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【あのね、あたしたち好きな人に】能力者スレ【もう一度会うため歩いただけよ】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:47:46.06 ID:+27F0EU6o
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297104269/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:50:18.64 ID:nyhIUW7B0
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:55:58.80 ID:SZls1C7Xo
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:56:07.74 ID:O3kVdFXJ0
>>1おつー
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:57:41.71 ID:b+Rj6VdSO
>>1乙です
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/12(土) 23:01:17.45 ID:xaSYX7jS0
髪の毛も指も 思い出も>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:06:03.68 ID:m/fc6BQXo
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:07:50.37 ID:DPFwiOJM0
こ、これは>>1乙じゃなくて
脱げたパンツが引っかかって…
   (~)
 γ´⌒`ヽ
  {i:i:i:i:i:i:i:i:}
 (・ω・`*)
  (:::::::::::::)
   しωJ~`~`~~`フ
       γ`~"
        ゝ,,...,,ノ

      ,,o、
_[警] {:i:i:i:i:}
  (  ) (`* )
  (  )ヽと:::o:)
  | |   し`J
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:09:34.28 ID:vcIidsoDO
>>1
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:14:59.72 ID:A/j5J5JDO
>>1
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:21:21.03 ID:Cw15VBcKo
>>1
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:22:04.62 ID:A84+6zQpo
>>1
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 23:22:27.28 ID:+27F0EU6o
テス
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:22:38.76 ID:orGpcAAIo
>>1乙!
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:22:55.75 ID:2Yg5JkVUo
>>1お疲れ様

>>995

それはそれで楽しそうですが、貴方を退けてから床にでも穴を開けさせてもらいましょう

【声が聞こえれば炎の放射を止め、上空へと視線を向ける】
【ようやっと姿を現した敵。やっと明確になった姿】
【にも関わらず、彼の顔色は優れなかった】

(……ラチがあかなくなったか、勝利を確信したか。どちらにせよ、ここから厄介、か)

【状況は変化した。だが自ら姿を現した時点で、こちらに状況が好転しているとは思えなかった】
【確実にそれは、敵が優位になる行動のはず】
【本当の意味で問題はここからだった】

降りてきたらどうです? 話もし辛いじゃないですか

【ひとまず様子見がてら、声をかける】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:23:08.90 ID:V/BOg07ao
>>1乙)

>>998(路地裏の女)
【視線を向けられて尚、警告を告げられて尚、男は何ともなしにそこにいて】

「あぁ、これやったの君かい? 上手いねぇ、相手を効率よく制圧する術を解ってるじゃあないか。よければ其の技教えて貰いたいものだよまったく。」

【そんな、普通の会話をするような気軽さで】
【咥えた煙草を摘み、一息つくように紫煙を夜空に吐き出した】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:23:17.21 ID:4fkEX9kfo
>>1乙です

>>994

用事…でも2ヶ月にも及ぶってことは大規模なものですよね?
まだ用事が終わってない可能性は…低いですよね…

【いろいろ思案しても、事実には到達できるわけがなく】
【はぁ、とため息を付いて更に考えこむ】

で、でも!
きっと近いうちに見つかりますよ!…たぶん
周りに溶け込んじゃう人ならともかく、特徴ある人ですから!

【自分の所為で更に気分が下がったかもしれない事に気づいて】
【責任を感じたか慰めにもならないがなんとか元気づけようとする】

【……彼女の言葉はどこか暖かく、少しは元気がでるかも知れない】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:23:36.04 ID:jN9q0sbAO
>>1
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:23:44.87 ID:nyhIUW7B0
前スレ>>976>>986

"ッ、レイド…………ッッ!!"
「どうかしたか、ダハル!?」
"い、いや…………とにかく、眼前の敵に集中するのだ、我が主よ…………!"

【一瞬見切れた間隙から、レイドが刃を突きたてられのけぞるを目視したダハルが、思わず叫ぶが】
【アストラに事実を伝えて、戦意を殺がれる事を恐れ、敢えてその事実を伏せた】

「ダハル、こいつらに止めだ!! 吐け!!」
"!! 了解だ、我が主よ!
…………溶け去るがいい!!"
「…………そういや、どっかに『ルストハリケーン』なんて技があったなぁ…………
てめぇら全員腐り落ちやがれ!!」

【アストラは、更にダハルに溶解液を吐かせる】
【既に数を撃ち、更に局所的にしか効果がないはずのそれを撃たせた意図はただ一つ―――― 一網打尽にするため】
【アストラは、左手で、ライトグリーンの魔玉『暴風玉』を発動させる。それは、わずかな間ではあるが、強風を吹き荒れさせるもの】
【風に乗った溶解液は、周囲に薄く散布される――――侵食するようにじりじりと、敵を溶かすために】
【無論、そのただなかに居ては、アストラもただでは済まないが――――】

「全く最高だぜフィリンさんよ!! ご機嫌な物を作ってくれて、感謝ずるぜぇ!!」

【その瞬間、アストラは右手で先ほどの様にトラクタービームを天井に放ち、その場から離れる】
【場には兵士と、猛毒の霧と化した溶解液だけが残った】



≪姉貴……姉貴ッッ!!!≫

【主従契約を解除したままのジェムでは、『真化』に移行して場を制する事も出来ない】
【突進してくるエンジを、このままでは止められるはずもなく――――】

―――――――ち、く…………しょうが…………ッ!!
≪あ、姉貴!?≫

【その時、レイドは自ら、突き立てられた剣を抜き去る】
【ぶしゅっ、と、周囲に血液がまき散らされるが、それなどもはや見えてない様子で――――】

――――――――本当の化け物がどういうものか、教えてやる…………ッ、あっ、はあぁっ…………!!
≪あ、姉貴ィ!! それはだめですって!!≫

【自らの胸に、ナイフ――――妖刀『恋慕色華』を突き立てるレイド】
【瞬間、ジェムが悲痛な叫びを上げる】

――――――――ゴゴオォォォォォォォォォォォォォォォォガンンガガァァァァァァァァァァッッッッッ!!

【恋慕色華を胸に突き立てた瞬間、レイドの纏っていた気が、紫色に発光し】
【レイドの顔に、けだものの形相が生まれて、声が意味を成さない叫びへと変わった】

ガアアアァァァァッッッッ、ゴラアアアァァァァァァァァァァァッッッ!!

【『一体化』を成し遂げたレイドは――――あろう事か、エンジの突進を、右腕と触手で受け止める】
【ダメージをある程度無視する程の肉体強化に、バーサーカーと言って差し支えない程の状態へと移行するそれは、本来の実力差を、大きく補うものだった】

グアアアァアァァァァァァァァァッッ!!

【その状態から、なんとレイドは頭突きを見舞う】
【強化された肉体からのその一撃は、あるいはエンジの頭蓋を砕くかもしれず――――――――】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:23:52.62 ID:SZls1C7Xo
>>981

ああ、必死に武器を取る姿を見ようってな

【くつくつ、と何度か喉の奥で笑って】
【怒っている青年を見】

ほお、二倍………
(と、言われても…な)

【困った様に、嘆息する】

まだ一度も、刀本体で攻撃されていない……元がナマクラだと祈るよ

【なんて言って、少々おどけて見せた】
【元がナマクラなら……二倍になってもナマクラだろうから】

【向かってくる青年に対して、飽くまで自然体】
【――――――“だった”】


――――DIE YABO

【ズンッ――――貴方の間合いに入った時だろうか、彼も“踏み出した”】
【右腕を立て、刃から己の身を護る様にしながら―――間合いを“潰しに”かかったのだ】
【幾ら切れ味が良かろうと、十二分な力が伝わらないであろう間合いの“内側” そこに潜り込んでも、刀身の当たった腕を幾分か“削られた”】

【だが、戦闘を行うにはまだ余力は十分で】

――――――ァァラァッッッ!!!

【握りしめた左拳で、貴方の顎を打ち上げようとするだろう】
【文字通りの“鉄拳”……相当、効く筈だ】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:25:47.89 ID:coxKq6820
>>1
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:26:46.18 ID:oze545TAO
>>1乙!

>>前988
……なぁにその、「イキオクレるタイプ」って!
一体どういうことなのよ?頑固ってことかしら?

【――不機嫌、と言うよりは本当に不思議がっているような雰囲気である】
【その表情は確かな曇り空ではあるものの、今のところ不機嫌そうに見えるのは「へ」の字を描く口元だけだ】
【今一度深呼吸を行なって気持ちを落ち着けた後、女性は首を傾げて思考を練りつ】

…………うーん……なんか癪だけど、さ……
確かにイキナリ殴り掛かったのはいけなかったわね、……ごめんね
それで、背中を押したりとか、君は本当にやってない?

【彼女の“負けず嫌い”は、ある場合によっては、こんなにもたやすく折れてしまうらしい】
【先程のように激昂した様子は無く、冷静に謝罪の言葉を紡いでから、少年にそう問うた】
【但し逃走を図られないよう、手だけは握って離さない。相手が痛くない程度には、強めに力を込めている】

/ただいま帰りました!
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:27:16.82 ID:3BFO6IlGo
>>977>>997

さあどうした?これしきの駆け引きまさか『汚い』などと言うつもりではなかろうな!
珠音君からかつて教わったミスディレクションの技術…!研鑽に研鑽を重ねてようやく実戦で使えるレベルになったが
なかなかの威力…

『あぶ、ないッ!』

【スティックを叩き込んだ後TJの左手が自身の顔をぐい、とその顔を押した事で】
【うお、と慌てた様子でバランスを取るTJのナイフは彼の顔を通り過ぎ敵の目へと飛んでいくが、防がれた事を確認すると身構える】

【…後ろが見えている事が確定した…!ただしそのトリックは180°の視界を持っているわけではない】
【先ほどから聞こえる二人の声、つまりこの戦士の後ろが見えるトリック…この仮面の戦士は二人で一人の存在なのか】

/では、次はクラウスさんの後にかきます
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:27:40.90 ID:PJZuId94o
>>976

【相[ピーーー]るように放たれた突きは、傍らの剣豪に捌かれ軌道をずらすも、女の肩にズぶり、と刺さった】

・・・・言ったはずよ。

【痛み、出血・・・それらを感じさせない冷徹な声で言った。】
【花城が撃ち放った四つの技(前>>982)・・・それらを邪魔しないように僅かに脇によけ、彼女も剣を構える】






『さっさとケリをつける』ってね







【花城のように、手数はない。彼女は一発で勝負する。】
【一陣の光――――――――それは槍使いを真っ直ぐに狙う。おそろしいほど正確に・・・】

【左足を剣の動きに合わせてジリジリと動かす。僅かだが、これを怠ると「光」は分散する】
【そして相手に当たる瞬間、彼女は重心を一気に剣を持つ手にずらす。】
【全体重をのせ、たったの「一発」を放つ。】


【「閃光斬」・・・・剣速を重複させ、「一撃」に全てをかけ――――――】






【邪魔者を―――――断裁する――――――!!!!】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:28:50.71 ID:sG/gudhfo
>>1

>>992
ばっ……!

【今の頼みの綱、それに頼りすぎたか】
【膝をついた相手に、己も余裕が無いながらも心配しているのか焦りを感じる】

>>1000

五月蝿い五月蝿い五月蝿い!
死ぬのはお前だ、『お前』が[ピーーー]! っぐ……!

【『触覚』のみを宿す腕は、女性の頭を締めんとする、まるで何かを起こそうとするように】
【それに集中するあまり冷たい炎の洗礼を受けるが――逆に動きが鈍くなり、留まる】
【その前に振り払わなければ、相手の頭部にがっちりと指が嵌るかもしれない】
【そして――偶然ながらも、再び青年が行動を起こせる程度の隙になりえたか、否か】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:31:24.16 ID:R6T/LJeDO
/>>1

>>16
・・・・・・目撃者はすみやかに消す事かな
【そんな男にただ冷たく返答する】

【そして女の右手首の付け根から真っすぐバイクなどのマフラーに似たパイプが出てくる】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:32:29.95 ID:A/j5J5JDO
>>15
降りてきたら?なんで拙者があんたの所に行く必要があるんだ?
既に、あんたは拙者に囲まれてるんだぜ?

【灰羽を見下ろすその体制のまま、彼はそう言って】
【右手の中指と人差し指だけを立てて顔の前に出し、念じる、よくある忍者のポーズ】

【すると次の瞬間、闇から上方にいる筈の青年が飛び出てくる】
【それも一人や二人ではない、全く同じ姿、沢山の青年が階段の下、灰羽の前に立ち並ぶ】

これぞ夜桜忍法、影分身の術…ってな
ノクトクルセイドが一人、夜桜様の忍術だ、特別に拝ませてやるぜ、その身にしっかり染み込ませな!

【高所にいる青年…夜桜が言った言葉を皮切りに、沢山の夜桜が行動を始める】
【全ての夜桜が手に手にクナイや手裏剣を持ち、灰羽に一斉に投げはじめた】

/すいません、風呂入ってきます
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:34:46.62 ID:orGpcAAIo
>>22

ぅ……い、いけなかったと思うなら放せよーッ!
っく、ぬ! ちょ、ちょっと! 放せってばーっ!

【相手が折れてさえ、自身は謝る気はないらしい。典型的クソガキ】

……べ、別に、やって、ないもん!
っていうか、やってたらなんだっていうのさー!

【もう殆ど認めているも同然な発言】
【そして更に抵抗、足をぶんぶんと振り回して、少女の腹部を蹴ろうとする】

【これも重さが乗っていないため、実質的なダメージは0だろう。空き缶が当たったほどの威力もない】
【しかし、モロに靴の裏で蹴ろうとしているため、若干服は汚れるかもしれない】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:34:54.17 ID:tA/j5J5J0
>>967

【攻撃を弾かれ一歩後退し、ため息をつく】

今のタイミング……今の威力で防がれますか……これではもうどうしようも出来ない
私は下がった方がいいようですね……

【ズズと闇が青年を包み込み、次第に溶け込んでいく】
【男は闇とともに後方へ跳躍した】

>>993

【ふとイヴの方に視線を向けて一言】

命令は特にないです……お好きなように…

サポートぐらいはしておきますよ…


【と、イヴに身体能力向上の魔術をかける】

30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:35:25.39 ID:HeBIZyDjo
>>1乙ー

>>前996
【コンテナ影から、隣のコンテナ影へと】
【燃え盛る炎を縫うように駆ける少女は】
【まるで映し出される”影絵劇”のようだ】

「……命乞いをすれば、助けてくれるんですか?」

【影から投げかけられた、彼女の質問に―――】

くくく・・・あぁ、そうだ・・・

別に貴様の命を取るようなマネはしない・・・

能力者の能力・人材は貴重だ・・・
こうして会ったのも何かの縁だ、ならば我々機関と手を組むか?
ナンバーズの地位も、名誉も、富も、なにもかも用意しよう・・・

どこかの”正義屋団体”とは違うぞ、カノッサ機関は完全なる”平等主義”だ
年齢も、出身も、種族も、信念も、一切不問だ、協力すると言うのならば喜んで迎えよう・・・

【機関への勧誘―――まるで楽園で暮らす男女に、禁断の”知恵の実”を誘う蛇だ】
【いかにその誘惑が甘美であろうものでも、一度受け入れれば、闇へと堕ちるのみ】
【この男の提案が”本心”であろうと”虚言”であろうと、それを聞くのは、愚考】



         さぁ、返答を聞こうか?



【男の目に映るのは、”まるで逃げ惑う少女の姿”だ】
【彼女の次なる狙いはいかなるものか―――未だ分からず】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:36:18.89 ID:O3kVdFXJ0
>>17

あーうー、でもそんなこと言ってなかったから……。
……多分、違うのよう。
あー、でも、どんな用事かって聞いてないからぁ……、うー。

【多分違うと思うけど、わかんない】
【曖昧げに返した言葉は、つまるところ分かんない、なんて結論で】

見つかる……といいなぁ、なの。
だって心配だし、一緒にお菓子作る約束とかだってしてたんだからぁ!
嘘吐いたら物理的に針千本なのよ、早く帰ってこないとひどい目に遭うんだから!

【相手の言葉に、希望的言葉を呟いた後に】
【なんだか、またテンションヒートアップ】
【相手の励ましの言葉もきっと、効果はあったはずで】

…………だからね、あのね、よかったらだけどね。
お姉ちゃんも、探すの手伝ってくれると嬉しい……のよぅ。

【視線を相手へと戻し、相手の瞳をじぃっと見つめながら、そんなお願い】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:36:46.98 ID:DPFwiOJM0
>>20

(よしっ入った!!!)
(このまま戦えば――――ッ!!!)

【青年が間合いを詰めたのと顎への攻撃とで一瞬混乱するが状況を把握し一瞬体を引く】
【が間に合わず直撃とまではいかないが多少顎をかすめる】
【そのまま数十m間合いをとる】

痛ぇー…

【青年は攻撃の際眼を反射的につぶってしまったが開いた次の瞬間】
【眼の色が黒くなり瞳が紅く変わっていた】

さっきアンタ俺を正義の味方って言ってたな
けどそれは違うぜ…

【青年の魔翌力も蒼から赤黒く変わる】

俺の力は悪だ…
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:37:19.37 ID:Cw15VBcKo
>>1000

【膝を突いた姿勢で彼女をみる】

【しかし、気力を失いかけている彼にとってはそれすら疲労である】

【今なら、>>25のおかげでチャンスがあるかもしれない】

【力を振り絞り】
いくぞっ・・・

【そして彼は渾身の突きを放とうとする】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:39:17.06 ID:vcIidsoDO
>>997>>23

≪く、く・・・・・・そう甘くはない、か≫
≪ああ、それにしてもいいな・・・・・・ザザザザザ≫
≪戦闘能力も、センスも抜群だ・・・・・・いい男、ザザザザッ戒能・・・・・・≫

≪ジンジャーも、いいセンスだ≫
≪避けてくれなザザザらどうしようかと考えた、ぞ・・・≫

【戒能やTJの反応を見て、ノイズ混じりの声でクラウスは言った】
【口元には笑みが浮かんでいたが目まで笑っているかは定かではない】
【その直後。逃げの体勢に入った戒能を見てクラウスはこの日何度めかになる舌打ちをした】
【幸い、目潰しをもろに食らわなかったためにそのまま戒能が消えた階段まで駆け抜けようとした時】
【先ほど見失った血煙が、結晶化するのが見えた】

≪ジンジャー!もう一撃くるっ・・・・・・!≫

【口に出来たのは、ただそれだけ】
【多くを語るには、あまりに時間が足りなかった】
【この警告。ジンジャーを救えるだろうか・・・・・・?】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:39:22.53 ID:V/BOg07ao
>>26
「おぉ怖い怖い。まあでも、理にかなってるよねぇ。こういう集団で動く連中を叩く際は、通信役を早々にやって援軍を呼ばせない事が肝だしねぇ」

【冷たい返答に、気軽な返答】
【うんうんと頷く様子。やがて、ふと思い立ったように、女へと視線を向けて】

「……あれ、もしかして今の状況での”目撃者”って、ボク?」

【いまさら気付いたのか。呆けたような表情で、抜かれたパイプをみやる】
【踏鞴踏む足、一歩、女から遠さかる様に、下がった】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:40:15.68 ID:s5rk4ib70
>>982(花城)>>24(ロータス)
――む、ヌ、ぅ、……くッ、ぐっ、……ぐゥッ!!
【グラノールは唇から夥しい血を零しながらも、槍を取り立ち上がり】
【追撃に掛かってくる両者に、反撃の一手となるであろう突きを放つが――】

……がッ…… 【――ついに、その穂先が。敵を捉えることは、無かった】
【花城の打撃がグラノールに大きな隙を作り出し、そしてロータスの斬撃が――墜ちる】
【彼は、どしゃ、と――その場に膝を付き】

……見事、……だッ……戦士たち、よ……武人としてッ……お主らと、手合わせできたことッ……がブッ……
……誇りと、抱きッ……黄泉路へ、……発とうッ……!

…………さらば、ッ!――――
【――その一言と同時に、彼は。糸が切れたように、その場に崩れ落ちるだろう】
【からん、と血染めの槍が床に転がる――戦士の生涯を連れ添った、大業物の相棒が】
【……―― グラノール・オルドレアスVS花城六輝&ロータス……勝者、花城&ロータス――!】

>>986(カゲツ)>>19(レイド&ジェム)
≪ヴッ、ヴゥウウウウぁぁぁあああああああああああああああああッッ!?≫
【カゲツの決死の猛攻――しかしそれは、思わぬかたちで止められることになる】
【それは、攻撃を受け瀕死かと思われたレイド自身の、異様なまでの変貌――】
【まるで化け物のように咆哮を上げながらエンジの突進を受け止めるレイド】
【この異様な光景に、カゲツは足を止めざるを得ないだろう】
≪ぐ、ッフ、ぅウッ……!?≫
【エンジも困惑している様子だったが――そんな混乱を与える暇も無く】【レイドの凄まじい頭突きが、エンジを捉え――!】

≪……ぐッ、ぎャっ、あッ……!?≫
【ばぎ、と。エンジの纏っていた焔の仮面が、割れる】
【その時――頭突きを放ったレイドには見えないだろうが、きっとカゲツには見えるだろう】
【吹っ飛ばされたエンジの「素顔」――それは】
【――薄桃色の髪と、狼のような耳を揺らす、幼い……――少女だった】

≪うッ、く、ぅうぐゥうウウ、う……う……!≫
【吹っ飛ばされ壁に激突したエンジは、なんとか体制を立て直しながら炎を纏いなおす】
【それによって仮面も再構成されるが、カゲツの中に「疑問」が残るだろう――】
【一方、アストラの奮戦により、武装兵士の数も、残り数名というところまで削りきれた】
【残った数名は、一度体制を立て直すべく、ウェンズディの元に戻り――】

>>990(ミストドラゴン&デイドリィム)
ヒャハッ、ひゃァァァアアアァアアアアアアァアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!
そォォォォォォォォオオオオオのまま見せろッ!!≪絶望≫をヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲッッ!?!
【デイドリィムを庇い、鎌を受けたミストドラゴンを見やると、エルゼエルは狂ったように笑い】
【すぐさま鎌を引き戻して、追撃の斬を放とうとする――!】【――しかしッ!】
…………ひャ?
【雰囲気の変わったミストに――思わず冷や汗を流す】【が、すぐさまその表情も笑みに変えられて】

は、そうかそうかそうですか!その『斧』!やっぱりよく斬れそうだァ!
じゃあまたまた――『試して』……みまッ、……!?
【……おそらくは、再び兵士を鎖で引き寄せ、盾にしようとしたのだろう】
【だが、それは出来ない――デイドリィムの包帯が、鎖鎌を阻害するッ!】【そして――】

ふ、フハッ、な……ン、だ……とォォォォォォォォオオオオオオオオオぎョぶゲッ
【どぐん、と】
【凄まじい勢いで以って――その『斧』が、エルゼエルの体に沈むだろう】
【しかし――彼は、その身に斧を食い込ませたまま、鮮血に満ちた唇を動かし】

……ヒャッ、ふ、は ク、くひ……満足、か……?私を……ブッ殺せ、て……
なら、せいぜい……ふたり揃って、生き延びるがいいです、よッ……この包囲網、をッ……突破できる、なら……!
く、くく、「絶望」しました、か?……ふふっ、ひひひひ、ひ、……
なら、……見せろッ、その「表情」を、……わた、し、にッ……

ひひ、うふひひはは、ひは、はッ……なに、も……みえ、な……――
【――どさ、と。狂人は、鎖と共に、その場に倒れ伏す】
【その表情は――紛うと無き、『絶望』の色に彩られていた】
【……ミストドラゴン&デイドリィムVSエルゼエル……勝者、ミストドラゴン&デイドリィム……!】
/次レスへ
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:40:33.28 ID:PJZuId94o
>>1乙乙乙
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:41:37.46 ID:s5rk4ib70
>>vsヘルクロイツ・ALL>>36
【一方、この場の指揮官として指示を飛ばしていたウェンズディは――】

……馬鹿な。修練を重ねた『ヘルクロイツ』の武装兵士が……
そして、部隊長のオルドレアスと、エルゼエルが……負ける……ッ、なんて……!?


「「……なにをしているのだ。スコール……ウェンズディ……」」

……――はッ!?
【それは、いつの間にかの出来事だった】
【気づけば、ウェンズディの背後の床に――「黒い水溜り」が、出現していた】
【そこから響く重厚な声……そして、少しずつ水溜りより這い出てくる……『影』】

「「これだけの犠牲を出し……さらにエンジまで“捨て駒”とする気なのか?」」
「「それは……このおれが許さない。……これ以上、押しやられることも、だ……」」

【現れたのは――真っ黒な重装鎧に全身を包んだ――『男』】
【刺刺しく厳ついフォルムの鎧を纏っており、その背には禍々しい黒き大剣】
【白い長髪に黒のメッシュ――そして黒のメッシュを入れた部分だけを立ち上げた特徴的な髪型】
【眼の周りも黒く彩っており、威圧的な鋭い眼光を成している――滲むのは『帝王』のオーラ】
【そして、額の、小さな黒い『六つの頂点を持つ星/“ヘキサグラム”』の刺青――】

……≪R.I.P.≫総帥……
≪……黒の暴帝……≫……グレミュール……ポポル、様……
【――そう……「何故?」現れたのか……この場に】
【彼こそが、≪R.I.P.≫のリーダー……『グレミュール・ポポル』……!】
【『彼』は、他の者たちとは……カーネルなどとは段違いの、莫大な『威圧感』を放ちながら】
【ゆっくりと、ウェンズディを見下ろして】

「「……ウェンズディ……行け」」
……、はッ……?
「「……行け――……というのだ。エンジの援護をしろ……
 このままではエンジといえど敗れ去ってしまう……それだけは避けなければならない」」
【――しかし、ウェンズディは動こうとしない。それも当然だろう】
【彼女は、直属の上司であるカーネルから命じられているのだ。「戦うな」と】【――……だが】

「「……どうした……行くのだウェンズディ
 まさか……おれがおまえの上司にしてやった『恩義』を忘れたわけではあるまい」」

、……ッ……!…………、…………

【――ぎん、と。鋭い威圧の眼光……それだけで弱い生き物の心臓すら止めてしまいそうな波動】
【それに押しやられるように――ウェンズディは、静かに背後のライフルを構える】

「「……それでいい。ここで食い止めるのだ……あとは……任せたぞ……」」
【ポポルは――にやりと笑みながら、背後に下がりゆく】【一方、ウェンズディは――】

……状況開始……
【ぽつり、と。軍隊用語で、戦闘開始などを意味するそれを呟くと】
【残った数少ない武装兵士たちを自身の左右に並べさせ――そして】

……全員、構え!
【あろうことか。がしゃ、と。残った数名、全員に『ライフル』を構えさせる】
【そして自分自身もライフルを構えると――】

……≪Sgt.Hat.(サージェント・ハット)≫    ……――――≪ Attention ≫!!

【――がぁん、と。全員で一斉に、発砲する】
【だが、いつまでたっても弾丸は襲ってくる気配は無く――見れば】
【放たれた弾丸が、すべて……ウェンズディたちの銃口のすぐ前で、『停止』しているのが見えるだろう】
【それは明らかな『能力』の産物――そして恐怖。何が起こるか分からない、今】
【能力者たちは、果敢にこの停止した銃弾の弾幕に飛び込みウェンズディを討つか――】
【それとも、今は様子を見るか、選択を迫られることになる……!】
/この場より、共同戦線におけるレス順を解除します。自由に返信してください
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:42:20.03 ID:qcB0AXZO0
>>961

 惜しい――?

 クク……――

【その言葉を聞いた瞬間、へらへらと笑いだした】
【其れは、デジャヴの様に。“やり返す形”になってしまったのかもしれない】

 其れは悪としてか?
 其れとも正義としてなのか?

【思いつく限りの、常識。其れを並べては体勢を立て直すまでに】

 ――ーハハハハハハ!

 俺が正義か!?俺が悪か!?
 違う。俺は――悪を地獄へ送り、正義を煽る……狂人!


 ジ ャ ス テ ヴ ィ ル だ!


 残念ながら、「惜しい」なんて要素は、狂人には無いわ!


 ハハハハハハハ――!!


【――笑って見せた。その言葉に偽りなく。其の者は悪でも無く、正義等でも無い】
【悪を“生き地獄”へ突き落とし、正義の敵にもなりうる】

【正に悪。狂人なのであった】

 残念ながら、俺はあんたさえも[ピーーー]事は出来ないのかもしれない…

【其の者は左手に流れる黒い血を握りながら、悟る】
【但し、其れは残念そうでも無かった――】

 どの道、奴は殺さない心算であった…

【本気にさせた者。其れはこの狂人よりも生きる価値が確かに有るとして】
【其れを呟いた。聞こえたかは――解らない】

>>989

 ふむ。そうだ。狂人なのだからな

【肯定。其れは何時もながらも変わらない、非常識な肯定であった】
【しかし、今違うのは其れが能力の助けが無いという事】
【そんな些細な事さえも、良かったと思える自分はいる】

 俺は、何れお前達の敵になるだろう…
 其の時、どの様な成長を遂げたか。愉しみにしている

【棄てた因果。其れを無視するだけこの者は野暮ではなく】
【応報する時を待つと自ら云ったのだった】

 それと、あいつを[ピーーー]名誉はいらん。まぁ、此れで何とか出来そうでもあるしな

>>961>>989

【この者の行動は只、体勢を立て直しただけであった】
【故に、何もしない。只単に其処に居座るのだった】
【来るは、戦か、其れとも道か】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:43:12.68 ID:SZls1C7Xo
>>32

…………
(―――身体強化か)

【先程からの、無茶な跳躍力】
【流石にそう言った能力だと予想するのも当然か】
【とは言え……かなり強力そうだ】

………悪なら、邪魔するなよ。尚更。

【なんて、マトモな悪態を吐いて】
【しがないバイトのこの化物は気だるげに息を吐く】

……
(さて…どうしたものか)

【一度跳べば数十メートルの距離を開ける様な化物相手に、どう立ち回るか】
【此方の武器はこの硬い身体、並びに躊躇わない事による突進力】
【だがこうも距離が有っては…どちらも役に立ちそうに無い】

手詰まり…だよなぁ

【やっべー、とでも言いたげに。もう一度息を吐いて】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 23:43:19.31 ID:qcB0AXZO0
>>39
/ピーは殺すですね。其れと、遅れて申し訳ありません
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:46:13.74 ID:jN9q0sbAO
>>前993

【ガキャンッ、と両腕で大剣を弾き飛ばす異形の下を抜ければ、蜘蛛と少女が待っている】
【また背後から浮遊する異形が追ってくる可能性もあるが――少女は瞳を細めて鐘を鳴らした】
【挟み撃ちにすれば走り出したイヴは倒せるかもしれない。しかしその間にもう一人、先程のスピードで来られれば回避は難しい】

……だいじょぶ、かなぁ?

【よって彼女の攻撃は蜘蛛で防ぐことに決め、凜と鐘を打ち鳴らす――】

>>29

【後方へと飛んだ彼へ上半身の異形が滑るように迫ってくるだろう】
【先程の蛇の尾と違い、此方は人間の形をしている――だいぶ“柔らかい”はずだ】
【ならば先程の攻撃も、コレ相手ならば通るはずで】

「――Guuuuuu!!」

【両腕の剣を振り回し、駒のように回転してくる奇形――直線的な攻撃の為に躱すのは容易いが、攻撃すれば輪切りにされる可能性もある】

/携帯移行です
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:48:18.41 ID:s5rk4ib70
/遅くなりましたが>>1乙!
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:48:22.81 ID:4fkEX9kfo
>>31

ええっ…
じゃ、じゃあやっぱり何らかの事件に巻き込まれたとかっ!?

【急におろおろし始める】
【けど事態が動かないことには全く変りなく】

…それなら大丈夫!
約束したのなら、必ず戻ってきますよ!
約束というのは案外、丈夫で破れないものなんです
だから、約束を果たしに帰ってきますよ!

【よくわかるようでわからない超理論】
【自信満々に言われると信じてしまいそうではある】

…はいっ!
もちのろんですよ!私にできることなら何でも!

【にこっと飛び切りの笑顔を見せて頷いた】
【それから自分の胸をぽん、と叩いた】
【………頼りなさ気な小さな胸だが】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:49:44.18 ID:SY1Jhy4U0
>>25>>33
あっ…ぐぁ…ぎっ………
【頭を締め上げられ苦しそうにもがく】
【そして隙をえて腕から逃れ】

【《さっきから煩い…頭も痛い……私は…もうとっくに死んでるのに…》】

そうよ!!アナタはもう死んでるの!!コレはもう私の身体!!そのために一旦あなたを生き返らせて利用したのよ!!私が楽しむ為に
あなたの妹の苦しむ顔が見たくって!!
だから、そのまま眠りなさい!!私は死なないわ!!
【オーベールの返事ともつかない言葉を叫びながら叫ぶ女】

【苦しそうに外道な言葉をはく】

【だが】

あがっ……
【再びテツの突きが入り】

【《……そうね》】
【《けど…アナタに殺され……私が生きたいとアナタに騙され契約をむすばれたおかげで》】
【《アナタに記憶を操作され…騙されて生きて来たおかげで…》】
【《再びアナタに身体を奪われ殺されたおかげで……》】

『私はまた生きたくなった!!!!!』
チクショウガァァァァァァア!!!!!!!!!!!
【『』内の声は女性の口からはっせられ】
【それと同時に】
【悪魔の角と翼…そして炎の足は消え、女性は倒れる】

【そして再び、炎のような紅い長髪に雪の様に白い肌。そして闇のように黒いドレスを着た体が幽霊みたいに透けた女が身体から飛び出す】

【……コイツが魔女・悪魔・とある姉妹の運命を狂わせたモノ】

クソ!!!クソ!!!!クソがぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!
【アーグだ】

【それはもうかなりのダメージを受けてボロボロだ】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:50:57.54 ID:R6T/LJeDO
>>35

おめでとうございます・・・正解です
【右肩から背中かけて、シャツを突き破りまるで翼のように複数のパイプが出てくる】

正解者には・・・
【そしてパイプは膨大な空気を吸い込み始め・・・】
【女は右手を・・・パイプの先端を男に向け・・・】

安らかな眠りをプレゼンと・・・
【空気の弾ける音と共に吸い込まれ圧縮された空気が男に向かって弾丸のように迫る】
【ソレを放った女は反動で後ろに下がる】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:51:05.74 ID:WALSGbVSO
>>19>>36>>38
//携帯に移動しましたっ

…………っあ、え!?

【共闘者のひとり、女性の様子が――明らかにおかしい】
【突進する敵――ヒトならざる力を持つであろう目の前のそれを、あろうことか「受け止めた」――?】

っな、何が起こって、

【視線が泳ぐ。変貌した女性から、眼前の敵へ――――】


   ――――――――え、


    【――――敵?】

【見開いた灰青の瞳が捉えたのは、たしかに少女の姿で】
【仮面に覆われてしまったそこを、じいっと、凝視する】


…………まって、待ってっ!
ねえ、あなたは「誰」なの!?
あなたはほんとは、こんな、暴力を振るう――――――バケモノじゃあないんじゃないんですかっ!?

【ほとんど悲鳴のような声を張り上げて、問う先は――――「敵」、エンジ】
【少女は混乱の中に堕ちて、弾丸には気付かず――】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:51:37.70 ID:DPFwiOJM0
>>40

どうした?
来ねえのか?

【青年は余裕の言葉を吐くが実際呼吸は荒く嫌な汗がダラダラと流れている】
【この状態になると体力や精神力は削られていくばかりだ】

(目眩がする)
(最初のダメージがここに来て強くなってきやがった)

【もう一人の青年とは違う意味で青年も動こうとはしない】

ビビりだしたのか?

【挑発が最初と違いあからさまになってきている】
【余裕が無くなってきている証拠だ】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:51:59.30 ID:oze545TAO
>>28
だって、君、軽いから夜風に飛ばされちゃうかもしれないでしょー?
危ないからしっかり掴んでなきゃ……ね?
【事も無げに易々とそう言ってのける。当分、解放する気は無いようだ】
【相手からの謝罪が無いことに関して、こちらからの言及は無い】

こーら、暴れないのっ。疲れるだけでしょうに
そりゃ、やってたら当然、叱らないといけないと思うわね

……と言っても、子供のしつけなんてやったことないから難しいのだけれど……
ねぇ、君、悪戯は「悪いこと」だと思う?それとも、「面白いこと」だと思う?

【努めて冷静に振る舞う女性は、服が汚れるのも厭わず、続いての質問を投げ掛ける】
【実は蹴りに対して、その衝撃に耐えるため腹部に力を込めていたのだが、それはさておき】
【ベンチを回り込んで正面に立つと、そのまま腰掛けながら、少年を座らせようとするだろう】
【その際に、こちらの手は離される。すなわち、彼は解放されるということ。彼の自由は、保障されるということだ】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:52:53.79 ID:OWbyWvivo
>>30

【コンテナの裏から裏へと、両足の痛みを堪えて走り込む】
【コンテナへと背を預け、再び息を吐いてから、男の声へと耳を傾ける】

……。
そうして、多くの人を利潤の元に巻き込んで……。
まるで神話の奇獣みたいじゃないですか。

平等に≠アうして万人へと争いを差し向けるキメラがあなた達ならば……。

【息が乱れているため、炎の音にかき消されないように声を張るのは、それなりに難事だった】
【それでも、会話の合間に呼吸を整え、神経を集中させる】

……報いは、必ず貴方たちを滅ぼすでしょう。

【勧誘への――返答など、考えるまでもない】
【拒否の言葉を口にして、観念したように、ゆっくりと、コンテナの陰から男の前へとその全身を晒す】
【すっ、と右手を男の方へと掲げて――】

【魔翌力を練り上げる】
【少女の差し出した右腕の周囲に、銀色の短剣が顕現する】
【その数は三振り――まるで拳銃の回転式弾装のように、少女の右腕の周囲に、輪を描いて停滞する】
【――だが、その実情はただのハリボテ。もう後数秒もすれば、砕けて消失してしまうだけの、飴細工のような短剣だ】

『銀貨を聖所に』!

【呪文を詠唱。少女の魔翌力に応じて、短剣はその身を震わせ、刃を向けて、男性へと撃ち出される】

【そう。先ほど少女が隠れていた、コンテナの裏から】

【銀は弧を描いて、男性がナイフを持っている方の肩を目掛け、光芒を描く――!】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 23:53:17.76 ID:+27F0EU6o
>>24
【老人の四撃に追加される一撃計五撃の其れとは恐らく“理念”からして違う体型の業】
【老人の武器は、刀】
【鋭さと軽量性、そして大抵の技に対応する堅牢性は、“鋭さ”を全面に押し出す技に向いている】
【だが、黒睡蓮の扱う大剣は、破壊を全面に押し出す物である】
【故に、そこに差が生じるのだろう】
【多段の様々な技を展開する、刀】
【一撃の破壊力では無比を誇る、大剣】
【どちらも負けず劣らず、ただ性質が違うだけ】
【殺す、という一点に於いては、どちらもそう違いはないだろう】

(今度、嬢ちゃんと殺り合いたいのう……)

【そう心のなかで小さく呟いて、老人は口もとを歪めた】

>>36>>38
【鮮血を浴び、老人の白髭が紅く染まった】
【刀を引き、深く息を吸って、吐いて……】

良い死合じゃった。
お前と出会えたことを誇りとさせてもらおう。

【そう、剣士の礼をして】
【花城は、次の敵へと意識を動かした】
【まだ終っていない、終わってなど居ない、老人の戦いは】
【そして、現れる男の気配。水たまりから出てきた男】
【見に纏滲むんは、帝王の物で】

……ほう、ボスか。

【カーネルが言うまでもなく、老人はそう判断した】
【放たれる威圧感を受けるが、老人はそれでも揺らがない、揺らごうとしない】
【老人にとっては威圧感はあくまで相手の強さを図る指針でしか無くて、恐怖するものではない故に】
【そして、ポポルの放った言葉に、面白そうな顔色を浮かべて】

……来る、か。

【老人は、裂ける笑みを浮かべた】
【目の前には停止する弾丸。様子をみるか、飛び込むか】
【そんなモノは、決まっている】


――――――月之弐、月読


【老人の眼に気が収束していき、その目を金色へと染め上げた】
【五感、神経、反射、それらを強化する技だ】


――――ッ、ツッ、ダァッ!

【だ、だん、ダァンンッ!】
【踏み込みは、一歩ごとに力強さを増し】
【構えは大上段、老人の流派における天龍の構え】
【こと切断に関しては、無類の速度を誇る構えである】
【そして、老人の間合いは、かなり広い】
【老人の刀は平常の打刀より10cm程長い拵えのもので】
【それらと、体捌きのバランスがかなりの間合いを約束していた】
【ウェンズディには視えるだろうか。接近してくる老剣士の顔が、満面の鬼気迫る喜色に歪んでいるのを】
【其れは、空恐ろしさを感じさせるほどの、年季に依る落ち着きと積み重ねた狂気の物】
【それらの爆発する感情を刃に載せ、神速の唐竹割りがウェンズディに襲いかかっていく】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:53:19.39 ID:2Yg5JkVUo
>>27

影分身……?

【現れた分身たちを見て、困惑しながらも武器を構えるように右手を向ける】
【そして出方を伺っていたところで──】

ッ! ──『風よ』!

【手裏剣やクナイが一斉投射され、一瞬遅れて右腕を振るう】
【突風を起こしていくつかを吹き飛ばすも、全てを飛ばすことは出来ず、腕や足、身体の一部に浅い切り傷を受けた】

(く……複数相手とは厄介。あの位置に攻撃は届くか……?)

──『風よ』!

【攻撃を受けた直後、分身達にではなく、高所に居る本体へ向けて、風の塊を右手から発射】
【命中すれば軽く吹っ飛ぶ程度のダメージはあるだろう】

//いってらっしゃい
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:53:20.15 ID:RfLVOyYKo
>>(シオン&justevil組) >>989>>991>>39
優しいだけでは駄目……狂っているだけでは駄目……
美しいだけでは駄目……強いだけでは駄目……

【開ける視界】
【ワイヤーが解かれたことで、ウェル子の姿が現れる】
【――無論、ウェル子の足下で黒い光を放つ羽根も、だ】

【しかしながら、シオンを先程まで痛めつけていた2羽のカラスは攻撃を停止した】
【「どういうわけか」、その2羽は、シオンの背後あたりで滞空してるだけだ】

「絶望」は……「黒」……
世界を……真っ黒に……染め上げる……――

【シオンが攻撃準備をするのと同時進行で、ウェル子の能力も発動した】

そう……貴方様方は……「全て」において「惜しい」――
――そして、そうであるがゆえに……わたくしを、退けられない……

【――《苦の代償》――】
【黒い閃光の中から、ウェル子のすぐ前に、1羽のカラスが出現する】
【それは見た目だけなら相変わらず普通のカラスだが――】

「黒」を塗り替えられる色など存在しません――
ゆえに……わたくしは……「競り合い」において……無敵なのでございます……――

【シオンの矢が、放たれる】
【ウェル子のカラスが、羽ばたく】


―― " G o o d D e s p a i r " ――

   (世界に絶望あらんことを)


【巻き起こるのは、「黒い旋風」】
【魔力を伴った大量の「カラスの羽根」が、つむじ風を形成し、前方の二名にまとめて襲いかかる】
【これに巻き込まれれば、羽根が「小さい刃」として身体を傷付けてくるだろう】

【その上、狭い通路ゆえに、回避方法は少ない】
【――が、僅かながら逃げ道は存在する】

【一、ウェル子の側】【二、床に伏せる】【三、壁際に寄る】【四、何かしらの防御を行う】

【そしてこの技最大にして究極の弱点――】
【――それは、まともに喰らっても「致命傷」に至る可能性が極めて低い、ということ――】

【ウェル子は、前を、敵を見据えて、一歩も動かなかった】
【それは、すべて絶望のため】
【相手を傷付けるのも、自分が傷付くのも、なんだっていい】

【絶望の傍らには、いつだって、死神がいる】

【――矢が、旋風の中を進む】
【風を切るその一本は、旋風程度に屈することはなく、旋風を生み出したカラスを射貫く】
【しかしながら勢いは衰えず】
【真っ直ぐ、真っ直ぐ、すぐ後ろにいたウェル子へ迫り――】


――――――ッ………………!


【揺らぐ、蒼の瞳】
【矢は、確かに、ウェル子の腹部ど真ん中に、カラスごと、突き刺さっていた】

【シオンの正義は、間違いなく、ウェル子に、叩き付けられた――】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:53:44.90 ID:m/fc6BQXo
>>999

/誠に申し訳御座いません、盛大に見逃してました


・・・ッつゥウウ・・・いってェー
【むくりと起き上がり始める彼、しかし少々苦戦気味か?】

っと・・・あいつ何処行ったあいつはッ
【そして、眼に入るのは・・・別のコンテナ群へと走るザンシア】
【すぐに追いかけることも考えた、しかし】

(俺の脚の状態で・・・奴に追いつくのは無理だ)
(おもいっきり喰らっちまった・・・打撲、ヒビ、最悪折れてるはずだ)
【自らの状態を改めて確認、走って追うのは無謀だと判断】


ッ・・・不味い、黒煙が・・・あまり此処に入れば・・・窒息する・・・・・・
【そして、辺りに立ち込める黒煙――『危険』ッ!】


くッ・・・壁だ・・・『炎の壁』!
逃げ込んだ位置は分かるが・・・何処まで進んだか・・・・・・

くゥウッ・・・!
【疼く、蠢く、熱い熱い熱い、あああああああぁぁぁぁーーーーッ!】
【彼は、槍を持ちながら右手で額をおさき、立ち上がり、】
【杖から魔炎弾を1つ生成し、その場で待機させる――】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:54:00.28 ID:oze545TAO
>>49
/おっと申し訳ありません、「当分、解放する気は〜」のくだりは削除の方向でお願いしますっ
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:55:46.41 ID:3BFO6IlGo
>>997>>34

血の煙幕…どんな姑息な手段を取ると言うのか…?

【彼の目を隠され、視覚を封じられた…】
【残るは聴覚、触覚?なんとなく戒能の足音が右へとかけのぼる音が聞こえた】
【視覚を奪われたくらいで進撃は止められない、そう自分を心の中で叱咤して追おうとして】

…何!?

【『もう一撃翌来る』…そう告げて『ジンジャー』が声のした方向に顔を向けると同時…『ジャンクちゃん』がセンサーを起動】
【一瞬早く知られたおかげで…彼は進む前に退歩してガード体制を取る!】
【完全には避けられなかった物の…クラウスの助言で『一手』早く取る事が出来たため…最小限には喰いとどめられた】

…おやおや…助けられてしまったね
感謝しなくては、ありがとう

【クラウスに向けて手を合わせてお辞儀して感謝の意を示す…そして逃げた『敵』は右へと行った事をジェスチャーで示すと】
【そのまま戒能を追って走り出す】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:58:28.93 ID:SZls1C7Xo
>>48

……………

【面倒くさげに、一度後頭部を掻いて】
【漸く其方を振り向くと――――】

…Please(お願いします)って言って、頭を下げるなら考えてやろう

【―――最初と同じ、挑発を返して】

【黒、黒、黒。まるで闇を浮かび上がらせたかの様な化物は。佇んでいる】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:00:04.14 ID:5TgREDZ30
>>36>>38

ガアアァァァァァァッッッッ、ア、グァッッハアアッッッッ!?

【エンジを頭突きによって打ち倒し、更に攻撃を仕掛けるかに見えたレイドが――――突然、吐血する】
【ググ……と、体勢を低めて、痛みに耐える様な姿勢を見せるも――――直後】

グウウウンンングオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!

【左腕の触手の束をエンジに向けて、その先端から光弾を乱射する】
【一発一発は、精々石のつぶて程度の、大した威力ではないが、何しろ数が数だ】
【弱った相手への追い打ちとしては、十二分の威力を発揮するだろう】

「――――ッ、あいつ…………あの時の……!!」

【その時アストラは、現われた男――――グレミュール・ポポルの姿を認め、身体を震わせた】
【オズワルド・レームと相討ちになり、直接対峙はしていないはずのアストラの体にすら、その気迫は染みついていたのだ】

≪姉貴…………なんて、なんて無茶を…………!≫
"…………どうしたジェム、前にもレイドはああして危機を乗り越えただろう…………何が問題なのだ?"

【うわ言を呟くジェムに、ダハルがそっと言葉を掛ける】

≪あの技…………負担になるんすよ…………姉貴の体に…………
姉貴の左腕が、あのまま戻らなくなっちゃったのも、アレが原因…………こんなに濫用すれば、どうなる事か…………≫
"な、に…………!?"

【ジェムの言葉は、ダハルに最悪の事態を想定させる】
【過去に起きた重大な不調の原因が、緊急的な自己強化にあった。今まさにそれを使用している状況が、ある――――】

「やべっ…………何か来る…………ッ、レイド!!」

【ライフルから放たれた銃弾は、通常では考えられない挙動を見せる】
【そこに嫌な物を感じたアストラは、咄嗟にレイドの側へとステップする。何かあった時に、互いをカバーしあえるようにとの考えだ】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:00:10.59 ID:j6sa5ht4o
>>46
【現出する翼の如きパイプの群れ。擦れ合う鋭い響きは、耳障りな雑音】
【向けられる先端、銃口】
【迫る空気弾は、音を引き裂いて男へと――】

「安らかな眠りなんてお断り……っ!」

【反動で下がる女と、衝撃で下がる男。腕を交差させて空気弾を受けるも、完全に殺せる訳ではなく】
【路地裏の奥へ、更なる深部へ、送られるように飛ばされていった】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:00:18.28 ID:908naEEX0
>>44

……誰に会うー、とかも聞かなかったからぁ……。
…………えーと、何にも分かんないのよね……。

【結論:だいたいお手上げ状態】
【しょぼーんと頭を垂らし。動きに合わせてツインテールが動けば、そのたびにリボンの鈴が小さく鳴って】

あう、そうなのよね!
ちゃんと約束したんだから、帰ってくるのよね!

【どうやら、相手の言葉をあっさりと信じたらしく】
【こくこくと数度、大きく頷いて】
【そのたびに揺られるツインテール、何かもう別の生き物のようにあらぶっていらっしゃる】

ありがとうございます、なのよう!
えっとね、私ね、ファラエナって言うのよ、なの。
お姉ちゃんの名前はなんですか、なのよ?

【相手の飛び切りの笑顔に、こちらも笑顔を浮かべて】
【お礼の言葉と同時に、ぺこりと頭を下げ】
【その際、嬉しさのあまりに勢いをつけたため、再びツインテールがぶぉんとあらぶって】
【それがもしかしたら相手に当たってしまう、かもしれず。まあ当たったところでダメージは。うん】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:01:55.21 ID:WAnBaOvEo
>>51

【まるで心でも読んだかのように花城に目をあわせ、彼女も笑った。】
【自分も戦いたい・・・・目の前の強者と・・・剣を交えたい】

・・・・・・

【しかし、それは・・・】

>>36 >>38

こいつらを片付けてからね。

【明らかに今までとは違う別格っぽい男・・・・女との会話を彼女はみつめる。】

【動くか・・・・・・・・様子を見るか・・・・】

【女剣士は思案するようにその場に立つ。大剣を肩に担ぐ。彼女流の・・・「構え」で。」】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:01:54.92 ID:oaVj1rgKo
>>49
大きなっ、お世話っ、だからっ……!
…………ッくぬぅ!

【じたばた】
【相変わらず威力は無い】

ちょ、放s……わわっ?!

【為されるがままに、ストンとベンチに座らされ、次いで手が解放される】

【殆ど脊髄反射と言っていいほど即座に座席一人分の距離を取り】
【しかしまだ座った状態で、女性の顔を見上げる】

だ、だから……別に悪戯なんてしてないって言ってるじゃんか!
もし悪戯だったとしても、悪い事だなんて思わないもんねーッ!

【まだ言うかこいつ】
【どうやら反省の念は無いらしい】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:03:41.80 ID:yNwYE6kTo
>>33>>45

【弾かれた腕、共に後方へとよろめきながらも青年が突きを放つ様を見守る】
【倒れ伏しかけながら、目に映る光景をしっかりと受け止め】
【そして】
【その足を踏みとどまらせたのは】

……『妹』――――!!

【たった一つの、その言葉】

【左足を後ろ足に、地面に踏みとどまって踏ん張る】
【辺りを埋め尽くす火の如く燃え上がる髪の、その女性を見つめながら】
【倒れ伏した女性を庇うように、何か『いびつな形の、薔薇の蔓に包まれた黒い異形』が】
【アーグ向かって飛び出し、ねじくれた爪を振るう】



―――≪薔薇の名前・un serment≫(エーコ・マッシャル・ニエル)―――!!!!!



【まるで全ての力を振り絞るような、怒号】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:06:03.51 ID:lLKwM7juo
>>54
【炎の壁に遮られ、おそらく声は届かない】
【ごうごうと燃える炎の向こうでザンシアは】

あー熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!
こんな炎の中で鎧まとってるとか馬鹿なの!?死ぬの!?
セルフ火葬とか流行りなの!?胸が邪魔で心臓周りだけレア気味なの!?
焼き上がったお骨を見て「脳が足りないから頭蓋骨が分厚いですね」って喧しいわ!!

【装備していた金属装甲パーツを全て外し、自分の脚元に積み上げていた】
【直接焼かれた訳では無くとも炎に煽られれば、比熱の低い金属ならば高熱になるのは当然】
【悪魔と言えど全身を熱に晒されていれば、体力の現象は避けられず】


………だけど、追ってきて無いみたいだねぇ………

うふふふふふふふ………よーし、邪魔者が居ないとなればぁ………

【だが、その行動の結果、ザンシアは暫く攻撃を受ける心配が無くなった】
【そうなれば後は、自分の目的である、破壊活動を遂行するのみ】

【共に移動したアートマンが、近くのコンテナに触れる】
【但し今回は、意図的に海側の面に触れて、魔翌力を流し始めた】
【錆びて、潰れ、内容物の燃料を海に流して行くコンテナ】
【一つが終わればまた一つ、ザンシアのアートマン≪Hel-Heim≫は動きまわる】

【海面に、油が広がる光景は、炎に照らし出されているが】
【この襲撃の中、船に残っている船員など居ないと見ても良い】
【即ち、危険を察知して船を動かす第三者の存在は期待出来ない】

(……思ったより手間取ったけど、これで良い)
(元々、能力者一人をぼこぼこにするなんて、目的じゃないからねぇ……)
(賢く効率良く、港を使い物にならなくすれば良い)
(他人の事はどうでも良い、って考え。ボクにはとーっても有り難いよぉ……ふふふふふ)

【燃焼中油残量、2/3】
【コンテナの破壊状況、四割程度】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:08:18.72 ID:/P2NQbSDO
>>59
【女の右手のパイプは体に引っ込む】
【と同時に女は左腕に大量のパイプの生やし、先端を後方に向くよう絡まし、――1つの『塊』を左手に作り上げ・・・男に向かい走りだす】

【背中のパイプがまた空気を吸収しはじめた】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:08:23.34 ID:X8ZaEM4x0
>>57

(チッ、余裕あんなぁ)

【青年は刀を大きく上にあげる】
【すると刀身がどんどん肥大化していき5m程の大きさになる】

結構…
こっちからいくからな!!!

『紅心桜月』

【その言葉と共に刀を振り下ろそうとする】
【最初の攻撃のように斬撃を飛ばそうとするつもりだろう】
【その刀身の大きさ、魔翌力の量が桁違いに多いことを示す】
【つまり最初の比ではない、当たったらただでは済まないだろう】

うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:09:31.69 ID:0vNRjJnSO
>>36
“絶望してくれてありがとう”…………良いよ。良い《新曲》になりそうだ……

【そう言いながら、ミストドラゴンは再び“殺戮演奏”の体勢に入る】
【しかし……今の彼は“万全”どころか……“負傷”している…………この大群に勝てるか……と言われれば……“難しい”としか言いようが無い】

デイドリィム……包帯を。

『ミスト……あんまり無茶しちゃ駄目ですから。黒幕はまだですから!』

【デイドリィムは『エルゼエルの鎖鎌』をちゃっかり“回収”しようとしつつ…………その包帯を器用に、ミストドラゴンの身体……その傷口に巻き付けて行く】

>>38
【水溜まりより現れた、見知らぬ男】
【一瞬首を傾げ……しかしウェンズディとの会話……そして】

あれは……“悪”……! 素晴らしい悪の気配(オーラ)っ!! さっきの狂人も……軍人共も霞む…………大いなる“悪”……そうか……彼が……!

【気付けばミストドラゴンは……ギターを掻き鳴らし始めていた…………!!】
【現れた“絶対的”……今までに所謂“幹部”と呼ばれる人物との交戦経験が殆ど“無い”ミストドラゴンからすれば……“それはあまりにも素晴らしい”物だった】

『あいつらの……“ボス”ですから!? あの変な頭が……!?』

【デイドリィムは……幼さ故か、ポポルの奇抜なヘアースタイルが気になるらしい】
【……とにかく】

新曲は……「カップリング」になりそうだね。さあ………………聴かせてくれよ、君の“断末魔”ッ!!

『ミスト……! まずは様子見! あいつら……ワタクシ達より下手したら“戦い慣れしてる”ですから!!!!』

【デイドリィムの言葉に従うように…………ミストドラゴンはギターを“斧”そのもののように構え】
【デイドリィムは包帯を……まるで蛸の触手のように、“背中からも”三本……追加する!!】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:14:16.49 ID:Hy+drJ0zo
>>45 >>63

【青年は彼女を突いた後倒れた】

【そしてほんの一瞬であろう・・・気を失いかけていた】
【ふと見ると飛び出したアーグが”いた”】

【弱ってはいたがおそろしいほどの狂気を秘めていると感じ】

弱っているならこれで決めるしかないか・・・

【彼は全力を振り絞り、気を集中した】
【おそらくこの技を放てば、今の彼では倒れてしまうだろう】

太極獅子掌・・・!
【本来この技は両掌に膨大な気を集め、それが2頭の獅子の頭部のようなすがたになり】
【敵を攻撃し、気力や魔翌力を食らう秘伝の技だが】
【今の彼には片手で一頭だせるのが精一杯であった】
【放てば気力を失い、倒れてしまうだろう】
【しかし、相手は弱っている・・・チャンスである】


(うまくいくかわからないがやってみるしかない!)


