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【もし運命を変えられるのなら】能力者スレ【過ちを犯さずに済むのだろうか?】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :Are you enjoying the time of eve? [saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:35:28.22 ID:OOPLIjs0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1292674234/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:47:05.65 ID:IcSsSgo0
仕事早>>1乙っす!
3 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:51:57.73 ID:bErvWESO
>>1
4 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 12:57:49.40 ID:2zS8GYDO
メリー>>1スマス乙
5 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 14:47:19.45 ID:VaOzP0g0
長門は禁止か?www
6 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 14:54:52.17 ID:VaOzP0g0
長門は禁止か?www
7 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 14:56:03.15 ID:VaOzP0g0
二重かきこスマソ
8 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:47:25.05 ID:TYpy2dwo
>>1
9 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 17:37:40.64 ID:qqYiz72o
>>1
10 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:39:02.97 ID:73P/9Nco
>>1
11 :Are you enjoying the time of eve? [saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 18:45:14.33 ID:OOPLIjs0
>>前999追記
/すいません、飯に行ってきます
12 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 18:53:46.47 ID:BUmiyYg0
>>999
…デハマズ、説明ノ長イコレ<註燒セシヨウ。

宝玉=\――コレヲ所持セシメタ者ハ、タッタソレダケデ“上位者”トシテノ権限ヲ得ル事ガデキル…。
ソンナモノガ人間ノ手デ作ラレタラ、ドウナルンデショウカネー…?


―――僕ガ作ッテイルノハ、神ト同等ノ力ヲ得ラレル奇跡ノ宝…人工宝玉<_ヨ………!!!


僕ノ能力ハ、宝玉ノ土台ノ生成デス。
ソレニ何ラカノ魔翌力ヲ流セバ作レルレベル@ノ人工宝玉ハ生成ガ容易イ。
ダガコレハ普通ノ宝玉ト比ベテ愕然ト品質ガ劣ッテイル、消耗品ナンダ。
永久燃料ト化スレベルAモ試作品ハ完成シタガ、ソレ以上ノ発展ハナイ。
ダガ、コノ取リ引キヲ終エレバレベルAガ量産デキルヨウニナルンダ!!

ドウヤッテ作ルカトイウトダネ、マズハ
物理的ト言ウヨリ、空間ゴト混ゼ合ワセテ無理矢理一ツノ宝玉トシテ存在サセル事サ。

【左手を自分の右腕の袖の中へと突っ込む】
【中から取り出したのはLv.100≠ニ書かれている、目玉を模したような球体】

コノ球体ハ、合成ナイシ装着シタ物体ノ能力値ヲ最大限ニ上ゲル球体ナンダヨ。
コノ国ノ大噴水カラ取リ出シタ、時間が出来次第風ノ国ノ大風車ニ設置サレタ奴モ回収スル。
コレデ“オリジナル”トシテノ宝玉ノ性能ヲ極限マデ引キ上ゲル…!!

【その球体を再び袖の中に仕舞い込むと、今度は魔玉を指差して】

ソシテ仕上ゲニ、君ノ持ッテイル魔玉<_。
コノ球体ハ、ドウヤラ投ゲツケル事デ効果ヲ発揮スルラシイネ。
僕ハコノ、エネルギーガターップリト詰マッタ状態ノ魔玉ヲ直接宝玉ニ合成スル。
コレデ魔玉トシテノ個性的ナ能力ヲ活カシツツ、宝玉トシテノ協力ナエネルギーヲ保持サセ続ケルッ!!

―――ト、言ウ訳ダガ…理解出来マシタカ…?

/ごめんなさい、無茶苦茶一人で細かく書いてました…大丈夫でしょうか…?
13 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 18:57:53.87 ID:aC5d3kSO
エターナルクリスマス>>1乙、非リア充は[らめぇぇっ!]

>>1000

はいはい、良い子だから少し落ち着いてねー可及的速やかに。
元気の良いのは大歓迎だけれども、これって花粉症の人にはちょっと優しく無いよー……。

【右腕で少女を抱き留めたまま、左手で擦り付けられる頭を花ごと撫でる】
【どちらかと言うとそれは、愛でると言うより花粉の噴出を止めようとしている、と見た方が正しい】
【きらきらと輝く世界、腕の中には花も盛りの乙女。然し、今の彼にはムードがどうこうと考えるだけの余裕も無く】

【では、何を思って居たか。答えは極めて単純、この花粉が如何なる物か、という疑問である】

(……アナライズ、クリアー。免疫機構に軽度のダメージが見られます、と)
(永続性が無いのがせめてもの救いだね。……自前で風邪の一つも治せなくなったら、余計に維持費が嵩む)

(でもまあ、一先ずは代替組織に頼ろう。そう何時までも、息は止めていられないし……)

【ひょっとしたら戦闘になるやもと思って露にした右手。これが示す通り、彼は全うな人間では無く】
【詳しい説明は省くが、サイボーグと能力者の合いの子と言えば判りやすいだろうか】
【彼は気休めに血中に含まれた有機ナノマシン様の粒子を起動して、壊れた免疫の代替に】
【明後日の方を向いて息継ぎしながら、片手間で自分の被った損害から毒素を逆解析していた】

…………えー、っと。どうした物、かなぁ

【まあ、だから何だという話だ。成功しても、きっと影響を軽減する程度が関の山である】
【これもまた、無いよりマシの気休めの一つ。そろそろ根本的な解決を計るべきなのだろうが】
【甘美に過ぎる拷問に、好い匂いだとか何だとかそんな下らないコトばかりが頭を巡って、冴えた案は浮かびそうも無かった】
14 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 19:18:42.94 ID:BUmiyYg0
>>13

【少女は頭を撫でられても、目の前の彼が必死に身体機能を活用しても動じない】
【ただひたすら歌を口ずさみながら、少女は温もり、或いはスキンシップを楽しんでいた】

〜………〜………〜………〜

【しかし、突然少女の歌と花粉の放出が止まった】
【同時に、少しずつ青年を締め付けた腕力の力が抜けていく】
【地面に両足をそっと付け、頭を青年からさりげなく離していくだろう】
【そのまま後ろへ2歩、3歩と後ずさりし、体育座りで地面にへたり込む】

――――ふぅ〜、久しぶりに今日は少し飛ばし過ぎちゃったかな…

【頭の花は開花した当初とくらべると、少し萎れている】
【その花粉の代わりか、今度は頭からトイレ消臭剤のような、妙に爽やかな香りが漂い始めてきた】

ああ、ごめん…少し、やりすぎた…

【青年の方をそっと見つめると、体育座りのまま頭を下げ、お辞儀する】
【初めてあったあの時とは勿論全く違うが、また妙で不思議な雰囲気を漂わせている】
15 :Are you enjoying the time of eve? [saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:30:43.80 ID:OOPLIjs0
>>12

"『人工宝玉』…………だと…………ッ!?"
ま…………また、なんとも…………ッ!!

【存在そのものが奇跡――――そう言って差し支えない程の力を秘めた『宝玉』を『作る』――――】
【その話の途方も無さに、二人は思わず絶句する】

――――――――詳しい事は分からねぇが…………
端的に言えば、『土台』と『底上げ』、そして『魔玉』による『色づけ』………………
この三つの要素をまとめ上げて、本当に『一つの宝玉としての力を持った人工宝玉』を作る…………そう言う事なのか?

【眉を顰め、ひたすらに頭を働かせながら、青年は結論を口にする】
【夢物語のようでありながら――――同時に、現実味を持っている】

"…………我が主よ…………"
――――――――…………………………………………

【ダハルの声も入らない程に、熟考に浸る青年】
【これまでの話を整理するだけで精いっぱいなのか――――それとも、話の先を見据えているのか】

――――分かった
どうにか『魔玉』の製作者に接触して、この話、持って行ってみよう…………

【しばしの沈黙の後、青年はそう言って顔を上げる――――示されたのは、了解のサイン】

ただし、時間が掛かるかもしれねぇし、本人がこの話に乗ってくれるかどうかは別問題だ
そこは、了承してくれよ

【そう言いながら、青年はソファーから立ち上がる】
【確かに、この話を魔玉の製作者本人が受け入れるかは、また別の話だろう】

/ただ今戻りましたー
16 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 19:53:53.76 ID:BUmiyYg0
>>15

【相手が沈黙を続けるこの大きな間…この長い時間は、不安と懸念により、さらにより長く感じられる】
【一体どんな返事をするのか?相手の返事に対する対応は?想定外の返事が返ってきた場合は――?】
【ただ三人は、黙って青年の様子を見るのみであった】


 【――――そして、そっと静寂を続けた空間に響く‘分かった’の声――――】


【背高き者は胸を撫で下ろし、体大き者は膝に手を乗せ、交渉者はその疲弊した精神・肉体全体をソファーに委ねる】
【彼らの大仕事が、やっと一歩、大きく前進したのだ―――】

―――アリガトウ―――。

【ソファーで電球の揺れる天井を見ていたリーダー格は】

土台、底上ゲ、色付ケ…
ハハ…僕ヨリ君ノソノ説明ノ方ガ、分カリ易カッタカモシレナイネェ…。

【今、自分の成し遂げた事に喜びを隠しきれないのみであった】


【しかしまだ仕事は残っている、一方的な交渉とはいえ、彼らに“借り”を作ってしまった】
【ソファーから立ち上がった青年に、ハッとしたように慌てて同じくソファーから立ち上がり】

ソウダ、モウ帰ルノナラ…!?
コレヲ持ッテイクトイイ…。

【右手を左腕の袖の中に突っ込み、中から何かを取り出す】
【握られているのは、青緑に輝く宝玉】

人工宝玉A型type1、ヒーリングタイプダ
我々ノ主力宝玉ノ一ツニナルモノダ、ヨケレバ持ッテイクトイイ
商人ノ分モアル。2ツ持ッテイクカ?

【この宝玉からは、癒しの魔翌力が常に放出され続けている】
【使い道は傷に当てての治療から、体内に埋め込んでの延命まで回復関連に幅広く扱える】
17 :Are you enjoying the time of eve? [saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 19:58:03.49 ID:aC5d3kSO
>>14

【息苦しさか毒素の効力か、ヤケに頭がくらくらする。状況は一向に変わらず】
【そろそろ深刻に拙いかなぁ、と思い始めたその時、唐突に花粉が降り止んで】

――――……あー……助かった。

【解放されれば右手を放して、彼はそんな不用意な言葉を溜め息混じりに吐き出した】
【そのままふらりと後方に倒れ込み、薄く黄色に染まった草原にその身を沈める――大分グロッキーなようで】
【久しく吸っていなかった新鮮な酸素を、目一杯に取り込んで。眉間を軽く押さえつつ】

あー――――いや、まあ、うん……。
確かにやり過ぎた感は否めないけれど、そこまでじゃないから、心配無いよ。

【妙にフローラルな香り。冴え出した頭が、「頭の花と感情とはリンクしているのでは」、と推論を立て】
【同時に湧き出した、僅かばかりの警戒心に眉を顰めるも。暫くして、どうやら何とも無いようだと安堵】

【掲げた左手をひらひらと振って、重症でない事をアピールして見せる】
18 :Are you enjoying the time of eve? [saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 20:06:17.12 ID:OOPLIjs0
>>16

"(我が主よ…………どう考えても、この話、怪しいぞ…………
だと言うに、何故引き受けた……!?)"

【青年が熟考する最中、一人ダハルは、誰にも気取られぬように眉を顰めた】
【出所のの怪しく、それでいて重大な話だ】
【無論、帰ってから当人と相談できるとはいえ――――】

あぁ…………そろそろお暇する
さっき言ってた『人探し』もそうだが、今からもう一つ、ちょっとした野暮用があってな…………
ダハル、戻れ
"了解だ。我が主よ"

【触手に引っかけていたサングラスを、再び嵌め直し、背中に現せていた触手達を引き戻す】
【青年の左袖に、再び何らかのしこりの様なふくらみが生まれる】

A型、と言うと…………使い捨てじゃない方か…………ありがたい…………!
そうだな…………奴への手土産に、もう一つあっても悪くない…………
なにせ、何時どんな怪我をするか分からない、物騒な世の中だ…………

【その顔に、軽い驚きを伴った笑みを浮かべながら、それを受け取る青年】
【――――重傷を負っているレイドへの手土産として、確かに悪くないものだ】
【無論、青年自身の言うとおり、いつ命にかかわる事態になるか知れたものではない世情故に、ありがたいものでもある】

んじゃ、そろそろ失礼するぜ
さっさとしないと、訪ね先で怒られるかも分からねぇからな……

【そう言うと、ソファーを辞して玄関へと向かう青年】
【呼びとめなければ、そのまま立ち去るだろう】
19 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 20:06:27.67 ID:BUmiyYg0
>>17

!?…だ、大丈夫か…?

【草原に倒れこんだ青年に、ゆっくりと顔を覗き込むように近づいていく】
【その表情はどこかゲッソリとした雰囲気を持ちつつ、薄笑いを浮かべている】

【歩く度に、頭の上から変なリーフグリーン色の粉が飛び散る】
【しかし今度はスッキリした香りが漂うだけで、害ある花粉は飛んでいない】
【うん、これは本当によかった】

【むしろこの香り、吸っているとどんどん気が楽になっていくかもしれない】
【逆に先程の花粉の影響が薄れ始めて行くだろう】

…良かった…。

【近づくと同時に、安堵の笑みを浮かべる少女】
【自分がやった事の重大さに気づいているのかどうやら…】
20 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 20:22:55.76 ID:BUmiyYg0
>>18

イエ、サヨウナラ〜

【彼らは狭い家ながら、玄関まで青年と使い魔を送る】
【少なからず誠意の現れであり、疑う必要は無いだろう】

―――ソウダ!宜シケレバ君ノ名前ヲ聞カセテ頂ケルカナ…?
私ハ天華会<m一筒<fス、以後マタ会ウ機会ガアリマシタラー。

【天華会=c櫻の国に僅かでも熟知している者なら、それが大型闇商会の名前であると感づくかもしれない】
【最も、知識が無ければ単なる商人同会にしか感じられないだろうが…】

【また、もし青年が天華会を知っているのなら、自分から闇商会に所属している事を打ち明けた部分も疑う点だ】
【あえて先に名乗り自身の“逃げ道”を塞いだのか、それとも何か別の腹があるのだろうか…】




【そして、青年が去った後】

【青年が名前を名乗る、名乗らないにせよ、彼らは玄関で話を始めた】

『アノ使い魔…我々ノ目的ニ気ヅイテイタ可能性ガアルカト…』

ヤハリ、ソウナノカ…君ノ能力ハ信頼スルガ…最大ノ正念場ハココカラダナ…

【人工宝玉=\――彼らはそれに、何を見出しているのか―――】

/1日中お疲れ様でしたーっつーか有難う御座いましたー!!
/マジこんなに付き合っていただいて、projectXみたいな絡みにしちゃってスイマセン…
/楽しかったです!!
21 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 20:27:51.50 ID:lKlFaoDO
【公園】

【クリスマス…それは愛の行事】
【愛する家族と、愛する友人と、そして愛する恋人と…皆、愛する者と夜を過ごす】
【ここにも一人、恋人と愛を語り合う男がいた】

【蝶が描かれたトレーナーにポケットの多いズボン、目にかかる黒髪に二本のアホ毛が触角の様に揺れる長身猫背で左目に眼帯を着けた青年が、ベンチに座り、テーブルの向かいの女性と楽しげに語り合っている】
【辺りに人はいなく、明かりは小さな街灯の光のみ】
【少し寒いが二人の間では些細な物、白く息を漏らしながら二人は幸せそうにお喋りを――――】



―――という夢を見たんだ………
【―――という夢でしたとさ】

【当然彼の目の前に恋人などいなく、彼はただ黙って組んだ指に頭を乗せて俯いていた】

…このまま凍死しようかな……
【それはまるで―――まるで…】
【まるでなんか、見たまんまな悲しい背中である】
22 :Are you enjoying the time of eve? [saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 20:37:56.60 ID:OOPLIjs0
>>20

名前……?
ま、逃げ隠れしてる立場ではあるが、名乗っても構わないか?
――――俺はアストラ=O=ヴェイス…………ただのケチなチンピラだ

【問われるままに名を名乗る青年――――アストラ】
【櫻の国については、彼自身大した知識がなかったので、天華会≠フ名乗りに訝しむ事も無かった】

んじゃな…………メリークリスマス

【簡単な挨拶を残し、アストラは外へと出て行った】



"我が主よ…………"
分かってる…………人の手で、宝玉を作り出す…………これは危険な事だって言いたいんだろ?
大体、もっとも大事な「宝玉を作り出して『何に使うのか』」って部分、俺たちは何も聞いちゃあいねぇ……あの状況じゃ、あれ以上突っ込めなかったって言うべきだけどよ

【人気も絶えた夜の道を、歩きながらも二人は会話を続ける】

――――レイドなら、もっと上手く話を進められたんだろうけどよ…………
うっかり、こいつを貰って『借り』を作っちまったしな…………

【最初は、その有効性に驚きながらも喜んで受け取った、人工宝玉】
【しかし、今になって頭を冷やして考えてみると、それを受け取ったと言う事は、相手の話を断りにくい状況を作ってしまったとも言える】

ま、帰ったらレイドと要相談だな…………
それよりも、今の俺たちにはやる事がある…………そうだろ?
"確かに…………それもそうだな。急ごう我が主よ"

【既に夜も更け、不必要になってなお掛け続けているサングラスの奥で、その瞳を鈍く光らせながら、アストラは足を速めた】

【――――数時間後】

【『ギャラレッガ機械店』と書かれた看板を掲げた、小さな店の前にアストラは居た】

「あなたが、アーディンの旦那の話してたアストラさん? 随分遅かったじゃない」
悪ぃな…………ちょいと途中で野暮用に引っ掛かってよ

【受け答えをしているのは、青の作業ツナギに身を包んで、栗色のポニーテールに眼鏡をかけた、切れ長で涼しげな眼の女】

「ま、ともかく入りなさいな…………詳しい話、聞かせてもらうからさ」
あぁ…………失礼するぜ

【――――千丈の堤も、蝋蟻の一穴より潰ゆ】
【絶望的な反攻を、より確かなものとするために、彼等は目立たない様に、かつ確実に動き始めていた】

/乙でしたー!
23 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 20:38:20.91 ID:aC5d3kSO
>>19

大丈夫、問題は無いよ……一応、ねー。

【幾度か深呼吸を繰り返すと、大分身体が楽になったようで。淡い笑みを浮かべて返し】
【グリーンの粒子が、多分に快復に役立った事は言うまでも無いだろう】
【一つ息を吸う度に、香気が涼感を伴って気道を通り抜け。先程の花粉に汚染された肺を、洗われるようだった】

【眩暈にも似た不快感もすっかり和らいだのを確認すると、彼はハンド・スプリングの要領で一気に跳ね起き】
【「この通りだよ」と、軽くガッツポーズ。どうやら、痩せ我慢でなく本当に大丈夫らしい】
【まあ、先程までの態度は確実な痩せ我慢だったのだが。そこら辺は、知らぬが仏】

……まあ、この位でどうにかなる程、ヤワに出来てはいないからね。

【きりっ】
【と、どや顔で語る様子はさておいて。罪を憎んで何とやら、終わり良ければ全て良し】
【特に少女に責任を追及する事もなく、彼は先程の事柄をお気楽に受け流して】
24 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 20:44:39.85 ID:CpUWWhoo
>>21


【どこからか、流れ込んでくる調が一つ】

【――――……それは、クリスマスに浮かれるシャンソンの響きに似た、耳に心地よい音色で
どこかの幸せそうな商店街から迷い込んできたのか、と思いそうな歌声≠ナ】

【天使の謳う賛美歌のような、クリスマスの唄が、静かに聞こえてくるだろう】


――――――――♪


【視線を上げてみれば、その俯いた頭を上げてみれば
声の主が――――今、まさにジングルベル≠唄っているだろう】

【翡翠色の長髪を、軽くリボンでまとめ、サイドテールを下ろした
髪の毛と同じ、透き通るような瞳が特徴的な少女
大き目のパーカーローブをオフショルのように胸元で止め、水着のような黒のバックレスインナー
ミニスカから零れ出る素足が綺麗な、掌サイズの揉みしだきやすい乳をしている】

【彼女は、まるで彼が寝ている≠ニでも思っているのだろうか
瞼を閉じて、その声を、夜へと響き渡らせている】
25 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 20:51:46.67 ID:lKlFaoDO
>>24
………………………
【突然、耳に入ってきた綺麗な歌声】
【透き通るような声が、絶望の真っ只中の彼の心に染み込んで、惹かれるように顔を上げる】

【顔を上げれば、その歌声を響かせる少女が目に入る】
【彼から見たその様子はまるで、死に際の夢か幻のように思えて】

―――来世は頑張ろう
【かれの絶望は、諦めへと駄目昇華した】
26 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 20:52:15.64 ID:BUmiyYg0
>>23

(種族が違うのに…素敵な人ね…ありがとう)

【自分の事を省みずに、むしろ健気に振舞ってくれる】
【心配を気遣ったガッツポーズ、どや顔で後は何も追及しない】
【そのサッパリとした性格に、少女は信頼感情を覚えた】

………あ…。

私、そろそろ眠くなってきたなぁ〜…。

【蕾が、先程と比べてどんどん萎み始めている】
【どうやら少女は、今日の明け方の夜のように、間もなく眠りにつくつもりなのだろう】

寝る前に一言だけ…
こちらへは確か仕事で参られたんですよね…?
それ…まさか機関に関わる事、ですか―――?

【機関は昼の国を制圧したもの、一般人は攻撃していなかった】
【しかし、国交を断絶するのはお友達≠ェ欲しい彼女には辛いこと】
【複雑な感情を抱いているのだろう】
27 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:09:01.92 ID:CpUWWhoo
>>25

【C、F、Dと聞きなれたサビをつむぎながら、静かに瞼を開けると
目の前の彼へと視線が交錯した――――……そして、彼が紡ぐ、辞世の句】


――――……!!あ、あの!!い、いきなり――――……っ!!


【彼女のソプラノのトーンがビブラートを響かせる、目の前で起きた一つの誕生と破局に
瞼をパチクリパチクリ、まるで音が響きそうなぐらい、激しく――――その、ピンと映え揃った睫を揺らしながら
状況が良く飲み込めないのだが、このままではいけないと、一つ、深呼吸】


ふぅ……こ、こんな所で寝てたら――――風邪ひきますよー
クリスマスにお亡くなりになるだなんて、フランダースの犬じゃないんですから


【ベンチに座っている彼の正面へと立ち、座っている彼と視線を合わせるため――――ほんの少しだけ、膝を屈め
くっきりと深い陰影を含んだ写し鏡のような翡翠色の瞳のコントラストを強調しながら
ふわふわ、と風に漂う羽毛が如く、微笑を浮かべて】

【言葉の旋律は、まるで、作り物の彫刻のように、出来すぎて――――そして、それでいて、とても温もりがあって
それはまさに、何かしらの犠牲が在るからこそ、初めて得られるほどの、それで
子守唄のように、貴方の心を落ち着かせていくかもしれない、良いことかは、分からないけど…/・】
28 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 21:25:59.71 ID:lKlFaoDO
>>27
…寝てません…いや…そろそろ寝ようとしてましたが……
【少女と交わらせるその目は、とてもとても暗くて、軽く微笑んではいるが希望は無い】
【寝ようとしてた、と言うのも絶対に良い意味ではないだろう】

…優しさが心に痛い……いえ、嬉しいですけど
【また頭を俯かせ、ズゥンと沈んだ】
【さながら今の彼の心はマリアナ海溝、今の夜空より真っ暗な沈み様である】

…あ…こんばんは……俺は羽民蟲舶(はたみこはく)と言います…
【何故かこのタイミングで自己紹介、大丈夫か】
29 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:27:35.64 ID:bErvWESO
/コニスの人はおりますかい?
/護の中ですが
30 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 21:30:25.20 ID:Db54VOo0
【魔術協会=\―――広場】
【鏤められた淡雪が、街灯と月光を跳ね返して、幻想的な……――宛らダイアモンドダストの光輝を纏う其処で】
【一人の少女が、傘も差さず、有るがままに、白に塗れて、原始的な舞いを踊っていた】

……『神の子』の生誕を祝うと言う事は、つまり。
天にまします何とやらの存在の、根本的な欠陥……――要する事に、魅力の無さを示していまして…ふ、ふ。

【其れは、雨雲の色を研ぎ澄ましたような、銀に近い煌めく灰色のストレート・ヘアを、長めのポニーテールで纏めた少女】
【瞳は刹那的に輝く夕暮れの茜色、背丈は約148cm、小柄かつ細身、外見の年齢は13歳程度、だろうか】
【服装は制服ブレザー、黒が紫がかった、ちょっとオバサン臭い色のスカートは際どい短さで、校章部に“魔術協会”の紋章】
【其処から下は、ほっそりとした上等な脚線美の白い素足に、何故か―――紅い鼻緒で一本歯の、高下駄である】


 まぁ――――天魔外道の身だからこそ、楽しめる日も有るのです。


【先程から、艶やかなソプラノヴォイス――――森閑とした中で響く、囀りの様な美しさを持った声で、彼女は謳う様に呟いている】
【ひらり、蝶の様に舞う左手。はらり、その身に風を孕み散る華の様に、凍り付いた大気の中を、流麗に泳ぐ右手】
【満月の宴には些かばかりの遅刻と言わざるを得ないが、『花鳥風月』――――ともすればそんな例えが似逢わないとも言えなくは無い光景】
【……―――場所が場所、時間が時間。面倒が重なって、ニューウェーブの不審者にも、見えなくはない人物、ではあるけど。】
31 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 21:33:55.80 ID:aC5d3kSO
>>26

【当の本人は、そんな事は露も知らないといった顔。飄々とした笑みを浮かべて、事もなげに】
【根っから人が好いのであろうか、或いは単に馬鹿なのか、判断に困る所である】
【だが何方にしろ、湿っぽさとは無縁そうな性格では有った。】

―――……え、マジで。……風邪とか、引かない?
いや、うん。幾ら年中昼だからって、結構ツラいような気がするんだよ、ねー……

【愚問だ。先程まで熟睡していた所を見れば、直ぐにそんな事は無かろうと気付くだろうに】
【この期に及んで一本抜けた気性は変わらず。先程放り出したジャケットを取って来て、そんな事を問うて】

……ん、違うよ?あの人達の検問を潜るのは、大分骨だったけれど、ねー……。

【続けて返した答えは、特に機関とは関係していない、という物だった】
【検閲を潜る必要性が有るというコトを鑑みれば、どちらにしろろくな物では無いとも分かるだろうが】
32 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:36:55.49 ID:CpUWWhoo
>>28

【貴方の言葉を聴きながら、何とかフォローの言葉を捜す彼女
うんしょ、と言った、脳を回転させる声が仄かに零れてくる辺り、大分苦戦しているご様子】

【えっと、えっと、と漏らす言葉は、今にも目を回してきゅーっと倒れそうな、彼女の苦悩を端的に示しながら
頭を俯かせた彼を見て、更に焦る焦る】


――――……こら、人の好意は素直に受け取りなさい
それに、そんなに下ばっかり向いてちゃ、何かにぶつかっちゃいますよ?


【もう、と一つ言葉を漏らしながら、ちっちゃな両手で彼のほっぺたを摘みながら
ぐぃーっと俯いている彼の顔を、上へと上げようとするだろう
真剣に眺めれば分かることだが、身長は140cmの半ばぐらいか、多く見積もっても中学生ぐらいだ】


あ、私はヴァニラです、ヴァニラ・ハーマイオニー
――――宜しくですよ、蟲舶さん


【まるで、水面を刎ねる水滴のように、夜へと波紋を拡げる、彼女の声は
聞き取りやすく、彼女もまた、意識しているのか、優しげな温もりを含んでいるようにも思える
――――それが、通じるかは、彼女のコミニュケーション能力によるのだが】

33 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:40:18.48 ID:grE6Kk2o
>>30
【協会の広場を本を持って歩く少女がいる】
【まあ―――実を言うと二十歳であるが、見た目は中学程度だから問題はない】
【服装は所謂ゴスロリ、只平時と違い、白を基調としているため、ロリータと言う方が正しいか】
【足を彩るのは何時もよりもなお紅く見えるエナメルのブーツ】
【ちょうど、クリスマスカラーであった】
【其の少女はひょこひょこと機嫌よさ気に歩く】
【高らかに、よく響くソプラノを広場に響かせて】

Old King Cole was a merry old soul(オールド・キング・コールは愉快なお方)
And a merry old soul was he;(愉快なお方はコール王)
He called for his pipe, and he called for his bowl(パイプを持って越させ ボールを持って来させ)
And he called for his fiddlers three.(ついでに三人のバイオリン弾きを連れて来させた)
Every fiddler he had a fiddle,(バイオリン弾きは一つづつバイオリンを持ち)
And a very fine fiddle had he;(一つづつのバイオリンをバイオリン弾きが持った)
Oh there's none so rare, as can compare(どれもこれも比べようも無く素敵に見える)
With King Cole and his fiddlers three.(コール王とバイオリン弾きとバイオリン)

【ナーサリーライムの中でも特に長く歌われている一節、オールド・キング・コール】
【陽気な其のメロディは、クリスマスのこの浮ついた雰囲気にはよく似合っている】
【そして、無意識に黒い魔翌力が周囲に散り、華のように舞っている】
【その声は、少女の舞に重なるように、響きわたっていくだろうか?】
34 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:42:29.73 ID:NUsNbZko
>>30

…あ、もうこんな時間だ…そろそろあがる時間じゃねーか
今日もお疲れ様…クリスマスってこの世界でも楽しむ行事なんだな、こういう文化は案外俺の世界と一緒じゃん

【そこにシャン、と霜柱を踏む心地よい音とともに現れる者がいる】
【現れたのはさらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【白い襟をはみ出させた紺色の堅苦しい制服の上下に胸に魔術協会のロゴの形になったバッジに赤いスニーカー、首には季節に合った赤いマフラーを巻いている青年】

【制服には見覚えがある…この制服は『魔術協会』警備員の着る制服か、だいぶ真新しく新入りっぽい】

って、あれ…?なんかずいぶん寒そうな服だなあ…
おい、そこで何してるんだ?一応門限は過ぎてるぞ

【ライトを向けると、少女のシルエットが見え、口を尖らせて近づいてくる】
35 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:43:27.97 ID:NUsNbZko
/おおっと、ここは引かせてもらった方がよろしそうザンス…
36 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:43:53.84 ID:grE6Kk2o
>>34
/ミーは複数でも構わんのヨー!
37 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 21:45:13.55 ID:BUmiyYg0
>>29
/ごめんなさい、今日は時間的に無理っぽいんで明日で大丈夫ですか…?
/明日居なければ今後は私が呼びかけます、呼びかけて貰ったのに御免なさい…。

>>31

そう、機関の人じゃなかったのね…良かった…

【2回頷くと、少女は地面にぺたりと横たわる】

私は大丈夫だよ…私は…
 
この国も、この草も、この天気も大好きだから―――

――ありがとう、カイ
おやすみなさい、カイ

【そっと瞳を閉じ始めるフレア】
【このまま青年が何もしなければ、少女はゆっくりと眠りにつくであろう】
38 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 21:51:20.70 ID:bErvWESO
>>37
/了解!了解ですともっ!
/ではまた明日っ!
39 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 21:52:04.00 ID:lKlFaoDO
>>32
――――クリスマスプレゼントって、本当に欲しくなるのは貰えなくなってからですよね
【少女に顔を持ち上げられた彼が、しずかにそう呟いた】
【やさぐれた片目は、少女を直視せず…直視できず、下気味に逸らされて】

思えば何時でしょう、12くらいまででしたか、俺はまだサンタさんからプレゼントを貰っていました
その時は玩具やゲーム…きっと、その瞬間は欲しかった物を貰っていました
…でも、今になって解ります、本当にプレゼントして欲しいと思う物は到底無理な物で、きっと物理的には無理な物で、代わりにサンタさんは小さな頃に物理的なプレゼントをしてお茶を濁すのだと

…もしサンタさんがいて、俺にプレゼントをくれるといったなら俺はこう言います
『俺に来ることが無かった青春を下さい』、と…
【目を逸らしたまま、譫言をいうように、彼は言った】
【よく考えればクリスマスと言うのに煌びやかな場所とは言いがたいこんな場所、冬だと言うのに屋外に一人】
【まるで地獄を見てきたかのようなこんな捻くれた性格も、きっと今日と言う日に原因があるのだろう】
40 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 21:58:03.75 ID:BUmiyYg0
>>37
カイさんの方ごめんなさい!
ちょっと時間ヤバイんで落ちます!
申し訳ないんですが、最後は好きにまとめちゃって下さい!
41 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:01:38.90 ID:MvdG/NEo
【何処か】
【本当に何処の国と言うでもなく、平凡な街の中】

じんぐるべーじんぐるべーすずがーなるー、っと……
……あー、寒っ!!

いや冗談抜きに寒いんですけど何これ?やせ形の人間に対するお空の嫌がらせ?

【上機嫌に歌っていたかと思いきや、突然天候に文句を付ける】
【そんな忙しい人間が、通りを早足で歩いていた】
【手には何処かの買い物袋。透けて見えるのはラッピングされた大きめの箱】
【確りとクリスマスに溶け込んでいるようにも見えて】

ああもうやだ雪とかやだ引きこもりたい炬燵に引きこもりたい
それか春まで誰か抱き枕にしてベッドに引きこもりたい
もう何でもいいから外に出たくない寒い寒い寒い

【だんだんとネガティブな発言が増えていく、黒のラボコートに白手袋、眼鏡を掛けた女】
【緑髪緑眼、身長は175cm程と高め、線が細いのが離れていても良く分かる】
42 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:05:13.92 ID:CpUWWhoo
>>39

【――――……無言である、否、正確には言葉が浮かんでこないだけで、あるが
しゃんしゃん、と街から零れてくる聞きなれたクリスマスのポップスの音色が、妙に物悲しい
むにむにーっと、貴方のほっぺたを少し弄って、ため息を一つ】

【彼のほっぺたから手を離し、数歩後方に下がり――――……静かに瞼を閉じて
右手をその、ややおっきめの胸に当てて、数泊、リズムを置いた】


――――……Urban Hymns


【零した言葉は、まるでお手本のような、一紡ぎの言の葉で
どこからともなく、街から零れてくる音色をかき消すように、重なるように、手拍子の音が聞こえてくる
そして、それに重ねられる、一つの重なった、楽器の音色】


――――――――……♪


【彼女が紡ぐ旋律は、楽譜の上で踊って、はじけて、夜へと溶け込み、貴方へと流れ込んでくるだろう
上手く場が整っていたのなら、きっと――――どんな心でも解す、ほどに
口ずさみやすいコードに唄われた詩は、優しい響きを含んでいて】

【Do They Know its Christmas≠ニ冠されたその曲はきっと、彼を元気付けようと歌われたのだろうか
尤も、クリスマスの詩を歌う辺り、少々心遣いが足りない気がしないでもない
一通り唄い終わると、彼女は再び貴方へと近づいていって】


――――……だったら、今からでも遅くは無いです
今夜一晩だけ、私が貴方のサンタさんになるのですよ


【くしゃ、と顔をほころばせて、微笑みかける彼女は――――……まあ、悪意はなさそうである】
43 :Are you enjoying the time of eve? [sage saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:10:41.95 ID:IlpbZaQ0
【公園】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】

今日の今日とて研究の手を止める事あらず・・・か
まぁ特に用があるわけでもなし・・・それに何より遊び呆けてる時間も無い、か

【降りしきる雪の空の下、その手に複数の紙を持って】
【先ほど発した台詞とは別にブツブツと呪文のような何かを呟いている】
【先ほどの台詞からするに何らかの研究なのかもしれない】
44 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 22:11:27.85 ID:Db54VOo0

>>33

………――歌詞には、左程風情は御座いませんね。
声自体は宜しいですが…紙吹雪は、これ以上要りませんよ?
そのようなモノは、『無駄』や『無意味』では無く、『邪魔』でして、ね。

【半ば氷菓の状態となった雪を、さくさくと一本歯で踏みつけながら、この少女は『沈み込む』事と無縁である】
【色々な意味で、浮いている≠ゥと思わせるような雰囲気は、一種超然として、人間らしいとも思えない】
【暫くの間は、つむじ風のように現れたバック・コーラスを、少し前に聞かれた虫の唄と同じ様に、気に留めずに扱っていた様だが】
【其れに、一区切りがつくと――――振り向くと同時。彼女は一度足を止め、大きさの割には通りの良い声で、批評の言葉を投げかけた】
【要するに、歌は総合して及第点だが、風に揺蕩う黒の華が、彼女の視覚からしてみると、気に入らないモノに映るらしい】

……年甲斐も無い格好。

【そして、ぼつり――――くすり、と妖艶な笑みを浮かべながら、彼女はひとつ口にした】
【悪意と言うよりは、悪戯心から出た言葉。確かに、中学生が着用するにしても、幼く見える趣味で構築された衣服やも知れぬが】
【『少女』の実年齢が、若しかすればちょっとした誤解≠招く事になる可能性は否定できない、か】

>>34

……大部分の研究棟はまだ開いて居りますよ…研究者は、眠りに見放された人種ですから、ね?
然し、この凍空の下、警備とは殊勝……――其処のお坊ちゃまには、実によく似合っております…ふ、ふふ。
大方、性夜……ああ失礼、聖夜を共にする方はいらっしゃらないのでは?

【――――妖しい眼だけを其方に向けて紡ぐのは、かなり酷い『毒舌』である】
【かと言って、悪意の類は、違和感を抱くかも知れない程に含まれていない視線は、日常会話に注がれる其れそのもの】
【これで、「こんばんは」とでも言っているかのような調子で、詩人的な抑揚を与えられた声は寒空に拡がっていく】

あ、そう言えばそう言えば………先々週の土曜日に、顔ぐらいは拝見した様な気がしますね。

【話題を切り替えるつもりが有ったかは不明だが、終いにはそんな問いが飛び出した】
【――――彼女が口にした其の日、この『協会』で、起きた事件と言えば……?】
45 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:11:38.43 ID:aC5d3kSO
>>37

ああ、至って普通の何でも屋さん、さー。最低限、仕事を選ぶ位の節操は有るよ。

【「厄介払いで纏めて始末されちゃ、堪んないしね」と呟いて。機関に対して、好い感情は持っていないよう】
【先の粒子ですっかり無害化された、花粉の残滓を軽く払って。ジャケットを羽織ると、ひらりと左手を上げる】

そっか、なら良かった。

それじゃあお休み、フレア。好い夢をね?
――――縁が有ったらまた何時か、何処かで。

【踵を返して、右の手袋を拾い上げ。掲げた左手を後ろ手に振りつつ、彼は足早に歩き出す】
【微睡みの舟を漕ぎ出す少女に、再会を願う挨拶を残し。やがてその姿は遠ざかり、次第に小さくなってゆくだろう】
//二日間お疲れ様でした、有り難うございましたー!
46 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:17:04.06 ID:grE6Kk2o
>>34
【人に気が付き、唄を止める】
【振り返ると同時、縦ロールにした金髪がさらり、と流れる】
【パッと見は豪奢なお嬢様スタイルである】
【そして、少女は何処にも魔術協会所属のバッジを付けていない】
【どうやら図書館の利用者で有ったようだ】
【警備員の方を向き、微笑んで言う】

こんな日にも警備お疲れ様ですの。
そして、メリー・クリスマスッ!

【両手をパンッ!と合わせると、魔翌力が反応し色とりどりの火花がクラッカーのように舞う】

>>44
【両手を打ち鳴らし、舞う火花の中で少女はその言葉を聞く】

今日の私は機嫌がいいですのよ、聴衆のそのような言葉にも負けませんわ!
それに、歌うとどうしても魔翌力が出ちゃう体質ですのよ……。

【苦笑し言う】
【唄を止めると、すぐさま花は消え去った】
【そして、少女の口にしたこの言葉に、びくんっ!と反応をする】

なッ――――!
私別に痛い子ではございませんわッ!
別に、近所のおばさんがたに、「あの子はいっつも変な格好して、変なコト言ってるわねぇ」とか言われてません物ッ!
心はいつまでも少女ですもの、問題有りませんわっ!

【大自爆である】
47 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 22:19:10.33 ID:lKlFaoDO
>>42
【彼女の口から流れる歌声を、ただ黙って聴いていた】
【最初は捻くれて、だんだんそれも解けてきて】
【気付けば、目の前が曇ってきて】

【思えば、自分はどうだ?】
【ただ頑張った気でいて、小さな事で諦めて、絶望して、それを周りにぶつけて】
【誰にも迷惑をかけてないと思ってた、自分はこれだけ辛いのだからそれくらいいいと思ってた】
【だけど、それでいい筈がないと、いい筈である訳がないと】
【自分はそんな人間になりたかったのかと、今自分を励まそうとしている少女を見て】

……すみません…その………
…すみません…初対面の方に気を使わせてしまいすみません…
【俯かせた顔の、閉じた目から暖かい水滴を落として、蚊の鳴くような声でそう言った】
48 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:20:27.94 ID:4nZScgIo
【街中】

ホゥホゥホゥー
ジングルベル〜ジングルベール鈴が鳴るー

【街中に陽気な笑い声を発しながら歩いてくる男が一人】
【その男は青年とも成人とも似つかない顔立ちで、右目は青い色、左目は赤色】
【右半身は白のトリミングのある赤い服】
【右半身は同じく白いトリミングがあるものの黒色で染まっており】
【赤色のナイトキャップ姿で白ひげを生やして、背には白いパンパンに張った大きな袋を2つ担いでいた】

ホゥホゥホゥー
皆良い子にしてきたかい?

【クリスマスムードの人ごみを颯爽と歩くその男は】
【背に背負った1つの袋から獣の匂いを撒き散らしている事さえも忘れられるような】
【まさしく、本物のサンタさんの様な雰囲気を出していた】
49 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:28:30.16 ID:CpUWWhoo
>>47

【彼のその言葉を聴き、彼女も安心したのか、少し微笑みのコントラストを強めて
そして、彼が落とした水滴に気づいたのか、ポケットからハンカチを取り出し、彼の瞳に触れようとする】


気にしないでくださいな、こんな唄で良ければ、いくらでも唄えます
――――……これぐらいしか、得意なことありませんし


【少々恥ずかしげに、ほっぺたを掻いて――――……苦笑いする彼女は
てくてく、と動いて、彼の直ぐ側に座ろうとするだろう
こんな時に気の利いた言葉一つ、かけれないのは――――きっと、不必要、だと感じているから、か】
50 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:37:27.38 ID:NUsNbZko
>>44
【こんばんわ、と律儀に頭を下げると、右手で首のマフラーを持ちながら彼は呟く】

…?ああ…俺この辺りに来てまだ日が浅いからね
今日は稼いでその辺の騒いでいる酒場で一杯…なーんてのを考えてたけど…
そちらは?お嬢ちゃんのほうもいないっぽい?

【口を尖らせながら、キョトンとした様子でそう返してくる…特に毒舌を気にしている様子はない】
【首のあたりをコキリ、と鳴らすと彼は脚の方に指を差し】

…雪降り始めてるのにそんな寒そうな脚で大丈夫?結構イカした下駄だなあと思うけど
なんか骨法使いみたいな高下駄だよな、重力の流れだけでほとんど足に負担をかけずに歩くみたいな

それに…ああ、この間のアルバレストのシャウラとかライブラが襲って来た時にいたっけ
この間…そう、なんか羽が生えていた気がするけど、あれお前の能力か?
とりあえずあれから時間たつけど、怪我はないか?

【結構真剣な顔で、相手を気遣っているのか…そんな事を聞いてくる】

>>46

…縦ロールだ、初めてみた…結構おしゃれだね
女の子ってやっぱりおしゃれに気を使うのか…両者好みは全然違うようだけど
うん、メリークリスマス…給料日が楽しみだ

【まず縦ロールの少女の方を向きながら、一瞬高下駄の少女に視線を戻してからまた縦ロールの少女に目を向ける】
【と、少女の拍手とともに空を彩る火花が勢いよく現れた事にビクゥ!と驚きながら】

…な、何!?…ああ、そりゃあ魔術くらい使うよな…
いい魔術だなあ、俺もそういう派手な魔術使えるようになると楽しいかもしれない

まあ、俺つい最近魔術協会に入ったばっかりで…俺自身は魔術はまだ何一つ使えないけど
魔術なんて初めてみた、俺たちこれまでいろいろ冒険してきたけど魔術には意外と触れた事ないんだよなあ…

【頭をかきながら、色とりどりの火花を、雪の中を元気に駆け回る子犬のように嬉しそうに辺りを回る】
【どうやら彼は魔術自体めったに見る事はなかったらしく、心から感心しているようだ】
51 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 22:44:47.06 ID:lKlFaoDO
>>49
…俺は…甘えてました…
自分で頑張った気でいて、勝手に挫折して…
…小さな問題で、こんな風に悩んで……俺はとんでもない馬鹿です
【ヴァニラに拭き取られた涙の跡を顔に浮かべながら、静かに顔を上げて】
【少し冷たい風が吹いて、彼のアホ毛が揺れた】

…えっと…その…ありがとうございます…
…その…こんな俺を、励ましていただいて
【すぐ隣に座ったヴァニラに多少戸惑い、しどろもどろになりつつも】
【感謝の言葉を伝えた】

/すいません、風呂入ってきます
52 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 22:52:44.89 ID:CpUWWhoo
>>51

【風に靡く貴方の髪の毛に――――どこか危うげな貴方を重ねながら
貴方が紡ぐ感謝の言葉を、静かに飲み込んでいく】

【――――彼女が歌う、どんな唄よりも、心に溶けて、感じられるその言葉を
少し、羨ましそうに感じながら、彼女は言葉を紡ぐ】


どういたしまして、やっぱり、クリスマスは愉しむべきですよ
……それに、ほら蟲舶さんの笑顔も、見てみたいんです!


【じぃと、其方へと視線を向け、琥珀色の瞳の色を鮮やかに変えながら
貴方の笑顔を望むように、彼女も、少し微笑んで見せて】
53 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 22:54:25.08 ID:Db54VOo0
>46

……それは、遺伝子が不器用なのでしょう、ワタクシはそう思います。
今出した煩い光などは、賑々しく、余計な色も幾つか雑ざって中々でした。
………突き詰めれば、感覚的なモノは只の小道具、手段でしか無い、とも思いますが、ね。

【この少女が語る哲学らしき何かは、一応は細い芯が中心を貫いて居るものの、都合のいい可塑性を備えたモノである】
【詰まる所――――場当たり的に語られて、別の人に同じ事を聞かれたとすれば、180度とはいかずとも、転換してしまっているモノ】
【その部分は適当に聞き流すが善しとして、『遺伝子が不器用』などと語る彼女の口元は猫口に緩んで、愉悦を覚えている様にも見える】
【『お嬢様風』と言う外見的な符号に対する否定的な対応として、家柄≒遺伝子なんて発想に、ジャンプしてしまったのだろうか】
【――――少女に対して、眼に見える『興味』の表現。此処に来て、初めて其方へと歩を進め始め、可能であれば少女の3メートル程前へ】
【ざく、ざく、と踏み砕かれる雪の上にスタンプされるのは、細長い長方形の、ほぼ長方形のクレーターと化した靴跡である】

………ご愁傷様。菊なら、在庫が有りましてよ?
彼岸花は、また一年お待ち頂く事になりそうです、けど……ふ、ふ、ふふ………!

……とは言え、何時までも少女である事までは、否定しませんとも。

【そして―――――ニヤリ、柔らかで薄い、然し、満開満面の微笑みを咲かせた】
【歩きながら、嗤いに眼を細めて小さな弧を作りながら、偉そうに腕を組んで、声と言う名のメロディは、春風の如く熱っぽく、優しい】
【――――その優しい声で、酷薄と言わざるを得ない、装飾過多な台詞を吐き散らす】
【そうやって突き放したかと思えば、今度は引き付ける様な言葉を打ち出して、相手の注意を誘う】
【真意は、表に出さない。その場に応じて変質する、『悪戯』なる目的しか持たない言葉に、そもそもそんなモノは無い、けど】
【目的は飽くまでも、相手の反応を引き出すこと――――彼女からすれば、コトノハと言う手札を増やす、こと】

>>50

………ワタクシは、年に一度の夜は、玩具で遊ぶ主義なのですよ。
そして、面倒では在りますが、今晩は。

【時間軸としては、ゴスロリ少女に言葉をかけ終えてから―――くるり、と踵を廻らせ、少女は其方に向き直る】
【意味深かどうかは判断しかねるが、何かの含みが有る様な口調で応えてから、酷く面倒臭そうに思っていそうな、気の抜けた声の挨拶】
【言うなれば、「これから手作業で完全な日本地図を作って来て下さい」と宣告された様な、激しいのに、うっそりとした面倒臭さ】

……燃え上がる流星の子たるワタクシ、この程度で凍る血潮は一滴とて流れては居りませぬ。
そう、例えば、こーんな事をしたとしても、ね……。

【――――良い笑顔で、『限界』スレスレまで、両側のスカートの裾をたくし上げた】
【風に波打つ生地の隙間より、視てはいけない何かの一端が覗いてしまいそうな、タイトロープを渡るが如きスリル】
【本人としては、ごく自然なコミュニケーション動作の様に、臆面など欠片も無く―――此れも、相手を探る事が目的では在る、のだが】
【とはいえ今回は、居合わせた人間が三人。『悪戯』よりは、『会話』で潤いを得る事に主眼を置いている事も、事実】

…能力? ……ふふふ、其れはまた別に御座いまして、ね。
言うなればアレは、人に腕が二本脚が二本生えているのと同じように、ワタクシには当然二枚生えているモノ、です。
……先ずは、其れだけ。

【怪我♂]々については、何故か無視―――喰い付く話題は、徹底して翼】
【婉曲された言い方だが、極端に判り辛いと言う訳でも無く、隠すつもりは特に無い様子】
【深い意味は無く、ただ遊んでいる、と言う事は――――コトバよりも、貌に浮き上がる微笑が、雄弁に語っている事だろう】
54 :Are you enjoying the time of eve? [sage saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:03:10.13 ID:grE6Kk2o
>>50
【その言葉にくすりと笑みをこぼし】

ふふふっ!身だしなみ淑女の嗜みですもの。

【そして、自分の生み出した火花でそんなに反応してくれるのが嬉しいのか、二、三度手を打合せ、更に火花を生み出す】
【色とりどりのそれは、キラキラと輝き、宙を舞う】
【そして、其れに魔力を通し、目を瞑り集中】

むむむむむ……うう。

【しばらくすると火花がぐるぐると回転し、一つの形を創り上げた】
【回転する火花のクリスマスツリーである】

私、戦うのは苦手ですが、こう言うのは得意なんですの。

【両手をクリスマスツリーに翳し、形を制御している】
【ちらちら、と光が煌き、辺りを照らし出す】

>>53
い、いじめですの!?ドSですのね!ヒドイですの!
クリスマスなのに泣いてしまいますのよ!
いいじゃないですか、クリスマスですもの、多少のチープな飾りだって無いよりはマシ、ですわよ?

【其の遠慮なき言葉に涙目になる】
【少女は結構精神が打たれ弱い、結構ぐさぐさ刺さっている】
【ちなみに少女は只上流階級ぽい喋り方と見た目をした只のファミレス店員である】

グスッ、ひぐっ、ひどいですのよぉ……、そんな事言われると、心に刺さりますわ……。
うぅぅう、何時までも女の子ですのよ、私は。
そう、グスッご近所さんになんと言われようとも、この格好を貫きますとも!

【泣きながら言う】
【泣くと心が強く成るタイプのようであるが】
【少女のその年齢に反して凄まじく幼い肉体や、垂れ下がった眉や、揺れる瞳は】
【嗜虐心を煽るものであることは間違いないようであった】
【その間も、火花をクリスマスツリーの形には保っている】
55 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 23:20:33.26 ID:J45jiwY0
56 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:25:17.66 ID:NUsNbZko
>>53

…玩具で遊ぶ主義?サンタさんが来るのを待つって意味か?
夜寝る前に嬉々としてくつ下をぶら下げて置くって意味?

(…だとしたら…じゃあこの子サンタさん信じてるって事かなあ…)

【なんか言葉を受け取るごとにどんどん言葉通りに受け取った場合の憶測を頭の中で浮かべて行く】
【天然気味、そう、彼は天然気味な性格をしていると言う事が少しずつ分かってきそうな感じだ】
【極めて寒さには参っていないと言うのはなんとなくわかり、物静かな雰囲気とは裏腹に元気な子だなと青年は思ったが】

…へえ、寒さに強いん…うわ!?なーにやってるのさ!

【たじろいだ、最初だからかリアクションはそこまで大きくないが、確かに大きくたじろいだ】
【こういう行動で冷静さは崩さないまま、しかし彼的には驚くような行動をされるとこういうリアクションになるらしい】
【鼻の頭をかきながら、少し照れた様子を見せている…免疫は実は少ない】

で、当然のように二枚生えているモノ…?つまり、生まれついて羽が生えている種族なのか?
もう驚かないけど…翼人って事?でも、待てよ?その下駄とかを見ると…なんというか、天狗みたいな気がする

【…そして、何故か正解を連想する事の出来る青年…意外と察しはいい】

>>54

…やっぱそうなんだ…うーん、俺も最低限の身だしなみとかはちゃんと心がけてるけど
おっと、お二人さん初めまして、俺は剛田 剛太郎…剛太郎と普通に呼んでくれてもいいし
ゴウさんでもあだ名のジャイアンでも…好きに呼んでよ

【手を胸に当て、そう名のると彼はにっこりと大きく笑みを見せて印象のいい笑顔を見せてくる】
【続いて、縦ロールの少女の作りだす火花のクリスマスツリーを見て青年は少し姿勢を低くしながら近づき】
【横からじーっと見つめながら彼は少し手を伸ばし】

…あ、熱ッ!!…そりゃ熱いよな…しかし…へえ…
俺は戦いは子供のころから使ってた戦い方は使いやすいけど、戦うための魔術はホント覚え辛そうって引き気味だよ
こういうのがあるんだ…へえ、こう、こう形作るの?イメージとかで作るのかな…?

【…魔術協会の警備員ではあるが、どうも彼はここでの生徒でもあるらしく、嬉々としてやり方を覚えようとしている】
【それはそれはもう非常に興味を持っているらしい、ただ、やはりどうやって作るのかよくわからないらしい】
57 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 23:36:21.78 ID:lKlFaoDO
>>52
【向けられた笑顔は、自分には少し眩しくて】
【それに何だか、照れ臭くて、少しだけ顔を紅く染めて】

…え、笑顔…ですか…その…
【いつもは何気なくするような表情だが、いざ意識してするとなるとこれが難しい】
【ぎこちない感じで精一杯の笑顔を作り、ヴァニラに顔を向けて】

…こ、こうですか…?
【…少し、面白い顔になってしまった】

/ただいまっす
58 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/24(クリスマスイブ) 23:37:55.27 ID:Db54VOo0
>>54

『チープ』でも、『陳腐』で無ければ善し……と、此れが陳腐な台詞の例になってしまいます、か?
まあ、其れは兎に角……――涙は、此れで拭いて下さいまし。

【骨の浮いた細い指先で、つんつんと頭を叩いて、自問自答して見せる動作】
【相手のツリーが自分から見て如何な領域に在るかは敢えて語らず、自分の考え方の指針を示すのみで】
【また薄笑いを貼り付けて、頭蓋に触れていた右手を、懐の中から突っ込んで、ワカサギ釣りよろしく、パッと取り出す】
【それで、出てきたのは――――雪の絨毯と、月光のシャワーに挟まれて、鈍い光沢を放つ……カ メ ラ=z
 【――――デジタルビデオカメラ。人類種の英知と技術力の粋を尽くして造られたカメラ。そうどう見ても只のカメラです、本当に(ry)】
 【……どう頑張っても、慈母の様に眼を優しく撫でるハンケチの役割は果たさない】【然し、彼女は嗤っている、自信満々に】

まぁ、まぁ。あと10年もすれば立場も変わるでしょうから、置いておくとして。
……心臓と、面の皮の厚さは、宝物。其れだけは覚えても損は有りますまい、ね?

【――――フォローになっているとはとても思えないし、少女にはその心算は一抹とて無い】
【或いは、素直な賞賛と、共感。世間の隙間風に晒されても、煽られず、風化しない、孤高の一輪華の如き心意気への、熱い気持ち】
【但し、其れを口に出すことはせず――――それまた『本心』である、毒を含んだ嘲笑に紛れさせる事にする】
【それこそ、彼女の遣り方。スタイルなのかもしれない】【ひゅう、と。火花を煽る様に、少しだけ暖かな、小春の風が吹いた】
【……――湿り気も、温もりも、炎を潜り抜ければ溶けてしまいそうな、ささやかなモノ】

>>56

……生まれてこの方、靴下とは縁が無いのです。邪魔ですし。
それに三太夫だがゴールドクロスだか知りませんが、異世界の聖人は流石にこの世には……ねぇ?
あ、そうそう。贈答品に魔道具が欲しいのならば、中々に優秀な人をひとりふたりと、識っておりますよ。

【いまいち、噛み合わない―――或いは、会話の中で生まれる意思疎通の不協和音すら、愉しんでいる様子】
【然し、此方の場合は天然とは言い難く、わざとらしさの要素が目立つ印象、か】

………スカートの位置を、上方にずらしただけ、ですが。
生地の面積が減り、風が吹き上げる分、僅かばかりにでも涼しくなりますよ?

……ふむ、御名答…。中々如何して、一射で正鵠を得たモノですね。
これまで一発で当てた人間の傾向と容姿から察するに、櫻の出…?

【怜悧にして、平静――――何とも無し、といった具合の澄まし顔で、狼狽する青年を見据える】
【神秘的に揺らぐ茜色の瞳を、そわそわと浮ついた体で動かして見せて、スカートを再度上下させてみるも】
【己の正体を当てられて事については、驚くとは言わずとも、いちど小さく頷いて、多少なりとも認識を改めた素振り】
【カメラを持った手を口に宛がいつ、小さく首を傾げて、ひとつ問うた】
59 :Are you enjoying the time of eve? [sage saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:47:01.36 ID:grE6Kk2o
>>56
ゴウさんですわね!覚えましたわ!

【花のような笑みを返して言う】
【初対面であだ名で呼ぶ辺り、少女のフレンドリーさが分かるだろうか】
【そして、ツリーに手を伸ばす男を慌てて止めようとするも既に遅く】

まったく、もう。危ないですわよ、怪我はしないようにしては居ますが。

【男の魔術の使い方に対する問いに真面目な顔をして】

そう、ですわねえ……。
私の場合は、術式を二種類持ってるんですが、このぐらいのちょっとした物は、この子の力を借りれば詠唱なしで出来ますわね。

【鞄から鎖で封印された一冊の重々しい装丁の本を出して言う。】
【本からは封印されているにも関わらず弱い魔力が漏れている】

之は、私の場合になりますから、参考にはなりませんわよ?我流ですし。

【と、前置きを置き、右手の人差し指を立て、片目をつぶってレクチャー開始】

先ずは、頭の中で、何をしたいのかを考えますわね。
その次、其れをするための筋道を考えますわ。
そして、その次。その筋道を分かりやすく構成しなおす、ですわね。この時点で術式と言ってもいいかも知れません。
それで出来た筋道に、魔力を通していきますの。
魔力の練り方は、そうですわねぇ―――。
私の場合は、心のなかに一つの扉があって、其れをノックして開ける感覚でしょうか。
声を出したり、自分で何らかの動作を決めておくとやり安いかも知れませんわね。

【片目を開き、腕を下ろして裾をつまんで一礼】

―――拙い説明でしたが、いかがでしたでしょうか?

【その在り様は、なんちゃってお嬢様にはとても見えないであろう物であった】

//分割です
60 :Are you enjoying the time of eve? [sage saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:47:43.84 ID:grE6Kk2o
>>58
ふふ、そういう、陳腐さは嫌いではありませんわ。
嫌われるものこそに、美しさは有る、其れが私の持論ですの。

【そして、相手のその言葉に顔を上げて礼を言おうとし】
【硬直】

……?

【小首を傾げて、疑問の表情】

……カメラで拭けと?

【何故か其れがツボに入ったのか、突然くすくす笑い始めた】
【クリスマスの浮ついた雰囲気が、どんな悪ふざけも許してしまいそうで――】
【少女も又、その雰囲気に酔い、起こることはなさそうだ】

体は、弱いですけども、私は心は強い自信は有りますわ。
何時でも気高く咲き誇るのは淑女の嗜みですもの。
貴女も、その何でもいってしまうような性格は、悪く無いですわよ?

【暫く笑いが続き、笑顔のママ、そういう】
【淑女に生まれずとも、在り方だけは淑女でいよう――】
【そういう、信念であったかも知れない。それは恐らく多くの人には理解されないものではあるが】
【それでも、其れを貫くだけの、覚悟はあった】
61 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 23:52:32.67 ID:4nZScgIo
【街中】

ホゥホゥホゥー
ジングルベル〜ジングルベール鈴が鳴るー

【街中に陽気な笑い声を発しながら歩いてくる男が一人】
【その男は青年とも成人とも似つかない顔立ちで、右目は青い色、左目は赤色】
【右半身は白のトリミングのある赤い服】
【右半身は同じく白いトリミングがあるものの黒色で染まっており】
【赤色のナイトキャップ姿で白ひげを生やして、背には白いパンパンに張った大きな袋を2つ担いでいた】

今日は楽しいクリスマスー
ホゥホゥホゥーホゥホゥホゥ!

【クリスマスムードの人ごみを颯爽と歩くその男は】
【背に背負った1つの袋から獣の匂いを撒き散らしている事さえも忘れられるような】
【なんか、本物のサンタさんの様な雰囲気を出していた】

62 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/25(土) 00:07:39.61 ID:mRtBTT6o
>>58
【靴下と縁がない、履きなれた様子の下駄に再び目線が行った時どういう意味かはピンと来たようだ】

…ああ、下駄だから履く必要ないな…じゃあ靴は履かないんだ
クリスマスプレゼントに魔道具って結構素敵だよな、結構喜んで貰えそうだな…来年誰かにあげられるといいな
どんな人?名前くらいは覚えておきたいな

【…普段は誰かにあげていたのだろうか…今日は残念ながら誰にも上げる相手はいないけど、と呟く】
【続いてジャイアンは櫻の出?と少し首を傾げ…櫻の国に関しては勉強不足なのかもしれない、ともかくそこの出身という事はなさそうだ】

ううん、俺は日本人だよ
俺、5年くらい前から俺の国で起こってた行方不明事件…というか神隠しの事件をずっと追ってたんだ
みんなこの世界に飛ばされてきたって事はわかったのはよかったけど…そのかわり俺がここに飛ばされちまった

天狗の伝承は古くから日本にも伝わっててさ、この間の事件の時にちらりと見た羽の質感と、その下駄を見て
なんとなく天狗を連想したんだけど…そっか、大当たりなんだ
でも…この寒さでこれ以上涼しくなってどうするんだよ…それとも天狗にはこれくらいの気温じゃ寒いって感じないのか?

【うーん、と少し疑問そうな顔をすると彼は突然、姿勢を低くし、再度上下させているスカートと目線が同じ所まで片膝でしゃがむ】
【すると、彼はナチュラルに右手を伸ばし、そうして確認する事が当然だとでも言いたげに少女の左足のふくらはぎ辺りをすくい上げようとする】
【彼としては実際に手で触れてみて体温の違いでも探ろうと言うつもりなのだろうが…】

>>59

そうだよ、よろしくね
縦ロールのお嬢さんと天狗のお嬢さんはなんて名前なの?せっかくだから俺にも教えてよ

【フレンドリーなのは彼も同じ、と言う事でいいのだろうがその次に左の人差し指を魔術本に向ける】
【雰囲気、鎖に封印された外観からどうしても興味を引かれてしまうらしく、物おじせずハッキリと物事を質問してくる】

で、それは魔道書?図書室にもこんな質感の本っていっぱいあったけど…この本は特に重々しいな
なんかスッキリするような匂いがするって言うか…一方で鎖に縛られなきゃいけないほど危ない品なのかな?とか

【そして彼女がレクチャーしてくれるらしい事が分かると彼は真剣に言葉を聞き術式の使い方を学ぼうとする】
【我流とは言うが、だいたいのイメージから自分も何かつかめるかもしれないと思ったらしい】
【使えるかもしれない知識なら得よう、お前の物はとりあえず俺の物にしてこそ話は始まるとでも言いたげに真剣に考え始める】

頭の中でイメージ…筋道作って整理して…魔翌力を練る?
その魔翌力を練るってのがまだイマイチ分からないんだよ、魔翌力って言われてもどうすればいいのか
心の中の扉を…ノックして開ける?…うん、ちょっとワクワクするかも知れない

【ワクワクする、というのはどういう意味だろうか?】
【ノックして開けるという感覚に何かワクワクしたらしく、それから何かを掴めるかもしれないと考えたらしい】
【だが…すぐに苦い顔になるのはよく分かってはいないと言う事らしい】
63 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/25(土) 00:27:29.01 ID:geGK8iE0
>>59-60

………あな、わびし。
泣いている事が前提でした、のに……まぁ、良いでしょう。

【一方、此方が抱くのは、僅かに燻る不満――――どうやら、まだ何か、仕込んでいた様だが】
【笑わせてしまった、と言うただ一点の失策、ただ一つの虫食いから、その基礎は崩れてしまった】
【此の時はぷい、とそっぽを向いて、悪口と言うよりは、陰口を叩いてみる】

性格? ……飛んでも無い、これは本能ですよ。止められない止める気に成れない。
そして幾ら褒めたとしても、ワタクシのワタクシを愛する事には、及ばないのですから……ふ、ふふ。
何はともあれ、道端に根を張る大根の様な、場違いな心意気………宜しい、大変宜しい。正道で無いから、面白い…。

【所謂『デレ』期に入った、と言う事でも無さそうだが―――明らかに、最初よりは打ち解けている】【打ち解けられる】
【然し、何処まで行っても、彼女が語るところの本能≠ネる部分が、蜜に並行して毒を吐かせる】
【淑女に対して使うには、余りに不適格で滅茶苦茶な比喩表現が、それを如実に表している】
【――――何処まで行っても、結局は天狗。少なくとも、今宵は。】

……それにしても、術式を「音」として体系化する人間が、『他にも』居たのですね。
中々如何して安定せぬもので、魔道具か、少々特殊な才能が無ければ、十二分の扱いは難しい、とも言われておりますが…。

【そして、またひとつ質問―――今度は、『魔術師』としての見地から、相手を切り崩していこうと】
【興味を誘うような言葉を、差し詰めルアーよろしく盛り込みながら、月影が切り取る少女の姿を、じっ、と凝視し始めた】
【この場合の『音』とは、先ほどの歌唱の事だと解釈して、相違は無いだろう】


>>62

……「断華 花那(たちばな かな)」。
「753(シチゴサン、断じてなごさんではない)研究室」の室長として、少なくともその手腕は評価されております。
其れと同時に、魔術的にはワタクシの……まぁ、『師』なのでしょうね、書いて字のままの、教師。

【数秒熟考した後、名前だけで無く、部屋まで―――恐らく、此れは彼女としては珍しい、心配からの配慮である】
【どちらかと言えば、変人として名の通っている断華の風評を、青年の耳に流し込みたく無い、と言った方向性ではある、が】
【詳しく教えた≠ニ言う結果自体は、その裏に通っている筋が何であろうと、変わりは無かろう】

………神隠し=H ……其れこそ天狗の領分、心惹かれるモノが有ります、ね。
そして、「日本」、と………。ふむふむ、詳しく聞かせて頂きたいもの。

【青年の動作に対しては、僅かに身じろぎ≠轤オき素振りを見せたが―――其れ以上は、不動である】
【この時点では、何事も無いかのように、その身に触れられる事を許していたが】
【適当なところ≠ナ、左足を鞭の様に振り乱し、青年の手を払おうと試みてから、右足で背後にトン、と跳ねる】
【なお、この天狗の肌は、非常に暖かい】【汗一つかかないのに、冷たい雫が所々へばり付いているのは、きっと雪が触れて直ぐ溶けたから】

……貴方の様なヘンタイさんには、その位の義務は有りましょう?
ワタクシの肢で、100年分の多幸を与えたのですよ……ふふ。

【そして、見下ろし加減に―――非難と罵倒の棘を声に差し込み、交換条件を押し付ける形で、話の催促】
【殆ど破裂音と化した小さな笑いには、余り性質の良く無いモノが含まれている気がしてならない】
【そう言えば、名乗りの話は、こっそりとスルーしていたり】
64 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/25(土) 00:35:08.87 ID:ks/jZPso
【聖都、勝利王神殿前】


………こっちに運んで。奥まで入ってくれて構わない
部屋への設置は私がやるから、扉の前まで

……………今日の昼には、使えるようにしたい

【夜間だと言うのに訪れた配送トラックから、大荷物が降ろされて】
【それがガラガラと、建物の奥へ運ばれていく】
【先導しているのは、紫の髪をした軍服の女】
【普段左の頬に留まっている筈の刺青は、今は顔の左半分と左手にまで広がっていて】

【そして、建物の中へと運ばれていくそれらは】

【三角木馬:1】
【大型万力:1】
【十露盤板:1セット】
【重り:大量】
【アイアンメイデン:1】
【以下省略】

…………………こういう日には、浮かれて騒ぎを起こす人間が出る
取り締まりは、限界まで厳しくしなければならない

【一人呟く、軍服の女】
【彼女は、一応この街の治安を守る立場の人間なのだが】


……………リア充爆発しろ

【今夜ばかりは厳罰の対象が、やたらと拡大しそうである】
65 :Are you enjoying the time of eve? [sage saga]:2010/12/25(土) 00:40:52.07 ID:Ci72EToo
>>62
メアリ、と申しますわ。よろしくですの。

【スカートの端を摘み一礼】
【興味津々な男の様子に苦笑を漏らしつつも説明】

そうですわね、この子は近所の古書店に置いてありましたわ。
お爺ちゃんとお婆ちゃんだけでやってるちいさなお店なんですけど、たまにこういう者が転がってるんですよねぇ。

【ちなみに300円で買った】
【真面目に話を聞いてくれるというのは有難いものだ、と思う】
【魔力云々は、彼女も感覚でやっているので、うまく説明ができないのだ】
【というか、魔導書に細かいところは大半任せているため、感覚で全てをやっているメアリは、教授するには向かないだろう】

むー……。ちょっと、そこら辺は上手く説明できませんわ、すいません。

【眉をハの字に寄せて、謝った】

>>63
ふふ……、ふふふ!
なににかはわかりませんが勝ちましたわ!

【腕を組んで勝ち誇る】
【何処かコミカルな様子である】

ふふ、貴女がそう言うのであれば、私はどこまでも気高く有りましょう。
その程度の言葉で、私を崩せはしませんわよ?

【相手が天狗としてあるのなら、こちらは淑女として―――】
【そう決めたのか、より、優雅に、より気高くそこに有ることにしたようだ】
【そして、相手の質問に、笑みをこぼす】

そう、ですわねぇ……。
この子と出会った日に、突然魔術が使えるようになりましたのよ、私。
なんというか、ノリというか、感覚というか――何も考えなくても形になる感じで、使えちゃうんですわ。

【空気を吸込み、言葉を紡ぐ】
【こちらは、唄としてではなく詠唱の形を取る物】

TlsM-Qxatlvg[MP],Javnzl[Legg],Aqtulg,Ksagnj[F],Vwefgbo[FF]

【しかし、詠唱は元から旋律の型を持って成される事を前提としているのか】
【強弱、感情、音程の上下。それらすべての要因を魔術としているようである】
【そして、其の紡がれた術式から作られるのは、黒い小鳥の使い魔】
【先ほど周囲に現れていた黒い霞が、集まり一つの生命を創りだす】
【小鳥は、少女の指先にとまり、美しい囀りを響かせた】

こんな感じですわ。
66 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/25(土) 00:55:39.79 ID:zSAicAAO
【路地裏】

【クリスマスだろうがお正月だろうが】
【変わらずここは血生臭く、荒んでいる】
【そんなクリスマスとは程遠い場所の一角】

……クリスマスか
(楽しむ余裕はないかな……)

【黒いローブを身に纏った銀髪赤目の女性】
【非常にだるそうに、少し汚れた壁にもたれ掛かっていた】
67 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/25(土) 00:59:04.95 ID:mRtBTT6o
>>63
【ふーむ、と少し深く考えると】

753研究室のタチバナさん…ありがとう、覚えた…というかすごく覚えやすかった
手だれの魔術師かあ…ムクとどっちがすごい魔術師なのかなあ…研究室の室長だから班長のムクとはだいたい同じくらい?

【ともあれ、わざわざ彼女の足に手を伸ばしてその興味の赴くまま触れてみて確かに分かる】
【左足には冷たい雫がくっついている割に驚くほどに暖かく、体温は自分より高いみたいだ】

…なるほど、寒くないのかって思ってたけどこうしてみると非常に暖かかった…汗一つかいてないのに
足にくっついてる雫はむしろ体温の高さから雪が触れただけですぐに溶けてる…それと、結構綺麗な脚だね天狗さ…おっと

【左足を振りみだされ、その手が離れた事で少しキョトンと…鳩が豆鉄砲を食らったような顔を天狗に向ける】
【その行動に疑問を全く感じていないと言うのか…あるいは足に触れるくらいは別に悪い事ではないと思っていたのか】
【なぜ変態呼ばわりまでされるのかわかってないという顔持ちでジャイアンは天狗に向き直るように姿勢を直し】

日本ってのは…この世界と文化みたいなのがとっても似ている異世界の国の一つなんだ、日本語ってウチの国の言語はこの世界の共通語と同じで
ローソンだのファミマだのあるし、ダイソーとかイオンもスタバもあるけど…大きなお城とか魔術とか異能力なんてものはないな…銃刀法って物があって凶器なんて持ち歩けないし
この世界頻繁にテロが起きてるけど俺の世界はとっても治安がいい…犯罪はなくならないにせよこんな大々的な攻撃はほとんどなかった

【それは、おそらく彼の世界では能力の存在すら公になってないほどに能力を持った人間がいない、それゆえに…身近に力が存在しないがゆえに】
【だからこそ犯罪が最も発生し辛い世界であるとも言える…この世界の人間からはあまり想像し辛いだろうか…?】

俺の記憶では俺の世界で5年くらい前から始まったハーメルンの神隠し事件って通称される大量行方不明事件で100人近く人が消えた
かなりの人数がまったく痕跡も残さず消滅して、死体すら見つからない…まるでパスポートも持たず日本から消えてしまったような奇妙な事件
今の世の中行方不明なんて事自体なかなか起こらない物のはずだったんだけど…5年前俺の心の友がこの事件で消えてしまってから俺はずっとこの事件を追っていたんだ

…そして、この世界に俺の心の友がいる、という情報もついに掴んだ訳で…まあ今すぐ詳しい説明するとしたらこのくらいかな…

【頭をかきながら、彼女のリクエストにこたえ詳しい説明をしてくれたらしい】

>>65

この世界魔術書が古本屋に売ってる事があるような世界なんだ…魔術協会の図書館なんてものが大々的にあるくらいだから
危険な知識が出回らないように一か所に厳重に守って…そのために警備員がいるとばかり思ってたなあ…
メアリは魔術師になってから結構経つの?

【警備員にほぼ就職確定したジャイアンは自身の職業の存在意義に早くも疑問を感じ始めてしまったようだ…】
【ともあれ、真面目に聞いていて結構ためになる話だと彼は思っていたらしく嬉しそうな顔でしばらくイメージだのノックだのと復唱すると】
【かしこまったように姿勢を正しくして、ペコリ、と頭を下げる】

いやいや…ありがとうね教えてくれて…魔翌力の練り方なんてみんな当たり前のようにやっててなかなか教えてくれないもんなんだけど
こうして具体的に教えてくれる人がいると取っても助かるよ…そのノックして扉を開くってやり方では今やってみてもちょっと魔翌力っぽいのは練れなかったけど…
なんとなく他の人はどんな感じで魔翌力を練っているのか分かって良かった!ありがとう
68 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/25(土) 01:01:31.77 ID:GgTlTQSO
>>66
………クリスマス…が…今年も…やってきました…
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女が】
【二匹の蝙蝠を引き攣れやってくる】

【明らかに《魔》の雰囲気の少女だが】

…メリー……大丈夫?…
【ミニスカサンタ衣装で白い袋を背負っている】
69 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/25(土) 01:01:34.57 ID:ACbTavso
>>66

やっほー☆
クリスマスだけど元気にしてるー?

【長い銀髪を赤いリボンでツインテールに束ねた、赤目の少女が歩いてくる。】
【白いブラウスの上から緑を基調としたブレザーを着用し、下は赤黒チェックのスカート。】
【大口径拳銃を腰のベルトに提げ、黒い表紙の分厚い本を持ち歩いている。】

【───なんかこう、おかしいのは一声で分かるだろう。見た目は割かし正常なのだが】
70 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/25(土) 01:02:07.67 ID:ACbTavso
>>69
/時間的に複数は厳しいので引きます
71 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/25(土) 01:04:03.15 ID:GgTlTQSO
>>70
/うゆ…スイマセン……
72 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/25(土) 01:10:20.79 ID:zSAicAAO
>>68

……クリスマスを楽しむんなら、こんな所にいない方がいい
この時期は危ないからな……
【冷めた反応、と言うか何というか】
【顔を向ける事なく彼女は言う】

……それに私はメリーじゃない
【少し遅れて気がついたらしく、訂正】

>>69-70
/また次回があれば
73 :Are you enjoying the time of eve? :2010/12/25(土) 01:14:06.35 ID:YTyDtASO
>>64
//まだおられますでしょーかー
74 :MerryChristmas!! [sage]:2010/12/25(クリスマス) 01:26:44.16 ID:mRtBTT6o
テスト
75 :MerryChristmas!! :2010/12/25(クリスマス) 01:26:49.43 ID:geGK8iE0
>>65

……詠唱自体は、一般的な魔術のカタチですが、此処まで依存率が高いのは珍しいやも。
となると、魔道書が余程の掘り出し物か、お嬢様との……そうですねぇ、『適合率』とでも言うものが、運命的に高いか。
他の人間に、其れを使わせてこう行くのなら、もっと歴史の表に立つべき代物でしょうし。

【魔術についての分析は――――これまでの彼女からすると、相当に淡々として、真摯な態度である】
【これまでと較べると、思考を纏めながら喋っていると言う様子が、声色や声調、その端々から感じ取れる】
【焦点を合わせるのは、少女の指先……――と言うよりは、そこを止り木とした漆黒の鳥】
【思案顔で腕を組み、魔道書の事は気になってはいるものの、真面目に成り過ぎるからか、意図的に眼をそむけている様子】

………生成系が中心だとしたら、これまた興味深いです。
思った通りの形を作り上げることは、古来知的生物の普遍的な夢で御座います、面白い…。
尤も、視るに不定・未定の物質、『価値』と言う点で考えれば、砂にも劣る畏れは有ります、が……ね。

【然し、最終的には、似非哲学と批判的で穿った視線に立ち戻る辺り、彼女は彼女であった】
【―――ぶわり。知性的かもしれない印象に反して、人間性の希薄な笑みは、獣の其れに近いのかもしれない】
【本能に忠実であろうと、意図的に行動する姿勢は、理性と呼べるのだろうか】【……――少なくとも、常人の考えでは無い】
【とはいえ、彼女の性格からすれば、『面白いから笑っている』事については、世界の真理にも似て、偽れない事実】

>>67

花の38歳。ワタクシの記憶によれば、そう仰っておりました。
……七五三、ですからね。語呂合わせの意図は無かったらしいですが、まあこれも運命。

【なぜ「覚えやすい」のかは、若しかすれば少々解釈がズレてはいるかも知れない】
【「ムク」と言う言葉には、一応聞き覚えが有るのか、小さなマバタキで反応するものの、それ以上は喰いつかないだろう】

……ワタクシが美しいのは当然のこととして、其れに手を伸ばして、そう詳しく解説するのが変態なのです。

【この天狗自体、青年とは別のベクトル―――『欲望に忠実』と言う点において、本来は何も言えない筈だが】
【相手を扱き下ろすと言う目的のためには、都合の悪い事には、眼を閉じシャッターを下ろせる人物である】
【冷笑に、嘲笑。何時もの彼女と較べると、些かばかり、底に沈殿した黒い感情が先行している感が有る、か】

………余り面白そうな世界とは思えない、ですね?
いや、そんな世界だからこそ、神隠しの様な事件が際立つと考えれば……ふむ。

【彼女は『混沌を愛する』タイプの人物であり、平和な世界と完全に馴染むことはできない】
【そんな気持ちから、率直な感想―――そして、思案。答えはいったん保留し、外向きには「考えた」ことだけを示すが】
【「日本では、同胞はまともに働いていない」と言う事に対して、眼に見えない、つかみどころの無い、霧の様な憤り】

……単純に考えれば、世界観の転移に巻き込まれた、と言った所?
…となると、ゴウお坊ちゃまは被害者? ……ふ、ふふ。

………と、それにしても、微睡みが…。
草木も眠る丑三つ時まで、間が持たないとは情けない……聖夜の気と言うのは、如何にも。

【一通り言葉を紡いだところで―――ぷかぁ、と喉からわき出す、耐え難い欠伸】
【カメラを構えたままの右手で其れを隠した所で、首を横に振って、眠気を払おうとする動作を見せる】
76 :MerryChristmas!! :2010/12/25(クリスマス) 01:27:06.61 ID:GgTlTQSO
>>72
……リア充は…消毒だぁぁぁあ!!!……ですね…わかります…
…大丈夫……昨日…クローン大戦に…あった…ばかり…だから…
【大丈夫じゃないね…】
【そして白い袋をおき】

…知ってるよ…メリークリスマス…の…クリスマスを…大丈夫に…変えただけ…
【首を360゚クルンクルン回り】

……で…私の…質問…答えなさいな…
【ビシッと指さし】

『キキィ…』
【蝙蝠は申し訳なさそうにし】
「キィ?」
【赤い蝙蝠は女性の頭に乗ろうとする】
77 :MerryChristmas!! [sage]:2010/12/25(クリスマス) 01:28:33.10 ID:ks/jZPso
>>73
/途中で眠気が来るかも知れないけど\ここにいるぞ!/
78 :MerryChristmas!!(明石屋サンタやってるよ!) [sage saga]:2010/12/25(クリスマス) 01:32:05.96 ID:Ci72EToo
>>67
そうですわね、あの本屋は変な物が多いんですの、なぜかはわかりませんが。

【苦笑し、そして相手の言葉に】

えっと……高校の頃に手に入れましたから……あの時は、16で……。
4年、ですわね。

【指を折り、数えて答える。うっかり年齢がバレそうである】

いえいえ、多少なりともお役に立てたみたいで、こちらこそ嬉しかったですわ。

【相手の礼に、優雅な態度で返す】

>>75
小学校の時から音楽ばっかりやってたせいかも知れませんわね……。

【思案顔で呟く】
【因みに、少女の属性は第伍物質】
【物質の三態全てを再現する生ける無機物を操る属性である】

この子に成る前は、まだ何も決まってませんのよ。
ある程度の指向性を私が与えることによって、其れが何に成るかを決める事ができる。
そういう属性ですの。

【簡単に説明をし、おもむろに時計を確認すると慌てて】

あら!もう、こんな時間ですのね。
おふたりとも、楽しい時間を過ごさせていただきました。
また、いずれお会いできることを。

【少女は一礼して歩き去っていった】

//あばば!眠気が……。おふたりともすごく楽しかったです!乙でしたァァァッッッ!!!
79 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 01:35:34.36 ID:zSAicAAO
>>76

いや、そこまでは思っていないが
……大丈夫なのか?それ
【消毒だの辺りのギャップに少し驚いたが】
【自分の顔の前で手を数回、ないない、と横に振った】

(……露骨に人外だな、雰囲気で解るが……)
【妖怪人間的な、いや無いか】

……大丈夫では無いだろうな、多分
【頭の上に乗られるのは嫌だったのか】
【片手でやる気無さそうに赤い蝙蝠を払いのけようとした】
80 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 01:39:35.30 ID:YTyDtASO
>>77
//\早合点で落ちた時用に投下しちまったぞ!/
//と……無理はしないで下さいませね、それでは宜しくです。

>>64

【ひゅう、冷たい風が吹き抜ける。独りでは心身共に寒さが堪えるこの季節】
【寒空の下、単身大通りを抜けてくる人影が此処にも。藍の髪と臙脂のジャケットを靡かせて】

どうなってんだよコレ、可笑しいったら無いだろ…………。

(態々死んでる奴の誕生日を祝ってやんなきゃ為んないのは、百歩譲って許すとして――だ)
(何だ、この矢鱈とベタ付いてる連中。祝ってねえじゃん。祝ってねえじゃん、駄目じゃん。)

【肩を掠める歩き煙草を弾き飛ばし、路地裏に殺気を込めた一瞥を呉れ、並み居るカップルを摺り抜けて】
【仏頂面を顰めに顰めて、ダース単位で苦虫を噛み潰したような表情。目許は微かに引き攣っている有り様】
【腰に帯びたる短刀と太刀、計三本。添えられた左手は、手慰みにかちかちと鍔鳴りを響かせて】


――――そうだ、リア充足の小指骨折しろ。


【果たして、誰が彼女を正義組織の一員だと思うだろうか。いや、きっと誰ひとり、夢にも思わない】
81 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 01:46:17.48 ID:ks/jZPso
>>80
【ガラガラ音を鳴らして、拷問器具の数々は神殿内部に運び込まれていく】
【場所にそぐわない、などの意見は多々有るのだろうが】

………御苦労様

【きっとそんな事を気にもしていないのだろう彼女は、運びこむ指示を終える】

【特に何が起こっている訳でもない、後は今夜は寝るばかり】
【そうなった時に、丁度通りかかった人影】

……………あれは

【見ず知らずの赤の他人なら、其処に居ただけでは特に興味を示さなかったかも知れないが】
【何処かで見た顔だ、というのは直ぐに思い当たった】

【その顔を眺めながら、記憶を辿って】

…………ああ、<Justice>の

【正解に辿り着いて、一人合点】
82 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 01:48:06.22 ID:mRtBTT6o
>>75

…変態かなあ…胸に触れたりするのがいけないってのは分かるけど…脚だよ?
でも最近は結構その辺り厳しいのかもな…足に触っただけでも変態扱いなんだ…

【どうも彼のいる場所ではその辺りの感覚が曖昧で特に口うるさい事は言われなかったのかもしれない】
【彼女に聞いてようやく「そうなのかなあ」と認識し始めたレベル…結構その辺りの常識は足りてないようだ】
【天狗が面白そうな世界とは思えないと聞いて、なんとなくそんな答えが返って来るのが予想出来ていたようだ】

…まあ、この世界の人からみたらそんなに面白い世界じゃないかもな、魔術も異能力もないし科学はこの世界ほど発達してないし
10年くらい遅れを取っているかもしれない、と思うっちゃあ思うんだよね…
本当は被害者を助ける側だったはずなのについ2、3ヵ月くらい前に被害者側になってしまったわけで

…あれ、もうそんな時間?仕事はもう終ったような物だったけどすっかり話しこんじゃったな…クリスマスだってのに思いのほか盛り上がってないよね

【頭をかきながら彼は腕時計を見て今の時間を確認する】

>>78

…16のころに手に入れて…4年?あれ、メアリって俺らとタメだったんだ
高校か…俺の高校生活はアイツらのいない高校生活3年間だった…楽しかったんだけど
とても寂しい3年間だったのは確かだったな…

【ため息に、この後でた大きなため息に彼の長い事蓄積された「寂しさ」「虚しさ」「辛さ」が凝縮されたように】
【どこか、悲しげな顔でそんな事を思い出しながら、彼は時計を確認して帰る時間だと言う事に気がつくと】

…ありがとう、みんな…まあ楽しいクリスマスイブだったよ
それじゃあ、メアリ、天狗さん…また機会があったら会おうね

【そう告げると、彼は少し疲れた様子でその場を去って行った】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!!
/複数絡みお疲れ様です!
83 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 01:49:16.43 ID:GgTlTQSO
>>79
……貴女が…思ってなくっても…あらゆる所に…過激派の反リア充戦力がいる…気がする…
…逃げる…リア充は…訓練されてない…リア充…
…逃げない…リア充は…訓練されてない…リア充だ…
…ヒャッハー…クリスマスは…地獄だぜ…
【首の回転をやめ、身体をクルクル回し】

……大丈夫……クローン…造ってた…人を…助けた…し…
……………………あ…クローン達…放置したままだ…
【ダメじゃん!?】

【いいえ。カオスです】

……じゃあ…………
【相手に近づき、白い袋を漁り】
【中から『ファイト一発!頑張れお兄ちゃん♪お姉ちゃん♪』と書いてあるチア服の幼女が描かれた萌えなラベルがはってある回復薬をとりだし渡そうとする】

「キィ!!!!!」
【赤い蝙蝠はペシッと弾かれ地面に墜落した】
84 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 01:54:33.80 ID:geGK8iE0
>>78

……意味合いを与えられるまでは、只『存在』でしか無い。
そういう意味では、魔術の本質に近い、のかしら……と。

【返す言葉を紡ぐチャンスが与えられたその時には、スデに返された踵、遠ざかる背中】
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい降りしきる聖夜の闇へと消えていく、『精神的貴族』の姿を、挨拶も動作も無しに、甘やかな目線だけで送った】

……淑女と言うのは、慌ただしくは動かないモノですよ。
五分前行動、小学校の経験が有るのなら、知っているでしょうに。

【――――毒を吐いて締めるのが自分らしいと、ワタクシは思います。】
【何と無しに、常態の心算で浮かべていた柔らかい微笑みは、少しだけ熱を帯びていた、かもしれない】


>>79

……ワタクシの名前は、「霧之藤 雨彦」。
天を巡り、空を翔け、地に堕ちた後には、森を渡る流星の末裔。或いは、道を究める果てに道を喪った、修験の化生。
………何が言いたいかと言うと、やっぱり、天狗なのですよ。

【そして、此方も去るスピードが早く―――届くかは分からないが、自己紹介でもしてみる事にした】
【魔術協会の所属者であれば、今後とも縁は有るだろう、と言う判断だろうか】
【なお、この名前で調べると、彼女が『公式留学生』と言う、特殊な立場で有る事も、判るかもしれない】


……――さて、たんとサナを抱き締めてやりますか。
そう、ワタクシはもう、抱き枕無しでは……ふふっ。


【バサリ―――かつての戦闘でも見られた、雄大な雲の色を写し取った様な翼を、顕現させて】
【彼女は二人の『愛の巣』へと、鳥の様に舞い戻る事だろう】
【――――偶には、商業主義に踊らされて見るのも、踊らせる側として、必要な事さ……そう、言い聞かせて】

/わーい、皆さまお疲れさまでした!
/とても楽しかったのですよ。
85 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 01:59:20.27 ID:zSAicAAO
>>83

……この時期は大変だな
過激派、とやらに会った事はないが……
【そんなになる物なのだろうか】
【諦め、と言うか何か悟る物じゃないのか】

……状況がよくわからないな……
【少女に聞こえるか、聞こえないか】
【その程度の音量で小さく呟いた】

【たっぷり五秒の間、硬直】
……遠慮しておくよ、多分よくならないし
(こんなの売ってたんだな……買おうとは思わないが)
【うん、ラベルがね、ラベルが】

(……大丈夫か、これ)
【はたき落としてから湧いてくる罪悪感】
86 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:07:29.65 ID:YTyDtASO
>>81
【大通りを抜けると、目の毒が見当たらなくなった所為か、幾分目許の険を和らげて】
【さて、これからどうした物かと、何となしに空を見上げる。路地裏でも歩けば、暇なチンピラが釣れるだろうか】

ん?――……随分と物騒だな、これまた。

【そんな物思いに耽りつつ少し歩いた所で、ふと物々しい音に視線を下ろし】
【ぽつり、搬入される器具の数々に自然とそんな言葉が漏れた。――言えた事か】
【と、ブーメラン発言はさておいて。次に目が移るのは、見覚えの有る顔である】

…………ヴェルチェリ、だっけ?吟雪と一緒に、工作部隊に志願してた。

【同じく、暫くの思案を挟んで。先日の事も有ってか、割と直ぐに思い出したよう】
87 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:08:39.89 ID:GgTlTQSO
>>85
…多分…昼から…地獄だぜ…
…これぞ…血のクリスマス…
【うんうん。と頷き】

……まあ…クローン達の殺し合に…巻き込まれた…だけだから…問題ない…
【ポーズを決め】

……そう?……
『けど私は心配だよ…お姉ちゃん…』
【上目使いで相手を見て『』内をどっかのエロゲの妹キャラみたいな声で言う】
【その手の人が聞いたらたまらないものである】

「キ……キィ……」
【叩きつけられた赤の蝙蝠はピクピクしてるけど問題ないよ!】
【ついでに二匹の蝙蝠から吸血鬼の使い魔の気配がするのをわかる人ならわかるだろう】
88 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 02:15:22.63 ID:ks/jZPso
>>83

……………ああ、成程。道理で最近……

【会合では無く、実際の戦線。見た記憶は新しいが、個人の記憶は薄い】
【何故だろうかと思えば、答えは割と簡単なもの】

【さて、此処で問題が生じる】
【相手が誰なのかは分かった。なら、どうしよう】
【自分自身がやっている行動に後ろめたさが無いか、と言われればNo】
【積極的に表に出したい、そうも思えず】
【さりとて無理に話を切り上げて引っ込むのも、それはそれで不自然】

【よって、取るべきと結論を出したのは】

………………こんな日に、御苦労さま
…………戦いの後。パーティーくらい参加しても許されると思う

【自分に返りかねない発言を使ってでも、心を抉りにかかるという行動】
89 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 02:15:55.49 ID:ks/jZPso
/安価ミス>>88>>86
90 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:17:27.57 ID:zSAicAAO
>>87

……まぁ、巻き込まれない様に気をつけるよ
【今まで見た事はない、興味はあるが見ようと思う訳がない】

だけ、の割に随分話が重たいな
【深く聞いていい事なのか、よくわからないからこれ以上聞くつもりはない】
【相手が勝手に話すなら、勿論聞くが】

【彼女、こんなでも可愛い物好き(有機物に限る)である】
【更に小さい物好き(有機物に限る)でもある】
【かなりストライクゾーン、なはずでしたが】
……やるなら体調がいい時に、な
【今の彼女は言わば賢者タイム、非常に冷めてる】
91 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:26:00.63 ID:GgTlTQSO
>>90
…気をつけてね…
【心配そうに見て】

……うん……命について…考えさせられる…出来事だった…
…クローン造ってた人は…寿命が短く…生きたいから…自分の代わりのクローンを…造ってた…
…だから…コレ以上…クローンを…作らせない為に…彼を…人外に…してあげた…
…勿論…彼の…承諾を…得た…
【真面目な表情でそう言い、鋭い牙を見せる】

…?…
…ワカタ…
【何をやる時かな?と首を傾げながら返事し】

…そうだ…
…クリスマス…プレゼント…いる?…
【白い袋をガサガサ漁りながら】
92 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:35:58.02 ID:zSAicAAO
>>91

……そこまで言われると心配になってくるな
【クリスマス戦争とでも名付けようか】
【まぁ起きないに限る】

……本人がそれを望んだなら、それでいいだろうさ
【死ぬのと、人を止めてでも生きるの】
【どちらが正しいか、なんて決めれない】

いや……いいよ、遠慮しておく
【だるけがようやく取れてきたのか】
【ゆっくりと立ち上がった】
93 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:40:54.09 ID:GgTlTQSO
>>92
……まあ…男連れじゃなきゃ…多分…大丈夫……かな?…
【首を傾げながら】

……そっか…
【少し暗い表情をし】

……そう?…
……余り…無理しない…ように…
【女性を心配してそう言い】

……貴女…名前は?…
…私は……サバト……
【クネクネと人間じゃありえないような動きをしながら】
94 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:47:01.23 ID:zSAicAAO
>>93

……ただの妬みか、それ
【男連れ、の一言でやっと分かった】
【クリスマスなんてそんな物だよねー】

倒れない程度に頑張るさ
【ふぅ、と一息、それから路地裏を去ろうと歩き出して】

……シルヴァーグだ、よろしくな、サバト
【動きに関してはするー、せざるを得ない】
【何か声を掛けたりしない限り、そのまま行ってしまうだろう】
95 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:49:09.01 ID:YTyDtASO
>>88

…………本番じゃそうは梃子摺らなかったからな、無理もない。

【会議の際、特に班の人員で会話する訳でも無かった、というのが先ず一つ】
【加えて、作戦行動は迅速に、且つ恙無く終わり、後は各々での個別行動】
【個々についての記憶が朧げなのも頷ける、と同意して】

【効果は覿面。仏頂面がほんの一瞬、ぴしりと強張る】
【どう答えるべきかと、内心冷や冷やしつつも。嘘を吐くのも気が引けて】
【逡巡はおくびにも出さず、差し当たっては開き直る事にした】

ほら。坊さんも走るって言うし、リーダーも何かと忙しいみたいだから。
けれども、他の奴に任せきりってのは気が引けてさ。野暮用も有るし、丁度良いかな……と。

…………そういうお前は、祝勝会とか、行ったの?

【落ち着き払って、微かに口の端を曲げて】
【出来れば用事をそういう事≠ニ勘違いしてくれれば良いと、淡い期待】
【因みに、此方は祝勝会の存在すら聞いていない。本当に有ったらどう返した物か、内心で不安がりながら】
96 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 02:52:28.89 ID:GgTlTQSO
>>94
……そう…妬み…
…しかも…それが…テロレベルに…なるから…恐ろしい…
【うんうん。頷き】
【クリスマスなんて燃えればいいのに】

…気をつけてね…
…またね…シルヴァーグ…
【手をふり見送るだろう】

/乙でしたー
97 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 03:00:57.83 ID:ks/jZPso
>>95

…………教団の面々で、一応は
後片付けもあるから、あまり大規模なものではなかったけれど

【ただ、答えをイエスで返すだけ】
【饒舌な訳ではないし親しくも無い、二人の会話としてはこれが精一杯か】
【それでもどうにか、沈黙が長くならない様に、と】

…………戦の後は、祝うもの
論功行賞とまでいかなくとも、美味しい思いはさせるべき
そうしないと、兵士もついてこない………騒ぐ口実にもなる

……でも、昨日今日に祝勝会は遅い
それに、日が悪いと思うけど………良世界からの風習的に

【何か続きそうな話題を見つける為、持ちだす話題を散らしてみる】



/申し訳無い、開始して早々だけどこの速度だと危ないかも……
/かなり半端な所で切るかも、と先に
98 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 03:11:35.74 ID:IKE8AN.o
【水の国の大通り】

(むー、これはあまりよろしくない……時期を見誤った……)

【端正ではあるが無表情に近い顔立ち、淡い真珠色の長い髪をポニーテルに纏め】
【身体をフードの付いた銀の刺繍入りの紺色のローブに包んでいる女性が黒馬に乗りゆっくりと進んでいる】

(目立ってる悪い意味で目立ってる……うぅ、視線が辛い……)

【この時期の人ごみの中では彼女+馬はやたらと人々の視線を集めているようで】
【それが恥ずかしいのか彼女は若干俯きながら銀色の手で手綱を握っている】
【ならば早くここから抜けてしまえばよいのだが人ごみはそれを許さず進行を妨げている】

(………そこな通行人っ!頼むからいちゃいちゃしていないで早く行ってくれっ!)

【馬の前にはクリスマスのテンプレとも言うべきいちゃいちゃカポー】
【そんな彼らに「邪魔」と声を掛けるのも良心が痛むのか出来ずに悶々としているのだった】
【恥ずかしいならせめて馬から降りればいいじゃないとか言ってはいけない、いけないのだ】
99 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 03:27:45.47 ID:YTyDtASO
>>97

ああ……成る程、ね。
予想よりかは軽いとも言え、始末は付けないとな。
そういや、聞かないけれど……復興作業の進み具合、順調か?

【緩く頷いて、作戦の後のブレイザーシティを思い返しつつ】
【無血開城には程遠いが、戦などそんな物だろう。元より割り切っていたし、此方が痛い訳でもない】
【とは言え少しは気になるらしく、軽く切り出してみる。確か、教団の支部は火の国にも有ったようなと】

まあ、大半がグロッキーだったしさ。
士気に関わるってのは、解らなくも無いけど……全員が全員、あれじゃあな。

……年が明ける前に、身内だけででも開くべきか。今更だけどそんな気分だし、
怪我人も、そろそろ復調する頃合いだろう。偶にはリーダーにも息抜きして貰おうかな…、と。

時期が時期だからな。酷い浮かれようだ、毎度毎度げんなりする――。

【言ってみたは良いが、パーティーなぞ生まれてこの方開いた事が無い】
【どうした物かと難しい顔をしつつ、溜息を一つ】
//了解なのですぜー
100 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 03:37:44.34 ID:ks/jZPso
>>99

…………やるなら、早いうちに
あんまり時間を掛けると………良い事は無い

……勝利の余韻は直ぐに消える、敵対者は幾らでも居る
勝利した事を大々的に喧伝し、祝い。そうしなければ……
戦った実感すら、薄れていくばかり

…………だけど

【ふわ、と小さな欠伸を一つ。ややふらふらと身体を揺らし】
【神殿の方へと向き直り、ゆっくりと歩き出す】
【玄関先で立ち止まって、首だけ少し後方に振りかえり】

本当に必要なのは、祝う事では無い
『対機関連合』の主が倒れ、実質的にリーダーが交代した
<Justice>はリーダーの負担を減らす為に、組織体系の変革を始めている

………ならば必要なのは、新たな人材
それも、これまでとは毛並みの違う………個人≠謔閾組織≠ノ使える人間

【身体の横に下げたままだった左手を持ち上げて、軽く手招き】


……………来る?止めておく?

【誘いに乗るかどうかは、朔夜の思惑一つ】


/御免、やっぱり頭があまり回らない
/切るなら此処で立ち去って、会話を続けるならついてくるか呼び止めるかしてくれると有り難い
/もし続けるなら、多分午後には居る、と思う
101 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 04:05:21.88 ID:YTyDtASO
>>100

どうせ束の間の休みなんだ、せめて騒いどかなきゃ心労も溜まる……
どんなに戦っても勝った実感が湧かないんじゃ、どうにも遣り切れないから、な。

ついては、慣れないなりに祭りの準備を――……ん?

【時間も時間だ、今日の所は手短に済ませておこうか】
【歩き出すヴェルチェリの背中を眺めつ、ぼんやりとそんな事を考えて】
【踵を返しかけた所で、止まる足音。掛けられた声に、首肯を一つ】

――――機関とR.I.P.≠ェ息を潜めてる間に、か。
人員の補強に組織の改革に、まだまだ課題が山積みなのは哀しい所だけれど……。

詳しく話を聞かせて貰おう。猫の手も借りたい状況でね、有能なら尚の事。
こういうのって不得手だけど――不安材料は早いとこ減らしておかなきゃ、困るのはオレだしな。

【溜息を一つ吐き出すと、90゚方向転換して。足取りも軽く、後に続いた】
//了解しました、一先ずはここいらでおやすみなさーい。
102 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 08:38:33.94 ID:ks/jZPso
>>101
【後を突いて行けば、神殿の更に奥】
【団員の生活スペース、その中の一室に到着する】
【割と広い部屋、聖都の中心部でこれなら優良物件】
【そんな洋室のど真ん中にでんと炬燵が一つ】
【ご丁寧に炬燵の上には、籠に入ったみかんのおまけつき】

………靴は其処に脱いでくれれば良い

【櫻の東部の風習を採用しているのも、炬燵の為だろう】
【部屋の入口のマットの上で靴を脱ぎ、ヴェルチェリは炬燵に潜り込む】
【頭から入り込んで、反対側から顔を出す。首まで炬燵布団に隠れた状態】

…………祝う事は、必要だと思う。けど、それを誰が主催する?
教団での祝勝会は、私が企画すれば後は団員が動いてくれた
参加費用を少しずつ集めて、後は余った予算で、食べ物もお酒も用意出来た

……正義組織は、それが難しい
各人がバラバラになっている為、予算を集めるどころか話し合う事も難しい
仮にそれが出来たとして、どうしても全員の参加は不可能
それどころか、何も知らずに当日を終える人間も居る

ここで………『祝勝会』をどんな事に変えてみても
組織の構造上、どれだけ上手くやっても回避できない問題が見える

【そして、そういうどう見ても和む為だけの体勢で】
【しかも手を後方に回してみかんを一つ手に取りながら、割と真剣な話題を始めた】

【組織の形態上、全員参加して何かをするのが難しいという事】
【頻繁に話し合う事が難しい為、自然と一人の力に頼りがちになる事】
【現状で提起したのは、この二点】


/思ったより早起き出来たので先に返しておきます
103 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 13:18:07.76 ID:YTyDtASO
>>102
【暫く歩けば、最初に目に飛び込むのは火燵】
【櫻の文化も存外馴染んでいる物だなと、ぱちり、驚いたように瞬き】
【立ち止まっているのも数秒、同じく靴を脱いで揃えると、部屋に上がった】

………それじゃ、おじゃましまーす、と。

【朔夜は右隣の席に正座して、火燵布団を膝に掛けると】
【亀かよ、等とヴェルチェリの様子に笑みを零しつつ、視線は天板の上のみかんに】
【彼女が迷わずそれを掴むのを眺めて、自分が取って大丈夫なものかと逡巡し】

組織にばかり掛かり切りにはなってらんない、ってのは有るな。
実質的に有志のボランティアみたいに成ってるから、どうしたって足並みは揃わない。
統合情報を活用したって、完全にとは……そうなれば必然的に、よく動く奴にばかり負担が偏る。

現在の状況は……受け皿を増やしても、大まかな図式としては変わらない、ってトコが難点だな。
負担が分散されるだけまだマシだけど、下が上手く稼働しなきゃ前と同じ結果だ。
各々にも事情が有るだろうし、意識改革なんて悠長な真似はしてられない、さてどうしましょう……と。

【誘惑に負けて、一つ引き寄せながら応じて】
【「こういう解釈で良いんだろう?」と、さも茶飲み話をするようなテンションで】

人材、か――――。

【幾ら潤滑油を注そうと、そも歯車が噛み合わないままでは、機械の動きは滞る】
【動力系ばかり充実させても、根本的な解決には至らない。キャパシティを超えれば瓦解するのは、同じ事】
【だからこそ、組織の為に動ける歯車を。と、頭の中で解りやすく置き換えても。結局は其処で行き詰まり】

【頬杖をついて口許に手を宛て、もう片方の手でみかんを転がしつつ思案顔】
//遅くなって申し訳ない、ただいま戻りましたー!
104 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 13:40:54.98 ID:ks/jZPso
>>103

『対機関連合』は、非常に幸運だった
リーダーが不在で有ろうとも集団を纏め得る力量と人望を兼ね備えた人材
それが正しく、トップの位置を引き継ぐ事が出来たから
天ヶ谷 双葉の身に起こった事は、予測不可能な自体では有ったが……
彼が不在でも組織を成り立たせ、彼が帰れば以前以上に強固な集団となり得る
………けど、それが何処にでも当てはまる訳では無い

尤もこれは、黒野 カンナという個人が負担に何時までも耐えきれる場合
何かの事情によって彼女が動けなくなる事が有れば、また変わってくるとは思うけれど

【剥いたみかんの皮を、折り込みチラシなどを使って作った籠に放り込み】
【何房か纏めて口に放り込み、しばらくもごもご】
【自分の発した言葉を、相手が何度か頭の中で繰り返せる程度の間をおいて、ごくん】

………<Justice>は、受け皿を複数にする事が出来た
だから、『対機関連合』に比べて、一人が潰れる危険は幾らか薄れている、と考える
けど、客観的に見て。貴女も、きっと気付いている筈

貴宝院 織守は人の上に立つ者として、天ヶ谷 双葉に比肩し得るかそれを上回る事が出来ると考える
けれど、彼女を覗いて、黒野 カンナに比肩し得る人材が………<Justice>に居る?

……………私は、知らない。吟雪から聞いた話を総合しても、思い当たらない
………彼女自身は、私と似たタイプ。指揮権の一部を任せるには良いけど、トップに置けばロクな事は無い

【「貴女も食べる?」 そちらは向かず、炬燵の上を指差して】
【自分自身もう一つみかんを手に取って、皮を剥きながら】

……けれど。人材は、何処からか湧いて出るものではない
運よく見つけるか、育てるか。道は、その二つのうちの一つ

【語る内容はと言えば、やはり変わらずの調子。決して、和やかなものではない】


/おー、お帰りー
105 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 14:10:41.59 ID:1kzOSzE0
【街中】

ホゥホゥホゥー
ジングルベル〜ジングルベール鈴が鳴るー

【街中に陽気な笑い声を発しながら歩いてくる男が一人】
【その男は青年とも成人とも似つかない顔立ちで、右目は青い色、左目は赤色】
【右半身は白のトリミングのある赤い服】
【右半身は同じく白いトリミングがあるものの黒色で染まっており】
【赤色のナイトキャップ姿で白ひげを生やして、背には白いパンパンに張った大きな袋を2つ担いでいた】

今日は楽しいクリスマスー
ホゥホゥホゥーホゥホゥホゥ!

【クリスマスムードの人ごみを颯爽と歩くその男は】
【背に背負った1つの袋から獣の匂いを撒き散らしている事さえも忘れられるような】
【なんか、本物のサンタさんの様な雰囲気を出していた】
106 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 14:53:16.91 ID:YTyDtASO
>>104

エルメア=ミルフォードに無道 武美、野比 伸太。めぼしい所はこんな感じか。
リーダー補佐に当たる三人に加えて、吟雪くらいしか知り合いは居ないけど……
前の三人は、上手く組めば織守に並べる人材だとは思う。……けれど、一人ではキツい。

エルメアは、求心力だけ取れば織守に比肩し得るか、それ以上と見る。
けど、アイツじゃ非情に成り切れない。其処が何よりの長所で、短所でも有る。
メンタルも決して弱くは無いが、組織を一人で背負えるか、と問われれば不安だ。

無道は総合力かな。この中では一番バランスが取れてるけど、同じく甘さが目立つか。
それに魔術協会のコトも有るし、此方にばかり掛かり切りにさせるのも酷だろうな……。

ノビタは、行動力に勝る。よく気が付いて動くけど、肝心な所で空回りしがち。
成長性の高そうな人材だが、求心力と配慮が少し足りないように見受けられるよ。

【勧められるがままにみかんの皮を剥きつつ、つらつらと評価を並べる】
【後の二人については、そう付き合いが長くも無いが。知らないなりに、思った事を】
【全体的に、内容は一長一短。私見であるからして、客観性には少々疑問が残るが】

まあ、オレは言わずもがな上に立つ器じゃない。タイプとしては、お前達に似てるか?
それに……大局的に物を見られない所が有る、かな。戦場で駆け回ってるのが似合いだ。

【筋を取るか取らないか、暫く思案して。上品なのは性に合わないと、そのまま一房口に運んで】
【暫くもぐもぐと口を動かし、嚥下するや否やの酷評。一兵卒としてはそれなりに動けるが、と】

育てるだけの時間は無いが……あれだけの人材は希有だ、何処にでも転がってる訳じゃない。
となれば必然的に、後者を選ばざるを得ない、って事になるんだろうな。

【はぁ、と溜息をまた一つ零して。足を崩すと、浮かない顔で唸りながら後ろへと倒れ込み】
107 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 15:09:33.76 ID:ks/jZPso
>>106

………大体、見解は同じ

付け足すなら、フットワークの問題
ノビタ、武美……幾らか下がって吟雪。この三人は、それなりに自分で行動出来る
行動の頻度も合わせて考えると、この辺りを上に立たせれば少なくとも動くだけは出来る

けれど、無道 武美という人間はどうやら………集団よりは個人を優先する人間
それは、人として当然の考え。だけど、彼女は少しばかり大切なものが多すぎる
その点で………一人に背負わせるには向かない
サポートに付ける人間が多い事が、彼女の長所であり弱点になり得る

現状でなら、野比 信太が最も『其処』に置くべき人間に近い、とは思うけれど……
まだ、駄目。彼自身、今自分が上に立つべきとは考えていない筈
………だけど、彼には他の人員に無い利点が一つ有る

【もぞもぞと身体を動かして、炬燵から上半身が出て来た】
【身体をひっくり返して仰向けになり、腰を曲げて身体を起こす】
【ようやっと、互いの顔を見る事が出来る状況になり】

………<Justice>は、誰か一人の為にその他を犠牲に出来る人間が多い
だからこそ、正義の為に$う人間が少ない、と考える
彼は、正義の為に∞有ろうとする℃魔ェ出来る人間、私はそう認識している
……これは、幅広い人間の信頼を得る事の出来る信念。上に立つ者として、良い傾向

【本人やその関係者の前では、まず口にしないレベルでの称賛】
【『まだ』とは、裏を返せば『何時かは』となり得る】

…………だから、彼がそのレベルに達するまで、その間を埋める
その為に私が吟雪に提案したのが、現在の寡頭制。数名で負担を分割する方法
……けど、一つミスをした。それが『看板の不在』は埋められない事を、失念していた

識槻 朔夜。貴女は、組織の外の知り合いの名前を、咄嗟にどれだけ上げる事が出来る?
対機関連合加入者も此処では除外して、完全に情報統合ネットワークと無縁な者だけを

【これよりが、本題。彼女を自室にまで招いた理由】
【そう言わんばかりに、手にまで広がっていた刺青が、頬に蛇の形として集束し】
【口を開いて、紫一色の舌をしゅるりと牙に這わせた】
108 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 16:16:04.59 ID:YTyDtASO
>>107

護る物が多ければ、それに比例して付け入る隙も増える、か。道理だ。
組織としての体は保てても、こればかりはどうしようも無いな。人一人が背負える物には限りが有る。
最悪、辛い取捨選択を、迫る事になるかも知れない……これは、今の無道には辛いだろう。

となると、残りは――――

【床に伏したまま天井を見上げて、微かに顔を顰める。学生に強いるには、あまりに重い選択肢だ】
【と、何やらヴェルチェリが火燵から這い出てくる気配。朔夜は応じて上体を起こし】
【軽く伸びをすると、彼女に視線を合わせて頷いて】

確かに、見えない世界よりかは目に見える知人を取る、って奴が多い。
所謂ところの純粋な正義の味方≠チてのは、あいつ位の物だろうし――。

<Justice>は、大衆の為の正義を謳う組織。あいつならその理念に添える、と。妥当な人選だな。
まあ身も蓋も無い言い方をすれば、外野ウケが宜しい方が何かと便利、って事か。

【巡り合わせが違えば敵と成るだろう者も、少なくない。斯く言う自分もだな、と苦笑して】
【未熟な点は時間が解決するだろうと、概ね同意。この苦境は、人員の成長を計るには恰好の機会だ】

そうすると――織守に、エルメア。知名度の有るこの二人が動けないのは、大きいか。

………ん、オレ?そうは居ないな、考えてみると。
ルカスも水月も紅丸もメルフ導師も協力者って立場だし、雨彦は武美の友人っぽいし。
エルフェスはいつの間にやら対機関連合入りしてやがったし、京にサージも然り。

全部除外すると、そうさな……知り合いは両手の指で足りそうな気がする。
敵にしか名前が売れてないってのは、哀しい所……なのかなぁ。

【そう聞かれてみると、思えば闘ってばかりだったような気がする】
【痛い所を突かれ、遠い目をして考え込むも―――数は其処まで居ないような】
【表舞台に出るのを嫌がったツケだろうか。刃を向けた相手ならもう少しは出て来るのに、と、何度目になるか解らない溜息を吐き】
109 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 16:35:27.59 ID:ks/jZPso
>>108

……………今必要なのは、看板
その人物の言葉なら信用に値すると、皆が認める者

私の様な理屈屋ではいけない。かといって甘過ぎても駄目
現実を見据えて、然し理想を掲げられる強さが有る人間
存在自体が周囲の希望となり得る人間

………だけど、発想を変えるなら

【普段から大きく開かれているが、感情の発露の少ない目】
【それが、すうと爬虫類の様に狭められた】
【両手の指が、炬燵布団の上で組み合わされ、ぽふぽふと布地を叩く】
【殆どの思考が言葉に回された結果の、意識しない手遊びが暫く続いて】

………理屈より行動が得意、という条件がクリア出来ていて
いざとなれば悪人を殺害する事も躊躇わない非情さを持っていて
戦闘経験は多く過去には名だたる悪党とも戦い、戦歴を誇る事が出来て
人員確保という手間がかからず、直ぐにでも組織の為に動いてもらう事が出来る
同組織内に知人はそれなりに居て、彼等の力量を十分に把握していて
更には友好関係にある対機関連合にも、数名の知人
また、ブレイザーシティ戦線に於いては戦場を共にした事もある

【屁理屈、と言われればそれまでかも知れないが】
【ヴェルチェリの理詰めの思考回路が、この問題の解答として選んだのは】

………識槻 朔夜に二つの質問をする

一つ。貴宝院 織守の、<Justice>リーダーとしての目的は何だと思うか
二つ。貴女が、自分の命より優先して守るべき人間は何人いるか

【此処まで来れば、導き出せるうだろうか?】
110 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 17:35:28.96 ID:YTyDtASO
>>109

看板、か………。
人として信用が於けるって点では、現状動ける中では武美が抜きん出てるかな。
少しばかり月日が浅いが――まあ、そう固いコト言う奴は居ないだろ。

ほどほどに現実主義者で、行動派。明るいし、……んぐ。理想も、有るし。
支えが有るんだ、そうそう潰れはしないだろうし――――適任と考える、けど……?

【首を傾げて眉間を軽く揉み解し。みかんをぱくつきながら、こくりと頷き】
【思う所を述べれば、黄色くなった指でごしごしと目を擦る。と――】
【何やら唯ならぬ様子に、怪訝そうな顔をして。そこからの発言は、正直な所、完全に予想の外だった】

(つまりは、口より先に手が出る人で無しの戦闘狂でJusticeに所属しててそこそこ人員にも詳しいヤツ、って事か)
(……ああ、うん。まあ確かに、所謂切り込み刀なポジションって目立つ所だよな。客寄せパンダにはもってこい、だな)
(当て嵌まる人員、となれば………島津?いや、あいつはもう隠居してただろうし。……)

――――いや、待て。

【だが此れだけの言葉を並べて、おまけにご丁寧な質問までされれば、流石に気付こう】
【それもその筈、彼女は決して鈍くは無いのだ。ただ半ば無意識に、それ≠選択肢から排除していただけで】

あー……っと。Justiceの理念に同じ、かな。万人の為の正義、だと思う。
無辜の民が、ひいては自分の周りの奴が笑って過ごせる平和な世を。……まあ、合っているかは解らないけど。

次の質問については、二人だ。エルメア=ミルフォード、貴宝院 織守。突き詰めれば、その二人の外はどうでも好い。

【どこか遠くを見ているような霞掛かった視線が、ヴェルチェリに合わさって】
【事もなげな調子で答えを述べるのと同時に、抜き身のような鋭さを帯びた】
111 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 17:54:45.78 ID:ks/jZPso
>>110

……………最初期よりのメンバー
他の誰よりも、創始者二名の近くに居た
他の誰よりも創始者二名の理想を理解している
彼女達以外の全てを同列に見る事が出来る
そして、彼女達の理想を、『万人の為の正義』と認識している

ならば、識槻 朔夜。貴女は看板に化ける℃魔ヘ出来ると思う
化け続ければそのうち、本当にそれになる事も出来るかも知れない

【他の面々も、不足とは言わない。十分に、長所を備えた者達だろう】
【が、広告塔として使うと考えたのならば。多くの人間の受けを狙うなら】
【既に成果を上げた形に最も近づけるだろう、彼女こそが適任だ】

………野比 信太がその位置に立ち得るか、新たな人材を得られるまで
それまでの間に、<Justice>に何かが起こらないとも限らない
その場合に、メンバーを纏める事が出来るのは……
現状では、貴女が適任と感じた

大局的な判断は………それが戦闘の事ならば、私や吟雪の様な者に任せれば良い
理で詰めて駒を動かす、そういう事に関しては得意分野
情報が欲しいというのなら、野比 信太や無道 武美
彼等の人脈や行動力、情報だけでは無く人や成果も持ち帰れる
戦う為の手足なら、幾らでも居る。<Justice>の人員は、少ないとは言えない

貴女がすべきは、理想を叫んで人心を繋ぎ止める事
その為に、多くの人間に理想を語り、それが良い結果を生むと信じさせる事
だけど………貴女は、貴女のオリジナルの思想を語る必要はない
貴女の外で既に完成された、貴女が見慣れた思想を語るだけで良い

【それぞれに、得意分野が有る。分業すれば効率は上がる】
【だが、<Justice>に於いて、『これ』を得意とする者は今は居ないに等しい】
【即ち、自分達の正当性を語る事≠ヘ】


……………………以上、プライベート・オピニオン

【指摘見解である、と付け加えながら】
【普段の語り口と同様、断定的な言葉を終えた】
112 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 18:30:04.43 ID:V6JpL/.o
【街中――】

【大勢の人々が、クリスマスのムードに浸っていた】
 【ある者は、愛する者と過ごし】 【ある者は、家でのんびりと過ごし】
  【ある者は、プレゼントを配り 】 【ある者は、プレゼントを受け取り喜ぶ】



          【――そんな日をブチ壊す者が現れたッ!】



【赤い紅い鱗、白い皓い毛、時々見せる肌色の体】 【凶暴な顔つきに、白く逞しい髭】
【2つの腕、2つの脚、2つの翼、1つの角】 【それは、ニヤリと口元を歪めながら、腕を振り下ろす】
【鋭く白い爪は、血に染まり行く】 【誰の血か?――言う迄も無い】

グルルルゥゥウウウウ・・・・・・――――
【それは正しく『悪魔』】 【死のプレゼントを運びに来た者】




 ――――メェェリィィイイイーーーー・・・クリスマァァス




【――街中へ混沌を運びに来た者ッ!】



  【止めなければならないのは明確ッ!】



/突発テロ的なモノです。比較的すぐ終わる予定です
/複数対応可能ですので、ご気軽にどうぞ
113 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 18:53:41.35 ID:jGcgec2o
>>112
【そこに立ち塞がるのは一人の少女】

おっと、今夜は良い子も悪い子も諸人こぞりて
みんなが幸せになるためのハッピーディですよ

【金髪のお下げ髪に深い灰色の大きな眼、】
【金のライン淵が映える純白のローブを来た少女】

どこの誰でどんな目的だかは存じませんが、
一人身寂しいなら私がお相手してあげても?

