうやら貴方とは話があうようだな
ますます惚れそうだ
【爽やかな笑顔で言い】

ああ!!構わない
私はここではない世界で七不思議会の七不思議の一人として治安維持をしていた!!《怪異》や手品(まあ実際は能力なんだが…彼女は手品だと思ってる)を使う奴らと喧嘩してきただから大丈夫だ
【爽やかな笑顔でそう言い】
【サラッと凄い事を言いながら】
320 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:34:43.53 ID:oD65.6DO
>>318

【薄れ行く景色の中、彼の笑い声と、言葉が聞こえた。】
【嗚呼―――生きている。自分は、呼吸している】

【彼は、一体。何者だったのか】【青年。捕食者。蛇。―――判らない】


【女は。其の儘、力尽き。静かに眠った】

/お疲れでした!
321 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:35:46.29 ID:uw6qxwDO
>>320
/乙でしたー
322 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:36:53.96 ID:Aiz5eUUo
>>316
・・・む

【すっかり信頼された様子に、慣れていないのかちょっとたじろぎ気味の女性】

狼というからもっと野性的なイメージもあったのだけど――いや、もとより狼は賢い部類ね
兎も角、悪くないセンスだと思うわよ、それ

【一通り観察し、ペンダントから顔を離しながらそんなことを呟く女性】
【悪くない、と言っているが、微妙に世を拗ねている彼女のことだ、「良い」と読み替えてもいいだろう】

残念ながら私は人間よ
世に溢れている無知で無能で無力なそれと同列にいるつもりはないし実際無いけど
多くの人間は精神的な進化を止めて・・・これ以上はつまらない哲学論ね

【そこまで言って、ハァ、と一息つき―――右手を上げ、人差し指を立てる】

色々話させた返事代わりに一つ、忠告しておくわ
「魔術協会」――これには気を付けておきなさい
323 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 00:44:29.04 ID:D1FibeI0
>>314

まぁ……俺自身、今は離れて暮らしてはいるが、子持ちだから、と言うのもあるのかもしれん……

【親として、家族を持つ身として、そういうものは許せないと言う】
【だからこその、真剣にそれらを排除しようとしているのだろう】

「うむ……頼もしいな
なら、詳細に入ろう…………君の立場は、この店での『用心棒見習い』と言う事になる
具体的には、店員の一人として、他と同じような仕事についてもらうが……有事の際には、アーディンと共に事の解決に動いてもらう
更に詳しい話は、後でアーディンに聞いてもらうとしてだ……
この店の仕事で、固い言い方をすれば、業務上で知り得た事は他言禁止だ。特に『用心棒』として知り得た事はな
それと、君の給料だが、基本給が月27万。見習いを卒業すれば月30万。それと出来高、能力給が追加だ
それで良いのならば、明日からよろしく頼むよ」

【マスターの説明が一通り終わる】
【行ってしまえば、店員として雇われる様なものだが、もしもの時には他の店員と違い、実力を行使してもらうと言う事なのだろう】
【給料も、それなりの額が出るらしい】
324 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:45:02.41 ID:FM48NHUo
>>322
ま、私だって人間相手に自分だけで勝てるとは思ってないもん
上手いこと利用しながら……ってね。へへん、今に見てろい
【帽子の上からストンとネックレスを首に落とし、エプロンの内側に隠すようにしまい込む
 悪くない、という言葉を都合良く解釈しつつ、たじろぐ様子にも無警戒にはにかんで見せた】

……ふん。人間なんてバカばっか。あなたは話が分かるみたいだけどね
【思う所をこれ以上ない位にすっきりと纏め、ついと上げられた人差し指を目で追いかける】

まじゅつきょうかい?……わかった。覚えておく。ついでにあなたの名前も教えてよ
私はソロウ。ファミリーネームは……めんどくさいから良いや。ソロウで覚えて
325 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 00:49:41.28 ID:JOWER..0
>>317
……っ、…………
【心臓が暴れている――放っておけば胸を食い破ってしまいそうなほどに】
【しかし、ほんの少しずつだが、肺に酸素が取り込まれてきた……血液中を廻り、脳へ】
【靄が晴れてくる……だが、滲んだ視界は消えない】

【右手で、ぎゅぅ、と。自身の胸を――自分自身を抱きしめるように、握り締めて】

……はぁッ、…………はーーっ、……
【幾分か――いや、『安心』はない。だが、『ショック』は薄くなってきた】
【大きく呼吸を挟み、自身を落ち着けることに務める――それは『覚悟』が決まってきたからでもある】
【即ち――『友人』に軽蔑され、憎悪を浴び、一切を拒絶される……そんな『暗い覚悟』だ】
【……元々が……『かつての仲間を処理する』ポジション……『覚悟』さえ決めれば“やれる”】
【……でも、ああ、私は本当に――この3年間で、知ってしまった】
【白く輝く世界を。あたたかなミルクのように、やさしさに満ち溢れた光を】
【『仲間』……利用し利用される存在ではない。理詰めじゃない、心の共有――『友人』を知った……】
【だから焦りが生じ……胸が苦しい――握り締める右手が更に強くなったが】

……ルーミア……
【巧みな術は、今の少女の心の隙間にはすんなりと浸透する】
【制していた左手で自身の目元を拭い去り――右手は胸を抱いたまま、ぶらりと左手は下げて】
【だが、それでも何処かに、「近寄らないで」という気配を纏ったまま――】


……うん……それじゃあ、……率直に、……言う。

……私ね。……最初……『スバル=エルデピアス』って……名乗った、でしょ?
……あれ、ね……『偽名』じゃ……ないんだ。……『本名』とも言える……少なくとも、『私自身』を定義する、一番古いコトバ……
ねぇ、……だから、……今、ルーミアがしてくれたみたいに、私も……「ほんとうの自己紹介」を……するね?

…………私、は、……ほんとうは……
【……ああ、そうだとも。なんてことはない】

……………………わたし、は……


……――――元≪R.I.P.≫傘下突撃隊≪四刃(フィーア・シュヴェアート)≫所属
裏切り者の粛清、および要人暗殺担当、≪穿光≫のスバル=エルデピアス

…………先の≪金の国襲撃・宣戦布告≫において……数人の金の国民を撃チ殺シ鎚の様なもので撲殺シタのは わたしだよ


…………わかった でしょ?……怨ミなよ きみにはそのケンリがある
ケイベツして……フクシュウするケンリだってアる……わたし は ッ ……

【  ……ああ、だめだ】
【……こわいよ】

【強がっているのが――バレただろうか】
【おさまったと思った涙が、どんどん溢れてきて止まらないんだ】
【でも、そんな自惚れ……この罪は消えない……いっそ、怨みと怒りを思い切りぶつけて……壊して欲しい――】
326 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 00:50:23.59 ID:17VK12SO
>>323
お子さんがいるのか
お子さんとはちゃんと連絡はとっているのか?
【首を傾げながら、元の世界にいる父親を思いながら彼女は聞き】

問題ない!!
こちらこそよろしくお願いします
【頭を下げながら】

/お風呂入ってきますー
327 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 00:54:52.10 ID:Aiz5eUUo
>>324
人間もまた、人を使うことでのし上がっていく生物よね
まぁあなたなりに頑張りなさい

【やはり素っ気なく応援?の言葉を言う。というか今までに比べると素っ気なさがちょっと酷いレベル】
【流石にそちらの野望にまで関知する気は無い、ということだろうか】

そう、あなたの言うところの「なまじっか変な力を持ってる」人間が大勢いるところ
しかも、敷地には兵器が隠されてるなんて話もある。気をつけなさい

【手を下げて、再び腕組みの姿勢になり、言葉を紡ぐ】

――私の名前はヴィオラ・インコンパラブル。ヴィオラでいいわ、ソロウ
328 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 01:00:20.75 ID:D1FibeI0
>>326

いや…………残念ながら、エリスは仲間たちの元へと帰ってしまったらしくてな……
風の噂では、元気にしているとの事だが……もう何年も連絡は取り合っていない

【端的に、アーディンはそう口にする】
【――――親子が離れ離れになった原因に、彼の妻の死がある事は、間違いないだろう】

「うむ。ではアーディン、後の事は頼んだぞ?」
あぁ、マスター。その前にあのカクテルを……
「む、そうだったな。忘れるところだった…………ちょっと待っていろ」

【仕事に戻ろうとするマスターを捕まえ、アーディンはなにやら注文を出す】
【それを聞き、マスターは手早く一杯のカクテルを作る。薄い赤色の、透明なカクテルだ】

殺、これを飲んでもらおう……この店オリジナルのカクテル『キスオブテスタメント(契約の口付け)』だ……
下戸でも飲めるよう、アルコール分は極端に低い。ジュースだと思って飲んでくれて構わん……

【アーディンは、カクテルを受け取ると、殺へと差し出す】
【恐らく、それが『契約』に際しての一つの『儀式』なのだろう】

明日からは……とりあえず、普通に店で店員として働いてもらおう
その都度、必要な事があれば俺が指示を出す。時間は夜6時から朝5時まで。途中休憩は挟むがな
トラブルが起こった際には、お前はこの店の客、店員を護るために動いてもらう……その時にも、俺がサポートしよう。お前は俺の手伝いを頼む

【アーディンは、就業についての最低限必要と思われる連絡を説明する】
【それを受け入れられれば、正式にこの店に雇用される事になる】

/了解ですー
329 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 01:04:34.94 ID:/PGbr6SO
>>294
「いいよ―――この一家へようこそ、宜しくね」
【護はそう、幼女を受け入れ】
【握手を求め手を伸ばす】

/すいません、意識飛んでました
330 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 01:04:52.95 ID:FM48NHUo
>>327
う……そう言われてみれば確かに……
ふんだ。見てなさいよ、あなただってその一人なんだからね
【上手い事を言われたような気がして、精一杯の皮肉を返しながら
 ここらへんは結構負けず嫌いな所があるのか】

…………
【宙を見上げて思案する。変な力を持っているという人間について考えているのか
 それとも何かの兵器に興味を持っているのか
 或いは単にお腹が空いたなあ、とぼんやり思っているだけなのか
 ひとしきり何かを考えた後、改めてエプロンの汚れを払って】

うん、わかった。ヴィオラね、人間にも話のわかる奴が居るって事、覚えておくよ
真っ赤にしてたその顔もね!ばいばーい!
【言いながら往来を全速力で駆けて行ったかと思うと、とあるビルの屋上へとピョンと跳躍
 そこから笑顔で手を振ってみせると、今度こそ姿をくらませてしまった】
331 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 01:08:35.89 ID:./NOFZwo
>>325
【相手が混乱していれば、自分は落ちついていられる】
【逆もまた真なり、とは必ずしも言い切れないのだが】
【まず、相手に喋らせる。それは成功した】
【後はそれを聞いて、理解して、利用出来る所を見つけて―――】

―――――――――………ああ

【数秒、口が半開きで固まり。一度閉じて、唇を舌で湿らせて】
【発するのに労力を発しない、音だけまずは零れさせた】

(≪R.I.P.≫?)   【右手の爪が手の皮膚を突き破る】
(傘下突撃隊?)      【ざく、と指に感触が】
(要人暗殺担当?)     【痛い、けれど我慢できない程では無い】
(じゃあ私ももしかしたら?)【血がぽたぽたとドレスに落ちる】
(でも、元だ)       【そうだ、今は違うのだ】
(金の国を襲撃していた?) 【でも、今は違う「だけ」とも言える】

(撃チ殺シ)  【指が解けて】  (撲殺シタ)  【剣の柄に巻き付いた】
(私の国で)  【金属が擦れ合う音がなり】  (私の国民を)  【白銀の刃が寒風に曝される】

(怨ム権利怒ル権利ソシテ復讐ヲ成シ遂ゲル権利並ビニ国民ニ対スル義務責任)

【高く、高く。腕が伸びる限り、長剣の切っ先が星を指し】


    【ザクリ】


………有難う、話してくれて

【ルーミアの右足が、靴と共に地面に縫いつけられる】
【長剣の刃は、合成皮革と足の甲、同時に貫いていた】

………昴。だから、私から逃げようとしたのですか?
だとしたら………それは、あんまりにも気が早いですわ
だって、私はまだ何も、それに対して答えを出して居ませんのに

【昴を、正面から見据える少女】
【理想的な角度でカーブを描く口元、細められた両目】
【軽く傾げられた首と、平時より柔らかい声】

【怨まない筈もない怒りが無い筈もない少女は聖人ではなく寛容でもない】
【でも、『昴』に復讐したいとは思わないし思ってはいけない】
【思ってはいけない、決して。だって】

………昴。私達は、どういう関係でしょう?

【だって、他に代えは無いのだから】
332 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 01:14:45.43 ID:Aiz5eUUo
>>330
期待せずに待ってるわよ、まぁお互いにこの腐った世界を駆けまわりましょう

【皮肉には皮肉・・・というわけではないのかもだが、斜に構えたような物言いを返す】
【不意に思案にふけったソロウを不思議そうにしばし観察し――】

・・・?
真っ赤にはしてないわ。というか、アレはあなたが物理的にそうしたのでしょう?
ええ、それじゃあね

【顔を紅くしていた件についてはしっかり訂正を加え(まぁ物理的圧迫と精神的なあれで50:50か)、跳躍してその場を去るソロウを見送った―――】

/お疲れ様でしたー!


【見送った後、一人になったヴィオラが呟く】

さて、彼女は協会の闇を暴く役に立つかしら?
いずれにしても、協会に「アレ」が居る可能性を探る必要がある―――

【それから、彼女は家路につく――己が思惑を巡らせながら】
333 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 01:18:30.25 ID:7ZytWzEo
【公園】

……………んぅ……

【仄かに草の爽やかな香りのする三度笠を被り、その身に紫色を基調にした荘厳な法衣を纏った人物がベンチに座っている】
【しかしあまり高くない身長(160cm程)のせいかその服装はどこか不釣合いで】
【右手に数珠を巻き、更にその手に握られた霞んだ金色の錫杖が妖しげな光を放っていた】

…………む……う……・

【「かくんかくん」と船を漕いでいるところをみるとどうやら居眠りをしているようで】
【体の動きに連動するように握った錫杖も鈴の音に似た音を鳴らしている】
334 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 01:18:42.67 ID:17VK12SO
>>328
エリスと言うのか…
…………親なら、子供の事をわかって欲しい…例え仲が悪かったとしても連絡はしてあげた方がよろしいと思う
又しても無礼な事かもしれないが、私はそう思う…
【真剣な表情で】

よくわからないがコレを飲めばいいんだな!しかし私は19だが大丈夫なのか?
【首を傾げ】
【確かに彼女は酒は頼んでなく林檎ジュースを飲んでいたのは下戸だからではなく未成年だからであった】

/ただいまー
335 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 01:26:00.66 ID:JOWER..0
>>331

…………、…………
【無言――違う。そこにはきっと、無音の叫びが、葛藤が、呻きがあって】
【ぶらりと、力なく――両手をぶら下げて、スバルは】
【涙に沈んだ双眸で、ただ。握り締めるルーミアの拳を、滴る血液を】
【そして、そこから伝わる、渦巻いた螺旋形の感情を感じ取り――何も言えず、何も出来ず】

【繰り手の居ないマリオネットのように――不動であるままに】
【視線だけが追いかける、手の動き、絡められた――『柄』に――見つめる】
【スクリーンを通してフィルムでも見ているかのように、平然と――波立たない湖面の心で】

【抜き放たれた白い刃を――ぼんやりと。だが、何よりも澄み切った心で見つめる自分が居た】

【(そう)】
【(そうなんだ)】
【……当然の……動きだ。それだけのことをした。意志はなくても記憶はある。それは自分の「罪」だ】
【まして――あれは「洗脳」じゃない。『退行催眠』なのだ。凶行に及んだスバル=エルデピアスは、紛れもない私自身】
【だから……受ける。あたりまえのことだ。自然の流れ……かつての友達の手で……斬られるなら――】

【――“ ふっ ”】

(え?)

【――――受け入れた、なら……なんで】
【……“こんなにも”】

…… ………… いやっ、……――!

【――――なんて、無様に――剣が星を指した時、……“怖かった”んだ……】
【“だから”……それが振り下ろされ、ルーミアの足を貫いた時――驚愕と同時に、全身のちからが、ぬけ、っ――】


……あ、……ぁ、 っ、

……――うあ、ッ、……あ、あ……

【――ふらり、と。その場に、思わずへたりこんだ】
【全身の力が一気に抜けた――何もかも、緊張も、恐怖も、ぜんぶ】
【がたがたと震えながら、幾重にも涙を流して――なんだ……死ぬのが、こんなに怖いなんて――あの日わかったはずなのに】
【怖かった……どうしようもなく怖かった。なんて自分は卑怯で我儘なんだろう。でも、どうしようもなく怖かった――】

……ル、……ミアっ……

【そんな――恐怖と涙を湛えた瞳が、ルーミアを見上げる】
【心配そうに、貫かれた足の甲を一瞬見やるも、スデに意識はすべて彼女の言葉に集中し】

かん、け、いっ……
わたし……わたしと、きみは……、……きみの、くにの……国民を、わたしがっ……ころ、し……ッ

【もう、なんで泣いているのかも分からなくなってきたままに――ただ、必死でコトバを搾り出して】
336 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 01:26:03.57 ID:D1FibeI0
>>334

……それはそうなんだが…………連絡のとり様がないのだ
見ての通り、俺は人間ではない。人の社会から離れてひっそりと暮らしているワーキャットの同族の社会があるのだが……
今、仲間たちがどこに居るのか、皆目見当もつかないんだ……たまにこっちにやってくる仲間に、尋ねたりはしているのだがな

【どうも、部族ごと場を転々としている、遊牧民の様な生活をしているらしい】
【連絡を取らないうちに、パイプそのものが繋がらなくなってしまったのだろう】

言っただろ、ジュース感覚で飲んでくれて構わないって
実際、それを飲んで酔った人間は、今まで一人もいない

【匂いも無く、味も甘みの強い、酒っぽさの無いカクテルだ】
【だが、大仰な名前が付いている辺り、この店にとっては重要なものなのだろう】

あぁ……それと、もう一つ言っておく
この店では、現在とある面々をかくまっているのだが……彼らの存在は表に出さないように
探りを入れてくるものがいたら、すぐに俺に報告しろ

【真剣な表情でそう告げるアーディン】
【なにやら、リアルタイムで厄介事を抱えている最中らしい】
337 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 01:33:21.24 ID:17VK12SO
>>336
ワーキャット?
【首を傾げ】

人間じゃなかったのか!?てっきり《私みたいに》修業で《そういう姿》になれる方と思っていたんだが!
【……………彼女は馬鹿だった】
【少し気になる事も言ったが】

つまり子供さんは今ワーキャットの社会で暮らしているのか
【そこはわかったようだ】

わかった!!
【爽やかな笑顔で一気に飲み】

なるほど…つまり怪しい人がいたら貴方に報告すればいいんだな
それで匿ってる人達とは?
【首を傾げ】
338 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 01:41:22.17 ID:D1FibeI0
>>337

――――あ、しゅ、修行?

【流石に想定外の反応が返ってきたためか】
【明らかに素の、キョトンとした姿を見せる。呆気にとられるアーディンと言うのは、中々見れない代物だ】

……《私みたいに》?

【だが、そんな中でも気になる言葉は拾い上げていたのか、オウム返しに問いかける】

あぁ……出戻りと言う奴だな
まぁ、エリスはこっちで生まれて帰って行った様なものだが

【ワーキャットの社会で暮らしていると言う事は、その娘エリスも、またワーキャットなのだろう】

うむ。そうだ……
そして、可能であれば、そうした人物は誘導をして近付かせないように……強硬手段に出てきたら、こちらも実力行使で構わない

【ここら辺は、少し難しい話ではあるが、何にせよいざとなったらアーディンが出て行くと言うのは変わらないらしい】

うむ……レイド=E=ヴェイスという少女だ
そして、彼の兄であるアストラ=O=ヴェイス…………現在、父親に命を狙われていてな……古い知り合いだったんで、保護したと言う訳だ

【『身内』となった殺に、その名前を告げるアーディン】
【どうやら、アーディンはレイドと面識があったらしい】
339 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 01:50:08.46 ID:./NOFZwo
>>335

………私は、統治者です。統治者を目指すものです
国民を守る事は至上の義務。国を守る事は至高の命題
それを達成する為の障害は、全て排除しなければなりません
ですが、同時に……

私は、人間です。十八歳になったばかりの、只の人間です
その只の人間と貴女の関係は、なんなのでしょう?

【剣は、足を進めさせないための枷。そして自分の心への枷】
【感情を完全に抑え切るには、理性だけではとても足りはしない】
【昴のトラウマ、『平穏が崩れる事』。見る角度を変えれば、それは少女にも該当する】
【大乱を抜けた金の国、其処に訪れた新たな乱。それに手を貸した者が目の前に居る】

【だが、少女は、剣を彼女に振り降ろしたくなかった】

【剣の柄に拳を振り落とし、がんと鈍い硬い音を鳴らして】
【その拳を、左手で包む用にして、身体の前に置く】

……もし、仮に。貴女が、罪人となるのなら
罪人が居る事を知り、それを見逃す私も……同様に罪人なのでしょう
ですが、私は私が罪人で有りながら、罪から逃れる事を良しとしない

これは、罰です。罪人を隠匿する別な罪人への罰
貴女への罰は………別な形で与えましょう

【少女には、友人と呼べる存在が居ない】
【居るのは、部下か他人か、敵か同盟相手か。利害によって結びつく存在だけ】
【一人の例外は、既にこの世に無い】
【もう一人の例外を、自らの手で罰する?葬る?】
【出来る訳が無い】

………貴女への罰です。立ち上がりなさい。立って、此処まで来なさい
自分の足で歩き、此処まで来て、この剣を抜き、私の手に差し出しなさい
私の手と剣が届くその距離まで、自分の意思で踏み込みなさい

……座っているなら、許せません。逃げるならば、許せません
謝罪の言葉など、幾ら重ねても………それは、ただの言葉に過ぎません

ですが、貴女は………出来る事が有る筈です
私が知らず、貴女が知っている事が。私が出来ない、貴女が出来る事が

【罪の意識が有るのならば、罰を与えて償わせようと】
【形式だけの罰では無い。恐怖を感じる者に、更に恐怖を味あわせるのだから】
【足の甲を容易く貫いた長剣。きっと、人の首など容易く落とせるのだろう】
【血に染まった赤い手に、その剣を渡せ、と】
【少女は、微笑んでいた】
340 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 01:51:46.26 ID:17VK12SO
>>338
ああ!!
【すると彼女の両目が《茶》から《白》になり】
【彼女に白いオーラ《金氣/雷の魔翌力》が纏わり、姿が変わる】

【身体が膨れ上がり、白い毛に覆われ、黒の縞模様が所々にあり】
【両手は獣のように鋭い爪が生え】
【顔も虎のようになる】
【まさしく白虎の獣人の姿に変わる】

【彼女は知らない…コレが彼女の能力で、彼女の中にある霊石のうちの一つの力だと】

なるほど…
【白虎の姿のまま言い】

レイドか!!懐かしいな!
【知り合いらしく嬉しそうに言うが】

………父親に狙われてる?
【あっけに取られたような…信じられないような声をだして】
341 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 01:55:38.59 ID:8YKx.ADO
>>339
/駄目だ、申し訳ない……眠気で思考が追い付いてないです
/この重要局面を、この状態で遂行するのは危険と判断しました。明日に持ち越すことは可能ですか?
/可能でしたら、明日は最速で夜七時半ごろから再開出来ます。お手数かけます。
342 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 02:01:17.97 ID:./NOFZwo
>>341
/了解です、時間の方も問題有りませんぜー
/此方こそ、返レスに時間が掛かって申し訳ない……
/こちらも19時以降は居る筈なので、呼びかけて頂ければ反応出来るかと
343 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 02:02:01.85 ID:D1FibeI0
>>340

お…………!
ほぉ……これは…………!

【殺の変身を目の当たりにして、驚いたような声を出すアーディン】
【人の変身という、考えてもいなかった者を目の当たりにしての反応としては、やや薄い様な気もするが】
【自身も、考えてみれば同じような姿なのだ。そこまで過剰な反応は見せなかった】
【むしろ、『強そう』という印象の方が先行し、驚きを減退させていたようでもある】

――――む、レイドの知り合いか!?

【今度こそ、驚いた様子を満面に出し、アーディンは思わず聞き返す】
【偶然、店で雇った相手が、店で匿っている人物の知り合いである】
【この事態には、流石のアーディンも驚きを隠せなかった】

うむ……奴の家は資産家でな
私設戦闘部隊を差し向けられ、殺されかけたそうだ
現在、ここで治療と、身を隠すことに専念している……

【説明するアーディン】
【本人達から聞いた事情でしかないが、それでもかなり詳細な事柄だ】
【そして、レイドは殺されかけて治療をしているらしい】

まぁ、追々会う事もあろう……

【そう言うと、アーディンは説明を締めくくる】

何か聞きたい事とかあるか?
無ければ、今日は帰って良いぞ。明日からに備えて、身体を夜型に調整してもらわなければならないのでな

【ズボンからパイプを取り出すと、殺にそう問いかけるアーディン】
344 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 02:04:11.57 ID:8YKx.ADO
>>342
/かたじけないです、ありがとうございます。その時間に舞台裏で呼び掛けます
/では、一旦お疲れさまでした。ありがとうございました。
345 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 02:10:10.49 ID:17VK12SO
>>343
私がわかる限りでは後4つの姿に変身できるようだ!コレも日々鍛えていたからだろう
【爽やかに笑いながら両目が《茶色》になり、元の姿に戻り】

ああ……
…………………………………………子供をなんだと思ってるんだ
【まるで鬼のような怒りを表すような表情でまだ見ぬレイドの父親に対し怒りを覚え】

……いや、本人に会ったら聞いてみる
【表情は普通になり】

わかった。では私は一旦帰る!アーディン。コレからよろしくお願いします
【爽やかな笑顔をし】

【プニョを回収し、レジで精算しに行くだろう】
346 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 02:16:43.25 ID:D1FibeI0
>>345

ほぅ……あと4つか
…………勝手な想像だが、『五行』の残り4体がそうな気がしてくるな……

【百虎の姿をマジマジと見つめながら、そうつぶやくアーディン】
【その姿から、青龍、玄武、朱雀、黄龍をイメージしたようだ】

…………全くだ、な…………

【殺の怒りに呼応するかのように、アーディンの顔にも形容しがたい怒りの形相が現われる】
【あまりに残虐な行い――――それを許せるような精神は、アーディンは持ち合わせていなかった】

あぁ……こちらこそ、よろしく頼むよ
では、お休み殺

【パイプに火をつけながら、殺を見送るアーディン】
【心なしか、頼もしい同僚を得て、その顔は嬉しそうでもあった】

「はい、会計は2000になります!」

【レジで、店員は金額を提示する】
【それの清算が終われば、店から出ても構わないのだろう】
347 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 02:26:27.73 ID:17VK12SO
>>346
五行?
【首を傾げる】

よくわからないが、後は速く動ける青い龍人と視力がよくなり空を飛べる赤い鳥人と守りに特化した亀の人と…あと蹴りの強さが高い一角獣みたいなのに変身できるぞ
【……つまり、青龍・朱雀・玄武…そして麒麟に変身できるようだ】
【だが黄龍は?】
【……もしかしたら彼女は黄龍にも変身できるかもしれないが…条件が揃ってないのかもしれない】

……やはり貴方とは気があう。それではまた
【爽やかに笑い】

【そして爽やかな笑顔で精算をし、プニョを肩に乗せ】
【殺は店をあとにした】


/乙でしたー
/夜遅くまでありがとうございます
348 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 02:30:18.59 ID:D1FibeI0
>>347

ふむ、やはり……?
一角獣?

【最後に、自分の予想に反した答えが帰ってきて、思わず聞き返すアーディン】
【五行にとらわれすぎたために、麒麟という発想が出てこなかった】

あぁ……気をつけろよ
(さて、レイド達にはなんと報告したものか……そして、『ナポリス総合病院』……どうしたものか)

【店から出て行く殺を見送りながら、パイプでタバコをふかすアーディン】
【動き始めた状況。それをどう整理するかを、人知れず思案に暮れていた】

/乙でしたー!
349 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 02:50:54.94 ID:iAbA.SAo
>>329
/いえ、大丈夫ですよ!
/続きは今晩よろしくお願いします!
350 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 16:02:01.19 ID:xREbLcQo
【草原】

また来てしまったよ

【見渡す限り広がる草原に、眼鏡をかけている一人の青年が居た】
【彼は、黒い短髪に色白の肌をしていて、細く整った目と子供にも大人にも見える中性的な顔を持つ。白衣を羽織っていて、その下には茶色のカッターシャツを着ていて、黒いズボンをはいている】
【右腕には、手から肘までを覆う丸まった盾のようなものがあり、その先端からは杖が出ていて、身体の支えになっていた。盾の内側から横にグリップが伸びていて、それを右手で掴んでいる】

【草原には草木以外には何も無い。青年に何かをする様子は無く、ただぼんやりと風景を眺めている】
【散歩だろうか】
351 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:20:27.81 ID:iAbA.SAo
/護さんの方いますかっ?
352 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:21:55.60 ID:dYzZHgUo
【火の国―――ブレイザーシティからはやや遠い町、そのとある路地裏】
【一人、かなり背の高い金髪の男が地下街の階段を上る形で其処に姿を表した】

(“リジード”に報告を受けた場所はまあ見事にもぬけの殻・・・・)
(その上それを最後に向こうからの連絡が途切れていると来たもんだ)
(“ボランティア”も顔を出さないとなると、こりゃ完全に人手不足だな)

まったく・・・さて、あと一仕事って所だが・・・・

【白いマントコートは冬だからこそ暖かそうで、対照的に手元の刀は冷たい光を放つ】
【玉鋼で形作られたソレは身の中ほどにベットリと人間の血液を喰らっていて】
【ヒュン、と男が一振りすれば近くの壁には無数の赤い斑点が出来上がる】

“レジスタンス”の皆さんは何処に潜伏中なんだかね――――・・・。

【男の出てきた場所からは声一つ聞こえない――声を発する生物が既に居ないから】
【付近に在って感じるのは凍てつく寒さ、それと濃厚な生血の臭いに他ならない】

【そんな路地裏に男の長い々い錦の如き髪が一際異彩を放っていた】
353 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:31:24.97 ID:D8zCYZIo
>>352
【路地裏に足を踏み入れる人影が一人】

ほっほ。
物騒じゃの、若造。

【路地裏の血の香りに戸惑うこともなく、そのまま足を進め話しかける】
【其の人影の正体は老人であった】
【枯木の様な腕に、深い皺の刻まれた顔】
【髭は中国の山奥に居る仙人の様に白く、長い】
【服は上質な生地を使っていると思われる和服、足を彩るは漆塗りの下駄】
【そして、腰に見えるは一振りの刀】
【立ち居振る舞いには隙がなく、老人が老練な剣士と物語るかの様で】
【そして、口元に浮かべた笑はまるで遊び相手を見つけた無邪気な子供の様にも見えた】
354 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 19:36:54.49 ID:JOWER..0
>>339

……、っ、…………

【昴は、公園の地面にへたり込んだまま、未だ涙の滲む瞳でルーミアを見上げていた】
【しかし、スデに先刻のような錯乱の兆しは無い――最も脅威たるフラッシュバックの、その頂点は超えた】
【だが、まだ息が苦しく、頭が、思考がぼんやりとして――『恐怖』に囚われていることも事実――】

……ただ、の……人、間……、……『罰』……

【思わず、彼女の言葉を反復する。殆ど空洞になってしまった昴の内部に、静かに響く】
【身体の震えはまだ止まらないが、声の震えはもう止まりかけていた】
【――ルーミアの足を貫き、地と縫いつける刀身。その顔と剣を、交互に見つめる】

……――――っ、!……

【そして――告げられた『罰』の内容に、思わず、再びぶるりと震えた】
【この『剣』を……引き抜けと、そういうのか?その『傷』に、更なる苦痛を与えろと】
【あまつさえ、それをルーミアの手に渡せと――『接近』しろ、と。その『領域』まで】

……ぁ、……

【……彼女の『意図』が、まだ汲み取れない。この停止しかけた思考では、それを成せない】
【だが、昴は――スバル=エルデピアスは、かつての同胞を無慈悲に穿ち貫く『粛清担当』】
【それは冷血や非情といった段階をスッ飛ばした人間にしか不可能な『極地』――ある種の『究極』だ】
【例え如何に仲が良くても、どんな恩があったとしても……せめて苦痛なく、躊躇無く、『一撃』のうちに葬り去る事】
【スバルはただその一点を錬磨した。ゆえに彼女の射撃精度は随一のレベルまで昇華されている……“だが”】

【『究極』とは一種の『劇薬』である。いかなる『薬』にも、必ず良い『効能』があると同時に『副作用』がある】
【『極めし者』は、ほとんど必ずといっていいほど、『常人を超えた反動』たる『何か』に苛まれなくてはならない】
【スバルの場合は――それが、自らが執り行う『裏切りへの粛清』と相俟って、『裏切られることへの異常な恐れ』となった】
【それは『家族』を得たことで更に昇華され、『“裏切られること”と“平穏が崩れ去ること”』を結びつけたのだ】
【裏切られる対象は『世界』であり『運命』であり『一個人』……スバルが兄弟を大切にするのには、こんな暗い決意もまた存在する】

【だからこそ、嫌な予感が胸を過ぎるのだ。『ルーミア』……『裏切られる可能性』を、探してしまう】
【この剣を彼女に手渡した刹那――斬り伏せられるという最悪の想定が、どうしても頭に去来する――】

【――しかし】

……、……はぁッ、……はっ……!

【昴は――よろよろと、余力無い状態ではあるものの、立ち上がり】
【その震える両手で、ルーミアの足と地を縫い付ける『剣』の、柄を。手に取るだろう】
【……『恐怖』を打ち破ったのか?それは否。ヒトのトラウマとは、そんなに容易く消え去るものではない。だが】

…………“踏み込む”……「ルーミア」……『罰』なんて……ッ、……
……『私』にだけ、出来ること…………『私』と、『君』の――……“関係”は、ッ……!

【――――“だから”だ】
【……やがて昴は、一度だけちらりとルーミアと視線を合わせ。ひゅ、と小さく息を吸い込んだ後――それを、戸惑い無く引き抜かんとするだろう】
355 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:38:39.01 ID:xREbLcQo
【川】

……流石に寒い

【川辺の岩場に眼鏡をかけた青年が立っていた】
【その青年は、黒い短髪に色白の肌をしていて、細く整った目と子供にも大人にも見える中性的な顔を持っていた。格好は白衣を羽織り、その下には茶色のカッターシャツを着ていて、黒いズボンをはいている】
【右腕には、手から肘までを覆う丸まった盾のようなものがあり、その先端からは杖が出ていて、身体の支えになっていた。盾の内側から横にグリップが伸びていて、それを右手で掴んでいる】

【何だかぼんやりした表情で川を眺めている】
【人によっては、自殺しようとしている風に見えるかもしれない】
356 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:39:05.29 ID:dYzZHgUo
>>353

ん・・・・そりゃまあ、あんたみたいな人間からすりゃ物騒で俺は若造だが
生憎そういうお仕事な上、自身じゃもうおっさんだと思ってるよ

・・・・・で、俺に何か御用かな?

【不意に表れた人影に視線を向けながら、滑らかな刀身を鞘に収め】
【カチン、と言う音に合わせて身体もそちらへと向き直り】
【着込んだマントコートに身を隠しつつ、そう尋ねる】
357 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:43:28.31 ID:D8zCYZIo
>>356
はは、旅行してたが暇でのう。
適当に街をぶらついてたら、お前さんと出会っただけじゃよ。

【好々爺然とした笑みを浮かべながら言う】
【男の刀を見て少々の戦闘意欲が湧くが、未だ表には出さない】

儂としちゃぁ、たまたま出会った物騒な若造と暫しの交流でも持ちたいところだが、暇かの?
358 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:48:08.30 ID:dYzZHgUo
>>357

旅行ね・・・・このご時世に良くやるもんだ
特別火の国なんて何処で誰に襲われるかわかったもんじゃない
・・・・・とはいえ、その刀は飾りには見えないが

【対して、こちらは僅かに口角を上げるのみという薄い笑み】
【刀は既に柄と鞘しか見えないものの―――刀身は確かに名刀のソレであった】

んー・・・まあ、暇っちゃあ暇だな
やること自体は幾らでも有るんだが、やらなくても問題は無いしね
359 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:52:10.54 ID:D8zCYZIo
>>358
カッカッカッ!!
"だから"じゃよ。

【豪快な笑い声を路地裏に響かせる】
【物騒だからこそあえてこの国に来たのである】
【何故なら老人は戦闘狂であるから】
【喧嘩相手を探し街を徘徊していたら誂えたかの様に相手がいた】
【ならば挑まない道理はあるまい】

ほう、なら――儂と喧嘩せんかの?

【立ち姿はあくまで自然体】
【だがしかし、間合いに入れば抜刀するという気配は感ぜられるだろう】
360 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 19:57:56.68 ID:dYzZHgUo
>>359

・・・・へえ、そりゃまた結構なことで
どうやら“見た目どおりの好々爺”じゃあないらしい

―――いいとも、剣と剣でやるのは久しぶりだな

【フッ、と笑う彼もまた――狂うほどでないにしろ戦闘は嫌いではない】
【久しく骨の有る相手とも手を合わせていない、ならば断ることも無い】
【故に自己流、鞘を右手に持つ形で構えて早速じりじりと距離を詰め始める】
361 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 20:01:19.62 ID:./NOFZwo
>>354
【“平穏が崩れ去ること”】
【言葉にすれば同じだが、きっと内容は大きく異なる、二者のトラウマ】
【ルーミアのそれは、幼い頃の記憶の中にしか無い繁栄と密接に係わる】
【たったの一日で、世界が変わった。兄が死に、国が死んだ】
【王家の権威も誇りも向けられる賛辞も、富貴も。何処かへと、消えてしまった】
【何も見なくて済んだ筈の少女は地に引き落とされて、屍の中で呻く民衆と視線を等しくする事となった】
【少女にとって崩れ去った平穏≠ニは、それこそ子供の夢の様に巨大なものなのだ】

【国は、自分のものだ。国とは、民衆だ。故に、民衆は自分が守るべきものだ】
【途中で明らかにすり替えられた論理でも、それを支えとして縋りついて生きてきた以上】
【それは、信仰とも呼べる程の確固たる信念となっている】
【「在りし日の国の姿を」「あの栄光を輝きを」「あの時を越えた繁栄を」】

………昴

私は……我が国を守りたい。我が国の民衆を守りたいのです
ですが……その為に必要な事は、幾らでもあります
軍備を整える。敵対者の情報を集める。日常生活の水準を引き上げる

……けれど、それ以上に。私は、一個の人間です
数字の羅列と共に生きる訳では無い………そうでしょう?

【騙す事になるのかも知れない。でも、仕方が無い事だ】
【彼女は、罪の意識にさいなまれている。ならば、赦しを与えれば?】
【そんな打算も含まれているけれど、だけど彼女の為でもある。私の為だけでは無い】
【これが最善。彼女は罪を償い解放される。私は私の望みを叶え、我が国は更に先へと進む】
【その『大義』の為ならば、少々の詐術も許されるに違いない】

………うっ、ぐ………ぁ、っ………!

【丁寧に整えられた微笑み、痛みで左目が強く閉じられて崩れるも】
【顔の右半分は、まだその表情を継続し、向けられた目を受け止めた】
【引き抜かれた刃には、間違いなく人間の印、赤い血液】


……“関係”は。これは、私の口から言うべき事ですか?それとも、昴から?
私は……これを、口にして良いのでしょうか?

手を伸ばせば、届く。そうですわね?

【左右非対称の表情を浮かべたまま、少女は右手を昴へと差し伸べる】
【問いの答えと長剣と、どちらも返ってくる事を期待して】

【これは、誰の為にしているのだろう、と】
【言い訳を用意し過ぎて、自分でも分からなくなった】
362 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:06:15.38 ID:D8zCYZIo
>>360
ほっほ!
ノリが良いのう!

【心底楽しそうに笑い、柄に右手を伸ばし抜刀】
【その瞬間、ふわりと酒精の香りが路地裏に漂う】
【老人の剣は只の刀ではない、所謂妖刀と呼ばれるものである】
【銘は鬼酔割義人、一撃一撃毎に血中に微量のアルコールを流しこみ相手を酩酊へと誘いこむ】
【そして、そんな妖刀を扱う老人もまた、普通ではないのだろう】
【枯木のような腕で刀を握るが、そこに隙は限りなく少ない】

では、参る。
楽しもうじゃないか!

//ご飯作るので、遅れがちになります。
出来たら食べると言いますね。
363 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:13:41.03 ID:dYzZHgUo
>>362

ノリは悪いよりも良いほうが好ましい、ってね
ぶつかるのは剣と剣だ、グダグダやったってどうせ最後は一瞬の間さ――――

(酒、か・・・・良性の毒って感じで考えておけばいいかね)

【ピクリと香りに反応し、構えを新たに――どことなく引き締まったものにする】
【老人とは対照的に隙自体はかなり多い、が大方の物には即座の対処が出来る】
【そんな構えから繰り出されるのは恐らく居合いの類、速度と威力に重点を置く】

楽しむ間があるといいが・・・・勉強させて貰うよ

【―――両名の距離は、おおよそ3m程だろうか】
【どちらもまだ間合いには入っていないその時に一歩、男は左足を大きく踏み出した】

/了解ですー
364 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 20:14:06.59 ID:JOWER..0
>>361

…………数字と、書類と、計画と、選択の中に……生きて……
……きっと、それじゃあ……駄目なんだ……

この世のどんなことも完璧に計算できるスーパー・コンピュータがあるとして……
……それが弾き出した、最善最高の「生き方」や「やり方」を……寸分違いなく履行すれば……
……『世界』は、良くなるのかな?

……いや、……きっと、それじゃあ……『駄目』なんだ……!

【静かに紡いだ言葉は、ルーミアの問いに対する返事?それとも、独り言?】
【抜き放った剣を両手で握り締め、そっと月夜にかざす】
【刀身を伝い、昴の白い肌を。手首のレザー・ブレスレットを汚すのは、他でもないルーミアの血液】
【『生きる証』……『今まで自分が無慈悲に奪い取ってきたもの』……この『温度』】
【そして――……】

(……『銃砲』ばかりだった、から……気が付かなかった)

…………――――重い、や

【……(いや、気が付きたくなかったんだ……)】

【――かちゃ、と。左手一本に持ち替えた剣を、地面と水平に。横向きに】
【真っ直ぐ。その苦痛に彩られた表情に、昴は真っ向から向き合って】


……私、にも……これを口にして良いのか、わからないよ。
でも、きっと……そんな「気遣い」や「遠慮」なんて、要らないんだ……

【“掴めるよ”】

きっとそれが……友達ってものなんだと、思う。

【――そして、確かに。手渡すだろう】
365 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:17:27.67 ID:D8zCYZIo
>>363
はっ、老い先短い爺に一夜の夢を見せてくれ。

【構えは中段の正眼】
【体からは気が発露し、桜色の花びらが辺りに舞う】
【一歩】
【足を】
【踏み出した】
【其の一挙が、まるで完成された舞踏の如く美しい】

行くぞ。

【短くそう言うと、老人は凄まじい速度でかけ出した】
【放たれるのは閃光の如く速く苛烈な一刀】
【所謂唐竹割りが相手に襲いかかっていくッ!】

//完成しましたちょっと食べてきます!
366 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:18:46.46 ID:iAbA.SAo
/護さんの方いますかっ?
367 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:27:43.15 ID:dYzZHgUo
>>365

――――――――・・・・・・ッ!!!

【「フォン」―――風を切る音、気が付けば其処に在るとまで思わせるような速さ】
【まさしく居合いと呼べる形で抜かれた彼の刀は老人のソレを止める位置へ真っ直ぐ縦に繰り出される】
【鞘を右手で追従させることで左手の抜刀を補佐するという型、確かに自己流―――――】

【簡潔に表してしまえば、老人の攻撃に仕込みでも無い限りは刃と刃がぶつかり合う事となる――ハズで】
【そうなれば男は引きもせず押しもせず、ただ鍔迫り合いの状態を続けようとするだろう】

/は〜い
368 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 20:28:27.82 ID:./NOFZwo
>>364

………そのようなコンピュータが有るのなら、私はまずはこう命令しますわ
「コイントスは、必ず明確な結果を生みだすと断定出来るのか証明せよ」、と
物事全て、表裏で判断出来ればどれ程に楽でしょう。白黒で定められれば、楽でしょう

……コインは、空中で止まる事もある。永久に回り続けるかも知れない
側面を上へと向けるという結果すら、確かに見せた
なら………白も黒も、少し混ぜて灰色にしてしまうのも………ね?

【爪が突き破った皮膚も、出血はそろそろ収まってきた】
【まだ赤い侭の掌と指が、再び長剣に巻きつけられる】

私が二度。貴女が一度。互いが互いを斬る機会が、確かに有りました
貴女は、それを選ばなかった。私も、それを選ばなかった
そして貴女は………『友達』と言った

【刃に伝う自分の血を、ポケットから取り出した赤いハンカチで拭い】
【静かに鞘に収めると、ハンカチを右手に握りしめる】
【もう、指から血は伝って来ない】

……『友達』を「ケイベツ」し「フクシュウ」する
そんな事をする人間が、何処にいます?

昴、何が有ったのかは知りません
何故あそこにいたのかも、どうして抜けだして来たのかも知りません
ですが………それを知る必要は、無いでしょう

【左足が、地面を擦る様にすうと前に出て。それを追いかけて体が、そして左手が】
【先程拒絶された行為を、もう一度繰り返そうと】


………よく、頑張りましたね
もう、怖いものは何処にも有りませんよ

【昴の頭を、自分の胸へ抱こうとした】

【左右非対称の歪な表情は、まだ消えては居なかった】
369 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 20:31:57.98 ID:f5MLZIAO
【公園】
【街灯の下に備えられた木造りのベンチに座る人影が、頭を垂れて深く背もたれに身体を預けていた】

最近モテモテで身体が追いつかないね、困った困った。

……………

つーか…殺し屋にもモテモテなんて、洒落になんねーよ。
ドッキリか?
【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツは所々切り裂かれ、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせる。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら右前髪の一房だけを深紅に染め上げていた。その髪に縁取られて女性的な細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っているが、鋭い目つきが箔をつけて凛々しさを際立たせていた】
【切り刻まれた服の箇所からは血が滲み出して、ボロボロの姿の女性を一見すれば強姦にでも襲われたようだが】

ま、血の気は売るほどあるし…
ちょっとくらい抜いても構いやしねえか。
【不思議なくらいに弱々しさが感じられず、平然と威圧感を纏って夜空を見上げていた】
370 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:32:58.18 ID:D8zCYZIo
>>367
ッ――!
荒いが、強いのう!

【転じて老人の動きは、肉体に染み付いた武そのもの】
【実戦で型を使用できるまでに至った物である】
【そして始まる鍔競り合い】
【力には乏しい老人は不利と判断し後ろに飛び距離をとった】

はっは、楽しいのう!

【今の一合で、楽しめそうだと判断したようだ】
371 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:34:01.75 ID:D8zCYZIo
>>367
//ただいまです
372 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:40:20.31 ID:dYzZHgUo
>>370

(速さだけなら、まあなんとか・・・・力は言うまでも無いか・・・・・?)

・・・・イヤになるね、俺が知らないだけでアンタみたいなのがゴロゴロしてると思うとさ
良ければ名前を聞いても?俺はシェン・ロンドって云うんだが――――・・・

【刀を通して伝わる感触―――今まで試合った事の無い相手】
【自己流で有るが故に彼の攻撃に型は無い】
【だからこそソレを戦いで使用できる老人は“凄まじい”のだ、と身を以って解る】

【――澄んだ刀身は再び鞘へ収められ、また先程と同じような構えに戻し】
【今度は近付かない―――何かを溜める様にして身を右側へと僅かに捻る】

/申し訳ない今度はこっちが飯です、早めに戻りますゆえ
373 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 20:46:49.72 ID:8YKx.ADO
>>368

……あは、は……違いない、や。
全部、ぜんぶ……2つで割り切っちゃったら……『可能性』も、まして『奇跡』なんて言葉……無いよね。

【ふ、と――その表情に、ようやく陽光が差したかのように】
【厳しく寒い冬、厚い鉛の雲の間ら――ようやく地面に生きる草木に届いたかのように】
【あたたかな、柔らかな微笑み。それは、『人』の微笑み。『天ヶ谷 昴』の――】

…………ルーミア、……。

【そして、伝ってくる静かな事実】
【確かに――幾度も機会はあった。この剣で、彼女を斬り伏せることは容易だった】
【だが、昴はそんなこと、微塵も考えなかった。『何故?』……――『最早、』だ】

…………え、……

【そして、また――少し、意外だった】
【知る必要が無い、なんて……彼女は、金の国の次期国王だ】
【国を脅威に引きずり込んだ一端。恰好の情報、餌。それを見逃すなん、て……――】

(…………あ)

【だが、昴は。そんな自分の考えが、最も馬鹿げているものだと気付いた】
【その抱擁が思い出させてくれた。……ああ、そうだ。今、言ったばかりじゃないか……】

【『彼女』は――『金の国の次期国王』なんかじゃないんだ】
【……『彼女』は――……『ルーミア、ゴールドウィン』……だ……――】

【恐れるもの、なんて――もう、無いんだ。何も怖がることはない】
【それが確かに伝わってきて――でも、もう涙は、流さないから】

…………ありがと……ルーミア

【昴は、ぽつりと。その胸に顔を埋めながら、彼女にだけ聞こえる声量で、呟いた――】


――さって、これ以上私がルーミアの抱擁を独占しちゃうのは悪いねっ。
それに、私を抱きしめられるのはお兄ちゃんだけの特権なんだよ?

【――やがて、暫くすれば。何時ものように、そんなふうに冗談めいて】
【ゆっくりと、ルーミアから離れようとするだろう】
【とはいえ、先程のような『他人の距離』ではない。すぐに肩を貸せる距離、だ】
374 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:47:07.08 ID:D8zCYZIo
>>372
花城 六輝。
花鳥風月一派創始者――だ。
宜しく頼むぞ、シェン。

【老人も刀を鞘に収めた】
【居合に対して居合】
【静かにして、苛烈、猛烈なにらみ合いが始まる】
【気は、静かに鞘の内部に注ぎこまれていく】

月之弐――月読。

【目に気を走らせ、五感を強化する】
【発動と同時に目が月の様に黄金色に染まる】
【そして、腰を落とし相手を見据えた】
【静寂】
【息をするのも憚られるような緊迫の空気が路地裏を満たす】
【先に仕掛けることになるのは、一体どちらか】
【我流と型有り、居合という同じ技法にして、その有様は恐らく異なるものとなっているだろう】

//いってらっしゃいっです!
375 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:48:40.75 ID:/PGbr6SO
>>366
/美春の人ー!
/ただいま帰って戻りました!!
376 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:49:43.53 ID:8B/hCOko
>>369

【夜空を見上げていれば、気が付くかもしれない】
【その上に在る、一つの影】

【大きく羽撃たく翼は、明らかに“鳥”のそれのようだが】
【人並みかそれ以上の視力を持ってすれば、そのシルエットの中に「人間の躯」を認められるだろう】

【そして、それは公園の方向へと接近している】
377 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:50:41.99 ID:iAbA.SA0
>>375
/よしっ!それでは始めましょうっ!
/一つだけ質問があるのです!!最後に握手を求めたのはどちらの幼女でしょうか・・・?
378 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 20:55:48.04 ID:oD65.6DO
【森】

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、黒のストッキングとブーツを履いた】
【少しばかり幼い顔立ちの、二十歳ほどの女性だ】

…やばい痛い

【女は唸りながら、右手で腹部を撫でている】
【耐えている様な、堪えている様な。そんな表情を浮かべながら】

(……本当は。こうしている場合じゃ、無いんだけどね……)

……、あー、もう……

【思考してから、小さく呻くと。歩いていた足を止め、上半身を軽く前に倒す】
379 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:56:03.61 ID:/PGbr6SO
>>377
/おっとそう言えば描写抜けしてました。
/もう「猫車→美春の順番で二人共に握手を求めた」と言う事でお願いします。
/あと早速本当にすいませんが飯落ちです
380 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:00:02.45 ID:f5MLZIAO
>>376

ん?なんだありゃ?
デケェ鳥か?
【目を細めて夜空の中を暗闇と同化する様に羽ばたくそれを捉えた】
【しかし――驚くどころか大した反応すらせずに、顔を上げたままボーっと眺め続け】

なんか、人間みたいだな…あの鳥。
珍しいもんが見れそうだ。

お、近づいてくるじゃん。
【徐々に近づいてくる影を薄く笑みを浮かべながら見つめ続けていた】
381 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:00:07.56 ID:qo6O2c2o
>>378
【森】

【上機嫌に歌いながら、女性は煙の立ち上る筒を揺らし、歩く】
【ガサガサと音を立てながら黒の混じった緑を押しのけると、目の前には一人の女性がいた】

……あら?

【歌声は止まり、かわりに女性の声が紡がれる】
【左目のモノクル越しに女性をさらっと観察し、女性は大方の検討をつけてから話し始めた】

外傷ですか? それとも、もっとデリケートな?

【くつ、と喉を鳴らし、女性はそんなことを言った】
【黒い紳士服を身にまとった、平坦な女性である】
382 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 21:01:37.69 ID:PpoKfhoo
【聖都──魔術協会】

【一般にも広く開放された当協会】
【聖都に所在を置きながら、昨今、何かと良からぬ話の飛び交う場所であるが】
【陽もとうに沈んで人気も疎らな中庭のベンチに、腰掛けている一人の人物がいた】

(……協会から発信されたのは、襲撃者の情報だけ……)
(協会として何か対策をするって話は、未だ……──)

(……参ったな……此処だけは比較的、安全だと思っていたんだけど)

【二十代前半程だろうか、それは暁色の緩いパーマヘアを持つ長身の青年】
【所々に装飾的な鋲が縁取るようにして打ち込まれた象牙色のロングコートを羽織っており、】
【その下には白のドレスシャツと黒のスラックス、同色の革靴を履いて銀金具のベルトを着用している】

【彼はその手に、ごく普通のルービックキューブを弾ませており】
【器用にも、片手だけでかしゃかしゃと軽快に面を入れ替えていく】
【しかし、彼の意識はキューブには殆ど向いていないようで、地面の一点を見つめたまま殆ど動きもしない】

………………────

【やがて。人差し指の上で駒のようにくるくると回っていたそれを、】
【一度、ぽーんと高く上に放り上げた。そのまま、落ちてくるのをキャッチしようとしたのだろう】
【しかし、思案に沈んでいたためか至極適当に放られたそれは、あらぬ方向へと飛んでいく】

【ひゅーん、と放物線を描いて宙を舞うキューブ──そのまま何事も無く落ちるのか、はたまた】
383 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 21:02:04.82 ID:./NOFZwo
>>373
【斬られないだろうと、予測していた。実際にそうなった】
【こうすれば、慰められるだろう。実際にそうなった】
【彼女が何故≪R.I.P.≫に加入したかなど、過去の出来事だ】
【何故抜けてきたのかなど、きっと数人を動かす程度の事実にしかなるまい】
【打算、打算、打算。だんだんと自分でも嫌になってくるが】

【そもそも、何故これを『嫌になる』のだろう】
【これが、一番良い方法だろうに。これが自分のやり方だろうに】

………そうですわね、あと何秒かだけ

【何秒か、離れるのを遅らせた】
【表情を整える為だろうか、それとも別な理由が有るのだろうか】
【分からない、全く分からない】

【手の内から昴が抜けていく頃には、表情は左右対称に治っていた】
【普段の様に、理想的な角度のカーブを描く口元、軽く傾げられた首】
【それでも、目だけが理性の操作を受け付けない】
【目だけは、少女の本来の笑みを、小さくだが湛えている】

……昴も、お兄さまがいらっしゃるの?
そう、それでは……確かに、私が独占するのはいけませんわね

【言葉を交わすのに適切な位置、以前聞いたかも知れないが記憶にない事】
【聞いていたのだとしたらきっと、要らない情報だとして切り捨てていたのだろう】
【「天ヶ谷」という姓の重要さを知らない、その為でもあるだろうが】

【今度は忘れまい、心中にその事実を刻んで】
【これを忘れて損が有るのかと、自分で自分を問い詰める】

【まあ、良いか。そんな結論が出るまで、時間はかからない】

……三食食べているにしても、やはり昴は痩せすぎですわよ?
もう少し確り食べないと、見ているだけで不安になりますわ
食事は生活の基礎、国民を満腹させられる国家は滅びない!

という事で、次に会った時にそのままの顔だったとしたら……
貴女の家に、食生活の監視に訪問させていただきますわね

……………と言いましても……もうお夜食にも遅すぎる時間ね

【最後、冗談めかしての宣言と共に、左手で真っ直ぐ昴を指さす】
【そうしながら何気なく空を見上げて、夜の暗さに気付いた】
384 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:07:43.87 ID:8B/hCOko
>>380

【シルエットは次第に拡大してゆく……】
【ただ公園の方向へ移動しているだけでなく、そこに降り立つよう高度も落としているようだ】

【そして、大半が黒に覆われた背景の中で、次第にその“白い影”が大きさを増す】
【数秒もすればハッキリと見えるだろう、それは“人間”……白いシャツを着た一人の少女、とその背中に在る翼】
【と、その頃には】
【長い茶髪と、気温の割には短い紺色のスカートを風に揺らしながら、“少女”は最早垂直に近い角度で落下を始め】
【さらに数瞬の後には───そのまま地面に激突をしようかという速度のまま、地表近くまで降下し……】

【ばさり】

【一際強く翼を大気に打ち付けて、急激に減速。そのために周囲には砂埃が舞い上がる】
【その中で“少女”は膝を地に着いて着地していた】


………? 赤い、ね

【その姿勢のまま、周囲を少しだけ見回してから、近くに居た相手に向かって声を発する】
【ボロボロの体の血を見てのことだろうか……ただ、ぽつりと】
【スカートに付いた埃をパンパン、と軽く払いながら、呟いた】
385 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:09:55.43 ID:oD65.6DO
>>381

【ふと。草を掻き分ける音、歌声が聞こえた】
【視線を移すと、女性が居る。同時に、問い掛けられた言葉】
【問い掛けに一度顔を赤く染めてから、眉を寄せた表情で】

…外傷、だよ。
腹部を中心に、三箇所。

【「病院に行くのをサボったらこのザマだ」、と肩を竦めて】
【息を深く吸うと、痛みを押さえる様に吐き出しながら】

…綺麗な、歌声だね。
歌…好きなの、お姉さん?

【逸れから、そんな事を。小さく微笑みながら言った】
386 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:11:08.10 ID:iAbA.SA0
>>379

「やっりゃ!!よろしくっ!護おじちゃん!!」

【紗月の背中から乗り出そうとして、元気いっぱい握手をする】
【握手で手を振るたびに、彼女の首に付いた金色の鈴が音を作る】
【そのまま護の手は美春へと移り変わり】

よろしくですっ!!恭平おにーたん共々よろしくですっ!!
次の選挙も頑張ってください!!一票入れますよぅ!!
【両手でぶんぶん握手を使用とする】
【意味もなく選挙活動、え?違う?】

所で所で…護おじさん…
護おとーたんになりません?

【そのままの態勢で聞きなおす】

/ゆっくり食べていってね!!
387 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:11:19.85 ID:BxHvrswo
【湖】

1、2!1、2!ワンツー!ワンツー!

【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年が湖をランニングしていた】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、首には季節に合った赤いマフラーを巻いている】

「…なつかしいのう、ワシも何時以来じゃったかのうこのトレーニングをしたのは…今はやっとる余裕もないがのう
ほらほら、こんなところでへばるつもりか小僧!きりきり走らんかい!」

ちょ、ちょっと待てよ!この棺桶…バイクに変形するような品を引きずって走るってのは…流石に厳しいって…!

【セコンド席につかせている垂れた耳に丸い目、ソフトモヒカンのように中央の頭の毛がこんもり盛り上がった、首輪に複数の鍵をぶら下げた
茶色い体毛に覆われ小さな子犬、いや…レッドカラーのトイ・プードルは棺桶の上に座りながら青年に声をかけていた】

【犬が乗っているのは…2mほどの上から見ると細長い六角形のような形をした重厚な箱…人一人が入れそうな高級感の溢れる箱】
【安定感のあるのっぺりしたフォルムを紺色で彩っており、蓋の表面に真っ黒な三日月を象った模様が塗られており】
【そして中央部に『魔術協会』とロゴが張られていた】
【どこから見ても棺桶だった…そしてそれには銀色の鎖がくっついている…これを引っ張ってのランニングを行っている…?】
388 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:11:45.36 ID:oD65.6DO
/すみません、紳士服の女性の方…ご飯食べてきます…
389 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:14:10.54 ID:qo6O2c2o
>>385

【女性の反応に、くつくつと笑う】
【なるほど、ウブなようだ】

傷口は早めにふさいだ方がいいですよ?
痕が残りますし、何より雑菌が怖いですから
【そんなことをさらりと言って、女性は自らの服をまさぐる】
【あいにく、治療用具は持ち合わせていない】

ただ、好きなだけですわ。
こんなに良い夜は、うたいたくなるんです。
【ほめられたことに対して、少し気恥ずかしそうにしながらそんな答えを導いた】
390 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:14:42.41 ID:qo6O2c2o
>>388
//いってらっしゃいませー
391 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 21:16:56.67 ID:JOWER..0
>>383

……うん、居るんだ。お兄ちゃんも、弟も

【昴は、抱きしめられたことで少々ずれた帽子を手直ししながら、にこりと微笑んだ】
【今、ルーミアがどんな考えで、何を思っているのかなど分からない】
【同時に、ルーミアもまた、昴のその言葉の裏に、どんな歴史と意味があるかは量れないだろう】
【しかし、その笑顔だけは偽りも裏も無い。純粋な――心からの――笑顔だ】

……“血”だって、……“つながって”るんだ……

【だが――そうやって、ふと。何処か儚いような表情で――月夜に翳した左手】
【ふわりと、薄い蒼穹色の魔力が漏れたのが、感じ取れたか。見えただろうか】
【その言葉は、普通に考えれば不自然なもの、だが――きっとそれは、いつか彼女の口から明かされる日がくるのかもしれない】


……え?っ、そ、そうかな……?
ちゃんと食べてるんだけどね……それに、ちょっと痩せてる方が綺麗だったり……
……しないよね、わかってるよ。食べる。食べるもの……

【……なんて、何処か何時もの大人びた様子とは何処か違う、少しだけ子供っぽい調子で、そう零して】
【ふと、ルーミアの足元に視線を落とし――】

……私ね。『治癒術』が使えるけど……治さないよ。
「それ」は、きっとルーミアの『覚悟』だと思うから……魔術なんかで、一瞬で治したり、しない。

……さて、帰ろっか、ルーミア。送ってくよ?
それに、肩だって幾らでも貸すから、さ!

【――やがて、昴は。微笑みながら、ゆっくりと左手をルーミアに差し延べるだろう】
【ふわりとした笑み。風に髪が靡く。アクア・マリンの瞳には――もう涙は映らない】

【きっと、帰り道。他愛ない話しをしながら、帰るのだろう】
【『友達』――『共有した』――……それが、きっと、望んでいた。ありふれた、帰り道――……】

/キリが良いので、このあたりで切らせていただきます。
/お疲れ様でした!ありがとうございました!
392 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:18:22.39 ID:yWeIg3oo
【水の国の森林地帯、じゃすてぃすのおしろ】

ふぅ…ここ、ですね
なんでしょうか、この緊張感は…

【門の前に立ち、緊張しているのか何度か呼吸を整える少女が一人】
【背中まですらりと伸びた艶々の翡翠色のロングヘア】
【まっすぐ目の前のものを捉えている同じく翡翠色のくりくりした瞳】
【真っ白なワンピースの上に、対照的な真っ黒なカーディガンを羽織り】
【そわそわした様子で一応あたりをきょろきょろする】

こ、こんにちわー!
シオンって人に会いに来ました!
話をつけてくれるだけでもいいです!
どなたかいませんかー?

【実は訪れたのは2回目ではあるが、声が震えていて】
【とりあえず緊張と頑張りの折り合いで出せる限りの声を出した】
393 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:20:22.08 ID:xREbLcQo
>>382
//まだいる?
394 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:20:24.74 ID:t4GFJ5.0
>>382

いでぇっ!

【有りがちな展開≠ナある――――放物線は地表まで続かず、かつり。闇の中にいた誰かの頭に衝突して、跳ね返った】
【唐突な出来事、油断しきっていた『少女』の甲高い声が、思案に適した静寂をびりびりと引き裂く】
【然し、其れから直ぐに――――魔の抜けた『日常』の空気は、秒単位の時を刻む前に、霧散した】

【流れ弾に骨を打たれたのは、墨色の綺麗な髪を臍の裏ほどまで伸ばした、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】
【黒を基調とした制服ブレザーを身に纏い、その校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示している】
【背負うのは、1メートルほどの戦鎚を想わせる角製鈍器……に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っているらしい】
【寒々とした晩秋の気候とは、凄まじい温度差――――傷付く事を恐れない、荒削りながらに燃え上がる戦士の気を、何時の間にか発している】

……あーッ、…誰だ?

【『協会』の中でさえ、枕を高くして、盛大に寝息を立てるのは難しいご時世―――少女は、背負っていた『ブブゼラ』を拘束具から引き抜く】
【閃電の如く、一陣の風を巻き起こすほどに、素早く……其れを、両手でガチリと握り緊めつ、振り向いた】
【視線の先に在るのは、ベンチに座った『人影』。其処へ、周囲を警戒しながら、ざりざりと摺り足気味に迫って往く】
【ぶつける視線は、何処か重く――――何が起きても、立ち向かう≠ニ言う強い意志を感じさせるが】
【些かばかりの『過剰反応』と言う印象を、青年には与えるかもしれず】

【なお、青年は、この少女の『装備』や、大まかな容姿について識っている可能性がある】
【――――……有りっ丈の勇気と知恵を振り絞り、不器用ながらにも闘う覚悟を決めようとしている、彼女こそ】
【青年の協力者たる南雲 利織≠ノ、つい先日接触を果たした、『協力希望』の人物―――無道 武美≠セから、である……】

【…また、彼女は魔術協会の中では、『変人』として、其れなりに名が売れている、というのも加えて記しておく事にする】
395 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:21:02.99 ID:dYzZHgUo
>>374

「創始者」――――そりゃまた、随分な相手に当たったらしい
宜しく“お願いします”かな、花城さん

【じり、ジリと、花城がそうするようにシェンも刀に魔翌力を送る】
【属性をつけるのなら雷、量こそ少ないが―――濃厚】

さて、やや擬似的ではあるが・・・・“千鳥”――――ッ!!

【瞬間――摺り足に等しい一歩が繰り出され、また同時に抜刀】
【その際にはまるで稲妻の様な音と格段の速さが生まれ
【刃は花城の左脇腹から右肩にかけて、まるで肉を喰らわんとするかのような切れ味と速さで迫る】

/遅くなりましたー申し訳ないっ!
396 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 21:22:15.53 ID:PpoKfhoo
>>393-394
//おっ、複数いきますか?
397 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:22:56.84 ID:xREbLcQo
>>396
//構わんでござる
398 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:24:21.43 ID:t4GFJ5.0
>>396-397
/準備完了であります
399 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 21:25:01.70 ID:PpoKfhoo
>>398
//把握しましたー

>>397
//されば、レスをお願いするでござる
400 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:26:41.06 ID:f5MLZIAO
>>384
【眉根を顰めて背もたれから腰を離し】

あの速度、止まれんのか…?
ほとんど墜落してる感じだがよ。
【地表に近付くにつれて“人間”である事を把握しながら状況を見極めようと見据えて】

ふん、いらねえ心配か。
こんな身体で受け止めたら…流石の私も病院に行かなきゃならないところだ。

無事に着地できて良かったな。
【小さく呆れ混じりに白く濁る息を吐き出して、また背もたれに身体を預けると】

赤い…?
あぁ、血か。
ん、それとも髪か?
いや、目も赤かったっけ?
【黒い服装に一際目立つ自身の一房だけ赤い前髪を人差し指で弄りながら、射抜く様な凶暴さを秘めた真っ赤な瞳を向けた】
401 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:27:17.96 ID:D8zCYZIo
>>395
ほっ――!

【加速された五感は、其の動きを認識する】
【その瞬間、加速された神経電流が脳から放たれ瞬時に右腕に到達】
【抜刀が開始される】

鳥之壱――飛燕ッ!

【鞘の中で貯めた気を爆発させることにより、抜刀の超加速を成している】
【相手の神速に対応するが如く神速】
【我流と、型の武。異なる同じがぶつかり合う】
【流れは相手の正逆】
【畢竟衝突は必然にして当然】
【甲高い音を響かせ、相手の一刀を弾く】
【その次の瞬間には老人は既に納刀へ映っている】
【老人の強さは、力ではなく技と、其れを確実とする疾さであった】
402 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:27:42.12 ID:So14EfAo
>>392

【――――……一つ、音が爆ぜた】

【貴女の後方で紡がれる、爆音のような音は
そこに新たな来訪者が現れた事を示す】

【驚いてそちらを振り返ってみれば、巨大な鳥が、在った】


……まだまだ、改良の余地がありそうですね
まったく、私自身にも良く分からない能力です


【――――それはまるで、朝焼けに咲く紫苑の花のように、凛とした
鈴蘭の鳴き声のような、はっきりとしたソプラノのため息のようにも聞こえて
パチン、と夜を覚ます、指パッチンが一つ、鳥の中から聞こえた】

【刹那――――さながら、開花するが如く、鳥が――――……一紡ぎの糸束へとほどけていく
するり、と絲へと消えていく鳥、そしてその中心にいる、一人の少女】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】

【彼女は、彼女を中心に、鳥を構成していた絲を零しながら
見知らぬ来訪者の存在に、気づくだろう】


――――……えっと、何か御用でしょうか?


【数刻、間を置いて、どこか不安げに尋ねた
――――……場違い、と言っては語弊が生じるか、眼前に在る、この戦城≠ノ見合わぬ
可憐で、今にもはじけてしまいそうな、七色のシャボン玉のような貴女
故に、彼女の思考に、一筋、色々とノイズのような砂が混じったのも事実である】

【左手を腰に当て、その凛とした視線を、貴女へと向けて】
403 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:28:42.92 ID:BxHvrswo
>>392

【―――カツ、とブーツの滑車が地面を削る音が背後から響いた】

【気がつけば茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた茶の革製ジャケットに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの青年がその後ろに現れていたのだ】
【手には茶色のバスケットをかかげており、何か差し入れでも持ってきた感じの姿だ】

…こんばんわー、だぞ夜だから
どうしたのかなお嬢さーん、ようこそjusticeへー…何かお困りの事があるのかな

【彼女の目の前に回り、まずは話しやすい状態になる事から始める】
【続いて腰を低くし、少女と同じ目線で話せるようになると】

まま、肩の力を抜いてゆっくりはなしていってね!

【と、眼帯で隠れてない片目を少女に向けてそうにこやかに告げた】
404 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:29:06.21 ID:BxHvrswo
>>403
/おっと!本人が!
/ここは引かせてもらうぞい!
405 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:35:20.20 ID:/PGbr6SO
>>386
「うん、宜しくね?」
「あ、あと僕、《Justice》って言う正義組織に所属してるんだ?」
「困ってる人がいたら救いの手を差し出して上げるのが僕達、だから何かあったら言ってね?」
【護はふと、自分が所属する組織の事を口に出す】

「ぇ・・?お・・お父さんに?」

それってどういう事?
【二人共そう思わず聞き返す】


/ただいま戻りました
406 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:35:36.62 ID:dYzZHgUo
>>401

【よく練り上げられた金属の衝突音―――ともすれば、それは美しくも有る】
【相手が玉鋼の刃を鞘に納めるとほぼ同時、男もまた鞘は埋まっていた】
【速度、技量、何より偶然にも似た一撃の触れ合い――“こう”なるのもまた必然か】

ッ・・・・ホント、世界ってのは狭いようで広すぎると痛感する―――!

【例えそれであっても攻勢を緩めては力の均衡は崩れる――撤退は許されない】
【ならば、と柄を軽いながら確りと握って、打ち放つのは中段の攻め】
【相手の左から右、抵抗さえなければ胴を二分できるような一文字の居合いである】
407 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:36:19.41 ID:TmbeOngo
【暗い・寒い・じめじめしてる。三拍子揃った、路地裏】

【白い髪/白い肌/灰青の瞳/黒い服/黒い靴】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

……むー、うぅー……

【がづん・がづん。小さな靴の硬い底が、壁を叩く・叩く】
【苛々しているご様子で。がづん・がづん】
408 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:36:41.23 ID:xREbLcQo
>>382>>394

【カツン、カツンと視覚外から杖をつく音が響く】

黒野、ちょっと聞きたいことがある

【その音はある程度近づいてきたあたりで止み、代わりに声がかかった】
【声のする方向を振り向けば眼鏡をかけた青年が居るだろう】
【その青年は、黒い短髪に色白の肌をしていて、細く整った目と子供にも大人にも見える中性的な顔を持つ。格好は白衣を羽織り、その下には茶色のカッターシャツを着ていて、黒いズボンをはいている】
【右腕には、手から肘までを覆う丸まった盾のようなものがあり、その先端からは杖が出ていて、身体の支えになっていた。盾の内側から横にグリップが伸びていて、それを右手で掴んでいる】
409 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 21:37:05.82 ID:./NOFZwo
>>391
【差しのべられた左手、暫しそれにどう答えようかを考える】
【受けて、歩いて行くべきか。今、そうするべきなのか?】
【ああ、二人は確かに『友人』だ。『友人』なら、そうしても何もおかしくない】

【けれど、自分は今、何を考えているだろう】
【打算的に彼女の罪を許して、自分は何をしようとしただろう】
【自分が敵対する存在を告げて、その上で『友人』として親しげな顔をして】
【そうすれば、彼女は勝手に≪R.I.P.≫と戦ってくれると、そう思っているのではないか?】

【そうだ。何も代償を求めず、自国の敵と戦ってくれる、優秀な能力者】
【それを得たと、自分は思っているのだろう。だから、どうしても笑みが取り繕えないのだろう】


【でも】


【彼女を殺さずに済んで良かった。彼女の声が明るくなって良かった】
【これから先、きっと元の様に健康的になっていくのだろうし、また議論も楽しめるかも知れない】
【私の心を彼女は良く知っている。傷の意味の一つに至るまで】
【こんな彼女を、私は多くの国民よりも優先して救いたい、救いたかった】


【嗚呼、どちらが本当の自分の考え?】


………いえ。これから、少々用件が有りますの
ですから………肩は、途中までですわね
それに、金の国まで送って行く、という訳にもいかないでしょう?

……何処かで、適当に。その間は、素直に力を借りますわ

【帰り道は、昴のありふれた望みに比べて、短くなるだろう】
【あまり距離を行かずして、少女は昴から離れていく】
【最後に見せた表情は、やはり丁寧に整えられた笑顔で】

【良く見ても気付かない程度に、左右非対称が継続していた】


/最後の最後に電話が入って遅れたすまない!
/お疲れ様でしたー!
410 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:38:57.24 ID:8B/hCOko
>>400

………?

【一通り服を叩き終わると……相手の言葉に対して、かくり、と不思議そうに首を傾けてしまって】

赤い、赤い──────そう、赤い
「暮れない紅を、くれない?」と
そんな黄昏に、誰そ彼に、夢見た夕日は去りました
でも、きっと、“紅”は眼の奥にじっと止まる色だから

【唐突に、視線をベンチに座っている相手の方から、地面の上へ落とし】
【何かの詩だろうか、小さく、しかしはっきりとした声で脈絡の無い言葉を紡ぎながら】
【瞼を下ろしてしまう。本当に自分の「眼の奥」を探っているように】

そう……そう、まだ、あった
──────…貴女は、

【何かを見つけたように、ふと眼を開いて】
【鋭利な赤い視線に対して、霧に霞まされたような色素の薄い瞳をもって答える】

【……が、そのまま、口を開いたまま少女は静止してしまう】
【何かを思い出して、そのまま忘れてしまっているような……】
411 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:39:15.82 ID:lEkjxG2o
>>387

……元気だなァ、ニーちゃん?

【湖の近くから、人を小馬鹿にするような、呆れと笑いが等分に配合された、そんな声が飛んでくる】
【声の主は、近くの雑木林から近付いてきていた――】

しかしまァ……古風な事やらせてんね、ムクさん?
……ああ。俺のコト、覚えてるか?

【白いカッターシャツの裾を、だらしなく黒いスラックスからはみ出させ】
【緩く締められたネクタイを、わざわざネクタイピンで留めている、二十歳ほどの黒目黒髪の青年だ】

【今はその肩に、一枚の白いタオルを引っ掛けていて】
【普段よりも、着衣にシワなどの乱れが目立つ――彼もまた、近くで運動中だったのだ】

そんな運動、効率的とも思えねェが、楽しいかい?

【体温の上がった身体から吐き出されてくる吐息は、夜気に冷やされて、白く色づいていた】
【――その顔に張り付くニヤニヤ笑いや、無闇に挑発的な物言いは】
【わざわざ喧嘩を売りに来たと取られても――仕方のないものだろう】
412 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:39:40.67 ID:D8zCYZIo
>>406
【収めると同時に後ろに飛び居合を回避】
【抜刀し、横薙ぎに刀を振るう】

風之壱――凩!

【風切音が響くと同時に真空刃が相手に向けて飛来、襲いかかる】
【老人の強みは多彩な技。近中距離であれば大抵カバーするに足るバリエーションを誇る】
【そして、放ち終えた老人の構えは中段からの突きの構え】
【先の一撃で隙が出来れば直ぐ様両手突きが相手に襲いかかるであろう】
413 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:42:52.88 ID:8VW.936o
【街中】

―――――中々、思うようには行かないものだな……。
ストレスにはカルシウムとは良く言うが……ふむ。

【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服に紅と青のチェックのミニスカートを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、白いソフトクリームを舐めながら歩いている】
【襟元に付けられたボタンのマークから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】
414 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 21:43:39.16 ID:PpoKfhoo
>>394

【青年はふと、妙な違和感を覚えた】
【それもそのはず、落ちてくるキューブが手元に落ちてこず、手慰みの感覚が急に途切れたからである】

【一度、思考を中断して宙を見上げる。無い】
【そして、何処からとも無く響いた声──青年が、そちらへ顔を向ければ】
【一人の人物と、あらぬところに落ちたキューブ──】

(──……やってしまった)

【そして向かってくるのは、何故か重厚な気配】
【まさか、相当ご立腹なのでは──と、物凄く嫌な予感がして】
【しかしこのまま黙り通し逃げ果せる訳にも行くまいと、ベンチから腰を上げる】

【そして、ベンチのすぐ側に立つ外灯が、彼女の姿を次第に明らかにしていく】

……いや、ごめん……僕の不注意だった
怪我は、無……──って君は────

【──その姿が明らかになった時、青年は僅かに驚愕した】
【『南雲 利織』なる少女から受けた連絡で、彼女──『無道 武美』の大まかな特徴は聞いている】
【彼も色々な噂を耳にしていたが、まず一言で印象づけられたとすれば、その『ブブゼラ』──】

【彼はその歩んでいく足を、彼女を認識したところで一旦止めて】

>>408

【そしてもう一つ、気配の音を聞いて、彼はそちらを振り向く】

……君は……──赤木……赤木 玲司君……

【これもまた、知人であった】
【協会内と言う場所である以上、さして珍しくも無いとは言え、】
【こうして一堂に会すのは、彼にとって中々無い機会であった】

……──聞きたい事?

【二人の姿を交互に見やり、彼はまず玲司君の言葉を拾って問いかけた】
415 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:43:58.64 ID:yWeIg3oo
>>402

───!?

【当然の事ながら、瞬時に後ろを振り向いた】
【まさかjusticeに有害な生物を引き連れてしまったか】
【もしそうだったらどうしよう、責任を取らされるのか】
【そもそも責任を取るだけで済むのか───】
【心配事が雷のように脳内を走り回ったが、それは単なる徒労で】

あ…えと…
こ、こんにちわ…と、はじめましてです

このお城…justice、の関係者の方ですか?

【絵になる綺麗さに同性ながらも見蕩れ、言葉を失いそうになる】
【すると頭の上に乗っていた何かが足を伸ばし彼女の頭をぺしぺしと叩く】
【それは小さな可愛らしい赤ちゃん龍で、割と痛い一撃ではっと我に返り】
【何のために此処に来たのか思い出し首をぶんぶんと振った】

【瞳を見て、この人は悪人ではないし、ここにいるということは多分そうだろうと判断して】

あの、シオンって人に会いに来たのです
もしご不在でしたら話をつけてくれるだけでも構いませんです
416 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:48:01.64 ID:oD65.6DO
>>389

うん、僕も雑菌が入らない様にしたいな、て考えていたんだけど。
……化膿した傷が、もう有ったり……。

【何故か、恥ずかしそうに笑う彼女。馬鹿だった】
【良く見ると、女の顔に汗が浮かんでいる】
【女性が何かを探す様な動作に、「有難う」、と。ぽつり、告げて】

…逸れでも、上手だった。
…ううん。好きだからこそ、上手いのかもしれない。

うん、僕もこういう綺麗な夜は、歌いたく成るよ。

【女性の照れる様子に、小さく笑みを漏らしてから】
【彼女の歌が、美しかったと。自分も、歌が好きだと言った】

/只今です!
417 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:49:17.06 ID:iAbA.SAo
>>405
《Justice》さんですかっ!!
カッコイイですっ!!流石護おじさんっ!!
【その場で両手で拍手をする】

恭平おにーたんが・・・・カノッサなんとかに
スパイ活動してるって日記帳覗いたらあったんですぅ!
まぁ、なんかあったら宜しくです!!護おじたん!

【拍手とジャンプを組み合わせた技を披露する】
【突然重大な事をさらりと言ってのけた】

うにゅ!ネコ様もおかーたんだけいて、おとーたんだけ居ないのは可哀想じゃないですかッ!!
だから護おじたんにおとーたんしてほしいですっ!!

「ですっ!!」

/PC変更しましたっ!あと遅れましたっすみません・・・
418 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:50:31.66 ID:dYzZHgUo
>>412

【相手の回避、想定してはいたのか動揺も無く――刀は鞘に収めない】
【そのままこちらに向かう真空刃へと刀を真っ直ぐに振り下ろして“両断”してしまうからだ】
【マトモなやり口ではない――――だが確かにそうやって彼は「一の太刀」を凌ぎ】

【続けて突き、これを右手に持った鞘で刃先を逸らして受け流す】
【とはいっても完全な回避ではなく、割と深く長く脇腹に傷を負っているのだが―――】

・・・・若造ってのは、年に任せてムチャ出来るもんでね?