     ―――ハッ!―――

【全力を振り絞り、”一頭”の太極獅子掌を放とうとしている】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:15:26.95 ID:AsMfTbPto
>>42

【弾かれた大剣は、重力加速度を帯びて真っ直ぐに地面へと突き刺さる。】

【その間に、“蜘蛛”によって少女への道は塞がれた。】

【…しかしながら、彼女の狙いは“少女”では無い――――】
【今はレギンを追う上半身に向け、彼女は握り拳を作っていた。】

【――勢い良く上半身だけの異形に、右の正拳を放つ。】


【――ところで、彼女の持つ大剣という武器は、元々常人が普通に振り回せるような武器では無い。】
【軽量化されている訳でも無く、無論彼女の細腕で持てる訳が無い武器であった。】

【その為に、彼女の腕は、“大剣を操る程度の”強化を魔術によって行われている。】

【大剣を捨てた事によるスピード。】
【その上に付加された、男による身体強化魔術。】

【これらを用いて放たれる彼女の拳の威力は――――!】


>>29

【――少女を守る“下半身”は、彼女の攻撃に備える為に微かに移動している。】
【そして、レギンに向かおうとする“上半身”は、彼女が攻撃を仕掛けようとする。】


【レギンが攻撃を放つとすれば―――】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:17:01.43 ID:t5fBTW1yo
>>60

うぅー…手がかりも無しですか…
実際問題、参りましたね
鈴をいっぱいつけた人なら音で目立つと思うのですよね…

【リボンの鈴が鳴るのを見てぽつりと呟いた】

そうですよ!
約束は人と人を繋ぐ、とっても大事なものの一つですから!

【こちらもうんうん!と軽く頷いて】
【ひとまずテンションが元通りになったことに安心したように】
【ほっと息を付いて、深呼吸をする】

いえいえ!気にしなくても大丈夫です!
私はミーナっていいます、ミーナ=ヴィリクです。
ファラエナさん、よろしくです!

【と、こちらも頭を下げたためツインテールが後頭部を直撃する】
【痛みは無いが、面白いようにびくんと反応した】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:17:23.56 ID:xH4o0WG1o
>>23>>34>>56


【タン、タン、タン、タン、タン―――上方から聞こえる、戒能の足音=z
【どうやら階段を駆け上がっているらしく、其れは二人の『指針』と成り得る】

【ニフロア分上がった後、二人は少し『開けた場所』に出る事となるだろう】
【内装こそ変わりはしないが、此処は艦上施設の二階≠セろうか】
【地には、二人を誘うかの様な血の跡=\――此処から、二人は少し横移動≠キる事となる】


【そして、其の到着点=\――開け放たれた外への扉を越えれば、其処は『艦上施設の屋上』】
【余分な存在が一切排除された其処は、見晴らしも良く……目の前には、巨大な艦橋≠ェ見えて】





   <<――……こっちだよ、お二人さん。どうせなら天辺≠ナやろうじゃあないか。>>





【艦橋の一番上=\――逃走中に拝借したのであろう『拡声器』を持つ戒能の姿――――!!】



【底抜けに『明るい』言葉と同時に、屋上施設の一点≠指し示す戒能】
【見れば、其処には『艦橋の屋上』まで連結された“血の梯子”……「何人分」なのかは窺い知れない、悪趣味≠ネ其れ】


【彼は其れだけを告げると、艦橋の淵から姿を消す――“乗る”も“乗らない”も、『作戦』を用いるも二人の自由だ】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:18:04.83 ID:1QtR80YDO
>>52
おっと!本体を先に狙うって魂胆か?

【だが、そう上手くは行かない】
【不安定な足場立っているに関わらず、強風に抗っている】

ほら、拙者にばっか構って足元がお留守だぜ?

【高所の夜桜が強風に抗う中でも、下の分身達は攻撃に出る】
【分身の約半数が手にクナイを持って灰羽に飛び掛かり、一気に切り付けようとした】
【だが分身は数が多い代わりに耐久力は無いに等しい、クナイを吹き飛ばした時のような風を吹かれても簡単に消えうせるだろう】

/ただいまっす
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:18:06.59 ID:Ktrg9roHo
【街中】

・・・・・・・・・ん

【人通りの少なくなった大通りをにび色のフードを着てフードを深く被った青年が上を向いて歩いている】

このままだと少し降られそうだな・・・

早めに落ち着ける場所を見つけるか

【少し持ち上がったフードを整えながら、先を急ぐ】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:18:10.57 ID:fcbW69v0o
>>50
キメラ?面白いことを言う・・・

今や機関は有形無形の集合体だ

水の国、昼の国、夜の国の各支部・軍隊も個別に動いている今や、
”群盲が象を知れぬ”ように、その実態は誰にも分からないだろう・・・

【コンテナ影より立ち上がった、十字架の彼女の掲げた、回転する短剣は】
【空に掲げた月明かりか、地にて燃え盛る炎の反射か、光に照らし出され】
【銀の短剣の3振りが3振り、機関員の肩へと真っ直ぐ深く突き刺さるも】


さっきからチマチマと・・・


【いくら短剣であっても、強靭な防刃プロテクターで保護された戦闘服前には】
【戦局を決める決定打とはならないだろう、これは先刻の様子と変わらない】

【機関員の男は肩に刺さったナイフを取り払うと】



クソガキがあ嗚呼嗚ああアア嗚呼嗚嗚ああアアああ嗚呼あ!



【しかし、それ以上の変化として挙げられるのは―――】



舐めくさりやがって獲え得得得ええええ得エエ得えええ獲えええ獲得!



【―――明らかに冷静さを欠いた、男の態度であった】

【まるで感情の篭ったような、先よりノイズの混じった電子音声】
【例えば「声を荒げる」とは、文字通りのこのことだろうか】

【激高した男は手に持ったナイフを強く握り締めて】
【そのままコンテナ影に立つ彼女へ向かって突進する】

【もしもナイフを回避できずにいた場合―――】
 【―――彼女はそのまま自ら生み出したナイフに刺されるだろうが】

【しかし戦局において冷静さを欠くとは、それだけ行動が単純と化す―――】
【―――”真っ直ぐ突進”だけだ、避けることも、反撃することも容易いだろう】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:18:13.30 ID:gG5pQwpSO
【街中】
【人影が少なくなった通り】
【人影は二つ】

「・・・・・うぅぇ・・・・あぁ、飲んだ飲んだぁ・・・」
【元々、何色の物だったのか分からなく程に汚れたローブを身に纏い】
【顔中に包帯を巻いた少女】
【蒼いボサボサの髪には何故か溶けない氷でできた花の髪飾りをつけている】
【これがまず人影のうちの一つの正体】
【彼女はやけに上機嫌で
足元はフラフラとしている】
【そして彼女から匂うは――酒の匂いだ、】

もうぅ・・ちょっとは加減したら・・?
ていうかそもそもが未だ未成年なんだから呑んじゃいけないんだよ?
【そしてもう一人】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が酔っ払う少女を支える様にしながら横で歩いている】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

はあ・・・・・・全く・・
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:18:22.12 ID:LKHUx9cAO
>>62
ふーん……悪いことだとは思わないんだ
自覚してないのかどうか、私には解んないけれど……
まあ、君がそう思ってるのなら仕方ないわね。意見、聞かせてくれてありがと

うん、……確かに、悪戯自体は私も面白いことだと思うわ
だけど、誰彼構わずやっちゃったら、終いには誰からも相手にされなくなっちゃうから。気を付けるのよ?

【「――もしかして、これも大きなお世話だった?」女性は先程と打って変わって、穏やかに笑いながらそう宣った】
【少年の意見を否定せず、寧ろ自ら同調して頷いている。そうして、人を選ぶべきだ、と忠告に似た注意を一つ】

次、ね。悪戯した訳じゃないんなら、私に何か用事でもあったのかしら?
特に用事が無いのなら、帰っちゃおうと思ってるのだけれど……?

【腕を垂直に上げて、握る短剣――スティレットを、袖の中へと滑り込ませ】
【至極淡々と帰宅宣言をしながら、横目で少年の反応を窺っている】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:19:37.37 ID:0p3DCvO7o
>>64

ッ・・・ハァー・・・ハァー・・・・・・
【気温が上がる、熱い、熱いのは気温のせいだけなのか?】
【そうだ、あいつにはしっかりケリをつけてやらねば】
【・・・スッキリしねえ】 【脚を引きずりながら、ザンシアが居るだろう方へと歩く】


勝負は・・・きっちり終わらせる
――――どの様な形だろうとッ!
【右手を額から離し、前方へと突き出して】
【先程出した魔炎弾、それを矢先へと纏わせた】

・・・ック・・・あ・・・・・・
【この黒煙の状況下、上空から行くのはナンセンスか?】
【だったら強引に行ってやろう】


能力・・・使わなければ進めない・・・が・・・・・・
使うのは・・・『危険』・・・!

・・・・・・ええい、どうにでもなれやァァアアーーーーッ!
ケリはしっかり付けてやるよクソがァァァァーーアーーッ!
【彼は、全身に海水の鎧を纏うと】
【ザンシアが逃げ込んだほうであろう位置へと、左足でけんけんをしながら近づいて】

【炎の壁へと突っ込むッ!】

【鎧で炎を防ぐッ!】 【やべえ防ぎきれないッ!】 【焼けるッ!】 【熱いわバカヤロウッ!!】


ク・・・ケケケケ・・・・・・理性が・・・・・・・・・衝動が・・・・・・
【そして、彼はザンシアと再合流・・・するだろう】 【彼女が移動していなければ】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:20:56.17 ID:6oSnEoau0
>>47(カゲツ)
≪ぐ、ヴ、ヴヴ、ッ……ふゥッ、うゥゥ……!≫
【しかし、エンジは聞き入れるはずもなく――烈しく肩を上下させながら、火焔を揺らめかせている】
【だが、どうやらダメージは大きく……先ほどの『毒』も、効いてきているようだ】

≪ヴッ、ふッ、ぐぅゥウウウウ、……ゥぐヴぁゥゥウうウウウ……!≫
【敵意をむき出しにしながら、唸りを上げるエンジ】
【だが、何故だろう。何故、その咆哮は――泣いているように、聞こえるのだろう――】

>>47(カゲツ)>>51(花城)>>58(レイド&アストラ)>>61(ロータス)>>67(ミスト&デイドリィム)

……『フェア』に行きましょう
【停止した銃弾たちの中心部で、ウェンズディは静かに紡ぐ】
【見れば、いつの間にか彼女の目元にはバイザーのようなものが出現しており――それが能力の具現体らしく】

私の能力は『Sgt.Hat』……『無機物』……主に『銃弾』に対して……
『号令』を発することで、自在に操ることです。
……銃弾をかなり自由自在に、幾つでも操ることができますが……
……一度操作した銃弾からは威力がかなり削がれ、弾速も目視可能にまで落ちます。
それと、私は能力発動中、この場から動くことができません。

……≪ Fire ≫!! ≪ Attention ≫ッッ!!
【説明を加えながら、彼女は再び部下に発砲させ、自らも発砲する】
【そしてまた、その銃弾は空中で停止し――彼女の周囲には徐々に『弾丸の壁』が築かれてゆく】

……何故、こんなことを教えるのか?……それは、私もまた『本気』だからです
そのうえで……貴方たちを、完全に制圧する、と……
『決意』したからこそ……自分自身を奮い立たせるために、こうしているのです

……さぁ


カーネル・フェンダンス直属部隊『ヘルクロイツ』リーダー……スコール・ウェンズディ。
キャノンボール・O.Z.……イービルフェイス・D.D.……アクセルヘッド……
そしてオルドレアス、エルゼエル。…………幾多の同胞たち……
ヘルクロイツのメンバーは、もうほとんど敗れ去り……いよいよ私と、この5人だけになりました。

私たちの望みはひとつ。≪R.I.P.≫の悲願の成就、そして……
軍隊時代から私たちの面倒を見て、そして戦場で生きる術を叩き込んでくれた……
……私たちの上司、リーダーである……カーネル隊長の、夢の実現。

そのために……


――この身を賭してでもッ、ここで貴方たちを食い止めるッッ!!!

『ヘルクロイツ』、残ったメンバー全員に告ぐッッ!!!


全力でッ……
≪対象≫を≪制圧≫せよッッッ!!!

『「『「『――ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!』」』」』


【……違う】
【この女隊長と、残った兵士たちの気迫は……今までと、圧倒的に『違う』】
【『何か』……何かとてつもなく大きなものに裏づけされた、気圧】
【おそらく、もう兵士たちも雑兵レベルではない――『決意』に裏づけされ、『強さ』を発揮するだろう】
【戦艦リヒトギルティ……残す敵は、『ヘルクロイツ』部隊5名と】
【女隊長、『スコール・ウェンズディ』……今、その決戦の火蓋が――】

……――――――撃てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーッッ!!!

【切って――落とされる!】
/次レスへ
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:21:41.54 ID:6oSnEoau0
>>78>>51(花城)

くッ――!

【そう、先ほど言ったばかりだ――ウェンズディは能力作動中、動けないと】
【よって、花城のこの『速攻』は、多大な効果を持つ!】
【停止した銃弾はまだ動き出しそうにない――『取れる!』……だが】

「――隊長ォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーッッ!!」
っ!?

【即座にウェンズディの隣で射撃体勢についていた兵士が、花城の目の前に飛び出す!】
【ライフルを横向けに両手で構え、花城の唐竹割りを受け止めるつもりだ】
【だが、そのライフルは決して防御用の代物ではなく……おそらく花城の斬なら、それごと両断してしまうだろう】
【それが可能かどうかは、花城の放った剣の威力によるのだが――ウェンズディは】

ッ、――忘れないッ……!
【それだけ告げ、停止した銃弾群を見やり――……“マズい”……!?】


>>58(レイド&アストラ)>>61(ロータス)>>47(カゲツ)>>67(ミスト&デイドリィム)

はァ、ぁ――≪Sgt.Hat.≫!!≪命ずッ!!≫

  ――ALL、≪ Move(行け) ≫ッッ!!

                        ≪ Better Hurry Up(急げ) ≫ッ!!
 ≪Dress,Right(右にならえ)≫!!

                ≪ Right,Face(右向け、右) ≫ッ!!

       ≪ Left,Face(左向け、左) ≫!

           ≪ About,Face(回れ、右) ≫!

    ≪ Left,Face≪Better Hurry Up≪Right,Face ≫ッッ!!

【怒涛――怒涛の号令乱舞ッ!】
【そしてそれに応じるかのように、停止していた銃弾群が、一斉に生き物のように縦横無尽に動き出す】
【ウェンズディのいったとおり、それは目視できる程度のスピードになっているが――それでも、惑わされるだろう】
【めちゃくちゃな軌道を描きながら銃弾は――待機、様子見の手段を取った能力者たちの】
【上方、右方、左方――さまざまな方向から、まるで『雨(スコール)』のごとく、打ちつけようとする】
【直撃してもダメージはあまり大きくなく、打撃性のダメージを喰らうのみであり】
【不可解に動くとはいえ、軌道は直線的。落ち着いて見切れば回避も出来るし、防御も難しくない】
【だが、この量と気迫に、圧倒されてしまうかもしれない……押し切られる前にッ!】
【この弾幕を突破し、リーダーであるウェンズディを叩かなくてはならないのだ――……!】

>>58(レイド)

≪ぐッ、う……く、ぐぅぅうううううぅウウウウウウウウウウッッ!!≫

【一方エンジは、レイドの追撃に対して回避が精一杯らしく、なんとか逃げ回っている】
【そして、そんなエンジを援護するかのように、武装兵士が一人エンジの方へ向かい】

『このッ、化け物がァッ!!』

【そう叫びながら、レイドに対して魔力製の光弾をライフルから射出するだろう】
【これも軌道は直線的で回避は容易い。だが、やや威力が高い――】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:21:43.54 ID:Z1QtR80Y0
>>42

ッ!!!

【ザシュザシュっと体のあちこちを切り刻まれ、体が揺らぐ】
【帽子は地に落ち、だらりと頭を下げた状態で項垂れる】

…………じゃねぇぞ………

ふざけんじゃんねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぞ!!!クソガキがァァァァァァァァァぁァァ!!!

【男は豹変し――あたりへ怒鳴り散らす】

極力港≠破壊しないように気ぃつかってよぉ…
尚且つ後で役に立つようにてめーら襲撃者≠フアホとの戦闘も控えめにして…

ちょっと下手にでたら調子に乗りやがって……アア!?

【ヒュと空中に一瞬浮き上がり、剣を回避しつつ】
【まずは顔面に右膝を叩きこもうと思い切り繰り出し】
【さらに右手を頭を掴んで地面に叩きつけようと伸ばす】

とっととお縄になりやがれッッ!!!

【さらに少女に向けて自分の前方に魔法陣を展開し】
【そこから複数の黒い魔翌力弾を連射していく】

>>69

オラッ!!!!イヴ・ロードブレイザーッ!!!!

てめーもんな木偶の坊相手にチマチマやってんじゃねぇよ!!

さっさと引き裂いてガキを粉々にしやがれってんだよ!!!

【自らの事は棚に上げて怒鳴り散らす】
【この男、自らの思惑通りに事が運ばないと暴走するようだ】

81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:22:45.23 ID:iAEo62s9o
>>72

(効果無しか。一応はサッカーボールをぶつけたぐらいの威力はあるのだが……)

──『吹き荒べ』、『炎よ』!

【ぶん! と大きく腕を振るい、先ほどと同じような突風を分身たちへと向ける】
【その直後に、本体へ向けて今度は炎の塊を発射】
【命中すれば通常の炎と同じく熱によるダメージがあるだろう】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:23:03.66 ID:j6sa5ht4o
>>65
【路地裏を転がるように】
【突き当たりの壁、そこに、男はぶち当たっていた】

「いてて……全く、いきなりとは酷いじゃあないか……」

【走り出す女を、その視界に捉える】
【それでも男は、なにも動く事はない】
【ただ小さく、ジャラリという音が聞こえただけだった】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:23:24.92 ID:hzoUuRR8o
>>66

そうかい、なら―――――

【ニィ―――と、口角を吊り上げて。敵を、貴方を見据える――――嗚呼、「受けて立とう」】
【今回、此方は佇むだけ。これを耐えきれば―――きっと勝てると踏んだ】

【ガッチリと両腕を揃えて前面へ。】
【両足はしっかりと甲板を踏みしめて――――――】

                       【―――――ズンッ】

【斬撃を―――受ける】
【受ければ唯では済まぬ一撃―――此処で倒れれば3流、激痛に叫んだら2流】

【ならば―――この化物は】



……どうしたよォ。もう終わりか?

【――――嗚呼、哂って見せるのだ】
【硬質化した両の腕が見るからに欠損していようと】
【真紅の血溜まりが足元に出来上がろうと】

【この化物は。笑っている―――――哂って見せれるのが、一流なのだ】

【膝も突かず、二本の脚で其処に起ち―――相手を見下ろすかのように立っているからこその、“悪人”なのだろう】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:23:57.82 ID:Ktrg9roHo
>>75

閉まってる、閉まってる、開いてるけど雰囲気が嫌い

閉まってる、閉まってる・・・ん?

【前方からにび色のローブを着てフードを深く被った青年が歩いてくる】

/絡んでよろしい?
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:25:39.71 ID:ZxR7m9810
>>63>>68
畜生!!!もう許さない!!私の計画を台なしにしてぇ!!この猿共がぁぁぁあ!!!
【その瞬間、アーグの姿が悍ましい髑髏のような顔に、悪魔の炎の翼が生えた醜い姿に代わろうとするが】

なっ!?
【弱まってるせいでオーベールのねじくれた爪により身体を捕らえられ】

さ………猿共めぇぇぇぇえEEEEEEEEeeeeeeee……………………………………………………!!!!!
【テツの一撃が醜き悪魔を捕らえ】

【怨みをこめた断末魔をあげ】
【悪魔の身体は吹き飛び塵と化した……】

【決着!!決着!!!けっちゃぁぁぁぁあくぅぅぅ!!!!!!】

【契約魔――《煉獄の魔女》アーグ……消滅】

【勝者ぁぁぁぁあ!!!!!!!】
【オーベール!!!!!】
【&】
【テツ!!!!!】


【周りの炎は消え去り】

『…………ありがとう…』
【そして倒れた女性はそう言う】

【テツならわかるだろう】
【彼女には人間にあるはずの生気がない】
【更に言うと心臓もない】
【本来ならアーグにより生かされてた存在】
【………だがアーグに長く乗り移られたせいなのか…魂が死んでるのに身体に入れられてたせいなのか………どちらかわからないが】
【ゾンビとなり生きている】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:25:55.85 ID:vJ3QTaFMo
>>39

【何れは、此処で自分を支えてくれた人物が、敵になるかもしれない
――――それでも良い、この一瞬は、直ぐ側で、背中を預けられる人で、いてくれるのなら】


……では、できる限りの成長を遂げるとしましょう
その為にはまず、眼前の彼女の撃破が、先決かと


【冷静にはじき出す思考、紡ぐ言葉は、氷柱のように、冷静で
仄かに――――その表情に微笑を浮かべるのは、その言葉が嬉しい、からか】

【口元へと、右手を添えて――――ほんの一瞬、瞼を閉じて、思考を働かせる】


(……ダメージ量はそれなり、といったところでしょうか――――しかし、やや出血が多いですね
長期戦は不利、そうなると――――以って、あと一回、それぐらいでしょうか)


【流れ出る血液は、依然として、その流れを止めず、命のカウントダウンを続ける
指先の感覚は既に朧で、表情に、仄かに焦りが混じる
眼前に踊るのは、ウェル子の反撃、それは彼女の想像よりも――――大きくて】


……ならば、殺さない努力を、決着は貴方に捧げるとしましょう
どうやら私は、コレを対処し、一矢を報いる程度で、精一杯のようです


【紡ぐ言葉と、共に添えられた微笑は、どこか照れた――――少女の笑みで
ほっぺたに、ほんのりと赤みを滲ませながら、その残響をかき消して、目の前の、貴女を見つめる】


/続きます
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:26:16.88 ID:vJ3QTaFMo
>>53

【黒閃に照らされて、浮かび上がる貴女は――――妖しき色気を放つ、堕天使のようで
紡ぐ言葉は倒錯的で耽美な響きを含んでおり、耳を静かに犯しこんでいく
羽ばたくカラスは、黒い世界を染め上げて、乱反射するプリズムのように、黒を浸食させる】


――――……確かにそうかもしれません、誰もが絶望の黒の前では、きっと、赤子にも似たようなものでしょう
事実、私もつい先ほどまでそうでした、絶望に打ちひしがれるだけの、無力な徒と――――

ですが、明けない夜が無いのと同じように、崩れない絶望など有り得はしません
一筋の光があれば、一片の灯りがあれば、心を覆う黒など直ぐに掻き消えます

貴女の無敵など畏るるに足りないと、証明することにしましょう――――!!


【矢の発射後、彼女の思考は高速で動き始める
吹き荒れる絶望の嵐が、直ぐ眼前まで迫っているのだ――――……彼女が為すべきことは山ほどある
しかし、いずれにせよ、前に踏み出す必要がある、この嵐の中、歩むということは如何に危険であろうか
ただでさえ血液量が少ないのだ、これだけの無数の刃を受ければ、倒れてしまうだろう】

【――――故に、彼女はその道を選ぶ、前へ前へ、挑戦する道を】


Thnks fr th Mmrs=\―――!!


【彼女の両手からワイヤーが零れると、彼女は体勢を低くし、眼前から襲い来る嵐へと駆け出した】


っ……ひゃぁ……うっ――――……んぁ……!!


【当然ながら、乱舞する、刃の群れ、切り刻まれて――――その白肌に、大量の傷を浮かべ、大量に出血する筈≠ナあった
しかし、見ていれば分かるだろう――――彼女は、歩きながら一滴も血液を垂らさず、貴女へと向かってくることに】

【彼女の能力は記憶の再生≠サしてThnks fr th Mmrs≠フ能力は、物体に記憶を憑依させる能力
つまり、彼女はワイヤーに、彼女の万全の状態≠フ記憶≠憑依させ、それで自身を覆うことにより、常に万全≠キープしているのだ
勝負の最中に、彼女が着替えたのも、恐らくはこの能力を使っていたのだろう】

【見たところ、万全になるのは、見掛けだけのようだ――――しかし、それでも、止血には十分働くであろう
けれども、怪我した瞬間から、能力を発動していくのは、ワイヤーの量も、そして何より、彼女の身体へと、重く負担がかかる
ゆっくりと、前進し――――何とか彼女は旋風を抜け、貴女の前へと躍り出るだろう】

【見た目は傷一つ無い――――しかし、粗い呼吸は、体力の限界を告げるようで
それでも、紫苑色の瞳には、力が宿っている、恐らくは、ウェル子の腹部に突き刺さった矢
――――それに新たな手を加え、強化しようとしているのだろう、ふらつく脚で、貴女へと近寄る】


っ……Dead=\―――Memorie......


【そして、手を伸ばして、貴女へと、倒れこむだろう】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:27:16.40 ID:908naEEX0
>>70

うー、お姉ちゃんが居なくなって、帰ってこないー、っていうのしかわかんないのよう。
だから、最後に会った人とか……会えたらいいけど、それが誰だかもわかんないしー……。
そうなんだけど、聞こえないからぁ……、……やっぱり、この辺には居ないかな、なの……。

【手がかり:超少ない】
【それでも、近くに居たら分かるはず、と。相手の言葉に頷いて】

……お姉ちゃんのだから、持ってたらお姉ちゃんの場所とか教えてくれるかなぁって思ったけど……。
だめだったのよぅ。

【見つめられる鈴に対し、なんだかファンタジーちっくな説明】
【※基本的にそんな奇跡起こりません】

そうなのよね!
だから、嘘吐いたら針千本飲むんだもん。
大事だからそうやって破ったらやなことがあるのよね。

【相手の言葉に、笑顔と一緒に頷いて】
【納得した様子である。嘘吐いたら針千本(物理的に)を支持してる5歳ほどの女の子。こわい】

あう、ミーナお姉ちゃんなのね、なの。
覚えたのよ!

【一方こちらは、頭を深く下げたために、ツインテールが相手を打ったことに気がついておらず】
【頭を上げれば、何も無かったという風な様子。いや、女の子的には気がついてないんだから何も無かったのは合っているけども】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:27:26.74 ID:oaVj1rgKo
>>76
………、………………?
…? ……………。…………………?

………ふーん、そんなの知らないもんねー!

【誤魔化した】
【女性の言葉に、少年の頭のスペックが追いつかなかったらしい】
【しかし仮に時その言葉が理解できていたとしても、きっと同じ答えを返しただろう】


……へー。いいよ、帰りたかったら帰ればいいじゃん?
さっきも言ったけど、ボクはただ単にここを通りかかっただけだからねー!

【と、一度女性にあかんべえをしてみせる】
【しかし表情が隠せていない。本人が隠そうとしていると言う事体も、隠せていない】
【間違いなく、また何かをしでかすつもりだろう】

【両手はポケットに突っ込まれている】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:28:34.07 ID:D+Jdq1PDO
>>56

≪礼はいい・・・・・・追うぞ≫

【お辞儀をするTJを見て短く返事をした】
【今はなにより、戒能を追うのが先決だ】
【クラウスもまたTJに続き、階段へと向けて走りだす】
【その途中。一度だけ彼女はスーツのポケットへと右手を入れ。何も取出しはしなかったが・・・】
【何故か、ポケットから出した右手は掌がうっすらと切れていた】

>>71

【そして。戒能を追ってたどり着いた場所を見て。再度クラウスは舌打ちをした】

(広い場所は・・・・・・苦手だ)

【言葉には出さぬも、彼女はそんなことを考えていた】
【そして、ふうとため息をついて】

≪あんたはどうザザ、ジンジャー?≫
≪・・・・・・私は、行く≫

【何が起こるか分からないと言うのにも関わらず、クラウスの口元は笑みの形に歪んでいた】
【そしてそのまま梯子へ歩みより、血の梯子に触れようとする】
【何の妨害もなければ、そのまま彼女は戒能のいる場所へと登っていくことだろう】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:29:26.17 ID:X8ZaEM4x0
>>83

このっ、化け物が!!!

もう一度だ…
次で終わらせる

うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!

【先ほどと同じように魔翌力を溜め始める】
【もう一度放つつもりだ】

喰らえっ!!!

【刀を振り下ろした瞬間】
【眼の色が戻り放ったはずの斬撃が無惨にも崩れ去る】

やべぇ

//次遅れます
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:30:02.41 ID:/P2NQbSDO
>>82
【女は止まらない――まるで雷のように、パイプなど生えてないかのように、猛スピードで男に向かって駆ける】

【と同時に密かに男に見えぬように、また右手首の脈の方から真っすぐパイプを生やす】
【だが今度のはやけに細く小さい】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:30:28.60 ID:1QtR80YDO
>>81
【突風に吹かれ分身が消え失せ、残りの分身が次いで同じ行動を取る】
【高所にいた夜桜はと言うと、なんとかわす動作も見せずに炎が直撃】
【そのまま、燃え上がりながら壁に阻まれ見えない空間に無抵抗に落ちていく】

【灰羽が本体と見た高所の夜桜は、本当に本体だったのか?】
【それにしては、少し呆気なさすぎるのではないか?】
【その疑問に、一つの音が答える】

【灰羽が今いる位置は外付けの階段、よくある鉄板が並んだような階段の位置】
【その階段の、灰羽のいる段の、調度裏側に何かが刺さる】
【それは最初にあった物と同じ、起爆札がくくりつけられたクナイで、すぐにでも分身を巻き込みながら爆発するだろう】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 00:32:28.36 ID:TOreDypjo
>>78-79
【斬―――――ッ!】
【金属音を響かせ、ライフルごと両断した、そして老人は、眼を細め】
【地面を、目の前の機関員に駆けるように、蹴る】
【攻撃が防がれたならば、どうするか】
【ならば、攻撃するだけであった】
【攻撃を当てなければ敗北する、故に花城は当てるためだけに前へ進む】
【花城の刀は所謂妖刀であった。其の銘を、鬼酔割義人[キスイカツヨシヒト]という】
【櫻の国の無名の刀匠、義人の作であったが、その刀には無数の曰くがつきまとっていた】
【そして、その性能も、一級の刀である。多少の傷は激昂に一晩当てれば修復し】
【そして、刀身には常に酒精がまとわりついている】
【その酒精は、血の付着よる切れ味の落ちを無くし、そしてもう一つの効果を齎すものだ】
【其れは、アルコールに依る酩酊効果である】
【斬撃を当てるごとに、アルコールを血中に流しこむ其れは、剣閃を重ねるごとにその効果を増していくという物だ】

おおおおおおおおおおおおおおお!

【花城は、躊躇わずに、目の前に立つ兵士を踏み台にして、跳躍するだろう】
【銃弾に対しては、無謀でもある手だ】
【だが、逆にそれ故に、死角になるのではないか、と踏んだ】
【花城はかなりの小柄。兵士の影に隠れ、動きは見えないだろう】
【視覚的にも“精神的”にも死角を狙った攻撃を、花城は狙っている】
【成功すれば、気を密集させた高威力の斬撃が相手に放たれるだろう】
【体重と、落下の加速で、その速度は速いものだと思われる】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:33:14.55 ID:gG5pQwpSO
>>84
/絡んでくれた所誠に申し訳ないんですが
/母方から携帯弄ってないで寝ろという命令がでまして・・・・
/誠にすいませんが今回の投下は無かった事にしてもらえますでしょうか・・?
/本当にすいませんです。また機会があればよろしくお願いします。
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:33:16.60 ID:iAEo62s9o
>>93

(後ろ──!?)

ぐわぁあああ!?

【背後の音。それは完全に予想外だった】
【気づいたときには既に遅く、分身たちと共に爆発に巻き込まれる】
【やや吹っ飛んでから床を転がり、若干ふらつきながら立ち上がる】
【そして爆発が起きた箇所に視線を向けた】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:33:25.50 ID:yNwYE6kTo
>>68>>85

……ああああ、あっけない、なァ……チェッ
計画? ……ハッ、婆ァが何言ってんの、さーァ?
何にも出来ない奴は……努力したって、無駄なんだよ……

【途切れ途切れ、肩を大きく上下させながらも、消え行く残骸に屈辱的な言葉を吐く】
【まるで、己の方が上だと誇示するような――見方によっては、少年も惨めなものだろうか】

べっつに。オバサンのコト、助けたかったワケじゃ、ないしィ?
……オジサンも、ちょっとは頑張ったんじゃない? このボクが、褒めてあげるよォ
それより……もうじき、この船もヤバそうじゃん、脱出、それとも、突入?

【陽炎のように背後の影は揺れ、何事も無かったかのように消える】
【同じくして、ねじくれた視認出来ない右腕も。ただの隻腕へと変わる】
【変わる事無く憎まれ口を叩きながら、よろめくように一歩後退して、踏みとどまる】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:34:08.63 ID:9o3DwWhuo
>>74

(……装甲に弱いところはなし)
(……当然、か)

【四方に突き立ったナイフが、想像通りとは言え、高い効果を生めなかったことに、やはり失意の念は隠せない】

(なら……)
……ッ!?

【唐突に激昂した男性に、驚きの表情を見せる】
【次手を狙うべく、動こうとしていたその機先を奪われて、クルスの動きが一瞬、硬直する】
【――だが、その一瞬は、戦闘の長く引き伸ばされた時間の中において、あまりにも――永い】

……!!

【回避――マニアワナイ】
【反射的に回避しようとした、少女の左脇腹を、男性のナイフは貫いていった】

がっ、うぁ……!

【身体を走り抜ける激痛に、視界が赤く明滅する】
【――身体を捩った姿勢で、左脇腹を貫かれて――それでも、視線を鋭く、男性へと向ける】

ふ、ふふ……。
な、にを、取り乱し、て……、いらっしゃるん、ですか……!?

【息も絶え絶えだというのに、悠長なことこの上ない口ぶり】
【――少女に突き刺したナイフを、さらに抉ることも可能だろう】
【そんな状況で、少女は敢えて、退かず。攻勢に出ることもなく】
【至近距離から――男性の仮面へと、真正面から視線をぶつける】

【魔翌力が渦を巻く。少女の身体に纏わりつくように、しかし一定の法則をもって、術式を番えていく――】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:34:13.22 ID:3PM4Yp/AO
>>69>>80

わぁお、すっごーいv

【楽しそうに、二人に殴り飛ばされる上半身の異形を見詰める少女】
【それでも――やはりフィードバックはキツイのか、ぐらりと身体を傾げてみせ】
【黒い魔力弾を蜘蛛で、叩き落とすこともせずに“盾”として受け止める】
【蛇の部分は硬くとも、蜘蛛の部分はさほどだったのか――パシャリと身体を弾けさせて】

やだねぇ、ヒステリーって。怖いこわぁい

【馬鹿にしたように呟くと、自分の傍に存在するモンスターを召喚した棺桶に寄る】
【側面を撫でれば夜色の魔力を輝かせるそれ――にんまりと、笑ってみせて】

ごめぇんね、もうじゅーぶんみたい
おねーさんと戦うのは楽しかったけどぉ、僕ヒステリックな人ってダメなんだぁ

【なんて、嘯いて棺桶に脚を突っ込む】
【……実際は、この状態で二人を相手取るのが難しいからだろう――外傷がないとはいえ、少女の身体はボロボロだ】

だから、―――……ばいばいっ

【そうして逃げるように棺桶に入り、バタンッ!と扉が閉まる】
【そしてぐずりと地面の陣へと溶けていき――腐敗の香を撒き散らした少女は消えた】

【水の国攻防――レギン&イヴVSコーロコル・サクラメント】
【コーロコルの逃走により、勝者・レギン&イヴ】

/申し訳ありません、この後の予定がいつ終わるか不明なので不完全燃焼ですがここで切らせて下さい
/何か此方の不手際やアドバイスがありましたら舞台裏に書き込んで頂けると嬉しいです

/では、長時間お疲れ様でした。ありがとうございましたー
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:34:52.68 ID:Ktrg9roHo
>>95
/はいな、了解しましたー
/ではまたの機会に、お願いしますねー
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:35:45.26 ID:lLKwM7juo
>>77

うふふふ……もー少しもー少し……
これで殆どは終わり、後は火を移せばどーん!
大型タンカー粉砕、海水は重油汚染、火災で港は大惨事
一日二日じゃ取り払える訳がないよねえ………

炎の壁とこの距離、直接抜けられる道理は無い
周り道をしてくれば時間が掛かる、ならば――――

【装甲は外し、銃はアートマンから受け取り】
【コンテナも既に、半分以上は粉砕し、大量の油が海面に流れ出ている】
【もう少しで、目的は完遂する。港を徹底的に叩き、麻痺させる大戦功】
【能力者との戦闘を第一に考える他のメンバーは、まさか自分程の手柄を挙げるまい】
【晴れて戦功第一位、それがザンシアの目論見であった】

――――――なら、ば………?

【相手が、他人の事などどうでも良いばかりの者であったのなら】

………馬鹿なっ!?
この炎の壁を真正面から……自殺行為を通り越した愚行だっ!!
焚火や建物火災なんかとは訳が違う、燃料の広範囲の炎だぞっ!?

【距離、火勢。走り抜けてすら、危険な行為】
【あろうことか青年は、それを片足で実行した】
【事此処に及べば、悪魔も嘲りの言葉を忘れる】


【だが、ザンシア自身も、藁人形では無い】
【アートマンの制御を解除、消滅させ、両手で銃を構えた】

………良いだろう、最後の幕には相応しい!
最後はキミの躯で、この海に着火して貰おうか!!

【燃焼中油残量、1/3。次のレスには、燃え尽きて自然に消火される事となる】
【コンテナの破壊状況、七割程度。まだ少々、タンカーを破壊するには足りないか】
【だが少なくとも、この時点で、港の一角が燃料油によって汚染されている】
【完全な敗北だけは、決して曝さない。それもまた悪魔のやり口か】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 00:36:56.36 ID:/HxF465SO
>>78>>79

――――うァ!?

【吹き荒れる鉛の暴風雨に、混乱を吹き飛ばされて】
【肌を叩く硬質な銃弾が、小さな身体を蹂躙する】

(……っ、どうしよ……近付けない)
(一か八か、刀を投げ――――無茶だ)
(距離が開いてるから、近寄ってるうちに――やられる)

――――――っく……

【よろめくように、その場で回避行動を取り続けるのが精一杯】
【そんな中で、何かが僅かに耳を揺さ振った】


(……泣いてる。泣いてる、よね? 嫌、なの?)
(そうだよ、あんな、私と歳も変わらないような、女の子)
(そんな子に、こんな、――――ひどいこと?)


  …………っ、許さない……斬って、貫いて、裂いてやらなきゃ…………


   【うわごとのように呪咀を吐きながら】
     【少女の周囲に、白い――――花弁?】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:38:18.40 ID:Hy+drJ0zo
>>85 >>97

【テツは気力の喪失と最後の技の反動で仰向けに倒れていた】
【しばらくは立ち上がることはできないかもしれない】

【結果的に協力してくれたオーベールに感謝しながら・・・】

【首だけ動かし、ゾンビになった彼女を見ているが気力の使いすぎで黒目のため詳しく見ることはできない】

しかし、君はこうして生きている、人外であろうが人間であろうが・・・
君が”人間として”生きるならそれは立派な一人の人間だ。

【と言い放ち】

ここの船も危ないだろう・・・早く脱出しろ・・・
【倒れたまま二人に向かって】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:38:21.75 ID:hzoUuRR8o
>>91

嗚呼、よく言われるよ

【化物なんて……言われ慣れている】
【普通なら死ぬ状況で、生きてきたのだから……】

………之にて、御終いってな

【こ、つん――――】
【そう言って、歩み始める……無論。貴方の方へ】

【疵は深いが…それでも、真直ぐに】

【そして、貴方の剣の間合いの数歩手前で…立ち止まるだろう】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:39:40.46 ID:0vNRjJnSO
>>79
まずいっ…………

『っ〜!? ふ、防ぎきれるハズですから……!! 全くまずくは……!』

違う……違うんだ……デイドリィム。 俺も君も……“これを突破して”“他の軍隊に邪魔「されず/されながらも」”“彼女に決定打を与える”方法が……“無い”のさ……残念ながらね。

【ミストドラゴンは冷静に……自分へと向かう弾を回避しつつ、ギターの振動刃で回避不可能な物を排除】
【デイドリィムは包帯蛸触手による……擬似的な“結界”! それで被弾数を“ギリギリの限界”まで切り詰めるが……】

(くっ……デイドリィムにまで手が回らないな……“消耗”……無駄な消耗……それだけは“駄目”だよ……!)

【それでも限界はある……!! 突撃を選べない二人は、ただひたすらに“消耗”し続けていた……!!】
【既にミストドラゴンは腹、右足に、デイドリィムは左腕と額に一発ずつを受けている……今は“軽い”……だが……いずれ“重く”なるのは見えている……!!】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:39:55.33 ID:U5gI3rFRo
>>71

【追っていく上で聞こえてくる戒能の声に反応するTJは…なにやらベルトにコマンドを打ち込みながら…かけられる声に振り向く】
【クラウスが血の梯子に触れようとしているのを見ながら彼は言葉を返した】

無論、私も行くさ、ぜひ私に挑戦したいとわざわざ招待しているのだよ?
行ってこそ男、行ってこそ紳士、型破りな手を使ってでも女性の無事を護りながら勝利をもぎ取ってこそ
ジンジャー・ユースロットという人間の良さなのさ

【ただ、と彼は前置きして】

普段の私だったらレディファーストとして先に君に行かせてあげる事も出来たかも知れないが…ここは戦場
どんな危険が待ちかまえているかわからない場所に先に行かせるわけにはいかないな…悪いが先に行かせてもらうよ
そして君を引き上げてあげるのもいい…なあに任せておけ

あのくらいの高さ…私には梯子もいらない


【両手を顔の前で強く握り、ググググ…とその握り拳に力を入れて固めた状況から後ろにゆっくりと引く】
【続いてばねのように自らの足を縮めて、狙いを定めるように天辺を見つめて…大いに叫ぶ】


ジョーカァァァァァァァ―――――ッ!ジャァァァァァァァァ――――――ンプッ!!!!!


ト ォ ッ !!

【なんと…天辺までジャンプでひとっ飛び…?クラウスよりも先にてっぺんの様子を見て…もし妨害が来なかったならそのままクラウスを引き上げ始めるだろう】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:41:31.59 ID:5TgREDZ30
>>78>>79

「ケッ、何が『フェア』だこの売女が…………。んなもん標榜するんなら、最初からこんな『罠』にはめやしねぇ…………
結局、自分に言い訳作ってるだけだろうが…………あのボスに尻引っ叩かれてキャンキャン喚いてる雌犬がッッ!!」

【ウェンズディの『決意』を、完膚なきまでに、好き放題に叩きのめすアストラ】
【敵に遠慮する理由などない。先ほどから、久方ぶりにおおっぴらに『人殺し』を楽しめて、ハイになっている部分もあるにはあるが】
【それ以上に、アストラは怒っていた――――≪R.I.P.≫そのもの、相当の殺意を抱いていたのだ】

「くそ…………これは不味い!! …………ダハル、『真化』だ!!」
"りょ、了解だ、我が主よ…………ウオオォォォォォォォォ!! 『ジャマダハル=ヴィノグラドフ』!!"

【操作された弾丸の嵐。それを目前にして、アストラは気後れしそうになる己を叱り飛ばし、全力を出す事を決める】
【既に『同化』していたダハルに、更に力を引き出させる】

【頭上に回り込むように、更に巨大な触手――否、蠍の尻尾が存在を誇示するかのごとく打ち震え】
【服の合間から覗く地肌には、まるで針の様な毛が密集して生えそろい】
【顔の、眼の下……頬に当たる部分には、襞とも疣とも取れる、不気味な器官が備わり】
【――様々な生物の「毒性」を、全身で表現している様な、おぞましい人間の姿だった】

「行くぜ…………人を打ちのめす『毒』が、結局俺の本質だ…………
つまるところ、結局俺は『殺したい』んだよぉ!!」

【人を傷つける存在。どれだけ人との絆を覚えても、結局それは変えられないと言う、アストラの諦観を含んだ叫びが響き渡る】
【それはある種、先ほどのウェンズディの言動にも通じる、自分を後押しするための儀式の様なものだったのかもしれない】

「あいつは今、動けねぇんだ…………なら、散漫でも避けにくい攻撃をすりゃ良いって事だよなぁ……!?」

【アストラは、己の体表面に生えた『針の様な毛』を、ザラっと撫でる】
【その毛は、いとも簡単にはがれて、空中に散布される――――刺されば『猛烈なかゆみを伴った痛み』に襲われる、微細な毒針だ】
【先ほどから残っていた『暴風玉』の残滓である風に乗って、煙の様な毒針の一群は、緩やかにウェンズディに振りかかる】

≪姉貴避けてッッ!!≫
――――ウゥゥゥゥッッッ!!

【真っすぐに向けられたライフルからの、光弾。それをレイドは、全身の気を右腕に集めて、振り払った】
【かなり自由度の高い操作の出来る『気』であるらしい。ただし、無傷と言う訳にも行かず、レイドの右腕がズタズタになる】

――――ギィィィィィィィィィウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

【更に、レイドは左腕の触手を伸ばして、その兵士を絡め取らんとし、成功したならばギュッと握りつぶそうとする】
【元々の状態でも、大の大人二人を引きずるだけの筋力を持っているのだ。この状態で握られでもすれば――――いとも簡単に握りつぶされるだろう】

≪くっ…………逃げんな化け物!!≫

【手の空いてしまうエンジへの追撃。そこにはジェムが当たる】
【自身の力では、物理的な止めを刺す事はできないが、足止めとしては十分なはずだ】
【――――図らずも、毒がまわりつつあるエンジには、これでの足止めが致命傷になり得る状況である】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:41:58.22 ID:LKHUx9cAO
>>89
そっか、じゃあ無視されてもいいんだ?
もしそうなら、私もそんなの知らないからねー
言っとくけど、自らの存在を認識されない世界は、苦痛に満ち満ちてるわよ

【わざとらしく、にっこり笑う。苦痛の件は、少年に理解させないつもりで言い放った】
【その後の返答に、女性はすっくと立ち上がり、無防備にも少年へ背中を向け】

それ、用事は無い、……ってことで良いのよね?
じゃあ、お言葉に甘えて帰ろうかな。バイバーイ

【ちらりと肩越しに相手の姿を見遣ってから、のろのろと遅い足取りで歩き始める】
【今すぐにでも去る気は、どうやら彼女には無いらしい。ただ、その背は本当に無防備に過ぎるものだ】

【――要するにチャンス、すなわち好機……!】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:42:46.40 ID:1QtR80YDO
>>96
【爆風に巻き込まれた分身は消え失せ、クナイだけが残される】
【爆発をもろに受けた階段は破壊され、扉へ向かう道は絶たれる】
【クナイと階段の残骸、鉄の塊がガシャンガシャンと落ちる音の中、爆煙から一人、歩み出る】

裏の裏の裏…手ってのは沢山作るだけいいもんだ
掻き乱し掻き回し、散り行く桜の花びらの如く相手を乱す、それが夜桜流の戦い方よ

【先程まで沢山の彼を、灰羽は相手にしていただろう】
【だが、今現れた彼は体に傷一つ無く、ただ一人】

分身ごときに、随分必死だなあ?

110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:44:28.90 ID:Ktrg9roHo
【街中】

・・・・・・・・・ん

【人通りの少なくなった大通りをにび色のフードを着てフードを深く被った青年が歩いている】

このままだと少し降られそうだな・・・

早めに落ち着ける場所を見つけるか

【少し持ち上がったフードを拳銃を携えた右手で整えながら、先を急ぐ】
【時々、路地裏を覗いてみたり、空き部屋のある宿を探してみたり】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:45:18.47 ID:AsMfTbPto
>>80,99

――…
【無言で大剣を回収すると、男に向け溜め息。】
【「うわ、馬鹿っぽい」とでも言いたげだったが、その言葉を実際に口に出さずに居た。】

――戦闘も終了したみたいだし、偵察に行って来るわね。

【代わりにそんな言葉を残すと、その場を直ぐに後にした。】
//お疲れ様でした。拙いロールで申し訳無かったです。
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:47:36.68 ID:fcbW69v0o
>>98
【差し迫った戦闘局面でも、短剣での攻撃しかしない彼女への】
【まるで”馬鹿にする”かのような行動にたいしての”怒り”か】

【あるいは、機関への勧誘の提言を突っぱねた彼女への】
【自らの”好意”を無碍にされたことへの、”逆恨み”だろうか】

【あるいは、逃げ隠れする少女に、手間取っている羞恥心】

【その理由がいずれであろうと、彼の本心を語り尽くすには言葉足りないが】
【目先の怒りに囚われた戦闘員の狂える銀の刃は、彼女の腹部を貫いた】




クソガキがあ嗚呼嗚ああアア嗚呼嗚嗚ああアアああ嗚呼あ!




【戦闘員は手に持った短剣を強く握り締め、さらに力を込めて―――】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:48:49.58 ID:0p3DCvO7o
>>101

フフフフ・・・熱い熱い熱い熱いィィーーッ!
【片足で炎の壁を超えた彼、海水の鎧は防御の鎧】
【それをもってでしても・・・あらゆる部分が焼け焦げているッ】
【広範囲の火傷ッ!】 【燃え盛る脚ッ!】

・・・さあ・・・無事、夜明けを・・・迎えられるのは・・・・・・どっちかな?
【緑青色の眼は、本来の錆の意の様に美しくくすみ行く】
【彼の持っている槍――黎明の短槍に纏われた炎は】
【くぐり抜けた炎の壁によって、槍の力によって、火力を上げていた】


うぐ・・・ッく・・・決着が付くまで・・・理性を手放す・・・訳には・・・ッッ
――――行かないなァ〜
【槍を横薙ぎに振るうと、纏われていた炎が放たれる】
【狙いの矛先は勿論ザンシア】 【胸部〜腹部を狙った攻撃だろうか】
【質量は無いようだ】


フフフフフフ・・・・・・
【そして、静かに、静かに、緑青に錆び付く銅の様に、膝が、力が、抜け落ちていって】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:48:56.91 ID:iAEo62s9o
>>109

……いやお見事。おかげで目の前の貴方も、本体なのか疑わしいですよ

【ふふ、と苦笑いで返しながら、右手を向ける】
【分身からクナイ等々での攻撃を受け、更に近距離での爆発】
【ダメージはかなり蓄積されているだろう】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:49:40.05 ID:j6sa5ht4o
>>92
【速度は超過。男に到着するまで最早半時も保つまい】
【左腕に群がり生えるパイプ。それはまさしく狂気の具現】
【迫る、迫る、迫る――】

「――はいよ。速度違反で路肩駐車だ、っと!」

【ジャラリ、と音が響き渡った】
【それは、鎖。男の両袖、そこから伸びる四条の鎖群】
【路地裏という狭所。その壁と壁の間に、四本が互いに交差するように形を成す。それは宛ら――金網】
【二人の間に出来た、女の突進を[ピーーー]、障壁であった】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:49:52.62 ID:WAnBaOvEo
>>78 >>79

おやおや・・・ものものしいわねえ・・・

【「本気」の敵達を見ていった。その表情は生き生きとしている。剣士として、こんなにも次々に強者と戦えるのは幸せである。】

【縦横無尽に打ち込まれる弾丸・・・・】

さあて・・・

【急速に接近する「魔の雨」】

腕が鳴るわ―――――――――!!!

【走り出す。大剣で銃弾を受け流すが、それでも被弾する。肩、腹、首筋・・・いたるところから鮮血を噴出した】
【そんな状況に中、彼女は笑っていた。痛みも・・・なにもかも忘れられる】
【ただn目の前の強者と戦う・・・・・・それだけで・・・】

【狙いは・・・ウェンズディ・・・いや、違う。あいつらは他の能力者がやるだろう。下手に自分が近づいたら邪魔になるかもしれない。】

【彼女の狙いは・・・リーダーの脇を固める「側近」達。彼らも今まで生き残ったんだ。十分に強い。】

さあ!!受けてみなさい!!

【側近の一人に近づく。彼女は眼前で剣を振る。その太刀筋を大剣の「能力」で数秒遅らせる。】

【そして、その太刀が動き出す瞬間にはもう、相手の周りを無数の「剣撃」がとりかこんでいる】

【最後の一太刀――――――相手の左肩に切りかかる瞬間、全ての「剣撃」が動き出す】



【「乱新月」――――――――】



【またの名を・・・・】



【全方位斬撃―――――――――――!!】



【「銃弾の雨」」をかいくぐった彼女は・・・・相手に「斬撃の雨」を浴びせようとする。】

117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:50:18.91 ID:Me2ADlD90
>>97>>103
わかってる……けど御礼が言いたいの…
そして…私の身体で迷惑かけてごめんなさい…
【そういいながら】
【膝しかない足で立ち】

………ありがとう
【テツの言葉に微笑み】

脱出するわよ……私はまだ《カーネル》をほっておけないから《R・I・P》を抜ける訳にはいかないから……アナタ達の敵になるかもしれないけど……恩は返すわ
【そう言いながら二人に近づき女性を細腕で抱き抱えようとする】
【ゾンビになったことにより生きてる人間と比べ肉体のリミッターは外れていて】
【二人を軽々と持ち上げ】

ハァァァァァァア!!!!!!
【膝しかない足で走り高く跳び】
【安全な陸地へと二人を連れていこうとする】

【成功失敗とわず】
【膝しかない足は血まみれでボロボロだ】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:50:49.32 ID:oaVj1rgKo
>>108

…………? 何言ってるのか、よく分かんないや

【そうして女性が背を向けて歩き出すと、】

……そうだねえ、ボクもそろそろ帰ろうかなー、っと

【ポケットから右手をそっと出した。そこには小さな袋が握られている】
【それを女性の後頭部に向けて山なりに放り投げると、】
【薄い袋は空中分解、中身の粉が辺りにまき散らされ、風に乗る】

【中身はコショウ目コショウ科コショウ属の種子粉末を細かく挽いたもの】
【いわゆる、簡単なコショウ爆弾】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:51:17.34 ID:xH4o0WG1o
>>90>>106

【艦橋、屋上――――】


【設計者が戦闘を想定していたのか、其れとも幸運な巡り合わせ≠ネのか】
【艦橋の屋上は、『小規模戦闘』――つまり、今回の場合の様な――に、御誂え向きな場所だった】
【只一つ、強風≠ニ云うファクターを除けば、非常に『殺し合い』に向いている】
【罠≠ニ呼べる物は一つとしてなく、只、対縁に戒能が佇んでいるのみ――二人は、無事に屋上へ降り立つだろう】

【疾走すれば十秒弱で端から端まで到達するであろう、凡そは円状≠フ屋上】
【『柵』は申し訳程度にしか設けられていない為、転落する可能性も無い訳では無いが、戒能は『縁』に立つ】



……俺の戦闘スタイルは、室内戦闘≠ノは不向きなんだ――≪ 鐵血のトートロジー ≫が、何とか使える程度。
勿論、『戦えない事も無い』……でも、普段の“火力”が全面的に使えないのは痛いんだよ。
――――御託はこの辺りにしようか、勇敢なる戦士二人組さん。




           デスマッチ≠しよう。…………………… ≪ リベルタス A.P. ≫




【滔々と、独白の如く其処まで話し切ると――突如、紡ぎ始めた詠唱=z
【彼の周りの魔翌力が極彩色≠ノ歪み……其処から、二十を越えるほどのの“黒蝶”が飛び出して―――】



……はぁ、……はぁ…、……―――其の蝶≠ヘ、俺の『自由に動かせる爆弾』だ。
君達が「そいつ等」を掻い潜って俺に攻撃を当てれたら、俺が“落ちて”君達の『勝ち』。
俺が君達に当てれたら……恐らく、“吹き飛んで”君達の『負け』、と云う寸法さ。 夜も更けて来た、丁度いいだろ?



【一連の行動≠ナ『勝敗』を決する――事実、彼も“血液”を先程の通路と梯子で過度に消費した為、限界は近い】
【「有無を言わせぬ」と言った様子で、戒能は大きく唐傘を二人へと向け……不敵に、笑う】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:53:02.63 ID:crzmk4gn0
>>53

 此れが奴の絶望――か

【目の前に広がる黒い旋風。それでは、その者に更なる絶望を与えるのだとしたら――?】
【この場を颯爽と歩いて往く。この者にも其れが出来る自信と、“自分の誇り”はあった】
【その思考は確かにあるのではあったが。しかし――】

>>86-87

(正義が倒れちゃ駄目じゃねぇか、馬鹿野郎め……)

【他人の誇りに影響された。その確かな正義たる姿は、その狂人に一瞬でも人間の気を起こさせた】
【よって、最小限に抑えるためだけに“土下座”で地に伏せ、嵐が過ぎ去るのを待つ。その者は自分の誇りをも捨てた】
【其れは、自分の為、身を挺した正義の為だけに。捧ぐ、敬意の尊重であった】

【嵐は過ぎ去っただろうか――?】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:54:33.51 ID:1QtR80YDO
>>114
そうだな、実は本体は今あんたの後ろにいて、隙を見せたら攻撃してくるかも、な

【感情を感じさせない、無表情でそう言い放つ】
【言葉とは裏腹に、灰羽の目の前にいる彼こそが本体、真の夜桜なのだが、それすらも疑わせる魂胆である】

…最初に警告はしたんだぜ?それでも帰らなかったって事は魚の餌にされても構わないって事だろ?
名前くらいは最後に聞いてやるよ、墓に刻んでやる

【そう言うと彼は印を両手で結び始める】
【もうこうなれば小細工はする必要はない、留めくらいは自分がしてやろうと】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:54:38.31 ID:Z1QtR80Y0
>>99>>111
/いやはや本当に申し訳ない……
/お疲れ様でしたー
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:56:45.58 ID:yNwYE6kTo
>>103
ばっかみたァい、倒れたまんまでかっこつけちゃって……
……行っとくけどサ、ボク、お荷物持ったまま長く飛行は出来ないんだよねェ
あと、後でパフェ奢ってもらうから。いいよねェ? いいデショ

【ほぼ捲くし立てるように、悪口と軽口と傲慢な物言い・要求を浴びせかける】
【と、火傷を負ったままの左腕を胸に当てて小さく何事か呟き】
【最初の時のように、襤褸外套が硬質化して羽のように変化し、ゆっくりと舞い上がる準備をする】

>>117
あっそ、後悔しないでね?
ボクはさーァ、≪R.I.P.≫に関わったヤツ、全員ハラワタぶちまけるつもりだからァ?

そんな足で、跳べるかよ。オバサンもケッコー馬鹿? みたいな感じ?
……せーの、で行くよ

【相手が聞いたか聞かないかはわからないが、相手にタイミングを合わせてこちらも宙へと浮く】
【離陸を相手に任せたならば、着陸は己が請け負おう】
【戦火から遠く離れた地上、まず三人のうち、己が先に地に足をつけ衝撃を吸収する】
【動くことのままならないテツ、足のボロボロのリン、共にさほどのダメージは受けないだろう】

ボクは、すぐに迎えが来ると思うから……じゃあ、ね?