【手に携えた全長2m程のバールのようなものを】
【ビシリ、相手に差し向けて―――】
114 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 18:56:02.49 ID:V6JpL/.o
>>112
/すみません、飯落ちします
115 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 18:58:31.58 ID:jGcgec2o
>>114
/はーい、いってらっしゃーい
116 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 18:59:13.23 ID:V6JpL/.o
>>113
/>>114の通りです、すみません
/戻ってき次第、開始したいと思います
117 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 19:07:19.32 ID:ACbTavso
>>112

【──一人の男の子が空から降ってきた】

【一見不自然にゃように思えるかもしれないが】
【変人ばかりのこの世界では、寧ろ自然かもしれない】
【最近は女の子が空から降ってくるのがナウでヤングらしいし、おかしい所なんて何も無い】
【雪だと思ってしまえば尚自然だ。ホワイトクリスマス万歳。いやクリスマスなんて略】


でいやああああああああぁぁぁっっっ!!!

サンタさんを返せええええええええええええぇぇッ!!

【意味不明な叫び声と共に突っ込んできた黒髪の少年一人】
【訂正、意味不明な叫び声と共に落下してきた黒猫耳のネコ一匹】
【正確に言えば、頭から黒いネコミミが生えた黒髪の少年一匹】
【この時期だというのに服装は空色のノースリーブシャツに黒色の半ズボン、寒くはないのだろうか】

【手には氷で出来たハンマーが握られており】
【その先端を”悪魔”へと向けて落下してきているようだ】

【それなりに高いところから降ってきたようで、勢いや威力は結構ある様子】
【だが叫んでいる時点で奇襲にはなっていないので、回避するのは簡単かもしれない】
118 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 19:09:29.59 ID:GgTlTQSO
>>112
……まったく〜
悪い事はいけませんよ〜〜
【のんびりとした口調で】
【白い髪に白い雪のような和服をきて、足には足袋と緑の下駄をはいた天狗面の少女が】

【左手に符をもち】
【右手に太鼓のバチみたいな鉄の棒を持ってやってくる】
119 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [saga]:2010/12/25(クリスマス) 19:10:03.13 ID:YTyDtASO
>>111

……まあ、自負はしてるよ。随分と毒されたなって、自分でも時々思う。
恐らく完全な形で叶う事は無いって解ってて、其れでもあいつらの理想に心底入れ込んでるしな。

たった一年だけど、ずっと側に居た。全てを切り捨てる自信も有る、覚悟はずっと前からしてる。

【断言に近い口調。剣を振るって殺すより外に、此れといった能も無いが】
【過ごした短くも濃い年月と、狂信じみた忠誠――それだけは、確かに誇れる物だ】
【正直な所、広告塔は性に合わない。だが、ずっと思い続けていた】
【僅かでもあの二人の力に成れるなら、共に並び立つ事が叶うのなら】

化ける――か。生憎と外面を取り繕うのは苦手でさ。そうそう上手くは出来ないぞ?
何よりそんな柄じゃないし、血に塗れた手じゃ、翳した理想だって汚すかも知れない。

弁も然程に立たない、愛想も何も有ったもんじゃない。
思想家の真似事なんて、生まれてこの方やった覚えが無いよ。

ただ、それでも他の奴らが、オレに其れを望むなら。それがあいつらの為になるのなら――――

【例え何を犠牲にしようが、自分はそれを為遂げて見せよう、と。】

【荷が勝ち過ぎている事は、確かに自覚しているが】
【その役目を負えるものが、自分の他に無いのなら――望む所だ】

やってやるさ。何なら、コイツに懸けても好い――っと。飽くまで仮定だったよな、うん。

取り敢えずは、そう……いつも通りに加えてさ、思ってる事をそれっぽく宣えば良いんだろ?声張って。

【言いつつ腰の太刀の鍔を弾いて、険しい顔から一転、破顔すると】
【任せておけ、と二つ返事に頷いて】
120 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 19:19:04.85 ID:ks/jZPso
>>119

………やるやらないは貴女が決める事
私は外部の人間。提唱はするが、実行はしない
本当なら、私の位置をあの人狼がやれればいいのだけれど……

【「まだ幼すぎる」 小さく溜息をつきながら、何処か諦めた様な】
【敢えて良い方向に取るなら、あれには何を言っても良いだろうという様な安心感も見えなくはないが】
【そんな何とも言い難い感想を残して】

……まずは、内外に知り合いを増やす事
そして、外の知り合いを、<Justice>にではなく貴女自身に協力させる事
<Justice>の名を出せば、それに力を貸そうという者は出る。利用してやろうと企む者も出る
必要なのは、貴女自身に……ひいては<Justice>創設者という人間に対する信用
組織の名は、時に自分だけではなく、相手の顔に仮面を被せる事になる

私から言うべきは………後一つ
そろそろ、誰かと聖夜を過ごす用意をする事を推奨する

【再びもぞもぞと、部屋に戻ってすぐと同じ様に】
【炬燵から首だけ出した状態で、話すべき内容の終了を告げた】


/ちょいと夕飯行ってきます、然程時間はかからない筈
/と言っても、多分この辺りで終わり……かな?
121 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 19:23:32.95 ID:8Jb2VkSO
/護中身ですが
/ニコルの方はおられますか?
122 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 19:36:52.55 ID:V6JpL/.o
>>113,117,118

/大変失礼致しました、只今より開始したいと思います


>>113

グアァァーーールゥゥ・・・ゲヒャゲヒャヒャ
【気味の悪い笑い声をあげながら、こちらへバールのようなものを向けてきた少女をまずは見る】

クリスマスプレゼントヲォォォーーミンナニトドケニキタダケダァァ
サビシクモナニモネェェー
【どうやら、意思疎通は一応可能のようだ】 【血の付いた手を、上げ始める】


>>117

サンタハココニイルゾォォーー・・・!
【その叫びに答える悪魔――次は、降ってきたネコミミ少年を見る】

タダァァーーシ! アクマデモ・・・アクマダガナァァァッ!
【バックステップをひとつとり、ハンマーによる攻撃を回避】
【着地の衝撃は、翼で和らげて、同時に隙を減らす】


>>118

ワルイコトヲヤメロトイワレテェェェ、ヤメルヤツハ・・・・・・
【バックステップを終えた後、最後に、そちらの少女を見て】

イネェェーーーーンダヨォォォーーーッ!
【上げていた腕を、ある程度の位置で止めて】
【そこへ、何か魔翌力の様なモノが集まり始める】


>>ALL

プレゼントハナニガオコノミカナァァーーー!?
【そして、その魔翌力が弾けると――】
【緑色で、ギザギザとした槍が辺りへと降り注ぐ】 【それは、まるでクリスマスツリーのようだ】
【狙いはあまり定めていないようだが、それぞれへ1本ずつ向かっているようである】
123 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 19:49:38.89 ID:ACbTavso
>>122

お前なんかがサンタさんなわけあるかッ!!
そして呼び捨てにするなッ!

【ハンマーがそのままの勢いで地面に叩きつけられ】
【地面とハンマー、両方に罅が入る】

【少年はハンマーを手放し、身軽に地面へと着地した】
【だが、着地の際の隙までは消しきれないようで───】

ぐぅ……っ

【体を捻って急所に当たるのは避けたようだが、脇腹の辺りを槍が貫通】
【綺麗に貫通しており出血が少ないのは幸いか】
【逆に言えば、槍を消されてしまえば酷い量の出血が起きるということだが】
124 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 19:50:33.25 ID:GgTlTQSO
>>122
そうですか〜〜
じゃあ…痛い目にあってください〜
【左手に持った符を投げ、右手の棒で殴り】

火炎防壁
【殴った符から炎の壁が生成され、防ごうとする】

【そして、左袖から太鼓のバチのような鉄の棒を出し、相手に向かい走りだそうとする】
125 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 19:51:31.31 ID:jGcgec2o
>>122
(うわぁ、言葉通じるんだ・・・)

【不気味な笑い声を上げる悪魔に対して、思わず顔をしかめ】
【掲げたバールを胸に携え戻して、ギュッと硬く強く握り締め】

キモ・・・って・・・うわわっ!?

【少女のに向かって振り注ぐ緑の魔翌力の槍を、慌てて構えたバールで弾き払い】
【払い出したバールを上に振りかざし、悪魔へ向かって振り落とそうと―――】

どりゃっ!

【―――犯行の凶器の代名詞ともいえる「バールのようなもの」の】
【その特性は「頑丈」であり、「利便性」に優れれているということ】

【しかしこの少女の振るバールようなもの、いかに犯行的凶器であったとしても】
【所詮は非力な少女の力任せのフルスイング、はたしてこの悪魔に効くものか?】
126 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 20:03:59.99 ID:V6JpL/.o
【槍は、今のところは、消える気配がない】


>>123

ダカァァラァァァ・・・アクマナンダヨネェ
【ニタニタとしながら、そう言い】

ンゥ〜? サンタヲヨビステニスルトナニカマズイノカァァ〜イ?
【そして、挑発するかのような口調で、言い放つ】


>>124

イタイメニアウノハ・・・ソッチジャアナイカナァ?
【槍は、炎の壁によって燃やされて消えた――槍は炎に弱いのだろうか?】

クハハハッ、モットチカヅケチカヅケェッ、オレサマノツメでミンチニシテヤロウ
【そう言い、右腕で、近づいてくる天狗面の少女を切り裂こうと構えたのだが・・・】


>>125

ンゥゥ・・・ッ?
【ローブを着た少女への意識が減っており、バールのようなものを回避するのに失敗】

テ・・・テメェッ
【右腕に、それの振り下ろしを喰らってしまい、血の代わりに透明な液体が噴き出し】
【その液体は少し経つと凍り、白くふわふわとした物質へと変わる】


>>ALL

【悪魔が次の攻撃を仕掛けてくる様子は、今はない】
127 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 20:12:34.06 ID:GgTlTQSO
>>126
私〜〜〜
鍛えてますから〜〜
【相手の腹に向かい】

【ドドドン!!!!ドドン!!ドォン!!!!!】
【両手の鉄の棒で6回太鼓を叩くように殴りつけようとする】

【少女と思い油断してはいけない】
【意外に力があり、棒も鉄そのもの…重い連撃だろう】
【だが避ける事…もしくは防ぐ事は可能だろう】
128 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 20:14:44.46 ID:ACbTavso
>>126

不味くはないッ!
けど……敬意を払うのは、当然のことでしょ!

【そう言うと、右手に氷製のナイフを生成し】

くらえッ!

【悪魔の胴体目がけて、勢いよく投擲した】
129 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 20:17:36.43 ID:jGcgec2o
>>123
(うわっ・・・酷い出血・・・大丈夫かなぁ、あの子)
【ちらりと隣を見れば、槍を受けた少年の苦痛の表情】
【彼は無事であろうかと、少女は今一度気を引き締め】


>>124
(炎が燃えて・・・障壁って奴かなぁ・・・って、あれ?)
(あっさりと燃えて・・・、ん・・・消えて・・・溶けて?)

【少女にとって初めて眼にする緑の槍と炎の壁―――魔法の力】
【しかし今はそちらに気を取られるよりも、目の前の相手に精一杯だ】

>>126
って、うわっ!冷たっ!

【バールのようなものを振り落とした先の悪魔から噴出す、これはなんだ?】
【液体から、凍り付いての状態変化―――白くて、冷たくて、今は冬で―――】

・・・雪?

【しかしそれも確認する余裕も無い、なにしろココは血で血を洗う戦場である】
【この悪魔から吹き出た「白いモノ」の正体も分からぬうちに追撃は禁物だ】
【少女は振り落としたバールを胸前に引き戻して、両手で構え直して】

【一旦は悪魔と距離をおこうと、後ろに一歩足を引こうとし―――】
130 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [saga]:2010/12/25(クリスマス) 20:20:37.43 ID:YTyDtASO
>>120

――だよな。まあ、それなりに頑張ってみるよ。
そこら辺は時間が解決するんじゃない?……多分、だけど。

【朔夜としては、人の事を言えた義理でも無い。その為、表情は自然と苦い笑みに】
【ちびちび食べ続けていたみかんの皮を片付けながら、曖昧な返答ではぐらかすに留める】

ん、大丈夫。元々、<Justice>に所属してるってのは必要な時にしか言ってないからさ。
そうほいほい自慢する物でも無いし、報せた所でどうなる訳でも無い。

外にあんまり名前が知れてないのは、却ってやり易いかもな。……オレに信用が置けるかは、置いとき。
何はともあれ、ありがと。為になっ――――。

そっくり返してやるよ、その科白……またな、良いクリスマスを=B

【話が終わり、礼を言って締めようとした所で。最後の一言に、浮かべた笑みを凍り付かせ】
【ずずいと身を乗り出せば、仏頂面に所謂ところのジト目で彼女を見据え。ふん、と小さく鼻を鳴らして席を立ち】

――――……今頃は忙しいもんなぁ、あいつ。

【踵を返して後ろ手を振り、並べてあったブーツを履くと、そのまま部屋を後にするだろう】
【神殿を出るまでの道中、溜息混じりに零れた呟き。聞こえたかどうかは、定かでは無く】

…………ホワイトクリスマスとか、厭味?

【神殿を抜ければ。丁度降り始めた粉雪が、街に一面の雪化粧を施している】
【――――独りでは少々堪える寒さだ。二重の意味で、耐え切れる気がしなかった】
//ですね。それではお疲れ様でしたー!
//毎度の遅レスすみませぬ……楽しかったです、有り難うございました!
131 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 20:28:18.16 ID:ks/jZPso
>>130

………返されても困る。8月にクリスマスパーティーは出来ない
……だからこそ、今夜くらいは

………良い年末を、良い年を
そして出来るなら、良い夜を

【別れの言葉を終えると、すぽんと炬燵に潜り込んで】
【目を覚ました時には日付も変わり、口の中はからからに乾燥していたとかなんとか】


/お疲れさまでしたー
132 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 20:31:22.47 ID:V6JpL/.o
>>127

ットットット・・・サッキハユダンシチマッタガ・・・
【体勢を立て直しつつ、向かってくる少女へ、攻撃を仕掛けようとする】

【口を開けて、吐き出すのは――雪、吹雪だ】
【範囲は、大して広くないものの、非常に冷たい攻撃だろう】

【そして、鉄の棒による攻撃を受けてしまう】
【2,3発命中したところで、後ろによろめき、残りの攻撃の衝撃を軽減及び回避する形となる】


>>128

ッッ・・・ベツニケイイナンテイラネェーーーダァァロォォォーー
【今現在、吐き出している吹雪――吐きながら喋っているのはご愛嬌】

フウウオオオッ
【それを利用して、ナイフを巻き込んで、速度を落とす】
【結果、胴体へ刺さるものの、幾らかの軽減は出来たようだ】

ウオオーー、ヤベエナコノジョウキョウ


>>129

【吹雪による攻撃は、後ろへ一歩足を引いたことで、命中しないだろう】

フゥゥ〜・・・イクラアクマデモ・・・チィットクライスギタカナァァ〜
【ダメージをうけると、やはり先ほどと同じような反応を示す】
【そして、その雪のような物質は・・・特に変化もない、ただ、普通に冷たいのみ】

【悪魔は・・・数歩、後ろへと下がろうとし】


>>ALL

オアソビハ・・・ココマデダァァーーッ!
ミンナマトメテ、トシヲコセナクシテヤロウ・・・ケキャヒャヒャァァッ!
【悪魔は、攻撃の準備を始めた】 【もう少しで――放ちそうである】
133 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 20:37:09.76 ID:8Jb2VkSO
/護中身ですが
/ニコルの方はおられますか?
134 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 20:40:17.58 ID:GgTlTQSO
>>132
うっ……っと!!
冷たいですね〜〜〜
【ブルブルと身体を震わせ】

けど〜〜〜
貴方の弱点わかりました〜〜
【そう言いながら一旦、棒をしまい】
【右手から符を出し空中に投げ】

【両手に再び棒を2つ持ち】

【ドドドン!ドドドン!ドドドン!!!】
【左右で交互に連続で札を叩こうとする】
【どうやら技の準備のようだ】

【わかる人なら札に火氣が集まってるのがわかるだろう】
135 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 20:43:20.98 ID:ACbTavso
>>129

【まだ出血はしてなうわなにをするやめ】

>>132

いるんだよ。
だって世界中にプレゼントを配るなんて、偉いじゃないかッ!!

うーん、何かするみたいだね?
……だったら、攻撃される前に叩き潰せばいいだけだよッ!!

【両手の中に、氷製のハンマーを生成すると】
【真正面から相手に向けて駆け出し──間合いに入ったら、そのまま振り下ろそうとする】

【ヒーローのお約束ぶち壊しのこの行動】
【只でさえハンマーという得物は重い上、脇腹の傷の所為で動きが鈍っているので】
【言葉通り、相手の攻撃前に攻撃を叩き込めるかは難しいところである───】
136 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 20:48:38.73 ID:jGcgec2o
>>127-128
(あっちの二人は・・・炎の能力者と、ナイフ生成?かなぁ)

【一旦後ろに下がって、落ち着いて前を見れば、果敢に戦う二人の戦士】
【打撃攻撃と、ナイフ投擲―――しかしその攻撃も悪魔には微傷のみだ】

>>132

うわ!冷たっ!
こっちの悪魔は・・・氷化能力?

【突如噴出す吹雪を前に、ローブの裾を掲げて吹雪を防ぎ】
【今一度考える、この悪魔を打つべくの、新たな一手を】

・・・
(悪魔の狙いは、なんだろう・・・次の攻撃への準備態勢かなぁ)

【一方後ろに引いた悪魔の、その力を蓄える姿勢からも伺える】
【ナイフの彼は出血していることからも、長期戦には避けたいところ】

【キッとローブの裾から悪魔を睨み付けて、めぐらす、次の展開】

【先の戦士の”ナイフ”と”太鼓バチ”を受けた箇所は、両方とも悪魔の胴体だった】
【やはり狙うべきはこの箇所しかない―――少女はそう考えて再度バールを握り締め】

≪――― 一点突き ―――≫

【駆け出した少女は体勢を低くして、悪魔に向かってバールの剣先を下部から突きつけ―――】

【その剣先の狙うは悪魔の胴体―――たとえ悪魔といえども連続の同箇所への負傷は】
【深追い傷といかずとも、多少なり悪魔を打ち払うには有利であろうとと判断したからだ】

【もっとも所詮は魔翌力を含まぬ少女の「突進突き攻撃」にすぎない】
【屈強な悪魔ならば、その少女の攻撃を防ぐことも十分に可能だろうか】
137 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/25(クリスマス) 20:58:17.14 ID:V6JpL/.o
>>ALL

ヒャッハァァーーーーッッッ!
【悪魔が叫ぶと、空から何かが降ってくる】
【それは・・・白い箱に、赤いリボンのラッピングの施された・・・『プレゼント箱』】
【3人の周辺へ、それぞれ2つずつ、降ってくる】

ツメタクナァァーーーレェェェァ
【何かしらの衝撃を受けた時点で、それは爆発し、冷気と氷片を撒き散らすだろう】
【範囲は、あまり広くない】 【しかし、それ故に、『危険』】


>>134

・・・ゲホッゲホッ、ウウゥ
【少し咳き込み、そして目に入るのは・・・札を叩く少女】
【それだけなら、別に驚異ではない】

・・・ッ!
【が、そこへ集まる火氣・・・何事もないように装っているが、少し動揺しているようだ】


>>135,136

・・・・・・マァァダソンナゲンソウヲイダイテイルノカァァァ
【そして、一息ついて放つ言葉は、文章にはならず】

『サンタ』ハ・・・ッ!
【攻撃の準備や攻撃は、回避を遅らせて、少女のバールのようなものによる突きつけが命中して】
【軽くよろめき、出血・・・もとい、液体を流し、それは変化して】

グホアァァッ!
【少年のハンマーによる攻撃によって、自らが攻撃を行って少し経った後・・・ハンマーによって軽く吹き飛ぶ】
【翼で羽ばたき、地面に叩き付けられるのは防いだようだが、小さく唸っていて、隙をみせている】

【どうやら、この悪魔、意外と強くないのかも知れない?】
138 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 21:11:19.31 ID:.Jglnj20
【街中】

やーっと包帯が取れた…………
さて、レイドの奴はどこに居るんだ……

【背にでかでかと「東」の一文字が書かれた白いコートを羽織り、腰の左右のホルダーにそれぞれ剣と銃の様なものを下げた、くせのある銀髪に黒光りする様な瞳を持った青年が】
【雪のちらつく夜の街道を、どこか足早に歩いていた】

――――あぁけど、せっかくの風情……飯屋に寄って行くのも悪くないかもな?

【イルミネーションに彩られた景色に視線を飛ばし、そんな事を口走る】
【クリスマスに一人――――世間一般の感覚では、どこか疎まれるものだが、この青年にはそんな事は関係ない】
139 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:12:00.98 ID:jGcgec2o
>>137
(やった、決まっ―――)

【バールのようなものを通して、確かに両手に感じる手ごたえ】
【見事この悪魔を討ったか、が、そう安心したのも束の間―――】

【心に浮かんだ一瞬の安堵が、悪魔の攻撃からの回避を遅らせ】

<―――バンッ―――>

【少女の後頭部上で破裂する悪魔からの"望まぬプレゼント"は】
【氷の欠片と、その爆発衝撃――― 一点集中の破裂であり、直撃し】

うわっ、と・・・!

【"氷のプレゼント"衝撃に思わずバールを手放してしまい】
【悪魔は少年のハンマーによって弾かれ飛んでしまった】

【悪魔にバールは刺さったままだ―――肝心の少女はその場に転がり込んでしまい】
【直ぐには攻撃態勢を取れそうも無い―――戦場に無防備な姿を晒す事となる】
140 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:13:43.73 ID:mRtBTT6o
【ぽつり、ぽつりと雪が降りわずかに地面に積り始めた街中】

…うっわ、また雪降ってきやがった…昨日の夜も降ってたみたいだが

【白い吐息を吐きながら茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年がゆっくりと街を歩く】

寒いなあ…来年でついにこの世界に来て5年になるのかあ…すっかりこの世界にもなれちまったな
中卒でも結構仕事ってできるんだな…帰ってからもこの技能を生かす事が出来れば幸いだが

【ふう、とため息を突くと彼は辺りを見回し何か変わった事が起きてないか、探し続けている】
141 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/25(クリスマス) 21:16:00.29 ID:GgTlTQSO
>>135>>136
二人とも!!!離れてください!!!!
【二人の共に戦う戦士に向かい叫び】

>>137
業火絢爛!!
【ドン!!!と二つの棒で同時に叩くと】
【札から6つの炎の束が大蛇のようにプレゼントと悪魔に向かい】
【空気を焼くように荒れ狂い襲い掛かるだろう】

……くっ!!
【そして燃やせきれなかった氷をくらい両足と腹部が凍りつくだろう】
142 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:19:10.50 ID:ACbTavso
>>137

ふぅ……。
よしっ、手応えありッ!!

【振り終えたハンマーを強引に支え】
【構えなおすと、空から降ってくる2つのプレゼント箱を見据え】

……プレゼント箱?
まぁいいや……吹っ飛べッ!!

【深く考えず、そのハンマーを片方の箱へ向けて振るう】
【当然、そんな事をすればプレゼント箱は───】

【爆発】
【更にその衝撃がもう片方のプレゼント箱にも伝わり、爆発】
【両方の箱との距離が近かった少年は、2つの爆発が直撃してしまう】

っ…………ぁ!

【猫耳少年、吹っ飛んだ!】
【そして近くのビルの壁に叩きつけられてしまい、更なるダメージを負う】
【更に不幸なことに、吹き飛んだ途中で>>141が放った炎の束に突っ込んでしまった───】

【全身に爆発+炎の刃による火傷、氷片による傷】
【ビルに叩きつけられた衝撃により幾つかの骨に入った罅──控え目に見ても、重傷である】
143 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:23:03.00 ID:8Jb2VkSO
>>138
【その青年の前を通るおかしな風貌の少女が一人】

はぁ・・どうするかな・・どっか・・羽後さんの所に食べいくかな・・
【元々何色の物だったか解らなくなってしまう程に汚れてしまったローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた風貌にまるで少女らしさのないその“少女”がそんな事を呟く】

でも一人だしなぁ・・・護でも誘うか、これで二人・・他に誰か・・
【とキョロキョロしている】
144 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 21:31:36.97 ID:.Jglnj20
>>143

ん……?
(うわ…………ちょっと前までの俺みたいだな……)

【少女の風貌に、思わず視線を向けてしまう青年】
【ほんの数日前まで、青年自身も全身に包帯を巻いて外をうろついていたのだ】

――――ん、護?

【出てきた人名に、ふと首をかしげる青年】
【以前、あった事のある少年と同じ名前のはず――――】

んて事は…………『justice』の関係者か何かかも、しれねぇな……

【少年の名前から連想されるのは『justice』】
【知らず表情を引き締めて、少女の方を見やっていた】
145 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/25(クリスマス) 21:36:56.01 ID:V6JpL/.o
>>139

グヒャヒャヒャァァ、クラエクラエアアアアアア!
【そう叫ぶ姿は、酷く醜く、そしてズタボロ】

・・・コノ・・・コレ・・・グルアアア、ジャマダァッァ
【自らに突き刺さったままのバールのようなもの・・・無論、抜きたくなる】
【ググッと左腕に力を入れて、抜こうとするが、意外と抜けないようで、苦戦している】


>>141,142

クラエクラエエエエアアアア、ソシテエイエンニキエロオオオア
【更に、羽ばたいているとは言え、体勢を大きく崩している――】

ット・・・ヌケナイナラ・・・ホウッテオクシカナイ
アッチニモキヲツカワナクテ・・・ハッ!
【時既に遅し。】 【そう、この悪魔の弱点は・・・『炎』!】 【すなわち、『熱』ッ!】
【体勢を立て直す間もなく、6つの炎の束は悪魔を襲い】

グルルウウウアアアアアッ! コノ・・・クソドモガアアアアッ
オレサマノ・・・・オレサマノォォオォ・・・


>>ALL

『シ』ノプレゼントヲオトナシクウケリヤガレエエエエアアアアアア!
【悪魔は、『消滅』した】
【そして、消滅と同時に破裂】 【だが、ダメージを受けるようなことはないだろう】

【何故ならば】

【その破裂によって、辺りに散るのは・・・『雪』】 【そして、心身の傷への『癒し』】
【そして、色とりどりなプレゼント箱が複数】 【この箱は、どうやら罠ではないようで、爆発も何もしない】
【もし、それを開けたとしたら・・・赤と白をベースとし、黄色い星のアクセントが1つ以上ある物品が入っているだろう】
【それが武器だとすれば、冷気の追加効果を持ち】 【それが防具やその他物品等だとすれば、冷気にある程度の耐性を持つ】
【・・・たまに、粉★雪が噴き出すだけのハズレ箱もあるのだが】


【"『サンタデビル』は、決して悪い悪魔ではないのです"】
【"ただ、少し・・・素直ではないだけ、ただそれだけなのですよ"】


【街中、悪魔襲撃――死者0名、負傷者多数】


/少し短いですが、小イベント本筋はこれで終了です
/皆様、ありがとうございました!
/プレゼント箱は、適当に持ち帰えっても、放置しても、イベントに参加していない人が持って行っても、構いません
146 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:42:10.69 ID:8Jb2VkSO
>>144
【ふと少女が青年に気がついて】

ちょっと!そこのアンタ!クリスマスなのに一人身なの?寂しいねぇ、良かったらこれから家族とご馳走食いに行くんだけで一緒にどう?
【そんな誘いを青年に向かって】
【一人身って所は余計なお世話だろうが】
147 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 21:46:24.61 ID:.Jglnj20
>>146

え……お、おい…………

【唐突な、本当に唐突な誘い】
【さしもの青年も、この展開は予想していなかったらしく、目を白黒させる】

――――別にクリスマスに一人身じゃいかんって事はないだろう?
まぁ…………ちょうど俺も晩飯をどこかで済ませようと思ってたところなんだが…………見ず知らずの俺がついて行って……良いのか?

【青年自身、別に恋人がいないと言う理由で僻む様なタイプではない】
【そんな事よりも、親しい者の輪に、部外者である自分が入って良いのかと言う戸惑いの方が大きかった】
148 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/25(クリスマス) 21:48:49.30 ID:GgTlTQSO
>>139>>142>>145
だから気をつけていったのに〜〜
【不幸な>>142を見て口調はゆっくりだが慌てる】

【そして辺りに散った雪により回復し】

綺麗ですね〜〜
【そう言いプレゼントを拾うだろう】

/乙でしたー
149 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:49:06.98 ID:1kzOSzE0
【街中】

ホゥホゥホゥー
ジングルベル〜ジングルベール鈴が鳴るー

【街中に陽気な笑い声を発しながら空を駆ける男が一人】
【その男は青年とも成人とも似つかない顔立ちで、右目は青い色、左目は赤色】
【右半身は白のトリミングのある赤い服】
【右半身は同じく白いトリミングがあるものの黒色で染まっており】
【赤色のナイトキャップ姿で白ひげを生やして、背には白いパンパンに張った大きな袋を後ろに置いていた】

今日は楽しいクリスマスー
ホゥホゥホゥーホゥホゥホゥ!

【クリスマスムードの人ごみの上を颯爽と駆けるその男は】
【真っ赤なお鼻のとあるトナカイに似せたバイク風の機械が、サンタ風の男を乗せた赤いソリを弾いていた】
【因みに飛んでいる位置は街中の街灯の明かりの位置とほぼ同じ】
【十分に呼び止められるだろう】
150 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:51:36.95 ID:ACbTavso
>>145

【少年は気絶していた。プレゼントなにそれ美味しいの】

【メリークリスマス】

/おつでしたー
151 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:58:41.13 ID:jGcgec2o
>>145
【少女は地面から半身を起こし、悪魔を見上げると】
【哀れ悪魔は上空で炎弾を受け、そのまま露と消え去った】

―――か、らん―――

あぁ、「断罪ちゃん」・・・
それと、これは・・・

【消え去った悪魔より、突き刺さったバールも少女の前に転がり落ちて】
【同時に転がり込んだプレゼント箱を拾い上げて、なんだろうと開けてみれば】

おぅ・・・これは・・・

【プレゼント箱の中にはには、金色に輝く星型のアクセサリー】
【例えるのならばそれは、クリスマスツリーの先端に輝く星飾りか】

まぁ、貰えるものならばあり難く貰いますが・・・
それにしてもこのクリスマス期を狙うとは、恐ろしい悪魔でした・・・

【少女はアクセサリーを懐に仕舞いこんで、バールを支え杖に立ち上がり】
【ふと空を見れば悪魔の忘れ形見か、チラチラと夜空を舞う白い雪】

【転がり込んだ際に打ったか、少女は腹部を押さえて眼を閉じて】

人の子にも、悪魔にも、すべての者に・・・
今日、この日限りは・・・メリークリスマス・・・

【ぽつり、そう言い残して―――夜の街に溶け込んで消え去った】

/ありがとうございましたー
152 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 21:59:55.49 ID:kMZ2DXMo
【公園】

問題片付いたら、どうするかな。何か研究でもするか

【喧騒から離れた公園に、一人の青年が立っていた】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがあり、その中に黒いハンドガンが納まっている】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】
153 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 22:02:57.51 ID:8Jb2VkSO
>>147
良いよ良いよ、どうせ弟と二人ぼっち、せっかくの聖夜よ?皆で宴して馬鹿騒ぎたいもんじゃん?よし決まりねっ?
【無理やり決定っ!!】

これから私、ちょっと弟待ち伏せするけど、アンタも知り合い誰か呼ぶなら呼びなよ?人数は多い程の方が楽しいし
【誰か呼ぶならそれは自由】
【誰も呼ばないならそれも自由】
154 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 22:06:43.99 ID:iX2m9rE0
>>152

【そんな公園の近く、それほど遠くもない位置で。青年の位置ならば、耳を澄まさずとも聞こえるはず】
【いくつもの鈴を一斉に鳴らしたような、そんな金属音】
【歩いているにしてはいくらか音の間隔が短く、走っている、と予想するのは難しくないはずで】
【疑う余地も無く、そちらに向かっている、ような?】
155 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 22:09:36.65 ID:.Jglnj20
>>153

あー、それは確かに言えてるな……
よし、そう言う事なら、その宴会乗らせてもらうぜ!

【元来、余計な事をごちゃごちゃと考えるのは苦手な性質だ】
【単純に割り切って、みんなで騒ぎたいと言うのなら、それはこの青年の意志にも合致する】

知り合い、なぁ…………こっちには、呼べるような奴はいないなぁ
(そうだな……レイド辺り一緒なら、それはそれで楽しそうだったんだろうけど……どこに居るのやら、な…………)

【正確には、呼ぶに適当な知り合いはいるが、呼べないと言う事だ】
【何しろ、今まさにその対象を探し続けていたのだから】
156 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 22:17:37.92 ID:kMZ2DXMo
>>154

【今ある問題が解決した後を想像するという、とても気楽な行動の最中だった。危機感など欠片も無く、明るい未来を考えていた無防備なところに、その音は聞こえてきた】
【ぞわっ! と全身から嫌な汗が溢れ出る感覚。気分の良くなる気温の場所から、何も無い極寒の地に突如引き摺り落とされたような変化がした】
【一瞬何故そんな感覚がしたのかも分からない中、数瞬遅れて頭が回り始め、状況を認識し始める】
【そこまで来てようやっと、『音』が聞こえてきたことに気がついた】

(この音は……っ!)

【それが誰なのかは考えなかった。誰でも良く、且つ最も悪い人物は有り得なかったからだ】
【ただその音だけが不快だった。もう二度と耳にしたくないような音だった。だからこの場からすぐ立ち去ろうと考えた】
【その前に、非常にぎこちなく、無理に身体を動かしているような緩慢とした動作で、音のした方向へゆっくりと振り向いた】
157 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 22:21:01.10 ID:8Jb2VkSO
>>155
・・・来たっ!
【途端に少女が路地裏の入り口の方に向く】
【少女が待っていたその『弟』は―――】

「よし!近道完了っと!――――って!?あれ?!」
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が路地裏から飛び立して来て少女達に気がつく】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

「姉ちゃん?!それに――東さん?!何でですか?!」
158 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 22:30:11.87 ID:.Jglnj20
>>157

どうした…………え?

【待ち伏せするとは事前に言われていたが、路地裏に張り付いた少女の様子に、青年は首をかしげる】

――――って、あ……護!?
姉ちゃんって、えぇ!?

【現われた人物を目の当たりにして、青年――――銀鶏は、大仰に驚く】
【全く予想だにしなかった形での、知人との再会】

い、いや…………急に呼びとめられてよ、宴会やるから一緒に行かないかって……
でも、お前さんとこういう形で会う事になるなんてな…………

【しどろもどろながらも、説明をする銀鶏】
【彼自身もまた、この再会に泡を食っている真っただ中。的確な説明をしろと言うのが無茶な注文だろう】
159 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 22:37:51.86 ID:iX2m9rE0
>>156

【そのうちに、というほどでもなく早く】
【振り向いた相手の視界内に入るのは、予想を外すほうが難しいだろう黒尽くめの少女で】

【側頭部に真っ黒な薔薇のコサージュを留めて、長い黒髪はポニーテール。若干崩れているのは、走っていたためか、いくつも結われた鈴の重さのせいか。恐らくは両方で】
【極度の寒がりだというに、ボタンの全部開け放されたやたらとふわふわした黒いコートと】
【その下に見える、所々にフリルをあしらい、腰のところを緋色のリボンで緩く絞った、黒地のドールワンピース】
【黒のロングブーツにあわせているのは、同じく黒のニーソックスで。先生素肌が見えません】

【視界に入った恐らく直後、公園入り口辺りの柵なり木なりともかく何なりを掴んできゅっと急停止】
【その場で膝に手を置き、遠目からでも分かるほどに息が上がっていて】

【なんというか、いまだにそちらに気がついてはいなさそう】

/手が悴んで速度がやばかったなど
160 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 22:46:59.79 ID:kMZ2DXMo
>>159

────…………は?

【視界に飛び込んできたのは、有り得ないはずの相手だった。無意識に、おかしな声を口から漏らしていた】
【視界を動かさず、目を見開いて口をぽかんと開けたまま一切動かない。まるで時間が止まったかのように】
【頭の中が真っ白、というのがこういう状態を言うのだろう。先ほど現れた不快感も、この場を去ろうという判断も、薄っすらと蘇る嫌な記憶も、何もかもが一度リセットされた】
【そして先ほど以上に、頭が回転を始めるのに時間を要した】
【はっとしたように顔を軽く動かしてから、一度長く目を閉じ、もう一度改めて視界を開く】
【頭が回るようになって最初に思うのは──】

あれは……誰だ

【疑問、そして敵意】
161 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 22:49:34.34 ID:8Jb2VkSO
>>158
何だ?うちの弟と知り合いだったの?なら話は早いね、護、羽後さんとこ。これから飯食いに行こっ!
【少女はいつの間にか弟―――護の腕を掴み捕獲している】

「あぅ・・、そうでしたか、」
「僕もまさかこんな形で会うとは・・まぁ、お姉ちゃんは昔からそう言う人ですから今さら疑問は持ちませんが・・」

―――・・・でアンタは誰も呼ばないの?三人じゃ未だ寂しいよ?
あ、呼ぶならなるべく女の子もいて欲しいねぇ、その方がきっとこれから行く店の店主も喜んで値引きしてくれるしっ
【少女の方はそんな事を青年に告げる】
162 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 22:52:13.88 ID:1kzOSzEo
【街中】

ホゥホゥホゥー
ジングルベル〜ジングルベール鈴が鳴るー

【街中に陽気な笑い声を発しながら空を駆ける男が一人】
【その男は青年とも成人とも似つかない顔立ちで、右目は青い色、左目は赤色】
【右半身は白のトリミングのある赤い服】
【右半身は同じく白いトリミングがあるものの黒色で染まっており】
【赤色のナイトキャップ姿で白ひげを生やして、背には白いパンパンに張った大きな袋を後ろに置いていた】

今日は楽しいクリスマスー
みんな良い子にして来たかなー?

【クリスマスムードの人ごみの上を颯爽と駆けるその男は】
【真っ赤なお鼻のとあるトナカイに似せたバイク風の機械が、サンタ風の男を乗せた赤いソリを弾いていた】
【因みに飛んでいる位置は街中の街灯の明かりの位置とほぼ同じ】
【十分に呼び止められるだろう】
163 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 22:55:30.32 ID:XWroBAwo
【邪気眼喫茶-Phosphorus-】

【営業時間外だというのに、明かりが付いている】
【窓から見れば、その中の様子が分かるだろうか】

【中に居るのは】

【やや長いアジサイのような明るい青紫色の髪を後ろで纏めている額縁眼鏡を付けた“ウェイター”の格好をした男性】
【腰まで届く黒い“長髪”、この世の物とは思えぬような濁った瞳。カジュアルなコートを羽織る特徴の無い格好をした男性】
【白い革手袋、黒髪、黒目に、テールコートを着ていて、さらにはシルクハットをかぶる“手品師”のような格好をした男性】

【3人の男性だ】

「後、1時間ですかねぇ………」

\ちゅんちゅん/

【空のコーヒーカップが置かれた手品師の格好の男性の机には、鋼色の翼を持つ雀が乗っていて】

『………』

【手品師とは別席に座る長髪の男は黙ってコーヒーを啜り】

………やれやれ。

【ウェイターは窓の外を眺めながら、コーヒーを淹れていた】
164 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 23:02:12.81 ID:iX2m9rE0
>>160

【相手の声は、自分の荒い息のせいか、それとも鈴のせいか。ともかく、少女には聞こえなかったようで】
【少しの間、膝に手をついたまま。息をしていたが】
【そのうちに、ぐっと息を呑んで。ほんの僅かにふらつくながらも、ちいさく半歩、踏み出したところで】

…………――――。

【再び前に戻された視線が、相手を捉えて】
【ここまで息が上がるほど走っていたせいか、赤らんでいた頬なんかが、一気に色を失ったように見えて】
【息をするときの肩の大きな動き以外は、ほぼ不動のまま。赤かったりはしない真っ黒な眼で、相手を見ているばっかりで】
【というよりか、もしかしたらそちらを見ているだけで青年自体は見ていない、のかもしれず】
165 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 23:03:57.18 ID:.Jglnj20
>>161

あぁ……まぁ、ちょっとした知り合いさ

【どこか呆然と見届けながら、銀鶏は答える】

なるほど、なぁ…………
しっかし、こう言うのも巡り合わせって言うのかねぇ……本当、びっくりしたよ

【見ず知らずの人間を、遠慮なく誘う】
【元々そう言う性質なのだと聞かされ、少しは合点が行った様子の銀鶏】

あぁ、悪ぃ…………こっちには、呼べるような知り合いは――――――――
「お…………銀鶏と護じゃねぇか!?
どうしたんだお前ら!?」
――――って、イマミレイ!?

【苦笑しながら、誘う人間がいないと口にしようとした銀鶏だが、巡り合わせと言うのは時として連鎖する】
【突如、空から第四者の声が聞こえてきたのだ。その人物は――――】
【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」】
【左手にホールのケーキの包みを持って、空を掛けていた、イマミレイ=シーク】

「い、いや…………これから友達と飲み明かそうかと思ってたところなんだが……
お前ら、知り合いだったのか?」
あ、あぁ……まぁ、な

【ゆっくりと降下してくるイマミレイ】
【彼女もまた彼女の時間を、誰かと過ごそうとしていたようである】
166 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 23:15:39.30 ID:kMZ2DXMo
>>164

【こちらを見ている。自分じゃないかもしれない、などとは思えなかった】
【数ヶ月の間に強引に記憶を封印したこともあった。そのおかげでまともな身体機能すら失った。彼の人生の中で最大の過ちがあった】
【その全てには同じ理由があった】
【なら目の前に居るのは誰なのか。幻か、夢か、それとも現実か】
【今ならこの場から逃げ出すことも可能かもしれない。例えこんな身体だとしても、逃げることは出来る】

【だが、彼はそうしなかった。杖をつきながらゆっくりと、少女の方へと歩き始める】

【不思議と身体は震えなかった。記憶を歪曲したことに起因する、独特の恐怖も無かった。刀を向けられたことを思い出し、それへの恐怖はあったが、それでもこの場から立ち去る気は起きなかった】
【自分の最大の過失が彼女へ不用意な一太刀を浴びせたことならば、次の過失は生死を確認しなかったことだ】

【ならばこそ、そのどちらも繰り返しはしない】
【今、目の前に居るのが誰なのかを絶対に確認するため、支え無しでは歩くことすら出来ない体を動かしていく】
【歩く姿は杖がある通り、相応に不自由そうだ。杖が無ければ動けないのは想像に難くない】
【何も無ければ、少女の目の前数mのところで立ち止まるだろう】
167 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 23:20:55.03 ID:8Jb2VkSO
>>165
「ていうかお姉ちゃんはお姉ちゃんで何でこの近道使ってるって知ってたの・・?しかも時間まで・・」

はっ・・愚問ね、私は仮にもあんたの『姉貴分』で家族よ・・?弟の帰宅時間と通学路くらいちゃんと把握済みよ?

「何それ、怖い!」


「あ、イマミレイさんっ!!」

ん?またあんたの知り合い?ならこれから飯食べに行かない?ちょうど女の子誘おうって話になってたんだ。
【少女はまた、今度は現れたイマミレイを誘う】
【やはり何の躊躇も無しだ】
168 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 23:30:48.07 ID:.Jglnj20
>>167

っはー…………仲が良いと言うべきなのか、なんというか……

【全てを把握していると言う様子の少女に、呆れが半分混じり込んだ感心のため息を吐く銀鶏】
【他人の行動を、こうも正確に記憶する事など、自分には出来ないだろう】

「なんだ、そっちもこれから飯か!
うーん…………分かった、ちょっと待っててくれ!
こっちで一緒する予定だったダチを一人、即効で連れてくるからよ!」

【一方、上空のイマミレイは、少女の誘いに二つ返事で答える】
【しかし、本来一緒に過ごすはずだった友人がいるとの事で、その人物を連れてくると言い残し】
【再びイマミレイは空を駆けてゆく――――恐らく、言葉通りすぐに戻ってくるのだろうが】
169 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/25(クリスマス) 23:42:58.90 ID:iX2m9rE0
>>166

【相手がこちらへ歩いてくるのに対し、こちらは1歩も動かず】
【強いて言えば、前に出した分の足を元の位置に戻し。半歩分】

【青年が見るだろう、少女の表情は。お化け嫌いの少女が暗闇でお化けに出会ってしまったような、きっとそんなもので】
【怯えきった、今にも泣き出しそうな表情。ワンピースの首元をぎゅっと握り締める両手が震えているのが、もしかしたら見えるかもしれなくて】
【前みたいに、一緒にいるだけでなんだかやたら上機嫌だった少女とは、ある意味別人みたいで】

【そのうちに、相手が足を止めれば】

……、から、だ。大丈夫、……なの。

【なんて、明らかに無理をしたような、震える声で。そんなことを尋ね】
【まるで、相手に先に話を始められるのが嫌なようにも見えて】
【なんだか、かわいそうになってくるかもしれないくらいに怯えていたり】
170 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 23:56:37.10 ID:8Jb2VkSO
>>168
どんどん人が増えてくねぇ、良いね良いよぉ?これは楽しくなりそうね、
【少女はそう言いニヤリとしる】

―――と、そう言えば未だ私の自己紹介が未だだったわね。
私は紗月。護の姉――・・と言ってもこの子とは血は繋がってない、正確に言えるば『幼なじみ』/『姉貴分』と言う分類なんだけど
でもそれでも幼い時、棄てられた者同士一緒に生活して面倒みてた仲、私にとっては家族に変わりはないわ

ま、よろしくね
171 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/25(クリスマス) 23:58:45.93 ID:kMZ2DXMo
>>169

【手や声が震えているのも、その理由が怖がっていることだというのもすぐに分かった】
【返事をせず、その反応に対し、無表情のまま少しだけ首を傾げた】

(……何故怯えている。怯えるのは俺じゃないのか)

【冷えた頭で疑問を覚えた。声をかけてきたということは別人ではないのだろう】
【殺されかけたのは自分だった。ならば震えるのも怯えるのも自分の役目ではないのか】

(あぁ、そうか……)

【だがその答えは少し考えればすぐ分かることだった】
【殺されかけたのは確かに自分だが、あれはきっと本意では無かったのだろう。誰だって恋人を殺したくはない。今思えばあれは錯乱状態だったのではないのだろうか】
【彼女はただ、自分の元から離れて欲しくなかっただけだった】
【そんな簡単なことも分からなかったのか、と少し自分に対し嘲笑が浮かぶ。同じように今思えば、そんな簡単な答えに辿り着けないほど、あの時から自分には余裕が無かったのだろう】

五体満足かと聞かれればNoと答えるが、生きてるか、生きていけるか、と聞かれればYesだな

【ほんの少しだけ口元に笑みを浮かべながら、同じく少しだけ優しい口調で答える】

……生きてたんだな

【だがそんな笑みもすぐに消えてしまう。すぐに憂いたような表情へと変わる】
【彼女との再会は、簡単に喜べるものではないから】
172 :クリスマス終了のお知らせ [saga]:2010/12/26(日) 00:04:54.67 ID:5ZzR/t20
>>170

確かになぁ……人が増えればその分話題も増える……
こりゃあ今夜は楽しくなりそうだぜ!

【銀鶏自身も、騒がしさを好むタイプの人間である】
【少女の呟きに、同意のそれを上乗せした】

あぁ…………なるほど、姉貴分か…………
そういや、こっちも名乗ってなかったな
俺の名前は東 銀鶏(あずま ぎんけい)
ま、傭兵か賞金稼ぎか…………そんな感じの事をやってあっちこっちうろついてるんだ
よろしくな!

【少女――――紗月の自己紹介を受けて、名乗りを返す銀鶏】
【彼女たちの複雑な経緯には、深く追及する姿勢は見せずに、ハイテンションを維持したままに返事を返す】

「おーう、悪ぃ、戻ってきたぜ!」
[い、イマミレイさん…………あの人たち?]
「あぁ……だからそんなにひっつくなって」

【その時、空から再びイマミレイの声が響き、二人の人物が降下してくる】
【一人は、声の主でもあるイマミレイ。そしてもう一人は】
【モスグリーンのショートボブヘヤーをした、比較的軽装な服装に、左手首にブレスレットを嵌めている、紫の瞳が印象的な少女】
【おどおどした表情のまま、イマミレイのドレスにしがみつく様に掴まっている】

「よっと……さて、待たせたな!
んじゃ、早速行こうぜ?」

【地に足をつけたイマミレイが、全体に出発を催促する】
173 :クリスマス終了のお知らせ [sage]:2010/12/26(日) 00:21:16.18 ID:mXZseESO
>>172
東 銀鶏ね!よろしく!

よし!じゃあ、揃ったみたいだし!!行くか!!
今夜は呑むよ!!

「お姉ちゃん、未だ19じゃ・・」

細かい事は気にしないの!たかだか一歳!!行くよ?!!
【紗月はハイテンションで護の発言をスルーして】
【目的の店へ歩きだす】
【キンクリしますか?】
174 :クリスマス終了のお知らせ [saga]:2010/12/26(日) 00:27:10.41 ID:LvbSdVo0
>>171

【返事をし(てくれ)ない相手に、不安になったのか。泣きそうな目元に、さらに涙を溜めて】
【首を傾げる仕草に、ワンピースの首元をいっそうぎゅっと握って】

【それから、恐らく少女からすれば相当長い時間越しに返された返事に、返そうと。薄く口を開くも】
【恐らくはこちらに向けられたのだろう笑みとか、ほんの少しでも優しい口調だとか、そういうものに】
【どうやら、緊張が解けてしまったようで。ぼろぼろと、涙を落としながら】

よか、ったぁ……。

【なんて。嬉しそうに。恐らくは返事なのだろうが、いくらか独り言の成分も含まれているような】
【最後の言葉には、意図的か、それとも返せなかったのか。返事はなくて】
175 :クリスマス終了のお知らせ [saga]:2010/12/26(日) 00:27:31.79 ID:5ZzR/t20
>>173

「よぉし! んじゃ行こうぜ!」

【いつの間にか、イマミレイが相の手を入れている】
【この一瞬の間で、すっかりペースが同化してしまったようだ】

「気にしてたら負けだぜ護!
俺だってまだ17だ! 野暮は言うもんじゃねぇぞ!」
案外、乗り良いなイマミレイ…………
じゃあ、えっと……行くぞ?
[は、はい…………]

【こちらもこちらで、相当テンションが高まりつつある面々】
【銀鶏が、モスグリーンの髪の少女を気に掛けながらも、全体は紗月についていく】

【Yesキンクリ】
176 :クリスマス終了のお知らせ [sage]:2010/12/26(日) 00:48:36.15 ID:mXZseESO
>>175
【じゃあ遠慮なく!キンクリッ!!!】
【しばらく歩いて一軒の居酒屋の前で立ち止まる】
【暖簾には店の名前だろう――『居酒屋 フレンド』】
【そして戸を開けて店の中へ―――】

と、その前に
【――行く前に紗月皆の方へ向く】

皆、店に入る前に一応言っておく、『この店の店主は変わってる』、

「うん、それも相当です。いや、まぁ良い人なのは確かなんですが・・」
【護が合いの手を入れるように言う】

だから皆各自気をつけてちょうだいね、
―――・・・セクハラとか・・誘拐とかされないように
【最後ボソッと聞こえるかどうかぐらいの声でとんでもない事呟いたぞ今】
177 :クリスマス終了のお知らせ [sage]:2010/12/26(日) 00:53:22.74 ID:8erYsKQo
>>174

──……。

【涙を流すのを見て、微かに顔を顰めた。それは胸に走った少しの痛みのせい】
【少なくとも今は、涙を流す彼女を見て幾許かの罪悪感を抱ける。彼女が泣く姿を見て、まだ胸に痛みが走る】
【けれどそれは一時の感情。胸に巣くった別の何かを打ち消すほどではない】

【緩慢な動作で彼女に背を向ける】
【もう自分の目的は果たしたのだから、ここに居る理由は無い。立ち去ろうとする考えを、居心地の悪さが後押ししていた】
【まるで逃げるような不自然なタイミングで、彼女から遠ざかろうと歩き始める】
【尤も、歩く速度はかなり遅いため、何をするにも間に合うだろう】
178 :クリスマス終了のお知らせ [saga]:2010/12/26(日) 00:56:14.00 ID:5ZzR/t20
>>176

ここか…………なるほど、気軽にくつろげそうな場所だな

【店のたたずまいを見て、銀鶏が嬉しそうな笑みをこぼす】
【特にかしこまった様子もないという事で、安心したのだろうが】

変わってる?
あぁ大丈夫大丈夫、こっちだって相当の変わり者だって自覚ぐらいはあるからよ?

【銀鶏はしゃれのめすような感覚で返す】
【確かに彼自身、変わり者ではあるのだが――――】

「…………セクハラだと?」
[え…………]

【女性陣二人はそうもいかない】
【殊に、グリーンの髪の少女の方は、怯えとも取れるような反応を見せた】

「へっ、上等じゃねぇか……そんときゃ、ぶっ飛ばしてやるよ?」
[あ、あの! 私は、大丈夫ですか……?]
「安心しろ。そん時も俺が何とかしてやるからよ?」

【イマミレイは戦意を見せる。こう言う時には手が出るタイプなのだろう】
【一方の怯える少女も、イマミレイに励まされ、ようやく気を取り戻したようだ】
179 :クリスマス終了のお知らせ [saga]:2010/12/26(日) 01:18:31.79 ID:LvbSdVo0
>>177

【一回泣き出してしまえば、涙は結構止まらなかったりするもので】
【迷子の子どもがようやく親に会えたような、まさしくそんな感じでしばらく泣いていたものの】
【相手の足音を聞き取ったのか、ぐしぐしと目元を拭ってから、そちらに視線を戻し】

【ほんの一瞬目を丸くして。その直後に】
【一歩、二歩、数歩分。距離を詰めて。相手の身体ではなく、服のどこかを、指で摘もうと。するだろう】
【無視して進もうとすれば、一瞬服が引っ張られた後に離れてしまうほどに、弱い力】
【それ以前に、近寄ることをなんらかの手段で拒まれれば、そこでお終い。それ以上手を伸ばすことはなくて】

行かない、で、……もう、置いてかないで……。

【なんて。成功してもしなくても、口にして】
【さっきの涙の延長戦ではあるものの、きっと意味は真逆】

【Q.好きな人が違う部屋にいるだけで寂しがるようなひとを4ヶ月放置したらどうなるでしょう】
180 :クリスマス終了のお知らせ [sage]:2010/12/26(日) 01:19:18.48 ID:mXZseESO
>>178
「あぅ・・・何かとんでもない事に・・・・」
【女性陣を見て護はそう呟く】

ま、とんでもない人だけど根は良い人だから、じゃあ覚悟は良い?行くよ?
【そう言い店の戸を開ける】
【店内は一見、普通の居酒屋だ】

羽後さん、未だやってる?

『未だやってるわよ?あらあらあら?紗月ちゃんと護君!!貴方達姉弟を見るのはお久しぶりねぇ?相変わらず―――あらあらあら?』
【羽後さんと呼ばれた女装――オレンジ色のロングに青の瞳をした女性がカウンターから出て来て】
【そして言いかけた言葉を切り、後ろの三人に気がつく】
【そして―――】

『あらあらあら!!今日はお友達を一杯連れてきたのね?!!あらあらあら!!何その後ろの娘達!!!】
【突然、いや本当に突然】
【女性――羽後さんのテンションは上がり出す!!】
181 :クリスマス終了のお知らせ [sage]:2010/12/26(日) 01:20:54.21 ID:Wxh/v/6o
【水の国の裏通り】

(しかしまあ……)

【端正ではあるが無表情に近い顔立ち、淡い真珠色の長い髪をポニーテルに纏め】
【身体をフードの付いた銀の刺繍入りの紺色のローブに包んだ女性が壁に背を付き佇んでいる】

(思ったよりも悪い意味での事件は起こらなかったな)
(……もっとも私の視野が狭いだけでどこかで何か起こっているのかもしれないけれど)

【「ふう」と吐いた息は白く色づく寒さ】
【ローブの袖に隠れて見える銀色の手甲もこの季節の影響を受け冷たくなっている】

(まあそれはどうしようもない……か、私は私1人しかいないのだし)
(今は私に出来る範囲で出来る事をするだけだ)

【腰に下げた剣の存在を銀の指で触れて確かめる】
【思えば今年は本当に色々とあった、いや在り過ぎた……と】
【また白い息を吐きながら暗い空を見つめ】

(後一時間程度したら……そうだな何か買ってから帰るとするか)
(少しズレたが、まあそういう日だしな悪くは無いだろう……)

【ほんの少しの微笑みを浮かべ】
【胸を腕の上に乗せるような形で手を組み、静かに時が経つのを待ち始めた】
182 :クリスマス終了のお知らせ [sage]:2010/12/26(日) 01:26:14.83 ID:8erYsKQo
>>179

【服を掴まれてあっさりと立ち止まる】
【それを無碍に振り切れるほど冷たくはなくて、それに優しい言葉をかけられるほどは優しくない】

(中途半端なもんだ……)

【自己嫌悪に塗れた言葉を頭の中で思い浮かべた】
【それから彼女の言葉に対する返事を考える。数秒か数十秒、それにも彼女からすれば長いであろう時間をかけた】
【そして──】

君の求めているものと俺の求めているものが噛み合わない
俺はね鈴音。支えてくれる人が欲しかった。支えさせてくれる人が欲しかった
君は片側は満たしていても、もう片側を満たしていない

【彼は言ってしまう。地雷である”否定の言葉”を】
183 :クリスマス終了のお知らせ [saga]:2010/12/26(日) 01:28:01.53 ID:5ZzR/t20
>>180

「とんでもない? んな事はねぇよ
もしもの時のための備えって奴だ……至極当然で、ささやかな事だろ?」

【イマミレイは笑む。非常に威圧感のある笑みだ】
【そこには、全く物怖じと言うものが感じられない】

まぁ、とりあえず入ってみなきゃ始まらねぇな
よし、行こうぜ

【銀鶏が3人の先頭に立ち、店の中へと足を踏み入れる】

おぅ、お邪魔しますよ
今日はこの二人に呼ばれて、酒盛りに来ましたぜ

【銀鶏が、店主のハイテンションを真っ向から受け止める】
【どことなく、状況自体を楽しんでいる様な笑顔だ】

「(おい……あまり無茶はするなよ?)」
[(ま、まだ大丈夫……ありがとうイマミレイさん……)]

【声を潜めて、イマミレイはグリーンの髪の少女の耳元で、思いやる様なセリフを口にする】
【それに対し、やはり少女もイマミレイに声を潜めて返事を返す】
【どうも、少女の方は早くもついて行けないものを感じているようだ】

ま、ともあれ……案内頼みますよ

【銀鶏がさっさと話を進める】
【ペースをつかむために、率先して動きを作ろうと言うのだ】
184 :クリスマス終了のお知らせ [sage]:2010/12/26(日) 01:41:01.59 ID:mXZseESO
>>183
『ようこそ!いらっしゃいませ!!』
『どうぞ座って、存分に飲んで行ってね!?』
【と羽後さんは五人にテーブル席に座るよう進める】

『あらあらあら!!可愛らしい娘達ねぇ!!お持ち帰りしたいくらいだわぁ!』
『と言うよりお持ち帰りさせて下さい!!何なら結婚してくれないかしら!!』
【ハイテンションのまま、爆弾発言】
【二人に向ける目が本当に視k・・・いや何でもないです。】
【なお、メニューを見ればその数々は普通の居酒屋と変わらない】
185 :2010/12/26 1:48:47真行寺恵里 - In My Dream [saga]:2010/12/26(日) 01:50:16.98 ID:5ZzR/t20
>>184

おぅ、それじゃあ失礼しますかね……っと!

【テーブル席を示されると、銀鶏はさっさと座ってしまう】
【この流れに乗じて、他の二人も座らせたかったようだが――――】

「お持ち帰りは 全 力 で お断りします」
[あ、あの…………私、まだ15なんで……ごめんなさい]

【店主である羽後の爆弾発言に、真っ向からNoを叩きつけるイマミレイ】
【それとは対照的に、オドオドしながら拒絶の意志を示す少女】
【ともあれ、彼女らもまた席に着き】

さて、何頼むよ?
「そうだな…………じゃあ俺は鳥の軟骨とスクリュードライバーで!」
[私は……お茶づけとウーロン杯お願いします……]
じゃあ俺は、手羽先とビールってとこだな

【テーブルに着き、各々注文を口にする】
186 :2010/12/26 1:59:59メロキュア - Agape [sage]:2010/12/26(日) 02:03:24.79 ID:mXZseESO
>>185
『あらあらあら残念、でもそれはそれで、ツンデレは好きよ』
『それに愛に年齢は関係ないわよ?』
【と残念そうにそう言う】

私、ビールと鳥の唐翌揚げお願いします。

「むむぅ・・・・海鮮丼とウーロン茶下さい。」
【二人も注文を言うと】

『はいはい、わかったわ。皆ちょっと待っててね?』
【羽後さんは厨房へ向かって行く】
187 :2010/12/26 2:08:37クー (ゆかな), コウ (早見沙織), タマ (高橋美佳子) - シアワセの言霊 [saga]:2010/12/26(日) 02:10:35.24 ID:5ZzR/t20
>>186

「…………残念だがツンデレじゃねぇ
色恋沙汰とか、セクシャルトークとか、そう言うの全般が大っ嫌いなんだ。すまないけどな」
[いや、でも、その……ごめんなさい]

【微妙に冷たい眼ではっきりと言い切るイマミレイ】
【どうもそう言う方面にはかなり固い性格であるらしい】
【一方の少女はと言うと、やはりはっきりした物言いが出来ていない】

さて……ところでイマミレイ、その子は?
「あぁ…………俺の友人だ」
[そういえば、自己紹介がまだでしたね……
私はルティン=ガデュリスって言います……よろしく]

【注文を伝え終わり一息ついたところで、銀鶏が少女の名前を知らない事を思い出す】
【それを促され、名前を名乗る少女――――ルティン】

なるほど……それで二人で過ごそうとしてたところに俺たちと会ってって訳か……

【銀鶏が納得したように頷く】
【あの場で出くわしていなければ、そのまま二人は二人で、先ほど持っていたケーキで夜を過ごしていたのだろう】
188 :2010/12/26 2:20:51FictionJunction YUUKA - Nowhere [saga]:2010/12/26(日) 02:23:22.36 ID:LvbSdVo0
>>182

【立ち止まった瞬間。少女が浮かべたのは、きっと、ほんのりと嬉しそうな表情で】
【立ち止まってくれた、と。後ろを振り向かなくても、伝わるかもしれなくて】
【ただ、その後の間に。嬉しそうだった気配は、すっかりと元通り。不安だとか、そんなものに塗りつぶされて】

【それから、告げられたそんな、否定の言葉に】
【返す言葉は無く】
【ほんの一瞬、服を摘む指にこめられた力がいくらか強くなった後、ふわりと離れ】

【直後に、鈴たちが。一斉に音を鳴らして】
【風は無く、ならば鈴がなる原因は、と】

【結論から書いてしまえば、指を離した直後に、少女はそのまま手をぎゅっと握って、振りかぶり】
【相手の背中を、グーで。瞬間的にこめられる力のほぼ全てを動員し、殴りかかろうとしているのだが】
【今までほぼ沈黙であった鈴がいっせいに鳴いたことなどから、察知は可能かもしれず】
【即座に回避行動をとれば、モロに命中することは避けられるだろうか】
【それ以前に、彼女の行動パターンなんかを予想していたのであれば、避けることは幾分簡単になるかもしれない】
189 :2010/12/26 2:24:35YA-KYIM - BAKUROCK 〜未来の輪郭線〜 [sage]:2010/12/26(日) 02:29:28.84 ID:mXZseESO
>>187
「あぅ・・すいません、でも本当に悪い人じゃないんですよ?」
「ただその・・あの人は異常な程可愛いい物とか人が好きなだけで・」
【何故か護が二人に謝罪する】
【まぁ、異常な程ならそれは「ただ」とは言わないけど】

あの人がいなかったら私達もとっくに餓死してるしね?



ルティンちゃんね?よろしく、
「よろしくですっ。」
【二人は名乗った少女――ルティンに向けそう返す】
190 :2010/12/26 2:24:35YA-KYIM - BAKUROCK 〜未来の輪郭線〜 :2010/12/26(日) 02:29:30.58 ID:Yr.ymsDO
>>182>>188
//乱入してもいいでしょうか?
191 :2010/12/26 2:37:05栗林みな実 - 冥夜花伝廊 [saga]:2010/12/26(日) 02:39:00.65 ID:5ZzR/t20
>>189

「あぁ…………? なんで護が謝るんだよ?」

【目をぱちくりとさせ、不思議そうに聞くイマミレイ】

「可愛いもの、ねぇ…………俺が可愛いってのも、また微妙にずれてる気がしないでもないけどな」

【苦笑しながらイマミレイは頭をかきむしる】
【可愛いと言われても、本人としては特にうれしいものでもないのだ】

餓死、か…………
あんたらも色々と苦労してるんだな…………

【しみじみとした様子で、銀鶏は話を聞く】
【苦労と言うのなら、銀鶏もそれなりのものを積み上げてきたが、境遇と言う意味ではとても及ばないだろう】
【それを、その言葉から感じ取ったのだ】

[よ、よろしく…………]

【おずおずと頭を下げるルティン】
【まだ打ち解けたとは言い難い、ぎこちない態度だ】

――――そういや護。『justice』の方は、今はどうなってる?

【ふと銀鶏は、思い出したように問いかける】
【以前、レイドは護に情報をリークしていたが、それ以後組織はどういう動きがあったのか】
【話の種半分に、聞いてみる気になったのだ】

「(――――なんだ? 妙に胸騒ぎがする…………なんだこれ?)」

【銀鶏がそれを口にしている時、ふとイマミレイは妙な胸騒ぎを覚える】
【この場とは関係ない何かで、不吉な事が起こっている――――そんな胸騒ぎだ】
192 :2010/12/26 2:41:13梅ノ森千世 - はっぴぃ にゅう にゃあ (Ver. Chise Umenomori) [saga]:2010/12/26(日) 02:43:44.79 ID:LvbSdVo0
>>190
/わたしはへいきですのー
193 :2010/12/26 2:41:13梅ノ森千世 - はっぴぃ にゅう にゃあ (Ver. Chise Umenomori) [sage]:2010/12/26(日) 02:44:13.44 ID:8erYsKQo
>>190
//いいですとも!
194 :2010/12/26 2:52:23岡崎律子 - For フルーツバスケット :2010/12/26(日) 02:53:39.67 ID:Yr.ymsDO
>>182>>188

【ヒィン────】
【唐突に、夜の静けさを白色の魔翌力が切り裂いた】
【それが感じられたのは、まずは彼らからわずかに離れた上空から】
【そして魔翌力の発生源は次第に移動し、やがて】
【二人の間に割って入るかのように、一体の「首が途中で括れたお人形」がぽーんと飛び出してきて】

「喉が詰まって9人になった!」

【──白衣の彼には、きっと聞き覚えのある声が、響く】
【その声は、未だに子供らしい色をはらんでいて】
【どこか、悪戯な響きももっていて】


【鈴の少女の拳が、白衣の彼に届く寸前】
【彼らの間に割って入った人形から、白色の魔翌力で構成された見えない壁が現れ】
【彼女の攻撃から、彼を護ることだろう】

【まるで、「彼」に手を出すなとでもいうかのように】


//ありがとうございます!
195 :2010/12/26 2:53:43アンティック-珈琲店- - 覚醒ヒロイズム 〜THE HERO WITHOUT A "NAME"〜 :2010/12/26(日) 02:57:06.44 ID:mXZseESO
>>191
「えっ?!うちですか?」
【突然話をフラれてビクリとする】

「・・・えっと、そうだ、僕はちょっと色々あって参加できなかったんですけど、対機関連合とJusticeが火の国のブレイザーシティを機関から奪還・解放出来たみたいです。・・・・でも・・」
【その途端】
【護の口が止まる】
196 :2010/12/26 2:53:43アンティック-珈琲店- - 覚醒ヒロイズム 〜THE HERO WITHOUT A "NAME"〜 [sage]:2010/12/26(日) 02:58:01.82 ID:8erYsKQo
>>192
//攻撃への防御、に対する反応が必要なので、順番を変えて次、鈴音の人、返信をお願いしたいです
197 :2010/12/26 3:04:11Oratorio The World God Only Knows - God only knows [saga]:2010/12/26(日) 03:06:25.54 ID:5ZzR/t20
>>195

ブレイザーシティ……なるほど、相変わらず頑張ってるな…………

【話を受けて、うんうんと頷く銀鶏】
【機関の動きには、しっかりと対応し、攻撃する――――確かに、頼もしい動きだ】

…………?
どうした、何か……あったのか?
(誰か…………死んだりしたんじゃ、ないだろうな……!?)

【言い淀む様子の護に、思わず眉を潜めながら詰め寄る銀鶏】
【思わず、『justice』内部の人間の死と言う、最悪の想像が頭をよぎる】

[(い、イマミレイさん…………この人、どういう人なんですか?)]
「(俺と同じで、ちょっと繋がりがあるだけだ……まぁ、俺よりかは強い繋がりがあるみたいだけどな…………)」

【話題について行けてないルティンは、イマミレイにこっそりと話を聞く】
【ただ、そのイマミレイも、詳しくは把握していないので、十分な説明はできなかった】
198 :2010/12/26 3:14:52宮崎羽衣 - PHOSPHOR [saga]:2010/12/26(日) 03:17:45.63 ID:LvbSdVo0
>>194>>196

【ご、と。そんな音がするかは定かではないが、ともかくも】
【少女の拳は拒まれ】
【俯いているために表情も見え無いが、恐らくはびっくりしたのだろう。一度、手を僅かに引くも】
【唐突に降ってきた人形や、聞き覚えの無い声にはもしかしたら気がついてないのでは、と思えるほどのナチュラルスルー加減】

【もう一度拳を振り上げれば、ぱっと。桜の花弁が、少女の周りに散って】
【今度は邪魔する壁ごと粉砕するつもりで。拳を振り下ろそうと】

【する、も。先述したとおりに、人形やら誰かの声やらは完全スルー】
【不意でも打ってください、とばかりである】
199 :2010/12/26 3:19:03神代マヤ(CV:日笠陽子) - LOVEマシーン [sage]:2010/12/26(日) 03:24:47.37 ID:8erYsKQo
>>194>>198

【風の無い夜に響く無数の鈴の音】
【それはいつも聞いていた音。どこか安心を与えてくれていた音】

(────あぁ)

【それが今になって思い出されて、けれど今の音はそんなに優しくなくて】
【好きだったあの音は、自身の最も嫌う暴虐と”失敗”の音に変わってしまった】
【只管に噛み合わない他人との言動。それに対し磨り減っていった精神】
【様々なことを走馬灯のように瞬時に想起していく中で彼は】

(────結局、こうなったな)

【たった一度だけ、それらに対し膝をついた】
【今の彼は回避も防御も、行えない】

【だが】
【いつまで経っても自分を打ちのめすはずの殴打はこなかった】
【代わりに耳に入り、微かに感覚へと流れてくるのは聞きなれた声、いつか自分を止めた懐かしい『魔翌力』】
【この場には有り得ないものの二つ目】

【彼はそれに対し驚きに目を見開き、すぐに上空へと視線を向ける】
【そして呟く】

……か、利織

【彼女の名を】

【その直後にはっ、と拳を振り上げている少女に気づき、そちらに視線を向けた】
【それに対し、鈍く遅い動きで大きく一歩横にずれ、殴打を回避しようと試みる】
200 :2010/12/26 3:28:30fripSide - future gazer :2010/12/26(日) 03:32:59.18 ID:Yr.ymsDO
>>198-199

こんな、超リア充が超新星爆発を超起こすべきはずの日に
超ぼっちで超ヒキニートのもやしが超爆発しそうなのは超不思議な現象ですね

【そんな、聞く人が聞けば罵倒にも取れる言葉を】
【突如現れた彼女は、当然のように口にする】

【最初に魔翌力が感じられた、上空。其方を見やれば、まず見えるのは──浮翌遊している、掃除機】
【そして、その掃除機の上には1人の少女が足を組んで座っていた】
【被っている帽子は、青く縁取りのされている星の描かれた、灰色のぽんぽん付きニット帽】
【猫のキャラクターTシャツとタータン柄のショートパンツは、彼女の姿を14、5歳ほどに見せているだろうか】
【シャツの上から着ているコートは、近頃流行りのフード付ミリタリー・コートで】

【先ほど彼らの間に割って入った人形の仲間なのだろう】
【彼女の。白衣の彼が「利織」と呼んだ少女の周囲には9体の人形が浮かんでいた】
【その人形のどれもこれもが、歪な造形をしているのが分かるだろうか】
【片腕だけが長いもの。お腹が異常に大きく膨らんでいるもの】
【目がないもの。目ばかりか口や鼻といった顔のパーツがないもの】
【子供が描いた絵をそのまま人形にしたようなデザインのものもあった】


【──ぱんっ】
【鈴の少女の攻撃に対し。見えない壁はあまりにあっけなく壊れた】
【一撃だけしか防げない壁なのか、それとも耐久力がそこまでなかったのか】
【兎も角壁は壊れ、口の括れたお人形が発していた白色の魔翌力はふつりと消え】
【まるで糸の切れた操り人形のように、首が歪んだ人形はぽとりと地面に落ちる】

超友人同士の超喧嘩にしては──超、不自然ですね
例えるならば太陽が巨大な超電球だった、くらいには超奇妙です

【その言葉は、鈴の少女に向けられたものだろうか】
【どうも不意討ちやこれ以上の追撃をする気は今のところないらしく】
【むしろ、とりあえず鈴の少女の攻撃を止めたはいいものの、状況がよく分からず困惑しているようだ】
201 :2010/12/26 3:59:05angela - Aoi Haru [saga]:2010/12/26(日) 04:01:36.80 ID:LvbSdVo0
>>199

【回避され、少女の拳は地面をいくらか抉り】
【避けられたことを理解するより前に、右手を起点にし、体勢を半ば無理矢理整えて】
【今度は左手を。構えたところで】

>>200

【構えた拳は放たれることがなく。ここで、ようやく乱入者に気がついたのか、目を丸くして】
【余談ではあるが>>199の位置ならば、表情はきっと見えるはずで】
【確かに殺気なんかもあるのだが、それと同等もしくはそれ以上に。どうしたらいいのか分からない、とでも言うような。そんなものも混じっていたりして】
【ぼろぼろ泣きじゃくりながら暴力を振るおうとする様は、もう誰が見ても子どもの癇癪で。まあ、麻薬中毒者から麻薬を奪い取るのは大変ですよ、ね?】

【意識の大部分はいまだに青年へと向けたまま、ゆっくりとそちらに、視線を向けた】
202 :2010/12/26 4:19:14田村ゆかり - You & Me [sage]:2010/12/26(日) 04:20:36.54 ID:8erYsKQo
>>200>>201

(──……鈴音)

【癇癪を起こしたような様子の少女に対し、複雑な心中を抱いた】
【それはまさしく、昔自分がこの世界に対し抱いた感想と全く同じもの。不用意な力を持ってしまった子供に他ならなかった】
【子供ならば、頭の冷えた大人が止めてやれればそれでいい。だが、今の自分に彼女を無傷で止める力は無かった。力そのものはまだあっても無傷で止めるほどではない】
【それすらも、”中途半端”なものだった】

(ここから、どうする……?)

【二人の少女の間で何度か視線を往復させる】
【片方を止めるのは至難の業だろう。自分はこの身体、利織は魔術師、近接戦闘は苦手だ。癇癪とはいえ、その拳は当たれば痛いではすまない】
【逃亡も考えたが利織はともかく、自分がどうしようもない】
【今になって初めて怜司は、自分のこの身体を少し恨んだ】

(ともかく、離れるか……)

【やや混乱気味の頭で、とにかく何かしらの攻撃を受けることを避けるべく、距離を取ろうと少女から遠ざかるように下がり始める】
203 :2010/12/26 4:23:19堀江由衣 - バニラャ泣g :2010/12/26(日) 04:27:54.67 ID:Yr.ymsDO
>>201-202

(それにしても、超何なんでしょうか)
(超お友達同士であれば、超後ろから殴るなんて超考えられませんし──)
(いえ、超男の子同士だと超あり得るかもしれませんけど……)

【うぅん、と。難しい表情を浮かべ、掃除機の少女は二人のことを交互に見ていた】
【友人がなにやら殴られそうになっていたから、ほぼ反射的に止めた──】
【彼女にとって、鈴の少女をとめた理由はただそれだけ】
【それだけの理由だったが、それだけで十分だった】
【彼女の中では、そうすることが当たり前のことだったから】

【だが、ふと此方を向いた鈴の少女の、その表情を見て】
【ぽかんとした表情を彼女──南雲利織は浮かべる】
【自分の友人が殴られそうになっていて。殴ろうとしていた少女が、泣きそうになっていて】

……、……えと、そこの超鈴子ちゃん……は
ん……と、超、大丈夫です、か?

【鈴の少女の名を知らないが故に、適当極まりない「超鈴子ちゃん」なるニックネームを勝手につけ】
【利織は、困惑した表情でふわふわと彼らに近づいていく】
【まるで子供のような、鈴の少女】
【その様子からか、利織の声色も、自然と子供に話し掛けるようなものとなっていて】

んと……、ぅー

【確かに、自分が日頃「もやし」と呼んでいる青年のことも心配だった】
【けれどそれと同時に、この、まるで迷子になってしまった子供のような彼女のこともまた、心配で】
【二つの心配を覚えてしまった利織は、やっぱり困った表情で二人を交互に見つめるのであった】
204 :2010/12/26 4:23:19堀江由衣 - バニラャ泣g [sage]:2010/12/26(日) 04:30:31.37 ID:mXZseESO
>>197
「・・入れ代わりに、機関議員シェン・ロンドさんによって、今度は昼の国が落とさてしまいました。」
【護はようやく口に出す】
【だがしかもそれは「誰かが」、何て物でなく】
【「国まるごと一つ」規模があまりに違う】

「僕は・・・その時、ちょうど居合わせたんです・・僕は救えなかった、昼の国を・・それどころか目の前にいたたった一人ですら・・!」
【蘇る記憶―――】
【それは 消えない罪】

/すいません、軽く意識飛びました!
205 :2010/12/26 5:16:18KOTOKO - Re-sublimity [saga]:2010/12/26(日) 05:19:03.24 ID:LvbSdVo0
>>202>>203

【青年ならば分かるだろうが、小さい頃から基本的に嫌なことばっかりで】
【数年前だかで、精神的成長だかはほぼ停止な状態。余談を書くならば肉体的成長も止まっている気がするのだが。まあ至極どうでもよろしい】
【あの苦しみをバネになんちゃらかんちゃら、は。現状を見てのとおり少女のタイプではなく】
【それだったらいくらか楽、というよりかこんな状況には陥らないのだろうが。まあ、ないもの強請りはしょうがない、と】


【振り向いたまま、視線は少女へと完全固定】
【「大丈夫ですか」なんて。かけられた声に、返事はなく】
【ぼろぼろと涙を落としながら、ただただじぃっと少女を見つめて】

【「女が彼を助けて名前を知ってるから通りすがりじゃない」】
【なんて、そんな思考は口に出さないので外に伝わるはずもなく】
【さらに、パニックを起こした状態の脳がそれを正常な結論に持っていけることもなく】
【なんだか、青年に向けるよりずっと強いような殺意を少女に向けている、ような】

/せんせー、眠い上にスイッチ切れちゃってめっちゃおくれて吊って来ます
206 :2010/12/26 5:21:00FictionJunction YUUKA - Silly-Go-Round [sage]:2010/12/26(日) 05:25:22.79 ID:8erYsKQo
>>203>>205

(な、何をどうすれば……)

【この状況下、怜司は混乱状態に陥っていた】
【鈴音が本気を出せば利織は危険。なら利織を離さなくてはならない】
【同じ条件だと自分も危険だ。自分の身を守らなくては】
【彼女は錯乱状態になっているだけ。なら気絶させればいいし、それが最も穏便だろう】
【その方法は。銃による打撃か】
【だがこの身体で戦闘など不可能だ。逃げなければ】
【逃げれば鈴音は自害しかねない。留まったところで自分か利織が危険だ】

【これらの考えが瞬時に思い浮かび、頭の中で整理も収拾もつかない状態になっていた。利織に状況説明のため、声をかけることすらままならない】
【そんな脳内を整理するにはどうしてもリセットする時間が欲しかった】

【しかし混乱した脳内はある情報が入力されたことにより全て吹き飛んだ】
【それは】

利織! そいつから離れろ!!

【少女から利織へ向けられる『殺意』】
【長い期間、戦いの中に身を置いていたタイプではないものの、そういった微かな情報を感知する程度の能力はあったため、その殺意に気づいた直後、利織へ大声で叫んだ】
207 :2010/12/26 5:43:01水樹奈々 - Dancing in the velvet moon :2010/12/26(日) 05:44:42.91 ID:Yr.ymsDO
>>205-206

──っ、

【生まれてから今まで、驚くほど普通な生き方をしてきた少女】
【路地裏には近寄らず、本物の銃なんてただの1回を除けば画面の向こう側でしか見たことがない】
【暴力も、殺戮も、彼女の世界とは凡そ無縁の概念で──】
【だからこそ、最初彼女は向けられた殺意を殺意とは認識できなかった】
【だが、悪意というものはそれが悪いものである程他者に伝わりやすい】
【故に──何かしらの。例えば敵意のようなものが向けられていることはかろうじて分かったのだろう】
【覚えたのは、怯えか、恐怖か】
【兎も角彼女はびくりと肩を震わせ】
【主を護る番犬のように、彼女の周囲に浮かぶ人形たちが、ふわりと彼女の前方へと移動しはじめる】

え、ぅ────?

【そして、白衣の青年から掛けられた言葉を認識し、理解し】
【鈴の少女から、ゆるりと離れようとするのにも、数秒の時間を要した】
【移り変わる状況。初めての体験。混乱する意識】
【現状に対して、冷静な思考力を保ち続けられるほど、利織は人生経験が豊富というほどでもなく】
【くるくると変わる状況のせいでどこか麻痺してしまった思考の中】
【自身を乗せた掃除機をゆっくり、じりじりと後退しはじめるだろう】
【この間。鈴の少女が何らかの行動を起こすことを阻害するものは、何もなく──】

/明日に回しますか?
208 :2010/12/26 5:58:43水樹奈々 - Tears [saga]:2010/12/26(日) 06:22:21.05 ID:LvbSdVo0
>>206>>207

【青年が叫ぶのとほぼ同時】
【少女の身につける鈴から、ちらちらと申し訳程度に散り落ちていた桜の花弁のうちの一枚が】
【ふわりと、不自然な軌道を描き、少女の肩ほどの高さへ浮かび、宙へと留まり】
【青年が叫んでから、ワンテンポ後に。その花弁はどういう原理か、ぼたぼたと液体を滴らせる刀へと変わり】
【それから、ほぼ顔だけで振り向くのをやめ、身体ごと。そちらへ振り向かせると、同時】

…………惨ッたらしく殺してやる。

【少女の地声より何トーンも落とされた声は掠れ、聞き取りにくく】
【青年に届くかさえも、怪しいもの。ただし届いたならば、現状の少女ならばやりかねないような殺人予告】
【脳内でどのような処理が行われたのか、ターゲットが切り替わりつつあるようで】

【その呟きの直後、なぜだか宙に浮かぶ刀が、まるで見えない腕に投擲されたかのように。空気を裂く音と共に、そちらへと向かい】
【ただ、準備に時間をかけたこと、呟きによる時間経過。そもそも投げるものじゃない刀の攻撃範囲の狭さ】
【そんな諸々により、刀はわざと当たりにでもいかなければ、それ本体は当たらないような軌道で】
【ただ、刀から溢れる液体は、もしかしたら当たってしまうかもしれず】
【そこまで大量で無いにしろ、もしも素肌なんかに触れたら、肌が焼けるような感覚がある、はず】

【余談。青年へと殴りかかろうとして、避けられて、追撃しようとして、振り返って】
【今は意識のほとんどは相手の少女へと】
【ほぼ背後を取られているような青年へは現状、ほとんど意識が向けられておらず】
【ここに来てまで青年を信用したままなのか、それとも二つのことに意識が回せないのか。ともかくとして、かなりの隙なはず、で】
209 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 06:40:00.66 ID:8erYsKQo
>>207>>208

【近距離】
【そう、距離は近い。少女との距離はたかだか二歩分程度しかない。普通の人間であればぐっと踏み込んでストレートでもぶつけてやれば、利織に向かって何かしようとしている少女の妨害が出来るかもしれない。性差やら体格差やらでよろけさせたり、或いは気絶までいけるかもしれない】
【だが彼には出来ない】
【能力者や魔術師であれば、何か特異な行動を持って攻撃の阻害が出来たかもしれない。無防備且つ意識の無い状態なら尚更だ】
【しかし彼にはまだ出来ない】
【二歩進んで少女を殴りつけて行動を中断させたり気絶させるほどの身体能力も、距離を保ったまま利織を守れるような特異な能力も、今の彼には無い。今後何か得られるとしても、今はまだ何も無かった。今はまだ、利織を守ることも、少女を止めることも出来ない】
【ただ、一つを除いて】

【それは誰でも使え、誰でも相手に出来る武器。子供でも大人を、病人でも能力者や魔術師を殺せる武器】
【それは人が人を殺すためだけに生み出した兵器。過去に何万、何億と殺し、現在も使われ、そして未来にも殺し続ける兵器】
【彼が最も忌み嫌い、そして使わないでおこうと決めながらも持ち歩いていたもの】

────…………ッ!!

【使うのに筋力は要らない。微かに指と腕を動かすだけで十二分】
【それだけで人は死ぬ。それだけで人を殺せる】

──────チックショォオオオオオオ!!

【反射的に】
【彼は腰のホルスターから左手で銃を取り出し、少女の頭へと向けて引き金を引いた】
210 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 06:48:37.08 ID:Yr.ymsDO
>>208>>209

ひな、ちゃ────

【己へと向けられた、その宣言を聞き】
【すぅっと血の気が引く音が、聞こえた気がした】
【本来ならば、術式を発動させるという強い意志を持てば発動する、人形に込められた魔術も】
【今は身の内に宿った恐怖が邪魔してか、発動することはなかった】
【紡いだ人形の名も、震え、擦れ】
【彼女に戦える精神的余裕がないと判断するには、十分かもしれず】

  【──────、】

【明確に聞こえたのは、服が酸で焼ける音】
【幸いなのは今が冬で、少女がそれなりの防寒具を身につけていたことだろうか】
【服の厚みが相まって、刃から漏れ出た液体が彼女の素肌を傷付けることはなかった】
【これが夏であれば、衣服の薄さが災いして彼女の肌が焼けていたはずだ】

【攻撃された。刃を向けられた。服が焼けた。殺されそう】
【ぐるぐると、思考が回る】
【今は/何が/何で/私は/怖/ひなちゃんが/もやしは/音が】
【服/濡れて/意味が/鳥の声/明るく/鈴/白衣/   ──────パンッ】


【蛇に睨まれた蛙のように。彼女はそこから動けなかった】
【そして】
【身体が動かない中──】
【──竹の割れるような、聞き慣れぬ音が、聞こえた】
211 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 07:36:34.22 ID:LvbSdVo0
>>209>>210

【背後から、唐突に聞こえた、青年のそんな声に】
【びっくりしたのだろう、目をまん丸にしながらも、声を上げた早い段階で青年の方へと視線を、意識を戻し】
【見えたのは、きっと銃で。相手に見えたのは、きっと引きつったような表情で】
【それから、身を守ろうとしたのか、少女の前に現れたのは、莫大な量の桜の花弁で】
【目くらましにはいささか遅く、だからと言って壁になれない桜の花弁たちに阻まれて、青年からは見えないだろうが】
【相手の少女からは、きっと。倒れこむ姿だとか、血だとか、そんなものが見えるはずで】


【ほぼ塊上の桜の花弁たちは、なぜだかほとんどその形を保ったまま、宙に浮いているも】
【倒れこんだ際の鈴の音を最後に、少女が動いたりした気配は一切なかったり】
212 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 07:42:22.83 ID:8erYsKQo
>>210>>211

【パァン! と乾いた発砲音、それに続いた鈴の音を聞いても、彼は少女が立っていた場所に銃口を向けたまま動かなかった】
【生死が確認出来ないためか、それとも別の何かが理由か。とにかく彼は何かを伺うでもなく動かなかった】

【しばらくすれば、銃口を倒れた少女へと向け直し、そのままゆっくりと近づいていく】
【すぐ傍まで近づければ、そこで初めて様子を伺うだろう】
【それらの間、利織には目もくれていない】
213 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 07:46:19.93 ID:Yr.ymsDO
>>211-212

【視界いっぱいに広がったのは、些か季節外れの──粉雪のような、桜色】
【こんな状況でなければ、美しいだとか、綺麗だとか】
【そんな想いを、抱けたかもしれない】
【だけど。桜色に混じる、強い紅がそれをさせてくれなくて】
【儚く舞散る花弁が、死化粧を思わせて】

────、あ……

【鈴の音が消えた後も。青年が動いている間も】
【彼女はただ。呆然とした表情で、佇むだけ】
214 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 08:23:30.80 ID:LvbSdVo0
>>212>>213

【青年の方から、少女の方へと近づくのは、きっといまだに塊状を保つ桜の花弁たちが邪魔で】
【中を突っ切っても迂回してもいいのだが、中を突っ切ったならば。花弁の一枚たりともが塊の姿を崩さない、そんな妙な様子が見られるはずで】
【まあ今のところは、特に害もなさそうなのだが】

【そして、近くに寄れば、分かるのは血の赤と血のにおいくらいで】
【地に伏せるように倒れているので、なんだかいろいろ見えない、かも?】
215 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 08:28:53.96 ID:8erYsKQo
>>213>>214

(弾丸は確かに頭部に命中した……今度こそ、死んだか)

【花びら等々は迂回し、少女の傍に寄って見下ろす】
【胸中にごちゃごちゃとした何だか分からない、色々なものが混ざり合ったような感覚がするも、とにかく生死だけは確認しなくては、という考えが過ぎった】
【片膝をつき、首に手を触れて脈を確認しようとする】
【今することだけで頭がいっぱいで、利織には意識が回っていない様子だ】
216 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 08:31:58.26 ID:Yr.ymsDO
>>214-215

……怜、司

【つん、と】
【朝の空気に混じり、鉄臭いそれのにおいが、した】
【血のにおい。傷口のにおい】
【「やっぱりこのにおいは、超嫌いです」】
【そんなことを、ふと思い】
【続けて考えたのは、白衣の青年のこと】
【彼は確か、血液恐怖症ではなかったか】
【女性が怖いとも、刃物が怖いとも言っていた気がする】
【なら、今のこの状態は、果たして大丈夫なのだろうか】
【唖然とした表情はやがて、心配そうなものとなり】
【いつかの時のように。ただ、彼の名を呼んだ】
217 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 09:22:58.03 ID:LvbSdVo0
>>215>>216

【触れれば、首元はいまだに温かく】
【それどころか、微かに脈に触れられたりもするのだが】
【なんというか、生きてる、というか死ねてない、というか】

【銃弾がたまたま優先度の低い場所を貫いたのか、それとも身体強化的能力の延長線上なのか】
【青年ならば分かるだろうが、数度生き返ってるような発言、しているのであって】
【それでもまあ、放置していれば案外すぐに死ぬとは思うのだが。なんだか、現状生きながらえている、ようで?】

/眠気ぱないです寝てました寝落ちしたらごめんなさい
218 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 09:30:30.09 ID:8erYsKQo
>>216>>217

(まだ生きてる……死なせるなってことか)

まだ生きてるから救急車だけは呼ぶ

【脈を確かめてから、独り言のように呟き、銃をホルスターに仕舞って白衣から携帯を取り出した】
【数分間通話した後、それをポケットに戻す。しばらくすれば救急隊員なり何なりがここに来るだろう】

【咄嗟に撃ったはいいが、それは決断の上に成り立っていない一発】
【決して人には撃たないというのを破った自己嫌悪が胸中にあり、普段から色の白い顔が、今はより一層白く、体調が悪そうにさえ見えた】
【顔色の悪さは女性に触れたせいなのか、刃物を見たせいなのか、血液を見たせいなのか、それらと自己嫌悪を加えたものなのか何なのか分からない】
【とにかく気分の悪さだけがあった】

……うちに、帰らないと

【ぽつり、とまた誰に向けたのか分からないような、独り言のように呟く】
【カツン、と音を立てて公園の出口へと向かおうとしている。その足取りは普段以上に覚束ず、杖があっても転びそうなほどだ】
219 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 09:44:25.81 ID:Yr.ymsDO
>>217-218

【喧嘩を止めようとして、殺されそうになって、相手が死にそうになって】
【たった数時間で、それだけのことが起きた】
【そのことによる様々な感情の移り変わりが激しかったせい、だろうか】
【ほとんど何もしていないというのに、彼女の表情にはやや疲労の色が滲んでおり】
【それ以上に、彼──赤木怜司を心配する色が、濃く現れていた】

【そして】
【彼が通話を終えるまで、彼女は何もしなかったものの──】
【ふらりと彼が歩きだしたのを見て、小走りで慌てたように彼へと近づき】
【何も言わずに、適うことなら彼が歩くのを手助けしようとする】
【もし補助が拒否されたとしても、行き先は同じなのだ】
【きっと彼女は、ゆっくりと彼の傍を歩いていて己も帰路につくことだろう】
【──どちらにせよ】
【彼女が倒れた地点を、不安そうにちらちらと見ながら歩くはめには、なるのだけれど】
220 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 10:06:20.51 ID:LvbSdVo0
>>218>>219

【そんなこんなで、誰も居なくなった数分後、誰か来る数分前に】
【やっぱりまだ塊な花弁群が、ようやっと端のほうからはらはらと落ち始め】
【崩壊が中ほどまで到達した頃、ぼとりと落ちたのは、真っ白い蛇で】

「……ち、トドメ刺そうとしたら脳天のひとつでも噛み潰してやろうと思ってたんだが。」

【……なんて。蛇面なりに悔しそうな表情をして。待ち伏せ(?)失敗でござるの巻】
【それから、なんだか超絶平然と、当然とばかりに。薄く開いた口をこじ開け、血で汚れた細長い身体をくねらせ、どういう理論か、体内に潜っていった、とか。3m級の蛇が】
【ちなみにそれで何かがどうにかなる、ということも無く。寄生されてるといろいろ平気になるらしいです(?)】

/おやすみなさいでお疲れ様で遅くてごめんなさいでおやすみなさいですの。おやすみなさい。
221 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 10:14:52.79 ID:8erYsKQo
>>220
//お疲れ様なのよー

>>219

……俺に関わっても、余計なことに巻き込まれるばっかだぞ

【歩くのを手助けされながら、弱々しい小さな声で利織へと呟いた】
【それは小さな弱音だった。こんな結果を作り出してしまった自分に対する叱責だった】
【浮かぶ表情は心底憔悴し切っていて、まるで生気が根こそぎ抜かれたかのよう】
【利織からすれば、あれが誰かまだ分からないかもしれない。だが怜司にとって今回の出来事が強烈なものであることは想像に難くないはずだ】

…………。

【しばらく歩いた後、たった一度だけ、公園の方を振り返った】
【それから先は、一度も振り返りはしなかった】
222 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 11:20:15.71 ID:5ZzR/t20
>>204

――――なるほどねぇ…………攻防は一進一退、って訳か…………

【とりあえず『justice』内部での人死には避けられたらしいと言う事で、安堵しかけるが】
【それでも、別に国を一つ落とされたと言う事実は、決して安いものではない】
【安堵とも落胆ともつかない、微妙な表情でそれを聞く】

……………………
こう言うのもなんだが…………『仕方がない』
勝負は時の運だ……例え実力の世界であっても、これは変わらない
俺だって、悔いを残した戦いがなかった訳じゃない
フリークス・サーカス・ノアが風の国にテロを仕掛けた時……俺は勇み足でのこのこ出て行って、頭をかち割られた
レイドの命を狙ってる連中とあった時も、1対2だったから、なんて言い訳も虚しいほどに、死にかけた
――――悔いを残さず生きるなんて事は、人間である以上絶対に無理なんだよ

【食いしばる様な護の語り口を聞いて、重々しく口を開く銀鶏。そこから紡ぎ出される言葉は、自身の敗北談】
【実践の経験なら、それなりのものを持っている】
【そして恐らくは、生きてきた時間も――――】

/すいません、寝落ちましたorz
/一応返しておきます……
223 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 11:48:12.40 ID:mXZseESO
>>222
「東さん・・・励ましは有り難いですけど、もういらないですよ、」
「僕はもう大丈夫ですから、・・大丈夫、僕は・・・もうちゃんと立ち上がれる」

護・・・

「・・・はいっ!この話は終わりっ!!せっかくのクリスマスで、宴ですよ?こういう場所にそう言う話は持ち出し厳禁です!」
【護のテンションが元に戻る】
【暗くなりかけた雰囲気を戻そうと笑顔に戻す】
【と、同時に】
【羽後さんが厨房から良い匂いをただよわせて】

『はぁい、皆出来たわよ?』
【料理を運んでくる、各自が注文した料理を置いていく】
224 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 11:49:22.28 ID:mXZseESO
>>223
/追記
/いえいえ、大丈夫なのでし、意識が跳んでたこっちも悪いですし
225 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 12:00:26.16 ID:5ZzR/t20
>>223

……そう、か――――
なら、俺が言う事はもうねぇな

【既に、護の中で何らかの答えは出来ているのだろう】
【その言葉を聞いて、銀鶏はニヤリと笑む】

「…………だな。せっかくの聖夜、明るく過ごさなきゃ損って奴だ!」
[そう、ですね…………!]

【話の中身についてゆけず、今まで沈黙を保っていたイマミレイとルティンもパッと笑顔を見せる】
【何時までも湿っぽい話題を引っ張るよりか、そっちの方が楽しいに決まっている】

――――おっ! 待ってました!
「えっと……こいつが俺ので……こいつがルティン、お前のな」
[うん、ありがとう!]

【到着した料理に歓声を上げる面々】
【イマミレイが、それぞれ手渡しで注文の品をテーブルに回して行く】
226 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 12:12:17.15 ID:mXZseESO
>>225
『はいはい、』
【指定された通りに料理を置いていって】

『じゃあ、皆、ゆっくりしていってね。』
【そう言うと厨房に戻っていく】


んじゃまぁ、乾杯と行こうよ、
【そう言い紗月はグラスを持ち上げる】
227 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 12:18:15.09 ID:5ZzR/t20
>>226

「――――よし、これでOKだ!」

【料理を並べ終わり、イマミレイがポン、と手を打つ】
【これで今宵の宴の準備は整った】

よーし!
…………んじゃ、今回の発起人である紗月、乾杯の音頭を頼む!
みんな、グラス持てよ!
「おう!」
[はい!]

【銀鶏が、紗月に乾杯の音頭を取る事を提案し】
【それに合わせてイマミレイとルティンが、それぞれのグラスを手にする】
228 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 12:26:18.17 ID:mXZseESO
>>227
護!
「うん!」
【護もウーロン茶の入ったガラスコップを持つ】

じゃあ皆!各自良い聖夜!良い宴になる事を祈るよ!!

メリークリスマス!!乾杯!!

229 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 12:35:22.39 ID:5ZzR/t20
>>228

「[―乾杯!!―]」

【各々にグラスを突き上げ、快哉を叫ぶ】
【今日のこの日を、親しい者たちと迎えられた喜びに、最大限の感謝の込めて】

…………ふぃー!
最近はめっきり冷えが厳しくなってきたが、やっぱり酒は良いねぇ!!

【一気にグラスの半分ほどを喉に流し込んだ銀鶏が、上機嫌で笑う】
【それなりに酒は行ける口なんだろうか】

「っ、ふぅ……おいおい銀鶏、あんま飛ばし過ぎるなよ……」

【片手でグラスを持ち、程ほどのペースに抑えているイマミレイは、そんな銀鶏を呆れ半分に見て、肩をすくめる】

[…………ほぅ……やっぱり、お酒はまだ少し早いかな……?]

【ルティンはと言えば、少し口をつけただけでグラスを置き、茶漬けに手を伸ばす】
【まだ15だと言っていた事もあり、酒にはあまり強くないのかもしれない】
230 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 12:44:23.97 ID:mXZseESO
>>229
―――・・・んぷハァぁ!!美味い!!

「ていうか今さらだけどお姉ちゃんとイマミレイさん!ビール飲んじゃ駄目ぇ!!」
【本当に今更、手遅れである】

ん?大丈夫大丈夫、一回飲んだら耐性付って、アンタも呑む?

「呑まないってば!!」
231 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 12:52:43.03 ID:5ZzR/t20
>>230

「おいおい……今さらそんな物言いは野暮ってもんだぜ?
店主も、分かった上で飲ませてくれてるんだろ?
と言う事は、もうこの店に居る限りは天下御免で飲み放題ッてわけだ!」

【少し、口調が早い】
【まだ致命的なレベルにこそ達してはいないが、既にいくらか酒気が回ってきているらしい】

「あと、護……お前さんも飲んでないのに酔ってるんじゃないか?
俺が飲んでるのはスクリュードライバー、ビールじゃねぇよ?」

【グラスをくるくると回してみせるイマミレイ】
【ウォッカベースのカクテル……飲みやすさとは裏腹に、割と強い酒だ】

しっかし……イマミレイ、お前風霊統主の城の一件以来、何をやってたんだ?
「あ? いつもどおりに薬売りの商売をだな……」

【手羽先にかぶりついた銀鶏に話を振られたイマミレイが、喋り出す】
【やはり、酒が入ると上機嫌になるらしい】

[…………]

【そうした様子を、興味深げに見ているルティン】
【話の輪には入ってゆかず、興味津々と言った様子で視線を向けながら、聞きに徹している】
232 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 13:04:52.91 ID:V3HXBkDO
【森】

……そういえば、ブレイザーシティは、奪還出来たのかな。
もしそうだったら、あの子達は……。

【雪が少し積もった地面に座り込んで、独り言】
【傍から見れば、何だか不気味な人影が在った】

……、……大丈夫かな。

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、両脚ボロボロの義足の】
【松葉杖を傍に置いた、二十歳ほどの女だ】

……駄目だ、何か色々、ごちゃごちゃしてきた……。

【眉を寄せ、嘆息吐いて、そんな事を呟く】
233 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 13:13:10.17 ID:mXZseESO
>>231
そうよ、いやぁ、羽後さんはわかってるよ、わかってらっしゃっるよっ!
【こちらも酔いが軽く回ってるらしい】

「どのみちお酒じゃないですか!・・・はあ、何で僕の周りには変な人しかいないんだろ・・」
【そう言いながら海鮮丼を口に運ぶ】

んぁ?薬屋なの?私、喧嘩よくするからさ、よく怪我するんだわ・・、今度から傷薬アンタの所で買おうかしら、

「そういえば薬屋さんでしたね、ルティンさん。お醤油取って貰って良いですか?」
【護がふと、話に参加出来ていないルティンに喋りかける】
234 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 13:21:57.81 ID:5ZzR/t20
>>233

おいおい、ハイテンションが早いだろ?
……普段酒が飲めない立場の人間って、こう言うフラストレーション抱えるもんなのかね……?

【姿勢を崩して、銀鶏が突っ込みに走る】
【勢いよくビールを胃に流し込んだ事で、少し体が熱くなっているようだ】
【コートの裾を広げて、排熱しようとしている】

「ハハッ、諦めろよ護!
命のやり取りをしようなんて言う面々に、まともな人を期待する方が間違いってもんだ!」

【鳥の軟骨の串を口に運びながら、イマミレイは笑う】
【確かに、変わり者が多い環境と言えない事もないが――――】

「――――おっ、薬がご入り用で?
よし、それじゃあ…………」

【紗月の言葉に、イマミレイは少しだけ真剣な表情を取り戻すと、空中に左手をかざす】
【すると、そこに光の魔方陣が出現。中から赤い液体の入ったフラスコが取り出される】

「傷薬となると、こいつだな」

【取りだしたフラスコを、軽く揺すって見せる】
【透明度の強い、それで赤色の濃い液体が、サラサラとフラスコの中で波を立てている】

[あ、はいお醤油ですか……どうぞ]

【じっと話に聞き入っていたルティンが、護に声を掛けられて醤油を手渡す】
【店の給仕の様な、堂に入った渡し方だ】
235 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 13:35:19.39 ID:mXZseESO
>>234
おぅ・・これ・・飲み薬?塗り薬?私飲むタイプは苦手なんだけど
【そう言いフラスコの中の赤い液体を覗き込み】
【そう尋ねる】

あ、有難うございます、
【そう笑顔で言い手を伸ばし、醤油を受け取って】
【海鮮丼の上の刺身にかける】
236 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 13:35:30.99 ID:fhhBrGA0
/>>232まだいますでしょうか?
237 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 13:40:03.49 ID:V3HXBkDO
>>236
/此処におりますよー
238 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 13:40:49.80 ID:5ZzR/t20
>>235

「ん、あぁ…………
そいつは魔法薬だから、飲むのも患部にかけるのも自由にしてくれ
要は対象に作用すれば問題ないからよ。状況に応じて使い分けるのが一番だな」

【多少の酔いは回っていても、商品の説明はしっかりしているイマミレイ】
【どうやら、かなり取り回しが容易な代物らしい】

――――ちなみに、1本3000な!

【――――金額については、高いか安いかは人それぞれだろう】
【効果があり、なおかつ使いやすいと言う利便性を考慮したうえで、その値段をどう考えるか】

[いえ、どういたしまして……]

【醤油を手渡し終えると、もう一度ウーロン杯のグラスを傾けるルティン】
【どうも、あまり騒がしく話しに混ざるのは苦手らしい】
239 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 13:44:56.95 ID:fhhBrGA0
>>232
>>237

ジングルベールジングルベール
クリスマスーっと!!

【その子は髪の毛は茶色のふんわりショートに、両目は緑色に】
【全身白のトリミングのある赤い服】
【赤色のナイトキャップ姿で、白いパンパンに張った大きな袋を後ろに置いていた】

一日遅れても気にしないもん!
あわてん坊よりは、のんびり屋の方がいいもん!

【明らか5歳ほどの少年サンタらしきものが】
【真っ赤なお鼻のルドルフ的トナカイ型の乗り物に連れられて】
【プレゼントともにソリに乗り、何故か女性の目の前にさっそうと現れた】

/ではでは遠慮なく!
240 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 13:50:20.96 ID:mXZseESO
>>238
高っ!?

「・・・僕達には到底手を出せないね」
【片や学生、片やホームレス】
【それがどれだけ便利性に合わない値段でも二人には「高い」】
241 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 13:53:01.83 ID:V3HXBkDO
>>239

【軽快なソリの音と共に聞こえて来た、少年の声】
【何事だろうかと女が瞬きしていると―――現れた、小さな彼】

―――――――……、!?

【びく、と大きく身体を震わせ、驚愕した】
【手で地面を這い、思わず座った姿勢のまま後退る】

……な……何だ……君……

【出て来た言葉は、呆然としたそれが混じったもの】
【「サンタ」としか形容出来ない様な彼の格好を、じっと見詰める】

/宜しくお願いしますー
242 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 13:56:19.06 ID:5ZzR/t20
>>240

「高いぃ?
そう言う言葉は使ってから言って見せろよな!
ほれ、必要になったら一度試して、その効果を実感しろ!!
そうすりゃ、この値段も吹っかけじゃないって、よくわかるだろ! 持って行け!!」

【――――酒に酔い始めているためか、普段の金銭ににしっかりした面はなりを潜め、その手に押しつける】
【どうも、1本はくれてやるから実際に使ってみろ、と言う事らしい】
【そう言いながら、スクリュードライバーのグラスを一気に傾け、空けてしまった】

な、なぁ……ルティンさんよ…………
イマミレイって、普段こんなキャラなのか?
[えっと…………快活と言うか、豪快と言うか……確かに、こういう面もありますけど…………
今は、多分酔っぱらってるんだと、思います…………]

【ハイテンションなイマミレイに、思わず銀鶏はルティンにそっと語りかける】
【ルティンもルティンで、戸惑い気味に返事を返した】
243 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 13:59:19.08 ID:V3HXBkDO
/サンタ少年君の方、すみませんが、血髪の女の中、ご飯食べて来ます
244 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 14:02:02.50 ID:fhhBrGA0
>>241

【この森を飛びぬけて、何処へ行こうかと考えていた少年】
【さっそうと走っていると、目の前に突然女性が現れて】

メリークリスマス!!
良い子にしてきましたか?――――うわああ!!

【元気よく右手で握った手綱を上にあげると】
【地味にバランスを崩し、一回宙返りをしてしまう】

ごめんなさいごめんなさいごめんなさーーーいっ!!

【宙返りの状態から地面にふたたび付いて】
【女性の目の前に横にドリフト駐車を決める】

えーっと、見習いサンタさん
ニコライ・クルスタニック 5歳です!!

【そのままじーっと女性を笑顔で見つめる】
245 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 14:03:21.69 ID:fhhBrGA0
>>243
/了解ですっ!ゆっくり食べてって下さい!
246 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 14:14:07.01 ID:mXZseESO
>>242
お・・うん、今度使ってみるよ、

「いやいや、そもそも喧嘩とか怪我する様な事しないでよ・・」
【受け取り懐にしまう紗月とそれに冷静に突っ込む護】

/すいません、少し用事が出来ましたので、落ちます、六時半には居ますので、続けるならそのぐらいにここで呼んで頂ければ
247 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/26(日) 14:22:47.18 ID:5ZzR/t20
>>246

「おぅ、そうしとけ!」

【酒を飲みきってしまったからだろうか、少し顔が赤くなっているイマミレイは上機嫌そうに答える】

「あと護、そこん所の認識は甘いと思うんだぜ!?
こんな世の中、怪我をしないって方が無理難題ってもんだ!」

【流石に喋り続きで疲れたのか、串をゆっくりと口に運びながらイマミレイはそう告げる】
【確かに、物騒な世の中である事に変わりはなく、怪我も注意でどうにかなる範疇を超えてはいるのだが――――】

[――――あ、あの……イマミレイさん…………『例の薬』、そろそろ頂けませんか……?]
「んぁ? そうか……そろそろ切れる時間帯か…………ほらよ」
――――?

【妙に神妙な態度で、イマミレイに遠慮がちに声を掛けるルティン】
【それに気づいたイマミレイは、顔を赤らめながらも中空に手をかざし、再びフラスコを取り出す】
【先ほどの赤い薬に輪を掛けて透明度の高い、わずかに青みがかった薬だ】

/おっと、了解しました
248 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 14:43:07.46 ID:V3HXBkDO
>>244

……、

【『見習いサンタ』と名乗った少年に、疑いの視線を向ける女】
【ちょっと信じられないといった表情、暫く思考の海へとダイブ】
【「サンタ。サンタクロース。今日は26日の筈だけど」】
【「ていうか可愛いなこの子。少年サンタクロース、何という僕得」】

【―――其処まで考えてから、はっと我に帰り】

……えーと……ニコライ君
君、本当にサンタなの?……あの、ホウホウホウって笑う?

【む、と首を傾げながら、そんな事を尋ねた】
【サンタに関して、もっと特徴的な点は在っただろうけど、何故か笑い声を例に出す】

/只今戻りましたー
249 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 14:49:57.86 ID:fhhBrGA0
そうだよね…
皆サンタの正体がおかーさんや、おとーさんだとか思うよね…

【俯きながら、なんだか悔しそうに両手を握りしめ】
【はっと女性の方をに顔を戻し、両手を広げ力一杯に】

そうなんですよ!!
あのサンタさんですよ!ホゥホゥホゥですよ!!

【えへへ、と言いながら後ろの袋を担いで】
【女性に向かって飛び出した!!】

だから、可愛いおねーたんにプレゼントをあげようと思うんですよ!
どんなものでも3つまで大丈夫です!!

/お借りなさいませ五重神様っ!!
250 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 14:50:46.36 ID:fhhBrGA0
/>>249>>248宛てです
251 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 15:00:46.96 ID:V3HXBkDO
>>249

い、いや、君の存在を全否定しようと思って無いよ?
ただ、サンタって初めて見るから……

【悔しそうな少年に気付き、慌てて弁解する彼女】
【然し、彼女も矢張り、「サンタ=両親」という方程式の観念を持っていた一人の様で】

【そして―――少年の次の言葉に、橙を見開いて】

……え、本当に?


    ……石油王に成れる権利とか?


  【  例  え  が  貪  欲  】


【※今言ってるのは願いじゃないです、邪悪な質問です】

【初めて会ったサンタ、しかもプレゼントを貰えると聞いて、物凄く嬉しそう】
【興奮してて、飛び出して来た少年に反応出来て無い。ぶつかる?】
252 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 15:10:55.87 ID:fhhBrGA0
>>251
よかったです!拒絶されちゃったら悲しいですよ…

意外とサンタさんって多いんだよ!僕の知っている中でも10人は居たかな…?

【あごに人差し指を当てて、微笑みながら話す】
【意外とサンタさんが多かったりしたり、サンタ協会があったり】

【くまさんの縫いぐるみとか、最新型のおもちゃとか】
【もしかすると車かなーっとか思っていた此のサンタ】

・・・・え?

【口があんぐりオープン!!空の彼方から降ってきたような変な声で】

     ・・・・・おねーちゃん、それは無理だよ・・・!!

【※必死です】

っておねーちゃんっあぶにゃああああいい!!

【そのまま女性と正面衝突】
【ちなみに体重18kg軽いね!】
253 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 15:27:17.54 ID:V3HXBkDO
>>252

拒絶なんかしないよ。僕も、一時期サンタは信じてたから
ていうか、サンタさんって結構居t―――

【言葉を続け様としたが―――彼女が、硬直した】

【驚いて、無言で彼と衝突、後方へとゴロンと転倒】
【冷たい地面に、大音を立てて彼女の頭が打つかり、呻く】
【彼の身体が軽いのが幸いしたのか、あまり勢いづいて打った様子は見られないが】

……まあ、無理だよね……夢とか無いしね。

【痛みに耐える様に、ぽそっと呟いた後】

……うーん。

……今欲しいものは、上等な義足かな。
後は……最近、帰って来ない同居人達とか、友達の無事。

【本音を述べると、真白の息を吐いた】
【彼女の今使っている義足は、ボロボロの鉄屑の様なそれで】
【というか、二つ目に言ったものは『願望』である。プレゼントに出来ない】

【「大丈夫?」と声を掛けながら、自分の身体に乗ってるかもしれない彼ごと】
【ゆっくり、上半身を起こそうとする】
254 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 15:38:52.63 ID:fhhBrGA0
>>253
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!!

【正面衝突して、当の本人が女性に守られて】
【彼自身の体はさほど痛まなかったが、心が痛んだようで】
【泣きじゃくりながら彼女の体をさすりだす】

・・・みんなに夢を配るために僕達がいるんですよ、ごめんなさい・・・

【相変わらず泣きながら、精一杯声を絞り出して】

義足ですか・・・?お安い御用ですよ!
それでも随分痛そうな足ですね・・・なにかあったんですか?

【ふと彼女の足を見ると、ぼろぼろの義足が目に入った】

同居人とお友達のご無事ですか・・・?
恭平くんとか美春ちゃんとかなら知り合いですけど・・・う〜ん・・・

【女性の体からてちてちと離れ、腕組をして数秒考える】

【「おねえちゃんごめんなさい」と言いながら彼女が上半身を起こすのを手伝おうと】
【「ボクは大丈夫ですよ」と小さい右手を彼女の背中にに伸ばした】
255 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 16:02:13.46 ID:V3HXBkDO
>>254

だ、大丈夫だよ……

【ひら、と二、三度右手を振って、苦笑混じりに】
【「あんな無茶なお願いした、僕が悪いんだって」と言った】

いや、これは気にしないで、うん、何でも無い……ありがと

【義足に関しての質問に、ばつが悪そうに曖昧に答えてから】
【義足のプレゼントのOKを貰い、喜色満面で礼を告げた】

……、あれ。恭平君の友達なの?それは……。
何だ、そうか……じゃあ、「風邪引かない様に」って、伝えて置いてくれない?

【それが二個目のお願い、と言葉を付け足して】
【どうやら、彼女は恭平を知っている様で】

そっか。可愛い子は、怪我しちゃ駄目だからね。

【返答を聞いてから、安堵の表情で、謎の言葉を言う女】
【要するに、「怪我をしてないので良かった」と言いたいのか】
256 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 16:13:45.98 ID:fhhBrGA0
>>255
そうですか・・・
代わりと言ったらアレですが
この僕がクリスマスプレゼントとかでも全然OKですよ!

【笑顔でなんか変なことを唐突に言い出す】
【え?何?彼女ショタ(ry】

そうですか・・・歩くの嫌になったら僕のトナカイプレゼントですよ!!
でもルドルフは僕の相棒です!!

【喜んでもらえたことが嬉しいのか、なんだか小刻みにジャンプし】
【誰もが和めるような笑顔で了承した】

恭平君とお知り合いですか!!こんな可愛いおねえちゃんと知り合いだったなんて・・・
【先程まで笑顔だったが、この言葉を最後に笑みが消え】

・・・・でも、最近連絡付かないんですよね
「火の国に行く」って言ってからどっかに行っちゃたんですよね・・・
なんだか噂によると機関さんと喧嘩したとか・・・

【俯き、悲しそうにそう告げる】
【彼女なら思いあたりが有るだろう、最近火の国であった"機関との大喧嘩"について】

でも、おねえちゃん怪我しちゃったじゃないですか・・・
可愛い子は怪我しちゃだめなんですよ!
257 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 16:34:15.18 ID:V3HXBkDO
>>256

【その言葉を聞いた後―――す、と然り気無く、顔を見えない様に横へ向けて】
【ふわり―――木の葉が地面を覆う様に、片手で鼻の辺りを隠すと】

……AHAHAHAHAHA、ハハハ
そのプレゼントは、また今度会った時までの、保留にしちゃおうかな

【「嬉しいよ、ありがとう」、淡々と返答を続けている彼女だが】
【顔を隠している指の間や、顎の辺りから、血がぼたぼたと滴り落ちている】
【逸れは、俗に言う、「hanaji」と呼ばれる代物――――】


――――――、

【火の国での、喧騒。襲撃】
【良く、覚えている。彼女も、それに参加した一人だったから】
【恭平君も、あの地に居たのか。思考してから、ふと】

……、連絡が、無い。

―――そっか、分かった。
まあ、彼の事だし、元気でやってるよ、きっと。

【いつかひょっこり、僕達の前に姿を現すだろうと】
【手から溢れる血液に堪えつつ、笑顔で言った】
258 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 16:38:16.51 ID:fhhBrGA0
>>257
/すみません、急用が出来たので今日の午後8時ごろからお願いしたいです
259 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 16:40:56.83 ID:Yr.ymsDO
>>220
/遅くなったけど、超お疲れ様でしたー!

