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【僕は無限を抱いている】能力者スレ【眠りの奥】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/22(土) 23:27:17.86 ID:qsuE6Fvlo
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1294925471/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/22(土) 23:29:00.53 ID:kU8QRetio
>>1乙!
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/22(土) 23:29:42.88 ID:RhN1XDuAO
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/22(土) 23:29:51.40 ID:QYhmCk9SO
>>1乙!!
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/22(土) 23:30:41.08 ID:L81DAB67o
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 01:20:08.16 ID:tjQJ4NOFo
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 01:20:13.25 ID:V1IHqLyDO
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 01:38:15.48 ID:8cnX3AAAO
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 01:41:51.70 ID:/UxBHTKDO
>>1
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 01:42:59.76 ID:n139jkYB0
>>1

>>1000
うにゃー…酷いにゃ…
【なんか《たれぱんだ》みたいにふにゃーっと地面にふせ】

……ひゅーひゅーにゃ
なんか熱々の匂いがするにゃー
【そうちゃちゃをいれる】
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 01:45:38.51 ID:MtN5kfZr0
>>1おつー

>>999

……ま、そうね。
それでも、今までのことが変わると思うと、ちょっとは嫌じゃないかしら?
ちなみに、誕生日は水無月の後半よ? 6月ね。
そうね、お祝いしてくれてもいいのよ? 物品だとことさら嬉しいわ。

【結局は相手の言葉に同意しつつ、親しんだ星座が代わるのはやっぱりちょっとは嫌なご様子】
【それから、さり気なく(?)お誕生日お祝いのおねだりをしていたり】
【詳しい日付を言わないのは中の人都合(決めてない)、面倒臭いから(この子都合)、どちらの解釈でもきっと正解】

頭に筋肉痛起こすほどの筋肉、あったかしら?
顔面ならあると思うけど、頭には分からないわね。
……ま、あるでしょうけど。そうね、人体模型でもどこかに落ちてないかしら?
そしたら分かるのに。

そうね、覚えて無くは無いんだけど。
昔の話題掘り返したって、昔に話した話題をまたするのも、ねぇ?

【覚えてはいる、らしいが】
【またその話をするのもつまらないらしく。そんな自分の考えを相手に尋ねつつ】
【また空を見上げて、「今何時かしら」なんて呟いていたり】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 01:50:07.62 ID:8cnX3AAAO
>>10

猫として、じゃなくてネコサバトとしてならぁ、まぁ、嫌いじゃないけどねぇ

【だらけた彼女の反応に楽しそうに笑いながら、咥えていたキャンディーを歯で砕くと】

……んー、まぁでも、またどっかで死にかけてるんじゃないかなぁ、アイツ
馬鹿だからねぇ、うちの“旦那様”はぁ

【死にかけてるというのに、馬鹿と笑う】
【きっと彼女と“旦那様”の関係は、普通のカップルとは違うものなのだろう】

さぁてと、僕もそろそろ行こうかなぁ
またね、ネコサバト

【そう言って、彼女は路地裏の更に奥へと行こうとする】
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 01:50:48.62 ID:FWWqKIs/o
>>1乙です

>>998

……それを止めるのが貴方の仕事ってもんでしょう。

【如何いう理論だよ、という突っ込みは無しで】
【怨みの篭ったようなじっとりした視線を少年に送る】

……そうですね、残念ながら。救いは無いようです。
……神とは無慈悲なモノですね?

【残念ながら、という割りにその口調は軽く】
【微妙に「ざまーみろ」的な雰囲気がその言葉に含まれていた】
【そもそもそんな感情を篭めてこの少女が他人と話す事も珍しいのだが】

………………これが、欲しいんですか。

【少年の言葉に頷きを返し、シルクハットを脱ぐと】
【その中に手を突っ込んで数秒、その手を抜いてみると】
【手に握られているのは一本のパン。食パン一斤丸ごと】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 01:54:16.75 ID:n139jkYB0
>>12
うにゃ!それはそれで嬉しいにゃ!
【元気よく起き上がり】

うにゃー。なんか羨ましいにゃー
【そう言いながら旦那さんを愛してる感じがするのは伝わり、すこしほうけるネコサバト】

んにゃ!バイバイだにゃー
コーロコルにゃ!!
【元気よく手をふり見送るだろう】
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 01:57:43.85 ID:/UxBHTKDO
>>11
変わる物にもよるけどな、星座が変わっても俺はどうでもいいよ、聖衣着る訳でもねえし
…自分からお祝いを頼むような奴にやるもんなんてねえよ、厚かましい

【そりゃ何かが変わるのは困る、が星座が変わった所で「へぇ」くらいしか言えない、それがこいつ】
【誕生日のお祝いはするが自分から申し出る奴にはしたくない、それがこいつ】

…お前、なんかアレだな
…電波?

【「人体模型が落ちてる訳ねえだろ」とは思ったがそれは口に出さず、少女自身への感想を述べる】
【ちなみに人体模型は意外と近くに落ちてる…なんて事はない】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 01:58:01.65 ID:8cnX3AAAO
>>14

羨ましいって、そんな。やめなよ

【「キミにはいつか、きっといい“雄猫”が現れてくれるよ」】
【そんな冗談を零していたが、止めろという言葉は本心からのものだったのだろう】
【理由は言わない、言う必要もないが――自分達を羨んではいけないのは、確か】

【手を振ってくれるネコサバトに最後、呆れたような柔らかい苦笑を浮かべながら】
【振り返って数回だけ手を振り、そしてまた闇へと戻り】


 【ふつりと、消えた】


/夜遅くに乙でしたー!
/久々の絡み、楽しかったです。ありがとうございました
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 01:59:36.89 ID:6Dyf4F+N0
>>16
/乙でしたー
/こちらこそ久しぶりに貴方と絡めて楽しかったです
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 02:07:51.71 ID:sc2WvGqSO
>>13

速攻で職業放棄するわ、労災降りなさそうだし

【彼女の怨みなどどこ吹く風、終いにはニヤニヤした悪い笑みを浮かべていた】

そうさな、まあ神様はオレがバラしたんで不在なんだけどな
なんて言ったら教会とかの連中に非難されそうだからオフレコで頼むわ

【大言壮語というよりは大法螺といった部類】
【なんの真剣味もない戯言を並べる余裕はあるらしく】
【でも色々とざまーみろでした】

……うわお、マジシャンかお前は……ああマジシャンだっけ?

【どんな仕組みなのかはここからでは分からなかった】
【少女に聞いたとてマジシャンが自分から種を明かす訳も無し、と敢えて聞かず】

まあいい、それをゆずってくれたのむ!

【ころしてでもうばいとれません、この状況では】
【なので全力で手を合わせ頼みこむ彼の姿は、きっと少し情けなく少女の目に映るだろう】
【結界?無生物なら通るんじゃないでしょうか多分】


/非常に申し訳ないのですが突然朝に用事が出来てしまって
/今から眠らないと大分辛いので明日に持ち込ませていただいてよろしいでしょうか?
/自分から投下しておいてこんな状況になってしまいごめんなさい
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 02:10:57.73 ID:MtN5kfZr0
>>15

まあ、……そうね、よく考えたら特に困らないわね?
強いて言えば占い見るときくらいかしら? どうでもよかったわ。
とりあえず、そうならないことを適当に祈っておきましょ、そうね、それでいいわ。
……あら、そう。
6月までに今の言葉、忘れてくれるかしら? 忘れてくれると嬉しいわね。

【相手の言葉でよく考え直してみれば、星座が変わるなんてどうでもいい、と。そう思ったらしく】
【それから、何か言ってらっしゃる】
【6月であることは覚えておいて、おねだりしたことは忘れろ、と。漂うそんなオーラ。無理ゲー】

電波系女子だったことは一度たりともないつもりね。
それともアルミホイルのアンブレラを持ち歩くほうだったかしら?
尚更否定したいわね。

【電波系はどうも否定したいらしく】
【アルミホイル云々は何か違う気もするのだが。ともかく否定の言葉】

……ああ、そうだ。
あんた、名前は? 月のお話のお礼に聞いといたげるわ。
名乗らなかったら、ウサちゃんって呼ぶわよ?

【それから唐突に、そんな質問】
【ポケットから出した右手で、顔のほうに侵入している黒髪を避けて、耳にかけ】
【露出した耳が寒かったのか、速攻髪を耳にかぶせるようにして】
【そんなことしつつも、なんだか名乗れと強要するような選択肢を追加したのであった】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 02:21:31.49 ID:/UxBHTKDO
>>19
…ま、それくらいになったらお前の存在自体記憶から薄くなってるかもな、忘れっぽいし
…それまで一度も再開しなかったらの話だが

【無理ゲー?ノンノン、こいつの場合はデータ破損で記録抹消】
【そんなに記憶力が悪いのかと言うと、脳みそが記憶してるのをめんどくさがってサボるのでやっぱり記憶力は悪い】

…じゃあやっぱめんどくさい女だわお前

【電波じゃなければめんどくさい奴、という印象らしい】
【何処がどうめんどくさく感じるのかは定かではないがなんかこのめんどくさそうな表情に現れてる気がしないでもない】

…人に名前聞くのになんでそんなにでかい態度なんだよ

【人じゃなくて兎です、まあよくある事】

…悪卯、悪い卯で、あくうな
「私はマスターのメイド、ヨミと申します」

【ペコリ、とメイドが頭を下げた】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 02:25:24.29 ID:FWWqKIs/o
>>18

……仕事は絶対です、拒否権はありません。

【ニヤニヤを収めない少年に、諦めたように首を振って】

……神をもバラす力が在るなら自力で何とかして下さい。
……出来ないから、其処で窮屈な思いをしてるんでしょうに。

【大きな事も嘘だと簡単に判るからこそ、軽口も叩けるというもの】
【どうです、出来ますか? と食パン片手に煽ってみたり】

……まぁ、いいでしょう。もとよりその積りで出したのですから。
……この結界をコレが潜ることが出来れば、ですが。

【頼まれては断りもせず、その姿をしかと記憶に焼き付けて】
【恐る恐る、食パンを結界へと近付けていく】

【もし食パンが結界を潜ることが出来たなら】
【それを軽く放り投げるように、少年へと渡すだろう】

/と、申し訳在りません了解いたしました!
/明日は夜になれば多分居ると思われますです、はい。
/舞台裏などで呼びかけて頂ければっ
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 02:29:36.69 ID:By5xFzxPo
【公園】

読めん。

【にび色のローブを着てフードを深くかぶった青年がベンチに座っている】
【その手の上に置かれた本の頁をパラパラとめくっては渋い表情をフードの奥に浮かべる】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 02:31:14.92 ID:MtN5kfZr0
>>20

……あら、そう。
忘れてたらそれはそれで楽しいかしら?
ま、また会って上書きでもすればいいのよね、忘れられたくなければ。

【忘れてるかも、なんて。そんな言葉に、なぜだか知らないが、楽しそうに目を細めて】
【ツボポイントがよく分からない子である、そして自分の言葉に自分で納得】

あら? 面倒臭い系女子だったことも無いつもりなんだけど。
ところで、何で何でもかんでも〜系女子なのかしら。楽といえば楽だけど。

【面倒臭くも無いつもり、らしい】
【否定してから、なんだかどうでも良さそうに釣り上がる語尾。疑問系の形も成しきっていないような】

何となくよ、そ、何となく。
……うん、覚えた。

ところでこれ、このまま立ち去ろうとしたらお前も名乗れって言われるのかしら?
そうね、言われなかったら寂しいから名乗っておこうかしら。
相上天音。天音ちゃんとか、そんな感じでいいわ。

【偉そうなのは何となく、らしい】
【それから、こくりと頷いて。覚えた印】
【そして、なんだか独り言にしては大きめの声量でそんな一人芝居をした後に、ようやっと名乗って】

じゃ、名乗ったし、寒いし、私はそろそろ帰ろうかしら。

【名乗り終われば、数秒の間の後に、そんなこと】
【とはいえ、すぐに立ち去る素振りは見せず、挨拶され待ちなのか何なのか】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 02:46:47.50 ID:/UxBHTKDO
>>23
忘れられる事は別にいいのかよ、お前

…やっぱめんどくせえよ、お前

【既に会話する事すら放棄し始めた】

…天音、はいはい忘れなかったら覚えとくよ
はいはいじゃーな、暗くなる前にさっさと帰んな
「マスター、もう深夜です、真っ暗です」

【そんな事を言って、そのまま黙って】
【暫く黙って】

…いや、帰れよ

【黙って立ってる天音に思わず突っ込んだ】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 02:56:53.69 ID:MtN5kfZr0
>>24

好ましくは無いけど、楽しそうではあると思うのよ。
相手はこちらを知らないのに、こちらは相手を覚えてる、って。
絶好のチャンスじゃないかしら? 相手は覚えてないのよ?
あること無いこと偽造し放題じゃない、素敵ね。だから忘れていいわよ?

【デフォルトな笑みをいくらも強くして、楽しそうにそんなこと】
【忘れていいわよ、なんて。明らかに忘れられた時に遊ぶつもりである、これはひどい】
【今度の面倒臭い、は華麗にスルーしやがりました】

そうね、そうしてもらえたら嬉しいわね。
それって、明るくなる前の間違いじゃないかしら?
それとも私の目がどうにかしてるのかしら。既に夜に見えるのよね。

【寸前であんなことを言っていても、やっぱり覚えられていたほうが好ましいらしく】
【覚えておいて貰えたら嬉しい、らしい】
【それから、そんな突っ込みをして。先生夜どころか深夜どころかもうすぐ朝です】

あら、突っ込みありがと。
それじゃ、またね。明るくなる前に帰ったほうがいいわよ、人としてね。兎として、かしら?

【突っ込まれて、にこりと笑んで】
【突っ込み待ちだった様子。それから、挨拶の言葉と、直前の相手の言葉を弄ったような言葉】
【言い終われば、改めて「じゃね。」なんて言って。そのまま、街の方へ戻っていった、とか】

/おつかれさまでしたのー
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 03:01:16.47 ID:/UxBHTKDO
>>25
/乙でしたー
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 03:22:38.14 ID:Xd9jQyyAO
谷山浩子に釣られて開いたら能力者スレだったでござる
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 09:50:44.77 ID:UgjwxfmOo
【火の国 早朝 とある丘にて】

【昨夜の武力衝突から一夜明け】
【早朝の日の照りだした頃合にて】
【スコップを手に取る男女が一組】

はぁ、はぁ、はぁ・・・
”Fuck!Fuck!Fuck!(クソヤロウ!クソヤロウ!クソヤロウ!)”・・・

次に会った時は・・・必ず・・・”Shit!(ちきしょう!)”

【スコップを手に取り土を掘りながら、なおも毒を吐くのは】
【赤髪のショート・ヘアに、猫を思わせる金色の両目で】
【黒のフラワーハットを被った、紺のクロークを着た女性と】

【その後ろには、黙々と土を掘り返す狗面の機械化歩兵】

・・・

【そして作業を続けること、数刻の後に】

「”Look what i found.!(見つけたぜ!)”」


【狗面の歩兵は土の中から鋼色の頭蓋骨を掘り起こして、掲げて彼女へ報告し】
【彼女はその出土品を受け取ると、頭蓋骨の後部の刻印を確かめて、うん、と頷き】

あぁ、ようやく見つけましたよ・・・

本当なら≪IronHollow≫の皆で迎えに来たかったところですが、
まさか早々にレジスタンス能力者たちに討たれるとは思わずに・・・
もっともっと彼らには強化改造が必要ですね、それにはあなたの協力が必要です

さぁ、こんなところで寝ている場合ではないですよ
第2幕はもう始まります、今度はあなたが部隊を率いる番ですよ

【彼女は鋼色の頭蓋骨の土ぼこりをクロークで拭い落とし、愛おしそうに語りかけ】
【≪No.93≫の刻印を持つその頭蓋骨の口元へ、優しく口づけをかわした―――】

/昨夜の突発テロ・ロールの最終〆投下文です
/改めて、昨日はありがとうございました
/及び絡み不要文
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 11:09:07.11 ID:fQqK4oADO
【火の国──ブレイザーシティ上空】
【そこに、電気式清掃用具──通称掃除機と呼ばれる家電製品がふわりと浮いていた】

──ここが、超戦場になってた
私の作った子たちが、超使われた……

【そして、掃除機の上から1人の少女が街を見下ろしていた】
【ぴょろんと外ハネした黒髪の、中学生くらいの少女だ】
【耳あての付いた帽子を被り】
【ゴーグルを帽子の上からつけている姿はさながら一世代前の軍用機のパイロット】
【近頃流行りの、フード付きミリタリー・ジャケットを着ているせいで益々そんな印象を強めている】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:23:38.10 ID:RD9+DmtSO
>>29
あー、昨日は大変だったなぁ・・・・
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年がそんな事を呟きながら、少女の前を通りかかる】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

(・・・・能力さえ、使えれば・・・結局、僕は何の役にもならなかったなぁ・・)
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:29:41.39 ID:Mbqc9jw10
【星の国 某オフィスビル内部】

【おおよそ地上から200m程度の高さであろう、とある高層ビルの一部屋】
【窓の外には青く晴れ渡った空と光を失った無数の建造物が広がり、星の国の“昼の顔”が映し出されている】
【床一面にはマットが敷かれ、壁と天井はゴシック調の模様が施されており、高級感溢れる作りとなっていた】
【そして――そこに、部屋に不似合な恰好の彼らは集っていた】


「だーかーらー、ぜってー中国拳法が格闘技最強なんだって!」
『その根拠は何だってさっきっから聞いてんだっつーの!』

<乾布摩擦って割と健康に良いらしいよ>
≪その話もう聞いた、別のネタ無いの?≫

[…でさ、私のコト所構わず連れ回すんだよ!]
〈それ別れた方がいいんじゃね?そういう男って将来性ないって〜〉

{………(あー、アイス食いてぇー……)}

【部屋の人数のほぼ全てを総べるのは、作業着を模した清掃服を身に纏った多数の男女】
【殆どの者達の服装が水色だが、少数ながら緑色や青色のものを着用した人物も見受けられる】
【各々が机や椅子に座ったり、部屋の角を占拠しながら日常で見受けられるような会話をしているようだ】


――では諸君、そろそろ始めるとしようか。

「………!」

【部屋の窓際に席を置いている中央の人物の一声により、一瞬で会話が切り止む】
【ローブのような白い布を纏ったのみという、実にシンプルな服装の穏やかな顔つきをした老人】
【顔半分を覆いつくす白い髭と髪一本生えていない頭は、まるで古代ギリシアの哲学者である】

/次レスに続きます
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:29:45.44 ID:RD9+DmtSO
>>30
/訂正、
/前じゃなくて下です!!
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:38:23.57 ID:Mbqc9jw10
/>>31より

{――んで、今日は何人っすか?}
 
…20人以上だ

【その一言で、部屋にはどよめきが起こる】

<わお、大胆>
『今日一日、この班数だけでいけるんですか?』

各地の巡回も怠る訳にはいかんだろう。それに、集めすぎると勘の鋭い者はある程度察知するかもしれん
今回も処刑人≠ノも声を掛けてあるよ。前回の倍近い人数を作戦に当てるからあまり問題は起こらんだろう
それに、今回は前回と違い“一級”にも活躍して貰う予定だからな

[えぇー!俺らの活躍の場所、あんまし減らさんで下さいよぉー]
<てか一級が来てる時点でアウトだって>

【老人は声を気にも留めず、部屋を時計回りに歩きつつクリアファイルをそれぞれに渡していく】
【リストに掲載されているのは、いずれも星の国の重役達の個人情報だ】

「(…錚錚たるメンバーだな、こりゃ…今日の作戦が成功したら、星の国の政治勢力が大きく動くぞ…)」

そしてもう一つ…諸君も周知の通りであろうが、先日君達のうちの一人が襲撃を受けて亡くなった
彼の死を無駄にしないよう、確実にターゲットは殺してくれ

〈(…ゲンさんがキレてたアレか)〉

では以上、本日昼には警報を発動するので、諸君らはそれと同時に取り掛かるように。
解散。

「了解」
『いえっさー』
≪ういーっす≫

【そして、彼らは部屋を後にしていった】

/大方の予想通り参加者0ということで、とりあえず流しレスで進めていきますイベントで御座います
/飛び入り歓迎、まあ適当に眺めてて下さい
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 11:38:31.55 ID:fQqK4oADO
>>30

んー?

(超学生──?)
(戦争が終わったばっかりなのに……?)

【ふと、近くを通りかかった少年が視界に入った】
【ブレイザーシティ解放戦線が終結したのは僅か1ヶ月前かそこら】
【それなのに、学生がいることが不思議だった】
【戦争が終わったばかりであれば、街の復興などが優先され】
【学生が学業を全うすることは難しい──そう、少女は考えたからだ】

君──超この街の人ですか?

【故に、彼がブレイザーシティの人間であるかどうかを確かめようと】
【上空からふわりと、泳ぐように掃除機を駆り】
【地面から2mほどの高さまで掃除機を近づけて】
【少年の後ろから、そう問い掛けた】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:39:20.66 ID:RD9+DmtSO
/すいません、時間見てませんでした、この絡みは無しでお願いします。
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 11:42:05.34 ID:fQqK4oADO
>>35
/超落ち着けww
/ご覧の通りここにいるから絡み続けようぜー
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:42:23.82 ID:RD9+DmtSO
>>35
/ぎゃあああ!すいません、完全に見間違いしてました!!
/やっぱりお願いします!!
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 11:42:31.67 ID:f/UxBHTK0
>>33

/参加したいのですがどんな感じに絡めばよろしいでしょうか?
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:55:11.24 ID:Mbqc9jw10
>>38
/演説とか警報とかやった後、星の国各地で襲撃が発生します
/絡みのポイントは複数用意してるんで、好きな時に絡んで頂ければ!
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:56:21.56 ID:RD9+DmtSO
>>34
/上の投下文も場所が火の国だったから何か見間違えたんだ・・恥ずかしすぎ・・・見ちゃらめええ

(・え・・掃除機・・・?)
【降りて来た少女に対して少年はまず、振り返って自分の目を疑った】
【浮かぶ掃除機とそれに乗る少女】
【中々摩訶不思議な光景である。】

・・・え・・えっと・・いや、僕は水の国の人間です・・・火の国には様子見に来ただけで・・昨日戦闘に巻き込まれましたけど・・・・
【様子見―――戦争が終わって復興の具合を見に来たと少年はそう答える】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 11:58:40.58 ID:f/UxBHTK0
>>39
/わかりゃーした
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 12:01:00.54 ID:AndG7ty6o
【――星の国、街中。】

【壁の近くに佇む人影。】
【――カノッサ機関員≪烈火≫イヴ・ロードブレイザー】

【行き交う人々を眺めながら、物思いに耽る。】

(――一時は崩壊し掛けてから、再編成して今に至る、か…)

(…まだ任務の変更は無いけど、近々あると見ても良いわね)

//イベント用ソロール。因みに受け手を予定
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 12:11:02.09 ID:fQqK4oADO
>>40

【──掃除機。そう、それは紛れもなく掃除機である】
【しかも空を飛ぶ掃除機だ】
【魔女の箒にメアリー・ポピンズの傘】
【空を飛んだり浮いたりするものは数多くあれど──】
【掃除機という些か近代的な飛行道具はそうよく目にするものではないはずだ】

ふぅん──水の国からですか。超ご苦労さまですね
最もこの私も、わざわざ聖都から来てますから、超人のことは言えませんが

それにしても──戦闘?
まだまだこのあたりは超物騒なんですね
んふー、念のため掃除機使っててよかったです
流石は超天才魔術師の私です

ところで、超様子見って言ってましたけど、もしかして超復興のボランティアさんでしょうか?
だとしたら超えらいです
なかなかできることではないですからね

【そんな、時折変な戯れ言を混ぜながらも】
【少女はぺらぺらとうるさい程に言葉を紡いでいく】

【それにしても──掃除機。家電製品】
【ブレイザーシティ解放戦線の際、民間人に配布された武器もまた】
【家電製品の型を取っていたが──?】

/(・∀・)ニヤニヤ
/まぁ見間違いはよくあることだから気にすんな!
/じゃ、絡みよろしくお願いします!
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 12:16:42.26 ID:3h8rJqbSO
>>33
//遅ればせながら、受け手で飛び入り参加希望しても宜しいでしょうかー?
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 12:18:08.64 ID:Mbqc9jw10
【星の国 中央ビル市内放送室内部】

【常識的に考えて、ここには本来一般人は入れない】
【何故ここに入れたのか、それは彼らの会話が物語っている】

「…警察も本当に機能しねぇな、許可書見せたら一発OKかよ」

『汚職警察の話は置いといて、とっとと始めっぞ…よし、スイッチオン』

えー皆様、あ、あー…何コレ?もうマイク入ってるの?

『(馬鹿!入ってるだろ!とっとと言えよ!)』

(あ、ホントだやっべ!)



……えー、星の国管理組合からお知らせでーす
特に今まで人殺しておいて平然と更生したつもりでいるクズ共はよく聞いて下さいねー

本日はココ、星の国にお住まいの犯罪者の皆様を駆逐させて頂く事となりましたー
一般人の方は戦闘に巻き込まれる恐れが御座いますので、お近くの建物か自宅へ避難をお願いしまーす

あ、でも多数派の命知らずの皆様は出歩いてても文句は言いませんが、死亡時の責任は負えませんのでよろしく

んで、犯罪者の皆様はどうぞ足掻くなり逃げるなりして下さいねー
ただ、一言だけですね、ハイ…



――てめぇらよぉ、俺達から簡単に逃げられるとか思ってんじゃねぇぞ?
俺らは大方の奴らみたいに、可愛い女のコだから見逃してやるとか言わねぇからよ



以上、星の国管理組合からのお知らせでしたー


【マイクのスイッチが静かに下された】
【それと同時に、清掃服の男は一斉にため息をつき】


どうよ、どうよ俺の演説ゥ!!

『オッケ!ばっちしじゃん!!』

「まあ、いいんじゃね?多分そろそろ議会でもあの人が演説始めるっしょ」

【下準備は終えた、宴は始まる――】

/こちら絡み不要レス、次からです!
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 12:22:26.71 ID:Mbqc9jw10
/>>42
参加ありがとうございます!

/>>44
断る理由は御座いません!

/もうちょっとだけお待ち下さい!
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 12:34:13.68 ID:RD9+DmtSO
>>43
魔術師ですか・・・あぁ、魔女が箒に乗るみたいな物ですね。
【そう興味津々で掃除機を見ながら】

にしも、最近の魔術は随分と・・近代的ですね、そういえば戦争の時も民間人には家具とかのカモフラージュをした魔術協会製作の武器が配布されたそうだし・・・
【そう思い出したように呟く】

いえいえ、僕戦争の方にはちょっと色々あっつて参加できなかったので、せめてこれぐらいはやらないと
【少年はそう少女に帰す】
【それにしてもまるで戦争に自分も参加しないといけなかった様な口ぶりだ】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 12:51:42.84 ID:Mbqc9jw10
【星の国 路地裏前】

【閉ざされた空間の中から聞こえる、悪意の声】

ノブはよぉ、俺のお気に入りだったんだ…実の弟みてぇに思ってたんだよ…
なのによぉ、どいつがよぉぉ…どいつがよぉ…

ノブ殺しやがったんだよ、オイッッ!!!

『(あー、ダメだこりゃ…ゲンさん完全にキレてるよ)』

「(ほっとこうぜ、下手に刺激すると俺らが八つ当たり受けんぞ)」

『時間だ、とっとと行こうぜ』

【何かの扉が開くと、そこから水色の清掃服と帽子を被った複数の男達が飛び出してくる】
【複数の男達が飛び出してきたのは、ワゴン車と呼ばれる自動車の類に入る機械だ】
【さらに、全員がダブルアクションの拳銃を装備している】
【いずれもこの世界ではあまり普及していない技術の一環であり、珍しさを感じるかもしれない】

【男達は路地裏へ向かい、拳銃を構え突撃していく――】



【同時刻 星の国 市街地内部】

【既にそこは、先程放送が流れていた瞬間とは別の世界になっていた】

‘う、うわぁぁ!!こんな化け物勝てっこねぇよぉぉ!!’

【体の一部が液状化し、溶けている無数の死体が転がっているのは宛ら地獄絵図と言った所か】
【いずれも柄の悪い人間達であり、死体の中には賞金首も何人か混じっているようだ】

そらぁぁぁぁぁぁぁ!!!ヒャッハァァァァ!!!

‘や、止めてくれぇぇ!う、うわ ボァ ァア――――’

【逃げる最後の一人へと手を向けると、空気が捻じれるように広がる】
【その空気が男を貫いた瞬間、男の体の胸元は溶け、次の瞬間にドロドロの液体となって吹き飛んだ】

この技は喰らった後、体が溶けて吹きとんでよぉ、暫く[ピーーー]ないんだよなァァ…

すっげー苦しいだろォォォ!!ヒャハハハハハァァ!!!

【彼こそ、人に言う“一級処刑人”の一人である――】

/お好きな方をお選び下さい、数人で同じの選んでも全然構いません!
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 12:54:09.37 ID:fQqK4oADO
>>47

そうです!超そんな感じです!
魔女の箒が私にとっては超掃除機なんです
最も、箒みたいに──いえ、これは超余談なので超おいておきましょう

【魔女の箒、と言われた途端。少女は嬉しそうににまりと笑って軽く掃除機をぺしりと叩いた】
【というのも、彼女の使う掃除機から、ノーヒントで魔女の箒を連想できた人物はほとんどいないのだ】
【きっと、悪戯が成功したような。そんな気分なのだろう】
【笑っている彼女の表情は、どこか得意気でもあった】

……、…………。
ぇ、えぇ、超そうらしいですね
そ、それにしても家電製品を魔道具にするなんて
その魔術師はなんたる超てんさ──超変人でしょうか!

(あぶねー、超あぶねーです)
(意外と家電魔道具のこと知ってる人間が超多い感じですか?)
(利織ちゃんがあの戦線と裏で超関係あったっていうの……)
(──あまり、超知られない方がいいでしょうし)
(ここはなんとか、超話を逸らしましょう)

【だが、少年が家電魔道具のことを口にした瞬間】
【少女の笑みが、引きつるような笑みへと変わった】
【その上目は泳ぎ台詞は吃り、怪しいことこの上ない】
【それを問い詰めるか問い詰めないかは、完全に少年の自由ではあるが──?】

……、な、なんか超戦争に参加しなきゃ的な言葉ですね
まだ超学生さんなのに、超どうしてですか?
わざわざ危険を冒す超理由が?

【そして彼女は、慌てた様子でそう尋ねる】
【彼へ質問を投げ掛けることによって、魔道具の話題から脱線させよう】
【──そんな、見え見えの魂胆からくる行動であった】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 12:59:37.76 ID:AndG7ty6o


――ははははは、本気で言ってるの?

…アンタ達 “ 如 き ” が。……はははははッ!!


何人でも来てみなさいよ?


【そんな言葉と共に、手に持つ大剣を振り上げる。】
【彼女の身体から解き放たれ、大剣に集約する多量の魔翌力。】

―――本気で“殺して”あげる。


【――嘲笑う。其の後の表情は、“余裕”ではなく、“怒り”が満ち溢れていた。】


>>48
【市街地】

【突如として周りの者達を薙ぎ払いながら襲来する、“あらゆる物事を跡形もなく消し去るかのような強力な波動”。】

【なんらかの形でガードしなければ、致命傷にも成りかねない一撃が迫る。】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:01:10.81 ID:Mbqc9jw10
>>42

いよぅ…てめーさんも俺達の仲間モンかい?

それともさ、“狩られる”側のヤツですかい?

【内側には収束性の高いスーツを、外側からは袖の長いコートを羽織った黒髪長髪の不気味な男が近づいて来る】
【顔はゲッソリとやせ細り、手の爪を鋭く、長く伸ばし、足はおぼついている】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 13:01:38.63 ID:4dxn5g6a0
>>48

【市街地内部に、一団の妨害が入る――――】

おうおうおう…………好き勝手やってくれる馬鹿がいるようだなぁ?

【白のビジネススーツに身を包んだ、赤の不健康そうな長髪をした痩せ身の男が】
【胸元に、逆三角形の金のプレートに蜂を象ったバッジを留め】
【下卑た笑みを浮かべながら、堂々と闊歩している】

「「「ガルンロード様、ご命令を――――」」」

【その背後には、黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの3人の少女が】
【ぴったりと歩調を合わせ、付き従っている】
【少女達の額には、それぞれβ、ζ、οという文字が刻まれており】
【βの少女は水色の、ζの少女は青紫の、οの少女は蒼黒のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

俺についてこい……この思い上がった独善者の祭り、とっとと解散させるぞ…………!
「「「――――任務、受領完了…………」」」

【男の号令に続く、3人の少女たち】
【男の両掌がちりちりと火花を散らし始め、戦闘態勢を取る】
【βも右手にロッドを構え、ζは肩口からグレネードガンを取りだし、οは両腕から二股の工業用アームの様な鋼鉄の爪を剥き出しにさせる】

しっかし……ヒヒッ、ずるいよなぁ……野郎、楽しそうじゃねぇか…………!

【人間を溶解させる技を放つ男を見据え、その眼は狂喜に歪んでいく】
【蹂躙を目の前にして、自分が取って代わりたい衝動に駆られる。無論、代わりに皆殺しと言うのでは、止める意味がない】

確かに野良犬の始末が大事だが……こんな徹底粛清なんかされた日には…………こちとら大損なんでね…………
悪いが、始まったばかりのこのパーティ、とっとと幕にさせてもらうぜ!!
――――ルナティックガンスター、撃て!!
「閃光弾、発射……」

【この一団の目的は、あくまで悪人を救う事ではない。それは副次的な目標にすぎない】
【肝心要なのは――――粛清に紛れて、彼らの求めるものまで破壊されてしまう事を防ぐ事】
【男の命令に、ζ――――ルナティックガンスターは、機先を制してグレネードガンに装てんされた閃光弾を放つ】
【砲弾が炸裂し、周囲が光の嵐に包まれる】

/飛び入り参加です。よろしくお願いします
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:03:00.16 ID:Mbqc9jw10
/やっべ、>>51はカットで!
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 13:07:26.74 ID:ofyxWBm+0
>>42

あぁ〜あぁ〜・・・あちらこちらで阿鼻叫喚。
悪人と呼ばれるものたちの叫び声が聞こえるなァ。ゲシャハハハ!!

【そこにいる者の近くに歩み寄る二つの人影】
【一人はボサボサの髪に破けた黄土色のジャンパーに汚れた紺のジーンズを着ており】
【綺麗な顔立ちをしている割には、青白く生きていない人のような表情の男】
【もう一人は赤目赤髪ツンテールをしており、頭には白いヘッドドレスをつけ】
【赤と白のツートンカラーのメイド服を着た女性】

やつら正義って名目で悪いやつらを退治しているようだが・・・
やっていることは悪人同然。そうだろ?ゲシャハハハ!
「えぇ・・・そうですね」

【この現状をまるで楽しんでいるかのように語る男】
【他人行儀過ぎる、なんとも適当な答え方をするメイド服の女性】

まぁ俺もどちらかと言うと悪い人の部類だ。
だがよ、こんな騒ぎに便乗しねぇやつがいるか?ゲシャハハハ。
俺の敵は人間。それすなわちゴミ以外の生命。

【正義も悪も何が違うのか】
【男の瞳が細く、怪しげな笑顔を向けた】

とどのつまり、俺とあ そ び ま しょ!

【男の周囲に怪しげな雰囲気がまとわりついた】
【メイド服の女性も懐から短剣を2本取り出す】
【彼らの戦闘体勢がととのった】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:10:16.10 ID:AndG7ty6o
>>54
//カオスってますが複数で行きますんで待機お願いします
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 13:13:20.73 ID:ofyxWBm+0
>>55
/わかりました。
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:15:37.29 ID:Mbqc9jw10
>>50>>52

【迫る衝撃波、突然の閃光――】

(――襲撃かァァァァァ!!!)

ヒャハハハハッホォォゥゥゥ!!!
新手上等だぜェェェェェェ!!!

【下方に手を向け、空気を揺るがすような“何か”を地面へと発射】
【それはまるでスプリングのように地面を飛び跳ね、】
【この一撃で衝撃波は掻き消せないだろうが、せめて少しでも威力を軽減するのが狙いか】

【それと同時に目を塞ぎながら、攻撃を直角で避けるように全力で左方向へダッシュを開始】
【そして、閃光弾が飛んできた方向へと左手でその空気を揺らす“何か”を飛ばす】
【威力は不明、速度はやや早めといった所――だが、喰らうのは絶対にまずい不快感を感じ得ずにはいられないはずだ――】
【咄嗟の攻撃の為に、狙いは曖昧――その場にいても避けられる可能性は高い】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:17:40.65 ID:AndG7ty6o
>>54

――お断り、するわ。

【――ふぅ、と溜め息を一つ。】

【そして二人に大剣を向け、魔翌力を集約し始める】

≪Prominent Act≫

―― “お遊び”、なんて一瞬で終わらせる。
このふざけた祭りも、何もかも。



―――― “ 消え失せろ ”


【構えた大剣を、地に向け叩き付ける】

【その瞬間、彼女の近辺は大剣より放出された強烈な光によって覆い尽くされた】

【大剣に込めた魔翌力を、衝撃と同時に外部へと放出。】

        ―――― 『雲散霧消』 ――――

【爆撃に似た轟音が響き、大きな衝撃が地面を走る。】
【白き残像を宙に刻む程に、深々と地を穿つ光。】

【雲散霧消。その言葉通り、あらゆる物事を跡形もなく消し去るかのような強力な波動が、二人に向け襲い掛かる。】
【―――最大限の威力を持った一撃。】
【どの程度で止められるかによって、大きく戦況が変化する】

【――もっとも、其れは彼女に正面から立ち向かう場合の話だ。】
【…逃げても構わない。】

【其れが賢明であると、言えるかもしれない。】


>>57

【衝撃波の後に、現れた少女】

―――不運、だったわね?
この街に、私が居て。

…尻尾を巻いて逃げるなら、“今なら”追わないであげるんだけど?

【見下したような表情で、相手に語り掛ける。】

それとも、今直ぐに死ぬ?
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:17:42.25 ID:Mbqc9jw10
>>57追加訂正
/スプリングのように地面を連続で飛び跳ね、衝撃波へと向かっていく
/で、お願いします
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 13:20:35.48 ID:3h8rJqbSO
>>48
【同じく、路地裏内部。市街地のホロコーストと見紛わんばかりの様相をどうにかくぐり抜け、肩で息吐く子供が独り】
【丈の合わない純白のロングコートに身を包み、右眼を黒い眼帯に覆った、少年だ】

どうしよ、逸れちゃった――――あ、っ。……あの、大丈夫ですか?
怪我してるし、手当てとかしないと駄目、ですよー。

【入り組んだ迷路のような道、見ればあちこちに怪我人が溢れていて。当然ながら、柄の悪いのもその中には少なくない】
【辺りは、一先ずは静けさを保っていて。彼はほっと胸を撫で下ろすと、周囲の怪我人の手当てを始める】

【揺れる金の髪、澄んだ紫色の瞳。この世界によく居るお人よしというヤツなのか】
【処置の対象は、全くの無差別だ。ともすれば、あらぬ誤解を招きそうなほどに】

【――――足音は、近付きつつあった】
//
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:20:50.69 ID:RD9+DmtSO
>>49
――――?
・・・どうかしたんですか?何でそんなに焦っt・・・
【少女の焦り具合を不審に思ってか】
【問いてみようとするが】
【少女のごまかしによってそれも止められる】

・・・――えっとそれに答えるにはまず、僕は自己紹介する必要がありますね。
【問い詰めを諦め、少年は今度は少女の問いに答える側に回る】

僕、正義組織《Justice》に所属している護といいます。
【《Justice》――機関を止めようと戦いに参入していた組織だ】
【つまり、少年には強制参加ではなくても参加する義務は一応あったという事だ】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 13:22:17.51 ID:QA6ucc6/0
>>48

今の放送だと俺も標的になるのか
逃げるか?

【和服に腰辺りまである長い黒髪、手足に金属性の黒い枷をつけている】
【腰に一本だけ刀を携えた痩せ型40歳前後の男性】
【その近くには血まみれの男性がもう一人】
【辛うじてまだ息はあるようだが虫の息】

いや、これは好機でもある
狩りに出よう

【男は血まみれの男性を肩で抱え始める】

久しぶりの良い戦いになりそうだ

//まだ間に合いますか?
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 13:27:44.16 ID:4dxn5g6a0
>>57

(――――何か来やがるッ)
インブレイスポーラスター、フィールド展開!!
「了解、防壁展開します」

【跳躍し、移動する敵――――その刹那に、何かが放たれたのを、確かに見た】
【咄嗟に、男はβの少女――――インブレイスポーラスターに指示を飛ばす】
【それを受け、βは一歩前へと進んで左手を突き出すと、ドーム状のバリヤが展開される】
【それは、飛来した何か≠弾くと、そのまま機能を失い、自壊していく】

インブレイスポーラスター! お前はルナティックガンスターのフォローに回れ!
ルナティックガンスター! グレネードガンのリロードを完了後、独自の判断で火力支援を行え!
ラ・グランドクロス! てめぇは俺に合わせろ! あの男に直接攻勢を掛ける!
「「「――――任務、受領完了……」」」

【攻撃をしのぐと、男は素早く全体に指示を飛ばす】
【それを受け、各々行動を開始する4者。男とοが前衛に、βとζが後衛に位置する形だ】

「マイクロミサイル、発射……!」

【前衛の担当するο――――ラ・グランドクロスから、人の指先ほどの大きさのミサイルが数発、発射される】
【それは制射――――直接命中を狙うのではなく、敵の周辺に撃ち込み、動きを制限させるための射撃】

これはほんの挨拶だ……取っとけよ!

【続いて、男の手から3発の火球が飛ばされる】
【横に広がるそれは、3wayの直接攻撃弾。即ち、真っすぐに男を狙っている】
【ダッシュする相手をマイクロミサイルで足止めさせ、そこに火球を埋め込んだ格好だ】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 13:30:36.84 ID:ofyxWBm+0
>>58

おぉ?
「―!?」

【二人に向かってくる波動】
【男は左側へ飛ぶように避け、女はヒョウのような身のこなしで右側へと華麗に避けた】

【女は地を蹴り、壁を蹴り近づきながら、手に持つ短剣を1本女性の元へと投げ飛ばした】

【一方男は完全に避け切れておらず、波動を右の手に受け右手が消滅していた】

おぃおぃまたかよ・・・また壊れちまって・・・
いつもマイナススタートからだな。

【ブツブツと呟きながらニヤニヤした笑顔を女性に向けている】

【無くなった手の先からはボロボロと”ゴミ”が血のように零れ落ちていた】
【そして、その手を覆い隠すかのように、攻撃によって散らばった瓦礫が男の無くなった右手に集まろうとしている】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:30:56.10 ID:Mbqc9jw10
>>58

挑発上等、俺様もなめられたもんだなぁ、ハハハァァァ!!!
俺はテメェが逃げ出すとしても、追いかけて溶かしてやっからよぉぉ!!

【衝撃波が過ぎ去り、ここで始めて男のその姿がはっきりと確認出来るだろう】
【服装はブカブカの黒いズボンとジーンズ製の赤いジャケットと、汚さが目立つ】
【首元まで垂れ下がった不気味な白髪長髪の奥に目が光り、口はいつでも三日月形の笑みを浮かべ続けている】

【まずは一発、と言わんばかりに言葉を吐き終わると同時に片手から“何か”を放つ】
【速度がやや早く、透明で見えずらいという点はあるが、落ち着いていれば避けやすいものだ】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:31:34.95 ID:Mbqc9jw10
>>62
/余裕ですよ!どんどんどうぞ!
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:36:12.62 ID:AndG7ty6o
>>64

……あら、まだ来るの?

(――受けた……その辺のゴミじゃないのは、確か)

【二人の挙動に警戒しながら、再び魔翌力を大剣に流し込んでいる】
【先程の量に比べればかなり少なく、先程の行動が多量の魔翌力を必要とする事が分かるだろう】

【――額に汗が浮かぶ。】
【技の反動としては軽いかもしれないが、魔翌力の消費に比例して体力も大幅に削られている。】
【…相手の能力も知らないまま突っ込めば、咄嗟に対応する事は出来ない。】

【その為、今は待機を選ぶ事しか出来ない。】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 13:38:23.11 ID:fQqK4oADO
>>61

(超来た──(・∀・)──!)
(これで超勝てます!流石利織ちゃんです!誤魔化しの腕も超一流!)

ジャスティ──あぁ、超名前は聞きますね!
あまり詳しいことは超知りませんけど……
それにしても──≪Justice≫かぁ
護くんみたいな子が所属していたなんて、超驚きです。

っと、わざわざ自己紹介してくれたことですし、私もしなきゃですね!
私は南雲利織(なぐもかがり)っていいます!
魔術協会の超魔道具開発班に所属してるんですよ?

【少年──護が見事に誤魔化されたのを見て、思わず悪戯な笑みを浮かべてしまう】
【先程の焦り方といい、今回の表情といい】
【どうやら彼女。隠し事があまり得意なタイプではないらしい】

【その後、彼女も彼に見習い軽く自己紹介をしたが──】
【或るいは、気付くことが出来るかもしれない】
【「掃除機/家電製品を操る少女」「魔術協会所属」「魔道具開発班」】
【この3つのキーワードは──ある事実と重なる部位がある】
【ここ、ブレイザーシティの解放戦線】
【そこで使用された武器は「何にカモフラージュされ」「何処で作られたもの」だった──?】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:39:14.63 ID:Mbqc9jw10
>>60

【少年の周囲から突然、無数の銃声が響き渡る】
【すぐ近く、そこの角を曲がれば音の発信源に辿り着ける程近い――】

【おそらく少年が意識する前に、角から女性が飛び出してくるだろう】

‘やめてぇぇっ!!撃たないで!私はただの恋人だから無関係なのっ!!’

「だーからそれがいけないってんだよ!!とっとと死んどけコラッ!!」

【男の怒号が響いた次の瞬間、女性は足を撃たれ地面へ転がり込む】

『あの女、俺によこせ!好みだ!!』

「好きにしとけ!その代わりロリショタ譲れよ!」

【銃声と駆け足の音は、刻一刻と少年の方へ向かいつつあった――】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 13:42:52.48 ID:ofyxWBm+0
>>67

ゲシャハハハ!どうやらハイリスクハイリターンのようだな!

【男の右腕に瓦礫が集まり、瓦礫でできた手を構成する】

飛ぶ瓦礫。

【体を半回転させ、右手を後ろ側へと移動させ】

ガレージコメット!

【勢い良く右腕を振り切り、手の先についていた瓦礫の拳が女性へと飛んで襲い掛かる】

【同時に右側から女性へと走りながら近づくメイド服の女性は、持っているもう一本の短剣も女性に向かって投げ飛ばした】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:45:30.69 ID:AndG7ty6o
>>65

【――何か。其れが相手の能力。今はその程度の認識しか出来ない。】
>>63の一団の方向をチラリと見る。】

(――良く分からないけど、態々こっちに魔翌力を分散させる必要も無さそうね?)
(とっとと片付けたいところだけど、そうも行かない――)

――アンタは後回し

【苛立った様子でポツリと呟いた、その直後に“透明の物質”の軌道から外れ、付近の壁に駆け寄ると勢い良く大剣を叩き付ける】

【――炸裂。】
【突如としてその地点が“爆破”され、倒壊する住居。】
【瓦礫は二人の間に降り注ぎ、男の進路を防ごうとしている――】

>>63
【突如として、付近の住居が倒壊。】
【――降り注ぐ瓦礫がやがて障害物に変わるかもしれない】

//リアクションは有りでも無しでも構いません。状況描写の一つとしてでも。
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:51:29.66 ID:Mbqc9jw10
>>63

優秀な指揮官付の部隊かァァ!?
アルドリス並に適格な指揮を執っていやがるッ!!

うおっ!!

【ミサイルによって動きが制限される――この状況は非常に危険だ】
【片手をミサイルに、もう片方を火球へ向け“何か”を発射】
【ミサイルは小さい為に狙いを付けるのは難しく、ダメ元での発射だ】
【火球への発射目的は、全弾撃墜は難しくても一発だけでも破壊し突破口を開く為だろう】
【どちらも撃墜するのは難しい、だが片方だけでも破壊すれば、ごく僅かな安全地帯が生じる】
【完全防御は難しいが、そこに飛び込むつもりだ】



【同時に>>64の方向をチラリと見て】

(増援…?少なくともこの状況じゃ、敵とは言い切れねぇか…ヒヒヒヒィァァァ!!)

楽しいねぇ!なぁ!お前らよォォ!!!
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:54:36.67 ID:AndG7ty6o
>>70

(――正直、面倒な相手…ッ)

【最短距離で瓦礫の拳に大剣を衝突させると、大剣に込められた魔翌力をその場で爆破し、吹き飛ばす。】
【そのまま短剣に向かって振り抜くが、軌道が逸れ、胸部に突き刺さる】

【――服に血が滲む。】

――。戦ってる途中で喋るなんて、随分と余裕ね。
…舌“噛み切って”死んでも知らないわよ?

【立ち止まるのは不利だと考えたのか、男の方向に向かって突っ込む】
【しかし、其れは女に背を向ける形となる――何か考えがあるのだろうか】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:54:37.35 ID:Mbqc9jw10
>>62

いよぅ…てめーさんも俺達の仲間モンかい?

それともさ、“狩られる”側のヤツですかい?

【内側には収束性の高いスーツを、外側からは袖の長いコートを羽織った黒髪長髪の不気味な男が近づいて来る】
【顔はゲッソリとやせ細り、手の爪を鋭く、長く伸ばし、足はおぼついている】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:56:27.32 ID:RD9+DmtSO
>>68
魔道具開発・・・?
【確実に頭の中で引っ掻かてはいる物の未だ完全には気づいてはいないようだ】

そうですか、協会も色々やってるんですね。
【結局今は未だ気づかず】
【少年はそう返すのだった】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:01:31.36 ID:3h8rJqbSO
>>69

【複数の足音、爆ぜる銃火。びくりと身を震わせて少年が振り向けば、其処に女性が駆け込んで来て】
【響く怒号、一拍を置かずしてまたも銃声。倒れ込む女性に、駆け寄るか、否か】

(……どうしましょう。この人達を放っておけません、けど)
(でも、助けなきゃあの人も――――)

…………っ!!

【逡巡はほんの刹那。少年は、ぱたぱたと軽い足音を立てて其方へと向かう】
【僅かな恐れの隠せない眼に、線の細い矮躯。或いは、無力な子羊にも見えようが】

(大丈夫、そう遠くない……能力の範囲内だから、十分に足止め出来る筈、です)

――――待って下さい!

【ふわり。走る軌跡に、残る燐光。蛍のように、雪の一片のように狭い路地に浮翌遊して】
【それは、紛れも無い能力の産物だった。彼は未熟だが、少なくとも無力ではない】

【ややあって、少年は曲がり角から躍り出るだろう。丁度、女性と男達との間を遮るように】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 14:01:42.36 ID:4dxn5g6a0
>>71

あっ――――やべっ、余波か…………ッ!!

【突如として、倒壊する建造物】
【後方に位置しているβとζ、離れた位置関係にあったοには影響はなさそうだが】
【それを率いている男に、瓦礫が降り注ごうとしていた】

使い時じゃないってのに…………――――――――ッ、痛ぅぅぅッッ!!

【瓦礫に押しつぶされそうになった瞬間、男の姿が掻き消えた】
【そうして、瞬間のうちに安全圏へと現われる男――――ワープと見紛う程の高速移動。男本来の能力だ】
【しかし、これほどの効力を発揮する能力をノーリターンで行使できる訳でもないようで、男は自身の足を押さえて苦悶の表情を浮かべる】
【どうやら、反動も効果に見合うだけの大きいものであるようだ】

>>72

ぐ、うぅっ…………ん!?

【足へ来た反動に顔を顰めながら、男は相手の動きをみる】
【先ほどの――――恐らく、周辺の『自業自得の被害者』たちを葬った技を、追撃に利用している】
【瞬時に、男は理解した。相手も、ただの正義に名を借りた狂犬ではなく、それなりの手慣れ】
【そして、あの技と火球、ミサイルは相殺可能――――現実として、ミサイルと火球が2発づつ、空中で無力化される】

【男の周囲で炸裂するミサイル。だが、もとより直撃を狙っておらず、その火力もサイズ相応の小さいもの】
【結局は、本丸の火球を潰された事もあって、男の回避を許してしまう】

チッ…………ラ・グランドクロス! 支援は中止! お前はこの辺に転がってる『アメーバ』を始末しろ!! このままじゃ、動きづらくていけねぇ!!
「了解……マイクロミサイル、発射……」

【もう一つ、男が気になっていたのは、周辺に散らばる、溶解した死体。これが行動の邪魔なのだ】
【咄嗟に、男はοに命令を飛ばし、死体をミサイルで始末させる。ボコボコの地形になってしまうが、粘液を足を取られるよりはましだ】
【その間、男は『見』に回る。次の攻撃を回避する事と、足に来ている反動を収めるための待機】

「――――炸裂弾、発射…………」

【そこに、後衛でリロードを行っていたζの砲弾が、再び迫る】
【中空で…………回避行動を行った男の頭上数メートルの位置に、それは飛来する】
【直撃を狙っては完全回避されると踏んで、余波で巻き添えを狙ったものだ】
【再び場を変えるなどの対策を取らなければ、爆発に巻き込まれてしまうだろう】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:02:04.08 ID:Mbqc9jw10
>>71

あぁテメェ誰が後回しだ―――!?

【飛び掛からんとする勢いを見せる前に、突然の建物の崩壊にはっとさせられた】
【してやられた、と】

(あの野郎…間を両断しつつ、俺様の退路を塞ぎやがった――文字通り配水の陣てか…?)
(排水…いや、廃水だっけ…?)

くっそ――後でブッ殺してやっからよォォ!!

/ういっす!
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:03:22.80 ID:ofyxWBm+0
>>73

ゲシャハハハ!ご忠告ありがとうさん!
だが心配にはおよばねぇ!

【突っ込んでくる女に対抗して男も女へ突っ込んでいく】
【周囲に散らばる瓦礫が右足に集められながら突っ込む】
【その走る中、一瞬だけ>>72の方をチラリッと見て】

ヒヒッ

【小さく声を漏らす】
【短い時間だが、確実に男は女から視線を切った】

【メイド服の女性は、背を向けた女に対して】
【愚直に、安直に、服からもう一本短剣を取り出し女の背中を切りつけようと走りよる】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:06:53.70 ID:QA6ucc6/0
>>74

つい先日脱獄してな
狩るには狩るが

ただ人間じゃなくて刀を狩る

【男は傷だらけの男を近くの地面に置く】

さて、どうやら貴様は敵らしいからな
倒させてもらう

【男の右肩が少しづつ膨み一定膨らむと刀の柄が生えてくる】
【それを左手でつかみ抜くが血は出ない】

いくぞ

【男は>>74の腹辺りに向かって刀を槍のように投げつける】
【反応すれば十分避けられる早さだ】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:09:24.62 ID:fQqK4oADO
>>75

……っ、

【「魔道具開発」】
【疑問符と共に護が呟いた台詞を聞き、少女──利織の身体がぴくんと震えた】
【「超しまった」「超言わなきゃよかった」「また超誤魔化さ──」】
【それは口を滑らせたことへの後悔か】
【きゅっと唇を噛みしめ。次なる彼の台詞を、緊張した面持ちで待ち──】

……そ、そうです!
超いろいろやってるわけです!
なんたって超協会ですからね!
教育する場でも、学ぶ場でも、研究をする場でもあるんです!
護くんもどうですか?
魔術協会の一員として、超魔術を学ぶ気は?

【にまり。浮かべた悪戯な笑みは】
【彼が「彼女がブレイザーシティ解放戦線と関係がある」ことに気付かなかったことからくる笑みだろう】
【そして、嬉しそうに笑みを浮かべたまま】
【なんと勧誘行為を始める始末である】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:12:43.20 ID:AndG7ty6o
>>73

【女が攻撃を繰り出した瞬間に、彼女は大剣を、壁になるように地面に突き刺した】


【――自分の武器である大剣を手放すと、あろうことか“素手”で男に向かって一気に加速する】

【握り拳を作り、男に向けて正拳突きを放った】


アンタの腕、「見てくれ」だけは凄いけど

――― “ 中 身 は ” ?

【彼女の腕は、“大剣をある程度振り回せる程度”に筋力を魔翌力によって補強している】
【その腕力は、恐らく――】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:13:35.63 ID:Mbqc9jw10
>>76

「ホラ、ゲームオーバーだっての」

【服の内側から縄を取り出し、縛り上げようと膝を屈めた瞬間であった】

「―――なんだ、お前?」

【ふわりと現れた少年に気を取られ、思わず片方の男は彼を見つめる】
【しかし、もう片方の男は躊躇なく少年の足に向かって銃を向けようとする】

『おい、ガキ。てめぇここで何やってやがる?』

「おい、コイツまだ子供だぜ…?」

『答えろよ、どうして庇うんだ、そいつをよ…?』

「能力者には見えねぇな、子供好きなら銃下ろせばいいじゃん」

『ノブを殺したのもコイツよりちょっと上の歳位のガキだ。油断してると、次はてめぇだぞ?』

「………ああ」

【そうもう片方の男に咎められ、銃を構えようとする男】
【この状況、相手の心境…今戦闘に持ち込まれた場合、圧倒的に不利な状況が訪れる】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:21:56.67 ID:ofyxWBm+0
>>82

【大剣によって防がれる女の攻撃】
【なぜ自らの武器を置いて男に向かうのか】
【その危険性にいち早く気づいた女は】

ご主人様!

【大きな声を出して叫ぶ】

【その声に反応し、男は女の放つ正拳突きを回避しようと右側へと避ける】
【だが、この男は反射神経が良いわけでもない】
【かろうじて顔、胸といった急所ははずすが、拳が左肩へ当たり男の左腕が砕け散る】
【砕け散った腕はゴミへと変わり地面へと散らばった】

ゲシャッ!

【腕を消し飛ばされたと言うのに不適に笑う男】
【左腕を消し飛ばされ不安定な体勢のまま】
【瓦礫が付着したことによって強化した右足女に向かって蹴り上げた】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:22:27.99 ID:AndG7ty6o
//>>82>>79にだた
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:24:47.13 ID:Mbqc9jw10
>>77

(くっそ、一級とはいえこいつは辛いぞ、オイ…!)
(さっきの増援が来て、奴が道を塞がなければヤバかったかもしれねぇ――!!)

【彼ら一級処刑人とは、“一対一では確実に優位に立ち、複数の相手が存在した場合でも互角以上に持ち込む”というのが定義である】
【複数の相手が存在したとしても、並の相手ならそれぞれ自分の意思で勝手に行動する為、潰しやすいのだ】

【だが今回の場合、相手には実に有望たる指揮官が存在し、各個の能力を十分に発揮させ、連携を組んでいる】
【これは勿論彼らならずとも“非常にやりにくい”相手であることは間違いない】

(動きづらい、かぁ――へへ、俺の能力も地味に役立つんだよなぁぁ――!!)

【そして炸裂弾の発射を確認すると、空中へ片手を向け】

撃ち落として―――ェェ!!

ギャハハァァァァ!!!

【空中で炸裂した破片は、男に次々と飛び込む】
【腕で必至に防御態勢を取るも、ダメージは免れない】
【そのまま後ずさりし、後方へと距離を取る】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:27:35.38 ID:AndG7ty6o
>>84

【咄嗟に左腕で蹴りをガード。しかし、効いていない訳でも無いらしい】
【息はかなり乱れており、体力的な限界は近いようだ】

はっ……はっ……ご主人様…ね…ッ
――アンタ達、そういう関係?

【――軽い時間稼ぎ。その間に大剣の方向に向かって後退している】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:31:05.94 ID:Mbqc9jw10
>>80

成程、刀狩って奴ですな、ハイハイ。
じゃ、僕の刃も気に入って頂けると嬉しいのですがねー…

イヒッ!

【倒れこむようにして飛んでくる刀を避けると、きりもみ回転しつつカウンターで素早く服の中からナイフを投げつける】
【きりもみ回転によってコートがめくれると、コートの内側とスーツの外側に、無数の小型の鋭利な武器が確認出来るかもしれない】
【フォーク、メス、アイスピックと、種類も幾多に及んでいる】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:33:34.24 ID:RD9+DmtSO
>>81
むぅ・・・??
【頭の上には?がいっぱい浮かぶ】

僕はちょっと・・・魔術とかさっぱり解らないんで・・
それに毎日聖都に行く交通費も僕なんかにはありませんし
【護はそう誘いを断る】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 14:36:54.91 ID:4dxn5g6a0
>>86

(くそ…………ちょこまかちょこまかとしのぎやがって……!
このまま押し切って押し切れない事もなさそうだが…………攻撃の逐次投入じゃ、時間がかかりそうだ……)

【自ら炸裂弾を爆破した上で防御を行い、急場をしのいだ敵を見て、反動とは別に顔を顰める男】
【数の上では有利――――地形の不利があって、それを活かし切れていないとはいえ、こうも手古摺るとは思っていなかった】
【チャンスを与えずに、一気呵責に攻め立てなければ、あるいは逆転されるかもしれない】

(なら……決まってる、足並みをそろえて、一斉砲撃だ…………!!)

【男の中で、次の一手が決まった。準備は必要だが、上手く機能すれば勝負は決まる――――】

ラ・グランドクロス! アンカークローを飛ばせ!!
ルナティックガンスター! 『クラスターボム』だ!!
「了解…………アンカー、射出」
「クラスターボム、投擲します」

【男は下がり、後衛の2体の場所まで行くと、指示を飛ばす】
【唯一前線に残ったοは、両腕の工業用アームの如き爪を『飛ばす』――――それは、アンカーで腕と繋がっており、中距離用の打撃武器として機能した】
【それで、男の動きを制し、あるいは足止めのための一撃を当てんとする】

【一方、先ほどより砲撃支援に徹していたζは、手の中に手榴弾の様なものを用意すると、上空へと放り投げた】
【それは、大きな弧を描いて空中へと至る――――かなりの上へと投げ飛ばしたためか、今のところ、男へと至る軌道ではない】

そしてこれが仕込みのラスト…………『レッドマイン』……!

【後ろに下がった男の手から、5発の赤い弾の様なものが生まれ、地面に埋め込まれる】
【目には見えないが、その魔力が、徐々に地下を通じて敵の足元へと移動している事が、分かるだろうか――――】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:37:14.11 ID:ofyxWBm+0
>>87

ゲシャハハハ!今はそんなことは関係ねぇ。
この場にあるは俺とおまえは戦っていると言うこと。
それだけじゃねぇのか!?

【男も数歩後退するも、まるで本人には痛みが無いかのように不敵な笑みを浮かべている】
【周囲の瓦礫を少しずつ集め、瓦礫で出来た右腕を生成しようとする】

ゲシャハハ、ランシャーン!!

【男が叫ぶと、大剣によって足止めを喰らっていたメイド服の女性は大剣の方から女へ突っ込んできた】
【短剣を右手に持ち女へと突っ込みながら攻撃しようとする】
【だが、決して短剣を突き刺すことはせず、あくまで剣による斬り裂きが目的だろう】
【そのため女へ近づく間に、剣を振り上げる小さなロスに繋がる動作が加わっている】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:39:10.38 ID:3h8rJqbSO
>>83

えっと、僕……お買い物してたら急に町があんな風になったから、怖くて逃げ出して来たんです。
其処にこの人が来たから、あの、知り合いで、怪我するのは見てられなくって――

その……見逃して欲しいんです!お願いしますっ!

【突如飛び出した少年は、今更怖じけづいたように、おどおどと要領を得ない言葉を紡ぐ】
【当然ながら嘘だが、変に場慣れしていないその様子には、却って真実味が有るかもしれない】

【ともかく早口に語りながら、じりじりと後退。少年は女性へと近付きつつ、射線を外れようとする】
【今の所、彼から戦意は感じられない。だが、語る言葉には少なくない粗が有る】

【見抜けるかは女性の対応と、男達の観察眼次第――また、問答無用、という選択も有る事には有る】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:45:11.45 ID:fQqK4oADO
>>89

あぁ、そういえば護くんは水の国から超来たんですっけ……
交通費云々は、協会の寮に入っちゃえば超解決ですけど──
その口振りから超察するに、寮に入るのも超難しそうですね
それに、魔術に対する興味も然程超なさそうですし……

んふー、超無理強いはしませんよ
いきなり誘ってしまって超ごめんなさいでした
でも、お友達の中に、魔術に興味がある方が超いたら是非魔術協会を勧めてみてくださいね!

【利織はそういって、あっさりと護の勧誘を諦めた】
【元より強く入学を勧めるつもりはなかったのだろう】
【せいぜい、「入学しないかな」程度の気持ちだったのだ】
【そして最後の最後、なにやら通販じみた台詞を言うが】
【彼女が浮かべているのは相変わらずの悪戯な笑み】
【ふざけているのか、はたまた大真面目なのかは区別がつかない】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:46:44.26 ID:AndG7ty6o
>>91

【血が、身体を伝って腹部を染める】

痛う…

(――マズい…)
(魔翌力は保てても、正直、体力を使い過ぎた…)

(この状態で技を使えば、気絶の危険性が――)

(――――でも…)

(醜態は……晒さない…ッ!)


(――カノッサ機関の名にかけて、でも……ッ!!)

【疲労困憊、と言った中で男を睨み付ける】


――…る、さい…


――――ゴチャゴチャとうるさいッッ!!


【左腕で女に掴み掛り、掌から放出した魔翌力を直接爆破しようとする】
【先程は大剣から間接的に放出した為反動は少なかったが、爆破の影響をモロに受ける事となる】
【当然、掌が焦げる事は免れない――】

【それでも、ただ勝つ為に。】
【――がむしゃらに、勝つ為に魔翌力を放出する――!】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:47:43.82 ID:Mbqc9jw10
>>90

【相手の指揮官は後方へ下がった――間違いなく、デカい何かが来る!】
【少し後方へと下がったものの、間違いなくヤバい】
【何をするのかは予測出来ないが、万全の態勢を取る必要がある】

(こいつはマジでやべぇかもしれねぇぇ!!)

“レンジャー部隊”だ!あいつ等ならいけるだろっ!!

【両手を上へと向けると、そこから2発の“何か”を上空に向けて打ち込む】
【“何か”は真っ直ぐ打ち上げられ、目視は難しくとも周囲を警戒していた者には“合図”となるであろう】

『こちら“黒斑”、市街地でレンジャー部隊の救援要請を確認したぜー』
「了解、すぐ連絡取るわ」

/ごめんなさい、急に移動しなきゃいけなくなったんで一旦落ちます!
/次に4時弱頃に帰ってくるんで、それまでちょっと待ってて下さい
/イベント中申し訳ありません!
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:49:43.08 ID:Mbqc9jw10
>>80>>92
/ごめんなさい、一旦落ちます!
/4時弱辺りでまた来るので、急な用事で申し訳ありません!
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:53:47.27 ID:QA6ucc6/0
>>88

暗器使いか
珍しい

【今度は両肩から刀を抜き前から飛んでくるナイフを地面にたたき落とす】
【そして近くにある建物の壁に向かい両手にある刀を投げる】
【その刀を踏み台にジャンプし、今度は両肩両膝から計4本の刀を抜く】

「暗器使いとはまず距離をとる」だ

【3本の刀の柄の底を殴りつけると相手の腕、太腿、足の甲に飛んでゆく】
【先ほどの攻撃より早い】
【もう1本の刀は手に持つ】

さぁどう出てくる?

98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:55:33.84 ID:QA6ucc6/0
>>96
//いってらっしゃい気をつけて〜
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:58:18.34 ID:ofyxWBm+0
>>94

「あ―!?」

【女に掴まれ、魔翌力が爆発する】
【爆発の攻撃に吹き飛ばされ、地面へと叩きつけられるように倒れた】

おぉや?ゲシャハハハ!死んだか?ランシャン!?

【瓦礫によって右腕が―まるで巨人の用に大きな瓦礫の腕へと形成されていく】
【そんな中、倒れる彼女を見てかける言葉は、酷く冷たい】
【彼女が死んだとしてもどうでもいいと男は思っているのかもしれない】

「大・・・丈夫・・・です」

【地面に倒れながらも微かな声で返事をする】
【幸いなことに攻撃を受けても体のどの部位も欠落はしなかった】
【だが、ダメージは非常にでかい】
【メイド服の彼女が倒れながらも女性を、まるで囚われた子羊のような瞳で見た】

【その間にも男の巨大な腕は完成に近づく】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 14:59:15.78 ID:4dxn5g6a0
>>95

へっ、逃げねぇ様なら遅いんだよ…………今さら、どうあがこうとなぁ!!

【何らかの合図を打った敵に、侮蔑の笑みをぶつける男】
【捉えられれば、確実に痛手を負わせられるだけの計算をしての一手なのだ】

「牽制終了。合流します」
おぅ、来いよ…………こいつ、もう終わりだぜ!!

【アンカークローを収納し、οも後衛の一団に合流する】
【にやけ顔でそれを迎える男。今一度敵へと視線を飛ばすと】

「クラスターボム。炸裂します」
おうよ、空から降られて、地から突き上げられて…………終わりだなぁ!!

【上空に投げられていた手榴弾が、炸裂する】
【それは、細かい金属の破片を、眼下一帯に降らせるための兵器――――鉄の雨が降る】
【同時に、先ほど男が地面に発射した魔術『レッドマイン』が、男の足元で炸裂――――地から火柱が噴き上がる】
【上下からの一斉攻撃――――確実に男を焼き払い、ズタズタに切り裂くための一手だ】

「バリヤ、展開…………ッ!!」
ぐっ、やべ…………ちょっと徹底的過ぎたか……っ痛ぅ!!

【しかし、足元からの火柱はともかく、上空からの鉄の雨は、男たちにも作用する】
【咄嗟に、ベータがバリヤを展開し一団を守ろうとするも、4人を覆えるだけのバリヤとなるとその強度も下がり、いくつかの破片の突入を許してしまう】
【大部分は弾いても、破片が男の左肩へと突き刺さる。οはアンカークローで身を守るが、ζはそうもいかない。バイザーに、わずかな傷が走った】

/了解しました。その間休憩してます
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 14:59:23.56 ID:fQqK4oADO
/護の人へ
/ご飯食べてくるので次の返信結構遅れます、ごめんなさい!
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 15:04:13.90 ID:RD9+DmtSO
>>93
それに入ったら・・・お高いんでしょ・・?
【何故かこちらも台詞が通販じみている】
【何だこのノリ】

うぅん、魔術に興味ある知り合いですか・・?分かりました
【因みに思い当たる知り合いは何人かいるが】
【魔術協会に興味がない人とか】
【とっくに入ってる人とか】
【実は彼が知らないだけでもう既に協会で先生してる友人とか】
【中身が考えてもろくな当てがないので期待しないで下さい。】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 15:05:26.75 ID:RD9+DmtSO
>>101
/了解です!
/ごゆっくりどうぞ!
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 15:16:56.58 ID:AndG7ty6o
>>99

――――。

【女の傍を通り抜けて大剣を握り、再び元の位置に戻って男の方を向いた】
【――止めを刺す気は無いらしい】

【余力の僅かに残る右手だけで、大剣を持ち上げると】


(これが、最後の一撃)

(死ぬか、それとも――――)


≪Prominent Act≫


【――目を一瞬見開くと同時に】

【ありったけの魔翌力を込めた大剣を、地に向け叩き付けた――!】


        ―――― 『雲散霧消』 ――――


【大剣に込めた魔翌翌翌力を一斉に炸裂させ、深々と地を穿つ。】

【爆撃に似た轟音が響き、大きな衝撃が地面を走る。】
【白き残像を宙に刻む程に、深々と地を穿つ光。】

【雲散霧消。その波動が通った跡には、万物は存在を許されない】
【――全ての物を薙ぎ払い、新たな道を切り開く奥義。】


【放った直後にぐらりと身体が傾き、前方へ倒れ込む】
【体力を過度に消費し、意識を保っていられなくなったのだろう】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 15:27:29.52 ID:ofyxWBm+0
>>104

ゲシャハハ!問題はねぇ!!!
これがリアルなバトルさ!!!

【相手の攻撃などお構い無しに巨大な腕を光へと振りぬく】
【巨大な瓦礫の腕が波動へとぶつかる】

【ガリガリガリガリッ】

【波動によって削られる巨大な瓦礫の腕】
【元々瓦礫で作られた腕ゆえにその波動を受け止めきれるわけが無い】
【削れ、細く、小さく、砕け散っていく腕】
【もちろん、それは腕だけでなく腕を殴りこませた男本人にも言えること】
【その波動をもろに受けながらも、自身の体の消滅謎お構い無しに腕を伸ばす】

【消え行く瓦礫、消えゆく体】
【波動が完全に通り過ぎた後、倒れ付した女性へと届いたのは野球ボールよりも小さくなった瓦礫の塊だけだった】
【当たれば痛い、だがその程度だろう】

【男の体は波動を受け―頭だけがその場に残っていた】

ゲシャ、ゲシャ、ゲシャハハハハ!

【頭だけになっても笑い続ける不気味な男】
【こう言った状況ですら余裕の表情―いや、なぜその状態で笑うことが出来るのか】

【メイド服の女性もなんとか立ち上がろうとするが立てずに地へと伏せる】
【彼女もどうやら男のことは心配しているようには見えず、この場から動こうとしているだけのようだ】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 15:49:04.56 ID:AndG7ty6o
>>105

【彼女が倒れ込んだ直後、突如地面に魔術式が発生する】

≪Reciprocal Command≫――展開

【術式が発動するのは彼女が気絶した直後――】
【――この術式は、戦場において意識を失った状況下で本能だけで戦闘する為に、魔翌力を用いて強制的に身体を動かす目的で用いられる】

【身体を支える為の余力も無い状態で、其れは人形の如く、ゆらりと立ち上がる】
【身体中が悲鳴を上げているが、それを知覚する事も出来ない】

―― [Last Log] …実行

【瓦礫の塊を、握り拳で弾き飛ばす】
【感情の無い瞳で女を見つめると、転移術式を二人の中間に出現させる】

【乗れば、街中の別の場所に移動する事が出来るようだ】

【出現を確認すると、男に顔も向けずに真っ直ぐに術式に踏み込み、姿を消した】
【――ある程度時間が経過すれば消えるが、術式と女との距離はそう遠くない】

//すみません、ちょっと時間が無くなってきているのでここで無理矢理離脱しますです。。。
拙いロールにお付き合い頂き有難う御座います。
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 15:56:11.05 ID:ofyxWBm+0
>>106

ゲシャハハハ!逃げた・・・と言って良いのかなァ?

【頭だけの男は不気味な笑いを上げながら女の行動を見ていた】
【状況だけ見れば、男達の敗北のようだが、彼はまだ何か奥の手を隠し持っていたのだろうか】

「ご主人様・・・」

【壁を支えに何とか体を立たせるメイド服の女性】
【その不思議な術式を利用使用とは思っていないようだ】

あぁ、この人形は壊れてしまったが・・・まだまだ改良点が見つかったことで充分だ。
ゲシャハハハ!ランシャン、自力で戻って来い。ゲシャハハハ!!!

【そういい残すと、男の頭は電源が切れたようにプツンッ目を閉じ喋らなくなった】
【女性は虚ろな瞳でその地を後にしようと動き出した】

//おつかれさまでしたー!
//いえいえ、こちらのわかりにくい文章ですいませんでした!
//お付き合いありがとうございました!
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 16:10:16.81 ID:fQqK4oADO
>>102

いえいえ、なんと嬉しい奨学金制度があって今ならこのお値段から!
魔術を独学で学ぶより、超学生気分も味わえて更に確実に魔術を修得できる!
これは協会に入らなければ超損です!

【利織が提示した金額は、現実世界の国公立大学ほどのもの】
【奨学金もあることを考えると、アルバイトをして寮生活を送ればなんとか生きてはいけるだろう】
【ただ、それなりにゆとりのある生活をするのであれば】
【矢張りそれなりの収入源が必要なことは言うまでもなく──】

んふー、超ありがとうございます
魔術協会は、魔術を学びたい人であれば誰でも超歓迎ですからね!

さて、と……
超だいぶ風も冷たくなってきました
まだまだこの変も超物騒みたいですしね
暗くなる前に超帰るとしますか

【ふと、空を見上げる利織】
【確かに、なるほど。風は昼間よりも冷えてきており、日もだいぶ落ちてきた】
【「護くんも、超早めに帰るか宿を取ってた方がいいんじゃないですか?」】
【最後に、空から護へと視線を移し】
【悪戯な笑みを浮かべ、利織はそう言った】

/ただいまー
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 16:49:42.84 ID:NY/hh2zU0
>>92

「あぁ、“知り合い”ねぇー…どうするよ?」

『ま、多分俺もお前と考えてる事は同じだ、そうだろ?』

「おぅ、まぁそうだよなぁ…よし、俺がやる」



‘―――――!!!!’

【すると即座に、右側に立っている清掃服の男が女のもう片方の足に弾丸を放つ】
【少年の体からして、怪力能力でも持っていない限り彼女を運ぶのは不可能だと判断しての“念押し”だ】

「んで、ちなみに君、この女の人とどーんな関係なのかなー?」

『ねーちゃん?命の恩人?それとも小指か?――正直に答えてくれや』

【何気ない事を聞きながらも、銃の引き金には既に指を掛けている】
【返答の内容次第で、直ぐに銃をぶちかますつもりだ】

/遅れました、只今!
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 16:59:47.71 ID:NY/hh2zU0
>>97

(ほほう…コイツ、“天華”の連中に居た彼に似ているねぇ…彼と能力的には近いのかなー?)
(狭い地形を利用するといい、斬撃系列の技といい――捕獲する価値はあるかな…)

【両腕にそれぞれナイフを取り出す】

その戦術はボクには効かないですねぇ!

【片足を素早く上げて足の甲の刀を回避】
【同時に体を傾けて腕への攻撃を避ける】
【そして瞬時に太腿への刀に片方のナイフを投げ、軌道を少しずらした】
【〆に体を素早く起こしてナイフを空中の彼へと投げつける】

――イヒィ!

【だが、彼の腕には小さな、太腿には少し目立つ切り傷が残る】
【その速さが幸いして掠めたらしい】

111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 17:08:03.38 ID:QgyEVxeDO
【くす、くす、くすり、と笑い声。】

【とある安宿にある酒場。】
【荒くれ、チンピラ、やくざもの、所謂『悪』の博覧会のごとき様相が広がっている。】
【まだ飲むには早い時間だろうに、酔った客も何名か。】

【笑い声の主は、テーブル席にいた。】


―――駄目だね、見つからない。運が悪いのかな。

貴方のお望みの『薬』は、まだ入手出来てない。

【長い白髪の少年―――この近辺の所謂『何でも屋』、少々は顔も知れている―――は、】
【ローブのフードに顔を隠した人物と、何かを話している。】
【椅子を余らせたテーブルの上には、小さな袋に白い粉末が入っていた。】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 17:11:53.57 ID:NY/hh2zU0
/>>97、いい忘れてごめんなさい、遅れました!

>>100

【幾ら合図を送っても、この混戦状態ではワゴン車という機動力があっても、救援には相当な時間が掛かる】
【魔翌力感知が出来ず、尚且つ退路を瓦礫で塞がれたこの状況は、チェックメイトを意味したも当然】

(やべぇ…これ、完全にやべぇぞおッッ!!)

【頭の上に手をやり、クラスターボムに向け“何か”を発射】
【少しでも被害を減らす、ダメ元での一手だ】


ギャハハァァアアァァァハハハハハハァァァ!!!!


【無数の鉄の雨と、地面からの火柱による猛攻撃――】
【腕で必死に残りの破片を防ごうとすると、下から炎による奇襲攻撃】
【もはや笑っていられる状況は完全に失せた】





―――ァハァハアァ…あァはハぅア…





……ぐぉおうぁあぁ………ぅ


【奴はまだ生きている!?】
【腐臭を漂わせる不気味な何かが、火柱の向こうに確かに立っている――】
【土煙や攻撃の炎で、その姿は確認する事が出来ない――】

/“レンジャー部隊”到着まで残り5レス
/又、同じく遅れてすみません!
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 17:22:36.09 ID:4dxn5g6a0
>>112

ざまぁ…………見さらせ…………
俺たちに刃向うから、こう言う事に…………ッ!?

【爆炎と死の雨に沈んでいく相手を睨みつけながら、肩の傷を押さえて侮蔑の言葉を吐き捨てる男だが】
【直後、相手の生存を――――ただの影であり、見間違えの可能性も無くはないが――――確認、男の余裕も消えた】

――――しつけぇんだよ、ゴキブリ……!
ラ・グランドクロス、一斉発射だ……俺も合わせる、ッ!
「了解。マイクロミサイル、一斉発射……」
これで幕切れ…………『爆竜』!

【間違いなく、敵は致命傷に至っているだろう。直前の有様を見る限り、有効な防御手段などを持っているとは思えない】
【なら、後は文字通り押し通せば、全ては終わる】
【οのマイクロミサイルと、男の手から放たれる、竜をかたどった炎の奔流が、敵へと迫る】
【完全なる『とどめ』――――敵の命を狩り取ろうとしての、最後の一撃】

「…………反撃、もしくは増援の可能性がある……」
「…………了解、警戒レベル、現状を維持…………」

【一方、βはバリヤを解除、再び展開するためのチャージに移行し、ζもグレネードガンを構え、周囲へと視線を飛ばす】
【数の優位は、こういう場面で活かして行かなければならない――――先ほどの様に、一つの行動に全員が束縛されるなど、何度もあってはならない事なのだ】

/おかえりです
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 17:24:26.22 ID:RD9+DmtSO
>>108
うぅん・・・中々のお値段・・・奨学金制度があるのが救いですね・・・
【「うわ!安ぅい」とはそこまで行かず 】
【彼女の示した値は現実味ありまくりすぎで】
【驚きのお値段!ではあるのだが】

そうですね、僕も早い所水の国に帰らないと
【利織の言葉に護もまた上を見上げて】
【そう呟くのだった】

/気づくの遅れました。すいません
/そしてお帰りです
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 17:26:17.22 ID:3h8rJqbSO
>>109

っ――――!?

(この人達、なんでこんな簡単に……こんなの、可笑しいですよ!やってる事はカノッサ機関と変わらない――)
(……とにかく、未だ生きてますよね。どうにかして切り抜けないと、出血が酷くなるばかりだ)

【再び響いた銃声と悲鳴に、漏れそうな叫び声を噛み殺して。見れば、女性は両足を撃たれている】
【幾ら鍛えていても、少年の身体能力だ。人一人を抱えて、即座に離脱など出来はしない】

近所のお姉ちゃん、です。噂で悪い人と付き合ってるって聞いて心配で、それで……!

(――――この距離なら銃撃を逸らす位……いや、それじゃリスキー過ぎます。なら、手は一つ)
(……ごめんなさい。囮みたいな事になるけど、きっと死にはしませんから……!)

【だから、此処で彼は賭けに出る。能力者である事は十中八九バレるが、誰も死なせずに切り抜けるには、これしか無い】
【ぶかぶかの、丈の合わないロングコート。その内を蛇のように、衣擦れ一つ立てずに、一本の弦が這う】

【する、する。コートの裾よりブーツを伝い、彼の元来た道へと細い透明の糸が這ってゆく】
【涙混じりの大声で誤魔化しつつ、気付かれずに糸を一定の長さにまで伸ばすコトに成功すれば】

【突如としてその曲がり角の向こうから、何かの弾けるような音が響き渡るだろう】
【それこそ、新手の能力者≠ナもやって来たのか、と言わんばかりに――――】

【彼等の過剰な警戒の裏を掻かんとする一手。果たして、成るか?】
//遅れましたすみません、お帰りなさいませー
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 17:34:36.92 ID:NY/hh2zU0
>>113

【今度こそ、戦いは終わる――】
【その瞬間、煙の向こうから“何か”が飛んでくる】
【狙いは2発とも炎の竜――ミサイルの一部は、火竜を破壊出来た場合に爆風に巻き込んで破壊するつもりだろう】
【当然、攻撃の勝敗に関わらずともミサイルの半数近くは男を直撃する訳だが】

ぁぁぁハハァ…

【言うまでもなく、先程の攻撃は常人たらずとも確実に死ぬレベルであっただろう】
【何故生きている?何故反撃できる?その答えは、彼のその姿にあった――】

ぅぅぅ…ひゃっ、ひゃっ

【煙が晴れ、その向こう側に立っている筋肉の繊維が完全に露出した人体】
【彼の能力だろう、どうやら自分の皮膚を溶解して破片を流し、火傷を皮膚ごと切り離したのだ】
【グロテスクという表現を既に超えた、無茶苦茶なその姿―――“一級”の名は、伊達ではないということか】
【案の定、足元にはドロドロに解けた皮膚と、それに刺さった破片が広がっている】

/残り4レス
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 17:42:42.86 ID:fQqK4oADO
>>114

魔術に心得が超ある人であれば、研究者として働くことも超可能なんですけどね

【──「実際、利織ちゃんもそうでしたし」】
【続けて呟かれたのは、そんな意味深な台詞】
【魔術協会に所属しているという彼女ではあったが──】
【もしかすると、生徒から研究者へ進んだタイプではないのかもしれない】

じゃ、また今度会ったら利織ちゃんの作った魔道具の紹介でも超しますよ
今日はあまり手持ちが超ないんです
元より今日はこの街を見に来るのが超目的、でしたからね

それじゃ、また縁があえば超会いましょう

【最後にまた。彼女はにまりと微笑んで】
【そして、そのまま】
【護が彼女を引き止めない限り──】
【利織と名乗った少女は、掃除機に乗って上空へと飛んでいくことだろう】

/気にしなくていいんだぜー
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 17:47:47.28 ID:4dxn5g6a0
>>116

いつまでも悪あがきしやがって、もうこれ以上は――――ッ、!?

【相殺を狙った攻撃により、竜を模した火炎は、その場で四散する】
【とはいえ、もとよりその熱量は凄まじく、強力な熱風となって降り注ぐ】
【同時にミサイル。止めとしては十分な攻撃と踏んでいたのだが――――】

――――糞ゾンビが……ッ!!
どこまでもどこまでも悪あがきしやがって…………ッ

【その姿を認めた男は、もう己の不機嫌を隠そうともしない】
【だが、そのグロテスクな姿は、男をして、さして嫌悪感を与える様なものでもなかった】
【理由は単純――――男自身の戦闘能力は、先ほどから使っている通り、炎の魔術にある】
【そしてこの男、もとより人を殺す事が好きである――――この国を襲った一派の狙う人間の類でもあった】
【そのグロテスクな姿も、男にはある程度見慣れたものだったのだろう】

――――ッッッぁぁぁあああっ、喰らえッ!!

【この男、生半可な一撃では、もはや沈まない】
【結論がそこに至った男は、腰を溜めると、一気に距離を詰める――――先ほど瓦礫から逃れた、例の瞬速を活かした突撃だ】
【その背中には、炎の翼の様なものが形成されている。すれ違いざまに、包み焼きにしてしまおうと言うのだろう】
【――――同時に、その右手にも炎を収束させる】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 17:48:24.09 ID:NY/hh2zU0
>>115

「近所、か――なら、いいや」

【男達の銃の引き金から、そっと指が離れた】
【そして、左側の男は小さくため息をつき】

『…お前、これからはコイツの事は忘れて生きていけよ。悪≠ノ加担するような奴は、生かしちゃダメなんだ』

「分かったらとっとと帰れ…こっからもっと人が死ぬ。お前みたいに世の中よく知らなそうな奴にこういうの見せたくねぇんだ」

【彼らは少年を気遣っている――先程の雰囲気からして考えられない発言だ】
【それほど彼らにとっての善悪≠ニは、はっきり区別されたものなのだ】

【―――そして、音は響いた】

『「………!!」』

「――新手か!?」

『――いくぞ!ブッ潰すッ!!』

【特殊訓練を受けている彼らにとっては、戦闘における判断力は優れている面がある】
【足元に倒れている女性は運べない、忠告すれば涙目の少年はもう帰るはず…分析を瞬時に行った結果の判断だ】
【――この場合は、その判断力が仇となってしまった訳だ】
【少年は、賭けに勝ったのだ】

【2人は陰に隠れつつ、銃を構えて慎重に音のした方へと向かっていく】

‘―――ありがとう…’

【辛い表情をしつつ、女性は小さく呟いた】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 17:52:27.69 ID:RD9+DmtSO
>>117
えぇ、便利なの期待してますね。
【利織の言葉を聞いて】
【期待を胸に護はそう言葉を返す】

じゃあ僕もそろそろ、帰る事にします。
では利織さん。さようなら、
【何処かへ飛び去ろうとする彼女を見送って】
【彼もまた自分の祖国へ帰ろうと歩き出すのだった】

/乙でしたー!
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 17:59:42.67 ID:NY/hh2zU0
>>118

【マイクロミサイルの約半数が直撃――爆煙が周囲に広がる】
【いくらマイクロとはいえ、爆発する誘導弾、しかもそれが数発も直撃すれば、怪我一つでは済まない】
【遂に男の体からは、内臓までもが溶けて飛び出してくる】

くぅるかぁぁァァ…

【足掻く、どこまでも徹底的に足掻く――絶対に死せんとばかりに足掻く】
>>45の放送とは、全く逆の展開となってしまった訳だ】

ぶぅあぁあわぁっ、ははぅっ――ぅっ

【喉が爛れ、声ではない声を上げながら腕を突撃する男へ向ける】
【“何か”を飛ばしても、もはや遅い――だが、男を“溶かしたい”欲求は抑えきれない】
【翼と体へ向けてそれぞれ“何か”を放った――】

/残り3
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 18:05:07.51 ID:fQqK4oADO
>>120

【──ひゅう】
【護と別れた後。彼女は掃除機に乗って上空にいた】
【眼下にブレイザーシティを収めながら】
【魔術協会所属の魔術師・南雲利織は小さく呟く】

──戦争、か
そんなの、今まで超縁がないと思ってたけど……
私も、その一端を担っちゃったんですね

【浮かべていた、その表情は──】

/お疲れさまでしたー!
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 18:11:30.52 ID:4dxn5g6a0
>>121

――――もうネタばれだって、分かってんだろ? お前の攻撃は『それ』ばっか…………他に手はないんだってよ!
もっとも…………事ここに至っては、もう聞こえねぇかァ!?

【男が突撃を敢行した理由。それは無論、この敵が生半可な攻撃では沈まないと見たためと言うのもある】
【だがもう一つ――――先ほどから飛ばしてくる、人体を破壊する『何か』以外の、有効な攻撃手段を持たないと見てとったためでもある】
【それなら、あらかじめ反動を抑えるための姿勢を作りながらの『跳躍』を使えば、怖くはないと踏んだ】

これでぇ…………終わりだぁッッッ!!!

【炎の翼は何か≠ノよって散らされる。だが、胴体に迫るそれは、そのスピードで回避をし】
【男の背後を取ると、大地を踏みしめて急速にターン】
【――――右手に込めた炎の魔力を、直接敵の体に、拳ごと叩きつける】
【炎の翼はフェイク――――否、実際それでダメージを与える腹積もりではあったが、本命はこの拳】
【敵の体に叩きつけ、更に魔力を爆発させる事で、確実な一撃を身体に叩きつける魂胆だ】

ぎっ、いいぃぃぃおおぉぉぉああぁぁぁッッッッッッッッッッッ!!!

【本来、こんな無茶な軌道をすれば、如何に体勢を整えていようと、その反動は強くなる】
【足が捻じれる様な痛みを覚えながら、回転の勢いのまま、男は拳を放つ】
【――――ここまで追い詰めて、生きて帰らせてたまるか】
【半ば意地とも取れる、そんな根性が、男を支える】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 18:15:33.34 ID:QA6ucc6/0
>>110

うまく避けるな
やっかいな奴だ

【残り1本の刀で投げたナイフを弾く】

埒が明かない
しょうがないな

【そういうと残りの刀を口に咥えまた両肩から2本づつ取り出しかかとで蹴る】
【刀は2本男に向かっていく】
【そしてすばやく着地し地面を強く蹴り間合いを詰める】

これならどうだ

【口に咥えている刀を手に取り腹辺りを切りかかる】
【それと同時に空中から2本の刀も飛んでくる】

さぁどうする?

//ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ寝てましたすいません





//
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 18:29:33.51 ID:NY/hh2zU0
>>123

【ズバリそうである、この男は“何か”による攻撃しか出来ない】
【技は複数あったものの、所詮は溶かす事しか能がないようなものだ】
【防御技が無く、攻撃に特化している――大方の処刑人らしい弱点を、彼も背負っていた】


(悔しいけどよぉ、避けられない…よなァ)

【それだけ。それ以外は、何も考えずに拳を受け入れた】


――――――――――……………。

【声を発する事無く、男の体の大半――肉片であった液体が、拳の衝撃で吹き飛んでいく】
【完全に骨が確認出来るまでに体は溶け、心臓も潰されている】


【――しかし、最後の判断で直接攻撃を放ったのはいけなかった】
【何故なら、溶けた液体が人体に触れてしまえば、接触箇所もまた溶解していくからだ】
【炎の魔翌力に包まれていた分、溶解率は低いだろう――だが、表面上の溶解は免れないかもしれない】




【バラけていく体、そして遂に骨も段々溶け始めていく―――】
【そんな彼の脳裏には、この組織へと加入した当時のことが思い出されていた】

【――そういえば、いつか“先生”が言ってたっけかなァ】
【“処刑人≠ノなるのなら、幸せな死に方は出来ない”って】

(…嫌だなァ…こんな…不気味な死に方…嫌だよなァ―――)
(悔しいなァ――本当に、悔しいなァ――くそう、くそう、畜生ッ――!!)

【今、初めてこの男の望みは“溶かしたい”から“生きていたい”へと、変化したのだった――】
【――所詮、後悔しても無意味なだけであるが】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 18:29:54.17 ID:3h8rJqbSO
>>119
【その言葉に、彼はほっと胸を撫で下ろし。口を開いて、ぽつりと小さく呟いた】

――――は、はい。あの、あんまり無茶して、怪我とかしないで……下さい、ね。

【言葉による印象操作。お人よしの少年が、状況をなるべく穏和に解決する為に身に付けた、処世術の一つ】
【さしずめ、今回のプロットはこんな所か。近所に住む年上の女性に、淡い想いを寄せる無垢な少年=z
【彼女が悪人にたぶらかされている、との噂を聞き付け、子供じみた正義感で尾行に及び、紆余曲折有って=z
【不運にもこの路地裏に迷い込んだ所、憧れの人が危険に曝されている。少年はなけなしの勇気を振り絞って飛び出し、後はこの通り=z

【本職とは比べるべくもない程に稚拙だが、却って今回はそれが効を奏したらしい】
【彼は純粋で未熟で無知な、お人よしだった。それでも、自分を最大限に有効活用する術は心得ていた】
【――因みに、彼等に悪感情を抱いているか、と言えば然程でもない】

【嘘と真実をを織り交ぜた言葉の中、彼等を案ずるそれは、紛れも無い後者に属していた】

(……アドバンテージは取った。処置した上で翠≠それなりの数使ったから、怪我はそれなりに快復してる筈)
(あの人達は、もう気付かれてます。怪我人の皆さんには、悪い事したけれど)

(――――あれだけ派手に銃声を鳴らしたんだ。時間だって稼いだ、だからきっと、逃げてくれています)

【果たして、全ては計算の通り。狭く雑然とした路地はもぬけの殻で、ただ奥へ奥へと血痕が続くのみ】
【上か、それとも下か。敵は何処だと彼等が更に路地へと踏み込めば、少年の仕掛けた策が発動する】

もう、大丈夫です。きっと…………貴女も、助かると思いますから、ね?

【突如として空間に満ちる、白の燐光。それを縒りあわせるように、無数の糸が踏み込んだ者を包囲する、筈だ】
【彼の能力は、精神力を媒体として、様々な性質を付与した光の糸を紡ぎ出す≠ニいう物】
【所狭しと空間に張り巡らされるであろう糸の色は、紫。効力は、接触をキーとした炸裂=z

【触れれば破裂音と共に撒き散らされるは、非殺傷性の衝撃波――糸の数だけ連鎖するそれは、当たり所が良ければ意識を奪うには十二分だ】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 18:41:48.62 ID:NY/hh2zU0
>>124

イヒヒィッ!!
当たらないッ!

【ナイフを弾かれたと同時に、同じくナイフを2本取り出して飛んでくる刀を弾く】
【威力では完全に押し負けているが、要は軌道を少し逸らせばいい】
【男のこのやり方、回避よりも防御に重点を置いて活動していると見ていいだろう】
【刀はこのまま行けば、2本とも肩を掠めるだろう…だが、思いの他傷は大きく残ると思われる】

…え?

【だが、その慢心さがいけなかった】
【2本の刀に気を取られ、懐に入られた事に気づくのが遅れたのだ】
【気づいた瞬間に、素早くバックステップをしようとするが――】

うぐぅッッ!!

【浅いッ!だが攻撃は確実に入った!!】
【腹に横一文字の傷跡が現れ、男は大きく一歩下がる】
【その瞬間、手を使わずとも腹からフォークとメスがそれぞれ2本ずつ、横に広がるように飛んでくる】

128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 18:42:52.92 ID:4dxn5g6a0
>>125

ぐ………………あっ、しまったッ、っっっぁぁぁあああああああああ!!

【高熱を伴って、溶けて行く人体。その断片に――――溶液に、自ら手を突っ込んだのは失敗だったようだ】
【咄嗟に、腕に込めた魔力を爆発させ、吹き飛ばそうとするも、右手には、酷い火傷が残る】

この野郎……最後の最後まで手間取らせやがって…………ッ!!
大人しく死んどきゃあ良かったんだよッ…………くっそ、こんな状況じゃ、泣きわめかせる事も、出来やしねぇ……!!

【右手を左手で庇おうとするも、左の肩に喰らった弾があったため、それも出来ず】
【痛みに、ひたすら顔を顰めながら、可能な限りの悪態をつく】
【――――彼の楽しみである『虐殺』が叶わなかった事もあり、その機嫌は最悪だ】

うぅっ…………おいてめぇら! 首領に報告だ…………!!
このパーティは全員負傷……今から撤退するってな!
「了解……」

【腕が使えない男は、通信も今はやりにくい――――出来ない訳ではないが、体中色々と痛いからやりたくない】
【部下である少女たちに指示を飛ばし、連絡をつけさせる】

…………俺も、『奴等』も……ほとんどああいう『肥溜め』から拾い上げられた…………
ゴミの山の中にも、宝は埋まってるかもしれねぇんだ…………一斉撤去なんか、されてたまるかよ…………!

【まだ粛清は続いているらしい、路地裏の方角を見やりながら、男はポツリと漏らす】
【これこそが、男がここで立ちふさがった本心だった――――使える者も残っているのに、全て粛清されてはたまったものではない】
【自分の主も、そう考えるだろう――――故に、行き当たりのこの戦乱に参加したのだ】

まぁいい…………引き上げるぞ、お前ら!
「「「了解」」」

【ふと思いなおす。まだ敵は大勢残っているのだ】
【このままボケっと立ち尽くしている訳にはいかない。場合によっては追撃を喰らう恐れもある】
【今の状態での更なる戦闘を避けるために、一団は撤退に掛かった】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 18:48:21.64 ID:4dxn5g6a0
>>128追記
/すいません、いい所なのに飯ですorz
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 19:02:03.18 ID:NY/hh2zU0
>>124
/また忘れて申し訳ないです、全然大丈夫ですよ!
/むしろ途中落ちしたこちらが謝る方ですから…

>>126

‘――ありがとう…本当に、有難う――!’

【小さな声で、少年が助けた女性は小さく呟き続ける】
【所詮、彼女も悪人と付き合っただけが個性の名も無き一般人】
【だが、命があり、心があることは誰とも変わらない】
【ひたすらに自分の命運の変化に、女性は小さく涙を零した】


【十数m先での路地裏では】

「(なぁ、お前先行けよ)」

『(俺がかよ?ふざけんなって)』

「(じゃあ、やるか…)」

【銃を構え、互いの顔を見合わせ、息を飲む】

「『(せーのぉ…!!)』」

「『そおらぁ!!』」

【互いに息を合わせた合図と同時に、路地へ銃を構えて壁から飛び出す2人】
【そこには幾つかの血痕がある事を除けば、単なる“フツーの路地裏”が広がる】

「―――あれ?遅かったか…?」

『くっそ、逃げられたのかよ…』

【片方が路地裏へ一歩踏み込む、しかしもう片方の男はそれを“わざと”傍観した】

「………ん?………ん、な、なんじゃこりゃ、ん、ンヴッ!グッ!?ヴォッ!!」

【光が広がったと思った刹那、瞬く間に糸に包み込まれる片方の清掃服】
【次の瞬間に一本の糸に触れて立ちくらみ、また一本、一本と連鎖的に糸へ触れてしまう】
【最後は頭と糸が接触し、倒れこむように複数の糸に絡めとられ、あえなく気絶した】

『(やっぱ罠あったか…こうやって賢く危機を避ける奴が生き残るんだよ…俺達が来るのを、計算して…?)』


『…―――………―――あのガキッ!!!』

【気づかれた―――!!】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 19:13:16.21 ID:QA6ucc6/0
>>127

しまった

【攻撃が決まった時一瞬気が緩んだのか飛んできたフォークとメスへの反応が遅れた】
【メスは辛うじて軌道をずらしかするだけで済んだがフォークは見事に突き刺さっている】

――――っ!!!

【一瞬体がぐらつくが踏ん張り体勢を立て直す】

油断をした
だがもう油断はしない次から本気でいく

【そう言うと腕を体の前でクロスし前傾姿勢になり体に力を込める】
【と次の瞬間】
【体を大きく広げたかと思うと全身から刀が飛び出す】
【刀は地面や壁中に刺さっていく】
【その数や70〜80本ほど】
【当然その刀は眼の前にいる男にも飛んでいく】
【が向かっていく刀は回避しきれない量でもない】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 19:27:14.11 ID:NY/hh2zU0
>>128

【レンジャー部隊が来るまでに、あと僅かだが時間がある】
【あえて戦う選択をしない限り、今退却すれば逃げ切れるだろう】

…………………――――…


―――待で、ぃぅ…   お、まへら…  なにもんの、 だ――                                   

【僅かに残った喉の器官を震わせ、必死に空気のような声を上げる】
【こうも無残に殺され、一級処刑人としてのプライドを傷つけられての執念からか】
【本当に空気を小さく振るわせるだけの声は、気が立っている男には聞こえないかもしれない】

てめぇら、ば、必じ地ごヴぐにおち、る―――かたきは、おりのっ、な、がむぁ………


…  ――    …   …が。

【言葉を発し終えたか、それとも続きがあったのか、喉が捲れると同時に言葉は消えた】
【悔いばかりを残してしまった人生だった、ただこの惨めな体で彼は、“最後の抗い”を見せる】
【これまで貯めてきた彼らに対する知識を、徹底的にひたすら絞り出そうとしているのだ】

【β、水色、ロッド、インブレイスポーラスター… ζ、青紫、グレネード、ルナティックガンスター… ο、蒼黒、アーム、ラ・グランドクロス…】

【―――名前カッコよすぎだろ、センス抜群でオサレで―――】

【…間違えた、じゃなくて瓜二つだ…何故、あれ程そっくりなんだ…?】

【ガルンロード…炎系統能力者、相当優秀な司令官…実力高しと見る…】
【あいつ等―――何者だ…?】

(俺の記憶=c無駄にするな、よ)


【一通りの知識を思い浮かべた後、最後に思い浮かべた言葉は】




【――“処刑人≠ノなるのなら、幸せな死に方は出来ない”――】




(      あぁ     本当に    そうだった   )




【一級処刑人:ジャニル・ボウ 星の国掃討作戦にて死亡】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 19:41:17.99 ID:NY/hh2zU0
>>131

まず一本ですよ、てめーさんッ!ッヒヒ!!

【刺さったフォークを確認すると笑みを浮かべ、思わず笑いを溢す】
【しかし、どちらにせよこちらが相当不利である事には変わりない】

(コイツ、刀の腕が相当立っている…こんな時に柳元のヤツが居てくれれば…!)

―――って、なんと!!!

【何をするかと思いきや、相手の体からは無数の刀が飛んでくるではないか】
【避けきれない量だったのが唯一の救い、手足をフル活用し次々と避けていく】
【直撃は完全に免れ、大方の回避にも成功したものの、袖の長いコートは切り傷だらけとなってしまった】

―――ウムゥ………

【冷や汗を流し、不気味極まりない男は相手を分析を開始する】
【おそらく、この男は次々と無数の刀を使用していく剣術者だ】
【だから男自身、及び刀の近くに居ることは危険極まりない】

【となると、この状況なら男は絶対的優位に立てるということか――!!】

や、ヤバイね…ハイハイ…

【徐々に後ずさりをすると、メスを引き抜き素早く2本投げつけ、同時に後ろへと走り去ろうとする】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 19:43:49.44 ID:d2vAvrsSO
さーて、お困りの方はおらんかね〜
【背中で束ねた長い金髪に青い目】
【帽子にベスト、腰にはリボルバーと古いウエスタン映画に出てくるような服装の保安官がキョロキョロと周りに注意しながら歩いている】
ま、いない方がいいんだがな
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 19:44:40.09 ID:3h8rJqbSO
>>130
【鮮烈な紫色の糸は、男を拘束した端から光を散らして弾けてゆき――――】
【衝撃が脳を揺さ振り、彼を速やかに昏倒に致らしめる。正面切っての大立ち回りよりも、本来こうした小細工が、少年の得意とする所】
【その破裂音は、先程の物音と酷似していて。だから仕留め損なった時点で、バレる事は覚悟の上、だ】

――いえ、礼には及びませんよー。ささ、早く逃げちゃいましょう……。

(掛かった。どちらか一人は、落とせたかな…………幸い、銃弾は貫通してるみたいですし)
(――翠≠フ糸を使えば、傷口は直ぐに塞がるレベル。うん、此処までの見立てには、間違い無し)

誰一人、死なないように頑張りますから――――そう、誰一人です。

【次手。袖口――いや、両の五指を覆った手袋の先から、先程の透明な糸が紡がれる】
【垂れ下がる糸は、素早く地面を這い。曲がり角の死角に設置されて、誰かが訪れるのを今か今かと待ち構える】
【透明の糸の特性は、その汎用性。特殊な能力こそ無いが強靭さと操作性は群を抜く】

【彼の意志次第で、鋭利な刃にも、不壊の拘束具にも。――二人をおびき寄せる為に紫色≠激発させたのも、此れだ】

………離れないで。後ろ、見てて下さい。

【少年は、小声で女性に待機と周囲への警戒とを促す。今軽々しく動けば、危険は甚大だ】
【近くに指揮官や伏兵が居る可能性を加味して、此処を出るのは二人を確実に無力化した後と、決めていた】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 19:50:24.76 ID:4dxn5g6a0
>>132

――――本当に、ゴキブリ並みのその生命力、そいつだけは見上げたもんだなぁ……
ここまで来ると、逆に称賛したくなってくるレベルだぞ……?