【気丈なのかプライドが高いのか、決して倒れ伏す姿を見せようとはせず】
【岩陰の方向へと、二人に手を振り去らんとする】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:57:07.88 ID:/P2NQbSDO
>>115
 
・・・!?
【女の前に現われた鎖の障壁】
【女はソレを前にして地面を踏みしめ靴底をすり減らし、なんとかストップする】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:57:24.09 ID:6oSnEoau0
>>94(花城)
「ぐ、ゴぁッ……」
【ごっ、と。ライフルごと両断された兵士は、断末魔を上げながらその場に崩れ落ち、骸と化す。武装兵士――残り4名】

……なッ!?
【そして、その行動は、確かにウェンズディの死角となる】
【角度は完全――“取った”と。誰もが、そう思うだろう】
【だが、まだそれは許さない。彼女を慕う部下が――】

『ッ、危ないッッッ!!』
うあッ……!?
【傍らの兵士が、身を挺してウェンズディを突き飛ばす】
【身代わりとなった兵士は、即座に花城によってその生命の流動を断ち切られるだろう――残り3名】
【残りは3人……ウェンズディはなんとか立ち上がりながら、それでも気丈に振舞って】

くッ、……そォッ!!
【がぁん、と。花城に向けて、“能力を付随していない”ライフル弾を射出する】
【すなわち、弾速も威力も、通常の銃弾のまま――回避手段は、銃口から軌道を予測する『見切』】
【それが出来なければ――狙いがブレているため致死とまでは行かずとも、痛い一撃を負うことになる】

>>102(カゲツ)

≪…………シ、テっ……≫
【――その時。ぽつりと、カゲツの耳に飛び込む言葉があったかもしれなかった】
【きっと、誰も気づいていない。あの焔に縛られた獣の本質に気づいていない、他の戦士たちには】
【言葉は、紡ぎ――意味を成す。……エンジの血走った瞳が、確かにカゲツを見ていて――】

  “ ユひ、 か ” ヲッ、   コロ  し  テ っ  ……  

【……――言葉、は……】

≪ ヴ…… ≫
≪ヴぅぅぅううううガぁアぁアアあァあぁァぁぁァぁアああアアぁアあアああアあアアあッッ!?≫
【――焔と共に。掻き、消える】

>>116(ロータス)
「ぉおおおおおおおッ、くたばれッ!!カーネル隊長の夢の邪魔はさせないッ!!」
【迫り来るロータスに対して、兵士の一人は。接近戦での銃は分が悪いと感じたのか】
【懐からナイフを取り出し、ロータスに切りかかろうとする】
【単純な一筋の剣閃が、ロータスの剣を持つ腕に襲い掛かるだろう】

【だが、その時にはスデに、もう遅い――】

「……え、なッ……」
【取り囲んだ斬撃が――】

「に、を……――――ぎがぁッ!?」
【――鮮血の華を、散らす。  ――兵士、残り2名】

>>105(ミストドラゴン&デイドリィム)>>107(レイド&アストラ)

『ひッ――く、そッ!?……ぐ、あ、……ぎッ!あッ!!』
【どしゃ、と。いびつな音を吐き散らしながら、エンジの援護に回った兵士は触手に潰されることになる】
【肉塊と化し、その場に崩れ落ち――残り1名――】
『くっ、小癪な手を……!喰らいやがれッ!』
【更にその些細な毒針を目くらましか何かだと思った兵士たちは、即座にアストラに反撃を開始する】
【まだ毒針は届いていないゆえに可能なのだ――それは、能力付与していない銃弾、1発】
【銃口を見れば回避は難しくないが、その威力は当然高い――】

【……そして、このために。ウェンズディの意識は花城へ、残った兵士の意識はアストラへ――】
【飛び交う弾幕に、ひとすじの希望たる『道』が出来る――ミストドラゴンには、この『道』が見えるか?】

≪ヴッ、ぐ……ぁぁぁああああああああああああああッッ!!≫
【一方のエンジも、逃げ回るだけでは終わらない。手負いの獣は、時に凄まじい力を発揮する】
【逃げ回りつつ、爪から放つ火炎波動――で、ジェムを攻撃せんとするだろう】
/次へ
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 00:57:49.47 ID:6oSnEoau0
>>vsスコール・ウェンズディ、ALL

【――その時、突如。ぶつ、と。部屋の天井の隅にあったスピーカーから、電源の入った音がする】

「……待て」


「何故――……何故ウェンズディッ!貴様が戦っているッ!!
 オレは言ったはずだッ!!貴様のその怪我では、死にに行くようなものだとッ――!?」


【聞こえてくるのは、先刻の……カーネルの声だ】
【どうやら、何処かに設置でもされているであろう監視カメラから、この部屋の様子を見ているのか】

……隊長。お逃げ下さい

「ウェンズディ?」

【対するウェンズディは、戦闘に集中しながらも、呟くようにそう返答し――】

……私だって、自分の限界くらいは心得ています
彼らの戦力は予想以上……このままではここを突破され、ブリッジへ至られるでしょう
そうなる前に……

「……待て、ウェンズディ……貴様は、まさか……」

……――――隊長、お逃げをッ!!
この場は……私がッ、『ヘルクロイツ』が食い止めますッ!!

「……何を言っている、それはオレが許さんッ!!これは『命令』だッ!今すぐ戻れッ!!
 ウェンズディッッ!!――――――ッ!!」

【ぶつん、と回線の切れる音――おそらく、放送を行える場所から、この場に移動しているのか】
【カーネルが援軍に来る前に――ケリをつけなくては、ならない……!】
【しかし、ウェンズディの瞳にも『意地』が宿り始める――】

……≪ Sgt.Hat. ≫ッッ!!

【次々と縦横無尽に飛来する銃弾――その勢いが、やや増す。そして、また全員に襲い掛かるだろう】
【だが、数あるものには限りがあり――この一波さえ超えれば、もう空中に残っている弾は無くなる――!】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:59:12.37 ID:iAEo62s9o
>>121

灰羽祐司……ですが、生憎とまだ[ピーーー]ないのでね

【聞かれたとおりに名前を名乗る】
【満身創痍とまではいかないまでも、傷だらけの身体でいて、彼はまだ笑っていた】
【片や無傷、勝負はあったように見えるが】

『炎よ』

【今までとは違い、力の無い声で呟くと、彼の右手から炎が夜桜へと放射される】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 00:59:44.11 ID:D+Jdq1PDO
>>106

≪・・・・・・随分と便利だな、それ≫

【上へ、上へと上昇していくジンジャーを見て、ぽつりとクラウスは呟く】
【彼女からすれば、後ろも見えた上に超人的な力を発揮出来るのがTJだと思っている】
【それが能力だと知ってか知らずか。もう一度だけ、便利だな、と彼女は呟く】
【その後彼女は無事、TJに屋上まで引き上げられ・・・・・・】

>>119

≪ザザザザザ・・・・・・決闘、というわけか≫
≪テロリストにしては随分とロマンチストだザザ・・・・・・≫

≪いいだろう──ザッ──受けて、たつ≫

【かつんと靴音を立て、クラウスは一歩戒能へ向け歩み寄る】
【そして、3本のナイフを左手に持ちかえ。服の中から右手で1本だけナイフを取り出した】
【これで、目に見えるナイフは今のところ4本】
【ザザザザ、とノイズが笑う】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:04:18.57 ID:k/WO9Hy6o
>>86>>87
…………くっ…………妄言……を…………!

【普段なら饒舌に言い返すだろう所だ】
【だが今のウェル子にその余裕はない】
【立っているだけで精一杯、と言ったところだ】
【腹部が、刺さった矢を中心に、みるみる真っ赤に染まっていく】

――そん……なに……必死、に……なった……ところ、で……
どうせ……貴方、様は……わたくしを……殺す、気で……いる……

【旋風を抜ければ、もはや邪魔は一切無い】
【ウェル子に余力があれば蹴りの一発でも放ったところだろうが……】

>>120
【嵐は、なんてこともなく過ぎ去っていく――】
【無論、風が吹きすさぶ音は恐ろしく、風が残す爪痕はむごたらしい】

【辺りには無数のカラスの羽根が散乱する】
【まさに、絶望の過ぎ去った跡が、この通路にまざまざと残っている】

【ウェル子は、彼が嵐をやり過ごすのもしっかり視認していた】
【――が、追撃はおろか、暴言を吐くことも叶わない】

【ウェル子の腹に突き立った「正義」が、彼女を縛っていた――】

>>86>>87>>120
結果は……どうあれ……所詮……貴方……様の、正義、な……ど…………けほっ……!

【言葉に力強さがない】
【毅然とした態度とは裏腹に、苦し紛れにも聞こえてしまう言葉がどことなくみじめで――】

…………うっ…………!

【目前に迫ったシオンをどうすることも出来ず、痛みに耐えて自分の腹部に右手を添える】

――貴方、様方も……わたくし、も………………

【ギリッ――歯を食いしばりながら、ウェル子はシオンとjustevil両名へ牙を剥き続ける】
【無表情しか見せてこなかったウェル子に滲む、苦悶の表情】
【痛みから来る、自分では制御しようのない冷や汗が、額に浮かぶ】

とんだ……お馬鹿様……ですよ……

【シオンが倒れ込むとほぼ同時――】
【ウェル子の脚からも、力が抜ける】


【まだ戦意は尽きていない】
【まだ闘える】
【目だって開けていられる】
【――しかし、脚が、言うことを、聞かなかった……】




――こ、の……  「  同  類  共  」  ――……が…………ッ………………




【どさっ……シオンに触れられながら、しかし重なるのだけはごめんだ、とでも言うつもりか、】
【恐らくは横に並ぶような形で、ウェル子は、意識も戦意も保ったまま、仰向けに倒れた】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:04:29.49 ID:Hy+drJ0zo
>>117 >>123

2人ともすまない・・・。
【眼を明け何か見据えたような表情で】

>>117
カーネル・・・それはさっきオーベールが言っていた<<R.I.P>>とやらの親玉のことか・・・?
そうだとしたらいずれ俺の敵・・・にもなるかもしれない・・・。
だが、君も無理はしてはいけない・・・。


>>123
パフェか・・・それくらいいくらでもおごってやるさ・・・

足は大丈夫か?
【着地につかった足を気にしながら】

また、会おう・・・パフェたのしみに・・・していろよ・・・
【去っていく方向の岩陰をみる】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:04:47.76 ID:1QtR80YDO
>>127
灰羽祐司、か…解った、あんたの名前はきっちり墓に刻んでやるよ
…だから、安心して逝きな

【印を切り終え、右手で背中の巨大手裏剣を掴む】
【それを灰羽へと構え、一瞬呼吸、そして】

夜桜忍法奥義―――“暴風風車”―――!

【灰羽の放った炎に真っ向からぶつけるように、巨大手裏剣をぶん投げる】
【回転する手裏剣は空気を巻き込み風を起こし、真空の刃が入り乱れる竜巻となって】
【炎を切り刻み、灰羽さえも切り刻まんと突き進む】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 01:05:26.64 ID:TOreDypjo
>>125-126
【身代わりの兵士を切り倒して】
【残心の構えをとろうとしている最中、その銃弾が襲いかかる】

ク―――ッ!

【回避が遅れ、右脇腹を打ち抜かれる】
【鮮血が吹出し、花城に激痛を与える】
【だが、それでも花城は倒れなかった】

ごぼ、っ……!
ああ糞、老骨には、チィっと来るわいッ!!

【そう、悪態を着くと、花城は深く、深く息を吸った】
【其れは、痛みを堪える其れではない、何かを仕掛けるための】
【“呼吸”を整え、“棒立ち”の状態にならなければ発動できないような何かの発動の為のものであるだろう】




                      終  之  極――――――――ッ!!



【飛来する銃弾に撃ちぬかれながら、花城は其れを発動しはじめる】
【銃弾を受け、千切れた肉が消滅し、気へと“変換”される】
【老人を中心に、暴風のような気の奔流が起こっていく】
【気は、櫻の花びらを形作り、老人を覆い隠していく】
【櫻の暗幕の中に幾度も銃弾が襲いかかり、鮮血が中から飛び出していくが、吹出す気は止まらない】
【確実に、奥の手が来る、そう思わせるものであった】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:08:01.40 ID:iAEo62s9o
>>131

(……後は、よろしく頼みましたよ、皆さん)

ぐぁあっ!!

【炎はあっさりと掻き消え、竜巻は彼に命中】
【しかしどういった理屈か、本来ならば周囲の物質を巻き込むはずの竜巻にぶつかった彼は、弾かれるように宙へ投げ出された】
【そして海へと落下していった】

【勝者・夜桜】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:08:11.73 ID:LKHUx9cAO
>>118
ん、君も帰るんだ……――?

【少年からの帰宅宣言に、女性は踵を返してそちらに向き直ると――】
【――直後、目に入ったのは、迫る胡椒袋が空中分解する瞬間】
【いつの間にやら元通りになっている瞳でぽーっと見詰め、……撒き散らされる粉末を思い切り吸入してしまった】

――ッ、これッ、なっに、けほっ……!
く、るしッ、……ッ、っこ、ら!今、の、見た、ぞぉ……っ!!

【止まらないくしゃみや咳に苛まれながらも、行く先は少年の元】
【元より潤みがちな瞳はより涙目になっており、凄まじい剣幕である】

っく、は、無理っ……

【――が、少年に辿り着く前に、その場に屈み込んでしまった】
【激しく咳き込んでいる姿は、客観的に見れば非常に苦しそうではあるが……?】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:08:46.50 ID:j6sa5ht4o
>>124
「はい、もう一丁っ!」

【止まる女。その姿に、追撃するはやはり鎖】
【下から上へと金網を構成する四鎖。伸びるその先端が、今度は伸び落ちてくる】
【それは、女を狙ったものではない。落下地点は女の背後】
【回り込むように、包み込むように――”檻”を、創らんとするように、鎖ははしる】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:09:01.23 ID:WAnBaOvEo
>>125

【手の甲にズブリ、と突き刺さるナイフ。だが、その対処法も実に簡単だ。】
【剣をもてないなら・・・・・持ち替えればいい】


次はあなたよ!!


【女剣士は二人目に斬りかかる。大剣の「能力」で彼女は自身の移動速度を剣に「重複」させることができた】
【ヒュン、と軽い音。刀身が消えたかのように速い斬撃が兵士を襲う。先ほどの彼女の攻撃を見ていたら見切ることができるかもしれない】


【「新月」・・・・高速のなぎ払い・・・】





【全てを―――――斬り裂かん――――――!!!】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:09:38.99 ID:vJ3QTaFMo
>>120>>129

【彼女は、と言えば――――……見ての通り、気絶中である
恐らくは先の攻撃でもう限界が来ていたのだろう、文字通り、気力で持ちこたえた
――――故に、これが本来の、一対一の勝負であれば、ウェル子の勝利であった
が、そう上手くもいかないのが戦い、というものであろう】

【彼女は能力を使った、綺麗な姿のままで
すーすー、と静かに寝息をたてて、気絶していた、とさ】


/おーすまない……そろそろ、眠気が限界なんだ
/というわけでお先に失礼するぜー愉しかった、乙!
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:10:20.52 ID:9o3DwWhuo
>>112

お話し、す、る余ゆ…… ッ! アアッ! アアアァァァ!

【さらに言葉を続けようとしたところで、腹部を貫いた短剣に力を込められ。刃はさらに臓腑を掻き回す】
【想像を絶する痛みに、クルスの表情が歪む。それでも、男性の至近距離から離れようとはしない――】

(……近付いてきて、くれた≠だから……)

【魔術が完成する】
【魔翌力の消費量が高すぎるが故に、あまり多くの回数の使用に耐えない、いわばクルスの宝刀≠フ式】

(……決まっ、て!)

【物体を移動させる能力を、そのまま自分の全身へと施術】
【さらに、それら急激な負荷から全身を守るための、最低限の魔術を同時に施術】

【――右手の平を、男性の鳩尾の辺りへと向けて、あとは詠唱を行うのみ!】

『聖所に……』ッ、あぐっ、『首、括る』!

【グン、と】
【一切の予備動作なしに、クルスの全身が、急激に前へと押し出される――】

【――第三世界の言葉に倣うならば、『寸勁』】
【最小の動作にて、最大の破壊力を放つ。一種の理想拳≠フ類だ】
【その特徴は、予備動作の少なさもさることながら】

【――打突した対象の内部へと浸透する、内部破壊の功=I】

【当然、左脇腹を貫いているナイフに、そのまま脇腹をバッサリと裂かれはしたが】
【今更、負傷が増えたところで問題はない】

【――この一撃で倒れぬならば、この身は、既に倒れているも同じなのだから】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:12:35.79 ID:lLKwM7juo
>>113
【燃焼中油残量、0/3。遂に周囲の炎の壁は消え失せて】
【眼前の敵の姿は、左右で違う色をした瞳に、確かに刻まれた】

(避ける、その程度は難しくない)
(片足で追って来る奴を振り切って逃げるなんて簡単な事だ)
(だけど逃げてどうする、その後でこいつを叩き伏せた所で)
(じゃあ、これ以上の行動出来るだけの力が残るか?)

(………考えろ。こいつは、ボクを倒したいだけだ)
(港を守りたいんじゃない、ボク達を止めたいんじゃない)
(ただ、目の前で暴れてる奴が気に入らないから倒したいだけだ)
(……じゃあ、出来る事なんか――――――)

【ザンシアの脚元には、外されて小さく纏められた装甲】
【どうやら収納の為に役立つ機能があるらしいが、それは閑話】
【纏められ、鎖で縛りあげられていたそれを】
【攻撃が向かって来る間に、ザンシアは拾い上げた】

【回避に関しては邪魔になるばかりの重量物、それを拾い上げた理由は】
【それが、黙っていて動く物ではないから、これに尽きる】
【つまりは、此処から大きく動こうと、ザンシアは考えていた】


【コンテナの破壊状況、七割程度。先程と全く変化が無い】
【青年の放った炎はザンシアの腹部を捉える。装甲は無く、回避も出来ず。既に削られて、限界の見えて来た体力】
【受けて立とうともはや走る事も出来ないだろう。計画は、潰えたかに見えた】

【それでも、相手は悪魔なのだ】


…………あーあ、くそ忌々しい通行人Aがぁ………!
良いだろう、今回だけは認めてやるよ、その中立的な思想とやらをさぁ!!
だけど覚えておくんだ、それじゃあボク達には勝てない!!
正義の味方が良く言うだろう!?心が折れない限りどうのこうの、ってねえ!!

それがボク達にもそっくり当てはまる!!殴り倒されようと、この願いが消えないのなら!!
何時間でも何日でも何カ月でも何年でも耐えしのび、必ず再び牙を剥くんだと!!!

【身体を燃やしながら、海へと近づいて行くザンシア】
【それが持つ銃口は、青年にではなく、残りのコンテナ郡に向けられていた】

それじゃあねぇ………ボクは暫く、牙を研ぐ事にしよう
あーあ、折角の美しいお肌が酷い事に―――

        ≪ self-destruct ≫

【引き金を一度。ザンシアの右手から、爆発と共に黒い閃光が迸った】
【爆風はザンシアを後方に吹き飛ばし、海面へと落下させ。そして掴んだ装甲の重量が、海底へと沈めていく】
【体を燃やしていた炎は、海面に落ちた瞬間、浮かぶ油へと引火した】
【これだけならば、まだタンカーは耐えられる。時間経過で、火は収まるだろうが】

【放たれた黒い閃光は、残るコンテナへと目掛け、轟々と魔翌力の唸りを上げて迫る】
【self-destruct、読んで字のごとく『自爆』。魔銃一つと自らを犠牲にして放たれた】
【これが正真正銘最後の攻撃、そして逃亡前の悪あがきだ】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 01:12:45.45 ID:/HxF465SO
>>125>>126

――――――え

【暴力の嵐の音が、ぜんぶ消えて、静かになる】
【聞こえたのは、彼女の声だけ。そんな錯覚】

(…………殺して? 殺して、って言ったの?)
(女の子に、自分から殺してほしいって、懇願させるような)

   【――――ああ、室内なのに。何故、月が見える気がするんだろう】

――――そんなひどいこと、したの?

   【ああ、今宵も】


――――――――許さない、許さない許さない許さないッ!!
お前ら、――――――殺してやるから!!

   【月が、きれいだなあ。】


【白い花弁――――それが、少女の刀の周囲を舞って】
【ゆっくりと。身体に銃弾を浴びようと、振り上げた刀は静止したまま】


   纎月――――――


【見開いた目は、まっすぐ軍服の女を射って】


   ――――――――散華ッ!!


【まっすぐ。刀を振り下ろす】
【刃の周りで舞っていた花弁、およそ十枚――――一枚一枚が刃と化したそれが、眼前の敵へ、飛んでゆく――】


【――――――】

【花弁のうち、一枚。それは、ゆるりと方向を変えて】
【エンジの「仮面」。ピンポイントに、女に向けられたそれよりは緩やかな速度で、飛ぶ】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:13:03.57 ID:U5gI3rFRo
>>119>>128
【クラウスを無事引き上げ終ったところで…改めて戒能が指定してきた場所をじっくりみて】
【ヒュウ、と称賛の意を込めて口笛を吹かせて目の前をじっと見る】

―――風流な男だね、こんな場所を戦闘の場所として指定してくるとは
私もこういう場所で大暴れしたかったところさ、丁度ね


…嗚呼、こんな『風』に満ちた場所で私に挑むとは…なんとも勇気ある男だ

【ガシャン、とベルトの中央のサークル部分が開くと…エネルギーチャージモードになって風車が露出する】
【TJに力を与えるは『向かい風』…風力エネルギーを受けるとどんどん赤いエネルギーが彼らの体内に溜まっていく…】

いいだろう、こちらも短期決戦は大好きさ…3対1とはずいぶん卑怯な手を使わせてもらっているが…
構いはしない、これより君にとどめを刺してやろう

【左側に開いた両手を持って行き、腰を落として戒能に狙いを定める】

(そのナイフのうちの二本でなんとか彼の両手を塞いでくれ、ガードをこじ開けた所に叩き込む
ナイフよりは…決定力のある技を用意してあってね、任せてくれるか?奴を『弾き飛ばす』のを)

【と、彼はクラウスにそう小声で声をかけてくる】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:13:45.04 ID:1QtR80YDO
>>133
…ニンニン、終わった、か?

【やがて竜巻は消え、返ってきた巨大手裏剣をキャッチ、また背中に戻す】

…上手く飛びのいたか、海に逃げたみたいだな…まあそのまま魚の餌になってりゃ世話ねえか
奥の手、使うまでも無かったみたいだな

【灰羽が落ちた場所へと赴き、確認するもその姿は見付からず】
【どうでもいいかのように視線を背けて、その場から飛びのく】

…このまま転移してもいいんだがね、折角だし少し他を見学でもさせてもらいますか

【月に照らされ移った影は、夜の闇に紛れて消えていった】

/乙でしたー
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:13:48.74 ID:0vNRjJnSO
>>126
『雨は……まだ止まないですから!?』

いや…………着実に弾数は減りつつあるね……ただ……相手さんもそろそろ正念場らしいよ。

【各々の方法で“雨”……いや“嵐”を防ぎ続ける二人だが……弾数に比例するように、“消耗”は激しくなる……!!】

『こ、こうなったらやけっぱち! 使った事はないけど……ええい、これも使ってやるですから!』

【ひゅん!】
【デイドリィムが“何か”を振り回す】
【“何か”……それは先程拾っていた、部隊長“エルゼエル”の鎖鎌!! 鎖を全く活かさず……鎌の部分だけで、ぎこちなく】
【それでも、被弾数を“僅かに”減らす要因にはなっている……!】

今、カーネルが来たら…………それはもうやばいなあ……どうしたものだろうね……

【ミストドラゴンは誰に言うでも無くそう呟きつつ……被弾数を少しずつ増やして行く……!!】
【現在、先程までの物に加えて……新たに四発! 右足・後頭部に一発ずつ、背中に二発……】
【彼は確実に……“押されていた”!】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:14:02.93 ID:HZW0Su2b0
>>123>>130
ふふふ…そうされないように抵抗するわ
私は生きたいから
【そう優しくオーベールに微笑み】

言っとくけどカーネルは親玉じゃないわ…《ポポル》
私は見たことないけどソイツが本当の親玉よ…
【そうテツに言いながら】

せぇ………のっ!!!
【オーベールが着地の衝撃を代わりにうけたおかげで足にコレ以上の負担はかからず】

……ありがとう
またね…君
もし……私の妹…私に似た姿の子に会ったら伝えて
『姉はゾンビになった。悪魔は死んだ』って…
【そう言ってオーベールを見送り】

アナタも…もし妹にあったら伝えて
そして…多分もうすぐ救急車が来るわ
【僅かに聞こえる救急車の音を聞きそう言い】

ありがとう…またね
【そしてなんかの端末を取り出し弄り】
【消えていった】

/二人とも乙でしたー
/熱く戦えたかわかりませんが…
/お付き合いありがとうございます
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:15:17.35 ID:oaVj1rgKo
>>134

ッぷ………くすくすっ………
ねーねー、どうしたのー? 大丈夫ー?

【あからさまに含み笑いを漏らしつつ、蹲る女性におちょくるように近付いていく】
【にやにや、にやにや】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:19:21.24 ID:5TgREDZ30
>>125>>126

「馬鹿な……っ、自分から飛び込んで――――ッッッああぁっッッ!!」
"我が主よ!!"

【自ら、毒針の弾幕の中に飛び込んでくるとは思わなかった。それがなんなのか、分からない故の暴挙、分からない故の活路】
【起死回生の一撃は、正確にアストラを捉えた。左の鎖骨――――肩と胸との境界部分を撃ち抜かれ、アストラはその場に倒れる】
【――――だが、それでもなお毒針は、矢面に立った兵士もろともウェンズディを巻きこまんとしていて――――】

≪しまった!! ァァァァアアアアアアアアアアアアッッッ!!≫

【ジェムに、火炎波動が迫る】
【ジェムの纏っている青い炎は、生物の体力と魔力を減退させる効果がある。普段纏っているそれは、魔力攻撃に対して一種のフィールドとしての作用も齎す】
【先ほどの一件で、エンジの火炎は魔力由来だと分かっている。故に、減退の効果は期待できたはずだが】
【手負いの獣の一撃は、そんな計算を超えたものだった。白い髑髏だったジェムの体が、焼かれて行く】

――――ッッッッ!! アアアアアアアアアアァァァァァァァゴゥルゥゥァァァガアアアァァァァッッッ!!

【そして、ジェムが焼かれている様を、如何に一種のバーサーカー状態とは言え、レイドは理解していた】
【明らかに怒りにまかせた挙動で、左腕で握りつぶした兵士の『残骸』を、エンジに向けて投げつける】
【多少砕けているとはいえ、装備も合わせれば数十キロの塊である】
【純粋な質量攻撃として、レイドはジェムの報復を行ったのだ。そこには、パートナーを傷つけられた事に対する、おぞましいまでの殺意がにじみ出ている】

「ぎ、うぁ…………く、そ…………っ!!」
"我が主よ!! …………うおおおおぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!"

【鎖骨に銃弾を受けたアストラは、その場にくず折れる。それは、銃弾に対する回避が不可能である事を意味する】
【動けるのは、アストラの背中に陣取っている2本の蛇頭触手のみ】
【それらは、主を守らんとする執念のこもった奇怪な動作で、自らアストラを襲う銃弾を受け止める】
【鱗がはがれ、肉がえぐれて尚、ダハルはアストラを守ろうとした】

――――ッグウッッ、グゥゥゥゥゥゥギイイイィィィィィィィィィィィィィ………………!!

【レイドは、エンジへの追撃が功を奏したか。それを確認もせずに、身体を丸めて銃弾を受ける】
【胸元に突き立っているナイフに攻撃が当たれば、読んで字の如しの『死活問題』なのだ】
【他の体の箇所が多少傷ついても構わない。それでも、胸元の『恋慕色華』だけは守る必要があったのだ】
【わき腹に、背中に、操作を受けた銃弾が直撃し、傷をつけていく】

≪うぁ…………姉貴…………≫

【火炎波動で焼かれ、黒く焦げたジェムは、フラフラと床に軟着陸する】
【既に、戦闘行為を続行できるだけの余力は、残っていないと見るべきだろう】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:21:07.68 ID:/P2NQbSDO
>>135

【大きくバックステップするのと同時に女の腰の両側からパイプが地面に向かって伸びる】
【そして・・・そこから・・・今だに翼状のパイプから吸収している空気を、一部急速に噴出し鎖と入れ違いになるように宙に飛びあがる】
【そのさい鎖が腹部にかすり軽い擦り傷ができる】

【そして宙に浮かぶ女は右手首の小さなパイプから空気を噴出する】
【小さなパイプの針のよいに細い穴から出た空気はまるでカミソリのように鋭く、レーザーのように直線的だ】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:25:31.05 ID:crzmk4gn0
>>129

(…傑作だ)

【嵐が過ぎ去ったのを見ると、フフ、という含み笑いと共にゆっくりと立ち上がり…無傷である自分への驚きが襲う】
【其れは、この小さな正義のお蔭であるのは紛れも無い事実なのだ】

(寧ろ、助けられたのは俺の方、なのかもしれないな…うむ。取り合えず此処は危険だ。外へ出そう…で。俺も路地裏に帰ってめでたしめでたしって所だろう)

【そう、事実を思い出し、歩み寄って共に此処から離れさせようとする…と。】

>>129

【傍らに寝そべる少女。血が多いがまだ生きているようではあって少し安堵する】

(何から何まで…本当に完璧だ)

【更なる、正義への感謝を胸に秘めながら――】

 あんたは生きろ。そして名誉ある正義の下に散らんことを
 若しくは、その絶望の闇が晴れる事を心から祈る

 狂人としてな

【彼は、地に伏せる正義を背負い、獣となりてその場から立ち去らんとするだろう……と。】

 あ。何なら乗るか?

【獣が振り返り少女に向かって口を利く】
【此れが最後の問いだろうか。狂人故の意味不明な質問で止めた】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:26:28.86 ID:xH4o0WG1o
>>141


【応じた=\―――そう認識した刹那、戒能は『全力』で“20の黒蝶”へ指令を送る】
【其々が、「個別」の視界を有し、「個別」の指示系統を有し、「個別」の動きを有す黒蝶=z
【“20”を動かすと言う事は、其れだけ脳への負担も大きい……戒能の処理能力は、『驚異的』とも言える】



     【―――――――――数秒の後、戒能は大きく両腕を開き=z




                インプット♀ョ了……――さぁ、『ご自由にどうぞ』。




             【其の両手に、血液のナイフ≠生成―――――――――『準備完了』ッ!!】




【彼の動作が終了すると同時、黒蝶≠ヘ『ほぼ同数の三グループ』に分かれて飛行を開始する】

【先ず『第一グループ』は、TJへと直線的に飛来……だが、時折上下左右≠ノ揺らぎ、其の行方を阻もうと試みる】
【『第二グループ』も、同様の動きで『クラウス』へと飛来を開始する】
【『第三グループ』は、“横一列”に広がり、戒能と二人の間を均一に、ゆらゆらと停滞しつつガード】
【この三グループ=A一つでも『触れてしまえば』……“中規模爆発”は避けられない】


【だが、二人は気付いただろうか――戒能は確かに、インプット≠ニ云う言葉を使った】
【そして、黒蝶達の動きの“機械的”な様子……この二つの意味する事さえ理解すれば、戒能を落とす℃魔ヘ困難では無い】


【戒能 鴉≠ヘ、確実に―――――『シュミレート』に基づいて、“蝶の動きを指定”したに過ぎないのだ】
【詰まり、“予想外の力”に『蝶が軌道を変えて』対処する事は先ず無い――――!!!】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:26:48.34 ID:/P2NQbSDO
>>147
/訂正 【宙に浮かぶ女は右手首の小さなパイプの針のように細い穴から空気を噴出する】→【宙に浮かぶ女は右手首の小さなパイプの針のように細い穴から男に向かって空気を噴出する】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:27:04.34 ID:6oSnEoau0
>>136(ロータス)>>146(アストラ)

『はッ……どうだぁ化け物ォッ!土産だ、これでくたばって――』

【アストラへの銃撃を完了させた兵士が、追撃だと言わんばかりにライフルを構える】
【が、それが射出されることは、無く――】

『……死ねぇッ!!……えッ?』

【そう叫んだ刹那、兵士の上半身と下半身は、別れを告げていた】
【ロータスが放った、研ぎ澄まされし神速の斬撃によって――である】

『えッ……げッ、がはッ……』

【――これで、武装兵士は――……全滅、した】
【ウェンズディへの道が、開ける――】

>>140(カゲツ)>>146(レイド)

≪……――――ヴッ、がぁッ!?≫

【――カッ】
【刃と化した花弁が、確かに――エンジの仮面を、捉え】
【その仮面にはヒビが走り――“彼女”は、その場に蹲る】

≪ぐ、ゥ……あっ、ぐ……ふぅ、うッ……!?≫

【更に、丁度カゲツが放った毒も効いてきたのだろう】
【徐々にエンジの纏う火炎が、その勢いを減らして往く――が】

≪……く、ぅ……ぅ、…………うゥッ!!≫

【――ずるり、と。突如、“彼女”の足元に、黒い水溜りが出現する】
【それは先刻、≪R.I.P.≫のリーダー、ポポルが出現してきたものと同じ――】
【そしてエンジは、その水溜りの中に沈みこみ――やがて、水溜りごと消えるだろう】
【レイドが投げつけた兵士の骸は、エンジが消えたため無残に壁に叩きつけられることとなる】

【どうやら、逃走したらしいが……≪四刃≫の『エンジ』……その仮面に隠されたものは、何なのか?】
【カゲツは、ひとつの「疑念」を抱いたまま、戦いの次なる極地へ進むことになる――】

/次レスへ進みます
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:27:30.94 ID:6oSnEoau0
>>132(花城)>>136(ロータス)>>140(カゲツ)>>143(ミスト&デイドリィム)>>146(レイド&アストラ)

Hit――!
【花城の脇腹を、銃弾が捉えた。それを認めた瞬間、ウェンズディは確かに勝ち誇った】
【……――勝ち誇って、しまった】

……なッ――!

【ゆえに、その驚愕は二乗となる】
【同時に、その『隙』も――!】

……―――――――くふッ

【ドッ、と】
【カゲツの放った幾重の花弁が――ウェンズディの体に、突き刺さる】
【同時に――すべての銃弾の嵐が、消滅する】
【その衝撃によって、ウェンズディがたたらを踏み――『動いた』ためだ】

【更にアストラが放った毒針の効果によって全身を痛みが襲い】
【思わずふらついて、ライフルの狙いが「ズれ」――】

……ッく、……カーネルッ、……隊、……長〜〜〜〜ッ……!!

【――それでも、果敢に銃を構えようとする、この勇ましき女隊長に】
【さぁ、今こそ……各人の全力の攻撃を叩き込み、ケリをつけるのだッッ!!】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:29:13.88 ID:yNwYE6kTo
>>130
/あっと申し訳なーい!
/最後の最後までそういや名乗ってなかったけど、やり取りの中でコッチの名前は察知したって事にしてくださいまし

>>130>>144

リンも言ってるけど、カーネルは親玉じゃ無いよ
……ボクには、関係ないけどねェ? ふふ、リンにとっては、朗報では無いかもかなァ?

【振り向くでもなく、ごくゆっくりとした、つまりは気力だけで足を動かしながら二人に言葉を向ける】
【時折、皮肉ったように鼻を鳴らす笑い声が聞こえるが、顔が向いていない以上聞き取りづらいか】

妹? 知らないよ、オバサンの妹なんて。勝手に自分で伝えれば良い
じゃあね、また会うときなんて、無いかもしれないけどさァ

……ボヌール……か……

【言いながら、最後に呟く単語はフランス語――幸せ――の一単語】
【ゆるゆると、岩陰の方へと足を進めて二人の視界から姿を消す】



『坊ちゃん、あのねぇ俺様の気持ちも考えて? 俺様お目付け役なのよ、マダムに怒られちまうって』
知らない。ボクはボクの仕事してるだけだし……あ、ヒトブタ燃えちゃった?
『燃えちゃった? ……じゃないって! あんなもん見つかったら大惨事……ああもう、いやどうせ沈んじゃうんだろーけど!』
だったら、問題ないじゃん。後始末しなくて済むんだろうし
『いやね大損害っていうかね……主に、仕入れ先が。ああもー出荷が遅れっちまうわなあ、もう』
……あのさ、お小言、もう良いから。早く帰る。ボク、眠いの
『眠いのって、はいはい分かりましたよ。そいじゃ、掴まって』
……ん

【どこか家族の会話のような、和やかに交わされる言葉】
【しかし、その会話が示すものは――】
【コンテナ、否、戦場となっていた船の傍らにひっそりとあった小船】
【今はもう燃えている頃かも知れないが……その中には】
【手も足も無い、まるでトルソーのような骨が幾つも見つかったかもしれない】

【それは、誰も知らないかもしれない、誰かは勘付くかもしれないほんのちょっとの小さなひみつ】


/勝手になんかしつつ乙っしたー!
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:31:17.96 ID:k/WO9Hy6o
>>137>>148
【ウェル子の真下に、「黒い水たまり」のようなものが現れる】
【――「転移装置」――】
【これによって、「ノクトクルセイド」の者は容易な撤退が可能となっている】

――……組織は……どう、考えて……いるか……知りません……けど……
わたくし……は、こんな……船を……棺桶に……する気は……さら……さら……ございま、せん……

未練も……後悔も……ない船……と……一緒、に、臨終する……わけには……いきません……から……
ですが……「敵」……に触れられるのも……お断り、です……

【倒れていながらも、その視線は強く絶望を映し、澄み渡る】
【荒い吐息など、お構いなしに】

ま……後は……お好き、にどうぞ……わたくしは……帰りますけど……、けほっ……!

――さよう……なら……

【――とぷん、と、ウェル子が水たまりに飲み込まれて、彼女は消えた】


「まあ、仕事は遂行完了……とでも言ったところでしょうか――」


【ウェル子はいないはずなのに、そんな声が、聞こえたような――】




【――「カー」「カー」】


【そしてこの後しばらく、戦艦内のどこかで、カラスの鳴き声が、こだましていたとかいなかったとか――】


/では、ここで終了と致します! お二方とも、本当にお疲れ様です!
/お付き合いいただき、まことにありがとうございました!
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:31:30.52 ID:j6sa5ht4o
>>147
【囲うべき者を失い、4の鎖が次々地面に突き刺さっていく】
【”檻”から逃れた女。空に浮かぶその姿を視界に収め、男は一つ口笛を吹いた】

「やれやれ……まったく、君も随分と好戦的な子だ。そんなんじゃあ、何時までも彼氏の一人も出来ないよ? おっと、これは失言だったかな?」

【相も変わらず軽佻浮薄。気味の悪い薄い笑みを浮かべたままで、男は空を見上げていた】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:32:07.51 ID:LKHUx9cAO
>>145
【近付いてくる少年に目もくれず俯いたまま、片手で膝を抱え、片手で胸を抑える体勢】
【咳はおおかた収まりはしたものの、酷く辛そうに呼吸を繰り返している】

……ぐ、ぅ……

【上目遣いで少年を見遣るが、絞り出すように発するのはぐうの音だけ】
【数分間変わらぬ体勢を保った後、接近してきた少年の位置に凡その見当を付けて――】


――……油断、大敵ぃっ!!


【――刹那!弾かれたように飛び出し、少年を捕獲せんと肉薄する……!】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:33:43.23 ID:j6sa5ht4o
>>155
/【噴出された空気の切っ先を、横に大飛びして回避する】
/を最後の一文の前に挿入。
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:34:26.13 ID:0p3DCvO7o
>>139

俺はヴァルトスラットだ・・・ツウコー云々違う・・・・・・

もうお前らにハ会わナイ・・・いや・・・会エない・・・・・・
その思いは・・・永遠に・・・届カナいさ・・・・・・
だが・・・俺は自ラの力をモノにして何時かお前にモそれ以上のモノにモ勝てる力を見せてアゲヨう
【最後に、全てを覚悟した彼は自らの持っていた武器を懐へとしまうと】


アアア・・・

【ザンシアの最後の一撃、それを防ぐ術など彼にはなかった】 【迸る爆風、かろうじで海には落ちなかったようだが】
【破壊されるコンテナ、燃え盛る油、立ち上る黒煙、やがてそれに隠れて何も見えなくなる】

【ゴオオォォーーー――――】



力に牙を剥かレタ俺に勝利は有るノカ――No――――

【その眼に、もう理性は無い】


ダガまだ・・・[ピーーー]ナイ・・・・・・――――力をモノにスルマデ・・・・・・――――――――

【あるのはヴァルトスラットに扮した『ナニか』、ただそれだけ】



 ――――バイバイ、第五世界




【――――その後、ヴァルトスラットを『この世界』で見たものは"誰も居なかった"】


/乙でしたー、色々すみません
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:35:07.64 ID:Hy+drJ0zo
>>144
〈〈ポポル〉〉・・・

そうか、ありがとう。
次に会うときは俺も強くなる
【眼に力が戻る】

気をつけて・・・
【消え行く彼女を見送りながら】

>>153
朗報では無い・・か・・・
【軽く笑い顔をしながら】

俺は今日君たちにあえて正解だった。
(自分の弱さを知れたからな)

気をつけてな。
【見送りながら】




【救急車の音が聞こえる】
【その後テツは救急車に搬送され一命を取り留める】

/お二方どうもありがとうございました!
/修行をつんできます!
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:35:28.80 ID:LKHUx9cAO
>>156
/すみません、途中送信です!
/最後に【接近が出来たならば、彼の身体を両腕でがっちりと捕まえることだろう】の一文を挿入しておいてください
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:35:53.16 ID:fcbW69v0o
>>138
【―――ダッ―――内部機構に走った、魔術からなる”破壊の力”】
【彼女にナイフを突いている状態での、ゼロ距離からの攻撃だ】

・・・ぐぁっ!
くっ・・・小娘が・・・今・・・”何”をしたっ・・・

【彼の口から、短く漏れた、その呻き声は―――】
【―――確実にダメージを受けたことの、証左】

【よろよろと覚束無い足取りで彼女から離れると】
【未だ変わらぬ、喧嘩腰調子の口調であったが】

くっ・・・覚えておけ・・・
我ら機関の兵力に・・・際限はない・・・
所詮”俺”は末端の・・・枝葉に過ぎぬが・・・
ナンバーズ機関員に・・・ノーナンバーズの機関員・・・

俺に代わって、必ずや貴様の息の根を止めてやろう・・・
一足先に「地獄」で待っているぞ・・・”十字架の娘”・・・


【ついぞ最期、言葉を吐き捨てた男の、後方へと進む足取りは重く】
【ドサッ、と崩れたコンテナに倒れ掛かった、その直後に―――】






       ドォォォオオォォォーーーーーォ!!!!







【刹那に周囲へ衝撃が走った―――それは躊躇も無く、遠慮も無く】
【―――その場に在った万象のモノを蹂躙し尽くす、爆発であった】

【火薬の詰まれたコンテナに、火の海から”火種”が移ったか】
【機関戦闘員の、負けを見越した上での決死の”自爆”だったか】

【その結末は今や誰にも分からぬが】

【そして同時に、意味をする、彼女がこの戦場舞台を制したことを】
【十字架の娘/クルス、彼女こそが紛れもない、正義の勝者であった】

/お疲れ様でした!ありがとうございましたああああああああ!
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 01:36:39.33 ID:/HxF465SO
>>151>>152

……っ、…………

【振り下ろした刀が、そのままゆるやかに地面に墜ちる】
【弾丸の雨を、浴びすぎた。身体中痣だらけで、身動ぎするだけで、痛い】

…………た、すけ……られなかっ、た…………

【膝が、次いで上体が。崩れ落ちて、丸くなる】
【仮面の奥の、「殺して」と懇願した眼光。それだけが網膜に焼き付いて、離れない】

………………せめて、お前だけは――――――散れっ――――!

【震える腕を伸ばして、開いた掌を――握る、それを合図に】
【突き刺さった白い刃、それが、一段深く女の肉に潜るだろう】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:38:05.28 ID:WAnBaOvEo
>>152

さてさて・・・お次は―――――――――――――

【勇ましい女隊長・・・彼女に視線を合わせる。】







【大剣を振り上げる。片手だ。右手はナイフが突き刺さっている】







【位置を補正し、両足に力を入れる】







【塚を握る左手・・・さらに力をこめる】



よ―――――――――――!!!!


【渾身の力で剣を縦に振る。その間合いに相手はいない。】

【しかし――――――】

【彼女の剣術に―――――――距離は関係ない!!!】


【刀身から放たれるのは・・・・斬撃・・・】

【鋭い切れ味を持ったそれは・・・うなりながら接近する】




【最後の――――――――】


【一撃―――――――――――――!!!】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:38:47.67 ID:oaVj1rgKo
>>156

【蹲り下から見上げる姿勢の女性に、舌を突き出して顔を近付ける】

にゅふふふふ………ねーねー、こんな時間にそんな大声でくしゃみしてたら怒られるよー?
もうすっかり夜も遅いのに、近所迷惑にも程があr………っ、んゎあッッ?!!

【と、そこまで茶化した台詞を吐いた所で、女性の体が弾かれたように接近】
【余りの出来事に、一瞬体が硬直する】
【そして―――少年を捕獲するには、それは十分すぎる隙だった】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 01:39:36.99 ID:TOreDypjo
>>151-152
【割いて、裂いて――――咲いて】
【――――其れは“さき”誇る】
【桜を象徴とし、花城の奥義が、終局へ向けて―――――ッ!】



             花     鳥     風     月     ! !


【櫻は、渦巻き逆巻き乱れ巻。一つに収束して、櫻の集合が、一つの人を創りだした】


【――――紅に渇く暮れ桜だ、そう思わせるナニカ】

   一撃。それで終わりにしよう。
   儂も持たない、お前さんも長くない。
   どちらが死ぬども、そこで全てが終わるように。
   終わるために、始めようじゃァないか、カカッ!

【桜の花弁を見にまといながら、其れは口を開く】
【――――五十歳程若返った老人がそこに居た】
【目をつぶり、呟いて】

――――齢七拾、老境に至れども、未だ極みは得られずも、この剣閃。
この剣閃だけは、誰にも負けん、そう、証明しよう。
お前さんの軍人としての誇りに、敬意を表す。
儂の全力で、お主を打倒させていただこう――――――ッ!


【血を吸い櫻はより美しく“さき”誇るという話を聞いたことがあるだろうか】
【今の花城は、其れと同じである。今宵、白刃を手に駆り、櫻の老剣士は“さき”、乱れる】
【ゆっくりと、刀を鞘に収め、花城が相手を見据えた】
【其れは、抜き打ちの態勢で】


            奥義――――――――ッ!


    【鞘の中の刀身に、気が込められていく】

               【桜花が舞い散り、周囲に雅な“花”を散らし】

   【気がうずまき、周囲に軋るような、囀るような“鳥”の音が響き】

                         【周囲に気による気流の“風”切りが起きる】

  【そして、その目は、満“月”のごとく、穏やかな黄金の光を宿し、相手を指すように見据えていた】



                  【――――抜刀――――ッ!】



            ―――――― 《 花   鳥   風   月   ! !》


【鞘を刃が走り抜け、斬撃が放たれる】
【風を食いながら、桜色の気の斬撃が飛翔していく】
【高速の抜刀により、斬撃は超高熱と貸しており、触れれば、“焼ける”】
【之が老人の奥義、之に全ての残りの力を載せ、老人は斬撃の行く末を、只、見据えた!】
【通るか――――!?】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:39:37.52 ID:D+Jdq1PDO
>>141

≪・・・・・・ザザザッ≫

【TJの申し出に対して、クラウスは何も言わなかった】
【こくり、とただ頷くだけであった】
【それだけの動作で十分だと思ったからだろう】
【そしてそのまま、また一歩だけ戒能へ向けて歩み寄る】

>>149

【・・・・・・攻撃は、静かに始まった】
【何の予備動作もなく唐突にクラウスは戒能へ向けて疾走しはじめたのだ】
【襲いくる蝶は身を屈めて避け。左に右に身を捩って避け】

≪・・・・・・インプット、か≫

【横一列に並んだ蝶の近くまで、クラウスは駆け抜けた】

【その動きはまさに風】
【そして、蝶の列の僅か手前まで接近し──】
【彼女は、己の右手を握り締めた】

≪ザザザザザ・・・・・・≫

【──唐突に】
【クラウス・アヴィットの姿が消えた】
【まるで煙のように。まるで縮んでしまったようにに、消えてしまった】

【得物はナイフだけ?】
【それだけなはずはなかった】
【彼女もまた・・・・・・能力者だったのか・・・・・・!?】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:39:51.01 ID:0vNRjJnSO
>>152
……止んだらしいね…………さて。俺は女に優しくだなんて考えない……俺さ、セイギノミカタだから……ね。

『ミスト、鎖鎌をですから!』

え、ああ……ありがとうデイドリィム。

【自慢の斧型ギターを高々と掲げたミストドラゴンに……デイドリィムが“エルゼエルの鎖鎌”を手渡そうとして】
【ミストは拍子抜けしつつ……ギターをデイドリィムに渡して、それを受けた】

さあ……良い“曲”を創らせてくれ……

【鎖鎌を構えながら、彼はウェンズディへと疾駆する……!! あくまでも“刃”は彼の得意分野……エルゼエルには遠く及ばないものの、彼も鎖鎌は扱える!】

シッ………………!!

【射程距離に入ったところで……彼は鎖鎌を、ウェンズディへと……それこそエルゼエルが彼らにしたように、投擲した!】
【その切れ味は……いや、それは最早語るまい……】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:40:09.58 ID:5TgREDZ30
>>151>>152

「う、う、うぅ………………ご、がぁっ…………」
"ま、ずい…………我が、主、よ…………う…………――――――――"

【銃弾を良い様に浴びたアストラと、追撃をかばったダハルは、満身創痍であった】
【鎖骨への被弾。それは決して軽視できる傷ではなく。ダハルの傷も、弾の威力は減退していたとはいえ、あまりに『量』が過ぎた】

≪あ、ね……き……………………もう無理は、しない、で………………!≫

【床に転がるジェムもまた、同様である】
【エンジの最後の反撃は、確実にジェムに打撃を与えていた。フィールドを突き抜けられ、ジェムの力も出し切る事はできない】



【では、このパーティは全滅したのか?――――――――否。『それ』を成し遂げられる人間が、ただ一人残っていた】

――――――――ウゥゥッ、ウゥゥッ、ハァッ、ハァッ、ハァッハァッハァッハァッ………………!!!!

【――――寿命と引き換えに戦う力を得た、一人の復讐鬼、レイド=E=ヴェイスである】

【使い魔にして、大事なパートナーであるジェムの報復が、邪魔された】
【ひるがえって見てみれば、自身の兄であるアストラ=O=ヴェイスは、瀕死の重傷で倒れている】

【――――怒りのやり場を失ったレイドの破壊衝動は、場に残ったウェンズディに流れる。それはある種の必然だった】

――――ギィィアァガオオォォォォォラアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!

【レイドの残酷な応報感情は、現在可能な限りの最高の一撃を放たせた】
【左腕の触手を、ウェンズディに向かって撃ち出す。串刺しにするつもりだ】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:46:18.05 ID:X8ZaEM4x0
>>104

(だめだ…やべぇ体が動かねぇ…)

【青年は膝をつき手からは刀が落ちる】
【青年は今にも気を失いそうな中左手を前に突き出し胸倉をつかもうとする】

(最後に…最後に少しでも触れれば…)

【とてもゆっくりな手の動きは簡単に払える】

//すいません
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:46:43.33 ID:9o3DwWhuo
>>161

は、ぐ……。

【裂かれた脇腹から、内臓が零れ出るのではないか――】
【断続的な痛みの最中、そんな益体もない思考までが湧いて出る】
【急激な勢いでたたきつけた右手から、伝わってくる痛みが些少なものに思えるほどだった】

なら、俺は……! そのた、びに、返り討ち、に……ゴホッ!

【痛みのあまりに噎せ返って、それでも少女は不敵に笑んだ】
【そう、これで戦いは終わったのだ――】

うわっ……!

【安堵の息を吐こうとした矢先】
【目の前の機関員が――唐突に爆裂四散した】
【余波に、吹き飛ばされて地面を転がった後、四つん這いの姿勢になって――再びそちらを見る】

【無論、先ほどまで戦っていたはずの機関員の姿など、どこにも、ない】

な……ぁ……!

【その光景を受け入れられないのか――少女は、自失した表情で、ずっと】
【――その、人影があったはずの場所を、見つめていた】

ちが……!
ころ、すつもりなんて……! そんなつもり……!

【痛みに、視界が霞む】
【――薄れていく意識の中、少女は、自分が正体の知れない塊に押しつぶされる――】
【そんな光景を、幻視して、その場に崩折れた】

/おつかれさまでした!
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:47:41.18 ID:crzmk4gn0
>>158

 ふむ。消えたか

【その獣は、姿が見えなくなった事を視認すると】
【正義を背負い、戦艦から脱出する】
【彼は、その独自的なフットワークで、その少女を交番の前に捨てるだろう】

【交番であれば、身元が付く。そのような考察であった】

(烏の鳴き声は暫く聞きたくはない、な)

【あの戦艦での事を思い出しながら振り返る】
【狂人は、路地裏にて今も見張る】

【この世に悪がある限り】

/シオンさん、ウェル子さんの方お疲れさまでした
/レス速度が遅く、申し訳ありません。とても愉しかったですっ
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:47:56.02 ID:/P2NQbSDO
>>155
よけーな・・・
【足の噴出が止まった今、女は自由落下するはずだった】

お世話だ!!
【しかし左手から空気がはぜる音がしたことにより、その未来は変わる】
【左手の塊状パイプから空気が吹き出され、その硬質なパイプに覆われた左手の推力で鎖の障壁の上から斜め下に高速で進み、彗星のようなスピードで左の塊状のパイプを男にぶつけようと男に迫る】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:49:29.20 ID:lLKwM7juo
>>158
【自分自身の『戦闘の敗北』と引き換えに、叩き込んだ黒い閃光】
【それはコンテナを粉砕し、燃え盛る海上に更に油を注いでいく】
【強まり続ける火の赤、立ち上る煙の黒】

【それをザンシアは、沈みながら眺めていた】

(………どれだけ休めば治るかな)
(海に飛び込めたのは運がいい、けど塩が染みる……)
(一週間、二週間。いや、もう少し掛かるかも)
(早く治さないと、あの計画に支障をきたす)

(ああくそ、元はと言えばこんな戦闘に参加しなければ)
(いいや違う、参加しないと意味が無い。問題はそこじゃないんだ)
(じゃああのクソッタレの通行人のせいだっていうのか?あれにしてやられた?)
(ああ、気に食わない気に食わない)

【ごぼり、口から大量の気泡が溢れだす】
【それも、海面まで届いた時には、もう誰も見つける事が出来ない程に小さく】

Hail to you(君に幸あれ)? No,No,No―――

【海中で発した言葉は音にもならず】
【成ったとして、それが誰かの耳に届く事は無いが】


―――― Hell to you !!

【水の中に現れる、黒い水】
【色も濃度も明らかに異なるそれは、ザンシアの体を飲み込み】
【魚の餌となる運命を捻じ曲げ、何処かへと転送した】


【破損したコンテナは、大量の油を海面に撒き散らし】
【炎は油を喰らい、ますますその体を巨大化させる】
【港に停泊していた、大型タンカー。その船体が、熱によって溶け始め】
【一か所が脆くなればまた一か所、連鎖で悲鳴を上げる】

        【やがて訪れる臨界点】

【大気を膨れ上がらせる膨大な熱量。天を突かんばかりの火柱が、海上に一つ出現し】
【周囲の海水は重油に汚染され、黒く黒く濁されていく】
【重油は波にのり拡散し、或いは海上に炎に巻かれ、自らも炎となって】
【タンカーの巨大な格納域が空になるまで、濁々と溢れ続けていた】


【水の国・港。とあるテロリストと、能力者の戦い】
【被害:船員が数名、コンテナ十数台分の乗用車用燃料が燃焼】
【大型タンカー一隻の火災、それに伴う重油の大量流出、海上火災、海水汚染】

【ピンク・スクァーレル<Uンシア、全身に火傷をおい、装備も大半が粉砕―――撤退】
【再び戦地に姿を現すまでは、暫くの間をおく事となるだろう】


/お疲れさまでしたー
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:54:14.30 ID:LKHUx9cAO
>>164
ッはあ……もう、今のは冗談抜きで苦しかったんだから!
悪戯をするにしても、身体が傷付いたりするようなものは止めてよね!
もし悪戯で人が死んじゃったらどうするの?また「知らない」で済ませるの?

【怒り心頭のご様子である。どうにも熱しやすいタイプのようだ】
【少年を捉えた腕は、先程以上に力が込められている。多少苦しいやもしれない】

……ああ、そうそう、「僕はやってない」っていう言い訳は通用しないからねー?
ちゃあんと、さっきの投げた瞬間見てるんだから!
悪い子には、今度こそお仕置きしなきゃ……ね?

【提示する証拠としては不十分だが、今の彼女には関係の無いこと】
【両手を軽く開き、指先に力を込めつつ、蟲の脚の如く蠢かせながら――】

……そら、近所迷惑にならないように注意しなさいよ!