>>221

……もやしのくせに、超生意気ですね
私は私がこうしたいから、超ここにいるんです
そんな言葉は、超ハードボイルドになってから言ってくださいね
因みに利織ちゃんは、超半熟卵の方が超好みです

【紡がれた言葉は、きっと】
【彼との友人関係を断つ気はさらさらない、と遠回しに言っているもので】
【その台詞こそはややふざけたものではあったが、表情はどこか真剣でもあった】

【鈴の彼女が誰だったのか、何故ああなってしまったのか】
【聞きたいことは、いろいろあったけれども】
【彼の様子を見れば、今彼に質問を投げ掛けるべきではないことは自然と分かった】
【だから、帰りの道中でも】
【利織の方からは、鈴の彼女について訪ねることは、一切なく】
【彼から話し掛けられることのない限り、きっと】
【彼らが住んでいる寮につくまでは、静かな静かな帰り道になることだろう】


/ぎゃー、寝落ちしてしまってごめんなさい!
/返しておきますね!
260 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 16:43:13.91 ID:V3HXBkDO
>>258
/了解しました。では、また8時頃に宜しくお願いします
261 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 16:48:37.98 ID:8erYsKQo
>>259

……ツンデレ利織

【弱々しく発せられる言葉は、同じく若干ふざけていて、若干嬉しそうなものだった】
【遠回しな言い方の意味も、しっかりと受け取れたようだ】

【それから彼の方も黙ったまま歩き続けた】
【例え補助があろうと歩くペースが遅く、そうなる程度には精神的なダメージがあるらしい】
【無言のまま寮に到着し、部屋に辿りつくまでは口を噤んだままだろう】

//おはよー
262 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 17:08:49.70 ID:Yr.ymsDO
>>261

はぁ?
ち、超何言ってるんですか
ついに頭沸きましたか? もやしが茹でもやしにでも超変形合体でも超しましたか?

【この利織。ツンデレという属性の意味が分からない程世間に疎い、ということはなく】
【むしろある程度の属性に理解を示している具合である】
【そんな彼女ではあったが、自分がツンデレと言われても賦に落ちなかったらしく】
【ちょっぴり唇を尖らせて、そんなことを言った】
【因みに、もやしと呼ばれる食材は変形こそするだろうが合体などしないのは周知の事実である】

【そして、寮についた後】
【ほんの少しだけ、何かを迷うような表情を浮かべ】
【きっと、彼の部屋の前にいる場面で。ちらりと相手の方を見て】

……超、まだ一緒にいてあげないこともないですよ?

【なんて、こと】
【多分、精神的にまいっている怜司の心配と】
【自分が先ほど殺されかけた不安が、ごっちゃになっての一言なのだろう】
263 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 17:12:38.24 ID:8erYsKQo
>>262

じゃあ……そうしてもらおうかな

【いつも以上に起伏の少ない声色で、いつも以上に少ない口数で答え、ゆっくりと左手でドアを開いて中へと入る】
【よたよたと歩きながら、電気を点けてすぐにソファへと座り込む】
【それから本当に長く深い息をついてから、】

ごめんな

【ぼそりと、小さな声で謝った】
264 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 17:23:18.40 ID:Yr.ymsDO
>>263



【その。否が応でも疲労を感じさせる言葉には】
【利織もまた。いつもよりは遥かに少なく、いつもより静かに】
【たったそれだけの。文字数にして一文字だけで、返事をし】

【とことこと彼の後について、部屋の中へと入ったあと】
【きっと彼女は、彼が何も言わなければ椅子やソフアに座ることなく、立ったままだろう】

……、なんでもやしが、超謝るんです、か?

【そして、謝罪の言葉を投げ掛けてきた彼には、そんなことを問い掛ける】
265 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/26(日) 17:30:48.85 ID:8erYsKQo
>>264

人が撃たれるところなんて、実際には見たくなかったろ

【俯き気味になって返事をする様子は本当に憔悴していて、自分の太腿を握っている左手はかたかたと微かに震えていた】

……彼女が、俺が殺した、”と思っていた”やつさ。前に話したろ

【それから何呼吸か間を置いてから、相手が誰だったのかの説明を始めた】
【その声は以前に利織に色々話したときほどは異常ではなく、それでも恐怖や何かを無理に抑えつけているようなものだ】
266 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/26(日) 17:41:12.43 ID:Yr.ymsDO
>>265

……、でも。もう、見ちゃいました、から
だか、ら……超、しょうがない、です

【ぽつ、ぽつ、と】
【呟くように、彼女は紡ぐ】
【その言葉は、「出来れば見たくはなかった」という気持ちと】
【「過去は変えられない」という、諦めにも似た気持ちが混じる複雑なもので】

────、彼女、さん、が……?

【続く彼の台詞を聞き。驚きと怯えの合わさった表情を浮かべた】
【利織にとって、怜司の元恋人はもう死んだ、という認識が大きく】
【それ故に、「じゃあ先ほどの彼女は幽霊だったのか」なんて発想までもが、浮かんで】
【なんだかもう、表情にいろいろ混じりすぎてヤバイ】
267 :彩子 - HEART TO HEART [sage]:2010/12/26(日) 17:48:34.89 ID:8erYsKQo
>>266

殺した、とは言ったんだが、実は生死をしっかりと確認したわけじゃなかったんだ
実際には生きてたみたいだな

【ただ只管に事実を羅列するような、淡々とした口調で続ける】

あの公園で再会し、置いていかないで、と言われたのに対して無理だ、みたいなことを答えた
後はお前も知っての通りさ

【説明そのものは短かった。実際に起きたのは、再会し、少し会話をしたところで利織が入っただけだからだ】
【精神的疲労は多大にあった。もう何もかもを投げ出したくなる程度には。だが無関係ながらも巻き込まれてしまった利織にだけは説明をしなくてはならない】
【怜司は今、強い義務感だけで動いていた】
【それと同時に、今の利織には頼りたくない、というのも。精神的にまいっているのは自分だけでは無く、利織の方が損失が大きいのだから、彼女を優先すべきだ、と】
268 :HIM - HEAVEN :2010/12/26(日) 18:00:35.88 ID:Yr.ymsDO
>>267

そう、だったんですか……

【告げられた事実に対する反応そのものは、淡白なものであった】
【別れ話にも似た状況下、違う女性が割って入って】
【割り込んだ女性が、殺されかけて】
【──そんな。昼時にやっているドラマのような】
【画面の向こう側で、よく見る光景だった】
【複雑そうに見えても、観客から見れば比較的単純な。そんな、ストーリーだった】

……、つらい、ですね
きついなら、無理に話さなくても、超いいんですよ?

【でも】
【画面の向こう側からは単純に見えても】
【画面の此方側から見れば、思いの他複雑で】
【様々な思いが駆け巡る中。彼女はまず、自分以外のことを、優先させた】
【確かに、殺されかけたのは自分だ】
【だが。今の彼はきっときっと、自分より遥かにつらい状態にあるはずだ】
【そう、彼女は思う】
269 : - Fly  [saga]:2010/12/26(日) 18:12:23.80 ID:8erYsKQo
>>268

……大丈夫。銃を向けたことに対する嫌悪はあるけど、結果的に誰も死ななかった
これが最良。俺は良くやったさ

【自己肯定の言葉は、とてもそれをしているように思えないほど暗く、まるで自嘲しているかのよう】
【最良を最悪に、肯定を否定に変えても違和感が無いほどだ】
【説明は終えたものの、当然、怜司の気分は優れなかった。人に刀を向けたことはあっても、銃を向けたことは無かった。絶対に殺す武器を向けたことなど無かった】
【覚悟と決意の無い不用意な一撃は、いつだって後悔を生む。前回も今回もそうだ】
【ただ今の彼は】

何か……分かんないや
俺は、どうすれば良かったのかな

【自分の心中や感情が把握出来ないほど打ちのめされていた】
【現状に対し困惑するその姿は、まるで親から見離された歳相応の”子供”のようだ】
270 :florescence 東映カノン :2010/12/26(日) 18:36:57.25 ID:Yr.ymsDO
>>269

……もしこれが、超魔道具の問題だったら
利織ちゃんはその言葉に超納得したかも、しれませんね

【「媒体が宝石だろうと電球だろうと」】
【「引き起こされる現象が同じなら──」】
【かつて彼女は、こんなことを口にした】
【あくまで「結果」を重視した彼女の思考はしかし】
【人間関係においてまで、同じことであるという結論は出さなかった】

……でも
もし運命を変えられても。過ちを犯さずに済むだなんて
──そんなことは、絶対にない

起きてしまったことは……変えられないんです
出来れば、やっぱりあの人とちゃんと話し合った方が超いいかもしれませんけど──
話が通じない人も、世の中には、超いるから
もしそうだったら……二度と彼女とは会わない方が、いいかもしれない、です
その方がきっと──怜司には、いいと超思います。

【そして語るのは、過去ではなく未来のこと】
【今これから、していくこと】
【彼女は、怜司に言った】
【立ち向かえ、でなく。逃げろ、と】
271 : SHUFFLE! [sage]:2010/12/26(日) 18:50:12.70 ID:8erYsKQo
>>270

【立ち向かうではなく逃げろ】
【その言葉は怜司の判断と概ね同じものだった。元々彼はあの少女と正面切って何かをしたり、或いは話し合いで解決しようとは思っていない】
【そんなことが”不可能”なのはよく知っているからだ】

……支えが欲しいな。俺はもう、この杖のように、支え無しには歩けないんだろうね

【ぽつりと、彼は呟いた】
【それは彼にとって、最大級の弱音。彼が、何が何でも成し遂げようとしていたことに対する諦め】
【彼はこの世界に来て以来──いや、この世界に来る前からずっと、一人で生きようとしていた】
【全ての判断を自分で下し、全ての責任を自分で背負い、全ての行動を自分で行う】
【彼はただ只管に自分一人で全ての物事を『完全』に成し遂げようとしていた】
【しかし、それはもう不可能だと、計算でも予測でも無く、純粋に”思った”】
【自分はたかだか18の子供で、つい一年と少し前までは普通の世界で生きていた普通の人間だった。そんな自分がこんな世界でまともに生きようとすれば、それは一人では不可能だと】
【それを認める彼の声は、とても弱弱しく、それ以上に悔しさが色濃かった】
【彼はここに来て初めて──】

──俺は、本当は弱いんだね

【──自分が弱く、一人では障害を乗り越えられない人間だと”本気で”思った】
272 : YOU SHUFFLE! :2010/12/26(日) 18:53:52.52 ID:mXZseESO
>>247
「あぅ・・そういう物ですかね・・?」
「あ、羽後さん、海鮮丼お代わりと、あと天麩羅鵜殿ください!」
【丼を空にして、カウンターの羽後さんなそう叫ぶ】
【羽後さんもそれに応じて『はいはい』と厨房へ】


ん?薬?どこか悪いの??あ、いや答えられないなら答えなくて良いよ?

/東さんの中の人居ますか?
273 :give a reason スレイヤーズ3期 :2010/12/26(日) 19:12:10.38 ID:Yr.ymsDO
>>271

……あのね、怜司
自分の弱さを誰かに伝えることの出来る人は、強いんだって
そう、昔教えられました
だから──怜司は超強いですよ
誰かに手を超伸ばすということ
それもまた、強さです

【彼の、そんな弱音を聞き】
【彼女は小さく微笑んで、そう言った】
【誰かに頼らないのは、確かに強さだろう】
【だが。誰かに手を伸ばすのは、それ以上に勇気がいる】
【少なくとも彼女は、そう思っていた】
【だからこそ】
【続く彼女の言葉は──】
やれやれ、超注文が多いですね
ですが、その依頼を蹴るほど利織ちゃんは超非情じゃあないです

だから──これからは私が、怜司の杖です
超頼りまくっても超大丈夫ですよ
なんたって私は、超天才魔術師の利織ちゃんなんですからね!

【──どこか素直さに欠ける彼女の表情には】
【いつも浮かべている、あの、悪戯な笑みが戻っていた】
274 :GET WILD [sage]:2010/12/26(日) 19:23:49.38 ID:8erYsKQo
>>273

──……。

【す、と自然な動きで、怜司は頭を上げた】
【そこには悪戯な笑みを浮かべる利織が居て、彼もまた優しげな笑みを浮かべた】
【そう、彼女はいつだってそうだった。この杖だって彼女が作ってくれたものだ。彼女はいつだって自分を助けてくれている】
【だから】

(──この世は全て相互作用。片側のみに影響を与える物質は存在しない)

【裏で彼女のことを助けようとしている中で、自分も助けられていたのだ】
【怜司は利織に笑いかけながら、左手を伸ばして、頭を撫でようとする】

ありがとう。これで俺は歩けるよ

【素直な気持ちを言葉にして】
275 :未来形アイドル ラムネ炎 [saga]:2010/12/26(日) 19:33:07.99 ID:5ZzR/t20
>>272

「そうそう! そういうもんだ!!
――――身体にしろ、心にしろ…………傷つかないで、真っ当に生きてくなんて、今の世の中じゃ夢物語もいいとこだからな…………
理不尽に対して『受け入れる』事も『打ち克つ』事も出来ずに…………ただ怒りのままに、どっちつかずの状態で『抗い続ける』しか、ないんだよ…………
――――あぁ悪ぃ。湿っぽくなっちまったな」

【ハイテンションを囲っていたかと思うと、途端にその表情に憂いが混ざる】
【自分の言葉に、自分の過去を、思い出して】

[い、いえ…………えっと…………]
「あー…………そこのところは聞かないでやってくれ……
ま、女って奴は……色々あるの、さ…………」

【薬の事を聞かれて、照れと慌てが同居した様子のルティン】
【同じく、慌てる様にフォローに走るイマミレイ】
【何か、人に知られたくない事情が、ルティンと、この薬にはあるのだろう】

/すいません、飯食ってました
276 :irony ClariS :2010/12/26(日) 19:37:47.77 ID:Yr.ymsDO
>>274

……わ、わ、

【本来ならぽんぽん付ニット帽を被っている利織】
【だが、今は室内ということで、きっとどこかで脱いだのだろう】
【彼の手を阻害するものは、なにもなく】
【あっさりと頭を撫でられた彼女の表情は、どこか恥ずかしそうであった】

……っ、お、お礼なんて超いらないですっ

【そして、思わずぷいとそっぽを向いてしまうも】
【照れ隠しであることは、容易にわかるだろう】
277 :プラチナ [sage]:2010/12/26(日) 19:45:36.49 ID:8erYsKQo
>>276

…………。

【頭を撫でる最中、怜司は少しだけ目を細めた】
【それは笑顔だとか喜びのそれではなく、苦味のあるもの】

(そう、俺はあのときもこうしていた。安易に彼女に触れた結果がこれだ)

【それは後悔。それは悔い】
【彼女に出会って少しして、似たようなことを自分はした。今思えばそれこそが最大の過ちだったのかもしれない】
【他の誰かならまだしも、自分はその行動の意味と結果が見えたはずだ。だが敢えてそれを考え無かった】
【今していることこそ、自分の中で最も忌むべき悪癖なのかもしれない】

今日は疲れたな。もう帰って休みな
誰かに居てほしいというのなら、うちに泊まっても構わないよ

【少しの間見せていた優しげな口調はどこかへ消え、疲れた声色で言いながらぽんぽんと頭を叩いた】
【それから杖を使って立ち上がり、ゆっくりと寝室へ歩き始める。足取りはまだ覚束ないが】
278 :罵倒 リアルサモナー :2010/12/26(日) 19:58:25.98 ID:Yr.ymsDO
>>277

【彼がそのようなことを考えているとは知らず】
【頭を撫でられている最中、彼女はじんわりとした温もりを感じていた】
【そして、頭から手を離されるとほんの少し、残念そうな表情を浮かべ】

……んふー、じゃあ、今日はこれで帰りますね
超おやすみなさいです

【あっさりと、自室に戻ることを決めた彼女は、最後にまたにまりと笑みを浮かべ】
【きゅ、と帽子を被りなおした後】
【彼に止められることがない限りは、そのまま彼の部屋を出ていくことだろう】
279 :ターンAターン [sage]:2010/12/26(日) 20:01:55.38 ID:8erYsKQo
>>278

ああ、おやすみ

【利織に軽い返事をして、自分は寝室へと入っていった】

(……これが取捨選択の結果、か。この世界の人間はよくこんなことを繰り返せるものだな)

【彼は結局、どちらを”選んだ”のか。それは明白だった】
【銃を人に向けて撃つ、危うく殺しかけ、取捨選択をし、目的に対し膝をついた】
【今回の出来事は彼にとって、あらゆる意味で最悪の結果だった】
【そしてそのどれもが──】

(結局、俺が馬鹿だっただけか)

【──自分が原因の出来事だった】

//お疲れ様でしたー
280 :エンジェリックレイヤー Be My Ange [sage]:2010/12/26(日) 20:05:27.73 ID:mXZseESO
>>275
「理不尽・・・」
【護はその三文字に思わず反応する】
【自分も過去に散々苦しめられた】
【だから知っている―――】
【それがどれ程、非道い物か】

「・・でも、抗おうとするだけ立派だと僕は想います。」
「その意思はどんな理不尽な運命だって、打ち破れる事の出来る何よりも強い武器なのですよ。」
【―――たった一つの前では、どれだけ弱々しい物なのか】

ん、あぁ嫌、こっちも変な事聞いてゴメンね?
【紗月もそう謝る】

/すいません、遅れました。更には飯落ちです。
281 :しずく GTO :2010/12/26(日) 20:15:58.47 ID:Yr.ymsDO
>>279

【その後、自室に戻ってから──】

……今日は、超いろいろ、あった、な
超、疲れ、た……

あぁ……でも、黒野くんの依頼も超終わった、し──
もやしも、なんか頼ってくれるようになった、し──

──zー

【そのまま、緩慢な動作で部屋着に着替え】
【ふらり、ふらりとベッドへ歩んでいき】
【ぽふん、と】
【気絶するかのように、眠りについたと、さ】

/お疲れ様でしたー!
282 :SOMEONE ELSE [saga]:2010/12/26(日) 20:26:27.83 ID:5ZzR/t20
>>280

「んな事はないさ…………抗う理由はごく簡単……『それを嫌う』からだ
とても、ほめられた事ではないと、俺は思うぜ――――まぁ、それこそが人の尊厳って言うのも、また真なんだがな」

【軟骨の串を片手に、酒に酔った赤い顔で訥々と語るイマミレイ】
【護の言葉に感じるところがあったのか、再び表情は硬いものになり】

「それにな……運命は、どれだけ理不尽だろうと『絶対』なんだ…………
人には、ただそれを『避ける』為の努力は許されてる…………しかし、一度取り込まれたら、もう受け入れるしかないんだよ……
『やり過ごす』事が関の山……『打ち克つ』『打ち破る』なんて事は、幻想にすぎないのさ…………
――――魔術の研究ってのは、つまるところ、この世の本質・真理に対しての理解を深める事に通じる
この道を進めば進むほどに、嫌でも思い知らされるんだぜ…………人間の作った言葉に、如何に『幻想』が多いかって事がな
『幻想』を排除した真実の語だからこそ、魔術語って言うのは、力を持っているのさ…………」

【イマミレイ独特の死生観が、さらけ出されていく】
【ある種の無情、諦念を滲ませながらも、それが全てではない。覆すには至らないまでも、人の力を認めている】
【彼女はこの世界観の元、微力な全力で、必死に現実を生きているのだろう】
【そこまで語って、イマミレイは軟骨の最後の串を頬張る】

[い、いえ……!
良いんです。大した事でも、ありませんから…………]

【大事そうにフラスコをしまいこみながら、そう告げるルティン】
【無論、大した事ではないと言うのは嘘だろう。先ほどの慌て様を見れば、なんとなく重要な事だと言う事は伝わるはずだ】

ふぅー…………さて、酒もやれたし、つまみも食ったし……
どうするよ?

【会話がひと段落ついたと見て、銀鶏はそう切り出す】

/了解です
283 :名探偵カゲマン  :2010/12/26(日) 20:36:58.00 ID:JP/cyfwo
【水の国、人通りの少なくなった商店街】

【いつの間にか降り始めた細雪が、仄かにため息の色に変わる頃
夜の寒さが一段と身に染み込む中、沙雪を溶かす蝋燭の灯火が如く、清かな喧騒が一つ】


『さあ、今日こそ帰ってもらいますよ!一体何日皆を待たせていると思ってるんですか!』
『性夜もどこかでブラブラして……っ――――まったく!』

嫌です!嫌です!ぜーったいに嫌です!!
お城になんか、お城になんか……戻りたくないもん!!


【清か、と表現したのは――――それがまるで、喜劇のように、一流のアクターとアクトレスが為すような
一連の完璧に作られた流れのように、行われたからで
その大きな要因となったのはきっと、アクトレスが為す、仄かに背伸びした大人らしさを含む、見かけ相応の
細指でかき鳴らすギターの弦のようなソプラノボイスが――――関連していると、思える】

【翡翠色の長髪を、軽くリボンでまとめ、サイドテールを下ろした
髪の毛と同じ、透き通るような瞳が特徴的な少女
大き目のパーカーローブをオフショルのように胸元で止め、水着のような黒のバックレスインナー
ミニスカから零れ出る素足が綺麗な、掌サイズの揉みしだきやすい乳をしている――――アクトレス】

【彼女の細腕を掴む、ホスト風の、ちょいと洒落た黒服の男と、少しごつめの男
ばたばたーっと、彼女は腕を振りながら、その拘束から逃れようとしてる】
284 :そのままの君でいて仁藤優子 [sage]:2010/12/26(日) 20:40:06.73 ID:fhhBrGA0
>>257
そうですかぁ・・・
でもでも"保留"って事はいつかは貰ってくれるって事ですか!!

【白い大きな袋を左肩によいしょっと掛けなおすと】
【右手で自分の鼻のところを、3回ほど得意げに横に擦る】
【すると目の前の彼女からチョコとか食べ過ぎのときに良く見るアレが】

あわわわ!とりあえずガーゼと包帯を・・・って鼻からですか!
だったらティシュです!それか僕が舐めるです!

【後者の発言は置いといて、プレゼント袋を後ろにどかっと置くと】
【その中を数秒がさごそがさごそ】
【すると出できたのは、小さな魔法少女がティシュにプリントされた】
【ピンク色の、よく子供が使う小さめのポケットティシュだった】

とりあえず、コレどうぞ!

【両手で大事そうにそれを差し出す。因みに3回ほど使用した後があったりとか】

【恭平の知り合いと言う彼女。そんな彼女の言ったことを素直に受け入れて】
【心底安堵したような、彼らしい笑顔で】

そうですよね!恭平君のことですもんね
お姉ちゃんが心配してたって、合ったらついでに言っときますよ

【そういいながら、地味に彼女に詰めより】
【血が垂れている両手に舌を近づけた・・・って完全に変(ry】

/よろしくお願いします!
285 :ねないねないねない :2010/12/26(日) 20:43:01.56 ID:mXZseESO
>>282
「なるほど・・」
「考え方は人それぞれ・・ですかね」
【そう言い残りを一気に掻き込む】

ん、そうだねェ、
そろそろ行くか、・・・っとっと!
【紗月は立ち上がるが、とてもフラフラしている】
【流石に酔いが結構回って来てるらしい】
286 :魔法陣グルグル Wind Climbing ?風にあそばれて? :2010/12/26(日) 20:56:57.82 ID:V3HXBkDO
>>284

……、……それは、まだ、はっきり答えられ無い……

【若干鼻の詰まった声で、ぽつぽつと返答する彼女】
【その間にも、赤いそれは止まる気配を見せない。量は減って来たけが】
【ヘ、ヘンタイダー(AA略】

……う、ぐ……ありがと
……情け無い姿を見せてしまったな……

【彼がポケットティッシュを差し出したのを見て、申し訳無さそうに】
【弱々しい笑みを浮かべると、まだ血濡れて無い片手で受け取る】
【急いでティッシュを出すと、片手を拭い、自分の鼻元を押さえた】

うん、お願いね。……そうそう、彼、元気な子だし……
ちょっとやそっとじゃ、消えたり、しないよ

そういえば、義足の事は―――

【恐らく、彼は生きているだろうと―――希望的観測を持って】
【何か思い出しているのか。寂しそうな笑顔で、語る】
【そして、先程のプレゼントに関しての話題を語ろうとした、その時】

―――って、ちょ、ちょっと!
バッチいから止めときなさい!

【詰め寄って、彼女の手に着いた血を舐めようとする少年が見えた】
【彼女は急いで、渇いた血液の着いた右手を、自分の背中に隠そうとする】

/宜しくお願いします
287 :魔法陣グルグル Wind Climbing ?風にあそばれて? [saga]:2010/12/26(日) 20:57:21.47 ID:5ZzR/t20
>>285

「ま、そうなるな…………うぁっ…………
これはてめぇの持論にすぎない……護は護で、佐藤は佐藤で、鈴木は鈴木で、自分の指標を、自分の物差しを確立できればそれでいいのさ……」

【流石に身体が熱いのだろうか、大きく首を反らし、一つため息を吐いてから、イマミレイは顔を上げる】
【大仰な人生観の披露も、やはり酔っている証拠だろう】

よぉーし……おとっとっと…………あーマスター、お勘定!!

【フラフラと銀鶏は立ち上がる】
【やはり体に相当キているようだが、それでもしっかり代金は払おうとする】

「よ、し…………こりゃ、不味いな…………飛んで帰ろうもんなら、途中で吐きそうだ……」

【杖を身体の支えにして、なんとか立ち上がるイマミレイ】
【なにせ飲んでいた酒がきつかった。いつもと違う様子を見せたのも、それだけ酔いが回っていた事の証左だ】

[み、皆さん……大丈夫ですか?]

【唯一、しらふに近いのはルティン】
【ウーロン杯という控えめなチョイスに、そもそも遠慮して大した量をこなしていなかったのだから、当然と言えば当然か】
288 :みつば(高垣彩陽)、ふたば(明坂聡美)、ひとは(戸松遥) - みっつ数えて大集合! :2010/12/26(日) 21:06:19.32 ID:rKOSyWo0
289 :変ゼミの皆さん(CV:花澤香菜・松山鷹志・白石 稔・森 訓久) - 変・リン・シャン 〜変だよ。リンスーの後にシャンプーて〜 [sage]:2010/12/26(日) 21:08:01.69 ID:fhhBrGA0
>>286
だけど、なんで鼻血なんかだしたのー?
えっちいの見ると鼻血出るとか聞くけど・・・

【ティシュを渡し終わると、右手を自分のあごに当て】
【不思議そうに首を傾げる。なんだか聞いてはいけないことを聞いてしまったようで】

そうだよね・・・うん!
恭平君元気すぎるから大丈夫だよね!

【この二人が考えていることと間逆のことが、まさか真実とは知らずに】
【心底そうだと思ってしまったのは、また別の話】
【そして"彼"が再び動き始めたのは、知る由も無かった】

・・・・ククク!私の正体を知ってしまったのか!
実は私は2000年の歴史を持つ、吸血鬼一族の末裔だったのだ!!
・・・・だから血飲んで良い?

【※真っ赤な嘘です】
290 :変ゼミの皆さん(CV:花澤香菜・松山鷹志・白石 稔・森 訓久) - 変・リン・シャン 〜変だよ。リンスーの後にシャンプーて〜 [sage]:2010/12/26(日) 21:08:52.24 ID:mXZseESO
>>287
「お姉ちゃんも、大丈夫?」

えぁ・・?ぅうん・・
【護とルティンだけはアルコールの類を飲んでいない故に未だ未だ意識がはっきりとしているこの状況】
【護は今にも倒れそう紗月を支えている】
【とそこへ】

『あらあらあら、皆、もうお勘定?』
【東の声で羽後さんがやってくる・
291 :酒井ミキオ - Drastic my soul [sage]:2010/12/26(日) 21:11:38.79 ID:3UfyHgQo
【街中】

【なんかゲラゲラ笑いながら茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年が雪が解けかけた道を踏みならしながらコンビニ前でホットミルクティーを飲む】

…最期のM−1面白かったなあ…!ドラっちも見ればよかったのに
それにしてもセワシの奴コンビニで何十分入り浸る気だよ…ジャンプは明日発売だっつーの…
どーせエロ本だろ、まあオレもおでん的なのが食べたいから付き合ったけど

【ぽつり、と呟きながら彼はもう一口ミルクティーを飲むと、ポケットに手を伸ばす】
【現在の時刻と日にちを改めて確認するためだったのだが…そこで彼はある事に気がつく】

…あ、携帯はまだ大会以降壊したまんまだったんだ…忘れてた

【新しいの用意しねーと…と彼は頭をガシガシかきながら電柱に背中を預けてため息を突く】
292 :谷本貴義 (Dragon Soul) - Dragon Soul [saga]:2010/12/26(日) 21:13:49.78 ID:5ZzR/t20
>>290

「っあー…………ルティン、すまねぇが……」
[分かってますよ……もう、イマミレイさんも未成年なのに、無茶するから……]

【杖をついてなおふらつくイマミレイを、ルティンが支える】
【どうやら、スクリュードライバーと言う選択肢は不味かったらしい】

あぁ、お陰さまで楽しく飲ませてもらったからよぉー!
まぁ……約2名グロッキーになっちまってるがなぁ……

【そう言いながら財布を取り出す銀鶏】
【しかし、語尾が微妙に間延びしている辺り、銀鶏も少し危ない様子だ】
293 :川本 真琴 - 1/2 :2010/12/26(日) 21:19:50.81 ID:0Ynj3Fso
>>283


【人気の少なくなった其処……或る時から、二対≠フ足音が響く】
【片方は『軽い』其れ、もう片方は『重い』――とまでは行かないものの、大人≠フ足音だ】


 【――――丁度、其の通りに入った所で『足音』の調子が早まって】



…………君達、近所迷惑だ。
五秒以内に騒ぎを鎮めろ―――さもなくば、私が黙らせるぞ。



【一団に声を掛けたのは、不機嫌≠ネ調子の声色を持つ人物】

【黒を基調とした士官服に重ねるは、“射抜く”が如き『金獅子』の刺繍が施された紅の短外套】
【怜悧な印象を与える碧の双眸より視線を上げれば、銀髪に重ねた塵一つ無い軍帽が存在している】
【左腰には銀の拳銃、右腰には黄金の指揮棒――……青年と男性との境目、と言った年代の人物だ】


「―――………………。」


【後方に目をやれば、彼に隠れるようにしてスーツ姿の白髪少女】
【頭にちょこんとミニチュアハットを載せ、無感情な双眸で一団を見ている】
294 :元田恵美 - 君のままで [sage]:2010/12/26(日) 21:23:59.91 ID:YEdZE1.o
【街中】

ふー、ふっふー♪

【常盤色の髪/金の瞳/着崩した灰色の学生服/黒いコンバットブーツ/左の手には缶コーヒー】
【それだけ見れば、何処にでも居るであろう「不良染みた少年」】
【――首にぐるりと巻き付いた、「重苦しい金の首輪」、それだけを除けば、の話である】

クリスマス、何でみんなあんなに嫌がるんだろうなーっ?
過ぎてしまえば売れ残りのケーキが格安で手に入ンのにっ!

【上機嫌に歩く、その手には――「大量のケーキの箱」】
【……一人で消化する気なのだろうか】
295 :元田恵美 - 君のままで :2010/12/26(日) 21:24:54.66 ID:V3HXBkDO
>>289

……それは、知らない方が良い。
ニコライ君が、もっと大人になってから知る事だよ。だから今は聞かないでホントに。

【首を何度も横に振り、困惑の笑顔で答える ※必死】
【冷や汗を垂らしながら、鼻血をティッシュで拭き続ける】
【大分綺麗に成ってから、安堵の息を吐いて】


―――――……信じ難い話だけど、多分嘘だよね?


【眉をショボンと垂らし、瞳を細めながら、そんな事を言う】
【とにかく、自分の鼻血なんて舐めさせる訳には行かないので】

……あー、ううん……こ、コレあげるから
だから、血は舐めない方が良いよ、絶対

【ポケットから、袋に包まれた、赤白の小さなスティックキャンディを取り出して】
【彼の貸してくれたティッシュと共に、それを渡すかもしれない】
【飴を舐めて欲しいっぽいよ!】
296 :FLOW - WORLD END [sage]:2010/12/26(日) 21:28:47.07 ID:mXZseESO
>>292
『ふふっ、それは良かったわ?』
『五人で・・・三千円で良いわよ?』
【一人六百円、酒やらなんやらと結構飲み食い(特に護が)したと言うのに随分安い】

『あ、もしくはそこの二人のどちらかを置いていくのも有効よ?』


「あ、東さん。僕だしますよ?」
【護がそうポケットから財布を出そうとする】
297 :FLOW - WORLD END [sage]:2010/12/26(日) 21:31:29.33 ID:JP/cyfwo
>>293

【――――――――表現するならまさに、水を打ったような静寂で
しんしん、と残照に浸るジングルベルの鈴の音が、数小節ほど謳う間の後
一つ、少女の腕を掴む男がため息を零した】


『……これはこれは、申し訳御座いませんでした
しかしながら、他の方々には喧騒に聞こえるやもしれませんが、私どもにしてみれば――――……そうですね
家庭の事情≠ニ、いうやつでしょうか――――そこに踏み入られるのは少々心外、と言ったところですね』


【年のころにして、言の葉の刃を向ける獅子≠謔閧ゥは幾分か男性の色が濃く
仄かに剃り揃えられた顎鬚を、少女を掴んでいない方の手で撫でると、薄ら笑いを表情に貼り付けた
ラテン系の、軽薄そうな見た目と裏腹に、それなりに、できる人物、と見ても良いだろう】


【静寂が静寂を生み――――……二泊程度の休符の後に、もう一方の黒服が
丁度、首根っこを掴むように、薄ら笑いを浮かべた男を摘み上げた
表情に浮かぶ僅かな面倒そうな色が、彼の思惑を告げる】


『――――――――とは言いましても、コチラとしても、あまり面倒ごとを起こすことは望むところではありません
せっかく世間一般の皆様が祭りの残響に耳を傾けているのですから、ノイズを混じらせることはどうみても、無粋ですね
雑音の原因は切り取るに限ります、ですので――――……後は任せても、宜しいですね』


【そこまで、述べると、首根っこを掴んだまま、黒服たちはそこから去っていこうとするだろう
後に残るのは、先述した少女が一つ、静かな琥珀色を響かせながら、夜風に吐息を白く染めている】
298 :片手☆SIZE - Sparky☆Start [saga]:2010/12/26(日) 21:32:42.10 ID:LvbSdVo0
>>294

……おにーちゃん、そんないっぺんに食べたらおなか壊しちゃうの、よー?

【なんて。唐突に、少年の左横僅かに後ろくらいから、そんな女の子の声がして】
【声をしたほうに視線を向けたならば】
【高いところで二つに結われたクリーム色の髪、右目の下に毒々しい色の蝶のタトゥーシールを貼って】
【フリルなんかでふわふわとしたゴスロリドレスの上に、黒いケープを羽織って、足元は黒いおでこ靴】
【そんな格好の、女の子が】

身体壊さなくってもね、カロリーがどうこうで、あんまりお勧めは出来ないのよー?

【なんだか、相手の身体を気遣うようなことを言いながら。横をとてとてと並んで歩いていたり。いつの間にやら】
299 :片手☆SIZE - Sparky☆Start [saga]:2010/12/26(日) 21:33:21.92 ID:5ZzR/t20
>>296

5人で、3000なぁ…………
あぁ護、ここは俺が払うよ……年長者の責務ってもんだぁ

【そう言いながら、紙幣3枚を取り出す銀鶏】
【どうやら、集った面子で一番年長者と言う事で、全部払おうと言うつもりらしい】

[ひっ…………]
「……お断り、だ…………俺は帰るんだから、よ…………」

【指名されて、怯えた声を出すルティンと、ぶっきらぼうな言葉をこぼすイマミレイ】
【イマミレイも相当に酔っているのだろう。もはや完全にルティンの肩を借りている】
300 :水樹奈々 - SECRET AMBITION :2010/12/26(日) 21:36:53.30 ID:1F2ngdE0
>>291
/まだイマスカ

301 :水樹奈々 - SECRET AMBITION [sage]:2010/12/26(日) 21:38:16.19 ID:3UfyHgQo
>>300
/のえす!
302 :水樹奈々 - SECRET AMBITION :2010/12/26(日) 21:39:34.38 ID:0Ynj3Fso
>>297


1……2……3……4……――――


【相手の言葉に、一切の返答は返さず……開始されたカウントダウン】
【恐ろしいまでに感情の排除された其れは、夜の商店街に浪々と響いている】

 【特別『気に入らない』事だったのだろうが―――此れでは、只の変人だ】


判っているのなら構わな………任せる=Aだと?


【相手が、面倒事を起こす気は無い=\―、そう、発した時点でカウントはストップ】
【立ち去る黒服達を「信じられない」と取れる表情で見送ると――残った少女に目を遣って】


「…………怪我は、無い。」


【響くのは、平坦な調子の……文脈からして、気遣って≠「るのだろう声】
【男の背後に隠れていた少女は、とことこと彼女の前に出ると――首を傾げて、尋ねた】
303 :鈴木結女 - 輝きは君の中に [sage]:2010/12/26(日) 21:40:29.70 ID:fhhBrGAo
>>295
うん・・・・わかった
アレでしょアレ・・・大人の事情とかでしょ・・・

【お前が追求したんだろというツッコミが聞えてきそうなほど】
【少し引き気味で、小刻みに頷く】

・・・・なんで判ったんですか!!
ん・・・ひょっとしてお姉ちゃん探偵?

【凄い驚いたみたいで、白い袋を後ろに置き】
【ジャンプしながらアッチョンプリケっ!】
【※明らかにバレバレの嘘でした。本当にありがとうございました】

・・・ありがとう!お姉ちゃんからのクリスマスプレゼントだね!
ではでは、遠慮なく、いっただーきますっ!!

【やや興奮気味でティシュを袋に放り投げ】
【袋から飴を器用に取り出すと、元気良く頬張った】

おいちいよ!お姉ちゃん凄い!

【落ちないようにか、ほっぺを両手でで抑えながら和み始める】

/遅れました!すみません・・・
304 :鈴木結女 - 輝きは君の中に [sage]:2010/12/26(日) 21:40:49.43 ID:mXZseESO
>>299
・・・あぁ・・済まないねぇ・・・

「有難うございます・・東さん」
【二人はそう東に礼を言い】

『・・・そう、残念だわ・・?』
【羽後さんは本当に残念そうに紙幣を三枚受け取る】
305 :鈴木結女 - 輝きは君の中に [sage]:2010/12/26(日) 21:40:49.55 ID:YEdZE1.o
>>298

ふー……ぉうっ?

【くるり振り向いて、視線を僅かに下にやる】
【なんか知らんが心配されている、さてどう返答したものやら。考えている内に、少女は隣にやってきて】

……あー、ほら、よく言うじゃん、「甘いモンは別腹」って。
そーいうもんだし、クリスマスシーズンなんだし無礼講したいじゃん?

【何処ぞのスイーツ(笑)理論を持ちだして、言い訳と言うか屁理屈と言うか】
【……なんで見ず知らずの女の子に必死に弁解してるんだろう、とうっすら思ったけれど、置いておくことにした】
306 :鈴木結女 - 輝きは君の中に [sage]:2010/12/26(日) 21:41:37.39 ID:fhhBrGAo
>>295
うん・・・・わかった
アレでしょアレ・・・大人の事情とかでしょ・・・

【お前が追求したんだろというツッコミが聞えてきそうなほど】
【少し引き気味で、小刻みに頷く】

・・・・なんで判ったんですか!!
ん・・・ひょっとしてお姉ちゃん探偵?

【凄い驚いたみたいで、白い袋を後ろに置き】
【ジャンプしながらアッチョンプリケっ!】
【※明らかにバレバレの嘘でした。本当にありがとうございました】

・・・ありがとう!お姉ちゃんからのクリスマスプレゼントだね!
ではでは、遠慮なく、いっただーきますっ!!

【やや興奮気味でティシュを袋に放り投げ】
【袋から飴を器用に取り出すと、元気良く頬張った】

おいちいよ!お姉ちゃん凄い!

【落ちないようにか、ほっぺを両手でで抑えながら和み始める】

/遅れましたすみません
307 :鈴木結女 - 輝きは君の中に [sage]:2010/12/26(日) 21:42:15.58 ID:fhhBrGAo
>>306
/と、連続して申し訳ないです
308 :井上大輔 - 哀 戦士 [saga]:2010/12/26(日) 21:50:03.96 ID:5ZzR/t20
>>304

良いって良いって
それよか、今日は楽しかったぜぇ?

【二人の礼を受けて、答えて見せる銀鶏】

[ご、ごめんなさい……]

【羽後さんの残念そうな様子に、思わず頭を下げるルティン】
【それでも、この店に留まる気はないのだろう】

「さぁ…………出ようぜ…………?」
おぅ、そうだなぁ…………
んじゃ、ありがとさん!

【グロッキー寸前のイマミレイが、全体を促す】
【それを受けて、銀鶏を先頭に、店から退出する】
309 :井上大輔 - 哀 戦士 [saga]:2010/12/26(日) 21:51:29.45 ID:LvbSdVo0
>>305

でもね、別腹だからってカロリーが無くなるー、とかそういうことはないのよぅ?
それにね、あんまり甘いものばっか食べてるとね、栄養とかも偏っちゃうしね、絶対ね、血とかまで甘くなっちゃうんだからぁ!

【相手のすいーつ(笑)理論に、ぷーっと頬を膨らませ】
【途中まではある程度まとも(?)だった注意言葉に、なんだか変な部分が混ざり】
【それでも表情は至極真面目風。きっと眉を吊り上げてたりなんかして】

……でもねー、クリスマス。昨日終わっちゃったのよぅー……?

【それから、相手の言葉に。しゅーんと一気にしょんぼりしたような表情になって】
【視線は若干下へ向かい、肩もなんだか落とされてしまったり】
310 :イロドルンジャー[トモカネ、キサラギ、ノダミキ、キョージュ、ナミコ](CV.沢城みゆき、CV.戸松遥、CV.徳永愛、CV.名塚佳織、CV.堀江由衣) - 色彩戦隊イロドルンジャー :2010/12/26(日) 21:53:06.43 ID:1F2ngdE0
>>301

/ならば!

おやおやこれはこれは……

【不意に、そんな声がかけられる】
【その声の主はすぐ横の路地から現れる】

どうも、お久しぶりですね

私のこと、覚えておいでですか?クフフフフ…


【透き通るような金色の腰までかかる長髪に“蛇のような”鋭い金の瞳】
【シャープな印象を与える黒いスーツの下に白いドレスシャツと緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

またなにか差し上げましょうか?

【ヘラヘラと笑いながら問いかける】
311 :泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾) - 負けないで :2010/12/26(日) 21:56:49.40 ID:V3HXBkDO
>>303

【「そう、大人の事情。」と答えると、一度頷いて】
【早い内から純粋な子に危険な事を教えると、後々デンジャラスが危ないので】

……結構バレバレだったけどね……。

【ボソッと呟いて、遠い目の彼女】
【それは、彼に内緒です】

……ん、そっか。
美味しいなら、嬉しい。

【嬉しそうな様子の彼に、此方も笑みを浮かべて】
【心の声:可愛いなぁうふふ】


……さて、僕はそろそろ行こうかな。

……矢張り、小さな子からプレゼントを貰うのは、忍び無いし。
その義足は、僕より小さな子の為に使って欲しい。

【義足は、矢張り、自分には使えない、と告げてから】
【傍に置いていた松葉杖を手にすると、ふらり、立ち上がる】

【彼女の前髪の辺りに、蝋燭ほどの、虹色の火が燈ると】
【暗く成り始めた雪の森が、ぽっと照らされる】

もう暗いけれど、大丈夫?

【立ち上がってから、そんな事を尋ねた】
312 :泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾) - 負けないで [sage]:2010/12/26(日) 21:56:57.50 ID:JP/cyfwo
>>302

【向けられた質問へと、彼女は心を傾けて、貴女の言葉を感じ取る】


平気ですよー……あと――――……二人とも、悪い人じゃないから
だから、あんまり嫌いにならないでください、ね?


【それはまるで、わが子を抱きしめる母親のような温もりと、少し大人びた少女の口調を含んだ
例えるならジャコ・パストリアスの響かせる一紡ぎの旋律にも似た、ソプラノボイス】

【耳元で溶けて、流れ込んでくるソレ≠ヘ、不思議と――――……可笑しいほど、綺麗で】

【そんな彼女は、更に一生のお願いです、と微笑で表情を綻ばせながら、自分の無事を貴女へと紡ぐように
両手でローブの裾を掴んで、くるん、とその場で回転して見せた】

【細雪の結晶がくっきりと見えるほど、思わず、クラシックの旋律が聞こえそうな、軽やかな動きは
140中盤の彼女の身長に見合った、身軽さを感じさせるようで――――】


――――――――……へっ、へくち!


【と、回転し終わった瞬間に、大きなくしゃみを一つ】

【ソプラノを響かすビブラートも、それもまた、乙な響きを持っているのだが、それを気にするより先に
彼女の曝け出された白い肩に溶け込むような白雪が目に留まるかもしれない
思わず、ぎゅっと自分で自分を抱きしめて、瞼を下ろし、震える表情が告げるように、寒そうである】
313 :泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾) - 負けないで [sage]:2010/12/26(日) 21:58:48.10 ID:YEdZE1.o
>>309

お、おぅ……? カロリーはまあ、動きまくればなんとかなる、んじゃあ、ねーかな……
栄養が偏るのは、ぅー……えっなにそれこわい!

【だんだんと自信のなくなってゆく反論、最後の最後には鵜呑みにしやがった】
【困ったような表情は、しょんぼりした少女を見てさらに加速する】

あ、あー……終わっちまったけどさ、一日くらいならサンタだか基督サマだかは見逃してくれるって!
だから今日騒いでも大丈夫だろ! な!
……ぅあー、ほらっケーキ一箱やろうかっ!?

【この少年、女の子の扱いに慣れていないことは確定的に明らかで】
【多少わたわたしながら、ケーキの箱を探る】
314 :T.M.Revolution - crosswise [sage]:2010/12/26(日) 22:00:54.54 ID:mXZseESO
>>308
『じゃあ皆、また来てちょうだいね?』
【そう手を振り、出て行く五人を見送る】

あぁ・・・気持ち悪い・・外の空気吸ってちょっとはましだけど・・

「もう・・」


・・・んじゃそろそろ、時間も時間だし解散しようか
【いくら楽しくてもいつか終わりが来る】
【今宵の聖夜の宴もここまでだ】
315 :T.M.Revolution - crosswise [sage]:2010/12/26(日) 22:04:16.47 ID:fhhBrGAo
>>311
久々だよ・・・ううん!おいちい!

【なんだかホッペが下がっていき、今にもとろけ落ちそうな】
【そして寒さのせいか、なんのせいか頬がピンク色に染まってきた】

・・・それは、駄目ですよ・・
サンタは良い子にあったらプレゼントをあげないといけないんです・・・
それに、困っている人は見過ごせないのです・・・

【自分の責務を果たせず困惑しているのか、少しずつ挙動不審になり】
【そわそわそわそわし始める彼】

【火がともった前髪に驚きながら、ふと女性のほうを見上げ】

・・・僕は大丈夫です!じゃなくて、足が悪いようだったら僕のソリで送ります!
というか、送らさせてくださいです!

【なんだかこそばゆい様に、ばたばたしながら】
316 :KOTOKO - Loop-the-Loop [sage]:2010/12/26(日) 22:05:26.96 ID:3UfyHgQo
>>310

…あ、あー!

【何か奇妙な物を見たような目で青年を迎えたがどうも相手が自分の事を知っていたので知り合いだったか?と思い立ち】
【あー、あー、としばらく言葉を紡げず左手でフェルトハットを抑えながら右手で人差し指を立ててなにやら前後に降り始める】

あ、ああー、あーあー…あーっと…あー…!

【となにやら喉まで出かかってるんだけどなかなか出てこない!と言った感じの苦しい表情を見せるが】
【やがてなにやら目をパッチリと見開き少し息を吸うと肩を浮かして、そこから『○○だ!』と言いそうなリズムに沿って】


…誰だっけ…?


【と、言葉が出た瞬間に急に盛り下がりまた苦しい表情を浮かべて本気で誰だか思い出せなさそうな顔で悩み始める】
【そこで彼の助け船に現れたかのようにコンビニからフェルトハットの青年の帽子の下のように茶色のツンツンした髪に青色の縁なしサングラス
首にメタリックなヘッドホンをくっつけた、橙色のパーカーに茶のハーフパンツの少年が彼の元に現れて】

「くっそー、この時代のサンデーについて論文書こうかと思ってたのになんでSUNDEYなのにサンデー売ってねーんだよ…
爺さんお待たせー、お望みの物はありませんでした…って、何この人知り合い?」
それが…まるで思い出せねえ…あっれこんな奴知り合いにいたっけかなあ…!?ちょ、ちょっと待て!?今自力で思い出すから!

【と、青年に右の平手を差し出しぶんぶん振って意地を張るこの青年…野比信太だが…一緒にいる彼に似た少年は…?】
317 :KOTOKO - Loop-the-Loop [saga]:2010/12/26(日) 22:06:13.29 ID:LvbSdVo0
>>313

あれ、……そーいえばそうなのよ?
だからね、お野菜とかお肉とかちゃんと食べないと駄目なんだから!
きっとね、甘いもの食べ過ぎると血とかお肉とかがね、甘くなってね、怪獣さんとかに食べられちゃうのよ!


【運動すればいい、と。そんな感じの相手の言葉に、真っ青な瞳を丸くして、首をかしげ。納得】
【それから、胸の前で手をたらんと垂らし、いわゆるお化けな感じのポーズで、がおーとか言ってみたり】
【※そのポーズだと怪獣ではなくお化けです】

あっ、でもね、昨日ね、パーティとかしちゃったのよぅ?
お母さんとね、やったのよ、なの!
……お友達を呼んだんだけれどね、「用事があるから」って来てくれなかったのよぅ……。

【なんだかんだで、クリスマス自体は楽しんだらしく】
【寧ろ楽しんだからしょんぼりしているのかもしれないが、そんなどうでもよさそうな情報まで口にして】
【それから、ふと。何かを思い出して考えるように目を丸くしつつ、「……あれ?」なんて言いつつ、首を傾げたりなんかしていたものの】

…………ふぇ、いいのよ、なのよっ?

【ケーキをくれる、なんて。そんな発言に、きらきらと目を輝かせ】
【考え事なんかははるか彼方、どこかへ飛んでいって。もの凄く目を輝かせ、相手のことを見つめていたり】
318 :KOTOKO - Loop-the-Loop [saga]:2010/12/26(日) 22:06:32.62 ID:5ZzR/t20
>>314

おぅ、じゃあお邪魔した!

【見送りに立つ羽後さんに、挨拶をして出る銀鶏】
【イマミレイとルティンはと言うと、そんな余裕もないのか、無言で店を後にする】

「だな…………解散するか……」
だが、イマミレイ……お前、そんな調子で飛んでいけるのか?
[イマミレイさんは、家で休ませますよ。それが一番だと思うから……]

【紗月の言葉に、宴の終焉を見る3人】
【今後の事に、その意識は飛び、銀鶏は帰り、イマミレイとルティンも家に戻る事で話はまとまった】

じゃあなー護!
「また、な…………頼む、ルティン」
[それじゃあ、皆さん……またご一緒しましょう]

【各々それぞれの方向へと散っていく】
【呼びとめなければ、そのまま去っていくだろう】
319 :KOTOKO - Loop-the-Loop :2010/12/26(日) 22:08:58.57 ID:0Ynj3Fso
>>312


「そう。……其れなら、良かった。
 それから、一生のお願い≠ヘ、今使わない方がいい。」

【変ずる事の無い無表情≠ネがらも、発する言葉は感情の十分に籠もった物】
【「嫌いにならないで」――との言葉に、素直にこくり、と頷いて】

(……後は『任せる』だと?――私に、如何しろと言うのだ。)
(其れよりも、この少女……――。)

【一方、男……――『家庭の事情』――……さっきの男は、そう言っていた】
【追手が掛かるという事は、目の前の少女は小金持ち≠ニ云った類の家の娘か】
【親と喧嘩でもして年末の寒空に飛び出した家出娘=c…そんな所だろうか、と推し量って】


……あぁ、面倒だ。見ている此方が寒くなる――君、此れでも羽織りなさい。
私の名はロロケルム・ランガスター=B そっちのはミヅハ≠セ。

――否、何処かの店にでも入った方が良いか? 君が決めるといい。


【目を瞑って、軍帽を一触り――其の手を自分の外套に掛けて】
【其れを自らの体から引き離すと、彼女に差し出す……軍人の見た目とは裏腹に、白い手が目立つ】
320 :三千院ナギ&綾崎ハヤテ starring 釘宮理恵&白石涼子 - カラコイ 〜だから少女は恋をする〜 [sage]:2010/12/26(日) 22:14:19.81 ID:YEdZE1.o
>>317

怪獣はこえーな、でけーし火ィ吐くもん。
おっけおっけ、ちゃんと喰います。約束。これでおっけー?

【困った成分を僅かに残しながら、小さく笑って】
【がお。と、小さく呟いて、爪を剥く獣っぽいポーズを返す】

パーティかぁ、いいなー……俺は見知ったメンツで集まって適当にモノ喰っただけ、だったけど。
へぇ、そりゃ残念、……クリスマスに用事って、一個しか考えらんねー。
その友達とやらぁお楽しみなのかね……ん、どした?

【首を傾げる仕草につられて、こちらも首を傾げて】
【しかしそれは、すぐに始まる次の話題に流される】

おーぅ、結構な量買ったからなー。
苺のもチョコのもチーズのもフルーツたっぷりのも、一通りあるぞ。

【どれがいい? と、訊ねてみた】
321 :三千院ナギ&綾崎ハヤテ starring 釘宮理恵&白石涼子 - カラコイ 〜だから少女は恋をする〜 [sage]:2010/12/26(日) 22:15:09.80 ID:mXZseESO
>>318
・・・おぅ・・・楽しかった・・また飲もう!!

「あの・・皆さん、有難うございました。じゃあ、行こう?お姉ちゃん」
【二人も三人を見送ると】
【護は紗月を支えながら、自分達の帰路へとつくのだった】

/乙でした!!
/二日間どうも!楽しかったです!
322 :KOTOKO - 碧羅の天へ誘えど :2010/12/26(日) 22:16:45.14 ID:1F2ngdE0
>>316

【名前を忘れられていようが笑みを崩すことはなく】
【左手を胸に当てて苦笑しながら】

クフフフフ、いくら容姿を変えたからといってそれはあんまりではありませんか?

まぁしかし私のような諜報を旨とする存在感」の薄い人間は

そちらの方がいいんでしょうかねぇ…

【クックっと低く笑いながら頷く】
【蛇のような黄金の瞳で新たに現れた青年を見て】

【うっすらと目を細める】

これはこれはご家族の方ですか?
いやー大変よく似てらっしゃる!!

どうも、初めまして…

【微笑みながら丁寧にお辞儀をする】
【しかし、名は名乗らない】

【依然として、歪≠ネ雰囲気は消えることなく】

【闇に溶け込む】

323 :ZARD - マイフレンド [sage]:2010/12/26(日) 22:22:31.43 ID:JP/cyfwo
>>319

【こくりと頷いた貴女に安心するように、彼女も微笑を、更に一層深めて
感情の篭った言葉の温もりに暖まりながら、唇を震わせ、言の葉を紡ぐ】


そうですか――――……なら、お願いします≠ノしておきますね
言葉の価値は下がるかもしれないけど、思いの価値はきっと下がらないですもの


【そして、忘れていた、感謝の言葉を述べる代わりに――――……
落ち着いた言葉とは逆に、ばっと――――心を身体で表現するように
彼女の琥珀色の瞳の元にやって来たあなたへと、むぎゅーって抱きつこうとする】

【触れられれば分かるだろうが、冷たい、それでも、冬の朝、水溜りに反射する日光が如く
どこか、ひたむきな暖かさを含んだ――――そんな冷たさ、で
あと、ふにゅって、サムシングが、ぶつかるかもしれないが、気にしないでくれ】


んっしょ……っと――――……え、と……ヴァニラです、ヴァニラ・ハーマイオニー
そこまでして頂かなくても、これがぬっくぬくなので、満足ですよ


【恐らくは抱きついた体勢のまま、無駄に器用にその外套を受け取ろうとし
彼女にとってはぶかぶかの外套を、もてあますように羽織った後に、そんな一片の言葉を紡いで】

【彼女は、うーん、と口元にその小さな手を当てて、静かに思案に耽る
恐らくは、何かお礼の方法でも考えているのだろうか、チラリと寸刻、交錯するであろう琥珀色の瞳
彼女が貴方たちに対し、感謝している、と水晶のように、心をすかして覗き込ませてくれる】
324 :ZARD - マイフレンド [saga]:2010/12/26(日) 22:24:12.20 ID:LvbSdVo0
>>320

そうなのようー。それでね、私とかお兄ちゃんなんて、一口なんだからぁ!
それならね、きっとね、怪獣さんもお兄ちゃんを食べようなんてしないのよ、きっと!

【なんだか、怖がってるのか楽しんでるのか分からない風にきゃーきゃー言いながら、そんなこと】
【それから、相手の言葉に。要するにおっけーを返して】
【にぱっと。子どもらしく裏の無さそうな満面な笑みを浮かべ】
【返された獣っぽいポーズには、笑いながらきゃーなんて、返して】

お部屋とか飾ってね、ケーキ食べただけなんだけれどね、楽しかったのよぅ!
お兄ちゃんのそれもね、きっとね、クリスマスパーティなのよ!
……ぅ? あのね、そういえば帰ってきてないなぁ、って思っただけなのよー?

【どうやら、本当に本気で楽しかったらしく。楽しいのを説明するのに足りない語彙の分を埋めるみたいにぴょんぴょん跳ねたりなんか、して】
【それから、相手の言葉下2行辺りに。良く分からない、という風に首をかしげたあとに、そんなこと】
【ただ、クリスマスに用事があって、帰って来ない、と。現実は違うのだが、どう考えても誤解されます本当にry】

お兄ちゃん本当にこれ、全部1人で食べるつもりだったのよぅ?
……えっとね、えっとね、苺さんのやつがいいのよ!

【それから、改めて相手が持つケーキの総量を見やって】
【ちょっぴりぽかんとしながら尋ねるも、次の瞬間には笑顔で】
【苺さんをご希望の様子】
325 :スフィア - Now loading...SKY!! [saga]:2010/12/26(日) 22:28:12.89 ID:5ZzR/t20
>>321

ふぃー…………ちょっとした休憩のつもりが、すげぇ盛り上がっちまったな……
――――レイド……お前、まだ生きてるか?
今の状況じゃ…………クリスマスなんて、楽しむ余裕なかったんだろ……?

【みんなと別れて後】
【銀鶏は一人、冷える夜道を歩いていた】
【身体も心もクールダウンして、本来の目的を思い出す】
【――――自分の探し人は、こんな風に酒を飲んで浮かれている余裕などない】
【それどころか、もう生きているかもわからない――――実力者に、実の父親に命を狙われて】

酔いを醒ましたら……また、足を使って探し回るしかないか…………

【適当な公園に迷い込み、ベンチに横になる】
【寝冷えして風邪くらいは引くかもしれないが、凍死までは行かないだろう】
【彼の着ている――――武器工だった父親の形見のコートは、そんなちゃちな代物ではない】

…………ググァー…………

【体を横たえて程なくして、銀鶏は夢の世界へと旅立った】



[ほら、イマミレイさん着きましたよ……]
「悪ぃな…………ルティン…………」

【裏寂びれた安アパートに、イマミレイとルティンの二人は辿りついていた】

「悪い……酔い醒まして、身体がハッキリしたら帰るから……
今日だけは、ここに泊めてくれ…………」
[分かってますよ……『例の薬』の恩もありますし……遠慮しないでください…………]

【ベッドに倒れ込むイマミレイに、布団を掛けてやるルティン】
【完全に、イマミレイは介抱される立場になっていた】

「あ…………すまない、水くれ…………」
[はいはい……でも、ちゃんとトイレには立ってくださいよ?]

【女二人の安アパート】
【ぐったりとした疲れを引きずりながらも、夜は少しづつ更けて行った】

/乙でしたー!
326 :奥井 雅美 - 天使の休息 :2010/12/26(日) 22:30:28.05 ID:V3HXBkDO
>>315

【返答を聞いて、嬉しそうな、何処か寂しそうな笑顔】
【ゆるり、首を横に振ると、ぽつ、と語り出す】

……、でも、悪い。君に申し訳無いよ。

【「僕は、君の善意を受け取られる人間じゃない。」】
【被虐的に、奥にどろりとした何かを秘めた瞳で、告げる。】

【さく、と。新雪を踏んだ音が、周囲に響いて】

僕は、大丈夫。……また今度、ソリに乗せて欲しいな。
ニコライ君は優しい。やっぱり君は、サンタさんだよ。

逸れに、君のプレゼントを待ってる子達が、居るだろう?
僕がここで君を引き止めては、どんどん時間が過ぎてしまうよ。

【そう言葉を続けると、小さく笑い掛けて】
【ぽん。と、杖の先で地面を叩くと、杖を着いて歩き出そうとする】

……また、いつか。

【一度立ち止まり、振り返ると。そんな言葉を告げ、森の奥に消える】
【26日。女は、小さなサンタさんと初めて出会い、静かに別れた】

/すみません、眠気がヤバくて、急な〆になってしまった…。
/お疲れ様でした、ありがとうございました。ショ…ニコライ君LOVE、です。
327 :奥井 雅美 - 天使の休息 [sage]:2010/12/26(日) 22:32:48.61 ID:hjz83sQo
【街中】

【降り出しそうな星灯り、しんしんと冷え込む夜の通り】

あー、そうだった………

【大きなリュックを背負った15,6才ほどの少年が、大通りをゆっくり歩いている】
【古いデザインのつなぎ服に鳥打帽をかぶっていて、そこから短い金髪がのぞいている】

昨日、クリスマス……だ。忘れてたー……

【少し寂しそうにふと呟いて歩を緩めた少年は、ふぅと一つ息を吐いて】
【白く染まった息を街の空気に溶け込ませた】



―――――まぁ、いいかー。

【そして誰にともなく呟き、誰にともなく笑顔を作ると】
【再び、いつもと変わらない街並みの中に足を進め始めた】


【歩道のど真ん中を大きなリュックを背負ってゆっくりめに歩いている】
【割と邪魔】
328 :神のみぞ知り隊 - コイノシルシ [sage]:2010/12/26(日) 22:34:20.02 ID:YEdZE1.o
>>324

はっは、一口に足りてるのかどうかも怪しーぞ!
野菜の味のするニンゲンなら怪獣も食べようとしねーだろうからな!

【がおがおー、とか言いながら笑ってみる】
【道行く人々に大分微笑ましい視線で見られているのには、多分、気付いてない】

だろーな、祭りってのは騒いでるだけで何となく楽しくなるし。いい文化だよなー。
帰って来てない……ああ、そういう……

【おめーのトシならまだ解んなくてもいいんだよ、と言いながら。うんうんと納得したように頷いて】
【 確 実 に 誤解している。恐るべしクリスマス効果】

おぅ? そりゃーもう、切り分けずにホールでがぶっと行くつもりだぞ?
苺な、えーっと多分……これか!

【マジで食べる予定だったらしい、箱をひとつひとつ見比べて】
【少女の前に差し出したのは、やや小さめのホールケーキ】
【白いクリームと沢山の苺、それからサンタの砂糖菓子。それらの乗ったシンプルなケーキが入ったソレ】
329 :神のみぞ知り隊 - コイノシルシ [sage]:2010/12/26(日) 22:36:51.42 ID:3UfyHgQo
>>322
【はあ、とあまり楽しそうではない顔で疑問を混じらせた顔付きでノビタは彼の言葉に返事を返す】

諜報ねえ…まあこの世界にはあんまりおもしろい奴でも何でもない、いやーな雰囲気でなにか企んでそうな
極めて厭味ったらしいのが逆にテンプレすぎて存在感は薄いかもしれないな…えーっと、金髪にブーツである程度絞り込めるだろうけど…
えっと、金属の杭かあ…こんなん持ってる奴だいぶ限られるよなあ…?

「金属の杭ってあれもしかして儀礼済みの奴?だったら…もしかするとこの人"教会"の人じゃないの?
ほら、爺さん前に杭持ってる人の話してたじゃん」

杭持ってる"教会"の…?で、お前に教えた事のある"教会"の人間って…あー!

【パチン!となったのは指パッチンかそれとも拍手?いずれにせよ手元で小気味いい音を鳴らすとパッと晴れた顔で二人で顔を合わせると】

そうだいたな!しばらく会ってなかったから存在を忘れてた!
そうだ前にいたなこんないやらしい腹立つ笑い方する思わせぶりな奴いた!ずいぶん久しぶりだったんで思い出せなかった!

「そうか!じゃああいつ!?前に言ってた…織守さんがどうのって言っていた!?あいつか!」

そうそう!なんかオレとキャラ被ってるからそれやめろって言った覚えもある!そうだ多分そいつだ!ようし思いだしたならこれでいい!
おい!どうだオレは自分で思いだしたぜ!答え合わせと行こうかセワシ!せーのッ!

【せーの、の一声で彼ら二人が同時に手をひょいと軽く上に持ち上げると、互いに自身に満ち溢れた顔つきのまま】
【ビッ、と金髪の青年に二人一斉に指をさせ意気揚々と彼らのファイナルアンサーを高らかに答えあげた…!】


:ノビタ・セワシ

――――美脚好きのヒデくん!


【…………………………………………どちら様と勘違いしているのでしょう】
330 :神のみぞ知り隊 - コイノシルシ :2010/12/26(日) 22:37:34.30 ID:0Ynj3Fso
>>323

【むぎゅー、と抱きつかれ、流石に予想外で有ったのか双眸を僅かに見開く】
【とた、と一歩足を後方へ運び……服装の割には、結構温かな体である】


「……ん。……でも、貴女。冷たい。
――……冷たくないかも、知れないけど。 でも、冷たい。」


【ミヅハの身長は150p程……ヴァニラより、気持ち高い程度か】
【例のものが当たっている事は、彼女の其れの貧相さゆえに良く理解している】
【しかし、口には出さない――性格の為か、微妙に敗北を感じているのかは定かで無い】

【兎にも角にも――要約すれば、「微妙に暖かいけど、冷えてますよ」と云うことか】


ヴァニラ・ハーマイオニー君か――言って置くが、礼は要らない。

其れよりも、その……何だ、ヴァニラ君。 もうすぐ年も明ける。
先程の男達の発言を鑑みるに、君は――大方、家出でもして来た令嬢か?
親御さんも心配しているだろう。 悪い事は言わない、帰りなさい。


【其の様子を、何処か困惑した様子で視界に納め――紡ぐのは説得≠フ言葉】
【『家出した小金持ちの娘』、と云う認識を擁いたまま、彼女の双眸を見遣る】
331 :彩井高校 GA girls - お先にシルブプレ [saga]:2010/12/26(日) 22:46:46.50 ID:LvbSdVo0
>>328

そういわれればそうなのよ……、……えっと、怪獣さん大きいからぁ……。
……5ダースくらいでやっと一口分だったりするの、よ?
きっとそうなのよ! だって、怪獣さんって野菜嫌いそうだもん!
好き嫌いは駄目だけれどね、食べられたくないしね、……えっとね、許しちゃうの!

【一口に足りてるか怪しい、との言葉に。しばし真面目に考え込み】
【やがて出した結論が5ダース。女の子の脳内ではどれくらいの怪獣がぎゃおってるのかが分からないので、どうも評価しにくい、ような】
【それから、なんだか偏見(?)に満ちたそんな発言。怪獣=肉を食べる生き物】
【そして、自分が食われないためなら好き嫌いも許容するらしく。人には野菜食えとか言っていたくせに】

あのね、だからね、私はね、お祭り大好きなのよぅ!
だってね、人がいっぱい居て、みーんな楽しそうでしょ、なの!
…………?

【きらきらと瞳を輝かせ、よく意味の分からない身振り手振りも加えつつ】
【そんな宣言。それから、ぐるりと辺りを、というよりかは辺りに居る人たちを見渡し】
【「今よりずっと楽しそうだもん!」なんて、言って】
【まだ分からなくてもいい、とか言いつつ、なんだか納得している風の相手に、首を傾げつつもなんだか「ずるーい」的視線を送って】

お兄ちゃんって、いっぱい食べる人なのよ?
あのね、私はそんなに食べられないんだから!
……ありがとうございますなのー! あのね、あのね、いつかちゃんとお礼しますのよ、なのよ!

【ホールでがぶっと、なんて。そんな言葉に、目をまん丸にして】
【思わず、という風に尋ねた後に、そんなこと】
【それから、もう本気で嬉しそうに差し出された箱を受け取って。いつかお礼もしてくれるみたいです?】
332 :松澤由美 - YOU GET TO BURNING [sage]:2010/12/26(日) 22:53:50.03 ID:JP/cyfwo
>>330

【その言葉を聴いて、知ってか知らずか、パッと手を離し、地面へと躍り出る
着地し、数歩揺らいで、ロロケルムの前へと歩みを進めるだろう
――――身のこなしは軽く、運動能力は中々に高いと、少し格闘技に精通していれば分かるだろう】


あ……え、っと……ごめんなさい――――その、つい、寒くて


【心なしか、どこか――――バツが悪そうに、ミヅハへと言の葉を紡いだ
弱々しげな旋律は、連続して譜面に描かれるピアニッシモ、吹けば掻き消えそうな柔な言葉は
彼女の表情を、静かに真剣なそれへと変化させる】

【ミヅハから覗けるであろう横顔は、凛とした、その体躯に見合わない表情で
どこか、しっかりとしながらも危うげな背中には、彼女の寂しそうな心が透けて見えるよう――――……
尤も、単なる、気のせいかもしれず、単なる予感でしか、ないのだが】


ご心配いただき、誠に心苦しいのですが――――……
一つに、私は家出をしてきたわけでなく、正統な理由があって外出してきただけです
更に、年も明ける、と言いますが、単なる暦の上の出来事、世界が一変するというわけでもありません


【透き通る、そのソプラノのコード進行、まるで眼前に在るのは、どこかの会社の秘書のような
そんな敢然とした、絶対零度の冷たさを持つ言葉で――――……
翡翠色の瞳を、ロロケルムへと送り返しながら、更に続ける】


……要するに、ぜーったいに、あんな家に帰りたくない、ってことです!


【ぷくーっと、ほっぺたに空気を入れて、腕を組む
年のころは多く見ても中学生程度、まあ、なんだ、扱いづらい、お年頃って感じか】
333 :佐藤ひろ美 - そらいろ [sage]:2010/12/26(日) 23:01:22.55 ID:YEdZE1.o
>>331

5ダース……ならちょうどいっかなぁ。よくわかんねーけど。
うん、喰われねーのが第一だ。っつーわけで俺もお前も、野菜食わなきゃいけねーな!

【脳の端っこで、草食恐竜と書いたような気もするなーとか考えたり】
【そんなこんなしながら、なんとなく「お前も」の部分にアクセントを置いたりしてみた】

みんな楽しいとお前も楽しくなって、そしたらみんなも楽しくなる。いい循環だよなー
……あー、そのうちわかる。そのうち。

【微笑ましい、と言うか、つられて笑ってしまうような。そんなこども特有の明るさに照らされて、笑う】
【この話題、誤解であることに気づくことはあるのだろうか、まあそれは置いておこう】

さっきも言ったけどなー、「甘いモンは別腹」! そーいうこった!
ちょうどいい分量食べてりゃいーんだよ。そしたら大きくなれっから。
お礼……おぅ、期待しとくぜ。

【八重歯がよく見える笑い方は、大分幼いそれだった】
334 :友兼[トモカネ](CV.沢城みゆき) - Coloring palettes トモカネいろ :2010/12/26(日) 23:07:46.75 ID:0Ynj3Fso
>>332

【ひらり、と云う擬音が似合うようなヴァニラの動き】
【ミヅハは相変わらずの無表情で振り向き、ロロケルムは微かに目を細める】
【ロロケルムの方は、格闘技、と云うよりも……どちらかと言えば、戦闘≠ノ通じているのだ】


(「ぜーったいに帰りたくない」、か……まぁ、判らないでも無い、が。)


確認だが……私は、君と討論をしているのではない。
『君』と『君の家』の中間に立つ、善意の第三者だ。
そして、其の上で君の立場は――理解した、積もりでもある。
結果として、私は……そうだな、少なくとも君を家に帰らせる≠フは諦める事にした。


……寝床は有るんだろうな? この寒さ、公園などで寝た日には凍え死ぬぞ。


【自分にも似たような経験が有るのだろうか――言葉は、相手の立場を尊重するような其れ】
【軍帽を軽く左右に動かすと、とんとん、と鼻筋の上を人差し指で叩いて、続くのは気遣いの言葉】
【口調こそは冷静そのもの、事務的な其れでは有るが……悪い人物ではないらしい】


「…………冷たいのは、体に悪い。」


【一方、ヴァニラの背後のミヅハ――ロロケルムの言葉に付け足すように、言葉を発して】
【今度は逆に、自分から彼女の背中に抱き付こうとする……暖めようとしているのだろうか】
335 :イヤボン戦士 リリキュア (キッチリ、カフカ、普通) - リリキュア Go!go! [saga]:2010/12/26(日) 23:12:53.75 ID:LvbSdVo0
>>333

……、怪獣さん見たことないから、良く分からないのよぅ……。……あとね、5ダースってどれくらいですか、なのよ?
私はちゃんとお野菜食べてるのよ、なの! ピーマンとかね、ナスとかね、セロリ以外は好きなんだからぁ!

【結論:見たことがないので良く分からない】
【そんなことを言った後、ちょっぴり下がった声量で、そんなこと。尋ねて】
【良く分かっていないのにどうやら言っていた模様】
【それから、強調された「お前も」には。さり気なく胸を張りながら、自信ありげな笑顔を浮かべてみたり】
【要するに「私はお野菜嫌いじゃないから、だいじょーぶ!」】

だからね、きっとね、お祭りとかいっぱいやったらね、世界はきっと平和になるのよ!
偉い人はね、きっとまだ気がついてないんだからっ! 
……そうなのよ?

【なんて。口にしたのは、至極子ども理論】
【「偉い人だめねー」なんて、ほんのちょっとだけ大人っぽく言ってみたりして】
【この歳で知っていてもアレだとは思うのだが、戦争なんかで得をする人種のことはどうやら知らないらしく】
【最後に、首をかしげながらも、何となく納得したようで】
【誤解を解こうにも、弁解するような人は居らず。この女の子も「そういえば帰ってないなぁ」程度のものなので、特にそれ以上考えることがなく。結論:詰んだ】

でもね、別腹でもそんなに食べられるの。すごいと思うのよ、なの!
あのね、お兄ちゃんが困ってるときとか! いっぱいいっぱいお手伝いするから、いつでも言ってね、なのよぅ!

【なんだか、感心するようにひとつ息を吐いてから、そういって】
【それから、そんなお礼内容の発表。言い終えてから「違うのがいい?」とでも尋ねるように、首を傾げたり】
336 :イヤボン戦士 リリキュア (キッチリ、カフカ、普通) - リリキュア Go!go! :2010/12/26(日) 23:13:44.40 ID:JIJVbMAO
【路地裏】

【クリスマスが終わった、と言ってもまだその勢いは止まらず】
【表通りは相も変わらずそれなりに賑やかである】
【ここがどうかは知らないが】

……私も、ここに慣れてしまったな……
【言い表せない異臭にも、時折転がっている死体にも、もう何も思えない】
【いつもこれなんだから、慣れるのも仕方ないのかも知れない】

【黒いローブを纏った銀髪赤目の女性】
【何かを探す様に、数刻前からこの路地裏を歩き続けている様だ】
337 :都築乙女(佐藤聡美) - はっぴぃ にゅう にゃあ (Ver.Otome Tsuduki) :2010/12/26(日) 23:14:18.40 ID:1F2ngdE0
>>329

【いぬまるかッ!】
【キャラの性質状【】内でツッコミさせていただいた】

いやー『教会』までは合ってるんですけどねー
ちなみに、貴方に言われたから容姿を変えたわけではありませんよ?

そうですね、では、今回は『教会』で、いきましょうか

【顎に手を当てて頷きながら】
【笑みを作り、頷く】

私、『教会――情報部=x所属のレギンです

次は、忘れないでくださいよ?

【先ほどのように、再び丁寧に】
【まるで紳士のようにお辞儀をする】
【不意にパチパチ」と拍手をして】

いやーそれにしても、貴方がたの組織主体で行われた『火の国』奪還、素晴らしいものでした!

私感服いたしました!

【柔和な笑みを浮かべて、拍手する】

/すいません通信トラブルで
338 :伊藤かな恵 - メタメリズム [sage]:2010/12/26(日) 23:21:59.96 ID:JP/cyfwo
>>334

【――――……それは、予期せぬ出会いのように】

【彼女自体が抱きつかれる、のはなれていないのか、ミヅハに抱きつかれ、思わず零す声
いくつもの音が入り混じって震えるその響きは、相変わらず、人が出せるとは思えないほど、透き通っていて
背中に在る、ミヅハの体温を感じながら、少しずつ落ち着きを取り戻していく】

【目じりをほんの少し垂らし、僅かながらショボンとした表情をしながら
ほっぺたの中にたまった空気をぽんっ、と吐き出しながら、言葉を紡ぐ】


……確かに、ロロケルムさんの言うことは分かるけど……
――――……でもね、きっと、この世界で、理解なんて言葉は小さすぎます

だって――――Urban Hymns=\―――……


【それは、間違いなく、音であった、それも、この場に似合わない
ごうごうと燃える、暖炉の音、静かに瞼を閉じれば、網膜のスクリーンに映し出される
レンガ造りの、赤々と燃え上がる、炎の情景――――……そんな、音が、辺りに響きだして】

【気づけば彼女の後方に、レンガ造りの暖炉≠ェ出現≠オた】


【燃え上がる勢いそのままに、揺らめきあがる炎を後方に添えながら
夕暮れに語りかける母親のように、少女は言葉をつむぎだす】


ね、大丈夫でしょ?――――……家なんか、無くても


【心なしか、灯火に照らし出される彼女の影は
どこか儚いKAGEROUのように、揺らめいて――――……今にも消えてしまいそうで】

【彼女の言葉通り進めば、確かに、寝床に関しては――――環境に関しては問題ないであろう
しかしながら、彼女の性格――――会って僅か、ではあるが、ミヅハに遠慮なく抱きついたりするあたり
放っておいたら色々と問題がありそうな、気がしないでもない】

【尚、後方に居るであろうミヅハは、結構熱い気がする】
339 :伊藤かな恵 - メタメリズム [sage]:2010/12/26(日) 23:22:39.60 ID:YEdZE1.o
>>335

……俺も見たことねーわ。えーと、1ダースが12だから……ろくじゅう?
おー、偉い偉い。俺もピーマン駄目だわ、にげーもん。

【あんまり頭の出来はよろしくなかったので、答えるのに時間がかかったり】
【そしてちょっぴり、箱を持っていることを後悔したり。頭なでなでとかちょっとしてみたかったらしい】

そ、だな。祭りやりまくって、みーんな楽しくなりゃあいんだ。
大人ってのは「忙しい」ってすーぐ言うからな、祭りをする暇が無いって言い訳するんだよな。
そう。いつの間にか覚えることっていっぱいあるからな!

【あながち間違っていないような、そんな理論】
【それを真っ向から潰そうとするほど少年は意地悪でもなかったし、何より頭の御出来がよろしくないのだ】
【うむうむ頷きながら、恋愛についてちょっぴり考えたりした。きっと解けないのだろう、誤解のまま】

俺はオトコだからなー、いっぱい喰うんだよ。
おぅ、じゃー困ったら呼ばせてもらうか。そーいや名前、何てんだ?

【それでいいよ、と言うように縦に首を動かして、訊ねる】
340 :結 (CV:早見沙織 )、月海 (CV:井上麻里奈)、草野 (CV:花澤香菜)、松 (CV:遠藤綾) - セキレイ [saga]:2010/12/26(日) 23:35:08.17 ID:LvbSdVo0
>>339

どっかにいけば会えるかな、のよ? ろくじゅう……。……。
そうなのよぅ、なんであんなの食べなきゃいけないの、なの……。

【食べられたくは無いが、会ってはみたい子どもごころ】
【それから、告げられた数字に。絶句、したのだろうか。ほんのり顔を青褪めさせたりして】
【女の子の未だ狭い世界では、60人といえばどうやらかなりの大人数。自分で言い出したくせに、これであった】
【それから、しゅーんとテンションを落とし。女の子もどうやら苦いのは苦手なようで】
【ピーマン、ナス、セロリと。子どもに嫌われやすい野菜である。至極普遍的お子様のようで。ちなみに後ろ二つは中の人の嫌いなものでもあったりするのだが】

そうすればね、きっと怖いこととかそういうの。全部なくなっちゃうんだから!
だってね、ご本に書いてあったのよ、そういうのはね、楽しいことが嫌いなんだって!
……お母さんもね、そうなのよー? ご本読んでばっかりで私と遊んでくれないの、なの。

【きらきらと、瞳を輝かせ。そのご本とは恐らく絵本でなくても子ども向けの本なのだろうが】
【そんな夢物語。それから、相手の言葉に同意するかのようにこくこくと頷いて】
【ぷーっと頬を膨らませ、どうやら、親がかまってくれないらしく】
【恐らくはそれが、こんな夜に一人で出歩いている理由で】

……そうなのよ? そういえば、男の人って身体大きいのよね、なの。
あのね、私はファラエナって言うのよ! お兄ちゃんはなんてお名前ですか、なの!

【相手は知らないのだが、この女の子の家。父親とかそういう人は居らず】
【男の人と食事したこともろくに無く。首を傾げるも、身体の大きさで納得したのか、こくこくと頷いて】
【それから、そう名乗って。にこにこと笑いながら、相手の名前も尋ねた】
341 :結 (CV:早見沙織 )、月海 (CV:井上麻里奈)、草野 (CV:花澤香菜)、松 (CV:遠藤綾) - セキレイ :2010/12/26(日) 23:36:09.98 ID:0Ynj3Fso
>>338

【――暖かい光が、ロロケルムの目の前に現れた】

【一瞬、其れに目を奪われる……否、一瞬よりはもう少し長い間か】
【普段ならば「どんな能力だ」と、風情も何も無い方向にシフトする頭脳だが――今回は、違って】


(…………何時の間にか牙でも抜けたか、ロロケルム・ランガスター?)


 【……何とも無しに、『家など要らない』と言う彼女が寂しい¢カ在に見えた】


【ロロケルムは暖炉から目を離すと、双眸をヴァニラに向ける】
【見れば、ミヅハはちょこちょこと抱きついたままに移動し――ヴァニラの正面へ。熱かったらしい】


……そうは言ってもだな、ヴァニラ君。
この物騒なご時世だ――街を歩けば、殺人者はウロウロとしている。
幾らか武道の心得が有るかも知れないが……寝込みでも襲われてみろ。
能力者とは言え――……意味の判らない男に、臓器移植でも持ち掛けられるかも知れん。


【何故に臓器移植が飛び出したのかは、不明である】


【兎にも角にも、うだうだとロロケルムの言葉は続く――微妙に、筋道が立っていない其れ】
【その間に、ミヅハは少しだけ体を離して……感情的な無感情を抱いた双眸を、ヴァニラに向け】


  「…………ヴァニラ。 一人で、寂しく。 ない?」


【――――詰まりは二人とも、其れだけが気になるのだろう】
342 :坂本真綾 - やさしさに包まれたなら [sage]:2010/12/26(日) 23:44:52.47 ID:YEdZE1.o
>>340

さー……どっか、魔法使いとか科学者とか、そーいうヒトに頼めば、見せてもらえるかもなー。60人が一口クラスのデカさかどーかはわかんねーけど。
ありゃー人間の喰うモンじゃねーよな……

【こう、具現化系の能力持った人とか? 結構無責任な発言】
【そういや60人って結構多いよなーとか、苦さを思い出して、こちらも少しテンションダウン】
【歳の差はそこそこあるはずなのにこの話の合いっぷりに中身もびっくり!】

そだな、怖いことなくなればいーな……うん。
へー、勉強家のおかーさんなんだなぁ……うちのお袋は……ん、あれ……まーいっか。

【何やら含んだ言い方をして、それを流す】
【大変だなー、と。なかったことにするかのように】

まー、子どもはどっちにしたって食べるべきだ。
俺はミツキってんだ、よろしくなファラエナ……っとぉ、やっべこんな時間!
帰るとするわ、じゃあな! ファラエナ、お前も早めに帰れよー!

【時計を見て、やや慌てた様子で。ばたばた走り出して】
【数歩走ったところで勢いよく振りかえり、笑って。手を振って、夜道の向こうに消えて行った】

//ありがとうございましたー!
343 :坂本真綾 - やさしさに包まれたなら [sage]:2010/12/26(日) 23:45:36.99 ID:3UfyHgQo
>>337

…ああ、レギン…レギンって名前だったっけ
いつだったかオレが織守さんと話をしようとしてきた最中に現れたフェルトハットの趣味が被ってるのが
気に入らないって愚痴吐いた相手なのは覚えてたが…名前忘れてた

【少々あきれ顔のセワシをしり目にノビタは頭をかきながらしれっとそんな事を言ってのける】
【教会情報部のレギン、なんとなくは覚えてはいる…名前以外ほとんど覚えていたと言っていい】
【結果的に変わってりゃあいいや、と彼は手を振りその辺りは触れない事にする】

オレたちは一般人の救出に専念してて戦闘はほとんどしなかったがね
でもま、どういたしまして…何時以来かなあんなガチでやばい戦いは…

「あのときの『しんゆう』はすごかったよね、なんか…背後に木が生えてたりさあ…」

【ブレイザーシティの一件の事は確かに大変だった…が、仲間たちが徹底的に戦い続けてくれたのが幸いした】
【極めて被害が少ないうちに、この一件を収める事ができたのはうれしかった】

…感服したのならオーシャンビーチ3泊4日の旅ペア券か何か景品でくれ

/失礼!こっちも遅れました…
344 :坂本真綾 - Down Town [sage]:2010/12/26(日) 23:53:01.21 ID:JP/cyfwo
>>341

【パチパチ、といった――――薪が燃える音をバックに紡がれる
ロロケルムの言葉、一つ一つが言葉となり、彼女の中へと流れ込んでくるが――――……
それでも何より、彼女に響いたのは、幾千もの文章でなく、たった一片の言葉で】

【ミヅハの言葉に、きゅぅ、と締め付けられる、心の奥
溶けて流れて、静かに揺れて、そんな今を生きる、心に触れる、貴方の言葉は、どうしようもなく、温かくて】

【脳内にフラッシュバックしてくる思い出が、彼女にそっと、重なって――――】


――――……寂しくなんか、寂しくなんか――――……無い、筈が無いよ……


【下に向けられた彼女に、更なる言葉なんて必要なくて
零れ落ちる夜露が、僅かに積もった雪へと落ちて、水しぶきが刎ねる音だけが、響いてくる
――――……いつの間にか、暖炉が消えてしまう――――大分、不安定な能力なのであろう、か】

【目の前に居る彼女は、単なる泣き虫の女の子で
自分より少しだけ背の高い、誰かの助けを求める、存在で――――……
泣きじゃくる音が、雪を――――少しずつ、溶かしていって】

【一段と寒くなる深夜の訪れを告げるような気がした】
345 :ゆの(CV.阿澄佳奈)、宮子(CV.水橋かおり)、ヒロ(CV.後藤邑子)、沙英(CV.新谷良子) - ?でわっしょい [saga]:2010/12/26(日) 23:56:54.30 ID:LvbSdVo0
>>342

そっかぁ……。……じゃあね、もしも会ったら聞いてみるのよ? 「怪獣さん出せますか」って!
本当にね、そうなのよぅ……。だって、だって、火通すともっと苦くなったりするのよ?
ピーマン好きって人の気持ちは分かれないんだから!

【どうやら、そういう人に会ったら尋ねてみるらしく】
【唐突に「怪獣さん出せますか」なんて尋ねられたら相手もびっくりすると思うのだが、まぁ、そこには頭が回っていないようで】
【しょんぼりとしながら思い出されるピーマンの苦さに、うわぁっと嫌そうな顔をしたりして】
【もしかして:子どもづきあいの才能】

……いいのにー。
お母さんね、ご本読んでばっかで外も出ないんだから!

【しゅんっとテンションを下がらせ、言ってから】
【きっ、と。眉を吊り上げ、そんなこと】
【なんというか、表情のころころ変わる子で。なんとなく誤魔化され、「?」を浮かべるも】
【特に気にしないことにしたようで、あっさりとなかったことに】

ミツキお兄ちゃんなのね、覚えたの!
またね、なのよー!

【それから、相手の名を数度呟いて。大きく頷きながら、覚えた宣言】
【それから、貰ったケーキの箱を持っていないほうの手を大きく振って。それを見送ってから】

……お姉ちゃん、もう帰ってるかな、のよ?

【なんて。ぽつりと独り言】
【帰って来ない人の寝泊りしていた宿兼、自分達も寝泊りしている宿へと、帰っていって】
【帰って来ない人の部屋はやっぱり誰もいなくて、ひとりでしょんぼりとした、とかなんとか】

/おつでしたのー
346 :LIVE - セキレイ - 早見沙織、井上麻里奈、花澤香菜、遠藤綾 :2010/12/27(月) 00:08:44.96 ID:eRHAlCMo
>>344

【其の様子を見て――ロロケルムは、言葉を止める】
【素直では無い自分に内心、苦笑して……ヴァニラに近付き】


……私は今、『華蔵院商会』と云う会社の食堂に勤めていてな。
まぁ、其れ以外の仕事も有るには有るのだが――普段は、料理人をしている。
助かるのが、其処の社長は「働く者は喰わせる」と云う主義らしい。
家の無い者にはビルの最上階の一室を与え、衣・食・住も完全に保証。


 ――……最近、コックが一人辞めてな。 人手が足りん。
 猫の手でも豚の蹄でも、何処かの令嬢でも何でも借りたい所だ。


【彼が浮かべるのは、ニヤリ、と云う笑み――本人は、微笑でも浮かべている積りらしい】
【其の手を軍帽へ伸ばすと……癖なのだろう、左右に軽く動かして】


「……ごめんね。 ロロケルム、……つんでれ=H なの。
貴女が。 嫌なら、別の仕事も、ある。」


【この子は何処でそんな言葉を覚えて来た――とでも言いたげな、ロロケルムの視線】
【意に介することも無く、ミヅハはヴァニラの頭に右手を伸ばして―――】


 「…………来れば、いい。 ロロケルムの料理は、美味しい。 寂しくも、無い。」


【拙いながらも、無感情ながらも、―――優しい言葉と共に、彼女の頭を撫でようとする】


/深夜帯突入ですが、如何致しましょう?
/眠気がアレでしたら、次の此方のレス辺りで〆でも結構ですよー。
347 :生誕30周年祭 in NAGOYA ガンダム THE FIRST 伝説の3DAYS (GUNDAM SONGS フェスティバル PART-I) - DREAMS - 麻倉あきら :2010/12/27(月) 00:12:33.75 ID:s2MVncAO
>>343

まぁ、もう帽子はしていないので邪険に扱わないで下さいよ?クフフ

ところでそちらの方はご家族ですか?
大変よく似てらっしゃる……

【柔和に笑いながら問いかける】
【職業柄か、素なのか、ねっとりと巻き付くような嫌なしゃべり方は相変わらずだ】

いやはや素晴らしい

機関の強固な防衛と戦いつつも、一般人を守り抜くとは……

いささか驚きですねぇ…クフフ

【低く笑いながら二人を見つめる】
【まるで品定めするかのように目を細め】

私も命懸けで機関の情報を流して良かったとおもいますよ

なにせ仕事柄、戦闘は苦手ですからねぇ…

【ひっそりと呟き、笑う】
348 :LIVE - Get Over (ヒカルの碁) - dream :2010/12/27(月) 00:19:52.33 ID:SaFkbh2o
>>346

【――――……だって、こんな風に、撫でてもらった事、もう何年も無かったから
最後に撫でてくれた、父上様の顔も覚えていない、から――――……】

【言葉が出ない、良い台詞が思いつかない――――……彼女の、取り得である声≠ェ
心の中に在るもやもやが、一つの形を見せず、当てはまらなくて、それで……】

【ぎゅ、っと自分の頭を撫でてくれる、その手を握り締めようとする
冷たく小さなその手は、何かが、誰かがあって初めて、温もりを感じていられるから――――】

【言葉は見つからない、けれど――――……ごしごし、と服の裾で涙を拭って】


……良いの?そんな、陽だまりの下に――――暖かい陽だまりの下に、寄せてもらっても
もし、貴方達が、それで良いって受け入れてくれるのなら……

不束者ですが、よろしくお願いします――――って、言っても良い、かな?


【辿るような言葉は、浮かんでくる思いを、端的に示しただけで
きっと、百もある心の、単なる一さじ程度しか、無い――――けど、彼女には、十分で
ただただ、その上にある、温かな貴女に、もう少し触れていたい、と感じた】


/ま、まだいけると思うぜ!!
/取りあえず好きなところで切ってもらってかまわないぜー
349 :LIVE - Get Over (ヒカルの碁) - dream [sage]:2010/12/27(月) 00:19:57.94 ID:odZzkL6o
>>347
【…うーん?と少し不審すぎるとすら思える言動が目立ち好きになれないセワシのようだが…】
【ともあれ、多少ぼかしを入れながら彼は自己紹介を行う事にする】

「よく似てるだろ?オラはれっきとした親戚だよ、レギンさんだね
オラはセワシ…所属はない、背後関係などないただこのキャプテンなのかシェリフなのかよくわからない男の親戚って繋がり程度しかない」

すごいだろ?オレも正直よくぞまああれだけできたもんだと思うよ…残念ながら機関相手に被害ゼロなんて
夢物語まで現実にする事は出来なかったが…でも、誰もがこの戦いを『大勝利』と称している
機関の面目丸つぶれだ、いつ機関の情報を流したのか知りたいところだがお前もお疲れ様

【儀礼程度の気持ちで一応頭を下げておくが…やはりこの男は信用できない】
【不気味すぎるのだ、信用するにはあまりにも】
350 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 00:35:41.22 ID:5dJJegY0
>>349

セワシさんですか、どうぞよろしく
所属などは関係ないのではありませんか?ただ

巨悪と戦う意思と力さえあれば…ね、ノビタさんの親戚なんですからお強いんでしょう?

【笑みを浮かべながら、ただ、蛇のような瞳で見つめる】
【ユラユラと、歪≠垂れながしながら】

【ノビタの発言に苦笑し】

大勝利

ええ、本当に、この上ない勝利ですよ……クフフフ

何を言ってるんですかノビタさん…

貴方にも、シェン議員と情報端末の件、お話しましたでしょう?

まぁあの程度ではなんの足しにもなってはいないでしょうがね…

【柔和に笑いつつ頷く】

【金色のかみがユラユラと揺れる】
351 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 00:36:48.17 ID:eRHAlCMo
>>348

【彼女の言葉を受けて、二人は目を見合わせる】
【……ロロケルムもミヅハも、微笑んではいない】
【然し、其の瞳は――ロロケルム評す所の、牙の抜けた℃メ特有の優しさを持っていて】


ふっ…、……先程とは違って、随分としおらしいな。
ミヅハは先程から、『来ても構わない』と言っている。
私等はむしろ、依頼している@ァ場だ――断る理由など有りはしない。
その様な大袈裟な言葉など、私もミヅハも求めていないのだよ……何が言いたいか、と言えばだ。


 ――――……笑え。 君のような少女は、笑っているのが一番だ。


【其のまま、ロロケルムは振り向くと――ゆっくりとした足取りで、歩き出す】
【軍帽を脱ぐと、銀に煌く髪を手櫛で漉き……そして、軍帽を被り直して】


「……ああいうの。でれた=Aって言う。 らしい、よ。」


【一旦、ヴァニラから離れると――ミヅハは、ロロケルムの背中を見て呟く】
【彼に続いて行こうと一歩を踏み出して、また一歩後退して】


「…………寒い、から。」


【―――ヴァニラと手を繋ごうとし、それから彼の背中を追って歩くだろう】


/では、後ほんの少しだけ、一レスかニレス続けさせて頂きますー。
/キンクリ大丈夫でしょうか?
352 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 00:40:50.84 ID:SaFkbh2o
>>351

【でれた、ってミヅハの言葉に――――思わず、微笑が、零れてしまって
良い言葉が返せない代わりに、直ぐ側の――――この手を握ってくれる、貴女へと、微笑を零すだろう】

【翡翠色の瞳を、少々恥じらいを含んだ桃色で滲ませながら
紅い頬をきゅぅと強調した微笑は、貴方たちがくれたもの、だから】


でも、これからはきっと――――……暖かいね


【せめて、この手の温もりを、今だけは――――離したくないから
ぎゅっと、握り締めて、静かに今ある幸せを噛み締めようと、した】


/問題ない!
353 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 00:45:16.50 ID:odZzkL6o
>>350

「…強いかって言われたらそりゃあ強いよオラは、この武装解体されたヘタレ野郎よりも強い
まあ、多少負けている部分もあるにはあるんですがね」


【ポカーンとした表情とも、アホ面とも表現できるような表情でノビタがレギンを見て来た】
【彼の渡してきた情報の話は当たり前のように知っていたが…それがレギンに渡された物だった事をすっかり忘れていたのだ】
【わずかにセワシの方向を向いて、続いてまたレギンに向き直ると…妙に真顔で彼は言葉を呟いた】


…その、うん…ごめん、オレ…おまえがどうかかわってたとか…すっかり完全に忘れてたから…
えっと、悪かった…ごめんな、流石のアンタでもコレは謝っとこう、マジ悪い
しかし…その、こういってはアレだが…アンタ実際存在感ないな…


【しかしセリフの後半に差しかかるにつれてノビタの残っている右目が泳ぎ始めていた】
【流石に、マジ悪かったと言わせるほどに存在を忘れていた事に律儀に「申し訳ない」と感じていたのだ】

「…もう遅い時間だ、そろそろ帰ろうぜ」
そうだな、うん…レギン、今日はもう遅い、そろそろお互い帰路について身体を休めようや
354 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 00:55:05.89 ID:eRHAlCMo
>>352

【暫く――15分ほどだろうか、一団は歩き続ける】
【出たのはオフィス街、目指すのは……聳える、ツインタワー・ビル=z

【二十数階は有ろうか、其のビルに正面から入場】
【大きくK≠崩したような文字の掲げられた受付を過ぎ――カードキーを挿して、エレベーターに乗り込む】
【浮翌遊感を感じつつ、エレベーターは停止する事も無く最上階≠ヨ】
【後ほど、ヴァニラにもカードキーを発行するとロロケルムは説明し――……】


 【―――以上の行程を経て、家≠ノ到着する】


【ピンポーン、と軽やかな音と共に開いたエレベーターのドア】
【扉を越え、広がっている光景は――広々とした玄関≠セ】


……一フロア丸々、ぶち抜いているらしいな。
個室こそは有るが――其れ以外は共同だ。 男湯と女湯は別だが。
入用のものは、ミヅハに言うか自分で――……ん、済まない。呼び出しだ。後はミヅハに案内して貰ってくれ。


【エレベーターから出たところで、鳴り響くロロケルムの端末】
【彼は即座にエレベーターへ戻ると、既に其処を出たであろう二人の少女に向かって――】


 ――……では、行って来る。


【「行ってらっしゃい」、とミヅハが返し――エレベーターの扉が、閉まる】
【その後、ミヅハはヴァニラの手を引いて……とある扉の前まで、連れて行こうとするだろう】
355 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 00:57:32.60 ID:5dJJegY0
>>353

いえいえ構わないんですよ……
誰が与えた情報かなんていうのは些細なことなのですから

それに…先ほど申したように、影が薄い方が諜報しやすいですからねぇ…

【苦笑しつつ、金色の髪を振りながら踵を返す】

それなら、次はきちんと覚えていてくださいよ?

本当の楽しみはこれから≠ネのですからねぇ…

では帰り道に気をつけて

【柔和な笑みを浮かべて会釈し左手を横にだす】

【次の瞬間、左手には黒いソフトフェルトハットが】

【それを被り小さく三日月のように笑い】

【闇へと消えた】

/お疲れ様でした!
/不慣れなPCですいませんでした!
/ありがとうございました!





356 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 01:00:07.08 ID:SaFkbh2o
>>354

【ミヅハに連れられるままに、彼女は――――……その扉の前へと、連れて行かれるだろう
初めて、である――――けれども、その横顔に、恐れは無い様に思えた】

【だって、貴女がいるから――――】


――――……何だか、ワクワクしてきたね


【ぎゅっと、握り締めて、触れられる存在がそこに在って
頼れる存在がそこに居て――――……】

【二人なら、どこへでも行けると、信じているから】
357 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 01:04:48.30 ID:Do9wGNEo
【魔術協会】

【赤ジャージに青染めの白衣、サイケな服装の男が歩いている】
【背筋は姿勢悪く丸まっていて、赤毛の髪はボサボサ】
【薬品の入った丸底フラスコが右手に掴まれていた】

ふむ…
差し当たって必要なものは検体か

……クックックッ
この悪の天才魔術師の頭脳を持ってすれば…
生贄一人二人の用意など、児戯にも等しき容易さよ

【廊下で自画自賛をかまし、一人悦に入るさまは】
【とてもひどいものがありました】
358 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 01:09:35.17 ID:odZzkL6o
>>355

【レギンが去っていくのを見送った後…彼らは帰路で話し合っていた】

本当の戦いはこれからだ!だって

「いや別にジャンプマンガの打ち切りみたいな煽り文句じゃないだろ…
どうするんだ、アイツたしか爺さんが言っていた胡散臭い男だろ」

…うん、まあ…どっちみち警戒はしなくちゃいけないとは思っていたところさ
アイツが関係あるかどうかはわからないが…"教会"自体ちょっと警戒しなくてはいけない事情もあるしな

【そう呟くと彼が懐から取り出したのは…銀色の大釘】
【以前に手渡された『緊急用』として手渡された"教会"異端狩り部特製の儀礼済み銀釘】

【…ふちには『ヒデ』と刻み込まれていた、誰かの所有物だったそうな】
【←To Be Continued...?】

/乙でしたー!!
/途中、遅れて済まんとです…
359 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 01:10:11.21 ID:eRHAlCMo
>>356

【彼女の言葉に返すのは、「そう」と云うそっけなくも聞こえる言葉】
【言葉こそ平坦、表情こそ無表情――それでも、優しく手に力を篭めて】


「……此処が、貴女の部屋。 私の隣。
 最低限の物は、揃ってる。 から、暫くは困らない、と思う。」


【開かれた扉の中は――例えるなら、ホテルの一室≠ニ言うのが一番だろうか】
【狭くも無く、広すぎるわけでも無く……電化製品は、最新式の物が揃えられている】
【ロロケルムが連絡でもしたのだろう、寝具類はきちんと整えられているのが見える】


「掃除は、自分でする。 共用の所は、係の人が。やってくれるから。
 ……明日から、仕事みたい。 ロロケルムの時も。そうだった。」


【淡々とした彼女の説明――どうやら、ロロケルムもヴァニラと同じ具合に入居したらしい】
【……人の気配が他に感じられなかった所を鑑みるに、其の前までは一人きりだったのだろう】



「――――……そろそろ、寝たほうがいい。 私も眠い。 し、食堂は朝早い、から。」



【そう、最後に締めると――若干ながらも、口角を上げて】
【ヴァニラの双眸を見詰めつつ、手を離そうとし――成功したなら、「お休み」と呟いて部屋から去るだろう】
360 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 01:14:31.49 ID:SaFkbh2o
>>359

【例え素っ気無くても、彼女は――――貴女を感じ取っているように
一人、静かに微笑んで、流れに行き場を任せて】

【お休み、と言葉を返し、去っていた貴女を見届けると、これからの日々に――――少しイマジネーションを働かせた】


――――……これから、一緒だもん……っ


【まるで倒れこむように、ベッドへと流れ込んだ
すぅすぅと立てる寝息は、静かに――――夜へと沈んでいく】


【第一王女、失踪の命を受けて、水の国があわただしくなるのは――――また、別のお話、とさ】


/っと、乙でしたー!
361 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 01:24:43.82 ID:eRHAlCMo
>>360

【同ビル、とある部屋―――】


【机を挟み、向かい合うのは二人の人物】
【片方は軍服の男、ロロケルム・ランガスター¢エの人だ】


『…………以上、ピエロ・リュネール≠フ目撃証言です。
 交戦した人物との接触は取れていませんが――喜びなさい、クソッ垂れな仕事が迫っているようですよ。
百家羅山≠アそは居なかったようですが……戒能 鴉∴ネ下、数名が目撃されていますから。』


【もう片方――癖のある赤髪を無理矢理撫で付けたような……中途半端な髪型の男だ】
【漆黒のドレスシャツの上から着込んでいるのは、ともすれば金属光沢をも錯覚させる白銀のスーツ】
【双眸の直線上にピタリと重なって掛けられている蒼フレーム眼鏡の弦には、幾何学模様≠ェ彫ってある】


フン―――……ロマン≠フ無い戦争等に、喜べる物か。
そもそも、フィスカ君が『解か』ない限りは私の出番など無い。


【机の上に散らばった書類――其れを集めると、ロロケルムは席を立つ】
【高さゆえに、ブラインドをする必要も無い窓に近付いて……空を見上げる】



【――――雲の間から雪と共に覗く月は、今日も煌いていた】


/お疲れさまでしたー!
362 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 01:33:15.79 ID:0/P4LS6o
>>357
/まだいらっしゃいますかー?
363 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 01:36:04.84 ID:Do9wGNEo
>>362
/わーっと、居りますよー!
364 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 01:44:04.09 ID:0/P4LS6o
>>363
/ならば割とゆるりと行くぜー

【ととととと、と】
【その頭上、天井裏を鼠が走る様な音がした】
【暫く聞こえたその足音は、男の前方数mの所で止まり】

【がしゃん】

い〜け〜に〜え〜?

そらまた随分と物騒な事言うとるなあ……
あれやろ?柱に括りつけて橋桁にしたまま水流したり
断崖絶壁の上から手足縛って突き落としたり
生きてるままざかざか土被せたり
その生贄やろ?

【通風孔の金網を外して、天井から逆さまに顔を出す】

【黒髪に黒目、但し左目のみ。右目は眼帯の少女】
【あまり長くない髪は、逆さに垂れさがっても貞子の様にはならなかった】
365 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 01:54:26.52 ID:Do9wGNEo
>>364

【音の後を追うように視線を動かして】
【黒と黄の多重輪によって構成された瞳が、少女の姿を捉えた】

……ああ、相違無いぞ、朝顔よ
そして古来より人々は、自身の大切なものを捧げたとも言う
伝承では我が子を要求されたものも居たとか、居なかったとか

…そうか、神は俺に恩人を差し出せと…、そういうのか…
なんたる悲劇、なんたる無慈悲…ッ

【硬く拳を結び、わなわなと震えている】
【漢涙も流すような勢いで――】
【――その様子は暗に、「絶対ツッコミ入れてやらねえ」と言っているようでした】

/はい、構いませんとも!
/こちらはどうしてもゆるりなのでー
366 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 02:02:47.71 ID:0/P4LS6o
>>365
そーかそーか、このご時世に生贄かー
つまりアンタ、堂々たる殺人予告をした訳やな?
しかも恩人かー、恩人って誰やろ。ハッ、ウチのことか!?

【自分で自分を『恩人』と言いだす辺り、図太さは十分】
【見ず知らずの人間に大爆笑してみせた精神は、やはり変わらないようで】

【足を壁に引っ掛けているのか、上半身だけが全部通風孔から滑り出る】
【やっぱり上下逆、それでも少しだけ顔の高さは近づいた】

で?生贄ささげてどないするん?
川が増水しませんよーに、か?それとも日照りが来ませんように?
蝗全滅か?敵国崩壊か?リア充爆発か?

……その薬にんな効果が有ったら驚くわなあ

【ぶらーんと下がった右手を持ち上げて、丸底フラスコを指差し】
【片方だけ露わになっている目を細めて、その液面に注意を向けた】
367 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 02:17:53.23 ID:Do9wGNEo
>>366

(しまった、口が滑った…)

……まあ、有り体に言えば、そうだな

【勢いで言ってしまったらしい。ごにょごにょと曖昧に肯定して】
【価値観が変えられたとか、具体的なことは言わない】

一番最後のやつは…
孤高の天才魔術師として、とても魅力的に聞こえたが、違う
俺が求めているのは生贄という名の検体なのだ
この偉大なる発明品No.29 慧眼薬の、栄誉ある第一被験者…

【丸底フラスコの半分ほどを満たしている黄金色の液体】
【透明度は割と高く、粘性は極めて低そうに見える】
【長時間持ち歩く予定だったのか、揮発性なのか、ゴム栓がされている】

…ところで、“人は逆立ちしていても飲食できる”という話を聞いたことはあるか?
実に不思議だろう?試してみたいとは思わないか?
……ほら、あーん…

【近付きながら、すぽんとゴム栓を抜いて】
368 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 02:31:43.66 ID:0/P4LS6o
>>367
そーかそーか、つまりは恩人である所のウチを新薬実験の実験台に使いたいと
どういう効果が有るかも分からない薬品を飲ませて結果を見たいと
しかもそれに対して礼金の一つも用意しないと、そういう事やな
いやー厚かましいわあ汚いなさすがフィールきたない

【何処ぞで聞いたようなフレーズを交えながら、遠まわしでもない礼金要求】
【尤も、効果が分からないという点で不安なのは確かなのだろう】
【左手も持ち上げて、両手でジタバタしている】

………聞いた事は無いが、試した事は有るからよう知っとるわ
せやけどなあ、こんな経験は有るか?無理矢理口に液体突っ込まれた人間の話
普通は自分の速度で飲み込むやろ?口塞がれるとそれが出来ひんのや
喉に液体が溜まって、胃に落とせない。其処で口に注がれると、行きつく先は気管やろ?
そうなると大変や。気管に入って、咽て逆流。鼻にまで来る

そうなると苦しいでー、何せ口は塞がってるんやからな
飲み干すにも空気が吸えない、喉がつかえてる。鼻からも息が吸えない
苦しい、で済めばまだマシや。意識が飛べば危ないで?
もし、其処で適切な処置を取れる人間が居れば良い。居ないなら………最悪の事態も覚悟しとけ

どや、それでもまだやる勇気は有るか!!

【 話 が 長 い 】
【これだけ長々と喋っている間、口も当然ながら開いている訳で】
【もしもこの警告を聞き流す僅かな勇気が有れば】
【きっとその液体の実験は成功するのだろう、と思われる】
369 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 02:57:04.71 ID:Do9wGNEo
>>368

金か、この世は全て金なのか
資本主義社会における潤滑油は、人心をも動かしてしまうというのか
友情よりも、思慕よりも、何よりも…
……ああ、真に恐ろしきは通貨を通貨足らしめる支配構造。
いつか俺が打ち砕くそのときまで、支払いは待っておいて貰いたい

【要約:親愛なる朝顔様へ。今持ち合わせが無いので、それは少し待ってください。】
【両手でジタバタする可愛げな様子にも、靡いてない――ように見える】

(……試したことあるのか、チャレンジャー精神が別ベクトルに飛んでるな)
(だが好都合……、割と、他の人間には頼みづらいしな)

安心しろ、もしもの時は、俺がお前を助けてやる!

【――全然カッコ良くない】
【彼女の話、3/4あたりの部分で、行動に移った】
【「南無三……ッ」という掛け声と共に、丸底フラスコの口を、少女の口内に突っ込もうとする】
【成功すれば左手で少女の頭部側面を抑えようとして――本気で飲ませる気らしい】
【甘い口当たり、軽く焼け付くような喉越し、微妙な酩酊感。原材料は、お酒がメインのようだ】

【服用作用は、拒否されるのが嫌で説明しなかった。】
【試作品なので人によって効果が変わるらしい。その辺りは彼も知らない。以下三つ】

【透視能力:集中して何かを見たとき、厚さ数十センチ程度ならば透かして見ることが出来る】
【空間把握能力:周囲半径10m以内にある物質の大きさ、運動量などが、視野外にあっても朧げに判る】
【暗中適応能力:猫の目のように、僅かな光でも取り込むことが出来る】
370 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 02:57:33.98 ID:Do9wGNEo
>>369
/すみません、遅れました!
371 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 03:15:13.86 ID:0/P4LS6o
>>369

この世の中で通貨という精度を破壊したらどんだけ混乱するか予想が付かんわ
うっかり打砕いたりしたなら未来永劫世界を崩壊させた大悪党として名前が残るやろなあ
せやけどそれをやるにはどーしてもて気が多すぎてもがっ

【長い永い話は、フラスコの口が舌を抑えつける事によって中断させられた】
【喉に流し込まれる液体、彼女自身が言っていた様に直ぐに口の中を満たし】
【息が止まる事を防ぐため、ほぼ反射的に嚥下(上下逆の場合どう表記すべきか)を開始する】

っ、んぅ………く………

……………んっ、んっ………

【酒は嫌いでは無いのか、途中まで飲んでしまえば後は割と素直に】
【フラスコの口に吸いつく様な形で、中身を零さず飲み込んで行く】
【最後の一滴まで無くなると、舌をフラスコの口に押し込み、壁面の雫まで舐め取って】

【ぼてん】
【身体を抑えていた足から力を抜いてしまい、仰向けに落下した】

…………もごもごもご……ああ、喋れんわ邪魔やこれ!
ようもやってくれたなあフィール………ん?灯りでもつけたか?

【そのまま、彼の方にジト目を向ける少女】
【よくよく見ずともその右目が、瞳の様に瞳を極端に拡大させて】
【更には、やや緑がかった光を、薄暗がりの中に爛々と浮かび上がらせていた】

【意識せずとも効力を発揮する暗視能力。残り二つは、まだ本人が知らない】
【知った時に、その力に気付いてどうなるか。それはまた、ネタの振り方次第だろうか】
372 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 03:41:55.42 ID:Do9wGNEo
>>371

【落下する彼女を反射的に受け止めようとしたものの】
【位置と反射神経の悪さで、両腕は空を切った】
【バツ悪そうに、少女の方を見て】

綺麗に飲み干した後で睨んでも、効果は薄いと思うぞ?
……しかし、味には問題なかったようで何よりだ
これで道行く人にも勧められる

【半歩ほど動いて、右手を差し伸べた】
【立ち上げる補助のつもりらしい】
【ちなみに、状況変化を良い事に支払いの話はフェードアウトである】
【きたないな、さすがフィールきたない】

……明かりを…
朝顔には、そう見えるのか?

俺の魔眼を元にして作ったのだが…、見ている世界は違うようだな…
…ちなみに、立体視は出来るか?
片目だと少し不自由なのだろう?

【聞いてみるのは、一般的なこと】
【眼帯の奥が空洞ならば、効力を発揮するのは片目だけ、かもしれない】
【その辺りは、中の人にも分からないのだけど】
【ちなみに、彼が出来るのは空間把握だけ】【試作品なので余計なものが(ry】
【効力の持続時間は、そちらの方でよしなに】
373 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 03:51:56.64 ID:0/P4LS6o
>>372
【口から放り出した丸底フラスコは、この時点で彼女の意識から無くなったらしく】
【差し出された右手をつかんで、よっこらせとばかりに立ち上がる】
【酒の一気飲みをしたも同然の状況だが、酔っている様子も特に見られず】

………ひょっとして、効果も分からんもんを飲ませたんとちゃうんか?

【ジト目度合いがさらに加速した】

【立ち上がると、くるりとその場でターンして周囲を見渡し】
【360度全て確認して、また彼の方に向き直る】

立体視は元々出来んよ、片目やし
で………そろそろこの薬の説明でもしてもらうか…………

………ん?

【一歩詰め寄って、右手をその胸倉に伸ばそうとした瞬間】
【視界の右端で蠢いた何かに気を取られ、ひょいと右を向く】

………んん?

【だが、其処に何が有る訳でもなく。『何か』は相変わらず視界の右端】

……………んんん?

【それを繰り返し、また一周してしまい】
【そこでようやく、この薬の効果その二に気付く】
【正面を向いたまま、顔の側面で手を動かしたり、ポケットからペンの様なものを取り出して振ってみたり】
【暫くそれを続けて、なんとなく効果を理解してきた】

………これ、どういう仕組みや?見えん筈なのに、見えるで確かに
瞼の端が裂けとる訳でも無し、眼球が変形した訳でも無し………ん?

【顔の横で手をグーパー、繰り返しながら首を捻り】

【効果の最後の一つには、まだ気付いていないが】
【この調子だと、そう遠くも無く気付く事になるのかも知れない】
374 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 04:14:49.68 ID:Do9wGNEo
>>373

【ジト目に気圧されて、視線を少し逸らした】

そんなまさか、危ないものを飲ませるはずがないだろう?
班内で舐めた人間も居るし、大丈夫。 ちゃんと飲みきったのは、朝顔が第一号だけど

効果だって、それなりに把握してるさ
朧げには、だいたい、なんとなく

……俺と同質の視野を得られるんじゃないかなー、程度には

【発言を重ねるたびに怪しくなっていく】
【頬を掻きながら、少女の行動を観察して】

「見えん筈なのに、見える…」
…おお、そこは受け継げたようだな…!空間把握能力!
なにを隠そう、それこそが俺の力の一端。真の立体視なのだ!

それさえあれば、暗闇の中で銃弾を認識することも出来るぞ
ダクトの中だって道を間違えずに……

……そういえば、朝顔よ
さっきは通風孔の中で何やってたんだ?

【思い出したように天井を見上げて】
【とうとつに話を戻しました】
375 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 04:16:36.99 ID:Do9wGNEo
>>374
/しまった、思わず「」使っちゃいましたけど、≠ネどに置き換えて読んで頂けると誤解ありません
/彼は復唱してるだけですので!
376 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 04:29:09.68 ID:0/P4LS6o
>>374

いや、銃弾認識は無理やろ。見える見えないの問題やなく
あんなもん気付いた時には身体の向こう側に行っとるわ
………せやけど、おもろいなあこれ

ふーん、成程手がここに………ってどわあっ!?

【視界の端、見えない筈なのに見えている手】
【それを、集中して′ゥていた。正確には『右手の皮膚』を集中して′ゥていた】
【これまで気付かなかった最後の効果。気付いた瞬間仰天し、後方に大きく仰け反って】
【危なくひっくり返りそうになった所をどうにか踏みとどまるも、左手で胸を押さえてぜーぜー言っている】

あー吃驚した吃驚したなんやこれ!?これこそどーいう仕組みや!?
これがアンタと同質の視野!?こんな訳のわからん世界みとんのかアンタ!?
うわー、血がダクダク流れとるわあ………

【仰天のショックで上がった心拍数が落ちて来ると、段々この効果の使い道も理解出来てきて】
【皮膚に集中→透けて見えた筋肉に集中→血管に集中。現在は血流の観測中】
【自分の血の流れるのを追いかけて、腕から足や腹に視線を移し】
【其処で、何かに気付いた様に、目をぱちくりぱちくり】

……………そーかそーか。平然とした顔してたけど結構な変態だったという訳やな

【彼女が自分を観察して何を見たか、はご想像にお任せする】


【話題が通風孔の方に行くと、彼女は自分の腹の辺りに視線を落としたまま固まった】
【それでも、然程長い間固まっていた訳ではない。首の角度はそのままで】

………なんや、どーにも良くない噂聞くからなあ此処
襲撃がどうの盗難がどうのと、一度身に来よう思うてただけや
この時間帯に部外者が歩きまわると五月蠅いやろ?
人目を引かない様に動くなら、ああいう所がええんよ

【あまりうなづく者も多くないだろう釈明】
377 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 04:59:19.00 ID:Do9wGNEo
>>376

【どことなく満足そうな笑みを湛えたまま】
【銃弾の件に関して「飛んでる奴は無理」と返して】

……うわっ!?

【驚いた彼女の声に虚を突かれて、視線を下げた】
【黄色と黒色の瞳は、困惑の色を浮べている】

確かに俺の視野は、常人の脳では処理しがたいものだが…
まだ訳は分かるっというか、…そこまで酷いか?

だいたい、血なんてどこに――…

【前半は完全の妄言】
【自分には見えない血液の存在を示唆されて、首を傾げるものの】

【続く言葉に声を失った】
【――普段は打たれ強いくせに、「結構な変態」はショックだったらしい】

……――――い、いや、まて!
それは何か誤解してるぞ!俺の名誉と孤高さに賭けて、駁議しよう!
むっつりなんちゃらという汚名は雪がねばなるまい!