【立ち去ろうとした、その時。耳に届いてくるのは、今まさに消え去りそうな命の灯の、最後の激しい揺らぎ】
【その最後の意志をぶつけてくる相手に、男――――ガルンロードの気まぐれは、答えようとした】

――――俺たちゃ、ヴェイスグループ総帥、シュバルツ=L=ヴェイス様の私設戦闘集団『暴蜂(バウフェン)』さ……!
死後の事など知った事かよ。この世を生きる限り、俺たちはあの方の庇護を求め、そして力を尽くし、忠義を尽くし、命を尽くすのさ……!
そこらに転がってる、殺しが好きなだけのゴミを、強力な兵隊としての価値を認めて、取りたててくださってるんだからな……!

【地獄に落ちる事など、知った事ではない。要は、現世で何を『正しい』として生きて行くのか】
【ガルンロードはそれを、シュバルツなる男の元に見た】
【その事を、死にかけの敵に対して、懇切丁寧に説明していく――――その丁寧さも、一種の皮肉か】

【余談だが、クローンたちの名前にも立派な元ネタ……と言うかモデルがあったり】

――――ま、俺たちと利害が衝突した事が、不幸だったって事だ…………
もし、敵として会わなきゃ、良いパートナーになれたかも、分からねぇんだからよ?

【先ほどの敵の見せた『殺戮を楽しむ様な仕草』は、間違いなく自分にも通じるものがあったはず】
【もし、敵として会わなければ――――そんな仮定などに意味はないと思いながらも、その思いに馳せらない訳には行かなかった】

さて…………おしゃべりはここまでだ。行くぞお前ら!
「「「了解」」」

【今際の際に立ち会おうとした気まぐれで、余計な時間を使ってしまった】
【自分たちも、決して軽傷では済んでいないのだ。早く帰還して、治療を受ける必要がある】
【――――――――暴蜂の一団は、今度こそその場から立ち去った】

【蜂の羽音は、徐々に近づいてくる――――】

/ただ今戻りましたー
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 19:52:26.64 ID:QA6ucc6/0
>>133

ここはもう私の絶対領域
逃げることもできない

【後ずさりに気づき男は近くにある刀を一本引き抜き敵に向かい刀を投げる】
【が少し軌道がずれ後ろに飛んでゆく】

背後に注意だ

【次の瞬間】
【投げた刀が後ろに刺さっているもう一つの刀の根元に当たり梃子で刀が男に向かい飛んでいく】
【隙をついた攻撃】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 20:02:00.05 ID:NY/hh2zU0
>>129
いつでもお待ちしております!


>>135

‘(こんな子供なのに――こうも立派な考えを持ってるなんて…)’

‘―――!―――…来てる…2人、かも…!?’

『テメェ!やっぱりぶっ[ピーーー]!!オイ!コラッ!!』

【奥から怒鳴り声が響くと同時に、その方向から誰かが走ってくる音が聞こえる】
【別の方向から、また別の誰かが歩いてくる音がする】
【2人の清掃服が進んでいった方向から怒号が響いている時点で、既に1人の正体は特定出来る】
【少なくとも今この路地裏に居た罪人の殆どが襲撃によって負傷或いは退避していることから、“今の時点での”味方ではないかもしれない】

【次の瞬間、ゆっくりした足音のする方向から独特の銃声が数発――】
【銃器に詳しかったり経験のある者なら、その音がショットガンである事を見抜けるかもしれない】

【まだ別方向の“誰か”とは距離が離れている――余裕は、十分にあるだろう】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 20:25:53.38 ID:NY/hh2zU0
>>136

(ヴェイス家―――シュバルツ=L=ヴェイス―――バウフェン―――――)

(  忠義   か)

(………パートナー………)

(        。)

【それを聞きながら、彼の言う丁寧な説明に僅かばかり聞き入ると】
【小さな、本当に小さな命の灯火は ふっと 消えた】




【そして彼らが過ぎ去ろうとした正にその瞬間、路地から緑色の作業着を模した清掃服とキャップ帽を被った3人の男達が飛び出す】
【手に構えているのは、何とアサルトライフル――腰には手榴弾がぶら下がっており、能力者でも危険極まりないであろう集団だ】

【だが、既にその場を後にしようとした彼らには、こちらから何かしない限り見つかる事はないだろう】
【実際、この部隊は全力で追えば追いつけるであろう距離にガルンロード達が居る事に気づけていない】

「―――くそ、遅かったか…ッ!」

『だけど処刑人が死んだお陰で、また俺達の格が上昇するぜ!』

{何だかんだで、一級も大した事無いんだな}

【ドロドロに溶けた死体を見るなり、個々の声を浴びせる隊員】
【彼らに仲間だという概念は通用しないのだろうか――】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 20:32:55.37 ID:NY/hh2zU0
>>137

――――!!

【背を向けつつ飛んできた刀をヒラリと避け、すれ違い様にフォークを3本投げつける】
【それと同時に再び後ろを向こうとするが】

う、ウワッ!!

【驚きつつ、咄嗟に身を伏せて避けるものの、コートが貫かれる】
【そのままコートは刀に吊り下げられてしまうだろう】

【スーツに装着されたメスを投げつけつつ、またも後ろを向く】
【勝ち目が無いと判断し、逃げを狙っているのだろうか】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 20:35:54.24 ID:4dxn5g6a0
>>139

「…………っ」
――――気にすんな。紛れちまえば、問題ない…………

【路地から出てきた3人組に、思わず反応しかけるクローンたちだが】
【人を食ったガルンロードもさるもの。しれっとした顔で一群をやり過ごし、そのまま立ち去ろうとした】

(…………おいおい、随分と友達がいのない仲間だことで…………
あんな連中に、仇打ちなんてする様な気概があるたぁ、思えねぇな…………なんかの弾みで、また敵対する事は、あるかも分からねぇけどよ?)

【背後から響いてくる、死者を冒涜する言葉】
【自らが手を下した相手を憐れむ事など、偽善と罵られてもおかしくない事かもしれないが】
【それでも、文字通りの『無駄死』に終わった男の事を思い、嘲り混じりの憐れみが、わずかに心を疼かせた】

「……ッ、ガルンロード様。シュバルツ様から通信です
『直々に迎えに行く』との事です」
――――首領、直々にか……って事は、あの飛行機だな?
分かった…………ポイントまで誘導しろ
「了解」

【クローンの1体に、どこからか通信が届く。それを受けて、一団はさらに場を移す】
【――――最後まで、新たに現われた3人組は無視する方針を貫いた】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 20:40:29.62 ID:QA6ucc6/0
>>140

あれを反応するか
やるな

【男はそこでなぜか手に持つ刀を地面に差し込む】

どうやら貴様は逃げたそうだな
条件を一つだそう

【男は相手に指をさし一言】

名を言え
そうすれば見逃してやる

【男は身体から力を抜き完全に脱力している】
【どうやら言っていることは本当そうだ】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 20:45:43.82 ID:8wAC1//vo
>>21

酷い会社だなあ、訴訟も視野に入れずにはいられないぜ……

【それもここから出られればの話】
【最悪このままずっと、なんて素敵な事態になるやもしれないが】

それはアレだよ、ホラ、オレはまだ本気を出してないんだよ
それにこういう経験も中々珍しいからちょっと楽しんでみたいなーっていうか
…………ごめん嘘、出られないのは本当

【力なく情けなく首肯、動作から疲れが見て取れる】
【コレが自分を捕らえた目的が分からないというものが精神を疲弊させる】
【なぜなら終わりのビジョンが見えないから、故に終わらないのではないかというビジョンがチラつくから】

渡りに船っ!サンキューなー流石だぜシルクハットはダテじゃねーな!
……まあ問題はそれが通るかって話――――

【ああ、今度は情けない姿がネットワークに……】
【褒め方が変、変だった、いや少女を褒めるべき点が他に見つからないという訳ではなく】
【空腹を満たすもの>>>褒めるこ、だっただけである。それはそれで白状だけれど】

【ぽーんと放り投げられた食パンは「手」の格子の間を通り抜ける】
【そして少年の膝の上にポトンと食パンは着地、間違いなく成功だった】

おお……!おお……!
無生物はオッケーなのか……、それとも何か判別してんのか……
(うーむ、分からんさっぱり分からんそもそもコイツらが何か思考を持っているのかすら分からん)

【食パンを手に取り感動に打ち震えながら暫く食パンの白い肌を見つめる】
【うへへへ、と締りのない笑顔を浮かべてなんだかこの時点で既に満足そうでしたとか】

/ありがとうございます
/それでは今日もよろしくお願いしますね!
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 20:57:58.21 ID:NY/hh2zU0
>>141

「…まだ温かいっつーより、熱い…まだ死んで殆ど経ってねーぞ!?」

『だが追撃は無理だろ…何処もかしこも悲鳴と爆音のカーニバルだ、追えっこねぇよ』

{諦めるのが得策だな、とりあえず巫女様≠ゥアレ≠フどっちかに連絡つけないと}

【彼らの得意任務の一つに追跡があるが、あえて今回はそれを控える】
【この状況で下手に追撃を行うと、第三者の奇襲に掛かって瞬殺される危険性も高いからだ】

[大丈夫だ、俺ならここにいる]

【脇から現れたのは、また同じ服装に武装を施した清掃服】
【溶けた死体の“頭だった”であろう部位に、そっと手を翳す】

[……………相手は複数か…バウフェン…これはそいつ等の事らしいな…ヴェイス家?誰か分かるか?]

『あ、それ確かそこそこ有名な財閥だった気がするな?詳しくは知らね』

[後である程度探り入れるか…ん、オサレ?何だこれ?…あぁ…成る程……へぇ、有能な指揮官、ねぇ…]

{俺達と部隊戦でどちらが上か競ってみたいもんだ、っと…“一級処刑人1人死亡”っと…よし、記録した}

「だが、一級が死んだってのはちょっと威厳崩れるよな、さすがにヤバイだろ…」

【掃除屋が単なる無能力者部隊ではなく、能力者と無能力者の混成部隊である事はあまり知られていない――】
【彼等は文字通り死体を袋に詰め、液体で溢れた道路の掃除を始める】

【戦いが一つ終わった、だが全ての仲間がその死を嘆くとは限らないのも嘆かわしいことだろう…】

/お疲れ様で、いいんでしょうか?お疲れ様でしたー!
/長い間つき合わせてすいません、参加有難うございました、楽しかったです!さすがクローン部隊!!
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 21:01:36.76 ID:3h8rJqbSO
>>138
【誰も死なせない。言うだけならば簡単で、尚且つ綺麗な子供じみた理想だ】
【少年はその難しさを知っていた。自分の弱さについてもまた、同様に――だが】

(……難しいからって、諦められません)

(この角を曲がったら――拳銃のスライドごと、腕を拘束して引き倒しましょう)
(一発だけなら、彼女に流れ弾を当てないで避けられるから。……二の矢は撃たせません)

(五本……片手分が有れば、事足りる。後はセーフティを落とすかマガジンキャッチを押すかして、銃を無力化)

――――二人、っ!?

【聞くが早いか、別の方向から連続した銃声。その質から、恐らくは大口径の火器だと当たりを付ける】
【グレネードは論外。恐らくは単発式。見通しの利かない路地裏に、わざわざスナイパー・ライフルを担ぎ込む事も無いだろう】
【であるからしてショットガンか、拳銃。場所柄、制圧に便利なのは前者――だとすれば近付かれれば、相当に厄介だ】

【音で完璧に解る程に、銃には精通していないが。その分を想像で埋められるだけの知識なら、少年は有していた】

(――――前方の相手を素早く処理して逃げる。それより他に有りませんね)

……背負いますから、しっかり掴まって下さい。少し急ぎます。

【言いつつ女性の目の前に屈んで、怒号の聞こえてくる曲がり角を間断無く見据えて待つ】
【拳銃を携えた掃除服の男が現れたなら、待機状態の糸をアクティブに】
【糸は思考からタイムラグ無く、銃を構える両腕を搦め捕らんと襲い掛かるだろう――】

【此方も非殺傷性。成功したなら糸はスライドと撃針に絡んで動作を封じ、銃撃を阻害】
【適うなら其処からセーフティを落とすか、マガジンを抜き取るか。成否に関わらず、女性を背負えば少年は前方に駆け出す】
//すみません、遅れました……!
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:05:18.86 ID:FWWqKIs/o
>>143

……訴えを起したければどうぞ。可能なら、ですが。

【酷い会社である事は否定しない】
【そもそも会社なんて無いのだから、否定の必要も無いか】

……そうですね、人間素直が一番です。素直な子は可愛いとも良く言われます。
……貴方が如何思われたいかは兎も角、強がりは宜しくないでしょう。

【少年の力ない首肯に、それでいいんです、と頷き一つ】
【かといって、少女にも如何にかする手段やら何か思い付きがあるわけでも無く】
【出来ることと言ったら傍に居ることと】

……餌付け、でしょうか。

【パンを受け取り嬉しそうにしている少年を見詰め、ポツリと呟く】
【何だかんだ、自分より大きな相手に対し何かするというのは楽しく嬉しいらしく】
【愛玩動物を見るような優しげな瞳で、籠の中の少年を見ていた】

【とはいえ、他者から見たら表情の変化は非常に乏しいのであった】

/此方こそお願いしますっ
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 21:05:59.97 ID:NY/hh2zU0
>>142

【背を向け走る中、声を聞いてピクリと振り向く】
【強張っていた顔に、どんどん笑みが浮かび】

いやー、嬉しいよ!ヒヒッ!
イヒッ、そうか、それはよかったよ!

【この男が喜んでいるのは、圧倒的不利な状況から命拾いした事だけではない】
【情報を持ち帰り、今後からある程度自分が有利に立てる対策を練る事が出来るからだ】

(次会った時は柳元にお願いして殺してやる…ぜってーだッッ!)

ぼ、ボクはバナフ…しがない三級処刑人ですよ、ね!
て、てめーさんのお名前もお聞きしたいんだけどな〜…

【徐々に後ずさりをし、既にいつでも逃げんとばかりに準備をしている】
【セコイ戦い方であるが、どうも秘策があるのを漂わせる】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 21:13:54.01 ID:4dxn5g6a0
>>144

【星の国、市街地から離れた場所にて】

[……ご苦労だったな、ガルンロード]
首領直々のお迎えとは…………どういう風の吹きまわしですかい?
[優秀な部下を労わる事が、そんなにおかしいかね?]

【その場に着陸したのは、全長40mはあろうかと思われる、大型の航空機】
【一般的な、翼を備えたシルエットにもかかわらず、垂直の離着陸を見せ、飛び去って行った】

【その機内で先の一団を待ち受けていたのは】
【軍服の様な黒く豪奢な服を着込み、金の長髪をオールバックにした大柄な男】
【ヴェイスグループ総帥、シュバルツ=L=ヴェイスその人であった】

[さて、詳しい話を聞かせてもらおう……]
あぁ……なんでもあの騒ぎの原因は、哲学者≠ニかいう連中が噛んでるみてぇだぜ?
あ、『哲学者の卵』とは別物だからな?
[なるほど……それで、お前はその行動を阻止するために戦ったと]
ま、そういうことだな…………

【主人を前にしての態度とは思えない、ガルンロードの口調】
【しかし、当のシュバルツには、それを咎めるような態度は見受けられない。完全に黙認のようだ】

[分かった……後は傷を癒せ。施設の方には、連絡を入れておいた]
了解。んじゃ、それまでゆっくりさせてもらいますか…………そういや、お子様の方は、どうなったんで?
[…………クローン部隊に追わせるだけでは不足と判断した……。今後は、暴蜂の本構成員の一部も参加してもらう]
――――へへっ、どうやら忙しくなりそうだなぁ……!
[そうだな…………お前も、早く傷を癒して前線に復帰する事だ]

【ガルンロードと、クローン3体は、そのままシュバルツ専用機の医務室へと運ばれて行く】

[……『D』の解析も順調…………クローンサイボーグの研究も予定通りだ…………
後は、レイド…………あの一族の恥さらしを、如何に始末するか…………]

【シュバルツ専用機は、そのまま高空を飛び続け、水の国へと至る】
【蜂を模った軍団は、つかの間の休息にその身を委ね、更なる戦いの時を待つ――――】

/乙でしたー!
/他の方での進行も、頑張ってください
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:18:07.19 ID:8wAC1//vo
>>146

ぐぬぬ……

【例え会社があったとしてもこの場から脱出出来なければ意味はなく】
【そもそもはなっからゲームすら成立していない状態でもあるが……】

野郎でかわいいとか罰ゲームレベルじゃねーかよ、ちっこい奴ならともかくとして……
…………アレだぞ?年齢的にちっこいって意味だぞ?

【念のための注釈、言わずにいれば良い物を】
【身長の事で大分自分の首を絞めている彼でした】

え、ペット扱い?……
(ああ、でも飯が自動的に出て来て何もしなくて良い生活って――――)
ある意味ハイエンドだなあ、ありかもしれん……

【ダメ人間なセリフを吐きつつ】
【食パンをもごもごと食べる様は、まあ小動物に見えなくもない】

【そんな少女の瞳が自分に哀れみを向けているようでちょっと悔しくそして情けなかったとか】
【そういう思いは2割程あったらしいです】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 21:22:35.42 ID:NY/hh2zU0
>>145

‘…こ、このままじゃ…’

【両足を撃たれた無能力者の彼女は、今ここではあまりにも無力な存在であった】
【ただこの絶体絶命の危機を、少年と共に乗り切れる事を祈るしかない――】

‘えっ、どうするの!?えっ!?’

【突然言葉と共に屈む少年の行動に女性はあだふたしつつも、少年に身を任せ、ゆっくりもたれ込む】
【それと同時に銃を持った清掃服が路地の曲がり角へ張り付き、機会を窺おうとする】

『(そっとだ…まだそこに居るのか―――?―――!!!)』

【機会を見据える間に、突然現れた糸に腕を絡め取られてしまう】
【ここでも慎重派が仇となってしまったのだ】

『うおっ!おいっ!!くっそがっ!!』

【一瞬の出来事に慌て、銃弾を2発連射】
【しかし目の前にあるのは石の壁、意味を成さない】
【悪戦苦闘している間に糸が銃に潜り込み、スライドが固まった】

『あ、あれ?おいっ!このっ!!』

【別方向の足音にも、まだ十分な余裕がある】
【脱出するにはまたと無い好機であろう―――!】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:36:34.57 ID:FWWqKIs/o
>>149

……そう、ですか? 可愛い位許容範囲でしょう。
…………とはいえ、貴方位で身長を気にする必要も無いでしょうに……。

【ふぅ、と溜め息をつくのは120cmの少女】
【自分の背の高さにコンプレックスが無い故、背の低さを気にする相手の心境が察せ無い】

……おっと、本音が。忘れて頂いて結構ですよ?

……然し、どうする積りですか? 出られない、で済む話でもないでしょう。
……路地裏系引き篭もり族にでもなるというのなら、話は別ですが。

【再びシルクハットに手を突っ込んで、もぞもぞと奥を探りながら】
【このままでいいのか? と疑問を投げ掛けつつ】
【抜き出した手に握られていたのは黒ゴマが上に散りばめられたパン】
【ようするに、アンパンである】

【少女はそれを、徐に一口口にした】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 21:40:43.04 ID:RD9+DmtSO
【水の国――街中】

んんぅ〜〜・・っ・・・はぁ、やっと着いたぁ・・
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が大きく伸びをしてそんな独り言を呟いていた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

さて・・・お腹すいたなぁ・・【ぐぅ】
【その言葉に反応してかタイミング良く少年の腹が鳴った】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:49:15.39 ID:8wAC1//vo
>>151

要らないそんな許容範囲要らない、投げ捨ててやるコンチクショウ……
オレよりチビの奴に励まされ(?)ても嬉しく……おっと本音が、失礼

【馬鹿にしたような表情でぷふー、と笑いを抑える少年】
【40cmの差がこの程度ならば身長に何の意味があるのか……】

そうさな……ここに家を建てよう、とりあえず生活できる環境を――――
ってお前だけアンパンかよ!露骨に自分だけ美味いもん食べやがって!

【暖を取るのと食べ物さえあれば生きていけるそうです】
【そして自分の食パンよりもいくらか上等な品のアンパンを出した彼女に抗議めいた指を差し】
【恨み言を吐きつつもぐもぐ食パンを食み、そしてごちそうさま】

うう……食べざるを得ないのが自分の情け無さをさらに助長しやがる

【そんな自分に耐えられなくなったのか両膝を抱いて体育座りに】

……まあこのまま出られなかったら死ぬしかねーよなあ

【そして突然の真面目な話への移行】
【白い「手」の籠の拘束は今も緩む事は無く】
【時折脈打つように「ふるる」と震えるだけだった】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 21:54:05.45 ID:QA6ucc6/0
>>147

私の名前はない
…が人はこう呼ぶ

「人刀」と

【男はそう言い腰にある1本の刀の鞘を少し抜く】
【すると近くにある刀は光になって鞘の隙間に向かい吸い込まれていく】

バナフか
変わった名前だ

【男は全ての光が無くなると鞘をおさめ去っていく】

処刑人にはもう会わないようにするか

//特に何もなければ一応これで〆です
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/01/23(日) 21:56:33.70 ID:NY/hh2zU0
【星の国 某高級マンション】

【防寒具をまとった一人の男がマンションの部屋へ入ろうとする】

‘(やっぱ街の地形図や住所を横流しすると、割と儲かるんだよなー)’
‘(いやー、こうやって今日も幸せなもんだなぁー)’

‘あ、あれ?鍵が開かない…?’

【男が戸惑うと同時に、角から清掃服を着た数人の女性が飛び出す】
【男がそれに気づいた瞬間には、既に男の首が掴まれていた】
【一瞬の出来事のように首を折られ、その場に倒れこむ男】

「…うわ、どんな男かと期待してたのにオッサンじゃん、これ!」

『あーあ、いい男居ないかなー』

【扉には、小さく細工がされていた】



【同時刻 星の国 ビル前 車内】

{…にしても、これは大発明ですね、社長!}

‘うむ、この技術は機関へ託そうと思っている’

{では、出発しますよ…ん、んん?}

‘どうした?’

{エンジンが掛からな―――!!}

【次の瞬間、巨大な爆発音と共に車が炎上】
【周囲の人々はパニックに陥った】

「始末完了、よっしゃ、次行こうぜ」

『次は市の議員か、面倒そうだぜ〜』


【確実に、星の国の巨悪は排除されつつあった―――】

/絡み不要です!
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 21:59:45.91 ID:NY/hh2zU0
>>154

ひ、へぇ…ッヒヒ…ふぅ…

【実は相当緊張していたらしく、過呼吸になっている男】
【腰を抜かすように地面に倒れこむと、笑顔を絶やさず小さく笑い続けていた――】

/かなり急な終わり方でごめんなさい、お疲れ様でしたー!
/人刀TUEEE!!
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:01:37.24 ID:ofyxWBm+0
【星の国―街中―】

【未だ戦いの喧騒が残る中、人の姿が少ない闇夜の道に一人の女性がいた】
【赤目、赤髪ツインテールに頭にはヘッドドレスをつけており】
【赤と白のツートンカラーで構成されたメイド服を着ている】

はぁ・・・はぁ・・・

【何者からの攻撃を受けたのか、服はボロボロに、体は爆発によってつけられたであろう傷がある】
【傷口は中途半端に焼け爛れ、血が体を這うように滴り落ちる】

はぁ・・・はぁ・・・くっ・・・!?

【街の建物の壁に寄りかかりながら、少しずつ地道にどこかへ向かおうと必至に歩いている】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:01:54.14 ID:QA6ucc6/0
>>156
//朝からおつかれさまです
//ありがとうございました
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:01:54.92 ID:3h8rJqbSO
>>150
【銃撃を阻害し、糸でしっかりと腕を搦め捕った事を手応えから確認すれば、女性の重みを小さな背に受け止めて】
【歳相応にあどけない笑みを浮かべ、それでも油断無く。彼女を落ち着かせんと、口を開く】


大丈夫、ですよー。――表通りにまで出られれば、きっと。

(……掴んだ。アドバンテージはもう十分、此処から先は……全力で、走るだけ)
(悪いですけど、貴方の意図――――悉く挫かせて頂きます!)

【駆け出す速度は、人を一人背負っているにしては相当速い。ただ鍛えている、と言うだけでなく】
【恐らくは絡めた糸を縮める事で、少年はその移動速度を底上げしているのだろう】
【至近距離にまで接近すれば、二人分の体重を乗せたタックル。男を路地へと押し込まんとする】

――――識っていますか?戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものらしい……です、よっ!

【糸で繋いでいる為に、通常の方法での回避は多少困難か。当たったならば、そのまま猛進】
【もしも躱されたなら、糸を可能な限り引き延ばして相手を引きずり回さんとする。どちらにしろ、前進を止める気は無い】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:02:40.32 ID:NY/hh2zU0
>>150
/ごめんなさい、もう落ちなきゃいけないんで落とさせて下さい!
/今回はイベントに参加して貰ったってのに、途中で切っちゃって申し訳ありませんでした!
/展開上、あとは掃除屋無力化して逃げ切りって事でなんとか完結させて下されば!
/本当最後まで付き合えず申し訳ありませんでした!!
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:06:07.62 ID:FWWqKIs/o
>>153

……別に励ましても居ません。不思議に思ってるだけです。
……が、人を見下していると向上心をなくします。カルシウム取りましょう。

【馬鹿にされても全く気にも留める様子無し】
【背が低いのは、まだ自分が子供だから。成長しないのもまた判っている事】
【なので、外見について何を言われても、少女は指して気にも止めない】

……こんな所に家を建てたら、近隣にも迷惑でしょうに。
…………、食べます? 食べ掛けですが。

【食パンとアンパンの差に文句を言われたので】
【一口齧ったアンパンを示し、食べますか?と尋ねる】
【が、話題が真面目な方向へ戻ったため、その手をゆっくり引っ込めて】

……無機物が通れるのであれば、無機物で抉じ開けたりは出来ないのでしょうか。

【不意に、そんな提案】
【物理的に殴る、刺す、撃つ】
【そんな普通の方法で、結界は壊せないのか、と】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:07:35.73 ID:QA6ucc6/0
>>152

君、おなか空いたん?
今丁度お菓子あんねんけど

【黒いロングコートを羽織り頭からつま先まで真っ黒な服に身を包んでいる男性は】
【歳にして24〜5ぐらいで細目、服とは真逆の白い肌で手にはコーヒーカップ】
【長い黒髪を後ろで一つに束ねておりその顔はさっきからずっと不気味な笑みを浮かべている】

飴が余ってて困っとるんや
甘いで〜

欲しいやろ?

【そう言うと男は懐から白色の飴をだす】
【20個も…】
【コイツ結構うっとおしい奴だ】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:14:09.64 ID:Z+rcv0qCo
【水の国・大会会場―――の、屋外闘技場】

【一般に解放された夜のそこに、数十人の人影が在った】
【それはチンピラであったりゴロツキであったり、普段は路地裏に居るような者たちで】
【柵に囲まれた闘技場を囲んで、酷く口汚い“声援”を送っていた】

【対象は闘技場内に一人立ち尽くす半裸の青年で、彼は4mほどの木の棒を携え】
【良く練り上げられた肉体に汗を滴らせながら茶色い視線を周囲に飛ばす】

―――三人目ッ!この辺りには意気地しかない者しかおらぬのかー?

今此処は武器の使用も良しっ!汚い手も良しっ!なんなら複数人でもいいッ!
持っているのなら能力も良いな、外からの手出しは厳禁だっ!
さあさあ私に勝てば『500000』ッ!誰か挑戦しようという意気と実力の在る者はッ―――!!!

【と、そういう声によればこの青年は戦いを求めている様で、既に何人かが挑んでいる】
【が、その者たち――三人の男はステージの端に転がっていて、負けたことが解る】

【さて、勝てば500000という大きな声―――果たして何処まで届いているのか――――?】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:15:21.27 ID:d2vAvrsSO
>>157
あの、大丈夫ですか……?
【女性の平均より高い身長と腰より更に下まで伸びた銀白色の髪が特徴的な女性が恐る恐る話しかける】
【歳は20代前半だろうか、服装の下はジーンズに上は真っ白な上着を着ている】
酷い怪我じゃない!
【改めて怪我を確認して驚いたような顔をしている】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:18:10.58 ID:RD9+DmtSO
>>162
え・・?飴・・っ?
【男の言葉に釣られて、そちらを向くが】

・・・・いやいや、知らない人から飴とかもらっちゃ駄目だって・・・
【そう自分に言い聞かせ押さえて】
【怪しさ満点の男をジト目で見つめる】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:20:01.78 ID:ofyxWBm+0
>>164

はぁ・・・だれ・・・?

【壁に寄りかかりながら、虚ろになった目を声の主へと向ける】

だい・・・じょうぶ・・・です・・・

【驚く表情を見てからか、強がりからか、その女性を心配させないようにと返事を返す】
【だが、どうみても大丈夫と言える姿ではないだろう】

【壁に寄りかかりながら歩くも、足にもダメージがあるのかガクッと体が崩れ落ちた】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:26:20.74 ID:QA6ucc6/0
>>165

あー!!
今怪しいって思っとるやろ君!!!
傷つくわ〜
ホント心削られるわ〜

【男は少し残念そうな顔をする】
【と思いきや顔は笑っている】

ホントはな〜お兄ちゃん
誰かに構ってほしいんよ〜

【すると男は飴をしまい少年にフラフラと近づいていく】

ホント僕悲しい体質してんやで〜
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:26:37.01 ID:d2vAvrsSO
>>166
ちょ、ちょっと!
無理に動いたら駄目よ!
【近くにしゃがみこむと片手で寝かせようと試みる】
何よこの怪我…!
まるで爆発事故にでも巻き込まれたみたいじゃないの!
【肩に提げた鞄から携帯を取出しながら】
なんで救急車を呼ばないのよ!
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 22:30:18.57 ID:wUw5jzmBo
>>163
イエーイ!!いいぞ半裸ー!!ナイスセクシー!
そーれワッショイワッショイ!!

【――と、チンピラ&ゴロツキ達に混ざって声援(?)を送る騒がしい男の声】

【それは、ノーネクタイで白いワイシャツを着て、その上には、ボタンも掛けずに真紅のスーツを羽織っており、】
【ズボンも同じく赤で統一され、右手に目をやれば大きな白い布袋を持って肩に担いでいる】
【レンズが若干赤みがかった眼鏡を装備し、口にはタバコをくわえ、】
【白髪で短髪な上になぜか真っ赤なナイトキャップを被っているというあまりに奇妙で目立つ出で立ち――】
【身長が190cmほどあるのだが、年齢は20代前半とでも言ったところだろうか――、というそんな感じの男であった】

……さて、道に迷ったあげく、ノリで応援してしまったが、何の騒ぎだこりゃ?
HAHAHA!!

【そんなこんなでひときわ目立つこの男は、一人豪快に笑うのだった】

ヘーイ、そこのナイス半裸マン!!
『500000』とだけ聞き取れたが、もしや先着1名様たる俺にその『500000』でもプレゼントしてくれるのかい!?

【そして挙げ句の果てには、ステージに立つ半裸の青年に、大きく左手を振りながら見当違いな質問を繰り出した!】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:30:44.33 ID:8wAC1//vo
>>161

くう……随分と余裕な発言じゃんか、自由な奴め……
カルシウムの替りにコレステロール取ってるからいいんだよ!

【不用意にからかう度に情け無さが上がっていく気がするのはきっと気のせいです】
【そして彼の食生活の危険が危ないらしく、事実最近食べたまともな物は――――】
【とある人物が作ってくれたタマゴ料理くらいだった……というのは少女の窺い知らない事である】

あそっか、土地の問題とかもあるかじゃあダメだなあ
……え、食べ掛けは遠慮しておく……その、ごめん

【違う、そういう問題ではない……というのも無粋か】
【そして変なところで常識的で、逆に面倒くさい奴】

おーその発送は無かった、というか考えつかなかったオレは一体何なんだ

【A:ヴァカ】

とまあ物は試しだ、ちょっくら離れてろよな危ないかもだからさ

【しっし、と少女を追い払うように手を振り】
【そして少女が離れたならばその手から黒い物体が滲み出て地面を黒く染め始めるだろう】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:36:33.40 ID:ofyxWBm+0
>>168

救急車・・・?

【ほとんど動くための力が尽きかけていたのか、素直に横に寝かされた】

私は・・・行かなければならない場所が・・・
向かう場所が・・・

【力なくポツポツと答える】
【頭では動かなければいけない、行かなければいけないと理解していても体が言うことを聞かないようだ】

【その間にもジワジワと焼け爛れた傷口から血が滴る】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:37:08.72 ID:RD9+DmtSO
>>167
・・・いやいや、今の自分の姿鏡で見てみたらどうですか・・?
【全身黒ずくめで顔は不気味なまでに笑みを浮かべてる】
【これを怪しいと言わずに何というのだろうか

ちょっ・・・それだったら警察に行ったらどうですか・・!?
今の貴方ならいくらでも相手してくれますよ・・!
【そう言い後ろへ後退り】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:43:03.19 ID:Z+rcv0qCo
>>169

―――応っ!それがしに此処で勝てた者だけに500000だッ!

なんせ野良試合なんぞそう出来んからなっ!
こういう場所なら人目も加減も気にせず大きく出来るっ!
だから払うぞッ!キチンと戦って倒せればッ、500000―――ッ!

【周囲の熱気を起こしているのは全て彼なのでは―――】
【まあ、そう思える程度に暑苦しい青年は叫喚に混じる質問に先ず答えた】

さあどうするッ!お主が来るかっ!それとも他かッ!!

【言葉を言うたびに木の棒を槍の如く、突き出したり振るったりと慌ただしい】
【半裸――裸の上半身、下半身に着るものをよく見れば具足が在って】
【棒を遣う様子などからして櫻の国の“サムライ”というものを思い起す――かもしれない】

【そして現状、周りのゴロツキたちは声を挙げつつも闘技場には入っていかず】
【仮に男が名乗りを上げればソレがゴング、即座に戦いが始まると考えていいだろう】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:44:50.36 ID:d2vAvrsSO
>>171
そうは言ってもこのままじゃ死んじゃうじゃないの
【携帯を見て】
なんでこんなときに電池切れなのよ!
【携帯を地面に叩きつけた】
【携帯は粉々に砕け散った!】
仕方ないわ、私が病院まで連れてってあげるわよ!
とりあえず応急処置しないと!
【何故か鞄から包帯が出てくる】
私もよく怪我するからね、持ち歩いてんのよ…
【誰に聞かれるでもなく言い訳するように】
やんちゃなのよ、私
【とりあえず見える部分にきつめに包帯を巻いていく】
とりあえず病院、でいいの?
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:48:50.12 ID:ofyxWBm+0
>>174

病院・・・?痛ッ!

【包帯を強く巻かれ、その時の痛みに顔をゆがめる】

どこへ・・・連れて行こうと・・・

【どうやら、今の自分の状況をわかっていないようだ】
【どちらかというと、わかってはいるがそれを理解しようとはしていない様子】
【向かうべき場所はあるが、体が動かず】

【現状、メイド服の女性は彼女にされるがままになるだろう】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:51:06.89 ID:QA6ucc6/0
>>172

服が黒いのはな〜
僕の魔翌力的にそうしないといけんから全身黒づくめなんよ〜
分かってくれる?

【そう言うと右手だけに黒い手袋を付ける】
【そして手袋のない白い手で飴を一つ手に取り右手に落とす】
【すると飴は黒く染まってしまった】

こんな風になこっちも大変なんよ

【そう言うと黒くなった飴を口に放り込み噛み砕く】

見てみい僕が歩いてきたとこを〜

【地面を指差すと男の後ろに黒い足跡が続く】
【そこからは不気味な黒い魔翌力が噴き出ている】

そしてもう一個悲しいことにな

【近くに居る野良犬に近づき袖をまくり掌をつきだす】
【すると犬を手がすり抜け地面に手がつく】

生物に自分からの任意で触れないんや…
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 22:51:32.38 ID:wUw5jzmBo
>>173
ほほう……そいつぁスペクタクルなお話じゃねえか……!!

【ニヤリ、と赤ずくめのこの男は笑い、一歩、前へ踏み出そうと――】

「――ライトウェル様……こんなところにいらっしゃったのですか……」
「探しましたよまったく――……主にカラス達が」

【待て、とでも言わんばかりに澄んだ少女の声が闘技場に響き渡った】

【それは、セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女である】
【何だかとても冷めた目付きをしているが、瞳は澄んだ蒼色だ】
【また、少女の水兵帽の上にどういう訳か大人しく止まっている「カラス」も目を引くかもしれない】
【少女は、観客に混じって、ピシッと佇んでいた】

……え? 何? 何か言ったかウェル子?

【クルリ、とライトウェルと呼ばれた男は少女の方へ振り向いた】
【――が、時既に遅し、ライトウェルはステージに既に上がっていた!!】

「…………頭が痛い……ですね」

【ウェル子という少女は、ハァ、と溜息混じりに頭を抱えるのだった】

オラァ!かかってこい!俺はめっちゃつええからな!気をつけておけ!半裸マン!!

【そしてライトウェルは、相手に向き直り、男気溢れる宣言と共に、構える――!】
【いつでもきやがれ――ということだろう】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:53:45.30 ID:QA6ucc6/0
>>176
//訂正
//「犬を手が」ではなく「手は犬を」です
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 22:56:07.52 ID:d2vAvrsSO
>>175
はい、我慢する!
【包帯を巻くとおもむろに抱き上げる】
病院行くわよ、できるだけ揺れないようにはするからね
【力持ちなのか軽々と抱き上げると軽く走り始める】
確かさっき病院があったような………
【地元民ではないのか不安げではあるが記憶を頼りに病院へと向かう】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:01:13.34 ID:ofyxWBm+0
>>179

はぁ・・・ちょっと・・・どこへ・・・

【彼女に抱き上げられ、そのまま病院に連れて行かれる】
【抵抗しようにも、やはりダメージが大きいのか思ったように体が動かないようだ】

このっ・・・・・・

【なんとか動かせても、背中を軽く叩く程度】
【体力の消耗から、メイド服の辛そうな荒い息遣いが聞こえてくる】

【彼女もここの地の者ではないので病院の詳しい場所なんぞ知るよしもない】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:04:06.31 ID:Z+rcv0qCo
>>177

応っ!邪魔翌立ては無用ぞ其処の者っ!
男と男の真剣勝負っ!たとい天朝様であろうと隔ては出来ずッ!
その鴉と共にじっくりと見定めて往くとよいっ!

【「わはははははー!」と笑う彼は既に男を舞台から降ろす気も無く降りる気もなく】
【茶と黒の混じった髪を汗を拭いながら描き上げて、両手に棒切れを持ち】

――――――言われずともっ!

それがしは櫻の国、“トオトウミ”の『貫 行行』ッ!
「めっちゃつええ」と言うからには腕が鳴るっ!
さあ金より戦いっ!花より団子だっ!いざ、参るッ―――!!

【相手の言葉と共に、前へ前へ―――ただ一直線に男へと駆けていく】
【速度はかなりあるが所詮はアスリート程度、目で追えないようなワケもなく】

【ある程度まで近付けば先ずは一つ、4mの木槍を中程で握って小振りに薙ごうとする】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:05:22.92 ID:RD9+DmtSO
>>176
・・・警察よりも病院に行った方が良いかもですね・・

いや、それが魔翌力のせいだと言うなら魔術協会の方かも・・
【青年の言葉を聞き、足跡を見て少年はそう呟き】

(魔翌力・・黒い魔翌力・・・なら属性的には闇の魔翌力かな・・?)
【青年の説明に何となくの推測を頭中に立ててみると】


生物に自分から触れない・・・?
じゃあそちらからが無理ならこちらからは触れますか・・?ちょっとすいません失礼しますね
【少年は試しにそう青年の手を恐る恐る触ってみようとするだろう】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:09:21.50 ID:d2vAvrsSO
>>180
だから病院よ病院、何かあるかもしれないけどとにかく治療が先!
あっ、貴女ちゃんと保険証持ってるの?
【抵抗など意にも介さない】
あっ、あったわよ!
【返事も待たずにその辺にあった病院に適当に駆け込み】
あっ、えっと……貴女名前は?
【受付に対する説明に困っている】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:11:57.14 ID:QA6ucc6/0
>>182

あ〜服はやめとき
飴みたいになるで

【男は腕を少年の方に突き出す】
【少年はそれに難なく触る】

いや〜久しぶりやわ〜
最近人に触れられる時といったら殴られたり蹴ったりやからな〜

そういえば君の名前聞いとらんかったな〜
なんて言うんや?
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 23:13:11.16 ID:wUw5jzmBo
>>181
名乗られたからには名乗り返すぜ!!

アイツは『ウェル子』!!
名前が変わってるとよく言われる『ウェル子』だ!!

【名乗りながら迫る貫を見据えながら、ライトウェルはなぜかウェル子の紹介をした!】

――おっしゃあ!!まずは様子見ってか!!

【そして槍が振るわれると、まずはそれをその場でしゃがんで回避】
【余裕の表情である】

――ちなみに俺は『ライトウェル・エルウェル』!!
愛と正義の新感覚系自由業者だ!!

【その後すぐさま、立ち上がりつつ前へダッシュ】
【妨害をしなければ、一気に懐まで迫られてしまうだろう】

【最初にも記したが、ライトウェルの装備は右手の大袋のみ――】
【中に何が入ってるかは不明だが、注意するに越したことはないはずだ】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:14:43.94 ID:ofyxWBm+0
>>183

保険証・・・?
あなた何を言って・・・?

【ここまで来ているのに、未だに状況を理解しようとしない】
【なんとも頑固な性格なのか、重要な何かがあるのだろうか】

はぁ・・・名前・・・?

【小さく答え、少し何かを考え】

ランシャン・・・ファルメール・・・

【抵抗するのをやめたのか、素直に自分の名前を答えた】

【状況的には女性に抱えながら担ぎ込まれたメイド服の女】
【見る人によっては何が何だからわからぬ状況とでも言えるだろうか】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 23:21:13.95 ID:By5xFzxPo
【街中】

(・・・・・・ありゃ?)

・・・どっちだっけかな?

【人がまばらに行き交う大通りの端を、にび色のローブを着た人影が木製の荷車を引いている】
【ガチャガチャ鳴る荷車の音に振り向く人の目を避けるように、深くフードを被ったそれは歩を進め】
【時折立ち止まっては地図のようなものを荷車から取り出して、一瞥してから反対方向へと歩き出す】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:24:16.57 ID:QgyEVxeDO
【くす、くす、くすり、と笑い声。】
【路地裏の一角、少しだけ広くなっている所に、】

【何故か、ソファが一つ。】
【何故か、椅子が三つ。】
【何故か、ベッドが一つ置いてあった。】


―――売人に接触出来れば、入手は出来ると思う。

だけど、『あの薬』の評判は知っているでしょう?
【椅子の一つ。長い白髪の少年、あまり機嫌は良くなさそうに。】
【別な一つ、ローブのフードを深く被った人物、顔はよく見えない。】


天狼会も良い噂は聞かない、それに周りも平和じゃない。

手を出すなら、気をつけるんだね……

【場にそぐわない家具に、あまり穏便でなさそうな会話。】
【誰かに聞かれる事を考慮していないのか、声は小さいとは言えない。】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:24:58.66 ID:d2vAvrsSO
>>186
いい加減現実を見なさいっての
取り敢えず止血と消毒だけでもしてもらわなきゃ駄目よ!
【受付に説明と名前の記入だけをして処置室まで運び込む】
えっと…後はお医者さんに任せれば大丈夫かしら?
【急に手持ちぶさたに】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:25:13.56 ID:Z+rcv0qCo
>>185

うむっ!それは確かに変わった名前だな『ウェル子』殿っ!
だがそれがしもよく「名が読めない」と言われるっ!問題―――無いッ!

【割かし律儀というかなんというか。言葉は返して意識は戦いに】
【「避けられた――中々――だが、まだまだ―――ッ!」】
【4mもの長さを誇る木槍、柔らかな手首を利用して棒を斜めに捻り回し】

『愛と正義』とはまた良い心持ッ!それがしも見習いたい、がっ!

―――“槍”というのは近付いてこそ恐ろしいぞライトウェル殿ッ!!

【ぐおぅ、と先ほど振るったそれの反対を、自身の左側から振るい抜く】
【形としてはライトウェルの右前方、下方よりの一撃である】
【先程よりも“近い”ため当たれば鞭のようで、よく“しなる”】

【―――ちなみに此処までの動作、心なしか初撃よりも速く感じるかもしれない】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:25:35.43 ID:RD9+DmtSO
>>184
あぅ・・?僕、護って言います。
【少年は腕をペタペタと触りながら】
【そう名乗る】

・・・ちょっとあともう一つ確認したい事があるんですがいいですか?
【少年は腰の刀のうちの一本を抜く】
【その刀は―――】

荒々しい事はしないから安心して下さい。
【―――青年の服と同類かどうかはわからないが、似たような黒い闇の魔翌力を放っていて】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 23:35:11.75 ID:wUw5jzmBo
>>190
「――――なぜ私の紹介を……」

【ツッコミ役がいなかったので、観客席のウェル子はしぶしぶツッコんだ!】
【ついでに合いの手を入れるように、彼女の頭上のカラスも「カー」と鳴いた】

おう!見習っておk――どぅおわ!!

【猪突猛進――とでも言うべきか】
【相手の連続攻撃を見切れなかったようで、ライトウェルの右脇腹に棒がヒットしてしまう】

――グオッホゥ!マジかよ痛ェ!!

【そしてライトウェルは演技っぽく見えるレベルで大袈裟に吹っ飛び、仰向けにぶっ倒れた】

チクショー……まさか貴様……!!
――手練れだな!(キリッ

【倒れたままのこいつは、まさに隙丸出しである】

【――が、貫は気付くだろうか】
【ライトウェルの「眼鏡」に「魔力」が充填され始めていることに――】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:35:17.88 ID:ofyxWBm+0
>>189

【処置室のベッドにおとなしく横にされる女性】

はぁ・・・わからない・・・

【手持ちぶたさになった女性に小さくかける言葉】

なんで・・・?

【それは、何に対して、誰に対しての問いかけなのだろうか】
【虚ろになった瞳を女性へと向けて問いかける】
【きっと続きはこうであろう―なんで私をここに連れて来たの?】

【人を助けることはあっても助けられたことを知らない女性】
【それゆえに思った言葉だろうか】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:36:22.27 ID:QA6ucc6/0
>>191

護!?

【男は一瞬目を見開く】
【その目は深紅の色を宿していたが目はすぐ閉ざされいつものニヤケた表情にもどる】

それよりその刀どうしたんや?
闇の魔翌力纏ってるやん
君はどう見ても闇の魔翌力の使い手のような感じはしんけどな〜

【そういうと男は刀に素手で触ろうとする】

この刀の魔翌力、僕なら自由に出来そうやけど
どうしたらええんや?
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:37:14.20 ID:QA6ucc6/0
>>191
//風呂入ってきます多少遅くなるかも
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:44:19.87 ID:FWWqKIs/o
>>170

…………変わりになる筈無いと言うのに……。
……乳製品、何でもいいから取ると良いですよ。

【コレステロールがカルシウムの役割を補えるはずも無く】
【もっとちゃんとした物を食べろ、という意味も込めて】
【食事に対して、軽く注意と言うか、そんなもの】

……そうですか。それならいいです。
……というか、なら最初から文句言わないでください。

………………。

【ぶつくさと文句を言いながらも立ち上がった少女は】
【言われた通りに籠から距離を取り、離れた位置から黒い物体を見る】
【そして「姉のあれに似てるかな」等と思いながら、その様子を見届けるのだった】

/すみません、遅れてしまいましたっ
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/23(日) 23:47:27.04 ID:d2vAvrsSO
>>193
なんで?
・・・・何が?
【よっぽど察しが悪いのか】
【へらっと笑いながら聞き返す】
あら、これじゃもう駄目ね…
【血のついた上着を丸めてゴミ箱に入れた】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:47:41.10 ID:Z+rcv0qCo
>>192

【棒を握る手に、確かに鈍い感覚―――ひょうと風を叩くように振って、構えなおし】
【今度は船のオールを獲るように、両端から1mずつの場所に手をおいて】

―――うむっ!それがしの名は『物事を貫け』と付けられたものっ!
愛と正義を貫ければさぞ満ち足りた士となり得ようッ!
だが不肖、幼少より磨いた武芸のみのそれがしにはこれより無しッ――!!

【とん、とん、と10cmも浮かずに幾度か飛んで身体を温め】
【続いて数度、飛ぼうと見せかけて一気に前へ、前へ】

さあさあライトウェル殿っ!まだまだ戦いは子の刻ですぞッ!

【左手で持った側を前に、倒れたライトウェルの右足首を狙って棒を突き出す】
【其の動作、速い。何か機械のギアを上げていくかのように、徐々に徐々にと速度が増している】
【しかしながらまだ十分に見切れる程度――凡人が「すごく速いな」と感じる程度である】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:49:16.35 ID:RD9+DmtSO
>>194
刀?
あぁ、この刀は知り合いに貰った物で・・・闇の魔翌力を少し操れるとか・・―――
【少年―――護はそう説明し】
【刀に触れる男の手を視認すると】

―――そのまま、動かないでそのままにして下さいね
【刀から闇の魔翌力放ち男へと流しこむ】
【流さた男の身体の反応を伺う】
【護の目的は男の魔翌力が闇の物なのかの確認だ】
【もし男の魔翌力も闇ならば何かしらの共鳴反応があるかもしれない】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:54:12.53 ID:ofyxWBm+0
>>197

【女性の笑い顔を見て眉をひそめる顔をする】
【彼女の挙動を一つ一つ、虚ろな目で確認しながら】

なんで・・・私をここに・・・

【ポツリポツリと出る言葉】

連れてきて・・・助けようと思っていたの・・・?

【ストレートに聞いた、もはや遠まわしに言葉をはぐらかすこともできないのだ】
【不思議な感覚】
【彼女は信じていないのかもしれない、人が自分を助けようとしているということを】

【処置室の外側がガヤガヤと人がやってくる音が聞こえ出した】
【どうやら看護婦さんたちが医者と一緒にやってきたのだろう】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/23(日) 23:57:55.57 ID:wUw5jzmBo
>>198
おうおうおう! 熱いねえ!!
いい心意気だ!!

【頭だけを軽く持ち上げて、相手の動向を確認したライトウェルは、】

――が、少々もったいないねェッ!!

【「足首という狭い部位を狙った攻撃ならかわすのはたやすい」】
【――と考え、ゴロンと寝返りを打つ】
【仰向けからうつぶせへ変わりつつ身体を横移動させることで棒を避ける】

こんな闘技場でチンピラを相手してるようじゃあもったいねえ!
『スペクタクル』――お前に教えてやるぜ!!

【そして素早く立ち上がり、バックステップ】
【貫と距離を取りつつ、次の一手をうかがう】
【無論、一瞬で大きく移動できるような能力はないため、棒を持つ貫ならばまだまだ追撃は余裕――】

【――魔力をタメ続ける眼鏡は、機を待つかのようにキラリと光った】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:03:46.49 ID:uKpqo/gCo
>>196

牛乳?……

【ふと思い浮かんだ乳製品はシンプルなそれ】
【しかし少年は何故か浮かない顔、その理由は――――】
【牛乳なんて毎日飲んでいたら周りから「アイツ身長の事気にしてるんじゃね?」などと思われそうで】
【凄く恥ずかしい、そんな下らない理由】

(隠れて、飲む戦法……いやそれだともし見つかった時に恥ずかしさが倍増)
(じゃねーよ先ず脱出だよオレ――――)

【脱線した思考を無理矢理元のレールに戻し、再考開始】

(隙間から、いや隙間を広げる……うーん)
(だとしたら何がいいだろう、どんな物が丁度良いだろう……)

【掌の上の乗るように、不定形のまま黒い塊はうようよと動くだけ】
【元になる。なるたけ想像しやすい物、それを彼は考える】

(……あー、というとアレとかでいいんじゃねーかな)
――――よし、物は試しだ行くぜ

【手に張り付いたままの黒い塊を籠の骨の間に出し、変化は数秒だった】
【球形の左右がまず突出し始め、やがて両端は左右の骨に当たる】

(ビリビリは、無し……ここまで順調)

【そしてそのまま棒状になった黒い物体は左右に伸びていく】
【身近な物で例えるならば自動車に使うジャッキ、或いはつっかえ棒】
【伸びて伸びて、あれほど様々な物を拒んでいた白い骨はやがて菱形にひしゃげ】

うっし、ばっちしじゃんか流石オレさま……
んじゃあまあこのチンケな牢獄から脱出しますか、ね

【ついには人一人が通れる程までその形を歪ませる】
【脱出口は完成した後は自分がここから出るだけ】
【生み出した黒を自分の体から離さないように細心の注意を払い、一歩一歩と外へ足を進め】

――――出れたー!!……あ゛ー疲れた腰痛え

【ようやく脱出に成功、もう用は無いと黒から手を離す同時に霧散】
【少年は腰をトントンと叩き少しは広くなった空を仰ぐように見上げる】
【自由にはなったが寒いのは変わらないのだな、と1人呟き】

……どうよ見たかオレの脱出ショー(?)は
凄いだろう、褒めてもいいんだぜ?

【広い空間を満喫するが如く大きく胸を張り近くにいるだろう少女に】
【自慢げに話すのだった。あ、褒めなくていいです】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:06:00.72 ID:uKpqo/gCo
>>196
/追記です
/お時間がキツイようでしたらこの後適当にお別れした、とか
/明日に持込しても大丈夫ですので
/ただあなた様の予定を優先してくださいまし
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 00:10:00.17 ID:Je8exJrSO
>>200
何でってそりゃあ……うーーん?
【困ったような顔で】
そんな風に聞かれても、特に理由なんか無いわよ…人を助けるのに一々理由なんかいらないもの。
ま、世の中には無視しちゃうような心なーい人もいるけど…私は違ったって事よね、うん。
【まるで自分で自分を再確認するように頷く】
あら、来たみたいね…お医者さん達……
それじゃ、邪魔になったら悪いし……私は行くわね!
お医者さんの言うこと聞いて、ちゃんと治療してもらうのよ?
【子供に言い聞かせるように言った後】
ジーッ…………
【立ち去らずに顔を見つめている、返事を待っているようだ】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:11:19.81 ID:eJT6fcYoo
>>201

【木槍はコンと地面を打つ。強力ながら、点での攻撃であるゆえ回避は容易なのだ】
【追撃も考えられなくは無かったが、貫はそれをしなかった】
【槍を遣う上で恐ろしいのは無謀な遠距離攻撃、掴まれてしまえば終わりだから、である】

【故にまたとんとん、とその場で身体を跳ねさせて――――】

うむッ!だからこそそれがしは世界の輩と戦い抜きたいっ!
獲るに足らぬは相手と認めずっ!剣戟を交えるに足る相手と戈を打ち合わせたいっ!
その壱として『スペクタクル』ッ!見せていただく―――ッ!!!

【彼は魔翌力を捉える技能を持っていないのか――メガネが光るまではそれに注目を寄せなかった】
【逆に言うと光った瞬間から怪しいと感じて、浅く飛びながら深く息を吸って】

【持ち手は変えず、また更に速度を上げてぎゅおと距離を詰めに、疾風怒濤の如く前進し】
【足がつくと同時にずい、槍の先端を風が悲鳴をあげるより速く、相手の胸部目がけて突き出す】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:16:44.07 ID:TdtCUx870
>>204

そう・・・ですか・・・

【彼女の言葉を聞いた後、顔を背けるメイド服の女性】
【目から零れ落ちてきた涙を隠すためである】

【微かに出た涙を拭い女性のほうへと向きかえり】
【ジーッと見られためか、少し困った表情をした】
【はぁと小さくため息をつき】

わかりました・・・

【観念したかのように、答える】
【そして、もう一度女性の方を見つめ】

ありがとう。

【柔らかい表情で、彼女なりの精一杯なお礼を言った】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 00:23:28.67 ID:Je8exJrSO
>>206
うむ、よろしいっ!
じゃっ、お大事にね〜
【満足そうに頷いて】
【医者と入れ代わりに処置室を出ていった】


【その帰り道】
(あっ、自己紹介………)
(ま、いっか…足長おじさん、みたいな……むしろ伊達直人かしら?)

/お疲れ様でしたー
/ありがとうございました〜
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:24:43.11 ID:TdtCUx870
>>207
//絡みありがとうございます!
//おつかれさまでしたー!
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/24(月) 00:29:39.17 ID:o7WAt1WKo
>>205
このご時世、珍しく真っ直ぐでいい度胸だぜ!
褒めてやる!!ワハハハハ!!

【槍が放たれるやいなや、ライトウェルは右手に袋を「投げた」】
【思い切り、貫の顔面めがけて、投擲したのである】
【袋には何が入っているのやら、モロに当たればかなり重く響く痛みが走ること請け合いである】
【恐らく金属系のものが入ってると思わせる程度には、だ】

――んで……ハァッ!!

【そして空いた両手を胸の前で重ね、棒を受け止める】
【ミシッ――と、骨が軋む音】
【当然棒の勢いを殺しきれるわけはなく、その場に踏ん張りながらもやや後ずさり】

……ッ! こりゃあ……響くねえ……!!
ヒビくらいは入ったか……!!

【見せるのは少し苦痛の混じった笑み】
【冷や汗が一筋頬にたれていることからも、手に結構なダメージが入ったのであろう】
【このとき、ライトウェルの言葉通り……いやそれよりも、か……掌の骨が少しばかり折れていた】

……見せてやるよ、『スペクタクル』――!!

【棒を手に収めたまま、彼は口の端を吊り上げる】
【続いてギラリ――と、眼鏡が激しく光ると、】

俺 流 必 殺 奥 義 ! !


――《デストロイ・ギガ・レイズ》――!!


【眼鏡のレンズから激しく白っぽく光る「ビーム」が発射された!】
【それは「魔力の可視光線」――】
【性質としては、命中すれば痛みと熱と衝撃を与えるものだ】
【ただし殺傷力は皆無に等しく、クリティカルヒットしようと貫通したりは一切しない】
【銃弾の如き速さを持つそれは、貫の胸部に迫る――!】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:43:51.82 ID:eJT6fcYoo
>>209

応っ!それがしは褒められると増長する武人にありっ!
とはいえ“感義は槍で返す”というのがそれがじごッ!?

【ジッ、っと見ていたものは、先程より怪しいと目星を付けていた眼鏡】
【それと勿論木槍の穂先もだが、全体に注意を払えない人間なのだろうか】
【最も目立つであろう袋に気付くのがいやに遅れ、いつの間にか視界は真っ暗、頭は揺れ】

………こっ―――の、お、おおぉッ!?

【しかし相当に頑丈な身体をしているのか、袋をくらっても倒れぬどころか持ちこたえ】
【ずるりと袋が降りて、ブレる視界が捉えたのは白いビーム】

【槍を引き戻し、なんとか身体を捻って避けようとは試みるが―――遅い】
【ここまで自身の持ち味としてきた速さ、レーザーのそれに負けて右脇腹を強かに焼かれ】
【痛みに耐え、意識を覚醒させるように幾度と無く鑪を踏み、木槍を握る】

【仮にライトウェルが動けるのならこれは大きなチャンスである。なぜなら】
【彼は動いてこそいるがそれを制御出来ていない――つまり、軽い混乱状態だからだ】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:49:24.65 ID:k6nArfiDO
>>199

おっなんや?

【刀の闇の魔翌力はどんどん吸い込まれていく】

おっ!おっ!?

【かなりの吸引力だ】
【一家に一台欲しい程の速さで吸い込んでいく】
【するともう片方の手に黒い塊が出来ていく】

なんやこれは?

//帰ってきました
//あと携帯に移りました
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/24(月) 00:54:32.35 ID:o7WAt1WKo
>>210
『スペクタクル』とはァァァアアァァァアァーーーッ!!!

【相手が混乱していると見るや、ライトウェルは駆け出す】
【それもすっごい叫びながら】

――真っ向から世界に挑戦する……そんなときに垣間聞こえる世界と魂の共鳴だぜェェエエェェッ!!!

【そして、ある程度貫に接近したところで思いっきり足を地に着け、跳躍――】

第二必殺奥義!!

――《シューティング・スター・キィイイイック》――!!!

【――いわゆるただの飛び蹴りを、胴体めがけて繰り出した】
【手が使えないがゆえの、苦肉の攻撃だが、勢いはある】
【いや、勢いだけ……が正しいかもしれない】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:58:03.49 ID:EqHNs+/SO
>>211
(うわ・・・っ?!どんどん吸わて・・!)
(やっぱり闇の魔翌力なの・・・かな・・っ?!)
【少年は刀を男から引き離すと】

何ですか?それ
【黒い固まりに視線を移し】
【男と似たような言葉を出す】

/お帰りなさーい!&了解です
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 01:07:28.40 ID:3XPsaaAoo
>>202

……代表的なものは、それですが。

【それ以外にも色々あるだろう、とは思うものの】
【今此処で、其れを説明しようとはしない】
【毎朝牛乳を飲むのは健康にも良い為、寧ろ勧めたいレベル】

【離れてみていた先、黒い塊が形を成し、白い手に伸びて】
【先程触れるだけで抵抗を見せた其れが、僅かな抵抗と共に形を変えるのを見る】
【失敗しないかと微妙な不安を抱きつつその様子を見ていた少女だが】
【何とか無事少年が脱出に成功したのを確認して、ほ、と小さく一息吐いて】

……はいはい、凄いですね。

【棒読みで適当に返した】

>>203
/再び遅くなりまして、申し訳在りません……
/恐らくもう直ぐ終わると思うのですが、流石に時間が時間なので
/明日に持越しと言う形でも宜しいでしょうか……?
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 01:10:08.70 ID:uKpqo/gCo
>>214
/了解です、レスは後で返しますので
/どうぞおやすみなさってくださいな
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 01:10:38.05 ID:eJT6fcYoo
>>212

なん、とっ……!これが……『スペクタクル』ッ――!!

【フラつく中でも、鍛えた戦いの感性はそう鈍らない】
【視界はハッキリとせず、足元はグラつき、だが手元には確りと木の感覚】
【構えと言うには程遠いが、左足を前に出して両手と槍を振りかぶり】

ならばっ!それがしの貫く武芸の冴牙とお主の『スペクタクル』っ!
どちらが世界にまた良く抗するかを競うのみッ!!

【びゅおう!風を叩き割る程の速度と威力、そして2m前後のリーチを以て前方の宙空を打ち据える】
【おおよそ技とも言えないただの大ぶりだが、それ故に渾身の力が篭る】

【しかし―――狙いは不確実であり、もし当たらなければ回避をする余裕もない】
【つまり此方の攻撃が“完全に決まらなければ”飛び蹴りは見事、青年の身体を捉えることとなるだろう】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 01:23:41.13 ID:9GMr4xQN0
>>213

なんやろこれ?

【そういい男は黒い塊を空にかざす】

これは帽子やん
しかも僕好みの

【唾の広い帽子を嬉しそうに被る】

ありがとな〜

//遅レスすいません
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/24(月) 01:25:32.52 ID:o7WAt1WKo
>>216
よっしゃあ!来るかァ!?

――俺は無駄に知恵を巡らせるだなんて七面倒臭いことはしないぜ!!

俺は!目の前に壁があればよじ登り!敵がいれば殴り合い!!
ハードルがあればその下を潜っていく男だからなあああ!!!

【跳び蹴りを繰り出した以上、もはや後戻りは出来ない】
【空中で移動方向を変えるなどといった芸当は不可能に近いわけで――】

――――ガハッ……!!

【ライトウェルの右肩を、槍がとらえた】
【これもまた大きな衝撃をライトウェルに与え、彼は地面に叩き付けられた】
【つまり、後一歩のトコロで蹴りは失敗――】

…………

【うつぶせで倒れ伏したライトウェルの帽子がぽろりと取れる】

……うぐ……ぐ……
いってえなあ……

【呻きながら帽子を取り、帽子を握ったまま、】
【ライトウェルはゆっくりふらふらと立ち上がる】

――おい、お前……お前が後十秒倒れなかったら……そんときは、お前の勝ちだぜ
なぜなら……俺は……後11秒は立っていられるからなァ……!!

【そして貫を見据え、不敵な笑みを浮かべつつ、そう宣言した】
【ライトウェルの戦意は尽きていないが、身体が限界、ということである――】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 01:30:28.53 ID:EqHNs+/SO
>>217
・・・・何で帽子・・・?
【嬉しそうに被る男に対して】
【護は逆の反応を示す】
【?マークを頭の上に浮かべる】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 01:31:08.94 ID:EqHNs+/SO
>>219
/大丈夫ですよ〜
/と追記です。
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 01:38:09.79 ID:eJT6fcYoo
>>218

【二度目、確かな感覚―――そして感じる、前方での僅かな空気の揺れ】
【「ああ相手が倒れたのか」、と理解するまでに三秒ほど】
【重い袋を加速の付いた状態で頭部に貰った、そのダメージは今になって響きだし】

ッ……それがしは、っ!己の信念を貫くことこそ“道”と考えるっ!
卑怯な手は使わずッ!正々堂々とッ!武く生きて潔くッ!

【周囲の喚声はいつしか静まり、事の決着を見守るゴロツキ達は珍しく神妙な面持ちで】
【ふと言葉を切った貫が「わははははっ!」、と笑えば、からん。音がして】

槍が無くては武士で無しッ!竿を亡くした釣り人に同じっ!

   ――――私の負けだっ!

【真二つに折れた木の槍の、片割れが地に落ち後を追う――そんな風に、貫は倒れ】
【幾秒かの間を置いて“ドッ!”と。深夜の水の国を奇妙な高翌揚の声が轟き渡る】

【賞金とされていた500000は、といえばステージの端に置かれた木箱の上】
【少々皺が付いたりとした札ばかりであるものの、本物だ】

222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 01:42:00.66 ID:9GMr4xQN0
>>219

たぶんあれなんやろな
僕の魔翌力は自分の服に変わるやん
だからたぶん真っ黒な帽子に変わったんやろ
それとは話が変わるけど

【男は目を開き少年の方に目を送る】
【男の雰囲気が変わり回りの空気もどこか変わる】

君ってJustice所属の護?
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/24(月) 01:49:12.31 ID:o7WAt1WKo
>>221
……へ、そいつぁ中々の――


――『スペクタクル』だぜ……


【ドサッ――】
【11秒――ライトウェルは宣言通り、相手にやや遅れて倒れた】


「――相変わらず後先考えず前に進むだけのお馬鹿様ですね、ライトウェル様」

【少しして、ウェル子が倒れたライトウェルの側に歩み寄っていく】
【彼女の手には賞金――】
【動けぬライトウェルの代わりに持ってきたのだ】

おう、貫行行くんよ……聞こえてるかはしらねえが、金は貰っていくぞ――
闘う前に決めた約束だからな……
情けなんていらねえと思うし、遠慮無く、な――

【それを聞いてウェル子は、てくてくとライトウェルが投擲した袋へ移動】
【そして袋の中へ賞金を入れる】

「……で、帰れるのですか、貴方様は」

……ここで寝るから放っておけ、先に帰っておくといいぞ、ハッハッハ

「…………はいはい、了解いたしました」

【ウェル子はそう返事をして、ライトウェルの側を離れずに座り込むのだった――】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 01:53:08.20 ID:EqHNs+/SO
>>222
・・・・???
【理解出来てない様です。】
【彼自身、魔翌力に関しての知識はあまりないので無理もないのだが】
【だが、何より理解できなかったのは―――】

・・・・・・・えっ?!
【―――何故、男が自分の事を知っているのか】
【護は耳を疑い、改めて男を警戒し、】
【距離を取り、刀を向ける】

・・・・貴方・・・一体何者なんですかっ?!
とりあえずは・・・名乗ってもらえたら有り難いんですがっ?!
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 02:03:31.21 ID:eJT6fcYoo
>>223

【ライトウェルの「貰っていく」という言葉に、貫はこくこくと二度頷く】
【その表情は満ち足りた何か、所謂笑顔というヤツで】
【異存もなく、むしろそうするのが通りだ、と言っているかのようであった】

――――――――

――――――

――――


          【数分後】

……うむっ!それがし武芸と身体の頑丈さのみが取り柄故、もう大丈夫だっ!
火傷の方はひりりと痛むがどうということはない!
これだけ寒ければいずれ冷めようっ!その時までは武士らしく耐え忍ぶのみッ!

【「わははははー!」「っ!ッッッ!!」――――彼は五月蝿く復活していた】

兎に角っ!良い戦いだったぞライトウェル殿ッ!
それがしは一度戻り武具を新調せねばならぬ故っ!

ではライトウェル殿ッ!ウェル子殿ッ!これにて失礼するっ!

【折れた槍はいつしか近くの火にくべられて、半裸の男は丸腰ながら自信の塊。】
【それでも礼儀だけは正しくと、頭を下げて彼は颯爽と走りだす】
【戦闘時のような切れはないが、確かな足取りで―――割と爽やかに、騒がしい“垣根”を越えて、消えていった】

/お疲れさまでした〜!
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 02:08:21.82 ID:9GMr4xQN0
>>224

僕?

僕の名前は…
そうやな、黒い人とでも覚えといてくれな
所属はブラスフェミィ
能力者を根絶やしにするため生まれた未来からの軍勢

【男は帽子を深くかぶる】
【体からは先ほどからは感じ取れないような魔翌力を発する】
【足元は魔翌力で真っ黒に染まる】

やるんか…?

【男は目を開き睨みを訊かす】
【近くに居るだけで肌がビリビリするほどの殺気を放つ】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/24(月) 02:09:50.97 ID:o7WAt1WKo
>>225

「ライトウェル様はお休みゆえ、わたくしが代わりにご挨拶を――」

【座っていたウェル子が立ち上がり、貫を見る】
【あまりに冷めた目だが、敵意などは一切無い】

「では、さようなら……」
「せいぜい『世界』の巨大さに心折られぬよう……精進くださいませ……」

【ぺこり――と、去りゆく相手にうやうやしくお辞儀をした】



【そして】


「――輝ける世界など、夢幻……」

「ライトウェル様がいくら頑張ろうと……それは、変わらないのですから――」


【誰に語りかけるわけでもなく、彼女は、再びライトウェルを見守っていた】

【彼が起きるまで、ず――っと……】


/遅くまでお疲れさま!
/お相手頂きありがとうございましたー!
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 02:15:06.60 ID:EqHNs+/SO
>>226
能力者を根だやしに・・!?
・・・ブラスフェミィ・・・聞いた事ないですけど・・
【護は向けられた殺気に】
【向ける刃に込めた敵意をより強い物にする】

・・・貴方が人を[ピーーー]と言うなら・・
止めない訳に行かないでしょっ?!
【そう言い黒い人に向かって駆け出す】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 02:24:53.45 ID:jks9DOLYo
【公園】

今日も抜けられないとは。酷いもんだな・・・

【にび色のローブを着てフードを深くかぶった青年がベンチに座っている】
【その手の上に置かれた地図のようなものを眺めては、渋い表情をフードの奥に浮かべる】
【傍らには布で隠した大荷物を積んだ荷車が】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 02:26:22.05 ID:9GMr4xQN0
>>228

【目の前から護が向かって来ている護に向かい言葉を発する】

僕はつい最近入っただけや
リーダーは未来人だかで未来を平和にするためだとかで
分岐点になったこの時代にきたって言ってたで

っと
いただいた帽子早速使わせてもらうで

【帽子を手に取ると帽子は細長い形状になる】

剣使いの君に有利にしてやるわ

【そう言いこちらからも護に向かいだし黒い剣を振る】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 02:32:47.81 ID:EqHNs+/SO
>>230
未来・・・っ?!
一体・・・―――っ!!?
【形を変えた帽子の剣に合わせ】
【こちらも刀を振るうっ!!】

【ガキィイン!!】
【刃と刃がぶつかり合い、音を奏でる】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 02:39:23.02 ID:9GMr4xQN0
>>231

おっと

【一回後ろに引き間合いを取る】

君たしか能力者やったやろ?
能力を使わんと君負けるで?
発動まで待ってやろか?

【男は一度剣をおろす】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 02:48:57.99 ID:EqHNs+/SO
>>232
何で能力の事まで・・っ?!
・・・・結構ですっ!!どの道今はちょっと、使えない状態ですし!!
それに・・・・――――っ!!!
【護は男の言葉に焦らないように、ペースを崩されない様に強い口調でそう返し】

――――・・・・・敵に情けをかけてもらおうなんて気もありませんよっ!!
【また駆け出す】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 02:58:40.81 ID:9GMr4xQN0
>>233

あかんでそんなに頭に血ぃ昇らしたら
冷静な判断にかけるで

【また護に向かっていく】
【今度は黒い手袋をつけてから】
【もう一度剣同士の当て合いかと思いきや剣を前に投げる】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 03:04:58.00 ID:EqHNs+/SO
>>234
なっ・・・!!
【男の言う通り】
【冷静な判断力が一時欠けていた護に】
【剣を避ける事は出来ず、その身体に突き刺さる】
【そしてその場で駆ける足が止まる】
【そしてそんな彼は隙だらけだ】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 03:08:44.40 ID:57Ga5i+A0
/ちょっとスマナイが横だけど
/未来から来た軍隊だからって名前はともかくキャラの能力を知ってるのって……どうかと思うんですが?

/『俺は未来から来たから相手の弱点や相手が何をしようとしてるかわかるぜ』みたいにされると嫌な人もいるかもしれませんが……

/一回舞台裏で聞いて見てはいかかでしょうか?
/未来人キャラ使ってる人もいますし…未来人キャラで何を気をつけたらいいか聞いた方がいいと思います
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 03:28:31.15 ID:9GMr4xQN0
>>235

【男は余裕の態度で歩み寄る】

君何か忘てへんか?
その剣も僕の魔翌力の一つや
つまり君も飴みたいに僕の魔翌力が入り黒く染まっていくんや

僕の魔翌力は特殊で入り込むと精神に根を張り
精神の負を集め集合体を作るんや

それはまるでもう一人の自分みたいな存在
狂気の力に染まっていく
負ければ死ぬで

僕の能力はこうして自分の仲間になりえる力の持ち主を探すもの

【男は会った最初の時のような不気味な笑みを浮かべる】
【それは彼がすでに狂気に染まっていることが分かるかの様に】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 03:33:28.24 ID:9GMr4xQN0
>>236
//名前と能力者かどうかはは分かるが能力の内容までは
知らないという設定でやっていたつもりが
自分の技量が足らなかった
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 03:39:24.20 ID:6Qw6aGNR0
>>238
/う〜ん…それなら大丈夫かな?
/けど一応人がいる時に聞いてみたらいかがでしょうか?

/《確定した未来の世界》から来た設定とかも
/『ここでコレが起こるのはわかってるし、相手が隠している本拠地の場所もわかるぜ』とかにならなれば大丈夫だと思います

/余計でしたらスイマセン…
/byサバトの中
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 03:40:57.79 ID:EqHNs+/SO
>>237
くっ・・・・
【男の言う通りならば】
【彼が今もつ刀はこの戦闘に置いてもう役には立たない】
【護は刀を手放す】
【かといって、もう一本の方は所詮、無銘刀】
【彼の前では文字通り――「刃が立たない」】

【――――ならば彼に残された手は】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 03:51:10.56 ID:9GMr4xQN0
>>240

(なにかが来る、そう言う目をしてるで)

良いこと教えたろか?
僕の能力は魔翌力で抑えられる
そして同系統の魔翌力には意味はない

【男は何か仕掛けてくるであろう何かに備え少しずつ魔翌力を練り始める】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 03:52:55.91 ID:9GMr4xQN0
>>239
//ありがとうございます今度聞いてみたいと思います
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 03:58:49.07 ID:EqHNs+/SO
>>241
・・・・・黒い人・・・でしたか・・?
【護は未だ何もしない】
【いや、何も出来ないのだろうか?】

一つ聞いて良いですか・・?
貴方は能力者を根絶やすって言いましたよね・・

――僕達を根絶やしにすれば・・・運命が変わって、未来は幸せになるんですか・・?
【変わりに、男にそう問う】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 04:06:12.36 ID:9GMr4xQN0
>>243

それは僕にも分らんわ〜
家のリーダーが言ってることやもん

ただ聞いた話によれば増え過ぎた能力者達によって
無能力者の人間達は迫害を受け
能力者達はあらゆる戦闘で街は壊れ世界は崩壊した
って言ってたんや

【この話をする時も男は地道に魔翌力を高めている】
【相手の読みが分からない以上こうしていつ来てもいいように待ち構えている】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/24(月) 04:17:31.91 ID:uKpqo/gCo
>>214

そんな反応だろうとは思ってたけどさ、それにしたって……いや何でもない。
(コイツの姉貴はいくらか表情豊か、いや豊か過ぎるか。足して2で割ったら丁度いいんじゃねえかな)

【釣れない反応の少女、かといって盛大に褒められてもどう対処したものかと悩むだろうし】
【きっとこれが少年にとってベストな反応なのだろう】

しかし随分と弱い牢獄だったな攻略法さえ分かれば雑魚もいいとこだぜホント。
ま、人間と同じく欠点無しっていうのもつまらないか。ちなみにオレって完璧人間とか大嫌いなのな。
人間なのに完璧とか既に存在が矛盾してるじゃねーか……と。

【その攻略法に1人では恐らく気づけなかっただろうに大口も大口である】

【完璧な人間が嫌い、完成しきった人間が嫌い、だって完璧というのは……】
【それ以上は進歩しない、既に頂点でありそれから上は無い、道がもう上には無い】
【故に完成しきった後に待つのは壊れるのみ、下へと伸びる自壊への一本通路】
【それは蜘蛛の糸とは真逆のモノ――――】

【壊れていく人間に美意識など、美学など感じたくない】
【だから完璧な人間は嫌いだ、見たくない……】

……ってオレの哲学なんざどうでもいいっつうに。
こんなにペラペラ話ちまうのはアレだな、拘束されてた鬱憤が溜まってたからに違いねー。

【そんな自分の考えを蹴飛ばすように固まった身体を柔軟で解し】
【固まった精神を言葉にして解す】

全くこんなトコに来たのが運の尽きだったぜ自分でもバカだと思うわ――――
……?そういやお前もそうだ何でこんな袋小路に入って来たんだ?見たとおり何もねーぞここらへん。

【白い鳥籠を背に彼は大げさに手を振りながら周囲を強調する】
【白色の異常さえなければ、そこはただの行き止まりであり普通の石畳の路地裏】
【彼は自身の目の端に映った捜し物に釣られてここまで来たが、この少女は何故?】

【もっとも少年の質問はなんとなく聞いたレベルの物でそこまで重要な物ではない】
【真面目に答えなかろうが不真面目に答えようが、少年は気にしないだろう】

とも食パンの礼は何かで返さなきゃなー……
なんだか最近オレ他人に恩ばかり貰ってる気がするぜ。

【もう何度目か分からない肩を竦める仕草】

【その時、少年の後ろの「手」に変化が起きる――――】
【突然音もなく表面に罅が入り自壊を始めたのだ、バラバラに小さく別れて地面に墜ちたそれは】
【まるで粉雪のように、自然の摂理の中の物のように地面に溶けてやがて完全に消失した】

【背後で起きた事態に少年はもちろん気付いていない】

/とりあえず返しておきますねー
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 04:18:50.17 ID:EqHNs+/SO
>>244
・・・・そうですか・・
正直な所、今と余り変わらないじゃないですか・・・。
【護は、その言葉に自分の過去を思い出してそう口にする】

・・・・僕も・・最近能力が目覚めて・・・昔は僕も無能力者だったんです。
【――――無能力者の過去】
【彼もまた、非道い仕打ちを受け子供の頃を過ごした一人だった】
【周りには虐められ】
【親には愛されず、棄てられ】
【周りを】
【世界を】
【理不尽な人生を】
【何より無力に生まれた自分を】
【恨み過ごして来たのだった】
【「ある人」に救われなかったら自分は今も路地裏であのままだったかも知れない】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 04:39:46.60 ID:9GMr4xQN0
>>246

そう思うやろ
今とそんな変わらないって
違うねんまだこの話には続きがあってな
無能力者の価値が完璧に失われ人権も破棄されたんや
この意味分かるやろ?
世界は合法的に無能力者を人と扱わなくなったんや

さておしゃべりはここまでや

君どうする?
今日だけは見逃してやるで

【男は身体からの力を抜き始める】

どうやら僕の勘違いやったみたいや
その目は戦うものの眼やない
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 04:58:31.59 ID:EqHNs+/SO
>>247
そんな未来・・・・非道い・・・
【護は男の言葉にそう呟くと】

―――――・・・なら僕は・・・尚更貴方達を止めないといけない・・・
そんな未来、僕は認められない。
でもだからと言って、過去にまでそれ以上の被害を広げる貴方達も認める訳には行かないっ!
【護はそこでようやく立ち上がる】
【そして呟く】

僕はJusticeとして貴方を止めます!

―――――《抜刀》ッ!
【能力発動の為のその短い詠唱を】
【すると彼の手に先に気が集まりだして】
【刀の形へと成していく】

/すみませんが、後少しやり残した事があるのであともう少しだけこの絡みを延長させてもらえないでしょうか
/今晩続き構わないでしょうか、もちろん無理にとは言いません。切っていただいても構わないです
/勝手かもしれませんがすみません
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 05:05:17.49 ID:9GMr4xQN0
>>248

変わった?

どうやら今の話で火が逆についたようやな
いいでその感じ

【男は一瞬息をのむ】

やっと能力出してその気になったか
こっからが本番やね

//全然いいですよ
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 09:40:46.70 ID:dvN48SMAO
/とりあえずまだ舞台裏で聞いていないようなので
/名前、能力の有無を知っているのもNGです
/それだと所属も知っていないとおかしいし、知っているなら好きに世界を動かせますしね
/何より、貴方の技量がどうこうではなく扱いきれない設定だと思います
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 19:30:56.86 ID:4+dS0LLDO
【くす、くす、くすり、て笑い声。】

【とある安酒場のカウンターに、腰掛けている白髪の少年。】
【その手元には、白い粉末の入った袋が一つ、錠剤が幾つか。】


―――駄目だね、売れ行きが落ちてる。困ったものだよ。

ねえ、貴方は買うつもりは無い?

【酒場の店主に、手元の薬を示しながら、】
【少年は、あまり気分の良さそうな顔はしていない。】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 19:57:07.25 ID:EqHNs+/SO
/さてと、舞台裏にいけないのでこちらで呼ばせてもらいます。
/こちら護中身ですが黒い人の中身さんはおられますか?
/一応念の為返しておきますね。

>>249
【護の手の先に集まっていた気はやがて一本の刀へとなる】
【血の様に紅黒い刀身の巨大な刀】
【だがしかし】

――――・・・・やっぱり駄目か・・・っ!
【先程、護は今自分の能力は使い物にならなくなってしまってると言ったが】
【恐らくはこの事だろう】
【その能力の刀は何故か、出したばかりだというのにまるでもう既に戦闘でダメージを与えられたかの様に】
【紅黒い刀身は途中で無くなり、全体にはヒビが入ってしまっている】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 20:13:06.48 ID:St0Q2IDEo
>>252

22 名前:名無しさん@したらば[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 18:17:33 ID:J2t9dP5A0
護の方都合により始められるのが9時以降になります
すいませんby黒い人の中
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 20:20:40.04 ID:7zspaea1o
【水の国――路地裏】


【大通りから、少しだけ奥に入れば……其処は裏の世界=z
【ならず者達が幅を利かせ、今日も騒ぎ声が響いている】



       …………じゃあね♪


       【――――“筈だった”】



 【血飛沫を吹き出す路地裏の住人達】


      【逃げ惑う残党達】


 【何処かから、笑い声が聞こえて来る】


 【そして――――血溜まりの中心には、一人の人物が居た】




……さーてと、正義の味方は来てくれるだろうかね――可愛い女の子でも構わないや。




【黄金の双眸、西欧人的な容貌ををした―――肩までの黒髪を持つ男である】
【黒髪は耳元辺りで一部が左右に跳ねており、少し特徴的な髪型だ】
【身に着けているのは、紅の着流しに漆黒の帯と羽織、極彩色の『蝶』の髪飾り】
【衣服と相貌とのアンバランスさが何処か、浮世離れした印象を放っている】


【コキ、コキ――首を左右に振って音を鳴らすと、彼は顎に手を当てて……鼻歌を謳い始めた】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 20:21:39.15 ID:fx1g3Tkeo
【深い深い森の中】
【暗黒に空いたクレーター、溜まりこんだ水――湖】
【そのほとり、とてもしなびた背中で座り佇むひとつの影】


はァー・・・・・・実質、『能力封印』だな・・・


【額に手を当て、佇んでいたのは――】
【膝まで隠れるフード付き厚手のコートを着た18歳くらいで】
【髪型は、6つの角のような髪が後頭部に逆三角形状に並んでおり、髪の色と目の色は緑青色で】
【顔付きは―天空のような…気まぐれに旅する風のようなそれの、左手に手袋をはめた青年だった】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 20:23:28.11 ID:fx1g3Tkeo
>>255
/すみません、急用が入ったので投下は無かった事にしてください
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 20:31:31.63 ID:7zspaea1o
>>254
/申し訳ない、十分ほど落ちます。
/直ぐに帰って来れると思いますので、絡んで頂いても大丈夫です。
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 20:46:19.72 ID:hoTGRAJBo
>>254

【空気の壁を擦過して、白銀の刃が虚空に光芒を描く】
【その刃の向かう先、終着点は違えることなく血溜まりに佇む優男だ】

【路地裏の血に濁った空気を祓うような、鮮烈さで持って、その仕手もまた同時に姿を現しており】
【飛来する短剣に気付けば、その向こうに、一人の少女が静かな怒りに瞳を燃やして、立っているのが見えるだろう】

【白磁のような滑らかな肌、ひどく人形じみた、整いすぎた容貌】
【腰ほどまで伸びた、ストレートの金の髪はゆるやかになびき】
【150pほどの矮躯を、輝かしく――そう、まるで後光のように飾り立てる】


【その姿は、さながら一人の女神。義憤に燃える断罪の女神――】


【その少女の出で立ちは、ダッフルコートにデニムジーンズというありふれたものではあったが】
【路地裏に佇む男性には、見覚えがある顔かもしれない】
【――以前の白い布一枚、という出で立ちではなくなったため、気付けないかもしれないが】
【かつて、Justice本拠への襲撃の道中、彼の往く手を阻んだ、一人の少女。クルスである】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 20:47:05.24 ID:EqHNs+/SO
>>253
/了解でふ
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 21:00:53.50 ID:7zspaea1o
>>258

【しん―――と、張り詰めた混沌を擁く空気】
【其れが『乱された』と感じるまでに、其れほどは時間を要さなかった】


  ――――……おや。


【次の瞬間、きん――と、刃が『叩き落される』音】
【見れば、差し出された彼の右手の爪の間≠ゥら、“鉤爪”状に『固体化した血』が固定されている】
【振り向いた双眸はクルス≠捉え……微かに、其の双眸を細めて】


…………嬉しいね、願ったり叶ったりだ。
覚えてるかい、『戒能 鴉』だ――君の名前は忘れたんで、名乗ってくれると嬉しいな。
本当なら、君みたいな可愛い子の名前は忘れないんだが……“キレてた”物でね。



――……そう怖い顔しないでよ。 どっちにしても殺されて然るべき奴≠セから、さ。



【クルスに向き合うと同時、戒能は鉤爪≠収納する――】
【『敵』の目前で武器を手放すこの行為、そして語り口……「戦闘の意思は無い」のだろうか】

/お待たせしましたー
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:13:30.97 ID:hoTGRAJBo
>>260

【用意に弾き飛ばされた銀色の短剣は、ガラスの砕けるような甲高い音と共に】
【空中でばらばらに砕け散り、欠片が空に溶けて、完全に消失する】
【先手の一撃をあっさりと防がれたにも関わらず、少女の表情に揺らぎは無く。ただ、鴉の言葉を聞く】

……名乗っていただかずとも、覚えておりますとも。
世辞の類は受け付けておりません。
クルス。そう呼んで頂ければよろしいかと。

【硬い声、と硬い表情。おそらく無表情を取り繕っているつもりなのだろうが、クルスが緊張していることは伝わってしまうだろう】
【それもむべなるかな、目の前の男には、右肩を酷く貫かれ、この身に巣食う悪魔さえ呼び起こされた】
【圧倒的なまでの戦闘力、清らかなる狂気。サナとの共闘で、ようやく退けるに至った、怪物の類なのだから】

殺されるべき人間など、居はしません。
仮に彼らに非があったとしても――殺されなければならないほどの罪など。
――死して許される罪など、そんなもの、ありはしない!

【悲しみ、怒り――それらの感情が、クルスの青い瞳を怒りで染めている】
【目の前の男が、仮に武器を収納したとして、それで信用が置けるわけもなく】
【クルスは、空拳の右手を鴉のほうへと差し向ける――まだ魔翌力の胎動はなく、単なる臨戦態勢だろう】

【ここまでのやり取りの中で、鴉が常人程度に観察力を持っているならば】
【クルスのダッフルコートの左袖が、風に揺られてなびいていることに気付くだろう】
【――つまり、左腕が、そこに存在しないと言う事に】

/よろしくお願いします!
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:20:45.10 ID:WJWzuJ1Oo
【路地裏に響く、二人分の声】

「なぁによ本当、最近の大人って現金持ち歩かないのね!」
『そりゃあ……コンパクトになれば、便利だからね……』

【それを発する源は、栗色の髪、白と黒とで統一された衣服の「二人の子供」】
【そっくりそのまま複製したような同じつくりの姿の中で、瞳の色だけがそれぞれ青と橙の相違点】
【それぞれの片手首には何故だか「鎖の千切れた手錠」、おそろいだと言わんばかりに引っかかっている】

「だからって財布の中までコンパクトにする!? 虚しいでしょ!」
『僕に、言われても……』

【青い瞳の子供は声を荒げ、橙の瞳の子供は困ったように眉尻を下げる】
【二人の足元には、ごろり。布にくるまれた冷たい肉がひとつ、転がっているだけだ】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/01/24(月) 21:21:17.89 ID:zNcyhj2c0
/関連レス >>31>>33 >>45>>48 >>155 より

【星の国 中央ビルフリー会議室】

【無限の大都市が広がるこの国の中央に位置する、最大級建造物内に設置されている、赤絨毯とシャンデリアが眩しい一部屋】
【地上300m付近に存在し、ガラス窓から国を遥か遠くまで一望出来るそれは宛ら最高級スイートルーム同格と言えるだろう】
【その部屋の中央に腰を下ろしているのは、ローブのようなの穏やかな顔つきをした60代前後の穏やかさと貫禄を併せ持った老人】
【白い布を纏ったのみの実にシンプルな服装、顔半分を覆いつくす白い髭と髪一本生えていない頭はまるで古代ギリシアの哲学者である】

『―――議員に社長に科学者に知事…一応やるべき事はしっかりやってきましたよ。国の上層部自体が動揺しているみたいですから』

【まず口先を開いたのは、左席に座る青い作業着を模した清掃服に同色のキャップ帽を被った、常に笑顔を絶やさない灰色の髪をした若者】

掃除屋一派は、今回の襲撃で何人の殺害に成功したのかね?

『粗方500人強は潰せたと思いますよ。関係者を含めりゃ1000越えますかね?それでも数としては少ないですから』

結構。で、ファイルで示した作戦は上手くいったか?

『成功ですよ。あいつ等、何だかんだ言ってよくやってくれてますから』

【あらゆる質問に対して、一定の口調と笑顔を絶やさないそれは、強烈な印象を与え続ける】
【そして老人は次に、右席に座る30代程度のサングラスを掛け、黒いコートを羽織った全身黒ずくめの男に目をやり】

では次、処刑人一派の結果報告を

「処刑したのは300人近く、関係者含めると500人が妥当だろう。それと―――“一級¥刑人”のジャニルが死んだ」

―――そうか…一級が、か…彼の葬儀は盛大に執り行う、処刑人¥伯Nにも出席して貰うからな

『多分何人かは俺から呼び掛けても理由付けてフケると思いますよ?あいつ等結構、意地っ張り多いっすから』

それはそれで構わんよ。ただ、追悼の念を懐いてくれている者だけは出来る限り出席させてくれ

『任せて下さいよ。例え駄目元であっても、しっかり連絡は取っておきますから』


/次レスに続きます!
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/01/24(月) 21:24:50.38 ID:zNcyhj2c0
>>263

[―――んで、次はいつ、どこを予定で?光の国、星の国と来てー…次は、まぁ闇の国辺りですかね?]

【議席の奥に座る、緑色の清掃服とキャップ帽を被り、額にゴーグルのようなものを装着している一人が唐突に声を上げる】





次はAOEだ





【発言の直後、全員が老人を唖然として見つめる】

[えっと〜…冗談ですよね?ちょっとタイミング的にも早過ぎる感じするんっすけど…]

冗談ではない。闇の国も念頭には入れているが、予定通り準備が進み、場所さえ特定出来れば次にAOEを落とすつもりだよ

[…となると、僕たち含めて“黒いの”も“白いの”も出るんですか]

ああ。段取りが上手く成功すれば、掃除屋及び処刑人共々総力で攻撃を仕掛ける
“MLG隊”と“特級処刑人”さらに“例の商会”も利用し、3日掛けて攻め落とすつもりだ

『掃除屋総がかりってのは面白いと思いますよ。全体で連携を取った事はありませんから』

[MLGを出すんですか!?あれを!?――ゾクゾクしますね、それ…!]

「特級を出すのは早い気がする。世界統治が実現した後に追い打ちとして支配権を確立する際が良いと思うのだが」

『まあ個人的に3つ目の意見は賛成出来ますよ。予想だとあの組織はもう崩壊寸前でしょうから』

兎に角、今回の作戦で多くの民衆の支持を獲得し、星の国の政治に干渉し易くなったのは事実だ。
逆恨みをするような勢力が台頭するようであれば、こちらとしては徹底的に叩き潰す事を念頭に入れねばならん。
しかし世界連合の同盟締結まで先は長い、やるべき事は山積みだ…全く、たまには安らかな休息が欲しいものだよ…

―――では、解散。

【部屋の明かりは、静かに消えた】


/光の国及び星の国の粛清イベント参加者の皆様ありがとうございました!
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 21:27:34.03 ID:7zspaea1o
>>261


…………ほう。

『死して許される罪は無い』――成る程、死刑廃止論者か。
気が合うねぇ、俺も死刑は嫌いなんだ。
終身刑なら別に良いんだよ……“死ぬ瞬間”は自分で決められるんだから。
寿命で死ぬのを待つも良し、途中で舌噛み切って死ぬも良し―――。



――……冗談は、この辺りにしておこうか?



【怒りに燃え、声を荒げるクルスとは対照的に――静かに狂っている≠アの男】
【感情を真正面から受けているにも拘らず、其の金色の双眸はマリンブルー≠捉えていて】

【……冗談めいた調子を内包する言葉は、するする、するすると『毒蛇』の様な厭らしさを伴って這い出す】



さて――左腕を何処で落としたの、とか、服は何処で買ったの、とか他愛の無い話もしたいんだが……そうも行かない。


……今夜、此処に来た君、クルス嬢は実に運が良い。
俺の話を聞いて、更に運と頭が良ければ――水の国を救った女神≠ノ成れるかも知れないんだから。



【――あはは、と響いたのは『底抜けに明るい』笑い声】


【意味深な言葉は、捉え様によっては油断させる為の作戦≠ニ受け取れるかも知れない】
【だが、『水の国を救う』と云う言葉―――彼の行動からして、“血なまぐさい”臭いを感じるだろうか】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 21:27:43.50 ID:IKRg6AP+0
>>262
それはきっとお金がないからだにゃ!!!
【キリッとした表情で言う謎の影が後ろから言う】

【身長30cmで、黄金に輝くネコメで、闇のような漆黒の長髪に、ネコミミが生えた少女みたいな謎の生物】

【人間ではない……だが絶対、猫ではないだろう】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:31:36.90 ID:WJWzuJ1Oo
>>266

「そうよ! 最近の大人はくっだらないことにばっかりお金使って……誰だお前!」
『……びっくりした』

【大げさなモーションで振り向く青い子、そんなに吃驚はして無さそうな橙の子】
【ふたりは物珍しそうに、謎の猫モドキ(?)を眺めて】

「……売る?」
『高く売れそうでは、あるね』

【なにやら物騒なことを相談し始めた】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 21:36:55.95 ID:6QdraRLZ0
>>267
んにゃ!何を言うにゃ!普通のネコ売っても余り意味ないにゃ!!
【ふつうのネコ?】

第一にゃ!そんな事するならそこの死体の臓器を闇市で売った方が金になると思うにゃ!!
何故、路地裏民はその考えにいたらないんだにゃ!!!
【なんか説教みたいのを言い始めた】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:38:57.24 ID:hoTGRAJBo
>>265

……っあなたは……!

【韜晦する鴉に食って掛ろうとするものの、上手く言葉が出てこない】
【自分の言わんとするところと、鴉の言わんとするところは違うのだ――だが】
【少しでもクルスに弁舌の才があれば、鴉の、簡単な論点の摩り替えを指摘できたのだろうが】
【戦うことでしか己を立てて来なかったクルスは、今、彼の言葉に噛み付くように吠えることしかできなかった】

……っ

【続けられた語調は変わらず。静かなままだが、急激に発された、純粋なまでに澄み渡った『悪意』に怖気が走る】
【まるで、自分の四肢に、毒蛇がするりするりと絡みついて――動けなくなるような、そんな幻覚さえ瞼の裏を掠める】

……水の国を、救う……?
なに、を……?

【目の前の男性は、ただ笑って佇んでいるだけだというのに、気圧されてしまっている】
【次の瞬間に、首と胴が生き別れている、などという笑えない事態だけを警戒しながら】
【悪意という毒に痺れる舌を、ゆっくりと動かして、会話を続ける】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:39:33.37 ID:eJT6fcYoo
【水の国・大会会場――屋外練習場】

【明かりは在るも人の居ない其の場所に、ただ一つだけ音があった】
【それは「ドッ!」「カッ!」というような木と木がぶつかる音であって】
【更によく良く見て聞けば、それは木の槍と巻藁で、遣う人間も解るハズ】

【髪は黒と茶が半々、上半身は裸で良く練り上げられた肉体を見せ、汗を流し】
【足には具足を着けて、手には言わずもがな木の棒――4m程のそれを握る】

……うむっ!やはり動かぬ相手に一方的に振るう術など得手ではないなっ!
武とは猛き輩と振るい合うからこそ高まる物ッ!そうでなくてはっ!

【ふと彼は動きを止めて、額の汗をぐいと拭い】

こんな時こそ戦いだっ!誰ぞ暇な猛者は居らぬかーッ!

【近所迷惑は必定、というような大声でそう叫ぶ】
【この武芸者、見るものが見ればそれなりの遣手とわかるだろうが――果たして―――?】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:41:07.87 ID:WJWzuJ1Oo
>>268

「フツウの猫はこんなヒトガタしてないわ!」
『普通の猫は、人の言葉も喋らないよね』

【さすがにつっこんだ】

「ああ、駄目よコレは。あたしたちが見つけた時には結構な時間が経ってたから」
『傷んでるよ、きっと……ていうか、猫さん、怖いこと言うんだね……』

【青い子が黒いローファーの爪先でごろりと転がした死体は、もう既に固まっていて】
【橙の子が付け加えるように言った後、また眉尻を下げる】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:41:54.00 ID:3XPsaaAoo
>>245

……そんな雑魚で絶望していたのは何処の誰ですか全く。

…………完璧人間なんて、探しても居る訳ありません。
……つまり、貴方の大嫌いな人はこの世に存在しない。シアワセですね?
……ま、何でもかんでもある程度できる人間、と言うなら話は別でしょうけど。

【人間とは自己の中に矛盾を孕むモノ】
【完璧であるということは、その矛盾の存在すら許されないのだから】
【完璧であるというのなら、それは最早人間を超越した何かだと言えるだろうか】

【完璧な人間と完全な人間で、また差異はあるかも知れませんね、と】
【少女は抑揚の無い声で小さく呟いて】

……閉じ込められていれば、嫌でもストレスが溜まるものです。
……甘いものとカルシウムを摂取することをオススメします。

【身体を解している少年にそんな事を言いながら】
【自分は持っていたアンパンをまた一口】
【続けてもう一口食べ、それを飲み込んだ後】

……そうでした。
……姉を見ませんでしたか? 用が在るのに連絡も取れず家にも帰らずで。
……一応元気にしているという話を人伝に聞いているのですが――

【問いかけられ、漸く自分の目的を思い出したようで】
【姉の事をある程度知るだろう相手に、探し人の事を尋ねる】
【心配しているというよりは、義務的な人探しをしているように見えるかもしれないが】
【それなりにはこの少女も、姉の事を気に掛けている、と思う】

……――――、あら。

【少年と対面していた少女は、少年越しに「手」の変化に気付く】
【まるで始めからなかったかの様に消えてなくなったそれに】
【少女は不思議そうに首を傾げる】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 21:49:57.94 ID:7zspaea1o
>>269


……そのままの意味だよ。 そ・の・ま・ま。


君が戦闘の意思を消して、俺と静かに会話するのなら『数万人』単位、或いはネーションの命を救えるかも知れない。
君が戦闘に持ち込んで、俺をブチ殺したら……どうなるんだろうね、俺は死んでるからどうでもいいや。



――――まぁ、話だけでも聞かないかい? 詭弁か如何かは、其れから判断すれば良い。



【―――……聊か、飛びすぎた§bだ――戒能が、≪R.I.P.≫の一員だとしても】
【「信じろ」と言っても無理が勝る言葉であろうが……、…クルスの判断は、どの様な物だろうか】


【戒能はそれ以上の言葉を紡ぐ事無く、辺りを見回し……見付けたのは、手頃な木箱=z
【ざしゅ、と地を擦る音と共に血溜まりを避けてクルスの前に滑らせ――座れ≠ニ云う事だろうか】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 21:50:38.38 ID:ibQU4ecx0
>>271
何を言うにゃ!!どっからどうみてもそこら辺にいるスーパープリティーキャットォォォ!!!だにゃ
常識に捕われるなにゃ!!私だって普通のネコだにゃ!!
【ぴょんぴょん跳び跳ねながらそう言い】

んにゃ?そうなのかにゃー、なら残念だにゃ
何を言うにゃ!私は怖くないにゃ
第一、死体をつくるなら食べるなり、売るなりしないと殺されたのが浮かばれないにゃ!!
【キリッと……ではなく真剣な表情でそう言う】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 21:57:25.52 ID:WJWzuJ1Oo
>>274

「ええー……」
『…………』

【ないわー、と言わんばかりの視線×2】

「スーパープリティキャットが死体だのなんだのエグいこと言ってんじゃないわよ!
 作ったヤツに言いなさいよんなもん!」

【屍にこびり付いた血液は既に黒く変色しており、時間経過が伺える】
【死因と思われるのは大きな刀傷――しかし二人の子供は刃物なんて持っているようには見えず】
【きっと、コレを作り上げたのは他の人物だったのだろう】

『……浮かばれないの? 死んだらそれで、終わりじゃあないか』

【青い子がきょとりと首を傾げて、不思議そうに言った】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:01:39.96 ID:hoTGRAJBo
>>273

【険しい表情で鴉を見やっても、彼の表情は飄々としていて、とらえどころが無い】
【――そもそも、クルスはそういったことにはまるで能力がないのだから、無理のない話ではある】

……。

【彼に言いたいこと、聞きたいことは尽きないほどある】
【自首をしてくれ。なぜこんなことをするのか。やましいと思う心は無いのか。ここに居る人間を埋葬してあげるべきだ――】
【だが、どれを問うたところで、彼は笑ってはぐらかすことだろう】

【ただ切り伏せて調伏すればよかった悪魔を相手取るのは違う】
【目の前に居るのは、どれほど歪であっても、人間であり。自分と同じものであるはずなのだ――】

【息を吐いて、ゆっくりと手を下ろす】
【彼が話を聞いていけ、と言っている。ともすれば、懐柔の機会を窺っているのかもしれないが】
【――今の自分ならば、彼の言葉に惑うことは、無い。その自信がある】

……わかりました。
お話とやらを、拝聴いたしましょう。

【それに、それほどまでに大きな危険を聞かされて、一笑に付すわけにもいかないのだし】
【話が終わった後でも、彼を取り押さえることは可能なはずだ――】

【これから会話を行うだけだというのに、クルスは】
【命のやり取りでも行うかのような――真剣で、緊張感に満ち満ちた表情で、滑ってきた木箱の上に腰を下ろした】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:01:42.49 ID:uKpqo/gCo
>>272

それは言わない約束だ、駄目ゼッタイ。

シアワセって程でも、いや断じてシアワセなんかじゃねーよ
でもどっかしらにいそうだよな完璧人間、嫌だな会いたくねー。

【ケっ、と首の後ろで手を組み】
【さも詰まらなさそうに呟き】

それもそうだな、っていうかカルシウム云々は引っ張るのかよ……。
まあそれに加えて温かい布団で眠りたいもんだ、身体が冷え切ってらあ。

【風邪を引く、とまではいかないものの】
【つま先から指先までとても冷たくなってしまっていた】

姉?……全然見てないな――――……と
そういやオレの知り合いが路地裏で会ったとか何とか言ってたな。
でも探索すんなら夜中はやめとけな、ホラ危ねーだろこの辺?