【少年の脇の下に手を入れようとして、そのまま勢いよく擽ってしまおうとする……!】
【彼女なりの仕置き、と言うものだろう。擽るために拘束が解けるため、隙を突けば逃走は可能な筈だ】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:57:45.81 ID:6oSnEoau0
>>162(カゲツ)>>163(ロータス)>>165(花城)>>167(ミストドラゴン&デイドリィム)>>168(レイド&アストラ)

あッ、

【どっ】
【カゲツの白い刃が、一層彼女の四肢に食い込み――】

が、はっ――

【ばしゅっ】
【ロータスの疾風の一撃が、彼女のライフルを完全に両断し――】

くゥ、ッあ――

【ずっ】
【ミストドラゴンが投擲したエルゼエルの鎖鎌が、彼女の肩に深く突き立てられ――】

……ッ、ぐッ、ふ

【ごっ】
【レイドの怒りに満ちた一閃が、彼女の体を穿ち】


   …………――は、

【花城の奥義が、完全に――その灼気の桜波と共に、彼女の体を】


           たい、  ちょ  ……――


――――ッ ぁ、



【完全に、捉え――引き、“咲いた”】

【――すべての攻撃を受けたウェンズディの頭から、するりと軍帽が脱げ落ち】
【肩にかけた真っ赤なマントと同じ、鮮烈な紅に彩られながら――彼女は、静かにその場に、倒れ伏した】


【能力者たちVS『ヘルクロイツ』&スコール・ウェンズディ……】
                 【   勝者――――“正義の戦士たち”  】


【――が、安息する間も無く。奥の階段より、現れる影がある】

/この後、一気に2レス分続きます
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 01:58:39.95 ID:6oSnEoau0
>>162(カゲツ)>>163(ロータス)>>165(花城)>>167(ミストドラゴン&デイドリィム)>>168(レイド&アストラ)
【その場に、突如現れたもの。――それは】

「……ウェンズディ」

【……――≪四刃≫隊長にして、『ヘルクロイツ』の直属上司……カーネルだ】
【カーネルは、その場の惨状に一瞬目を見開くも、まるで鉄砲玉のように駆け出し――】


「……――――ウェンズディッッ!!」
【倒れ伏したウェンズディを、抱き起こそうとする】
【ウェンズディは、唇から夥しい紅を散らしながら、それでもかすんだ視界でカーネルを認めると――】

……、たい、……ちょう……お逃げ、を……
『ヘル、……クロイツ』……は、……『全滅』……しま、……

「……マヌケがぁッ!!
 ああ、撤退だ!貴様もだ、ウェンズディ!転移装置を使うぞ!いいなッ!!」

……隊長、……お止め、……  さい……
その、装置は…… 一人、分。……私を逃がして、は……隊長の、退避 が……

「バカめがッ!このカーネルがこんなマヌケどもに遅れを取ると思うかッ!!
 良いから行くぞ、今すぐに――……」

【言いながら、携帯型転移装置を作動しようとしたカーネルの手を。血濡れのウェンズディの手が、制する】
【それで、まるでカーネルはすべてを悟ったかのように――転移装置を、下ろして】

「……ウェンズディ」

…………カー  ル 、 たい、  ょ ……
も、しわけ、 ございま、せん…… 私、 は……
「……おい……待て……ウェンズディ
 何を言おうとしているッ!それ以上しゃべるなッ!!いいか、これは『命令』だッ!!」


…… で、は  …… わたし、の……
最初で  最後 の 、  「命令違反」 を、  お許し、……くだ、さい……


隊、長

わたし、は  あな たに、  お  つか え 、   、  でき、   て


  …… し、あ   わ       、      ――――――



【――その言葉を、最後まで言い切ることなく】
【ウェンズディの手は、ぱしゃりと血溜りに墜ち――そして、もう。動くことは、無かった】


「……  ウェンズディ?
 ウェンズディ……応えろッ、スコール・ウェンズディッ!!

 ……お前も……


 “お前もオレを置いていくのか”ッッ!!『イザベル』ッッッ!!!」


【カーネルは――おそらくウェンズディの本名だと思われるそれを、悲痛に叫び】
【……――何も言わずに、彼女の骸を抱き上げる】
【…………赤いマントを纏った背中だけが、戦士たちに向けられているが――……『何かが、違う』】

/Next...>>
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 01:59:16.01 ID:hzoUuRR8o
>>169

【胸倉をつかもうとする手を、此方から右手で掴んで引き寄せ】
【体温より温い…血の温度が彼に伝わるだろう】

……黒縄無間、だ。覚えとけ

【そう…“名乗って”】
【其の儘、彼の手を払うだろう】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:00:05.34 ID:6oSnEoau0
>>162(カゲツ)>>163(ロータス)>>165(花城)>>167(ミストドラゴン&デイドリィム)>>168(レイド&アストラ)


……ウェンズディ……“イザベル”……は……

【スコール・ウェンズディの亡骸を抱え、振り向くことも無く】
【カーネルは、不意に小さく、呟くように――言葉を紡ぎ始め】

……本当に優秀な副官だった
オレのいかなる無理な命令にも口答えせず……
どんな困難なミッションであっても、遂行してみせた
……今までどんな優秀なものを側近として付けてもソリが合わなかったこのオレにとって……
…………たったひとりの……最高の……パートナーだった……

【……カーネルは。平生の、相手を見下したような……すべてに対して余裕を持っているような】
【そんな態度をすべて捨て――まるで悲劇の語り部のように、小さく紡ぎ続ける】
【が、やがて……ゆっくりと、その場に。彼女の亡骸を、下ろすと】

いかなる時も傲慢なこのオレには勿体無いような……
普通ならば鼻で笑うような夢でさえ、真面目に聞いてくれる……
間違いなく、最高の……――――!


【……ぽた、と。彼の足元に、一粒の何かが落ち】
【それが静かに鋼鉄の床に染み渡り、消えたころ】
【彼は。ゆっくりと、能力者たちに振り向いて――――】




 来い
 相手してやる




【――――決意を秘めた、真紅の灼眼】
【おぞましいまでの威圧を含んだ、全身からの覇気】
【……違う】
【今までの……「カーネル・フェンダンス」とは、明らかに――『違う』】

【赤いマントを揺らしながら】
【腰に据えられた彼の愛剣、『光剣イルフォーシス』に、手が伸びる】
【……スデに満身創痍。絶望の状況】
【その状態で、この……明らかに異質な空気を持った剣士が、立ちふさがるのか――?】


【そう思われた――刹那】
【突如、ズン、と。凄まじい揺れが、戦艦を襲うだろう】


/次の返事でイベント終了とします。長時間有難うございます。眠いとは存じ上げますが、もうひとふんばり、お付き合い願いたく
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:05:52.00 ID:oaVj1rgKo
>>174
ふみゅあ゙ッ?!
ちょ、は、放せっ! 放してーッ!

【捕らえられ、必死に暴れるが、何の抵抗にもなっていない】

――――っ! し、知らないもん!
そっちの見間違えじゃな…………ふにゅははははにゃえふひゃあッ?!!!!
や、やめひへあぁ!? ひは、ちょ、ごめんなしゃ――うにゃはははははっはは!!

【^q^】
【抑えつけられているわけでもなく、力を入れさえすれば脱出は容易な筈だが】
【先程よりも更に力弱く、女性の腕をぺしぺしと叩くに留まっている】 
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:06:16.87 ID:U5gI3rFRo
>>149>>166

「ジュニアハカセ…来ます!3つのうち一つは我々、もう一つはクラウスさんを狙って
最後の一つは壁となってヤツへの攻撃を阻んでいますッ!」

(『吹っ飛ばす』のは任せてくれ…と私は言ったがさて、彼女はここで何をするかな…?
この距離から彼の大技をかいくぐって私の必殺技を叩き込みに行っても…まあ見え見えだから普通は避けられてしまう
お互いほとんど物理的ダメージはほぼないに等しい、あるいはへっちゃら程度のダメージだからな…)

【しかし、唐突にクラウスが前方へと駆けだした時…彼の中で電流が走った】
【まず、彼女の行動が無謀に見えたからだ…なんの防御もせずにただ此方を攻撃すると分かっている蝶の群れへと飛び込むその姿を見て】

【―――確信した、彼女には何か『策』があると】

(『インプット』、と奴は言っていた…おそらくクラウス君は奴のその言葉から何かを読みとったらしい
いいだろう、ウンと派手に見せつける事で君の援護を行おう…女性の味方は私の得意分野だからな…)

――ジャンクちゃん、『一撃』だ…『一撃』あのクラウス君のためにこの蝶をあえて受ける覚悟はあるか?

「…全く、どうにも無茶苦茶な事を思いついてしまったようなのデスヨー…」
まかせておけ、ちょっと新しく改造を加えたTJの強度を信じろ、それとも私の技術が心配なのか?

【左側に移動させていた両手をむしろうんと後ろへと運び、それに沿って体をねじる、そして頭頂部を相手に見せつけるほどに姿勢を低くする】
【この風の中でTJの精神力を逆に高ぶらせ、それにそって彼のオーラを感じさせるように辺りの空気が震え始める…さながら嵐が生まれるように】
【まるで、一回転行おうとしている前の『溜め』の動作を行っている途中で…蝶が接触】

【ドッゴォォォォォォンッ!!!!と…まずTJを狙っていた1グループの蝶がTJを爆風で一度飲みこんだ…大きなダメージを与えた!】

――――オオ


【かなりキツイダメージを与えた手ごたえも、おそらくは戒能に伝わってきただろう…そのために戒能は能力を使用したクラウスを見失うかもしれない】


――――――ぉぉぉぉぉオオオオオオオオ…


【しかし爆心地の中で『渦巻くエネルギー』が戒能の目に映ったのなら…それによって理解できるだろう…】


【――――まだ、あの仮面の戦士を『殺し切れて』いないと!】



ぉぉぉぉぉぉォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――――ッ!!!!!!


【この強風吹き荒れる『決闘場』で吹き荒れる『瞬間最大風速』の大嵐!】
【その正体は…爆風によってそのボディに決して少なくはない焼け焦げや負傷を負ったTJが…ベルトに溜めたエネルギーを放出しながら風を味方につけ!】

ト ォ ッ !!

【逆噴射によって一度はTJに深い爪痕を刻みつけた爆風の熱を、炎を戒能めがけて押し戻しながら…追い風の中を前に向けて走り…そして飛ぶッ!】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 02:09:11.69 ID:/HxF465SO
>>175-176>>178

………………っ

【まだ敵がいる殺さなくてはあの子にあんなひどいことしたたとえ人間らしく泣いていようともあいつはひどいことしたひどいひどいひどい非道】
【敵だ敵だ悪だ殺せ正義を名乗って殺せ斬れ貫け引き裂け千切れ抉れ潰せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ!】
【殺す。殺す。殺してやりたい。殺してやりたいのに、】

………………っく、しょ…………

【身体が、動かない】
【たとえ負けたって死んだって殺してやる、そんな気持ちはあるのに】
【身体が、動かない】
【目の前に落ちている刀すら、拾えない――――】




【――――衝撃】
【何事かと、少女は苦し気に顔を上げる】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 02:09:51.49 ID:TOreDypjo
>>175,176,178
【――――――――断ッ】

……っ、ふ。

【息を、軽く口から漏らし、刀を支えに、立ち尽くす】
【桜は、散っていく。今宵一晩も持たぬ、刹那の桜花は、その儚さ故に何よりも力強く咲き誇るもので】
【目の前の、ウェンズディを倒す、その役目を終えれば、散るが宿命】
【まだ、一欠片の気、生命力を刀を握る左手に残して、老人は、降りてくるカーネルを見据えた】


――――――南無


【手を合わせ、合掌】
【敵故に、倒さねばならなかった】
【そこに後悔はない。このような光景をみる覚悟は、六拾年前に済ませていたから】
【だから、ただ老人は自分のすることを、役目をまっとうするだけだ】
【嗄れた声で、花城が言葉を紡ぐ】

止め、の止めェ―――は、ッ儂―……が、下し、…、……た。
来る、……とい、うの――ぅ、なら、儂は、……行こう。
手加減、は。しない……ぞ……ッ!

【土気色の、明らかに生命力を失っている――――パッと見、老死寸前にすら見えるも】
【花城は、下駄を引き摺り、刀に欠片程の気を込めて、相手に近づいていく】
【しかし、目だけは、変わっていない。煌々と輝くその瞳は、未だ金の色を宿して】
【未だ、一撃、加えるだけを、狙っているような、そんな獣の如き闘争心“だけ”で花城は迷いなく向かっていく】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:11:00.21 ID:5TgREDZ30
>>175>>176>>178

「よく…………言うぜ…………」

【既に意識を半ば失っている様な状態で、アストラは呟く】
【まだ意識を保っているのか――――否。状況が理解できていない様な、静かな口調。言葉は、半分以上無意識から出ているものだ】

「大ボスに……捨て駒に、されて…………知らぬは、てめぇ……一人、也………………お笑い、だな……………………
ほんっと…………父上に、そっくりな…………てめぇ、ら、が…………カハッ」

【グレミュール・ポポルの姿と命令を見て、ウェンズディのともすれば矛盾にも思えるような『決意』を見て】
【何も知らずに怒りをぶちまけているカーネルの姿が、これ以上なく滑稽に見えたのだろう】
【夢見心地の様に、アストラは呟き、最後には吐血して、今度こそ意識を失った】

――――うっ、はぁぁぁっ………………!
さぁ…………ガハァッ!! …………教えなさい『負け犬』…………
昴は…………ううぅっ…………どこ、だ…………! うっ…………ごぶぇ、っ…………

【己の胸から、恋慕色華を抜き放ち、言葉を取り戻したレイドが、カーネルへと食い下がる】
【既にレイドの状態も、ほとんどレッドゾーンなのだろう。カーネルの放つ覇気を、感じ取れていないようだ】
【今までの、傷を無視した戦闘行為に対する反動で、盛大に吐血しながらも、レイドは足を折らない】
【ひたすらにその体を支えているのはただ一つ――――友人である昴への想いだ】

≪――――――――まさ、か…………船が、沈む……!?≫

【その揺れに気付いたジェムが、よろよろと顔を上げる】
【全く不可解な船の挙動。最悪の事態が訪れたのではと、顔を恐怖に引き攣らせる】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:14:53.22 ID:wS4ryWLDO
>>178

【目の前で繰り広げられる悲劇…】

……

【大剣を担ぎなおし、再び「構えて」から女はその様子を見入っていた。】
【やがて、吐き捨てるように呟く】

…─────くだらない

【相手の覇気を全身に受ける。ビリビリとそれが伝わってきた。】
【戦うわ…ボロボロの彼女は小さな小さな声で呟く。】

戦いなさい

【断定的に、命令するようにカーネルに言った。】

……

【大剣がガチャリ、と音をたてる。】

私と──────っ!!!

【直後、ズン、と言う衝撃が彼女を襲った。】
【だが、それでも相手を見つめる。「剣士」の眼光で…】




全てをかけて────────────




【女は走り出した。】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:15:29.15 ID:LKHUx9cAO
>>179
……なーぁに?
ちゃんと言葉が聞こえないから、謝ってるのかどうかも分かんないなぁ……
謝れるんだったら、止めてあげても良いんだけれど……どうしようかしら?

【断片的に聞こえた謝罪の言葉を耳敏く拾い上げる女性は】
【屈んで少年と目線の高さを合わせながら、笑顔で彼に問い掛ける】
【減らず口・憎まれ口を叩く子供でも、こうして見れば矢張り可愛く見えるなあ、と密かに思考をしつつ】

……君は、どうしてほしい?

【擽る魔の手をほんの僅かだけ緩めて、質問を一つ】
【……何と言うか、主導権を握ると酷く意地悪になる女であった】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:17:36.07 ID:j6sa5ht4o
>>172
「っ!」

【間に合わない】
【相手が出す速度は緩急の著しい差があるとはいえ、初速からの瞬発力は目を見張るものがある】
【文字通りの流星。一直線に落ちてくるそれは、最短距離で男へと突き刺さる事は明白】
【障壁を崩す――否、そんな暇は、今この瞬間に無い】
【刻一刻と迫る影、思考の間すら奪うかのような、雷鳴の如き疾走】
【迫る姿。そして、女と男の影が重なり――】

【始めに鳴った音は、金属と金属が擦れ合うような鋭い音】
【ぎしり、と軋む音が次いで響いた】
【ぶつかった。直撃である】
【……であるならば、何故】

「……やれやれ、少し、図星突かれた、ぐらいで、突進なんて、芸が、ないんじゃ、ない、かな……?」

【――何故男は、未だここに在る?】
【突き出された塊状のパイプ。それを防いでいるのは交差させた両の腕だ。だが、しかし、そんなもので防げるレベルの威力では到底ない】
【敗れた袖、そこから覗いていたのは――幾条もの、鎖】
【それは宛ら鎖帷子。男の腕に巻纏う、防御壁に他ならない】
【最初の空気弾をまともに防げたのも、これのおかげでしかない。だが、先のあれと今のこれでは、威力の程が異なる】
【無論、無傷無疲労というわけにはいかない。吹き飛ばされることで威力の軽減を図る事は不可能だったが故に、地面と挟まれた威力は、すべて男に注がれている】
【呼吸の乱れ、滴る血雫――すぐに反撃に移るのは、不可能の体であった】:
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:17:45.07 ID:0vNRjJnSO
>>175-176 >>178
【鎖鎌を回収しつつ……ミストドラゴンは早くも、ウェンズディから……現れたカーネルへと興味を移していた】
【デイドリィムは……】

『うぅっ……後味悪すぎですから……ミスト、情け容赦無さすぎですから……』

情けなんていらないさ……ジパングのサムライ風に言うなら…………“情けは人の為ならず”って感じかな……

【それはなんか違う気がするが…………】
【とにかく、ミストドラゴンはエルゼエルの鎖鎌を完全に回収……】

…………成る程、大切なパートナーね……気持ちは痛い程分かるさ……ま、分かって欲しくは無いだろうけど……

『…………っ』

【ミストドラゴンは……これみよがしにデイドリィムを抱き寄せて】
【同時に、彼はデイドリィムに持たせていた“斧型ギター”を右手に持つ】
【デイドリィムは「お前ちょっと不謹慎だろ」……みたいな表情を見せつつも、満更でもなさそうで】

……仕方ない。やろうじゃないk…ッ!?

『きゃあっ!?』

【明らかに『変化』……いや『進化』したカーネル……その“気迫”に軽い冷や汗をかきながらも、斧に魔翌力を込め始めた……】
【その瞬間……軍艦に激震走る】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:19:57.25 ID:xH4o0WG1o
>>166>>180


【黒蝶≠通して伝わって来る『視覚情報』】
【其の存在を考えれば――戒能は、この戦場の支配者≠ニ言っても過言ではなかった】
【元々、≪リベルタス≫のコンセプトは……戦場に於いて、唯一無二の“自由な支配者”となる事】
【「攻撃手段転用」は理想的≠ネ使用方法ではない―――】


(……視覚≠ェ消えて行く――――チッ、やっぱり弾幕形成には“向いていない”。)
(逆に恐怖≠ニ混乱≠生むだけ……『やったか』『やってないか』すら判別が―――……)



   ……ふっ、ハハハッ、…―――『この遣り方』、俺には“合って無かった”みたいだ―――!!



【この上なく、愉しそうに♂能は笑うと――『最後の一手』を打つ】
【『見失った』のなら、残しておく必要も無い物=\―――――『残りの黒蝶』を、】




       【轟ォォォオオオオォーーーーーーーーォォオォオォオゥン!!!!!】




【―――――『全て』、爆発させた】



【爆炎に包まれる艦橋上=c…地震でも起きたかのように艦橋全体が揺れ、爆炎が辺りを包み込む】
【然し、如何なる手を使ったとしてもTJは『もう止められない』―――】




             【そして、クラウス≠烽ワた―――――――――――!!】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:24:04.03 ID:X8ZaEM4x0
>>177

黒縄無問…
覚え……とく、ぜ…
死んでもな…

【それと同時に青年は気絶する】
【その顔には悔しさとどこか覚悟するようなものが見える】

(負けちまった)
(俺はこのまま殺されるのか?)
(あーやっぱり死ぬ前に好きな子の一人ぐらいと会いたかったぜ…)

【バタリと音を立て青年は地面にうつぶせに倒れ込んだ】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:25:56.66 ID:oaVj1rgKo
>>185
ふにゅっふ、く、うにゅふはへははははっ!
や、やめ……やめてっていってるじゃんかー! バカ! バーカっ! 馬に蹴られて死んじゃえばいいんだー!

【かなり精神がヒートアップしている模様】
【しかしこの期に及んでも、どうしても相手にイニシアチブを握られるのは嫌なようだ】
【口汚く……と言うほどでもない、あまりにオーソドックスな罵り文句を返す】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:31:27.19 ID:D+Jdq1PDO
>>180

【一度消えたクラウスはしかし。すぐに姿を現すことになる】
【場所はちょうど、蝶の一例を戒能側へくぐりぬけた場所、だろうか】
【彼女の能力はもしかすると、ごく短距離を瞬間移動することなのか・・・・・・?】

≪能力を使う気はなかったんだけど、な・・・・・・!≫

【く、くとクラウスは口元を歪めて笑ったが──それが、いけなかった】

>>188

≪・・・・・・くっ!?≫

【背後で起きた、激しい爆発】
【それはあっさりとクラウスの身体を──戒能の方へと推し進めることにもなる!】

≪・・・・・・面白いっ!≫
≪戒能・・・・・・面白い男だ・・・・・・!≫

【クラウスは爆風に乗り。ナイフを持ちかえて、その柄の部分を戒能の腹部へ叩きこもうとした】

「私、≪R.I.P.≫に入りたいな」

【──クラウスが戒能に接近した時。確かにその声は聞こえた】
【戒能にしか聞こえないような声で。人工声帯を介さぬ声で】
【クラウスは、まだ若い女の声で、確かにそう言った】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:31:41.76 ID:X8ZaEM4x0
>>189
間違えました黒縄無間でしたすいません
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:32:09.46 ID:hzoUuRR8o
>>189

……………別に野郎に名前覚えられて嬉しい事なんかねぇんだよ

【青年がうつ伏せに倒れたのを見届け、最後にふんっと鼻を鳴らして】

あー、くっそ。最悪な日だなぁオイ

【青年の脚をズタズタの腕で掴み、引きずって港へ向かい】
【適当な物陰へ放置するだろう】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga !red_res]:2011/02/13(日) 02:33:29.85 ID:6oSnEoau0
【ズドンッ――――!! 突如、戦艦リヒトギルティが大きな揺れを見せる――!】
【何だ――?と、戦士たちが訝しんでいるうちに、ふと声が響くだろう】
【最初のように、船のスピーカー全体から放映されている声だ】

≪……聞け。我が同胞。≪R.I.P≫の諸君よ。
 おれの名はポポル……≪R.I.P.≫総帥……グレミュール・ポポルだ≫

【響く重厚な声は、名乗る】
【≪R.I.P.≫の総帥……≪黒の暴帝≫――グレミュール・ポポル、と】

≪諸君らの奮戦は……このおれの目から見てもすばらしいものであった
 だが……どうやら、我々は『一手』……及ばなかったらしい……≫

≪『敵』に最後の防衛網を『突破』された。
 このままでは戦艦の中核を叩かれるのも時間の問題だ……
 中核が叩かれるとなれば、我々のデータもすべて奪われてしまう……
 
 よって……我々は、この『戦艦』を『破棄』することとする
 今……このおれが、能力によって……この船の中心部にダメージを与えた。
 『戦艦リヒトギルティ』は……これより『沈む』。すべての足跡を、海に消すのだ……≫

【その衝撃的な言葉と共に、振動は徐々に大きくなる】
【がたん、と船体がわずかに傾いて――確かに、沈み始めているようだ】
【……このクラスの戦艦に、たったひとりで沈没するほどのダメージを与えたというのか……!?】

≪ノクトクルセイド……および我々に組する諸君は、
 事前に渡した携帯転送装置で退避しろ。
 転送先は、戦艦リヒトギルティからスデに我らの『新たな拠点』に移してある。
 決して深追いはするな……戦艦と共に、大海のチリとなりたくなければな……≫

≪艦内に残っている敵どもは……決して逃がさん
 そのまま海に沈め……抹消してくれるとしよう
 ……フ、フフフ、……フハ、ハハハハ……

 ハハ、フハハハ、ハハハハハハハハハ……フフフフハハハハハハハハ……“さらばだ”≫

【――その言葉を最後に、放送は途切れ】
【戦艦は、徐々に海原に呑まれてゆく――】

/戦艦リヒトギルティ戦の皆様へ。戦艦は沈みます
/ただちに脱出してください。……と言いつつ。沈むまで、かなりのタイムラグがありますので
/沈みゆく戦艦での最終決戦を楽しみたい人は、そのままどうぞ。
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:35:01.83 ID:6oSnEoau0
>>181(カゲツ)>>182(花城)>>183(レイド&アストラ)>>184(ロータス)>>187(ミストドラゴン)>>194

【カーネルは、立ち尽くしたままその放送を聴き終えると――】
【今までの余裕な態度など、何処かに置き忘れてきたかのように。ゆるりと能力者たちを見やり】

……グレミュール……ポポル……か
…………余計なことを

【仕えるべき主であるはずのポポルの名を呼び捨て、小さく呟き】
【そして――突っ込んでくるロータスに対して】

……マヌケめが
言ったはずだ……アタマに血を上らせすぎて……
死を見ることになっても……――知らんぞ、となぁッ!!

【――がち、と。目にも留まらぬ早業で、剣が抜き放たれる】
【それは光の剣――さながら『ビーム・サーベル』とでも表現すればいいのか】
【しかし、それはロータスを斬ることはなく】
【ロータスとカーネルを結ぶ、足元の床を――斬り、抉る】
【隆起した床が、ロータスの突進を阻むだろう】

……貴様らの相手をしてやりたいところだが……生憎とそうはいかんらしい
この戦艦が沈むとなれば……このカーネルも巻き込まれてしまうからな……
放っておけば……この奥地だ。貴様らも果たして脱出できるか――

……だが……――!

【そしてカーネルは、『二刀目』の光剣を抜刀する】
【そう、彼の本来のスタイルは『二刀流』だ――】
【それらの凄まじい交差斬撃で以って、狙うのは――戦艦の、壁面】

【バシュッ!という甲高い音と共に、光の出力によって壁面が引き裂かれ】
【能力者たちの眼前には、すぐそこに水の国の港が顔を覗かせることになるだろう】

……貴様らは……必ずこのカーネルが仕留める
こんなところで……クダらん策に散ってもらうわけには……いかないからなァ……

【――そう宣言したところで、カーネルは剣を収め】
【先ほど使おうとしていた転移陣を、軌道するだろう】
【カーネルの足元に水溜りが広がり――少しずつ、沈んでいく】

……忘れるな。≪R.I.P.≫……このカーネルの名を……
必ず……必ずだ。オレは……オレの『野望』を!成し遂げる……
その日まで……せいぜい恐怖に打ち震えながら、待っているがいい……!

……それと……オレは今、とても“キゲンが良い”から教えてやる。レイド
『スバル』は我々を再び『裏切った』。今は、行方が分からん
精々……そのさび付いた友情のために、その身を滅ぼさないことだな……

…………――また会おう。その時は、必ずや……オレは全てを支配してみせる……
『力』が全てならば……それを証明してやる……もう誰も、オレの前から消させはせんッ――!

【――そしてカーネルは、やがて。水溜りの中に、消えるだろう】
【残されるのは、ウェンズディの遺体と、沈みゆく戦艦と、開かれた脱出経路と――】
【――幾重に重なる、『未来』への想い、のみだ】

/ここで終了とさせていただきます!長時間お付き合いいただき、ありがとうございました!
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:38:27.37 ID:LKHUx9cAO
>>190
ふーん……そんなに口が悪いと、やめようにもやめられないんだけどなー?
やめて、って言うんなら仕方ないけれど……ね?

……うん、まあ、「やめろ」じゃないだけ良いや。君のお望み通り、やめてあげる
このくらいの歳の男の子が、どれだけやんちゃかも分かったことだし……それで充分かな
あとは、個人的な暇潰しにも適当な運動にもなったしね

【そう言って浮かべたのは、にっこり、淡く謙虚な女性らしい笑み】
【これが彼女の自然体と評するに相応しい笑顔を湛えて、擽る手を止める代わりに抱き上げようとしつつ】

君、名前は?
私はシャロームって言うの、宜しく

【至極簡潔に名乗りを終え、少年の名前を求めた】
【先程の二度の激昂とは何だったのだろうという程度には穏やかである】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 02:40:26.69 ID:TOreDypjo
>>194>>195
……あ、糞……体が、動かんわい……。

【戦艦の壁に体をもたれさせ、そう呟いた】
【ずる、ずる。と体が崩れ落ち、だらり、と弛緩した】

あー……、このまま、海の藻屑、か。
其れは――――嫌、じゃのう……ッ。

【ぷる、ぷる、と腕を無理やり引き上げていくも、ぱたり】
【腕が地面に落ちる】
【土気色に染まり、髭も艶がなくなっており、まさに“生きる力”を失っている状況だ】
【かさかさに乾いた唇を動かして、呟く】

之が、≪R.I.P.≫、か……。
楽しそうに、なってきたわい……。
だって……のに、逃げられないと、困っちまうなぁ……。
約束だって、果たしていないのによ……。

【そう呟くと、体力を温存するために、目をつぶった】
【沈没する直前まで出ることができなかったら、其れまでに外に出れるぐらいには、力を取り戻すつもりでだ】
【それでも、誰かが助けてくれれば、老人の生存率は跳ね上がるだろう】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:41:10.12 ID:X8ZaEM4x0
>>193

【青年は引きずられるがまま港に移動される】
【そして気がついた時にはそこには黒縄やほかの者の姿は見当たらなかった】

カッコ悪りぃ…相手に命拾われるなんて

黒縄か…アイツもどこかに悲しさを背負っているのかな…
いつかあいつも超えるぐらい強くなってやる

それにはまずどこかに所属するとこからだ…

【青年は重い体を動かしどこかへ向かっていく】
【その背中からは敗北からの悔しさが滲み出ていた】

ちくしょー…
強くなりてぇ……

//本当にいろいろと迷惑をかけてしまいすいませんでした
//それと最後まで付き合ってくれてありがとうございました!!
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:41:23.41 ID:U5gI3rFRo
>>188>>191

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………!

【月の光に空の仮面の戦士が照らされる】
【戒能の方向に吹いていく渦巻く風にTJの身体がスピンを始める…】

【最大上昇地点に到達と同時にその足が戒能の胴体へと照準を定め…その弾丸のような力が吹き飛んでくる!】

ジョーカァァァァァァァ―――――ッ!

【周りで全てが爆発していく、周りが爆発していく中で少し考えた、この状況でどうやって着地しようかと】
【彼の人工聴覚が捕えるのは何気ないクラウスの声…その事にわずかに反応を示したが…止まりはしなかった】


きりもみドリルキィィィィィィックァァァァァァ―――――――――――――――――ッ!!!!!!


【そのまま勢いよく、回転したTJの身体から弾けるような右脚が胸に叩きつけられようとしている…!】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:41:38.86 ID:/HxF465SO
>>195

【ふ、と小さく息を吐いて。刀が、光の粒子となって消えてゆく】
【同じく消えてゆく、「敵」。まっすぐ見据えて】


――――絶対、殺してやる

【吐き捨てた呪咀は、海に沈むだろう】
【けれども小さく燻った、憎悪と殺意とは、少女の心のどこかに浮かんだまま】

【白い少女は、重苦しいそれを持ったまま、這いずって、生きることを選択する】

//お疲れさまでしたー!
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:43:34.23 ID:hzoUuRR8o
>>198
/お疲れ様でしたー
/いえいえ、此方こそ拙い絡みにお付き合い頂き有難う御座いました
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:46:00.59 ID:Ofm7OGsSO
>>801

わー、家庭的なヒトって憧れちゃうなー……と。だよねぇ、やっぱり美味しくは無さそうかな。
カニバリズムの趣味も無いし、新鮮からは程遠いっぽいし。――うん、悪食なのはこの子だけで十分。

――……えっ、そうかなぁ?好いじゃない、ビーム。格好よくてさ。
使うタイミングは意外と……うん、えーっと。……有ると、思うよ?

【じー、と。濁った硝子球のような目に視線を合わせ、動きそうな一体を睨み返して】
【其れが糸の切られた操り人形宜しく、地面に崩れたのを確認すると、銃を腰のホルスターに納め】

【どうやら嵐は去ったようだと一安心、ポケットから微温くなったココアの缶を取り出して】
【かしゅ、小気味よい音を立ててプルタブを押し上げ、一息に呷って空腹を誤魔化す】
【空き缶を握り潰せば、少し不安になったらしく、「起き上がらないよね?」等と呟き】

【その場に屈み込んで、再度検分――見事なまでに、死んでいる。血の一滴も、流れていない】
【どうやら、大分前から事切れていたのだろうか。飽くまで、生命活動≠ニいう観点にのみ着目するならば】

あはは、礼には及ばないよー。ああいうのは得意だしね、気兼ねせずに殴れるから、さ。
固い方が壊し甲斐があるというか、すばしっこいのは苦手というか――。

……だろうね。かく言う俺も前に一度、この辺で怖いお兄様方に追っかけられてさ。
話せば長くなるけれど、ああ……本当に長くなるから止めておこう。流石に日の出まで、此処で立ち話って訳には往かない。

あー……ちょっとお散歩する位なら、大丈夫かなー、って。ね?

【立ち上がれば少年に向き直り、見慣れない仮面をじろじろと眺めて】
【それが掌の内に落とされ、塵と消えるのを見届けた】

【〜〜だから大丈夫。そんな甘い考えが、彼がよくトラブルに巻き込まれる一因となって居るのは、言わずもがな】

//了解しました、取り敢えず返しておきますー!
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:46:21.70 ID:oaVj1rgKo
>>196

ふひゃ、ふへははっ……っはぁ、はあ……ぅわ、わ?!

【擽りが止み、悪態を吐こうともせず荒い息を整えようとし、】
【そしてヒョイと抱えあげられ、少年は再び驚きに声を上げた】

な、なんだよぅ! 別に、お前の名前なんか………! …………うぅ。

【すっかり弱り気味。若干唇を噛みながら、憮然とした表情で横を向いてポケットに手を突っ込む】

……フューレ、だよ。フューレ・ミュー。

【もう、なんだか、完全に不貞腐れている】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:47:10.24 ID:0vNRjJnSO
>>194
グレミュール=ポポル…………それが彼の名か……良い、良いよ……彼は最高の“主題”になる……!!

『ミスト! 主題は良いから、早く逃げるべきですから!! ああでも脱出しようが無いですから! “詰み”ですから!!』

……慌てないでくれよデイドリィム。いざとなれば……『アレ』を使うからさ……

【そんな不可解な発言の最中−】

>>195
【開かれた“道”……“未来への道”】
【ミストドラゴンにもデイドリィムにも“昴”……という名には全く、それこそ全く聞き覚えは無かったがしかし……それが“キーワード”である事は……問題無く、理解出来た】

……カーネル、ねえ。俺は……内部事情は知らないし…………君とも初対面だ……けど……はは、何かなあ……とてつもなくさ……“殺してみたい”なぁー……

【危険極まりない事を呟く、正義の徒】
【彼はデイドリィムを抱き抱えたまま……特に何かするでも無く……リヒトギルティから脱出するだろう…………】

/超乙でしたー!!

>>197
【……この時、デイドリィムは自分の身体から僅かに黒の包帯を伸ばして…………老人の身体の傷口に巻き付けていた】
【この包帯は“自然治癒”……それを高める効果がある。少しでも、回復の足しになるか…………】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:55:02.53 ID:5TgREDZ30
>>194>>195

――――グレミュール・ポポル…………!!
≪…………敵を、もろとも痕跡を残さないために、葬る気っすか…………
陳腐に見えて、堅実な策っすもん、ね…………≫

【全ての元凶。その名前を、レイド=E=ヴェイスはしかと心に刻み込んだ】
【戦艦を放棄し、不利な情報をもろとも消去する。その手腕に、ジェムは妙な感心をした】

――――昴が、逃げた………………まだ、生きてる…………!!

【怒りに震えるカーネルの、当てつけの様な皮肉も、今のレイドには届かなかった】
【昴が生きている。≪R.I.P.≫の手から逃れて――――満身創痍の痛みも、絶体絶命の状況も、一時次元の彼方に置き去って】
【レイドは希望に満ちた満面の笑みを湛え、あまつさえ、一筋の涙まで流した】

≪姉貴、不味いっすよ……!! 早くしないと、俺達海の底っす!!≫
分かってる…………ジェム、あんたはあたしの頭にかぶさりなさい…………
兄上は……また、あたしが抱えて行くしかないか…………

【希望は、肉体に活力まで与えるのか。レイドは、先ほどまでの不調も忘れたかのように、手際良くアストラを抱えあげ、脱出の準備を進める】
【そうして、恋慕色華の妖気で以って『翼』を形成すると、カーネルが――――この決着を不服として開いた壁の穴から、跳躍した】



うっ…………ダメ…………今回、ばかりは……無茶が、過ぎたかも…………
≪姉貴…………!?≫

【しかし、レイドは港に辿りつく前に、力尽きた様に速力を失っていく】
【ジェムの口から、絶望に似たうめき声が響くと共に――――】

[――――レイドさんですよね!?]
誰――――――――!? 鳥…………!?

【突如として、ラベンダー色の羽が特徴的な、巨大な鳥がやってきて、人語で以ってレイドへと語りかける】

[アーディンさんに頼まれて、迎えに来ました!! 早く乗ってください!!]
そう…………助か――――ウァアッ!?
≪姉貴!? 鳥さん、急いでください!!≫
[分かりました!!]

【鳥はその背にレイド一行を乗せ、病院へと飛翔する】
【そこで気が緩んだ瞬間――――レイドが突然、苦しみ出す】

――――――――うあああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!
≪これ、は………………≫

【ばしゅううっっっ、と、レイドの右腕が『爆ぜて』、まるで左腕と同じような触手が、現われる】
【それは本来、『犠牲契約』の結果で得たものであり、右腕は対象に至らないはずなのに――――】

≪――――――――やっぱり、だ……………………Frozen Flower≠ェ、崩れかけてる……………………!!≫

【レイドの波動を感知して、ジェムが再び絶望の呻きを漏らす】
【レイドの寿命を食い止めるために、エルメア=ミルフォードに施してもらった延命処置が、『恋慕色華』の無茶な使用により、壊れかけていた】
【この腕の異常も、その帰結なのだろう】

【――――――――死へのカウントダウンは、再び時を刻み始めようとしている】
【そして、今の彼らには、それを食い止める方法は、無かった………………………………】

/乙でしたー!
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 02:55:27.10 ID:TOreDypjo
>>204
……ありがとう。

【そう、小さく呟いた】
【幸い、腕を動かす程度には、難儀しない程の復活はしたようで】
【刀を杖に、ふらふらと立ち上がると、老人は気を吹き上がらせて一時的に身体能力を底上げして】
【リヒトギルティを脱出していった】

//皆さん乙でしたあああああああああああああああああああああああああああああああ!
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 02:57:38.50 ID:xH4o0WG1o
>>191>>199


【『刹那の判断』を潜り抜けた状態のみ、得られる感覚の鋭敏化=z
【其の中で――戒能は確かに、>>194の『≪R.I.P.≫総帥』の威厳あふれる$コを聞いて――】


(……負けた≠フなら、何でアンタは『悠々と話せる』?)
(……敗軍の将≠フ癖して、何でアンタは『笑っている』?)



      (―――――……コイツ≠ヘ、本当に『器』を持ち得るのか?)



【生じたのは、紛れも無いグレミュール・ポポル≠ノ対する『疑念』】
【戒能にしては珍しい、と言うよりも、“皆無に近い”と言って差支えない――生理的な、『嫌悪感』が感じられて】


【はっ、と――ほんの数瞬も無かったのだが――時が過ぎた≠ニ気付く】
【目の前には、自らが戦っていた二人の戦士達】

【負けた=Aと直感が奔る。 同時に『クラウス』の言葉が、脊髄反射的な発言を引き出して―――】




      …………付くのならもっと大物≠探した方が良いよ、カワイコちゃん。




      【―――――戒能の身体は、いとも容易く『艦橋上』から吹き飛んだ】













【――……下を見れば、戒能はしぶとく海上に浮かぶのが見えるだろう】
【『まだ生きている』……が、内臓を損傷したのか、口から大量の血を流していて】



【――――直、黒い水≠ノ飲み込まれ、其の姿は消え去ってしまった】

【紛れも無い……TJとクラウスの、勝利≠ナある―――――】


/長時間お疲れ様でしたー!
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/13(日) 02:58:33.94 ID:LKHUx9cAO
>>203
あららー、若干私に振り回されちゃってる感じ……かしらー?
まあ、それはそれとしてー……フューレ、ね。しっかり覚えたわ
ふふ、素直に名前教えてくれてありがとう、案外可愛いところあるじゃない?

【浮かべた笑顔が、“にっこり”から、“にやにや”へギア・チェンジ】
【弄る時はやたら弄り倒したがる厄介な性格のよう。一体誰に似たのだろうか】

【そうしてシャロームと名乗る女性は、抱き上げていたフューレを地面へと降ろし】
【ローブに付着した汚れを適当に手で払い除けると、裾を翻し少年に再び背中を向けて】

それじゃ、もうこんな時間だし、そろそろ帰らなきゃ私の子供が心配しちゃう
すっごく疲れたけれど、今日は楽しかったわよ、フューレ?

じゃあ、またね

【軽く手を振りつつ、一時の別れと再会を望む言葉を紡ぐ】
【それから何のアプローチも無ければ、女性は靴を履いて公園から去っていくだろう】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:01:49.52 ID:lLKwM7juo
>>202

何時でも使えるなら良いのだけどね、そういう訳にもいかないのさ
それとも、お兄さんがずっと一緒に居て守ってくれるの?
それなら僕も遠慮なく、見せて貰うし使わせてもらうけれど

………で、動かないみたいだね、これ
これ以上は、多分もう襲ってはこないと思うけど………うん、一応気をつけよう

【倒れた異形の姿を覗き込み、目やら指先やらを観察して】
【もう動かないだろうとは思っても、それでも100%の保証は無い】
【万が一動いた時の為だろうか?青年を、自分と異形の躯の間に挟むように動いて】

やれやれ、思ったより面倒な事にぶつかった………結構なネタなのにさ
もうお代も貰ってるし、付随して色々稼げそうだし、儲かったと思ったら……あの通り
流石に腕の一本は覚悟したね、あのままだと
ルビーシャは機関に盗られるし、国軍はピリピリしてるし、あっちはあっちで厄介なのに
安全地帯だと思ったら、今度は季節外れの仮装パーティーに追いかけられるんだから

【安全を確保出来たと思ったのか、ほうと胸を撫でおろし】
【口を軽くとがらせての愚痴には、早耳の少年らしい余所の情報】
【機関に占領された当の街、近くにまでは行ってきたと見えて】

【フードの内側から髪を引き出し、はらりと一度手で広げて】
【ようやく落ち着いたのか、少年は何時もの様な薄い笑みを取り戻す】
【それから、青年の横へと進み出しつつ、埋められない身長差に首を逸らせた】


……ねえ、お兄さん。正義の味方に心当たりが有ったよね?
僕のクライアントから、ちょっと大きな仕事を貰ったんだ………いや、ちょっとじゃないかな
前金だけでも結構な額、成功させればそれの倍。これは、絶対に完遂したいんだけど……

…………もしかしたら、耳にしたかも知れないけど―――何処かの狂った王女様のお話しさ

【体を近づけ声を顰め、彼にしか聞こえない様に持ちかけるのは、商談】
【だが、薄い笑みを浮かべて居ようと、その声の真剣味は、何時もよりは随分と深い】


/起きてられるまで返しますー
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 03:05:29.60 ID:D+Jdq1PDO
>>199

【戒能の胸にTJの蹴りが叩きつけられようとするのを見て、クラウスは戒能の前からすぐに退く】
【先ほど聞こえた、若い女の声はもう聞こえない】
【聞こえるのは今まで通りの、安物の声帯から聞こえるノイズのみ】
【だが──確かにクラウスは人工声帯を介することなく言葉を発した】
【彼女は一体なんなのだろうか】
【こればかりは、直接クラウスに聞くしかあるまい】

>>207

≪・・・・・・く、く≫
≪それとも、あんたの心は既にポポルから離れてザザザッか・・・・・・?≫

【吹き飛ばされた戒能を見ながら、クラウスはそう言った】
【口元に笑みはなく。少しだけ残念そうに歪んでいた】

(目的は果たせず──。・・・・・・悪いのは相手か、タイミングか)

【そのまましばらくクラウスは戒能が落下した場所を眺めていたが、やがて踵を返す】

≪・・・・・・さて、沈むな。この船≫
≪どうやって帰る?ジンジャー≫

【紡いだ言葉は、やや危機感にかけるものだった】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 03:06:09.33 ID:D+Jdq1PDO
/描き忘れ
/戒能の人、お疲れさまでした!
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:09:45.78 ID:wS4ryWLDO
>>195

さあ、始めましょうか

【ゴン】

あいっ!!

【言い終わるやいなや、向こう臑を思いっきり打ちつけた】

いったたたた!!ちょっと、逃げる気!?

【痛みに顔をゆがめながら問う。が、そこにカーネルはいない。】

…ちっく…しょう…いたたたた

【「スバル」…「裏切り」…この世界に来たばっかりでなんのことか分からない彼女だが、重要な気がしたためそれを頭にたたき込む。】

……へ?

【グラグラと揺れる船内。…もう残っているのは彼女だけではないか】

…いやいやいやいやちょっと待った。あたし泳げないのよ!!

【焦る剣士、しかし、名案を思いつく】


…そうだ!!木は水に浮くから

【バキイ、と床を剣で切り裂き、大きな木片を入手した。】

ようし!!

【そして間一髪、彼女は窓ガラスをぶち割って海に飛び込んだ。】


……危なかったあ

【ゆらゆらと木(床片)につかまり、波に揺られながら呟く。】

………あ

…これからどうしよ…


【剣士はそれから助けを待ち、震えながら波に揺られていた。】




/皆さん乙でしたああああああああああああ
/とても楽しかったです!
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:12:38.56 ID:oaVj1rgKo
>>208

っく………ぅ。

【先程までならいくらでも罵倒していた所であるが、更に唇を噛んで黙りこくる】
【どうも「可愛い」だとか言われる事が苦手らしい】

【地面に下ろされると、フューレは直ぐにシャロームから一定の距離を取り、】
【そして別れの言葉には返さず、視線をやや斜め下に逸らしながら小さく手を振った】








―――――――っとぅ。

【シャロームが背後を向いた瞬間、フューレはその背中目掛けて癇癪玉を投げつけるだろう】
【そして被弾したか否かを確かめる事もなく、すぐさま夜の闇に身を翻す】
【振り向いても、そこにはきっといつもと変わらない星空があるだけだ―――】

/お疲れ様でした! 
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 03:14:26.97 ID:LKHUx9cAO
>>213
/夜遅くまでお疲れ様でしたー!
/久々のロールにお付き合いしてくださり本当に有難う御座いました!!
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:20:33.35 ID:U5gI3rFRo
>>207>>210

【スタッ、と着地すると…彼はベルトをカチャリと外す】
【すると、身体から粒子が離れ、メイドの少女と、黒髪のぶかぶかな服に身を包んだ少女の二人に別れる】

…ふう、変身の副作用は一体何分ほど縮まっただろうか
結構な改良を行ったはずだがね…

「副作用のところをいじったのデスヨー?…まあいっつもいっつも最後に小さな子になってたら
危険で仕方ありませんが」

【…全て、届いていた】
【戒能の奇妙な最後のセリフ、そして…今聞こえた人工声帯を使用しない女性の声】

【…何が起きているのか?まるでわからない】

…感心しないね、彼らの仲間に入ろうとした、そんな声が聞こえたよ
しかし…付くにしてももっと他の組織にした方がいいと思うがね…

【沈んで行く船から、ジンジャーはどう脱出するのか?それはもう考えてあるのだろうか】
【小さくなったジンジャーとジャンクちゃんの前にその二人を迎えるようにさっきの『テュポーンU』が一人でに走ってきた】

…これのサブマリンモードで私は海上を走って帰るつもりだが…?もしかすると君は帰る手段がないのか?

【バイクに取り付けられたボタンをピコピコ押しながら、そう聞いてくる】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 03:33:50.60 ID:D+Jdq1PDO
>>215

≪・・・・・・聞こえていた、か≫
≪最も・・・・・・いや、いいか≫
≪ザザザ・・・・・・兎も角、目的は果たせずに終わったか・・・・・・≫
≪無駄足ではなかったみたザザだけど、なザザザザザ≫

【人工声帯を使用しない声を聞かれた】
【それを知って尚。クラウスは人工声帯を使用し続ける】
【理由はなんだろうか・・・・・・やはり、今の段階では分からない】

【かつん、かつんとクラウスは彼らに背を向けて歩き始める】
【戦艦は沈みかけていたが、まだなんとか岸へは戻れるだろう】
【そのためには、少々月夜の水泳を楽しむ羽目にはなるが】

≪私は帰る手段はあるさ・・・・・・今日は会えてよかったよ≫
≪次に会う時はザザ・・・・・・≫
≪・・・・・・人工声帯の件、期待しているよ。ジンジャー「博士」≫

【────?】
【何故、今彼女は「博士」と──?】
【だがその疑問は、解消されることはない】
【ざ、と。最後にノイズを残して、クラウスは夜の海へ身を投げたのだから】

【クラウス・アヴィット】
【彼女は一体何者なのか】
【誰の敵で、誰の味方なのか】
【それはまだ、分からない】

/お疲れさまでした!
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:44:31.20 ID:U5gI3rFRo
>>216
/乙でした―!眠いので今日はこのまま寝ます!
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 03:49:38.95 ID:Ofm7OGsSO
>>209

――……いや、ナイトってのも吝かじゃないのだけれど。頼まれれば、さ。
でもちょいとばかし、俺には荷が勝ちすぎて居るような居ないような……。

あー、ともあれ。……五体バラしてミンチにすれば、流石に動けないよね?
そこまで念入りにする必要も無いかも知れないけど、うーん、複雑……。

【此方も、思う事は概ね同じか。ホラー映画のお約束、警戒はどれだけしても過ぎる事はない】
【行き成りに起き上がって、ぐさりと一突き、等とやられたらコトだ。そんな事を呟いて】
【何故だかばさりと上着を脱いで、左手に抱え込み。当然のように黒いシャツには、見れば右の袖が無い】

【丁度それは、肩の辺りから千切れ飛んだような有り様であった。ぎし、鳴き声がまた一つ】

ん。蜥蜴の尻尾切りでも喰らったのかい?……其れは無いか。
……まあ、上手い儲け話なんてそうそう無いやね、うん。世の中って怖い。

ルビーシャ――か。帰り道の煙草が不味かったなぁ、まったく酷い有様だった。
閑話休題、災難だったね。最近はとにかく物騒で困るよ、大口の依頼が多いのは良いけれど。

【何時もの如くへらへらと相槌を打っていたが、話題がかの街の事に移ると小さく眉根を寄せ】
【曖昧に何度か頷いて、話を逸らす。何らかの形で、関わって居たのか】
【地獄のような街、殺されぬままに逃げ惑う人々。思うところが、有るらしかった】

【どうにも落ち着かず、癖なのかかりかりと軽く頬を掻いて。気付いた時には、もう遅い】
【つう、と、その顔に赤い筋が一つ。抜けているのは、まあ何時もの事か】

――――ん、ぅ?

【と。儲け話の匂いに食いついて、落ちたテンションは瞬く間に跳ね上がり】
【普段より幾分真剣な声色に、またほんの少し落ちて。大体、常の通りの其れに】
//把握しましたー
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 04:00:51.86 ID:lLKwM7juo
>>218

んー………似てる、のかも知れない
正確には、トカゲのしっぽになった後で逃げ切る仕事、だけどさ
あの街の事は、おいといて。今回の話に直接の関係はない
ただ、近くを通って来ただけの事だからさ

その人は、話によると金の国に仕えてた人らしい―――ここ、信用しないでおいて
自分の献策が用いられず、このままだと国が無茶苦茶になる
そう考えて、逃げだして来て……で、まあ僕の知り合いの旦那さんの所へ
ちょっとルートがごちゃごちゃしてるけど、そんな理由で飛び込んで来たんだ

で、ここでちょっと話は関係無い所に飛ぶよ
いや、関係は有るけど今までは無関係だと思われてた……かな

【此処まで話すと少年は、青年の袖を軽く引っ張りつつ】
【「立ち話?」 何処かへ連れて行けと、自分からは動かずに催促する】
【壁に耳ありの例えでは無いが、誰かに聞かれる事も恐れたのだろうか】


水の国には殆ど縁が無かったけど………アルマゲスト≠チて知ってる?

【移動の催促をしつつ、此処で一度言葉を途切れさせ】
【ローブを脱いで大雑把に畳み、少しだけ身軽になる】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 04:34:13.39 ID:Ofm7OGsSO
>>219

うわぁ……そりゃまた、聞くからに厄介そうなお仕事で。
――ん。あとコトと次第によっちゃ、護衛、請け負っても良いよ?さ、本題をどうぞ。

――――ふむ、金の国の、王女様……と。
新聞かなんかで見た位だけど、暴君ってヤツなのかい?
綺麗だけど目がおっかない感じだったなぁ、って位しか、覚えてるコトが無くて。
……あ、話が逸れたかな。取り敢えず、その逃げて来た人が……?

……ああ、御免御免。それじゃ事務所に行こう、詳しいところは其処で。
聞けるだけの事は、道すがらに話してくれて構わないよ。話が途切れる程には遠くない。

【通りの真ん中、確かに、人目に付かないとは世辞にも言えない場所だ】
【それに――或いは死体を通じ、話を聞かれているかも知れない】
【今更そんな考えに思い至ったのか。少年に応じて、くるり、踵を返すと】
【周囲をきょろきょろ見回してから、緩いペースで歩き出す】

ああ、サ……っと。ウェイトレスさん≠ノ、ちょこっと聞いた。
確か、魔術協会で散々やらかしてった人達でしょう?

221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 04:48:35.97 ID:lLKwM7juo
>>220

そう、魔術協会がらみでしか話を聞かなかった集団
だけど、三回中二回は、けっこう冗談で済まない規模の被害者を出してる
正直、あれが続くようなら魔術協会、危なかったんじゃないかな―――主に、保護者の目と口が

それでも最近は、少しだけ静かだったんだ、あれ
噂も聞かないし、何時の間にか潰れてたのかなと思ったくらい

ここで、話が戻るよ。そろそろ予想が付く?

【青年の隣を、歩幅を大きくしてピタリと付けて】
【此方はあまり周囲を確認せず、然し耳だけは少し集中して歩いて行く】
【それでも、現時点では、近くに何者かが居る気配は無く】
【夜間の街も、路地裏に比べれば昼間の公園と同程度、と言える平和具合である】


僕への依頼者、金の国の関係者らしい人。そこでは、軍事参謀みたいな事をしてたんだって
公的に名前が出るタイプの参謀じゃなく、こっそり動く方の人だったらしいけど
その人が言うには、『金の国の王女が、もうすぐ動く』―――これだけじゃなんのことやらだけど
此処に、もう一つの台詞を組み合わせると、途端に答えが近づくんだ

『王女は、自分の軍隊を作っている』
『金の国の国風に合わない、最低限の訓練しか受けていない一般人と』
『死者を解体し組み上げて仮初の命を吹き込んだ、ゾンビの群れとの雑種軍』
『そして、アルマゲスト≠ニ呼ばれる複数名の能力者達で』

………と、こういう訳さ。酷い話だと思わない?
それでさ、ついこの間、当の王女は火の国で一暴れしたんだとか
もう、自分の立場を隠すつもりもなく。これって、結構怖いよ?開き直られると

【だが、続けられる話題は、あまりにも平和とは程遠い】
【機関の占領下から抜けだし、まだ爪痕の癒えない火の国に対する侵略行為】
【更には、過去魔術協会に多大な被害を与えた集団を、手駒として抱えているというのは】

しかも、まーだ嫌な話は続くんだよね……

【ふぅ、と小さな溜息。戦闘や逃走の疲労もあるのだろうが】
【この話題を持ち出す事が疲労の原因、と言わんばかりの溜息だ】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 05:37:20.38 ID:Ktrg9roHo
【公園】

結局

間に合わなかったな。残念だが・・・寒い

【ちらちらと雪が降る公園のベンチに一人の青年が座っている】
【青年は襤褸切れのように擦り切れた服の上に分厚いにび色のローブを羽織り、深く被ったフードの奥から自販機を睨んで】

金に余裕があればなぁ・・・

どうせなら、この前のDQNから引っ手繰っておけばよかったぜっぜっぜ〜♪ん〜♪

【青年は項垂れ、思いついたようにブーツの下に下衣を差し込み、紐を結びなおす】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 05:45:18.02 ID:Ofm7OGsSO
>>221

魔術師の面目丸潰れ、だね――まあ、腕の立つのが何人も居ても、そうじゃない子のが多いんだ。
警備体制やら何やらの問題も有るし、一概に彼らばかりは責められないけど。

……そりゃあ確かに、親御さんからしてみれば気が気じゃない、よねぇ。
大事な息子ないし娘を、そんな危険な場所にむざむざ置いておける訳が無い。

そこで潰れといてくれりゃ、話は丸く収まるけれど……。
そう上手くは往かないのが、世の常、だ――うん、ほんの少しなら。

【小さく欠伸を噛み殺し、時折物影に視線を遣りつつ、青年はつかつかと歩いてゆく】
【ふむ。親心ってやつだね、等と真面目くさって宣いつつ、歩調を少年に合わせて】
【――暫くすれば、見えて来るのは四階建てのオフィスビル。少し広い以外は、至って平凡】
【立地はメインストリートの端っこと、少し中途半端だが――まあ、ぎりぎり一等地と二等地の中間ほどか】

どんな動き方だよ、それ……王女様が柄の悪そうなのと接ぎ剥ぎだらけの怪物と、テロリストの集団を引き連れてパレード、だなんて。
鬼退治にしたって、もうちょい趣味の良いお供が居ただろうに――――その通り、だ。

――……え。国際問題とか、そんな域を超えてるような。……えっ。
ず、随分と過激なお姫様も居たものだね。お近づきになりたくないというか、何と言うか。


それ、冗談じゃないよねえ――――?


【彼は階段を上れば、鍵を開け扉を開けて。ローブを預かろうか、と左腕を出しつつ】
【胃にきりきり来る話題に、少年と同じく何とも複雑な顔をしたまま、取り敢えずは入室を促した】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 06:00:54.51 ID:lLKwM7juo
>>223

冗談だったら良いんだけどさー……
実はその王女様、ちょっと前に水の国でもなんかやらかしたらしいんだよね

その時のお供は、ゾンビの群れじゃなくて子供だったらしいけど
その子供、カノッサ機関夜の国支部≠ェどうのこうの言ってたんだって

そりゃそうだよね、あの貧乏国家の王女様が、何の裏付けも無く軍隊を持てる筈が無い
そんなお小遣い貰って無いだろうし、第一武器も防具も揃えられる筈が無いんだって
でも、幾ら何でもそんな所に普通協力を望む訳はない、と僕は思ったんだよ

ところが、僕への依頼人様は、更に悲しくなるような事実を教えてくれる訳なのさ
……あ、これお願い。別に、適当に間に合わせで買った奴だから、皺は気にならないんだけどね

【嫌な話しとは、続けば続くものである】
【飽く迄伝聞でしかなく、口調も近所の誰かの噂話の様なものだが】
【その内容は、良く考えるまでもなく一大事】
【一国の、君主ではないにせよ王女が、カノッサと手を結ぶという事は】
【極端に言えば、一国がカノッサに屈したと捉える事も出来なくもない】

【青年の申し出は有り難く受け、差し出された左腕にローブを被せ】
【扉を潜ると、まずは落ち着けそうな場所を探す】
【炬燵でもあればそれこそ、狼のくせに猫の様に丸くなるのだろう】
【人間、温かい場所の誘惑には勝てないものである】

……………と、まあそんな訳で
その依頼人さん、「こんな奴の下でやってられるかー」と逃げだして来たってわけ

僕の仕事は幾つかに分かれてて、その一つ目が追手を逸らす事
依頼人さんと同じ様な服装、つまりはそのローブで化けて、わざと目に付きやすい位置を歩いて
発見されたら依頼人さんと別方向に逃げて、かく乱する
……ところがどっこい、追手が多かった上に苦手なタイプ、叩きのめす事も出来ず
ヤバいかなーと思ってた所、丁度お兄さんに出くわしたって次第なのさ

以上、此処まで、何か質問でもあるかな?
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 07:32:02.37 ID:LKZjwISAO
>>186
【――しばらくの戦闘の後】
【戦火の最中で、男は路地裏の闇に溶け込むように逃げていた】
【男にとって、此度の戦いは本懐ではないのだ。加えて殊"逃げる事"に関しては、男に一日の長がある】
【「またどこかでね」という風の響きを残して、男は女の前から姿を消していた――】
 
/ということで一端締めまする
/夜遅くてごめんよっ……
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/13(日) 11:53:26.02 ID:H1tDwvvd0
【】

【】
【】



【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【赤い膝丈のトレンチコートを着て、両脚義足。動く度、錆び付いた音が響いた】
【騒がしく、少し背の低い女。齢は、二十に見える】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/13(日) 12:03:57.95 ID:H1tDwvvd0
/>>226
/途中送信ですorz

【森】

【其処は、少し暖かく。柔らかな木漏れ日が地を照らし、春の面影を見せる】
【然し、解け切っていない雪が周囲を冷やし、未だ息は白い】
【そんな、昼下がり】

―――烏と書き物机が、何故似ているか
あの問い掛けの答えは、何だったんだろうね?