【そんな事を痛みすら気にする様子も無く、左手の刀を振るう】
【体勢、射程――狙い得る急所は首、其処へ水平に刃先を向ける】
419 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:52:24.02 ID:BxHvrswo
>>411
【トイ・プードルは顔で表情は表わさない、目の開き方も口の開き方も普通だが、怒りや苛立ちは身体で表す】
【ヴヴヴヴ〜、と唸りながら失礼そうなその青年の顔を見る】

「…いつぞやの小僧か、なんじゃあ藪から棒に現れおって」

…なんだよムク、こいつ知り合いか?なんかあっちも鍛練中だったみたいだけど
それとこれは一応俺がこれを借りて使わしてもらってるんだ、効率ってのはよくわからないな
まあ、流派の技を磨く鍛練じゃなくて、基礎体力の向上を目指してやってる所だよ

【…何を言ってるのかこの初対面の青年の言葉ではよくわからないが…どうもムクの相方らしい】
【何者なのだろうか?少なくとも前ムクに会った時には傍にいなかった者のはずだが】

「…お前さんもその辺を走りこんどったのか?顔に似合わず健康的な小僧じゃのう」

【ぼふっ、と棺桶の上に身体を伏せて、ムクは青年を見上げている】
420 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:53:36.79 ID:qo6O2c2o
>>416

……は?
【あまりの言葉に、女性は軽くめまいを覚える】
【普通ならば、化膿する前には病院に行く】
【あるいは、それができないのか】
【服をまさぐれど、対処できそうなのは焼夷弾のみ】
【しかも、荒療治である】
【おとなしく、女性は治療をあきらめた】

お褒めいただき光栄、です
【女性は軽く笑みを浮かべる】

デュエット、というのも今のあなたでは無茶でしょうね。
よろしければ、病院までお運びしますけど?

//おかえりっす!
421 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 21:56:35.73 ID:D8zCYZIo
>>418
ほっはぁっ!

【相手の回避を視て感心の声を上げる】
【そして襲いかかる白刃】
【加速化された思考は其れを見た】
【放ち終えた老人には回避は至難】

ほっ!

【鮮血が舞う】
【しかし、老人は生きている】
【左手を首の間へ割り込ませ、気で強化】
【骨に達する傷と引換に首への一撃を防いだのだ】

老い先短い老骨の無茶も、中々の物だぞ?

【獣の笑】
【右手一本で右上から左下への袈裟切りを放つ】

花之壱、桜楼。

【腕を犠牲に放たれる斬撃は、桜の花びらの気を纏った『剛』の斬撃】
【鳥は速度、風は遠距離、花は威力、月は補助】
【完成された型での技が襲いかかっていく】
422 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:56:51.85 ID:So14EfAo
>>415

【――――……先ず、彼女の思考に奔ったのは、目の前の少女が、誰か、であろうか
当然ながら、彼女は貴女と面識などなく、絶対的に情報が不足している
そして、何より、ここは彼女達の家≠ナある――――不審な人物を入れてしまえば、どうなるか、十分理解している】

【が、それも杞憂に終わる、貴女の頭の上で貴女を叩く小さな同伴者に
思わずクスリと――――微笑がもれて、どこか雰囲気にしてみれば、幼い彼女の表情に笑顔が浮かぶ
途端に、しっかりとした雰囲気が消え、触れやすい雰囲気へと落ち着いたように感じるであろうか
淡く輝く紫苑色の瞳は、薄いクリスタルが如く、貴女へと穏やかな視線を投げかける】


ええ、一応――――……この組織に、末席ではありますが、参加させていただいてます
何でもご用件をどうぞ、出来る限りお力になりますよ


【言葉の証明とでも言おうか、貴女へと数歩近づいて、静かに視線を移す
思わずぎゅーっとしたくなるような、柔らかそうな貴女へと、好意を向けたまま
彼女の視線はチラリ、と貴女の頭上の赤ちゃん龍へと移った】

【あっ、と思わず言葉が漏れそうなほど、小柄で可愛らしいその子≠ノ
彼女も女の子なのであろう、瞳に興味の色を写し
――――そして、客人の前、だと気づいたようで、コホンと一つ、咳払いをし、貴女の話を聞いた】


…………え、えっとですね――――……まず、その、シオンは私、なんですが
一体、何か悪いことをしたでしょうか……あいにく、こんなに可愛らしい子に悪戯した覚えは無いのですが……


【それはまるで、悪いことをして、先生に呼ばれた生徒のように、びくっ、と反応し
どこか、慌てたような表情で、華奢な体躯を、ぎゅっと寄せて、貴女へと言葉を返す】
423 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:57:28.07 ID:f5MLZIAO
>>410
【紡がれた詩に対して、首を少し傾け腕を組みながら難しい表情を浮かべて】
【それでも口を挟まずに最後まで黙り込んだまま】

うーん、二点。
そんなダジャレじゃあ、私を笑わせるのにはあと百年必要だよ。
もっと意外性が欲しいかな…
【“詩”という受け取り方を完全にしておらず、たちが悪いことにその笑顔からは悪気の欠けらすら見られない】
【率直でど真ん中で素直な意見を口にし】


にしても、私の思った通り――こりゃあ面白い奴と出逢えたね。

ん?なんだ?
まぁ、そんな難しい顔せずにこっち来て座れ。
話しならいくらでもゆっくり聞いてやるからよ。
【尊大な態度で背もたれに片肘をかけて隣に座れるスペースを開けたまま、どこか妖艶な笑みを小さく浮かべて片手で手招きをする】
【その様子は目の前に不思議な少女が現れたにも関わらず、有りあまる余裕を見せつけるほどに警戒感が薄い】

こんな面白そうな奴、是非とも関わっとかねーとなぁ…
【というよりは、ただ単純に愉しげであり、敵ではないかと疑うなど無いに等しい雰囲気だった】
424 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:57:43.49 ID:wTd1/MAO
>>413

君魔術協会の人?

【後ろ髪がツンツンしていて肩にかかる長さの茶髪で茶色の綺麗な瞳をして】
【袖や襟などにベルトが付いて、ファー付きフードがある赤いスタイリッシュなエナメル質のジャケットに】
【迷彩柄のGパンの裾をベルトで止めて、歯車のような機械が付いている茶色のブーツを履いた】
【180cm程のスラリとした長身の少年と青年の境目のような人物】
【背中には身の丈程の長さで銃口も大きな巨大なワインレッドの銃剣、両耳にはシルバーのピアスがある】
【左目は機械的な赤の眼帯が付けられており、冷たい印象を与える】

【前方の建物の壁際に立って微笑んでいる】
【少女のボタンを指差しながら問いかける】

少し聞きたい事があるんだけど…いいかな?
425 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 21:59:08.39 ID:t4GFJ5.0
>>408

………ッ、……――『黒野』……っ…!?

【更に、この地点に新たな音源が現れて―――…彼女の警戒心を、更に煽った】
【此れほどまでに彼女が、魔術協会へのテロを危惧し、直情的ともいえる行動に出るのには、相応の理由が有るのだが】
【首で空気を斬る様に振り向かせたその顔は、後から現れた青年には、尚更に殺気立って見えるのだろうか】

【然し。そうした直後に耳に届く、突き刺さるワード、それは――――黒野=z
【後ろにキューブを置き去りにしたまま、ではあるが……彼女は、明らかに『殴る』構えだったブブゼラの頭を、緩く地に下げた】
【体と首の方向をまた揃えたため、赤木青年には見えないだろうが、戦士の形相は、既に消え失せて、別の神妙な顔に】

>>414

……ああ、大丈夫さっ…。
あの程度でどうにかなるんじゃあ、とっくの昔に死んでるんよ?

【黒野青年の、傍から見れば『いきなり』の変調―――武美にとっては、今更不思議に思う理由も無い】
【空になっている右手を横に振ってジェスチャー、少しぎこちない微笑を作って、弾み気味の声で、まず答える】
【冷静さを取り戻した事のアピールであり、それに言葉を継いで貰う意図は、まったく無い】
【一拍程だけ間を空けて、彼女は―――普通の、至極普通の足取りで、黒野へとゆったり歩み寄って】

…利織から話は聞いてるみたいだねぇ……黒野、ダンドクさん。
知っての通り、あたしは無道 武美。魔術協会を愛する、ひとりの乙女さね。
色々と聞かなきゃいけない、聞きたい、そんな事ぁ有るけどさ…―――……取りあえず、宜しく。

【時間軸としては、赤木の問いの前後―――…展開に都合の良い方で、良いでしょう】
【何はともあれ、丁度いい塩梅の所まで近づいたところで、彼女はダンドクとの視線の交錯を試みつつ、自己紹介する事だろう】
【澄んだ漆黒の瞳には――――……言葉通りの優しい印象と同時に、未だに冷めやらぬ『緊張』と『怒り』の残り火が、微かに燃える】
【しかし、其れも次第に、木枯らしの冷たさに浚われ鎮められて往き―――……やがて、は】

あっ……そうだ。
キューブ、取ってきた方がいいかねぇ?

【彼女らしい『思い遣り』を働かせて、初対面の相手に、そんな事まで言ってのけるだろう】
【作る表情は、誰を真似たか、勝気な微笑である―――。】
426 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:05:17.16 ID:dYzZHgUo
>>421

【血を帯びた彼の刀はなんとも形容しがたい鮮やかな彩を見せる】
【別段変化があった訳では無い、が―――刀身の鉄に血の赤はただ栄えた】

アンタの場合、老骨は老骨でも若者並みに鞭打ってるだろうっての―――ッ!

【刀を鞘へ――先程のような真空刃の攻撃が来ると呼んだのだ、が】
【些か、いや相当に“位”が違う攻撃―――予想外ながらも居合いによって断ち切ろうとは試みる】
【下方からぶつかり合うそれらはまた良い音を立てて――――】

・・・・流石、お見事

【ぱくり、斬り切れずに跳ね上げられた「桜楼」はシェンの額を見事に切りつけた】
【掠めた形であったのが幸運か、骨を削られるほどの深手では無いらしい】
【とはいえ何せ「額」である、その流血たるや一時的ながらも滝の如く】
427 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:05:28.71 ID:oD65.6DO
>>420

……うぅん、えへへ。
やっぱり、放置は良く無いよね……。

【そう言って、照れる女。色んな意味で手遅れ気味である】
【瞳が虚ろだ。一見呑気だが、痛みを堪えているのか】


【女性の提案に、軽く頷くと】

……、うん……有難う。お願いするよ。
ふふ…お姉さんに、借りが出来―――

【其の声は、言葉を紡ぎ終える事が出来なかった】
【ふ、と息を吐くと。女の身体が、ゆっくりと膝を着き】
【そして地面へと、大音を立てて倒れた】
428 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:05:37.85 ID:8VW.936o
>>424

ん……、?

【聞こえた声に、頭部の犬耳がぴくりと揺れて】
【声を掛けられ視線を向ければ、自分よりも数周り大きい男性】
【ソフトクリームを一舐め、訝しげな瞳でじぃ、と相手を見据えた後】

――――何だ?
協会についてなら、ボクも詳しくは答えられないぞ?

【ある程度――距離にして2、3m離れた位置で立ち止まり】
【目線を敢えて普通に合わせず、下から若干睨み上げるようにしながら】
【相手に対し、話の先を促す】
429 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:06:28.52 ID:uw6qxwDO
【路地裏】

あーあ…なんだ、こー…
知り合いにでも会わないもんかねぇ、そうしないと楽しくねぇなぁ
【腰まである白髪をポニテにした、死んだ爬虫類のような半開きの紅い目をして煙草をくわえた青年が、道の真ん中でふらふらしながら立っている】
【青年は黒いパーカーの上にファーの着いた濃い紫のコートを着て、首から蛇を模したネックレスを下げていた】

「マスターはそのような動作はしてませんでしたが?」
【青年の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
430 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:06:39.37 ID:8B/hCOko
>>423

【くすり、と笑ったようで……ただ顔の角度を変えただけのようでもある】

出会いは素敵、素敵じゃない出会いはありません
素敵は、出会いじゃあ、ないかもしれないけれど

【「二点」という低評価だが、むしろどこか嬉しそうな】
【少女にとっては、その言葉には本当に「ダジャレ」程度の意味しか無かったのだろうか】


【そして、相手の「余裕ある招待」に従って】
【ゆっくりとベンチの方へ歩いて……それと同時に、少女背中に在った翼が溶けるように消えて行き】
【そのまま翼が完全に消え去るとほぼ同時に、開けられたスペースにすとんと腰を下ろして】
【今度はおもむろに肩に掛けていたポーチの中身を漁りだす】

そう、素敵で出会いの記念にお願い、できますか?
オハナシも───したいけれど、

これを、開けて、くれますか?

【その中から取り出したのは一つのビン、黒いガラスと茶色のプラスティックのフタで】
【容積は1Lもは無いだろうというそれを、両手で相手の方に差し出す】
【もし、そのまま受け取れば、中には粒状の何かが沢山入っているということや】
【そのフタが少女の力では開け難い程度に固く閉められていることが解るだろう】

【つまり、軽傷ではないであろうと思われる相手に対して、ピンのフタを開けろ、と】
【見知らぬ人であっても、公園や街には他に力を持った普通の成人男性など幾らでもいるだろうが……】
431 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:08:50.56 ID:lEkjxG2o
>>419

アポイントメントで御伺いを立てるような間柄でもねェしな?
ま、覚えていてくれたようでナニヨリ。

【唸り声を上げて威嚇してくるプードルに、飄々とした声でそう返して】
【今度は青年の方に顔を向けて、軽佻浮薄を地で行くような笑顔を見せた】

身体に負荷をかけてトレーニングしてェなら、もっと‘向き’な器具があるだろうに。
アリモノでやってるってんなら、非難はしねぇが。

【効率、の話だろう。鎖を引き摺って走るならば、引き摺る腕や半身に、局所的な負荷がかかる】
【それは筋力の強化トレーニングとして間違ってはいないが――同時に、故障を呼び寄せる】

【言い方が回りくどく、また十分に言葉を尽くしているとは言いがたいため】
【彼の言わんとするところを、容易に解しえると言えるかどうかは――疑問である】

いやァ、恥ずかしい話だが、この間、女の子を怒らせて、引っ叩かれちまってね。
足を痛めたんで、そのリハビリさ。訓練だの鍛錬だの、そんな大それたモンじゃねェんだ。

【笑いながら、頭を掻いて、前置きのとおりに、何ともみっともないコトを、おどけた調子で話す】
【――実際は『引っ叩かれた』などという軽い話でもなかったが】
【そんな話を真剣に語ったり。ましてや、訓練をしている、などという努力話を自分からするような男では、決して無いのだ】
432 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:09:32.20 ID:D8zCYZIo
>>426
【裂かれた左腕からは骨が見え隠れする】
【深い傷、しかし其れを気にすることはない】
【齢70、そろそろ墓のセレクトでもするかと言う時期】
【死が近い故に傷を得ることを恐れない】

若い頃から変わらんからの!

【技を磨き、他流試合に明け暮れた若き頃を思い出し、懐かしげな笑を浮かべる】

ほっ、腕を上げただけは有ったかの。

【腕から鮮血を撒き散らしながら、距離を取る】

まだ、やるかの?

【右一本での構えだが、其れすらも型】
【老人も元は我流であった】
【60年を駆けて我流を、一つの流派までに創り上げて行ったのだ】
433 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:09:36.74 ID:qo6O2c2o
>>427

ッ!
【ばったりと倒れこんだ女性にあわてて駆け寄り、ギリ、と強く歯を食いしばった】

ねえ! 貴女大丈夫!?
意識があるなら何かアクションをちょうだい!
【昔の昔に培われた負傷者救護】
【意識の有無で、状況は変わってくる】
【意識があるのならばまだ好し】
【無いのであれば、無理やりにでも気つけさせるか即座に病院に搬送である】
434 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:13:45.39 ID:wTd1/MAO
>>428

や、こんばんはー
おいしそうだね、アイス…

【朗らかに笑いながらヒラヒラと手を振る】

あー別にアイス欲しがってる訳ではありませんので……

【思い付いたように苦笑しながら訂正をする】
【少し弾みをつけながら壁から背中を離して】

あら、そうなんだ、まー知ってる事があれば教えて欲しいだけ……

最近『魔術協会』も物騒みたいだからさ、協会内で何か対策とかしてるのかなって
あーちなみ俺は怪しい者ではないからね…うん

【怪しまれていると感じたのか頬を人差し指でかきながら苦笑する】
【簡略された質問を手短に話す】
435 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:13:57.79 ID:/PGbr6SO
>>417

君のお兄さんが機関に・・・・?
【ならきっといつか彼等は出会うだろうか】
【それは、敵としてか。味方としてか。】
【未だ誰にも分からない】

・・・すまないが、それはちょっと無理じゃないかな

「もし、父親になったとしても僕は姉ちゃんとは別々に生活をしているから、きっと父親としての役目は何も果たせない、」

それに私にとって護はあくまでたった一人の「弟」で、それ以上には見る事はない、
だからあくまで貴女達にとっても「母親の弟」=叔父という立場以上になる事は決してない

「ゴメンね?姉ちゃんがせめていい人が出来れb――――ふぎゃ?!」
【護が余計な言いきるより先に】
【彼の頭にコツんと拳が叩き込まれる】

よ・・余計な事・・言うな・・馬鹿・・//
436 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:14:25.68 ID:yWeIg3oo
>>422

あなたがシオンさんでしたのですね

自己紹介が遅れました
私はミーナって言います。ミーナ=ヴィリクです。
この子は、言わなくてもわかると思いますが仔龍で、キューちゃんって言います。

【警戒心を感じ取っていたのだろう】
【解かれた瞬間、ほっと胸を撫で下ろし安堵の息を付いた】
【それから大きく頭を下げてまずはじめに、と自己紹介】
【頭を下げても上に乗った小動物は器用に髪を掴み、落ちない】

あ、えっと…ごめんなさい
あの、悪いことをしたわけではないですので、安心してください

……。

【そんな様子でなんだかこちらも悪いことをしたような気がして】
【びみょーな気まずさで時間が長く感じて】
【じゃあ他の人になら悪戯するのかな?というどうでもいい疑問が通り過ぎたりするのであった】

───えーっと…

それで、本日こちらに尋ねさせてもらった本題なんですが…
ライクって方に話は伺っているでしょうか?

【ちょっとそれかけた軌道を修正して本題へと移った】
【瞳を凛と輝かせ、まっすぐ、瞬き以外ずっとそちらへ見据えて】
【話は通してあると言われたが一応、確認】
437 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:15:47.22 ID:dYzZHgUo
>>432

若い頃から・・・・いくつかだか知らないが、楽しいかい?
俺は自分が同じような年になっているのも、そのとき刀を持っているのも
例えどんなパターンだろうがまったく想像が付かないんだが、さ

【フッ、とした笑みは何処と無く余裕を感じさせるが――あくまで感じさせるだけ】
【案外に出血も傷も大きいものであることは身体が忘れていない】

いいや、野良試合で死ぬってのも悪くないが俺にはやることがある
出来る事ならアンタに師事願いたくも有るが・・・・ま、それはまたの機会にでも挑戦するよ

【地下街から姿を現したときと同じように刀を振るって壁にいくつかの斑点を】
【見事に鍛え上げられた刀身には一滴の赤も見受けられず、やがてそれは鞘に収められ】
【また鞘自体も腰元に下げる形で仕舞い込まれることとなる】
438 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:15:51.00 ID:xREbLcQo
>>414>>425

そこのお嬢さんには悪いが、俺から先に聞かせてもらおう

【少女の言葉を聞きつつも、ひとまず自分の用件を先に済ませようとする】
【その口調には僅かな厳しさのようなものが混じっていた】
【もう既に話すには適した距離に居たが、更に黒野の元へと歩いていく】
【最終的には、小声でも聞こえるぐらい近づいた】

お前、利織に仕事を依頼したそうだな
魔導具の送信先はどこだ。何故利織に教えなかった?

【少女に可能な限り聞こえない声量で黒野へ問いかける】
【口調には更に厳しさが増し、まるで詰問するようなものになっている】
【目つきも半ば睨みつけるほど鋭い。彼は明らかな敵対心を滲ませていた】
439 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:17:23.55 ID:/PGbr6SO
>>435
/追記
/了解した、そして遅れました。すいません。
440 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:20:25.84 ID:oD65.6DO
>>433

【近付けば、彼女の顔色が青く、息が荒く成っているのが判るかもしれない】
【瞳を閉じている。女の問い掛けに、目覚め無い―――然し、生きていた】

【倒れた衝撃で、押さえていた傷が裂けたのか】
【真っ赤なコートから、更に朱い血液が滲み始めている】
【血液の香りが周囲に充満し、腹部の辺りから、膿が潰れる様な、気持ち悪い音がした】

【無理矢理、病院に連れて行った方が良いかもしれない】

……、……

【ずる、と。右手が動き出し】
【気絶しながらも、女性に救いを求めているのか。彼女の居る方向へと、少しだけ動いた】
441 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:20:25.16 ID:D8zCYZIo
>>437
今年で70だったかの……。

【60超えた辺りで数えるのが面倒になっていた】

儂の場合は、戦いの高翌揚に魅せられてしまってのう。
気がつけばこの年じゃ、まあ後悔はしとらんがの。

【血を払うと鞘に刀を収める】
【左腕からの出血はかなりの物のため、袖元から取り出した手ぬぐいで止血した】

はは、何時でも相手するぞ。
まあ、10年過ぎたら隠居する予定だから其れまでにだがのう。

【隠居する気など無さそうに見える】
442 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 22:23:52.39 ID:PpoKfhoo
>>425

【青年は、近付いてきた彼女に茜色の瞳を向ける】
【その表情は何処か眠たげにも見えそうだが、】
【その力の抜けきったような佇まいこそが、彼の自然体である】

【言葉を交わしていけば、その事も次第に感じ取れよう】
【ひとまず、彼は自分の不注意による事故を詫びてから】

──……君とも、一度顔を合わせて話をしたかった
よろしく、無道 武美さん。僕の事はダンドクでいい

【頭の後ろをくしゃくしゃと掻きながら、ほんの僅かに滲むような笑みと共にそう告げて】

>>438

【やがて、その顔を玲司へと向ける】
【武美より近い彼との距離は、傍から見れば恫喝されているかのような光景で】
【ダンドクも、その口調の厳しさを感じ取ったのだろう。すぐに言葉は返さなかった】
【玲司の顔を見つめたまま、暫し。やがて、その視線がゆっくりと逸らされた】

……聞いたのかい。南雲さんから

……分かった……君は話そう、全部
だからまず、そんなに怖い顔は、今はしないでくれ

【ゆっくりと、宥めるような口調でそのように彼は告げて】

>>二人

ああ……いや、大丈夫……──

【そして、武美が思い遣りと共に見せた微笑に、】
【青年──ダンドクは軽い制止の手振りをしてから】
【二人の姿を交互に見やると──口を開く】

──……二人とも、こんな寒い中で立ち話も何だ
良ければ、積もる話は研究室の方でしよう

……きっと、二人共に、関係のある話だ

【彼はそう言うと、引き止めない限りは研究棟の方面へと歩んでいくだろう】
【その道中で、キューブを拾い上げた片手を長外套のポケットに収める】

【──そのまま何事も無ければ、研究棟の内部、『第504研究室』の前まで辿り付く】
443 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:25:10.19 ID:dYzZHgUo
>>441

70・・・あぁ本ッ当にイヤになるね、そりゃ創始者なんて早々居ないタイプだが
きっと花城さんなら100を過ぎても変わらないだろうさ
それまでに適当な時間を見つけて・・・・・まあ、時間が在ればだが

それじゃあ俺は失礼するよ、何だかんだと時間が惜しい人間なんだ―――・・・。

【割とアッサリ、彼は一言そう言い放つと踵を返して歩いていく】
【額の傷を真っ白なコートで拭いたり、腹部の傷に小言を呟いたり】
【案外に元気な様子で―――彼は路地裏を後にした】

/こんなトコでしょうか、お疲れ様でした〜楽しかったです!
444 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:26:01.73 ID:iAbA.SAo
>>435
本業は赤井林檎やさんなんです!!
私とネコ様は林檎屋さんで使われていたりするんですっ!!
・・・今は引退したですがッ!!

【この幼女の兄ならば、悪意は感じさせそうにないが】
【其処が新世界の怖いとこ。一体何があるのかは分からない】
【其れは、あと少しのことか其れとも永遠の事か】

ふむふむ・・・・大人の事情って奴ですねっ!!
うぉっ!!鉄拳制裁っ!!「うぉー!!カッコイイおかーたん!!」

【二人して盛り上がる】
【それはプロレスに盛り上がるよくいる親父のようで】

・・・じゃぁお父さんはおかーたんに良い人が見つかってからですねッ!!
「かんばって!おかーたん!」
445 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:26:14.67 ID:So14EfAo
>>436

【その名前には、心当たりがあった――――……そう、それはとある人物が言っていた名前だ
そうですか、貴女が――――と心で、一つ、言葉を紡いだ】


キューちゃんに、ミーナですね
……っと、改めて、シオン・エルミオール・オルテンシアです
どうぞ、よろしくお願いしますね


【深々と頭を下げた貴女にあわせるように、彼女もぺこん、と静かに頭を下げた
ふわり、と風に放蕩する三つ編みは、彼女の尻尾のように、彼女の動きを真似していく】

【キューちゃんの器用な様子に、思わず――――微笑が零れて
心の水面は静寂を保ちながら、貴女の言葉をそっと受け止める】


――――……あ、そ、それは何よりです……っ


【根本的なところで、あまりコミュニケーションの経験が少ない彼女は
こういうときに、気の利いた言葉を紡ぐことができず
ひゅーっと、心の中で、すさんだ風が一陣吹いた】


……あ、はい――――以前出逢った時に聞かせてもらっていました
貴女の記憶の中に在る、貴女の故郷の再現、でしたっけ?


【貴女の言葉通り、貴女の名前を聴いたのは――――ライクから、以前会った際に
ミーナという人物の手助けをして欲しい、と尋ねられたのだ】

【――――……そして、その時聞いた、貴女の正体
人とは違う、貴女に、そっと――――触れるように、視線を向けてみる】

【どこからどうみても、幼い少女の姿の貴女は、どこか――――……普通の人のように見えて】
446 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:26:48.37 ID:BxHvrswo
>>431
【腕を組んで首を傾げる、どうやらその手の器具には心当たりがあったようで】

…そういうのはバイクと一緒に無くしちまったからなあ…だいぶ昔やってたタイヤトレーニングを
この棺桶の鎖見てたら思い出しちゃって、魔術協会には何かないの?えっと…

【名前なんと言ったっけ?と言いたいのはなんとなくわかっただろう】
【当然初対面の相手ゆえに彼の名前など知るわけがない、ならば呼ぶためには名前が必要だ】
【だがそれを訪ねる前に答えは告げられた】

「梧堂 渉、たしかそう名のっちょったのう…ワシに魔術協会の場所を教わろうとしていたのを思い出したわい
あれからしばらく経つがもうすっかり魔術協会の一員なのか?…それと小僧、身体を鍛える道具は少ないぞ
作ろうと思えば作れるだろうが今すぐ用意できるものでもないわい」
…へえ、そうなんだ…って、渉って名前でいいのか、よろしく

俺は剛田 剛太郎、普通に剛太郎ってよんでもいいしゴウさんでもジャイアンでも好きに呼んでいいぞ

【頭をかきながらぺこり、と軽く会釈して渉に挨拶を行う青年…ジャイアンこと剛太郎】
【リハビリ、という言葉に何か思う事でもあるように青年は目を見開いて足めがけてしゃがみ、その足を見る】

…脚を痛めたのか?そいつは大変じゃないか、少しでも深い怪我を負うとまともに動けないからなあ…

「女子を怒らせて、と言う所がなんとなくらしいのう、どんな事を言って怒らせたんじゃあ
どこのなんて女子かは知らんが、しっかし過激じゃのう、今は女も強い時代じゃな…」

【なるほど、確かに彼の見た感じ努力などはあまり似会う感じではないが…女にもらったダメージを回復、そしてリハビリと考えると】
【彼らにしてみたら納得のいく理由だったらしい…頷きながら彼らはどんな状況か想像し始めている】
447 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:27:03.28 ID:qo6O2c2o
>>440

【いわゆるお姫様だっこの形を作り、女性を持ち上げた】
【極力腹部に負担がかからないようにするためには、背負ったり担いだりはアウトだ】

大丈夫。死なせない。「私が目をつけた人以外」は死なせるものですか!

【今まで数多の命を奪い、数多に命を狙われている身】
【死の感覚には慣れず、身近な死を怯える】
【そんな彼女の右腕を軽くつかんだ後、女性は極力振動の無いように、街へ向けて走り出した】
【方向なんてわからないが、止まっているなんてこともできない】
448 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:27:17.45 ID:D8zCYZIo
>>443
はは、待っとるよ。
暇だからのう。

【カッカッカッ!!と笑い声を路地裏に響かせ男を見送る】

さて、病院に行かんと死んでしまうの……。

【そうぼやきつつ老人も路地裏を後にしていった】

//お疲れでした!こっちも楽しかったです!
449 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:28:35.98 ID:8VW.936o
>>434

―――――――やらんぞ。

【むすっと仏頂面で上目遣いに睨みを聞かせ】
【小さく身を引いた辺り、余程渡したくないのだろう】
【唇についたアイスをぺろりと舐め上げ】

……確かに、最近立て込んでるようだな。
今のところボクの耳にはそういった情報は届いていないが……。
教師始め、彼等も馬鹿じゃない。知らぬ所で何かしてるかもしれないな。

【此処最近の協会の様子を思い出し、ふむ、の前置きの後、語る】
【ともあれこの少女、最近は最近で研究室に篭りきりだったお陰で】
【協会内で大きく流れた情報位しか耳にしていなかった】
450 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:28:51.40 ID:iAbA.SAo
>>435
/相変わらず遅れてしまいました…申し訳御座いません…
451 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:28:51.81 ID:7ZytWzEo
【とある山の中】

ちょろいもんだな歯応えのねえ連中だ……

【白いシャツに暗い赤のネクタイ、その身を黒のスーツに包み】
【その胸はそれなりと言うに相応しいサイズだが黒いスーツは陰影を曖昧にするのでそれは目立たない】
【手入れをあまりしていないのか所々外側に跳ねている長い髪はネクタイと同じく暗めの赤色】
【両の手には動かし易いように機能美を追求した薄手の黒い手袋を装備している】
【昏い藍色の瞳は片方、右目は眼帯で塞がれているがそのツリ目と眉間に深く刻まれたシワによって】
【常に怒っているような印象を受けるだろう、そんな「癒し」という単語とは程遠い女性が座っている】

まともな頭でもいりゃあ話は別だったんだろうけど所詮は烏合の衆
効率の悪い動きしか出来はしねーのさ、なあ?

【何に座っているかというと……それは人だった】
【腕や足がまるで知恵の輪のように複雑に咬み合って、否噛みあわせて構成された】
【謂わば人で出来た椅子、見ればそれは生きているのか呻き声を上げながら蠢いている】

……知ってるかー?椅子は自分から動かねーんだぜ……っ!

【足を振りあげて“椅子”を蹴る、苦悶の声を上げまた暫く蠢いた後】
【気絶でもしたのか静かになり動きも止まる】

うんうんそれで良い、そのまま静かにしてろよな

【凄く良い笑顔で“椅子”を見下し、組んだ足に肘を付き掌に顎を乗せ何かをぼうっと考え始めた】

452 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:33:14.46 ID:f5MLZIAO
>>430
いちいち詩的な言い方をするよな…お前は。
まぁ、意味なんざないんだろうけどさ。
個性は大切だし、尊重してやるけどよ。

ただでさえ聞き取り難いから、あんまり小難しい理論とか論理の話しは無しな。
私は詩とか小説の類は読まねーのよ。
【詩という存在はあったようではあるが明らかに、それこそ明言した通りに意味を理解はしていなかった】
【あからさまに思考を放棄して適当感たっぷりに受け答え】

記念にねぇ…別に記念じゃなくても開けてやるけどよ。
…ま、いいか。
記念に開けてやるからちょっち貸してみろ。
【見るからに重傷の女は涼しい顔でそれを受け取り、迷いなく蓋に手をかけて】

ん…?これ固いな…小癪な。
だから私に頼ったのか。
得心いったよ。
【少し固いことに気づき、疑問が解けてすっきりとした表情で右手で蓋を強く握り】
【女性の力など遥かに上回った力を用いて難なく開けてしまおうとする】
453 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:38:50.45 ID:wTd1/MAO
>>449

いや、だからいらないって……
そして何故そんなに睨むの?

【少したじろぎながら苦笑しつつ呟く】
【ゴホンと咳払いをしてから本題に戻り】

そうかぁ……大きい情報以外はあまり生徒には流れていない…か

しかしこう立て続けに起きると不自然に思わない?何か要因があると思うんだけど……
何か心あたりは?

【こめかみをトントンと叩きながら考えるような仕草をする】
【ふと思い付いたように笑い】

ところで、君は協会で何を学んでいるの?
どんな事を習っているか、興味があるんだよね

【そう、問いかける】
454 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:40:24.54 ID:/PGbr6SO
>>444
ちょっと・・?!アンタのせいで話が変な事になったじゃない?!
ま・・・まぁ、うん。で・・出来る限りは頑張るけど・・
【と恥ずかしそうにそう付け加える】

「うぅ・・痛い・・」
【護は頭を抑えている】

ま・・・まぁ、うん。で・・出来る限りは頑張るけど・・
455 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:40:41.66 ID:t4GFJ5.0
>>438 >>442

…「ダンドク」……おっけい。その方が呼び易い…有難うな。
そして、あたしも武美で良し、なんだぜ?

【岩から浸み出す清水の様な笑みとは、趣が違うが―――武美も、優しい笑顔を咲かせた】
【然し、もう一人の青年がダンドクに詰め寄る様を視ると、その身を一歩横に逸らして、ひとまず傍観者に徹しようとする】

【「可能な限り聞こえないように」――――結論から言えば、この少女を前にしては、余りに『甘い』発想である】
【彼女が、何故か頑なに『特技』であると主張するその能力の一端は、音を探り、識る<^イプのチカラ】
【マイクの様に小さな音を拾い上げて、自分の中で増幅したり、出来損ないのイルカやコウモリの様な真似が出来たり、する】
【――――何時もであれば、聞くべきでない内容は、他者の意思を尊重して聞こうとはしないのだが】
【赤木青年の剣幕が気になって、彼女は眼を閉じて、胸の奥のボリュームつまみをぐるり、捻った】

(……この人も、利織の知り合い? ………何だ、このキレよう?)
(どんな関係だろう……どんな繋がりが有るんだろう………凄く、近そうだけど……――…ハッ!?)

【出会い頭に、鮫の様に噛み付く彼の姿を聴いて=\――武美は、不穏なものを感じ取る】
【それと同時に、オボロゲではあるが流れ込んでくるのは、利織に対する、往き過ぎと言えるかもしれない不器用な感情】
【自分の例に照らし合わせて――――……それを、『恋心』と認識してしまったようだが】
【丁度良く漂っていた、適度な緊張感を利用して、此の場においては億尾にも出さない】

…? …んーっ、そだな。聞かれちゃあアレな話も、有る…。
あたしに異存はないぜダンドク……で、そっちは?

【ダンドクの身振りによる精子に甘えて、動く事はせず、眼で彼の移動を追う】
【やがて、ひとつの提案―――少し困り顔で頷いた少女は脚を再度進め、彼の背に、影の様に張り付いて歩き始めようとしつつ】
【まだ名も知らぬ青年に向けて、一応の軽い確認を取る事であろう】
456 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:41:00.88 ID:oD65.6DO
>>447

【抱き上げられながら、女は眠る。呼吸に、時々掠れた声が混じる】
【抱き上げた時、女は完全に体重を預けているのか。酷く軽い様な、然し重い様な感覚がしたかもしれない】

【眠っている間でも、女は、暖かい、と想った】
【彼女の腕から、真摯さと、温もりが伝わった。―――同時に、彼女の、経験も】
【逸れが、嬉しくて。逸れでも、酷く辛くて。何とか動かないと、と考えた】
【去れど、身体は動かない。――――女は、後悔と、覚醒と。夢幻の中を彷徨った】

【―――――街の病院まで着いたら、女は直ぐに病院で手当されるかもしれない】
【そして、病室に寝かされるかも】
【レッツキンクリ…?】
457 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:41:16.71 ID:HfcgeZ.o
>>452

【かくり、再び首を傾けて】

【確かに固いが、十分に力を加えれば、フタは簡単に空くだろう】
【ビンの中に入っていたのは、沢山の飴】
【ビニールの両端を捻って丸い玉を包んだ、典型的な「キャンディ」】

有り難う………え、と

【名前を呼び掛けようとしたのだろうか、一瞬視線を落として言葉を止めるが】


お礼に、みっつ、あげましょう

【その言葉と共に、左手の指を三本立ててみせる】
【「三つ取れ」とのことだろう】
【重傷の中での労働の割には会わないようにも思えるが………】
【相手が涼しい顔をしているからか、この少女も気にしていないのかもしれない】
458 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:44:11.92 ID:/PGbr6SO
>>450
/いえいえ、
/というか20分以上たってないし全然未だ早い方だと思いますよ?
459 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:44:23.23 ID:qo6O2c2o
>>456

【やはり女性を持つというのは、辛い】
【ただでさえ、人生で銃より重いものは持ったことのないような女だ】
【そんな彼女が必死に運ぶのは、ただ一つのシンプルな思想故】
【「死ぬべきものを殺し、死ぬべきでない者を助ける」】
【そんな、至極シンプルな思想】

【キングクリムゾン!!】
460 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:44:46.93 ID:yWeIg3oo
>>445

シオン…エルミオール……
………オルテンシアさん、覚えましたです
こちらこそ、よろしくお願いします!

「きゅー…。くるるる。」

【飲み込むまでに時間がかかってなんとか言えた瞬間に】
【心の中でこっそりとガッツポーズを取ったのは彼女だけの秘密】
【頭の上の奴もよろしく、と言いたげに喉を鳴らし】
【嬉しそうに、まだ飛べない翼をぱたぱたとはためかす】

───ええと、はい、そうです
それならば話が早いですね

私の個人的なことにシオンさんにまで迷惑かけてごめんなさい
………ですが、お願いしますね

【再び頭を深々と長く下げた】
【次に顔を上げた時、向けられていた視線に気付き、】

───?

どうか、されましたか?
もしかしてほっぺたにご飯粒とか付いてます?

【慌ててほっぺたをぺたぺた触って何も無いことを確認して一安心した】
461 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:45:25.61 ID:/PGbr6SO
>>454
/おっと、最後の行は無しでお願いします。
462 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 22:47:13.09 ID:xREbLcQo
>>442>>445

……

【彼は少し黙り込み、そして考えた】
【このまま研究室へ行き、話を聞く。聞かれたくない話だから研究室へ行く。なるほど、筋が通っている】
【だがもし万が一、自分が予測している悪い方だとしたら、迂闊に頷けば自分は死ぬだろう】
【今の自分の身体と力では、何かされたとしても何の抵抗も出来ずに終わるだろう】
【そこまで考え、だが、と彼は続ける】

いいだろう。ゆっくり歩いてくれよ

【彼は首肯した】
【いずれにせよ、情報を手に入れるには黒野に聞くしかない。そして情報を手に入れるのに何のリスクも無いなんてことは有り得ない】
【元よりこの身体で何かしらの問題に踏み込むこと自体がリスクを伴うのだから、これぐらいは乗り越えなくてはならない】
【そう結論付けて、了承した】

【歩く速さはかなり遅いが、まぁ何とかついていくだろう】
【因みに彼の名前は怜司だ】
463 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:47:57.56 ID:lEkjxG2o
>>446

生憎、魔術協会に籍をおくつもりは毛頭無かったんでね。
まァ、友人はいくらかできた。利織に、シオン。あと武美とか。名前くらいはアンタも知ってるか?

【彼は協会の図書館に興味があったのみで、魔術協会に入るためにその場所を探していたわけではない】
【図書館に入り浸っては要るが、今もまだ、魔術協会にとっては、ただの外様――客分でしかない】
【そのくせ、友人として魔術協会の関係者を――それも女性ばかりだ――挙げて見せるあたりは、彼の性格が為せる業か】

んで、ゴータロー? 俺は梧堂 渉。ヨロシク。
にしても……Giant、ねぇ?

【名を名乗った剛太郎に対し、こちらも社交として礼を失することが無い程度に、名乗りを返して】
【彼がいくつか挙げたあだ名に、疑問の声を上げる】
【――その秀麗な外見には、不釣合いなあだ名だ、とでも思ったのだろう】

ま、こうしてリハビリしてんだ、問題はねェ程度のモンさ。
レディへのくどき文句なんて、詮索するモンじゃねェぜ、爺ちゃん?

【剛太郎の気遣いへは、足をぷらぷらと軽く揺らして見せることで、もはや動くことに支障の無いことを示し】
【次いでの無玖からの疑問は、はぐらかすようにして、混ぜっ返す】

……ンで、その棺桶……ライドコフィン、だったか? ソレを持ってるって事は……
剛太郎、アンタが『銀の字』って奴か?

【朧な記憶の底から、前の邂逅の時、無玖が話していた言葉を引き上げる】
【このライドコフィンを『銀の字』に届けねば成らぬ、という話だったはずだが】
【Giant、剛太郎――それらの名には、どこにも『銀』の文字は無いことに、違和感を感じての事だろう】

/遅れてすみません……
464 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 22:48:02.88 ID:xREbLcQo
>>462
//あれ、何か安価が違う

//445→>>455
465 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:51:06.13 ID:iAbA.SAo
>>454
「おかーたんのっ好きなタイプって何なのー?」
「教えて教えてよーっ!!娘なんだからいいれしょー?」

【むぎゅーってもう一度力を入れて少女に抱きつこうとする】
【因みに口からはマタタビのにおいがしていたりする】

大丈夫ですかぁ?おじさんも頑張って!

【護駆け寄り、頭を撫でようと右手を伸ばす】
466 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:53:53.75 ID:8VW.936o
>>453

何故睨むかなんて、自分の胸にでも聞いてみればいい。

【鼻息一つ、不機嫌と言うか、こういう性格なのかもしれない】
【何処か高圧的で、相手が誰であろうと同等、または上から目線】

さぁな。寧ろ、アレだけの技術が集まる場所だ。何も起こらないほうが可笑しい。
生徒間での騒ぎ――実験の失敗による被害ともなれば、月1、2件じゃ済まないぞ?

【「心当たりなんて有り過ぎる位だ」と、ブラックな笑みを零して】
【ふむ、と一区切り、相手の言葉に付けているヘッドフォンを指先で叩き】

魔導具、というものらしい。機械を魔術的に動かす、とボクは解釈しているが――
………聞くが、一方的に情報を要求するのはずるいと思わないか?

【問いかけに対し答えながらも、お前も話せと話を振る】
467 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:54:28.96 ID:uw6qxwDO
【路地裏】

あーあ…なんだ、こー…
知り合いにでも会わないもんかねぇ、そうしないと楽しくねぇなぁ
【腰まである白髪をポニテにした、死んだ爬虫類のような半開きの紅い目をして煙草をくわえた青年が、道の真ん中でふらふらしながら立っている】
【青年は黒いパーカーの上にファーの着いた濃い紫のコートを着て、首から蛇を模したネックレスを下げていた】

「マスターはそのような動作はしてませんでしたが?」
【青年の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
468 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:54:42.60 ID:So14EfAo
>>460

【眼前で踊る、貴女の仕種は――――……思わず、クスリ、と
笑みを零すには十分すぎて】


い、いえ、そんな事ありませんよ
そして、気にすることもありません、私に出来ることなら、何でもしてあげますよ


【微笑みの残響を残しながら、彼女は貴女へと近づいて
そっと、白い手袋に包まれたその手を、貴女へと向けた】


まず記憶≠読み取ろうと思います
その為――――……できるだけ深く、思い出してください――――……貴女の故郷を、しっかりと
469 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:55:46.52 ID:f5MLZIAO
>>457
【言葉に詰まるその様子を見て、すかさず上半身を前に倒し】

黒岩 凌子。
忘れねえようにしっかりと記憶しろ。
【顔を覗き込むようにして近づけ、きっと意味などなく見つめようとするだろう】

なるほどなるほど。
飴が記念って訳か。

有り難く頂いておくよ。
これが死闘の末の報酬ってんなら、悪くはないかもな。
【死闘と言いながらも本当に怪我をしているのか疑いたくなる様な平然さで】
【ビンから飴玉を三つ取り出し、三つとも包み紙を引き離していっぺんに口に放り込もうとする】
470 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 22:57:33.43 ID:oD65.6DO
>>459

【彼女は、女性に運ばれる】
【そして、時が加速し―――】


【―――――総ての処置を終え。病室】

【蛍光灯の真白い光を受けながら、彼女は眼を覚ます】
【先程より痛みの引いた傷。麻酔がされているのか、曖昧な思考】
【病院着の、自分】

……、

【其処で記憶を遡らせ、自分が森で女性と会話し、倒れた事を思い出す】
【あの女性が、運んでくれたのだろうか、と想って】

…お姉、さん、…?

【彼女は、居るだろうか。考えてから、視線だけ動かして、探し始める】
【未だ覚醒し立てで、上手く動けない】
471 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 22:58:42.25 ID:Ptp8exso
【湖畔】

都会に暮らし続けると自然のことが分からなくなる、と言うらしいが
どうも野生児じみた私には余り関係の無い事だったようだな

【全身を土や木、血などで汚した着衣を脱いでいる女性が仕留めた獲物を見ながらぼやいた】
【女性の足元には首があり得ない方向に捻じ曲げられた猪や絞め殺されていると思われる兎が数羽ほど】

―――肉を確保したのは良いんだがどう持ち帰ろうか

【などと言ってはいるが着衣はとうとう色気の無い運動性を重視した黒のスポーツ用インナーだけとなる】
【着ていたコートとズボンはジャブジャブ、と湖で大雑把に洗う。その様は当人が言うように野生児にも見えるが、違うかもしれない…】
472 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 22:59:04.16 ID:iAbA.SAo
>>458
/本当ですか・・・?有難うございますっ
473 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:01:32.44 ID:qo6O2c2o
>>470

【すうすうと、女性は寝息を立てていた】
【だが、ちいさな、至極小さな声でも、女性は反応した】
【瞳を開け、声の主を――ベッドの上の女性を見ると、ひどく安堵したように大きく息を吐いた】

良かった、生きてて。
474 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:06:24.30 ID:yWeIg3oo
>>468

どうもありがとうございますです!
頼りにさせていただきます!

【とにかく協力はしてもらえた】
【あとは自分ががんばるだけ、と気を引き締める】

できるだけ深く、ですか?
う〜…うーん…
頑張ってみます

【視覚という余計な情報を入れないほうが思い出しやすいだろう】
【きゅーっと目を瞑り、呼吸を研ぎ澄ませる】
【急に思い浮かべろと言われても難しいようで】
【うんうん言いながら漸くイメージを掴んだ】

【まず広がる大自然は、人間目線で言うと未開発というか】
【そもそも人間が踏み込むべきではない場所だ】
【頂が遥かに上にある連なる山々はとても雄大で】
475 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:06:36.75 ID:/PGbr6SO
>>465
わ・・私の・・好きな・・っ?!
えっと・・・・
【抱きつかれながら凄いアタフタした後】

わ・・分からないよ・・私今までそんな経験ないし・・
【今まで彼女の周りにいた異性と言えば弟の護だけで】
【彼女には未だ恋愛なんて未知の領域だった】

「も・・もう駄目ぇ・・」
【頭を撫でられながら限界を告げる】


「・・姉ちゃん、美春ちゃん、猫車ちゃん。じゃあ僕はこれで失礼させて貰うね?」

ん?もう行くのか?って言ってももうこんな時間か、そうだな。もうそろそろお開きにして皆帰るか?
じゃあな、護。

「うん、じゃあまたね。」
【そう言い護は去ろうとする】
【彼に最後に何か言うならこれがラストチャンスだろう】
476 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:06:58.38 ID:HfcgeZ.o
>>469

【相手の名前を聞くと、小さく口のなかで何か呟いて】
【顔を近付けられると、ゆっくりと一回瞬きをした】

「甘いは、幸せ」………昔の人は、言いました

【それは、何の変哲も無いただの飴】
【赤………と言うよりは、ピンクのストライプが入ったビニルで包装された】
【ありふれた赤いフルーツ味の、ただの甘いキャンディ】

私は今路説夢かっこぴーえぬ、ぴーえぬはペンネームの略です

【飴を口に入れる相手に対して、そう名乗ると】

【ベンチに両手を着いて、立ち上がる】
477 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:07:24.11 ID:wTd1/MAO
>>466

───(分からない……)

【諦めたのかこの事柄に対する追求を打ち切る事に決めた】
【「ハァ…」とため息を後に残して】

しかし今回の騒動は大きすぎやしない?
別に実験失敗でぼや騒ぎ……なんて事なら調査しようなんて考えない、さ

だけど今回多発してる問題、事件は建物も破壊され……死傷者も両手じゃ足りない
いくらなんでも不可解極まりない…と

【腕を組みながら首を少し傾ける】
【やはり協会の“内”と“外”では認識や感覚が違うのか?と思う】

へぇ……魔道具ね……カテゴリー的には“これ”も同じだよ

【ちょいちょいと背中の巨大な銃剣を親指で指す】

と、言われても君が何を求めるのか分かりませんので…
アイスを買い与えればいいのか、それとも何か情報が欲しいのか

【苦笑しながら肩を竦める】
478 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 23:07:31.57 ID:PpoKfhoo
>>455
ん──分かった
よろしく頼むよ、武美

【彼女が心中で様々な事を思う一方、彼はそれを露知らず】
【気さくに打ち解けていく彼女に、淡い──と言っても、彼にしてはそれでも深い──笑みを向けて】

>>462
…………──

【黙り込む怜司を見て、彼もほんの少しの間ではあるが、黙考した】
【明らかに警戒をされ、鋭い目で睨まれ──挙句、この間(ま)】
【──元々こんな人柄だ、手先は器用でも何処か不器用なのが相まって、】
【スカした怪しい人だと思われる事は、多少なりとも人生の中で経験があった】

──……ありがとう

【それ故もあったのだろう。首肯した彼に、礼を言った】
【そのまま踵を返すと、研究棟まで歩んでいき──】

 【──そして失礼、新世界と現実世界において情報の伝達に齟齬が発生したようだ】
 【云わば、軽い文字化けのようなものである。乱れていた通信状態は、たった今クリアになった】
 【『玲司』となっていた表記を『怜司』と改める。大変申し訳なかった──】

>>二人

──……さて、ここだ

【辿りついた『第504研究室』前】
【彼が扉を開けたその先は、理系色の強い、白を基調とした内装の研究室であった】

【リノリウム張りの床に、アルミ製のデスクと、白衣のかけられた椅子が並び、】
【化学式や数式の連ねられたレポートや科学書が散らかっているかと思えば、】
【大量の付箋を挟まれた、いかにも古典的な黒魔術の魔導書が詰んであったり──】

【ふと壁に面した棚に目をやったならば、得体の知れない生物の培養液漬けや、】
【『父さん飼育中。解剖禁止』と札の貼られた大きな水槽等の姿が確認できるだろう】

【そして何より、二人も知る所であろう、至るところに散らばっているのは『家電製品』】
【三者共通の知り合いである『南雲 利織』と言う少女が扱う、その特徴的なアイテムは──】
【分解途中のものもあれば、部屋の隅のダンボールに大量に詰まれていたりするものもある】

……悪いね。これでも少し片付けた方なんだ
短い話じゃすまないかもしれない、紅茶でも淹れよう

そっちでかけて、少し待っててくれ

【そう言って彼が指し示したのは、部屋の角に合わせる形で配されたソファとテーブル】
【まるでリビングの一区画を切り取ってきたかのような其処が、休憩スペースである】
//も、申し訳ない、微妙に入らなかったので続きますorz
479 :478 [saga]:2010/11/24(水) 23:08:45.09 ID:PpoKfhoo
>>455>>462

【彼は羽織っていた長外套を椅子の背にかけると、】
【小さく簡素なシンクに向かい、給湯の準備を始めながら──】

……──二人は、『ブレイザーシティ』と言う街のこと、知っているかい

……全てはそこからなんだ
この魔導具のことも、そして南雲さんのことも

【──長くなる話の本題に入っていくのは、此処からなのだろう】
【その取っ掛かりとなる部分の認識によって、多少話の組み立てが異なるらしい】
【微睡むようだった彼の表情が、僅かに色を変えて──背中越しに、そう問いかける】
480 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 23:09:57.24 ID:x.aA8RM0
>>471
【耳が良ければ、その女性にも聞こえるであろう───水の音、糸を引く音】

【──暗闇の中、釣りをしている人間が居るようだ──】
【だが、距離がある上に彼の衣服は黒いのでよほど目が良く無い限り、確認できるのは青色の頭髪であろう】
【彼の傍らには、もしかしたらあるかもしれない・・・クーラーボックスとか保冷剤の類が】
481 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:12:54.14 ID:oD65.6DO
>>473

……、生き、てる……?

【其の言葉を、薄く唇を動かして、自分も呟く】
【傷の悪化は、自分の管理をせずに至った結果】
【彼女は、そんな情け無い自分を。助けてくれたのか】

……有難う、お姉さん。

……僕、重かったよね……?

【ぽつり、礼を告げて。弱々しく微笑んだ】
【逸れから、冗談も言って―――】




……お姉さん、男らしい。

【―――――――こやつ、何か言いやがった】
【嬉しそうに、はにかむ様に。橙の両目で、女性を見詰める】
482 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:14:51.75 ID:BxHvrswo
>>463
【利織、武美、シオン、その名前に聞き覚えはあっただろうか…?と首を傾げる】

「利織…南雲利織か、その名前くらいは知っちょった、班は違うが同じ魔道具開発者として…
電化製品を魔術改造する掃除機乗りって事を耳に挟んだくらいじゃな、後は知らん、武美と言う名前は聞くのが初めてではなかった気はするがの」

…掃除機乗りの利織…武美とシオン?…それ女の名前ばっかりじゃないのか?
渉、おまえもしかして女関係のだらしないタイプか?ダメだぞそのあたりだらしない男は…これが俺だったりしてみろ
母ちゃんにタワーブリッジをかけられちまう

【タワーブリッジ…どんな豪快な母親だったのだろうか】
【それ以前に母親に頭の上がらない妙な男である事がなんとなくわかるだろう…】

【『銀の字』の話題が出た瞬間…その場の空気が一気に盛り下がるのが渉にも気がついたかもしれない】
【トイ・プードルはうなだれて、剛太郎も非常に悲しそうな顔を渉に向けた】

「…そいつはただのガキじゃあ、銀の字は…死んどった」

…俺はただ旅の途中で出会っただけでさ、手伝う代わりにこの棺桶の中を見せてもらうって約束で手伝い始めたのが馴れ初め
この棺桶を本来使用するはずだった市川 銀助さんは俺たちが駆け付けた時には亡くなってたんだ…

【棺桶の錠前を無色の珠がついたカギで開けると…蓋が開き中から別の生き物が顔を出した】
【犬だった、今も手入れを怠らず毛並みを直してもらっているのか妙に綺麗なシベリアンハスキー…しかしあまりに元気がない】
【うなだれたまま、剛太郎にすり寄っている】

『…クゥーン』
家の中に残っていたのはこの飼い犬のメアリーだけでさ…放っておくわけにもいかないから
俺たちが引き取って世話してるんだけど…長年付き添った人が亡くなって…まだそこから立ち直ってないみたいだ

「…所有権はアイツが死んでから空席、しかしこのままほったらかしにしておく訳にもいかんからのう
今はこの武装の『契約』を行える…アルカドラを呼び寄せて奴が来てくれるのを待っておるくらいしかできんのじゃよなあ…
…しかし困ったもんじゃのう…」

【彼らはそれっきり何も言わない、しんみりとしてしまい…何か空気が重くなる】
483 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:14:54.61 ID:8VW.936o
>>477

不可解も何も、今回の事件は間違いなく“襲撃事件”だからな。
そこらの馬鹿がとちりましたーってのとは話が違う。

【何を言っているんだと言わんばかりの調子で】
【淡々と、如何でもいいことの様にサラリと言ってのける】

ほう……剣、いや、銃……ふむ。

【背中の銃剣を指され、其方に視線を向け】
【じぃ、と。遠巻きにその形状を見詰める】
【空いている手を顎に添え、何か思案しているようにも見えるが】

―――判らないのか?
ボクがボクの事を話しているのに、お前はお前の事を話さないのか、と言っているんだ。

【肩を竦める相手に食べかけのソフトクリームを向けながら】
【こんな事も判らないのかと言わんばかりry】
【子供の癖に偉そう過ぎる少女である】
484 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:16:48.37 ID:iAbA.SAo
>>475
あたふたしている、おかーたんも可愛いですぅ〜!!

【両手を顔の前に弧を描くかのように持って行き】
【瞳をキラキラさせながら見つめる。一応このリヤカー両性愛車】

「そうにゃんですかっ・・・!!だったら此れからにゃんですよっ!!」

【むぎゅーってしながら何となく励ます】
【生まれたての猫車にこんな事言われても何にもならないと思うが】

とりあえず深呼吸をするですよっ!!せーのっ!!
【相変わらず撫でながら、首を横に傾ける】

そうですかぁ・・・また会ぉーね!おじたんっ!!
「ばいばい!護おじたんっ」

【二人して、護に対して笑顔で手を振る】
485 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:19:40.90 ID:qo6O2c2o
>>481

そう、生きてる
【薄く口元を釣り上げ、笑みを浮かべる】

何、1ダースの劣化ウラン弾よりは軽かったわ
【さらっとそんな発言をして】
【わかる人にしかわからない、重さ】
【しかも、劣化ウラン弾の方が軽い】

……男らしい?
【女性は自らの胸に視線を落とし、言葉の意味について考えた】
(い、いや、まだまだ成長期よね。うん。要は脂肪だもの。ええ。だったらまだ成長するわ。うん、きっと)
【女性は、どうやら何かを間違っているようだ】

そういえば、自己紹介がまだだったわよね?
ライシュッツ。私は、ライシュッツ
【橙の瞳を見つめながら、女性は言う】
486 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 23:22:51.11 ID:Ptp8exso
>>480

【今更ではあるが、女性の容姿は地面を転がったのか土汚れた脱色した白けた金髪】
【左頬に眼のようなものから四方に伸びる茨のような刺青、身体つきは針金を思わせる細く、しっかりとした筋肉を付けている】


――――ん?
人気が無いと思っていたが他にも居たか

【どうやらこの女性、耳は良い方らしく、すぐに反応をする】
【ただ、流石に全部が全部良い、と言うわけではなく、音のする方向に向けて眼を細める】
【その眼つきはまるで狩人か。相手が必ずしも友好的ではない、と警戒しているようにも見える】

―――ま、いざとなれば先手を取れるようにすれば良い

【そう言って、自身の得物である白鞘の居合刀を左手に持ち、濡れたままのコートで隠すように被う】
【自身の姿は変わらず色気のない黒のスポーツ用インナー上下。そのままの姿で堂々と音のする方向へと向かう】


【女性は自身の気配を隠すつもりは無く、むしろ存在感をアピールするかのように彼女が持つ歪な魔力を放出する】
【もし、釣りをしている人物が魔力を察知する事が出来るのであれば女性の存在にすぐさま気付けるように、と】
487 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:24:19.16 ID:So14EfAo
>>474

【思わず目を閉じてしまった貴女に、少し微笑ましさを感じながら
彼女は一つ、呼吸を整えた】

【読み取ること自体はそこまで難しい仕事ではない
しかし、望む記憶≠セけを選ぶのは――――……殆どした事が無い取り組みである
もし、失敗し、必要ない記憶を読み取ってしまうと――――そう考えるだけで、鼓動が早くなる】


高速思考――――展開


【声をあげる、彼女の高速思考=\―――常人の数十倍以上の速さで得られる演算は
彼女の仕事の正確さを、鉛筆の芯を尖らせるが如く、鋭く、研ぎ澄まして――――……】

【白い手袋を嵌めなおし、更に一歩貴女へと近づく
思わず触れてみたくなりそうなほど、その柔肌へと、己の肉体を静めこませたくなるほど
――――そんな欲求を、静かに飲み込み、貴女へと触れようとするだろう】


Dead Memories=\―――……


【紡ぎ上げるは、彼女の――――能力の名前】
488 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:26:39.63 ID:t4GFJ5.0
>>462 >>478

【三つの足音が、進んで、開いて、登って―――夫々の眼の前に、拡がる白のワンダーランド】
【どちらかと言うと『実験室』だな、だの。高そうな魔術書だけど、何に使うのだろう、だの】
【メリーゴーランドの様に廻り、かつ煌めく視線は、様々なものを捉えては、興味深げな視線を、まち針の様に刺していく】
【この様な状況でも、性格の根幹を成す要素の一つである好奇心と、研究者気質は殺しきれなどしない】

……おと、う、さ、ん?

【そして奇しくも、某国の御姫様と同じように―――最大の奇異と衝撃、そして感心が寄せられたのは、水槽だ】
【何故父さんを飼育するのか?其処に父さんは入るのか?父さんを解剖してどうするんだ?―――……寧ろ、父さんって何だよ?】
【『家族』について少し過敏なところが有る彼女は、思わず怪訝そうな声を、途切れ途切れに紡いでいくが】
【飽くまでも、此の場においては、凄く気になる≠セけで、中を覗こうとはしないだろう】
【彼女とて、最低限に空気を読もうとする心算は有るし、滑り出した思考に、余計な摩擦は掛けたくなかった】

…散らかってる部屋は慣れてるぜ、色々とねぇ。
そいじゃ、喉も渇くし、御言葉に甘えて紅茶も貰おうかな……砂糖は、多い方があたし好きだ。

【様々なもので溢れかえっている中で―――利織の言っていた話に合致する、家電の輪郭を幾つか発見した】
【合点が入ったようにふむ、と息を吐いてみたりしつつ、ダンドクの言葉が聞こえれば、これまた唐突な椅子に腰を据えるだろう】
【シンクの存在から考えれば、或いはこの椅子が、この部屋の真の姿の片鱗なのかも―――とか、また妙な思考が巡る】
【頬を軽く叩いて、頭の中身をクリアにしてから、矢張り脳味噌を良く働かせるため、軽い注文を付ける】

……! …おう、勿論さね。あたしとてニュースは見やぁ。
…どんなモンになっちまってるかも、人並み以上≠ノゃあ解ってる心算。

【そして、斬りだされた名前=\――少なからぬ驚きを覚えつつも、返す言葉は滔々と】
【それと同時に、繰り出すのは、何処となく含みを加えた言葉である】
【若しも、『姉』を経由してだったり、信憑性の欠ける噂で武美の『立場』も知っていれば、何処となく意図は読める、やも】

…ん、そーいや、あんたは誰?
あたし、無道 武美。今日はよろしくな?

【その合間に―――赤木の方にも顔を向けて、その名を訪ねることだろう】
【人物柄か、少し馴れ馴れしいが、浮かべる笑顔には『あまり』屈託が無いように見える】
489 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:27:21.42 ID:f5MLZIAO
>>476

【満足そうに何だか頷きつつ、見透かす様などこまでも濁りがなく真っ直ぐな紅い瞳でジッと見つめてから】
【唐突に、飽きたと言わんばかりに身を引いて深く腰掛け】

「幸せが“甘い”とは限らない」
今の私は言いました。

甘ったるいのは嫌いだ、クリームたっぷりのケーキとか特にな。
でも――この飴は確かに幸せの味がするよ、なんちってな。
私も詩的なお前の喋り方が移ったかもしんねーな。
【飴玉を三つ同時に口の中で転がしながら、無邪気で楽しそうな笑みをみせて】

今路説夢かっこぴーえぬって…ペンネームかよ。
私もペンネーム作って名乗っときゃ良かったかな。
まぁいいや、お前のことは説夢と呼ぶよ。

で、もう行くのか?説夢。
【立ち上がったのを見て問いかける】
490 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 23:30:14.68 ID:x.aA8RM0
>>486
【それなりに近づけば見えてくるであろうその姿】
【月明かりのような薄い光でも見えるその姿が、月夜に似合うかはわからないが】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年】

【其処まで露骨に機嫌の悪い顔では無いが機嫌が良いとは到底言えない】
【例えるなら曇った空越しに僅かに太陽の光が見え隠れしている感じであろうか】
っ・・・?

【と、そこでこの男も気付いたようだ・・・彼女の発するその歪な魔力を】
【急いで釣り竿を引き上げる───その歪さを感じて、或いは敵意を持っている可能性があると判断したのか】

・・・そこに居るのは誰だ?・・・いきなりこういった魔力を人に向けるとは、あんまり良い趣向とは思えないんだが・・・
【引き上げた釣竿を丁寧にケースに戻している・・・まだ正体が解らない相手を前にそんな事が出来るのは】
【暢気なのか、道具をどんな時でも大事に扱いたいのか、それとも余裕があるのか、或いはそれらを全て満たしているのか】
491 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:31:09.57 ID:wTd1/MAO
>>483

まぁいいか……君はあまり周りの世界に興味がないようだし……
まぁ何にせよまた起こるかもしれないから用心はするように

まぁこれも知的な君なら言わずもがなだけれど。

【微笑みながら注意を促す】
【しかしこんな状態でもよく授業やら実験やら続けているものだ、と思ったが】
【口には出さないでおくことにした】

まー“これ”の原理は魔術的、能力的な“現象”を行使する時に生じる、
魔翌力やら生命力やらの“エネルギー”を撃ち出すっていう単純なものだけれど

【興味があるようなので、問題がない程度に説明をする】
【形状じたいはロケット弾でも発射しそうな程巨大である、剣も片手ではなく大剣レベルである】

いやー恥ずかしながら俺自身、自分の事を話すのは得意ではないんですよ
だからまぁジャンルを決めて頂こうかなと……

まぁ簡単な自己紹介だと

名前は『番怒 氷山』

所属は『Justice』

魔術協会の事を調べているのはその活動の一環なんだ。

これでどいですか?

【微笑みながら首を傾げる】
【相手の態度は特に気にしていない】
【小さな女の子だから、と思っているのか】
492 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:33:54.60 ID:/PGbr6SO
>>484

「うん、じゃあね。」
【そして護が去った後】

さて、私らもそろそろお開きとしようか。これからどうする?
【さて、ここで一つ問題が生じる】
【彼女は、所詮ホームレスだ】
【いくら母親とはいえ、彼女と一緒に暮らそうものならきっと、過酷な生活がまっているかも知れない】
【だが選択権は二人にある】
【彼女に一緒についていくも、自分の居場所があるならそこへ帰るも自由だ】
493 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:34:12.95 ID:lEkjxG2o
>>482

どーにも勘違いされがちだなァ、俺は。
こんなに誠実な男を捕まえて、やれナンパ野郎だ、チャラ男だ、あげくにだらしねェとは。

【心の底からの発言とは思えない、オーバーな仕草と共に吐き出される慨嘆には】
【残念なことに、わずかなりの説得力すらないモノだ――無論、本人も自覚はしているのだから】

【問いを発した瞬間に、明らかな変質を見せた場の空気に】
【梧堂は、己が何かしらの地雷を踏み抜いたことを感じた】

……そりゃまァ、なんつーか、ご愁傷様。

【悲痛な声を挙げるハスキーと、一様に暗い表情を浮かべる二者に、最低限、建前の言葉を捧げてから】
【己の頬を人差し指で掻きながら、彼らにかけるべき言葉を模索する】
【――が、もとより己のあずかり知らぬところで起きた出来事、気の利いた台詞が、浮かんでくるわけでもない】

ま、辛気クセェ面して腐ってるよっかは、カンオケ引き摺って鍛錬してる方がマシだろうよ。
死人がほいほいと蘇る訳も無し、手前のやれることをやってな。

【慰めにもならぬような言葉、一般論的な意見でしかない、その言葉を】
【ひとまずは彼らに告げておくだけに留めた】
494 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:35:01.31 ID:oD65.6DO
>>485

……、もう、死にかけ無い

【何か決意している。余程恐かったのか】

…劣化ウラン弾の重量が分からないよ!
…しかも、12本分って結構重いんじゃ…

…お姉さんにクラスター爆弾投げる

【彼女の言葉で、何か勝手に落ち込んでたりするよ!】
【「○○弾=かなり重い」みたいな図式が頭に有るらしい】
【そして、ボソッと呟き。自分を助けてくれた人に何を言うか】

うん、男らしい
紳士さんの服着てるし…、…どう、したの?

【微笑んで、頷きながら答える。然し、悩んでいる様子の彼女が気になったのか。問い掛けて】
【そして女の胸は、毛布が盛り上がっていt…うわ何するやm】

―――――……ライシュッツ、お姉さん
僕は檸檬。夢幻檸檬、だよ。

【彼女の名前を、確り記憶したと言わんばかりに、嬉しそうに笑う】
【逸れから、自分も名乗って】
495 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:38:49.74 ID:xREbLcQo
>>478>>488

…………

【少女と違い、赤木は重苦しい表情を保ったままだった】
【研究室こそ持ってないが、研究者の一員に変わりの無い彼にとって、この部屋は珍しくとも何ともない】
【そもそも内装など、部屋に入ったとき、ほんの軽く首を動かして辺りを見渡したきりで、深く見ていたわけでもないのだ。その中には南雲利織が作ったものであろう、家電があったが、それですら一瞥しただけで何の反応もしなかった】
【彼が今、意識を集中すべきなのは研究室の中身などではなく、これから黒野が話すことなのだから】

【ひとまず、黒野に勧められるままに椅子へと座る】
【その動作も杖を支えにしながら、ゆっくりと慎重に腰を下ろす、という緩慢なものだった。どの程度身体能力が失われているか、見て伺える】
【椅子に座った後も、息をついたり肩から力を抜いたりせず、ただじっと黒野のことを観察するように見ていた】
【その様子から警戒していることは明白だ】

ブレイザーシティ。火の国にあるカノッサに占領された街

【黒野が出したワードに対し、辞書のような無機質な声で情報を呟く】
【残念なことに彼はその程度しか知らない。詳細など知る由も無い】
【だがそこがリゾート地で無いことも最先端の研究を提供してくれる場所でも無いのは理解している】
【だからこそ、表面には出さないものの、この問題の危険度と難解さを理解し、それに巻き込まれることとなった少女のことを考え、怒りのようなものが湧き上がってくるのを感じていた】
【グッ、とグリップを握る力が強くなる】

赤木怜司(あかぎれいじ)

【普段の彼ならば、無道に対してしっかり顔を向け、所属する班なども含めて自己紹介をするのであろう】
【だが今日に限ってはそうではなかった。彼は顔を向けず、きつい口調で名前を名乗るに留まった】
【その口調や微動だにしない姿勢から、緊張感は伝わるだろうか】
496 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:39:29.52 ID:yWeIg3oo
>>487

すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…
…深く…できるだけ深く…

【できるだけ一定のリズムに呼吸を整える】
【関係なさそうな気がしないでも無いが、少なくとも落ち着いて思い出しやすそうだ】

【思い浮かべる、かつて住んでいたところを】
【思い浮かべる、楽しかった思い出を】
【思い浮かべる、どんな風景であったかを】

─────。

【能力の名前が聞こえたことからもうくると判断して】
【話しかけても返答を発するのに時間を要しそうな程集中した】

【状況を判断したか、頭の上のキューちゃんは】
【ぴょいんと頭の上から肩へ、肩から地面へ飛び降りて】
【心配そうに育ての親を見守るのであった】
497 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:40:40.09 ID:HfcgeZ.o
>>489

【例えば“夢の世界のような”曖昧さと、何処か危うい希望】
【そんな霞んだ瞳を持つ茶髪の少女は】

…………♪

【返答はせず、腰の辺りをはたはたと叩いて】
【ただ何処か上機嫌な雰囲気で、そのまま前に一歩だけ前に踏み出す】

【唐突に表れ、フタ開けを頼み、飴を残してただ去る少女……一体何がしたかったのか】


それじゃあ、“開けてくれた人”、またどこかで

【そしてあまりにあまりな呼び掛け】
【念を押されたにも関わらず早速名前を忘れたのか、それとも少女の言葉遊びの一貫か】

【ただ、その言葉と共に振り返った少女の表情は、「満足した」ような微笑みで】
【或いは……唐突に表れ、フタ開けを頼み、飴を残して去りたかったのかもしれない、と】
【そう思うかどうかは、人に依るだろう】

【ベンチから離れてしまえば、来たときと逆の行程で】
【浮かび上がるように現れた翼をゆっくりと動かし始める】

【そういえばビンを渡したままだが、少女は気付いていないかもしれない】
498 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 23:40:40.89 ID:Ptp8exso
>>490

【ようやく眼も慣れてきた頃、浮かび上がってきた青年の容姿】
【彼女が最初に抱いた印象は】

いわゆるイケメン風キャラか

【などと思わず口にするほど。彼女からしてイケメン風、という境界線がどういうものはか甚だ不明ではあるが】
【ともあれ良くも無く、悪くも無い印象を抱いた………と思う】

ああ、悪い。他に人が居ないと思っていたからな
激しい自己主張で悪かった

【相手のレスポンスで此方に害意を向ける事は無いだろう、と感じたのかアッサリと魔力の放出を止める】
【男の前に姿を見せる女性の姿は一見すれば下着姿の女が濡れたコートを片手に訪問しに来た、といった感じか】
【どう見ても不審者である】


【女性の左手にあるコートのかかり方は不自然である。何か隠している事は男の眼にも分かるだろう】
【突付けば素直に明かすか?その判断は男次第ではあるが】
499 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:43:41.03 ID:iAbA.SAo
>>492
そうですねっ!!
私はヴォイの所に帰るのですが
ネコ様はどうするのっ?おかーさんについてく?
【母親の周りの時計回りにスキップしながら尋ねる】
【彼女が走るたびに、後ろのリュックサックが上下に揺れる】

「私はおかーたんと暮らすんだもん!!おねーたんとはさよならするんだもん!」

【ぷぅ、と頬を膨らまさせて少女の肩に顔を置こうとする】
【ホームレスと言う事を分かっていないのか、分かっていても拒否しなさそうである】

500 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:43:46.73 ID:qo6O2c2o
>>494

今度からは、きちんと病院に行くか、自分で消毒してね
【そうじゃないと今度は焼いてふさぐわよ?と、さらっとヤバいことを】

砲弾じゃなくて、銃弾。私の相棒のとっておきよ
【右の腰、ベルトとスラックスの間に挟まっている、銀の長銃】
【彼女が相棒と呼ぶ、彼女の武器】
っていうか、貴女もうちょっと体重をつけた方がいいと思うわ。切実に
【身長は、ライシュッツの方が数センチほど低い】
【にもかかわらず、彼女がざっと見積もった体重は、自らと大差なかった】

それは本当に洒落にならないから勘弁してちょうだい……
【さすがの魔弾の射手でも、爆弾は防げない】

そ、そうよね、服装のせいよね。うん、そうに違いないわ。
っていうか、女性用の服だとどうしても胸元の視線が厳しいってのが本当で紳士服着てるんだけどこれ意味ないわよね。
【そして、女性の胸元を見つめた瞬間、なにかが砕けるような、ピシッという音が響いた】
【音の発信源は、女性だ】
(むねなんて飾りです!!偉い人にはそれがわからんのです!!)


よろしくね、檸檬
【女性も、ほほ笑んだ】
501 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:49:27.56 ID:So14EfAo
>>496

【――――……彼女が貴女に触れる、時間にして僅か寸刻
すぐさま離され――――……次のステップへと移る】


Thnks fr th Mmrs=\―――……記憶≠映し出します


【彼女の手首のリングから零れ落ちるワイヤーロープ
幾重にも絡まりあい、手のひらサイズの――――写真のそれへと、大きさを変えて】

【そこに浮かび上がるのは、ミーナの故郷であろう、ミーナの記憶を読み取り
その中の、彼女がかつて住んでいたところの写真を、作り出したのだ】


っと、もう目を開けてもらって結構ですよ


【作り出した写真≠ノ満足しながら
――――……目を閉じた、貴女へと言葉をかけた】
502 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:49:49.78 ID:8VW.936o
>>491

興味が無い訳ではないが、触れる機会もないからな……
寧ろ、興味はあるんだ。ただボクの居ない間に話が進んでいるだけで、な。

【全く、と忌々しげに吐き、ソフトクリームを一口】
【何となく苛立って見えるのは、未だ部外者に過ぎない自分に対する物かも知れない】
【が、糖分補給で落ち着いたか、表情は直ぐ仏頂面に戻り】

ふむ、エネルギーか……曖昧だが、何となくは判る。
魔術行使時に発生するエネルギーの利用……んむ―――。

【銃剣の説明を受けて、再び思考モード】
【科学者故か、目新しい物には興味を持つし、考え始めれば長く深い】
【頭の中で様々な術式を組み上げ、帰ったら実験してみるか、などと考えつつ】

十分だ。やればできるではないか。

【それにしてもこの少女、非常に偉そうである】

……ボクは、月読 陽。ひなた、だ。
所属は知っての通り魔術協会。魔導具開発班だな。

【無い胸を張って、自己紹介を返し】
【微笑を浮かべる相手に対し、ふん、と一度鼻息を鳴らして】

悪いな、ボクから流せそうな情報はもう持ち合わせていない。
これでも引き篭もりだからな。もっと出歩いている他の生徒か先生を捕まえてやってくれ。

【ボクでは役には立たないだろう、と小さく苦笑を浮かべた】
【本日始めての、やや素直な表情】
503 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/24(水) 23:52:49.76 ID:x.aA8RM0
>>498
は?
【最初に出た一声・・・少しぽかんと口を開けて呆れ気味の視線を送らざるをえない】
【緊張とは無縁な感じで表情が固まる──いやいや、此方を視認出来次第いきなり何を言うのだろうか】
【昨日も何だか似た様な事を言われてるし・・・】

・・・からかってるのか?
【と、まぁ褒め言葉?を言われても良いように受け取らない捻くれたのがこの男なのだ】

・・・そう、か・・・まぁしかし、あれだ
今回はたまたま運が良かっただけでああいった形で自己主張されると問答無用で襲う早とちりな連中も確実に何処かに存在すると思う
まぁつまりはそういうことだ

【何とか呆れ気味の顔を先ほどの曇り顔に戻す・・・】
【男の傍らには保冷剤が何個か入ったクーラーボックスが当然といえば当然かもしれないが存在している】
【ただしその中身は空である───しかしその傍らには長靴とか空き缶とか不法投棄されたゴミが一箇所に丸められているのだ・・・】
【この不機嫌さは釣りが原因である可能性が高まる───他の可能性も否定はしないが】

・・・そしてもう一つ、その左手に何を持っているかは知らんがそんなものより身をそれで包め、濡れてても
【特に目のやり場に困ってるとか赤くなるという事は無いが】
【何処か溜息の聞こえそうな顔で首を曲げ、明後日の方向へと目を向ける・・・はしたないと言いたいのだろうか】

504 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:53:07.01 ID:/PGbr6SO
>>499
美春ちゃんにはちゃんと帰る場所があるのね?
。で猫車ちゃんは私と一緒に暮らすのね?わかった。
【そう納得して】

じゃあね、美春ちゃん。これから宜しくね?
【美春にはそう別れを告げ】

猫車ちゃん、これからきっと、いろいろ迷惑かかるかもしれないけど宜しくね?
【猫車にはそう告げる】
505 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 23:54:55.97 ID:BxHvrswo
>>493

「誠実な男と言う所が嘘だと言う事はわかるのう、ナンパをしてなかったとしても
誠意みたいなのを見せちょるところを想像出来んわい」

…俺もちょっと話しただけじゃあ渉が誠実な好青年って感じには見えないな…

【厳しい、この二人評価は厳しい、それ以上に彼ら結構思った事をハッキリ言ってくる】
【そして建前の言葉に対しても軽い会釈で済ませ】

…まあね、俺もとりあえずこの棺桶を使えるようになろうって思うよ、現状これただの移動手段になってるし…
ま、バイクに変形してくれるのはすごい助かるけどさ…あ、そういえば

【思い出したように彼は、疑問を述べてみる】

渉も魔術師なのか?ならどういう魔術とか使えるんだ?ちょっとだけでいいから見せてくれないか?
506 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/24(水) 23:57:36.79 ID:PpoKfhoo
>>488
【生憎、彼は情報ネットワークの加入者ではない】
【よって『集積情報』を得る事も出来ず、『姉』からも彼女の事を直接聞いてはいなかったが】
【確実な筋ではない噂で、武美の魔術協会“外”での事は、耳に挟んでいた】

【よって、その『人並み以上』というワードは、彼の意識を引いた】
【ただし、その反応は、ただ顔を向けて一度頷くのみで、やがて怜司を一瞥】
>>495
【未だ警戒が晴れぬのを、彼は背中越しの視線で強く感じ取っていた】
【呟かれた無機質な言葉には、「……その通り」とだけ返して──】

 【因みに、怜司が給湯する彼の姿をじっと観察していたならば、】
 【そのカップに注がれたのは正しく“紅茶だけ”だと分かるだろう】
 【何かの怪しい粉や液体を入れたりはしていない】

>>二人
【かちゃり。二人分の紅茶と、シュガーポットがテーブルに置かれる】
【L字型に配されたソファ、二人の腰掛ける面とは別の側に、彼も腰を降ろして】

……──うん
二人とも、それだけの認識があれば、十分だ……

今のブレイザーシティは、『カノッサ機関火ノ国前線基地アウグスト城塞』
そして全世界に掲げられたのは、『聖都への侵攻』──

……あの内部だけはかなり平和だと言うけれど
あれは間違いなく、世界を脅かす機関の拠点……いつまでも、放っておく訳には行かない

必ず……『解放』しなくてはならないんだ、あの街を

【そこで一息ついてから、再び口を開き】

──……この魔導具は、そのための『鍵』だ

防壁の張り巡らされた街一つを取り戻すには、
今までのように、『Justice』、『対機関連合』を始めとした、一部の能力者たちだけではとても足りない

……その住民も、当事者なんだ
虐げられるだけじゃない、自らを守る術を、或いは立ち向かう術を、持たなくてはならない

だから……悪しき『能力』に対抗する『魔術』を備えた、この魔導具を
密かにブレイザーシティ内部と、その近隣へと送り届け──浸透させていこうと思った

……それが、僕が今此処にいる理由であり、この魔導具の使い道
その協力者の一人が……彼女、『南雲 利織』さんだった
……彼女にそれを告げなかった理由は……また別にあるんだけど

……何か言いたいことや聞きたい事があったら、頼む

【と、一旦そこで言葉を閉ざし──二人を見やる】
507 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:00:17.13 ID:Tan3Lg.o
>>501

────っっ!