【精神をリブートすると、割と熱っぽく反論】
【真剣に¥ュ女を見つめて――、彼の視野は別に何とも無いのだけど】


身を隠して嗅ぎまわるの良いが、見つかると逆に面倒だぞ
朝顔は、騒ぎのありそうなとこ好きだよな
ブレイザーシティも、そうだった

……やっぱりなにか、そういう仕事なんじゃないかって、お兄さんは勘ぐります

【近しいもの(?)が、実は凄い人だった――とかは、彼の中二ソウルが刺激されるらしく、ジトッとした視線を送った】
【「面接簡単なんだから、入学してしまえば」――と提案しないのは一応、協会を思ってのことらしく】
378 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 05:12:52.03 ID:0/P4LS6o
>>377

………そーかー、こんな世界見てたらおかしくもなるわなー
フィール、ウチの事見つめんといてんか。というか異性を見ない方ようにしぃ
汚名注ぐなら目を瞑るか眼帯か……いやそれも透けて見えるんか
となると目を潰すしかないんかなあ………

【衣服の上から、胸や下腹部を手で覆い、更には身体の側面を彼の方に向けて】
【もう完全に誤解が突き抜けてしまっている模様】
【何せ自分の視野では透過しようと思ったものが数十センチ単位で透過されている】
【これが相手の視野と同質と言われた日には、そうなのかとの思い込みは強烈】

……………この、女の敵

【普段のおちゃらけた口調では無く、割と真剣な口調】
【結構本気で心を抉りにかかっている】


【ラブコメだのなんだので割とおなじみのこのポーズを継続したままで】
【適当にはぐらかそうとした話題に踏み込まれると、どうにも口が回らなくなってくる】
【それでも、あまり長い間沈黙はせず】

………櫻の東部で発見されたミイラだったか、それが協会の支部に行って
で、どんなもんやろなー思て見に行こうとしたら盗まれたって新聞に出とった
なんや知らんけど、二回程襲撃喰らって死傷者多数、とか話を聞いた
おかしくないか?ここ数年、そんな話聞いた事もないで
なんで今年も終わりになりかけて、そうも固まってくる?

………本気で隠れる事に専念すれば、まず見つからへん
せやけど、隠れてるだけやとこっちからも何も見つけられへんのが困りもんやな

……………ああ、それと。ウチは由緒正しき留学生みたいなもんや
実家は櫻の国、今は諸国漫遊中で仕事なんかしとらんよ

【この件に興味を持った理由として上げるのが、外部に居ても見つけられる不審な連鎖】
【仕事とやらに関しては、口頭では「していない」との返答を返す】
【前回の行動と照らし合わせれば、信憑性のあまり高くないものとは思えるだろうが】

………そういえば、ブレイザーシティの方はどうやった?
朝にはウチはもう街を出てしもたから、あの後の事は知らんのやけど

【それに話の焦点を合わせたくないのか、話題を意図的にずらした】
379 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 05:56:32.98 ID:Do9wGNEo
>>378

……透けて…?
い、いやいや!違うぞ!朝顔は勘違いしてる!

【彼女の発言で、どう思われているかは判ったらしい】

俺の瞳にそんな素晴らしい機能は実装されてなくてだな…
たぶん新薬の効能が不安定なんだろう、きっとそうだ、違いない
瞳に関係する能力が、自動的に開放されて…その…

【思い切り横を向いて、彼女を視界から外した】
【彼女の思い込みを肯定するような所作だが――】
【――実際には、嫋娜たる彼女のポーズが可愛くて、気恥ずかしくて、直視できなくなっただけ】
【孤高の天才様は異性に対して免疫がないらしい】

…………う、ぐ……、だめだ、それ以上の口撃は致死量に達する…ッ
なんというか、もう、ごめんなさい! …すみませんでした…!

【ふざけているのか、まともに聞き入れると泣きそうになってしまうのか】
【胸の辺りを右手で鷲づかみしつつ、顔を逸らしたまま謝罪した】


【そんな感じの精神状態を維持したままなので】
【――図らずもマトモな状態での受け答えになる】

ミイラ……、それは初耳だ
そういえば、…アルマゲストだったか
連中も何か探しているようだったし…
時期が固まっているのか、狙われ始めたのか、その辺りは今後の動向で判るか

…おっと、それは隠れる技術的な話か?
割と自信あるのな…。意外だ。
ツッコミやボケを堪えたりとか…出来るのか…

櫻の国の出っていうのは、会った瞬間から分かってた
でも、仕事をしてないって言うのは信用したくない。むしろ期待したい。何かに。

【最後に、感性任せの不明瞭なことを言って】

……魔術協会製の武器で戦ってる市民を見たよ
きっと、あのレジスタンスのメンバーの中に、この協会の出身者が混ざって居たんだと思う
俺は、自分の魔眼の研究ばっかりで、何にもしてなかったなぁ、って痛感した
英雄になるのは難しいかもしれないけど、だれかの役に立つための道具なら作れるかもしれない

……そう思って、急いで帰ってきたから、開放の後の事は見てないんだけどさ
さっきの薬品が、その一個目。使えそうかな? まだ不安定だけど

【素の自分のことを話すのは苦手なのか、照れくさそうに笑って】
【薬品の感想を求めた】      /ごめんなさい、おくれてしまいました! きつそうでしたら仰って下さいね!
380 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 06:11:52.40 ID:0/P4LS6o
>>379

(………新発見。この手の攻撃は思ったより効果が高い)

……信じろ言われて信じるのも難しい話やけどな
ウチが実際そう見えてる訳やし………

………けどまあ、これ以上は許したろ。話が進まん

【この路線でからかい続ければ、面白いのではないか】
【そうは思ったが、流石に相手を完全KOしてしまいそうで】
【一先ず、からかいは此処で中止。話題をまともな方向に引き戻す】


ふーん、なんやかんやで色々と見てきた訳か………ウチが見たのは、かなり物騒な光景やったな
普通に其処等に居そうな子が、顔色一つ変えずに機関員の喉元打ち抜いたり
子供だと思ってたのがいきなり爆発して、抱きかかえようとした人ふっ飛ばしたり
あんだけとんでもない状況の中に居て、それでも英雄にはなれん訳や
何せ、あそこではそれが普通だった訳やからな

………んで、そういう光景を普通に見た次の日に、夕食に奮発して焼き肉食べにいく
ウチはそーいう性格と根性しとる人間なんよ
せやから………

…………あんまり期待すると、後が怖いかも知れんで?

【釘をさしているのだろうか、やや脅迫めいた文言】
【身体の側面を向けたポーズのまま、表情だけが幾らか変わった】
【とは言っても、唇の端がほんの少し、持ちあがっただけの事だが】

で、使えそうか否かと聞かれると、世界中の諜報機関が涙流して大喜びするわな
特許なんか取ろうとした日にゃ何処からか暗殺者がやってきて消されるんちゃうやろか
ウチなら怖くて公的に発表出来ひん。出来るだけ隠しておくのがええやろなあ………
良くもまあこんな世界を変えかねない危険物、あっさり作ったもんや

【その表情も直ぐに崩して、薬に対する評価】
【こちらは意外や意外、ほぼ手放しでの高評価だったりする】


/こちらは大丈夫ですぜー、むしろ其方が大丈夫かどうかちょいと心配です
381 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 06:52:48.08 ID:Do9wGNEo
>>380

……助かった…

【心底ホッとしたように嘆息して】
【誤解が完全に解けたわけじゃない、と心の中に留めておく】
【視界の端に彼女を入れなおして――、殆ど明後日の方を向いた状態】


そのくらい胆の据わってた方が頼もしいさ
……前に会ったとき
どーせ死ぬのはこっちの国のもん。ウチとは無関係やしなー≠チて言ってただろ?

それ裏を返せば、自分の国だったら…
知り合いだったら、また少し違う感情を持つんじゃないか?

俺がどういう位置付けかは判らないけど、裏切られたりする心配は無いと思ってる
……怖い目≠ノ遭うのは、否定し切れないけど

【妄言は挟まず、彼にしては意外と真面目に言葉を返して】
【楽しそうに微笑んだ】

ホントか?
……素直に喜べばいいのか、分からないな
暗殺者やエージェントに狙われるのは慣れているが…
さっきみたいなことになると、いちいち俺の沽券が関わってくる…

そうだな…暫く秘密にしておこう…
不確定要素も多いから大量に作れるわけでもないし
公表して、悪の団体様を呼んでしまっても困るからな

【少し妄想が混じったものの、公表しないことに関しては本当】
【個人差があることは、彼にも判っていないので今後の扱いはまだ未定】
【――自分の魔眼の研究が下地にあるので、この薬は作れたが、ほかの物を作れる気はしない】

……と、そろそろ良い時間か…
お兄さんは寝ることにしよう

朝顔は、どうするんだ?

【鈴の結わえてある黒塗りの携帯を開いて、時間を確認した後】
【なんとなく、彼女の予定を聞いてみる】

/了解です、ごめんなさい、時間的にも、次のをお返しして終わると思いますー
382 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 07:10:59.40 ID:0/P4LS6o
>>381

ほー、変な所で記憶力有るなあ。ウチなんか自分の言うた事も忘れるのんに
……まあ兎に角、そーいう薬は秘密にしておくのがええやろ
厄介事は自分から呼ばんでも、幾らでもやってくるもんやしなあ

………それと。知り合いに関してどう思うかはノーコメント
インタビュアーに何か手土産持たせんと教えてやらんよ?

【彼が、彼女にとって『知り合い』になるのか『よそもん』になるのか】
【今この瞬間は、ノーコメント。はっきりとは教えてくれない】
【『知り合い』に分類されてどうなるのかも、やはりコメントされなかった領分だが】
【彼にしては珍しい(と、少女の目に映った)素直な笑みに、素直な笑みを返す】


………確かに、何時の間にか窓の外が明るいなあ
そーやな、ウチは暫く協会のなかをうろうろするわ
学食も行ってみたいし、図書館も覗いてみたい
その後でどーするかは……ま、それからやな

ウチの知らん所で解決してくれるんならそれで良し
解決せんならせんで知っておけば困る事も減る
まずは適当に聞いてまわる所から始めよか思うわ

【時間の確認は、目に届く光の強さで認識した】
【猫の様な瞳の変化も、今はすっかり元通り】

ほな、そろそろウチは行くかな
宿は適当に聖都に取って有るし、暫くはこの辺りで動きまわってるやろ
見かけたら何か奢りい………実験台になった代金や

【最後の最後、すっかり忘れたかと思った話をもう一度引きずり出して】
【天井に戻る事は無く、普通に廊下を歩き始める】
【方向からすれば、向かうのは他の研究棟だろうか】
【背中を見せたまま、彼女は軽く右手を振った】

/こちらも了解、それでは此処で
/お疲れさまでしたー、早朝まで有難う御座いました
383 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 07:54:54.07 ID:Do9wGNEo
>>382

ふっ……
俺の脳の記憶容量は世界でも類を見ないほど膨大だからな
……ああ、出会った冒頭の記憶は揮発してるが

【意訳:偶然覚えてました。なので、笑われた件は忘れてます】

むむ……、現金な……
才能や頭脳や良識など、あらゆる物が潤沢に整っている俺だが
金だけは持ち合わせが無いのだ
それというのも、研究費や修理費に宛てているからであって…
滾る開発欲が資金を浪費するというか…

……、直接答えを聞くのも無粋か。夢がない

【ごそっと聞き流して構わないセリフ】
【素直な笑みを返されて、降参するように軽く息を漏らした】


そうだな、情報は足で稼ぐのが基本だと、何かの小説で読んだ
面識があれば、協会で動くのも楽だろう
些か奇抜な登場をしても怪しまれないぞ

じゃあ、またな

……、……、……代金については、善処します

【「有耶無耶に仕切れてなかったか」と、最後に力なく呟いて】
【立ち去る彼女の背中に対して、手を振っていた】


【自室に戻りつつ、電源の切れた黒塗りの携帯電話をパチンと開いて】

……マルムか?
……俺だ。

例の試作品だが、公表は中止にしよう。
些か時期が早すぎるし、問題点も見つかった。

……ああ、分かっている。
それが世界の選択なのだろう。
すべては最善。過程がどのように変動しようと、変わらない。

【暗いオーラを無駄に振りまきながら】
【通話口に向かって、独り言を話していた――】


/お疲れ様でしたー!朝顔さん可愛いよー!ありがとうございましたー!
384 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 10:38:54.72 ID:73VeOCM0
【街中】
【雪が降り積もる寒空の下】

…これは、回収できない

【鮮やかな緑色の髪、そこから二本ピンと出たアホ毛。通称、触角】
【右赤、左緑の虹彩異色症。通称オッドアイ】
【赤の長袖に緑のケープを羽織って、赤と緑のチェックのスカートを履いて】
【赤や緑の小さめのボトルが腰周りに幾つも吊り下げられている少女が】

【積もった雪に点々と赤い染みを残しながら、路地裏から出てきた】
【血生臭い匂いが辺りに広がる】
385 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 10:40:14.96 ID:eo7tLEDO
【街中】

(昨日の今日だ、あまり気分は優れないな)

【冷たい風が吹く街中を、一人の青年が歩いていた】【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがあり、その中に黒いハンドガンが納まっている】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖と呼ぶには非常に機械的なデザインだ】

【その格好と杖のせいでかなり目立ち、人にちらちらと見られている】
386 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 10:58:22.54 ID:73VeOCM0
>>385

(…二人目といこうか)

【少年の前方から、>>384の少女が歩いてくる】
【外見描写はこの際割愛させてもらいたいが、追記することとして】
【右手に、水をそのまま固めたような両刃の剣を持っている】

【血生臭さ等でむしろ少年より目立っているかもしれない】
【あるいは、右手に水で出来たような剣を持っているからか】
387 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 11:32:11.84 ID:eo7tLEDO
>>386

(ん……?)

【ふと視線を動かせば明らかに武器を持った怪しい少女】
【この青年、鼻が利く方ではないが血の臭いには気付いたらしく、それを感じ取った瞬間に顔を明確に顰めた】

(危険人物か……街中じゃ何もせんだろうが、さっさと遠ざかるか)

【武器と血の臭いから危険人物と判断し、まずは少女の視線上から離れるべくやや右へと歩く方向を変えた】
【何も見なかったことにして逃げるつもりだ】
【しかし、杖をついているように、歩くのは非常に遅い。何をするにも間に合うだろう】
388 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 11:42:55.13 ID:73VeOCM0
>>387

【青年が歩く向きを変えたのを見て、こちらも歩く向きを変える】
【まるで青年の行く手を阻むように】

…血、頂戴?

【間合いの外から、剣を横に薙ぐ】
【刃先の軌道から水の刃が、青年の腹部目掛けて飛ぶ】
【切れ味は鋭い上にこの寒さだ。触れればかなり冷たいだろう】
【速さが遅いのが唯一の救いか】

【左手に、白地に赤い十字のマークの描かれたボトルを持つ】
389 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 11:52:40.11 ID:eo7tLEDO
>>388

(あぁ、運悪ぃ……)

【内心げんなりしながら、腹部と飛んでくる刃の間に右腕の盾を割り込ませる】
【盾はかなり頑丈で、刃を防ぐには十二分だろう】
390 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 11:56:35.40 ID:73VeOCM0
>>389

【盾にぶつかった刃は四散し、青年の足元の地面に染み込んでいく】

…あまり抵抗してくれない方が良い。命まで貰っていくつもりは無いから。
でも、出来るなら命も頂戴

【無茶を言いながら、剣を構えて青年に走り寄る】
【間合いに入ったところで、上から下へと剣を振り下ろす】
391 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 12:08:23.09 ID:eo7tLEDO
>>390

寝言は寝て言え

【そんな要請が聞けるはずもなく】
【間合いに入るまでの間に、左手でホルスターにあるハンドガンを抜き取り少女……ではなく、剣を持つ少女の腕に向けて一発撃とうとする】
【間合いに入るまでに銃を抜いているため、行動を中断し、回避するのは可能だ】
392 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 12:15:42.36 ID:73VeOCM0
>>391

…寝言に聞こえる?

【銃を抜いたのを見て走るのを止める】
【剣が盾のような形になり、半ばめり込ませる形で銃弾を受け止める】

(飛び道具は厄介……)

【左手の白いボトルを真上に放り投げ、その手で緑のボトルの栓を一つ開ける】
393 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 12:20:30.24 ID:eo7tLEDO
>>392

(次は反射か防御)

【細かい動作は全て無視して、今度は少女の肩に狙いを定めて発砲しようとする】
394 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 12:24:42.93 ID:73VeOCM0
>>393

(…なら、使いづらくしてしまえば)

【銃弾をそのまま左肩に受ける】
【血は……流れ出て来ない】

【右手の盾を剣に変えると同時、足元の雪を蹴っ飛ばす】
【言うなれば、雪の煙幕。攻撃性は無いが視界が悪くなるだろう】
【雪に混じって、小さな水の弾も混じっている。これにも威力は無い】
395 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 12:51:05.11 ID:eo7tLEDO
>>394

(目眩まし……?)

【体制は一切変えず、少女の腹部があった位置に発砲】
【狙い自体は確かに合っているが、目眩ましの影響は受けているようだ】
396 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 13:01:29.07 ID:73VeOCM0
>>395

【雪の煙幕の時間は短いが、その中に混じっていた水の弾はその場に浮く】
【その弾にぶつかり、銃弾が弾かれた】

だから、素直に血を頂戴? 残り少しの血を

【浮いた水の玉が少し大きくなる。そこらの小石ほどだろうか】
【それとは別に、青年の足元目掛けて水の刃が伸びる】
【出所は少女の左腰。少なくとも皮膚を切り裂ける硬度はある】
397 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 13:15:12.37 ID:eo7tLEDO
>>396

くっ……!

【盾で防ぐには位置が低過ぎ、そも目眩ましから放たれた攻撃に対応は出来なかった】
【容易く足を切り裂かれるも、杖があるため態勢が崩れることはなく、苦痛に顔を歪める】

(銃ぐらい防ぐよな……打つ手なしか。『アレ』は不確定要素だからまだ使えん)

【銃ぐらいしか有効な手立てがないらしく、相手の方に銃口を向けたまま、無事な足と杖を使って斜め後ろへ下がって行く】
【何とか直線上から逃れようとしているが、いかんせん遅い。どうにでもなるだろう】
398 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 13:21:09.50 ID:73VeOCM0
>>397

…当たり

【何処からか取り出したのは黒いボトル。栓は開いている】
【左手に持ったそれに、青年の足から出るだろう血を吸い寄せようとする】
【血が浮いて移動するような感じになるだろうか】

【水の刃を自身の足元に引き寄せ、剣をまた盾にする】
【攻撃動作が、全くない】
399 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 13:28:05.68 ID:eo7tLEDO
>>398

(くそ、一発当てたが気は晴れんな……だが仕方ないか!)

【痛み分けのような状況だが手応えがなく、忌々しげに舌打ちをした】
【ともかく距離を取るべく後退を続ける】
400 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 13:37:04.01 ID:73VeOCM0
>>399

…まだ足りない

【浮かべた水の弾を青年に向けて飛ばす】
【狙いは様々で、速さは無いが皮膚を切ることなら出来る】
【直線的で、距離も離れているためかわすのも可能だろう】

【その間に、少しだけ前に歩を進める】
401 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 14:07:57.74 ID:eo7tLEDO
>>400

くっ……!

【半ば杖を使って身体を引き摺るように射線上から逃れようとするが、半数以上を食らってしまう】
【命中した箇所から微量の血が流れる】

(銃が駄目な上この身体じゃ勝負になんねぇ、なぶり殺しじゃないか!)

【後退しつつ、駄目元で少女の腕を狙って一発撃とうとする】
【目的としては腕を使えなくしたいのだろう】
402 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 14:19:06.98 ID:73VeOCM0
>>401

――――…エクステンド

【流れ出た血を吸い取りきって、黒のボトルが満タンになる】
【ボトルの栓を締めて、服の内側に仕舞いこむ】

【右手の盾を更に変化させ、銃弾を包み込むように受け止め、そのまま球状にする】
【球体の水を足元に落として、結構前に上に投げ上げた白いボトルをキャッチする】
【戦意が、心なしか薄くなった】
403 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 14:29:23.26 ID:eo7tLEDO
>>402

……っ

【銃口を少女に向けたまま苦悶の表情を浮かべた】
【それは失血や傷のせいもあるが、何より銃の反動が大きかった】
【元々身体が弱まっているせいで杖を使っている。そのため、反動のある銃は何度も撃てないのだ】

(マジどーするよ……これ以上は限界だぞ)

【ひとまず様子を伺うようにじっと待つ】
【今はこれしか出来ることがない】
404 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 14:42:50.65 ID:73VeOCM0
>>403

…回収終了

【ボトルの栓を開ける。消毒液などの独特の芳香が漂う】
【そして、青年目掛けてその中身の液体をぶちまける】

【白く粘性のある液体で、傷口を狙うかのようにばら撒かれる】
【ボトルに描かれた赤い十字が示す意味は、何だろうか?】


【ぶっちゃけて言えば、傷薬のようなものである】
【即効性だとか何とか。疲労回復その他にも繋がるらしい】
405 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 14:52:02.96 ID:eo7tLEDO
>>404

っ! ……あぁ?

【痛みのせいか動きの遅さのせいか、白い液体を避けられ無かったが、それが幸いし、傷口に命中】
【身体の重さこそ消えなかったものの、傷が癒える独特の感覚に怪訝な表情をしている】
【だが、警戒は解いておらず、未だ銃口は少女の方を向いている】
406 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 14:56:17.59 ID:73VeOCM0
>>405

…必要な量は集まった。これ以上集めるのは無意味。
それに…こうやって殺すと寝覚めが悪い

【命頂戴とか言ってた奴が何を言うか】

【空っぽになったボトルを服の中に仕舞いこむ】
【特に戦意は感じられない】

撃っても弾くだけ。それでもいいなら私は構わない

【銃を使うのは無駄だとでも言うように】
407 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 15:04:28.90 ID:eo7tLEDO
>>406

……用が済んだならとっとと失せろ

【相手の言葉に不快感を隠さない声色で答えた】
【いきなり襲われて血を取られ横暴な態度を取られれば無理もない】
【銃も下ろしてないが、こちらから何かするつもりはなさそうだ】
408 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 15:07:55.66 ID:73VeOCM0
>>407

そのつもり。…でも、答えを聞かない問いはする。
――――赤い月は、何時浮かぶ?

【足元の水球を蹴り上げ、右手に持つ】
【そのまま、青年に背を向けて何処かへと歩き去っていく】
【何かするなら今のうちだろう】
409 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 15:25:27.64 ID:eo7tLEDO
>>408

(……不愉快極まりない、何しにきやがった。だがまぁやっぱりこの身体じゃ戦闘はきついな。それが分かっただけ良しとするか)

【背中から何かされないため、立ち去るのをじっと見ていた】

//お疲れ様でした
410 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 15:29:38.27 ID:73VeOCM0
>>409

――――今日の月は、赤い月。血に飢えた、赤い月。

【謎の言葉を残して去っていった】

/お疲れ様でしたー
411 :以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします :2010/12/27(月) 20:00:08.66 ID:NeBOlzM0
【――――砂の国、砂漠地帯……――ウレ=イシェド遺跡群#ュ掘隊ベースキャンプ】
【数千年来の悠久の間、地平線の彼方までも砂で埋め尽くされた其処にあって、忽然と現出する人の営み】
【掘立小屋を立派にした様な棟の中では、『魔術協会支部』の助力無しには存在し得なかった、『生存』と『発掘』を補助する機材が犇めき】
【その周辺の仮設駐車場では、今か今かと凱旋の時を待ち望んで、スデに魔導エンジンを起動させた特殊輸送車たちが、砂から浮き上がっていた】
【地下のサンド・ワームに、駆動によっては存在を気取られず、揺れは僅少、汚れにくい―――システムとしては、利に適っている】
【トラックを通り越し『操縦席とタイヤの付いた箱』の様な物体が宙を待っている事の滑稽さにさえ眼を瞑れば、素晴らしいモノであろう】
【コンテナや車体の各部に、センスの無いデコレーションの様に鏤められた魔法陣と術式言語も、仰々しさが過ぎた印象だが…】

{……ウム、遺物は全て、欠けたる事無く揃っちょるな。
 断華くん、君もそろそろ引き揚げ給え……――可愛い魔道具達は、みな恙無く動いておる。}

「あいあい、了解ですフェジバ先生。いやーにしてもこんなカタチで少女時代の夢に携われるとは思っちゃいませんでしたよエハハ。
 ――――ほら、ベルちゃーん。そっちも早く準備完了しないと、置いてかれちゃいますよ?ミイラが増えますエハハハハ。」

『砂漠でDesertって? ………フッ、君にしては良いセンスだね、ギリギリ笑えるよ。
 ……っと、流石にオレも此の儘生きて帰れる気は1ミリも持ち合わせてない、ちょっと待ってろー…。』

【現状では『三台』が待機している駐車場の一角――――輸送車両から5メートル程離れたそこに、三つの影が立っていた】
【言葉を発した順に、壮年男性・背の高い女性・バックパックを装備した少女。夫々が、夜の砂漠に対応して、暖かそうな服装】
【然し、所謂『発掘隊』らしい服なのは、男のみ……――体格なども見るに、残りの二人は技術者か何かと推測すべき、か】
【男は皺に弛んだ喉を震わせて、右手に持った『小型無線機』らしき端末へ、あれやこれやと指図を始める】

【そして――――恐らくは、今回依頼を受けて車両防衛に参加している各員も、この周辺に存在している筈だ】
 【移動の手段として用意されているのは、コンテナタイプでは無く座席が内部に格納されている、普通車に似た浮翌遊車両二台】
【此方は『遺物』よりは曖昧で粗雑な扱いが許される人間を運ぶからか、見える見えないを問わず、各部がコストダウンされている様だ】
【具体的に言えば、『魔導』への依存度が低い―――精々が駆動系で、外部への魔術的部分の露出も、殆ど零と言ってよい】

{……オッホン、それではね、其処の諸君も、こっちの車に乗り込んでくれ。
割り振りは、剛太郎君と吟雪君が左の一号車、ミーナ君と瑞香君と花城………――ヒィぃぃッ!!!}

【其の時――――……5メートルほど先≠ナ、『断末魔』が響いた】
【敢えて文字とするならば、「ギャ゛ャ゛ァ゛ァ゛ァ゛」―――それも、単一のモノでは無く、重奏】
【半ば泡を吹いて狼狽する男、さっと振り向いて深い溜息を吐く女性、とっさに身構える少女、反応は、三者三様だが】
【――――当然、其れだけでは、この『事件』は、終演してなど呉れない】

『……!! ……オイ、何だって…!』

【手に負えない状況に陥った人間の言葉や思考は、時として著しい不足を見せる―――今の少女は、その好例か】
 【然し、その視線の先を追えば、判る事だろう――――命令を待たぬまま、輸送車両三台が、疾走を開始したのだ】
 【本来予定されている速度を易々と突破し、進路を付き従うが如く『砂煙』が巻き起こり、描くのは『弧』】
 【詰まるところが、大角度の『旋回』――――俗にUターン≠ニ言う其れを、横隊列を前後に崩しながら、やってのけた】

【――――……小さな窓ガラスの向こうは、彼岸花よろしく、紅く】
【『鮮血』の、吐き気を催すようなフィルターが張り付いたせいで、なにも見えない】

/イベント投下文、続きます
412 :以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 20:01:19.26 ID:NeBOlzM0
【差し詰め『暴走トラック』が、堆くも薄い砂塵の尾を引いて、向かう先は、キャンプからは眼と鼻の先】
【常人の速度で走る事が出来れば、直ぐにでも辿りつけるであろう位置にある……――『墳墓』の、ひとつ】
 【其処は決して王墓などと言う訳ではないが、古代この地域で常習的に行われていた『墓の再利用』により、埋葬数が膨れ上がった場所】
 【持ち帰る事が出来ず、クリーニングにも時間を要すため、遺体の多くは、今にあっても眠り続けている、そんな場所】

{………あ、わ、わ、わ、わ…………!
 …そ、そうだ。皆々様、取り敢えずは、輸送車の護衛を………}

「…そうね、私からもお願いします……――然し既にこれは『事件』です。
 発掘隊にも、何かしらの『非』は有る、かも……って事で、此方は準備の後、『後方支援』に回りますよ。
 ……ベルちゃんは、其処のおっさ…先生を身守っときなさい。考古学的には逸材なんですよこの人、普通過ぎるだけで」

『………ッ、『お姉さん』の頼みとあらば、心情は兎も角信条として断れない、か。
 OKOK、出来る限りの事は遣ってみるぜ……こううのも案外、慣れてきたらスリリングだ!』

【調査の関係者らしき三人は、一先ず此の場を去り、ベースキャンプへと走っていく】
【現状では、置いて往ってくれた物は、『依頼の再確認』程度か―――そう、予定通りに、発掘品を守護すればいいのだ】
【なお、この言葉を待つことなく、遺跡の方へ向っていても、問題はない……――少し走れば、すぐそこ、である】

【――――遺跡の方に、来てみれば】
【入口の10メートルほど前で、荒々しくささくれ立った様な拙い隊列では在るが、横並びに三台は停止している】
【貨物コンテナは鍵がかかっていて、『ヒトの力』で開けることは困難だろうが、運転席のドアを開くと】
【三台すべて中には、『異質な魔力の反応』と、濃厚な血液の匂い、そして、額を『穿たれた』らしき死体が、一様に詰まっていて】
【座席の周辺には、血だまりに雑ざって、銀色のゼリーの様な物体――今は無害らしい――が、点々と在る】
 【そして、遺跡の守衛たちは、この酸鼻で惨たらしい死に様を見せる三人とは、対照的に】
 【―――――……疵 ひ と つ 無 し≠ナ、眠るが如く身を横たえ、昏倒しているのだ】

<えへ、えへへへ……キミたちちゃんと『護りに』来たんだ、かっこいいね!>
《……ウボッ、ウボボボッ! ……虫けらが数匹、臭うて堪らんわ。》

【更に突如、響く声――――騒動に掻き消されたか、別の要因からか、足音もせず、二つの輪郭が現れた】
【墓地の方から現れた姿は、未だ判然としないが、声だけはハッキリと、俄かに張り詰め始めた大気を揺らす】
【順番にして前者は、ノイズのかかった少年の声。後者は、しわがれた老婆の其れに近く、これまた奇妙な対比となるが】
【彼らが――――勇気ある冒険者諸君の『敵』である事は、想像に難くはあるまい】

【この状況に…只では通してくれ無さそうだが遺跡突入を試みるも、彼らを阻止する行動に入ろうとするも、戦闘準備を行うなども、自由】
【『宝探し』と呼ぶには、余りに陰惨な出来事だが―――存外に静かに始まるのは、「それらしい」と言うべき、か】


      ≪発端=\―――Prologue for.....?≫
/イベント開始です、参加者の皆さんは、この投下にレスをお願いします。
/なお、描写をスキップしたい場合は、遺跡前に到着した時点からスタートして頂いても、問題無いのです。
413 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 20:13:19.07 ID:0/P4LS6o
>>411-412
【冬≠フ夜≠フ砂漠≠ナある】
【乾燥と冷気、この二つの度合いの極端さは、街などで味わえる様な物では無い】
【隊商が行くならば、きっと完全な防備を整えてだろうが】

【今日、魔術協会を通してこの人を引き受けた某人は、そのセオリーに真っ向から反逆していた】

あー………列車がフードプロセッサになってる
夕食は済ませたけどちょっと腹の足しに………っていうのは不謹慎かな

【異常な速度と予定されていない急旋回、そして赤い色と臭い】
【中の様子を無理に想像せずとも、何となくは図が浮かんで】
【人間なら口にせぬ様な冗談を零しながら、遺跡の前へと姿を見せた】

………とりあえず、偶には正義の味方らしい事してみようかな

「其処の不審者達に警告、貴方達が私達に敵対しないという確証が持てない場合
私は事前の布告なしに貴方達の生命を脅かす事を躊躇わないと宣言する」

……なんちゃって。必要なさそうだね、その口ぶりだと

【シャツカラーの白ブラウス、前を止めない灰色のイートンジャケット】
【膝丈のスカートと黒のニーソックス、灰色の髪に灰色の瞳】
【そしてこれは普段は身に付けていない、砂塵対策の伊達眼鏡(黒細フレーム)】
【首からは聖ユダのメダイのペンダント。両腕に真紅の籠手、左右の人差指に魔石の指輪】

【魔術協会・《新呪文開発班》 所属、吟雪】
【砂の上で靴を脱ぎ捨て、足の指で地を掴んだ】
414 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/27(月) 20:17:07.39 ID:6AjMRgso
>>411
【車を見て笑う老人】
【仕立ての良いすみれ色の和服に、腰の刀】
【シワだらけの顔には好々爺然とした笑みを浮かべている】
【見て分かるだろうが、桜の国の出身である】

カッカ!路銀を稼ぐにや、程よい仕事かと思ったが、老人殺す気かね、この車。

【柔らかい笑みを浮かべ容赦のないコメントを】
【そして、苦笑を漏らしつつも車に乗り込もうとする瞬間】
【響く断末魔、消え去る車】
【少々呆けた表情を浮かべて、そのトラックの行き先に眼を向ける】
【そして、関係者の言葉に、軽く首肯し、歩みを進めていく】

どうにも、面白そうになってきたじゃぁないか。
カッカッカッカッ!

【楽しそうに笑い、駆け出し、遺跡の方へ暫く走りたどり着く】
【平時より鍛えているのか、其の速度は疾く、息も切れていない】
【止まる三台にゆっくりと警戒をしながら近づき、その異常さを瞳に収めた】
【刀に右手を伸ばし、ゆっくりと中を覗き込もうとするその瞬間、響く声】

ほうぅ?成程成程。

【その声、そのおぼろげに現れた姿に、“敵”の存在を強く感じ、老人は躊躇うこと無く遺跡の入口へ歩みを進めていく】
【ゆっくりと、音もなく、極々優雅に】

お前さんたちが、之をやったみてぇだねぇ。
カッカ!

【笑いながら抜刀】
【元より宝などに興味はない】
【老人が望むは血沸き肉踊る―――血闘であった】
【その笑みは、先程までの好々爺然としたものではなく、老成した猛獣の如き好戦的な物】
【刀を片出で持つその構えにも隙はなく、何時でも戦闘に入れることは想像に難くないだろう】
415 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 20:24:31.13 ID:odZzkL6o
>>411>>412

…ムク!どうなってるんだあのトラック!?勝手に走っちまったぞ!?

「…ただ走ってくれたんなら構わないがのう…!今あの車から『血の匂い』がしたぞッ!
奴ら…何者かに襲われたらしいのう!断の字!ワシらは先行くぞッ!」

【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の前髪の上にヘルメットとゴーグル、その下から見せるきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年が重い荷物に目を向けて会話している】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、その首には赤いマフラーを巻いている】

【青年の言葉に反応したのは垂れた耳に丸い目、ソフトモヒカンのように中央の頭の毛がこんもり盛り上がった、首輪に複数の鍵をぶら下げた
茶色い体毛に覆われ小さな子犬、いや…レッドカラーのトイ・プードルがその大きな荷物から首を覗かせて言葉を】

【彼が持つ重い荷物、犬が顔をのぞかせているのは2mほどの上から見ると細長い六角形のような形をした重厚な箱…人一人が入れそうな高級感の溢れる箱】
【安定感のあるのっぺりしたフォルムを紺色で彩っており、蓋の表面に真っ黒な三日月を象った模様が塗られており】
【そして中央部に『魔術協会』とロゴが張られていた】
【どこから見ても棺桶だった…そしてそれには銀色の鎖がくっついており、彼はそれをずるずる―――妙に軽々と引きずりながら通常の走行速度で現場に向かった】

【現場まで近づいて…彼らは目を疑った】
【現実離れした光景、額を穿たれて死亡した者たちと傷一つつけられずに倒れている者たち…何か分からないが妙な胸騒ぎがする】
【そして聞こえてくる声に…青年は身構える】

…お前ら、そこの人たちを殺したのか?なんのために?…人の命より何を大切にするって言うんだ
野郎…よりによって俺の目の前で大胆にやりやがって…よくも…よくも…!

【青年、『剛田 剛太郎』は戦闘の構えをとりながら…目の前の二人の『敵』に…明らかな『憤怒』を見せながら戦いの用意を行う】
416 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 20:27:06.25 ID:OwP7ZtQo
>>411>>412
【セミロングの翠色の髪と琥珀色の瞳を持った、巨乳で整った顔立ちの小柄な少女がそこにいた】
【少女は黒いロングスカートの服の上に白いヒダ付きのエプロンドレス―――いわゆるメイドの装いをしている】
【頭部にはしっかり白いヘッドドレスを付けており、それの片端には花飾りが付いている】
【白黒が多く飾り気がない衣装ではあるが、その首元には蒼く輝く、魔翌力を持った首飾りが掛けられている】

(翠様、探さないといけないのになぁ…『あの人達』の以来ですから仕方ありませんが)

はい、よろしくお願いします

【少女はしゃんとした姿勢で、説明を静かにして聞いていた】

(それにしても、砂漠は気温差が激し―――!?)

【―――聞いていたところで、その事件は起こった――突如として、動き始める車たち】
【少女は反射的にそちらに目を遣り―――その車の『中』を、不完全に、しかし確実に確認する】

―――!

【瞬間、そちらに向けて走りだす―――彼女の表情が、雰囲気が、一瞬にして真剣味を帯びている】
【―――そして、遺跡の前。並んだ車には目を遣らない――どうなっているか、既に見てしまったから】

…嫌な、感じがします

【期せずして、その言葉と同時―――墓地からか、二つの声が響く】
【少女は、その声の主を探し―――『それら』に視線を合わせ、言葉を投げた―――】

―――あなた達は、何者ですか?

/月長瑞香です、よろしくお願いします
417 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 20:29:12.56 ID:ah47nqQo
>>411-412

ひゃあっ!?

【その小さな口から飛び出す悲鳴は恐らくこの場に有るべきではない】
【そんなに早くから事が起きるとは思っても居なかったのだろう】
【その声の主、ミーナは恐る恐る車から降りて砂地を踏む】

───!?
さ…さ、ささ、寒いいいぃっ!!!

【翡翠色のさらさらとしたロングヘアを指でくるくる巻きながら】
【同じく翡翠色の一点の濁りのないくりくりとした瞳をあたりに走らせ】
【砂色一色の砂漠ではそれなりに目立つであろう真っ白なワンピース】
【その上に対照的に真っ黒なカーディガン、おまけにマフラーを巻いた少女】

【────のっけからこの格好で来たことを後悔していた】
【服から伸びた手足は石英の様に透き通っていて見るからに華奢だ】
【その肌は、皮膚はあらゆる熱をほとんど無効化してしまう】
【…………対価として、冷気に対してはかなり弱いのが玉に瑕】


……!
これは………酷い、の一言です…
その人達をなんだと思っているのですか!

【寒いという考えも状況を見て、意識の外へ追いやられる】
【さっきまでのあどけなさも一緒に消え去り】
【目の前に"敵"に向ける、怒りに満ちていく】
418 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 20:41:22.63 ID:wFsLK2Ao

「ああァァーーッ、もう! それは違うでしょッ!!」
{いや・・・俺が・・・あってる・・・・・・}

【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な盾を背負っていて、とにかく、白尽くめの女青年と】
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて、とにかく、黒尽くめの青年が】
【恐ろしい勢いで、喧嘩をしている。道のど真ん中でしており、邪魔というレベルではない】
419 :以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 20:54:04.72 ID:NeBOlzM0
>>ALL

【砂漠の空は日中は蒼穹、夜となれば満天の星空に加えて、煌々と照る月光】
【昼間ほどと言うには流石に語弊があるが、砂を運ぶ風を視認できる程度には視界はクリアで、遮る物体もほぼ存在しない】
【従って――――ふたつの姿は、近寄れば近寄る程に、大きく明瞭なモノになっていく】

《……ウボッ、生きとる虫けら共は、輪ぁ掛けて臭いのう……いや、別のも雑じっとんのか?
 アタシゃ、こんな所来とう無かったわい…この美脚が、台無しじゃからのう!》

【片方は、2メートルに届きそうな長身を持ち、軽度の肥満が見られ、混交し歪曲した方言らしき言葉を喋る、『威容』の女】
【青い髪、黒い瞳、口裂け女宛らと言ったふうな口に、ベビードレスを巨大化させた様な、ドピンク≠フ悪趣味な服が、何とも醜く】
【達磨に近い体系の上半身を支える『脚』は、砂を纏いドレスの裾に覆われながらも、なお隠し切れない程に、屈強で太い】

<そう、かっこいい……でもこんな所…来ない方が、良いと思うけど!
 無鉄砲なのが、能力者って言う人種なの?>

【そしてもう一つは、濁りの強い灰色の瞳に、『脱色』したかの様な、一本一本が薄い金色の短髪を持つ少年】
【背の高さは155cm程で、半透明の襤褸切れ≠ニでも形容すべき奇妙な一枚をマントの様に羽織り、足は裸】
【二人は、遺跡と能力者たちの真ん中で立ち塞がるかのように、夫々が構え始めた】

<……質問に答えてあげるとすると、ね?
 先ず、これをやったのは僕たち……再確認するまでも無いよね、じゃなきゃ、こんなにタイミング良く出てこれない。
 何のためかは、判って貰いたくなんか無い。何者かは、ちょっと難しい、かな。>

《………ウボボボ、アタシらに邪魔だから殺す、使えるから利用する…当然の帰結じゃろォォー!!
 無論アタシの考える所じゃ、こやつ等は『虫ケラ』じゃが、のう!》

【声を聞くに、少年の方は―――『高揚』している様子】【まるで、一世一代の晴れ舞台に臨むかのように】
【一方で、怪物的な女性は、口元に右手を当てる動作と共に、呻くような笑いを発しながら語っている】
【どちらかと言えば、此方は『愉悦』を感じたそぶりで、ブラックホールの様な瞳は、顔の表情に関係なく嗤っている】

<…で、此処まで来て、逃げるタマじゃないよね、皆。
 だったら……――≪Pet Sematary≫。……始めるよ、『みんな』の為に。>

《……ウボ、ッボボボボボォ………!
 …来そう、来る……――来たァァァァァァァーーッ!!》

【少年は、一つまみの憂いを含んだ表情を作り、其れを直ぐに壊すと―――柔らかく、野に咲く花の様に微笑んだ】
【右手をすぅ、と掲げ、台詞の中で能力名をコールすると、襤褸がふわりと捲り上がり、褐色の華奢な腹部が覗く】
【其処から――――五人全員に、一本ずつ、木で出来た『杭』に類似した物体が、ロケットのように射出された】
【若しも動体視力が余程高ければ、それが『角材』であるという事が、理解できるかもしれない】
【所詮は木、軌道も直線だが、直撃してしまえば大ダメージは免れないだろう】

【そして一方の女は、四股を踏むに近い動作を行うと、今度は本物の『唸り』を上げて、頭の上からは湯気が沸き立った】
【全身の血管が浮き出て、加速するハート・ビートを衆目に晒しながら、彼女は大股に一歩、弐歩と、踏み出し】
【ドロリ――――汗と交代する形で、体のあちこちから、見るからに粘性の強く、おぞましい紫紺の液体が吹き出た】

【遺跡に、今のところ変化はない……――然し、手放された守衛たちの意識が、戻る事は未だに無い】
【今のところでは、中で何かをしない限りは、遺跡のガードを取り除く必然性は無い、とも思えるが……?】
420 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/27(月) 21:06:01.28 ID:6AjMRgso
>>419
【その異様を見て尚、老人は笑みを崩すこと無く】
【刀を握る手に力を込める】

―――腕が鳴るのう。

【そう、小さく呟く】
【理由等関係ない】
【相手が強いかどうかも関係ない】
【只、斬るだけである】
【大層な理由等、老人には要らなかった】
【目の前に敵がいる。それだけで老人が戦うには十二分に過ぎるのだから】

その程度、当たると思われちゃあ心外だね。

【たんっ、と地面を軽く叩くような小さな音が響き】
【老人は斜め前へと移動。角材を回避すると同時に駈け出した】

先ず狙うは、童にしようかね。

【たたた、と軽やかに走り、距離を詰めながら一閃放つ】
【刀身に纏われた気は空気を裂き、飛ぶ】

風之壱――凩ッ!

【威力は近接での斬撃には劣るが、撃ってからの着弾の速度が凄まじく速い】
【その間にも老人は次撃に移ろうと刀を横に持っていた】
【近づきながら攻撃を放つことにより妨害を防ぐつもりなのだろう】
421 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 21:12:58.49 ID:0/P4LS6o
>>419

………これは、言わなきゃない台詞だよね、うん
口調が違うとかそういう事を指摘されようと私は言うよ

お前の様なババアが居るか!!!

(………おびき出せば、其処まで面倒じゃ無さそうにも見えるかな)

【どうしても。どうしても、我慢が出来なかった。それほどに、女の服装は異様に映った】
【それでも、観察という行為だけは怠らず、目が向くのはその脚】
【体重が窺える屈強さ、走らせれば走らせただけ有利になる、と判断】

(……で、こっちは………割と普通、背丈も近い)
(私が狙うならこっちかな……向こうは頭に攻撃し辛いし)
(靴が無いのは有り難い、かも)

【もう片方、少年に関しては、分かった事が少ない】
【やはり脚に注目すれば、其処への攻撃は有効かと推測を立てる】


【肩の力を抜いて、両腕をだらりと下げて】
【僅かに前屈気味の姿勢となり、駆けだす用意を整える】
【狙いを付けたのは少年。脚か腹に一撃翌与えて動きを鈍らせて、と算段】

(そう、あの腹に――――――来た!)

(木、槍じゃない、刺さらない。重さは有りそう)
(強度?砕ける?いや無理流石に無理)
(受ける、腕危ない)
(流す)

………いきなりだね、本当にっ!!

【駆けださんとするより先、少年が放った角材】
【それが直線的に自分に向かって来るという事を利用し、受け流しを試みる】
【右腕を真っ直ぐ、角材の軌道と並行に前方へ。其処から数度だけ、手首と肘で角度を付け、左手で内側から支える】
【結果、角材は籠手の右前腕部を掠める様に命中し、速度を数割落として吟雪の後方へ逸れた】
【ダメージはそのまま、其処で削ぎ落された速度。じんじんと籠手の内側で、筋肉が痺れた】

【次は此方の番、と更に体勢を落とし。普段の様に大股に、右足から踏み出す吟雪】
【所がその身体は、彼女の予想の半分、2mも進まなかった】

…………あ、しまっ―――

(そうだ、あのでかいのだけじゃない、私も)

【軸足として置かれた左足が、激しく砂を巻き上げたのが見えただろうか】
【普段なら地面を噛む筈の足の五指は、砂を深く斬りつけていた】
422 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 21:14:19.97 ID:ah47nqQo
>>419

邪魔だから[ピーーー]……使えるから利用する……虫けら……
どこまで自分を上に置いてたら出るセリフなのですか…!

【眉がぴくぴくと動き、全身が怒りに震える】
【冷静さを事欠いては駄目、と肝に命じてはいるが】
【目の前での殺人を許すほどの甘い正義心は持っていない】

───っっ!
危ないですっ!

【意識をそちらに持たせすぎた所為か、杭に気付くのに遅れる】
【ギリギリで避けることが出来たが、本当にギリギリだった】
【しかし、却って頭を冷やすことが出来た。僥倖だ】
【すぅ…と、息を深く吸い込み、呼吸を整えた】

お二人さん!お話があります!
あの人達を殺した理由はそんな低俗なものでは無いのでしょう?
教えてください!
もし私たちに非がある場合は応じますので!

【大声で、そちらに届くようにはっきりと叫ぶ】
【彼女に攻撃しようとする意志は感じられない】
【つまり、これが彼女の"武器"だ】
【逆に言えば、彼女はあまりに無防備──集中して攻撃すれば一溜まりもないだろう】
423 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 21:18:17.59 ID:odZzkL6o
>>419
【死んでいる事さえ理解できない守衛たちではなく、剛太郎はちらり、と車の中で確実に死亡している者たちを見る】
【ゴーグルの上からではこの砂塵の中ではよくその目が見えないが…間違いなく、射るような視線で二人を見ていた】

…そこの人たちは…これまでどんな人生を歩んできたんだろうな、この仕事が終わったら祝杯でもあげる用意をしていたかもしれない
明日にでも久々に子供の顔を見に帰ってずっと約束してた所に遊びにいくとか考えていたかもしれない
さぞ生きてたかっただろうさ
…墓場泥棒、お前たちにそんな正当な理由はあるのか?人がすでに3人以上は死んでいる、そんな命を踏みにじるだけの言い分が、権利ががお前にあるか?

…俺の命も踏みにじってみるか?ただしそのころにはアンタはさぞかし泣きっ面だろうよ!

【なんとなく、飛んでくる物が『木』で出来た何かなのは色合い的に理解できたようだ…だから彼はためらわなかった】
【避けてやる気にもならなかった、ただただ相手を圧倒するために…この最初の攻撃から屈服させる必要がある、そう思い行うのは居合の構え】
【グッ、と腰へと、肩へと、そして振り抜く手首へと力が伝わり、ジャイアンの右手は相手の角材が接触すると同時に鋭く振るわれる】

刃叫流奥義!『快刀乱麻』ッ!!

【―――――すると次の瞬間、その角材が後ろへと、横に真っ二つにされた状態で吹っ飛んでいくのが分かるだろうか】
【何が起きたのか、今の挙動を見て想像しうるかもしれない…彼は『右手の手刀だけで角材を叩き切った』のだ】
【右手がとんでもない速度で飛んできた角材を叩き切った衝撃で硬直していたが…そこで飛んでくるは相棒の一喝】

「怯むな!今じゃあ剛太郎!変身せい!」
おうッ!

【彼は即座に次の行動に出た、錠前とカギを持った両手をクロスして前に威圧するように差し出して…次に肘を引いてカギを持つ右手を顔の横まで引く】
【そしてその錠前を持つ左手を右手へと持って行きそのままカギ穴に差し込んでガチャリとひねる】
【するともう一度錠前の外殻が凹凸状の溝にそって割れ、内側から赤い輝きを放つ】

『Flare(フレア)!!』

【そのまま引き抜いて錠前を前に威圧するように差し出しその言葉を叫ぶ】

変 身 ッ !

【内側から赤く開いた錠前をベルトの中央部押しこむと…キィィィィン!と甲高い音が鳴り響く】
【ブル、と空気が震えジャイアンの身体が銀色の、というか鉄の色をした何かのエネルギーに包まれてる、その同時『棺桶』が彼の後ろに移動する】
【錠前に連動するかのように棺桶が開くと…そこから赤いエネルギー玉に包まれた炎のナイフのような物が姿を変えて行くジャイアンに接触する】

【バリン!と割れると…無機質でのっぺりしたシルエットの戦士が登場すると同時、赤い炎のナイフが入ったエネルギーが肩や胸のプロテクター、仮面のパーツになる】
【胸と肩などでつなぎ合わせその顔の前面に仮面のパーツががっしりとはまれば…】

【顔の正中線を赤い刃が突き出した横縞の溝のついた防護の鉄仮面の下から赤い複眼を覗かせた異形の顔立ち】
【肩や胸に肩衣半袴を思わせるデザインの堅いプロテクターで覆われた肘や膝に鮫肌のようにザラリとした手触りのサポート】
【手の淵や踵は鋭く尖った鉄となっており…本気を出して叩きつければ本当に斬れそうなデザイン、そんな異形の仮面の戦士が生まれる!】

―――行くぞテメェらッ!!

【変身した剛太郎はまず駆け足で…否、高速の『擦り足』で相手との間合いを計るように近づいてくる】
424 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 21:18:30.40 ID:OwP7ZtQo
>>419
【少女はしばし、二人の話を沈黙して聞いていたが―――】

―――あなた達が、このようなことをしたんですね
それでは、『お仕事』でもありますし――――行きますよ

【そう結論を言うと、一歩下がり、呼吸を整え―――】

凍てつけ―――≪ホワイトアウトコスモス≫

【少女の言葉を引き金に、『それ』が具現化する――――】
【彼女の腰を青白い輪が包み、そこから生えるように、計八本の青白く機械的な何かがスカートに被さるように展開する】
【現出するそれは、八重咲きの花のようでもあるが――その花弁は皆異なった形で自らの『兵器』を主張する】
【あるものは刃のように長く鋭く、またあるものは大砲のような空洞が。角張ったものもあれば、曲面に覆われたものもある】

【花弁が揃うと同時に、少女の元に飛んでくる木材―――だが、彼女は怯えもせず、怯むこともなく、それを見据え――】
【花弁の一枚――細長く、ライフルの銃身のような形状を持った一つが腰から離れ、少女の右腕に装着される】
【そして、その刃からおびただしい量の冷気が溢れ―――】

砕け――≪フローズンアンカー≫!

【刃の先に形成されるのは、氷で出来た小さめの碇―――腰を落とし、右腕を伸ばすと、それを角材に向けて発射する!】
【即席気味だということもあって、木材と相[ピーーー]るように氷の碇は砕け散る―――月の出た空に、砕けた氷が光を返す―――】
【それから、もう一枚――右腕のものと同じ『花弁』が、彼女の左腕に装着される―――】
425 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 21:29:03.58 ID:bd/C3fQo
【公園】
【聖なる夜も過ぎ、徐々に街の賑わいも収まりつつある中】

――――十ヶ月、か。

「……ええ。其れが残された最も長い時間です」
「……貴女の話では、其れ以下になってる可能性も」

……、そうか、頑張っても十ヶ月なんだな……。

【黒の大き目のシルクハットを被り、足首程まで、全身が隠れる程の漆黒のマント】
【膝上数cmまで伸ばされただぼだぼの白いセーターで隠すべき所を全て隠し】
【人形の様に白い肌、子供らしいほっそりとした足のラインを際立たせる黒のニーソ】
【銀の長髪を低い位置でポニーテールにした身長120cm程の少女と】

【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服に紅と青のチェックのミニスカートを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、ベンチを一つ陣取って、何やら会話をしている様子】
【襟元に付けられたボタンのマークから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】

【二人の表情は時期にしては暗く、何か重要な会話をしている様だが――】
426 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 21:46:25.87 ID:NeBOlzM0
>>420

<……記録によると、『斬波』は、比較的頻出する発想なんだ。
 だーかーら、回避行動に入るまでは……――とっ!>

【砂に煙る本来の風を裂いて、老人の気質を流し込まれたかの様な『斬風』は、少年めがけて進んでいく】
【然し、彼の口ぶりからは、「妨害しなかった」というよりは、「妨げるまでも無い」、との余裕が見て取れた】
【ひらり、風に乗るどころか、一陣に吹き飛ばされてしまいそうな小さな体は、身を翻し刃の直撃を避ける】
【尤も、『最低限の動き』と呼ぶほどには洗練されておらず、僅かに掠り斬り落とされた髪の何本かが、蒲公英の種の様に散った】
【接近は妨げられることはないだろうが、少女の前には『巨漢』が居る事は、変わらない】

>>421

<(……あれ、何だ? ………指でやった、の?  
  ……いや、何だって良い、あのお姉ちゃんにトドメを刺すチャンスだ…!>

【逡巡―――彼の常識では上手に理解し、呑み込む事の出来ない現象に、思考がかく乱される】
【然し迷いは放り投げる形で捨て去り、呆けたとも取れる呟きを捉えていた少年は、これを『好機』と判断】
【今度は両足の底で『何か』を蠢動させ、同時に腹部から、先ほどと同じ杭を一本。タケノコよろしく現出させて、少女へと放つ】
【この間、二人の間の砂の中で、何かが蛇の様にぜん動を行い、底に堆積した砂が払われていくざわめきを、視聴覚で感じられるかもしれない】
【もし、それに気づけば――――数秒後、地中を潜行していた『電源コート』が唐突に顔を出す事に、対応できる可能性は高い】
【然しできなければ、爪より上の足首を、とぐろを巻く様に絡め取られ、移動に著しい不調をきたすか】

>>422

《……上に決まってるやろ!アタシゃ、人類最高の天才様なんだからねぇ〜ッ!
 ほうらほら、おどりゃあそんなアホ面こいとる暇あんのかいねェ!?》

【――――『冷笑』と呼ぶには、些かばかり、五月蠅すぎる】
【先程前線へと踏み出して構えていた彼女、額に盛大に青筋を作り、液に塗れながら、尚も腐った台詞を吐き散らす】
【そして、ガバリと開かれた彼女の『口』から――――例の『紫紺の液』塊が、砲弾のごとく、三連続で放たれた】
【弾道は、『曲射』。回避は先程の杭より遣り様が多く、速度も遥かに劣るが、数が多い事が問題】
【これがもし、体に当たれば―――殴られたときの其れに近い衝撃を被弾部位に受けるとともに、この『毒液』が跳ねる】
【その結果、本来受けたよりも大きな、所謂『こけおどし』の痛みを与えられてしまう事だろう】

/続きます
427 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/27(月) 21:47:02.26 ID:NeBOlzM0
>>422の続き

<…………>

【少年の方はと言えば、声など聞こえていないかの様に、全くもって意に介していないが】
【何処か、目と耳を背けるような雰囲気が、感受性に依存してでは在るが、感じ取れたかもしれない】

>>423

《……ほっほーう、あんさん中々『デキる』のう…破壊力のある虫ケラ、嫌いじゃ無いわ!
 だーがクサいお説教がマイナスや、おどりゃ結局たーだの甘い甘い虫ケラなのよ、グボボボボボ!!》

【方言の混雑具合は、更に渾沌の色を増し―――ドロドロと煮え滾る黒い炎の様に、獰悪な視線は飛んでいく】
【突撃する大丈夫の姿をを恐れもせず、スモウ・レスラーを彷彿とさせる構えを、崩すことはせず】
【両手に『魔力』を滾らせ、粘液をずるずると滑らせることで胴体に集中させ、迎撃の用意に入った】

>>424

<……それで満足してちゃ、僕たちには勝てないよ。
 人間に作られた力じゃ………――歯が立つ、筈も無い!>

【恐らくは、『誇張』であろうが―――毅然として少年が放つ言葉は、めらめらと強い語気を纏う】
【今度は両手から、先程よりはサイズの小さい『角材』を一個ずつ、時間差で射出するだろう】
【当然威力は低いが、牽制能力でいえば、言うまでも無く先程までよりも向上している】

>>all

【戦闘のさなか――――ぼうっ、と。墓所の入り口から、青白い魔力光が漏れ、陽炎の様に揺らめいて】
【そして、先頭に支障が無い程度に、『地響き』……――轟、と響いて、『異変』のはじまりを主張する】
【五人が攻勢に入れば、襲撃者は、二人程度は持て余す可能性が高いのだが、どう出るかはこれまた自由だ】
428 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/27(月) 21:55:42.57 ID:6AjMRgso
>>426
【その攻撃を避ける相手を見て、ある程度力を出すべき相手と判断】
【全身から気を吹き出させる】

桜花―――纏気!

【桜色の気が全身から発露し、ひらひらと駆ける軌跡に花びらのような気の欠片を残す】
【名に花が有るように、老人は花鳥風月の剣技の内でも花を尤も得意とする】
【刀に纏わせた気は、圧縮した櫻の気により、もはや真紅と言っても構わないレベルであり、その高密度さが予想出来る】
【気で足場をある程度確保し、砂地の足場の悪さを緩和する】

フッ――!

【砂地が抉れ、老人は宙に舞う事となった】
【目指すは女。標的を変更したようだ】
【気をまとう老人は巨大な女に向けて一直線に翔び、突きを放とうとしているのだ】

花之弐―――蓮華ッ!

【気勢と共に突き出された白刃】
【纏う気は、枝分かれする櫻の枝の様に伸び、数十の刺突と化して女に襲いかかっていく】
429 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 22:04:21.06 ID:0/P4LS6o
>>426-427

(………砂の上、走り面うにも程が有る)
(何時もの走り方だと爪先が埋まって、まともに進めない)
(参ったね……二歩でいける距離だと思ってたけど)

【少年までの距離は然程遠く無く、間に障害物も無い】
【然しながら、足元の砂それ自体が、遮蔽物の代役として名乗り出た】
【先程の距離から一歩詰めて、射程まで残り三歩】

二連続で同じ事やってたら流石に避けるよ
……釣り餌にしても安い。もう少し面白いものを見せて欲しいね

(………で、中でも何かやってる……と)
(あっちは無理だね、この二人がよっぽど弱くないと)
(余力云々の前に、向こうに踏み込んでたら日が高くなりそう)

【次の角材に対しては、既に一度見ていた事による慣れもあり】
【左足で前方に一歩踏み出しながら、左腕の籠手で角材の側面をかち上げる】
【空手の上げ受けの様な形で攻撃をいなしつつ、また一歩距離を縮めた】
【前方へと移動したことで、移動前の脚を狙っていたコードは自然と回避する事になるだろう】

【墓所の異変に関しては、其方に対応している余裕が無いと切り捨てた】
【眼前の相手が予想より早く片付けば、もしかしたら踏み込むかも知れないが】
【少なくとも、『五人に同時に攻撃を仕掛けられる能力者』を無視して、特攻という選択肢は取り辛い】
【彼我の位置関係―――「墓地の方から現れた」敵二人と対峙―――も、突破という選択肢は選べない】
430 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 22:05:21.83 ID:OwP7ZtQo
>>426>>427
私は―――いえ、何でもありません

【少年の言葉に思うところがあるのか、何かを言いかけるが―――その言葉を引っ込める】
【そう言っている間に、両腕の砲身は先ほど同様氷の碇を形成していき―――】

打ち砕きなさい――≪フローズンアンカー≫、シュートっ!

【飛んでくる二本の角材――その一つをサイドステップで回避しようとする】
【速さが足りないのか、広がったメイド服の裾を掠め、右腕から出血―――だが、動かすには問題ない】
【そして二つの碇を放つ―――まず左腕のそれは、先ほど同様、木材を撃ち落とすために】
【そしてもう1つは真上に―――いや、違う。大きく山なりの軌道をとり、少年のいる場所に向かっていく】
【いずれも大きさは大人の胴体ほど――特段強度を高めてはいないが、直撃すれば『対人には』十分すぎる破壊力だろう】
【ただ一方で、変則軌道と先ほど掠めた攻撃のせいだろうか、狙いが甘い―――気づけば避けるは容易だろう】

【碇を射出した後、右腕の『花弁』は腕から離れ、元通り腰回りに―――
そして、別の『花弁』が分離し、右腕に向かう―――】
431 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 22:11:47.53 ID:odZzkL6o
>>426>>427

【砂地での戦闘に置いて最も厳しいのは『足場の悪さ』】
【氷の上、砂利道など千差万別の足場の悪い地形は山ほどあるが…砂地では特に『地面が柔らかすぎて踏み込むことすら困難』と言う点】
【彼もそういう状況で苦労した事があるらしく…ゆえに彼の行うのは通常の走行ではなく高速の『擦り足』…この男両手とも手ぶらだが…『剣士』の動きをしている】

(一歩、一歩だけの踏み込みだったら問題なく仕留められる…この仮面の力かな?身体の内側にもエネルギーが見える
なんというか…危険なエネルギーが奴の胴体に集まっているのが分かる…でもそれならいい…『もろとも内側をブッ壊す』だけだッ!
そして…今俺の右後ろから爺さん>>428が来ている…このままゆっくりと動いていればまず当たるのはあの爺さんの技だろうな)

…刃叫流…奥義!

【隠すつもりもなく彼は2mほどの間合いで女に身体を向けて左手の平で握りしめた右の拳を包んで互いに押し合い『溜め』の動作に入る】
【そしてこれまでの擦り足とは違い確実に一歩、大きく踏み出す、砂煙が大きな破裂するような音を立てて舞い上がるのを追いこして前進する】
【これから女は相手の攻撃を避けるか?それとも食らってしまい反撃のチャンスができるか?いずれにせよ相手が老人の攻撃になんらかのアクションを起こした後に動く】


『柳緑花紅』ッ!!!


【放つのは鎧通しの拳!ガンマナイフのように内側へとダメージを叩きこむ技を持って彼は内側の魔翌力ごとその拳を胴体めがけ叩きこみに行くッ!】
【だが彼の装備している仮面の戦士の力が、おそらくは彼自身も意図せずだろうがその技に…炎の拳を付加するのが見えるか】
【この拳が当たれば内側に衝撃を通されるだけでなくその熱で腹を焼かれかねないッ!】
432 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 22:12:28.89 ID:mMm7Wm60
【街中】
【人通りが少なくなった通り】

…………あと少しで休憩終わりか………
【緑色をした髪の毛、そして緑と白の色で彩られたドレスを着た20代の女性が】
【落ち込んだ様子でベンチに座っている】

あっ……

【なにかに気づいた様に声をあげる】

(そういえばこの前クリスマスだったっけ……)

【まるで忘れていた記憶を思い出したかのように彼女は首にかけてあったペンダントを取り出す】
【十字架の形をしたペンダントを見て彼女はさらに落ち込んだ様にうつむく】

(楽しかったな………あのころは……でも………今はもう…)

【風が不自然に強くなった……】
433 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 22:15:11.97 ID:ah47nqQo
>>426>>427


天才という言葉は───

世のため人のためにその知識を使ってくださる人に使うべき言葉なのです!
あなたを天才とは私は認めませんし、それを理由にするのも認めません!

【耳に反響するあまり気持ちのいいものではない声にキッと睨み返し】
【ひるむこと無く精一杯、力強く反論する】

あっ…ぐっ…!!

【毒液塊のうち二つは辛くも何とか避け切れた】
【しかし、三発目までは回らず腕で防いでしまった】
【弾かれ、軽い身体は後ろに転がり込む】
【その刹那、もう一人、つまり少年の表情の変化が視界に入る】

…そうだ!
貴方はどうなのですか!?
もう一人と同じなのですか!?

【腕の痛みを堪え、少年の方へ意識を向ける】
【真っ直ぐ、純粋無垢そのものの視線をぶつけた】
434 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 22:26:31.81 ID:4PluBjko
>>432
やぁお嬢さん!何かお悩みごとですかぁ?
【女性に喋りかけるのは白黒の面を付ける怪しい大男】


いやっ、言わずとも分かります。
ズバリ!こ  い  の お悩みでしょう!!
【男はバッ!とトランプを抜き出す】
【描かれているマークはハートのエース】

このしがない道化にお話をしてくれませんか?
435 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 22:30:14.93 ID:pCcOwiUo
>>432

【ごろごろがらがらごろごろがらがら――――――】

【右方から、ワゴンを転がすような音が聞こえてくる】


【色とりどりの包装紙でくるまれた大きな箱を大量に積んだ台車が、夜の静寂を切り裂き、公園内を疾走していた】
【積み上げられたその高さ、2mほどであろうか。遠目に見ても大変な威圧感】

【台車を押す人物の顔はその陰に隠れて見えないが、】
【斜めになった箱のすぐ後ろ、大きなリュックを背負っていることは確認できるかもしれない】

【このまま台車が直進すれば、ベンチすれすれを通過するだろう】
【女性の足と接触するかしないか、かなりギリギリの位置】
436 : [sage]:2010/12/27(月) 22:31:41.26 ID:pCcOwiUo
/だからあれほどリロードしろと………!
/>>435はキャンセルでお願いします…
437 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 22:39:43.68 ID:NeBOlzM0
>>428

《……気の砂払い、たぁ言え所詮は手品、非実体のチカラじゃのぉ!
 まァ、冥土に片足ツッこんどる虫ケラにゃあ、お似合いじゃけぇ!!
 ――――≪外法毒杯≫ィィィィッ!!》

【罵倒、そして叫び紡ぐ能力の名―――嵩が増すのは、毒々しい粘液と魔翌力】
【相手のターゲッティング変更に合わせて、突きを意外なほど軽快なサイド・ステップで左に交わした】

《………ォ、ォオォォッ!?》

【然し、気の『枝分かれ』は、予想の範囲外―――刺突の幾つかは、彼女のわき腹を突き刺し、粘液に確かな朱が混じる】
【だが如何にも命中した量が少なく見えるのは、全身に塗りたくられた液が、丁度血糊に近い役を果たしたから、か】
【―――切り裂かれた部分から噴き出た血が、意思を持つかのように、老人の『眼』を目掛けて、跳ね上がるだろう】
【狙い通りにいけば、視力を削れる。他の形で体内に入り込んだり、顔の皮膚に疵を刻む可能性もあるかもしれない】
【この動作の成否にかかわらず、腕甲よろしくに魔翌力を纏わせたまま、半回転で其方に向き直り、獣的な素早さで構えなおした】

>>429

<……釣り、だね……うん、その通りだ。もっと高く…。
 ならば、これは如何ッ?>

【今度は、少年の腹部から―――三枚、『CD』らしき物体が飛び出し、その周囲を浮翌遊・旋回し始めた】
【異常な回転を加えられ、渦を巻く錯覚すら見せる其れ、命中すれば、肉を裂かれる恐れもあろう】
【そして、その内の一枚が、『閃光』にまで増幅された照り返しを一瞬見せながら、吟雪の足めがけて飛んでいく】
【其れに合わせる様に、背後からは先ほどの『コード』が這い寄り、今度は背後から首に絡み付こうと、その首から後ろを、『視えない力』で持ち上げる】
【成功すれば、吟雪は良く知っているだろうリスクが襲い掛かるわけだが―――あと少し踏み込めば、クロス・レンジだ】

>>430

<………ぐぁ、わうッ……!
 ……君は、一体、何なんだ?>

【少年は、吟雪を追いつめる攻撃に集中していたせいか、山なりに飛び出す『瞬間』を見ていなかった】
【狙いが甘かろうが、遅すぎれば=A回避できないのは当然―――瞼のシャッターを強く閉じ、必死に避けようと試みたが】
【氷の碇は彼の左腕を討ち据え、鋭いエッジに表皮を裂かれて、体内から『茶色い液体』が飛び散り、後には滴る】
【これが、『血液』の代わりであろうか―――厭に、汚水めいている】
【この攻撃に依り少年は耐性を崩してしまい、転倒こそしていないが、腕も動かしにくそうな様子】

/続きます
438 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 22:41:11.73 ID:NeBOlzM0
>>431

《……アタシゃ、そう簡単に転びんしないけん、お・わ・か・り!
 そんな愚直なパンチと、悪趣味なクズ鉄甲冑で、焼き尽せると思うとるのかい!》

【ダメージを受けて、確かに女はひるんだ―――が、動きが永続的に停止したわけでは無く】
【当初より警戒していた、剣士に似た動きの異形の『変化』に対しては、反応は俊敏】
【先程老人の攻撃を受けた時同様の『液の滑り』によって、精密な狙いが要求される鎧通しを、摺り抜ける様に受け流した】
【そして、魔翌力を纏った拳で、至近距離に居るジャイアンの顎を、外見通りの強烈な腕力で、固めた右手により殴り上げようと試みる】
【もしも命中してしまえば、威力の高さは勿論のこと、鎧を通して内部に毒が沁み込み、平常を超える効果を齎す危険が有るか】

【なお、攻撃は『完全無効化』と言う事では無く―――熱に依り、腹部への火傷が見られ、攻撃の直後には隙が生まれるだろう】
【それに加え、灼かれた粘液は蒸発し、現状その部位からは、厄介な潤滑は大方失せている様子】

>>433 >>all

<うぁ………闘って、物を言えば!>

【まだ身を崩したままの少年が放つのは、無心の叫び―――スタイルは違えど、聞く耳持たぬ事は同じ】
【確かに、何かが『動いている』様だが、戦闘の続行には変わりはなく、今のままでこれ以上の説得は難しい、か】
【――――遺跡の放つ燐光は少しずつ輝度を増して行き、時期遅れのイルミネーションの様に見えなくもない】
【ある時点を過ぎてからは、笛を吹くよな音が、ひょろひょろと溢れ出て来て、異様な感覚は愈々深く】
【然し、「二人」は、徐々に押されて往き、ダメージも増えている―――周囲の動きをよくよく見てみれば、好機は、近いかもしれない】
439 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 22:43:20.72 ID:NeBOlzM0
/>>437>>429中段「その首」は、コードの首部分です
/感覚としては、起き上がって飛び付く事で、首に巻き付こうとすると言う事です
/記述忘れ&ミス、申し訳ございません
440 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/27(月) 22:47:17.95 ID:6AjMRgso
>>437
【其の攻撃の成功を目に映すも油断はしない】
【宙に居るということは、狙われると言うことであるのだから】

残念だったの。

【跳ね上がる血は、老人を襲う事はなかった】

月之壱――朧月

【気で創りだした分身に、攻撃を受け止めさせたのだ】
【そして老人は躊躇うこと無く分身の背に足を掛け―――】

オオオオオオオオオッ!

【――――駈け出したァッ!】
【突きは牽制。本命の一撃をぶち込まんとばかりに、分身の背を駆け上がり、その頭を蹴り飛ばし加速】
【構えは大上段。確りとした肉の足場による加速と、重力に拠るさらなる加速】
【刀身には櫻の気が纏わり付き、一撃の為に力をためている】

花之壱――――

【全身から吹出す気は、ある程度の防護の力を持つ】
【枯れ木のようなその肉体でも、普通の武人と同じ程度の防御力は有るだろう】
441 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 23:02:45.14 ID:0/P4LS6o
>>437-438

(………飛び道具使い、にしても途切れないね)
(一撃で沈められない場合、撃った後が危ない……どうしようか)

(……やる事は、これしかないか)

【右足による踏み込みと共に、少年に身体の右側面を向ける体勢に移行】
【前後に方向の攻撃をそうして視認し、優先度を決定】
【首を狙ってきたコードに、左手の爪での切り降ろしを放って迎撃】
【前方よりのCDには対処を行わず、結果右足が斬りつけられる】
【骨に異常は無く、肉が裂かれる。重なれば影響は大きいか】

………ああ、遠かった
悪いけどさー、貴方どうやら前座みたいだし、さっさと終わってくれないかな?
何だか知らないけど、「如何にも」なのが煩いし

………最後の一歩

【左足からの踏み込み】
【間合いに入る為のこの動作に、更に攻撃の意図も加える】
【足が降ろされようとするのは少年の足の上。踵で足の甲を踏み砕こうとする形か】

【それと同時、吟雪は、両手を砂に触れさせる】
【打撃の間合いに入り込みながら、然し打撃を行わない】

【魔翌力を、両手に集束させて】
【ドン、と杭を打つような音が、手の設置面から聞こえる】
442 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 23:03:21.80 ID:mMm7Wm60
>>434
………えっ!?いやそんなわけじゃ……
【風が急激に強くなる】

(………本当に違うけど……もしかしたら私………)

【彼女は動揺しながら急いでペンダントを首にかけた】
【あいからわず風は不自然に強いままだ】

………これ……友達からもらったの…………ただ一人の……私の友達……
あっ!ごめんなさい!まだ私の名前言ってなかった!
【彼女はあきらかに慌てていた】
【風もまるで彼女の心境を代弁してるかのように強くなったり、弱くなったりしている】

私の名前は……リューン……リューン・サイクロンていうの………

【彼女はなにかを隠している……あきらかにそういう感じがした……】
443 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 23:07:10.22 ID:ah47nqQo
>>438

むぅ…やはり、言葉で説得……

───というわけには行きませんよね

【うー…っと悩むような素振りを見せ、ぶんぶんと頭を振った】
【悩んでる暇は無い、遺跡にも何か異変が起こり始めている】
【ポケットから取り出したのは狂贄の筆剣と呼ばれる、一本の万年筆】
【あらゆる攻撃方法を失った彼女の唯一の武器だ】
【※詳細はイベント運営スレ2>>553を参照してくださいね】

そういえば、剣で使うのは初めてですね…
多少痛いのは、我慢してください

…ごめんなさいっ!

【万年筆を持ち、強く念じると小さな翼をあしらった長剣へと変化した】
【地面を強く蹴り、シンプルに少年へ斬りかかる】
【言葉に嘘は無く、初めてらしい太刀筋で避けるのも簡単だろう】
【そしてなにより、致命的なまでに迷いがある】
444 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 23:14:26.41 ID:OwP7ZtQo
>>437>>438
―――ごめんなさい、あなたに言うつもりは無いんです
(……嫌な、色ですね)

【一瞬目を伏せ、少年の問いかけを断りながら、怪我を負った――負わせた少年を見据え―――そこから流れる物に眉を顰める】
【この距離では詳細にはわからない、だが、アレは―――おかしな、色をしている。薄暗いというからではなく……】

【右腕に新たに嵌められるのは、全面を曲面で構成された、ある意味もっともそのままな形の『花弁』】
【それを体の前に構える―――それは外見からして、『楯』のようなものだと推測できるだろうか】

飛んでください、≪コールドバレット≫!

【そして、少年の足元ににその銃口を向けた左腕の武装から、言葉通りの氷の弾丸を撃ち始める】
【一つ一つの大きさは碇よりも大分小さい――調味料の小瓶程度だろうか、先が尖ってはいるが】
【だが、先程より発射のインターバルが短い――連射能力がある――
それほど高速では無いが、牽制したり、相手の余裕を奪うには十分だろう。多分】


>>443
【楯を準備し、自分の方は少しながら余裕もある―――ふと、他の面々の様子を見ると、一人の少女――ミーナに気付く】

(…あ、たしか彼女は、クエストにいた女の子でしょうか?)

【彼女は、クエストの様子を『翠の荷物』を介して見ていた――だから顔くらいは知っている】
【それはさておき――先程から彼女は、全く攻撃を行っていない―――】

(あ、何か出しました―――でも…)

【ようやく武器と思わしき物を取り出し、相手に向かっていくミーナだが―――動きからして気が気でない】

(……万が一も、ありますし)

【心配になったのか、左腕を少年に向けたまま、ミーナのいる方に足を運んでいく】
445 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 23:20:27.10 ID:odZzkL6o
>>437>>438

…何ッ!?受け流した!?なんだこの液…?

【自分でもかなりうまく決めて見せたと思っていただけにだいぶド肝を抜かれたようだ】
【悪態をついて、しかし彼は気がついた…今は悪態を突いている時間すら惜しい状況である事を】
【この拳…もはや避けられない所まで来ている、その拳はモロにジャイアンの左顎に接触すると】

【金属同士がぶつかり合うような小気味いい金属音を立てて彼の身体が宙へと跳ねて行く】

ぐあああッ!!う、ああッ!うああッ!

【ドサァッ!と音を立てて地面に叩きつけられると…彼は明らかに苦しそうに左顎を抑えてのたうちまわる】
【しかし、戦意を折る事まではできなかったらしく、すぐに手を突き、膝から立ち上がると再び女性に向き直り】

(イテェ…これは…『毒』?クソ…どの程度の毒かわかんねえけど…すぐに解毒の用意をした方がいいかもしれない
けど…その前に、見えたぞ…今の拳で、どういう方法で蒸発させたのか、なぜこの拳に炎が宿ったのかが分からねえが…チャンスだッ!)


刃叫流…『椿』!

【次に取るのはクラウチングスタートの如き突撃姿勢…懲りもせず、そして小細工など一切せず直線的に進む事を好む彼の性格が動きに出ている】
【だが彼は間違いなく…ここで決める用意が出来ているようだ左の手首をグルグルと回して、準備を済ませると】

【再び飛び出す!そしてここで…彼の放とうとする左手が…発射するその瞬間に『ブレる』、否…ワザとぶらしその拳が二重にも三重にも見える】
【それが次に行う奥義…腹の毒が蒸発したチャンスに徹底的に叩きこむために使うのが、一回の攻撃で相手の七箇所を攻撃する奥義】

【再び至近距離につめたところでそのブレた拳を振り放つ、彼の狙いは胴体の中央に二発、鳩尾に一発、左脇、右肩、左腰と打ちつけた所で…】


――――――『七  星  天  道 』ッ!!!!



【最後に眉間を狙うための一撃を放つだろう!彼を止めるにはどこかのタイミングでその手を止めなければならないッ!】
446 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/27(月) 23:25:58.65 ID:4PluBjko
>>442
おやっ?違うと言われた、貴方違うと言った。
【仮面が寂しそうな表情を作る】


しかし、こんな冗談に動揺するの、おっかしくありません?
【おどけた様に質問をする】
持っているカードはありえないほどのハートマークで埋め尽くされている】

本当にただのお友達?それとも本気のお・あ・い・て?
447 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 23:50:08.08 ID:NeBOlzM0
【再び、地響き―――心なしか、先程より強くなっているか】
【視点を変えれば、戦闘に影は落とさないとはいえ、全員が感じるほどの『余波』が、及ぶ現象】
【此の時、二人ともが、重なり合う様に笑みを作った】

>>440

《…ォ……対空砲火、虫ケラは花とも散れないべ!
 死ぃねよやぁぁぁーーッ!!》

【高く跳び上がれば、其れだけ重力の助けは強化されるだろうが、この女の隙を或る程度潰してしまう点では、マイナス】
【パンチ後、姿に似合わぬ軽快なフットワークで素早く背後に飛び退き、首を思い切り曲げ、『口』に真上を向かせた】
【咄嗟に放つ『毒の砲弾』は二発、相対速度を考えれば、先ほどとは一線を画して迅く飛ぶ事になる】
【命中すれば、ダメージ―――闘気の衣にガード効果が有るにしても、空中で『殴り飛ばされる』レヴェルの衝撃を受けるのは、どういう事だろうか】
【とはいえ、狙いは完ぺきでは無い為、極端に危険な状況とも言い難いが―――詰めが甘ければ、其れまで】

>>441

【コードは中途で引き裂かれ、形だけでも電流のスパークに似せられた青白い魔翌力光を散らしながら、砂に沈んでいく】
【そして、吟雪の身体を裂いたCDは、強度の不足にしては異質な様子―――ナマ物に例えれば、『朽ち果てる』様に、消失した】

<……前座だから、終わるわけにはいかない………甲斐性の無い闘いは、しな……ッッ!!>

【右足の甲を踏み砕かれ―――二重の意味を持たされた行動は結果として成立し、短い悲鳴が寒空に溶ける】
【感覚としては、プラスチックを足で粉砕したかの様に、破壊された部分の一部がひしゃげ、足裏に突き刺さろうとするだろう】
【能力者だからと言うよりは、人間では無いから、戦闘の為のチカラを行使できる、と言った様子】

<(………最悪、体が砕けても、魔翌力が有れば……まだ、動きはできる。)
  来いよ、お姉ちゃん………可能な限り、プライドの限り、邪魔してやるッ!!>

【砂の触れた腕では無く、少女の胴と、右足へ―――一或る種の電鋸に近しい存在となったCDは、襲い掛かろうとする】
【攻撃の邪魔でも、自分を殺めんと襲い掛かる動作の邪魔でも無く、少女の『今後』を邪魔するため、この選択肢を選んだ】
【痛みに震える声で、射抜く様な視線で、少女に……――挑むと言うには、少々お粗末なのかもしれないが】
【――――ぼこり、腹の底が蠢く】【どちらが早いか、どちらがより、氷の様に鋭く冷たく在れるか、それだけの勝負】

/続きます、例によって
448 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/27(月) 23:50:36.99 ID:NeBOlzM0
>>442

<……それで良いよ、君。 
 あんな阿呆らしい姿は……見てられない、僕には!>

【見てられない=\―――呟きの中で、フォルテッシモの協調が加えられた大ボリュームの台詞の意味は、何処に在ったのだろう】
【吟雪に足を捉えられながらも、未だ直立姿勢を保つ少年】【ミーナの接近を、半ば望む形で、予期していた様だ】
【示し合わせたかのように、左腕から『材木』が飛び出して、悲しいまでに真っすぐな突撃を、突き抜ける威力を以て迎撃せんと、腹へ放たれた】
【此方は此方で、直線的な軌道なのは、棚に上げて――――そう、回避のチャンスは、少なくない】
【そして、如何あろうと、斬撃を完全に止めることはできないだろう―――偽りの皮に引かれた線から、噴水の様に、汚水】

>>444 (+少年攻撃組)

<………ヒトで無しが、今日は多いよね…。>

【ぽつり―――誰にも聞こえない程度だが、彼は『親しげ』な呟きを零した】
【体に弾丸が降り注ぐたびに、痛みが突き刺さり、栓が漏れたかのように、負傷個所から穢れた血がとくとくと溢れる】
【然し、現在彼の周囲には、格闘組が接近している―――少しばかり、急ぎ過ぎた攻撃と、言わざるを得ないか】
【相手と言葉を交わす時にも、相手がその身に傷を創る時にも、彼は同様に、然し、少しばかり違う彩を持った微笑を浮かべる】

>>445

【毒の効果は、痛みを齎すのみ―――だが、罷り間違って体内に入り込めば、今度は逆の方向で神経を蝕む】
【つまる所、感覚が鈍り、その部位と周辺を動かすのが、量に比例して難化し、終いには痛みさえ感じる事が出来なくなる】
【現状では、その心配は無かろうが……――『体質』に近い能力である毒は、戦闘レベルではほぼ無尽蔵である事、それが問題】

《ウボボァァァ……ァ、ァ、あんまァァァーイィッ!!
 所詮、はッ!虫ケラの小手先!『貧弱』極まりないねッ、『鎧』纏わにゃ闘えへん愚民の技じゃけぇェーッ!
 そいで蹂躙すべく得たこのチカラ、その持主たる世界を統べるアタシを崩そうなんざ、100万年早いわボケェ!!!》

【胴体や鳩尾を狙う攻撃を最初に持ってきた事は、成功と言えるだろう―――…一撃討ちこむたび、撓む脂肪の向こうより、確かな手ごたえが跳ね返る】
【然し、狙いが肩に移行したことで、ドレスに浸みこんだ強烈な滑りが、パンチを逸らし、行動のチャンスを与える】
【その瞬間――――堰を切った様に喚き散らし、痛みなど霧散したかのように、兇暴の極みたる笑いが、その顔に浮かぶ】
【眉間を狙う拳の軌道を見切り、巨体故の可動の大きさ、大袈裟に体を横揺れさせて、強引に最後の一撃を回避した】
【その上で、今度は、常人からすれば重りを肉と置き換えた様に感じられるだろう、太い右足で、腹部へのひざ蹴りを決めようとする】

《………ホ、ホゲッ……ゲ、ゲ、ホッ……!》

【但し、その成否に関係なく―――腹部への痛み、呼吸の阻害を受けながらの無茶が祟り、彼女の身体が崩れ落ちる】
【両腕を柱の様につきたて、可及的速やかに立ち上がろうと試みるが、其れだけでも、至近距離では値千金を取りこぼす事】
【幾ら、化物の様に見えても……――コイツは=A紛れも無く『ヒト』であるらしい】
449 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 00:00:17.66 ID:Dzu9Bkso
>>447
【放たれる毒の砲弾を見て、笑う】

月之弐――月読――

【眼に気を集中させ、神経を強化。スローで世界が動くのを感じる】
【とっさに取った対処手段。それは――刀を持つ手の内左手を外し、それで攻撃を放つこと】

風之弐―――凩

【左手が閃光の様に煌き、空を裂く】
【斬撃というよりは気弾と言う方が正しいかもしれない衝撃が左手から発せられる】
【一発相殺、もう一発は空中で体をよじりかする程度で収めた】
【じくじくと、左脇腹が毒の砲弾を受け痛むが、脳内麻薬が其れを忘れさせた】
【左向けに捩った上半身に巻きつくように右腕は振りかぶられる】
【刀の間合いに入ると同時】

花之壱―――桜楼ッ!

【引き絞った弓のように捩った肉体ごと右腕を振り、必殺の斬撃をその喉笛目がけて放った】
【その動きは回転擦る動きで、和服の袖と、桜の花びらが舞うさまはさながら演舞の如く】
【然し、その技は殺しの技。十分な速力と、大量の気を纏い斬撃は襲いかかっていく】
【桜の花びらにも斬撃の力は込められており、斬撃の範囲は見えているよりも広い】
450 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 00:04:42.61 ID:ohnxjj.0
>>446
それは……
(思い出しちゃダメ……!もうあのころには……ッ!)

【そのとき彼女の目の前に過去の光景が浮かんだ】
【幼いころの自分、そして自分の隣にいる少女。】
【裕福な家庭に生まれたと人目でわかる服装をしている自分とは対照的な服装をしていた少女】
【そしてその少女にこのペンダントをもらったことを彼女は思い出した】
(リーア………)

ごめんなさい……本当に違うの……あっ…

【そのとき彼女はあることを思いだした様にまた慌てだした】

ごめんなさい!私、今やることがあるの!

【そういうと彼女は走り去っていった】
【まるでなにかを恐れているように】
【彼女が去った時には風がピタリとやんでいた】

/眠くなってきましたのでここで終わりにしてもらおうと思います
/こんな新参に付き合ってくれまして本当にありがとうございます


451 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 00:09:16.57 ID:mT8KqZQo
>>447>>448
【鈍い地響きをBGMにして、少女は動く―――】

――おっと、他の方を巻き込んでしまいますね

【接近戦を試みる他の面々を確認すると、同士討ちにならないよう氷の弾丸を一時中断する】
【先程からゆっくり前進しているが、接近戦にはまだ遠い―――ここは見に回るほかないか】

(それにしても、この揺れ―――なんだか妙ですね)

【次の手を考えながら―――ふと足を止め、段々強くなっていく地響きに意識を向ける】
【とにかく、まだ終っていない――油断は出来ない……そう思い、左腕の銃身に冷気を集中させる――
自らが放つかもしれない大技、或いは相手が放つ大技に備えて】
452 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 00:13:18.54 ID:qH7D7HEo
>>447-448

(………これ終わったら撤退、かな)
(まあ、良いや。こんなことで報酬削る様な真似もしないでしょ)

……………此処が砂漠だから、出来ない事は有るけど、出来る事も有る
もう「動かない」でもらえるかな


『水術・外道技≪ 泥堕落 / でいだら ≫』

【今回も、回避モーションは無し】
【右足は、少年から見れば吟雪の体の影。狙うには難しい位置】
【放たれたCDは二つとも、吟雪の左脇腹を引き裂いた】
【踏みつけていた足から力が抜け、とさと軽い音と共に倒れ込む】

……あー、よりによって『此処』やられたかー………

………いやな場所

【砂に頬を触れさせた状態、ぼつりと呟いて】
【すると、吟雪の体が砂に沈み始める】
【いや違う、吟雪だけでは無い】
【もし少年がその場に立ち続けようとすれば、少年自身も沈んで行く事になるだろう】
【砂の比重は高い。少年が余程異常な質量でも無ければ、頭まで埋まる事は無いだろうが】
【然し吟雪自身は、完全に埋没してしまう事になる】

【魔翌力の撃ち込まれた砂の下では、ぴしゃと小さな水音が跳ねていた】
453 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 00:15:40.61 ID:4udtOr.o
>>448>>444

…阿呆とはなんですかっ!
他の方はわかりませんが、私は話し合いで解決するのが一番だと思ってます!
いえ、きっとそうです!

【彼女にとってそれは綺麗事でも何でもなく】
【心の奥底から信じているものなのだろう】
【悪く言えばバカ正直、という奴である】

───あ、

【さすがの彼女とはいえど真っ直ぐに食らいつきに行けば】
【そのまま反撃に会うことぐらい分かっている】
【だから自分の腹部へ飛んできた材木を予想できた】
【しかし、計算に入れてなかったのが自分の斬撃】
【回避しようとした瞬間には材木に剣が斬り入っていて】
【思うように身動きが取れず───】

【何とか、急所は外したものの右脇腹を材木が大きく抉った】
454 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 00:45:30.39 ID:bAsE7iEo
>>447>>448

…長年研鑽した『刃叫流』…断じてお前にナメる事ができるものじゃあ…ウゴォッ!!

【最後の一撃をかわされ伸びきった体制から相手が放ってくるその右脚に彼はギリギリで防御を試みる】
【守式の構え『雛菊』、ただし片手しか腹に持っていく事は出来ず極めて不完全、わずかに和らげるのが精一杯】
【仮面の戦士はそのまま宙へと吹っ飛ばされるが…彼は空中でくるん、と一回転、バランスを立て直しそのまま柔らかに着地した!】

【だが動く前に…後ろからムクが棺桶から顔を出し彼に檄を飛ばしてきた】

「…剛太郎!奴も弱り始めちょる!今こそそいつの最大出力…≪オープンセサミ≫を見せてやれ!フレアフォームに変身した赤いカギはあるな!」

…ああ!これはあるけどどうしろって!?
「奥義を使う前に、一端二つに分かれているバックルを重ね直し、もう一度カギを差し込んで回せ!それで稼働する!やってやれ剛太郎!」

【言われるがままに彼はバックルを閉じると、続いて手元に持った赤のカギをふたたび音が鳴るまで差し込む】
【何が起きるのか…?全くわからないが相棒を信じて彼は思い切り…そのカギを捻り回す!】

【カチリ、と音が鳴って再びバックルが分かれ中から赤の光を発しながら彼の鎧が吠える…自らを閉じていた鍵が開き、力の扉が開く!】
【そして剛太郎は感じ取っていた…この自らの扉が開いたような感覚で…以前聞かされた事を思いだしていた!】

(…この、感覚ッ!そう…メアリが言っていた『心のなかに一つの扉があって、其れをノックして開ける感覚』…まさにそれだ…そう、コレは!)

 オープンッ! セサミッ!!
≪Open Sesame!≫


【バックルが、剛太郎の身にまとう鎧そのものが『開けゴマ』と叫び、自身の足にエネルギーが流れて行くのが感じ取れた!】
【彼にもすぐに分かった、この状況下、この足にエネルギーが流れて行くなら使用する奥義は何か、すでに選択!】
【左手を腰まで引き、右手を突きだした状態から彼は叫ぶ】

…刃叫流 『超』奥義ッ!!

【そこから使用するのは『紅葉』からの一歩で相手へ詰めるための跳躍の技『向日葵』…それによって彼は女めがけて跳躍する!】
【狙うは先ほどの攻撃でがら空きになった腹!今度こそ叩きこむ、通常のこのワザでは斧刀に見立てた自身の足を振り下ろす技のためまともにつかえば毒にやられるが】
【ピンポイントで突くように放てば…!】


落 花 狼 藉 ィィィィ――――――――――――――――――ッ!!!!!!!!



【エネルギーの籠った右脚を持って腹に叩きこみに行く…当たればその衝撃が身体を突きぬけるように真っすぐかき乱す!】
455 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 01:00:11.63 ID:Ar9b2gDO
【何処かの国、何処かの場所】

「おい!何事だ!!?」
「解りません!何か緊急事態で!?」
【人の寄り付かないような森の奥深くの建物で、騒がしく警報が鳴り響く】

「とりあえず警報止めてほしーっすよ、五月蝿くてしょうがないっす」
【それと同じく、建物内でも騒がしく人が騒ぐ】
【何か、大変な自体があったのかと慌てた者達がそこに集まっていた】

「何があったべ?もしかして敵襲だべ?まだ私達何もしてねぇべさ〜…」
「うろたえるなイエロー!敵襲にしては敵がいない!これは別の緊急事態だ!!」
「緊急事態に変わりは無いでしょうよ」
「あ、放送っすよ」
【それぞれが慌てふためく中、ピンポンパンポンとよくある放送が鳴った】
【彼らは天井のスピーカーに耳を傾ける、そこからするのは高い男性の声】

『えー、先程の警報ですが、大した事ではありません』
「な!大した事ではなかったろう!?きっとお醤油が無くなったとかそういう―――」
『この間新しく我等の仲間入りしたブラックが脱走しました、とりあえず精鋭部隊の四人は捜索してください、それじゃ』
【予想した答えとはまったく違う答えが帰ってくる、何かがここから逃げ出したらしい】
【そんな、軽いノリの放送が終わると同時にまたその場は騒がしくなった】

「ブ、ブラックが脱走だと!?」
「あれはいい戦力になりそうだったのですが…」
「あいつは自分と同じ匂いがして好きだったんすがねー」
「だ、脱走!?なしてまたそげな事したべよ!?」
「…まあいい、とにかく!全員準備が整い次第捜索を開始だ!!」

【そんな騒がしい建物から少し離れた森の中で、草木を掻き分け移動する黒い影があった】

「…ったく…やってられっかっつーの……
…逃げたはいいが色々と疑問と問題だらけだし、どうすんだよこれ」
「とりあえず、国に帰るのはどうでしょうか?」
「…その前にどこの国だよここ」
【二つの影は何処かに消えて、森は静かになる】
【今夜の月は紅くて大きな満月、だった】

/絡み不要
456 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:02:13.23 ID:iwdkULgo
【路地裏】

【暗く淀み、冷え切った路地裏】
【常人であれば早々に帰宅し暖を取るであろうこの寒空の下、胡坐をかいて座り、こくりこくりと船を漕いでいる男が一人】

【くたびれた濡羽色の着物を着流し、草鞋を履いたなんとも時代錯誤な格好】
【真紅の鞘に収まった鞘を抱え、腰まで届く長い黒髪を後ろで束ね下ろしている】
【布で目隠しをしているその男は船を漕ぐその頭をぴたり、と止めた】

………うるせェな。十分喰っただろうが。
黙ってろ。日もとうに暮れた、俺は眠い………。

【そう独り言のように呟いた後、またこくりこくりと船を漕ぎ出す】
【暗がりの中、男の周囲に目を凝らせば3人の男がすっぱりと斬られ、冷たくなっていた】

【もし誰かが近くを通りがかったなら、ちりん、と小さな、しかし綺麗に澄んだ鈴の音が聞こえるだろう】
457 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 01:03:39.04 ID:nYrFN.o0
>>449

《ジェグ、ボボッ………干乾びた虫ケラが、生意気だわァ!!》

【『突っ伏して』居る状態が故に、喉笛を狙う事は難しい―――息を切らし奔るも易くはない彼女は、砂の上を、樽の様に転がり出した】
【軸がずれた斬撃の『主』は、彼女の身体を僅かに掠めるのみであり、其れだけ見れば、明らかな失敗だが】
【回避殺し。縦横無尽に舞い踊る桜花は、ベビードレスのお化けを紙の様に引き裂き、その下に在る肉を抉る】
【満身を朱に染めて、半ばが破けたドレスから覗く裸体は、サービスシーンどころか、精神が弱い人間で有れば失禁しかねない恐怖映像】
【攻撃後には隙が有ると踏んで、回転しながら口からは胸めがけ『砲弾』を連続で二発放つが、正鵠を射れる物とは言い難い】
【なにも行わなければ間違い無く命中するだろうが、直ぐに立て直して反応すれば、両回避も可能だろう】

>>451

【行動を絞る必要性―――可能な限り多くの損害を与える事を考慮した場合、少年から見た現状、この少女は『遠過ぎる』】
【かと言って、毒を扱う異形の女は、格闘の達人二人を相手にてんてこ舞いの様相を呈し、こちらには反応しきれない】
【結果として、フォローに回れる、チカラを溜められる、遺跡に向かうなら往けると、フリーな状態だ】
【このまま往けば、敵二人は、撤退なり玉砕なりを選択せざるを得ない程、追いつめられている】

>>452

<……動ける様に見えるの?お姉ちゃん。
 だったら、もっともっと、抗ってやる……――そうすれば、あい……ッ!!

【吟雪を斬り付けたCDの片割れは、やはり朽ち果てる様にして消え、魔力に還元させるスタイルで雲散霧消】
【そしてもう片方は、少年の側へと戻り、蜂の様に数秒ホバリングしてから】
【――――吟雪に踏まれた、少年の左足。その、すねの部分へ襲い掛かり、寸断してしまった】
【当たり前に駆け巡る激痛に言葉を詰まらせ、苦悶に両眼を締め付けながらも、彼は砂の上を必死に後退する】
【然し、立つことはできない今、其れは――――悪あがきと呼ぶにも、拙い】【芋虫のように這って、どうなると言うのか】
458 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 01:05:48.63 ID:nYrFN.o0
>>453

<…っ……そんな、誰かと共有できない綺麗事は、幻想。……――何かを得るには、勝ち取らなきゃ。
 望まない生を受けた僕を立たせるモノ、僕の『ユメ』……不確かさで、撫で回さないでよ!>

【抉られた傷を見て、追撃とばかりに、体から】【―――最早、まともな『武器』は、何一つ出て来ない】
【発射するのは、最早『太い枝』レベルとなった材木で、速度は遅々。仮に直撃したとしても、どうすれば死ねるのか判らない攻撃】
【幻想を排斥しながら、求めていたのはまた幻想――――哀れと言えば哀れ、道化と言えば、それでも片付く】
【言葉の応酬を交わそうとも、限界を迎えようとも、攻撃を止めないのは、揺さ振られて、止まる事が怖いから】
【自分自身が揺さ振られかけている事を、そして、この少女に対して脅え始めている事を識らなければ、そんな行動には出ない】
【――――……彼女の『腕そのもの』が、カタチを変えていく】【もう戻れない所まで、駆けてしまおう】【何処までも、夢の向こうへ】

<―――――≪Pet ……………ぁぁぁぁあ!!>

 【そして、万歳の様に、腕を振り上げた――――その、刹那に】
 【無数の『廃材破片』と化して、まず左腕から、バラバラに解けて往ってしまう】
 【少年の顔に浮かぶのは――――諦めでも、絶望でも無く、尚も闘志】【もはや、無意味】
 【一端の崩壊に従って、他のパーツも、少しずつ崩壊して往く―――地に落ちるたび、砂に吸い込まれて、スデに残るは半身のみ】

>>454

【さきほど、樽の様に回転した後、立ち上がろうとする―――女の行動は、先程までと同じ】
【このまま闘うのであれば、片方は死止められる自信が有った。然し、誤算は、この力の爆発】
【粘液の中で筋を引く、冷や汗―――対抗する手段も無く、ただ防御の為に、両腕を突き出して構えた】

《………――ゴギャァァァァーーッ!!》

【間違いなく、今の一撃を受けて、彼女の腕の骨は―――バキバキに、砕け果てた】
【衝撃は全身に浸透し、いちいち醜悪な叫び声で、見る者に痛みの大きさをこれでもかと伝え】
【派手に転倒し、再び転がり出す―――若しも足元が固ければ、これで意識を奪う事も、出来ていたのかもしれないが】

《…ゲ、フ……虫、ゲ、ラ、が……。
 アタシ死ぬ、世界の損失や……帰ら、ん、と……!
 ――――イザ、ヴォルの、門<b!》

【激しい痛みにかき消されそうになりながらも、コール―――イザヴォルの門=Bそれだけ、言い残すと】
【かなり古い形式の『魔法陣』が彼女の腹の下に出現し、吸い込まれる様に、その姿は消えていってしまう】
【――――転移術式に依る、撤退システム。『現代』の悪の組織も採用している其れ、だろう】

>>all

「……ありゃ、ちょいと………遅かった、かしら?」
『…かしら、じゃ無いね。マダム……だが、まだ片付いちゃー居ないぜ、こりゃ。』

【この段階になって―――先程の三人のうち、女性人二人が、ベースキャンプから此方へとやって来た】
【戦闘の終息傾向を確認しつつも、眼に付くのは、数十メートル先の光のうねり】
【「動けるのは、手伝ってください」と、少しばかり悪い口調で、女性の方が、大声で催促する事だろう】
【そのうえで、彼女たちは、砂に足跡をスタンプしながら、遺跡の入口へと向かおうとする】
459 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 01:08:47.62 ID:Dzu9Bkso
>>457
【吹き上がる気で回転を制御し、斬撃を縦への物へと変ず】
【軌道を変えた斬撃は毒砲弾を斬り砕き、其の反動で老人を地面へと落とす形になる】
【砕けた毒砲弾が体に少々かかり、激痛が老人を襲うが、砂埃を立てて老人は着地】

っは!痛いが、痛いがッ!だが―――之がなけりゃあ、鉄火場に出向いた意味がねえってもんよ!

【笑い、消えていく女を見おくった】
【痛みに顔を顰めるも、老人は確りと立っていた】
【呼ぶ声を聞き、老人は歩いて行く】

楽しかったぞ。

【そう、子供のような声を残して。】
460 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:19:42.78 ID:mT8KqZQo
>>453
【少年の――というか、ミーナの様子を伺っていた少女は、一撃を負った彼女に即座に気付き、驚いた様子を見せる】

あわっ、大丈夫ですか!?

【進路をミーナに合わせ、彼女の元に慌てて駆け寄る。ただ、ぶっちゃけると足はそれほど速くはない】
【腰から広がる『花』のせいで、歩行能力は些か落ちていたりするのだ
―――実際のところ、それをカバーする手も有りはするが今は使っていない】

>>457>>458
―――展開せよ、氷の檻―――!

【ミーナのもとに駆けつけた少女―――右腕の『花弁』から氷を大きく広げ、少年のばら撒く木片から、自身とミーナを守る】
【能力か魔翌力か、氷の強度は普通のそれよりも固い――ただの木片なら、まず破れない程度には】

―――ええと、大丈夫ですか?動けますか?

【少年が文字通りに崩れ落ち、飛んでくる木片も無くなって来た頃――少女は、そうミーナに尋ねる】
【その質問の後、視線を向けた先は遺跡――行きましょう、という催促か】
【もし動けるなら一人で、難しいようなら少女がミーナを抱えて移動をしようとするだろう。力は結構あります】

【まだ、左腕の冷気は収束させたまま、開放していない―――遺跡の中、何があるか―――?】
461 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:22:24.91 ID:qH7D7HEo
>>457-458

(………あー、沈んで来なかった)
(もうちょっと見てたいけど、色々と限界かな………)

【最後に放った技もほぼ不発の形に終わる】
【再び浮上した時には、半分になってしまった相手の姿を目にする事となるだろう】
【尤も、既に負傷が大きい為、それを見るより先に撤退を考えたようで】
【脇腹からの出血を手で押さえながら、吟雪はその場を離脱しようとする】
462 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:28:48.07 ID:Kfaz5NMo
>>456

年末も依頼とか絶対に許さねえよ……
こんな寒空で働かせるとかもうね、バカかとねアホかとねコタツに入りてえようー…

【かつかつ、とそこに近づく靴の音と怠惰な独り言】
【白い息を吐き向かうのは多分家路なのだろう、もっともそれはこの後無事に帰られればの話である】

みかん食べながらお茶で暖を取ってさあ、んでちびっ子隣に座らせて虐めんの
くぁー!最高じゃねーかそれー……………って、うおう……

【「くぁー!」の辺りでぺしりと軽く自分の額を叩いて完全停止】
【何故か、答えは単純“見つけてしまった”から。見つけたのは言うまでもなく】
【その場に佇む男と死体達】

(いかんなあ運気低迷中かーこの時期にこういうのに会うとはなあ)
(どうしようか……いやよくよく考えたらアタイは正義の味方じゃねーしスルーしても……)

【白いシャツに暗い赤のネクタイ、その身を黒のスーツに包み】
【その胸はそれなりと言うに相応しいサイズだが黒いスーツは陰影を曖昧にするのでそれは目立たない】
【手入れをあまりしていないのか所々外側に跳ねている長い髪はネクタイと同じく暗めの赤色】
【両の手には動かし易いように機能美を追求した薄手の黒い手袋を装備している】
【昏い藍色の瞳は片方、右目は眼帯で塞がれているがそのツリ目と眉間に深く刻まれたシワによって】
【常に怒っているような印象を受けるだろう、そんな「癒し」という単語とは程遠い女性はそちらをじっと見つめたまま暫く動かず】

……スルーしても大丈夫だよな?ホラ年末だし?決算大安売りだし?
(鈴の音……白猫、は最近見てないから違うか……だとすればアイツからか?)

【スルー云々言うのならば何も言わずに去ればいいものを】
【それをしないのは鈴の音に釣られたからか、女性は叩いた手を降ろして】
【なんだかやたらと男を睨みながら尋ねるのであった】
463 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:34:16.34 ID:4udtOr.o
>>458

げほっ…げほ…
綺麗事でもないです!
そして、誰かと共有出来ないのではなくて、しようとしてないだけ…です!

【脇腹の傷が思った以上に深く、苦悶からわずかに顔を歪ませる】
【顔の汗からやせ我慢だというところがみてとれる】
【飛んでくる一気に弱くなった材木を剣で振り払い】

綺麗事でないということを私が証明してあげます!

だから───

【彼女が次に行った行動は、剣を振るうことではなく】
【まるで少年を救おうかとするようにもう片方の手を伸ばした】
【しかし、伸ばした瞬間に虚しくも少年は崩壊していき】
【飛んでくる破片にきゅっと目を瞑るが、一つも当たる気配すらせず】
>>460

…ん
あ…えと、守ってくれたのですか?
どうも、ありがとうございますです

【自分を守ってくれている存在に気付き、きょとんとする】
【実は寒いのが苦手なのを我慢してるというのは内緒】

私なら大丈夫です!
…行きましょう、遺跡へ
全部終わらせたいですから!

【傷を手で押さえ、ふらふらと遺跡へ向かうだろう】

/遅れてすみません!
464 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:34:45.75 ID:bAsE7iEo
>>457
【スタン、とその場に着地して彼は大ダメージを与えた確かな手応え、否…足応えを得ていた】
【が、相手は魔法陣を使って撤退システムを起動して逃亡したのを確認した】

…ゼェ…ゼェ…まさに『決め技』…奴を追い払うには最高の威力でしょ…すっごいなあ…これ
「ウム!上々じゃあ…お前が散々鍛え上げた技あってこその威力じゃあ、よくやったのう剛太郎…いや」

【いや、と彼はそこでなにかもったいぶるように言葉を切り彼に告げる】

「いや…今こそその力の名で呼ぼう、耳かっぽじってよく聞くんじゃ!名付けよう、おまえの纏う力の名は≪断騎≫!どんな困難でも真っすぐ断ち切る不惑の刀!
お前という刀に付けてやる銘…なかなか苦労したぞ!」

…断騎、不惑の刀…?シンプルだねえ…でもそれくらいのほうが分かりやすくていい!うん、ありがとうムク
「おう、お疲れさん!」

【剛太郎、否…断騎が深く頷き、ムクにサムズアップで返したのに大してムクも…前足を出しているがこれはサムズアップの代わりだろうか】
【そして、後からやってきたメンツが遺跡へと向かうのを見て二人も後へとついていった】
465 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 01:41:23.53 ID:iwdkULgo
>>462
【かつかつと響く靴の音、近づいてくる気配に反応し、男の頭が急速に覚める】

…女か。ふん…。

【ぬらり、と立ち上がり、声をかけてきた女の方に顔を向ける】
【その目は目隠しで覆われているが、まるで見えているかのように死体を避け、女へ向けて歩を進める】

年末も大安売りも知らん。見逃してほしけりゃ、問いに答えろ。

…今、「鈴の音」が聞こえたか?

【通常であれば突拍子も無い、意味不明な問い】
【しかし、問いと同時に男の気配が膨れ上がる。厚い空気の層がぶつかってきたように感じるかもしれない】
【男の左手に握られた刀がかちゃり、と微かに音を立てた】
466 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 01:52:10.45 ID:nYrFN.o0
>>461 >>463

<(………ようやく、判った。なぜこの娘が、苦手なのか。)
 (…………少し、似てるんだ。アイツに……………僕が、喜ばせたかった)>

<……――ぃ、ル、マ……。>

【吟雪の撤退を邪魔するものは、なにも無い―――技に吸い込まれ、残り半身の破片の殆ども散逸してしまう】
【その場に残されるのは、無意識に飛び出したであろう、ぶつ切りの言葉と】
【『Seot』と腹部に掠れた刻印が為された、古臭い木製の人形―――『ゴミ捨て場』から拾い上げてきた様な、其れ】
【少年を模したモノである其れは、はにかんだ笑顔に固定された表情が、特徴である】
【――――安らかな眠りは許されなかったが、最後の最後で、何かに気づけた、と見えた】

【なお、ベースキャンプには治療設備が在り、身を休め傷を癒すことは、十分に可能】
【手筈を整えてくれるのは、先程真っ先に慌てた、あの壮年男性である】

>>all

「……五人、まぁ、上々…。」
『…OK、各員、進撃せよ。』

【遺跡に浸入する直前、その光は少しずつ弱まっていく……――厳密には、収束していく、と言うべきか】
【トンネル状の墳墓入り口を抜けると――――最初の部屋は、天井と壁面が、神話的図柄に覆い尽くされた広間】
【10メートルほど先から、入口と対面する形で、次へ向かう為の通路が、スペース確保のためか蛇行しながら進んでいる】
【そして矢張りと言うべきか、部屋の中には、壁に靠れる形で、ひとつの影が佇んでいた】

〈……遅かったじゃないか。どうせだったら、全部『キマる』瞬間まで、待っててくれれば良かったのに。
 ま、コレはコレで、当方は上出来だと思いますけど………ギジェル≠フ馬鹿は兎も角、セオ≠ェ良く持ち堪えてくれやした。〉

「(………はて、な。何処かで見た様な……いや、違うか)」
『ヘイヘイ、そうは問屋が卸さないでしょうよ……ナイトカラーボーイ、俺達ゃ君の敵だぜ?』

【全身黒装束に、鎖を多用したファッションセンス、覆面―――端的に表現すると、『間違った忍者』である】
【声や体格、素振りからすると、飄々とした雰囲気を放つ男性。然し、腕や脚の長さが、人間のバランスを逸脱して長い】
【そして、背中には、緑がかった歪な球状の物体―――『甲羅』の如く見えるバックパックを、背負う】
【見る者が見れば、『妖気』―――それも、花城にとっては、どこか『見覚え』の在る其れを、放っている筈】
【他にその気を訝しむ人間が居るとすれば、それは断華なのだが、その類には鈍感気味な彼女は、確信に至れないらしい】

〈…折角です、此処は可能であればお前達をブチ殺したい……のはヤマヤマですが、それは本筋には成り得ない。
 何でかって、私は仕事の〆を見守らなければならないし、それに……――どーも、『渇い』ちまって、ね。動きが悪い悪い…。
 ノルマは達成しちゃいましたし、残りのおタカラは差し上げますよ。 ―――イザヴォルの…門!

【光の源であろう通路の前で、仁王立ちすると―――推察するに『ギジェル』なる女性と同じフレーズを、口にして】
【然して、彼の足元にはまだ魔法陣が形成され切らず、代わりと言うべきか言わぬべきか、墓所の奥の光が、殆ど消失する】
【何が起きたのかは分からないが、この男も、直に撤退するだろう事は確か――――ひと太刀、浴びせようか?】
【少女は攻撃に移る様な構えを見せているが、女性の方は、周囲をキョロキョロと見まわしている】
467 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 01:59:43.76 ID:Dzu9Bkso
>>466
【遺跡を歩き、部屋に入る】
【壁に凭れる影に痛みをこらえて構えをとった】

この、妖気は――!?
何処かで、見覚えは有るが……。

【記憶を辿り、其れを手繰っていく】

(人外の類は、結構会ってる気がするからのう……、誰じゃったか)

【うっすらと頭の隅に浮かぶが、思い出せなかった】

……。まあ、いい。
そっちが来るなら、一撃、行くかね。

【腰の刀に手を伸ばし、そこに気を込めていく】
【少女が動くと同時に、居合が放たれるだろう】
468 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 02:00:27.25 ID:Kfaz5NMo
>>465

女じゃ悪いかっつうんだ野郎め……
(あ、いかん売り言葉に買い言葉つい言っちまった……)

【凶悪なまでの目付きの悪さはそのままで睨み続けてはいるものの】
【脳内は大後悔時代だった】

(特殊な目の持ち主か、それとも目隠ししてる布地になんかあんのか)
(まあ気をつけるに越した事はねえ、かな……)

おうおう気前がいいねえ、質問なら年齢以外全部答えてやるぜー年齢以外

【にぃ、と口の端釣り上げる】
【どうやら見た目と違い話のわかる人物のようだ、これなら直ぐに家に帰れるだろうとほくそ笑み】
【そして彼女は男からの質問に……】

鈴の音?いんや全然これっぽっちも聞こえねえなあ幸いまだ耳は良いもんで
そもこの場のどこに鈴の音が鳴る要素があるんだ、むしろアタイがそう聞きたいぐらいだね

【肩を竦めながら嘘で答えた、ひねくれ者らしい答え方だが若干露骨過ぎるようにも聞こえる】
【その手の勘が良いのなら嘘だと看破することも容易いだろう】

というか人に物を尋ねる時は刀を握らないって知ってたかオイ、まったくマナーがなってねえなあ……

【女はその気配に怖じける事も無く】
【しかし一方、その片目で刀を注視し警戒の度合いを高める】
469 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 02:04:33.74 ID:qH7D7HEo
>>466
【ベースキャンプへの撤退が完了すると、吟雪は早々に治療を開始する】
【遺跡に居る他の面々と合流する事はもうない。後は全体が引きあげるまで此処に居る事になるだろう】

/こちらは一足先に、お疲れさまでしたー
470 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 02:14:51.08 ID:bAsE7iEo
>>466
【断騎はその複眼を男性にしばらく向けていたが…やがてカクン、と首を傾げる】

…?なんだ、コイツ…
「さっきの親玉みたいじゃのう、もっとも…戦いには発展しそうにないがのう…
『ギジェル』『セオ』、あの二人の名前と言う事でいいみたいじゃが?」

【そうこう言っているうちに男もまたイザヴォルの門で逃走してしまい、完全に逃走を許してしまったらしい】
【戦いは終わった、断騎はバックルを閉じるとそのままベルトから取り外し、元の姿に戻ってしまうとキョロキョロ見まわす女性に近づいて】

なんか、とんでもないことになってしまったけど、これからどうするんですか俺達?

【ノルマは達成、何か重要な物は既に取られた可能性もある、その状況から彼は何をすればいいのか?とジャイアンは聞いているようだ】
471 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 02:14:59.53 ID:mT8KqZQo
>>463
いえ、お気になさらず

【本当に平気な様子、一度ニッコリと微笑みかけて】

……無理はしないでくださいね?
それじゃあ、行きましょうか

【やる気に満ちた返事に、無理に手伝うことはせず、とりあえず速度を彼女に合わせるようにして遺跡に向かう】

>>466
【トンネルを抜けると、そこは―――すいません、間違えました】
【ともあれ、広間にたどり着いた少女はひと通り視線を巡らせ―――当然、怪しい黒装束に気付く】
【口振り、気配から推察する、できる―――この男は今回の一件に深く関わっていると】

私はそういう、即物的な財宝は性に合わないんです―――
それから、もしあなたがこの事件の犯人なら、私はあなたを見過ごせません!

【左腕を構える―――収束させた冷気が開放され、巨大な氷塊がそこに形成される―――】

凍りつき――粉砕しなさい―――≪フローズンアンカー≫!

【そして出来上がるは、強固にして巨大な碇―――それを怪しい男目がけて、豪快に撃ち出す!】
【サイズは先程の数倍、それこそ人間大はある―――まともに当たれば文字通り交通事故並の大怪我請け合いだが――……】
472 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 02:20:01.22 ID:4udtOr.o
>>466>>471

───?

空耳、かな?

【タイミング悪く、最後の一言を聞いてからそちらを振り返った】
【だが何故かその言葉はしっかりと耳に残って】
【人形まですたすたと歩を進めるとペコリと頭を深く下げた】
【笑顔なのを見て満足そうにこくりと一度だけ頷いた】
【それからベースキャンプで応急手当だけ済ますと遺跡へ走る】

【そして、遺跡───走った甲斐あって、なんとか他の参加者に追いついたようだ】
【追いついただけで、別にそれ以上良いことはなく】
【むしろ目の前によく解らない人が出現している】

あ、あなたが今回の首謀者ですかっ!?

【第一声とともにビシっと綺麗に指さした】
【全く持って回答させる強制力、もとい迫力が無い】
473 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 02:30:45.81 ID:iwdkULgo
>>468
【鈴の音は聞こえない、と女は答えた】
【同時に微かに、しかし確かに鼻につく「いやなにおい」】

嘘だな。
臭うぜ、オジョウサンよ。くっせェ嘘の臭いがな。

ああ、マナーがなってなくて悪かったな。
俺ァ人斬りだからよ、刀が無いと落ち着かねェんだ。

【言うだけ言って口の端を歪め、ふん、と鼻で笑う】

つまりお前は「鈴の音」を聞いたってわけだ。なら丁度良い。
コイツは偏食でな、「鈴の音」が聞こえた奴しか食おうとしねェんだ。

【柄を握り、軽く腰を落とす。体を軽く捻り、居合いの体勢へ】
【膨れ上がった気配が急速に縮まり、収束していく】
【男の体の奥へ…否。握った柄の先、刀の刀身へと、深く濃く集まっていく】

今夜は特にうるせェ。
が…あと一人喰わせりゃ、静かになる。

【言い終わると同時。横薙ぎに払う一閃】
【速度は神速、だがあらかじめ刀に注意していたなら避けることも可能だろう】


/遅れ気味申し訳ない
474 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 02:50:02.05 ID:Kfaz5NMo
>>473

アタイの嘘がバレるとは今日は厄日だ……

【溜息を漏らしながらも左足を後ろに右足を前に半身を取り】
【右掌を前につき出し左手はそれに添えるように構えた】

そしてアタイはオジョウサンって歳じゃ……いやなんでもない

【いけないいけないと口を噤む】
【女の見た目は20代程度、多く見積もったとしても30代前半程度の容姿】
【眉の間の皺と目付きの悪さで大分損をしているがもしそれさえなければ充分に美しい顔立ちではある】

はっ!人斬りかなるほどなるほど悪くはねえな
実はアタイ一回人斬りに負けてんだよな、丁度良いやここでその分取り返してやるよ

【対抗意識を燃やしたのか同じく、ふん、と男よりも大きく鼻で笑い】

刀に意思でもあるみてえな口ぶりだな、妖刀の類か本当ロクでもねえな
でもまあ道具に使われるような人間にゃあアタイは負けねーし
それでも刀を静かにさせてえなら自分自身でも喰わせてろっつうんだ

【自分の知っていた、そして戦った「人斬り」と目の前の「人斬り」とは】
【どうやら斬る目的が微妙に違うな。などと少しの昔を思い出し胸の古傷がチクリと痛む】

ふん……あめえよバカが――――

【藍色の瞳、それは寸分狂いもなく迫る銀色を捉え】
【その視覚情報に同じく寸分狂いもなく身体は横薙ぎの刀を避けるように姿勢を前傾】
【少しの赤黒い髪だけが刃に触れてはらりはらりと宙に舞う】

おら下から来るぞ気をつけなっ!!