【今回はこれといった悪い人間はいなかったが】
【夜中になるとそういった人物が活気付くのは言うまでもなく、そういった人物に目をつけられればどうなるかも同じく】
【知り合いをそんなつまらない事で亡くすのも癪に障るので軽く注意の言葉を……】

……?あら……?――――

【少女の反応に気付き彼が振り向いた時には「手」は完全に消滅していて】
【少年に分かったのは何かあって消えたのだろうという事だけ】

んだよワケわからんなあ……
お前もああいう意味不明な物には気をつけろよ、なまじ言葉が通じないとキツイからな色々と

【今まであった「檻」という現実が消えて】
【まるで自分が囚われていたのが幻想のように思えてしまって、溜め息が漏れる】

とりあえずそろそろ帰るか、ここにいたらまた捕まりそうだし
お前はどうすんだ?少なくともこの場所にいるのはやめたほうが良いと思うが?

【かつかつ、と少女と話しやすい位置まで近づいて尋ねた】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:08:33.49 ID:57Ga5i+A0
>>275
なんなんにゃー!!!その目はにゃー!!!
【フシャーッと毛を逆立て】

何をいうにゃ!えぐくはないにゃ
ネコは肉食だしにゃ
私は人殺しとかは好きじゃないけどにゃ
【そう言い】

んにゃ?何を言うにゃ
幽霊は沢山いるにゃ
私が住んでるところだって幽霊や吸血鬼や人間や人魚とか住んでるにゃ
【不思議そうにいいながら】

『………』
【ついでに近くに赤色のショートカットでメイド服の少女が壁から顔を出している】
【………体はすけているし、足はないが】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:12:30.60 ID:7zspaea1o
>>276

【「よいしょ」、と――気の抜けた言葉と共に、自分用の木箱を引き摺って】
【クルスと向き合う様に――かと言って『近い』訳でもなく――座る】

【……洗う様に両掌を自分の顔に押し付けると、金色にクルスを映して】


何……簡単な話さ。 先ずは概要を一気に話すから、頭に入れてくれ。



――…機関のとあるナンバーズが、遠からず水の国に戦争≠仕掛けようと目論んでる。
『ブレイザーシティ』の様な、「局地戦」じゃあない……其れこそ、“軍同士”が衝突する様な規模の、だ。
若しも勃発すれば、そして市街地にまで機関軍が侵攻すれば――どうなるかは、想像に難くない。




…………其の戦争を『マシ』に、或いは、『無くす』事が出来るかも知れないアイテム≠君にあげようと思うんだ。




【――――金色≠フ奥に、先程までの『笑み』は見えなかった】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:15:44.15 ID:WJWzuJ1Oo
>>278
/先程のレスの最後の描写、青い子じゃなくて橙の子でした^q^

『……なんでもない』

【ささっと視線を逸らす橙の子の方はどうやら気の弱いタイプの様子】

「まーそうだけど。夢くらい見たっていいじゃない!
 人殺しが好きとか言ったら速攻で逃げるわよ!」

【なにこの会話こわい】

『……ふうん。死体を処理したら、浮かばれるモノなの?』

【つんつんと死体をつっついてみる橙の子】
【彼も、ネコに向かってきゃんきゃん怒鳴る青い子も。メイドの少女には気づいていない】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:21:47.45 ID:6Qw6aGNR0
>>280
/了解

ならいいにゃ
【ちょこんと座り】

死体漁ってた子が何をいうにゃ!!
【ビシッと指差し】

『あ…あの……余り乱暴になさらないでください…』
【そう言いながら出て来る幽霊メイド】

んにゃ!新入りさん!魂回収に来たのかにゃ
『は…はい…』
【そう会話しながら死体に近づいてくる幽霊メイド】
【腹からは内臓が飛び出てるが本人気付いてない】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:23:28.22 ID:hoTGRAJBo
>>279

……なっ……!

【鴉がさらりと言ってのけた概要は、クルスにとっては爆弾のようなものだった】
【青い双眸を、驚愕に見開いて、僅かに木箱から腰を浮かせる】

【――鴉の表情から、笑みが消えている】
【そのことだけが、この話題がたちの悪い冗談などではないことを、雄弁に物語っているのではないか?】

【的外れな責任追及の言葉がいくつか、脳裏に浮かんだところで、鴉から奇妙な提案がもたらされる】

……。
どうして、貴方がそんな事を知っているんです。
それに、貴方は以前俺と出会った時、自分の事を『悪い奴』だと仰いましたね。
そんな貴方が、どうしてそんな手段を俺に渡そうというのです?

【……肝心の問うべきところ『信用する裏付け』であるとかを捉えていない】
【しかも、全ての質問に、相応の答えが返ってくることを疑わないような、まるで子供が為すような、粗だらけの質疑である】
【鴉は、クルスの質問にどれだけ答えるだろうか】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/24(月) 22:23:52.23 ID:j77WIXC6o
>>270
//まだいますか!?
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:26:22.62 ID:3XPsaaAoo
>>277

……約束、ですか。

……そうですか? 十分シアワセじゃないですか。
……もうちょっと不幸な気分になれば、幸せを実感できるかも知れないですね。

【もくもくとアンパンを食べきった少女は、シルクハットを頭に被りなおし】
【居るかも判らない存在を嫌悪する少年に、小さく首を傾げて】

……カルシウムは日常的に摂取すべきものです。
…………そういうのは、私の仕事ではありませんね。
……早く暖かいところに行くべきです。宿でも家でも。

【見上げるようにして、少年の顔を真っ直ぐに見詰める】
【少しだけ悩むようなタイムラグがあったが、すぐ気を取り直した様で】

……そう、ですか。残念ですが、有益な情報です。
……何処かで見かけたら、「妹が探していた」と伝えておいて下さい。

【人伝の情報でも、今においては大事な情報】
【探す場所を間違えていなかったという自信を得た少女は】
【改めて路地裏を探し回ると胸中で決意するのだった】

…………結局、なんだったんでしょうね。
……実は夢だったのかもしれませんね。または幻。

……――――そうですね。そろそろ帰りましょうか。情報は得ましたから。
……夜も遅いですし、貴方も暗いところに居ると伸びませんよ? 背が。

【近付いてきた少年に、少女は嫌味めいた言葉を吐きながら】
【少年が捕らえられていた方とは別の道に視線を向ける】
【帰る為の道へ視線を向けると同時に、少年から視線を逸らす意味も込めて】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:26:39.59 ID:WJWzuJ1Oo
>>281

「あたしとトーヤは必要以上のサツリクはしないの!
 セイトウボウエイで攻撃するだけよ! ねっトーヤ!」
『あー……うん』

【トーヤと呼ばれた橙の子は曖昧に笑って、曖昧に返事をした】

「……うわぁ」
『……ご飯食べた後に路地裏に来て、正解だったね』

【メイドさんのステキなお腹を凝視して、ぽつりと一言ずつ】
【左程大きなリアクションを取らなかったということは、そこそこ見慣れているということか】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:38:49.01 ID:xS88oyVf0
>>285
待てにゃ!トーヤ結構曖昧な返事してるにゃ!トーヤ怪しいにゃ!トーヤにゃ!
【そうツッコミを入れる】

んにゃ!そう言う事言わないにゃ
『……え?…あわわわ!!』
【幽霊メイドは気がつき慌てて内臓をしまい】

『す…スイマセン…』
【そして二人にペコリと謝る】

【ついでに死体に魂が残ってたら引き抜こうとするだろう】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:38:52.09 ID:7zspaea1o
>>282

【――――「どうして、貴方がそんな事を知っているんです。」】


――――俺、一応はそのナンバーズの部下なんだよ。


【――――「それに、貴方は以前俺と出会った時、自分の事を『悪い奴』だと仰いましたね。」】


――――そんな事言ったっけ、覚えて無いや。


【――――「そんな貴方が、どうしてそんな手段を俺に渡そうというのです?」】


――――其れはクルス嬢、アレだよ………その方が面白いじゃあないか。


【――――質疑応答、了。】



【質問に対して即座に返されるレスポンス、其れから言葉】
【その全てに於いて嘘と断定する根拠も無ければ、又その逆も然り】
【そんな事、どうでもいいじゃないか―――そう言うかの様に、彼は口元を歪めて】



……問題なのは、君に受け取る意思≠ェ有るか無いか、だ。
君が要らないのなら、俺は黙って去る――他の奴に渡すかどうかも判らない。
もう一度言うよ、女神候補≠ウん……コイツは『水の国』の存亡に関わるお話なんだ――。



【――――刹那、戒能の背後に骸骨≠ェ見えたのは、幻想だったのかも知れない】
【音も、気配も、色も、存在すらないのだから、幻影であっても其れは当然の事】
【問題は――……そう、問題は、『そんな瑣末な事』じゃあない】



…………参加する≠ゥ参加しない≠ゥ、究極的な二択しか無いのさ。




【――――――究極的に究極な、招待状≠受け取るか、否か】

/申し訳ない、お風呂入って来ます!
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:41:53.85 ID:eJT6fcYoo
>>283
/気付くのが遅れましたが、居りまするぞっ!
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/24(月) 22:43:25.18 ID:j77WIXC6o
>>288
/ありがとうですっ!今直ぐ絡み文書いてきますッ!
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:44:15.11 ID:WJWzuJ1Oo
>>286

『……正当防衛、だけ、だよ?』
「よろしいっ!」

【何か言おうとして、青にきゅっと首を掴まれる橙】
【目を逸らしながら言いおった】

「べっつにいいけどぉー。内臓のひとつふたつ、路地裏歩けば見れるでしょ」
『……あんまり、見たくはないけどね』

【手をひらひらして、気にしてないよ。のジェスチャー】
【魂はたぶん、放ったままだ。これからメイドが何をするのか、二人はそれに興味津津の様子】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:44:59.95 ID:uKpqo/gCo
>>284

そうそう約束約束。

オレのどこらへんがシアワセそうだってんだよオイ。
むしろ最悪じゃねえか、というかさっきまで最悪だったじゃねーか。

【比較できる物が無いと確かに「幸せ」というものは認め難い】
【でもまあさっきよりは確かにシアワセではあるだろう】

しつこいヤツめ……
お前に言われなくても家帰ってゆっくり眠っちゃるさ、フン。

【じとっとした湿度の目を向け、そして少しだけ顔を逸らして小声でそんな事を呟く】
【どこか大人気なく、子供っぽい反応】

ん、わーったアイツに会ったら伝えとくわ。
にしても妹に心配を掛ける姉ってのは姉としてどうなんだよ全く……。

【家族を不安にさせるとはなんというヤツだ、と勝手に憤慨する彼】
【目の前の彼女の心情などお構いなしであった】

捕まる夢?冗談じゃねえオレはどんな夢見てんだよまるで変態みてえじゃねーか
それに2人で同じ夢ってのもおかしな話、多分ありゃ現実以外の何物でもねーよ

【刃物をやたらともっている時点で変態のような気がしないでもないが、まあそれは置いておいて】
【現実ではあるが、酷く幻想じみた路地裏の異変は確かに起きて】

【そして今後も続いていくだろう……】

貴様ァ、言ってはならぬことを申したな……許さん――――
と言いたいところだが今回は許してやる、なぜならなぜならオレ様は寛大だからな
ほいじゃなレミカ、気ぃ付けて帰れよ間違っても殺人鬼なんかに襲われねーようにな

【×寛大、◯今現在そんなに体力が無い】
【現に彼の頬が微妙にヒクヒクと揺れている、それもこれも理性の賜物である】

【深呼吸の後適当に手を振り、そしてどこかへと歩き出すだろう】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:46:44.30 ID:9GMr4xQN0
>>252
//すいません遅れてさらにこんな時間になって言いにくいのですがメンテナンスでパソコンがしばらく使えなくなりました
//さらに携帯は昨日見つかってしまい親に没収されここにくる手段を失ってしまいました
//誠に申し訳ありませんが今回のことはどこかで別れたことにしといてください
//こんなことになって本当に申し訳ありませんでした
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:47:18.56 ID:WfHOoiJz0
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:50:50.78 ID:hoTGRAJBo
>>287

……っ……。

【返って来る答えの一つ一つに、クルスはクルスなりにその真贋を見極めようとはした――】
【――だが、悲しいかな実力不足だ。こと、こういった腹の探りあいにおいては、クルスは鴉の足元にも及ばない】
【その証明が、厳然と為されただけだった】
【歯噛みしつつも、彼の言葉をもう一度反芻する】

【要は、今、自分だけが、来るべき災厄への切り札を受け取る機会の下にある。それだけのこと】
【そこには、何の保証も無い】
【受け取った切り札の蓋を開ければ、その中にこそ災厄が詰っていた――】
【そんな可能性とて、捨て去ることは出来ない】

【酷く弱りきった、苦々しい表情で、鴉の言葉を聞いて――】
【不意に、腐臭を感じた。永い時を打ち捨てられた地下墓地の中で過ごした、骸の臭気を】
【周囲に目をきょろきょろと窺わせるも、そこにあるのは無数の血溜まり】

(……気のせい、かな)

【もう一度、視線を鴉へと戻して】
【挑戦的な眼差しを正面から見返して――】
【――結局のところ、答えは一つしかないのだと知る】

良いでしょう。
女神だ救世主だ、というお話に興味はありません。
……多くの人の命を救えるというのなら。そこに否やはありません。

【はっきりとした意志を持って。クルスは、その招待に応じると、そう答えた】

/了解です、ごゆっくりー
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/24(月) 22:50:56.85 ID:j77WIXC6o
>>270
【からん、と練習場に乾いた音が響く】
【からん、ころん、からん、ころん】
【木が床を叩く優しい音】
【風が音の出所に流れ、ばさばさと何かを靡かせる音を響かせた】
【そこに居たのは―――――】

カッカッカ!!
楽しそうじゃぁないか、童。

【―――――そこに居たのは一人の老人】
【漢の逞しさに反し、枯れ木のように腕は細く、吹けば飛ぶようなシルエット】
【格好は雅な鶯色の着物の上にインバネスコートを羽織った粋な物で、足元は漆塗りの下駄で彩られている】
【頭髪は既に禿ているが、髭は豊富で、胸元まで髭が伸びている】
【腰には一振りの刀】
【其の立ち姿には気負う点は全く見受けられず、どこまでも自然体であった】
【そして、顔をくしゃくしゃに歪めながら口を開き漢に言う】

この、老いぼれで構わんなら、相手を買って出るが―――――。

【―――――いかがかね?】
【言葉を紡ぎ終えた瞬間、殺気とは又違う、“圧力”が発せられたのを感じるかも知れない】
【男が猛者なら老人は達人。双方劣るところは無い戦いとなるだろう】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 22:51:25.48 ID:IKRg6AP+0
>>290
……怪しいにゃー
まあ警察とかには言わないから別にいいけどにゃー
まあ、手錠みるかぎりそう言う関係だろうにゃ
【そう言いながら何処からか湯飲みを出しお茶を飲み『熱いにゃぁぁあ!!!!』と言いながら】

『そ…そうですか…』
【そう言いながら魂をブチャッと引き抜くと】
【その死体の幽霊が現れる】
【だがまだ幽霊になったばかりなのか、意識がボーッとしているようだ】

『では私はこの方を幽霊屋敷に連れていきますので』
【そう言うと幽霊メイドは新人幽霊の手を引っ張り去っていくだろう】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 22:55:52.15 ID:WJWzuJ1Oo
>>296

「あ、言わないの!? なぁんだアンタ、なかなかいい奴……や、ネコじゃない!
 せっかくだから名前教えてよ!」
『……猫舌……』

【どこかほっとした様子で笑う二人、ネコの言葉に特に否定はしなかった】

「へー、幽霊屋敷なんてあるんだ……薄気味悪っ」
『し、失礼だよソーマ……多分』

【 多 分 とな】
【名前を呼ばれた青い少女、どうやらソーマと言う名前らしい】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 23:04:46.98 ID:eJT6fcYoo
>>295

【耳に心地よい下駄の音―――聞こえれば直ぐに、彼はそちらへ注意を向けて】
【相手の姿を確認するかどうか、瞬時に口を開き】

応ッ!それがしは無才の武士なればっ!
誇るべくは幼少より磨き上げた武芸のみっ!
生くるに戦いっ!死ぬるに戦うが己が生の全てと有りっ!

故ッ!幼児に始まりご老体であろうと戦を断る方は御ざり申さぬっ!

【即決だ。そもそもが戦いを求める若人、相手が誰でも気には止めず】
【ただ相手が刀を持つと見れば木の棒を遠くに放り、一駆けし】

【やがて幾許も無く戻れば、代わりに握られる獲物は鉄で出来た5m程の直槍で】

それがしは櫻の国“トオトウミ”の出っ!名を『貫 行行』と申す者ッ!
我が武は猛り天を突くっ!いざ、尋常に―――ッ!!!

【速くも準備は完了、ということか――老人の圧力に屈することも無く覇気満ち々ち】
【老人に向ける側の丈を余らす形で槍を構え、先手を譲る】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 23:06:18.79 ID:57Ga5i+A0
>>297
だってお前達面白いから好きだにゃー
ついでに私はネコサバトだにゃー
【ふぅーふぅーっとお茶を冷まさせながら再び飲むが『うにゃぁぁぁぁあ!!!!!』と叫びながら熱そうに舌を出している】

ソーマとトーヤだにゃ?二人合わせると『走馬灯や』だにゃ!
あと幽霊屋敷と言っても庭に墓場があったり、中は迷路みたいになってたり、人魚や吸血鬼や人間や機械人形や亜人だって暮らしてるにゃー
あと私の主のカオス(サバト)だって住んでるにゃー
【気持ち悪いと言っても否定はしない】
【だって内臓や脳みそなど飛び出してるのや、生首だけのやゾンビーとかいるしね…】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 23:06:33.63 ID:3XPsaaAoo
>>291

……約束。

……その最悪が終わったんです、幸せじゃないですか。
……余り、自分を不幸だと言わないほうが良いですよ? 呼べば来ますから。

【如何して其処まで自分を卑下するのか】
【色々な事情がある少女は、そこの所がよく判らないらしく】

……拗ねないで下さい。子供じゃないんですから。
……良く食べ栄養を取りよく寝る。大事な事です。

【背けていた顔は其の侭に、横目で少年を見据え】
【逸らされた横顔に、それなりに真面目な話】
【だが、話の流れ的にからかわれていると思われても仕方が無い】

……お願いします。姉の命にも関わる話ですから。
……でも、放っておけない存在って可愛く無いですか? 姉ですが。

【一度、相手に向き直って頭を垂れ】
【あげた顔に浮かべるのは、小さな微笑】
【家族の話となると、少なからず表情が豊かになるようで】

……何らかの外的要因があれば、無いとは言い切れません。
……とは言え、それも殆どが魔術的なもの。きっと現実なのでしょう。

…………寛大な処置、感謝いたします。
……貴方も、同じ轍を踏まないよう、御気を付けて。

【ヒクヒクと頬を振るわせる少年に対し、仰々しく頭を下げて】
【小さく首を傾げつつ一つの忠告、相手に背を向けると】
【ゆっくりとした足取りで其の場を去っていった】

/お、お疲れ様でしたー!
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 23:07:04.13 ID:6zRqAZiq0
>>299
/気持ち悪いではなく薄気味悪いです…
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 23:11:21.73 ID:WJWzuJ1Oo
>>299

「面白いかしら? まあ面白いわね! なんてったってあたしたちなんだから!」
『……良く意味が解んないよ……』

【上機嫌に笑う青・ソーマ、困り顔の橙・トーヤ】
【二人とも、面白そうにネコサバトの様子を見ている】

「ネコサバトね! 覚えた!
 なにそれテーマパークみたいだわ、夏になったら行ってやってもいいわよ!」
『……ソーマ、偉そうなこと言ってる途中で悪いけど、そろそろ帰らなきゃ』
「ああん!? あたしのどこが……ってもうこんな時間か。
 収穫全然なかったけどまあいいわ、あんた面白かったから。またね!」
『……、……また』

【あくまでも「夏になったら」である】
【トーヤが時計を確認して数回会話、ネコサバトに手を振って、二人は路地裏の奥に消えていく】

/ありがとうごじましたー!
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/24(月) 23:18:49.02 ID:j77WIXC6o
>>298
カッカカカカッ!
元気がいいのう、楽しめそうじゃわいっ!

【相手の様子を見て高らかに声を上げて笑う】
【そして、相手の名乗りをうけると一転、凄みを感じさせる表情を浮かべ】
【こちらも、名乗りを返す】

桜の国――――花鳥風月流剣術道場創始者、“花城六輝”[ハナシロムツキ]じゃ。
戦場で鍛えられし雅たる技と業――――お前さんの身に、刻んでやろう。
いざ、尋常に――――参る。

【そう、呟く同時、抜刀】
【刀を抜き放つその瞬間、周囲に酒精の香りが漂う】
【老人の持つ刀は、所謂妖刀。其の銘を鬼酔割義人[キスイカツヨシヒト]という】
【刀身は常に酒精を纏い、血により切れ味を落とすことはなく、相手の血中にアルコールを流しこむ】
【一度二度では影響はないが、其れが十合を超えれば、相手は徐々に酩酊へと誘われていくだろう】
【そして、身からは桜色の気が吹き上がり】

風之壱――――凩ッ!

【神速を持って、横薙ぎの斬撃が槍の間合いの外から放たれる】
【気を纏わせた刀に依る真空波、老人の業全てには酒精を込められているため、微量のアルコールが喰らえば体内に取り込まれる】
【そして、老人は業を放つと同時、相手に向けて駈け出した】
【其の速度は速く、疾い】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 23:20:02.25 ID:PfIoHgdU0
>>302
うにゃ!なるほどにゃ!ソーマ達だから面白いのかにゃ!
【なるほどって顔をし】

夏はあっという間に来るにゃ!楽しみにしてるにゃ!!
【お茶を飲み終わり】

またにゃー!!
【手をふり二人を見送り】

………しまったにゃ!友好の証の福袋渡すの忘れてたにゃ
【そんな事を言ったそうな】

/乙でしたー
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 23:21:24.72 ID:uKpqo/gCo
>>300

(なんだコイツやたら約束に括るな……)

【この単語に何か思うところがあるのだろうか?】
【気が向いたらそれとなく聞いてみようか、などと思考の隅っこで考え】

不幸はあれか蛇かなんかか
それならかかって来いってんだ、ボッコボコにしてやるよ

【】

拗ねてねーよオレのどこが拗ねてるんだっての
(言い返せ無いからって正論ばっか言いやがってこのやろー……)

【ぎゃあぎゃあと五月蝿い彼、よっぽど小さい彼女の方が大人でした】
【やっぱりからかわれていると思ったらしいです、単細胞です】

そんな深刻な問題かい……
お前が思うんならそうなんだろ。まっ素晴らしきかな家族愛ってね

【珍しいその微笑みに、なんだちゃんとそういう笑顔が出来るのかと】
【少し安堵を覚えたのだった】

あいよー……
さてさてアイツにはそれなりに世話にはなってるし、こりゃあ捜し物が増えるなあ
……まあ悪くないけどさ、むしろ上等ってもんさね

【彼女が去った後、誰にでもなく小さく話し】
【彼は家に帰るのだった】

/お疲れ様でしたー!
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 23:29:38.94 ID:eJT6fcYoo
>>303

【とん、とん、と―――高翌揚を体現するかの如く、彼は低く何度も跳躍する】
【既に温まりきっている筋肉を解し、また即座に動かすためだ】
【そして、もう一つ二つ――――彼は老人の一挙を見する度に精神を昂らせ】

【びゅごう、と槍を小さく縦に一振りして、真空の刃を叩き切り、破壊する】
【大きな獲物だが速さは相当。老人の一撃にも引けを取らぬ精巧さ】

さあさあ花城殿っ!我が槍は戦場の足軽槍衾に非ずッ!
ただ突き払うのみと思われていては怪我をしまするぞっ!!

【とん、とっ――ざっ、飛ぶと思われるタイミングでの瞬時の前進】
【それに合わせて穂先を老人の胴体目がけて突き出し、狙う】
【一撃は鋭く、速く、正確で。ただ槍であるゆえに点の攻撃、見切れぬことも無い筈だ】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 23:31:48.44 ID:7zspaea1o
>>294

【「応」――其れを認識すると、戒能の顔に人の良さそうな¥ホ顔が宿る】
【良い人の笑顔≠ナはない……――飽くまでも、「そうな」が付く其れでは有るが】


――――良い返事だね、クルス嬢。 後五つ歳上なら惚れてる所だ。


【二言――声を上げると、戒能は立ち上がる】
【同時に懐に手を遣ると、聊か『取り出す』事に手間取りつつ、クルスの前へと移動して】



……内容≠説明しよう。



【――――取り出され、差し出されたのは、黒・赤・青=c…三つの『携帯電話』】
【何れにも黒い蝶≠フ装飾が為されている以外、“変わった”点は無い】



『コイツ』は一機につき、俺に三回≠セけ繋がる様になっている――三機で計、九回だ。
君が九回とも使っても構わないし、一回も使わなくても構わない。
別の奴に電話させても構わないし――、―早い話が誰が何回電話するか≠ヘ自由。


……電話では、今から君に伝える“とある問題”の解答をして貰う。
其れが的中すれば、『好きな情報』を君達に差し上げよう――若しかしたら、その情報で戦争を止められるかも知れない。
例えば、主犯のナンバーズの所在≠フ情報とか……ね。


間違った場合、俺が電話の相手に話すのはヒント=B
どの位まで話すかは俺の気分次第――夕食にピーマンが出た日には、ヒント無いかもね。





…………此処まで、理解したかな?




【―――まるでゲーム≠するかの様な、楽しそうな表情で戒能は問うた】


/お待たせしましたー!
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/24(月) 23:37:13.50 ID:j77WIXC6o
>>306
【駆ける花城は、相手が自らの真空刃を砕いたのを確認し、口元に歪んだ笑みを浮かべる】
【眼に気を集中していき、相手の動きをより正確に確認し行動できるようにする】

月之壱――月読。

【眼に集中された気が眼の色を漆黒から黄金へと変え、神経の伝導、五感を強化する】
【そして、迫る槍を確認すると】

カ――――ッ!

【刀の柄で槍を下に打ち払い、其の反動を利用して前に摺足で移動、突きに移る】
【打ち払う際に槍の穂先が右腕に掠り、鮮血を撒き散らすが気にはしない】

花之弐―――蓮華ッ!

【突きに纏わり付く気は、刀身から枝分かれするかのように展開されていき】
【十数の突きへと咲き誇る形となる】
【突きの速度は疾いが、攻撃に重みは無い】
【老人の剣技は技と速に特化し、力を捨てたものだ】
【鋭さはあるも、鍔競り合いや、力勝負になれば負けるものである】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 23:38:34.14 ID:/MktSK9SO
【水の国、とある廃墟群】
【如何なる理由に因ってか、全く打ち捨てられた一ツの区域。こういった場所は、新世界には少なくない】
【何も語らず、ただ荒涼とした空気を満たして、廃墟はただただ其処に有る。――その内、一つの建物の屋上】

……ゴースト・タウン。俗にそう呼ばれているんだったよね、こういう場所は。
汚染か災害か、とにかく何等かの原因で住人に置き去りにされて、そのまま放置された街。

まるで、墓場だって?――ああ、そうかもねー。人の為に造られたのに、役目を全う出来なかったモノの。
幽霊の棲まう街、と言うよりかは……うん。街の幽霊だ。地図からは消えて、誰にも定義されない。

カタチは保っているけど、それでも街≠ニしては死んでいる。――待ち人は、きっと来ない。

【錆びた金網に寄り掛かり、さもありなんと訳知り顔で。ぽつぽつと言葉を紡ぐ、青年が居る】
【ブラックスーツに、同色の手袋、スニーカー。目深に被った、ソフト帽】
【夜風に揺れる髪と、街を俯瞰する瞳は、黒尽くめより尚暗い黒】
【葬儀屋じみた重い&オ囲気の服装に反して、それを中和する軽い$コ音】

【幽霊とでも話しているのか、或いは流行りのD≠ナも打って、幻覚の中に居るのか】
【声量は独り語散るにしては、随分と大きい。ともすれば、階下にも響きそうな程】

【――はて、さて。そんな事は知らぬとばかり、負けず劣らぬ大声で、くたびれた金網が一つ呻いた】
【所謂一つの、フラグである。きっと諸兄には、この先に有るオチがありありと見える事だろうか】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 23:43:07.80 ID:hoTGRAJBo
>>307

……世辞は結構と、申し上げたはずですよ。

【つれなく、笑顔の鴉へとそう返答して、移動してくる彼に対する警戒は残したまま】
【彼の取り出したものを注意深く眺めてから――】

【差し出された携帯に、恐る恐る手を伸ばす】
【見たところは、普通の携帯電話だ――少々、デザインが派手である、というだけの】

……まだるっこしいですね。
今ココで、その問題に回答すれば、それで済む話じゃないですか。

【重大な、しかし悪ふざけのように語られる内容を、ひとまずは飲み込んで理解しながらも】
【良くも悪くも、素直で直情径行な人格の持ち主たるクルスは、素直な疑問を呈する】

【その返す言葉とは裏腹に、責任が重圧となってのしかかるのを感じている】
【――つまり、この手がかりを活用できるかどうかは、己の双肩に掛かっている。そういうことなのだ】

/おかえりなさいませー
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/24(月) 23:49:47.03 ID:eJT6fcYoo
>>308

【がつっ、さくり――確かな手応えを長い柄と両手に感じつつ、瞳は穂先と老人を見続ける】
【打ち下げられた槍は動きを止めずに、寧ろそのまま落ちる軌道を延長し続け―――】

それがしの槍は遠くよりもまだ近くッ!
切り払いのみでなく打ち据えるという手もまた壱法っ!
これぞ正しく肉を切らせて骨を断ぁ―――つッ!!

【さくりさくり、またさくり――身を傷つける幾多の突きを避けることは全くしない】
【いや、なにか身を屈めて槍を持つ手をぐおんと回し―――】
【ある種、回避にも見える形で身を仰け反らせて、その空間から穂先の反対側をぐおんと振るう】

【柔らかな手首と慣れた動き、痛みを恐れぬ気力から放たれる槍の柄は重く、速い】
【仮にそのまま当たるとすれば、狙いは胸部と表せるだろう】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/24(月) 23:53:59.94 ID:7zspaea1o
>>310


良いね、判るのなら=\―今、此処でして貰っても構わない。
でも、君にはきっと『判らない』……判るとしても、其れは“勃発の直前”の可能性が高いと思うよ。



――――……問題は、超難問が一つだけ。






     水の国を陥落させるに当たって、機関はどの様な作戦を使うか=B






……一つ目のヒントは出血大サービス――最近巷を騒がせている天狼会=B
『機関の企み』とアレは関係している……信じるも信じないも、君次第だが。




【其処まで言葉を紡ぐと――戒能は、背を向けて彼女から離れ始める】
【「質問は無いね?」と背後に声を掛けつつ……彼の体は、路地の奥へと遠ざかって行く】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/24(月) 23:55:09.27 ID:j77WIXC6o
>>311
【突きは鋭く、相手の体を抉っていく】
【しかし、相手も又武人、唯でやられる訳は無いのは百も承知】
【迫る柄を金の眼で見据えると、気に指向性を持たせながら突きを引く】

ほっほ―――月之弐、朧月ッ!

【気に依る分身で攻撃を受けた】
【老人は其の肉体が年齢に反してかなり若々しい物を保っているのは確か】
【だが、それでもこの豪槍を受ければ一撃で倒れることも有りうる】
【故に、気を大きく消費してでも攻撃を防御する】
【衝撃で砕けていく分身の奥にて老人は――――】

鳥之壱――――――っ

【――――居合の構えを取っていた】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 00:04:55.54 ID:yF76k9fMo
>>312

……作戦そのものを頓挫させる、というのが俺なりの正解ですよ。
そんなことはやらせない=I

【鴉の口から告げられた、ヒントまでを、静かに聞き終えてから】
【クルスは、やはり理想論とでも言うべき、青臭い――現実的な対処手段ですらない、そんな宣誓を口にする】
【そして、するり、と潮が引くように去っていこうとする鴉の後姿に気付いて、慌てて腰を上げる】

っ待ちなさい!
ここでの暴虐、赦したわけではありませんよ!

【叫びながらクルスは右腕を振り上げる】
【クルスの右腕に、魔翌力の奔流が、粗雑ながらも編みこまれていく】

【最初の一撃と同様、銀色の短剣を、その腕の近くに出現させ、矢のように打ち出す一撃】
【だが、あまりにもあっさりと去り往く鴉の背を追うには、少々、遅きに失している――それでも】
【狙いもろくに定めないまま、鴉の背へ向けて、銀の短剣を、射出する!】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 00:05:43.74 ID:c6aVPpsjo
>>313

【先程の鈍く、だが何処か心地の良かった感触とは違う――虚ろの触】
【『捉えていないな』と勘づけば直ぐ様身を立て槍の動きを止めて起き】

剣術に奇術を織り交ぜるとは天晴な腕前っ!
やはり櫻の国の武人との戦いはこうでなくては面白くないッ!
さあさいざ、いざっ!二つ三つの傷で止まるそれがしではございませぬぞっ――!!!

【相手の構え、それが何かは刀の心得程度しか知らぬ自身でも即座にわかる】
【居合い、となれば速さ―――これに関しては、貫には自信が在った】

【一手目の突き、二手目の打ち据え、そして今は三手目】
【徐々に調子が上がってきた。気力も漲り、これ以上ないかと思われるような本調子】
【ならば、と取った手段は正面から――――!】

戦場に於いては先手必勝――――ッ!!

【ぎゅ、と穂先を突き出して、その胸部を狙う―――と、見せかけて】
【刃先が届く直前に下方へ下ろし、真に狙うのは老人の手元である】
【速度は今までよりも幾割か速い。見切ることは―――手練ならば、不可ではない】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 00:15:45.06 ID:Nmj8GwaTo
>>315
【右手で刀を握り締め、居合を放つがために構えを取る】
【そして、相手が豪槍を放ち槍の軌道が代わり、手元を狙うその瞬間】

カ―――ッ!

【居合は放たなかった】
【右手を刀から離し、槍の穂先に掌を突き刺し鷲掴みにした】
【齢が60を超えた時点で自らの命にこだわることはやめた】
【故に、此の様な捨て身の戦術が取れるのだ】
【桜色の気が右手に集中し、その細腕からは予想もつかない膂力を発揮する】
【ギシギシと穂先を掴み、相手の動きを制しながら老人は左手で刀を抜き放つ】
【老人の利き腕は“左”だ】

花之壱――――桜楼。

【吹出す血を切り払いながら、槍を掴んで左手で袈裟切りを相手に放つ】
【刀身には吹き上がる櫻の気が纏わり付き、斬撃の範囲を増大させる】
【櫻の気によって構成されし花びら一つ一つが、高密度の酒精と気によって構成された物】
【老人の技に牽制はない。全てが必殺である】
【常に決死、常に必死、常に必殺】
【左手を犠牲に、老人の技が相手に放たれる】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 00:20:21.48 ID:owilGzPyo
>>314

【――――ずさり】


【余りにもあっさりと、短剣は戒能の背に刺さった=z
【『魔翌力』と『声』は確かに感じていただろう……故に、「わざと避けなかった」かの様で】



…………大の男一人、短剣一発で殺せる≠ニ思うかい、クルス嬢。
――……所がどっこい、頭にでも当たれば“殺せる”んだよ。



君の『赦さない』は[ピーーー]つもりで敵を攻撃する事=\―で、いいのかな。
優しい君は、若し俺が今の攻撃で死んだら「どうする積もり」だった?



【短剣を背に刺しつつも、『出血は無い』……どうやら、痛みこそ有れ出血は能力で止めている≠フだろう】
【謳う様な声色で路地裏に声を響かす彼は、ゆらゆら、ゆらゆら、と歩を進めて――】




……「思い立ったら吉日」は罪だよ、クルス嬢。
俺を殺した暁には――作戦を頓挫させる≠チていう君の正解は、限り無くゼロに近付くんだ。




   ――……じゃあ、君が正解≠ノ辿り着く事を祈っているよ。




【――――その声を最後に、返り血にまみれた男は姿を消した】


/少し眠気が危ないので、この辺りで! お疲れ様でしたー!
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 00:23:58.73 ID:6ddmgSMDO
>>309
【くす、くす、くすり、と笑い声。】

【聞こえてきたのは、階段の方角。】
【かつり、かつり、靴の音。】


―――街も、老いるんだよ。

若い街が栄えていく一方で、目も耳も駄目になってね。

死因は老衰、そんな街だって――――あるかも、よ?

【手にするカンテラ、壁に影を踊らせて、】
【白髪は光を乱反射させ、その影を削る。】


だけども―――ふふ。

年月の重さって、心地良いんだよね……

【今宵の少年は、瞳の紅に合わせた、紅の振袖を、】
【両肩が半分見える程度に着崩し、白い毛皮のコートを重ねている。】
【左手に持つ煙管は、演出の小道具か―――】


/まだいらしゃいますかー?
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 00:27:47.95 ID:yF76k9fMo
>>317

……っ!

【容赦の無い弾劾に、クルスの顔が悔恨と悲哀に歪む】
【無論、この一撃で仕留めきれるとは思っていなかった。だが、どこかに当たれ、と願って放った一撃であったことも事実】
【知恵の実をイヴに勧めた毒蛇のような、微笑んで相手を悪意の底に突き落とすような言葉に】

ッ……!

【反論できない自分に、悔し涙すら流しそうな程に顔を朱に染めて】
【クルスは、今度こそ黙って去り行く鴉を見送った】

【恨めしげな目付きで、彼の残した三つの携帯を眺めてみても】
【それらは、路地裏の中で暗い輝きを、クルスに返すだけだった――】

/おつかれさまでしたー!
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 00:30:23.30 ID:c6aVPpsjo
>>316

【感触、感触―――ざくりと肉を裂く感触。ぐらりとも動かぬ穂先の感覚。】
【『ああ不味いことをした』と思ったのは壱秒とも立たない刹那の間である】
【彼の槍は速さと鋭さ、そして一つ一つの重さを尊ぶ猛進の槍】

【決定的な弱点が一つあるのだ。それこそ、穂先を相手に止められてしまうことで】

――――っ、わはははははー!
やはりお見事ッ!してやられ申した――っ!

【下手に避けて無様な深手を負うよりも、潔く正面から誇れる傷を追ってやろう】

【槍を手放して回避するという選択肢は毛頭ない】
【離してしまえばそれは武人に非ず、ただの腰抜けと自身で笑ってしまうから】

【幾つかの考えが浮かんだが、時間は非情にも老人の一撃を留めること無く身に運び】
【“気”に感触があるかは分からないが、ざくりと肉を裂く音と、血が飛ぶ水音がして】
【汗と血に塗れた逞しい胴には一本の、斜めの大きな傷が付き】

【やがて酔気に当たったか短時間での疲労からか、男は後方にバタリと倒れこむ】
【5mの長さをほこる槍の、その柄からは決して手を離さずに、だ】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 00:38:03.14 ID:Nmj8GwaTo
>>320
【刀を全力で振りぬき、相手の肉を裂き、血を払う】
【穂先から右手を引き抜くと、激しく血が吹出し、周囲に血を撒き散らす】
【和服の袖を引き裂き傷に適当に巻きつけると、倒れこむ男を見据え】

お前さん、良い筋しとったよ、只チィっと年季で儂が勝っとったみたいだの、カッカカカカ!

【痛みも疲労も傷も老人に取っては戦闘の楽しさの代価としては十分なもので】
【70にも鳴るというのに少年のような純粋な表情を浮かべ、意識が残っているか分からない男に言う】

又いつか、会ったらその時は――――。

【――――その時は、“死合”をしようじゃァないか】
【そう言い、高らかに笑うと老人は血をぼたぼた落としながら歩き去っていく】
【老人の姿が消えた後に一枚だけ――――季節外れの櫻の花びらが、ひらりとその場に舞い降りた】

//乙でしたー!久々の熱い戦闘、とても楽しかったですっ!
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 00:51:59.86 ID:c6aVPpsjo
>>321

【彼の意識、騒がしいまでの気迫は未だ失せず、ただ喋ることは適わなかった】
【故に老人の言葉、また歩き去る当人にニヤリと笑ってこくこくと頷き】


【それから数十分、或いは数時間だったか―――】
【太陽の白みが覗く頃合いで、男はゆっくりと起き上がる】
【傷からの出血は自然と止まり、少々フラつくが、足元も確か】

【手元の槍、その感覚を確かめながら未だそこに在った櫻の花びらを視界に捉えて】

……うむッ!それがしもまだまだ精進が足らぬと解る戦であったッ!
次こそは彼のご老体を我が槍の元に打ち破ろうぞっ!
その為にも修練に次ぐ修練っ!更なる輩との出会いを求め、いざッ―――!

【5mもの長槍を担いで屈伸、僅かに熱を持つ傷も見方を変えれば誇らしい】
【やがて彼は、旭日の中に汗血を流しながらその場を後にして行った】

/お疲れさまでした〜!
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 01:03:32.23 ID:frGfPPISO
>>318
【一段、また一段と近付いて来る靴音。鼓膜を揺すぶる笑い声に、青年は振り向かず】
【ふふ――と、溜め息の漏れるのにも似た、微かな笑みを零した】

……中には、そうして老いた果てに朽ちてゆく街も有るのだろうね。
だが無機物の死≠チてのは、どう定義したものか判断に困る。何方なのかな、此処は?

まあ、何方にしろ骸には相違無い、か。……朽ちて死んだか、死んで朽ちたかの違いだ。

【ややあって明かりが届き、コンクリートの床に薄く落ちた影を掻き消して】
【真逆に延びる影法師。金網を越えて夜空に投げ出され、地上へと――さて】

【この街の死因を暴く事に、現状、如何ほどの意味が有ろうか。そう結論付けて、彼は漸く振り向いた】
【がしゃり、耳に障る音を立てて、凭れ掛かられた金網がまたもや小さく呻く】

……そうだね。特にこういう処は、時間の流れが緩いから。
水清ければ何とやら。流れが少しばかり淀んでた方が、俺みたいなのにとっちゃ居心地は良いさ。

【排気や廃水に人の体臭といった、街≠感じさせる要素の一切が抜け落ちた空気】
【錆と土埃と、それから今にも降り出しそうな雪の匂いを、深く吸い込んで。青年は、曖昧に頷いて見せた】

//あばばば、見逃してました此処にー!
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 01:22:31.39 ID:6ddmgSMDO
>>323
【階段を上り、屋上に姿を表し、】
【カンテラを置いて、固定された灯りを確保する少年。】
【油が注がれているべき場所、鉄の臭いの液体の中に、眼球が一つ浮いていて、】


白川の 清きを仇と 田の烏
にくしにくほし 泥もついばみ―――

下手な歌では、伝わらないね。

【青年の方へ、二歩、三歩。】
【聞こえた筈の金網の悲鳴を、己の声で消した。】


流れは、少し淀んでる方が過ごしやすい―――けど。

淀みきれば魚も息が出来ない。貝も泥を飲むばかり。

この街の魚は―――……どこにいったんだろうね。

【ころり、青年の足元に体を投げ出す少年。】
【犬猫のように、背を丸めて手足を縮めて、】


こんばんは、こんなところで何を?

【煙管を加え、にこり、笑ってみせる。】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 02:00:41.88 ID:frGfPPISO
>>324
【カンテラを見遣れば、その真ん中にはぷかぷかと揺蕩う眼球。青年と、眼が合った】
【両者瞬きもせずに――尤も、片方は瞼が無いのだから当然か――見つめ合い】
【やがて、ついと視線を逸らす。それから、少々投げ遣り気味に】

住みよい所に行ったんだろうさ。……水が流れない、貝も居ない、これじゃあ濁るばかりだ。
魚が失せれば、僅かばかりの流れも無くなる。その内に干上がって、誰も其処に魚が居たなんて思わなくなる。

……究極的に言えば、街≠フ死因は二つ。物理的なものか、或いは観念的なものか。
即ち都市機能自体の摩滅か、都市を利用する人間が居なくなるか、だと思う。

【他人が何処へ行こうが興味もないとばかりに呟いて、付け加えた】
【曰く、片方が起これば、必然的にもう片方がセットになる、という寸法。この街は、もう生き返らないと】
【――それこそ、行政の大掛かりな介入が有れば話は別だが。白馬の王子様だって、白雪姫が美しいから接吻けたのだ】

人捜しを。それから、序でに掃除を少しばかり。……手筈を整えるには、もう少し必要かな?

【青年はその場に腰を降ろして、にっこりと邪気の無い笑みを浮かべる】
【依頼序でに、先日の件についてあちこち掛け合っているらしかった。――そう芳しくも、なさ気だが】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 02:21:47.02 ID:6ddmgSMDO
>>325

一つの街が存在し得た空間、何千もの人間が生活し得た空間。

慎ましく生きるなら、十分なのにね―――欲は無くならないから困るよ。

獣は不平不満もなく、ヒトの作った建築物を利用しているのに……ふふ。

【よいしょ、と頭を持ち上げて、長い髪は体の上に纏めて、】
【「まくら」 言葉はそれだけ、青年の膝に、頭を乗せようとする少年。】
【屋上の風は、青年を風貌に。居心地は随分改善された。】


掃除ね―――…… 服が汚れるのはいやだなあ。

出来れば誰かにやらせたいよね、そういう事。捗るしさ?

狼の群れの序列は力。路地裏もあまり変わらないと思うけど―――どう?

【ヒトも獣も、自分より強いものには逆らいがたい。】
【『群れをつくる』なら、言葉より力を。ある種単純な発想から。】


…………――どうなるんだろうね、僕達の世界。
【呟きへの転換は、唐突の一語に尽きる。】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 08:53:10.58 ID:frGfPPISO
>>326

――……全くだ。或いはどうしようも無かったのかも知れないけれど、ね。
とは言え、救えないのは事実――人の居場所なんか限られてるんだ、一体何人があぶれた事やら。

そのうち復興されるって見方は、やっぱり楽観的に過ぎるかな?……思い出して貰えたなら、良いのにねー。

【うん、と小さく首を縦に振って。少年を膝枕すると、口許に浮かべた笑みを深め】
【太腿に預けられた頭へと手を伸ばし、髪を梳るように撫でんとしつつ】
【吹き抜ける冷たい夜風に、小さく身を震わせて】

侮らせてはいない心算だけれど、上手く回ってくれるかどうか……。
首だけじゃなくて、天狼会の情報も金になる、って連中に教えたんだ。

排斥するだけじゃなく、出来れば大まかな分布を把握しておきたくてね。――自分で動く方が、楽そうだし。
資金は、情報屋を通してたからせて貰う事にしたよ。買い手は数多い。……例えば、彼等の後ろ楯とか、さ?

そこらに顔が利くのをもう幾人も揃えれば、情報の巡りに関しては安心出来るね――――そこまでの道程が、結構な難関なのだけれど。

【それなりの物は見せたらしいが。言葉でなく力でもなく、彼が説くのは利益≠セ】
【ごろつきには勿論、情報屋にも。また金を吐き出す側も、長期的に見れば得をする算段】
【唯一の問題は、信用=Bこの業界では特に重んじられる、要素である】
【初対面の男ではどうにもならない。バックアップが有ると無いとでは、抱き込める確率は天と地ほどにも違う】

【こればかりは仕様が無いと項垂れて、それでも、彼は笑みを絶やさなかった】
【腐ってもフリーの何でも屋。幾度とその身を賽ころ代わりに鉄火場へ投げ込んで、そして今日まで生きている】
【無い頭と人脈を総動員すれば、何かしら策は見える筈だと。――自信有りげに、笑う】

――――……なるようになれ、だ。こうして下地を作っても、きっと進行を少し遅らす位にしかならない。
けど、少しでも時間を稼ぐ事は無駄じゃない。……君は、どうなって欲しいの?

//あばばば、盛大に寝落ちてましたー!取り敢えず返しておきます、済まない……。
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 17:43:35.12 ID:6BeLn5NNo
【深い深い森の中】
【暗黒に空いたクレーター、溜まりこんだ水――湖】
【そのほとり、とてもしなびた・・・S心をくすぐる、そんな背中で座り佇むひとつの影】


はァー・・・・・・実質、『能力封印』だな・・・――――

【額に手を当て、佇んでいたのは――】
【膝まで隠れるフード付き厚手のコートを着た18歳くらいで】
【髪型は、6つの角のような髪が後頭部に逆三角形状に並んでおり、髪の色と目の色は緑青色で】
【顔付きは―天空のような…気まぐれに旅する風のようなそれの、左手に手袋をはめた青年だった】

まァ・・・いつまでもこうしてたら、それこそどうしようもねェーなァー
【位置によっては、見づらい及び見えないだろうが、彼の左隣には、緑青色の首輪の犬がいるようだ】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 19:50:35.26 ID:JdJQwbXDO
【路地裏】
【いつもの如く、倒れたモブの山の中】

…いつ来ても変わりやしねえなここは…

【その中に、頭から脚まで全身真っ黒な、人型の何かが立っていた】

【それは白いファーの付いた紫色のコートを素肌の上に前開きで着て、ジーンズとスニーカーを履いている】
【体は真っ黒な体毛が生えていて、紅い両目の右目は傷が通り閉じられている、そして後ろに折れ曲がっている頭から生えた長い耳が彷彿とさせるのは、兎】

…んで、いい奴にしろ悪い奴にしろ、何か知ってる奴が釣られりゃいいんだがな

【腰の後ろに三日月状の鞘をぶら下げ、右肩に象牙色の外套をかけて首に蛇のシルバーネックレスをかけた、黒い兎の獣人がそこにいた】

「マスター、まずその足元の物に聞いてみればよかったのではないでしょうか?」

【獣人の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 19:52:07.46 ID:3JdJQwbX0
【夜の国】
【北部、月夜の神殿】
【月の光を受け、全体的に堅そうな壁や、床が美しく輝く旧時代の遺跡…】
【完成された芸術のような建築物に忍び寄る物体】

【列をなしてやってくる数台の機関≠フエンブレムが刻まれた軍用トラック】
【そこから作業着姿の男が何人も降りてくる】
【男達は軍隊のように整列し、後からやってくる高級車から降りる男に敬礼する】

やだなぁ皆さん、そんなに固くならないでくださいよぉ……
私の方が緊張してしまいます…

それでは、連絡の通り、この神殿の奥に大量にあるとされるルナトリウム≠回収してください

では作業始めです!

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【男はパンパンと手を叩き、笑みを浮かべて支持をだす】
【男たちは掘削機などを手に取り、遺跡へ侵入していく】

ふぅやれやれ……わざわざ出張してまで取る価値はあるんですかねぇ…

まぁいいでしょう…水の国ばかりでは飽きてしまいますからねぇ

【後に残されるの指揮官らしき男のみである】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 20:02:45.05 ID:Nmj8GwaTo
>>330
……マズったか。

【男の後方の物陰に隠れる人影が一人】

たまには秘境探索レポでも、と思ったが……、まさか機関がいるとはな……。

【染めた茶髪をつんつんに逆立て、学ランを適当に着崩した少年だ】
【腰にはベルトポーチがあり、左腰には仕込杖が差されている】
【そして、指揮官らしき男を見て、気づく】

アイツは――――ッ!

【その姿を確認した瞬間、腹部に仕込まれた哲学者の卵が疼き、悪意を増幅する】

ぐ……っ!
だ、あ畜生……っ!

【このまま隠れていても、いたずらに悪意が膨れ上がるだけ。あえて少年は男の前に向け歩いて行く】
【顔色は悪く、気合で卵を押さえ込んでいる少年は、精一杯の虚勢を張り男に話しかける】

よう、奇遇だな糞っ垂れ。
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 20:14:36.66 ID:3JdJQwbX0
>>331

【現れた少年を見て、口元を歪め】

おやおやこれはこれは……お久しぶり…ではないですね

こんな辺境までどんな御用で?えっと…谷山さん…でしたっけ?

【柔和に笑いながら、一歩、一歩、ゆっくりと】
【まるで蛇が這うように近づいていく】

おやおや?顔色が優れないようですが…どうかしました?

よろしければ、車の中でお休みになられますか…?

【顔を覗き込み、ニンマリと笑う】
【細目を開き、金色の瞳を覗かせながら、相手の苦しみを笑う】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 20:20:56.41 ID:Nmj8GwaTo
>>332
【近づく相手を睨みつけ、身体に力を込めながら】

Justiceで有る前に俺はジャーナリストだ、どんなところにいようが不思議はねーんだよ。

【きりきりと左の義手の人工筋肉が軋み、今直ぐにでも相手を殴れるようにスタンバイ状態になる】
【悪意は膨れ上がり、其れを必死に押さえつけているため脂汗がだらだらと流れ、足がかたかた震える】

(畜生……ッ、やっと抑えられると思ったが、張本人を前にすると……っ!)

【そして、相手の笑みと共に放たれた提案を聞き、応える】

断る。なにが楽しくて敵の車なんかに乗るかよ。
それに、Justiceの人間が機関関係者であり、ドラッグを撒き散らす売人見て見逃すとでも思ってンのか?

【しゅるる、という音と共に、左手の五指の先から銀色の線が見える】
【まだ攻撃はしないが、緊迫感が空気を張り詰めさせていく】
【然し、歯の根は合わず、眼の色が徐々に変わっていっているのは本人は気づいていなかった】
【それに気づく余裕もない、といったほうが正しいのか】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 20:34:56.06 ID:6ddmgSMDO
>>327

僕達の世界は―――日の当たらない、この世界は、さ。笑っちゃうくらいに命の価値が軽くて、事件が日常茶飯事で。

人権なんて言葉はチリ紙より軽く、弱者は強者に骨の髄までしゃぶりつくされて。

だけど、慣れている者には、何をしても許されて何でも手に入れる事が出来て。

こんな居心地のいいところなら――太陽に手が届かなくても、月を眺めるだけで満足出来る。

太陽の下に生きるのは気持ち良いんだろうね。だけど僕は、それを積極的には望まない。

昼間の秩序の中に生きるより、夜に自由に駆けまわっていたいんだよ。



見ず知らずの相手に喧嘩を吹っ掛けて、叩きのめされるのだけが能のチンピラだって、

一般市民から見れば迷惑でしかない武器や薬の売人だって、僕の世界には必要不可欠。

だけどさ、思うんだ―――

【自らの身体を磨く努力は、金銭を稼ぐ努力と同等以上に積み上げている。】
【髪を滑る指は何処にも引っ掛かる事は無く、少年の頭蓋の上を滑って行く。】


――………僕の世界を確保出来て、一つだけある目的を達成出来るなら。

僕は、天狼会を目の敵にする必要はない―――それどころか、共存出来るかも知れない、って。

あのウェイトレスさんとか、この前話したジャーナリストさん。彼等と僕は違う。

きっと彼等は自分より誰かが大事で、自分じゃない誰かの為に怒るヒトなんだろうね。

【少年の世界はとても狭く、然し中に入ってしまえば何処までも広く目に映る。】
【街の裏、国の裏、決して表に出ないけれど、世界の半分。無限の世界の半分は、また無限。】
【表を食い荒らされようと、裏の一部を侵されようと。少年の世界が、消えて無くなる事は無い。】


ねえ、お兄さん。この街を見てさ、最初にどう思った?変な質問だけど、聞かせて欲しいな。

【前回自らが持ちこんだ、とあるマフィアの殲滅。そこから、少年は話題を引き離す。】
【振袖を纏った両腕が真上へと伸び、青年の頭を抱えようとした】


/返せる状況になったので返します。
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 20:35:39.12 ID:3JdJQwbX0
>>333

おや、そうなのですか…ご苦労様です

【パチパチと拍手をしながら柔和な笑みを作る】
【拍手の音は静かな闇夜に響き渡る】

おや、それは残念です、あの車の中には色々ありますよ?
ドラッグ≠ニか、卵≠ニかね…

あらあら恐い恐い…!でも…大丈夫なんですか?

今にも狂気に押しつぶされそうなお顔をしてらっしゃる…
私の事…切り刻んで、潰して、引き裂いて、抉って、蹴り飛ばして、刺して

殺したくて仕方がないんでしょう?

ならいっそ…身を任すのもいかがですか?きっと気持ちがいい!!

さぁ!悪意に呑まれてしまいなさい!!

【両手を広げ、ゲラゲラと笑いながら両手を広げる】
【声が、顔が、動作すべてが、悪意を広げようと蝕む】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 20:47:17.65 ID:Nmj8GwaTo
>>335
チッ……。

【舌打ちをすして、相手を睨みつける】
【そして、相手の続ける言葉に、強く反応する】
【“ドラッグ”“卵”その言葉だけでも強く卵が反応するというのに】
【それを言っているのが自分に卵を植えつけた憎い男なのだ】
【必死に悪意を抑えつけるも、精神を徐々に悪意が塗りつぶしていく】

あ……っ、殺す!っ訳がねぇ、んだよ。
お前の、っ、思い通りに墜ちるなんざ、絶対なってたまる、かよッ!
死ね、死ねッ―――ッ!
悪人は死刑――――

【悪意が口から発露し、眼の色が黒から深紅へと染まっていき、狂気を腹無表情へと】
【だが、次の瞬間、谷山はありえない行動をした】

バキィィィツ!

【自分の顔を、鋼の義手で殴り飛ばしたのだ】
【額が割れ、たらりと血が流れ、一瞬たたらを踏むが】
【相手を瘴気に戻った表情で睨みつけ】

――――ちぃっと、頭冷えたか。

【そう呟いた】
【しっかりとした立ち姿で構えを取り、鋼糸を展開する】
【眼の色は右は深紅だが、左目だけは蛍光グリーンに染まり、狂気からある程度脱却したように見える】

Justiceとして、そして俺個人として、テメエは許しておけない。
だから、“倒す”ッ!
行くぞっ!

【左腕が趨り、5条の銀の線が相手の四肢を刻まんと襲いかかっていく】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 20:49:56.04 ID:Nmj8GwaTo
//ちょと飯いてきます
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 20:58:32.77 ID:e59XWS2Co
テス
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 21:03:19.51 ID:3JdJQwbX0
>>336

ほぅ…自ら悪意を律しましたか…中々…
 
成程、まだもう少し揺さぶる&K要がありそうですね…

【小さく笑いながら谷山を見つめる】
【すると、神殿内からバタバタと足音がし】
【探索作業をしていた機関員達が戻ってきた】
【機関員達は一斉に銃を構えるが、男が片手をあげ、それを止める】

ここは私一人で充分です……貴方方は作業に戻りなさい

「しっしかし支部長代理=c!」

戻れ≠ニ言ったのですよ?それとも…貴方は私の愉しみを奪う気ですか…?

【少し顔を後ろに向けて、機関員を見る】
【機関員はビクッと体を震わせ、銃を懐にしまう】

「し、失礼致しました…支部長代理=c」

いえいえ、それと次にその呼び方をしたら…殺しますよ?

【機関員は蜘蛛の子のように逆戻りしていく】

さて、とんだ邪魔が入りましたね…

しかし貴方も愚かだ、同じ相手に同じ戦法で攻めるとは

【ヒュヒュと軽いステップでワイヤーを回避していき】
【素手で<純Cヤーを絡め取ろうとする】
【普通ならば指が切断される…しかしこの男は普通ではなかった】
【両手は黒いオーラを纏い、鋼のごとく堅い】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:07:14.70 ID:JeUn6XEAO
【裏路地】
【その片隅、半壊した家屋】

……はぁ。
機関が『悪』だという事くらい、解ってたつもりです。
私はそれを承知で機関に入った。
そんな訳だから、きっと、後悔なんてしない。
そう、思ってたんですけどねー……。

【脚がかたかたと震える壊れかけた椅子に腰掛けて】
【天井にぽっかりと空いた穴から夜空を眺める一人の少女】

【細剣を腰に吊り下げ、トレンチコートを羽織り、その下から機関の制服を覗かせている、この少女】
【外見では腰の辺りまで伸びた金髪と、翠玉の様な瞳が印象的だろうか】

……なんて、言ってても仕方ないんですけどね。
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:07:39.47 ID:tpjm5ejVo
【街中】
【外灯に煌々と照らされた商店街を】
【右から左へ、左から右へと多くの人が行き交っている】

アイツはダメ…コイツも微妙…
アレは…ダメだな、もう少しなんだが…

【壁にもたれかかりながら何やらブツブツと呟いているのは、】
【無精髭を生やし、短い黒髪に紅い瞳、鋭い目付きをした身長180cmほどの中年男】
【灰色で皺だらけのワイシャツに黒のネクタイを着て、黒いスラックスと茶色のサンダルを履き】
【丈の長い若干うす汚れた白衣を羽織っている】
【男は通行人を選別するかのように睨みつけながら】
【手にしたメスでカツカツとゆっくりとしたリズムを取るが如く壁を軽く叩いている】

誰でもいいから切らせろ…!そろそろ限界だ…!

【半ば苦しげに吐き出す言葉からは何やら物騒な響きが漂う】
【通行人はそんな男には歯牙にも掛けず思い思いに歩き続ける】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 21:13:52.29 ID:Nmj8GwaTo
>>339
【支部長代理、その言葉にピクリと反応する】

はっは、まさかそんな大物とは予想してなかったな。
なぁ“支部長代理”?

【あえて相手の神経を逆なでするようにそう言うと、額の血を袖で拭う】
【そしてワイヤーは相手の手に絡め取られる】
【ぎりぎり、と力を込めてワイヤーを引くが、拮抗は崩れない、かと思われた】

掴めると思うんじゃねーぞ?

【ワイヤーはするりと相手の手から逃れ、谷山の元に戻る】
【何が起きたか】
【表面に微細な振動を与えることにより、掴みづらく滑りやすい状態にしたのであった】
【谷山は、手元でワイヤーを操作していく】

前は見せなかった技だがな、いかせてもらうぞ。

【ワイヤーが谷山の四肢に巻きつき、膝やつま先、拳などの先端を堅いワイヤーで保護するようにしていく】
【ワイヤーにより肉体を動かすことによる身体強化と、ワイヤーの硬さに依る攻撃力強化】
【何も伸ばすのみが使用法ではないのだ】
【谷山はかなりの速度で近づき、相手に左の拳を繰り出す】
【義手であるゆえの凄まじい膂力にワイヤーのバックアップが追加された鋭い一撃は相手の鳩尾目がけて伸びていく】

//ただいまです。
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:24:16.07 ID:yF76k9fMo
>>340

【不意に、少女の仰向けた顔の上に、影が差す】
【理由は単純明快――少女に向けられる夜光を遮るモノが、現われたからに他ならない】

【誰かが、路地裏の建物の屋上から、少女の居る廃屋へと、降って来る』】

【その人物は、少女から見て、背中を見せて落ちてきている――】
【落下先は間違いなく少女いる廃屋で、このまま少女が椅子に座ったままならば、激突してしまうかもしれない】

Cogito Ergo Sum……!

【なにやら落ちてくる人物が、何かを口早に叫んでいるが――?】
【ともかくも、その落下する影に気付いたならば、迅速に対処を行うのが賢明であろう】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 21:28:21.16 ID:3JdJQwbX0
>>342

いえいえ、あくまで代理≠ナすので……お気になさらず

おっとと……逃げられてしまいましたか

【柔和に笑いながらワイヤーを掴んでいたが】
【するりと抜けたワイヤーにバランスを崩し、よろける】

こ、これは不味い……

ガハァァァ!グッゴッ…

【強力なパンチを鳩尾に喰らい、後方数mへ吹き飛ぶ】
【神殿の壁に身を任せ、ヨロヨロと立ち上がり】

い、いい拳…グォォ!ガハッ…ゴホゴホ…ゲ…

ハァハァ……内臓が…イカレてしまいますよ…

【幾度も吐血しながら、口元を歪める】
【肩で、息をしながら、腹部を抑え、苦しむ】
【帽子はズレ落ちて地面を転がる】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 21:28:54.50 ID:3JdJQwbX0
>>344
/追記 お帰りなさい!!
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:29:30.78 ID:iXNQrhVl0
>>341

ルンルンルン〜

【鼻歌を歌いながら、機嫌が良さそうにスキップをして歩いている少女がいた】

【茶色いセミロングの髪型に狐耳がついており】
【おしりには狐尻尾が生えている巫女服を着た少女】

【手には油揚げの入った買い物袋をぶら下げている】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:31:57.05 ID:JeUn6XEAO
>>343

……え?

【何か降ってきてるー】
【なんて呑気な事を考えていられたのは一瞬だけ】

【間違い無く此処に、自分の上に墜ちてくる事を理解した瞬間に、余裕なんて木っ端微塵に吹き飛んだ】

え、えっと、回避!?
いや、でもそうしたらあの人が確実に怪我しますよね!?

……ああもうっ!選択肢なんて始めから無いじゃないですかー!!

【突然の災難(?)に対する不満を隠しきれないようだが、諦めて受け止める(場合によってはクッションになる)道を選んだ少女】
【立ち上がり、壊れかけの椅子を後ろに蹴り飛ばし、両手を天に伸ばしてその時を待つ】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 21:33:32.17 ID:Nmj8GwaTo
>>344
シィッッッラァァッ!

【拳を全力で振りぬき、腕を引き態勢を整える】
【相手の言葉に、口元を歪める、平常とは多少異なる正気と狂気の狭間の笑みを浮かべ言う】

殺しゃァしねーよ。
殺さねぇ程度にぶっ殺す!

【矛盾しているが、之が谷山の本心】
【殺したくてたまらないが、殺さない様にするということ】
【壁に凭れかかるあいてに追撃するかのように前進し、顔面に左腕で掌底をぶち込もうとする】
【前に比べてあっけない、おかしいとも感じたが、それよりも畳み掛ける必要があると判断した】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:35:43.25 ID:tpjm5ejVo
>>346
【相変わらず通行人を睨めつけながらブツブツ呟く男】

アレもダメ…コレも…何だ…?
動物…獣人…?

【目の前を歩く少女の尻尾や耳を見て】
【明らかに常人とは異なることを確認する】

アレなら良さそうだな…おい、お前!
そこの狐みたいな耳と尻尾くっつけたお前!

【叫びながら少女の元に大股で近づいていく】
【周囲を歩く人々は叫び声に幾分驚きながら、明らかに怪しいその男を横目に見ながら避けて歩いていく】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:40:01.52 ID:yF76k9fMo
>>347

【路地裏を形成する、密度と高度を併せ持った建造物群の上から落ちてくるのだ】
【落下速度とて、そう遅いものではない――】

っと!

【覚悟を決めた少女の眼前――丁度、天上の穴に差し掛かった辺りで、落下する影が急激に】
【――『停止』した】

【するん、とその人影は、背中を見せた状態から直立の状態――つまり少女に向けて足の裏を見せた状態に変化して】
【そして、何事も無かったかのように落下を再開する――】

【丁度、少女の目の前、床の上に音も小さく着地したのは、二十歳ごろの青年だった】
【少女が視界に入らなかったのか、少女に背を向けたままで、なにやら自分の格好を検分しているらしかった】

……ふぅ、ヤバかったヤバかった。
やっぱ日常的に使っていかないと、な。

【身長は170pほどだろうか。それほど高いワケではない】
【背中からでは、黒革のジャケット、黒いスラックスを身につけただけの青年だ】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:44:42.36 ID:JeUn6XEAO
>>350

えっと、取り敢えず言いたい事が山ほど有りますが、一つ。
私のシリアス(笑)な考え事タイムを返して下さい。

【もう何だか気が抜けきってしまったらしく、かくん、と、両膝を地に着いた少女がそう呟いた】
【きっと本人は本人なりに必死だったのだろう】

……はぁー、もう、なんだか気が抜けてしまいましたよ。
ある意味では助かりましたけど……はぁ。

【精神的にやられたのか、ため息が止まらない様子】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:45:33.82 ID:iXNQrhVl0
>>349

うん〜?

【駆けられて声の方向に首を向ける】
【ずんずんと近づいてくる男に対して眉をひそめ嫌そうな顔をする】

なんだおまえ?

【先ほどの機嫌のよさはどこへ消えてしまったのか】
【頭についている狐耳がピコピコ動きながら不機嫌そうな声で答えた】

白衣を着てるが・・・医者か?
医者になんか用は無いぞ!

【そう言ってその場を去ろうとする】
【否、去るというよりも変なやつに声をかけられた不安感からその場から逃げようとするのだった】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:51:52.25 ID:tpjm5ejVo
>>352
あぁそうだ、医者だよ医者
お医者さまだ

【さっきまでとは打って変わり、水を得た魚の如く瞳が濁った輝きを帯びる】
【少女の傍らに近寄る男の体からは消毒液と薬が混ざったような匂いが漂う】

おい待て、狐娘
絶対に元に戻すから少し体切らせてくれ!
最近全然切ってねぇから禁断症状出そうなんだ!

【逃げようとする少女を、やはり大股で歩き追う】
【その声からは喰らいついた獲物を逃さんとする狼か何かのような貪欲さが垣間見える】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 21:52:09.18 ID:3JdJQwbX0
>>348

おっと危ない危ない…!また顔を壊される所でした!

【サイドステップで回避しながら距離を取る】
【同時に地面のソフトハットを拾い上げる】

やはり頻繁に器≠変えるのはよくありませんね……どうにも反応が…

これは少し力を出すべきですかね…

【帽子を被り直しながら、ため息をつく】
【そして金のブレスレットの方を掲げ、叫ぶ】

≪さぁ力を解き放ちなさい…!≫

≪混沌は我と共にあり!因果を!理を!全てを絶望に塗り替えろ!≫

≪禁書ネクロノミコン′タ定解除!!≫

【ゾオッッと一気に闇が広がる】
【レギンの体には帯状になった混沌の魔翌力が纏わり、満ちている】
【レギン本人も莫大な魔翌力を辺りの空間へと放つ】
【辺りの大地は腐食していき、木々は崩れおちる】

さて、少し遊びましょうか……?

【口元の血を拭い、左手を差し出す】
【クイと少し人差し指を手前に引く動作をする】
【瞬間、谷山の目の前、役4mの地点から】
【巨大な3mほどの猛獣口ののような混沌の高密度の魔翌力の波が谷山に迫る】
【そのままその巨大なくちで谷山を飲み込み、かみ砕こうとする】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:55:19.50 ID:yF76k9fMo
>>351

ん?

【少女の声に、ようやく気がついたのか】
【青年が少女へと振り向く】

【無表情な――どこか硬質な表情だった青年は、少女に目を留めると、急に相好を崩した】
【ニヤニヤとした、人を食った笑みを浮かべて、少女に向き合う】

悪ィな、驚かせたか?

【白いカッターシャツの裾はスラックスからはみ出ており】
【紺色のネクタイは、わざと隙間を作って締めているのか、かなり緩めで、その襟元には青年の肌着が見えている】
【わざわざそのネクタイをピンで留めた、黒目黒髪の青年だ】
【――総じて、だらしない印象があるだろう】

いやァ。まさかこんな場所に人がいるなんて思わねェだろ?
ま、怪我が無くてよかったぜ、互いにな。

【ぺらぺらと流暢にまくし立てられるその声も、軽佻浮薄で、気の抜けた様子の少女を前に、言葉を絶やす様子が無い】

こんな廃屋でナニしてたんだ、嬢ちゃん?
ほら、立てるか?

【そう言いながら、膝立ちの少女に、手を差し伸べる】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:59:04.36 ID:iXNQrhVl0
>>352

切るぅ!?

【その言葉を聞いた瞬間、急に走り出した少女】

切るってなんじゃ!怖いこと言うな!
不吉すぎじゃー!!!おまえの禁断症状とか知らんわぁ!!!

【男に捕まらないよう、女の子の欠片も見えないような大股走りで逃げ出した】

最近不幸じゃー!

【泣き言をいいながら猛ダッシュを試みる】
【人波をなるべく避けながら走っているためそんなに速く遠くへはいけない】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:00:30.00 ID:iXNQrhVl0
>>356
/すいません。>>352>>353です。
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 22:01:33.06 ID:Nmj8GwaTo
>>354
【腕は先程まで相手の顔の会ったところを突き抜け、後方の壁を砕いた】
【拳を引き、相手の方を見る谷山】

おいおいおいおい……、マジかよ……。

【展開される魔力は膨大、莫大、甚大】
【谷山には魔法の知識は殆ど無いが、それでも危険なことだけはよくわかる】

――――Truth News!

【能力名を宣言、右目が蛍光グリーンの光を孕む】
【ずくん、と哲学者の卵が疼いたが、気合でそれを抑える】

触れれば終わり、ドッチにしても逃げるのは不可能――――。

【左腕を魔力の波に向けて構え、右手で押さえる】
【金属装甲の上に貼り付けられた皮膚が剥がれ落ち、その内側にある装甲を顕にした】
【眼で最高のタイミングを測り、掌の穴から大量の金属粉を散布する】
【五指から電流が趨り、金属粉に着火】


――――Boooooooomb!



【魔力の波が谷山を噛み砕こうとするならば、それよりも広い範囲の爆炎を持って波を飲み込み】
【相殺しようとする】
【谷山はしゃがみ込み、クラウチングスタートの態勢へ】
【ワイヤーが軋み、一瞬でトップスピードまで持ち込む準備はOK】
【爆風の中を突っ切ることに依る奇襲を狙う】
【だが、まずは魔力の波を相殺できるかどうか、それを確認する必要がある】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:05:19.32 ID:tpjm5ejVo
>>356
うおおおおぉぉぉぉい!?ちょっと待てぇ!!
わかったわかった!じゃあ何でも好きなもん一つ!
好きなもん一つ買ってやるから!

【叫びながら男はさらに歩を早める】
【180cmの男が物騒なことを言いながら近づいてくる】
【そんな状況であるからして、通行人が男に道を譲るのは至極当然、というより防衛本能に基づいた行動である】

頼む!一切りでいい!一切りで!
ぜっっったいに痛くしない!だから頼む!

【男の叫び声が徐々に悲痛なものになっていく】
【まるで女に捨てられまいと足掻く情けない駄目男だ】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:09:00.38 ID:JeUn6XEAO
>>355

はい、正直に言うと凄く驚きました。
ピンポイント爆撃型の投身自殺かなぁ、なんて訳の解らない考えが浮かぶ位には動揺しましたし。

【相手のノリが予想以上に軽かったからか、少女もそれに合わせて軽口を叩く】
【流石に少しの時間を過ぎれば、動揺も収まったようだ】

……うーん、言われてみるとその通りですよねー。
廃屋の中に空を眺めてる人が居るなんて、普通は思いませんし。

でも、まさか空から人が降ってくるとは私も思いませんでしたよ?
だから、お互い様ですねー

【そう言って、ふんわりとした柔らかい笑顔を作る少女】
【その表情からは、先の一件に対する不満などを感じ取る事は出来ないだろう】

んー、空を見ながら悩み事、ですかねー。
あ、立てますよ、ありがとうございますねっ。

【差し伸べられた手を取り、ゆっくりと立ち上がった】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:11:59.17 ID:iXNQrhVl0
>>359

【人波の合間を縫って逃げる少女】

その発言はどうみても変態じゃー!!
犯罪臭しかせんわぁ!!!

【後ろにいる男の方を向き、盛大に罵倒を叫んだ】

切られて痛くないとか無理じゃ!
痛いに決まってるだろ!!
それにどうみてもおまえ藪医者だ―うにゃん!

【そんな後ろを向いて走ったためか、前を歩いていた通行人に盛大にぶつかってしまった】
【ゴロゴロゴロと1回転、2回転、3回転と後ろでんぐり返しっぽく転がった】

ふげぇ・・・

【道の真ん中に盛大に仰向けになっている】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 22:12:01.07 ID:3JdJQwbX0
>>358

【混沌の魔翌力の波は相[ピーーー]る事ができ、辺りに闇が四散する】

【だが】

おそいですねぇ……考えも行動も……

これでは……まだまだ愉しめないッッ!

【男はすでに波と共に接近していた、凄まじいスピードで】
【そのままクラウチング体制を取る谷山の前で脚を振り上げ】

≪ゼノム・ザッパー≫!!!

【混沌を纏った右足で思い切り空中へ蹴り上げようとする】
【蹴りのスピード、威力ともに尋常ではない、何らかの魔術の効果だ】

【血に塗れた顔で、男は三日月のように顔を歪める】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:15:59.85 ID:yF76k9fMo
>>360

投身自[ピーーー]るほど世に厭いちゃいねェ。

【苦笑しながら、少女の軽口に応えていく青年】

俺だって飛び降りる気は無かったんだが……ま、事故ってヤツだ。
突発的、偶発的なアクシデントで、まぁマヌケにも落下しちまったんだよ。

【少女を助け起こして、肩を竦める姿には、多少は自嘲の色合いも滲んでいた】
【どうやらお怒りを買わなかったことに機嫌を良くしてか、声はやはり軽く弾む】

お年頃のレディだもんなァ。そりゃお星様に願いも掛けたくならぁな。
で、解決の糸口は見つかりそうか?
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 22:16:46.82 ID:Nmj8GwaTo
>>362
【谷山の反射神経は常人を遥かに超える物を誇る】
【故に、回避は不可能ではなかった】
【肉体が危険信号を受け取り、平時の数倍のスペックをたたき出し、身体を引かせる】
【顔の目前を蹴り足が通り過ぎた】

ッァアアアアアッ!

【顔に赤い線が走った】
【蹴り足は避けたものの、魔力が傷付けたのだ】
【右頬にざっくりと裂傷が走り、血が吹き出す】
【痛みを能力で遮断し、のけぞった態勢からばねのように前傾姿勢に移り、左腕で体重を載せた拳を相手の顔面目がけて放つ】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:19:52.30 ID:tpjm5ejVo
>>361
うるせー馬鹿!!変態上等!!
もう何回言われたかわかったもんじゃねえ!!

【もはや言い分が子供の口喧嘩の其れである】

天才に不可能はねーんだよ!!
上手いこと神経を避けながら切りゃあ痛みなんてなぁ!
ていうか藪って言うんじゃねえええ!!

【息も絶え絶えに自称天才男は叫ぶ】
【どうにも体力はそれほど高くないらしい】

ゼェ…ふっふっふ…ゼェ…そんな所で…ゼェ…
寝転んで……グエッフ!!ゲフ!ゲフ!
あ゛ぁ…ムリムリ…切るどころじゃねえ…

【かろうじて少女の所まで辿り着く】
【が、しかし、男の体力は既にピークに達しており、その場でがっくりと片膝を着く】
【男の額には大粒の汗がいくつも流れる】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 22:26:27.89 ID:3JdJQwbX0
>>364

流石の反応速度!!ですが!!

苦し紛れの拳など、私には通用しなぁい!!

【顔を蹴りと同じ右側に回避】
【左頬をかすめ、多少切られ、血が垂れる】
【その血を舐めとりながらニンマリと笑い、左手で帽子を抑え】

吹き飛べや、クソガキよォ……

【右手を掌を突き出すように出す】
【そこに緑色の魔法陣が空間に出現し】
【至近距離から谷山へ向けて、無数の魔翌力弾が放たれる】

【一つ一つの威力はそれほど高くはない】
【しかしその量≠ヘ異常である】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:27:42.42 ID:JeUn6XEAO
>>363

なら、良かったです。
お互いに怪我一つ無く済みましたし、何事もなく解決ですねっ。

【もし飛び降り自殺しようとしていたら、きっと、この少女は意地でも止めようとしたのだろう】
【自殺じゃない、と聞いて、初めて、この事件(?)が解決した、と言ったのだから】

……どうでも良い話ですけど、飛び降り自殺した人に潰されて死亡、なんて死に方をしたら報われないですよね。

【そして蛇足だった】

部屋に籠もって考えるのに嫌気が刺しただけで、願掛けでは無いんですけどねっ。

うーん、解決にはまだ遠い気がします。
考えないといけない事は、沢山ありそうですから。

【小さく、困ったような笑みを浮かべる少女】
【一瞬、その瞳に憂いの色が宿るが、すぐにそれも消える】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:27:45.43 ID:iXNQrhVl0
>>365

はぁ・・・はぁ・・・
あたりまえだぁ・・・
そんな疲れてる状態でやられたら殺されるだろ・・・

【少女も、息を切らしながら仰向けに寝転んでいる】
【だいたい疲れさせる状態にしたのは、この少女が逃げたことが原因なのだろうが】

だいたいなんで疲れるほど走ったんだ。
馬鹿か?おまえ。

【仕舞いには自分のことは棚に上げている】
【と言うよりも、自分に原因があるとわかっていない様子】

ふっ!・・・ふぅ!うぅー!!はぁ・・・

【なんとか上半身を起き上がらせようと試みているが、疲れで中々起きられないらしい】
【地面に手をついたり体をうつ伏せにして起き上がれば良いものをそれをしようとしない】

おい!起きれん!立たせてくれ!

【仕舞いには走らせた相手にこんなことを言う始末】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:35:07.51 ID:tpjm5ejVo
>>368
スゥーハァー…バカ言え…天才はなぁ…
どんな状態でやっても…成功すんだよ…ウグエッッフ!

【息を整えながら半ば自惚れに近い発言をする】
【だが、どうにも締まらない】

なんでって…お前が逃げるからだろ…おとなしく俺に任せてりゃ…
3時間くらいで帰れたのに…

【あんな恐ろしい依頼を受ける阿呆は普通いない】
【果たしてこの男に常識という概念はあるのだろうか】

あぁん…?起き上がれねぇって…?
………この状態なら少しは切っても…
いや冗談だ!冗談だっつってんだろ!

【一人でつぶやき一人で突っ込む】
【男は如何にも面倒くさそうな表情で右手を少女に差し出す】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 22:37:46.86 ID:Nmj8GwaTo
>>366
【拳が空を切り、態勢を崩す】

(ヤバ……ッ!)

【展開される魔方陣、放たれる無数の魔力弾】
【態勢を崩した谷山に防ぐのは無理で】

があああああああああああああああああああっ!!

【一撃当たり、宙に浮くと、二撃三撃四撃五撃と喰らい、10m程吹き飛んでいく】
【ぐちゃ、と地面にたたきつけられ、もんどり撃って転がる谷山】

ごぼっ……!ぐ、うあ……っ!

【口から血を吐き、うめき声を上げる】
【既に満身創痍。普通の高校生が義手と反射神経だけで挑んだのが、間違いだったのか?】

――――違う。

【そう、呟く】

負けたく、無い。もう、力が、欲しい……ッ!
力を、力を、力をッ!

【両目の色が、血の如き朱に染まる】

悪意だろうと混沌だろうと、何だって良い!
だから、力を寄越しやがれ……ッ、“卵”おおおおおおおおおおおおっ!!

【吹き上がる殺意、敵意、悪意】
【卵が谷山の力を求める感情に呼応し、力の芽生えを起こし始めた】
【地面に倒れる谷山の周囲に、無数の数式が展開されていく】
【具現化された莫大な情報。触れれば神経に情報が流し込まれる物】
【まだ指向性を持ってはいないが、明らかに、新たな能力の芽生えである】
【悪意を信念で抑えつけ、谷山は吐血し、ふらつきながら立ち上がった】
【両目からは涙を流し、鼻血や泥でぐしゃぐしゃになった顔で、相手を睨みつける】

潰すぞ、レギンッッッッッッ!!
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:41:15.69 ID:iXNQrhVl0
>>369

【差し出された右手を掴み、立つために力いっぱい引っ張る】

うー!はっ!立てた!

【立てた瞬間にピョンとジャンプをして、華麗に立てたことをアピールする】

ってか、なんでおまえ切ろうとしてたんだ?
どう考えても、ってか常識的に考えても人切るとか犯罪だろ。

【地面に投げ出されたビニール袋を拾いながら男に問いかける】
【苦虫をすりつぶしたような、困惑していると言うより馬鹿を見ているような表情をした】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:42:11.78 ID:yF76k9fMo
>>367

ふぅん?
ま、そっちが良いなら良いケドな。

【少女の底抜けな明るさに、青年は少し鼻白んだ様子ではあった】
【一方的に迷惑を被っておきながら、『何事もなく解決』とは、随分とお人よしな言である】

案外居るそうだぜ? 飛び降り自殺の人間に巻き込まれて怪我する人間ってのは。
まァ、都会で死ぬとなりゃ、迷惑を掛けずにってのは難しいだろうなァ。
……誰かに見つけて欲しいのかもしれんが、赤の他人からすりゃ、良い迷惑だわな。

【蛇足の言葉に、無闇に噛み付いてみせる】
【何が面白いのか、やはり青年の口調は軽いままで、ブラックジョークのつもりだろうか――】

俺でよけりゃ相談に乗るぜ?
ジンセーケーケン豊富な通りすがりのニーチャンに任せてみる?

【ニヤニヤ笑いを浮かべたまま、善意か、興味本位か、そんな提案すらしてみせる】

/遅れてすみません
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:46:59.87 ID:tpjm5ejVo
>>371
【少女を持ち上げた、その時】

ふがぉ!!
……ぐおぉぉおぉおぉぉおぉぉぉ……

【男の腰を駆け抜ける鋭い痛み】
【何とか持ちこたえるがそのダメージたるや中々のものである】

バッキャロー、俺ぁ天才外科医だぞ
月に何十人と切ってたのがいきなり客足無くなってみろ
禁断症状出るっつーの

【半分涙目で腰をさすりながら自分の事情を解説する】
【完全に自分よがりな理由である】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 22:48:52.31 ID:3JdJQwbX0
>>370

やれやれ、これでは期待外れですね……所詮は…

【地面から数cm浮いて、そのまま接近する】

クク……そうです、いくら取り繕うが結局力≠ノ頼るしかない!

さぁ貴方の好きな言葉を言いなさい!!

正義正義正義!!悪を倒す!悪を滅する!悪を滅ぼす!悪を[ピーーー]ってなぁぁ!

さぁ!解放しなさい!闇の力を!

【身体に纏う帯状の魔翌力を谷山に向けて放つ】
【帯状の魔翌力は谷山を切り裂かんと迫る!!】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:55:04.41 ID:iXNQrhVl0
>>373

なんだそれ・・・
月に何十人も治療してた医者のところに客足途絶えるとか・・・
どう考えてもおまえが原因だろ。

【哀れむような瞳で男を見る少女】

自業自得もいいところなんじゃないのか?

【やれやれと言ったふうに両手を左右に広げ小さく鼻で笑った】

って言うかー客足途絶えるとか―
おまえ一体何人殺したんだ!!!

【犯人はおまえだ!的に男に指を指し大きな声で叫ぶ】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:55:52.54 ID:JeUn6XEAO
>>372

良いんですよっ。
落下した貴方に巻き込まれて重傷を負わされた……とかなっていたら、こんな事は言えないですけどねっ。
幸いにも無傷ですし、それなら『危なかったねー、気を付けよう』で済ませた方が互いに楽じゃないですか?

【微笑みながら言う少女からは、嘘の気配を感じ取る事は出来ないだろう】
【これが本心なのだから、仕方ない】

何処にでも人が居る時代ですからねー。
こっそり山に行って死んでも、きっと数週間後には行方不明者として大人数で捜されるんでしょうし……。

でも、気持ちは解りますよね。
自分が死んだ事にすら気付かれないなんて、考えただけでも嫌じゃないですか。

【それに対して割と真剣な表情で返す少女】
【ネタを振ったのは自分なのに、考えているうちに真剣になってしまったようだ】

袖触れ合うも何かの縁……とは違う気もしますけどね。
他人だからこそ、話してみるのも良いかもしれませんねー。

……うーん、それでは、少し時間を頂けますか?

【少し考えた後、少女の出した答えはYESだった】
【青年の思惑は解らないが、自分一人で抱えていても解決しない、だから話してみる】
【そう、考えたのだ】

/気にしないで良いですよー
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:01:46.63 ID:tbJy8jCNo
【月がすっかり真上へと登った闇夜の街中】
【薄い雲から差す朧月の明かりの下をふわり、と舞うように歩く影がそこにあった】

――こんなこと、いいな♪できたーらいいな♪

【何者よりも優雅に、そして何者よりも気高く在ろうとするかのように前へ、前へとステップを】

あんなゆめこんなゆめいっぱいあるけど〜♪

【愉快そうに、聴く者全てに安らぎを与えてくれそうな美しい歌を歌う影を、やがて外灯がその柔らかな動きを行う影を捉えるとそこに映ったのは】
【ふかっとした帽子から白い前髪をはみ出している黒いシャツに赤色のベストと銀のロザリオのネックレス、
カジュアルなベルトに青いダメージパンツにウエスタンブーツの中性的な顔立ちの人物だった】

みんなみんなみーんな、かなえてくれる〜、ふしぎなポッケでかなえてく〜れ〜る〜♪
そーらをじゆうに〜、とーびたーいなっ♪

…いや、ホント飛んでみたいな…この際セスナでもいいからさあ

【と、急に立ち止り喋り方が地に戻ったその人物はふー、とため息をつきながら懐へと手を伸ばしていた】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 23:01:58.08 ID:Nmj8GwaTo
>>374
【相手の言葉を聞き、口元を歪める】

テメエの顔面踏みつぶしてワイヤーでずったズタに全身引き裂いて引き裂いて引き裂いて引き裂いて
ぐっちゃぐちゃのミンチ以下のゲロみたいに仕上げてやるよ糞野郎ッ!!
生きてる価値もない糞ゴミ屑な悪人に人権なんざねーんだから、光栄に思いやがれ、ぎゃははははっはははははっはははははははは!!

【狂ったように高笑いをあげるが、それでも、一欠片だけ瞳に理性の色が見える】
【まだ、前と違って論理的な思考は出来ているのだ】
【吐く言葉は悪意に飲まれているが、完全に全てが飲み込まれている訳ではない】
【己を切り裂かんと迫る魔力を見据え、谷山は】

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!

【咆哮を上げる谷山】
【迫る魔力が、谷山を捉えたかと思われたその瞬間】





《――――H e l l o    w o r l d   !!》





【何処からか無機質な機械音声が響いた】
【谷山の周囲の数式が弾け、眼前に収束していく】
【ガキィィィン、と甲高い音を立て、魔力の帯を弾いたのは――――】
【ワイヤーフレームで構成された、アートマンだ】
【のっぺりとしたその存在は、不気味な物を感じさせる】
【表面にノイズが走り、テクスチャが貼りつけられていく】
【貼りつけられるテクスチャは、レギンそのものの見た目である】
【レギンと同じ見た目をしたアートマンは、口元を狂った表情に歪めると、相手に向けて高速で駈け出した】
【谷山の眼は、紅と蛍光グリーンの混ざった色となっており、アートマンの眼も谷山のそれと同じ色になっている】
【アートマンとの感覚リンクである。谷山の元来持つ能力、Truth Newsとの親和性は極めて高い】
【アートマンは、腕を振りかぶり、レギンの腹部目がけてラッシュを放つ】
【拳には無数の数式がまとわりついており、触れれば――――】
【触れれば前回谷山がレギンのシグナルランダマイズを防いだような現象が起きる】
【神経に莫大な情報を叩きつける事により、脳の送る情報を処理落ちさせ、パンクさせる能力だ】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:06:01.83 ID:tpjm5ejVo
>>375
アホ言うなぁあぁぁぁあぁぁ!
患者全員全快して帰ってったわ!
このゴッドハンドでどんな難病も外科的治療でしてやったわ!
どうだすげえだろ!

【堂々と胸を張って自慢気に自慢話を語り出す】
【腕の方は別として、人格にいささか問題がありそうだ】

問題は…

【そう言って白衣のポケットに手を入れる】
【声のトーンが落ち、表情もガラっと変わり、憂鬱そうな表情になる】

この変な石っころ拾ったら客足がパタッと無くなっちまったってことだ

【男がポケットから取り出したのはうずらの卵ほどの小さな宝玉だった】
【その宝玉は闇のように黒く、その表面には雷のような線が幾筋も刻まれていた】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:08:19.08 ID:yF76k9fMo
>>376

アンタが良いなら俺に文句を言う権利はねェさ。迷惑を掛けたのは俺だしな?
次またこんな機会にめぐり合うことは考えたくねェが……そうだな、気をつけねェとな。

【頭を掻きながら、青年は存外素直にうなずいた】

……アンタみたいなお人よしだけで世界が回りゃ良いんだが。

【そう呟く姿は、どこか諦念を含んでいて、何か思うところはあるようだったが――】
【だが、それでも青年の顔に浮かんでいるのは笑み以外の何者でもなく。やはり、その真意をつかませない】

一期一会、か? これも違うな。
ロクに知らない相手だからこそ、楽に話せることもあるだろうよ。
解決してやれる保障はねェが、それでもいいなら?

【青年は、少女の答えに鷹揚に首肯すると、促すように、手のひらを少女に差し向ける】
【ご演説どうぞ、とでも言う風に】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:14:21.18 ID:iXNQrhVl0
>>379

なんと言う自慢話・・・
ナルシストか?おまえ・・・

【はっ、と至極あきれた顔をしながら鼻で笑った】

なんじゃその石?
すごいな、なんか宝石だな。

【取り出された石を色んな角度からジーッと見る】

でも真っ黒とか、呪いのアイテムみたいだよな。

【その宝玉を見ての、少女の単純な感想】
【とりあえず、思ったことを言っておくたちなのだろう】

で、おまえこれどっから盗んできたんだ?

【勝手に盗んだことにしてしまった】
【だいたい先ほど拾ったと男が言ったばかりだというのに】
【話をちゃんと聞かない少女なのだろう】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 23:18:04.07 ID:3JdJQwbX0
>>378

ヒャハハハハハハハハハ!!!それでいい!それでいい!それでいい!
もっとだ!もっと力を高めろ!!

もっと憎めよ!憎いだろ憎いだろ憎いだろ!!!

【出現したアートマンを見て狂ったように笑い】
【アートマンのラッシュを両手を広げて受ける】

ククククク………ヒャハハハハハハハハ!!

まだ甘いんだよ!!そんなんじゃまだ俺様は消せない!!!

悪意がたりねぇ!!!全然だ!!

【凄まじい情報に顔面の目、鼻、口、耳から血を流し尚】

【愉しむように笑い続ける】

ガァァァァァァァァァ!!!

【後ろにあった手を前に突き出す】
【同時に後ろの空間から混沌の魔翌力で作られた黒い蛇#ロ黒龍≠ェ放たれる】
【龍はアートマンを突き抜き、そのまま谷山を貫こうとする】

【同時に膨大な魔翌力を放つ金色の魔道書ネクロノミコン≠ェ砕け散る】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:20:36.62 ID:JeUn6XEAO
>>380

吃驚はしましたけど、迷惑じゃ……。
うーん、何だか謝罪合戦、というか、悪かった、悪くない、の言い合いになりそうなので、この辺りにしておきます。

【流石に似たような会話が続く危険性は理解出来たらしく、一旦此処で区切る事にしたようだ】

……あはは、でも、色々な考え方をする人がいないと、世界はすぐに腐ってしまうと思いますよ?

【笑みの裏に隠された真意を読む事は、少女には出来なかった】
【だから、呟くように紡がれた言葉に、こうやって言の葉を返すのみ】

ええ、それで構わないので、お願いしますね。


昔からずーっと、自分に何が出来るかを考えていたんです。
世界は戦争と事件ばっかりで、人が人を殺して傷つけて、こんな世界で、何をすれば良いのだろう、って。
悪人ばかりじゃない事は解っていましたけど、それでも、今の世界には負の面が目立ちすぎている。
だから、それを正したい、でも、何をすれば良いのかが解らない、そうやって、ずっと悩んでいたんです。

【言葉を紡ぎながら、廃屋の端から古びた椅子を二つ、拾ってくる】
【そしてその片方の埃を払い落とし、青年へと差し出した】

そんな時に、知ったんです。
カノッサ機関という、世界規模で広がる巨大な組織が有る、って。
だから私は迷わずに――――其処に、加わる事にしたんです。
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 23:22:08.13 ID:frGfPPISO
>>334

結局、自分が大事か――……うん、きっと少なからず、誰だってそうだろう。
悪いことじゃないよ。誰かを大事に思う気持ちだって、源流を辿れば大概はそこに行き着くさ。極論だけど、ね。

俺も同じ。仕事柄、境界線の上を行ったり来たりしてるけど、変わらない。
何時も通りに遅く起きて、お気に入りのカフェテラスでブランチを摂って。
うだうだ日向ぼっこして、昼過ぎからそこらをぶらついて、夕暮れにはオフィスに帰るんだ。
すっかり夜になったら、また外にとんぼ返り。依頼であちこちを駆けずり回って、夜が白んできた頃に眠る。

彼等≠ェ俺のそんな生活を侵すから、俺はこうやって無い頭を振り絞ってる――。

【くすくすと喉を鳴らしつつ、更に頷いて。宣う科白はある意味で的を射ていたが、どうにも詭弁じみていて】
【上質の絹のような指通りを楽しみつつ、連ねるのは、世辞にもまともとは言えない、一日の過ごし方について】

――ついこないだ迄、同じウェイトレス目当てに牽制しあってたカフェの常連が、
大分前に汚物塗れになって路地裏に転がってた。原因は言わずもがな、だ。
あのオッサンと顔を合わせる度睨み合うのは、嫌いじゃなかった。……ああ。なんだかんだで、楽しかったんだ。
狼の皮を被った化け物は、今も何処かで小煩く吠えてやがる。そうしてその度に、俺のささやかな楽しみが減ってく。

……正義だ人助けだなんだって、そんなご大層な理由じゃない。気に食わないから潰すだけさ。
ましてそれが利益になるんなら、やらない理由は何にもない。そうだろ?

【何か大切なものを傷付けられた訳でもない。だが、自らの縄張りを土足で踏み荒らされて】
【それでも見ない振りをして、呑気に笑っていられる程に、彼は寛容では無い。恐らくは、少年も、か】
【逆を言えば、先に挙げた通り。自分に何も影響が無ければ、全てが瑣事なのだ】

【「俺達にとっての理由なんて、そんなもので十分なのさ」と、人のよさ気な笑みを浮かべて】

寂れてる。街としては死んでいて、きっともう生き返らない。だから、酷く落ち着いた。
骨董品の積まれた倉庫に居るみたいでさ。懐かしいというか、偶にはこんな場所も良いかな、というか。

…………けれど、独りっきりじゃ随分と寒いだろうなぁ、とも。この雰囲気だし、寒さが余計に堪えそうだ。なーんて、感じかな?

【長々しい語りを負えれば、少年に応じて話題を打ち切り。為されるがまま、訥々と】
【歳不相応な、老人めいた事を言って。一旦撫でる手を止め、ぼんやりと夜空を眺めて】

【雲の切れ間から落ちる月明かり。向ける瞳の帯びた気色は、憧憬か追憶か】
【やがてその視線を、再び少年へと落とす。と、青年はまた元のように微笑して】
//重ねて済まない、帰ってレスするなりぶっ倒れておりましたのです……
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:23:38.26 ID:tpjm5ejVo
>>381
はん!自分も好きになれねぇで患者の相手なんかできるもんかよ!
俺ぁ自分の技術を!自分自身を愛している!文句あっか!?

【自分自身にうっとりしながら、何故か喧嘩腰になる自称天才】

呪いのアイテムだぁ?んな非科学的なもんがあってたまるかよ
何か変なもんでも出してんじゃねえの?これ

【手に持った宝玉を胡散臭そうに眺める】
【非科学的な技術が随所で横行している世界でとんでもないことを言い出す男】

盗んでねぇよ、拾ったっつってんだろ、コンニャロウめ
どっかの神社に往診に行った時の帰りに、落ちてたから拾ったんだよ
神社の神主も知らねぇって言うし、持って帰ってきただけだ

【ネコババを堂々と白状する傲岸不遜男】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:27:47.43 ID:yF76k9fMo
>>383

……そうだな、色んな考え方は必要だ。

【生返事のように、相槌を返して】
【差し出された椅子の汚れには頓着せず、あっさりとそれに腰を下ろす】
【どこか面白がるような風情で、青年は少女の話に耳を傾けていた】

……。

【どんな世界でも、どんな場所でも、気宇壮大に、そうして問題を考える人間は居る】
【――青年は、そう言ったことに興味がないではなかったが】
【どちらかというと、その結論としては既に不可能と判を下した人種でもあった】

……機関に?

【カノッサ機関――その名を知らぬと言う事もないのだろう】
【青年は、少女の話していた内容と、相反する風評しか聞かぬ組織の名に、片眉を上げて不審を示した】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:32:53.92 ID:iXNQrhVl0
>>385

うわぁ〜・・・変態だぁ・・・
じゃあ愛を語ってみろよ、自分に対しての愛をー。

【顔を引きつらせてつつ、アホみたいなことを注文する】

変なものって・・・不幸になる毒ガスとかか?

【考えることが少し不気味な方向に考えているようだ】

しかし拾ったって・・・
誰かの落し物の可能性は考えなかったのか・・・

【ネコババかよ・・・と小さな声で呟きつつ苦笑いをしている】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 23:40:51.27 ID:Nmj8GwaTo
>>382
ぎゃははっはははっはは!
いいぜぇ!?お望みどおりテメエの身体只のグロ肉にして下水に流してねずみの餌にでもしてやるよ!
ぎゃはははっっははははははははっははああははははっははは!
憎いとか、殺すとかもうどうでもいいんだよ、お前が倒せりゃ何でもいいッ!!
ぎゃはっ、行くぞ行くぞイクゾいくぞイクゾイクゾイクゾ!

【谷山が卵の影響を強く受ければ受けるほどに、アートマンの力が強力になっていく】
【しかし、黒竜がアートマンを貫いた】
【ダメージはアートマン=本体】
【腹部に血が吹出し、竜は倒れこむ谷山の右肩を抉り、血塗れとした】
【だが、ただでは終わらない】



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【アートマンは、一つの暗号を残して砕け散った】
【その数式は、空気に溶けるようにして消えていき、次の瞬間に其の効力を発動する】
【天に巨大な豪炎が現れたのだ。巨大な黒い炎の玉は、レギン目がけてごうごうと音を立てながら飛んでいく】
【谷山は、その能力の発動で反動ダメージを受け、全身から血を吹き出しながら狂笑った】

ぎゃは、ぎゃはははっ、ぎゃはははっっははははははははっははああははははっははは!!


//遅れてすみませんッッ!
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:40:51.95 ID:JeUn6XEAO
>>386

はい、機関に、です。

【コートの上のボタンを外し、下に着た、機関の制服を少しだけ覗かせる】
【その時の表情は、少しだけ―――辛そうな表情で】

機関が、世界を支配してしまえば、もう、戦争は起きない。
窮屈さを感じる事はあるでしょうけど、突然の戦闘に巻き込まれて、命を落とさずに済ませる事が出来る。
治安だって、機関員が警備を行えば、こういった裏路地にだって目を届かせて、平和にしてやれる。

それが叶わなくても、です。
世界規模の影響力があるのなら、どんな場所の情報だって楽に手に入る。
どこに沢山の困った人がいるか、マスコミなどよりも何倍も早く、何十倍も正確な情報が手に入る。
だったら、機関の中で有志を募って助けに行く事だって出来る。
支部の近くなら治安回復や疫病の予防の名目で、色々と助けてやれる。

そう、思ったんです。
だから、頑張った。
人を[ピーーー]のなんて、嫌だ。
だけれど、剣を学んだ、魔術を学んだ。
そして、アンダーナンバーには、なれました。

【つまりは、力】
【圧倒的な力を誇る組織だからこそ、少女は、その力の矛先の一割でも、一分でも、人を『救う』方向に向けられれば】
【自分一人で足掻くより、遙かに沢山の人を助けられると、そう思ったのだ】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:42:53.08 ID:tpjm5ejVo
>>387
いいのか?小一時間語っちまうぞ?
まずそうだな、俺の正中切開は寸分違わず綺麗な中央ラインを描きながら…
【以下延々と略】
…ながら縫合する
どうだ素晴らしいだろう?

【完全に悦に入った状態で延々と自分のことを語り明かす】
【もはやナルシストという単語すら生やさしい】

何かね、本当に霊的なもんだとすりゃあ俺の専門外だ
お前、見たところ巫女みてえだが、これから何か変なもん感じたりしないのか?

【怪訝な表情で宝玉を睨みつけながら、少女の前に差し出す】
【まるで生ゴミでも摘むような持ち方だ】

神主ですら知らないんだ、別にいいだろう
人の物は俺の物、俺の物は俺の物、だ

【全く悪びれず言ってのける】
【清々しいまでのジャイアニズムである】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 23:46:34.18 ID:6ddmgSMDO
>>384

生き帰らないって、誰が決めたの?
この街、もしくは街だった物。誰も触れなければ。きっとこのままだろうけど。
だけどさ――………うん、やっぱり此処は、捨てるには惜しいよ。

僕の世界に必要な物は、結構な数が有って列挙が間に合わない。
でもね?もし、集められたら。きっとそれは、この街に収まると思うんだ。
お金持ちが居て、貧乏人が居て。善人が居て、悪人が居て。
その全てが、表の世界から見れば『チンピラ』とか『マフィア』とか言われる様な。
世間から外れた者ばかりの世界を、此処に、さ?

そして―――認めなきゃ無いのは、僕達の世界の在り方は変わって来ている、と言う事。

【「寒い?」 青年の頭を抱える手は、軽く胸へと引き寄せられる。】
【少年自身の体温は、コートの為か生来のもの故か、指先すら高いままに保たれて、】
【夜闇を照らすカンテラの炎は、暖炉よりは慎ましく、屋上を暖めていた。】


彼等を排除した所で、完全に同じ生活は戻らない。ただ、穴が開くだけ。
彼らが壊して埋めた部分を、僕達が壊しても―――ね?
嫌だなあ、僕。住み慣れた世界が、自分の不都合なように変わって行く事。

でもさ、気付いたんだ。

『D』の利鞘は大きい、流通を操れるようになれば、利益は今までの比じゃない。
役人やカノッサとのパイプは、不要な争いを避けて平和に生きるには都合がいい。
短期間で勢力拡大、良くも悪くも名が売れた。

【ぱかり、口内の赤が夜の黒に晒されて、白い息を吐き出す。】
【笑っているようにも見える、威嚇しているようにも見える表情で、少年は―――】

―――ねーえ、お兄さん?