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【赤い膝丈のトレンチコートを着て、両脚義足。足を動かす度、錆び付いた音が響いた】
【そんな、騒がしく、少し背の低い女。齢は、二十に見える】
【腰掛けた切り株で、足を組みながら、女は小さく笑い】

……まあ、そんな事は、兎も角
昨日の晩に、色々あったらしいんだけど……

【他愛無い話題を、勝手に自己完結すると、次の話題に入っている】
【女性の周りには―――十にも満たない少年が、三人】
【ぞれぞれ笑顔を浮かべながら、女の話を聞いていた】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 12:38:03.62 ID:gG5pQwpSO
>227
/未だいますか?
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/13(日) 12:51:07.71 ID:H1tDwvvd0
>>228
/遅れてすみません……此処に居ります!
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 13:13:33.70 ID:gG5pQwpSO
>>229
/じゃあ絡みますぜ

>>227
【ガサガサっ――その時、少年達の背後から草を掻き分け進む音がする】
【―――獣・・・?】
【だが、その気配には敵意らしき物はない】
【そしてしばらくして現れたのは】

はぁ・・・、全くもってどうした物かなぁ・・・
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年だった。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

――――あれ・・・。
【やがて目の前に現れた、少年の視線は少年と檸檬を含む四人に向く】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 13:17:14.17 ID:gG5pQwpSO
>>230
/訂正
/【やがて目の前に現れた、少年の視線は少年と檸檬を含む四人に向く】→【やがて現れた少年の視線は、自分の目の前に現れた少年と檸檬を含む四人に向く】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/13(日) 13:24:44.68 ID:H1tDwvvd0
>>230

【草を掻き分ける音。其れを聞いた瞬間、女は橙の瞳を細め、其方を向く】
【やや警戒した様子だったが―――やがて現れた、見知った顔に】

―――……あ、護君

【笑顔を浮かべると、「こんにちは」、と。嬉しそうに、挨拶】
【彼の呟きが聞こえ―――『何か有ったのだろうか』、と思考し】

……、何だか、悩んでる様子に見えたけど……
どうしたの……?

【彼に、小さく手招きしながら、ぽつりと尋ねた】

【少年達三人も、音がした瞬間、一斉に彼を見て。喜んでいる様子だった】
【街中で見掛ける様な、普通の外見の少年達。―――唯一の特徴は】
【全員、逆向きにした、太陽≠フタロットのアクセサリーを身に着けている事だろうか】

/宜しくお願いします!
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 13:46:33.70 ID:wS4ryWLDO
【女は公園のベンチで目を覚ました。】

……う…ううん…

【フラフラと立ち上がり、ふわああ、とあくびをする。長い黒髪が陽光に輝いた。】
【毛布代わりにしていたダークグリーン(といってもほとんど黒だが)のコートを羽織り、彼女は立ち上がる。】


のどが渇いたわ


【そばの自動販売機に歩いていき、コインを投入、目的の飲み物のボタンを押す。】


……あら?


【なんべん押しても出てこない。】

なによっ!!もうっ!

【ガン、と大きな音を立て、自販機を蹴った。】

【背中の大剣は、ギラギラと凶悪に光っている。】


/なんでもおKです
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 13:50:14.18 ID:gG5pQwpSO
>>232
あ、檸檬さん、こんにちわ、こんな所で何を?
それに・・この子達は一体・・?
【護は挨拶を交わし】
【手招きに応じて近づいていくだろう】

はい・・・えっとその・・・
【だが肝心のその後の言葉は中々出てこない】
【それ程までにきっと深刻な悩むの様だ】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/13(日) 14:07:32.11 ID:H1tDwvvd0
>>234

この子達と会ったから、お話してたんだ
んー、……もしかしたら、此処で遊んでいたのかもしれない……

【曖昧な、ゆるりと抜け出す様な返答をして、血色の女は笑う】
【少年達は、無邪気な犬の様に彼に群がって来るかもしれない】

【その後―――檸檬は、彼が口篭るのを見て】

……、

【深刻な様子の彼に、表情を曇らせる】
【―――自分が、聞いても良いのだろうか。過ぎる思考】

……深刻な様子だけど……大丈夫?
無理に、答えなくても……

【思わず、毀れた言葉。嫌な妄想ばかりが、浮かんでは、消えて】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 14:34:20.30 ID:gG5pQwpSO
>>235
そうだったんですか。

君達、ここで遊ぶのは良いけど、遅くならないようにね。
【夜の森は危ないからね、と護はそう寄ってきた子供達にそう伝える。】
【そして、視線は檸檬に戻し、】

―――いえ・・・大丈夫です。
それに、誰にも相談しなかったら、この悩むはそこで止まっちゃいます。
【檸檬の言葉に、護が漸く口を開く】

檸檬さん、実は僕能力が目覚めまして・・・その・・・
・・・・また、使えなくなりました。
【そう悩みを告発する。】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 14:48:29.40 ID:lZhebLDDO
>>236

【少年達は嬉しそうに頷くと、再び檸檬の傍へと戻るだろう】
【声を上げて、檸檬の周りを走り回る少年達。暫く放置しても大丈夫だろう】

【檸檬は、彼の言葉を聞いた後、】

―――……、能力

【彼の言葉を再び唱え。口元に指を当て、眉を顰めた】
【能力。―――此処、第五世界では、目覚める者も多い、逸れ】

……能力に、覚醒、……
……、どういう切っ掛けで、使えなく成ったの?

【暫し、沈黙した後。囁く様に、問い掛ける】
【異能の力、上手く説明出来無い、曖昧な存在】
【彼女は、その方面の研究等はしていないので、良く分から無い】
【―――逸れでも、その際の事を、聞いてみようと】

/携帯移行します
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 15:16:31.55 ID:gG5pQwpSO
>>237
【考える様な仕種をして】

・・・・えっと、路地裏で戦闘になってその時に相手の技を受止めた時に、
その時から異変が起き初めてて・・・不具合がありました、
しかもいくら解除・再発動しても不具合はそのままで・・・
【思い出しながら、檸檬に説明する】
【いくら解除・再発動しても不具合はそのまま―――リセットされずにそのまま不具合が継続された形で発動していた?】
【どうやら未だその時点では発動は出来ていた様だ】

それで・・・・この前、もう一度発動した時に、完全崩壊しまして・・それで・・使えなくなりました。
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:31:53.19 ID:lZhebLDDO
>>238

【全てを聞いた後―――檸檬はゆっくりと、思考を巡らせる】

【戦闘中、不具合の後の、使用不可―――何故?】
【思い付く限りの考え、可能性を、幾つか心の中で上げて行き】
【その後、彼へと向き直ると】

……、……
……僕は、能力や魔術を研究してる人とかじゃ無いから
スルー推奨な意見……なんだけど

【そう、述べた後に―――】

……もしかしたら、新しい能力が発動する、とか
そういう事の、前兆だったりするかもしれないし……

【目覚めた能力が使えなくなるというのは、大変な事で】
【魔術的な作意、何かの変化、等―――色々と、考えは浮かぶ】
【悪魔で、彼女の推測、妄想。当てにしない方が良い】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:55:55.22 ID:gG5pQwpSO
>>239
いえいえ・・・そんな事ないですよ。
大事な意見として、ちゃんと聞きますっ
【護は力を失った今、焦っていた】
【故に、一秒でも早く、力を取り戻したかった】
【だから、例えそれが当てになろうがなるまいが】
【関係なく、他の人の意見は貴重な物だった】

―――新しい能力・・・ですか・・?
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 16:12:52.16 ID:lZhebLDDO
>>240

い、いや……本当に……
……う、……ウワァ……

【言った後、何だかキリッとした顔で語っていた自分に嫌気が差したのか】
【一度、一気に顔を赤くして、両手で覆い隠す】
【彼に申し訳無く思いつつも、次いだ言葉は】

……うん、新しい能力とか……
とある切っ掛けで、能力が変わる人とか……居るって聞いた事が

【―――女の詭弁。本当に当てにしない方が(ry】
【発火能力者が、戦闘の危機の際、火を纏うアートマンを発現させる様に成ったり】
【あまり良い例では無いが、哲学者の卵等、逸れを増長させるアイテムも存在する】
【そういう事から、其の思考に至った様で】

……、能力が使えないと、戦闘も大変じゃない……?

【ぽつり。そう、問い掛けて。澄んだ橙を彼に向け】
【逸れは、木々のざわめきに溶け込みそうな、小さな声で】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 16:28:35.90 ID:gG5pQwpSO
>>241
可能性は0じゃないですね。
この世界でならありえるかもしれませんよ
【恥ずかしがる檸檬にそうフォローをさっと入れる】

この世界で奇跡はあるんですから、
【現に、護は自ら言う奇跡に遭遇している】
【「能力の発現」、無能力で生まれた護にとって起きたその一度の奇跡は】
【世界の可能性を信じさせるには、十分な物だった】

いや、前に戻っただけですから辛いとは思いませんね。
むしろ、今はこの刀があるだけ楽になった物ですよ
【檸檬の質問にそう答え返す】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 16:30:25.64 ID:wS4ryWLDO
>>233でもう一回募集させてくだされ
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 16:42:01.81 ID:85DQdnVS0
【水の国 都市部】

【何時として変わる事なく、人々で賑わう水の国の都市部】
【しかし何処かから、異質な声が周囲へ響き渡る】

港ガ戦艦デ襲撃サレタンダッテネェ〜…
――全ク、驚イタモンダヨ!

【人々が振り返れば、見るからに奇抜で怪しい格好をした三人の不審者が目に映ることであろう】

モウ、何処ダッテ襲撃ヲ受ケル時代ダ…コレ以上先延バシニスルノハ危険カモシレナイ…
ソロソロ風ノ国ノ大風車ニ設置サレタ“アレ”ヲ回収シテ貰ウトシマショ〜カ

【それぞれ別の格好をしている不審者達】
【中央のまとめ役であろう人物は、麦わら帽子を被って頭を隠し、顔全体を包帯で覆っている】
【ヘリウムガスを含んだように甲高く透き通ったその声は、周囲によく響く】
【服装は白ランとチャイナ服、そして白衣を混ぜ合わせたような、割と清楚な服だ】
【その右手には《Lv.100》と書かれた、眼球のような球体が】
【そして左手には、強い魔翌力を発しながら光る球体が握られている】

『…我々独自デ回収スル場合、私ガ先行シテ回収ニ当タリマショウ…』

【そのうち右側の人物は、長いマフラーにシルクハット、そしてワンレンズタイプのサングラスを身に着けている】
【縦にとても長い襟のコートで足元から口元までを隠されたその頭は、人並みと比べると異常に高い】

「風ノ国デアレバ、四方風隊<j回収ヲ依頼スルノモ手カト…」

【そして左側の人物は、人並みと比べると異常な大きさの黒い巨大なフード一枚で頭全体全てを覆い隠しこんでいる】
【その服装に至っては、黒くて分厚い寒冷コートと寒冷ズボンを履いており、3人の中では一番暑っ苦しそうだ】

(彼ノ言ウコトガ正シケレバ取引相手<gノコンタクトハ取レタコトニナル)
(――後ハ取引ニドウ持チ込ンデイクカ、ダナ)

【驚きの目で見つめる一般人をものともせず、彼らは路地を歩いていこうとする】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/13(日) 16:45:12.38 ID:c9Yf/s9X0
>>233
いやー…運が悪かったですねぇ
でも、気に留めることありませんよ? ちょっとした不幸な事故なんですから…
【ヘルメットを被りコートを羽織った青年が】
【近づいてきた】
//バトル展開に持ち込んでよろしいでしょうか
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 16:47:24.59 ID:lZhebLDDO
>>242

【顔から熱が上がり、死にそうな様子の女だったが】
【彼の言葉に、照れ臭そうな表情を向けて、礼を告げた】
【そして―――続いた音】

……、奇跡、……

【奇跡。―――その言葉を、何か、感慨深そうに呟き】
【はにかんだ後、「……そうだよね」と、肯定を紡いだ】

なら、良かった……
……、でも、又何か有ったら、教えて欲しい
能力が使えなく成ったのも、気になるから……

【小さく、笑うと。彼に、また変化が有ったら、教えて欲しいと告げる】
【そして―――ふと、気付いた様子で】

……、ん……夕刻か……

【言いながら、立ち上がって。夕の空からの橙と、薄暗さが、その場を包み込んでいる】
【―――いつの間にか、少年達の声が止んでいる。もう、帰ったのだろうか】
【逸れを確認した後、檸檬は彼に、何かを放るかもしれない】
【小さな、掌に収まる逸れ。怪しいものでは、無さそうな雰囲気だが】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 16:52:26.94 ID:wS4ryWLDO
>>245

あん?

【振り返ると、そこには青年。コートに…ヘルメット】

事故…ねえ…

【忌々しそうに呟き…次の瞬間…】


【ヒュン】


【という風の音がしたと思ったら、自販機はバッサリと両断された。】

【女は大剣を再び鞘に納めながら、散らばり、転がった缶ジュースを掴む。】


…はじめからこうやったらよかったわ。


【そしてゴクゴクと美味しそうに飲み出した。】
【視認できないくらい速い居合い切り…それを撃ち込まれた自販機は無残に転がり、中の缶がゴロゴロと青年の方にも転がる。】



/もちろんです!
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 16:59:37.75 ID:gG5pQwpSO
>>246
はい、また何かあったら、その時は報告します。
僕なんかを気にかけてもらって、有り難くて申し訳ない限りです。

・・・そうですね、そろそろ日がくれますね。
―――って、ん?
【護も空を見上げていたが、】
【檸檬が何か放ったのを見てそれを受け取る】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/13(日) 17:00:09.76 ID:c9Yf/s9X0
>>247
うわ…すごい…速い…。かなりの手だれですよ、この人…
僕はとてつもない“事故”に遭ってしまったのかも知れませんねぇ…
【小さくそう呟く青年】
…そんなところに立っていないで、座ったらどうです?
そこのベンチに。
【そう言って自販機の横のベンチを指差す青年】
【言葉にも、表情にも、何か企んでいるような気配は感じられないが…?】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:08:17.85 ID:wS4ryWLDO
>>249

…ふん

【相手を一瞥し、「言われなくてもすわるわ」みたいな感じの事を小声で呟き、ベンチに座った。】

…ふう

【空き缶をポーン、と後ろに投げ捨てる。どこまでもマナーが悪かった。】

…で、なんか用?

【ぶっきらぼうに聞く。初対面の人間にはこのようにツンツンした物言いしかできないという癖がこの剣士にはあった。】

【剣を背中から下ろし、右側に立て掛ける。】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:16:33.11 ID:lZhebLDDO
>>248

【その言葉に、柔らかな笑顔を浮かべ、「友達だから」、と答えた】
【いや、何で勝手に友達って言ってるのか、何だこの女】

おばあちゃんからの、お土産

【彼女が放ったのは、黒飴(チョコレート味)という、何やら不気味な代物】
【明日が、悪魔の日、では無く、14日だからだろうか】
【檸檬は微笑むと、小さく手を振りながら、その場を去るだろう】

/お疲れ様でした!
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/13(日) 17:19:41.24 ID:c9Yf/s9X0
>>250
いえ、特に用って訳では無いんですよ? ただ…
【彼女が座ったベンチから、ミシミシと音が聞こえ始め…】
「事故には気をつけましょう」…って伝えたかったんですよ…
【ベンチが壊れる“事故”が起きた】
【もしミシミシの時点で気をつけていないなら】
【しりもちをつくだろう】
【さらに、彼女が投げた空き缶は、公園の後ろの民家に飛んで行き】
【盆栽を…割った】
【その家は、公園の周りで一番怖いと評判のおじいさんが住んでいる家だ】
…ほら、何か割れた音がしましたよ? 嫌な予感しかしませんよねぇ?
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:31:35.90 ID:gG5pQwpSO
>>251
あぅ・・有り難うございます。
【『チョコ味』の黒飴・・・・・?】

では、檸檬さん。
さようなら、
【そう言い彼女を見送って】
【貰ったばかりの飴を口に放り】
【彼も帰路を歩きだすのだった】

・・・・甘い・・

/有り難うございました!
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:36:43.76 ID:wS4ryWLDO
>>252

【ミシミシ】

……ん?

【バキッ】

あらら?

【彼女はドシーン、と尻餅をついた。痛そうに顔をしかめる。】

あいたたた…

【尻をさすりながら呟く…そこまで言って視界に入るのは先ほどの青年】
【「事故には気をつけましょう」??…青年がそう言った後、この「事故」が起きた。…偶然か?、彼女は思考する。】

…このベンチ古くなってたみたいね

【立ち上がり、大剣を背負いながらそう結論づける。偶然だろう…彼女はそう考えたのだ】


『こりゃあ!!今これを投げたのはだれじゃあ!!!』


【そこへ現れたのは片手に竹刀、片手に空き缶を持ったおっさん。いかにも、って感じの怖そうな人である。】


『おい!お前か!これを投げたのは。』


【ツカツカと青年の方に歩み寄って聞いた。】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/13(日) 17:49:43.10 ID:c9Yf/s9X0
>>254
いや、違いますよ…
そもそも僕はジュースを飲んでませんからぁ
そこで尻餅をついているお姉さんですよ
…でも、どうか気にしないであげてください
ちょっとした、不幸な事故なんですからぁ…
【女性を指差し、言う】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:58:50.43 ID:wS4ryWLDO
>>255

【おっさんはそれを聞いて、女に歩み寄る。】

『おい!お前かこれは!』

【青年の忠告を無視し、おっさんは竹刀を振り上げた。】

【瞬間に、それがキュウリのようにスライスされる。】

そうよ。

文句あるの!?

【抜刀した大剣をちらつかせながら女は言う。竹刀に向けて一度に三回、大剣を振るったのだ。】

【おっさんはそれを見てぶつぶつ悪態をつきながらどこかに去っていった。】


…全く、今日は運が悪いわね。


【チラ、と青年を見ながら呟く。まるで「お前とあってからろくなことがない」と言うように…】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/13(日) 18:06:36.44 ID:c9Yf/s9X0
>>256
なんですかぁ? その「お前とあってからろくなことがない」とでもいいたそうな顔は?
言いがかりは止して下さいよぉ…。こんなのはちょっとした事故なんですからぁ
それに、空き缶の件は完全に貴方の自業自得でしょう? 僕がどうこう思われる筋合いはありませんよぉ?
【何とも嫌味ったらしい口調で言う青年】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 18:12:22.40 ID:Ofm7OGsSO
>>224

おいおい……勘弁してくれよ、こちとら機関で手一杯だってのに。
侵略活動っていうより、まんまテロリストのやり口じゃないか――って、また機関!?

…………うん。まあ、理には適ってる。唯でさえ酷い財政難なんだし、さ。
おまけにネル・ナハト≠竄迚スやらで目茶苦茶にされたばかりなんだ、そんな余裕が有る訳がない。
とはいえ、相手が悪過ぎると思うな……よりにもよって天下のカノッサ機関=B
しかも夜の国支部って、一寸前まではあの悪名高き元No.2≠ウんが居たトコだよね?

なーんか、幾ら利用するにしても、なぁ……こうも嫌な予感しかしない話ってのも、珍しいよ。
ん、判ったー。あ、此処は応接室だから、取り敢えずこっちで話そうか。楽な方が好いでしょ?

【これ以上続いてくれるなと願えども、話がそう簡単に終わる訳もない】
【良い事は大体小出しにしか起きないが、悪い事は雪だるま式に重なるもの、だ】
【――とまあ、経験上は理解しているのだが。まさか一国のトップが其処まで、というのは予想外だったらしい】
【しかも言によれば、叩いて立つ埃はこれだけでは無さげ。話のスケールは、未だ膨らむか】

【どうやら。先程から皺が寄ったままの眉間は、もう暫くこのままに成りそうだった】
【青年はローブを受け取り、部屋の隅に立てられたコート掛けに、スーツと一緒に掛けて仕舞うと】
【小さく溜息を一つ、それから左奥の扉を指し示す。寛がなければ身が持たない、と言わんばかりに】
【その通りにすれば、お茶の間とちょっとしたキッチンとを備えた、休憩室に出る】
【勿論お目当ての火燵も完備。多少生活感に溢れては居るが、まあそこまで酷くは無いレベル】

そりゃまあ、逃げ出したくなる気持ちも解るってものだね。……うん。

取り敢えずは大体判った。差し当たっては、そうだなぁ……。
クライアントの状況と、それから更に悲しくなるような事実≠ノついて頼めるかい?

【自身も火燵に足を突っ込み、火燵の上の蜜柑に手を伸ばしつつ】
//寝落ち申し訳ありません、只今帰りました。
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 18:16:29.09 ID:wS4ryWLDO
>>256

……

【無表情でその姿を眺める。確かに「缶を投げた」のは自業自得だ。しかし、それが盆栽にきれいに命中した。加えて、ぶっこ割れるベンチ】

…言いがかり…ねえ

【釈然としないまま青年を見つめる。】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/13(日) 18:22:55.27 ID:c9Yf/s9X0
>>259
…どうしたんです?
何やら釈然としない感じですけど?
もしかして僕が疫病神か何かかと思っているとか?
【そう尋ねる青年】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/13(日) 18:31:04.89 ID:c9Yf/s9X0
//夕飯食べてきます
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 18:40:39.60 ID:wS4ryWLDO
>>260

……

【その通りだ。目の前の青年が事故を誘発したように見える。】

…ま、いいわ。

【そう短く呟いた。神様じゃあるまいし、本当にそんなことできるわけがないだろう。】

【つまり、自分は本当に「運が悪かった」のだ】

【そう結論づけて、歩きだそうとした。】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 18:42:27.11 ID:OCBZPVN70
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 19:00:42.33 ID:NTn9bPpFo
【路地裏】

あーあー、昨日面白い事があったみたいなのに参加できなかったぜ
もったいねー、あーもったいねー

・・・まあ良いかー、今日も面白い事が有るかもしれないしな・・・くへへッ

【路地裏を歩く、ごちゃごちゃとした髪型の茶髪で、マグマの様な朱色の眼を持ち、17歳程の、ガタイの良い青年】
【服は土に汚れた緑色のローブで、中には灰色のTシャツと短パンが着られていて、黒色の靴を履いていて】
【そして、くすんだ金色で、「Grun Guibaknowrr」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフを首に身に付け、後方へとたなびかせていた】

【そして、近くにあったゴミ箱をそれと無く蹴り上げる――『人が蹴り上げた様で無い』勢いで宙を舞うゴミ箱、散らばる中のゴミ】


あー、きったねー・・・俺がやったのか、じゃあ仕方が無いな!
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 19:02:10.34 ID:lLKwM7juo
>>258
【第一印象、割と普通】
【おかしな表現だが、その部屋を見ての印象はこれだった】
【特に目を引くものはなく、だが足りないと思う物も無い、落ちつける場所】
【そして何より、不満を抱く要素が有ったとしても】
【これ一つで全て解消出来るのでは、という秘密兵器の存在】

楽なのと楽しいのはどんな時でも良い事…………お、お?

………てりゃーっ!

【炬燵を使うからにはと、櫻の流儀に合わせてブーツを脱いだ後】
【軽く助走をつけてヘッドスライディング、頭から炬燵に突っ込んで反対側から顔を出す】
【甲羅の代わりに炬燵を背負っている亀の様に、はみ出した足も布団の中に引っ込めて】

……………………ふぅ

それじゃ、話の続きだけど――――

【一息ついて、表情を完全に崩して】
【真剣な話題だというのに、些か緊張感を薄れさせてから話題を再開する】


依頼人様は、今頃………水の国ではあるけど、別方向に行ってる
どうやら知り合いがいるらしくて、一時的に身を隠すつもりなんだってさ
明日か明後日あたりにどうにか連絡を取ってくるとは思うけど、其処はまだ分からない
身長は僕とあんまり変わらない、ローブのフードで顔は殆ど見えない
少しだけ見えたんだけど、片方の目に眼帯。体のラインからして、女性かな?
あ、それから、一番の特徴。喋れないのか喋らないのか、必ず筆談してる

で、続き。嫌な事実に関して、ね

【現在の状況は、あまり詳しい事は分からないようで】
【伝えられた内容は、現在状況よりは外見的特徴の方が多い】
【どうにも分かる事が少ないのは、その依頼人の職業的な問題だろうか?】

カノッサにしてみたら、利益が無い同盟だと思うでしょ?
でもあの王女様、とんでもない条件を出して、協力をこぎつけたんだとか

かの狂皇女曰く、

『金の国は、世界をカノッサ機関と二分する用意がある』
『絶対的な力を以て世界に君臨するに値するは、この二つの集団以外に有り得ない』

………これ、本人はかなり本気で言ってるらしいからね

【炬燵に身を埋めて、日常会話の様な気安い口調で話していても】
【その内容はと言えば、平和な日常を何処までも遠ざけるもの】
【本当に、そんな世界が完成したのなら、誰が安んじて生きられるのか】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/02/13(日) 19:09:58.28 ID:c9Yf/s9X0
>>262
あ、気をつけてくださいよ?
【歩き出す女性に向かって言う】
この公園の近くにはラジコン好きな少年が居るんですからぁ
事故に遭わないように、ねぇ…
【青年が小さく笑う】
【すると、どこからともなくラジコンが飛んでくる】
【どうやら、制御できていないようだ】
【このままでは、女性か青年に当たるだろう】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 19:32:24.88 ID:wS4ryWLDO
/スイマセン少し遅れます。
/ご飯を食べるので
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/02/13(日) 19:54:32.00 ID:c9Yf/s9X0
>>267
//行ってらっしゃい
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 20:11:00.02 ID:Ofm7OGsSO
>>265
【今やすっかり大陸にも馴染んだ、櫻の文化。このオフィスもまた、多分に漏れず】
【何故だか畳張りの床には、毛足の長い絨毯が敷かれ――その上に】
【秘密兵器は、鎮座していた。火燵は良いものだ。良いものは決して無くならない】

だよねぇ、あんまり息が詰まるのは正直、頂けな………っと。

――――10点満点。

【とまあ、如何に火燵が素晴らしいかはさておいて、此方も靴の始末を】
【板張りのキッチンとお茶の間とを区切る、敷居の辺り。そこに有る下駄箱に、脱いだ革靴を放り込み】
【見事なヘッドスライディングに、サムズアップしつつ採点。そのまま着席して】

んー…………むぅ。

【右手で蜜柑の皮を剥いて、丸ごと口に放り込みつつ、首肯】
【些かと言わず真剣味を欠いているのは、この際気にする程ではない】
【場所が場所だ。気を張り過ぎる必要は、無い。――――と、思う】

成る程……上手くいくと良いね。何なら、追撃しておくべきだったかなぁ?
――囮なら、もうちょっと派手に暴れるのも……うん。……いや、単に俺がそういう気分なだけなんだけどね?

ああ……表に出ない人なら、そりゃ情報も少ないよねー。

【蜜柑を飲み込めば、呑気にそんな事を宣って】
【取り敢えずは手近にあったチラシの裏に、情報を書き留める】

――――何処の魔王だよ、勘弁してくれ……。

そりゃまあ、其れが実現するなら確かに魅力的だけれど……共食いの予感しかしない。
Justice≠飲み込もうとしたってのも、やっぱり、私兵が欲しかったからかなぁ。

【何度目になるか解らない溜め息を吐き出し。次の蜜柑に手を掛けながら、首を傾げて】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:14:08.06 ID:wS4ryWLDO
>>266

【その言葉、それからラジコンのプロペラ音を聞いた瞬間に彼女の「予感」が「確信」に変わる。】

……

【振り向きざまに抜刀し、ラジコンを粉々に打ち砕いた。そして相手に素早く近づき、剣の切っ先を突きつけようとする。】

【もし、突きつけることができたらこう忠告するつもりだ。】



こざかしいことはやめなさい。


【と。】



/お待たせしました
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:32:22.57 ID:lLKwM7juo
>>269

本当にもう、今時珍しいよねそういう人……
成功すると本気で思ってるなら只の馬鹿か狂人だろうし
成功しないと思っててやるんだったらそれこそ度し難い馬鹿だし
……正直、僕にはとても理解できない話さ

で、最後。これで、僕が今回持ってきた情報は終わり―――と、ん……

【このままでは、溜息で室温が数度は上がってしまいそうで】
【一度完全に炬燵に潜り、中で方向転換。青年の隣に、再び顔を出す】
【左前のブラウスの首回りを緩め、完全にくつろぐ体制を確保して】
【だが、まだ表情は緩まない】


数日のうちに、その王女様は、聖都を攻撃するつもりらしいよ
それも、今までとは規模の違う兵力で、あまり優しくないやり方で
これまでは、兵力を増やすのが目的だった。でも、十分な数が集まったと見たのかな?

次の戦闘の目的は―――力の誇示、その為の蹂躙
それも、兵器での砲撃や爆撃じゃない。歩兵を使って、手に握る武器で
街の建物だけを完全に残して、人間だけを失くしてしまう
死体を持ち帰れれば、更にゾンビ軍隊はパワーアップって訳

全く、機会兵士だの魔法生物だの、捨てる事に躊躇いを持たずに済む兵士は結構例が有るけどさ
生きている時に1、死んでからまた1。死者の軍勢の戦闘に立つのが、人間だなんて
人間より怖い生き物は居ないって実感するね………

【ころりと転がってうつ伏せになり、両腕を組んで顎を載せて】
【最後の一回、とばかりに溜息を一つ。それから、青年の手元を見上げる】
【目に映るのは、炬燵と同時に召喚する事でフィールドの空気を染め上げる最強アーティファクト】
【じーっ、と擬音が付きそうなほどに、少年の視線は釘付けになっていた】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/02/13(日) 20:34:47.66 ID:c9Yf/s9X0
>>270
【剣先を突きつけられ】
…あぁ、バレてしまいましたかぁ…
その通り、今までの事故は全部僕の能力ですよぉ
【ネタばらしをする青年】
僕が居ると何かと良くないことが起きるみたいですよぉ? 例えば、こんな風に…
【青年の目線の先には、ベランダに干された洗濯物】
【しばらくすると、パラ、パラと滴が落ち始め…】
【やがて雨が降り出した】
【洗濯物が濡れる“事故”が起きたのだ】
//お帰りなさい
//風呂行ってきます
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:39:11.88 ID:wS4ryWLDO
>>272

…やっぱり、あなたは「疫病神」ね

【大剣を傘のように持ちながら言った。】

事故を誘発する「能力」…か…

【青年を冷徹に見据えながら呟く。獲物を狙う剣士の目だ。】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 20:41:24.60 ID:vJ3QTaFMo
【――――夜の森、にて】


(……まだ、心が安定しないわ、今にも、かき乱されそう
ここ数日に、色んな事が起きすぎて――――……ホント、疲れすぎちゃったみたい)


【褪せたブロンドのような、白色色の長髪を後方で黒のリボンで纏め、垂らした前髪が、端正な横顔を飾り立て
新雪の如く白い肌に、背中をくっぱりと明けた、半そでの黒いミニスカメイド服、仄かに絶対領域を見せながら
黒いニーソックスで脚を包み、黒の編み上げブーツを履き、首もとには白と黒いリボンのチョーカー
凍てつく様な琥珀色の瞳をした、華奢な体躯のふんわりお胸の少女
その小さな手に握られた大き目の黒レースの日傘が、上手く調和している】

【そっと、一つ、木にもたれ掛かると、そっと煌く夜空を見上げ、ため息をついた
額に触れる白い細腕は、枝葉のように、華奢で――――……】


……強くならなきゃ、こんなことで、心乱されない位に
こんなところで――――


【額に触れていた右の手に、現れる黒い影――――重なり合って、一つの形を成す
月光に照らされて、その白刃をきらめかす黒色の太刀へと
右手に握られる太刀を、夜空にすかして、そっと、言葉を紡いで】


――――……立ち止まらない、位に


【立ち上がる、と同時に、左足のかかとを軸に、その場で右回転、右の手に握られた刃が、振り下ろされて
今まさに、立ち止まっていた寄り木を両断、静かな夜に、木の崩れる音が響き渡った】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 20:54:35.41 ID:hzoUuRR8o
>>274

………あ……

【と、短い声が聞こえただろうか】
【ソレは丁度―――両断された木が倒れようとしている場所から】

【見れば1人の青年が“居た”】
【真赤な長い鉢巻と、綺麗だが年季をうかがわせる道着と袴を着用した黒髪の…】

【その視線は、倒れ来る木を見ていて…】
【何故「居た」と過去形かはもう言わずとも分かるだろう――――】

【――――ズ、ズン】
【木が倒れると共に―――青年の姿が、消えた】
【行先は、勿論木の“真下”】
【嗚呼―――見事に下敷きになっている】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 20:56:16.14 ID:xH4o0WG1o
【水の国―――市街地】


【『中心部』よりは少し外れた、軍事関係施設≠ヨと続く通り】
【普段ならば商業地としても賑わうこの通りなのだが――今日は、少しだけ様子が違った】




『…………大敗≠セったらしいぞ。』


                       「噂じゃあ、百人単位で敵に捕まったとか――。」


         〔ルビーシャ≠ヘどうなったんだよ……。〕




【居並ぶ民衆が囁きつつ見遣るのは、列を成して歩く『敗残兵』達――どうやら、帰還の途中か】
【誰も彼も、皆、疲れ果てた表情で……顔に付いた血の跡すら、拭われる事は無くて】



……………うん、うん、―――見た感じ、げっそり≠チてトコかな♪



【――そんな彼らを一望するかのように、カフェの二階の窓≠ゥら身を乗り出す人物】

【身長は170cm程、白を基調としたパンツタイプの軍服を身に着けた女性だ】
【腰まで伸ばした櫻色の髪を辿れば、鷹≠フ細工が施された大き目の軍帽】
【背には其の変色具合から年季の窺い知れる『三味線』を背負っている】


……へー、じゃあ、鴉ちゃん≠ヘ『親玉さん』が信用ならない訳なんだ。
でもさ、其れって「勘」でしょ? 直接会って話聞かなきゃ、判らないんじゃない?


【ニコニコと笑みを浮かべつつ、彼女は携帯電話で楽しそうに話していて】
【―――カフェの中から外を見ようとすれば、彼女が邪魔に感じるかも知れない】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:08:37.83 ID:vJ3QTaFMo
>>275

【彼女はしばし、沈黙する――――いや、一応非は彼女にあるのだろうが
ぱちくり、と琥珀色の瞳が、寸刻、瞼に遮られて光を失い、また、寸刻、灯りを取り戻す
木の下敷きになった青年へと、その視線を注ぎながら、そっと、右手を口元に当てて】


……もう、鈍い人ね――――貴方のせいで私が悪者になっちゃうじゃないの
ほら、早いところ這い出してきて、誰かに見られちゃ、誤解されそうだから


【クスッと、表情に微笑を浮かべながら、鈴蘭を転がすような清かな響きを夜空に染みこませ
手助けしてあげるわよ、と付け足すように、彼の目の前へとしゃがみこんで、右手を差し出した】

【むき出しのその右手は、ぷっくりと柔らかげな、細雪のような肌色で
しゃがみこみ、体勢を低くすると、より一層谷間が強調される、そのお胸と、同じ色】


……それにしても、こんな夜に、こんな森に来るなんて、よっぽどの物好きね
ひょっとして、ここに修行でも来たのかしら?


【お話しするのが好きなのか、出逢った貴方が端正な顔たちだからか、理由は定かでは無いが
手を差し出したまま述べる言葉は、アイドルの歌うシャンソンのように、耳に心地よい響きで
貴方に対する、善意が、しん――――と染みこんでいるように、感じ取れるだろう、か】

【やけに眩しい星明りが、彼女を照らして、その整った横顔を強調すると
三日月のように、澄んだ微笑を、より一層際立たせ、貴方へとドレスアップを施した】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 21:21:41.54 ID:hzoUuRR8o
>>277

……すいま、せん

【木の下敷きとなった青年が、顔を上げる】
【最初に頭を打ったのか、多少血が垂れているがそれを気にする様子は無く】

【背から腰にかけてを木と地面で挟まれ、多少もがき】
【差し出された右手を此方も右手を差し出して掴む…タコまみれなのか、異様に硬く。握る力も、その手は強くて】

いえ、その………熊を、帰しに来て居ました…

【彼女の問いに、少々言葉を選ぶ様に躊躇いながら答えて】
【きっとなんと言えばよかったのか分からなかったのだろう…だが、選んだ言葉でも伝わる気はあまりしない】

【木の下から這い出ると、確りとした足取りで立ち上がる】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/02/13(日) 21:23:28.68 ID:c9Yf/s9X0
>>273
…疫病神、ですか…
まぁ、言えてますねぇ…
ところでこんな雨の日は、視界も悪いし滑るし…
交通事故が起きやすいですよぉ?
【道路から公園に】
【スリップした軽自動車が突っ込んできた】
//ただいまー
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 21:29:36.18 ID:Ofm7OGsSO
>>271

――……ああ。ホントに馬鹿か狂人だ。でも、行動力と実力のある馬鹿ってのは手に負えない。
単なる馬鹿じゃなく、確証を持ってやってるんなら、余計に……どっちにしろ、ゾッとするね。

馬鹿と何とかは紙一重――二つを隔てる壁って、突き詰めれば成功したかしてないか、それだけだしさ。

【表情は渋くなるばかり。蜜柑を掌の上で転がしつつ極論を伸べて】
【天板の上、置きっぱなしになったポットから、これまた放置されたティーカップに紅茶を注ぐ】
【一口飲んで、余計に渋い顔。それはそうだ、飲めた物では無いだろう】

【――本物の、馬鹿だ。というのはさておいて、二個目の皮を剥きつつ、青年は更に応じる】

死人の軍勢が教団のお膝元に、か。……洒落にならない話だね、正直。

替えが利いてそれなりに使えて、修理も出来るし材料も簡単に手に入る。
そりゃ……合理性、って一点だけを追求するんなら、解らなくも無いけどさあ。
――悪趣味、だね……何でもリサイクルすりゃあ良い、ってものでも有るまいに。

【話を聞き終えれば、「大体、浪漫ってものがだね……」と、顔を余計に顰めて】

【現状、話も飲み物も、渋いのには食傷気味だった。唯でさえ、元が子供舌なのだし】
【口直しにと房を半分ずつに割って、片方を勢いよく口に放り込んだ所で】
【此方を――性格には、橙色のあれを――見上げる、少年の視線に気付くと】

んーぅ?

【食べる?と、左手に三つ目を取り、其方に差し出して】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 21:34:22.10 ID:vJ3QTaFMo
>>278

(あら――――……)


【その手の感触を言葉には出さない、そっと、心に揺れる波風――――それは、羨望にも似た、感情
どこか、思うところがあるのだろうか、静かに、口をつぐんで、空気の音を聴く
視線を向けてみればその胴着≠ニ袴=\―――この手も、納得できた】


……痛……っ


【けれども、思わず口から零れた、言葉、その均整の取れた顔を、仄かに苦痛で曇らせながら
はぁ、と一つ、暖かな声を交えて、嬌声のような言の葉を一片握り締めた
それだけ、貴方の力は、予想以上に強かった、ということであろうか】

【それでも、ぐーっと、引っ張って、何とか抜け出すことはできるだろう】


ハァ……ハァ――――……予想以上に、重いわね……
全く、そんな身体してるんだったら、これぐらい避けてくれない?もう……


【パタパタ、と華奢な掌が、丈の短いメイド服のスカートの上で、跳ねる
白と黒のモノクロームに混じる、紋白蝶の様な白い手
左手は日傘に添えられていて、動かず――――それと、対比されるように、活発な蝶は、更に輝きを増す、ようで】

【ふぅ、とついたため息には、やれやれ、といった気持ちが大半を占めている、のだろうか
表情には、微笑というよりかは、疲れのためか、ほんのりと、貴方へ冷ややかな感情が湧いている、気がする
そして、それは、その言葉でより一層、にじみを増して】


……冗談じゃない、よね?――――ホント、こんなのが冗談だったらもっかい木の下敷きにするわよ
――――で、なんで熊ちゃんなんか、帰しに来るようになったの?


【やれやれ、と言わんばかりに、右手を額に当て、くるりと背を向け、凛とした声で、言葉を紡ぐ
最初の言葉は、仄かに脅迫――――とまでは言わないが、少々お怒りの気持ちが込められているご様子
まあ、本人にも過失がある分、強くいえないのだろうが、呆れているのだろうか】

【そして、再びくるっと、軽やかに向きなおし、右手で額を修飾する癖毛気味の前髪と横髪を整えながら
興味の色を、その琥珀色に映し込んで、貴方へと下の言葉を紡ぐだろう
敵意は無く、明るい声は、彼女の爽やかな性格をクリスタルのように、すかすようで】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:41:44.76 ID:0flnSY32o
>>276

――――お客様。失礼ですが他のお客様に御迷惑ですので、お静かに願います

【その声は背後から。女性のもので、とても冷たく、事務的なもの】
【もし振り向けば、そこにはカフェの制服を着た丁度同じ背丈ほどの人物が立っていて】
【褐色の肌と銀色の髪が特徴的な彼女は右手にトレイと、その上に乗せた空のマグを持ち】
【とても愛想が有るとはいえないような表情で、女性に視線を向けていて】

【それがふと、件の『敗残兵』達に向けられ―――細く、射抜くようなモノに変わり】

将が無能だと、付き従う兵も哀れなものですね
日々の訓練も、肥えた一人物の一声で民衆からの顰蹙を買う結果となる

………あぁところで、何かご注文などはお有りですか?

【取ってつけたような最後の言葉、カツンと靴の音を立てながら背筋を伸ばし】
【小さな“歪み”を口元に浮かべながら、尋ねかける】

/まだいらっしゃいますでしょうかー?


283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:41:54.66 ID:lLKwM7juo
>>280

リサイクルは節約生活の第一歩……収入が十分に多いなら無視できるけど
貧乏国家、元首ですらない。妥当な所に目をつけたのかな―――

―――ん、食べる

【条件反射の様な早業で、少年は差し出された蜜柑を引っ掴み】
【皮を全部繋げたままで向くと、筋は取らずに四分の一程口に放り込む】
【暫くは頬を膨らませたままもごもごと。噛み潰して一部飲み込んでからは、味わいつつのんびり】
【子供舌どころか殆ど子供のままの少年は、炬燵に蜜柑のハイブリッドな幸福を味わっている】


後はさ、こっちはそこまで進展が有った訳じゃないけど
D≠フ売人見つけて、段ボール一つ分仕入れられたよ
色々、餌として使えるかも。D′凾「な正義の味方とか探す為にさ

お兄さんの方はどう?最近、何か良い儲け話とか見つかった?
頑張って稼いで貰わないと、お客さんの懐具合は僕の収入に直結するからね
来る途中の口ぶりだと、あんまり良い物を見て来た様には聞こえなかったけど……

………お得意様にしか売らない情報とか、情報屋は持ってて然るべきだと思わない?

【成れない大規模な話が終わり、話題は自分の得意分野、路地裏の日常へ】
【D≠フ件は、大きな進展を遂げた訳ではない。飽く迄途中経過に留め】
【自分の手持ちの札だけではなく、青年の札も覗かせて貰おうと話を振る】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 21:43:48.64 ID:F7/+tOiMo
【水の国のとある病院】


ここは・・・
俺は生きていたのか・・・。
【青年は目覚めた、どうやら港で倒れていたところをここに運ばれたらしい】

『あ、目覚めましたねー?丸一日ほど寝ておられたんですよ。』

そうか・・・。礼を言わせてもらう。


【どうやら無償で保護できるのは一日までらしい】

ちょうどいい、寝てばかりいては強くはなれない・・・。

(まだ・・・本調子じゃないが・・・。)
(だがそんなことは言ってはいられない・・・!)

【自分のあらたな弱点を知った上で】

【用意を済まし、病院を出】

【彼は街を歩き、人目を忍んではずれの森に行くことにした】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:45:25.11 ID:wS4ryWLDO
>>279

【女は一瞬で情報を整理、展開、統合した。】
【それが全て終わる頃に、彼女の眼前に広がるのは軽自動車のライト…耳にはけたたましいスリップ音】


…─────っ!!


【自動車がぶつかる瞬間に、彼女は青年に対して一太刀の峰打ちを放った。狙いは頸椎。気絶による戦闘不能を狙ったのだ。】

【それは当たるのだろうか。彼女には分からない。】

【なぜなら、撃ち込んだ数秒後に…】

【彼女の体は宙を舞ったからだ。】

【鋼鉄の塊に弾き飛ばされて───────】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 21:51:15.50 ID:hzoUuRR8o
>>281

【抜け出すと、砂で汚れた衣服の砂をまず払う】
【乱れた服の下の、発達しきった肉体は実用的でボディビルダーにすら劣って居ないほど整っていた】
【ただ……綺麗だった道着とは逆に、肉体そのものには古いモノから今し方出来たであろう傷も多くて】

…お手数を、おかけしました
今後…気を付け、ます

【すいません、と一度頭を下げて謝罪し】
【衣服を正しながら顔を上げるだろう。ただ衣服を正しても、胸元は多少覗くものである】
【先程貴女の手を握り返したこの青年の手の、力強さの象徴である硬さと共に―――“暖かさ”も、感じれただろうか】

……冬は、冬眠し損ねた熊が…人里に降りて来る事も、ありますから
余計な混乱を招く前に……帰さないと……

【と、何処か事務的に答える】
【見た所、何の武装も持たない青年である…熊を倒す事が彼の仕事でなく。帰す事だけが彼の仕事なのだろうか?】
【だが、100kgを超える熊をたった1人で、何の道具も用いずにつれてくる事等出来るだろうか―――普通なら、答えは“否”である】

【嗚呼、ならば……】
【この青年は――――嘘を吐いている?】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 21:57:02.75 ID:xH4o0WG1o
>>282


でさぁー、羅山ちゃんのアホ、桔梗さんの龍≠ワで――と、と、と、
ゴメン、後で掛け直すね……うん、じゃあバイバーイ。


【後方からの注意に、彼女は若干慌てた様子で通話を切り】
【携帯電話をポケットに滑り込ませつつ――向日葵の様な笑顔で、女性に振り向く】

【「ゴメンナサイ」と、両手を合わせ、一応は申し訳無さそうな様子を作って】


いやー、オハナシに夢中になっちゃいまして……んー、緑茶、有りますか?


【あはは、と笑っている辺り――『注意された』事に関しては大して気にもしていない様子】
【問い掛けには緑茶≠所望。 彼女に顔を向けたまま、窓際に凭れ掛かる】


で……、…そうそう、将が無能≠ネ訳じゃなかったと思うよ。
国賓を脱出させた手際も見事だったし、撤退もベストなタイミング――きっと、相手が悪かった≠じゃないかな♪


【「民衆サン達は負けた℃魔オか見て無いけど。」と付け加え――顔を後ろに少し向け、『行進』に目を向けた】


/居る……居るが……眠気≠ェ存在している……!!
/詰まり『その気になれば』……俺が眠るのは“数十分先”に(ry

/はい、スイマセン。 ちょっと時間も遅いので、途中で持ち越しになるかもですが其れでも宜しければ。
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/02/13(日) 22:10:12.03 ID:c9Yf/s9X0
>>285
【その峰打ちは、しっかりと青年の頸椎を捉えた】
く…あ…
不幸な…事故ですねぇ…人為的な…事…故…
【ぷつん】
【その瞬間、青年の意識は途切れた】
【そしてまた青年も】
【軽自動車に体が掠るのであった】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:10:41.35 ID:0flnSY32o
>>287

【相手の言葉にピク、と眉を潜め――理由は不明だが――彼女は頷く】
【それは「分かれば良い」というものでもあり、“緑茶”の注文に答えるものでもあって】
【寡黙な様子は言わずもがな、タダの店員では無いと分かるが―――。】

「相手が悪かった」……成程、まあ戦いは勝ちが全てではないのも一理あります
誰かを脱出させる、輜重を運び切る、死してでも目標物を手に入れる

そういった作戦も当然ながら有りうるでしょうし。………まあ、『にわか知識』ですが
失礼。ただいま“格別の緑茶”をお持ちしますので

【相手が目を向ければ一つ頭を下げ、やがてその身も店の奥へと引いていき】

【戻ってくるのは約3分後、木のトレイ――つまりは盆に湯呑みを乗せて、だ】
【「どうぞ」という言葉と共にその湯呑みをテーブルに起き、やや離れて待機する】
【店内に人はまばら―――大方暇なのだろう、自ら動こうという意思も無いようで】

【――さて話は変わって緑茶。一言で表せばそれは実に美味いものである】
【熱すぎず温すぎず、渋味もなくあっさりでもなく、香りも濃すぎず薄すぎず】
【何れも中間を獲ったような出来なのだが、それがまた良くもあり】
【また何より、飲んで分かるのは「温かみ」――温度ではなく、“真心”というか、そういうものだ】

/了解いたしましたのぜー、その時がきたら遠慮無く言ってくださいな。
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:11:16.96 ID:vJ3QTaFMo
>>286

【琥珀色のスクリーンに映し出される、その傷だらけの鋼の身体は
どこか目を背けたくなるような想いも感じる――――ただ、それ以上に、素直な感嘆――――
貴方が彼女にとって武芸者として、羨望になれるだけの御姿≠ナあったのだから】

【人知れず、左手の日傘を掴む、力が強くなる
無力な自分を抱きしめるその小さな力は、きっと――――貴方の足元にも、及ばないようで】


今後、気をつけます*束よ――――もう既に傷だらけじゃない、これ以上増やしたら死んでしまうわよ?
分かったら、キチンと返事をしてね、折角そんな素晴らしい$g体があるんだもの、大切にしなさいよ


【腰に右の手を当てながら、びしっと、貴方に向け言い放つ
表情は凛々しく――――そして、言い切ると、そっと、仄かな脱力感を含んだ、微笑を浮かべる
琥珀色の瞳が、まるで、水滴に照らされて、キラキラ輝くように――――静かに、澄んだ色を浮かべている】

【掌に残る温もり≠ヘ、幼き頃の陽だまりの下を思い出させるようなお天道様の温もりで
ノスタルジックな気持ちともいえない、何かが、彼女の中に在る様な、含んだ表情を、貴方へと見せて】


あら、予想以上に強いのね、熊を追い返すなんて、よっぽどの腕が無きゃできないと思うわよ?
でも――――そんな、達人だったら、これぐらいの木、軽く避けられるんじゃ無くって?


【クスリ――――表情に浮かべるのは、少女特有の悪戯っ子の微笑み
鎌をかけているような、囁き声にも似た、問いは、しっかりと照準を貴方へと向けて
一歩踏み出し、その身を貴方へと近づけようとするだろう】

【恐らくは、貴方よりも身長が低い、150半ばの彼女は、ぐいっと、爪先立ちで、貴方に視線を向けながら
その華奢な手を、とくん、と――――ぬくもりに満ちた、彼の覗ける胸元≠ヨと当てようとする
貴方の心音を確かめようとするその手は、まるで温もりが無い、かのように――――冷たい】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:23:20.53 ID:xH4o0WG1o
>>289

【一方、此方の女性――『そう云う感性』を持ち合わせていないのだろう】
【精々、静かな人だなー、とか、髪の毛綺麗だなー、とか、そんな感想しか彼女には持ち合わせない】

と言うか、寧ろ優秀≠ネんじゃないかぁ――『大局観』? が有るっぽいもん。

【其の評価を何処から持ち出したのかは、定かで無いが……どうも、軽い返し】
【わーい、と子供っぽい声を出すと――再び、情景を見下ろし始めて】


…………。


…………………。


………――――あっ、ありがとうございまーす♪


【――「どうぞ」との言葉に、機嫌の良さそうな笑みを浮かべて窓際から離れる】

【トレイの置かれたテーブルに向かえば、軍帽を外して卓上に置いて】
【両手を添えて湯飲みを持つと――――静かに、其れを啜る】


………うわぁー、コレ、とっても美味しいです。
おねーさん、流石は店員さんですね。 私が淹れる五倍ぐらい美味しいや――。


【『流石は店員』と云う意味の判らない褒め言葉を使用しつつも、本心からの賞賛】
【同時に何処か、“ほっこり”する物も感じられて――二口、三口、次々と口を付けていく】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:29:27.77 ID:hzoUuRR8o
>>290

……素晴らしい、です…か

【言われて、思わず。奥歯を噛んだ】
【―――――ミオスタチン関連筋肉肥大。彼の身体を“無理矢理”強靭にするその身体は…羨望されるものなのかも知れない】
【だが、それは紛れもない“病”――――望んで手に入れた身体では無く。悩みも当然在る】

……申し訳、ございません

【同時に、それは彼女に、誰に吐き出しても仕方のない事】
【彼はいつも通り、少々申し訳なさそうに…頷いて】


私など……まだまだ、です
貴女の様な…能力も、ございませんか―――――ら?

【ひやり…胸元に冷たい手で触れられ、びくりと身体を振るわせた】
【視線は見下ろす様に、貴女へ向けられて】
【厚い胸板は僅かに暖かくて、規則的に拍動していて、彼が生きている事を知らせるだろう】

い、かが……なさいました?

【貴女に尋ねながらも、顔に血が上って体温が上がる】
【規則的だった胸の拍動も乱れだし。驚いていると分かるだろうか】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:33:52.22 ID:wS4ryWLDO
>>288

【やがて、彼女は地面にたたきつけられた。】

…うぐっ…ああ

【全身が痛い。意識がなくならなかったのが不幸中の幸いだ。】

……

【相手が倒れたのを確認する。】

…ざまあ…みなさ…い

【やがて、女はそのまま力なく横たわった。】



/乙でしたあああ
/またお願いします!
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:37:37.26 ID:QIjkU4Xa0
【街中】
さて………久々に《歩く》
難しいな…
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、赤い左目と口と両耳の部分だけを露出している女】
【両手には黒い皮手袋。両足は膝から下は黒い義足がしてある】

…………こんな静かだなんてね…

さて……今日も《生きるわ》
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:38:58.66 ID:0flnSY32o
>>291

大局観、ですか……これまた、世論と反して高評価ですね

しかし大局を見れても兵を駒と見るのでは、また意味が無い
市民に貶され嘲られ、士気の下がった兵というのは農民よりも弱いものです

…………ええまあ、これもにわか知識ですが

【視線は女性の一挙一動を―――とりわけ、その口元を刺すように】
【言ってしまえば感想が気になるのだが。―――見つめていて】
【「美味しい」と。それが聞こえてから数秒だけは表情が緩む】

……美味しいお茶を淹れるのが特技なモノで。負けませんよ?

【―――そう、数秒だけだ。直ぐに口元も表情も、全てが引き締まり】
【相手が緑茶を置くのを待って、それから徐に口を開き】

それで、“No.63”の名前が聞こえましたが私の気のせいで?
いえ、ナンバーなどより“百家 羅山”と言ったほうが良いでしょうか

……それと、おかわりがあればいつでもどうぞ

【ただ真っ直ぐ、臆しも隠しも包みもせずに質問する】
【『静かな瞳』はいつしか鋭く、『狩人の眼』になっていて――実に場にそぐわない】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:42:59.43 ID:vJ3QTaFMo
>>292

【当然ながら、彼女はその事に気づくことは出来ない――――それでも、揺らぐ、彼の表情は
そこに、何か秘め事がある、と理解するには十分すぎるほど、で
――――そして、その苦しみを、理解しているのかそっと、表情から羨望を、かき消した】


何に謝ってるのかしら、私、何も貴方にキツイ事≠ネんて言ってないと思うけど?


【じーっと、いつもどおりの彼を、ジト目で睨む
どうやら、あまり、そんなナヨナヨした態度は好きではない御様子
尤も、彼本人に対しては、そこまで嫌悪感は無いのか、その表情は直ぐに元に戻る】

【規則的から、変拍子のビートを刻む彼の、拍動――――その振動を、どこか心地よく感じながら
見下ろすような視線へと、その琥珀色をお返ししながら、形の良い、ぷくぅとした唇を開く】


……撫子≠諱A撫子=ブラックモア――――貴女なんて他人行儀な呼ばれ方、イヤなのよ
こんな職業だから、ついつい、そんな言葉遣いしそうになるけど――――……ね


【ちらりと、視線で、自分のメイド服の裾を指しながら、クスリと、微笑で表情を綻ばせる
言葉は優しい、というわけではないが、零れたその表情は、紛れも無く、少女特有のもの】

【しかし、その微笑みは長くは続かない、直ぐに、じーっと、貴方を見つめる、視線となる】


……ってことは、無能力で熊を倒せるのかしら?
そこのところ、ハッキリしていただけると、嬉しいのですが?


【口調を丁寧にして、強調する辺り、意外に愉しそう、ではあるが】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/02/13(日) 22:46:11.94 ID:c9Yf/s9X0
>>293
//乙でした!
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:49:17.42 ID:Ofm7OGsSO
>>283

環境にも優しいコトこの上ないよね、何せ材料が材料だ。
リサイクルは得てして其れに見合わない程のエネルギーを要するもの、らしいけど。
――……手っ取り早く頭数を稼ぐには、まあ……。

【蜜柑を頬張る少年を横目に、此方ももう半分を一房ずつ。味わいもせず、早いペースで】
【全部平らげた後の第一声は、「……うわ、酸っぱ」――どうやら、外れだったらしい】
【むむ、と唯ならぬ表情で唸りつつ、目を細めてじろじろと籠に入った蜜柑を見据え】
【穴が空く程睨んでも、何れが甘いかは解らずに思案顔。手を出したり引っ込めたりを、何回か繰り返してから】

――結構な進展じゃないさ。僕なんかもう、さっぱりで……。
まあ、正義の味方って地獄耳だからね。上手く行くと思うよ――で、どんな奴だったんだい?