【前傾のまま避けた後、右足で地面を踏み出し】
【右手の掌を男の腹部に向け下から上へと抉るように突き出す】

/いえいえこちらも遅気味で申し訳ないです
475 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 02:59:12.23 ID:nYrFN.o0
>>467

『……≪ホーネットシューター≫ッ! ぶっ、千切るッ!』
〈――――≪間潟忍法・酒雪洞≫。〉

『………な、糞ッ……ペレグリン≠ウえ、在れば…!』
「矢張り私とベルちゃんじゃ、対抗するには準備不足ね……≪After the fire≫で致命打は、時間かけないと無理ですし。
 何より、向こうは防御に『全力』注いでる訳ですから、厳しいと思いますよ……遺跡ごと、崩す気じゃないと、ねぇ。」
『……チッ、まったく、だね…!』

【少女の背中のバックパックから放たれる、『光弾』―――非常に小さく、早くも無いが、追尾性能と数の多さは上々】
【忍者はその場を動かず、蜂の群れが襲い掛かるかのように、彼に襲い掛かるかと思いきや】
【彼の背後で、『酒気を孕んだ水球』が浮かび上がり、壁の様に光の前に立ちはだかった】
【所詮は量産品の魔道具では、通用しないと言う事なのか―――悉く吸い込まれ、忍者に当たったのは、指で数え切れるほど】
【女性が行動に出なかったのは、敵の行動予測に加え、攻撃に自分が回った時の貧弱さを意識して、別の事に力を注ぐためらしい】

〈……っ、と…。 …あんた、酒好きでしょう?〉

【然し、居合いは、『回避すべき』と判断―――酒球を刀筋に合わせて、抵抗で動きを遅延させる】
【だが、サルの様に軽快なステップでも完全な回避は成らず、球は酒として周囲にばらまかれ、腹部に浅い刃傷を負った】
【先程までの二人と較べ、攻撃事態へのリアクションは少なく、代わりに突拍子も無いひとこと】


>>471

〈…良いね、迷いが無い……あんたには、鎖鎌の扱いを教えてやりたい気もしますよ。
 ――――≪間潟忍法・精拳突き≫……嗚呼、折角の文化財がー。〉

「……遺跡を崩すのも、ちょーっと不可能臭い雰囲気ですね?
 そんな事私許せませんから、まあ良いんですが……はあ。」

【然し今度は、ばらまかれた『酒』が固体化し、『拳』の形を作り上げ―――氷の碇を、かち上げる様に殴り付ける】
【軌道がそれた其れを、低姿勢にしゃがみこむことで迅速に回避し、また直ぐに立ち上がった】【動きが早いのは、忍者だから?】
【結果として、通路の壁に、アンカーが思い切り激突するが――――神秘のテクノロジーか、堅実な設計か、遺跡は激震しつつも、崩れはしない】
【ここまでを見るに、この忍者の能力は、液体操作……――に近いが、わざわざ酒を使う理由は、不明】
【若しかすれば、この場合に於いて酒とは必要性そのもの≠ネのかもしれない】

>>472

〈ヒッヒッヒ、お約束の質問、有難うねお嬢さん……素直に答えてやる、全く以て違いますよ。
 こんな前線に出てくるボスなんて、櫻でも随分遡るか、場所を選ばないと見れないでしょ?
 この遺跡が出来た時代じゃあ、そういうやり方が主流だったんかもしれませんけど……ほら、あの戦車の壁画、見ましたかい?〉

【――――つまりは、そう言う事なのだろう】
【苦笑の色が混入した言葉運びは、戦場とは思えないほど軽快で、腹から血が垂れている事を忘れさせかねない】
【指先が向かう先には、本当に『チャリオットで敵兵を蹴散らす神王』らしき絵が極彩色で描画されているが、今はどうでもいい事】
【だが逆に言えば、仕事中に如何でも良い事に気付けてしまうぐらいには、精神的余裕の在る人物ともとれる】
【忍者の癖に全く『忍ぶ』様子が見られないのは、性格なのか、或いは状況が引き起こした問題なのか】

/続きます
476 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 03:01:07.81 ID:nYrFN.o0
>>all

〈……ふぅ。そろそろお時間。私ゃ、此処で散々仕事して、『憑かれちまいました』、よ。
 折角だから名乗っときますと、うちの名前は『間潟 呑蔵』―――また、お会いするかも知れませんね。
 その時は、お前達にイザヴォルの鍵≠煬ゥせてやりますよ………――ヒッ、ヒッ、ヒッ!〉

【そうこうしている内に、男の足元で、完全な『陣』が形成された】
【そうすれば、先程の女性同様に、その姿は消失して往く―――捨て台詞的な、名乗りと共に】

【この事件の後、墓所の奥を捜して判った事は、もともとこの遺跡に在った魔力反応が、きわめて希薄なモノになった事】
【何体かの、現状では共通点を見いだせない『遺体』が、何処かへと運びだされてしまった事】
【そして――――輸送車の内部で確認された銀色の流体と、三分の一程度の遺産が、霧のように消え去っていたこと】
 【彼らはなぜ、このような半端≠ネ作戦に及んだのか……――それは未だ、謎のヴェールに包まれている】
 【今判る事は―――ひとまず、危機は去った、と言う事だ】【――――能力者たちの、活躍によって】

/全体としては、ここで終了です。
/主催のキャラに用事が在る場合はまだ受け答えいたしますが、流れは此処で終わります。
/本日は拙いイベントに付き合って頂き、本当にありがとうございました!

>>470

「……遣られたら、ブッ潰す。其れが一番、判り易いのでは? 
 霧之藤から聴きましたよ、ゴウさんでしたっけ? ……それが出来るチカラ、在ると思いますけど。
 問題は、向こうの居場所のヒントが、殆ど無いってぇ事です、が…ね。」

【話しかけられて―――女性、『断華 花那』は、青年に言葉を返した】
【何時もの不敵な笑みの中にも危機感が見え隠れして、刻まれた皺は、表情が湛えた憂いを増長するが】
【少なくとも、『協会』も含んだ世界の敵に対する対応法は、明快にこたえてくれるらしい】
477 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 03:06:58.12 ID:Dzu9Bkso
>>475
フッ!!

【酒を切り裂き、刀を収めた】
【老人は、そこであえて一歩引き、場を見据えた】
【暫し、その様子を見守り、男が消えていったのが見えると、緊張を解いた】
【毒が、大分回ってきているようだ。痛みで意識を失いそうである】
【壁に凭れかかり、老人は浅く息を漏らし、瞳を綴じた】

//乙でしたっ!
478 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 03:09:16.34 ID:4udtOr.o
>>475>>476

ゔ…確かにお約束かもしれませんが…

違う…のなら首謀者はまた別に居るということですね!?
それは教えてくれないのですか?

【そう聞いてから、指差された戦車の壁画に視線を移す】
【正直、何の絵か理解するのにすごく時間がかかっている】
【理解して手をたたこうとした瞬間、陣が形成されているのに気づいた】

───あっ!?
逃げる気ですか!?ま、待ってー!

【待てと言われて待つ敵がいるわけがない】
【姿が消えてからどうしようもなくため息をついて】
【最後に聞き取った名前と、"イザヴォルの鍵"とやらをしっかり脳裏に刻みこんだ】

【もうすることは無いかな?とあたりを見回して、他の参加者が帰るならそれに着いていくだろう】

/お疲れさまでしたー!
/そして私も眠気が限界なので値落ちしないうちにお先に失礼させていただきます
479 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 03:19:26.06 ID:iwdkULgo
>>474
なっ、ちぃっ!!

【胴を斬り飛ばすように放った斬撃。しかし虚しく空を切り、髪をかすめるに留まる】
【今の一撃に余程の自信があったのか。男の動きが一瞬止まり、そこへ女の一撃が迫る】
【後ろへ飛ぶも一手遅い。避けきれず、腹に一発貰いつつ下がる形になった】

げふ、ごふ…成る程、手馴れてると思ったら経験あんのか。
そうと分かってりゃ、こんなナメた真似はしなかったんだがな。

【言いながらふらり、と立ち上がる。ダメージはあるが大したことは無いようだ】

コイツに俺を喰わせたら、一体誰がコイツの面倒見るんだ?
ついでに言っとくが、俺はコイツに使われてるつもりは無ェ。

【気だるそうに言うと、足元を転がっている死体の一つに目を向ける】
【刀を逆手に持ち帰ると、 ドスッ と、無造作にそれを死体に突き刺した】

俺が人を喰わせるのは、俺の意思だ。喰いたがっているのはコイツだがな。
…オラ、気合出せ。あと一人喰うんだろ?

【自らが突き刺した刀に語りかける男。やがて異変が現れる】
【まず、何かが焦げる音、臭い。次に現れた異変は、徐々に赤熱する刀身だった】
【ぼう、と音を立て熱を発し、ついに刀身から火を吹いた。それを見て、燃え広がりつつある死体から刀を引き抜く】
【右手だけで持ち、ゆっくりと上段へ構える】

遅ればせながら言っとくぜ…斬捨て御免、だ。

【ごう、と音を立てつつ、下から上へ。無造作に刀を振る】
【軌跡に輝き、刹那に散るはずの炎。それが刃の形を以って女に襲い掛かる】
【言うなれば、飛ぶ炎の斬撃。それなりに速度は速いが…】
480 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 03:30:11.83 ID:mT8KqZQo
>>475>>476
逸らした―――!?
(正面から相手しないなら確かに適切な判断ではあります……しかし、液体操作ですかね?あれ)

【迅速にして正確な対処――予測されうることとはいえ、少女の顔には驚きの色が見えるか】
【逸れた碇は壁に衝突し、壁を揺らしながら砕け散る―――心中で遺跡の頑丈さに感嘆しながら】

……逃げられて、しまいましたね

【そうこうしているうちに、主犯格だろう男は上手いこと逃げおおせ――今度は落胆の色が少女に浮かぶ】
【あらためて部屋を見回すが―――そこにはもうこれといった痕跡はなく】
【『間潟 呑蔵』それから『イザヴォルの鍵』という言葉を胸に留め―――】

それでは皆さん、申し訳ありませんがこれで失礼します

【それから、彼女は恭しく周囲に一礼すると―――その気配を消して―否、『減らし』、その場から消失した】

/お疲れ様でしたー!

481 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 03:34:48.90 ID:bAsE7iEo
>>475>>476
【突然、断華が自分の事を呼んできた事に…結構驚いたらしく身を竦めた】

…え?俺まだちゃんと名乗ってなかった気がするけど…なんでそれを?

「剛太郎、753号室のタチバナって言うのはこいつじゃあ、断華 花耶…魔術協会の教師じゃあ
久しぶりじゃのう、それほど何度も話した間柄ではなかったがワシの事覚えちょるか断の字
前に見た時は結構ないい女じゃった気がしたが…しばらく見ないうちにちょっとフケたんじゃあないかのう」

…断華 花耶…この人が753号室のタチバナさん!霧之藤って、クリスマスにあった雨彦って名乗ってた…女の子なのに男みたいな名前の天狗か

【ムクが軽口を叩く中、とりあえず思いだす事は出来たらしく、ポン、と手を叩いて思い出す】

それが一番やりやすいけど…確かに相手の居場所のヒント、何か細かい物も手に入らないんですか?
この間のアルバレストといい、さっきのギジェルとか間潟とか魔術協会って結構敵も多いんですね
それから守るのが俺の仕事なんですけど…詳しく調べる方法があったらな…
【そううまくはいかないけど、とその後につなげようとした時だった、その言葉の前に割り込む言葉が現れたのは】


『―――詳しく知りたい、うん確かに…遅れてきてこんな事を言うのもぶしつけだけど、オレも職業柄詳しい事が分かるなら知りたい』



【ハッ、と突然の第三者の声に肝をつぶしたようにジャイアンが振り返る…そうして後ろを振り返ったのは、敵に反応したからではない】
【彼は今の声に…懐かしさを感じてしまい、気が付いたら後ろを振り向いていたのだ…そこに現れたのは】


…おまえ、ああ…まさか、おまえは…!

『…本当に遅れておいてこんな事を聞くのは不躾ですが…貴女方のように魔術協会に長い事所属している人間をずっと探していたんです
今の敵といい、魔術協会は本当に危機に晒されているらしい…遅いので今日のところは連絡先の交換だけに済ませておきたいですが…後ほどお話に上がります
そして…懐かしい顔に会った、5年ぶりか…まさか君までこの世界に来ているとは』


【突如現れたのは…茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年…情報が正しければ…justice所属の『探偵』】


『…本当に久しぶり…会えてうれしいよ、ジャイアン』


…ノビタッ!!

/すいません…眠気がマジやばいので最後にコイツに返事だけ残していただけるでしょうか…
/一度眠った後で一回返事するだけでも構いませんので…お疲れ様です
482 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 03:50:56.33 ID:Kfaz5NMo
>>479

よし……どうやら今日は調子が悪い仕事の後だし多少は仕方ねえけども
(それにしたってもっと吹き飛ばして気絶させるつもりだったんだけどな……くそっ)

【突き出した衝撃に揺れる右手をひらりひらりと揺らす】
【出せる力は通常時よりも60%低い程度か、と独り小さく呟いて再び半身に構え】

ああ゛?んなの知らねえよ、んなけったいなモンの行方なんて知ったこっちゃねえ
それもどうだかなその意思すらも刀に植えつけられてるかも知れない……ミイラ取りだな

【何かするつもり――――男の動作から直ぐに推測】
【その後右足にて地面を先程よりも強く踏み込む、同時に「ズン」という鈍い音】

だから喰えねえよ何故ならアタイは食えないヤツだから……なんてな

【再度地面を強く踏む「ズドン」という鈍く強い音】
【どうやら女は見た目とは裏腹に相当な力、この場合は身体能力及び筋力を有しているようで】
【踏み込んだ部分の地面がそこを中心にひび割れ突き出ている】

お前が切り捨てならアタイは撃ち捨て御免、だ

【炎刃が現れた瞬間にひび割れの中に靴の先を突っ込み】
【割れた地面の大小の欠片ごと蹴り男に向けて蹴り飛ばす】

(さて、と――――)

【男に向かう欠片はつまりは迫る炎刃と対峙することになる】
【欠片の中の大きな欠片は炎刃に当たりその刃の威力をある程度まで抑え】
【同時に大きな欠片は小さな欠片となり速度を少し弱めながらも男に向かっていく】

――――――――っ!!

【行動の前であれば刃を避けるのは造作も無いことあったしかしそれは完璧には成されず】
【少し右に回避行動、そして女は腕を左右にクロスさせるように頭の前で盾のように構え炎刃を受けた】
【スーツが焼け焦げる、傷口からは血が出ると思いきやその傷跡さえ焼けて出なかった】

【女は痛みに耐えているのか暫く硬直している】
483 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 04:03:27.14 ID:nYrFN.o0
>>477-480

【なお、この任務における報酬である『ひとり辺り通貨500000』は、ちゃんと受け渡しが為された】
【残された遺物の回収は、魔術協会本部より出向した別チームによって引き継がれ、無事に成功したらしい】

/お疲れさまでした!

>>481

「……しっしっ、野犬が………ってぇ、その声は…。
 お久しぶりですね、班は違いますが……相変わらず、キツい冗談がお好きみたいで?」

『………幾ら素敵な姉さんだったとしても、オレはこの人の性格は苦手だね。』
「ええ、オバサンですよ。私の肌はボドボドです……けど、素敵である事は否定できるんで?酷い。」

【老けた=\―――その言葉に、断華は淡い苦笑いを作り、答える調子は「やれやれ」と言ったもの】
【状況がつまびらかになっていないせいか、隣に立っている軍服の少女(何故か男の口調)は、冷やかしに終始】
【断華は、流石に『弁えて』はいる―――かと思いきや、実際は自信過剰な一面が鎌首を擡げたので、プラマイゼロ、か】

「で、細かい所……それが判れば、私はとっくに指摘していますとも。
 協会図書館や、櫻の資料を徹底的に漁れば、鍵穴をひとつ空ける程度は出来るやも、ですが………?」

【言葉を断ち切るのは、突然の声―――「なぜ見てるんです?」とでも言いたげに、肩肘張った視線を送っていたが】
【二人の話を聞くに、大凡の関係性と言うモノが掴めてきたのか、彼女は総身の力を抜き、息をひとつ吐く】
【一方、隣に立つ少女は、ふたりの姿を瞳に収めて――――愉しさと嫉妬、相入り混じった複雑な表情に】

「……お二人、私は魔術協会の『シチゴサン』に居座ってますから、詳しい話は後日其処で。
 どこに在るかは、そっちのお犬様が知ってるでしょう……流石に今日は、頭が鈍い。
 ってぇことで、ベルちゃん………取りあえず引き上げて、報告とかは其処から考える、と言う事で?」

『………だってさ、オレは全然眠くないんだが…。
 ま、研究室にはオレも無理やり連行される、きっと会うだろ……じゃあな、ベストフレンズ。』

【二人に、手短に連絡先を伝え―――彼女たちは、その場を去っていく】
【久方ぶりの再会、ギャラリーが多くては、野暮だろう……――外に出てから、断華は、ふわりと欠伸した、とか】

/了解です、お疲れさまでした!
484 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 04:19:38.34 ID:iwdkULgo
>>482
あん?撃ち捨て………がぁッ!?

【斬撃を飛ばした直後。避ける動作も見せず、飛来した地面の欠片が直撃した】
【体の各所にブチ当たる大小の欠片。それは確実にダメージを残していた】
【痛みに耐えかね、思わず膝をついた──】

──……ッ、ラあぁあぁぁあああぁ!

【と、ギリギリのところで何とか持ちこたえた】

…成る程な、地面を踏み割ってそれを飛ばしてくるたぁ、確かに食えねェ野郎だ。
一人喰うのに、こんなに手間ァかかったのは初めてかもしれねェ。

【軽口を叩きつつ、相手の気配を探る】
【腕をクロスさせた体勢のまま。全身が緊張しており、動かない。あるいは動けない?そんな気配】
【体がそろそろ不味い。何れにせよ、前に出なければ話は変わらない。そうハラを決める】

だが、そろそろ喰わせてもらうぜ。

【刀を両手で持ち、左下段に構える。構えを崩さず、そのままじりじりと近寄っていく】
【射程範囲内に入ったなら、逆袈裟に斬ろうとするだろう】
485 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 04:21:50.51 ID:bAsE7iEo
>>483
【珍しく、年長者のムクをジャイアンがたしなめる立場に立ち、しかめ面で言う】

ムク!女性相手になに失礼な事言ってんだよ!

「ええんじゃええんじゃ、これくらいで折れるほどやわになっちょったら…張り合いない奴になり下がってもらっちゃ困るからのう
…さて、そこの…ノビタと言ったか?突然現れて…何者じゃあ?」

『そこのジャイアンの日本時代の旧友です、名前は野比信太…今後ともよろしく
では断華さん、後ほどお伺いしますのでお元気で…』

【そう言い放つと、ノビタは去っていく断華を見送り…ジャイアンに向き直った】

『…ここに向かうまでに見えたけどジャイアンも変身できるようになったのか?しかも科学式じゃなくて魔術式の変身…
なんと言うか、オレたちってつくづくこの手の装備に縁があるよな』

俺たちも、って…そういえば聞いた話じゃノビタも俺みたいなのを持ってるって…ちょっと待て!?
おまえ…左目なんで眼帯を…!

『…亡くした、左目はもう戻らない…まあ積もる話は落ち着ける場所まで戻ってからにしよう、今日はオレの事務所に泊って行きなよ
明日、詳しい話をしよう』

【そう告げると、ジャイアンは棺桶を橙のカギでバイクに変形させて二人並んでバイクに乗って去って行った…】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!!
/イベント、遅くまでマジお疲れ様です!
486 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 04:52:34.79 ID:Kfaz5NMo
>>484

……ちっ、身体の耐久力も落ちてるな

【それだけ聞けば事も無げな台詞だが女は少しふらついて】
【下ろした両腕、左半身のスーツはそれぞれ線状に焼け散って】
【その奥には火傷と切り傷の痕、肉と合成繊維の焼けた嫌な臭いが鼻に付く】

【痛みを耐えて息を飲み】
【そしてふふふと軽く嘲るように笑う】

本当、アタイと違ってお前は結構運が良いよ何が運が良いって
仕事の後のアタイに遭遇したって事だ、ぶっちゃけて言うけどささっきの掌底で大分限界だったんだぜ

【広げる右手、脳から動けと信号を送れば1秒ほどのタイムラグの後に指がピクリと動く】
【小指、薬指、中指……と握り拳を作り】

100パーじゃなくて良かったよ割とマジで
もしそうだったら多分この辺の地面が盛大にぶっ壊れてるもん
ちなみに今は10%程度かな……

【男が近づくその最中、女はその場でしゃがみ握った拳を地面に当て】
【同時にその拳が微細に振動、それは波のように地面を伝わり】

んでこれは残りの5%……受け取りな
喰われるのはお前だよ地面に喰われて埋まってろ、まあ死にゃしないだろうさ――――

【女の前方、男がいる場所を中心に振動が増幅】
【一頻り揺れた後振動が一瞬だけピタリと止まり、後「ズガァン」という地鳴り】
【それが響いた時には男は既に眼前にあり、刃が迫る】

――――っ!!

【回避の為に身体を仰け反る、が刃は眼帯の紐と顔の右半分を軽く斬り】
【微妙に回避の遅れた右胸部を深く裂く、鮮血が舞う】
【軽い舌打ち、開いている手で右目を抑え地面に立膝を付く】

ふん――――運が良いとはいえアタイの眼帯を外すのは評価してやるよ、最近だお前でと2人目だ
そのお返しといっちゃあなんだが種は仕掛けた、後10秒もねえそれじゃアバヨ

【はらりと落ちた眼帯、隠されたその眼は隠された意味など無いとでもいうのか】
【何の損傷も無く確かにそこに藍色を讃えて男を極短い時間正に刹那の間見つめ】

【垂れる血を流したままにバックステップ】

【女がその場から離れたのを見計らったようにその場に局地的な地震が襲い】
【大規模な地割れが起きるだろう、ただそれは足場を取られる程度で崩れた地面によって足が潰されるという事は無いだろう】

/すいません眠気がやばいので次あたりで終わらせてもらってもよいでしょうか?
487 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 05:27:50.42 ID:iwdkULgo
>>486
【唐突に鳴った地鳴りも意に介さず、目の前の相手を「喰う」ためだけに刀を振るう】

…ちっ、引っ掻けただけか。
おいおい、今更逃がすとでも────。

【ぞわり、と背筋を走る悪寒。何か嫌な予感がすることだけは理解した】
【女がその場から跳躍。その場から離れると地面が大きく揺れだした】

─────ちょっ、おいおいおいおいおいイィィィ!!

【遅れて男も跳躍。直後、今まで立っていた地面が裂け、口を開いた】
【地面に咥え込まれずに済んだ男はやや離れた位置へ着地、よたた、とよろめいた後、女に背を向けて走り出す】

なんだありゃァ!?
あんな野郎片手間で食えるか!当たりクジ引いたと思ったら大チョンボじゃねェかオイ!

……ああ!?うるせェな黙ってろ!
ちょっとでも喰えただけありがたいと思いやがれ!

【刀に向かってそう怒鳴ると鞘に収め、一目散に逃げ出した】
【目を隠しているにも関わらず、通いなれた道を進むようにすいすいと走り続け、どこかの闇へと姿を消した】



/無理やりですがこんな感じで。
/長々とありがとうございました。乙っした!
488 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 05:37:05.02 ID:Kfaz5NMo
>>487

……目眩ましにはなったかね

【地割れから少し離れた地点、女は去っていく男の背中を睨み独りごちる】
【大惨事というにふさわしい姿になってしまったスーツを指の端で摘まんで】

また、またスーツの修繕費がかさむな……サイフぐらい置いていけよあんにゃろう
…………いや、それよりも血がやばいわ

【スーツどころじゃねえ!と軽く叫びながら逆に体力を消耗して軽く立ちくらみ】
【危うい足取りで倒れるのをなんとか抑え】

これじゃあ炬燵でごろごろできねー……
虐められねえーというかむしろアタイが虐められかねねえダメージだ、うぐぐ……

【まあ辛うじて家は近い、そこまで歩ける体力は残しておいた】
【到着した所で治療できるかどうかも不明だが、多分この時間帯なら家には誰かしらいるだろうと】
【傷口を掌で圧迫しながらよたりよたりと歩いていくのだった】

/はい!すいませんお手数掛けました
/こちらこそありがとうございました、お疲れ様です
489 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 17:24:03.52 ID:DBsHWi.o

「ああァァーーッ、もう! それは違うでしょッ!!」
{いや・・・俺が・・・あってる・・・・・・}

【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な盾を背負っていて、とにかく、白尽くめの女青年と】
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて、とにかく、黒尽くめの青年が】
【恐ろしい勢いで、喧嘩をしている。道のど真ん中でしており、邪魔というレベルではない】
490 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 19:05:32.98 ID:EOPpQFoo
【路地裏】

【――カチャ、と響く】
【弾倉の擦れる無慈悲な音】


……助けて…。 …お願い、助けて、。

いやだ、いやだよ。  死にたくないの。

【スイセンの飾り花を乗せたブラウンのロングヘア】
【長袖ブラウスに、チェック柄のフレアスカートを着用した15歳くらいの少女が】
【悲痛な声を漏らしていた】

 殺さないで。

【血の赤色が大量に染み込んだブラウスの前で両手を組み】
【懇願するような瞳を青年に向けている】

「……それが最期の科白か?

ク……ハハハッ

ハーッハッハッハ!!
エージェントの言葉としては、些か凡庸すぎると思わないか?」

【――銃口が、少女の眉間を捉えていた】

【暗闇に鈍く光る拳銃――Desert Eagle.50AEを両手で構えるのは】
【赤ジャージに血染めの白衣、サイケでもない服装の青年。Mobっぽい顔付き】
【黄と黒の混ざり合った瞳が、少女を油断なく見つめている】
【銃身がブレることの無い単調な笑い声を、喉の奥へ追いやって】

「貴様には、この舞台上から消えてもらう。
俺の心の平穏の為にな。
……≪お友達≫には、よく戦ったと伝えておこう。遭う事があれば、の話だが」

【トリガーに掛けられた指に、力が入り始める】
491 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 19:17:37.13 ID:Dzu9Bkso
>>490
【しゃらぁぁぁぁん】
【路地裏に清浄な金属音が響き渡る】
【しゃらぁぁぁぁん】
【再度、路地裏の淀んだ空気を洗い流すように】

ふらっと路地裏に入ったら、これとはなァ。

【音の出所に居たのは、一人の男】
【180cm程の背丈に、鍛え抜かれた肉体】
【墨染の袈裟を見に纏い、右手には背丈と同じ位の長さの錫杖が握られている】
【髪はぼさぼさの伸び放題で、無精ひげは適当に生えている】
【所謂なまくら坊主、かっこ良く言えば破戒僧】
【そんな、男】

こんな路地裏で女の子虐めるような輩は―――

【懐から取り出すのは、槍の穂先のような刃が両端に着いた棒のような物】
【独鈷杵と呼ばれる仏具であり、インドラの持つヴァジュラと言う武器の再現でもある】
【煩悩を打ち砕く雷は、物理的な破壊ももたらすとされる】
【男は、其の独鈷杵をおおきく振りかぶって全力で男に投げ放った】

―――ちっとばっか性根をたたき直す必要がありそうだ。

【放たれた独鈷杵は、雷を纏い、高速で男の腹部に目がけて飛んでいく】
【速度はかなり速い】
492 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 19:23:45.28 ID:G.9WZ2SO
>>490
【とそこを】

んぁ?そこ、何してんの?
【元々何色の物だったのか分からなくなってしまう程に汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた少女がその場に現れる】

男女二人がこんな人気のない路地裏で・・イチャついてるって状況ではまるでなさそうだな、おいおい、そんな物騒な物、そんな娘に向けてやるなよ?
493 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 19:24:48.65 ID:G.9WZ2SO
>>492
/おっと、退かせて貰いますぜ、
494 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 19:40:39.81 ID:EOPpQFoo
>>491

「坊さんか…

穢れて生臭になりたくなかったら、しばし待て――」

【声を掛けられても、少女から目を離さない】
【視界の端で捉えるだけに留まっていたが】

【何かを放つ姿勢に移られては、そうも言っていられない】

「――チィッ、あと少しの所で…!
つくづく、神は俺を愛しているらしいっ

両手いっぱいの試練をありがとよ!」

【銃は少女に向けたまま、首を捻って】
【異質な魔眼で中空を射抜いた】

「 ≪ファクト・ゲシュペンスト≫ 」

【独鈷杵と青年の間に割り込む、一枚の石板】
【――周囲の建物の壁面と、どこか類似したそれ】

【受け止めて――、強度が足りない。多大な皹】
【そのまま青年の横腹に命中して】

「――ぐ、ぁ」

【バランスを崩し、よろめいた】
【だが、雷は通らなかったようだ】
【銃を握った右手で脇腹を押さえて――】


……やだ、 やだ…

殺さないで  ザザッ
  死にたくないよ…  あなただけでもにげてっ

【表情に恐怖の色を湛えた少女が、僧の方を見た】
【混乱しているのか、声の音量が一音節ごとに変わっている――】

 あ、ぐ……
えぐ、  ザザザッ  わたしの……

【――フォォォォン】
【弦楽器の余韻にも似た音】
【大気が規則的に揺らぎ、一点に集中していく】
【共振し、不可知の球形に圧縮される少女の周囲空間】
【エネルギーの集束する波動≠ニも呼べるものが、みなの肌を細やかに叩いて、何かの予兆を伝えてる――】
495 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 19:41:18.27 ID:EOPpQFoo
>>492-493
/すみません、了解です。またの機会に!
496 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 19:47:13.09 ID:Dzu9Bkso
>>494
【左手に数珠を引っ掛け、じゃらじゃらと音を鳴らしながら真言を唱える】

ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダヤ ソハタヤ ウンタラタ カンマン

【男の体表に、うっすらと紅いオーラのような物が現れる】
【錫杖からは熱が発せられている】

はっは、俺が死ぬわきゃねえさね。
俺が死ぬのはまだまだ先と仏さんが決めてらあ。

【少女を安心させるように笑う】
【男は、そのままゆっくりと歩みを進めて、少女の方へいく】

ん、こりゃあ能力か。

【男の方へ錫杖をすぐ触れるように警戒しながらそう呟く】
497 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 19:48:10.68 ID:077exYoo
【水の国、商店街にて――――……】

『だ、誰か!!誰か助けてー!!』

【どこからか、助けを求める誰かの声が響いて――――……
どこで、何が、と思考を傾かせると、声の主が、今、まさに落ちてきている
恐らくは建物の窓拭きをしていた男性が、脚を滑らせたのだろう
――――……加速していく速度に比例して、響いてく悲鳴】
【そして、その喧騒をかき消すような、不思議がまず、一つ】
【彼が着地するであろう地面に、パラポロと、フランスパンを崩し、パンくずを転がしていく
さながらヘンゼルとグレーテルのように、その行為を行うは、一人の少女で
左手に抱えた紙袋から、買い物帰りであると、予想できる】

【どこからか、誰からか、爆ぜる怒号をそのままに、彼女は行動を継続する
――――……そして、彼が直ぐ側に迫った頃、彼女はようやく、パンくずを撒く行為を終えた】

【見上げれば、眼前に踊る、落下者――――……悲鳴が、どこからともなく聞こえ】


――――――――Dead Memories


【ぱふん、と、軽い音が数刻後に響き渡った――――視線を、そちらへと向けてみれば
山のように積れたフランスパン≠フ山が、そこに在り、その頂上で伸びている男性が在った
――――どこからか現れた、山のようなフランスパンが、クッションとなったのであろうか】

【彼女はため息を一つ、つくと、安堵の微笑をその表情に浮かべながら
目をパチクリと、夢見心地のように動かす彼へと手を差し伸べ、彼を抱き起こそうとするだろう】


命綱無しのバンジージャンプはどうでしたか?――――これに懲りたら、もう脚を滑らせ無い様にしましょう
今度からは……こんな、食べ物を粗末にするような行いはしたくないので


【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】
【苦笑しながらも、その表情はどこか穏やかで――――まるで、良い見世物を見せてもらったかのよう
少しは落ち着いた男性は、辺りをキョロキョロとし、彼女へと視線を移すと、少し申し訳なさそうに、言った】

『あー、その、だな――――……在り難い説法は嬉しいんだが
このままだと、もっと食べ物を粗末≠ノしちまうぜ……?』

ふぇ――――……っと、それは一体、どういう……?


【彼の指差す先には、彼女が片手で抱えている筈≠フ紙袋が
彼が落下した際の衝撃波で、破れたのだろう、ポロポロ、と今、まさに、彼女の買った商品がこぼれて行っている】
【それに気づいたのか、彼女は一つ、声をあげ、慌てたように、目の前の彼と、周りの人々を見て
どうするべきか、頭が働かないのか、呆然としている】
498 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 19:59:59.15 ID:EOPpQFoo
>>496

ここに隠れていれば、大丈夫かな?
  怖い人に、みつからない?
              
  わかった――

【近付く彼の傍で、やや不明瞭な発言をする少女】
【安心したように、両手をだらりと下げて】

「いや、魔眼だ。
……そういう貴様は、――法力が使えるほど徳を積んだようには見えないな。

よもや、能力を悪用して信者を集めている、などという事は」

【青年は妄想癖があるらしい】
【脇腹を抑えながら、僧の方を見つめて】

「(――なんにしても、構える時間が欲しい…!)」

  ≪ ヴェイパー ダウン ≫

【僧の真上に生成される1立方メートルの土塊=z
【固められたわけではない為、強度はさほどでもない】
【銃を構えなおす時間を得ようとしているようだ】

【大気の揺らぎは続いている】
499 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 20:02:04.90 ID:bAsE7iEo
>>497

「…の、ノビタ!アレ見てアレ!パンだよ!フランスパンの山!」

…あー、奴か…チッ、やな奴に出くわしちまった…まさか出遅れるとは…しかもアイツに先こされるなんて…!

【今まさに、飛び出して行きそうだった二人組が突如現れたフランスパンの山を起こした張本人の近くにバイクを引いて現れる者がいた】

【片方は茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの黒いバイクに乗った青年】

【もう片方はさらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の前髪の上にヘルメットとゴーグル、その下から見せるきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、その首には赤いマフラーを巻いて…そしてフロントが妙に四角いバイクに乗っている】

…ジャイアン、あれはシオンだ、オレと同じ正義の味方やってる…シオンだ

「…ノビタ、どうした…?」

【見るからに彼の向ける目線は…たった今命を救ったヒーローを見る目とは程遠い…が】
500 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 20:03:40.44 ID:Nnew2yIo
【街中】


【どちらかと言えば、服屋≠フ比率が多い通り】
【ウィンドウを覗き込むようにしながら、ぷらぷらと一人の人物が歩いていた】


 ……「年の瀬だから休め」、って言われても――。


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】

【何かもう、服装だけでなく雰囲気が全体的にボロボロである】
【頬には絆創膏が張られており、首筋には包帯が巻かれているのが見えるだろう】


(お金貰っても、服……――位しか、買う物も無いし。)
(突き詰めれば服自体、別に要らないんだよな。 ……目立つだけで。)
(もっと言えば、昔着てた着流しでも引っ張り出せば良いし。)


……………こう言うの、暇≠チて言うんだ――――ッ!?


【ぽつり、呟いた瞬間――足元に転がって来た空き缶=z
【誰かの投げ捨てた物だろうか、其れに躓いて『 転 ん だ 』……其れはもう、見事に】
501 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 20:06:15.28 ID:Dzu9Bkso
>>498
まあ、アレだ。
―――下がってろ、巻き込むつもりは無いが、巻き込むと寝覚めが悪いからヨ。

【振り返りニヤリと笑って言う】
【言葉を紡ぎ終えると一転シンケンな瞳で相手を見据える】

悪いが之でも本山出ててよ、そこそこ修行も積んでるんだわ。

【頭上に現れた土塊を錫杖で粉々に砕きながら言う】
【砕き、錫杖を構えると、銃弾を防ぐためドーマンを切り目の前に結界を張る】

臨兵闘者 皆陳列在前!

【早九字を切ることに拠る即席結界だ】
【強度はそれ程でもないが、銃弾の一発程度ならば防ぐことが出来る】

ナウマク サマンダボダナン インダラヤ ソワカ

【真言を唱えると、体表を電撃が走り抜ける】
【特に錫杖には凄まじい量の電撃が集まっている】
502 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 20:12:59.35 ID:077exYoo
>>499

【彼女は、と言えば――――……数刻程度、近くへと迷い込んだ仲間≠ノ気づくのが遅れて
両手で殆ど空の紙袋を抱きしめながら、四つんばいになり、地面へと転がった、今晩のおかずの素材を拾って
恐らくは、ころころ、とノビタの足元へとたどり着いた林檎へと、行くだろう】

【寸前まで気づかず、彼女の白指が――――……さながら、白雪姫のように、思いを含んだ林檎に触れるが如く
ノビタの足元にぶつかるであろう、林檎へと触れた瞬間に、ふと、視線を上げた】


――――……あっと……其方は、ご友人でしょうか、ノビタ


【するり、とその場に膝を下ろし、座り込んで、両手でやや膨らんだ紙袋をぎゅっと抱きしめて
くいっと、紫苑色の髪を夜風に梳かす様に垂らしたまま、その小さな整った顔を、貴方へと上げるだろう
貴方の視線から逃げるように、瞼を閉じて、微笑をその上から被せて、取りとめも無い言葉を紡いだ】

【きっと、怖いのだろう――――……先日の、ブレイザーシティの奪還の際、彼女の姿は戦場に無かった
何≠ェ在ったのか、は問題でなく誰≠ェ在らなかったのかだけが問題であって――――……
彼女の覆い隠すような微笑は、きっと、その追及を、逃れる為であって】


(――――……どうしましょうか、せめてもの償いに、と―――このような行動を為していたのですが
言い訳をするぐらいなら、全てを受け入れるべき、でしょうか……っ)


【それはさながら、弱々しい自らの心を隠すが如く、今にも崩れてしまいそうな紙袋を、強く握り締めた
くしゃ、と仄かにため息のような音を零す紙袋は、彼女の心を代筆するように、しわくちゃに泣いて】

【周囲の喧騒は、ノビタ達の登場と共に、いつの間にか消えていくだろう】
503 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 20:19:44.48 ID:CCalj7Yo
【森】

くちゅーる、ずずず、……くっちゃ、くちゃ

【鳥や虫も鳴かない静かな冬の森。時折吹く風が木々を軋ませる音程度しか聞こえないその中で】
【ある木の根元から、何かを啜るような不気味な音が発せられている】

うん、うん、美味しっ!!

【そこに座っているのは一人の少年】
【黒いTシャツの背には髑髏の模様、泥に塗れたジーンズは「お洒落」ではなく森の中を駆け回ったためか】
【額に乗せた金属製のサンブレードと、生気に満ちた黒い瞳だけが暗い森の中で微かに輝きを放っている】

くふふっ

【その場所で、少年は、何か小さな赤い塊に貪り付いている】
504 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 20:23:43.71 ID:EOPpQFoo
>>501
わかった―― [ザザッ]
  大丈夫、 大丈夫、ですわ

    ……貴女、の名前は、エルネスティーネ、ですか?  [ザザザッ]

【彼に対して話かけているのだろうか】
【ふつ、ふつ、と途切れる少女の声】

「……く……ハハハ…ッ!
それは、悪かったな。 外見がどうにも、素行不良に見えて、な
(――分裂射撃は負担がキツイか…、 どうにか、通るといいのだけど)」

【青年は、自らの双肩が貧弱であることを、嫌と言うほど理解していた】
【両手を使ってしっかり構えるのは、鈍い輝きを放つ銀の銃身】
【僧の右腕を狙って引き金を絞り――】
【吐き出された大口径マグナム弾は、結界に呆気なく弾かれた】

【反面――、射撃の反動に依って出来た隙は、破滅的】
【僧の彼が、この隙をつけば――】

  ……助けて        ♪

【唐突に、地面がちいさく爆ぜた】 【小石が舞う】
【スイセンの髪飾りをした少女が立っていた位置】
 【彼女は、いなかった】

「 ゛。ァ゛…………」

【乾燥したのどで紡がれる短かな悲鳴】
【少女の右手が彼の心臓部を貫き通して、背中側へ抜けていた】
【あまりにも速い、右足からの踏み込み突き】

【恐らく、銃弾や砲撃――音≠ノ比肩するほどの速度】
【常人の動体視力では、ほぼ不可視】

【轟と、ワンテンポ遅れて大気が動き、その衝撃を周囲に伝えた】
【後ろに靡く少女の髪からは、スイセンの香】


【小石が地面に落ちて――カツン、と囁いた】

【厭な水音が、ぐちゅぐちゅぐちゅ、ぐちゅっ】
【右腕が完全に引き抜かれて】
【栓を開けられたシャンパンのように、盛大に噴き上がる血飛沫】
【失われていく生命の赤が、少女の表情を喜色に染め上げていく】

【恐らく即死だろう。生きていたとしても、この出血量では助からない。】
【脱力しきった彼は】
【膝から崩れ落ち、地面に倒れ伏した】
505 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 20:31:38.31 ID:bAsE7iEo
>>502

【彼は表情を作らないまま、しばらく考え込んでいたが…やがてハーッ、とため息をつくと頭をかきながらシオンに向き直り】
【くいっ、くいっ、とその右手を差しだしてシオンに手招きするようなジェスチャーを付ける】

…オレは今正直悩んでいる、オレはこの先あんたとどう接していけばいいのか
恨みもある…ずっと隣で見て来た『笑顔』が消えちまった恨みをどう晴らしていけばいいか…今でも腹ァ立っててよォ…
本当なら『放っておきたい』とすら思う、でも…

【そのままではいけない、とか細く、極めて小さな声でそんな言葉が誰の耳にも響かないほど小さな声で呟く】
【うつむき、次に告げる言葉をしばらく考える後…彼は呟いた】

…今のを見てて思うよ、あんたはまちがいなく正義の味方だ…あんたの人を助けたいって気持ちは本物で、Justiceとして共に戦える戦力として見るべきだ
ドラっちと吟雪が高く評価してるし、オレもよくあんたを見て来た…オレはこの先心を預ける愛しい味方として付き合うべきか、
あるいは見向きもしたくない嫌悪すべき他人として付き合うべきか…

―――決断したい、だから…この間申し込んだ決着をつけよう、すぐそこにいい感じの空き地があるんだ

【彼は自分が手にはめていた手袋を外すと、ポン、と彼女に放って手渡すように軽く投げる…さながら決闘の申し込みのように】

「…ノビタ、あのシオン…ちゃん、だっけ?あいつと何かあったのか?」
それは移動しながら説明する…受けてくれるかな?シオン…今ちょっとスタミナを消費して調子悪い、なんてことはあるか?

【無論、相手に拒否されてはどうしようもできない事柄だが…彼は真剣に考えて、決闘を申し込んできたらしい】
【戦いの中でしか分かり会えない物もある、というのが彼の先人からの教えの中にあるのだろうか…極めて単純な手段とも取れるが】
506 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 20:32:26.88 ID:Dzu9Bkso
>>504
んあ?よくわからねえが、黙ってな。

【そう言うと、銃弾を結界で受け止め、駆け出そうとする】
【が】

あ……!?

【隙を突かんと動こうとした瞬間、目の前で起きた光景】
【敵であった男が、守ろうとした少女に殺されている】
【理解不能、まったくもって理解不能】
【血に染まる路地裏、真っ白に染まる思考】
【数瞬の後思考は再起動され、高速で脳内で思考が開始される】

(なんだなんだなんなんだよおい!?)

【十分な警戒を其の身に満たし、男は少女を睨みつける】

お前さん、殺す事ァ無ェじゃねえか。
殺生を禁ずる奴の目の前でそんな事しちゃあいけねえよ、全くいけねえ。

【しゃらぁぁぁぁん】

弁明は、聞いてやろう。
507 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 20:37:53.83 ID:EOPpQFoo
>>506

……マク サンマンダ バサラダン センダンマ、?

【睨まれて、無垢な表情で呟いた】
【地を舐める青年の骸に、弔いでもしているつもりだろうか】
【弁明の為の発言は無い=z

寝覚めが悪い 、 ですか?

――ハハハッ
 痛いよ、 シニタクナイノ

【血に濡れた右手――指先が銀針のように変化している】
【恍惚とした表情で見つめるのは、鋭利な輝き】

お前さん、殺す事ァ無、 ですわ

【ふらり、ふらり、僧の彼に向かって、歩を進め始めた】
【上体をゆらゆら、あらぬ方向に足を踏み出したり】
【脱力しきった両腕が慣性任せに、だらんと揺れる】
【いわゆる千鳥足である。速度は遅い】

【余裕があるのか、攻撃の反動なのか、精神に異常を来たしているのか】
508 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 20:42:40.94 ID:077exYoo
>>505

【それはさながら、神が紡ぐ一片の詩のように、細くも、重い言の葉の数々
耳から流れ込んでくる旋律は、溶けて彼女の中へと流れ込んできて
こくん、と一つ飲み込むと、身体の底まで響くようで――――……】


……予め、私の意見を述べさせてもらうのなら――――……
貴方は、信頼すべき、仲間です、頼りになる、同僚です


【すっと、地面を噛んで――――立ち上がる、それだけの動作にも、仄かに違和感を感じる、ほどに
だが、それでも構わない、否――――ほんの僅かな渇きが在る方が、動きは俊敏になる
鋭さを増す刃のように、切れ味を増す心を感じ取りながら、一つ、右手を開け閉め――――体調を感じ取って】


故に、私は、貴方の仲の良い友人で在りたい、と願います
――――例えそれが、叶わぬ願いでも、一片の絲たりとも、垂らされたのなら、掴まないわけはありませんね


【右手で夜風に弄ばれる前髪を掻いて、零れ落ちる香りを舌の上で溶かす
甘さを感じる、芳醇な香りは、彼女の心の漣を、静かに落ち着けていく】

【とくん、と刎ねる一片の心臓の鼓動は、まるで凪の海に浮かんだ水泡のように
飲み込まれるように消えて、彼女を少し、孤独にさせた】


良いでしょう――――……その判断、きっと――――後悔させて、さしあげます


【手袋をキャッチすると、その要求を受け入れるように、仄かに笑みを浮かべる
――――……それは、一人、沈み行く夕日を見て、緩む頬のような、終末を思ふ、笑みに似た
仄かな渇きを感じさせる冷笑で――――……】
509 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 20:46:55.84 ID:Dzu9Bkso
>>507
説明は無し……。いや、出来ないのかね。

【錫杖を鳴らし精神を落ち着かせる】
【相手のその様を見て尚、冷静に相手を見据える】
【男は不殺を貫かなければいけない。故に、殺さずに意識を奪う方針に決めたようだ】

悪いが、ちぃと寝ててもらおうかね。

【弾ッ!と地面を蹴り、駆ける】
【錫杖を鳩尾に叩き込み意識を断つつもりである】
【錫杖には電撃が纏わり付いており、スタン効果を持つ】
【決して死ぬことはないが、気絶に持ち込むだけの力は込めた絶妙な一撃である】
510 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 20:58:47.26 ID:QWqpXwSO
【街中】
ここら辺に来るのは久しぶりですね
【黒いドレスを着て、長い銀髪に、首にカメラをぶら下げた、優しそうな印象の女性が】

【フワフワと上空を飛びながら辺りを見回している】
511 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 21:01:57.38 ID:EOPpQFoo
>>509

  いやだ……っ
殺さないで死にたくないやめてぐぇ助けてどうして私なの見逃してあ゛あ゛あ゛ああ…っ
  何が目的なん、ですか  
痛いっ 痛いよぅっ       この子だけは!
  ぁ、ぁ        ゛。ァ゛…

【近付いてくる彼を見て、嬉々とした表情。声だけが悲痛】
【きっともう、彼には分かっているかもしれない。その意味が――】

  ≪ Death is the great leveller. ≫

       ≪ ――― Great noise ≫

【――少女の前面に現れる、直径1.5m程の黒色円盤】
【縁は刃物のように鋭利で、中心には拳大の穴】

【錫杖を防御して、少女の変わりに電撃を浴びた】
【焦げ付くようなが、一瞬だけ――】

【――唐突に回転を始める円盤】
【錫杖の宛てられた点が擦れて、曲≠ェ再生される】

【――耳を劈くような、女性の悲鳴。金切り声】
【そのまま再生し続ければ三秒後、彼を吹き飛ばさんと、黒色円盤から衝撃波≠ェ放たれるだろう】
512 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 21:07:22.20 ID:Dzu9Bkso
>>511
―――ッ。
そんな言葉をよぉ、聞かされちゃァ。
救わざるを得ないよなぁ……。

【ぎりぎりと、円盤に力を込めながら言う】
【衝撃波を早九字の結界で緩和し、数歩後ずさる】

眠れ、お嬢ちゃん。

【懐から独鈷杵を取り出す】
【独鈷杵に雷を纏わせ、真言を唱える】

ノウマク サンマンダ バザラダン カン

【帝釈天は元はインドラであり、インドラの武装であるヴァジュラを元に作られた金剛杵とは相性が良い】
【左手で円盤の中心を狙うように投擲】
【電磁加速のような効果であるのか、その速度は速い】
【だが、刃は潰してあり、死ぬことはないだろう】
513 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 21:08:02.39 ID:gHznIvgo
【海辺】

【ざあん、と。波音だけが静かに響く砂浜】
【張り詰めるように冷たい冬の夜気が、潮気を孕んだ海風に攪拌される】
【それに乗せられて、ぱたぱた、と靡く髪と服の裾。誰かがそこに立っていた】

 ………………────

【それは外見にして8歳程の、小さな白皙の少年だった】

【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪に、真紅の瞳を持ち】
【白黒ボーダーの大きなシャツ一枚を、ローブのようにして纏っている】
【靴は履いていないようで、その小さな素足が直接地面に触れていた】

【少年は、下弦の月を映す海面のそこを、ただ黙ったまま見つめていた】
【表情らしい表情はなかった。ともすればその気配すら波音に紛れそうなほどに、静寂】

【少年は徐に振りかぶると、腕を思い切り振り下ろして、小さな何かを海に向かって投げつけた】
【それは緩い放物線を描くと、ぱしゃり、と小さな水音を立てて、黙って夜の海中へと沈みいく】

【ちゃらり。少年の片手の中で音がした。それは、貝殻を拾い集めたものだった】

 ………………──っ

【また一つ、貝殻を昏い海に投げつける】

【ぱしゃり】

【それっきり。帰ってくるのは、木霊するような波の音だけ】
514 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 21:08:09.23 ID:bAsE7iEo
>>508

【ノビタはしばらくぼそぼそ、と隣にいた青年に耳打ちをしていたが…すると青年がびっくりしたようにシオンを見てくる】
【口を押さえ…動揺を抑えるかのように呼吸を整えながら彼は呟く】

「…可愛い顔してなんて大胆な事を…そうか、『魔術協会』の記録にも確かにそんな感じの物はあったけど…
し、信じられない、二人同時なんて…!彼女は変態なのか…?」

…失礼、紹介が遅れたけど彼は剛田 剛太郎、またの名をジャイアン…オレとドラっちが日本にいたころの旧友で
この世界で5年ぶりに再会したかけがえのない友達だよ、今ちょっとエロ妄想してるけど魔術協会の警備員に就職したんだそうだ

【吹きこんだのはお前だろう、というツッコミが来ても一蹴しそうな雰囲気で彼はシオンの答えを聞く】
【彼は表情を作らず、ただ深く頷き…続いて彼女に背を向けて…案内するようにゆっくりと歩き始める】


【たどり着いたのは…なるほど、公園のように遊具すらない、土管さえも置かれていないまっさらで広大な空き地】
【地面の状態も特にぬかるみも出来ておらず、何者にも邪魔される事なく戦う事ができそうである】
【到着した後、ノビタはすぐに奥へ行ってシオンを待ちかまえる体制になり、ジャイアンにいろいろと指示を始める】

一応試合開始!って言う係やってくれるかな、それとまだ戦闘を続ける意思があるか確認する係
「ジャッジじゃないのか?決闘って格闘技の戦闘の申し込みじゃないよな…泥試合でもするつもりか?」

…これからやるのはケンカだ、ジャイアン…オレは昨日ジャイアンの今の戦いを見せてもらったよ
次はオレの番だ…オレの戦い方を見せてやる

【大きく深呼吸すると、軽いストレッチ、それだけで精神的に戦闘モードに切り替わると言った感じか、準備運動を終えると彼は言葉を投げかける】

…シオン!オレはただ戦いを申し込んだんじゃない、戦いの中でなら言葉以上に胸の内を伝える事が出来ると踏んで申し込んだ
だから伝わらないと意味ないから白状する、オレがあんたに憎悪とかを感じている理由を白状すると、だ…一つは単純な好き嫌い、もう一つは…ドラっちの事だ

【いつでもいいぞ、と言わんばかりに彼は…手招きして…先制攻撃を相手に譲った…?早撃ちを持ち味としているノビタがどういう心境の変化だろうか】
515 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 21:18:48.52 ID:077exYoo
>>514

【上手い感じで静寂に帰した、彼女の心の波が揺れる揺れる
――――……ジャイアンの言葉に揺れ動きそうだが、それを落ち着け、言葉を紡ぐ】


……聞き捨てなりませんね、愛した人物に、数も性別も関係ありません!
それに――――……これでも少ないくらいですよ、愛した人全てに契りを交わすというのなら


【微かに表情が揺れる、きっとそれは――――……脳裏に、一人浮かべたから
その名を紡ぐ貴方へ、思考を傾けながら、言葉を続ける】


ええ――――存じ上げています、あくまでも、私の解釈、ですが
彼がどれだけ苦悩したか、なんて――――……私のちっぽけなイマジネーションの及ぶところではありませんが……
けれども、私は、私の取れる最善の手を取った、と言い切ります


【それは、彼女の心に憑く嘘=\―――……揺れ動く心を、一色に染め上げながら
手招きする彼へと、その刃を、矛先を向けて】


――――……それでもなお、私に対し異論が在ると、言うのであれば
ただただ武で騙るのみ、でしょう?――――女の子の一人ぐらい、自分の手で動かしてみることですね!!

高速思考=\―――展開!


【開始の宣言とほぼ同時に、彼女の左手が舞う、身体の直ぐ側に垂らされた腕が、僅かに動くと
手首のリングから零れ落ちた絲=\―――ならぬ、白銀のワイヤーが
這うように、地面スレスレに貴方へと接近しようとするだろう】

【――――――――速度はそれなりに早いが、軌道は一直線であるため、回避にはそう苦労は無いであろう
狙いは、右足、まず足元から狩ろう、ということか?】
516 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 21:24:24.45 ID:veFcI0w0
【路地裏】

【路地裏の暗闇の中から、聞こえる銃声。その直後、
放たれた銃弾がコンクリートにぶつかる音とともに、男の叫び声が聞こえる】

・・・・・
【三人ほどの男が血を流し倒れている。その中に一人立つ人影】
【黒い髪に青い瞳。白と灰色の横縞Tシャツにジーパン。
上からモノトーンの迷彩柄のオーバーコートを羽織っている長身の男】
【右手には日本刀が握られており、鈍い光を見せている】 
517 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 21:26:59.20 ID:EOPpQFoo
>>512

【「救わざるを得ない」――それを聞いて、意外そうな表情】
【僅かに口の端が吊り上がって】

それも、模倣……です、か
貴女が殺めた方々の──

【真剣な音声が、喉から再生された】
【嘗て自分を静めた少女の台詞】

【そう、あの時も、こうして円盤の弱点を突かれて――】

――― 嫌だ、

やめろ やめろやめろやめろォォォォ!!

【少女の喉から男性の声≠ェした、無意味に忠実な模倣】

うわぁ ぁぁん!おがぁざ…!      死に くないっ  死にたぐ…
                             俺だけは、俺 けは…!
 あ゛あ゛あ ぁ ぁ溶け 、溶ける、溶 る!
                            見逃して……

【今度は女性の声≠熏ャじって6音、違う声色の多重奏】


【独鈷杵が腹部を穿っていた】
【――バスンッ、とショートしたような黒煙が躰から立ち昇る】
【傷口からは蜂蜜≠フように薄金色の血液が流失して】

【ふらり、ふらり、と後退り。飛びかける意識を保って、発言する余裕は無い】
【彼の上半身を別たんと、縁の鋭い黒色円盤を発射した】
【そのさまは、巨大なチャクラムのよう】


/すみません、このタイミングでご飯です、すぐ食べてきます!
518 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 21:36:08.51 ID:ohnxjj.0
>>516
おやおやぁ?だれだアンタァ?まぁいいや、

【真後ろで男の声がした】
しかしそこに倒れている男どもいい血の流し方だなァ

【ニヤニヤしながらその男はそういった】
【その男は水色のツンツンヘアーをしていて服装は冬にも関わらず白シャツに半袖のズボンという服装だった】

アンタ、路地裏にいるということはどういうことか分かるよなぁ?
【彼はさらにニヤニヤしながらそういった】
【不思議なことに彼の体からは冷気が出ていた】

519 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 21:36:37.68 ID:Dzu9Bkso
>>517
人違い、だろうなぁ……。
エルネスティーネとやらが知ってるのかね。

【呟き、独鈷杵の行き先を見据える】
【途端、漏れる醜悪な悲鳴の合奏】

南無妙法蓮華経……。

【手を合わせ、数珠をたぐって、経を唱える】

奮ッッッッ!

【円盤を錫杖で受け止めようとするも、軌道を変えるのみに留まった】
【左脇腹に大きな裂傷が出来、ごぼり、と血が溢れ出す】

ッう……ッ!

【顔を歪めるが、歩みを前に進めていく】

お前さんはどうにも業を背負いまくってるみてえだが―――。
生きている限りは、いくらでも業は返すことが出来るもんだ。

【びちゃり、びちゃり】
【血が地面を汚しても、男は其の動きを止めることはなく】

オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラマニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン

【―――光明真言】
【精神を落ち着かせ、やすらぎを与える真言を唱え、やわらかな光が左手に宿る】
【その手を伸ばし、少女の頭に触れようとしているのだ】
520 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 21:47:10.26 ID:Kfaz5NMo
>>513
/まだいらっしゃいますでしょうか?
521 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 21:48:50.97 ID:bAsE7iEo
>>515

【ギリ、とシオンの耳にまで歯を大きく食いしばり擦れる音が響くような威圧感が響く】
【ノビタの怒りが、憎悪が…おそらくはドラの代わりに抱いているのであろう黒い感情を彼は隠さずに表に出し始める】

…そうかよオレはハーレム否定派だ、不特定多数の人なんて本気で愛せないし恋愛感情は女性限定だ
だがオレの怒りはそこじゃあない、まず…今の愛した人全てにってセリフ…本当だったらなんでドラっちは今笑顔を失ってるんだ
…お前の決断が甘いからじゃあなかったのか?不特定多数の人に愛され、そして愛せるなんて妬ましくて仕方ないがオレが本当に言いたいのはそこじゃあないッ!

【右脚を狙ってくるワイヤーがなんらかの攻撃手段なのはなんとなく理解できる、そう苦労ないならする】
【ダンッ!と彼は自分から見て左に飛び、両のホルスターへと手を伸ばしながら…接近を始めた?銃使いなのに?】

おまえが人気なのは確かだ、それを鼻にかけてるそぶりを見せないのが腹立つのは単にオレのエゴだが
当然おまえをめぐってライバルたちはいろいろ奮闘し合ってたわけだ…だがどんなに努力しようと最後に決めるのはお前
そして…ただ選ばれなかっただけならドラっちはあんな事にならなかった…オレの5年間の旅の真の目的は…

この世界の旅を通じてあいつが『自力で立ち直れる一人前の大人』になれるようずっと傍でサポートするのが目的だったんだから…!
ドラっちはオレの願い通り強くなったはずだった!本当だったらフラれたところでオレ以外には見えない所でわんわん泣きわめくアイツと酒飲んで傷心パーティでもすれば済むはずだった!

【その言葉に驚いたのは誰でもない…ジャイアンだった】
【まるでいずれその辺りの事情をはっきりさせるつもりだったのを、ノビタ自ら白状してくれたかのように、予期せぬ事態に動揺していた顔が見える】
【だがその反応はノビタの吠える声でさえぎられる】

…そうなるはずだったんだ!普通の失恋の『ダメージ』だったらなッ!

【間合いは5m、そこまで近づいた所でホルスターに伸ばした手で両方の二挺拳銃を引き抜き即座にシオンに向ける】
【高速思考を使用しているのだったらそれを感じ取る事ならできるかもしれない…彼が恐ろしいほどに素早い動きでその照準をシオンの両肘へ向けている事を】
【言葉と共に彼は銃を引き抜き、彼女の両肘に一発ずつ同時に撃ち込む…まずは武器を持つ手をどうにかするつもりか】
522 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 21:49:18.06 ID:gHznIvgo
>>520
//うん!
523 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 21:50:12.68 ID:veFcI0w0
>>518
【男の声に気づき、そちらに顔を向ける】

・・・だれだ、こいつらのなかまか?
【そういうと、日本刀に着いた血を払うように、
大きく一度振り、歩み寄ってくる】
【倒れている男たちもこの刀で切られたのであろう、
体には大きく斜めの切り傷がついている】
524 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 21:56:53.49 ID:ohnxjj.0
>>523
グヒャヒャヒャヒャヒャ!!グヒャヒャヒャヒャヒャ!!

【いきなり馬鹿笑いをしだす男】

この俺がこんなやつらの仲間ダッテェ?馬鹿にしないでほしいナァ

【馬鹿笑いをしながらそういう男】

こいつらと俺が仲間だと思うカァ?グヒャヒャヒャヒャヒャ!!
【笑ってはいるのだがその目は青と黒が混じっているような濁った目をしていた】
525 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 21:58:59.01 ID:EOPpQFoo
>>519

      パララ ……♪
 人違い……? 知ってる、ない

【傷ついた彼を見て、歪んだ笑みを浮かべた】
【もっとも、電撃を受けた少女自身も辛そうで】

……きみの [ザザッ] は、
[ザザッ] を、 る……こと、だよぅ…

業を返す、 ない、……ですわ
声、あ[ザザッ] 、めて

【聞いた台詞を再生する、ノイズ雑じりのうわ言】
【前半は彼に対する発言ではなく、意識の飛びかける自分を奮い立たせるように。】

【接近する彼に対して、右手の五指を鋭く尖らせ――】

【振るう力は、もう残っていなかった】
【彼の左手が頭に触れて】 【殺されない...?】

   ……どう、して    [ザザッガガガ――]

【――きっと、それも模倣した声】
【やすらぎを甘受しながら彼女は意識を手放して、彼の方へ倒れ込むだろう】


/ただいま戻りました!
526 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:04:17.96 ID:077exYoo
>>521

【彼の紡ぐ言葉は重く、身体も、心も軽く思えてしまう彼女は――――……弾き飛ばされそうで
崩れかける体勢を、ぐっと、脚を踏みしめ――――地面を掴むような勢いで、耐えながら、彼の言葉を聴く】

【それは普通の打撃よりも、斬撃よりも、銃撃よりも、重い、言葉の刃
染み渡る心の痛みを堪えながら、静かに彼女は行動を始める】

【接近を始める彼に対し、圧迫感もあってか、数歩後退を為すが
それが意味を持つ行動とも思えず、やがて立ち止まり、彼の行動を待つ
依然として、彼女は言葉を紡がず、彼の言葉をただ聴くのみ】


(――――……来るッ!!)


【それはさながら天啓のように、場数を踏んだ分、感じられる――――刹那の殺意
光速とも思えるノビタの速射、それを回避するのに、音速の思考では足りず、どうしても、研ぎ澄ました鋭利な感覚が必要、となる
抜き身の刃のような、その鋭敏な神経を――――――――ただ一点に集中させ、回避しようと、右へ飛んだ】


やっ――――……!!


【言葉はかき消される、歓喜の言葉は、惨劇の轟音で――――……僅かにずれ、右手首をを貫いた銃弾が、焼けるような痛みを感じさせる
右へ飛んだ着地を行おうにも、痛みが脳内の色を真紅に染め上げ、行動をぶれさせる、たたらを踏んだ右足が、地面を擦る、音
数刻の急ブレーキの後、数歩右に落ち着いた彼女は、思わず左手で右手首を掴む】


っ……あっぐ……んぅ――――……ハァ……っ――――ハァ……!!


【痛みに、ぎゅっと、瞼を閉じてしまいそうになって、それを呼吸を荒くすることで何とか耐え
力の篭った視線を、貴方へと向けながら、紅く染まっていく左手の手袋を見ている
動脈を切ったのか、血液の噴出量は多く、紫苑はまるで、血の雨を浴びたように、赤く染まっていく】

【白のインナーについた血飛沫が、水滴のように広がる頃、彼女はようやく言葉を返す】


それが……っ――――それが、どうかなさったんですか?


【思う言葉は幾重にもあったからこそ、回避が遅れ、今の傷がある
――――――――故に、返す言葉は一片で言い、答えは幾千にもあるから】

【崖の上に咲く一輪の真紅の紫苑は、身体を苦しそうに上下させながら
尚尽きることの無い、焦ることの無い――――夜露をたっぷりと含んだ紫苑色を、貴方へと向ける
瞳に移る貴方の虚像は、ゆらり、と一つ揺れて、儚げに見えた】
527 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 22:05:35.59 ID:Dzu9Bkso
>>525
【少女の其の異常としか思えない様を見ても男は動じない】
【どんな存在であろうとも、どんな罪を重ねた物であろうとも】
【救いを与えるのが、自分の役目だと。そう認識しているから】

っ……。
オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ

【一応は止血を自分に施し、少女のスタンも解いた】
【倒れこむ少女を肩に担ぎ上げようとする】
【意識を失っているのなら、簡単に持ち上がるだろう】

とりあえずは、宿にでも運んだほうがいいのかね……。

【男の死体へ歩いていき、手を合わせ声を漏らす】

南無……。

【男の周囲から光が立ち上り、天空に浮かんでいった】
【一応の供養である】
528 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:06:29.00 ID:veFcI0w0
>>524

ふっ・・・この季節でそんな服装だから気でも狂ったか・・・
【馬鹿笑いする男をみて、すこし呆れたような顔をする】

しかし・・・こいつらの仲間ではないか・・
【そう言うと刀を鞘に直す】
【しかし、得体のしれない男を警戒しているのか、
刀の柄には手をかけたままである】
529 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:08:02.76 ID:QWqpXwSO
【街中】

そういえばもうすぐ今年も終わりですか…
速いですね
【そんな独り言を呟きながら】
【黒いドレスを着て、長い銀髪に、首にカメラをぶら下げた、優しそうな印象の女性が】
【空をフワフワと飛びながら移動している】
530 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:14:22.13 ID:Kfaz5NMo
>>513

うー寒いですねー、しばれますねー

【海辺の手前、ある程度舗装されている道を白い息を吐きながらちょこちょこと歩く女性の人影が1つ】
【薄い紅の塗られた唇の前で両手を合わせて温かな息を吹き込み軽く擦る】
【からりからりと歩くたびに音がなるのは女性用の漆塗りの下駄を履いている為、勿論この寒空の下で素足でないのは言うまでもない】

【短めの内側に跳ねた黒い髪に、藍色の瞳ただし左目は白い眼帯で隠されて】
【少し周りから浮くような若草色和服の上に割烹着、本人の趣味なのかその割烹着はやたらとひらひらしている】
【腕には特注の靭やかな竹製の買い物籠を下げ、中には様々な種類の魚たち】
【身長は165cm程か、表情は困ったような薄ら笑んでいるような不思議な顔で】

(でもそれに見合う分の物は手に入りましたしー、無問題ですねー良い塩梅です)
(……しかしこの時間まで掛かるとは思いませんでしたよう、漁師さんというのは頑固ですね本当に)
(まあこんな寒い海から魚を、さかなをー……?)

【冷たさの具現のような黒い海を歩きながら何の気なしにみつめてみれば】
【そこには少年、それも1人で、こんな場所で】

(あれですかね、青春のバカヤローとかですかねー)
(いいですねー青春とかいいですねー羨ましいですね……邪魔したくなりますねーへへへへ……)

【頭の中では「実際この状況で青春故の衝動でそこにいるなんてことはないだろう」とは分かっているが】
【それでもあえて言うらば少年に近づく為の適当な理由付けである】

うわ……とと、流石に砂浜は歩き難いですねー

【かつかつと砂浜まで降りて、微細な砂の粒に足を取られながらも】
【ざりざりという足音を鳴らしながら少年に近づいていこうとする】

/絡んじゃうよ!!よ!!
531 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:15:49.72 ID:ohnxjj.0
>>528
うひゃ!!俺が気でも狂ったというかいお前ェ?

【彼に限ってはそれが疑問らしい】

そもそも俺が普通の人間じゃないとは気づくだろうと思ったけどなぁ

【そういうといきなりズボンのポケットからナイフを取り出し】
俺は普通の人間とは違うことを見せてやるよぉ
【と言った瞬間】
ズバ……ッ!!
【と手首を切ったのである】
【しかし彼は痛がりもせずこういった】

グヒャヒャヒャ!!俺の血を見てみなァ!!

【普通、血は真っ赤である】
【しかし彼の手首から流れる血は赤ではなく】
【黒……そう真っ黒だったのである】
532 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 22:20:46.74 ID:EOPpQFoo
>>527

【発言する人間が居なくなって、静けさの戻った路地裏】

【意識が無いまま、抱き上げられた少女】
【彼女は過去に業を背負ったのではなく、現在進行形でカルマを減少させている】
【殺人癖のある人間を宿に運ぶのは、危険かもしれない】

【誰かが傍にいて抑えるべきか】
【何処かに軟禁するべきか】
【二度と誰も傷付けられない身体にするべきか】
【それとも――――】


「―― ぐ……、おのれ、生臭坊主…ッ
勝手に殺すな…、生きとるぞ…っ」

【唐突に、声を上げた青年の骸】
【――生きていたとしても、この出血量では助からない=z

【地面が赤黒く染まるほど、夥しい量の血液】
【明らかに致命傷】【しかし、青年は声を出していて】

「……お、い…

……そいつのハラワタを、……捌け…
オレニ、視せろ゛……心臓≠ェ、足りないんだ…!」

【彼は――救い≠求めていた】
533 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 22:23:23.37 ID:gHznIvgo
>>530

【静寂に割り込んできたその足音を聞いて、】
【少年は、ゆっくりとそちらの方に顔だけを向けた】

(……──人間か?)

【少年はその場を動かず、近付いてきた彼女に見上げるように視線を投げる】
【沈黙のまま、僅かに眉を顰めて、顔をみやり。次いで、その割烹着を経由して、下駄を見やり】
【買い物籠を一瞥した後、再びじろりと女性の顔を見やると──つい、と。その視線を海へと戻した】

……──何だよ、何か珍しいのか

【ひゅっ。少年はまた、貝殻を一枚、海へと放り投げた】

//はい、こちらこそ、不束者ですがどうぞよろしくお願い致します
534 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 22:28:59.97 ID:Dzu9Bkso
>>532
【業を積み重ね、人を殺した少女を宿に運ぶのは自殺行為であるとも言える】
【だが、男は少女を捨てて置くわけにもいかないと判断した】
【気絶しているうちに拘束でもしておけばいいだろう、と考えた】
【人の自由を奪うような行いは本意ではないが、放っておくと犠牲者が出るのは間違いないだろう】
【そして、しゃべりだした青年に、驚きの表情を浮かべしゃがみ込む】

……、俺には、出来ない。
悪いが人を必要以上に傷つけるのは教義上、無理な話でな。

【そう言いながら、少女を青年の手の届く所に下ろす】

(……どうするべきかね)

【瞑目し、ため息をつく】
【男を救えば、少女は救われない。少女を救えば、男は救われない】
【故に、男は】

目を瞑っておく、一分だ。
その間何があっても俺は関知しねえ。
好きにしな。だが、俺の前で殺しは止めろよ?

【そう言うと、目を瞑り黙った】
535 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:30:15.02 ID:G.9WZ2SO
>>529
/もしもし?未だ居ますか?
536 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:34:15.63 ID:Kfaz5NMo
>>533

ふう、なんとか歩くのは慣れました

【少年の近くで立ち止まり】

あらあらそんなに見つめられるとお姉さん恥ずかしいですようー
(人間ですかねー……?)

【赤らめた頬に手を当てわざとらしくクネクネ、ちょっと気持ち悪い】
【それと同時に少年の姿を上へ下へと見やり】

むむー結構冷たい子ですねーこれだから最近の若い子はー

【自分への興味が尽きたように海を向いた少年に少しむくれてみせる】
【やたらとコロコロ表情を変える人種らしい、そして相手にするならば面倒臭い人種】

いえいえ青春するのは別に珍しくないでしょうねー……私だってそんな時期ありましたしー……けっ
おほんっ!いえ、なんでもないですよ。珍しいのはこの時間帯にちっこい子がいる事ですよ

青春するなら夕暮れとかにやるべきですねー
ほら夕日に向かって「ばかやろー!」って、……まあやってたらやってたでテンプレ過ぎてどん引きですけど

【海に還っていく貝殻、ふと石飛ばしを思い出し】
【また唇に手を当てながらくすりと微笑む】
537 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:39:04.18 ID:bAsE7iEo
>>526
【銃弾を放った事に少し遅れてジャイアンも気が付き、ハッと、信じられない物を見るかのようにノビタを見る】
【突如、彼へと向ける視線は怒り、声を荒げて彼は吠えたてる】

「ッ!?ノビタ!味方なんじゃなかったのかッ!銃を使うなんて聞いてねえぞッ!!」

…おおっと…ついうっかり貫通弾を撃っちまったかな…?急所を狙わないでよかった…悪い悪い、今打撃弾に切り替えてやるよ
もっとも…ここまで近づけばもはやその必要すらないんだけどな…さて

【接近により間合いは現在2m半まで詰める、そこに来てまだノビタは言葉を紡ぐ】

…本当にオレの旅は無駄じゃあなかった、ロゼの一件を写したバットショットのカメラのデータ見た時ドラっちが隣にいなかったら泣きそうだたよ
アイツは本当に、日本にいたころとは違い強くなった、シズちゃんとの約束通りオレは死ぬような思いをしてまでサポートして来たかいがあったとな
やっぱり恋だったよ…道化みたいに振舞ってたアイツを変えたのは

お前に好かれたくってずっと頑張ってきたドラっちは当然ながら不安を見せたが、「負けで元々、プロトだろうがライクだろうがアイツの気持ちを射とめるからには
きっとすごい努力をしてお前に想いを告げて実るか実らないか勝者は一人、そんな不安の中戦ってくる、実った最後の一人は天国、それ以外は地獄
それを覚悟して戦っている…恋愛ってのは1か0の公平で過酷な戦いだと言う事を覚悟するんだ」とか言ってやった事もあった…お前、男性からも女性からもかなり人気あったしな

…もう一度言ってみろ、お前そこでなんて答えを出した…!?

【ほぼ至近距離まで来たところで、彼が次に行ったのは…容赦ないヘッドバット!】
【狙うはシオンの顔面の中央…鼻っ柱をへし折りに行く勢いッ!】
538 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:39:28.73 ID:QWqpXwSO
>>535
/ワレ ヲ ヨンダカ ?
/いますよー
539 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:39:49.51 ID:veFcI0w0
>>531

・・・・
【声こそださなかったが、彼が自らの腕をナイフで切ったこと、
さらにはその切り傷から流れる血が黒かったことに驚きを隠せず、男の目が見開く】

・・・なるほど。
私は今まで数々の人にあったが、血が黒い人にあったのは初めてだ・・・
【そう言うと刀の柄を強く握る】

私に何か用か・・・?
【もはや人なのかもわからなくなった今、警戒心MAXである】
540 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 22:44:47.30 ID:gHznIvgo
>>536

【近くでほわほわと語る彼女に対し、少年は言葉を返す事はなかった】
【ただ黙って、海に貝殻を放り投げる作業を繰り返していたのだが、】
【青春どうこうと言う辺りで、彼の中に何となくいらーっとした何かが湧き上がったようで】

【「チッ」 少年は、遂には口内で小さく舌打ちすると、横目で女性を見上げて】

──……るッせえヤツだな、俺は小さくねェ!
何が青春だ夕日だ、バカヤローはお前の方だ

冴えない田舎の家政婦みたいな格好しやがって、何だッてンだよ

【べしっ。残っていた貝殻を砂浜に放り捨てて、】
【がるる、と今にも噛み付きそうな表情で彼女を睨んだ。ただし、下から見上げるように】
541 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 22:51:09.82 ID:EOPpQFoo
>>534

「……ハ、 ハハハ

そう、だよな…
坊さんに殺生させたら…、…神に見放されちまう」

【苦痛に歪んだ表情で、僧を見上げていた】
【虹彩が魔法陣の形状に組み変わり、フル稼働し続ける転写の魔眼】
【失う分だけの血液≠複製し、体内を巡らせているのだろう】
【――もっとも、いつまで保てるかは不明】

【少女が下ろされ、苦しげながらも喜色ばんで】

「……、助かった…
大丈夫、見ている前≠ナ殺しはしない

…あとは胸を開いて、心臓を転写すれば――

(――大丈夫さ、コイツは元々殺す気だった…)
(ここまで生き残るために、沢山の同胞を殺してきた)
(…なにも、迷う事はない…)」

【青年は、震える手をゆっくりと伸ばして――】
【――鋭利なものを何も持っていないことに気がついた】

【一分後、僧が瞼を開けたとき】
【そこにいるのは、傷の増えていない少女と、瀕死の青年】

【彼は力尽きたように伏臥していて、表情は見えない】

「……ハッ …嗤いたければ、嗤うがいいさ…
女性の服に手を掛けるのは、おれ自身の主義に反する…

……俺自身の選んだ道だ…、どこへなりとも、行くがいい…
ああ、だが……名前だけは、置いていけ」

【息も絶え絶え、そう伝えて】
542 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:55:42.80 ID:077exYoo
>>527

【呼吸は荒いものの、彼の饒舌なる接近の間に幾分か痛みは和らいだのか
彼のヘッドバットに合わせる形で数歩後方にバックステップ、攻撃を回避しようとする】


(――――……っ……中々傷が深いですね……長期戦は無理そうです)


【しかし、夜風に触れる傷口は、浅く染みて、思わず声がでそうになる
それでもなお、強く心を持って、言葉を向ける貴方へと視線を注ぐ】


――――……幾らでも申し上げましょう、私は断りました、彼の好意を
何故か、理由を説明してさしあげますから、まずは――――……その良く回る舌を、閉じてください


【依然として、ぎゅぅと、右手首を押さえたままでは、攻勢に移ることも難しく
攻撃のチャンスが在るとすれば、一片、それまでは、守勢で耐えるしかない】


それがどうした≠ニ、私は言いました――――……当然です、彼は断るに値する$l物ですから
――――……人気がある、とどの程度を持ってするかは、私には良く分かりません
ですが、それでも、ドラの、私に対する接し方は――――……とても、心地よく、嬉しいものでした
故に、彼の存在は、私の中で、いつの間にか、大きな存在へと為りました、ご存知の通りに

だから、私は、誰よりも彼を知っているつもりです、彼は大きな人物だと、私など必要とせずとも、道を行ける
そして――――私が拒絶しても、また、直ぐに立ち上がれる人物と――――……!!


【揺らぐ、心の中で、感情が――――……とくん、とあふれ出す鼓動を止められずに
ただただ言葉は力を増し、血液の量が上がり、漏れる声に甘みが増す
――――……けれども、それは、伝えるべき、言葉、突きつけるべき意志】


私は貴方に対し怒りと呆れを感じています、私がここまで彼を分かっているのに、貴方は分かっていないのか、と
彼の強さを見ずに、彼の頑張りを知らずに、彼の何も理解せずに、知ったかぶる貴方へと止めようの無い感情が溢れてきます

彼とは私以上に歴史があるそうですが、そんな軽薄な歴史なら、私が叩き潰してさしあげましょう!
シオン・エルミオール・オルテンシアの名の下に!!


【左手を、右手首から離し、ぎゅっと、握り締めた
――――……まるで、貴方の、訪れを待つように】
543 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:56:23.74 ID:G.9WZ2SO
>>538
/よっしゃ、じゃあ絡ませて頂きますぜ?

>>529
【そんな彼女の真下に広がる街中――】

肉まん美味しっ・・!
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年がいた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【コンビニにでも行っていたのだろう、少年の片手には肉まん、もう片方の腕には色々買った商品が入ったビニール袋がかけられている】
544 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:57:07.97 ID:ohnxjj.0
グヒャ!いい顔だねぇ
【血をふき取りながらそういう】
そう、そうだよその顔を待ってたんだよ!そのこいつ人間かって顔をさァ

【待ってましたという顔をしている】
なんで俺の血が黒いか知りたいかぁ?

【そして彼は笑いながら】
ただし俺と遊んでからだぜぇ!!ウヒャ!死ななきゃな話しだけどなぁ!!

【そういうと彼はいきなり手から氷で出来た槍を作り男に向けて投げ出した】
545 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:57:19.76 ID:077exYoo
>>542
/>>527× >>537
546 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 22:57:37.92 ID:0sgEwR6o
【繁華街】

……はーあ、さすがに書き入れ時もお終いかな

【立ち並ぶ店々の一つ、レディースの服が並ぶやや格調高い店】
【大きく取られたガラス窓の向こう、カウンターに座る青年は諦めの表情を浮かべる】

【襟足長めの黒髪、垂れ気味の湖底のようなブルーの瞳、左目の傍の泣きボクロ】
【目鼻立ちは整っている方だが、指先一つまで気を遣った仕草はナルシズムによるものか】
【白いフォーマルスーツに身を包み、ストレートチップの革靴を壁際より覗かせて
【アンティーク調の椅子に深く座り、焦茶のカウンターに肘を突いて溜息を吐いた】

年末ともなれば、服を買いに来る人も減るか或いは安売りに飛びつくばかり
……私の店にも、ちょっとくらい顔を出しに誰か来ればよろしいのに、ねえ
547 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 22:59:07.82 ID:Dzu9Bkso
>>541
悪い、な。

【言葉少なに呟き】
【一分の後、まぶたを開くが、そこには一分前と変わらぬ光景】
【男の言葉に、複雑な表情を浮かべ】

悪いが、俺にはお前を救う手段が無い。
だから、お前の死を俺が背負おう。

【そう答え、男に左手をかざす】

オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラマニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン

【せめて、最期くらいは苦痛を感じ無いように逝けるように】
【そう願って男は左手を男の頭に載せる】

對道――道を進まず、道に對峙し、その道でいいのか、その真実を見据える者だ。
……。お前は。

【男の死を背負うために、名を問う】
548 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 22:59:44.02 ID:QWqpXwSO
>>543
ん?
(学生でしょうか?この時間までいて大丈夫なんですかね?)

こんばんは
【そう少年の上から声をかけ】
【ゆっくりと降りてくる】
549 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:00:16.61 ID:ohnxjj.0
>>544
/安価付け忘れた……
/>>544>>539に対しての返答です……
550 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:08:52.12 ID:Kfaz5NMo
>>540

(まあ幼年期の衝動に理由を問う方が無粋のような気がしますけどね……)

【「フムン」と人差し指で頬を抑え】

ちっこいじゃん、ちっこいじゃん、チビじゃん……やーいちーび
……もう!その歳で人様の事をバカヤローなんてどういう教育を受けてるんですかお姉さんブチギレ――――

【前半はまるでなかったかのように続ける程度には“良い”性格らしいです】
【大人の女性らしく子供を叱りつけようとするが……】

い、田舎の家政婦……

【衝撃的な(彼女にとって)言葉を受けてワナワナと震えながら砂浜にどしゃりと両手を付いて】
【この格好は彼女にはベストで素敵で機能美に満ちた服装だったです】
【ついでに言うと家ではこの格好について誰も何も言わない、いや言えないのでその分衝撃も大きかった】

ブチギレる前に心が折られた……っ!こんなガキに負けたっ!
でも、でもいくらなんでもっいくらなんでも田舎の家政婦は酷いと思いますよっ!?

【若干の涙目のまま少年を見上げざりりと砂を両手に掴んで】
【「思いますよっ!?」のらへんで少年に向けて砂を投げつけた^q^】
551 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:09:08.17 ID:qH7D7HEo
>>546

年末でなくとも、こーいう雰囲気の店にこの辺りの街並みだとね
気安く立ち寄るには向かない気がするんだけど

【その店の入り口が―――雰囲気からは、内開きで軽くキィと音を立てるのが似合いか】
【来客を示す鈴でもあれば、ちりんちりんと静かに揺れた事だろう】
【青年の独り言を拾い上げて、訪問者は正直に過ぎる感想を述べ】

………で、そう言う私もこんな雰囲気のお店は初めてなんだけどね
まあ………それはこの服装でも見てくれれば、分かると思うけど

【カウンターの近くの壁に、寄りかかる様にして立つ】

【灰色のランニングシャツの上に、前を止めない暗い紺色のパイロットコート】
【やや細身の深緑のカーゴパンツ、ベルトから銀のチェーンを何本か垂らした、灰色のロングポニテの少女】
【首からは聖ユダのメダイのペンダント。両腕に真紅の籠手、左右の人差指に魔石の指輪を付けている】

【この様な雰囲気の店には似合わない、とも思われる様な井出達の少女は】
【店内の洋服一つ一つに、視線を飛びまわらせていた】
552 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:11:37.27 ID:EW1Bkb2o
【魔術協会:中庭】

あーあー・・・っと。眠いねぇ。
【そんな場所の呟きが、一つ】
【隅の床に寝転がった男から、発せられた】

【まるで囚人が着るような服に、両目を覆う十字傷の眼帯】
【針金細工のような肢体をのびのびと伸ばし、心地よさげに横になっている】

【まるでホームレスのような風貌に、見るもの皆が顔をしかめるが】
【そもそも変わり者の多い魔術協会、別段気にするものも少ないようだ】
553 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 23:13:00.26 ID:EOPpQFoo
>>547

……気に、するな…
吹けば飛んで行くほどの価値さ

…俺は、なりそこないだから、な

【苦痛が消失したのか、安らかな表情を浮かべて瞼を閉じた】
【顔そのものは見えないものの、口調から苦しそうな色が抜け落ちたことは分かるだろう】

……フィール……193…
蠱毒から抜け出た、たった一人のクローン…

…………

【「な、ゴミみたいな価値だろ」と、軽薄に笑って見せようとして】
【――もう首は動かなかった】

……俺は、……この道を辿ってよかったのかなぁ……對道――

【やがて、その周囲から光が立ち昇り】
【今度こそ、彼の魂は天へ昇って行くだろう】


【――そして彼は、残る問題をどう解決しても良いし、解決しなくてもいい】
554 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:13:56.64 ID:G.9WZ2SO
>>548
・・・?!
【突然かけられた声にビクリとして】
【周りをキョロキョロ】
【そしてようやく声が上空からかけらた物と気づく】

・・・・こ・・こんばんわ・・?
【「人が空に浮かんでる」】
【そんな普通はありえない状況はこの世界では未だ常識の範囲内なのだろうが】
【それでも少年はただ目を丸くしている】
555 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:14:03.65 ID:veFcI0w0
>>544

なに・・・!
(能力者か・・・!)
【いきなり氷の槍を投げてきたことに驚くが・・・】

「ドゴォッ!」
【氷の槍は男の斜め後ろのコンクリーとの壁に突き刺さる】
【槍の軌道がぶれていたのではない。】

私も・・・一般の人とは少し違うぞ・・・
【男は右手を前につきだして立っている】 
556 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:19:29.18 ID:0sgEwR6o
>>551

何、見栄えが美しいからフォーマル気味の服が多いだけさ
アウターを工夫すれば、普段街に出て着る分にも十分使えるよ
見えないかもしれないがテーラーメイドもやっていてね、レイディの頼みにはなんでも答える
……そんな店さ

【堅実に見えてどこか道楽めいた言葉を口にしながら、椅子から立ち上がる】
【優雅ともいえるゆったりとした足取りでフロアへと歩み入ると、丁寧な動作でお辞儀をする】

私の店にようこそ、ジュリエット
確かに随分カジュアルというか辛目の服装だね。何か気にいった品はあるかな?

【さむざむしいような気障な台詞、いちいち大仰な動作】
【服を着せられたトルソーに腕を向けながら、相手に微笑んだ】
557 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 23:19:32.09 ID:EOPpQFoo
>>553
/うわー!すみません!
/「」が消えてました!全てのセリフに「」が付きます!
558 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:22:02.37 ID:Uoi4HsDO
【路地裏】

【青の首輪、ネックレス。長い黒髪に、同色の瞳】
【頭には、冬毛に覆われた感じの、矢鱈フワフワした犬耳】
【黒のダッフルコート。ちらりと見える、紺のプリーツスカート】
【肌を外気に晒さない様な、黒のストッキング。ローファーを履いた、十代の少女が】

【携帯で会話しながら、暗い路地裏を進んでいる】

……ですので……先程申し上げました様に、私は行きますよ

《―――――………》

……ソーリー。悪いが、聴こえ無いよ
耳にバナナが入っててな

《――――――ッ!?》


……では、石動様。又何時か、お会いしましょう

【勿論彼女、耳にバナナなんて入って無い。冗談である】
【其の冗句で怒ってしまったのか、電話口から、激昂する少女の声が聴こえた】

【静かな路地裏に、犬耳と、電話の向こうに居る、二人の少女の声が響いていたが】
【軈て、彼女が強制的に切った電話によって、逸れも聴こえ無く成った】
【通話が終了した其の場で、少女が立ち止まる。片手のそれを、コートのポケットに突っ込んで】
【疲れた様に息を吐き。ぼんやりと、向こうに見える、路地の暗闇を見詰めていた】
559 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 23:22:50.70 ID:Dzu9Bkso
>>553
価値の無い生命なんざありゃしねえよ。
どんな犯罪者だろうと、どんな聖人だろうと、生命は生命だ。

【左手を当て、男の様子を見て少々柔らかい笑みを浮かべる】
【声色も柔らかく、“送り出す”ように、優しく、優しく】

フィール193。分かった。覚えとくぞ、忘れやしねえ。
俺だけでも、お前の価値を認めてやるから―――。
―――だから。

【事切れた男を確りと見据え、その最期を看とった】

―――だから、お前のその道は、間違ってなんか居ない。
俺がそう保証する。

【そう、答えると少女を法力を通した紙で縛る】
【目が覚めて暴れた場合の為である】
【そして、男は少女を肩に背負い路地裏を後にしていくだろう】
【宿に少女を連れていき、意識が戻ったときに話を聞くつもりだ】
560 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:23:21.96 ID:ohnxjj.0
>>555

ヒュウ!!そうでなくちゃなァ!!ちょっと本気だすかァ!!

【そういうと彼の右手がじょじょに凍り始め】
【5m超の巨大な氷の腕となった】

ウオラァ!!氷って結構痛いんだぜぇ!!
【そう叫ぶと氷の腕を振り下ろした】
561 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:23:52.12 ID:QWqpXwSO
>>554
学生は夜更かししちゃダメですよ?
家族の方が心配するでしょうし
【そう優しく言いながら】
【キョトンと首を傾げる】
562 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:25:41.53 ID:bAsE7iEo
>>542

【スカ、とノビタのヘッドバットが外れた所で、彼はシオンに疑問の顔を向けてくる】

(…何故、打ち返してこない…?)

…いいや…あいつは自分を押し殺してるのが分かる…対機関の話し合いでなんで顔隠してたと思う
今の自分の顔を見られたくなかったからさ、決してウケ狙いじゃない、自分がだれなのか他人にすぐバレると分かっててあんな仮面付けてるんだ

…オレは立ちあがってほしいから5年間頑張ってきた…!だが最後の最後でおまえがしたハッキリしない決断は紛れもなく…傷つけた
オレはそれがどうしても許せない…だからこんな私闘を申し込んでいる…でも

【でも…!とそう腹の内からひねり出すように右の拳を振り抜きながら…】

…せめて、お前の選択でお前は幸せになったと、二人の事を本当に愛してるって言うなら…ハッキリ言ってくれ…
強く生きる、と!今後どんな困難が来ようとも、自分の愛は正しい物だと貫き通してくれ…そうじゃねえと…これから先何も始まらない
まずそこがハッキリしてないとドラっちを立ち直らせる計画も練れないから…

【そう呟いて…再び顔面めがけて右の拳を叩きつけに行く】
563 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 23:28:05.80 ID:gHznIvgo
>>550

【チビチビ言われて、少年はぎゅっと両拳を握り締めながらわなわなと震えていた】
【怒りボルテージがあっという間に目盛の半分ぐらいまで上昇するも──】

……──フン、他人の蚤を見る前に、まず自分の虱を見るンだな

【ドヤァアアアア】
【『田舎の家政婦』で一本取ったり、と言わんばかりに、口の端を吊り上げる少年】

【──が。お調子に乗りすぎたせいか】

るッせえ、今時正気でそんなもの着てる方がどうかしてる
そうじゃなけりゃ、何かの罰でも受けてンのかと思っ────!!?

【──Full Hit!】

【咄嗟に顔を逸らして両腕で顔を覆うも、それは既に遅く】
【砂を顔面に受けて、「わぶはゃッ」とか何とか悲鳴を上げる少年】
【必死にぐしぐしと顔を拭いながら、ぺっぺっと口に入った砂を吐き出していたが】

【ぎろり。鋭い犬歯を覗かせながら、女性を睨みつける少年】

……──てッめえ……
田舎も田舎、ド田舎のド三流貧乏家政婦如きが──

──四畳半のボロ屋で粟でも啜ってろッ!

【ざり、と両手で鷲掴みにした砂を、罵詈雑言と共に、彼女目掛けて投げつける】
【よほど砂のことに腹を立てたのか、もう容赦の欠片もなく、倍返しだとでも言わんばかりである】
564 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:29:14.11 ID:G.9WZ2SO
>>561
あぅ・・・すいません、
でも学校は今日で終わりだし・・家族とは今は別々に暮らしてるし・・
居候先の人達もそういうのあまり気にしないような人達なんで・・・
【と謝り、少し言い訳する】
565 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:29:28.32 ID:qH7D7HEo
>>556

普段着をこんな雰囲気の店で買う程、ブルジョアに生まれてみたかったかもね
ま、そんな所に生まれたら生まれたで退屈しそうだけど……

………貴方をロミオに選ぶつもりはないよ?モンタギューにする気も無いけどさ

【「首は有るんだ」 トルソの美学は余り理解出来ないのか怪訝な顔】
【それでも、気に入らない訳ではなく、彼等の身に付ける衣服を目で追って行って】
【だが、実用性機動性に幾らかの思春期的センスで衣服を選んでいた彼女の事】
【どれが良いとも決められず、暫く目は迷走を続けて】

……んー、そうだね………どれが良い、とか思い付かないし
ちょっと急に収入有ってさ、どうせならテーラーメイドで頼もうかなって思うんだけど……
そういう知識無いから、そっちにも色々決めて貰えると助かるかな

【首は有っても顔が無い、楽しみが半減以下のトルソに背を向け】
【青年の居るカウンターに肘を乗せて、両手の指を組み合わせた】
566 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:31:02.20 ID:veFcI0w0
>>560

そんなこともできるのか・・・
厄介な・・・
【刀でも支えきれないと判断し、氷の腕を回避するため、
横に飛び込むようにジャンプする】

今度はこちらの番だ・・・
【素早く起きあがり、片腕を攻撃に使っているこの隙に、
刀を引き抜き、彼に駆け寄る】 
567 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/28(火) 23:37:49.59 ID:EOPpQFoo
>>559

 【優しい光に擁かれて聞く對道の声が、とても柔らかく耳朶に触れた】
 【その感触が、この世で最期に感じたもの】
 【――他殺と自殺の織り交ざった地獄の中で生まれたフィール193は、】
 【仏教の徒である對道の手に導かれて、その生命に幕を下ろした】
 【最期に、支える言葉を掛けてくれた彼に対する感謝の念は伝わらないけれど――】


【少女は、きっと、自発的なセリフを喋る事はないだろう】
【目を離した隙に、紙を溶かして£E出してしまったかもしれない】

【――しかし、彼が居たおかげか、宿に被害はなく】
【周辺地域でも、彼女の仕業と思われる事件は発生しなかった】

【話を聞いたならば――レイコード……又は、102番目のパロットノイズ、という名称だけは耳に出来たかもしれない】


/というわけで、このあたりで!
/ありがとうございました!お疲れ様でしたー!
568 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:37:59.28 ID:QWqpXwSO
>>564
そうですか……
わかりました
けど、夜遊びはほどほどにした方がいいですよ
【ウィンクし少年に言う】
569 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 23:39:21.13 ID:Dzu9Bkso
>>567
//乙でしたッ!なんか色々と微妙ですいませんでしたなんか!
570 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:39:21.86 ID:ohnxjj.0
>>566
【彼の引き抜いた刀が腹部を切る】
グおっ!!イデェ!

【彼は慌てて後ろに下がる】

(けっこうやるじゃねーか……しかしねぇ!!)

【腹部から黒い血が出てるにも関わらずまだ余裕の表情を見せている】

グヒャ!!くらいな!!

【そういった瞬間氷の腕をまるでロケットパンチかのように彼に向けて発射した】
571 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:42:54.38 ID:Kfaz5NMo
>>563

か、かわいいじゃないですか!?この格好!!
全然櫻の国の方じゃあポピュラーですよ!このばかー!

【他人から見てかわいいかどうかは別として本人はそれで満足してたそうです】
【大人の女性(笑)】

制裁は受けられるべくして受けられるんです!
自分の発言の愚かさを省みなさい、少年君――――

【すくりと立ち上がりえへんと胸を張る】
【勝った!そう思ったのもつかの間……】

また田舎って言った!確かに田舎だけどっ!だけどっ!
……あっテメエ家の事バカにしたなぜってえ許さねえっ!!しかも三流とか言いたいこと言いやがって!!

【大人な言葉遣いがどこかに鳴りを潜めたようです】
【少年に負けるなと鋭くない犬歯覗かせ、睨み返す】

ってぬわー!

【反応が遅れたのかざっばーんと砂を顔面から受け蹲る】
【なんだか「目がァー」とか一頻り叫んだ後に顔を上げれば涙目全開】

痛い、塩分が加わってもっと痛いっ!鬼畜ですよ少年君!
こんないたいけな女性に向かって砂を投げつけるなんて外道です……うぅ…………

【細く緩やかな曲線を描く足を投げ出しながら袂をきゅっと掴んで口に当て】
【「およよよよ」と泣きはじめた】
572 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:44:48.43 ID:0sgEwR6o
>>565

確かに既製品でも個人のやや高いものを委託してもらっているから、値段は良心的ではないかもね
勿論、品質にはその分自信があるし気を遣っているつもりだけれど

……ふふ、これは一本取られてしまったね?
そうだね、強いていうなら私はシンデレラに魔法を掛ける魔法使いといったところかな

【カクテルドレスのようなものからカジュアルな服までとよくよく見れば種類はあるものの】
【基本的にはやや甘めな服が多く、ジュリエット――ヒロイズムを好む女子向けのような、ふんわりとしたものが多い】
【帳簿台の引き出しからメモとペンを取り出し、実に楽しげな顔で大きく頷く】

ふむ……いきなりスカートで、というのは難しいかな、レイディ
華やかなもの、格調高いもの、動き易さを重視したもの。
動き易さを重視するならばショートパンツやミニボトムにタイツ、あとは上で可愛らしさをプラスするべきか……
とりあえず、質問をいくつかしていこうかな?
573 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:44:58.06 ID:G.9WZ2SO
>>568
むぅ・・・解りました・・

―――・・・にしても寒いですね、あ、そうだ。肉まん、食べます?温かくて美味しいですよ?
【ふとそう微笑み、肉まんを女性に差し出す】
574 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:47:56.43 ID:077exYoo
>>562

【――――……心の奥底が痛む、人へと向ける言葉は、自分に向けるように、痛くて、重くて
でも、言わずには居られない、ノビタの言葉を受け入れる、ということは、彼女の中の彼を否定することだから】


傷つく事を恐れるのなら、どうして、自分の思いを打ち明けることができるでしょうか
――――……私の決断は正しい、とは言いません、ですが――――……その時は、それが最善と思っていました
それでドラが傷ついた、というのなら、所詮ドラがそれだけの人物、としか言いようがありません


【右腕から零れだす血液の量が減り始めるのは――――……つまりは、残った血液の量を示す
ふらつく足元に、霞む視界――――それでも、脳は演算を続ける
彼の攻撃はきっと、ここに来ると、頭が、思考が、導き出す】


しかし、彼は――――……私の愛した彼は、そんな、ちっぽけな人物ではありません
私のような小石≠ノ躓いたから、といって、道を踏み外すような弱い人物ではありません
――――それでも、彼を傷ついた≠ニ称し、私に貴方が敵意を向けるのならば……っ


【そこから先の言葉は紡がない、彼女は――――……彼女もまた、ドラを好んでいるから
故に、信じている、彼が――――自分など、到底及ばぬ兵、だと、それはつまり、ノビタの言動が
彼女の信じる彼の姿を汚している、ということ――――……それがどうしても、どうしても――――許せなかった】


そして、今も、今までも、これからも!私は常に、最善の判断を選び続けていきます
その私がどうして、自分の行動に疑いを持てるでしょうか?愛していると言った言葉を退けることができるでしょうか?
――――――――私の言葉は、そんなに甘くありません

……Dead Memories=I!


【顔面目掛け向けられた右の拳の前に、ひらりとかざす左手に握っていた何か
それは手袋¥泄奄フ前にノビタから受け取った、彼の手袋
当然ながらバイクに乗ってきたノビタの手袋には、その記憶が宿る――――……故に、彼女は再生した】

【後方に一歩、倒れるように後退する彼女の前に、楯のように現れた、バイク
当然、拳を振れば、そのバイクへとぶつかるだろう――――……Dead Memories≠ヘ強度まではコピーしない
――――故に、そのまま振り切れば、バイク自体は掻き消えるだろう】

【しかしながら、バイクの中身――――ガソリン≠ヘ、在るままである
拳でそのまま、バイクへと攻撃した場合、大量のガソリンを被ることは確かだ
――――――――彼女が次に、炎を用いた攻撃を為すことは、寸で理解できるだろう】
575 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:51:58.68 ID:QWqpXwSO
>>573
そうですね

あ…いいんですか?
【首をキョトンと傾げながら】
576 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 23:55:38.11 ID:qH7D7HEo
>>572

それじゃ、鐘が鳴っても解けない魔法を掛けて貰いたいね
かぼちゃを馬車にするのは季節によっては辛そうだからパスの方向で……

【例えがシンデレラとなると、どうにも不安になるのか。人魚姫よりはまだ良いのかも知れないが】
【そこだけ指摘して、注文内容を頭の中で整頓】

……と、スカートでも特に問題は無いかな
今欲しいのは、オフィシャルな場でも着られる服なんだよね
私服なら、頑丈で動きやすければそれだけで良いんだけど
やっぱりそういう服は、ちゃんとした場所で欲しいでしょ?

で、質問OK。あまり突飛な事を聞かれない限り大丈夫

【この段階でようやく、自分がどういう服を必要としているのか、説明を忘れていた事に気付いて】
【んー、と唸りながら目を天井に向け、思考の妨げになりそうな情報を極力排除】
577 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/28(火) 23:57:56.38 ID:G.9WZ2SO
>>573
良いですよ、いっぱい買ってありますし、
【そう言い肉まんを渡す】
【その肉まんは、出来たての物なのだろう。ホカホカでとても温かい】
578 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 00:00:46.78 ID:A3xzybMo
>>571

……何処が“かわいい”だ、脳みそにクラゲでも飼ってンのかテメエ
鏡で自分の事を見たことあンのかよ、それでもまだそう言えるってンなら、
その鏡かテメエの目玉のどっちかが間違いなく不良品だ、早急に取り替えろ

【自身に掛かった砂を手で払いのけながら、彼女に見下すような視線を向けつつ】
【砂をぶっ掛けた後、それはもう言いたい放題言っていた少年だったが──】

……──って……な、な……?

【おおっと、まさか泣き出すとは思わず、これには少年もうろたえたー】
【小学生の喧嘩か】

──……、……ッせえな、泣くほどのことかよ、良い歳して……ッ
それに最初に砂を投げてきたのは、お前だ、クソッタレが……

【最初に小さく舌打ちを交えて、そんな情の欠片もない言葉を投げる少年】
【しかしその視線は彼女を捉えてはおらず、あっちこっち行ったりして所在なさげ】

 【──かつてなら、寧ろこれ好機と言わんばかりに、嗤いながら追い討ちするのだろうが、】
 【今の自分では後が怖いのか、それともまるっきり牙を無くしてしまったのか。定かではないが】

【心底面倒くせえやつだと内心でごちながら、頭をがりがりと掻き毟って】
【どうやって海に捨てようかと模索中、ぶる、とその身体が震えて──】

──ッくしっ!

【くしゃみを一つ、零した】
579 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:01:01.11 ID:6qSeAg6o

「ああァァーーッ、もう! それは違うでしょッ!!」
{いや・・・俺が・・・あってる・・・・・・}

【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な盾を背負っていて、とにかく、白尽くめの女青年と】
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて、とにかく、黒尽くめの青年が】
【恐ろしい勢いで、喧嘩をしている。道のど真ん中でしており、邪魔というレベルではない】
580 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:01:22.99 ID:fKL90fU0
>>570

(よし・・・)
【怯んで後ろに下がったことにより連続で攻撃を仕掛けようとする】

【しかし】

なっ・・・!
【腹を切られ他のにも関わらず、
まさかここまで早く復帰し攻撃を仕掛けてくるとは思っていなかったのだ】

(そーいや、さっき自分で自分の手切ってたしなぁ・・・)
【そんなこと今ごろ思い出しても遅い】
【刀で防ぎ直撃は何とか免れたが、力で負け、後ろに吹っ飛ぶ】

くそっ・・・
【刀を杖のように地面に突き立て起きあがる】
581 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:04:21.24 ID:4li4lASO
>>577
ありがとうございます
【微笑みながら受け取り】

いただきます
【肉マンをモキュモキュ食べ始める】

【そして静かな公園で】
【よく耳をすまさないと聞こえないような小さな機械音が彼女から聞こえるだろう】
582 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:04:38.96 ID:brWkAE.o
>>576

鐘が鳴るのは12時、つまり日の終わり、事の切れ目だ
必要な時期が終わるまでは、私の魔法も解けないよ

【ご安心を、などとくるくるよく回る口】
【挙げられる事項をメモに取り、ペンの尻を口元に当てて思案する】

ふむ、なら大胆にフォーマルドレスで考えてしまっても構わないのかな?
型はひらひらした広がりのあるものとすっきりとしたもの、どちらが良いだろうか
イメージが固まっているのなら生地の感じや色合いも聞いておきたいね。
落ち着いた色が無難だろうけれど、明るい色や色とりどりなものも私は悪くないと思うよ
583 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:13:25.11 ID:jmYmD.SO
>>581
【少年は肉まんを女性が食べ初めたのを見て】
【自分も肉まんにかぶりつく】

――――?
【この時間、人通りは少ない】
【だから聞こえる音は少なく、静かで】
【少年はふと、機械音に気がつき】

あの・・身体に何か付けてます?
【何となくそんな事を聞いてみる】
584 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:13:30.99 ID:vTwge3Ao
>>582

ふんふん………そうだね、ドレスで構わない
型は………上にコートを重ねる事も有るだろうし、すっきりしてる方が良いかな?
雨や雪がないなら、単品で着るだろうけどさ

【ドレスコートを着るのではなく、ドレスの上にコート】
【この辺りはやはり、『そういう服装』の事を知らない発想ではある】

色の方は、そうだねー………私がこの通りモノクロだから
あんまり明るいとそれはそれで浮くのかも………白、黒、灰。この辺りに淡色を合わせるのが良いかな?

……生地の方は知識が無いから、選択はパス
痛みにくい生地なら、それで良いや

【やや時間は掛かったが、質問内容に一通り解答】
【「この通り」と言った時に突き出した手の皮膚は、白色人種と同等かそれ以上に白く】
【長い髪と瞳も灰色、衣服の色が無ければモノクロテレビのブラウン管から抜けだした様に見えなくもない】
585 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:16:09.83 ID:XUhXRmoo
>>578

更に酷いっ!?一体私に何の恨みが……恨みが……ああ砂か
ちなみに充分20代で通る若さだと自分でも思いますえっへん

【涙はどこにいったのか】
【女性の顔は見た目は20代多く見積もっても30代前半のもよう】

泣きますよ、ええ泣きますよお気に入りの服を汚されてー
しかも散々に貶してー……法廷で会いましょうか

【頬に残った涙の後を拭って】
【人差し指ピシィ!っと訴える宣言】

最初に投げたのは私ですが原因を作ったのは少年君……
えっと面倒臭いんで名前教えてくださいますかー?末代まで祟……いや記憶しておくので

【呪いに聡いかどうかは分からないがさりげなく恐いことを言って】
【この時点でもう先程の涙顔はどこかに消えたそうです】

おやおやこんな寒い中で、しかも海の近くになんかいるから……
風に当たって体温でも持っていかれたのでしょう、大丈夫ですかー?

【座ったままで顔を覗きこみ尋ねる】
586 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:17:05.24 ID:4li4lASO
>>583
美味しいですね
【モキュモキュと幸せそうに食べながら】


いえ。つけてませんけど………あっ!
【首を傾げ不思議そうに言うが】
【何かに気付いたらしく声をあげ】

それ…私の音です
【少し小さな声で言いながら】
587 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:19:57.87 ID:MAC178Yo
>>574

「…ノビタにも何か抜き差しならない思いを感じるが…アイツもアイツでだいぶ意地を張ってるな
アイツはさっきから…一方的に殴られているように見えているが…そうではない!多分アイツは狙っているッ!ノビタの隙を!」

【放ったその右の拳の手ごたえは…シオン本人ではない事に気がつく時には遅かった】
【彼が振るったその拳が自身の愛機の記憶を打ち抜いた事に彼は感触が脳にとどくまでまるで気がつかなかったのだ】

…『ケルベロス』!?そんな、しまったッ!決闘を申し込むために投げた手袋から…!

【一歩引き、相手にその拳を燃やされるわけにはいかないと言わんばかりに遠ざかりながら、彼は冷静に分析】
【言葉に出た事で間違いないと感じた、相手は間違いなく自分の投げた手袋の記憶を読んでいると!】
【このままでは間違いなく燃やされる…それどころか、これで右手で銃を撃ったら引火して手が燃えてしまう…!】

…オレが恐れているのは…アイツは『今』感情を押し殺してしまっている事だ!お前の言うとおりドラっちは勇気があり
ある程度の痛みは耐えきって乗り越えられる!そういう男だ!でも…傍目から見ていたら分かる、アイツが内側に感情を押し殺し続けて
これからも戦い続けるつもりだ!機関とか≪R.I.P.≫とかと、まるで何事もなかったかのように立ち直ったように振舞って戦うのが目に見えている!

【今にも泣き叫びそうな形相で、彼はガソリンに浸かってしまった右手を無駄な抵抗と分かりながらも振るうが…当然ガソリンはそれくらいでは落ちない】

…そんな事を続けてたら…アイツはもうもたない…!ドラっちが戦えなくなったら…justice内での連携がうまくいかなくなるだけじゃあない…!
オレの5年間が全部水の泡に消える…!オレはドラっちのおかげで大嫌いなお前がいても連携して戦って行けたのに…!そんな状態でどうやって悪と戦えって言うんだよ…!

自分が間違ってることくらい分かってんだよ!でも…ヴェルチェリはオレには協調性が足りないと言う!このままじゃあオレは誰も信頼できないまま
大恩あるこの世界を救えないクズになり下がってしまう…!今ここで、お前を信頼しないと…!ドラっちとの遺恨を即座に清算すれば
ようやくオレとお前は本当の仲間になれるッ!そうだよな!?

【冷静さを失いながら、彼は訴えかけるように泣き言を吐き、ここでどうやって攻撃を返すかを考え…やがて、一度彼女から離れた自分の身を再確認すると】


【今度は自分の身が炎に燃やされると覚悟しながら…一気に前進して左手で胸倉をつかみ上げようとしてくる】
【すでに右手にはガソリンがしみ込んでいて詰んだも同然、この左手をどうにか対処する事が出来れば…?】
588 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:24:00.24 ID:xTGWW120
>>580
ぐひゃ!!さぁとどめだぁ!!

【彼が氷の腕をまた作ろうとしたとき】

「アイスール!!もう終わり!」

【急に風が吹き始めその風の中から女性が現れた】
ガヒャァ?リューン?なんでお前がいるんだぁ?

「アイスール!こんなことしてる暇はないわ」

【緑色の髪の毛、白と緑で彩られたドレスを着たリューンという女性が】
【彼に話しかけている(彼はアイスールと言うらしい)】

「あの方が私たちを呼んでる!、緊急会議よ!」

【それを聞いたアイスールはがっかりした表情で】
ちっ!あと少しで殺せたのによ(それに普段は俺がお前を呼ぶほうなのによぉ)
【といった】

おいお前ぇ!!次にあったら今度こそ殺ってやるからなぁ

【そういうと彼はいきなり黒い空間を出しそこに入りそして黒い空間ごと消えていった】

【続いてリューンという女性も黒い空間を出し、そして消えていった】


/遅くなったのでここで終わりにしようかなぁと思います。本当にありがとうございます


589 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:24:05.58 ID:jmYmD.SO
>>586
はい!やっぱり冬は温かい食べ物に限ります。
・・・あ、いやでも冬に食べるアイスも中々乙な物ですよ、
【どっちだよ!】

・・・・えっ?
【一瞬、女性の言葉の意味を理解出来ず】
【思わず聞き返す】
590 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:26:54.82 ID:v1jmIgSO
【森林地帯、とある水辺】
【一寸した広場のように拓けた其処には、ざあざあと瀬音を響かす滝壺が有る】
【近くには一株の古木が、広く空に枝葉を巡らせており。その陰となる岸には】
【一ツの平たい岩が、雪を被って鎮座している。更にその上、胡座をかいて】

(必殺技と言えば、修業。修業と言ったら――……止めとこう、うん)
(一時のテンションに任せるにしても、風邪ひくってレベルじゃない。死ぬ)

【群青の紬を着流し、腰に帯びるは長短併せて三振りの人斬り包丁】
【肌は白皙、黒みがかった濃藍の髪は夜空にも似て。目を薄く閉じ、微動だにせず】

(やっぱり、滝行よりも水面叩き割った方がビジュアル的に生えそうだよな。無理だけど)
(さておき…………ああ、眠い。けど、寒い)

【そんな和装の人影が、瞑想(?)に耽っていた】
591 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:28:41.23 ID:4li4lASO
>>589
けど、寒い時にアイス食べてるとお腹壊しちゃいそうです
【肉まんをモキュモキュと食べ終わり】

えっと……私…機械なんです
【少し困ったように言いながら】
592 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:31:37.34 ID:brWkAE.o
>>584

ふむ、それなら少し締まったシルエットで考えてみよう
生地は滑らかでハリのあるものに、重ねる飾りは光沢のある薄布をあしらってみようか
ワンショルダーもいいが、肩は出るようにしてオペラグラブを一緒に着用した方が上品に仕上がるね

【この辺りから手元のメモに図が書き足され、徐々に構想は形を成していく】
【考える様子は、活き活きと。相手の意見に興味深げに耳を傾けながら書き連ねていく】

ふむ……それなら黒でメリハリをつけた方がより美しくなるだろうね。ああ、赤色は好きかな?
輪郭が大人しい分小物はワンポイントでやや大きめにして、他に必要なものはあるかな?

【抜けるように白い肌を見て、成程と納得した様子を見せ】
【それも服の構成に含めてにっこりと微笑を向ける】
593 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 00:35:14.44 ID:A3xzybMo
>>585

……──あぁうるせェ、お前に名乗る名前なんかこれで十分だ

【指を差されると、少年は瞳を細めながら、しっしっの手振りを交え】
【あーとかうんとか、生返事で相槌を打っていたが、名を聞かれると、徐に砂浜に文字を書き始めた】

【『ゲ』】

【完成したのは、たったその一文字だけ】

……──あァ、これ以上、ここにいると、お前のバカが、移りそうで、寒気がした、ンだ
はあ……もう、帰る……お前は……好きなだけ、ここに……はあ……いろ、よ……──

【少年は、覗き込まれて一度合った視線を、鬱陶しげに逸らした】
【──しかし、まともに少年の顔を見たのならば容易に認識できただろう】
【その瞳は何処となくぼんやりと焦点が定まらないようで、顔は火照り気味であった】

【少年は、無理やりにそう吐き捨てると踵を返し、浜辺から道へと歩みを進めていく】

【ざく、ざく──しかしながら、その歩みは何処か覚束なく、】
【本人は真っ直ぐ歩いているようでも、その足跡はかなり蛇行していた】
 
 【──揺らぐ視界。顔が熱い。混濁していく意識】
 【段々と息が荒げ、嫌な悪寒が全身を這い回る】

(──くそ、が……頭が痛い……なんだ、これは……)
(三百年間生きてきて、……──こんなのは……一度だって──)


 ………………────っ


【──ぼすっ】
【そして少年は、その場に倒れ伏してしまった】
594 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:35:23.99 ID:zJ7Ug5so
>>587

【はらり、と舞う――――……スクラップの細雪
空気中の風で作られたソレは、維持する力を失い、虚空の塵へと消えていく
二人の間に咲く、瓦礫の花は、散り行く姿を見せぬ、淡雪が如く、積もることなく、吹き消える】

【出血が少なくなり、揺らぐ視界で――――……ノイズ交じりの貴方の声を、必死に辿る
今までに一度も無かった、こんなに意地になったことは、こんなにも、自分の思いを伝えたくなったことは】


貴方は――――……弱い人です、必死に強がって、誰かが居ないと何も為せない、小さくて、惨めな
結局は、ドラを心配する振りをして――――……自分の立場が揺らぐのを、自分が消えていくのを、畏れているだけです


【左手の掌に、浮かび上がる、焔――――なんということは無い、彼女のワイヤーの一部を掌の上に乗せ
そして、再び能力を発動、ワイヤーの練成された際の、超高温の状態に戻したのだ
じりじり、と掌を焼いていくものの、ガソリンに引火させる火種としては十分だろうか】

【彼女はもう後方へ下がろうとはしない、文字通り――――……真正面からの一騎打ち】


……そして、その質問には――――Noと返します
私は、貴方が嫌いです、きっと、本当の仲間になることはできないでしょう――――……


【だって――――……小さく、続く、言葉は掠れて
揺らぐ視界と一緒に、消えてしまいそうな、音となって】

【左手で胸倉を掴み上げられ、ふらり、と揺れる脚――――……そして、彼女は掌の上で燃える焔を――――】


貴方と私は、似たもの同士――――……ですから


【自身≠フ右手の傷口へと押し当てた】

【んっ――――……あん……っ、と零れる嬌声は直ぐに消え、息も絶え絶えに、だらんと、両手を垂らすだろう
結局、眼前に在るのは呼吸をするので精一杯の、ただの弱々しい少女で――――……】

【ぎゅっと、耐えるように閉じられた瞼は、どこか儚げに、涙で濡れて、彼女の戦いの終わりを、告げる】

【彼女もまた、誰かに頼って生きてるから、そして、強く在ろうと、虚勢を張っているから
反発しあう磁力が如く、二人は決して、結び合う事は無い、お互いの全てを、嫌っていくかもしれない
――――……それでもきっと、誰よりも、お互いを知ってる――――……筈だと、彼女は感じた】
595 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:40:49.80 ID:vTwge3Ao
>>592

光沢の有る黒と赤………ルーレットに似合いそうだね
ギャンブルはやらないけど、写真でも取る時にはカジノも悪くないか
赤は、結構好きだよ。血が目立たないのも………乾けば却って目立つけど

【自分の肌に布の黒と赤、合わさった様子を思い描いて】
【チップを手に小さな鉄球の行き先を見つめる人々、その群れに混ざるのも悪くないかも、と】
【そんな事を夢想して、思考が何処かへ飛びかけていたが】

……………あ

【「他に必要なもの」 彼女にとっては「必要な事」】
【人の少なそうな店を態々選んだ理由を思い出した】

【無言でジャケットを脱ぎ、自分の足元に降ろして】
【青年に背を向けると、身に着けていたランニングシャツもばさりと脱ぎ捨てた】

………こういう訳だから
肌の出る場所は、出来るだけ少ない方が良い、かな

【言葉で説明するよりも手っ取り早く、シャツの下、遮るものの無くなった背中】
【銃創や刺し傷―――背中側から突きいれられたものも、腹の側から貫通した物も】
【特に大きいのは、右の肩甲骨付近。横幅数センチの、剣による刺し傷】

【背中でも、これ。胸や腹などは、推して知るべし、か】
596 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:42:54.50 ID:jmYmD.SO
>>591
いや、これが案外行けるんですよ。


・・・・えっ?
【何故かもう一度聞き返す】

機械・・・ですか?・・・ちょっとすいません失礼します
【そういうと少年は女性の言葉を確かめるために手を伸ばす】
【もし抵抗しなければ女性の手を触ってその肌触りや手の温もりがあるか等を確認するだろう】
597 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:42:56.89 ID:I8yfYnUo
>>590

【ざく、ざく、ざく、ざく】

―――――――――寒い、なぁ……

【新雪の上、小気味良い音を立てながらゆっくりと歩を進める影が在った】

【上下一揃いの厚手の防寒具を身に纏い、手には金属の大薬缶を下げた人物】
【背丈からしてまだ年端もいかない子供だろう】
【防寒具のフードの下になぜか鳥打帽を被っており、そこからちらりと短い金髪が覗いている】

……もうそろそろ水場だと思うんだけどなぁ。

【ざく、ざく、ざく、ざく】

【呟きつつも淡々と足を動かし、】


――――――んぅ?