僕、天狼会とこの街が欲しい。

【馴染みの客に土産を強請る、遊女の様に。】
【咥えた煙管、からりと落し、甘ったるい声を出した。】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:49:55.38 ID:yF76k9fMo
>>389

【コートの下の機関の制服を目にして、嘘の類でないことは分かった】
【――いや、そもそもこの少女が弱った振りをして嘘をついている可能性もないでは、無かったが】
【青年の見立てでは、少女はどうもそういった人種では、なさそうだ】

(……独裁者の論理、だな)

【少女の語る内容に、そういった感想が思い浮かぶのは避けられなかった】
【だが、それを口にすることははばかられた――彼女が自分で考え、自分で選び、歩んできた道だろう】
【自分が一方的に非難してしまってよいものでは、無いはずだ】
【――例え、それが自分には賛同の出来ない道であっても】

望んだ場所に立ったはずだろ。
……不満か?

【少女の行いの矛盾点を、容赦なく突き立てることは出来る】
【――だが、それが少女の望んでいる答えなどではないはずだ】
【故に、少ない言葉で話の続きを促していく】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:53:43.12 ID:iXNQrhVl0
>>390

【ポカーン】
【そんな効果音が似合うだろうか】
【口をあんぐりあけてまるで魂が抜けた抜け殻のように立ち尽くしている】
【まったくもって少女は彼が何を言っているのか理解できていないだろう】

あーもー!
何が素晴らしいのかわからんわー!!!

【バリバリと頭をかきむしり荒れまくっている】
【自分で言ったことに対して後悔が耐えない】
【まさに自業自得であろう】

あたしは巫女服を着ているが巫女じゃない!!
よく間違えるられるが違うぞ!
あたしは狐の獣人!フォルクス族のコルルじゃ!!
この服は先生が似合うからってくれたなんだ!!

【ふーふー!とまるで猫が威嚇するとき見たく、鼻息を荒くして答える】

ナルシストでジャイアニムズで変態でよくわかんないやつとか!
人間性格マイナスチェックリストの項目全部チェックつくだろ!!!絶対に!

【よくわからない脳内物を例えに罵倒する】

ってか、原因がわかってるならそれ捨てるなり、誰かにあげるなりすればいいだろ!!!

【彼女なりの、もし彼女だったらやりそうなことを勢い任せて言ってしまう】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 23:54:39.49 ID:3JdJQwbX0
>>388

オラオラどうしたぁぁ!!そんなもんか!?あぁ!?

【顔面を血に染め、アートマンの消滅に笑う】
【が頭上の炎を見て笑みは消え去り】

チィ……!!

糞がぁぁぁぁ!!!!!

【始めてみせた焦りと共に炎に飲み込まれる】

やってくれるじゃねぇか……想像以上だ…

まさか蛇≠ワだ発動せざるおえないとはな………クソガキが

【凄まじい灼熱の中から男は出てくる】
【身体に八匹の大蛇≠撒きつけて、闇は現れる】
【上着は焼け落ち、ドレスシャツは煤で汚れている】
【帽子も消え失せ、顔は血と灰で汚れている】

最高に………愉しめる………

これだ、これを求めていたんだよ……クク…ヒャハハハハハハハ!!!

【そして、いままでで一番大きく、醜く、嗤った、哂った】

/いえいえ!
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/25(火) 23:56:22.86 ID:fs5Z7W2q0
【公園】
【辺りにはココアの匂いがしている】

………ふぅ
なんか……アンニュイ…
なんでですかね…
【その匂いをたどるとベンチに座る人影】

【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女】
【口にはココア色のタバコをくわえてる】

【ココアの匂いの元はそれだ!!!】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:02:25.48 ID:MktN8sD4o
>>393
ふ、素人め
俺の素晴らしさがわからないとはな
頭を洗って出直してこい、いや違った、顔だ顔

【意味もなく胸を張り、一人勝ち誇る】
【一体その自信はどこから出てくるのだろうか】
【しかしどうにもこうにも締まらない】

狐の獣人?フォルクス族?
聞かねぇ名前だな、身体構造はどうなってんだ
人間に近いのか、狐に近いのか?

【出自より先に身体構造について聞き出すのは医師故の好奇心か】
【はたまたただの変態だからか】

うるせえ!マイナスにマイナス掛けたらプラスになるから最終的にすげえプラスになるんだよ多分!
ていうか捨てても俺のもとに戻ってくんだよこの石ころ!変態か!石のくせに!

【よくわからん理屈を叩きつける】
【どうも呪いか何かの効力が働いて捨てられなくなっているらしい】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 00:02:36.60 ID:ATSgo1SJo
>>394
ぎゃはっ、ぎゃははっはははっはは……ッ!
なめてんじゃ、ねーぞ。
まだ、終わっちゃいねー。

【谷山は、狂気の縁から、又舞い戻った】
【幸いなことに、身体は動かなくとも、義手だけは動く】
【幸いなことに、義手には遠距離への攻撃能力がある】
【幸いなことに、ワイヤーに依るバックアップでどうとでも肉体は動かせる】
【故に、全身にワイヤーを巻きつけ、血を、肉を、骨の欠片を身体から零しながら谷山は立ち上がった】
【右目は血が流れこみ、よく見えていない。それでも、谷山はゆっくりと相手にむけて進んでいく】
【卵の疼きはなりを潜めた。一周回ればなんとやらか】

《――――Hello world》

【完全なアートマンを発動できるほどの力はない】
【だが、之で十分。谷山の義手の拳に数式が纏わり付く】
【一撃限りの攻撃。之で谷山の攻撃は打ち止め】
【故に、この一撃で相手を“倒す”とそう決めて、谷山は駆け出した】


おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!


【芳香とともにワイヤーが軋みをあげ、谷山の、限界以上に酷使した身体を無理やり動かす】
【全身の傷から血が噴き出そうとも気にせず距離を詰め、谷山は獣のように相手に飛びかかり――――】


ぶっ飛べえええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!


【莫大な情報を纏った拳を相手の顔面目がけて撃ち放った】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:02:40.73 ID:7oq9S4tAO
>>392

望んだ場所に立った……うん、そうですね。
私が望んでいた場所まで、よじ登って、見えたのは、もっと酷い光景だったんです。

ブレイザーシティ。
あの街が反機関の意思を掲げた人達に攻め込まれた時に、機関は迎撃を何よりも優先した。
そこに住む人達の事なんて何一つ考えていなかった。
それどころか……後で噂に聞けば、民間人を殺して廻っていた部隊もあるそうじゃないですか。

どうしてか、未だに理解出来ないんです。
私は、支配するつもりだった……その側に立てば、少しは平和を、私の手で、作って、護れると思ってた。
なのに、なんなんですか、あれは……っ。

支配して、人の命を握ったなら、最後まで責任を持つのが道理じゃないですかっ……。
どうして皆それを平然と投げ捨てられるんですか、なんで、それを握り潰せるんですか……。

……『機関』が世界の支配を望むなら、それも良いと思っていた。
でも、あれを見たら、そんな事は言えませんよっ……。


【途中から、明らかに感情が入り交じり、冷静さが崩れてゆく】
【愚かな程に真っ直ぐな少女には、決して軽くない責任を捨てるやり方が、受け入れられなかった】
【そういう、事なのだろう】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:13:18.37 ID:qVUFd/Hi0
>>396

人に近いか狐に近いかじゃと?
なんでそんなこと聞くんじゃ!
ってか誰がそんなこと教えるか!!

【ベーッと舌を出して拒否を示した】
【なんとも子供っぽい反応だろうか】

掛け算じゃない!足し算じゃ!
捨てても戻ってくるなら、どう考えてもおまえ呪われてるだろ!

【再び指を指して言う少女】

って言うか!あたしこの変態話してるじゃないかー!!!

【いまさら気づく】
【時はすでに遅しと言うか、口論になる前に普通は気づくだろう】
【だが、気づいたとしても今はもう逃げようとはしない】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 00:16:15.74 ID:bMWCP37z0
>>397

そうか……まだ動けるか…ヒヒヒヒヒ

【黄金の髪を振り乱しながらケタケタと笑う】

確かにお前は強く、強靭で、頭の回転もはやく、文句のつけようのない戦士だ…

だがな

その前に若い=c否それもいつか力となるだろう…

しかしこの段階ではまだだ、肝心な所で持ち味の冷静さを捨て熱さ≠ノ負けた

【谷山の拳に八匹の蛇が絡み付く】
【それにより、情報≠ヘ蛇に飲み込まれ、軽減された拳だけがレギンの額に当たる】
【額から流れる血液を舐めとり、笑いはなく真剣な表情で呟く】

始末はしない……お前はまだ俺様を楽しませる器なのだからな

【蛇たちが一斉に噛みつこうと飛び掛る】
【噛まれれば、強力な神経毒で身動きは取れず、そのまま気絶することになる】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:18:28.84 ID:uoWP4hALo
>>398

……。

【慰めの言葉なら、100でも言える】
【気休めの言葉なら、1000でも言える】
【――所詮、自分には関係のない話だ。適当に混ぜっ返して、適当に切り上げれば済む話】
【揚げ足を取って、弄繰り回せばいい。それが、本来の青年の会話のやり方なのだから――】

【だが、寄る辺を失って、落胆している少女の姿を見て、そうしなかったのは――】
【単なる気まぐれだったのかどうか】

カノッサ機関がどういう場所か。知ってて入ったんだろ?

アンタはどうしたかったんだ。
機関を変えたかったのか?
機関の力を間借りしたかったのか?

【ともかくも、少女の真意≠、少女自身に自覚させてやることだ】
【自分に答えを出すのは、何時だって自分なのだから――】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 00:20:23.86 ID:ATSgo1SJo
>>400
ちっ……くしょおっ!

【拳が蛇に捉えられ、最後の一撃は無駄に終わる】
【蛇に噛み付かれ、神経毒を流し込まれ、激痛に身悶えするのも無く、倒れこむ】

……。

【苦悶の表情を浮かべ倒れこむ谷山】
【気絶した谷山はレギンに向けて中指を立てていた】
【たった一欠片の、“意地”。ダメージも何も無い、自己満足の行動】
【だが、それでも谷山は最後の瞬間まで戦おうとしていたのだ】

//絡み乙でしたあああああああっ!
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:22:44.55 ID:MktN8sD4o
>>399
いいだろ減るもんじゃねえんだから!
何だ!?フォルクス族には体について教えちゃいけない決まりでもあんのか!?

【ムキになって問い詰める】
【もしかしたら両者の精神年齢は大して変わらないのかもしれない】

じゃあベクトルだ!
ベクトル逆にすればすげえプラスだ!それで問題解決だ!

【何だかもうバカにしか見えない】

じゃあもう診療所は当分閉める!
当分はコイツ何とかすることを考える!呪いなんかにやられてたまるか!

【誰ともなしに高々と宣言すると宝玉を勢いよく白衣のポケットに突っ込んだ】

諦めな…お前もその領域に足を突っ込んじまったのさ
お前も今日から立派な変態さ…

【無駄にシリアスな口調で少女に諭す】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 00:24:39.73 ID:bMWCP37z0
>>402

フッやはり若い=c…しかしそれだからこそ…強い…

【作業を終えた作業員達と共に車に乗り込む】
【高級車のシートに背中を預け、一言呟く】

中々……きつかったですねぇ……ハハハハ

/お疲れ様でしたーーー!!!
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:27:30.32 ID:7oq9S4tAO
>>401

はい、流石に解っていましたよ。
私の情報収集が駄目なだけかもしれませんけれど、機関の良い評判なんて、まず聞かなかったですから。

私は……変えたかった。
機関と対機関が争えば、結局巻き込まれて命を落とす人が出来てしまうから。
だから、機関を変えたいと思った、対機関なんて必要無いような組織に変えたかった。
だから、正義を掲げる対抗組織ではなく、機関に私は入ったんです。

【淡々と、呟くように、思い出す】
【自分の理想を、掲げた希望を、描いた夢を】

……でも、どうすれば良いんですか。
話せば解る人が居ない、とは言いません。
考えを理解して、付いてきてくれる人も居る。

けれど……楽しんで命を奪うような人も、機関には決して少なくない。
それを、知ってしまったんです、見てしまったんです。

【でも、現実は、あまりにもそれと離れていて】
【故に感じた、無力と、不安】
【だから、ずっと悩んでいた】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:31:58.08 ID:qVUFd/Hi0
>>403

常識的に考えて女の子の体について聞くとか失礼だろ!
仮に医者だとしても!じょうしきてきに!!!

【完全にただの水掛け論と化している二人の口論】
【もしかしたら口論と言うのすらおこがましい子供の口喧嘩だろうか】
【少女にしてはまだ手が出ていないのが珍しいくらいだ】

ってかまだ閉めてなかったのか!普通閉めろよ!!
あぁ、そうか、呪われてたことに気づいてなかったんだったな。
バカか!!!

【彼との話の中で、一番力強く言った「馬鹿」と言う言葉】

変態じゃないわー!
ってか無駄にシリアス口調になるなー!!

【頭を抱えながらうがー!と叫んでいる】

とりあえず、魔法とか呪いとかに詳しいやつ捕まえて聞くしかないんじゃないのか?

【ピッと男に指を指して言った】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:40:29.89 ID:MktN8sD4o
>>406
知るかぁ!今更女の裸なんて老若問わず何百と見てきたわ!
一人くらいナンテこたァ、ねぇ!
…ハァ…ハァ……疲れた…

【長きに渡る口論は、男の疲労困憊で終結を迎えそうだ】
【どうやら精神に体がついていけてないらしい】
【悲しきは中年の身体能力か】

バカで悪いかバカ!
人間なんて皆どこかしらバカなんだよ!

【男はさらにむちゃくちゃな理論を振りまく】
【一見すると哲学的に見えるが詰まるところ苦し紛れの世迷言である】

魔法とか呪いね…知り合いにいねぇんだよなぁ
探すしかねーな、こりゃ

【ふーっと一息ついて今後の対策について考える】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:46:19.99 ID:qVUFd/Hi0
>>407

実際それしか方法が無いだろ。
おまえ自身原因がわかんないんじゃ。

【腕組をしてふむ、と小さくため息を漏らす】
【どこかしら偉そうな態度を取っている】
【どうみてもこの少女、コルルの方が幼いし下に見えるのだが】

後は、壊せるかどうか試してみるとか?
捨てても戻ってみたなら無駄かもしれないけど。

【一つの提案】
【破壊できるものならやってしまえと】
【問題は、壊れた時の副作用があるかどうかなぞ考えてもいないと言うこと】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:46:51.67 ID:j0ZRkHjCo
【路地裏】

こっちは通れそうか・・・?

・・・・・・・・・。

【表通りから少し路地に入った所ににび色のローブを着てフードを深く被った青年が立っている】
【青年は道幅を測るように手で壁に触れ、そして深く深く深呼吸する】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:49:45.90 ID:uoWP4hALo
>>405

だけどな。アンタの描いた理想ってのは、元々、そういう類のモンだ。

アンタは、争いだらけの世界を。
変えようと信じたんだろう。
世界を相手に一人では無理だと感じて。

【青年は、ここまでを一息に言い切ってから】
【少女に自分の立ち位置を理解させるべく、さらに言葉を紡ぐ】

じゃあ聞くがな。
『機関ならば一人ででも変えられる』……そう思ったのか?

【――否。おそらく、少女はそんな打算など、慮外であったはずなのだ】

……違うはずだろ? アンタは、そんなこと考えもしなかったはずだ。
ただがむしゃらに、争いの無い理想を目指したはずだ。

今、力を得たアンタの前に、初めて世界の姿が見えてきたんだよ。
弱いものから食われていく、力の論理の世界を。

【何のことはない。力を得て、ようやく乗り越えた先に、初めて自分の壮大な道のりに気がついただけの事】
【後は、少女の志した理想が、どれほど強固な信念によって支えられていたか。それだけの話だ】

……理想のでかさと、現実の乖離にようやく気がつけたアンタはどうする。
……『ムリだ』と諦めるか?

諦めて、別の道を探してもいい。
それでも、歯を食いしばってやっていくのもいい。

……決めるのは、アンタだよ。
小さな小さな、お嬢さん。

【挑発的な言葉で、青年なりの理想論を結んで――】
【あとは、少女がどう答えるか】

/大変遅れました、申し訳ありません……
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 00:54:21.29 ID:HTBuGSDSO
>>391

……ああ、そんな見方も有ったか。確かに集めようと思えば、集まらなくは無いだろうねー。
国から見放された、有って無い街。法も役人も、此処には手を伸ばさない。
柄の悪い人達の、悪い言い方をするなら、温床――そうするには、立地条件は打ってつけだ。

問題は老朽化だけれど、改装せずともまだ使えそうな建物だって少なくはない。
もしも流れが出来たなら、必要に応じてまた作り替えられるだろうね。
そして、きっとそれは幸せな事なんだろう。――誰が流れを作るにしろ、街は街に戻れる訳だ。

【「今は、君が居るだろ?」――呟きつつ、此方も腰に手を回して引き寄せ】
【肩口に顔を埋めて、ほう、と長い息を吐き出し。自分達で再利用するというのは、考えに無かったよう】
【打ち捨てられた街の新たな幸福を祈るのとは、また少し違った声音で、相槌を打つ】

あれは、傷口に毒を塗り込むようなものだ。一遍取り除かないと、瘡蓋だって張られやしない。
時間が解決するだろう、きっと――全て終われば、そう遠くない内に。

……人を潰す薬を捌いて、あちらこちらに決して少なくない敵を作って。
必要と有らば真っ先に蜥蜴の尻尾にされる立ち位置だ。利益ったって、刹那的に過ぎるだろう。

【彼は聞き役に徹し、暫しの沈黙。聞き終えると、声の調子を僅かに落として】
【表情は笑みを作ったまま、然し少年の腕の中、細められた眼のみが鋭く尖った】
【声音は変わらず、だが呈するのは明確な苦言】

――――全く、怖い子だね……。

つかぬ事を伺うけど、それを俺に言って如何するつもりなんだい?

【抱き締める力を、ほんの刹那の間強めて、緩めれば】
【ややあって顔を上げ、困ったように冴えない苦笑を零してみせる】

【死角に置いて、ついぞ見せる事の無かった、目許の険。それも、今はすっかり成りを潜めていて】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:55:11.56 ID:MktN8sD4o
>>408
コンニャロウ偉そうに…
ま、そうするしかないってのは、確かにそうなんだが

【ポケットに突っ込んだ宝玉を再び取り出しジッと見つめる】
【その表情は先ほどまでと変わり何かを見抜こうとする観察者の表情になっている】

壊せるかどうか、か
一応やってはみたんだがな

【そう言って左手にメスを持って構えると、思いっきり宝玉に突き立てようとする】
【キィンという金属音と共に、メスが真っ二つに折れる】
【折れた切っ先は弧を描き壁に突き刺さった】

刀レベルでよく切れるはずのメスが効かねぇとなるとなぁ
もっと強い力か、物理以外の力が必要ってことだわな
それに、壊れてもっと恐ろしいことにならんとも限らんしな
俺はまだ死にたかねーぞ

【どうやら破壊は困難であるようだ】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:02:15.54 ID:qVUFd/Hi0
>>412

おわぁ・・・

【折れて壁に突き刺さるメスを見て驚きの表情をする】

うーん、やっぱり壊れないのか・・・
でも、魔術や呪いの類いな気がするけど・・・
そういう時解呪の呪文とかあるよなー

【なにかを思いついたのかポソリと】

暗号とか呪いを解くために特別な言葉とかあるのかな?

【突拍子も無い想像】
【しかし、可能性の一つではあるかもしれない】

「おまえばか」とか。

【さりげなく酷いことを言う】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:05:07.29 ID:7oq9S4tAO
>>410

変えたかった……いえ。
今だって、変えたい、そう思ってます。

【小さく呟かれた言葉だが、力の無い言葉では無い】
【間違いなく本心からそう思っているし、まだ―――そう】
【完全に、諦める事なんて、出来ていないのだから】

立ち位置が変わって、初めて知った世界、ですか。
そう、ですね。
私は、それを見て、自分の見てきた光景との違いに、絶望してしまって……。

【ぽつり、ぽつり】
【呟くうちに、気付く】
【隠しようのない、本心に】
【そして、まだ、諦めて良い場所では無い事に】


まだ、まだです。
諦めるには、早すぎる。
私は、道の長さに圧倒されて、歩けないと弱音を吐いていただけ。

……ありがとう、ございます。
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:07:30.66 ID:MktN8sD4o
>>413
魔術やら呪いを信じることになるたぁな
俺もヤキがまわったもんだ

【折れたメスをポケットにしまい、やれやれといった表情で溜息をつく】

暗号、だと?

【やるかやるまいか悩み、ただ一言だけ、ポソッとつぶやく】

お、おまえばか…

【もちろん反応なぞするわけもなく、宝玉は何の変化もなく輝きを放ち続ける】

やるんじゃなかった…

【その場で体育座りをし、がっくりとうなだれる】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 01:11:28.93 ID:+Ab9kr3AO
>>409
「残念行き止まりだよ。って言ったらどうするんだい?」
 
【深く、深く深呼吸した所に届く声】
【路地裏の奥、暗がりの中から、響く声があった】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:12:36.86 ID:qVUFd/Hi0
>>415

あはははははははは!!本当にやった!

【目に涙を溜め、地面をゴロゴロと転がりながら笑い転げた】
【本当にやるとは思わず、しかもやったところで意味がなかったのを見ての爆笑である】

バーカ!バーカ!あはははは!!

【しかも馬鹿の連呼】
【仰向けになりながら足をバタバタさせているため、服が乱れてきている】
【色々ときわどい感じになりながらも笑い続けた】

【ある意味無防備すぎる今の状態】
【やるきがあるならば、絶好の復讐チャンスだろうか】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:14:48.19 ID:uoWP4hALo
>>414

……ま、小難しいこと考えずに、笑ってりゃいいと思うがね。
可愛い嬢ちゃんが泣いてるなんてのは、それだけで世界の損失だとおもわねェ?

【先刻までとは別人ではないかと思えるほどに、青年は軽薄な口調に戻る】
【少女の真摯な礼にも、パタパタと手を振って応えるのみ】
【あまつさえ、笑ってみ、などと自分の笑顔を指差して見せるほどだ】

難しいコト考えずに居れば、楽しくやってけると思うんだがなァ?
……さて、夜も遅い。                  お嬢さん
よろしければ、表通りまでエスコートいたしますよ、Sweet Heart?

【椅子から立ち上がり、少女の前まで歩いて行って、少女の足元に跪く】
【まるで、お姫様を導く騎士のように、大袈裟な身振りで、ゆっくりと少女へと手を差し出した】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:17:37.79 ID:MktN8sD4o
>>417
……………

【ゆらりと音もなく立ち上がる】
【その周囲にはいいようのない怒りと憎しみが漂う】

こぉ……のぉ……イタズラ娘がぁぁぁあぁぁああぁぁ!!!

【そう叫ぶと手のひらからメスを複数本精製し、】
【少女の服に向かって投げつける】
【ちょうど少女が地面に磔になるように】

コンニャロコンニャロコンニャロコンニャロぉ!!

【出しては投げ出しては投げ】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:19:03.01 ID:j0ZRkHjCo
>>416

とりあえず行けるトコまで行くだろ
で、あわよくば帰る

・・・・・・誰だ?

【青年は声のするほうへと返事を返す】
【至極落ち着いた声で】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:21:41.58 ID:qVUFd/Hi0
>>419

うぎゃー!!

【地面で転がっていた少女の服に綺麗にメスが刺さる】

ちょっ!刺さったらどうするんじゃー!
ってか動けなくなっただろー!!

【まさに磔にされた人のようにメスによって動きが制限された】

危ない!危ないだろー!
なーげーるーなー!!!
やめんか藪医者ー!!

【バタバタ手足をもがいて動かしているためか、メスが刺さっている服の部分が少しずつビリビリと破けていく】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:23:37.78 ID:7oq9S4tAO
>>418
えっと、突然何を言ってるんですか貴方は、さっきまでの貴方は何処に消えたんですか。
あー、もう、急に雰囲気が変わるものだから付いていくので精一杯ですよ、もう……。

【なんて、愚痴るように言いながらも】
【ふんわりとした、柔らかな笑顔をまた浮かべて】

楽しくやるのも良いですけど、たまには難しく考えないと。
何かを見落としてるかもしれませんからねっ。

えっと、確かに一人だと物騒ですし、お願いして良いですかね?
それと、お嬢さんじゃなくて、アカリと呼んで貰えると嬉しいです。
折角、両親から貰った大切な名前があるんですから……ね?

【にこにこと微笑みながら、助け起こされた時のように、差し出された手を取った】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 01:23:42.80 ID:Yn8iQo8DO
>>411

建物はこのままが良いな。朽ちたまま、朽ちるに任せ、打ち捨てて、空は烏に、野良猫に屋根。
電気とガスだけ通して外側はこのまま、立派な建物は地下に。地上は時の流れに逆らわず、老いさせたいな。
それはどんなに素敵な街になるだろう―――此処が、僕のものになれば。


それでね、お兄さん。どんなものでも、売れれば『紛い物』が出来るんだよ。
人を簡単に廃人にするお薬の中に、『紛い物』。それはもしかしたら小麦粉かも知れないし、
或いは、全然関係ない、少しだけ大人しいお薬かも知れないんだ。

―――製造ラインを抑えれば、安い理由も分かる。そうすれば、もっと安い物を作れるかも知れない。
値段は据え置き、利益は増大。『品質改良に成功しました』で、お客様も大満足さ。
最初は、外部から。段々と内部から、『D』はニセモノにすり替えられていく。楽しそうじゃない?

【少年の案を、極論で語ってしまうのなら。】
【危険物があるのなら取り除くのではなく、危険でなくすれば良い、という事になる。】
【既に出来あがってしまった利を生む構造を、少年は捨ててしまおうと考えていない。】
【金銭は少年に取って絶対的に信用を置く価値観の一つであり、】


手伝ってほしいなあ、お兄さんに。

お兄さんはさ、天狼会を叩いてくれるだけで良い。どんなやり方でも良いから。
売人を潰しても、幹部を殺しても、情報戦でも何でも良いから―――グラ付かせてくれれば良い。

僕は、天狼会に加入を希望する。5年のネットワークは、彼等にも有用な筈だから。
そうして、『D』の売買をこの手に。目標は、製造から流通までの一切の指揮を取る事。

この街だけで、売るんだ。混ぜ物たっぷりだったり、偽物だったりの『D』を。
此処でしか買えない、此処なら大きく金銭が動く。此処なら役人に守られ、犯罪者が日の下を歩ける。
ギャンブル売春ドラッグなんでもあり、殺人も許容範囲なら見逃そう。ただし遺恨が生まれれば、街が介入する。
何故か扱っているドラッグは健全で、廃人の生まれる割合は、普通の街とそう変わらない

そして僕は、このビルから地上を見降ろして――………

【ぐい、と足がコンクリートを押して、二人の身体をカンテラへと近づける。】
【悲鳴を上げていた金網――忘れられていただろうか――から逃げて、安全な其処へ。】


………――此処から先は、お得意様にしか売ってあげない。

【「痛いよ?」 抱きしめられれば、性別を認識出来る程度の骨格が、金網の代わりに自己主張した。】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:25:53.35 ID:MktN8sD4o
>>421
うっさいバカ!
バカバカバカ!

【ようやく投擲の手を休めると、その手を腰に当てて仁王立ちになる】

ちゃんと服だけ狙ってっから心配すんなよ嬢ちゃん…
むしろ心配しなきゃなんねぇのは…

【少女をビッと指差し、】

動くと素っ裸になっちまうってことだな

【徐々に破ける服を指摘する】
【その表情たるや実に腹黒いものである】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:30:46.64 ID:So2KHqGUo
>>420
「探求心、っていいよねぇ。文字通り、『探』して、『求』める。でもこの場合、『心』って主語か目的語かどっちなんだろうねぇ?」

【<ジャリ/チャリ/ズッ>、っと音がした】
【足を擦る様な、鎖が擦れる様な、蛇が這う様な、そんな音が重なった様な奇妙な響き】
【暗がりの中から、表れる姿】
【野暮ったい紫髪に無精髭。赤茶けた服に妙に短いジーンズを併せた、季節感の無い風貌】
【口元に煙草の火を点した、一人の男】

「でもまあ、あんまりこの先に行くのは僕としてはオススメしないなぁ。怖ーいお兄さんがいっぱいだよ?」
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:30:49.80 ID:uoWP4hALo
>>422

悩める乙女を助けるのも、可愛い乙女を愛でるのも、同じく男の甲斐性ってヤツさ。

【笑った少女に対して、なんともナンパな台詞を返して】

【差し出された、小さく柔らかな手を受け取って、立ち上がる】
【――『両親からもらった大切な名前』というフレーズに、ごくわずか、一瞬だけ陰が滲んで、すぐに立ち消える】
【軽薄な笑みを浮かべて、名乗った少女へと。こちらも名乗り返す】

俺は梧堂 渉(ごどうわたる)。
ゴドーでも、ワタルでも、好きに呼んでやってくれ。

【それじゃ、行きますか。と軽く呟いて】
【少女の前を先行して歩きながら。暗い夜の路地裏を、ゆっくりと歩いて抜け出していくのだろう】
【建物の角に切り取られた夜空から、星の光は二人を照らしていた】

/こんなところでしょうか。おつかれさまでした!
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:31:44.32 ID:qVUFd/Hi0
>>424

ぐぬぬぬ・・・!

【歯を食い閉めながら、男を睨みつけている】
【指摘されたにもかかわらず今だ足をバタバタさせている少女】

【ビリビリッと服が破けつつも、少女は少しずつはいている靴を脱ごうとしていた】

うっさい!この・・・変態!

【脱げかかった靴を思い切り足を振り上げたと同時に男へ飛ばした】
【狙いは男の腹部、のつもりだが無理な体勢での靴飛ばし】
【ちょうど良く腹部に飛ぶわけも無く、もし当たるとしたらもっと下の部分だろうか】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:36:28.96 ID:7oq9S4tAO
>>426

愛情は本当に大切な人だけに注いであげて下さいね?

【一番大切な人を泣かせたら駄目ですよー、なんて言いながら】
【告げられた名前を聞き、どう呼ぶかを考え始める】
【だから、幸か不幸か、表情の翳りには、気付かない】

ゴドーさん、と呼ぶよりはワタルさんの方が良さそうですねー。

【月と星の幻想的な光が照らす路地裏を、歩く少女は】
【道を再び見つけたからか、少し、嬉しそうな笑顔を浮かべていたらしい】


/絡みありがとうございましたー!
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:38:00.44 ID:MktN8sD4o
>>427
ふはははははははは!!
足掻け足掻け!それだけお前のピンチになるんだからなぁ!!

【高笑いしながら少女を見下ろす】
【最早悪役の所作である】

ふっ!変態でけっこオッ!!
〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ!!!

【少女が放った靴が当たり、声にならない絶叫を上げて崩れ落ちる】
【当たった場所はもちろん、男ならば誰もが所有しているであろう急所である】

グゥ…ウグァ……

【急所を両手で抑え、軽く痙攣しながら地面に横たわって呻く男】
【さっきまでの勢いは何処へやら】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:45:31.84 ID:j0ZRkHjCo
>>425

構わねえよ?
誰が居ようが、どうでもいいことだろ

それに探究心だけで進めるほど、人間が良くできてないんでね

【青年はまず煙草に目を遣る】
【次に怪訝そうな表情のまま、細目に男の全体像を眺める】
【そして、自らのローブの懐に右手を突っ込み】

・・・敵か、味方か
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:45:42.48 ID:qVUFd/Hi0
>>429

うがー!!

【ビリビリッと服の袖が破けるのもお構い無しに手を抜き取り】
【素早い動きで体付近に刺さるメスを取り外した】

【男が悶絶している、その隙に靴を拾い彼から距離をとった】

ザマーミロだ!
あたしを怒らせるとこういうことになるんだぞ!

【実際そこまでは怖くない怒りだろうか】
【しかし、男ならば確実に、絶対に、痛い。ものすごく痛い】

【一応服の破けた箇所をあまり肌が見えない程度に別の箇所で覆い隠しならが男から離れて行く】
【その途中、ふと立ち止まりくるりと男のほうに体を向けた】

おい!おまえ!
しょうがないからあたしの探している人を探すついでに、呪いとか魔術に詳しいやつ探してやる!
だから!名前を教えろ!

【なんとも上から目線】
【一応、彼女なりの優しさと言うか照れ隠しなのだろう】
【優しさや照れ隠し感はあまり感じられないが】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:54:09.32 ID:So2KHqGUo
>>430
「おいおい勘弁しておくれよ。キミの他人の定義は敵か味方かしかいないのかい?」

【やれやれ、とばかりにオーバーに肩を竦め、首を横に振る】
【眺める限り、男はその手にも身体にも、得物らしい得物はなく】
【男が動く度のジャラジャラという響きは、この狭い路地で耳に障るだろうか】

「まあ、構わないっていうことは、それなりに自信があるから大丈夫なんだろうけど。気を付けなよ? たまに路地裏に入ったが最後、帰ってこれなくなった人もいるから、さ」
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 01:55:34.23 ID:MktN8sD4o
>>431
うぐ……チキショウ…
こんな単純な罠にかかるとは…
一生の不覚也…

【地面に横たわったままダメージの回復を図る】
【端から見ると何とも情けない姿だ】

……サーレム
サーレム・クオンタールだ

【地面にあぐらを掻き、強がってニヤッとした笑いを作り少女の方を見る】

探してくれるってんなら、俺はお前を特別にタダで治療してやる
いつでも診療所来いよ
一応郵便口は開けといてやる
だからお前も名前教えな

【こちらのコレは優しさなのか、はたまた商売根性なのか】
【どちらにせよ、礼のつもりではあるらしい】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:01:56.05 ID:qVUFd/Hi0
>>433

あたしの名前はコルルだ!
ってかさっき言ったぞ!
物忘れ激しい藪医者め!
あたしも覚えておくから絶対忘れるなよ!

【そう言いつつ、サーレムに背を向ける】

治療なんかされないよ!
あたし元気だからね!
変態に体触らせたくないもん!

【ベーッと舌を出しつつ悪口ないし、憎まれ口を叩くコルル】

じゃあなー!へんたーい!!

【結局名前を呼ばずに走り出していった】
【最後の去り際には、それはもう満面の、太陽の様な笑顔をした】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:05:44.67 ID:j0ZRkHjCo
>>432

こんな夜中にこんな所で出会う奴は良俗の敵だろ

俺は良俗の味方はしないが、敵は敵さ
俺が見做した敵が敵。どんな敵だろうが敵は敵として敵らしく接する予定だが

【青年は懐から無骨な回転式拳銃を取り出し、男の居るほうへ構える】

手前のような人間が居るなら何とでもなるさ

あと、自信じゃない・・・確信だ
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:07:19.15 ID:MktN8sD4o
>>434
ハッ!わーったよ
コルルだな、今のうちに予約表に加えといてやるよ

【クスクス笑い、あぐらを掻いたままコルルを見る】

おう、精精頑張りな
俺の素晴らしいメス捌きを受けたくないってんならな

じゃあな!狐娘!

【コルルに届くように大声で叫び手を振る】
【その顔は、何か懐かしいものを見るような表情だった】



/お疲れ様でしたー!
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:09:04.98 ID:qVUFd/Hi0
>>436
/お疲れ様でしたー!!
/遅くまで絡みありがとうございました!
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:18:49.48 ID:So2KHqGUo
>>435
「確信とはまた、強い言葉だねぇ……とはいえ、まさか初対面の人にいきなり銃を突きつけられるとは思わなかったよ。撃つ気じゃないよね、それ」

【竦めた肩から、降参の様に諸手挙げ。とはいえ、その表情に真剣さのかけらもないのだが】
【銃口を向けれて尚、男は】

「どうやらキミ視点で僕は敵と見做されたのかな? 随分と高く買って貰ってるみたいだけど、下ろして貰えると個人的には嬉しいかなぁ。『敵かな? 味方かな?』なんて一昔前の歌じゃないんだから、さ」

【そんな、軽佻浮薄】
【ひらひらと、諸手を挙げたまま男へと手を振った】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:31:26.19 ID:j0ZRkHjCo
>>438

・・・・・・・・・。

【眉間にしわを寄せつつ、青年は右手の銃を下ろしながら撃鉄を引き起こす】

何が目的だ?
俺に用が無いなら、呼び止めはしないだろう

ましてや、こんな所に居るお前は何だ?

【青年は左手でフードを僅かに持ち上げ、男の顔を睨む】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 02:33:11.92 ID:HTBuGSDSO
>>423

――――……なら、良かった。今は雲が掛かってて、精々月が少し見える位だけどさ。
此処、都市部にしては星が綺麗に見えるんだよね。……陽が当たらないってのも、中々。
まあ、君次第だろうね……俺が此処を所有している訳でも無し。応援は、したい、けど。

ふむ、偽物。確かに道理か……悪くは無いと思うけど、そうそう上手くいく物かなぁ?
シナリオはまだ全容を曝してない。必然、ライターの実力も見えてない訳だ。
どれ程かは解らないけど、これだけの計画を気付かれずに進めてた相手となれば。結構怪しい感じ、だと――。

【小さく、安堵の溜息一つ。どうも、復興に連れて外観が替わってしまう事が不満らしかった】
【ロマンチストなのか、リアリストなのか。先程から何方とも取れる発言ばかり、である】
【哲学もどきを宣ったと思いきや少年の夢にケチを付け、と思えば気に食わない理由の一端はこの通り】

【――まあ、さておき。危険物を危険でない物にすり替えて仕舞うという案には、興味を示す】
【だが、相手には只でさえ未知の部分が多いのだ。そう上手く行くかどうか】
【難しい顔をした所に、思わぬ要請。だが訊けば、自分のすべきは今までと変わらない、と】


なら、それなりに頑張らせて貰おうかな。地道にこつこつ、ね。

で、先程の話に戻るけど……取り敢えず、先ずはベターに酒場を当たろうかな。話に訊いた所が幾つか有ってね。
まあ、ほんの触り程度だけれどもさ。今現在で行けそうなのは――えと、八福尽星≠チて云ったか?

……彼女に言っとかないとね。あらぬ情報をすっぱ抜かれないよう、出費は渋るな、って。
言われなくとも、気風の良さは変わらないだろうけど……それはさておき。

無法者の街に見えて、その実は確りした流儀≠ェ有る――うん、良いと思うな。
下手に目立ち過ぎれば、ついこないだ有ったみたいな大掃除≠喰らう可能性も有り、だけど。

……まあ、杞憂か。狂信者は何仕出かすか解らない、とは言えど。

【ならば断る道理も無いと、二つ返事に快諾し。続く言葉に、小さく苦笑】
【ふら、と金網に預けていた体重を少年に。腰に回した両手、うち右の掌を地面に軽く着いて】

【――ひそかに青年だけを落とせるチャンスを狙って居たのは、ここだけの話だ】

――――……欲しくなるね、そう勿体振られると尚の事。

【崩れかけた上体を起こすと、力を掛けた辺りを労るように軽く摩りつつ】
【くすくすと喉を震わせてから、喜色を滲ませた声で囁いて】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:42:34.83 ID:So2KHqGUo
>>439
「おお怖い怖い。言葉の一つ一つが僕の胸に突き刺さってきそうだよ、これが今流行の『コミュ障』って奴かい?」
「……冗談だよ。そんな顔で見ないでおくれ、寂しくなるだろう?」

【眉間に皺寄せ、睨み付ける青年の顔。対して、軽く胡散臭い笑みを浮かべる男の顔】
【<ジャリ/チャリ/ズッ><ジャリ/チャリ/ズッ>と、歩み寄る音は喧しく響く】
【袖の端から、鈍色がちらりと覗いていて】

「キミは街中に歩いている人に声を掛ける趣味がないのかい? 生憎と僕はあってねぇ。だって『面白そう』じゃないか――こんな時間にこんな所を徘徊してる奴なんて、絶対的確実的にまともなんかじゃないんだから、さ?」
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:54:35.50 ID:j0ZRkHjCo
>>441

【歩み寄る音が近づくにつれ】
【青年はふと、深呼吸をし、ゆっくり瞬く】

傑作だが、俺は良俗の味方をしない善良な一般人さ

【表情はいささか柔らかくなった気がするが、睨みつけたまま】

仮に俺が声をかけた時でも、同じ感情は抱かないだろうしな
おそらく、特には、多分に
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 03:01:16.72 ID:Yn8iQo8DO
>>440

これだけの計画を進めるのに、脳が幾つ必要だと思う?
僕は、きっとブレインは一人しか居ないんじゃあ無いかと思うんだよ、こういうの。
理由は無い。けれど、こそこそ隠れて何かを考える場合、発案者は一人って事が多いから。
だったら―――その一人は、天狼会には居ない。別な場所だろうね。
ふふ………問題は、何も無いよ。

僕のプランの性質として、暫くは天狼会に利益を還元するという点が有る。取り入る為に、さ。
損失が大きければ、小さな利益も貴重に見える。お兄さん達が損失を生んでくれれば、ねぇ?


お兄さんは、その方向で動けば良いよ。僕も少しは意識して動く。
だけど僕は、天狼会の懐に潜る。中から、役に立つ人間でも選ぶ事にする。
その酒場にも、何時かは顔を出すかもね……商品抱えて、だけど。

後は、売人仲間やお客さん………こっちは、人によって色々方向を変えてみる。
もしかしたら烏の群れだって、鷲にはなれずとも鳶くらいに出来る方法があるかも知れないからね。
本格的に何か行動を起こすなら、爪を研いでおくのは大事――――きゅう。

【厚手のコートは、マットレス程優しくは無いが、背を痛める事だけは回避してくれて、】
【青年の体重が身体に掛かり、少年は目を細め、喉の奥から奇妙な声を出した。】
【両手は、青年の頭から離れて、振袖の懐へ。胸の前で、両腕を組み合わせる。】


―――だぁめ。お兄さんじゃ、まだお得意さんとは言えないよ。
初回でお相手するのは、櫻の流儀じゃない。かなりサービスしたんだよ?

そうだね、お話してあげても良いけど………ね?

【夜も更けた、これからの展望は互いに語った。】
【屍の街を高所から見降ろす、そんな夢を語る少年。今は、青年に見降ろされて、あの笑い。】
【喉の奥から、空気を抜く様な。堪えて堪え切れず漏れだすような、あの笑い声を上げる。】
【コートのポケットから転がり出た小瓶は、一滴の内容物も入っていない。】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 03:07:10.34 ID:So2KHqGUo
>>442
「だろうねぇ。というか、同じ感情抱いたらそれはそれでどこかしら狂ってる証拠だよ。ま、この街に居る時点で遅かれ速かれ誰でも何処かで『狂』ッてるんだと思うけど、ね」

【その足取りは、次第にゆっくりと】
【彼我の間はおよそ二間。銃を抜くには、とりたてて遠くも近くもなく】
【そこで、男の足は止まる】
【まるで、話をするには丁度良い距離、とでも言うかのように】

「そういえば、さっきから『良俗』『良俗』言ってるけど、なんだいそれ? ああ、あと『善良な一般人』っていうのは僕の中でダウトになりましたので悪しからず」
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 03:17:56.22 ID:j0ZRkHjCo
>>444

狂った街に居る人間が狂った街を作る
ここがいい例だな。鉄臭い

まぁ、まだまだ捨てたもんじゃないさ・・・
生きた人間が街を生かして、人間を生かすのだから

【話しながらも、青年の指は引き金を離さない】
【青年と男の牽制しあうような間合いが、引き金を離させないのかもしれない】

良俗は生きた人間の言う、良い風俗といったところだろう
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 03:38:26.17 ID:So2KHqGUo
>>445
「血と錆と硝煙の饐えた臭い。鉄火場にしては、随分と活気に溢れ過ぎな気がするんだけどねぇ。ま、そこら辺もひっくるめて狂ってるってことなのかな」

【下ろした銃に指が掛かっている事に、男は咎める様子は無い】
【気がついていない筈はない。それは転じて、自らの安全を暗に示しているのだろうか】
【胡乱な表情から、読み取れる事は、決して多くはないのだ】

「良い風俗、ねぇ……っておいおい駄目じゃないか、『良俗の味方をしない善良な一般人』って思いっきり矛盾してるだろう、それ」
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 03:53:31.13 ID:j0ZRkHjCo
>>446

気に入っているのか?この路地裏という狂った街を
掃いて捨てるほどの悪人が蔓延るこの通りを?

【左手を顎に当て、考えるような素振りをする】
【それは青年の動きの中ではオーバーリアクションと言っていいほどで】

味方をしないだけさ、悪しき風俗も許容するからな
ただ、俺は善良な一般人だ。とも言わなければならない

だから傑作だろう?
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 04:13:46.19 ID:So2KHqGUo
>>447
「そうだよ? 善悪比率じゃトントンかもしれないけれど、この街は『普通じゃない』。少なくとも、この街に住める『一般人』なんていない、そうだろう?」

【同意を求めるように投げかけた言葉と、大きく広げられた両の手】
【程度は違えど、互いに過剰演出。その程度には、男は興が乗っていて】

「普遍的が蔓延るが故の惰性的な平和じゃなくて、陰陽相成るが故の『均衡』という一種の平和。この街にあるのはそれさ」

【咥えた煙草、そのまま紫煙を吐き出せば、先端の灰溜まりが地面に落ちる】
【灰塊の熱を消すように、男は足で踏みにじった】

「善を善と信じる者が見せるモノ。悪を悪と信じる者が見せるモノ。己を己と信じる者が見せるモノ。そういうものはね……とっても、『面白い』のさ。僕にとってはね」

【その顔は、笑み】
【どこまでも、どこまでも、男は嗤う】

「そういう意味では、確かにキミも傑作だよ。戯れ言じゃあない。――ああ、やっぱり此処は『面白い』ねぇ」

【クックックッ、と静かに声を上げて、男は夜の星空へと笑みを向けていた】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 04:41:09.16 ID:j0ZRkHjCo
>>448

まぁ、ここに居るのが一般人だけなら、拳銃みたいな重い荷物は持たなくて済むんだが

【男の広げた両手を見て、青年は口元にうっすらと笑みを浮かべる】
【その表情には僅かに安堵が混じり、垣間見える】

面白くは思わないな。お前の面白がるその様は

だが、まぁ・・・分からなくもないか

【ふぅっ、と息を吐いて紫煙を退ける】

此処、或いはお前のような奴を認められるなら、きっと俺は此処を通れる

だから「確信」した


許容した上で、気に食わなきゃやっぱり撃つがな。
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 05:03:01.18 ID:So2KHqGUo
>>449
「とはいえ、ここから先は『人を見たら敵だと思え』ライクでいいと思うけどねぇ。最初のキミみたいに、さ」

【そんな、最初の発言は何処に行ったんだと言わんばかりの矛盾した発言】
【要は、ここが分水嶺なのだろう。闇への入り口。『非日常』と『狂気』の境目】
【法は適さず、道理は通らない。粋は溝に流され、利益ばかりが跋扈する】
【そんな、骨と臓腑と血潮の世界】

「まぁ、短い時間だったけど中々有意義な時間だったよ、『面白かった』。キミがどう思おうと構わず、ね」
「『傑作』って言葉、今度僕も使ってみようかな……いや、辞めておこう。アイデンティティは大事だもの」

【そんな言葉を吐いて、男は身体を壁に預ける】
【路地裏に出来る隙間は、一人分。それは宛ら、奥へと開く入り口のようで】

「そうだ。よかったら、名前教えてくれないかな、名前。『面白かった』人の事は、なるべく憶えておくようにしたいんだ。だめかい?」
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 05:20:59.87 ID:j0ZRkHjCo
>>450

ん?お前もまだ俺の中で敵・・・
・・・いや、言うまでもないか

【とは言うものの青年の言葉には冗談めかした口調が隠れている】
【初見の時よりは敵ではないと認識したからだろうか】

言葉は別に俺のものじゃない
アイデンティティなんてものは命の取り合いにはあまり使えないしな

【そういってにび色のローブを着た青年は歩き始める】

・・・アルフレートだ
次会うまでには俺が眉間を撃ち抜く程に敵らしい敵になってるように祈ってるぜ

じゃあな

【暗闇の奥へ狂気の中に溶けるように青年は歩を進める】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 05:31:18.52 ID:So2KHqGUo
>>451
「アルフレート、ね……僕の名前は叢雲。生憎下の名前は嫌いでね、上だけで勘弁させて貰うよ」

【歩き始める青年を、男は片目で見送る】
【咥えっぱなしだった煙草は、いつしか殆どが灰に変わっていて】

「怖い怖い。次会う時にはキミが背中を預けない程度に味方らしくない味方に格付けされるよう祈ってるよ」

【喧噪の中へ日常の側に溶けるように、男は歩を進める】
【対照する方角、振り向き様に放った「それじゃ、またいつか」という言葉が青年に届いたかどうかは、定かではなかった】

/絡み乙でしたー!
/こんな時間まで付き合わせて申し訳ないっ……
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 05:35:08.95 ID:j0ZRkHjCo
>>452
/いえいえこちらこそこんな時間までお付き合いいただき、本当に有難うございました!
/絡み乙でしたー!
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 18:47:47.59 ID:g2u2/8U2o
【深い深い森の中】
【暗黒に空いたクレーター、溜まりこんだ水――湖】
【そのほとり、S心をくすぐるほどとてもしなびた背中で座り佇むひとつの影】


はァー・・・・・・実質、『能力封印』だな・・・

【額に手を当て、佇んでいたのは――】
【膝まで隠れるフード付き厚手のコートを着た18歳くらいで】
【髪型は、6つの角のような髪が後頭部に逆三角形状に並んでおり、髪の色と目の色は緑青色で】
【顔付きは―天空のような…気まぐれに旅する風のようなそれの、左手に手袋をはめた青年だった】

さて、そろそろ・・・家に戻ろうかな
【位置によっては、見づらい及び見えないだろうが、彼の左隣には、緑青色の首輪の犬がいるようだ】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 19:03:14.26 ID:HTBuGSDSO
>>443

船頭多くして何とやらか。黒幕は容易に表舞台には立たない、ってお約束から鑑みて、うん。
……まあ、そいつの本当の所属は十中八九機関だね。ただ、くれぐれも慎重に。
ミスったら俺が助けてあげるから気兼ねなく、とでも言えたら格好良い所なのだけれど、
生憎とムービースターって柄でもないしさ。映画みたいには、上手くやれない。


だが――ああ、その点は任せといて。道化芝居と人の足を引っ張るのは得意でね。
上手いこと連中を引っ掻き回してやれるように、尽力するさ。

当然一人じゃ無理だろうから、有志を募って――さて、何処までやれるかな。
……コネの有る奴を上手く抱き込めれば良いのだけれど、戯言がどこまで通じるやら、だ。
その品物がクスリなら、間違って狩り出されないようにも気を付けてね?……君の事だから、無いとは思うけど。

って――――あー、ごめん。大丈夫かなー?

【世にもあてずっぽうな推論を、尤もらしげにこくこく頷きながら述べ、軽く心配の言葉を掛けて】
【頼りないのか頼もしいのか、よく解らない宣言。と、何やら気の抜けるような声を上げる少年の上から】
【コンクリートに着いた右手を支えに、跳ね起きるようにして退いた】

【そのまま勢い余って、金網に深く背中を沈み込ませ。――ぎしり。またもや、不吉な呻き声】

……うん、ですよねー。流石に、一度やそこらでお得意さんになった積もりは無いさ。
一見さんお断りってヤツ、かな?まあ好いや、どうせ駄目元だ。大人しく諦めるとして――――え、ほんとー?

【悪びれた様子も無しにへらりと軽い笑みを浮かべて、肩を竦めつ溜息一つ】
【上着のポケットから煙草のケースと、クローム・ブラックのジッポーを纏めて取り出し】
【蓋を開ければ、きん、と小さく金属音。ケースも開いて一本取り出し、フィルターを軽くとんとんと打って】

【さあ吸おうと口に銜えた所で、少年の言葉に、笑みが一段明るさを増した】
【小躍りしそうな表情で首を傾げて尋ねれば、緩んだ口の端から煙草が零れ落ち】

【「おっと、いけないいけない」等と、軽くお道化つつ其れを拾い上げ】
//二日連続、済まぬのです……またもや、一応返しておきます
//離脱フラグは立てましたので、其方の都合が合わないようならば落下オチで〆て頂いて構いません、と。
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 20:43:33.72 ID:Yn8iQo8DO
>>455

大丈夫、僕は保身に長けてるから。逃げるのは得意技の一つなんだよ。

アクションムービーよりは、もっと大人しいホームドラマで良い。お兄さんも頑張ってね?


それと―――お話するのは、また今度。今はやっぱりだーめ。

今度会った時に、僕の機嫌が良ければ教えてあげるよ。

―――……でも、ほんのちょっとだけ。

【ころりと転がった小瓶を拾い、よいしょとばかりに身体を起こして、】
【少年は、野球の投手のように大きく振りかぶった。】
【ひゅう、と放たれたそれは、青年の頭上を越えて、金網を越えていく軌道で。】


はい、パース。

【冗談めかして、一言。金網の悲鳴を、今度も聞き逃しはしなかった。】
【それを取ろうとすれば、青年がどうなるか。少年は、十分に理解した上で、】


【くす、くす、くすり、と笑い声。】



【小瓶が落下して行くのと、ほぼ同時間帯】

「痛っ………キャッチ失敗した」

【こつん、と鈍い音が、とある一室に響いた】
【音の元凶は、一冊の本と少女の頭蓋。持ち上げて読んでいて、手が滑ったか】
【ガラスの様な割れ物のでなかっただけ、運は良しとしておくべきだろう】

「………天狼会ねー―――嫌な名前」

【軽く出来たこぶをさすりながら、軽い涙目の周りを拭い】
【灰色の髪の狼少女は、昨今の路地裏の流行を呟いた】


/今夜は少々忙しくなりそうなので、お言葉通りに有り難く
/二日間お疲れさまでしたー
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:03:13.40 ID:uoWP4hALo
【公園】

【広い公園の隅、まるで舞踊を執り行う様に、身体を動かす人影がある】
【よくよく見ればその人影は、ロングセーターとデニムジーンズに身を包んだ、身長が150cmほどの少女だった】

【腰ほどまでに伸びた、柔らかい金の髪は白いカチューシャで留められてはいるものの】
【その背中の側では、少女の動きに合わせて、金の反物のように、艶やかに跳ねていた】

【奇妙なことに、そのセーターの左袖は、風に揺られるままになっており】
【そこに、彼女の左腕が存在しないことを、かえって如実に語っていた】

ふーっ……。

【ひとしきりそうしていた後、少女は息をついて動きを止める】
【白磁のような滑らかな肌の上を滑る汗の雫】
【人形じみた造作ではあるが、上気した肌が、その頬に血を通わせているように見せていた】

……そう簡単に人の身体は変化しない。
分かっているのです、が……。

【どこか憂いを含んだ表情でそう呟くと、少女は近くのベンチへと歩いていく】
【そこには少女の持ち物らしきダッフルコートやタオルが置いてあった】
【ひとまず休憩の時間、ということだろうか】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 21:11:59.21 ID:ATSgo1SJo
>>457
【かつ、かつ】
【下駄が石畳を踏む柔らかい音を響かせる】
【音のもとには上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人がいた】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】

たまには散歩も悪かないかの。

【ふと、人の気配を感じ、そちらに眼をやるとそこには一人の少女が】
【修行かのう、と思い何気なく近づきその動きを見る】
【そして、ベンチへと歩いて行く少女に老人は話しかける】

お嬢ちゃん、精が出るのう、カッカッカッ!

【老人は楽しげな笑みを浮かべ、少女を見ていた】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 21:20:30.17 ID:+SQ7wqOAo
【路地裏】

…………誰も殺さねえと、退屈だなぁ

【こつりこつりと、足音を鳴らして歩く青年が居る】
【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒である】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用している】
【雰囲気も瞳相応に暗く、気だるげで】
【唯一、首から下げられた銀のリングが月明かりを映して輝いている】
【足音を鳴らしていたのは…重厚なブーツだろう】

……人の国でも、行ってみっかぁ

【ふかぁ、と欠伸を漏らして退屈そうにしている】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:23:03.47 ID:uoWP4hALo
>>458

【右手に白いタオルを持ち、顔を拭きながらも、近付いてくる人影には気付いていた】
【少々変わった服装ではあるが、見たことが無いわけでもない。一見する限り、不審な様子も無い】

【朗らかに笑う老人に向けて、こちらも微笑んで、挨拶を返す】

こんばんは。……なかなか、思うようには行きませんけれど。
お爺様は、お散歩でいらっしゃいますか?

【少女の見た目は、齢を高く見積もっても、15には届かぬだろうというところだ】
【落ち着いた所作や、丁寧な挨拶からは、らしからぬ大人びた態度が見えるだろう】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 21:29:17.99 ID:ATSgo1SJo
>>460
【少女の微笑みに、少々老獪な笑みで返し】

かかっ、まあ見たところまだまだお嬢ちゃん若いじゃろ?
若い家は逆に悩んだり困っといたほうがいいもんだ。
まあ、儂ぐらいの年で困ったことになるとどうしようも無いんじゃがな!

【と、アドバイスに成るんだか成らないんだかよく分からないことを言う】
【少女の質問に、頷きながら答え】

ああ、そうじゃの。
ここん所喧嘩ばっかりでの、久々にのんびりしたいと思ったんじゃわい。

【そう言い、徐に腰に下げた巾着を探ると、右手にはハッカ飴がある】
【常にあめちゃんを持ち歩くのはこの年代には良く有ることで、老人はそれを少女に差し出す】
【どうやら、あげるということらしい】
【因みに老人の年齢は70歳程。年齢差は2倍を軽く越す。4倍以上だ】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 21:29:23.87 ID:coPGO3FIo
>>459

【そちらへと、転がる――――跳ねるような、福音の響き
オルガンの上で踊る指先にも似た、軽やかな足取りで、路地裏へと、歩いていく】

【振り時雨る月明かりに照らされて、一筋の影を貴方の方へと伸ばしながら
来客者は、瑞々しい夏の果実にも似た、芳醇な香りを漂わせながら、貴方の前へと躍り出た】


――――……っと、こんなところに居ては危ないですよ?
近頃は物騒ですし――――……


【零れる言葉は、聞き取りやすい、ソプラノボイス
五線譜に刻まれる黒と白のコントラストは、唄うように、彼女の心を伝えていく
おせっかいに、思えるかもしれないが――――――――まあ、本心から、というのは分かるか】


それに、こんな寒い時期です、そんなところにいては、風邪を引いてしまいますよ?


【ふっと、仄かに微笑を浮かべたのが、月光に、くっきりと照らされて――――】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女が、そこに在った】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 21:36:10.58 ID:+SQ7wqOAo
>>462

んぉ?
誰だ手前……

【ぴたりと足音を止めて、少女の方へと振り返る】
【月明かりに照らされた少女に対して、彼はその残光によって僅かに浮かぶだけ…】
【陰と陽がくっきりと分かれた様な二人である】

…………ふむ。

【少女の豊満な胸と、すらりとした脚を順に見て。その後少女の顔へと視線を戻し】
【「悪く無い」―――そう言う様に、口元を歪めて】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:40:56.29 ID:uoWP4hALo
>>461

……そうですね。
最近は、いろんなことを考えるようになりました。
ほんの、数ヶ月前までは考えずに居られた事ばかりなのに。

【遠い目をして、老人のアドバイスに答えを返す】
【どこか幼い少女らしからぬその返答の中には、いったいどんな真意が潜んでいるものか】

あ……ありがとうございます。
喧嘩……ですか。
御連れ合いの方と、何か?

【心なしか頬を緩ませて、差し出された飴を右手で受け取り】
【70に近いほどの老人が『喧嘩』――夫婦喧嘩の類なのだろうか、と類推して、失礼にならぬ程度に、と問いを投げる】
【確かに腰に刀を下げてはいるし、まだまだ健壮ではいるようだが】
【まさか、文字通りの『喧嘩』ではあるまい、と想像してのことだ】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:44:01.12 ID:coPGO3FIo
>>463

【微かな灯火に照らされて、映し出される彼の輪郭
それと同時に、彼女の紫苑色の瞳に反射する、彼の首もとの銀のリング
彼に興味を持ったのか、その表情を覗こうと、パッチリとした瞳を、僅かに細めてみた】

【――――反照する、尾を引く残光に照らされる、歪んだ口元――――……それはさながら氷柱に触れるように
ゾッと、ほんの一瞬だけ悪寒を感じさせて――――】


……他人に名前を尋ねる前に、まず自分から、と思いますが……
シオンです、シオン・エルミオール・オルテンシア

一応Justice≠ニいう正義組織の所属なのでおせっかいかもしれませんが――――……


【言葉につけたすのは、理由――――彼女が彼に対し、やや親しげに話し掛けた、理由か
恐らくは彼が戻した視線と交錯するであろう紫苑色は、名前に違わぬ、潤沢な色で】

【そして、数刻後、月を隠す雲が溶けて、貴方の姿をくっきりと――――映すことだろう】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 21:48:36.90 ID:ATSgo1SJo
>>464
ふむ……、人生何が起こるか分からないもんだしの。
こんな爺で良いなら、悩みを聞くぐらいならするがの?
之でも偏っちゃいるが、人生経験には自信がある訳だ、もしかしたらお嬢ちゃんに道筋の“ヒント”をあげられるかもしれんよ。

【かっかか!と邪気の無い様子で言う老人】
【打算はなく、おそらく善意で行っているのだろう】
【老人に取っては少女は孫も同然の年齢。どうしても優しく接したくなるのだろう】
【そして、飴を渡し――――因みに結構ハッカの味が強い】
【少女の質問に高笑いをあげながら応える】

カッカッカ!
これでもまだまだ現役での、“こいつ”を使った喧嘩じゃよ。

【こいつ、と言いながら刀の鞘を軽く叩く】
【表情には僅かながらの凄みが宿っている葉に見え】
【要するに老人は、“喧嘩”と称した“殺し合い”をしていると言うのだ】
【老人に取っては、それが日常ゆえ特に隠すことでもない】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 21:54:47.02 ID:+SQ7wqOAo
>>465

【笑みらしい表情を浮かべたのもほんの一瞬】
【すぐに空っぽの…ただ気だるげな表情へと戻り】

Justice………?

【嗚呼、なんたる……偶然か】
【そんな―――反吐が出そうなモノに出会えるなんて】

……黒縄 無間。
とある国を“飼育”している者だ

【先に名乗らせた事は詫びず、ただ淡々と此方の名と地位を告げ】
【こつん―――少女側へ、唾棄すべき正義を名乗る者達の1人へ、歩み寄りつつ】

俺より、自分の心配でもしたらどうだ。

【コキリコキリと、小さく首の骨を鳴らして】


【一歩ずつ。歩み寄る毎に分かるだろう】
【嗚呼―この人は。貴女に嫌悪感…ともすれば殺意を抱いていると】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:00:33.18 ID:uoWP4hALo
>>466

うーん……。
強くなりたい、けれど上手くいかない……。
目の前の問題を解決するために、力が足りない。

【ぽつりぽつり、と内情を整理すような、箇条書きのような答えを零して】
【少女は、それでも不器用に笑った】

自分の力不足に、歯噛みするばかりです。

【この年頃の少女ならば、目の前の問題が、大きな山のように見えるのだろう】
【――内実は、その外見とはかけ離れた悩みを持つものではあったが】
【少女は、それを初対面の人間に語るのを善しとするほど、単純にはなれないようだった】

んむ……、う。

【飴をぽい、と口の中に放り込むと同時、少女の眉根が寄った――少女の舌には、少々辛かったようだ】
【頂き物だから、と舌で転がしてはいるものの、眉根は寄ったままで、少々いじらしい】

……そ、そうですか。
……その、お節介を承知で申し上げますけれど、あまり人と争うのは、良くないと、思いますよ。

【磊落に笑ってみせる老人に、戸惑った表情を見せる】
【心根の優しい少女にとって見れば、当然のように語られるその武勇伝も、蛮行としか捉えられない】
【それでも、目の前の男性には悪意がない――彼なりの事情と矜持があって行われているものと察して】
【――それでも、自論を持ち出してしまう辺りは、やはり子供というところか】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 22:03:18.74 ID:coPGO3FIo
>>467

【――――……白刃の上で舞う殺意を感じる
とくん、と跳ねる心臓の鼓動、先刻感じた冷たさは残念ながら=\―――間違いではなかった】

【向けられる殺意は、痛い痛い針の筵にも似た、鋭きソレで
その上背に会わぬ、重圧に――――近づく彼に、思わず彼女は一歩、後ずさりをした】


っ――――……なるほど、先刻自分で言った言葉を、直ぐに実感できますね


【紡ぐ言葉とは裏腹に、内心に浮かぶのは、仄かな黒色の染み
それをぎゅぅと押し留めて、彼女は今の状況を分析しようと、為す】


高速思考%W開――――……


【距離にして5m程度、彼と彼女の間合いを感じ取りながら、自然体で立ち
そして右の腕を、微かに舞わせた――――同時に、重い夜を裂く閃光が一片、弾けた
細長いそれは、彼女の右手に在るワイヤー≠フ――――絲の存在をくっきりと告げて】

【紫苑色の瞳は、貴方をじぃと見つめ、僅かに揺れる
心の奥は覗けないが、表面に浮かぶ薄い、緊張感は十分に伝わってきて――――】

【しん、と肺の奥までしみこむような、冷たい冷たい夜の空気が
より一層冷たく、思えた】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 22:09:43.67 ID:+SQ7wqOAo
>>469

【知っているか?気づくだろうか?】
【黒縄も無間も“地獄”を表すもので】

【こつっ―――少女が後ずさると、彼が一旦歩を止めて】

問おう、汝は何を以て“正義”を語る

【両腕を広げ、何の得物も持っていない事を示しながら…尋ねて】
【そして歩みを再開する】

【動きに目だったモノは無い】
【ただゆっくりと、貴女へ近づいてく】
【武術をしている様でも、何かを隠している様でも…また魔力の流動も感じられず魔術どころか能力すら使う気配は一切無い】
【唯々、少女へ歩み寄る――――嗚呼。それは、不気味としか例え様が無い】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 22:12:27.32 ID:ATSgo1SJo
>>468
ふむぅ……。

【話を聞き、腕組みをする】
【剣士である老人。当然その悩みを持ったことはある、否持ち続けている】
【故に、答えを出すのは難しい。力を得る方法など無限に有るのだから】
【故に、老人は強くなる方法ではなく、精神を語ることにした】

強さ、ってのにも色々有るわけだが、お嬢ちゃんが行ってるのを“武力”と仮定して話をしようかの。
武力、ってのは、一番分かりやすい力じゃ、腕力だろうとなんだろうと、要するに、敵を打倒すりゃ、強いことになる物だ。
そして、だ。“武力”ってのは一番分かりやすいと共に一番得やすい力でもある。
逆に“財力”だか、“知力”やら“魅力”ってのはぁ中々身につかない物な訳だな。
それに、武力はどんなに才能のない奴でも必死に修行すりゃ、ある程度身につくものさね。

――――強くなりたいなら悩む前に鍛えたほうがいい。

結局、それが難しい事考えるより手っ取り早く強く慣れるのさ。
まあ、あくまでこりゃぁ儂の持論だがの。

【アドバイス、というより老人の考えを語る形になってしまった】
【だが、的外れだったりするかも知れない、だが之が老人のアドバイスである】
【考える前に動け、簡単に言うとそれだけの事】
【そして、少女が飴を口に入れ、眉根を寄せたのを見て、少々慌てる】

わっちゃぁ、うっかりした!それ辛いのじゃったろ!?
ミルク飴と間違えたわい!すまんの!

【ミルク飴も白、ハッカ飴も白。パッと見分からず、眠気覚まし用のハッカ飴を渡してしまったようだ】
【そして、少女の言葉に苦笑を漏らし】

おっと、お嬢ちゃんに話すような話じゃなかったの、聞かなかったことにしてくれ。
まあ、一言だけ言わせてもらうと、60年以上毎日のように喧嘩してると、今更止められんのよな。
カッカッカッ!
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:17:33.07 ID:HTBuGSDSO
>>456

そっか、なら安心だ。……ホームドラマ……ああ、まあ。その位なら、うん、何だ。

(例え嘘でも、そんな事ないよ≠チて言って欲しかったけれど……まあ、致し方なし、かな)

……ん、了解。なら、そうなるように精々祈っておくとする。今度会うのを楽しみに、ね。
中途半端に聞いちゃうと、どうにも気になる性分でさ。好奇心旺盛というか、長生きできない性質というか。

おっと。これは随分な暴投で、と――――……。

【じり、銜え直した煙草の先端を炙る。息を吸い込み、火を点せば紫煙を肺に満たして】
【ライターを仕舞い込むと、左手の指に煙草を挟み。苦笑いを浮かべながら、歯切れも悪く呟いた】
【幾つになっても、格好を付けたがるのは男の性か。内心、どうも複雑なよう】

【投じられた小瓶に、遅れて反応。目で追い掛け、開いた右手を高く掲げて】
【金網に預けた上体を反らす。一拍も置かず、ぱし、と軽い硬質の音】

【ごく軽い振動が金網に伝わって、もう少しだけ上体が仰け反って――それが、止めだった】
【例えるならグラス一杯に貯まった水が、ほんの少しの刺激で溢れるようなもの、か】

  【ばきん。】


――――――――……あっ。


【雪が、降り始めていた。雲の切れ間から顔を覗かせて、月が静かに笑っていた】
【時間の流れが、妙に緩い。僅かな月明かりを乱反射する雪の結晶を、ぼんやりと眺める】
【――この展開には、もう慣れていた。浮翌遊感に包まれて、今この瞬間、確かな物は何一つ無い】

(この世界に、重力を作った奴が居るんなら。……俺もそいつも、きっとお互いを良く思ってはいないんだろう、なぁ――――)

【いや、訂正しよう。たった一つだけ、確実な事が有る。――ニュートンは、正しかった】


【――――同時刻。何処かで誰かが、空を見上げて呟いた】


「無茶しやがって――……。」


//お疲れ様でしたー。
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 22:19:53.41 ID:coPGO3FIo
>>470

【それは一体何の質問であろうか――――……得たいの知れぬ、それに、思わず数刻、戸惑う
それでも、唇の端を噛み、言葉を紡ぐ、彼女】


正義≠ニは、己が正しいと思う信念を貫き通すもの、です
故に、時に悪用され、災禍の種となることもあります

だからこそ、正しき正義≠、その指針を作る必要があります
――――そして、私の正しさは、世界が証明してくれる、ことでしょう


【くい、っと右手の手首が内側へと曲げられ、すいっと――――まるで尾を引く彗星が、如く
ワイヤーが宙空へと伸び上がり、月から落ちる、月光のように、光を垂らす】


国を飼育≠オているとは、聞き逃すことはできませんね
――――弁論を求めます、さもなくば……拘束を


【凛と、そのくっきりとした紫苑色の瞳を貴方へと向けて――――
その理由はただただ単純な、不安――――自分のペースに持っていこうと、もがくアゲハ蝶
くもの巣に絡め取られそうな彼女は、ぎゅっと、左手を握り締めた】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:31:21.21 ID:uoWP4hALo
>>471

……そうですね。
心配している間に危険は蔓延する、と言います。
『案ずるより生むが易し』……でしたか?

……それでも。もっと自分に力があったならば、と嘆かずには居られないのは……。
俺の弱さです、ね。

【老人の言う事はよくわかる】
【現に、昔は――かつて、少女が青年だった頃≠ヘ、神の御名の元に、ただひたすら修行に明け暮れたものだった】
【今もまた、そうして力を求めてがむしゃらに進もうとしても】
【迫る問題はいつも、気がつけば身動きできないほど、自分を取り囲んでいる】

【――それでも、まっすぐ進めるのならば】
【それが、男性の長い人生の中で得た答えなのだろう】

……大丈夫です。美味しいですよ。

【――どうやら、飴の方は意地になってしまったようだ。少女はそう言って、どこか無理のある笑みを見せる】
【それもそうだろう、本来ならば、いい年をした男が、ハッカ飴が辛い=\―などと、御笑い種もいいところなのだから】

……泰然自若、とはお爺様のためにあるような言葉ですね。

【自分とは過ごした時の永さが違う。彼のようにあることはできないだろうし、また不自然な話だ】
【それでも、こうして信じた道だけを進んでいけたのなら、という羨望が湧いてくるのは、無理からぬことだった】
【そして、その話を聞いているうちに、思い浮かんだことがあった】

あの。お願いがあるのですけれど。
この未熟な子供に。
……稽古など、つけては頂けませんか?

【少女は、ゆっくりしたい、と言っていた男性の言葉など聞かなかったように】
【そんな事を唐突に言い放った】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 22:33:02.51 ID:+SQ7wqOAo
>>473

――――そうか

【クツリと……愉快そうな、嘲る様な笑みを浮かべて見せると】

justiceがそうした結果が、キルベルク・シルバーソード
正義の結果が、その人を殺した“だけ”。  「正義の為」等と言い訳をし、人を殺した事を誇る

成程……平和になる訳だ
成程…己を正義と言い切れる訳だ

……何も残らず、自らの手に負えぬモノは斬るのだからな

【言い終えると同時に、吹き出し、ゲラゲラと大声を上げて笑い出した】
【成程、成程と笑って首肯するが、その本質は“否定”】

【そんな正義。嗤わなくてはならぬのだから】
【―――認めれる訳が、無いのだから】

――――飼育だとも。
人を飼い、育てる。国を飼い、育て上げる

それでも“秩序”は保たれる。

【ただ一個の、意志の元】
【確りと統制されているなら、それは確かに―――“平和”の1つの形である】
【王制。絶対的な王の元、平和は保たれるのだ】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 22:41:32.00 ID:ATSgo1SJo
>>474
ああ、それじゃそれ。
いい言葉が出てこなくての、耄碌したかのぅ。

【苦笑し】

かかっ、若いうちは大いに悩んどけば良いのよ、さっきも言ったろう?
弱さを受け入れられないのも、又若さ、ってもんでの。

【優しそうな瞳で少女を見据え、老人は話をする】
【声色は語りかけるような優しい物】
【かつては老人も、只管に自分の弱さに悩んだ頃が有った】
【何年も、何年も悩み剣を振り続けていた】
【それを思い出し老人は人事ではないさね、と小さく言葉をこぼした】
【そして、少女の意地のような其の態度を見て、どこか生暖かい表情を浮かべそれを見る】

はは、ならいいさ、何も突っ込まないでおくかね。

【少々悪戯の調子を込め、軽く笑い】
【そして、少女の其の言葉を聞き、しばらく腕を組み思案する老人】
【数秒後、老人は頷き、口を開く】

ああ、いいじゃろ。
但し、稽古と言うなら本気で当たらせてもらうぞ、嬢ちゃん。
稽古の範疇で容赦はせん、それでも構わんなら、稽古をつけよう。

【一転、飄々とした好々爺から、何十年も剣の道を歩み続けた老練の達人の顔と態度へと、変わる】
【刺すような鋭い眼で老人は少女を見据えている】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:43:07.07 ID:coPGO3FIo
>>475

【――――……心に飛来するは、思わず、感情的に言い返してしまいそうな、自分
それでも、あくまでも理知的に、言葉を返さないといけない
彼女がここで、感情に従い思いをぶつけるのは、彼女の友人を、知人を――――そして、大切な人達を
――――――――がっかりさせて、しまうから】


確かに、結果だけを見ればそうかもしれませんね……
ですが――――……誰かが、手を汚さなければ為し得ないものもあります

それが、誰かのためなら、私は容易に手を汚すでしょう
――――それこそ、私の正義≠ノ基づいて


【静かに貴方へと向ける視線に、最初に見せた優しさは微塵も無く
ただただひたすら、感情を押し[ピーーー]、冷たい冷たい、紫苑色が夜に輝いて――――……】


……そして、そのような秩序≠ネど私は認めません
人は本来、自由で在るべきものです、他人の手で統制される偽りの平和なんて……

私が私の手を汚すことで、砕いてさしあげましょう!!


【右手を下へと薙ぎ払う――――……同時に、ワイヤーがさながら、鞭のように、貴方へと襲い掛かるだろう
首を、貴方から見て右側から襲い掛かるワイヤーの鞭は、当たれば痛いでは済まない威力であろうか
軌道は直線的であるが、速度は速いため、回避には少々の苦労が必要か】

【彼女の細い身体に見合わぬ張り上げた声は、まるで、少女のそれが如く
あまりにも、弱々しい、心の片鱗が、見えた気がする】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 22:46:35.42 ID:z5x0bRG80
【公園】
【そこにはココアの匂いが充満している】

【ココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアここあここあここあここあここあここあここあここあここあここあここあここあここあここあここあ】

【コレでもかというくらいの匂いだ】

【その匂いの発信源をたどると】

……紅閻寺レンの今夜もアンニュイ……
……何言ってるんですか?私?
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女がベンチに座りながら】
【ココア色のタバコを吸いながら、ココアを飲んでいる】
【彼女の隣には大量のココア缶】

【間違いなく匂いの原因である】

……ココアが足りない……
【……ココア中毒者!?】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 22:59:16.93 ID:+SQ7wqOAo
>>477

カ、ハハハハハハハハハハハハハ
それだから、人は“勘違い”する。貴様ら“正義の味方”が勘違いさせる

【嗚呼、もう距離は大して開いていない】
【戦闘に慣れた者なら一足で飛び込めるか―――それでも彼は、飛びこまない】

“正義の為”なら手を汚して良いと誰が決めた!!
“正義の為”ならばこそ、貴様らはその手に剣で無く、悪に道徳を説く聖書を…人を救う糧を持つべきだった!!!

【否否否、少女のそれは言い訳であると、真っ向から否定する】
【剣を持たずとも、人は救えるのだから―――それから目を逸らして“仕方ない”等と吐かせてなるものか】


秩序は必要だ。
人を殺すな、人から盗むな、そう言ったルールを定めた秩序の中で無ければ…人はすぐさま争うだろう。
故に―――強い奴が弱い奴を“飼育”するべきなのだ!!

【自由とは、ある程度の秩序の中で成り立つものだ】
【しかし少女の言葉では―――ただやりたい放題するのを許せと言っているだけでしかない】
【そんな“無秩序” 許せるわけが無い】

覚えておけ、シオン……いや、jusutice。

【バチィ―――】
【まるで雷にでも打たれたかのような音を立てて…ワイヤーを受けた】
【いや、避けるだけの速度を彼は持ちえない―――。一般人が、先端に至っては音速を超える鞭を避けれる訳が無くて】
【音と共に、鞭の当たったシャツが弾け】

【一般人なら、もんどり打っているだろうか】
【しかしそれでも―――この男は、この“支配者”は立っていて】
【いや、それどころか―――大した傷にもなっていない】


                正義すら目には目を、では…世界は盲目となってしまうぞ。


【いや、もうなっているのだろうか】
【争いを止める為に、争う等と―――それが“正しい”と言っている。この世は】

【嗚呼、なれば―――なればこそ……】
【俺は悪を語り、悪に従い、世界を平和にしよう】

       【正義の為に、“間違った正義”を見せつけよう】

【ゴッ――――】
【少女へと手が届く位置まで、飛びこもうとして】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:59:56.93 ID:uoWP4hALo
>>476

……貴重なご意見、しかと肝に銘じておきます。

【少女はぺこり、と腰を折って礼をする】
【肩肘を張った物言いではあるが、けして慇懃無礼に堕するものではない】
【少女なりの、真摯な意見に対する、返せる限りの礼儀だった】

……無論です。
かたわ相手≠ネどと思わず、全力でお願い申し上げます。

【老人の豹変に気圧されながらも、少女もまた力強くそう言い返して】
【――少女には不釣合いな、不気味な魔翌力が渦を巻く】
【少女の右腕に向かって収束していくそれは、紛れもなく少女が持つ魔翌力】

『三十枚の銀貨』……!

【魔翌力が編み込まれ、少女の右手の先に、刃渡り50pほどの、銀の短剣が現われる】
【その華奢な体躯に見合った大きさでは在るが、魔翌力を使って編みこまれた剣の輝きは、当然玩具のそれではない】

俺はクルス。そう呼ばれているものです。
貴方に、我らが主の祝福のあらんことを!

【これから戦う相手へ向けるには、少々奇妙な文句を並べてから】
【少女は老人の懐へともぐりこむべく、地面を舐めるような奇妙な歩法で、地面を滑るように走り出した】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 23:05:12.27 ID:coPGO3FIo
>>479

【彼女の高速思考は一瞬に幾重もの思考を導き出す
つまりは、本来なら――――……攻撃のダメージが薄かったならば、すぐさま次の行動に移る
しかしながら、それは、彼女が、穢れを知らない無垢な処女の華であったなら、の噺】


違います!そんなの――――……まちがっ――――


【思わず溢れ出てくる思いは、その唇を震わせ、吐息のような、心を漏らす
大好きだから】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 23:07:25.09 ID:coPGO3FIo
>>481
/おーっと、途中送信!!

【彼女の高速思考は一瞬に幾重もの思考を導き出す
つまりは、本来なら――――……攻撃のダメージが薄かったならば、すぐさま次の行動に移る
しかしながら、それは、彼女が、穢れを知らない無垢な処女の華であったなら、の噺】


違います!そんなの――――……まちがっ――――


【思わず溢れ出てくる思いは、その唇を震わせ、吐息のような、心を漏らす
大好きだからJustice≠フ皆が、許せないから――――それを、真っ向から否定する彼が
触れる思いの欠片は、彼女がまだまだ若い、から、で】

【そして、その一瞬の揺らぎに、思考が染まってしまって――――】


(しまっ――――……!!)


【彼の接近を許してしまうだろう】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 23:09:23.23 ID:ATSgo1SJo
>>480
ああ、役に立つかどうか―――いや、“役に立たせるか”はお前さん次第じゃからの。

【その言葉に、こちらも真剣な声色で、答える】
【そして、少女の強い言葉に、こちらも剣士としての自分で当たると決める】

そっちこそ、耄碌した爺と思って遠慮すると、痛い目見からの。

【刀を抜刀、刀を返し、峰打ちできるようにする】
【抜刀した瞬間、周囲に濃密な酒精の香りが漂っていく】
【老人の刀は妖刀。其の銘を鬼酔割義人[キスイカツヨシヒト]と言う】
【刀身に酒精を常に纏い、斬られた相手を酩酊へと誘う妖刀である】
【峰打ちのためその効果は発揮されないが、それでも名刀であるのは間違いない】
【老人は、迫る相手の名乗りを受け、刀を構えながら口を開く】

花城 六輝[ハナシロムツキ]、桜の国、花鳥風月流剣術道場開祖、って肩書きが一応有るが――――。
今は只の隠居した爺じゃ、では行かせてもらおうかの――――クルスッ!

【そう、名乗りをあげた瞬間、老人の肉体から櫻の気が吹き上がる】
【こちらに向かう少女を見据え、老人は横構えを取り、横薙ぎの斬撃を離れた相手の方へ振るう】

風之壱――――凩

【風を鋭く裂く音と共に、真空波が相手に向けて飛翔していく】
【峰で放っているため、切れることはないが、それでもかなりの打撃ダメージを追うダロウェイ】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 23:10:48.54 ID:ATSgo1SJo
>>483
//ダロウェイってなんだよ……。【打撃ダメージを負うだろう】です……。
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 23:17:18.63 ID:+SQ7wqOAo
>>481-482

【低い踏み込みから、右の拳が握られているのが見えただろうか】
【ブン―――と、大ぶりの右拳を振り上げる様にして…シオンの鳩尾へ叩きこもうとする】
【素人らしい一撃……だが、狙う場所と殴り方に問題が有る】
【鳩尾と言う急所は、“突き上げられる”方がダメージが大きい。そう、この状況の様に】
【そしてもう1つ―――この男の拳はまるで鍛えられた鋼の如く“硬い”それらの要因が重なった一撃】
【今の貴女に―――避けられるか?】

間違っているなら、答えろ正義の味方
……“何処が間違っている”

【平和の為に、互いを殺しあう】
【それでは―――何も残らない】

【さぁ、否定してみろ。正義の味方】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 23:17:45.03 ID:uoWP4hALo
>>483

【彼我の距離は、まだ刃の範疇に無い――にもかかわらず】
【目の前の老人は、あろう事か、ただ剣を振るう、その動作のみで、こちらへと斬撃を放って見せた】

なっ……!?

【見えない斬撃とでも呼ぶべきソレに、それでもクルスはかろうじて反応した】
【右手に握った短剣を身体の前方にかざして、飛来する真空波を受け止める】
【だが、走行の勢いと、斬撃との相殺を行うことが限界で――】

うくっ!

【バチン、と。衝撃に、右手が跳ね上がる】
【剣を握った右腕を上に伸ばしたまま、胴を晒した無防備な姿勢で、クルスは立ち止まることを余儀なくされた】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 23:21:26.31 ID:5h1Y5Shmo
>>478

【――カラン】
【可愛らしい鐘の音が一つ、闇の中に響いて消える】

【音源に立っているのは、焦げ茶色のローブを着た少女】
【毛先に近付くほど緋に染まる、グラデーションの掛かった栗色の長髪】
【淀んだ水色の瞳を持っていて、顔付きは10代半ば程】
【掌の二倍程の大きさのハンドベルを右手で握って、軽く肩に乗せている】

……車椅子じゃない所を見ると、足は治ったのか?

なんだか別のビョーキを患ってるみたいだけど

【大量のココア缶に、げんなりとした視線を向けながら】
【――どうやら人違いをしている様子】


/まだいらっしゃいますか?
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 23:22:33.36 ID:ATSgo1SJo
>>486
【老人は音もなく滑る動き――古流剣術によく有る重心を崩さない高速移動だ】
【それで、移動しながら口を動かす】

小さい武器で攻撃を受けるのは余り褒められたことじゃないぞ。
せっかく小柄なんだ、受けるより回避を考えるべきだ。
そして――――。

【クルスの目の前に滑りこむようにたどり着く花城】

――――止まるのは理由がない限りやらないほうがいい。
止まれば早い相手からは的になるからな。

【そして、老人の動きは速い】
【寸止めに成るようにクルスの首もとに左手で刀を振るう】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 23:28:31.77 ID:coPGO3FIo
>>485

【ふわり、と軽く舞い上がる彼女の身体――――……直撃した攻撃は、彼女の軽い身体を容易に弾き飛ばす
肩から地面に堕ちた彼女は、ぐったりと、数刻、動かなかった】

【それはさながら、とある絵画が如く、そのまま切り取って貼り付けることができるほどに
ピクリとも動かぬ彼女は一瞬、これで終わってしまったようにも感じられる】


っ……くぁ……ハァ――――……んぅ……


【路地裏の壁にもたれかかるように、彼女はゆっくりと立ち上がる
今にもかくん、と崩れ落ちてしまいそうに、その華奢な脚を震わせながら
時折、強く強く、息を吐きながら、何とか痛みを堪えて】

【――――それでも、ぐいっと、上げられた、一瞬交錯する紫苑色の瞳に力は無く
ただただ消え果そうな、吐息のように、冷たい冷たい色が浮かんでいて】

【かくん、と崩れ落ちて、ぱたん、と座り込んで――――ぎゅっと、自分を抱きしめる彼女
僅かに震えるその身体は、決して――――後遺症、なんかではなくて】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/26(水) 23:31:51.28 ID:F/FfWSAk0
>>487
……ん?
【ココア見ながらそちらをみる】

(……アレはブレザーシティーでいた子ですね)
【ココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココア】
【大量のココアの匂いが場を支配している】
【いくらココア好きな人でももう結構です。レベルの匂い】
【果たして彼女は耐えられるか?】

残念ですけど、それは私の姉さんですよ
……もう姉さんはいませんけど
【そう言いながらココアを飲みニコリと明るく言う】
【けど何処か影をさすような表情だが……】

ココア飲みますか?
【口からタバコの煙――まあニコチンの代わりにココア成分がふくまれた煙を吐き出しながら】
【隣のココア缶を一つ掴み少女に聞く】

【彼女は彼女でリーズをサージと勘違いしている】

/こ こ あ に い た よ
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 23:35:50.58 ID:uoWP4hALo
>>488

【花城の丁寧な解説が、クルスの耳に届く】
【だが、それに対して一々反論を行う暇などあるはずもない――解説の言葉を口にしながらも、花城は動いているのだから】

ふ、うっ!

【滑り込んでくる前に、体勢を整える――】
【止まりたくて止まったのではない――そんな駄々をこねるような反論が浮かんだが、口にしていられるほど猶予は無い】
【ぐん、とその身体を反らして、クルスは――】

【左腕を地に着けて、その身体を支えようとした=z

【無論の事だが、少女の左腕は存在しない】
【伸ばそうとした左腕が存在しないことに気付いたのは、身体に染み付いた動きに則って、バク転を行おうとした後だった】
【ずでん、と背中から、無様にクルスはころけてしまった】

【――かろうじて、右手にもった剣を花城に向けて突き出しはしたが】
【花城ほどの武芸者が相手では、もはや勝負は決していた】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 23:39:37.92 ID:ATSgo1SJo
>>491
【すっころぶ形となった相手の動きのため、刀を空を切る】
【そして、花城は相手の動きを見て理解した“腕が無い事を身体で覚えるのが一番必要なことだ”と】

おっと。

【迫る短剣を見て慌てて腕を引く】
【かっ、と軽い音を立てて短剣は刀に阻まれた】
【クルスを見下ろし、問う】

大丈夫かの?
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 23:41:49.71 ID:+SQ7wqOAo
>>489

…………覚えておけ、正義の味方
平和を為すのは、人を犯す害意を持つ人間だ

【崩れ落ちたシオンへと、こつんこつんと足音を立てて歩み寄り】
【正しい事をするだけでは、正義を為せないと――少女たちが…武力を行使するjusticeが証明している】

貴様らの掲げた正義。
世界に蔓延る悪党に対する抑止力となる……それは、見方を変えればただの支配だ――俺と同じ、な

【悪とは…正義の範疇に負えないモノである】
【つまり、それらの抑止力となると言うのは―――それらに対して自らの意志で武力行使をするというのは】

…貴様らは、悪人より酷い人間だ

【シオンの髪を掴もうとし、掴んだなら顔を上げさせて瞳を覗き込むだろう】
【その言葉を―――言い切る為に】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 23:46:12.62 ID:uoWP4hALo
>>492

……。

【もはや、勝負は決した】
【相手の目の前で、自分から転ぶという醜態に、羞恥で頬を染めながらクルスはゆっくりと剣を下ろした】
【ガラスの破砕音にも似た音を立てて、クルスの手の中の剣が砕けて、消失する】
【残るのは、やや自失した体のクルスだけ】

……お手合わせ、ありがとうございました。

【茫とした眼差しで、それでも礼を言って】
【クルスは上体を起こして、そのまま、固まってしまった】
【自分の身体の事は、左腕が、もう存在しないことは、自分でも分かっていたつもりだった――】
【だというのに、自分がとった行動の、情けなさたるや――】

うぅ……。

【クルスの喉から、嗚咽のような声が漏れる】
【気を抜けば、人目憚らず、泣き出して、しまいそうだった】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 23:46:33.89 ID:5h1Y5Shmo
>>490

(――う゛)

【嗅覚を刺激する、独特で強烈な甘い香り】
【鼻の奥に微妙な痛みを感じて、一瞬だけ渋い顔】
【少女は、ローブの袖で鼻を押さえると、一歩引き下がった】

(なんてことだ…
 甘い香りだけで、攻勢結界の域に達している…
 香りだけで…!)

【ココアを勧めるモーションに対しては】
【首を激しく横に振ることで答えて、近付こうとしない】
【匂いだけで鼻血が出そうなほど、空間に対するカカオ率が高いのだ。たぶん】

…じゃあ、お前は妹か
その口振りだと、リンは死んだのか?

死因は間違いなく複流煙だな、ココアの
惜しい奴を亡くしたよ

【右袖で鼻を押さえながら、薄情なことを言う】
【目が潤んでいるのは、ココア粒子が煙いからです】


/時すでに時間切れ…!
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/26(水) 23:49:45.05 ID:coPGO3FIo
>>493

【――――……一つ@れ落ちた絲
彼女の手から落ちたそれは、スルリ、と伸びて、路地裏の外へと伸びていく】


……Dead Memories=c…っ――――


【路地裏の外へと伸びた絲が、その場で急速に回転していく――――……つまりは、巻き取る動きである
それは、絲が繋がっている彼女を、路地裏の外へと、引っ張っていく、ということを意味する
攻撃でも、反撃でも無い、単なる、逃亡、彼女が選んだのは、結局このような末路で】

【――――……きっと、彼の言葉は、彼女の心に、重く圧し掛かって
後に残るのは、血の匂いが混じった、仄かな彼女の残香だけであった】


/っと、そろそろ寝ないと明日がきついので落ちるねー、お疲れ様!愉しかったぜー
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 23:50:15.24 ID:ATSgo1SJo
>>494
筋自体は、悪くなかった。
腕が無い事を身体で覚えるのが一番必要なこと、だな。
腕がないことは逆に強みにも成る、其れを覚えておけ、いつか役に立つ。

【刀を鞘に収めながら老人はそう言い】
【顔をあげ少女を見たときには、既に優しげな好々爺の顔に戻っていた】

泣いちゃいけないのは闘う時と女口説く時くらいなもんだ。
だからよ、泣くときは泣いとけ、お嬢ちゃん。

【少女が拒まなければ、あやすように頭の上に右手を載せるだろう】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/26(水) 23:52:49.61 ID:+SQ7wqOAo
>>496

【少女が去るも、追わず。追えず】
【しかし、一言―――――】

飼われたくなったら、何時でも来い

【そう、少女からも聞こえる様に―――“囁く”様に言うと】

【もう―――すぐに1人になった】
【ただ僅かな残り香が、彼女の存在が今まで有ったのを想起させて】

………………何を必死になってんだ、俺は

【今まで、必死に叫んだ自分を…小さく嘲笑して】

/あいさ、お疲れ様〜
/くくく、飼い損ねたぜ!
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:02:32.42 ID:F36oLKkco
>>497

……はい。

【だが――どれだけの時間があれば、左腕の不在に慣れるだろう?】
【日常生活の中で、左腕の不便はもうかなり解消されつつあった矢先の事だっただけに】
【戦いの中。刹那の判断が致命傷への道を左右する】
【もし、今の花城との戦いが実戦であったなら? こうして、悔しがることすら出来ぬまま、冥府行きだったことは想像に難くない】

むぅっ……。

【口元を引き結び、顔を見られないように、伏せる】
【悔しい。恥ずかしい。辛い】
【それらの感情が――ぽたぽたと、胸元に落涙してしまうのばかりは避けられなかったが】

【数十秒ほど、静かに泣いた後、クルスはゆっくりと立ち上がる】
【そして、ぎこちないながらも微笑を浮かべて、花城へと礼をした】

……お世話に、なりました。
頂いた訓辞は、残さず、先の糧にさせていただこうと想います。
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 00:06:50.42 ID:HIBxPZBa0
>>495

どうしたんですか?ココア美味しいですよ?
ココアを飲むと身体が温まりますし、気分が落ち着きますよ?
ココアは素晴らしい飲み物ですし、ココアは人類が作り上げた嗜好の飲み物です
それに風邪にはココアを飲むのがいいです。貴女、鼻を押さえて目が潤んで…風邪ですか?ならココアを飲みましょう?
無理にとは言いませんが、貴女もココアを飲みましょう
【首を傾げながら】
【ニコリとココアの素晴らしさを語り、言葉で聴覚に…】
【大量のココア缶で視覚に…】
【弾けるココアの煙で嗅覚に…】
【更に近くにいると、煙が舌に当たり何故か味を感じる程に味覚に…】
【五感の内4つに攻め込むココア!!】
【まるで彼女をココア側に洗脳させるのか?って程のココア!!!】

………正確には6年前に殺されてますよ
貴女が会ったのは姉さんであって姉さんではありません
【彼女がココアを受け取らないのをさっし、持ってたココアをあけて飲む】

【彼女の表情は明るく振る舞おうとして無理をしてるような表情で…】

貴女は姉さんとはどんな関係で?
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 00:08:45.76 ID:8Q9HCfnqo
>>499
まあ、戦は水物。
今日の風は儂に吹いとった、其れだけでもある。
誰でも負けうるし、誰でも勝ちうるんだから。
だからこそ、風をこちらに吹かせる努力を忘れちゃならんよ。
――――努力するものに、風は絶対に吹いてくるからの。

【敗者を慰めることはしない。其れは死者に鞭打つ事と同義であるから】
【故に慰めではなく、教訓を口にした】

かかっ。

【軽く笑い、優しく頭をぽんぽんと叩き】
【立ち上がりこちらに微笑み礼をするクルスを見て】

なに、大した事はしとらんさ。
久々に若いもんと話が出来てこっちとしちゃ、楽しかったよクルス嬢ちゃん。
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:15:39.99 ID:F36oLKkco
>>501

……そう言って頂けるならば幸いです。

【この短い時間ながら、楽しんでいただけたというのならば】
【自分のわがままを聞いてもらった意味も、あるだろう】

【――夜も更けた。訓練として身体を動かして――さらにそれ以上の成果も、今夜は得ることができた】
【様々な言葉と実践を受け取って。あとは、それをモノにできるかは、自分次第だ】

……さて。
俺はそろそろ、帰ろうと思います、けど。

【ベンチに戻り、ダッフルコートとタオルを拾い上げて、コートへと腕を通す】
【右手のみで器用に前のボタンを留めて、もう一度花城へと向き合う】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 00:21:28.25 ID:8Q9HCfnqo
>>502
【帰ろうとする少女を見て、こちらも乱れたインバネスコートを直し、刀の差し具合を調整する】
【そして、気がついたように刀の鞘からなにやら細長い物を取り出した】

儂もそろそろ行くが――これをあげよう。

【小柄と呼ばれる小刀で、長さは20cm程】
【本来鞘の横に収められ、緊急時の投擲武器や、工作用に使用する万能刃物だ】
【小柄は老人の妖刀と同じような性能を持ち、かなり良く斬れる】
【短刀を使用する少女には良いものだと思ったようだ】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:26:18.30 ID:F36oLKkco
>>503

……これは……。
よろしいのですか? 必要なものでは?

【差し出された短刀を目にして、目を丸くする】
【予想外の贈り物に驚いているのだろう】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 00:27:47.17 ID:bF6/kUBMo
>>500

【少女の感覚がココアに蹂躙されていく】
【柔らかく纏わり付く甘さと、癖になるホロ苦さ】
【一口も飲んでいないのに、脳内で味が強制再現される】

【鼻の奥にズキリとした痛みを感じて】
【目の下に鈍痛が生じて】
【平衡感覚が、大気の甘味に犯される】

くっ、屈しないぞ…!
おしるこ派なんだ、私は…!
ココアに、あの深みのある甘さが出せるか?
白玉のような、アクセントが付けられるか?
そんなバタくさい乳飲料に靡いて堪るか
まして、リンの妹の勧めに乗るなんて死んでもゴメンだ

【クラクラと、覚束無い足元】
【殺されている≠アとについては、彼女と一緒に居た存在から、何となく想像する】

戦った事があるだけだぞ

……アーグと言ったか
悪魔憑きなのか、アレは
それにしては、随分――

【優しかったな、と続けようとして、言葉を止めた】
【ココアの香り発生源から、更に二歩下がって】
【むむむーと、両手でこめかみを押さえている】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 00:28:55.76 ID:8Q9HCfnqo
>>504
なに、儂はあんまり使わないんでの。
クルス嬢ちゃんに丁度いいサイズだと思っての。

【気にするな、と言わんばかりな微笑みを浮かべている】
【鞘は漆塗りの物で地味ではあるがしっかりとした拵のものである】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:35:43.14 ID:F36oLKkco
>>506

……。

【それでも、無闇に物を受け取るのもいかがなものか、と逡巡はしたが】
【目上の人間の施しを無碍に断るのも、良くはない、と思い直す】

では、ありがたく頂戴いたします。
……花城さん。貴方の往く道が常に明るい光の中にありますよう。

【微笑みと共に、差し出された短剣に手を伸ばす】
【それを、ダッフルコートの内ポケットに仕舞って、彼女なりの祈りを、花城に捧げる】
【――彼女に返せるものといえば、そのくらいの物しかないのだから】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 00:39:37.87 ID:8Q9HCfnqo
>>507
【祈りを受け、ありがとう、と小さくつぶやき】

ああ、儂もクルス嬢ちゃんの悩みが晴れるのを、願っとく。
んじゃ、そろそろ儂は行くよ、じゃあの、クルス嬢ちゃん。

【笑みを浮かべ、軽く会釈をすると老人は軽やかな足取りで歩き去っていった】

//遅くまでお付き合い頂き有難うなのです!乙でしたっ!
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:43:08.37 ID:F36oLKkco
>>508

ありがとう、ございます。
……また、どこかでお会いできることを、願っております。

【クルスもそう答えて、また礼を返し、公園を後にした】
【――問題はいつだって、己の周りに堆積している】
【だが、それを解決するのは、いつだって自分なのだ】
【その思いも新たに、クルスは夜の街を駆けて行った】

/おつかれさまでした!
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 00:51:47.66 ID:QuEursU80
>>505
お し る こ ?
【┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

貴女は何を言った?おしるこ?
おしるこは甘い。確かに甘いし美味しい……しかし!!しかしだ!!!
純粋なココアにはポリフェノールと特に循環器に有益な健康の影響を与えるカテキンを含んでいるです

ある実験により、ココアの摂取量が非常に多い民族とココアを飲まない本土の人と比べて、心臓病や癌の率が有為に低いことが分かった。ポリフェノールが豊富なココアの消費により改善された血液循環が、心臓や他の臓器の健康に有益な影響を与えたんです。特に有益な影響は脳に達し、学習と記憶に重要な好影響をもたらす可能性があるんですよ!!

更にココアには血圧を下げる効果があると言われてます!!
つまりココアは未知なる飲み物なんです!!!
おしるこより健康にいい可能性があるんです
【熱く語るココア教の狂信者】
【しかしこれは純粋なココアを示すことに注意すべきである。ミルクチョコレートでの牛乳の添加は単位あたりのココアの量を減らし不飽和脂肪を増加させ、場合によってはココアの心臓への健康の利益を否定する可能性がある】
【wikiより】

………そうですか…
【ココアを一口飲み】
大正解…あの悪魔により姉さんは…いえ、私以外の家族は殺されたんですよ
そしてあの悪魔は姉さんを操り人形にしました……まだ貴女に会った時は、洗脳されてたけど姉さんの意志はあったみたいです
【静かにそう言う】

姉さんは本当は優しいんです……もし姉さんが貴女になんか酷い事をしてしまったのならスイマセン…
【申し訳なさそうに謝り】


どうしたんですか?
【二歩下がったリーズを見て不思議そうに聞く】

【ココアが原因とはまったく気付いてない】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 01:16:34.67 ID:bF6/kUBMo
>>510

緑色のお茶の方が、より多くカテキンを含んでいるぞ!
健康を優先したいなら、そちらを飲めばいい!
だが、健康食品は須らく美味しさを捨てている!
精進料理よりも肉料理の方が美味しいし
輸血パックよりも自分で調達したものを飲んだ方が何千倍も幸せだ
飲料に関しての究極系は青汁。もはや飲み物を名乗ってはいけないほど、不味い。

嗜好飲料ならば、味が全て!
ココアよりおしるこの方が、おいしい!

【と言いつつも、おしるこ信者ではないので、科学的な擁護は出来ません】
【仮借ない暴力的な甘さに、脳幹が弛んでくらくら】
【キャラがブレてきた】

【回想する表情になって】

(酷いことをしようとしたのは、私のほう)
(――後悔はないけれど、いま言う必要も無い、かな)

……洗脳?
その割には、仲が良さそうだったというか
アイツが上手く卸しきれてるように見えたけど…

……ぅ゛

【一筋、つー、と鼻血が垂れた】
【鼻の粘膜は弱いらしい】
【別に変なことを思い出した訳では無いです】

【ローブのポケットを漁り、ハンカチを探し始める】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 01:32:20.42 ID:t0i2KjVh0
>>511
甘いですね
ココアで血圧を下げる効果があったのに対し、緑茶や紅茶ではそのような結果は認められなかったんですよ

それに貴女は一つ勘違いをしている……
お し る こ は デ ザ ー ト だ !
【キ リ ッ】

正確には一部の記憶を消して、徐々に洗脳するやり方ですよ
姉さんは私が生き残ったのではなく自分が生き残ったと思い込み…アーグがその犯人ではなく、自分が犯人に復讐するためにアーグと《契約》したと思い込んでるんです…
だから姉さんにとっては自分が上だと思ってたんでしょう…
コレはあくまで私が姉さんに会った人達の話をきいた上の推理ですが

恐らく本当の契約内容は…『生きたい』…
だがらアーグは姉さんを《死人》として蘇らせたんです
徐々に洗脳していき、アーグの身体になる為に……

……もう姉さんはアーグに完全に身体を奪われたけど…
【ココアを飲み終わり、メコッと缶を握り潰し】

!?
どうしたんですか?鼻血出てますよ!!
【慌ててポケットからポケットティッシュを取り出し】
【彼女に渡そうと近づくだろう】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 01:57:22.65 ID:bF6/kUBMo
>>512

なん…だと…!

い、いや、カレーすら飲み物になる人間社会において、
おしるこがデザートだなんて認めない!