…はぁ………はぁ…はぁ…

【OKサインを受け、ゆっくりと瞼を上げた】
【緊張を解いた瞬間、疲れがどっと噴きでてくる】
【こんなことならそこまで集中しなくても良かったかな、と微妙に後悔しながら】
【荒くなった呼吸を落ち着かさせようとする】

…よし。
ありがとうございました!

…それで、その写真が記憶の一部、なのですか?

【体験したことのないことにやや興奮ぎみに写真を覗き込もうとする】
508 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:03:02.97 ID:uj8kNR6o
>>504
私の愛しの弟君のところなのですぅ!
おかーさんとも暮らしてみたいけど駄目なのですぅ!御免なさいですぅ
【ぺこぺこ頭を下げ、平謝り】

「おかーさんと一緒に暮らせるの?やったぁー!!」
【猫尻尾がぴくぴく動く】
【その猫車の猫尻尾が紗月の頭をくすぐる事だろう】

はいですぅ!妹を宜しくですっ!ばいばいですっ!
ネコさんも迷惑かけちゃ駄目ですよぅ♪

【よいしょっと、後ろを振り向くと歩き出そうとした】
【今のうちなら十分呼び止められる】

「大丈夫だよっ!!おかーたんと一緒なら何処でも何でも大丈夫♪」
「あとで( ゚∀゚)o彡°飲ませてよ・・・?」
509 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:03:50.64 ID:nXXLTEAO
>>502

そっちの方が幸せかもしれないけどね
まぁ考え方は自由だけれど。

【考えるように顎に手を当てて呟く】
【あくまでも少女の意思は尊重しようとしているようだ】

陽さんね……よろしく
所属はまぁ先程の話の流れで予想していたけれど。

【微笑みながら頷く】

そうするとするよ……

まぁ『魔術協会』だけじゃなく、今は色々と物騒だから出歩く時は気をつけてね。

そいじゃ、また何処かで会ったらアイス奢るよ

【笑いながら歩き始め】
【最後に頭にポンと手を置こうとする】

【その成否に関わらずそのままヒラヒラと手を振り立ち去るだろう】

/お疲れ様でした!
510 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:06:08.40 ID:k9.RkGIo
>>507

【――――その、純粋な貴女に、思わず、触れてみたくなった
そっと、白い手袋に包まれた右手が、貴女の頬に触れようとする】

【新雪を撫でるような、虫をも殺さない、優しい手つきで
貴女の、柔肌に彼女を沈めこませようとする】


ええ、貴女の記憶の中の――――……恐らくは故郷≠ニ分類される場所の写真です
これを使えば、恐らく、ですが、此処へ行くことが可能でしょう

――――……尤も、後はライクに任せるしかないんですが


【申し訳御座いません、と――――悔やむように、表情を曇らせながらも
出来上がった写真を貴女へと渡すだろう】
511 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:06:48.12 ID:M.YaWAgo
>>503

ああ、気にするな。ただの本能的解答だ

【良くも悪くも善意が無ければ悪意も無い。ただの直感的に思ったことを口にしたまでだ】
【以上が返答の詳細な内容である。まぁ見て直感で妙な事を口走った事には違いないが】

ここ二、三日山の中で生活していたお陰で人間の気配には無駄に敏感になってな
どう対処すれば良いかわからないから取り合えず自己主張を激しくしてみた

【要は暫くの間野生児に帰っていた、と言うのが主張らしい】
【しかも表情が無駄にキリッ、としており、いわゆるドヤ顔である。若干、ウザく見えるかもしれない】

【チラリ、と視線を動かし男のゴミ掃除の腕前改め不作っぷりにある意味感心する】
【”ある意味釣りの才能があるんだな”、と】

ん?いや、それこそ濡れている物を身に纏ったら体温が低下して風邪が引きやすくなる
だから誰がなんと言おうと断る、と言わせてもらおう

【過去の教訓―とは言え自業自得―からか、濡れたまま着衣するつもりはなく、隠す意味が無くなった上着を取り払い、簡単に折り畳む】
【濡れたコートが取り払われた事により、その下にあった白鞘の70cmほどの居合刀が姿を見せる。ソレを見て男は何を思うか】

そう言えば猪丸々一匹と兎数羽、どっちが良い?

【と、唐突に女が尋ねる。女からすれば深い意図は無く、自分で処理しきれないから男にどちらか渡すつもりのようだ】
512 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:07:48.45 ID:kqMyvEDO
>>500

……うん、分かった。

【彼女の焼いて塞ぐという言葉に怯えたが】
【「お母さんみたいだ」、と呟くと、笑顔を浮かべた】

銃弾…っていう事は、軽いのか……
…ライシュッツさん、武器が銃なの?

【軽かった事に安堵してから、彼女の「相棒」という発言に】
【ふと。そんな事を尋ねる】

…だって、軽い方が動き易いから…
…お肉、付けた方良い?

【動き易さを重視しているらしい】
【毛布に隠れた、自分の身体を、頭を動かして見下ろした】
【逸れから、爆弾への彼女の返答に、「ライシュッツさんだったら撃ち抜ける…」と返した】

ライシュッツさん行きなりそんな告白してどうし…
ちょ、正気に戻っあれ何か聞こえ―――

ら、ライシュッツさん!?

【あたふたしている。動けない身体に泣きそうに成りながら、ライシュッツを怖がった】
【胸なんて飾りです。大きさなんて…大きさなんry】
513 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:08:01.18 ID:AwjcZZ2o
>>505

おーおー、世間様の意見は冷たいこって。

【右手で自分の目を覆って、天を仰ぎながらそう言ってさらに嘆くものの】
【隠れていない口元は変わらず笑みの形を刻んでおり、ただのオーバーアクションであることが、明白だ】

バイクに変形、ねェ……。
アンタら魔導具開発班ってのは、『キテレツでなければならない』とか、そういうルールでもあんのか?

【以前ライドコフィンの能力の一端を眼にしたときは、立体モニターのようなものだったが】
【さらにバイクにまで変形すると言う。しかも、元々は棺桶であるというのに】
【なんとも突拍子の無い魔導具だ、と言うのが、梧堂の忌憚の無い意見であるらしい】

俺? 俺ァ魔術師じゃねェよ。
魔術の事を調べてんのも、単なる学術的興味、ってヤツだ。
ただのか弱〜いパンピーさ、有事の際には誰かに守ってもらわにゃあね。

【剛太郎の疑問を受けて、梧堂はあっさりとそんなことを言ってのけた】
【魔術協会の中で関わりを持ちながら、所属せず】
【魔術の事を学びながら、魔術を行使できない】
【そんな不自然さ、胡散臭さが彼にはついて回る】

【肩を竦めながら、己の脆弱さを語るものの――やはり、その言葉にも説得力は無く】
【風にあおられる柳のような、飄然とした雰囲気を纏っている】
514 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:10:52.12 ID:ziJVG6AO
>>497
【一方で“燃えたぎる紅蓮の炎のような”力強さと、淀みも曇りもかからない瞳を持つ女は――】

帰るなら忘れもんだ。

次の“開けて貰える人”にも幸せを分けてやらねえといけねえだろ。

しっかりと、私が閉めておいてやるから。
力が強そうで、お前のことを理解してくれる優しそうな奴に…っと。
気合い入れて開けて貰いな。

昔の人は言いました。
“幸せは、簡単には手に入らない”
昔の奴らはえらくネガティブで現実的だったのさ。
【開かれたビンに蓋をして、説夢では開けられないほどに固く固く蓋を閉めると】
【次の“開けてくれる人”のことに思いを馳せながら、ゆっくりと立ち上がってふらふらと歩み寄って飴入りのビンを手渡そうとする】

お前と私の縁が合えばそのうちに…
“幸せを分けてくれた人”またどっかで会えるだろうよ。
【説夢がなんの為に来たのかという疑問は確かに胸の中に残ってはいたが、その満足げな微笑みを見れただけで考えを放棄するには充分過ぎた】
【理由や意味などなく、単純に初めから別れるまで歳不相応に楽しそうにしながら見送るだろう】
515 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:13:27.91 ID:oaVcuCgo
>>512

ええ、私の得物は銃よ。包丁や槍よりは精神的に楽だから
【にっこりと笑い、そんなことを言った】

軽すぎるのよ……あなた
【ちょっとハートがボロボロですよ】

……ふう
【賢者じゃないわよ? ちがうわよ?】
まあ、まだ成長期だしね、うん、大丈夫よね
【らいしゅっつさんにじゅうにさい!】


さて、それじゃあ、私はそろそろ。
またね、檸檬。縁があれば。
【にっこりと笑いながら、女性は病室を後にした】

/ごめんなさい! そろそろ限界っぽいので落ちます。
516 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:14:18.65 ID:Y66/2CUo
>>509

さん、か。呼び捨てでも構わないぞ?
年下に畏まるのも面倒だろう?

【苦笑を浮かべたまま、空いている手を腰に当て】

ふむ、ならば期待せずに待つとしよう。
お前も不用意に物事に近付こうとしないほうが良いかも知れないぞ。

【物騒だから、という言葉に対しそんな言葉を投げかける】
【頭に触れれば、ふわりとした犬耳の感触とヘッドフォンの硬い感触があるだろう】
【そうされる事自体は特に嫌でも無いらしく、あまり反応せず】

【手を振り去っていく男性を、ソフトクリーム片手に手も振らずに見送った】

/お疲れ様でしたーっ
517 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:19:26.90 ID:cIddokYo
>>513

「…そうじゃのう、他の班はともかくワシらのモットーは『元がどんなに古く元からあるものであろうともそこから新しさを生む』と言う事じゃからのう
一見死んだ人間を運ぶために開発されたはずの棺桶じゃが、このフォルムはもっと別の用途に使えると前から睨んでおったんじゃあ
多くの物を収納でき、堅固なフォルムから防壁にもなり…武器にも移動手段にもなるように作れば面白いじゃろうのうと思って作った」

【ある種の仮宿みたいな物にもすることができるらしく彼らこの棺桶の内部空間の中に寝泊まりしているらしい】
【見せてやれ、と言うとジャイアンは今外したはずの錠前を拾い上げると…橙の珠がくっついたカギを差しこみ回す】
【すると…車輪がせり出しサドルがつきだし、なるほど確かにバイクにしか見えない何かに姿を変えた…ブオン、とエンジン音までついてきている】

…あ、そういえばそろそろ俺の身分証明書が出来るから受け取りに来いって今日言われてなかったっけ?

「む、そうじゃったかのう…すっかり忘れとったわい」

【そこで、何かを思い出したかのように青年は犬を後ろに乗せ、サドルの上に跨り始める】
【ヘルメットまで着け始めたと言う事は…暗に、今日はもうお開きと言う意味だろうか】
518 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:20:08.54 ID:hh3JQb.0
>>495 >>506

……怜司、よしわかった。

【赤木の手は見ていないので、グリップが握り緊められる様は、見ていない。其れでも、心の中は僅かに伝わった】
【幾ら何でも、少し感じが悪いな……俄かに湧いたささやかな不快感を、『緊張』の一言を理由として据えることで、希釈する】
【此方は、言葉を終えるその時まで、確りと怜司の姿を、強張りかけた視線の上に置いていた】

…成程、なぁ……。
じゃあ、あたしから幾つか。

【そして、走り出したダンドクの言葉――――武美は、もっともらしく呟きながら、静かに砂糖をティーカップに落していく】
【無遠慮な動作だが、この鼎談の中で、逸る心を押さえつけるための暗示に近い作用を、其れは持っていた】
【此処に来るまでの過程で背負い直していたブブゼラが嵩張るからか、常に背中を浮かして―――其れも、意識的に自分を覚醒させる行為】
【スプーンを何処からか取り出し、マドラー代わりに紅茶を掻き混ぜると、まず一口含んで、喉に落して】

実を言うと、そして口外しないと信じて言うが…その『Justice』―――…あたしは、構成員の一人だ。
まぁ、そもそもを言っちまえば、あたしは『魔術協会周辺』を防御する手助けと、ちょいとした宣伝活動の気分で、協力を申し出てたんだけど、さ。
………――そうと聴きゃあ、今まで以上に引き下がれ無ぇ、無視出来無ぇ話になる。

【先ずは、自分と言う人間の信用を得るために、『組織』の名前を引き合いに出し、話のコアに跳び込もうと、粛々と話す】
【現時点では証拠を差し出すようなことはしないが、少なくともダンドクは、この話をすんなり呑み込むと予想した】
【序に言えば、『魔術協会周辺』と言う言葉についても、周囲の興味が集中するように、声で強調して、身振りを交える】
【――――……総てを支えるのは、『本音』以外の何物でも無い、突き刺すほどに真剣な語調と、黒真珠の瞳】

んじゃぁあたしは、もうその話に協力する前提で喋る…まず、気になる事を、幾つかまとめさせてもらうぜ。

ひとーつ。術式の内容の詳しい話が知りたい。あの街に何が仕掛けられてるか…どうせ碌なモンじゃあ無いだろけど、予想を立てられりゃあ、適応すべきだし。
ふたーつ。シティまでの輸送手段とか、術式についての解説方法は、どうやって確立されてるのかい?使えなきゃあ、只の電機だ。
それで、みーっつ。……楽器を、今からラインナップに追加する余裕は有るか? …こっちは、要綱は作ってあるんだけど。

【利織に関連する話は、赤木に任せることにした様子で―――ダンドクに持ち込むのは、自分に関連する事だ】
【「ここで話せないなら、後で適当に連絡してくれても良いぜ?」…ゆったり、尋ねたいことを連ね『完成』させた後に、紅茶の砂糖の様に付け足して】
【台詞を完了≠ウせてから―――「どうぞ」とばかりに、赤木に対して短い目配せを送る筈だ】
【……こうも早く、相手への言葉への返答を片付けようとするのは、一体どんな意図の下なのであろうか?】
519 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:20:40.15 ID:kqMyvEDO
>>515

うん、有難う…ライシュッツさん

【またね、と彼女に告げて】
【病室を出て行った彼女に、手を振る様に微笑み掛けた】

…ライシュッツさんに、何時かお礼しないと…

【何にしようかな、と考えていたら】
【軈て、薬で眠気が増して来た】

……取り敢えず、休まなきゃ

【ぽつり、そう呟いて。瞼を下ろすと】
【静かに寝息を立て始めた】

/すみません、了解しました…
/遅くまでの絡み、本当に有難う御座いました!お疲れ様でした…!
520 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:23:00.71 ID:Mx4WbEAo
>>514

【その時には既に足は僅かに宙に浮いた状態だったが】
【少しだけ手を伸ばしビンを受け取って】

ありがとう………黒岩、さん

【首は傾げない。それが、飛んでいる体勢の問題か、そうでないのかは、分からない】
【やはり、不思議そうな表情は見せるのだが】
【答えるのは一言の礼を以てだけ】

【……いや、先程とは少しだけ違った表情の笑みを、添えて。】


【そしてそのまま、ばさり、ばさりと】
【ゆっくりと上昇を始めながら、来た方向とは別の何処かへ飛んで行き】
【いずれ、点となって見えなくなるだろう】

/乙でした!
521 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/25(木) 00:23:07.64 ID:nAhqpSY0
>>511
二、三日か・・・フッ甘い
俺は二年山篭り兼修行をしていた事がある
【何を下らない対抗をしているのか・・・】
【似たようなキリッとしたドヤ顔で、言って居ることに嘘は無いが妙に張り合うかのような言動だ】

【と、その後に彼女の言動を聞くと、困ったようにやや顔を上げ、空を見つつ左の手で額を押さえる】
【あぁ・・・どうしてこう・・・】

・・・羞恥心と言うものを知っているだろうか、ましてやここで初めて会った名も知らない人間の前でそういう姿を晒すのは如何な物か
私は小一時間問い詰めたい・・・!

【自分が単に狭い人間関係を持っていたからか、この女性が特殊なのかは知らないが】
【こういった手合いは初めて、どうにも扱いに困る】
【と、折り畳まれるコート、そして見える刀・・・男は彼女の手にある刀に目が行った】
【・・・興味深そうな目で──こいつは・・・強いのか?と、一瞬値踏みするような目が光る】
【この男の、武人としての一面が刹那、光ったのだ】

ん?・・・捌くのが猪よりかは簡単だから兎・・・今度は兎を調理して店で出したら売れるだろうか・・・
何だ?くれるのか?・・・俺は今一文無しだぞ

【言葉の端々をみると何か物を売る事があるようだ・・・それも料理】
【そしてただで物を貰うと言うのはあまり気が進まない模様】
522 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:23:46.53 ID:tCagGTso
>>506>>518

……ちっ

【黒野の話を聞き、赤木は忌々しげに舌打ちをした】
【「そんな事か」と──そんな”下らない事”に彼女を巻き込んだのか、と】
【確かに危険な前線基地と成り得るブレイザーシティに対し、行動を起こす。それ自体は納得のいくものだし、悪くないと思う】
【だが許せないのは南雲利織を巻き込んだ事。そして何より、”その事を教えていない”という事】
【これは明確なブレイザーシティへの軍事行動であり、カノッサへの敵対行動だ。あの組織は敵対する人間に対し容赦はしないだろう。そしてその敵対には利織も含まれている】
【その危険性も説明せずに軍事行動に巻き込むなど愚の骨頂だ。配慮を欠いているとしか言い様が無い】
【黒野の説明に対し、赤木の怒りは上がっていった。それは睨むような視線に現れている】
【しかし赤木は怒鳴り声もあげなかったし、黒野に飛び掛ったりもしなかった】
【まだ本当に配慮を欠いていたのかどうか、危険性の説明をしなかったのか、本当に危険なのか、どれも聞いていない。話は最後まで聞かなければ恥をかく事になる】
【そう自分に言い聞かせ、湧き上がる激情を強引にねじ伏せて、無道の話にも耳を傾けていた】

聞きたい事はそう多くねぇ。一つ二つ答えてくれりゃ面倒はない
一つ、危険性の説明を利織にしたのか?
二つ、何故、ブレイザーシティに送信していることを利織に言わない。情報を知っている事を理由に拉致される事を防ぐためか?

【無道から目配せを受け、用意していた二つの質問を投げかける】
【内容は彼女が任せたものそのもの、利織に関する事だけ】
【声色そのものは変わらず落ち着いたものだ。だがそこには先ほどの厳しさとは違い、怒りが表面化し、口調も変わっていた】
523 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:26:24.63 ID:Tan3Lg.o
>>510

みぃっ!?

【びっくりして変な声を出したけど、それ以上はされるがまま】
【たぶん思いっきりふにふにしても大丈夫だろう】

わー…本当に思い出した記憶がそのままですねー
面白い能力です…

いえいえ、ここまでしていただけてもう十分です!
本当にありがとうございました!

【大切そうに写真を受け取り、隅々まで見渡す】
【思わずほぇーとじじ臭い感嘆の声が出てしまう】
【足元に寄ってきた龍の赤ちゃんをそっと両手で抱えて】
【 3回目のお辞儀】
524 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:27:56.67 ID:wNYT52SO
>>508

あぁ、猫車ちゃんは私に任せてね。じゃあまた!・・・んっ?!
【そう言い彼女を見送って】
【猫車の耳をくすぐったそうにして】

私と一緒なら何処までも何でも大丈夫か・・
護も、昔そんな事言っていつも私にくっついてたなぁ
【猫車の姿にふと重なる遥か昔の記憶】
【―――「僕、お姉ちゃんと一緒が良い・・・姉ちゃんと一緒にいたい!」
【そして弟と娘、そんな二人の同じ光景に微笑み】

うん、私達はずっと一緒だ、
【言葉を告げる】

ま、さすがにそれは出ないから粉ミルクで我慢してね?
525 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:29:40.71 ID:AwjcZZ2o
>>517

……まァ、俺にゃあ理解できんがね。

【棺桶を寝具にする――まるきり、古典の吸血鬼怪談ではないか】
【目の前で変形していくバイクに、簡単よりはむしろ呆れに近い溜息をついて、その完成を眺めてから】
【聞こえるかどうか、という小さい声で、そう言った】

じゃあな。
またどっかで会おうや、剛太郎にムクさんよ。

【何かしらの急用を思い出したらしい二人に、別れの到来を感じたのか】
【梧堂もまた、軽く手を上げて、挨拶をして――未練も執着も一切見せず、あっさりと去っていくだろう】
526 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:31:25.61 ID:k9.RkGIo
>>523

【何かに惹かれるように彼女は思うがままに、ふにふに、と貴女のほっぺたを弄ぶだろう
それも数瞬、手を離し、少しだけ、その感触を、虚空でも思い出して】


いえいえ、これぐらいでよければ、いつでもお手伝いしますよ
……っと、そろそろ時間ですね、では、私はこれで――――また、どこかで会いましょう


【貴女のお辞儀に、微笑を返すと
彼女は歩く方向を、お城へと向け、静かに去っていった】


/っと、そろそろ眠気が限界さね……おちるぜ!
/乙でしたー
527 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:35:05.57 ID:Tan3Lg.o
>>526
/乙でしたー!ありがとうございやしたー!
528 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:37:14.88 ID:M.YaWAgo
>>521

いや、知り合いから宿、と言うかまぁ家を借りてるんだが肉を補充したくてコッチに来ただけだ
だからこの後は素直に山から下りるつもり何だが……何を張り合っている?

【男からの返答が女からすれば非常に変な物だったので取り合えず今に至る経緯を軽く話す】
【そして、男に遠回しながらも「頭、大丈夫か?」と問うている様にも聞こえるように言う。酷い奴である】

悪いが十年以上まともに人間味の無い生活をしていたお陰で羞恥心らしい羞恥心はない
と、言うかこの貧相且つ筋肉質な身体で欲情する人間は少数だと断言出来るから晒す事自体には問題はないと判断する

それともお前は少数の人間か?

【言い終わると同時に実に嫌味ったらしい笑みを浮かべる】
【女が自分で自称するように身体は貧相と言えるほど凹凸が無く、代わりにあるのが鍛え上げられた筋肉】
【女の過去が如何なる物かは不明だが羞恥心を捨てるほどの生活を送ってきたらしい】
【女の中では羞恥心の度合いは相当低いようだ】

ふむ………ならば猪を譲ろう
ぶっちゃけると理由は大きさと臭いの処理の面倒臭さで

【男の返答など知らん、と言わんばかりに自分で完結して譲渡物を決定する】
【言い終わるが速いか女は早々に元居た場所へと戻ろうとする。付いてくるかは自由だ】
529 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:37:22.12 ID:uj8kNR6o
>>524
おかーたんと一緒に居るだけ嬉しいんだよっよっ!!

【するするすると、紗月の背中から地面へと下がってゆこうとする】
【下がる事に成功したならば、紗月の左に寄り、彼女と手を繋ごうとする】

よかったぁ〜!おかーたんが私のこと嫌いなんて言ったら・・・
【少し、俯き涙声になる】

うん!でもおかーたんが飲ませてよー!!

あと、おかーたんにお願い事があるんだぁー!
いろいろあって、御免なさい・・・
530 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 00:40:15.05 ID:ziJVG6AO
>>520
【点になって見えなくなるまで飛び去っていく説夢を見上げて】
【はぁ、と――白い息を寒空のなかで吐き出して】

空から結ばれる“縁”ってのもありだな。
羽があるだけに、それなりに不思議な奴だったけど…
もしかしたら失血多量で天使が迎えにきたのかと思ったりなんかしたけどさ…

やっぱりこの世界は底抜けに面白い。

さて、身体治して仕事に備えるか。
こんなもん寝れば治るだろ。
【夜空から視線を落としつつ、口の中の飴玉を砕くと】
【ふらふらと貧血気味の身体を無理やり動かしてベンチの方まで行き】
【そのままうつ伏せに倒れ込み、眠ってしまった】

/お疲れ様でしたなのですよ!
/今日は特に遅レスで申し訳ないのです!!
531 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:50:38.45 ID:cIddokYo
>>525
【アクセルをひねるとまた唸るエンジン…どうやら中に入るスペースだけでなく駆動するエンジンも搭載していると言う事らしい】
【何でも入っているのか、内部構造はどれだけ矛盾に満ちているのだろう】

…じゃあな、渉…また機会があったら会おう、次に会う時は魔術協会かな
「じゃあの小生意気な小僧、せいぜい怪我ないようにな」

【キックスターターを踏みブロロロロ…と音を立てて去っていくライドコフィン】
【別れを告げたままそのまま彼らは夜の闇に消えて行った】

【←To Be Continued...】

/乙でしたー!!
/遅れ遅れですいませんですたい…
532 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/25(木) 00:50:43.34 ID:nAhqpSY0
>>528
【冷や汗と言うかなんと言うか、苦笑いと言うかなんと言うか】
【何だかそう言ったものが浮かび上がってくる・・・】

人間味の無い生活なら俺は二、三年くらいしかないな・・・
十年もそういう生活もあればこういう風にも成り得るという事か

・・・どっちに如何答えてもその先にひどい事を言われそうなのでノーコメントとしておく・・・
【先ほど空を見上げていた顔は下を向いて何とも言えない悩ましげな顔】
【今日はやたらと表現しがたい複雑な気持ちになる日だなぁ、ふと、そう思った】
【彼のしてきた人間味の無い生活が、彼女の物とは如何違うかは知らないが、こんな風にもなるのか?と思っている】
【しかし・・・自覚は無いがこいつはこいつで羞恥心は薄い方だ・・・流石に目の前の女性ほどではないと思うが】

いやいや待て待て、俺が釣り上げたもの見えただろ
あれ持って猪も手って如何考えても重さの問題はクリアできても大きさのせいで持ち運びの問題がクリアできないできない

【手を僅かに左右に広げつつ相手の顔を見つめながら横歩きで付いて来る事だろう】
【その身の動きとその表情はマジ勘弁と雄弁に語っている──・・・】
533 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 00:53:06.32 ID:AwjcZZ2o
>>531
/おつかれさまでした!
/こちらこそ、遅れまくりですみませんでした。
534 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 00:59:28.47 ID:500gqCEo
>>518 >>522
……──うん、分かった
武美は魔導具本体のこと、赤木君は南雲さんのこと……

【武美と赤木、二人両方の話を、青年は纏めて聞き入れた】
【──無論、彼の舌打ちも。それを含め、それぞれ出された問いを聞いてから】
【まず、彼が真っ直ぐと視線を向けたのは、赤木に対してであった】
【数拍の沈黙を挟んでから、口を開く】

……君が先程から僕を憎憎しげに睨む理由は、そこにあるんだろう

……こんな危険なことに、何故彼女を巻き込んだと
彼女を騙すような、利用するような真似をしているのか、
あの機関を相手取って、万が一彼女に何かあったら、どうするつもりだと

……君の怒りがそうだとしたら、それは尤もだ。僕は、それを全て甘んじて受ける義務がある

──武美の『二つ目』のことと、赤木君の事は、共通するんだ
まずはそっちから話そう。悪いけど、魔導具本体のことに関しては後で言うよ、武美
【そこで武美にも一瞥。再び赤木を見て、言葉を続ける】

……危険性の説明は、していない
……ただ、全部を無事に終える事が出来たら、話そうと思っていた

理由は……殆ど、君の言う事が近い
【青年の顔は、何処か深刻げな色を滲ませてはいたが、言葉は止まない】

……武美の『二つ目』のこと、輸送に関してのだけど
ここは、僕の対処しうる最大限の配慮をしていたつもりだ……

……輸送は、有志の人達が命をかけてやってくれている
その指揮と責任は僕が取り、“何処の家にあってもおかしくない”と言う『家電製品』の性質を生かしながら、
間違っても足が付かないように、色んなルートを使って、少しずつ、少しずつ……運んでいくんだ

……ある程度不測の事態が起こっても、万が一の場合には、
僕をトカゲの尻尾として切ってしまえば良いと……そう、思っていた

……彼女の優秀な力に協力してもらい、且つ、彼女に危険を晒さないようにと
出来る限りで取った方法が……それだ。この魔術協会なら、きっと安全だと……そう、踏んでいた

【──そこで、青年の言葉は一度止まる。彼が伝えんとしているのは、悪意はなかったと言う事だろう】
【決して賢い方法ではないかもしれないが、輸送ルートの撹乱と、自らを『トカゲの尻尾』とする心算の上】
【更に、この聖都スラウロットの魔術協会の安全性を頼っていたのだと言うが──「しかし」】

──しかし……現実には、この協会も安全な場所ではなかった
だから、正直な所……『依頼』はもう出来上がった事にして切り上げる事も、考えている

……これが、僕が君に語れる全てだ

【──と、そこで言葉を区切って、彼の反応を待った】
535 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:04:52.53 ID:wNYT52SO
>>529

ん?何だい?
【そう更に尋ねる】
【そう言い彼女の手を握る】

/すいません、遅くなりました。
536 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 01:05:32.30 ID:M.YaWAgo
>>532

あまり自慢するような人生じゃないからな
お陰さまで変な思考とかする程度になったよ

だけどまぁそういった生活のお陰で自分なりの強さを手に入れることが出来たよ
そういった意味ではコレまで生きてきた道のりは感謝すべき物だと思う

【取り合えず、話題を逸らしたがっているので自分の身体の事は置いておく事にした】
【変な思考、と言うより冷静な部分では短絡的ではあるな、と感じている。敵か?ならば刃を向けよう、といった具合に】

【だが一方で得た強さ。肉体的な強さはもちろんの事、精神的な強さも得る事が出来た】
【本来なら忌避すべき、撤廃したくなる人生だ。しかし彼女は敢えて感謝する、と言う……その胸中にあるものは彼女だけしか知らない】

我侭な奴だな。両方欲しいのか?
それはそれで構わないが暫く私は野菜生活になってしまう。バランスよく取らないと

【居合刀を地面に突き刺し、物干し竿よろしく折り畳んだコートを乗せ、ほったらかしにしていたズボンを拾い絞る】
【限界まで水を絞り出し、渋々穿くつもりのようだ。取り合えず色々な意味でまともな対応はしてくれないだろう】
537 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:09:15.61 ID:uj8kNR6o
>>535
おかーたんにもっと近づくためにっ!

【手を小さな可愛らしい手で精一杯握ると】
【右に居る紗月の顔を見上げながら】

出来たら私の名前を考えてほしいんだよっ!
あと、おかーさんの素顔さんが見たいんだ・・・

【前者はまだ良いとして後者の願いは】
【かなえてもらえる事はないに等しい事だろうか】
【その事を分かっているのか居ないのか、少し俯いている】

/できたら明日へ続けたいのですが、良いでしょうか?
538 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:11:42.67 ID:IaU/zwMo
【どことも分からぬ山中】

近い・・・。
【一人の男が、荒い息を吐きながら歩いている】
【顔を半分覆う紋様が描かれた布の下がった帽子を被り、青い外套を着込んだ姿は埃まみれに泥だらけ】
【だが、その顔には苦痛は見当たらない】

もう少し、か・・・。さあ、早く見つけねばな・・・!
【男は、少し止まって、息を整える】
【宝の地図と、その解読法を見つけた旅人のように】
【その顔は、ひたすら自信に満ち溢れていた】
539 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 01:15:24.35 ID:hh3JQb.0
>>522 >>534

(………やっぱ、この怒り様は…「恋人」か、まあ「親友」だよな、家族関係じゃあ無さそうだし)
(ひゅーひゅー、だの言ってやりてぇ所だけど、よ……今のあたしにゃあ、なぁ……。)

【少しズレた#F識―――赤木の、魂の燭台に燃え盛る烈火の情を、敢えて隠そうとはしない様子を見れば、更に加速する】
【今にも、爆弾の火ぶたに延びて往きそうな、炎―――……矢張り、横から見ていれば、心地の良いモノではない】
【影の落ちた表情には、気不味さやら、不快感やら、様々な感情が渦巻いて、ひとつのフラクタルを成している】

【――――……勿論、素直な部類に入る彼女は、多少の共感すらも隠そうとはしない、のだが】
【彼女には、二人の恋人が居て、他にも護る≠ニ誓った相手が居て……其れが、感情の波を、更に掻き乱した】
【仕方無いので、一度紅茶の味にだけ集中する時間を作って、気持ちをリセットしようと試みる】
【中々に、ささくれ立った気持ちの潤う味である――――……結果として、「チーズケーキも欲しいな」と思うくらいには、余裕が生まれた】

確かに………ここ数十年来、表立って『此処』が襲撃されたのは、初めてだ。
その周章、狼狽。……あたしも感じてる……!
何たって、あたしにとっちゃあ、協会は『家』……そして、『ファミリー』みてぇなモンだから、ねぇ……。

【遂に語られたダンドクの『覚悟』――――金塊ほどに煌めくその強い意思は、彼女には否定出来なかった】
【『黒野』の苗字への信頼でも、『利織』と言う少女から繋がる、間接的な信頼では無く、黒野 ダンドク℃ゥ身を、認めざるを得なかった】
【自分に、この場面で、言葉を濁さず語り続ける胆力が有るか?】【――――きっと、無い】
【だから、ごく僅かに燻る、不器用にも似た青年の「直向きさ」への所感については、総て赤木に任せて、自分は自分の言葉を紡いでいくことだろう】

……『協会』の安全性についても、少しだけ考えが有る。
でも、先ずは……。

【すす、意外にも上品で、小鳥の囀る様な音と共に、紅茶で舌と喉を癒し、心を落ち着かせて】
【次に語るべき言葉を纏めながら―――赤木へと、視えないバトンを渡す】
540 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/25(木) 01:18:30.27 ID:nAhqpSY0
>>536
【今は彼女の言う人に耳を傾けても何か言葉を返す事は無い】
【これ以上はあまり深入りすべきではないな、と何となくそう思った】

【だが・・・少しばかりの確信を得た───この清々しく堂々とした態度──】
【…・・・強い、と、もし今度会うことがあれば手合わせを願いたいとすら・・・それを口にすることも無いのだが】

大きさ的にかさばるからいらないって言ってるんだよ・・・!
あぁ〜・・・もう、良い、良いって・・・はぁ・・・俺はゴミだけ持ち帰るよ、全く・・・
【何となく上手く扱われた感じがして気に入らないがこれ以上付き合うと】
【泥沼に嵌り続ける一方だと気付いた気がする・・・哀れ】
【別に、彼女は悪い人間では無いんだろうが・・・どうにもこうにもならない】
【何処か子供のような仕草で踵を返して、これまた子供のような怒り方で釣り上げた ゴ ミ を持って逃げr・・・帰ることだろう】

/お疲れ様でした、新鮮味があって楽しかったとです
541 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:21:28.92 ID:tCagGTso
>>534>>539

……ふー

【黒野の説明を全て聞き、赤木は顔を軽く上げ、目を閉じながら細く長く息をついた】
【肩の力を抜くため等ではなく、頭を冷やすためだ。少なくとも頭を冷やして冷静に話すべきだ、と判断する程度の信頼は得られた】
【黒野の話を頭の中で整理する。彼はカノッサに情報を持っている事を理由に利織が拉致されるのを防ぐべく詳細を伏せ、この場所が安全である事を理由に利織に依頼をした、と】

甘い……全く甘すぎる……お前といい利織といい、どうしてそう敵を甘くみるんだ……

【口から漏れ出したのは力の無い、ほんの少しの呆れが混じった無感情な言葉】
【どんどん自分の頭が冷えていくのを感じる。わざわざそのために息をつく必要など無かっただろう】
【黒野の言葉に悪意が無いのは理解出来た。だからこそこんな言葉が出てきた。悪意が無いのに考えが甘い。責めるに責められないこの現状に、怒りの代わりにやるせない気持ちが広がってきたのだ】
【はぁ、とがっくり肩を落とし頭を下げ、落ち込むような呆れたような複雑なため息をつく】
【それからゆっくりと顔を上げ、改めて黒野の方を見た】
【その目線には最早敵意は無く、気を張りすぎた反動か、何か哀愁まで漂っている】

話は分かった。当人でない俺に対してよくそこまで話してくれた。礼を言うよ
考えは正直甘いが、悪意が無いのも配慮をしたのも分かった。依頼を切り上げるかどうかは好きにしろ。元より俺にどうこう指図する権限は無い
俺からは以上だ。後は二人でのんびりブレイザーシティ攻略の話でもしててくれ

【随分と勢いの無くなった、落ち込んだような口調で言葉を返す】
【話は全て理解出来たようだ。用件はもう無いと言わんばかりに彼は席を立ち上がった】
【元々彼は南雲利織に関する話だけを黒野から聞きだすつもりだった。ブレイザーシティに関与するつもりは一切無いのだろう】
【そのままカツン、カツン、と独特の音をたてながら出口へと向かう】
【もっとも、移動はかなり遅いので呼び止めるも何をするも十分間に合うのだが】
542 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:23:18.11 ID:wNYT52SO
>>537
すまないけど、名前はともかく、素顔はちょっと見せられない・・。
ゴメンな・・・
【そう申し訳なさそうに言う】

でも、その分立派な名前を考えてあげる、ね?
ただ私ネーミングセンスはあまり自信はないんだ、時間くれるかな・・?
【そう提案する】
【というか中身にネーミングセンスが無いだけなのだが】

/ゴメンなさい、流石に何日も縛りつけるのは悪い気がするので終わらせた方が良いと思いますです。
/流れ的にもそろそろ終わりっぽいですし、
543 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 01:27:03.90 ID:M.YaWAgo
>>540

【語る分には短い人生】
【たった十数年生きた。しかしその生きた後、狂い、その果てが今ここにある】
【大したことは無い、と思うのは”この程度”の生き方なんてそこらじゅうに転がっている】
【そう思っているだけに過ぎない】



おや、そうか………仕方ない。兎は草紐とかで縛るか

【男の言動に本気で「ダメなのか……」とやや落ち込む】
【男が感じたように女には悪意らしい悪意は無い。天然といえばその気があるのは事実】
【男が去るのを止める事は無く、そこら辺から紐に適した草を見つけ、兎を縛り、括る】



【それから暫くして街中を猪丸々一匹を担ぎ、兎数羽を草紐で縛り、居合刀を持った不審人物がうろついていた様だ】


/お疲れ様でしたーこちらも楽しかったです
544 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:31:02.75 ID:uj8kNR6o
>>542
そうにゃんですかぁ・・・
大丈夫ですよ!!気にしないのおかーたん!!

【相反するかのごとく、紗月の体に寄り添おうとする】
【反対に凄く楽しそうである】

勿論ですよっ!親なんかそう決めてるじゃないですかッ子供の名前!!
とりあえず今日は寝ようよおかーたん・・・

【快く提案を受け付けたかと思えば】
【自分の繋いでいない左手の親指をしゃぶり始め、顔が前後に眠そうに揺れている】

/了解ですっ!少し強引かもしれませんが申し訳ないです・・・
545 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:50:02.90 ID:wNYT52SO
>>544

ふぁ・・・あ〜〜・・
【そう欠伸をして】

そうだね・・今日の所は寝ようか・・寝たら良い案が出るかもしれないし・・
【そう言い彼女は歩きだす。】
【ちなみに余談だが】
【彼女、登場初期には名前は未だ無く、というか良い名前が思いつかず】
【紗月、その名前もとある友人から貰ったものである】
【ようするに、この中身にはネーミングセンスが本当に無いんで過度は期待しないで下さい。】

【さてついていけば行く先は公園】
【少女は今宵もそのベンチで眠る】
【ただ一つ、いつもと違うとすれぱ今日からは猫車、彼女と添い寝と言う事だろう】
【―――二人は眠る】

【深い深い幸せな夢の中へ―――】

/すいません、乙でした!
/かなり楽しかった絡みでした!
546 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 01:53:37.64 ID:uj8kNR6o
>>545
/長時間にわたりお疲れ様でしたっ!!ついに猫様のお母さんが見つかり、凄い嬉しいですっ!!
/此方も凄く楽しかったですっ!また機会が御座いましたらそのときは宜しくですっ!
547 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 01:54:03.95 ID:500gqCEo
>>541 
…………────

【──「甘い」と言われた彼は、それに対して言葉を返す事はしなかった】
【無言の肯定。何処か甘さが残るのは、姉と同じで、それも当人は痛感していた】
【今までの戦闘を振り返ってみても、そうだった。何れも、何処か詰めの甘い結果】

 【──右肩の奥が疼く】
 【己の甘さが招いた黒い禍根は、いつ『孵化』するともしれぬ現実のものとして、そこに在った】

【哀愁の篭った溜息も呆れた声色に、何の反感を抱く事なく、受け止めて】
【出口へと向かっていく彼を、引き止めずに見送っていく──のだが、】
【青年──黒野ダンドクは、手を組んだまま床の一点を見つめながら、彼にも聞こえるであろう声量で呟く】

……僕が南雲さんにこの事を依頼したとき、
彼女は一体、なんて言ったと思う……──

 ────“文化祭みたいですね”って、言ったんだ

……彼女らしいだろう?

【ふ、と。僅かに滲んだ、弱々しい笑み】
【そこから数拍置いて、彼は再び、今までのものよりやや穏やかな声色で言葉を紡ぐ】

……彼女は、幸せだと思う。例えこの協会が安全でなくても──
君のような、真剣になって怒る程に、身を案じてくれる人がいる

……話を聞いてくれてありがとう──赤木、怜司君
此処で聞いた事を彼女に言うか言わないかは、君に任せる

……気をつけて

【彼はそこで顔を起こし──微睡むような貌で、彼を見送るだろう】

//お疲れ様でしたー、かな? ありがとうございました!

>>539
【──そして青年は、大きく息を吐き出した】
【前髪をくしゃりと掻き揚げて、頭を掻きながら、視線を向けて】

……悪かったね、中断してしまって

武美は『Justice』でもあるんだね
……魔導具のことに関して、それと『協会』の安全性について、か……

どちらから先に話を進めようか
生憎、あまりのんびりしていられる時間は『僕達』にはないだろう──武美

【そう言って、先程から話し続けだったにも関わらず、】
【その瞳だけは鋼のように確固たる様相で其処にあって、武美の姿を映していた】
548 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 02:05:32.25 ID:hh3JQb.0
>>541 >>547

【カチン――――……赤木の言葉が耳朶に沁み込み切った瞬間、頭の中で、決定的な何かが断たれる『音』がした】
【頭の中で描かれていた、様々な色の鬩ぎ合う幾何学図形が、心象風景が、山火事でも起きたかのように真っ赤に染まる】
【表情にも、その歪みが現れて――――其れでも、紅茶をまた口に含む事で、噴き上がる冷たい焔を鎮火しようとした、したかった】
【手首に残る微細な響きと共に、コップをテーブルの上に置くと―――彼女の脳裏に、一つの答案が、殴り書きで浮かんで往く】

                 
               【――――……此処で、叫ばない℃魔ヘ、無理な話だ】


……ッ、闘おうとも思わないで、好き勝手言いやがって…!
あいつだって、『何だかわからない』時点で、悩んで、その上で自分の意思で選択して、こうしたんだろうにッ!
―――……少しぁ、自分の愛する人を……利織を、信じてやれってんだよォッ!!

………今みたいにやってるアンタに、あいつを支えられるモンか。 
こんの…―――……ヘタレモヤシ野郎ぅッッ!!

【今の武美から見れば、赤木は―――「考えが甘い」と言う台詞に縋り付いて、世界の荒波を漂う海月のひとつに過ぎなかった】
【先ほどまでは、利織の事を思っているからこそ、この様な行動に出るのだと信じて…否。今も、其れだけは信じている】
【然し――――……自分の友人の一人を、こうも悪辣で、誠意に欠けて、非建設的な人間(に、武美には見えている)へ任せる事が、許せない】
【何かしらの逃げ道を作って、納得して、行動に出ないで、平穏を壊す事を恐れていた―――少し前までの自分の虚像が、其処に在る様で】

【『恋人』に、道を塞ぐ壁を切り崩して貰った一面も有る彼女は、主観の儘に、せせこましい研究室いっぱいに咆哮し、言葉の牙を剥く】
【――――…殺意や復讐心を伴わずに、彼女がこうも声を荒らげて怒鳴る場面は、そうそうに無い】
【どちらも空になった拳は自然と堅固なグーの形を作って、リノリウムに唾の露が踊り、赤木の背を睨む視線はほぼ極限まで鋭く】
【然し、其れでも――――赤木を、自らの肉体を以て追いつめる行為には、及ばない】
【…この言葉の針は、相手に突き刺そうと蠢動する自分の指にも等しく食い込んで、心はぽたぽたと血を流す様な気がする】

……はっ、はぁっ、はっ…。
………悪、ぃ。ダンドク……。 …あたしを、抑えきれ無くなっちまった。

【そして、赤木の姿が、部屋から消えたのなら―――彼女は、ダンドクに、死にかけの犬の様に、遅々として振り返る】
【小さく頭を下げ、うっそりとした表情で、自嘲めかせた台詞で、無礼を恥じ罪を謝る事にした様子だ】

じゃあ…もう少しだけ、話、纏めなおさせてくれ。
その間、そっちが言いたい事を言ってくれても構わない……ああ、また、頭も冷えてきた気がするさね。

【血の寄った眼を瞬かせながら、紅茶を水の様に流し込み―――いちど、感情の整理をつけようと試みた】
【自分自身の気持ちにも対峙し、整理を付けなければならない事は、今なら良く分かる…だが、それは、一人の時間にも出来るだろう】
【そう考えて―――滅私。<Justice>であり、『協会』であり、守護者たるべき自分を、繕い始める事だろう】
549 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 02:22:26.23 ID:tCagGTso
>>548

【怒鳴る無道に対し、少し赤木は驚いたように目を見開き、肩をびくつかせた】
【本来は小心者なので大声などには弱いのだ】
【だから心に現れた怯えを押さえ、彼女の言葉を認識し、考えを纏めるのに少しの時間を要した】
【それはやや長めで数十秒。その間彼は動かず、言うならば固まっていた】
【しばらくすれば顔を上げ、今度こそ無道を真っ直ぐに見た】

──強大な敵と戦う際に、武器も持たず、相手の事も調べず、それでいて戦いに臨む人間を、黙って眺める事の何が信頼だ?
危険地帯を、それと知らずに飛び込む人間を黙って見過ごす事の何が信用だ?
人はそれを見殺しと言う。少なくとも俺はそう呼ぶ
考えが甘いというのは現実だ。それを無視して目的が果たせるものか
それが俺の結論だ。俺の価値観だ。君の価値観は君の価値観で正しいんだろう。だが、それを押し付けないでくれ

【落ち着いた口調でいてはっきりと、相手の目を見据えて反論を言った】
【彼にとって甘い考えなのは紛れも無い事実だ。そしてそれを無視すれば死を迎える事となる】
【そんなのは信頼でも何でも無かった】
【それを言い切ってから、出口へと向かう】


>>547
【だがわざわざ彼は、黒野が呟き始めると同時に動きを止めた。杖の音で声が聞こえないのを嫌ったからだ】
【こんな状況で人が伝えようとする何かは、総じて重要な事だったりする】

…………


【黒野から彼女の言葉を聞いて、不思議と赤木は口元に笑みが浮かび上がった】
【文化祭なんて言葉は現状には全く似つかわしくない。本来なら呆れのため息をつくところなのだろう】
【けれど赤木はそこから安心感を得ていた。そしてこの現状は喜ばしいものなのだと認識を改めた】
【そう、赤木が守りたかったものはまだ守られているのだ。それを黒野が証明してくれた】
【その事が嬉しくて堪らなかった】
【だが続いた言葉に、彼は笑みを消して返事をする】

身を案じているわけじゃないさ。ただ俺は、俺の価値観を彼女に押し付けているだけだ
独善的な価値観を
あんたらこそ、気をつけて。敵はあんたらが想定する二つ上は強い

【内容には似つかわしくない、とても落ち着いていて、穏やかな口調】
【彼にとって、自身が利織にしている事は親切でも何でもなかった。謂わばただのお節介。本来なら不必要な事】
【彼自身がそう思っている。だから訂正がしたくなった】
【最後に一言だけ忠告をして、彼はゆっくりと、研究室から去っていった】

//お二人ともお疲れ様でしたー
550 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 14:46:56.20 ID:2dfqLUc0
【公園】

……退屈ねー。何ですること、ないのかしら。おかしいわ。

【紺色のブレザーに、端に小さく薔薇の刺繍のある緋色のリボンを結んで】
【黒地にチェック柄のミニスカート、黒のニーソックス、黒のローファー】
【長いストレートの黒髪、頭の上にちょこんと金のティアラを乗せて】
【ティアラだけやたら浮いた、女子高生的格好の少女が、ひとり】

【ベンチの背もたれに身体を預け、ぐっと身体を伸ばしながら、そんな独り言】
【身体を伸ばすのを終えれば】

……暇すぎて死にそう。

【なんて、さらに独り言追加】
【至極退屈そうである】
551 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 15:18:35.83 ID:tCagGTso
【魔術協会中庭】

これで全てが解決してくれればいいのだが……

【中庭に芝生に眼鏡をかけた青年が寝転がっている】
【その青年は黒く短い髪に色白の肌、子供にも大人にも見える中性的な顔を持っていた。格好は、白衣を羽織り、その下に茶色のカッターシャツと黒のズボンを身に着けている】
【無造作に放り出された右腕には、手から肘までを覆う灰色の丸まった盾のようなものがある】
【片膝を立てて、左手を腹あたりに置いて、ぼんやりと空を眺めているようだ】
【協会においても盾を装備している人間は珍しいため、目立つといえば目立つだろう】
552 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 16:45:00.30 ID:2dfqLUc0
【公園】

……日もずいぶん短くなったわね。

【紺色のブレザーに、端に小さく薔薇の刺繍のある緋色のリボンを結んで】
【黒地にチェック柄のミニスカート、黒のニーソックス、黒のローファー】
【長いストレートの黒髪、頭の上にちょこんと金のティアラを乗せて】
【ティアラだけやたら浮いた、女子高生的格好の少女が、ひとり】

【ベンチの背もたれに身体を預け、ぼんやりと空を見上げながら】

……、至極退屈だわ。暇すぎて眠たくなってきた、死ぬのかしら。

【そんな、独り言】
【公園には人影もほとんどなく、なんだか若干不審者ちっく】
553 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 20:00:53.31 ID:500gqCEo
>>548

【──赤木が部屋を後にした後、其処には暫時の沈黙が満ちただろう】
【青年、黒野 檀特(ダンドク)は、武美のはちきれんばかりの叫びを見て】
【ほんの僅かに口を開きっぱなしにしたまま、彼女の事を見つめていたからだ】

 【意外、と言うよりは。其処にはある種の感心すら生まれていた】
 【此処に集った三人は、殆どが初めて顔を合わす者同士】
 【そうであるのに、皆、其々色は違えど、偽りの無い心からの想いだと──彼はそう感じていた】

  【──皆が心を閉ざし、壁越しにしか声を通わせない、】
  【“あの”色を失ったような世界とは、大きな違いだ──】

…………────

【振り向いた武美に、彼はゆっくりと視線を向ける】
【話を纏めよう。そのように言った彼女に対し、数拍置いてから、彼は徐にソファから腰を上げた】

……──少し、頭を休めよう。此処までずっと話しづくだった
人間、そう長い時間集中していられるものでもない……

紅茶のお代わりも淹れようか

【彼はそのように言いながら、】
【部屋の隅に備え付けてある小さな冷蔵庫──この部屋には結構なんでもある──に向かい】
【中をがさごそと漁ること数秒、ビニールに包装された小さな何かを二つ、取り出してきて】
【なんの取りとめも無い、こんな事を呟き始めるだろう】

……──“この世界”は、本当に良い世界だ

例え困難と苦しみの中にあっても、
それぞれが『希望』を持って生きている……本当に素晴らしいことだ

『希望』があるから、人は生きていける
……シュークリームも、『希望』のひとつだ

【「……なんてね」と淡く微笑みながらそのように付け加えると】
【個別に包装されたシュークリームをテーブルに置いて、どうぞと促して】

──話を纏めよう、だったね

さっき、武美が聞いた一つ目と三つ目のこと……
『魔導具』本体に関する事は、割と簡潔に話せると思う

何なら、先に話そうか

【そのように言いながら、青年は再び給湯を始めた】
【仕切り直そう、と言うのだろう。一度間を置いた方が良い、彼はそのように判断した】

//お待たせしました、よろしくおねがいします!
554 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:04:01.44 ID:PJP1Le2o
【 火の国――ブレイザーシティ外壁付近 】

【世界を夜が支配し始めても、此処の『検問』は緩む事が無い】
【この時間となると寧ろ、「侵入者」への警戒が一層強化される様だ】

【其の様を、少し高い¥齒鰍ゥら臨む岩陰――一つの人影があった】


(『前』確認した通り、単独侵入は無理、か……――いや、『一般人』ならまだしも、『僕』じゃ無理だ。)
(「混乱」を作って、其の隙に乗じれば……失敗したらお陀仏。)
(……と言うか、今の時点で潜入≠キる価値は低い――“味方”を増やすべき、か。)



 ……反応≠セけでも、見てみるかな。



【長袖のブラックシャツにホワイトベスト、其の上から灰色のファーコートを重ねた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、銀縁の『サングラス』を掛けている】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかる程を左右に分けた黒髪】
【其の上から纏った夜色のローブ≠フ下の『左手』は、欠落している―――】

【発したのは、微妙に“不穏”な言葉……彼は右手の持った何かを振り被ると――『検問に向けて投擲』して……肩で耳を塞ぐ=z


        【 ド ォ ォ ォ オ オ ォ ォ ――――――― ン ッ !!!! 】


【『閃光手榴弾』―――爆音≠ニ閃光≠ェ検問の機関員達を襲い、彼等は苦痛にのた打ち回り始めた】


(――――いや……、いやいやいやいや……拙い。 『水の国支部非殺傷武器シリーズ』……放置しすぎたかな。)


【一方、青年は“やっちまった”って感じの顔を作ると……岩陰から、其の様子を覗き見る】
【――尤も『注意すれば』十分に、彼の姿を確認する事が出来るだろう】
555 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 20:22:33.95 ID:HzuRrvMo
【公園】

【夜の公園、というとなんとなくアングラなイメージが浮かびがちだが】
【今夜の”公園”では、風切り音が静寂を切り刻んでいた】

【片足を出しながら振り下ろし、すぐさまもう片方の足を引きつける】
【修練の重ねられた動きは、区切れが無い あっという間に次の一刀に以降していき、他人からは動作が捉えられない】
【最も単純な上下素振りだというのに、もしくはだからこそか 技量がはっきりと窺える】

【比較的整った顔の青年が、一心に鍛錬に励んでいる】
【着ているのは、汚れの無い綺麗な黒を保った学生服 知識のある者が校章のところを見れば、魔術教会≠フ生徒なのが分かる】

「左手の握りが甘いわよー! 苺大福のように甘いわよー!」

【近くのシーソーに乗った、小さな小さな女性 高い側に乗ってもシーソーが動かないくらいに、小さい】
【色彩豊かな十二単、白粉を塗ったような鮮烈な白の肌 手の平大の、お姫様】
【それが何故か青年を指導していた】

【規則正しい音が鳴る 軽やかな足捌き、視野を切り裂く振り 実に美しい】

【ただ、どういうわけか】

【何度見返しても】

【長ネギが振るわれていた】
556 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:22:50.75 ID:hh3JQb.0
>>553

……え?
…お、おう。有難う、ダンドク。

【ほとぼりの冷めやらぬ武美の頭には、ダンドクの『希望』云々は、本来以上に突拍子も無い台詞に思えた】
【何処か世間離れした発想の多い――『繋音魔術』も、或る種そのひとつ――である武美にも、真意が読みかねる】
【特に意味の無い、昂奮状態の人間を落ちつけ、注意を引き付けるべくして産まれた冗句だとも、如何にも言い切れない気がして】
【尤も、彼女が考えた所で、特に『向こう側』が読み取れる訳でも無いので、結局は『希望』についての思考を、パッタリ切断してしまう】
【――――……然し、少しでも妙な感じ方をしたのは、色亡き世界≠ニ、既に出逢っているから、かもしれなかった】

そう、利織から「複数人運用」については聴いてたし、何でそうなったのかも、少し察しは付きかけてる。
けどさ、あの街の中で、どんな時にどう使うつもりなのか、其処までは聞いちゃあ居ないのさね。
……聴くに、『平常』身を守る事に関しては、ブレイザーシティはそんな苦労しねぇらしいし、な。

【微笑みに、誰を真似たのか―――…『櫻』の典型的な容姿で、可能な限りの勝気な笑みを返して、シューの包装を開いていく】
【ダンドクの顔を視て喋りながらのせいか、頭の冷却の遅れのせいか、手の動きは些かばかり曖昧で、びり、と紙の千切れる音が二度ほど】

【彼女とて、ブレイザーシティの統治方針は知っている―――地獄の中に、ぽっかり空いた『楽園』、とでも言うべきか】
【その中では、現状では護身の必要はさほど多くは無いだろうし、かといって周囲の街へと魔道具を配布するのは、リスクが大きい】
【ならば――――! ……出来る限りの憶測を構築しながら、シュークリームを利き手である左に取って、ふと】

…あ、詰まるところ、ダンドクから言って貰えると助かるってこと、かな…。

【自分がひとまずの結論を出していない事に、気付いた】
【長々喋ってしまった……気恥かしそうに右手で額を掻いてから、青年へと話を催促する】
【そして、ぱくり―――……厚い皮を噛み千切って、濃厚な甘味を口の中で転がし始めた】

/宜しくお願いしますね!
557 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:30:23.96 ID:FaPIkUSO
>>555
うにゃ!?アレは伝説のドンパッチソードかにゃ!?
【フッと声の方を見ると】

【身長30cmで、黄金に輝くネコメで、闇のような漆黒の長髪に、ネコミミが生えた少女みたいな謎の生物がいた】

『……知ってるのか……ライデン…』
【その隣には謎の猫によく似た雰囲気の】
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女がいる】
558 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:30:39.93 ID:nXXLTEAO
>>554

/まーだいますかいますか
559 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:34:30.32 ID:PJP1Le2o
>>558
/こーこにいるよいるよ
560 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:36:25.48 ID:nXXLTEAO
>>559

/ナンバーズと正義組織どちらがお好みですか?
561 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:39:35.01 ID:PJP1Le2o
>>560
/其方様の動かしやすい方でどうぞー
/決め切れないのなら、末尾偶数ならナンバーズ、奇数なら正義組織でお願いします
562 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 20:41:19.57 ID:HzuRrvMo
>>557
「あなた……! どこでそれを!」

みーたーな……!

【青年と姫と、ぴったりとタイミングを合わせて彼女らに視線を向けた】
【真剣な顔でネギを突きつけている】

【凛と張り詰めた空気の中、誰もが真面目にネギを見つめている】

【緑から白への色の移り変わりがとても自然】
【瑞々しさを内に秘めた、ネギ科ネギ属ネギである】

【青年がどこまでも少女を、正確には猫耳を見つめてくる】
563 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:46:03.89 ID:nXXLTEAO
>>561

/どのみち中身の技量的に話を広げきれないと思うのでご容赦を

ッッッて!いきなりなんですかこの爆音はァ!?
【後ろ髪が硬そうに固まっている肩にかかる長さのウルフカットの茶髪で茶色の瞳をして、両の耳に綺麗な銀色のピアスをした】
【袖や襟などにベルトが付いて、ファー付きフードがある赤いスタイリッシュなエナメル質のジャケットに】
【迷彩柄のGパンの裾をベルトで止めて、歯車のような機械が付いている茶色のブーツを履いた】
【180cm程のスラリとした長身の年齢は18歳程度の少年と青年の境目のような人物】

【背中には身の丈程の長さで、グレネードでも発射しそうな大きな銃口に厚い刃が付いた巨大なワインレッドの銃剣に】
【腰の白いベルトのガンホルダーには銀色の銃身のコルトMKWと、黒い銃身のピエトロ=ベレッタ】
【さらに腰の両側に二本づつ、黒鍵と呼ばれる儀礼用の細長い剣がさしてある】

【茂みに伏せながら双眼鏡を覗いていたが】
【凄まじい音に思わず立ち上がる】

あの人がやったのかッ!?

ちょっと自殺志願者の方ですか!?

【怒なり散らしながら騒動の犯人とおぼしき青年に駆け寄る】
564 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:47:15.02 ID:FaPIkUSO
>>562
知らないにゃ!!私は知らないにゃ!!!
【そう言いながら三匹に分裂するネコ(?)】

『……見てない……見てない……』
【そして少女の両目から二つの目玉が落ちて、小さな少女の所に向かってくる】
【まさにホラー】

んにゃ?よく見たらサナと一緒にいた凌だったかにゃ?漢字間違えてたらごめんにゃ
『……知り合い?……ネコサバト?…』
565 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 20:47:56.71 ID:500gqCEo
>>556

……それなら、益々話は早い

──『平常時』では、駄目なんだ
あの街を解放する時……つまり、『非常時』

率直に言ってしまえば……『武装』としても、これを使う

【紅茶のお代わりを注ぎながら、デスクの上にある分解途中の家電製品を一瞥して】
【再びソファに腰を降ろすと、シュークリームには手をつけないまま話を続ける】
【つまりは武装蜂起だ、と。平常時の自衛手段としてではなく、非常時の自衛手段】

……恐らく、その際に実質的な戦力になるのは、
正義組織や、その協力者たちである事は間違いだろうけど

『丸腰』の住民と、『武装』した住民じゃ……やり易さも格段に違う筈なんだ
住民を守りながら戦うなんて負担を、負わなくても済むように……

そして何より、『内部』から仕掛けることが大事なんだ

【そこで一度、言葉を区切った青年】
【『武装蜂起』の際に、『戦力半々』、『自衛半々』として、用いるのだという】
【彼とて、武装した住民だけであの街を取り返せるとは思っていないのだろう】
【正義組織や他の能力者の協力を前提とした上で、そのように語り──付け足すように、こうも言う】

……──それと、『楽器』、だったね
それもまた、面白いアイデアだ……

要は、外見が武器じゃなければいいんだ
大量の銃器を中に輸送すれば、当然怪しまれるし、そもそも扱いが難しい

あとで、要綱も見せてくれるかい?

【そこまで語って、彼はようやくシュークリームに手を伸ばした】
566 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 20:55:36.82 ID:HzuRrvMo
>>564
このカオス、見覚えがあるような……

【三匹の猫もどきの頭上を一閃 横方向に、ネギが轟音と共に振り払われた】

口で言ってるのに漢字があってるかと言われても困るけど…
とりあえず僕の名前は”綾”、言葉の綾、っていう時の”あや”です

【前回のあれで耐性がついたのか、ふにゃっとした笑みを見せた】
【一気に顔の締まりが消えて、いろいろと台無しである】

【姫(仮)はその場でジャンプ、シーソーを動かして、その音で目玉を追い払おうとしたようだが】
【本人が軽すぎて、ほとんどシーソーは動かなかった】

「魚の目玉なら料理に使えないこともないのだけど、あなたの目玉にはどんな栄養が詰まっているのかしら?」

【失敗を誤魔化すように、目玉を見下ろしながら言い放った】
567 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 20:56:26.25 ID:PJP1Le2o
>>563

【息を潜めつつ、青年は『反応』を観察する】
【潜入の可能性=c…「機関兵の反応」を伺う腹積もりであった】
【“予定外”の事は有ったが、後は『増援』を確認したら直ぐ様撤退すれば……】


         【 「 ち ょ っ と 自 殺 志 願 者 の 方 で す か ! ? 」 】


                 ――――――――ッ!!?


【―――……『予定外・其の弐』の発生である】

【爆発が収まった今、周囲の状況は『静か』に部類される物であった】
【当然、飛び出して来た彼の叫び≠ヘ良く響き渡り――『機関員達』にも聞こえただろう】


(あぁ…………―――仕方無い、逃げよう!)


【青年は駆け出してきた彼に向き直ると、必死で“ ニ ・ ゲ ・ ロ ”のジェスチャー】
【目が隠れており、手も左手だけの使用にも拘らず『鬼気迫る』物が感じられる】


【ダン――!と、彼に手招きしつつ大地を蹴ると、検問とは反対≠ノ駆け出して行く―――】
568 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:04:12.32 ID:FaPIkUSO
>>566
そうにゃ!!私を押し倒してキスをした綾だにゃ!!!
【そう言いながら何故か三匹のネコの頭が首からポロンと取れながら】

『…つまり…変態か…』
『……気をつけなよ……いつ…襲われるか…わからないから…』
【少女から目玉が生え、姫にそう言う】
【なお少女は汐の色違いである】

今失敗したのごまかしたにゃ!!
『……●REC……』
【姫の失敗にそう言い】

『…様々な…エレメント…で…構成……されています…まる…』
【そう答える少女】
569 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:04:25.62 ID:nXXLTEAO
>>567

全く!ここがどれ程危険な場所か分かっているんですか!?

ちょっとそこの人!へんなパントマイムしてないで返事をしたら………

【ジェスチャーに気づくことなくズカズカと歩みを進める】

【チュイン───…】

へ………?

や、ヤバい増援ですよ!!どうしますって……もう逃げてる!?

【増援の放った銃弾が少年の前髪を掠める】
【少年も血相を変えて青年の後を走り出す】

ちょ……ちょっと待って下さいよッ!!
し……死ぬッ!!

【腰のガンホルダーからベレッタとコルトを引き抜き】
【顔の両脇に構えながら後を超スピードで追いかける】
570 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:05:48.33 ID:oaVcuCgo
【路地裏】

【差して警戒する様子もなく、紳士服の女性は路地裏を歩く】
【その様子は、まるでそこを自らの縄張りだといわんばかりに堂々としたものだ】

【武装もせずに、女性は悠々と路地を歩く】
【たむろしている不良たちは、おそらく彼女に襲い掛かることはない】
【彼女の体からは、硝煙と血、コーヒーと花が混ざったような、複雑な臭いがかすかに立ち上っているのだから】


【女性は、足を止めて歌う】
【心底楽しそうに】
【彼女を妨げるものは何もない】
【いや、居ないのだ】
【突っかかれば、間違いなくかみつかれるのだから】
571 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:13:58.32 ID:PJP1Le2o
>>569

 【走る―――】

 【 走 る ――――― 】

 【 走 る ――――――― ………】


【――とは言っても、精々が『十分』程の距離であろうか】
【途中、“脇道”や“コイツわざと遠回りしてんじゃねぇか”って感じの道を通るが、概ね問題は無い=z



 はぁっ……はあっ………―――危なかった。



【辿り着いたのは、『街』と言うには狭い――所謂、『村』と呼べる場所であった】
【ブレイザーシティに近い為だろうか、攻め易さの比例関係=c…“被害”は酷い物が有る】
【一見すれば、「ゴーストタウン」ならぬ「ゴーストビレッジ」にしか見えない】


…、はあっ………、『怪我』……有りま、……せんか……?


【木で作られた門の近くに停めている、“黒塗りのバイク”――左手を其れに突くと、彼を向いて尋ねるだろう】
572 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 21:14:44.40 ID:HzuRrvMo
>>568

「綾が!? そんなこと、するわけないじゃないのー 冗談ならもう少し薄味なものにしなさい
大体っ あなた達は味が濃すぎます 要素をたくさん詰めれば美味しいものが作れると勘違いしてませんか!?
大切なのは一つ一つの要素の持つ特色を引き出すこと そのために混ぜるのです 本義を忘れてるとは食材失格です
チャイナに戻って焼かれてきなさいっ 猫焼きとかあまり好みではないですけどね!」

【都合の悪い部分は完全に無視した言葉 一気にまくし立てたため、少女達?の後半の言葉は耳に入っていない】

えーと……その、ご、ごめんなさい 

【せっかく姫が否定したというのに、菊開は煮え切らない謝罪を始めた】
【相手の誰にも視線を合わせてないのは、その眼を背けたくなる風景のせいだけではない様子】
【ついでに耳たぶが赤くなっていたりした】

573 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:16:03.50 ID:hh3JQb.0

>>565

……相手の通信網やら、輸送ルートやら兵員の進路、封鎖機構……場合に依っちゃあ、転移魔術も使われるかも知れねぇ。
そんなのブッ壊したい時に、此方側から『制圧』の為に先手を打てるのも、数を動員できるのも役に立つ、よなぁ。

其れになにより、これはあたしの経験≠ゥらも考えることだけど……。
後手に回って、負けない為に闘ったり、身を守ったりするよりは、絶対に。

……『勝つ』為に――――……根こそぎ、奪い返してやる心算で戦った方が、士気も勝率も上がるってもんさ。
これまで無力を感じてきた人間なら、尚更さね…。

【どちらかと言えば、『住民』の側に立った発想―――……無理も無い、3年前までは、彼女も似た様なモノだった】
【今でこそ戦闘や探知に多くが注ぎ込まれた術式だが、武美が本来志向していたのは、実は両親と同じ=c『医術式』である】
【だが、或る日を境に、彼女の中で――――命の護り方≠ノ対する発想の根本が、そのベクトルを変更し、今の彼女の礎が積まれた】
【黒野にも、他の誰にも、恐らくは未だに話して居ない事実―――だが、黒金の様に重厚な風合いを持つその声には、確かに『過去』が滲んでいる】

…へへ、そう言われると何だか恥ずかしいなぁ。
あたしの考えるに、楽器ってぇのは、『重ねる』モンで、『繋ぐ』モンなんだ。
魔術に興味を持つ前から、音楽には魅了されてた……――まぁ、母さんに良く聞かされたのも、大きいんだけどさ。

……っと、話がトンだ…けど、無関係なんかじゃない。
複数人が協力する必要性、あたしが考えるには『統率の緊密化』と『濫用の抑制』が大方、って所なんだが…。
合奏式の術式ならば、その両方が期待できる。…そう思ったのも、今の発想に至ったのも、さっきの話の通りに考えてるからだねぇ。
扱いの難しさとか、恐慌状態とかを考えると、課題も有るけど……策が無いわけじゃあ無いし……。

――――……何より、音楽は、心を動かす。

【古から、戦争や冠婚葬祭、式典に競技会――――人が集まれば、何かを求めて、楽器は奏でられてきた】
【それは音楽に、人の精神を感化し、やがて肉体をも衝き動かす『チカラ』が有るが故だと、武美は信じて疑わない】
【一つまみの懐古や、季節の節の運ぶ切なさを、言葉に孕ませつつも――――今度の武美の表情は、自信と活力に満ち満ちていた】
【向日葵の様な、照り付ける笑顔……『やれる』そう言わんばかりに。そして、一度言葉を切って】

…おっけい、当然見せるさ、あたしに出来る事があれば、限界まで手を貸す。
……だけど、次はあたしからの話………少し、良いかい? その時に、また楽器には触れるぜ。

【シュークリームを掴んだダンドクの瞳を、しっかりと見据えながら彼女は全てにおいて快く了承することだろう】
【そして、黒野に「他に、何か大事な事は有るかい?」と尋ねてから、その返事を黙って待つ筈だ】
【紅茶を呑むことで、口内を洗い流したら……がぶり、残ったシュークリームを、一気に頬張った】
574 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:22:37.73 ID:nXXLTEAO
>>571

【途中何度か後ろも振り向かないで迫り来る機関員に牽制の銃撃を放つ】
【使いなれていないのか、全く当たらないが…】

ゼッハァ……ハァ…ヒュー……

そちらこそ大丈夫何ですか?
全く色々と無茶を……しますね

【銃をガンホルダーに収めてから膝に手をついて息を吐き出す】
【ふと青年の顔を眺めて顎に手を当てて】

貴方……どこかでお会いしました?

てゆうか一体全体なんであんな事を?

【眉をひそめながら首を傾ける】
575 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:26:38.35 ID:FaPIkUSO
>>572
うにゃ…大変申し訳ないがにゃ。不慮の事故だけど事実にゃ
【ぐにゃぐにゃと集まり始め元のネコサバトに戻り】

『……長い…三行で…』
【少女…サバトは軽く姫にトンボの目を回させるように人差し指でグルグルやりながら】

うにゃ!!気にしないにゃ!!
所で綾はドンパッチソードで何してるんだにゃ?
576 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:33:53.16 ID:PJP1Le2o
>>574

はい、僕は大丈夫ですが――……ん?

【「何処かで会ったか」――其の質問に、サングラスの下の目を丸くする】
【次いで、数秒間彼の顔を見詰め……朧げに浮かんだのは】


(……確か……―――そう、『番怒 氷山』さんだ。)

……、……いや、恐らく“気のせい”だと思いますよ。


【『番怒 氷山』――前に会ったのは、確か水の国の公園であっただろうか】
【……しかし、現在はおいそれと『足跡』を残すわけには行かない。 左右に首を振ると、左手を離して】


『何であんな事を』……うーん、簡単に言えば、調査=\―に、なるんですかね。
「警備状況」を確認したかったんですよ。 『検問への増援は何分で来るか』、とかね。


尤も――、“あれ”じゃあ侵入≠ネんて不可能に近いでしょうが。


【氷山が来た時点で、増援は既に襲来していた……詰まりは、連絡は非常に早い=z
【雷の速さで動ける能力者でも無い限り、あの僅かな時間に潜入する事は難しいだろう】


【――しかし、『この青年』……どうも身分が不明瞭である】
【この近辺には慣れている@l子である事は確かであると考えられるが……】
577 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 21:34:45.66 ID:HzuRrvMo
>>575

【ノリは良いのか、サバトの指先に合わせて眼をくるくるさせる】

「……ということは、あなた達がよってたかって綾の初物を奪っていったのですわね!!!
あの、種類を問わず食べると寿命三年が伸びるなどという迷信に踊らされたんですね!!」

【指先を体全体で踊るようにして追いかけていく】
【こうしていると、まるでおもちゃか何かのようだ】

初物って…… 僕の扱いは一体どうなっているんだ
そしてこのネギは僕が栽培したものだから、どんぱっちなんちゃらっていう品種とは無関係だよ

【ネコサバトの頭をネギでぺちぺち叩きながら言った】
578 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:35:01.40 ID:kqMyvEDO
【公園】

……、漸く登れたんだぜ……

【ベンチの上で蠢く、小さな小さな影】

【其の姿は―――深夜に入り、しかもかなりマイナーな魔法少女アニメの、主人公のフィギュア】
【全長、約30p。ピンクの長髪に、音符の髪飾り、「☆」の入った茜色の瞳】
【所々に音符の模様が着いた、ゴシック調のミニスカートドレスを着て、ブーツを履いている】
【ドレスは―――袖は長いが、胸元が大胆に開いていたり】
【スカートの丈が短く、フリルでふわふわしていたり、若干媚び気味で有る】
【というか、フィギュアが動いている時点で色々と危ない】

…ていうか、無機物を媒体にする事って出来たのか…?

【背伸びをしながら、理解不能な事を呟くフィギュア】
【何と無く、右手で自分の頬を摘むと】

おお、何か柔らかい

【嬉しそうな様子で、自分の身体をぺたぺたと触っている】
【フィギュアの横には、透明な、色々ごちゃごちゃ入ってるケースが浮いていたりする】
579 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 21:37:16.81 ID:500gqCEo
>>573

【青年は、武美の語りをただじっと視線を向けたまま聞き入り】
【時折相槌を返しながら、話の内容を頭の中に記憶していた】
【会話を重ねていく毎に、彼女自身に対しての興味は募るばかりであったが、】
【生憎、友人としてゆっくり話し込んでいる余裕は今はなさそうだと、それを諦めて】

……──成る程、『音楽』か……

……確かに『音楽』は、不思議な力を持っていると思う
音──単なる空気の振動なのにも関わらず、人の気分をも変化させてしまう

まさに『魔術』……なんて、陳腐な表現だけど

【──と、そこでうっかり、自分も脇道に逸れた事を話しているのに気づく】
【ともかく、と付け足してから──武美の顔をみやって】

──ああ、構わないよ……是非話してくれ

【言いながら一度首肯して、シューの包装を手で破いた】
【殆ど休み無く口を動かしていた青年に、束の間の休息が訪れる】
【普段はあまり口数が多くないため、不慣れな疲労は僅かにだが蓄積していたのだった】


 【──ヴン】
 【その時、青年のシュークリームが消滅した】
 【いや、『消滅』と言う定義は正しくないだろうか】
 【何故ならば、それは間違いなく青年の腹の中に収まったからである】

 【──シュークリームを口に近付け、口を開こうかと言うまさにその瞬間】
 【謎の肺活量で持って彼はそれを吸引、シュークリームが楕円に歪んだ】
 【屑の一つも零す事無く、それは瞬く間に吸い込まれ、食道を通って胃へと弾丸飛翔した】

 【──この間、実に0.1秒】
580 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:40:21.35 ID:oaVcuCgo
【喫茶店】

【女性の目の前には、コーヒーとワッフル】
【彼女の、自分へのご褒美(笑)である】

あー、カフェインとお菓子さえあれば生きていけるかも

【なんて、とんでもないことを言い出す】
【左目のモノクルを持ち上げながら、右手の指は胸元のアクセサリーをいじる】
581 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:43:59.03 ID:FaPIkUSO
>>577
『……私…関係……ない……』
【指をクルクルクルクル回しながら言うサバト】
【けど姫の反応が楽しいのか蝙蝠耳がパタパタ動く】

いただきましたにゃ
【目をキュピーンと光らせるネコサバト】

というか綾って食べ物だったのかにゃ?
【姫の言葉に首を傾げ】

そうだったのかにゃ
【ペチペチ叩かれながらピカーンと光り】

それは残念だわ……
【白銀に輝く瞳で、雪のような純白の長髪に、腰にナイフを装備して、左腕にコネクタがついてる腕ベルトをし、首に蛇みたいな形のホイッスルをぶら下げた少女…汐に変化する】


【こうして並べて見ると汐とサバトは双子みたいにそっくりだ】
582 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:45:43.71 ID:nXXLTEAO
>>576

はぁ……気のせいですか……まぁそうでしょうか、ね

【あまり納得がいかないような表情をするが】
【追求しても意味がない、と考えたのかそこで思考を停止させた】

“調査”……ですか、俺と同じですね、失礼ですが何処か組織に所属はしてらっしゃるんですか?

申し遅れましたが俺は『番怒 氷山』、『Justice』所属の能力者です

【「貴方は?」と相手の素性を確認しようと問いかける】
【特に怪しんでいるわけではなく、協力出来るなら協力したい、という考えからだ】

確かに、文字通りの〈要塞〉ですね……
兵力、警備の難度、共にとんでもない

【額を抑えながらため息を吐き出す】
583 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 21:52:24.92 ID:HzuRrvMo
>>581

【ぐるぐる、ぐるぐる 依然として眼を回す気配は無し】
【――唐突に、サバトの手の甲に飛び移ろうとしてきた】

【ネコサバトの変身後、あからさまに逃げる視線】
【頬の赤みが当社比三割増しである】

前から思っていたのだけれど、最近の女性には慎ましさが……

【ぎろっと姫に睨まれて、中途半端なところで途切れる言葉】
【行き場をなくした眼線がゆらゆらと】

「それで、貴方達はこのネギとどういう関係なのかしら?」
584 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 21:54:35.42 ID:IaU/zwMo
【とある山中・その隠し施設】

繰り返される惨劇、もう悲鳴はいらない。
【一人の男が、鋼鉄の扉の前に立っている】
【顔を半分覆う紋様が描かれた布の下がった帽子を被り、青い外套を着込んだ姿は埃まみれに泥だらけ】
【扉に浮かぶ、薄緑の紋章に、手を触れる】

『我は鍵を知るものなり』
【呟く、すると、扉が轟音を立てて、開いた】
【なかから、眩いばかりの・・・というにはちと眩しすぎる光量を吐き出していく】

やあ、『三人目』。機嫌はいかがかね?
【開いた中に向かって、男は声をかけた】

/絡み不要でござります・・・ふへっ
585 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 21:56:26.08 ID:uj8kNR6o
【街中―どちらかと言うと繁華街】

【130cmほどの低身長に髪の毛は菜の花色のポニーテール】
【その上に覆われているのはウサ耳カチューシャと白色の耳あて】
【そして服装はというと、白色のタキシード。手には同じく真っ白の薄手の手袋】
【そして首には蝶ネクタイ――――そう、ホテルマンの少女】

だれか、泊まってくれーーー!!この際だから怪我人でも人外でもなんでもいいぜ!!
とりあえず泊まれーーー!!一文無しでもかまわねぇ!!