【石の上に胡坐をかく人影に気づいた】
【少しだけ足を早め、そちらへと歩み寄ってみる】
598 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:46:58.01 ID:4li4lASO
>>596
あ…どうぞ
【触ってみると】
【普通の人間と同じ肌触りと温かさ】
【どっからどう見たり感じても人】

【……だが彼女の身体から鳴る心臓音の変わりの機械音が】
【彼女が機械である事を証明する】
599 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 00:48:15.74 ID:fKL90fU0
>>588

【再び氷の腕を作るのを見て、刀を構えるが】

・・・!?
【突如現れた女性に驚き、】

(誰だあの女の人・・・仲間なのか・・・?)
【と、二人のやりとりを眺め】

【アイスールが黒い空間に入る前に言った言葉に対し】

またあえたらだけど・・・
【と、やる気のない返事を返した】

【二人が黒い空間の中に消えていった後】
(結局何者だったんだあの二人・・・緊急会議とか言っていたが・・・
まぁ・・私には関係ない・・)

【振り返ると刀をしまい、路地の暗闇の中へ歩いていった】

/おつかれさまです
夜中までありがとうございましたー!
600 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:52:24.91 ID:XUhXRmoo
>>593

『ゲ』……げ、ゲゲゲの鬼◯郎……?――――は無いですね、無いな流石に
しかし変なところで意地の悪い……とりあえず適当にゲー君と呼びましょう

【むむむむ、と首傾げ流石に1文字じゃ予想も何もあったものではない】
【センス酷え^q^】

バカじゃないですねー、よっこらしょっとバカのフリですねー
(……うわお調子の悪さが加速しましたねー)

【膝に手を当て立ち上がり砂を払い】
【腕に掛けていた買い物籠の砂も同じく払う】

ま、私もそろそろ帰る……というか遊びに行くつもりですけど
(ですけどーどう見てもあれは……あ、転んだー)

【その場で立ち止まったまま、歩き出す少年を少しニヤついた表情を浮かべて観察】
【暫くして少年は地面に倒れ】

おやおやおやー?どうしたんですかゲー君?もしかして私のバカに感染しちゃったんですかー?
うふふふふ情けないですねー惨めですねー

【もうこれはただの言葉の暴力じゃないかな、というほど毒を吐いて】
【じゃりざりと少年に近づいて、傍らで軽くしゃがみ】

ニヤニヤ――――

【助けもせずに笑っているだけでした】
601 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:55:09.68 ID:brWkAE.o
>>595

とはいえ、差し色程度ではあるけれどね。
どの辺りにどう付け加えるかは、結構デザインに寄ってくるから……そっちが先だね

【ふと、耳に届いた何かに気付いたような声に顔を上げる】
【突然の相手の行いにやや目を瞬かせながらも、目に飛び込む凄惨な状態を見てすぐに理解した】
【比較的平凡な場所に身を置く彼としてはそれは危険を匂わせる光景、息をのみのど仏を上下させる】

――……嗚呼、市井の人間には耳に届かないところは、やっぱり色々あるんだね
分かった、ボレロを付け加えて首元は浅く、その代わり横に広げるようにしよう

【が、腐っても商売人――表に動じた様子を見せる事は無く、デザインを固めていく】
602 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:56:41.01 ID:MAC178Yo
>>594

…知ってる…散々思い知らされた…この長い長い戦いの中で、ずっとだ
ネル・ナハトと散々戦って勝ったくせにそこから得る物もなく…ドラっちが本当の意味で成長していく横でオレは二の足踏むのをためらってばっかり…

【彼女を見て…彼もまた悟ってしまった…この戦いが終った事に】
【結局、彼は何もなす事は出来なかった、この戦いの決着は最悪の形で集結してしまった】
【力が抜けたように…彼もまた絶望した力ない子供のように弱弱しく両膝をその場でついてしまう…そこに近づいてくるジャイアンに弱弱しく顔を向けて】

…ジャイアン、がっかりさせてゴメンな…いい所見せたかったけど…できなかったよ、結局

「…ああ、見ていた」

…悪いが、昔みたいにブン殴ってくれ、今は自分自身にムカついてしょうがない…自分自身を『ギッタギタにしてやりたい』気分だ

【言うが早く、ジャイアンは俯き気味の表情でノビタの右頬に思い切り拳を叩き込み…頬で小気味いい音を立てたノビタの身体は1mほど横に弾き飛ばされる】
【地面に叩きつけられ…のそり、と起き上がろうとしながら彼は呟いた】

…オレは…本当に弱い!Justiceに所属している事を誇れないほどに弱い…!
結局、オレはお前を理解する事もできないチンケな男のままだ…未だにシオンの事を嫌ったままで止まったままだ…

「…そうだな―――でも、全く無関心でいるよりは、そんな自分を変えようとした分よっぽど褒められるとは思う、腹が立ったから俺はぶん殴ったが」

…ああ、相手がどういう奴かちょっとだけでも分かった分、相手はもっとよくオレを理解した分…よしとしよう…未だに悔しさでいっぱいだがな

【目元から流れ出る涙を抑えられない、自分の妬みを爆発させて、それで結局相手に痛みを与えるだけの結果で終ってしまった】
【結局本当の意味で仲間になれないと突きつけられたまま…終ってしまうのか】
603 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:58:41.98 ID:jmYmD.SO
>>598
人間その物みたい・・・
【手を触れながらその感想を述べていた】

・・・あぅっ!すいません、いつまでもベタベタと・・・
【いくら機械とはいえ、見た目は『人間の女性』その物、】
【そして少年もお年頃であるが故】
【今更ながら、自分のやってる事の恥ずかしさを感じる】
604 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:03:22.01 ID:vTwge3Ao
>>601

腕や足は大丈夫なんだけどね………止めを刺す時には狙われにくい場所だし
幾らか傷は有るけど、それでも目立たない程度だから
でも………流石に、この背中出して人前出るのは、ね?
………そういう場で見せられて、気持ちのいいものでもないだろうし

【脱いだシャツを足に引っ掛けて、ぽんと蹴り上げ】
【落下してきたそれを右肩でキャッチ、ジャケットも同様】
【採寸も有るからこのままで良いだろう、と割と大雑把に判断をして】

それから、サイズに遊びが幾らか欲しいかな……
まだ身長は幾らか伸びそうだし、体重はもう少し増やすつもりで居るし
でも、場合によってはちょっと絞る事も有るし、だから……
ん、縦横に3,4cmは有った方が良いね

………あんまり成長すると、同居人の目が辛いんだけど

【最後の一言は、付け足し程度にボソリ】
【カウンターに身を乗り出す様にして、青年の手元のメモを覗き込もうとする】
605 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:03:32.64 ID:zJ7Ug5so
>>602

【彼女は、と言えば――――……まるで、泥のように、瞼を閉じたまま眠っている
気絶している、と言った方が正しいのだろうか――――いずれにせよ、自力で動くことは不可能である】

【――――……彼女は、彼女の意地を通し、最終的に、彼を認めた――――……
その形は、正しいかは分からない、が、彼女の思う、彼の形は、漠然にだが、出来たであろう
少なくとも、後退はしていない、前進かは分からないが、確実に一歩、前に進んだということを――――彼にはわかるだろうか】

【彼女が彼を認めたか、否、か――――……また再び会った時に、それは決まるのか
もしくは、もう――――彼女なりの結論は出たのか
真実を聞くには、彼女はどうやら、静かに眠りすぎている】


/っと、眠気がきついのでここらで落ちさせてもらうぜー
/愉しかったぜー乙でした!
606 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:04:43.15 ID:4li4lASO
>>603
【レイント社が開発した二足歩行式爆弾人形。通称《爆弾娘》】
【それの内の一体が彼女である】

【だが彼女は自身が機械としか言わない】
【何故なら爆弾って言ったら嫌われてしまうかもしれないから】
【そう思い、機械とだけ言った】

大丈夫ですよ
【ニコリと微笑みながら】
607 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:08:28.80 ID:v1jmIgSO
>>597

――――……ん?

【瀬音の外には何もない、しんとした静寂に満ちた森の中。雪が音を吸ったとて、気付くのは早い】
【必然、ゆるりと顔だけを其方に向けて、目を開く。寒さには頓着しない性質なのだろう】
【吐き出す息を白く染める、身を切るような寒さの中で。人影は涼しげな無表情を保っていた】

(こんな時刻に、こんな場所で水汲みか?……年もそう喰ってないから、旅人ってセンは無いかな)
(何れにせよ、よくやる。………オレに云われたくは、無いだろうけど)

【僅かに首を傾げて、値踏みするように一瞥。しばしの視線の交錯を経て】
【「どうした、」と。歩み寄ってくる彼に、無造作な言葉を投げかけた】
608 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 01:10:47.28 ID:A3xzybMo
>>600

(──あァ……何言ってンのかは全然わからないが……)
(ただこいつは、人類の仲でも最ッ低の部類に入るってことだけは、何となく識る……)

【少年は薄れ行く意識の中、耳に飛び込んでくる言葉の諸々と】
【ぼやける視界の奥に浮かんでいる名伏し難き何かの姿を捉えて、内心で毒づいた】

【彼のプライドの高さ故、きっと本人は助けなど微塵も期待していなかっただろうが、】
【まさかこのザマを見て嘲りに来るとは、何となく昔の自分の面影が思い出されて──それが、最後の思考だった】

【ゲ君──しぼう】



【かと思いきや】

 ──ッッてに殺すな…………ッッ!!

【ばひン! 何か妙な効果音と共に飛び起きて】
【ぜはっ、ぜはっ、と肩で息をしながら彼女を睨み】

……少し、眠くなった、だけ、だよ、邪魔だ、どけ貧乏家政婦……っ!

【名前を聞けばいいのに、多分プライドがそれを許さずにまた貧乏家政婦扱い】
【砂に塗れた顔と髪、それを拭おうともせず、再び陸地に産卵しに来た海亀のような前進を開始した】

はあーッ……はあーッ……はあーッ……──

【浜辺から舗装路に上がって、防波堤に寄りかかりながらずりずりと何処かに向かって歩む少年】
【その形相たるや凄まじく、新世界の神にでもなりたいのかとでも言わんばかりの様相。もうすぐ心臓麻痺で死にそう】

……──町ぁ゛……町はどっち、だ家政婦ぅう……ウ……

【どしゃり。地に膝をついて、心臓部分を片手で握るように抑えながら】
【もう片方の手で天を仰ぎながら、何かを呪い殺すような声を搾り出した】
609 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:12:46.59 ID:MAC178Yo
>>605

【ふと気がつくと…眠っている少女に気がついたノビタは、一応このままほったらかしにしておくのは忍びないと感じ】
【空き地の近くに細やかに刈られた芝生と、一本の木があるのを見つける】
【とりあえずは、彼女をこの木の下に運び、持っていた毛布を身体に被せてあげるだろう】

―――――…

【かくして、最初の相対は終了した…彼はこの後本当の意味で仲間を信用してjusticeの一戦士として返り咲く事は出来るのか?】
【今まで弱者としてくすぶってきたノビタには過酷とも言える…しかし】

【きっとそれは決して不可能な事ではないと、信じていたい】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー
/今日のところは本当にご迷惑をおかけしました…とりあえずよいお年を
610 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:13:15.16 ID:jmYmD.SO
>>606
あぅ・・・
【少年は恥ずかしいそうに顔を赤くし声を漏らす】

・・・にしても・・凄く精巧なんですね・・
611 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:14:44.63 ID:I8yfYnUo
>>607

―――――――――――。

【顔だけで振り向いた"着流しの"青年の顔を見るや、】

あ、あの。寒くないんですか……?

【開口一番、心配そうにそう口にした】
【まあ、至極もっともな疑問ではあるだろう】

ボクは水汲みで、その、たまたま通りかかっただけなんですけど……
お兄さんはこんな所で何をしてるですか? 体、壊しちゃいますよう…?

【律儀に青年の質問に答えつつ静かに歩み寄り、】
【青年が胡坐を描いている岩の傍まで来て、若干見上げるようにしながら尋ねる】
612 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:17:55.81 ID:4li4lASO
>>610

【少し悪戯っぽい表情をし】
【首にぶら下げたカメラでパシャリと護きゅんの様子を撮影しようとする】

はい。感情もありますし、涙も流せます
ついでにさっき私が飛んでたのは私の機能なんですよ
【フワフワと浮かびながら】
613 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:21:23.24 ID:XUhXRmoo
>>608

おお生きてましたかー、しぶといですねーGのようです

【ちょん、とバックステップで巻き上げられた砂が降りかからないように軽く回避】
【その行動の終始ニヤニヤはやめておらず】

少し眠くなっただけとか死亡フラグですね、まさか本当にそんな台詞を言う人間がいるとは
お姉さん一本取られましたねー、あと貧乏じゃない貧乏じゃないです

【彼も名前を教えてくれないので自分も教えない】
【意地張りというか対等でないと面白くないから】

【満身創痍ながらも進む彼の後ろをまるで草食獣が死ぬのを待つハイエナのように】
【助けるでもなく声を掛けるでもなくただ付いていく】

(んー何の病気ですかねー、シンプルに風邪?)
(ま、医者でもないんで病気の種類に興味もさほどありませんけどね)

【背中を見つめながら目を細めて観察】

……?おやおやここで私に頼るんですかーへー
なるほどなるほどこんな時だけ私に頼るなんてゲー君は随分と自分勝手なんですねー

【耳を澄ませばクスクスと笑い声が聞こえるだろう】
【振り向けば袂を掴んで口元を隠し彼女は笑っていた、何をするでもなく、ただ笑う】
614 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:23:02.47 ID:brWkAE.o
>>604

成程、既製品だとなかなかお眼鏡に適うものは難しくなるわけだね
胸元は編み模様の大きいレースにすれば、ミディアムドレスでもおかしくないな
サイズに遊び、肩の辺りは元々短めだから極端に成長しない限りは問題ないと思うよ

【多少目のやり場に困る格好には、喜びとも困惑ともつかない苦笑】
【まよい線の中に太目の線を引いてあらかたの形を固めると、メモを回転させて相手に向ける】

ふむ、同居人がいるのか。それは羨ま、いや残念だなレイディ
とりあえず、こんな感じでどうかな?

【ミディアム丈のサテン生地のドレスは肩から背中半分を覆うような短めのボレロがついている】
【ボレロの袖口・首元は波打たせて立体感を持たせ、裏地に赤を使って僅かに見えるように】
【小さめの角度で切り込んだ胸元は間にレースを加えて浅めにかつ自然に仕上げ】
【腰の高い位置に太目のベルト、脇に大きなリボンを添えてそこから1、2枚僅かに布を重ねる】

あとは肘丈のグローブと、足元は黒寄りのストッキングを履けば露出を減らして且つ女性らしく見えるよ
何かご不満な点はあるかな?
615 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:26:15.98 ID:jmYmD.SO
>>612
!!
あぅ・・っ!何で撮るんですかっ?!
【少し反応が遅れてしまい、顔が撮影されてしまう】
【そしてようやく撮影されたのに反応が追いついて、余計慌てだす】

はぅ・・・技術は進歩する物なんですね
616 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:30:43.86 ID:vTwge3Ao
>>614

既成のだと、サイズもデザインもねー………
こう言う風に1から作れるのが良いなとは思ってたけど、今までお金の問題も有ったし
運良く割の良い仕事で稼げたからこうして………っと、出来たみたいだね

【首をひょこと動かして、メモに目を向けて】
【胸の辺りから首、其処から降りて腕、腰回り。一通り、ラインを追って行く】
【瞬きの回数すら惜しんで、じっくりと記憶に焼き付けた後】

………成程ね、グローブとストッキング……それは完全に考えに無かった
ああいうのでバランスを取るのも手段な訳か………

うん、気に入った。これでお願い出来るかな?
グローブとストッキングも、ついでに合わせて注文しようと思う

……………と、此処で気付いたけど。合わせて、どれくらいになる?

【肝心の問題もう一つ、予算】
【臨時収入は有ったが、それを全てつぎ込む訳にもいかず】
【それなりの品にはそれなりの金額が必定。自分の用意した予算はまだ明かさず訊ねてみる】
617 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:31:45.65 ID:4li4lASO
>>615
いえ…なんか面白かったので、つい撮ってしまいました
【クスッと笑いながら】

そうですね…機械の私にも能力がありますし…
【考えるように言い】

あ…そろそろ宿をとりませんと
その前に…貴方の名前は?
私はミラーと言います
618 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:35:38.36 ID:v1jmIgSO
>>611

――――……まあ、そこそこ寒いな。慣れてなきゃ、堪えるかも知れない。

【紬の下には、襦袢に肌着にと割合きっちり着込んでいるが。それでも、防寒着よりは余程薄い】
【慣れているからと事もなげに言って、「クリスマスよりは幾分マシかな」と付け加えた】

【確かにクリスマスは寒かった。独りで過ごした人にとっては、二重に――人影なりの冗談らしいが、いまいち解り難い】

瞑想、かな。暇潰しを兼ねた精神鍛練の一環だよ。尤も途中で飽きて、単なる考え事になってたけれど。
……気遣い有り難う、気持ちだけ受け取っとくよ。壊すほどにはやらないから、大丈夫。

【凛とした声音で、つらつらと淀みなく応じ。接近は特に咎める事もなく、歩み寄るに任す】
【上目気味に掛けられた、心配の滲んだ言葉。対して、無表情から一転、ほんの僅かだが破顔して】
619 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:44:13.48 ID:jmYmD.SO
>>617
ぅう・・・
【そんな理由で・・】
【―――とでも言いたげな瞳で女性を見る。】

僕は護と言います。以後お見知りおきを、
あ、あと僕《Justice》っていう組織に所属してるんです。困ってる人がいたらそれが誰であろうが、救いの手を差し延べてあげるのが僕達です。だから何かあったら是非言ってくださいね?
【そう自分の名と所属を名乗り上げる】
620 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:44:16.02 ID:I8yfYnUo
>>618

あの、無理はダメですよ……?

【それでも尚、心配そうな口調の少年】
【表情からは不安の色さえ滲み出ているようにも見える】

クリスマス、ですかー。
なんだかいつの間にか終わっちゃってた、って感じでした……
結構買い物とかできたし、いいんですけどねー。

【僅かながら微笑みを取り戻し、そんな風に返答】
【少年なりに思う所はあるようだが、それはまた別の話】



瞑想………修行、とかですか?
ぶどーか、さん……?

【ちょっとした疑問符が浮かび、小首を傾げた】
【修行といえば武道家、というイメージがあるのだろうか】
621 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:45:51.26 ID:brWkAE.o
>>616

プレタポルテも悪くはないと思うけれど、やはりこういうものは大事に扱えば長く着られるからね
流行り廃りがあるものでもないし、拘る余裕があるならば拘るべきだと私も思うよ

【人を食ったように毒気の無い表情、相手の反応をじぃっと見つめ】
【それが良いものだと分かると、ほっと胸を撫で下ろす】

やあ、よかった。自分で考えられるというのは、裏返せばちょっとの方向性の違いも目につくというところだからね
ふむ……今回は金属の装飾はほぼ使ってないから、そう掛からないけれど……
値段については勉強させてもらって、26,000くらいかな?
622 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 01:50:34.85 ID:4li4lASO
>>619
【その様子を見てクスッと笑い】

護さんですね
こちらこそ御見知りおきを
【ペコリとお辞儀し】

《Justice》ですか…覚えました
では私はコレで失礼します
さようなら!護さん!
【そう言うと】
【手を振りフワフワと飛び去っていった】

/乙でしたー
623 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:51:05.27 ID:vTwge3Ao
>>621

流行りには弱いというか疎いからねー………そういう本も見ないし
流行り廃りが無いジャンルってちょっと落ち着くかも……っと話がズレるズレる

ん、それくらいの値段に収まるんだ………思ったより効率良いね
デザイン代だけでどれくらいになるのか、ちょっと不安だったんだけど
その金額なら、今直ぐにでも如何にかなるよ

【相場も全く知らずに訪れた為、どんな数値が出るかと内心ひやひや】
【同クラスの市販品よりも、もしかすれば安いかもと思える金額、ほっと胸を撫でおろす】
【肩に引っ掛けたジャケットから、財布を引きだしながら】

そうだねー、それじゃあ大体は決定で問題無いけど
仕上がりは、何時くらいになるかな?其処まで急ぐ訳でもないけど、年末だし
次、となると取りに来れるのが遠くなっちゃうだろうしさ
624 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 01:52:55.79 ID:A3xzybMo
>>613

(…………──上、等……)
(このままずっと……ついてくる気か……)

【最早口を返すだけの余裕もなくなってきたのか、】
【今にも閉じかけの瞳で彼女を一瞥して、歩みを進めていく】

【が、どうやらもう膝にも力が入らないようで、】
【ゆっくりと地に膝をつけると、それっきり立ち上がりはしなかった】

【その際、彼の身体に付き放題だった砂が、舗装路に落ちて】
【文字を書ける程度には薄っすらと砂が積もった状態】

………………

【声を届かせるだけの気力もなく、彼はそこに指を這わせて、】
【ダイイングメッセージさながらに、そこに文字を残した】

【『Goetia』】
【今度はそれ。自身を定義しうる名称、或いは名前と呼べる何か】

(──……寒い。眠い……)
(……夜行はもう帰ッてンのか? まァ、いいか) 
(元々、あの家に“帰る”ッてのも、相応しくない──……)

【彼は防波堤に背を預けると、そのまま膝を抱え込むように身を縮めた】
【寒気に抗うために、ただじっと。しかしそんな姿を見られるのも耐えられないのか、】
【彼女の方を横目で見やると、内から外に一度手を振って、精一杯その意を表現した】

【どうやら彼はそれ以上そこを動くつもりはないらしい】
【彼に、縋るという選択肢はどうしても出てこなかったらしく】
【そのまま放置しておけば、少年はその場で眠りにつくことだろう】

//っと遅れました、ごめんなさい!
625 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:55:21.16 ID:jmYmD.SO
>>622
はい、ミラーさん。ではまた、機会があれば
【そう言い、飛び立って行く彼女を見送ると】
【護もまた、帰路につくのだった】

/乙でしたー!
626 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 01:58:12.70 ID:brWkAE.o
>>623

ものすごく凝ったデザインだったりコサージュをたくさんつけたりすれば、いくらでも吊り上げられるけれどね
それに……本当に一から作らせてくれるお客さんというのは、あんまり居ないから
これは私自身の勉強料、というのもあるね

【置かれたメモをひっくり返し、手元に置いて勘定台の法へと向かう】
【言葉どおり、青年の表情は久々の気合の入る仕事に嬉しそうな様子だ】

ふむ、採寸から大体2日、というところかな
ただ今日はもう遅いから、実質3日後以降ぐらいになってしまうけれど。
627 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 02:07:28.62 ID:vTwge3Ao
>>626
【上半身の衣服を肩に引っ掛けたまま、青年について移動する少女】
【取りだした財布から、紙幣で要求額丁度を取り出し】

ふんふん………それじゃ、その辺りで取りに来ようかな
取りに来る時用に、名前でも書いて行った方が良い?

……と、そう言えばこっちも聞いて無かったけど
貴方、名前は何て言うの?

【そう言えば店名も見て居なかったかなー、と今になって思い出す】

【この後は、採寸や支払いなど、特に問題も起きなければ滞りなく行われて】
【全てが終われば、少女は自分の名を告げて立ち去ることだろう】
【何らかの用件が有れば、まだ留まって応答などするかもしれない】
628 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 02:11:16.98 ID:XUhXRmoo
>>624

(フムン、ここまでですかーそれにしたって意固地な子供ですねー)
(やはり子供はもう少し素直でないとね……)

…………――――?

【彼の体調の具合など他人である彼女には全く分かり得ない事ではあるが】
【推測ならば出来る、まさか演技でここまでするわけもないだろうと】

【そして舗装路に描かれた文字に気づいたのか身を乗り出し気味にそれを見て】
【恐らくは彼の名前だろうと納得し頷く、納得ついでに奇妙な縁にくすりと笑い】

ならばこちらも誠意で返さなければね
私の名は八柳の夜過と申します以後お見知りおきを……

【既に意識も曖昧であろう彼に向かいきちんと一礼】
【月明かりの中で彼女の顔をよくよく見れば雰囲気から髪型、髪色まで違うが】
【少年の知っている暴力的な1人の女性とそれこそ鏡写しのように似ている】

まあそういう縁もありでしょう、私も妹の所に向かうつもりでしたし
ついでですねーゲー君は運が良いですよー

【夜過は背を向けながら彼の前で膝を付き、買い物籠を置いて】
【後ろの彼を目の端で見ながらこう続ける】

ささ夜行の、妹の家に行きましょう今日は特別におぶってあげますから
あ、大丈夫ですよ?そのまま人身売買市場になんか連れて行ったりしないので

【再びくすり、そして「さ、早く背中に」と声を掛けて】
【彼に背中に乗っかるように促すだろう】
629 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 02:14:55.09 ID:v1jmIgSO
>>620

自分の限界は、それなりに識ってるつもりだよ。だから、大丈夫。
鍛練で身体を壊すなんて、それこそ本末転倒だしさ。

【安心させようとしたのかは定かでないが、穏やかな笑みをそのままに】
【少年が醸す不安を、何処吹く風と受け流す。端的な言葉だが、それは説得力に満ちていた】
【言葉の通り、慣れているのだろう――――】

――……だろうな。暇を持て余してたら、あっという間に過ぎてた。
去年みたいに凝った料理も作らなかったし、結局ツリーも飾らず仕舞いだったし。
考えてみれば、たったの二日だもんな。……まあ、その分大掃除は早く終わらせたし、良いや。

【どうやら、無為に過ごしたクチらしい。「所詮は縁の薄い行事だし」等と嘯いて】
【呑気に口許を押さえて欠伸を一つ。滝から彼へと向き直り、胡座のまま軽く居住まいを正す】

ん、そんなとこかな――――剣術家が本業、って訳でも無いけれど。
三つ子の魂何とやらってヤツかな?半ば習慣でさ、こうしてると落ち着くんだ。

【腰の太刀の鍔を、とんとんと軽く叩いてみせて。和装に刀、侍のような風体に違わず】
【人影は、それなり以上には剣を振るえるようだった。所作一つ取っても、隙の無さが伺える】
630 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 02:17:22.80 ID:brWkAE.o
>>627

【金額を確認すると、鍵付きの棚の中にしまって代わりにもう一枚メモを取る】
【カウンターの内側、「Staff Only」と書かれたドアの前に立つともう一度振り返り】

そうだね、その方がありがたいね……まあ、多分覚えていると思うけれど
ああ、私の名前はルパートという。店の名前は……
 ravir (ラヴィール・うっとりさせる) さ。

【誇らしげに意味ありげな店名を告げると、軽い調子でウィンクをして扉を開ける】
【小部屋で採寸を終えると、名を聞いて少女を見送り一先ず仮眠を取り】
【楽しそうな表情で、作業に取り掛かるのだろう】


/乙でしたー
631 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 02:19:31.87 ID:vTwge3Ao
>>630
/お疲れさまでしたー
632 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 02:33:32.10 ID:A3xzybMo
>>628

(……八、柳──……?)

【ぴく、と。膝を抱え縮こまったままの彼の身体が、本当に僅かに反応した】
【或いは空耳のような気さえしてくるその言葉を聞いて、彼は憔悴しきった顔を僅かにあげる】

 【何を言っているのかは、もう殆ど識らなかった】
 【ただ目の前にあるその背中に、自然と手が伸びていた】

【少年は、乗る、と言うよりは、半ば崩れ込むように少年はその背に身を預けた】
【その際、足元に描いたその文字列を、故意か偶然か、足が蹴るように掻き消した】

(……──もう『名前』なんてそんな上等なものは、持っていないのに)

 【半ば、頑なに名乗ろうとしなかった少年は、自身そのものを忌み嫌っていた】
 【名も無き魂の寄り辺を何処に求められようかと、永劫晴れることのない苦悩】

【ただその身体だけを預けて、少年は完全に脱力しきった】
【熱を帯びた息は僅かに荒く、身体は完全にのぼせ上がっていた】

……──……、……帰っても……いい……のか……

【はく、はく、と。最小限の唇の動きで、蚊の鳴くような声を最後に】
【少年はゆっくりと瞳を閉じて──全てを奇縁たる八柳の彼女に委ねた】


//こ、ここらでしょうか? もし何か続きがあれば全力で応じますですが!
633 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 02:52:40.03 ID:XUhXRmoo
>>632

ん、よしよしじゃ失礼しますよー
落っこちないようにちゃーんと捕まっていてくださいな

【ぽふん、と厚めの生地の柔らかさが彼に触れて】
【次には夜過の背中の温かさ、少年が背に乗りかかったのを確認】
【膝の裏に手を通してから一気に持ち上げ、軽く身体を上下させバランスを整えて】

おっととお土産を忘れるところでしたー
でもこの具合だとお土産は鯛雑炊か何かになってしまいそうですねー
ま、味には期待しちゃっていいですよ妹と違って私は彩色健美ですからねー

【足元の買い物籠を手を伸ばして腕に通し】
【少しづつ少年の負担にならないように歩き始める】

大丈夫ですか?辛いようでしたら主張してくださいね善処は出来る範囲ならしますから
(熱いですね、家の近くで氷嚢を買っておきますか……あと風邪薬かな)

【適当に体調を尋ねながら耳元で聞こえる呟きに彼女は】

……?帰りたいならいつでも帰ればいいんじゃないですかね、そもそも帰るのに許可なんかいらないですし
夜行にとってはそれくらい許容範囲内だと思いますよ、というか私がそう教育したんですけどねーあはははは

【教育の過程、教育的指導の名のもとに体中の骨という骨を折った、とかそんな話は置いておいて】
【あっけらかんと明朗に「気にするような事では無いですよ」と答え】

辛いようでしたら寝てしまいなさいな……

【】
634 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 02:56:04.30 ID:XUhXRmoo
>>633
/ぬわー追記です

辛いようでしたら寝てしまいなさいな……
目覚めた頃には何か栄養のある物を作って差し上げますからね

【背中に誰かを背負うのは久しぶりだった】
【久しぶりだからたまにはこういうのも悪くはないな、そう小さく呟いて家路へと歩くのだった】

/こ、この辺で良いんじゃないでしょうか?
/流石にこの時間でこれ以上続けるのも失礼でしょうし、お疲れ様でしたー!
/ゲー君かあいいよゲー君
635 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 03:16:38.79 ID:A3xzybMo
>>633

【──少年はその一切に抗うことはせず、また言葉を発する事もなかった】
【酷い熱で思考などはまともに機能せず、ただ彼女の零す言葉が一直線に脳髄に染み入っていく感覚】
【本来ならばプライドが許そう筈もない、その揺られる温かな振動が、少年の意識を段々と深い所へ誘っていく】

 【──力を失い、身体を失い、名を失い、帰る場所でさえも無くなって】
 【自身をどう定義すればいいのかと、自身の寄り辺は何処にあるのかと】
 【このままである限りは永劫晴れぬことのない無間の苦悩に苛まれた日々】

 【しかし、あの暴力馬鹿の屋根下で過ごすうち、悔しくも悪い気分はしなかった】
 【ただ、そこを寄り辺としても良いのかと自身に問うと、名も無き我が魂はいつもそれを拒む】

 【故に】

 【自分は、帰ってもいいのかと問うた】
 【彼女は、いつでも帰ればいいと言った】

【──ふいに。何故か、目頭が熱くなった。ますます脳は、火照っていく】
【溢れ出すそれを抑え切れるほど、今の彼は強い身体を持ってはいなかった】

【ぎゅ。少年は、彼女の服を強く握り締めていた】


//了解です、こちらもこれで一杯一杯出しつくしましたので
//お疲れ様でした、ありがとうございました!
636 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 03:29:31.67 ID:6qSeAg6o

「ああァァーーッ、もう! だーかーらー、私の意見が100,000%正しいのよォォッ!」
{いや・・・俺が・・・100,000,000%あってる・・・・・・}

【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な盾を背負っていて、とにかく、白尽くめの女青年と】
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて、とにかく、黒尽くめの青年が】
【恐ろしい勢いで、喧嘩をしている。道のど真ん中でしており、邪魔というレベルではない】
637 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 16:11:53.08 ID:I8yfYnUo
>>629

そう、ですかー……でも、本当に気を付けてくださいね?
鍛練とか訓練とかしてる間に人が死んだ話、いっぱいありますから。

【青年の表情にどこか信頼できるものを感じたのか、】
【もう一度だけ言葉を発し、それ以上のことは慎む】

ですねえ、忙しい時期ですし……
いつも通りに過ごしてたら、直ぐに終わっちゃってました。
まあ……何がある、ってわけでもありませんしねー。

【一転にこにこ顔に戻り、当たり障りのない話題へとシフト】
【一度青年の方を見て、水場に向き直ると】

でも、その日がおめでたい日っていうだけで、何だか幸せじゃありません?

【返事を口にしながら慣れた手つきで大薬缶のフタを取り外し】
【丸ごと水面下に沈め、水を汲み始める】


剣術、ですかー。
全然詳しくはないんですけど。なんだか、その、強そうですねー?

【首から上だけ振り向き、腰に下げられた太刀を見る】
【物珍しそうにまんまるな目で見つめて、無邪気に声を漏らした】
638 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 16:46:36.78 ID:lAtnJbgo
【魔術協会:中庭】

あーあー・・・っと。眠いねぇ。
【そんな場所の呟きが、一つ】
【隅の床に寝転がった男から、発せられた】

【まるで囚人が着るような服に、両目を覆う十字傷の眼帯】
【針金細工のような肢体をのびのびと伸ばし、心地よさげに横になっている】

【まるでホームレスのような風貌に、見るもの皆が顔をしかめるが】
【そもそも変わり者の多い魔術協会、別段気にするものも少ないようだ】
639 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 17:06:24.95 ID:1a1bxHso

――――――

【街中に、断続的に地響きが起こっている】
【どうやら能力者同士の戦闘―――のようだが、余波によって街に大きな被害が及んでいる】

【音の発生源。】

【立っているのは一人の少女。】
【その少女の片手には、身の丈を超える大剣。】
【そして、機関員の証であるコート。】

――――…こんなもの?
…もう少しやると思っていたわ。

【――少女の視線の先に、倒れる男。】
【先程まで戦っていた能力者のようだが、一目で分かる重傷を負っている。】

さて、邪魔者はもういないかしら。
――ほーんと、つまらないわ
640 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 17:12:41.96 ID:v1jmIgSO
>>637

勿論。この辺りは庭みたいな物だからな、心配は要らないさ。
賊やら何やらは寄り付かない、家もそう遠くない。気は抜こうにも、癖になってて抜けやしない。

【「これで[ピーーー]って方が、余っ程無茶さ。」と述べて言葉を切り、もう一度だけ微笑んで】
【口許を真一文字に引き結び、もとの無表情に。小さく欠伸を噛み殺し】

商売人には掻き入れ時だけれど、そういった縁も無いしな。
もう直ぐに正月だから、その準備の外にはするコトも無し。存外に暇だったよ。

――――そうか?特に代わり映えしなかったから、こっちは嬉しくも何とも。祭の空気は嫌いじゃないけどさ。

【坊さんも走ると言うのに、この人に限ってはそんな理屈は適用されないよう】
【ぼんやりと彼が水を汲む所作を眺めつ、相槌を打って。曰く、「職業柄」だそうだ】

少なくとも、ここらをうろついてる獣には引けを取らないよ。それこそ、龍でも来ない限り。

お前こそ、こんな所に丸腰で――――大丈夫なの?

【自慢するでも謙遜でもなく、然して面白くもなさそうに、事実だけを口にして】
【大きな瞳を切れ長の双眸で見つめ返して、今更ながらに訊ねる】
//少々急用にて席外してました、連絡できず申し訳ない。
//それでは改めて、宜しくお願いしまーす!
641 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 17:14:57.39 ID:jmYmD.SO
>>639
【とそこへ】

そこの人!!何してるんですかっ!!
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が現れる】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【少年の視線はふとその服に目が行き】

――・・っ!!機関ですか!!
642 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 17:26:19.57 ID:1a1bxHso
>>641

――あら、まだ居たの。

【興味の無い視線を向け、その細腕で大剣を持ち上げる】

まだ生きたいのなら、とっとと逃げなさい。
それとも、死にたいって言うのなら――――

――容赦はしないわ。同じ目に遭わせてあげる。

【傍に倒れる男。まだ生きているようだが、治療をするにも困難な程の大きなダメージを負っている】

//複数受付中。
643 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 17:32:04.44 ID:jmYmD.SO
>>642
悪いですけどね、僕は逃げるつもりも、だからと言って死ぬつもりもないですよ。特に『貴女達』からは、絶対に


――――《抜刀》
【少年が能力を発動する為の言葉を発する】
【少年の手に気が集まり出して刀の形へと成そうとしていく】
644 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 17:41:57.85 ID:1a1bxHso
>>643

――構っている暇は無いの。悪いけどね。
…先に言っておくわ。

出し惜しみなんかしない。

―― “ 一 撃 で 沈 め る 。 ”

[Prominent Act]

【瞬間的に高まり、外部へと放出される彼女の魔翌力。】
【暴力的な魔翌力が全て大剣へと流れ込み、蒼い輝きを放つ。】

【――――来る。】
【彼女の持つ最大の攻撃が、少年に襲い掛かる。】
【防御をするかどうかは少年の自由であるが、何もしないまま“受けられる”攻撃ではないだろう。】
645 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 17:42:14.02 ID:I8yfYnUo
>>640

【水は直ぐに汲み終わり、重くなった薬缶をどすんと脇に置く】

へー……この近くに住んでるんですか?

【青年の言葉に一度きょろきょろと辺りを見回す】
【白と緑の、冬の森林。人気は無いに等しい。】

まあ、基本的にはいつもとあんまり変わらないですよねー。
お店屋さんとかやってれば、この時期はやっぱり違うんでしょうけど……

えー、そうですか? なんか、こう……楽しくないですか?

【相変わらずの人懐こい笑顔でそう問いかけた】
【さっきの質問と何も変わっていない、更に曖昧になっただけである】
【御覧の通り、アホの子】

まあ――――日が暮れてから一匹で動く獣なんてそうはいないですし……
こんな所を移動する群れがいるようなら遠目でも分かりますから、危ない時は来ないですよー。

【なんとなしに背後を振り向きつつ、そう返す】
【来た方向には、暗い森が広がっている】

一応、護身用と言うか――――

【そう言った所で一度言葉を切り、両手首を合わせて叩くような仕草】
【ごつん、と固く重い音が森に響く。防寒具の下、何か手首に巻き付けているようだ】

/了解しました!
/よろしくお願いします!
646 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 17:56:44.62 ID:jmYmD.SO
>>644
【集まっていた気はやがて、一本の巨大な刀へとなる】
【これが少年の持つ異能――《護身刀 我武離得 》】
【その刀身は、紅黒く、まるで血のようで】

――・・っ?!いきなり?!
【少年はそういい】
【その刃で放たれた輝きを受け止めるようとする】
647 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 17:58:20.09 ID:AOLy7TMo

「ああァァーーッ、もう! それは違うでしょッ!!」
{いや・・・俺が・・・あってる・・・・・・馬鹿が}

【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な盾を背負っていて、とにかく、白尽くめの女青年と】
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて、とにかく、黒尽くめの青年が】
【恐ろしい勢いで、喧嘩をしている。道のど真ん中でしており、邪魔というレベルではない】
648 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:02:04.83 ID:1a1bxHso
>>646

【先程持ち上げた大剣を、地に向け叩き付ける】
【その瞬間、彼女の近辺は膨大な光によって覆い尽くされた】

―――― 『雲散霧消』 ――――

【爆撃に似た轟音が響き、大きな衝撃が地面を走る。】
【白き残像を宙に刻む程に、深々と地を穿つ光。】
【雲散霧消。その言葉通り、あらゆる物事を跡形もなく消し去るかのような波動が襲い掛かる。】

【耐え切れなければ、“一撃で沈む”こととなるだろう。】
【だが、魔翌力は無尽蔵の力では無い。これ程の攻撃をすれば彼女に疲弊は確実に訪れる。】
【どれ程で耐えられるかが、勝敗に大きく関わって来る。】
649 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 18:20:11.99 ID:h7BBvDoo
【公園】

いやね、久々の登場は嬉しいですよ?
しかしだ。時期を考えて欲しいのよ。昼ならまだしも夜ってね……

【草臥れた青味の強い紺の2つボタンの着いたスーツとセンスの悪さを象徴する黄色いネクタイを着用した坊主頭の青年がベンチに座っている】
【足音を鳴らす真新しい白いローファーがよりセンスの悪さを際立たせるだろう】
【思わず踏んでしまったのか少しフレームの歪んだ上縁メガネをかけ、その奥の双眸の下には深い隈が出来ている】
【0.5mmしかない毛髪は最早頭皮を隠しておらず、ネクタイの位置を気にする右手は見れば深爪で】
【ボタンは上側だけ止められており、ワイシャツもズボンから出ている】

いやね、何が言いたいかってぇと

【ポン。左右の手を頭の上に置いて】

髪の毛がねぇから寒いんだよおおぉぉぉぉ!!!

【叫びながら冷たい頭を摩ってあっためている。】
650 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 18:21:23.86 ID:v1jmIgSO
>>645

住んでると言うか、まあ――……そんなとこ、かな。

【はて、どう説明したものか。言葉に詰まって、曖昧に濁した回答を返す】

せいぜい、風呂に柚子浮かべたりお節と年越し蕎麦の用意を済ましたりする程度だな。

……いや、全然。何も無かったし、色々目に毒だし。
結局は行事の楽しさなんて、誰とどう過ごしたか、だ――と、思う。私見だけど。

【気の早いことで、大晦日と元旦の準備まで済まして仕舞ったらしい。年末年始は、心置きなく寛ぎたい人なのだろう】
【下手すればループになりそうな其れをばっさり切り捨てて、そう付け加え】

だろうな。魔物とかの類なら話は別だけれども、そうは出ないから。
――――随分と慣れてるみたいだが、やっぱり旅を……?

【月の光と、新雪の照り返しの外には明かりも何もない森の奥。少年越しに目を細め、夜闇を見据える】
【慣れているといっても、場所が場所だ。警戒は、先程から寸分も緩めていない様子だった】

……仕込み武器、って風には見えないな。篭手か、ひょっとすると魔具か何か?

【どうやら心得は有るらしき少年に、内心で少し安堵しつつ。更に、問いを重ねて】
651 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:22:30.92 ID:jmYmD.SO
>>648
ぐっ・・・おおぉ・・・
【少年は必死に受け止める】
【だが流石に、彼女の最大級の技】
【そう易々とかわせる訳がなく】

くそ・・・こうなったら・・っ!!、
【少年は空いていた片手で腰の闇の魔翌力を纏った刀を抜き同じく魔翌力を放つ】
【目には目を、歯には歯を】
【魔翌力には―――魔翌力をっ!】
652 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:32:06.63 ID:1a1bxHso
>>651

【暫くの衝突の後に、漸く相殺】

――――!!

正直言って心外ね。まだ立ってるなんて。
本気で攻撃したのに――…

(後使えるのは一度きり。)
(――今直ぐ撃った所で次は攻撃を知った上での対処をしてくるであろう事は明白。)

(なら――…面倒だけど、地道に削っていくしかないわね)

【少女は、その細腕で超重量の大剣を扱っている。】
【大剣の一撃の威力は普通の剣に比べれば大きいが、かなり動きは制限されてくる。】

【その為自分からは前に出ず、構えたまま相手の出方を伺っている。】

//どれ位防御出来たかはそっちでやってくれないとかなりやり辛い
無傷のままで居たかったならまた話は別だけど、
防御を破壊して木っ端微塵にしました、ちゅどーんなんて絶対に出来るわけないから、こっちは。
653 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:44:21.52 ID:jmYmD.SO
>>652
/すいませんでした、以後気をつけます故。
/更にすいません、飯落ちです。

(防御・・・出来た・・けど・・っ!)
【受け止めて防御するのに体力を使ったのだろう】
【身体の外側に傷は付かなかった物の、代価にその中へのダメージは大きく、息はもう荒い】

はぁ・・・はぁ、っ!!
【少年は今度は自分から攻撃を仕掛けようと少女へ駆け出す】
【もし何も対策がなければそのまま、能力の方の刀を振るう】
654 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:46:57.69 ID:KxiYffAo
>>649
/ノックしてもしもォーし
655 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 18:49:29.33 ID:h7BBvDoo
>>654
/…中に誰もいませんよ?
656 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:51:14.04 ID:I8yfYnUo
>>650

そんな、とこ、ですか?

【少しだけ首を傾げるものの、そう釈然としない様子でもない】

まぁ、一緒にいる人もそうですけど……
人それぞれ、気の持ちようだと思いますー。
一人でいても楽しい人入るでしょうし、みんなでいても寂しい人はいるかもしれません。

【そんな風にのんびりと返答】


ああ、いや……今日はたまたまこの辺で泊る羽目になっちゃっただけです。
元々そうなるかも、って感じで来てたのであんまり気にはしてないですけどねー。
別に旅をしてるわけじゃないですよ?

【にこり】
【相変わらず人懐こい。猛獣はともかく、強盗追剥にはころりと騙されてしまいそうなタイプ】

あー、これですか? ただ鉄板を少し曲げた奴を二枚ずつ巻いてあるだけですよ。
これだけでも、襲われた時とかには随分違いますからー。

―――まぁ、襲われそうになる前に大抵逃げますけど、ね。

【袖を少しまくって見せる。黒く光る金属光がちらりと見えただろう】
【言う割には、初対面の日本刀を所持した青年に対して警戒している様子は無い】
657 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:53:16.48 ID:KxiYffAo
>>649
おい、うるせェぞ。寒いならとっとと帰んな。
騒がれちゃおちおち眠れやしねェ。

【公園の薄闇から、杖を突いた男が一人、危なっかしい足取りで歩いてきた】

【濡羽色の着物を着流し、足には草鞋を履いている浪人風情な男】
【長い黒髪を後ろに束ねており、目元を目隠しで覆っている】
【腰には真紅の鞘に収まった刀を差しており、右手に持った杖で周囲を探りながら歩いている】

さて、今日の寝床はどこにすっかねェ。
適当な木の上か下…いっそ地べたでも良いか?

【独り言を呟きながら、男が座っているのとはまた別の、隣にあるベンチに座る】
【腰に差していた刀を抜き、肩に立てかけるように置いた】

>>655
/oh, nice boat. よろしくお願いします。
658 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 18:53:41.29 ID:1a1bxHso
>>653
――ッッ!

【刀を警戒し、受け止めようとはせずに回避を行う】
【すんでの所で回避はしたが、髪が切れる】

(速い――――)

【一撃を放てば必ず隙が生まれる為、防御と回避を続けつつカウンターを狙っているようだ】
659 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 18:59:14.06 ID:h7BBvDoo
>>657

それは帰る家がある方々に言ってくれ!
特に4〜5日前に言ってくれたらおいちゃん感動した!!

【頭を擦りながら男の方を向きながら言葉を放って】
【言葉から察するに、公園に敷いたダンボールが家の方々かそれに準ずるものだろう】

……個人的にお勧めなんはコンビニとかそう言う店かな。
暖房ぽっかぽかだもん

【着流しと言う寒そうな格好に一瞬言葉を失いながらも、適当なアドバイス(?)をしてみたり】
660 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 19:12:46.44 ID:KxiYffAo
>>659
あん?家無しか。そりゃ悪かったな。
俺も似たようなもんだ、同類ってことで勘弁しとけ。

【なんとも適当な謝罪の言葉の後、はぁ、と軽く溜め息一つ】
【謝る気があるのかどうか。見て分かるのは気だるそうということぐらいか】

お勧めならアンチャンが行け。俺ァ知らん。
そも、金なぞ持ってねェ。行ったところで叩き出されるのがオチよ。

【取り付く島も無くす、バッサリと斬るような答え方。どうやら男のことはどうでも良さそうだ】
【が、それでも多少は興味が沸いたのか。もぞ、と袖に手を突っ込むと、】

…で?
ちょいと前まで家があったアンチャンが、何でこんなとこにいんだ?

【静かに前を向きながら、そう質問した。抱えた刀がかちゃり、と微かに鳴く】
661 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 19:22:41.83 ID:jmYmD.SO
>>658
・・・はぁはぁ・・あああッ!!
【少年は能力の刀を振るった勢いを利用し一回転】
【そのまま今度はもう片方の先程魔翌力を放った刀を振るう】
【尚、この刀は本来は修練の為の物で重さを重視をしており刃はない、戦闘に使えばそれは刀というより鈍器に近い。】
【カウンターを食らわせるならば一回転している所で隙が生まれる、攻撃するならそこだろうか】

/すいません、只今戻りました。
662 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 19:22:59.03 ID:h7BBvDoo
>>660

おk。許すオイチャン寛大だから

【ふふん、とわざとらしく胸を張って許しました】
【優しい、じゃなくて適当なのだろう】

奇遇だね。オイチャンもお金ない。
あと立ち読みしすぎて行きつけの店の本全部にビニールかけられちった★

【テヘッ★と舌を出して見せる】
【可愛げなど一切無く、単にキモいだけでした】

ハッハ、おいちゃんがいつちょっと前まで家が有ったって言った?
一応食う寝るところに住むところ(屋根なし)は有ったよ?有ったけどね?

【ハハ…と、小さく笑いを零して―――】

………路地裏にあったけどね、うん。
燃やされたんよ……

【ギシリ…ベンチの腰掛に深く、腰かけて】
【路地裏故治安は最悪であった】
663 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 19:24:24.19 ID:Qv/1Pxg0
【聖都――――魔術協会本部≠フ、大図書館の一角、そこは窓際】
【書物だけで満杯になったには、どうも妙な膨れ方をしたボストンバッグを提げて、少女がひとり佇んでいた】


 ―――――……あたし、18歳になってしまった…。

【それは、墨色の綺麗な髪を臍の裏ほどまで伸ばした、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】
【黒を基調とした制服ブレザーを身に纏い、その校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示している】
【指先から手首までを紅蓮の手袋型ガントレットで覆い、首元には茶色い偽毛のマフラーを巻いていて】
【背負うのは、1メートルほどの戦鎚を想わせる角製鈍器……に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っているらしい】

(………実際の問題は、それを昨日まで忘れてた事、だけどな。)
(二人にも伝えて無ぇし、断華さん達は居なかったし、シズクとかも……つまり、今更どうでも良いんだけど、ねぇ…。)

【外で降り頻るのは、雨か雪か判断しかねる半端な其れ。立った侭に眺める少女の顔は、声色に先導されるように、ぼんやり】
【変遷し流転する星霜、師どころか弟さえ東へ西へ――――自らの立場と、時期柄の相乗効果で、こうも忙殺された事は解っている】
【然し、彼女としては珍しい部類に入る、締まりの無い面持ちをしているのには、理由はもう一つ】

……――あと二年で、「大人」ってヤツ、だよ……な。

【日頃は意識しない事だが――――詰まりは、こう言う事である】
【曖昧だった表情には少しずつ物憂げな色が浮き、AとBの境界を彷徨いながらに群れて地表を打つモノたちは、この心情と重なる】
【――――敢えて何か指摘するとすれば、彼女の風評と、背中で奇妙な威圧感を放つ物体のせいで、アンニュイ(暗黒微笑)と化している事、か】
664 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 19:36:00.51 ID:1a1bxHso
>>661

――――つッ!
(――やっぱり近接は不利ね)

【剣身にて受け止めるが、その重量に僅かに怯む】
【しかし、大剣に魔翌力を込めると共に触れている部分が炸裂し、得物を押し返す】

【――どうやら、これが彼女の持つ能力のようだ。】
【先程の『雲散霧消』は、込めた魔翌力を炸裂させた衝撃で相手を粉砕する技だった。】

【そのまま踏み込むと共に、大きく振りかざして横薙ぎの斬りを放つ】
【受ければ当然、衝撃と共に背後に弾け飛ぶ事となるだろう】
665 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 19:37:08.09 ID:KxiYffAo
>>660
びにーる…ああ、妙につるつるしてよく伸びる紙みてェなのか?
そりゃあお前、タダで見せてりゃ商売あがったりだ。当然と思うぜ?
あとテヘッとか言うんじゃねェ、気色悪い。

【ふん、と不機嫌そうに鼻を鳴らす。どうやらお気に召さない様子】
【怒っているわけではないが、表情があまり変わらないのでそう見えるかもしれない】

住み着いて食う寝るしてたんなら、まごうことなく家だろうよ。
しかしそうか、燃やされちまったか。ま、あの辺はおっかねェからな。
俺も昨日は路地裏で寝てたんだが、通りすがりの女を斬ろうとしたらえれェ目に遭った。
あそこは人を斬るには良い場所だったんだがなぁ…当分、近づこうとは思わんね。

【そこまで言ってくぁ、と欠伸一つ。よく聞くとさらりと危ないことを言っている】
【右手で刀を握る。かちゃり、という微かな音に紛れ、更に微かにちりん、と鈴の音が聞こえるかもしれない】
【尤も、それは異能の才があれば、だが】
666 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 19:39:26.39 ID:9ITXVj2o
>>663

【とん、とん、とん】

【書棚の向こうから響くのは、軽い足音】
【次第に接近して――視界の端から、一人の少女が姿を現すだろう】


あれ―――、―無道さんじゃないか。


【髪型は艶やかなスカイブルーの髪をリボンで括ったサイドテール、身長165cm程の少女だ】
【双眸と同色の黒を基調としたブレザー制服をきっちりと着込んでいるが、スカートは短め】
【黒色のニーソックスから少し視線を上に向けると左腰には軍刀、紅い鞘には幾何学模様が掘り込まれている】
【また、制服の襟元に目を遣れば―――“魔術教会”の紋章を模したバッジが付けられていると判るだろうか】


久し振りだね、こんばんは。
年末にこんな所で……調べ物かい、大変そうだ。


【両手に抱えるようにして持っているのは、少し古ぼけた書類の山】
【そう言う彼女も『調べ物』の最中なのだろう――人の事を言えない立場ではある】
667 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 19:45:58.21 ID:h7BBvDoo
>>665

だってお金ないんだもん・・・・
ああ、あとキモいのは自覚してる。ゴメン。寧ろメンゴ。

【両手を合わせて謝って】
【そして今度もまた舌をちょびっと出して謝った。キモさは相変わらずである】

ハッハ、おいちゃんも気に入ってたんだけどねぇ・・・あのソファと卓袱台

【そんな風に呟いて…小さな溜息を吐くと】

――――とっと

【ぐらり――青年の座るベンチがぐらりと揺れる】
【それは丁度、男が刀を握った時に……】
668 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 19:46:02.65 ID:v1jmIgSO
>>656

ん。住んでる、って言うと少し語弊があるってだけ……空けてる事も多いから。

【厳密に言うならば、家という表現も当て嵌まらないのではないか】
【そんな疑問は置いといて、簡潔に答えを返し】

確かに、そうかも知れないな。所詮は主観だし、気分次第でどうとでもなるか。
……少し話が逸れた気がするけど、まあ、どうでも好いや。

【そう結論付けて、唐突にひょいと立ち上がった。もうそろそろ、帰る心算なのだろう】

ふぅん。まさかとは思うけど、野宿じゃないよな?もしそうなら、部屋ぐらい貸すけれど。
時間も時間だし、そろそろ帰ろうと思ってたとこなんだ。……成る程、な。

【対して、相も変わらぬ仏頂面。先の様子から鑑みて、話せない相手では無いらしいが】
【素っ気ない口調といい、態度といい、愛想を振り撒くのが得意ではないようで。それでも心配なのか、そんな提案】

ああ。下手に慣れない刃物を振り回すよりは、そっちのが効果的だろうな。
何にせよ安心したよ、見た目以上には心得が有るようで――

軒先同然の場所だ、人死になんて起きた日には、寝覚めが悪いったら無いし、さ。

【曖昧に一つ頷いて見せ、くすりと喉を鳴らして】
669 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 19:46:18.43 ID:z1hsa8M0
【水の国 街中】

――――人工宝玉、正直舐めてたけど、大した治癒力ね…………
それはともかく――――昴は、らぶみはどこ…………!?

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織り、古ぼけたサングラスを掛けた、青の長髪を三つ編みにしてニット帽を被った、左腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女が】
【何か慌ただしい雰囲気を湛えて、夜の街を足早に歩いていた】
【夜目にサングラスというちぐはぐな装いもあって、その姿はどこか浮いている】

≪姉貴、奴等の襲撃には気をつけて……≫
分かってるわよ。あんたこそ、周囲の警戒、頼んだわよ……?

【傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】
【が、その姿や声は、魔力持ちなどでなければ感知する事は出来ないはずだ】
670 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 19:49:26.12 ID:jmYmD.SO
>>664
うぁ・・・っ!!
【少年は少女の斬撃を喰らってしまう】
【少年の身体に傷が出来て、そこから血で紅く染め、撒き散らしながら後方へ弾き飛んでいく】
671 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 19:57:08.12 ID:Qv/1Pxg0
>>666

……――そう言う貴女は、華蔵院フィスカ?
無道さん、と言い方はくすぐったい。名前で良いんだぜ名前で。

【聞き慣れた、と言うにはまだ交流の層が浅いとは言え、同じ寮に住むからには、日常的に耳に入るそれ】
【過去の邂逅で得た印象も、概ね良いモノであった為――――即座に、彼女は振り向いた】
【……――心算、だったが。実際には、何秒か、気にする程では無いものの、沈黙と不動のタイム・ラグを挟んでしまう】
【とはいえ、この状況で誰かが訪れてくれた事は嬉しいのか、表情は『笑み』と言う喜色に塗りなおされて】

ああ、姿は割と見るけど、ガッチリ面ぁ突き合わすのは、久しいな。
一対一の状況だと、始めてかなぁ……――取り敢えず、こんばんはっ。

【相手の姿に視線を這わせるまでも無く、返すのは言葉、挨拶―――それから、一通り姿を検分した】
【この年になれば、数か月で爆発的に背が伸びる事は無い。良く見えないが、察するに胸は相変わらずの様で、羨ましい限り】
【端的に言えば、武美の視点からは「お変わりない」――――其れは、確かに抱いた感想だが】
【実のところ、彼女の眼が真っ先に、顔よりも先に視線を集中させたのは、古色めいた資料の束】
【茶色い染みが浮かんだり、代わりにインクは掠れたりしているのだろうか―――否、そんな事よりも、気になるのは内容、解読の手引き】
【なんのかんの言っても、彼女とて『研究者気質』――――それも、拭い切れぬ疲労感などでは、鎖とはならない程の。】

……調べ物………まぁそう言う事。研究よりは楽だよ、あたしとしちゃ。
そいで、フィスカの方は? ……なぁんか、大変そうだぜ。

【――――意趣返しと言うよりは、気づかう意図で、同じ言葉を用いた】
【此れほどの量、一人で読むには厳しいし、ただ読み解きたいだけなら、教師の助力も得れば良い】
【自己鍛錬にしても、少し重たそうだ――――これまた、彼女には思えた事では無い思考を構築しながら、フィスカに一歩近づいた】
【可能であれば、今表に出ている文面をちら、と掠める様に見つめ、気になる文面が在れば、気に留めてもみることだろう】
672 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 19:58:29.75 ID:1a1bxHso
>>670

――私は、本気でアンタと戦っている。
……アンタはどうなの?「そんなもの」?

それで本気ってなら――――悪いけど、口ほどにも無いわね。
弱い癖によく吠える…負け犬よ。

――消す価値も無い、ね。

【馬鹿にした表情で、その姿を眺める】
【反応が無ければ、そのまま立ち去るつもりでいるようだ】
673 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 19:59:17.72 ID:I8yfYnUo
>>668

そうなんですかー……やっぱり、修行とかしてるんですか?
剣術って、何だか大変そうな感じですねー?

【興味津津の様子】
【子供がヒーローに憧れる、そんな視線に過ぎないが】
【剣術に対して何やら「すごくてつよくてかっこよさそう」というイメージを持っているようだ】

そうですよ? 幸せって、幸せだって思ったら幸せなんです!

【ちょっと何言ってるのかわかんないですね】
【しかしたどたどしい口調だった少年が、この台詞だけは強くはっきりと口にした】
【暗く寒い森の中、子供っぽい笑顔は崩れない】


え、いや―――野宿ですけど。
雪もそれほど強くないですし……テントでも張ってればなんとか?

【何故か疑問形】
【どうやら本当に野宿するつもりだったようだ】

心得というか……別に何かの武道とか、そういうのじゃないですよ?
襲われる事もそう頻繁にあるわけじゃないですしねー。

―――大丈夫ですよ、死にませんから。多分。

【青年の気遣いに、変わらない微笑みで返す】
674 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:00:15.91 ID:U3v2QhQo
>>669

【――ジャランッ、と後方から響く、金属の摩擦音】
【宙を駆ける青銅の鎖】

【≪髑髏≫に真っ直ぐ飛来し】
【触れることが出来るなら、素早く巻きつこうとする】

【不意打ちとはいえ】
【周囲の警戒≠実行中ならば、回避も出来るかもしれない】
675 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 20:04:22.38 ID:KxiYffAo
>>667
自覚あんならやめねェか。

【呆れた風に言って、はぁ、とまた一つ溜め息】
【依然として目隠しに覆われた顔は前を向いている】

────おっと。

【ぐらり、とベンチが揺れた途端】
【脇に置いていた杖を跳ね除け左足をだんっ!とベンチに乗り上げ、右手で刀の鯉口を切り、左手を鞘に添える】
【居合、と言うには不完全だが、完全に迎え撃つ体勢。斬りだす一歩手前、薄氷一枚でこらえているような、そんな勢い】

【青年がそのまま突っ込んでくるとあれば、容赦なく斬り捨てにかかるだろう】
676 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:05:58.90 ID:z1hsa8M0
>>674

目立つのも不味いけど…………早く探し出さなきゃ……!!
≪――――ッ!?≫

【焦りか、少女の顔に冷や汗が滴る】
【そんな姿を見て、思わず声を掛けようとした髑髏に、悪寒が走る】

≪姉貴ッ――――≫
≪(違う……俺を狙ってる!?)≫
え……!?

【咄嗟に、少女に警告を飛ばそうとした髑髏だが、その狙いはむしろ自分にあると気付く】
【慌てて、ぐるっと高度を落とし、鎖を回避。勢いを殺さずに再び顔を上げる】
【予想もしなかった方角からの鎖の襲撃に、少女の顔にも緊張が走る】
677 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 20:10:04.70 ID:jmYmD.SO
>>672
待って・・・・未だだ・・・
【少年は何とか力を振り絞って立ち上がる】

僕だって本気で戦ってる、それでも貴女の相手にならないってなら――・・


―――僕は、今の自分の本気を越えてやるッッ!!!最後の最後まで・・・貴女達に立ち向う為に越えてみせるッ!!
678 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/29(水) 20:10:37.09 ID:L2/FD/Ao
【路地裏】
【そこを歩く一人の青年】
【着崩した学ランに、鮮やかな茶をツンツンに逆立てた短髪】
【顔は特段整っている訳ではないが、愛嬌の有る顔立ちではある】
【腰にはベルトポーチが有り、ホルスターを改造した物に仕込杖を差している】
【そこを除けば、目立つことのない普通の学生だ】
【そして、そんな青年は今必至に路地裏を走っていた】

ヤバイヤバイマジヤベェ!

【そう叫びながら駆ける】
【後ろには黒服の男が居て、どうやら青年を追いかけているようだ】
【青年はそこそこ鍛えているようだが、徐々に距離を詰められそうである】
【諦めたのか、青年は足を止め、男の方へ向き直る】
【其の顔に浮かぶのは、諦めではなかった】

「さあ、写真のデータをよこ―――ぐぁっ!」

【黒服の男が凄みの有る笑みを浮かべ少年に詰め寄ると同時、転んだのだ】
【そのまま少年はゆっくりと左手を動かし、男を壁に叩き付け意識を絶った】
【しゅるる、と何かを巻き取るような音がした】
【一瞬光の反射を受け、糸のような物が視えるかも知れない】
【青年は左手をまじまじと見て、呟く】

これ、案外便利だな……。

【男を路地裏のゴミ箱に放り込み、男の持つ携帯端末を取り出すと左手で握り締め粉々に砕いた】

之で追手は暫く来ない、っと。

【何処か達成感の有る表情であった】
679 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 20:11:31.92 ID:9ITXVj2o
>>671

【タイムラグ=\―何となく、彼女の心に其れが引っ掛かる】
【話した事は一度しか無いにしろ、明るい印象の強かった武美だ】
【何となく、本当に何となくだが……疑問が、ふつふつと沸騰の気配を見せて】

…、……あ、いや――私には、こっちの方が慣れていてね。
同年代の知り合いなんてほとんど居なかったから――。

【『名前でいい』との言葉に、返すのは苦笑い】
【続いて――ちらりと視線の動いた、手元の書類に目を遣って】


あー……そうだね、私も同じ様な物だよ。
これ、『魔術協会外持ち出し禁止』でね。 此処でしか読めないんだ。


【一番上の面――見えたのは、魔法陣=z
【其れも、『難解』……一般法則から全く逸脱しているような其れだ】
【パッと見た程度では何を意味しているか%凵A全く判らないだろう】

【フィスカが発したのは、何処か取り繕った@lな――そんな、声色】
【「興味深い物だ」と薄く笑いを浮かべると、彼女の顔を双眸に収めて】


……所で無道さん、どうかしたのかな。
さっき、少し、其のその――……考え事をしているように見えたんだが。


【浮かべているのは、純粋な『心配』――特別親しいわけでも無いが、気になる性格である】
680 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:15:16.72 ID:U3v2QhQo
>>676

【空を切った鎖】
【1mほど通り過ぎた辺りで空中に静止する】
【――重力を完全に無視した挙動】

【鎖を視線で手繰れば、焦げ茶ローブを着た少女が後方に立っているだろう】
【栗色のセミロングヘアに乗っかる赤いカチューシャ】
【両足首には青銅の足環を付けている】
【腰に帯びる、長剣と短剣が各一本】

【右腕、手の平を髑髏に向けて】
【鎖は、少女のローブの右袖口から伸びていた】

……死神さんもノルマが厳しいのかな? …師走だから

でも、みすみす憑り殺させたりしないよ!

そこのあなたっ
ここは私に任せて、逃げて!

【――少女に向かって、必死に声を飛ばす彼女】
【もしかしなくとも、誤解があるようで】

  ≪ りくえすと てれきねしす ≫

【空中の鎖が始動して】
【髑髏に再び巻きつこうとする】
681 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 20:17:07.60 ID:h7BBvDoo
>>675

いやいや、もしかしたらこの顔に救われる子が居るかも知れねえじゃん?
あとオイチャンは黒ずんだピュアなハート持ってるから何しても許されるのよ

【ピュア(笑)だから許されるらしい】
【心を映したかのような瞳を見ようと雰囲気を感じようとどうしてもピュアには見えない。見えないだろう。】

………なんのつもりかな?

【刀を握った所から気づいていたのだろう。男が臨戦態勢になろうと特に驚いた様子も無く】

【まだ、ベンチが揺れただけ。】
【まだ、深く腰掛けたソレが揺れただけ】
【彼は戦う“意志”をまだ見せておらず…………】

ま、刀置こうや。
先に得物に手ぇかけたんは見なかった事にするからさ

【これからも、極力争うつもりはないという意志を告げた】
682 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 20:18:23.75 ID:1a1bxHso
>>677

【微かに、口元に笑みを浮かべた】

――なら、さっさとかかってきなさい。
私がもう一度それを叩き潰してあげる。

【肺に残る息を吐き出し――集中。】
【暴力的な魔翌力を瞬間的に放出し、大剣に流し込む。】

[Prominent Act]

【――――再び、来る】

【耐えられなければ、超える事は出来ない――!】
683 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:22:42.94 ID:z1hsa8M0
>>680

≪空中で……固まった……ッ!?≫
――――誰!?

【鎖の下をくぐる様に回避した髑髏は、鎖の妙な挙動に疑問符を浮かべる】
【少女は、鎖の飛来に、表情を鋭いものへと変え、飛来してきた方角へと身体ごと向き直る】

ッ、あなたは……?

【そこに居たのは一人の少女】
【焦げ茶色のローブが印象的な少女は、どこか焦っているようで】

≪え――――ちょっと待っ!?≫
す、ストップ!!
こいつはあたしの使い魔よ、悪霊とかの類じゃないから!!

【明らかな誤解を受けている言葉に、二人共に慌てる】
【明らかに、ローブの少女は髑髏を悪しきものと認識、攻撃を仕掛けて来ている】
【更に追撃を掛けてきた鎖に、髑髏は慌てて後退し】
【少女は、その髑髏を庇うように右手を横に伸ばして鎖の軌道を妨害しようとする】
684 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:30:46.86 ID:U3v2QhQo
>>683

呪術師にして海洋冒険家!
人はサージと、私をよb……

【誰かと問われて、早口で名乗りを上げ――、中断された】
【青髪の少女の所作を、不思議そうな表情で見つめて】

【――三秒ほど停止】

……え、と…? 本当に…?

せんのーされてるとかじゃなくて…?

【むしろ、そうであって欲しい、と】
【少し思っているのは、どうなんだろうか】

【勢いを失った鎖は、スゴスゴとローブの中へ引き下がっていく】
685 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 20:31:13.49 ID:jmYmD.SO
>>682
――――・・・。
【二度目、もう一度少年に襲いかかろうとするあの大技】
【だが少年はひどく落ち着いていて】

来るなら来ればいい・・越えてやる、貴女も、自分自身も
686 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 20:32:19.50 ID:KxiYffAo
>>681
黒ずんだ、ねえ。なら米のとぎ汁でもブチ撒けて洗ったらどうだ?
ちったァまともな"はーと"になるだろォよ。

【片仮名に慣れていないのか。"はーと"の部分だけどこかたどたどしい口調になっている】


─── そりゃこっちの台詞だぜ、アンチャン。
人斬りの傍で、不用意に動くもんじゃァねえ。

【ぼそぼそと小さく、それだけ言うと、ちん、と刀を戻し大人しく座りなおす】
【言い分は酷く傍若無人だが、本人にとっては当然のことらしい】

…ま、そっちにその気が無いってんならそれに越したこたぁねェ。
今日はもう十分に斬った。コイツも静かなモンだ、今日はよく眠れそうだぜ?

【鞘に収まった刀を軽く鳴らし、ひひ、と口の端を歪めて笑う】
687 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 20:33:08.96 ID:1a1bxHso
>>685

はぁぁぁぁああああッッッッ!!!!


     ―――― 『雲散霧消』 ――――


【大剣に込めた魔翌力を一斉に炸裂させ、深々と地を穿つ。】

【そして前方に射出される、前の物と同じ威力を持つ波動。】

【雲散霧消。その波動が通った跡には、何も残らない。】

【――全ての物を、薙ぎ払う奥義。】
688 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:34:23.68 ID:Qv/1Pxg0
>>679

………基本誰でも呼び捨てのあたし、ちょっと立場無いな……あはは。

【同年代の知り合いが居ない=\――その言葉を聞いたとき、武美もまた、少しだけ「引っ掛かる」モノを感じた】
【当然『外側に出そう』などとは意識しないが、僅かに眉が吊り上げられ、思考が其れに領されかけた事は、伝わるかも知れない】
【あの日の邂逅から数日後、何となく調べてみた、仰々しい『姓』―――其れから導き出されたデータは、風変わりで意外なモノだった】
【若しかしたら、それと関係しているのかも知れない、が。綻びを正すと言うには自然で、愉しげな苦笑に、口元を緩ませる】

―――うわっ………何だいコレ、自信失くしそー。
どんなのが書いてあったのか、ちょいと教えて貰いたいくらいだねぇ……。

(それで、魔術協会にとって、価値ある物体………――ああ、そう考えれば、道理は通るなぁ。)
(『協会汎用式』で100%通ってるヤツは、そうまでして保持する必要はない。技術だけなら、どっからでも漏れるだろうし)
(だとしたら、今の協会式とは時代が違うか、極端なアレンジが加わったか……いや、源も違う、のかね?)

【げっそりと。真っ先に、『子供』らしい反応を出せば――――ぐるぐる、メリーゴーランドの様に廻り出す、思考】
【脳液の海を撹拌するような、魔術師として生きた10年以上を嘲笑うような、ほぼ総てと言って良い程、未知な其れ】
【―――――ココロ沈んだと思えば、今度は急上昇】【胸の奥は不可思議な躍動を見せ、静かに波立つ】
【『魔術』については能く考えられるのか、会話のテンポを断絶させる事無く、加速した頭脳は回転する】
【「聴けるだけ、聞いてみよう」――――頭の中で中間的な結論を付けてから、一度別の話題に移行】

……ん? ああ、かもな。
実はあたし、昨日は19回目の…つまり、18歳の誕生日だったんだけど……完ッ全に忘れ果ててさ。
外の雪を見て、ちょっとブレイクタイムって事にしてたら、急に思い出して、ガラでも無しにハッとしちゃった…ってぇとこ。

【確かに、特別親しいわけでもないが――――此方は、相性が合うと直感すれば、初対面の人間に婚約する申し込む女だ】
【逡巡し、少し考え込む動作を見せてから、『合点がいった』と言う風に、狭い間隔で、小さく手を合わせて】
【それこそ、何年と付き合ってきた人間に対応するように、事細かに自分の状況を語った】
【「何でも無い、心配しないで」は、配慮を助長してしまう――――弱さを隠し通していた時期に、学んだこと】
【喋るさなか、その表情は、ほんの少しだけ恥じらいを帯びていた、かもしれない】
689 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/29(水) 20:36:30.82 ID:L2/FD/Ao
【路地裏】
【そこを歩く一人の青年】
【着崩した学ランに、鮮やかな茶をツンツンに逆立てた短髪】
【顔は特段整っている訳ではないが、愛嬌の有る顔立ちではある】
【腰にはベルトポーチが有り、ホルスターを改造した物に仕込杖を差している】
【そこを除けば、目立つことのない普通の学生だ】
【そして、そんな青年は今必至に路地裏を走っていた】

ヤバイヤバイマジヤベェ!

【そう叫びながら駆ける】
【後ろには黒服の男が居て、どうやら青年を追いかけているようだ】
【青年はそこそこ鍛えているようだが、徐々に距離を詰められそうである】
【諦めたのか、青年は足を止め、男の方へ向き直る】
【其の顔に浮かぶのは、諦めではなかった】

「さあ、写真のデータをよこ―――ぐぁっ!」

【黒服の男が凄みの有る笑みを浮かべ少年に詰め寄ると同時、転んだのだ】
【そのまま少年はゆっくりと左手を動かし、男を壁に叩き付け意識を絶った】
【しゅるる、と何かを巻き取るような音がした】
【一瞬光の反射を受け、糸のような物が視えるかも知れない】
【青年は左手をまじまじと見て、呟く】

これ、案外便利だな……。

【男を路地裏のゴミ箱に放り込み、男の持つ携帯端末を取り出すと左手で握り締め粉々に砕いた】

之で追手は暫く来ない、っと。

【何処か達成感の有る表情であった】
690 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:38:05.98 ID:Qv/1Pxg0
/ぬああああ、消し忘れ!
/>>688の「婚約する申し込む」は「婚約さえ申し込む」に脳内返還をば。
691 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:39:07.71 ID:z1hsa8M0
>>684

――――――――ッ
≪――――――――≫

【名乗り口上を言いきらず、微妙な間の空いた静止】
【少女も、髑髏も、その間緊張に支配されて――――】

洗、脳…………
洗脳、ねぇ…………
≪は、はは…………≫

【洗脳の言葉に、何とも言えない微妙な表情を浮かべる少女】
【対して、髑髏の方は一難去ったと言った様に、気の抜けた笑い声を漏らす】

≪――――俺に洗脳なんて芸当は無理っすよ……
それに、姉貴は洗脳なんてされる玉じゃな――――グハッ!!≫
…………考えてみれば、あんたをこうやってドツくのは久しぶりね……

【少しだけ前に出て、弁明をしようとした髑髏だったが】
【余計な一言を付け加えてしまったために、少女のエルボーを浴びて、横に吹っ飛ばされてしまう】
【その光景を、少女はやけに晴れ晴れとした笑顔で見送ったとか…………】

えと……サージって言ったかしら?

【改めて、少女はローブの少女に声を掛ける】
【先ほどの名乗り口上にあった名前を、咄嗟に聞き止めていたのだ】
692 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 20:40:37.57 ID:h7BBvDoo
>>686

ああ、とぎ汁が汚染されそれが流れ出て海洋汚染が進みに進んで人類滅亡するのとオイチャンのハートが文字通りピュアになる
……そんなの天秤にかけれるわけがないじゃない。面倒くさいし。

【アッハッハと楽しげに笑って言う……しかし其処まで黒ずんでるハートとはどの様なモノだろう】


…いや、先に武器に手ぇかけたんが先。おいちゃんがベンチを揺らしたんが後だから。
ンな事しても逃げ出さないだけでも褒めてくれてもよくね?寧ろ褒めて、具体的には先立つモノを下さい

【より具体的に言えば金をくれと言っているらしい】
【切り捨てるのはさすがにアレだが殴る位は良いかもしれない】

………うわぁ。おいちゃん昼頃仕事してて良かったーと思う瞬間だわ。
斬られたくねぇもの

【小さく肩を竦め、細く息を吐いて】
693 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 20:47:41.28 ID:9ITXVj2o
>>688

【「どんなのが書いてあったのか、教えて貰いたい」――】
【其の言葉が蝸牛に伝わると、表情に表れたのは……落胆=H】
【其れが何を意味するのかは不明瞭なまま、数秒も経過する事無く表情は移り変わる】


………たんじょうび?――ああ、誕生日=I


【『誕生日』――其のワードに、ぱあっ、と表情は明るい雰囲気に包まれて】


其れは良い事じゃないか! おめでとう、無道さん。
誕生日≠チて言うと……そうだ、ケーキを食べないといけないんだ。
もう食べたのかな? まだなら、私の研究室に有るから進呈しよう。
こう言うの…――そうだ、所謂「誕生日プレゼント」って事にも成るんじゃないかな?


 【―――もう、何かはしゃぎすぎである】


【基本的には落ち着いた雰囲気を持つ彼女だが――子供≠フ様に言葉を紡ぐ】
【図書館でこんなに騒いでは、其の内注意されるレベルのアレかも知れない】
694 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 20:50:50.09 ID:v1jmIgSO
>>673

それも有るけど、仕事が殆どだ。色々と忙しいから、殆どは外で過ごしてる。
でも、どうだろ……大変だと思った事は、無いな。ルーティンワークというか、物心付く前からやってたから。

それでも親父には勝てず仕舞いだったし、一通りは教わったけど皆伝には程遠いよ。

【どうやら、結構――いや、かなり険しい道程らしい。流派による個人差は有れど】
【何事に於いても、一ツの事柄を極めるのは難しい。それはある意味、真理であり】

【すごくてつよくてかっこよく≠ネる迄には、もう一つ足りない、らしい】
【そんな事を平然としているのは、所謂ところの慣れという物だろう】

(そういや、セーフハウスの掃除まではやって無かったっけ。年が明けてからで良いか――)

――――っ?あ、ああ。そうだな……。

【話を終えて、何やら思い出した様子。そのまま思考の海に沈みかけた所で、唐突な大声】
【少年にしては珍しくも強調された一言に、少なからず驚きつつも。其れはおくびにも出さず】
【半ば反射的に、そんな生返事。きっと彼にとって、大切な事柄なのだろうか――そんな推測が、脳裏を過ぎった】

キツくないか?いや、うん、流石にオレでも此処では寝ないよ。
そりゃ眠れない事もないだろうけどさ、死ぬ死なない以前に寒いだろ、間違いなく。

【ひょいと岩の上から飛び下り、雪をさくさく踏み締めて少し歩けば】
【くるり、向き直って目を細める。防寒着に寝袋を重ねても、寒い物は寒いのだ】

【慣れていれば暫くは堪える事も出来ようが、夜を越すとなれば話は別。見た目よりかは、人が良いらしい】
695 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 20:53:44.77 ID:U3v2QhQo
>>691

わー!わー!
何でもない!何でもないよ、分かったから!

【「洗脳」と同じ単語を繰り返されて】
【もはや、自分の勘違いだったと認めざるを得ない】
【鎖が掃除機のコードのように、一瞬で巻き取られた】

ごめんね!ほんっと、ごめんね!
使い魔さんの外見が、アレでアレだったものだから、つい勘違いしちゃって、その

【羞恥で赤く染まった顔を隠すように、両手で覆って顔を逸らした】
【謝っているのは、髑髏さんの飛んでいった方向ではなく、少女の方】
【――力関係を読み取って、そうした方がいいと感じたのだろう】
【しかし、無礼な発言をしている気がしないでもない】

……そ、そう、そう言ったよ
な、何か問題あったかな?

【自らの呼び名であることは、肯定して】

/ごめんんさい、ご飯落ちです!
696 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 20:59:38.71 ID:jmYmD.SO
>>687
《我武離得》ッ!!
【少年はもう一度ッ!刀で衝撃を受け止める】
【だがしかし】
【一度目の後の疲労ッ!】
【少女から受けた斬撃ッ!!】
【――――波動に加えて、更にその二つが襲いかかる】
【そして】

【少年の能力の刀に皹が入り初めて――砕けた】
【少年を護る物は無くなり、波動が諸に直撃する】

ッ?!な・・・ッ?!
697 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:02:49.70 ID:I8yfYnUo
>>694

仕事、ですか? …………………んぅ?

【剣士がしていると言った「仕事」が、上手く頭の中で想像できないようだ】
【別に何をしていてもいいだろうに、どうやらやはり「剣士」に対して事実とは違うイメージをしているようだ】

はい!「幸せは笑顔、笑顔こそ幸せ」。

【元気よく青年の生返事に返した後、何やらあからさまに独り言】
【別に少年自身には何の意図もなく、本当にただの独り言であるが。】
【最早口癖みたいなものなのだろう】


うーん…・…えと、確かにテント張っても寒い事は寒いんですけど……
今から街に帰ろうとしても、無暗矢鱈に日が沈んでから歩くのは危ないだけですし。

………その、僕が行ったら部屋が狭いですよ。きっと。

【再びしどろもどろになりながら、ちょっと申し訳なさそうに目を逸らす】
【少年なりに相手の気遣いを遠慮しているようだが――――】

………ふぇ。…………へ、ふぇっくしょ!

【盛大にくしゃみした】
698 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:04:35.55 ID:KxiYffAo
>>692
……呆れるしかねェな。お前の"はーと"からは油でも沸いてんのか?

【やァれやれ、と力無く首を振る】
【アッハッハ、と楽しげに笑う青年に釣られたのか、にやりと笑った】

あん?お前が揺らしたのが先だろうg……やめとくか。水の掛け合いになりそうだ。
あと無いものねだりはやめろォ。空から金が降ってくるってんなら話は別だけどよ。

【青年の要求を鼻で笑い、聞き流す】
【見た目や行動から予想されるよりは、懐は大きいらしい】

そうかい、そりゃ重畳だな。
ま、一度斬るとなりゃ時間も場所も選ばねェけどよ。声くらいは覚えといてやらァ。

【そう言うと、おもむろに目隠しを外し、懐から取り出した手拭いで顔を拭う】
【見れば長い睫に切れ長の瞳、なかなかの美形である。尤も、良く見ればその双眸は白く濁ってしまっている】
699 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 21:05:00.94 ID:z1hsa8M0
>>695

……分かってくれたようで、何よりね
あんなでも、あたしの大切なパートナーだから、さ……
≪…………だったら、わざわざどつかなくても良いじゃないっすか……≫
――――もう一発欲しいの?
≪も、もう勘弁っすよ!!≫

【鎖を引っ込めるサージの様子に、どうにか誤解は解けたと胸をなでおろす少女】
【使い魔である髑髏のささやかな文句も、少女の笑顔の前に、引っ込んだ】

――――まぁ、確かに見てくれはよろしくないわね……
たまに『可愛い』って言ってくれてたりもするんだけどね
≪まぁ…………怖がられた事も一度や二度じゃないっすから……無理はないっすけど≫

【見てくれで勘違いしてしまったと言うサージの言葉に、苦笑しながらも納得する二人】
【既に、外見で好奇の目を向けられる事には慣れているのだろう】
【――――ただ、問答無用で攻撃を受けたのは初めてだったようだが】

いや…………呪術師って言ってたからさ
『今のこいつ』が見えるって事は、本当にそう言う力があるんだなって思ってね?
≪…………今の俺、普通の人には見えない状態になってるっすからね≫

【どうも、少女が引っ掛かったのは、サージと言う名前自体よりも、呪術師と言う名乗りの方だったようだ】
【現在『不感』状態を維持している髑髏は、魔力持ちか、第六巻に優れている様な人間でなければ知覚する事はできない】
【図らずも、サージの行動はそうした力を持っていると言う事を証明したと言う事になるのだ】

――――あぁ、そう言えば名乗って無かったわね
…………まぁ、本名で良いか
あたしの名前はレイド=E=ヴェイス
こいつは、あたしの使い魔でジェムよ

【ここで少女は、自分の名前を名乗ってなかった事を思い出し、名を名乗る】
【少女――――レイドは、一瞬名乗りを渋る様な仕草を見せたが、そのまま素直に名前を名乗った】
【夜目にサングラスと言う奇抜な格好もあり、何か事情を抱えているのかもしれない】

/了解しましたー
700 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 21:06:41.76 ID:Qv/1Pxg0
>>693

…………―――ま、まず……ひとつずつ、答えさせてくれ。

【その落胆――――主に、『負』のベクトルで、武美に幾らかの思案を持たせるに至ったが】
【もはや脳髄に錆の如くこびり付いたかと思われた、魔術への執着すら、一時弾き飛ばす―――その、高揚】
【鳩が豆鉄砲を食らったような≠ニ言う形容は、こう言う時にこそ使うべきなのだろう。武美の眼は見開かれ、口許はお留守】
【統計的には、周囲を振り回し、ペースを無意識に奪って往きがちな彼女が、珍奇にも、暫く『反 応 に 悩 ん だ』】
【恐らく、フィスカがこうなるので無ければ、此処までの反応は見せなかった―――短く息を整えて、其れでもたどたどしい声で、先ず紡いで】

ありがとよ、フィスカ。何のかんの言っても、祝福されちゃあ嬉しいもんだ。
それで……ああ考える必要無ぇや、今気付いたんだから、ケーキなんざ一口たりと喰ってる筈ないもん。

【コホン、と。わざとらしい咳払いを、前置きに代えて―――『返答』に入ってから、中途でまた言葉を区切った】
【こんな好意に甘えてしまっていいのか、何かウラは無いか、そもそも何故ここで大きな情動を見せたのか】
【考えたくも無い@゙のモノも含めて、不安にも似た想いが、砂嵐の様に巻き起こって、心中を荒らして行ったが】
【其れを、吹き消したのは――――必然的に思い至った、自信の事】【「好意を無碍にするのは、『野暮』」…そんなコト、何度か言ったじゃあないか】

………うん、そうだ、振ッ切れた!女子からプレゼントたぁ、ちょいと恥ずいが…。
……――――この無道 武美、お言葉に甘えて、1ホールを呑み込んで見せるさねっ!!

【此方も、テンションが鰻登り】【若しかすれば、MOBの訝しげな視線や、「またアレか」と言う甘味の無い呟きが、聞こえるかもしれない】
【然し当人は気にする様子など無く、このままフィスカが研究室に向かうのであれば、喜び勇んでその背を追って往く事だろう】
【―――――研究室に入るのは、魔術師の自分にとっても有益だ……その事にまで、考えが往き渡るのは】
【冬の夜の、人智では超克しきれぬ寒さが、頭蓋から脳室に浸透する瞬間まで、待つ事になるのだ】

/次は夕飯で遅れる可能性が高いです、御免なさい。
701 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:10:50.14 ID:1a1bxHso
>>696

【溜め息を、ひとつ。】

勇気だけは認めてあげる。

――でもね。

…機関。
そして、私。

――『イヴ』の力を侮らない事ね。

【大剣を片手に、少年の居る方向の反対に歩いていく。】
702 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:15:26.84 ID:VTMefnk0
【路地裏】

【その場所からは異臭、悪臭が漂っていた】

ゲシャハハハハ!年末ってのは実にイイネ!
どの家も大掃除でゴミが大量に出てくるなぁ。

【半分ほど破けている黄土色のジャンパーに、ダボダボの黒いインナー】
【ところどころ、擦り切れたり汚れで変色し待っている紺のズボンを着た男がいた】
【身長は180cmほどで、綺麗な顔立ちをしていており、服装がしっかりとしていれば気品が出てきそうではあった】
【しかし顔は青白く、生きているような雰囲気が出ていない】

【路地裏に溜まる悪臭の原因はその男にあった】
【その男が周辺のゴミ箱をひっくり返したりゴミ袋を破いて中身をばら撒いているためである】
【もちろん、そんなことをしているために男にもゴミの悪臭がついているはずだが、男は嬉しそうな顔をしてばら撒いている】
703 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 21:16:59.15 ID:h7BBvDoo
>>698

ああ、きっと油どころか蛆が沸いてんじゃね?
腐海に沈んで引き上げた感じに

【などとおどけた様に言って】

まぁぶっちゃけどっちでも良いわな。
おいちゃん喧嘩じゃなくなっただけで満足だし

【はぁ、と両手に温い息を吐き出して暖をとり】

………なんとも恐ろしい告白イベントだ。出来ればフラグを建てずに終えたかったよ
答えは斬られそうになったらぶっ倒して宜しいでしょうか?で良いのかね?

【と、変わらずおどけた様に言う】
【一見得物も何も持たず、唯飄々としているだけの様だ……唯の命知らずなのだろうか】

【ふと、男の目を見ると…】

目、白内障かね?

【男に何の躊躇いも無く尋ねた】
704 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 21:23:57.48 ID:9ITXVj2o
>>700

【「よし、行こう!」――矢張り、テンションの高い彼女の言葉】
【周囲の視線は気にする事無く、呟いた輩には一睨みを寄越して黙らせて】

【――数分後、二人が立っているのは321≠ニ記された扉の前】
【フィスカは書類を抱えたまま、器用に扉を開けて……】


 んっ……、…適当に、寛いでくれるかな。 冷蔵庫から引っ張り出して来るよ。


【――……室内の第一印象を言うならば、地図=B 此れに尽きる。】

【内装や置いてある物自体は、ごくごく一般的≠ネ研究室だ】
【だが、その『壁の一面』……地名からして水の国都市部≠フ物であろう地図が、丸々占拠している】

【更に異様なのは、地図上に上質紙に印刷された『魔法陣』がランダムに配列されている事】
【恐らく数にして三十は越えているだろうか――セロハンテープで留めた、簡素な貼り方では有るが】
【ちなみに――この『魔法陣』……先程の其れと同様に、全く「法則を無視」した類の物だ】


【そして部屋の中央には、何故か炬燵≠ェ部屋の主であるかのように安置されている】
【「寛げ」と云うのは詰まり、『炬燵でぬくもっててね!』って事らしいです】


確か、この辺りに……あぁ、有った有った。
今日の昼、知り合いが届けてくれてね。 食べ切れないからどうしようかと――っと。


【部屋の様子に一切言及する事無く、彼女は部屋の隅に有る机の上に書類を置いて】
【其の脇に置かれている冷蔵庫に頭を突っ込むようにして、箱を取り出そうとしている】

/はい、食ってらっしゃいませー
705 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:25:03.05 ID:jmYmD.SO
>>696
・・・何で・・?
【少年は血溜まりの中で倒れながら呟く】

クソッ・・・!次・・!次会った時・・ッ!

――――待ってて下さい!!次会った時は!絶対に!!
カノッサ機関ッ!!―――貴女達は絶対に僕達《Justice》がッ!!
貴女を!!―――絶対僕がッ!!

――――絶対に倒して見せますからッ!!だから待ってろッ!!
【血溜まりの中、少年はそう決意を叫ぶ】
706 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 21:28:00.19 ID:U3v2QhQo
>>699

んー、そだね…
私の目には怖く映ったかな……髑髏だし…
でも今は、仲良さそうに見えてきたよ

……使い魔ってことは、あなたが作ったんだよね?

【顔から手を離して――、少し考える仕草】
【『見てくれはよろしくない』という発言が気になったらしい】
【――もし自分の使い魔を自分で作ったならば、容姿も選べるんじゃないかな、と】
【もしかしたら、譲り受けたものか、突然現れたものかもしれないし、――疑問は自力では氷解しない】

……そう、だね
魔力も呪力も扱えるよ

ただ、呪術師って言っても見習いで…、
師事する人もいないから、呪いを掛けたり解いたりっていうのは苦手なんだー…

【ジェムの発言を聞いて、少しだけ驚いた表情】
【見たこと、名乗ったこと、――その辺りの意味を理解して、割と正直に話した】
【微妙にコンプレックスがあるようで、その口調は少し重い】

ジェムに、
レイド=E=ヴェイス、……うん、覚えたよ
珍しい名前…

…どっかで聞いたような…

【受け取った名前を大切そうに復唱して】
【最後の方は、自答するような独り言】

【名乗りを渋るような仕草に、親近感を覚えたことは、口に出さない】

/ただいま戻りました!
707 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:32:37.50 ID:KxiYffAo
>>703
蛆。蛆ねェ。
沸いてんのに"ぴゅあなはーと"ってのもどーなんだよ。

【良く言えばツッコミ、悪く言えば揚げ足取りなことを言い、ひひ、と笑う】

そうかい。俺ァいつでもいいんだがね。

その"ふらぐ"ってなァよく分からんが…倒せるなら好きにすりゃいいさ。
人斬りがてめェの命大事にしちゃ、それこそ終いよ。

【まるで何でもなさそうに言う】
【命、というよりは自分や他人の生き死にがどうでも良さそうな口ぶりに聞こえなくも無い】

あん?この目か?
俺ァ生まれつきの盲「らしい」ぜ。物心ついた頃にゃもう見えなかったから、違ったところで何も変わらないんだがな。

【それだけ言って手拭いをしまい、懐にしまう】
【「らしい」──何か裏に事情があるらしい】
708 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:32:38.45 ID:1a1bxHso
>>705

【―――少女が立ち去った後に響く爆音。】
【――――止められなかった災禍。】

【―――――――そして、全てが終わった後に、その街には雨が降った。】
709 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 21:33:12.09 ID:A3xzybMo
【廃工場】

【──街のはずれから、それは続いていた】
【極光色の雫が、街から遠ざかるようにして、ただ点々と道に落ちていたのだ】
【起点であるその街の一角は、何故か人一人おらず、不自然なほどに静まり返っていた】

【その終点は、街から離れた場所にある一つの廃工場だった】
【鬱蒼と茂る木々の中にあって全く人気のない、耳に痛いほどの静寂が満ちる場所】
【今や残っている機器などは殆どなく、内部は広い空洞と化している大きな工場跡が残るのみ、なのだが】

【そこに、音も無く蠢く気配どもがあった】

    「────、────、──」

  「──、────、──────、−──」

               「────、──、−──」

【全身が粘液に包まれた極光色の肌と、卵の表面のような顔を持つ人型──であった】
【それも一体や二体ではない。まさしく群れと表記するのが正しい、数十前後に及ぶ異形の姿】
【時折海藻のように身体をくねらせるその群れの中心は、何かを取り囲むように、円形に開けていた】

【その何かは、一人の人間であった】

 ……はぁ……はぁ……、……は……あ……────

【──二十代前半程だろうか、暁色の緩いパーマヘアを持つ長身の青年】
【所々に装飾的な鋲が縁取るようにして打ち込まれた象牙色のロングコートを羽織っており、】
【その下には白のドレスシャツと黒のスラックス、同色の革靴を履いて銀金具のベルトを着用している】

【しかし、その衣服は殆ど全てが焦げ、或いは破け、ぼろ切れも同然の有様であった】
【片手には、黒と銀色を基調とした、機械じみたフォルムを持つ長剣を握りしめてはいたが、】
【両腕は力なく垂れ、肩で息をしながら俯いて、かろうじて立っているだけと言った様相だった】

 ……──焉……新……──まだ、……伝……──人……
 ────……『Redemptor』……、……──っ……

【かりり、と。長剣の切っ先が地面を僅かに引っ掻いて、青年は重そうにそれを構えなおす】
【今にも落ちそうな瞼を堪え、刃の先端をゆっくりと異形の一体に向けるも、その瞳はひどく淀んでいた】

 「─────、──、──−──」

【異形は鳴き声一つ上げない代わりに、ぎゅぷ、じゅぷ、と粘性の水音を響かせて、】
【緩慢な動作で一歩、また一歩と、群れの中心にいる青年へと歩みを進め始めた】

710 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 21:38:15.83 ID:h7BBvDoo
>>707

多分何個も有るんじゃね?
具体的には28個位

【心変わりが多いらしい。無論冗談らしく…此方も小さく笑って】

オイチャンは暖かければいつでもいいさね。
今は無理。頭皮がずる剥けそう。寒い。

【街灯とか有ったら光が反射しそうである。それくらい髪の毛が短い。つか無いに等しい。】
【頭に手を当てて暖をとっている事からその寒さは辛い事が分かるだろう。歩くのも苦痛なのだ】

ふぅん………

【と、曖昧に頷いて】
【此方が舌を出した事等を解った事から、視界は在るに等しいのだろう。】
【ならば心配することも無いかと考えたらしい】
711 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 21:39:18.83 ID:U3v2QhQo
>>706
/ごめんなさい、訂正します
/下2行目、「自問」でした
712 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 21:41:05.22 ID:z1hsa8M0
>>706

そうなのよね…………慣れれば良い奴よ
色んな人も、そう言ってくれるしね

【始めは怖く映ったが、今では仲がよさそうに見えると言う発言を受けて、レイドは答える】
【実際、様々な人に親しまれている様な使い魔である】

まぁ、あたしが作った……って言えるのかな?
家に伝わる術でね……5歳の時に使い魔を作らされて、持たされるのがルールになってるのよ

【何とも微妙な答えだが、どうやら自作した訳ではないらしい】

≪まぁ、さっき言われた様に、見てくれに難があるっすからね……
普段は、見えないようになってるんすよ≫
なるほど、独学って訳か…………大変よね。ほんのちょっとだけど、あたしも魔術をかじった事があるから、よく分かるわ…………

【その奇抜な外見は、印象の是非はともかく、人目を引くだろう】
【そういう意味もあって、髑髏――――ジェムは姿を隠しているらしい】
【そしてサージの口調に何かを察したのか、レイドは同調する様な返事を返した】

――――?
誰に、聞いたの……?

【どこかで聞いた名前だと言う呟きを拾ったのか、レイドは不思議そうに問いかける】
【人づてに名前を聞いたと言う事は、互いに共通の知り合いがあるのかもしれない】

/おかえりですー
713 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 21:47:23.07 ID:kwt12oDO
>>709
【何か、他の黒い何かが遠くからそれを見詰めていた】
【入口近くから遠巻きに眺めていただけのそれは、その紅い片目で円の中心を見遣るとその場から消える】
【―――いや、消えたのではなく、跳んだ】

【それは高く高く跳んで、窓から射す月の光を背負いながら天井近く移動して、落ちて来る】
【何も妨害が無ければ、青年のすぐ前にストンと着地するだろう、高さに対して驚く程着地音が小さい】

【着地したそれは、真っ黒だ、真っ黒な毛皮に包まれた、人のような立ち姿】
【ジーンズを履いて、白いファーのついた紫色のコートを前開きに着ている】
【頭頂部から生えた長い耳は後ろに垂れていて、目は紅く、傷が通った右目は閉じている】

…よう、手助けは必要かい?
【腰の後ろに三日月状の鞘を横にぶら下げた、まるで黒兎のような獣人は、首を傾け青年にそう問い掛ける】
714 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:47:34.99 ID:jmYmD.SO
>>708
――――・・・未だ僕は駄目だな、
【少年はため息を付き】
【雨の降る空を見上げる】
【ひどく曇ったその雲を】

【―――そしてそのまま意識を失ってしまうのだった】

/乙でした!
715 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 21:47:36.70 ID:Qv/1Pxg0
>>704

【武美はと言えば、奇異の視線や、年上からの微妙な評判の悪さには慣れてしまっているのか、気にする素振りも見せない】
【自業自得≠ニ言えばそうなのだが―――時として退く事知らぬ態度や、年長者と言うだけでは尊敬しないスタイルは、学院では咎められるに値する】
【然し、それを気に入ってくれる人間も居るわけで……――フィスカの眼力による一喝を、彼女は嬉しく思った】
【そして、此処からは、キンクリ後。ずかずかと、遠慮なく研究室に踏み入った】

……適当に、寛ごう。

【「適当に」と言われたので――――これが『彼女流』なのか、ぶらぶら歩きながら、研究室の備品や壁面に、次々と視線を移していく】
【どちらかと言えば寧ろ、見知らぬ天井下での、良くある行動】【当たり前田のクラッカーで、地図の存在にも気づき、眼を奪われた】
【意味が無い≠ニ考えるには、不便な『壁紙』――――魔術を発動する地点の指針か、或いはマップ自体に価値があるのか、はたまた偽装策?】
【書類との共通性も疑問を殖やし、様々な仮説が去来しては、彼女にスパイシーな刺戟を突き刺して……結果、この時点では、炬燵に注意を払わない】

知り合い……ねぇ。
そう言えば、誰かさんが「コンビニ弁当以外も偶には食べろ」とか、言ってた気がするかも。

(………ぅわぁ、読みてぇ……………どうしよ、どうしよ…。欲望手強い…………あっ)

【彼女の記憶からすれば、「椿」から手渡された伝言を、ぽつりと口にしつつ―――次に目が向いたのは、部屋の隅】
【厳密に言えば、フィスカの行動に連なる、書類の行き先……――正直言えば、非常に気になる、のだが】
【無断で友人の持ち物を見るのも、社会的なモノについては一応持ち合わせている常識に手を引かれて、憚られて】
【結果としては、骨肉の原動力たる欲望を一時呑み込んで、フィスカがケーキを持ってか、何か気を引く事が起こるまでは、立ちっ放しである】
【――――結局炬燵に入らないのは、『女子の』使ったモノだと思うと気恥かしいから、と言うのも、あるやも】

/只今機関しました!
716 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 21:49:00.88 ID:KxiYffAo
>>710
てめェは人外か何かか。

【至極真っ当な意見を返した。相手に釣られ、にやりと笑い返す】

頭皮がずる剥け…髪の毛ねェのか?あ、ねェか。
あったらずる剥けにならねェしな。

【ズバズバと相手の心を斬っているような気がする】
【これは殴られても仕方あるまい。本人が分かっているかは微妙だが】

…オイちょっと待て。
ひょっとして「カワイソー」なんて思ってねェだろうな?あん?

【ずずいと身を乗り出して問いただす】
【過去に嫌な体験でもしたのだろうか、かなり不機嫌そうに聞いてくる】
717 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 21:50:30.23 ID:v1jmIgSO
>>697

そう、仕事=B

【仕事=B実の所、その内容は真っ当なものでは無いのだが――知らぬが、仏だ】
【まあ、概ね一般のイメージ通りであろう事は否めない。人影は、早い話が戦う人であった】

大丈夫、街に帰る必要は無いよ。森の中だし、何より部屋は余るほど有るから。
オレの独断で人を呼ぶのも――――まあ、好いだろう。一夜なら然したる問題も無い。

…………ほら、言わんこっちゃない。無理は禁物、だろ?

【取って喰われる訳じゃなし、良いだろうとばかりに肩を竦め。端的に言葉を紡ぐ】
【問題は無いから遠慮するな、との事。色々と疑問は残るが、どうやらそれは本当らしい】

【計らずも退路を断つ形となった盛大なくしゃみを耳に留め、先程の少年のように言うと】
【ものすごく良い笑顔(嫌な意味で)を浮かべて見せ、軽く手招き。踵を返して歩き出す】

【どうしますか?ニア 行く(強制キンクリ) 行かない】
718 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 21:54:01.30 ID:h7BBvDoo
>>716

元改造人間でクローンも大量に作られました。28体どころか数千単位で

【元人外だった。しかも物凄いさらりと言って】

おィい!!?オイチャンハゲてねぇですよ!!?
0.5mm有るから!髪の毛フッサフサだから!!!

【フッサフサ()笑】
【頭を見せつける様にしながら言いました。街灯が有ったらまぶしいかも】


【そして彼の身を乗り出してきた事で軽く後ろに引きながら】

えっ、どうでも良い。
本人が悩んでねぇのにオイチャンが悩むこたねぇし

【真顔で言い切った】
719 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 21:54:30.30 ID:zJ7Ug5so
【水の国、商店街にて】


(――――……今日は早いところ帰って、お料理の勉強をしないといけません
けれども、私の目の前には――――まるで、図ったかのように、タイヤキがあります
これを食べてしまっては、おなかが一杯になってしまい、帰ったら直ぐ、ベッドに倒れこむのは、予想できます)


【夜に、その香ばしい餡子の薫りを漂わせる、罪深き屋台が一つ
また一人――――……抗えない運命のように、それに引き寄せられる、咎人が居て
彼女は静かに、その場で数分程度、思案を為して――――……】


【数分後には、儚き葛藤の後が、そこには在る】


三匹買っちゃいました……っ、一匹は、尻尾からで、もう一匹は頭から……
そして最後の一匹は――――……


【誰に問うわけでもなく、小さな紙袋を大事そうに抱えながら
ぴょこっと、顔を出すお魚さんたちへと、キラキラした視線を注ぐ彼女は、とても幸せそうに見える】

【翡翠色の長髪を、軽くリボンでまとめ、サイドテールを下ろした
髪の毛と同じ、透き通るような瞳が特徴的な少女
大き目のパーカーローブをオフショルのように胸元で止め、水着のような黒のバックレスインナー
ミニスカから零れ出る素足が綺麗な、掌サイズの揉みしだきやすい乳をしている】

【タイヤキに夢中なのか、前を向いておらず、ふらふら、と誰かにぶつかってしまいそうで――――】
720 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 22:00:07.96 ID:U3v2QhQo
>>712

5歳のとき…、そうなんだ
それじゃ、現れる使い魔は家に伝わる術式に依存するのかな

そこまで長く一緒に居ると、姉弟みたいだね

【ボンヤリと、そんなことを言って】
【「姉弟」という単語に、引っ掛かりを感じた】
【レイド=\―姉妹?】
【眉間に皺を寄せて、小首を傾げて】

道行く人を驚かせるわけにはいかないもんね
魔術を齧ったことがあるってことは、
隠蔽してるのはレイドなのかな…?

【同調されて、すこしだけ和んだのか】
【また普段の口調に戻って、問い直す】】

いや、「見た」…のほうが正しいかも…
……ヴェイスが姓氏だよね…?

だったら、リイロって人は姉妹かな?
ちょっと前、ライクが気に掛けてたから――

【「そうだった」と思い出したのは、ライクの話】
【その後に眺めた集積情報と結合すれば――、別の人間の名前が浮上する】
721 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 22:03:46.08 ID:9ITXVj2o
>>715

「コンビに弁当以外も食べろ」――そんな五月蠅い事を言うのは大方、森島かな。
アイツは自分が料理出来るからって、顔を合わせると何時もそんな事を言うんだ。

【森島=\―『集積情報』で、目にした事の有るかもしれない其の名前】
【「椿」と名乗っている事すら知らない彼女は、安易に其れを口に出す】

【奥の方に入れていたのだろうか……少し時間をかけて、箱を取り出し】
【そのまま、紙皿とプラスチック製のフォーク、缶珈琲をニセットずつ用意する】


【次いで、地図に目を遣る武美≠ノ目を移し――――】


え……、…ぁ……―――。


【其の表情、月並みな言葉で例えるなら―――しまった≠ニ言うのが一番正しかった】
【カクカクとした動きで取り敢えず炬燵に接近すると、ケーキの箱その他を置いて】


……そ、その地図は、別に研究とかとは関係――い、否、その、だな。
と、兎に角! そんな物は放っておいて、ケーキを食べようじゃないか!


【――――……すっごい勢いで、嘘が下手な少女である】


【兎に角、自分はさっさと炬燵に入り――明らかに動揺≠表面に現して】
【「早く、早く」、と不自然な急かす言葉≠フ連呼を開始した】

/お帰りなさいませー
722 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 22:05:50.36 ID:A3xzybMo
>>713

【歩みを止めて、その掌を一斉に青年に向けた異形たち】
【蠢く見えざる力。攻撃の気配。青年は、よろけながらも剣を構え──】

【その時だった。異形達の顔が、一斉に上空を見上げた】

 「────、−────?」
 
       「──、? ──−──?」

【舞い降りてくるその人影に合わせて、無数の姿無き目がその姿を追う】
【青年は、突如として現れたその人物に対し、力のない瞳を向けて応答する】

 ……、……逃……、……────

【言葉に出来たのはたったのそれだけだった】
【ぐらり。青年の身体が大きくよろけて、異形達はその獣人へと一斉に顔を向けた】
【獣人の前方にいる異形達、その四体ほどが、その片手で貫き手を形作ると、その手をゆっくりと上に掲げ──】

【瞬刻】

【──ひゅぱン!】
【鞭打つような音、それも複数重なったそれが工場内に響いた】
【掲げられた異形達四体の腕が、振り下ろされると同時に、まるでゴムのように一斉に伸びたのだ】

【獣人の前方、真正面から二本の貫き手、右斜め前と左斜め前からそれぞれ一本ずつ、】
【獣人の胸元辺り目掛けて、一直線に鋭く伸びていく。どうやら『貫き手』そのままに、身体を貫こうというつもりらしい】

【しかしながら、一体一体の力は酷く弱い】
【払いのけることや、或いは他の対策も、十分に取れるかもしれない】
723 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 22:07:34.33 ID:KxiYffAo
>>718
あらまァ、随分と険しい人生を歩んでいらっしゃる。
…ま、俺も似たようなもんなのかねェ。

【あっさり流しおった】
【手を握っては広げ、広げては握るを繰り返す。何かを思い出しているようだ】

小指の爪程も無いじゃねェの。そりゃフサフサとは言わん。
どっちかって言えばハゲに分類されるだろ。

【完膚無きまでにスッパリ斬り捨て】
【青年の頭にやや反射した街灯の光はしっかり目に当たってはいるが、盲目+目隠しの相乗効果で全く眩しくない】

そォか。ならいい。

【答えを聞くなりあっさり引き下がった。ナンナンダコイツハ】
724 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 22:08:25.27 ID:I8yfYnUo
>>717

仕事、ですかー…………。

【暫くの間、少年は乏しい想像力を馬車馬のように働かせていたが】
【結局何も思いつかないとわかると、頬を指で掻き一つ息を吐いた】

【恐らく少年には思いつけないだろうし、説明されてさえ分からないかもしれない】


う……それは、そのぅ……

【何か言い訳を探そうとして目を逸らすが、不意に歩き出した青年を見て】

あ、ちょっと、待ってくだs…………ッ!

【引き留めようと声を発しかけたところで、「しまった」とばかり声を止める】

【何となしに歩き出して行ってしまう青年に対してほぼ反射的に呼び止めてしまっただけだが、】
【「待って下さい」の台詞の後に続く選択肢など、どう考えても一つしかないのだった】


…………………。

………えっと、その。ご、ごめんなさい。 ありがとうございます………

【それでもほんの少し逡巡し、何故か一度謝ると】
【とてとてと音を立て、早歩きで青年に歩み寄っていく】
【割と人の迷惑は気にするタイプらしい】
725 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 22:10:38.86 ID:z1hsa8M0
>>720

そう……なのよね
もっとも、家族でも持ってる使い魔の姿って、人型じゃないって事を除けばバラバラなんだけど

【レイド自身、そこのところはよく分かっていないようで】
【ジェムが何故髑髏の姿に至ったのかも、理由は分からないようだ】

姉弟、か…………確かにそうなのかもね
≪なんだかんだで、もう12年近い付き合いになるっすもんね。俺と姉貴……≫

【ほぼ例外なく、二人は常に一緒であった】
【苦楽を共にしてきた事もあり、二人の絆は確かに強いものになっているようである】

あぁ、いや……姿を見えなくしてるのは、ジェムの固有の能力『不感』によるものよ
まぁ、あたしも無理をすれば、それに近い事はできなくもないんだけどね

【レイドは、それほど魔術に精通した人間ではない】
【確かに血筋と言うべきなのか、それなりの魔力を身に秘めてはいるのだが、もっぱら自身固有の能力に用いられている】
【魔術的に難しい操作は、全てジェムにまかせっきりなのだ】

――――――――ッ!!
≪あ、姉貴………………!!≫

【――――その名前を聞いた瞬間、レイドの顔に戦慄が走る】
【ジェムもまたそれは同じだったようで、一瞬にして真顔になると、ザッとレイドへと顔を向けた】

…………リイロは、私の妹…………そして
――――ライク・ヴェルトゥスは、リイロの、仇…………ッ

【サングラスの中のその眼に、ふつふつと怒気――――殺意とも取れるそれ――――をたぎらせながら、レイドは絞り出すように答える】
【態度から分かる、狂おしいほどの憎しみ。明らかに、レイドはライクに対して殺意を持っているのだ】
726 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 22:13:55.45 ID:h7BBvDoo
>>723

まぁ全体的に終わったし問題ない問題ない。
……若返ったら無難な人生歩みてぇなぁ…

【ふか、と欠伸をもらして気だるげに呟くと】

畜生!この髪の毛すげぇんだぞ!!髭じゃなくても相手のほっぺとかジョリジョリできるんだぞ!!!

【苦し紛れの自慢である。自慢のつもりである】
【因みに触るとかなり手触りは良いしタオルを乗っけて引っ張ると抵抗感がすごい】

おいおい、あんまイケメンフェイスを近づけるとアレだぞ……惚れちまうぞ?
オイチャン男にゃ興味ねぇけども

【アッハッハと冗談めかして言う】

【  冗 談 で あ る  】
727 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 22:18:01.26 ID:kwt12oDO
>>722
…っと、いきなり目立ったか…まぁこれで注意は俺に向いたと
【青年を後ろに庇うように、異形達へと片目で睨みを効かせながら左手を後方へ回す】
【兎では有り得ない五本の指が開いて、鞘から出ている柄を掴む】

落ち着いて話し合おう…って感じには見えねぇな
【警戒体制のまま異形に威嚇を続けていると、目の前の異形が攻撃体制に入る】
【獣の本能かそれを瞬時に感じ取り、左手を動かしたのと貫手が放たれたのは同時だった】

【左手が抜き放つのは紅い閃光、三日月状の紅い刀】
【反りが大きい刃の3分の2程に柄が付けられ、残りの刃はそのまま飛び出ている】
【現在獣人はその刀を逆手に持っているが、調度手のどちらからも刃が…拳に被さるようにして刃が出ている】
【想像しやすく砕けて説明するならば、柄が平行になったトンファーの様な形状の刀】

【とにかく、彼は刀を抜いて、その勢いのまま振り上げる】
【自分に襲い掛かる貫手を全て纏めて、振り上げる刀で切り捨てようとした】
728 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 22:24:05.72 ID:AOLy7TMo

「この馬鹿野郎ッ! 私の意見が正しいって何度言えば分かるのよッ!!」
{いや・・・俺が・・・あってる・・・・・・あってるん・・・だッ!}

【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な盾を背負っていて、とにかく、白尽くめの女青年と】
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて、とにかく、黒尽くめの青年が】
【恐ろしい勢いで、喧嘩をしている。道のど真ん中でしており、邪魔というレベルではない】
729 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 22:25:16.62 ID:KxiYffAo
>>726
そォかい。そりゃ重畳。
…"くろーん"ってなァ若返りができるのか?

【できるわきゃねーだろォ!】
【ちょっと考えれば分かりそうなものだが、何か勘違いをしているようだ】

はいはいそォかい。
そりゃすげェこったな良かった良かった。間違っても俺の顔に近づけんじゃねェぞ。

【恐ろしく適当にあしらう。ついでに釘も打っておいた】

……寒いとダメなんだっけか?
後々面倒くせェし今ここで斬っとくのもアリかと思うんだけどよォ

【抱えていた刀を右手に持つ】
【柄を握る左手は柄へうろうろ、膝の上へうろうろ。悩ましい動きを見せている】
730 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 22:29:00.03 ID:h7BBvDoo
>>729

あ〜……知らんさね。オイチャン無理矢理被検体にされたっぽいし
まぁ若い身体を複製保存して脳や脊髄移植したら出来るんじゃね?

【等と曖昧な言葉を漏らす】
【後は凍れる時の魔法を肉体にかければ・・・・】

………ぐすん

【ちょっと泣きかけである。いい年齢した野郎がだ・・・】

スタァップ!おいちゃん人畜無害だから!!
強いて言うなら存在がギリギリアウトな位で後は俄然セーフだから!!!

【両手を突き出して止めて下さいと言う】
【男に興味無いのは本当らしい。安心してください】
731 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 22:32:12.21 ID:A3xzybMo
>>727

【──斬ッ】

【一閃。異形達の前腕部から先が、獣人に到達する前に、纏めて宙を舞った】
【数瞬の無音を挟み。べしゃり、と濡れ布が地に落下するような音が複数響いた】


 「「──? −──−−──、──、−──!! ────!!」」


【四体の異形の顔面の一部分、人間であるなら顔であたるところが、ぐちりと横に裂けるように開き、】
【上下顎の間で透明の粘液を引かせながら、喉の奥から金属同士を擦り合わせるような甲高い絶叫が響いた】

【他の異形達も、その様を見てざわめくように蠢き始めた】

【片腕を切り落とされた異形達の傷口からは、水銀のような体液が滂沱とあふれ出し】
【それをもう片方の腕で握り潰すように押さえ込みながら、異形らは地をのたうち回る】

【ひゅ、ひゅン──】

【その時、風切り音が二つ】
【獣人前方の群れの中から、二体の異形が宙高く舞い上がった】
【その二体は、その両拳を握り合わせハンマーのような形状を作ると、】
【それを獣人目掛けた落下の勢いに乗せて、同じタイミングでその頭部へと振り下ろさんとする】


【一方の青年はと言うと、異形達の断末魔を聞いた途端、】
【剣を手から滑り落とし、その場に力なく跪くと、頭を抱えて蹲ってしまった】
732 :731 [saga]:2010/12/29(水) 22:33:14.82 ID:A3xzybMo
//わーお訂正
//×人間であるなら顔であたるところが、
//○人間であるなら口であたるところが、
733 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 22:33:53.36 ID:U3v2QhQo
>>725

(人型じゃない――、私と真逆…?
……古くからの伝統なら、最初に術式を組んだ人の意図は何だろう…
人じゃいけなかった理由……。それとも前例が無いだけかも…)

(――あ、今17才なのかな)

【沸々と湧いてくる、使い魔を従える少女への興味】
【『不感』というものは、熱も遮断するのかな――と】
【常人からすれば割とどうでも良い疑問を抱き】
【少し近付いて――】

【――ジェムに手を伸ばすことは無かった】

【殺気という不可視の力に圧されて、硬直】

……仇、って

待って、私は死んでないって聞いたよ…!

それに……、…本当に命が危ないのは、レイドの方なんでしょ…?