おしるここそが至高の――

【そこまで言い掛けて】
【彼女が近付いてきた為に言葉を切った】
【レンの衣服に纏われたココアの煙霧が、かの飲料の味を想起させて――甘い】

ココアの香がキツすぎる…
あの空間に、私の存在は許されない
お前、よく平気だな

【ポケットティッシュを一瞥するものの、受け取りはせず】
【左袖で乱暴に拭いて、抑えて、そっぽを向いた】
【「世話にはならない」ということを、態度で示しているのだろう】

【袖に血が滲んで、全く様になっていないけれど】


……ああ、そういうことだったのか
どうりで、出血量が人間じゃないわけだ
心配するのは、柄じゃないが…
…報われないな

復讐する筈が、自分もまんまと犠牲者だ
…あとは文字通り、アーグの手足となって動くわけか

【顔を逸らしたまま、横目でレンを見つめて】
【――リンの面影へ、懐かしそうに目を細めた】

…アーグには、身体を得て行う目的があるのか?
お前に、あの悪魔を止める、気は――
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 02:11:33.84 ID:QYG0ZG1m0
>>513
いいえ。おしるこはデザートです
貴女はおしるこを飲みながらご飯を食べれますか?できませんよね?ご飯を食べたあとデザートとしておしるこを飲む人はいますけど
ココアは飲みながらご飯は食てる人はいますよ。ココアは飲み物ですから
【ニコリとそう言い】


私は平気ですよ。寧ろ癒されます
【不思議そうに首を傾げ】
やれやれ…
【彼女の態度にほほえましく思い、軟らかい笑みで見る】

………ええ
【その時の彼女の眼は…冷たく殺意が篭った《裏に住む者》の瞳だった】

私にもわかりません
ただ…契約魔であるアイツは自分が楽しむ事しか考えてない…私の家族を契約させた男に殺害させた時と同じように…

……………もちろん…
それが私のこの6年間の生きる目標でしたから…例え…
【『姉さんを私の手で[ピーーー]事になってしまっても』】
【その先の言葉を言わず彼女は下を向きいう】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 02:31:24.78 ID:bF6/kUBMo
>>514

……ぅ、ぐ…

…ダメだ、負けた…
こんなしょうもない議論で…、私が…

【反論を思いつかなかったのか、ついに折れた】
【飲料に対する熱意と知識で劣っていた。完敗だった】
【目は合わせず、微妙に悔しそうな調子で呟いた後】

【耳が染まったのは、少女らしい羞恥の為か】

――――じゃあ見なくていい
むしろ見るな、あっち向いてろ

【ぶっきらぼうに、彼女の視線を拒絶した】
【右手に持ったハンドベルを、彼女の右頬に押し当てようとする】
【成功すれば、グニグニと押して、有らぬ方向を向かせようとする】

新たな犠牲を生まないという正義の為か……
姉と同じように、復讐の為なのか……

……私には、人間や契約魔の考え方が、よく分からない

でも、死人とはいえ、肉親なのは変わらない
感情を封じてまですべきことなのか? そこまで強い殺意を、抱けるのか? 6年も想った姉に…

【横目で流し見る彼女の視線に、興味と心配の色が乗った】
【前述の行動が成功していれば、未だグニグニ押し続けるという、緊張感の無いことも行われているのだけど】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 02:51:43.23 ID:HIBxPZBa0
>>515
ふふふ…まだまだですね
【ニコニコと微笑み】

うにゅ……照れ隠しですか?
【右頬をグニグニされながら、彼女は左手の人差し指でリーズの右頬をプニプニと押そうとする】

復讐ですよ
私の――私達の人生を奪ったあの悪魔への……
【そう続きを言おうとした時】
【グサリと心に突き刺さる貴女の言葉】
【『死人とはいえ、肉親なのは変わらない。感情を封じてまですべきことなのか? そこまで強い殺意を、抱けるのか? 6年も想った姉に…』】

………………姉さんには殺意なんて抱けませんよ
私は……私は………
けど……私がやらないと……私はその為に……
わからない……殺し屋になったのも…6年間、家族を失った私を育ててくれた師父の恩返しと敵をとるための力を得る為ってのもあった……なのに…最近の私は…殺しにすら迷いが出始めてる…感情に流される事も多くなった……
私は…私は………わからないよ……決めたのに…姉さんを殺してでも敵をとりたいと思ったのに……やっぱり悩んでる……
【その場に崩れ…下を向き子供のように泣く】

【……グニグニされてるけどね!!】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 03:21:22.18 ID:bF6/kUBMo
>>516

【頬を突かれた瞬間、少女の髪の毛が驚きで逆立った】
【刹那に目を丸くした後】

うっさい!
照れてないだろ、誰も!
やめっ

【右腕をハンドベルごと、カランカランと振りまわして】
【伸ばされた左手を跳ね除けようとする】
【成否に関わらず、召喚される火属性の精霊】
【縦10cm、横5cmほどで縦に長い2つの白目を持つ橙色と黄色の火の玉――名を「ファボ」という】
【別段、何をする訳でもなく、少女の周りを飛び回った】


【その場に崩れた彼女に対して、僅かに向き直って】

(……殺意に、躊躇い)
(似てるのかもしれないね、私の境遇と)
(でも、彼女の場合は近しい者だから、きっと私より複雑)
(――どちらに転んでも、救われない。死んでいる以上、救いは無い。奇跡でも無い限り――)

――案じる言葉を掛けるのは、柄じゃないんだ。すまないな。
私はお前を励ませない。一方的に喋るだけだ。

……私が戦ったとき、リンは強かった。私を負かす程度には、確実に。

だから、お前は迷っちゃいけない。アーグと完全に同期したリンは、きっと昔より強い筈。
志が鈍ったまま対峙したら、『殺す』以前に勝てない。
……人間らしい感情は、好きだけれど
どんな選択にしろ、決めておくべきなんだ。

――それで、もし結末が見えたら、私の教えて欲しい。
私も今、似たような悩みを患っていて――
聞けば答えが出るかもしれない。

だから――

【「負けるな」とは言わなかった】
【宣言どおり、励まさなかった】

【ベルを腰に納めると、右手でクシャクシャと乱暴に】
【彼女の頭を撫でようとする】


/ごめんなさい、遅れました!
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 03:32:56.46 ID:oB4sU6Q/0
>>517
【左手は簡単に払われ】

うぅ……
【リーズの言葉を静かに聞き、泣きながら】
【不器用に慰められながら彼女は頭を撫でられる】

……スイマセン…ありがとう…ございます…
【彼女は心が折れそうだった】
【この事情や魔術協会の件にブレザーシティーでの件】
【そういうのがあって自分の心は激しく揺さぶられた】
【彼女は19歳だが精神年齢はまだ幼い】
【彼女のおかげで…少しは楽になれた気がする】

……あの…私はレン。紅閻寺レン。紅い閻魔の寺とかいて紅閻寺です
貴女は?
【自己紹介し彼女に名を聞く】

【よく考えてみたら彼女がサージならブレザーシティーに会ったサージがレンをリンと言ってるはず】
【つまり彼女はサージではなく似てる姉妹だと思ったから】
【念の為名を聞いたのだろう】

/いえいえ
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 03:54:48.90 ID:bF6/kUBMo
>>518

【ホッとしたのか】
【油断なくキツそうだった目元が、優しげに弛んだ】

…私は、私の要求を言っただけだから
お礼を言われるようなことは、別に何も…

【照れくさそうに口を尖らせて、その表情は左袖に覆われて見えない】
【さっさと撫でていた手を引っ込めると】

(紅閻寺…か…)
(……、ここで話した事が、リンの助けに為っていれば、借りを返したことになるんだけどな)

リーズ。 リーズ・グレイトツリー
所属フリー、肩書きなし、懸賞金なし、属性はきっと悪。社会的に化物。殺人鬼。
友達は作らない主義で、好きな食べ物はおしるこだ。

【なんとなく、距離を作るような言葉を羅列して、一歩下がり】

では、な。 レン。
志半ばで倒れるなんて、詰まんないことはするなよ

【「ファボ」――少女の隣に漂っていた火の玉が、激しく煌いて】
【オレンジ色の閃光が、二人の視界を覆った】

【――視野が回復すれば、そこにリーズの姿も気配もなく】
【立ち去った後だという事がわかるだろう】

【顔を隠しながら帰りたくないという、彼女なりの見栄だったりするのだけれど、それは別のお話】


/ではこの辺りで…、お疲れ様でしたー!
/ありがとうございました!
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 04:03:52.31 ID:nIlytkCu0
>>519
リーズですね
私は貴女を化け物と殺人鬼とも思えません…なんか私に似てますし
【クスッと笑い】

【そして閃光により視界を遮られ】

……また会いましょうリーズ
さて…元気でましたしココアを飲みますか!!
【そう言いながら彼女はベンチに置いてあるココアを再び飲み始めた】

(しばらくは殺し屋・紅蜥蜴は中止です)
(その間、私は……自分の答えを見つける)
【そう心の中で誓いながら】

/乙でしたー
/リーズちゃんカワイイよ!!
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 18:00:44.62 ID:RlnPjxlX0
【街中】

【日が地平線へと消え、夕暮れから闇が訪れる夜へと変わる頃】
【町の街燈がまぶしく舗装された道を照らす中】
【人々は忙しそうに歩き、自らの家へと帰って行く】

【そんな人波の中に立ち止まる人物が一人】
【四角い小さな箱―カメラと呼ばれる物―とガイドブックのような本を片手に持っており】
【黒のTシャツの上に黒のジャンパー、下は黒の長ズボンと全身黒ずくめ】
【ナチュラルショートの黒髪を掻きながら、その付近の建物の写真を取っている】

【傍から見れば観光客が写真を撮っているように見えるだろう】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 19:06:59.41 ID:MbtKZtAjo
【路地裏】

・・・・・・。

次はあっちか

【にび色のローブを着てフードを深く被った青年が見るからに無骨な回転式拳銃を持って歩いている】
【途中、壁に触れたり、地面に触れたりしながら】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 20:01:04.37 ID:Ubyg8Snwo
【公園】

【静かで穏やかな時間が流れるこの場所に、異質な空間が一カ所――】

――ああ、それにしてもこの世はつまらないですね……
そろそろ……世界なんて崩れ去ってしまってもよろしいのではないでしょうか……

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女がベンチに座っている】
【何だかとても冷めた目付きをしているが、瞳は澄んだ蒼色だ】
【また、少女の水兵帽の上にどういう訳か大人しく止まっている「カラス」も目を引くかもしれない】

……………………

髪型でも変えてみましょうか……

【少女は自分の髪をつまみ、何の気無しに眺めてみたりする】
【そして少女の言葉に返事をするかのように、「カー」と頭上のカラスが鳴いた】

――「カー」ですか、なるほど……あ、枝毛……

【そんな呑気な独り言とは裏腹に、彼女の服をよく見れば所々に「血痕」――】
【そして何よりこの場を異様な空気にしているのは、少女の前に横たわる「人間の死体」であろう】
【血まみれな上に身元が判明できぬ程度にぐちゃぐちゃなソレには、黒い羽根にまみれていた】
【死体にカラスが群がっていた――という事実を想起させるかのように……】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 20:18:14.38 ID:G5EexgSDO
>>523
/ま、まだいますかって恐る恐る聞いてみたりする
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 20:19:17.21 ID:Ubyg8Snwo
>>524
/ハッハッハ、投下して20〜30分くらいまでなら余裕で私はいるぞ!!
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 20:28:47.90 ID:G5EexgSDO
>>523
【穏やかじゃない空気の公園に落ちる月明かり】
【それが突如、陰る】

【雲によるそれにしては急過ぎて、飛行機にしては陰る時間が長すぎる】
【それに何より、月の方向を見上げると】
【月を背負った黒い影が、真っ赤な一つ目で少女を真っ直ぐ見下ろしている】

【人間か、怪物か、一般人には無理な高度から少女を見下ろすそれは、長い耳をピンと立たせている】
【…いや、落下による勢いでそう見えているだけ】
【浮翌遊している訳ではなく、どうやら跳んでいるようで】
【妨害が無ければ、それはスタンと死体を挟んだ少女の目の前に着地するだろう】

>>525
/そ、それじゃあよろしくって絡んでみたり
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 20:37:00.55 ID:Ubyg8Snwo
>>526

【ベンチに座るカラス少女は、不自然な陰りを知って知らずか、】
【空を見上げることもなく、マイペースに髪の毛先を指で弄くっていた】

……………………

【――「カァーッ!」】


【そんな中、少女の頭に止まるカラスが強く鳴く】
【澄んだ鳴き声は、公園中に響き渡り、「何か」を知らせる】

……分かってますよ

【ポツリ――と、独り言】
【それは、頭の上のカラスに向けた言葉であり……、】


【数瞬して、少女の前に突如降り立った謎の影――】
【要するに>>526を、少女は、まったく微動だにせず、表情すら変えずに瞳に収め、】

――こんばんは……

【至って「通常」の挨拶を、目の前の「何者か」へと放ったのだった】


/おー、よろしくー!
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 20:45:17.97 ID:G5EexgSDO
>>527
【着地したそれは、着地の衝撃を抑える為のしゃがんだ体制のまま、まるで不良のように少女を見上げる】
【そしてそのままゆっくりと、立ち上がる】

…はい、こんばんは

【それは影で黒く見えたのではなく、実際に頭から脚まで全身真っ黒な、人型の何か】
【それは白いファーの付いた紫色のコートを素肌の上に前開きで着て、ジーンズとスニーカーを履いている】
【体は真っ黒な体毛が生えていて、紅い両目の右目は傷が通り閉じられている、そして後ろに折れ曲がっている頭から生えた長い耳が彷彿とさせるのは、兎】

…なんて言える訳ねーだろ、状況見ろアホ

【腰の後ろに三日月状の鞘をぶら下げ、右肩に象牙色の外套をかけて首に蛇のシルバーネックレスをかけた、黒い兎の獣人がそこにいた】

「これではおちおち公園でゆっくりできやしませんね、嫌な時代になった物です」

【獣人の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が浮翌遊している】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 20:47:08.39 ID:lqD98pPko
【公園・砂場にて―――】
                    せいやっ!!                      
 とうっ!
       ぬゥおおおおおぉぉッ!!!
  どりゃあああああっ!!      ッはァっ!!!
 
【―――だのなんだのと、実に暑苦しくうるさい声が響いていた】
【音源の主は青年で、上半身は何も纏わず手には4mほどの木の棒きれを持ち】
【足には何やら具足を着け、摺り足の状態で様々に振り方を変えていて】

……うむっ!やはり足がとられる場所での鍛錬は素晴らしいっ!
腰も入るっ!技も冴えるっ!熱き血潮も燃え上がるッ!!

【とか言いつつ、黒と茶の混じった髪を掻き上げ夜空へと一つ、大きく息を吐く】
【彼の胴には斜めに新しい傷が在って、動きを止めた左手は自然とそこに触れていて】

【またしばらくすると、彼は風をうならせるように木の棒を振り回し始める】
【それはもう公害にも成りかねないレベルの騒音と共に、である】
【しかしまた、見る目を変えて見れば彼の棒――或いは“槍術”の腕前はかなりのものだ、と解るだろう】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 20:54:13.87 ID:zCRPHEEt0
【水の国 公園】

「ったく、無茶しやがって…………ほれ、1本3000な」
悪い……助かるわ。――――――――意外にこれ、飲みやすいな…………

【背にでかでかと「東」の一文字が書かれた白いコートを羽織り、腰の左右のホルダーにそれぞれ剣と銃の様なものを下げた、くせのある銀髪に黒光りする様な瞳を持った青年と】
【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【親しげな様子で立ち話をしている】

【青年の方は、体中に荒々しい治療がなされた、重傷の体を引きずっており】
【少女に金を渡すと、代わりに何らかの薬と思しき赤い液体の入ったフラスコを受け取り、一気に飲み干した】

「――――しっかし……レイドの奴が行方不明って、本当か?」
まぁな…………あっちこっち探してはいるんだが、なんとも行方がつかめない……
前にも、あいつは失踪した事はあるんだが、今回はもっと事情が悪いしな…………

【二人の立ち話の内容は、傍から聞いて内容の分かる様なものではないが、何やらのっぴきならない事態について話していると言うのは、分かるだろう】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 20:55:26.31 ID:ytmrOn/SO
【腰より下、太ももにまで届くほど長く】
【黒い絵の具で塗り潰したかのような真っ黒な髪の毛】
【女性はおろか平均的な男性よりも高い身長もかなり目をひく女性が並んでいる店を見比べながら歩いている】
そろそろ腹ぁ減ったなぁ…今日はどうすっかね……
【何故かバックブリーカーの姿勢で肩に若い男を担いでいる】
【この男もかなり大柄なのだが抜け出せないらしく】
「ぐぇ…ぐぇあ!」
【時々思い出したように両手に力を入れ、その度に男が苦し気に呻く】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 20:59:46.84 ID:Ubyg8Snwo
>>528
あら……遠慮無くゆっくりなさればよろしいじゃないですか
今宵はなかなかに静かで心地の良い夜……でございますよ?

【どこまでも平坦な物言い――】
【髪を弄るのをやめ、獣人を見つめるこの少女の眼は、】
【あまりに温度が無く、底が知れず、感情を宿さないものであった】

ふふ……もしや、貴方様達は、そこの「カラスの餌」のことでも気になさっているのですか……?
まあ……確かに景観はそこねているかもしれませんね……

【無論、「カラスの餌」とは死体のこと】
【少女は、数秒だけ思案するように軽く小首をかしげ、】

――失礼いたしました
なんなら、すぐにでも片付けましょうか――?

【そう言って、クイッと眼鏡を上げた】
【獣人の隣に浮遊する小さい少女にも気付いているようで、時折そちらにも目配せをしている】
【……好意とも、敵意ともとれぬ、実に「透明」な瞳で――】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:09:27.24 ID:YlRjz5lDO
【魔術協会・敷地内】

【暗がりの中、人気の無い場所に一人の青年が立っていた】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側には中身の無いホルスターがある】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】

【この青年、ただ立っているわけではなく、左腕を真っ直ぐに伸ばし、手に持ったハンドガンで視線の先にある木を狙っている】
【射撃訓練をしているようだ】
【変わり者の多い魔術協会といえど、魔術ではなく銃の訓練は流石に珍しいか】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:09:39.03 ID:G5EexgSDO
>>532
カラスなんかに餌付けしてんじゃねーよ、いつか人襲うようになったらどーすんだよ
どうしても餌やりしてーなら鳩に豆でも撒いてな

【紅い片目で少女を見据え、怒るでも悲しむでもない、平坦な口調で言う】
【目の前の『カラスの餌』を見てもそれについて言及はしない】

…そうだな、さっさと片付けな
昼になって遊びに来るガキどもがビビらないように、ちゃんと掃除もしろよ

【そう言って、少女の出方を伺う】
【片付けて済む問題でもなさそうだが、だからといきなり噛み付くような事はしないようだ】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:21:12.48 ID:8PWpaZkR0
【公園】
ふむ……
久しぶりの出番だねぇ
まあ…《九尾九刀》の一振りは手に入ったし…後8振りかねぇ?
【口だけ露出した狐面をした】
【着物を着た、長い銀髪の女性が】
【お酒が入った徳利を持ちながら飲み歩いてる】

【腰には10本の刀がある】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 21:21:31.99 ID:Ubyg8Snwo
>>534
口がよろしくありませんね……
初対面なのですから……もう少し礼儀を弁えた口の利き方をオススメいたしますよ――

【やれやれといった風に、少女はベンチからゆっくり立ち上がる】

――ま……「獣人」……いわゆる「人でなし」である以上……
礼儀という文化を知らぬ蛮人なのかもしれませんけどもね……

【そしてさらっと相手を馬鹿にしたような発言をしつつ、死体の前へ】
【そのまま前屈みになって、死体の脚と思われる部分を右手で掴み――】

――それから、「カラス」というのは……
野生のカラスではなく、「わたくしの従者」たるカラスですので、ご安心を――

【体勢を戻しながら、ぐいっと掴んだ脚を引っ張りあげて、】

――ああ……重い……

【なんと、気怠げに手を離してしまった】

やれやれ……

【その後、何やら脚に力を込めると――】

――やってられまんよね――っと……!!

【死体を、思い切り蹴って、獣人である彼へ向かって、飛ばした――】
【少女に大したパワーがないと言っても、なにせ距離が近いため、避けなければ死体が激突である】
【屍肉と血をまき散らしながら、死体が飛ぶ――!】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 21:26:31.95 ID:8Q9HCfnqo
>>535
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上に闇に融け込むほどに黒いインバネスコートを纏った老人が公園を歩く】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】

……ん、なにやら変わった格好をするのが居るのう。

【目の前に狐面に着物の女性を認め、そう呟く】
【剣士の勘が、少しだけ疼き、僅かな殺気を相手に向けてみる】
【本気のものではなく、ちょっとした“確認”のようなものだ】
【危ないものなのか反応で確認するつもりだろう】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 21:27:28.27 ID:F36oLKkco
>>529

【公園の入り口から、その男性をまるきり不審者を見る目で見やる少年の姿があった】
【黒いシャツ、黒いレザーパンツ、暗赤色のレザーベストを身に着けた、銀髪の少年だ】
【腰にはホルダーのついたベルトを巻いており、そのホルダーにはそれぞれ黒い棒状の物体が提げられており】
【短い方は三本。腰の左側に提げられ、長い方は二本。腰の右側に提げられていた】

……。

【言うまでもないが、ここは『公園』――陽の高いうちは、子供達の和気藹々とした声の響く、場所である】

……通報しとくか、アレ。

【大声を上げて、棒切れを振り回す上半身裸の男――】
【――少年は携帯電話をパンツのポケットから取り出して、それを開く】
【――このままでは通報されてしまうが、少年の行動に気付けるだろうか?】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:30:50.71 ID:ytmrOn/SO
>>529
アレかぁ……?
【後ろで束ねた金髪に青い目、古いウエスタン映画に出てくるような服装の保安官がそれを見ながら近付いてくる】
嫌だなぁ…関わんの……
(仕事だから仕方ないけど……)
おいこら、公園ではた迷惑に暴れてんじゃねぇぞー
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:31:21.58 ID:G5EexgSDO
>>536
口の聞き方がどーのこーの、んなもんどーでもいいだろーが
言葉にしろ人にしろ、大切なのは上っ面じゃなく中身なんだよ

【真紅の瞳が、少女の動作を眺める】
【やり方は乱暴だが、言う通りにするのならそれでいい】

【そう思いかけた、矢先の事】

!?

【少女が蹴り飛ばした死体が真っ直ぐこっちに飛んで来る】
【咄嗟に右手の外套をメイドに投げ渡して、両手を前に構え】

……ッ!!

【両手でしっかりと死体を受け止め、腰を落として持ちこたえる】
【その一瞬の内に、彼の体は屍肉と血で赤く汚れた】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:32:06.79 ID:ytmrOn/SO
/おっと被った
>>539は無しでおねがいしまーす

542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 21:38:16.75 ID:Ubyg8Snwo
>>540
「初対面」ですと、「中身」なんてわかりませんからね……

【死体が命中したことで更に飛び散る血液――】
【この少女もその血を軽く浴びながらも、妖しく佇む】

「こんな具合に」――ね……

【死体が命中したのを見て、極々僅かに少女の口の片端が吊り上がる】
【この薄い笑みが示すのは、愉悦か、嘲りか、それとも――?】

ああ……それにしても……避けて下さらないと困るじゃないですか……
死体をそこの茂みに廃棄するために、蹴ったのですから……

【続けて、指で獣人の彼の背後を指さす】
【指さす先は、言葉通り「茂み」である】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:39:34.44 ID:HIBxPZBa0
>>537
ふむぅ…
【ユラリとまるで殺気を避けるように横にずれ】
【端から見たら酔っ払ってふらついてるように見えるが】
【達人である老人に《一瞬で近づき刀を突き付けるようなイメージの殺気》を放とうとする】
【《気当て》というモノであり、実際は何もしてないが】

しばらく、うろついてないうちに腕のイイ奴がいるねぇ〜
島津や李以来だねぇ
【桜の者なら聞いた事あるかもしれない】
【12年くらい前に城に使えてた見た目は若い70代の狐面の剣術指南役の女】
【《櫻の国の化け狐》…日暮流剣術の使い手…日暮銀子】

【現在は雷の国…三道館《化狐道場》を創立している】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 21:45:47.79 ID:8Q9HCfnqo
>>543
【相手の動きを見て、只者では無いと理解した】
【しかし、老人は飄々とした雰囲気を崩さない】

ほう……。

【放たれる強いイメージを持った殺気を感じ、つい口元に笑みを浮かべる】
【そして、その姿を見て思い出した】

む……、お前さん。

【立ち止まり、女性に話しかける】
【女性の姿を噂で聞いたことがあった】
【城の剣術指南役、日暮銀子】
【噂に聞いた見た目と完璧に一致するのだ】

かなり鋭い殺気を放ってきたが、もしや……。

【皆までは言わず、含みを持って言うが、ある程度検討は付いている様子である】
【因みに、老人も桜の国ではそこそこ有名な道場主である】
【実戦を謳い文句とする花鳥風月一派の開祖とされる老剣士、花城 六輝[ハナシロムツキ]】
【現在は隠居し諸国を漫遊しているとの噂が流れている】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:50:38.73 ID:G5EexgSDO
>>542
………おい

【死体を抱えたその体制のまま、顔を俯かせて】
【そのまま、ゆっくりと口を開き、顔を上げる】

…てめぇ、今何やった…!?

【真紅の眼は肉食獣のような眼光で、少女を真っ直ぐ睨みつけ】
【全身の体毛が逆立ち、怒りを表す】

【少女の意図が本当かどうか、それはもういい】
【扱いは最初から悪かったが、蹴り飛ばすと言う行為程ではない】
【死人に鞭打つ扱いに、完全に怒りが燃え上がったようだ】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 21:52:56.87 ID:8PWpaZkR0
>>544
気当てって奴さぁ
【ククク…っと笑いながら徳利の酒を飲み】

私を知ってるのかい?まぁ有名かもしれないけどさぁ
ん?アンタもしや…花鳥風月一派のかねぇ?
【老人を見てそう言い】

まぁ…いいさぁ
【そう言いながら居合の構えをとり】

[ピーーー]かねぇ?
【ニカッと笑いそう聞く】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 21:54:10.92 ID:lqD98pPko
>>538

【初めの内―――青年は、自身を見やる少年には気付いていなかった】
【「ふんっ!」だの「はっ!」だのと声を重ねて棒を振るい、汗を流す】
【砂にはいつしか丸い輪が出来るというような、何処か手慣れた行為を続k――――】

――――――………むっ!殺気ッ!

【正確には全く違うが、ある種その第一段階と成り得る物を持った少年に】
【この奇妙な棒切れ持ちの青年は気付いた。気付いてしまって、そして】

それがしは櫻の国“トオトウミ”より来たりし者っ!
我が武芸の鍛錬を垣間見の上っ!それでなお気を放つとはッ!!

………つまりお主はそれがしと一戟を交わしたいということかっ!

【少しばかり悪い方向に、こう――――突っ走っていた】
【元居た場所から棒切れを突き出すその姿、何処からどう見ても危険人物】
【今直ぐに通報してしまうか、或いは珍獣を見る気持ちで触れてしまうか―――?】

/申し訳ない、気付くのが遅れましたっ!
/そして>>539の方もすみませぬ、またの機会にー!
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 21:58:49.30 ID:8Q9HCfnqo
>>546
かか、鋭くて久々にビリビリきたわい。

【楽しげに顔を歪ませ】

日暮銀子、で間違い無いじゃろ?
《櫻の国の化け狐》、三道館《化狐道場》の創立者、それだけ有名なら儂でもわかるわい。

【カッカッカ!と高らかに笑う】
【因みに老人の年齢も70代。見た目は違えども同年代である】
【そして、銀子の問に笑みを漏らし】

ああ、そうじゃの。
剣一本諸国漫遊――――中々楽しいぞ?

【相手の構えに反応するように、刀に左手をやり、腰を落とす】
【奇な事に取る構えは同じであった】

当然じゃろな、剣士同士――――語るなら言葉じゃなくて剣で語りたいものだ。

【そう答え、老獪な笑みを返す】
【次の瞬間、老人の身体から櫻色の気が吹き上がる】
【櫻色の気は、桜の花びらを型どり、老人の周囲を舞っている】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 22:00:51.63 ID:Ubyg8Snwo
>>545
……………………

……はあ……面倒なことになってきましたね――

【起こった様子の相手を見て、深く溜息をつく少女】
【本当に面倒くさそうな空気を纏っている】

他人……それも既に息絶えた者のことなどどうでもよろしいでしょう……?

――負ければ養分……死ねば養分……

弱肉強食のこの世で、養分と化した屍肉の心配などを出来るのは……

……「究極の阿呆」か「絶望を知らぬ脳内お花畑」かの、どちらかです――

【――と言って、少女は、目の前の彼を見つめる】

【破壊衝動を喜び、それを悲しみ、なおかつ全てに絶望し、万物に興味が無くて――】

【そんな、複雑な色をした眼で、ただただ、相手の出方を窺っていた】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:01:45.72 ID:ytmrOn/SO
【とある山の中腹あたり】
はぁ…まさか仕事で登山することになるとは……
【一人の若い男が石に腰掛けて休んでいる】
【男の格好は自然の木々のなかではとてもおかしさを感じる物で】
【全身に大量の、それも工作や事務に使うようなカッターから兵士が持つような槍や斧など】
【見た事もないような民族武器に至るまで、ありとあらゆる刃物を身に付けている】
とりあえず山頂までいかないとな……
【少なくとも通常登山に来るような装備では無い】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:02:10.63 ID:F36oLKkco
>>547

……。

【気付かれた――こちらは立ち止まっていたとは言うものの、それなりに距離がある】
【厄介なことになった――そんな感情を隠しもしない、赤眼の三白眼が、青年を呆れた目で睨む】

殴り合いがしてェなら、路地裏で喧嘩してやがれ。脳筋野郎。

【初対面の相手に対して使うには酷く口汚い言葉遣いで、臆面も無く相対する】
【手元に出した携帯電話を閉じて、嘆息しながら、ポケットの中へと戻す】

通報されたくなかったら、な。露出狂。

【唾でも吐きそうな勢いで、そんな事を言ってのけて】
【もはや用は済んだとばかりに、レザーパンツのポケットに両手を突っ込んで、立ち去ろうとする】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:10:58.09 ID:TICaf5+O0
>>548
それは嬉しいねぇ
【そう言いながら徳利を投げ捨て】

その通りさぁ
まあ、最近動いてなかったからねぇ

久々の死合さぁ
【右足を一歩踏み込み】
【右手で一振りの刀の柄を掴んだ状態で居合の構えをし】

三道館…化狐道場《師範》日暮銀子………参る!!

居合・四神の型
《青龍》
【そして、居合を神速で抜いた瞬間、暴風を纏ったような荒々しくも速い風圧の斬撃が飛び、相手の腹部へと放たれるだろう】
【それはまるで青龍が牙を向き花びらと老人に噛み付こうとするように】

【そして刀を納めながら、老人に向かいダッと近づいてくるだろう】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:13:42.19 ID:lqD98pPko
>>551

…………むっ!むむむむむっ!

【暑苦しく、まさしく言葉のとおり脳筋と言われそうな彼ではある】
【が、彼とて人間―――多少なり響くものがあったのか、当初は身動ぎ】
【ややあってから、ちょっとした驚きよりも反感が強くなっていって】

【なにやら、砂場でありながらもとん、とん、と小さく跳ね始め】

―――暫し待たれよそこのお主ぃいいいいいいッ!

【だっ、と駆け出すのは突然に。言葉が合図のようなもので、決して唐突ではないが】
【かなりの速度で砂場を飛び出し舗装路を走り、槍を片手に少年へと走りに走り】
【もし相手が止まるのであれば此方も止まり、そうでなければこちらも、また。】

554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:14:48.73 ID:G5EexgSDO
>>549
まーた弱肉強食かよ、いつからここはサバンナになったんだ?あ?
強けりゃ何やってもいいってか?ふざけた事言ってんじゃねーぞ糞ガキが

【抱えた死体を地面に優しく寝かせ】
【ゆらりと立ち上がり、少女を睨む】

究極の阿保でも脳内お花畑でもねえよ
てめーみたいなふざけた考えの奴らぶちのめす、悪い悪い正義の味方だ



「まあ、阿保なのは否定出来ませんけどね」

【いつの間にか離れているメイドが、さらりと空気を台なしにした】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 22:17:08.30 ID:8Q9HCfnqo
>>552
ああ、話が早い。
やっぱり死合ってのはこうじゃなきゃのう――――ッ!

【櫻の気が腕を通り鞘に流し込まれ圧縮される】
【相手の名乗りを受け、此方も名乗りを上げる】

櫻の国、“花鳥風月一派剣術道場開祖”花城六輝、いざ尋常に、参るッ!

風之壱――――凩ッ!!

【鍔鳴りの音と共に風を切り裂く甲高い音を響かせ真空の斬撃が翔ぶ】
【奇しくも同じ系統の技。鋭さは同レベルのようで、老人の斬撃とぶつかり合い相手の攻撃は相殺される】
【そして老人は刀を収めず、両手で刀を握ると滑るような重心の崩れない独特の歩法で移動していく】

かかっ!
花之弐――――ッ!

【構えは両手突き】
【刀身に集まる気の密度は高く、桜色を通り越して血の如き朱へと染まっている】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:21:16.59 ID:F36oLKkco
>>553

……。

【頭を掻きながら、背後に迫り来る足音と、制止の声に、立ち止まって振り返る】
【その顔に浮かんでいるのは、紛れも無く苛立ち――】

ナンだ、通報して欲しいのか?

【しまったばかりの携帯電話を、左手でもう一度ポケットから引っ張り出して、これ見よがしに見せ付ける】
【吐き出す台詞には舌打ちすら混じっており、大して持ち合わせていないであろう忍耐力にも、限度が見えそうだ】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:25:55.58 ID:HIBxPZBa0
>>555
(ふむ…なかなかさぁ)
【口元がニカッと笑い】

【刀の間合いに近づいた瞬間、再び居合の構えに入り】

《白虎》!!
【居合を抜いた瞬間、まずは刀に2回の横斬りを放ち、老人に2回の縦斬りを放とうとする。それは洗練された速さだ】

【気のせいか銀子の背後に白い虎の姿が見えただろう】

【だが、刀の動きから次の動きは速いが…手のモーションにより太刀筋は読めるかもしれない】
【防ぐ算段はあるだろう】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:30:58.06 ID:HL4n+wkSo
【路地裏、響く足音は「ふたりぶん」】

「あーあぁ……寒いっ! コートとか剥ぎとろっか?」
『……こんなところ、僕ら位のサイズの子供はそうそう出歩かないと思うよ』

【栗色の髪、白と黒とで統一された衣服の「二人の子供」】
【そっくりそのまま複製したような同じつくりの姿の中で、瞳の色だけがそれぞれ青と橙の相違点】
【それぞれの片手首には何故だか「鎖の千切れた手錠」、おそろいだと言わんばかりに引っかかっている】

「……二人羽織」
『却下』
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 22:31:09.46 ID:Ubyg8Snwo
>>554
栄えた都市だろうと、何もない焼け野原だろうと、同じです……
生きるためには、他者の肉を喰らうしかないのですから……

過程はどうあれ、貴方様とて、そうやって生きているはず……
貴方様が霞を食べて生きる仙人の類でしたら……
……そもそも住む世界が違うので、分かり合えるはずもない……だけですね――

【などとのたまいながら、少女は何歩か後退】
【流石に不意打ちを食らいでもしたら洒落にならない、とでも思ったのだろう】

まあ……ぶちのめすおつもりならどうぞご随意に……
「カラスの餌」風情が、わたくしに「正義」を語るなんて、それこそふざけた話――

【そして、コキリ――と、首と肩を軽く回し、】


……眼球抉って、臓物かき乱して、カラスに食わせた後、生きたまま路地裏に投げ捨てて差し上げますよ――


【やや憎悪がこもった口調と共に、少女は両腕を広げる】
【すると……どこからか聞こえる「羽音」――】

貴方様の正義なんて、カラスの餌にもなりはしないのですからね……!!

【バサバサと、新たなカラスが3羽……、少女の頭上に現れ、旋回し始めた】
【それは、この場を監視しているかのようだ】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 22:31:20.01 ID:8Q9HCfnqo
>>557
【放たれる縦切りを視認するも突きは放った】
【重心の移動により、ブレること無く放たれる諸手突き】

――――ッ蓮華ェッ!!

【刀身に纏わり付く気が枝分かれするように展開されていく】
【広範囲への突きと言う、突きの範囲の弱さを気で補った技】
【高密度の気は物理的性質を持ち、相手の斬撃を相殺した】
【そして、其の反動で老人は後ろに飛び、刀を鞘に収め腰を落とした】

――要訣混合――――花之壱、風之壱――――ッ!!

【老人の纏う気が鞘に集中されていく】
【かなりの高威力が予想されるだろう】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:31:50.50 ID:lqD98pPko
>>556

むむっ!それがしにはお主に通報などされる義理はなしっ!
単なる鍛錬を珍妙扱いされては堪らぬわッ!
それにっ!この格好のドコが悪いと言うのだッ!お主はっ!

【ウザイ・ウルサイ・ウットオシイの三重奏――立ち止まり、呼吸を乱さず矢継ぎ早】
【手に持った4mもの棒切れは右手持って、杖のように地に突き立て】

そもそも路地裏などではマトモな相手も見つからぬッ!
それがしは武士なればっ!誠に毅きモノノフと戟を交えたいっ!

【なにか宣言でもするようにそう言って、一度そこで口を閉じる】
【剛毅、とでも表せそうな精悍な表情は、視線は真っ直ぐと少年へ向けられる】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:33:38.02 ID:YlRjz5lDO
【魔術協会・敷地内】

【暗がりの中、人気の無い場所に一人の青年が立っていた】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側には中身の無いホルスターがある】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】

【この青年、ただ立っているわけではなく、左腕を真っ直ぐに伸ばし、手に持ったハンドガンで視線の先にある木を狙っている】
【射撃訓練をしているようだ】
【変わり者の多い魔術協会といえど、魔術ではなく銃の訓練は流石に珍しいか】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:39:31.22 ID:G5EexgSDO
>>559
てめーは食い物蹴り飛ばしていいと思ってんのかよ、食うならしっかり残さず食いやがれ
ちなみに俺は、出された食い物は残さず食うんだ、偉いだろ?

【左手を背後に、刀の柄を掴み攻撃に備える】
【右手を握ったり開いたり、感触を確かめるように動かして】

やってみろや、たかが鳥に俺が捕らえられるか?
ただの兎だと思ってたら痛い目みるぜ…!

【次の瞬間、真っ直ぐ少女へと飛び出す】
【脚力が高いのかスピードも速い、が、まだ動きが単調で解りやすい】
【旋回するカラスに注意を向けながら、少女に接近を図る】

/すいません、風呂入ってきます
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:40:28.61 ID:F36oLKkco
>>561

【嘆息して、左手に持っていた携帯をあっさりとポケットの中に戻して】
【中途半端に振り向いた姿勢から、青年へと正面から相対する形になる】

……人の目につかねェところでやっとけ。
誰も文句はいわねぇからよ。

【いよいよ少年の目は鋭く吊り上がり、不機嫌さを増していく】
【ふーっ、と一息、長い息をついてから――】

ギャアギャアとうるせえんだよ。
そのマトモじゃねぇ相手≠ノ叩き潰されりゃ、その減らず口も潰れるか?

【――電光石火の抜き打ち】
【右腰に提げられていた二本の棒が、少年の右手で引き抜かれ、次の瞬間には、二本の棒をどうやって組みなおしたものか】
【少年の右手の中には、全長180pほどの、黒い槍が握られていた】
【向かう先は、宣戦布告も無いまま、青年の心の臓――寸止めを行うつもりではあるが】
【――奇しくも、同じ得物を扱う相手の奇襲に、どう反応して見せるか】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:41:37.34 ID:t0i2KjVh0
>>560
ほぅ……
【刀を弾かれ、一歩下がり、突きの一つにより銀子の左腹部に穴が空き血を流し】
【楽しそうにニカリと笑い】

【そして、相手が高威力の技を放とうとするのを見て】

真っ向から行くさぁ
【そのまま刀の柄を両手で握り】

奥義・風林火山…
【刀を持った両手を自分の額部分まで振り上げ構える】

【その刀を振り上げるような構えはまるで巨大な雷雲と対峙してるような威圧で……】
【次の攻撃の動きは予想できるだろうが】
【速さと威力は予想できないだろう】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:44:15.98 ID:ytmrOn/SO
はやてのよーにあらわれてーはやてのよーにーさっていくー……
【かなりレトロな歌声】
【しかし歌っている声は年配ではなく少女のようだが】
かがくにんぽうひのとりだー
【曲が変わった、歌声は歩くようなはやさで近付いてくる】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 22:50:23.82 ID:8Q9HCfnqo
>>565
【相手の構えを見て、本気だと判断する】
【気の密度、量は爆発的に増大する】

かかっ!ならば儂も本気で行かねばのうっ。

奥義が来るなら、儂も奥義を持って相対せねばならんじゃろ。
――――混合追加――――月之弐――――鳥之壱―――完成。
――――――奥義。

【老人の奥義は技の混合】
【それぞれの技の要訣を組み合わせることに依る無限のバリエーション】
【そして、其の技の要訣を大別する四つの種別の全てを混合するのが老人の奥義】
【其の名を――――――】

――――花鳥風月ッ!

【鞘走る音を響かせ、居合が放たれる】
【無限の櫻を散らしながら迫りゆく櫻の斬撃】
【風を裂きながら其れは高速で飛翔する】
【高密度の気と真空波に依る居合の遠距離斬撃であった】
【斬撃は一直線に跳び相手の胴を両断せんとする】

【――――舞い散る櫻、雅たる花の如く――――】

【――――響く鍔鳴り、囀る鳥の如く――――】

【――――風裂く刀の風切る音、厳しき風の如く――――】

【――――描く弧月、天に浮かびし月の如く――――】

【――――之が花鳥風月、老人の七拾年そのもの也――――ッッ! 】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:51:06.35 ID:lqD98pPko
>>564

……古来よりっ!「障子に目あり壁に耳あり」と云うッ!
何処で鍛錬を積もうと人の目に付くはいずれかの必定っ!
故っ!それがしは場所を変えようとは思わぬっ!

【諺自体も意味は違うが、この際この男であれば突っ込むまでも無いだろう】
【少年とはまた違い、話せば五月蝿く黙れば寡黙に相手を待ち】

ボソボソと聞こえぬよりはマシであろうっ!

…がっ!それがしに勝てばこの口も閉じるとしようっ!
なにより相手が居るのは良いことだからな―――ッ!!

【ザッ、と地面の砂を削る音がして―――ぐおんと、風を薙ぐ音が短く鳴る】
【右手の木槍をくるりと回して、此方へ伸ばされた黒い槍を下方より押し上げ】
【その“間”に出来た僅かな隙、それを突いてとん、と後方に2mほど下がり】

【その場でまた、とん、とん、とステップ。精悍な表情には笑みが混じる】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 22:53:02.54 ID:Ubyg8Snwo
>>563
――減らず口……

【まず、帽子の上のカラスが飛翔し、少女のやや後方で滞空】
【上空の3体と、この1体で、カラスは計4体――】

確かに……夜は鳥目が辛いですけどね……

【なんて冗談のように軽口を言って、こちらに迫ってくる相手を視認】
【真っ直ぐ来ることを把握すると、】

――――…………

【相手の接近に合わせて、右脚を軸にした後ろ回し蹴りを試みる】
【軽やかでスムーズな蹴りは、少女の身体能力の高さを顕著に示していると言える】

【スカート着用ででなんつー技を出すんだ……などというあらゆるツッコミを遠方に投げ捨てたこの一撃――】
【大振りなだけに隙が大きく、少女ゆえにパワーもそこまでではないが、】
【頭を狙ったこの一撃を食らうと、いきなり大ダメージとなりうるだろう】


/ごゆっくりー!
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 22:58:46.43 ID:fyxxWowK0
>>567
ククク……いいさぁ
さあ行くさぁ!!花鳥風月の!!!
変化自在の太刀技…故に化け狐と言われた私の奥義の一つ!!
【ダンッ!!!!と一歩踏み込み】


《雷》!!!!
【雷のような動きでただ縦に振り落とす単純な攻撃だが、その一降りはまさに《雷》のごとき速さで降り終わったあとに轟音が鳴り響き、その威力も破壊的なもので辺り一面の空気が降り終わった後も振動してるほどだ】
【老人の右肩から両断するように放たれた】

【……成功失敗問わず】

グフッ………
【腹部を深く切り裂かれ、鮮血が舞い上がり】
【口から血を吐くだろう】

【だが立っている】
【死ぬギリギリの所で刀が止まっているかもしれない】
【まるで人間の身体が途中で鋼鉄になったように……】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 23:02:20.02 ID:ytmrOn/SO
/今まで安価忘れに気付かなかった…
>>566>>558に、です
/まだいるかな…?
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:02:42.99 ID:F36oLKkco
>>568

……。

【それを言うなら『壁に耳あり障子に目あり』だ、とか】
【そもそも諺自体の用法が間違ってる、とか】
【問題なのはそこだけじゃねぇだろ、とか】
【イロイロと突っ込むべきところはあったが――もう面倒だった】

そうかよ。
なら遠慮なく死んどけ。

【互いの槍が打ち合わされたならば、それは死合の狼煙】
【己の槍が打ち上げられるのには逆らわず、くるり、と槍を手首を使って回し、回る槍の柄に左手を添える】
【槍の回転する動きを止めないまま、把手を石突の方へとずらして――】
【同時に、身体の回りを旋回させながら、左から右へ。踏み込みと同時、薙ぎ払いの一撃を打ち込む】

【彼我の槍の差は、扱いの性質の違いによるもの】
【相手の槍は、リーチに優れるが、小回りの聞かない、騎馬槍の類の物】
【ならば、こちらは攻防一体、槍回しによる牽制の中から、こちらの間合いへと踏み込むのみ!】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 23:04:33.06 ID:8Q9HCfnqo
>>570
【老人の太刀筋に迷いは無い】
【命は70を超えた時点で後生大切にするのはやめた】
【斬り合いで死ぬならばそれで構わぬとそう決めて】
【故に、防御はせずに只当てることのみを考え刀を振るう】

ッ!!

【舞う鮮血】
【二つの方向から吹き出す血が混ざり合い血に堕ちていく】
【右肩はかろうじて繋がってはいたが、剣を握ることは難しいほどの裂傷を受けている】
【老人は、刀が止まっているのを確認すると、左腕で刀を引きぬき、血を吹き出しながら左手で構えを取る】

……、流石さね…………鋭い技だの。

【ごぽり、と口から血を吹き出しながら笑み、それでも老人は刀を構え、立つ】
【もはや死に体、だが其れでも闘うのが、老人の道である】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:21:18.66 ID:lqD98pPko
>>572

【長い棒切れ。物干し竿か釣竿か、兎も角「竿」とも呼べるその木槍】
【握るのは左右の手とも両端より1,5mずつの位置、船のオールの様にである】

うむっ!戦に死ぬるならば悔いは無しよっ!
だがまだまだ交わし足りないっ!なればこそ此処は―――ッ!

【とん、とん、という浅いステップ――相手の攻撃に合わせて、それを止め】
【飛ぶことを踏み込みということに代えて力強く、なぎ払いを弾くように棒を縦に押し出して】
【それが触れさえしてしまえば即座に反撃、右手をくいと上げて下方から相手を打ち据えようとする】

【―――さて、ここまでの動作、青年の“鍛錬”を見ていたならば気付くかも知れない】
【「何か速くなってはいないか」と、未だハッキリ解るほどではないが―――】

/遅くなりましたー申し訳ないっ!
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 23:23:07.41 ID:t0i2KjVh0
>>573
そっち…こそさぁ……
花鳥風月の技……しかと身体に刻んださぁ……
【左手で着物を脱ぎ、見せるは】
【胸にサラシを巻き】
【数多の刀傷が刻まれた細い女の身体に鍛えね枯れた筋肉】
【腹に刀が入ったギリギリで腹筋に力をいれギリギリで止めたのだ】

……ぐっ…
(無理せず刀化して止めた方がよかったかねぇ……いや、それは相手に失礼さぁ)
【口から血を吐き出しふらりとする】
【常人では死んでもおかしくない程の重傷だ】
【無理はない】

さて……お互い最後の一撃と行くかい
【そう言いながら刀を納め】

【黒い鞘に納められた、深緑の柄の二尺の太刀を抜く】

九尾九刀
《一尾》名刀・風切
【その刀は普通の刀と比べ軽く…切れ味も良い】
【軽く振ると…ビュウッと風が斬られ、真空状態になる】
【まさに風切】

さぁ…単純に行くさぁ
【そして刀を納め居合の構えをとる】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:26:48.29 ID:MbtKZtAjo
【街中】

左は飯屋、右は公園

さーて、寝床はどこだ?

【人通りが消え始め、月明かりで大通りの見通しが良くなる頃】
【大きく開けた十字路のド真ん中ににび色のローブを着てフードを深く被った青年が立っている】

【前を見たり、左を見たり、右を見たり】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 23:26:49.46 ID:G5EexgSDO
>>569
【まっすぐ相手に接近する時点で、迎撃の予想はできていた】
【だから、スカート履いてやっちゃいけないその技の対処を即座にやってのける】

…あめぇっての

【頭に迫る回し蹴りを、立ち止まって右手で受け止めようとする】
【いや、受け止めるまでいかなくとも、掌の肉球が蹴り足に触れればそれでいい】

【もし足が肉球に触れた瞬間、肉球から気が衝撃波として爆発、軽い衝撃で足を弾こうとするだろう】

/ただいまっす
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:31:51.42 ID:F36oLKkco
>>574

【柄と柄が噛み合う、硬い音】
【遠心力を持って繰り出された一撃も、体幹を軸に押し出されるような防御を貫けない――】
【だが、こちらの持ち味、曲芸にも似た軽業こそ、手槍の極意】

ふっ!

【弾かれた槍を引き戻す勢いで、身体を反時計回りに転身】
【下から突き上げてくる一撃を、紙一重で――否、僅かにベストの裾を掠められはしたが――回避して】

(……なんだ?)

【脳裏を掠める違和感を、今は敢えて押さえ込み、槍を振るう】
【次撃は右から左へ。再び薙ぐ一撃は、先の一撃の真逆の軌道を描く!】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/27(木) 23:35:56.34 ID:8Q9HCfnqo
>>575

かかっ、お互い剣馬鹿よの。

【そう言い、相手の身を見て笑う】
【老人は力を捨てた身である】
【力無しでの、純然たる技と速を元とする剣技】
【故に、老人は敢えてあらゆる筋肉、力を削ぎ落として来た】
【袖がずるり、と落ち上半身をさらけ出す】
【相手に比べ、なんと肉付きの少ない身体か!】
【肋は浮き、腕は枯れ木の如く】
【剣を振るうための最低限の力以外を削ぎ落した身】
【裂傷は深く走り、老人の体に刻みつけられている】

なら、儂も老いぼれの命を燃やして、行かせてもらおうかの。

【笑い、目を瞑る】

終之極――――花鳥風月。

【老人の剣は一振り】
【故に、唯一振りを無数の技で活かす為老人は六拾余年剣を降ってきた】
【六拾余年、気を扱えるようになっては五拾程】
【老人は一つの結論に達していた】
【“気”を生み出すのは肉体。故に、肉体そのものを気とすれば莫大な力を得ることができる、と】
【そして、そう理解したのが参拾後半。完成したは六拾歳頃である】
【弐拾年以上を掛け完成させた、気を扱う花鳥風月の極みの三つの一つ】
【其れが終之極[ツイノキワミ]花鳥風月――――】
【老人の肉体から先ほどの比ではない、気が吹き上がる】
【そして、老人の肉体に有る変化が訪れる】
【七拾の枯れ木のような怪老から、壮健たる二十代の若き剣士へと其の見た目を変じた】
【しかし、顔に浮かべる表情は、これ迄と変わらぬ老獪な物】

唯一閃、之で決めるさね。
行くぞ――――――。

【《天龍》。剣道でいうところの大上段に構え、青年は気を練る】
【肉体全てを気の塊と成すこの奥義】
【どんな攻撃であろうと必殺に成るのは間違いないのだ】
【しかし、長くは持たない状態であるのも又必然】
【故に。一撃で全てを決めるのは必然であった】
【最善、最高の好機を逃さぬよう、鋭い眼で相手の出方を見、待ち構える】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 23:38:16.77 ID:Ubyg8Snwo
>>577

【蹴りは、軌道を変えることなく肉球へ――触れる】

…………!

【起こる衝撃波の爆発で、少女の脚は弾かれる】
【言葉や表情には出さないが、少女はやや驚く】

――能力者……ですか……それはそれは……

【――が、転んだりせず、蹴りに使った左足を地に降ろし、身体を支えようと試みる】
【転ばないのは流石とはいえ、まさしく「隙」となっている瞬間なのも間違いない】

……「質の高い餌」ですね――

【少女が以上のような行動をするのと同時進行で、カラスが動く】
【後方で待機していた一羽が、なんと獣人の彼……ではなく、「傍らの小さい少女」へ向かって飛ぶ】
【カラスはクチバシを開け、小さい少女をクチバシで挟み込もうと襲いかかる――!】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/27(木) 23:41:31.16 ID:Ubyg8Snwo
>>577>>580
/失礼、訂正です!
/【「傍らの小さい少女」】ではなく、【「ちょっと離れた場所にいる小さい少女」】でした!
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:43:49.97 ID:lqD98pPko
>>578

【右手で振りあげれば、自然と左手は下がってくる】
【攻撃は当たりこそしなかったが、次手に繋げるのが長槍の利点】
【カッ、と左手側の端を地に付けて、先ほどとは違いそこからは動かない】
【素直に受けて止め、押し返すでもなくたたき返すでもない】

うむっ!言うだけあって流石に遣い手っ!
だが“ここから”こそがそれがしの真髄よッ!

【―――と、なれば。反撃に転じぬ青年にはまたも僅かな間が出来る】
【そこで取った行動は後退、とん、とん、と例のステップで今度は3mほど】
【下がれば何を、と思えばステップを続け―――ふぅ、と初めて息を吐く】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 23:51:30.65 ID:fyxxWowK0
>>579
ククク…確かにねぇ

日 暮 流 剣 術

奥義

《天帝妖狐》
【ダッと、相手に向かい跳び、居合の構えから右下から左ナナメ上に斬り上げ→その位置から左ナナメ下に斬り→その位置から右ナナメ上に斬り→その位置から左横斬りを放ち→右ナナメ下に斬ろうとし→最後に全身の筋力を使った突きを放とうとする】

【その姿はまるで妖狐の如し】

【風切により刀の速さはかなりあり、切れ味も高い】

【……だがこの刀には弱点がある】
【それは《力》に弱い】

【刀は確かに切れ味があり軽いが…その軽さが弱点なのだ】
【つまり刀の動きに対し、別の力を入れると、軽い為に簡単に弾かれたり、動きを抑えられてしまう】
【その為奥義が途中で止まってしまう】

【老人は上手く奥義を止め、勝利をつかめるか?】

【DEAD OR ALIVE】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/27(木) 23:52:34.68 ID:G5EexgSDO
>>580
上質だろ?食うにゃあちょっと骨が折れる…ぜっ!!

【蹴りを弾いた少女の隙を逃さず、攻撃】
【左手で刀を抜き放ち、切り付ける】
【―――と、見せ掛けて、左手の拳で少女へ容赦の無い殴打を放つ】

【一方、狙われたメイドはと言うと】

「嫌ですね、オプションだからって狙えばマスターが弱体化する訳ではありませんよ」

【営業スマイルを浮かべながら、ひらりと軽く空中を移動して回避した】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:54:58.93 ID:F36oLKkco
>>582

(速い……!)

【相手の防御すら逆手に取った連撃も、青年の突き落とすには至らず。内心で歯噛みする】
【見かけ――というよりは、あの言動や得物の愚直さとは裏腹に、青年の動きは俊敏で、隙の無いものだ】

【こちらが身体を回して攻撃を行う、その隙に、素早く後退して行った青年】
【――だが、そうして離れていった先も、この少年を相手取るに限っては『安全圏』ではない――】

【一撃必倒の重連携こそ、少年の戦いの根幹】
【常に先手を取り、相手を制空権に治める限り、有利は揺るがぬ、単純な物理論――】

【左腰に提げている、三本の短い棒は、無論アクセサリーなどではありえない】
【少年は、後退して息をついた青年を見るやいなや、左腰のホルダーから、一本、黒い棒を引き抜く!】
【それは、既に抜き身の投擲用の短槍】

【左手の手首と腕力だけで持って、短槍を素早く投擲】
【投げる時に使わずにおいた、腰と足回りの筋力を、走行に変えて、飛翔する短槍を追う様に走り出す!】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:58:10.10 ID:hlDJ5GTSO
【街中】

―――・・・どうして・・だろ?
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が佇んでいた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

【只、少年が立っているのは歩道の真ん中】
【故にとんでもなく】
【とんでもなく邪魔である】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 00:03:58.18 ID:xSUQQSfyo
>>583
【心技速――――其れが花鳥風月一派の教え】
【だが、現在の花城は、心技速力、である】
【創始者自らが、力が要らぬ剣技に力を持ち込んだ】
【否、力があれば、また別の力を発揮するというだけの話である】
【故に、力を否定した剣技が力を得るのは間違いではない】
【迫る神速の剣戟を見て、花城は笑みを作る】

――――――

【気で構成された肉体は容易に変異し得る】
【故に、剣を持たぬ右腕で気の斬撃を放ち切り上げの、初撃を防ぎ、弾く】
【其の衝撃で気が消費され、右腕の一部が消えていく】
【それから次々と放たれる剣技を右腕そのものの生命力を消費しながらさばいていく】
【最後の突きを相手が放つ時には、既に右腕は影も形も無くなっており――――】





           ――――――――――行くぞ。





【そう呟き、左腕での袈裟切りが突きと交差するように放たれる】
【速度、力は絶大。そして――――――】
【轟ッ――――――!!!!】
【と激しい音を響かせ、気の花びらが刀身を纏っていく】
【肉体どころか、身につける着物の裾当たりから徐々に花びらとなり、周囲に舞って行く】
【相手の突きは肉体を突き抜け、気と変じた肉体をかなり削っていく】
【傷口からは血よりも尚赤い緋の色をした花びらが零れ落ち】
【花びらを周囲にまき散らしながら、放たれる至高の斬撃】







【其の、成否は――】
            

          【其の、斬撃は――】




                        【其の、一撃は――】
   


            【――――届いたか?】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 00:05:21.11 ID:/e2OU4D1o
>>584
怖い怖い……

【隙があるとはいえ、眼は健常だ】
【その上、身体能力もかなり良い】
【斬撃が行われると見て、左足が戻らぬ内から次の行動へ移る】

【少女は、自分から見て右へ倒れ込むかのような形で身体を一気に倒す】
【そして右手を地に着き、両脚を地面から離し、右手を軸にした側転に似た動きで、クルッと横移動】
【これにより、攻撃をかわしつつ、体勢を立て直す】
【当然、この側転の後も「隙」になりうるが、そこへ追撃を加えられるか――!】

……ん――?

【――というように動いていたら、実際に放たれたのは「拳」……】
【回避するのに変わりはないが、なぜわざわざ余り意味のないように見えるフェイントを――?】
【と、やや疑問符を浮かべていたりもする】

【で、カラスの方はと言えば、襲撃を回避されて腹が立った模様】
【カーカーとわめきながら、しつこく少女へ向かって、クチバシでの連続「つつき」攻撃を繰り出す――】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:08:04.21 ID:7an71wzxo
>>586
/絡んでもよろしいですか?
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:08:41.04 ID:tpm+ZvQao
>>585

【息を吐き、ニヤと笑って相手を見―――飛来する短槍にも直ぐ気付く】
【避けるか受けるかと考えるまでも無く、青年は右横に一つ飛ぶ】
【いかに槍といおうが獲物は木製だ、短槍など刺さりでもしたら次ぐ一撃で破砕してしまう】

―――幼少より磨けし我が武芸ッ!
それがしの槍は天突き地を行き覇を貫くっ!

いざ、いざっ!当たれば痛いでは済まぬぞ少年ッ!

【ここに来てもステップ―――身体を暖めるという理由では、無い】

【―――思えば、彼は何故先程から回避を続けるのか?】
【獲物のリーチを稼ぐのではない、恐れて逃げるわけではない】
【ならば何か―――回避の後は“絶対に”ステップが入るのだ。そして―――】

【――ぐおん!短槍を僅かに掠めるか、という高さから木槍を横に薙ぐ】
【前に押し出す手は左、速度はこれまでのどれとも付かず、速く】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 00:09:31.52 ID:qEGqO9Iq0
>>587
【――――――――――――――――】

【静寂】

………見事さぁ
【赤き花びらが周囲に舞い】

【バタリと狐は倒れる】

くぅ……負けたさぁ……
【もう動く力はなく、刀はカランと落ち】
【彼女は楽しそうにいう】

【というかコレでもまだ虫の息である】

【勝者は貴方だ!!!】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:11:50.49 ID:ZwXXj1xSO
>>589
/投下後20分以内ならいちいち聞く必要は無しだと思うですぜ
/さぁ、返信文書く作業に戻るんだ!
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 00:16:18.97 ID:xSUQQSfyo
>>591
【青年の花城の身体は、徐々に肉の色を取り戻し、元の老人の姿に戻る】
【皮膚は土気色、腹部、右肩の傷からは血がこぼれている】
【肉体の生きる力そのものを力へと変ずる技だ】
【腕一本分を捌く為に使い、残りを一撃に込めた】
【半死人のようになるのは必然】
【カラン、と刀を取落し、艶のなくなった髭をもごもご動かしながら老人は顔面から倒れこんだ】
【首だけを相手の方へ向け、子供のような明るい笑みを浮かべかすれた声で言う】


かか、流石じゃったが、今宵は儂に風が吹いた、のう……。
っかかか……。


【ごろん、と仰向けになり、空の月を見て】


いぃーい死合じゃった、楽しかったわい。
そう思うじゃろ?


【―――銀子殿も】
【と、同意を求めるように言う】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 00:17:52.37 ID:5NRkbG6DO
>>588
【フック気味に繰り出された拳が空を切り、通り抜ける】
【が、その体制から無理矢理体を捻り、振り戻して】

おらよっ!

【自分の前方左側にいる少女へと、切り返した左手で裏拳を放つ】

「マスターマスター、私には戦闘は合いません、何とかしてください」

…自分で何とかしろ

【ヒラリヒラリとカラスの攻撃を巧にかわしながら、メイドが言う】
【ぶら下げるようにもった外套が、メイドが動く度にゆらゆら揺れる】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:18:45.24 ID:7an71wzxo
>>592
/なるほどなるほど。
/では絡ませていただきますねー

>>586

飯屋飯屋・・・・・・ん?

・・・おい、そこの

【少年の向かい側から、にび色のローブを着てフードを深く被った青年が歩いてくる】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:24:28.03 ID:ZwXXj1xSO
>>595
・・・ふぇっ?!
【声を掛けられて】
【ハッと少年が前にいた青年に顔を向け】

な・・・なんでしょうか・・?【そう首を傾げて】
【青年に問い掛ける】

/よろしくです!・・・・と言いたい所ですが
/すいません、いきなり風呂落ちです
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 00:24:55.21 ID:zlw7Zg0z0
>>593
ああ……
【ニカリと楽しそうに笑い】

また死合おうさぁ
【まるでまた遊ぼうという子供のように言い】

【そんな二人に】

『あらら〜〜〜。何やってるんですかぁ〜〜?おばさま〜〜』
【そこにカランコロンとなる下駄の音とのんびりした口調】

【そして二人に向かい、無数の符が投げられ、身体のあちらこちらに張り付こうとする】

【はられれば、符から氣が流れ込み、治療させようとするだろう】

『二人とも〜〜、こんな所で倒れてたら〜〜死んじゃいますよ〜〜』
【白い髪に白い雪のような和服をきて、足には足袋と緑の下駄をはいた天狗面の少女だ】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:25:43.42 ID:StXD41byo
>>590

【短槍から避けた先へ、追撃を加える連続攻撃――】
【こちらは既に攻撃アクションに移っているのに対し、相手は槍を避けてからの一撃】

【――『見て』】
【――『かわして』】
【――『攻撃する』】

【相手の迎撃がいかに速かろうが、それだけの動作、為せぬ道理は無い】

(……小細工してようが知ったことか)

【無闇にステップを挟んでいることも、少年からすればただの回避の余剰動作】
【ある意味相対する青年よりも、目の前の獲物を追うことに掛けては単純この上ない少年は】
【ここで、決死の一撃を放つに至る】

【迫り来る長槍の斬撃は、正しく暴力の渦巻く竜巻の最中】
【なれば、その魔風纏った一撃の――上≠、往く】

【相手の間合いの限度を予測し、その一歩手前で、己の掌中の槍を、その石突を、地面に£@きつけて――『手を離した』】
【高く――ただの跳躍よりも遥かに高く!】
【棒高跳びの要領で、重心をずらして伸び上がった少年は、人体の死角、真上から、前方へと一回転しながら】
【暴風の上を、雷鳴の如く――超高度からの踵落としを、青年の脳天目掛けて振り下ろす!】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 00:28:15.45 ID:xSUQQSfyo
>>597
おう、こりゃ、まだまだ死ぬわけにはいかんか。
かっか……。

【70年生きて、死んでもいいが死ぬなら戦場で、と決めていたが】
【まだ此の様な相手がいるならば、もう少し生きてみようかと、そう思った】
【老人の声色と表情も又子供のような邪気の無いものである】

ぬ……銀子殿の弟子かの?

【符により、血の流れは収まり、土気色の皮膚も多少血色が戻って行く】
【死ぬことはない位に回復はするだろう】
【そして、天狗面の少女に仰向けのまま顔を向け笑う】

ありがとの、嬢ちゃん。
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 00:30:07.25 ID:/e2OU4D1o
>>594
人質を取るのも楽ではありませんね――

【無表情のまま、「フッ」と軽く息を漏らし、】
【この状況の中で、何か思案するように、なんと目を閉じた】

【そうなれば、裏拳を回避することなど出来ようはずもなく、】

――――…………ッ…………!!

【――少女の額に、裏拳が見事命中した】
【衝撃で顔が上を向き、更に数歩後ずさり】

…………ああ…………

【ゆっくり、顔を戻す少女――】
【思い切り命中したため、かなり効いたか――】
【少女の顔を、額からの血が伝った】

――ふ……ふふ……餌代……高く付きますねえ……
不況……ですね――

【ずれた眼鏡を、直す】
【ギラリ――、射貫くような瞳を、相手に向けて――】


――――心から、死んで下さい


【小さい少女の相手をしていたカラス、及び上級のカラス、4羽全てのカラスが、矛先を変える】
【カラスたちは、一斉に獣人の彼へ、空中より迫り、その鋭い爪で顔や腕を狙って切りつけようとしてくるだろう――】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:31:50.23 ID:7an71wzxo
>>596

・・・何でしょうね

お前、こんな時間にこんな所で何をしているんだ?

【そう言いつつ、フードを僅かに持ち上げ、青年は少年の顔を見ると】

(!)

【途端、青年の表情が一瞬だけ険しくなる】

/いってらっしゃいませ〜
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 00:32:45.12 ID:/e2OU4D1o
>>600>>594
/わっと!すいません!訂正です!
/【上級のカラス】ではなく、【上空のカラス】です!
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 00:36:29.59 ID:zlw7Zg0z0
>>599
ククク…私もまだまだ[ピーーー]ないさぁ
(ラグナもいるしねぇ。水月達の成長もみたいし、島津とも決着つけたいしねぇ)
【楽しそうに笑い】

いいやぁ、親戚のガキさぁ〜
『始めまして〜〜、亀無 天空(かめなし てんくう)です〜〜』
『櫻の国で有名な和菓子の老舗《亀無堂》の者で』
『武道派陰陽師です〜』
【のんびりとした口調で挨拶しながら】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 00:41:38.45 ID:xSUQQSfyo
>>603
かか、又いつか、何処か出会えたらええのう。
まあ、剣が何時かめぐり合わせるじゃろ。

【剣士同士、おそらく惹きあう何かがあるはず。そう信じて】
【亀無堂と聞き、顔をほころばせる】

おお、亀無堂の者か!うちの嫁が良く買ってきてたのう。

【ふらふらと上半身を起こし、巾着から真鍮の煙管を取り出し加え、火を淹れふかし始めた】
【無駄に生命力豊かである。流石に痛いため余り動こうとはしないが、符の効果にもよるが、歩けなくもないだろう】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:42:21.80 ID:tpm+ZvQao
>>598

【「躱された?」―――と、主の消えた黒い槍を見て最初に思ったのが、それ】
【だが、視界の内に相手は無し。となれば飛んだか、上か後ろか】

【――――キッ、と上空を見上げたのは時間にして刹那とも思える後である】

【一度は振り抜いた槍をぐいと、体ごと捻って引き戻し】
【掴む位置は即座に変えて、片側に3mほど余らせる形に】
【長大に過ぎるバットでも言ったところか、そんな具合に木槍を持ち】

打ち合いにて互角なればっ!此方の一撃に全てが掛かるッ!
槍を遣うものとしてッ!それを手放したお主には負けられぬ―――ッ!!!

【自身の上方、迫る少年へ――特別、その身から下ろされる足目がけて】
【木製の、よくしなり、長く、重く、そして異様なまでに速い遠心の掛かった一撃を、見舞おうとする】


【―――が、一つ。少年の踵落としの威力次第で、大きく衝突の結果は変わる】
【槍は木製なのだ、それも使い込まれ、長さにものをいわせて“しなり”、脆い】
【一陣の風の如く“雷鳴”に立ち向かうそれは―――場合によっては、折れかねないのだ】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 00:44:47.71 ID:5NRkbG6DO
>>600
おら、どうしたよ?
顔殴られたくらいで終わりか?

【左手を開いて軽く振り、少女に体を向ける】
【余裕を見せて減らず口を叩く…が、ずっとそうしてもおれず】

チッ…数で来るかよ…!

【左手を背後に回し、刀を抜き放つ】
【紅い閃光が一閃、カラスを一羽切り裂いた】
【三日月状の紅い刃に平行な柄、逆手に持った左手に刃が被さるように両側から刃を使える刀】

【振った刀を返し、もう一羽を斬り落とす】
【…が、残りの二羽から爪の攻撃を貰い、頬や右腕等に切り傷が出来ていく】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 00:50:04.48 ID:zwpbjhuu0
>>604
そうさねぇ〜
また巡り会えるさぁ
【ニカッと笑い】

『ありがとうございます〜。コレからもごひいきしてくださ〜い』
というか嫁いたのかい!?
【のんびりという天空と驚いた銀子】

さて……私はそろそろ行くかねぇ…また死合おうさぁ
……天空…スマナイが肩……っておい!?
『はい〜?』
【銀子が天空に肩を貸してという前に】
【天空は銀子を両手で持ち上げ去っていこうとする】

/乙でしたー
/久々の銀ちゃんの戦闘で暑い戦いができて楽しかったです
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:55:04.30 ID:StXD41byo
>>605

(テメェのこだわりなんざ、知ったことか!)

【少年に取って、槍は『もっとも手早く、強力に暴力を行使できる』、いわば一手段でしかない】
【槍使いに取って外道と蔑まれようとも、勝つ為に槍を手放しもするし、飛び道具だって使ってやる】
【――相手の喉笛を食いちぎるのは、我が意にて、槍の意に非ず】

【相手の防御が間に合ったのだ、と足裏に叩きつけられた衝撃で知る】
【不安定な体勢で、狙いを付けるのが精一杯だった、相手がどんな体勢でいるかももはや見ることは叶わない】

【めきり、と】
【足首から、骨の歪む、イヤな音を聞いた】

【作用反作用の法則、というものがある】

【少年の身体――70s相当の物体が、加速をつけて落ちてくるのだ】
【相手に与えられるダメージは大きくとも、返って来る反動もまた、甚大なものとなる】

【振るった足もまた、砕けたが】
【それでも、確かに迎撃の槍を、砕いて見せた――!】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 00:55:06.13 ID:xSUQQSfyo
>>607
かっか!
又いつか、楽しみに旅を続けるかねェ。

【煙管の煙を吐きながらゆっくりと立ち上がり】
【刀の鞘を杖替わりにして、両足で立つ】

あいよ、天空嬢ちゃん、うちのに良く言っとくさ。

【と天空には笑みを返し】
【銀子の驚いた様子を見て、憮然とした態度を取る】

なんじゃ、悪かったか?
之でも若い頃は色男じゃったからの、カッッカッカ!

【楽しそうに笑い、去る銀子を眼に収め、言葉は要らぬとばかりに後ろを向き歩き出す】
【軽く後ろ手で手を振り、歩き去った後、戦場で有った公園には一枚だけ、ひらりと鮮やかな桜の花びらが舞い降りた】

//乙でしたあああああああああっ!!
//凄い楽しかったです!
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 00:55:21.56 ID:/e2OU4D1o
>>606
痛い痛い……世界はこんなにも暴力で満ちている……

ああ……そんな世界で「正義」を振りかざすなんて……殊勝……

【カラスの攻撃を見ながら、ずれた帽子も直す】
【額から流れる血には特に構わず、】

そうです……「正義」なんて……

【――走り出す】

【生き残った2羽のカラスが引き続き攻撃を加える中、少女は獣人の彼へ向かう】
【そして、ピッと、右手の人差し指と中指を立てて、】

「見えなければ」気にする必要もございませんよね――

【腕の射程圏内へ入ると同時に、獣人の彼の左目へ向けて、その二本の指を繰り出した】
【何の躊躇もなく、まさしく眼球を「えぐり取るために」――】

【回避も迎撃も難しくはない――が、カラスとの連携には注意すべきだろうか――】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 01:05:39.71 ID:5NRkbG6DO
>>610
くそっ…うぜぇ鳥だな…!

【右腕を振り、左手の刀を振り、カラスを必死に振り払う】
【あまりにしつこく、執拗なカラスを相手にしているせいで少女の行動が見えておらず―――】

―――あ゛?

【気が付いた時には、少女の指が左目すぐそこまで迫っていて】

【―――グサリ】

【―――と、いく瞬間に身を引いて回避、眼球をえぐられるのは免れた】

―――…っくそ…!てめ…!

【…が、少女の指が微かに左目に入ったようで、両目を閉じている】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:05:54.61 ID:tpm+ZvQao
>>608

【ぺし。ぱり、ぱり。バきリ――――淡い自信の、へし折れる音がいやにゆっくりと聞こえた】
【遣い込まれていたらしい木槍は、一度砕ければピシピシと罅を広げ続け】
【やがて手元までそれは至って、裂けた木片に手をとられ、やがてその手を離してしまい】

      【―――――――どす、と鈍い音がした】

ぐっ……ッ!それがしの槍を折る、とはっ!
お主っ!その腕を槍に振るっていれば………!!

【ぐらり、ぐらり。視界が揺れて、遠くなって、青年は仰向けに倒れこむ】
【頭蓋を捉えた攻撃の、与えたものは単純に強烈な衝撃で】
【気絶はしていなくとも立てず、手先も目線もおぼつかない――つまり、“詰み”】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 01:14:17.32 ID:/e2OU4D1o
>>611
どうして……どうしてわたくしの生き方を邪魔なさるのですか――?

【抉り攻撃が失敗したと見るや、続けざまに脚に力を込め、】

弱肉強食……光無き絶望……それがわたくしの人生であり……「正義」だと言うのに……

【右脚で、腹部を狙った前蹴りを放つ】
【――と同時に、カラスは一旦攻撃をやめ、上空へ退避した】

【血と眼鏡の向こう側で輝く少女の瞳は……曇り無き純粋さを宿していた――】
【「純粋」に「光無き世界」に染まっている――「真っ直ぐな漆黒」――がそこにはあった】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:14:24.10 ID:StXD41byo
>>612

【次いで、踵に響く衝撃――】

ぐ、うぁぁあっ!

【砕けた足を、人体でもっとも頑丈な頭蓋骨に叩きつけたのだ、痛くないはずが無い】
【青年に踵落としを決めた後は、ロクに受身も取れぬまま、少年もまた地面に転がる】

【長槍は、数メートル後ろに転がっていて――身体を支える右足が、使い物にならなくなっている】
【確かに青年を打ち倒せたかもしれないが――だが、得物を失い、ダメージを受けたという点でみれば、同じこと】

……ク、ソっ!

【激痛に文句を言いながらも、前を見やる――】
【――それでも、左腰にはまだ短槍が残っている】
【立ち上がることすら覚束なくとも、あの露出狂を黙らせるまでは――負けを認めてなど、やるものか!】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 01:17:27.26 ID:+7Yw0FYSO
【魔の国・路地裏】
メールメルメルメルメルメルメーキラッ☆
【薄暗い路地裏に少女の歌声が響く】
【しかしそれはホラー的な物ではなく、明るい、純粋な子供の物だ】
【この国で知能のある魔物や悪魔が人に混じり、人口の比では魔物に人が混じり、と言い換えても良いような暮らしをしている、現に国を治めているのは悪魔である】
【夜行性の魔物も多くそれ故に言葉通り眠らない国であり、深夜であっても子供が出歩いていたりするのも珍しい光景ではない】
……ふあ………
【歌声の主は夜行性ではないらしく、欠伸が漏れた】
【紫を基調としたひらひらフリフリのゴスロリにも近いドレス】
【一本一本が細く、ふわふわモコモコした薄い紫色の髪の毛】
【顔つきや身長を見るかぎりまだ幼いのがよくわかる少女だ】
……眠くなってきちゃったかしら…
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 01:22:02.88 ID:5NRkbG6DO
>>613
…ちっ!

【即座に、まるで攻撃するのが解ったかのように、刀を前に出して腹で蹴りを受ける】
【衝撃で数歩下がるが、ダメージは少なく済んだ】

んなもん知るか、てめーの事まで考えて生きてらんねーんだよ
我を通してーならそういう事に一々めげてんじゃねーよ、自分のしたい事をするってのは大変な事なんだよ
正義ってのは一つが正しい訳じゃねーんだ、てめーの正義なんか知ったこっちゃねえ

【両目を閉じたまま、刀を構えてそう答える】
【長い耳の高い聴力を利用し、視界のハンデを補って、周囲の情報を聞き取りながら】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:27:54.42 ID:tpm+ZvQao
>>614

【ぐわん、ぐわんと揺れる視界。そして考えもまた、かき乱されてまとまらない】
【しかし感触―――あの嫌な、手元の木が砕けた感触】
【それを感じ取っていた手元がふるふると震え、抑えるように地につけられて】

くっ……我が手に槍はなし……っ!
先ほど、折れてしまったのもっ!それがしの信念が弱いがため……ッ!!

………無念だがッ!此処はそれがしの負けにござるっ!

【左手では頭部を抑え、右手では肘や肩も使ってなんとか上体を起こし】
【くらり、ふらりと―――なんとかどうにか、立ち上がり】

生憎と切腹などは出来申さぬが……っ!
それがしが居なくなればっ!静かにもなりましょうぞッ!
それ、故――ッ! これにておさらば―――ッ!!

【殆ど倒れこむように、近場の建物、その壁に体を預け】
【ずるりずるりと体を当てながら、なんとかその場から彼は失せる】

【―――消えた先は、薄暗がり。路地裏と呼ばれるような、そんな場所だった】

/少々強引ですが眠気が厳しいのでこれにてっ
/お疲れさまでした〜!
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 01:28:24.99 ID:/e2OU4D1o
>>616

…………なるほど――――

【蹴りを終えると、すぐさま距離を詰めるために前進】

――まったく期待していなかったのですが……

【ジャリ――地を踏み締める音】
【間を置かずしてしゃがみ込んで、】


…………「わたくし好みの答え」ですよ――――


【彼女が取った行動は、左足を軸として、右脚を使っての「足払い」であった――】

【同時に、「カー、カー」と、カラスの鳴き声――】
【生き残っている二羽のカラスが、空中で「攻撃準備」に移っていた】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:29:37.24 ID:ZwXXj1xSO
>>601
えっといや・・・・
【少年は戸惑う】
【その表情は青年の険しい物とはまるで逆】
【「疑問に疑問で返されても・・・」】
【そう言葉を続けて言いたそうな顔だ】

僕は今、帰り道なんですが・・・
【だが、それは言わず】
【素直に青年の質問に答えてみる】

/只今戻りましたよー
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:35:19.21 ID:StXD41byo
>>617

……ふ……。

【なにやら一方的にまくし立てた後、青年が立ち去っていく――】
【追いかける術も無く、ただその光景を見つめながら、少年はあらん限りの声で叫んだ】

ッざけんなぁ!
テメェ、待ちやがれ! まだ槍が折れただけ≠セろうが!
逃げてんじゃねェぞ、クソったれ!

【動けない自分と、自分の足で立ち去っていく相手】
【これでは、まるで見逃されたかのような――そんな屈辱感が、少年の胸を満たす】
【まるで狂犬のように、少年は青年の姿が見えなくなるまで吠え立てて――】

……クソッ! クソがっ!
あの野郎、次に会ったら殺してやる!

【見えなくなった後は、動けるようになるまで――地面を、虚しく拳で叩き、そう恨み言を吐き出していた】
【――果たして勝者など、この場にありえたのか】
【答えは、誰も知り得ない】

/おつかれさまでした!
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 01:40:20.57 ID:5NRkbG6DO
>>618
そりゃ、どーも…!

(…音が下から…近接か!)

【接近する音を聞いて、近接攻撃と判断】
【しかし細かい攻撃方法までは解らない、ので】

おらっ!!

【攻撃される前に、右足で大まかな狙いの前蹴りを放つ】
【勿論それをかわされて足払いをされたならば、そのまま虚しくその場に尻餅をつくであろう】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:41:04.03 ID:7an71wzxo
>>619

なるほど帰り道・・・ねぇ・・・

【青年は言いつつ徐に右手を懐に入れ】

怪しさメーターが振り切れそうな答えだが、まぁ・・・よしとしよう

でだ。こんな夜中に出歩いているんだ
何か持ち合わせなどあるんじゃないか?

【追い剥ぎのような台詞を吐く】

/おかえりですー
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:50:57.37 ID:ZwXXj1xSO
>>622
いえ・・・
【少年は否定する。】
【現に、彼は待ち合わせなどしてはいない】

いつも帰りはこれぐらいなんで、
バイトだったり、晩ご飯食べたり、
【彼は少し考える仕種をして】
【こんな夜遅くになった理由を自分なりな振り返って考えてみる】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 01:57:05.83 ID:/e2OU4D1o
>>621

……………………

【彼女は足払い中、終始無言であった】
【それは、相手へ音による情報を与えまいとした……訳ではなく――】

……気合いを入れて叫んでみたり――
……理解されぬ悲しみに涙したり――
……歓喜や愉悦に酔って笑ったり――

【――喋るべき言葉がないから……に過ぎなかった……のかもしれない】

【結論として、少女の足払いは、未遂に終わった】
【相手の蹴りが胸部に命中……】
【それにより彼女は少し吹っ飛び、仰向けに倒れてしまった】

ほんの少しだけ……嫉妬……なのかもしれませんね――

【――が、カラスは残っている】
【二羽のカラスが、倒れた少女に変わり、獣人の彼へ特攻を仕掛ける】
【どうにかしないと、再びあのうっとうしい攻撃が――】

【――と思いきや、カラスは「いなかった」】
【どこへ消えたのか……、はらり――と、一枚の黒い羽根だけが宙から舞い降りる】

……身軽さには自身があったんですけどね――
獣人……には、かないませんか……

【立ち上がらない】
【戦意喪失……戦闘不能……どちらにせよ、少女はもう闘わない】



【――彼女の、「負け」を意味していた】


【ぽたり……涙ではなく、血が、少女の額から、地面へ、一滴だけ、したたり落ちた】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:58:22.19 ID:7an71wzxo
>>623

人を殺したり・・・か?

【青年は少年の刀を見ながら呟く】

【未だ青年の右手はローブの懐に入れられたままだが、言葉や仕草に僅かな殺気が込められていて】

まぁ、なかなかいい生活してるじゃないか
悪くない、寧ろ良い

【ある程度の距離を保ったまま語る】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 02:03:19.43 ID:5NRkbG6DO
>>624
【少女を蹴り抜く感触がして、何かが倒れる音がした】
【それからカラスの鳴き声がして身構えたが、攻撃は無い】
【そして少女の声が聞こえ、静かになった】

…目が見えない分を他の感覚に回せる…ってなぁ無茶な理論か

【上げた足を下ろして、刀を鞘に納めて】
【左目を開けて、涙でぼやける視界で少女を見る】

…んで、ちょっとは反省したか?
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:07:53.61 ID:ZwXXj1xSO
>>625
・・・・・・・はい?
【少年は男の言葉に思わず二文字で返す】
【そして、ハァと呆れが入った溜息をつき】

・・・人に勝手に変な疑い掛けないで下さい。
僕は人殺しなんてしませんよ。
この刀は飽くまでも護身用ですよ。
【そのまま弁解を、刀に視線向けて言った】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 02:15:10.69 ID:/e2OU4D1o
>>626

……「反省したか」ですか――

【何の感動も無い復唱】
【何も感じず、ただただ単純に、言葉をオウム返しにしたかのような淡泊さ】

ええ……しましたよ……
己の戦闘力の未熟さを……ね――

【そして大きな溜息をついた】

それから……

【むくり、とおもむろに身体を起こし、】

――『正義というには一つが正しい訳ではない』――
――『貴方様の正義なんか知ったことではございません』――

という、有り難いお言葉も……ですね……

【ゆっくりと、立ち上がった】

勉強させていただきました……
もしも、次に顔を合わせることが御座いましたら……お礼に眼球を抉って差し上げます……

【いやみったらしい言葉とは逆に、ぺこりと丁寧なお辞儀】
【更にお辞儀と同時、少女の横に、前触れ無く、何やら「水たまり」のようなものが出現した】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:16:16.57 ID:7an71wzxo
>>627

護身・・・まぁそうだろうとも
・・・あぁ、そうだっただろうかな?

【青年は左手を顎に当てて考えるような素振りをし】

しかし、ヒト斬りの道具さ。そうだろ?
護身で人を殺したこともあるんじゃなかろうか

【失礼極まりない言葉を投げかける】
【しかし、その言葉には何か確信めいたものが含まれていて】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 02:23:30.99 ID:5NRkbG6DO
>>628
…はっ、かわいくねー奴だな、おい

…ま、いいや、やれるもんならやってみろよ
てめーが俺の目玉一つ抉る間に、俺はてめーを三回は殺してやるからよ

【左手で頭を掻きながら挑発するようにそう言って】

…次、同じような事してみろ
今度は、斬る

【警告紛いな事を言い、無防備に背中を向けて歩き出した】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:31:47.09 ID:ZwXXj1xSO
>>629
・・・・・・そうですね・・・一度、僕は・・・過ちを犯しました。
【少年は男の問いに、そう素直に自白する】
【少年に脳裏に蘇る、たった一度の過ちの相手】
【あれが無かったと言えば、それは嘘だ】

・・・でも、今はもう違う、ある人のおかげでそれに気づく事ができましたた。
僕はもう「護る為に戦う」と言う自分の信念を履き違える事はもうしません。
【少年は強い意思の宿った目で男にそう返す】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 02:31:47.48 ID:/e2OU4D1o
>>630
では、次はわたくしも何か「武器」を用意しておきましょうか……

【なんて言いながら、自身の長髪をサラリと掻き上げる】

――はあ……血……洗濯してもとれないでしょうね……

【シュルリ――少女は、足を踏み出しながら、セーラー服のリボンを解く】
【やや服がはだけるが、露出……という程ではなく、見えてはいけないものが見えることもなく――】

本日はもう眠いので……わたくしも失礼いたします
カラスはですね……「昼行性」なのです――

【「水たまり」の正体は、転移装置――】
【ある組織の、ある集団が使える、特殊な装置】

わたくしは「ウェル子」――
御丁寧に「ご忠告」を下さる相手には、名乗っておきませんとね……

【そしてリボンを捨てるように手放す】
【それは風に流され、獣人の彼の方へと飛び――】

【とぷん――少女は、水たまりの中へ消えた】


――Rest.In.Peace...                         でしたっけ?


【獣人の彼が斬り捨てたはずの「カラス」も、いつの間にか消えていたという――】


/遅くまでお疲れ様でした!長引いてしまってごめんなさい!
/絡んで頂き、ありがとうございました!
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 02:33:44.13 ID:5NRkbG6DO
>>632
/乙でしたー
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:37:52.47 ID:58rywNRIo
【聖都:港】
【闇に包まれ、何も見えぬ港に影が立っている】



【影は何も語らぬ】
【影の右手には黒銀の義手、そして左手には白銀の義手】

休息は終わった、これからは宴だ
私の明日はどっちだ…

【そう呟くと、影は闇の彼方へと吸い込まれていった】

【何が起こるのか、それは死の女神ですら解らぬ】
【奴が…帰ってきたのだ】
【三度死に、何故か還ってきた者が…】

【[ピーーー]ば助かるのに…】

【この世界に未練が有るかのように、奴はまた動き始める…】

/絡み不要
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:41:52.71 ID:7an71wzxo
>>631

ホ。なかなか言うじゃないか

が、そいつを腰に据える以上、闘争の意思はお前を逃がさないだろう・・・
はたして、お前はその信念をどこまで貫き通せる?

【問いかけか、或いは挑発か】
【どちらとも取れる言葉をぶつける】

ここで俺が銃口を突きつけても・・・その綺麗事で済ませられると思うか?

【青年の懐でカチリ、と音が鳴る】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:52:32.48 ID:ZwXXj1xSO
>>635
決まってます。
僕の答は―――
【少年の瞳はまっすぐそのまま青年を見る】

―――「Yes」です。
そうでなければ、あの人に申し訳ありません。
【少年はもう決めたのだ】
【過ちを犯した相手に、自分の罪を気づかせてくれた人に】
【自分の正義を突き通して強くなると】

【少年はカチリと音を耳にするとほぼ同時に反応し】
【刀にいつでも抜刀できる様に手を伸ばす】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 03:00:38.27 ID:7an71wzxo
>>636

・・・・・・・・・。

ハァ・・・

【青年はローブから右手を引き抜く】
【その手には無骨な回転式拳銃が握られていて】
【無論、撃鉄も引き起こされているのだが】


 ヤメだ


【そう呟く青年の顔は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべている】

【そしてゆっくりと銃を下げる】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 03:07:48.74 ID:ZwXXj1xSO
>>637
(・・・・・えっと・・とりあえず戦闘の意思は無くしてくれたのかな・・?)
【青年の中で何があったのかは分からないが】
【ヤメだ―――その一言を聞いて、相手に戦闘意思が無くなったのを確認して】
【刀から手を離した】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 03:15:11.67 ID:7an71wzxo
>>638

今のお前じゃ俺は殺せないだろう・・・

それよりなにより「二度も三度も」心臓をブッ刺される趣味はないんでね

【言葉を青年は吐き捨てる】
【次々に吐いては捨てて行く】

ただ、こんなトコで出会うとは思わなかったがな

【呟き、そしてその言葉もまた捨てる】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 03:25:44.17 ID:ZwXXj1xSO
>>639
僕は殺せないんじゃなくて、殺さないですよ。
【護るのに奪う行為は要らない】
【だから少年は無駄に命を狙う事をもう止めたのだ】

とりあえずは戦わなくて良い事に良かったです。
そもそも、僕達同士が戦う理由は無いですしね
【少年はそう安心しきった表情でそう返す】
【本当に争わずに済む事を喜ぶ、そんな表情だ】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 03:36:11.27 ID:7an71wzxo
>>640

(いや・・・刺されたのは腹だったか・・・?)

・・・・・・。

俺を殺しておいて何を今更。

そういうことは[ピーーー]前に決めとくものだろうがよ?

【まだまだ吐き捨てる】
【もはやただの愚痴である】

だから、俺には理由はあるぜ


ただ、そうしないだけだ

【右手の銃が忙しなく動く】
【カチカチカチカチ・・・】
【青年の苛立ちを表すかのように】

・・・時間が余っちまったな
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 03:41:06.11 ID:ZwXXj1xSO
>>641
・・・・・?
【少年には青年の言う事が理解出来なかった】

さっきから一体何を言ってるんですか?
【少年は青年を殺してなどいない】
【ましてや、一撃すら当てていない】
【なのに、自分を殺したと言う青年の言葉は矛盾だらけだ】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 10:26:49.99 ID:r1VsKP7so
>>642
/すいません!寝落ちしてしまいました・・・orz
/一応レスを返しておきます



(あぁ・・・背中だったかな・・・)

何も。ただ遭ったことをそのまま思い返しているだけさ・・・

確か・・・八月一週目末目前だったか?
そういや刀、一本増えたな

姿形では理解できないだろうが、お前は俺に「初めて殺した」と言い放ったんじゃなかったか
・・・と言えば多少は理解できる可能性も増えるか?

まぁ、人違いと言うならそれまでだが

【酷く早口に半ば捲し立てるような口調で話す】
【カチカチ・・・】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 12:28:41.34 ID:ZwXXj1xSO
>>643
【少年が青年に気付け無かった理由―――】
【それは三つ程もあった】

【まず一つは「記憶の薄れ」】
【八ヶ月も間が空けば、その間にも色々な出来事に遭遇して、】
【古い記憶も薄れてしまう】
【実質的に、メタ的にも、これが一番の理由だったりする】

【二つ目は「青年の服装」だ】
【青年はフードを深く被っ顔が見えていなかった】
【だから青年が青年だという認識が遅れたのだ】
【そして最後の三つ目は―――】


―――・・・・・え・・・っ?!
そ・・・そんなっ・・・?!!!だって・・・貴方は・・っ??!!
【少年は驚愕を表情に諸に表して】
【声は思わず叫ぶ様な物なる】

だって貴方はあの時に・・・・っ!!!
確かに・・・!!確かに僕がこの手で・・・・―――


――――止めを刺してしまったはずなのに・・・っ!!!!
【何故殺したはずの人間が目の前にいるのか】
【彼は死んでしまった者とばかり、認識していたのに】

/大丈夫ですよー
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 13:48:49.54 ID:r1VsKP7so
>>644

お、人違いじゃなかったようだな?

【青年も若干、記憶が疑わしく】


ああ、そうとも。お前はきっちりと止めを刺したさ
背中からバッサリ、ザックリ、ちゅいーんってな。

その時の情けない顔ったらナイよなぁ?

【そのくせ、表現が挑発的】
【性格の悪さが滲み出ているが】
【青年の顔は以前会ったときより、若々しさや生気を感じさせる】
【服装も相俟って、フードが無かったとしても判別するのは難しかったかもしれない】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 13:52:36.90 ID:r1VsKP7so
>>645追記
/ありがとうございますm(_ _)m
/後、若干置きレス気味になると思います。ご容赦ください
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 18:48:22.61 ID:ZwXXj1xSO
>>645
・・・・・良かった・・・・
・・・・生きていたんですね・・・本当に良かった・・・
【正直な所、少年にとっては青年がどうやって生き延びていたかなんてそんなのはどうでも良かった。今はただ喜びたかった】
【だがしかし、だからと言って、それは決して自分は人殺しでは無かったと、自分の罪が消えた事への喜びではなく】
【ただ、単純に彼が未だ生きていてくれたという喜びだった】

/今から続き構わないでしょうか?
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:19:22.58 ID:r1VsKP7so
>>647

生きている・・・ねぇ

【青年は渋い顔をフードの奥に浮かべる】

【それは少年には見えないように】
【だが確実に青年の中に湧く感情を表したもので】
【青年が思う、少年の情けない顔を邪魔するには十分なものだ】

(・・・・・・・・・。)

/まだ居られるようでしたら、お願いしますー
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 19:27:04.28 ID:xSUQQSfyo
【金の国、プレシール通り】
【人通りの多いその通りに、明らかに不自然な集団が有った】
【漆黒のフロックコートを着て、手元にはアンティークなステッキを持ち、目元を隠す仮面を着用した紳士の集団と】
【品の良いワインレッドのドレスを着て、右手には扇子を携え同じく仮面を着用した淑女の集団だ】
【その数大凡20程。そして、其の集団の中心に一際目立つ男が居た】
【黒いシルクハットを頭に載せ、仕立ての良いフロックコートを身に纏い】
【磨きこまれた革靴は光を照り返し、入念な手入れをされた口髭はきれいなラインを保たれており】
【背筋はすらっと伸び、年齢を感じさせない様で、ロマンスグレーの髪はきれいに撫で付けられている】
【手に携えたステッキは取っ手に銀の彫刻が施された黒檀製の上品かつ豪奢な物】
【そこに居たのは何処からどう見ても、隙のない完璧なる老紳士であった】
【老紳士は、穏やかな瞳で通りを見回し呟く】

ふぅむ……活気があるのは素晴らしい。
ですが、少々雑多に過ぎますね……、やはり我々の手を入れるべきでしょう。

【そう、呟くと、老紳士は右腕を上げ、指を鳴らした】
【ぱちぃぃぃいぃん……!と指を鳴らす音が響くと同時、20人の紳士淑女が一斉に動き始める】
【紳士のステッキはいつの間にか銃剣を番えたマスケット銃に】
【淑女の扇子はいつの間にかデリンジャーと呼ばれるタイプの小さな拳銃の二丁に変わっていた】
【突然の光景に驚く民衆は、一瞬冗談にも見えたその光景に不幸ながら動くことは出来なかった】

では、銃声をバックミュージックとしまして皆さん―――――。

【礼儀正しく一礼し、口元を歪め一言】




               ――――――――シャル・ウィ・ダンス♪



【言葉を紡ぎ終えた瞬間、20人が一斉に発砲した】
【殺される民衆、逃げ惑う民衆、倒れる民衆、悲鳴を上げ泣き叫ぶ民衆】
【其の音、其の光景を見て穏やかに眼を細め恍惚とする老人】

あーぁ、素晴らしい。
之こそ、“美”ですね。

【老人は、カノッサ機関、ナンバーズ所属。サミュエル・シルヴェスター《No.58》と彼の率いる部隊《背教の徒“ユダ”》】
【サミュエルの主催するこのおぞましいダンスパーティを止められるのは、正義の心を持つ能力者たちだけである】

//突発テロでございます!
//対応できる人数は3〜4人程でやってみるのです!
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:37:41.90 ID:ZwXXj1xSO
>>648
僕は・・・・あの時からずっと後悔してました・・・
【少年は、自分の正しいと思う道を通ってきた】
【だから、あんな事をしてしまって】
【後からあれを正しいと思った自分を情けなく思った】

・・・・・だから僕は、貴方な謝らなければいけない。
【彼は青年を殺そうとしてしまった】
【たとえ青年が実は生きていて、あれが未遂に終わっていたとしても】
【少年が青年に殺意を向けてしまっていたのは確かなのだから】

―――――ゴメンなさいっ!僕は・・・非道い事をしようとしてしまったっ!!
本当にゴメンなさい!!
【少年は青年に頭を下げそう言葉を向ける】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:48:30.01 ID:r1VsKP7so
>>650

なぁ少年、何を謝っている?

【青年は腕を組み、不思議そうな表情で少年を見る】

利用されただけのお前が、なぜ俺に謝る?
俺を殺したことは少年にとって強迫観念になってしまったのかもしれないだろうし、謝るべくは俺にあると思ったんだがな

【だが青年は謝らない】
【少年とは対照的な態度で、あまり好まれたものではないだろう】

まぁ?それで一つ区切りをつけようと言うのは特に構わないが・・・
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 19:56:06.48 ID:/e2OU4D1o
>>649

――――「餌」……発見……

【市民が逃げまどう凄惨な光景と、その首謀者を、プレシール通りに存在する一件の家屋の屋上より眺める者が一人――】

【それは、セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女である】
【また額にガーゼが貼り付けられているのは怪我でもしているのだろうか】
【何だかとても冷めた目付きをしているが、瞳は澄んだ蒼色だ】
【それから、少女の隣にいる四羽の「カラス」達も目を引くかもしれない】

世界に……絶望あらんことを……

【少女は、両腕を広げる】

【そして聞こえ始める、「鳴き声」】
【「カー」「カー」と、澄んだ音色は、漆黒の体躯――「カラス」のもの】
【この近辺に住むカラスたちが、少女の周囲へ集まってきたのだ――】

【これら野生のカラス達が誰かに害を加えることはなく、少女に従っているというわけでもないが、】
【カラスが多く存在するという状態は、単純に不気味かも知れない】

【この少女はまだ「戦場」に干渉していないが、】
【カラスの如き眼光で戦場を睥睨する彼女は、間違いなくサミュエル一行の「敵」である――】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:01:39.11 ID:ZwXXj1xSO
>>651
でも、僕も一度は間違えたのは確かですから、
【判断力を失って、過ちを犯そうとした】
【甘かった自分にも悪気はあったと、だから少年にも一応謝る義理はあるのだと言う。】
【そして】

――――・・・・ふぁ〜・・・・
【謝って一区切りついて、】
【少年の中のモヤモヤは消えたのだろう】
【気が抜けた声を途端にあげると】

・・・・ともうこんな時間、じゃあ僕はもう行きますね、ではまた何処かで会えたら。
【少年はそう言って立ち去っていくだろう】
【何か声を掛けるなら次が最後だ】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 20:07:32.65 ID:xSUQQSfyo
>>652
【鳴き声を聞き、サミュエルは鳴き声の方を見上げる】
【相手の姿を確認するとサミュエルは顔を歪め、部隊員に命ずる】

全く、邪魔が入るようですね。
潰しなさい、皆さん。

【男性部隊の内の三人がマスケット銃を少女に構える】

狩猟は紳士の嗜みですからねぇ、鳥を落とすのは得意なんですよ。

【高所に居る少女目がけて三つの鉛玉が一斉に放たれる】
【その動きは完璧に統一され、洗練されたものである】
【銃弾は旧式のマスケットゆえ速度はそれ程でもない】
【だが、あり得ないほどの正確性を持って三つの凶弾は少女に襲いかかる】
【銃弾に特殊な加工はされておらず、何らかの防御手段があれば防ぐことは可能だろう】
【そして、その間も次々と民衆は凶弾に倒れていく】


//参加まだ募集中でございますー
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:08:16.13 ID:15qw2xGb0
>>649

今まで直接的な戦いはなるべく避けるようにしてきたけど。

【逃げ惑う民衆とは逆方向に、集団へと向かって行く青年が一人】
【黒髪に黒のTシャツと黒のジャンパー】
【下は黒の長ズボンと首には黒いマフラーを巻き、全身黒ずくめ】

世界平和のためには、こういうやつらは見過ごせないよな。

【集団から放たれる、民衆を狙った一発の銃弾に手の平を向け】

リストオン―コーディガン!

【青年がそう言葉を叫ぶと、青年の右手が黒い鉄のように変化し】
【一発の銃弾を手の平から多少血が出ながら受け止めた】

てめぇらはしゃきすぎだぜ!

【右手から全身へと、体が硬化していきながら、集団へと歩いて行く】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:10:01.10 ID:9iTDRiXKo
>>649

―――――――――――――…

【黒髪に黒い獰猛な『オオワシ』を象った…ショッカーマークのような絵が刻印された仮面で顔を隠した
赤いシャツに腰まで伸びた黒の革製コートと首の銀のネックレスを複数身につけ、銀の腕時計を手首に巻いたカジュアルなベルトに
青いダメージパンツの腰からシルバーアクセを2本垂らしたウエスタンブーツの人物がゆっくりと歩きその場に現れる】

【彼は最初無機質な仮面を前方へ向けて突如起こった言われなき殺戮が発生した事にリアクションを起こさなかった】
【あまりの突発的発生に、ほぼ虚ろな様子で歩き続けていた彼にはすぐには反応できなかったのだ】
【民衆の悲鳴、そして涙…それを自身の五感が察知し、ようやく何が発生したかを悟ると】

【開いた左手の平に右の拳をパシン、と叩き込むと、その人物の怒気とともに小気味いい関節の鳴る音が響き始めた】

―――どいつだ、どいつがこの騒動の主犯かな…
よりにもよってぼくの目の前でこんな事しやがって…腹ァ立つじゃないの…

…ブッ潰しても…文句ないよね?

【手元のカードを一枚挿入できそうな装備『キャットバックル』に『X』の文字をバックに移る白猫の絵が描かれた『CAT−X』のカードをセットする】
【パラパラパラ、と札がめくれる音と共に…ベルトがその人物の腰に巻きつき始める】

【身軽そうなその体躯の割に…踏みしめた一歩はとても重そうだ】

/まだいけますかね?
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 20:17:40.40 ID:/e2OU4D1o
>>654

あら……気付かれてしまいましたか……

【余裕の無表情である】

――ですが、三発では、足りないですよ……

【銃弾が発射されると、即座に少女は、パチン――と指を鳴らす】
【すると、最初から少女の横にいた4羽のカラスの内、3羽が飛翔】
【なんと自ら銃弾の盾となり、少女を護った】
【当然、弾丸をもろにくらった3羽は息絶え、力無く地に落ちる――】

……さて、場所がばれては致し方御座いません
降りるといたしましょう――

【続けて少女はピョン、と屋根より跳ぶ】
【壁の出っ張りに捕まったり、適当な足場を伝ったりして、何とも身軽に地上へと降りていった】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:17:57.45 ID:r1VsKP7so
>>653

間違えた・・・か

・・・後悔するのは何も悪いことばかりじゃないさ

とすれば、今の自分を信じろ
あとで思い出しても傑作だと笑い飛ばせれば上出来だ

それと、殺した他者の死を悼め。で、背負え
・・・まぁ、それを常に意識するのはお勧めしないがな

【なんだか説教じみた言葉を羅列する青年】
【最後の一言は少年の事を表すものだろう】

・・・あぁ、俺には飯が待ってるんでな
次に会うときは、敵だと思ってくれれば面白いんじゃあないか?

じゃあな、少年。

【青年はそういうと少年と逆方向へと歩き出す】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 20:19:43.56 ID:PhmUh58AO
>>649
――観光中にこれは、……ね?