【そんな彼女が上下に上げ下げしているもの】
【鉄製と木製が合わさったような材料の看板】
【その看板には「HOTEL ダイヤモンド☆ダスキン ただいまサービス中!!」と書かれていた】
【結構遠距離からも見えるような大きさである】
586 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 21:59:56.51 ID:PJP1Le2o
>>582


『Justice』の『番怒 氷山』、ですね。 僕は――……


【――さて、此処で青年は少し困る】

【『本名』を名乗るべきか、『偽名』を名乗るべきか】
【或いは『対機関連合員』と名乗るべきか、所属を偽るべきか――】


―――……僕は橋立 椿=B 『対機関連合員』です。
潜入活動が主なので、ネットワーク≠フ方には僕の名前は流れていませんが……。


【――――……結果的には『中間』を選ぶ事とした】

【また、自らの立ち位置≠説明する事で“矛盾”の解消も企んでいる】
【有る意味では、この辺りは彼の十八番……『スパイ』をしていた時分から、慣れ切っている業だ】


<要塞>……、…ええ、全く―――腹が立つ=B


【呟くようにして言葉を返す彼は、どちらかと言えば『憤っている』様に見える】
【潜入できない℃魔ノ対する『苛立ち』ではなく、何かへの『憤り』――“感情”が現れているのだ】


……………………卑怯≠セと、思いませんか。


【発したのは独り言か、それとも返答を期待した言葉なのか、そもそも何を指しているのか――定かではない】
【兎にも角にも、そう呟いて氷山に背を向けると……「ゴーストビレッジ」へと目を遣った】
587 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:03:08.83 ID:ziJVG6AO
【街中】
【夜の暗闇が街中を包み込む中、温かみを感じさせる光が道の中央に漂っている】


―――。
【夜を思わせる様な黒髪のロングヘアーを鮮麗に腰あたりまで垂らし、前髪の一房だけをアクセントに赤い紐で束ね、黒いスカートにダッフルコートを羽織る少女が淡く光を放つ中心にいる】
【両手には真っ白な糸で編まれた毛糸の手袋と真っ白な色に黄色の糸で三日月の模様がついた毛糸のマフラーを首元に巻いて、その光の元は少女がとてつもなく無愛想な無表情でもって見つめる手元から発せられ――わかるものなら魔導書だと一見してわかるだろう】

588 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 22:03:28.19 ID:hh3JQb.0

>>579

………吸引力の落ちない、ただひとつの掃除機…………。

【一方の武美、ダンドクの言葉を聞きつ、生地を咀嚼して細切れにして、程良く唾液を混ぜ込んで呑み込んでいた】
【じわり、沁み込むのは喉でも感じる甘さ―――根本的に甘い物好きである彼女は、ちょっとした幸福と味覚を、噛み締めていたが】
【――――…竜巻の様な、青年の吸引力に、鼓を打っていた舌を巻き、可愛らしい眼は勝手に丸くなった】
【共通の友人と呼んで差し支えの無いだろう、某少女の事までも連想しつつ、妙な事を呟く】

…ん、応。
んじゃ、ちょいーと一気に行かせて貰うぜ、こっちも…。

【少々の困惑を覚えつつも―――…後味の残る口の中を、またも紅茶で洗い流し、食べ粕を腹の中へ落し込む】
【継ぎ直されたおかげで砂糖が入っていないが、飲料水の代わりにするには余程都合が良い】

ここ最近、『協会』関連で、あんまりにキナ臭い事件が起こり続けてる。
つい最近は、アルマゲスト≠ネる連中の襲撃に、謎の倒壊事件。もっと遡れば―――…バケモノ騒ぎに、教師の変死。

確かに、魔術協会は言ってみりゃ宝箱だ、クソッタレどもに狙われる可能性なんて、考えなくても有るって解る。
だけど、こんなに連鎖するのは……――『勝利王』の元に在る此処が、こんなにしつこく狙われる事は、過去無かった。
ひとつひとつの事件は無関係だとしても…いや、だとしたら尚更、この協会は『不特定多数に』狙われているってぇ事、だな…。

【先ずは、状況の確認。芳しいと言うのならば狂人とも扱われそうな、俄かに緊迫感を増していく情勢の再認識】
【覚えている限りの目ぼしい事件を並べ立て、喉元に突き付けられている刃が一本では無い事を示して、一度言葉を閉じ、深く息を吸った】

……で、其れで良い≠ゥ? ――――……絶対に、『ノゥ!』だよな。
かといって、これまであたし達は、教団の騎士やら警察機構に頼りっぱなしで、襲撃される土壌を作ってたのは事実。
『此処なら大丈夫』……其れについては、本当に甘い認識だったと思う。

そこで、だ。発想は、ブレイザーシティのと大体同じ。
汎用性の高い魔具を広め、生徒間でのネットワークを構築し、理解ある教師や正義組織の協力も仰いで……

――――……積極的な防衛≠フコミュニティを、あたし達で構築するんだ。
名前は、そうだな……ちょいと箔付けるため、『魔装楽隊』―――≪ヘクセン・オーケスタ≫なんてのを、考えてる。

……他に、関連してもう少し伝えたい事が有るけど…。
何かしらの意見とか有れば、忌憚無く言ってくれると、あたしは嬉しい。

【そして展開する話の骨子は、どうするか≠フ答え―――協会≠ノ仇成す者を砕き遠ざける、矛たり盾たるべき組織の設立】
【其の名前には、自らが率先して『彼ら』を率いて往くと言う気概と、楽隊=\――夫々が響き合い、強大なチカラを産み出す、という理念が潜む】
【紡ぐ言葉は、先ほどまでと較べると控えめな調子になっているが、其れでも『意思』が描く、眼に見えそうな程の強い眼光と気迫は、消えない】
【一通り話すと、彼女は言葉をいちど中断し―――ずりり、透明感の強調された薄味の紅茶を喉元に送り込んだ】
589 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:06:29.61 ID:FaPIkUSO
>>583
『……なかなか……やるな……』
【姫に手の甲を乗られる】

あら?そうかしら?
【首を傾げながら近づく汐】

綾とは友達よ!ネギはなんとなく言ってみただけよ
『……私は…無関係……』
『……カワイイ…』
【姫の頭を優しく撫でようとするサバト】
590 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:11:44.45 ID:nXXLTEAO
>>586

『椿』さんですか……『対機関連合』…これはこれはご苦労様です

成る程、それだから素性を隠した装いをしてらっしゃるんですか

【なるほど、と頷きながらポンと手のひらを叩く】
【疑心は晴れたようだ】

“卑怯”……ですか…
自らは安全かつ強固な“殻”に篭り、周辺の力なき村や集落を襲う…

確かに“卑怯”ですね、だが合理的ではある周辺からじわじわと勢力を広げ、いずれ火の国を落とすのには……

【背を向けた相手の背中に静かに呟く】
【少年は不自然な程に冷静である、この廃村から人の営みが感じられぬからか】
591 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:15:17.58 ID:DZRgxcco
>>585
/ま…まだいらっしゃりまするか…?
592 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:16:58.39 ID:uj8kNR6o
>>591
/俺はお前でお前は俺で
593 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:20:45.18 ID:DZRgxcco
>>592
こじんのきょうかいが みだれる!

初投下wwktk
594 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:21:18.21 ID:DZRgxcco
>>593
/ごめんなさい/←コレ忘れ申した
595 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:22:26.27 ID:PJP1Le2o
>>590

【こくり――と、彼の言葉に首肯を返す】
【『殻に籠もっている』……正に、言いたい事は其れだ】


……この村、昨日着いたんですけどね。


本当なら、昨日の夜にでも調査≠する予定だったんです。
この村でガソリンでも入れさせて貰って、食料を補給させて貰って――。
少し遠くの『街』で、“この村”の存在は聞いてましたから……。



【 『微妙≠ノ話が変わった』……そう、感じられるかも知れない】
【彼は一旦、言葉を切ると――左手で手招きをしつつ、歩き出す】


【着いて来い=Aと――そう言う事だろうか】




596 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:24:51.91 ID:HzuRrvMo
>>589
「なら、貴方と私は友達じゃないわね! いい加減な気持ちでネギを弄んだ貴方とは!
いい? ネギというのはね、風邪に対して最初にして最高の薬なの! ついでにいうとこれは千住ネギなの!
でも、同時に毒も含んでいるわ 美味しいから悪霊さんにも取り憑かれやすいのね しっかり洗ってあげなさい
で、何が言いたいのかと言うと、私の禰宜(ネギ)坊主に勝手に取り憑く雑菌さんには、加熱が必要だってことよ
あ、この話が三行でないと感じるのは、あなたの頭のせいなのは確定的に明らかですわね
だって、私のお皿の上では綺麗に三枚におろされているのですもの」

【※↑の文章は別に読まなくても問題ありません】

「さあ綾、油攻撃よっ!」

【っと、物凄い勢いでまくし立てた サバトの手が姫の頭に触れるまでの間の出来事である】

ちょ、ちょっと待って! その、き、きききキスのことは本当に僕の過失で!
あさ……いや来週から何か栽培するから許してよ!

【ネギをブンブン振り回し、両手だけで十分すぎるほどの焦りをアピール中だ】
【それでも折れたりしなったりしないことから、芯の強い固めなネギなのが分かる】

【尚、姫さまは特に行動を起こしてはいないので、この高速長広舌に怯まなければ撫でられる】
【艶やかで抵抗の無い髪の感触が伝わってくるはずだ】
597 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 22:27:17.76 ID:500gqCEo
>>588

……──うん、『楽隊』か……

協会が何かをするのを待つのではなく、僕達の方から動いてみせる
これはとても良い意識だ……──僕も、この状況に甘んじているつもりはない

【武美の話を聞いて、彼はゆっくりと頷きながらそのように言った】
【ここ最近の協会の有様、生徒である彼も思う所が無い訳も無く、】
【積極的な防衛コミュニティと謳ったその提案に、否定はなかった】

【続く、何か意見は無いかと問われた際には】
【数拍の間を挟んでから、ゆっくりと口を開いた】

……いや……──今の僕からは、特にはないな
他の協力者が居て初めて成り立つものでもあるから、実動して浮かび上がる点もきっとある……

……話を続けてくれ、まずは全て聞いてしまおう

【彼はそう言うと、紅茶を一口啜って話の先を促した。シュークリームは吸引した癖に、此処はごく普通に、飲む】
【──ここでの意見は、まずは差し控え。もう少し伝えたいこと、というのが気になったのだろう】
【このタイミングでは中断すべきではないとして、青年はそのように告げる】
598 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:28:05.39 ID:nXXLTEAO
>>595

────………

【彼の言葉一つ一つをしっかりと捉えていく】
【ふ、と重たい息を吐き出す、ばつが悪そうに地面を見つめる】

……………

【ただ無言で後をゆっくりと追っていく】
【その足取りは重く、深い】
599 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:29:31.28 ID:uj8kNR6o
>>594
/ひとまず落ち着いて投下してくれよな!!
600 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:31:49.80 ID:DZRgxcco
>>592

……!!もしかしてツイてるのかもしれないな…冗談だけど!

【ごり、ごりと何か硬いものを引きずるような音と共に】
【細い路地から――声から判別すれば青年であろう――人が出てくる】
【身長は175cm程度、ボロボロになったシーツのようなもの……カーテンだろうか?を頭から被っており】
【明らかに足を引きずっている。】

その言葉は本当かな、お嬢さん!

【と言いつつ、怪しさ満点評価A過ぎる彼は目の前までやってきた】
601 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:35:53.47 ID:cIddokYo
>>587
/まだいらっしゃる?
602 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:37:17.19 ID:FaPIkUSO
>>596
『…カワイイね…』
【気にしないで姫をナデナデしながら】

なんか大変ね
【苦笑いしながら姫と綾を見て】

『……自己紹介……私は……サバト………シロサバト――汐…は…私の…分裂体で……独立した…存在……』
【さりげなく自己紹介するサバト】
603 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:38:43.28 ID:uj8kNR6o
>>600
妖しいぜ!妖しいぜ!妖しいぜぃぃぃぃぃ!!!

【看板を頭上でぐるぐる回しながら叫ぶ彼女】
【え?何?深夜帯?おかまいなしでキャーキャー叫ぶ】

ひとまずお前は一体なんなのかを教えろってんだぜ!!
その馬鹿みたいな布ッキレを外して見せろってんだっ!!

【バックステップを2回ほどすると】
【鉄及び木製の看板を頭上に持ち上げた】
604 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:42:29.53 ID:axtWS8Ao
【雨がしとしとと降る路地裏】
【1つの人影が小さな水たまりを避けながら歩いている】

(そもそもオレがなんでこんな事をしなければならんのだ)
(義務もなければ権利も無いってのに……絶対に流されてる――――)

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白いフード付きの厚手のシャツの上に襟元の開かれた黒のロングコートを羽織り、手には指穴の空いた黒い手袋】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履いた少年はどこか不機嫌そうだった】

しかし……なあ、見捨てるってのも違うよなあ
はあ――――結局はこうなる流れなのかね、いいよそれじゃあ笹の船みたく流されてやるよ

【自分の思い通りに自分が動けていない、それが起因の不機嫌】
【といっても分かり難いだろうがどんなに解釈しようとも不機嫌なのは変わらない】
【しかし表情には次第に諦めの色が浮かぶ――――いっそ流されてしまえ】

そんじゃ失せ物、探すか…………

【少年がその手に傘を持たないのはきっと鬱陶しいから】
【フードを被って不完全ではあるが雨から身を守り、少年は何かを探すように路地裏を歩いている】
605 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:45:41.38 ID:PJP1Le2o
>>598

【無言の歩行の内――着いたのは、『広場』である】
【地面は土=c…広さは結構な物が有り、周囲には円状に家が立ち並んでいた≠フだろう】
【其の多くは破壊され、瓦礫と基礎を残すのみとなっている―――】


【―――だが、最も目に付くのは】



 …………僕が此処に着いた時に、生きてる人≠ヘ居ませんでした。



       【 数 十 本 の 十 字 架 ――――……】


【彼の口振りからして、恐らくは総て墓≠ネのだろうか――『粗末』な其れだ】
【太い枝を二本組み合わせた≠ニ、そう形容するのが最も正しいかも知れない】


……アウグスト城塞に『逃げ込まなかった』人達、でしょう。


       丁度良い『実践対象』が有るぞ
       どうせ邪魔なんだ、全員始末してしまえ
       他の街の奴等の良い見せしめにもなる


――――……“見た”訳じゃあ有りませんが、“何”が有ったか位は判ります。

昨日の朝に見た、此処は――……「酷かった」。


【「酷い」……そうとしか、形容詞が浮かばなかったのだろうか】
【淡々と話す彼の様子からして、氷山にも――“何”が起きたのかは、想像に難く有るまい】
606 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:47:47.07 ID:HzuRrvMo
>>602
「気安く触らないで、濃い口っ 分裂するより出芽しなさい」

【サバトの手を退けようと小さな手で抵抗するが、やはり見た目通りな力のほど、どうにもならない】
【仕方無しに睨みつけることだけを続ける】

えと、菊開 綾と申します、まことにもうしわけございませんっ

【口早に言い切ると、ぽつり 汐の頭に液体が数滴落ちてくる 油だ 具体的に言うと菜種油】

「攻撃って言ったら、熱したのに決まってるでしょう!? 契約切るわよ?」

【こちらの自己紹介は望めそうに無い】
607 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 22:51:16.37 ID:DZRgxcco
>>603

ん?………おぉ。
確かに怪しさ全開だ、これは失礼なことをした。
だがこれは決してこういう格好を好んでいるわけではないのだ。
ましてこれを脱ぎ捨てて少女に見せ付けることで興奮するような変態では断じてないと言わせていただこう!
……と、話が逸れてしまった。

【改めて自分の格好を確かめるような仕草の後】
【更に不審度急上昇の台詞が飛び出して】

…というわけで、まずはその看板をゆっくりと下ろそうお嬢さん。マジ怖い

【両の手を前に突き出して、どう、どう、と】
608 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:52:14.70 ID:FaPIkUSO
>>606
『……残念…私は…分裂…してないよ……』
【ナデナデしながらサバトの身体から木の実が生え始める】

や〜〜〜ら〜〜れ〜〜た〜〜〜
【なんと!汐の身体がドロドロと溶け始めた】
609 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 22:53:49.53 ID:hh3JQb.0
>>597

【ダンドクが、明らかな肯定を見せてくれたことに、武美の表情は、闇を抜けた様に明るくなった】
【だが、組織の実態も、展望も、今はまだ希薄―――意識を再度集中し、彼の言うとおり、次の言葉を紡ぎ始める】
【シュークリームを吸引すると言う、人間の理解の及び付かない宇宙的作法の事は、最早思考の端からも失せている…それ程に、重要な話だ】

うん……『地下封印室』…知ってるかい。
事件頻発のここ最近、協会の中で再燃してる、一種の都市伝説みてぇなモノ、だな。
中身は、御題目通りに単純な話、学校の地下には何かヤバイのが埋まってる! ――…なんて、良く有る『笑い話』さ。

【そして斬り出すのは、学校の七不思議≠思わせる、何故口に出したのか問いたくなる様な、軽い調子の話】
【――――……然し、言葉を一度切った時、明らかに彼女の視線は急激に鋭く絞られ、唇は固く結ばれて】

………――でもな、ここ魔術協会≠ノ於いて…ほぼ100%、其れは真実だ。
然も、6年前に…どういう経緯で知ったかは長ぇから此処じゃあ§bさないが……『教会』が。
あの、十字架を掲げるもう一つの魔術組織が探りを入れようとしてたぐれぇの大事、さ。

【どういう訳か――――武美は、地下封印室を。ダンドクも、噂程度は聞いた事が在るかも知れない其処の存在を、ハッキリと肯定した】
【外部が探りを入れようとする程≠フ何かが、其処には隠されていると、言葉の中で明らかにして】
【青年は『信用できる人間』だと、言外に語りつつ――――最後には、一先ずの予防線を張った】
【……紡がれる言葉、声は、此処までの話の中でも、特に重々しく、深刻な様相を呈す其れである】

で、この『封印室』―――あたしの睨み通りなら、間違いなく此処も狙われている…或いは、此処『が』狙われてんだ。
何が詰まってるか、どんな部屋か、何処に何個有るのかは分からないけど、何かしら……有る=B

……悪い連中の手に渡ったら、協会どころの話で済まなくなるかもしれない。
若しくは、封印されているものそれ自体が、根本的に悪性の存在かも知れない…何せ、持て余して蓋をしたんだろうから。
…絶対に、これも護らなきゃ≠ネらない、あたしはそう思ってる。
その為にも、魔術協会の人間は、もっと力を合わせなきゃならない―――『楽隊』を組もうとする理由のひとつ、実は此れなんさね。

…信じるかは任せるけど、余程信用できる人間以外には、教えないで欲しい。

【そう言って、何も指定せずに、床に載せれば踏みぬきそうにヘヴィな面持ちのままに、言葉を終える】
【この状況においては、寧ろ『相手の聴きたい事』を誘った方が効果は高いだろう、と言う、強かな予測は無いでも無いが】
【彼女の声には、瞳には、虚言を吐き散らしている様な兆候は一切浮かばなかった】
610 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 22:57:42.73 ID:nXXLTEAO
>>605

────これが現実……
いくら襲撃やテロを止めようが、違う場所で人は死ぬ

【墓を優しく撫でながら悲しそうに呟く】
【その瞳の闇は深く黒い、そこに光はない】

所詮はそうなんですよね、いくらテロ組織を潰そうが、戦いに勝利しようが───

見えない所で人は死ぬ、見えないから助けられない、見えないから気がつかない……

全てを救うなんて、無理なんでしょうね

【星の瞬く夜空を見上げてぽつりと呟く】
【底のない闇、先の見えない絶望】

戦いという手段を用いて正義という大義を行使する………

それ自体何処か間違っているのでしょうか?

【自らの行動理念、心の支え、その根本に問いかける】
611 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:00:13.99 ID:uj8kNR6o
>>607
ちょっとまてっ!!!

【看板を右手で掴み、柄の部分を右肩に掛けると】
【その状態のまま、左手を彼に突きつけると】

そこのアンタ露出狂かコノヤロー!
そんなゴツイにーちゃんの体見てもこちとら興奮せんのじゃ!!
・・・・・なんなら脱いでみせるか!二人で全裸になるか!!

【※何も聞いてませんでした】
【顔を右から左上に掛けて7往復ほどしながら、凄まじい勢いで】
【唾といろんなものを撒き散らす。因みに声は相反する可愛い声】

わーったよ・・・これで良いん?

【突きつけていた看板を円を描くかのごとく】
【少女の後ろの地面に突き刺した】
612 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:00:17.60 ID:HzuRrvMo
>>608

「綾、はっきり言うとこの方達、不快です
あと其れは出芽ではありません それに単性で木の実を作ったら品種改良できません 邪道です」

【視線だけでの殺人にでも挑んでいるか、というくらい睨みつけてくる】
【元々客観的にも美しい顔立ちなので、ギャップも相まって酷く恐ろしい形相だ】

見たことの無い木の実だけど、なんていうの? 食べられる?

【慣れてしまったのか、汐を無視 そのまま姫まで無視して木の実に手をかける】
【彼の高すぎる適応力のせいで、場のバランスが大変なことになっていく 常識はどこへやら】

613 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:07:26.40 ID:ziJVG6AO
>>601
/遅れましたが、いますですよ!!!!
614 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:08:28.77 ID:FaPIkUSO
>>612
『……怒らない…怒らない……』
【無表情で言いながら】
【別に怖くないらしい】

『……コレは…食べられない……私の…一部だから…』
【木の実は消え】

『……珍しいの…なら…』
【何処からか虹色に輝く実を取り出し渡そうとする】

【虹の実…食べると七つの果物の味がする珍しい美味しい実】

【汐?そのまま消えましたww】
615 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:13:03.87 ID:PJP1Le2o
>>610


 ……其れは、僕に尋ねない方が良い事です。


【浮かべた微笑みは、何処か――寂しげ≠ネ物】
【プラスチックで隠された双眸は見えずとも、其処から滲むような其れ】


僕は、“昨日”――……いや、“昨日まで”で、決めました。


正義≠ヘ絶対。
悪≠ヘ潰されなきゃいけない。

正義の為の戦い≠ヘ正義=B
悪の為の戦い≠ヘ悪=B


『手の届く場所』で助けられる人が居るなら、僕は死んでも助ける=B
そこで、“正義と悪の定義”なんて物は考えてる暇なんて無いんです。


『迷うな』。 自分の正義≠ノ絶対の自信を持て。


【此処半年強で――彼には、本当に色々な事があった】
【昨日此処で見た光景、機関を通して知り合った仲間、敵対した者達、友人――……経験=z



         其れが、『正義を背負う』って事です。



【――――……彼の考えは、絶対的な正義≠フ下に固定された】


【「今のは、単なる僕の考えですから。」――そう、彼は呟いて】
616 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:18:19.01 ID:DZRgxcco
>>611

待てお嬢さん、屋外ではマズいぞ!そういうのはもう少し節度を持ちたまえ!
それとゴツいとは…いや、それに関しては"今"の俺ならば大正解か。凄いな、見通すとは

【ものすごい勢いで撒き散らされるも怯まず無駄にズレた返事を返し】
【看板が地面に突き立ったところで、安堵のため息をついた】

いやはや、ありがとう。それで殴られるときっと双方にとって損しか生まないからね、助かるよ。
……というわけで、質問をされたからには答えなければならないね。
なにせこちらはお願いをする立場なのだから

【そう言いつつ頭部分に被った布に手をかけて】
【頭の部分の布を脱げば】
【その下にあったのは『石の肌』であった】
【黒く光るガラス質の肌が、繁華街の光を反射してたいへん不気味である】





617 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:18:50.96 ID:cIddokYo
>>613
/あいおー

>>587

【―――ブオオン!!ブオオン!と奥からバイクのエンジン音が聞こえてくる】


【少女の後ろ方向からバイクが二台通り過ぎ、大きな旋風を巻きあげ振り切っていく者たちがいた】
【先頭、ヘルメットにゴーグルをつけた質素な服装の若者は茶色のバッグを持ちながら疾走するマゼンタ色のバイク…その操縦者は後ろから追ってくるバイクを時折見て逃走している】
【見た感じどうやらひったくりのようだ、そして同じく追われている…追っているのは】

【髑髏のペイントを施したフルフェイスヘルメットに、長そで長ズボンの黒を基調としたスカルメッキ入りの軍人のような防弾チョッキを込みにした戦闘スーツの上下
手には五本の指までみごとにフィットし、指から手の甲に沿って手首にかけてしっかり覆われた堅そうな『籠手』
最後にS&W M19…リボルバー銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの人物が黒いバイクに乗っていた】

【黒いバイクはしばらく走ったところで跳ねあがる…何かしらの障害物で跳躍を行ったのか…そのまま飛び上がりバイクの前に先回りする】

「う…わああッ!?バカな…上を越してきやがったァァァ…!」

【あまりの急展開に思わず臆病風に吹かれ、急ブレーキをかけて止まろうとする男のその腕をヘルメットの人物は引っ掴み】
【後ろにねじあげて止まろうとしていたバイクごと男を拘束する形になっている】

「…おお!捕まえてる!本当にひったくりを捕まえてくれたぞ!」

【そしてさらに後ろから追いかけてくる数名の人物が来ていた…彼に依頼した盗難被害者たちか?】
618 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 23:21:35.69 ID:500gqCEo
>>609

『地下封印室』……

【切り出されたワードを、反復する青年】
【時折相槌を返しながら、そのまま彼女の話を黙って聞き入れていく】

(…………────)

【重く、深刻な声色で紡がれるそれら──】
【彼女がその言葉を終えた所で、青年は──小さく、呟く】

…………なる、ほど……

……そうか……『地下封印室』……
くくっ、はははは……────

【数度、重々しく頷いた彼は──やがて、大きく息を吐き出しながら、目頭を揉んだ】

【──ブレイザーシティ、魔術協会への襲撃、加えて教会≠ノ地下封印室──】
【決して軽からぬ話題の移り変わりであったが、彼は音を上げる事無く全てを頭に刻み込んでいく】
【記憶力だけは、人一倍。そんな彼の顔に浮かんでいたのは──疲労混じりの淡い微笑みだった】

【再び開かれた口は、少しだけ脇道に逸れた】

────つい先日、とある一国の王女様が、この魔術協会をご訪問しあそばせたんだ
その王女様が……──くくっ、武美が今座っているそのソファで一晩お休みになった、って言ったら……信じるかい?

【そう言って、何故か笑いながら、彼女の座っているそのソファを手で差した】
【顔をあげて、前髪をくしゃりと握るように掻き揚げながら、続けて口を開き──】

──……いや、本当にこの世界は信じ難いことばかり起きるなと思ってね
事実は小説よりも奇なり、じゃないけれど……──ふー……火種は絶えない、か

【──とさっ、と。今までずっと前傾になっていた彼が、思い切りソファに背をもたれた】
【そのまま暫し、瞑目したまま天を仰ぐが──すぐに、顔を起こして】

──信じるよ、全部

七不思議ぐらいにしか思っていなかった地下封印室だけど……
……何故だろう、武美が言うと全く嘘のように聞こえない

……この話は、他に誰に?

【そうとだけ尋ねて、相手の言葉を待った】
619 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:22:18.19 ID:nXXLTEAO
>>615

そうですか………

俺にはまだ分かりませんね、貴方の言葉の“意味”も“善悪の定義”も───

ですがこれだけは分かった……あの要塞は野放しには出来ない……!

【グッと拳を握り、『椿』に振り返る】
【その瞳に淀みはなく、“決意”のみがこもっている】

では、お互いの決意表明はこの辺にしまして

これから貴方はどうするのですか?ここに残る訳にもいかないでしょうし……
俺は『城』に戻ります、捕まえておいた機関のスパイから何か引き出せているかもしれないし

いくら表向きはいない事だとしても、『端末』はお持ちですよね?

【そう言いながらジャケットから赤い携帯端末を取り出す】
620 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:24:02.53 ID:HzuRrvMo
>>614
「いろいろ混ぜすぎて解読不能になったと言いますか……素人の創作料理みたいな生き物ね
もう、作り直すとかいうレベルの問題じゃないわ ええ、初物とか言う問題でも無いし、ふぐ刺しとも関係ないのよ」

【解読不能なのは此方も十分同じなのだが、ともかく言葉通り、機嫌は最悪なようだ】
【少なくとも常人では、今の彼女に対して可愛いとか決して言えない】
【一部塗装の剥げたシーソーが、その感情の重みで動き出すのではないかと思うほどだ】

ちなみにこれはどこの食べ物ですか? あと、種とかあります?

【菊開にまでスルーされて、只でさえ白い顔からさらに色彩が消えてゆく】
【菊開の手に渡った果実とは対照的だ】

「前借よ! 来週分も使用して、この妙な生き物から離れることを命じるわ」

何がそんなに気に入らないの? 姫様、こういう変人好きじゃなかったっけ?
621 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:26:53.42 ID:E0xoI2DO
【路地裏】
【ガツン、ガツンと、何かをたたき付ける音が、響いている】

そぉれもういっちょ!!
【音と声を追い、その元を辿れば】
【腰まである白髪をポニテにした、死んだ爬虫類のような半開きの紅い目をして煙草をくわえた青年が、人間の頭を掴み壁にたたき付けているのが見える】
【楽しそうに音を響かせる青年は、黒いパーカーの上にファーの着いた濃い紫のコートを着て、首から蛇を模したネックレスを下げていた】

「……あら、よくみればいつもどおり」
【青年の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
622 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:28:22.05 ID:FaPIkUSO
>>620
……私だって…昔は…人間……だったさ……
【悲しそうにし】

……虹の実……昼の国で…生えてる…珍しい…植物……七つの味が…順番に…口に…広がり…美味しい…果物…
【説明し】

……むぅ……私…何も…してないのに…
【悲しそうに】
623 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:31:29.83 ID:PJP1Le2o
>>619


【こくり――頷いたのは、恐らく二つの意味=z
【『アウグストは野放しに出来ない』、『端末は持っている』……二つへの肯定だろう】


一旦、被害の少ない街に戻って――其処を拠点にする積もりです。
“考えるべき事”は沢山有るし、“行動すべき事”はもっと沢山有る。


……僕はもう少し経ってから出発しますので、先に村を出てください。


【どうやら、もう少しこの場に留まる様で――追っ手≠考えれば、早く離れるのが得策だろう】
624 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:31:31.61 ID:ziJVG6AO
>>617
【後ろから近づいてくる騒音に対して、緩慢な動きで言葉を発してはいないものの“面倒くさい”とでも言いたげ振り向き】
【光を放つ魔導書を閉じると光も消え、横を通り過ぎていく二台のバイクと黒いバイクを見送ると】

…煩い。
【端的に、興味なさそうに感想というよりは苦情に近い呟きを零して】
【前方に向き直ると、其方へ足早に近づいていこうとする】
625 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:32:44.96 ID:uj8kNR6o
>>616
兄ちゃん、俺の洞察力を舐めちゃァいけねぇぜ!
これでも"見通しのカイコ"って姉貴に言われてるんだぜ!!

【看板から完全に手を離すと、唾を撒き散らしながら威勢の良い声で】
【因みに全部偶然であったのは言うまでもない】

一応さ、この看板武器にもなるんだぜ!・・・でも久々のお客を失う事になっからなー!
兄ちゃんの言う事も正しいと思うぜーっ!流石兄ちゃんっ貫禄があるねぇ・・・!

【そのまま目をつぶり、腕を組みながらうんうん頷く】
【そして質問に答えるという趣旨の返答をされると、ゆっくり目を開こうと――】

―――ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!
兄ちゃん何?ストーンボーイ?

【焦ったような勢いで、右手を看板に伸ばす】

/遅れましたっすみません・・・
626 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:40:41.46 ID:nXXLTEAO
>>623

えぇ分かりました、無理はしないで下さい…

それと、拠点にするならここから東の国境付近の街にレジスタンスがいます
そこを利用して情報収集する事をオススメします

【サッサッと手短な地図を書いて差し出す】
【そして耳に付いたピアスを外すと、其れを地面に放る】

【すると───】

【ギチギチとピアスは大きな塊へ変貌を始め、やがて機械的なフォルムへと変わる】

【それは銀色の流線型のフォルムをしたビックスクーターだ】
【氷山はそれに股がり、刺さったキーを捻りエンジンをかける】

ではまたいつか、何かあれば『城』へ……

ではお気をつけて……必ず『要塞』を破壊しましょう

【それだけ言うと小さく頷いて、ビックスクーターを発進させる】
【やがて遠くへと消えるだろう】
627 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:42:17.11 ID:HzuRrvMo
>>622
「そんなこと言ったら、私だって人間でしたよ! だからなん……
その食べ物はなんですか そんなもので私の気を惹こうだなんて、引っかかりませんよ
あれです、それは神殺しです 食べると私だけ眠くなるんです 生活習慣を崩される、酷く卑屈な罠ですね 分かりますよ」

【※大体嘘です】

【一瞬表情をほころばせた後、文字通り輪郭がぼやけて】
【先ほどの汐よろしく、消えた】

「今日は初物に免じて許してあげましょう」

【何か初物の意味を間違えている気がしなくも無い そもそも昼の国に四季はあるのか】

えと、ごめんね 姫様が機嫌悪くて……
僕、魔術協会の方に住んでるから、新月の日に来てくれたらお詫びにチャーハン奢るよ

【背を曲げて、頭を傾け、手を組んで 小さくなりながら言った】
628 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:42:57.84 ID:cIddokYo
>>624
【後ろ手に回されている男を、複数のうちの一人、…ガタイのよさそうな男がヘルメットの人物から受け取り拘束役を変わる】
【続いて初老の小柄なおばあさんに向き直るとその人物はひったくりが持っていたバッグを手渡す】
【それから二言三言告げると…彼は近づいてくる少女には気がつかなかったのか、一瞥せず去って行った】

「しかしあんなアクロバティックにこの手くせの悪いガキを捕まえてくれるとは…うわさ通りの男だなあ…
依頼して正解だった、しかも軽い仕事だから紅茶の茶葉でいいなんて言うとは」

「ええ、私も驚いたよう…あんな熱心に追いかけてくれるなんてねえ…本当に助かった
でも何をそんなに急いで去って行ったのかしらねえ…誰か待ち人でもいるのかしら」

「あいつの事務所歩いて10分もかからない所にあるはずなんだけどなあ…そんな急いでいたのか…?」

【残された4,5人の人間は去っていくヘルメットの人物の後姿を見て、なにやら話し込んでいる】
629 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:47:47.69 ID:PJP1Le2o
>>626

【氷山から地図を受け取り、そして交わすのは別れの挨拶】
【去り行く背中を見送ると――『十字架』に背を向けて】


 ――……『容赦』はしない。 潰しに行く=B


【誓う@lに――言い聞かせる@lに呟くと、足を村の入り口へと向けた】

/お疲れ様でしたー!
630 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/25(木) 23:48:24.90 ID:hh3JQb.0
>>618

【突然の笑いに、少々面食らう―――不安感が心へと、蚯蚓の様に這い寄って、余計な思考を隠しきれず、俯いた眼が閉じた】
【余りにも嘘臭い話だったか? どう伝えれば良かったのか? 此れで、良かったのだろうか?】
【額に、冷たい塩水の滴が浮くのを感じる―――これはなんだろう…気付くのが少し遅れた、恐らく冷や汗だ】
【いつの間にか少女は、歯をきっ、と噛んでいた――――……然し、青年の続きの言葉を聞いていけば、その力は徐々に緩んで】

あ? お、王女……王国としての体制を据える国家ってぇーと………。
あたしの識る限りじゃあ、金の国ぐれぇしか……。

【自分の思考を加速させ、現実に引き戻す目的も兼ねて―――たどたどしくも、返答自体は、可及的速やかに行った】
【武美も、記憶力に関しては卓抜した所が有るし、かつて教養の一環として、世界の国家について色々と習った事が有った】
【統治論やら政治の形式には、つい最近まで興味を抱いていなかったが―――引き出そうと思えば。殊更人物については、存外にサルベージしやすいモノだ】
【――――第一王女、ルーミア・ゴールドウィン。この会話の中で出現するとは、四方や思わなかった名前】
【成程、これまた突飛な話だ、自分の言葉と同じように……そして、また紅茶を啜り、黒野に視線を合わせて】

……あーあ、まったくだぜ…。
そろそろ、「飛んでも無い」ってぇ言葉が息しなくなっちまいそーだ、もう。

【「馬鹿馬鹿しいな…」先ほどまでの、恥ずかしい自分の仕草を嗤う様に、自嘲めいた言葉を】
【但し、楽しげな笑みを浮かべながら、置き上がった顔めがけて少女は付け足した】

…信じるとも、あたしだって。
生憎と、信頼できて無いんじゃぁ、あんな話もしないんでねぇ……。

……『吟雪』…<Justice>メンバー、あたしの…………あーッ、大事な人だ!
それと、『ルブハティル=レヴィンツェン』…教会所属、こっちは情報のオリジネイター。 …暫く、会えて無ぇけど。

【『お互い様』かもしれない―――相手の心を、意思を、信じる事が出来ないのならば、そもそもこんなに踏み込む事はしない、と言う事】
【先ほどは予想外の反応のせいで、少しばかし忘れそうになってしまったが、其処の焦り易さと、不意打ちへの脆弱さは少女の弱さの一つ】
【其れすら確りと噛み締めて、笑顔を何処か感慨深げなモノに遷移させて―――手を、パチンと叩き、話題を転換する】

【『吟雪』については、少々言い淀んだ様子―――名前を出してしまうと、安易に『恋人』と主張するのは、少し気恥ずかしかった】
【一方、ルブハティルについては、懐かしがるような、遠く離れてしまったと嘆く様な、仄暗い色合いが声に混じった】
631 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:48:32.05 ID:DZRgxcco
>>625

ほう、"見通し"…!それは凄い名だ、それなら理解が出来るよ
……もしやこれは偶然の出会いではないのかもしれない。
俺には出来すぎではないかとと思えるほどに

【声に喜色が混じる。興味深そうだ――本当に見通したものだと信じて疑わない】

うむ、こういう場所だ。念を入れるに越した事はない。それn……


って待った待った待ちたまえお嬢さん!?
格好いい呼び名は嬉しいが大声はマズいのだよ落ち着いてくれたまえっ!?

【大慌てで再び武器を手に取ろうとする彼女を止めようとするが】
【引きずっている足がそれを邪魔する。動きはとても遅い。恐らく伸ばした手は届かないであろう速度だ】


/無問題ですのよ…!

632 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:49:20.82 ID:FaPIkUSO
>>627
……ついでに…約1年半前まで……
……それは…ないよ…うん…
【真顔で】

……許して…くれて…ありがとう…
【ペコリと】
【わからないです】

…こちらこそ…ネコサバトが…迷惑…かけて…ごめんなさい…
【深々お辞儀】
633 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:55:19.72 ID:HzuRrvMo
>>632

いえいえ、こちらこそ

【競っているかのように、完全な直角に頭を下げる きっかり、1コンマの狂いも無く三秒、頭を静かに上げた】
【洗練されきった謝罪は、ある種の形式美に至る 国の壁を越えて伝わる想い これが詫び寂びである】

えと、明日ちょっとした用事があるから、今日はゆっくり休みたいんだ
そろそろさよなら、でいいかな……?

【身長的には上に立っているはずなのだが、その視線の色合いは、子供が親の顔を見上げる時のそれ】
634 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:55:50.86 ID:ziJVG6AO
>>628

………
【その様子を立ち止まって野次馬の如き好奇心を働かせて眺めるような性格はしていないのか、むしろ関わりたくないと無表情と敵意すら感じさせる冷たい視線を道の奥だけに向けて足早にその場を通り過ぎ】
【それでも耳に入ってきたいくらかの情報から、どういった状況なのかを察してはみたものの】

それくらいでいちいちと馬鹿みたいに騒ぎ過ぎよ…くだらない。
【呆れた様子ですらなく、ただただ言葉を吐き捨てて】
【片手に今は光を失った本を抱えて何事もなかったかのように夜道を歩いていくだろう】
635 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/25(木) 23:57:41.62 ID:FaPIkUSO
>>633
……うん……
…またね……綾……
【そう言うと無数の蝙蝠になり飛び去っていった】

/乙でしたー
636 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 23:58:35.48 ID:uj8kNR6o
>>631
流石に偶然の出会いかどうかは見通せねぇんだぜ!!
"見通しのカイコ"も人の運命までは見れねぇんだぜ!

・・・それでも俺は運命は信じるぜ!兄ちゃんよー!
【何処となく嬉しそうに、彼を見つめる】
【二人して自意識過剰というのか――此方も見通したと思っている】

わかった解った!

【武器から再び手を離すと、顔の前に両手を持ってきて】
【クロスするかのようにブルブル震えながら、持ってないアピール】

・・・・とりあえずストーンボーイの兄ちゃんはなんなんだ・・・?
【少し俯きながら、自信なさ下に問う】

/有難う御座いますっ!
637 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 00:00:12.62 ID:dLqDh06o
>>635
あれが本当の魔女かー 世界は広いなあ

【大らかに過ぎる反応でサバトを見送った】

「綾、来週は虹の実の栽培よ」

【気付くと、肩に彼女が戻ってきている】

/お疲れ様でしたー! 
638 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 00:01:34.70 ID:mUJPeWQo
>>634

【夜道を歩いていくなら…やがて見慣れた公園の正門が見えるかもしれない】
【しばらくするとさっきの黒いバイクがエンジンを止めて倒れっぱなしになっている…そして正門の方に少しでも目を向けるなら】
【緑の土管が公園の中央にせり出しており、そこから…なにやらいい香りの湯気が立っている】


…タッタララ−ラ♪タンタン♪…いや、違うな…
タタタタッタターン♪冬場のティラミスとミルクティーはいかがー?って感じで登場した方がいいかな…
せっかくの会心の出来なんだ、ぜひ食べてもらいたいなあ…


【…なにやら出番待ちの誰かが今すぐにでも少女が登場してベンチに腰掛けた所に登場しそうな空気だ】
639 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 00:02:38.52 ID:hTho3YAO
>>629

/遅くなりましたがお疲れ様でした!
640 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 00:13:42.56 ID:AzqeZGco
>>636

【俯く姿に罪悪感を感じたのか、布を被りなおして】
【膝をついてとりあえず視線を同じくらいの高さに】

…すまない、こんなものを見てそれでも武器を下げてくれたこと、感謝するよお嬢さん。

【石の顔――よく見ると人の部分はある。右目やその周辺は、人のものだ。覗き込めば灰色の瞳が見えるだろう】

俺自身も全てを把握しているわけではないのだが……
言うなればこうだね――怪我人!人外!一文無し!――3拍子揃った成りたてほやほや石人間――
……いかん自分で言っててヘコんできた。あ、ヤバい、涙出そう…特に一文無し…

【壮絶に自爆をかまし】
【説明の途中だというのに指で地面にのの字を書く】
641 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 00:15:46.78 ID:Zzx/BUAO
>>638
【見慣れた公園。まるで我が家にでも帰ってきたかのような感覚が少なくとも少女の胸の奥底で浮かぶ】
【それはささやかにして数少ない特等席の“ベンチ”がそこにあり、唯一所有している実感がある物だったから――】
【しかし、そこでその光景が広がっているのを少し離れた場所に立ち止まって見つめ】

…………。

…………………。

…………………………。

【長い長い沈黙】
【明らかに公園という場所で不自然にせり上がった土管、聞き覚えのありそうなその声が心の中を一緒にして掻き乱した】
【明らかに呆れ果て、白い息が溜め息として寒空の下で吐き出され】


遠回りして帰りましょう。
【即断即決の決断を下し、その道を迂回していこうと違う方向へ歩みを進めて行こうとする】
【その声は決意するようにはっきりとしたものであり、もしかしたら耳に届くかもしれないだろう】
642 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 00:18:15.59 ID:tQkE4W60
月音の人も大変だな
643 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 00:22:07.69 ID:rDKlkPwo
>>630

──うん、ご名答

ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィン……
先の魔術協会が襲撃されて、多くの犠牲者が出たと聞いて、
公式な訪問ではなく、わざわざ彼女自らの足で歩いてきたんだと仰っていたよ

……宿なんて幾らでも取れるだろうに、
何処か椅子をお借りできれば良い──なんて言うものだから、そこのソファをね

【「全く恐れ多くて夜も眠れなかったよ」なんて、冗談じみた笑みを滲ませながら】
【わざわざ壮大なまでに長い正式名を口にして──「ま、それはともかく」と続け】

……──そうか、同じ『Justice』の……
教会≠フ方にもコネがあるなんて、何とも頼もしい

【そういって微笑みながら、『吟雪』と『ルハブティル』と言うその名も記憶した】
【何となく──声色に違いがあったのはどういうわけだろう、と少し疑問には思ったが】
【まあそれは追々、また顔を合わせた時にでもゆっくり攻略していこう等と内心で思いつつ】

【──.一度、息を吐き出して、壁にかけられた時計を一瞥した】
【既にどれぐらいの時間が経過しただろうか、夜は随分と更けていた】
【青年は、今までの話し合いをざっと振り返ってから──口を開く】

────僕も、脳みそは一つしか持っていないし、
腕も、この二本っきりだ……同時にやれる事は、決して多くない

……一つ一つ、目の前の事をやっていこう
ありきたりな言葉だけど──それが一番大事だ

【そう言うと、すっかり温くなった紅茶を一気に飲み干して】
【徐にソファから立ち上がると、デスクの上でメモ用紙にペンを走らせ始めた】
【それをすぐに終えると、びり、と一枚のメモ用紙を千切って、武美の方へと歩み寄り】

……──これ、僕の連絡先だ
同じ協会にいる者同士だ、直接顔を合わせる機会も多いだろうけれど、
何かあった時のために、緊急連絡先として……渡しておくよ

【言いながら彼が彼女に向けて差し出すのは、一枚のメモ用紙】
【見れば、其処には携帯端末の連絡先が“二人分”、書かれているのが確認できるだろう】
【どういった訳か、二人分──今この場にいる青年、黒野ダンドクと、そしてもう一人──】

……姉さん──いや、『対機関連合 黒野カンナ』の連絡先も、そこに書いてある

『情報ネットワーク』もあるだろうけど、何かあった時の為に一応……
……武美の事は、僕からも伝えておく。……組織の人とは、もっと話をしたがっていたみたいだからね

【そこまで語り終えれば、一息ついて、言葉を閉ざす】
644 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 00:28:01.02 ID:pYNV.Z6o
>>640
ストーンボーイの兄ちゃんは素顔の方がカッコイイと思うぜ!

【そのまま布を取ろうと、右手を伸ばし】
【くっとさっきまでの笑顔で顔を上げた】

俺は人外でもいいんだぜ!アンタの心の優しさを"見通した"からな!

【弾け飛ぶかの如く、満面の笑みでその右頬を拭おうとする】
【そして灰色の瞳を覗き込む】
【もしそのまま真っ直ぐ見つめたならば、彼女のカナリア色の瞳と目が合うだろう】

作りたて・・・・?前までは人間だったん?
家のホテルに居候させてやるからな――泣くな、兄ちゃん!

【しゃがみ込み、位置を合わせ】
【その指を止めようと、左手を伸ばした】
645 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 00:30:41.13 ID:mUJPeWQo
>>641
【当然、予想だにしていなかった言葉が聞こえてしまい、明らかに動揺した感じの声が土管から聞こえて来た】

うわっ!ちょっと待った!帰っちゃうのか!?
あッ!?土管しまうの忘れてた…!!ちょっと待った!

【これはたまらん、とでも言わんばかりに見慣れた人物が飛び出してきた】
【茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた茶の革製ジャケットに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの青年が紅茶のカップとポットを持ちながら現れた】

…って、慌てて飛び出したらサプライズの意味がなくね…!?じゃなくて
…えっと、その…こんばんわ月音ちゃん

【うっかりその言葉が聞こえて見るからに動揺して飛びだした感じで…彼は用意していた言葉も告げられない状態で登場した】
646 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 00:44:56.84 ID:trmWE1Y0
>>643

(「スペクタクラー・ミズガネ・比叡山延暦寺・シズク」より長い名前が有ったんだな……)

……へぇ、確かに、金の国出身の人も、此処には何人もいるからな…。
ハティ…いや、ルブハティルも確か、其処の産まれだったと記憶してるぜ。

【流石にフルネームは記憶していなかった様子―――少しの間、ぼんやり天井を見上げながら、彼女の『親友』の一人の名前を思い出す】
【矢張り、世界は広い。そんな思いに至りながらも、何故此処に来たのか、何となく想像を纏めてみた】
【お忍びで有れば、自分が知らないコトも無理は無い。どこぞの映画の様な話だ、とは思うけど…そんなに、お洒落なモノでも無いだろう】
【最終的には、一度出来た道筋に齧り付く蟻の様に、また友人の記憶に辿りついて、今度は其れを口に出した】

…そう、だな。
手を伸ばせるときに伸ばさないのは怠慢だが、腕は別に延びねぇ。
……二本の脚で、ばっちり地ぃ踏みしめて、進むしか無いと思うぜ、あたしも。

【力強い肯定に終始した言葉を終えると、黒野の視線の痕跡を探すように、時計に眼を遣ってみる】
【夜も深くなって―――このままだと、逆に空が白んで来そうな時間だ】
【時計を視る暇も無いほど、濃密な時の中を過ごしたのかと、武美は思う】
【同時に、途轍もなく有意義な――――今日を生きるだけで無い、『明日』をこの手に攫む一歩を踏み出すための、時間だった、とも】

……おっ、感謝するぜ…。
んじゃ、あたしのも教えるよ…動きがあれば、お互いに連絡する。其れで、往こう。

【黒野から紙を受け取ると、自分も懐から薄桃色のメモ用紙を出す―――こうなる事を予測して、此方は予め書いていたらしい、黒い線が奔っている】
【名刺の交換の様に、どこか『丁重』にも思える動作で、彼女はその紙片を、左手で青年に差しだすことだろう】
【なお、余談―――ダンドクの姉≠ニ言う事で、此の時に、『自分と同じ年ごろの少女』の姿は、カンナの予想図の中から排除されてしまったようだ】
【実際に会う事があれば、どんな反応を見せるのだろうか……。】

…さーて、そろそろあたしも、頭が回りにくい位には眠く…っつーか、疲れて来ちまったよ。
今日はこんな所にして、何か思い出したら後日連絡するつもりだけど…今、言っておく事とかは有るかい?

【彼女も常温に近い茶を、水のように飲み干し、黒野の其れの横に揃えて、置いた】
【意図してかは定かではないが、薄く硬い表面が、打ち合って―――『乾杯』の様な小気味良い響きが、静謐を満たす】
【そして立ち上がると、黒野に向けて言葉を放ち、ブブゼラの位置を調整して―――脚を解すべく、その場で軽く床を踏み始めるだろう】
【緊張感もだいぶ抜けて来て、声には代わりに気だるげな色と、不思議と嫌いになれない疲労感が覗いていた】
647 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 00:49:53.26 ID:AzqeZGco
>>644

お嬢さん…

【抵抗なく布は再びめくられ】
【露になった顔の片方の瞳から涙がこぼれる】

(嗚呼、この目が――私が"人"であると、見通してくれたのか)

【手で触れられた腕はやはり石そのものの硬さ】
【手を止め、涙をぬぐうと】

すまな……いや。…ありがとう、お嬢さん

【気を取り直すように軽く頭を振ると】

そうだ、数日前までは間違いなく正真正銘の人間そのものだったのだよ、私の体は


/遅れまくりました…ごめんなさい
648 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 00:51:18.36 ID:Zzx/BUAO
>>645

待ち伏せなんて、いよいよノビタ君のストーカーっぷりにも箔がついてきたわね。
その才能があれば“追跡王”だって夢じゃないわ。
【立ち止まり、振り返ってやはり喜怒哀楽のどれでもない表情で見据えて】
【予想どころか予知していたというべき冷ややかにして饒舌な毒舌を挨拶かわりに浴びせ】

サプライズとは――相手に予想だにしないイベントを仕掛けて驚かせ、何より“陥れる”事よ。
この私に不意討ちを仕掛けようだなんて、身の程を知りなさい。

ところで、私にサプライズをするというからには――世界の支配権の一つや二つ用意しているのでしょうね?
【無茶苦茶なことを口走りながら、完全なる悪意以外の何でもない言葉をもってしてサプライズを潰そうと】
【腕を組みながら見下すような視線を向かわせ、小首を傾げてどうやっても喜ばせることができない無理難題な解答を待っている】
649 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 00:59:56.34 ID:pYNV.Z6o
>>647
(ちゃんと涙もでるのね・・・)

【左手で青年の右頬に当たる部分を拭う】
【拭ったときに伝わる感覚は石そのものか】

とりあえず、原因がわかるまでと金がたまるまでは家にいていいからな!
此処まで来ると兄ちゃんも俺の家族同然だぜ!!

【右手親指で自分の鼻を右から左に掛けて、擦る】
【そして其の手が左に行った際に「ふっ」と笑い、ポニーテールが揺れる】

その数日前になにがあったんだ?兄ちゃん?
まぁ、俺の友達は気づいたらゴキブリだったって奴もいるから気にすんなや!

/大丈夫だ、問題ない
650 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 01:01:43.91 ID:mUJPeWQo
>>648

…待ち伏せるも何も、君いつもだいたい決まった時間にここにいるじゃあないか
その時間帯を覚えておけば追跡なんてする必要もないし…それに追跡は探偵の職業スキルだ
得意なのはらしいっちゃあらしいじゃないか

【あーあ、しまったと言わんばかりに彼は…土管から完全に出ると、ベンチの上にポットとカップを置くと】
【続いては土管から…ティラミスの乗った皿とフォークを取り出しながら】

実はたった今仕事を終らせて帰って来たばっかりだったから…今からサプライズ用意するのはどっちにしろ無理だったんだ
まあ喜んでいただくために…今日作ったティラミスとダージリンティー用意するくらいの事は考えて来たよ

…世界の支配権は多分今後オレが自力で能力に目覚めるのと同じくらい不可能ですので期待しない方がいいと思う

【かつて、ある人物から『ノビタには能力の素質は眠ってない』と宣告された事のある彼のその言葉は…すなわち0%といってもいいのだろう】
【いつになくネガティブな言葉を告げながら、最後に自分の分のティラミスも持ってくる】
651 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 01:13:26.58 ID:rDKlkPwo
>>646

ああ、ありがとう……よろしく頼むよ

【用意がいいなと内心で感心しつつ、メモ用紙を受け取る青年】
【男勝りな今までの様子とは異なって、その薄桃の紙と、丁重な仕草──】
【今日一日で本当に様々な彼女の一面を見たな、と彼は人知れず慨嘆した】

【やがて、武美が紅茶を飲み干し終えると】

──いや……
今日はもう……10年分ぐらい話したから、僕からは大丈夫
……元々口数は多くない方なんだ、ここ最近は色々と喋る機会も多かったけれど

……一時間かけてようやく紅茶を飲み終えるぐらいのペースで話すのが、性に合ってる

【青年はそのように言いながら、たった今空っぽになった二つのティーカップを一瞥し】
【先までと比べて全く気の抜けきった、抜け落ちる花弁のような微笑みを滲ませた】

 【──彼の外見年齢は、既に明らかになっているように、二十代の前半程】
 【そんな彼の姉と言うからには、二十代半ばか、もしくはそれよりも上──】
 【──『年下の姉』? 『年上の弟』? それを、彼は自ら語ろうとはしない】

 【今はまだ、何も聞かれず、そしてまた語る必要もなかった】

……──じゃあ、今日のところはこれでお開きにしよう
有意義な時間だったと思う……付き合ってくれてどうもありがとう

【──青年も、やがて武美と同じくに立ち上がって、大きく伸びをした】
【彼の言うとおり、話し合いもこの辺りで終わる雰囲気だ】
【しかし、彼は研究室を出て行こうとはしない──まだ、残るつもりなのだろう】

【──が、そのまま見送りの言葉を続けるかと思いきや】
【最後に一つだけ──と、彼は口を開き、言葉を紡ぎ始めた】

──……最後に、南雲さんの事だけど

既に彼にも──赤木君にも告げたとおり、
僕からはまだ、彼女にこのブレイザーシティの事を話してはいない

……ただ、もし武美が、言うべきだと思ったなら
その時は、君の口から喋ってくれて構わない……任せる

【そうとだけ告げて──彼は俯いた】
652 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 01:17:19.10 ID:AzqeZGco
>>649

/感謝…!圧倒的感謝…!

なんと…なんと優しいのかね君は!
こんな出来損ない前衛彫刻のような男に…危機感をすら覚えるがしかし今はただ嬉しいよお嬢さん!

【その笑顔に激しく感動し、思わず見とれ】
【自然と黒い黒いその顔も微笑む。どういう理屈かある程度は動くようである】

実を言うとだね…気を失って、気付いたらこうなっていたのだよ。どうにもわけがわからn……
……先達がいるのかね。このような状態の…しかし黒い悪魔とは……

653 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 01:21:32.20 ID:AzqeZGco
>>652
/【ものすごく複雑そうな表情を浮かべ】
/【だが、ふむ、と興味深そうに顎に手を当て】
/【所謂『考える人』の格好をする。】
/を文末に追加を…おねげぇしますだ…
654 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 01:28:38.19 ID:Zzx/BUAO
>>650
決まった時間に此処に通っている訳ではないわ。
確かに、此処に居る時間が多いことは認めてあげるけれど。

でも――私が此処へ来る時間を計算してそれを見計らってノビタ君が現れるというのなら、それはれっきとしたストーカー行為の自白よ。
墓穴を掘ったわね、ノビタ君。
さながら墓穴で自爆という感じよ。

自首するなら喜んで力を貸すわ。
自害するなら進んで介錯をしてあげる。
【どうでもよさそうに、本当にどうでもいいと言わんばかりに適当に】
【しかしながら圧倒的な言葉を暴力へと変える力をもってして、冬の寒さより冷たい口調で指摘し】

ノビタ君は勘違いをしているようだから言っておいてあげる。
私は『どうせ紅茶とティラミスを出しとけば機嫌が良くなるだろう』という浅はかな考えで態度を変える様な頭の軽い女ではないの。

いくら好きでも飽きてしまうのは人間の性よ。
“女心と秋の空”を座右の銘にでもすると良いわね。
【折角の用意した物を簡単に無下にして、何様のつもりだと言わんばかりに惚れた弱みを存分に使い】

そうね…
ノビタ君に才能があるなんて考えが浮かぶのは常人では不可能な思考だわ。
良かったわねノビタ君。
それには同意よ。
【頷きながらもとてつもなく嫌な同意をした】
655 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 01:29:16.93 ID:trmWE1Y0
>>651

…ふーん……。
あたしなんか、気が付いたら言わなくていい事も喋ってるからねぇ…ま、其処は仕方無ぇか。

今日は本当に、良い時間だったぜ、ありがとう、ダンドク。
…それzy…っ

【此処に来て武美も、白い歯を見せつける、何時も通りの笑みのパターンのひとつに、立ち返る】
【日が変わり、月が巡り、夜が暁へと走り出す、そんな時間―――別れの挨拶を、少しぼやけた声で返そうとした、刹那】
【口に含んだ言葉は、ダンドクの問いで中断された】

……そいつは、ちょっと決めかねる、かな。
あたしとしたら、正直あの赤木怜司にゃあ納得は往かないんだけど、利織とどんな関係なのか、どーも…ね。
下手したら、あたしの出る幕じゃあ無いかもしれ無ぇ……ま、それはのちのち追々、考えればいいことだと思うんさ。

…じゃ、こんどこそ。
また会おうぜ、ダンドクっ。

【神妙な面持ちを作りなおして、真剣に悩んで―――答えが出なかった事を、正直な感想を、ダンドクに伝える】
【自分だけの関係ならば、もう少し寸断逡巡無く答えを求めたのかもしれないが、此れはどちらかと言えば、自分の問題では無く、『二人』の問題だ】
【利織が此れからも共に在るのであれば有り難いが、武美はこの様な事で、わざわざ『工作』に出る気持には、とてもではないがなれなかった】

【そして―――また、自然と湧き起こる、優しい笑みをダンドクに向けて】
【軽快なスニーカーの足音を残して、彼女は研究室を後にすることだろう】
656 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 01:30:18.28 ID:pYNV.Z6o
>>652
大丈夫だぜ!!あんた、悪い事できそうにねぇから大丈夫だぜっ!
・・・・あと、お嬢さんって呼ぶの止めてくれ、むずむずする・・・

【一応俺っ娘であったためか、なんか其処は拘るご様子】
【しかし釣られるように笑う彼女。女の子らしいといったらソウかもしれない】

そうか・・・・・そりゃぁ災難だな・・・
でも、支障とかねぇなら大丈夫じゃね?
【右に首を傾けながら尋ねる】

本人は小回りが効くから良いってった・・・

/遅れましたっホント申し訳ないです・・・・
657 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 01:40:36.54 ID:mUJPeWQo
>>654
【フェルトハットの頭を抱えてうなだれ始める、言い逃れができそうにないからだ】

…なんてこった、自分の常識の方が負けるとは
なんでもするから警察沙汰と死亡沙汰は勘弁してくれ

【そして…いつものようにティラミスと紅茶を用意しても無理だと言う事を知らされたノビタは】
【(´・ω・`)←こんな顔になりながら手元のティラミスを食べ始める…基本食べ物は無駄にしないタイプか】

…なん…だと…しまった、今日栗の特売やってた時点で神のサインに気がつくべきだったんだ
あれは今日はモンブランにしておけっていう予知みたいな物だった気がする…くそう

【はあ、とため息をつきながら彼は嫌な同意に言葉を返し始めた】
【特にその事には傷つかない、これまで死ぬほど思い知らされたことのはずだからだ】

そうだな、ドラっちシズちゃんの源姉弟みたいなハナっから能力持ちな奴からジャイアンスネちゃまみたいな
特に無能力でも問題はない奴らと比べてオレは正直能力が欲しかったのに手に入らなかった稀有な例らしい…
口を酸っぱくして言うが…魔術の才能もなかったしな

【懐から小さな魔術の本を見せびらかせながら、自嘲気味に呟くともう一口ティラミスを食べ始める】
658 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 01:52:27.88 ID:AzqeZGco
>>656

ははは、それは褒め言葉だと素直に受け取っておこう。

【呵呵大笑。先程までの涙はどこへやら】
【とりあえず元気は出たようである】

だがね…それが支障ありまくりなのだよ。
目下問題は山積み、といったところさ
…その人(?)には是非会ってみたいものだ。ものすごく話を聞きたい

【肩をすくめて。】
【むずむずする、との言に】
(む、『お嬢さん』はまずかっただろうか)

……ふむ、では何と呼べばいいだろう?

659 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 01:59:16.40 ID:pYNV.Z6o
>>658
/すみません…眠気が凄いので明日から再開にしていだたけませんでしょうか?
660 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 02:01:22.80 ID:rDKlkPwo
>>655

……ん、そうか

──いや、余計な事を言って悪かったね。特に何も気負う必要は無いんだ
ただ、これを話したのは協会じゃ君らが初めてだったから……──

【──顔を起こした青年の表情は、また複雑なものになっていた】
【あのような光景を目の当たりにして、何も気にするなと言う方が彼には無理だったのかもしれない】
【しかし──彼もまた武美と同じく、何か特別に事を起こす余裕も心算もありはしなかった】

【ただ一息、場を改めるように軽い息をつくと】

ああ、それじゃあ……また会おう、武美
今度は少し、ゆっくりと話せたら良いと思う……おやすみ、気をつけて

【淡い微笑みと共にそうとだけ告げて、去っていく彼女を見送っていった】
【彼女の真っ直ぐで頼もしい背中に、手を振りながら──新たな同志として、其の名を零して】


【──ばたん、と。閉じられた研究室の扉】
【訪れるのは、先程までの騒がしさが嘘のような、静謐】

……──少し、寝よう……
頭が痛い……朝が来る……

【──どさり。吊っていた糸が切れたかのように、】
【ぷっつりと意識を手放して、ソファに倒れ伏した青年】
【そのまま屍のように、深い深い眠りへと──堕ちていった】

 【──どくん】
 【右肩の奥が、疼く】

 【黒い黒い何かが音も無く這いよって脳を身体を侵していく】
 【此処最近ずっとロクに睡眠もとらなかったのはただ多忙だったせいではない】
 【眠りたくはなかった眠ってしまえば其れに抗う者が何も居なくなるから蝕まれるから】
 【漸く抜け出したあの黒い世界に再び引きずられたような夢ばかり決まってみるから】
 【何も無い全てが無い空虚で満ちたあの深淵嫌だ違う有り得ない存在などし得ない僕は僕は僕ぼくは】

【──ブツン】
【声亡き叫びに応えるものは、何も無かった】


//やばい、時間と文章量が見合わない……
//超時間本当にお疲れ様でした、ありがとうございました!
661 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 02:01:26.67 ID:AzqeZGco
>>659
/了解ですのっ
/おやすみなさいませー
662 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 02:05:56.79 ID:pYNV.Z6o
>>661
/有難う御座います・・・おやすみなさいませ
663 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 02:10:24.01 ID:Zzx/BUAO
>>657

自業自得よ。
私に口答えするなんて、ストーカーを続けて私の何を知ってきたのかしら…
【特に勝ち誇ったような素振りを見せる訳でもなく、淡々と告げて】
【視線をふと地面に落としながら、マフラーに顔をうずめて】

そういう考えが浮かぶ時点で女心をわかっていないというのよ、モテないノビタ君。
妥協と自己満足のサプライズほど寒いものはこの世にないわ。

奇なんかてらっても、所詮的外れなら驚くのが面倒になるだけなのだから…それならいっそ急に抱きしめたりしてあげた方がいくらかロマンチックじゃないかしら?

【淡い幻想を抱かせながら、なんとも思わせぶりな言葉を口にする】
【というよりも、その未来に一切の希望など本当に存在していないのだから思わせぶりですらない】

まぁ、そんな馬鹿な真似を私に対してするのなら――対価に永遠の苦痛を味あわせてあげるけれど。

どうする?
【しかし、無表情で両手を広げているその様を見れば――完全なる悪意が感じられるだろう】


才能なんて後天的なものなのよ。
ようは見つけだせるか出せないかの問題。

それからね、他人とは違う力を持ったところで何が変わるという訳ではないのよ。
そんなのあってもなくても同じ事。

力を持たないことを“力”とする。
そんな考え方ができて実行出来る人間こそ、本当に強い人なのでしょうね。
その点ノビタ君の駄目っぷりには哀れみに似た好感すら持てるわ。
【またしても絶対的に嫌過ぎる好感を抱いていた】
664 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 02:11:34.56 ID:trmWE1Y0
>>660

/お疲れさまでした!
665 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 02:35:18.17 ID:mUJPeWQo
>>663

口答えはしていないよ…
それと、そんな素敵でハイリスクな事はクライマックスのとっておきのシーンにでもとっておきたいよ

(…というか今さらだが、オレがあげたマフラー今年も付けてくれてるのがちょっと嬉しいな)

【何か特別な状況だと痛みを受けてでも急に抱きしめてくる可能性は全くないわけではないのか】
【手元にあったティラミスを全部食べ終わると両手を広げる月音の目の前まで移動してとりあえずそう告げた】

…オレは目が見えるから襲ってくる敵がどこにいるかを知る事が出来る、オレは声を出せるから味方に危険を知らせる事が出来る
オレは指があるから引き金を引く事が出来る、誰もがこの程度の力でそれで戦うのが当たり前なんだよな

【ふー、空の星を見上げながらふと、ため息をついて呟いてみる】

…力を持たない事を力とする…か、そいつはいいや
それだったら面と向かって大笑いしてやるネタとしては最高、機関だの≪R.I.P.≫だのに対して弱虫って
言葉でつきつける事が出来るだろうな…justice側の首を絞めることにもなりそうだけど…いや

【腕を組み、真剣に考える、ティラミス食べた時に口の端にカカオパウダーがわずかに付着してるせいでちょっと抜けているが】

…実はそれが一番難しいのかもしれないな、力ってのはクソガキでも手に入れられる、ナイフでも銃でもミサイルでも
異能にこだわらなければ結構簡単にだ…誰だって攻撃されるのは怖い、だから攻撃してくる相手に傷つけられないように力を持ってしまう
だから…皆いつまでたっても本当には強くなれないのかもな

【難しいや、と呟きながらパラパラ、と呪文集に目を通し始める】
666 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 03:11:49.03 ID:Zzx/BUAO
>>665
私の物語のクライマックスシーンでは、ノビタ君が私の前に跪いて命乞いをしているわ。
視界の端っこの方で……
【世界の終わりの様なヴィジョンを頭の中で思い浮かべている】
【それも真顔なのだからまったく冗談ではなさそうに見えてしまう】

誰もがその程度の力を有しているにも関わらず、それを使おうとしないこと自体が問題なのかもしれないけれどね。
それに力というのは、なにも物理的なものばかりではない事をノビタ君は知っていると思うわ。

それこそ突き詰めて綺麗な言い方をすれば、友情とか信頼とか仲間というのも――れっきとした力であり武器に成りうるのだから。

私には理解しかねる概念ではあるけど…
偽善者で八方美人なノビタ君にはピッタリなんじゃない。
才能の欠片すら見当たらないノビタ君は他人を頼って生きていけば良いわ。
【酷い言い分ではあるが、一応助言のつもりなのか】
【真っ直ぐに見つめたまま言い切って】


自分の無能さを他人にすげ替えるのは、みっともないし見ていられないから止めておきなさい。


そこのところや色んな事、必死に考えて無駄な努力を精々頑張りなさいな。
【励ましながら貶すという荒技を披露したところで、くるりと回りながら背を向けて】

そうね――

ノビタ君を無能無能と言ってはいたけれど、確かめなくてみなくてはいけないわ。
次に会う時には自分の無能さを実感させてあげるから、そのつもりで…ね。

じゃあね、ノビタ。
それなりの覚悟はしておきなさいよ。
【顔だけを少し後ろに向けて――宣戦布告をそのままに宣言するよう静かに言い放ち】
【悠然とした態度のまま前を見直し、そのまま立ち去っていった】



/夜も遅くまでご苦労様様なのですよ!
/お疲れ様でしたなのです!!おやすみなさいなのですよ!
667 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 03:19:13.50 ID:mUJPeWQo
>>666

…オレにプライドなどなさそうだなあそのクライマックスシーン…!

【なんだか安易に想像できてしまう自分を恥じながら】
【…力について改めて考える、友情とか仲間も…れっきとした力と考えてしまうと】

…まあ、ね、確かにちょっとオレの方は向いてるって気はする…

【そして最後に言い残した…彼女の宣戦布告】
【最初、彼は今何を言われたのかよくわからなかった、確かめる?次に会う時には自分の無能さを?】
【それなりの覚悟をしておけとまで言われて…次の出会いがなんとなく不安になる事を言われてしまった】

…え、ああ…じゃあ…ね…

(何だ…?突然何を言い出すんだ彼女は…それなりの覚悟って…
次会う時、何が起こるって言うんだ…)

【…なんとなく、チクリと胸が痛む気がしたのは、きっと気のせいではない】

【←To Be Continued...】
/乙でしたー
/な、なんだ…不安になるようなセリフを残されてしまった
668 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 15:36:37.08 ID:PLjlMbw0
【公園】

…………。

【綺麗に切り揃えられた長い黒髪に、真っ黒の薔薇のコサージュをつけて】
【肩や背中を結構露出させた、黒いシンプルなワンピース】
【黒いロングブーツを履いた、少女が】

……、ん、……無い……。

【公園の隅のほうにある、クローバーの草むらの中、しゃがみ込んで】
【わさわさと何かを探しながら、しょぼんと眉を下げて、そんな独り言】

【至極余談だけれども、鈴だらけかつ和服の少女ととてもよく似ている、とか】
669 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage !red_res]:2010/11/26(金) 19:32:47.62 ID:hYPg1zwo
【櫻の国東部 辺境<封印の大地>】

【櫻の国首都圏から遠く離れた辺境に、その地は存在した】
【国名にもなっている「櫻の樹」もそこには無く、草木一本も生えず生物の姿もない不毛の大地】
【空気には不浄が混ざり、薄らと漂う瘴気が生物を住まわせることを許さないのだ】

【半径5kmにも及ぶ荒野地帯。其処の中央には小山のように聳え立つ巨大な岩石が在り】
【下部にぽかりと開いた5mほどの横穴……洞窟らしきものが見える事だろう】

【洞窟の入り口を防ぐように幾つもの柱や呪符、しめ縄などが設置されており……】
【恐らく、今回の討伐対象は其処に「居る」。冒険者たちにそう感じさせる濃密な気配がジワリ……と空間を侵食していた】


冒険者の皆様――……此度は私達の依頼をお受けいただき有難うございます。


【冒険者達の集まっている場所は、洞窟の前方、約50m】
【皆の前には黒い法衣に身を包んだ壮年の男性が立ち、深々とお辞儀をしつつ挨拶を一つ】
【他にも数名同様の格好をした術師達が後方で洞窟を見張っているが、恐らくはこの男がその代表なのであろうと見て取れる】


私は恭雅流陰陽道今代宗主、恭雅 冥日と申します
もし差し支えなければ、ご確認の意味も籠めて皆様のお名前もお聞かせ頂いてもよろしいでしょうか?


【恭雅は、手元にボードとペンを持ちながら冒険者たちに名を尋ねた】
【どうやら、今回はギルド職員の代わりに点呼の役目を受け持つようだ】

【冒険者一同は、点呼に名前を添えて答える事になるだろうか】


/クエストイベント開始レスです
/参加者の皆様、本日はよろしくお願いします
670 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 19:46:44.78 ID:hAyXRYUo
>>669

(不毛と言うに相応しい大地それにこの嫌な空気)
(否が応にも目が痛くなりますね……)

【仄かに草の爽やかな香りのする三度笠を被り、その身に紫色を基調にした荘厳な法衣を纏った青年】
【しかしあまり高くない身長(160cm程)のせいかその服装はどこか不釣合いである】
【右手に数珠を巻き、更にその手に握られた霞んだ金色の錫杖が妖しげな光を放っている】

(根源はあの洞窟……?調子が悪い、よく分からない……)

【青年の顔は傘の影に隠れその表情を確認することは出来ないが】
【きっと険しい表情で洞窟を睨んでいるだろう】

……あ、どうもこんばんは――――

【考察の中で恐らく年上である男性が頭を下げるのに数瞬遅れて気付き】
【頭の傘を抑えこちらも礼を返す】

今回はよろしくお願いします、恭雅様
私の名は五篭 正誤と申します……一応は法術師です

【小さな声で名と自分がどんな人間かを断片的にではあるが伝えて】
【「ふう……」と緊張を解かすように息を吐いた】

/よろしくお願いします
671 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 19:48:14.81 ID:trmWE1Y0



>>669

【冥日の言葉の少し後―――掲げられた『左手』、揺れる黒い髪、響く清澄で勝気な声】
【だが、今宵ばかりはその所作所産の総てが、邪気の煙燻るこの地に引き摺られてか――張り詰めた♂スかを纏っていた】

…途無き道を、武を以て美しく切り開く――……なんちゃって。
……『無道 武美』はここに在り、なんだぜ。

【その主は墨色の綺麗な髪を臍の裏ほどまで伸ばした、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】
【黒を基調とした制服ブレザーを身に纏い、その校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示している】
【背負うのは、1メートルほどの戦鎚を想わせる角製鈍器……に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っているらしい】
【自己紹介に交えたのは、自らを鼓舞するために、即興で考えた前口上】

(……あーっ、予想はしてたが、やーっぱりヤな感じがこびり付いてやがる。)
(故国の危機とありゃ即参上、の精神で頑張ってかねぇと………な!)

【見ての通り、彼女は『櫻』のほぼ典型的な容姿をしている―――瘴気に濁りそうな意気を、国家への愛着も使って、押し潰していた】
【出身地でありながら、つい最近まで資金不足やら機会不足やらに喘いで往く事叶わず、幼少の記憶にも無いのに、武美はこの国が好きだった】
【言わば、遺伝子に染み付いた『何か』――――少女は、握り拳を顔の前に浮かして、心の声に頷く】
【能力や職業柄、『気』や『魔力』に敏感な彼女は、何時に無く殺伐とした雰囲気をも、その瞳に滲ませながら…冥日の説明に、耳を傾けようとするだろう】
【なお、この『間』の時間で、周囲にどんな冒険者が居るかどうかも、大雑把に確認する事になるはずだ】

/無道 武美です。皆様宜しくお願いします!
672 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 19:49:30.30 ID:wjUnO6Ao
>>669
【ざ、とそこに一人の少女が歩いてくる】

【鮮やかな黒髪黒目を持ち、鍵形の木製の髪飾りを付けた比較的胸の大きな少女】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ねられ、夜色の瞳は透き通る輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【フード付きの白いパーカーと赤色のスカート、白いハイソックスにスニーカーという動き易そうな装いだ】
【その背には舟をこぐオールの様に先が平たく、幾何学的にして魔術的な模様が刻まれた杖を背負っている】

・・・ッ
話には聞いてたけど…本当に何もない場所・・・

【一瞬苦い顔をしたのはその空気の悪さからだろうか】
【集合場所に到着すると、一旦周囲を、それから自分の来た荒野の道を確認して――】
【それから改めて依頼者たちの方を向いて、丁寧にお辞儀をする】

えーと、この度は依頼をお受けしました、穂躑躅輝夜と言いますっ
今日は頑張りますのでよろしくお願いします!

【はきはきと挨拶をした後、頭を上げる。とりあえずやる気の心配は要らなさそうだ――
快活過ぎて緊張感が足りないと取られかねない気もするが】
【顔を上げた輝夜は、一旦依頼者たちから視線を外して、その洞窟の方に興味深そうに視線を向けている】

/よろしくお願いします!
673 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 19:51:56.58 ID:yP/vPwDO
>>669
【カラン、カラン】
【静かに鳴る、渇いた音、この国では珍しくも無いだろう下駄の音】
【その音を鳴らした男が、静に周りを見渡して、冥日に顔を向けた】

…厄島、鬼助(やくしまきすけ)……
…それが、俺の名だ
【男…厄島と名乗った青年】
【彼は上から下から髪まで真っ黒、上下学ランの上に黒いマント、黒い短髪の上には学生帽】
【更に黒ぶちの眼鏡をかけて、背中に背負った鬼の面の模様をした赤いギターの色が映える】

…………………………
【名乗りを静にあげれば、青年はまた黙る】
【どことなく古臭い雰囲気を放つ青年、殆どはまずその顔に目が行くだろう】
【青年の顔は顔面に張り付けられた白紙に隠されていて、白紙には黒い墨で『人』と書かれている】

(……櫻が夜行の大戦があってからそう経ってはいない…)
(…残党…という可能性もあるか)
【青年は黙って、少し前の事を思い出していた】
【妖怪達が集まり、世界を騒がせ、この国で終わりを迎えた組織】
【彼が実際に見たのは一端だが、それでもその強大さは知っているつもりだ】
【だからこそ、そんな考えが頭を過ぎる】
674 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 19:52:44.06 ID:dLqDh06o
>>669

【決して悪いわけではないし、むしろ整った部類なのだが、どこかメリハリに欠ける、そんな顔の男子】
【二重瞼の双眸は黒 同じく黒の髪 緊張感に欠ける笑みを浮かべている】
【着ているのは、汚れの無い綺麗な黒を保った学生服 ご丁寧にも、校章部に”魔術協会”のそれを付けていた】

【その手に握られた刃物は、刀であれば迷い無く大太刀を名乗れただろう長さ 鞘は無く、布を巻きつけられている】
【切れ味では日本刀に劣るものの、耐久性で大きく勝る 知る人ぞ知る玄人向け刀剣 鮪包丁だ】


【恭雅の礼に、一秒のズレも無くタイミングを合わせて頭を下げ、そして数瞬早く上げる】
【完璧すぎるそれは、それ故に恭雅の眼には映らないだろう】

初めまして、菊開 綾と申します

【名乗られた菊開姓、恭雅ならば、神道の流派の一つとして聞き覚えがあるかもしれない】
【決して有名とも強力とも言えないが、歴史だけは十二分に持ち合わせている そんな一派だ】

【名乗った後は、荒野の中へと視線をぼんやり遊ばせている】
675 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 19:53:46.60 ID:Q.pldh2o
>>669

(……遠かった、ですね)
(『ふふ――良く知った空気だ、郷愁の念すら覚えるぞ』)

【法衣の男性の辞儀に、こちらも腰を折って――しかし黙礼を行った、少女の姿がある】
【腰ほどまで伸びた金の髪は柔らかく風にたなびき、白磁のように滑らかな肌の上を踊る】

(……この世界と、あちらの世界は違うものだというのに)
(『腐臭と血泡の臭いは、等しく変わらぬ、ということだ』)

【何かを考え込んでいるのか――洞窟を見ているはずの青い双眸は、どこか焦点があっておらず】
【一見すれば、その無表情の様子は、危難を前にして呆けているようにも見えるだろう】

(……今からその『同属』とやらを屠る、そこに躊躇いは?)
(『愚問たり。我はもはや人であり、汝はもはや魔である』)
(『さすれば、目の前にある全ての有象無象を散らすことに、何の咎がある?』)

【しかも、少女が身に着けているその装備たるや――大きな、白い一枚布を、胴体に巻きつけただけ、という】
【防具としては愚か、衣服としての機能すら怪しいシロモノで】
【武器に至っては、目に見える場所には所持しておらず、完全な徒手空拳である】

(……そうですね。良いでしょう。我が望みは孤独な闘争)
(『我が望みは、汝のその‘絶望’』)

……クルス。そう呼ばれています。

【少女は、抑揚の無い声で、ようやく己の名前だけを口にした】
【――周囲に有るはずの、このクエストへ共に望む人間達の事など、一顧だにしていない】
676 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage !red_res]:2010/11/26(金) 19:55:18.72 ID:hYPg1zwo
>>ALL

ふむ……皆様お揃いのようですね……。
では、あと数刻……二刻ほどでしょうか?私たちの再封印はそれだけ維持させてみせます。
それまでは御ゆるりと、戦の備えを――――。

【恭雅は背後の術師と、封印の洞窟に視線をやりながら告げる】
【一度は解けた封印を、術師達が総力を尽くして貼り直しているようだが】
【素人目にも空間の歪み、溢れる瘴気から長くは保たないことが判るだろう】

【恭雅は冒険者たちに再び一礼すると、踵を返し封印の洞窟の方へと向かっていく】
【戦が始まるまでの猶予はあと僅か。冒険者達が万全の体制で挑めるように、少しでも魔物の力を削るために】
【最大限出来ることをしようとしているようだ】

(……日曜日には、娘と遊びにいく約束もしている事です)
(思えば家族のために時間を割くことも出来なかった……。娘の為にも……必ず、生きて帰りませんとね)

【脳裏に浮かぶは、未だ幼い娘の姿であった。妻と晩年になってできた子供で】
【陰陽師としての役目に忙殺されまともに構ってやることすら出来なかった】
【しかし、この大役が終われば時間もできる。生きて帰ったならば必ず、今までの時間を埋める程に可愛がってやらねばと――――】


【――ミシリ】


【そう、恭雅が改めて心に誓った瞬間だっただろうか。空間の軋む破壊的な音が耳に届いた】
【同時に止めどなく溢れ出る邪悪なる気配。洞窟から瘴気を孕む漆黒の霧が出現し、守護術師たちは狼狽しながらも抑えようとするが……】

……いかんっ!!お前達、退けっ!

【……無理だ、と悟る。魔物の力は想像を遥かに超えていたのだ】
【そして気づく。無数の魔眼が冒険者たちを捉えていることに】
【……今まで、大人しく抑えられていたのは術師の力量ではなく、魔物が「極上の獲物」を待っていたからだと】
【ここまで計算ずく。陰陽師達が敵わぬと助勢を呼ぶ事を見越して――恭雅は、自身の余りの不甲斐なさに歯噛みした】

【漆黒の瘴気が周囲の闇を一層深くなり】
【辺りは人ならば立っているだけで吐き気を覚えるであろう地獄に様変わりする】
【守護術師達が異様な気配を察し、それぞれ呪符や錫杖などを向ける目の前で……ミシリ、ともう一度軋むような音が聞こえた。その、瞬間】

「ぁ――――――」

【洞窟から凄まじい速度で這い出た何かが、一番近場にいた術師を「咬み殺し」霊装ごと「丸呑み」にした】
【一瞬の出来事。瞬きするような時間で仲間を失った術師と恭雅は、其の異様なる存在を視界に入れる】

【その「魔物」の正体は――――】

/ 続きます
677 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage !red_res]:2010/11/26(金) 19:55:50.64 ID:hYPg1zwo
>>676

【――――巨大な「蛇」であった。胴回りの太さは縦幅5mの洞窟を隙間なく埋めるほど】
【其の全長は察することすら難しい、紅色の鱗をした大蛇の魔物。】
【此れが、今回の討伐対象の正体か?……そう思ったならば、次の瞬間に予想を裏切られることになるだろう】

【ミシリ……ミシリ……。音は洞窟や空間ではなく、洞窟を有する巨大な岩石から聞こえていた】
【蛇の魔物が顔を見せたその時より破壊の連奏は鳴り響き、岩石全体にみるみるうちに罅が走っていく】

……忌々しや――――

【そして、その罅が岩石の全体を覆った時……とうとう、それは姿を現すことになる】
【崩れ落ちる山の如き巨石。パラパラと天より溢れる無数の砂塵と石礫に包まれながら、恭雅はただ天を仰ぎ忌々しげに睨みつけた】

――――忌々しや、蛇神八岐大蛇ッッ!!