大きな力を得るための代償…
見習いの呪術師なんかには、分からない次元の話だけど…
……あなたには、その殺意以上の原動力がある

ライクも頑張ってるんだから…、そんな眼をしないでよ…

【ここには居ない知人に向けられる、多大な憎しみ】
【胸が抉られるように痛んだ――そんな表情をして】
【懇願なのか、ささやかな抗議なのか、少し不透明な発言をした】
734 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 22:38:21.13 ID:VTMefnk0
>>728

おやぁ?なにやら人間様がお熱い様で。ゲシャハハハハ!

【二人の居る道の向こう側から、奇妙な笑いをあげながら一人の男が近づいてきた】
【ボサボサの髪に半分ほど敗れた黄土色のジャンパーとヨレヨレの黒いインナーを着ており】
【下には汚れによって変色している紺のズボンを着ていた】

【両手のゴミ袋を引きずりながら持ってきるが、袋が破れてしまっているのか中身がボロボロと零れ落ちていた】
【そしてなによりも一番気になるであろうべき点は、その男から発せられる異臭、悪臭である】

こんな道の真ん中よりも、もっと熱くなれる場所があるんじゃないですかな?ゲシャハハハハ。

【奇妙な笑い声を上げているその顔は、青白く見るからに正常ではないのがわかるであろう】
735 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 22:41:20.17 ID:KxiYffAo
>>731
はァ…ほぉー。ふぅーん。
つまり、アレだろ?若ェ奴を…複製?して?脳みそとかを移しゃァいいんだろ?
……ふぅーん。

【訳:さっぱりわかりません^p^ 小難しい話は苦手なようだ】

…あー、はいはい悪かった悪かった。ちびっとでも髪生えてりゃフサフサだ、うん。多分。

【(見えないけど)見るに見かねて慰めに入った。しかし慰めてるかどうかは微妙だ】

全く、アンチャンの言うこたァ正気なのか冗句なのか分かりにくいぜ、オイ。

【大人しく座りなおす。存在がギリギリアウトな時点でどうかというツッコミは無いらしい】
736 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 22:43:08.40 ID:Qv/1Pxg0
>>721

えっ…『森島』って、対機関連合の森島?
でもあの人、自分の事は橋立 椿≠チて、名乗ってたけど、な……フィスカの引っ越し、手伝ったって言ってたし。
確認の心算で尋ねるんだけど……その人、片方は義手使ってて、魔法陣付きの手袋持ちで、櫻の生まれっぽい見た目してる?

【――――尋ねる問いは、些かの飛躍を経由して、半ば『確信』となっていた】
【向こうの状況はまだ察していないが、あからさまなまでに訝しむ表情を作り、追及して往く】
【無意識のうちに、相手の選択肢を狭める様な問いを飛ばして行く自分を発見して、少しだけ口の中が酸っぱくなった】

【なお、本筋から外れるが―――コーヒー缶を一瞥したとき、武美は『これも即席か』と思った、とか】
【彼女達の家には、両親の形見である至って本格的なコーヒーセットが在り、武美は日常的に其れでコーヒーを作り呑んでいるのだ】
【尤も、彼女は『超甘』とでも言うべきコーヒーかカフェ・オレを好む上に、缶コーヒーも飲めてしまうのだが……故に、本筋に乗らない】


………―――なぁ、フィスカ。

【然し、武美も、此処までの反応を見せられれば―――強い反応を見せずには、居られなかった】
【眸底は平常より鋭く絞られ、急かす言葉は少しの間無視して、コーヒーにもケーキにも、手を付けず、眼がチェイスするのは、只管フィスカ】
【『敵意』や『怒気』の類は、正常に判断できれば感じられないだろうが―――故に、却って際立つのは、強い語調に、数少ない音節】
【上記の部分までを言い放つと、彼女はフィスカと正面から向かい合う<Jタチで、炬燵に身を潜り込ませようとする事だろう】
【―――――言葉は、「上から」になってしまいそうだから、せめて肉体は、同じy座標に置きたかった】
737 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 22:45:41.62 ID:kwt12oDO
>>731
【キイィィィィ――…ン】

(…うっせ……耳も良くなってる…っつーかこんな体だから当たり前か)
【異形の絶叫が激しく耳に響き、顔をしかめる】
【見た通り兎を象った獣人、その耳は飾りではないという事か】

【常人よりはるかに良いであろう聴力に、その悲鳴は少し大きすぎたようで】
【それが思いもよらぬ隙を産んだ】

……ッ、やべ
【空中に顔を向ければ、すぐにでも異形がこちらに向けて落下を始めている】
【異形達に重さがあるのかは解らないが、重さがあるのならそれをのせた一撃が二つ、咄嗟には防げそうにもない】
【だったら、防御は諦めようと】

【先程の貫手ならば後方の青年に当たる可能性もあった為迎撃に出た、しかし今回の攻撃ならその心配は無い】

―――よっと!
【すぐさま後方にバックステップ、軸をずらし攻撃をかわそうとする】
【…が、後方にはうずくまった青年がいる事を失念していた】
【回避行動に成功すれば、代わりに青年に躓きすっ転んでしまうだろう】
738 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 22:45:41.72 ID:h7BBvDoo
>>735

あ〜、うん。そんな感じ

【説明を放棄しました。なんだか面倒になったらしい】

……ふさふさ、だっての…

【しょぼーんとしている。因みに風呂上りにさっと拭くだけで乾くらしい。】
【雨が降れば頭皮に直接雨粒がぶち当たる感覚である】

ああ、おいちゃんのいう事の10割は本気で本当だよって嘘を吐いてやろう

【つまり全部冗談で嘘らしい。信用しない方が良いだろう。確実に】


っと、そろそろおいちゃん行こうかね。
明日も仕事なんよ

【そう言ってベンチから立ち上がろうとし】
739 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 22:47:44.70 ID:v1jmIgSO
>>724

礼には及ばないさ、ああ。

【振り向かないまま、気にするな、と事もなげに告げつつ歩き続ける―――】
【背中からは、何故か勝った≠ニいうような歓喜の感情が見てとれて。正直、台無しであった】

【人影はきっと先程のような、黒い笑顔を浮かべているに相違無い。礼には及ばない(キリッ】

【キング・クリムゾンッ!】

部屋は二階……だったと思う。余ってるから、開いてる所を適当に使ってくれ。
必要なら風呂も有るから、言ってくれれば案内する。共用だけど、この時間なら誰もいないだろ。
食堂も完備。何なら朝食を摂っていってくれても良い。以上。質問は?

【人影が佇むのは、湖の岸。その背後には跳ね橋が下りており、橋の根元には】
【湖の中心、悠然と水面に浮翌遊する古城。誰が呼んだのか、その名を風霊統主の城≠ニ云う】

【見慣れた光景なのだろう、雪を被った城を指差し。口許を押さえて欠伸など零しつつ、簡単に説明して】
740 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 22:48:22.83 ID:AOLy7TMo
>>734

「だーかーらー、目玉焼きは醤油でしょォーッ!」
{・・・・・・ソース!}

【こんな調子で喧嘩をしていたのだが、こちらへと近づいてくる男に気がつくと、2人は軽くそちらの方を向いて】

「うるさいわねェーッ! こいつが譲らないからこうなってるのよ、だから此処でしてるの」
{いや・・・あっちが・・・譲らん・・・・・・だから、・・・此処でしてる}

【お互い、一歩も譲らぬ様子で、返答する】
741 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 22:51:07.82 ID:z1hsa8M0
>>733

≪(なんか、妙に考え込んでるっすね…………
まぁ、呪術師って名乗ってましたから……こういう話題に興味が尽きないのは分かるっすけど……
まぁ、前みたいにあからさまに『実験材料』とか言われないだけ善しとしましょうか…………?)≫

【色々と興味を湧かせている様子のサージを、静かに見据えるジェム】
【自分の存在を知った時、魔術などの類に素養がある人間はどんな反応をするか――――】
【既に、そういう経験も何度かあったので、沈黙に入ったサージに特に感想は無かったようだ】
【――――もっとも、その中の体験の一つを思い出し、内心では苦笑していたのだが】

――――死んでなくても、同じ事よ…………!!
あの子は植物状態…………もう二度と笑う事も、人を労わってやる事も、あたしを「お姉ちゃん」って呼んでくれる事もない…………!
あいつのせいでね……ッ!!

【死んでないと聞いた。その言葉にレイドは悔しげに、視線を反らしながら言葉を返す】
【植物状態――――即ち脳のうち、呼吸などをつかさどる『脳幹』以外の全てが不可逆的に停止した状態】
【もはや、リイロには記憶も情緒も思考もなく――――目覚める事は、二度とない】

……生憎、あたしの方は、現状維持って状態だけど、助かってるのよ…………『justice』の、エルメア=ミルフォードっていう人のおかげでね……

【どこまで、サージは自分の事情を知っているのか】
【一瞬、純粋な驚きの表情を見せたが、やはり続く言葉には陰が差す】
【自身の命は、不安定ながらも助かり、こうして約束をした友を求めて生きて行く事が出来る】
【その事実も、リイロの事を突き付けられた時、言いようのない虚しさしか残さない】

それに――――――――あいつがいくら頑張ろうと、無駄なのよ…………
あたしもろとも、家に…………父様に命を狙われてるんだから…………!

【言葉と共に、レイドの表情に自嘲の様なものが混じる】
【様々な秘術・禁術を秘めた自身の家族に、命を狙われている】
【その事実が、レイドの心を強く打ちのめしている――――含まれる自嘲は、諦観を更にその中に含んでいた】

≪――――ッ、姉貴伏せて!!≫
――――ッ!!!

【そこまで言い切った時、唐突にジェムが警句を発する】
【それに従い、レイドは言葉を打ち切り、素早く身を伏せた】
742 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 22:55:16.35 ID:I8yfYnUo
>>739

……………、…………………………。

【ぽかん】
【と、している】


……………………っえ?

え、これ、その…………ふぇえ?

【舌が完全に回っていない。それは冬の寒さのせいでも少年の幼い舌足らずさのせいでもないだろう】
【湖の中心に、巨大と言っていい質量の"城"が浮かんでいる】

………………………。

【何度見ても、浮かんでいる】


―――――え、あ。はい?!
ご、ごめんなさい、聞いてませんでした!
っと、いうか、なんですかこれ?!

【絶賛混乱中】
【青年の懇切丁寧な説明は少年の頭まで届かなかったようだ】
743 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 22:57:12.53 ID:9ITXVj2o
>>736

【動揺した脳内――飛び込んだのは、脱出口ともなりえる森島/椿≠フ話題】
【普段の彼女ならば『偽名』の理由にも気付いたのだろうが、今は別である】

ぇ、……は、橋立 椿=H 確か其れは……森島の偽名じゃないかな。
義手は付けてるし、『手袋』の術式は私が頼まれて組んだ物だから――。
本人は判らないって言ってたけど、見た目と名前が櫻っぽいし……。

【図書館での物とは質≠ェ違う物の……――マシンガン・トーク】
【『誤魔化す』事しか念頭に無い現在の彼女にとって、唯一の手は言葉を紡ぐ事で】


そうそう、対機関連合≠チて言えば、この間の―――……っ。


【―――然し其れも、武美の一言であっさりと止められてしまった】


【ぴくり、とも動かず体を硬直させ、顔こそは武美を向くものの、目は彼女の口元辺りに逸れる】
【気まずい沈黙が室内に流れ――響くのは、エアコンの風に揺れる魔法陣≠フ音だけ】
744 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 22:57:32.46 ID:VTMefnk0
>>740

ゲシャハハハハ!!!しょうゆ!?ソース!?
実に愉快なことで騒いでいるんですね!ゲシャハハハ!
おもしろすぎますねぇ!!ゲシャハハハ!

【奇妙な笑い方で爆笑をする男】

して・・・その論争はなぜしているのですか?
どちらが合うのか・・・つまりそれはどちらが優れているかということを―優劣をつけようとしているのでしょうかね?
そしてその優劣がついたさきはどうするんです?一生その負けた方を貶めるのですか?
ゲシャハハハ、おもしろそうだ!
決着がついたその先に何があるのか、俺は見てみたいと思いましたねぇ。

【そう言って持っていたゴミ袋の上に腰を置いて座る男】
【ニヤニヤと手を組みながら、二人の行動を見続けようとしているようだ】
745 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:01:54.76 ID:AOLy7TMo
>>744

「うるさいわねェ! 優劣より勝敗の方が大事なのよッ!」
{決着は・・・永遠に・・・・・・つかん・・・が、やる}

【そして、再び喧嘩をし始めるかと思いきや・・・】

「・・・というか、ゲシャゲシャうるさいわよッ!!」
{・・・・・・・・・うむ}

【何故か、そちらへ飛び火する。今にも、攻撃をしてきそうである】
746 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 23:06:50.15 ID:A3xzybMo
>>737

【べしゃン!と響いた連音】

【振り下ろされた二つの拳は、獣人に当たることなく地を打ち据えた】
【が、拳が地面に当たった瞬間、その衝撃で異形らの腕が水風船のように破裂した】
【飛び散る銀色の内容液。腕を失ったその二体は、ゆらゆらとその場で身体を揺らして獣人へと向き直る】

──……、……っ……!
……君、は……──?

【異形らが捉えたのは、地に蹲る青年と、それに躓いて転んだ獣人の姿だった】
【今初めて、まともに獣人の姿を認識したとでもいう様に、そんな口を開いたが──】

【──ひゅっ】

【その時。再び、群れの中から一体の異形が宙高く舞い上がった】
【そしてその宙空から繰り出したのは、先ほどと同じような、鋭く伸びる右の貫き手】
【上空から地面へと打ち下ろす軌道で持って、狙うのは転んだ獣人の胸元──であったが、】

【──ぱあンッ!】

【刹那、水面を叩くような衝突音】
【青年は獣人へと伸びたその鋭い貫き手の軌道上へ、右掌を突き出していた】
【貫き手は彼の掌を貫いたが、獣人へといたることだけは辛うじて防ぐ形となった】

……──、……すま、な……僕の、……せ──
……立て──今、……速……──っ

【彼は掌を貫かれたまま、異形の腕を鷲掴みにして】
【獣人へと視線はやらぬまま、そのような震え声を投げた】

【──この異形ら、一体一体は酷く脆い】
【何かの攻撃に転じるなら、今が好機か】
747 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:07:34.17 ID:VTMefnk0
>>745

おやおや?俺に飛び火ですかな?

【わざとらしく驚いた表情を見せる男】

この笑い方は癖なんでそんなに怒らないでくださいよー。
まるで、他の者を馬鹿にしているような笑い方に見えるでしょ?

【ゲシャハハハと、まるで二人を小馬鹿にするように笑う男】

やめたほうがいいですよー。今は夜中だ。何が起きても不思議じゃーない。

【男は静かに立ち上がり、持っていたゴミ袋の中身をひっくり返してぶちまけようとする】
748 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 23:07:44.57 ID:Qv/1Pxg0
>>743

【沈黙は、予想を逸するほど、早く破られ―――交錯させられるだろうものは、二人の視線】】
【武美にとっては――――この状況は、そうも『気不味い』モノでは、無い】
【心の中で燻る、躊躇と言うブレーキの摩擦の焦げ付きは否定できないが、それでも】

………正直言って、あんまりにあんまり過ぎて怪しい気もする、が……さ。
この地図、何処からどう見ても『ヘン』だよな? …でも、それだけなら、それでいいのさ。
序に、その、断定させて貰うけどウソ=\―――それに対してなら、あたしにだって空気の一つや二つ読んで、黙ってる事も出来る。

【誰の影響か―――彼女の思考パターンを踏襲しながらも、回りくどい言葉を並べ始めた】
【睨むよりは柔らかい視線、怒号には程遠い声調だが、一言一言をくっきり、はっきりと、力強い抑揚を付加して】
【彼女にとっては、『友愛の情』であろうと、感情であるうえは、『激情』と成り得るのだろう―――ココロの起伏・上下動は、激しいほう】
【此方も、気持ちを言葉に纏めることに腐心して、他にまわす思考は鈍っていくが、フィスカが『口』を見ている事だけは、良く理解できた】

だが、あたしは―――周知の事だろう、バリバリバラすけど、<Justice>の一員であり、貴女の友人だ。
こんな『國』を連想させる様な仕掛けが在れば追い掛ける義務があるし、フィスカの事を知りたい、役立ちたいと言う願望も抱く!
……つまり、此処でその『嘘』に乗りかかるのは―――あたしがあたしに嘘を吐く事を、手放しに肯定することにもなるんさ。

………――感情に従わないのは、『強制はしない』こと……そこ、だけだよ。

【今度は、『啖呵』……良く解釈すればそうとも取れる様な言葉に声を張り上げ、上昇する体温に頬を紅潮させた】
【―――――………結論から言えば、殆どの部分に於いて、己の為の論ではある】
【書類の情報が知りたい、仕事がしたい、相手を知りたい、自分を知ってほしい、肯定してほしい―――ただの、欲望だ】
【「さぁ、先ずはケーキを食べよう」とか、「気に入らなければ、この質問はなかった事に」なんて言葉も、喉元に出かかったが】
【この少女、無道 武美は――――実情の好悪・成否を問わず、譲れない場面では、譲らない人間だ】
749 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:12:26.09 ID:AOLy7TMo
>>747

「その他細かいことは気にしなくとも、そこは自覚してるんじゃあないのよッ!」
{・・・・・・ふんッ}

【青年は、女を止めようとはしているようだが、絶対に触れようとはしない】

「成敗よォォー・・・・・・ぐへらっ! ・・・ッあァー、なにするのよこの野郎ッ!」
{あーあー・・・}

【そんなこんなで、ゴミが女へクリーンヒット。男は、ちゃっかり回避していた】
750 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 23:12:50.62 ID:U3v2QhQo
>>741

ライク一人のせいにしないで…!
彼のことを差し引いても――回避できる道があったはずだよ!

ぜったい回復しない、って断定もできないし…!

【発言して、砕かんばかり勢いで強く、奥歯を噛み締めた】
【「大切な選択をする前に、なぜ妹を納得させなかったのか」、と卑怯な主張を言外に潜ませて】

【ギリリと、自分に嫌悪する。――部外者なのに、情も知らないのに、口を出しするなんて非常識】
【知人に憎しみを向けられた。我慢できなかった。】
【軽率な発言で、別の人間を傷付けて。ここまで呪わしい気分は久々だ。】
【ギリリ、ギリリ、鎖がローブの中で軋んでいる】

……エルメアが…
天使みたいな術を使う…『教会』の…

【自身も助けられたことがある。意外そうに呟いた】
【――おそらくレイドとは、更に沢山、共通の知人がいるのだろう。表面化していないだけ】

ヴェイス家に…?
それってどういう――

【新たな疑問点。しかし、それを聞く前に、レイドは伏せてしまって】
【サージは、行動が遅れた】

【鎖は半自動反応出来るものの、危険の鋒先が彼女に向いた場合、対処まで一瞬のタイムラグが生じるだろう――】
751 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:15:52.62 ID:KxiYffAo
>>738
おォ、明日も仕事かい。難儀してるねェお互いに。

【などと適当なことを言いながらお見送り】

俺もとっとと寝るかァ。
また明日も誰か何かを斬らなきゃならんしな。

【言動が怪しい】


/中身が意識飛んでました申し訳ない
752 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:17:31.27 ID:brWkAE.o
>>719
/まだいますか?
753 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/29(水) 23:18:34.99 ID:h7BBvDoo
>>751

いやなに、社畜ってのは案外頑丈なんだよ。

【ナッハッハと鼻で笑うと】

……あんま無茶しすぎて腰痛めるなよぉ。お・じ・さん

【そう言って逃げ出す様に、走り出した】
【見る見るうちにその背中は小さく、闇へと溶けて――――】

【最後は音すら、消えた】

/ドンマイですw
/それでは、中身もリアル仕事の為これにて〜 お疲れ様でした〜
754 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:19:31.19 ID:KxiYffAo
>>753
/乙っした!
755 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:20:11.99 ID:kwt12oDO
>>746
…いてぇよバーロー、んな所で固まってんな…!
【すっ転んで仰向けに、状況に合わない無防備な姿になって、そう呟く】
【普通今青年に怒っていられるようなタイミングではないのだが、知った事かとマイペースに青年を睨む】

…俺が誰だか聞く前にこいつらが何なんだよ、お前何かやったのか?――――
【立ち上がろうと右手を地面に付きながら、青年を見上げた】

――やべ、攻撃―――
【青年を見上げると当然視界は上向きになる、その時にこちらに攻撃を仕掛けようとしている異形も目に入る】
【間に合うか――咄嗟に刀を前に出そうとして―――】

【目の前に飛び散る、血飛沫】
【異形が何かを貫いた、自分ではない、自分は何処も痛くはない】
【見れば、青年の掌が貫かれている…まるで自分を守るように】

…………ばかやろ…
【微かに呟いて体に力を溜め、跳ぶ】
【一瞬にして高く跳び上がり、刀を構えて】
【青年の掌を貫く異形を斬りながら、青年のすぐ前に着地しようとしる】

/すいません、風呂入ってきます
756 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:20:18.57 ID:VTMefnk0
>>749

あららダメじゃないですかぁー。ゲシャハハハ。

【ゴミだらけの姿になった女性を見て、さらに爆笑する男】

しかし、無用心ですねぇ。なにをしてくるか、なにを持っているのか。
なにもわからない相手に対して突っ込んでくるとはねぇ。ゲシャハハハ!
に、対してそちらの方は良い判断ですね。
あぁ、ひょっとしてあなたの方が優秀だからですかねぇ。ゲシャハハハ。

【男性のほうを見てニヤニヤと笑みを浮かべている】

でも、お似合いですよ。ゴミだらけのその姿。ゲシャハハハ。

【女性に対して絶対に遣うことの無い言葉であろう】
【だが男はそんなことを微塵も気にせず、まるで心から思っているかのようにニヤついた笑顔で言った】
757 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:24:43.46 ID:zJ7Ug5so
>>752
/いますぜー!
758 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:26:22.90 ID:9ITXVj2o
>>748

【――浮かれすぎた、と彼女は思う】

【地図≠セけは、絶対に見られてはいけなかったのだ】
【『兄』からも『森島』からも、其れは度々言われていた】
【彼女自身、その理由を理解して……其の上で、此処数ヶ月、気をつけて生活していたのだ】

【だが――、其れを忘れてしまうほどに、『誕生日を祝う』と云う事が彼女の脳内を支配してしまった】
【武美には知る由も無いことだが、彼女にとって其れは大きな意味≠持つ物だったからだ】


………『友人』…――ともだち=H
――……無道さん、私と、ともだち≠チて―――。


【―――ここで、彼女は初めて武美と目を合わせる】
【同時に発したのは、呟く様な、尋ねるような、不思議に思う様な言葉】


【「同年代の知り合いが居ない」――先程の彼女の言葉を、武美は覚えているだろうか】
【何か事情が有ったのか、其れとも偶々だったのかは定かではない――が】


    ……ちょっと、待って、欲しい。


【 ――何となく、涙腺が緩んで 】

【 ――ちょっと≠フ間だけ、彼女は顔を下げて、目を瞬かせるだろう 】
759 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:28:59.84 ID:AOLy7TMo
>>756

「ふゥゥ〜、ゴミだらけねェ。別に私をどう言おうと問題はないけれどね」
{あー、・・・・・・やっちまったな・・・}

【男は、にやついているような、あちゃーと言った様な顔のような、そんな感じになっている】

「 こ い つ よ り 私 の 方 が 上 よ ッ ! 」
{まあ・・・がんばれ・・・・・・俺は、別の相手・・・探す・・・・・・落ち着くまで}

【そう言い、男は、近くに居たカエルを踏み潰し、その場から少し離れようとしている。女は、ゴミを振り払っている】
760 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 23:31:42.27 ID:z1hsa8M0
>>750

――――えぇ、そうよね…………アイツ一人のせいじゃない……
勝手な兄妹喧嘩をしてたあたしと兄上…………ここ数年、ほとんど家に顔を出してくれなかった父上…………
あの子に、あまりに酷な環境を強制しすぎた――――それは事実……ッ!!

でもね!! あいつの身勝手、許せると思うの!?
あたしの大事な友人をも、記憶喪失で情緒不安定だったって言うのに、ずけずけとそれをかき乱すような言動を繰り返してッ!
リイロの時も、当人のいない場所でとかって気遣いもなしに『現実は知らしめてやった方がいい』とかぬかしたあいつの身勝手をッッ!!

【非は、自分にもある――――いくらかの時を経て、レイドもそれは事実として受け止めるだけの内省位はできるようになっていた】
【しかしなお、レイドがライクを絶対的に許せないのは、ほぼ同じ事を『二度』繰り返されたため】
【そしてそれを『当然』『不可抗力』と言う言葉で片付けられ――――それが、本人の信念から現われた行動であるため】

回復…………何夢みたいなことを言ってるのよ……
リイロの身柄は、もう押えられて…………どうしようも…………

【語調が、弱々しいものに変化する】
【怒りのままに叫んだ勢いもしぼみ、レイドの声が泣きそうな響きを含んでくる】
【言うまでもない。レイド自身にとって、リイロの現状は、あまりにも辛すぎる現実】



【――――レイドが伏せた瞬間。レイドのそばに立っていた電柱が、大きな力を受けて、ねじれるようにへこむ】
【強力な打撃を、横っ腹に受けたような格好だ――――そして、明らかにレイドを狙った『攻撃』】

「――――狙撃、失敗…………」
≪姉貴ッ!!≫
――――リイロ、っ……いえ…………クローンサイボーグ…………ッ!!

【立ち上がったレイドの目に――――会話をしていた一行の目に――――飛び込んできたのは】
【黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの3人の少女が】
【少女達の額には、それぞれε、ν、ξという文字が刻まれており】
【εの少女はピンク色の、νの少女は白の、ξの少女は漆黒のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

【レイドはそれを目にした瞬間、その3人を『リイロ』と呼びかけた】
【それだけ、外見は『リイロ』そのものなのだろう】

「――――優先攻撃目標:第一級……レイド=E=ヴェイスの存在を確認」
「現状、フレンド3、エネミー1、アナザー1…………攻撃を進言する」
「了解。対象レイド=E=ヴェイスを攻撃開始……」

【νの少女のスーツは、全面が露出しており、そこに巨大なスピーカーをいくつも連結したような機械が埋め込まれていた】
【恐らく、音波によって先ほどの攻撃を発したのだろう】

≪ッ、姉貴!!≫
――――サージ……逃げて。いますぐここから離れてッ!!

【状況を察したレイドは、サージに逃げろと言う】
【先ほど、ジェムに対して勘違いから攻撃を仕掛けた時に、サージが口にした口調と同じように――――真剣かつ、必死な響きだ】
761 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:32:57.28 ID:brWkAE.o
>>757
/絡んじゃってよろしいですかと聞く前にぶつかりに行きますヾ(゚ω゚)ノ三3


おっと

【――案の定、というべきか】
【こちらも前方を確認していなかったのだろう、位置的に少女はこちらの胸板にぶつかるくらいか】

【長いブルネットの髪を大雑把なオールバックにして、余った分を首の後ろでピンクのリボンでしっかり結び】
【細い目は吊りあがった狐目、鼻筋は通っているものの顔立ちは薄く地味な人物】
【しかし顔の左側には皮が透けたような骨と筋肉のリアルなメイクを施した、派手な装飾をしている】

こりゃ失敬。お嬢さん、大丈夫ですかい?

【じゃらじゃらと音を立てる下品なアクセサリーにミリタリージャケット、真っ黒いワークキャップ】
【粗野なジャージとスニーカーには絵の具の汚れ、腰には画材らしきものがぶら下がった幅広のベルト】
【前を開けたジャージから覗くTシャツには大きく 『 こ ん が り 』 と書かれている】

【相手の目の前にはちょうど 『 こ ん が り 』 が目に入るくらいだろう】

【 『 こ ん が り 』 】


 
762 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:37:28.62 ID:VTMefnk0
>>759

おぉー?やるきですかー?ゲシャハハハ!
んー?いいんですか?ひとりで???

【ヘラヘラと笑顔を見せながらもう一つのゴミ袋を持ちあげた】

んじゃまぁ、やる気なら俺も準備をさせてもらいましょうかね?ゲシャハハハ。

【男は周囲をチラッと見て、何かを確認した】
763 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:42:47.47 ID:AOLy7TMo
>>762

「まァ〜、安心しなさいよー。半殺しにしてから、傷は治してどっか行くからね」

【そう言っていたのだが、何処からともなく現れる灰色の影が、女を持ち上げて止める】

「げェッ! ・・・下ろしてくださいー下ろしてくださいー」
『こんな所にこいつら居たのか・・・・・・こいつが失礼した、・・・すまんね』

【その影は、灰色の髪で、灰色のコートを身に纏い、灰色のフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、とにかく、灰色尽くめの性別不詳な青年】
764 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 23:43:22.15 ID:A3xzybMo
>>755

【ざン、と異形は容易く切り裂かれ、銀色の液が飛び散った】
【甲高い悲鳴を上げながら、身体中の間接をあらぬ方向に捻じ曲げながら地でのた打ち回る異形】

……──っ、く……ふ……
……あり──……が、とう……

【青年は、血の溢れ出す右手の代わりに、左手の方で剣を拾い上げて立ち上がると、】
【陽炎のように身体を揺らめかせながらも、獣人と背中合わせで、切っ先を異形らに向けた】

【──依然として、彼らを円形で囲う異形らの数は多い】
【うじゅる。人型でありながら、時折軟体生物のような仕草を見せては、多勢が二人を見据えていた】

──……はあ……はあ……はっ……はっ……

……さあ……──これは、長い話な……だ……
君に……全てを……語れる、か、どうか──……
そも、……ここから帰れるか、どうか……──僕には、判らない……──

【じゅる、ぎゅぷ。彼らを取り囲う異形ら全員が、緩慢な動作で僅かに前進する】
【徐々にではあるが、万力で締め付けるかのように、この円形が縮み始めていく】

【青年は、昏く淀んだ瞳に異形らを映しながら、背中越しで獣人に声を投げる】

……ここで遇ったのも、何かの、……縁──……
名前ぐらいは、……聞かせて……くれるか……

──……僕は……ダンドクという……
黒野……ダンドク、と言う……──君は……──

【ちゃきり。青年の握る長剣、その鍔元についていた『引き金』に、そっと指をかけて】
【ぐらつく身体を精一杯御しながら、瀕死の声で、悠長とも思える言葉を紡いでいた】

 【──ぐちり。異形達が、一斉に“口を開いた”】
 【粘液の糸が引くその奥から漏れてくるのは、何かの泡立つような音にも似た呻き声】

//了解しました、ごゆっくりどうぞー
765 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/29(水) 23:44:30.13 ID:Qv/1Pxg0
>>758

………ぁ?
友達は友達だろうに……――疑問に思うという発想≠キら、あたしにゃあ無かったぞ?

【武美はかつて、今は『親友』と認めている人物との間に―――自分の秘められた℃繧ウのせいで、少し溝を作ってしまう事があった】】
【幸いにも、日頃『陰』そのものの様な人間が、意外な『日向』を提供してくれた事で、その時は上手く取り成し、埋め直す事は出来たが】
【その時以来、彼女は、正常に考えが働いている限りは、友人関係≠ェ構築されたと認識すれば、極限まで否定せぬよう心がけている】
【最初の邂逅で並んでいた、奇妙な『悪友?』の様に、例外はあり、或る種の鈍感さすら喚起しているが――――其れなり以上には、強固な思想なのだ】

【故に、この会話では何度か見せている混乱≠フ動作「沈黙と、気の抜けた声」を、最初こそ吐いたが】
【表情を、勝気な笑みに、ゆっくりと置換して―――先ほどとは趣を異にする、優しげな芯を通した力強い言葉を、投げかける】


……おうよ、勿論。

【そして、武美は―――意図を察してか察さずか、フィスカの顔面それ自体は、見ない】
【ただ、壁を突き抜けて地平線の彼方を双眸に映し込むように、前方を向き続けて】
【金属質の容器までも良く冷えているだろうコーヒーのタブにも、今か今かと食指を待つケーキの箱にも、手を伸ばすことはない】
【今ばかりは、思考を編集することまで、放棄して――――きょとん、としても思える視線を、一直線に射るのみ】
766 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:45:33.86 ID:zJ7Ug5so
>>761

【ぼんっ、と軽い音をたて、とてんと尻餅をつく彼女
身長は140cmぐらい、それに見合うというよりかは、少し軽めの体重は、体格さもあってか、容易に吹っ飛んだ
ぎゅっと、瞼を閉じて、目をごしごし、ほんのりと目じりに雫をためながら、うぅ、と貴方へと視線を向ける】

【ぐぐーっと、顔を真上にあげる感じで、視線を這わせると、胸のこんがり≠ノ、視線が交錯する
そこで一旦視線の動きを止め、琥珀色が、パチクリと音を立てそうなほど、瞬きをして
チラリと、貴方の表情を覗き込み、再びこんがり≠二度見した】

【あまりにもプログレッシブな出で立ちに、困惑してるのか
数刻ほど、出す言葉に困りながら、こくん、と息を飲み込み、言葉を紡ぐ】


――――……大丈夫……あの、お兄さんは?


【その旋律は、さながら一流のジャズ奏者達のアンサンブルのように、掌の上のオーケストラの如く
ただ響く一途な音にして、限りなく完璧に近い、言葉――――……まるで、作り物のような、間違いのような旋律で
何かを代償にして初めて得られるほどの、声に、聞こえるかもしれない】

【言葉に困ってるのか、パタン、と尻餅をついて、座り込んだまま、じぃーっと少し、貴方を見つめて
チラリ、と再びこんがり≠ヨと視線を落として、あっ、と小さな声をあげた
キョロキョロと辺りを見渡すのは、きっと、どこかに落とした、タイヤキの入った紙袋を探しているのだろうか】

【――――――――ちなみに、であるが、貴方の高さなら分かるように
彼女のお尻に、紙袋は潜り込んでいる、当然ながら――――……お尻の下敷きにされた、それは
[ピーーー]を[ピーーー]させて、といった、かなりグロテスクな状態である】
767 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:51:07.72 ID:VTMefnk0
>>763

おやぁ、またなにやらおかしなお方が。
【現れた灰色の服の青年を見て、なんとも嬉しそうな顔をした】

失礼?ゲシャハハハ!ゲシャハハハ!!
【そして、青年の謝りをなぜか爆笑する男】

おかしなことを言いますね。
それではまるで、俺がその女性の方に”謝ってもらわなければいけないことをされた”ということですかな?
ゲシャハハハ!だとしたらとんだ勘違いだ。
俺は謝るようなことをされた覚えはないし、謝るようなことをした覚えも無い。
【ゲシャハハと笑いながら青年達を見る】
768 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:53:49.22 ID:v1jmIgSO
>>742

…………………………いや、ごく普通に城だけど。それ以外の何かに見えるのか?

現在はギルドお預かりなのを、こっちで借り受けてるって感じ、だな。城が浮いてる原因は、魔術。
術者が誰かは解らないが――これだけの規模の式を行使出来るって事は、相当の実力者だろう。

【え、それだけ?】
【――――と言いたくなる程にフラットな口調で、感慨も何も有ったもんじゃない説明】

【しかも、経緯やら何やらが色々と吹っ飛んでいる。まあ、そこら辺は必要無い、と思ったのだろう】

何はともあれ<Justice>拠点、正式名称を風霊統主の城へようこそ。
繰り返すが部屋は二階で風呂場食堂完備、不自由は無い筈だ。必要なら案内する、今度こそ以上。

――――そういや、自己紹介を忘れてたような気も……まあ良いや。ほら、置いてくぞー。

【混乱など知らぬとばかりに、御伽話の世界から抜け出たような城へと歩き出し】
【何と言うか、酷い。だが、きっと呼び止めれば応じるだろうし、質問が有れば答えてはくれるだろう。多分】

【つかつかと跳ね橋を歩く和装の人影。色々と入り乱れて何が何やらなのは、この新世界の常であった】
769 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 23:55:09.21 ID:brWkAE.o
>>766

【体格差もありこちらは悠々起立している状態、ふむ、とか一人ごちて一歩歩み寄る】
【なるべく優しく、片手を肘について体を支えつつもう片方の手を伸ばす】
【のほほんと笑みを浮かべ、大丈夫ですよ、なんて口ずさむ】

俺様は勿論怪我ひとーつ無し。それより手のひらとか砂利で引っかいてたりゃしてない?
お手の荷物も……あ
あちゃー……これはこれは

【相手の探すもの、何となしにこちらも目で追ってみるもすぐに所在は知れる】
【そして哀れなる駄菓子の魚類の死屍累々、を見て、分かり易くばつの悪そうな表情を浮かべた】
【視線の先、相手がミニスカートであるためにすぐにやんわり逸らされるも】
【素直な態度からして、多分、何に対して「あちゃー」なのかはすぐに分かるだろう】
770 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:55:58.75 ID:AOLy7TMo
>>767

『ん・・・迷惑かけてないのか、なら良かった』
『どうせ、こいつらのことだから・・・・・・どっかしらで迷惑かけてるかと思ってな』

【じたばたと抵抗している女。だが、駄目であった】

『ともかく、2人を回収したら帰りたいと思う』
『じゃあな』

【そして、その場からさっさと逃げ出そうとする男。それを青年は見逃さない。何もしなければ、何処かへ行ってしまうだろう】
771 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 23:56:27.58 ID:9ITXVj2o
>>765

【――ゆっくりと、フィスカは其の顔を上げる】

【先程の様な動揺≠ヘ一切見受けられず、双眸は真っ直ぐに武美へ】
【軽く下唇を一噛みすると――口を、開いた】


……先ず、此れから話す事は絶対に口外しないで欲しい。
正義組織の人間にも、絶対に。
一般人に広まったら――私達≠ノも、どうなるか判らないから。

無道さん……否、武美――



―――……水の国が滅ぼされようとしてる、って言ったら信じるかな。



【―――室内に響いたのは、妄言とも取れる言葉だった】
772 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:00:14.11 ID:7aEXCMko
>>768

い、いや、その、えっと…………ふえぇ……?!

【引き続き大絶賛混乱中】
【流石に脳内処理が追いつかないのか、目がくるくると回っている】

え、えぇ? "じゃすてぃす"? の、お城? 拠点? ―――あ、ちょっと! 待って下さいよぅ!

【再び歩き出した青年に追い縋るように少年も駆け足】
【なんだか怯えてさえいるような表情。向ける双眸は小動物のそれである】
773 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:03:26.42 ID:/pfLTFQ0
>770

ゲシャハハハ!おもしろいなおまえ達。
尻尾を巻いて逃げるのかい?

【その場から立ち去ろうとする彼らにわざと煽るような言葉を投げかける】
【担ぎ上げられている女性に対してのからかいをこめてだろう】

そして、俺に背後を見せて良いのかな?
【男はゴミを片手に一つかみ持ってそれを彼らに向かって投げ飛ばそうとする】
774 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 00:07:17.22 ID:kBHBACwo
>>760

(……そうだったんだ…、彼女視点の話は、初めて聞いたよ…
 …そんなことがあったなら…
 レイドの憎しみは揺らがない…のかな…
 
 だけど、あの日、ライクは悔いてたんだよ…
 私に打ち明けてくれたんだ…

 レイドの話を聞いて、彼女に同調する事は出来ない…
 ……でも、レイドの感情を否定しきることなんて、もっと無理…)

【レイドの冷静そうな外見とは正反対の、感情の乗った声】
【しっかりと受け止めて、返答する時間は無い】
【記憶の押入れに投げ入れて、どちらの味方も出来ない複雑な感情のみがアウトプットされた】

……ごめんね…事情は分かったよ…
……レイドの妹は、まだ生きてるんだ

【芯の入った口調で、――全然解ってない?】
【視線は前を向いていて、レイドと合わせることはない】
【夢みたいなこと、なんて、安易に同調して断定すべき事じゃない】
【無理にでも見せ掛けでも、まやかしの様な言葉を――……。これは誰の主義だっただろう】


【電柱への攻撃射線を手繰って、三人の少女を見つけた】
【あれが「リイロ」の容姿か、と記憶する】

クローン……、数が多いね…
不味いかも…

【耳に飛び込んでくる、彼女の発言】
【その内容に、思わず場違いな笑みを浮かべて】

…私のこと、心配してくれるんだ
もう嫌われちゃったかと思ったよ

……ああ、あと、レイドは知らないんだったね

私って、走れないの
鎖が重すぎてね

あはは、            ―― 困った。

【困惑気味な笑顔を湛えたまま】
【レイドと三人リイロクローンの間に入ろうとする】

【ローブの中で、ギチリと鎖が啼いて――臨戦態勢?】

/すみません、遅れました…!
775 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:08:03.69 ID:.dACwHQo
>>769

【伸ばされた手に、コチラもよいしょ、と手を伸ばし、その手を握ろうとするだろう
ローブから零れる手は小さく、白く、彼女の幼げな容姿を、更に強調するようで
触れたらしん、と染み込む様な、肌の冷たさは、少々危なっかしく思えるかもしれない】

【貴方の発言に対し、少しムッとし、不満を露にするのは
子供っぽく∴オわれた、からであろうか――――……いろいろと多感な年頃でありそうだ】


それなら安心です、それに、心配しなくても、そんな怪我なんかしませんよ
大体、そんな怪我をするのは小が……


【――――表情に微笑を浮かべ、彼の無事を安心すると共に、少し言葉を返すと
彼の、その、言葉の意味について、不思議に思ったのか、僅かに首をかしげた】

【さらり、と音がするように、彼女の髪の毛が揺れ、夜風に映える琥珀色は
どうしても、その顔のメイクが奇妙なのか、時折交錯するであろう視線の色と、綺麗に重なって――――】


?――――……何があちゃーなんでしょうか?何か粗相でも……?


【彼のばつの悪そうな表情に、どこか居心地の悪いような思いを感じながら
何か悪いこと、したかな、と一つ心に尋ねつつも、彼へと視線を向けながら
自身のちょっとした痴態を気にしてか知らずか、片手で、ばっと、ミニスカの裾を押さえた
――――……他人の目を気にするお年頃なんでしょうね】
776 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 00:08:31.46 ID:nKBdbP.o
>>773

『別に、・・・特段用が無いなら立ち去るだけさ』
「下ろせいや下ろしてくださいこのおおおおおお」

【冷静な対応をする青年、2つの意味で頭に血ののぼった女】

『・・・』
「2度も喰らわないわよォッ!」

【女は、光の衝撃波を放ち、ゴミを弾こうとし、あわよくば燃やそうとする。青年は、走り出して男を追う】
777 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 00:11:31.20 ID:eTLJlAc0
>>771


…………ぇッ……?!


【―――――その言葉を聞いて、驚くなと言う方が、無理だろうか】
【秘中の秘とせよ、との前置き。何かしら大きく出ることまでは予測出来るが、然してこれは、些か桁違いのスケール】
【然し、『地図』や、魔術協会を我が家同然に扱い、庭同然に闊歩し、学校としての本意を年頃果たしてきた自分に、欠片も掴めない魔法陣】
【それらの因子≠、十分に取り込んでいた御蔭か――――納得も、思考のリカバーも、迅速】

……――あたしは、フィスカを信じる。
でさ、それが………どう、関係してくるのさ?

【大方、『真実』であろう――――そう、判断した】【突飛な話が往々にして実現してしまうのが、この新世界】
【更に言えば、現在の昼≠竅A二週前までの火≠フ状況を見れば、そもそも突飛ですらない、ただ『掴めるかどうか』の問題とすら、思える】
【然し、早鐘を打つ鼓動を、鎮めることには、失敗――――故に、武美は、此処では簡潔で手短な形式での問いを選ぶ】
【一直線、竹を割れそうに真っすぐな視線を向け、遂に名前で自分を呼んで呉れたフィスカへの『感謝』を、深く胸に沈め、刻みこみながら――。】
778 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:15:31.50 ID:/pfLTFQ0
>>776

光!?
【なぜか嬉しそうな顔をして女性の放つ技を見る】

【そして、ゴミが燃えた瞬間、ゴミは火と反応し小さな爆発を起こした】
【ゴミの中に溜まっていたゴミのガスが反応した結果だろう】
【爆発は、びっくりする程度に小さかった】

うおっ!
【が、自信もゴミが爆発するとは想定していなかったためか、驚き目をつぶってしまっている】
【その間に青年達を見逃してしまうだろう】
779 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:17:13.87 ID:RT3xtCYo
>>775

ならよろしい。いやはや、手のひらに食い込んだ砂利ってな地味に痛いわ食い込んで取れないわ、
挙句の果てには化膿する心配もあるし大変じゃない?
特に俺様なんざ手が命の職業だから気にしちゃってねえ、って俺様の話はどうでもいいんだけど

【相手がこちらの手を取ったならば握り返し、軽く引っ張って立たせようとする】
【無事立ち上がることが出来ればすぐに放す、自分は何もしませんよ、とばかりに】
【ぺらぺらと咄家か何かのように捲くし立てて、相手の表情の僅かな変化に多少首を傾げるが】

その、ね。後ろのたいやき?さん?らしきもの?……が……
……ごめんなさいねえ。とりあえずそれは俺様お詫びに買いなおすとして、ハンカチハンカチ……

【ものすごーく曖昧な表現をしながら相手の下敷きとなったたいやきを指す】
【ひとまず後始末をばと、ジャケットのポケットを探ってハンカチを探すもなかなか出てこない】
【ようやくあちこち探った末に、地味なワンポイントの黒いハンカチを差し出した】
780 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 00:17:48.75 ID:TYUftQDO
>>764
【ぶンッ、びちゃびちゃ】
【刀を振るい…というより回して、刃に付着した異形の体液を払い落とす】
【青年には背中を向けたまま、垂れた耳を揺らしながらチラリと視線を向けて、異形に戻す】

…死にそうじゃねーか、無茶してんじゃねぇ
命あっての物種っつーだろ、あんまり意味は知らねぇがな
【目の前と、その他周りに広がる異形を見回して、数をはかる】
【ざっと数えて…沢山、二人とはいえ背中の相方はボロボロだ、相手には少し悪いが頼りない】
【だが、だからと蔑ろにする気も無い、青年を信じて背中を任せる】

……話す暇があんのかよ…?それならその分黙って戦ってほしいね
【ハン、と鼻を鳴らして、冗談を飛ばす】
【そんな状況では無いのは解っているが、そんな性分なのだ】

……知りたい事が多すぎるね、全部語って貰おうか
途中で話が終わるなんざ許さねぇぞ、こいつら倒しても終わらなかったら、最後まで話してもらうからな
【軽く広げた右手を前に、刀を持つ左手を更にその前に】
【姿勢を軽く低くして、まるで忍者のように構える】
【紅い月の様な刀が月光を受けて輝き、負けない位に紅い左目が異形を睨みつけた】

…俺か?俺はどく――あぁ、いや…
……あくう、悪い卯と書いて、悪卯だ。来年にゃあピッタリな名前だろ?

…よろしく頼むぜダンドク、背中はお前に任せてるからな…?
【異形が何やら動き出す、黒い体毛が文字通り総毛立つ】
【体の筋肉に力を入れて、構えをさらにしっかりとさせた】

/ただいまっす
781 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 00:18:37.93 ID:nKBdbP.o
>>778

『ぬおあああッ!』

【一瞬驚いて、びよんと一飛び、再び走りだす】

{来るな・・・!}

【走って逃走する男を、女を担ぎながら、追うのであった】

/お疲れさまでした
782 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:22:58.79 ID:/pfLTFQ0
>>781

【彼らが走り去った誰も居なくなった道にて、男はひとり冷静な表情をしていた】

ふむ・・・ゴミはガスと反応して爆発するのか・・・
ゲシャハハ・・・おもしろいやつらは見れたし、新しい発見もしたし・・・
今日は良いやつらに出会ったなぁ!ゲシャハハハハ!!!!!

【男の奇妙な叫び声が響き渡る】

/おつかれさまでしたー!
783 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 00:26:46.06 ID:d.X9IgI0
>>774

≪姉貴…………≫
――――生きてる、ただそれだけよ…………
もう、同じ時を生きる事は、出来ない…………リイロも、自分の命を輝かせる事は、出来ない……
それじゃ、生きてる意味がない…………

【まだ生きている――――その言葉は、レイドにとり『リイロは『生』の呪縛に囚われている』としか聞こえない】
【生きると言う事は、単に生命を維持する事ではない】
【楽しむ事も、悲しく事も、怒る事も失って――――何らかの手段で回復させようにも、その身柄はいずことも知れない】
【それは、『生きている』のではなく『死に損なっている』と言うのが、正しいのではないか――――】

≪姉貴ッ、すぐにアストラに連絡を……ッ!!≫
この状況で、どうやって救援を呼べるって言うの!?
――――それとも、ジェム……あなたが行ってくれる?
≪――――任せて下せぇ、姉貴……!≫

【数の不利があっては、まともに戦う事はできない】
【ジェムは、救援要請をレイドに頼まれ、高度を上げていずこかへと飛び去る】
【――――魔力を持たないリイロクローン達には、戦闘状態にないジェムを知覚する事はできなかった】

――――ライクの事をかばったことは……正直、癇に障ったわよ…………でも、そんな事より……!!
あなたを、こんな身内のゴタゴタに巻きこんで、迷惑を掛けたくないのよ…………ッ!
さっき、あたしの事を本気で心配してくれたじゃない!! そんなあなたを……巻きこみたく、ないの…………!!

【嫌ってはいない――――確かにレイドにとり、ライクの擁護など聞くに耐えない言葉である】
【しかし、見ず知らずの自分を悪霊――――結局勘違いだったが――――から護ろうと言う意志を、サージは示してくれた】
【そんな優しさを、レイドは傷つけたくなかった】

そ――――そんな……………………ッ、サージ!!!
「――――警告します。私たちの行動の妨害、並びにそこに居るレイド=E=ヴェイスへの助力は、私たちへの敵対行動と取らせてもらいます
至急、この場から立ち去ってください」
「「……………………」」

【走れない――――逃亡出来ない。その事実に、レイドは思わず絶望に似た響きの呻きを放つ】
【それに対し、リイロクローンの中の1体、εの少女が一歩前へと進み、間に割って入ってきたサージへと『警告』を発する】
【その間、後ろに控えていた2体、νとξの少女は、振り出し型のロッドを取り出し、構えていた】
【臨戦態勢――――サージの行動如何によって、クローンたちはレイドを、あるいはサージをも攻撃しようとその身を張り詰めさせていた】

/こっちはまだ大丈夫ですー
784 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:28:06.22 ID:.dACwHQo
>>779

【引っ張られて立ち上がり、彼の話を聞き、言葉を返す】


……まあ、そうかもしれませんけどもぉ――――……
――――って、その口調と、姿から考えて画家さんなんですか?


【ふと気になったご様子、どうでも良い、と言われても、そうは思わず
興味の色に、仄かに瞳を染めながら、貴方へと、言の葉を向ける】

【すると、その疑問をとぎる、ように、彼の言葉が聞こえ始め
――――……ゆっくりと、言葉を辿ると共に、彼女のほっぺたに、赤色が混じり始める】

【自身のお尻を、惨状を、確認するより前に、貴方の話を聞いて、予想ができたのか
今にも泣き出しそうな表情で、小さく震えながら、そんなことありませんよね?といった、感じの視線で貴方を見つめる
夜露を一杯に含んだ琥珀色で、肌色を薄めながら、畏る畏る、後方を振り返った、彼女】

【数刻、固まって、差し出されたハンカチを受け取ると】


私の、バカぁ――――…………


【ローブのお尻の部分へと、ぐっと押し当て
そのまま、しゅるるる、と小さく、座り込んでいく――――……僅かにお尻を上げて
食べ物一つで鳴きそうになるのは、まだまだ子供といったところか】
785 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 00:29:59.51 ID:hHyCwkoo
>>777

【彼女は立ち上がり――向かうは、『地図』の前】
【武美の方向を向き直り、さながら教壇に立つ教師の様にして向き直る】


広域魔術=\―この地図は、その『配置図』なんだよ。
此処に貼っている魔法陣≠地図の配列で配置する事で、発動するタイプの、ね。
尤も、此れで完成じゃない。 後、70程の魔法陣≠ェ残っているんだ。

発動した場合、『何が起きるか』……具体的には、まだ判っていない。
……此れを完成させた人物は、狂った天才≠ネんだと思う。
解読しても、全く「規則性」が見えて来ない――四ヶ月以上かけて、私には30しか無理だった。


只、兄さん≠ェ言うには――……。


【一旦、口を閉じ――深呼吸】
【只、其の双眸だけは真っ直ぐに、武美から離れる事は無い】



   …………発動した暁には、魔法陣で囲まれた範囲の生物は全滅する≠チて。



【――余りにも、突拍子の無い話かも知れない】

【この話が真実≠ナあると言う保障は、何処にも無いのだ】
【強いて言えば、彼女の『兄』……其の人物の証言だけである】


【だが、フィスカの瞳は――此れまでに無い、本気≠フ目をしていた】
786 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:40:32.54 ID:RT3xtCYo
>>784

ま、『売れない』が頭につくんだけれどねえ
一個一個の稼ぎが少ないもんだから、色々手を出してはいるんだけど
なぁに、お嬢さん絵は好きなほう?

【肩を竦め情けなさそうな色を声音に乗せながらも、仕事自体は楽しいのか表情は上機嫌】
【相手がそこに触れてきたところに、なんとなあく嬉しそうな様子で問いを返す】

【こちらとしてはなんとも気まずい視線を受けて、一瞬言葉を詰まらせる】
【結局なんとも言葉を返しにくい様子で、黙ったままで首を傾げてお茶を濁す】
【もっかい縮こまってしまう様子を見送りながらに、時折すれ違う人から受けるまた別の視線にはっと気付く】

あー、とりあえず端っこ行きましょうか?
拭いたからっても帰りづらいだろうし、とりあえず、コレ

【フードと袖口にファーのついたジャケットを脱ぎ、相手の横に回ってそっと肩に掛ける仕草をする】
【相手が跳ね除ければ素直に退くし、受け入れればそのままかぶせようとするか】
【どちらにしても、180をゆうに超えるくらいの長身であるために多少相手には大きすぎるだろうが】
787 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 00:46:07.78 ID:JC3h.f.o
>>780
……はあ……はあ……はあ……────
分かっ、た……こうして……見えた、以上──

──すべて語る、義務は、……あり、そうだ……──

【肩で息をし、既に満身創痍な青年。一時の相棒と呼ぶにはあまりに頼り無さ過ぎるその姿】
【しかし青年は、『悪卯』】の方を一瞥することもなく、完全にその背を預けきっていた】

 【──否。或いは、一瞥することすら、出来なかったのかもしれない】

【──どくん】

【その、刻。悪卯は、背中越しでもその“胎動”を感じ取ることが出来るだろうか】
【夜と血と泥を煮詰めたような、暗く淀んだ黒い魔力が、青年の右肩から漏れ出した】
【どくん、どくん──まるで、何かが“孵化”でもするかのような、悪しき慟哭の予兆】

 【──悪卯はそれに、覚えがあるかもしれないし、ないかもしれない】

 “……──深い、深い、深淵の話だ……”
 “終焉と新来。贖いの剣。存在の定義──”

【戯曲じみた言葉。青年の持つ茜色の瞳。無数に蠢く異形らを映すその色が、段々と彩度を落とし始めた】
【夕焼けが夜へと移り行くように、茜から段々と昏い色を帯びて、黒に限りなく近い色へと変化を始めて──】


 ──……僕の“背中”と“物語”の全てを、君に託そう。悪卯


【──號。青年が一瞬前までいた地面が、へこんでいた】
【青年は、異形の群れの中へと飛び込んでいた。先ほどまでとは明らかに異なる動きで持って、】
【左の剣で胴体を纏めて薙ぎ、穴の開いた右手の甲で頭を叩き潰し、外套を被せるように放り投げてはその上から刺突──】


 「────!! −────!! ────−−−!」


【──悪卯に面する側の異形らも、弾かれるように飛び出した】
【右方と左方から、別々のタイミングで持って悪卯に疾走する異形二体】

【愚直な突進だ。捌くのは容易いことだろう。もし、その二体を屠れたのなら、】
【残りの異形達も一斉に悪卯目掛けて、襲い掛かっていくだろう】

【ある者は、その胴体を貫こうとして貫き手を放ったり、】
【ある者は、指の先端を硬化させて、袈裟に薙ごうとしたり──】
【但し、その攻撃の全ては酷く単純。見切れれば同士討ちも狙いやすい】

【何より、この異形らは一発でもまともに受ければ崩れる脆さ──今、壊滅へと誘えるか】

//おかえりなさいませ、ウワアアアお待たせしてごめんなさい
788 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 00:48:10.44 ID:eTLJlAc0
>>785

……これに加えて、更に約70。
確かに、術式の解析自体難しいってぇのに、もっと増えて…。
しかも、配列はてんでバラバラだ。線で結んでどうにかなるとも思えない、と…。

【相手の言葉を掻い摘んで復唱するように、呟く―――成程、紛う事など無き、脅威だ】
【『術式』と銘打たれている以上、自分の様に能力を織り交ぜ無ければ、本来は完璧な規則性=\―数式に似たモノが、あって然るべきだ】
【更に言えば、武美の場合でも、他者には『起動』が難しいだけで、能力と融合した術式を既存の形でデータ化したり、エンチャントする事は十分可能】
【何が起こるのか?一国を滅ぼせるだけの事さ――――無駄に想像が働いて、手段を捜してしまうと、思わず躯が小刻みに振れた】

………生物は全滅=\―――ね。

【ただ、一連の流れで思考の網の密度が、増強された結果か―――言葉を受け止めることは、先ほどよりも楽だ】
【かと言って、気分はちっとも楽になど成らない】【それどころか、今にも駆け出したくなるような焦燥は、心をジリジリと灼き続けている】
【ケーキなど、最早無いも同然。炬燵の中で、寒さなど微塵も感じていない足が、僅かに震えた】

……正直な話、『何が起こるか』については、毛ほども知りたいとは思わないぜ。
それより、気になるのは……スデに解き明かされた部分、フィスカのニーサンの事。
――――そして、こんな腐れた事を考える連中が、何者か……なぁ、この部屋の中は一応安全だよな?

【此処まで来れば―――力を貸す∴ネ外の選択肢は、武美の眼前からは取り上げられているにも等しい】
【ブレイザーシティの案件が片付いたかと思えば、また一件。然し、背負おうとする『感情』に反して、胸を締め付けるわけにもいかない】
【縛られるなら、ココロでは無く、躯――――その念が、彼女を突き動かしている】
【フィスカ同様、真剣そのものの視線で、ふと周囲に気を配りながら……――コーヒー缶に、利き手である左を伸ばした】
【喉を癒す必要が、舌を回す意味が、脳を潤す理由が、今の彼女には有る、から】
789 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:50:32.74 ID:.dACwHQo
>>786

【――――……尋ねられて、一つ思い浮かべる光景
誰かの膝の上に乗せられて、絵を見た、思い出――――……
絵の事も、誰かって事も、おぼえて無いけれど】


大好きですよ、絵には、描いた人の心が乗り移りますから
機会があれば、お兄さんの描いた絵も、見てみたいなー……なんて


【――――――――心がきゅぅと、締め付けられるのは、その何か≠愛していたから
目の前に居て、気さくに話し掛けてくれる貴方の絵に興味を持つのは、つまり
ただただ単純に、貴方の事が、気になっているから――――……で】

【ふわりと頬を撫でる夜の風の冷たさに、くすぐったそうに瞼を瞑ってみたりした】


――――……っ……ぅん……


【こくん、と小さく頷いて、ぶかぶかのジャケットを、タオルケットをかけられた子猫のように、纏いながら
とてとてーっと、周りの視線から逃げるようにして、道端へと移動しようとするだろう】

790 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 00:50:41.51 ID:kBHBACwo
>>783

【サージには、それ以上踏み込んだ発言が出来なかった】
【――レイドは、状況の突破口を模索した筈で】
【その上での判断なら、否定できるわけがなく】
【行き詰っていることを認めることも、また、できない】
【幸か不幸か、今は返答できる状況ではないために――、曖昧に首を振って】


……別行動が取れるんだ、…珍しい
使い魔というより、独立した生命体みたいだね…

【目で追わずに、気配でジェムを見送って】
【感心したように呟いた】

迷惑なら、私の方が掛けてるよ
出会ってから二回も……、

これはお詫びだとでも思ってくれれば良い
――大丈夫。 私は頑丈だから…、レイドが逃げるくらいの時間なら稼げるよ

  ≪ Request Telekinesis ≫

【νとξの少女に、其々右手と左手を向けて】
【袖口から鎖を一本づつ、射出】

【鎖はサージから完全に離れ<ヒとξに巻きつこうとするだろう】
【「ロッドなら、両腕を無力化すれば――」、と考えているようだ】

【もっとも軌道は直線、予測は比較的簡単かもしれない】
【また、手が足りないためにεに対する行動は無い――、受け止める気か】

【鎖 4/6】
791 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 00:56:46.81 ID:/rLWbQSO
>>772

<Justice>ってのはまあ、早い話がちょっと物騒なボランティア団体だと思ってくれれば良い。
ニュアンスとしては、自警団辺りが近いかな?まあ、人に節介を焼くのが仕事、ってトコ。

必要なだけの説明はした、と思うけど……泊まるか泊まらないかはお前に任せるよ。
なし崩し的に連れて来ちまったけど、嫌がる所を無理に、ってのも気が引けるしな。

【少年に合わせて歩調を緩めつつ、道すがらに説明を続け。ちらと横目に彼を見遣り】
【戸惑う様子に、心中を汲んでかそう告げる。そうこうしている間に、跳ね橋を渡り切って】

名前も知らない初対面の奴に誘われて、着いた所が空飛ぶお城。まあ驚くのも無理は無い、か……

(ほんっと、時々どうしようもなく抜けてるよな。一般的視点ってヤツが、どうにも)

はい、待った――――で、どうする?無理は言わないけど、さ。

【立ち止まると、困ったような顔をして。胸に去来する罪悪感に、小さく溜息】
【独り言を一緒に吐き出せば、首を緩く傾げつつ問い掛けた】
792 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 01:05:16.77 ID:RT3xtCYo
>>789

……ふーむ、そうね。何かに悩んでる時は、画面もなんとなく散逸してくるし
なんかの機会にアトリエにご招待しようかね、なんて。一番手っ取り早い絵はこれなんだけど

【僅か、絵について語るとなるとやはりおどけた雰囲気が薄れ表情に真剣みが増す】
【それを照れくさく思うように冗談を言い、手っ取り早い絵、と言って自分の顔の左側を指す】

本当、そちらとしちゃ災難だわな。ぶつかっちゃってごめんな
なんだか随分楽しみにしてたみたいだしねえ

【相手の肩を触れず支えるようにして閉まった店の軒下に誘導し、ふうと一息つく】
【たいやきの惨状を目の当たりにした相手の顔を思い出しつつ、壁に背を預けてポケットに手を突っ込む】
793 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 01:08:45.67 ID:hHyCwkoo
>>788


……あぁ、大丈夫だよ。
一応は『結界』を張ってるし――とは言っても、櫻の古い技術だけど。

【少し注意して見れば……部屋の隅に、札≠ェ張られているのが判るだろうか】
【『櫻の古い技術』。 詰まりは、式神や陰陽道に関わる物だろう】

【それから少しの間――脳内で、武美の質問を反芻する】
【自分が何を知っているか、そして何を答えればいいのか――……再び、口を開いて】


……正直言って、まだ解けているのは配列&舶ェだけ。
其れも――さっき言った様に、半分にも満たないんだ。
恐らく、『99』揃っても私には理解出来ない。
『全部』でようやく、普通の魔術師にも判る様に成るんだと思う。


【『地図』を使って説明する部分は終了したのだろうか――再び、炬燵へ】
【口と脳を動かしたまま、炬燵に入ると顎に手を当てて】


で、『兄さん』―――……兄さんは、三年前まで魔術協会の教師だったんだ。
名前は華蔵院 茶屋=c…今は退職して、『華蔵院商会』の社長をしている。

……正直言って、何でそんな事を知ってるのか判らないんだ。
只――、―私に『調べろ』って命令した時の眼は、本気だった。
其れに、最近になって幾つか“傍証”も耳に入るようになったし。


【『華蔵院商会』――一般人にとっては、聊か聞きなれない名前】
【数ヶ月前にエキシビジョンを主催した事から、いくらかは耳に残っているかも知れないが――】


【―――残ったのは、『何者の企みか』と言った部分だけだろうか】
794 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 01:10:03.68 ID:d.X9IgI0
>>790

……そうね。あたしの幼いころに『魂を割って』作られた存在だから……独立行動は、出来る…………

【端的に返事を返すレイド】
【無論、主と一心同体な部分はある。しかし、そもそも独立した存在として――――パートナーとして作られた存在なのだ】
【『補佐』を考えた時、常に共にある事よりも場合によっては別行動をとれる方が、都合が良いと言う事だろう】

――――っ、くうううっっっ…………
――――逃げはしない。逃げるくらいなら……ここで戦うッ!!

【いくらなんでも、サージに場を任せて一人で逃げるなんて事、出来る訳がない】
【レイドは、妹の分身と戦う――――自ら手を下す――――事を決意する】
【素早く、右手でナイフ――――妖刀『恋慕色華』を取り出し】
【袖に隠した、触手と化した左腕を剥き出しにし、服の中に仕込んだ『魔玉』のいくらかを触手で握りしめる】

≪――『愛してる』≫
『愛してる』……行くわよ、色華…………!

【レイドにのみ聞こえる、恋慕色華からの幻聴に答え、逆手に握りしめる】
【そうして恋慕色華から、青白い炎の様なオーラが右腕を伝って、レイドの体に移る】
【――――レイドの方も、戦闘準備が完了した】

「ッ!」
「束縛!? ――――アナザー1をエネミーと断定……!!」

【鎖は、νとξの少女の腕を確実に捉える】
【その瞬間、リイロクローン達は、サージを『敵』と判断した】

「くっ、音波砲!!」
「遠隔兵装、展開…………」

【νの少女は、腕に巻きついた鎖に向けて、胴体の音波砲を発射する。無理やりに、鎖を破壊しようと言う狙いだ】
【対して、ξの少女は、わき腹からヨーヨーの様な2基の砲台を飛ばす】
【それは、本体と繋がれたワイヤーを張り巡らせながら、空中を自在に動き回る】
【――――腕を塞がれようと、この砲台によって攻撃できると言う事だ】

「――――神経ガス、散布……!!」
させないッ、喰らえッッ!!

【前線に立つεの少女は、全身からピンクの霧の様なものを吹き出し、周囲に巻き散らす】
【言葉をそのまま受け取るなら、それは神経ガス――――吸い込んでしまえば、身体は動かなくなってしまう】
【それに対しレイドは、ライトグリーンのビー玉の様なもの……『暴風玉』を投げつけ、発動させる】
【周囲に激しい風が吹き荒れ、ガスを拭き散らし、薄めてくれている――――】
795 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 01:12:22.12 ID:7aEXCMko
>>791

【早足で追いつき、膝に手をついて息を整える】

そ、そうなん、ですか………はぁ、はぅ……自警団……。

【まだ少し息が荒い。寒い空気に白い息が溶け込んでいく】


…………………。
……その、やっぱり、迷惑……ですか?

【見上げるようにして青年に尋ね返した】
【申し訳なさそうな表情でこそあるが、怖れの色は無い】

【そのまま青年の様子を窺おうとしていたが―――】

―――――あ。………は、ふぁくしゅッ!

【………………………】
796 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 01:16:12.29 ID:TYUftQDO
>>787
―――……語れよ…絶対に…………
………語るっつって何も言わず……死ぬのは無しだからな……―――

【素直じゃない、捻くれた激励の言葉】
【頼りないその背中から、ダンドクの生命力を感じて】
【――――何だ?】

(なんだ―――?これは――――!?)

【ダンドクの背中から感じたこの感触、この感覚】
【何かが…ドス黒い何かが孵化するようなこの感触】
【暗く淀んだ、ドロドロに真っ黒な力が溢れ出すような感触】
【まさか―――】

(まさか――――こいつ――――!?)

【異形に囲まれていても、攻撃をされても】
【少し昔、変な奴らから逃げ出した時も、狂った殺人鬼と戦った時も、これ程悪寒が走った事は無い】
【嫌な予感がして、見開いた左目をダンドクに向けようとする…が、取りやめる】

【ダンドクが背中から離れると同時にその感触が解らなくなる】
【そして、ダンドクが戦う音が、異形を屠り去る音が背後から聞こえる】
【今は気にしている場合ではない、ならば自分の成すべき事を―――】

ちッ……おら!邪魔だ!!

【左腕を内側に振るい、一閃】
【左方の異形を切り払い、そのまま足を踏み出して接近しながらの、勢いを利用した斬撃】
【左右からの異形を斬り払えば、異形が次々になだれ込む】

【その数に恐怖や驚愕を通り越して呆れながらも刀を構え直し、迎え撃つ】
【斬る、蹴る、刺す、出来る限りの行動を素早く、隙を最小限に繋げて異形を打ち倒していく】

【当然全てが上手くいく訳ではなく、体には打撲や切り傷と次々に傷が増えて、黒い体毛に紅い血液と異形の体液がこびりつく】
【刀を振るい、目の前の異形を胴体から真っ二つにした次の瞬間に別の異形が飛び掛かる】
【刀を引き戻すのは間に合わない、代わりに空いた右手を突き出す】

【掌を広げ、小指と薬指、中指と人差し指をくっつけたような広げ方で】
【兎にしては珍しくその掌にはピンク色の肉球、三つの丸が並んだ形のその肉球が、ぷにっと異形にぶつかって】

―――悪兎ノ気掌

【寸秒の間】
【次の瞬間には紫の波動が肉球から打ち出され、まるでデフォルメしたうさぎマークのようになって衝撃となり異形を弾き飛ばして】
【後ろの異形の群れにストライクと言わんばかりに突っ込ませた】
797 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 01:18:54.52 ID:.dACwHQo
>>792

【――――……それでも、彼女は、絵について語る彼の話を静かに聴きながら
指差した先に在る彼の絵≠ノ、仄かな興味を寄せた】


じゃあ、期待しないで待っておきますね?
――――そもそも、お互い、名前すら知らないんですから


【苦笑しながらも、どこか憂いの混じった表情をするのはきっと
彼が絵に対し、思いを注ぐのと同義の事を――――成せないから、か
ぎゅっと、小さく握り締めた手は、誰にも気づかれず、一人心の中へと、消えた】


ホントです、と言いたいけど……私にも悪いところは在ったので
――――……我慢します、もう16歳、なんですから、大人にならないと


【彼の側で、自分に言い聞かせるように、言葉をつむぎながら
するする、と三角座りをして、こてん、と背中を彼女も、壁に預けた
お膝の上に、顔を乗せて、少し遠くを眺めるその横顔は――――……まだ、未練に思っているらしい】
798 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 01:26:47.79 ID:RT3xtCYo
>>797

名前……ああ、そういや名乗ってなかったかしらと
俺はね、スラッシュって一応名乗ってる。斜め線引くだけの名前だから、便宜上なんだけど
お嬢さんは?

【『/』】
【たったそれだけの一文字が、己の名前だと言う】
【変わらずの人好きのしそうな笑みを浮かべ、バスガイドのように手のひらで相手を指す】
【相手の仕草には気付く事無く、呑気で陽気な仕草】

あっはっは、いいのよ別に女の子はいくつになっても甘えたって
第一そしたら二周り近く年齢違うワケだしさ……っと、ちょっと待っててね

【謙虚な言葉を笑い飛ばす、気にする事などない、と言うように】
【相手に己の年齢を仄めかすや否や、先ほどの自分の言葉を思い出したかのように一旦その場を離れ――】
【足早に駆けて行くのは、もう店じまいしかかってるだろうくらいの屋台】
799 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 01:30:11.64 ID:eTLJlAc0
>>793

……へぇ…。 
あたし、櫻の出身だから……ちょっと、嬉しいかも。

【そう言えば、『華蔵院』と言う苗字も、櫻の其れに思えるが―――いまは、問いを絞る事にした】
【ひとまず安心して、コーヒーのプルタブを快音と共に開け放つと、僅かに仰け反りつつ、三分の一ほどをゴクリと呑み下してしまう】
【次には炬燵へと戻るフィスカを見て、少し奥まで突っ込んでいた脚を、後ろに引き戻して、姿勢も正す】

総当たり的、と言うか……単純に人海戦術で解こうと思えば解けるかとも思ったけど、ハナシは違う、か。
技術と誠実さを兼ね備えた人間を捜すのは難しいし、ならばこいつの出所か、『魔力の波』を掴めれば、良いけど、ねぇ…。
奪いに行ければ、善し。然し、手掛かりは……っと、話を聞こう。

【普通の魔術師=\―――その言葉は、嫌でも自身の無力さを突き付ける】
【武美は根本的には『魔術協会式』の人間であり、他の技術は、その式を土台としたモノか、齧り程度しか心得ていない】
【何かしら手が在るとすれば、コレが協会≠ノ如何な経緯で現れたのかを突き止めることか、能力で強引に調べるか】
【後者はまだ相手に『理解』して貰ってはいないが、「手はなくも無いぞ」と言わんばかりに、科白の中に交えた】
【『真剣』を通り越して、浮かない表情】【今回背負いに往ったモノも、矢張り重かった】

「茶屋」……聞いたことは無くも無いけど、寮住まいになる時期と入れ違いだな………面識は、多分無いや。
それで、『商会』については……――実はあれから、少しだけ調べた。響きが少し、引っかかったから…。
…水の国のエキシビション、カノジョとか友達が出てたし、『Justice』の方の研究材料にも成るから、見に往ったんだよねぇ。
体が一つなもんで直接は見てないけど、貴女も戦闘していた記憶がある………ただ、あたしは株とかはやらないし、経済にも通じちゃ居ないけど、さ。

………それで、『傍証』って?

【武美が耳にしたmob観客A曰く―――「『誰がラグナだ、馬鹿』の調子で、罵られてぇ!』」……彼女は、心の中でコイツをどつき倒したらしい】
【閑話休題、武美は生温くなったコーヒーをいちど炬燵の上に置き直し、『華蔵院』について自分が知っている事を、一通り開示した】
【そして最後に付け加えたのは……――フィスカの言葉の中で、特に重要だと思われた、とある単語】
【これは端から、『協会』で収まる問題ではなく、件の封印室≠フ様に、世の中を揺るがしかねない話だと、改めて再認識される、鋭い言葉】
【ぐ、と顔を正面に突き出し、問いをひとつ、投げかける】
800 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 01:34:35.36 ID:kBHBACwo
>>794

……そんなこと、可能なんだ…
弊害が気になるけど…

それより、片割れにエルボーかますのは、どうかと思うよ

【「魂を割る」なんて、普通じゃ考えられない代償だ】
【――呪術的な視点に立っても、その効果には興味がそそられる】
【はず、なのだけど。このときは、冗談めかして、そんなことを言って】

……クローンなんでしょ…!
無理しないで…!

どうせ私は走れないんだからさ
格好付けさせて欲しいな…っ

【そう言ってみるものの、確かに心強い】
【神経ガスには息を止めて対処】
【潜水士だった彼女は、無運動ならば長時間息を止められるものの、それではジリ貧】
【レイドの暴風玉が、呆気ないの結末から逃がしてくれた】

(……一人当たりの装備が多彩…っ)
(やっぱり、抑え切れないかな…!)
(ジェムが戻ってくるまで…場を持たせるのは……)

【νの少女が放った音波が、鎖を破砕する】
【しゃらん、しゃらん、と破片が奏でる絶望の音】

(まずい、まずい、まずい…! どうしようセンセー…!)
(神経ガスを迷いなく散布できるってことは…、クローンたちは普通の人体じゃないのかな…)

――人の判別が光学式なら良いんだけど…っ

【長剣ロンバルディアと短剣ジャンビーヤが独りでに鞘から抜けて飛び出した】
【縦に回転しながら向かう先は、νとε】
【目元をバイザーを斬りつけんと飛来する】
801 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 01:39:31.95 ID:JC3h.f.o
>>796

 「────−!! −───! −−−−、−──、−−−! 」

【斬の軌跡。蹴の軌跡。刺の軌跡。その全ては銀色の血で描かれた】
【金属板を掻き毟るような断末魔の多重奏の中、あらゆる動きが極光の骸達を屠る剣となった】

【──怒号ッ!】

【そして、それが終焉を知らせる号砲となった】
【悪卯が波動と共に弾き飛ばした異形は、他の異形らに衝突して激しく爆ぜた】
【まずは異形らの群れが爆ぜて、次いで異形の身体が爆ぜて、兎に角銀の飛沫が爆ぜて爆ぜた】


 「「「────────────────────」」」


【びちゃ、びちゃっ──舞い上がった銀色の体液が、不規則に降り注ぐ】
【そして断末魔すらもとうに聞こえなくなったとき、終焉の静謐が訪れた】

【──全滅であった。異形の骸は、どれも原型を止めてはいなかった】



【──静寂。それはあまりに静かすぎた】
【無音と言ってもいいだろう。耳鼓膜を圧迫する程に音が皆無であったのだから】


 ────………………


【青年は、異形の骸たちの中心で跪き、力なくうな垂れていた】
【彼の握っていた黒銀の長剣は、彼の前方やや離れた地面に、突き刺さっていた】
【完全に沈黙し、全く動く気配すらなかった。全く、微動だに、しなかったと言うのに──】

 【──どくん】

【漆黒よりも無明よりもなお昏く、差し込む月明かりさえも吸い尽くしそうな程の、黒い魔ノ力が、】
【青年の周囲を覆い、やがて周りの夜気をも席巻し、ひいてはこの廃工場全体を包み込むほどに、広がっていく】

【──青年は緩慢な動作で顔を起こす。夜色の瞳が悪卯の姿を映した】

【「……ごめん」】

【唇が、小さくそう呟いた】
802 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 01:40:52.61 ID:kBHBACwo
>>800
/ああっと、最後のセリフは()の中に入れてもらっても構いません
/息止めてて喋れないと思いますので
803 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 01:42:55.18 ID:hHyCwkoo
>>799


……うん、其れは実行しようとしているのが何者か≠チて部分とも関わって来るんだ。


【『傍証とは何か』――其れについての返答である】


結論から言うと、実行しようとしているのは百家 羅山≠チて言う男。
最近になって、カノッサ機関の『No.63』だと言う情報も入った。
兄さんが言うには、ピエロ・リュネール≠チて言う部隊を持っていて……ちょっと待ってくれ。


【探るのはブレザーの胸元……取り出されたのは、折り畳まれた新聞紙≠セ】
【丹念に其れを元に戻し、『読める』状態にすると――差し出す】


【日付は12/23=\―詰まり、事件の発生は12/22≠セ】

【『水の国市街地にて、カノッサ機関によるテロ』と云う見出し】
【其の脇に……副見出し、とでも言えば良いのだろうか、少し小さめの見出し】
【記述されているのは――「実行者達はピエロ・リュネール≠ニ名乗る」と云う文面】
【読み進めれば、居合わせた能力者達によって撃退された事が判るだろう】


【――この世界では有り触れた事件】
【しかし、問題は場所≠ニ実行者=\―“傍証”には、十分成り得る】
804 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 01:43:01.45 ID:.dACwHQo
>>798

【どこかのギタリストのような名前だな、とふと思うものの
――――……その名を、静かに心に刻み込んで、彼の問いに、言葉を返す】


ヴァニラです、ヴァニラ・ハーマイオニー
/さんって、呼んだら良いのかな?


【少し不思議そうに、尋ねる形で首を傾げながら、彼の為す陽気な仕種に
思わず、悩みも吹っ飛んでいきそうな、感覚を覚える
――――……それは、温かな陽だまりに似た、木漏れ日が触れる感覚に似て――――】

【クスリ、と緩んだほっぺたから、微笑みが零れて、貴方へと向けられる
せめてあと少しだけ、この陽だまりにおいていて、欲しくて】


……か、関係ありません!――――……もう自立しなきゃいけない年頃ですよっ
自分の事ぐらい、自分でしないと、碌な大人になれませんもの


【笑い飛ばす彼へと、むーっと、ほっぺたを膨らませながら、拗ねたような視線を向けるものの
彼がその場から離れると、どこか寂しげに、ころん、とその場に寝転がって】


――――……甘えたくても、甘えられませんよ


【呟く言葉は夜風に舞って、さやかに波紋を散らして、消える
疲れがたまっているのか、うとうと、とその場で重くなっていく瞼に、耐えている、だろう
ちなみに、彼から借りたジャケットをお布団代わりにしている】
805 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 01:49:06.00 ID:d.X9IgI0
>>800

小さい子供のころに行うって事が、キーなんでしょうね……
欠けた魂を、その後の成長で取り戻せるから…………
それに、あいつならいいのよ。無駄に打たれ強いから!

【ヴェイス家の中において、この使い魔の儀式は、みな例外なく5歳の時に行われる】
【ならば、それが『魂を割る』事へのリスクの軽減を担っていると考えるのが自然だ】

大丈夫…………こいつらはリイロじゃない
それに、κには殺されかけた…………もう覚悟は出来ているッ!

【目の前に居るのは、妹の肉体を引き写した、醜悪なコピーにすぎない】
【そのコピーに、レーザー狙撃を受けて殺されかけたのだ】
【既にレイドは、クローンたちを殺す事に、何の躊躇も無くなっていた】

「……っ、しまった…………!」
「――――迎撃。サイレントレクイエム、お前は下がれ」
「了解…………!」

【νの少女――――サイレントレクイエムのバイザーに、剣撃がクリーンヒットし、ひびが入る】
【サージの期待通り、バイザーを攻撃されると視界に影響が出るらしく】
【ξの少女は、ν――サイレントレクイエムを下がらせた】

【一方のξは、遠隔砲台を用いて、自身に飛来する剣を銃撃。軌道を狂わせようとする】

「――――遠隔攻撃」
ッ、サージ避けて!!

【νとξに引きつけられているサージの隙――――そこを打たんとしたのが、ε】
【左手首にに嵌められている腕時計の、文字盤とは反対側のベルトに、3本の小さな矢が仕込んである。それを1発放った】
【威力は精々突き立つ程度。サイレントレクイエムの音波砲の様な威力は無い】
【それでも、敵の動きを制する牽制には十分だし、目や首筋など、当たり所によってはこれでも致命傷を与える事は出来る】

このぉぉぉぉっっっ!!
「回避行動――――」

【レイドの左腕の触手が、εへ向けて放たれる】
【せめて、サージに向かって攻撃した隙をつきたいところだったのだが、εに回避を許し、両者の間に距離が生まれる――――】
806 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 01:52:22.52 ID:RT3xtCYo
>>804
【 な ぜ バ レ た し 】

【多少の時間をおいてから、駆け足気味に軒下へと戻ってくる】
【片手に掴むはほかほかのたいやきが詰まった紙袋、つまりは無理を言って急ぎで焼いてもらったのだろう】
【――もっともそれは相手には悟らせまいと振舞うし、言うつもりも無い所】

ほいさ、ちょっと早いお年玉ですよーってね。
……あらら、おねむの時間かしら。今お食べになります?

【やっぱり冗談めかした物言い、相手の隣に拳二つ分程度の距離を置いて座り込む】
【多少多めなのは自分も食べたくなったからなのだろう、一番上から一つをとって相手に見せる】
807 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 01:59:47.76 ID:TYUftQDO
>>801
…………………………――――

【シャン、と】
【刀を納める音が、最後に静寂を切り裂いて】
【また、音が消えた】

【黒かった体は、異形の体液と自らの体液で微かに紅く、メタリックに、ゴワゴワに汚れていた】
【同じく汚れたコートの袖で顔を拭う、それ程汚れは落ちてないがそのままよりマシだ】

【それよりも、と悪卯は振り向く】
【そこには項垂れたダンドクの姿、見た限り死んだようではないようだ】
【ふん、と息を漏らして無言のままに、ダンドクに近寄ろうと足を踏み出す】

【――――足を踏み出す、瞬間】

…………―――――――〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!??

【左目が見開かれ、瞳孔が開き、全身の体毛が逆立って、耳がピンと立ち、体は強張って、悪寒が走り】
【とにかく『嫌な予感』を体で表す全ての事象が体を襲って、ダンドクの変化を見た】
【数瞬、固まっていた…驚愕で体が竦み上がり動かなかったのだろう】
【すぐに立ち直る、立ち直らなければならない】

【急がなければ、こうしている間にもダンドクは力に、黒に】
【…闇に、呑まれていく―――?】

【間に合え、間に合わす】
【左手を伸ばして、目一杯脚を動かして、絶対に目を離さないで】
【謝罪の言葉を聞きたかったんじゃない、そんな言葉はいらない、だから――――】

―――――――!!!

【自分でも何を言ったか解らない、とにかく叫んで、繋いで】
【間に合ってくれと、ダンドクに手を伸ばす】
【たった今会ったばかりの青年を闇から引き戻す為、一瞬だが背中を預け合った者を救う為】
808 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:01:12.39 ID:.dACwHQo
>>808

【――――……数秒程度、眠りを邪魔されたからか、むぅ、と拗ねた表情であったが
余すことなく薫る、焼きたての甘い香りと、目の前に照らされたその姿を見て
ビクン、とまるで餌を前にした猫のように、パチクリ、と反応する】


……うん、食べる――――……


【子ども扱いされているものの、背に腹は変えられない、と言う様に
タイヤキさんの魔翌力には抗えないように、そーっと、手を伸ばす】

【いつの間にか、寝転んでいる体勢から、正座の体勢へと移行しているのは、期待しているから、か】
809 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 02:05:14.70 ID:eTLJlAc0
>>803

……カノッサ機関、No.63、傘下部隊…か。
『魔術の天才』を抱えるか、或いは技術力か……憶測しか立たないけど、トンデモ連中では在る…。
ネーミングセンスも、『いかにも』って感じだぜ……。

【聖都の新聞とは言え、『一国を襲ったテロ』はこの程度の扱い―――つくづく狂った世界では在る】
【新聞を案外に丁寧な型で受け取ると、その文字を、一文字に至るまで、鋭い視線で薙ぎ払う様に見詰めながら、状況確認的な台詞をぶつり】
【此処まで情報が重なれば、別モノだと考える方が難しい……――今この瞬間にも、下準備。悪夢へのプログラミングは、奔り出している様だ】
【一通り内容を取り込めば、ぎりぎりと歯噛みしながらも、渡された時と同じ形にして、差しだし直す事だろう】

………然し、まったく以て華蔵院≠ニどう繋がってくるのか、視えないな。
昔見た特撮ドラマで、『悪の怪人と癒着した大企業』なんて敵が出てくるヤツがあった気もするけど、まぁさか、そんなのじゃあ在るまいし…。
更に言えば、『魔術協会』にデータ書類が在る理由も、何だか……ぶっちゃけた話、安全性は最近微妙だよなぁ、此処。

【時に奔放な発想を駆けさせながらも、飽くまでも真面目に、質疑応答を積み重ねる心算らしい】
【此処に来て、先程よりはちびちびとコーヒーを呷ってから、フィスカに視線を注いで、浮かんだ疑問を突き出した】
【とはいえ、フィスカに与えられている情報は然程潤沢では無い事も理解しており、返答には良い意味で期待していない@l子】
【言葉の調子も、詰問すると言うよりは、自分の考えを述べる事に終始して、反応を誘う程度のモノ】
【――――これが終われば、そろそろ、この話題にまで会話が滑り込んだ『原点』に、立ち戻るのだろうか】
【敵を捜すことは結構なこと、然し、今、眼の前≠ノも、やらねばならぬ事と言うのは山積している】

/では、舞台裏の通り、こちらの次のレスは今夜六時半に回しますね。
/遅レスマンで申し訳ございません、ひとまずお疲れ様です。
810 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:06:57.28 ID:/rLWbQSO
>>795

【息を乱している少年に、「大丈夫か?」と、訝るような顔をして】
【頬に人差し指を宛て、暫く思案を巡らせば。くすりと微笑んで、口を開き】

安心して良いよ。迷惑だと思う位なら、そもそも端から提案なんてしない。
袖振り合うも多生の縁、野宿させるのは忍びない、ってな――たかだか一晩だが、寛いでくれ。

【それだけ告げると、また歩き始めた。態度は先程と同じ、さっぱりとした物で】
【十中八九、本心だろう。嘘を吐いてまで泊める理由は無いが、係わり合った以上は見過ごせない、らしかった】

風邪?…………やっぱりお前、風呂に入った方がいいよ。
部屋はそこの廊下、プレートが掛かってない所を適当に使え。

荷物置いたら、一階に降りるから。良いな?

【振り返って肩越しに目を遣り、じとりと目を細めて一言】
811 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:10:55.75 ID:RT3xtCYo
>>808

【素直な反応を見せる相手に、思わずこちらの表情も綻ぶ】
【いつもそんな顔のため、口角と眉の角度くらいしか違いは無いが】
【そろそろと伸ばされる手にそっとたいやきを手渡し、袋を相手との間に置く】

この季節、あったかいもんはどうしても恋しくなっちゃうよねえ
甘いモン率先して食べるなんて久しぶりだけど。好きなほうではあるんだが、さ

【自分の分もとりあえず手に取り、大きく口を開けてかぶりつく】
【生地はふわふわ、中はたっぷりあんこが詰まり歯ざわりも良い】
【――余談だが、背中から食らった】
812 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:14:26.82 ID:7aEXCMko
>>810

ぅ。……あ、ありがとうございます……

【恐縮しきりの様子】
【靴を脱ぎ揃え、とてとてと廊下を青年について歩く】

風邪、ではないと思いますけど……寒かった、からかな?

【ずず、と一度鼻をすすり、青年の指示に従ってプレートの掛かっていない部屋を探す】
【「おじゃましまーす」などと、誰にともなく呟いて、扉を開ける】

それじゃこの部屋に荷物を―――――っ?

【そこまで言った所で射抜かれる様な視線を感じ、青年の顔を見る】
【何か形容しがたい、少し様子が違う青年の双眸】

………は、はい。

【大人しく返事をし、手に下げた薬缶をゆっくりと床に置いた】
813 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 02:16:01.34 ID:kBHBACwo
>>805

(なるほど、ね…!)

【両方のことについて、納得した】
【正確には、後者が理由になってない気がしたが――】
【自分も、親しいものに対して意地悪した経験が無くもない。人の事は言えないのだ】

【ξに向かっていた短剣は銃撃を受けて、あらぬ方向へ飛んでいく】
【――すこし飛ばされた先、空中でピタリと静止して】
【サイレントレクイエムを斬りつけた長剣も、地面に転がった】

殺さなくとも、無力化できれば、それで…!

……っ!?

【εの一矢。喉元を突く軌道】
【レイドの警告を受けて――サージが行動に入るよりも先に、ローブ内の鎖が反応した】

【鎖の巻きついたサージの左腕が強制的に跳ね上がり】
【小さな矢の射線を遮った】

……く、ぅ…!

【左腕から、血飛沫がプシュッと飛び散って】
【細い鏃が鎖の防壁を抜けたことを伝える】
【――大したダメージじゃない。行動は可能だ】

レイドっ!
そっちは、任せたよ…!

  ≪ Request Telekinesis ≫

【ξに向かって、再始動する二振りの剣】
【今度の狙いは遠隔砲台そのもの。弧を描く軌道で飛来する】
【同時に、ξにまきついている鎖の拘束を強めて、動きを鈍らせようとする】

【εへの対処は、レイドを信用して――】
814 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 02:20:11.10 ID:hHyCwkoo
>>809


うん……兄さんが何を根拠としているのかは判らない。
何となく判るのは、『魔術協会』に魔法陣≠ェ有った理由――かな。
恐らく、「樹を隠すなら森の中」だったんだと思う。
現に、図書館では書類が三ページ単位でバラバラに置かれていたから。


【この返答、何気ない物に思えるが――明らかに、何者かが危険性を承知で隠した℃魔示している】
【彼女自身、当初は疑問に思ったものの魔法陣≠ニ相対する様になって其れ所ではなかった】

【『安全性が微妙』と、其の言葉には深く頷いて】


そう、兄さんは此処なら私が集中出来るって考えたんだろうけど……最近、騒がしい。
だから急がないといけないんだ。 焼き討ちでもされて魔法陣が燃えてしまうかも知れない。
其れに何より――ピエロ・リュネール≠ェ、百家 羅山≠ェ、何時仕掛けてくるか判らないから。


だから…………武美、頼み事をしてもいいかな。


【――――恐らくは、武美も予感していたであろう頼み≠セろう】


/はーい、一旦お疲れさまでしたー!
815 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 02:22:53.46 ID:JC3h.f.o
>>807
【──刹那を裂いて伸ばされた悪卯の手】
【青年は音無き世界の中、自然とそれに呼応するように左手を伸ばしていた】

【瞬刻】

【青年の足元から、一層濃厚な黒い瘴気が吹き上がった】
【今まさに掴みかけたその手が、青年から一気に遠ざかっていった】

【噴出した黒い瘴気は、形を持っていた】
【全てが漆黒に染められてはいるも、それは無数の『蔦』であった】
【互いに絡み合い、まるで樹木のような太さで持って、青年を上方へと押し上げたのだった】

【その黒い蔦は、満身創痍な青年の身体にも絡みつき、】
【捻れた大樹の如き蔦の群れの中へと、彼の身体が次第に埋もれていく】

 ──────────

【青年の唇は、また小さく何かを呟いていた】
【「ごめん」とか「悪い」とか「ありがとう」とか、それらは全て形にはならなかった】

【変化は、それだけに止まらなかった】
【淡い月明かり差し込む、廃工場の高い穴あき天井】
【その一角に──ぽつり。一輪の『花』が咲いたのだった】

【漆黒の蔦とは違って、色を持った花の部分だけが、そこに咲き】
【それを封切りに、天井に、壁に、廃棄されたクレーンに、一輪、また一輪──】

【椿、菊、蓮、菫、薔薇、桔梗、牡丹、等、など、など──】
【紅に白に黄に紫、百花繚乱の色彩がこの色亡き廃工場に咲き乱れた】
【遠近法の狂ったような大きさで次々と咲いては散り行く無数の花、華──】

【──ふいに、青年は口を開いた】

 ──まだ、伝えなくちゃいけない、ことが、
 会いたい人が。会うべき人が──……亜、……──

【悪卯の中へと直接語りかけるような、念話だった】
【半分掠れたそれは、最早悪卯のことを認識しているのかすら怪しかったが──その、刻】 

【「──帰り、たい」】

 …………──まだ、そこにいるか?
 ……、……──きみに、“贖って”欲しい──その、剣で

 ──……もう……何も……聞こえな──……頼──

【地に突き刺さった長剣が、月明かりを鈍く反射した】
【──それで刺せと。悪卯の跳躍力ならば、彼のいる高所に届く、と】
【Redemptor──贖罪者。一本の剣。握るか握らないか、その選択は】 
816 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:24:31.15 ID:.dACwHQo
>>811

【掌で感じる、タイヤキの温もりは――――……貴方を経由した温もりで
思わず抱きしめたくなるほど、暖かくて柔らかい、灯火に似ていた】

【くんくん、と匂いをかいでみれば、餡のそこはかとない甘い甘い香りと、外側の皮の
ぱりっとした、香ばしい薫りが、口いっぱいに広がっていくようで
思わずほっぺたが緩んで、くたーっと、気の抜けた表情を浮かべてしまう】

【しかし、直ぐ側に彼がいることを認識しなおし、パタパタと首を振って、表情を戻す
そして、小さなお口を、あーんと開いて、ぱくっと、頭から頬張った】


――――……美味しいね、何だか、身体の底からポカポカ暖まってくるみたい
でもね、多分――――……単に美味しいからじゃなくて……お兄ちゃんがいるから、かな


【表情一杯に、年相応の微笑を浮かべながら、貴方へと、愉しそうに話しかける彼女は
とても、素直で、大人しそうで――――それでいて、どこか、儚げな、希薄なように思えるかもしれない
この時が終わるのを、拒むように、ゆっくりと、一口ずつ、味わって、タイヤキを食べていく】
817 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 02:31:10.32 ID:d.X9IgI0
>>813

「サイレントレクイエム…………方角をこちらで指示する。標準を合わせて、撃て」
「了解…………」

【未だ両腕を縛られたままのξの少女が、先に後ろに下がっていたνの少女、サイレントレクイエムにそう指示を出す】
【それを受けて、ヒビの入ったバイザーのまま、サイレントレクイエムは音波砲の発射態勢に入った】

「ダメージ微小。追撃――――……ッ!?」
≪ソウルファイヤ!! 姉貴、大丈夫っすか!?≫
ジェム…………グッドタイミング!!

【サージへの射撃が、腕で止められたのを見たεの少女が、ロッドでの追撃に入ろうとするが、そこに青い火球が飛んでくる】
【――――助けを呼びに行っていたジェムが、戻ってきたのだ】

「スイートナイトメア!! 下がれ!!」
「ッ、うぅぅ…………了解…………!」

【下がっていたξの少女に呼ばれ、ε――――スイートナイトメアは、二人の位置まで後退する】
【先ほどのジェムの火球――――ソウルファイヤによって、体力を削られてしまっているのだ】

「発射角…………右4度、上1度修正……」
「了解。発射角、右4度、上1度修正」
「クレバーミッドナイト! 砲台を格納しろ!!」

【ξの少女――――クレバーミッドナイトの誘導により、体の向きを微妙に調節するサイレントレクイエム】
【だが、その誘導のさなか、クレバーミッドナイトへと迫る、双剣の剣撃】
【それに気づいたスイートナイトメアが、咄嗟に静止の声を上げるが、一瞬遅く、クレバーミッドナイトの砲台は斬り落とされる】

【だが同時に、サイレントレクイエムの音波砲の砲身は、ちょうどレイドとサージを同時に巻きこむ位置へと向けられる】

――――サージッ!!

【レイドは、咄嗟にサージに飛びかかる】
【身体に鎖を巻いており、回避行動を取れないと言っていたサージに、音波砲を直撃させぬために】
【敢えて飛びかかり、押し倒すことにより、砲撃を避けさせようと言うのである】
818 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:33:29.56 ID:bONg8QSO
【街中――】

あぁ・・・どうしよう・・
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が倒れている】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【先程まで戦闘をしていたのが一目で解るだろう―――少年は血溜まりの中に倒れていて】
【その衣服はもう紅黒く染まっている】

このままじゃ僕・・朝までこのままか・・こんな時間じゃ・・救急車呼んでくれるような人・・・いないだろうし・・・はぁ・・
【少年はため息をついて】
819 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:36:21.87 ID:RT3xtCYo
>>816

【大袈裟なくらい幸せそうに焼き菓子をほおばる姿を、微笑ましげに見つめる】
【粗雑というか有る意味男らしい食べ方のこちらは対して瞬く間に手元からたいやいを無くしていく】
【先に食べ終わると、立てた片膝に腕を引っ掛け相手の方に体を向けた】

お兄ちゃんだなんて、随分若い呼ばれ方したもんだねぇ。もうちょっとでアラフォー差し掛かっちゃう年齢なんだけど
……でもま、悪くはないわな。世辞でも嬉しいよ、そう言われるとな

【嫌に思われないのであれば、何と無しにたいやきに触れていない方の手で相手の頭をぽんぽんと撫でるか】
【その成否に関わらず、一息置くとそのまま立ち上がり細い小道の一つへとつま先を向ける】
【ほんのちょっぴり、おどけた口調を素に近いものに戻して】

そのたいやきはおみやげ。そんなに食べらんないかもしれないけど、そんときゃ冷蔵でもしといて頂戴
良いお年を……正月太りしちゃいかんよ、ヴァニラちゃん

【デリカシーの無い、やや甘い雰囲気を敢えて壊すような一言を付け加え】
【元通り、粗野な態度と大きな笑い声でけらけら笑って手を振る】
820 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:44:28.60 ID:.dACwHQo
>>819

【答えは返されず、彼女はくーくーと、静かな寝息を立て、いつの間にか眠っている
――――……尤も、今、見れる、無防備な寝顔も、彼女が貴方を信頼している証というべきか】

【――――――――静かに、師走の夜は過ぎていって】


/っと、乙でしたー!愉しかったぜー!
821 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:49:01.16 ID:RT3xtCYo
>>820

……あれま。どうしたもんかしらね

【手を振るためにと振り返った先にあるのは、既に睡魔に抱かれて眠る相手の姿】
【寒空の中放置していくのは忍びない、と考えた末に顔を上げ、ふと気付く】

なーるほど。ここ、道理で窓だきゃあ明るいわけだわ

【先ほどまで自分らが談笑していた軒先は、宿屋のもの】
【扉を叩いて事情を話すと、一泊分の代金を置いて自分だけが外へと出で】
【雪でも降りそうな空の下、裏道の方へと歩き去っていった】


/乙っしたー
822 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 02:50:09.93 ID:teaV.wIo
>>818

【時間は夜。一人の少女が夜を歩く】
【丁寧に梳られた、人の目を釘付けにしてしまうほどの美しい黒髪のおかっぱ頭。漆黒のゴスロリ服に身を包んだ顔立ちの整った少女】
【対照的に引き立つ肌は雪のように白く、いろいろと控えめな体躯。夜を歩く】

――おやおや、
死に掛け、死に体、死に害い――?

【時間は夜。一人の少女が夜を謳う】
【少女の瞳には温度が無い。服と同じく、ふわふわとした足取りで死体(?)へと歩を進める】
【白と黒が対称的に釣り合った少女。爪にはうっすらと鱗のような模様。夜を謳う】
823 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 02:52:54.38 ID:/rLWbQSO
>>812

どう致しまして、だ。……やっぱり、自己紹介が無いってのも何だかだよなぁ。
オレの名前は識槻 朔夜、朔夜でいい。お前は?

【一方、至って自然体な人。半ば我が家のようなもの、とばかりに肩で風を切る】
【威風堂々、泰然自若。気配こそ幽霊じみて儚いが、そんな言葉が似合いの姿だった】

そうか、なら重畳。となれば、暖まれば治るかな―――っくしゅん!

【釣られた、という訳でも無いだろうが、口と鼻を手で覆ってくしゃみを一つ】
【矢張りと言うべきか、こちらも身体は芯まで冷え切っていた。堪えられはしても、寒い物は寒い】

オレも入ろっかなぁ……。―――うん、一寸ばかし荷物取ってくる。
取り敢えずは先に一階に降りて、そこの階段のとこで待ってて?直ぐに行くから。

【じとーっと厭に湿っぽい視線を向けていたのも束の間。そんな事を宣って、走り出す】
【色々と省かれてはいたけれど、現在地は先程説明した通り、二階なのである】

【キンクリしますか?】
824 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 02:53:25.21 ID:kBHBACwo
>>817

【スイートナイトメアをジェムの火球が焼いたこと】
【クレバーミッドナイトの砲台を切断したこと】
【サイレントレクイエムのバイザーを破損させたことも含めれば――、圧倒的な戦力に対して突破口を開いたともいえそうだった】

【しかし、――現実はそうじゃない】

(……ああ、カバーしあうのか…!)
(全員個別じゃ戦えないだろうに、なんて連携力…ッ)
(それだけ自我があるのかな、それとも別の要因で繋がって――)

【向けられた音波砲を見て、むしろ冷静に構えられる。諦観にも似た心境】
【回避は不可。防御は――自信が無い】

【せめてレイドだけでも全力で逃げてくれれば、と】
【彼女の方を向いて――】【呼びかけられたのは、同時だった】

……わ、わ…!
レイドは避けられるでしょ――

【唐突に飛び掛かられて、バランスを崩した】
【よろめいて、押し倒され――】

――重いって言ったら、デコピンいっかい…っ

【ローブ内の全ての鎖が、一瞬だけ≪浮遊≫した】
【倒れこむ間際に引っくり返る体勢】

【――サージが上になって、二人は倒れこむだろう】
【幾つかの装備を射出しているとはいえ総重量は3桁に近似】
【庇われる事を嫌ったサージの我儘のせいで、レイド的には逆に苦しいかもしれない】
825 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 02:53:54.88 ID:TYUftQDO
>>815
【伸ばした左手は、何も救え無かった】
【何も掴めず、何も掬えず、救えず】
【代わりに、真っ黒な大樹が左手にぶつかって】

……………………………………ッッッ!!!!!

【どうにかなる訳じゃないのに、思い切りそれを殴り付ける】
【ただ、拳が痛いだけだった】

【暫く悔しげに俯いて、顔を上げる】
【目に入るのは華、色とりどり、様々な華が咲き乱れる】
【月夜の廃墟に、月光に照らされるそれはまるで風景画のようにとても綺麗で、まるで狂っていた】

……馬鹿…野郎が……………
…会って何分だ?一時間もしてねぇだろうが……!
…俺もお前も…互いの事全くしらねぇだろうが…!
そんな奴にそんな大事な事任せてんじゃねぇよ…!会いたい奴がいるなら諦めてんじゃねえよ…!!

【俯いたまま、震える声で、震えながら、どうしようもない気持ちをぶつけるように】
【ダンドクに対する怒り、或は、この状況に対する哀しみ、或は】

【剣を、ダンドクの示した剣を左手に持った】

【これで、刺す、それは救いになるのか解らない、やるべきなのかは解らない】

【少し前を思い出す、思えば自分もこんな無茶をさせたのだと】
【何の因果か体を変えられ、まだ生きながらえたが、いの一番に謝ろうと】
【そう考えていたが、きっと彼女の気持ちはこれよりも――――】

……おい…ダンドク、まだ聞こえてるなら聞け…
……もし何か話せるなら話しとけ、それくらいの猶予はあるだろ
…お前が何か頼みたい事、冥土の土産に聞いてやる
…この俺、悪卯……改め、ミコトがよ

【右手でポケットから何かを取り出す】
【蛇を模したシルバーネックレスを首にかけて、真の名を口にして】

【――――そこから先は、ダンドクの言った事を】

【その跳躍力を以って高く跳ぶ、ダンドクの高さを追い越すまでに高く高く】
【手には剣を、ダンドクの剣をしっかりと両手に持って、切っ先を向ける】
【月明かりを受けながら、真紅の目が闇に残光の帯を作って】

【そして、一言】

【「わりぃ」】
【こうするしか、今の俺には出来なかったと囁いて】

【黒い影は、剣を突き刺さんと落下して―――】
826 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 02:55:52.28 ID:bbQlH3Qo
>>818
//未だ居ますか?
827 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:01:16.99 ID:bONg8QSO
>>822
あっ!人です!!良かった!
【血溜まりの中で倒れていた少年の顔が】
【希望を取り戻した様に明るくなる】
828 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 03:02:04.51 ID:bbQlH3Qo
>>826
//見落としてました、すいません。落ちます。
829 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:04:52.89 ID:bONg8QSO
>>826 >>822
/おっと、どうしますかい?
/この時間に複数行きます?冒険してみます?
830 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 03:05:47.19 ID:bbQlH3Qo
>>829
//そちらさんが問題ないのなら、冒険しちゃいますかい?
831 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:07:52.79 ID:7aEXCMko
>>823

サクヤ、さんですね! 覚えました! ……珍しい名前ですね?
ボクはハッピーって言います! ハッピー・リトルピースです。

【天真爛漫と言った風に自己紹介を返す】
【「珍しい」と言ったのはもちろん、性別を誤認しているためである】

……大丈夫ですか?
あったかくした方がいいですよ?

【お前が言うな】

【そう言いながら自らは防寒具を脱ぎ始める】
【勿論重ね着をしているが、なにやらガチャンガチャンと重い音がする】
【袖やら何やら、色々仕込んではいるようだ】

…………? わかりましたー。

【手早く自分の服を纏め終わると、ゆっくり階段を下りていく】

【ニア キンクリる。】
832 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 03:07:54.09 ID:d.X9IgI0
>>824

≪姉貴ぃぃぃぃぃッッッ!!≫
うああああああっっっっ!!

【サージを巻きこんで、倒れる。浮遊の影響で、下敷きになる。そのすぐそばを、音波砲がかすっていく】
【自身にかけられる物理的な重圧と、すぐそばを走り抜けていく音波砲の砲撃とで、レイドの感覚はパニックに陥る】

「――――っ、砲撃、失敗……!」
「落ち付け、すぐに第二射を――――――――」
[――――させっか貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!]
「!?」

【結果的に、音波砲の砲撃は、二人にダメージを与えるには至らなかった】
【すぐさま、角度修正の上で二発目を放とうとするが、そこに邪魔が入る】

【目深に野球帽を被り、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、古ぼけたサングラスをしている青年が】
【背中から6本の触手を突き出しながら、クローン3体へ向けて突進していく】

「現状、フレンド3、エネミー3……増援は、優先攻撃目標:第二級……アストラ=O=ヴェイス……!」
「現状、フレンドはそれぞれに損傷……戦闘の継続は、困難と判断……!」
「――――やむを得ない。撤退する!!」
「「了解――――!」」

【新たに飛び込んできた青年――――アストラに、3体のクローンの戦意は挫かれる】
【このまま先頭を続けるは、あまりに無謀――――そう判断した3体の動きは素早かった】
【固まっていた陣形を解くと、それぞれ散り散りに闇の中へと消えていく】

[ふぅ…………大丈夫だったか、レイド?]
う――――――――ちょっと、苦しい事を除けば……大丈、夫…………

【撤退するリイロクローン達を見送りながら、アストラは声を掛ける】
【それに答えるレイドの声は――――のしかかられているためか、非常に苦しそうで】
【飛びかかる時に、色々とバラけてしまったのか、サングラスや帽子、編んでいた髪は】
【左目を縦に走る真新しい傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪という、レイド本来の姿を映し出していた】

サー、ジ……大丈夫? 大丈夫、なら…………そろそろ、降りて…………

【気遣っているのか、それとも催促しているのか……判断の難しい言葉を掛けるレイド】
833 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 03:12:08.17 ID:bbQlH3Qo
>>829
//改めて考えましたが。この時間に複数殺っちゃうと、お相手さんにご迷惑を書けそうなので、やっぱり自分降りときます。
//すいませんでした。今度絡みましょう。
834 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:13:29.49 ID:bONg8QSO
>>833
/了解いたしましたー
/ではまた機会があれば遊びましょう
835 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:17:08.74 ID:teaV.wIo
>>827

うぉぉおい!!

【それは突っ込み。紛れもないツッコミ。残念ながら言葉にはならなかったが】
【それもそのはず。死体だろうと思って近づいていったら、予想以上の笑顔と快活さで話しかけられたのだから】
【死に際の呻き声、くらいなら想定の範囲内だが、まさかここまでのテンションとは、よもや死に掛けですらなかったのか】

――…。

【先刻の自分の雰囲気作り的なテンションと、わりと上手く語韻を踏めたセリフが何だか急に陳腐なものに思えてしまって】
【それらをまとめてぶち壊した自分の全力の突っ込み。おかっぱゴスロリ少女は少しだけ遠い目で、それら一切合切の気恥ずかしさを殺そうと足掻く】

――全く。

【ふぅ、と一息】

【目の前の血だまり、伏せるは少年。刻まれたるは戦闘の傷跡。その被害者】
【ならば加害者は――? 案外、まだ、この近くにいたりして…】

逃げるならば早い方が良さそうね

【伏せる少年を尻目に、少女は辺りを注意深く探っている】
836 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:19:09.24 ID:teaV.wIo
>>833>>834
/おおっと、完全に見逃してまして
/なんだかもう結論が出ているようなので…。>>833またの機会に是非
837 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 03:21:47.61 ID:kBHBACwo
>>832

【後頭部を掠る音波砲の衝撃に、瞼を思い切り閉ざす】
【下にいるレイドを庇うように、地面に押し付けて――】
【直撃しなかった。避けきった。助かった】
【――もし下部にスペースが無いなら、ダメージを受けるのは装甲の硬い自分が】
【と思ったものの、すべては杞憂だったようだ】

【立ち去っていく襲撃者の声を聞き届けて、安堵の息をついた】
【それから、レイドを気遣う声が振ってくる――】

――アストラ=O=ヴェイス=c?
家に狙われてるんじゃ…

【ポツリと、疑問を呟いて】
【開いた視界に飛び込んでくる、レイドの素顔】

……あ、うん……。 大丈夫、大丈夫…。

……。あれ……?

………?

【体を動かそうとして、身動ぎするものの、レイドの上から降りれない】

緊張が解けたら、急に力が…

…たすけて…

【自分の装備を支えきれないらしく】
【非常に情けない苦笑を浮べて――ヒドい。】
838 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 03:27:23.05 ID:JC3h.f.o
>>825
【悪卯の慟哭は、この廃工場の中でひどく木霊した】
【超現実的ですらあるような、他所から隔絶されたかのようなこの場において】
【彼のその声は、昏くなっていくこの世界を真っ向から打ち破るかのように強く響いた】

【その声は、間違いなく青年の内へも届いていた】

 【──奇縁、の一言でしかこれは言い表すことが出来なかった】
 【語られるべきではない僕の物語に差し迫っていた終焉に、】
 【月夜を裂いて現れたのは、人間ですらなかった。兎。誰が予想だにするだろうか】

 【回顧してみれば、珍妙な出会いが多かったが──】
 【お姫様とか妖怪とか魔女に始まって、果ては蛙かと思えば、今度は兎】

 【誰が書いたシナリオだ? 胸倉を掴んで問い質したい】
 
【悪卯が叫ぶ様を、青年は擦り硝子越しで見るような視界に映していた】
【彼ほど長くはない耳が拾った。話せること。頼みごと。猶予──】

 ────“ミコト”
 ……そうか、それが君の存在を定義する、名前──

【そっと零すように、呟いて】

 ──……姉さん──黒野カンナと言う人間に会うことがあったら、伝えて欲しい
 “全ては、あなたのせいじゃない。僕は、一人ぼっちではなかった”──と

 ──それと……アイス、食べたかった──


  【────斬】


【月明かり、散る】
【贖罪の剣は、彼の胸元へと突き立てられていた】

 【「──あり、がとう」】

【その言葉を最後に──】
【ぶわあ──っと、蔦が一斉に無数の黒い薔薇の花弁と化して、吹き荒れた】
【それは青年の肉体をも巻き込んで──唐突に霧散すると、青年の身体もその場から消えていた】


【──静謐】
【青年を貫いた長剣は、一瞬のうちに全面漆黒のルービックキューブへと姿を変えると】
【所在なさげに漂い、くるくると何度か回転した後──『点』となって、消滅していった】

【残されたのは、彼の羽織っていた象牙色の長外套。ぱたり、と。吹き込んだ風に、一度煽られた】

//ウワー何度もお待たせして本当にごめんなさいでした!お疲れ様でした、ありがとうございました!
839 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 03:29:03.14 ID:d.X9IgI0
>>837

[あぁ…………命を狙ってるのは父上と、その取り巻き達だ……
むしろ俺も、レイドをかばった事で一緒に狙われてる…………そう言う立場だ]

【不思議そうなサージの呟きに答えるアストラ】
【レイドの言った『家』とは、頭首をはじめとした面々で、その中にアストラは含まれていないのだろう】

さ、サージ……?
[やれやれ…………しょうがねぇな……ほらよ、起きられっか?]

【自力で起き上がれないと言うサージの言葉に、一瞬あっけにとられるレイド】
【見かねたアストラが、サージの体を引っ張りあげる】
【このままレイドを潰したままにしておくのも、具合が悪いだろうと考えての事だ】
840 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:31:10.78 ID:bONg8QSO
>>835
いやぁ、助かりました。さっきちょっと機関員と戦闘になっちゃいまして、必殺技的なのを二度もやられまして、一回目はなんとか無傷でやり過ごせたんですけど、その後、剣で斬られた上に二回目を諸に喰らっちゃって、今、その疲労と傷の痛みで数時間前からこのまま動けないんですよ・・・
【何か普通に淡々と自分の状況話し初めたぞ】
【流石に少しは回復はし始めてる様だ】
【とは言え、血溜まりが出来る程出血している】
【未だ動けるまでには時間がかかりそうだ】
841 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 03:40:17.56 ID:kBHBACwo
>>839

そうなんだ…
身内で敵対するなんて――、辛いね

無償の愛を受けられる数少ない存在なのに…わわっ

【家族を想像して、少しだけ暗い顔付き】
【ガシャガシャと、喧しく引っ張り上げられて】

…と、…大丈夫…

ありがとー

【なんとか地面に直立した】
【足許危なげながらも、アストラに笑顔を向けて、そのまま周囲を眺めている】
【――おそらく、使い魔の姿を見ようとしているのだろう】
842 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 03:41:12.01 ID:TYUftQDO
>>838
【消えてしまった、何もかも】
【今会ったばかりの青年は消え、突き刺した剣も消え、音も消えた】
【支える物が無くなった体が落ちる、小さな音で地面に着地して】

……任せろ…絶対に伝えてやる

【もうきっと、聞こえるはずが無いのに】
【聞こえる訳が無いのに、一人呟いて】

【それから、暫くそこに立っていて】
【もう一度、袖で顔を拭って】

【「黒野カンナ」、ダンドクはそう言った】
【思い返せば聞き覚えが無い訳ではない、会った事は無いが、会えない事は無いだろう】
【どちらにせよ会う事になったかもしれないのだ、それなら調度良い】
【自分から持ち掛けた約束だ、守りきって、せめて未練が残らないように―――】

―――これ、借りてくぜ
お前の事だと信じて貰えなかったら困るからな

【バサリとそれを拾って、肩にかける】
【ダンドクが唯一残した遺物、象牙色の長外套を持って月を見上げる】

……じゃーな、黒野ダンドク
お前の姉ちゃんに会ったら、全部伝えてやるよ
【最後に一言、別れを告げて】
【来た時とは違う、ゆっくりとした歩みでその場を去って行った】

/お、おおおつ、おつお、乙でででしたたた
843 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 03:47:01.16 ID:d.X9IgI0
>>841

[――――仕方無ぇんだ
父上があんな人柄だし、俺とレイドはつい何ヶ月か前まで、3年の間、本気で殺し合ってた…………]

【サージの言葉に、しずんだ声で返すアストラ】
【半分は理不尽だが、半分は自業自得――――そう言いたげな口調だ】

≪姉貴……大丈夫っすか?≫
――――ふぅ…………助かった…………
あのまま起き上がれなかったら、身体の下からくすぐってやろうかって思ったわよ…………

【サージが立ち上がったのを受けて、下敷きになっていたレイドも起き上がる】
【相当に苦しかったのだろうが――――なんだか悪戯っぽい笑みを浮かべている】

"…………どうしたのだ、少女よ…………"

【アストラの背中から、二重音声の様な声が響く】
【アストラの背に生えている6本の触手のうちの2本――――巨大な蛇の頭の様な触手が、人の声でしゃべっているのだ】
【――――これがアストラの使い魔なのだろう】
844 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 03:48:58.45 ID:teaV.wIo
>>840

【状況把握は迅速に。状況判断は正確に】
【首を振り振り。頭を回す。その奇妙な瞳で、辺りをきょろきょろ。温度を感知。脅威は――】

――去ったか。

【極めて自己中心的な自己保身。他人を助けて事故に会うのは御免なのだ。薄情な気もするが、長生きのコツである】
【辺りに不穏さを感じなかったからか、また少女はゆっくりと少年に向かって歩を進めた】

【唐突に語るは少年】

機関員…。件のカノッサとかいう、アレかしら?
…だとしたら、よく命を落とさなかったものね

【上から目線で言う。まぁ、物理的には上からなのだけれど】
【どうやら、まだ暖かそうな、その自ら作った微温湯に浸かる少年は壮絶な戦いを経験したらしい】

【自分だったら余裕で即死だろう】

…で、助けてほしい、と
っていうか、助ける必要はあるのかしら…?

【問題といえば、動けない。だけ。少年の言葉からは危機感は感じられなかった】
【事後。ならば首を突っ込むべきではないのかもしれない】
845 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 03:52:00.54 ID:/rLWbQSO
>>831

【きんくり!】

――――しっかし、お前……何仕込んでたんだよ、あの中。
音からして、結構な重装備だよな。……やっぱり、暗器か何か?

【朔夜は階段の下で待つ少年の許に、半ば飛び降りるように段を抜かして駆けて来る】
【自分用のお風呂セットをマイ風呂桶に詰め込み、着替えを済ませて浴衣姿】
【「待たせた」等と悪びれる様子も無く宣って、返事も待たずに歩き出し】

【そんな事を言いつつ腕を引っ込めると、袂からは――しゃら、と小さく金属の擦れる音】
【オレみたいに、と暗に語っている。きっと、投針やらナイフやらがびっしり仕込まれている。】

【先程の紬にも、恐らくは――ジャパニーズニンジャだ。ファンタスティックだ。日本じゃないけど】

【城の内装に反して、何故だか微妙に和風な浴場前。何の躊躇いも無く、朔夜は暖簾を潜る】
【――――勿論、女湯である事は言うまでも無い】
846 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 04:00:31.15 ID:kBHBACwo
>>843

……えっ、そうなの…?
和解は、したんだよね
終わった話なら、深く聞いたりしないけど…

【意外な言葉に、瞳を丸くして背筋をピッと伸ばす】
【――沈んだ口調ゆえに、踏み込むのは戸惑われた】
【二人を交互に見返して】

……い、言っとくけど、効かないからね?