【――建物の陰から、足取り軽く現れる白い人影】
【銃声に恐れおののくこともなく、民衆の波を掻き分けていく】

随分と賑やかなダンスパーティの会場は、こちらで合ってるかしら?
つたないダンスでも構わないのならば、ぜひとも参加したいのだけれど……?

【純白のローブを羽織った小柄な人物。右手には、刃に薄く冷気を纏う長剣】
【その顔は深く被ったフードの奥に隠れて見えないが、声音から女性と判断出来るだろう】
【わずかに覗く口許が、ほんの少しだけつり上がっていた】

/まだ参加可能でしょうかー……!
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 20:20:05.44 ID:xSUQQSfyo
>>655
【闖入者に眼をやり大げさな動作で肩を竦め】

やれやれ、またも邪魔者ですか嘆かわしい。
世界平和世界平和と、あなた方はなぜそんなにも平和を求めるのか……いつも理解に苦しみますよ。
――――やってしまいなさい。

【漢の方へ指を差すと集団の一部が即座に反応する】
【ドレスを着た女性機関員が五人程立ちはだかった】
【それぞれ携える二丁拳銃を一斉に構え発砲】
【小口径の小型拳銃故威力は低いが一〇発の弾丸が一斉に男性を襲う】

>>656
【イライラした様子で男を見据えると】

まったく……どうしてこうも私の邪魔をするものが……。

【男が此方を邪魔することを男性機関員の集団が察知した】
【五人は華麗な動作でマスケット銃を構え、男を狙う】
【発砲。足元への威嚇射撃だ】
【正に鉛玉と言うタイプの弾丸ゆえ、その速度は現行銃に劣るものの、威力の点では遜色はない物】
【動かなければコンクリートの破片が散り、男に当たるだろう】


>>ALL
【サミュエルは三人の闖入者に向けて深々と礼をして名乗る】

初めまして、無粋なる闖入者方。
この私、サミュエル・シルヴェスター《No.58》の開くダンスパーティにジャマをするのならば、
それ相応の対応をさせて戴くことをご容赦ください。
では、皆さん、少々荒々しくはありますが、私の下僕と共に、暫しのダンスをお楽しみください。

【そう言うと、3人を狙わない他の物が、上空に向けて銃弾を放ち、周囲に轟音をまき散らした】
【礼砲のつもりなのだろう】
【少なくとも、之で戦闘が開始されるのは間違いない】


//対応人数はここまでが限界っぽいので参加はここまでで締めで
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 20:21:13.17 ID:xSUQQSfyo
>>659
//すいませんなのですすいません……、初なもので、3人で流石にいっぱいいっぱいになってきたのです!
//また今度、参加してくださると嬉しいのですすいません……。
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 20:23:01.27 ID:PhmUh58AO
>>661
/了解しましたー!
/それではまた機会があれば参加させていただきます、主催頑張ってください!
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:25:52.32 ID:ZwXXj1xSO
>>658
―――次あった時には敵か・・・・
【少年はそう呟き歩き出すと】

・・・・なら、死なない程度に全力でお相手しますよ。
で、今度は貴方が僕に謝ってもらいますよ。
【そう最後に言葉を返し】
【その場を立ち去るのだった】

/長時間のお付き合いありがとうございました!/乙でした!
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:26:14.52 ID:pVvySo3AO
>>649
【彼は、群衆の中をただ歩いていた】
【金色の髪、身体にフィットする黒のレザー】
【歳は二十といったところか】
【そして―】
(――!?)
【銃撃に、既のところで気付き、回避】
(誰だか知らねぇが、叩き潰してやらぁ!)
【銃弾を交わしながら、紳士の集団に接近を試みる】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:27:11.31 ID:pVvySo3AO
/ミスった…すみません
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:29:49.95 ID:r1VsKP7so
>>663
/お疲れ様でしたー!
/途中寝落ちしたのが悔やまれる・・・orz
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 20:31:39.71 ID:xSUQQSfyo
>>664
//すいませんまた今度参加お願いしますのです!ありがとうでした
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:33:04.85 ID:15qw2xGb0
>>660

ハハッ!名前を名乗られたのならばこちらも名乗らなければな!!
俺の名前はアルベルト!アルベルト・J・ジークリンだ!
以後お見知りおきを。

【サミュエルへと聞こえるように大きな声で叫ぶ】

【その間にも青年を襲い来る銃弾】
【一発一発の威力は低いためか硬化した肌に当たると、キンッと言う音を立ててはじかれる】
【完全に弾かせれる訳ではないようで弾いた箇所は少しだが血が出てきていた】

【そして、>>656>>657の方向をチラッと見て】
(俺以外にもとめに入る人がいたか・・・)
(良かった。一人じゃきついもんな)
【内心ホッとしながら、女性たちへと再び目を向ける】

【硬化したためか一歩一歩の足取りは普通の人よりも遅く鈍重】
【だが、確実に5人の女性機関との距離を詰めて歩き】
【そして、一番近い人物に手を伸ばし頭を掴もうとするため近づこうとした】

【コーディガン―残り2―】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:41:30.27 ID:9iTDRiXKo
>>660

【パチン、と音を立てて跳ねたコンクリートが…彼の右腕をかすり、袖もろとも小規模の傷をつけた事に気がつく】
【彼は痛みでその事に気がつく、仮面でその下の素顔が消え、どういう反応をしているのかがまるでわからない、】
【少し顔が痛みで歪んだのか、あるいはピクリとも反応していないのか…全く分からない】



【袖を捲って見てみるとただのかすり傷、特に毒を撃ち込まれた訳でもないと彼は思ったらしいが】
【その時に突如露わになるのはその人物の右腕には…『鋭い牙で噛まれたような傷』が複数付いている】
【よく見てみれば彼の服の隙間、わずかに見えている肌にもまだ…そんな傷が生じているのがチラリと見えている】

(…実戦の中で『八艘跳び』の練習でもしてみるか?それとも…その前に即座にねじ伏せるか…
イヤ…とにかく、ここで『帰る』って選択肢はないな)

【す、とその左手を右上目がけて大きく掲げ、手をくるりと返すとベルトのプルバーへ右手を持って行き、それを引けば】

…変身

【『Turn up』と電子音声が鳴りカードを差し込んだバックルが裏返り、「山猫」のエンブレムが表に出た】
【続いてドア程度の大きさの縦の長方形のエネルギー体、『オリハルコンエレメント』がベルトから飛び出していく】
【ドアのごときエネルギーめがけて一歩、一歩と歩んでくぐり、そのまま通過】


【そして現れたのは猫をモチーフにした青色の仮面に水色の複眼、黒のスキンスーツに胸部、肩に青のアーマー、肘と膝に銀のガードがついた戦士】
【左手に少し趣向の変わったカードリーダー付きの鉄扇と腕にカードをセットするホルダー、右腰に剣の持ち手のくっついた武器がある】
【左腕に重厚な箱型の機械を取りつけ、右肩に『CAT−X』と書かれたその戦士に姿を変えた】

―――――――――――――…じゃあ、行こうか

【フュージョンナイザー・キャットX、変身を完了した彼は降りて来た水兵帽の少女>>657と黒いマフラーの青年に視線を一瞬向けるが】
【特に言葉を発する事もなく…まず一歩、一歩とゆっくりした歩みで最初に銃撃してきた五人、その中央の男目がけて歩み始める】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:42:33.74 ID:9iTDRiXKo
/黒いマフラーの青年>>668に視線を一瞬向けるが】
/に訂正
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 20:45:20.87 ID:xSUQQSfyo
>>657
【銃弾は使命を終えると砕け散り空気に溶けて言った】

ほう、便利な物ですね。使い魔の類でしょうか。

【素直に感嘆の表情を浮かべ一歩下がり部隊員を自分を守らせるように並べる】
【次は5人。どうやらこのマスケット銃は弾を込める必要が無いようで、連発ができるようだ】
【次撃の5発の鉛玉はバラける様に撃ったため回避は難しいだろう】

>>668
アルベルトさん、ですね。以後、お見知りおきを。

【相手の名乗りを受け、深く礼をする】
【此方に迫る男を確認すると、男性部隊員が3人追加され、男に向けて駈け出し、一人が間に入る】
【マスケット銃の先に付けられた銃剣で男の腹に男性機関員3人は突きを放ち】
【女性部隊員はその隙にリロードをしている】
【因みに、その動きも洗練されたものでどこまでも瀟洒である】

>>669
ほう……。之は之は……。

【楽しげに笑い、ステッキで地面を軽く叩く】
【其の音を耳にすると機関員達は微妙に移動し、サミュエルを守る様なフォーメーションを取った】
【変身した男に対するは5人の男性部隊員】
【中央に居た男を含む2人が銃剣先を揃えて相手に駈け出し】
【残りの3人が援護するようにマスケットを構えている】

「「ふっ!」」

【勢い良く銃剣が心臓に向けて突き出される】
【後ろの3人も油断無く相手に狙いを付けているようだ】
【残り男性部隊員13人】
【残り女性部隊員7人】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 20:57:57.27 ID:/e2OU4D1o
>>671

【命を落とした民衆を、カラスがついばむ】
【倒れた民衆を、カラスが襲う】
【逃げまどう民衆を、カラスが追う】

ダンスパーティー……どうぞご自由に踊り狂って下さいませ――

【罪無き民衆が傷付くことを憎む正義の味方……なんてものとは程遠い無の表情を携えた少女】
【地面に降り立ったトコロで、両手をスカートのポケットに突っ込み、何かを取り出す】

この世界は……気取っているよりも、血にまみれている方が……似合ってますから……

【両の掌に、2枚ずつ、計4枚のカラスの羽根が載っていた】

――さあ、紳士淑女の皆様方……

【それが淡く黒い光を放ったかと思えば、彼女の掌から飛び出す4羽のカラス――】
【まさか「カラスの羽根」が「カラス」へ変化したというのだろうか――?】
【これで彼女が使役するカラスは、最初にいた残り1羽と合わせ、5羽】
【5羽のカラスは、少女を護衛するように彼女の周りを飛んでいる】

……「光」無き世界で、踊りましょう――

【少女は走る】
【銃弾が避けにくいなら、無理に避けなくてもいい】
【姿勢を低くし、身体を捻り、最小限に被害を抑えればいい】
【致命傷になりそうな1発を、カラスで防御】
【そして軽傷で済む2発を、左腕で喰らう】
【残り2発は、空を切る】

【少女は、今、弾を撃った5人へ、一気に迫る――】
【カラス……残り4羽】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 21:03:16.89 ID:15qw2xGb0
>>671

動きも滑らかで良く訓練されてる。
まったく持って瀟洒だ、だが邪魔だ!!

【追加された男達にも、怯むことなく進む青年】

【その途中、>>669の変身姿が目に入り】

なにあれすごい!かっこいい!!

【と、目の前に敵がいるのにもかかわらず視線をきった】
【そのため、3人の銃剣が青年の腹部に刺さる】
【しかし、青年は硬化をしていたため深く刺さることは無かった】
【だが、突きつけられた部分からは血がにじみ出てきている】

いってぇ!!!
人がよそ見しているときに!邪魔すんなっての!!!

【なんと言う責任転嫁、よそ見したのか確実に彼自身のせいなのだが】
【硬化し重くなった右腕を男達に向かってなぎ払うように横に振るう】
【鈍重な一撃が男達を襲おうとしている】

【コーディガン―残り1―】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 21:18:53.15 ID:9iTDRiXKo
>>671

【タン、タン、キャットXが一歩ずつその歩みをゆっくりと速さを進めて行く】
【タン、タン、タン、タン、カサリ、カサリ、と】
【途中からキャットXの足音が草むらを踏みしめているような音に聞こえ始めた頃に、二人が近づいてくる】

【心臓狙いにも限らず、彼は身じろぎひとつせずに、その歩みを若干右斜め前に修正して、キャットXから見て左の男の銃剣を避ける】
【そして右の男の銃剣はその左肩に突き刺さるだろう、思いのほか深々と…】

…ふうん、いきなり心臓なんだ、いい度胸じゃないの

【だが、彼はその左肩を貫かれて激痛にもだえるはずなのに…キャットXの仮面にその人物の表情は全く現れず】
【身震い一つのリアクションも行わず…突き刺さったままの銃剣は気にせずにその右手が前に伸びる】

本当にいい度胸だ…受けて立ってやるよ小悪党…ただしやるからにはお前らも

―――とことん苦しめよ

【コォォォォ…と呼吸を整え始めるその人物はまず、仮面の下から睨みつけ、敵には表に出している事を見せないはずの『威嚇』】

【―――しかしまともにキャットXを見てしまったなら…彼から受けるのは確かな『威圧』だろう】

【…鋼鉄のような精神力を持ち合わせてなければ、それは心臓を握りつぶされるような痛みの『錯覚』をほんの一瞬味わうかもしれない】
【生理的拒否反応を、人間がずっと持ち合わせて来た危機の察知能力を内側から爆発させるように刺激してくる】
【症状は発汗か、動悸か、呼吸の乱れか…症状は個人差があるようだが】

―――反撃、開始と行きますか

【エネルギーをチャージしたかようにパワーを込め、前に伸びたその右手を突き刺した男の頭めがけて、否、正確には男の髪の毛を掴もうとする】

【…そして髪の毛を引っ掴んで、そのまま引き千切るような力で下に腕力で叩き込み、鉄根のような重い膝蹴りを顔面に叩き込もうとする】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 21:26:39.84 ID:xSUQQSfyo
>>672
【銃弾は鴉に遮られた上に、少女の体捌きを以て防御された】
【かなりの速度を以て迫る少女を確認し、5人の内の3人が後方に引き次段に備え構えを撮り直す】
【そして、残りの2名が迫る少女に立ちはだかる】

さあ、何をぐずぐずしているのです?

【男の声を聞き、2名が素早く動く】
【一人はしゃがみ込みながら足元への払いを放ち】
【もう一人はしゃがみこんだ一人の頭上に銃剣を通し、少女の腹部を狙う】
【3名は銃を構えており、少女の動きに即座に対応出来るようにしている】

>>673
ああ、泥臭い……。
紳士には程遠い人間なのだろうね、貴方は。

【紳士、と言うものに誇りを持つサミュエル。青年のようなタイプは苦手のようである】
【故に、オトコたちに命ずる】

さっさと排除してしまいなさい。
目障りな物を私に見せるな。

【その命令通りに無言で次撃を花等とするが、その瞬間】

ゴシャァッ!

【3人の内の二人が顔面を殴られ吹き飛んだ】
【一人はマスケットで攻撃を受け止めており、腕はそこで止まっているだろう】
【後ろに控えた5名の女性部隊員がその瞬間一斉に発砲。鉛玉が相手を襲う】
【攻撃後の硬直状態を狙っているのだろう】

>>674
【銃剣は迷いなく突き出され、深々と相手の肉体に突き刺さった】
【紳士達は然し、それに特に反応を返すこともなく無言のまま】

わざわざ受けるとは……、まあいいです。
相手をしなさい、我が“下僕”よ。

【コクリ、と無言で頷く機関員達】
【威圧を受け一瞬たじろぐも、ほとんど反応を返すことはない】
【まるで生理的拒否反応どころか、“人間らしさ”を全て奪われたかのように無反応の人形然とした様で】
【銃剣を突き出す男の一人が捕まれ、顔面に膝蹴りを喰らった】
【仮面が砕け、血が吹き出す】
【そして、仮面の奥にあったのは――――】

「ズケテ……、タズゲテ……」

【醜く、“改造”された男の顔が有る】
【なにやら額には釘のような物が深々と刺さり、おそらく其れは脳にまで達していた】
【男はタズゲテとただ繰り返しながらマスケットを振り回す】
【そして、後ろの部隊員の3人は、其の機関員ごと始末せんとばかりに一斉に発砲する】


【男性部隊員:11】
【女性部隊員:7】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 21:40:36.82 ID:/e2OU4D1o
>>675

【真っ直ぐ進めば、足払いを回避しようが、足払いを喰らおうが、銃剣の餌食――】
【――が、所詮は……】

……「直線的な攻撃」ですね――

【少女は足払いをくらい……なんと、その勢いのまま自分から見て「右斜め前方」方向に頭から飛び込む】
【そして飛び込み前転のような形で、陣形を組む5名の横側に出た】
【銃剣を回避しつつ、攻撃しやすい位置に出る――】
【少女の高い身体能力と身軽さが発揮されていた】

…………傷の代償は払っていただかなければ――

【前転を終え、片膝を付いた状態になると、少女は再び指パッチン】
【なおかつ自身も、銃を構える3人の内、一人に向かって走り出す】

――光……失ってみますか?

【迫る少女と、4羽のカラス】

【カラスたちは、それぞれ一体が敵一人に対応】
【つまり、少女が向かった一人を除く他の4人へ向かっていた】
【しかも狙いは……「眼」】
【カラスの接近および攻撃を許すと、その鋭いクチバシをもってして、眼を抉られることとなる――!】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 21:43:05.31 ID:15qw2xGb0
>>675

泥臭くて結構!
紳士よりも変態で俺は充分さ!!

【押さえられている銃にそのまま力を入れて押し倒そうとする】
【同時に発砲されやってくる銃弾】
【その銃弾攻撃が男の体に当たる】
【服に銃創を残し、そこから血がにじみ出ながらもキンッ!と言うと共に弾かれる】

そんなもの今の俺にはきかねぇ―!?

【言葉を言い終わる前に男の右腕が黒ずんでいない元の腕に戻っている】
【コーディガン―残り0―】
【青年の全身が元の色に戻った―硬化の効果が終わったのである】

【それに気づいた青年は、先ほど比べれば幾分か素早い動きで女達とまだいる男との対角線上に入った】
【身を寄せ、一瞬だけ銃撃の波を”男を盾にして”やりすごそうと考える】
【のこっている男からしたら隙だらけもいいところだろう】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:04:44.27 ID:9iTDRiXKo
>>675

【威圧への反応…全くない、恐怖に呑まれも、耐えも、増してや弾きもしない、その事でキャットXは推理する】
【まるで人形が動いているようだ、と彼は感じ取る】

(…あの大将っぽい男が操っている、そう考えていいのかな
なんだろうこの釘…脳に達している…エグイ事するじゃないの、全くもってさ)

【と、心の中で思っている間、相手がこの男ごと自分を撃ち殺しに来るようだ】
【ダンッ!とその足で地面を叩くと、まるで新体操選手のような柔らかさと、羽のような軽さでキャットXが宙を舞う】

…踵落とし波紋疾走(オーバードライブ)ッ!

【くるん、と空中で一回転回ると同時に、撃ってきた三人のうち、真ん中の一人めがけて落下しながら右肩、左肩の順で踵を落として叩き込むだろう】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 22:12:01.00 ID:xSUQQSfyo
>>676
な……っ!

【目を剥き驚くサミュエル。直ぐ動揺を隠すように、咳払いをする】
【銃剣を外した二名は、態勢を崩してしまう】
【そして、迫る鴉。マスケットで鴉を払いのけるもの、銃剣で刺し殺そうとするものと、それぞれ素早い反応を見せた】
【が、態勢を崩した一人が眼を抉られ、倒れこむ】
【残りの3人はぎりぎり無事だが、直ぐ様少女を迎撃することは叶わない】
【唯一無事であった一人――――少女が迫ってきている者は、マスケットを構え引鉄を引く】
【勢い良く銃弾は吐き出され、鋭く少女を襲っていく】

>>677
ああ、見苦しい。
消しなさい、可及的速やかに。

【銃弾は弾かれ、女性部隊員達は撃鉄を起こし、次の為に構える】
【盾とされた機関員は素早く反応、銃剣での袈裟切りの斬撃を相手に放つ】
【この者たち、皆動きは洗練されているが、何故か妙に人間ではないような感じをさせるぎこちなさが有るだろう】
【だが、それでも男の動きは速い】
【銃剣はかなり鋭く研ぎ澄まされている。其の切れ味は予想するに恐ろしい】

>>678
速やかに、スマートにお願いしますよ。

【そう呟くと指を鳴らした】
【男は宙をまうが、残された機関員は銃撃を受け絶命する】
【――――膝蹴りを食らった機関員の体がはじけ飛ぶ】
【しかし、他の者に躊躇う様子はない】
【迫る攻撃を真ん中が受けるが、その瞬間には横の二名が攻撃準備を開始している】
【両脇から挟みこむように銃剣で突きを放つ】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 22:16:34.57 ID:bYLNVUfAO
【路地裏】

【ピチャン、と小さな水音が響いた】
【全てを喰らう魔物の顎のような闇が、その先にある音源を隠していてただ不気味だ】

【ふわり――漂うのは濃厚な血臭と、微かな枯葉の臭い。それから腐敗と火薬の混ざったもの】
【そして本当に一瞬だけ、舌打ちが聞こえる】

【誰か、いるのだろうか】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:22:22.81 ID:BM8kk5RUo
>>680

「ねえ」
『……うん』

【響く声は「ふたりぶん」】

【存在していたのは、栗色の髪、白と黒とで統一された衣服の「二人の子供」】
【そっくりそのまま複製したような同じつくりの姿の中で、瞳の色だけがそれぞれ青と橙の相違点】
【それぞれの片手首には何故だか「鎖の千切れた手錠」、おそろいだと言わんばかりに引っかかっている】

「何の音かな、って言う会話は多分、くだらないのよね」
『さあ。待ってるモノの内容に、因るんじゃあないかな』

【足音は軽くて声も軽くて、空気だけが重々しい】
【そんな空間の、音の源へ。近づいて行く】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 22:24:47.38 ID:/e2OU4D1o
>>679

――ふ……ふふ……この現世……狂っていなければ……生き残れませんよねェ……

【ニヤリ――極々薄く、少女が、不敵な笑みをこぼした】

【自分に対し放たれた弾丸――それを、少女は、左手を前に突き出し……】

――――ッ…………!

【……「受け止めた」――】
【当然、左の掌は弾丸で抉られる】
【しかしながら既に傷付いた左腕を犠牲にすることで、他の部位を無傷で済ませてしまった】

……ああ……痛い痛い……涙が出そうですよ――

【そのまま接近】
【銃剣の届く範囲に入れば、相手が簡単には迎撃できないように素早く大きくしゃがみ込む】
【そして、トドメに……】

――サヨウナラ……

【……右手の中指と人差し指を立て、「チョキ」の形にして、】
【その指で、相手の両眼を貫き通すべく、超低姿勢からの攻撃を繰り出した――】


【一方カラス達だが、耐久性はあまりないのか】
【刺し殺されればもちろんのこと、強くはらいのけられただけで地に落ち、死んでしまう】
【唯一相手を仕留めた1羽だけは元気に、格闘中の少女の元へと移動を開始した】
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 22:33:07.57 ID:bYLNVUfAO
>>681

【ピチャン、ピチャン……一定のペースを保って響く水音はどんどんと大きくなり】
【そしてまた……闇を纏った人影も見えてきただろう】

【歩を進めれば、そこにいたのは――ひとりの“ひとがた”だった】

【襟足に掛かる程度の灰色の髪に群青色をした切れ長の双眸】
【赤のネクタイにシンプルな燕尾服を着用し、貴族に仕える執事にも似た雰囲気で】
【光沢の有る革靴に、右手が光沢のある金属製の“大砲”のように変化した】
【そんな服装の青年――だが】

……嗚呼、なんで御座いましょうか
野次馬なら……吹き飛ばします、が……?

【彼の左腕は、千切られていた】
【肘から下は存在せず、それが血溜まりとなって水滴をしたたらせており】
【あまり――気分のいい光景ではない】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:35:33.97 ID:15qw2xGb0
>>679

【男の放った斬撃が、左肩に喰らった】

いっ!あっ!!

【地面に転がり、それ以上の致命傷となるダメージは避ける】
【着られた箇所からは、その剣の切れ味を物語るかのように血がドクドクと流れ出ている】

(やばいな・・・リスト使ってない状態は普通の人間だってのに・・・攻撃を喰らっちまった)
(こいつら、躊躇ってもんを知らないのかよ。まるで人形みたいだぜ)

【左肩から流れ出る血を右手で押さえながら、素早く立ち上がり男から少し距離をとる】

あまり使いすぎるとリスクが高いがしょうがない。
リストオン―ガゼリアル!!

【青年がそう叫ぶと髪の毛が緑色へと変化し、両足に緑色の風が巻き起こり始めた】
【そして変化と同時に上空へ勢い良く跳躍】
【勢いよく吹き巻く風が両足に纏い】

吹っ飛びな!エアバースト!!!

【男を無視して上空から女達に向かって強烈な風邪を纏った蹴りを出し突っ込んでいった】
【風により重さもスピードの無い攻撃はそらされてしまうだろう】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:41:12.01 ID:BM8kk5RUo
>>683

「あら大変。吹き飛ばされちゃうわよ、あたしたち」
『それは……嫌だね』

【青がふたつと、橙がふたつ。合わせてよっつのまあるい瞳】
【きっちり並んで順番に、青年の「かわったほう」、次いで「ないほう」を眺めて】
【それが終わると、お互いを覗き合ってひそひそと相談】

「『じゃあ、吹き飛ばされる前に帰るわ。その前にひとつ質問、
 なにしてるの?」』

【ひそひそこそこそ。小さな審議を終えれば、そろって青年に向き直り】
【綺麗に声を揃えて、ひとつ質問】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 22:48:00.15 ID:bYLNVUfAO
>>685

……ちょっとした、喧嘩を。愚姉と

【ギラギラと飢えた肉食動物のような瞳をしながらも、以外と理性的に答える青年】
【しかしその答えは――別に敵と殺しあった訳でもなんでもなく、ただの姉弟喧嘩だと言ってのけた】
【周囲を見れば腐敗した四肢の一部やら、穿たれた壁の孔だとか、壮絶な争いのあとが垣間見えて】
【傍目から見れば仲の良さそうな“双子”の彼らでは、もしかしたら理解出来ないかもしれない】

【因みにあの、この子たちは少年ですか?少女ですか?】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:52:38.11 ID:9iTDRiXKo
>>679

…やってくれるね…何がスマートだ…胸糞悪い
助ける義理はなかったにせよ…それでも気分は悪い物だね

【続いて反応するは両脇から撃ち込んでくる銃剣】
【まず、キャットXから見て右から来る物は落下しながら右脚の蹴りを叩き込んで防御し、左から来る攻撃は手のひらで受ける】
【手のひらから、だらり、と血が流れるがキャットXは止まらない】

【軽傷ですませたキャットXは着地と同時に、左から、手のひらを切り裂いてきた機関員の右頬めがけてハイキックを叩き込みに行くだろう】
【昏倒させる程度でいい、そう思いながら…】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:53:14.91 ID:BM8kk5RUo
>>686

「喧嘩……で、腕を持って行かれるものなの?」
『……人によりけりじゃあ、ないの、かな……?』

【いろんな惨状を見て、さすがにおかしいと感じ取ったのか】
【まったく同じように顔を顰めて見せる、ハタから見れば一種の芸当】

【青い方が少女、橙の方が少年です。解り難くて申し訳ない……】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 22:58:03.71 ID:bYLNVUfAO
>>688

それも、ネクロマンサーにで御座いますから……くそ、あとで絶対殺す……

【どうやら彼の姉は死体遣いらしく、どうやって腕を持っていったのか尚更疑問である】
【後半の方は一気に声量が低くなりぼそぼそと呟いたので、距離次第では聞こえないだろう】

……で、貴方様方は……どうして此方に……?

【それから応急処置を全くしないという、自殺志願者染みたことをしながら矛先を変える青年】
【視線はちらちらと二人の顔を行き来して、何やら品定めしているようだった】

【いえ、読み取れなくてすいません……ありがとうございますー!】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 23:03:17.31 ID:xSUQQSfyo
>>682
【ぐちゅり、と音を立て。機関員は眼を潰され再起不能と化す】
【残る機関員3人が、少女に襲いかかろうとするがサミュエルが指を鳴らしそれを制する】

ククク……、流石、能力者という感じでしょうか。
ここまで“下僕”を減らされるとは思ってもいませんでしたよ

【そして、もう一度指を鳴らす】
【残る機関員は、サミュエルの元に集まっていく】

>>684
【剣を振りかぶった状態の男に相手を追撃する術はない】
【そして、サミュエルの命令で女性部隊員が移動しようとしていた矢先、その攻撃が放たれたのだ】

な……っ!

【撤退の最中に襲いかかる攻撃にm女性部隊員は那須すべなく吹き飛ぶ】
【大分打たれ弱いようで、立ち上がる様子はない】

>>685
くくっ、“下僕”に人権など存在しないのです。

【そう、嘲るように笑う】
【この時点で、サミュエルの周囲には残った機関員が集まっている】
【ハイキックを食らった機関員は吹き飛ぶも、右の機関員が銃剣を振りかぶりキャットXに襲いかかる】
【そして、その間にサミュエルは――――】

>>ALL
【――――サミュエルの周囲に跪く残りの部隊員達】
【サミュエルは口元に穏やかな笑みを浮かべると、小さく呟いた】


――――――ブラッディ・マリー


【サミュエルの目の前に血溜まりが出来、そこからずるずると異形が現れる】
【現れたのは170cm程の身長を持つ純白のドレスを纏った王女である】
【しかし、ドレスには血痕が飛び散り、顔には無表情な仮面がつけられている】
【わかるものはいるかも知れない。それがアートマンだと言う事を】


――――さあ、喰らいなさい。


【そう、命ずるとブラッディマリーの腕が伸び、残りの部隊員を鷲掴みにしながら持ち上げた】
【仮面ががぱり、と開きブラッディマリーが大口を開けると、機関員が次々とその体内に飲み込まれていく】
【そして、全ての機関員を飲み込んだ後、サミュエルは口元に歪んだ笑みを浮かべ、笑う】



――――“下僕”は飽くまで彼女が為の物です。
――――彼女を他の下僕と同じと思っては、いけませんよ?


【ぼこり、とブラッディマリーは姿を変えた】
【生えるのは、機関員達の腕。そして、王女は嘆くような雄叫びを上げ、駈け出した】


「おおぉぉおぉぉおぉぉぉぉおおおぅうぉぅおぉぉぉううう!」


【厄介と判断したのか、鴉を従える少女に向けて王女は駈け出した】
【腕を3本振りかぶり、力まかせに振り下ろそうとしている】
【その動きはそれ程早くはないが、かなり攻撃力は高い】
【サミュエルはスティレットを取り出すと、他の二人を牽制するように睨みつける】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:03:46.30 ID:BM8kk5RUo
>>689

「根、黒……?」
『ネクロ、ね。屍、って意味。屍使い』
「……、……はんっ! 知ってたし!」

【高らかに嘘を吐くのは青い瞳の少女、それを見て溜息を吐くのが橙の少年】
【質問されるとふたりで顔を見合わせて、目配せ。橙がこくんと頷いて、返答】

『……僕ら、孤児でして。
 ここのような少々治安の悪いところを出歩いて、屍の懐からお零れを頂くのが日課なんです』

【本当だけど、別にそれだけでは無かったりする】
【黙っている青いほうが訝しげに首を傾げた】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 23:10:03.15 ID:bYLNVUfAO
>>691

(生殺し……で、御座いますか……)

【因みに彼――頭部限定のロリコンという、かなり危ない人種でもあったりする】
【勿論、負傷している今、青い瞳の少女に手を出すつもりなど欠片もないが】
【まぁ獲物が目の前にいるのに手が出せないという状態は辛く……視線を逸らして】

あぁ、そうで御座いますか……ここにはアレが召喚した死体は多数あれ、財布は殆どないでしょう

【などと言いながら自分の右手を軽く振る――同時に装甲が剥がれ、人の腕になり】
【そのまま懐に手を突っ込むと、黒の長財布を取り出して彼らの近くに放りなげた】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:10:41.29 ID:ZwXXj1xSO
【郊外――廃墟】
【そこに二人の人影があった】

「で、私に相談したと?」
【まず片方は少女だった】
【元々何色の物だったのか分からなくなる程に汚れたローブに身を纏い】
【顔中には包帯を巻いた少女だ】

うん・・・・
【そしてもう一人】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が少女のすぐ傍に座り込んでいた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

「・・・悪いけど私には分からないよ。」
「大体、自分の力でしょ?結局は多分、自分で理解するしかないんじゃない?」

・・・・むぅ・・・・・
【どうやら話の内容からして】
【少年の相談事の様だ】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 23:14:22.58 ID:/e2OU4D1o
>>690

……安らかに絶望なさってくださいね――

【眼球をつぶし、満足げに立ち上がると、右手で空を切る】
【それは、指に付着した血液を振り払うための動作】

――さてさて、わたくし、少々名乗るのが遅れてしまいましたね、皆様方……

【ゆらり――、ブラッディ・マリーが現れ、機関員を吸収する様を見据える】
【少女は、クイッと眼鏡を右手で整えると、】

>>690>>684>>685

サミュエル様に、マリー様……

……わたくしは「ウェル子」……――『絶望の水先案内人』です――

【迫るマリーを視認すると、その場でカラスを思い切り掴む】
【かなり強く握ってるのか、少々悲痛にも聞こえる鴉の鳴き声が響く】

――絶望から絶望へ……

【黒く淡い光――】
【カラスは消え、その代わりに新たな「3羽のカラス」が出現した】
【カラスを元に新たなカラスを生み出す力――それがこの少女の能力だというのか――?】

さあ……血を浴び……絶望にまみれ……光を消し合いましょう……

【まずは様子見と言ったところか】
【ウェル子はバックステップを踏み、後退しつつマリーの腕を回避した】

【カラス……現在3羽】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:17:06.83 ID:BM8kk5RUo
>>692

「???」

【逸らされた視線を見、反対側に首を傾げる、メトロノームのような頭の動き】
【それが多分、挑発行為になることに、当然少女は気づくことはない】

「……おおー。くれるの?」
『……、……』

【投げられた財布を見、青い瞳を輝かせる少女】
【少年はそれとは対照的に、すこしだけ警戒するような表情を見せる】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 23:17:46.56 ID:ZvKvzP640
>>693
……そ〜〜だん…しよう…そうしよう……
『ダァ!!』
【ふたりの後ろにそんな声が響き】

【振り向くとそこには赤ちゃんが!!】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 23:22:05.05 ID:bYLNVUfAO
>>695

(あー、可愛い。引き千切りたい)

【大ハッスルしてました】

【とりあえず脳内妄想で一時的に欲望を解消すると、息を吐きながら二人を見て】
【それから警戒しているらしい少年に向けると、右手をあげた無抵抗の仕種をしながら】

かわりに、医者を呼んできて頂けませんか
そしたらそれ、差し上げますので

【と、交換条件を出した】
【しかし――彼は既に負傷していて、財布はだいたい両者の中間点に落ちている】
【瞬発力に自信があるならば、奪って逃げることも可能そうだが……?】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:22:36.78 ID:15qw2xGb0
>>690

【衝撃によりあたりを吹っ飛ばした後、現れた異形なものに目を向けた】

なんだあの化物は・・・!?

【目を見開き震える声で”それ”を見る青年】
【だが、彼の表情は決しておびえている者がする表情ではなかった】
【歓喜、狂気、好奇心―そう言った感情が入り混じった表情】
【この世はまだまだ未知数だ―その異形なる力、世界の凄さに心が湧き踊っている】

ハハ、ハハ、ハハハ!

【彼はその場から急にサミュエルに向かって走り出した】

お嬢ちゃ―いやウェル子嬢!
その化物は譲るぜ!

【そう>>694の少女に向かって言い、サミュエルの元へ突撃しに向かう】
【彼が強化した部分は足】
【サミュエルの元へ、普通の人以上の速さを出している】
【攻撃が来たとしても避けられるようにジグザグに走りながら向かった】

さぁ!おまえが倒れればあいつは消えるのか!?暴走するのか!?
楽しみだな!!

【サミュエルへ、勝利宣言とも取れる言葉を言いつつ近づいて行く】
【ガゼリアル―残り2―】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:27:15.71 ID:ZwXXj1xSO
>>696
【まず赤ちゃんに気がついたのは少女だった】

「・・・・・・護、知り合い?」
【少女はまず少年にそう尋ねる】

・・・・いやいや、無い無い。お姉ちゃん、心あたりは?
【答えた後、少年も少女に問う】

「私もないねぇ・・・?」

・・・・・・・・迷子かなぁ?
【二人はそんな話をしながら首を傾げる】

/すいません、風呂落ちです。
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:30:52.90 ID:BM8kk5RUo
>>697

「医者? うん、いーy『……ちょちょちょ、っと。ストップ』」

【今度は縦に、頷こうとする少女の首を少年が固定】

「(なによ、医者呼べばお金くれるのよ? 引き留めるとかアンタ馬鹿なの?)」
『(ふざけろ。どう見たって危険人物だろうが。あのひとが全快して、ここら辺をうろつくようになったら僕らはどうなる?)』
「……あっ」

【このふたり、どうやらここら辺で生活しているようで】
【元気になられて、また「ここ」で「喧嘩」されたら、。それに気付いて、少女は小さく声を上げる】

『……ありがとうございます。ええと、普通の病院でよろしかったでしょうか?
 最近、何かと事情を持った方が多いですし、一応……』

【ややあって。人懐こい笑みを浮かべた少年が、財布を拾いに】
【一歩、一歩と歩み始める】

/すみません、次から携帯で返信することになると思います……
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 23:33:14.23 ID:LLfkpQ3s0
>>699
『ぁぅ?』
【赤ちゃんは不思議そうに首を傾げている】
【首を傾げる動作がカワイイだろう】

……残念…上だ……
【そういう声が上から聞こえ上を振り向く】

……やぁ……
【少女の近くの《地面》からニョキッと】
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女―サバトが生えてくるだろう】

『ままぁ♪』
【!?】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:34:32.56 ID:9iTDRiXKo
>>690

―――ッ!

【ガキン!という音と共に、振りかぶってきた銃剣を頭部に受けてわずかに頭が沈む】
【右の複眼に亀裂が走り、わずかに痛みを感じたように呻くが、その体制のまま再び、コォォォォ、と呼吸を整え直し始める】

【そして現れるつ純白の王女、銃剣をその身に受け、払いもしないまま彼はそのブラッディ・マリーに目を向ける】

…アートマン?それきみの?…まあそれはいいんだけどさ
そしていい考えだねそこの君、アートマンは本体を叩けば問答無用で止まる、どっちを攻撃するのも同じこと
ウェル子ちゃん>>694だっけ、ぼくも奴をきみに譲ろう、カラスも含めて四対一、きみの能力はそいつを足止めするのに適している、そして

―――ぼくもそいつを叩きつぶそうか、二連撃波紋疾走(ワンツーパンチオーバードライブ)ッ!

【その一言と共に、銃剣を頭部に叩きつけて来た機関員に1、2のタイミングでダブルパンチを叩き込もうとしてくる】
【ただ、問題はその後キャットXが狙う事、それはアルベルト>>698の前に割り込むように、叩き込んだ機関員を飛ばしてサミュエルにぶつける事を狙ってきた事だ】

【―――そして、言葉の通りにキャットXも、サミュエルへと身体を向け始める】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 23:34:44.64 ID:LLfkpQ3s0
>>701追加
/了解
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 23:38:06.83 ID:bYLNVUfAO
>>700

やはり此処は死体が多いから不利だったな……シューティングゲーム式になる
今度やるなら街中、大通りにするか……それなら再利用はされないだろうし……

【彼らが相談している間、危険人物はぶつぶつと姉への打開策を探している】
【しかし二人の話を聞いていない訳ではないようで少女の発した声に視線を上げた】
【もしかしたら一瞬、視線が交錯するだろう――深い夜闇のような、底無しの欲望が渦巻く汚らしい群青の瞳と】

どこでも構いません、ヤブでも闇でも
ただ、此処に連れてきて頂かなければ……此も少し、貴方様方を“恨んで”しまいます。心は広くないもの故に

【そう呟いて、少女を見る】
【聡い少年ならば分かるだろう……その視線に込められた、暗い真意が】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/28(金) 23:39:19.63 ID:bYLNVUfAO
>>704
/追記
/了解しましたー
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/28(金) 23:39:29.73 ID:xSUQQSfyo
>>694
さあ、マリー。行きなさい、我が敵を打倒するために。

【優しく、そう云う】
【そして、マリーはそれに応えるように雄叫びを上げる】

「うおぉぉぉおぉぉぉぉおぉおおおぉぉおぅううぉぅおくおぅおぅ!!」

【うめき声のような声を漏らして女王は外した腕を引き戻す】
【腕が全部一旦体内に引込み、次の瞬間】

「うあああああああぅいぽおおおおおおおおおおおお!」

【――――腹部のドレスの布地を引き裂き、10本の腕が散弾のように伸び、襲いかかっていくっ!】
【腕は通常であればあり得ないほど延長されており、其の勢いはかなり強い】
【老若男女様々な腕の驟雨が相手を殴り飛ばさんとしている】

>>698
【サミュエルは一歩引き、口を開く】

マリー!

「うあああああああぅいぽおおおおおおおおおおおお!」

【その直後、男の言葉をかき消すように、マリーが雄叫びをあげた】
【マリーの背から2本の腕が飛び出し、地面に突き刺さる】
【腕は高速で地面を移動すると、サミュエルの周囲に飛び出し、守るように腕が立ちはだかる】
【サミュエルはあまり直接戦闘の特異なタイプではない】
【故に、此の様にアートマンに頼る戦い方をするのだった】


私のアートマンをそうそう打倒できると思わないことです!


【自信に満ちた笑みを浮かべ、サミュエルはそう言った】

>>702
【打撃が叩き込まれ、機関員がサミュエルの方に飛んでくる】
【だが】

悪いですが、その程度では、未だ届きませんよ。
私のアートマンは、強いですから。

【優美な髭を弄りながらサミュエルが言う】
【先ほど、サミュエルの方に現れたブラッディ・マリーの二本の腕が立ちはだかった】
【腕の一本が機関員を受け止め、握りつぶし内部に取り込んだ】
【腕が延長出来るようだが、ある程度の長さ生源があるようで、キャットXを襲うことはない】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:45:53.36 ID:HYmbTaRSO
>>704

【――――ぴた】

【先に硬直したのは、少女。合ってしまった視線がただなんとなく、「怖い」と思って】
【しゃり、と手錠の鎖を鳴かせて、無意識に一歩。退いた】

【次に硬直したのは、少年。「恨んでしまう」と告げる青年の唇を見、】
【視線はわずかに上に滑って――自分のかたわれを見る、それを見た】

『…………ソーマに、触るな……!』

【見ているだけ、触れられる距離にいるわけでもない青年に】
【少年は、わずかに語気を荒げて、そう言った】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 23:48:49.64 ID:/e2OU4D1o
>>706

……………………!!

【まさかの急襲――】
【多数の腕によるこの攻撃を、回避するには少々余裕が足りない】
【ゆえに――】

…………がっ…………!!

【ウェル子は、両腕を顔の前で交差させ、防御に徹するのが精一杯だった】
【腕、胸、腹、脚――身体中が殴られ、華奢なウェル子は吹き飛ぶ】
【手痛いダメージを受け、彼女はマリーから少々離れた位置で、仰向けに倒れた】

…………けほっ…………

【ずれた眼鏡と帽子を、倒れた体勢のまま直す】
【苦しそうな呼吸とは裏腹に、表情だけはやはり「無」で――】

【一方で3羽のカラスがマリーに向かって飛ぶ】
【1羽は眼を、1羽は胸を、1羽は脚を狙い、統制の取れた3方向からの攻撃を行う】
【防げなければ、鋭い爪とクチバシで、その部位が抉られたり引き裂かれたりすることだろう】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/28(金) 23:51:52.74 ID:bYLNVUfAO
>>707

えぇ、勿論触りませんとも。
そちらに近付くだけで結構な体力の消費となりますので……ご安心を

【ふざける訳でもなく、むしろ語気を荒らげた少年を落ち着かせるように彼は言う】
【視線は、今は少年だ……無意味に少女を怖がらせすぎてもいけない】
【ただ自分は腕の良い医者を紹介してもらいたいだけだ――“今のところ”は】

……で、医者はまだで御座いますか?

【笑いもせずに話を戻す彼は、やはり……『危険人物』なのだろう】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:57:50.03 ID:15qw2xGb0
>>706

くっ!防壁になるのか!?

【サミュエルを守るように立ちはだかった腕にそのまま走り向かう青年】
【車は急には止まれない】
【かなりの速度を出していたため、自分では制御しきれずにそのまま腕に体ごと体当たりの形でぶつかる】

【ぶつかった瞬間、その一瞬の隙で何かをされないように素早く後退し距離をとる】

あっちもこっちもめんどくさい―ってかやばそうなことになってるが・・・!

>>708の少女と>>702の男を見て呟いた】

とりあえず・・・邪魔なんだよ・・・!その腕も―!

【青年はその場で一回転し】

おまえも―!!

【その場で強力な蹴りを、サミュエルとの対角線上の空に向かって放つ】
【青年の蹴りからは纏っていた風が突風へと変わりサミュエルとその腕に向かう】
【なんの威力も打撃もついていないただの突風】
【だが、ただの風であるゆえ、しっかりと防げなければ飛ばされてしまうだろう】

【ガゼリアル―残り1―】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:00:36.73 ID:iaQOKsjSO
>>709

『……っ、ソーマ。呼んできてよ、いつものおじさん』
「え、ぅ……ん」

【数瞬の躊躇、かたわれと青年と地面とを輪を描くように視線を動かして】
【少女は小さく頷いて、走っていく。医者を呼びに行ったのだろう】

『……ごめんなさい、口を荒げてしまって。
 彼女、僕の妹なのですが……怖がりでして』

【取り繕うような笑顔でそこに立ったまま、少年は少女の帰りを待っている】
【怖がりなのはどちらなのか。よく解らないけれど、財布にも手をつけずに、静止】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 00:05:07.44 ID:LTj1vC0AO
>>711

本当に、申し訳御座いません……ありがとうございます

【礼を言うことを厭わず、身体が動かせれば頭も下げたことだろう――ごく普通に】
【しかしその普通さが逆に異常で、気持ち悪いと思わせるような青年だった】

いえ、構いません
ところで……妹様の名前はソーマ、とおっしゃるようですが……貴方様のお名前は?

【「“命の恩人”の名前くらい知らないと、恩返しが出来ませんので――」】

【そう付け加える彼の声は、蛇が獲物を前にして威嚇する音に似ていた】
【少年が財布を手に入れようと近付いても彼は動かないが、視線だけは逸らさない】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 00:05:45.18 ID:ziN9/5fSO
【だだっぴろい荒野】
この辺りなら広さも十分だな
今のところ計画に支障は無し…
【がっちゃがっちゃと音を鳴らしながら一人の青年が歩いている】
後は武器を揃えるだけか…
【その姿は異質で奇特】
【工作につかうようなカッターナイフから超マイナーな民族武器や斧、槍にいたるまで】
【全身を刃物がうめつくしている】
砲兵が少ないのが気になるが…今さらどうにもならないしな…
【先程から不穏な独り言が続いている】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:07:24.95 ID:ypcF4yleo
>>706

…そう、そう来る?ずいぶんと臆病なんだね
でも許さないよ、ぼくはもう決めたんだ…そっちがどれだけぶち込んでこようが
届くのがたとえたった一発であろうが


―――ぼくはきみの顔面をこの手でつぶす事に決めたんだ


【―――再び、弱者に痛みをも伴わせる『威圧』を試みた】

【淡々と、機械的にデータのコピーを行うようにつまらない事を吐き捨てるかのように、ほとんど感情を込めずに言葉を紡ぎながら】
【今度はサミュエル一人に限定するように、胃腸と握りつぶされてしまいそうな憎悪をぶつけ、恐怖を煽る】
【仮面はこの人物の表情を完全に隠しているが、しかしその仮面の上からでもわかる、この男は少なくとも五体満足でサミュエルを返すつもりはない、それは本気だ】

…忠告しておくと…今ぼくが吹き飛ばした『機関員』…今すぐ吐きだした方がいい

【そう、敵に向けて何か『忠告』を行うと…突如、キャットXが自然なモーションで…ふらりと倒れるような動きで前にその頭が、身体が傾いた】
【第三者の思わぬ援護射撃によるダメージか?などと希望を一度持たせてくれるかもしれないが…それは即座に否定される】

――――――我流歩法…『八艘跳び』

【目を疑うほどの、こちらへと押し迫って来るプレッシャーがサミュエルの網膜へと飛び込んでくる】
【否、それは遠距離にいた筈のキャットXが…まだ一歩しか踏み出してないはずのキャットXが…!】

【その一歩で前へと跳ね、マリーの腕の隙間からアルベルト>>710とは違う角度から右の拳を握りしめ】
【行ってくるは…あくまでサミュエル本体への直接攻撃!その表面からはうかがい知れないほどの執念で…食らいついてくるッ!】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:14:03.30 ID:iaQOKsjSO
>>712

『……トーヤ、と。申します、姓は「双宮」。
 双宮ソーマと、双宮トーヤです』

【崖の縁に立って、尚且つ腹を空かせた獣が目の前にいるような。そんな感覚】
【こんな状況で何を繕っても一緒だろうと、そう考えて、ひとつ息を吐く】
【自分たちの好奇心というのは少し抑えなければならないな、と、ぼんやり考えた】


【少しすれば、少女がよく解らない出で立ちの中年を連れてきて】
【止血と消毒と、そんなささやかな治療を始めるだろう】

【それまで、少年はずっと静止していた】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/29(土) 00:17:36.05 ID:F6sIcgFMo
>>708
【腹部からずるりと伸びた腕はまたずるずると体内にもどって行く】
【そして、普通の腕が二本生え、睥睨するようにウェル子の方を向いた】

ははは!流石です、マリー。

【褒めるように言うと、マリーは狂ったような雄叫びを上げた】
【そして、迫る鴉を振り払おうとするが、マリーは力には優れるが速度に恵まれないタイプである】
【故に、顔を狙う鴉は捉え、握り砕くことが出来たが、それ以外の攻撃は防げず、肉を啄まれ、そこから黒いコールタールのような液体が噴出した】

「おおおおぉおぉぉおんおぉおぉぉぉおぉぉぉおおおおおぅおぉお!」

【苦しむように呻くマリーだが、それでも立ち、相手に向け歩む】
【歩みは鈍いが、安定感の有る動きである】

>>710
【ぶつかる腕は屈強で、かなりの弾力を持っていただろう】
【慌てて腕が青年を掴もうとするが、動き自体はそれ程早くはない為、捉えることは出来なかった】

ぬぅっ!

【そして、迫る風】
【サミュエルは、風を防ぐすべを持たず、吹き飛ばされた】
【だが、二本有る地面から生える腕の内の一本がサミュエルを受け止めた】

流石に、一人で三人相手するのは、辛いですね。

【苦笑を浮かべようとするも、その顔はひきつっていた】

>>714
【サミュエルを受け止める腕がサミュエルを地面に下ろす】

臆病ゥ……?
違います、私はこの手を血で汚したくないだけですよ。
アレは美しくない、そうでしょ……ッ!

【途端、迫る『威圧』】
【びりびりとした感覚が、サミュエルを襲い、冷や汗を流させる】
【直接戦闘を殆ど行わないお山の大将だ、殺意や憎悪を直接受けることは少ない】
【故に、意外なほどに強く影響を受け、ふらつく、が】
【相手の忠告を聞き、嘲笑するように声を漏らす】

クク……、吐き出せる筈が無いのですよ。
マリーの体内で、彼らは混沌と混ざり合っているのだから、既に誰が誰かも分からなくなっている。
只の名もない“下僕”です、問題など何処にも有りはしない!

【――――腐ってもカノッサであった。腐りきってはいたが】
【不遜に立ち上がると、サミュエルは迫る相手を見据え、命ずる】

マリーッ!

【二本の腕が、サミュエルを守るように地面を砕きながら移動し、一本が間に合い拳を受け止めた】
【だが、相手の攻撃の勢いは強く、腕が手首の上からちぎれ翔ぶ】
【翔んで言った手首がサミュエルの顔にべちゃり、と当たり、顔に黒いよごれが付いた】

な……っ!
私のマリーが、いとも簡単に!

【顔が一瞬で蒼白と成る】
【流石に、この人数を一人で相手し、更に直接に狙われては一溜まりもないと判断したのだ】
【サミュエルは、慌てて指を鳴らし、足元に魔方陣を展開していく】

//次のレスくらいで撤退させます!
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 00:18:18.93 ID:LTj1vC0AO
>>715

双宮トーマ様とソーマ様……えぇ、確かに
此はプーシュカ・サクラメントと申します。この度は助けて頂きありがとうございました

【そう、いっそしつこいくらいにお礼を言うと――戻ってきた少女に視線をやり】
【医者であろう男に軽く頭を下げると、無理に腕を動かして財布を軽くさす】

さぁ、どうぞ……手持ちは少ないので、全快致しましたら“お礼”に行かせて頂きます

【そう言うと、疲れたように息を吐いた】
【なんらかの方法で痛みは感じてなかったようだが、やはり疲労は溜まるようで】
【その一瞬の後――彼が纏っていた、不気味な雰囲気は最初からなかったように霧散する】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 00:19:08.43 ID:LTj1vC0AO
>>717
/訂正、トーマじゃなくトーヤでしたね。申し訳ないです……
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:24:25.38 ID:iaQOKsjSO
>>717

『ええ……こちらこそ、ありがとうございます』

【ようやく動いた少年の腕は地面に落ちた財布を拾い、手に持ったまま】
【空いた手で走り寄ってきた少女の手を握って、元通り、隣り合わせ】

「……お礼、期待してやってもいいわよ」

【強がりと思われる言葉を吐く少女は、口元だけで笑っている】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 00:28:50.10 ID:LTj1vC0AO
>>719

えぇ、そうですね……菓子折りでも、差し上げましょうか。考えておきましょう

【言うと、そこで小さく笑んだ】
【この笑みばかりは彼らを怖がらせるつもりでなく、少女の強がりな発言に】
【自分の姉を思い出して浮かべた、本当にただの思い出し笑いだったのだが】
【……まぁ、気味は悪いかもしれない】

引き止めて申し訳ありませんでした
そろそろ帰らないと、貴方様方も危ないのでは……?

【そして二人を気遣うような発言】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 00:32:44.58 ID:R4h0X5Nqo
>>716>>710>>714

……誰が……

【むくり……ふらふらとしながらもウェル子は確かに立ち上がる】

……誰が……

【右腕を天に掲げる】
【左手を額にあてがう】


………… 帰 っ て い い と 申 し ま し た か ――――


【マリーに攻撃を加えた2羽のカラスがウェル子の右手に集まり、】
【そして左手で、額のガーゼを一気にはぎ取る】

【やはり額を怪我をしていたようで、ガーゼが取れると同時に血液が勢いよく噴き出す】
【額は、傷が浅くても、出血が激しくなりやすい――】
【また既に深手を負っている左腕に力を入れたことで、左腕からも血がいっそう滲み出ていく】

――――サミュエル様ァ゛ア゛――――…………!!

【黒く、激しい、閃光が、ウェル子の右手から発せられる】
【同時に、そこから舞い散る幾数かの「黒い羽根」――】

――――《血の》……《代償》…………!!

【次の瞬間、彼女の頭上にいたのは「一羽のカラス」――】
【それも、ウェル子と同じかそれより大きい身体を持つ……「巨大カラス」】

…………紳士の称号……塵屑のように鴉の餌にして差し上げます――――

【パチン――指が鳴った】

【巨大カラスは、地獄から響くような鳴き声で空気を振るわせながら、】
【マリーの胴体へ、真っ直ぐ、勢いよく、飛翔しての突進を仕掛けていく――】

【カラスの巨体と、鋭利なクチバシ――】
【この突進をまともに喰らえば、いくらマリーといえど危険か――?】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:37:22.72 ID:iaQOKsjSO
>>720

「、」

【ほんのちょっと後退り。ほんのちょっとだけど】
【ついでに、繋いだ手を爪が食い込むほど握り締めて、少年がほんのちょっと呻いた】

『……ああ痛。そうだね、もう帰ろうか』
「あ、ご、ごめ……そうね、帰ろ」

【ふたりは小さく頷いて、きっちり揃ったお辞儀をひとつ】
【手を繋いだまま後ろを向けば、判別を付けるのが難しいふたつの小さな背中が、頭が見える】

【何もなければ、それらは路地裏の向こうへ消えていく、はず】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 00:40:46.84 ID:S4RFbM/SO
【とある商店街、広場――】
【夜も更け行き、往来に人影は既になく。深々とこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいの降りしきる中】
【街灯の薄明かりに照らされて、ぽつり、と。噴水の縁に独り、腰掛けているものが有る】

(……静か、だな。そうだ、何時だって。不必要な位に、静かなんだ)
(嵐の、真っ只中に居る時は=\―だから、片時だって気を抜けない)

【この冷え込みの所為か、無機的な白皙の貌はより白く、血の気も薄く】
【どれほどの時間、こうして此処に居たのだろうか。羽織った臙脂のジャケットの肩には、ふわり、雪化粧】

――――もう直ぐだ。……大丈夫、きっと為遂げられるから……。

【ともすればマネキンか、或いは幽霊か、とでも間違えそうな風体だったが】
【生憎と足は透けもせずに、はっきりとした実像を結んでいて】
【時折白に染まる大気が、彼女が確かに生きて、呼吸している事を示していた】

【押し殺された呟き。視線は、首に掛かった銀鎖――ネックレスのチェーン――の一端】
【緩く握った掌の中の、青水晶のリングへと落とされて。微動だにせず、左手は胸元に寄せた儘】

【俯き、薄く瞼を閉ざして。――――或いはその様は、一心に何かを祈るように】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:41:25.99 ID:w4PlfBAW0
>>716

(逃げる気か・・・?ここは追い討ちをかけるべきか否か・・・)

【青年は男を殺そうとする意思は無く、ただこの場から退けようと考えてただけのようだ】
【男が魔法陣のようなものを出し逃げるであろうと判断して急に力を抜かした】
【と同時に、青年の髪の毛が黒に戻り、足に纏わりついていた風が消えていった】
【カゼリアル―残り0―】

だけども・・・お二人方はやる気かな。

>>721>>714の雰囲気を見てそう呟きつつ】
【服の懐から一丁の小さなハンドガンを取り出し、マリーに向かって構えた】

あまり力は使えないし、これで援護するよ。

【マリーの攻撃手段である、伸びる腕と、機動力を削るために足へと1発ずつ放とうとする】
【威力の低いハンドガン、そして彼自身銃をあまり使ったことが無いため狙いもよくはないであろう】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:42:46.40 ID:8T+5Q4ZSO
>>701
「あら、可愛いらs・・うわあああ!!」
【サバト登場に少女の方は、びっくり仰天して叫ぶ】
【しかも赤ちゃんに気を取られてたので三倍増しである。】

―――あ、サバトさん。
【少年―――護の方はもはや慣れてしまったのか、】
【すっかり、普通の反応である。】
【慣れって怖いよね!!】

『「・・・・・・・え!?」』
【?!】

/ただいま戻りました!
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 00:43:05.35 ID:LTj1vC0AO
>>722

【勿論のこと、彼が二人を引き止める訳もなく――拍子抜けする程あっさりと、飢えた獣の範囲から彼らは逃げられるだろう】

双宮トーヤ、双宮ソーマ……
お礼は何に致しましょうか……ああしかし、二卵性にしてはそっくりで御座いました

――彼も、“彼女”だったら良かったのに

【ぼんやりと宙を見ながら呟きつつ、治療を受ける青年の姿は気持ち悪いもので】
【今回一番の被害者は、そんな独り言を呟き続ける彼の手当てをしたお医者さま、だったのかもしれない】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 00:43:23.82 ID:S4RFbM/SO
【とある商店街、広場――】
【夜も更け行き、往来に人影は既になく。深々と粉雪の降りしきる中】
【街灯の薄明かりに照らされて、ぽつり、と。噴水の縁に独り、腰掛けているものが有る】

(……静か、だな。そうだ、何時だって。不必要な位に、静かなんだ)
(嵐の、真っ只中に居る時は=\―だから、片時だって気を抜けない)

【この冷え込みの所為か、無機的な白皙の貌はより白く、血の気も薄く】
【どれほどの時間、こうして此処に居たのだろうか。羽織った臙脂のジャケットの肩には、ふわり、雪化粧】

――――もう直ぐだ。……大丈夫、きっと為遂げられるから……。

【ともすればマネキンか、或いは幽霊か、とでも間違えそうな風体だったが】
【生憎と足は透けもせずに、はっきりとした実像を結んでいて】
【時折白に染まる大気が、彼女が確かに生きて、呼吸している事を示していた】

【押し殺された呟き。視線は、首に掛かった銀鎖――ネックレスのチェーン――の一端】
【緩く握った掌の中の、青水晶のリングへと落とされて。微動だにせず、左手は胸元に寄せた儘】

【俯き、薄く瞼を閉ざして。――――或いはその様は、一心に何かを祈るように】
//ミス。先程のは見なかった事に……orz
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:48:50.31 ID:iaQOKsjSO
>>726

『……爪痕見てよこれ、すっごくくっきり付いたよ』
「しょうがないでしょ怖かったんだもん! なんか怖いのよあいつ!」
『おじさんが来るまでひとりで待たされた僕に労りの言葉もなし、と。まったくソーマは』


『……怖がりだよね』
「なんだとー!」

【ふたりが消えた路地裏の闇から、そんな声が聞こえたりなんだり】

/ありがとうございましたー!
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:51:10.05 ID:ypcF4yleo
>>716

…そうまでして、顔面殴られたくないかなあ?
とんだ小物だね、ケーニッヒキャットを使うまでもない…

【キャットXは、この目の前の敵を『お山の大将』と認識、そして呆れたような様子で頭をかき始めた】
【ならばもはや慈悲もなく、そして苦もなく叩きのめせる…そう思うとす、と腰のホルダーに下がっていた鉄扇と、一枚の秘密道具カードを取り出す】
【扇子のカードリーダーに…裏向きで通すことでその扇子から電子音声が鳴る】

『Maximum Charge』

【それが最大出力を引きだすコードなのか、キャットXの全エネルギーが右足へと送り込まれ、その周りにバチバチと目に見えないエネルギーがはじけ始める】
【その場から先ほどの『八艘跳び』のように大きく跳躍、そしてその右脚を逃走するサミュエルへと狙いを定め】


ツェアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ―――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!!!!!!


【そのまま飛び蹴りを、サミュエルめがけて叩き込みに行くッ!】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 00:53:08.13 ID:DVxXeMAS0
>>725
……その…驚き…いただきー…
【クネッとポーズをとり】

……秋阿……おいで……
『ぁぅ♪』
【ヨチヨチと二本の足でサバトな元へ来て】

……あれ?…護に…言ってなかった?…
……私の…赤ちゃん…
【※言ってません】

『ぅ〜〜』
【サバトに抱き上げられ楽しそうに手足をバタ尽かせ、少女を見ている】

……ついでに…私12歳……
…秋阿…もうすぐ…1歳…
【!?】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 00:53:41.26 ID:DVxXeMAS0
>>730追加
/おかえりー
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:53:45.97 ID:+W10l21IO
>>723
/まだいますかー?
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 00:55:09.28 ID:S4RFbM/SO
>>732
//此処に(キリッ
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/29(土) 00:56:50.37 ID:F6sIcgFMo
>>721
ひ、ヒィィッッ!

【紳士が紳士たる所以は余裕故に】
【しかして、余裕を失えば、紳士は紳士では無くなるのだろう】
【カタカタ震え、魔方陣の発動をただ待つ】
【だが、マリーに迫る巨大鴉を眼に認めると、サミュエルは、声をあげた】

マリーッ!死ぬな、頼む、死なないでくれっ!

【まるで、死に瀕す恋人に駆けるようなセリフ】
【そして、マリーの胴から20程の腕が現れ、鴉を止めるために伸び、抑えこもうとする】
【だが、鴉の勢いは、力は、強い】
【ぎりぎりと、鴉を抑えるも、嘴が深く深く胴を抉った】
【それを見て、サミュエルは】

マリィィイィィイィィィイッ!!

【と絶叫。紳士落涙】
【もはや、闘う力は残っていない】

>>724
【腹部に傷を負い、徐々に消えていっているマリーに弾丸がめり込み、加速度的に其の消滅速度を上昇させる】
【そして、それを見て、サミュエルは青年を睨みつけ、声を漏らす】

キィサマァ……ッ!

【――――許さんッ!】
【初めて、余裕の無き、紳士でない素のサミュエルの言葉が漏れた】

>>729
くそ、くそ、糞っ!!

【消えたマリーを眼にし、涙を流しながら悪態をつくサミュエル】
【右手にはスティレットが有ったが、それを使いキャットXと闘う発想も出ないほど激昂していた】
【そして、激昂し、守りの無いサミュエルはもはや只のカカシ同然で】

覚えてろ、この報いは、いつか――――ッ!

【迫る蹴りを見て、言葉を残し】



グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!



【莫大なエネルギーを秘めた蹴りを其の身に受け、十数メートル吹き飛び、地面を転がっていくサミュエル】
【口からごぽり、と血を漏らし、そして気絶した】
【直後、転移術式が発動し、サミュエルは消え去っていった】
【残るは凄惨たる光景と、市民の死体達。だが、君たちの力がなければこれ以上の被害が出ていたことは間違いない】
【無差別な市民を犠牲とする其のやり口、其れこそがサミュエル及び彼の率いる部隊のやり方であったのだから】
【だが、油断をしてはならない。確実に、また――――彼らはダンスパーティという名の戦闘行動をするのだろうから】
【しかし、今回は、君たちの勝利であった】


//参加乙でした!色々と申し訳なかったのです……、やっぱりうまくいきませんね……。精進有るのみです。
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 01:01:07.83 ID:+W10l21IO
>>723
【――ぞくり。其れは恐らく識槻朔夜という人物が以前感じた感覚であろう】
【夜の寒さとはまた違う冷たい感覚。そう、それは闇の魔力≠ノ依る物である】
【そしてその感覚に神経を向けたのならば、気付くだろう――少しづつではあるが、其れが近づいて来るという事に】

【かたり。彼女の持っているであろう短刀逆凪≠ェ、僅かな音を立てた】

>>733
/ではお願いするです。
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 01:08:57.08 ID:R4h0X5Nqo
>>734>>724>>729

…………ああ……いい叫び……絶望の……叫び…………

【愉悦を含んだ、あまりに残酷な呟き】
【ウェル子は、己の顔を隠すように右手で顔を覆った】

――さようなら『紳士』様……

【それは、去りゆくサミュエルへの言葉でもあり、】
【「紳士」を忘れたサミュエルへの言葉でもあり……】

次に眼球を抉られるのは……「下僕」ではなく……「貴方様」……ふふ……

【マリーを穿ったカラスは、そのまま遠方へ飛んでいき、彼方の空へ姿を消す】


――今宵は終幕……

――望み絶えぬ皆様は、次回の機会にまた……

――この世に……絶望あらんことを……


【ウェル子は、一緒に闘った仲間に挨拶すらすることなく、夜の街へ溶けていった――】
【笑いもせず、泣きもせず、悦びもせず、悲しみもせず、】
【あらゆる「光」を絶った少女は、また誰かの光を消すために……今は消え行く――】


【その後、野性のカラスたちは、市民の死体を貪っていたという】


/主催者及び参加者の皆様、お疲れ様でした!
/楽しませていただきました!ありがとうございましたー!
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 01:10:21.19 ID:w4PlfBAW0
>>734>>729>>736

ふぅむ。
紳士といっていたわりに、余裕が無くなったら紳士じゃなくなったな。

【転移術が発動して消えて行くサミュエルを見ながら言うアルベルト】

まぁ、所詮は機関の悪人ってところか。
まったくもってスマートじゃないね。

【フフッと笑みをこぼしながらハンドガンを懐にしまい、変わりにカメラを取り出した】
【そして、取り出したカメラで、この惨状の写真を撮り始めた】
【さり気なく、ウェル子とキャッツXも写真に収めるように】

この惨状の回復は、今の俺にはどうすることも出来ないしな・・・
その辺の修復は他の誰かに任せよう。

【まさに他力本願】
【パシャパシャときまぐれに写真を収めながらその場を去っていった】

//突発テロおつかれさまでしたー!
//ウェル子の方とキャッツXの方もお疲れ様でしたー!
//とても楽しかったです!ありがとうございました!
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 01:16:48.55 ID:ziN9/5fSO
【路地裏】
そろそろいいかな…今日のお仕事終わり〜っと
【後ろで束ねた長い金髪に青い目】
【帽子にベストにブーツ等、古いウエスタン映画に出てくるような服装で】
【両腰にはもちろんリボルバーを備えた保安官が伸びをしながら大あくび】
【何故路地裏にいるかというと】
【この世界は路地裏の治安が極度に悪い為に、1日の最後に路地裏を見回るのが習慣になっているのだ】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 01:17:44.07 ID:S4RFbM/SO
>>735
【深い深い、冬の夜。寒気に晒されて半ば感覚を喪った神経に、異物を差し込まれるような悍気が奔る】
【――異状に対する生理的反応で、じとり、背筋に浮かぶ脂汗。数拍を置かず、彼女は気付いた】

(……魔翌力、だな。属性は――闇か?大元は、存外に近いが)
(逆凪≠フ反応――鳴いている?幾ら霊剣ったって、今までこんな事は一つも………。)

【腰に帯びたる白刃、計三振りの内一つ。かたり、震えたそれの柄を左手に握り】
【宙ぶらりんになったリングを、右手で懐に押し込んで。更に気配を探ってみれば――】

(――……近付いてる?)
//宜しくお願いするのですよー
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 01:19:20.99 ID:ypcF4yleo
>>734>>736>>737

…紳士、ねえ…ぼくの知る男の方がよっぽど紳士に近かったよ、変態だけど
少なくとも、こんな土壇場に追い込まれたくらいで情けない声を上げるようでは…それじゃあぼくの方が先に進んでいると
そう取られてもおかしくはないよね…

とはいえ、止める事が出来て良かった…一件落着…かな?

【そう告げながら、ベルトのプルバーを引きカードを引き抜くと、オリハルコンエレメントが出現し通過、元のワシのマークが象られた仮面の人物に戻る】
【バックルとカードをしまいながら、彼はポケットに手を入れると】

二人もお疲れ様…後の事は他の人に任せるよ
ぼくは…帰って寝る、今日はしんどい…

【そう告げると、彼もまたそのまま…夜の闇へと消えて行った】
【←To Be Continued...】
/乙でしたー
/何度か遅れて非常に申し訳ない…
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 01:34:42.01 ID:+W10l21IO
>>739
【寒気の根源が近づいて来るスピードは存外に早い。人間が走る程度か、或いは小鳥の飛ぶ位の其れか】
【同時に、察知し得る魔力の質も、より鮮明ではっきりとした其れへと変わっていくだろう】
【そして、そこに至れば朔夜は気付くだろう。嗚呼、この魔力を彼女は真近でみたことがあると――】

【――悪寒を喚び起こす其れは、彼女の大切な人物がその身に宿した宝玉≠フ物と同質であると】

――――ッ!!

【ぶわぁっ、と。一陣の冷たい風が砂を孕んで吹き上がり】
【生まれた砂煙が俄かに晴れる頃には――其等≠ヘもう、朔夜の眼前に居た】

【一人は、教会″jッのみが身に付ける事のできるルーンの刻まれたローブを纏う小さな少女】
【若葉色の、腰程までの長さのストレートの髪、蒼とも翠ともつかない色の――世界を模したような瞳】
【其れは、かつて朔夜に逆凪≠渡した災禍≠ニ名乗る人物であった】

【そして其れに相対するのは――彼女の生き写し、否、まさに災禍≠サの物】
【だが一つ大きく違うのは、その姿は全くの色を宿さない漆黒の闇である事だろう】
【……そして同時に気付くだろう。其れは宝玉≠フ魔力を以て、その形をなしているという事に】

識槻朔夜ですか――丁度いい所に……っ!
く、やはり私だけでは止められませんか!

【何かの術式を行使しているのだろうか? 本人らしき人物は、影たる存在へと手を翳していた】
【以前会った時の飄々とした様子とはまるで正反対の彼女に、朔夜は何を感じ取るのだろう――】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 02:09:01.50 ID:S4RFbM/SO
>>741
【嗚呼――その魔翌力には、覚えが有った。僅かの後にそれに気付けば、彼女はひょいと立ち上がる】
【思えば、会うのは随分と久しい。想像が飛躍して、真一文字だった口の端を淡く綻ばす、が】
【同時に、心の奥の醒めた部分が警鐘を鳴らす。「そうだ、考えろ」――】

【常の――言い方は悪いが、多少ぽけーっとした彼女≠ネらば、こうも濃密な魔翌力を発散している事は先ず無い】
【であるからして、非常時である可能性は大きい、と。緩んだ口許が、警戒に再び引き結ばれて】

災禍の種=Aだったか――――如何いう事だよ、これ?

(……黒い、影。宝玉=Hこいつと同質の魔翌力、そう、確か――――)

【舞い散る雪片、砂煙。見れば其処には、果たして――非常時≠ェ、存在していた】
【咄嗟に状況説明を求めつつも。余りにも唐突過ぎるが故に、暫しの冷却時間を挟んで】
【巡らす思考は、間違っても穏やかな其れではない。自然、視線は黒一色のシルエットへ】

【災禍の宝玉≠フ帯びた、闇の魔翌力。だが不可解だ、宝玉は確かに彼女≠ェ取り込んで――?】

(――――エルメア?)

【加えて、災禍の種≠フ唯ならぬ様子。一度相見えたのみだが、その異質さは確かに識っていて】
【その彼女が、慌てているように見える。――其処から弾き出されるのは、悪い予感以外に無い】
【断片的に浮かぶ、最悪の推論。呼応するように、すう、と瞳が蒼色の灯を燈す】

【――――ふわり、虚空より滲み出でた淡い霞は、羽衣宛らの形状に凝集して、朔夜の背に】
【戦装束と化した拒絶=B掴んだ逆凪≠そのまま逆手に抜き放ち、戦闘態勢に移行する】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 02:27:08.76 ID:+W10l21IO
>>742
【自らが与えた短刀を構える朔夜を横目に捉え、災禍≠ニ呼ばれた存在は苦しげながらもなんとか微笑みを浮かべた】
【そして――術式を強める動作なのだろうか、翳していた掌をゆっくり、ゆっくりと握っていく。まるで心臓でも握るかのように】

――話が早いですね。
簡潔……になるかは分かりませんが、少しばかりの話を――く、ぅぁ!

【其れでも尚、その存在の抵抗に遭ったのだろう。話す彼女の言葉は、途中で痛々しい喘ぎへと取って替えられる】
【だが彼女は――その痛覚を振り切ろうとするかのようにふるふると頭を何度か振るい、自らの術式のペースを取り戻す】
【一度反射的に閉じてしまった瞳を何とか開いて、意志の篭った世界の瞳≠ヘ、まっすぐに朔夜を見据えた】

良いですか、識槻朔夜!魔翌力から分かると思いますが――その影は、私≠ネんです!
そして其れは――エルメア=ミルフォードの宿していた宝玉の魔翌力で出来ています!

【焦りからか、平時は小さめな彼女の声は自然と大きく、叫ぶような其れになってしまっている】
【――此処までは、成り行きを知らない朔夜が魔翌力等の情報から充分に推測し得る状況であろう】

【だが――次に彼女が放った鮮烈な言葉は……、】


――エルメアは確かに、この魔翌力を体から抜く事を望みました!
そして、其れには$ャ功しましたが……抜いた魔翌力が暴走し、おかしな事になったんです!
今は私が何とか押さえ込んでいますが、同一人物≠フ私にはそれが限界――。

でも……こいつを貴方が倒さなければ、エルメアは魔翌力のフィードバックで死にますッッ!


【余りに――余り唐突過ぎる、警鐘だった】


/すんません、すごい所ですが限界です……
/明日イベントらしいんで、明後日以降大丈夫ですかね
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 02:47:08.23 ID:yYuNjW6So
>>738

ひゃー……今日の仕事終わりーっと。

【その人物と丁度対面するような形で歩いている人物が1人】
【似たような台詞を吐き、ただ言葉からは疲れが滲んでいる】

(朝帰りじゃねーだけマシだけど、だけどー……。)
どっちにしたってダリィーんだよな、ほんっとによう。

【服装はシンプルな白いシャツに上下黒のスーツという出で立ち】
【腰の辺りまで伸びた髪の色と同じ赤黒いネクタイが映えている――――】
【ただその髪の毛は手入れをしていないのか所々で外側に跳ねていて針鼠のよう】

【そのシンプルな格好とはうって変わってその人物、彼女の表情は】
【常に何かに怒っていると勘違いしそうな程のツリ目に眉間の皺、藍色の瞳が常にギラつき】
【加えて左目には軍人が付けるような真っ黒な眼帯で塞がれていた】
【それだけの容姿をしていれば一般人では無いのが分かるかも知れない】

(しかしまあ仕事もボロいっちゃあボロいからいいんだけどサ……)
(時間選ばねーとややこいことになるからなあ)
こうするしか手はねーのさね……

【仕方無げに「ふう」と息を吐き肩を竦める】
【月明かりに彼女の顔が照らされたのなら、赤い血飛沫が付着しているのが分かるだろう】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 02:54:32.11 ID:ziN9/5fSO
>>744
【まあ、真っ正面から向かい合って色々と気付かない訳もなく】
ヘイ、そこのお嬢さん
綺麗なお顔が汚い物で汚れてるぜ?
怪我でもしてんのか?
【探りを入れるように話し掛ける】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 03:12:40.27 ID:yYuNjW6So
>>745

あ゛……?

【第一声、ものっそ不機嫌そうな声】
【立ち止まりギロリと声の主を睨みつける】

お嬢さんだなんて他人を見る目がねーのな……フン。

【何故か勝ち誇ったような表情を浮かべ】
【腕を組み軽く鼻で笑う彼女。その台詞からは――】
【彼女が見た目と年齢が比例していない人種のようにも聞こえるだろう】

つーか汚れ?……あ゛ーまさか……
おっかしーな一応血は浴びねえように立ち回ったつもりなんだけども――――

【思い当たるフシが少なくともあるようで右手を頬にグイと押し付け】
【軽く拭う、掌には勿論血の赤色が付着していた】
【どうやら彼女自身の怪我では無いようで、となれば他人の血液であるのは自明の理である】

うっひゃこのまま通りに出てたら捕まっちまう所だったわ。
サンキュなクソガキー危うく……ってトコだったぜー。

【きゃらきゃらと愉快そうに笑い手についた其れをスーツで拭う、黒色は全ての色を飲み込む】
【そして目の前の彼を「クソガキ」などと呼び】

見た通りアタイは身体のどっこも怪我なんてしてねーよ。
むしろ怪我させた側だしー?返り血浴びてたのは予想外だったけどな。

【その血が付着したのは恐らく眼帯の死角から飛んできたからだろう】
【付着した感触自体は戦闘中の興奮故に感知出来なかったと見て相違ない】

で、何さね?保安官らしくアタイでも逮捕するつもりかい?
まあどっちにしたって下らない探りはやめとけよそういうの面倒くせえからさ。
何かやりてー事があんなら率直に言いやがれってんだよ、アタイは気が短けーんだぜ?ええオイ?

【一旦瞳を大きく見開いて挑戦的に白い八重歯を見せながら】
【彼女はただ何もしようとはせずに仁王立ちのまま動かない】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 03:20:35.86 ID:ziN9/5fSO
>>746
オーケーオーケー、怪我は無い、と…正当防衛でって感じでもねえな
【念のため、左手はいつでも銃を抜ける位置にある】
んじゃあ単刀直入に聞くが…大人しくしょっぴかれる気はあるか?
おっと、断るってのはナシだぜ?
これは大事なオレのお仕事だし、任意同行を頼んでる訳でもねーんだからよ
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 03:39:39.16 ID:yYuNjW6So
>>747

怪我は無い、チンピラ如きがアタイに怪我させるどころか―――
触れることすら出来ねえよ年季が違えんだ年季がよ。

【なっはっははーと腰に手を当てて高笑い】
【どうやら戦闘スキルはそれなり、いや相当の物らしい】
【…………無論この時点では「自称」程度のレベルだが】

単刀直入に答えてやるけど……大人しくしょっぴかれるように見えるか?
答えはNOだ、ゼッタイに嫌だね拘束されんのは嫌いなんだよ。

【再び大きく鼻で笑いどこまでも挑戦的に高圧的に】

つーか「断るのはナシ」?……はっ!冗談も休み休み言えってんだよ――――
そんな台詞吐くならよう「大人しく〜」なんて質問する意味ねーじゃねーか。
「テメエをしょっぴくぞ」って正直に言えってんだよ全く面倒臭い。

【彼女は彼の言葉に拒否の意を示す】

アタイだって仕事が終わった帰りだってんだ、そして次は大事な自分の時間さ。
仕事と大事な大事な自分の時間のどちらが大事か比べるべくもねーだろ?
まして他人の仕事なんざーアタイにゃどうでもいいさね、ただアタイが面倒になるのは勘弁だわ。

【するりと絹糸を解くように、組んだ腕を戻し】
【そして右手を前に構える】

まあもし捕まえたきゃあ……自力で無理矢理捕まえるんだな
ほれほれアタイはここにいるぞ、っと

【掌を天に向け人差し指を「ちょいちょい」と曲げる】
【挑発と見て間違い無い】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 03:57:09.39 ID:ziN9/5fSO
>>748
血の気の多いヤツだ…
【右手で帽子を深く被り直し】
だったら、お言葉通り無理矢理捕まえるとするぜ
【左腰の拳銃を抜いて相手の右膝目がけて一発発砲する】
【ちなみに、この奇特な服装はコスプレではないく、元居た世界での職業の制服である】
【つまり、映画やマンガに感化された訳でなく本当に本場で腕を磨いた保安官なのだ】
【それだけに拳銃の扱い、特に速撃ちの速度と性格さはかなりのものだ】
その多い血の気を少し抜いてやるッ!
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 04:08:25.98 ID:yYuNjW6So
>>749

それは当たりだ、まあ血の気が多くて困った事はねえんだよ

【ググと耳を澄ませば音が聞こえそうな程に拳を握りこみ】
【本格的に戦闘態勢へと移行する】

だからさ、無理だって……――――

【言葉の途中、片目にて相手の動きを捉える】
【得物は銃、攻撃は面というよりむしろ点……それならば十分に避けられる理由はある】
【前に出した右足に力を込めそして地面を蹴り後方へ跳躍】
【凡そ50cm程度の移動、しかし避けるには十分な距離】

言ってるだろうがよう、全くこれだからなあ
つーかどっちが血の気が多いんだか分かったもんじゃねーなあオイ?

【言葉で彼を挑発する中で彼が冷静な視界を保っていられるならば見えるだろう】
【先程まで彼女がいた場所、その右足があった場所の地面が小さくだが割れているのが】
【それは移動の際に蹴った衝撃が原因である。彼女の純粋な力は人間離れしていると見て間違い無い】

(射撃は精確なのかね、しかしそれが仇になってらあな……)
(銃弾は基本一直線予測は容易、アタイくらいの目と身体能力があれば避けるのは造作もない)

【ある程度の「乱れ」がるのだったら彼女でも避けるのは難しいやもしれないが……】
【彼女は薄らとそう考えつつローファーの先で地面をトントンと叩き様子を伺っている】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 04:22:08.08 ID:ziN9/5fSO
>>750
(チッ…ある程度読まれてたとはいえ…今のを避けられるか…)
はあ〜?何が無理だって?
見た感じ得物はねえみてーだが、銃相手に素手で大丈夫か?
【あまり格闘の心得が無いため内心は切迫しているが、それでも余裕を装う】
【続けて三発、バラバラな位置に向けて銃弾を放つ】
【が、銃弾の速度が遅い】
【通常なら落ちてしまう速度でノロノロと、まるでスローモーションのビデオのような速度で銃弾が進んでいる】
【もちろんこれは能力による物で、銃弾の速度の操作である、最低はほぼ制止状態から最高は二倍まで銃弾の速度を調節できる】
(格闘は無理だな、近付かれたら終わりだぜ……)
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 04:43:11.50 ID:yYuNjW6So
>>751

生憎得物は全部ぶっ壊れてんだよ、お前にとっちゃあ幸運だろうけどな
本当参ったもんだぜアタイの力に負けて普通のモンはぶっ壊れちまう……

【己の力を誇示するように両の手を握り開きを繰り返す】
【彼女という人種に武器のスペックが追いつかない、凡そ普通の人間の為に作られた物は】
【1振りか2振りもすればもち手が変形し全体が砕けて散ってしまうのだ】

銃持ったヤツとはそれなりに戦ってらあな……
そっちこそ遠距離用の武器で近距離特化のヤツ相手して大丈夫か?
近づかれたが最期、お陀仏だぜ?

【嫌な笑顔、唇の端を持ち上げて】
【細めた瞳で場を見つめる】

(銃撃3つ、複数となるとキツイが……)
(は?んだよコレ……どうぞ避けてくださいって言ってるようなモンじゃねーか)

【一先ず弾丸が届く範囲であろうこの場所から移動しようと身構えるが】
【向かってくる弾丸は恐ろしくスロー、避ける事は容易そう】
【むしろスピードの無いそれは避ける必要すら無いように思える……】

(推測するに速度調整、銃弾に限るかどうかは不明……)
(減速のみ……とは考え難い、となればここは避けるのがベスト)

【思考の終わりと同時に右へ彼から見て左へ彼女は跳ね移動し】
【銃弾達の進行方向圏内から退避、何が起こるか分からない物に触れるのは危険である】
【触らぬ神に、なんとやら……】

そろそろアタイの番かね、オラ行くぞ目ェ見開いてようく見ておけ――――
狙いは胸だ気張っておくか避ける準備でもするんだな

【回避後その場で彼女は一瞬の硬直、それは力を溜める為の儀式のような物】
【狙う箇所を宣告した後彼女は直ぐに行動に出る】

【「バキリ」という地面を割る音、跳躍にも似た移動法】
【彼に向けて右掌を差し出しながら一直線に向かっていく】
【人形の弾丸、とまではいかないもののそれなりのスピードである】
【ただもし掌底をその身に受けても痛みで軽く気を失う程度の衝撃を受けるに留まるだろう】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 05:01:21.76 ID:ziN9/5fSO
>>752
チッ…舐めやがってッ――!
【右腕を胸の前に引いて防御の姿勢をとると】
【むかってくる相手に向けて二発、スローな銃弾を放つ】
【しかしそれは相手が速すぎた為か否か狙いは相手から逸れた】
がひゅ――っ!
【事前の申告に備えて右腕で防御はしていたが】
【非力な体は耐え切れず、数メートル体が後ろに跳んだ】
ぜひゅ……が…
【腕は無事だったが肋骨にきたらしく、吐息に血が混じる】
【銃弾が無くなったため左の銃をしまい右の銃を抜いた】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 05:14:20.98 ID:yYuNjW6So
>>753

――――ッ……

【ぎちりと腕が軋む音】
【仕事時の疲労がここで出てきたようで顔を顰める】
【ともあれ攻撃は当たったようだ、だが……】

舐めてるけどもそれなりには評価してるぜ?
例えば銃の狙いの腕とか、まあ今回はそれが仇になっちまったけどな

【どうやら彼はまだ意識はあるようで】
【戦闘終了とはいかないらしいそれならばこちらも】

さてさて次行くぜー今度は頭だ、安心しろよ嘘は付かない……
とまではいかないけどこういう状況じゃあ付かねえから安心しな
ま、必死こいて頭守ってくれや最悪死ぬかも……だからなぁ?

【幽鬼のようなしかし微かな喜びの混じった笑みを浮かべ】
【今度は左手を突き出し、吹き飛んだ彼に向かい跳躍ただ先程とは少し速度が遅い】

【掌は頭部を狙っているというのがその身体の動き、腕の動きで分かるだろう】
【無論先程と同じように死ぬようなレベルの攻撃ではない、ただ「最悪死ぬ」という言葉は嘘だった】
【それは何かを試しているのか、それとも楽しんでいるのか……】

(さて、こっからどうするかねえ……死に向かうか死に刃向かうか)

【月明かりの中、微かな笑い声が――――】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 05:24:38.07 ID:ziN9/5fSO
>>754
そうは…いく……かよっ!
(まずは、足を止めさせる…!)
【再び相手に向けて銃弾を六発、銃にこめられた弾を全て連射する】
【しかし今回はさっきと二つ違う】
【一つは速度、スローだっきとは逆、通常の銃弾よりも加速し、人体など容易く貫通するような弾速になっている事】
【二つ目は狙いがはっきりと向かってくる相手に向けられている事】
覚悟しな!もう「場は整ってるぜ!」
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 05:49:27.63 ID:emMLaOUSO
>>775

(まあそう来るわなあ……1発くらいは範囲内かね)

【完全に自分へ向いた銃口、暗い円から鈍色の弾頭が顔を覗かせるのだろう】
【突き出した左手を下げ、代わりに右腕を出す】
【更にその腕の甲を向け、盾のようにして構える】

(―――ってフルかよっ!しかも速いっ!!)

【加速も出来るのだろうという予測はあった、ただ想像よりも速かったというだけ】
【この速度と数では右手だけでは防げないだろうと……】
【下げた左を右手と同じように構え、弾丸に備える】

――――――ッ!

【数瞬もしない内に着弾】
【6ヶ所から血が吹き出る、ただ弾が肉体を貫通した様子は見られない】


【思い出して欲しいのは彼女の「力」】
【純粋なその「力」は筋肉のみで生み出されるものなのか?】
【答えは否、筋肉と同等或いはそれ以上の強度の骨が無ければその「力」は生まれない】
【ただの人間では、無い】

…………ちっ!
折角全快したってのに、また負傷かよ……

【両腕に数えて3つの弾痕、流血が見て取れる】
【更に左胸部に1発、右脚部に1発】
【残りの1つは腕を組み換えた際の動きが偶然に作用したのか】
【右肩上部を掠り後方に逸れた】

ズタズタじゃねえかオイ……これ以上は死ぬぞ流石に

【彼の思惑通り彼女は停止した】
【ただ弾そのものは体内に残っているようで、微かな動きはどこかぎこちない】
【ふらつく身体鞭を打ち、片足で地面をつつく】
【チャンス、か……?】

/ちょいと携帯から失礼します
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 06:00:08.80 ID:ziN9/5fSO
>>756
随分頑丈だな…
【このチャンスに畳み掛ける!】
【といきたいが銃弾を撃ち尽くしたためそうもいかず】
【また、かといって他人より非力なのは十分理解しているために不用意に接近戦を挑みもしない】
リロードだ!
【二丁の銃に弾をリロードしながら軽く後ろに下がる】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 06:17:29.52 ID:yYuNjW6So
>>757

頑丈も取り柄……でね、ただ――――

【ゆらりゆらりと左右に揺れ、血がぽたりぽたりと地に落ちる】
【腕の構えを解いたその先の眼光は未だ潰えてはいないが】

ただ……そろそろ限界だわ、ヤベーわ無理だわ。
死ぬ5歩くらい手前だぜコレ?お前がアタイを連れてく連れてかない以前の問題だ。

【彼女は口にしていないが銃弾を抑えた骨は殆どが尽く砕けていた】
【両の腕が使い物にならないのは言うまでも無く、その銃弾は他の部位にも渡っている】

そんな訳でアタイは逃げるぜ――――
まだアタイには大事なモンがいるんでねここで死ぬのは色々と投げ出し過ぎだ
アンタにゃあ悪いがこの辺で失礼させてもらうよ、強制的にな

【その場で左足を腰の高さまで持ち上げ……】
【そのまま地面に振り下ろす、次いで地面を揺らすような轟音】
【かかと落としが落ちた地面には小さなクレーターが1つ】

8秒後だ、危ないぜ何かに捕まっておけよ……ほいじゃ――――
今度会ったら代償として両腕極めてやるから覚悟しとけよ

【8秒と意味深な言葉を残し、彼女は振り返りその場から走りだす】
【幸いにも右足の骨は密度の高い筋肉の壁が銃弾の勢いを殺し完全には砕けておらず】
【走るという行動を可能にしていた】

【彼女が走りだしてから凡そ8秒後】
【その路地裏に少範囲ではあるが大きな揺れ、地震が襲うだろう】
【といっても時間にして5秒も無い、ただそれだけ時間が稼げれば逃亡は容易い】

/眠気がポップしてきたのでこの辺りで失礼してよろしいでしょうか?
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 06:20:25.26 ID:ziN9/5fSO
>>758
/わっかりましたー
/お疲れ様です、おやすみなさいませー
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 06:23:18.53 ID:yYuNjW6So
>>759
/あうすいませんありがとうございます
/それではお疲れ様でしたー!
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 11:16:21.13 ID:8T+5Q4ZSO
>>730
「護・・・・何この・・混沌の塊みたいな子、知り合い?」
【凄い失礼な言い方で】
【少女は護に尋ねる】

あぁうん、カオスなのはいつもこんな感じだから大丈夫だよ、
【サバトさんが今日も通常運行で安心した!】

え・・・・サバトさんて12なのっ?!

「その歳で母親て・・・】
【二人共各自驚きのリアクションを見せる】

/あああ!!すいません寝落ちしたあああ!!
/今日はイベントで6時半くらいまでしか出来ませんが一応返します
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 11:43:47.88 ID:ZydYvc910
>>761
……えへん……カオスこそ…我が使命…
【赤ちゃんをよしよしと抱きながら】

……まぁ…養子だけどね……
【実子じゃなかった!!】
【まあ実際に子供産んでいてもサバトなら不思議じゃない不思議】

……抱く?…
『ぅぅ?』
【少女に近づき赤ちゃんを渡そうとしながら】

/いえいえ
/けど…今日は9時まで仕事なので
/明日の夜に続きできませんか?
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 11:52:22.10 ID:8T+5Q4ZSO
>>762
/了解です。
/ではまた明日ー!
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 12:07:21.44 ID:S4RFbM/SO
>>743
【彼女の顔に浮かぶ苦痛に、周囲の空間に満ちる魔翌力。以前よりほんの僅か幼くも見える、余裕を取り払われた表情】
【予感する――恐らくは、其れ程までに。この鏡映しの二人を繋ぐ、不可視の術的攻防は、熾烈極まるのだろう】

……仕事柄、行き成りの修羅場には慣れてるんでな。
まあ、大体は識ってたよ。術理は解らないし、解った所でどうにか出来る訳でも無いが。

それでも――視覚化とか、感覚でどうにかなる事柄は得意なんだ。割とな。

【十重二十重に織られた魔翌力が紡ぐのは、干渉術式か、攻性防壁か、妨害か、擬装か、或いは――】
【兎も角、並の魔術師なら裸足で逃げ出しそうでは有る。だが、朔夜は魔術師でも無ければ】
【並≠ナあろう筈も、無論ない。この場に於いて、これ以上取り乱す事は恐らく、無いだろう】

【負荷に軋んだ霊的視覚をある程度閉塞し、逆凪≠ノ魔翌力を篭め、次いで――】
【次の言葉に、思わず耳を疑った。――今、何と言った?=z

【「闇の魔翌力≠抜き取った」――ああ、問題は無い。「成功した」――喜ばしい事だ】
【だが。暴走=Hその上言うに事欠いて、エルメアが死ぬ、と――――】

【思考停止に陥っていたのも束の間、ぷつん、と頭の中の何かが切れる音がする】
【弾かれたように高速回転を始める思考。弾き出す解答は、一つ。即ち、殺戮あるのみ、だ】

【彼女≠フ事となると途端に歯止めが利かなくなるのは、悪い癖だな、と】
【激しながらも存外に醒めた頭で、そう自覚しながらも。疾り出した衝動は、もう止まらない】
【こうなって仕舞えば、ブレーキを掛ける事など不可能だ。何より、止まってやる気も毛頭なく――】

――……ふぅ、ん。好いよ、お前の話に嘘や抜かりが無いのなら、オレがやらない理由も無い。

しかし、幻想種ならいざ知らず。模造品を、まして本人の力を借りてとは言え、
まさか抑止殺しの真似事をする羽目に成るなんて、な……別段文句は無いけれど。

……と、前置きは此処までにして――――。

【瞳の蒼が、一段とその深さを増した。俯瞰視点で全てを見下ろす世界の瞳=A見つめ返すそれは宛ら、深淵≠ゥ】
【自らを覗き込む者を覗く、拒絶――ひいては死≠ニいう名の怪物を孕んで。蒼い双眸は、爛々と光る】
【唐突に過ぎる所為か微かな疑問を帯びながらも、その眼に躊躇いの色は浮かばない】


     [ピーーー]=B


【手にした抜き身の峰をなぞれば、そこから白光が溢れ出し、退魔≠フ特性を有する刃を織り上げる】
【次いで右の掌、順手でもう一振りの短刀の柄を握り、一息に抜き放ちつつ、彼女は確かにそう告げる】

【ただ、それだけ。眼の前の黒が、どれ程の力量を持っているか、察しが付かない訳では無いが】
【取り立てて、思う事は無い。恐怖は勿論、強者と戦える事への歓喜すら抱かない】

(もしも本当なら、例え一秒だって、これを生かしておく道理は無い)
(あいつの命を脅かすものなんか、残らず消えて失くなれば好いんだ。――――オレが、そうする)

【視線は真っ直ぐ、標的へ向けて。たった三文字、詩と呼ぶのも憚られる単語一つ】
【だが驚嘆すべき事に、それは予想以上の効果を生んだ――刹那にして朔夜の周囲に、四肢の指を軽く上回る数の、蒼の刃が顕現する】

【いや、或いは災禍の種≠ノとっては、予想の内だろうか。拒絶≠フ力は彼女の感情に左右される。ならば、この結果は当然の事だろう】
【詩≠ナ自らを昂揚させる迄もなく、狂おしい程の殺意は此処にあり、そして、其の想いに異能が答える。何も、可笑しくはなかった】

【槍衾宜しく切っ先を揃え、浮翌遊する結晶の群。背には霞の戦装束、手には蒼白二刀を構え、朔夜は戦端を開く――】
//あばばばば、済みません寝落ちてました……!
//はい、喜んでー。其方の都合さえ良ければ、何時でもうぇるかむなのですぜ!
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 19:37:46.34 ID:Tm7q0VGqo
【光の国の一都市、"セパティエ"】

【執政者の類稀な辣腕、著名な画家・作家、名もない無数の人々】
【その他数知れず、様々な面によって著しい隆興を誇る街―――だが】


「―――第三、第四部隊は背面より議事堂を取れ。破壊して構わん」
「第二と第九部隊は右方より、第六部隊は東部住宅街へ進攻だ。落せ」

「いいか全部隊。勧告は既に成されている、居残る市民は自殺志願者と考えろ」
「敵対する者、降参する者に関わらず皆撃って刺して焼き殺せ」
「邪魔であると判断すれば建築物の破壊も構わん、必要なのは街ではなく土地であると忘れるな――――。」

【現在はただの的―――街の中央に聳える白く大きな塔のモニュメントも、幾箇所からか黒煙を】
【街を見れば商店は燃え上がり、木造家屋は引き倒され、残った市民が血に倒れる】


【そうした最中、悠然と大通りを歩く二つの影が在った】

【一つは金、大きさは190cm強で黒いロングコートを羽織った、男】
【殆ど身長に等しい髪をリボンで止め、腰には二本の刀を下げる】

【更に一つ、此方は女性。褐色の肌に銀色の髪が良く栄える】
【身の丈は170cm程で、蒼い軍服の腰元から下がる拳銃だけが武装と見え】


……演説の類は要らないだろう、引っ切り無しに響く号砲がその代わりだ
出した命令もたった一つ、“勝て”という命令を理解出来ないナンバーズは居ない
それに此処を落としてしまえば、俺が居ずとも機関は何時までもやっていける。

「と、いいのですが……そろそろですかね、主砲は」

【ブーツと軍靴、カツカツという足音はどこか耳に心地よい、が―――轟音】
【それは機関が誇るなんという兵器であったか、大艦巨砲主義の産物で】
【打ち出した鉄塊は空を飛び、ぐんと飛距離をのばして、着弾地点は最も目立つ塔のモニュメント】
【人で言えば腰ともとれる位置に当たった砲弾は、それをポッキリと折ってしまって】

「議員にとっての最後の戦い。負け戦には、させませんよ?」
副支部長のお目見え、初陣を負け戦で飾るようなマネもさせないさ―――


       『「さあ、始めようか』」


【どォッ!合金と岩の砕ける音が、大方における“開始”の合図】
【戦いの火蓋はとおに切られ、そのゴングもまた――――今、鳴った】

/これよりイベントを開始と致します、襲撃側の方は投下をどうぞ
/また夢幻檸檬の方、エルフェスの方はこれにレスをお願い致します
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 19:39:24.88 ID:T61Lw2K5o
【光の国】
【赤い霧のたちこめる街道】

【既にその場所は戦場などではなくなっていた】

【生ける者等無く、唯々屍と兵器“だったもの”が無残に転がるその場所】
【そう、立ち込める霧はただの霧でなく―――人の身体から舞い散った血液であった】

………この程度、か

【唯一、唯一生き残っているのはこの肉塊達を作り上げた殺戮者】

【それはたったひとりの青年である】
【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒である】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用している】
【雰囲気も瞳相応に暗く、気だるげで】
【唯一、首から下げられた銀のリングが汚れる事も無く、月明かりを映して輝いている】

【得物らしいものを持っていない代わりに傷一つ負ってないこの青年――――】
【殺戮を終えても大した感慨も無く、ただ短い息を吐き出して】

さて……

                                                 【―――歩みを再開した青年が次に目指そうとするのは、一般人が避難したであろう場所である】

/黒縄無間、投下させて頂きました
/フィリルの方、悪卯の方、宜しくお願いします
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 19:39:29.85 ID:VSdCY+pJ0
【光の国 近代都市セパティエ】

さあって…………仕事の場所はここか……
今回は人間がいないって、つまらない話だけどねぇ?

【カラフルなペイントに紛れて『Factory』と描かれた巨大な荷台のついたトレーラーから降りてきたのは】
【赤いウェーブがかったロングヘアーに、黒のライダースーツで全身を固めた、毒々しい赤い口紅が印象的な女性】

【その細い首筋には、『Canossa 616』と刻み込まれたプレートのついた、金属製の首輪がはめ込まれている】

「……お気をつけて」
任せときなっての。てめぇらこそ、巻き込まれないように、しっかりフォローしやがれよ?

【トレーラーの運転席から、機関の一般兵に見送られる】
【刺々しい目線と、ぞんざいな言葉遣いを返事に、女性は歩を進める】

――――機関を円満脱退しなさる議員様々の最後のお仕事ですからねぇ…………
精々微力を尽くさせていただきますよ……っと

【嫌味ったらしい、慇懃無礼な口調で、どうでもよさげに独り言をつぶやく】
【どうも、いまいちこの攻防戦に意欲がない様だ】

…………ぶっ壊しってだけじゃもの足りないねぇ…………あたしゃ、獲物の血が欲しいんだよ…………
ま、好き嫌い言ってる場合じゃ、ないってんだけどね…………!

【既に一般人の避難は完了しており、周辺の状況はゴーストタウンそのもの】
【そんな街中をつまらなそうに見回すが――――直後】
【右腕から、短い剣の様なものが飛び出し、握りしめられる】
【同時に、その剣は――――赤く、赤く、やがて白く――――熱を帯びる】

さぁて…………制圧戦なら、まずは敵戦力を殺がなきゃ始まらんねぇ…………
あたしゃ、言ってみれば…………その『尖兵』……!!

【左腕からは、小型のガトリング砲台の様なものが飛び出す】
【体内から突き出る、機械的ないくつもの兵装――――この人物がどういう存在が、それらの物品が如実に物語っている】

――――オラオラ、せっかく出向いてやったんだ!!
あたしゃ、退屈はゴメンだよ!? 来るならさっさと来やがれってんだ!!

【唐突の咆哮と共に、左手のガトリングから、青白い光――――ビームバレットが連射される】
【建物の表層を砕き、窓ガラスを突き破る――――言葉通り、敵をおびき寄せるためのパフォーマンスだろう】

/≪No.616≫です。朔夜さんよろしくー
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 19:42:49.39 ID:T335h2/f0
【光の国、街路】
【血の海が出来上がっていた】

【人だったモノが、点々と転がっている。或いは、壁や地面に減り込んでいる】
【その多くが着ているのは、機関の制服】
【中に一般人も混じっているが、そこまで特筆するようなことは無い】

【街路の中心にただ一人立っていたのは、一人/独りの少年】
【黒がかった黄色い髪は自身の血、あるいは機関員のそれで赤く染まり】
【黄色く、戦いの跡の残る服も緋を散らし】
【篭手や具足も、朱の不規則な模様で彩られている】

【傍目に見れば、「機関の兵を倒した正義の徒」】
【だが、紅に染まった双眸――その下にあった色は、今は判別が付かない――は】
【餓えた獣のように、次の獲物を探し始める】

【赤い月が、浮いていた】

/フェレルです。護さんの方よろしくお願いしますー
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 19:43:59.63 ID:DOzvBbZFo
【光の国】

【”光”と名に冠した、この「光の国」も】
【今宵、この場、この限りにおいては】
【戦争の帳に閉ざされようとしていた】

【ここ光の国の高台ふもとにおいて、並び立つのは機関の誇る一個小隊】
【狗の仮面で顔を覆った黒服の機関戦闘員は、おおよそ30人程度であり】
【戦闘服の胸元には「ハートと髑髏と93」をあしらった隊章が縫い付けられ】
【先端に剣先を括り付けた小銃を手に携え、まるで直立不動に並び立つ】

はーい、毎度毎度夜遅くに進撃お集まりいただき、ごくろうさまですー
では、カノッサ機関・第93機械化歩兵部隊≪Iron Hollow≫の
”Fucking New Guy(クソッタレの新兵)”のみなさーん

私たち部隊の本日の任務は、話題絶頂なシェン様勅令による、
「光の国」の占拠活動ですよー、わーい

やっぱり私もー、みなさんの命を預かる立場であるんでー
暗がりでの作業というのはー、業務安全上宜しくないと思うんですねー

というわけでー、ささっとこんな「占拠活動」はー、
いくら遅くなってもー、夜明け前までに完了させるべきなんですよー

【その前方には、赤髪ショートヘアに紺のクロークで全身を覆った女性がおり】
【列前面にて行ったり来たりを繰り返して説明する、その姿には緊迫感もなく】
【部隊戦闘員と向かい比べての姿は、子供に遠足の説明する引率教師のようだ】

まぁ、こんな説明、今さら言うまでもないですね?
どんな邪魔が入るかは分かりませんが、そこはチャチャっと片しちゃいましょう!
もちろん”Winchester(弾丸切れ)”の際には”HTH(白兵戦)”もお忘れなく!