【八岐大蛇(やまたのおろち)。それが冒険者達の相手となる魔物であった】
【その威容は、その強大さは、その邪悪さは――目にした瞬間嫌でも理解することになるだろう】
【櫻の者にとっては余りにも有名にして、余りにも高名なる大妖】
【かつて数十の村を呑み尽くし、数千の人間を食い殺した、未だ数々の話で語られる悪夢の象徴――其れが、今確かに目の前に存在した】

【先ほど現れた首が、鎌首を擡げて天に引き上がる】
【一本一本が冗談じみた太さ、大きさをした蛇の首は実に八つに及ぶ】
【それぞれ紅・橙・紫・黄・灰・黒・白・蒼の鱗をした八本の蛇頭は、先が見えぬほどの長大なる胴と繋がっており】
【胴の長さは最早数えることすら馬鹿馬鹿しい。蛇腹を見せながら胴部を僅かに起こしただけで頭頂までは優に20mを超えている】
【八つ首は、それぞれに周囲を見渡すようにして動き、寝起きの様子を確かめるかのごとく首をグルリと回すと】

……!恭雅家総員、構えよ!
冒険者の皆様、戦闘の準備をば!此奴が……目を覚ましましたぞ!!

【八対の魔眼で「術師達」を鋭く睨みつけ――全ての蛇頭が口を開き鋭利な牙を覗かせると】
【それぞれの口から炎、光線、吹雪、水流など様々な現象が矢継ぎ早に吐き出された】
【形容しがたき異様の蹂躙は、術師達の張った防御結界を軽々と破壊せしめ、術師達は断末魔の悲鳴を上げながら次々に生命を落としていく】


ぐ、ぅ……最早、これまで……か――――沙弥……約束も守れぬ父を、許し――――


【……残った最後の術師、恭雅冥日が業火に包まれ炭になるまで凡そ五秒。ようやくと、八岐大蛇は口を閉ざした】
【周辺には馬鹿げた規模の破壊の爪痕がしかと刻まれ、伝説の大蛇が伝承に違わぬ真性の化生であることを疑う余地もなく示していた】

【八岐大蛇は「僅かに」胴を起こしたまま八ツ首をゆらりと動かし】
【次は貴様らの番だと知らしめるかのように――八対の蛇眼を以て見据える】
【チロ……チロ……と細く枝分かれした舌を不気味に覗かせながら――魔物は冒険者達の高潔なる御霊を喰らわんと瘴気を戦慄かせていた】

【八岐大蛇の現在の姿勢は、蛇腹を僅かに上げて首を持ち上げているようなものだ】
【頭頂までは約20m。首の全てを纏める胴の太さは高層ビルが細く見えるほどであろう】

【戦闘は、今ここに狼煙を上げられた。冒険者たちは、この強大なる大妖を相手に如何なる武勇を振るうだろうか】
【一人、一人では倒すことは出来ぬだろう。此処に居る全員が己がなすべきことをし、力を合わせたならば――光明も開かれるか。】
678 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 20:20:26.83 ID:hAyXRYUo
>>676>>677

心得ました、お心遣い感謝致します――――

【柔らかな声、傘を手で軽く下げ礼】
【準備は十分にしてきたがやはり心は万全には準備など出来ず】
【それ故予期せぬ時間を与えられた事は素直に嬉しかった】

(独鈷、符、法具……手入れは完璧)
(ならば残るは術師の精神、張られた糸のように常に一定に――――)

【再び息を吸い、そして吐こうとした所で】
【――――訪れるは異変――――】

グ…………っ!

【感応が秀でているのか突然の昏い気配と瘴気に当てられ頭を抑えその場に蹲りそうになるが立て直し】
【これまでに無い敵だということはこの時に完全に理解出来てしまった】

な――――っ……

【いるだけで死を強制させるようなその大顎、持っていかれた術師】
【そして首を擡げた8つ、蹂躙されていく……彼ら】

き、恭雅様っ!!…………化物めしてはならないことをしたな――――

【もはや炭となった恭雅】
【あの日、自分の目の前で、同じく炭になった家族と】
【彼の姿がダブって見えた……】

【怒りが身体を支配しそうになる、家族の無念を彼の無念を思えばそれも仕方ない事だろう】
【奥歯をぎりりと噛みながらそれでも理性で抑えこみ、紫の瞳を大蛇に向けて】

闇に還れ、異形の化物――――

【右手に持った錫杖を地面に差し対峙する】
【青年はまだ動くつもりは無いらしく、しかし錫杖からは霊力と法力の混じった力が練りこまれていく】
679 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 20:21:59.52 ID:Q.pldh2o
>>676 >>677

【蛇の形をした魔物の伝承は、数多く存在する――小さな蛇の化生の類であれば、クルス自身も過去に数度、経験があったが】
【この威容――これほどまでの巨躯を誇る魔物は、さすがに初のこと】

さすがに骨が折れ……。

【油断無く注意を大蛇に向け、ぼやきともつかぬ言葉を零しかけて――その台詞が、凍る】

なっ……!!

【轟音と共に崩れ去る洞、その中から全貌を現したのは――多頭の蛇】
【いや、コレは蛇ではない。リンドヴルムやヴィーヴィルなどに代表される翼無き、竜――それも、多頭の竜!】

こんな……! こんなモノが……!

【八岐大蛇――神話の中でしか聞かされることの無い、その真性の魔物の姿を見て、クルスは狼狽の声を漏らす】
【――こんなものは、ヒトが討伐しうるのか?】
【ともすれば怯惰の念に押しつぶされそうになったクルスの目の前で――】

ッ! 恭雅さんっ!

【いち早くそれを抑えようとした、術氏たちが――冥日が】
【ぼろきれの様に吹き飛んでいく様を見て】
【クルスの中にあった怯えが――怒りに押しのけられる】

……その木石のように奪った人命、お前の思うほど、安くは無いぞッ!

【鈴のように高い声を怒らせ、苛烈に息を吐いて――】
【クルスは、単身――大蛇へと向かって走り出す!】

『三十枚の銀貨』……!

【裏切り者≠フ銘を自ら与えた、その能力を起動する】
【走るクルスの傍らを併走するように、銀の短剣が現われて――その左肩の近くを浮翌遊する】
【同時に、その右手の中には、刃渡り60pほどの、銀色に輝く両刃の直剣が現われていて――】

【――だが、その程度の‘ちっぽけな’剣で闘いうる相手だろうか?】

【己の無謀に気付かぬほど、頭に血が上っているのか――あるいは、何か策でもあるというのか】
【少女は、迷い無く、大蛇の膝元へと走り込んでいく――!】
680 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 20:22:14.36 ID:yP/vPwDO
>>676>>677
【現れた魔物、八岐大蛇】
【それが現れ、周囲を破壊する間、彼は一つも動かなかった】
【周囲の術者達は守れない、と既に諦めたか。若しくは恐怖に固まっていたか】
【とにかく、八岐大蛇の攻撃が止んでからゆっくりと、マフラーと帽子の位置を直して、ギターを前に回し】

…鬼が出るか蛇がでるか…とは言ったものだ
…生憎と酒は用意してはいない、代わりにとは言っては何だが、曲を奏でよう
【右手を懐に差し入れて、引き出せば】
【その人差し指と中指の間に挟まる、一枚の札】

……鬼人楽奏
【その札をペタリと顔に貼付ければ、次の瞬間溢れ出る妖気】
【どこからともなく沢山の札が集まり、飛び交い、彼の顔面とギターを覆っていく】
【やがて顔面の札は真っ白な二本角の鬼の面となり、ギターは牙を剥いた鬼の顔面のような、凶悪な形を剥き出しにする】

…いくら頭が多くとも、ただそれだけだ
…貴様が今殺めた命……その重さを頭に叩き込んでやる…
【面の右目がひび割れ、砕け、中の鋭い右目が八岐大蛇を睨む】
【静かなその雰囲気とは裏腹に、掻き鳴らす弦の音は激しく響いた】

681 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 20:22:43.72 ID:wjUnO6Ao
>>676>>677
あ、はいっ。改めてよ――――

【洞窟に向かう術者たちに対して、二回目の「よろしくお願いします」は言えなかった――洞窟から『ソレ』が現れたから】
【洞窟から這い出る大蛇、目の前で喰い殺される術師―――輝夜の脳裏に『死』のイメージが『蘇る』―――】

―――っ!?
う、くっ・・・!な、に・・・こ、れっ!?

【『知っている』知らない感覚――頭に苦痛が走り、危うく崩れ落ちそうになる―――だが、悶えている暇などない】
【苦痛に抱えた頭を上げれば、次にその瞳に映ったのは――八つの首。先程の八倍の悪意】
【蹂躙される大地、術師達――破壊の轟音と断末魔を鼓膜に響かせながら、必死に意識を繕う――】
【そうだ、戦わなければ――止めなければ―――さもなくば、彼らの死が無駄に消えた上に、彼らの様な犠牲者を増やすことになる――】

ふぅ・・・行かないと…行きましょう…

【なんとか思考を巡らせられる程度に意識を安定させると、誰とも無くそう呟き、背中の杖を両手に握り、横向きに構える】
【改めて蛇のその巨大さを確認する――今現在の頭部はかなり高い位置にある
――飛行能力を持たない者には厳しい高さであるし、そもそも下手に飛べばその吐息で撃ち落とされる危険もある】
【敵の力を見誤ってはいけない――夜色の瞳で蛇を見渡しながら、杖には魔翌力を流し――それを戦闘モードに移行させる】
682 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 20:25:11.01 ID:3tuMLwDO
【海岸】

…、と…とと

【ふらつきながら、砂地をぽつぽつと歩く、背の低い影】
【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【水色の病院着の上に、赤いトレンチコートを羽織って】
【少しばかり幼い顔立ちの、二十歳ほどの女性だ】

(…傷も縫ったし…軽く散歩しても、大丈夫だよね…?)

【軽くってレベルじゃ無い気もするが、逸れは逸れとして】
【腹部を片手で押さえながら進んでいたが―――ふと、立ち止まる】

【女は、月を見ていた。曇りの無い黒の中に浮かぶ、真白の月】
【ざ、と。波の音が周囲に響き、冷たい風が頬を撫で】

……良い風、だな

【呟くと。―――靡く髪を掻き分け、薄く微笑み】
【月を眺めながら。静かに、其の場で佇んでいる】
683 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 20:27:16.01 ID:dLqDh06o
>>676 >>677

【空気の硬質化を感じ取って、包丁を握る手に力が入る】
【間違いない、修羅場 ある種慣れ親しんだ、神々しい殺気だ】

姫様!
「英雄は遅れてやってくるものだけれどねえ……」

【ふと、初めから其処に居たとでも言いたげな調子で、彼の右肩に小さな小さな女性が現れる】
【この国土、この気配、この面々からすれば、「竹取物語」の彼女に喩えが丁度良い】
【色彩豊かな十二単、白粉を塗ったような鮮烈な白の肌 手の平大の、お姫様】


【一瞬にして洞は崩れ、命が食らわれ、重厚な効果音に合わせて眼の前に現れた大蛇】
【対する二人、片方は口をあんぐりと開けて、なんとも一般的な反応で持って出迎えた】
【方向としては正しいのだが、”路地裏で少女が血溜まりを築く”程度でしかないような驚き具合】
【もう一人は、眼を細めて相手を見つめ、しばらく口を閉ざす やがて月曜の朝のような気だるさで眼と口が開かれた】

「八岐大蛇、同情していた相手とは やり辛いですわね」

【依頼主までもが退場してしまったところで、漸く意識を取り戻した菊開は、左手で布を取り払って投げ捨てた】
【肩の上の彼女に一度眼を合わせて、左手も包丁の柄に添える】

(知り合いは……あえて言えばブブゼラ先輩だけど、実質0 きついなー)

【今更ながら、急いで周りの確認 戦う仲間としてというよりは、生存者仲間として――】

【それから改めてまみえる幾多の紅舌に、昔取った蛸の触手を重ねるなどという馬鹿らしい事を始める頭】
【気持ちの入れ替えのために一度ほっぺでも抓ろうかと思う前に、菊開の頭の上に、虚空から胡桃が落ちた】

「下手に喋るとフラグが立ちそうだから最低限にするわ ”全力”でいきなさい」
言われなくとも、そのつもりだよ
684 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 20:28:05.90 ID:trmWE1Y0
>676

……へぇ。頼りにしてるぜ…ッ!!?

【周囲を見渡すと―――知り合いが一人、『同輩』が一人…然し、言葉をかける暇は無く、その存在を認識するに留まった】
【冥日の自信ありげな様子と、更なる礼を見て、先ほどは気を取られていて忘れていた礼を、浅く簡潔に一度返す】
【言葉にも、彼への期待感が籠められて―――然し、次の瞬間。】

……んなっ、何だって、こんな…ッ!

【爆音≠ノ慣れている、識り尽くしている筈の彼女が――――本能的に……耳 を 覆 っ た=z
【魔眼に対して、解り易く怯え竦む事は無く、その脚は己が身に後退を許さず、その双眸は瘴気の『震源地』から、眼を逸らす事も無かったが】
【フラリ――――上体が、触れられてもいないのに、大袈裟に仰け反り、口は数秒の間茫然と開かれている】

――――……ッそ、だろ……。

【眼の前で、鼠の様に人が呑み込まれて、小魚の様に一瞬で黒焦げになった】
【眼の前で、櫻でも屈指の術者が組み上げた結界が、藁の家の様に容易く崩落して、後には絶滅的なツメ痕と、濃縮された魔の気だけが残る】
【そして、聳える桁外れの存在―――『震える山』とでも形容すべきか、多岐に判れ、全てにおいていちいち壮大な、悪魔の居城の如き姿】
【――――……無道 武美は、真に慄然としたとき、大きな声を出す機能が破壊される事を、久方ぶりに思い出した】

…あーったく、夢も希望もありゃし無ぇなぁ、クソッタレ……。

【『蛇に睨まれた蛙』―――最近使った覚えがあるが、本当に嫌な例えだ。相手を恐れている事が、一秒かからず判った】
【――…だが、武美はこう考える、何時か、誰かと出会った時と同じように】
【――――……『蛙』だって、捨てたものでは無いのだと。そして、半熟ながらの『凄み』を纏った声で、呟きながら】
【武美は盛大に右足を振り上げ、決意と共に地を踏み締めると―――武者震いする左手で、ブブゼラを魔術拘束具より引き抜いた】

こーなりゃお返しだ、もう言葉は要らなぇ…。
―――……オラ、あたし達の『音楽』を聴きやがれ、腐れ蛇!

≪ブブォォォォーーーッ!!≫

【そして、呟きを『叫び』に変え、未整理の想いの丈を、思いつくままにぶちまけて―――ブブゼラを、噛むように咥える】
【響き渡る威嚇的な轟音、千の蠅が舞う様な音色に乗せて、少女の心が弾み、体内の魔力が、骨色の笛に注ぎ込まれていく】
【動き自体は、無いが――――……鮮烈な、5色の魔力が、暗黒に閉ざされた地の中で、太陽の様に浮かび上がった】
685 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 20:32:36.25 ID:PLjlMbw0
>>682

【その後ろ、さくさくと、砂を踏む軽い音がして】
【ゆっくりだが、確実に。そちらへ向かう足音】

【もしも、足音に振り返ったのならば、そこに居るのは】
【綺麗に切り揃えられた長い黒髪に、真っ黒の薔薇のコサージュをつけて】
【肩や背中を結構露出させた、黒いシンプルなワンピース】
【黒いロングブーツを履いた、少女】

【振り返らなかったとしても、振り返ったとしても】

……檸檬?

【なんて、何となく自信なさげに、声をかけるはずだ】
686 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 20:42:55.26 ID:3tuMLwDO
>>685

【自分の名を呼ぶ声にぴくり、身体を震わせて反応すると】
【ゆっくりと、後ろに振り返り―――黒の少女を、見付けた】

……、鈴音?

【ぽつり。名前を呼んで、小さくはにかむ】

……久しぶり。元気してた?

【逸れから、他愛無い事を口にして、コートを更に肩へ引っ掛け】
【身体ごと振り返り、音を立てて砂を踏んだ】
687 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 20:44:10.79 ID:pYNV.Z6o
>>658
兄ちゃんの体の一部を切り取って、売りゃぁ銭になるぜ!!

【上端交じりに「ひゃひゃっ!」と笑いながら】
【右手を青年の左肩に叩きつけようとする】

・・・にしても布ッ切れ被って動くのは良かねぇな・・・
・・・・・・・ちゃんとした服きねーと怪しまれるぞ

【小さく怒っているかのような声でそう呟くと】

家のホテルに"住み着いてる"から今日当たり会えんじゃねぇの?
言っとくけど、巨乳大和撫子ってやつだぜ!

【何故か右手でサムズアップ】

んーー!!
【くしゃくしゃしたかのように頭を両手で掻き毟りだす】

あぁ!!私の名前カイコ・フレンドリーって言うから好きに考えてくれよ!!

【考えていなかったらしい】

/宜しくお願いしますっ!
688 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage !red_res]:2010/11/26(金) 20:46:21.17 ID:hYPg1zwo
>>678>>680

「――――」

【その場で停止し、戦闘への準備を整える正誤と鬼助に対して】
【八岐大蛇が八ツ首の一つ――「橙色」をした蛇首が血走った魔眼を向ける】

【間髪入れずに開かれるは、乗用車でも丸呑みにしそうな大口】
【喉奥より凄まじい妖気が溢れ、収束されたと思うと――――其れは無数の「橙色の光球」となりて吐き出された】

【「橙」は「爆発の吐息」。何かに接触した瞬間に強力な爆発を引き起こす特性を持つ】
【二人に向けて降り注ぐ光球、その数大凡10。一撃でも直撃すればただでは済まないだろう】

>>679

【真っ直ぐに八岐大蛇へと向かうクルス。大蛇は――其れを嘲笑うかのように迎い受ける】
【クルスの姿を捉えるは紅色の蛇頭――大口を開けて、喉奥より「火気」を生成した】

【この蛇の特性は、先ほど見せただろう】
【紅色は「業火」。高熱の火炎を吐き出すものだ】
【一直線に帯を引くようにして吐き出される火炎放射――受けたならば無事で済ませることは難しい】

【先ほど見せた攻撃であり、直線的であるため直撃を避けることは難しく無いだろうが】
【其れでも――単騎突貫は無謀の極みとしかいいようがない】
【誰かサポートに回れるか、それともクルスが無謀に気づき引き返すか――それとも、このまま向かい続けるか。それは未だ神のみぞ知る】

>>681>>683>>684

【輝夜、菊開、武美に向けて魔眼を向けるは――蒼の蛇頭】
【三人全てを視界に捉えつつ、八岐大蛇は牙を見せると、口内に「水気」を収束した】

【蒼の蛇は「水流」を吐き出す特性を持つ首】
【口より放たれるは津波の如き鉄砲水であった――。】
【水流の範囲は広く、回避は困難と言うことは一目に分かり、もし直撃したならば凄まじい衝撃と共に後方に押し流されるだろう】

【しかし――水流は「三人」を対象にしている】
【一人一人では自然災害の縮図のような攻撃に抗うことは難しい。しかし、三名が力を合わせたならば突破することも可能か】

>>ALL

「――――」

【八岐大蛇、その残る首はジッと――舐めるように冒険者たちを観察していた】
【其れは貪欲なる意識からくるもの。暴食の権化たる八岐大蛇は、自身の胃に納めるに足るかと見定めんとしていた】

【首の位置は非常に高く。首一つ一つの持つ攻撃翌力、範囲共に破壊的だ】
【ただ遠距離から撃ち合うだけでは――圧倒的な不利は否めない】
【この大妖怪に対して如何なる立ち回りで対応するべきか?弱点となる部位は何処か?誰と協力するべきか?】
【考えるべきことは多く、また攻略法も無数に作り出すことが可能とも言える。……戦いは序盤。地の獄にて繰り広げられるは凄惨なる虐殺か、あるいは英雄譚か――。】
689 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 20:50:36.65 ID:PLjlMbw0
>>686

【振り返ったことで、相手に見えるこちらの表情。どことなく、不安げなもの】
【相手をじぃと見つめて、少しの間。それから、安心したように小さく息を吐き】
【声色の通り、何となく、自信がなかったようで】
【きっと、人違いだったらどうしよう、とか考えてたんだろう。たぶん】

【名前を呼ばれ、不安そうだった表情に上書きされるのは微笑みで】
【目を細めて、なんだか嬉しそうに笑いながら】

……ん、元気、してた。

【こくりと、頷いて】
【それから、改めて相手をじぃっと見つめ。何となく眉を下げながら】

檸檬、は?

【ゆるりと首をかしげ。尋ねた】
【※病院服だってことに気がついてない、というか病院服とか知らない】
690 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:02:37.67 ID:wjUnO6Ao
>>688
【蛇頭の一つが此方を認識し、口を開けたことを認識する―――】
【その直後、彼女は動き出す――その首が視界に捕えた残り二人の元に】

三人がかりで突破しましょう!武美さんと、えーっと…とにかくお願いします!

【※知らない人の名前は知らない】
【兎も角協力の意思を言葉にして伝えると――杖の先を蛇頭の方――というよりはそこから放たれた水流に向ける】

ふぅ…『赤に歪んだ世界の境よ、悪意を遮る壁を成せ』!≪オルバースクリーン≫!

【急いで紡がれた言葉――そして杖から展開されるのは魔翌力による炎を吹き上げる障壁だ】
【とはいえ普通に受けても押し流されるのは明らか――障壁の範囲を狭く、代わりに噴き上げる炎の高さがかなりのものになる】
【炎の先は、武美視線での蛇頭のある方向――ひとまず彼女に合わせて連携をとるつもりらしい】
691 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 21:03:52.37 ID:3tuMLwDO
>>689

【彼女の返答、そして安堵の笑顔を見て、微笑む】
【彼女の幼い仕種が、矢張り、前の浴衣の彼女と酷似していると想って】
【冷たい海風が、緩やかに二人へと吹き】

……そっか。なら、良かった

……そういえば、鈴音
自分の事とか、何か判ったりした?

【此方も安心する様な声音で、首を傾げながら、そんな事を尋ねた】
【前回、別れた時に色々と鈴音の事で、色々と気になったからだろう】

うん。僕も、元気
最近、ボロボロになる事が多かったけど…

【照れ臭そうに笑いながら、腹部の辺りを撫でる】
【そして、「あいつつ…」と痛みを堪える様な声を上げた】
692 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:03:53.93 ID:hAyXRYUo
>>688

栓が緩んでいる、妖気がダダ漏れですよ化物――――

【大妖の動きをその眼で知り、その身体で知る】
【ある程度の次元であればいつもの妖怪討伐と同じような動きで大丈夫だろう】
【そのある程度がどこまで続くかが問題である、が】

どこまでも醜悪な、その大顎無理矢理にでも閉じさせてもらいます

【左手にて錫杖を抑えたまま、力を流したまま】
【右手を横に振る、そのダボダボの包囲の袖から射出されるのは上下に刃の付属された独鈷】
【勢いを持って飛び出したそれは地面に向けて2つ青年の前方に刺さり】

式は「守護」そうそうこの盾が防げると思わない事です

【カツンと錫杖で地面を突付けば、そこから混合の力が独鈷の2点に流れ】
【それぞれの独鈷を結ぶように光の壁が上に伸びる】
【それは守護の盾であり無論防ぐことに特化したもの、飛来する光球を受けるには十分な力である】
【ただその基点である独鈷自体が結界の弱点であるのは明白だ】

(しかし――――)
(こんなもの倒せるのですか……ね)

【迫る攻撃を前にしながらも青年は変わらず動かない】
【否動けない、まだ錫杖に力が溜まっていないのだ】

>>680

そこな方――――っ!攻撃は僕がある程度防ぎます
ので、出来る限り攻撃に専念してくださいなっ!!

【同じく「橙色」に狙われた彼に向け言葉を放つ】
【前面に張った結界は貴方を守護するには十分な大きさだろう】
693 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:04:22.87 ID:Q.pldh2o
>>688

(……大きすぎる……!)

【遠目からでは、大蛇の正確な大きさを測りかねていたが――その足元まで来れば、もはやその姿を見誤ろうはずも無い】
【丸太を何十本と束ねたようなその一首の太さ、頭部は高く遠く、霞んですら見える】

(『――来るぞ』)

【自分だけに聞こえる声で、端的に注意を促す声が聞こえる】
【高熱が天上で渦を巻き、吐き出される気配――首を上げれば、その動作が眼に映る】

くっ!

【熱気で周囲の空気を歪ませ、加熱しながら紅蓮の奔流が迫り来る】
【炎の渦は、あっけなくクルスの肢体を飲み込み、問答無用のエネルギーの元――葬り去った、かに見えた】

……ふっ!

【吹き付けられた火が凝り、わだかまる熱気の中から――】
【ちょうど、クルスの身体を覆い隠せるほどの大きさを持った、銀色の板が飛び出してくる】

【銀色の板の下から顔を出したのは、さもありなん、クルスの白皙】
【熱気をしのいだと思われる、溶解寸前の銀色の板は、クルスがその下を飛び出した直後に、ガラスの砕けるような音を立てて、消失する――】

飛べ!

【直後、左肩に停滞していた銀の短剣が、クルスの掛け声と共に】
【弾丸となり、空を切って――紅色の大蛇の右眼を正確に狙い、射ち出される!】

(『――あまり、急いて力を使いすぎるな。我らの自由になる魔翌力は――そう、多くないぞ?』)
(……魔翌力が無くなれば血を)
(……血がなくなれば、この身体を千切って、捧げましょう)
(神代の竜を仕留める手伝いをするのです、その程度の代償――軽いものでしょう?)

【一人で大蛇を相手取るその常識外れの裏には――それなりの代償を覚悟したが故の】
【いわば、フルマラソンを、第一歩目からフルスパートで走るようなモノ】
【悲痛ともいえるその覚悟は――一体どこから湧くものか】
694 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 21:07:32.33 ID:trmWE1Y0
>>681 >>683 >>688

【ブブゼラの爆音は、暫し響く―――何時もは不快に思えるかもしれない其れだが、この場に於いては、土地の持つ『闇』に負ける】
【それどころか、武美が意図しているように、精神を鼓舞・高揚し、恐怖心を除く様な効果すら在るかもしれない】
【戦場で勇者たちを送り、迎えるのは――――……『喇叭』の役割だ】

……輝夜、それと同輩の少年ッ!
横に逃げても無駄だ、一か所に固まって、あの水を『全員で』防御するか、弾き飛ばすんだ!
其れか、誰かあたしらを空に浮かせろ! 勢いは馬鹿だが、高さはそんなでも無いッ!

【そして彼女は、蛇の頭の一つに『気』が収束するのを発見すると―――ブブゼラを左手に構え直し、周囲に提案する】
【バラバラに立てば、流される。だが、三本の柱で力を併せ鼎立するならば、大きな被害を受ける事は無い、と視た】
【届くまでは、恐らく猶予が有るだろう―――彼女は、喋りながらも、残りの三人と合流しようと動き続ける筈だ】

…うぉぉぉーッ!!
――――……≪乙女の守護方壁・太陽の口付け≫ッ!!

【相手の攻撃が到達する少し前、この行動の成否にかかわらず、彼女は―――短く乙女チックな、崩した形態の『詠唱』を行う事だろう】
【すると、ブブゼラの表面を乱舞していた無数の光が、より一層輝きを増し、クリスマスイルミネーションの様に、闇を裂いて幻想的に煌めく】
【その状態で、武美がブブゼラを想い切り吹き鳴らすと―――爆音の代わりに、武美乃至は3人の周囲が、ドーム状の魔力防壁に覆われる】
【『音』の性質を強化・巧に操作する独自の術式に加え、武美の『波を制御する』無意識の力で、光の属性を与えられた其れは】
【滾々と押し寄せる、瀑布を横倒しにした様な波すら、暫くの間、蒸発するほどに瞬間的に熱しつつ、弾き続けることだろう】

【但し―――他の面々が何の対処もしなかった場合、或る一定のタイムラインで、この防壁は幻のように霧散する】
【龍の頭狙いの攻撃であれ、更なる防御手段であれ―――差し出された手には、次の手を重ねる必要がありそうだ】
695 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:08:24.19 ID:AzqeZGco
>>687
ふむ、成程。体の切り売りはいい考えかもしれないな
……治し方がわかれば、なんだがね。不思議と砕けても痛覚がないようだから。
っっと、いてて。すまないが加減してくれると嬉しいね、全身が変わってしまったわけではないんだ

【別にそれほど痛がっているわけではないが生身の部分は感覚があるらしい】
【言われて再度自分の姿を確認する。被ったカーテンの下は申し訳程度に残ったシャツとスラックスの残骸程度である。靴すらない】
【更に左足の先は無惨にも砕けてしまっている。痛みがないのはいいことか悪いことか】

うむ。確かにこれはひどい…問題に一つ追加、といったところだね
……黒い悪魔で麗しき乙女……申し訳ないが全く想像がつかない。色以外の共通項が見出せないよ、俺には
しかし会って話してみたいという気持ちは強くなったね、そう聞くと

【うむうむ、と首を縦に振りつつ真面目な顔で】

ふむ、良い名だね。ではカイコさん、と

【考えろ、と言われたのに直球である。】


/うわぁ見逃してた!遅くなり申したごめんなさい
696 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 21:11:44.44 ID:yP/vPwDO
>>688>>692
……………………
【橙の頭がこちらを睨み、口を開く】
【それと同時に、右手を挙げて】
【ジリジリと、周囲の妖気が墨の用に黒く立ち上る】

……はぁっ!
【光球が吐かれた瞬間、掛け声を上げて右手を下ろし、激しくギターを掻き鳴らす】
【ギターの演奏に乗って、妖気により増幅された音波が衝撃波となり、光球とぶつかる】
【目の前で光球を先んじて爆発させ、正誤の張った結界の助けもあり被害を抑える】

……離れたままでは、致命傷は与えられない…
…俺が奴に近付くまで、支援出来そうか……?
【爆風によって飛んできた小石や土を払い、ギターのネックを左手で掴んで肩に担ぐ】
【この男…どうやらあの恐ろしい魔物に近接攻撃を仕掛けるつもりらしい】
697 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 21:13:12.49 ID:PLjlMbw0
>>691

【ストレートヘアーが、海風にふわりと揺れて】
【ちり、と。ほんの微かに、鈴の音】

……うん。

【風のせいで顔にアタックを仕掛けてくる髪を、そっと手で押さえながら】
【こくりと、頷いて】

ん……、何も。

【口元は笑みの形のままだが、表情全体で見れば何となく寂しげ】
【そんな表情で、ふるふると首を緩く振って】
【特に進展は無いらしく】

……、檸檬、怪我、してるの?

【相手の言葉と、その仕草。それから、上げられた声に】
【笑みも、寂しげな表情も。霧散して】
【怯えたような、不安そうな。そんな、表情に】
【ただでさえ血の気の無い肌が、さらに。青白くなったように、見えるかもしれず】
【さく、さくと。相手へと近づこうとするだろう】
698 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:14:31.16 ID:dLqDh06o
>>688 >>690 >>694

【首の一つが自分に向いた途端、数歩後ずさり】
【しかし、その攻撃の属性を視認して、また顔が緩む】

菊開 綾、です 水なら相性がいいですよ 

【先ほどの姫の出現宜しく、何の前触れも無く、気付けば既に其処――包丁のすぐ前の空――に在る】
【着流しに海兵帽、手に極小の古めかしい羅針盤、頬に切り傷、酷く不揃いな海男】

住吉さん、短期契約
「レシピは前回通りねー」

【無言のまま、こくりと頷き、男はすぐに宙に溶け込み消える 男とクロスフェード、鮪包丁が蒼白い光を発しだした】
【純粋そのものの、霊気 自然そのものが創り出す魔翌力の色】
【鮪包丁を大上段に構え、光と炎の障壁を越えてくるだろう水に意識を集中させる】
【魔術としての完成度は間違いなく自分より上、心強いがそれだけでは不足なのも重々承知】


【”航海”の力】
【水が障壁を決壊させた瞬間、飛び上がって水を斬る心積もりだ】
【刃を通された水は、モーセの海割りの如く、真っ二つに切れて彼らの横へと流れていくだろう】
699 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:24:38.17 ID:pYNV.Z6o
>>695
でも結局兄ちゃんの体だからな・・・大切にしたほうがいいな!
・・・・へぇ!砕けても感覚ねぇへんのや!だったらプレス機で粉々にしてやるぜ!!
わりぃわりぃ・・!!俺は少しニコチン中毒だからな!煙草切れると直ぐこれだ!

【人間の神秘と言うか石の神秘のようなものを馬路かで見ながら】
【左手で砕けた左足を摩ろうと、左手を伸ばし】
【右手で着様にタキシードのポケットから煙草の箱を取り出した】
【何処となく優しさと煙草好きの不良っぽい性格が混じっている。そんな少女だ】

そして服はチャイナか和服って来たもんだ・・・
流石の俺でもアレは見通せねぇ・・・!

【片手で煙草を1個取り出すと、器用に咥え】
【ちらりと隣の青年を見つめると】

カイコさんってそのままやないかっ!!・・・・ったく、兄ちゃんはなんていうのよ?
俺が馬鹿みてぇな渾名つけてやッからよッ!!

【そう言い放つと、彼女の周りから声が発生する】
【それこそは「カサカサ」と言うあの音】
【―――詰まりは、G】

/遅れましたっすみません
700 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 21:29:43.31 ID:3tuMLwDO
>>697

……鈴音は細いから、風邪引いたら一発でダウンしそうで……

【「寒さには、気を付けてね」と。そう、彼女に告げて】
【髪を掻き分ける仕種を、橙の瞳で見詰めていた】

……、……ん。分かった

……何か、手掛かりになりそうな事とか……無いのかな……
……キーワード、とか……

【返答を聞き、其の寂しげな笑みに息を呑んでから】
【何も出来ない自分を、憎たらしく感じて】
【申し訳無さそうに、そんな事を呟いた。―――手掛かり】

うん…怪我してるよー
微妙にグロかったり……見る?

【 何 か 言 い 出 し た 】
【縫合した傷を見せたがる檸檬。DQNかと言いたく成る】
【然し、青ざめた彼女に気付いたのか、笑顔が消えて】
【「どうしたの」、と。心配そうに、問い掛ける】
701 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/26(金) 21:31:59.93 ID:hYPg1zwo
>>690>>694>>698
【水流は二人の障壁により失速し――菊開の「航海の力」が止めとなるようにして分離した】
【其れにより生まれるは水流と蒼の蛇との間に広がる一本の「道」】
【割れた水流は既に役割を果たさず、やがて蛇の口から吐き出される水流は勢いを失い……消えていった】

【対処は見事に成功、だがその場に留まる限りはジリ貧である】
【防戦、持久戦では八岐大蛇の生命力ととても競えるものではない。攻めの一手を打つ必要性が出てくる】

【たまたま同一行動であったからこそまとめられた三名。しかし必ずしもこの三名で協力しなくてはいけないわけではない】
【此処迄の攻防で、ある程度味方の行動や特性なども見えてきただろうか――自分が、如何に動くべきか。これは重要なポイントとなる】

>>692>>696
【正誤の結界、そして鬼助の衝撃破によって】
【橙色の爆発が中空で鮮やかに咲き誇る事と相成った】

【対処は成功――しかし、既に橙の首は既に次弾を口内に装填している】
【大凡数秒、それだけの間を置いた後に、両名の頭上・周囲に向けて無数の光球が吐き出されることになるだろう】

【次の光球は明確に二人を狙ったものではなく、雨の如く無作為に、散弾のようにして降り注ぐ】
【直撃を避けることは難しく無いだろうが、無作為故に読みにくく、近くで爆発した場合も余波の衝撃は馬鹿に出来ないだろう】

【天より降り注ぐ橙色の機雷原――此れを突破しないことには、近接攻撃は適わない】
【両名は如何にして此れを掻い潜るのだろうか――。】

>>693
「――――――」

【紅蛇の眼球に、短剣は寸分違わず突き刺さる】
【傷口より吐き出される黒色血液が瘴気の中に流れていく】

【クルスは蛇の頭一本、その片目を奪うことに成功する】
【しかし――視力に優れるならば、其処で異様な光景を目にすることになるだろ】

【グジュ、グジュ……と眼球の「細胞」が異様な動きをし始める】
【其れは傷口を埋めるように、生物学的に考えてふざけているとしか思えないような速度で「再生」が始まっているのだ】
【即座に復活するような速度ではない――しかし、時間を掛けたならば確実に機能すらも取り戻すだろう】
【蛇とは「不死」の象徴ともされる存在だ――故に、その王をまっとうな手段で「殺しきる」事は極めて困難である】

【激痛に怒りを覚えたのか、紅色の首は牙をむき出しにしてクルスへと矢の如き勢いで向かってくる】
【奇しくも近接攻撃に持ち込める好機――しかして、如何にして乗り切り、対処し、立ち回るべきか――。】

>>ALL
【クルスの攻撃結果を目にしたならば、皆が八岐大蛇の「生命力」を理解できるだろう】
【即座に全回復するわけではない。しかし、牽制や小規模な攻撃では「決定打」にすることは難しい】
【そして、一つ一つの首を潰して回るにしてもある程度の戦略が必要になる】
【「何処を狙うか」……。これは、恐らく対八岐大蛇戦に於いて非常に重きを置くポイントであろう】

【未だ動かぬ黒の首と、紫の首――それらは若干位置を引きながら、不気味に妖気を収束させ始める】

【紅蛇:片目負傷】【橙蛇:健在】【蒼蛇:健在】【白蛇:健在】
【紫蛇:健在】【灰蛇:健在】【黄蛇:健在】【黒蛇:健在】
702 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 21:42:20.18 ID:PLjlMbw0
>>700

……馬鹿は風邪、引かないのよ?

【……なんて。相手の心配には、そんな返事】
【表情は至極真顔。ふざけている感じは見受けられず、ちょこんと首をかしげて】

……無い、の。……ごめん、ね。
知ってる人、とか。会ったら……聞いて、みる。
仲いい人とか、……覚えて、ない、けど。

【相手の言葉に、しょんぼりと眉を下げて】
【胸の前で指を絡ませ、そのうちには、髪まで巻き込んで手癖の悪いことをし始めて】
【仲のいい人、といえば。相手が覚えてさえ居れば、(元)恋人の名前がバレていたりするのだが】
【如何せん7月7日のことである、結構前。覚えてなくてもしょうがないといえるか】

あ、ぇ、……ぇ。

【怪我してる、と。相手の肯定に、泣きそうになって】
【続いた言葉に、数歩進んだその場所でぴたりと急停止】
【さらに青褪めたように見えるのは、気のせいじゃないのかも】
【ぎゅっと目を閉じて、ふるふると首を横に振って。嫌みたい】

血、出たら、苦しいでしょ。
怪我したら、いたい、でしょ……。
……痛いの、やだ、から。

【どうしたの、との言葉には。自分を抱きしめるようにしながら、そう返した】
703 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 21:44:05.46 ID:trmWE1Y0
>>690 >>698 >>701

(輝夜は、あたしと同じ魔術師タイプ……夜行の時は良く見えなかったけど、あの杖は、コイツと似てるかも)
(綾は…『住吉』? ……神様の名前だけど、まーさか、な。取り敢えずサマナータイプ…)

【三つのチカラが合わさり、大蛇の吐き散らした凶暴な波浪を、『奇跡』如く断つ様を見つつも】
【目線を左右に移ろわせて考えるのは、周囲の二人の能力――正直な話、自分も彼らも、あんまりに分類し難い戦法の使い手だ】
【昆虫や植物の学者の苦悩が偲ばれる様な、考察と定義に悩む状況―――……だが、武美には、属性とは別に大きなウリが有る】
【今披露された様な、博物的で実生活には特に役に立たない、魔術とも関係の薄い知識は然りだが、それとも違って】

……おい、貴方達、出来ればこのまま、あたしと協力して欲しい。
他の属性は半分くらい判ら無ぇけど、例えば『水』ってのは、押し流す力だからこそ対処が面倒だ。
若しもアレが、接近戦組に発射されたなら―――……完全回避が難しい分、決定的に不利だと思う。

【周囲の状況をも、僅かな間隙に確認したうえで―――武美は、二人へとそう告げる事だろう】
【恐らく『手広い』3人。だからこそ、後方〜中距離で支援に回る事により、決定打の好機を創出出来る可能性は高い、そう考えて】
【自らも扱うぶん、その打ち寄せる暴力性を識る『水』の存在を引き合いに出しつつ、言葉を展開して往った】

………少し、少し時間を稼いでくれれば。
ダイナマイトにも匹敵する、あたしの魔術の真髄ってのを……――魅せられる。

【―――武美の言うところには、彼女は『遠距離』から、致命的な大火力を放つ技術を身につけているらしい】
【「ま、押し付けはしないけどさっ」……気丈な台詞で不安を押し殺しながら、彼女は一度言葉を結んだ】

―――≪ブブォォォォーッツ!!≫

【そして、この交渉の成否に関わらず―――少し抑えられた、会話に支障を齎し難い程度の音だが、確かなブブゼラの音が響く】
【集っていく魔力の量と彩度は、音には比例せず……――先ほどと遜色が無い、それどころか、心なしか増しても見える】
【其の後は、呼び止められたりしない限りは、次の『予兆』を感じるまで、勇壮な咆哮は拡がり続ける筈だ】
704 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:45:12.61 ID:AzqeZGco
>>699
粉々ですか…修理の目処がつくのなら試してみたいですが多分死ぬのでやめて欲しいですねぇ
(……煙草?むむ、目算より更に年齢は上だっただろうか)

【さり気に失礼なことを考えながら】
【接触は止めず。】
(足の状態を『見通して』くれているのか。やはりとても優しい人のようだ…俺はとても幸運らしい)
【最早完全にそういう『能力』なのだろうと考えされるがままであった】

ふむ、私の母の故郷の方々の服を好むのですか。
ますます興味深い

【すみません、火は持っていないのです、との意味を込めて一度首を振り】

……おぉ。先に名乗らせた上にこちらが名乗らないとは…すみません
渾名ですか!それは楽しみだ…では気合を入れて名乗りましょう。
コクヨウ・オブシ、魔術師見習い…未満です。弟子入りすらまだですので
…あぁ、オブシがファミリーネームです。わかりづらいとたまに言われますので先にお教えしておきます

【例の音はこちらにも聞こえ】

むむ、噂をすればというやつですか?

【しかし然程の警戒はない。足元を注視しはじめた】

705 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:49:52.11 ID:hAyXRYUo
>>696

出来る限りの事はします、しますが……
期待はそこまでしないで下さい、相手が相手です

【結界への力の供給を解除、その分の力を錫杖に回す】

未知数……という言葉が正に合う存在ですからね
もう一度言いますが過度な期待はしないで下さい……
僕の盾が間に合わないような場合は声を上げて伝えますのでそのつもりでお願いします

【独鈷の量は十分にある、守護の結界は出せるといえば出せる】
【それも守りに徹すればの話ではあるが、それだけ続けて勝てる相手かどうか……一抹の不安がよぎる】

(こういう時にはもっと攻撃に特化した眼が欲しいと思いますが――――無い物ねだりか)

【解呪の能力のおまけとして霊力、妖力の類の流れは見えるが】
【それだっていまいち使いこなせてはいない、いずれにしたって光が無くなる事には変わりは無いけれど】
【そんな戦闘中の小さな状況逃避だった】


>>701

再装填……――――
気をつけなさい青年、ヤツは次の攻撃を準備しています……?

【ふと、彼は何か思いその瞳を細く狭める】
【もし口内でとどまる光弾を口内にあるまま爆発させたらどうなるだろうか――――と】

そこな青年、その大蛇の顎をなんとか閉じさせる事は出来ないでしょうか――――っ!!
(と言いつつ僕も――――っ!!)

【袖の中の独鈷、それに対化物用の法力を込め】
【単純な謂わばダーツのように大蛇の口に向けて投合をする】
【暴発してくれれば幸いではあるが……】

(まだ足りない……ですか)

【揺れる錫杖は未だに変化は見られない】
706 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:54:33.73 ID:wjUnO6Ao
>>701
【なんとか水流を凌ぎきる――が、実際問題守ってばかりでは勝機は無い】
【何所を狙う?即座に視線を蛇の頭達に巡らせ――】

そこです――っ!

【結局杖を向け直したのは、先程水流を放ってきた蒼い蛇頭】
【水流の第二射よりもこちらが反撃する方が早いだろうと判断しての、典型的なカウンター狙いだ】

『新緑の光芒よ、悠然と世界を駆け、自由の力を示せ』――!
≪ダランベール・ストライク≫っ!

【構えた杖から放ったのは、緑色の太めの熱線――狙いは蒼蛇頭の、顎の部分だ】
【現状蛇の攻撃はその口からそれぞれ異なる属性の技を「吐きかける」というもの――
喉や顎を潰せれば、攻撃翌力を大きく削げるだろうという判断だ】
【それからもう一つ――彼女が蒼蛇に狙いを合わせたことにはもう一つ理由がある――熱だ】
【蛇頭はそれぞれ違う属性を持っているようだが、その中でも水属性たる蒼蛇は、熱や炎には大した耐性が無いのではないかという推測からだ】

>>703
わかりました、水蛇は私に任せて、くだ…さいっ!

【明らかに強がりなのはバレバレだが――兎も角武美の発言を聞いて、彼女はその視線を蒼蛇に向ける――いや、合わせる】
【人間のそれとは比較にならない威圧感に、逆に気圧されそうになるが――勇気を出して逆にしっかりと見つめ返す】
【武美の発言を汲むなら、蒼蛇は出来るだけ自分のところに釘付けにするべき―――そう考え、挑発とばかりに熱線を放ちながらじっと見据える】
707 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:59:00.76 ID:pYNV.Z6o
>>704

わーったよ・・・!粉々にはしねぇよ!!にしても割れやすい
"セトモノ"の体じゃプチプチとかに包むか!!結構上策だとおもうぜ!!

【そのままひょいっと、右手で煙草の真ん中辺りを左右に分ける】
【すると其処から出てきたのは、煙草の形をしたチョコ】
【其れを元気一杯口に穂織り込む】

気をつけろよ・・・!ダイヤモンドも上からの圧力には弱いのよ!
石だからって舐めて掛かると痛い目するぜ!

【そんな言葉とは裏腹に、優しく撫でる】

母さんどこの出身よ?チャイナか?チャイナってどこの発祥だ?

【お前も食べるか?などと言いながら煙草型チョコレートを差出し】

コクヨウか・・・・コクヨウとストーンでコックトーンとかどうよ?
オブシ氏か・・・なんだが凄そうな家計だな!

【すると、青年の前に現れる者が一つ】

「私の噂したでしょ!聞こえてるんだからね!」

【ぶぅーんと言う音を立てて飛ぶそれは】
【黒茶色の研ぎ澄まされたボディに黒くカールの利いた可愛い触角】
【そして以外にも可愛らしく飛んじゃうそれ】

【うん。可愛い声とは裏腹の黒い悪魔こと】
【GOKIBURI様ご光臨】
708 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 21:59:32.53 ID:dLqDh06o
>>701 >>703 >>705

「おーけー よくやったわ あえて文句を付けるなら誰かの音に品が無いってことくらいね」
ところで、姫様 ”蛇の殺害を禁ず”ってのは今回どうなるのさ

【水流と簡単に表せるものではなかった ”大瀑布” 一人では、流されていた】
【そして流される、というのはこの場合、死に直結する】
【多人数戦では、一人の心が折れれば周りにも影響してしまう だから平静を装ってはいるが、気持ちの悪い汗が頬を伝わり落ちていく】

「トドメは禁止 そこは譲らないわ」

【相手の攻撃を凌いだ後、その僅かな時間に行動を起こすべきなのは理解している だが動けない】
【――この包丁の持つ力、その代償にして制約 その一、後退を許さず 意図したかどうかに関わらず、戻れない】
【破れば、死ぬ 魔術の強化法としては誰でも出来るほど簡単、だが誰もやりたがらない】

【立ち止まっていたから、紅い眼窩の蟲きはよく観察できた】
【死と同時に産まれる、理想的な永遠 多くの先人達が夢見た術式の完成形がそこにある】
【並の方法では殺しきれない―― だからこそ、自分のような尋常ならざる魔法が必要だ】

うん、僕もこのままブブゼラ先輩達に協力する形に異存は無いですよ ”今は”火力が足りないですから

【言いながら、包丁を地面に軽く刺して、片手を離す】
【空っぽだったはずの左手が振りかぶられると、半分に斬られた玉葱が蛇頭に向かって飛んでいく】
【特に詳しい狙いはつけていないが、相手の大きさを考えれば外れはしないはずだ】
【ついでに、常人であれば目に染みるかもしれないが、この相手には期待はできない】

一本、首一本取れれば、残りに関しては僕がなんとかできるかもしれないです!
「あんまり気が進まないけど、まあ策はあるのは本当のことよ」

【本来なら、全体に対して言うべきことなのだろうが、彼の言葉が届けられるのは武美と輝夜だけ】
【微妙に声が震えていたりするが、この乱戦の中では気取られまい】
709 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 22:00:24.66 ID:yP/vPwDO
>>701>>705
…充分だ、多少陽動してくれるだけでいい
…刺されば、頭一つは持って行けるはずだ
【頭一つ、それは自信がもたらす誇大か、実際にそうなのか、それはやってみなければ解らない】
【しかし、それを成す為に今彼は、あの巨大な怪物へと自ら近付こうとしている】

……焔舞
【彼が呟けば、ボウと灯る二つの人魂】
【妖気の塊のようなその人魂は、赤く燃え上がりながら彼の周囲に浮かび】

……間に合うか…鬼焔角突…!
【ギターを肩に担いだまま、一つ弦を掻き鳴らす】
【すると二つの人魂が飛び出し、空中で二つの角のようになりながら橙蛇の口へと打ち出される】

…………!
【それと同時、彼は八岐大蛇へと単身駆け出した】
710 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:00:42.95 ID:Q.pldh2o
>>701

【短剣の辿りつく先を、じっと見据えていられるほどの猶予は無い】
【すぐに周囲を取り囲む、八つの頭の動向を探る――例えるならば、ここは蛇腹の庭】
【一首にかかりきりになったところを、横から食いちぎられるなど――笑い話にもなりはしない】

(『多少は効いた様だが――再生している、な』)
(……嘘、でしょう……!?)

【橙蛇、蒼蛇は後方に向けて攻撃を行っているようだが、残りの首は、黙って戦況を眺めている――】
【その状況を確認する中で、心の声が、とんでもないことを告げてくる】

(……急所を、潰すしか)
(『だが、如何にして? そうやすやすと、臓腑を抉れるほど――小さき獲物では、無いぞ?』)
(……とにかく、目を潰して、首を落としていけば、隙も生まれるはず……)
(『――悠長に構えている場合ではないな、そら。‘来るぞ’』)

【右手に構えた剣を、気休め程度に蛇頭に向けながら、会話で解決策を探る――】
【――無論、そのような猶予を、この魔物が与えてくれようはずも無い】

ふっ!!

【迫り来る大蛇のアギトの速度は、その巨躯からは想像もし得ないほど、俊敏なもので、また大振りな一撃だ】
【質量は即ち熱量。その膨大なエネルギーを纏った突進から、尋常の手段では逃れ得ない――】

『銀貨を聖所に』――!!

【それを悟ったクルスは、魔翌力を膨大に消費する――秘奥の術を起動する】
【それは、召喚した『剣』を、投擲するために使われている魔術――『移動』の術式!】
【その術式を己の身体に纏い、高速で後ろへ飛びのき――】

『――首括る!』

【――間髪おかず、術式を多重起動。地を喰らうがごとくに近付いてきたその蛇頭の真上、数メートルの高みへと――飛び上がる=I】

【さらに能力を起動――】

『三十枚の銀貨』……!

【前長は数メートルはあろうかという、巨大な『銀の杭』を作り出し】
【その上顎から下顎へと貫くように、そのアギトを縫い付けるように、強く。強く、強く。射ち込む=I!】

(『――無茶を!』)

【だが、それに使われる魔翌力とて、安いものではない】
【既に体内を巡る、自在に行使できる魔翌力量は、3分の1を切った。しかも――この杭は、数秒から数十秒ほどで、壊れてなくなってしまうような粗末なシロモノ】
【一首の口を、一時ほど封印するためだけに、放出されるには――あまりにも、高くついたか?】
711 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 22:03:19.72 ID:3tuMLwDO
>>702

……だったら、鈴音は風邪引くと思う……

【真顔で言いのける彼女に、思わず、困惑する様に苦笑して】
【「鈴音は馬鹿じゃないよ」と告げると、小さく首を傾げた】

覚えている、人……か
……分かった。僕も、鈴音の事、知ってそうな人に聞いてみる

【頷き、弱々しく微笑みながら、そう返した女性】
【自分も、鈴音を知っていそうな人物に、出来るだけ問い掛けてみると告げて】

【其の言葉に、酷く怯えた様子に―――汗が一筋、流れた】
【何処かで、酷い大怪我をしたのだろうか。然し、そんな様子も見えない】
【逸れとも、彼女は只、怪我に怯えているだけなのだろうか】
【然し、泣きそうになる程怯えるなんて、普通では無い気がする、と】

た、確かに痛いけど……、鈴音

【おかしい、と思った。気になってしまった】
【然し、あまり彼女を傷付けるかもしれない発言は、止めた方が良いとも考えた】
【逸れでも―――つい、檸檬は、聞いてしまった】


―――もしかして……鈴音も、何処か怪我したの?
血が、多く出る様な……深い怪我を


【――――彼女は】
【怯えている少女の頭へと、片手を伸ばそうとする】
712 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 22:14:05.46 ID:PLjlMbw0
>>711

……、……ぇ、……だって、何も知らない、から。

【苦笑する相手を見て、ちょとんとした表情へ】
【首をかしげながら言うのは、そんなこと。知識量の話?】

ぁ、……と、あの、ありがと。

【相手の言葉に、申し訳無さそうな表情】
【髪やらを弄ってた手を、ぽすんと降ろしてから、ぺこりと小さく頭を下げて】

…………して、な、ぃ……!

【俯いて、返す声は無理矢理出したような、掠れたもの】
【ざらりと、動いた髪の毛が顔を隠してしまい、表情は余り見えないか】
【俯いたまま自分を抱きしめている状態、相手が伸ばす手に気が付けるわけもなく】
【触れたならば、短く小さく、悲鳴のような声を漏らすはずで】
【相手との身長の差や、相手の位置によっては。もしかしたら、今まで髪に隠れていた背中が見えるかもしれず】
【もし見えたならば、細くて真っ白な身体に明らかに似合わない、大きな刀傷。気がつくはずだ】
713 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:16:17.75 ID:AzqeZGco
>>707
梱包材…!その発想はありませんでした!存外いいかもしれませんね
…元に戻す方法がわかるまではそうしてみましょうか…

【真に受けやすいようだ。】

むむ…!そうですね、実際に砕けてしまっているのですから
ありがとうございます、改めて気をつけることにしましょう

【感覚がないのが少し残念だ、などと思考は流しつつ】
【やや恥ずかしそうにも見える】

チャイナの田舎も田舎、山の奥よ、と母は言っていましたが。今となっては真偽はわからずじまいですね
おぉ、ありがとうございます。そういえば目覚めてから何も口にしていませんでした

【もう頭が上がりませんね、と言いつつ受け取り。そういえば食えるのだろうか、と右手にチョコを持ったまま暫し停止】

コックトーン……!詩人のような響きですね…
いえいえ、それほどのものではないです。衰退した小さな家ですよ

……………………これは、うむ
………え?

【顔面七変化】
【びっくり石人間でも流石に驚いた。石の目も生身の目もぱちくりとして】


714 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/26(金) 22:24:12.65 ID:hYPg1zwo
>>703>>706>>708
【地の獄のような光景の中で、確かに響き渡るブブゼラの音色】
【其れに鼓舞されるようにして、八岐大蛇へと向かうは熱線と玉葱という異色の組み合わせであった】

【八岐大蛇が首ごとに属性を持ち、またそれに対応した弱点が存在する】
【其れは正しい考察だ。適切な反属性を浴びせることで高い効果を齎すことは可能である】
【しかし――蒼蛇が「熱」に弱い。この一点は間違いであった。】
【遠き昔より「炎熱は水に打ち消される」。蒼蛇の弱点は法則に乗れば「樹」「雷」であり、熱線は――】

「――――――!!」

【甲高い悲鳴のような鳴き声と共に、口に収束された水気によって拡散されることとなった】
【しかし――熱線に対処した蒼蛇は「玉葱」には応じることが出来ず、頭部にしかと直撃する――ダメージは、現状見られないが】
【蒼蛇と入れ違うようにして、黄色の鱗をした蛇が横合いから現れる】
【黄蛇の口に収束するは――奇しくも輝夜のそれに近い「光」であった】
【黄蛇の属性は「光」】
【首を横に振りながら僅かな間を置いて放射されるは、三名を右サイドから薙ぎ払うような太い「光線」であった】
【もし直撃したならば人体など一たまりもないだろう。強い熱により対象を焼ききる事を目的とした殺傷力の高い一撃であった】

>>705>>709
【投擲された独鈷、そして鬼助の人魂はは――吸い込まれるようにして橙の口内に入り込む】
【距離の問題により、数発の光球は空中に吐き出されていたが】
【其れでも数発分、恐らく半分以上の光球が残った状態で法力が妖気と触れ合い】
【拒絶反応から妖気が暴発……橙色の花火が、蛇の肉片と共に鮮やかに咲き誇った】

【橙色の蛇頭は、此れにより完全に破壊され】
【ズゥン……と、其の身を地面に倒し「絶命」する。】
【脳が破壊されたのだ、此れで生きている生物など……――否、既に吹き飛んだ断面の細胞が蠢き】
【橙蛇の頭部が大地に身を横たえたまま少しずつ、しかし確実に再生を始めていた】
【――これは確かな異常だ。如何に生命力に優れようとも「脳」を破壊されてまで再生できるだろうか。これの示す「意味」とは……?】

【駆け出す鬼助に向かい、白色の頭が飛び出し大顎を開ける】
【口内に収束するは「冷気」。口の周辺にポツポツ、と雪の結晶のようなものが浮かんだと思うと】
【極低温のブレスが鬼助の進行を阻むようにして吐き出された】
【冷気のブレスは吹き抜ける強風と共に低温をぶつけ、対象の体温を低下させる効果を持つ】
【短い時間ならば強風らが障害となるだけだろうが、長時間晒されれば体の機能すら停止しかねない】

>>710
「――――!」

【クルスの狙いは成功。紅蛇の顎は地面に縫い付けられしばしの間動きを止められることになる】
【もし――八岐大蛇が、一匹の蛇であればこの判断は正解だ。】
【しかし、蛇の頭が残る中。それも八岐大蛇に接近した状態で「一つの頭に気を取られ」「宙に跳んだ」事は悪しき方向に転がる】

【クルスを見据えるは――「灰色」の蛇】
【他の蛇のように口を開けるでもなく、ただ涎を、体液を自身の鱗に塗りつけるように流していく】
【灰色の属性は「鋼」。己の体液を硬質化させることで全身を武器とする異色の蛇であった】
【灰蛇の表皮をまんべんなく覆った体液は、まるで針山のように鱗を逆立たせながら硬質化】
【その姿はまるで針山のようで、その一つ一つが人間を串刺しにするに足りるサイズである】
【喩えるならば生きた処刑場。針地獄を彷彿とさせる蛇は、魔眼を以てクルスを見据えながらゆらり――と自身の身体を接近させていく】
【体重があるためか、動きは他の蛇に比べて鈍重ではあるが――其れでも、即座に対応できなければ次のレスには猛攻に晒されることになるだろう】
715 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:29:15.45 ID:pYNV.Z6o
>>713
チャイナが何処にあるのかが、わーらないよのねぇ!まぁ、大丈夫、うん!
いいぜぃいいぜぃ!そーえば「赤井林檎や」ってとこで無料で林檎を食わせてくれるらしいぜ!!

【そのチョコを右手で持ち、半ば強引に口元に近づけようとする】
【なんだが楽しそうである】

お前は今日からコックトーンな!よろしく!!
【左手を差し出し。握手を求める】

「何がですかっ!!こんなゴキブリでもがんばって生きてるんですよっ!!」

【そのままぶんぶん言いながら青年の顔の周りのぐるぐる】

コックトーン・・・そいつが護姫 楓梨(ごき ふうり)だぜ・・・

「あんたの名前はコックトーンですかッ!」
716 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 22:36:19.41 ID:3tuMLwDO
>>712

【彼女の否定の言葉に、どうして良いか分からず、混乱する女】
【そして、触れた瞬間に聞こえた悲鳴に、思わず手を引っ込めた】
【何かが、おかしい。何故彼女は、此処まで】

【そして―――見えた、逸れに。瞳孔を開いて、息が止まりそうに成った】

(―――――――……刀、傷)

【世界が、止まった気がした】

【様々な事を、思い出し―――思考した】

【まさか、いや、偶然の筈だ。新世界なら、刀を使う人は多い】
【刀傷が残っていても、何もおかしくは無い。自分の、考え過ぎだ】

【想起されるのは、白衣と眼鏡の、杖を着いた青年】
【彼が、言っていた。自分は、恋人に深い傷を負わせ、殺してしまった事が有ると】
【そういえば彼は以前、刀を使っていた気がする】
【彼が悪魔に操られる時期の前に、路地裏で会った時】
【彼が“恋人”を殺した直後、荒れていた時に所持していた武器】

りん、ね

【只、その話を聞いた時期が重なって、自分が思い込んでいるだけだ】
【そう、思いたかった】

鈴音、は




赤木さんって、知ってる?


【――――信じたかった】
717 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:44:03.40 ID:Q.pldh2o
>>714

ハァッ! ハァッ!

【杭を放った姿勢で、クルスは荒く息を吐く】
【無論、消費されるのは魔翌力だけではない。術を行使するためには集中力】
【空中で姿勢を崩さないためには、平衡感覚、そして筋力が必要不可欠だ】

【集中力や、各種神経系は優れているクルスだが――その筋力は、所詮は見た目どおりの幼い女子のソレ】
【こうも無茶な近接戦闘を続けられるほど、頑強な身体ではないのだ】

(『――息を吐く間は無いぞ。すぐに――次が来る』)
(わかっ……て、ます!)

【警告されるまでも無い。橙蛇の頭は潰れ、蒼蛇、白蛇、黄蛇は他のメンバーを狙っているが】
【――こちらを睨んでいる一首がある。灰色の、蛇が】

つ、ぅ……。

【突き立った杭の近く、紅蛇の頭の上に着地して、ゆっくりと頭を巡らせて来る、灰蛇へと視線を向ける】
【自分の呼吸は上がったままで――今すぐこの場から撤退するには、術を行使しなければならない】
【だが、三連続で行使した術から疲弊した身体では、それも、ままならない】

(『どうした? 助けを呼べばいいだろう。 ここへ来い、と?』)
(『後ろの呪い師どもは――それなりに、手練であるようだぞ?』)

【灰色の蛇の攻撃までには、己の体力を回復させるため、杭に寄り添って、呼吸を整える――】
【その最中、嘲るような声が、身体に反響する――】

(……そうすれば、彼らは無事に済みますか?)
(この大蛇と――‘あなた’の攻撃を、受ける、彼らは)
(『ふふ――なに、我の気紛れなども、あるやも、しれんぞ?』)

【灰色の蛇を牽制してくれる、何者かが――】
【あるいは、紅蛇を完全に粉砕してくれる、誰かがいれば――】

【――そう思っても、口には出さない。出せない】
【ここにある狂気は、この大蛇だけではない】
【この身に巣食う、悪辣な魔物もまた――いつでも牙を剥きうる、凶器なのだから】

(……死ぬのなら、本望。また地獄で会えるでしょう、セエレ)
(ふ、ふふ――嗚呼、その手を伸ばさぬ者の‘絶望’、我はここで死するも善しと思うぞ……!)
718 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:47:16.58 ID:AzqeZGco
>>715
……はっ、すみません。見ると聞くとではやはりだいぶ違うようで。
想像以上にそのものでしたので驚いてしまいました…申し訳ない、お嬢さん。
コックトーンことコクヨウ・オブシ…緒伏黒曜、と言ったほうが名の響きとしてはわかりやすいでしょうか。
どうぞよろしくお願いします、貴女には是非話を伺いたいと思っていたのです
……ので、どうか飛び回るのは勘弁してください……

【我に返ると(膝を突いたままではあるが)姿勢を正し】
【淑女であるなら紳士たらねば】
【気を取り直して自己紹介を行う】

む、このうえなくわかりやすい名前と行為ですね。覚えやすくて何より……む?
…も、持てますからそこまでしていただかなくても…?

【近づけられるチョコレート。やや恥ずかしそうにする】

ええ、よろしくお願いしますカイコさん

【にこりと笑って右手を差し出した】
【差し出した後ではっと気付き どうしたものかと困り顔に】
719 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:49:43.70 ID:dLqDh06o
>>714

「綾、こっちも鮪で大丈夫よ 三枚どころか七枚おろしね
あと、そこの胸でかいのっ 火剋金、灰色なの狙ってみなさい」

【全ての物質は波としての性質を持っている、と主張したのは誰だったか】

【流石にこの航海の力、全てを統制するとまでは行かないが、光子は効果圏の内側の存在】
【高らかに掲げられた包丁が、それだけで幾許か光を散らす】
【包丁自体の白光が海雪―海の中を照らす光―なら、蛇の繰り出す光は、水面に碧を焼き付かせる陽光】
【二色/錦の光が対峙する――! だがこれだけでは防御として、足りないっ】

首一本取れば、きっと――!
「その作戦なら、尻尾にすべきだけどねっ あと、ハブ酒作ろうにもあの頭は瓶に入らないでしょうしね!」

【蛇の放つ光が拡散していく 鮮やかな虹帯が宙を彩る】
【それだけ散らしても尚光線が衰えない様は、同時に絶望を煽る】

【蒼蛇の、玉葱がぶつかった部分から、茶褐色・棒状の植物が生えてくる】
【冬虫夏草――蛾を宿主にする菌として知られる其ではなく、寄生性魔導生命の方のもの】
【今ならまだ、首を大きく振れば切り離せるだろうが、時間を追うごとに深く根を張り、強く魔翌力を吸うようになっていく】
720 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 22:54:27.75 ID:trmWE1Y0
>>705 >>708 >>714

(……『蛇の殺害を、禁ず』? ………って酷ぇこじ付けだな、其れで良いのか)
(其れに、玉ねぎ……あー、考えるだけ遠回りっぽい、取り敢えず先輩呼ばわりは止めさせよーっと)

【綾の魔術や、超人めいて思える程の適応力、『神降ろし』――……謎が謎を呼ぶ、と言うのはこう言う事か】
【其方についての考察は一度取りやめて、表にはもう出さない――出したくないのに――尚も這い寄る恐怖心を嘲笑すべく、他愛も無い思考も混ぜる】
【元より『学生』として、頭の性能だけは鍛えてきた。後は、別の特殊な環境へと、クマムシの様に逞しく適応しようと努力するだけ】
【本日は、誰かの――――……戦闘指揮官≠目指す少女の、誕生日】
【其れが魔術協会食堂のケーキを綺麗に等割して、恋人や友と打ち上げるハッピィ・バースディになるかは、まだ誰も知らないが】

【そして、輝夜に対しては―――偶然おそろいのアクセサリーを持っていた時の様な、小さな嬉しさを覚えた】
【不思議なチカラで構成されたビームが、大蛇の貌を討ち抜かんと迫るシーン 親近感を覚えぬ筈も無い】

………ッ、来る…−っ。
アレは、バラけて受けるのは難しそうだ……嗚呼、貴方ら信じてるぞッ!!

【だが、そんな時間は永く続く訳など無く―――熱線が虚空を焼き斬り、極限の縄跳びが始まった】
【武美は口からブブゼラを引き抜いて、驚異的肺活量の下に呼吸を整えながら、輝夜と綾に、攻撃への対処を願うだろう】
【――――……死なない∴ラに闘う限り、その意思に最後の勝利は、訪れはしない】
【防御するだけの闘いで、人間のちっぽけな存在に、勝算は与えられない―――彼女は、薙ぎ払う光芒の内側に、跳び込んで】

……――あ"あぉぁ"ぁ”ッ……!

【締まった身を屈め、転がる、抜ける―――駄目だ、後少しの所で、熱戦の余波がその身を撫でた】
【右半身が急速に熱され、汗とは違う汁がしゅう、と吹き出て、ダメージの多くが集中した狭い場所は爛れている】
【幸いな事に、要たる呼吸器や視覚への損傷は無い様だが―――苦痛に呻く無心の声は、その威力が少なからぬ事を雄弁に示す証拠だ】
【劣化した¥繧ナ、此れだ―――まともに食らっていれば……其処は、黄泉だったかもしれない】

…ぁぁあ、負けるかァァッ。
―――≪乙女の魔砲・スパークブラスター≫ァァァァァッ!!!

【絶叫を打ち消すには、矢張り咆哮――――武美は素早く立ち上がりながら、眼の前の蛇達を見据えている】
【あくまでも『緊急回避しかしていない彼女は、恐らく二人からは殆ど離れてはいないだろう】
【場合に依っては、その存在を『背負う』形になりながら―――攻撃後の黄鱗の塊では無く、『水蛇』へと、閃電の一撃を放つ】
【真っすぐとした軌道で、狙いも頭から喉≠ニ言う大雑把さだが、西部劇の早撃ちよろしくの動作は、流れるように早く】
【電撃光線砲は『貫通力』と『速度』においても非常に優秀であるという、まさに大物狩りの為の技だ】

(……ん? ………あッ…!)

【その時、ふと目に飛び込むのは―――橙色の『死せる』筈の頭の中で、未だに蠢く血肉と妖気】
【最初は混乱したが、直ぐに思うの……――文献通り≠ニ言う、笑えない感想】
【魔術協会でかつて見た資料によれば、八岐大蛇はもちろん、ヒュドラやらウロボロスなど、蛇の怪物には不死身の要素を持つモノが多かった】
【――――…ならば、尚更要求されるのは、『火力』】

―――≪ブブォォォーッ!!≫

【まだ蓄積魔力の半分以上が残留しているブブゼラを、『ゆるやかに』吹き鳴らし―――攻撃の去就を見つつも、彼女は蛇の『総身』を睨もうとする】
【目的は、蛇の『チカラ』の波長が、一番強い部分の探知……探し求めるは、そのCORE≠ナある】
【但し、大蛇がこれを察することが出来れば、或いは出来ずとも―――『攻撃』は、その『中断』に直結するのは、当然のことだ】
721 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/26(金) 22:55:39.83 ID:2hoV2j.o
【魔術協会・図書館】

【夜間でも人の出入りの多い魔術協会、例え襲撃などで危険とされて居ようと】
【それでも、利便性には勝てずに訪れる者が居る】

【其処に居るのも、その一人】


………兵士の数が絶対的に足りない、運用出来る人間はいても
まずは手足を揃えなくてはいけないのだけれど………

【絹のような黄金のツインテールと瑠璃色の瞳】
【リボンコサージュを付けた紫のドレスを着た少女が、天井に@ァっている】
【腰には、装飾の施された鞘に収められた一本の長剣が有る】

【ドレスや手に持っている本は、重力に逆らうかの様に少女に張り付いていて】
【何故か、長いツインテールだけが、床に向かって伸びていた】
722 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:57:05.94 ID:hAyXRYUo
>>714>>709

よし――――っ!
【その喜びの言葉の意味は2つ】
【大蛇の頭をなんとか潰した事と】
【ようやく錫杖に力が溜まった事の2つ――――】

立つ鳥は後を濁してはいけません……よ
【空中に残った光球、あれは自分が滅する物】

金生水、刀身の金気を持って水を宿し化生を滅する
――――その身を示せ清刀「七泉」――――
【“ぽたぽた”と錫杖上部の装飾と持ち手の継ぎ目から水が漏れ始め】
【五篭は錫杖を、仕込み刀を引き抜く】
【細身のそれが外気に触れると同時に飛沫く水】

舞え水刃、降る災厄から我らを護れ
【残った光球に向けて縦に一閃】
【刀身の水分は弧の形を描きまるで意思でもあるかのように光球に飛んでいき】

【光球の手前にてその形状を円形に変えて光球を包もうとする】
【うまくいけば法力と霊力の篭った水の壁によりその爆発を内に押しとどめるだろう】

(あちらの大蛇の目玉、そしてこちらの……)
考えるまでも無くヤツの生命の根源はここではない
ならばせめて簡易の封印だけでも――――いや……!
【完全に蛇頭が復活するまえに封印をしたいが、眼の端に捉えたのは1人の少女】

>>717

(既に沢山の命が散っているんだ。これ以上は……)
お嬢さん――――!!
【彼女の周囲には味方がいない、加えて迫るもう一匹の大蛇】
【五篭はクルスに大声を向け、右手の仕込み刀を再び構え】

灰色はなんとかします!出来る限りそこから離れてください!!
【再び刀をしかし今度は横に振り】
【刀の動きと同じくして頂きから伸びるのは水の鞭】

――――水式「水縛」――――
【灰色の大蛇に向かうそれは敢えて言うなら透明な蛇】
【しかしその存在は対極ともいえる、その小蛇には法力と霊力が篭められ】

届けッ!!!
【灰色の大蛇、その逆立った鱗を縛るようにその動きを止めるべく】
【空を切りながら進んでいく】

【水の鞭に囚われたのなら動きをある程度の時間止めるだろう】
723 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 22:57:22.35 ID:PLjlMbw0
>>716

【手を引っ込められても、ぎゅうと自分を抱きしめるのはやめなくて】
【何かに怯えるように、身体を縮こまらせて】

【それでも、きっと、落ち着こうとしたのだろうか、右手でぎゅうっとワンピースの胸元を握り締めて】
【見て分かるほどに震えた左手で、髪を耳にかけて。顔を少し上げたところで、名前を呼ばれ】

【涙で潤んだ、真っ黒の、光の無い瞳】
【それらが、檸檬に向けられて】
【口を薄く開いた、口呼吸。じぃ、と見つめて】

【次いで、告げられた名前に】

――――……。

【はくはくと、数度。口を動かしたあとに】
【呼吸さえも止めて。そのまま、人形か何かのように、動きを止めてしまうだろう】

【知っているとも知らないとも答えないが】
【完全に知らない人にこんな反応、取れるだろうか】
724 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 22:59:35.76 ID:wjUnO6Ao
>>714
(読み違えた・・・!?効き目が小さすぎる)

【狙いを謝ったことに歯噛みしながら熱線を縮小、玉葱が命中した蒼蛇の様子を見――その視界に新たな色が飛び込む】
【黄色の蛇の口に収束する光――とっさに熱線を切って杖をそちらに向け――】

―――!『無垢の光芒よ―』

【――るよりも早く放たれたその光、防ぐに余りあると判断した輝夜はとっさに回避の一手を打つ】

『瞬いて拒絶の力を示せ』!≪ヘンペル・エクスプロード≫!

【杖がその場で輝き、白い爆炎を上げる――触れたものを弾き飛ばす力を持った白い魔翌力、それを炸裂させて自身を大きく跳ね飛ばす】
【前方――つまり蛇の胴の方に転がりながら考える――転がった先まで届く熱気からも、今の攻撃が熱線だとわかる――
だとすれば、炎や熱による攻撃が効く望みは薄い――どうする?どう戦えばいい?】
【身を起こしながら見えるのは、頭部をやられてなお再生しようとする橙蛇、他のクエストメンバーに相対する白蛇、そして灰蛇――】
【白蛇や灰蛇は能力からしても熱攻撃が通じそうな相手、加勢することを考えるが――】

(…何かが引っかかります)

【輝夜の疑問の焦点はやはり再生する橙蛇だ――
彼女はとある研究施設の所属でもあるが、そこでもやはり、再生があっても脳のダメージは致命的なものだと言われていた】

(まさか、あの頭は本体じゃない――?)

【何一つ確証の無い推測だ、外れている可能性の方が高い―――
だがやはり気になる、『もしかしたら「本体」は別にあるのではないか』?と】
【丁度前方に転がり込んだところであり、蛇が攻撃した直後――迷っている時間は無い】

間違ってたらごめんなさい、皆さん―――

【誰へともなくそう謝罪すると、と再び魔翌力を収束し始めた杖を――胴体、蛇の首が集まる場所に向けた】
【蛇は文字通りに頭数がある――すぐにでも此方への攻撃が飛んで来うる、チャンスは一度、それで見極めなければ――】
725 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:01:28.89 ID:pYNV.Z6o
>>718
「ったく・・・想像以上にそのものってなんなんですかっ!そんな貴方は石人間なんですかっ!
 緒伏か・・・護姫 楓梨だよっ!宜しくねっ!因みに太古の昔から
 冬眠とかを繰り返してこうなっちゃったりするんだよ!!ゴキブリの歴史は長いよっ!!
 ・・・・・え?私の話を聞きたい?・・・自伝でも出すかッ!!」

【元気良くそう言いながら。青年の目線ぴったりに】
【それはそれは嫌がらせの如く、低空飛行で目線に留まる】
【2対4枚になっている羽が動くに連れ、体が上下に揺れる。そして触覚も動く】

「この名前はネコサバトっていう私の友達に付けてもらったんだ!」

常にコンなんだからな、気にしたら負けだぞ!
とりあえず早く喰え!な!

【今度は両手で近づけようとする】
【どうやらチョコを食べるシーンがとても見たいよう】

あぁ、宜しくなコックトーン!
【笑顔で握手をする。その際に両手を上下に激しく揺する】
726 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 23:09:29.90 ID:yP/vPwDO
>>714>>722
……頭を潰しても無駄か…とすれば
…何か、力の源があると睨むのが普通か
【八岐大蛇へと、真っ直ぐに駆けながらも周りの様子に目を向けた】
【あちらでは目が、こちらでは頭が】
【両方破壊されながらも、すぐに両方再生している】
【蛇の生命力が高いとは聞くが、流石にここまで高いはずがない】
【流石に相手は魔物、だが何かからくりがある筈だと彼は睨んだ】

…………………!
【正誤の行動が上手くいっていれば、自分に迫る脅威は目の前の吹雪のみ】
【正誤の事を信じ、目の前に集中する】

…焔舞!
【ザ、と一旦立ち止まり、ギターを構えると目の前に二つの人魂が燃え上がり】
【掻き鳴らすギターの音色と同調するように人魂が目の前で回転、炎の壁を作り吹雪を防ぐ】
【が、これだけでは前には進めない、いつまでも壁に隠れている訳にはいかない】
【頭を潰しても復活するなら、尚更長引かせる訳にはいかない】

……鬼焔撃!
【突如、演奏を止めてギターを振りかぶり】
【フルスイングで壁を後ろからぶん殴る】
【すると、殴られた壁の逆側から炎が噴出、火炎となって吹雪と相打つ】

【ピシッ】
【小さな音をたてて、面のヒビが微かに広がった】
727 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 23:15:55.02 ID:3tuMLwDO
>>723

【彼女が完全に固まってしまった様子に、檸檬も硬直した】
【まさか、まさかとは思うが―――“恋人”は。鈴音は。赤木は】
【彼女は答えてはいないが、其の反応で】
【驚愕し、一瞬視界がくらりと傾き掛けたが】

【鈴音の様子に、我に帰って】
【同時に、後悔の波が押し寄せた】

……鈴、音

【どうすれば良いか、分からなかった。どう、言葉を掛ければ良いか】
【暫く視線をさ迷わせてから、息を呑み。声を出そうとするが】

りん、……鈴音……あの

【名前を呼んだ後に、必ず声が詰まった】

【「ごめん」、と。謝罪を紡ぎ、彼女へと、片腕を伸ばそうとして】
【然し――――伸ばし掛けた腕も、動きが止まり、小さく震えた】

……鈴音……大、丈夫……

【俯き、顔を髪で隠しながら、鈴音に問い掛ける】
【―――少女を傷付けた超本人が、そんな事を言う権利など、無いのに】
728 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:16:04.63 ID:AzqeZGco
>>725
ええ、恐らくなりたてほやほや石人間新品、ただし破損あり、というところです
カイコさんからお話を伺いまして、是非ともそうなってしまった状況をですね…
……ぬぅ…ぬうう……
猫…裏夜会?それはまたなんというか…個性的なお名前ですね

【苦笑しつつぶいんぶいん目の前で飛ぶGを見て】
【それから目を逸らせばチョコレートが目の前に】
【握手で揺らされる腕。肩の部分は生身のためものすごく負荷がかかって】

ああああよろしくお願いします、あと肩がとてもよろしくないことになりそうなので揺らさないでいただけると
嬉しかったりするのですがわかりました食べますそのまま食べますのでどうかご勘弁を!?