仕返しもキッチリするからお勧めしません

【ぎゅっ、と唐突に腋を締めて、軽く睨む】
【半ば焦っているような声色で釘を刺した】
【――なぜ丁寧語なんだろう】

…わぁ、使い魔さん、本当に違うんだね
どれくらい差があるのか、確認したかっただけなんだけど

……ジェムとは攻撃手段も異なりそうだね。同じ術の筈なのに、不思議…

【容姿を確認して、そう呟きを漏らした】
【具体的な用事は無かったらしい】
847 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 04:02:10.34 ID:bONg8QSO
>>844
はい、何とか助かりました
【というよりかは見逃してもらって「助けて貰った」と言う方が正しいのだが】

あぅ・・・こんな寒い夜の中、怪我人を放置ですかッ?!そんな!非道いですぅ・・・
【少年は少女を見つめる】
【その瞳は助けてと言わんばかりにウルウルしていて】
【まるで数年前のアイ○ルの様である】
848 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 04:03:36.27 ID:bONg8QSO
>>847
/訂正
/【まるで数年前のアイ○ルの様である】→【まるで数年前のアイ○ルのCMの様である】
849 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 04:10:21.99 ID:7aEXCMko
>>845

アンキ……? 別に武器じゃないですよ?
袖ポケットにテントの骨組を縮めた奴と、あとちょっと"別の奴"だけですー。

【あどけない顔つきで青年を見上げる】
【何やら含みを持たせた言い方ではあるが、本当に害意は感じられない】

【袂から聞こえる擦音にも少し首を傾げるだけで、さっぱり本質に気づいている様子は無い】



――――――。 あれ?

【そしてそのままとてとてと風呂場の前までついていき、】
【暖簾を潜ろうとする直前、今しがた潜った暖簾を見上げ、そこに書かれている文字を見、】

……………っえ?

【足を止め、青年の後姿と見比べ、】
【そのまま脱衣所の前で立ち尽くす】

【"事態が把握できません"と顔に書いてある】
850 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 04:13:08.32 ID:d.X9IgI0
>>846

[あぁ……今じゃ、なんのわだかまりもねぇよ]
それどころか……兄上に見捨てられてたら、多分、あたしはもう死んでたしね……

【二人の仲と言う事を言うのであれば、サージの戸惑いは杞憂と言うものだろう】
【様々な障害を乗り越え、兄妹の間には強い絆が生まれていた】
【――――だからこそ、もう一人の兄妹であるリイロの存在が、彼らに重くのしかかっていると言えない事もないが――――】

へぇ、どれくらい『効かない』のか、興味あるわね
――――まぁ、仕返しされるなんていうなら、止めておきますけどね…………
≪(姉貴も……何をやってるんだか…………)≫

【その焦りを、敏感に捉えたのだろう。レイドの顔がより一層妖しくなる】
【が、こちらもブルッと軽く身震いし、妙に委縮する】
【その様を見たジェムが、そばであきれ顔をしていた】

"なるほど……ちなみに今の我は、主と一体化する『同化』形態ゆえの姿だ……
普段は、一匹の蛇としての姿を持っている…………"

【使い魔の差を確認したかったと言う言葉に、納得するアストラの使い魔――――ダハル】
【アストラの背から生えている触手は、『同化』と言う彼の技能によるものらしい】
【普段は、こんな怪物然とした姿ではなく、普通の蛇なのだろう】

[…………レイド、いったん戻るぜ。時間も時間だし…………見つかったからには、早いところずらからないと……]
あ…………そうね

【アストラの言葉に、ハッとするレイド】
【何時までも一つ所に留まっているのは危険。すぐに姿をくらまさなければならないのだ】

サージ……また、会えるわよね?

【真正面から見据え、そう問いかけるレイド】
851 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 04:25:36.62 ID:teaV.wIo
>>847

欲張りねぇ…。助かった上に助けてほしい――、だなんて。
どれだけ助かる気なのかしら…?

【うふふ、と少女は笑う。楽しそうに、愉そうに、壮絶な鮮烈な笑みで、笑う】

【少女は倒れ伏している少年の傍まで来ると、足を折ってしゃがみこんだ】
【そのまま少年の顔を確認する】

【少年の生に縋る熱い瞳と少女の爬虫類のような零度の瞳が交錯する】
【そして少女はゆっくりと口を開く】

――あんまり、他人やら運命やらを過信していると、本当に死ぬわよ?
今現在、こうなっている貴方に言うのは、酷かもしれないけれどね
こうも簡単に私に生殺与奪を握らせるだなんて、私はいつ貴方の仲間になったのかしら?

【「死ぬ気で戦って、死んだら意味無いじゃない」と少女は笑う】

――まぁ、今回は助けてあげようかな、って感じだけど

【どこまでが本気なのかは分からないが、少女はそう言うと、右手人差し指を翳す】
【うっすらと鱗のような模様が入った奇妙な爪が、端的に言えば、伸びた】
【それはテープの早送り再生のように、シューッ、と、伸びた】
【鋭利な刃物のように変化したその爪を、自らの左手人差し指に当てる】
【ここまでくれば、次に何をするのかは予想が付くだろう】

【少女は自らの手で、指を切り裂いた。その細く白い指先から鮮血が散る】
852 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 04:32:46.03 ID:kBHBACwo
>>850

ん、そっか

【二人の言葉を聞いて、明るく微笑んだ】
【先程、助けてくれたことを振り返れば、疑う余地もない】
【「お父さんとも仲良くなれるといいね――」なんて考えは嚥下して】

………ぜ、全然、まったく、これっぽっちも

…あ、レイドには効くのかなー?

【妖しい顔つきに対して、視線が宙を泳いで、ふわふわ】
【前半のセリフは棒読み】
【しかし発見を呟いた瞬間だけ、目元が弛んだ気がした】

一個体の使い魔の形状としては異質かな、って思ったけど
『同化』かー…、なるほど…

元々が一つだったことを考えると、親和性も高そうだし
(……ジェムにも出来るのかな…)

【『不感』に続く単語を聞いて、感心したように頷いた】
【サージは小動物が少し苦手なのだけど、人語が通じるものは別】
【蛇と聞いても、楽しげに目を輝かせるだけで】

私も、そろそろ戻らないとシモンに迷惑掛けちゃうかな

……ん?

んー、そうだね
私は姿を隠さないから、会いに来てくれるなら、いつでも会えるよっ
…なんて

またね。 会ってくれなかったら、デコピンいっかいだから。

【真正面から見据えられても――冗談めかして、レイドに返答して】
【この少女は、どこか緊張の糸を弛ませようとする性質があるらしい】

【柔らかく手を振って、自分も帰路につくだろう】


/というわけで、このあたりで!
/お疲れ様でしたー!凄く楽しかったです!祝、一月の呪い解呪!ですよ!
853 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 04:39:59.76 ID:d.X9IgI0
>>852

そ、そうね……あまり強くはない、とだけ言っておくわ……

【要するに、弱いと告白している様なものである】

"ふむ……レイドから、色々と聞かされていたようだな
では……"
[お、おぅ…………]

【サージの追及を受けて、ダハルは同化状態を解除する】
【触手達が消え去ると共に、アストラの首に一匹の蛇が巻きついている】
【これが、本来のダハルの姿なのだろう】

えぇ……さよならサージ、気をつけて!

【去りゆくサージの背を見つめるレイド】
【その眼は、穏やかな中にもどこか侘しいものがあった】

…………兄上
[どうした?]
……早く、昴を見つけなきゃね…………
[…………そうだな]

【彼等もまた、潜伏先への帰路に就く】
【命が尽きる前に――――仲間、友達と連絡を取り、絶望的な反攻を、より推し進めていかなければならない】
【二人の顔に、固い決意の表情が浮かび――――】

/乙でしたー!
/一月の呪いは、ここに潰えたッ!
854 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 04:45:05.83 ID:bONg8QSO
>>851
まあ・・・そうですけど・・人間、誰だって他人に助けて貰わないといけない時だってあるじゃないですか
【まぁ、といってもこの少年の場合、本来なら人に助けてもらうよら「人を助ける側」の立ち位置なんだけどね】

有難うございますッ!!
・・でも僕は人を信じてみたいです。運命はこれっぽっちも信じれないのはもう昔の経験でとっくに知ってます。後はもう、人を信じてみるしかないじゃないですか
855 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 05:00:46.35 ID:teaV.wIo
>>854

【指を裂いた痛みに少しだけ顔をしかめ、噴き出し流れ出た血を眺める少女】
【浅はかな希望なら木端微塵に砕いてやろうとも思ったが、少年には少なからず信条があるようで】

――ふぅん…。信じる、ねぇ。まぁ、いいか。
自らの夢に生きるのも死ぬのも、それはそれで幸せなことだし

【少女の裂けた指先から滴る血を、少年の裂傷に垂らす。ポタポタと】
【そうしている間にも、少女の指先は、すぐさま修復と再生を開始する】
【異常な再生能力。それは少女の血によるもの】
【そして、その能力を血液を媒体に与えられた少年の身体もまた、そのような能力への耐性さえなければ、同じように再生を開始するだろう】
【切り傷程度ならあっという間に、骨折や内臓破裂などの重傷も3日もあれば完全に治してしまう再生能力。それは蛇神の能力。その一端】

【数秒の後、少女の指先は完全に治り】

私の血をあげる。これから1週間くらいは、貴方の身体も私ほどではないにしろ、異常になるわ。
後遺症ってやつね(?)。まぁ、1週間くらい我慢しなさいな。

【少女はそのゴスロリ服のスカートの裾を、パンと払うと、立ち上がった】
【少年の身体も、少女の血の能力が効いていれば、すでに回復、再生、修復を開始しているだろう】
856 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 05:10:56.98 ID:/rLWbQSO
>>849

テントって、服に仕込めるような物だったのか。……まあ、それはさておくとしても、だ。

【ふむ、と感心したように鼻を鳴らし、脱衣所に入るとそのまま棚の陰となる位置に】
【脱ぎ散らかすと迄は行かないが、大雑端に浴衣を脱いで畳み】
【静かなのも合ってか、衣擦れの音が聞こえない事も無い、かも知れない】

――――何やってんだよ、お前。ひょっとして女だったのか?
そうじゃないんなら、ぼーっと突っ立ってない方が良いよ。覗かれて喜ぶような趣味は無いんだ。

【足音が聞こえない事から、立ち尽くしている事を悟ったのか。少し尖った口調で咎めて】
【そういう事らしい。お兄さんと呼ばれて訂正しなかったのは、単に面倒臭かったから、だろう】

【まあ、流石に直ぐさま刃物を投げるような真似はしないだろうが、警告に応じないなら、と】
【早くもそんな気配を濃厚に漂わせているところが、彼女が彼女たる所以だった】

【「見間違えたなら仕方ないけどさ、男湯は隣だぞ?」と、更に続けて】
857 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 05:28:02.68 ID:bONg8QSO
>>855
あぅ・・・どうも・・有難うございました
【少年は治療を受け】
【二度目のお礼を少女に告げる】

/すいません、少し遅れました
858 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 05:31:14.37 ID:7aEXCMko
>>856

あ、まあ骨組みなんて7本ですし……軽くて小さいのを縮めれば後は畳んだ布だけですし……

【本当にあるよ!】

………………。………………………………。

【そこで口を止め、そそくさと二歩後退】
【鳥打帽をぐっと下げて、目を逸らす】
【更に静かに脇に移動。お互いに姿の見えない位置まで。】

―――あ、あの。その。 ………間違ってたらごめんなさいですけど……

お、"お姉さん"、だったんですか………?

【気づくのが遅い】
【声が若干震えている。もちろん寒さの所為ではない】
859 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 05:35:38.62 ID:teaV.wIo
>>857

いいってことよ

【少女は笑う。それは壮絶でも鮮烈でもなかったけれど、見た目相応に、可愛らしく】

まぁ、その様子だと、効いたみたいね
正直それが効かなかったら、後は医療機関にぶち込むくらいしか私には方法が無かったから良かったわ

【さも、面倒臭そうに言って】

私の血が治せるのは物理的な傷だけ。その他は自分でなんとかしてちょうだい


/30分までは無問題!
860 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 05:53:51.04 ID:bONg8QSO
>>859
あの・・・っ!このお礼はきっと!きっと何時か返します!
【少女の可愛らしい笑顔にそう照れくさそうに返す】
【そういう所に反応してしまう当たり――この少年もやはりお年頃な訳で】
861 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 06:00:29.06 ID:/rLWbQSO
>>858

【仕込みテントとかすごいね!アウトドア詳しくないからもっと嵩張ると思ってたよ!】

…………まあ、見ようとでもしない限りは見えないから良いけどさ。
半殺しにされる程度の覚悟はしろよな、最低でも=B――もし覗く気が有るんなら。

【肌襦袢の下には、晒等の下着だけ、といった状態で、顔だけを覗かせて確認】
【位置的には既に死角なので、棚が吹き飛ぶような事が無ければ見えないだろうが】
【それでも、邪な意志が無いのは伝わったらしい。一先ずは念を押すようにして】

……そうだけど、それが何か。別に謝る必要は無いよ、慣れてるし。
そんな事よりとっとと入っちまおうぜ。風邪ひくだろ、早くしなきゃ――。

【和服は体のラインを隠すような造りであるからして、無理も無いのかも知れない】
【尤も洋服を着ていたとしても、この振る舞いでは八割方同じ結果を辿っただろうが】

【その件に関しては、これといって気分を害す様子も無かったらしく】
【服を脱いで湯浴み着を羽織ると、がらりと引き戸を開けて一足先に浴場へ】

【因みに。大浴場に関しては、至って普通な掛け流しのお風呂――だと、思う】
【和風か洋風か、温泉かはたまた唯のお湯か。そこら辺のディテールは、きっと脳内補完が良い――と、思う】
862 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 06:12:19.22 ID:teaV.wIo
>>860

お礼…。血の対価、なんて言うと怪しげな契約のようだけど…。

――そうねぇ。

【少女はしばし逡巡し】

私…、苺が好きなの。甘いやつ。

【と言った。それはもう、くったくの無い笑みで】
【ここにきて具体的な要求である。現金である。雰囲気なんてあったものではない】
【先ほど何やら、高説を垂れ流していたような気もするが、嗜好は少女か】

まぁ、その辺は、次に会った時でいいわ。
心配はしなくていいわよ。私は他人に恩を売ったまま死なせるほどロクデナシはないから

【「恰好はつけさせてあげる」と。逃がさない気である。借金取り顔負けである。死ぬことすら許さないのである】

さて、貴方はもう1人でも大丈夫かしら? 大丈夫よね。だって私が助けたんですもの

【少女はクルリと回り、踵を返す】
863 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 06:14:37.20 ID:7aEXCMko
>>861

【本来は服に仕込むようなものじゃないけどね!】


―――――――!! ――――――――っっ!

【鳥打帽を更に押し下げ、ぶんぶんと首を振る事で返答】
【最早完全に帽子を顔にかぶっている】
【耳まで赤い】

【そのままのポーズで後ずさるように男湯へと向かう】
【若干躓きかけたが、帽子の手は離さないまま】


【 ☆ キンクリ! ☆ 】

………び、びっくりしたぁ……
失礼なこと、言っちゃってないかなぁ……?

【誰も他にはいない脱衣所で、一人おどおどした様子】
【両手で抱えた木製の洗面器に小さな使い古しのタオルを一枚だけ入れて】
【腰巻タオル状態で浴場に足を踏み入れる】
864 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 06:23:18.64 ID:bONg8QSO
>>862
・・・え?あっ!はい!分かりましたッ!
【もっとドきつい要求をして来るかと思っていた少年は】
【実際の要求に実は内心ホッとして】

あ、はい。どうも色々お世話になりました。
あ僕、護って言います。以後御見知り置きを
【少年はそう少女に名乗る】
865 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 06:39:19.74 ID:teaV.wIo
>>864

【少年の元気のいい返事に、もう大丈夫、と満足したのか、少女は一歩、足を振り】
【少年の名前を背中で聞いて(失礼極まりない)、そういえば名乗っていなかった、と足を止め、振り返る】

――護、ね。なんだかピッタリな名前ね。そんな畏まらなくてもいいのよ?

【何が面白いのか、ふふっ、っと笑って】

私は、蛇迷寺(だめいじ)。蛇が迷う寺と書いて、蛇迷寺。蛇迷寺 経亜(だめいじ へあ)

【自分は自分の名前が嫌いなので、初対面の相手には名前までは教えないはずだったのだが…、】
【と少女は、意識せずにフルネームで名乗ったことに自分でちょっとビックリする。まぁ、少年には関係のない話ではあるが】

――また会うこともあるでしょう。私が迷わなければ、ね。

【その言葉を最後に少女はまた歩を進める】
【少年が呼び止めない限り、いつものふわふわとした足取りで遠ざかっていくだろう】

/こんなところでしょうか?
/レス遅くてサーセン。精進します。お疲れ様でした。
866 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 06:49:58.80 ID:bONg8QSO
>>865
はい、ではまた出会えたならです、
―――・・もし迷ったならその時は、今度は僕が貴女をきっと助けますから
【少年―――護はそう言って微笑み】
【去っていく彼女の背中を見送るのだった】

/乙でした!
/いえいえ、こちらこそこんな時間にどうも有難うございました。おかげで楽しかったですぜ!
867 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 06:58:36.63 ID:/rLWbQSO
>>863

【ですよねー!】

言ってないから安心しろ。ほら、最近は多いらしいけど、草食……だっけ?
まあ、男があんまりおどおどするのも如何なものかと思うぞ。

【かぽーん。という訳で、大浴場(女湯)。区切りを挟んで一繋がりになっているのは、所謂ところのお約束】
【能力者の力と、飽くなき浪漫を求める無限大の冒険心――早い話が、煩悩――が有れば、超えられなくも無さそうだけど】
【それをやったら女性陣が怖いのも世の常で、きっと桶と石鹸に加えてナイフに魔翌力弾にの対空砲火ががががが】

【というのは置いとき、身体と頭洗うとこをキンクリですっ飛ばして、そんな返答をする朔夜。地獄耳であった】

湯加減はどんな感じ?こっちは、そう悪くもないけど……。
……しかしまあ、今更だけど貸し切り同然だな。こう広いと、何と言うか、困る。

泳ぐ、ってのは…………どうだろ。

【湯舟に足だけ浸して、漂ってきたアヒルのあれを掴んできゅーきゅー鳴らして】
【それもやがて飽きたのか、紐で肩程の長さの髪を一纏めにして。そのまま湯舟に入りつつ】
868 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 13:52:11.77 ID:oTRp5q60
/護さんの方はいらっしゃいますか?
869 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 13:57:47.46 ID:bONg8QSO
>>868
/護中身なら今ちょうど起きてここにッ!
870 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 14:02:21.31 ID:oTRp5q60
>>869
/なんて幸先良いんだ!
/大変申し訳ありません、諸事情でここに来れなくなってたコニスの者です
/今からでも絡みを再開して頂ければ大変嬉しいのですが、不束な態度ながら宜しいでしょうか…?
871 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 14:09:07.00 ID:bONg8QSO
>>870
/とりあえずおはようございます。もう昼間だけど、
/過去ログ見たら時間軸的にもう四ヶ月ぐらい前の話でびっくりしたけどもちろんYesですともっ!
872 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 14:16:19.39 ID:oTRp5q60
>>871
/もう本当に有難う御座います!
/確認の為お聞きしたいのですが、返レスは過去ログ635(私の終わりが〜)の806で良いんでしたっけ…?
873 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 14:26:45.19 ID:bONg8QSO
>>872
/はい、お願いいたします。
874 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 14:36:16.36 ID:oTRp5q60
>>前前々…806

【中へ入っていくに連れ、少しひんやりとした肌触りの風が奥から吹く】
【そして地面へ彼女の足が一歩着いたその瞬間、天井の電灯が一斉に点灯した】

【四方一面が青い金属板で塗り固められているそれは、本当に学園と呼ばれた地域なのか?】
【少年の言葉通り、宛らその光景は秘密基地と疑ってもおかしくない】

(何で、さっきっから変な違和感があるんだろう―――)

【少女が歩いていくと、先に設置されている自動開閉の金属ドアが音を立てて開いた】
【薄暗いその中には無数の弾痕の跡が残ったマネキンと壁が設置されていた】
【それが、彼女の言う“訓練場”なのだろう―――】

/遅れました、ごめんなさい!
875 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 14:48:10.19 ID:bONg8QSO
>>874
【少年は少女の後ろを歩いてついていく】

(凄いなぁ・・・本当に秘密基地みたいな・・)
【地下―――それは彼の少年心を中々くすぐったようで】
【キョロキョロとしながら歩いていく】
【そして―――】

ここですか?
【扉に入った所で少年に尋ねる】
876 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 14:49:50.09 ID:bONg8QSO
>>875
/訂正と追記です
/最後の行 少年× 少女○
/あと大丈夫ですよー
877 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 15:02:43.84 ID:oTRp5q60
>>875

じゃあ…ここで―――。

【歩いていた少女の足がピタリと止まる】

―――――!

【ガラリと、突然物音が部屋に響き渡る】

【同時に、後ろの物陰から少年目掛け突然マネキンが飛び出して来るはずだ】
【しかしそのスピードは速いとは言えない…むしろ常人からしても遅い位だ】
【もし今少年が刀を持っていれば、斬りつける事は容易であろう】
【防御・回避・特殊攻撃…どのような行動を取っても、対処は苦ではない】

/有難う御座います!
878 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 15:13:02.45 ID:bONg8QSO
>>877
ふぇッ?!な・・何ッ?!
【突然動き出したマネキンに驚き、目を丸くするが】

――――ッ!!
【次の瞬間には、腰に携えていた刀を抜刀し】
【マネキンに向かって、斬り付けようとその刃を振るう】
879 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 15:22:44.66 ID:oTRp5q60
>>878

【マネキンはあっさりと半身を両断され、地面にボトリと落ちた】

―――ごめんなさい…!

まだ訓練システム入れっぱなしだった!怪我はない!?

【慌てて青年の下へと駆け寄り、青年を心配する眼差しで見つめる】
【その表情は、今までよりずっと豊かに焦っている事を表しているのが分かるだろう】


《分からないの?》


(―――また―――!)

―――本当に、ごめんなさい…。

【今自分に起こっている事を悟られるのを防ごうという面もあるのだろう】
【頭を抑える仕草を見せないように背を向けつつ、青年に話し掛ける】
880 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 15:35:35.25 ID:bONg8QSO
>>879
あぅ・・・ッ!ビックリしましたよッ!?
【と少女に向かって言うその瞳は】
【本当にビックリしたのだろう、とんでもなく涙目で】

あ・・あぅ・・・でも大丈夫ですよ?!怪我もなかったですしっ!?
【背を向け話す少女に、焦ってそう付け加える】
881 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 15:42:33.03 ID:oTRp5q60
>>880

【どうやら頭の痛みも治まったらしく、改めて立ち上がり】

―――――良かった、ケガなくって…。

【横目でチラッと青年を見つめ、涙目になっている事に気づくと】

……………ちょっとだけ、サービス。

【彼女はそっと手を伸ばし、青年の手を握ろうとするだろう】
【幾ら“お詫び”とはいえ、初対面で数分後にしては相当大胆な行為だ】
【勿論、無理に握ろうとはしていない】
【嫌なら断ることも想定してのうちだ】
882 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 15:53:34.23 ID:bONg8QSO
>>881
えっ・・・はぅ・・
【少年は拒み様な事はせず】
【少女の手が少年の手と繋がる】
【途端に少年の顔に赤みが増して行って】
【少年が顔を伏せる】
883 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 16:06:37.63 ID:oTRp5q60
>>882

―――!

あ、ごめん―――…!

【そっと手を離し、顔を伏せたまま謝辞を入れる】
【彼女自身も顔を伏せている為、彼女が照れているのかどうかは分からない】
【同時に彼女自身も、青年が照れている事には気づかないのだ】

【そんな彼女は今、頭の中でこの状況を必死に考察していた】
【自分自身が何故、これ程までこの青年に気を許す事が出来るのか分からないからだ】
【さっきっから頭に響く謎の声といい、今の自分は何かがおかしい】

ねぇ―――歳、幾つ…?

あと、名前は…?

私の名前はコニス―――“コニス”だけで、良いから―――…。

【ふと顔を上げると、困惑する青年の様子を気にも留めず、割と真剣な表情で質問をする】
【“コニスだけでいい”と、彼女はあえて自分の姓を名乗らないように言い放つ】
【自身の姓に、何らかの因果を持っているのだろうか―――】
884 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 16:21:01.66 ID:bONg8QSO
>>883
え・・っ?!あ・・あの・・
護・・・です・・。今・・・16・・
【少年は顔を真っ赤にしたまま伏せて、少女の顔を見れないままにしてその問いに答える】
【だがその顔付きは未だ幼く童顔で、歳と顔が合っていない】
885 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 16:36:26.30 ID:oTRp5q60
>>884

―――ふーん…。

【ぐっと少年へ顔を近づけ、その様子を眺める】
【うんうん、確かにこの顔は幼い】

―――私達、本当に今日が初対面だよね…。

【もう一度、自分と少年に接点が無かったかを確認する】
【その様子には、彼女の不安が感じられるだろう】
【知っての通り、これが本当に初めての出会いである】

(なのに、どうして私―――)


《ずっと、好きだった》


………もういい加減にしてよっ!!

【そして頭の中から響く声に痺れを切らし、遂に大声で叫ぶ彼女】
【はっきりとした声で、自分の“異変”を曝け出してしまった】

―――あ

……………。

【耐え切れなくなったのか、しばし黙り込む】
886 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 16:54:32.47 ID:bONg8QSO
>>885
あぅ・・・初めて・・のはずなんですが・・
【顔を近づけられて、顔の赤みが更に増す】
【そして、その後、少し考える様な仕草をして】

あの・・他人の空似と言う事はないですか?
頭の中の端っこに昔、僕のそっくりさんに会ったような記憶がうっすらあるとか・・・
【そんな一つの可能性を、彼女に提示する】

――・・・!!・・・、
【少女が叫び出したのに、思わずビクリとして】
【少しの沈黙の後、】

・・あの大丈夫・・ですか・・?さっきから少し様子が・・その・・おかしいですよ?
【と心配の言葉をニコルにかける】
887 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 17:13:29.07 ID:oTRp5q60
>>886

本当にごめんなさい…。
私、今日はちょっとおかしいのね―――。

【頭を抱え込みながら、少年から目を逸らす】
【今は、自分の異常行動に自身としても恐怖の念を隠しえないのだろう】

他人の空似、か…。
そうかもしれないのかも、ね―――。
でも、分からないの―――。

【天井を見上げ、肩を下ろし】

だって、私―――――。



―――ううん、ごめん…。

ちょっと日も暮れてきてるし、上へ戻ろ…?

【そう言うと、やや強引に話を切り止めて外へ出ようとする】
【間違いなく、この少女にも何らかの過去があるのだろう―――】

888 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 17:20:30.46 ID:bONg8QSO
>>887
――――?
・・・・・そうですね、それに少し外の空気を吸えばきっと、落ち付きますよ。
【少年はそう言い、歩き出す】
889 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 17:22:58.91 ID:zGUMuYco
【金の国】
【世間一般に呼ばれる悪党≠フ襲撃を度々受けた土地、だが】
【此処最近は大きな戦闘も無く、割と平和な国】
【平和な筈の国】

………なーんやこの辺りはしゃきっとせんなあ
背中曲げて歩いてると背が縮むでほんまに………

……言うとられる程のんきな場でも無い、てか?

【ほおずきの様な赤さの着物の、右目に眼帯をつけた少女が】
【そろりそろりと足音を殺して、建物の影を歩いている】
【時々、道の方に顔を出して、通行人の表情を観察し】

あー、息が詰まる息が詰まる
これどういう事やろなあ………調べてみるか?

【首を捻っては、手元のメモにペンで走り書き】
890 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 17:33:27.03 ID:oTRp5q60
>>888

………ここの訓練場、使いたければいつでも来ていいよ

【梯子を登りながら、少女は優しく言った】

…だけど、他の人には内緒ね?

【“学園の亡霊”と呼ばれる彼女にとって、あまり仲間は呼ばれたくないのだろうか】
【そんな事を言いつつ、せっせと梯子を登り続ける】
【スカートがどうこう、ってのを気にしてはいけない】

891 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 17:44:02.69 ID:bONg8QSO
>>890
はい、有難うございます。能力がない分、もっと強くならないと、じゃないと皆に追いつけないです。
【少年はそう呟く】
【―――この数ヶ月後、少年の能力がようやく「開花」したのは 別の話な訳で】

はい、分かりました。二人だけの秘密ですね。
【そう微笑み少女に喋る】
892 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 17:52:29.67 ID:oTRp5q60
>>891

うん…有難う―――。

【機関銃を持ち直し、少女は少年を見つめた】
【その瞳には、少年に掛ける何かの思いと、自身の決意】
【そして、現実では潰えたはずの組織クリムゾン≠ヨの“復讐”の意思が宿り続ける―――】

それじゃ、私達ここでお別れかな―――?
893 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 18:14:44.51 ID:.dACwHQo
【水の国、商店街にて――――……】


『おいおい、お嬢ちゃん、そこをどいてくれないと、俺たちがしょーばいできないでしょうが』
「そうそう、どうしても、って言うなら力づくでやっちまうぜぇ……??」

――――……イヤです、商売って、性質の悪い地上げ屋でしょう?
そんな事、ぜーったいに、許しません!


【チャラそうな、チンピラらしき二人組みの前に、立ち、啖呵を上げる声が一つ
思わず町を歩く人々の脚を止めるほどの、強いながらも、凛と咲く、言の葉は、否が応でも注目を集める
それがイヤなのか、チンピラ二人も、少し焦ったように、ややかがみこみながら、小さな抵抗者を見る】

【もう、いいんだよ……と、少女の後方から、おびえた様子で、店主らしき人物が声をかけるが
彼女は、それを無視し、じーっと、眼前に在る、チンピラ達をにらみつける】

【軽くウェーブのかかったふわっとした翡翠色の長髪
髪の毛と同じ、透き通るような瞳が特徴的な少女
大き目のパーカーローブをオフショルのように胸元で止め、水着のような黒のバックレスインナー
ミニスカから零れ出る素足が綺麗な、掌サイズの揉みしだきやすい乳をしている】

【琥珀色の瞳は、めらめら、と燃え上がる抗議の色を、瞳に浮かべながら、じぃっと貴方たちの虚像を浮かべ
一つ、チンピラの一人が合図を為した】


『あー……だから言ったのによぉ――――!!』


【それは、瞬きをしていれば、見逃すほど疾く、鋭い――――……こんな、手荒な事は慣れているのだろうか
片手で少女の首根っこを掴むと、ぐいっと、掴み上げ、もう片方の手で、彼女の口を塞ぐ
んぅ――――と、声にならない反論を為す彼女の首へと、押し当てるように、根っこを掴んでいた腕を回し
ぐっと、彼女の身体を持ち上げ、力づくで、押さえ込んだ】

【ばたばた、と苦しそうに脚をバタつかせるが、ちっこい身体からの行動では、無駄な行為であるだろう】

【その様子を見て、周りの喧騒も、数歩程度、恐れからか、避け始めた
事態の収束を感じてか、辺りを立ち去る人々もちらほら――――……このまま、終わってしまうのだろうか?】
894 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 18:17:02.74 ID:bONg8QSO
>>892
あ、そうだ。僕、《Justice》って組織に所属してるんです、
【そう言い護はポケットからメモを出すと】
【自分の電話番号を書いて渡す】

はい、困った事があったら言って下さいね。僕達『正義の味方』が絶対助けに行きますから

はい、ではニコルさん、また会えたら
【そう護は笑顔で言葉を返す。】
895 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 18:26:18.51 ID:oTRp5q60
>>894

…ありがと、護―――。

【微笑みを見せつつ、彼女はそっとメモを受け取った】
【その言葉は、どこか優しく、安堵の意思を示しているかのようだった―――】

(そういえば、最近ずっと携帯なんて使ってなかったな―――)

―――さよなら…護…。

【何故か、少年との別れ際に感じる謎の切なさ】
【それも今は胸にしまい、彼女は少年を見送る】
【正義の味方≠フ電話番号が書かれたメモがその手にあるのだから―――】

/長い間ごめんなさい、お疲れ様でした!
/あと、もしかして分かってるのかもしれないけど…
/この子の名前はニコルじゃなくてコニスですよ?
896 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 18:28:48.31 ID:bONg8QSO
>>895
/乙したー!
/べ・・別に間違えた訳じゃないんだからね!わ・・わざt・・・すいませんした!!
897 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 18:31:17.73 ID:Ba9XLNc0
>>893

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】

ぃ〜…ック
【顔を真っ赤に染めつつ、何処かフラフラとした足つきでその少女の後ろから歩いて近づきつつある】
【おそらくはこの男、酔っているのであろう、そのフラフラとした足つきは何時その暴漢にぶつかるか分かったものではない】

〜・・・あぁ・・・駄目だなぁ・・・あぁ・・・と一歩なんだ・・・どなぁ・・・
【なにやら自棄酒か?それとも酔っている時に偶々嫌な事を思い出しているのか?】
【どうやら機嫌は良くない模様だ】
898 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 18:34:15.45 ID:oTRp5q60
>>893
/変態仮面を突っ込ませても大丈夫ですか?
899 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 18:34:58.34 ID:eTLJlAc0
>>814

……『優秀な人材』と考えるにも、助けを求められない状況では、なーんら意味が無い。
『設備が良い』とは言っても、解読系は未だに手作業が重視される分野だし、余りに一般性から逸脱したモノに、魔導機は対応出来ない。
釈然としないが、一番『ありそう』な感じだな、うーん………。

【恐らく、『時期的なズレ』も在ろう―――華蔵院側が対応に動き出した頃には、まだ魔術協会は安全地帯≠フ範疇だった】
【商会そのものも、とっくに探られ、狙われているのだろうな……――そんな想像を巡らせ、空白の左拳で、空気を握りつぶすと】
【話の流れが変化、或いは遡行する事を感じてか、持て余し気味のブブゼラやバッグを整えるため、腰から上を揺らす】

…紙媒体は脆いし、自分じゃあ身を守れないもんな、劣化も目立つし……。
もしかしたら、古めかしいせいで再現が難しい術式ってコトも、無いとは言い切れねぇ。

っふ……――おっけい、頼まれたぜ。

【武美が気になっていたことの一つは、書類の『年代』―――環境にもよるが、年単位で時を経ているのでは、などとも思う】
【無論、それで正鵠を射ているなどとは考えないが、現在彼女が追っている℃魔ノも関連して、何となく零すと】
【炬燵の上で両手を組む様な耐性を作り、ひとつ息を吐き抜いてから、親指を立て、中身を聴いても居ない内から、了承の意を示した】

/時間が来たので、変レスしますね!
/あと少しで終わりそうですが、今宵もよろしくお願いいたします。
900 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 18:36:22.80 ID:oTRp5q60
>>896
/返信忘れ失礼…いえいえ、大丈夫ですよ!
/では、ここは舞台裏ではないのでこの辺で!
/本当ありがとうございました!

/>>897さんおられるんで>>898は(ry
901 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 18:43:02.19 ID:.dACwHQo
>>900
/あいよー、では、またの機会に

>>897

【――――……ドン、と男のうち一人が、貴方に触れる、音
普段なら、大した問題でもなく、暴漢も、無視したのだろうが
貴方がそうであるように、彼等もまた機嫌はよくない様子】


「おい、手前!近づくんじゃねえ!!」


【店主に向かい、交渉を為していた暴漢が、彼へと怒りの矛先を向け
ずかずか、と近寄り、近づきざまに一発、頬にグーパンチを食らわせようとする
それなりに威力は大きい、酔い覚ましにはもってこい……かな?】


んむぅ……ぁむ――――……ふぁ……


【捕まっている彼女は、半ば祈るような視線を、彼へと向けているが
彼が殴られそうになると、バタバタ、と暴れ始める、だろうか
尤も――――……無駄な足掻きではあるが】
902 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 18:49:02.99 ID:hHyCwkoo
>>899

【快諾≠ウれた事に、彼女は驚愕の色を隠さない】
【まだ頼みの内容すら言っておらず、加えて『確証』も少ない話をしたばかり】


 【『消費する時間と/リスク』と『結果が必要とされる目算/リターン』が釣り合わない――そんな話だ】


ぇっ……と――キミ、私が何を頼もうとしているか、本当に判っているのかい?
学業の方にも差し障りが出るだろうし、給料が出る訳でもない。
……ケーキ位なら、幾らでも呉れるかも知れないけど。


 兎に角…………あの魔法陣≠解く作業は、そんな物だよ?


【発した声は若干上ずり、双眸は少しだけ見開かれて……翠が、照明に反射する】
【少しだけ赤い色が浮き出ているのは、先程、少しだけ涙を流したせいだろうか】

【頼んだ方が焦る=\―そんな、可笑しな状況だった】


/はい、宜しくお願いしますー
903 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 18:52:35.91 ID:Ba9XLNc0
>>901
【ボン!…と気味の良い音が大きく響く】
【その拳はクリーン過ぎるほどにクリーンヒット、その拳は男の頬を捉えた】
【当然酔っている男がしっかりと地面に足をつけているはずも無くその攻撃を喰らった男は勢い良くふらついた足で後退】

【そんな感じで数メートル後退した直後ゆっくりとその首を上げて自身を殴った相手に不機嫌そうな視線を向け】
・・なぁんなんですかぁ?え?俺ぁあんたに何か手を出しましたか?
いきなり暴力を振るうとはあんまし褒められた事じゃないだろうがい!?

【半分上半身を逸らしつつもズビシッとそのピッと張った指を相手に向け、それを言い終えるとまたゆっくりと今度は自分の意思でそちらに向かって歩き始める】
【これはどれほど酔っているのだろうか、自身の体がぶつかった事に全くの自覚が無く、ただ単に相手が喧嘩を売ってきたとしか思っていないようだ】
904 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:04:20.80 ID:eTLJlAc0
>>902

………――「やらせる心算が無いなら、ハナっから頼むな。」
これがあたしの信念だぜ、フィスカ。
…それにこちとらぁ、本来、『外』で言う中等部から始める過程を、7歳から消化してやってんだ。
『別の仕事』はひとつ片付いたし、ヒマな研究者人生をちっとばかし喰われる事なんざ、屁とも思わないさね…!

【――――頼まれたら断れないのでは無く、極端なまでに、断りたく無い≠フが、彼女だ】
【此方は凛として淀みの無い声で、フィスカの日頃の冷静さの分まで吸収したかの如く、朗々と言葉を紡いでいく】
【少し間を置いてから、大方$^実である理由を付けて、にんまりとした笑みを、口いっぱいに広げてみせて】

……あ、そういや。
ケーキの事、スッカリ忘れちまってた………。

【事も無げに=\―――電燈が張り付いているであろう天井を見上げて、呟いた】
【ヘヴィな出来事に挑むのだとしても、極端に気負っては、寧ろ付け込まれると言うのは、とある悪魔との二度刃を交えて、初めて理解した事】
【無道 武美は、そう簡単には『折れない』……――それだけは自信が付いたから、彼女は、動き続けるのだ】
【次にその双眸がフィスカの眼と交差したときには、ほんの少し、恥ずかしげな櫻色に、頬は染まっている筈である】
【実を言えば――――ここまで、長広舌を振るっていたが、性格の問題があって、どちらかと言えばその様な事は得意でない人物、だ】
905 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:06:12.07 ID:kBHBACwo
【公園】

【そこは白銀の世界】

【地面にも、樹木にも、時計にも、ベンチにも】
【満遍なく雪が降り積もり、月の光をキラキラと照り返している】

【白に染められていない影がひとつ】
【焦げ茶色のダッフルコートを羽織った、14才くらいの少女】
【栗色のセミロングヘアに、赤いカチューシャ】

雪やこんこ 霰やこんこ♪
降っても降っても まだ降りやまぬ♪

【両手で転がされる、身の丈ほどに成長した雪玉】
【通過した後に生まれる轍に】

【ざくっ――  ざくっ―― 、と】
【のんびりした歩調で、スニーカーの足跡を刻む】

【嵌めていたミトンの手袋は既にグショグショで】
【それを気にする様子もなく、楽しそうなのは――寒さを忘れているからに他ならない】
906 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 19:09:30.26 ID:.dACwHQo
>>903

【――――……ゆっくりと、コチラに近づく貴方、何だ何だ、と二人の暴漢は目を見合わせる
酔ってるとは言え、眼前に立つ180オーバーの腰に剣を携えた男は、どうしても圧迫感を感じる
ゴクリと飲み込んだ息は、もや、と熱くなる胸の奥に、しみこんで――――……】


「おい、警告はしたんだぜ――――……?近づいてきた、お前が悪いに決まってる
それに習わなかったのか……人に指差しちゃいけないってなァ!!」


【ぐっと、両脚を地面に固定し、腰をゆっくりと捻り、右手の拳を握り締め
――――……彼が近づいてくるタイミングで、貯めた力を、一直線に放つだろう
体重の乗った拳は重く、常人――――それも、道中を歩く、一般人ならば、軽くKOされる】

【それを知ってか知らずか、周りで見ていた人物は、皆、一様に目をそらす
仄かに零れる悲鳴の声は、少々早すぎるかもしれない
――――……ほぼ全ての人物が、悲劇を予想して、そして――――それから、逃れようとしていた
すなわち、怒りの飛び火、誰もが、彼の安否など気遣ってはいなかった、ただ、一人を除いて】


ぷはぁ……ハァ……ハァ――――……
剣士のお兄さん!こんな悪い人達なんて、やっつけちゃって下さい!!


【口を抑える手から、抜け出し、脚をバタつかせながら、彼へとエールを送る
幼げなソプラノの旋律に混じる、仄かな女性の色は、まさしく黄色い声援、と言ったところか
寸刻、交錯するであろう視線は――――琥珀色の瞳は、彼の姿をクッキリと捉えていて】
907 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 19:22:52.69 ID:hHyCwkoo
>>904

【――ぽかん、とした表情で正面の少女を見詰める】

 【 恐らく、同年代。 もしかしたら、同じ年齢かも知れない 】
 【 其れなのに、何だか――とても、彼女が大きく見えた 】

【――ぽかん、とした表情は消え去る】

 【 こういう時、何て言えばいいんだろうか 】
 【 長く言葉を紡ぐより、沈黙を保つより、もっと簡単で――そうだ 】



        …………ありがとう。



【――ぽかん、とした表情の終着点は、紛れも無い笑顔だった】

【「ありがとう」の言葉と笑顔。 一番大事なのは其れだって、誰かが言っていた様な気がする】
【誰だっただろうか、父だったかも知れない、母だったかも知れない――でも、きっと正しい事だ】



――あ……、…そうだね、そもそも武美の誕生日会だったんだ。
ほら、遠慮せずに食べて。 前に少し食べたけど、凄く美味しかったんだ。



【それから――、彼女は少しだけ、部屋の奥に引っ込むだろう】
【ほんの少しだけ=B きっと、さっき顔を下げたよりも短い時間―――。】


/この辺り……ですかね。
/最後のレスで此方が、魔法陣の書類云々の描写を行いますのでー。
/其れと、ご飯なので次は遅れるかと。 一旦、お疲れさまでしたー!
908 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/30(木) 19:23:11.12 ID:xxzV3Xgo
【街道】

ん〜、世紀末に向けて肩パッドや棍棒でも作るべきッスかねぇ

【地面スレスレまで伸ばした黒い毛髪を引きずる様にして歩く影】
【最早髪の毛が歩いているかの様なソレは鉄板を頭の上に乗せて、髪の毛の左右から出した両の手で持っている】

……それにしても、ヤケに重いッスね、この鉄板

【それもその筈、鉄板の上にはこんもりと雪が積もっていて……】

【今もなお、しんしんと雪は降っていて】
909 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 19:25:07.70 ID:Ba9XLNc0
>>906
【これまた先ほどと同じ様に良い音を立ててその拳が体に突き刺さる・・・流石に二回も暴漢の拳を受ければ酔いは醒める、醒めてしまう】
【酔いが醒めればはっきりと聞こえてくる二人の台詞、どうやら自分の方からぶつかってきた可能性と言うのに今此処で気付いたようだ】
【それと同時に少女がこの暴漢二人に絡まれていると言う状況を把握する】

…そこでちっこい女子供に絡んでる奴に人の道を説かれるとは思っていなかった・・・
だったら聞き返すが弱い物いじめをしちゃいけないというのは何処かで習わなかったのか
【暴漢に払う礼儀は無いと、この台詞にはその意味が込められている…相手と殆ど同じ言葉を返すと言う挑発を同時に行いながら・・・】

酔いから醒めれば腹が痛いわ、子供に絡むような奴が目の前にいるわで非常に機嫌が悪い
もしこっちからぶつかってきたとしたらその件については謝っとく、悪かったな

で・・・それとこれとは別だ、この子供がこの二人に絡まれている状況を、誰か教えてはくれないか

【状況を問いつつも殆ど喧嘩になる事は予想が出来ているのか、武器を抜く事は無いが】
【その拳を鳴らし、空を切らせて臨戦体勢を取る】
【周りの民衆の態度をフッと一瞬だけ見回す…見回したその意味は何だったかは解らないがそれを見てニッと笑った】
910 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:28:01.59 ID:d.X9IgI0
【路地裏】

――――……………………

【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のオッドアイを持ち、白いワンピースを着た10歳くらいの少女が】
【年の暮も迫る、穏やかな時間に似合わない暗い顔で、虚ろな足取りのままに徘徊している】
【その身からは、尋常ならざる量の魔力が感じ取れるかもしれない】

「…………アレが手ごろなんじゃないか?」
「そうだな…………いっちょ襲ってみるか」

【その姿は、あまりに無防備で】
【案の定、場所柄の良からぬ輩の目についてしまう】
911 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:28:03.14 ID:YtHpxQAO
>>905

――それっ

【別方向から、ざくりと雪を踏む音がまた一つ】
【次いで響く少女の声の後から、そちらへと飛んでいく小さな塊】

【拳より二回りほど小さい雪玉は、真っ直ぐセピア・カラーの少女の胴体へ向かっていく】
【もし当たってしまっても、さほど固められていないらしくすぐに瓦解してしまうだろう】

/まだいらっしゃいますかー?
912 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 19:34:20.28 ID:dPNqIUAO
>>910

【そんなどこぞの柄のよろしくない輩よりも先に】
【少女に近づいた影が一つ】

こんな所歩いてたら危ないぞ?
(……何だ?この感覚は……)

【黒いローブを纏った銀髪赤目の女性】
【少女の進路を遮る様に現れて】
【同じ目線になる様に屈み込んで言った】
913 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 19:34:42.50 ID:.dACwHQo
>>909

【――――……いたって、冷静な彼と比べ、暴漢の心中は、穏やかでなかった
一度目はともかく、二度目は渾身の力を込めた筈だった、それでも眼前の彼≠ヘ、立ち、言葉を紡ぐ
もしかして、と心中にたれる、一筋の冷や汗、俺が手を出したのは、獅子であったのか、と一つ心に尋ねてみた】

【それでも、それでも――――それでも、自分はアウトロー、恐れるなど、微塵もその顔に映してはいけない
心を覆う、分厚いマスクを、その上辺だけの顔に貼り付けながら、彼へと、視線を向けた】


「……はん、知らないね、それに手を出してきたのはコイツだよ、俺たちの仕事の邪魔をしやがって
まあ、このまま喋ってても埒があかねぇ、過程なんぞどうでも良い、必要なのは結果だけだ……
手前が、俺たちの前に立つという結果があるなら、それをぶっ倒すだけだよ!!」


【爆ぜる咆哮は、弱さを隠す、一つまみの女神の接吻
怯えをかみ殺し、恐れをかき消し、踏み込んだ右足と、それに乗った、右拳
彼の頤に向け放たれた拳に、もう迷いは無い】
914 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 19:34:55.25 ID:GwsD4USO
>>910
何を襲うんだ?
【危ない輩の後ろから声が】
【振り向けば】
【爽やかな笑顔で、壁をけり壊してる】
【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性がいるだろう】

【壊れた壁の向こうには斧を持った危ない奴一名のびてます】
915 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 19:35:56.67 ID:d.X9IgI0
>>912
>>914
/複数、行きますか?
916 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:36:33.25 ID:kBHBACwo
>>911

【小さな雪玉は、無防備な少女の身体に向かって――ぱすんっ】
【籠もった音と共に弾けた】

犬はよろこ……ん?

【唄を中断し、軽い衝撃を受けた部分を見れば】
【ダッフルコートに雪のあと】

…………

【飛んできた方向、もしくは声のした方向へ、顔を上げて】
【なんだか、「――上等」とでも言いたげな笑みを浮べている】
917 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 19:36:48.39 ID:GwsD4USO
>>915
/こちらは大丈夫ですー
918 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 19:37:21.35 ID:dPNqIUAO
>>915
/私は問題ないのさ
919 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:37:37.29 ID:kBHBACwo
>>911
>>916
/わわっと、そんなわけで、まだいました! よろしくおねがいします!
920 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 19:38:00.73 ID:bONg8QSO
>>910
【その時】

辞めときな、アンタらみたいなド三流じゃ、無理
【元々何色の物だったか解らなくなってしまってしまう程に汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた少女が輩の後ろに現れる】


―――私みたいな邪魔が入るからなぁ、
【そう不敵な笑みを浮かべて】
921 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 19:39:29.37 ID:bONg8QSO
>>920
/おっとすいません、退きますとも
922 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 19:46:12.69 ID:Ba9XLNc0
>>913
【酔っていた、碌に闘う体勢も無い中ボディに拳を受けた、痛い、痛いことは痛い】
【だが、本気での殺し合いの生活を長い事暮らしてきた中、暴漢の拳でKOされては情けない】
【殆ど逆上に近い、いや間違いなく逆上なのだが、彼は殴られた事に対して怒りを覚えている】

【怒りで目は覚めた、感情にやや捉われている気もするが、感情に捉われているからとはいえ、敵わないほどの相手ではないと思う】
【それに怒りの感情ならば冷静さを犠牲にパワーが入る】

一つ聞くが、お前らの仕事って何だ?
【その拳が自分の腕とぶつかるようにガードを固める、彼の腕は金属製の義手】
【故にガードだけでもそれなりに相手に痛みを与える事が出来ると踏んだ】

んでもって、お前ら以外からも状況の説明を聞かせろ、一つの視点だけの話だと偏りが出かねない
【ガードだけに抑えたのは先ほどの理由だけではなく、状況をはっきりと知ってから拳を振るうかどうかを決めるため】
【もっとも、幾ら諍いがあったとはいえ、小さい子供に手を上げている男が本当に悪くないと言う可能性は低いとは思っているのだが】
923 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:47:14.61 ID:eTLJlAc0
>>907


………どう、いたしまして…!


【結果としては――――此方も、至極単純な応対で、二桁に満たない文字数に、心のすべてを傾ける事とした】
【平常であれば、此処に挿入される台詞は、「礼はいらねぇ」か「良いってことよ」の二択になるのだろう、が】
【フィスカが本当に言いたかった事が『ソレ』ならば――――どんな形であれ、無碍にしてしまう事には、我が身を裂く事と同じ様に抵抗を感じる】
【それ故に、扱うのは、何時もの彼女で有れば使う事をしない、感謝に対する感謝の言葉しか……――有り得なかった=z

【そして、此れを区切りに――――塞いだ切迫のトーンさえ帯びていた彼女の『真剣な顔』は、氷解して】
【表出するのは、推し量るに『素』であろう、明るく楽しげな微笑が、滲むように描かれる】

…りょーかい、お言葉に甘えて、たんまり頂くとするぜ…。
ハッピーバースデーあたし、アーハッハッハ…!

【――――滅茶苦茶寂しい台詞なのに、寂寥は心を掠めもしない】
【思えば、3年前の誕生日から、彼女にとって其れは、どこか『空虚』なモノを孕んだソレだった】
【忙しくない年は、恩師である断華達がパーティを企画してくれる事もあった】【蝋燭の塔が連ならないのは、今年が初めて】
 【然し……忘れてしまった≠ニ言う点で、スデに一番お粗末になってしまった筈の、今年が――――近年一に、あったかかった】
 【とはいえ、それも当然か……――本気で心を許せる友人や、掛け替えの無い恋との出会いが、この六カ月に集中していたのだから】

(フィスカ、吟雪、シオン、シズク、ダンドク、蒼女、織守、断華さん、それに………。)
(………――みんな、有難うッ!!)

【ケーキの箱に、手をかけながら―――胸中を奔り抜けて往ったのは、奇しくもフィスカと『同じ』言葉】
【渡された物品の構成からして、カットは完了しているのだろう。まずひとつ、紙皿の上に乗せて、プラスチック包が在れば、それを解く】
【―――――……景色が滲んでいる≠フは、気のせいなどでは、無い】
924 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:49:44.64 ID:d.X9IgI0
>>917>>918
/では、よろしくお願いします
>>921
/またの機会にー

>>912

……?

【声を掛けられ――――ると同時に、眼前にしゃがみ込む女性】
【全くの上の空だったのか、きょとんと丸い目を向ける】

――――いいの。一人になりたかったから……

【雰囲気と同じように、その声も暗く沈んで。自然と、暗さを讃えたこの場所に自ら足を運んでいたのだろう】
【顔を俯けたままに、そう女性に答える】

>>914

「なっ…………」
「なんだ、てめぇ…………邪魔すんのか……!?」

【ほぼ同じタイミング。声を掛けられた不良の徒は、思わず振り向いて相手に殺意を飛ばす】
【言葉の内容からして、自分たちがやろうとしている事は、ほとんど分かって声を掛けてきたのだろう。ならば、邪魔をするのがこの女性の目的――――】

「邪魔すんなら…………お前も怪我じゃ済まないぜ……!!」

【言葉と共に、二人ともに懐からナイフを取り出す。しかも、割とごつい、本格的な対人ナイフだ】

>>912>>914

【――――その時】

――――『サキュバス・フォース』!!
「なんだ!?」
「なに!?」

【やや離れた位置での、そのやり取りが少女の目に入ったのだろう。唐突に、少女は顔を上げ、そのキーワードを叫ぶ――――瞬間、少女の体から閃光が走り】

【背中にラベンダー色の翼膜をした、悪魔の様な翼が生えた事を除けば、素体そのままの姿だが】
【見に纏う魔力は質量を増大させており】
【翼からは、光の粒の様なものが燦々とこぼれている】

【人の姿を超えた異形が、そこにはいた】

…………お兄さんたち、戦うの?
「こ、こいつ……!」「まずい、能力者だぜ!!」
……なら、戦って…………そこに、私は答えを見たい…………

【既に、少女の目には不良の二人組しか見えていないのだろう】
>>912の女性の横から顔を出し、真っすぐに不良――――そして、>>914の女性を見据える】
925 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 19:57:17.63 ID:YtHpxQAO
>>916>>919
……ふふふー、ヒットしたわね?

【雪玉の飛んできた方向から、機嫌の良さそうな声と雪を踏む音が近付いてくる】
【暫くもしない内に其処へ現れたのは、純白色のローブを羽織った一人の女性】
【至極にこやかな表情を浮かべながら、栗色のボブヘアを寒風に靡かせて】

こんばんは
あなたは雪が降ったら、庭で駆け回るタイプ?
それとも炬燵の中で丸くなってるタイプかしら

はたまた、こんな質問は野暮だった?

【純白の手袋の嵌められた両手には、それぞれ雪玉が一つずつ】
【少女へ問いを投げ掛けつつ、ある程度近付いてから立ち止まる】
【殆ど黒色とも言っていい深緑の瞳を持つその女性は、少女の記憶の中にある人物やもしれなかった】

/こちらこそ宜しくお願いします!
926 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:01:35.48 ID:.dACwHQo
>>922

【金属を殴り、骨の髄まで染み渡るような痛みを感じながら――――……ほのかに表情を痛みで崩し
ギリッと歯を食いしばりながら、彼の質問へと耳を傾けた】


「……ここら一体の商店の、ショバ代を集めてんだよ
なあ!!お前等も、納得して、俺たちに払ってんだろ?」


【爆ぜる怒声、周囲の人だかりへと向けたその言葉
ほんの少し――――……静かな水面に、人差し指をつけたように、起きる、漣
――――しかしながら、周囲で見ている、彼等には、酔っ払っている彼に、期待は持てなかったようだ】

【しん――――と静まり返る周辺は、彼の言葉が正しい、と示唆しているように思えて
今の今まで、無視されていた、彼女を除いて、一つの形へと収束していっているようだった】


……違いますっ、力づくで必要ないのに、勝手に奪っていってるんです
そのせいで、八百屋さんも、肉屋さんも――――皆、困って、だから……っ!!


【首へと腕を回されたまま、少女が、精一杯の声を張り上げて、叫ぶ
その声にいらついてか、彼女を掴んでいた男が、首を絞める力を強くした
細首が、押しつぶされそうな勢いで、圧迫され――――……思わず、数片の声が漏れる】


ぁっ……はぁ――――……っ……んぅ……
――――ひゃぁ……っく……


【ぎゅっと、瞼を閉じて、苦しそうに数回、小さな唇を震わせながら、パタパタと脚を振って、せめてもの抵抗を為す
額に浮かぶ汗が、月光に照らされて、彼女を包み込みその姿は、幻想的で背徳的で――――……】

【彼への状況説明は為されていないが、このままだと、噺が進まないだろう
周囲の人々には、関わる思いなど無い、といったところか】
927 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:02:35.74 ID:dPNqIUAO
>>914

(あっちは何とかなりそうだな……)
【背後から聞こえるそれから女性の言葉と、輩の反応】
【悪寄りの人間が来なくて良かった、と思う、うん】


>>924

一人が良かったにしても、ここは君が来る場所じゃない
一人になりたいなら……公園とか、あるだろ?
【普通の感性を持った人が少ない世界だ、仕方がないと諦めてはいるが】

【少女が紡ぐ言葉、次いで閃光】
【距離が距離のせいか、袖で目を隠した】

(戦闘は避けたい所だが……)
あまり、そんな事は言う物じゃないぞ

【そう言うと、何の意図か、少女の腕を掴もうと】
【白銀の篭手をはめた手を伸ばすだろう】
928 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:03:32.16 ID:3wXN3Eko
【公園】
【風が強く、ともあれば雪も降り出しそうな程の気温】
【厚着をしなければ10人中9人は寒いと言うだろう寒さの中、ベンチに座る人影一つ】

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女】

…………――――――――。

【俯き加減に下を向き、膝を合わせて力なく手を置いて】
【年末だと言うのに明らかに暗い雰囲気を放つ少女が、其処に居た】
【顔を伏せているため表情は見えないが、端から見ても元気が無いのが判る】
929 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:08:25.61 ID:bONg8QSO
【路地裏】

今年ももう終わりか・・
【元々何色の物だったか解らなくなってしまってしまう程に汚れたローブに身を包み】
【顔中に包帯を巻いた少女が雪降る中、黄昏れていた】

――――・・・にしても寒いなぁ・・
930 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 20:09:12.25 ID:GwsD4USO
>>924>>927
典型的な台詞だ
もっと工夫した台詞が聞きたかったぞ!やり直しだ!!
【爽やかな笑顔で悪党二人を見て】

仕事だから受けてたとう………って、やれやれ
【少女が異形になって悪党二人が逃げたのを見て】

そんな顔しないで笑顔でいたらどうだ?
女の子は笑顔が1番だ
【少女の臨戦体制と言葉を気にせず】
【彼女は爽やかな笑顔で言う】

そこの貴女も喧嘩しようとしちゃダメだぞ!
喧嘩より私の仕事先で食事でもどうだ?
そこのカワイイ子の悩みを手取り足取り聞いてあげようじゃないか!!
【爽やかにそう持ち掛けながら】
931 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 20:09:14.28 ID:hHyCwkoo
>>923

【それから、少しだけ普通≠フ会話をして】
【蝋燭の欠落に気付いたフィスカが、何処からかキャンドルを持ち出して】

【時計を見遣れば、時間も時間――二人ぼっちの『誕生日会』はお開きになるだろう】



【――――次の日の昼、『防護術式』の施された書類が届くのは断華 花那 ≠フ研究室】


【二人の関係を噂で聞いて知っていたのか、はたまた調べたのかは定かで無い】
【魔術とは別方面の『札』で封印された其れ――解除法は、普通の会話≠フ前にでも段取りしている事だろう】


【箱の中に入っている書類の束、―― 一読すれば判るだろうが古い物≠ナはない】
【丁寧な字で全ての面の右上に書かれている日付は、『三年前』の物だ】

【相当な偏執狂が作成したのだろうか、文字のサイズは「狂気的」なまでに均一】
【正確性が要求される魔術のレポートでも、此処までの物は早々無いだろう】

【魔法陣≠ノ至っては――『芸術』と表現しても過言では無いかも知れない】
【円状、三角形、英数字、Z軸の方面まで範疇に入れて立体……其れ等は、個々の『ファクター』でしかない】
【更に気の遠くなる様な数の其れ等を組み合わせて、一つの魔法陣≠ニして定義している】
【フィスカの言っていた通り、狂気の天才≠フ作品――そう、紙自体が訴えて来るような印象】


【だが――決して、解読不可能≠ネ物ではない】
【『ファクター』は魔術協会でも扱われている物が大部分であるからだ】
【悪魔的に「複雑」で「意地悪」な構成になっているだけ……尤も、其処が問題なのだろうが】



【同封されているのは、簡素な手紙】


【「取り敢えず、十個分を入れておいた。 終わったら私の研究室に持って来て欲しい。」】
【「それから、口外無用だと言ったが――武美が信用できる人間なら、手伝って貰っても構わない。」】


【――彼女が二行目を書く気になったのは、偏に武美への信頼≠セろう】


/ちょっと詰め込み気味で申し訳有りません、二日間お疲れさまでしたー!
932 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:09:58.40 ID:lO2nZvQ0
>>928

…………お姉ちゃん、どうしたのよ?

【なんて。そんな少女の前から、そんな女の子の声がして】
【足音なんかはごく普通に立てていたため、接近に気がつくことはどちらかといえば簡単なほう】
【もし、視線を上げたなら】

【やたらフリルなふんわりしたゴスロリドレスの上に、黒いケープを羽織って】
【クリーム色の髪を高い位置でツインテールに結い、右目の下に毒々しい色の蝶のタトゥーシール】
【これまた黒のおでこ靴を履いた、なんだか全体的に黒い印象の、女の子で】

【心配するような、不思議なような。そんな表情を、少女へと向けていたり】
933 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:13:38.39 ID:kBHBACwo
>>925

……不意打ちはノーカンっ

【言及されて、声を詰まらせたあと、唇を尖らせる】
【手を軽くバタバタさせて、笑わないで、と不満を主張しているようで】

公園で雪ダルマを作るタイプ…だけど…

…シャローム?
その手に持ってるものは…

【彼女が持っている雪玉を見止めて、さぁっ、と硬直】
【――あれは宣戦布告≠セったのか】
【こちらはなにも持ってないのに――】

【状況を理解した瞬間】
【身の丈ほどの雪玉に両手を付いて、その上に逆立ち――】
 【ギンガムチェックのスカートから、スラリと伸びる白い肢体】
 【遠心力は殺さず、倒立もしない。故に、その行為は一瞬】
【――回転力を保ったまま、向こう側へ消えた】


【一拍後、雪玉の右側面から顔を出し】
【シャロームの顔目掛けて、作りたての雪玉を投げつけようとする】
【握りが浅いため、当たっても痛くは無いかもしれないが、彼女が投げた雪玉より大きい】
【――倍返しの精神である】
934 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 20:14:44.51 ID:Ba9XLNc0
>>926
【はぁ・・・と典型的なヤクザの金取りだな、と溜め息と共にそう言葉を洩らす】
【こういった手合いに正しさが微塵も無い事など誰の目から見ても明らかだ】

…(こういった時に普通の人間はまぁ、傍観に徹するよな・・・そりゃ誰だって痛い目は見たくない)
(それに文句を言う気は無いが・・・もう少し離れてた方がやりやすいんだよなぁ)


町の人間も周りに居るし・・・体力を削るのも面倒だ、上手く行けば良いんだが
【それなりに戦いのシミュレートが頭の中で行われている模様】
【この状況の中、彼がこの場で出す結論、それは】


五月蝿い声で語りかけるのは脅迫と・・・
【言葉を発すると同時に素早い踏み込み】
【身を僅かに屈めて拳を自身の脇腹に添えて放つのは…】

大して変わりが無い!
【左手でのショートアッパー ────体力を削るのはやや面倒なので的確に急所を狙い、脳震盪を狙っている──!】

【彼は思う、信じる、町民の静けさこそがこの男二人の非道さを示す物だと】
935 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:15:19.39 ID:kBHBACwo
>>933
/しまった、雪ダルマ用の雪玉と、拳サイズの雪玉が混在してます
/読みにくかったらごめんなさい…!
936 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:16:19.09 ID:d.X9IgI0
>>927

あまり……キラキラしたところに、居たくなかった、から…………

【『キラキラしたところ』という言葉は、何を指しているのか不明瞭であるが】
【恐らくは、街の明かりの届く、人気のあるような場所を指しているのだろう】
【どうやら、本当に人を避けてここに居るのだろう】

――――離してください。私は『兵器』……それとも『人』でいられる……
それを、確かめたいから…………

【腕を掴まれ、少女の顔が女性に向けられる】

>>930

「チッ…………俺たちゃタレントやってるんじゃ無ぇんだよ!」
「分かりやすくねぇと、馬鹿が勘違いするだろうが……!」

【ナイフを構えながら、そう答える二人組】
【地味な説得力だが、その様な正論をこの状況でぶつと言うのも、おかしな状況だろう】

笑顔…………家族も、マスターも無くした『兵器』に、そんな顔はもう出来ないよ…………

【笑顔であれ。その言葉は少女の心に響かない】
【心をかき乱す要素は、相当に重苦しく沈殿するものなのだろう】

>>all

「やばい! すらかるぞ!!」
「ま、待ってくれ!!」
――――逃がさない……!!

【少女の姿を見て、逃げ出そうとした二人を、鋭く睨みつけ】
>>927で掴まれていない方の手をかざすと、そこに光が収束していく】
【その手を真っすぐ二人組に向ける――――何か、術を放とうとしている】
937 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:24:39.76 ID:0o.e0doo
>>929
寒い。
そう思うなら、せめてもっと厚着をしたらどうだい?

【暗闇からふらり、と出てきたのは長身痩躯の赤毛の男】
【Yシャツにカーゴパンツを身に着け、浅葱色の長いコートを羽織っている】

や、こんばんは。
こんな夜更けに女の子一人。何されるか分からないよ?

【旧知の友人に話しかけるかのように、気さくに軽ーく話しかけた】
938 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:27:55.01 ID:dPNqIUAO
>>930

分かってる!戦うつもりは今のところ無い!
【少し距離があるからか、声は大きめ】
【顔だけをそちらに向け、言葉を出し終えると】
【すぐに少女の方に向き直した】

>>936

ん……そうか、けど次があるならもっと安全な場所でな
【人がいない安全な場所、なんてそう無いのだが】
【まぁ深く考えてはいけない】

【あちら側の女性が投げた問に対する少女の答え】
(家族にマスター、それに兵器……)
【失った、と言うのはわかる、そう言っていたから】
【ならどうすればいい?】

だからって、やっていい理由にならないだろっ!
【光の収束を確認して、すぐに向けた手を掴もうと動いた】
【もし掴めたのなら、かなり強い力でその手を上に向けようとするだろう】
939 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:28:23.31 ID:3wXN3Eko
>>932

――――、……?

【頭上からの声に、つと視線を上げるまでに数秒】
【非常にスローモーで、気だるそうな雰囲気を纏ったまま】
【自分に声を掛けた少女に死んだ魚のような目を向け、見詰めること数秒】

【然し、何も言わないまま視線を静かに下へ下へ下ろしてしまう】

「知り合いか?」

【ふと少女の背後から声。小さな声はこれまた女の子の声】

【振り返れば、紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服に紅と青のチェックのミニスカートを穿いて、首には朱色のマフラー】
【右腕に腕時計の様な機械、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、両手にカフェオレの缶を持った状態で、少女を見上げている】
【襟元に付けられたボタンのマークから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】
940 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:30:17.50 ID:eTLJlAc0
>>931

【蝋燭を持ち出す、と言うフィスカの気づかいを受けて―――武美の眼から、うっすらと雫が零れ落ちた、とか】
【打たれた舌鼓は、遠くに掻き消え――――時間軸を先取りして、12/31、大晦日の白昼】
【無道 武美は、年越しの宵を、愛する人たち二人と自室で過ごすつもりで、其の日は部屋を出ないつもりだった、のだが】
【ケータイへの着信と、ディスプレイに映し出された、聞き慣れた名前≠受けて……――『シチゴサン研究室』へと、赴いていた】

………要は、『算数』から『数学』に繋がっていくのと同じ。
語弊は有るかも、だが……そゆこと、そゆこと。当たって砕いてやる……

【断華から箱を受け取って、研究室のマイ・スペースで内容を再確認した彼女は―――どうしようも無く、げっそり≠オた表情だった】
【然し、視線を縦横無尽に駆け巡らせ、何分か『陣』を考察していると……――ふと、昔馴染みと出逢った時みたいな、笑みが産まれた】
【完全に、不可能なわけではない。繊維の一本が無数に重なり合って、綾を織るのと同じ……希望は、思考を冴え渡らせて】
【其の時、ふと――――書類に目を吸い込まれ、忘れていた手紙に気づき、その封を解くと】

(………マジ、か?)

【綻んだ頬が――――急に、真っ赤に燃えだす様な、そんな気がした】

/ぬあああああ、お疲れさまでした!
941 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 20:31:00.18 ID:GwsD4USO
>>936>>938
なんだ詰まらないな
ところで逃げなくっていいのか?
【爽やかな笑顔で言い二人の前に立ち少女の攻撃から彼等の盾になろうとし】

兵器?兵器は笑顔じゃいけないのか?心を持っちゃいけないのか?
そんなもの深く考えず笑顔でいるのが1番だ
【爽やかな笑顔で言いながら】

なら私が君の攻撃で倒れなかったら
私の言う事聞いて貰おう!!OKなら《攻撃》するがいい!!!
【笑顔で言いながら、両目が黒になる】

【それと同時に彼女の周りに黒いオーラ――《水氣/水の魔翌力》が纏わりはじめる】
【もちろん彼女には戦闘の意志はない】
942 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:31:10.27 ID:bONg8QSO
>>937
――――・・・・ホームレスに言うべき台詞じゃないよ、それ、
【出て来た男にそう言う少女】

それに私は、こう見えても喧嘩は中々強いんだよ?
943 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:33:46.07 ID:.dACwHQo
>>934

【視界から、男が消えて――――……何事か、と思考に、陰りが見えた瞬間に
一つ、彼の身体から、意識が跳んで、消える――――……ガクン、と膝が下がり、男が地面へと倒れこむ
全てはため息をつくほど、短く、白く染まるほど、冷たく消え去った】


『て、てめぇ……な、なんてことしやがる――――……!!』


【一瞬、動揺が、もう一人の男へと走り、心にあいたスキマが、するり、と少女が、彼の腕から逃れられるスペースを作る
気づいた時には既に遅く、腕から抜け出した、少女は、むぅ、とほっぺたを膨らませながら、じぃーっと怒りの視線を男へと向ける】


Urban Hymns=\―――……


【たん、と少女が軽く地面を蹴った――――それだけ、だったのに関わらず
まるで、風に舞う花弁のように、ふわり、と少女が男の頭上へと舞った
上昇気流に乗せられるように、空中を舞う彼女は――――ローブが、翻り、翼のように、喘ぐのも手伝い
さながら――――……賛美歌を歌う、天使のように】

【どこからか、聞こえる風の音が、彼女を舞わすが、如く――――……すぅ、と舞い上がった彼女は
くるり、と男の頭上で一回転、そして、そのまま急降下し、踵落としをすぱこーんと、男へと見舞うだろう】

【くらーっと、倒れるであろう男、勢いのまま、少し後方に飛ばされた彼女は
ぱふん、と拳を持って、正義を証明した、貴方の方向へと飛んでいく――――キャッチすべきか】
944 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:38:54.33 ID:lO2nZvQ0
>>939

……ぅ?

【向けられた視線に、心配そうな表情はいっそう強くなり】
【それと同時に、なんだか「?」な表情も混ざり】
【「お友達に似てるのね」なんて、思いつつも。相手のテンションに言い出せなくなったのか、しゅんと眉を下げて】

…………多分、知らないのよ?

【なんて。自分に向けられた言葉なのかはともかく、なんだか弱い声でそう返し】
【それから、その声のほうへと視線を向け。しゅんとした表情で、首をかしげ】
【私の記憶が曖昧マックスすぎて吊りたい気分なのは至極余談なのであった】
945 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:40:20.75 ID:0o.e0doo
>>942
ホームレス。こりゃ失礼。
ま、定住してないって意味なら僕も同じだけどね。

【そう言ってはっはっはー、と笑う。別段笑えることでもないのだが】

喧嘩が強い。ふむ、腕っ節は強そうに見えないけど。
魔法か何かでも使うのかい?
946 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:41:59.09 ID:d.X9IgI0
>>938

……安全な場所だと、大抵は集中できない……
寒い夜に外を散歩したり、ドライブしたりしたい……そう言う事はない……?

【気分に会う場所……具体的に『何』とは言い難いが、気分は人の行動原理の一つではある】
【この少女は、今は路地裏の暗く、危険に冴えた気分が合致するのだろう】

っ、離してください!!

【収束させた腕までも掴まれ、少女は声高に抵抗する】
【しかし、流石に筋力は見た目相当の少女。照準は大きく反らされる】

>>941

「う、うるさい! 言われずとも……こんな危険な賭け、やってられるか!」

【もはや、女性に言われるまでもなく、完全に二人組は逃げ腰になっている】
【恐らく、彼等は無能力の一般人――――ここで命がけの戦いを仕掛けるつもりはないのだろう】

――――どうやって笑顔になれって言うの?
『お父さん』もいなくなって、私は自分がなんなのか、分からなくなって……もう…………

【少しだけ、悲しげに目を伏せる少女】
【詳しい事情こそ語らないが、相当に辛い何かを抱えているのだろう】

――――分かった…………それで、いいんですね?

【女性の要求に、少女は首を縦に振る】
【文句なしの一発勝負――――少女は『乗った』】
947 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 20:43:54.62 ID:Ba9XLNc0
>>943
・・・上手く行ったか?・・・(上手く行ったのならば)
意識ははっきりしていたとしても体が言う事を利かないはずだ

【意識を刈り取れたかどうかは確認していないが】
【完全に飛ばずに意識が残っているのなら・・・男は思う、意識があるのに体が言う事を聞かない、ある一種の恐怖が味わえるだろう、多分、と】

【と、そこでもう一人の声が聞こえたのでそちらに顔を向ければ先ほど絡まれていたのが】
【立派な逆転劇を演じているではないか、そのおかげで気の緩みが生じたようだ】

【元来酒に強くも無いこの男、その気の緩みでまた酔いが体に回ってきた】
【足にまた力が抜けてきたところ風の音が彼の耳には遅れて聞こえながらその彼女の身が自分に突っ込んでくる】

ッ・・・おてんばって奴か・・・!


【そんな状態でまともに受け取れるはずも無く、少々暢気な事を口にしながら】
【彼女がその自分の体にぶつかりその衝撃で後ろにぶっ倒れてしまった】
948 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 20:52:01.01 ID:bONg8QSO
>>945
魔法?そんな物、私には使えないよ
【そうきっぱり言い切り】
【男の言葉を否定する】

ここを何処だと思ってるの?

――――此処は『誰もが異能を持ってる』のが当たり前のそんな世界、でしょ?
【少女はそう不敵に笑みを浮かべて】
【その言葉が意味するはつまり―――】
949 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:52:21.14 ID:3wXN3Eko
>>944

「ん、そうか」

【知らない、と言う返事に短く答え、持っていたカフェオレの缶を片方差し出し】
【「飲むか?」と尋ねる。自販機で売られているような、甘いカフェオレだが】
【ココアとは違い若干の渋みはあるかもしれない。人を選ぶ飲み物だ】

【其方が受け取った場合、犬耳少女はもう片方を俯いている少女に投げ渡すと】
【身を反転させ、再び来た道へと戻ろうとする。向かう先には一つの自販機】

【受け取らなければ受け取らないで、「じゃあ、別の何かでも飲むか?」と尋ねる】
【自分達だけ飲み物を持ってるという状況は作りたくないらしい】
【時折意味も無く耳がぴくぴく震えていたり。本当に意味は無い】

……………………。

【一方の銀髪は、力なくカフェオレを受け取るとそれを両手で握り】
【然し何も言わない。まるでゾンビか何かの様に、すべてが緩慢だ】

【銀髪がベンチの中央に座っており、左右に一人分ほど座るスペースがある】
【其処に座るも座らないも、少女の自由だ】
950 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:53:25.97 ID:YtHpxQAO
>>933
んー、ふふ……そうね
不意打ちは確かに卑怯だから、『今回』はノーカンにしといてあげる

【『次回』があれば、その時はカウントの内に入れるのだと、遠回しに意地の悪い言葉】
【少女の挙動に何処と無く子供っぽさを感じて、微笑ましさでどうにも笑顔が抑えられない】
【笑わないでというメッセージは伝わったのか否か、再び小さく笑声を零して】

ええ。だいぶ久し振りかしら、サージだっけ
……そっか、雪ダルマ、ね。私も去年の今頃は一人で作ってたっけ
大きいと時間が掛かるから結構骨折れるのよね、サージが今作ってるのも時間掛かったんじゃ――

――……わあ

【ほんの一瞬、されど一瞬。少女の軽い身のこなしに、女性――シャロームは目を離せなかった】
【軽業師さながらの芸当に目を瞬かせて見つめ続ける様は、まるで幼子のよう】
【しかしながら、彼女が一人の観客≠ナあれたのもほんの一瞬のこと――】

  ……すご、 ぉわッ――――!!?

【――――“ばふん!”と、投擲された雪玉は見事に顔面に命中!】
【正しく『CLEAN HIT!』と表現すべき程度には華麗にヒットし、瓦解した雪が女性の顔に積もる】

く、――…………サー、ジぃ〜〜――っ!
不意打ちは、今回はノーカンなんだからねぇっ……!

【雪玉を握る手で顔の雪を払い除け、数瞬の沈黙の後。悔しげに口許を引きつらせながら】
【前方へ走り出しつつ、右手の雪玉を、サージの隠れている雪玉を越えるように山なりに投げた】
【女性が目指しているのは少女の居る場所。思考が何ともストレートに過ぎるようで】
【キシ、キシ、と間隔の狭い走行音と共に、後ろには靴跡だけが残されていく】

/遅れてすみません、風呂のため更に遅れます……
951 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 20:55:54.46 ID:dPNqIUAO
>>946

……私にはよくわからない事だな……
【落ち着きたい、と言う事がそう無い人なのかも知れない】
【あっても、落ち着くまで人のいない場所でいる、と言うだけ】
【分かってはいるが、例を挙げられないだけか】

まだ、離さな……
【と、ここで女性の言葉が耳に入った】
【少しばかりの停止と思考、そして】

>>941

……大丈夫なんだな?
【念の為の確認か、そう女性に向けた】
【勝負を挑んだからには、勝算があるんだろうが】
【それでも、やはり不安である】

再び>>946

……痛かったんなら、悪かった
【女性の言葉を聞いてか、掴んでいた両手を離し脇にどいた】
【今の自分には、見る事しか多分出来ない】
952 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:01:55.46 ID:.dACwHQo
>>947

【が、そんな彼の期待を知ってか知らずか、男は立ち上がらない――――……
どうやら深い深い、夜の海にも似た、昏睡へと、落ちていったようで
ざわざわ、と周囲の喧騒がうるさいのは、気にするまでも無いこと、か】

【恐らくは、彼女は――――……彼を文字通り尻にしきながら、在る事だろう
両脚を、ばっと伸ばしながら、ハァ、ハァ、と呼吸が荒いのは、先ほどの男の絞め≠ェ効いていた、からか】


んっ……ハァ――――……うぅ、最悪の気分……


【大きく数回深呼吸すると、お尻の下の彼に気づいたのか、そっと、首だけ動かして
そちらへと振り向きながら、その整った顔を、静かに、微笑みに崩して】


助かりましたー……ホント、危ない所でした
このご恩は、いくら返しても返しきれないほどで――――……え、っと……どうしたら良い、かな?


【――――――――なーにやら、変な知識はあるようで、そっと、ほっぺたを紅くしながら
僅かに小首を傾げて、清かな鈴の音にも似た、言の葉の旋律を紡ぐ
彼の知っている人物に、どこか、面影があったり無かったり――――たぶん、気のせいか】

【ソレはともかく、騎乗位の状態を、長く続けるわけにもいかないのだが
如何せん、彼女はそんな事に気づいていない、ご様子である】
953 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:02:03.89 ID:GwsD4USO
>>946>>951
今度から襲うのは止めた方がいいぞ
私ならいつでもOKだ!
【爽やかに笑いながら悪党二人を見送り】

君は君だろ?
【爽やかに笑い】
……それに君は私達に助けを求めてる顔をしてるしな。だから私は君を助けよう
【急に真剣な顔を見つめ】

ついでに勝算はないぞ!私は馬鹿だから真っ向に受け止めるだけだ!!
【爽やかに笑顔でいいながら女性に言う】
【かなり不安になるだろう】

では、審判をお願いする!!
【女性に言うと】

【彼女の姿が変化する】

【黒い装甲に覆われ、背中に甲羅を背負った、亀の魚人へと】
【まるで四神の一体…玄武を人型にしたようだ】

さあ!!いつでも来い!!!
【爽やかな笑顔でそう言う】
954 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 21:05:01.75 ID:lO2nZvQ0
>>949

あう、でもね、よく似た子は知ってるのよ、……って。

【短い返事に、銀髪の少女を心配そうに時折見やりつつも、そんな風に付け足して】
【銀髪の少女を見やる目線には、心配そうなものと、何かを思い出そうとするような。そんなものが含まれていて】
【差し出されたカフェオレの缶に、目を丸くして、ほんの一瞬だけ、状況理解に時間を費やして】

……あのね、あのね。ありがとうございます、だけれどね、自分で買うだけのお金はあるから、大丈夫です、のよ?

【なんて、口にしたのは、一つ目の問いも二つ目の問いも断るような、そんな遠慮みたいな言葉で】
【小学校に入る年齢にも達していないような子どもが言うには何となく妙なセリフではあるものの】
【どうやら、欲しくなれば自分で買うつもりらしく。ふるふると首を振って、さらに大丈夫分を重ね】

……お姉ちゃん、どうしたのよ?

【それから、そんなことを。犬耳の少女へと、尋ね】
【本人に尋ねない辺りはある程度の気遣いなのかもしれないが。本人の前で訊いてしまう辺りはやっぱり、子どもというか、なんと言うか】
955 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:05:57.62 ID:0o.e0doo
>>948
ん?ああなんだ、異能の方か。

【少女の言葉を聞き、勝手に納得している】

や、生憎と僕は無能力でね。ついでに記憶喪失で、ここ最近より昔の記憶が無い。
おまけに実際に異能を見たのも一回二回しかないから、どうも実感として薄くてね。

【魔法の類なら嫌って程見たけど、と付け加えて笑う】
956 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:07:36.38 ID:7aEXCMko
>>867

ひゃっ?!!
―――え、あ、はいっ!

【まさか聞かれているとは思わなかったのか、】
【突然の声におっかなびっくりと云った体で返答にもならない返答を返す】

【再びキンクリで頭、顔、体をのんびり洗い流す】

湯加減ですかー? このくらいで丁度いいですよー
……確かに、一人だと広いですねー?

泳ぐのは、流石に遠慮しますけど……

【かぽーん。何やら色々な物が癒えていく感覚】
【口調には楽しそうな色が浮かび上がっており、少年の子供らしさを更に強調していた】

――――? 今の、何の音ですかー?

【耳を欹て、何か妙な音に気付く】
【例の黄色いアヒルの音だが、少年の耳には何かが擦れる音のようにも聞こえた】
957 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:08:44.16 ID:30YiXaAo
【魔術協会:中庭】

あーあー・・・っと。眠いねぇ。
【そんな場所の呟きが、一つ】
【隅の床に寝転がった男から、発せられた】

【まるで囚人が着るような服に、両目を覆う十字傷の眼帯】
【針金細工のような肢体をのびのびと伸ばし、心地よさげに横になっている】

【まるでホームレスのような風貌に、見るもの皆が顔をしかめるが】
【そもそも変わり者の多い魔術協会、別段気にするものも少ないようだ】
958 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 21:12:12.71 ID:d.X9IgI0
>>951

そう、ですか…………なら、良いです

【少女の、大人よりは少ないボキャブラリーでは、これ以上伝えようがない】
【言葉を尽くして伝えようとして、行き詰った以上、少女は伝える事を諦める】
【今は、その様な日常の微妙な感性について離している場合ではないのだ】

――――いえ……この程度、痛いうちに入りません…………

【解放された手を、小さく数回振るいながら、少女は答える】
【力を持っている以上、そして自らを『兵器』と名乗っている以上、少女も実戦の経験があるのだろう】
【ならば、確かにこの程度、少女にはそれほどの苦痛ではないのかもしれない】

>>953

「くっそ……商売あがったりだ……」
「馬鹿野郎……! 生きてるだけ、儲けものだろうが……ッ」

【もはや、誰か特定の対象に悪態をつくだけの気力も失せたのか】
【はけ口の無い不満を漫然と吐き捨てながら、二人組は路地裏を去って行った】

……だから……っ、私が『私』なら…………私は兵器……!
世界を壊そうとしてる人の、手伝いをさせられるだけの、道具になっちゃう……から、ッ

【『人』なのか『兵器』なのか――――先ほどから少女が口にしている命題】
【それは、明らかに少女が自身のアイデンティティを喪失している事を表している】
【二つの真実。二つの側面を突き付けられて――――少女は、揺れているのだろう】

――――変身!?
…………あなたが変身するのなら……ッ!

【玄武と化した女性の姿に、表情をを一層険しくさせると】
【腕に込めた魔力を引っ込ませ、少女は姿勢を解く】

――――『ギガンテス・フォース』!!

【先ほどと同じように、少女は叫び、そして変身する】

【3m程の人形の様な巨体】
【土偶とも、石像とも表現できそうな威圧感を備えている】
【寸胴で、巨大な腕を備えており、腕の先端には、半透明のラベンダー色の爪がついている】

【明らかにパワーに特化した姿を取る少女】

『一発』……たった『一発』…………それがルールでしたよね?

【意外にも落ち着いた声色で、そう確かめる少女】
【その『一発』の確実性を高めるために、この変身をしたのだろう】
959 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:12:40.64 ID:8hCxfXwo
/次スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1293711127/
960 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 21:17:33.17 ID:Ba9XLNc0
>>952
また回った酔いがすぐ様にまた醒めた、なぁ・・・
【いてて、と軽い小言を呟きつつ頭を少し地面から浮かばせて打った部分を左手で押さえる】
【どうやら周りの喧騒は今の衝撃であまり耳に入っていないようだ】

【とりあえず倒れた理由としてダメージの蓄積と言う面は少ないのですぐにでも身を起こしたいのだが】
【自分の上に少女がいるのではそうにも行くまい、事故なので流石に自分を倒した相手に報復、などと大人気無いことは考えていない】

ハァ・・・自分の正義に従ってそれを行動する意気は良いんだが・・・あんまり無茶する物でもない
力が無いなら力が無いなりに仕掛けるアプローチもあるし、な
大体結果的にあいつらと喧嘩になっただけだから礼を言われる筋合いも、無い、偶然だ偶然…
【軽く苦しそうな顔と声で語りかける台詞は叱りと褒め、無茶、蛮勇とも取れるそれは彼の目にはあまり良く映らなかったらしい】
【そう、酔ってぶつかってしまったから起きた偶然、平静の彼でも結局似た様な行動に出そうな気もするが、過ぎたことにもしもを持ち出しても仕方がない】

如何したら良い、か、とりあえず、其処をどいてくれるとありがたいんだが・・・何時までも汚れた路上を背にしたくは無い
【元々汚れが目立つような服装でもないが汚れるのは避けたいようだ】
【ただでさえ奇異な眼で見られている、そんな時間を延ばしたくないのだ】
961 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:22:37.35 ID:bONg8QSO
>>955
ん?無能力なの?
【少女はその言葉にそう返す】
【だがそれは別に自分と彼の差を馬鹿にしているとかではなく、むしろ何処か親しげが湧いた様な言い方で】

そうかそうか・・、いや私の弟も少し前まで同じく無能力だったんだよ、
それに加えて記憶喪失とは本当に大変だねぇ
962 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 21:24:08.51 ID:kBHBACwo
>>950

【曲芸のような身のこなし――】
【最初に見せたのは、3/26のことだった】
【もっとも、今はもう廃業していて、技術だけが身についたままなのだけど】

時間を掛けた甲斐はあったよ
こうして、私に有利な状況を作ってくれてるしっ

……丁度いいサイズの頭を作っても、自力じゃ乗せられない、って気づいたときはどうしようかと思ったけど

【夜まで転がしていれば、当然そうなってしまう】
【結果オーライと、自分に言い聞かせて】

【大きな雪玉――雪壁の後ろに隠れている為、命中する可能性があるのは上から来るものだけ】
【雪壁に背中をつけてしゃがみ込み、頭上からくる雪玉の命中率すらも零に近似させる】

……わ、っと

はっずれ〜♪

【結果、シャロームの放った雪玉は、サージの頭が先程まであった位置を通過して】
【地面に広がる白銀色と同化した】
【雪壁の向こう側から、彼女を煽るような、楽しげな声が聞こえて】

じゃあ、投げるよ!

【――今度は左側から、屈んだ姿勢のまま顔を覗かせる。笑いを堪えるように、宣言≠オて】
【右手で振りかぶった雪玉を、彼女目掛けて一発】
【左手から補給して、もう一発、投げようとする】
【精度は悪いが、命中しないコースではないだろう】
【――しかし、先程よりも弾数が多いため、顔を出している時間も長い】

【馴染みの有る公園――されど今は足場の悪い雪原】
【不意打ち一発の被弾のみで、目的の場所に辿り着けるだろうか】


/了解です!
/そしてこちらもご飯食べてきます!
963 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:24:19.52 ID:.dACwHQo
>>960

【彼の言葉に、新しく言葉を返そうとしたものの、彼の言葉に惹かれる形で、今の状況を確認
ぱたぱたーっと、彼から離れて、ようやく言葉を返す】


……でも、その偶然で、私も、他の皆も、助かったんですから
お褒めの言葉の一つぐらい、受け取ってくださいね


【――――……紡ぐ言葉は丁寧に、一つ一つ刻まれた結晶のように
キラキラ、と夜空に瞬いて、音となり、貴方へと流れ込む
ニコリ、と微笑んで、貴方へと礼をする彼女は――――おてんば、とは言いがたい、か】

【まあ、この年頃だ、おてんばといわれて、あまり良い気はしないであろうが
少しして、顔を上げると、とてとてーっと、貴方の直ぐ側へと再接近してくるだろう】


――――……あ、あの、おなか、空いてませんか?


【唐突な質問である】 
964 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:25:58.71 ID:dPNqIUAO
>>953

……まぁ、応援してるよ
【勝算はない、の一言にどう返していいのか分からなかった】
【だからこんな言葉、普通だ】

>>958

そうか……なら、良かった
(兵器……アンドロイド?……には見えないな
人工的に創られた何か……考えても仕方ないか)

【少女の変身、少しばかり窮屈になった路地裏】
【二人の丁度真ん中の壁に持たれかかって、両者を見る】

(異能か、能力者か、どちらとも判断出来ないな……)
【今自分に出来るのは、結果を見届けるだけ】
【後は、待つ】
965 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:26:46.94 ID:3wXN3Eko
>>954

「ん、要らないか。遠慮しなくてもいいぞ?」

【とは言いつつも、無理に受け取らせる積りも無いらしく】
【差し出していた手を引っ込め、立っている側から見てベンチの左側へ】
【んしょ、と小さく声を漏らして勝手にベンチに腰掛け】
【空いている方を手で示し、無言で「座ると良い」と促す】

「そうだな……ボクの口から話しても良いものか」

――――――。

【大丈夫かな、と横を向けば、缶を見詰めるように俯いている銀髪少女】
【口を利く積りも無いのか、完全に心此処に在らず】
【その様子を数秒見詰めた犬耳少女は、何か諦めたように溜め息を吐いて】

「……先日の、火の国辺りでの争乱は知っているか?」

【相手が未だ立っていれば、相手の目を見て】
【座っていれば、其の侭真正面に視線を向けて、疑問を投げる】
966 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:30:14.12 ID:GwsD4USO
>>958
違う違う
兵器とか人間とか関係なく
君は君だろ?誰かと喋って楽しいだろ?ご飯を食べて美味しいと感じるだろう?感情があるだろ?好きな人はいないのか?友達もいないのか?
君がしたい事思う事をする!それが君だろう!
世界を壊したいのは君の意志か?
【爽やかにそういい】

違うだろう……君がしたい事をやれ!君は…自分が何をしていいかわからないからこんな事をしてるんだろう!
【真剣な表情で相手を見つめ】

そうだ!!力と力でぶつけ合い想いをぶつける!!それが青春!!
さあ!私と青春の汗を流そうか!
【爽やかな笑顔で両手を広げ、少女の攻撃を待つ】

【女性の身体から黒いオーラ《水氣/水の魔翌力》が溢れ始めるだろう】

【この姿…防御に特化された姿】

【さあ……攻撃と防御…どちらが勝つ?】

>>964
貴女のような方に応援されては、私はHな妄想しながら頑張れるぞ
【爽やかな笑顔で変態発言しながら】
【……かなり不安になるだろう】
967 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 21:32:00.38 ID:kBHBACwo
>>962
/ご飯食べながらシミュレートしてたら、腕の右左が逆だったことに気付きました!
/もし間に合いましたら、読み替えて頂いても、
968 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:35:50.01 ID:0o.e0doo
>>961
そうでもないさ。
自分の過去に興味も未練も無いし、能力が無くたって何とかなる。
僕の場合、ほとんど運任せみたいなものだけどね。

【笑いながらそう返して、ふと何かに気づいたような表情】

…少し前まで?
後天性の異能なんてあるのかい?

【浮かんだ疑問をそのままぶつける】
969 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:37:37.51 ID:nF2qAESO
【大通り】
明日は大晦日かー………

【一人の少女が、小さな買物袋を持って歩いている。買物袋の中身は、鏡餅やらしめ繩やら……要はお正月の必需品だ】

この世界で迎えるのは初めてだなー、新年! やっぱり初日の出は見たいよなー……

【少女は赤髪ロングヘアーで、瞳は翠色、白いストライプが入った赤いジャージの上下を着ており、見るからに暑苦しい……所謂体育会系だろうか】
【右腰には、まるで水のように透き通る刃を持つ曲剣が、細いベルトで固定されている】

970 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 21:38:52.21 ID:Ba9XLNc0
>>963
【彼女が離れると直ぐにに自分に付いた路上の汚れを手で払う】
【たかだか埃を払う程度の動作だがやけに板が付いている動きだ、汚れを厭う割りに汚れが付く事は多い事がそれから伺えるだろう】

生憎と褒め言葉がもらえるほど立派な人生は送っちゃいないよ
大体、お前が行動起こさなきゃ大した騒ぎにもならずに街の人間も静かに金渡して何にも気付かなかっただろうし殆どがお前の功績だ

【そんな騒ぎなら何も俺じゃなくとも助ける御人好しが現われる、と最後に付け加え埃を払う動作を止める】
【その自嘲とも取れるその言葉は謙遜でも何でもなくただ、ただ事実のみを突いた言葉、ただ、それを察せられるのは嫌いらしくその言葉だけ無感情な声だ】
【そのあと首を適当に動かしてからそちらにはっきりと顔を向ける、此処に来てようやく少女とまともに話す姿勢を取るという事だ】


?・・・何だ、奢ってくれるのか?
【お?と言った感じの顔で期待を寄せる顔】
【先ほど酔っていたが飯を食べていたと言うわけでは無いようだ・・・いや、実のところ酒を飲んだわけでもないが】
971 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 21:41:32.49 ID:d.X9IgI0
>>964

…………ん

【一つ、頷きを以って返事とする】
【行動を阻害された事は――――確かに、ややひっかかりを覚えるものはある】
【だが、確かに人に危害を加えようとする姿勢は――――例え反撃の理由を借りても――――容認できなかったのだろう】
【ならば仕方がないと、少女は割りきった】

【――――造られた、存在】
【確かに、少女をそう表現する事は、正解と言える】
【だが、単にそれだけならば、少女はここまでの奇行に走る様な事はしなかっただろう】
【――――心の強さの問題かもしれないが、この少女、そこまで脆い心でもない】

>>966

――――だから……そう言う事が、もう分からなくなって…………!!

【わずかな苛立ちがノイズの様に混じるも、そこには痛切な叫びが露わになる】
【『人』と『兵器』――――どちらもまぎれもない、少女の本質だ】
【それが、せめぎ合うなんらかの事態が発生し、少女は困惑している】

なら…………私は『確かめる』!!
戦うのが、壊すのが私のやるべき事なのか……そうじゃ、ないのか…………!

【好戦的な態度を見せた事。こうして対峙している事――――それは『戦いたかったから』】
【だが、だからと言って血に狂っている訳ではない】
【そうした道を経て、自分を確かめてみたかった。それが少女の偽らざる本心だ】

行きます!!
――――たぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!

【宣言と共に、両の腕をぐっと腰に溜め――――『発射』する】
【俗に言う『ロケットパンチ』――――二本の腕は、その質量と、先端の爪とがあいまって、相当の破壊力を感じさせる】
【真っ向から受け止めて――――玄武の姿を借りた少女は耐え切れるのか】
972 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:43:15.35 ID:/pfLTFQ0
【路地裏】

【ゴミが地面を埋め尽くすように散乱しており、そのためか酷い悪臭がただよっている】
【そんな汚らしいゴミの上に一人の男が立っている】

【ボサボサの髪の毛に、黄土色の破けたジャンパーにヨレヨレの黒いインナーシャツ】
【ゴミの汚れのせいで色が変わっている紺のズボンを着ている】
【整った顔立ちはしているものの人にしては青白すぎる顔色をしている】
【そしてなにより、ゴミの中に居るためか、男自身もだいぶ悪臭がうつっているようだ】

ゲシャハハハハ。中々うまくいかないようだなぁ。

【奇妙な笑い声を上げている男】
【男は近くにあるゴミ箱をひっくりかえしては、地面にゴミを増やす行為をしており】
【時々、ゴミを持ったあとの男の右腕から、ボンッと言う小さな爆発音が聞こえてくる】
973 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 21:44:52.89 ID:lO2nZvQ0
>>965

だってね、お金とかあるのに、人から貰うのも悪い気がしちゃうでしょ?

【なんて、聞かれても居ない理由を返し】
【まあともかくも。買いに行く様子も無い辺りからして、現状は温かいものはいらないらしく】
【息こそ真っ白にしているものの、なんだかんだで元気な様子の女の子】
【空いた場所を示されれば、数度ほど。少女たちを視線で行ったりきたりするも、こちらの好意はいただくことにしたらしく】
【そのうちに、ぽすんと座って】

……あっ、あのね、別にね、無理に聞こうとか、そんなじゃないのよ?

【それから、なんだか悩んだ風の相手を見て、少々慌てたように付け足して】
【元々、銀髪の少女のことが心配で尋ねて。それでさらに犬耳の少女まで悩ませてしまったようで。少しの間あわあわしていたものの】

何かあったのは知ってるけど、詳しいのは良くわかんないのよ?

【見られた目は、良く晴れた秋の空みたいな澄んだ青色で。平時より僅かに丸くなっていたりして】
【返したのは、なんとも微妙な返事】
【テレビはたまに見るが、ニュースは見ない、新聞は最早取ってもいない、教えてくれる人も居なかった】
【まあ余談ではあるのだが、そんな感じなのであった】
974 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:47:56.34 ID:bONg8QSO
>>968
あぁ、・・・きっとあの子の思いの強さが、能力を目覚めさせたんだよ。
【そう、自分の考察を述べる】

その証拠に、弟の能力はまるであいつの信念をそのまま能力になった感じだしな
975 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:48:57.48 ID:/rLWbQSO
>>956

筒抜けだったぞ……響くからさ、声。

【相も変わらずの慌てぶりに、呆れたような声で呟き】
【他に人が居らず、場所柄というのも有り。それに加えて、地獄耳。すっかり丸聞こえだったらしい】

そっか、なら良かった。実は一度、熱湯だった事が有ってさ……何処をどうミスったんだか。
贅沢だよなー、全く。こう広いところに一人って、逆に畏縮しそうな―――

そう。まあ、どうでも良いけど。……うん、やっぱり泳ごう。

【この「かぽーん」なる効果音、常々何の音かと気になっていたが、どうにも桶のそれらしい】
【身体に染み渡るような暖かさに、「はふ…」っと気の抜けた溜息を零して】
【語調も心なしか角が取れている。延ばした足をばたつかせ、ぱしゃぱしゃと飛沫を散らして】

【平然と言うけど熱湯は洒落になってないと思うんだ、うん】

あひる隊長だよ、あひる隊長。何匹か居るから、一匹貸そうか?二等兵辺りで良ければ。

【仕切りを一つ隔てて、きゅーきゅー連呼させられるプラスチックのあひるの群れ】
【どうにも、彼女の言う事には階級が有るらしい。あひるの世界も存外に厳しそう(?)である】
976 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:54:10.46 ID:.dACwHQo
>>970

【――――……その、正しき言葉に、息を呑んで、返す言葉を失う
と、思いきや、彼の期待を寄せる顔が見れて、パァッと、顔が明るくなった、良くも悪くも、素直である】


ふふ、こう見えても、コックの端くれなんですよ
なので、良かったら――――……その、食べていただきたいな……なんて


【どうですか?と首を傾げつつ、貴方へと一つ問いかけてみた】
977 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:57:59.93 ID:dPNqIUAO
>>966 >>971

【目の前を通り過ぎていく巨大な両腕】
【遅れてやってくる風にはためく黒いローブを少し手で押さえた】

【結果がどうであろうと、見届ける事しか今は出来ない】

……大丈夫か、これ

【とはいえ、やはり先ほどの発言等々が重なり不安になる物で】
【結果を知るのが、少しばかり怖い】
978 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 21:59:21.85 ID:nF2qAESO
/>>969は無しで
979 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:01:48.00 ID:0o.e0doo
>>974
思いの強さ。ふむ、そういうのもあるのか。
僕はてっきり先天性のものだけかと思っていたよ。

【そう言いながら、これまでに見てきた生体兵器を思い出す】
【人と虫と機械とを、一緒くたに混ぜ合わせたような歪な造形。心中で密かに辟易する】

…はぁ、やれやれ。
戦いの事を考えると、異能があったなら、と思わずにはいられないね。いらないけど。

【そう言ってはははと笑う。言葉に嘘は無いのだろうが、嫌味に受け取られかねない危なさだ】
980 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:02:56.95 ID:3wXN3Eko
>>973

「無理に、なんて事は無い。コイツも何だかんだ、誰かに聞いて欲しいと思ってるだろう」
「口も利かないが、拒絶でもないだろう。話すのも吝かじゃない」

【あわあわしている少女を安心させる為か、犬耳少女はそんな事を言って】
【銀髪少女の腿辺りをぺちぺち叩き、意図的に少しだけ声量高めに】
【そして、詳しくは知らないという少女の答えに一度頷き】

「――――細かい説明は長くなるから省くとして」
「簡単に、短めに説明させてもらうとだな」

【一区切り置いて】

「まぁ、あの争乱にコイツも参加していたんだ。攻め込む側として」
「そこで偶々敵として出会った相手が――その、コイツの想い人というか、だな……」

「と、兎に角。大事な人と対峙して、最終的に相手を傷つけてしまった上に」
「相手の方は生死不明。生存は絶望的……と言うことだ」

【ざっくりと語られるのは、その時銀髪少女が体験した事】
【大雑把過ぎるのは、知っているぶつ切りの情報を更にぶつ切りにしたが故】
【何が起こったのかを端的に。相手に判るようにと、犬耳少女は言葉を紡ぐ】

【その間、銀髪はずっと死んだ魚の様な目で缶を見詰めている】
981 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:04:00.76 ID:7aEXCMko
>>975

で、ですか………ごめんなさい。

【また何故か謝った】
【すっかり緊張しきり。折角の大浴場だというのに】

いやー、温度の方は大丈夫でしたよー!
凄く丁度よくて気持ちいいですよー!

【遠くの人に呼び掛けるように、大声で返答】
【姿が見えないからだろうが、そんな事をしなくても聞こえる。寧ろ五月蠅い】

あひる……? って、あひる、ですか? 鳥の? 二等兵?

【鳥類のそれを思い浮かべているようだ】
【階級の声も相まって再び混乱中。頭が残念なことこの上ない】
982 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:05:29.11 ID:Ba9XLNc0
>>976
【一瞬の落差であったがとりあえずは見逃さずに済んだようだ】
【返す言葉を失ったその彼女に対して補足するようにその言葉を紡ぐ】

言ってしまえば起爆剤って言う一番大事な役割を果たしたんだよ、お前はな
お前が行動起こしたから騒ぎが起きてあの二人の足が止まって俺という爆薬とぶつかった
んだからとりあえず誇って良いのはお前だよ、お前

【小言はもう既に言ってあるのでもう付け加えるような事はしない】
【こういった事の功労者が少しでも嫌な思いをするのは間違いだ、そう思うからこそ何か悪い引っかかりを覚えるような事はして欲しくないのだ】

ん?料理人か、そいつは楽しみだな・・・返答なんか言うまでも無い、是非とも食わせてくれ
【浮かれたような声───ただ食事を食わせてもらう】
【それだけではあんまり此処までの声は出まい、何かしらの理由があるのだろう】
【最近食事の回数が少ないとか、あんまり良いご飯を食べてないとか】
983 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 22:09:00.20 ID:GwsD4USO
>>971>>977
来い!!!!
君の想い!!全て受け止める!!!

ゲンブガイコウ
《玄武鎧甲》
【そう言うと】
【両手で顔をガードするようにし】
【身体に纏った《水氣/水の魔翌力》が解放たれ】
【彼女の全体を覆うように巨大な氷の塊が造られ】
【それは巨大な亀の甲羅のように】
【彼女の最大の一撃とぶつかりあう】

【最大の一撃と最大の防御】

【激しくぶつかり氷のカケラが飛んでいく】

【果たして結果は?】
984 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:09:22.16 ID:bONg8QSO
>>979
・・・・どっちだよ、まあ人の考えなんてそれぞれだし、アンタはあんたなりの戦い方を見つければ良いんじゃない?
【この少女の弟のように能力を開花させるも】
【何もつけずそのまま身の強さもありだ】
985 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:15:11.64 ID:.dACwHQo
>>982

【素直に言葉を受け止めることが出来ない、貴方の言葉を理解は出来ても、納得には結びつかなくて
でも、と紡ごうとした、逆接の言葉、それより先に、胸の奥で、何かが――――疼いて】

【再び、口の中で転がす、言葉の味、シュガーのように、溶けて染み込んで行く、その甘さ
素直に飲み込んでみたら、思いの他、心地よい甘さは、彼女を蕩けさせて――――……】


――――……っ……良かったの、かな……これで、ホントに
怖くて、それで、それで――――……思わず、飛び出しちゃって――――……


【誰かに認められる、形は違えど、中身は同じ――――それが、嬉しくない、筈が無い
不意に溢れてくる涙を、ローブの裾を持ち上げて、ぎゅーっと押さえながら
せめて、あともう少しだけ――――この陽だまりの下に居たい、と心の底から、願った】

【数分程度、彼女が落ち着くまで、料理を食べるのは、お預けのご様子】
986 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 22:17:22.65 ID:d.X9IgI0
>>977

(あの人は……大丈夫、巻きこんでいない)

【チラリと、女性に視線を飛ばす少女】
【何せ、そう広くもない路地裏の事だ。まかり間違って巻きこんでしまわないとも、限らない】
【本来、これは対等の条件下での『挑戦』なのだ。余計な被害は、作りたくはない】
【向けられた視線の意味は『安堵』――――そこまで行き、少女は気持ちを切り替える】

(全力で、貫く……!!)

【自分の存在を――――力の応酬で確かめる】
【その為に、少女は一切の雑念を捨てようと試みる】

>>983

うあああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!

【少女のウォークライが、路地裏にこだまする】
【文字通りの全力――――それも、自身の存在意義を見出すための、言わば『必死』の一撃だ】
【そこに込められるのは、切ないまでの、真剣な思い】

【――――魔力によって形成された氷の装甲に、二本の腕は食い込む】
【更に、推進力に従い、ギチッ、ギチッと表面を割りながら爪の部分が突き刺さっていく】
【しかし、この腕は切り離されると、徐々に推進力を失っていく性質がある】
【この一時、氷が持ちこたえれば、腕は女性を傷つけるに至らず役目を終えるだろう】
987 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:18:16.46 ID:0o.e0doo
>>984
ごもっとも。ま、適当にやるさ。
じゃ、僕はそろそろ行くよ。

【特に行くアテもないけれど。そう言って、手をひらひらと振りながら歩いていこうとしている】
【呼べば引き止めることは十分に可能だ】
988 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 22:21:55.62 ID:bONg8QSO
>>987
おぅ、じゃあな
・・そうだ、良いお年を、
【最後に思い出したようにそう付け加えて】
【去っていく彼を見送るのだった】

/乙でしたー!!
989 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 22:22:41.59 ID:lO2nZvQ0
>>908

……そうなの?

【その言葉は、どうやらなかなかに効果があったようで】
【きょとんと目をさらに丸くし、首をかしげ】
【腿辺りを叩く手を、数度目で追った後に、視線を犬耳の少女へと戻し】

【それから、語られたことに。薄らと眉を顰めながら、視線を下にやり】
【十数秒、数十秒。時折小さく唸りを入れつつも、何かを考える風にして】
【そのうちに視線を上げれば、銀髪の少女と犬耳の少女、どちらもを視線に入れながら】

好きな人と喧嘩して、好きな人が死んじゃったかもしれないのよ?

【なんて。脳内で自分に分かりやすい風に変換したら恐らくはこうなったのだろう】
【これであっているのか、尋ねるように。首を傾げつつ、犬耳の少女へと視線を向けて】
990 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:24:06.22 ID:Ba9XLNc0
>>985
【あ、やってしまった・・・…走る思考はただ一言】
【慰めたつもりが泣かせてしまった、自分はこういった事に駄目なのか?次にそんな懸念が頭を過る】

【あぁ、しかし、このまま放っておくのはもっと悪い、かといい、こんな状況で嘘の言葉を使い慰めても意味はあるまい】
【心から本当に思うことで慰める言葉を探さなくては・・・】

あー・・・・・・・・・良かったんだよ、あれで、そりゃあ反省するべき面が無いとまでは言わないけどな
怖いってのは大事だ、怖さを知らない奴ってのは戦いに向かない、
その怖さを知って尚それを包み込んで立ち向かえる勇気、それが重要、そしてそれを持っていることはあの暴漢に立ち向かったことで証明されてる

大丈夫、お前はこれから幾らでも延びることが出来る、そういう道を目指してるかどうかは知らないけどさ

【ある意味驚いた、殆ど受け売りの言葉なのだがここまでスラスラと自分の言葉に出来るとは思ってはいなかったのだから】
【そして当の本人も気付かないままその左手で彼女の頭を撫でようとするだろう、少しばかり荒いのは、焦りと無意識からか】
991 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 22:25:41.33 ID:dPNqIUAO
>>983 >>986

【少女の視線を感じたのか、僅かに顔をそちらに向けた】
【こっちは問題ない、と言うかの様に軽く片手を上げた】

さて……どうなるかな

【防御も攻撃も、恐らく自身の出せる全力】
【結果は、誰にも分からない】
992 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:27:45.39 ID:0o.e0doo
>>988
/乙っした!
993 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 22:32:09.59 ID:GwsD4USO
>>986>>991
ハァァァァァァァァァァァア!!!!!!!!
【彼女の叫びと共に氷も硬くなっていく】

【しかし相手の一撃は徐々徐々に時間をかけ氷を貫いて行く】

【そして腕が氷を貫き、氷が消え】

【彼女の元へ……】

ハァァア!!!!!!!!
【来た瞬間にあろうことか彼女はガードしてる体制で両手にあてるように地面に減り込ませ下へと落とすように、その場での動かない頭突きみたいな体当たりみたいのを放とうとする】

【その時、成功したなら彼女は元の姿になり、体はボロボロだろうが立っているだろう】

【そして爽やかな笑顔で二人にサムズアップするだろう】
994 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:32:36.01 ID:.dACwHQo
>>990

【頭をくしゃーと撫でられて、また、嬉しさからか、緩んでくる涙腺を
ごしごし、と右手で拭って――――……】


…………あっ……と、こんな事してる場合じゃありません
ご飯を作るって約束したんですから、護らないといけませんよね


【表情に浮かべる微笑は、ついさっきまで泣いていたとは思えないほど、で
――――それでも、頬に光る月光の煌きは、そこに涙が在った、残響で
しん、と鳴り響く夜の音に、掻き消えそうになるが、強く強く、輝いて――――】

【彼女はすっと、手を伸ばして、貴方の手を――――自分を撫でてくれた、その手を
ぎゅっと、握り締めようとするだろう、夜の寒さで冷えたその手を、いたわるように
彼女の手も、また冷たいけれども、何も無いよりは、マシかと、思って】


少し歩きますけど、大丈夫ですよね?


【仄かに首をかしげる彼女の視線は、くっきりと、貴方へと向けられて――――】
995 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 22:33:36.66 ID:YtHpxQAO
>>962
それは事前に考えなきゃ、いけなかったわね!
削って氷像でも作るのなら話は別だけど……作りたいのは、雪ダルマなんでしょ!

大きな壁を一つでも隔ててると、ある意味不利じゃないかしら?
勿論、こっちもこっちで不利だけれども――!

【実は女性の身長よりも大きかったりする雪玉を視界の中央に収め】
【接近するにつれて判ってくる大きさに圧倒されて、苦笑を浮かべる】
【少女の口から発せられた「はずれ」の言葉と宣言に、苦笑と胸中に抱く悔しさを更に濃くして】

オーライっ!投げるんだったら、思い切り投げてよね!
私だって、今度は必ず当てるんだから――!

【覗き込まれる少女の顔を横目で一瞥、接近の足は緩めずにローブの袖から腕を抜き】
【一発目を回避することなくその身に受けつつ、脱いだローブを右手に持って前面へ回す】

  『次』!――私の、番!

【更に接近したところで、二発目の雪玉の投擲と同時に、彼女はローブを少女の顔へと向けて放り投げた】
【降った雪を被ったのか若干湿ってはいるものの、空中で広がった布の滞空時間は想像通り長い】
【狙いは二発目の防御と、判りやすい目眩まし。前者のために勢いは落ちて、到達時間も遅くなっている】
【雪を踏み締める音は、少女が顔を出している側から遠ざかっていく――】

【此処から予想出来るのは――――反対方向から?=z

/長らくお待たせしました、ただいま戻りました!
996 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/30(木) 22:38:03.07 ID:d.X9IgI0
>>991
>>993

ああああああああああッッ!! っ!?

【装甲を刺し貫き、女性へと至る――――そう思われた瞬間】
【女性は、あろう事かその身一つで腕を迎撃、腕を叩き落とさんとする】
【装甲を貫くために、腕の推進力はかなり消費されていた。そこへの叩き落とし――――軌道は、あえなく地面へと狂わされ】

クッ!!

【少女は、これで終了と言わんばかりに、腕を『引き戻す』】
【まるで、始めからずっと連結していたと言わんばかりに、唐突に腕は、少女の元へと戻っていた】

…………今のは、どうでした……?
どちらが『勝ち』だと……思いますか?

>>991の女性へと、視線を向ける少女】
【元々、審判を頼むと言ったのは>>993の女性の方だが、少女自身も、この様な痛み分けの結果に終わった以上、判断を仰がなければならない】
997 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 22:41:11.70 ID:3wXN3Eko
>>989

――――――ッ、!

【びくり、と。銀髪の少女が身体を震わせて】
【少しずつ冷めてきた缶を膝の上に、両手で自分を抱き締めるように】
【上半身を伏せて、小さく首を左右に振る。何かを拒絶するように】

【その様子を冷静な眼で見る犬耳少女。身を伏せた少女の背に手を当て】
【軽い力でぽんぽんとその背を叩きながら】

「――まぁ、そんな感じだな。ちょっとだけ補足するとすれば」
「傷つけたのも、止めを刺したのもコイツだと言う事位か」

【その情報は、今此処で言う必要があったのか、どうか】
【「元々、相手も良い奴だった筈なんだけど、な」と付け足された補足も、大して意味は無く】
【身体を伏せた事で、銀髪少女のかぶっていたシルクハットが地面へと落ちた】
998 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:41:40.61 ID:Ba9XLNc0
>>994
お、おおぅ、そう、そうだった
期待してるから楽しませてくれ
【僅かばかり目を見開き、自分がいつの間にかその手を伸ばしていた事に気付く】
【嫌がられる物かと思ったが意外な事にその手は包まれた、疑問符でも頭上に浮かんでいそうな顔だ】

【ほんの僅かな時間だが自分でもご飯を食べさせてくれるという事が】
【その頭から消え去っていたようだ、短い時間とはいえ、あの言葉を搾り出すのに頭を使ったのだろう】
【でなければ先ほど言われたばかりのことが頭から消え去るなんて事はあるまい、今回は偶々上手くいっただけで不器用なのだ】

あぁ、問題ない、鍛えてるからな
その気になれば山奥にあったって余裕だ
【ガシッと力強い表情で答えるそれは驕りでも何でもなく、本当にその程度の体力はあると言う自信の表れ】
【何の問題も無ければ彼は彼女の行く道を進むだろう──】
999 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 22:46:58.64 ID:/rLWbQSO
>>981

いや、だからさー……おどおどするなって。気ぃ遣うのは解るが、疲れるだろ、両方。
――――あー、一応言っとく。もう謝るなよ?延々おんなじ事繰り返すのも、考えものだし。

【要は、そう畏まるな、と窘めているだけなのだが。如何せん、口調にはまたもや刺が目立ち始めて】
【話せなくはないが、端的で鋭い喋り方の所為で舌禍を招きがちなのは、彼女の悪癖の一つと言えた】

(聞こえてるけど……突っ込むと、また謝るだろうしな。)

ああ――。前のは多分、術式の不備かな?この森の中でガスって線は無いだろうしさ、
恐らくは魔翌力で稼働してるんだと思うけど……便利なものだよな、しかし。

【手ぬぐいを頭の上に乗せた定番スタイルで、手足を伸ばし、浴槽の縁に凭れて寛ぎながら】
【毒舌なりに気を遣っているのか、敢えてツッコまずにスルー】
【頭に浮かんだ取り留めもない話題を、ぽんぽんと口に出して】

そう、あひる。可愛いぞ――握り潰すときゅーきゅー鳴くし、見てると和むし。
因みに、二等兵はニックネームだからな。……で、どうするよ。投げて遣ろうか?

【なんというか、勘違いが加速しそうな説明である】
1000 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 22:49:08.89 ID:dPNqIUAO
>>993 >>996

……この戦いの勝敗は、あいつが倒れるかどうか、だ
まぁ、ボロボロだが……立ってるぞ、あいつは
(何をやらせる気だ、あいつは……)

【勝敗は出した、巨大な少女は負け、亀の女性の勝ち】
【ただ気になるのがこの戦いの目的……】

【勝てば言うことを一つ聞く、と言う条件】
【悪い事を考える様な奴では無いだろうが……】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :荒巻@どうやら管理人★ :お知らせ
今年も年末恒例のコミックマーケットがやって参りました。
来る3日目の31日!VIPサービス5周年を記念して冬コミに登場します!
売り上げは2011年のサーバ維持費などにあてられる予定ですー
冊子購入者には付録としてBBS規制無制限解除アカウント(テスト用)が配布されます。
是非お立ち寄りください。
■表紙 http://vip2ch.com/c79/img/top.jpg
■場所 http://vip2ch.com/c79/img/23-1.jpg
■特設サイト http://vip2ch.com/c79/

1003 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【妖怪と人間】ここだけ妖怪世界part3【新規歓迎】 @ 2010/12/30(木) 22:37:03.33 ID:txjSwgAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1293716223/

【訪れる新年に】能力者スレ【新たなる信念を掲げて】 @ 2010/12/30(木) 21:12:07.75 ID:8hCxfXwo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1293711127/

【クリスマス・年末】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2010/12/30(木) 20:27:25.10 ID:nq/4yi6o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1293708445/

ウメハラ「学園都市か」 @ 2010/12/30(木) 20:27:01.62 ID:XNNfTQAo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1293708421/

ここだけ全員焼肉店(やり残したことは無いね?) 336店舗目 @ 2010/12/30(木) 20:24:58.58 ID:A/.TYyco
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1293708298/


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