じゃあ、”Nordo(コミュニケーション不全者)”のみなさんは分かりましたかー?

【クルリ、振り返りクロークの女性が部隊に問いかけると】
【機関の”狗”の戦闘員は、皆一様に小銃を抱えなおして】


「―――”Word up!Word up!Word up!Word up!Word up!”―――」
 (――――了解!了解!了解!了解!了解!―――――)



    ≪―――――――――業―――――――――≫


【上空に向かって放たれた弾撃は、声にならない悲鳴を挙げて夜空を爆ぜ散り】
【周囲一面に黒煙と業火を噴いては、夜闇の帳を血ほどに紅く紅く染め上げる】

【今宵光の国は悪意の炎に燃え上がるか、あるいは】
【―――この悲劇を防ぐ正義の熱き魂は、何処か?】

/パッション・プレイ≪No.111≫と≪Iron Hollow≫です
/谷山さん方、お願いします
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 19:50:41.50 ID:8T+5Q4ZSO
>>768
――――これは・・・・機関兵?
【そこに現れる一人の人影】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年だった】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

・・・・貴方がやったんですか・・?
【少年はそちらを見つけて】
【彼にそう尋ねる】

いくら何でも[ピーーー]まではしなくて良かったんじゃ・・・
【今、この通りにはこの二人のみ】
【―――[ピーーー]なら、絶好の状況、】
【絶好のカモだ】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 19:51:56.00 ID:fZJ4KgNq0
>>765

【ちゃり。ちゃり。かしゃかしゃ】
【鎖が踊る音と、錆びた足音が、リズミカルに響き合いながら、其方へと近付くだろう】

            
            【―――其れ≠ヘ―――】



                              ……脱走完遂



【旧い血の色を短髪を括り、右頬に一文字の傷、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【低気温の中、紺のワイシャツに黒のスカート、両脚義足の見てるだけで寒い格好】
【泥に塗れ、千切れた鎖が着いた首輪を着けた。そんな容姿の、二十歳ほどの女だった】

【人物は、彼と彼女と距離を取り、立ち止まる】
【忌々しげに体の泥を払いながら、人物は、集団へと顔を向けて】
【眉を顰め、唇を小さく動かし、ぽつり。言葉を紡ぐ】

……、煙。戦争の匂い

……そして―――『貴方』が居るって事は
これは、カノッサ機関の仕業と考えて良いんだよね

【過去に路地で会い、会話した金髪の青年―――シェン・ロンドの姿を確認】
【と言っても、彼とはこの姿で会うのは初めてだし、銀髪の女性は初対面】
【久しぶりとか、元気だったか、とか―――そんな生ぬるい言葉は要らない】

……、もし、そうなら

止めさせて貰う

【―――臨戦体勢】

【女はその片手に漆黒の大鎌を体現させ、握り締める】
【刃が1m程の其れの重量で一度ふらつき、両手で持ち直して構えた】

【憎悪に彩られた女の瞳。その橙が、炎と入り混じった】

/夢幻檸檬です、よろしくお願いします!
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 19:52:40.24 ID:8T+5Q4ZSO
>>768
/追記
/護です、よろしくお願いします。
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 19:52:41.45 ID:T335h2/f0
>>766

――……ちょっと待った

【少年が、青年の前に立ちふさがる】
【目の前の光景にも、漂っているであろう臭気にも、物怖じする気配はなく】

一般人とは程遠い貴方を、通すわけにはいかないですねえ

【黒がかった黄色の短髪は、月光を反射することなく】
【黄の服が、軽く吹く風になびく】
【眼帯で覆い隠された右の瞳と、黒き左の瞳は青年を見据え】

「ダイヤの5.5」……まあ、一人を相手するくらいは出来るでしょう

【篭手に覆われた両手、その右手に持っていた「半分に切れたダイヤのジャック」を空中に放り投げる】
【そのまま、風にさらわれ流されていく半分のカード】
【具足に包んだ両足で大地を踏みしめる】
【――新たな戦場(プレイフィールド)が、ここに現れた】

/フィリルです。よろしくお願いします。
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !redname !nasu_res]:2011/01/29(土) 19:56:16.95 ID:F6sIcgFMo
>>769
【銃声が止む瞬間、革靴が地面を叩く音が響いた】
【かつ、かつ。音を立てて、一つの人影は部隊に近づいていく】
【そして、30程と一人を前にして、口を開く】

Justice所属、ジャーナリスト、谷山 基樹だ。
何しに来たかは、分かってんだろ?邪魔を、させてもらう。

【染髪した短い茶髪をつんつんに逆立て学ランを着崩した少年が、その部隊に立ちはだかった】
【腰にはベルトポーチが巻かれ、左腰にはガンベルトを改造したものに仕込杖を差している】
【顔はそれ程整っているわけではないが、比較的愛嬌のある顔である】
【よくみると体じゅうの至る所に傷跡があるのがわかるだろう】

(――――卵は、落ち着いてるな、大丈夫だ、いける)

【自分にそう言い聞かせるように小さくつぶやき、左手をわきわきと動かしさり気無く動作確認】
【腰の刀に右手を伸ばし、抜刀し、30と1を睨みつけ、刀を前に、左手を後方に構えた】
【そして、呟く一言】



       ――――――Truth News!



【眼の色が黒から光を孕む蛍光グリーンに染まり、あらゆる五感を強化した】

来な、相手をしてやるよ。

【準備は万端、戦闘は何時でも開始できる――――】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 19:56:17.01 ID:yYuNjW6So
>>765

あの都市の次はこの都市か、随分と節操なしだな機関ってのはさ
それとも節操なしが自然と集まるのが機関なのかね、いやどっちでも同じか

【響く轟音と比べれば相当に小さな声、皮肉混じりかすらも怪しいその言葉の主は……】
【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【無難な半袖無地のシャツに迷彩柄のチョッキを羽織り、手には指穴の空いた黒い手袋】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【鞘に収めたナイフをズボンのベルトに掛けた少年だった】

始まったようで悪いけどさ、ここでちゃっちゃと終わらせて貰うぜー
速攻でエンディングで幕引きだ悪いね……

【ただ以前の少年と違う所が1つある】
【それは腰のベルトに無理矢理引っ掛けられた1振りの刀があるという事】
【鞘は白布を糊で固めた簡素も簡素な作りだが、その中身の刃からは――――】
【名状し難い威圧感のようなものが溢れている】

……っと何だアンタがいんのかよ、へー
それじゃあこないだの負けた借りを返さなきゃなあ……

ペイバックタイムといこうじゃねえかシェンさんよう

【腰のナイフを引き抜いて、その銀色を彼に向け】
【少年は宣戦を布告する】

/エルフェスですよろしくお願いします!
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 19:56:52.65 ID:F6sIcgFMo
>>769

//うぎゃ、色レスのままだった、ヨロシクデスー!
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 19:59:44.24 ID:T335h2/f0
>>770

【流石に伝わっていることは無いだろうが、目の前にいるのは「正義組織所属の者」】
【それも、行方知れずの。後で情報を流しておくと良いだろう】

――……見て、分からないかなあ?

【この場の唯一の相手である少年に対して、気味の悪い笑みを浮かべ――】

何で? 何で? 誰が決めたのそんなこと?
僕がそれに従う道理はあるのかなあ?

【訂正、狂ったような笑みを浮かべながら】
【そのまま地面を踏みしめ、右の拳を振りかざし少年へと駆け出す】
【間合いに入ればそのまま、拳を振り下ろすように左肩の辺りを殴りつけるだろう】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 20:03:17.32 ID:DOzvBbZFo
>>774
”Stop!(全軍とまれ!)”

【進軍の前に立ちはだかる一人の少年に対して】
【クロークの女は進軍を止めて、一人部隊前に出る】

さて?「分かっているんだろう」と聞かれて
私達に思い当たる節も無いことも、無いですが・・・

ふぅん、谷山さんとおっしゃる・・・今巷で話題のJusticeの方でしたか・・・

【”あぁ”、とクロークの女性は思い出したように】

おっと失礼、名乗り遅れましたね、私はカノッサ機関所属のナンバーズ
パッション・プレイ≪No.111≫です、以後お見知りおきを・・・

【怪しいものではない、と名乗る彼女は渾身丁寧な物言いであるも】
【あの≪世界の悪≫所属であることを併せ考えれば、十分に不審者】

それに私は”Vietnik(戦争反対者)”なんですよ
お互いに無益な殺生は避けたいところ、ここを通していただけませんか?

【クロークの女性、先ずは代表として敵前に平和交渉、といったところか】
【しかし彼女の後ろに控える前列の機関員は皆銃剣を構えての臨戦態勢】

【前方にて柔軟な笑顔でニコニコと交渉を進める”自称戦争反対者”と】
【対して後方は銃剣を構えた戦闘員は、無言のプレッシャーを醸し出す】

さて、どうでしょう、か?




―――もう一度だけ言いますよ

        ≪私たちの邪魔をしないで、ここを通してください、ね?≫





【彼女の”もう一度だけ言いますよ”―――もし彼が要求を拒否をすれば】
【妨害者に咬み付く”狗面”の兵士達―――この戦闘局面は避けられない】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 20:06:08.84 ID:kRKN839DO
>>766>>773
【ぶぅん、と】
【エンジン音が青年の背後から近付いて、止まる】

…んで、急いで駆け付けてみりゃ、なんだこの状況?
全く見境がねーじゃねーか

【赤いライン装飾のついた真っ黒な、一般的にロングチョッパーと呼ばれる前輪が離れた形状のバイクが青年の後ろで停車した】
【そこから降りて来るそれは、辺りの状況に対して感想を述べながら、頭のゴーグルを外して降車する】

…この景色を作ったのはどっちだ?
正直に名乗り出りゃあ、半殺しで済ませてやる

【目の前の青年と少年を睨むそれは、白いファーの付いた紫色のコートを素肌の上に前開きで着て、ジーンズとスニーカーを履いている】
【体は真っ黒な体毛が生えていて、紅い両目の右目は傷が通り閉じられている、そして後ろに折れ曲がっている頭から生えた長い耳が彷彿とさせるのは、兎】
【腰の後ろに三日月状の鞘をぶら下げ、首に蛇のシルバーネックレスをかけた、黒い兎の獣人がそこにいた】

「マスター、もしかしたら両方と言う事も考えられますよ?」

【獣人の傍らには、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が象牙色の外套を持って浮翌遊している】

/防衛側、悪卯です
/よろしくお願いします
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 20:10:12.14 ID:F6sIcgFMo
>>778
【相手の話を聞く間も、構えは解かず、警戒はしっかりとしている】
【そして、予想はしていたが、カノッサ機関、それもナンバーズと聞き、腹部の卵が一瞬だけ疼く】
【一瞬眉根が寄るが、ほとんど築かないほどの一瞬である】

カノッサ――機関。
そこまで言われて、止めないとでも?

【そして、戦争反対者、と話を聞き鼻で笑い】

はっ、後ろに兵士並べてだぁれが戦争反対者だっつーの、説得力がねーよ、説得力が。

【押さえてはいるが、口はどうしても悪くなる谷山】
【そして、相手の最後通告を聞き、口元に獣の如き――――むしろ此方が悪に見える笑みを浮かべ】
【言い放つ】



            ――――――断る。




機関員にはチィっと因縁もあるもんでね、やろうじゃねえか、戦争。

【刀を構え、グリーンの眼で兵士の動きを見ながら、谷山はそういった】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:10:45.80 ID:Tm7q0VGqo
>>771

ん、おやこれはまた……久しい顔だね
随分とまた変わったようだが、その髪の色は前のままだ

【女性を捉えるのは金の瞳、隣の女性に止まれと指示して自身も習い】

そうとも、これはカノッサ機関が主導する戦争だよ
相手は世界と“善”の皆様、対する俺達は必然的に悪となるような、ね
600人ほど戦闘員を注ぎ込んだ、ナンバーズも何処かで奮戦してるだろう

……まあ、普段の襲撃よりは余程血も流れないとは思うが

【す、しゃぁと腰元の刀を二本とも、片手に一本ずつ、抜いて】
【その右手には「へし切り長谷部」という乱れ刃の刀を】
【また左手には「孤我」という名の紫色をした刀を、それぞれ握り】

止めさせないよ、悪いが最後であろうと俺はなあなあで退く気は無い
機関に確かな恩を、形として返してこそ至上―――それを邪魔はさせられない


     ―――どうしてもと言うのなら、力尽くでどうぞ?

>>775

【銀髪の女性が、鋭く冷たい視線を少年に向ける】
【それから小さく呟いて、手元に30cm程の光の球を作り出し―――】

巨大化した組織は食い潰すのも早いんでね、節操が無いのはお愛嬌さ
それに、今回はただの襲撃でなく占領目的……少しばかり狙いがある
だからこそもう一度言っておこうか、邪魔はさせられないね

【金髪の男と銀髪の女性、取った陣形は単純に前衛と後衛が一人ずつというもの】
【言うまでも無く“金獅子”が前衛、銀髪の麗人は後衛である】
【見れば、女性の『光』は球体から形を変えて弓となり、既に二本の矢が番われていて】

「ゴングは既になっている、宣戦布告は此方がとうに済ませている」
「自重で支えきれない鎌と、分相応のナイフに……慣れてもいなさそうな、刀」
「百戦錬磨の議員や私に、そうそう容易く勝てるとは思うなよッ―――!!!」

【ぎぃ―――弦が引き絞られ、光の弓が一本ずつ、それぞれ女と少年に飛んで行く】
【それは牽制ながら実に速く、正確に心臓を狙った一撃で】

【対して前衛であるシェンはゆっくりと着実に、歩いて前に進んでいく】
【望むものは真っ向からの戦い、負けるわけには――退くわけには、いかなかった】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 20:12:07.24 ID:T61Lw2K5o
>>773>>779

………

【ほぅ、と一度大きな息…落胆に似た色合いの溜息を吐き出して】

…退け。大悪に道理は通らぬ。

【「待たぬ。」】
【目の前の少年へそうハッキリと告げる彼の歩みは止まりそうに無かったが…】

【突如聞こえた背後の音に、漸く足を止め】

―――何とも、邪魔の多そうな日だ

【気だるげな気だるげな音と息を吐き出しながら】
【二人の間へ立ったまま】


                    汝ら、何を以て正義を語るか?

【短い問いかけを、1つ】
【悪人故。その邪魔となる彼らを正義と判断しての問いかけがこの1つ。】
【見るからに無防備“すぎる”彼の声に答えるかは自由だが……?】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:13:12.31 ID:8T+5Q4ZSO
>>777
・・・・決まってるでしょ
それは――――ぐぅッ?!
【少年は何か彼に言おうとするが】
【ドゴッと、鈍い音がして】
【右肩に命中した少年の拳によって、その言葉は中断される】

くっ・・・・?!
【少年はそのまま、腰に携えた刀を一本抜き】
【相手の少年へ振りかざすだろう】
【だが、当たったとしてもそれは斬撃ではない】
【それはこの刀は本来は修練の為の物で刃はないからだ】
【だが、変わりに重さが重視されており】
【戦闘に使用すればそれは、刃物よりも鈍器に近い】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 20:15:15.36 ID:S4RFbM/SO
>>767
【――戦渦が来たる。戦禍が満ちる。戦火が熾り、黒洞々たる夜空を焦がす】
【光の国はセパティエ、かの金獅子≠フ、機関員としては恐らく最後となろう大舞台】
【幕は上がった。準備は当に済んでいる。戦端が開くのより少し遅れて、演者が此処に、また一人】

【――――凛。それは玲瓏と澄んだ、刃擦れの音。満ちる銃声の嵐を押し退け、この戦場に響き渡って】
【か細く後引く余韻を残し。不吉に空気を振動させて、やがて夜に融け込むように消えてゆく】

【音のする方向を見れば、ぽつりと影が一つ。並び立つ味方の影は見えない。単騎だ】
【光と巻き上がる砂煙に紛れ、全容は見えないが。乱れ射ちの光弾を掻い潜り、近付いている事は解る、か】

【――――やがて、砂煙が晴れれば。】

――……ああ、それじゃあお言葉に甘えようか。
オレも血の気は多い性質でさ、待たされる苦痛は解らないでも、無いんだ――――。

【揺らめく火影に照らされて、浮かぶシルエット。生気に欠けた白皙の――恐らくは、女性だろうか?】

――――Justice≠ェ末席、識槻 朔夜。そこまで知れた名じゃないが、この首に不足は無い筈だ。
退屈はさせない、きっと愉しい夜になる。――言っておくが、片時だって気は抜くなよ?

【無数の光弾が掠め、所々焼かれた臙脂の襤褸を打ち捨てる。下に纏った群青色の紬に、傷は無い】
【帯びたる人斬り包丁、三振りの内一つ、銘も知れぬ短刀は、鞘の内より抜き放たれて左手に】
【しゃら、しゃらり。足を止めれば足音の代わりに、首に掛かった銀鎖が揺れる】

【ジャケットの代わりとばかりに、その背にふわり、たなびくのは。霞で編んだ、拒絶の羽衣】
【煌めく鋼、揺れる白。向けた双眸には、蒼く戦意の灯が点る。――名乗りを上げれば、彼女は続けて】

――――もしそう成ればその瞬間、宴の代に素っ首が落ちる事になる。……

【挑発するように、開戦を促すように。斯くの如くに、宣った――――】
//遅ればせながら、朔夜中此処に。それでは宜しくお願いしまーす!
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 20:21:00.99 ID:DOzvBbZFo
>>780
おや、残念・・・
聞き分けの悪い子は嫌いですよ、私は・・・
Justiceではいったいどんな教育なさっているのやら・・・

【ふぅ、と女性は残念そうに微笑むと、吐き捨てるようにポツリ呟き】
【ちらり、後方の戦闘員に目配せをして、もう一度少年に向き直り】

では、コンバンバの次の挨拶には早々ですが、

サヨウナラ・・・

           ”bad boy(悪い子クン)”


【その刹那、クロークの彼女の前へ前列戦闘員が踊り出て】
【皆は手に構える銃剣をガチャリ、再度持ち直して―――】



           ”Fire!(撃て!)”


【クロークの彼女から声高々に下された、発砲命令】
【戦闘員から一斉に放たれる、まずはご挨拶の銃弾】

【しかし狙いは敵の足元の前方―――様子見の意味を込めての”威嚇射撃”だ】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 20:22:10.77 ID:T335h2/f0
>>779>>782

道理を通せば無理が引っ込む。その無理になってもらいたいものです

【飽くまでも自身が通すのは道理】
【その、振りかざした道理は】


――「間違ってると思ったことを正すのが正義」。それ以外にどんな答えがあるって言うんだ!


【独善的な、曇り無き答えを高らかに叫び】
【感情の赴くままに、手前の青年目指して駆け寄る】
【青年の目の前まで近づけたならば、そこから繰り出すのは左の拳でのストレート】
【一直線に、青年の腹部へと】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 20:26:31.00 ID:VSdCY+pJ0
>>784

――――ッ、来た、か…………!?

【狂ったように低出力ビームガトリングを乱射していた女性の手が、止まる】
【確かに聞こえた――――射出音や、ガラスの砕ける音に混じって、刃の鞘走る音が】

――――見つけたよ。人間…………獲物…………あたしの敵、敵、敵キキキキ…………!!

【砂ぼこりの中に見ゆる、この場にそぐわない人影】
【自分の味方ならば、こんな所で時分に近づいてくるはずがないのだから、それは敵】

識槻 朔夜…………あたしのところにまで、その名前、聞き及んでるねぇ…………
言うじゃあないか……確かにその首、値千金さねぇ…………!!!

【機関の上げる、要注意人物のリストの中に、その名前は確かにあった】
【元々、敵の――――人間の名前など覚える必要を感じなかったが、そうした形で上げられるのなら、話は別】
【期せずして出会った大敵――――女性の目に、爛々と殺意が輝いていく】

こりゃあ、今日ここに来たのは正解だったようだねぇ…………!!
あたしゃ、震えちまうよ…………最高の実戦テストだ!!

【先ほど、退屈そうにしていた仕草は微塵も残っていない】
【現われた獲物は、実に強敵――――打ち破れば、自分の地位も多少は向上を見るだろう】

なら覚えとけ…………必要ないかも知らんし、必要を感じないかも知らんが覚えとけ…………!!
あたしゃ、カノッサ機関がナンバーズ……≪No.616≫…………ブラックハートだ!!

【名乗りと同時に――――有無を言わさぬ速度で左腕を向けると、そこからビームガトリングを乱射する】
【狙いは、朔夜の側に立つ建物のガラス――――破片を上から降らせようと言うのだ】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 20:26:48.05 ID:F6sIcgFMo
>>785
悪いが俺は新米だ、それにそこまでいい子でも無いもんでね。
そして、俺は敵と慣れ合う積りも無ぇ。
ここにあるのは、只進もうとする悪党と、それを止める正義気取り、それだけさ。
それ以上もそれ以下もない、シンプルに行こうぜ、パッション・プレイ。

【そう答えると、迫る威嚇射撃を見て、谷山は動かない】
【代わりに、左手が趨った】


行くぞ――――っ!


【五指から展開されるは白銀の鋼糸】
【其れは、横薙ぎに振るわれていき、前列の戦闘員の足を切り裂こうとする】
【鋼糸はかなりの強度を持ち、高速振動により強烈な切れ足を誇る】
【銃弾すら切り裂き、前列の機動力を奪おうと、意図が迫っていく】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 20:27:21.72 ID:T335h2/f0
>>783

「それは」何? 何? 聞いても従う道理も何も無いけどさあ。
――うわっと、怖い怖い

【ガキン、と鈍い音をたてて左の篭手で刀を受け止める】
【その衝撃をもって後方へ跳び距離を取る】

ほらほら、待ってあげるから言ってごらん?

【挑発するかのように言葉を投げかける】
【顔に張り付いているかのように、笑みを浮かべたその姿は無防備極まりない】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 20:31:57.73 ID:fZJ4KgNq0
>>775>>781

(―――――……あー、もう)

【返された言葉に、一度だけ。悔しそうな表情を浮かべる】
【彼女が何を考えたかは、一目瞭然。然し、向けた刃を下ろす事は出来ない】



           ――――行くぞ、機関員



【紡がれた其れは、時の流れを、心に刻み込む様な調べ】
【残、と。両足を踏み込んで、刃を横に振り被った】

【そして、その刃に―――虹の炎が浮かび上がり】
【そのまま、バットを振る様に鎌を薙ぎ。矢を相殺しようとするだろう】

(向かって来るあの人は、少年に対処して貰うか……!?)

【思考して、>>775の方へと視線を移し―――】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:36:43.44 ID:8T+5Q4ZSO
>>789
それは―――っ!!
【少年も、後ろへ下がり】
【一旦、体勢を立て直すと】

殺されても良い命なんて、
そんな物は何処にもないからですよ
例え、それが機関の人間だろうとです。
【少年に、言葉の続きを告げる】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:37:59.48 ID:yYuNjW6So
>>781>>790

「食い潰す」だなんて凄え表現使うなあ……
狙いがある、とまで言われちまったら邪魔せざるを得ないねオレ様的にはさ
お前が半べそかくまでとことん邪魔してやるから覚悟するんだな

【彼らのフォーメーションは近距離と遠距離に分けた物だろうか】
【いや女性の手の弓で彼女が遠距離というのは確定した】
【となると些か厄介か……】

酷い事言うぜ全くアレだぜ?やってみなけりゃなんとやら……だ
(ま、刀にゃ慣れてないけどさ……フン)

【刀に関しては彼女の言葉通り、まさに図星だった】
【確かに慣れているならばこんな酷い鞘もどきは使わないだろう】

ともあれ……――――

【セッティングされた矢を見て少年は直ぐ様「黒色の物体」を左腕から流し出す】
【数秒を経てそれは六角形の盾へ、そして左腕の甲側に貼りつくようにして形成完了】

一先ず1つ目は、何とか――――っ

【自分に向かってくる光の線、狙いは上半身いや左の心臓】
【正確さまで兼ね備えているとなると些かどころでは無くなってくるか】

【左手の盾を胸部で構え合わせ矢を受け止めようとする】

【構える最中に>>790と視線が合った】

(……んだあのねーちゃん、敵じゃなさそうっていうかそれは無いか)
(ともすれば分業したい所だが、目配せで伝わるかね)

【思考の後、檸檬に合わせた視線をシェンに移動しまた戻す】
【自分が彼をやるという意思表示だが伝わるだろうか】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 20:40:45.32 ID:kRKN839DO
>>782>>786
…何を持って?んなもん知らねーよ
俺は俺のやりたい事やってるだけだっつーの、今は正義の味方をやりたいだけだ

「マスター、答えになってませんし矛盾しております」

【青年の問いに答える声は気怠い気で、答えは到底考えてるとも思えない適当な物】

…正義だなんて思ってやってねぇよ、俺のやる事が正しいとは限らねぇからな
でもな、俺のやりたい事やんのが、俺に対して間違ってるとも限らねぇ
…つまりそーゆー事、ヨミ、離れてな

「了解しました、マスター」

【メイドが命令に従い、離れていく】
【それに次いで、左手を後ろに回し刀の柄を掴んで】

【少年が青年に先制攻撃を始めたのを見て、まずは様子見の体制】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:41:30.31 ID:DOzvBbZFo
>>788
おや、それは失礼・・・
ただの正義気取りな

”Wannabe(ナリキリ)”さんでしたか

【くすり、パッションは相手を挑発した含み笑いをして】

「Ouch !」

【彼から伸びたのは白銀に輝く、剛糸】
【その彼の思惑通りに、前面機関員の脛を切り裂き足を挫くことと成る】

【その際に、剛糸の主である谷山は気がつくだろうか】
【足を切断された機関員の、その脛部分に】
【月光に照らされて金属面が反射する光景が】

【”人にあらずの人でなし”、”鉄の虚ろ部隊”―――呼称する名は数あれど】
【その実態は、文字通りの”機械化歩兵”の、その≪IronHollow≫の戦闘員】

ちっ・・・”Fuck(くそやろう)”が・・・

威嚇射撃はもういい、狙え!

           ”Fire!(発射!)”


【号令と共に再度放たれる、戦闘員の凶弾は】
【ひたすら真っ直ぐ、谷山を目掛けて発射され】

【狙いは彼の胴体―――これは威嚇射撃ではない】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 20:42:30.08 ID:T335h2/f0
>>791

――……ふーん。で?
だから殺しちゃ駄目だって?

【自分から聞いてきたのに、これである】
【まともな対話は、望まない方が良いだろう】

もう一回言うよ。何度でも言うよ。「従う道理は無い」

【再び地面を蹴って走り寄る。一歩目が、石畳の地面にくっきりと跡を残す】
【両者間合いを取ったために、その距離は大きい】
【先ほどと同じような行動を取ろうとしているが、対処は先ほどより楽だろう】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 20:48:58.67 ID:T61Lw2K5o
>>786

いいや少年。それは単に志を言っているだけ
俺の問いは―――「何を以て」か、だ!

【彼が聞いているのは何が正義かでなく何を以て正義を為すか】
【少年の答えでは…満足いかぬ】

答えろよ、小僧―――!!

【何の変哲もない左ストレート、それを右足を軸に反時計回りに90°回転して避け】

【攻撃を避けた事で目の前に来るであろう少年の身体。其処へ両手を組んで拳鎚を振り下ろそうとする】
【打たれればまるで本物の金槌で打たれたような衝撃が走るだろう】

>>793

………?

【正義の味方なのに、正義じゃない?】
【よく分からない答えに、一瞬首を傾げるも】

……まぁ、良い

【彼はただ、この世界の正義も。正義の味方も。英雄すら…敵と見做すだけ】
【彼が正義の味方と言うのなら……ただ、倒すだけ】

            【 正義の為にと嘯く輩を、許せないのだから 】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:50:02.20 ID:Tm7q0VGqo
>>790>>792

【光の矢はどちらもギン!と音を立てて、進むを阻害されれば容易く霧散し消滅する】
【矢そのものには仕掛けも無く種も無く、ただ明るいというだけらしい、が】
【女性を見れば既に矢となる新たな“光”を作り出していて、玉数の制限は無いように思える】

【また一つ、女性の口元に視線を移せば―――それは確かな、笑み】
【授業で自身の答えが合っていたときの子供のような、自信からくる笑い】

【―――“百戦錬磨”と言っていたが、この状況に於いてはおそらく、女性のほうが戦い慣れているのだろうか】
【冷たい視線に輝く弓矢、まるで獲物を射ぬく狩人の様で―――――。】

食い潰すってのも事実は事実、嘘を付いてまで取り繕うべき組織じゃない
邪魔をするなら斬り捨てるまで、これまでも延々そうしてきた
怖くなったなら逃げてもいいさ、俺は逃げる相手までは追わないからね、しかし――――


   ―――君たちそんなにゆっくりで大丈夫かい?
                    
あんまり遅いと―――
                   ――――街が全部焼けちゃうよ?


【しゃ、しゃ、という僅かな風切り音。シェンが、二本の刀を振るった音】
【放たれるのは“飛ぶ斬撃”、二人の上半身へと一人に一つ】

【そうする間にも彼はゆっくりと着実に前へと進んでいて、距離は静かに消えていく】
【ましてこのまま放っておけば、遠距離からの攻撃で終始時間が費やされかねない】

【弓に新たな矢を番える女性――どこかで響く爆発音――――ゆっくりとしている時間はない】
【前衛後衛の機関員、二対二という数の差は無し。阻む側の男女には、即座の協力が求められた】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 20:50:33.01 ID:F6sIcgFMo
>>794
はっ、悪党に何言われようと痛くも痒くもないね。

【敢えて、反応を返さないようにする】
【心を揺らすと、卵が反応するから】

っし、出だしは上々、にしてもマジで機械か……。

【左腕の義手に取り付けられたセンサーが反応し、生身とは違うと教えた】
【そして、谷山は糸を引き戻しながら一直線に駈け出した】

見て、見て、見て、思考しろ思考思考思考思考っ!

【眼の色が強くなり、銃弾を、相手の動きを、全て多角的に認識】
【一瞬で対処の思考を終了し――――】

おおおおおおおおおおおっ!

【水泳の飛び込みのように、地面を蹴り飛ぶと、銃弾に向けて飛び込んでいった】
【銃弾が当たるかと思われたその瞬間、銃弾が粉々に切り裂かれ、進路を開けた】
【縦に突っ込んでいくことによって被弾面積を減らし、自分の前方に糸を無数に張り巡らせたのだ】
【銃弾を抜けると、谷山は地面に左手を付き――――】


         ――――どごぉんっ!


【義手ゆえの強力な力で地面を張り飛ばし、そのまま飛び蹴りの態勢として、銃を売った直後の前列戦闘員の顔面めがけて突っ込んでいった】
【谷山の靴は特殊合金を仕込んだ特別製。この勢いと靴の硬度であれば、かなりの威力を誇るだろう】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:55:45.29 ID:8T+5Q4ZSO
>>795
―――っ!!
【少年はもう一度刀を向けて】
【走りよってくる少年に向かってもう一度振るう】
【だが、今度は刀自身を当てるつもりは無かった】
【振るうと同時に、闇の魔翌力が刀から放たれて】
【寄ってくる少年へ向かっていく!】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:02:16.03 ID:T335h2/f0
>>793>>796

……ああ、なんだ、最初からそう言ってくださいよ

【最初からそう言っているだろうという言葉は、この場で飛ぶことは無いだろう】
【言葉が返され少し冷静になったか、余裕を持ったとりあえずの受け応えをして】
【その余裕も束の間、無防備であった背中に両手が振り下ろされる】
【――人を殴った手応えは、あまり無かっただろう】

【殴られた結果か、その場に伏した少年の行動は】


――道理を通すには、力しか無いでしょう


【突き出した左の手は地面へとぶつけ、腕を縮め】
【ハンドスプリングで、殴った直後の相手の良の拳を跳ね除けるように空中へ飛び上がろうとする】

(……弟がいたら、絶対使えないな、これは)

【右手が、いつの間にか素手だ】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 21:05:24.59 ID:fZJ4KgNq0
>>792>>797

【矢を破壊し、重量のあるものを振り回した性で、体まで回りそうになったが】
【片足で踏ん張り、ふらつくのを何とか堪え―――そして】

――――――……、お願い

【(>>792)エルフェスとのアイコンタクトで、その意思が伝わった】
【先程の少年の言葉からも考えて、彼はシェンと戦うと考える】
【叫んで。(>>797)彼と彼女へと、視線を戻した】

(――――僕が、戦うべき人は)

【―――軍服の、女性】

【然し、(>>797)へと視線を戻して、シェンの言葉を聴き】
【弓矢を構える女性、シェンから放たれた、剣撃】

――――なら、急いで止めるよ!
好きなだけ矢を射って、斬り捨てれば良い!

【単純、というか。何も考えて無さそうな答えを返して、走り出す】
【彼の斬撃には―――腹部から心臓の位置に掛けて、斜めに柄を構える事で、急所は防御し】
【防御出来ない部分に斬撃を受けながら、突っ込んで行くだろう】

【斬撃を受ければ、其の痛みで減速するかもしれないが】
【其れでも、女性へと向かおうとするかもしれない】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:06:56.81 ID:DOzvBbZFo
>>798
(なっ!?銃弾が砕けた!?)

【谷山のワンアクションによって、砕ける先刻の銃弾】
【一瞬の奇術とも評すべき出来事に一瞬声を失うも】

【戦闘員に向かい来る谷山の攻撃には、新たに”罵声”を飛ばす】

Fuck!Badboy!(クソガキが!)

そうやすやすと遣られる≪鉄の虚ろ≫ではない!

【谷山の、威力を誇るこの蹴り技というのは】
【裏を返せば、制御の利かない捨身業に他ならない】

【声を荒げたパッションの”罵声”に反応するように、】
【銃を投げ捨てた機関員、まず屈みこんで蹴りを回避して】

【相手の腿へ右手を回し、次に左手で相手の肩を掴もうと手を伸ばし―――】
【もし両方の行動が決まったのならば、両肩へ相手を抱え上げた状態からの投げ技を放つ―――】



【それは第三世界における相撲・柔道技にして幻の技―――】



             ≪―――撞木投げ:HammerBuster―――≫



【相手の懐に潜り込み、自身の肩に持ち上げて投げ飛ばず投技】

【しかし”幻の技”といわれる由縁は、その複雑な多重連鎖行動による技のため】
【なおかつ今の状態は、機関員の”相手の脚からの、逆手からの技”である】
【「腿に伸びた右手」「肩を掴む左手」「抱え上げようと相手の懐に潜る行為」の連鎖行動】
【すべての条件をクリアした場合のみ可能な、文字通り”至難の技”だ―――】

【しかし、「連鎖行動の攻撃」は、どれか一方を崩すことで防ぐことが出来る脆いもの】

【機関員の右手もしくは左手を払う、抱え上げられる前に身体をずらして逃げることが出来るのならば―――】
                      【―――屈み込んだ機関員、それは相手にとっての追撃のチャンス】
【しかし万が一投げ飛ばされたのならば、背中から地面への垂直降下―――】
                   【―――背中を殴打し、”単純に痛烈な”突き刺す痛みが全身を襲うだろう】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 21:07:44.67 ID:kRKN839DO
>>800>>796
理解できねーだろ?そりゃ当たり前だ
てめーなんかの頭じゃ理解出来ないくらい、複雑で難しい考え方してるからな、俺は

「マスター、ある意味合ってますが間違ってます」

【遠くからメイドの突っ込みが聞こえたが、それは無視した】

おら、一回迎撃しただけで安心すんなよ?

【少年が迎撃された瞬間、青年へ真っ直ぐ走り出す】
【兎故の脚力か、中々にスピードが速い】

【十分に接近が出来たら攻撃行動に入る】
【左手で逆手に刀を抜き放ち、斜め上に抜刀斬り】
【閃くは紅い閃光、長い三日月状の刃に平行な柄が付き、持てばその手に刃が被さるようになり反対側からも短く刃が出るようになる特殊な刀だ】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:07:56.69 ID:T335h2/f0
>>799

いいねえ、いいねえ、当たれば死んじゃうかも。

【ブレーキをかけないまま、闇の魔力向けて右の拳で叩き落すように殴る】
【無論、相応の衝撃が拳にかかるが、魔力を無理矢理叩き破って】

死んじゃったら、君は人殺しだね
まあ、死ななかったけど。

【殴った時の勢いのまま右手を地面に叩きつける】
【石畳が大きく砕け、その破片が相手の少年へと飛び散る】
【だが、所詮石。対処を間違えなければなんと言うことは無いだろう】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:14:05.04 ID:T61Lw2K5o
>>800>>803

―――――

【嗚呼、結局それか】
【空ぶった腕を、ゆるりと引き戻して】

【今、彼が感じているのは大きな落胆】
【結局。結局それなのかと言う大きな……】

【左側からの声に、振り向く】

―――――――ハッ

【と、鼻で笑い声を漏らした】
【安心?油断?いいや、違うさ。コレは―――――】

【ギィンッッ!!!】
【獣人の剣閃によって彼の身体が吹っ飛ばされる】
【服の下に防具でも着込んでいたか、金属質な音が鳴り。其の儘壁へと激突する】

【そして…上空の少年は、この好機を逃がす様な人物だろうか?】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:14:27.90 ID:yYuNjW6So
>>797>>801

(……っと何とかなるレベルの物ではある、か)

【腕に残る衝撃の余韻を振り払い射手を見つめる】
【射手は笑っていた、ただ笑みを浮かべて……】

ばっかお前オレを見くびるなよ知らない相手がいたから様子見しただけだってんだ
勘違いするなよ、ビビった訳じゃないんだからな……

【様子見は終了、どうやら味方もいるらしく】
【それならば――――】

今から本気出すんだよ黙って見てろよシェンさんよ
言われずともぶっ倒してやらあな――――

そっちは任せたぜねーちゃん……

【憂いは無い(>>801)射手は彼女がなんとかしてくれる筈だ】
【自分がすべきは彼を、シェンロンドを打ち倒す事】

行くぞ……

【エルフェスの足元から半径1m程に渡り黒い物体が地面を染める】
【視線はシェンに固定されそして走りだす、迫る斬撃には左腕の盾】
【走りながら斬撃を受ける、衝撃で盾は盛大な音を立てて崩壊し黒く霧散】

(まず1つ……っ!)

【黒の霧の中から現れるのはナイフの切っ先、それはシェンの腹部に向けて投げられる】
【霧が晴れた後少年の生存が確認出来るだろう、もっとも腕にいくらかの血が流れているが】

【自分の得物はまだ残っている、もう1つのナイフをベルトのケースから取り出し】
【左から右へと構え直し、シェンに低めの姿勢のまま走り近づいていく】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 21:15:44.72 ID:F6sIcgFMo
>>802
【蹴りの軌道は早く、鋭いが、捨て身で有るのは確かであった】
【故に――――投げ技を掛けられそうになる】

な……、雑魚だと思ってたが……、さすがは機関、か。

【蹴りを回避され、態勢を崩し、腿を掴まれる】
【そして、肩を掴まれそうになるが――――】

だらぁっ!

【掴まれた腿を支点に体を捻り、投げへつながる最期の工程を防いだ】
【捻り、空中で態勢を整えると、自らの懐、空中であるゆえ、足元に居る機関員】
【其の脳天目がけて――――――】

残念――っ!

【スタンピングするかのように全体重を掛けて両足を振り下ろした】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:21:09.74 ID:8T+5Q4ZSO
>>804
ちゃんと死なない程度にはしてますよ。
【少年は魔翌力を叩き落とし、破ったのを見ると】
【少年らその場に一旦止まる】
【飛んで来た破片が身体を掠っていく】
【小さな傷を作っていく】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:22:48.63 ID:T335h2/f0
>>805

おー、飛んだ飛んだ。
……まさか、近接しか出来ないと思ってませんか?

【一瞬対象としていた青年を見失う。が、すぐに壁に埋もれた彼を見つける】
【空中で体を捻り、その場にある何かを叩き落すかのように振るわれる右の拳】
【無論そこには何も無い。ただ、「何か」が拳から撃ち出される】
【その「何か」。気を模した魔力のような、不可思議な代物】
【「何か」の狙いは青年の頭部。当たれば、鉄の塊でも当たったような衝撃が走るだろうか】

杭をへし折る力と、杭を打つ力、まさか同じとは思って無いでしょうね?

【重力に任せて落下、そのまま着地とほぼ同時に青年に向けて走り出す】
【タイムラグは、充分】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:24:13.21 ID:Tm7q0VGqo
>>801>>806

【――――選択は、正しい】

【各々飛ばされ防がれた、二つの刃は脆く砕け】
【走りだした女性に対して、“金獅子”シェン・ロンドは刀の先すら動かさない】

【一方で弓を構える軍服は、矢の先を此方へ向かう女性に向け】
【これは先程よりもやや小さいながら、三本の光の矢を放つ】
【狙いは胸部と腹部、そして一本は義足の右膝、関節狙いであり】

本気、ね……そうとも、そうでなくちゃ俺としてもやりがいがない
なんせ最後だ、どんなラストであろうと華々しく全力で当たるべき……あぁ、それと―――

【斬ッ!自身の腹部に飛ばされたナイフを叩くように右手の刀で落とし】
【た、たっ、と歩きから走りへ、疾駆へ―――徐々に速度を上げつつ少年へと一気に迫り】
【黒い霧にまで近付けば、左手の紫をした刀、妖刀を以て刃を振るい】

「――――あまり私を舐めないほうが良い」

【女性、昼の国の副支部長である彼女は手元の弓を光の球に変えて、相手を待つ】
【光球に照らし出される褐色の肌は冷徹で、銀色の髪は玲瓏で】
【狩人の瞳は鋭く相手を射抜きつつ、何時でも来いと両足を肩幅に開き、笑う】

811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 21:24:17.93 ID:S4RFbM/SO
>>787

(……格納兵装。機関謹製のサイボーグ、と言った所か?またぞろ、厄介なのがお出ましだな)
(あの光学兵器、単発火力こそ低いようだが――数が数だ、速度も有る。全弾は処理出来なかった)

(人が居なくて助かったよな、ホント。気兼ねせずに躱せるのは有り難い――――)
(兵装があれきりとも思えない。肉体強度も、恐らくは高いだろう。……間合いを詰めたって、容易に済むかどうか)

【相手の武装を検分し、得られた情報より予想される戦力を算出し、彼女は内心、策を練り】
【――簡単な相手では無いと判断したか、その眦が鋭く細められた】

【警戒に空気が張り詰め、澄み渡る。――満ちてゆく零下の殺意に、一段、体感温度が引き下がる】


ふぅん、識っていたのか――敵にばかり名が売れてるってのも、考え物だけど。
……まあ、間違っても大衆受けは良くないだろうし、別に好いや。

【相手の言葉に応じる形で、口の端より零れる無感動な呟き。フランクな調子で返しながらも、殺気が止む事は無論ない】
【それが無くなる時は即ち、彼女の終わりか、この戦場から、敵≠ェ消えて失せる時だ】
【物に喩えるならば、それは。血を見ずして鞘に納まる術を持たぬ、抜き放たれた一振りの太刀――――】

――――ブラックハート、か。相分かった、覚えておくよ。
それから、もう一つ忠告。搦手の心算だろうが、それ――……。

【上方に逸らされた照準。恐らくは落下物が来る。建物の近くは、範囲内】
【この眼で見上げる迄も無く、範囲は見切っていた――そう。先程の乱射で散った硝子片が、安全地帯を教えてくれている】

【重心を僅かに前傾。地を滑るように、擦り足で前へと踏み込む。一瞬遅れて、再び降り注ぐ硝子の雨】
【被弾、無し。接近速度は疾い。短刀の間合いにまで、踏み込む事が叶ったならば】

【――――「悪手だ」、と。その言葉と同時、逆袈裟に刃を振り抜く】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:27:21.68 ID:T335h2/f0
>>808

ああそう、それは残念。
――もっと強い力で来なよ。ねえ?

もっと、もっと、もっとさあ!

【体勢を戻すと同時に再び走る】
【右足を軸に体を回転、その勢いを加えて左の拳で相手の右脇腹を殴りつける】
【その一撃は当たれば、鈍く、重く体に負担を与えることになるだろう】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:28:10.54 ID:T335h2/f0
>>809
/すみません>>803が抜けました……
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:30:09.42 ID:DOzvBbZFo
>>807
【投げ技など、相手の抵抗を受けては案外簡単にバランスを崩されるもの】

【その谷山の抵抗に、投げ技を掛けようとしゃがみ込んだ機関兵は】
【上空で足掻く谷山の抵抗、及びその加剰された速度と勢いを受けて】

「―――〜〜〜ッ!」

【頭部に彼の全体重を乗せられたがゆえ、崩れ倒れる】

わぁ、お見事、ですねぇ★

【されどパッションの声色は変わらず】

でもね、谷山さん・・・

・・・そうやって一人ひとり倒していくんですか?

【―――ガチャリ】
【地に崩れ落ちた機関員に圧し掛かる谷山に向かい】
【彼の頭部に銃口を向けた、新たなる機関員が2名】

【その引鉄には指がかけられている―――すなわち】
【”抵抗すれば至近距離から即座に発砲”という意思】



・・・まだまだ夜は長いですよ?Badboy?

【ニヤリ―――パッションの口元が歪む】

【これは絶体絶命の逆境か?】
【あるいは―――新たなる反撃の基点となるか】

【残存兵力:IronHollow28名】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 21:33:47.30 ID:kRKN839DO
>>805>>809
…?

【青年を弾き飛ばし、一旦その場で構えを整える】
【共闘者である少年がそれに追撃したのが見えるので、それの邪魔をしないように一先ず様子見】
【…様子見したのは、邪魔にならない為だけではないが】

【何か、違和感を感じた】
【体が固かった?違う、防具を着ていたと考えれば普通】
【攻撃が簡単に当たった?上手く隙をつけていたのかもしれない】
【―――軽すぎないか?】

【確かに攻撃が当たったとは言え、あそこまで激しく吹き飛ぶか?そんな風に衝撃がある攻撃だったか?】

…ちっ

【少年が走り出すと同時に、少年の後に着くようにスピードを合わせて駆け出した】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 21:37:06.15 ID:F6sIcgFMo
>>814
【人の頭を勢い良く踏み潰し、谷山は地面に着地する】
【そして、パッションの言葉を聞き、銃口を向けられた谷山】

(……慌てるな、まだ慌てる時間じゃない)

【数瞬後、左義手の指が僅かに動く】
【極々微小、数ミリの動き。通常ならば気づかない動きである】
【しかし、それで十分】
【5本の糸が機関員の一人に3本、もう一人に2本絡みついていく】
【振動を掛けないため、切れることはないが、締める力で腕を捉え、骨をばきばきと砕こうとする】
【そして、成功すれば絡めたまま糸を引き、盾になるようにしようとするだろう】


(大きな攻撃は、3発程度、あまり無駄打ちは出来ねぇ)


【谷山の義手には、金属粉を撒き、着火することにより広域に粉塵爆発を起こす機能がある】
【今回の戦いのため谷山は一発限りだった其れを改良し、3発程打てるようにしていた】
【だが、それでも無駄打ちは出来ない。故に、大量を巻き込むタイミングを測っていた】
【そして、義手にはさらなる改良が加えられているが――――】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 21:37:52.98 ID:fZJ4KgNq0
>>806>>810

【血液が地面に散り、痛みに呻きながらも、走る】

(……傷は、結構深い。大きな動作の回数を、限られるか)

【―――彼女の動作を見ながら、先ず檸檬が取った行動】

【柄を持ち直し、刃をゆっくりと掲げて、ふらつく両腕で握り締め】
【そして、構えた姿勢のまま、彼女へと接近する―――】
【傷の為か、刃を構えるにも時間が掛かる。余りにも、無防備。隙が出来すぎる】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:39:47.81 ID:VSdCY+pJ0
>>811

(――――内部構造、簡易チェック……各部、問題なしってところかねぇ……
ま、ここに来るまでにもさんざ確認はしたんだし、今さら問題ありなんて言われちゃ、あたしゃ困るんだけどねぇ…………)

【朔夜の予想通り、女性――――ブラックハートは、その身にサイボーグ強化を施されている】
【実に、その事実は今のブラックハートのアイデンティティと言って良いほど、彼女にとって、その事実は重い】

(ほんっと、何時考えても、ありがたくて…………忌々しい力だよねぇ…………!)

【その事実を享受しているように見えて、内心は穏やかではない】
【彼女がこうした存在に至るまでの事を思えば、決して嬉しいとは言えないのだ】

仕方ないんじゃないかい? 戦って、生き残ったものの定め、って奴
名が売れてく事と、敵が増えて行く事はさぁ…………!

【強敵として知られている以上、何らかの『戦績』を、これまでにも上げているのだろう】
【自分の行いが原因なのだと、その言葉の本質を、軽口に包みこんで放つ】
【会話の流れからは、単なる『軽い意趣返し』にしか見えないだろう】

搦め手?
――――残念だけど、あたしゃ、そんな高等な事は考えられねぇんだよ…………!
お前を引き寄せる事、それだけさ…………! ッ、く…………!

【ブラックハートの真意。それは相手をその場から移動させる事】
【移動ともなれば、その前後に何らかのアクションは発生する】
【そして、刀を武器に使うそのスタイルから見て、接近してくると踏んでいた】
【――――しかし、その速度は予想の範疇を上回る】

…………ショートレンジがテリトリーなのは、あたしもなんだ…………ッ!!

【薙がれた刃を、左腕から突き出たガトリングの砲台で受け止める】
【ガキィッ、と耳障りな音が響き、火花が散る――――兵器である以上、一度の衝撃で壊れるような、ヤワな作りに放っていない】
【そして、もう一本の腕――――右手に握られた『対人対物用ヒートカッター』を、思い切り『突き出す』】
【刃を受け止めてのカウンター。朔夜の腹部を狙ったそれは――――接近に対する対処がほんの少し遅れたために、必殺の一撃とはならない】
【身をよじるなどして、回避する事は不可能ではない。その程度の一撃に留まった】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:39:49.82 ID:yYuNjW6So
>>810>>817

最後ってぇと機関員でも辞職すんのか?それとも――――
ここでオレにぶっ倒されるのかよ、ええシェンさんよお!!

【向かってくる彼に備えるように右手の中の無骨なナイフを握り力を込める】
【前回は情けない結果に終わったが今回はそうはいかないと瞳を大きく見開いて】

どっちにしてもこの場は全力でやらせてもらうけどなあ!!

【ナイフにて妖刀の刃を受けようとし、それが成されたならばそのまま】
【手首から先で半円を切るようにナイフを回し受けた刃に自分の体重を乗せようとする】
【これはシェンの重心のバランスを崩そうという意図の物】

【更に、空いていた左手で腰にぶら下げた刀の柄を掴み】
【引きぬく勢いのままその底部をシェンの脇腹にぶつけようとするだろう】

【足元の黒色はまだ変化は無い】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:40:52.85 ID:8T+5Q4ZSO
>>812
殺さずに全力ってのは―――!!
【少年も拳を突き出す】
【狙いは―――こちらの脇を狙うその拳、】
【つまりは拳と拳をぶつけ合っての相殺だ】

―――そりゃ中々難しいんですよっ!
【だが塞げば、拳にはとんでもなく痛みが走るだろうが、】
【少年にはそれも覚悟の上だ】

能力がまた使える様になれば話は別ですけど・・っ!
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 21:41:31.69 ID:T61Lw2K5o
>>809>>815

【ガゴンッ……】
【少年の放った「何か」…狙いは良いが的が元より小さく…更に首で有る程度自由に動かせる】
【故に回避は容易だったか、代わりに青年の背後の壁を更に崩し】

……………

【カラカラと音を立てて崩れる壁、舞う血煙と砂埃】
【相俟ってそれは今…青年の身体を。姿を隠していて】

【……動きの無い所を見れば、一見気絶した様に思うか?それとも動けないだけとみるか?】
【どちらでも、それ以外でも―――ご自由に想像すると良い】


【目隠しの中ゆらりと―――揺らめく影が、彼らの目に見えるだろう】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:45:38.08 ID:T335h2/f0
>>820

へえ、だったら、殺す気で全力出せばいいじゃん

【拳と拳がぶつかり合う】
【その拳に、更に力を加える。更に力を出させるために】
【その方が、愉しいから】

それに、君の状況なんか知ったこっちゃ無いし。僕はただ殺したいだけだし
だからさあ、本気、出してよ。

【左足を少年の目の前で踏み込んで、右足で少年を蹴り上げる】
【左の拳にかける力は、緩めない】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:49:05.74 ID:5hBTN9c8o
【ビル屋上】

ね。どこか遠い遠いところから、ずいぶんと楽しそうなにおいがするよ
この世界さァ。ヒトっていう土壌が悪いんだよね。だから、どんなに栄養を与えても育ちが悪いのは仕方がない
どんなにがんばって管理しようとしても、それは無駄な努力になっちゃうんだよネェ?

【金髪赤目の少年が、空とコンクリートの地面を隔てる柵の上で足を揺らしている】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆っており】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたように風にはためいている】

【その目は、どこか遠く遠くの方向を見ている】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:52:42.26 ID:Tm7q0VGqo
>>817

「……傷付いた体にその鎌は重いだろうな、動きが止まって見えるぞ?」
「そんな事では私は倒せない、ましてや、機関の進軍を阻むなどは笑止」
「力無い蛮勇などただの雑草、刈取る鎌を背負った草の群れに過ぎん、と―――」

【静かに大きく、手元の光球は明かりを強くさせていく】
【それはまるで太陽の如く、下手に直視すれば目でも眩んでしまいそうで】

【ダッ、とかけ出したのはいつだったか、兎に角唐突に地面を蹴り】

「―――徹底的に、その肉体に叩き込んでやるとしよう」

【相手が近づき、此方も近づき―――それは一気に距離という概念を削除して】
【1m以内にまで近付いてしまえば、動きも鋭く左足を浮かし】
【強烈な一撃を以て巨大な鎌の柄を蹴り飛ばそうと、鎌を手放させようとする】

>>819

負けるわけにはいかないさ、だが辞めるというのは……君の想像通り
まだ広まっていない情報なのか、君が知らないだけかは知らないけどね

……ま、ぺらぺらと喋る暇もそうはない、か―――ッ!

【ぎ、ぎぎ、ギャリッ!大きな刀がナイフに流され、打ち合う音】
【重心はといえば―――少々不完全ながら、確かに崩れた】
【故、脇腹への柄による殴打は決まり、鈍い衝撃音が聞こえるも―――】

【殆ど同時のタイミング、右手の乱れ刃、それを少年の左脇腹から右肩にかけて振り抜こうと、彼はする】
【所謂袈裟斬り、刀の切れ味は確かであり距離も近く。果たして――――?】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 21:52:55.18 ID:T335h2/f0
>>815

……どれだけの力でやればあんなに飛ぶんですか?

【ついてきている青年に向けて、声だけで問いかける】
【青年が感じた違和感を、この少年は知らない】

>>821

(……流石に当たらなかったか)
(でも、この距離なら当たるはず)

【煙や埃のやや手前で左の拳を振るう】
【同じように撃ち出される「何か」は、走行の分加速されていて】
【ぼんやりと見える影の真ん中辺りを狙っている】

【そして、目晦ましの中に飛び込む】
【手が届く距離になれば、右の拳を叩きつけるように振るうだろう】
【狙いは、ぼんやりとだが見えている影の左斜め上部(こちらから見て右斜め上部)】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:58:08.55 ID:8T+5Q4ZSO
>>822
ぐぁっ・・・?!
【力を入れられて顔が歪む】
【もう堪えられないと】
【表情が語りかける】

【だがその表情も続いたのは次の一瞬まで】
【それは、次の瞬間にはその表情に蹴り上げが入ったからだ】
【少年はそのまま、何も言う暇もなく、吹き飛び】
【二人の間にまた距離が出来上がる】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 22:01:08.52 ID:kRKN839DO
>>821>>825
…いや…そんなに力は入れてねーし、いくらなんでもあんな風に吹き飛ぶはずが…

【少年の後ろに着きながら答え、違和感について考えていく】
【…もしかして、わざとなんじゃないのか?】
【自分の姿をこうやって隠す為とか、もしかしたらもっと他に―――】

…あっ!おい待て!罠かも―――

【そう考えている間に、目の前の少年が飛び込んでいた】
【嫌な予感しかしていない彼は、何時になく慎重で、少年を制止しようと声を掛けたがもう間に合うはずもない】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:02:58.57 ID:DOzvBbZFo
>>816
ふふふ・・・
さっきまでの勢いはどうしました?
まさに絶体絶命のピンチ!って奴ですねぇ

【パッション・プレイはこの局面において、まるで勝ち誇ったように口元を歪め】
【谷山を捕らえた機関員は、新たな命令を受けるまでそのまま銃口を突きつける】

あぁ、そうだ!
せっかく捕らえたんだから、[ピーーー]のもおしいですねぇ

さっきの銃弾を砕く業ってのも、気になりますし・・・
機関に連れ帰って詳しく生体研究でもしてみましょうか・・

【パッション・プレイは携帯端末を取り出して、ポチポチメールを打ちだして】
【機関員共々、谷山のわずかな”絡みつく糸”には気がついていない様子だ】


【そして】





「「Goddamn it!!!!!!!」」」




【光の国の夜の帳を切り裂く、機関員の悲鳴が響き】
【パッションは”はっ”と我に返るも、時既に遅し】

【顔を上げて見れば、「糸に絡められた」機関員は谷山にたぐり寄せられ】
【その刹那の逆転劇の光景に、パッションはポロリ、携帯端末を落として】

【―――、機関員は「パッションからの指示」が無ければ動けない】

【落ちた携帯に気を取られたパッション、今、一瞬の「隙」が生まれ―――】

【谷山にとって、新たなる攻撃の基点となるならば、これは絶好の機会だろう】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 22:03:41.66 ID:fZJ4KgNq0
>>819>>824

……ッ、貴女に言われる筋合いは―――!

【重い其れを担ぎながら、彼女の言葉に反論しようと―――して】
【相手も接近して来た事に気を取られ、その蹴りに対応出来ず】

ッ!!

【が、と音を立てて。自分の手元から、硬い感触が離れて行くのが分かった】
【そのまま鎌は、円の軌跡を描きながら、彼女達の後方へと飛んで行くだろう】

―――あ、ああああああァッ!

【獲物が無くなった今、どう対応するか―――檸檬は、驚愕の後、我に帰ると】
【ただ、がむしゃらに。彼女にタックルをしようと考えたのか】
【接近する為、跳躍する様に、彼女へ飛び込もうとする】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:05:54.17 ID:yYuNjW6So
>>824>>824

は……?やめんの?……

【一瞬素っ頓狂な声を上げるが】
【彼の言う通りそんな余裕、暇は無い】

ち……っ!くしょう……!!

【途中まで引き抜いた刀を無理矢理に動かしその刃を受けるが】
【不完全な姿勢のままでは勢いまでは[ピーーー]に至らず自分の刀の刃の背が脇腹へと当たり鈍い音1つ】
【かは―――と息が漏れ痛みで蹲りたくなるが堪えるより他に無く】

…………っ!

【そして姿勢制御も危うく、今の彼の状況を例えるならば赤子の歩行と同じ不安定さ】
【軽く押せばいともたやすく転ぶだろう】

(けど、だけどもここでやられちまったら前となんも変わらねえんだよな……!)

【ふいに足元の「黒」がうぞうぞと動き出し、その表面が突出し始める】
【鋭く鍛えられた「針」が3つ程顔を覗かせ、数瞬後にシェンを貫くべく突き出るだろう】
【ただその狙いは酷く雑である、この状態ではそうなったのもうなずけるだろう】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 22:06:20.79 ID:T335h2/f0
>>826

ホラホラ、本気を出さないと……
 終 わ ら な い よ ?

【蹴り上げた足を後ろに引き、大地を踏みしめ、蹴る】
【再び駆け出し、吹き飛んだ少年へ更なる追撃を加えようと走り出す】
【間合いに入れば、右の拳を腹部に打ち込むだろう】
【――どうやら、じわじわ苦しめるのが目的らしい】
【狂ったような笑みは、消えない】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 22:12:06.31 ID:F6sIcgFMo
>>828
はは、糞っ垂れが……。

【悪態を突きながら、最新の注意で糸を操り――――】
【相手が携帯を弄り始めた時点で、既に行動の成功は確定】

お断りだね、実験とかそう言うのは嫌な奴を思い出す。

【機関員を引っ張り、銃弾を防ぐ肉の盾を手に入れた谷山】
【そして、此処でついに谷山は3発の内の一発を使用する】
【絶句し、隙の有るいまの状況ならば、確実に――――】


未だ――――ッ!!


【――――確実に部隊に大打撃を加えることが出来る――――ッ!!】
【部隊員が固まっている点に向け、義手を構える】
【義手の皮膚が落ち、掌に開いた大きな穴が露となった】
【そして、そこから勢い良く金属粉が広域に散布された】
【範囲は5m程か】
【そして、谷山は、発動コードを口にする】





                  ――――――――Bomb!!



【五指から電撃が放たれ、金属粉に着火】
【周囲の空気と金属粉を燃料にして、暴力的な火炎の玉が部隊の中心から広がっていく】
【谷山は爆発前に大きく息を吸い、口鼻を抑えていたが、他のものはどうだろうか】
【粉塵爆発は、周囲の空気をかなり強く奪う。そう、爆発だけでなく、酸素を奪うことでより強い被害を与えるのだ】
【機械化歩兵であろうと、酸素がなければ動けまい――。そう判断しての攻撃だ】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 22:13:05.05 ID:T61Lw2K5o
>>825>>827

【ゴギンッ―――】
【金属を叩くような音を立てて、少年の放った「何か」が当たった……】

【だが―――その直後】

GUuLAAARRRRRRRRRRRRR

【――――耳を劈く咆哮が戦場一杯へ響き】
【血煙と砂埃から青年“だった者”が飛び出した】

【“だった者”と表記したのは青年の姿が完全に変わっていたから】
【人の形こそ保っているが、全身は真っ黒で。両手の爪がその真黒い皮膚が延長し鋭く尖ったモノとなっているからだ】

【少年の拳を敢えて“受け”て。突っ込んでくる二人への突撃を慣行する】
【真黒い皮膚は異常なまでに硬く、鋼鉄を思わせて】
【人を殴るつもりであれば…逆に拳を痛める可能性もあるだろう】

【単なる体当たりでしかないソレ】
【しかし、相手も走り寄る最中。鋼の体躯を持つ約70kgの人間が本気で突っ込んだとすれば―――その威力は…計り知れない!】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:20:36.04 ID:Tm7q0VGqo
>>829

「有る。現に、こうして唯一の武器を手放してしまったのが事実……」
「……いや、唯一ではないか、誰しも必ず肉体という武器を持つ、が―――」

【やってやった――感触を足裏で受け、薄く小さくにたりと笑うと足を下げ】
【――た。そのタイミングで女性に飛び込まれ、背後に倒れる】
【感じるだろうものは柔らかな布と肉の感触。そして異様に硬い骨格と―――】

「――――経験の無い肉弾戦は死を招くッ!」

【キィ、と手元の光球をナイフに変えて、それを倒れたままに振りかぶり】
【狙いは相手の脇腹に、その切っ先を突き刺そうとして】

>>830

フッ……辞めるさ、今の機関と今の俺は目的が違うんだ
勿論後任は選んでおいたけどね―――ッ!

【チラ、と目線を向けるのは後方の、軍服の女性】
【もっとも本当に一瞬の事で、即座に視界は前方へと直り】
【血を吸えず仕舞いの刀を速に引いて次に備え】

【その次手は左手の紫をした刀、先ほど重心を崩された元凶
【だが今になって体ごと後ろに引き戻し、切っ先を少年の右肩目掛けて突き出す】


【―――それとまた同時、ドス、どす、と二つの音が耳に入る】
【体ごと使って刀を引いた――半身になっていたからこそ、三つの針全ては受けなかったが】
【一本は右脹脛に、一本は先ほど打たれた脇腹に突き刺さり、赤い血が滲む】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 22:21:39.01 ID:S4RFbM/SO
>>818

成る程。確かに道理だよ、ああ。久しく忘れていたけれど、な……。
――――成る程。此処で殺り合うのが得意なのは、同じって訳だ!

(そうちゃちい造りじゃない、おまけに技量もそれなり以上、と――)
(切断も出来なくは無いけど――この二つから鑑みても、一度じゃ弾かれるのがオチだろう)

(打ち込むならば渾身を、逸らされずに五度、十度。――いや、この分じゃもっと要るか?難しいな)

【その行動に対し、僅かに意外そうな表情を浮かべて。一拍置いて、くつりと喉を鳴らす】
【愉快げに、言の葉には喜色を滲ませて。――この距離で勝負≠ノなるのが、快いらしかった】

【予備動作の無い、または、それが傍目に見て取れる事の少ない、流れるような足捌き】
【其れは、古流剣術に侭有る動きだ。――彼女は、紛う事無き人斬りだ】

【伝わる硬質の手応えから、敵手の技量と強度を推測。同時に刀身を寝かして滑らせ、引き戻しつつ】
【左足で身体を右方に押し出して、突き出す白熱の刃を回避せんとする】

【だが、咄嗟の事故に完全には為らず――紬の袖が一部、ぶすりと焼き切れ。左前腕、外側を刃が浅く抉って過ぎた】
【引いた左肩。右足を軸に回転運動を継続し、回避から間髪入れずに反撃へと転化する】

【姿勢を屈めつつ反時計回りに回転、放つのは左脚による払い蹴り】
【狙いは左膝の裏、人体構造上の急所である。――先ずは、態勢を崩す腹積もりか】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 22:22:26.88 ID:T335h2/f0
>>827

えっ――

【掛けられた二つの言葉に、返事を返している暇など無かった】
【ただ、この場に似合わない声が漏れ出ただけ】

>>833

(〜〜っ、硬い!)

【篭手越しに伝わる、重い鈍痛】
【勢い全てが跳ね返ってくる感覚】
【その感覚を感じている暇はたったの一瞬】

【当たったとすれば肩だろう。その肩を上から押すように力をかけ】

――っ、くそっ!

【そのまま上に跳ね上がり、体勢が上下逆さまになった状態から左の拳で「何か」を放つ】
【横一直線の力なら、上方から力をかければ、何とか下方に曲がるだろうか?】

【何事も無ければ、少年は「青年だった者」の後方に着地するだろう】
【痛みに気を取られている所為で、着地したとしても大きくバランスは崩すだろうが】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:24:20.63 ID:8T+5Q4ZSO
>>831
くそ・・・っ!?
こうなったらもうヤケでも使い物にならないだろうと・・・
やるしかないっ!
【少年はそう言葉を吐き捨て】

――――《抜刀》ッ!
【少年はそう、能力発動の為の短い詠唱を呟く】
【すると、少年を拳を防ぎ護る様に気が集まり出して】
【気は刀の形へと成していく】
【これが今出せる彼の全力】
【しかし、それは完全な物では無く】
【形を成し遂げた能力の巨大な刀は途中から無くってしまっていて】
【更にはその紅黒い血の様な刀身には全体的にヒビが入ってしまっている】
【だがともかく、刀は少年の拳を止めるだろう】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 22:26:23.43 ID:kRKN839DO
>>833>>836
―――――――ッ!!

【異形へと変質した青年だったモノ、それを見た瞬間に目を見開いてビクリと体を震わせる】
【その変異に驚いた、そういう理由ではない、原因はそれが上げた咆哮】

【兎である彼の長い耳は当然ながら聴力が高い、『高すぎる』】
【小さな音、人の心音まで細かく聞こえるその耳は今、咆哮の爆音によって鼓膜を破れんばかりに震わせた】
【耳へのダメージはそのまま脳を揺らす、視界がぐらついて、耳の奥でキーンと高い音が響いている】
【予期せぬ爆音に、反応が出来ない】

―――ッがッ!!?

【まるで自動車でも衝突したかのような衝撃が、体を弾き飛ばす】
【その体はいとも簡単に吹き飛んで、そのまま路地の建物の壁に背中から激突、がらがらと崩れる瓦礫と共に地面に崩れ落ちた】

/すいません、次ちょっと返事遅れます
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:28:26.95 ID:DOzvBbZFo
>>832

わっと!

【谷山の掲げた義手をとっさに危険と判断し、身を屈めるパッションだが】
【部隊員への避難命令は、放たれた火炎球よりも一瞬遅れてしまい】



「「「「「「「Goddamn it!!!!!!!」」」」」」」」



【”命令も無く”仁王立ちのままの機関員は、その炎の洪水に飲み込まれ】
【光が止む頃には、辺り一体には無数の焼け焦げた機械片が飛散する】


・・・”Shit!(ちきしょう!)”

【パッションはクロークの裾を防災布にして、爆発から身を守るも】
【露わに立ち尽くすままの機関員、爆心地中央には防ぐ手段も無く】
【不幸中の幸いか、範囲はわずかに5m程度、戦力は”半減”で済んだ】



【残存兵士:IronHollow15名】



【しかし今はまだ爆発の煙が昇り、視界が悪すぎる】

(あのBadboy・・・これを狙っていたのか・・・)

   (しかしこの煙・・・視界が遮られたのは向こうも同じ・・・)

(まだ兵士は半分はいる・・・相手の行動に併せて動くのでも十分、か・・・)


【地に伏せ、クロークで身を守りつつも次手を考えるパッション・プレイ】
【心の中で悪態をつきつつも、今はまだ谷山の動きを伺うほうがよいと判断】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 22:32:26.81 ID:fZJ4KgNq0
>>830>>834

【―――音を立てて。刃が―――彼女のナイフが、自身の肉を突き破った感触がした】
【深く深く、突き刺さる其処から、どろりとしたものが溢れて来る】

――――――――

【痛みを通り越して、熱さすら感じた。思考がぐらりと揺れる】
【思わず瞼を下ろし掛けたが、歯を食い縛って、耐えようとした】

(―――だめだ―――駄目だ駄目だダメだめmだmd、だめ)
(耐えろ。今、意識を飛ばしたら、少年が―――)

【―――そして、国の住民が危ない】

【震える手で、彼女が自分を刺している其の手を、掴もうとする】
【檸檬の手が近付けば、感じるかもしれない―――檸檬の片手が、虹色に輝き始め】
【体温以上の、『熱』を宿している事に】

【もし、檸檬が、彼女の手を握る事が出来たならば】
【火を灯した其の手で、彼女の手を焼こうとするかもしれない】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 22:34:03.16 ID:T61Lw2K5o
>>836>>838

【少年の身体がその場から跳ね上がるにしても、慣性が働き此方へやってくる】
【更に既に最高速で奔っている彼を飛び越すとしても、少年の腕一本分の距離から一瞬を引いただけの距離じゃあ】

―――――――ッッッ!!!!

【――――“遅すぎる”のだ】
【獣人を突き飛ばしつつ、迷わず目の前に来た少年の足を“掴もうとし”】

【掴めば其の儘腕力任せに空中から“引きずり落とす”だろう】

【もし、引きずり落とせなければ…無論地面へ沈む事になるが】

/はい諒解〜
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 22:37:34.80 ID:VSdCY+pJ0
>>835

(……残念だけど、さっきのは単純に攻撃力の話…………
あたしゃ、一つの土俵じゃないと勝負できない様な、失敗作じゃないんでねぇ…………!)

【先ほどの言動で、朔夜は完全にこちらのレンジを近接寄りと捉えただろう】
【それは一面では正しい。しかし、それだけで全てを吐きだせるほど、ブラックハートの底は浅くない】

(――――くっ、タイミングが外されたってのはあっても…………ここまで鮮やかに避けられるもんかねぇ!?
流石は…………リストに名を連ねる武士(もののふ)…………ッ!!)

【クリーンヒットはすまい。そう掴んでいたブラックハートだが、かすめる程度にまで回避をされるとは思っていなかった】
【ここに至って、ようやく相手の力量の一端を思い知らされる】
【要注意人物として名を挙げられると言うのは、伊達ではないのだと】

――――ッグ!!
うぁぁぁっっ……!

【更に、刃をしのいだ動作を殺さず、そのまま蹴りへと転化する】
【その鮮やかな動きに、ブラックハートはついてゆけず、ひざ裏を良い様に捉えられる】
【サイボーグ強化がなければ、そのまま折れていたかも分からない。耐えきったものの、そのダメージは意外に強く響いた】

【このままでは不味い。そう悟った次の瞬間には、左腕のガトリングを連射しながら、後ろに跳躍。距離を開けた】
【ガトリングは、散発的な射撃である。回避しなければ当たるかもしれないし、あるいは動いた方が危険と言う事もありうる】
【ただ一つ言える事は。接近するには被弾のリスクと向き合わなければならないと言う事――――】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:39:19.35 ID:yYuNjW6So
>>834>>840

てめっ!だったら何でこんな事に加担してんだよ!!

【前の戦いで彼は他の機関員とは毛色が違うとは感じていたが】
【しかしそれならばそれでこのような事に関わる必要はあるのか、と】
【少年は思い、そして少し怒っていた】

――――っ!

【紫色の其れが奥に戻りそして己に迫ってくる】
【右手のナイフで同じような動きをし何とか防ごうとするがここで】

【姿勢が崩れた体重移動の限界を迎えたのだ】
【肩に迫る刃を防ぐ手立てはなく、切り裂く刃舞う鮮血刀は右肩上部の肉を削り】
【少年は後方へと逸れる体を後ろへ出した足で転ばぬように制し】

(オレだけ一方的とはいかないか、やるじゃねえか気に入らねえけど……)
(ただ肩は不味いかな……――――?)

【僅かばかりに残った勢いのまま後方へ2歩下がる】
【その中で視界に捉えたのは(>>840)檸檬の姿、思うよりも先に右手が動く】
【ナイフを投合、狙いは目の前のシェンではなく更に先にいるだろう機関員の彼女の右脚部に向けて】
【この場でシェンを相手している限り過度な援護は出来ないが檸檬の相手の気を引く程度の事は出来る筈……】

【幾らかの隙を代償に、助けになるかも分からない銀色を放つ】

【少年が離れたと同じくして黒の針は壊れ直ぐに霧散するだろう】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 22:40:14.03 ID:F6sIcgFMo
>>839
っし、之でかなり打撃を与えられた筈、煙も予想通り、と。
流れは掴めたかね。

【呟き、口元を歪める】
【谷山の武器は、その義手でも、五感を強化する能力でもない】
【――――それらを活かす冷静さ】
【其れこそが谷山の武器。故に、谷山は非常なほどに冷静に、戦闘をする】
【情報を操作する谷山の能力、それは自己に来る情報の遮断も可能である】
【聴覚に来る、爆音と、その影響を廃し、他の音を方向重視で聞き取るようにして】
【嗅覚も、炎の焦げの匂いではなく、人間の匂いを強く感じ取るように】
【そして、数秒眼を瞑る】

(――――金属臭のするのは下っ端。生身の匂いを――「・・・”Shit!(ちきしょう!)”」――来たッ!)

【音を聞き、その方向を向き鼻で息を吸う】
【――――捉えた。そう感じた瞬間に、谷山は煙の中に突っ込んでいく】
【狙うはパッション。谷山は一直線に駆け出す】
【煙に乗じて、進路にもし部隊員が居るならば、糸で其の首を落とすだろう】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:48:25.59 ID:Tm7q0VGqo
>>840

「――――終わりだな。これで既に、“獲った”―――?」

【この感触――刺し貫き、抉り、裂き、柔らかなモノを蹂躙する感覚】
【常人であれば、矢を受けナイフを受けして長く生きる者は居ない】
【少なくとも自身の割と長い戦歴ではそうだったし、きっとこれからもそうだ―――】

【――――そんなコンマの油断が、命取りなのかも知れない】

「なッ、熱―――!?―――ぐ、ッ――離せッ!!」

【ギュッと握られたのと、ジュウと焼かれたのと、殆ど同時】
【怒声一喝と共に身と腕を無理に振るって相手を引き剥がそうとする、が―――】

>>843

例えどんな形で有り、どんな結果になったとしてもだ
俺には2年ほどの機関に対する大きな恩義がある
馬鹿だと罵られようが不器用でね、返すべきものは返すのさ―――ッ!

【相手を捉えればまた離脱、刀は極度の近接状態では連撃には向かない】
【自身を捉え貫いていた針も崩れ、ポタポタと血も滴るが、未だ意気軒昂】

【両手の刀を構えなおして、右足を庇うよう左足を前へ、前へ】


【そして、銀髪の女性へと投擲されたナイフは――見事に対象を捉えていた】
【ざくりと突き立ったナイフは刃を見せぬほどに深く刺さり、逆に血は流れず】
【以前までの冷たいイメージを崩すような、堪えた絶叫が低く響く】

【――しかしながら、シェンは振り返らず少年と対峙を続けて、一歩踏み込み】
【武士としてどちらも手助けするという選択肢は捨てていて、踏み込んだ彼は左手の刀を真一文字に少年へと振るう】
【だがそれは異様に軽い。所謂フェイクというやつで―――狙いは、“相手の重心を崩すこと”だ】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:52:58.47 ID:DOzvBbZFo
>>844

【そしてパッションは煙の向こうから、迫り来る”敵”を取らえ】

(げぇ、こっちに来た!?何モンだよ!あいつこそどこかの改造人間じゃないの!?)

【部隊員では間に合わない、自分自身が戦う番である―――】
【パッションは地に伏したままの格好で】

≪---brush---≫
        ≪---brush---≫
                ≪---brush---≫


【左右の足で地面を交互に三度蹴り踊り】
【その足元を中心に、蒼い光の波紋が広がる】

【ダンスステップによって展開する彼女の魔術式は―――】



      ≪ユキトラバサミ:SnowTigerTrap≫



【大型獣をも捕らえるほど巨大な”トラバサミ”が地面より突き上がり】
【銀の鋸歯状の凶剣が、谷山の進行方向の地面足元にて”口”を開く】

【戦場におけるトラバサミの性能など、今さら説明するまでもないだろうが】
【鋸歯状の凶剣、且つ”刺傷”と”捕獲”を同時にこなす魔術製野戦トラップ】
【鋭利な刃が”突き刺さる”ならば、それは”捕らわれた”ことの同意語だ】

【もしも谷山が進行方向に作られたユキトラバサミに捕らわれたのならば】
【―――鋭利な刃が足首に突き刺さり、身動きすら十分に取れなくなるだろう】

【しかし彼は凡人と異なる”異才なる能力者”のはず】
【―――地面より襲い掛かる刃を、防ぐ手段はなにかないだろうか】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 23:00:56.83 ID:F6sIcgFMo
>>846
ハハッ!見えちゃいねーが、分かってるぞ!

【そう叫び、駆ける谷山】
【だが、進行方向に突如現れるトラバサミ】
【谷山の足は早い、だが其故に、“止まるのは難しい”】
【ぎりぎり足を止めようとするも、左足がトラバサミに囚われる】
【血が吹き出し、足が止まる】

ァッ!畜生っ!

【動かない谷山】
【当然である、なぜならば谷山の能力は、“情報の伝達速度を操る能力”で有るのだから】
【身体能力は確かに高い、かなり鍛えた一般人レベルには】
【だが、だからといってトラバサミを抜けることは出来ない】
【義手を使えばトラバサミを外す事はできるだろうが、その間にパッションにに大きな隙を与えてしまう】
【そこまでを一瞬で考え、谷山は右手を振るった】

届けえええええええええええええっ!!

【銀糸が趨り、遠距離のパッションを切り裂こうと迫る】
【だが、その瞬間――――卵が疼いた】

ッ!?

【ピンチで一瞬余裕が無くなったのが契機だったか】
【膨らむ悪意を受け、制御は甘いだろう。抜けることも可能か】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:01:28.91 ID:T335h2/f0
>>837(フェレルパート)

おお? まだ出せるんじゃん。

【拳が受け止められた感触】
【鈍い痛みとなって拳へと跳ね返ってくる】
【そしてまた後ろへ跳ね】

――さあ、来いよ

【嫌な笑顔を、崩さずに】

>>838>>841(フィリルパート)

しまっ――

【飛び越えた――つもりだった】
【慣性のかかる感覚、足が捕まれる感覚、そして引き摺り下ろされる感覚】
【順繰りに、かつ迅速に体に走る】

こなくそっ!

【捕まれた足は、左足】
【捕まれてない右足で、相手の頭部に蹴りを叩き込む】
【だが、その力は、拳とさほどの変わりは無い】

【そして、引きずり込まれる力に抗う術も無く】
【地面に叩きつけられる】
【ゴキリと、何かが折れたような音がした】

/只今戻りました
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 23:05:09.96 ID:fZJ4KgNq0
>>843>>845

【肉の焼ける音、匂いに眉を寄せ、】
【だが、脇腹の傷が。汗が引っ切り無しに流れ落ちる】

【そして―――女性の足に刺さった其れが、視界に入った】

(―――ナイフ―――)

【まさか、そんな―――少年≠ェ】

【一瞬、背後へと視線を移して。危険を冒してまで、其れを投擲した彼に、申し訳無く思い】
【攻撃されている少年を捕らえ、思わず体が動きそうになったが】
【女性のアクションに対応しなければならない為、直ぐに視線を女性へと戻した】
【小さく口を動かして。背後の少年に向けて、「ありがとう」と、呟き―――】

【そして、女性に引き剥がされ、地面を転がる】
【其の際に、脇腹のナイフが引き抜けるかもしれない】
【開いた穴から溢れ出る赤も気にせず、ふらつきながら、檸檬は立ち上がろうとするかもしれない】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 23:06:01.27 ID:fZJ4KgNq0
>>843>>845

【肉の焼ける音、匂いに眉を寄せ、】
【だが、脇腹の傷が。汗が引っ切り無しに流れ落ちる】

【そして―――女性の足に刺さった其れが、視界に入った】

(―――ナイフ―――)

【まさか、そんな―――少年≠ェ】

【一瞬、背後へと視線を移して。危険を冒してまで、其れを投擲した彼に、申し訳無く思い】
【攻撃されている少年を捕らえ、思わず体が動きそうになったが】
【女性のアクションに対応しなければならない為、直ぐに視線を女性へと戻した】
【小さく口を動かして。背後の少年に向けて、「ありがとう」と、呟き―――】

【そして、女性に引き剥がされ、地面を転がる】
【其の際に、脇腹のナイフが、引き抜けるかもしれない】
【開いた穴から溢れ出る赤も気にせず、ふらつきながら、檸檬は立ち上がろうとするかもしれない】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:07:31.15 ID:yYuNjW6So
>>845>>849

はんっ!ナルホドな本当に不器用らしい……
そういうのズルイじゃねえか返す言葉が見当たらねえ――――

【小さな舌打ち、シェンを睨む】
【もし自分が彼の立場だったのならばそうしていたかもしれない……】
【今の彼と同じような行動を取っていたかもしれない、故に言い返せず暫く黙るが】

あ゛ー!!理由やらなんやらなんてどうでもいいっ!!
とにかくオレはお前を止める!それだけだチクショウ!

【堰を切ったようにそう叫ぶ、今はこの戦いに……】

【逆手の状態で引き抜いた刀をそのまま力を込めて縦に押し出すように構える】
【しかし触れた刃は軽い、力の行きどころが無い】
【必然少年は前のめの重心になり、シェンの思惑通りに隙が出来た】

【ただ先程よりは範囲が狭くなったが足元の黒色は未だに顕在である】

(まあ、あっちは上手くいったか……ね)

【(>>849)檸檬の敵へのナイフは目的を果たしたようだ】
【少しの安堵と、そして闘争心は静かに燃えている】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 23:11:29.18 ID:kRKN839DO
>>841>>848
…………………

【…やばいな、油断した】
【かなり大きく体を打ったようで、体を動かそうとするとかなり痛む】
【骨も何本かいってるか、だが口から血は出てない、って事は内臓は大丈夫】
【腕や脚も折れてない、なんだ、全然動けるじゃないか】

…ちっ

【少年が地面にたたき付けられたのが見えた、これはまずいな、ほっとけば殺されるかもしれない】
【…体は痛むが、そんな場面を見るよりは数万倍マシか】
【そう考えていたら、いつの間にか自分は立ち上がっていて】

おら、こっちだ糞野郎!トドメもろくにさせねぇか!?
ちょっと体ぶつけたぐらいでいい気になってんなよ鉄屑野郎が!!

【ありがちな挑発の言葉を叫んで、怪物を睨みつけ】
【刀を構えて、真っ直ぐ走り出す】
【少しだけでいい、少年から注意を逸らせと、少年がその場から抜け出せるチャンスを作る為に】

/ただいまっす
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:16:25.46 ID:8T+5Q4ZSO
>>848
(未だ・・・・駄目か・・)
(姉ちゃんは自分の力なら自分で理解しろとか言ってたけど・・・分からないよ)
【少年は壊れた能力の刀を見て、そんな事を思う】
【そして】

言われなくても・・行きますよ
【少年に向かって距離を詰めるため】
【前へと駆け出す】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:17:54.55 ID:8T+5Q4ZSO
>>848
/あとお帰りなさい!
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:18:47.12 ID:T61Lw2K5o
>>848

【頭部へ蹴りを叩き込まれ、少年を引きずり落とした手を離す】
【だが、矢張り少年の足には硬い感触が有るだろう……なんだ、この化物は】

【落とした少年を見て、蹴りを叩き込まれたばかりだと言うのに―――余裕の笑みを、この化物は浮かべていて】

>>852

【獣人の言葉は―――彼に届いただろう】
【だが―――――】

【甘い、とでも言いたげに―――彼へ向けて指を振って見せると】

>>ALL

【ヒュ―――】
【足を振り上げ、降ろした】

【鋼鉄の如き一撃】
【鈍器で思い切り殴られる様な痛み?否―――足の筋力は腕のそれを遥かに凌ぐ】
【そしてその一撃が―――少年へ】

【少年の頭の“すぐ傍”へ放たれるだろう】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 23:20:47.47 ID:DOzvBbZFo
>>847
【トラバサミに囚われた谷山を見て】
【今度こそ、と勝利を確信したパッション・プレイ】

あはは・・・
ようやく、勝負アリ、ってところでしょうか・・・

【よいしょ、と立ち上がって裾の土ぼこりを払えば】

おっとっと・・・危ない危ない・・・

【仮にも部隊を指揮し、ナンバーズに所属する女】
【対して冷静を欠いた谷山などは死に体と同じだ】
【その彼の糸捌きなど、ヒラリと避けるのも容易いこと】

そうやってギリギリまで足掻く姿は嫌いではないですが・・・
谷山君とはもっと、別の形で遊んでみたかったですね・・・

「光の国占拠」を眺めながらの素敵なデート、なんていかがです?
まぁ、お返事は聞くまでも無いですが・・・

それじゃぁ、今度こそ・・・



        ”Goodbye Badboy(サヨウナラ、悪い子君)”


【パッションは地面に転がる小銃を抱え上げ】
【ゆっくりと―――しかし、確実に狙いを定め】
【谷山の”腹部”に向かって、発砲した―――】




【谷山の”腹部”?】

【奇しくもそこは”哲学者の卵”の植えつけられた箇所と同じはず】

【宿主の悪意に胎動するのが”卵”であるというのならば―――】
【今まさに宿主の”絶体絶命の危機”に対しては、あるいは―――】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:24:36.68 ID:Tm7q0VGqo
>>849-850

【女性の脇腹に刺さっていた光のナイフは、ズルリと抜け落ちて霧散する】
【対して銀髪の彼女に突き立った右大腿のナイフは抜けもせず、立つことも厳しい状態】
【形勢は一気に並行へと戻った。どちらもあまり長くは戦えないだろうという、そんな並行に】

「(くッ……まさか、アレが火を遣うとは計算外だった、だが……)」
「(私は足をやられたとはいえ怪我の度合いではあちらが重い……まだ、十二分に優位―――ッ!)」

【焼けた右手の痛みに耐え、左足の虚脱感に汗を流しながらも彼女は立つ】
【表情は険しく、その激痛が有々と浮かぶが―――決して、引きはしない】

【本来なら、これが私戦であれば撤退していたが――“見送り”で帰る馬鹿は、機関に非ず】

「速に終わらせて事業を進める……!邪魔翌立てされる余裕は無いのだ、退けッ!!!」

【きぃぃ、と小さな光球が彼女の手の内に出現して。】
【それは徐々に先ほどのようなサイズへと大きさを変え、次に備える】
【戦いの火蓋は落ちたばかりだ、早々にご退出なんて、してはいられない――――!】

>>851

……ああ、理由なんて二の次だ。結局は今だよ、今
君はナイフを振るえばいいし、俺は刀を振るえばいいだけだ
話しあって解決するなんて能書き垂れる程、君もご立派じゃないだろう?

【カァン、と高い音―――跳ねるようにナイフから引かれる刀はそのまま自身の右斜め上の一へ】
【対して右手の刀は下方から、先ほど狙った袈裟斬りともう一度仕掛けようとし】
【先ほど自身の斜め上へ動かした刀は、相手の左肩から真っ直ぐ縦に】

【形としては腕を交差させるような具合で、彼は少年を徹底的に攻撃する】
【刃は重く力が篭もり、下手に受ければ軽傷では済まない事は―――解っているハズ】


【だが、先ほど貫かれた右足のせいか比べてみると袈裟斬りの刀はやや軽く】
【もしも対処するのであれば正解は乱れ刃の刀、である
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:25:54.31 ID:T335h2/f0
>>853

――そうこなくっちゃあ、なあ

【駆け出したのからワンテンポ遅れて、走り出す】
【まず打ち出したのは左の拳】
【その狙いは、刀を持つ手。受け止められれば、先ほどと同じように蹴り上げるだろう】
【前回の動きと同じだと分かれば、対処も出来るか】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:32:46.47 ID:T335h2/f0
>>852>>855

(折れた……左?)
(……いや、この状況はもう)

【苦痛に歪む表情でとらえたものは、振り下ろさんとする鋼鉄の塊】
【ほんの一瞬、少年は諦めた。諦めた、けれど】

――まだ、動けるから

【折れた左腕を下に巻き込むように体を回す。当然、右腕は横たわった体の上側へ】
【動かなければ当たらなかったであろう足目掛けて、力一杯にその拳をぶつける】

――まだ、杭を叩いてないから

【ほんの少しだけ、拮抗する】
【もったとして、一瞬か。それとも――】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:34:35.48 ID:S4RFbM/SO
>>842

っ、く――――。

(……辛うじて外せた、か。痛むが、出血が無いのが幸いだ。直ぐに響いてくる傷じゃない)

【斬れた端から焼灼される傷口。皮膚は泡立ち、血は蒸発し、肉は焼け――然れど、動作に支障は無し】
【引き攣れたような痛みは、堪えればそれで済む話。自分の身体なのだ、損傷の程度は見る迄も無い】

【骨は言うに及ばず、主要血管には届かない。腱も筋繊維も活きている。動くのならば、それで良かった】

(捉えた――当たりは良かったが、流石に頑丈だな。とは言え、関節への打撃は有効)
(……何発か集中して直撃させられれば、破壊とはいかない迄も、動作は滞るだろうな)

(問題は、そう――――この弾幕だ。先程は近付かせて貰えたが、今度もそうなるか、如何か)

【直撃を知るや否や、即座に復位。そのまま反転攻勢に移ろうとするも、向けた砲口に阻まれ、接近は為らず】
【朔夜は僅かに眉を顰め、相手の的確な判断に内心、舌を巻く。次の瞬間には、光の嵐が吹き荒れた】

【にも関わらず、彼女は其処を動けない。――否、敢えて動かない】

【跳躍しながらの片腕射撃では、恐らく精密性に欠ける。下手に動くのは得策では無い】
【無理に躱して出来た隙を狙われるよりは、腰を据えて冷静に処理する方が、正確だ、と】
【そう判断して、動かず受けた。空いた左手を振るえば、霞の羽衣が壁のように前に展開される】

【エネルギーを減殺する、拒絶≠フ防護幕。其れにて直撃コースの半数を拡散、無力化し】
【残る半数に応じるのは、左手に握る刃。刹那の間に三閃し、光弾を切り払った】

【二重の防御で大半を捌いたが、いかんせん数が数。右肩と左脇腹に被弾を許してしまう】
【直撃でなかったのが、せめてもの救いか。続けて彼女は左前方に踏み込んだ】
【そのまま時計回りに迂回、狙いを絞らせないようにしつつ接近する心算だ】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 23:36:27.46 ID:F6sIcgFMo
>>856
【糸を外し、絶体絶命】
【そして、卵が疼き、鳴動し、悪意を吹き上がらせる】

糞……ッ!糞っ!
悪は、俺が、叩き、潰さなきゃ、行けないのに、動け、動け、動けよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!


【絶叫しながらトラバサミから足を引き抜こうとする】
【足の皮膚がざくりと裂け、血が吹き出し、そして其の苦痛が更に悪意を産み出していく】
【――――最悪の連鎖だ】
【そして、その状態の谷山に、銃弾が迫り――――強化された五感で、その銃弾を見てしまった】
【思考を、始めてしまう、高速の、否、光速の思考を――――――】

(死ぬ、のか――?このまま、止めることも出来ずに、光の国を占拠されて?
イヤダ、そんなのは、嫌だ――!どうすれば良い、どうすれば――――『コロセ』――っ?
何を―――『アクイニミヲユダネロ』――それは――『ソレイガイニテハナイダロウ?』
でも――――『ココデシネバ、タクサンノヒトガシヌゾ?』それは―――嫌だ『ソウダロウ、ナラバチカラヲモトメロ』)



         

              (『―――― ア ク イ ニ ミ ヲ ユ ダ ネ ヨ ウ 』)



              

           ア゛ア゛ア゛ア゛アアアァあぁぁっぁぁぁあア゛ア゛ア゛ァアアアアアアアアアアアアアッ!!


【銃弾が、着弾したかに見えた、その瞬間】




                       ガギッ!



【銃弾は、谷山の目の前に現れた謎のワイヤーフレームによって構成された何かに阻まれていた】
【其れは、大きさ1m程の、ワイヤーフレームでできた“卵”】
【其れの表面、銃弾が着弾した地点を中心に罅が入り、広がっていく】
【そして、卵の罅から、ずぶり、とワイヤーフレームで出来た腕が伸び、殻を砕きながら現れていく】


【――――“卵”孵化】


【卵の孵化により、完全に能力が発現した】
【とんっ、と軽い音を立てて着地したのは、180cm程の身長を持つ無機質なワイヤーフレームのヒトガタ】
【観るものが見れば其れはアートマンだとわかるかもしれない】
【其れを見る谷山の目は、血のような深紅に染まり、只々涙を流し、パッションを見つめている】


死ね、死ね、シネ。
コンナモノを、俺に、植えた、野郎は、死んじまえ。
殺っちまえよ、俺の、悪意。


【アートマンに命ずると、アートマンは無機質な其の体を駆動させ、パッションに向けて駆ける】
【其の速度はかなり速い。距離を詰めれば、アートマンの右拳が腹部に放たれるだろう】
【拳には、無数の0と1がまとわりついている。之は、膨大なバグデータである】
【拳を叩き込むと同時、そのデータを神経に叩き込み、脳をパンクさせ、一瞬だけ感覚をブラックアウトさせる効果を持つ】
【その拳自体もかなりの威力を持っているだろう】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 23:39:27.38 ID:fZJ4KgNq0
>>851>>857

【新たな光球が収束している様子を、荒く息を吐きながら見詰め】
【未だ、戦闘は始まったばかり。自分が女性に与えたのは、未だ一撃】

【戦える戦える戦える―――戦える!】

――――退く心算は、無いよ!

【と宣言しても、彼女が扱う火は、強力なものでは無い】
【そして、肉弾戦にも慣れて無い。このまま生身で戦っても、結果は見えている】
【自分の獲物は後方に転がっている―――彼女と対等に戦うには、あれを取りに行くしか無い】

【―――女性の光球は、未だ形状を整えている】
【ならば―――今、行くしか無いと決意して。後方にある鎌へと、転がる様に駆け出した】

【あんな宣言して置いて背中を見せるのは、何だか情けない図にも見えるが…】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/29(土) 23:40:10.45 ID:kRKN839DO
>>855>>859
…ッ!!クソがァッ!!

【怪物が挑発を意に介さず攻撃したのを見て、逆に自分が怒りを顕わにした】
【怪物が脚を振り下ろしたのと同時に、こちらも射程圏内】

吹っ飛べ!悪兎ノ気掌!!

【薬指と小指、中指と人差し指をくっつけて開いた右手を、怪物の頭目掛けて打ち出す】
【もし、掌の肉球が当たれば、そこから気の力が打ち出され、爆発し、衝撃波となって怪物を襲い、弾き飛ばそうとする】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:43:26.74 ID:8T+5Q4ZSO
>>858
【少年はそれに対して刀で拳を防ぐ】
【拳に当たる瞬間に手を思い切り引いて】
【相手の拳を刀の方へと誘導したのだ 】
【だが、それと同時に刀のヒビも広がる】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:47:48.88 ID:T61Lw2K5o
>>859>>863

【少年の望み通り、この化物の足は彼の頭の“傍へ”落ちるだろう】
【―――>>855の最後に明記した通り最初から、其処を狙っていたのだから】

【だが、少年いその見分けがつかなくなったのなら…頃合い、だろうか】
【クツ…と、小さな笑みを浮かべた、直後】

【ゴッ――――】
【鈍い音と共に化物の身体は吹き飛ばされ、少し離れた位置へと堕ちた】


【だが、それでも】

………矮小、也。ってな

【弱い、と…罵倒しながら。立ち上がる】
【爆風は彼の身体を思った以上にダメージを与えているのか、少々足取りがおぼつかない】
【体表でなく、耳から鼓膜を破り。直接脳を揺さぶられれば、当然か】

【だが、それでも―――この悪鬼は、余裕の笑みを】

                                   【浮かべねば“ならぬ”】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:48:45.17 ID:VSdCY+pJ0
>>860

(うぅっ…………痛い)
――――――――畜生

【距離を離す事には成功した。闇雲に放つガトリングも、牽制の役割は十分に果たした】
【しかし、足へのダメージは思った以上に響いている――――直立の姿勢を維持するだけでも、左足が勝手に震えだすくらいには】

畜生、畜生、畜生!!
たかが一人の人間如きに、ここまでコケにされるなんて!!
あたしゃ、我慢ならないんだよ!! 糞忌々しい人間どもがッッ!!

【激昂する。見てて分かりやすいほどに激昂する】
【先ほどからの続けざまの言動で、どうも『人間』と概念を、必要以上に敵視している事が分かるだろうか】

あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁッッッッ!!
もういい!! 戦いが楽しみとかどうとか、んなちゃちな事は言わねぇ!!
ただテメェぶっ殺す!!――――――――オートコントロールモード起動、『アイアン・メイデン』!!

【ブラックハートは、戦闘に――――もっと究極的に分かりやすく言えば、人を殺す事に喜びを見出していた】
【しかし、相手は立ち回りに長ける強者。負ける様な事は御免被りたい】
【そこでブラックハートは、楽しみを捨ててでも、強が削がれようとも勝とうと、一種の奥の手に手をつけた】

――――――――Wake up............

Mode:Iron Maiden
>>Destroy them all.

Stand by ready.........Go

【先ほどまで凶相に満ちていた顔から、表情がごっそりと抜け落ち】
【彼女の口から紡がれるのは、機械的なアナウンス音声】

【そして次の瞬間、ブラックハートの衣服類が悉く引き裂かれる】
【内側から突き出したのは、カマキリの鎌の様な形状をした、先端に刃が取りつけられている、8本の機械腕】
【そして、左腕のものより大型の、4門のガトリング砲】

【生身を残しながらも、剥き出しになった機械の身体。彼女の『本気』の戦闘モードである】

――――Attack

【接近を図る朔夜に対し、カマキリ状の鎌を振るう】
【いかんせん数が多く、しかも行動を阻害しにくい。何事でもないと言った様子で、なぎ払わんとする】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:49:41.14 ID:T335h2/f0
>>864

おお? 引き込もうっての? 上等じゃん?

【誘導されるがままに拳を更に押し込む】
【体勢をついていかせるために足元でステップを踏みなおして】
【次いで、右の拳を少年の顔面目掛けて思いっきり打ち出す】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:56:09.27 ID:yYuNjW6So
>>857>>862

く…………(キツイ、ぞコレ……)

【この体制から退避行動に移るのは不可能、自分で受け止める事も同じように不可能】
【そうなれば残るのは「黒」による妨害のみだが……】
【この数瞬で2つの刃を防ぐような物は形成出来ない】
【出来てどちらか一方、選択時間など皆無に近い】

(ああもうこういうのは苦手なんだよっ!)

【少年の足元の「黒」から形成された物は単純な形状の柱のような物】
【防ぐべきと選んだ物は乱れ刃の刀、その凶暴な刃が目を引いたのだろう】
【黒い柱はその刀の軌道の前に現れて進行を妨害しようとする】
【一方もう1つの刀だがこれを避ける或いは防ぐ手段は無く】

くっ!ぁ…………――――

【結果切られ赤色が再び宙へと飛ぶ】
【浮かべるのは苦悶の表情、しかし何かを狙っているような】

――――これで倒れずに済んだな、オイ

【前のめりの体は刀の攻撃でいくらかその勢いを相殺される】
【姿勢は僅かばかり戻る、そして少年は】

お返しだ持っていきな――――!!

【左手に右手を添えて刀を持ち】
【シェンの脇腹、先程自分が負わせた傷に向けて突き刺し】
【そのまま体の外側へと切り抜こうとするだろう】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:56:20.21 ID:DOzvBbZFo
>>861
【パッション・プレイは、名残惜しそうに、愛おしそうに】
【(Goodbye)ともう一度呟いての、凶弾の発砲―――】

【しかし、どうして】

【それが】

【彼の”卵”を孵化させるなどと】
       【露にも思わなかった―――】



         あぁ、アートm

【その谷山の新たなる禍々しき悪意の権化の降誕劇に】
【彼女は、驚愕も、歓喜も、恐怖も、不安も、】

【一切の思考も及ぶ前に、”反射的に”たどり得た言葉は】

         【―――危険な存在―――】

≪IronHollow≫―――

        ―――”Attacck!(攻撃せよ!)”


【しかしその指示命令が下された直後、彼の悪意のアートマンがパッション・プレイの腹部を狙い打つ】
【刹那に数多のデータが彼女の脳内に”叩きつけら”れて、ほんの一瞬、”糸の切れたように”気を失い】

【下された彼女からの命令―――当初の半数ではあるが、≪IronHollow≫残党15名は指示通り銃剣を構え】

【アートマンに向かって一斉に”射撃”する―――その凶弾の数、放射線上からの15弾の一斉射撃】
【無論、機関配給の小剣銃ゆえ、魔翌力コーティングなどの特別な性質は有していない、単純な弾丸だ】

【しかしこの、未知なる戦闘力の新生アートマンへの銃弾攻撃など―――効果の程はいかがだろうか】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/29(土) 23:59:24.77 ID:T335h2/f0
>>863>>865

雨垂れ石を穿つ。小さいからって舐めてると……痛い目を見るよ

【篭手、具足を全て取り払う】
【瓦礫やらなんやらが残る地を、駆け出す】

【重い装甲が取れた分速く、弱い】
【両手両足が、ぼんやりと黄色く】

【駆け出しながら右の拳で撃ち出すのは、先ほどと同じような「何か」】
【違う点を挙げるならば、「何か」の中が中空になっていることだろうか】
【狙いは相変わらず頭部】

【駆け寄るその速度は、かなり速い】
【立ち上がった悪鬼の目の前まで来れば、真上に右足を蹴り上げる】
【具足はないというのに、先ほど蹴った時よりも強い衝撃だろう】
【その分、自身の足にそれは跳ね返ってくる】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/30(日) 00:06:37.97 ID:aqI2ZuKno
>>869
ぎゃはははっ……!
之が、これが俺の、悪意ッ……!なんて……ッ、醜いッ!!
だが――――これが、チカラ、力だァッ!!
潰せ、潰せ!お前の――――お前の名は―――ッ!!

【声を上げ、笑いながら、谷山は言う】



―――――《Hello World》だ――――ッ!



【その声を、アートマンは受け、腹部に拳をぶち込むと、上に顔を向け】
【のっぺりとした顔の口当たりにぺきぺきと一直線に罅が入っていき、がぱりと開く】


しぇjは:k:かんdんjKAGDwjはmsfひおjmbLAJr:pかmvsbtみlはldk;fjrvgbはsv,t;gぁ、jypj@!!!


【ノイズ、ゴミデータ、騒音、雑音、バグ】
【そのような物としか形容できない、狂った叫びを口から漏らした】
【そして、銃弾が迫るのを、HelloWorldは確認した】
【頭部全体に、小さな横罅が無数に入り、開いたのだ】
【罅の奥にあるのは、無数の目玉の群れ。其れが360度を確認した】
【そして、眼は谷山のTrush News発動と同じ蛍光グリーン】
【このアートマンは感覚共有を持つようだ】
【背部に二本の盾罅が入り、そこからずるり、と現れたのは、ワイヤーフレームで構成された1mほどの長さの翼】


ぎゃははははははっははははははあああははっははははは!!
殺っちまえ、やっちまえヤッちまえヤッチマエ!!