【根負け】
【あー、と口を開けて待機する】
729 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 23:19:06.19 ID:3tuMLwDO
>>727
/三文目、抜けてる箇所が在りました
/【彼女は〜…其の反応で、返答を聞けた気がした】と付け足しを…
730 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/26(金) 23:23:29.76 ID:hYPg1zwo
>>717
【蛇の、上に、乗る】
【紅色の蛇は、劣等種である人間風情に足蹴にされる事実に激昂する】
【――もしクルスが其の背に乗ったままならば、やがて足元から熱を感じることになるだろう】
【其れは数秒と経たず高熱、灼熱――放置すれば獄炎となりて周辺を焼き尽くす。】
【口から吐くだけが能ではない。「火炎蛇」は「火の属性を有する蛇」。海外のモンスターに喩えるならばサラマンドラが近いだろうか】
【熱を司るこの蛇にとって、体温を操作することなど造作も無いのだ】

【上からは鋼蛇。足元には炎蛇。杭の維持が数秒ならば、まもなく炎蛇も解き放たれることになる】
【普通に考えたならば絶体絶命。未だ動かぬ二つの首を含めると四面楚歌とも言える状況だ】
【この状況を打開するのは果たしてクルス個人の力か、それとも――――――】

>>717>>722
【――――いや、救いは、あった】
【線は繋がる。本人は望まずとも、狂気の中に囚われようとも、救いの手を差し向ける者は何時の世もいるのだ】

【迫る灰色の蛇に、水の呪縛が襲いかかり押しとどめる】
【だが超重量にして其れを動かす驚異的な力を有する鋼蛇は、呪縛されながらもずる……ずる……と動き】
【しかして目線の方向はクルスではなく正誤。自身を縛る術者に意識を割くことにしたようだった】

【灰蛇の頭部、額に当たる部分の「棘」が正誤に向かい無数に射出される】
【長く鋭い針は、もし直撃したならば重症は免れないだろう事は想像に難くない】

【そして――鬼助。】
【吹雪に相対する火炎は、見事其れを打ち消すことに成功する】
【白蛇は、正面から吹雪を打ち付けることを諦めたのか――首を上に向けて凍気を口に収束し始める】

【接近するまたとない好機。今ならば邪魔する者は「眼前にはいない」】
【また、鬼助が接近するならば同様に近距離で立ちまわるクルスの姿が目に留まるだろう】

>>719>>720>>724
「――――――!」

【蒼蛇の鱗を、肌を突き刺し冬虫夏草は根を張り巡らせる】
【水気を吸い上げる樹の力は、この蛇に取って非常に有効に働くことになった】
【振り解こうと暴れるも、反属性の法則に縛られるこの蛇では其れも適わず足掻いたところを――スパークブラスター、雷気が撃ち貫く】

【蒼蛇は、ビクン、ビクン――と数秒大きく痙攣した後】
【焦げた身体をズゥン……と地面に横たえていった。再生は、すぐには始まらない。二種の反属性によるダメージは、蛇の不死性をも抑えこんでいたのだ】

【そして――二人の推測は的を射ている】
【八岐大蛇は八匹の蛇ではない、「八つの首を持つ一匹の蛇」なのだ】
【脳が完全破壊されても蘇生する。ある程度知性を持ち、複雑な身体構造をしたこの八岐大蛇が】
【記憶や経験も含めて全て元通りになるには、この再生方法「新たに細胞を造る」方法では無理が生じる】
【ならば――蛇の頭は「触腕」のようなものだ。「蛇頭」達に指示を出し、生命を司る「核」は、必ず存在するのだ】

【無限に等しい首は幾ら殺せどキリはない。冒険者たちが力尽きることが先だろう】
【だがこの攻略法に、確信的なものを持って行動できるならば勝機は一気に近づくことになるだろうか】

【紅蛇:固定】【橙蛇:再生(残り1レス)】【蒼蛇:再生(残り4レス)】【白蛇:健在】
【紫蛇:健在】【灰蛇:拘束】【黄蛇:健在】【黒蛇:健在】
731 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:28:07.74 ID:pYNV.Z6o
>>728

「出来立てほやほやなのか・・・フムフム、大体解った!」
【※何も解っていない】
「3000年ほど前に別世界で敵から逃げるときに自分からこの姿になった・・・・と思う」
「実は、あまりその辺は覚えていないのよ!わりーね!
 ネコサバトは確かネコのカオスだったからあの子に聞いてみるのも良いかもしれないよ!」

【左右に傾く破壊神G。悪意は無さそうであるが】
【そして撒き散らしているのは可愛い声と後一つ】
【そう、唯のグロデスクな外見から来る悪感である】

わーったよ!これでいいんだろ!これで!
【ぺっと直ぐ傍に極限まで嫌そうにつばを吐くと】
【腕組をし、青年をにらみつけると】

さて食べろ!食べんきゃゴキブリ食わせるぞ!
732 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 23:34:14.11 ID:PLjlMbw0
>>727

【名前を呼ばれたとしても、反応は返さず】
【呼吸や瞬きさえ止めて、数秒、十数秒、経った頃に】
【ようやく、息を。吸い込んでから、吐き出して】
【同時に、ぱちぱちと瞬き】

【視線を向けているのは相手のはずなのに、見ているのはきっと、別のもの】
【ふらりとよろめいて、半歩ほど、足を下げて】
【次いで、もう半歩】
【伸ばそうとした、手の動作。それを見て、今度は1歩分】
【距離を詰められなければ、おおよそ2歩分の距離】

【それから、大丈夫か、と問われれば】

【ぎゅ、と。ワンピースの胸元を強く握って】
【ひどく怯えた表情を見せてから】

【くるりと、身体の向きを変えて。長い黒髪や、ワンピースの裾を一瞬残し】
【たびたび足を縺れさせて転びそうになりながらも、早足で。真っ黒で、時々波の白さが見える海へと。向かおうとしてしまうだろう】
733 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:38:37.39 ID:AzqeZGco
>>731
ふむ…それではあまり参考にはならなそうですね…
と思ったら新たな解決の糸口。やはり幸運だ…情報をありがとうございます
(…大丈夫、耐えられる、耐えられるぞ俺)

【目を閉じればきっととても楽なのだろうが絶対に出来ない、いろんな意味で】
【そうして一つ息を吐けば】

申し訳ないカイコさん、現状でこれ以上の破損はマズそうなので…
【楓梨をチラ見】
……ご勘弁を
わかりました、では…いただきます

【ゴクリ、と息を呑んで】
【視線をしっかと返せば】
【そぉい!とチョコにかぶりつく】

734 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:46:02.52 ID:pYNV.Z6o
>>733
「ネコサバトはカオスだからね!会うときは用心したほうがういいよ!」

確かにそうだったなぁ・・・
悪かったな、謝るぜ!コックトーン!この通りだ!

【頭を下げ、両手を頭上で一編に合わせると】
【その体勢のまま「ごめん!」と一声出す】

「そうかっ!いただくかッ!から揚げとか天ぷらとか
 あとはゴキブリスープとか生で食うのも旨いぞ!」

【いただきますを勘違いしたらしいのであるこのゴキブリ】
【嬉しそうに空中で宙返りとかするこの子】

どうっ!旨いかそのチョコ!
【まるでGなど気にする素振りも見せずに、元気良く訪ねる】
735 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:46:32.09 ID:wjUnO6Ao
>>730
【――まだ、蛇は来ない。ギリギリまで力を溜め、思考を巡らせる】
【何所を狙う?何所が「本体」だ?―――首に無いなら必然胴体か尾――輝夜はやはり胴体と踏む】
【後は、「何処から」狙うか?今の位置からなら―――】

まずは一撃―――いきます!
『回る世界よ人を笑え、回る境は世界を嗤え』!≪バターキャットサテライト≫!

【そう言い放ち、杖を横薙ぎに大きく振るう―――それと共に、直径1メートルほどの炎で出来た円環が生成、そこから飛翔する】
【狙いはやはり、首の集まる部分――僅かに上がった胴の部分に、滑りこむようにして飛び込んでいく】

ふぅ…はぁ…
(「もう一つ」の可能性・・・あるかなぁ)

【流石に連続でのこのレベルの魔術の行使、疲労の速度は速い―――――だが、休んでいる時間は無い】
【放った一撃が「当たり」だった場合と「ハズレ」だった場合の両方を考慮しながら、向かうのは斃れた蒼蛇の首元――】
736 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/26(金) 23:47:54.91 ID:trmWE1Y0
>>719 >>724 >>730

(………何処、だ?)
(敵の核、敵の中枢、ヒトで言う―――『脳髄』、ホンモノのドタマをブチ貫かにゃあ…!)

「ああ、ありゃあ蛇と言うよりは、タコさね……頭なんか、8本も無いんよ。」

【武美は魔力を練り上げながら―――詰まり、巨大な角を『転生』させたとも言える、豪壮たる喇叭を鳴らし続け、ながら】
【蒼い骸が崩れ落ちる衝撃が遠く連なるのを踏み締めた脚で感じて、まだ蛇の『核』を突き止めようと、思考を巡らせていた】
【些か『危険』な行為ではあるが―――その双眸を閉じ、可能な限り明鏡止水≠ノ近いココロを築いて、更に集中の深度を増していく】
【若しも、蛇の本体・本質足る場所に、魔力や妖力の特別な変化が有れば―――武美は、瞼の裏に、ひとつのヴィジョンを映し込ませる筈だ】
【其れは――――……波形のイメージ≠ェ、ある一点で、綻びを産むイメージである】

【そして、二人は―――『奇妙』に思える現象と、直面するだろう】
【武美の声が、頭の中で反響する感覚……――「」内の台詞が、耳朶を通過す過程をスキップして、知覚として伝わるのだ】
【だが、ブブゼラの音は止んでおらず…此の時は、若しかすれば、集団心理の産む錯覚や、気の迷いか何かに思えてしまう、かもしれない】

……もう少し、後少し。
あの橙色の、もうすぐ復活しそうだけど…こっちだって、魔力は溜まってきてる。
だから、今しばらく……あたしと相乗りしてもらえると、有り難ぇ!

【彼女は、息継ぎがてらに、途中で一度『ブブゼラを外す』―――そして、改めて、凛とした声で二人に協力を呼びかける筈だ】
【確かだという保証はない、『相乗り』は地獄の底までになるかもしれない、恐怖、不安、戦慄―――湧き起こる感情は、勇気でたたき落とすッ】
【言葉を言い終えてから、彼女はまた、永遠の相棒たるブブゼラを、祈る様に謡わせるだろう】

【――――……其の瞳のシャッターは、また暫く閉じられる】
【総ては、魔力を高速で練り上げながら、敵の魔力構成を見切る、その『両立』の為】
【決定的に足りなくなる、『眼』は、『盾』は―――信頼≠ノよって補う事が出来ると、信じている】
【其れは或る種の、賭けだった】

「……自分の身ぐらい、此処でも護りたいけど、な………」

【そして――――また、二人の頭蓋を摺り抜けるように、然し穏やかに、そんな声が沁み渡るだろう】
【……二度も、在る事だろうか? ………――発言者≒武美の魂はまだ、知らない】
737 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 23:48:57.81 ID:3tuMLwDO
>>732

【顔を上げた鈴音に、ぐ、と息を呑む】
【幼い少女の心の、深い傷を。蘇らせてしまった】

【今度こそ、ちゃんと謝ろうとして。彼女を落ち着かせたくて】
【言葉を発する為に、薄く唇を開いたが―――】

【彼女が走ろうとしている様子が見えて、声が出なかった】

【向かう場所は―――冷たく暗い、冬の夜の海】

――――――――っつ

【一瞬、何が起きたのか。分からなかったが―――】


ま――――――待てッ!!


【血相を変え、思わず周囲に響く様な声を発して】
【少女へと向けて、急いで右手を伸ばすだろう】
【もし、捕まえられたならば。力を入れて、彼女を引き寄せようとするかもしれない】
738 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:49:44.43 ID:Q.pldh2o
>>730

【重厚な衝突音に、目を見開いてみれば――】
【小くも果敢な、透る蛇が、灰色の蛇に纏わりつき、拘束しているではないか】

【だが、その透明な蛇の出所を確かめるよりも先に、足元の紅蛇が、その怒気を撒き散らす方が速かった】

(や、ばい……!)

【のんきに紅蛇の頭で、息を整えているべきではなかった――】
【すぐに蛇の頭を蹴り、地上に降りようとしたものの――その飛び去り行く白い脚に炎は絡みつき、醜い傷跡を残す】
【その炎の出所、紅蛇の頭を押さえつけていた銀の杭は――耐用限界を超え、破砕音とともに砕けて、跡形も無く空に散る】

くうぅッ……!

【悲鳴を上げながらも、地表に戻って、膝を突く】
【その後、ようやく透明な蛇の出所を探ると――】
【あの法衣の青年の錫杖から、伸びているのが確認できた】

(『……ふん』)

【助けが入ったことが気に入らないらしい、心の中の声は、気にしないことにした】
【例えあの救いの手が、戦略的な――冷徹な損得勘定に支配されたものであったとしても】
【この身を、あの青年が助けてくれた事実が、裏返るわけではないのだから!】

【脚が火傷で痺れているが――それでも、まだ倒れない】
【この命を救おうとしたものが居るのならば――自分もまた、彼らを救うために、全力を尽くす価値がある】

……やはり、蛇の生命力は侮りがたい。
(『ふん――。滅するならば、心の臓――あるいは、脳を』)
ええ、‘くり貫き’でもしない限り、止まらないということでしょう。

【周囲をようやく見回すことの出来る位置に立って、再生してゆく】
【そのような大掛かりな呪文は、己の領分ではないことは重々承知】

【なれば。賢者を、王をこそ守りぬくことこそ、騎士が宿命】
【酷い火傷で、痛む足を引き摺りながら――】
【――それでも、周囲の蛇の注意を引き付ける為】

【右手に握りっぱなしだった、銀色の剣を――掲げて呼ばわる!】

それで終わりか、蛇ども!
その程度か=I

【無論、足がマトモに動かない今、その大音声は虚勢でしかないが――今先ほど怒らせた紅蛇は勿論】
【他の蛇の注意が引ければ、僥倖――】

【怖気を呼ぶほどの、自己を省みないその姿に――蛇は、どう応えるか】
739 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/26(金) 23:50:30.25 ID:3tuMLwDO
>>737
/ミス…文初めの顔上げては、消して下さい…すみません
740 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:54:33.31 ID:dLqDh06o
>>730 >>736
「さあ、構えなさい くるわよ!」

【威力は軽減できても、矢張り緑の光条は厚い熱い】
【未だ未知の”焼き土下座”はこんなものか、などとずれた感想を持ちながら、その光を身に浴びる】
【荒波に対抗する事こそ海神の本命、幸いダメージは体の端の方に偏って、戦闘はまだまだ続けられる】
【動かした瞬間に体が灰になって崩れ落ちる、そんな幻想を頭から振り払う】

【ビクビクと、水揚げされたばかりの鮪のような豪快な死に様を見せ付ける蛇】
【やはり成果は、あった だから、進まないといけない】

  「今よ!」
い、今だッ ブブゼラ先輩は!見知らぬおねえさんにまか……ええ!?

【鮪包丁で地面を擦りながら、倒れ臥した蒼蛇に向かって駆ける】
【先ほどばら撒かれた水の上を”滑る”ようにして、その疾走は不自然だが早い!】

【だが頼み事を断るのは大の苦手、引き攣った顔で溜め息を吐き出し】
【蛇と武美とを結ぶ直線状のルートを走り出す それまでの顔を下げていたのを、ここからはしっかりと蛇を視界に納める】

【目の前の相手を倒すまで、逃げない・死なない・諦めない 単純明快な三か条を心中で反芻する】
【破れば魂を囚われての無間地獄 姫への誓約の方は戦闘の足かせになることはあまり無いだろうが―― ついトドメ、なんて考えたくない】

(だから、逃げちゃだめだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃ駄目だ!)

人に限らず、世界の全ては支えあっているんです それが僕の、魔術体系!

【所々焼けて、折角綺麗に整っていた制服はぼろぼろだ】
【疾駆に合わせて、繊維の片々が落ちていく……】

(トドメを刺せない以上、むしろ蛇一体一体を狩っても埒が明かないってのは僕にとってプラスだっ)
741 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/26(金) 23:55:18.97 ID:hAyXRYUo
>>730

なんとか……――――

【少女に向かう蛇の注意を何とか自分に向ける事ができ少しの安堵】
【同時に緊張、どう動くべきか】

(容姿的には灰色は「金気」、「水気」ではどうにもならない)
(しかも「火気」になる物は持っていない……)

【水の壁で防ぎたい所だが既に縄として用いている為にそれはできない】
【鞘で防ごうにもそれは木製、「棘」とはいささか相性が悪い】

(そして先程倒した首の復活はなんとしてでも阻止しなければならない……)
(ここで化物を勢い付けるのは賢明とはいえない)

こうなったら……――――

【刀を「クン―――」と引けば大蛇を縛る水の鞭はその形状を失い拘束力を無くし地面に落ち】
【そして再び刀を横に振る、「水気」はまたも鞭の姿を形作り意思を持ったかのように迫る「棘」の腹を叩くだろう】
【しかし水の鞭に篭められた力は先程よりも弱く、硬さも十分ではない出来たとしても「棘」の軌道を変える程度だろう】

――――封縛ッ!間に合えッッ!

【鞭を放った瞬間に反転】
【その回転と同時に左袖から5本の独鈷が倒れた橙蛇に向けて放たれる】
【橙蛇を中心に5つの独鈷が描くのは五芒、星型の封印術である】
【時間が無く法力の練度も少なくはあるが首1つならばなんとか縛り付ける事は可能である筈だ】
742 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 00:00:18.94 ID:P0jJxW.0
>>737

【至極今更だが、砂地というのは案外走りにくいもので】
【挙句、なんだか生まれたての小鹿みたいに震える足、いくら早足とは言え、そんなに速度は出ず】

【そして、相手の上げたに。本当に、一瞬だけ。動きが鈍ってしまう】
【そんないろいろがあって、相手の右手は。彼女の長い髪だか、ワンピースのどこかだか、腕や身体だか。ともかく、どこかを捕らえ】
【力を入れて引き寄せられてしまえば、抵抗しようにも足場は砂地、しかも足は小鹿状態、身体も軽いために】
【比較的あっさりと。引き寄せられてしまうだろう】

【受け止めたりしなければ、きっと、バランスを崩して砂地に転ぶ、はずで】
【顔を見たらば、泣いてしまっているのが見えるだろう】
743 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 00:03:36.91 ID:iA1b5UDO
>>730
……ここだ…!
【振り切ったギターを右手一本で持ち、引いて、牙のような角が並ぶ先端を白蛇に向けるように構える】
【この瞬間、直接攻撃ができるこの時】
【見逃す訳には、いかない】

神鳴――――!
【バチン!】
【刹那、弾けるような音がして光が弾けた】
【――面の角周囲に、蒼電が弾けている】

………ふん!
【そして、白蛇へと駆け出し、ギターを真っ直ぐ突き出して突進】
【鬼の牙のようなギターの角、先端を白蛇の首に突き刺そうとする】
【突き刺したならば、その牙は深く食い込み、噛み付いて、簡単には離れまいと食いつくだろう】
【それと同時に、申し訳程度にギターから電流が流れ、多少なりとも白蛇を痺れさせようとする】
744 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 00:04:15.09 ID:2YeXYYso
>>734
カオスですか。ふむ…ご忠告感謝します。気をつけることにしましょう

いえいえ、念のため、というだけのことですからどうか頭を上げて下さい
案外簡単に直るかもしれませんし、ね?

【気休めではあるが実際にカイコと話していてそういう気持ちになったのも本当である】

ええと…その、えー…食べられたいのですか?

【不思議な人(?)だ……】
【若干会話内容に不安を覚えつつカイコに再び向き直り】

では…いただきます。
むぐ…む。
(おぉ…特に問題なく食べることが出来た。不思議だ)
(だが…舌も石か。とても、残念だ)
(…けれど)
…ええ、とても美味しいですよ

【外面には出さないように気をつけつつ】
【しかし笑顔は自然と浮かんでそう返す】
745 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 00:14:29.90 ID:ilIp2oDO
>>742

【引き寄せた彼女の身体に、安堵の息を漏らす檸檬】
【そして我に帰り、慌てて受け止めた。抱き寄せる様な形になったかもしれない】

【その際見えた、彼女の顔は―――――】

……、

【自分は、馬鹿だと思った】
【好奇心と、自分の我儘で。此の小さな少女に、涙を流させた】

【もう、何も、言えなかった】
【此れ以上、言葉を口にして。更に彼女を傷付けてしまったら】
【逸れこそ、自分があの海へ、飛び込む可きだ】

【抵抗が無ければ、彼女を強く、抱き締めるかもしれない】

【成功したならば。暫く立ってから、自分のトレンチコートを彼女へと掛けて】
【彼女の肩を抱く形で、静かに街へと向かうかもしれない】
746 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/27(土) 00:20:14.85 ID:uzYtCU.o
>>735>>736>>740
【菊開の動きを妨げるものは既に無く、蒼頭の元へは問題なくたどり着くことが出来るだろう】
【しかし――この不死の蛇は再生するまで時間がかかる。再生を阻止するというならば、他の者の手助けに行くことが優先か】

【輝夜の前進を邪魔する動きは無い】
【黄も、白も、紅も、灰も――何も邪魔することはない】
【胴体までは素通りとなるだろう。……皆が皆/八岐大蛇の弱点に気づいたことで/其の根元に近づいていく】

【武美の波紋イメージは、やがて八岐大蛇の中に「二つの異物」を導きだす】
【一つは、首の付け根から僅かに下部。其の分厚い皮に包まれた奥に大きく鼓動する臓器を観る事が出来るだろう】

【そしてもう一つは――臓器でも、八岐大蛇の身体のパーツですらない】
【位置は蛇腹の地面に近い部分。浅腹の中に存在した】
【その形状は紛れもない――「剣」だ。八岐大蛇、武美はその伝承を知っているだろうか――?】

【そして、恐らく八岐大蛇の「罠」に気づくことが出来るのも武美だけだろう】
【何故、明らかに自身の弱点を察したであろう冒険者たちを迎撃しないのだろうか】

【何故――――何故――――黒と紫の首は、今まで何もしなかったのだろうか?】
【哂う/二つの毒々しい首は静かに哂う/おいでおいでと皆を誘う】

/続きます
747 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/27(土) 00:21:58.25 ID:uzYtCU.o
>>746
>>738>>741>>743

「――――――」

【吠える。本来蛇が発しないであろう獣じみた絶叫がクルスに向けられる】
【紅蛇は火炎の吐息を口元の穴から垂らしながら、血走った瞳で彼女を見つめた】
【だが、威嚇のように吠えるだけ。火炎も吐かねば跳びかかることもない】

【正誤に向かった鋼の棘は、水気の鞭により弾かれ明後日の方向へと飛んでいき】
【そして再生寸前の橙頭――それに対する封印が確かに為された】
【未だ頭部が復元しきらない状態で、再生を押しとどめられるような形で強く強く痙攣し続けるだけとなった】

【其れと時を同じくして、鋼の蛇が正誤の方へと向かってくる】
【動きは鈍重。しかし戦車や削岩機の如く大地を抉りながら、正誤に向けてズルズルと迫っていく】

【そして鬼助――白蛇に向かい突進したその攻撃は成功する】
【しかし、次の瞬間ギターから「強い冷気」を感じるだろう】
【白蛇の表皮から――ドライアイスを思わせる煙と凍気が溢れる。……紅蛇と同様だ。自身の肌を冷凍しているのだ】
【これによって、電気を流されながらもギターと自身の体に貼りつけようとし、足止めの一手を取らんと立ちまわる】

>>ALL

【――紫の蛇と、黒の蛇が鎌首を擡げて冒険者たちを眺める】
【まるで、ねずみ取りに掛かった獲物を観るかのように……ゆっくり、ゆっくりと口を開き、双頭の特性を発動した】

【紫蛇の属性は「毒」】
【「周囲」を対象として毒素を含む煙を撒き散らす特性を有する】
【もし煙を呼吸器から吸い込んだ場合、全身に強度の神経痛と軽度の麻痺が襲うことだろう】

【黒蛇の属性は「呪怨」】
【「周囲」を対象として内包する捕食した獲物の残留思念を放出する特性を有する】
【対象範囲は八岐大蛇を中心とした数m。黒い瘴気のようなものが辺りを覆い、それに包まれたならば】
【思考に「残留思念」が侵入し、思考撹乱、頭痛。精神異常などを誘発する効果を持つ】

【二種類の「毒」の罠】
【対象は近接位置に居る冒険者たちである】
【クルス、輝夜、鬼助の三名が現在射程圏内に入っている事だろう】

【――気づくことが出来るか?対処することが出来るか?】
【もし、この毒の罠を突破することが出来たならば敵の核は間近だ――果たして、如何なる結果が生まれることになるだろうか】
748 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 00:37:05.40 ID:P0jJxW.0
>>745

【抱き寄せれば、伝わるのは。暖かさではなく、どうしようもない冷たさで】
【冬にこんな格好だから、という以上に、冷たくて】
【肯定も否定もしていないが、某白衣な青年さんの言うことを信じるならば、ある意味納得できる冷たさ、だろうか】

【泣きじゃくりながらも、何が起こったのかよく分かっていなかったらしく。なんだかぼんやりとしていたものの】
【強く抱きしめられ、現実に戻ってきたのか。ぐ、と。左手で、相手の身体を押しのけようとしながら】
【右手を海のほうにやり、抱きしめられたままでは叶わないが、それでも。海へ向かおうと】
【漏れる声は、最早言葉の形を成さず。嗚咽や、うめき声ばかりで】

【どこかへ連れて行こうとするのは、今は拒否されてしまうだろう】
【そこまで暴れたりはしないものの、軽く暴れるくらいには、嫌らしく】
749 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 00:38:56.46 ID:iA1b5UDO
>>747
【ギターの牙が、突き刺さる】
【噛み付き食いつき、八岐大蛇の内へと入り込む】
【これで、攻撃の準備は整った】

………く……ただではさせない、という事か
【しかし、次の瞬間手に伝わる冷気】
【行き過ぎた冷たさに、逆に熱さに感じるそれに、一瞬手を離す】

……ここまで準備はしたんだ、意地でもさせてもらうぞ
【…が、それを無視】
【掌にダメージが来ようが構わないと言わんばかりに、白蛇に刺したままのギターを演奏するように構える】

【続いて、周囲に立ち込める二色の毒】
【効果が何とは解らないが、あのような怪物から出た物、本能的に危険と判断】
【すぅ、と息を吸い込み、肺に溜めて息を止め】


―――――――――――――!!
【次の瞬間、ギターを激しく掻き鳴らし、演奏する】
【ギターから放たれる音波は振動となり、音は妖気となり、刺さった箇所から八岐大蛇の内部にダイレクトに伝わり、蓄積していく】
【振動で内部からダメージを与え、別の妖気で相手の力そのものに拒絶反応を起こらせ内部で暴走させる】
【これだけ巨大な相手にした事は無い技、どれだけ効くか、どこまで効くかは解らない】
【とにかく最大限に、息の続く限り激しくギターを掻き鳴らす】
750 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 00:44:18.91 ID:z45.wkoo
>>747

【「棘」の方向を変える作戦は半ば賭けだったが功を奏したらしい】
【背中に何かが刺さる衝撃が無いという事がそれを物語っていた】
【そして何とか橙蛇の封印は成功したらしい】

【しかし安堵の暇もなくその耳に届くには腹を地面に這わせて近付く蛇の足音】
【正誤は直ぐ様に向き直る】

(さてさてどうしたものでしょうか……独鈷の数も心許ないですし)
(「金気」には「水気」は動きを止められても致命打にはなりはしない)

こうなれば純粋に力のみの勝負になります……ね

【水の鞭を右手に携え眼前の化物への打開策を考える】
【金を壊す他の方法……】

(金、金、金属……僕の刀も金属、細身だからいくら鋭く鍛えられていようと確実に力負け……)
(……――――鍛える、研磨……そうだ、削るというのはどうだろう!)

【思い立ったのなら直ぐに行動だ】
【水の鞭を地面に叩き付け、土を抉る】
【そしてその鞭の中に優先的に小石のようなある程度の大きさを持った物を取り入れていき】

「水気」と「土気」この2つならば或いは――――!

【形状は「鞭」のまま、しかし中の水に流れを生み出す】
【段々と激しくなる流れに小石も共に流れていく、そして「鞭」は掘削機のような音を奏で始める】

賭ける価値は十分にある、ゆくぞ化物っ!

【向かってくる大蛇、それに対するように「鞭」を振る】
【それは先程と同じく蛇を縛るように】
【しかし今回はその水の中に法力だけでなく小石も含まれている】

【青年は水に小石を取り込み更に速度を加える事によって「鞭」をウォーターカッターのように使おうと考えたのだ】
【蛇に「鞭」が絡まったのなら蛇自身の強度にもよるがその鎧皮を削っていくだろう】


【その行動をする中で正誤の紫色の双眼がズキリと疼いた】
【この痛みは何か?などと考える必要も無い、近くに呪いか何かがある――――】
751 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 00:47:15.60 ID:DaveYwUo
>>746 >>747

【蒼蛇の元へは辿り着いた、着いたはいいが、二重の毒霧が辺りを覆っていく】
【まだ自分の居所は範囲ではないが、後退できない以上、回避は不可能】

(なら、今すぐに!)

symbiotic-pre-animism!

【死体の眼窩から、細い蛇が這い出してくる】
【鱗の織り成す色彩は、絹織物のように艶やか 青い斑紋が体躯を覆う】
【そして最大の特徴として、四肢と双角を持っている】

この発想は無かったよ てっきりスサノオさまか、もしくはクシナダヒメあたりかな、と
「ミズチね 正直言って私にもこの発想は無かったわ」

『さて、初めましてぇぇぇ いやぁ!さようなら、かな? ああ? 残念ながらぁ、俺はお前を助けるつもりはなあいのぉ くけけけっ』

【二又の舌をびらびらと揺らして喋る蛇】
【実に耳奥にこびり付く様な、粘性の在る嫌な声で、残念残念と嘲り笑う】
【この後に及んで、敵を増やしてしまった――!?】

【現在も、周りの者達は戦っている 悩んでいる暇は無い】
【だというのに思考は堂々巡り、この場でこの失敗を斬りにいくか、無視して「核」を目指すか、選択肢は出ているのに、進めない】
【どうにかしなければ、という想いが募るばかりで、決断がつかない】

姫様、どうしたら……

【心をかき乱す笑い声以外、何も返ってはこなかった】
752 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 00:50:39.12 ID:JNgf2rAo
>>746 >>747

(……紅蛇の注意を引いただけ、マシか)

【次の瞬間には、炎の海で包囲されてもおかしくは無い。それほどの覚悟で臨んだ挑発だったが】
【しかし、紅蛇から帰ってきたのは、威嚇の咆哮、ただそれだけ】

(……どうしよう、か)

【巨大な盾を生成し、攻撃を防いで――そして隙を生ませようという、その目論見は潰えたものの】
【周囲への警戒は怠らない。手にした剣を、紅蛇に突きつけて、次の方策を探る】

【――違和感がする】

【黒蛇と紫蛇が、嘲笑うようにこちらを見ている――そう、あの二頭は、最初から、動く様子が無かった】
【今も、まるで、鼠か蛙を前にしたような、泰然としたその居住まい――】

(『――毒。そして――呪詛の類だ』)
ッ!?

【冷然と響く、心の声に、素早く反応して、クルスは己の右手を口元に当てる】
【無論、息を止めねば、そのような方法で毒を防げるはずも無い――しかも、間の悪いことに】
【近接戦闘の末の事、呼吸を荒らげていたクルスは、もろにその毒素を吸い込む事になった】

あ……ぁ……。

【神経毒は、クルスの矮躯を容易く狂わせた】
【咽頭から空気が漏れ出る音だけを声に】
【気丈にも直立していた脚部は、火傷の痛みも相俟って、その機能を放棄した】
【かろうじて倒れ込むことは無かったものの――四つん這いの姿勢で、身体をさいなむ毒に抗う】

(『随分な格好だな――? 神の下僕よ』)

/続きます
753 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 00:51:08.35 ID:JNgf2rAo
>>752
>>746 >>747

【毒が身体を蝕むように】
【呪怨が、心を狂わせる毒が、クルスの精神を蝕んでいく】

【本来は強く顕現しているクルスの意思は、同時にその身に同化した、セエレの意思を抑える働きをしているが――】
【セエレの力が強まった時。クルスの意思が弱まった時。その関係は、過去、幾度と無く逆転してきた】

(や、め……! だめ、やめて……!)
(『なに――この無礼な蛇に、己の立場を分からせてやるまでだ』)
(『少々、興が乗りすぎれば、どうなるかは、分からんがな?』)
(……やめ……!)

【ぶつん、とブレーカーが落ちるように、クルスの意識が闇に呑まれる】

ふ。ふふふふ。
あははははははははは……!

【狂笑と呼ぶに相応しい声が、這い蹲った少女の喉から飛び出してきた】
【その身体を毒に侵されていようと――その精神を呪怨に侵されていようと――精神が肉体よりも上位にある、セエレの行動を妨げるには至らない】

【ゆっくりと、火傷と毒と呪怨に侵された身体が、軋みを上げて立ち上がっていく】

『さぁ……踊りましょう、‘同郷’の仔らよ!』

【鈴のような高い声を、けたたましい笑いに変えながら】
【呼び出された短剣の数は、実に――十本。それだけの数が、クルスの周囲に浮翌遊し、待機している】

【――残された魔翌力は、全て注ぎ込まれ。その体内を巡る血も、ほぼ限界量が、急激に喪われていく】
【ただでさえ白いその肌から、血の気が失せ――青白く、明らかに危険な兆候として、青白く変わっていく】
754 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 00:52:41.32 ID:xZPVj7oo
>>746>>747
【自らの位置を移しながら、周囲を警戒する―――】

(まだ蛇の攻撃は来てない――あれ?)

【そうだ、自分で考えていたはずだ――頭が二つ潰れた状態でも、残りは六つ。一人一つは当てられる】
【それなのにどうしてまったく攻撃が来ない?他の首は何をしている――?】
【――だが、遅い――そこまで思い至ったところで、その他の龍が動き出す――】

なっ―――このタイミングで!?

【まず迫ってきたのは紫蛇の放つ毒煙―――
広範囲攻撃ということもあって、迎撃のしようも無い。一旦そこから距離を取ろうとして――】

く―――え?

【黒い瘴気に、捕まった】

――ぁ

【停止するのは、一瞬】

いやあああああああああああああaaaaaaaaaAaAAAAAA!!

【死の感覚が、再び彼女に触れる―――今度は感覚ではなく、直接脳を侵される】
【何かがフラッシュバックする―――何が?死が?苦痛が?闇が?】
【兎も角、精神を蝕まれ、彼女はそこに崩れ落ち―――】
【――――・・・】

く、あ――――ぁ

【なかった。黒い霧に呑まれたまま、ゆっくりと立ち上がると―――】

あ、たし、を…誰が・・・っ!

【その言葉は文を成していない――だが、周囲の誰もが認識できるだろう。その身に漂う魔力を、敵意を、それから殺意を】
【「彼女」は、感情のまま杖を構え直す―――戦いの構えを取る】

頭が、痛い・・・!気持ちが悪いぃっ!
『宙は傲慢に煌き海を焼き、空は憂鬱に地を刻む』――・・・!

【怒りを露わにし、言葉を紡ぐほどに、構えた杖の先の火球が膨らんでいく】
【その狙いは定まってはいない、が―――視線は確実に敵たる大蛇を捉えていて―――】
755 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 00:59:11.61 ID:xnj91aE0
>>735 >>740 >>746 >>ALL

(八岐大蛇―――伝承では、放逐された嵐の神が殺害した、って言われてるけど)
(剣、確かに話の通り、でもアレは……神様が、持ち帰ってしまったハズだってのに……)

【今この心に焼き付ける、ふたつの幻燈―――片方は、嘆かわしいほど判り易い。…心の蔵。厳密には違うとしても、相応のモノだろう】
【そして、もうひとつ。こちりと冷たい、金属から跳ね返る様な波……伝説の魔神の謎を紐解こうと、武美は記憶を漁り、声に図に、其れを捜す】
【数秒後、BINGO=\――突き当たった記憶は、『東方妖魔図録・改定3版』と言う、人を思い切り殴れば、容易に意識を奪えそうな分厚い資料書物】
【かつて読み漁った、子供のころの記憶に依れば―――尾の中には、何故か剣が埋まっていた】
【だが、何故今『此処』に……疑問を抱きつつも、ひとまずは脳の隙間にでも挟み込んで置いて、眼を見開き、音を閉じる】
【其の最期の瞬間に―――笑い声ふたつ。波紋が乱れる、昏く毒々しい色が、『視えた』】

(……そうか、綾は蛇を殺せない、ならば、トドメ役を任ずるのは、華々しい事なんかじゃ無い。)
(輝夜も、あんまり殺生は得意では無さそ……――勿論あたしもだが、あたしには『躊躇』は有っても、『容赦』は無くなった。)

【嗚呼―――……広がる凄艶たる絶景。自分達が、一時の共闘とはいえ、お互いを確固たる闘志の絆で結びて、一つの巨大な山を崩そうとしている】
【その事実は……――武美の中で燃え盛る勇気の炎を煽り、逡巡と負の情念を熔かし尽くすチカラを与えた】
【――――……報いるためには、信じられた自分を、自分の力を、信じなければならない。…――遂に、辿り付いた】

――――……みんな、敵の心臓は、首の付け根の少し下に在るッ! 
それと気をつけろ、黒いのと紫の、口を向けられなくても近くにいるだけで……何か、ヤベェみてぇだッ!!

【そうすれば、息を大きく吸って―――……戦場一杯≠ノ、彼女の声が盛大に響く事だろう】
【自分でも、どうしてこんな音を出せているのか判らない。だけど、下手をすれば自ら鼓膜を破きそうな声が…確かに、響く】
【少し言葉足らずだが、伝えるべき事を、懸命に伝える―――ブブゼラには、はち切れんばかりの魔翌力が滾る】

……ぁぁああぁっ!!
≪乙女の大魔砲・双天極光≫ォォォォォッ!!

【今なら、最大級の技を、反動さえ考慮しなければ二連発できる…ニヤリ、極限に在って、童子の様に顔が綻んだ】
【今までの様に、術の名を叫ぶと―――武美の眼の前に、直径1メートルほどの魔法陣が『二つ』産みだされて】
【夫々の『面』は、双頭の犬の如く、今にも黒と紫の巨影を打ち砕かんと―――鋭く、蛇の姿を見据えていた】

――――……Fire<@ァァー!!!

【砲兵の長の様に、吠える―――光と雷、闇を切り裂き、灼き滅ぼすエネルギーの奔流が、射られるッ!】
【武美『らしい』性質を反映して、ひたすらに真っすぐ猛進し、ひたすらに輝こうと魔翌力を散らす黄金の閃光達の威力は、『スパーク』の比では無い】
【威力を減衰する大気を、海苔でも破くように、容易く突き破って―――二体の蛇の存在を、消し去りに往こうとする筈だ】
【若しも綺麗に過たず命中すれば、どうなるのか……恐らく、焦げ跡すら残らない威力になるだろう】

………うぉぉぉぉっ!!
≪乙女の   ………? ……ッ、何だ、コレっ…!

【更に武美、今こそチャンスと見て、己が身を顧みず、次の術式を練ろうと試みた―――其の時、だった】
【ブブゼラの中に滞留していた大量の魔翌力が……――空気中に、はらはらと散っていく】
【幾ら無茶に出ようとしていたとはいえ、武美の表情は―――いや、闇に染まってなど、いない】
【寧ろ彼女は、驚嘆している……『魔翌力』が、彼女の隣で綾を成し、層を無し、形を造り始めているのだから…!】
756 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 01:04:30.30 ID:ilIp2oDO
>>748

【藻掻く彼女を離さない様に、更に強く抱き締め様とする】
【今此の腕を離せば、彼女は海へと向かう】
【どうしても、離す訳には行かない。離す、訳には】

【彼女に何も言わず、只静かに、其の泣き声を聞いている】
【ぎゅ、と抱き締め続け。視線は彼女が目指す、黒い海へと向けた】

【逸れから、暫くして】
【抱き締めたまま、ぽつりと】

……鈴音


……もう、止めて。死なないで

【そう、告げた】
757 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/27(土) 01:13:30.92 ID:uzYtCU.o
>>749

「――――――!!」

【絶叫、絶叫―絶叫――――】
【音波――衝撃による内部破壊攻撃は、分厚い肉の壁をも通過する】
【振るわれた鬼助の一撃は確かに、八岐大蛇の途方も無い巨体を揺らがせた】

【だが足りぬ。この無限に近い生命を持つ不死の蛇の輪廻を断つには鬼助の渾身を以ても未だ至らぬ】
【後数手――鬼助以外にも誰かの助力があったならば決着の一手を付けられるか】

>>750

【迫る針山の鋼蛇。追いつかれれば一溜まりもない削岩の蛇腹を靡かせながら】
【重く、固い。恐らくは単体の性能では最強を誇るこの蛇を仕留める方法は在るのだろうか?】

【――在る。確かに存在した】
【積み重ねられた「水気」が「鋼の体液」を劣化させていたのだ】

「――――――――」

【低く、腹を抉るような鳴き声が鳴り響く】
【その身体を覆うは、水気と土気のウォーターカッター】
【針山の間に潜り込んだ小石は、水気による劣化も合わさり次々に装甲をへし折っていく】

【装甲の大半が削がれた蛇は――しかし大顎を空けて、正誤の姿を両の魔眼で捉えると】
【唾液を特性により硬質化させ、無数のナイフのような形状に作り替えると】
【鞭を振るう腕を、胸を、脚を狙いダーツのごとく勢い良く放たれた――――。】

【灰蛇の戦力の大半は既に削られ、衰弱している】
【恐らくこの攻撃を乗り切ったならば、蛇を仕留めることは可能となるか――?】

/続きます
758 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/27(土) 01:14:23.88 ID:uzYtCU.o

>>751

【立ち往生する菊開、それに狙いを定めた首が在った】
【其れは「黄色」……「光」の属性を有する蛇頭】
【問答するそれらに向けて、口内で高熱の光を形成すると――間髪入れず撃ち放った】

【レーザーは計五本にも及ぶ】
【放射状に広がりながら放たれた其れは、先ほどのような太さではなく人の腕ほどの太さの熱線】
【狙いは菊開の両肩・右足――そして、二本は現れた不気味な蛇を穿たんと迫る――!】

>>752>>753

【計は成った。ならば後は弱った獲物を咀嚼するだけだ】
【紅蛇は、クルスを焼き払いその御霊を食らわんと口内に火気を収束する】

【そして――突如として起こった異変】
【浮遊する無数の剣に、明らかに異なる人格の発現】
【しかし、蛇は其れに動じることもなく――地獄の業火をクルスの身体目掛けて容赦なく撃ち放った】

>>754

【呪怨に苛まれる身体――しかし、不幸中の幸いか蛇の頭は輝夜の方を向いていない】
【近場には、八岐大蛇に音波攻撃を繰り出す鬼助。そして、数多の剣を携えるクルス】

【敵も味方も消耗が激しい――決着は、近いだろうか】
【この場に於いて輝夜は何処を狙い、何を成して行くか。命運を分ける、瞬間が訪れようとしていた】

>>755

「――――――」

【二本の蛇は、武美の一撃を以て屠られる】
【其れにより、これ以上毒素や呪詛を撒き散らされることは無くなった】

【ならば、後は障害らしいものはない】
【武美を遮る存在もなく、目の前に広がる光景は追いつめられる互いの陣営】

【悠長な時間はない】
【――恐らくは次の一手。それでどちらかが滅び、屠られることになるだろうか?】
759 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 01:26:03.63 ID:P0jJxW.0
>>756

【いくら強く抱きしめても、海へ向かおうとするのはやめず】
【なんだかよく分からない言語ばかり、鳴いていたものの】

【告げられた言葉に、あああぁ、とか。そんな声を漏らしてから】

……っ、言うことを聞かないで嫌われるくらいなら、聞いて死ぬ!

【なんて、急の大声、視線は未だ真っ黒の海のまま。海へ行こうとするのはやめないまま】
【そんなことを、言い返して】
【ようやく成立した言葉の形、ただし、声が盛大にひっくり返っているので聞き取りにくいといえば聞き取りにくい、か】

【ところで、恋人さんにはとっくに嫌われてるわけですが。知らないって幸せですね?】
760 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 01:28:14.54 ID:xZPVj7oo
>>757>>758
【「彼女」の思考は澄んでいた――相手の状況も、自分たちの状況も、冷静に見つめ返せる】
【術式を展開しながら、思考を、視線を巡らせる―――
しかし結局考えることは一つ、忌々しき大蛇の抹殺、抹殺、抹殺!】

『――御機嫌よう』

【なら、選択肢は実質一つ、その視線を、砲身を、敵意を今再び大蛇の胴体に固定し――】

せいぜい、おいしく焼き上がることだなっ――――!!

【杖から放たれたのは、おおよそバスケットボール大の火球――それが蛇の胴体と地面の間に飛び込んでいく】
【一見すれば小さな火球――しかし、これこそが「彼女」の殺意の具現】
【胴体に着弾した火球は一気に広がり、人を数人飲み込めそうな巨大な火球となって大蛇の身体を焼きつくそうとするだろう】
761 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 01:29:15.36 ID:JNgf2rAo
>>757 >>758

【二ィ、と。口の端を歪める、棘のある笑みを浮かべて】
【クルスは、地面に落ちていた、唯一の装備――最初に作り出していた、銀の剣を拾い上げた】

【赤い咆哮が迫る。地獄の業火は、骨までを炭化させしめんと、その猛威で、クルスへと殺到する――】

『身体を千切って捧げると、そう申したな――』
『――なれば、これは汝の願い。安いと申したその‘代償’に苦しむ顔が、楽しみでならぬ!』

【右手に握った剣で――】
【クルスは、狂った笑いを浮かべたまま――】

【――己の左腕に、振り下ろす!】
【その半ばまで、刃は食い込んで――そして、血飛沫の花が咲き――傷口が消失、丸いつやつやとした切り口へと変わる】

【傷口の消失に伴って、千切れた二の腕から下部は、そのまま――】
【ふい、と。重力に逆らって地に堕ちるその寸前で、消失して】

【――無くなった=\―】

【――その刹那の事だった】
【クルスの身の幅の数十倍、クルスの背丈の数倍はあろうかという、巨大な銀の盾が、地中からせり上がる!】
【精巧なタワーシールドを横倒しにしたようなその盾は、吐き出された劫火を、受け止めて――その表面を融解させた】
【だが、ダメージはそこまで。炎ほおろか、熱波すらもその余波をクルスに及ぼすことは無い】

【一方、周囲に待機していた短剣は、己に牙を向いた紅蛇へ、その切っ先を突きつけて】

『――分を弁えよ、たかだか獣ごときめが』

【その主の命令に従い、上顎に、下顎に、目に。剣山を形作るが如く、その頭部を串刺しにせしめんと、飛び掛かる!】
762 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 01:37:48.40 ID:iA1b5UDO
>>757>>758
【武美の攻撃により二つの蛇がやられ、二つの毒が消えた】
【ようやく、止めていた息が出来る】

【この攻撃…体内に振動と妖気を蓄積させる攻撃は、長く続けば長い程効果的だ】
【呼吸を止めていた為、ペースを考えていた演奏のペースも、息が自由になれば…】

………ここからが…本番だ……
……耐えられるか…!俺の―――――!
【パキン!と音をたてて、面のヒビが広がり、右目の辺りが大きく露出する】
【恐らくはこの状態でいられるのもそう長くはないのか、しかしだからこそ】
【だからこそ、ありったけを今、叩き込む】

【更に激しく、更に大きく、ギターを掻き鳴らす、演奏する】
【最早振動は衝撃波となり、更に激しく体内を揺らさんと】
【蓄積させた妖気を暴走させ、八岐大蛇の体内で暴れさせんと】
【ただひたすらに、腕を動かし曲を奏でる】

763 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 01:38:54.98 ID:z45.wkoo
>>757>>758

誇るべきは人間の知恵――――というヤツですね

【ある程度鎧皮を削った所で「鞭」は解ける】
【解け、今度は蛇の上に集合した】
【始めは濁った球を成し、数瞬の後にそれは大きな楔或いはドリルのように尖った形に姿を変えた】

(早くコイツを仕留めなければ――――!!)

【油断した訳では無かった、ただ「鞭」の操作に気を取られていた】
【迫る硬質ナイフ如き投合武器、左袖から独鈷を取り出すが……あるのは1つのみ】

…………南無っ!

【この身を貫くだろう場所を測定】
【一番危険だろう物は胸部を狙っている、潰すならこれ以外は有り得ない】
【しかし刀を操作している右手、それを狙われるのは非常に不味い】

【数瞬の考えの後独鈷を投合、狙ったのは胸部を狙う凶弾だった】

うぐっっ――――!!

【無論他の2本ばかりは弾けもしない】
【しかし腕に関しては独鈷を投げた後の左腕を右腕を庇うように重ね防ぐ】
【足に関しては無防備も良い所、対魔装甲も物理攻撃の前では意味を成さず】

【結果として左腕を抉られ、右足にナイフは突き刺さり正誤はその場に倒れる】
【しかし、しかし右手に握った刀は離さないなぜなら此処で刀を離したのなら他者の計画を妨害することにもなるからだ】

くう………く、くくくくく

【痛みを堪えながらもその顔を上げ蛇をその眼に捉える】
【そして右手を軽く引けば、蛇の頭上にある巨大な水の楔は蛇を狙い落ちてくるだろう】
764 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 01:42:18.36 ID:xnj91aE0
>>757-758

……んなッ、お、お……!
………何が、何だか、マッタク『理解』できねぇ、けど……。

【刻一刻と、最後の時が迫る―――そんな中、武美は立ち往生していた】
【ブブゼラの中の魔翌力は底をつき、通常の魔術を発動したところで、眼の前の生物を屠る領域には、絶対に届かない】
【其れでも、彼女が驚くばかりで、『狼狽え』はしなかったのは―――自分の魔翌力への、揺るぎ無い自信が内在しているからだ】
【そして今―――…明かされる、武美の傍らで起きた現象の全貌】

――――……カッコイイ=c『浪漫』チックじゃ、ねぇかッ!!

【全身を、艶やかな『漆黒の鎧』に包まれた―――『奇妙なヒトガタ』の像≠ェ、凝結させた魔翌力で精製されていくのだ】
【頭頂高は武美とほとんど同じだが、捻じれた二本の角≠ェ生えた兜に依って高さが僅かに稼がれており、装甲は丸みを帯びた女性的フォルム】
【腰はスカートと鮫の鰭を組み合わせた様な鋭利なプレートで覆われ、脚部ブーツの先端は、魔女の靴の様に尖って、いついかなる時も、天を差す】
【両肩には、『スピーカー』の様な孔が何個か開いた、張り出した可動防盾――バインダ――が配され、何より武美の『好み』の形態をしていて】
【完全に姿を構築したのなら、最後には―――ドンッ。ヘルムのスリットがあるべき『空白』の中、横長の双眸≠ェ競り出し、光った】

【名前すら与えられていなかった、武美の能力――――……その正体が、このアートマン≠ナある】
【平常時は余りにも地味で、自信不足で、『特技』としか認識できなかった彼女のチカラが、今ここに顕現した】
【恐らくは―――心境の変化=B其れこそ、最大の理由である】

(これが『能力』……扱い方が、何となく判るぜ…。こいつぁ、きっと、もう一つのあたし自身だ…。)
(だったら、あたしの遣りたい通りの技が使えて―――……何ら、可笑しいコトは無いッ!!)

……――≪乙女の究極魔道≫ッ!!

【武美の言葉に、従って―――アートマンの両手が突き出された状態で組まれ、その中で『波動』が駆け巡り、増幅して往く】
【注ぎ込まれた大量の魔翌力を、限界まで絞り出す程に、強く強く、エネルギーを練り上げ、凝縮し……――ひとつの、『光球』を形成したッ】

…古今無双=c……―――≪スパーク・スーパーノヴァ≫ッッ!!!

【古の太妖を討ち得るのは、『古今無双』―――人間の身体を呑みこむほど大きな光が、文字通り『弾丸』の様に、飛んで往く】
【狙いは矢張り真っすぐ、八岐大蛇の真の『首』たる、心臓部を包み込む強固な表皮】
【燃え盛る流星の様に、大気を焦がし、夜に風穴を開けながら飛ぶ其れが、大蛇の体を捉える事が、叶えば】
【『波動』と化した魔翌力が、その体内へと、及んで往き―――体の芯で、凄まじい灼熱と高圧電流が解き放たれるだろう】
【誤射の可能性をできる限り殺し、総てを振り切って、『真の目標へと到達する』―――少女の意思の総てが籠った、凄まじい一撃である】

………ハッ……!ハッ……!

【だが、武美は―――この攻撃を行った時点で、膝を崩し、その場にしゃがみこんでしまう事だろう】
【慣れない能力を行き成り最大級に使用し、さらに魔翌力消費に依って産まれた疲労が、ピークに達した】
【アートマンの姿自体は、健在だが―――……矢張り、『此処』で決めるのが、本願だ】
765 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 01:43:03.50 ID:DaveYwUo
>>758

【菊開の視線は完全にミズチの方に注がれ、上方の蛇の動きは完全に失念していた】
【黄蛇の首が止まり、人など簡単に噛み殺せそうな凶悪な口蓋が開かれる】

「掴むっ!走るっ! こういう蛇を掴む時は頭部がお勧めよ!」

【だが、姫の方が蛇の動きを見ていたのだ】
【間一髪、閃光が貫く先に彼らの姿は無く、左肩の肉が一部良い具合にミディアムレアになった程度で済んだ】

ぐっ ぐぐ゛ぐ゛ぐ……

【突然のことであり、アドバイスと違ってミズチの尾の方を掴むことになっていた】
【さらにそのために片手を離した包丁が、地面に転がっている――誓約上、戻って拾うことができない】

【歯を強く締め、ミズチの尾を握り締め、それから半ば咳き込むようにして呼吸する】
【ミズチがぶらぶらと揺れ、身をくねらせてUの字に】

「さて、貴方の親は、敵と認識したようだけど……?」

『チッ…… 内容は決めたからよぉ あたぁサインだけだぜ』

【噛もうと思えばいつでも噛めるのだと、舌先で手を撫でる】
【それから、宙に現れる真っ白な紙 眼にも留まらぬスピードで、流麗な草書を著しては端から燃えていく】
【何が書いて在ったのか、常人ではすぐ横で見ていても分からないだろう】

契約、締結 はぁ……――――

【いつの間にか、包丁の柄に結ばれた、矢鱈長いうどんの麺を片手で器用に引っ張って包丁を手元に引き寄せる】
【包丁が手の内に収まった瞬間】

【黄蛇に向かって、大量の氷柱が、上空から落ちてくる 月明かりを受け止める、白銀の槍】
【一本一本が人体を貫通できるほどの大きさ、狙いは酷く適当だが、掠っただけでもその箇所を凍結する】
766 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 01:52:02.83 ID:ilIp2oDO
>>759

【彼女の言葉を聞き、少し黙り込み、視線を逸らす】
【逸れから瞳を閉じて。唇を引き結んだ】
【彼女を見ていると。昔の自分を思い出す。そんな事を考えながら】

…君達に何が有ったかは、赤木さんに大体聞いた
…逸れでも、僕には何も言えない。君達の問題だから

【彼女が、赤木が、何を想っているか、何を感じているかは】
【逸れは、本人にしか分からない】
【無関係な、偶然関わってしまった自分には、二人に何も出来ない】

…でも。…今は、之だけ言いたい

……其の台詞は、もう一度、赤木さんに会ってから言う可きじゃないかな

【今、檸檬に言っても、其の言葉に何の意味も持たない】
【死のうと決意しても、檸檬は逸れを力ずくで止める事しか出来ない】
【本当に止める事が出来るかもしれないのは、赤木だけだ】

……貴女は、もう一度彼と会ってみる可きだよ


……僕は、貴女の心を動かす事は出来ない
貴女の考えを、真正面から受け止める事は出来ない

【離さない様にしながら、喋り終えて】
【其れ切り、黙った】
767 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/27(土) 01:56:09.04 ID:uzYtCU.o
>>761

【炎の蛇、嘗ては都の一つも焼き払った地獄の業火は】
【しかして一枚の楯の前に防がれ、散り散りとなって消えて行く】

【紅蛇は全身から炎を迸らせながらも、顎を大開にし灼熱の舌を覗かせる】
【間髪入れずに次弾――次は、楯が意味を為さぬ範囲熱撃を繰りださんとするが、その瞬間――】

「――――――ッ!」

【――無数の刃が、紅蛇の頭部に突き刺さり絶命せしめた】
【だが、属性などが宿らぬ短剣の攻撃は再生することもまた容易い】
【ずぶり……ずぶりと不気味に肉が蠢き、短剣らの突き刺さった断面に新しい細胞が次々に生まれていた】

【しかし――だ。これだけ、これだけの時間が稼げたならば十分だろう】
【本体を守護する首のうち一つはここで「無力化された」】

>>763

【水の楔は――劣化した鋼蛇の装甲を撃ち貫き、確かに其れを絶命させた】
【ズゥン……と超重量の体躯はその場で崩れ落ち、纏っていた装甲群がドスン、ドスンとその場に落下した】

【正誤に突き刺さったナイフも、属性の力を失い蛇の体液へと戻り流れていく】
【彼の目の前には、もう武を奮う相手はいない】
【――眼に入るのは、如何なる光景か?其れをしかと目に焼き付けることになるだろう】

>>765

【黄蛇はその場で次の一撃――次は菊開らを纏めて焼き尽くすレーザーを産み出そうとしていたが】
【その瞬間、天上より降り注ぐは無数の氷柱】

【予想外の攻撃を蛇は避けるすべを持たず】
【レーザーを撃たんとする最中に「口を縫い止められ凍結される」】

【その結果起こることは、黄蛇の腔内における光エネルギーの暴発】
【本来放出されるはずだった光熱は蛇の内部で炸裂し――爆発。黄蛇の頭部が観る影もなく吹き飛び倒れていった】

/続きます
768 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga !red_res]:2010/11/27(土) 02:03:47.94 ID:uzYtCU.o
>>765
>>760>>762>>764
【殺意の炎は――寸分違わず八岐大蛇の身体に着弾する】
【炎上し、肉の焦げる臭いを周囲に振りまきながらも着実にダメージを与えていく】

【人を数人飲み込む火球――八岐大蛇の巨躯を考えたならば微々たる火種に過ぎないであろう火炎だが】
【殺意の具現たる炎は確かに八岐大蛇の生命を削り、輪廻の輪を欠損させていった】

「――――」

【吠える、吠える――。】
【残存する首達が一斉に絶叫をい轟かせた】
【八岐大蛇、不死の象徴たる蛇の皇が嘗て感じたこともない明確なる「死」の気配は、ジワリとにじり寄っていた】

【そして続くは、鬼助の継続する衝撃音波】
【破壊の葬送曲は此処ぞとばかりに暴れまわり、輝夜の炎と共に八岐大蛇の核を傷つけてゆき】

【――終幕の演奏は、今この瞬間に奏でられることとなった】
【狙撃手の如く正確無比。芸術的なまでの破壊を齎す一発の「魔弾」は】
【両者の攻撃により削られ劣化した八岐大蛇の肉体の奥深くまで達し――――内部に存在した「何か」を確かに撃ち貫いた】


>>ALL

「――――――」

【断末魔の悲鳴をかき鳴らしながら、八岐大蛇の途方も無い巨体から力が消えていく】
【体内に貯めこまれていた行き場のない魂が天に向かい蛍のように立ち昇っていき】
【量ることすら馬鹿らしいほどの瘴気は夜の闇に溶けて消えていった】

【全ての首はその場で生命活動を止め、本体である胴部も核を失い崩落する】
【無限の生命を以て君臨した蛇神は、たった6名の勇敢なる冒険者の武の前に敗れ去ったのであった】

【生物の理を外れた八岐大蛇は、其の身体を黒い泥のようにして溶かしていく】
【偽りの生命を歩み続けた暴虐の王は、今この場でその代価を支払っているのだ】

【残ったものは、途方も無い大きさの蛇神の骨格】
【――――今ここに、蛇神と人間との間の勝敗は決したのであった。】

【クエスト「倭大神」……――――クリア(特殊イベント未達成)】
【今宵の冒険は此れにて閉幕である。後は冒険者の皆で各々勝鬨を上げることになるだろう……。】

/これにて今回のクエストは終了となります!
/皆様長時間お疲れさまでしたー!
769 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 02:18:52.96 ID:P0jJxW.0
>>766

【相手の言葉に対し、ゆっくりと瞳を向けることで返し】
【今の今まで見てた海のような、底の無いような真っ黒い瞳。じぃ、と相手を見つめ】
【潤む瞳や、涙で濡れた顔。月光が時折反射されて、きらりと光ったりして】
【未だに涙は止まらないのか、流れたものが首を伝い、ワンピースまで濡らして】
【時折しゃくりあげながら】

……、寂しいって言ったら、怒られた。怒鳴られた。

【返すのは、相手の言葉にかすりさえしないような、そんなこと】
【鬱々とした瞳は、相手に向いているものの。きっと見ているのは違うもの】

……、……会いたい、なんて、言った、ら……。

【瞳を伏せれば、溜まった涙がぼろぼろと落ちて】
【そっと、俯いてしまうだろう】
770 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 02:19:39.80 ID:z45.wkoo
>>767>>768

くくくく………僕が人間だ、これが人間だ――――分かったか化物

【激痛に疼く腕と足を引きずり】
【そのガラス細工のような紫の瞳は確かに崩れ倒れる八岐大蛇を見、そして天に昇る魂を見た】

く……血が止まらない、ですね
止血、しないと……

【水気の無い刀を地面に置き】
【どこから取り出したのかも分からないボロ布を強めに傷口に巻きつけていく】

しかし、なんとも巨大な……僕なんかが倒せたとは思えませんね
いや……他の方々がいたからこそ倒せたのでしょう

【応急の手当をしつつ残った巨大骨格を見据える】
【まるで博物館に飾られている骨格標本のようだけど、今までの経験からかどこか禍々しく感じてしまう】

恭雅 冥日様、なんとか終わりました……どうか向こうで安らかに――――

【戦いの最初に散ってしまった彼を偲びつつ】
【静かになった戦場を軽く見渡すのであった……】

/お疲れ様でしたー
/楽しかったです!
771 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 02:20:01.36 ID:JNgf2rAo
>>767 >>768 >>763

『汝の死を以って、この宴も酣の頃。興ずるには佳き催しであった』

【クルスは、剣山のようになった紅蛇の頭部を見て、満足そうにそう笑って】
【他の頭部が次々消失していく様を見送る】

『儚き哉。ああ、我もこのような――いずれ死を迎うる肉塊に堕したと思うと、憎しみがこの身を焦がす』
『憎むるべきは、神の下僕よ――ふん。まァ、良い』

【他者が耳にしたところで、意味を読み取れそうも無い独白を口にしながら】
【炎に呑まれ、その身を波打たせ――そして、光輝の中に呑まれる、大蛇の末期を見送る】

『さて……呪怨の力もやがて尽きよう』
『その前に――我が興を殺いだ呪い師には、罰をくれてやらねばな』

【そう、殺意と害意を込めた呟きを一つ】
【クルスの危難を救った】
【今宵の勇者の一人、水を手繰る法師。今は地に倒れ伏している正誤の方へと】
【残っている右手に握られた、剣を差し向けて】

『――飛べ』

【その右手の剣を、術式で持って、高く、放物線を描くように投げ放つ】
【その命を害するほどのつもりは無いらしいが、正誤の近くに。重い音を立てて、着弾するだろう】

『ふふ――』
『これで、今宵の宴は――仕舞い、だな』

【最後は、こちらを見ているかどうかも分からない正誤の方へと】
【その整った顔に浮かべるには、あまりにも禍々しい笑みを向けてから】

【隻腕となった少女は、その場に倒れてしまった】
772 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 02:25:38.04 ID:iA1b5UDO
>>767>>768
……………ッ!
【ズン、とギターを八岐大蛇から抜いて】
【最後に数回、掻き鳴らす】

………これにて一件落着……か…?
【ボロボロと面が崩れ、砕け】
【面の下の素顔とギターの赤が顕わになる】

………もう少し、洗練させる必要がありそうだ
…水と風…この二つも早く……
【眼鏡を上げ、鋭い目で溶け行く八岐大蛇を見遣る】
【それから背中を向けて、ギターを背負って】

……救えなくて済まなかった、呪うなら呪ってくれ
【吹いた風に、一枚の札をさらわせて】
【静かにその場に、立っていた】

/乙でしたー!
773 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 02:26:27.40 ID:xZPVj7oo
>>767>>768
うっふふふふふ!あっははははは!

【蛇を打倒した高翌揚感からか、延々と高笑いを始めた「彼女」―――】
【だが、不意にその動きを、笑いを止めると―――】

・・・さて、輝夜の方に返しておかないとね―――

【そう言ったっきり、糸が切れたように意識が途切れ―――】
【「輝夜」は、意識を失ったままその場に倒れ伏した】

【―――・・・】
【暫く後、輝夜を回収するためにだろうか、一人の男が転移されてくる】

【色白な肌と銀髪に映える緋色の瞳を備えた、それなりに背の高い青年】
【ともすれば軍服にも見えそうなデザインの鉛色のスーツをきっちり着込んでおり、
加えて黒いブーツと手袋によって首から下は素肌が見えないほどきっちり固められている】

精神に負担がかかり過ぎたか――戻ってケアする必要があるな

【男は輝夜を軽々と抱え上げ、周囲を見回し―――】

(アートマンか―――、「あいつ」の話以上の才の持ち主だな)

【一通りクエストメンバーの姿を確認した後、再びその男――黒曜空木は転移魔術でその場を去っていった】

/主催者と他参加者の皆さんお疲れ様でしたー!
774 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 02:27:35.10 ID:xnj91aE0
>>768

………終わっ、……た……?

【在りがちな事だが、疑問形―――道理と言えば道理だ、たった6人の前に、生きた山が屈したのだから】
【勝利を確信して闘っていたとしても、何度か目を瞬かせない内は、其れを真実だと認識できる気がしない】
【自分も主犯格ではあるが、未だに視界の中で揺らめくのは、焔、光、乱反射―――目が痛い、只でさえ意識が薄いのに】

【何度も何度も瞼を開閉して………――隣には、既にアートマンの姿は無かった】
【今思うと、何だったのだろう。少し空しい気持ちを抱きつつも、もう一度、真っ直ぐ眼の前を見据えて】
【博物館には逆に需要が無さそうな超弩級骨格、腐敗した汚泥、月影が映ずその全てを、認識すれば】

――――……いやっ、たぁぁーッ!!

【ガッツポーズで、月に吠えて―――もはや恒例、膝を曲げ続ける力すら無くなって、うつ伏せに倒れ込んだ】
【幾つかの悲劇の火種が撒かれた戦場に於いて、彼女は―――……哀しい程、素直であった】

/皆様、お疲れさまでした〜!
775 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 02:32:17.02 ID:DaveYwUo
>>767 >>768
あれ、終わった……? なんだろう、少し損した気分だ

『ひゃっはー!しっかり飼えよぉん ご主人さまぁ?』

【包丁をその場に突き刺して、杖として依りかかる】
【動くことをやめただけで、まだ生きているのではないか、そんな気がして、長いこと大蛇を見つめていた】
【糸の切れた八つ首を、長いこと見つめ続けていた】

【そうしているうちに、彼は一人になっている、姫も蛇も、虚空に隠れ、月さえも雲間に消えてしまう】
【それからハッと気がついて、数回の瞬きの後に、歩き出すのだ】

/お疲れ様でしたー!
776 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 02:38:46.70 ID:z45.wkoo
>>771

左腕、右足は安静にしなきゃ……
ついでだし夜舞さんの所にいって床を借り――――

【知り合いの家だろうか、この後そこにお世話になろうと小さく呟くのもつかの間】
【感じるのは謎の感覚、何かに狙われているような】
【化物を倒したこの場で自分を狙うような者など言居るはずは無い……と周囲を見れば】

【弧を描いて近づいてくる剣が目に入った】

(ど、どこから――――)

【深く考える暇も無く手元の刀を手に掴み守ろうとするも】
【治療中で手が混んでいた為か既の所で間に合わず】

殺られ――――……?

【次に聞こえたのは己を引き裂く音ではなくドスンという鈍器じみた音】
【飛来し剣は正誤の手前50cm程の地面に突き刺さっていた、その現実を認識した瞬間に額から流れる冷たい汗】

……何が起きてるんですかこれは、一体誰が――――!?

【剣と自分の延長上、その先を見れば歪んだ笑顔の少女】
【そう彼女は仲間の1人の筈しかし……その笑みは……?】
【疑問を頭に残したまま、その行動の真意は何なのか――――】

(瘴気か何かに当てられたのでしょうか……痛っ)

【圧迫して多少の血は抑えられているがそれでも痛む足を引きずり少女に近づいていく】
【その瞳で深く少女を観察しながら、呪いの類を視覚化出来るその眼には何が映るのか或いは映らないのか……】
777 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 02:42:24.16 ID:ilIp2oDO
>>769

【其の言葉に、口を噤んでから、瞳を細めて】
【逸れから、思い出す様に。黒い彼女の瞳を見詰め返しながら】

……この間会った時、赤木さんは随分落ち着いていた
……多分、だけれど。会いたいと言っても、怒らないと思う

【そう、告げて。この間の彼は、大分落ち着いた状態だったと】

(…彼が、鈴音を嫌いだったと発言していた事は、黙っていよう)
(…彼自身が告げる可き言葉だ)

【そんな事を考える。逸れは、ある意味残酷な行為なのかもしれない】
【然し、自分が今此の場で言う資格は無い、と思って】

……鈴音……、……だから
直ぐに諦めて、死んだりしないで

もう一度、会いに行こうよ

【ぽん、と。彼女の背中を、軽く叩いて】
【逸れから、久しぶりに。申し訳無さそうに、微笑んだ】
778 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 02:48:53.22 ID:JNgf2rAo
>>776

【全身を毒に侵され、両足は重傷というほどでもないが、酷く火傷で損傷している】
【戦闘の前にあったはずの左腕は無く、今は肩口につるりとした表面がのぞくのみ】


【少女の中には、禍々しい魔翌力を放出する、邪悪な気配が存在しているが】
【奇妙なことに、その気配は、少女自身と半分同化してしまっている】
【――大蛇の瘴気に当てられたにしては、随分根が深いものだ】

……すぅ……。

【少女の意識はもうないらしく――】
【――歳相応の少女らしい寝顔を見せて、小さく寝息を立てていた】
779 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 03:00:06.93 ID:z45.wkoo
>>778

(呪い……ではない何か?ならばより深く見て――――!!)

【少女の深淵に在るだろう何かを見ようとした途端、目を抑えその場に蹲る】
【大妖がもたらした呪い、それを感じた後遺症が今になって出てきたようだ】

【今すぐにでも目玉を抉り出したくなるような激痛はしかし1分程で収まり】
【肩で息をしながら傘に隠れた顔を上げる、同時につぅ――――と流れる赤色の涙】
【それは頬を伝い地面に2つ3つの点を残す】

【衣の端でそれを拭い、少女の身体を普通の状態の瞳で見つめる】

(左腕が無い、戦いの途中では確かに在ったはずなのに……一体何が)
(微かな毒の臭い、それに足も酷い)
とにかく今のうちに治療をしてしまいましょう

【本来するべきだろう事を思い出し】
【軟膏も何も無いがその火傷の損傷が痛々しい足に法衣の切れ端を包帯替わりに巻いていくだろう】
780 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 03:05:45.11 ID:P0jJxW.0
>>777

【別れを告げたのは相手から】
【とならば、こちらの気持ちが残っててもおかしいところはなんら無く】
【というよりか、実際に今の時点で大好き以上】
【当然会いたい。でも超我慢】
【しかして、この子は17歳とは信じられない程度には子ども要素が強く】
【何度かそんなことを言われたら、会いたくなっても仕方が、ない?】

…………。

【ぎゅ、と下唇を噛んで。俯いて】
【手は、砂を握りつぶすかのようにぎゅぅ、と砂を握っていて】
【最後の抵抗、とばかりに。ふるふると、極々小さく首を横に振っていて】

【なんだか、相手の言葉を肯定したいのに意地でも頷かない子どもみたい】
【いつの間にやら、泣き止んでいたり】
781 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 03:09:21.85 ID:JNgf2rAo
>>779

う……。

【その華奢な白い足を触れば、呻き声を上げて、少女は意識を取り戻す様子は無い】
【意識は無いが、それでも苦しげに眉を寄せて呻く様は、十分に痛々しい】

【随分と深いレベルで眠っているようで――生半可の事では、目を覚ますことは無いだろう】

/正誤の方、時間も時間ですし、俺の一方的なちょっかいで、睡眠時間を奪ってしまうのは忍びないので……。

/もし、ここから絡みを広げて行きたい、というありがたいご意向ならば、また日を改めて絡ませてください。
/そうでなく、最低限の治療を行ってやりたい、というご意向ならば、今クルスは無防備なので、適当に治療して放っておいてやってくだされば、中身は喜びます。
782 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 03:18:37.93 ID:z45.wkoo
>>781

うん、これで良し……それにしても――――
(なぜこの少女は僕に剣を……)

【尽きない疑問、浮かばない答え、目覚めない少女】
【いずれにしてもこの迷路は解けそうに無かった】

っと、毒をなんとかしなければ……
……でもそんな都合の良い物持ってませんし、丸薬で代用出来るでしょうか?

【小さな茶筒を取り出してその中から更に小さな黒い丸薬を取り出し】
【半ば無理矢理に少女の口に突っ込む、滋養強壮やら色んな効果があるとか無いとか】
【まあ調子が悪くなったりはしないのは確かだろう】

これでやれることはやりました……か――――

【ふう、と脱力すると同時に青年も地面に腰を降ろし】
【呼吸を整えながら身体を休める】
【年端もいかない少女をここに残したままにするのは宜しくない】
【せめて目が覚めるまで結界でも張りつつ待とう……と、静かにその場で待機するのだった】

/その辺は気にしないで良いですよ!むしろちょっかい出していただいて有難うございますレベルです

/それでは前者を選ばせて頂きたいなーなんて思ったりです
/とりあえずお疲れ様でしたー
783 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 03:19:26.50 ID:ilIp2oDO
>>780

【首を横に振った様子に、きょとんとした表情を浮かべてから】
【大分落ち着いた様子の彼女に、胸を撫で下ろしてから】

(……素直じゃないな……)

【何だか、子供の様で。苦笑して。可愛い、と思って】
【之から、此の二人がどうなるのか―――不安に成ったが】
【逸れでも、前向きに行こうと。嬉しそうにはにかむ】

……、んー、とりあえず、君が決める事だしね


…さて…大分寒くなって来たし
そろそろ街へ帰ろうよ、鈴音

【「鈴音の家まで送ってくよ」、と告げて、小さく笑うと】

【もう、海へと向かう事は無いだろう、と思って】
【彼女をゆっくりと離し、右手を差し出す】

【其の手を取ったならば―――、街へと、一緒に帰るだろう】

/そろそろでしょうか…?
784 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 03:37:45.96 ID:P0jJxW.0
>>783

【君が決めること、と。その言葉に、少しの間を空けてから】

……あいたい、よ、あいたい、……もん。

【なんて、蚊の羽音よりか小さいような声で。そう返して】

【それから、送っていくと言われれば】
【ほんの少し、悩むように視線を下げてから】
【さすがに砂だらけの手は嫌だったのか、手の甲で。ぐしぐしと、涙を拭ってから】
【拭った涙を、ワンピースでごしごしして。それから、そぅっと手を伸ばし】
【手を取れば、ほんの少しだけ、さっきよりも暖かい気のする体温。きゅ、と。弱く、握って】

【それから、帰っていった場所は】
【ルシアの居る宿でなく、別の宿で】
【出迎えたのは、金髪碧眼、なぜだか私服までもがゴスロリな小さな女の子、だったとか】

/夜遅くまでおつかれさまでしたのよ!
785 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 03:48:29.27 ID:ilIp2oDO
>>784

【彼女の小さな声で告げられた言葉が聞こえたのか、嬉しそうに微笑む】

(……会いたい、か)

【心の中で、復唱してみる】
【逸れから、橙色を細めると】

(…会いたいって、案外凄い感情なのかもしれない)

【そんな感じの、微妙に変な事を考える】
【―――不安だけれど、会いたい。そう想う事自体が、勇気の要る行為だ】

(……、あいつに会えたら、何て言おうかな)

【自分も何と無く、そんな事を考えてから。柔らかな感触を感じて】
【握り反された其の手に、ふふ、と小さく声を上げて笑った】

/お疲れ様でした!
786 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 10:33:44.26 ID:xgmfOzco
―――La♪

【ニコニコ笑いながら路地裏を歩く少女が一人】
【その格好は所謂ゴシックロリヰタという物である】
【ふんだんにあしらわれたフリルは然し派手すぎる事もなく】
【全体的に黒い其の配色は、喪服のようにも見える】
【そして、足元を彩るは真紅のエナメル靴】
【少女の小柄さも相まって、まるで人形の様な印象を与える】
【ボリュームの有る金髪は縦ロールにされ、豪奢】
【そして、口から紡がれる旋律は鈴の音の如く澄んでいる】
【しかし】

―――La♪

【だがしかし】
【右手に持ったコンビニの袋に入ったスルメやあたりめ、ワンカップがそれをブチ壊しにしていた】
【朝から飲むのかコイツは】
787 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 10:56:03.36 ID:dQa6XQSO
>>786

今日も今日とて収穫は無し、と――……ありゃ?

【物騒な路地には大凡似つかわしくも無い――玲瓏とした歌声に、足を引かれるようにして】
【行く先の曲がり角から、すらりとした、と言うよりは針金細工のようにひょろりとした長身が一つ】
【かつり、こつりと軽快な足音を立てて、向かって来る】
【その装いは上から下まで、良くもまあ、此処までと言わんばかりの黒尽くめ】
【ブラック・スーツにドレスシャツ、ソフト帽やらレザースニーカーやら、果ては髪と瞳に至るまで】

【彼女が喪に服す参列者ならば、さしずめ彼は葬儀屋か。左手で銀色のリボルバーを、手持ち無沙汰にくるくると回して】
【腰のホルスターに納めれば、ふらり、角を曲がって。そこで少女に意識が及び】
【きょとんとした表情を浮かべ、首を傾げて立ち止まり。差し当たってはと、軽い会釈】
788 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 11:03:56.29 ID:xgmfOzco
>>787
【歌声が止む】
【途端、路地裏が静寂に包まれる】

あ、どうもですわ。

【こちらも会釈を返す】
【香水の香りがふわりと辺りに漂う】
【心が落ち着く、優しい香りだ】
【そして、男性のリボルバーを見ると】

あの、物騒ですわよ?
789 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 11:23:10.94 ID:dQa6XQSO
>>788
【歌声の途絶えた何時も通りの静寂に、僅かばかりの名残惜しさを感じつつも】
【まあ、断末魔や銃声よりかは幾分マシかと思い直して口を開き】

……ああ、こんにちはー。
いや。一応はまだ、お早うございますって時間かなぁ?

【服装が醸す雰囲気に反した、人懐っこい笑みを浮かべて、挨拶】
【香水の淡い香りに意識を遣っていた為か、リボルバーに向いた視線には気付かずに】
【間延びした調子でそんな事を一人語散ていると、少女にそう窘められ】

あ、ごめんね。場所柄物騒なもんで、つい……。

【今更ながらに、銃に手を掛けっぱなしだった事に気付く】
【ひらり、彼は両手を顔の高さに挙げて、敵意の無い事を示すように軽く振ってみせ】
【笑みを苦くして、言い訳混じりに謝罪を述べた】
790 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 11:26:05.30 ID:xgmfOzco
>>789
おはこんにちは?

【首をかしげながら答える】
【そして男の謝罪に】

あ、いえいえ、気にしてませんのよ。
確かに物騒ですもの、ここ。

【物騒な場所と知っていながらこの道を通っていたようだった】
【少女はとても戦えるようには見えない風貌である】
791 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 11:46:51.69 ID:dQa6XQSO
>>790
……そんな所かなぁ、多分。
まあ、直にお昼時になるだろうし、そう細かく気にしなくても良かったのかもね。

【曖昧に言うと一つ首肯して、続く言葉で浮かべた疑問を放棄】
【ランチは何処にしようか、等と思案。彼女の返答を聞くと、安堵したように溜息を吐いて】

良かったー、気を悪くさせちゃてたらどうしようかと思ったよ。
まあ、確かにガラの悪いのがわんさか居るからねー……そういや、君は大丈夫なの?

【一人見掛けたら三十人は居る、とすら称されるチンピラを思い浮かべるのも、束の間】
【真っ先に思い浮かべるのは、綺麗な花には何とやらという言葉だが――万が一の事も有る】

【緩く首を傾けたまま、問い掛けた】
792 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 11:50:32.32 ID:xgmfOzco
>>791
ああ、そんな時間でしたわね……。
ワンカップどうしましょ。

【コンビニの袋を見てつぶやく】
【昼ごはんを食べてからゆっくり飲むべきかどうするか……どっちにしても飲むが】
【男の問に淡い笑みを浮かべて】

一応身を守る術は有りますわ。
でなければこのような所通りませんもの。

【繁華街への近道のため少女は良く利用している】
【実演とばかりに、小さく咳払いをして旋律を紡いだ】

―――La♪

【鈴の音が響くと同時、少女の全身から漆黒の魔翌力が発露する】
【どうやら少女は魔術師であるようだった】
793 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 12:11:29.12 ID:dQa6XQSO
>>792
お腹が減ったままじゃ、ちびちびやるにもねぇ。
適当に何か食べてからの方がいいんじゃないかなー?

【味わうと言うほどでも無いが、一気に呑んでしまうのは勿体ない
【そう考えるのは、大体皆同じ……筈。彼もまたご多分に漏れないようだ】
【独り言めいた呟きへと、莫迦丁寧にそう答え――】

ああ、成る程ねー。
魔術の心得が有るなら、下手なチンピラはどうとでもなる、か……。

【再び紡がれる音色に、心地よさ気に耳を澄ましつつ】
【歌声の清浄さに反して、肌を粟立たすような黒の魔力を感じ取る】

【これならば問題は無いだろうと、青年は内心で安堵して】
【……気が緩んだか安堵ついでに、腹の虫がくうと小さく鳴いた】
794 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 12:14:42.24 ID:xgmfOzco
>>793
そうですね。
近くにファミレスでも会ったはず……。

【路地裏から出て繁華街に行こうとする】

―――、LaLa

【歌を終え、優雅に一礼】
【其の動きで魔翌力が霧散し、消え去った】
【歌を媒介に魔術を行使しているようだ】
【そして男の腹の音を聞き】

――ファミレス、行きます?
795 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 12:41:16.86 ID:dQa6XQSO
>>794
【目を細めて旋律に聴き入り、歌が終われば軽い拍手を】
【成る程、歌か。詠唱ともまた違うようだね、等と内心で考えつつ】
【此方も同じく、薄暗い路地裏を抜け出して。光に目が慣れず眩しいのか、日光を左手で遮って】

風情がどうこうとは言わないけれど、あんまり味気ないのもね。

あー………うん、その。もうお昼時みたいだね、うん。
……ご一緒させて頂けるのなら、喜んで。この辺りの店は、あんまり知らないから、さ。

【しばしの硬直時間を差し挟み、恥ずかしげに頬を掻きつつ目を逸らし】
【そのまま暫く考えた後に、二つ返事で少女の問いに応じた】
796 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 12:45:03.76 ID:xgmfOzco
>>795
一人でお店に入るのは少し躊躇してましたの。
こちらこそお礼を言わせて戴きますわ。

【軽く頭を下げて歩き出す】
【陽の光に照らされ、金髪がきらきらと輝いている】
【暫く歩くと、よくあるチェーン店が有った】
【ワンカップと良い、ファミレスといいこの少女庶民派に見える】
【当然である、何故なら少女は只のフリーターなのだから】

ここで、いいですか?