まあ、こっちは相変わらず閑古鳥かな。大口の依頼も、最近は無し。

あ、でもつい先日、相当の臨時収入は入ったよ。――ルビーシャ、行ってきたんだ。
……ほんの少しだけど、お偉方にコネを作れたのも嬉しいね。懇意にして頂ければ嬉しい限り。
と言っても、あんまり良いものは見てないよ?……情報になるような物も、そうは無いと思うなぁ……。

299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:51:26.23 ID:gG5pQwpSO
【街中:人通り少なくなってきた大通り】
【そこを進む人一倍大きな人影が一つ】

さて、私は何をすれば良いのかしら。
いや、正直何もしたくないのだけど・・・
【それは黒のフードの付いたコートを着た熟年女性だった】
【彼女の歳を見た目から察しようとしたなら、三十路を二回近くは経験しているぐらいに見えるだろうか】
【無駄な肉ばかりついたその身体は残念ながら“美人”と言うには遠く、遠く掛け離れている】

アタシ自分から考えて行動できる様な人間じゃないのよねぇ、
都合よく、同業者、それも上司でも現れて仕事くれないかしらぁ・・
【そんな事を呟く彼女のコートには刺繍が施されていて】

【――――その刺繍、《No.26》という数字はこの世界ではただ一つの意味しか持たないはずである】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:52:06.09 ID:xH4o0WG1o
>>295

【ルンルン調子で、嬉しそうに緑茶を飲み進める彼女】
【好物≠ネのだろうか――どんどんと、湯飲みの内容物は嵩を減らして――】


…………え、おねーさん、機関員=H
――って言うか、『知ってる』時点で確定だよね……えへへー、バレちった。


【――心底意外≠ニ云った調子の返答が為されるまで、其の動作は継続される】
【尋ねてはみたものの、半ば確信≠オたのだろう――桜色の髪は、『疑問』を示す方向へ揺らされなかった】


……うん、聞き間違いじゃないよ。
丁度今、“機関のお仕事仲間”とオハナシしてたトコ。
お名前も名乗った方がいいかな――私は、羅山ちゃんの部下で、リュビア=ヴェルライン≠チて言うの。


【『狩人の眼』――其れに相対する“気”が無い様な、純粋な笑顔】
【ルビーシャ占領宣言≠フ中に入っていた『自らの名』を名乗る事は、本来慎むべきなのだろうが】
【彼女は何の屈託も無く、人懐っこそうに話すと、再び緑茶を啜り始めた】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 22:56:43.93 ID:hzoUuRR8o
>>296

まだまだ、私は未熟ですから……
お手数おかけして…すいません、でした

【念を押す様に、もう一度謝ったのだと……そう言って】

【くっ付かれた儘、変に動く事も出来ず】
【寧ろ動いたら色々危ない気がして】
【兎に角動けない状態の彼―――――その間にも顔はどんどん赤くなっていて】
【心臓も更に速く、地上で酸欠にならない様に全身に血を送るが―――呼吸は荒くなりそうで】

えっと……じゃあ、撫子、さん。
………その…なんで―――――

【なんでくっ付かれました、と…言葉が上手く紡げないでいる】
【それほど―――彼にとっては非常事態です】

その……あ、の
…絞め方さえ…ちゃんと。すれ、ば、ぁ……

【楽しそうな彼女に対して、彼は一杯一杯である】
【説明こそ出来たものの、顔がこれ以上ない程真っ赤な事が月明かりでも十分に分かるだろう】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:00:44.18 ID:lLKwM7juo
>>298

売人の名前は、確かレギンとか言ったかな
一人で居て何も持たない分には全然怖くないけど、集団に放り込むと厄介
そんな感じの印象を受けた相手だった
人の上に立つというより、人の隙間を縫って動くタイプ
部下を動かすんじゃなく、他人を動かす方が得意そうなタイプ、って見えたかな

………今のうちは、心配要らない。周りが平和な時は、たぶん大した事をしない
怖いのは、一度何かが起こってから。ああいうタイプは、騒動の中ではやたら輝くからね
平和な内にさっさと潰せるなら、それに越した事はない。僕にはそう見えたよ

で………そっちは、やっぱり見て来たんだ―――いや、当事者だったんだ
あそこの騒ぎは尋常じゃなかったけど、僕は中まで入らなかったからね
全く、機関も厄介なのを大量に抱えてるよ。あの売人も機関員らしいし………

【互いの情報の交換と並行して、蜜柑残り四分の三を平らげて】
【それで満足したのか、再び少年は、炬燵に首まで引っ込んで行く】
【亀の状態をキープしたところで、ふぁ、と小さな欠伸が一つ】

……………ん、やっぱり炬燵は睡眠導入剤としては優秀すぎるね
少し、眠くなってきちゃった………此処で寝てて良いかな?

……正直に言うと、まだちょっと、外に出るのは怖いからさ

【涙の滲んだ目を擦り、起き上がるのは面倒なのか青年を下から見上げて】
【返事を聞く前に、半ば目を閉じかけている少年】
【追手がまず来ないと、安心して眠れる場所。一人で潜む隠れ家ともまた違う場所は】
【やはり、自然と油断を誘われてしまうのだろうか】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:02:14.89 ID:F7/+tOiMo
【ここははずれの人気のない夜の森】

ハッ!エイッ!
(まだ体が思うように動かせないか・・・)
(だが・・・俺は今より強くならなければならない)
(そのためにもっと自分の気の量を増やさなければ・・・!)


『ザーッ、ザーッ』
【突然風がふく、そして森の木の葉は風にあおられて落ちていく】

【青年の眼がおちてくる木の葉すべてを捉える】

ハッ!ハッ!ハッ!

【青年の怒涛の連続突きは落ちてくる木の葉を捉え、木の葉は砕け散る・・・】
【だが、数枚かは地面に落ちている】

【普段の彼にとって造作もないことだが、今の彼にはそれすらできないに等しい現実があった】

(とりあえず、あせるのをやめたほうがいいのか・・・)

【焦っている自分を押さえ、彼は近くの岩に腰をかけた】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:03:40.88 ID:0flnSY32o
>>300

【周囲に目を向け、此方を誰も見ていないのを良いことに疲れた様子で首を曲げ】
【はぁ、と息を吐くと気楽そうな立ち方――足を肩幅程度に広げ】

そういうことだ。もっとも、此方が分かったのは偶然名を覚えていたから
仮に正義の味方と呼ばれる連中が聞いたところでバレはしまい
こういった公共の場で特異な格好は慎むべき、とは思うがな

【その口ぶりは軽く、あくまで規則に従って話しているかのような実のないものである】
【実際には自身も蒼い軍服をよく着るため――人のことは言えないのだが】

【彼女はトレイを小脇に抱えるようにすると、整えられた髪を鬱陶しそうに退けて】

『リュビア=ヴェルライン』………悪いが、知らん名だな

……私はガルニエ、“No.77”であり現在は“昼の国支部長”でもある
以前は副支部長だったが……そんな事はいい、それよりだ

―――お前たちは何かの目的があるのか、それとも行き当たりばったりか?

【端的な質問。ある意味では女性の笑顔のように、とても純粋な疑問である】
【言葉は刺が有るというよりもナイフそのもので、実に鋭利】
【そこに込められた意味合いは「探り合いなど無駄」という思想―――相手が同じ考えかは、別だが】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:08:47.17 ID:vJ3QTaFMo
>>301

【手数なんてかかってないわよ、と喉元まで、こみ上げてきた言葉を飲み込む
直情的に、言葉を紡いでしまいそうに為るものの、このままだと堂々巡りになりそうに、思えたから
夜風で冷える頭は、何もかも許してあげれそうな、程に――――】


なぁに?――――何でも質問に答えるわよ?


【その言葉を聞き取ろうと、すっと、顔を寄せる
必然的に、更に身体が密着することとなって――――……
仄かに柔らかく、暖かな感触が、貴方の腕に触れるやも、しれない】

【一杯一杯の彼に対して、心に飛来する感情は、微かに嬉しさの篭った感情で
端正な顔たちもそうであるが、何より自身より立派な体躯の持ち主が、月明かりに照らされて
その表情を紅く染め上げ、困る様子は――――……まあ、本能を(煩悩を?)擽る、というやつである】


あら、絞め方って、こういうことかしら?


【右腕を、貴方の胸から離すと、そっと、しどろもどろな貴方の左腕を、包むように、絡めようとし
そのまま、ぎゅっと――――さながら抱きつくかのように、貴方へと密着しようとするだろう
押し当てられる感触は、ふにゅぅ、とどこか弾力性が満ちていて、柔らかい、女性らしさを強調する】

【恐らくは、覗けるであろう、彼女の表情は、愉しそうに、ニコニコとしていて】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:19:47.22 ID:hzoUuRR8o
>>305

あ、あの…あの……あの・・・・・・

【ぷしゅう、なんて音がして煙が出ても可笑しくない】
【それほどまでに――――「手玉にとられている」!】
【彼の望まぬとは言え強靭な肉体も。今は彼女に良いようにされる人形の様で―――己の意志で動けないでいる】

【脳が状況を整理しようと余計に酸素を使うも、目の前に来た彼女の顔に息を抑えようと言う理性も有って酸欠になりそうな状況だ】

ぃ、いえ。そ…では……無くて――――

【自由になった左半身が。漸く動――――けない】
【いや、手だけは忙しなく開いたり閉じたりしているが其方に伝わる動きは一切無い。こんな状況で動ける訳なくて――――】

と、…かく。離れ……て…――――

【貰えませんか、と言う懇願は―――蚊の鳴くような声で呟かれて】
【―――――聞こえないふりも楽勝だろう。】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:20:11.14 ID:xH4o0WG1o
>>304

だいじょぶだいじょぶ、もっと変な格好の人は沢山居るよ?
特にこの辺り、土地柄軍オタ≠ェ多くて――ん、どーでもいい話かな?

【早い話が、不審に思われた経験は無い≠ニ云う、事だろう】
【“ガルニエさん”、と数度呟いて……記憶の底から、ネットワーク≠フ名前を思い出し】


あー、金獅子さん≠フ後任さん……だよね。確か。
私の名前まで知ってたらビックリだよー。 千里眼女!って感じになっちゃうもん。


【あははー、と笑い声――話題の転換を予期して、湯飲みがテーブルに戻される】
【若干緊張した様子で両手を膝に置き、ぴしっ、とした姿勢に成り――】



   …………もっちろん有るよ♪ “目的”が無かったら、ルビーシャなんて辺鄙なトコは攻めないもん。



【にっこり――髪を揺らして小首を傾げ、サイズの合わない軍帽を被り】
【リュビア=ヴェルラインは雰囲気を変えない≠ワま、話題の鋭さを転換させた】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:21:09.25 ID:Ppbv5b9Qo
>>303

(なんやけったいな物音がしとおよ……)

【響く掛け声にひかれるように1つの人影が近づいてくる】

(……獣やったら丁度良いし今日のご飯にでもしよかなー)
(まあ声がしてる時点でお察しやけどね、バカそうなヤツやったら身包み剥いで……)

【若干ブラックな考えの下、よろしくない笑顔を浮かべて】
【そんな事を思うからには自分の腕に少なからず自信があるのだろうけども】
【いよいよ音の根源たる人物の姿がその目に入ったら】

(あ、アカンわあーいうのは止めとこ……)

【なんだか強そうな人でして、多分剥ぐのは無理かなあと】
【諦め、しかし既に彼の視界にも入っているようで逃げるという訳にもいくまいと彼女は――――】

 【肩辺りまで伸びている甕覗色の髪、墨塗りのような黒の瞳】
 【紺色に赤のラインの入った上下のジャージを着た】
 【服の上からでもその胸は十分な起伏を描いているのは女性の印である】

あ、こんばんはーこんなトコで何してるんですかー?

【――――彼女は朗らかな笑みを浮かべ、ひょっこりと目の前に出て】
【そんな適当な挨拶をするのでした】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:25:29.41 ID:vJ3QTaFMo
>>306

【――――普段ならば、というより、これだけノリノリなら
もう少し、いける所までいくべきなのであろうが――――……まあ、流石に自重の気持ちもあるようで
言葉に引っ張られるように、一歩、後ろに下がって】


……で、お名前は?――――そういえば、まだ聴いてなかったわよ
ホントは、私が名乗った時に、名乗っておくべきよ?


【両腕を胸の前で組み、器用に日傘を、組んだ両腕で支える
肩に立てかけられるそれは、高級品のように思えて――――そして、この場に不必要なもののようにも、思えた】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:33:14.73 ID:0flnSY32o
>>307

【「ふぅむ」、と。「ふ」と「う」の境界が曖昧な言葉を小さく吐く】
【言われてしまえば確かに妙な格好の人物は多い、それに土地柄というのならそれもそう】
【結局のところ彼女も規律の鬼ではない。咎めることもなく、頷いて】

ああ、そうだ。後任と呼ばれるほどの実績も能力も無いのだがな
取り敢えず私のことは『単なるナンバーズの支部長』と覚えて貰えればいい

………うむ、本来知っているはずの相手ならどうしようかと思ったところだ

【やはり率直で簡素、まどろっこしい事はキライなタイプと見える】
【少々誤解されそうな人間ではあるが、裏表が無い分やりやすくもあるだろうか】

【そうして話を聞き、やや沈黙を置いて口を開く、その内容は】

成程、では話せる所まで私に話して貰いたい

実を言えば我々、つまり“昼の国支部”は軍事力を持て余していてな
近頃は『諸事情』もあって手が余っている。つまり、何かしら手を貸せる
………支部直属の者だけならば、機関を抜けるような行動も取れるが

【―――――やはり簡潔に、隠すところ無く、であった】

311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:33:41.73 ID:hzoUuRR8o
>>309

【離れられると、己の胸に右手を置いて大きく呼吸をしだした】
【嗚呼―――本気で酸欠だったらしい。主に恥ずかしさで】

【彼女の言葉に、少々待ってくださいと左掌を向けていたが…漸く落ち着いたらしく】

………Justice所属…犀宮、京都と…申します
お見知り置きを……

【ペコリ、と小さく頭を下げて……顔を上げる、と】

……何故、夜に…日傘を?

【気になったのか、彼女の視界から空を覆っているであろう傘を。見つめて】
【―――今起こった事を必死に忘れる為に話題を逸らしたのは秘密のつもりである】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:41:48.12 ID:vJ3QTaFMo
>>311

【Justice=\―――その名前に、ピクリ、と心の中で反応する
それを表情には微塵も出さない、ただ静かに、琥珀色の瞳を向けるだけで
貴方の言葉を聴きながら、そっと、夜へと耳を傾かせ、思案する】


(――――……まあ、今は必要ないわね、命令も受けて無いし)


【飲み込んだ感情は、彼女の中に解けて、ソレをひた隠すように、そっと微笑を浮かべて
宜しくね、と言葉を返すと、彼の質問が、流れ込んできた】

【――――刹那、微笑が固まる、それはまさに、氷の仮面が、はがれるように
ポロポロと零れる氷の破片は、足元へと溶けて、水滴となって、消える】


……体質よ、元々あんまり光≠ノ強くなくて――――……
アルビノ、とは少し違うけど、日光は勿論、月光も星光も、そんなに心地よいモノじゃないのよ


【分かったかしら?と微笑を添えて、そんな言葉を向ける
彼女の、手の冷たさも、何となく納得できる――――だろうか、その褪せたような白髪が、意味するものも】

【そして、同時に、彼女も同じ事を――――つまり、貴方が、その身体≠褒められて
微かな戸惑いを覚えたのと、同じ、戸惑いを覚えている、と理解できるだろう
表情には出さない、端正な表情を微かに緩めて、微笑を為している――――……でも、その奥は】

【――――存外、薄氷なのかもしれない】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:44:19.32 ID:gG5pQwpSO
【街中:人通り少なくなってきた大通り】
【そこを進む人一倍大きな人影が一つ】

さて、私は何をすれば良いのかしら。
いや、正直何もしたくないのだけど・・・
【それは黒のフードの付いたコートを着た熟年女性だった】
【彼女の歳を見た目から察しようとしたなら、三十路を二回は経験しているぐらいに見えるだろうか】
【無駄な肉ばかりついたその身体は残念ながら“美人”と言うには遠く、遠く掛け離れている】

アタシ自分から考えて行動できる様な人間じゃないのよねぇ、
都合よく、同業者、それも上司でも現れて仕事くれないかしらぁ・・
【そんな事を呟く彼女のコートには刺繍が施されていて】


【――――その刺繍された数字は・・《No.26》】


314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:45:36.96 ID:xH4o0WG1o
>>310


…………『話せるとトコまで』、かぁー。


【其の申し出に、暫し考え込む様な表情】
【話せない≠ニ言うよりも、話すべき事を考えている≠ニ言った所だろうか】
【その間、ガルニエの“昼の国支部”についての話に相槌を付いて―――】


……『何』についてガルニエさんが知りたいか、に依るかな。
とは言っても、水の国侵攻≠チて云うのは羅山ちゃんが「流して」たから――“作戦”、とか?
作戦に関してなら、相当深い所≠ワで話してもいいかも……って言うか、別に良いよね、うん。


『羅山ちゃんの個人的目的』を知りたいんなら私は知らないし――“作戦”位しか話せなんだけどね。


【作戦=\―詰まりは、『ルビーシャを落とした意図』や、『侵攻方法』が含まれるか】
【考えてもみれば、特にルビーシャ侵攻≠ヘ不自然でもある】
【結果としては水の国の警戒心を煽り……、そして、他国との連携を取る“猶予”すら与えてしまった】


【其処まで話し切ると、彼女は両手を組んで顎を乗せ――にっこり、微笑んでガルニエの回答を待つ】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:47:58.68 ID:Ofm7OGsSO
>>302

扇動するのが上手い、か……策士というか、トリックスターってヤツ?
……確かに、あんまり放っておきたくは無いね。周りに乗じてってタイプは、相手にすると地味に困るし。
引っ掻き回されるのも嫌だから、一応注意だけはしとくよ。見掛けたら――潰して、好いんだよね?

…………まあね。奴さん等、生物兵器まで動員してきてさ。大変だったよ。
街は――何故だか人は一人も殺されてないのを除いて、地獄みたいな有様。無事な建物なんか一つも無かった。

五〜六人だかで列車の中から刺客を追っ払って、相手の能力者を一人捕縛して、さ。
そいでもって追っ掛けてきたでっかい龍を叩き落として、恙無く依頼は完了。
報酬を貰って、運転手さんのトコでパイを馳走になって……まあ、そんな感じかな?

【やがて一つを手に取り、皮を剥いて丸ごと口の中へ。今度は当たりだったらしく】
【表情を幾分か緩め、もきゅもきゅと咀嚼してから飲み下し。余韻に浸りつつ、受け答え】
【こくりと一つ頷いて、ルビーシャ撤退戦≠フ内容をダイジェストで説明すれば】

【一つ伸びをして、そのまま後方に倒れ込み。置いてあったテレビのリモコンに、盛大に後頭部を打ち付けた】

――――っ、痛ぅ……ああ、良いよー。
俺も寝ようと思ったけど、今ので眠気が吹っ飛んだし。

……まあ、此処はそこそこ安全だし、大丈夫。人通りも有るし、守りは結構固いし。
さっきみたいなのが百や二百来ようが、きっちり片付けられるから。安心して眠って良いよー?

【半ば地面に跳ね返るようにして上半身を起こし、打った箇所を摩りながら、曰く】
【説得力はそれなりに有る、か。百二百は少々オーバーな物言いだが】
【まあ、少しでも安心出来るように、という気遣いからだろう。格好は付かないけれど】

……あ。そんなコト言う当の本人が狼ってのも、勿論ないからねー?

【色々と台無しな一言を付け加え、「少し煙草吸ってくる」と、青年は立ち上がって】
//……次の次辺りで〆、ですかね?
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:50:59.65 ID:hzoUuRR8o
>>312

………体質、ですか……
……すいません。

【やってしまった、と少々苦い表情を浮かべて】
【無暗に踏み入ってしまったことに、多少の罪悪感があったか…一度謝罪して】

【ふと、木陰へと歩みだし。其処へ座ろうとするだろう】

少々、宜しい…・・でしょうか?

【木陰から、貴女を手招きする】
【―――日傘をささないで良いと言うだけの、配慮だろうか?】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:56:42.53 ID:lLKwM7juo
>>315

ん、有難う………夜中に走り回るのはやっぱり疲れるんだ
夜行性に生まれついても、生活の時間帯は人間に合わせてるからね………

………それと。狼は僕だから、其処は抑えておいて
勿論、送り狼ならぬ守り狼が出たとしても…………そうだね
お兄さんなら、別に良いか、な……………

【立ち上がる青年の背中を、おそらくは見届けもせず】
【くるりと炬燵の中で丸まり、胎児の様な姿勢で目を瞑る】
【然程時間も掛からず、炬燵の暖かさが、完全に意識を運び去り】

……………くー……

【やがて聞こえてくるのは、何時ものような笑いではなく】
【音の軽い、寝息が一つ二つ】

【諸事情により時間は前後したものの】
【≪R.I.P.≫による水の国港襲撃、その前日の事である】

/そうですね、この辺りで
/お疲れさまでしたー
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:58:09.22 ID:0flnSY32o
>>314

(『「百家 羅山」個人の目的』、か……そちらは少々、小さすぎる)
(その先にあるものが世界だとしても、一個人の動きに沿うというのは無理が有るものだ)

となればやはり……『作戦』の方を話してもらおうか、リュビア
何故“ルビーシャ”などを目標にしたのか、その理由で結構だ
或いは、その先に有る物も―――話せるところまで、全てとは言わん

【気が付いてみれば、最早店内に客は居らず】
【他の店員も店の奥に引っ込んでいるようで――つまりは邪魔する者も無く】

【此方もまた考える。それは沈黙で、表情は一切替わらないが】

……先程の言葉に付け加えて言うなら、我々には“戦闘”が『要る』
必要なのは闘争と、生と、死。血に飢えているのではない、足りないのだ

数多の兵器、兵士、将に、今は特賓も在る―――皆、あまりに枯渇している

【作戦、その先、さらには何時しか起こるであろう、戦い】
【ガルニエという女性が言うのはこういう事だ、「介入させろ」、と】
【迷いもない。果断に、以前から決められていたことのようにそう話す】

319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/13(日) 23:59:16.56 ID:mHDtmBZ10
【街中】

本当に静かね…
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、赤い左目と口と両耳の部分だけを露出している女】
【両手には黒い皮手袋。両足は膝から下は黒い義足がしてある】

まあココアを飲むには良い夜だけど
【そういいながら右手に持ったココア缶を飲んでいる】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:01:36.77 ID:2YY0Y/Sbo
>>316

【別に――――気にしてないわよ、と言葉を返そうとした
でも、それはいつの間にか喉の奥に消えて、貴方の手招きを、一瞬、呆けて見た
それが何を意味するのかは、直ぐに、理解できて――――……】


……――――……っ……


【ぎゅっと、締め付けられるように、きゅぅと、押さえつけられるように
胸の奥が、しんしん、と疼く――――感情は言葉には表れず、ただただ絶句として、消える
――――こんな世界だから、気にしてくれる人の方が極少数で、増してや、気を使う人など、皆無に等しかった】

【それは、些細なこと、他愛も無いこと――――だけど、それだけで、すっと、胸が軽くなるようで
……軽く、唇の端を噛んだ、漏れ出す言葉は、涙交じりの、柔らかな旋律
その陽だまりの下で、思い切り、身をゆだねたくても、それは彼女にとって、害しかないサナトリウム
――――配慮≠アそが、彼女には重く圧し掛かってくる】


Justice¥椛ョ……確か、そういったはずよね――――私も実は、組織に所属してるの


【どこか俯き加減で、交錯しなかった視線を、そっと、貴方へと注ぐ
琥珀色が薄く、淡く、揺れている――――目一杯に貯めているのは、思いの溶けた涙
紡ぐ言葉は、凛とした響きは無く、ただただ紡ぐ、ソプラノの、音】


カノッサ機関=\―――No,8£mっての通り、貴方達に仇なす者よ


【それ以上は何も言わない、ただただ黙って、貴方の言葉を待つ】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:03:18.76 ID:5HD9vN+7o
>>308
/すいませんご飯食べてました!

【女性に声をかけられ】

あ、

いえ、ちょっと鍛錬をね・・・。

(いるのはわかっていたがまさか声をかけてくるとは・・・)

あなたは・・・こんなとこで、・・・女性が一人でいるには危ないですよ。
【ジャージを着ている女性に対して】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:15:10.42 ID:tuurqlqho
>>318


………ん…、…じゃあ、『クイズ形式』でやってみようかな。
其の方が、ガルニエさんも退屈しないだろうし、ね♪


【ガルニエの言葉を受け――リュビアは、今日一番『楽しそう』な表情を作った】


ルビーシャを攻めた理由は……『適度に』中心部から離れているのが、一つ。
決め手は“式典”が行われていた事、かな。
「国賓」を人質に取って他国の支援を失わせる計画だったんだけど――失敗は、立案の私も予想外。


【先ず、選定理由=\―然し、コレでは『攻めた理由』とイコールで繋がらない】
【むしろ、“だからこそ”、どうして離れた場所≠攻めたのかと言う疑問が残る】


【 ――――緑茶を一口。一息、入れて。 】



……ルビーシャ侵攻戦≠ヘ、私達にとっては或る種の『テストケース』だったの。
態々“土竜攻め”何て古典的な方法を使って――知りたかったのは、敵中奇襲≠フ成果。
結果的に言えば、データ面から測れば『三倍』程度の敵なら楽に破れるって判った。



―――此処で、第一の質問。
ガルニエさん、私達の計画では……最終目標は水の国中心部の制圧≠ネの。
当然、兵士も多いし武装も整ってる――其処で、『どういう攻め方』が理想的かな?
……まぁ、話の流れからして、直ぐに判るだろうけどね♪



【発した質問は、答えが明白≠ネ其れ】
【『クイズ』と云うよりは、話の流れを一旦切り、ガルニエの脳内を整理させる作用を望んでいるのだろう】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:17:43.01 ID:tuurqlqho
>>322
/補足。
/「兵士も多いし武装も〜」と云うのは、水の国方≠ノ関する発言です。
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:18:48.48 ID:R+p87FXno
>>321

鍛錬、へーそうですか……

【ふむむ、と顎に手を当てて】
【まるで品定めでもするような瞳で下から上へと流し見て】

となると、アレですかね何かしらの戦に縁のある方ですか
それともこれから縁を作る方?それともそれともただ単に趣味で……?

【鍛錬するからにはその先の目的は戦いだろうと推測】
【ただその問いかけの言葉は投げやりで、まあなんとなーく程度の質問のレベル】

あははーそれこそ余計な心配ってものですよー
自分の力量位は理解してますー、それに見合う場所見合わない場所の区別もちゃんと出来ますし

【きゃらきゃらと笑う彼女はどうやらそれなりに戦闘能力はあるらしい】
【ちなみに身長は190cm近く、女性にしても男性にしても大きい部類で威圧感もそれなりといった所】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:21:41.83 ID:lGQCckQDo
>>320

……………?

【きょとん、と……言われた言葉を理解するのに多少の時間を要したか…呆けた様な顔で首を傾げて】
【理解し、漸く―――悩みだした――――敵で有る筈なのに、言葉を選んでいる】
【座ったままでは分が悪い…故に命乞いをするのだろうか。否】
【せめて機嫌をとり、見逃して貰おうと言うのか…否】

【ふと、貴女が注ぐ視線に、彼の視線が応え】

………私は、正義の味方です

【ぽつり、それは……確認の様に呟かれた言葉】
【貴女の視線に、小さく…涙を乾かす陽だまりの様に微笑んで見せると】

貴女の立場がどうであれ……私は、貴女をも―――悪ですら―――守ると決めたのです

【それは、犀宮京都が掲げる正義】
【Justiceに所属する際定めた。悪すら救い出すと言う、無能の身には大きすぎる正義である】
【――――嗚呼、どうして其処に。例外が生まれようか】
【今、正に…目の前で泣き出しそうな少女が居るならば、手を差し出さない訳が無い】

【ゆるり、と……まるで安心しきった様子で、何の警戒も無い儘立ち上がり。貴女へ歩み寄っていく】

【嗚呼―――故に、無手なのだ】
【剣なら、銃なら、容易く人は死ぬ。ならば無手ならば―――武器でなく誰かの手を取れる無手“ならばこそ”なのだ。】
【切り裂く為の物でも、穿つ為の物でもない…誰かの手を取る為の彼の手こそが―――彼の掲げる正義なのだ】

【そう、今正に―――貴女と手を、繋ごうとしている様に】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:24:18.47 ID:/90B4W/DO
>>319
/まだいますかね?
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:24:37.29 ID:5HD9vN+7o
>>324

いや・・・最近物騒だからな。いざというときに身を守れるようにしているんだ。
戦い?そんな物騒なものは遠慮したいな。
(それにしても背が・・・高いな・・・)

まぁここいらには能力のある人なんかが結構多いって聞くからな。
ただの人間の俺も命だけはほしいからなハハハッ

【あくまで隠し通しながら】

そうか、じゃあ君は強いんだね。俺を襲わないでくれよ。
【あくまで黒目のまま笑いながら話を変えようとする】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:28:33.22 ID:ycDtpATB0
>>326
|゚ω゚)ω゚)゚)
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:33:42.53 ID:2YY0Y/Sbo
>>325

【彼女の歩む道は、日陰の道――――……今までも、きっと、これからも
だからこそ、彼女は、遠ざけようとした、暖かい灯火を――――……直ぐ側に在ると、手を伸ばしてしまいそうになるから
触れたら、崩れてしまう、砂上の城のような、そんな理想≠「つも、目を背けていた、から】

【近づかれて、思わず、後方へと下がろうとする、華奢な体躯が、不安で震える
けれども、下がれない、細い両足は、まるで打ち付けられたかのように、動かず
ただただ、貴方の接近を、差し伸べられる手を、見つめるだけで――――……】


……んな……――――そんな詭弁、認めません……っ……
貴方の決意なんて、貴方の――――……そんな、決心なんて……


【思いのタカが外れたように、溢れ出る倒錯的な言葉は、彼女の本心であろうか
つむぎだす言葉は、まるで――――少女のように、無垢な響きをしていて
思わず、崩れた――――足元を、ふらつかせ、そっと、前向きに】

【反射的に、前へと踏み出す、右の足、崩れた体勢は、そっと重力に引かれ
前向きに――――そう、丁度、貴方の差し出した手へ、抱きつくかのごとく倒れる
その、虫をも殺さぬ、無垢な腕を、そっと、抱きしめようとしながら】


――――だったら、光から護ってください、私を、陽だまりの中で、歩く権利を下さい
せめて、この一瞬だけ……私を、側に置いて――――下さい


【紡ぐ言葉のためか、ポロリ、と彼女の手から、日傘が落ちて――――月光の元に、彼女が照らし出される
このままでは、彼女の言うとおりならば、彼女にとって、よくないことが起きるだろう
日陰に連れて行くか、もしくは――――彼自身が、覆うかしないと】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:36:26.17 ID:rTyDElrUo
>>322

【クイズ形式、と言われてから最後の一言まで】
【ガルニエはただ静かに、氷像の如く、尚“考えるようにして”黙りこくる】
【それも目を閉じ片手を顎へやる、という以前との違いようだが――――】

式典、国賓……『本来の目的』はあくまで一石二鳥の二石目だった、というわけか
成程中々、頭の回ることだが――――『土竜攻め』とは、な

【瞳を開いて碧い色を顕にし、手を下ろして腰に当て】

外からではなく内から、それも地下からの少数精鋭による奇襲、か?
相手を混乱させ、移動の為に兵力を削る必要もなく、また抑々の損耗が少なく済むと

……それならば私に、加えて一計の案がある
これも古典的で、尚且つ実に単純明快
城を落とす最も陰険な方法だが、水の国には巨大なダムが在ることは知っているか?

【「以前No.100が襲撃したな」、と付け加え―――そう、“水攻め”という手法を口にする】
【但し―――続けて、その策を用いる際のデメリットも同じく、だ】
【「都市部の長期に渡る水没」、「疫病の蔓延」、「味方への被害の可能性」、等々】

【「あくまで案としての一であり、土竜攻めとどちらが良いかは一重には言えない」】
【そういった旨の事を最後に加えてから、一旦口を閉じ】

――――それと、我々ならば五倍の敵も払って見せよう。

……しかし、その最終目標の理由は何だ?
以前“金獅子”殿が『パルティエ』を狙った際は軍事力の集結をその主旨としていたが
まさか経済の要を抑えるような真似、軍事の為でもないだろう

【さらに質問。随分な自信を語りつつも、些細な事が気になれば直ぐに言葉となる面があるのだろう】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:37:13.23 ID:/90B4W/DO
>>319

ぺっぺっ!!

まっず!

【そこを通りかかったのは若い女性だ。】
【ほとんど黒と言えるダークグリーンのコートを着用し、片手には相手の女性と同じココア缶を持っている】

誰が好き好んでこんなの飲むのよ。

【忌々しそうに缶を見ながら言った。】
【背中の大剣…華奢な身体に似合わないそれは、月光に照らされて凶悪に光っていた。】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:39:50.75 ID:R+p87FXno
>>327

最近というかほぼ普遍的に物騒な気がしないでも無い……
まあそれも伝聞半分経験半分の情報ですけどねー

【この土地この世界の歴史というのには疎い】
【もっとも完全な歴史、史実などは人間が完璧に知る事など出来はしないから――――】
【少女の言う情報というのは一般的な生活をしていて得られる程度のそれである】

ああ、そんな話は結構聞きますねーちなみに私は多分一般人です
防衛するのは良いですけどそれが行き過ぎて殺してしまう……なんて……

【まるで「貴方はどうですか?」と「殺しちゃったりしていますか?」と問うているような】
【そんな口調、そんな視線で……】

いえいえ私は弱いですよーあまり見くびらないで欲しいです
タンスの角に足の小指をブツケてHPが1になるレベルの弱さですから

【適当な相槌を打つ、話を合わせておいて損は無いだろうという考え】
【まあ例えが悪い意味で大げさな気がしないでもない】

……それに襲う人位は選ぶしな
(アカンなあ、ホント金目の物は持ってなさげやー……はぁ……)

【なんて鼻で笑いながら小さな声で呟いたらしいです】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 00:44:05.24 ID:PdvwhX8Uo
【水の国――港】

……うん?
なんか、思ったより片付いてらっしゃる……?

【夜も更けて復興作業もすっかり解散している港】
【昨夜から今朝にかけての蛮行による傷跡は深く】
【しかしながら、元通りの形に戻さんとする動きは大きく何とか以前の状態を取り戻しつつある】
【だが、平穏な空気までは早々戻っては来はしない】

片付けられちゃったか、それとも見送った後かな。報告さっぱり聞いてないけどもー?

【月影に重なるように立つのは細い目は吊りあがった狐目、鼻筋は通っているものの顔立ちは薄く地味な人物】
【しかし顔の左側には皮が透けたような骨と筋肉のリアルなメイクを施した、派手な装飾をしている】
【長いブルネットの髪を大雑把なオールバックにして、余った分を首の後ろでピンクのリボンでしっかり結び】
【じゃらじゃらと音を立てる下品なアクセサリーにミリタリージャケット、真っ黒いワークキャップ】
【粗野なジャージとスニーカーには絵の具の汚れ、腰には画材らしきものがぶら下がった幅広のベルト】
【前を開けたジャージから覗くTシャツには大きく 『 安売り 』 と書かれている】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:44:19.21 ID:W89HNJCm0
>>331
【ブチッと何かが切れる音が】

ちょっと待て……テメー
【ドスを聞かせた声で】

今…アナタは言ってはいけない事を言ってしまった
【┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

マ ズ イ ?

今アナタはマズイと言いましたか?
ココアをマズイと言いましたか?
アナタはこの人類が作り上げ最高にして嗜好の飲み物を愚弄しましたか?
【…………………】

【お客さん…ダメだよココア信者の近くでマズイって言っちゃ】
【ココアについて一時間以上語り始めるよ】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:46:21.90 ID:lGQCckQDo
>>329

とは……言われましても…
もう、決めました…から

【申し訳ございません。と謝るが…心に決めたその信念を変える気は一切ないと。言い切った】
【嗚呼―――この青年が生きている限り。その決心は…正義として有り続けるのだろう】

【彼女の倒れてくる身体に驚き、腕を抱き締められると彼女ごと引き寄せて】

―――分かり、ました……

【そっと、彼女を覆う様に抱きしめた】
【今は―――恥ずかしい等と言う感情より、彼女の願いを叶えたいと言う事の方が―――強くて】

【嗚呼、落ち着いた拍動も。夜風すら凌げそうな暖かさは…彼女にとって心地いいだろうか?】
【そうであったならきっと―――彼の正義は、正しいと言う証明になるでしょう】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:46:36.52 ID:5HD9vN+7o
>>332

どの時代も争いはたえないんだろうな・・。
経験・・・か・・・

行き過ぎて殺してしまう・・・!?
それは一般人とはいいがたいんじゃ・・・
【警戒しながら】

俺はあくまで自分の身を守るためにしているだけだよ。
できればそういう時はきてほしくないがな。

まぁ俺だって段差で足首をくじいたときは瀕死になるさ

【笑いながら話をあわし】

(襲う人・・・?)
(どうやらこの子は危ないな・・・)

まぁ夜も遅いから俺は街に戻るぜ。気をつけてな・・・。

(そういえば今日の宿探してなかったな・・・)

【後ろを振り向き街へ”歩いて”向かう青年】

337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:51:55.45 ID:/90B4W/DO
>>334

な、何よあんた急に

【いきなり近づいて、しかも早口でまくしたてる相手に彼女は言った。呆気にとられたようにその顔を見つめる。長い豊かな黒髪が僅かに揺れた。】

…あ、それ同じやつだ。
よく飲めるわね〜

【と、相手のココア缶を指差し、呟く。どうも最初の相手の言葉はきちんと伝わらなかったようだ。】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:55:31.47 ID:2YY0Y/Sbo
>>335

【言いきる事ができる彼に――――ほんのりと、羨望の思いを、感じながら
それでも、どこか嬉しく、感じられるのは――――……どうしてで、あろうか】

【その温もりは、しん、と氷柱のように冷え切った心の奥底まで染み込むようで
思わず、縋りたくなるような、温もり、母の御許で、包まれるような――――そんな、感触で
今まで感じたことの無い――――心地よさ、を感じ取って……】


ごめんなさい……もう、駄目みたいです……っ……


【それが、迷惑、とは頭では分かっている、危険なこと、と理解している
それでも――――そんな理性を、抑えきれないくらいに、それは優先されて
静かに瞼を閉じると、心なしか、彼女が重くなったように感じ取れる】

【見てみれば、すーすーと寝息をたてている様子で――――……まあ、そういうわけである
しかし、これも証明であろう、彼の正しさについて、の】

【――――放っておけば、大丈夫、とは一概には言えないものの
近くに日陰もあることだし、そこに関しては問題ない、よーな気がする】

【そんな苦労も露知らず、静かに寝息をたてる彼女は
両親に囲まれて眠る幼女のように、安らかな表情をしていた】


/すまない!そろそろおねむだから切らせてもらうね!
/愉しかったぜー乙っ
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:55:59.69 ID:ecp3/6eSO
>>317

ああ……まあ、未だ育ち盛りだろうし、ちゃんと寝ないとねー。
俺はもう慣れちゃってるけど、やっぱり健康には悪いっぽいし……。
――……あ、御免。すっかり忘れてたかなー……あははっ。

【ティーカップとポットを雑に片付けて、胸ポケットから煙草を取り出し】
【何時ものようにへらへらとした調子で宣い、口の端に一本銜えて】
【ライターは確か、上着の中に有った筈、と。ドアノブに手を掛けた所で】

えーっ、と…………。そういうコト、あんまり言わない方が、良いと思う……よ?

――――って。うん、もう寝ちゃったか。

【ぽろり、煙草が口から落ちる。振り返る青年の顔には、柄にもない驚きの表情】
【やがて寝息を耳に留めれば、彼はくすりと苦笑いを浮かべ。「おやすみ」とだけ告げて、踵を返し】

【きぃ、と。眠る少年を起こさないよう、なるべく抑えられた、扉の軋む微かな音】
【それを最後に、部屋を後にした。――――となれば、少しは決まっているのだけれど】

【この後慌てて煙草を取りに戻る辺りが、やはり、彼が彼たる所以なのだろう】
//長時間お疲れ様でしたー、恐れす済みませぬ……
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 00:57:53.49 ID:tuurqlqho
>>330


――……そう。奇襲≠ネら、或る程度の多寡は覆せる。
でも、其れだけじゃまだ「心配」だから――『二つ』、余分に手を打つ積もり。


【正解、然し――『良』の評価でしかなく、『優』ではないと判るだろうか】
【元々提示された材料≠ヘ少なく、『優』を取るのが不可能な形式では有るのだが】


ダム……うーん、『本番』では、土竜攻め≠竍水攻め≠謔閨Aもっとスマートな手を使う積もりなの。
さっき言ってた『二つの手』の内の片方なんだけど――街を水浸しにしたら、相性が悪いんだよね。


【彼女の言う手≠ニ、水攻め≠ニの相性は非常に悪い様だ】
【『組み込む場所』を探しても、見つからなかったらしく――申し訳無さそうな表情を浮かべて、礼を言い】


……作戦的≠ノ言うと、『街自体の人質』なんだって。
経済、軍事、政治、国民――その他諸々ひっくるめて、『水の国首脳部への恐喝』に使うらしいよ。
「降伏しないと国ごと再起不能にするぞー」って。


――――……羅山ちゃんが態々、其処を選んだ理由≠ヘ知らないけど。
『私達』にとっては、そんな事は“どうでもいい”し……どっちにしろ、機関の損にはならないでしょ?
……そんな事よりガルニエさん、『二つの手』、教えて欲しい?


【リュビアの言う私達=\―『百家 羅山』は、含まれて居ないのだろうか】
【取繕うかのように、『機関の利益になる』と強調し、続けて作戦≠フ話に軌道を戻そうとする】
【彼女の話したそう≠ネ子供の様に純粋な笑い……話題から逃げた≠フか、話したいだけ≠ゥ、定かではない】


/申し訳有りません。
/眠気は大丈夫なのですが、睡眠時間を確保したいので次辺りで持ち越させて頂いて構いませんでしょうか。
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:00:00.73 ID:R+p87FXno
>>336

どこの世界もそんなモンですね、本当下らない……
それなりに生きていれば経験も身につきますよ、それこそ嫌でもです

【生まれて何も経験しないような生き物などいない】
【それが良い物にせよ悪い物にせよ人は経験の上に育つ物だ】
【ただその経験でどう育つかはその人間次第で……果たして目の前の彼はどうだろうかと少女は思う】

それはそれはなんとも善いですね、身を守るですか
でもいつかはそういう時が来ると私は予言してあげましょう――――
――――なーんて冗談ですよ冗談、殺人なんてしないに限りますからね

【冷たいがしかし薄らと浮かべた妖しい笑み】
【それを覆い隠すように柔和な笑みに変えて、彼女は偽る】

爪とか割れると精神的にもクるものがありますよね
例えるならホラ、便器のフタみたいに爪がパッカパッカと……うわあ想像しただけで痛い

【ピンと指を天に向けて喩え話】
【ただ自分の言葉に萎えたのかその人差し指も力なくへこたれて】

……?おや、もう帰っちゃうんですかー残念
(まあええか、さっきの葉っぱの残骸見ればどんなもんかは分かるしなー……)
(触らぬ神になんとやら……やね)

【正直青年が去るという事に関して彼女は少しの安心を覚えていた】
【多分ではあるが強さでいえば彼に軍配があがるだろう、十分に危うい状況だったのだ】

そちらこそお気をつけましてー、変な輩に襲われないよう背後には特に気を配ると良いですよー

【変わらずの笑みのまま手を左右に振りその背中を見送る】
【追うような事はしないだろう】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:00:52.81 ID:HRfHkOW/0
>>337
ちょっとそこに座りなさい!!
アナタは今ココアをマズイと言いましたね!!!
ココアには様々な味がありほろ苦いものも甘いものもあります
好き嫌いがあるのは仕方ないですが、ココアをマズイと言い捨てるのは許せないわ

まず!!ココアの歴史についてアナタに語らなければなりませんね…
【左目がキラリと光る】

【間違いなく一時間以上話して洗脳しようとしてる…コワイ】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:01:46.93 ID:lGQCckQDo
>>338

…………ごゆっくり、おやすみなさい

【ぽん、ぽん…・と。数度優しく、彼女の後頭部を子供をあやす様に叩いて】
【眠った彼女を覆う様に抱いた儘、木陰へ連れて行き。其処へ寝かせると】

…そう言えば……影の位置も、変わる。か

【嗚呼…月は空で動いていて。望まぬ場所にすら光を落とすのだ】
【―――結局、彼女をちょこちょこ移動させる羽目になり。彼女が目を覚ますまで…彼は寝ることを許されなかったとかなんとか】

【まぁそれも……良い思いをした罰なのだろう】
【月を見上げて思わず小さく―――微笑んだ】

/あいさ、お疲れ様でしたー!
/京都ちゃんがわったわたさせれて楽しかったのぜww
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:10:34.90 ID:/90B4W/DO
>>342

な、…な、…

【声にならない声を上げた。そんなにココア好きなのかよ、みたいな感じで相手の顔、正確には包帯から唯一見える左目を見つめた。】

うるさいわね。だいたい甘すぎるのよこれは!

【煩わしそうにそう言った。彼女は性格的に命令されるのを極端に嫌うのだ。】

ココアの歴史なんて知りたくもないわ

【と、切り捨てる】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:11:18.57 ID:5HD9vN+7o
>>341
【彼女に背をむけて歩いている青年】
(俺は強くなる・・・)
(たとえ、人をあやめることになっても・・・)

【身を守るだけじゃ足りない何かがあるとさとった】

(おそらく彼女も手の内を隠している)
(きっと彼女もある程度の強さはあるはず)
【この森に一人できたことが何よりの証拠である】

【数十m歩き、眼で周りを確認したが彼女らしき人物は追ってきてはいない】

さて、帰るか。
【眼を閉じながら言い】
【彼は森の闇へと”跳んで”消えた】


/絡みありがとうございました!
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:12:57.70 ID:rTyDElrUo
>>340

ふむ……なに、策というのは聞き手がその良し悪しを判断するものだ
却下は却下、今回は使えないと看板を下ろすので間違いはない

……が、あくまでそういった作戦も取れる、と覚えておくのも聞き手の仕事だな

【「あくまでそういう方法も」、というのは先程から変わらない意見】
【その上で、土竜攻めを行うのであれば水との相性は絶対的に悪い】
【人質をとるというなら尚更だ、城郭はまだしも堀に人を置く間抜けは居ないのだから】

【―――と、そういった事を言った後に聞いた言葉。ガルニエは小さく眉を潜めて】

……それはつまり、規模を少々大きくしただけの『第二のルビーシャ』ではないか?
数の桁が違うとはいえ、街全体を見張り、蟻一匹逃さぬような方法もそうは無いだろう
ましてや作戦上、使える人数は限られるが……その点は、何か別の策でも―――っと。

【人質は逃げてしまうのでは、そうした場合はどうするのか】
【尋ねる時には一度口を噤む。“二つの手”の一つであれば――可能性は低いが――困るだろう、と】

まあいい、当のNo.63が居ないのだから理由は知りようもないしな

では是非聞かせてもらおうか、その『二手』
奇策の上に策を重ねる、上手く絡めば強靭な“網”ともなり得よう

【追求に追求を重ねるようなことはしない、これもまたこの女性の一端である】
【誘われるがままに言の葉を紡ぎ、深く疑わずに続きを求めて、碧を向ける】

/了解なのですよー、明日は8時以降なら居るかと思われますです
/それでは本日はこれにて、お休みなさいませ〜

347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:17:45.78 ID:7NRbAx7V0
>>344
なら甘くないのを買えばいいじゃないですか?
アナタはココアを嘗めてるんですか?ココアにはほろ苦い味のもあるんですよ!!!
それだったらこっちのココアを飲んで下さい!!!
【どっからか違う種類のココアを取り出した】

……………私とした事が…暑くなったわ
ごめんね。怒鳴りすぎたわ
【そしてフッと冷静になったのかそう言う】


/風呂落ちします
/なぁに、すぐ戻ってくるさ
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:30:24.02 ID:/90B4W/DO
>>347

わ、分かった分かった

【両手を前に出し、まあまあ、みたいな感じで動かしながら言った。どうにもこういうタイプは苦手だ。】

…あ、くれるの?

【とそれを受け取り、プルタブを引く。あんまり飲みたくはなかったが、それだと相手に悪いので一応口を付けた。】

……

【味を確かめるように口の中で転がす】

…まあ、これならまだ飲めるわ。

【非常に正直な感想を述べた。】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:36:19.58 ID:tuurqlqho
>>346

【「では、一つ目から教えて進ぜよう!」――何故か上からの、そんな言葉】
【紛れも無く機嫌が良さそう≠ネ彼女は、長い髪を後ろに流して――】


さっき、ルビーシャは適度に中心部から離れてる≠チて言ったよね?
其れは単に、『相手が直ぐ攻めて来ない』だけじゃないの。
「経済封鎖」掛けられるのは判ってたし、そんなに長くルビーシャを保持≠キる気も無いし――。




      ――――“攻めて来た歩兵”は、『直ぐに帰れない』距離なんだよね、あそこ♪




【『遠い』――幾ら急いでも、軍全体が移動するのは、一人よりも遅くなる】
【ましてや、全体の数が増えれば尚更。 鉄道が存在すると言っても、ルビーシャは田舎町=c…輸送量は、高が知れている】



……ルビーシャ奪還軍≠ェ編成されるとすれば――、『軍の七割以上』は其処に注ぎ込まれると思う。
政治家さんからすれば、“奪還作戦の失敗”は「政治家生命の終焉」に直結しかねないもん。
今のルビーシャ、『防備』だけはガチガチに固めてるから、ちょっとやそっとじゃ落とせないし。



――――……若し=Aだよ?


ルビーシャ近郊で『一大会戦』が起きて……それで、“機関の損害”は少なかったとする。
最初の激戦が終わった後、両軍の戦闘が膠着状態≠ノ入ったなら―――。





 ……………………水の国中心部=A凄く手薄になるの。





【――航空輸送された部隊≠ェ、何とか数時間の内に戻って来れる程度】
【鉄道輸送でも、確実に其れの倍以上はかかり、車輌による輸送ならばそれ以上にかかる】
【少なくとも、戦闘の前半部=c…若しかすれば、戦闘全体≠ナ、相手にせねばならぬ敵は『半数以下』となるのだ】



【悪戯っぽく笑う彼女は――立案者≠ニ思われぬほど、無邪気な表情で】


/はい、了解しましたお休みなさいませー
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:38:08.41 ID:lP0rmFn20
>>348
それならよかったわ…
【コレが普段の口調らしく】
【少し微笑みながらそう言う】

(はぁ…悪魔がもういないから人を嫌わせるような会話しないのは久しぶりね)
【そしてなんか楽しそうだ】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:38:37.87 ID:lP0rmFn20
>>350追加
/ただいま
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:46:57.83 ID:/90B4W/DO
>>348

【やがて一息ついて、彼女は改めて相手を観察した。】

あんた、そんなにひどい怪我してるの?

【包帯を見ながら言った。局地的に巻いてるのなら気にならないが、こうも広い範囲に巻かれているとなるとさすがに気になる。】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 01:52:37.78 ID:lP0rmFn20
>>352
コレ?別に怪我してないわよ
【包帯を指差し】

ただ顔を隠してる為に使ってるだけよ…右眼は元々ないしね
《妹》に迷惑かけるから
【ふふふと笑いながらココアを飲む】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:58:26.39 ID:/90B4W/DO
>>353

ふーん…

【そう言って彼女もココア缶を飲んだ。隠すほどの顔なんて…どんな感じかしら、ものすっっっっっごいブサイクとか??…なんて失礼なことを考えていた。】

……へえ〜右目がないの。足もそんなんだし、大変ねえ

【義足を見ながら呟いた。何でないのかは聞かない。興味もないし、何よりそれは失礼だろうと思ったからだ。】

……妹?

【なぜこの文脈でその言葉が出るのか、少し意外に思いながらそう言う。】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 02:01:23.93 ID:7NRbAx7V0
>>354
まあ、ゾンビだからね
【サラッとなんか言いながらココアを飲み】

ええ。妹
私と顔がそっくりな妹よ
まあ…今私がどうなってるか知らないだろうけど
【彼女の方を向きそう言う】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 02:06:37.03 ID:R+p87FXno
>>345
/遅くなりましたがお疲れ様でしたー!
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 02:08:44.42 ID:/90B4W/DO
>>355

ん?

【おかしいな。今なんか聞こえた。彼女はいぶかしげに首を傾げた。】

今、なんて言った?

【そして、再び聞き直す。】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 02:12:37.80 ID:HRfHkOW/0
>>357
えっ?
【えっ?】

ええ。妹
私と顔がそっくりな妹よ
まあ…今私がどうなってるか知らないだろうけど …って言ったわ
【違う…恐らくその前だよお姉さん】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 02:18:16.28 ID:/90B4W/DO
>>358

いやいやそこじゃなくて…

【思わず突っ込みを入れとしまう。】

あんた…何者?

【今度は誤解がないように、極めて端的に、そして分かりやすく質問した。】

【一応警戒のために腕を組む。一見何気ないこの動きだが、女剣士にとってはきわめて重要な動作だ。】

【なぜなら、この位置からならものの数秒で大剣を抜刀でき、さらに高速の居合い切りを放てるからである。】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 02:23:45.36 ID:x9ymn5nE0
>>359
私…そうね
本名は紅閻寺リン。紅い閻魔の寺と書いて紅閻寺(こうえんじ)よ
今は…そうね、屍(しかばね)って呼んで
【普通にそう言い】

あと警戒しすぎよ…アナタ先生に《慌てすぎ》って言われない?
【少し心配そうにそう言いながら】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 02:29:14.72 ID:/90B4W/DO
>>360

あ、ああ。私はロータスよ。ロータス=ブラック。

黒睡蓮って呼んでちょうだい。

【相手が自己紹介したのでこちらも名前を言った。】

……屍…ねえ。

【不思議そうに相手を見つめる。】

いや、よけいなお世話よ。ゾンビが目の前にいたら警戒するでしょ。

【そう言い返した。依然警戒、すなわち腕組みをやめない。】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 02:37:41.85 ID:HRfHkOW/0
>>361
あら?私だって好きでゾンビやってる訳じゃないのよ。目玉くり抜かれて、足もがれて、犯されて、心臓えぐられて死んで悪魔に契約させられて、利用されたなんて最悪よ…
【はぁ…とため息つき】

………元はといえばあの悪魔のせいよ
まあ…ソイツは昨日消滅したけど
おかげでゾンビになったの…………まあ生きてるから問題ないわよね?
【ゾンビになったけど自分はまだ生きてると主張する】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 02:43:24.28 ID:/90B4W/DO
>>362

…よく死ななかったわね。…いや、一回死んだのか。

【腕をだらん、と垂らした。それは警戒を解いたことになる。】

【しかし、と再び女を見た。淡々と話しているがその苦しみは計り知れない。…地獄のような光景を味わい、なおも[ピーーー]ないとは…】

…最悪ね…

【これまた非常に正直に言った。】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 02:52:37.09 ID:8rhzr7eS0
>>363
たしかに最悪よ
正直、《生きたい》って私を[ピーーー]ようにしむけた悪魔に契約したのがまずかったわ
…おかげでゾンビとして生き返らせれて記憶を操作されて、5年間私は自分が生きてて生き残ってた妹を死んでると思い、敵のいない復讐をしてたわ…そして身体が馴染んできたところを悪魔に身体の所有権を奪われたわ……

……まあ、おかげでまた《生きたく》なったんだけどね
【ココアを飲み終わりそう言う】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 03:03:42.55 ID:/90B4W/DO
>>364

つまりあんた自身は生きてるけどあんたの「身体」は死んでるわけね。

【ということは包帯の下は…彼女は想像したが気分が悪くなったのでやめた。】

まあ生きなさいな。死んだら全部終わりよ。ココアも飲めなくなるわ。

【そう言って彼女は歩き出す。】

それじゃあね、えっと…「屍」。
ココアごちそうさま。

【剣士はそう言って、女の前から去っていった。】



/ありがとうございました!
/こんな時間までつきあってくれて感謝です!
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 03:10:10.28 ID:ycDtpATB0
>>365
そう言う事
まあ…魔翌力さえ与えれば腐らないし傷もふさぐから便利な身体だけど
右眼・心臓・両足はないのよね
【はぁ…とため息をつき】


それは絶対嫌よ!!