【翼を振るい、銃弾を受け止めた】
【そして、翼は砕けると、情報を圧縮した弾丸と化す】
【物理的攻撃力は欠片も無いが、当たればパッションが情報を食らったのと同じ状態となる】
【ただ、弾丸の密度がケタ違い。当たれば昏倒すらあり得るものである】
【一斉に、15人の兵士に向け、羽のような情報の弾丸が襲いかかる】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:11:29.61 ID:mpon1VpCo
>>862

【聞こえた言葉は、想像していた通りに、拒絶】
【“セイギノミカタ”が退くはずもないと分かっていようが――今は堪えた】
【痛みと煩わしさに歯を食いしばり、痛みの初源である右足を上げて】

【それを、大きく一歩踏み込むようにズダンと前方に下ろして】

「負けている暇はない。私には、私たちにはまだやることが無数にある」
「たかが小娘一人に邪魔をされてたまるか、猫はさっさと――――」

【具現化する光の弓は大きく、大きく―――2mはあろうかという、とてつもないサイズに変化する】
【下では地に付き、また上では自身の頭部を超えていて】
【そこに番われる矢は一本。太く鋭くまた長く――踏み出した右足を使って、それを引き】


     「――――大舞台から下りて逝け―――ッ!!!」


【周囲の光源をも飲み込むように、その大弓矢は巨大化し、力を貯めて】
【まさしく今にも撃ち放たれん、とした状態で――――】

>>868

【ザクリという音の次に、ぶちブチと肉が裂け、切り分けられる気色の実に悪い音】
【切った当人なら、切られた当人なら、或いは第三者から――――】

【つまりは誰から見ても“重傷”と判断出来るような深い節操が、男の脇腹には在った】
【血が止め処無く溢れるその傷は、放っておけば一刻と持たずに死に至ろうというモノで】
【それを負ったのは油断でもなく必然で、食らっても立つのは如何ともし難い気力だった】

フッ………お見事、だな……?
どうやら俺も年を喰ったらしい……どうにも、今の一撃は昔を思い出すよ

……その無鉄砲さと考えの無さは、きっと君の良い“武器”になる

【たとい相手にどんな傷を負わせようと、自らが死んでしまっては意味が無い】
【刀を引いて身を引いて、少々の距離をとって左手の刀を収め、腹を抑え】

そろそろ、向こうも……それに各地での戦いも終わりが見えてくる頃だろうね……結構だ

【息を整える様に暫し黙り、口元から流れ出る血液をコートの裾で拭って】
【ふと、血で汚れた左手を自身の長く艶やかな髪の、リボンで纏めた位置に―――掴む】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 00:11:35.86 ID:1qmpxmVDO
>>865>>870
…嘘つくなよ…足元がふらついてんぜ…?

【怪物の罵倒に答えながらも、自分も同じと考える】
【今は少し無茶して動いたが、また突進なんかを食らえばたまった物じゃない】
【しかも体がかなり痛む、あまり長くは持ちそうにない】

【ならさっさと終わらせたいが…物理ダメージがあまり効かない相手】
【この状態では軽く麻痺させたり疲れさせたりは可能な物の、そのままダメージは見込めない】
【…『この状態なら』】

……こういう時使わずして、何の為の力だってな

【息を整え、目を閉じ、右手で右目を隠す用に挙げる】

…おら、力寄越しやがれ糞蛇!

【次の瞬間、カッと『両目を開く』】
【今まで閉じられていた右目は、蛇のソレのような真っ赤な目をしていて】
【蛇の右目から燃え上がった濃い赤紫の炎が、全身を包んだ】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:12:24.50 ID:nFHyS3ISO
>>867
・・・うっ?!
【少年は出された右の拳を刀を持っていない方で受け止める】
【だが、受け止めた少年の拳には先程拳を相殺した時の痛みがあった】
【少年の顔が歪む】
【更に言えば、受け止めた事で両手が塞がってしまった】
【これ以上何か攻撃があれば―――受け止められない】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 00:19:14.64 ID:WpgttDkK0
>>874

さあさあ、八方塞だなあ? 元々二方しかないか?

【両者の拳は、お互いに受け止められている】
【ならば、打つ手が無いのはこちらも同じ――?】

もう一方増やしておけ、よっ!

【右足で、少年を蹴り上げようとする】
【だが、その前の言葉と行動で、足での攻撃が来ることは分かるだろう】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:21:54.16 ID:MF6PFWPZo
>>871

(なにが起きたか―――)

【ほんの、ほんの一瞬だけ―――目の前が暗くなり】
【ふらつく頭を抑えながら、再度パッション・プレイが見たものは】

こっ・・・これは・・・

【目下に広がる≪IronHollow≫の、その部隊員の全滅した光景であった】

【部隊員の初め半数は、戦闘局面中盤の爆発に巻き込まれ、】
【さらにその残りの半数は、”攻撃指示”によって発砲した弾丸の】
【情報の塊と化した弾丸の撃たれ返されての、活動停止であった】

【いくら機関の誇る”機械化歩兵”といえども、その処理能力には限界がある】
【処理能力を超えた”情報の弾丸”を打ち込まれた上での、機能停止であった】

【もっとも、「事態の真相」が分かろうと分かるまいと】
【今のパッション・プレイが圧倒的不利には変わりない】

【自軍が、”自分”を残して全滅したという】
【その事実だけが、彼女に重く圧し掛かる】




【≪IronHollow≫:全滅】




ちっ・・・

【彼女は唇を苦々しくかみ締めて―――】
【―――選ばざる得ない、”撤退の選択”を】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 00:25:23.23 ID:Obvhl8xbo
>>870>>873

…………

【何故、彼らは気づかぬのだろう】
【正義は―――正しく無ければならぬのに】

【――――戦う暇が有れば、誰かを救えるのに】

                              【偽善者よ】


                                      【偽善者よ偽善者よ偽善者よ偽善者よ】


【人を殺すを言い訳に正義を持ち出す偽善者よ】
【人を傷つける言い訳に正義を持ち出す偽善者よ】
【負ける訳にはいかない。退ける訳が無い】

【それが正しい正義ならば。敵の目を潰すのが正義ならば】

                                       【世界はただ、盲目となってしまう】
                   【この世界の正義の味方は己が断じた悪を倒す自分に酔い、それすら気づけなくなってしまう】

【嗚呼、嗚呼。地獄より酷いではないか】
【“正義”が、人を殺す理由足り得るなんて】【そんなの――――許せる訳が無い】

DAARRRRRIERRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR

【姿勢を低く、少年の打ち出した「何か」を潜り抜けてその先へ】
【両腕をクロスさせて頭部を護り、またも突進を図る】

【脳を揺さぶられていながら、足取りは寧ろ先程より強く】
【目の前の少年を、その後に獣人を倒すべく】

【ただ彼は、突き進む事しか知らない】
【少年の蹴りは間合いの“内側”へ踏み込めば回避できると踏んだのだろう】
【いや、それ以上に。少年の素早過ぎる助走段階でぶつかれば倒せると踏んだからこそ。此処は迷わぬ】
【迷えない―――――恐らく、最後の賭けとなる】

【この世界が、この世界の正義が憎いからこその一撃】
【砲弾の如きそれを―――止められるか?】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/30(日) 00:33:18.48 ID:aqI2ZuKno
>>876
ぎゃははははははっははははははあああははっははははは!!
怖いか、ブチ切れそうか!?
ぎゃはっ、そうだろうなァ、お前の大切な部下はみぃんなオレにやられちまったもんなァ!!
悪党にはよォ、其れくらいが丁度良い、そうだよなァ!?

【狂ったように、否、今の谷山は、狂っていた、浸っていた、飲まれていた】
【膨大な悪意に、ただ心地良く】
【そして、悪意は自らを狂わすのみでなく、外部に漏れ出していくようで】
【其れが、アートマンとして表出したのか】
【アートマンの見た目は、只々只々只々醜悪、凶悪、邪悪】
【谷山は、赤い眼から涙を流し、嗚咽の声を漏らしながらも狂笑を続ける】
【HelloWorldは、産声を上げ、パッションに近づいていく、が】


      パキィッ!


【未だ発現したばかりで不安定だったか、徐々に崩れていく】
【逃げるなら、今だろう】
【谷山は、崩れ行くHelloWorldを見て、声を上げているのみ】


何でだよ何でだよ!!おい、なんで壊れる何でだ、負い、コロセよぉxっ!!
シネ、悪党を殺す為の力だjろうが、よぉ!何で、なんで、なん、で!!
糞、糞!クソオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
許さねえ!許さない!ユルサナイッ!パッション・プレイィイィィイィイィィィイィィィツ!!
お前の顔、お前の声、お前の事、忘れると思うなよッ!!!
必ず、ッ!必ず、必ず!見つけて、その首オオッ!叩っ斬って、溝にぶち込んで、ねずみの餌にでもしてやるからよオオオオオオッ!!
ギャハッハハハハハッハアハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハッ!!

【刀を持ち、足から血を流し、谷山は、ゆっくり、ゆっくり】
【ずるずる、ずるずる、と足を引きずり】
【引きずる刀で足元に転がる機関員を傷つけながら、踏みつけながら】
【只々、赤い目から、涙を流して、狂ってしまった悲しみに、泣きながら】
【只、歩みを進めていく】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:34:24.49 ID:nFHyS3ISO
>>875
【例え、彼の言葉で蹴りが来ると分かっていても】
【少年にはもう防ぐ物がない】
【足で防ごうなんてマネをすれば】
【片足になってしまって】
【きっとバランスを崩して倒れてしまう】

うぐあああああ!!!
【だから少年にはこの場合】
【もう素直に蹴りを傷ついた身体で受けるしかなかった】
【少年は苦痛を叫ぶ】
【そして刀が手から離れてそのまま、地面に倒れる】
【能力の刀はガシャンと音を立てて、まるで安い皿の様にあっけなく―――砕けた】
【破片が少年の周りに散らばる】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 00:36:01.40 ID:eH2vFy870
>>868>>872

【背後で感じた、眩い巨大な光。思わず其方へと視線を移して、体を震わせる】
【驚愕。脇腹からグロテスクなものが飛び出るんじゃないかとふと考え】
【こんな状況下なのに、引き攣る様な、小さな笑みを浮かべてしまう】

は、は―――――ッ!!

【壊れたように、声を上げながら。伸ばした手が、漆黒の其れへと触れる。希望を手にする】
【恐怖で、呆気無く決意が揺らぐ。脆く、安定しない―――夢幻檸檬とは、そういう人間で】
【ほんの少し、逃げ出したくなった。――――だけど、だけど】

                
      ―――舞台から下りるのは―――


             【終焉を迎えるならば、相手も道連れに】
               【夢現の果てに、無間の果てに】


                                ――――――僕だけじゃあ、無いッ!!



【鎌に、自分の魔翌力を―――全て、込めた】
【ず、と。黒と虹が交じり合った『闇』が、魔法陣の様に、檸檬の足元を円状に囲む】
【橙から移り変わった七色の虹彩を見せながら、彼女は―――鎌を、握る】

【そして―――刃が、巨大化した。炎の中、檸檬よりも大きな、黒の三日月が生まれる】
【彼女は其れを、横に構え―――女性の弓矢が引かれた瞬間、其れを振るうだろう】
【すると、刃から―――虹の輝きを秘めた斬撃が、放たれるかもしれない】

【其れが、彼女の全身全霊】
   
      【女性の攻撃に、答えるための】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:40:11.35 ID:cznxSz7zo
>>872>>880

……っ、はぁ……うっせ黙ってろこのやろ
そんなぺちゃくちゃ喋れる傷でもねーだろうが……
まあ褒めてもらった事は素直に喜んでおいてやるよ、ありがと……さん

【傷を負わせたお前が言うな、ではあるが】
【肩で息をしたままシェンと同じく後方へ距離を取る】

……よう、お前の機関員としての最後の……とやらは――――
これで満足かよ?まだ足りねえようなら、やっちゃるぜオイ

【血濡れの刀を一度だけ振り血を払い落とし】
【そのまま杖のように地面に突き刺して体重を預ける】
【ただその瞳はシェンに向いたまま、鋭いままで】

(つーかヤバい、肉を切らせて骨を断つどころか――――)
(全部切られてるようなモンだぜコレ……リスクで死にかねねえ)

【体力的にはレッドシグナル、斬られた箇所からはおびただしい量の血液が流れていたが】
【それでも地面に膝を付かないのは意地になっているからだろう】
【彼の機関員としての最後にきちんと応える為に、と】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 00:41:40.23 ID:WpgttDkK0
>>877

――誰だっけか。「適材適所」の話をしてくれたのは

【四肢に纏われる薄い黄色い光】

僕は正義を名乗る。僕は危害を加える人から守ることは出来る。
けれども、人を救うのは上手くない

【その光が全て、右の足ただ一点に集まる】

他の人も正義を名乗る。その人は人を上手に救える
でも、危害を加えに来る人は、防げない

【右の足に光を纏い、少年は走る】

だから、僕は守る。上手に救い出してくれる人を守るために。そうすれば、僕も人を助けられる。
そのための行動が、杭を叩き折る結果となっても

【正面に来た。速い。間合いの内側に、入り込んだ】
【でも】

――だったら、こっちが折れるわけには……いかないじゃんか……!

【右手で悪鬼の肩を掴む。こうすれば、地に足を付けずとも】
【足の攻撃は、充分に通る】

【肩を掴んでほんの少し跳ぶ。慣性があるとはいえ悪鬼にもっていかれないのは、体の下部】
【いわば、振り子のような状態。その右足を】
【腹部に、叩き込む】
【砲弾のごとき勢いを逆手にとって、鋼鉄をも突き破らんと】
【これが失敗すれば、少年は絶望的だ】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 00:46:06.30 ID:WpgttDkK0
>>879

――これで、終わり? まだまだ僕は満足して無いよ?
ホラホラ、立ってさあ

【散らばった所有物には目もくれず】
【ゆらりゆらりと歩きながら少年に近づいて】
【そのまま、少年の右手を踏み潰そうと足を振り下ろす】

【だが、その足は、手の寸前で、止まる】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:57:25.66 ID:MF6PFWPZo
>>878
くっ・・・

【ぢっ、唇を強く苦々しくかみ締めたものの、】
【悔しいが今の彼女に反抗する兵力は無い】

悪党?

私達機関を≪悪≫と呼ぶのならば・・・
・・・今のあなたも、よっぽどの≪悪≫ですよ?

「博愛」と「正義」の旗を掲げるJusticeであっても、
卵の孵化した人間を置いておくわけはないでしょう・・・

【一言一言、言葉を紡いで忠告をするパッション・プレイだが】
【その言葉を発するたびに、一歩一歩後退をして距離を取る】
【意図しての後退ではない―――まさに、無意識下での拒絶】

殺したい?えぇ、人に憎まれるのが私達の仕事です、存分にどうぞ

しかし、ひとつ、忠告しますよ・・・
いつか、その醜悪なアートマンは、あなたを”内側”から蝕むはずですよ
自らの悪意に飲まれる役処など、喜劇を通り越しての悲劇にもなりません

【人間の根源の感情は恐怖である、と言ったのは誰だったであろうか?】
【―――パッション・プレイは今まさに、その”言葉の真意”を実感していた】
【離れることも、考えることも、忘れることも、拒絶することすら―――】
【―――それら一切を”拒む感情”が、恐怖―――この場面であった】


悪意に呑まれた人間の顛末ほど、滑稽なものはありませんよ、

それでは、Badboy・・・いえ、谷山さん・・・

【彼女は、クロークの裾を翻して】



          ”Happy Birthday to You(お誕生日おめでとうございます)”



【祝福の言葉を、”吐き捨て”る】



≪Ousideturn---≫
        ≪---turn---≫
               ≪---turn---≫


【彼女は左足を回転軸に左回りに三度廻り舞い】
【その足元を中心に、蒼い光の波紋が広がる】

【ダンスステップによって展開する彼女の魔術式は―――】
【―――彼女を覆うほどの、パウダースノーが舞い上がり】

【そしてそのパウダースノーが晴れることには、すでにその場から彼女は消えていた】


【後に戦場に残されたのは、≪IronHollow≫一個小隊30名の兵士の残骸】
【指揮官を失い、戦場に散った機械兵が再度立ち上がることはないだろう】
【光の国侵攻の、≪IronHollow≫部隊は、”正義たる悪意”に打ち砕かれた】

/これで当バトルは終了させてもらいます!
/ありがとうございました!
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 00:57:53.63 ID:1qmpxmVDO
>>877>>882
…るっせえんだよ、犬みてぇに吠えやがって

【体を包む炎が、体から剥がれていく】
【炎が一瞬蛇の様な形を取って掻き消えた後、彼はそこにいた】

【全身を包む黒い体毛は無い、肌色の皮膚が、コートの下や顔の表面に見える】
【長い耳は無く、人間と同じ場所に人間と同じ耳がある】
【髪は黒く、後ろで一つに結われた長い髪、怠そうな開き方の目は紅く、右目だけが蛇のような縦長の瞳孔になっている】
【完全に人の形態となったそれは、雰囲気の黒さだけは寧ろ前よりも増していて】

…お前最初に、何を以って正義を云々言ってたな、あれ答え返るわ
別に俺は自分が正義とか、そんな高尚なもんなんちゃ思ってねぇよ
でも、てめぇらみてぇな奴らと戦うのは簡単な理由がある

【腰を落とし、右足を前に出して、左腕を後ろに捻るように逆手に持った刀を振り上げる】

俺はただ気に入らねぇだけだ、てめぇらみてぇな人の命ってのを軽く見る奴らがよ
…てめぇがどんな考え持ってようが、それで誰かを殺していいって理由にはならねぇだろうが!!

【そのまま駆け出して、怪物へと真っ直ぐに接近】
【走る途中、刀に赤紫の炎が燃え上がり、刀を包み込んで】

融けろ!蟒蛇ノ尾!!

【怪物に接近すれば、体を捻りながら刀を斜めに振り下ろす】
【刀が纏う炎は焼く炎ではなく、『融かす』炎】
【物を融かし斬る斬撃は、その鋼鉄の体に通用するか】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:01:07.14 ID:d/rn8ppSO
>>866

(人間=A得物=Bそういや、さっきも似たような事を……どうだろう)
(恐らくだが、望んでの処置じゃない――生身の人間を得物≠ニして自らの下に置く事で、精神の均衡を保っている?)

(――――無くは無い話だけれど。非戦闘員と一緒くたに扱われるのは、心外だな)

【行き成りの激昂。吐き出す言葉は語気も荒く、何処か人間≠ヨの拘泥りを匂わせる】
【真っ先に思い浮かぶのは、失った生の肉体への羨望。転じて、機械の躯へのコンプレックス】

【ぼんやりと浮かべたそんな思考を、無感慨に破棄して。徐々に、ブラックハートへと接近】
【間合いまではもう少しと言った所。朔夜はそのまま、最小限の予備動作で短刀を振り被り】

【――――その、時だった。突如として衣服が弾け飛び、露になるのは十で利かない数の兵装】
【咄嗟に跳び退くも、些かに遅い。鎌が彼女の痩躯に、容赦無く切傷を刻む】

つ……ぁ、ぐ――――ッッ!?

【右の二の腕、左肩、右脇腹、そして左の太腿。計、四ツ】
【舞い散った血飛沫は、傷の程度が決して軽くは無い事を示している――先程より一転、窮地だ】

【敵には過剰にも思える武装に、それを支える頑丈な身体。片足に負傷と言えど、それ以外の損傷は無く】
【対して此方は、少なくない出血が続いていて。守勢に回れば、敗北するのは自明の理か】
【かと言って迂闊に攻めれば、9つの刃で――鉄の処女の名の通り、串刺しだ】

此処からが本番、って訳か。まんまとしてやられたな、此れは――。

――……だが、ああ。血の気は余る程に有るんだ。身体も、まだ動く。

【だが。そんな状況にも関わらず、彼女は嗤った。――其れは、或いは二人の精神性の差だろうか】
【殺人その物に快楽するブラックハートと、命の奪い合いに歓喜する朔夜】
【人で無しとしてのベクトルの違いが、この苦境に在って浮き彫りになる】


――――――夜は長い。存分に、殺し合おう。


【白く霞んでゆく意識。傷口から流れ出る血液の熱。だが――瞳の蒼は、より深く】
【呼応するように、短刀に蒼の結晶が纏わり付いて、刃渡りを引き伸ばす】
【右手にもう一振りの短刀を引き抜き、注ぐ魔翌力を光の刃と変えて。此方もまた、同様に】

【間髪入れずに、再度の前進。蒼と白の二刀を、挟み斬るように鋭く薙いで】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:01:37.74 ID:mpon1VpCo
>>880

【どうっ、という音がした。それはまるで対戦車用のライフルの様な音で、威力で】
【槍を巨大化すれば城をも崩し得るように、弓矢も巨大化すれば、きっと―――】

【そう思わせるような威力と重量感、威圧感と圧迫感を伴って光の矢は撃ち放たれた】
【迎え撃つのは黒く、それでいて禍々しいとは感じられない三日月の、斬撃】
【白が悪で黒が善で。どこか奇妙な矢と刃は寸暇も無しに邂逅し――――】


     【ギィイイイイイイイイイイイィィィィィィィ―――ン、と金属音】


【倒れたのは―――いや、先ず戦場に身を伏せたのは、銀髪の女性だった】
【表情は驚愕のそれで、蒼い軍服は朱に染まり、手元の光は霧散していた】

【一方で矢は、といえばしつこくも。一筋が二筋に別れて女性へと迫っていた】
【狙いなど無い。もしかしたらどちらも当たらないかも知れないし、途中で霧散するかも知れない】
【しかしこの状況、一時に於いては―――舞台から下ろされたのは、機関の彼女だった】

>>881

なに……俺は、華々しいラストってのも嫌いじゃないがね……
こういう泥臭い戦いってのも結局、自分らしくて嫌いじゃないのさ……ッ、さて―――

【刀を上げる―――但し構えるのではなく、天に向けるかのような形で】
【その視線は銀髪の女性に注がれていて、どこか「これでいい」と思わせるものがあり】
【しばらくすると、天に掲げたままの刀を僅かにその位置から下ろして後ろに下げ】


    ――――俺みたいなおっさんは、さ。
            もうそろそろ引退の時期だと思うんだが


【左手で束ねた金の髪。長く手入れを怠らず、邪魔と感じても決して切りはしなかった】
【相手によっては触らせるのも拒否を示し、いつしか“金獅子”なんて渾名の元にもなった】
【それは確かに彼の宝のようなもので――――故に、最後は自分で決めたかった】

        【だから彼は、右手の刀でざくりと長い髪を切って落とし】

【それを合図とするかのように、シェンの背後に脇道から一台の車が飛び出し、止まる】
【機関の軍用車。昼の国支部のものであろうと思われ、後部のハッチは空いていて】
【中からは数人の機関員、誰も彼もが武装をしてはいるが撃ちはせず、牽制とばかりに銃口を光らせる】


【もう、お解りだろうか―――“金獅子”は死に、その補佐は血に塗れて動かない】
【獲った選択肢は『撤退』なのだ、たとい負け戦でも死ぬより足しになると、彼はそう踏んだ】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:06:18.42 ID:nFHyS3ISO
>>883

・・・・う・・・うぅ・・
【少年は痛みで薄れていく意識の中―――考える】
【何故この様な不具合が突然、自身の能力に現れたのか】
【それが解る為には自分の能力をちゃんと理解する事が必要だと少年は悟る】
【尚、もちろんこの間少年が手を踏もうとしてる事には意識は向かっていない】
【相手の少年からすればきっと戦意を失った様に感じるかもしれない】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/30(日) 01:07:13.21 ID:aqI2ZuKno
>>884
ぎゃはっ!ぎゃはっは、は……は、はッ!

【笑いながら、血を吹き出しながら、歩みを進めていたが、その言葉を聞き、顔を歪めた】

オレ、が……《悪》―――?そんな事は、そんな事なんて、有るはずが………ッ!

【と、否定を漏らすも、一瞬、正気がちらつき、今の自分を見返してしまった】
【ああ、悪だ。そう思ってしまった】
【一歩、踏み出した足が、崩れ落ちる】
【地面に顔面から倒れこみ、そのまま、ぶつぶつ言葉を呟く】

俺は、俺は、悪なんかじゃ……ッ!
そうだ、悪党の言うことだ、信じちゃいけない、駄目だ駄目だだめだだめだだめだダメダダメダダメダ!

【そして、その言葉が途切れた瞬間、ぷつり、と言葉が入り込んだ】

「いつか、その醜悪なアートマンは、あなたを”内側”から蝕むはずですよ」

【その言葉を聞き、狂気の拠り所となったアートマンの力にすら恐怖をおぼえ、赤子のようにかたかたと震え、怯えだした】
【両腕で体をかき抱き、涙を流し、嗚咽を漏らし――――】

くそ、ったれ……、俺は、悪意なんかに、飲まれない…ッ!

【そう、呟き、パッションが消えると同時、血溜まりに沈むように倒れこんだ】
【卵の孵化、心に宿った狂気、目覚めた力、アートマンの侵蝕の恐怖】
【勝利の代償は、これでもかというほど大きく、谷山を壊していた】
【その証が、赤くなったまま戻らない眼、であるかのように、谷山は、ゆっくりと両目を瞑り、意識を失った――――】

//お疲れ様でしたッ!有難うでした!楽しかったです!乙でしたああああああああああああっ!!
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:12:57.37 ID:eH2vFy870
>>881>>887

【――――弾、と】

            【彼女の腹部を、弓が貫いた】

     ―――――――……

【もう、痛みを感じる暇も、無かった】

【終わったのだろうか、と。ぼんやり、思考した】
【後方へと倒れながら、息を吐くと、ふつりと緊張の糸が途切れる】           

【様々な傷口から、一気に血液が噴出して】
【スローモーションで、全ての光景が滲んで】 
【黙したまま―――夢幻檸檬は、地に伏した】

【光が瞬き、闇が消え―――其れは、逆巻く様に】
【一夜にして、闇夜で終わる―――銀と朱の闘い】

/すみません、自分は之にて…!
/色々、ご迷惑お掛けしました…お疲れ様でした…ッ!
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 01:15:13.48 ID:WpgttDkK0
>>888

【相手が思考に頭を全て使っている間、少年は動かない】
【否、動けないのだ】

「……あー、ここまでか」

【夜空に浮かぶ赤い月。そこから降り立ったのは、一人の少年】
【ボロボロで、赤黒く汚れたコートを羽織り】
【顔は――逆光で見えない】

「片方は戦意喪失、もう片方は行動不能。これでこの一件は終わり、と」

【片手に持ったレポートにその結果を記入しながら、倒れている少年に近づき】

「ふーーん……まあ、興味示すのは後で良いや」

【両者の負傷の様子、地面の様子などを事細かに記載しながら】
【――一体、何者だ?】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 01:16:36.24 ID:jYNybgly0
>>886

人間ガ……人間如きガ…………!!

【機械音声に混じり、ブラックハート本人の声も、混ざる】
【その声は、どこまでも深い、怨念の様なものを思わせるほどに、黒いものに満ち満ちていた】

――――ヒット

【上手く行った。思考のメインがオートメイション化している中でも、わずかに生き残っているブラックハート本人の思考が、動く】
【上手く距離を詰めさせ、鎌で逆襲できた。この仕込み武器こそが、オート化の醍醐味】
【カシャン、カシャンと音を響かせ、昆虫の節足の様に蠢く鎌】
【もはや、その姿は曲がりなりにも人であった先ほどと比べて、見るも無残な機械人形のそれである】

防御……ッ、失敗…………反撃……
――――Gatling Winder............Go

【左右から凪ぎつけられる、光の刃】
【AIは、それを受け止める判断を下す。8本の鎌は、それを可能にする】
【しかし、そこはやはり相手の力量が勝り、受け止めきれずに脇腹へともらう】
【いくら頑強な改造を受けているサイボーグといえど、胴体部への連続してのダメージは不味い】

【そこでAIは、次の一手を打つ】
【胴体から突き出た中型ガトリング砲台がフル稼働。前方へと弾丸の嵐を降らせる】
【だが、その狙いは悉く朔夜を外すもの――――直接当てに行っていないのだ】
【そう。それは『制射』――――――――頭上も、左右も弾の流れが出来上がり、移動する事が出来なくなる】
【敵の動きを制するための『制射』。4門のガトリングを使ったそれは、正に弾の絨毯と言えるほどに、完璧に左右や頭上への移動を断っていた】
【そして、右手に握る対人対物用ヒートカッターを構える――――この攻撃の神髄は、両手をフリーにしたまま、敵を制する事が出来ると言う事――――】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:18:24.57 ID:cznxSz7zo
>>887>>890

そうかい、それならまあオレも納得出来るわな……

【刀に己を預けたまま彼の動きをずっと見続ける】
【彼はどこに行くのだろう?そんな疑問がふと浮かんだ】

ああ、引退しちまえ機関員なんかさ――――
だってお前と話してるとそうそう悪く無い奴なんじゃねえかって思えるもん

【そうかこれは決別の儀なのか、今までの自分とのサヨナラの為の……】
【それならば其れを最後までその目に焼き付けるのが自分の使命だろう】

じゃあなサヨナラ“金獅子”……死ぬなよ、なんてオレが言うのも可笑しいけれど
――――生きろよ“シェンロンド”そしてまたな……

【柄に置いた手を軽く上げてそして振る】
【金獅子の最期への礼として】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:19:20.89 ID:Obvhl8xbo
>>882>>885

【嗚呼、クソ――――――矢張り、止まれる訳が無い】
【少年の話を聞いて、再度確認した】

【こんな自分より年下の子供が】
【杭を叩き折っても……敵を殺しても“仕方ない”と言うような世界】

【―――――矢張りこの世に】
          【生と死の貴さを知らせるには・・・・・・・】

                            【悪が、必要なのだろう】

ッッ・・っアアアアアアアアア!!!!!

【少年の腹部への一撃】
【分厚い鉄板と化した腹筋すら“突き破られ”、ただでさえ限界の身体に追い打ちをかける】
【それでも、己を奮い立たせる様な咆哮を。血反吐を吐きながらも。前へ、前へ――――少年の下を潜り抜けて前へ――】

【――――進んで】

                【ぞる……】

【肩から腹にかけてを裂かれる、熱い感触】
【血ではない、もっと熱い何か―――斬られたと悟るのに、幾つの刹那を重ねたか】
【それを悟った時、彼の歩みは自然とゆっくりになり、それに合わせて彼を覆う黒い皮膚も剥がれ落ちて】

……ハッ。

【対峙した二人のその向こう側。小さく吹きだし】
【ゆらりと、二人へ振り向いて】

悪ってのはな、人を殺して良いんだよ

【―――因果応報。悪は滅びるモノ。】
【だが正義は、滅びてはならぬのだ】
【人を[ピーーー]のは、悪の所業である…人を殺しては、ならぬのだ】

                        【当然の事を言い放つ、この世界では、あまりそう思われていないかも知れないが】

【腹部に穴を空け、深い裂傷を負って立って入れる訳も無く】

【言い終えて漸く】
【彼の身体はぐらりと揺れ、地面へ沈みゆくだろう】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 01:28:58.68 ID:WpgttDkK0
>>885>>894

ハア……ハア……

【右足が、折れている。先ほどの衝撃のせいか】
【これでは、まともに立てない】
【地に伏した状態で、それでも顔だけは悪鬼へ向けて】

……正義は、杭を折ってはいけない
だから、杭を打ち込むまでで済めば、良かった。
……そんなこと、あるわけ無いのに

【本音は、「殺したくない」のだ】
【それでも、殺してしまうときは「仕方ない」で片付けてしまう】
【――何処かから変えなければ、駄目なのだろうか】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:29:42.18 ID:nFHyS3ISO
>>891
――――そうか・・・・・
【男が現れたその時】
【少年の口がボソリと動いて呟いた】
【動いたの同時に少年の周りに異変がおき初める】

―――『理解』・・・・出来てきた・・・・・
【少年の周りに落ちていた、砕けた刀の破片が溶けたのだ】
【溶けて――液体の様になり始める】
【紅黒い刀身の破片が溶けたそれは色からして―――まるで血液の様で】
【突然現れた異変―――それは男が少年を後回しにした興味を今、こちらに向かせるかもしれない】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:33:56.34 ID:mpon1VpCo
>>890>>893

ハッ、昔っから俺は往生際ってのが悪くてね……
……それに二つ三つ、成さなきゃならない約束もあるんだ
こんな所で死んでいられるほど暇じゃあないのさ――――……。

【刀を収め、腹部をその手で抑えて。左手の髪は、近場の火事に放り、燃し】
【短髪というほどでもないが、短くなった髪を風に靡かせて彼は軍用車へと身を預ける】

【その脇には回収された銀髪の女性も並び、既に応急処置が始められていて】
【彼は機関員として着続けたロングコートを脱いで、彼女に被せ】

あぁそれじゃあ、次に会うのはきっと“日常”だ
暫くは色々とあるが……君たちの武運を祈ってるよ

……それと、君も彼女も此処を下手に動かないほうが良い
しばらくすれば助けもくるだろうが、その傷じゃ下手すりゃ死ぬからね……俺もだが

【『じゃあ』、という一言を最後にパッチは閉まり、軍用車は騒がしく姿を消す】
【あとに残ったのは破壊の痕跡と血の痕跡と、兎に角人によっては見ていられない光景】
【だがしかし確かに残ったモノ―――それは、機関の進攻を食い止めたという、事実だった】

【BATTLE-1.シェンロンド&ガルニエ VS 夢幻檸檬&エルフェス・ネヴィア―――勝者は、後者】

/と、いうわけでこれにて此方の戦いは終わりとなります。
/お二方お付き合い頂き本当にありがとうございました!お疲れさまでした〜!
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 01:34:58.95 ID:WpgttDkK0
>>896

「――……あー、ちょっといいかな?」

【不意に、白衣の少年が話しかける】
【言ってみれば、交番に道を尋ねに来た迷子のように】
【周囲の変化など、目もくれず】

「答えが見つかったとか何とかだけど、これに見せ付けなきゃならんものだったりする?」

【そう言って指差すのは、硬直したままの少年】

「そうだったらちょっと御免ねー。もうタイムリミットみたいだから」

【赤い月が、欠けてきた】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:36:30.25 ID:1qmpxmVDO
>>894
…良い訳ねーだろ、[ピーーー]ぞ糞野郎

【刀の炎が消えて、くるくると刀を回してから鞘に納める】
【体はまだ戻らない、すぐには戻らないようだ、と自分の事ながら今更知った】

【正義であると言うのに躊躇い無く[ピーーー]の一言、しかしやろうと思えば出来る状況なのにしないと言う事は、案外その気はさらさら無いのかもしれない】

>>895

…おい、無事か?
俺はぶっちゃけかなり辛い

【ふと、共闘者の少年が気になって、声を掛けてみる】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:43:51.55 ID:cznxSz7zo
>>897

フン、そいつはどっかの誰かと似た性質だな……
ま、死なない理由があるならそれで重畳だぜ

【どこかの誰かはてさて誰のことやら……】
【傷口を「黒」で抑え、一応の止血を試みる】

“日常”……そういやあどっかの集積情報でそんな事も書かれてた、か?
まあいいや、それならその時にでもまた会話でも戦闘でも
ついでにお前の武運も祈っといてやんよ

【車内に向かう彼に、手を振るのを止め】
【ふ――――と微かに笑う】
【死線の後のこんな会話はどこか可笑しかった】

その事も重々承知してらあな、それなりに対処すっから心配無用
テメーはテメーの心配しやがれよ、今後の事とかな……いやこれも余計なお世話か

【同じく『ほいじゃな』と返した後】
【緊張の糸が切れたようにその場に崩れ】

――――はー……意地になると、キツイ……
んと、こんな事してる場合じゃねーのなアノねーちゃんの治療せねばよ

【のそりと立ち上がり檸檬の側に向かい】
【簡易的な治療をしたとかなんとか】

それにしても、正に辛勝ってヤツかね――――

【彼は一人そう独り言ちだという】

/お疲れ様でしたー!
/こちらこそお付き合いありがとうございました!
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:44:00.60 ID:nFHyS3ISO
>>898
―――――・・・・・でも・・未だ完全に・・じゃな・・
【どうやらもう一人現れた事に気づいていないのか】
【少年は頭の中で思考の旅を続けているらしく】
【そしてそのまま少年の口が止まる】
【止まって、少年の周りの物が全て消えた】
【どうやら意識を失ったらしい】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:45:02.58 ID:Obvhl8xbo
>>895>>899

…………あー、くそ

【此の儘[ピーーー]たら、どれだけ楽か】
【腹に風穴が空こうと今はまだ…[ピーーー]ない】

【まだ二人を、人殺しにしてはいけないと言う使命感か】
【なんともまぁ、悪役も難儀である】

だりぃ、なぁ……

【呟きながら、彼は懐に入れた1枚の転移札を取り出して使用した】


【……また、彼は悪人として活躍するだろう】
【正義が根底から…変わる日まで】

/それでは私はこの辺で
/遅くまで戦闘お疲れ様でした!!
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 01:49:39.27 ID:WpgttDkK0
>>901

「……ありゃ、気絶しちゃった」

【となると、もう取れる行動は限られてくる】

「……帰るよ。長居は無用だ」

【硬直したままの少年と、手近な死体二三体を掴み】
【何処かから降りてきたロープを掴んで】

「それじゃ、次は別のが相手するかも、ね」

【ロープに引かれるまま、夜空へと姿を消した】

/お疲れ様でしたー。終始押しっぱなしで御免なさい
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 01:52:19.00 ID:WpgttDkK0
>>899

……正直、足のせいで立てないくらいには無茶なようです。
痛みは何とか我慢できますが……

【要するに、一人では何とか出来ない程度の状態のようだ】


>>902

……とりあえずこの場は、終わりましたか

【転移で消えたその姿を、見送って】

/お疲れ様でしたー
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:52:36.18 ID:O8I8V8vSO
【どこともしれない広場】【まだ小さな少女が天を仰ぐように真っ暗な空を見上げている】
どこかから血の匂いが流れてくる…とっても嫌なはずなに…とっても悲しいはずなのに……
【紫を基調としたひらひらフリフリのゴスロリにも似たドレス】
【一本一本が細くてふわふわの薄紫色の髪の毛】
【まるで西洋人形のような見た目の少女だ】
治さないと…駄目だわ……
【例えるなら恥ずかしい癖を他人に見られた時のような、何か深く自分を恥じるような様子だ】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:53:14.49 ID:nFHyS3ISO
>>903
/いえいえ、こちらがど下手だっただけです。
/乙でしたー!
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:56:14.83 ID:1qmpxmVDO
>>902
…はっ、逃げたかよ
…ま、いいか

【「次会ったら、そん時はそん時だ」、そう思って】
【左手で頭を掻きながら、少年に顔を向けた】

>>904
…病院にでも送ってやろうか?愛車がある

【左手の親指を立てて、自分が乗ってきた黒いバイクを指す】
【ちなみに、シートはでかいがサイドカーや二人乗り用シートなんか無い、要するに一人乗り用シートに詰めて乗れと】

「愛車とは言え乗るの数える程な上無免許ですよね、マスター」

【なんかもう嫌な予感しかしない】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 01:57:13.84 ID:1qmpxmVDO
>>902
/追記、乙でしたー
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 01:59:51.48 ID:WpgttDkK0
>>907

……なんでしょう、こういうのを「嫌な予感しかしない」と言うんでしょうか

【そんなストレートに言ってもいいのか】

折角ですが、遠慮しておきます……

【乗ると道中で余計に怪我が増えてしまいそうな不安感を覚えた】
【右手で服のポケットを漁って】
【取り出したるは、携帯端末】

【これで救急車でも呼ぼうというつもりか】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 02:03:52.12 ID:d/rn8ppSO
>>892

――ああ、確かにお前は強い。唯の人間なら、今ので確実に仕留めてただろうよ。
けど、オレの命には届いてない。人で無し≠[ピーーー]には、未だ足りない――……!

【もっと先を見せろと促すように、朔夜は言葉を紡いでゆく。此処より先は、人に非ざるモノの領域――】
【挟み斬る二閃を放った態勢から、続けざまに連撃の予備動作へと、彼女は速やかに移行した】

【吹き荒れる嵐に、ステップワークの殆どを封じられながらも。未だ、太刀は振るえるのだ】
【回転も殺されていなければ、前進、後退が出来ない訳でもない。ならば、其れで十二分に――】


「死閃」――――ッ!


【彼女は、殺し合いを続けられる。そう証明するが如くに放たれた、四ツの剣閃】
【狙いはヒートカッターと、三つの機械腕の関節部。速く、鋭く、渾身の力を篭めて】
【四より転じて、死の閃き。瞬時の四連撃――単純過ぎる程単純な業だが、それ故に強力な、識槻朔夜の十八番である】

――――舞えや千刃=A謡えや万花=I

【続けて、澄んだ声で紡がれる言の葉。――それは、詩による自己暗示】
【精神を昂揚させ、拒絶≠フ力を存分に行使する為の布石だ――――】

【出し惜しみは一切無い。持てる手札を全て投げ込んで、道理を捩伏せ無理を通しに掛かる】
【此処に来て、その全力を露にする両者。血で血を洗う人外の殺し合いが、始まった】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 02:05:56.08 ID:1qmpxmVDO
>>909
…あっそ、そんじゃ俺は行くわ

【断られたのは余り気にせず、軽く答えてバイクに向かい】

…あ、そうだ
お前、対機関連合って知ってる?

【途中で少年に振り向いて、問い掛けた】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 02:08:15.53 ID:WpgttDkK0
>>911

対機関連合……知ってるも何も、僕とその弟が所属してますが。

【「もっとも、その弟は行方不明ですけど」と付け加え】

……それが、どうかしましたか?

【片手で携帯端末を開き、番号をプッシュ】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 02:15:21.51 ID:1qmpxmVDO
>>912
……マジで?

【少年の答えを聞くと、軽く両目を見開いて固まる】
【ダメ元で聞いたがまさか求める答えがそのまま返ってくるとは思わなかった】

…わりぃ、それじゃこれは解るか?
確か黒野カンナって奴がいたろ?そいつが何処にいるか解るか?

【矢継ぎ早に、次の質問を投げ掛ける】
【この答えさえ、これさえ解れば、自分の目的の一つはやり遂げられる】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 02:17:40.49 ID:WpgttDkK0
>>913

黒野カンナ……ああ、いましたね。
……二つの理由で答えられません。
一つは、貴方の質問の本質、それと素性が分からないこと。
一つは、居場所を知らないこと。

【つまるところ、知らないようだ】
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 02:18:00.14 ID:jYNybgly0
>>910

――――撤退命令、受信…………
否……離脱困難、戦闘続行…………!

【通信により齎された、本体の頓挫による、撤退のサイン。しかし、現状ではその命令には従う事はできない】
【眼前に迎える強敵に、みすみす背中を見せる事など、出来はしない。恐らく迂闊な退き方をすれば、手痛い追撃を貰うだろう】
【――――――――何より……………………】

コノ、ママ……終ワレルカ…………ッ!!

【ブラックハートの中に残る、執念】
【人間に――――少なくとも、彼女にとって人間に見える存在に、簡単に敗北する事など許されない】
【何のために、自分の機構はある――――知れた事、克つためだ】

急速接近……ッ!!
追撃、ッ……ッァァァアアア!!

【左右上下への移動を、完全に封じた】
【こうなれば、こちらに接近戦への備えがある事を見越して、下がると思っていた】
【しかし、予想はあっけなく裏切られる。考えてみれば、遠距離攻撃の手段を持たない朔夜が、座して死を待つはずがなかったのだ】
【――――四つの剣撃は、見事に突き刺さる。8本の鎌のうちの3本は斬り落とされ無力化し、ヒートカッターを握る右腕にも、強烈な斬撃が入る】
【傷口から覗くのは――――カルシウム質の骨と金属質の骨が併設された『芯』の部分】
【そして、通常の人間の血液よりも色の薄くて透明度のある、肌色の液体】

ッッッッッッ、短距離射撃…………ッ!!
砕ケロヤァァァァァッッッ!!!

【まだ腕は欠落していない。鎌も5本は健在だ。しかし、右腕の損傷。これが致命的だった】
【これ以上、相手のフィールドで戦ってはならない――――AIは、自分の危機的状況を素直に認めた】
【故に選択されるは、頭上を塞いでいた2門の中型ガトリングと左腕の小型ガトリングの3門を用いた、直接射撃】
【相手の両脇は、なお2門の中型ガトリングで封じているのだ。回避は、不可能ではなくても、困難を極めるはず】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 02:23:35.08 ID:1qmpxmVDO
>>914
…あぁ、そう…
…くそ、さっさと届けてぇのによ

【少年の答えを聞いて、少年に対してでなく悪態をつく】
【早く彼女に合わなければ、早く彼女に弟の事を伝えなければならないのにそれが出来ない、そんな自分が不甲斐なくて】

…わかった、もういい
…じゃあ代わりに伝えてくれ、色んな奴に伝えられる奴あったろ、あれにでも書いてくれ
黒野カンナに、『弟』の事で伝えたい事があるって会いたがってる黒い兎がいるってよ
…頼んだぜ

【そう言うと、バイクのハンドルにかけていたゴーグルを嵌めて、バイクに跨がりエンジンをかける】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 02:27:11.78 ID:WpgttDkK0
>>916

……はい。わかりました。

【携帯端末を弄る手が止まらない。コールではなく、内容の打ち込み】
【恐らく、すぐにでも送信するつもりなのだろう】

【そして、救急車の音が聞こえてきた】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 02:29:23.03 ID:1qmpxmVDO
>>917
…そんじゃ、俺はもう行くわ
じゃーな、弟、見付かればいいな

【それだけ、短く言い残して、バイクを発進させる】
【すぐにでもその場から走り去り、見えなくなった】

/乙でしたー
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 02:32:24.41 ID:WpgttDkK0
>>918

(……あれ、そういえば何で……集積情報の事知ってたんだろう……)

【思っても、言葉をかけるには遠く】
【そのまま、病院へと運ばれた】

/お疲れ様でしたー
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 03:19:01.43 ID:d/rn8ppSO
>>915

  夢と現の、狭間にて=\―――

      ――――折れず惑わず、往き先示せ=I

【詩は、止まない。高らかな、或いは咆えるような声が、凛と夜気を震わせる】
【策を巡らす余裕は無く、最早、相手に与えた損傷の程度などは思考の端を滑るのみ】
【如何に相手の手に対処し、自らの必殺を打ち込むか。その一点に、思考が集約されてゆく】

っ、は……終われないのは、お互い様、だ――……逆凪≠チ!

【至近距離での射撃、対応は困難と見て後退。着弾までに生じる、僅かな猶予に割り込んで】
【右の短刀の名を叫び、此れを振るう。その刹那、刀身を延長する白光が】

【――――弾けて、その形を変えた。それは斬撃≠フ特性を有した侭、稲妻の如く、無数に枝別れして】
【迫る光弾の嵐の、殆どを撃ち払う。だが、容易に攻略出来よう筈も無い】
【白光の洗礼を掻い潜った弾の一つが、右腕を直撃。残存魔力を使い果たした短刀が、遥か後方へ弾き飛ばされた】

    ――――「縮地」…………突き、破る――!

【だが、終わらない。初速より瞬時に最高速へと達する、地を縮めると称された歩法の極致】
【防ぎ切れずに喰らう光弾の威力を、霞で軽減しつつ。絶速で以って、弾幕に開いた僅かな隙間を貫いて】
【再度の斬撃と見せ、その速度を跳躍へと転化。その身を、空に躍らせる――――そう、上方=z
【先程まで二門のガトリングが護っていた其処に、今は手薄となった其処に、彼女は活路を見出だしたのだ】

【剣術家の踏み込みから、勢いを殺さずに獣の如き跳躍へ。全く以って馬鹿げた、それこそ化け物じみた身のこなし――】
【半ば、無理矢理に繋げたような物だ。尋常ならざる負荷に、両の脚が悲鳴を上げて】

――――疾ィッ!

【だが然し、それを振り切り――跳躍が適えば身体を捻りつつ、空中で前方半回転し】
【左の蒼い太刀を、その背より生えた機械腕の二本に向けて。纏めて根元から断ち切らんと、振り抜くだろう】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 03:36:43.59 ID:jYNybgly0
>>920

ッッッッ、ナンテ防御ヲ…………貴様…………!!

【魔力によって剣の機能を引き出し、射撃を防がんとするその姿に、苦々しげな表情を見せるブラックハート】
【既に、AIと本人の意思のバランスが崩れ始めている。表情が再び凶相を帯びてきたのも、それが理由だろう】

グッ、クゥ…………ガアアアッッッ!!

【飛ばれた。それは完全に不覚だった】
【自分の負傷を目の前にして、勝負に焦ってしまった。故に、その隙を突かれる】
【手薄になった、上方のワインダーを抜けての回転斬撃に、慌てて回避行動を取ろうとするが、もう遅い】
【ガトリングの反動を抑えるために、その大地を踏みしめていた足が、すぐに動くはずもない】
【結果。朔夜の狙い通りに、背の鎌は刈り取られる。触角を捻り切られる昆虫の様に】

ギ、貴様ァ…………!?
「――――ブラックハート様、既に撤退命令は出ています!!
乗ってください!!」

【血走った目を更に怒らせ、残った3本の鎌で突撃をしようとした――――その時】
【夜叉二人の戦場に飛び込んできたのは、1台のトレーラー】
【ブラックハート用の移動拠点『Factory』だった】

【運転席、助手席から、それぞれの機関兵が銃を突き出し、牽制している】
【それがすぐに効果をもたらすとは思えないが、迎えとしては十分なはずだ】

――――Sleep............うああぁぁぁっ…………畜生…………!!

【ここで、ブラックハートの『モード:アイアン・メイデン』が凍結される】
【その声に、最初の時の様な彼女本来の生の感情が乗せられる】

う、あっ…………お、覚えとけ……識槻 朔夜…………!!
あたしゃ、人間じゃねぇ…………修理の効く身体を、持ってんだ…………『持たされて』んだ…………!!
必ず、てめぇを引き倒して…………人間どもを、皆殺しにしてやるから…………覚えとくと良いさねぇ……!!

――――この勝負、預ける…………!!

【骨が見えるほどに抉れた右腕を抑え、痛みに顔をひきつらせながら、ブラックハートは吼える】
【例え負け犬の遠吠えであったとしても、構わない――――自分の意志は、示しておかなければならない】
【戦闘中に朔夜が感じた、サイボーグ体へのコンプレックス。そして『人間』への憎しみ――――それを裏付けるような言葉を吐くと】
【ブラックハートは跳躍、トレーラーの荷台に、左手一本で飛び移る】
【――――追い打ちを掛けなければ、このまま離脱する構えだろう】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 04:47:38.51 ID:d/rn8ppSO
>>921
【結晶の太刀を地面に突き立てて衝撃を逃がしつつ、ブラックハートの後方に着地】
【ふらりと蹌踉めきつつも、身体を其方に振り返らせて。突撃に対して、腰の太刀の鞘を払い――――】

【其処で現れた、敵方の救援。――続けるのは得策でないと判断したか、戦闘行為を中断しつつも】


――……お前に意地が有るように、オレにも、此処まで戦い抜いて来た……プライドが、有るんだ。

一度や二度……叩かれた位で引っ込められる程、この刀は、軽く、ない…………。
そう易々と、呉れて、遣れる程――この首は、安くない――……。


【満身創痍といった有り様でも、その視線だけは鋭く強く、相手を捉え射抜いたまま】
【乱れた息遣いを整えもせず、押し殺した声で。突き刺さるような、絶対零度の殺意を込めて】

何せ――仮にも、正義の剣≠謳ってんだ。……このオレを殺る気なら、
……換えがどうだとか、人間がどうだとか、腑抜けた事を言うんじゃ、無え。

識槻 朔夜ただ一人を、真っ直ぐ見据えて――命を懸けて、掛かって来い。
もしも……生半可な覚悟で挑むんなら、死ぬのはお前だ、ブラックハート――……!

【――――それだけを、告げる。言い終えれば、朔夜はがくりと地に膝を着いた】
【その言葉には一片の油断も無く、慈悲も無く。そして、何より鋭く苛烈だ】
【其れは彼女が目の前の相手を、負け犬≠ナはなく敵≠ニして認識している、何よりの証だった】

【そうして暫くの後、ブラックハートを乗せて走り出すトレーラー。その車体に向き直り、太刀を大上段に空へと掲げれば】


――――――我流、終ノ閃…………絶―――……!


【刀身が、蒼い輝きを纏う。その周囲の空間が、陽炎の立ち上るように歪んでゆく】
【彼女の持つ手札の中で最長の射程と、恐らくは最高の威力を誇る、奥義。それを、放とうと――――】


    【――――からん】


【其処で精魂尽き果てたか、太刀が掌を滑って落ちる。程なくして両の腕が、力無く垂れ下がり】
【トレーラーが見えなくなると同時に、彼女は地へと倒れ伏して。やがて、意識を失った】

//長時間のお付き合い、まことに有り難うございます……遅レス済みませんorz
//楽しませて頂きました、大変お疲れ様でしたー!
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 05:00:35.76 ID:jYNybgly0
>>922

――――言いたい事は、ッ……それだけ、かよ…………!?
あたしゃ、お前と刺し違えるつもりなんざァッ……ねぇっ、てんだ…………
…………お前一人と、死ねるかよ……機関にとっちゃ、有益だろうけど…………あたしゃ、そこで終わる気は…………ないんだ……!!

【敵として、最後まで自分を見据え続けた朔夜の言葉に、苦しげに独白するブラックハート】
【その言葉は、相手に届けようとしてのものではない。ただ、悔しさと共に絞り出す】
【――――ヒトを捨てさせられて、ヒトを超える力を以って――――それでも、叶わなかった】

これじゃあ…………あたしゃ、ピエロじゃないか…………!!
試作体が、この体たらく………………………………!!
――――畜、生…………ゥ、ッ!!

【そうなのだ。力を振るえないと言う事は、彼女にとって死活問題である】
【組織の中での彼女の立ち位置は、非常に危ういもの。戦果を認めてもらう事が、誇張なしに彼女の生命線であったのだ】

「ブラックハート様、とにかく応急処置を!!
今、最寄りの支部に緊急リカバリーの要請を取りつけましたので…………!」
――――ケッ、あぁ任せるよ…………うっ、くぅ…………!!

【運転を担当する機関兵からの要望を受け、ブラックハートはトレーラーの荷台の中へと姿を消す】
【その体は、既に限界に近いダメージを被っているのだ】
【とにもかくにも、繋ぎであっても構わないから、治療を施さなければならない】

【――――そろそろ朝日が顔を覗かせようかと言う空の下で、トレーラーは走り続ける】
【ナンバーズに所属する一人のサイボーグ戦士は、この戦いを契機に、幾多の戦場に姿を現すことになる――――】

/乙でしたー!
/長引いてしまいましたが、最後までお付き合いいただき、感謝です
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/01/30(日) 05:47:42.35 ID:mpon1VpCo
【光の国・近代都市セパティエ】

【立ち上る黒煙は数知れず、彼の地に散った闘志も数知れず】
【無数の爪痕を残した、その上空には数機の軍用ヘリが飛んでいた】
【何れにも昼の国支部のペイントが有り、その一機に銀色が在った】

【褐色の肌は何処か血の気が無く、横たわった体が落ちないようにベルトで括り】
【ほんの数分前まで意識を失っていた重病人は無線機を手にして―――】


 《"……カノッサ機関の皆、よく聞け。"》
 《"私はマーク・マーギュリス・ガルニエ、No.77であり、昼の国支部長である。"》
 《"此度の作戦、破壊は良しとして占領は今後一切行わぬよう。即時撤退せよ。"》
 《"我々はしくじったのだ。それだけが事実、理解できたならば被害を抑えつつ、撤退せよ。"》

 《"それと、おそらくは街に残っているだろう正義諸君に一言告げる。"》
 《"……これは敗北ではない、未来への進軍であると忘れないで貰いたい。"》


【ブツッ、という耳障りな音と共に無数のスピーカーから発せられた音は、消える】
【それに合わせてヘリによる航空部隊も撤退、向かう先は言わずもがな昼の国】
【地上の部隊も徐々に、やがて蜘蛛の子を散らすように居なくなり】

【都市に残ったのは前述通りの破壊の爪痕、幾多の被害】
【しかしそこに在って機関に無い物――――勝利というものが、燦然と旭日に照らされていた】



【――――同時刻・風霊統主の城】

「それで、最後は此処をそうすればいいのかしら?」
『"ええ、その後はそれをああして貰えれば……"』

【一人、パソコンを弄る女性が居た。金髪金眼、整ったスタイルにドレスが栄える】
【ただ操作自体に慣れていないのか、携帯による指示を受けていて】
【画面にはなにか奇妙な内容―――機関がどうとか、地図がどうとか】

『……出来ましたか、なら一先ず俺は病院にでも行きますよ?……母上。』
「そうねえ、場所を教えてくれれば私がワンタッチで治すのだけれど?」
『また時間が出来たときにお願いします、今は少し疲れたので――――……。』

【『それじゃあ』という言葉、その返事、ややあってから電話の切れる音】
【女性は何処か満足そうに微笑んで、画面の情報を再確認する】


【「"カノッサ機関総本部、通称AoEの所在と攻防―――♪"」】


/そういうワケでイベントはこれにて終了、となりますっ!
/参加していただいた皆様、お疲れさまでした〜!
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 06:51:31.62 ID:nFHyS3ISO
>>903

926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 13:26:00.42 ID:Y3IO3geDO
【郊外──廃墟】
【外出を思わず躊躇ってしまうような寒さの中】
【此処に、1人の少女がいた】

──── ≪絞め ──……

【透き通るようなプラチナブロンドと蒼い蒼い目をした、18歳程の少女は】
【その、ウェーブがかった長髪を風に揺らしながらどこか苦し気な表情を浮かべる】
【彼女の視線の先には一本の石柱があり】
【よく見れば石柱には、赤い赤い、炎で構成されているような縄が巻き付いていた】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 13:37:32.76 ID:Obvhl8xbo
【荒野】
【切り立った崖より、眼下を見下ろす一人の人物】

………

【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用している】
【雰囲気も瞳相応に暗く、気だるげで】
【唯一、首から下げられた銀のリングが陽光を映して輝いている】

【齢は…まだ20にも届かぬ青年と言ったところか】

【見下ろしているのは1つの国】
【高い外壁に囲まれた、諸外国との関係を絶った国】
【人の国……能力者の1人も居ないとされるその場所を、唯々見つめている】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 13:37:44.83 ID:R5lKumOgo
>>926

【すた、すた、――廃墟に響く、軽い足音】
【『廃墟の外』を歩いていたその人物は、気配≠感じたのだろう……立ち止まり】
【再び響いた足音は、「少女の方向」へと、再び軽く響いて行って】


…………、……。


――――……能力の、練習?


【話しかけたのは、黒い羽根の付いた真紅のミニチュアハットを被った150cm程の少女である】
【其の身を包む漆黒のスーツ、何処か『歳不相応』な其れの胸ポケットから覗くのは白いハンカチ】
【印象的な純白≠抱くのは、煌くような彼女の髪――…所謂、「ボブカット」と呼ばれる髪型だ】


【無感情≠ネ双眸は。微かな疑問と共に目の前の少女を見詰めて】
【すたっ、と少し大きな足音と共に立ち止まると――小首を傾げ、問い掛けた】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 13:51:27.87 ID:Y3IO3geDO
>>928

【余程集中していたのだろう──】
【或るいは、周囲に気を配る程の余裕がないと見るべきか】
【彼女は、響いてきた足音に気付くことはなく】
【ただただ、苦悶の表情と真剣な眼差しを石柱へと】
【正しくは巻き付いている縄へと向け続けていたが】

ふ、ふぇ──!?

【話し掛けられると同時。びくん、と小さく彼女の身体が震え】
【動揺したためだろうか。石柱の縄は、蛇が逃げるかのようにしゅるりと消えてしまった】
【そして、恐る恐る声のした方を振り向き】

あ、あぅ……えっと。
そうですわ──?

【彼女の纏う、喪服を思わせるような黒いワンピースコートは】
【スーツを纏う相手とは対称的とも言えようか】
【声をかけられたことに、些かの疑問を抱きながら】
【此方も同じく。小さくちょこりと首を傾げた】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 14:05:14.71 ID:R5lKumOgo

>>929


…………そう。


【自分から話した上での返答≠ノしては、聊か素っ気無い其れ】
【彼女に対してそう返すと、無言で『石柱』に近寄り――こんこん、と軽く叩いて】


――…『持続時間』を単純に伸ばしたいのなら。 「これ」は正解。
……でも実戦≠ヘ。他にも、左右する“ファクター”が、無数に有る。
戦闘能力≠、伸ばしたいのなら…………「対人」の方が良い。



――……余計な口出しなら。忘れて。

【見た目とは裏腹に、流暢に口から溢れ出す言葉】
【最後にそう付け加えると――、彼女は、少女の方を向いて】


…………少し、聞きたい事が有る。


【相も変わらずの無表情=\―聊か唐突な切り出し方で、投げ掛ける】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 14:19:03.78 ID:Y3IO3geDO
>>930

────!

【相手からするりと奏でられた台詞に、少女は驚いた表情を浮かべる】
【廃墟で声をかけられることは、今までに何度もあった】
【それが友好的な人物であったか、害意を持つ人物であったかの違いはあれど──】
【この場所で出会った人々の中で、開口一番に戦闘へのアドバイスをくれた人間はそういなかったからだ】

(どこか──ヴェルチェリ様と似ていらっしゃいますわ……)

い、いえ……余計などではありませんわ
貴重な助言、ありがとうござい────

────聞きたいこと、ですの?

【あまり変わらぬ表情。戦いにおいて饒舌な箇所。それ以外では少ない口数】
【出会って僅か数分も経たぬ相手ではあるが】
【彼女はふと。相手の仕草から1人の友人を思い浮かべ──】
【助言に対する感謝の言葉を紡ごうとしたところを、相手の質問に遮られた】
【そのことに対して、反射的に質問を鸚鵡返しにしながらも】
【驚きの表情から一変。きょとんとした表情へとなる】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 14:31:09.02 ID:R5lKumOgo
>>931


……本当なら。 <Justice>にでも尋ねるべき、なんだけど。
――…逃げて来た$gで、時間が無い。


【若干目線を下に下げ――無表情ながらも、申し訳無さそう≠ノ見えなくも無い表情】
【前置きを聞く限り、色々と事情が有る様だが……再び、双眸を少女へ戻して】


……機関員の知り合い、或いは、機関員に会う機会――無い、かな。


――――……貴女の様な人に。 尋ねるべき事ではないのだけど。


【最前に放った言葉と似た其れを付け足し――そうやら、時間が無い≠フは本当の事らしい】
【偶々遭遇した、凡そ機関とは『縁遠そう』な彼女にその様な事を尋ねる事からも、其れは推測出来るだろう】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 14:50:19.25 ID:Y3IO3geDO
>>932

(逃げて────?)

【相手の紡ぐ言葉に、更なる疑問を少女は抱いた】
【目の前にいる少女は、どう間違えても逃亡者のようには見えず】
【街中ですれ違っても、精々「綺麗な方」で終わる──そういう、印象を受けた】
【だからこそ、やや物騒なイメージの「逃げてきた」という言葉と相手の少女が釣り合わないように見え】

機関員の方──ですか
お会いする可能性は、零とは言えませんわ

あの──機関員の方を、お探しなのですか?

【何があってもおかしくないこの世界】
【彼女のような、一見無害そうに見える少女でも、機関と繋がりがあって不思議ではない】
【実際──機関の金獅子シェン・ロンドと彼女は知り合いであったが】
【問題は、当の本人がシェンが機関員であったことを知らないことだった】
【それは兎も角として。彼女の今の台詞から感じることが出来るかもしれない】
【この、プラチナブロンドの少女が】
【機関に対して、敵意や抵抗感のようなものをあまり持っていないことを】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 14:58:44.99 ID:R5lKumOgo
>>933

【「零とは言えない」――その言葉に、少しだけ双眸が見開かれる】
【最善から表情に変化が少ないこの少女、此れでも大きい反応≠ノ分類されるのだろう】

【同時に感じるのは、『機関=怨敵』の図式が彼女の中で成り立っていない事だ】
【これなら、自分の“目的”も達成されるかも知れない……そう、一種本能的に感じて】



………、……ええ。


……ある機関員≠ノ、伝えなければいけない事が、有る。
私は、余り自由に行動できない、から。 ――誰かに、伝言を頼もうと、思って。



【依然として少女に依頼する≠ニ云うスタンスでは無いが――『用件』は此れで伝わるだろうか】
【訥々と吐き出される言葉は、何処か“暗さ”を伴って廃墟に響く―――】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 15:15:48.35 ID:Y3IO3geDO
>>934

ある、機関員──ですか

私でよろしければ、お伝え致しますわ
最も──運良くその機関員の方にお会いできたら、ですけれども

【浮かべる表情は、驚愕でも疑問でもなく──「心配」】
【相手に何があったのか。先程時間がないと言っていた】
【自分のようなものに声をかけるくらいだ。きっと余裕もないのだろう──】
【様々なことを思いながら、少女は返答を口にする】
【「運が良ければ」──】
【そんな、不確定な条件付きではあったが】
【きっと少女の言葉は、暗さに侵されていく廃墟の中では僅かばかりの光かもしれず】

【────……ぃん】
【静かな、この場所に】
【小さな小さな、機械の駆動音が聞こえたかもしれない】
【その音は確かに。プラチナブロンドの少女から──】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 15:28:34.40 ID:R5lKumOgo
>>935


………ぇ――、……………。


【彼女の返答を聞くと同時――思わず出た、といった感じの声】
【依頼≠ニ云う事案は飽くまでも本能的に浮かんだだけであり、「意識の表層」には浮かんでいなかった】
【先程よりも、少しだけ意外≠ネ感情を浮かべたその顔は――、―“其れしか作れない”様に、『無表情』で】



…………本当に、いいの。
若しかしたら、危ない目に。遭うかも知れない。
貴女には、見ず知らずの私に……名前すら知らない私の為に。 強いてそうする義理は、無い。



【訥々、訥々――言葉を紡ぐ彼女は、少しだけ不安≠サうな雰囲気を醸し出す】
【口ではその様に言っていても、内心では彼女の申し出を受けたいのだろう……が、『リスク』は強い】
【この件に関わるのなら、ともすれば機関≠ノ目を付けられる虞もあるのだから―――】



だから――、――――。 …………?


【最後に付け足そうとした言葉――其れは、駆動音≠ニ共に途中で途切れて】
【瞳が前後左右に動いた後、矢張り『少女』に戻る……原因が駆動音≠ナあると、彼女には判るだろうか】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 15:50:29.63 ID:Y3IO3geDO
>>936

だって──お困り、なのでしょう?
名も知らない私に、助けを求める程には、切羽詰まっているとお見受け致しました
ここで私と会ったのも、何かの縁なのでしょう
世の中には、機関を嫌う方も多くいらっしゃいます
次に貴女様が声をかける相手が、そのような方々ではない保証など──どこにもございませんわ

【──もし。貴女が同じことを、機関をよく思わない人間に対して尋ねたら】
【そうなってしまえば、どうなるかは分からない】
【ならば此方の申し出を受けた方が、貴女にとっては安全──】
【少女の言葉は、暗にそのようなことを告げており】
【更には、少女が己の危険を厭わないという気配すらあった】
【或るいはまるで──そうすることで誰かに認められたいかのような】
【そんな、雰囲気すら薄らと感じさせ】

────?
どうか、なさいました?

【くるくると動いた、相手の瞳】
【その理由が、少女には分からなかった】
【相手にとっては異音ではあっても、少女にとっては自身の周囲にあって然るべき音】
【何故ならこの駆動音は──少女の、心音なのだから】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 16:07:25.41 ID:R5lKumOgo
>>937


…………、…何でも、無い。


【彼女は、駆動音≠『単なる聞き間違い』と判断して、左右に軽く首を振った】
【無理も無いだろう――まさか、目の前の少女が機械≠ナある等とは思いもしない】
【一度、小さく双眸を瞑ると、眠たげな雰囲気を含有した其れを確りと開けて】


――――…………ありがとう。


【ぽつり、――小さく、礼≠フ言葉を出す】
【詰まりは、“お願いする”事をも承認した――そう受け取って、構わないだろう】



…………時間が無いから。 纏めて話す。


……伝えて欲しい相手は。 ≪No.63≫の、百家 羅山≠ニ云う男。
『ピエロ・リュネール』と云う、私兵部隊を率いているから。 気を付けて。
特徴は、“金髪”と“関西弁”――。



【其処で一旦言葉を区切ると、彼女は懐に手を遣って】
【取り出したのは、金色のロケットネックレス=\―蓋は閉まっており、中身は確認出来ない】



“これ”と一緒に、伝言を伝えて欲しい。



【其れを大事そうに、慎重な手付きで差し出すと――眼前の少女の双眸を、真っ直ぐに見詰めて】




          信楽 瑞葉は、戦争なんて望んでいない=\―と。。




【――――――その声は、不思議に廃墟へと澄み渡る様に響いた】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 16:33:04.12 ID:Y3IO3geDO
>>938

…………?
そう、ですか

【しぱ、しぱと】
【不思議そうに、少女は小さく瞬いた】
【機械の駆動音が気のせいであれば、どんなによかったか】
【だが、確かに聞こえた音を幻聴と思わせる程に──】
【少女の動きは。考えは。とても、人間らしかった】
【その後。小さくお礼を言われて彼女はふわりと微笑み】
【「どういたしまして」と、ちょっぴり嬉しそうに答えるのであった】

──金髪と、関西弁の方ですわね
No.63──百家羅山、様

【羅山様、羅山様、と】
【伝言を伝える相手の名を覚え込むように、何度か百家の名を口の中で転がし】
【差し出されたロケットネックレスを、大切そうに両手で包み込もうとする】
【そして──相手の少女の意志をしかと受けとめたかとでも言うかのように】
【彼女もまた。真剣な表情でこくりと頷き】

──確かに、承りましたわ

瑞葉様、でよろしいのでしょうか?
私は、エルネスティーネと申します
よろしければ、エル、とお呼びくださいませ

【──ここに、約束は結ばれた】
【エルと名乗った少女。その蒼瞳に、迷いなどなく】
【あったのは。彼女との約束を果たそうという想いで──】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 16:41:56.15 ID:R5lKumOgo
>>939

【エルの確認に、こくり、と頷く瑞葉――彼女に倣って、少しだけ口角を上げて】
【然し其れも直ぐに消え去ると共に、彼女は廃墟の外を少し見遣る】


…………本当に、ありがとう。


――……私はもう、帰らないといけない。
……連絡が取りたければ。 “華蔵院商会”と云う会社に、電話して。
信楽 瑞葉≠フ名前を、出せば。 私に、繋いでくれるから。



――――怪我には気を付けて。 エル。


【最後に、そう言葉を紡ぐと――ぺこり、と一礼して、廃墟から去ろうとするだろう】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 16:51:59.44 ID:Y3IO3geDO
>>940

華蔵院商会──ですね。

瑞葉様も、お気をつけて
あの……いつかまたお会いした時、は
その時は──もし、よければ、一緒にお茶でも、飲みましょう、ね?

【去ろうとする瑞葉に対し】
【そんな──まるで友達になりたいかのような】
【遠回しな言葉を、投げ掛けて】
【そして、そのまま】
【彼女は瑞葉を見送ることだろう】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 16:54:48.02 ID:ANojvp200
/こちらサバト中ー
/護きゅんいますかー?
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:01:02.49 ID:R5lKumOgo
>>941


【エルの言葉に、立ち止まり――首肯を一つ返すと、彼女は去って行く】
【その背は何処か、吹けば飛んでしまいそうな――……そんな、印象だった】






【―――】


【―――――――】


【―――――――同時刻、魔術協会第321研究室】


【内装や置いてある物自体は、ごくごく一般的≠ネ研究室だ】
【だが、その『壁の一面』……地名からして水の国都市部≠フ物であろう地図が、丸々占拠している】

【更に異様なのは、地図上に上質紙に印刷された『魔法陣』がランダムに配列されている事】
【恐らく数にして数十は越えているだろうか――セロハンテープで留めた、簡素な貼り方では有るが】
【ちなみに――この『魔法陣』……一見しただけでは何を示しているか≠ウえ判らないほどに複雑怪奇】


【そして部屋の中央には、何故か炬燵≠ェ部屋の主であるかのように安置されていて――其処に、一人の少女】
【髪型は艶やかなスカイブルーの髪をリボンで括ったサイドテール、黒を基調とした制服を着込んでいる】
【クルクルとボールペンを回しつつ、向き合っているのは少しだけ古い¥送゙―――】



―――――――……ん、…。 また暗号=\―――。
………アナグラム? ――……此れが、此処に入って…………。




    ………………シガラキ ツクモ=\―、――『人名』か?





【―――――――――――――。】


/お疲れ様でしたー!
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:04:54.10 ID:Y3IO3geDO
>>943
/お疲れ様でした!ありがとうございましたー!
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 17:06:58.02 ID:nFHyS3ISO
>>942
/ここにいますぜ!!
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:12:31.70 ID:10CTDid40
>>945
続きをお願いできるでしょうか?
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 17:20:30.10 ID:nFHyS3ISO
>>946
/了解了解です!
/よろしくお願いします。

>>762
あぁ、養子でしたか、

「あ、良いの?抱く抱く〜!」
【少女はそう赤ん坊を受け取り抱こうとする】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:27:34.10 ID:gu2w7FAI0
>>947
……うん……
…間違えても…病院から…盗んでないから…安心して…
【サバトならありえそうだから怖い】

『ぅぁ〜♪』
【抱かれて喜んでる赤ちゃん】
【赤ちゃんから精霊の気配がするのにもしかしたら気付けるかもしれない】

/ではよろしくお願いします
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 17:42:18.08 ID:nFHyS3ISO
>>948
(サバトさんなら本当にそんな事をやりかねないから困る・・)

「可愛らしいなぁ・・」
「・・・・でも何だろう・・何か変な感じが・・?」
【少女は嬉しそうに抱いていたが】
【気配に気付いてか、不思議そうな顔になる】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:45:36.52 ID:ANojvp200
>>949
……ニヤ
【!?】
【いや!やってませんよ!多分】

『ぅぅ?』
【赤ちゃんは不思議そうに首を傾げ】

『ぁぃ♪』
【右手を少女に差し出すと、手には氷でできた花の髪飾りが】
【不思議な事に氷は溶けない】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:48:50.11 ID:ANojvp200
次スレ
http://s.s2ch.net/test/-/ex14.vip2ch.com/part4vip/1296377252/
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:49:48.51 ID:yOD8lAuW0
訂正
こちらに
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1296377252/
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 17:57:47.05 ID:nFHyS3ISO
>>950
・・・・?!
【サバト誘拐犯説 有効です。】

「・・・・え?!」
【少女は突如何処から赤ん坊の手に現れた髪飾りにビックリすると】

「おいおい・・・こりゃ・・・この子、ただの赤ん坊じゃないねぇ・・?」
【サバトにそう問い掛ける】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 18:03:10.78 ID:gu2w7FAI0
>>953
……ふふふ…
【違いますよ。ええ】

……うん……
…簡単に説明すると…精霊…だよ…
…私の…死んだ…義兄さん…の…片割れ…
【そう少女に説明する】
【これにて誘拐説は消えました】

『ぅぁ?』
【赤ちゃんは髪飾りを少女に渡そうとしながら首を傾げてる】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 18:11:03.70 ID:nFHyS3ISO
>>954
「精霊・・・?」

ていうよりサバトさん、義兄さんいたですね。
【良かった!サバトは誘拐犯じゃなかったんだね】

「これ・・私にくれるの・・?」
「・・・・・ありがと・・」
【少女はそう赤ん坊の手に出来上がった花の髪飾りを受け取る】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 18:18:43.71 ID:nFHyS3ISO
/すいません!飯落ちします!
/すぐ帰ってこれますので
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 18:20:35.66 ID:ANojvp200
>>955
…イエス…イエス…イエス・キリスト……
【クルクル回り】

……うん……宝玉の精霊で…お菓子屋さん…
…私は…お兄ちゃん…って…言ってた…

『ぁ〜ぃ♪』
【赤ちゃんは嬉しそうにしている】

…あ…この子の名前は…センリ…センリ・デモンベルト…
…ついでに…私の…本名は…ルミナ・デモンベルト…だから…この子の苗字はデモンベルト…
【余り知られてないサバトの本名である】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 18:21:03.06 ID:ANojvp200
>>956
/了解
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 18:47:43.28 ID:nFHyS3ISO
>>957
「そうかぁ、センリって言うのアンタぁ」
【少女はそう赤ん坊に話しかける】
【凄く楽しそうである】

むぅ・・・、今更呼び名を返るのもややこしいし・・・
サバトさんはサバトさんで充分です。


「―――と、名乗られたら名乗り返すのが義理ってモンよね」
「私は紗月、この護の姉貴だ」
【少女―――紗月は二人にそう名乗る】

/只今戻りましたー
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 18:57:18.18 ID:SB4HCOYC0
>>959
『ぁぃ♪』
【天使のような微笑みで笑い】

……イエス…私は…私……
……さっきゅん……よろしく…さっきゅん…
【なんかあだ名つけた】

/おかえりー
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 19:14:15.88 ID:nFHyS3ISO
>>960
「さっきゅん・・・何かあだ名って照れるぁ・・」
【そう恥ずかしそうに呟く】
【表情は包帯で見えないがどうやら初めてつけられたあだ名に、赤面していて】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 19:19:12.50 ID:gu2w7FAI0
>>961
……さっきゅん…カワイイよ…さっきゅん…
【腕をフリフリさせ】

『さぅき♪さぅき♪』
【センリは嬉しそうに言い】

…所で…護は…何を…悩んでたの?…
【首だけをクルクル回転させながら】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 19:34:47.58 ID:nFHyS3ISO
>>962
「か・・・カワイくなんて・・」
【サバトの言葉に更に照れる】

ん?あぁ・・・実は・・――
【護は何か言おうとするが】

「・・護、言うより見せた方が早いよ」
【紗月の言葉に遮られる】
【護もそうだねと】
【手を伸ばして】

―――《抜刀》。
【その能力発動の短い詠唱を呟く】
【すると護の手の先に気が集まりだして】
【刀の形へと成していく】
【能力を発動した所をみると、どうやら彼の能力がその悩みの種の様だ】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 19:36:50.63 ID:jYNybgly0
【公園】

さて…………注文の薬も一通り揃ったし、今日の配達も終了…………
どこか寄ってくかな?

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【ご機嫌な様子で歩いている】

――――あぁ、そう言えばお前らも腹減ったよな?
ほらよ…………

【そばには、数羽のカラスが羽を休めており、少女は、手に持ったパンをちぎり、カラスたちに与えている】
【カラスたちはかなり慣れているのか、少女を襲うようなそぶりは少しも見せない】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 19:38:25.76 ID:ANojvp200
>>963
…カワイイよ?…さっきゅんは…カワイイよ…
【腕をフリフリし】

……ほほう…
【現れた刀を見て】

…能力に…お悩み?…
【刀をジーッと見ながら】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 19:48:52.80 ID:ZteQ8M+o0
【カノッサ機関 某支部内】

【この世界に幾つか存在している機関支部】
【そのとある支部内の廊下に、ブーツの足音が響き渡る】

ブレイザーシティは陥落、光の国侵攻は失敗―――

こーりゃ、機関も潮時じゃーないの〜?

【通路の中心を、無礼極まりない言葉をぼやきながら堂々と歩く可憐な19才程度の少女】
【リボンで縛った赤髪のツインテールで、左目の下には小さな星型の刺青がある】
【フリフリとした桃色のドレスに黒いミニスカートを着用するケバいその身嗜みには、彼女の性格がよく表れている】

つーか、AOE行きたいってのに…どこに行けば見つかるってのよ!もうっ!!

【彼女はNo.31、ラッティー・プリケット 機関には大分前から所属しているようだ】
【だが、与えられた任務を全て断ることから数字キーパー%凾ニ彼女を罵る人物も少なくない】
【人によっては、面識が無くとも彼女を既に知っていておかしくはない】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 19:53:56.44 ID:nFHyS3ISO
>>965
【気を集め続けた刀は大きくなり続けて、やがて】
【ようやく一本の刀へと成し遂げ終わる】
【だがしかし―――】

やっぱり駄目・・・

「うぅん・・・駄目か・・・」
【二人はその刀身を見て呟く】
【その紅黒く、血の様な色をした刀身】
【だが、何故かその刀身は途中から無くなってしまっていて】
【更には全体にヒビが入ってしまっている】

・・・・実はこう言う事なんですが・・・

「ずっとこのままなんだ、いくら能力を解除、再発動しようがね」
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 19:59:07.14 ID:PGmgj8dE0
>>967
……ふむ……
……ちょっと…触っていい?……
【首を傾げながらそう聞く】

【もし触っていいなら】
【刀に触り…刀のエレメントや魔翌力の情報を見ようとする】
【完全なのか?…何か問題があるのかを】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 20:06:29.72 ID:nFHyS3ISO
>>968
あ、はい。どうぞ
【そう刀をサバトに差出して】
【触らせる】

【魔翌力は―――無い】
【通っていないのだ】
【まるで脈が無い人間の様に何も感じ取る事は出来ない】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 20:09:08.28 ID:ua/8z6+A0
>>969
……うむ……
(魔翌力構成じゃない?)
(何で構成されてる?氣?エレメント?)
【ただいま静かに鑑定中】
【とりあえず刀が何でできてるか調べようとする】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 20:17:05.50 ID:nFHyS3ISO
>>970
・・・サバトさん・・・どうですか?
【護がそう尋ねる】

【この刀はどうやら、気で構成されているようだ】
【それも、今は凄く弱々しい気だ】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 20:21:49.58 ID:yOD8lAuW0
>>971
……ふむ……
【とりあえず手を離し】

……コレは…氣で…構成されてるね……氣ってのは…生命エネルギーみたいな…感じ…
………けど…なんか…弱々しい……つまり…完全じゃないね…
【そう護に言う】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 20:33:19.33 ID:nFHyS3ISO
>>972
「・・・・・護、体調悪いのか?疲れが溜まってんじゃないの?」
【サバトの言葉にそう言ったの紗月だった】
【だが】

・・・ううん、病気はないし、疲れもないよ?寝不足は授業中でぐっする解消するし・・
【護はその可能性を真っ向から否定する】
【という事は、この刀を構成する気=生命エネルギーではないのか?】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 20:34:50.16 ID:R5lKumOgo
>>966


【少女の前方――通路を歩いて来る人物が二人】
【会話の内容を聞いてみれば、丁度彼女と同じ様な事≠話している様で――】


……大体さ、リュビアちゃんはこう思うんだ――正面から攻めるから負ける!≠チて。
練度と士気ならこっちが勝ってるんだからさー、後は作戦だよね。
その辺り、ジャッキーニ君はどう――……ジャッキーニ君、あの人誰?


【身長は170cm程、白を基調としたパンツタイプの軍服を身に着けた女性だ】
【腰まで伸ばした櫻色の髪を辿れば、鷹≠フ細工が施された大き目の軍帽】
【背には其の変色具合から年季の窺い知れる『三味線』を背負っている】

【やたらと騒がしい――凡そ、『悪の組織の支部』に似つかわしくない彼女】
【廊下の先から近付いて来る彼女を捉えると、脇の人物に小声で尋ねて】


「はっ、――あのお方は、≪No.31≫の『ラッティー・プリケット』殿では無いでしょうか。
 …………一部では、数字キーパー%凾ニ言われている様です。」


――………数字キーパー=H どういう意味?


「噂では、『与えられた任務を全て断る』―――、とか。」


【応えるのは、黒髪蒼眼、紋章が大きくあしらわれた機関の制服を身に纏った青年】
【どうやらラッティーについての予備知識程度は持っているらしく、傍らの女性にそう伝えて】



【――――ラッティーから見れば、2人組みがめっちゃこっちを見ながら通路を塞いでいる¥態だ】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 20:41:36.19 ID:10CTDid40
>>973
…むむむ?……
【その言葉を聞き首を傾げ】

……感情か?…それとも……ただ進化中?……
……わからない……私には……
【そう言いながら両手を上げ】

……お手上げ侍…
【だそうだ】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 20:52:01.12 ID:nFHyS3ISO
>>975
むぅ・・・・そうですか・・
【護はそう少し残念そうに呟くが】

・・・・ありがとうございました。
まぁ、僕にサバトさんに貰った《重刀・『黒 鉄』》がありますし、闘いに巻き込まれても一応は大丈夫ですよ。
【すぐに元の顔に戻る】
【実際、能力が不自由になってから最近は主にこの刀が主力になっている】

この前の事といい、この刀といい、あとピョン太君カードといい、なんかサバトさんにはお礼を言わなくちゃいけない事ばかりですね
サバトさん、本当にありがとうございます。
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 20:56:15.47 ID:ANojvp200
>>976
……うむ…それなら…よかった……

……ぴょん太くんカードは…私じゃなく…ネコサバト…
「私だにゃ!!」
【護の後ろからネコサバトが現れた】

【一方センリはさっきゃんの腕の中ですぅすぅ眠っている】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 20:59:22.76 ID:ZteQ8M+o0
>>974

―――?

(何アレ…もしかして特殊部隊?)

【女性の軍帽や青年の紋章に目をやりつつも、依然とした態度を崩さず廊下を塞ぐ2人へ向かって歩いていく】

【しかし、じぃーっと見つめ続けられてはたまったものではない】
【ブーツの足音は、その2人に近づくにつれ徐々に音量を増していく】
 
【そして目の前まで歩を進めると、ピタリと立ち止まり2人を見据え】

―――あのさ、“アンタ達も”あたしのこと知ってんのかな…?
…アタシはアンタ達誰だか知らないんだよね〜

―――誰よ、アンタ等?
用が無いならさ、そこ退いてくれる?邪魔なんだけど

【初対面には相応しくない、相当失礼な態度の言葉を唐突に吐く】
【嫌味の含まれた挑発気味の口調といい、彼女の性格の嫌らしさが滲み出ている】

【ちなみに数字キーパー≠ニいう言葉の由来は、任務は好き放題断る癖にナンバーズとしての地位を退こうとしないことから誕生したもの】
【しいて言えば、カノッサ機関の組織としてのシステムの問題点を的確に表した言葉なのである】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 21:04:16.08 ID:nFHyS3ISO
>>977
おっと、そうでしたね・・・って―――うわ!?後ろ!?

「・・・なんか次から次へと出てくるなぁ?!」
【流石にネコサバト登場までは予想できていなかった二人は】
【今度は護も驚きを見せる】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 21:09:32.41 ID:oLSTMwCl0
>>979
「にゃははは!!私はいつでも現れr」
《はい…ネコサバトさま帰りましょうね》
「うにゃぁぁぁぁぁあ!!!!!」
【ネコサバトは突然現れた赤色ショートの幽霊メイドにネコミミを引っ張られ去っていった】

……風のように現れ…去る…カオス……
【フムフムと頷き】

…さて……私は帰るね…
【そう言ってさっきゅんからセンリを受け取ろうとする】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 21:14:20.33 ID:ZteQ8M+o0
>>974>>978
/ごめんなさい!こんな大事な時なんですが急用で落ちなきゃならなくなりました…
/大変申し訳ないんですが、この絡みを今度に伸ばして頂けないでしょうか…?
/次に再開出来る時は、必ずこちらから呼び掛けます!本当に申し訳ありません!
/もし駄目でしたら切って頂いても構いませんので…
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 21:15:27.02 ID:R5lKumOgo
>>978

【ラッティーの棘の有る態度に微かに眉を顰めた青年】
【対照的に、女性の方の表情は――『にこにこ』と形容されるであろう笑顔で】


うんうん、一方的に知ってるって言うのは確かに不公平だね――♪
さぁ、ジャッキーニ君!私の代わりに身分と用件となんちゃらこーちゃらを告げるのだ!


「――ぅ―……了解です。 ……えぇ、了解です。」


【突如として話を振られた事から、内心では「何で俺やねん」とか思っているに違いない青年】
【其れでも、基本的な性格が“冷静沈着”なタイプなのだろうか――ラッティーに向き直って】


「……申し送れました。 私は≪No.63≫の『百家 羅山』直轄、ジャッキーニ・ライオニウス≠ナす。
 此方は同じく、リュビア=ヴェルライン=\―以後、お見知り置きを。」


【立場的には、ジャッキーニとリュビアよりもラッティーのほうが上】
【自然と流暢な敬語が口から飛び出すが――、―それ以降、一旦言葉が止まる】
【無理も無い、いわば彼は“無茶振り”を受けただけで、用件%凾ヘ無いのだ】



…………あなた、さっきAOE≠ノ行きたがってたでしょ?
私達も今から帰る所だから、一緒にどうかなー、って思って誘ったの♪


【ちらり、言葉に詰まったジャッキーニを見遣ると――代わりに発したのは、提案=z
【恐らくはラッティーにとっても、悪くは無い話だろうが……】




【――――――あの距離≠ナ、彼女にはどうして聞こえていたのだろうか】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 21:19:52.61 ID:nFHyS3ISO
>>980
はは・・・・彼女も相も変わらずで良かったたです。
【引きずり連ら去っていくネコサバトを見てそう言う】

「あぁうん、ありがとうね」
「じゃね、センリ」
【紗月はそう腕の中で眠るセンリをサバトに返す】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 21:23:32.47 ID:yOD8lAuW0
>>983
……それじゃあ……またね…護…さっきゅん……
【そう言うとセンリを抱え】
【闇へと溶けて消えていった】

/長い時間ありがとうございます
/乙でしたー
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 21:24:50.44 ID:nFHyS3ISO
>>984
/乙でしたー!
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 21:27:02.72 ID:R5lKumOgo
>>981
/雑談の方にも書きましたが、一応此方にも。

/スイマセン、モチベだったりキャラの状況が変わるかもですので、切らせて頂ければ幸いです。
/無かった事とするか、何らかの反映をするかは今度、時間のある時にお願いします。
/折角絡ませて頂いたのに、本当に申し訳有りません。
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 22:09:14.35 ID:O8I8V8vSO
【道端に人集りができており、中央には男と女がいる】
こいつはメチャ許さんよなあ―――ッ!!
【一体何があったのか、女性が身長2mはありそうな男を担ぎあげてアルゼンチンバックブリーカーをかけている】
【女性の方も身長はかなり高く180近い】
【しかも腰の下まで伸びた真っ黒な髪の毛に、服装も同じく真っ黒なライダースーツという全身真っ黒な出で立ちだ】
『あがががっ!』
【男は呻き声を挙げながら血を吐いている】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 22:38:35.86 ID:2zruunbz0
【聖都スラウロット中央部――夜、大通り】
【まだ月が天に高い。自然は最早眠る時間なれど、「人」は、「文化」は眠らない】
【行き交う往来、談笑の声。人々は仲間内と飲食店を周り、或いは夜景の観光を楽しむ】
【勝利王ヴィクトリアスのお膝元――そんな平生の光景に、ちょっとした歪(ひずみ)が見え隠れする】
【歪は即ち、大通りから少し――とはいえ、本当にほんの少しだ――離れた、脇道の路地に在った】


『――――あぁあ!?なんだ、この街で俺様にブツかっておいて謝罪もカネも払えねェたぁどういう了見だァッ!?』


【賑わいを揺るがす怒号に、振向く人々も居ないわけではない】
【しかし自然から文化への発展は、一方で理性を、それも「賢い生き方をしようとする考え方」を生み出す】
【すなわち、「面倒事には関わらない、見ないふりが正解」――人々は視線を泳がせ、去るのみ】


「こ、この街も何も……それに、そもそもぶつかってなんか……」

『うるせーンだよッ!何だ何ですか言い訳かァ?ッたく最近のガキは困った方向に成長してよォ、こりゃ仕方ねェわ!』
[何もウン万払えって言ってるんじゃないんだよお嬢ちゃん、チョイと5000程度でも置いていってくれれば何事も無く済むんだ]


【だが、その通念たる「賢い生き方」に“敢えて逆らって生きる者”が居るなら、果たして見過ごせるか?】
【見れば、それは有り触れた状況なのか。見るからにチンピラといった風貌の男ふたりが、少女を壁際に追い込んで囲んでいる】
【その会話内容が少しでも聞こえたなら、それは因縁をつけて金銭を巻き上げようとする――実に反吐が出るクズじみた行為だと分かるだろう】
【それで要求する額が5000な辺り、タカが知れているかもしれないが、少女の怯えた目は助けを求めるように往来を彷徨う】

【果たして、「通念」に反逆する者は居るのか?それは「勇気」かもしれない、「何か」を生み出すのかもしれない】
【しかし、無益な争いに首を突っ込むことは一方で「愚行」なのかもしれない――これを見た誰かが、どう動くかは自由なのだ】


/突発プチイベントのような謎の投下です。数名程度なら捌けるのでお気軽にどうぞ
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 22:50:11.32 ID:nFHyS3ISO
>>988
・・・・ちょっとそこのお二人、その人困っちゃってるじゃないですか
【チンピラ二人の後ろからかかる声】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年がその声の主だった】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 22:50:58.59 ID:Y3IO3geDO
>>988

──H.E.L.L.O.

【かつん──】
【路地裏に響くのは、どこか幼さの抜けぬ女性の声】

こんなご時世。お金がないのは分かるけどさ

【きらり】
【月明かりに照らされるのは】
【片耳にだけ嵌められた星形のピアス】


ちょっと相手は選ぶべきだと思うんだよねー?


【にかりと】
【どこか不敵な笑みを浮かべた声の持ち主は】
【彼女は、確かに】
【──紅茶色の髪と瞳を、持っていて】

【かつんかつんと靴音を鳴らし】
【ゆるりと其方へ、歩みよっていこうとする】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 22:54:45.81 ID:/S+PPRhGo
>>988

―――――――――――――…

【黒髪に黒い獰猛な『オオワシ』を象った…ショッカーマークのような絵が刻印された仮面で顔を隠した
赤いシャツに腰まで伸びた黒の革製コートと首の銀のネックレスを複数身につけ、銀の腕時計を手首に巻いたカジュアルなベルトに
青いダメージパンツの腰からシルバーアクセを2本垂らしたウエスタンブーツの人物がゆっくりと歩きその場に現れる】

【彼は何も言わない】
【ただ、何も言う事なく、まず男の首を後ろから引っ掴もうとしてくる】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 22:57:01.81 ID:2zruunbz0
>>989>>990

『なンだよなんだよ嬢ちゃん、もしやこの聖都において「ビッグバンズ」の名前を知らねェわけじゃねェよなァ!?』
[聖都の路地裏を支配する、泣く子も余計に泣き出す残虐集団「ビッグバンズ」といったら大変だ。大人しく謝罪と誠意を払った方が良いと思うけどね]
「び、びっぐば……?」

【……当然だが、そんな名前を聞いたことがある人は、聖都在住の人間でもごく一部、というか居ないだろう】
【頭の残念なチンピラ集団が勝手に徒党を組んで、勝手に路地裏のボス気分でワラワラとしているだけである】
【少女は聖都の在住ではないのか、半信半疑で――しかし、単純な言葉と威圧の暴力が少しずつ彼女の精神を削り取っているようだ】

『……あァ、面倒くせェなオイ!1、2発ドツき倒さねェと分からねェかッ!』
[ああ、もう駄目だ。こいつを怒らせてしまっては僕でも止められない。運が悪かったねお嬢さん]
「ひッ……!」

【いよいよ辛抱ならぬといった様子で(随分気の短いヤツである)、粗暴な物言いの大男が手を振り上げる】
【傍らの、少し小柄な(というかモヤシ)眼鏡のチンピラは、やれやれといった様子で肩を竦め】
【涙に滲んだ眼を少女がぎゅっと瞑った、その時だった】

【丁度、そんな“通念への叛逆者”がふたり、「勇気/愚行」へと走ったのは】


『……ああ?何だお前ら、ガキと小娘に用は無いんだよ!』
[やれやれ騒ぎが大きくなったら大変だ、君たちも今なら3000置いていけば見逃すよ。
 コイツが暴れると僕でもヤバいんだ、骨の二、三本持ってかれても責任は取らない]

【ふたりの行動、あるいは言葉によって、粗暴な男の拳は止まり、注意もそちらに反らされる】
【この「隙」により、少女は逃げ出すチャンスを得た――しかし『恐怖』ゆえか、あるいは『混乱』ゆえか、すぐには動けないようだ】
【「脅威」を少女から取り去るには、このチンピラ二名を『対処』する他、無いらしい】
【粗暴な大男が、ギロリと野獣じみた眼光を、少年と女性に飛ばすだろう。一歩引いたところで、モヤシメガネは観戦モードのようだ】
【「協力」するも良し、或いは片方が少女の安全を確保に動いても良し――とりあえず大男は相当アホなのか、もう少女のほうを気にもしていない】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 23:01:40.98 ID:2zruunbz0
>>991(追加)

『んごォっ……!?』

【そして、大男の注意が逸れていたためか、その行動は成功するだろう】
【大男は首の後ろを急に引っ掴まれたことでもがき、その丸太のように太い腕の肘打ちを、抵抗として背後の人物に繰り出すだろう】

[なッ、いつのまに……しかし、今日は馬鹿の大バーゲンセールかい?
 おい、そこのチョッぴりイケメン君。はやく彼の首から手を離すんだ。
 何回も言わせるな、彼が怒るとヤバいんだ。今なら2000で許してあげるから]

【……なんでこのモヤシはこんなに余裕なのだろうか?あるいは、彼こそ馬鹿、愚者なのか】
【しかし、先に現れた少年と女性は、この行動をも踏まえて動かざるを得ないだろう】

994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 23:09:49.47 ID:Y3IO3geDO
>>989>>991>>992

ビッグバンズ、ねぇ──?

聞いた?そこの少年くんと大鷲マスクくん
なんだかとっても大きそうなパンみたいな名前なんだよね?
ハンバーガーショップの期間限定商品みたい

【くす、くすと】
【まるで大男の感情を更に高翌揚させるかのように、紅茶色の彼女は笑う】
【見た目は17かそこら。二十歳にいっているようには到底見えぬが──それでも】
【女性からはどこかしらの余裕が、感じられ】
>>991が大男の首根っこを掴んだことで笑みは更に深くなる】

とりあえず、女の子の安全は優先させるべきだとルカスちゃんは判断するんだよね
というわけで──

【すらり】
【ポケットから引き抜かれたのは、奇妙な色をしたナイフ】
【そんなナイフ一本で、この状況をどうしようというのか】
【たったナイフ一本で、チンピラ達と戦うのだろう、か】
【──答えは、否】
【女性は取り出したナイフを左手へと持ちかえ、そのまま】
【己の右手のひらを、軽く切り裂いたのだ】
【この行動の意味は、一体──?】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 23:11:22.63 ID:nFHyS3ISO
>>992
ビックバンズ・・?知らないなぁ・・
【少年は首を傾げる】
【彼らがまず聖都で未だ名が小さいのもあるが】
【そもそも少年は聖都の人間ではない】
【故にそんなチンピラ集団は知らなくても無理はないのだ】

はぁ、ビックバンズだがビックリパンだか知りませんがね、
とりあえず、《Justice》として、貴方達を見逃す訳には行きません
【と、少年は他に現れた二人に目を向ける】
【とりあえず、二人は協力しあう意思があるのか確認する為だ】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 23:35:27.81 ID:2zruunbz0
/仮面の方の返事がありませんが、時間帯、および他二名の方のことも踏まえて、あと5分したら次レスに進行します。ご了承ください
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 23:43:20.87 ID:2zruunbz0
/申し訳無いですが、寝落ちと判断し進行させていただきます。

>>994(女性)

【その囁きが、確かに大男の耳に入ったのだろう】
【大男は、背後に仮面の男を置いている危機的状況にも関わらず、ぐるんと女性の方を睨みつけ】

『なァにィィィィッ!?おいそこのボンクラ小娘ッ!!俺をバカにするのは良いッ!
 だが「ビッグバンズ」をバカにするのは許さねェッ!!ちょっとウマいこと言いやがって畜生がッ!!』

【と、大男はすっかり憤慨し、ずどん、ずどんと見た目に違わぬ重量級な地団駄を踏んでいる】
【分かりやすいくらいの猪突猛進タイプか……興味をひかれたほう、ひかれたほうに全意識を集中させてしまっている】


>>995(《Justice》の少年)

[……《Justice》?]

【一方、大男よりは判断力のありそうなモヤシメガネは、少年の名乗りに眉を顰める】

[聞いたことがありますね、森の中の……ファンタジックな空飛ぶお城を拠点とした……
 世のあらゆる『悪』と対峙する、文字通りの『正義の集団』のことを……]

【――そしてモヤシメガネは、にやりと唇の端を吊り上げ、メガネを指で押し上げ】

[……クククッ!しかし、だから何だというのです?
 その《Justice》の尖兵が、こんな見るからに無力そうな少年であるとは!
 この私が出る間でも無いでしょう。あなた方ふたりまとめて、怒り狂った彼に任せます。
 こうなっては、もう私の声も届きませんので……おあいにく様]

>>994>>995

【かくして、怒りに狂った大男が、女性と少年の前に立ちふさがることになるだろう】
【男はどう見ても愚鈍そうだが、見るからにパワーだけはありそうだ】
【彼はずん、と右足を一歩前に踏み出して】

『お前ら知らねェぞッ!大人しく1000置いて帰ればいいものを!
 このビッグバンズのナンバー3、≪モントリオール岡田≫サマを怒らせた暁にはァァァァァァッ!!
 天地がひっくり返って全食器が棚から落ちてエラいこっちゃなっても文句は言わせねェぞォォォォオオオオオッ!!』

【そして、その咆哮と共に、男は巨大な右拳を、まるで鎌のように力任せに振るう】
【文字通り、草刈鎌のように――目の前の少年と女性を薙ぎ倒さんとしているかのように】
【だが、その動きは大振りだ。落ち着いて、冷静に見極めれば回避は難しくない】
【脅されていた少女は未だ動くことができず、少女の近くでモヤシメガネが戦いを静観している】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 23:43:46.95 ID:/S+PPRhGo
>>994

【何も呟かなかった人物は、突如聞き覚えのある声で呟く】

…ぼくも初めて聞いたな、ルカスさん
多分新興組織だと思うな、聖都で本当に幅聞かせてるチンピラ集団はグループ名つけてないしかなり名前の売れてない無名集団だから
少なくとも…本当に強い奴は3対2でやり合う時にヘラヘラしてるような奴らじゃあなかったと思う

【そんな中、彼女の手を見る、ナイフを使って手のひらを傷つけている、それが視界の隅で見えた時】

(…ああ、確か彼女の能力は…)

【首を掴んでない方の手で、ポケットからボールペンを取り出すと、後ろ手で上空へと投げる】
【ボールペンはくるくると放物線を描きながら、ルカスから見て右斜め後ろへと突き刺さる事だろう】

【―――まるで、それが彼女にとって『援護』になる行動だと知っているかのように】

>>995>>992

ホントね、マジそこの女装癖の言ってる通りだよ
少なくとも天下のJusticeよか無名な三流が威張れる立場じゃないよね

【ああ確か、とルカスの能力を思い出しながら軽口を叩くのとボールペンを後ろ手で投げるのとほぼ同時】
【彼は抵抗のために繰り出した肘打ちを…避けようともしない、太い一撃を受けてわずかに腰が曲がるが、その体制を変える反動と共にボールペンを投擲している】
【3秒でも構わないから一瞬でもボールペンから注意が逸れるように】

【手ごたえはある、確かにその重い一撃は彼の銅に思い切り入っていった…】
【にもかかわらず、無機質な仮面で顔を隠した人物はうめき声一つ上げない、そしてもう一つ…今反抗で受けたその肘打ちは…逆に押され返している…?】
【まるでものすごい力で一度受けた肘打ちを体制を立て直すだけの動きで弾き返そうとするように】

イケメンな事を否定しないけど仮面付けてるのによくわかったもんだねで、2000?
そう…丁度イライラしてたところだけど疲れてるんだ、『2000回悲鳴を上げさせた』ところで家に帰してくれるね?


――じゃあとっとと悲鳴を上げろ生ゴミ野郎

【その言葉と共に、彼は掴んでいた左手で後ろから爪で思いっきりガリッ!と皮膚をはがす勢いでひっ掻こうとする】
【ただしそれは気を逸らすための囮の攻撃…これが成功した場合痛みで首の左に注意を向け、もしかすると反射的に左手を当てようとするかもしれない】
【そう見越して…後ろから今度は右からの上段回し蹴り、ブンッ、と風切り音を鳴らしながら首の右めがけて深く叩き込もうとしてくる…!】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 23:47:39.48 ID:2zruunbz0
/申し訳ございません。判断が早かったことをお詫びいたします
/>>998の行動結果を踏まえて、レスの最後の部分だけを改変するので少々お待ちください。
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/30(日) 23:57:01.59 ID:2zruunbz0
/>>994>>995に対する個別レスの内容は変更無し

>>998

[……何だ?]

【仮面の彼の不可解な行動――ボールペンの投擲】
【それに注意を引かれたのは、大男ではなく、細身の彼の方だ】
【大男は完全に頭に血が昇っており、それどころではないといった様子か】
【一方、大男は――】

『はッ、アバラが数本ぶッとんだかァ!?
 だが許してやらねーぞ、素直に500でもいいから払わないオマエが悪いん、……だ、?』

【しかし、その笑みは徐々に薄れる】
【奇妙な手ごたえ――愚鈍な獣でも、それには眉をひそめるだろう】
【そして、強く首の後ろを引っ掛かれたことで、今度は痛みに顔を顰め】


『ぐェぅッ……い、いッてェェェェェ貴様何しやがァァァァァァあボげョっ』

【  ――――モントリオール岡田、轟沈  】


【――仮面の彼の思惑通り、大男は即座に左向きに振向こうとして】
【物凄く綺麗に、その上段蹴りを受ける羽目になるだろう】
【悲鳴と言って良いのか、よくわからない奇声を上げながら地面と抱擁することになる】
【……とはいえ獣の意地なのか、先刻>>997繰り出された鎌のような一撃は寸前に放っている】
【ゆえに、少年と女性が先程の攻撃に対処する必要がある事実は変わらない】

[……バカなっ!?あのモントリオール岡田が一撃でッ……!]

【が、大男の撃沈は、傍らの眼鏡に相当な驚きとなって伝わったようで。
 ボールペンの視線誘導と相俟って、今の彼には相当な隙が出来ることになるだろう】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

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