【店を指差し、首を傾げる】
797 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 13:11:36.63 ID:dQa6XQSO
>>796
あー、わかるわかる……カフェとかなら兎も角、こういう所ってプレッシャーが凄いよね。
ファミリーって銘打たれてると、どうにも「複数で行かなきゃ駄目」みたいな強迫観念が……。

【へらりと軽い笑みを浮かべて、同意】
【お一人様ですか?等と店員にわざわざ聞き直された時のいたたまれなさは正直異常とか】
【回りの視線が酷く痛いとか、思わず後で友達が来ると言ってしまうけど呼べずにアウトとか】
【そんなあるあるネタを交えながら暫く足を進め、ファミレス前――】

――……ん、大丈夫だよー。

【青年は緩く頷いて、店内へと踏み込んだ】
798 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 13:13:44.25 ID:xgmfOzco
>>797
そうなんですのよね……チーズハンバーグ美味しいんですけど。

【そうつぶやきながら店に入る】
【びっくりド○キー的なお店である】

えと、2名ですわ。

【少女の格好に店員は少し驚きながらも案内を始めようとする】
【少女は後ろを振り返り聞く】

たばこは吸います?
799 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 13:30:38.05 ID:dQa6XQSO
>>798
折角のハンバーグも、痛くて痛くて味わってる暇が無いよね……。
少しでも早く食べて、小走りで帰りたくなる。そうしないと恥ずかしさで死ねる。

【この青年、とんだグラスハートであった】
【だがまあ、現在は落ち着き払っている。店員の視線に怯える必要が無いので、当たり前なのだが】

吸うけれど、俺は何方でも構わないよ。寧ろ、禁煙席の方がいい。

【態々席で吸うような事はしない、となれば他人の煙が届かない方を選ぶのは必然】
【そんな訳で、彼は間髪入れずにそう答えた。何事も無ければそのまま店員の案内に従い、着席】
800 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 13:34:18.39 ID:xgmfOzco
>>799
【少女も席に着く】

ふふっ♪何を食べましょう!

【メニューを広げ目を爛々と輝かせている】
【之でも20歳である。ココロは子供だ】

チーズハンバーグと……、パフェも食べたいですわ……、でもティラミスも……。

【メニューとにらめっこしながら決めあぐねている】
【割りと健啖家である少女は三色結構食べる主義だ】
【その割には背も胸も大きくならないのだが……。】
801 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 14:06:44.70 ID:dQa6XQSO
>>800

えーっと……どうしようねぇ。差し当たってはドリンクバー二つ、と。
……和風おろしハンバーグセットにシーザーサラダ、あと、ライスは大盛りで……。

【何とかほほえましいなー、とそんな少女を眺めるのもそこそこに、同じくメニューを開き】
【ざっと目を通すと、此方は悩みもせずに素早く決めてしまう――――】

…………ティラミスか、ガトーショコラか。いや、この苺パフェを……。
(……全部頼む、なんてテは邪道だ。ってか月末だし、報酬の振込みもまだだしなぁ)

【と思いきや、顔を顰めて悩み始めた。どうにもデザートは鬼門らしい】
【余談では有るが、この青年――健康的な生活を送っている、とは言い難い】
【にも関わらずこう背が高い所を見るに、やっぱりそこら辺は個人差が有るのだろう。あと胸なぞ要らn】
802 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 14:11:57.53 ID:xgmfOzco
>>801
よし!決めましたわっ!

【メニューを勢い良くとじて言う】

チーズハンバーグセット、パンでお願いしますの。
あとサラダバーと食後にビックチョコレートメリーゴーランドをお願いしますわ!

【怒涛の勢いで注文を始める】
【ビックチョコレートメリーゴーランド……、普通のパフェの3倍はあろうかと言う其れを躊躇いなく注文した】
【全部食べるつもりである!】

ふふ……ふふふ……頼んじゃいましたわ、頼んでしまいましたわーうふふ!

【笑い声を漏らしながら、パフェを楽しみにしている】
【因みにAAカップ、まな板である。身長は152cm。コイツ本当に二十歳か】
803 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 14:33:05.99 ID:dQa6XQSO
>>802
…………それじゃ、俺はさっき言ったメニューに追加でバニラアイスとティラミス……

【青年は暫し悩んだ末に、手早く注文を終えようとしたの、だが】

えーっと……しょ、食後でお願いします。

【注文っ……!圧倒的注文っ……!】
【少女に発言のタイミングを掻っ攫われて、ぽかーんと口を開けたまま二、三秒】
【ややあって、噛みつつ此方も今度こそ注文を終えた。内心、食べられるか否か疑問なまま】

なにそれこわ――じゃなかった。大丈夫なのかい?

【いったいこの小柄な体躯の何処に、あのパフェが入るというのだろうか】
【―――と、首を傾げつ、そんな疑問を言葉に変えた】

【所謂一つのgo for ロリってやつですね解ります】
804 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 14:41:48.55 ID:xgmfOzco
>>803
【店員は注文を聞くと、例をして後ろに引っ込んでいった】
【男の問に何が大丈夫かが分からないのか首をかしげながら】

何がですの?

【そういえばドリンクバーを頼んでいた事を思い出し立ち上がる】

ドリンク取りにいきましょ!

【鼻歌を歌いながらドリンクバーの所へ歩いて行く】
【鼻歌なのにやたら上手い】

さて……。

【此処で、一つ問題が発生する】
【そう――普通に飲むかドリンクを調合するかだ……!】
【結果――調合開始!】

うふふふ……。

【怪しげな笑いを漏らしながら喜色満面の笑みでドリンクを混ぜている】

完成ですわっ!

【出来たのは……泥?】
【やたらと粘度のある、黒い液体が完成した】
【之が彼女の魔術の一つ、"ドリンクバーから魔法薬を作る魔術"だ(嘘だ!)】
【炭酸が入っているのか、ごぽごぽと泡が出ている】
805 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 15:05:00.88 ID:dQa6XQSO
>>804
【首を傾げる少女に対し、何か底の知れない物を感じつつ】
【大丈夫だ、うん。と意味も無く自分に言い聞かせる――端から見れば大丈夫じゃないのはご愛嬌】

……いや、何でもないから。
さておき了解、俺のドリンクバー捌き(?)を見せてあげるよー!

【さて、皆大好きドリンクバー。調合しないのは損である、と言う訳で】
【青年も席を立ちコップを取って、氷を入れ烏龍茶を入れコーラを入れ、ガムシロやら何やらを加えてゆく】
【こう見えて、調合の容赦の無さには自信が有った。余裕の表情で、少女が何を混ぜているのか後ろから――――】

(えっ、なにこれ無理ゲー……。)

【観察した次の瞬間に、青年はあっさりと負けを悟った。いや、勝ち負けが有るのかは不明だが】
【だって見て下さいよこの名状し難き色、泡――どう見ても泥です、本当に(ry】

(……ヤバいって、俺どこぞの金ぴか英雄王じゃないしこんなん飲み干したら死ねるって――――)

【結構なつわもので有る(筈の)青年をして、無理≠ニ思わす其れ】
【思わずメタに走りつつも、漠然と自身に迫る危険を悟る。不味いとか苦手とか、そんな次元の代物ではない】
806 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 15:09:53.46 ID:xgmfOzco
>>805
ふふふふ……。

【完成品を覗き込み、会心の笑みを浮かべる】
【男の方へ振り返り、男の"作品"を見て誇らしげに胸を張る。いや張る胸はないが】

私の、勝ちですわね――!

【席に悠々と戻りながら声を発する少女】
【そもそも勝負をしていない】
【まるで聖杯の泥のような其れをテーブルに置き】

さて、コレどうしましょう……。

【完成したは良いが処分に困ってしまった】
【臭いを嗅ぐ】
【無臭だが其れが逆に恐怖を煽る】

……。

…………。

………………。

【沈黙】
807 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 15:34:10.88 ID:dQa6XQSO
>>806
…………くっ…!

【無い胸を張る少女に対し、悔しげに肩を落とし目を逸らし】
【次こそは、とひそかに雪辱を誓う――いや、果たして其処まで熱くなるような物かと】

ああ、間違いないよ。此の勝負――――君の、勝ちだ。

【対して青年。やがて顔を上げると席へと戻り、少女を、勝者を讃えた】
【きっと彼等の中ではドリンクバーはエクストリーム・スポーツの一種という設定なのだろう。彼等の中では】
【さて、作ってしまった物は飲まねばならない、または誰かに飲ませねばならない、というのがお約束だが――――】


…………うわぁ。

【こうも飲む気が起きないのも、珍しい。自身の作品と見比べて】
【……内心、安堵。何が安心なのだか解らないが、何か安心なのだろう】
【ヒント:化学兵器ってだいたい無味無臭じゃね?】

………………。

……………………。

……えーっ、と……注文、来るの遅いね…………。

【長い沈黙の果て、彼は無難に話を逸らす事を選んだらしい。それでいいのか】
808 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 15:42:45.66 ID:xgmfOzco
>>807
ありがとう、ございますわ。

【良い笑みで男の目を見つめ返す】
【勝者として席に君臨する少女は、たしかに勝者であった】

貴方も、いい物を作り上げましたわね。
またの挑戦を――待っておりますわ。

【そう呟き、自分の"コレ"を見てため息を着く】
【飲めない】
【無理、死ぬ、絶対、確実】
【暫くの長考の末、少女は結論を出した】

―――La

【魔翌力がわずかに発露する】
【花びらのような唇が綻び、歌を紡ぐ】

My mother has killed me,(お母さんが私を殺した)
My father is eating me,(お父さんは私を食べている)
My brothers and sisters sit under the table,(兄弟姉妹はテーブルの下)
Picking up bury them under the cold marble stones.(冷たい大理石の下 そんな私を埋めるのだ)

【にゅぅ、とテーブルの下から影で出来た女の子が現れる】
【体のシルエットはところどころ欠けていた】
【そして少女は無慈悲にも命令を下す】

――飲み干しなさい。

【びくぅ!と影の少女が怯える】
【基本的に従順な影人間がここまで怯えるとは……】
【暫くして意を決したのかコップを掴み一気飲みした】

あ、そうですわ……来ましたわよ。

【少女の隣の席で影少女が必至に化学兵器を処理しているが店員はあえて視界に収めないようにしながらメニューを置いた】
【少女もとなりの影少女を気にしないようにしながらナイフとフォークを手に取る】

美味しそうですわね!
ささ、食べましょう。

【隣の影には瞳は無いが、少女の方を向いているが少女は黙殺である】
【暫くして飲み干した影は苦しみながら虚空へ消えていった……】
809 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 16:13:39.71 ID:dQa6XQSO
>>808

……ああ。此方こそ、ありがとう。
言われるまでもなく、そのつもりだよ。勝たせて貰うよ、次は……。

【不敵にそう返すと、同じく自分の作品≠眺めて溜息を吐いた】
【……ギリギリ飲めなくは、ない】
【死にはしない、ただ不味いだけだ。そう、壊滅的に不味いだけ】

【何故に飲めない珈琲なぞ入れたのだろう。烏龍茶にコーラ、加えてガムシロの甘味】
【オレンジジュースとミルクを隠し味に。あとカルピスも入れたから、ぬるっと嫌な風味が口の中にへばり付―――】


(――――……なん、だと……?)


【そんな事を考えていると、目の前の少女が唐突に歌い出した】
【いや、まさか。えっえっ、ちょっ、そんなのって酷い、と思えども】
【――――正直な所、代わりになりたいとは思えない。幾らギャグ補正が有っても、アレは危ない】

あ、はは、ははは……美味しそうだね、ハンバーグ。
ん、ぐっ―――――――うん……食べない、と。

【影少女から思いっきり目を逸らして、コップの中身を喉に流し込む】
【瞬く間に顔面蒼白、グロッキーな感じになるが――なぁに、この程度で黒いのは沈まない】

【虚ろな目をしつつ、フォークとナイフを手にした……上下逆に。】
810 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 16:17:45.64 ID:xgmfOzco
>>809
ん、やっぱり此処のハンバーグは美味しいですわね!

【消えていった影少女を気にすることもなく爽やかな笑みでハンバーグを食べる】
【勢いはかなりの物であるのに、優雅さは失っていない】
【そして男がフォークとナイフを逆さに持っているのを見て心配そうな表情を浮かべた】

大丈夫ですの?
風邪、ですか?

【すっ、とおもむろに右手を伸ばし男の額に触れようとする】
【少女の手はひんやりとしているだろう】
811 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 16:54:13.86 ID:xgmfOzco
>>809
//落ちましたかね?
812 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 16:57:25.79 ID:dQa6XQSO
>>810
そうだね、美味しいね……ああ、凄く美味しい。

【青い顔で笑ったまま、半ば上の空気味に答えて】
【かつかつと皿を逆さのフォークが擦るが、当然の如く何も引っ掛からず――うん、重症だ】
【だがまあ、時間が経つと少しはマシになるのか。フォークを手放し、お冷やを口にして】

――……あ、ああ。大丈夫……一応。
予想外にマズかったらしいね、多分………。

【掌のひんやりとした感触に、心地よさ気に目を閉じて】
【――――熱は無い。ただ、汗が酷い。ミックスジュース恐るべしである】
//あばばばば、遅くなりました済みません……。
813 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 17:03:16.25 ID:xgmfOzco
>>812
ああ、アレのせいですのね。

【納得の表情を浮かべた】
【おしぼりが有った事を思い出し、渡す】

はい、どうぞですの。

【因みに少女のハンバーグは大分減っており、しばらくしたらビッグチョコレートメリーゴーランドがやってくるだろう】

//気にしとらんのですよ、大丈夫ですよー
814 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 17:28:36.76 ID:dQa6XQSO
>>813
そう、アレの所為なんだよ――俺、コーヒー飲めなくてさ。うん。
…………ホント、悪夢だ。最初にあんなモン飲む事を考えた人って、どうかしてる……。

【さりげなく混ぜた自分の事を棚上げして、珈琲に全ての責任をなすりつけつつ答え】
【冷たいおしぼりを額に当てて、あーだのうーだの呻きながら暫くの休憩】

――――あー、ありがとう。悪い……。

【ナイフとフォークを持ち直すと、力無く――とは言え、先程よりかはマシだが――笑って】
【ペースこそ緩いものの、ハンバーグを頬張り始めた】
815 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 17:31:57.91 ID:xgmfOzco
>>814
コーヒーは私も苦手ですのよ。
紅茶は大好きなんですけどね……。

【苦いものは苦手な子供舌であった】

気にしなくてもいいですわ、淑女の嗜みですもの。

【気遣いは淑女の嗜みである、フリーターだけど】
【その間も次々とハンバーグは口に運ばれていき――完食】
【ゆっくりと手を合わせる】

ご馳走様でした。

【そして店員さんを呼び、パフェを持ってくる様に言う】
816 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 18:06:44.57 ID:xgmfOzco
//ちょっと御飯食べて決まっす
817 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 18:12:15.71 ID:dQa6XQSO
>>815
解るよ、俺もココアとか紅茶は飲めるんだー……でも、アレだけはほんっと無理。
…………ん、ぐぅ。でもふぁ、まあコーヒー牛乳とかゼリーとかケーキなら…うん、食べられなくも無いけど。

【でもカフェオレは微妙らしい。同じく、味覚がまるっきり子供である――】
【単純に珈琲が死ぬほど嫌い、という事も有るのだが……まあ、それを差っ引いてもガキっぽい】

了解、小さなお嬢さん。
君があと三歳くらい老けてたら惚れてたかも……なんちゃってー。

【冗談を言う余裕は出来たらしい。へらりと笑うと、黙々とハンバーグを平らげてゆく】
【少しずつペースを上げて――此方ももう少しで完食と言った所か】
【軽く手を上げて、店員さんに同じくデザートを持って来て欲しい旨を伝えた】
818 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 18:19:59.32 ID:dQa6XQSO
>>816
//了解なのです……遅レス済みませんorz
819 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 18:26:34.80 ID:xgmfOzco
>>817
コーヒーゼリーは美味しいですわよね、私も好きですの。

【少女は朗らかに笑いながら言う】
【そして、男の言葉に】

之でも二十歳ですのよ。
あと、お嬢さんではなくてメアリですの、貴方は?

【何かを聞くとき首をかしげる癖があるようだ】
【暫くして店員がデザートを持ってきた】
【天空にそびえる鉄の城♪】
【的なテーマが流れそうな巨大なパフェと、他のデザートだ】

おー!凄いですの!

【目を輝かせて言う】

//帰還でありますっ!
820 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 18:57:15.98 ID:dQa6XQSO
>>819
んぅ……やっぱり苦いだけじゃ駄目だ、ってコトよねー。

【最後の一口を嚥下して、淡く微笑み返しつつ曰く。全国の珈琲党を敵に回しそうな発言である】
【次いで少女の返事に、ごしごしと左手で目許を擦って】

――――は、二十歳ぃ!?……いや、御免。何と言うかすっごく予想外で…
ああ、失礼……俺はカイ・スケイプヴェルト、カイで良いよー。宜しくね、メアリちゃん。

【素っ頓狂な声を上げ――場所を考慮してか、ボリュームは抑えていたが――至極意外そうに、目を円くした】
【と、此処でまだ名乗っていない事に気付き自己紹介。なんというか、抜けているようである】

【パイル●ー・オンしそうなパフェを前に、青白い顔を再発しかけつつ】
【かといって休憩していては溶けると。取り敢えず、バニラアイスを一口】

――――あー、生き返る……。

【と、まさかのデザート万能薬説が浮上した。甘味は正義である】
//お帰りなさーい!
821 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 19:02:52.11 ID:xgmfOzco
>>820
カイさん、ですのね。
よろしくですわ!

【花の咲くような華やかな笑みで名を呼ぶ】
【そして、年齢に驚いたことに少し憮然とした表情を浮かべ】

む……何歳に見えてましたの?

【見た目より子供に見られることがよくあるため少々機嫌が悪い】
【やけ食いとばかりにスコップのようなスプーンを動かし、パフェを攻略し始めた】

んむっ、あむっ、はむっ!

【凄く幸せそうな表情を浮かべている】
822 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:17:00.98 ID:prqrv2SO
【街中】
…………ふう
【長い金髪に、赤いリボンをして】
【白いワンピースを着て、右腕に赤い腕時計みたいな機械をつけた】
【ジト目の少女が】

もう冬か……
【赤を主体としたカラーリングのバイクに乗り、移動している】
823 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:23:05.61 ID:ggqtXn2o
>>822

【街中】

……寒くないのかしら
【黒の紳士服にまっ平らな体を包んだ女性――性別の識別はかろうじて顔で可能である――が、赤いバイクに乗った少女を見つめ、つぶやいた】
【長い黒髪が、風に流れていく】
【左目のモノクルがわずかにくもるが、女性はいに返した様子はなく、つぶやいた】

ああ、寒い
824 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:29:41.66 ID:prqrv2SO
>>823
……気合いと根性…そして少しの勇気があれば平気だ
【そう言いながら答える少女】

【よく見ればハンドルに手をつけてない】

【バイクは女性に向かってくる】

【更に言うと少女は見た目10歳くらい】

【さあ…今の中にツッコミポイントは何箇所あった?】
825 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:32:03.65 ID:dQa6XQSO
>>821
うん、しがない何でも屋さんをやってるから、縁が合ったらご贔屓にねー!

【現金なもので、糖分を摂取したらすっかり元気になったようだ】
【同じく屈託の無い笑顔で応じ、胸ポケットから名刺を取り出して差し出すと】
【口許に手を宛て、暫く考え込むような仕種を見せて】

(十三、四歳に見えた……って言ったら、怒られる雰囲気だよね)
――じゅ、十七歳、くらい………かなぁ?

【慎重に言葉を選びつつ、返答。疑問形で呟く辺り、色々と分かり易いと言わざるを得ない】
【そのまま先程の様子が嘘のようなハイペースで食べ進めるも】

はむっ、っん…むきゅ――――ッ!?

【冷たい物を急いで食べる時のお約束。刺すような頭痛に苛まれ、頭を抑えてうずくまる】
【――天罰覿面、といった所であろうか】
826 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:32:28.42 ID:ggqtXn2o
>>824

オーケィ、まずは一から突っ込ませてちょうだい
【まっすぐに向かってくるバイクに対して、女性は走る】
【走って、バイクの進行方向と直角に、飛びのいた】

【聞きたいことは山ほどある】
【だが、命の危険はヤバいだろ、常識的に。】
【女性は反射的に飛びのいた結果、紳士服は土で汚れてしまった】
827 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:36:21.54 ID:prqrv2SO
>>826
……避けなくっても大丈夫なのに
【ジト目で言いながら】
【バイクは女性がいた場所の前でギリギリ止まるだろう】

【もちろんハンドルには触れてない】

…このバイクは人工知能付きで勝手に運転するから
【科学技術って怖いね】
828 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 19:37:18.24 ID:xgmfOzco
>>825
よろしくですの!

【名刺を両手で恭しく受け取る】
【そして男の答えを聞き、まあそれならいいかと言う表情を浮かべた】

そうですの……まあ、3歳位なら誤差の範囲内……ですわよね。

【この少女(?)割りと純粋な質のようである】
【そしてカイが頭痛に苛まれているのを少々心配そうに見ている】
【しかし、口にパフェを運ぶ手は休まらない】

だいじょはむっ!ですはむはむはむの?
829 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:38:30.86 ID:ggqtXn2o
>>827
【いくら目の前で止まるといわれても、怖いものは怖い】
【女性は落ち着いて、極めて落ち着いて、土の汚れを手で払い落す】

ええと、とりあえず一つ良いかしら?
【少女の返事を聞くことなく、女性は尋ねた】

免許って、知ってる?
【まず聞いたこと。法に触れていないか】
830 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:42:52.26 ID:prqrv2SO
>>827
愚問だな…知ってるに決まってるだろ
【ジト目で】

私は運転してないから必要ない…更にまだ未成年。だから運転はコイツに任せてる
私は運転してないから法律には違犯していないぞ…
【ジト目で相手を見ながらバイクをトントンと叩く】
831 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:46:02.17 ID:ggqtXn2o
>>830

ああ、なるほど
ん……?
【おかしい。何かがおかしい】
【確かに、運転をしていないのならば罰されることはない】
【だが、これはいいのか!?】

【そして、ジト目は女性に対して何か意味があるのか?!】
うん、わかった。良くわかったわ
その目、ちょっと怖いのだけれど
【ちょっと精神的に良くないですわよ、とでも言いたげに、女性は少女を見る】
832 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:48:48.64 ID:prqrv2SO
>>831
……どうした?
【ジト目で相手を見て】

スマナイ…癖だ
【ジト目を止めバイクから降りる】

【するとバイクは勝手に何処かへ行ってしまった】
【無人で】
833 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:52:30.84 ID:ggqtXn2o
>>832

そう、癖、なのね
【それならまあいいや、と、女性はモノクルを押し上げる】

【無人のバイクを見て、女性は一人思う】
(怪談ってこういうのからできるんだろうなぁ)

【色々と理解できないことはあるが、まずはあいさつを行おう、そうしよう、という結論とともに、女性は言葉を紡ぐ】
自己紹介がまだだったわよね?
私は、ライシュッツ。貴女は?
834 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:57:03.62 ID:prqrv2SO
>>833
私はスレイブだ…
【再びジト目でライシュッツを見て】

ついでに…あのバイクは一応銃火器やミサイルなどが搭載されてる…だから武器として説明すれば問題ないだろう
【……それは問題ありですね】
835 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 19:59:48.35 ID:ggqtXn2o
>>834

よろしくね、スレイブ
【にっこりと、笑みを浮かべる】

【頭を殴られたような錯覚が、女性を襲う】
【一体、目の前の少女は何をしでかすつもりなのだろうか】

貴女は、戦争屋さん?それとも、死の商人?
【かろうじて、類推できる限りをあげてみる】
【そんなたぐいでなければ、いったい何者なのだろうか】
836 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:05:04.69 ID:ilIp2oDO
【森】

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【水色で薄手の病院着の上に、赤いトレンチコートを羽織った】
【少しばかり幼い顔立ちの、二十歳ほどの女が】

(……、大分、怪我も落ち着いたし)
(休みがちだった活動を、しないといけない)

【枯れ葉の落ちた地面を、音を立てて歩みながら、森の道を進んで】
【白い息をふわりと吐きつつ、呆とした表情で思考している】

(取り敢えず、色んな組織の人と接触する可きか…)

【不気味な色合いの髪から、濃い血液の香りを周囲に漂わせ】
【前を見ずに、只管前進している】
【女の目前に、木が迫って来ているのだが、気付かない】
837 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:05:59.31 ID:prqrv2SO
>>835
そんな物騒な職種ついてるわけないだろ…
なんでも屋兼トレージャンハンターだが…何か?
【ジト目で言いながら】

……まったく
【なんか溜息をはいた】
838 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 20:08:51.04 ID:dQa6XQSO
>>828
初回はサービスしとくからねーっ!

【見れば名前に加えて、まあ有りがちな事務所の住所やら電話番号やらが書いてある。……案外近場だ】
【一方、カイは安堵を隠しもしない。どれだけわかりやすいのこいつ】

はぁ……うん、若く見えるのって良い事だからねぇ。

【内心ほっと胸を撫で下ろしつつ、相槌を打っただが、この言葉――子供っぽいと言った、とも取られ兼ねず】
【地雷か否かはグレーゾーンと言った所か。……彼、無神経というか、大分足りない】
【この頭痛は一過性なので、心配はするまでも無いだろう。かき氷を食べた時のアレなので、直に良くなる】

……大丈んむっ、だよー……あぐっ、もきゅむきゅ……
839 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:09:21.57 ID:ggqtXn2o
>>837

ああ、なるほど
【女性は一人、納得する】
【目の前の少女は、あくまで「少女」なのだ】
【そんな少女が戦場へ飛び出すなど、「常識」の外の世界ではないか】
【女性は、くすっと笑みを浮かべた】

ごめんなさいね
だって、私よりも重武装なんですもの
【拳銃一丁を腰に携えただけの、女性】
【それに対して少女は、兵器】
【「女性の思考」からすれば、ぶっ飛んだ結論を導くのはさほど無理があることでもない】
840 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 20:12:14.40 ID:xgmfOzco
>>838
ありがとうですのよ。

【描写忘れだったが鞄に名刺を仕舞い込む】
【そしてカイの言葉にメアリはまたも憮然とした表情】

むむ……大人っぽく見て欲しいものなんですけどね……。

【すごい勢いでパフェを攻略している姿からは大人らしさは全く見えない】
【因みにパフェは残り4分の1ほどである】
841 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:19:03.66 ID:prqrv2SO
>>839
だけど地の国で皇帝軍の四天王の一人として暴れまわったけどな……
【なんか懐かしそうに言いながら】

【皇帝軍…2年くらい前かつて地の国がカノッサ機関により凍りついてた頃、地の国を支配し民を苦しめていた皇帝】
【彼女はそこで四天王の一人としてレジスタンスどもを斬り殺していた】

【今は皇帝軍は六王教団とレジスタンスにより壊滅され】
【皇帝軍の幹部で生き残ってるのは彼女のみである】
842 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 20:19:18.44 ID:oIyYxiE0
>>836
【その頭上から響き渡る声───声質はやや低くそれはおそらく男性の物である事もわかるだろう】
何考えてるかは知らないが止まって目の前を見たほうが良いと思うぞ?
木の上で寝てた暇人からのささやかな忠告だ

【彼女が木を見上げる事があれば其処には枝に座っている男の姿が見えるだろう】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年の姿が】
843 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:24:08.79 ID:ggqtXn2o
>>841

その年でそういう冗談は感心しないわよ
【世も末ね、と肩をすくめ】
【明らかに、信じてはいない】

(とはいえ、本物だったらまずいわよね。皇帝軍っていったら機関絡みの集団だし。この前の件で目を付けられてそうだしなぁ)
【どこか遠くを見つめ、女性は一人考える】
【右手は、無意識にポケットの中のお守り――鉛の弾を触っている】
844 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:29:31.23 ID:prqrv2SO
>>843
【注意…皇帝軍は機関とまったく関係ないよ】
【2年前くらいの過去ログをみないとわからないかも…】
【わからない事がありましたら聞いてください】

……どうした?
【ジト目で見つめながら】
845 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:30:18.38 ID:dQa6XQSO
>>840
どういたしまして、なんだよー。

【事もなげに返して、またアイスを一口。やっぱりバニラが至高だね、と一人頷き】
【あははー、と間延びした苦笑を浮かべ、目を逸らして露骨に誤魔化そうとする――全然誤魔化し切れてないのはご愛嬌】

どっちでも良いじゃん、メアリちゃん優しいし可愛いしさー。
うん、多少大人っぽくなくても、立派なレディだと思うよ?俺としては、ね。

【そこら辺、自分でも薄々気付いてはいるのか。へらへらと褒め言葉を並べ】
【何とかしようと内心努力しているが、正直裏目な感じがしないでもなく】
【一応本音では有るが、なんか白々しい――そうこうしている内にバニラアイスを完食、ティラミスに手を付けて】
846 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:34:16.29 ID:ilIp2oDO
>>842

【突然聞こえた声に、身体を震わせて驚き。上を見上げた】

(何か、聞き覚えの有―――)

【然し―――時、既に遅し】
【上を見上げた状態のまま、木にぶつかり、顎を打った】

―――ッ!?

【びぃん、と身体が振動して。顎を赤くしながら、悶えている】
【少し立ってから、痛みが引いたのか。後方へと、二歩程後退り】
【視線だけを上に向けて、堪える様な表情で、ぽつりと言った】

……ラィフさん?

【先程見上げた時、見えた容姿は。知り合いの青年の逸れ】
847 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:36:39.26 ID:ggqtXn2o
>>844

いえ、何でも。
【ま、何とかなるか、と、自らを納得させた】

【くんくんと女性は匂いを嗅ぐが、特別な血の匂いなんてわからない】
(マヒしちゃったのかしら? まあ、あれだけ浴びればそうなるわよねぇ)


//おお、そうでしたか。無知ですいませぬ。スルーでお願いします
848 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:37:05.13 ID:ilIp2oDO
>>846
/すみません、書き忘れた文章を…
/【顎の痛みの性か、何だか発音が悪い】と、最後に付け足しお願いします
849 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 20:38:48.36 ID:xgmfOzco
>>845
此処のデザート美味しいですわね。

【目を細めて笑う。ちょっと猫っぽい】
【誤魔化しの気配を感じたがあえて気にしないことに】
【暫くしてパフェを完食した!】
【カイの言葉に】

えと、お褒めの言葉ありがとう御座いますわ。

【慎ましく礼】
【そして、腰につけた懐中時計を確認する】

あ、そろそろ時間ですの……。
楽しい時間をありがとう御座いましたわ、またお会いしましょう。

【花の咲くような笑みでそう言うと立ち上がり】
【伝票を手に取り、一礼すると店を後にしていった】

//うぐぐ、事情でそろそろ終わらせてもらうのです。
850 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 20:42:41.10 ID:oIyYxiE0
>>846
【相手が木にぶつかるその姿を見て一考しつつ】
【何処か素知らぬような顔で首を左に向ける】
・・・(何も言わない方がまだましだったかな・・・)

【一度僅かな罪悪感が胸のうちに走るものの】
【所詮僅かな物は僅かな物・・・相手の自業自得と思い、その罪悪感を斬り捨てる】

ライフ・・・命、生活といった意味・・・だっけか
・・・冗談はともかく、夢幻の言うとおり、ライクさんだ
【確かにその姿は彼女の知っている男であろう】
【その男は変わらず左足を曲げて片足を枝についた形で座り、その夢幻の姿を見下ろしている】
851 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:42:50.64 ID:prqrv2SO
>>847
……お前は獣人か?
【匂いを嗅いでくるのをジト目で見ながら首を傾げ】

……ついでに《二回》も殺されたから、もう四天王の時の力は出せないがな…安心しとけ
【ジト目】
852 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:46:21.69 ID:ggqtXn2o
>>851

まさか。私はまっとうな人間。少なくとも、そう思ってるわ
【自らの異常性を一番わかっているだけに、確信を持って人間だとはいえない】
【ただ、外見やらなんやら、おおよそ見てわかる全ては人間だ】
【女性が獣であるのは、精神的なもの】
【硝煙と血の匂い、華とコーヒーを愛するという、極端な性格である】

【不死者の類か、と、大きく目を見開く】
【死んでも生きていられる、ということは、女性の常識の外】
【それがたまらなくうれしくて、女性は醜悪な笑みを浮かべた】
【口が裂けんばかりに口元を釣り上げた、しかし目は笑っていないというひどい笑みだ】
853 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:50:35.33 ID:prqrv2SO
>>852
……顔が危ないぞ
【ジト目で見て】

先に言うが私は不死者じゃないぞ…命が3つあるように改造された改造人間だ

もう命は2つ失ってる普通の人間と多分変わらん…だから殺そうと考えるな
【ジト目で相手を見ながら】
854 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:52:53.30 ID:ggqtXn2o
>>853

【少女の言葉に、女性ははっとしたように表情を戻す】
【無自覚な狂気は、彼女の本性である】
っとと、いけないいけない
【誰に言うでもなく、穏やかな声で女性はそう言った】

3つ、ねえ……
【へぇ、とうなづき】

心配しなくても、向かってこない人を殺したりはしないわよ
【女性は、それを笑いながら言った】
855 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:55:16.17 ID:prqrv2SO
>>854
………
【ジト目でジーッと見てる】

変わった奴だな…
【お前が言うな】
856 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:58:27.16 ID:ilIp2oDO
>>850

【息を吐いて、口元を片手で隠し、羞恥に堪える】
【もっと注意深くなろう、と心中で決意しながら】

…か、噛んだんだよ

良かった…ライクさんの格好をした人だったら…と思って…
…ていうか、降りないの…?

【顔を赤く染めながら、言い訳染みた事を口にする】
【逸れから、枝に乗ったままの彼に。降りないのかと尋ねて】
【更に、何歩か後退。彼が見えやすい位置まで下がる】

…そういえば、大会以来だよね。久しぶり
本戦、見たよ。…強かったね

【もう片方の手をひらつかせながら、微笑んで】
【大会の事についての、話題を出す】
【「強かった」、とは。ライクも、ライクと闘った相手も、という事だろう】
857 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 20:59:00.90 ID:ggqtXn2o
>>855

まあ、死ぬことに対しての恐怖も、生への執着もこれといってないからね
【朝起きて死んでいたらそれもよし】
【無事に次の日を見かえられてもそれはよし】

どこかで歯車が狂っちゃったのよねぇ
【まともに育ったはずなんだけどなぁ、と小さくもらして】
858 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/27(土) 21:01:38.97 ID:dQa6XQSO
>>849
だよねー。やっぱり久々に違うとこで食べるとこう、新鮮というか。

【こくこくと頷いて、満足そうにティラミスを頬張り】
【咀嚼して飲み下すと、お冷やに口を付けつつ笑って――此方は、まだ半分という所か】
【至福といった表情で、美味しく味わっているようだ】

あははっ、ホントの事だしいーっていーって。
それはさておき、そろそろ時間かなぁ……?

【時計を気にする様子の相手に、小さく首を傾げ】
【長く引き止め過ぎたかな、と少し済まなそうな顔】

此方こそ、楽しかったよー。じゃあまたね、メアリちゃん……って。
――――ちょ、支払いは俺の役目でしょ常識的に考えて!

【少女の笑みにしばし癒され、余韻に浸りながらティラミスを突こうとして】
【代金の事に思い至り、ふと目が覚める。支払いは最低でも割り勘でないと、格好が付かない以前の問題だろう、と】
【そんなこんなで、黒尽くめの青年はティラミスを平らげると慌てて彼女の後を追うのであった。】
//お疲れ様でしたー、長時間済まないのですぜ……。
//楽しかったです、有り難うございましたー!!
859 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:01:54.41 ID:prqrv2SO
>>857
……まったく、変わってるな…
【溜息をはき】

なら探せばいいじゃないか…自分が生きてる理由…
【ジト目で見ながら】
860 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:03:59.01 ID:ggqtXn2o
>>859

良く言われるわ。変わってるって
【くすくすと笑みを浮かべ】
【そうしているだけなら、どこにでもいるただの女性だ】

生きている理由?
そんなの、決まってるじゃない。
もっともっと、血と硝煙と、コーヒーと、お花を楽しみたいからよ
【極端な二面性。正気の裏の狂気】
【ひどくきれいな笑みで、そんな言葉を口にした】
861 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:09:21.21 ID:prqrv2SO
>>860
……だったらお前が死の商人か戦争屋だろ…
【ジト目で呆れたようにしながらヤレヤレと】
862 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 21:10:29.57 ID:oIyYxiE0
>>856
世の中俺みたいに真っ黒なかっこうする奴なんて・・・
・・・俺より黒いのがいたな

・・・よっこらしょ
【いるはずが無いと言う前提で思索に耽るもののすぐにその前提は壊れてしまい】
【少しばかり馬鹿を言ったな、と少しばかり自分に呆れ、目を細める】

【彼女の台詞からようやく木を降りると言う選択肢がでたようだ】
【何故かは解らないがいったん両手で木にぶら下ると言う過程を経て地面に降り立つ・・・】
【そんな面倒な手間がいるほど身体能力が低いとは思えないが】

ぶっちゃけた話、大会の結果とかは正直どうでも・・・目的はあれじゃ果たされなかったみたいだしな
んなことより木にぶつかるほど夢幻は何に集中してたんだ?

【顔を少し傾け笑いを発する──彼の目的は、大会に出ることでは果たされなかったようだ──】
【しかし、笑いを出せる余裕があるという事は大会では進展がなかったが目的自体には何かの進展があるのかも】
863 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:11:24.44 ID:ggqtXn2o
>>861

んー、言われてみれば、確かにそうかも
【顎に指を当て、少し考える】

でも、本物の戦争屋さんなら、戦場でお花なんか育てられないでしょう?
だから私はそういう特定の職業にはならないことにしているの
【全部を楽しみたいから、何処にも属さない】
【女性にとっては、全部が全部、楽しいのだ】
864 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 21:14:58.27 ID:JgVT/p2o
【街中】
いらっしゃい!
林檎どうでしょうかー?

【赤髪ショートヘアに赤い目。ジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ている青年が】
【リアカーを引きながら呼びかけをしている】


小さい子にはいろいろあげちゃうよっ!

どんな人にもサービスするからよってってね!!

【その青年が引いているリアカーは】
【たくさんの林檎が、山のようにに積まれているいて】
【そして、なぜか燃え盛るドラム缶と4個ほどの林檎が】
【中央にでかでかと置かれている】

寒い…
そろそろXmasバージョンにでも飾るかっ!

【なんとなくハイテンション】
865 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:17:58.85 ID:prqrv2SO
>>863
血の花が咲くだろ…
【誰が上手い事言えと】

…まあ、変わった奴ってのはわかった…
【ジト目で】
866 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:19:55.85 ID:ggqtXn2o
>>865

あら、お上手。
【くつくつと喉を鳴らし】

人間なんて皆変わってるのよ。型にはまってるような人間なんて居るわけないじゃない
【なぜか確信を持ちながら、そんなことを言った】

さて、じゃあ、私はそろそろ
【女性は、歩きだす】
【街の出口に向かって】


//ごめんなさい! 私用により落ちます! お相手ありがとうございました!
867 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:22:48.69 ID:prqrv2SO
>>866
それもそうだ…
それじゃあ…またな…ライシュッツ
【そう言い見送るだろう】

/乙でしたー
868 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 21:26:49.99 ID:ilIp2oDO
>>862

……黒い格好、か
でも、黒い服着る人は、結構居るよね…黒って、邪気邪気してるし…

【微妙にメタ臭い返答をする檸檬。逸れから、真顔で思考し始める】
【降りて来た彼を、視線で追いながら】
【黒は暖かいとか、自分も着ようかな等、呟いた】

【然し、彼の次の言葉で我に帰り】

む、…そうなの?
…分かった。目的達成の為に、頑張ってね

【きょとんとした表情を浮かべてから、】
【彼がこの間から言っていた、“目的“という言葉は気になったが―――】
【余り深く聞こうとしても、彼に失礼だと考え、止めた】

――――――、え、あの

【其の言葉に、動揺して】

……之を言うには、色々と前置きを置かなきゃいけないんだけど…

ライクさんは、正義組織とかの関係者だったりする…?

【と、発言する。―――彼が、正義組織に関わっているかと】

…例えば…ブレイザーシティの奪還を、目標の一つにしている所とか…

【――――ブレイザーシティ】
【火の国で、占拠されている街の名前】

/すみません…ご飯行って来ます
869 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 21:31:39.18 ID:4dPfIHIo
【公園】

キィ…キィ…

【街灯に煌々と照らされたそこでブランコが一つ軋みながら動いていて】
【それなりの勢いが付いていてそれなりの高さまで上がっている】

あー…ブランコってとっても楽しいですっ
こう、風を切って、いつもより高い場所に居て…
まるで空を飛んでいるみたいな…

───キューちゃんもそう思いませんか?

「きゅー、きゅー!」

【乗っているのは白いワンピースと黒いカーディガンを羽織った少女】
【ガラス玉のように透き通った同じく翡翠色の瞳は一点をぼんやり眺めて】
【すらりと伸びた艶々の翡翠色に輝くロングヘアは後を追うようになびいている】

【おまけにその髪の上には小さな可愛らしい龍が乗っていて】
【ブランコを怖がること無く嬉しそうに鳴いている】
870 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 21:42:39.53 ID:oIyYxiE0
>>868
【目的達成・・・それに辿り着くために一つ聞いてみたいことがあった】
【───だが下手に直球で聞けば聞いた相手も巻き込んでしまうかも──そんな彼の懸念が口で言うのを躊躇わせる】
【考える・・・質問をしつつ巻き込まれないような聞き方・・・】

ナポリス総合・・・

【最善手かどうかは自信が無い──キーワードだけをポツンと言う】
【そういう手ならばどうだろうかと考え、実行する。一つの単語だけなら知らなくとも下手に深入りすることは無いか?】
【何せ彼女はなにやら夢中にならなければならない悩み事を持っているようだ・・・だとすれば、知らないキーワードに対して調べ事をするという事もあるまい】
【知っていれば知っているで何らかの反応があるはず・・・】

・・・まぁ知り合いは沢山居る、な。justiceの事であればそのリーダーとも親しいと言えないことも無い
対機関連合のことだったら・・・まぁ、良いとは言えないが立場で言えば味方、か?
双方一概に十割味方だ、と言える状況じゃないのだが

さて、なぁ・・・機関みたいな連中に対抗する事を考えている組織ならば何処もそれは目的として捉えているとは思うぞ?

で・・・どうしてそんな事を聞くんだ?事と次第によっては協力しない事も・・・無い事は無い

【最後の方、歯切れが何処となく悪い言い方、その顔も何処かやや曇りがち】
【それもそのはず、そうやってあちこちで問題を拾い過ぎてしまっている感じがある】
【だからその内自分の手から零れるのではないかと不安を抱いているのだ・・・】
871 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 21:44:31.89 ID:YQYmA9Uo
>>869
ふハハハハハ!!!
【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を身につけた男が】
口笛はなぜ〜遠くまで聞こえるの!?
【なぜかその公園にある全長8mはあるブランコを】
それは人にとって、とてもきこえやすい音の高さだからだ!!
【グルングルンと大車輪の如く漕いで回っている】
さらに音の質がとても良いからだ!!
とある山岳地帯の村では指笛で会話するところもあるんだぞ?!!
【ブランコの勢いは増し、グイングインと回り続けている】
872 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:00:41.91 ID:ym4ITy6o
【街中】
【真紅に染め直した髪を最近さっぱりと切ったばかりのように整った短髪の上に工業用ヘルメットをかぶった中性的な顔立ち】
【服装はゆったりした黒い上着と、さっぱりと皺がほとんどない黒の長ズボン、右には白の、左には赤の手袋をした人物が黒フレームに大型の赤の装甲だらけのバイクを駆り走る】

うーちゅうーにーきーらーめーくーエメラルドー、エメラルドー
ちーきゅうのさーいーごーがーくるという〜、くるという〜

【いかにも故郷か何かにノリノリで帰って来た様子で彼は辺りを見回す】
【懐かしい物を見るように街並みを見る】
【実は毎度なじみにさせてもらってるパン屋、いつも自分のリンゴを買いに行っていた八百屋、木枯らしが吹き葉を落とす並木通り』

…さーてトレジャーハントも終了し久々のシャバなわけだがぶっちゃけ今の世間の状況わからねーや
火の国はまだ世紀末のままなのか?クケックケッ…オレら怠けてばっかだからさぞ忘れられてるだろうな
せめてクレムリンがそのへんで部下を増やしてくれていたらいいんだけどな

【珍しくため息をつきながら彼は…一応顔が割れているはずだが構わず道の真ん中を疾走する】
873 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:00:42.04 ID:4dPfIHIo
>>871

…ひっ、
ひぃぃぃぃっ!?!?

【突然聞こえてきた笑い声と、視界に入ってくる黒ずくめ】
【何度も見たことのある姿だが、状況が状況】
【おまけになにやらぐるんぐるん回っている】
【情けない悲鳴を上げて───】

みゃっ!?

【ブランコから落っこちた】
874 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 22:05:05.31 ID:prqrv2SO
>>872
………久しぶりに…見た……
【上空から声が聞こえるだろう】
【上を見上げると】

【カボチャマスクに空いた顔の穴ボコをよりフォーマルに、そしてどこか蝙蝠をイメージさせるデザインのフルフェイスヘルメットを被り】
【首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女が】

……とりあえず……キックー……
【回転しながらミカローに向かい落下してくるだろう】
875 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 22:12:01.31 ID:ilIp2oDO
>>870

【其の返答に。驚愕する様な、希望を持った様な表情を見せた彼女】
【彼が呟いた単語には、気になった様子だったが。後の返答の方に気を取られた様で】
【思わず、彼に近付こうと。一歩前進しようとする】

…justice…対機関…!

【嬉しそうな、明るい声音。浮かべるのは、柔らかな笑み】
【そして問い掛けられ、少し戸惑ってから】

……いや、あの……
話せば、長くなるんだけどね…

早く言えば…「友達」の事を、止めなきゃいけないと思ったから…

【色々省き、一拍間を開けて、結論を語る彼女】
【友達、とは。一体、どちらの立場に居る人間の事か】
【何故か、其処を語ろうとはしない】

逸れに…カリ……知り合いに、頼まれた事も有って
逸れで、どうしても…色んな組織と、コンタクトを取ってみたいんだ

【名前を伏せて、頼み事をされた人物も居ると語る】
【出て来た頭二文字。色々とアウトの様な、セーフの様な】

【全て語り終えてから、不安そうな表情で、彼を見詰めた】
【彼が、協力してくれるか。―――其の答えを、待っているのだろう】

/只今戻りました
876 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:15:52.04 ID:JgVT/p2o
【街中】
いらっしゃい!
林檎どうでしょうかー?

【赤髪ショートヘアに赤い目。ジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ている青年が】
【リアカーを引きながら呼びかけをしている】

にしても客こないねぇー
人外でも一文無し来なさいってんだ…

【その青年が引いているリアカーは】
【たくさんの林檎が、山のようにに積まれているいて】
【そして、なぜか燃え盛るドラム缶と4個ほどの林檎が】
【中央にでかでかと置かれている】

無料で試食もできますよ〜
とりあえず話しかけてくれぃ!

【悩んで無い気がする能天気】
877 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:21:05.35 ID:ym4ITy6o
>>874

…おおッ!?

【グイッ!とハンドルを右にきり、落下してくるサバトをギリギリで避け、急ブレーキを図る!】
【キィィィィとその場をつんざく摩擦音、そして道路に残る白いブレーキ痕】
【動揺するのは一瞬、後はゴーグルを外しヘルメットを着用したまま突撃してきた少女を見て腹立つほどにニヤけた笑みを浮かべる】

…キャハハハハ、シャバに帰ってきて最初に訪ねてくるのがテメーとはなあサバト
どうした、今日はベリルハーツは一緒に来てねーのか、じゃあオレをガチで潰しに来たと考えないでよさそうだなあ…
二人ならともかく、たった一人、この世で最も一対一の戦いに秀でたオレに一人で挑むのは自殺行為だ

…なんせこの10年でオレにクリンヒットを叩き込めたのは指で数える程度しかいねえからな
なあその一人に数えてもらっているサバトちゃんよォ…何の用だ?リンゴ食うか?

【懐からリンゴを取り出し、投げ込んでくる…とりあえずそのリンゴは危険ではなさそうだ】
878 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:25:38.52 ID:oIyYxiE0
>>875
【その表情が暗くなる・・・今にも雨が振るかのような、曇天の空のように】
【それもそのはず・・・自分が一等嫌う人間の名前のような物が聞こえた】
【普通、それだけならば、名前の欠片だけならばそれがあの人間に繋がるのは難しいかもしれない】
【だが・・・Justiceのような組織とコンタクトを取りたい、それがこれをもちかけた人物があの人間だと確信させた】

それだけでは、解らない
どういう風に事を進めたいのか、Justiceのような組織に何をしてもらいたいのか
友達の事に関してわざわざ組織に対して頼み事をしたいという事は・・・そのお友達がどういった人間、もしくはどんな状況にいるか
何パターンかは予測がつく・・・
【口調も明るい様子は消し、非情に真面目な状態で・・・】
【あえて自分が思いついた人物の名前は口にせず、ただ出来るだけあの人間が何をしようとしているか】
【その情報を引き出そう・・・聞いた話によれば既にJusticeとカリナトゥスの交渉は破綻している】
【ならばその協力関係にある組織も、おそらくはそうだろう・・・】
【この期に及んで一体何を考えて、目の前にいる相手を傀儡にしているのだ?】
879 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:27:34.08 ID:YQYmA9Uo
>>873
ぬ?
【ちらりと、悲鳴の上がった個所を見やり】
とあ!
【とう!と、勢いよくジャンプ、宙返りしつつ見事に着地】
ぐぉあああああ!!!
【したかに思われたが・・・・・】
いたーい・・・・もう・・・・いたーい!
【勢いよくグルグル回っているブランコから飛び上がったのである、最高到達点は軽く10mを超えるであろう】
くそ・・・・・痛い、普通に痛い・・・・・・
【其処から着地すれば普通はこうなる、と言うより、足が折れていない、と言うだけで十分に驚愕に値する】
880 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 22:31:49.56 ID:prqrv2SO
>>877
……やっぱり…避けるか…オノレ…ミカロー……
【着地しクルクル回り】

…挨拶…挨拶…
【なんという危ない挨拶】

……ベリルは…ただいま…………カーネル…潰す…
【説明しようと言おうとした瞬間…なんかムカついたらしく誰かの名前を出し潰すと言い】

……簡単に…言うと…再起不能…状態…現在…治療中…
【敵だけど一応教えるのはサバトらしいが】

…初対面の時…自殺行為を…行いましたが…なにか?…
【ヘルメットが消え】
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に、青いハートの髪飾りを左側につけた顔を晒す】
【昔と変わったのは蝙蝠耳が生えてる事である】

……久しぶりに…見つけたから…挨拶…挨拶…
…あと…ブギーマンに…御礼…したかった…から…
…もらう……
【林檎をキャッチしようとし】
881 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:36:40.81 ID:I31TcJYo
【聖都の何処かの公園で】
【何故かベンチでは無く、外灯の上に座っている者が居る】

………協会の周りの動きも気になるけれど……
それよりも、最近静かになっているその他の方が怖い、かしら

かと言って、調べに行く訳にもいかない……
……少々、手詰まりの感が有るわね

【絹のような黄金のツインテールと瑠璃色の瞳、リボンコサージュを付けた紫のドレスを着た少女】
【腰には、装飾の施された鞘に収められた一本の長剣が有る】

【足をぶらぶらさせながら、何やら思案顔】
【時々、事前に拾っていたのか、小石をぽんと放り投げ】

…………えいやっ

【落下して行くそれを蹴って、何処かへ飛ばす】
882 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:41:05.42 ID:4dPfIHIo
>>879

いたたた…
キューちゃんは大丈夫ですか?

…きゃっ!?こ、今度は何ですか!?

【ブランコから落ちた際に打った腰をさすりながらゆっくりと立ち上がる】
【髪をしっかり掴んで離れなかった小さな龍の安否を確認しようと手を伸ばした矢先】
【別の何かが勢い良く地面に着地する音にそちらを振り返る】

あ…あの、ライクさん…?
大丈夫…ですよね?

【心配そうに顔を覗き込むように声を掛けた】
883 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:41:45.94 ID:DpYpI6SO
>>881

――・・・あいたっ?!
【小石の飛んだ先】
【そこから、誰かいたらしく、声がする】
884 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 22:43:43.55 ID:iA1b5UDO
>>881
あべしっ!!
【なんか、変な声がした】

【少女がそちらに顔を向けたなら】

【蝶が描かれたトレーナーにポケットの多いズボン、目にかかる黒髪に二本のアホ毛が触角の様に揺れる長身猫背で左目に眼帯を着けた青年と、少女の蹴った石が地面に転がっている】
【青年に至っては頭にたんこぶ作ってピクピクしてる】
885 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 22:44:47.62 ID:iA1b5UDO
>>884
/被ったから無し!同じ反応で吹いたぞ!
886 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:45:52.54 ID:JNgf2rAo
>>782

【眠りの底から、己の意識がゆっくりと浮かび上がる――あえて詩的な表現を用いるならば、そんな感覚】
【朝を告げる、爽やかな鳥の囀りも、朝の日差しも今は無縁】

つ……痛……。

【激しく自己主張する脚部の痛みから、クルスは目を覚ました】
【まだ半分ほどは眠ったままの頭で、周囲を見回す――】

【目に入るものは――荒れ果てた荒野。地に伏した、巨大な8頭の蛇の骸骨。そして】
【錫杖を携え、三度笠を被った青年の姿】

(……ここは……)

【前後の記憶があやふやだ――足は痛いし、全身が痺れている】
【一体何があったのかと、己の身に起こったことを回想すべく、倒れた姿勢のままで――己の海馬に働きかける】
【無論、健忘症に陥ったわけでも無い。幸い、すぐに前後の事情を思い出して――】

〜ッ!!

【がば、と身体を引き起こす】
【この青年の名は聞いていたはずだが、覚えていない――】

【大蛇が倒れている、それは幸いにも八岐大蛇は倒したということ】
【自分が負傷していて、青年が近くに居るということ】
【つまり、親切にも自分を救いにきてくれた、ということは想像に難くない】

【――だが、それは危険極まりない行いなのだ】
【なぜならば、この身に巣食うのは――悪辣なる魔の化身なのだから】

(……放っておいてくれて、良かったのに!)

【口を付いて出そうになる、見当違いな責め句を噛み潰しながら】
【反射的に飛び退こうとして――】

【その場に、バランスを崩して倒れる】

うくっ……あ、れ……?

【動転しているクルスは、己の状態を自覚していない。つまり――】

【全身に神経毒が回っていること】
【両足は、包帯が巻かれているとは言え、火傷に冒されていること】
【魔術の代償に、大量の血液を抜かれ、貧血状態にあること】
【そして――左腕を、無くしてしまっている事に】

/それでは、よろしくお願いします。
887 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:47:42.28 ID:I31TcJYo
>>883

………あら、命中
願わくば、これが良い方向に向く出会いである事を………

………と言ってる場合じゃないわね

【外灯の上に座ったまま、声のした方に視線を向ける】
888 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:54:27.16 ID:YQYmA9Uo
>>882
ああ、大丈夫だ。
【かけられた声に反応】
きにす・・・・
【が、呼びかけられた名前が違うことに気が付く】
・・・・・
【ライクさん?誰よそれ!】
・・・・・・・・
【ライクさん?ラしかあってないではないか!!】
・・・・・・・・・・・・・
【ライクさん?何回か会ったことある(よね?)のになんで間違えられるの!!!?】
・・・・・・・・う・・・う・・・・・・
【彼の心はなぜか悲しみに満たされ・・・・】
うわああああああああああああん!
【そう叫びながら、心で涙を流し、彼方へと走って行った・・・・・・】


/なんかごめんね、とりあえずここで。
/おつかれさまでした
889 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 22:56:25.40 ID:ilIp2oDO
>>878

………っ

【其の言葉に、表情に。思わず自分も笑顔を消し、唇を引き結んだ】
【全てを、話す。機関の友人の事も―――カリナトゥスの事も】
【少し、迷った。彼は、様々な組織と繋がっており、自分に協力してくれるかもしれない人間】

……、分かった

【軽く頷くと、躊躇う様に数拍黙ってから、口を開き】

…其の友達は、現在ブレイザーシティを統括している機関員、No.42
その子は、哲学者の卵が孵化していて…危険な状態で

此れ以上、負の感情に繋がる行為はさせたく無くて、その子を止めたいと思った

【機関員の友達。そして、哲学者の卵】

その為には、色んな組織と関わって、協力を願ってみると良いと言われた
逸れをアドバイスしてくれたのが、元No.2の、カリナトゥス

彼女は僕に、色んな事を教える条件として
「二人と機材を置ける生活スペースを確保する様に、ブレイザーシティ奪還を狙う組織に交渉して欲しい」と言った

【其処で出た、彼が嫌っている―――危険人物の名前】

【檸檬は、カリナトゥスに利用されているのか―――檸檬自身は、逸れをどう思っているのか】
【其処は、語らなかった。只、申し訳無さそうに、静かに俯いた】
890 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:58:42.52 ID:ym4ITy6o
>>880

今のはほんの挨拶代わり、とでも言う感じか?
なるほどハードな挨拶じゃねーの、ベリルの奴何かやられたのか
カーネルってどこの誰だ?カーネル・サンダース的な悪の組織のリーダーか?

【訳のわからないセリフを吐きながら彼は手のひらをひらひらさせて彼女に挨拶をする】
【久しぶりに登場した少女のその仮面の下に…わずかに変わった顔を見る】

…天魔の力がかなり回ってきてるんじゃねーのか?その前に…なんだその仮面、懐かしいモンつけてるじゃねーか
80年前はそいつをしょっちゅう着けてたけどなあ…顔しかもらってねーのか?

【などと…まるでその仮面の事をよく知っているかのように…懐かしい物を見るかのように嬉しそうな顔を見せる】
【だが…途中で聞こえた名前に気が付き…少し目を伏せる】

…ほう、ブギーマンの野郎に会ったのか、奴は今どこにいるのかわかるか?
もう半年くらい見てねえな、どこで何してるんだあいつは?…一応あいつがオレの率いるスタジオ不死鳥座…最高の戦士なんだがな
まあ、リチャード辺りが代わりに働いてくれれば別に構いやしねえが…

そうそう、サバト…おまえ最近の世界の流れわかるか?
ついさっき新聞を買ってきた所だが、それを読みながら世間の事を知っている奴の言葉を聞いておきたい
今どいつが幅を聞かせてるのか…とか知りたいんだよね…例えば『魔術』に関わる集団とか

【…こちらも相手が敵である事がわかっているはずなのに…恥ずかしげもなくそんなことを聞いてきた】
891 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:58:56.52 ID:z45.wkoo
>>886

あ……おはようございます

【目覚めた少女に向けて「あはは」と小さく笑い手を振る】
【青年の腕と足にはボロ布の簡易包帯、その身に纏った法衣は少女の足の包帯替わりに使った為に所々ちぎれている】
【彼の顔は頭の傘の影でよく視認できないだろう、もしかしたら何か特殊な結界でも張っているのかもしれない】

うわ、とと……病み上がりというか病気のようなものなんですから無茶はいけませんよ
(何か在る……のでしょうか?)

【倒れた彼女を少し咎めるようにしかし諭すように言葉を掛け】
【途中に見えたその表情に少しの考察】

今の貴方は毒、火傷……と結構な状態なんですよ?なんだか顔色も悪いですし
貴方は自分の身を少し案じた方が良い、生命は消費物では無いですから

【無くなった左腕が気になるが直ぐに尋ねるというのもよろしくないだろうと判断】
【「はぁ……」と溜息を付いて、手元にあった小さな茶筒を開け】

取り敢えず栄養を摂取しましょう、これをどうぞ
味は良くないけれど元気は出ますから

【掌に小さな黒い丸薬を3つ取り出して少女に差し出す】
【効能は滋養強壮、体力回復。ただ解毒作用はそれ程無く、非常に苦い】
892 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:59:26.46 ID:DpYpI6SO
>>887
【目を向ければそこには】

あぅ・・・なんでこんな目に・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着けた少年が頭を抑えていた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

遠出ついでにせっかくだから聖都観光して行こうとしただけなのにぃ・・
893 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:02:41.14 ID:I31TcJYo
>>892

……特に思う所も無い、かしら
気付いていないなら中々鈍い様子ではあるけれど

………そこの人、大丈夫かしら?

【此方に気付いていない様子なので、一応無事の確認】
【このまま無視していたらどうなっただろう、と考えもするが】
894 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 23:03:12.14 ID:xnj91aE0
【聖都―――人気もすでに疎らな市街地】
【かつ、かつと、この街では余り無い、独特の軽い靴音を響かせ、歩く影が一つ】

(……やれやれ、断華さんと、無道のコウモリ能力を以ってしても、流石に簡単には見つかりませんか)
(『妖気』の類なら、赤子の手を捻る様なモノなのですが、ね………面白くは、無いですが。)

【雨雲の色にも似た、銀に近い灰色のストレート・ヘアを、長めのポニーテールで纏めた“少女”だと思われる人物】
【瞳は刹那的に輝く夕暮れの茜色、背丈は約148cm、小柄かつ細身、外見の年齢は13歳程度、だろうか】
【服装は茶色っぽい制服ブレザー、黒が紫がかったオバサン臭い色のスカートは際どい短さで、校章部に“魔術協会”の紋章】
【其処から下は、ほっそりとした上等な脚線美の白い素足に、何故か―――紅い鼻緒で一本歯の、高下駄である】

………其れより今は、懐の寂しさが問題ですか。
無道め、あの臨時収入は何なのです……。

【ぽつり、忌々しげに呟く―――そんな彼女の右手は、重そうな紙袋を、ぶらぶら揺らしつ握っていた】
【見る人は、年端も行かない『少女』の夜間徘徊やら、妙に軽々とした持ち方やら、色々と疑問に思うかもしれない】
【―――……※自分が何かを購入したせいで懐が寂しい、と言う事はワザと黙殺しているようです】

895 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:06:23.95 ID:4dPfIHIo
>>888
/ごめんなさい
/眠気がギリギリなのに投下するべきじゃなかったです
/でもラグナさんって事は分かってましたので!ほんとにごめんなさい!
896 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 23:11:07.16 ID:prqrv2SO
>>890
…イエスイエスイエスイエスイエスイエスイエスイエス…
……《R・I・P》…の…幹部…カーネル……
……いつか…潰す…相手…
【真剣な表情で言い】

……まあ…コレ…でも…押さえられてる…
…多分…頑張れば…耳は…戻る…
……うん…ヘルメットと…ホイッスル…だけ…
…ブギーマン…から…モラタ…
……コレは…どういうの?…
【説明しながら質問し】

…私が…知りたい…御礼…もう一回…言いたいから……ミカローが…知らない…なら…降り出しだ…
【ショボーンと耳がへたれ】

……う〜ん……《R・I・P》は…ベリル…さらって…ジャスティス…襲って…以来…静か……
…最近…機関も…静か…
……騒がしい…のは…魔術協会…かな?…なんか…テロが…何回も…起きてる……
【説明し】

…こっちも…しつもーん……
【クルクル回り】

…今まで…何…してたの?…
【ジーッと見ながら】
897 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:11:55.24 ID:oIyYxiE0
>>889
【何処か光が薄く、遠くを見るような、そんな瞳】
【その瞳の奥で何を考えているのか・・・】

哲学者の卵、ねぇ・・・
夢幻、カリナトゥスがどれだけ信用出来ない外道か・・・知った上での行動だな?
【諌めるような声、それでも尚行動したのか、強く答えを聞こうとする相手を射抜こうとする視線】

・・・カリナトゥスは、以前Justiceとの交渉を決裂させている、
予測だがそれと協力関係にある対機関連合とコンタクトを取っても同じ答えが返るだろう
それに、カリナトゥス、あれは基本的に自分の快楽しか考えていまい、直接対峙したのは一度だが、それを肌で感じたよ
つまり夢幻、夢幻もまた出汁にされているに過ぎないと考える、あの女に頼って友人を救うと言うのは・・・無理、だと思うぞ?
【ただ、体は微動だにせず口だけを動かし自分の意見を述べていく】
【今にも夜の闇に解けてしまいそうな黒い姿が、彼の気迫によるものか?やたらと存在感が強い】
【そしてそれだけの気迫が出てる原因は、かたるまでも無いだろう】

・・・機関のような組織に対抗する組織なんてあの二つくらいな物だろう?
だから、カリナトゥスに頼るのは無謀だ
【友人を救うのは無理と言って居るのだろうか?この男は】
【否、良く聞けばそんな事は無い───カリナトゥスに頼るのが、と言っているのだ】

【事実、彼は知っている────卵の破壊の術を知っている人間を・・・】
【ただ、その人間は現在行方が知れない・・・生きている事だけは確かだと思うが】
898 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:14:28.93 ID:JNgf2rAo
>>891

(……落ち着け。落ち着いて……)

【今この瞬間にも、この両腕は、目の前の優しげな青年に刃を向けるかもしれない――】
【だが、あまりにも不審な態度を取っては、相手に余計に心配をかけてしまう】
【恐怖の感情に跳ね上がった、心臓の鼓動を押さえつけるために、あえて脳裏に言葉を紡いで、自分を落ち着かせようとする】

(……落ち着いて。案じられないように、この場を去れば、何も問題は無い……)

【すぅ、と一息、強く息を吸って――焦りを押し込めて】
【その場に、両膝を曲げ、外側に足を広げた姿勢――いわゆる女の子座りのかたちで、座り込む】

【自分に出来る限り、無表情で冷徹な――そんな表情を作って、口を開く】

……ご配慮、感謝いたします。
ですが、これ以上あなたに、お世話になる理由もございません。

……毒も火傷も、死には至らぬでしょう。私は未だ五体満足、健在です。
ですので、これ以上、関わってくださらなくて、結構です。

【丁寧な――というよりは、むしろ慇懃無礼と呼ぶべき口調で、つっけんどんに、青年の好意を付き返す】
【差し出された丸薬を、受け取ろうとする仕草の一つもない】
899 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:14:32.30 ID:DpYpI6SO
>>893
だ・・誰ですか?!
【やはり気が付いていなかったらしく】
【そこで初めて少女を認識、そちらを向く】

・・いや、今は誰かなんてどうでもいいです!そんな事よりッ!危ないじゃないですか?!
900 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:18:23.74 ID:I31TcJYo
>>899

他人に誰何を行うならば、己を明確に表してから
一般的な常識、だと思いましたけれど?

……でも、石の事に関しては失礼しましたわね
誰かが居るなどと思いませんでしたから
尤も……それだけ叫べるならば無事なようですけれど

【詫びるだけ詫びて視線は何処か別の方向へ】
【名乗る事を要求しているように聞こえなくもない】
901 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:24:34.75 ID:DpYpI6SO
>>900
う・・
【少女の言葉は確かに正論】
【故に言い返す言葉がなく】

・・・護です。以後お見知りおきを
【そう名乗り上げる】
902 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:27:32.00 ID:z45.wkoo
>>898

ええと……――――

【困ったような声、首を傾げ】

ご配慮しているのはそちらの方では?
僕はそこまで弱くは無いので貴方に殺されるような事はないですよ

【少女が倒れる前に自分に投げられた剣】
【多分それに関連したような事、少女は気にしているのだろう】
【今の少女の表情や行動を見ればある程度は推測はできる、そんな事気にする必要も無いのに……】

それに揚げ足を取るようですが五体満足では無いようですし……
そして他人の好意は黙って受け取りましょうよ?ここで貴方のような子に何も出来ないなんて自分が自分で情けないですし

【変わらずのハッキリとしたしかしゆっくりとした口調、それはなんだか保険の勧誘にも似て強情である】
【「関わって〜」の下りで微妙に傷ついているのは彼だけの秘密です、無論そんな事は表情にも声色にも出さないけれど】

2,3貴方に聞きたい事もありますし――――ね?
だからこれを飲んで下さい、いえ飲みなさい

【ついには命令口調、きっと傘の下では柔和な笑みそれでいてどこか強い】
【そんな表情が浮かんでいるのだろう】
903 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:27:57.31 ID:I31TcJYo
>>901

そう、護というの
名前に負けないよう、礼儀も守る様にするべきですわね

……で、何か御用?
以後見知りおくべきなのかどうか、それで判断しようかしら

【礼儀を口にするなら、そもそも自分が加害者なのだが】
【それは棚に上げて、相手の目的を訊ねる】
【自分の名前はうやむやにするつもりらしい】
904 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:37:35.41 ID:ym4ITy6o
>>896

≪R.I.P.≫?へえ…≪R.I.P.≫のカーネルか…覚えておこう
で、魔術協会…あ?Justice?聞き慣れないな…いや織守あたりが金の国で言ってたっけか?
思い出せないな…織守を連想するって事は対ネル・ナハト連合から名を変えた組織みてえなもんか?

―――だとしたら、まあ…それほど気にするほどの情報でもねーか…

【何故か?彼はjusticeの名前を聞いても特に気にしていないかのように振舞う】
【なぜそんな余裕を?油断しているのか…?あるいは…?】

そいつはオレが当時20歳…いや、20代前半の時期にかけて多用していた装備だ
80年前にそんな技術力があるのか?なんて思うかもしれねえが舐めちゃあいけない…日本のある世界でも
かなり昔にあったナチスドイツって所が当時から信じられないほどの技術力を持っていたなんて話もあるくらいだしツッコミは入れる必要はない
【オレがこの身体を老化させないようにいじったのも25の時だしな、と付け加えながら】

本当はそれは全身に身につける一式の装備なんだが…お前の場合はそんなに必要な物でもないはずだなあ
そんな物を今さら使うくらいなら『シンクロ・ナイザー・システム』でも使ってればいいんだ…コネもある事だしなあ?
抑えられてるって事は…大方それはお前の力の制御のために用意されたシステムだろうよ

…問題は、それをなぜブギーマンの奴が知っていたか、って所だがなあ…アイツにそんなことを教えた覚えはないが

【日本のある世界、前々から日本という言葉を多用するが日本を知っているのだろうか彼は】
【まるで…過去からそこの存在をよく知るかのように彼はまず日本と、日本がある世界の国、イタリアやフランスと呼称する】
【そして彼はサバトの方の質問に答える】

トレジャーハント、みてえなもんだ…この人生の中でそれをやった回数はもう数え切れねえ、オレの数少ない趣味の一つでなあ、時にサバト
おまえ…世界を渡る力を持つ乗り物の伝説を知っているか?時を渡る力と世界を渡る力
長い事その秘密を追っているのさ、ロマンがあるからなあ…

【そう呟きながら、彼は懐からある物を取り出す】
【蝙蝠のような羽を生やした鍵、彼が『悪魔のカギ』と呼ぶ存在だったはずだ…光の国から盗み出した鍵のはずだった】
【それを惜しげもなく見せびらかす…特に隠す事でもないと言いたげだ】

これもその伝説に該当する品でなあ…『大空』『悪魔』『夢想』のカギ…この中でオレが手に入れたのはこの悪魔のカギだけ
この時代の『大空』は…葬らせてしまってもうレーダーにも映らない、微弱な反応さえ消えた…だから手に入れるには
『お団子頭』の奴の取引を受けて未来の『大空のカギ』を手に入れるのみ…その取引の品もこのトレジャーハントの旅で手に入れた

…後は聖都にある『夢想』のカギ、そして『ライナーパス』と『カチンコ』だ…アレを手に入れるためにまずは下準備だ…
おいリチャード!そこでスタンバイしてんのはわかってんだよ用意のいい野郎め

「…ハッ、ついにお呼びですか、監督!」

【突然のミカローの呼び声に反応して聞こえるのは男の声と…ブブブブと鳴る虫の羽音…?】
905 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:40:04.77 ID:DpYpI6SO
>>903
あぅ・・相手が名乗ったら自分もちゃんと名乗るのが礼儀じゃないんですか・・?.
【そう、反抗的とも取れるような言葉を】
【ポツリと呟く】

観光に来ただけなんで用事は特にないんですが・・・聖都って僕初めてくるんで何処に何があるか・・右も左も分からなくて・・ここで休んでいたんです・・
【とこの公園に来た経緯を述べる】
906 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 23:44:57.46 ID:ilIp2oDO
>>897

【彼の言葉を聞き、気まずそうな、困惑した顔だったが】
【軈て、口を開くと。頷き、肯定しながら語った】

…そうかもしれない

カリナトゥスは、確かに悪人だ
人道に背く事ばかりして来た人間

逸れは、彼女と初めて会った時から、分かっていた事

【其処で、苦々しい表情を浮かべ。橙の瞳がほんの少し濁る】

…でも。頼るしか無いんだ

…その子を蘇らせたのは…“作った”のは。カリナトゥスなんだ
…作る為には、卵の強力な力を使うしか無かったと、言っていた
卵を破壊しても、除去しても。友達は、死んでしまうだけで

だから、あの人の
―――作った人間の言う事を信じて、行動するしか、道は無い

…カリナトゥスに、頼るしか無いんだ

【語った言葉は、身内的な事】
【友人は、カリナトゥスに造られた存在の様だ】
【友人を助ける為には、制作者の言葉を信じて行動する他無い、と】
【何処か自虐的に。我儘な自分を、避難する様に言った】

…きっと、対機関連合にも、受け入れられないとは思ってる
…でも、カリナトゥスさんの事は、仕方無いとして

僕が、協力して欲しいと頼む事は、してみたいんだ

【其処で、唇を噛む。じっと、彼の瞳を見詰めている】
【左腕を、右手で握って。沈んだ表情だった】
907 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:45:37.59 ID:I31TcJYo
>>905

相手が一方的に名乗った場合、それに合わせて名乗る必要もないかと
名乗るなら………そうですわね、それ相応の意味が欲しいかしら
あまり簡単に名乗って良いものでもないので

……で、それでしたら……私に出来そうな事は、有りませんわね
私も、特にこの近辺に詳しいという訳ではありませんから

【実際、魔術協会程度にしか赴いた事が無い】
【案内してくれなどと言われる前に釘を刺す】
908 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:45:39.56 ID:JNgf2rAo
>>902

なっ……!

【取り繕おうとしていた、無表情は、目を見開いた驚きの表情へと容易く変じる】
【文字通り――己の心配事、その正鵠を射た$ツ年の台詞に】
【読心術の心得でもあるのか、目を細めて逆に警戒心を露わにする】

【痛みと痺れに震える足を、ゆっくりと戦闘態勢へと戻すため、片膝を付いた姿勢へと戻しながら――】

貴方は……っ、……え?

【――青年へと、その真意を問いただす言葉を繰り出そうとしたところで】
【‘五体満足ではない’――その言葉を耳にして】

【左腕の感覚が無いことに気付いた――】

あ……。

【続けられる青年の強い語気を含んだ、薬の勧めなどの台詞は、もう耳に入ってこなかった】

【左手を自分の顔の前に持ってこようとしても、できない】
【命令を受けるはずの、アクセプターが存在しない、その感覚に、脂汗が浮かぶ】

【おそるおそる、左肩に目をやれば――つるりと皮膚の張った、丸い断面が目に入った】
【痛みは無い――痛みは無いが――】

【左腕が、無い】
【――戦闘中にセエレ交わした、台詞が想起される】

【――血が無くなれば、この身を千切って捧げましょう=\―】

【つまり。この腕は、そう宣言したとおりに――】
【死を賭してでも、あの大蛇を[ピーーー]覚悟はあった。そこに偽りは無い】

あぁ……!

【――それでも】

【絶望の声が口から漏れるのは、抑えられなかった】
【戦闘態勢に移行しようとしていた、その両足から、再び力が抜け、ぺたりとその場に腰が落ちる】

【クルスに出来るのは、無慈悲な、傷口ともいえぬような、その丸い断面を、呆然と見つめるだけ――】
909 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 23:51:55.50 ID:prqrv2SO
>>904
…わ〜…ラスボスの…余裕…出してる……
【ジーッと見ながら】

……流石…ナチスドイツの…科学は…世界一ぃぃぃぃ…
…つまり…ミカロー…の…お下がりか…
…うん…タイミングよく…ブギーマンが…来て…説明…した…
………ブギーマン…何者?…
【当然の疑問を言い】


……時を渡る……ネコサバトが…セワシが…未来から…来たのは…聞いた…乗り物本体は…しらない…
……世界を…渡る…のも…知らない…
【興味深そうにし】

……何…する…のかな?…
…そして…さっきから…気になってた…存在は…ミカローの…部下…なんだ…
【フッとそちらを見る】

【流石に二対一はキツイので戦いの準備はしないが】
【警戒はしてる】
910 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:56:51.72 ID:z45.wkoo
>>908

そんなに驚かれても困るのですけど……なんというか貴方は分かりやすいんですよ
いや僕には妹がいたのでその分年下の子の心情には幾らか明るい、のかな……?

【自分でもよく分かっていないらしく最後には疑問符を付け加える】
【妹が「いた」とは文字通りの意味だろう、他界していると見て相違ない】

【戦う気は無いですよ、と片腕だけホールドアップ】
【実際強敵との戦いの後いくらか体力が回復しているとはいえ、再び戦闘となると辛いものがある】

気づいてなかったのですか?……

【青年の意外そうな声、少女の悲壮に満ちた声】
【今の少女の心の中を色で例えるならきっと“淀んだ青色”だろうと思いながら】

(さて、どう言葉を連ねるべきか――――こればかりはどうにも……)

【掛ける言葉も見つからない、自分に出来ることは少ない】
【それでも何とかしてあげたいからゆっくりと少女の頭に手を伸ばす】
【届いたのなら、かつて妹にそうしたように安心させるように壊れ物を扱うように撫でるだろう】
911 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 23:58:49.59 ID:DpYpI6SO
>>907
名乗る意味・・えっと・・ぉ・・
【と考えて】

名乗れないというのは何か理由があるんですか?【続けてそう切り出す】

例えば貴女が良いとこのお金持ちのお嬢様とかで誰かに追われてるとか―――貴女が悪い人で警察に追われているとか
もしこのどちらかに該当するなら、どちらであろう僕は立場上、貴女を保護しなきゃならない。

――――てのは名乗る意味になりませんかね・・?
912 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/28(日) 00:02:43.94 ID:WPRfS.Yo
>>911

ええ、なりませんわね
もっと分かり易く言えば……

名前しか知らない相手に、自分から名乗る意味が何処まで有るのか
目の前に居る相手が何者か、全く分からないのですから
保護すると偽って誘拐する、古くから存在する手段ですわ

【外灯の上で、遠くの街の灯りに目を向けて】

……これだけ離れて居れば、不埒な輩が出ないとも限りませんもの
913 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/28(日) 00:08:26.00 ID:1edcrWE0
>>906
【険しい曇天のような顔、先ほどまではそうだった───】
【──だが、今は違う……ぽつ、ぽつ、と雨が降り出してきているその表情、険しさは増すばかり…】
【──あの女の腹・・・何処まで黒いか・・・】

蘇らせた、と言うか・・・これから先言う事は全て俺個人の意見、考え、予測、故に夢幻、お前がそれを如何取ろうと受け取らなかろうと自由だ

あの女は、42を上手く使ってお前が苦しむ様を酒の肴とするつもりにしか見えない
42がカリナトゥスの手によって作られたというなら文字通り傀儡にできてもおかしくは無いだろう

そして一度死んだ命・・・そいつがアンデッドかどうかは知らないが、アンデッドのような
一度死に、この世に何らかの形で残留したモノと言うのは不安定な物だ・・・そう、卵みたいなものに依存している辺りとかな

それに、死んだ命は戻らない、戻ってはいけない、確かに親しい間柄の人間がこの世に残る事を痛いほどに祈る気持ちは解らない訳じゃない
・・・俺自身、そう願った事もある、だが・・・あってはならない

信じた先に、泣くのはお前だ、絶望するのはお前だ、そしてその絶望で笑うのが・・・カリナトゥスだ
【掌を少しだけそちらに向け…】
【何処か、何故か悔しげに──── 一つ一つの言葉を力強い声で綴っていく───】
【そしてその指は段々と折り曲げられ、最後に握り拳を作る…】

・・・俺は協力・・・出来ない
一度、カリナトゥスの魔の手が振り払われたと言うのにまた近づけさせて何になる?
ましてやそれをすることで対機関連合に何の得がある?以前、justiceとの交渉で出した情報は間違いなく協力関係にある組織にも提供されるはずだ
何処をとっても・・・うまみが無さ過ぎる、身を滅ぼすぞ・・・本当に
【最後に向けられた滅ぼすと言う言葉は夢幻に向けられたもの】
【幾ら藁にも縋る思いと言えど、それは危険、不可能と警告しているのだ・・・】
914 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:08:40.36 ID:Iu1qJjso
>>910

……。

【青年の意外そうな声に、クルスは返す言葉も無い】
【頭の中は真っ白で、自分の腕がなくなってしまった――その認めがたい事実だけが、その思考を支配している】

【ぽん、と。自分の頭頂部に置かれる、青年の温かい掌の感覚】

……。

【我知らずに、縋るような目を青年の方に向け――撫でられるまま、その感覚に身を浸す】
【じわり、と目尻から涙が浮かんでくる――】


(『ふふ――まるきり、焦がれる乙女の姿よな、神の下僕』)


【しかし、その暖かさに長く触れていることは、許されなかった】
【脳裏に響く怜悧で、鋭角なその声に、クルスは我に返った】

ッ、離れて、くださいっ!
俺は、あなたの妹じゃ、ないッ!

【ことさら鋭く、相手をより傷つける言葉を選んで、撫でられていた青年の腕を、自由な右腕で振り払う】
【青年を拒絶するように、座ったままの姿勢で後じさりながら】
【敵意とも、懇願とも付かぬ様な眼差しを向ける】


【もし、正誤に備わった‘眼’が健在ならば、蠢き始めた、禍々しいもう一つの気配に気付くことができるだろうか?】
915 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 00:12:14.90 ID:LJan1zk0
【聖都―――人気もすでに疎らな市街地】
【かつ、かつと、この街では余り無い、独特の軽い靴音を響かせ、歩く影が一つ】

(……やれやれ、断華さんと、無道のコウモリ能力を以ってしても、流石に簡単には見つかりませんか)
(『妖気』の類なら、赤子の手を捻る様なモノなのですが、ね………面白くは、無いですが。)

【雨雲の色にも似た、銀に近い灰色のストレート・ヘアを、長めのポニーテールで纏めた“少女”だと思われる人物】
【瞳は刹那的に輝く夕暮れの茜色、背丈は約148cm、小柄かつ細身、外見の年齢は13歳程度、だろうか】
【服装は茶色っぽい制服ブレザー、黒が紫がかったオバサン臭い色のスカートは際どい短さで、校章部に“魔術協会”の紋章】
【其処から下は、ほっそりとした上等な脚線美の白い素足に、何故か―――紅い鼻緒で一本歯の、高下駄である】

………其れより今は、懐の寂しさが問題ですか。
無道め、あの臨時収入は何なのです……。

【ぽつり、忌々しげに呟く―――そんな彼女の右手は、重そうな紙袋を、ぶらぶら揺らしつ握っていた】
【見る人は、年端も行かない『少女』の夜間徘徊やら、妙に軽々とした持ち方やら、色々と疑問に思うかもしれない】
【―――……※自分が何かを購入したせいで懐が寂しい、と言う事はワザと黙殺しているようです】

916 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:18:43.29 ID:uHTchFso
>>914

よしよし、良い子良い子……今は辛いでしょうから
そういう時は他人を頼っても良いのです――――

【傘の影、その表情はにこにこしている】
【暖かな、と表現するのもどこかおかしいがそんな声】

――――――――っと……
知ってますよ何も貴方を僕の妹の代用品としてだなんて見てないですからご安心を
(…………来た、か――――)

【振り払われた手も痛んだし、心もほんの少し痛んだ】
【けれど目の前の少女の方がもっともっと痛い筈だ】

【少女の中身を見るようにその瞳はガラス細工のような紫色の輝きを宿して……】

お嬢さん、あなたは何かを飼っていますね?それも質の悪い部類のモノだ
いやそれならば飼っているという表現は間違いだ、恐らく寄生している――――

【「しりぃん――」と錫杖の装飾具の澄んだ音】
【左手にその法具を持ちて、その気配への警戒を高める】
917 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:18:54.45 ID:f1Y7z2SO
>>912
あぅ・・何でそこまで人を信用できないんですか・・?