さよなら
また会えたら会いましょう
【そう言い見送るだろう】

/乙でしたー
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 07:30:38.09 ID:fM5hQu1IO
【氷の国】

【一年間を通しての最高気温は0度を上回ることの無い、文字通りの極寒の地・氷の国】
【国土はツンドラに成り立ち、季節は夏であろうと溶ける事の無い永久凍土で覆われ】
【産業の中心は避暑観光と、鉱山資源・化石資源、そして”特殊鉱石”の輸出から成り】
【氷の国国内の政治の中心地”アイスパレス”は世界的観光地としても名をはせている】

【その僻地ゆえ世界的規模のテロ・戦乱を免れてきたことも、誇れる事実ではあるが】
【第三世界暦2011年2月14日の今日この日、”氷の国”建国以来の”大事件”が発生した】




【氷の国中心部 ”大聖堂”】

【6つのピールと5つの張り出しを有する、見上げるほどの大聖堂だ】
【氷の国特産の砂岩が用いられた外壁は氷雪と見紛う程純白であり】
【聖堂建築様式による5つの鐘楼は、天を突くように聳え立っている】

【この極寒の地、”大聖堂前”に立つのは―――】

あー、寒い寒いー。これってあれですかね?左遷?
おっかしーなー、私、あんまり悪いことしてないと思うんですけど・・・

【赤髪のショートヘアに、猫を思わせる金色の両目を輝かせる】
【黒のフラワーハットを被った、紺のクロークを着た女性だ】

まぁ、お仕事ってやつですからねー
観光なんて思えば、多少は気が楽になるっていうかなんというかー

【困ったように笑う女性、大聖堂の入口を振り返って―――】

まぁ、がんばってみますよー





【―――その入口には】




         ≪public enemy:CANOSSA---The ICYLAND branch≫





【第三世界暦2011年2月14日 カノッサ機関、氷の国支部 設立】
【支部長 パッション・プレイ≪No.111≫】



【――――――カノッサ機関から、世界へのバレンタイン・プレゼントであった】


/絡み不要
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 17:55:54.51 ID:DZrhN0kjo
【路地裏】

さーてー、悪いヤツをボッコボコにするかなー

【路地裏を歩く、ごちゃごちゃとした髪型の茶髪で、マグマの様な朱色の眼を持ち、17歳程の、ガタイの良い青年】
【服は土に汚れた緑色のローブで、中には灰色のTシャツと短パンが着られていて、黒色の靴を履いていて】
【そして、くすんだ金色で、「Grun Guibaknowrr」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフを首に身に付け、後方へとたなびかせていた】

【そして、近くにあったゴミ箱をそれと無く蹴り上げる――『人が蹴り上げた様で無い』勢いで宙を舞うゴミ箱、散らばる中のゴミ】

・・・・・・
【スポッとクリーンヒットッ!】 【彼の頭に、ゴミ箱がIN!】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 18:19:32.40 ID:/90B4W/DO
>>368

【宙を舞うゴミは、瞬時に切り裂かれていく】
【全てを正確に、そして冷徹に細切れにする。】

…腕は落ちてないみたいだな


【そこに現れたのは青年。】
【黒衣を羽織り、理知的な顔立ちだ。】

【腰には2つの刀。一本は抜刀されている。】

【目の前の人物などまるでいないかのように振る舞い、青年は再び歩きだそうとした。】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 18:32:39.38 ID:DZrhN0kjo
>>369

うおー、うおー、前が見えねェ
【揺れる揺れるゴミ箱、そんな彼は人の気配と声を感じ取った】

ん、そこに・・・誰か居るのかッ!
【無論、ゴミを斬ったところは全くもって見えていない】
【しかし、それにしても彼の声はよく響いて煩いこと煩いこと】

とりあえず、俺を助けてくれー
あと、悪いヤツは俺がボッコボコにしてやらァーッ!
【相手が見えないまま、色々言いながらそちらの声がした方向へと走ってくる彼】
【しかし、相手の位置を見誤って壁に激突してしまったのであった】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 18:40:25.72 ID:/90B4W/DO
>>370

……

【振り返り、相手を見つめた。】
【ゴミ箱で前が見えないのか。】

…動くなよ。

【そう呟き、頭に覆い被さったゴミ箱に向けて刀を振った。】
【それは例えるなら「光」…異常なほどに素早い太刀筋は、相手のゴミ箱だけを器用に真っ二つにするだろう。】

【青年はゆっくりと刀を鞘に納める。】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 18:51:54.27 ID:DZrhN0kjo
>>371

・・・いってェーッ!
【そう言っている間に、真っ二つにされたゴミ箱】
【少しの間、唖然としていて固まっていたのだが】

・・・うおッ?
夜が開けたぜッ――しかも、"俺は切れていない"、すげえぜ
【太刀筋は彼には見えなかったとはいえ、その精度の良さは彼も理解しているようだ】

何はともあれ、有難うよそこの人ォッ!
おかげで、悪いのボコりが捗りそうだぜェー
【青年の方を向いて、軽く会釈をしながら礼を言う彼】
【ついでに余計なことも言うのであった】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 19:14:53.25 ID:/90B4W/DO
>>372

ずいぶんおっちょこちょいな正義の味方だな。

【青年は言った。先ほどの相手の言動から目の前の人物を「正義の味方」と表現したのだ。】

【手持ち無沙汰に腰の刀に手を置いていた。2つの刀…一本は先ほどゴミ箱を切り裂いた刀だ。そしてもう一本は、それとは違うのが一目でわかった。】
【まずより長い。いわゆる「大太刀」と言うものだろう。刀身は日本刀ならではの美しいカーブを描いていた。】
【鞘も漆塗りで、「別格」な雰囲気がただよう】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 19:19:45.30 ID:2YY0Y/Sbo
【機関のとある支部の中央渡り廊下――――にて
一つの声が、静かなその建物の中へと沈みこんでいく】

【どこにあるのかも想像がつかないほど、広い建物の中、当然ながらその廊下は広く
落ち着いたシックの柄の内装は、さながら宮殿のようで
そこを歩く、一人の女性は――――映画のように、その宮殿に調和していた
…………ある一点を、除いて】


あらあら……困りました、今日はバレンタインデーですので、チョコレートを御作りしたのですが
予想外に時間がかかりすぎて、もう宵闇の時刻です、これでは――――……折角のチョコレートがムダになってしまいます


【言葉どおりに、困った様子で、ほっぺたに右の手をあて、そこに頭を乗せながら、肘を左手で支える
演技のように、綺麗な動作を、冗談のように、軽やかに為す――――耳を澄ませば、お洒落なBGMでも、流れそうなほどに
ため息を含みつつ零す言葉は、困ったような音色で、聴くものの後ろ髪を、そっと掴み取ろうとして】

【白紫色の軽くウェーブのかかった長髪、端正な横顔に添えられる前髪に
肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール同じく黒レースのロンググローブ
黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳で童顔の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい】


食べてしまう、というのも、お一つの選択肢ですが……
ただでさえ、お仕事もサボり気味で……太ってしまうと、ただでさえ無い威厳≠ェ霞んでしまいそうですし……


【苦笑する彼女の左手には、丁寧にラッピングされた、ハート型の何かが在る
話の筋から考えればチョコレート≠ナある、と判断できるだろうか――――……
ここでそう、表現した理由に、そこから放たれる薫り――――もとい、臭いが
カカオへの冒涜とでも、思えるほど異≠ナあったから、で】

【なにやら不穏な空気を纏いながらも、彼女はるんるん気分で、長いろうかを歩いていく】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 19:20:16.39 ID:DZrhN0kjo
>>373

そうだ、俺は正義の味方さァッ!
悪ーい奴をボッコボッコにするのがしゅ・・・お仕事だ
【ニタニタと下品に顔を歪めながら、そう言う彼】
【本当に正義の味方なのかは、怪しい】

まあ・・・おっちょこちょいっていうのは余計だッ
【しかし、事実なのでしょうがない】 【普通の奴がゴミ箱にハマる事は滅多にないのだ】

だからッ! 俺はとっても強いって事にしておいてくれェ〜
【そして、ふと、青年の持っていた刀に眼が移った】
【どちらも、中々のモノだ――しかし、さっき抜かなかった方の奴の方が、中々良い感じだなァ〜】


/PC取られるので携帯になります
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 19:31:16.14 ID:/90B4W/DO
>>375

……なるほど。


【青年はその様子を見ながら考えた。】
【これはこの世界に召喚されて、「ウォーミングアップ」に戦う相手としてはなかなかいいかもしれない。と。】
【こうして剣を持ったのは約三年ぶりくらいだ。】
【剣術、そして「能力」が衰えてないか試すとするか。】


…さて、「とっても強い」正義の味方よ。


【青年は落ち着いた声で言った。】


僕は君の観点から言ったら…うーん、…「悪い奴」になるのかもしれないなあ


【瞬間、「能力」を発動する。青年の後方。背中側に出現した無数の「死体」】
【目の前の人物に気づかれないように、そっと自身の後ろに「作り出した」】


…どうする?


【さらに、ごくわずかに、不自然ではない程度血と死臭を漂わせる。】

【全て作り物…「幻術」だ。】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 19:46:32.91 ID:hYodm3UDO
>>376

ふッ、そういうことさ
【妙にカッコつけてのポーズをとる彼】 【だが、】
ん、なんだ?
【よく響く声からは、問い返すような色が見えていて】

ふむ、つまり・・・

あんたは悪いやつだと言うのか!
本人が言うなら、反論はしないし・・・クククッ
【瞬間、感じる不穏な気配、警戒をする彼】
【そして、彼の背後に何かが現れそうで】

お祭りだァァァーーッ!
【熱く煩い声が、響く】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 19:54:10.17 ID:/90B4W/DO
>>377

【相手の熱い声を聞き、青年は満足そうに笑った。】

…────始めようか

【何か来る。…直感でそれが分かった。】
【だからこそ、青年は腰の刀、「脇差し」の方に手をかける。】
【これだけで十分。後は感覚を研ぎ澄ませ、そして冷静に対処すればいい。】


…───────


【悠然と、相手の出方を伺う。】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 20:10:28.02 ID:hYodm3UDO
>>378

さあ、始めようか・・・
【マグマの様な眼は、煮えたぎるかのように爛々としていて】

(あっちからは来ない・・・だが、『刀』にも、それ以外にも気を付けないと・・・・・・)
【まずは、牽制だッ!】

――G.G.グライダーッ!
【彼から、岩の様な材質でプテラノドンの様にグライダーの様なものがついた右腕が現るッ】
【そして、相手へと放つは、岩の弾二発】
【狙いは、相手の腹部と腕】 【あくまでも牽制程度の威力だ】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:16:11.27 ID:R+p87FXno
【街から離れた森の中】

……この辺りなら静かですかね

【溜め息と共に呟く人影1つ】

【仄かに草の爽やかな香りのする三度笠を頭に被っていて、その影で顔は見えず】
【紫色を基調にした厚めの法衣にその身を包んでいるその姿はどこか荘厳】
【右手には大きな粒の木製で出来た数珠、左手には鈍い光を放つ錫杖が握られていて】
【彼の姿は東方の僧に似ていると、その姿を見たならば分かるだろう】

甘い物は悪く無いのですがどうもああいう雰囲気は苦手です
浮ついたというかなんというか……うん、やっぱり苦手だなあ

【水面下での静かな幸福の狂乱とでも言うべき街の状態を感じ取った彼は】
【どうやらそれが自分に合わない、というか苦手と分かると直ぐに街を出てここまで逃げ出したのだった】
【そういうイベントを自分の見えない所でやれ、などとは間違っても言えないそれならば……】

それなら人のいない場所に行くに限ります……か
しかしどうにも疎外感を覚えますね、故郷ならばこんな事は無いのでしょうけど
(それこそ無い物ねだりですかそうですか……)

【またの溜め息と少しのホームシックに気持ちを淀ませて】
【丁度良い場所にあった切り株にゆっくりと腰を掛け狭く冷たい夜空を見上げるのであった】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 20:22:35.91 ID:YyTSYHIX0
【水の国】

【カノッサ機関――水の国支部】
【内部――50階 カフェラウンジ】

【内部職員がよく使うカフェラウンジ…とは言ってもこの時間は人は少ない】
【50階…という事から機関員は勿論、部外者でも簡単に入る事が可能≠ネレベルの区域である】

【そんな中、店員ににらまれながらもダラダラとコーヒーを飲む男性が一人】


いやー最近出歩くと壊されてばかり≠ナすからねぇ………
私何か恨まれるような事……沢山してますかねぇ……ククク

暫く引きこもり°@会を伺いますかね…別の派閥が動いているようですし


【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【カップと皿を手に取りながらポツリポツリと呟いている】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:26:34.74 ID:MRrHz8ySO
【街中】
【今宵はバレンタイン】
【―――男共の地獄の日である。】
【そしてここにも、そんなバレンタインと言う日に苦しむ者が一人】

・・・ああぁ・・・ぅ・あう・あうぅ!
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が何やら悶えていて】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

「わははははははぁ!!!」
【そしてもう一人】
【元々何色の物だったのか分からなくなる程に汚れたローブに身を纏って】
【蒼いボサボサの髪に氷で出来た花の髪飾りを付けた】
【顔中には包帯を巻いた少女が少年の傍で何やら高笑いしている】

め・・・珍しく・・女の子らしいイベント事に参加したと思ったらぁ・・・酷いよぉ・・・

「む、その言い方は少し腹に来るよ・・・?」
【どうやら、少年がこんな事になっているのは彼女のせいらしく】

「・・・・さて、未だ余ってるねぇ・・♪」
「次は誰に悪戯してやろうかぁ・・?」
【何やら怪しいチョコを片手に】
【楽しそうに次の獲物を狙う・・】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 20:29:26.87 ID:YO1ofpV70
【水の国/大噴水前】

【水が跳ねる音と、人々の会話が、引っ切り無しに聞こえる其の場所】
【母が赤子に童話を紡ぎ、其の傍らに在る暖炉の光にも似た、外灯が】
【噴水の淵に腰掛けている人物を、優しく、其れでいて痛め付ける様に、照らしていた】
【人物は、薄く唇を開くと、嘆息と共に―――音≠紡ぐ】

―――あることないことばっかの 甘い甘いチョコを舐める

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【赤い膝丈のトレンチコートを着て、両脚義足。足を動かす度、錆び付いた音が響いた】
【騒がしく、少し背の低い女だった。齢は、二十に見える。表情が死んでいた】


【人物は、其れが気分の歌で無かったのか、新たな旋律を響かせ―――】

……、絡まった運命も 変えていけるから♪

【再び、人物の今のテンションとそぐわない歌。それ故か、語尾が徐々に弱く成って行く】
【諦めた様に、一度噤むと―――ふと、思い付いた様子で】

充実を爆発させる能力者を……

【ぽつり、影の有る表情で、一言。何を言っているのか】
【「寧ろ、自分が目覚めたい」と言葉を続けると、女は、今度こそ黙り込んだ】
【淵の上には、板チョコレートと黒飴数個、裏が幾何学模様のトランプの束
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:35:41.01 ID:/90B4W/DO
>>379

【素早い、抜刀…】

【高速で、的確な一撃は、相手の放った岩のひとつを真っ二つに断裁した】

【刀を反転させ、再び振れば…もう一つの岩も防げただろう。】

【しかし、彼はあえてそれをしない。岩は鋭く命中した。】

【体勢を崩しながらも、踏み出す。】

【防御しなかったのはこのためだ。間合いを詰めるため…】


…────まずは様子見だ。


【軸足は右。】

【身体を絞りながら、相手の腰あたりに刀を刺そうとした。】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:35:55.90 ID:4SwMp+Hwo
>>383
だー、頭が痛て……。

【青ざめた顔をしながら噴水前を歩く少年が居た】
【気怠そうな雰囲気をまとった学ラン姿】
【眼の色は鮮烈な真紅で、髪は染めたのであろう茶髪をツンツンに逆立てた物】
【腰にはベルトポーチと仕込杖が有る】

チョコに薬品仕込むかっての常識的に考えてヨォ……。

【はぁ、とため息を吐く】
【足が少々ふらついた為、噴水に座り込み、だらん、とうなだれる】
【ふと、横に目線を向けると、物騒なことを呟いている女がいた】

……ああ、成程。
こういうイベントって残酷だよな、勝者と敗者がきっちり見えて。

【そう、ぼそりと呟いた】
【少年の声は割りと通るタイプのため、聞こえるかもしれない】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:41:53.31 ID:rTyDElrUo
>>349

………つまり、『ルビーシャを攻める別働隊』が一つ
それとは時間を置いて『水の国を攻める精鋭部隊』が一つ

そういった解釈で、粗問題はないのだろう?

【ありがちな手ではある。敵の本隊を誘き出し、本陣の守りを薄くさせ】
【そこに伏せていた此方側の主勢がなだれ込み――――と。】
【ましてその主勢は地下から、陣の内から現れるのだから性質が悪い】

【ルビーシャの防衛に注がれるであろう戦力の考えも、また上手い】
【政治家という一握りの“トップ”、その心理を手玉に取る様な作戦である】


【―――そういった様な事を、ガルニエは滔々と呟くように言にして】
【それでも一つ、懸念がある。今まで機関が幾度と無く、無数に展開した作戦の最大の障害】

水の国といえば矢張り、先ず第一に栄えているといった印象を受ける
当然ながらそこには人が集まる……そう、能力者達もだ、ヤツラは軍隊ではない

『Justice』や『対機関連合』のような連中は、多くがルビーシャの戦火に引き寄せられるだろう
だが例外もある。何処にも所属しない者も在るし、個人で正義を掲げる者も居る

―――軍の他に彼らが邪魔に入った場合は、どうするのだ?

【水の国への襲撃は土竜攻め。故、大人数での進軍は難しいモノがある】
【ならばどう対応するのか、“もし”で奇襲部隊が全滅などしては元も子もない、が―――】

【詰将棋の様な質問も万全を期す為のガルニエなりの配慮、杞憂に終わるのならそれで良い】

(………しかし、これで中々見事な作戦を考えるものだな)
(基本に忠実でありながら、細かい点を見取って組み込む“目”)
(陰謀と戦いばかりの機関に在って、櫻の国の軍師にも劣らぬ才を持つとは………)

……それと、仮にその作戦を採るとして私たちはルビーシャを攻めればいいのか?
『真貂』に『特賓』、二枚のカードで十二分に戦火を炊きつけられると思うが

【最後にまた一つ、質問を重ねて閉口する】
【此処に来ての彼女の姿は同僚などというよりも、正しく軍師の策を聞き従う武将のそれで】
【幾つ話に疑問を感じ議題を上げても、最終的には信じて動く――そう、思われた】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 20:46:34.51 ID:DZrhN0kjo
>>384

【そして、完全に現れる腕の正体】
【岩のような材質の体を持ち、ガタイが良く、プテラノドンの様にグライダーの様な翼を腕に持っていて】
【くすんだ金色で、「G.G.Glider」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフ・・・】
【本体と同じようなそれを首に身に付けた人型の何かだった】

行くぜェ・・・[G.G.グライダー]!

うおッ・・・と
【自らの腰付近へと迫り来る刀、それを回避するべく】

そいやッ!
【[地面]を"蹴って"、後方へと跳躍――すなわち、バックステップだ】
【しかし、岩の回避をせずの踏み出しからの攻撃だ、少々不意をつかれたか?】
【直撃ではないものの、刀は彼の腰を裂くッ】


G.G.グライダー・・・まずは、距離を離してからの攻撃だ
【そして、[G.G.グライダー]へ"力を溜め"ながら、後退りをする彼――】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 20:53:33.02 ID:YO1ofpV70
>>385

【ふと。近くで聞こえて来た少年の言葉、“チョコに薬品”】
【そうか、勝ち組か、とか考えたのか、女のこめかみに青筋が立ったが】

……、

【次いで聞こえて来た其れに、更に黒いふいんき(漢字変換できない)を纏って】
【頬を髪が撫でる速度で、ぐりん、と彼を向くと―――】

……何か、言った?

【 】

【ウワァと言わざるを得ない、そんな笑顔で―――彼に、微笑み掛ける】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 20:57:57.99 ID:4SwMp+Hwo
>>388
【頭を抱えて、うー……、と唸っている】
【何を仕込まれたのか不安な感じだ】

……ん

【横の女が動いた気配を感じ、そちらを向くと】
【トテモイイエガオをした女が微笑みかけていた】
【顔を引きつらせ、返答する】

い、いや、なんでも……ナイデスヨ?

【と言った直後、すてーん、と噴水から崩れ落ちた】
【薬品の影響か】

……すいませんけども、ちょっと手ぇ貸してもらえませんかね……。

【顔を引きつらせながら、そう女に話しかけた】


//うわああ、ちょっと晩ご飯作ってくるのです!次の辺レス遅れます!
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:58:51.89 ID:/90B4W/DO
>>387

【腕に翼を持つ「グライダー」】

【青年は刀を引きながらその姿を見つめた。】


…──これはこれは


【腰あたりに刀を持ち、体を僅かに前に倒す。重心を前へ】


…斬りがいがありそうだ


【そして今度は左から右へ、…目の前の岩でできた人物の腰…】

【上半身と下半身を断裁すべく…】

【風を切る音とともに、刀を動かす。】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:03:10.01 ID:2MXE7feDO
【水の国・港】

【つい最近に襲撃を受けたこの場所】
【今尚復興作業が行われていて、夜でも人々が忙しなく働いている】
【そんな中】

「おい、あそこに何か浮いてないか?」

『気のせいだろ。そんなことよりこっち来て手伝ってくれ』

【ぷか〜っと海に黒い何かが浮かんでいた】
【作業員が一瞬見つけるも、作業の忙しさのせいで調べずに戻っていった】
【普通ならば見付けにくいが、今の会話を聞いていればこの黒い何かに気付けるだろう】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:07:14.34 ID:2H1tn0fUo
>>88

そうですよね…
ま、とにかく諦めずに地道に探しましょう?
私も知り合いの人とかにも聞いてみますから!

【なんとか力になれるように努力しようとしているのが見て取れる】

物にも魂は宿ります…互いの思いが強ければ尚更!
今、効果がなくても外してはだめですよ?
必ず手助けをしてくれる筈ですから

【一歩近付いて、鈴をそっと手に乗せてまじまじと注視する】
【それからそれ以上は踏み込まないように手を離した】
【奇跡は起こるものではなく、起こすものなのです!】

あはは…
針千本は痛そうだから、お姉さんが帰ってきたらめいいっぱいわがままするといいのですよ!
心配かけさせた仕返し!とか言って!

【無邪気に笑いながらとんでもないことを提案して】

何でも言ってくださいね!
………お姉ちゃんかぁ…えへへ…

【どっちかって言うと周りには年上が多かった彼女にとって】
【お姉ちゃんと呼ばれるのは妙に新鮮で嬉しいのかもしれない】
【表情が若干緩んでいる】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:08:05.55 ID:yTSYHIXDO
【街中】

皆!!今日は何の日だ!?
そうだね!バレンタインデーだね!
ああ解ってるさジョニー!リア充爆発しろっていうのはお決まりの文句だ!
でもねジョニー!俺はそこまでリアル終わってないのに『リア充氏ね』とか言う奴がリア充以上に嫌いなんだ!!

【何やら、突然街中で誰に言うでもなく演説が始まる】
【その内容はどこをどう取ってもいいような物ではなく、驚いた人々は演説をする人物に視線を向ける】

所で皆!チョコは好きか!?俺は嫌いだ!
あれは雪山で遭難した時にちびちび食う物だ!!貴様等甘ったるいぬるま湯に使った奴らが食っていい物じゃない!!

【演説をする人物は、うざったい黒い長髪、深い隈の光の無い目、ヨレヨレのズボンとワイシャツを着て瓶底眼鏡をかけた下睫毛な男で】
【良からぬ店の看板の上に立ち、道行く人々に自分勝手に言葉を吐き付けていく】

しかし俺も鬼ではない!チョコを食いたいなら好きなだけ食わせてやろう!!
ほーれ!好きなんだろ!?好きなだけ食え!食えよカカオ100%!!

【どう見てもトチ狂っているようにしか見えないその男、なんと何処からかカカオの実を取り出してそのまま猿蟹合戦の猿が如く人々に投げ付け始めた】
【一瞬にして辺りにはカカオの匂いが充満し、雪の代わりにカカオが降り注ぐ酷い有様となる】
【人々は砕けたカカオを踏み付け、降り注ぐカカオを避けながらカカオから逃げ惑う正にカカオフィーバーな惨状となった】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:08:07.61 ID:tuurqlqho
>>386

【「そう」――ガルニエの“解釈”に対する、短い肯定の言葉】
【にこにこ、にこにこ、天使のような笑顔を、悪魔の作戦家は浮かべ続けて】


……能力者達の邪魔が入ったとしても、こっちには『切り札』が有るから大丈夫。
其れに、ガルニエさん達が頑張って′烽黷スら――私の“戦場策”で、殲滅できるよ。 きっと。
軍隊も『400以上』は動員出来るし……さっき言った、土竜攻めよりスマートな方法≠ナね♪


【彼女の言うスマートな攻め方=\―どうやら、土竜攻めとはまた違った物】
【とは言え、『テストケース』に順ずる方法では有る……詰まり、“敵中奇襲”では有るのだろうが】


……ううん。 会戦に参加≠セけして貰う形になる――。
其の時は、『程ほどに本気』で戦って欲しいの。 “奪還軍”を破れたらベスト、って感じかなー。


【詰まり、「ルビーシャ奪還軍との会戦」には参加して欲しい、と云う事だろうか】
【『真貂』に『特賓』――“出す”なら、其の機会になる事だろう】


――……其れでね、其の後はスマートな攻め方≠ノ参加して貰いたいの。


【彼女の舌は止まる事無く、次の展開≠ノシフトしようとして――】


ぶっちゃけちゃうと、コレが『二つ目の手』なんだけど―――




    「――――物事、小事より大事は発(は)るものなり。油断すべからず。=v




【――――其の言葉は、階段≠ゥらの朗々たる声に打ち消された】



「浅き川も深くわたれ=v
「上を学ぶ下、と言ひて、大将少しくつろげば、下々は大に油断するものなり。=v
「得意の絶頂は油断の崖端であった。=v
「人は信じなさい。しかし、油断もしてはいけません。=v



「……『偉人』がこの様な言葉を残しているのです。
 貴女が“話したい”気持ちも判りますが、其れ以上は話さない≠フが賢明でしょうな。」



【身に着けているのは胸元に『眼帯をした虎』の刺繍の入った“パオ”】
【黒サングラスによって覆い隠された双眸――「傷跡」が、其の上を一直線に走っているのが判るか】
【階段を登って現れたのは――長い黒髪を三つ編みとし、首からは紅い“風鈴”を模したペンダントを掛けた男だ】



【手にした本≠ノ目を遣る事は無く、然し其れは開け放たれていて】
【軽く、ガルニエに会釈すると――二人の方向へ、ゆったりと歩いて来る――】


/ごめんなさい、お待たせしました。
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:09:00.69 ID:JRNsQm9IO
>>381
/まだいます?
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:12:00.22 ID:DZrhN0kjo
>>390

行くぜェ、G.G.グライダー!

【[G.G.グライダー]は、地面を"殴った"】
【すると、その部分の地面――路地裏はコンクリートだろうか】
【そこが、ぐわんッと盛り上がったのだ】

【高さはおよそ1m程度だろうか、幅はそれほどでもない】
【――彼らは、それを盾に刀を回避しようと、いや】

【同時に攻撃へと転じようとするッ!】

【もし、その山の様になった部分を斬ったり、もしくはそれを避けるかたちで動いた場合、とにかく結構な接近をすると】
【山の下腹部から、コンクリートの触手が3本ほど生えて――】
【相手の下半身周辺を襲うだろう】 【触手の先端は鋭い、しかしうねる為コンクリート本来の強度は弱まっている】

【山を斬った場合は、距離の関係上、「G.G.グライダー」の腰も幾らか斬れるだろう】
【そして――見えるかは分からないが】 【G.G.グライダーと同じ部分に、彼もダメージを受ける】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:14:53.29 ID:YyTSYHIX0
>>395
/いますすす
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 21:17:17.31 ID:YO1ofpV70
>>389

【具合の悪そうな彼に、少し表情を曇らせたが】
【砂糖菓子の悪魔を受け取った故の事と想起し、最終的に睨み付けた】


【返答の後―――次の瞬間、前倒れになる彼の姿が見えて】
【橙の瞳を瞬きさせ、血髪の女は、虚を突かれた様子だった】
【そして、彼のhelpを聞いた後の、女の反応は―――】

―――水の中って、燃えるかな

【―――言葉という名の凶刃を振り翳し、嬉しそうな笑顔を浮かべた】
【外灯の光からか、笑顔に影が出来上がり。まるで、恐怖映画のワンシーン】

……、冗談だよ……

【其れから、彼に手を差し伸べようとするかもしれない】
【色々言った後の、信用ならない一時に差し伸べる片手だが】
【もし、握り返したなら、普通に引き上げるかもしれない】

/了解しました!
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 21:19:01.72 ID:Y7Zak3vW0
>>392

あう、ありがとうございますーなのよぅ!

【相手のそんな様子を見て、さらに強くなる笑顔】
【何かもう、行方不明の人を探してる人の表情じゃないレベル】
【にぱにぱと笑いながら、もう一度ぺこりと頭を下げ】
【今度は荒ぶらないツインテール。ゆらりと揺れただけで】

……そうなのよう?
じゃあね、ずっと持ってるのよう!
お姉ちゃんが見つかったら、返せばいいのよね、なの。

【手に乗せられた鈴は、1センチほどの小さなもので。それでも、ちりんと澄んだ音で鳴いて】
【鈴を見つめる相手を見つめ、相手の行動を邪魔しないように、なるべく小さく首をかしげ】
【きょとんとした丸い目を数度、瞬きさせたあとに。そう決めて】

でも、だってー。
私もすっごい心配してるし、お母さんも心配してるし、約束だって破りそうなんだからぁ!
千本じゃないにしろ、ちょっとくらい痛い目見せたって誰も怒らないのよ!
……わがまま、なのよ?

【ぶー、と。頬を膨らませながら、何かちょっとひどいこと】
【それから、相手の言葉にきょとんと目を丸くして】
【「その発想は無かった」なんて、そんな雰囲気】

あう、わかったのよう。
あのね、あのね、ミーナお姉ちゃんも、困ったことがあったら私に言ってね、なの。

【こくこくと頷いてから、ほんの少し、真剣さの混ざる表情でそんなこと】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:21:18.32 ID:AYGLZNtwo
【聖都・勝利王神殿前】


「………至急、地と風に援軍の要請」
「可及的速やかに、規模は最大。どれだけ武装が上等でも問題は無い」

『……流石に、その文面での要請は難しいかと思いますが』

「火の国は復興の最中、水の国はルビーシャ絡みで国軍が動く」
「どちらも、教団の兵を大きく動かすのは難しい………仕方が無い、と思って」
「此処の兵だけでは、とても対応しきれない」

【既に夜間だと言うのに、其処には多くの武装した兵が居た】
【とは言っても、出撃する様な重武装ではなく、市中見回りよりやや武器が武装が多い程度】
【鍛えられた兵士達に指示を出しているのは、紫の髪の女性】
【頬の刺青を指でなぞりつつ、視線を虚空に漂わせ、思考の邪魔になるものを最大限シャットアウトしている】


「………残りの人員は、聖都内部の連絡系統の再確認」
「電子機器が使えなくなった時に備えて、魔術式の連絡網を徹底………?」

『これは………地震、でしょうか……?』

【どうやら、有事に備えての緊急の行動らしいが】
【女性の指示が全て終わる前に、突如彼女達の足元が揺れる】


『……中々収まりませんね。ちょっと、資料室の棚を―――』

「……………!! 危ない、下がれ!」

『えっ  【ばくん】   え、が、あ………ああぁあぁぁあああっ!!?  』


【指示を受けていた兵士の一人、神殿内に戻ろうとした者】
【その両足が、地中から出現した巨大な口に噛みちぎられた】
【体の支えが無くなって、顔面から地面に倒れ込んだ兵士】
【足元に出現した口は、表情も感情も無い様な、のっぺりとした両生類的外見をしていて】
【然し口の奥からは、どこか人間のような笑い声が聞こえていた】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:22:19.68 ID:JRNsQm9IO
>>381
【その彼の隣に立つ、一人の女性】

【赤髪のショートヘアに、猫を思わせる金色の両目で】
【黒のフラワーハットを被った、紺のクロークを着た女性だ】

あら、水の国支部はなにかと忙しいとは耳にしますが、今は休憩中ですか?

【そう、にこやかに彼に語りかけ】

はじめまして、レギン支部長代理殿
本日付で氷の国支部の支部長に就任しました、私、no.111のパッション・プレイと申します

本日は、挨拶にと、おうかがいしました…

【ぺこりと小さく頭を下げた】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:23:39.11 ID:/90B4W/DO
>>396

【やはり、…防御策を講じたか…】

【刀を振り抜く。…ここでやめるのは勿体無い。】

【しかし】

…───────!!!

【コンクリートをわずかに切った瞬間、彼は弾き飛ばされた。】
【腿あたりにコンクリートの触手が突き刺さり、その反動で後ろへ。】
【続く2つは何とか刀で弾く。】


…予想以上だ。


【青年はよろけたが、何とか立ち上がり言った。】


…これは…「本気」でいくかな


【そう呟き、刀を鞘に収める。】
【そして、その下…「もう一本」の刀に手を添えた。】


「正義の味方」よ。
君に聞きたい。


【青年は言った。いや、呼びかけた。】


まだやるかい?


【それは、とても端的だが、的確な質問…】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:23:52.99 ID:4SwMp+Hwo
>>398
【顔を引き攣らせて、目線をずらす】
【そして、助けを求めた直後の相手の反応を見て、ビクゥ!と慄く】

(おいおいおい……何、なんなの一体、オレの人生今日で終了ですかァ!?)

【と、無駄に高速思考を展開しながらぷるぷるしている】
【顔のハイライトも有り、ガチで少年はビビっている】

……えと、ありがとう。

【ホッ、とした様子で相手の手を左手で握る少年】
【細身の肉体からは予想できない力強さと、皮膚の下に金属的な硬度を感じるかもしれない】
【ともかく、引き上げられ、なんとか噴水の端に座り込む】
【目を泳がせながら少年は口をひらいて】

まあ、なんというか……、いつかいい事あるから、元気出した方が、いいんじゃないですか、ね。

【と、元気づけるようなことを言ってみたりする】

//帰還です!
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:30:59.92 ID:rTyDElrUo
>>394

ふむ……まあ、事が始まる前からコチラが気にしすぎても無駄な事か
お前ほどの逸材、それに『切り札』とやらがあるのならそれで良い
同じ作戦行動を取るにしても、舵が有るか無いかで動きは変わるからな

【深い追求は無し、これに関しては実に潔く彼女は退く】
【それは短時間しか話してはいないものの、リュビアを信用に足ると考えたから】

【―――勿論、“信用”と“信頼”は違う物なのだが】

承知した、ハッキリ言って大勝利というのは約せんがな
なにより相手も手練、防備も万全とあればそうそう落ちる『城』もない

……さて、“スマートな戦い方”、か
即時の転戦というのであっても大した問題は無いが、何より話を聞かなければ始まらない

【最初の様に「ふむ」、と不自然なタイミングで言葉が切れた――切った、のだが】
【「聞こえる声は男性」、「階段から」、「口振りからすれば味方らしい」】

要は、此処で私に二つ目の手を話して計画に支障が出ては困る、と言いたいのだろう
私は構わんが一部の者は不信感を持つやもしれんな

…………で、貴様は“何処”の“何奴”だ?
「名を名乗るなら」ともいうが、その様子なら私のことは知っているのだろう?
さっさと話さんのであれば『味方の味方』でも躊躇はしないが……?

【キィン、という音と光―――トレイを持った手のもう一歩には、いつの間にか輝くナイフが在った】
【何時でも投げられると意思表示しながら“本”を見て、「偉人」という言葉に一つ、推理をするが】
【それが合っているかは当然不明。狩人のような碧の瞳を彼に向ける】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:32:37.40 ID:DZrhN0kjo
>>402

ククク――俺の[G.G.グライダー]は・・・"地を操る"能力を持つ
し・か・もッ! 此処で言う"地を操る"は2つの意味を持つのだァッ!
【山は、煙は立てず、しかし音を立てて崩れて、そして元へと戻る】
【彼の腰から滴る赤い液体は、彼の服を、地面を少しずつ濡らしていって】

ッふゥウゥ〜・・・"まだやるか"?
【彼は、ニヤリと笑った】


当たり前だろう?

こんなに面白い"戦い"と言うモノを途中で止めるのはお断りだぜ!
【それはまるで、正義としてでは無く自分としての意見の様だった――】
【G.G.グライダーの掌に、魔翌力が集まり行く】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:35:04.45 ID:YyTSYHIX0
>>401

いえいえ……私面倒な仕事は部下に押し付け……ゴホンゴホン…

…ええ、休憩中なんですよ……

【何か言いかけてから咳払いをして】
【笑顔で女性の方を向き、少し間を置いてから言い直す】

これはこれは、ご丁寧に……人事の件は書類で伺っておりますので別に直接来なくても…

それに私はあくまでも代理≠ナすので…貴女の方が位は上ではないですか?

【と、柔和に微笑みながら席を立ち、丁寧にお辞儀をする】

水の国 支部長代理∞No.71<激Mン=ハーネットです以後よろしくお願いします…

ここではなんです、支部長室の方へ参りましょうか?

【そう言ってエレベーターの方に歩き出す】
【↑≠フボタンを押すと、ドアが開き、一般的なガラス張りのエレベーターが姿を現す】
【どうぞ、と左手をエレベーターに向けながら柔和に笑う】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:39:18.97 ID:2H1tn0fUo
>>399

ううん、このぐらいしか出来ないから…
あんまり気にしなても大丈夫ですよっ

【すこし申し訳なさそうな表情をするものの】
【満面の笑みに安心したようにふっと息をついて】
【釣られるようににこにこしている】

無くしてもダメなのですよ?
お姉さんが帰ってきたらきちんと返せるように大事に大事に…

あ、あと似合っててとっても可愛らしいのですよ!

【きょとんとした表情が面白かったのか】
【くすくすと微笑ましい物を見るように笑った】

大勢の人を困らせるなんて困ったお姉さんですね!
うんうん、やれるときに好きなだけやっとくべきですよ
こう……甘えたり、とか!

【目の前にはいないにしても世界のどこかに甘えれる人が居るのは】
【ミーナに取ってすごい羨ましかったり】

はい、わかりましたー
でも、今は…特に無いかなー?

【真剣さが表情に混ざったとき、自分の抱えていることを見透かされてる気がして】
【少しだけ、視線が泳いだ】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 21:39:27.25 ID:YO1ofpV70
>>403

【力強さ。そして、一番気になったもの。金属的な硬度】
【其れに橙を細め、少し思考を巡らせたが、聞かない方が良いかもしれないと判断して】
【引き上げた後、かくり、首を傾げながら】

……、怪我してない?

【そう、彼に尋ねるかもしれない】
【その後、彼が紡いだ優しさの言葉に―――小さく笑うと】

……いい事。良い事、……
……有難う。……、うん……ポジティブに、行かなきゃね

【無駄に三点ダッシュを使いながら、返答。負のオーラ】
【其れは、苦笑というより、侘しい笑みに近いが―――兎も角】
【安堵した様子で、足を組んで。そして、彼女は】

―――誰から貰ったの?

【―――間を空けた後、そんな事を、いたいけな少年に尋ねる】
【笑顔が、噂好きの親戚のお婆さん風な、それに近いものに成っている】
【要するに、2828、という感じで。どうしようもなく、殴りたくなる表情だよ!】】

/お帰りなさいー
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:40:26.08 ID:/90B4W/DO
>>405

…──────了解した

【青年は満足そうに笑った。】

…それじゃあ、再開だ。

【瞬間、青年の姿がごくわずかに歪んだ。ほんの一瞬だ。】
【そして走り出す。男の「相棒」をよけ、真っ直ぐに本体に向かっていこうとする。】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:45:54.19 ID:4SwMp+Hwo
>>408
【うっかり動かしやすい左を使ってしまったが、義手とばれて気を使わせたかもしれない、と軽く後悔したりして】
【女のその表情に、少し気まずい感情を抱き】
【女の質問に、此方も首をかしげ】

まー、ちぃっと怪我多い日常送ってるからなぁ、生傷は多いけど。

【袖から見える皮膚や、首もとには、傷跡や火傷跡がうっすらと残っている】
【少年の見た目自体は、ちょっと悪ぶっている学生のようなもので】
【少々のギャップを感じるかもしれない】
【そして、女の返答に交じる負のオーラを感じて】

……チョコ、食います?
甘いもの食うと取り敢えず元気になりますし。

【チ□ルチョコの様な小さなチョコレートを取り出した】
【少しがわがひしゃげており、少年が貰ったものではないと感じさせる】
【成長期ゆえ、お菓子を持ち歩く習性があるだけだ】
【そして、女の質問に、ビクッ、と反応し】

……余り話したくないですね……。

【ぷるぷるしながらそう答えた】
【何かとても嫌なコトがあった気配である】
【殴る以前の問題に見える】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:49:17.20 ID:JRNsQm9IO
>>406
いえいえ、機関ではナンバーや役職などとありますが、筋は通すべきものですし、ね
やはりここまで大きな支部ですと、優秀な部下を沢山抱えていらっしゃるんですね

【彼の返した言葉に少し照れた様に笑う彼女だったが】

いえっ、そんな…本当に本日はご挨拶だけのつもりだったんですが…

【と、ここまで言いかけたが、やはり「支部長室」に興味のある様であり】

では、お言葉に甘えて、少しお邪魔、させてもらいますね?

【そう、はにかむ様に小さく笑いかけると】
【彼のエスコートするエレベーターに足を踏み入れた】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:49:43.92 ID:DZrhN0kjo
>>409

・・・ッ、ちィッ!
【掌に溜めた魔翌力を一旦保留、追撃の用意をするG.G.グライダー】
【違う・・・――奴の狙いは・・・・・・G.G.グライダーじゃあない、俺だァッ!】

【相手の向かってくる軌道、それは自分を狙っているものだと理解した】
【しかし、それはワンテンポ遅れての理解――】

ック・・・――G.G.グライダァアーッ!!
【[G.G.グライダー]を、自らへと引き寄せ戻そうとする彼】
【――しかし・・・焦りが見えているッ!】 【――速度が、相手より僅かに遅いッ!】

(間に合わない、間に合わないかッ!?)
(⇒・・・ならば・・・・・・逆に、この状況を利用するしか・・・――)
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 21:50:51.38 ID:tuurqlqho
>>404


……あー、そう言えば、待ち合わせしてたっけ。


【――男を其の双眸に収めると同時、『呟く』様にしてリュビアの口から出る言葉】
【「本当に忘れていた」事実と、「敵ではない」事実……其の二つを、ガルニエに伝える意図も含まれているのだろう】



「――――信実と誠実となくしては、礼儀は茶番であり芝居である。=v
「――――ほかの人について嫉妬したり敵意を持つことは、実際にあなた自身を貧乏に。∴ネ下省略。」


「……No.63◆下、『王鼬瓏(ワン・ユーロン)』と申します。
 『二つ目の手』なる物、私が責任者≠ニして押し進めさせて頂いて居ります次第で。」



【本を見ずに=A其れでも、片手でパラパラとページを捲って――『諳んずる』様に、格言らしき言葉を読む】
【男は自らの名を名乗ると、二人の隣のテーブルに収めている椅子を引き出し、座って】



「流石は金獅子%aの後継殿……其の通り≠ナ御座います。
 私が全権を預かっている策でありますれば、『立案者』と言えども“著作権”は認められない次第で。
 信用ならぬ、と思われましたならば、頭をお下げ申し上げましょう。 大変申し訳ありませぬ。」



【ペコリ――王は、長ったらしい事情説明≠ニ共に、頭を下げる】
【其の様を見たリュビアは、呆れた様に頭を左右に振って―――】


……ゴメンね、ガルニエさん。 コレ以上話したら、羅山ちゃんに怒られちゃうの。
王ちゃん、昔ッから頭が堅くてさぁー。 一人ぐらいなら良いのに。


「――――破壊することは、たった一日の思慮なき行為で足る。=v


【どうやら、この男――『言いたい事は格言を引用する』癖があるらしい】
【「お前の軽率で水の泡になったらどうする」……恐らくは、そう言いたいのだろう】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 21:52:06.74 ID:Y7Zak3vW0
>>407

あう、でも嬉しいのよう。
だって、私だけだと見つけられないかもだけど、ミーナお姉ちゃんとか、いろんな人が手伝ってくれたら、見つかるかもでしょ、なの!

【にこにこにぱにぱ】
【冬の街中より、夏の向日葵畑で笑ってた方が似合いそうな、そんな笑顔で】
【見つかるかもしれない率が上がるだけで、だいぶ嬉しい様子】

無くさないのよう!
だって私は、お姉ちゃんみたいにいっぱい持ってないもの。
だから、無くしたらすぐわかって探せるんだから!

……ほんとう?

【鈴だらけの探し人より、持ち歩く分が少ないから大丈夫、なんて】
【良く分からない様な、何となく分かるような。そんな理論を展開して】
【「似合ってる」という言葉に、きらきらと目を輝かせ】
【5歳ほどとは言え、やっぱり女の子。褒められたらやっぱり、嬉しいようで】

本当に駄目なんだからぁ。
そっかぁー……、じゃあ、それもやるのよう!
針千本と、そういうのがあったら、二度と黙ってどっか行っちゃったりしないはずよね!

【もしかして:脅し】
【にっこにこと笑いながら、針千本はどうしてもやりたいらしい(?)】

……本当なのよー?

【僅かに視線を泳がせたことを見抜いたのか、それとも念を押してみているだけなのか】
【ちょっぴりじとりとした視線で、相手をじぃっと見上げ、数秒ほど】

…………まあ、本当ならいいのよう!

【にっこり笑顔で、尋ねることをやめて】
【見つめられてる間に口にしなければ、誤魔化せるはずである】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:04:18.58 ID:fYkVTT4DO
【街中―――噴水広場】

……………

【蒼色のTシャツの上に紺色の長袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで薄い蒼色の瞳を持つその顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が噴水の縁に腰掛けて――】
【うとうとと、夢見心地で夜風に煽られていた】

【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 22:05:53.90 ID:rhUH9VMEo
>>400
/時間が経っているので一応
/お相手していただいてもよろしいですか?
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 22:06:10.33 ID:YO1ofpV70
>>410

【その言葉に―――小さく、疑問符の言葉を口にして】
【少年を良く見れば、体に出来ている、傷の多さ】
【其処から想起するのは、一つの可能性】

……学校で作って来た喧嘩には見えないけど……
……、もしかして、戦う事、多いのかな?

【血の髪を揺らしながら、真摯な視線を彼に向けて】
【其の怪我の様子が、激しい戦闘によるものだろうか、と推測する】

……、ありがとう

【無言でチョコを貰い、小さな、虫の羽音の様な声での礼の後】
【気を紛らわす様に、其れを口の中に放り込んで―――リラックスした表情】
【チョコは世界を救う(キリッ】

どうぞ

【租借しながら、お礼と言う様に差し出したのは、黒い包装の、黒飴】
【ツッコミ待ちなのだろうか、素なのだろうか】

……、トラウマチョコレート?
何だっけ、あの、……ヤンデレ? から、貰ったとか?

【其の様子に、申し訳無く思いつつも、興味が沸いてしまって】
【造語と、俗な言葉を口にしながら、問い掛ける】
【―――その後、「話したく無いなら、無理に話さなくても良い」と、彼に告げるだろう】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:09:16.43 ID:AYGLZNtwo
>>416
/\ここにいるぞ!/
/時間的に、幾らかの持ち越しになると思いますが、それでも宜しければ
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:09:26.23 ID:rTyDElrUo
>>413

……格言、か。嫌いではないが、多様のしすぎはやはり不信を招くぞ?
幸い貴様は自らの言葉を持たぬ者では無いようだがな
絶対とも言えない“過去の遺物”は、少々信ずるに値しない―――

―――っと、年寄り臭い語りはこの程度にしておこうか

【スゥ、と輝くナイフ――光で出来たそれは、彼女の手元から粒子となって消えていく】
【鋭い瞳も些か柔らかに、ただ冷たいというだけのモノになって】

こちらも非礼は詫びよう王鼬瓏、頭を下げる必要などは微塵もない
それから“金獅子”殿と私を比較しないでもらいたい、比べ物にならんのでな

【一つ、自らが下だという断りを入れてから頭の中で話を噛み砕く】
【『羅山』、『リュビア』、『王鼬瓏』――判明しただけで三人の集団は、頭が回る】
【頭がおり、策士がおり、それを窘められる人物が居る】

【結構だ。十二分、お前たちは信用に値する―――と、前言を改め】

王の言うことも一理ある、二手目が聞けずとも私は良い
策士策に溺れるとも言う……口は、ある程度重いほうが好ましいだろう

……さて、おおまかな概要は聞いたように感じが、他に何かあるか?
精細な軍議は流石に此処では開けない。いずれどこかの支部で、と思うが

【この場においては王の意見に賛同を示し、また結構であると伝えおき】
【作戦目標地、その方法の一部、戦力の確認を済ませた上で――有るか、と】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:11:28.49 ID:/90B4W/DO
>>412
/すいませんちょっと飯落ちです
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 22:12:06.85 ID:YyTSYHIX0
>>411

まぁ皆さんよく働いてらっしゃいますよ……
とはいってもここの支部はデスクワーク派ばかりですがね、私含めて

見ての通り細身でして……戦闘は苦手なんです、諜報活動が主な任務です
そんな私が支部長の代理などと…機関もいよいよ人材不足ですかね

【溜息を吐きながら入り、108階のボタンを押す】
【同時にドアは閉まり、エレベーターは上昇を開始する】
【とは言っても振動はほとんどなく、ただ重力の感覚のみが伝わる】

いえいえ、折角来て頂いたのですから、御持て成ししなくては…
氷の国≠フ支部はいかがですか?とは言ってもまだ今日就任したばかりですから特になんともないですかね

あそこは外部の環境が環境ですからね…色々と不便でしょうね

【ポーンと言う音と共に108階に到達し、扉が開く】
【同時に大きな広間が目の前に広がる】

さぁ、どうぞ……目の前のソファーにでも

【両サイドの本棚には様々な魔道書≠竍古文書≠ネどが規則正しく置かれ】
【中央には黒いソファーが向かい合って二つとガラスのテーブルが一つ】
【奥にはいかにも管理職といった大きな木製のデスクの上に書類の束】
【デスクの社長椅子の後ろには4つの巨大なモニターがあり、デスクの脇の4つのPCに接続されている】
【部屋の隅には小さな螺旋階段があり1.5階といった部屋の上段に繋がっており】
【上段にはカプセルに入った様々な鉱石や、武具などが飾られている】

【レギンは奥のデスクの社長椅子に腰かける】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 22:13:18.15 ID:4SwMp+Hwo
>>417
【女の質問に、しばらくの沈黙を返す】
【十秒程経った後、頷く】

……ん、まあね。
あまり強くないし、怪我でも覚悟しないと生き残れねーさ。

【学ランの前を閉じ、傷跡を隠すようにして言った】
【推測は、正しい】
【そして、相手の差し出した黒飴を、ちょっと何故に黒飴か、と思いつつ受け取り口に含む】

ありがとう。

【そう軽く微笑んで飴を口の中で転がす】
【そして、相手の問いかけに、はぁ、とため息を一つ漏らし】

いや、ヤンデレ、っつーか。アイツにはデレがないというか……。
ヤンデルってタイプ、でいいのかね。うん。

【と自問自答を呟き】

簡単に言うと正体不明の薬品仕込まれててなぁ……。
どうもオレで人体実験をしたいみたいで、事あるごとにそういうのを仕組んでくるんだけど。
頬染めながら渡してきたから、流石にねーか、って思って安心して喰ったらコレさ……。
絶対あの頬染めは実験出来る興奮だったんだろうな、って考えるとゾクッ、っとしてくるっつーか……。

【割りと酷い友人関係であった】
【そして、完全に敬語口調が抜けていた】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 22:13:33.51 ID:DZrhN0kjo
>>420
/了解しましたー、ごゆっくり!
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:15:29.16 ID:2H1tn0fUo
>>414

そうですね!
人から人へ伝わっていけばきっとすぐに見つかるはずです!

【あたいったら完璧ね!と言いそうな感じだ】
【やはりお姉ちゃん、と言われるたび顔が緩む。どれだけ気に入ってるんだ】

えらい、えらいです!
ちゃんとしてれば神様もちゃんと見てくれますよ
ちょっとだけ神様に近い位置にいる私が言うんだから間違いないです
神様を味方に付けたらもう向かうところ敵なしですっ!

本当ですよ!ぷりちー、です!

【若干電波っぽいこと言っている気がしないでもないが事実だから仕方がない】
【というか敵なしって、どこに向かうつもりなんだ】
【偽りの感情一切無しの言葉で、再度、褒めて】

あはは!
でもあんまりやりすぎると…
愛想つかして居なくなっちゃうかもしれませんよ?

【そんな様子を見て、からうかうようにこんなことを言ってみたり】

ゔ…!
ほ、本当ですよっ!

【ちょっと語勢を強めて、大きく頷いた】
【そして更に首をブンブン縦に振る。嘘を吐けない子】

/遅れました!ごめんなさい
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 22:17:21.65 ID:rhUH9VMEo
>>418
/おっと、こちら今週は予定が不安定で持ち越しは難しいかもしれません
/呼び出しておいて申し訳ないのですが、今回は名残惜しいながら遠慮させていただきます
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:19:37.80 ID:AYGLZNtwo
>>425
/おう、それは残念、何れまたの機会にー
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 22:22:25.15 ID:Y7Zak3vW0
>>424

そうよね、きっと、すぐ見つかるのよ!

【あたいったら完璧ね、オーラに影響され、こちらもなぜだか自信に満ち溢れる表情】
【きりっ、と眉を吊り上げ、やる気に満ち溢れる表情、でもある】

……えっ、ミーナお姉ちゃんは天使さんだったのよう?
えっ……、……、……お話の中だけだと思ってたのよぅ!
すごーい!

……わーい!

【「神様に近い位置に居る」なんて】
【その言葉を、どうやら若干取り違えた(?)様子】
【輝いた瞳には不可能が無いの、なんて。幻想を言えそうなほどに、真っ青な瞳を輝かせ】
【次いだ言葉には、やっぱり嬉しそうで】

ええぇ、それはやなのよう!
……うー、じゃあ、ほどほどにするの……。

【からかうような言葉でも、どうやら比較的真面目に受け取ってしまったらしく】
【若干、顔を蒼くしたようにも見えるかもしれず。ともかく、ほどほどにはする……らしい?】

ならよかったのようー。
困ったこと、あったら言ってね、なの。

【明らかに様子の違う相手の言動にも、気がつかないお子様】
【本当、という言葉を信じ込んで、追求するのはやめた模様】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 22:26:40.66 ID:tuurqlqho
>>419


「光を亡くした身≠ノ取りましては、『外界を渡る指針』になっております次第で。
 “不信”と“不安”を天秤に掛けますれば――“不安”が勝ります。」


…………王ちゃんの指針≠ヘ、千個以上有るんだよねー。


【この男、盲目≠ネのだろうか――其れにしては、『目の見えているかの様な行動』では有るが】
【“格言を多用する理由”に対し仕返しの積もりなのか、リュビアはちくり、と嫌味を告げて】


「――――……リュビア、君からは何か? 私には有りませぬが。」


えーっと……ちょっと待ってね、頭の中整理するから。
話した、話した、話した、話し……――てないのが、一つだけ有った。


【ポン!と両手を合わせる古典的なジェスチャーと共に、天真爛漫な笑みを浮かべて】
【「不味かったら止めてね」と――王に言い放つと、ガルニエに向かって口を開く】


今、ルビーシャ≠ノ兵士集めてるんだけど……最終的には、2000人≠ノなる見込みなの。
羅山ちゃんが八方の馬鹿なお偉いさん説き伏せて回ってるんだけど、『知れてる』んだってさ。
昼の国支部さんに余裕が有るんだったら、出来るだけ“大人数”まわしてくれると助かるなー……なんて。


【詰まりは、兵力提供≠フ依頼――『百家 羅山』自らが担当している役回りらしい】
【「傭兵が多すぎるのもアレだし」、と、付け加える様に話して―――――】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 22:30:24.34 ID:YO1ofpV70
>>422

【傷跡を隠す彼に、一度、苦々しい表情を浮かべる】
【瞳に映るは、世捨て人の様な、此の世界への憂い】
【其れでも、彼の言葉には、前を進んで行く、希望を感じ取った】

……、うん……最近、物騒だから
でも、あまり酷い怪我をしても、元も子も無いよ?

【言葉を掛けて、笑う。少し年季を思わせる、柔らかな笑み】
【―――どうやら、「無理はしないで欲しい」、と言っている様で】

【その後、黒飴を受け取った彼に、どや!とした笑顔】
【お礼を言われて嬉しそうだが、色々と台無しな表情だった】

や、ヤンデル……誰馬……?

―――……ていうか、薬品仕込むって、義理だとしても……アレだね
い、いや、でも! もしかしたら、君だからこそ、特別に薬入りを渡したのかもしれないし……!
そう考えれば、何だかお得だよ!

【先程の発言、そして、今の説明。どうフォローすれば良いか、迷って】
【慌ててリツイートした言葉は、訳の分からない超理論だった】
【そこで、ふと、敬語口調が解けている事に気付いて、照れ臭そうな笑み】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 22:31:17.58 ID:tIJSaRdMo
【公園】

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、】
【道行く男性を呼び止め、何やら話しかけているようだ】

――人を呪わば穴二つ――

他人に害を為せば、自らにも害が及び、墓穴は二つ必要になるであろう……
――と、先人の仰った有り難いお言葉ですが……
わたくし、どうせならば、世界中を穴だらけにしてしまおうという心算でして……

いいですよねえ……「穴」……
穴があったら入りたくなる意味も良く理解できます……

暗くて冷たくて深くて――
世界に蔓延る絶望とは……まさに、「穴」のようなもの……つまるところ、それは(中略)

「はあ……、そうですか」

【つらつらと意味不明なことを語る少女に、男性は狼狽中】
【――が、少女の冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が男性を捉えて離さない】

――あ……ところで本題ですけど、いかがでしょうか、これ……、本日は2月の14日……
貴方様も……いずれ穴に還る未来でしたら……ゆりかごから絶望への水先案内人たるわたくしが――

【唐突に、少女は右手に持つ鞄から、何やら梱包されたブツを取り出し――】

――冥土のお土産を持たせて差し上げま……ごふっ……!