僕が何者か・・・―――僕はJusticeに所属している者です。これでどうでしょうか
【少年は自分の所属する組織の名をだす】
918 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/28(日) 00:26:18.05 ID:WPRfS.Yo
>>917

信用に値する何かを見せず、信用も何も無いでしょう?
少なくとも、いきなり保護がどうこう言いだす人間は……言わずとも

……Justice、名乗る分には意味のある名前だけれど
それを、私は何処まで信じて良いのでしょう

どの戦線に参加しました?誰の補佐に当たっています?
どの様な敵を撃退し、何の為に戦っています?
これくらい、実際に加わっているならば答えられますわよね

【少年らしくない口調の相手に、「歳相応でない人間」と結論を出したか】
【やはり名乗りはせず、身分の再確認】
919 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:28:39.46 ID:pvzz7bko
>>909
【なんかムカつくくらいアホな顔をサバトに向けながら彼は説明を続ける】

余裕?いいじゃねえか油断じゃねえんだから、おまえこの空白期間オレがただ宝探ししかしてないとでも思うのか?
前回の金の国作戦の事を知っているか?オレがジンジャーからメモリーを奪い返すために3人クレムリンを犠牲にしたがなあ
その場にいた奴らは全員オレにまともなダメージを与える事もなく敗北した…水の国の時とは打って変わって大勝利だったんだ

…そこでオレはッ!その死に体の正義組織の若造どもの息の根を完膚なきまでに止めるために新技を会得するための修行も行ったんだ…
予想外のノビタの復帰であいにく息の根を止める事が出来なかったが…まあオレは奴らより弱いって事はないと証明したわけだ
そこで追い打ちをかけるためにオレは自らを磨きさーらーにッ!!自分の高みを目指してきたんだよォォォ―――!!!

【修行、少年漫画のセオリーにのっとればそれは普通悪の大物と戦って叶わなかった者たちが新しい力を会得するために行うための物という印象がある】
【だが彼は…前回ほぼ完全な勝利を決めたにもかかわらずさらにダメ押しのために修行を積んできた…そう言ったのか?】

特に新しいダークホースもいないってんなら安心して今度こそ奴らを潰せるッ!あとはおさらいだ
スタッフにこれまで起きた事件であの『紳士ども』と公式にjusticeって名乗った人物の戦績、人間関係を洗い出し!
オレの勝利をより確実な物になるように詰めていく!キャハハハハハッ!!なんだかワクワクしてきたぜ…!

【豪快なように見えてずいぶんと慎重に事を進めていく様子がみられる…確実に勝利するために努力を積んできたとまで言うあたりかなり大真面目にやっている】
【もうすでに勝利しているのに…相手の成長をあらかじめ頭に入れて自分も成長して引き離して置く事を考える】
【彼の余裕は相手は前に戦ったザコだから必ず勝てると言う物ではないのだ、その上さらに自分も強くなっておいたという誇りと強さの実感からの自信の表れか】

【そして…どっちが勝ってもおかしくないと考えているなら…おそらく彼が余裕そうに見えるのは、そうして戦い、その過酷な戦場から勝利を勝ち取る事を楽しみにするためか】
【決して相手も弱くはないが、それでも勝ちたいと本気で思っている、その覚悟が出来たから全く戦意に曇りはない、ゆえに彼はそんなコンディショングリーンな自分を『余裕』と表現するのか】

…何者か知りたいか?オレも全てを知っているわけじゃあない、ただ一つだけ教えておくと、だ
奴は5、6年くらい前、突然オレの元に転がり込んできただけの奴さ、『シンクロ・ナイザー・システム』の扱いが最もうまい人材って事もあって
戦闘面に置いて特に期待していたよ…本気のアイツに勝利する事が出来たのは…これまでの記録上たったひとり、あのハンク・ウォーケンただひとりだったんだぜ?

【飛んできたのは…人型の異形、心なしかカブトムシに似たその姿は紛れもない、彼の所有する怪人軍団クレムリンの一人、おそらくはビートルクレムリンで合っているか】
【ビートルクレムリンは着地すると、人の姿に変わっていく…坊主頭に第74留置施設エリア看守の制服の姿に】

…おまえいつまでその制服を着てるつもりだ?
「なんとなくしっくりくるのですよ監督、この服が最もねぇ…ついに戻られましたか監督!
お待ちしておりました…帰還なされたと言う事は…ついにですか!」

その通り、と言いたいところだがその前に一つ質問がある、サバト
オレは今一人の人物の名を聞いた、セワシって名前を今口にしたな?ん?当ててやるがそいつは野比 セワシと名乗っているんじゃあないか?
偶然とは思いにくいよなあ、野比 信太と顔が似てて、共通点の多い奴がなんでいるのやら

【そして彼は手に持つ、誰かの記憶のメモリーカード】
【記述は…『野比信太』、ノビタから抜き取ったメモリーカード…!】

コイツを読んでもわからなかった、あいつの記憶の中にセワシなんて名前はなかった
お前は最近会ったのか?ということはすでにアイツは記憶を抜き取った後にセワシとあった可能性はあるが
その前にはただの一度も、自分の肉親にセワシなんて奴はいなかったと考えていたみたいだ

…では少し応えてみろサバト、セワシとノビタ、奴らの関係はなんだか言えよ
オレの予想では…奴らは3代以上離れた先祖と子孫の関係と見ているわけだが?

【二タァ、と嫌な笑みで笑いかけるそのミカローの顔は…しかし態度は真剣、そんなに知りたい事なのか?】
920 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:29:18.77 ID:Iu1qJjso
>>916

……!

【敵愾心とすら言える感情を発露させて、クルスは青年をねめつける】
【どうやら、目の前の青年は――何らかの方法で、自分の心を読んでいる?】

【見当違いも甚だしい想像ではあったが、現状を手早く説明するには、そう類推するのが簡単だった】

……っ、趣味の悪い、覗き屋ですね。
それで? あなたの想像どおりだったとして。
どうするというんです? 俺を助けるとでも?

【この優しい青年を、傷つけるのは忍びなかったが――それでも、本当にその身を切り刻んでしまうよりは、数百倍はマシだ】
【言葉を刃に。刺々しい物言いで、青年をここから立ち退かせようとしている】
921 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:38:29.23 ID:0yhHXLoo
>>915

【男は人気のなくなるこの時間を待っていた】
【履き古した革靴はいい感じに足にフィットとし動きを阻害するものではない】
【くたびれたずぼんに薄汚れた革のコートは前をだらしなく空けて、コートについた黒い染みは…古い血?】
【ぼさぼさの髪、なんだか栄養状態のよくないような顔色には皺が刻まれ若いのか年をとっているのか判別がしにくい】
【建物の角から少女と思しき声を聞いて…獲物が来たと一人呟いて、ごく自然に建物の影から歩み出る】

…やぁ、お嬢さん、こんな時間にお散歩ですか?
ふっふ、僕もそうでしてね…旅は道ずれ、としゃれ込みませんかね?

【少女の行く先を阻むような感じで、およそ3メートルほど距離を取ったところ、ポケットに手を突っ込みながらニヤニヤと】
【その視線は頭のてっぺんからつま先まで舐めるように彼女の体を眺めている】
【180センチはあろうかという高身長が故に、威圧感を感じるかも知れない】

【聖都の通り、どこか目立たないところへ連れ込めないかと思案をめぐらせながら】
922 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 00:44:35.80 ID:ppAqKESO
>>919
……うわぁ……なんか…ムカつく…えげつない…貴様は…マイナス13組か…
【サバト…真顔で言うの巻】

……まあ…油断…してない…なら…いいや…
…壁は…高いのが…いいから…
……あと…ダークホース…って…ノーマーク…だったのが…一気に…追い詰めてくる…から…ね…
【けどサバトはそれを聞いて絶望しなかった】
【寧ろワクワクしてる】
【そういう性格なのである】

……なる……流石…ハンク…
【少し嬉しそうにし】

…………
【サバトは来た相手を見て】
……変身シーン…もう…一回…
【なんか目が輝いてる】
【怪人形態になる姿がみたいらしい】

………正解…かな?……
……けど……その…質問…したって…事は……
【サバトはミカローを見つめ】

……未来の大空の鍵を…もつ…御団子頭と…関係…あるんだね…
【目がキラーンと光る】

【どうやらサバトも気になっていたようだ】
【もしかしたらそれがセワシが追ってる犯罪者かな?と】
923 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 00:44:36.44 ID:ppAqKESO
>>919
……うわぁ……なんか…ムカつく…えげつない…貴様は…マイナス13組か…
【サバト…真顔で言うの巻】

……まあ…油断…してない…なら…いいや…
…壁は…高いのが…いいから…
……あと…ダークホース…って…ノーマーク…だったのが…一気に…追い詰めてくる…から…ね…
【けどサバトはそれを聞いて絶望しなかった】
【寧ろワクワクしてる】
【そういう性格なのである】

……なる……流石…ハンク…
【少し嬉しそうにし】

…………
【サバトは来た相手を見て】
……変身シーン…もう…一回…
【なんか目が輝いてる】
【怪人形態になる姿がみたいらしい】

………正解…かな?……
……けど……その…質問…したって…事は……
【サバトはミカローを見つめ】

……未来の大空の鍵を…もつ…御団子頭と…関係…あるんだね…
【目がキラーンと光る】

【どうやらサバトも気になっていたようだ】
【もしかしたらそれがセワシが追ってる犯罪者かな?と】
924 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:44:58.20 ID:uHTchFso
>>920

の、覗き屋……なんだか少しショックですよ?

【ズルっと肩が落ちるような音が聞こえたかも知れません】
【嫌われてしまっただろうか、まあそれも仕方ないだろうけれど……しかし】

む、「俺」なんて言葉を遣っちゃあ駄目ですよ女の子なのに……

【ちょっと悪ふざけ、その目的は緊張が満ちつつある場を何とか和ませようと】
【……なんだか逆効果のような気もする】

助けられる、かも――というだけです
呪いの類でしたら消せますし、異形の類でしたら特殊な結界で封じる事も出来ます……けれど

【一拍置いて、尋ねるのは――――】

貴方はどうなりたいのですか、そこが一番の問題なのです
悲劇の役者を演じ続けたい?それとも助かりたい?或いは僕を殺したい?
助かりたいのなら、救われたいのなら僕は僕の全力を「人」の全力を以てお答え致します

【選択するのはあくまで少女自身である】
【青年の本心としては彼女を何とかしてあげたい、あげたいが……少女自ら変わることを望まなければそれはきっと意味を喪失している】

ただ――――ただ、貴方のその本当の気持ちでそれを答えて頂きたいです
僕は「人間」ですけれどそこまで弱くありません、だから信頼とまでは言いませんけれど信用をして欲しい

お願いします、ね……?

【青年は少女の忠告めいたその声に動じることなく逆に問いただす】
【また錫杖の綺麗な音色を鳴らして――――】
925 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 00:53:13.17 ID:f1Y7z2SO
>>918
僕は未だ入り立てなんでまだ路地裏でのトラブルとかしか担当してませんが・・というより、実は恥ずかしい話がお前には戦線は早いと、今は未だ諜報役みたいなしか・・
【同じ組織の仲間に言われた言葉が少年の頭の中に蘇る】

―――僕がJusticeに入ったのは「自分の正義」があるからです。
僕の正義は「護る事」、護りたい物が、失いたくない人達が、僕にはいるんです。
【戦闘経験は、彼にはない】
【だが彼には自分が正しいと思う道、「正義」がある】
【だから彼は、その正義の為にこの組織に入ったのだ】

/すいません、遅くなりました
926 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/28(日) 01:02:57.74 ID:WPRfS.Yo
>>925

誰の名前も挙がりませんでしたわね
結局の所、何も無しという結論かしら?

まあ、良いわ。正義の主張だけは評価に十分値すると思うけれど
言葉だけでは、虫一匹殺す事は出来ないのですから

………まだ、明るいわね
急げば、用件も間に合うかしら

【外灯の上で立ちあがり、市街地の方へ眼を向けて】

……今回は、名乗らないでおきますわ
尤も、次が有る保証も、次に名乗る保証もないのですけれど

さようなら。所属を名乗るからには、相応の成果を
さもなければ、組織全体の評価を落としかねませんわよ

【何も無い空間をすたすたと歩いて、其方へと歩いて行った】

/気にするなー……と言いたい所だけど、此方もちょっと一時間少々用件が出来て
/ちょいと早いけど此処で切らせて貰うぜお疲れさまでしたー
927 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:05:54.54 ID:f1Y7z2SO
>>926
/了解しましたー
/乙でしたー
928 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:07:31.81 ID:Iu1qJjso
>>924

……俺の言葉遣いなんて、貴方には関係のないことでしょう。

【場を和ませようという気遣いに返ってくるのは、やはり言葉のナイフだ】

(『これもまた、随分な物好きであることだ――ふふ。だが、万物の捩くれを知らぬと見える』)

【この状況を嘲り笑っている心の声は、今は努めて聞かぬ振りをする】

【――助かりたいと、何度願っただろう?】
【だが、助かるとはなんだろう? 悪魔を滅すると誓ったこの身こそが、今は魔と化してしまって】

【ただ安寧に生き延びることは、己の騎士の矜持が許さず】
【この身の死は、無責任の故だと、見知らぬ二重人格の少女になじられ】
【孤独にただ戦い続けることを選んだ今――それでも温もりを求めて、青年の撫でる手に、安堵を感じた】

【死か? 闘争か? 安寧か? それとも、別の何かが、この身の救いなのか?】
【幾多の言葉、この身を救い上げようと伸ばされた腕――拒絶してきたのは、誰だ?】

【この青年は、救いを知っているのか――?】

『ふふ――我が命の危機とあっては、‘生物として’――それを拒まねばな』

【差し伸べられた救いの手、それに縋ろうと声を上げかけて――その喉から、別の感情を持つ声が、迸り出た】

『下賎の呪い師よ――ひとつ、教えておこう』
『貴様が救うと申したこの‘身体’――封じると申した、我が‘異形’』
『それらは不可分にして、同一のモノなのだ』

【鈴のように高いその声は、確かにクルスのものだが――同時に少女の物ではない】

『我を封ずるならば、この娘は同じく封じられ』
『この娘を救うというならば――同時に我を救うということ』

【その声は、酷く絶望的な事を――告げた】

『この娘は、どうやら決めかねているようだから――』
『汝が決めても良かろうよ。 この娘を、我と共に滅するか?』
『それとも、このまま悲劇の役者を続けさせてやるかを!』

【それらを宣告して、クルスに、正誤に絶望を植えつけることを至上の愉悦と感じているのだろう】
【邪念の塊は、歓喜に声を震わせて――クルスの喉を借り、青年へとそう判断を迫る】
929 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 01:07:55.64 ID:LJan1zk0
>>921

ふふ……まさか、人浚いのお心算ですか?
だとすれば、無策、無謀、無粋………――何とまぁ、遣る気の無い事ですね。
愚か者の行う其れは、『本物』の冒涜で御座いますよ…?

【男の言葉を聞いて、少女はふわり、と優雅な微笑を浮かべ、黄昏の視線をちらと送ってから、興味無さげに逸らす】
【場末の酒場にパーティドレスを着て訪れる様な違和感と共に、紡ぐ言葉は――何と言うべきか、男への批判なのでは有るが】
【人浚いという行為ではなく、巧妙とは言い難い手口を槍玉に上げて、明らかに『異常』な印象だ】

本気で人間を拐う気が有るなら、四方八方から囲めば良い。
追手を使って誘い込むも良し、自分の実力に自信が有るなら、腹を殴り倒すのも悪くない。
売春宿か何か? ならば子宮の機能を壊せれば都合が良いでしょうに。

其れで、身体を傷つけたくないのなら……――嗚呼、貴方には、根本的に魅力が不足しているのですよ。
話術も何となく冴えませんし、付け込むための言葉も引き出せない、無為な時間しか紡げない……。
だから、先ずはその上がらない風采を如何にかする事を、ワタクシはお勧めいたします。

……はい、それで、ワタクシに何の御用が?
暴力的な悪戯は、生憎と食傷気味でして、ね……。

【視線をゆらゆらと移ろわせて、謡うような抑揚で言葉を連ねていく―――何となく、憤りを覚えているようにも聞こえる声色だ】
【少女の口から飛び出すとは思えない台詞を、早口にポンポンと吐き出して、尚も表情は微笑みで固定されている】
【そして、最終的には相手の容姿にまで文句を付けてから、言葉を結んで】
【一回だけ男性の眼に対し、陽炎の様に曖昧な視線を合わせてから、用件を問いつつ、星空を仰いだ】
【――――……この少女に対して、恐怖感でイニシアチブを取るという事は、容易では無い】

/発見が遅れました、申し訳ございません!
930 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:12:32.37 ID:66iAKaso
【魔術協会・正門】

どれくらいだったか?ああ、確か一週間ほどか?
【一人の男が、門の前に立っている】
【顔を半分覆う紋様が描かれた布の下がった帽子を被り、青い外套を着込んだ姿は埃まみれに泥だらけ】
【手にハンドバッグを持ち、その顔は自信に満ち溢れている】

一年は覚悟していたがな、こうも早く戻れるとは。
まだまだ私の運は残っていたようだ。
【腕組みをして、うむうむ、とひとりでに頷く】
【と、後ろから声がかかる】

「俺は十年ぐらい久々だったがな、かわんねーなぁ、ここもよぉ」
【男よりも少し高い背と、囚人のような服を着た男だ】
【目には両目を覆う十字傷の眼帯をつけている】
【表情はよくわからないが、その声から、懐かしそうな感情が見て取れる】

【二人の奇妙な男達は、揃って魔術協会を眺めていた】
【ぶっちゃけ、怪しい】
931 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:13:27.27 ID:pvzz7bko
>>922

…マイナス13組?何の話だ
まあそれはいいんだよ別にな、…おや驚いたな、この新聞見てみろ
今回の大会優勝したのノビタか、ついに無能力者初の優勝!能力者の時代ももうすぐ終わりが来ているって事かねえ…!

これだけ勝利に近づいてもノーマークの奴が腹を刺してくるなんて話はよくある話だからオレは鍛えて来たというわけだ
そして…ハンク・ウォーケンの話がずいぶん好きらしいな、ブギーマンの奴も当時から奴に妙な興味を抱いていた
ワザワザあいつを挑発して勝負をいどむために…『ダミー』を使って猟奇殺人鬼の振りまでして、サシの戦いを挑んでやがったよ

一方オレはあのぬいぐるみを抱いたシスター服のお嬢ちゃんを相手にしてたっけな…ノビタの記憶の中にもいたお嬢さんだ
ジンジャーやノビタは痛くあのお嬢さんを可愛がっていたらしいが、死んだらしいなあ…惜しい事をした、食っとけばよかったよ
【やれやれ、と言いながら…過去にブギーマンとハンクが戦った時の様子を意気揚々と告げている】

そして…大当たりか、じゃあセワシの野郎も未来人だったわけだ…そして、ノビタの『先祖』ではなく『子孫』だった
だからノビタの記憶の中にもいなかったんだなあ…どうでもいいがサバト、おまえは全く疑わないのか?
世界を渡ってきた人間たちは…今や80年前も、50年前さえも比べ物にならないほどにこの世界に多く現れてしまった

…だが時を渡ってきた未来人だぞ?そんな突飛な話をお前はわざわざ鵜呑みにしてるつもりか?
ああちなみにオレは未来人の存在を、タイムスリップの存在を信じている…なぜなら普通に考えて80年も前に

【ミカローがまた懐から取り出す物、それはなんだったのか?みればそれは本のような物である事がすぐに分かった】
【色あせている、ずいぶん古い物のようだ、彼の言葉からすると80年前の品だと言うくらいなのだから】
【だが…彼が見せつけて来たそれは…絶対に80年前には存在していないはずの品…それはとあるマンガ本】


【てんとうむしコミックス、『[たぬき]』1巻…それがミカローが突き出したマンガ本のタイトルだった】


…なあ、なんで[たぬき]のマンガを80年も前に会った人間が持っていたと思う?答えは簡単だ
オレに渡したこれは未来で買った漫画、これを80年前に渡された時点でもうオレは未来の存在を信じる
日本と言う国で…藤子・F・不二夫って漫画家が現れてコイツを書いたという記憶を読んだ時に…オレは確信したんだ

80年前の戦いの英雄にして、『この手の装備』のモデルとなった『時間の迷子』となった男は…まぎれもない未来から来た戦士だったってな!

【すでに未来の人間とコンタクトした事があると言うのか…?彼は予想以上に未来の存在に近い?】
【ただし、それにしてはこの時代に疎すぎる、まるでこの世界の未来はあまり知らないみたいだ…?】
932 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/28(日) 01:14:03.56 ID:pvzz7bko
/あ、ドラえもん1巻に訂正
933 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:24:29.75 ID:0yhHXLoo
>>929

は…はは、これは面白い事をおっしゃる娘さんだ
たった一声かけただけでそこまで妄想を膨らませることができるとは…いやはや、たいした想像力をお持ちだ

【こんな細い女、ムリヤリにでも腕を掴んで引きずっていけばと思っていた矢先の言葉に男は唖然】
【何だこの小娘がという怒りのかんじょうがくわっと湧き上がるが押える、安い挑発に乗った馬鹿な男とは思われたくなかったが故】
【しかしこのまま言われっぱなしも癪、適当にこちらも毒を吐いてみようか】

して、今言ったそれらの事柄は君が望んでいるものかね?ふむ、ずいぶんとステキな趣味ですな
まぁ人それぞれですからな、いきなり初対面の人間にそれをぶちまけるのはどうかと思いますがね
今の若い娘たちは乱れているといいますからな、あぁ嘆かわしい
自分を大切になさい、折角優れた容姿をお持ちのようなのに、あぁギャップがあったほうが魅力的って奴ですかな?
そんな妄想は物語の中だけにしておいた方がいいですよと私は申しておきましょうか

【大げさに振りまでつけて朗々と語ってみせる、ちょっとナルシストチック】
【とはいえ言ってからまずかったかとの思いも少々、これでは油断させて後ろからザクリとは行かないではないか】
【口は災いの元だと少々反省】

それにしても…随分と変わった靴だ、そんな靴ではなかなか動きにくいんじゃないですか?
それこそ暴力的な悪戯に出会ったときなんか、致命的なことになりかねませんよぞ?

【1歩、前へ】
【こうなればとりあえず行動能力を奪って連れ去ろうかとどうやって襲おうかと頭の中で組み立てながら】

/お気になさらず!
934 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:27:51.35 ID:uHTchFso
>>928

まあそうですけど……
(うーん、失敗ですねーどうしましょう妹より気が難しいですよこの子……)

【言葉のナイフが刺さっても特に気にする様子は見られない】
【実際は気にしているのだけども】

【と青年の下らない心の変化の話はおしまい】

出てきたか異形め――――

【その声には明確な敵意】
【人以外のモノへの宣戦布告のようなもの】

(以外と冷静、というか……楽しんでいるような……)
同一、つまりはより根源に近い場所で繋がっているという事ですか?

【その声は冷たくもあったが、どこか奇妙にも思えた】
【現状を楽しんでいるようなそんな雰囲気】

どちらか一方だけを封じる事も出来ず救う事も出来ず……
なるほど化物らしい卑怯なやり方、いや化物にとってはセオリーですかね

【実際問題としてその「声」の言葉を聞く限りこの状況は詰みに近い】
【情報の少なさもそれを助長している】

貴方の「救われる」というのも悪い意味の「救い」なような気がしますね
かといって悲劇の役者を彼女に続けて欲しくはありません

うーん……困りました――――
その少女に貴方が意思を以て混じり合ったのならば貴方が自ら出ていけば良いのでしょうけど
貴方はどうしたらその少女から出ていってくれるのでしょうか?

【取り敢えず下手に出てみる】

【一方、青年のその両眼にて少女を見つめる】
【その“異形”が「呪い」に近い、或いは「呪い」を用いて少女に取り憑いているならば】
【青年はその眼を通じてそれを理解できるはずだが、果たして……?】
935 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 01:31:58.81 ID:ppAqKESO
>>931
……気にしない…メタ発言だから…
………ノビタは…ノビタで…強いからね…
…けど…無能力者で…能力者に…勝つ例は…沢山…あるし…珍しくは…ないよ…
…それは…貴方が…一番…わかってるんじゃない?…
【首を傾げ】

……ブギーマンって…武人気質が…あるのかな?…

…何を…言う…
……信じる…に…決まってる…
…だって…何が…起こるか…わからない…世界…
…それに…知り合いに…過去から…来た…のも…いるし…
…パラレルワールド…の…存在も…ある…
…同じ…日本が…ある世界で…ない筈の都市…や…物がある…………世界…から…来た…人物も…沢山…いる…
…だから…信じる…
【真剣に言い】

……なるなる……ミカローは…その漫画で…信じたのか……
……けど…やっぱり…パラレルワールドが…沢山…あるのと…同じで…未来も…沢山…ある……
……そうでしょ?……
936 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 01:44:58.48 ID:LJan1zk0
>>933

……「ワタクシに何の御用が?」
幾ら貴方の如きモノでも、耳が聞こえないと言う事は無いのでは、とワタクシは思います。
…少なくとも、眼は節穴なのでしょうけど。

……――鏡に映った自分を、見た事が無さそうですもの……ふ、ふふ。
きっと、顔を洗った事も、一度たりとて無いのでしょう、ね?

【空を飛んで%ヲげれば、簡単だろうが―――少女には、此処まで間抜けに見える人間を、玩具として&って置けない】
【自己愛者のケを敏感に感じ取って、はぐらかされた質問にまた息を吹き込みつつ、今度は愉しげに声を上げた】
【先ほどと較べれば、多少ばかり遠回しな表現では有るが、感情を更に焚き付けようと試みる】
【解りきった答えを、どう紡ぐか。また話を逸らすか。興味の焦点は、其処に集中していた】

…ああ、そうですね。暴力的な悪戯をする時には、危険です。
身体を押し伏せて、鼻やら眼やらを潰すに、この一本歯は使えますよ、とても。
本当に……――致命的な履き物。その点については、同意させて頂きましょうか?

【然して今度は、相手の言葉へ律義に返す……――かと思わせて、話の軸は完全に横倒れしていた】
【致命的≠フ解釈を摩り替え、相手の不興と混乱を求め、其の身は一歩も動かないまま、甘い微笑みを崩さない】
【更には、気だるげに紙袋をゆら、と前後させる―――場違い、と呼ぶにも、なお余りある動作】

(……やれやれ、スリルは味わわせてくれそうにも無し、ですが)
(念を入れて、銃弾と包丁ぐらいは対策しておくべきですか………サナを、ワタクシ以外には悲しませません)

【かと言って、当然油断している訳でもなく―――何かしらのチカラを、何時でも或る程度は解放できる構え、らしい】
【思考に浮かび上がるのは、恋愛対象か出来の良い玩具か、結局決めかねているとある少女の名前】
【ふぅ、と。気の抜けた息が、艶のある唇から零れた】
937 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:46:00.20 ID:pvzz7bko
>>935

オレの拳よりも早い攻撃ができる時点で、ただの凡人ではねーわな
だがアイツはむしろその最初の一撃が決まらなければ…チンピラに毛の生えた程度の戦闘力くらいしかなかった
それが大会優勝、やはり安心できる戦いなんてもんはねーな

【ふー、とため息をつきながら彼は呟く】
【次に耳にしたのはブギーマンの武人気質の話、それを聞くと…ハン、と鼻で笑う】

まさか、一対一の勝負しかしない武人気質の奴って感じではなかったなあ、奴は単純にあの当時無能力者最強の男と戦い
勝利する事を狙っていた、理由はなんだろうな?無能力者最強だからと言って意地でも戦いたい理由になんてなるのか?
アイツの考えている事はよくわからないが、素手の戦いだったら当然オレの方が上のはずなんだがなあ…武人気質だったらとっくにオレの首を取りに来てる

【やはり自分の拳に誇りを持っているのか、この拳さえあればきっと勝てる、それだけの力を身につけた自信があるのだろうか】
【だが彼はここでブギーマンの話をする事を打ち切る事にしたのだろうか…?】

あるね、そして現状今の世界は…もうすぐ歴史の分岐点に差し掛かっている
オレの希望の叶う未来か、あいつらの希望がかなう未来か、どちらも可能性としては存在していて
今を生きるオレたちの行動がそれを左右する所までオレは経験済みだ

…リチャード!とりあえず次の行動の用意をするぞ!次の出撃は誰がするんだ?
「ハッ、アルマジロクレムリン、本名『アーミィ・Z』!『ワン・マン・アーミィ』のアーミィ・Zです!」

OK!次の狙いは同時進行!聖都のトレジャーハンターが持つと言う『夢想』のカギ!そして…魔術協会に眠っている
宝の一つ…そう、例の物だ、大山が本部の独房から逃亡してから2ヵ月、そろそろ戻ってる頃と睨んだからなあ…!
まずは魔術協会のメンバーを洗え、以上!

…そう言うわけでサバト、今日のところはお開きとなるわけだが…?最後に何かあるか?

【背を向けたまま、最後に何か言っておく事はあるか?と質問を投げかけて来た】
938 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:50:39.18 ID:Iu1qJjso
>>934

『我とて、このような受肉の堕落、望外の出来事でな』
『元を正せば、この‘娘’が――我を滅そうなどとした結果の果てのこと』
『責を問われるも、本意ではないな』

【少女は、自由になっているらしい右腕で、自分の喉を掴んで――苦々しい表情を浮かべている】
【こんな問答は、今すぐやめさせたい、とでも言わんばかりだが】
【少女の喉からこぼれるその声は、依然として陰ることはない】

『我らは望むと望まざるに関わらず、既に同一のモノ』
『さぁ……審判の鐘を鳴らすのは、汝たるぞ?』

【そこまでを一方的に告げて、話は終わりらしかった】
【喉を押さえていた少女が、急に咳き込んで――元の声音を取り戻す】

っげほっ! は、ぁ。
……それで。どうします?

【どこか悄然とした表情になってから、少女はそう訊いてくる】

……今の悪魔と、俺の力関係は、ご覧のとおり。
……次の瞬間には、貴方に刃を向けるかもしれないですよ?

【助けを求めるのも、ムダだと悟ったのか】
【諦観の念すら見える沈んだ口調で、クルスは言う】

……一度、仕事を共にしただけの間柄。
俺にそこまで肩入れする理由もないでしょう?

貴方の目の前に居るのは、悪魔だったんです。
滅すか。ソレができないなら、捨て置けばいい。

【少女の身に降りかかったこの災いは、呪いではないらしく――】
【完全に同一化した、という言葉通りだ――だが。その言葉に、かつて強く反論を為した人間が居た】

【曰く――同一の物ならば、少女の意思で、悪魔を撥ね付けてみろ――と】

【クルスの脳裏に今も残る、その強い解決策は――しかし、未だ、その糸口すら見つからないまま】
939 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 01:57:19.09 ID:ppAqKESO
>>937
…ノビタは…成長…してる…からね…後…勝利に…かなり…飢えてるし…
…そういう…事…
【ミカローの言葉に頷き】

……なるほど…
…やっぱり…ブギーマンは…よくわからない…
【首を傾げ】

……その時…歴史が…動いた…
…ですね…わかります…

……
【後でこの内容をジンジャーにメールしとこうと思いながら、でもそれをミカローは予想してるだろうと思うサバトであった】

…じゃあ…最後に……
…お土産は?…
【……見事にボケをいれたサバトであった】

…ってのは…横に置いて…
……ミカロー…貴方は…何を…目指すの?…
【前から思ってた事】
【ミカローは世界を渡る力を手に入れ一体何を目指しているのか…それが気になる…】
940 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:57:43.47 ID:0yhHXLoo
>>936

【こめかみに青筋が浮かんでいるのを男は自覚できているだろうか】
【いくらなんでも面と向かって無礼な物言いの少女に可愛さあまってにくさ00倍どころか1000倍にもなりそうで】
【思わず握った握りこぶしが力の入れすぎで白くなっている】

…口の減らないお嬢さんですな、口の利き方に気をつけなさい
まだ子供だと思っていると思わぬところで失敗してしまいますよ?
言葉というのは非常にデリケートなものですからねぇ?

【言葉とは裏腹に目に宿る色は危険雰囲気をだんだんかもし出してくる】
【ちょっと可愛いからってなんを言っても許されると思うなこの野郎といった感情も】

あれまぁ、その年で随分とサド気質な
これは将来が楽しみですな…えぇ

将来があれば、ですがね?
何の用かですって?ま、あまり貴女にはいい話ではないでしょうな
だまっていればまだ綺麗な姿でいさせてあげたいと思いましたが、ふむ
血濡れになって悶え苦しむあなたを見ながらお月見というのも、また風情があるでしょうかね…ッ!

【男が何かを念じる、少女の足元へと意識を集中させて】
【固い地面だったそこが震えだしているのを少女は感じることができるだろうか?】
【突如、足元直径2mほどの地面が沼地のように変化する】
【地面の微妙な変化に気づくことができたかどうかは少女次第…】
941 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 02:13:55.96 ID:uHTchFso
>>938

ややこい関係ですね……

【「ふう」と溜息、肩を竦めて】
【思考を整える】

(眼では認知出来ない、か……まあ事がそうトントン拍子に進むなんてのは中々にありませんし)
(こればかりは仕方ないにしても――――)

【浮かび上がる、気になる点】

本来寄生する生き物というものは弱いから寄生をする……それは化物にも言えるのではないか、いえ言えるのです
似たような妖魔の類に出会った事もあるのでね――――

病は気から、という次元では無いでしょうけどねえ……肉体の所有権は圧倒的にその肉体本来の者に在る筈……
(今見た限りではその“悪魔”?の所有したモノは声、他はお嬢さんの所有物)
(戦いの終盤、僕に剣を投げた時の彼女は恐らく“悪魔”に操られていた……力関係は一定ではない?)

【そして納得のいかない点】

――――しかし貴方は自分の命運をまた他人に選ばせようとしましたね?自主性が無いとまでは言いませんがそれが薄いように思えます
何度も言いますが貴方の事は貴方が決めなければなりません、しかし自己責任などという冷たい言葉を使うつもりはありません

独りで決断するのが恐いのならば僕は何度だって拠り所になりますよ?
それに「仕事を共にしただけの間柄」というだけで助けあってはいけないのですか?人はそこまで冷たい物でしたか?
少なくとも僕はそう思いませんしそうしたくありませんよ

と、まあ議論は終わらせましょうか

【青年は突然カラン――――と錫杖を遠くに投げ捨て】
【法衣のその袖から周囲に5つ順番に独鈷が投げられる】
【青年と少女を包むように、その5つの基点に単純な結界が発動するだろう―――効果は障壁、脱出は難しい】
【青年の目的は一体何なのか……それは後に分かるだろう】
942 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 02:16:01.27 ID:pvzz7bko
>>939

だろうなあ?あいつはオレのガキの頃によーく似てるよ、オレもアイツと同じでスクールカーストの底辺にいたからな
ただ似ているが…何か違う違和感を感じるがね、まあ所詮は他人だ
その違和感はあいつとオレの決定的相違点である部分なんだろうがよ、そしてそこがオレの勝利の理由となるだろう】

【所詮は他人、自分に似た者たちが勝利に飢えていく、彼はそうして清濁の判断など及ばぬ世界まで踏み込んで戦える者を最も強い宿敵として見ている】
【モラルに縛られている限り、先手で自分を殺しに来る攻撃が来ないと分かってる時点で…一歩及ばないままだと彼は評した】

土産はさっきのリンゴ、そして…オレが目指す物?それがなにか?知りたいか?
オレは今も昔も映画監督兼脚本、映画監督は映画で、自らの作品で天下を取ることこそが美徳としている
ならなんでわざわざ世界を渡る力を欲しがっているか?知りたいか?クケックケッ


―――――答えは当然決まっている!行ってみてえのさ、『日本』にッ!


【彼のもう一つの最終目標、それは日本?思えばその日本から多くの人々が自分たちの世界に迷いこんで来た】
【人によっては帰るために日本へと渡る術を探す者もいる、だがなぜそれをミカローが望むのか?】

なんで日本を目指すか?理由はいくつかあるなあ、例えばオレの母型の祖母は日本人らしいとか詳しい事は覚えてないが
オレが生まれる前にさえ、この世界に空いた穴を通って2、3人くらいの日本人がすでに確認されているらしいぜ
正式な記録では一番最初にこの世界に飛ばされたのは80年前って事になってはいるんだがな!そのもっと前から穴は、いや『道』は存在していたんだ

だがそれよりももっと日本に行きたい理由が複数ある、その辺は当然プライバシーの問題だから教えられねえがね
例えば…かつてオレの目の前に現れた…時と世界を渡ってきた男も日本人だったとか…オレと『日本』と言う国はどうにも因縁のような物があるんだよ
そこでまあいろいろと…やらかさせてもらうそれがオレの望みだ、止めたければせいぜい織守共とグルになってかかってこいよ、じゃあな!キャハハハハ!!

【話はそれで終わり、とでも言いたげに彼はバイクに乗り直し、リチャードはビートルクレムリンの姿へとなり飛んでいく】
【そしてミカローは再びその場から去って行った…】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!!
/少々遅れ気味で申し訳ないっす
943 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/28(日) 02:24:50.72 ID:LJan1zk0
>>940

……飛んだお坊ちゃまですね…貴方は。
そうです、言葉というのはデリケート。そして口の利き方に気を付けないと、失敗する。
正に今の貴方です……貴方は、毒を塗ったブーメランを再三投げては、避けられているんです。
そして、毎度毎度丁寧にキャッチだけは決める、と……――ふふ、ふふふ…。滑稽、実に滑稽。

【この少女は、人の心を踏み躙る様な行為を、半ば趣味として楽しむ気質だ】
【辛辣な長広舌をべらべら陳列して、相手には『自分の言葉のせいで、失敗している』と、思い込ませようと】
【先が見えなくも無い展開だが、彼女は所謂『王道』も、この分野に於いては嫌いでも無い】
【次に気にするのは、激情に囚われて、何処まで獣的な態度に堕ちるのだろう、と言う事であり】
【駆け引きを、静かに押し寄せる熱狂と生得的な悪意の下で、余裕有りげに味わう彼女は、嘲弄する嗤いを抑えきれなくなっていた】

将来? 
……そんな事は気にしません、大事な事ですから…ね。

【『下駄』で歩行する以上、足元の変化には、人一倍聡くなければ話にならない】
【少しずつ沈み込んで往く脚の違和感は、もはや反射的に、閃くように察知する事が出来た】
【言葉を紡ぐ事を止めない儘―――……ふわり、少女の身体が、空中に浮かび上がる】
【その背中を見やれば、天使を思わせる白銀の翼が突然に顕現し、ばさばさと羽ばたいている事が解るだろうか】
【何の制止も無いのなら、少女は地上4メートルほどの高度を維持したまま、沼からx・z軸はずらさず、その動静を見守ろうとする】

………ふ、ふふふ…。
ヒトと言うのは愚かですから、届かないモノにも手を伸ばそうとしますよ、ねぇ?
……――だから、面白いのです。遊び甲斐が有ります。

【本来であれば、此処まで獰悪さに塗れた人物では無いのだが―――言うなれば、『スイッチ』の入った状態】
【自分の身を以て、普通で有れば『手が届かない』存在というのを、視覚的に提供して見せる】
【そして――――……判るだろうか。突如少女の手の中に出現する、月影を受けて『鈍い銀の光沢』を放つ塊、四角い小さな箱】
【眼を凝らせば、その正体が『カメラ』であるとも、理解できるかもしれない】
944 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 02:26:00.45 ID:ppAqKESO
>>942
……なるほど…
…それは…どうかな?…
…もしかしたら…貴方を…倒すのは…ジンジャーでも…私とベリルでも…能力者達でもなく…
…ノビタかもしれないよ?…
【楽しそうにニッと笑い】

……む…林檎だったか…
【そしてミカローの目的を聞き】

……うん…私も…日本は…いって…みたい…楽しそう…だし…
……けど…それは…世界の…バランスが…崩れるよ…
……う〜〜ん〜……日本は…行きたいけど…ダメだね…うん…
…じゃあ…またね……ミカロー…
【そう言い見送った】

/乙でしたー
/いえいえ。お気になさらずに
945 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 02:33:14.34 ID:Iu1qJjso
>>941

【弱いから寄生されるのだと】
【他人に判断を迫るのは狡いことだと】

【クルスの弱さ、狡さ……それらを容赦なく指摘する青年に、ただ甘いだけの人物像、という認識を改める】

……どうしろって言うんですか……。

【か細い声で、恨み言を呟くクルス】
【――弱いから強くあれ。もっと清廉潔白であれ、と】
【だが。それだけで、すぐに強く成れるなら。堂々と在れるなら――どれだけ、世界は平和に満ち満ちていることか】

【悲痛な覚悟の元、自害を選ぶこともできただろう】
【だがそれは、己の宗教観から実行には移せず】

【弱い肉体に相応に――誰かにただ守られ、縋る生き方を選ぶこともできただろう】
【だがそれは、己の騎士としての戦いに生きた、そのプライドが許さなかった】

どうして、どうしてそんなに貴方は……!

【強くあれるのだ、と】
【そう問いたかった】

悪魔に操られ、既に無辜の人々の血に染まったこの身体を!
助けたいと思った少女を、自らのこの手で襲ってしまう、この忌まわしい身体を!

……誰が、救えるというのです!

【悲痛に――ずっとその魂をさいなんできた、罪の意識を激しく吐露してから】
【暗い、どこか自己陶酔の色すら含んだ笑いを浮かべた】

……俺に自主性が足りないと。そう仰いましたね。
では、ここに覚悟を決めましょう。

【氷のような――くしくも、悪魔がその声を震わせるような、冷たい声音でそう宣言する】

誰も愛さない。誰も近付かせない。

……そうして、あの大蛇や。
この身に救う悪魔ども。それらと闘い、屠り続ける、その覚悟を。

【満身創痍のその身体、唯一自由に動く右手を青年の方に差し向けて――】
【その魔翌力も尽き、血も尽き、肉体さえ捧げた身でなお――術を行使する準備を始める!】
946 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 02:43:09.77 ID:0yhHXLoo
>>943

この年でお坊ちゃまと言われるとは思いませんでしたなぁ
おや、デリケートな物だって分かっているではないですか
分かっていながらとは…いやはや、なかなかに「いい」性格の娘さんですな
滑稽、ねぇ…これはこれは…まったく…ふふ、イラつかせてくれる
言葉のブーメランが当たらないのならば、さて…何をぶつけてくれましょうか?

【だいぶ男の鍍金もはがれてくる頃、ギリとかみ締める奥歯が鳴る】
【まぁ、所詮は襲うために紳士ぶっているだけのこと、揺さぶられれば簡単に馬脚を現すだろう】
【もはや男はこの女を悶え苦しめさせ、苦痛に歪む顔を鑑賞して楽しむ事しかなくなった】
【もはやどこか路地裏に誘導という目的も頭からすっぽ抜けて】

…将来なんてありませんよ?
私がつみとってやりますからね、くく、くくく
気にする気にしないの問題じゃもはやないんだよ…

【能力を発動させ地面を沼知化、土を操る男の能力のひとつ】
【足を絡めて動きを止めてやろうといった目論見は残念ながら外れてしまったようだ】
【自分の能力に地震があっただけに、思わず口汚く罵る声を発する】

くそ、飛びやがった…!
何だあいつは、羽が生えてやがる…鳥人間なのか!

【地へ沈むと思われた身体は逆に天へと】
【空中で静止できる能力を見てどうしてやろうかと思案する】

まぁ、そこにいちゃあ俺の手はとどかねぇ!
やれやれ、面倒かけさせてくれる…降りてこいって言っても降りては来ないんだろうな
くそ、余裕ぶりやがって…!
パンツでも見てやろうか…あん、なんだありゃ

【空の少女を見やりながらいささか下品な事を】
【地団太を踏んで悔しがる様子をみせることだろう、しかし…どこか大げさっぽいものがあるかも?】
【4メートルの高さかあ見下ろす気分はどんなだろうななどと思いつつ、視線は少女の手の中の箱へ】
947 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/28(日) 02:58:18.45 ID:LJan1zk0
>>946

……『鳥人間』。余り聴いた事の無い表現ですね。
当たらずとも遠からず、ですけど…。

【此処までと同様、徹底的に『余裕』を保った視線―――見下しているように見えるのは、角度だけの問題では無かろう】
【左手にカメラ、右手に紙袋。戦闘を行う気配すら漂わせない、至極日常的な装備で、挑むのは非日常】
【汗ひとつ沁み出ない足の指で鼻緒を強く締め付け、滑り落ちかねない下駄を保持して】

…貴方の様な人種が、恐らくは毒蛇の様に忌まわしく想うモノ、ですよ。
少しずつ、確実に、体に巡って往く毒です………――ぱしゃっ☆

【眼にも留らぬ、閃電の様な速さで、カメラを扱う準備を始める―――その動作は、構える段階から、既に完成された一つの『画』だ】
【デジタルカメラ型の構造を持つ其れは、出現した時点で『電源』が入っているらしく、淡い光で、ぼうっと少女の顔を浮かび上がらせている】
【何らかの効果的な妨害を咥える事が出来なければ―――……その姿を、寸分の狂い無く、データとして切り取られてしまう】
【シャッター音は無慈悲に響き、闇を貫くフラッシュには、若しかすれば軽度の眼くらまし程度にはなるかもしれない】

【なお、若しも、上昇気流に揺られるスカートの中を覗いたのであれば】
【其の内側に――――……『生地らしき物が無い』という事に気付く可能性が、高い】
【場合によっては、男の精神に何らかの影響や揺らぎを与える、と言うことも、無いとは言い切れない】
948 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:00:02.35 ID:uHTchFso
>>945

僕はただ人の強さを信じたいだけです
人は時折弱さに呑まれるけれど、けれど人はその間違いを認め正すことが出来る

僕は人の強さを、貴方の強さを信じたいのです――――

【薄らの笑みを、冷たい笑みを浮かべる少女に】
【青年はただ言葉を連ねる】

自分を救うのは、本当に救ってくれるのは自分です貴方は自分で自分を救いなさい、自分に克ちなさい……
貴方は人間でしょう?僕と何ら変わらない人間でしょう?

【根源が同じならば、人という種であれば】
【少女が強いと思った青年と少女が同じ種ならば、変われる筈克てる筈】

それならば貴方はきっと“悪魔”すらも乗り越えられる
その為にだったら僕は貴方に命を預けられる、だって僕は「人間」を信じたいから
だから愛さないなんて近づかせないなんて言わないで……ね

【ふと自然な動作で傘を投げ捨てる】
【青年の顔が顕になる、顔―――その半分は今は治っているが酷い火傷の後が遺っている】
【なぜ見せたのかといえば、自分だけ顔を見せないというのはどこかフェアじゃない気がしたから】

【顔、その表情は確かなる笑み】
【しかしどこか覚悟を見て取れる強い笑み】

さあ自立/自律の時です名も知らぬお嬢さん
“悪魔”に“自分”に克ちなさい、――――――――

【そして青年は目を瞑る、まるで悔いなど無いように】
【静かな笑みを浮かべたまま】

いえ、1つだけ言葉を許してください
「僕は貴方を信じていますよ……」

【最期になるかもしれない言葉を残して】
【青年は防御の姿勢も取りはしない、ただ目の前の彼女を、人間を信じてそこに立っている】
949 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:15:11.05 ID:0yhHXLoo
>>947

…焼き鳥、かぁ
ま、焼いちゃったらかわいそうだよなぁ、その可愛い顔

【宙に浮かぶ少女はやはり降りてくる気配を見せない】
【握った両の拳を所在無さげに腰へと当てて、さて、いつ仕掛けようかと】
【足を少し開いてスタンスを取り腰をちょっと落とし何をするのかと身構える】

毒?その箱の中にゃ毒が入っているのか?
遅効性の毒か…?うおっ

【その箱を持った少女の動きがせわしなくなったと思うと、光が目を刺した】
【一瞬だがまばゆく光り、目を反射的に閉じてしまう、そして…その光でそれが何なのか悟った】
【なるほど、カメラか…こいつはちょっと厄介な事になりそうだと心の中で思う、この戦いではなく…その後の事】
【顔が知られてしまっては動きが取り辛くなるではないか】

へっ、こいつはちっと厄介だな
マジで捕まえねぇとしゃれにならなくなりそうだ
見てろよ、目に物見せてくれる
目にもの…あん?なんだ? 肌、色?

……えぇい、打ち落としてから確かめてやる!

【一瞬呆けたような顔を見せる男、細部までは分からなかったが布があると思ったのに…ない?】
【男は頭をぶんぶんと振り、気を取り直して精神を集中。沼地化した地面がぐにょんと蠢き、ざざざと漣が立つ】
【その後の変化は急激なもの、2センチ大の円錐形になった泥が硬質化し散弾の様に少女の体へと殺到する】
【その数およそ20…カメラを持った手に5、右足4…そして腹へ11とそれぞれ狙いが定まっていた】

950 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:17:34.06 ID:Iu1qJjso
>>948

【――既視感がする】
【――己の身を呈して、クルスを信じるといった、ジト目の少女の事】

【あの時は、セエレによって放たれた攻撃を、確かに己の意志で捻じ曲げて――】

【今、何の罪もない人間に、刃を向ける】
【ただ、今回は己の意志で、この青年に刃を向けている。その違い――】

【どうして彼らは――こうも、自らの命をなげうってまで、他者を救おうとするのだろうか】
【目の前の青年は、自分に命を粗末にするなとまで、言い放っておきながら、だ――】

……。

【左腕を捧げた、その残滓か。召喚と移動の術式を発動する程度の、魔翌力が残っているが、それを今素直に撃ち出せずに居る】

【――ここで、彼に助けを請うてでも、悪魔を律する努力、その遠い遠い、辛く苦しい未来】
【――ここで、彼を戦闘不能にして、悪魔と共に――絶望を抱え、戦いの中に身を置く、遠く遠く、悲しく虚しい未来】

【前者はともすれば、ただの自己保身】
【後者は、逃げの手だと後ろ指を指されても、文句は言えまい】

【どちらを選ぶのが、真の勇気だろうか。クルスには分からない】

……ッ!

【笠を投げ捨てた、青年の顔に刻まれた、痛々しい火傷の痕を見て、クルスは息を呑む】
【その痛ましい顔を、柔らかい笑みにかたどって――青年は、言う】

【勝て、と】
【自分を信じている、と】

【勝つとはなんだ?】
【自分の何を信じている?】

【わからない。わからない。わからない――何も分からない!】

俺に決めろって! 皆が言うくせに!
誰も彼も、どうして……どうして、俺を助けようと、するんですっ!!

【もはや錯乱と言っても構わない精神状態のまま――】
【――クルスは、術式を発動させる】

【狙いは、既に負傷している左腕と、右足へ】
【クルスの周囲に現われた銀の短剣は、そのまま、彼の左腕と右足へと向けて――撃ち出された!】
951 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:25:45.86 ID:uHTchFso
>>950

(理由なんて無いですよ、人が人を助けたいと思うのに理由なんて……)
(だから信じますよ――――)

【自分の思いを言葉にしたい】
【だけれどこの苦難を少女自身で乗り越えなければ――――】

――――――――っ!!

【金属が肉を抉る音が1つ、2つ】
【激痛が2度ほぼ同時に襲う】

(これは彼女の苦しみ、ならば僕はこれで倒れる訳には行かない……っ!)

【滴る血をも気にせずに瞑った瞳も開かず】
【倒れそうになるその体を左足で抑え、まだ立つ――――】
952 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:27:36.51 ID:Iu1qJjso
/次スレです
/http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1290882245/
953 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/28(日) 03:40:20.20 ID:LJan1zk0
>>949

……典型的な悪役の台詞、ですね…。
そして可愛い事は肯定しつつ、貴方の言葉は否定させて頂きましょう。

【『撃ち落とす』と言う台詞を聴いた時点で、対空砲火が飛ぶと言う予想は立つが、相手に動きは無い】
【常人よりも遥かに夜眼の利く、鳥として考えれば皮肉な双眸で、足元を見やれば―――…ごぼり、誘う泥沼】
【少女は、その周辺を円状に旋回飛行――いわゆるサテライト機動――することで、攻撃を回避しようと試みる】
【弾幕を敢えて張らず、体だけを狙ってくれるので在れば、回避は簡単、そう考えたが】
【ぶすり―――……コンクリートの錐の何本かが細い脚を掠め、一本は脹脛を横殴りに浅く抉って往った】

…っ、成程……。
スカートの中身、余程興味が在る様で…まあ、無理も御座いませんか。

【そわり―――…少女は左手にカメラを構えたまま、『妖力』を練り始める】
【其の状態で、短く飛行しながら、男の方に向き直る――ぽとぽとと、紅い血が、その軌道を地に写す様にして、垂れていく】
【だが少女は、短い呻き声を発するだけで、微笑を崩さず、動揺する様子も見えない】

ですが、ひとつ。努々忘れないで貰いたかった事が有ります。
……――鳥人間ですよ、ワタクシ。

【くく、と短な引き笑いを発して―――少女の身体が、見る見るうちに変化していく】
【頭は銀の毛並みを持つ巨大な鷹のモノとなり、両腕は鱗に近い皮に包まれ、黒曜石のナイフの様な爪が生えた形に】
【下半身については、体格的な変化は目立たないが、脚首から上は、保温性に優れた毛に包まれる】
【つい先程まで地に墜ちていた真紅は、純白の羽毛を朱に塗り上げ始めて】

…序に言わせていただけば、厳密にはワタクシは『天狗』で御座いまして……男も女も、無いのです。
かような化け物を、甘い面をして連れ去ろうとして、顔だけは褒めちぎって、今度は下体にも欲を持ち始めて…。
そんな人間、何処に居るのでしょうねぇ? ふ、ふふふ、ふふっ、ふ……。

【男に対しては反撃は無く、ただただ、言葉の槍を投げ続けるだけ】
【生々しい異形の姿に成っても、その声と、幻想めいた茜色の双眸と、人を喰った態度は、何処までも貫かれて】
【やがて、『天狗』は―――…男の反応を眺めつつ、『異常な強風』を、自分の周囲に巻き起こすだろう】
【見えない手に押される様に、歪な人型は、空中を徐々に後退していく】
954 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:48:04.65 ID:Iu1qJjso
>>951

【骨を、肉を、剣が削る、耳障りな甲高い音が響く】
【突き刺さった剣は、すぐに破砕音と共に、消えてなくなってしまうが】
【それでも、人を痛みにのた打ち回らせる程度には、十分な威力だったはずだ――】

……あ、ぁ……。

【青年は立っている――痛みに歯を食いしばって、それでも。倒れない――】

『ふ、ふふ――ははははははは!』

【呆然と、次の手を放てずにいたクルスと、倒れずに立ち尽くす正誤の間】
【全てを嘲笑うような、事態の成り行きを見守っていた――冷たい笑声が、空気を揺らす】

『まったくもってヒトなるモノは理解できぬ!』
『だが、場末の安劇場の三文芝居程度には、愉快な催しであったぞ!』

【その声はこの行く末が可笑しくてたまらないらしい――】
【嗜虐的な色を声に乗せて、矢継ぎ早に言葉を繰る】

『さぁ、この寸劇も間もなく幕引き』
『英雄の叫びは虚しく、姫には届かぬ――この悲劇を飾るのは、英雄の死!』

【演出家気取りのつもりだろうか。ずいぶんと昂揚したその語調は、これから、最後の演出を為さんと――】
【魔翌力を、少女の身体から引き出していく】

/続きます
955 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:48:35.01 ID:Iu1qJjso
>>954

……やめ、て……。

【弱々しい、クルスの言葉――】

『これが汝の望み!』
『人から離れ――魔からも離れ!』
『その狭間で、全てを滅して回ると、そう誓った! 汝の願い!』

【それを打ち消すように笑う、悪魔の言葉――】

【――本当に、これが望んだ結果?】
【誰も傷つけたくない≠スだそれだけを一心に願って――独りになると願った、その応報?】
【だとしたら――こんな結末は、あんまりではないか】

違う! 俺は、こんなこと……!

【違うはずだ。この身が、既に幸せを享受できぬ身であったとしても】
【せめて、この身体で不幸を被る身が、もうないようにと――そんな、誓いだったはずだ!】

【――自分は何をしている?】
【目の前の青年にぶつけた剣は――自分が与えた不幸ではないか!】

やめろ、セエレ……!
やめてくれ……!
『止まらぬよ! この愉快な終幕、誰の手にも委ね足りえぬ!』

【今、心から希う】
【これ以上、この青年に、傷を与えないでくれ、と――!】

【二つの相反する願いが、魔翌力を押し引きしている――二つの意志が、初めて拮抗している――】
956 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:56:36.61 ID:uHTchFso
>>955

(……………・――――)

【レッドシグナル、それが頭の中でくるくると廻り身の危険を訴えてくる】
【これ以上は危険だ、大妖との戦闘の後更なる損傷など言語道断】
【今直ぐにも結界を解いて治療を――――】

(黙れ、僕の身体の行方は僕が選ぶ)
(今は倒れる時では無いんだ、まだ彼女は戦っているのだから……)

【その意思を力に変え、只管に倒れない事だけに集中する】
【血溜まりが段々と大きくなっていく、だけど倒れない倒れたくない】

(だからどうか……どうか彼女の思いが叶いますように――――)

【ただ彼女が打ち克つ事を望んで、息も小さく立ち続ける】
957 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 03:57:18.33 ID:0yhHXLoo
>>953

悪役ねぇ、そういわれても仕方がねぇか
なんつー面の皮だよ、自分を可愛いといわれて否定しねぇのか

【もはや言葉遣いに地が出ることが多くなった男はにやりと笑みを浮かべる】
【空気を切り裂く小さな音とともに放たれた弾が少女の体を傷つけたからだ】
【腹でもやられれば飛べなくなるだろうかと思ったが外された様子で…それでも、地面に滴り落ちてくる血液を見ての笑み】
【笑みは浮かべど小さなうめき声に苦痛を感じていることを実感すると、こちらも笑みも浮かべようというものだ】

まぁ、スカートの中身が気にならない男なんていねぇだろう
まして…履いてないみたいじゃねーか、これで興味を持たないのは嘘だろう?
くく、痛そうだねぇ?
無理はいかんよ、降りて来いよ
今更…何を、言ったって…?
え?あ?

【飛行していた少女の姿が変化していくのを目の当たりにする】
【鳥人間、確かに自分はそういったし少女も否定しなかった】
【でも…でも、本当に…?】
【細い腕、しなやかな足に現れるはっきりとした変化、それに何より…頭部が!】
【男の背中に伝う冷たい汗…やばい…ヤバイ!】
【自分は天狗だと告白する少女の宣告は、まるで…自分を獲物と見ているようではないか!】

(こいつぁ…ち、しくったか?)
(どうする?…どうする?)

【明らかに自然ではない風が当たりに吹き荒れていくのが分かる】
【自分の持つ防御能力を計算し…結論は出た】
【徐々に後退する相手と同じく、自分もじりじりと後ずさり…】
【体を反転!背を向けて脱兎のごとくそこから逃げようと走りだした!】
958 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/28(日) 04:09:05.75 ID:LJan1zk0
>>957

【逃げる男を追撃する事はせず、天狗はその姿を見送るだけだろう】
【左手に集めていた魔力が完全に切れる瞬間までは、寸断無く風を起こし続けて】
【やがて、男の姿が見えなくなったならば、ぱたりと送風を停止。少しずつ高度を下げ、着地する】

……攻撃の意図が無くとも、『思わせれば』勝ち。
いやはや、ワタクシらしいと言えば、らしいのですが…。

………存外に、この筋を斬られるのは、力が抜ける。

【そして―――…男の前では見せなかった弱音を、晩秋の夜長、冷たい旋風に溶かした】

/こんなところでしょうか?お疲れ様です。
/何だか微妙な絡みで申し訳御座いませんでした…。
959 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 04:12:41.73 ID:Iu1qJjso
>>956

【どうしたら止まる? どうすれば止められる? この、手の先に浮かんだ、死神の鎌を――】

『何を拒む! 我らは既に紛い物!』
『――汝を受け入れるものなど、ありはせぬ!』

違う……! この人は、俺の事を人だと言ってくれた!
俺が、俺の事を人だと願う限り……!

『世迷言を! 我の魔翌力を手繰るその身が、人だと? 己を低く見ぬことだ――!』

……それでも! それを認めてしまったら、ダメなんだ!

『く……・!』

【強硬なクルスの態度に怯んだのか――剣を召喚しようとしていた魔翌力が、収まっていくのを感じる】
【その瞬間に、クルスは、己の望むほうへと魔翌力を動かして――術式を中断、魔翌力を霧散させる!】

あああぁぁぁァッ!!

【吼える。全神経を傾注して、セエレの意志を――】
【――振り払う!】

……俺の、俺の勝ちです、セエレ……!

【――完全に、魔翌力は霧散した。その悪意、殺意と共に――】
【汗を滲ませ、全身を震わせながら――それでも。確かに今、初めてこの悪魔の命を、引き剥がしたのだ――!】

『――良かろう。今は、そうして勝利に浸っていろ――』
『お前の心を脅かすなど――もっともっと、容易いことなのだから!』

【最後に、初めてその憎悪をむき出しにした声で、セエレが叫んで――】
【全ては、終わったようだった――】

は、は……。

【小さく、笑みを零して】
【こてん、と。精神力を振り絞ったクルスは、その場に倒れこんでしまった】
960 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 04:15:33.70 ID:0yhHXLoo
>>958
【危機を感じる能力は長けているのか、それとも小物特有のものか】
【背中から攻撃を受けることも覚悟してはいたのだが、どうやらそれはない様子で】
【どれほど走ったか、息が切れて自然の足を止める頃になれば、少女の気配は感じなくなり】

ち、なんてこった
まさかこんな獲物の気分を味わうなんてよ
俺はもう見た目で相手を判断したりなんかしねぇ

【心に決めた事ではあるが、本当に判断しないかはまた別の話】
【可愛い子がいればまた…同じような事をするのだろうか…?】

/おつかれさです!
/初めての能力者スレでしたが、こちらこそ何か不手際がなかったかそればかりしんぱいでした
/びみょうなんてとんでもありませんよ、こちらこそ不安・・・
961 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 04:19:32.12 ID:uHTchFso
>>959

…………………

【魔翌力の霧散を感じた――――】
【彼女の勝利の声を聞いた――――】
【そして青年は目を開けて――――――――】

……ふふ、ほらねやっぱり人間は素晴らしいじゃないですか

【ふ――――と自然に笑みが零れ】
【今度こそ倒れそうになるが、先に倒れたのは少女】

(……――――まさかっ!)

【脳を過る不安、想像するのは最悪の結末】
【赤色の流れる足を引きずりながらも少女に近づいて】

大丈夫、ですかっ!お嬢さん、お嬢さん!!

【少女の横で膝を付き、その表情を確かめようとする】
962 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 04:24:34.43 ID:Iu1qJjso
>>961

……だいじょうぶ、です。
それより、ごめんなさい……めいわくを、かけてしまいました……。

【舌も回らぬのか、常よりもかなり舌足らずな口調で、そう詫びながら】
【うつ伏せだった身体を、右腕一本で無理やり仰向けに戻して】
【小さく、それでも晴れやかな笑みを、青年に向けるだろう】
963 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 04:29:47.71 ID:uHTchFso
>>962

良かった、生きてた……

【安堵を浮かべて、怪我の無い右腕で少女をそっと支え】

謝る必要は無いですよ、この程度は些細な事です
それよりも良く克ちましたね……辛かったでしょうに――――お疲れ様でした

【労るように声を掛けて、自由の利かない左手でまた少女の頭を撫でようとする】
【無論先程と同じように柔らかく、優しく】
964 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 04:38:00.85 ID:Iu1qJjso
>>963

ほんとうに……ありがとう、ございました……。

【再び撫でられる、その暖かさに安堵する――】
【緊張の糸が切れた身体は、もう意識を手放す寸前で】

【甘えと謗られても、自己保身だと罵られてもいい】
【今だけは、このぬくもりに、身体を委ねてしまおう――】

……すみません、でも、寝かせて……ください……。

【そういい残して、少女は、ゆっくりと瞼を閉じて、寝息を立て始めるだろう】
【――再び青年の前で、無防備で眠るはしたなさを、自覚する暇もないままに――】
【その寝顔は、やはり健やかで――少女の歳相応の、愛らしいものだった】

【少女は、これからも、その身に救う悪魔と闘い続けねばならないだろうが】
【いま、ひと時――勝利の余韻に浸り、眠りに付いた】

/こんなところでしょうか!
/長時間、おつかれさまでした!
965 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 04:48:43.16 ID:uHTchFso
>>964

貴方が自分で勝ち取ったんですよ、お礼なんて……

【くしゃくしゃと髪と一緒に撫で回す】
【相当に精神を疲弊したのだろう、疲れの色が見て取れる】

もちろんどうぞゆっくり眠って下さい、きっと良い夢を見るでしょう
暖かな微睡みで少しの間休みなさいな――――

【やがて聞こえる寝息を確認して】
【撫でた掌を戻し】

本当頑張りましたね貴方は、とても尊い努力です
そんな言葉しか今は浮かばないけれど……僕は貴方を信じて幸いでしたよ――――

【太股の上に少女の頭を乗せ、自身の傷を治療した後】
【少女を担いで近くの宿まで歩き一宿分と暫くのお金】
【そして自分の名前の書かれた連絡先を残し、少年はどこかに消えた】

/お疲れ様でした!
/始まりの時間がこちらの都合で遅くなってしまい申し訳ありませんでした
/非常に有意義な時間でしたありがとうございました!
966 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 11:17:57.82 ID:Y0MerMDO
>>913

【彼の言葉を聞き。ぴしり、と何かに皹が入る音がした】
【鼓動が早く成り、頭が冷えて行く様な感覚がして。思わず一歩、後退する】

【絶望しか、無い。恐らく、誰も協力しない】
【―――全て、否定したい言葉だった。違う、と言いたかった】
【然し、逸れは虚勢にしか成らず、―――心の何処かで、全て分かっていた事だった】

【温かな理想を、優しい虚実を抱えていた彼女は。ライクの現実的な言葉で、動揺した】
【例えるなら、大人に成りたく無いと抵抗する子供の様で】

【唇を噛んで。一度、俯き】

…、…嫌だ

【ぽつりと呟いた言葉は、必死の抵抗の様な、小さな声】
【そして、顔を上げると。酷く疲れた様な、やや気を病んだ様な。そんな笑顔で】

…分かった。ライクさん
…話を聞いてくれて、有難う

【嬉しかった、と付け足してから】

…逸れでも、僕は
例え、絶望しか待っていなくても
あの子を、止めたいんだ

【ヒーロー気取りって訳じゃ無いけどね、と。冗談ぽく言って】
【絶望しか待っていなくても、カリナトゥスに弄ばれても】
【逸れでも、彼女を止めたいと。―――自ら、堕落した】
【―――彼女の中に産まれた、カリナトゥスへの疑心は、消えてはいないが】

どちらの組織にも、得は無い
恐らく、断られるかもしれない。逸れは理解した
僕がカリナトゥスと関係が有る人間だと知られたら、協力を願う事も断られるかもしれない

…だったら、もう

  諦めるしか、無いのかな

【やるだけやってみるけれど、と告げて。ぎこちない様な、寂し気な笑み】
【未だ、活動は続ける様だが。信じていた物が崩壊した彼女には】
【もう、逸れをする意味も、殆ど無い】

【ふらり、と。幽鬼の様に、彼に背中を向けて】

/すみません、返信です…
967 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 11:42:34.85 ID:s/u8w6go
【街中】
いらっしゃい!
林檎どうでしょうかー?

【赤髪ショートヘアに赤い目。ジーンズに赤いシャツ、黒いインナーを着ている青年が】
【リアカーを引きながら呼びかけをしている】

にしても客こないねぇー
人外でも一文無し来なさいってんだ…

【その青年が引いているリアカーは】
【たくさんの林檎が、山のようにに積まれているいて】
【そして、なぜか燃え盛るドラム缶と4個ほどの林檎が】
【中央にでかでかと置かれている】

無料で試食もできますよ〜
とりあえず話しかけてくれぃ!
酒もあるぜぃ!

【そして、そのリヤカーの後方部には多数の酒とつまみが置かれていた】
968 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 12:00:48.55 ID:V0L/j9.o
>>967

【街中】

【異様な光景に、女性は戸惑いを覚える】
【まあ、リヤカーに山積みのリンゴは良いとしよう】
【だが、ドラム缶はどういうわけなのだろうか】

【女性はゆっくりと歩み寄る】
【その戸惑いの正体を確かめるために】



//まだいますでしょうかっ!?
969 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/28(日) 12:08:25.00 ID:LlPQwwAo
【魔術協会・図書館】


――――……少しは私も、Justice≠フ為に仕事をするべきですね
取りあえずは機関の情報を集めるべき、なんですが……


【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女がテーブルの前に座りながら、辺りを伺う】

【キョロキョロと、紫苑色の瞳を動かしながら、辺りに人がいないことを確認すると】


――――Dead Memories


【彼女の掌に本≠ェ現れた】
970 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 12:08:44.84 ID:s/u8w6g0
>>968

はいよーっ!
其処のお姉さんも寄ってってねっ!!

【元気よくそう言いながら女性の方へと歩み寄る】
【一声かければ反応するだろう】
【そしてそのドラム缶はぱちぱちと音を立てて相変わらず燃えている】

/いたりするんだな、これが
971 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 12:14:02.57 ID:V0L/j9.o
>>970

【みたところ、普通のドラム缶だ、と、女性は一人納得する】
【黒い紳士服で、長い黒髪の女性はリンゴの山を見つめた】

あら、お姉さんだなんて
【なんか喜んでるな、22歳】
そうね、じゃあ、お一つちょうだい
【最近不摂生な食事ばっかりだし、と小さく付け加え】
972 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 12:21:47.41 ID:s/u8w6g0
>>971

あらあらっ!可愛いおねーさんじゃないすかっ!!
個人的に俺のタイプど真ん中ですよっ!

【笑顔で変態チックなことを言う18歳】
【そのまま女性の眼の前にリヤカーをドリフト駐車】

おひとつなんか言わないで、どんどんもらってください!!ついでに俺ももらってください!
【※相変わらずの変態です】

今なら新商品"石焼き林檎"も販売中ですたいっ!

【よく見るとドラム缶の中で燃えているのは、石の鉄板のようなものであった】
973 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 12:25:09.08 ID:V0L/j9.o
>>972

【女性の顔がどんどんにやけていくよ!】

っふふ。あと5年たったら考えてあげるわ
【だが、そこはプロ。流されるわけにはいかない】

い、石焼きリンゴ?
【なんとも思いきったものだ、と女性は考える】
そうね、石やきリンゴも一つちょうだい
【流されたな】
974 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 12:41:12.67 ID:s/u8w6g0
>>973
なんでですかっ!せっかく18歳が勇気振りしぼって18歳が告白したのに…
…だったら写真撮らせて下さいっ!携帯の待ち受けにしてお守りにするのでっ!

【終始笑顔でくるくる回る】

はいよっ!石焼き林檎1丁っ!

【そのままリヤカーへと近づき、両手に軍手を着けると】
【燃え盛るドラム缶を女性の眼の前に持ってきた】

だったら美人で俺のタイプのお姉さん、焼きあがるまでお話でもしましょうよっ!

/すみません、遅れました
975 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 12:45:26.08 ID:V0L/j9.o
>>974

いやいや、うん、まずは落ち着きましょうよ。うん
まあ、写真くらいなら良いわよ
【彼氏いない歴=年齢の彼女には、あまりにもハードルは高い】

褒めないでよ。照れちゃうじゃない
【くすくすと、女性は穏やかな笑みを浮かべる】
お話? ええ、良いわ。時間が余っているから

/構いませんぜー
976 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 12:54:09.52 ID:s/u8w6g0
>>978
はいっ!すぅーはぁーっ

【素直に深呼吸をし始める。若々しいというかバカというか】
これで何時もどこでもお姉さんといっしょ…

【一応彼も彼女はいないのだが、極限まで変態】

だってお姉さんが極限まで俺のタイプだったからっ!
【恥ずかしそうにえへへと笑い】

とりあえず、お姉さんのお名前は?俺は赤井恭平ですっ!
【後ろのリヤカーから林檎を1個とりだすと、ドラム缶の中に入れた】
977 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 12:56:54.25 ID:V0L/j9.o
>>976

【悪い気はしない。悪い気はしないのだが、なんとなく怖い】
【そりゃあもう若干退くくらいに怖い】

名前?
私は、ライシュッツ。
よろしくね、アカイ
【笑みを浮かべ】
978 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:01:50.35 ID:s/u8w6g0
>>977
ライシュッツ姉さんですかっ…!
出来たらキョウヘイって読んでくれたりしたら嬉しいですっ!

【暖をとりながら頬笑みを浮かべる】

レディにこんなこと聞くのは失礼ですが…何歳っすか?ライシュッツ姉さん!
【右手を下から上に上げ、決めポーズをとる】
979 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:04:08.13 ID:V0L/j9.o
>>978

残念、私は相手のことを良く知ってから名前で呼ぶ、って決めてるの
【異性に限り】

本当に失礼ね……
【若干呆れたように】
22歳、だったかな
【サバなんて読まない。この年で読み始めたら終わりだ】
980 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:09:16.64 ID:s/u8w6g0
>>979
なるほど…ライシュッツ姉さんの質問には100%の確立で答えまっせ!
だから何かご質問があれば遠慮なくっ!

【その場でコサックダンスを踊りだす】

22歳ですか…俺と4個違いの姉さんですねっ!
因みに俺はぱっとみ17歳の姉さんにみえましたぜ!

981 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:10:56.16 ID:V0L/j9.o
>>980

あら、じゃあ遠慮なく聴かせてもらおうかしらね
うん、まずはなんでコサックダンスしてるの?

【そんな言葉に、ぽっと顔を赤らめた】
あ、あまり女性をからかうものじゃないわよ?
982 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:15:41.69 ID:s/u8w6g0
>>981
あれですよっ!あれっ!中の人の(ry
・・・・じゃなくてっ、ダンスすると喜んでいただけるじゃないですかっ!
ダンスすれば笑顔が広がるって奴ですよっ!!

【コサックダンスしながら1回転を行う】
【なんかメタ発言したような・・・・】

でも若く見えますよライシュッツお姉さんっ!
紳士服じゃなくて、もっとかわいいの着れば良いのに…
983 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:19:26.75 ID:V0L/j9.o
>>982

あー、なるほど。接客業だものねぇ
【なんか理解した感じ】
【メタには突っ込まず】

……最近の服は、胸元がダボダボなのよ
【悲しいかな。ああ悲しいかなそんな理由】
【女性の体はまっ平ら。悲しいほどに地平線】
984 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:25:38.73 ID:s/u8w6g0
>>983
そうですよっ!楽しんでいただくことが第一ですからねっ!
姉さんは楽しんでますっ?

【理解してもらい、嬉しいのか】
【その場でぐるぐる2回転を行う】

でも姉貴は胸がなくても綺麗じゃないかっ!
それに胸がない方が好きな人もいるしっ!諦めることはないっ!
【ぐるぐる回っていると、ふと何かを思い出し】

・・・・あっ!大きくなれるよっ!姉さんの胸っ!
985 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:28:28.91 ID:V0L/j9.o
>>984

ええ、私は毎日が楽しいわ
【いろんな意味で】

【それは慰めになっているのだろうか】
【乾いた笑い声をあげながら、女性は考える】

え! 本当!?
【そりゃあもうはじけるように】
【成長期終わったあたりからあきらめかけていたが本当にあるのだろうか】
986 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:32:58.96 ID:s/u8w6g0
>>985
それは良かったっ!楽しまないと人生損ですぜぃ!
【右手でサムズアップを決め込む】

うんっ!試験段階だけど、うちの林檎の品種改良リストから確かっ!
"板から山へっ!つるぺったん改造用林檎っ!"が有ったんだっ!
食べる?食べる?姉さんっ!

【嬉しそうにスキップしながら女性のそばによる】
987 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:35:08.21 ID:V0L/j9.o
>>986

え、何それこわい
【素直な感想】
【もっとこう、運動的なものを期待していたはずなのだが食べるだけで山へ?】
【何とも怪しい。しかし、欲望がせめぎ合う】

【両手で頭を抱えて、女性はうんうんとなやむ】
【すごく、必死そうだ】
988 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:40:53.77 ID:s/u8w6g0
>>987
でも大丈夫だっ!赤井マークの1級品っ!
ただ前に喰った人が誰もいないっいていう地獄の林檎だけどっ!

【抑える女性の両手を自身の両手で押さえ】
【満面の怪しすぎる頬笑みを浮かべる】
989 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:42:42.21 ID:V0L/j9.o
>>988

【何故だろう、嫌な予感しかしない】
【本能が警鐘を鳴らしている】
【これは、いけないものだ】

……うん、気持ちだけいただくわ
【結果→あれは脂肪の塊だ、と自らを納得させました】
990 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:45:59.21 ID:s/u8w6g0
>>989
そうか…まぁ使いたくなったらいつでも言ってくれぃ!

【うんうんと、大きく頷くと】

姉さんっ!石焼きが焼きあがったよっ!
【ドラム缶の上を2回転ジャンプを決め込み】
【彼女と再びドラム缶を挟んで会話する形になった】
991 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:49:55.80 ID:V0L/j9.o
>>990

ええ、その気になれば、真っ先にお願いするわ
【にっこりとほほ笑みながら】

【なぜだろう、何故こんな位置になってしまったのか】
【無論、嫌ではない】
焼きリンゴ自体、初めて見たのよねぇ
【彼女にとっては新鮮な光景だ】
992 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 13:56:08.04 ID:s/u8w6g0
>>991
初めての体験ですかっ!俺の焼きりんごは旨いですからねっ!
これで林檎好きになったら嬉しいですよっ!

【にっこり頬笑みながらトングのようなもので】
【中からほくほくの林檎を取り出すと、リヤカーから紙皿を持っていき】
【慎重に林檎を皿の上に置くと】

生クリーム食べます?かけると美味しいですよっ
【首を横に傾けながら尋ねた】
993 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 13:58:58.51 ID:V0L/j9.o
>>992

生クリーム?
ええ、お願いするわ
【ただでさえ甘党。当然クリームの誘惑には勝てない】
994 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 14:03:48.29 ID:s/u8w6g0
>>993
はいよっ!たっぷりかけるぜ!

【そういうと、焼き林檎の上周りにたっぷりと生クリームをかける】
【焼き林檎の甘酸っぱくてとろけるような味わいに生クリームがプラスされ】
【結構おいしそうな焼き林檎の完成である】
【そして後ろからプラスチックのフォークを皿に乗せ】

はい、どうぞ!お待たせしましたっ!
【笑顔で差し出した】
995 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 14:05:21.12 ID:V0L/j9.o
>>994

【皿を受け取り】
いただきます
【一口、口に運んだ瞬間に、明らかに女性の瞳に喜びが生まれた】
【何か新世界に目覚めた感じである】

美味しい……!
996 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 14:09:07.94 ID:s/u8w6g0
>>995

【明らかに瞳の輝きが変わったのを目で確かめると】

…ぉぉお!
【とりあえず勝ち誇ったかのようにガッツポーズ】

美味しいですかっ!姉さんに褒められて良かった!
【目が輝きだし、本当にうれしそうである】
997 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 14:11:39.29 ID:V0L/j9.o
>>996

なんか、今までの人生を損してきた気分だわ
【食べる速度は速くなる一方。相当おいしいらしい】
998 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 14:15:19.65 ID:s/u8w6g0
>>997
【速くなるのを見ると、腕を目にこすりつけて】

・・・・うぅ・・・姉さんにそんな喜んで貰えるなんて・・・・うわぁぁん!
【なんか感極まりすぎて涙を流し始めたよ!】
【因みリクエストすればおかわりも出来るらしい】
999 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 14:19:35.08 ID:V0L/j9.o
>>998

【目の前の青年が何故男泣きに泣いているのか】
【女性はそれに気を取られ、リンゴのことは頭から抜け出した】

え、ちょ!? へ!?
【さすがに、こういうことは慣れていない】
【皿を片手に、女性はおろおろとうろたえた】
1000 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 14:24:49.09 ID:s/u8w6g0
>>999
・・・だってお姉さんがっ・・・そんなに喜んでくれて…感極まって・・・

【グスグス言いながら彼の右腕が涙でぬれていく】
【※ただの馬鹿です】

・・・・どんどん食べて姉さんっ・・ぐいすっ

【目から腕を放すと、彼の眼から涙の跡が見えた】
【どうやら泣きやんだらしいが、グスグス相変わらず言ってる】
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PERSONA〜PERMONA〜 第四巻 【ペルソナ オリジナル】 @ 2010/11/28(日) 12:28:30.37 ID:pPWGGSoo
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男「うぅ〜…寒い寒い」 @ 2010/11/28(日) 11:18:26.79 ID:/HyOBYAO
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【大事な時は】そろそろ本気でねーちゃんを嫁にする12発目【全力疾走】 @ 2010/11/28(日) 09:28:23.50 ID:3TIfwAEo
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夜勤から帰ってきたけど雑談スレ @ 2010/11/28(日) 08:56:59.20 ID:9thbXMw0
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結標「あーくん♪」一方通行「あわきン♪」 その2 @ 2010/11/28(日) 08:08:42.36 ID:S3Nee.A0
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