【――吐血した】

「ぎゃーッ!!」

【すかさず 男性は 逃げ出した!▼】

……くっ……先日の傷が……っ……
ああ……いけませんね……折角の配布物にわたくしの吐血が……けほっ……ごほっ……ふふ……

【よろよろとこらえつつ、左手で口元の血を拭う】
【結構盛大に吐血した模様で、服と右手の梱包物がいい感じに血で染まっていた……】
【それでも少女が終始表情を濁らせないのは、中々に恐ろしくもある風景かもしれない】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 22:33:40.11 ID:JRNsQm9IO
>>421
いえいえなにも戦うだけが機関ではありません
歩兵がいれば指揮官もいる…これはボードゲームも一緒ですね

【彼女も直接前線には立たない指揮官である】
【その点であればレギンとにた役割か】

ええいいところですよ氷の国も
空気は澄んで街ものどかな人ばかり
世界的な観光大国にもなれるでしょう

【「ぜひ近くをお立ち寄りの際は」と付け加え、軽く氷の国をアピール】

ほぁー

【見渡す限りの支部長室内はおおよそ彼女に足りぬものばかりである】
【デスクに魔道書籍、または巨大モニター、氷の国支部には足りないものだらけだ】

何分にも氷の国支部の引っ越し作業の合間を縫っての挨拶回りですからね
今週中には昼の国のガルニエ支部長…ピエロ隊を率いる百家殿…あぁ夜の国も忘れてはいけませんね

うちの支部はまだまだ段ボールが山積みですよ

【そう困った様に微笑み返した】

/失礼、お風呂いってきます
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:36:30.64 ID:MRrHz8ySO
【とそこへ】

あぅ・・・未だ苦い・・
水・・水ぅ・・・
【 白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年が公園に入ってくる】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

【少年は水飲み場に向かってあるいていく】
【その途中で少女の前を通るだろう】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:36:33.42 ID:/90B4W/DO
>>412

【青年はそのま
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:37:31.04 ID:MRrHz8ySO
>>432>>430に安価です。
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:39:17.10 ID:/90B4W/DO
>>412

【青年はそのまま相手に突っ込んでいく。】

【そして間合いを詰め、一本目…先ほどから使用していた刀で男を切りつけようとした。】

【しかし、その振りは、最初ほどキレがない。】


/お待たせしました
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 22:40:03.28 ID:4SwMp+Hwo
>>429
【物騒だから、その言葉を聞き、口元に少々自嘲気味な笑を浮かべ】

ああ、其れを無くすのが、俺の仕事でよ。
だから、怪我もそれ程怖くはない、かな。
死ぬのは嫌だけど、さ。

【左腕の付け根を無意識に右腕で握り応える】
【少年の無理、の範疇は、どこら辺なのだろうか。其れは少年にしか分からないが】
【少なくとも安心させようと思い、女に少年は微笑みかけた】
【年に合わない、少々場数を踏んだものではあるが、優しげなものだ】

あ、美味いよ、コレ。

【ドヤ顔を見て、付け足すように言う】
【空気は比較的読める子だ】

……オレに効かれても、分かんねーよ……アイツの事なんかさー。

【はぁ、と口から魂的なのが出そうな感じの息を吐き】

お、俺だからこそ薬入りってそれこそ空恐ろしくね!?
ま、まあいい、気にしないことにする、気にし過ぎたら心が折れそうだし。

【と返答し、頭を掻く】
【そしてここまで話してから敬語口調が抜けていたことに気づき、慌てる】

っと、敬語抜けてた……。
あんまり敬語得意な質じゃないから、このままで良い?

【と首をかしげて問う】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:42:54.36 ID:rTyDElrUo
>>428

成程、そういった理由が有るのなら口出しはすまい
人が宗教を選ぶのが自由なように、私は人の生き方も自由であるべきだと思うからな

……勘違いしてくれるなよ、お前の“指針”を馬鹿にしているわけではないぞ?

【竹を割ったような性格、言う事が鋭かろうと悪意が無いのは確か】
【それは『盲目』なのであれば、人一倍感性が王には特別良く分かるだろうこと】
【また続いて、兵力を提供してくれないかという話を聞けば頷いて】

一応は偉いのだから馬鹿などと言ってはいけないな、一応はだが

それで兵力だが……まあ、出せるのは精々500人と言った所か

400は皆がみな精兵というわけにはいかないが、“元市民”と考えれば良く動く者たちだ
それに古参の100を加えて500……これ以上は少々、此方の防備に影響が出る

【元市民、というと彼らは『昼の国の民』だった、ということなのだろうか】
【昼の国全土を緩やかに支配する上で、募兵をかければ幾らかは集まる、と】
【勿論、軍隊としての調練は徹底済み―――立派な機関の戦闘員である】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:44:56.74 ID:rTyDElrUo
>>437
/おおっと9行目、【人一倍感性が“強い”】に訂正です
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:45:27.90 ID:2H1tn0fUo
>>427

うんうん!その意気です!

【満足気に眺めながら頷いている】
【といってもしたのは禿げました程度だが】

あっ、えと、えと、ごめんね!
天使ではないのですっ

でもでも、お空の上には住んでいたのですよ?
今はちょっとだけもどることができなくなってしまったのですが…

【慌てて誤解を解くべく、訂正して軌道修正】
【嬉しそうな分、解くのが申し訳なさそうで】
【人差し指で真上を指さして、宇宙とは違いますよ!と補足説明】

困らせないように困らせればいいのです!
…でもそのお姉さんなら多少の無茶でも許してくれそうですね

【そう取られるとは思っていなかったようで】
【ちょっと無茶なこと言ってしまった!】

う、うん、わかった!
でも、お互い様、だからね?

【ほっと胸を撫で下ろし、深呼吸する】
【年端も行かない相手で良かったと心底安心したようで】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 22:49:30.38 ID:YyTSYHIX0
>>431

ええ全く……これは国取りゲーム≠ナすね…フフ

【帽子を取って、脇の帽子掛けに置きながら相槌を打つ】
【帽子掛けには似たような黒いソフトハットが何個もかかっている】

それはよかった……ぜひ貴女の力でよりよい国≠ヨ変えていって下さいね
なにも力≠行使するだけが方法では御座いませんので…

ええ、まだあそこの鉱物資源は拝見していないのでその時にでも…

【両手を組んで座りながら柔和に笑う】
【相手の言葉に苦笑しながら】

それはそれはお忙しいですね……まぁ百家≠ウんはこの国のルビーシャ≠ノいらっしゃるかも知れませんねぇ
なんといってもあの都市を占領したのは彼の隊ですから……

ですので彼の事がすむまでは私はこの国には手は出しませんよ……裏方を演じます

貴女も何か支援の要請があればいくらでも仰って下さい?

【柔和に微笑みながらそう呟いた】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 22:50:15.93 ID:DZrhN0kjo
>>435

駄目だ・・・G.G.グライダーを戻すには、時間が少し足りないッ!
【やはり、戻さず利用するしかない!】 【そこへ、斬りつけようと迫る青年】
【相手の刀は2本ある・・・もう一本の全貌が見えていない今ッ!】
【下手な行動を取るわけには行かない・・・が】

クゥッ!
【焦った、咄嗟に出した左腕を大きく斬られてしまう】
【最初ほどキレが無いのが幸いした、しかし大きなダメージ!】

(ッ・・・G.G.グライダー・・・動けッ!)
【見えるだろうか、感じるだろうか】
【G.G.グライダーが、青年の背後へ移動しようと動く様子が】
【そして、それは――"魔翌力を掌に持ったまま"・・・"その拳を握っていた"】
【――G.G.グライダーの左腕もまた、本体と同じ傷を受けていた】

/おかえりなさいませ
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 22:51:04.63 ID:tIJSaRdMo
>>432
…………ぐっ…………
――ハラワタが抉られる気分……というか、実際抉られましたけど……いや、中々辛いですね……ふふ……

【少女は独り言を呟き続ける】
【痛みにでも耐えているのだろうか】

…………んー、参りましたね――――
お家で赤男に毒でも盛ってたほうがマシだったかもしれませんねぇ……げほっ……!

【――額に冷や汗を浮かべているあたり、結構マジにしんどいようで、】
【少年が自分に接近しても、構っている余裕がない】

【恐らく、少年が何もしなければ、素通りできてしまうだろう】

【……無論、血まみれ&吐血中の少女を側に見かけて、それをスルーできる精神力の持ち主ならば……だが】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 22:54:23.79 ID:Y7Zak3vW0
>>439

うん、うん、お姉ちゃんはすぐに絶対見つかるんだから!

【禿げ増されようと、あがったテンションが減ることはなく】
【かえって、勢いづく始末。多分特に何も考えてない】

ふぇ、……ちがうのよう?

【なんて、謝罪にしょんぼりと眉を下げて】
【下げる、も。次いだその訂正に、改めてきらりと目を輝かせ】

ミーナお姉ちゃん、雲の上に住んでたのよう?

【きらきらと輝かせながら、ちょこんと首をかしげ】
【宇宙では無い空の上。雲の上、とか。その辺くらいしか思い浮かばなかったらしく】

え、えぅ……。
……うー、それってどうやるのよう?
……ふふー、お姉ちゃんね、お母さんよりいっぱい遊んでくれたりするんだからぁ!

【なんだか無茶な言葉に、困ったように首をかしげ、相手に尋ね】
【それから、なんだか玩具を自慢するような声で、そんなこと】
【いっぱい遊んでくれることのどこが多少の無茶を許してくれる、という言葉に繋がるのか】
【分かる人、私に教えてください】

あう、分かってるのよう!
でもね、今度は私で、次はミーナお姉ちゃんなんだから!

【今は自分が助けてもらうから、次は相手、と】
【交代交代に困ったことが訪れる想定である。なんと単純】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 22:59:36.60 ID:tuurqlqho
>>437


おー、さっすが昼の国支部長さん太っ腹ー♪
お金の力だけで居座ってる馬……アホな人達とは、話が違うね!
えーっと、コレで全部で……ぅぅー―――― 「2500。」 そう、2500人!


【うひひー、とか言いつつ子供っぽく喜ぶ彼女は――只のアホ≠ネのか、猫を被っている≠フか】
【呆れたように王が足し算の解答を教えている事から、アホ≠フ確率の方が高いが】


「――――しばしの別離は再会をいっそう快いものにする。=v


「―――……では、今宵はこの辺りでお開きと致しましょうか。
 私に『新着情報』は無い物で、後は用件も電話≠ナ事足ります次第……我等が、『心地よい再会』を為さん事を。」


【そう言い残すと、王は立ち上がり――階段を降りて、建物の外に出て行く】
【すっかり冷めた緑茶を啜りながら、王の背中にリュビアは手を振って】


さて、じゃあ私もルビーシャ≠ノ戻らないと――『副総督』にばっかし仕事押し付けても、悪いもんね。
ガルニエさんからは何か有る? 何も無いのなら、私は帰っちゃうけど――。


【等と言いながら、「ごちそうさまでした!」と手を合わせてにっこり】
【大きく伸びをしつつ立ち上がり――『用件が無い』のなら、彼女も階下に降り、去るだろう】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:02:58.64 ID:MRrHz8ySO
>>442
(・・・あの人こんな所でこんな時間に何してるんだれ・・あぁ、吐血か・・――)

――・・・・ってえっ?!血・・?!!
ちょ・・・っ!?大丈夫ですか・・?!
【今危うくスルーしかけたぞ・・】
【・・とにかく、少年は吐血する少女に気が付き近づいていく】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:04:41.90 ID:/90B4W/DO
>>441

【鮮血が舞い、それが青年の髪を濡らした。】
【しかし、相手に痛みはないだろう。…】
【次の瞬間には、左腕の傷は跡形もなく消滅するはずだ。】

【なぜなら、男の目の前の青年は、「当人」ではない。つまり、「幻」だ。】
【実体を伴うが、それは幻…相手を切りつけた際の鮮血、そして刀…何もかも「幻」…】


さあ…見破って見ろ…それは『幻』だ。


【「当人」…つまり本物の青年は、先程から全く動かずに、悠然とその様子を見ていた。】
【相手にとっては、「グライダー」のせいで死角になり、今まで見えなかったのだ。】
【少しでも顔を動かせば、「当人」を視認できるはず。】

【「幻」は、なおも男に対し、切りかかろうとしていた。】
【背後には気づかない。「幻」には自我がないのだから。】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 23:07:15.93 ID:YO1ofpV70
>>436

【言葉を、聞き。橙は、夜明けを見詰める様に細められた】
【―――在るものは、濁りの無い、純粋な正義】

……、……そうなんだ

……、きっと、いつか、無くなるよ
真っ直ぐな心って、凄く、強いから

【……そんな、返答。―――我に帰った後、何だか恥ずかしがっている様子だったが】
【彼が微笑み掛けた事で、其れは揺るがない確信へと変わった】

……、ふふ

【その言葉に、更にドヤドヤッとした笑顔になって、小さく頷く】
【もう何だか、残念な大人の風景だった】

(……ミステリアスな子、なのかな……?)

で、でも、愛ゆえの行動的な……いや、それでも怖い……
……うん。深く考えない方が、身の為かもしれない……

【色々と思考したが―――矢張り、良い言葉が思い付かず】
【やや落ち込んで、ゆっくり頷きながらも、彼の意見に合わせた】
【そして、次いだ彼の言葉に、楽しそうに、小さく声を上げて笑うと】

勿論だよ。君の好きな口調で
―――……そういえば、名前は?

【肯定。―――また少年君と呼ぶのは、申し訳無い気がして、問い掛ける】
【自分から名乗れよというツッコミが、何処かから聞こえた気がした】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 23:10:06.67 ID:tIJSaRdMo
>>445
…………あら……こんな時間に……こんばんは……ケホッ……

【「素」か、「強がり」か】
【とにもかくにも、少女は少年の方を見ると、挨拶を投げ掛ける】
【しかし呼吸は荒い】

これが大丈夫に……見えたら……それはそれで凄いですけどね……

【ふらっ――、少女がよろめく】
【そして、そのまま彼女は地面にへたり込んでしまうだろう】

【彼女が少年へ投げ掛ける視線から、敵意は無い】
【しかし、親しくしようという雰囲気でもない】
【警戒するにこしたことは無い……だろうか】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:13:44.25 ID:2H1tn0fUo
>>443

難しく言うとすこし違うかも…?
でもそんな感じですよっ

ふっふっふ…!実は私は龍なんです!
ドラゴンですよー!食べちゃいます、がおー!

【がおーといいながら手を伸ばして、そちらの頭の上にぽむと乗せた】
【がおー、って龍っぽく無いのは間違いない】
【とても本気で言っているようには見えないが本当なので仕方が無いのでしたまる】

えっ?
あーえっとそれはですねー…
こうやって…こう…んで、こうです!

【なんだかすごい曖昧なジェスチャー】
【却って混乱してしまいそうだが、イマジネーションさえあれば…!】

とっても頼もしいですねっ
期待してますよ?

【いい子いい子、と頭をなでなで】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:14:23.48 ID:JRNsQm9IO
>>440
国取り、ですか?
ふふっ、それは面白い例えですね
Justiceに六王教団、魔術協会に連合なんて…
このゲームの対戦相手は強敵ぞろいですね

【機関の向かうべき敵は依然多い】
【困ったように彼女は小さく笑うと】

まあ、それは心強い!
おはずかしながらまだ支部は運営が始まったばかりで…

何が必要か、どうすればいいのか、まだまだ試行錯誤状態です

なので、また今度お会いしたときに、そのお話はご依頼させてもらいますね?

【レギンから直接協力の言葉がもらえて嬉しい様だ】
【彼女は仰々しくクロークの裾をとり、小さく頭を下げ】

あっと…もうこんな時間ですか?
すみません、ご挨拶だけのつもりだったんですが…

【支部長室内の壁掛け時計をみれば、もう日付のかわる境目】
【挨拶だけのつもりが、ずいぶん長居をしたようだ】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 23:14:34.78 ID:4SwMp+Hwo
>>447
ん、有難う。
ま、そうだよなぁ……信じてなきゃ、無くならないだろうし。
コレからもせいぜい正義の味方、頑張りますかね、と。

【少し元気のでた様子で答えた】
【女の言葉は、確りと少年に届き、何処か吹っ切れさせたようだ】

(……なんとも残念。いや、綺麗な人なんだけどな

【とその笑顔を見てつらつらと思考をしていた】
【途中当たりから思考が口から漏れたかもしれない】

ま、アイツの扱いは慣れているから。
今度にでも腕の様子見せに行きゃ、それで満足するだろうし。

【と思い出したくもなさそうな様子で、さっさと話を斬り上げた】
【そして、女がそこら辺を気にしない質と分かり、少し安心した様子で】

ありがと。
んで、俺の名前ね。

【そう言うと、軽くこほん、と咳をして】

谷山基樹[タニヤマモトキ]、っていう。
一応新米だけど、Justice所属、だね。
後高校で新聞部の部長もしてる、所謂ジャーナリストの卵、ってやつだな。

【と、ここまで話して女と目をあわせ】

んで、お姉さんの名前は?
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:15:52.60 ID:2MXE7feDO
【街中】

……ヴァレンタイン?

「そう! 今日はバレンタイン! 人々が想い人にチョコを渡す日です。貴方もお一ついかがですか?」

【街中で一人の青年が店員らしき男に声をかけられている】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがあり、その中に黒いハンドガンが納まっている】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】

【店員はどうやらチョコを売りたいらしい】
【が】

へぇ、セント・ウァレンティヌスの記念日か。こっちにもあったんだな

「……えっ」

チョコってことは風習自体は日本寄りか。風習について詳しい聞かせてくれないか?

「えっ!?」

【不幸にも青年の方は別の部分に食い付いてしまった】
【あれこれ質問する青年に対し、店員が"助けて"という顔をしている】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:17:27.44 ID:rTyDElrUo
>>444

(言い換えても一緒だぞ―――と、言うだけ無駄か?)
(……まあ、実質的に間違ってはいないのだしな)

【「ふむ」と呟くように応え、何の気なしに冷たい瞳は王の方へ】
【目が見えないのなら気づかないかも知れないが、「何とかしておけ」と言わんばかりで】
【結局のところ何も口にしないあたり、それも冗談のようなもののようだが】

【やがて一つ頷いて、それから去りゆく王の事をそのまま瞳で送り出し】

さて……私からは何も無い、現状では自ら動こうとも思わんのでな
ただ、何かあれば力を借りることも有るかも知れんと言っておこう

………あぁそれと、その緑茶の代金は私が奢ったことにしておくよ

【「お粗末様でした」、と湯呑みをとってトレイに載せ】
【“何事も無く”階下に姿を消していく女性を、王と同じようにして見送って】
【最早スタッフ一人も居ない厨房、そこで幾つか食器を洗う。―――あくまでバイトなのだろうか】

【しかしながら、考えることは実に重く、一介のバイトでないその手には】

(現在の機関は、以前の派閥かを乗り越えて分割統治のような形に収まっている)
(有力支部の長は悉くナンバーズ、議員の重みが有って無い今、モノを言うのは金と力)

(……何時の世も、大国が滅びるパターンというのは諸侯が力を付けることにあるが)

知ったことか、我々はただ戦う為だけに機関に在るのだから――――。

【能力による光。鋭利な刃物のような、光。それは決して、何者かの希望の光とは成り得ないだろう】

/二日間にわたりお疲れさまでした〜!
/久々に濃厚な絡みが出来て楽しかったのです
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 23:23:48.79 ID:Y7Zak3vW0
>>449

……ふえ、大体合ってる、でいいのねー?

【きょとん、と首をかしげ】
【結論をだいたいあってる、に落ち着かせようと、したところで】

…………ミーナお姉ちゃんはドラゴンさんだったのよ!?

【告げられた事実に、すっごい驚いてらっしゃる】
【アニメか何かのジャンルによっては、きっと逆立つツインテール。しかしそう言う事態には陥らないのであった……】
【ぽむ、と手を乗せられれば、「がおー」の声のせいか、一瞬だけ僅かに首を引っ込めて】
【攻撃なんかでないことを理解すれば、嬉しそうに目を細めて】

…………!
……わかったのようー!

【まさかの納得】
【どうやら、小さい子特有の何か(今の僕には理解出来ない)をフル発揮】
【きらきらと瞳を輝かせ、こくこくと頷いて】

いっぱいいっぱい頼っていいだからね、なの!

【いいこいいこ、頭を撫でられれば、さらに嬉しそうに目を細め、笑んで】
【そのまま過ごすこと、数秒。はっ、としたような表情に変われば】

……あう、そういえばもう夜なのよう。
明日はね、あのね、お母さんとお姉ちゃんとお菓子作る約束だから……。
あうー、今日はね、もうね、帰るのよう!

【バレンタインだからか、そんな約束があるらしく。お姉ちゃんは絶賛行方不明なんだけども、とりあえず含めてあげるお子様】
【帰る宣言が終われば、1歩、後ろにさがって】

またね、ミーナお姉ちゃん! 

【成功しようとしまいと、そのままぱたたーっと。夜の街中に走り抜けていったのでした】
【※雪だるま群放置】

/おつかれさまでしたのー
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:24:58.69 ID:MRrHz8ySO
>>448
ちょ・・っ・・大丈夫・・ですか・・?

ど・・どうしよう・・とりあえず手当を・・

あう・・でも・手当出来る様な物は・・・えっと・・
【少年はそういった道具を今持ち合わせていなかったらしく】
【どうした物かとアタフタするが・・】

・・・・あっ、そうだ薬・・!
うちのお姉ちゃんが・・万能薬を持ってるんです・・!ちょっと・・貰ってきます!すぐに戻りますんで
【どうやら悩んだ末何らかの当てを思いだしたらしく】
【その姉とやらがもつ薬を貰いに公園を一旦でていこうとするだろう】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:25:09.92 ID:DZrhN0kjo
>>446

(マズッたな・・・利き腕じゃあ無くとも、腕はだい・・・)
【おかしい、傷がない、痛みも、――――】

なッ・・・!
【ギリッ、歯軋りを1つ】 【つまるところ、さっきのは幻覚・・・ッ】
【だが、勢いは止まらず、G.G.グライダーで、「幻」を背後から1発殴ろうと拳を振るう】
【同時に、魔翌力も放出してしまい、拳の勢いを高める】
【その際―― 一瞬だが"見えた"、本体が見えたのだ】


(奴が"2人"――ッ) (いつの間にッ)
(さっき斬りかかってきた奴からはダメージを受けていないッ)
(いや、精神的にはダメージを受けたかもしれないが・・・)

(つまり、あっちが本体だッ!) (あっちに実態がある!) (・・・のか?)
【G.G.グライダーを、自分へと戻そうとしている彼】
【先程、拳を強く振るわせた反動からか、それは遅い】
【――思考の整理中――】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:26:46.08 ID:YyTSYHIX0
>>450

ええ、面白いですよ………

早くこの世界を混沌≠ノ沈めたいものですね…

【ピッと、デスクの上にあったリモコンを押す】
【すると後方のモニターが上昇し、天井に取り込まれる】
【そして一面ガラス張りの壁が現れる】

【その前に立ち、眼下に広がる一面の輝く摩天楼達を眺め】
【その下で蠢く人々を見ながら口元を歪め、蛇≠フような黄金の瞳を向ける】

ふふ、ではまたその時に……

あぁ、お忙しい所お呼びとめして申し訳ありませんね……
もうお帰りになられますか?

ではこちらをお渡ししておきましょうか…

【と、デスクの引き出しから、カードを取り出して差し出す】

この支部の特待客専用IDです、これがあれば1から108階までの全ての階に行くことができ
全ての施設が利用出来ます……どうぞお持ちになって下さい…

【柔和に微笑みながらそう言った】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 23:29:30.51 ID:tIJSaRdMo
>>455
………………なるほど………………
……了解いたしました――

【少女は、ひとまず少年を見送ることにする】

【そして、少年が公園を出て行けば、】

……まあ……何にしても、善良な市民というのは……利用しておいて損はないでしょうね――
……ゲホッ……!

【一人呟くは、明らかに腹黒い言葉】
【ポタポタと口から血を漏らしながら、少年の帰還を待つ――】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:33:41.44 ID:tuurqlqho
>>453


【カフェを出た後――既に敗残兵≠煖獅チた今、人々は次々と帰り出している】
【なるほど、リュビアの言っていた通り、軍服姿≠フ人間もちらほら】



      (――……直ぐに、本物を見せてあげる。)



【 心中、呟いた彼女の表情は    ―――恐ろしいほどの無表情≠ナ 】

【黒い士官服に紅い外套≠フ男を最後に追い越すと――其の姿は、路地に消える】
【一方、追い越された男は、『珍しい物』でも見たかの様に……何故か、数秒間彼女の後姿を見遣り】
【再度、「やって来た方向」――先程まで、“敗残兵が列を成していた”地点を振り向くと、携帯電話を取り出して】



         【――――――――――――――ピ、】ポ、】パ、】ポ】




                         『……森島君か?』


         『あぁ……阻止臨界点≠ヘ過ぎたよ。 “戦争は起こる”―――。』
         『ロマン≠焜Nソも無いが、「勝たねば負ける」のだ……やるしか有るまい。』




        『君には気の毒だが――――動かねばならない℃桙ヘ、来てしまったのだ。』





           【―――ツー、ツー、ツー、ツー、ツー、ツー、ツー、ツー、………】



/お疲れ様でしたー!
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:35:22.21 ID:2H1tn0fUo
>>454

…わぅ!
本当ですね…長いことお喋りし過ぎちゃいました…!

【ちょっと恥ずかしそうに髪を指でくるくる巻いて】
【すっかり暗くなってきだしたあたりを見渡す】

そっかバレンタインだもんね…
フェラエナちゃんにも恋人は居るのですか?

【にやにやしながら尋ねる】
【だが答えを期待していないだろう。むしろ反応を期待していたようだった】

ん、またね、です!
早くお姉さんが見つかりますように!

【手を大きく振って見送る】
【そちらの姿がみえなくなるまで振り続けるだろう】

/お疲れさまでしたー!
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:38:51.49 ID:/90B4W/DO
>>456

【幻は、「グライダー」の強力な拳を受け、歪むように消滅した。】

…ようやく見破ったか

【相対する「本物」の青年は、刀に手を当てたまま、言った。】

退屈だったよ。君が「偽物」と戦ってる間、僕はやることがなかったからねえ

【なんとも挑発するように言った。】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:48:22.51 ID:JRNsQm9IO
>>457
【一面のガラスに映し出された、夜の街の明かりは】
【まるで闇夜を照らし出す幻想的イルミネーションだ】

まあ、特別idですか?
なんだか高価なものを抱いて恐縮ですが…

【彼女は受け取ったidを嬉しそうに掲げると】

お返しといってはなんですが…

さしずめ、「水の国支部の発展を願い、氷の国支部より愛を込めて」ってところでしょうか

【差し出したのは、赤いラッピングしたチョコレート】
【挨拶回りの手土産としての、バレンタイン・プレゼントか】

ではレギン様、今度のゲームには「水の国支部と氷の国支部の協力プレイ」で、おねがいしますね?

【彼女は扉前にて一礼し、クロークの裾を返しエレベーターへと乗り込むと】
【振り返りざまに最後に小さく笑いかけ、彼に別れを告げた…】

/ありがとうございました!
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:48:52.91 ID:MRrHz8ySO
>>458
【少年が出ていたった後少女がそんな腹黒い事を呟いた事なんて知る訳もなく】
【5分後、少年が戻ってくる】

・・・はぁ、はぁ、
貰って・・来ました・・
【走っていたのだろうか】
【少年の息はやけに荒い、言葉も途切れ途切れだ】
【そしてその手にビンに入った薬が握られている】

・・・はい・・これ
【そう薬を少女に渡す】
【薬は液状、飲むのでも効くし、傷口に塗るのでも効く便利な物だ】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:50:59.58 ID:DZrhN0kjo
>>461

(やっぱりこっちは・・・)
幻ッ!
【消滅する「幻」】 【確信した、奴は「幻」に関する能力を持つと!】

――フフフハハハ、中々おもしれェ奴だ・・・幻を使うとはなァー!
だが・・・俺のG.G.グライダーは・・・"もっと凄い"ぜェーッ!
【笑っている、しかし、挑発を全くきいていないわけでもなさそうで】

G.G.グライダー・・・やれッ!
【[G.G.グライダー]が力を溜めて地面を殴ると、それがその場でうねり、そして――】

そっちは本物の野郎だろうなァーッ!?
【本物の青年だろう方へ、波の様にうねる地面が襲いかかるッ!】
【思ったより幅は狭いが、高さは±15cm程の変化を不規則に起こしているようだ】
【ある程度進むと、それは徐々に減衰していずれ収まるだろう】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/14(月) 23:52:42.56 ID:YyTSYHIX0
>>462

これはこれは……どうもありがとう御座います……

【微笑みながら受け取り、デスクの上に置く】

ええ、是非………ではまたいずれ…

【軽く手を振りながら見送った】

/お疲れ様でした!!
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/14(月) 23:53:45.92 ID:YO1ofpV70
>>451

……うん、頑張って。応援してる
でも、無茶はしちゃ駄目だよ?

【彼の言葉から、彼女も元気付けられたのか、口調が明るい】
【その後、二回目になる言葉を、彼に言って】

えへへ……、!?

【物凄い幸せオーラだったが、途中から聞こえて来た声に、へ、と声を上げるだろう】
【数秒沈黙してから、抗議の様に、「綺麗じゃないよ」と述べる】

……信頼してるんだね、その人のこと

【その言葉から、絆の様なものを感じて―――ぽつり、言って。思わず微笑む】
【その後、「リア充ェ…」とか呟くと、視線を逸らしてちょっと落ち込んだ】
【面倒な女だった】

(……、Justice、か……)

……谷山君か、宜しくね
未来ある若者だねっ、将来が楽しみ

【彼がJustice所属と聞き、小さく、真摯な微笑で頷いた】
【オバサンくさい(実際オバサンだけど)事を言って、活発な笑顔】
【ころころ変わる、笑いを浮かべる女】

……僕は、夢幻檸檬(むげんれもん)
ゆめまぼろしって書く夢幻、漢字で、果物のレモン

【奇妙な名前。―――名乗り終わると、邪気の無い表情を向ける】
【外灯で揺れる血の影。其れは、噴水へも映った】
【其れから、女―――檸檬は、傍に置いていた、遊び道具達を鷲摑むと】

……そろそろ、日付も変わるし
僕は、この辺で。 ……あ、あと、はい

【そして―――立ち上がる動作と共に、別れの言葉】
【その後、思い出した様に、彼に板チョコを渡す】

/すみません、遅れました…
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/14(月) 23:57:37.50 ID:tIJSaRdMo
>>463
……お疲れ様です……――

【同じ位置で、やはり地面に座り込んでいる少女】
【変わらぬ無表情で、少年を迎えて、】

……本来ならば……「何か危険な薬」ではないか――と、疑う場面でしょうね……

【そう言って、少年を見る】
【少年の「眼」を、彼女は真っ直ぐ見据えていた】

……ですが、貴方様は……「嘘」はついていない――

【次に薬を受け取り、それを眺めて、】

…………そうですね――――?

【すぐには薬を飲まず、最後にもう一回、少年の「眼」を見る】
【深淵の瞳は、少年を映し込み、妖しく澄み渡る――】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 00:03:36.99 ID:fHdFZbp9o
>>466
はは、無茶をしてこその俺でもあるけどね。

【と言いながらも、まあ、程々には気をつける。と付け足して】
【心配してくれているのは分かっているのか、迷惑そうな様子はなくて】

うへ、漏れてた。

【と照れた様子で言う】
【女の抗議に、そうかね、と心のなかで思いつつも、言ったら否定されそうなため、言わないことにして】

……ん、まあ一応腐れ縁だし、な。

【そっけない様子で言うものの、そういう扱いが出来る程度には心を許しているということでもあり】
【確かに、信頼を寄せている、と言ってもいいだろう】

ん、つっても対して動いちゃいねーけど。
将来は一角の男に成る予定だから、適当に期待でもしといてくれ。

【少し悪戯気な調子を声色に含ませて少年は笑う】
【そして、女の名前を聞いて、口の中で転がすように名を紡ぐ】

夢幻檸檬――――。

【消えてしまいそうな儚さと、柑橘類の爽やかさ】
【変わってはいるが、目の前の女性には相応しいものに谷山は思えた】
【揺れる血の影を、血のような真紅の瞳に捉え。此方も少年としては珍しく、悪意や打算の無い表情を浮かべて】

え、あ有難う。
やっとまともなチョコレートが食べられそうだ。
有難う、檸檬さん。

【チョコレートを受け取るとベルトポーチに収めて】
【軽く頭を下げて礼を言う】

じゃ、俺もそろそろ行くんで。
またいつか、檸檬さん。

【そう言って微笑むと、谷山は軽い歩みで歩き去っていった】

//乙でしたあああああああ!めずらしく谷山くんで和み絡みが出来たので個人的にはめちゃ楽しかったのですよ!乙でしたああ!
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:07:11.14 ID:Zhzyg8hDO
>>464

…────っ

【間合いを詰めるべく走り出した青年を襲ったのは】

【波のようにうねる地面。】

【いくら剣士とはいえ、こうも上下に揺さぶられるとバランスを崩してしまう。】

【しかし、この「剣士」は、「術士」でもある。】

【追撃をされないように、再び対策を講じた。】

【それは至ってシンプル、かつ強力。すなわち…】

【相手の眼前に、自身の姿を隠すように…】

【鋼鉄の棘が大量に生えた壁を出現させたのだ。】

【もちろん幻。突っ込んだら何の感触もなく突き抜けることができる。】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/15(火) 00:11:26.93 ID:yzp1CZLE0
>>468

【彼の背中を短く見送った後、彼女も歩き始めて】

……正義の味方、か

【其れを、呟き。柔らかに、楽しそうに笑む】
【ふと―――トランプを一枚抜き取り、空に放り投げてみた】
【舞い上がった其れは、ジョーカー】

/お疲れ様でした!遅れてごめんなさい、有難うございました!
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:12:20.65 ID:Z0jzw4aSO
>>467
心配しなくても、
ちゃんとした薬屋さんやってる友人から貰ったちゃんとした薬ですよ。
【少年は少女を見つめる】

それに、目の前の死にかけてる人に追い討ちをかける様な事はしません。
【その瞳は――】

僕は「嘘」は付いていない。保証します。
【真っ直ぐ、真実だけを見つめている。】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 00:17:05.04 ID:ULq+GjzJo
>>469

(さて・・・これで奴の隙を取れれば良い・・・が・・・ッ!)

棘だ・・・それも大量の・・・・・・材質、恐らく"金属"ッ!
(だが・・・待てよ?) (奴は、幻術を使ってくるんだ)
(ならば、これも幻の可能性が・・・有るッ!)
【しかし、残念ながら、彼は見ただけで幻か否かを理解出来ない】
【∴――故に、確かめなければ、何らかのアクションを起こさなければ、ならない、分からない】

(俺のホームポジションは"近〜中距離"、だがG.G.グライダー自体は近距離でしか動けないッ)

G.G.グライダー・・・あれが本物か偽物かは分からない・・・
だから・・・とりあえずぶっぱなせッ!
【G.G.グライダーの掌に魔翌力が集まり、そして――】
【形成されるのは、液状の岩・・・すなわち、[溶岩]ッ!】
【だが、すぐには撃ってこないようだ】 【どうやら、溶岩の生成は少し手間がかかるようである】


/そろそろ、明日に持ち越すか、次で切るかにしたいのですが、いかがしましょうか?
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 00:22:01.53 ID:JIZyhLBro
>>471
…………フッ…………

【少年の言葉を聞き、少女は小さく息を漏らした】
【表情が変わらないせいで、何を考えているのかは分からない】
【しかし、確かに少年の言葉は伝わったようで、】

――ええ、「思った通り」で、ひとまずは安心、です、かね……

【そう言い終えると、少女は瓶に口を付け、中身を飲み干していく】

…………んっ…………ふう…………けほっ……ごちそうさま――――

【飲み終えて、ぽいっと、瓶を放る】
【ゴミのポイ捨てであるが、それはともかくとして、】

……ありがとうございます、助かりました――

【心がこもってるのかどうかイマイチ不明瞭なお礼を述べる】
【そして地面に座ったまま、そういえば手に持ったままだった「血まみれの謎の梱包物」を、思い出したかのように見た】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:35:50.60 ID:Z0jzw4aSO
>>473
いえいえ、どういたしまして。
【一方の少年は少女とは対称的】
【笑顔でそう言葉を返す】

・・・・ん?何ですか?
それ・・・?
【釣られて少年の視線も「血塗れの何か」に移る】
【怪しさ満点のそれに少年はジト目で見つめ問い掛ける】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 00:43:46.75 ID:JIZyhLBro
>>474
――……ああ、これはですね……

【少しは薬の効果が出ているのか】
【座ったままの彼女は、やや落ち着いた様子で口を開く】

世界への……プレゼン……トッ――!

【語尾を強めながら、彼女はそれを思い切り、少年の横を通り抜けるような形で投げた】
【梱包物は、勢いよく、少年を通り過ぎ、そのまま背後方向へ飛んでいき――】

――で、ございます……

【――爆音で、地面が揺れた】

【梱包物は接地と共に爆発を起こし、炎上】
【公園の一角を吹き飛ばしていた――】

【その様子を眺める少女は、どこまでも「平静」で、「冷静」だった】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:49:06.69 ID:Zhzyg8hDO
>>472

【眼前の鋼鉄の壁は…消えた。】

…君の強さはよく分かった。

【同時に、辺りに漂っていた死臭…そして転がる無数の死体も消える。】

種明かししよう。僕は君を「試した」。

分かるだろ?全部「幻」だ。

【つまり僕は悪者でも何でもない、そうつぶやく。】




/遅れてすいません
/了解です。それでは次のレスでしめていただけますか?
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 00:50:18.64 ID:PDJdLPgso
【ここはとある公園】
【彼はベンチに座りながら考え事をしていた】

【突然鳴り響く爆音】

【そして、燃え上がる炎】


おいおい・・・花火遊びにしてはちょっとやりすぎだろう・・・

【もうこういう事態にも馴れたのか青年はあまり動じてはいない】
【危険が迫るようであれば彼の眼で見切り避けるだけなのだから】

今夜は冷えるぜ・・・
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:53:06.45 ID:Z0jzw4aSO
>>475
な・・・・・なぁ・・・ッッ?!
【響き渡る爆音】
【少年は驚き、後ろを振り向き、吹き飛んだ『公園だった』場所に】

【そして少女の方を向き直すと】

僕は随分とヤバい人を助けちゃった・・みたいですね・・ッ?!
貴女は・・一体・・
【少女の見る目が変わる】
【「ただの少女」から「敵」へと】
【獅子に遭遇してしまった餌の様な、怯えの目だ】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:55:44.12 ID:Z0jzw4aSO
>>478訂正
/【少年は驚き、後ろを振り向き、吹き飛んだ『公園だった』場所に】 →【少年は驚き、後ろを振り向き、吹き飛んだ『公園の一角だった』場所に視線を向けて】

480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:58:16.45 ID:Z0jzw4aSO
/すいません、風呂落ちします。
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 00:59:46.60 ID:ULq+GjzJo
>>476

・・・壁は"幻"の方だったか
まあ、どっちにしても、結局はぶっ放すけどなッ!
【形成され行く溶岩は、今か今かと発射を待っていた】
【しかし――】

って・・・へッ? ため・・・試しただって?
【ふと気が付くと、死体も死臭も消えている】
【最初から幻を使っていた――つまりはそういう事かッ】

・・・ったく、俺を騙すとは悪い野郎だぜェ!
まあ、多少なりとも戦えて気分が良いから許すけどなッ
【溶岩は、再び魔翌力へと戻った――】 【G.G.グライダーの具現化も止めた】

・・・・・・俺の名は[グラン・ギバニョール]!
ただの異世界人さ――『熱煩の地操者』と、形容される事もあるかな?

名目上での戦う理由が消えちまって戦えねえぜ、ちくしょう
夜も遅いし、俺は・・・帰る、じゃあな――――戦ってくれて有難うよ
【彼は、青年に手を振りながら、その場を去っていった】


(戦えればそれで良い、だが、俺の名誉と言うモノもあるんだよな)
(兼ね合いが難しいぜ、クククケケケ)


/了解しましたー、乙でした
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 01:01:25.71 ID:JIZyhLBro
>>478
ふふ……ご安心下さい……
貴方様は……一応、「恩人」――

【クイッと、まずは自身の眼鏡を正し、】
【ゆらり……少女は、おぼつかない足取りながら、ゆっくりと立ち上がっていく】

恩を仇で返す……ような真似は致しません……
危険人物には危険人物なりの「流儀」が御座いまして……

【確かに立ったところで、右手の鞄から、新たな梱包物を取り出した】

そもそも……わたくし……今は、争える程元気ではありませんから、ね……

【そして、その得体の知れないブツを、少年に、差し出す】
【小首をかしげる少女は、そこだけ見れば年相応の姿で――】


>>480
/了解です、ごゆっくりー!
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 01:05:06.17 ID:Zhzyg8hDO
>>481

僕はガイア。ガイア=エンドアだ。

【去る相手の背中に声をかけた。相手が名乗ったのにこちらは名乗らないのは失礼だと思ったからだ。】

…──────また会おう。


【その瞬間、剣士は、まるで溶けるようにその場から消えた。】



/乙でした!ありがとうございました!
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 01:39:21.68 ID:Z0jzw4aSO
>>482
そされは・・・有り難いですね・・・
【少年は警戒はそのままに】

―――これは・・『さっきの奴』と同じ・・じゃあないです・・よねぇ・・・?
【一応、確認しながらも】
【少女の差し出す物を恐る恐る、受け取る】

/ただいま戻りましたー!
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 01:40:49.80 ID:Z0jzw4aSO
>>484訂正
/×そされは
/○そ・・それは
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 01:45:57.48 ID:JIZyhLBro
>>484
では……「嘘はつきません」と、お約束して中身を説明いたしますと……

【眼鏡の奥の蒼き瞳が、少年を見据える】
【真っ直ぐな視線――】
【先程、少年が少女へ見せたのと同じ類の「真実の視線」――】

……「ただのお菓子」……ですよ――

ま……もしも、どうしても信じられないのなら、そのまま遠くへ投げ捨てればよろしいかと……

【――と、その「お菓子」だと思われるブツを差し出したまま彼女は動かない】
【無論、受け取るかどうかは、自由だ】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 02:01:11.14 ID:Z0jzw4aSO
>>486
・・そうですね・・・
例え貴女がどんな危険人物でも。

さっき貴女は見ず知らずの僕の事信じてくれましたから
だから今度は僕が貴女を信じるのが「流儀」ですよね・・・
【少女の真実を語る瞳を見て】
【少女の差し出すブツを素直に受け取って】


それに、今ちょうど口直しに甘い糖分が欲しかった所です、
有難うございます。
【そう礼を告げる】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 02:12:30.23 ID:JIZyhLBro
>>487
【丁寧に包装された箱――】
【重さは……確かに「お菓子」でも違和感ない重さである】

……では、わたくしは……動ける内に帰るとします――

【言うが早いか、少女のすぐ側に「黒い水たまり」のようなものが出現する】

……わたくしは、『ウェル子』――
貴方様のお名前は…………いえ、今は聞かないでおきましょう……

「眼球」を抉りたくなってしまったら困りますし、ね……

【未だメラメラと燃え盛る公園の一角が浴びせかける橙の光】
【暗闇の中である種幻想的なその色を受け、ウェル子は金髪を風に靡かせる】

貴方様は……そう……間違いなく……わたくしの「敵」側の存在……

【ふわり――柔らかな足取りで、少女は「水たまり」に足を踏み入れ、】

……さようなら――

【――瞬時にウェル子の姿は消え、水たまりも消え去った】
【公園に残るのは、炎と、彼女の血だまり、だけ……だった】





【ウェル子からのプレゼントだが、包装を破れば、箱と、一枚の紙切れが出てくるだろう】
【紙には、以下のような文が記されており――】



「絶望の水先案内人」から「世界の皆様」へ絶望を込めて……


         Well−Ko


 ――Presented by ≪R.I.P.≫――



【――箱の中身は、市販の「高級チョコレート」であったという――】



/では、ここで締めさせて貰いますね!お疲れ様です!
/絡んでいただきありがとうございましたー!
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 16:07:11.82 ID:5IPzyX2xo
ts
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 16:09:45.49 ID:NEw1NyWSO
ts
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 16:10:20.04 ID:fHdFZbp9o
ts
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 16:15:43.09 ID:k/MPMsUko
ts
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 16:30:17.24 ID:Zhzyg8hDO
【水の国】

【つい先日カノッサ機関の襲撃を受けたそこは、現在こくこくと復興作業が行われていた。】


……


【それを見つめる青年。…理知的な顔立ちで、腰には二本の刀…】
【2つとも高級な、いわゆる「業物」である。しかし、その内の一本は、より強そうで、そしてより禍々しい妖気を放っていた。】
【いわゆる「妖刀」である。】


…──────失敗したか…


【青年は呟いた。先日の襲撃…「ルビーシャ撤退戦」を思い出した。】


…僕が行った方がよかったかな…

ダッソーもやられたようだし…


【ぼんやりと、呟きながらそこに立っていた】



/何でも募集
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 17:07:59.25 ID:Z0jzw4aSO
>>488
あ、はい

またどこか出会えたら良いですね・・・と、言いたい所ですが、そうですね。貴女が敵だとしたなら・・

・・・・また会えたら、その時こそは貴女を止めますよ。
【そう消えるウェル子を見送っていく】


【ウェル子が去った後】
【少年はチョコを恐る恐る確認する】
【―――そしてやがて、カードへ手を伸ばす】

・・・・な・・っ?!
・・あの人・・ッ!!
【少年は正義組織に所属する者として、彼女を追うべきだったろう】
【だがもう遅い】


【―――気づいたのはもう全て消えた後だった】


/すいません、最後の最後で・・・
/有難うございました!乙でした!
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 17:19:54.77 ID:ROiDBBVFo
てす
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 19:32:21.66 ID:ibM2xlaJo
てすつ
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 19:40:14.01 ID:ibM2xlaJo
【公園】

・・・・・・
【ごちゃごちゃとした髪型の茶髪で、マグマの様な朱色の眼を持ち、17歳程の、ガタイの良い青年が、そこに居た】
【服は土に汚れた緑色のローブで、中には灰色のTシャツと短パンが着られていて、黒色の靴を履いていて】
【そして、くすんだ金色で、「Grun Guibaknowrr」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフを首に身に付け、後方へとたなびかせていた】

・・・・・・そいやッ!
【シュパッ!】 【瞬間、わりと背の長い草が切断される】
【彼の右腕から、具現化された何かの腕――プテラノドンの様で、更にグライダーの様な翼を持つその腕】
【その翼のフチに、鋭い岩石が纏われていたのだ】
【その為、草を切断することが出来たのだろう】

良いぜェー、中々良い調子だぞ[G.G.グライダー]ッ! その調子で、次の技行くぞッ!!
【彼の声は、非情によく響き、とても煩い】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 20:06:22.50 ID:o+fv8H/ro
>>497
【公園】

こんな公園のど真ん中で・・・
(どんな力か見ておくか)

【公園の隅のベンチに座るのは、黒髪の軽い跳ねているくせ毛だが短髪でもなく長髪でもない青年】
【服は赤と白で構成されている近代的な和服のような道着を着ており】
【たしかな眼力で、草を切り裂いた彼のほうを見ていた】

(この距離ならあの眼を使うまでもない・・・それに奴は敵じゃなさそうだ。)
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 20:16:03.99 ID:Zhzyg8hDO
>>493をもう一回募集させてくだされ
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 20:16:23.07 ID:NO+IDmMCo
>>498

【翼のフチに纏われていた岩が、崩れて消え失せると】

行くぜェ・・・G.G.グライダーッ!
【G.G.グライダーと呼ばれたその存在、それは右腕のみが見えているのだが】
【それが力を溜め始めようとしたその時――】

ん・・・誰も居ないかと思っていたが・・・何者かの気配がするぞ?
【ふと、彼が何者かの気配を、視線を感じ取ったようだ】
【辺りをキョロキョロと見回す彼】

――そこに居るのは誰だァーッ!
知り合いは別にこの世界には殆ど居ないけどなァァーーッ!!
【そして見つけるは、公園の隅のベンチに座っている青年】 【叫んで問いかける彼】
【そう、彼は今の今まで、公園に居るのは自分一人だけかと思っていたのだ】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 20:21:48.96 ID:o+fv8H/ro
>>500
【声をかけられると】

(この世界にはいない・・?どういうことだ・・・)
(記憶喪失・・・か・・・?)

【草を切り裂いた青年に向かって歩いていき】

ああ、邪魔したようだな、俺はもう立ち去るから思う存分草刈りでもしておいてくれ。

【そういい、”彼”に背を向けたまま歩いていく】

(ああいう熱い奴は嫌いじゃない・・・ここは彼の修行の邪魔をしてはダメだな)

【気遣い?になるのか・・・去ろうとする】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 20:32:42.76 ID:zNOw3fCDO
>>501

んー?
別に邪魔じゃあないぞ?
【でも、ちょっと恥ずかしそうな彼】

それに、俺は修行していたわけでもねェー
この世界でも、同じように色々出来るか試していただけさ!
【そう、具現化していた何か――G.G.グライダーを一旦しまって】

ん?
もう行っちまうのか?
【相手の様子を伺っていている彼】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 20:34:19.10 ID:zNOw3fCDO
>>502
/修行→草刈り
/に、修正します
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 20:37:11.60 ID:o+fv8H/ro
>>502
(違う世界・・・?どういうことだ)

【あながち彼のいうことが夢物語ではないのではという考えが生まれ】

【彼に背を向けたまま具現化していた翼のような腕が消えたことを確認し、振り向く】

そうか?
でも俺がいたら集中できんだろう?

まぁ俺がいて構わんのなら隅のベンチに座ってるがな。
【わりと彼のいうことに興味を持ちながら】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 20:51:05.87 ID:zNOw3fCDO
>>504

別にそうでもないけどなー
【けたけたと煩く笑いながら言う彼】

だから、別に構わないぜー!
【だが、彼はその場に留まる】 【∵――彼はまだ続ける】

再開するぞ・・・G.G.グライダー!
【そう叫び、彼が見るのは――何もない、ただの[土]の地面だ】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 20:51:47.58 ID:5IPzyX2xo
【路地裏の奥の更に奥】
【犯罪が日常的に行われているその場所にて】

…………………――――

【小規模ではあるがとある異変が起きていた】
【その酷く醜悪な場は異形とも言えるような物体に侵されていた】

………………………

【その異形、例えるならば限りなく平面に近い薄さのそして限りなく透明に近い白色に染まった……「手」】
【その「手」はその薄さ故に関節と呼べるような物はなく、爪もなく、血管もなく、表裏の区別すらつかない】
【人間の手と腕を極限まで簡略化したようなその「手」は石畳の隙間から植物のように無数に生え】
【時折吹く冷たい風に身を任せ樹のざわめきのようにふわりふわりと揺れている】

【冬の澄んだ月明かりを受けて淡く輝くそれは幻想的ではある、だがそれ故に酷く――――不気味】
【およそ自然界では見られないその光景を例えるならば変異域、異空間、非日常、そのどれもが当てはまるに相応しく】
【地面に加えて左右の壁からもその「手」が無数に広がり侵食していた】
【唯一無事なのは無限の天、誰の元にも差別無く広がる黒い空だけだった】

……狩場、……蒐集、……われは

【聞こえたならば脳に直接叩き込んでくるような声が響く】
【無機質で女性とも男性ともとれないそれは同時に不快感すら覚えるだろう】
【どうやらある種の“狩り”をしているらしくその異形にとってその場は正しく狩場】
【ただ幸いにもその“狩り”の犠牲者はまだいないようで……】

【しかし生ある者がその空間に踏み込んだが最期――――】
【その現れた獲物に一斉に襲いかかるだろう】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 20:52:59.16 ID:GZs60YqAO
>>493
あの〜
【見た目では青年と呼ぶことの難しそうな小柄で童顔の男が歩み寄ってくる】
立派な刀を持っていらっしゃいますが、傭兵さんか何かですか?それとも国のお偉いさん?
【顔に似つかわしくない獣のようなギョロリとした眼で青年を値踏みするように見つめる】
オレ能力持ちなんですが…雇い先探してるんですよ
【そこで、破壊の爪痕が残る街を見渡し】
だから水の国に来たんですけど…いかんせん今まで農民だったもんでどこにいったらいいやら、そもそも役に立てるかといった部分がどうにも不安なんですよ
【そこで武術者であろう青年に声をかけたのであろう、肩下まで伸びる茶髪が風に揺れた】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:00:04.92 ID:o+fv8H/ro
>>505
フッ・・・、じゃあ俺も特にすることもないから君の修行を見ておくとしよう。
【青年はベンチへと行き座り、彼の方向を見ている】

(少しでも見ておきたいからな・・・)

【無駄な戦闘は避けたいようだが、彼の力が気になるようだ。】

【青年の眼が八卦の眼に変わり、彼を見ている】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:04:24.34 ID:dUDbOjy8o
【まだまだとても寒い、公園】

……

【さらさらとした翡翠色のロングヘアに】
【真っ白のワンピース、その上に真っ黒なカーディガン】
【袖から伸びた腕は石英のように透き通って、見るからに華奢だ】
【おまけにマフラーを巻いた、身長145cm程の少女が】
【ベンチに横になって瞼を下ろしていた】
【近くに寄れば僅かながら、寝息が聞こえるかもしれない】

【こんな寒い中、外で眠れるわけはないのだが彼女の場合は逆だ】
【変温動物の体質上、体温保持のため否応なしに眠くなってしまうのだ】
【つまり、結構危ない睡眠だったり】

……

……おかあさんっ!

【それでも夢は見ていたのだろうか、突然がばっと起き上がった】
【きょろきょろと急いであたりを見渡して、漸く夢であったことに気付き】
【なんだか、とても寂しそうなしょんぼりした表情を浮かべている】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:07:07.81 ID:NO+IDmMCo
>>508

おうよ、自由にしなッ
・・・ただし、あんたが悪ーい奴だったらボッコボコにするけどな!

G.G.グライダー・・・この世界でも、これは使えるか?
【一見するとただの独り言、しかし彼には《相棒》が居るのだ】

OK・・・さあ、行くぞッ!
【彼が背から具現化するは――】
【岩のような材質の体を持ち、ガタイが良く、プテラノドンの様にグライダーの様な翼を腕に持っていて】
【くすんだ金色で、「G.G.Glider」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフ・・・】
【本体と同じようなそれを首に身に付けた人型の何かだった】

――――
【それは、力を溜め始めた】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:10:36.81 ID:Zhzyg8hDO
>>507

ほう…

【話しかけられた人物の方を一別した。】

【童顔…それゆえに正確な年を推測することができない。そして…】

【ギラリ、とした獣のような目つき…】


…能力者か…

【青年は言った。特に敵意は抱いていないような、…そんな「見かけ上」は穏やかな話し方だ。】

今ここで職を探すのはおすすめしない。

水の国の「お偉方」は警戒してるからね。


【自分が傭兵か否か、と言う質問は無視し、そう言った。】

【口調から見てとれるのは、「お偉方」に対する蔑み…】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 21:17:34.27 ID:fHdFZbp9o
>>506
【路地裏の闇に紛れて、二つの光点が夜を泳ぐ】
【その光点の本には、所謂猫が居り、その点が猫の輝く目であることを伺わせた】
【右の金と左の色無き灰。所謂オッドアイと呼ばれるもので】
【毛艶のとても良い其れは、飼い猫にしか見えない、しかしどっちにしろ只の黒猫の見た目であったが】
【その猫が、口を開くと、出る音は、にゃぁ、でも、みゃぅ、でも無く――――】

――――面妖な。

【苦みばしったバーボンの似合いそうな低音の効いた男性の声であった】
【とっ、と軽い音を立てて猫は着地し、其れを見回した】

……む、まずいな。

【そう呟くと猫は跳躍、襲いかかる手を回避した】
【更に来る手を、猫は足元の影から伸ばした屈強な腕で受け止めようとするだろう】

//まだいますか!?
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:24:09.75 ID:o+fv8H/ro
>>510
俺は悪いやつじゃないから安心しな!

【青年は彼の力に興味があるようだ】

(あれは・・・魔翌力のようなものを宿している・・・!?)
【間違いなく、能力者であると悟り】

【彼が力を溜め始めているのを見ると、期待しているかのようにそれを見る】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:30:40.57 ID:NO+IDmMCo
>>513

じゃあ良いや!
安心しな、悪い奴以外には無断で襲わねェー
【それと同時に、小さな小さな舌打ちが1つ】

G.G.グライダー・・・行くぞッ!
【ガッキィン!】 【その場の地面をおもいっきり叩く、彼のG.G.グライダー】
【すると――】

――[滑空地身]ッ!

【そこと、その周辺の地面がぐわんと盛り上がり――】
【それに、彼とG.G.グライダーが乗ると】
【天を昇る龍の様に、それが上空へと伸びるッ!】 【彼らと共にッ!!】
【同時に、拳を構えるG.G.グライダー】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:31:21.43 ID:GZs60YqAO
>>511
【言葉少なめな青年、男はしかし彼の警戒心を微かに感じ取った】
【そして情報に疎い生活をしてきたことを少し後悔しながら慎重に言葉を紡いでいく】
あ…あ〜お偉方…ね、ふむ。ん…オレとしては、ですね…“働けたらどこでもいいのですわ”。お兄さんも生活の為になにかしら…してるはずだ。
どうですかね、一つ。お兄さん、一緒に何か仕事しませんか
【相手の立場を推し測りつつそう提案した】



/もしもしです、執筆遅いかも?そしてwikiが何故か見れないのでキャラ同様探り探り状態、あしからず;
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 21:31:32.25 ID:FyZpRSIj0
【酒場『八福尽星』 正面玄関前】

――――――――なんだこりゃ…………

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】

【荒れ放題に荒れ、慌ただしく復旧作業に追われている店の前で呆然と立ち尽くしている】

……旦那……、旦那は無事なのか?

【正面の張り紙には『カノッサ機関によるテロ襲撃を受けたために、復旧が完了するまでの間、無期限の臨時休業といたします』と言う張り紙が貼られ】
【壊れた椅子や酒瓶などを運び出すために、店員がせわしなく動き回っている】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:35:30.03 ID:o+fv8H/ro
>>514
(ほほう、地面から魔翌力が・・・)
(どうやら彼は魔翌力で地面とあのG.Gグライダーというものを操るんだな・・・)

【彼らがいる上をみながら】

(だがあの規模の地面を操るならここら辺もあぶないかもな・・・)
まぁ・・・奴は悪い奴じゃないようだし、ここで見ているか・・・。

【安心した表情を見せた】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:38:23.89 ID:DFXBE8gT0
>>516
それは私も気になるところだ
【片付けをしながら】
【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性が】
【爽やかに話しかけて来た】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:38:24.64 ID:LNt+B0Lxo
【聖都・市中】

【通行人の目は、大半がそれに注がれていた】
【然し、それに対して行動を行おうとする者は、まず居なかった】


【駆け抜けて行く、軍服の女性】
【紫の髪と瞳、左の頬に蛇の刺青。軍服、手に銃器、仕事の内容が容易に窺える】
【彼女は時折後方を省みて】

「…………くっ………!」

【都市部の中心だというのに、遠慮なく銃弾を発射していた】
【二発、三発、四発。立て続けに打ち出された銃弾は、然しその目標に対し、何ら有効打と成り得ていない】

『キィィィィィ………キィィィィィィィィイイイッ!!』

【彼女を追い、車道のアスファルトを破壊して暴走しているのは】
【サンショウウオを十数倍に拡大し鋭い牙を持たせ、代わりに目を奪ったような】
【家屋の軋む様な鳴き声を放つ。そんな、異形の怪物だった】


「市街地から引き剥がさなければ………でも」
「…………直に追いつかれる」

「………………最悪の場合は」

【どれだけ走ったのだろう。軍服の女性は、冬でもはっきり分かる程に汗をかいていて】
【その走る速度も、少しずつ衰えて来ている】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:39:41.32 ID:5IPzyX2xo
>>512

蒐集対象、出現……

【そんな声と共に異形共が動作を開始する】

【こういった状況の場合、群体が行動する時には――――】
【司令塔のような物、リーダたる存在があるべきなのだがそれは無く】
【全ての「手」が完全に同時に動き出す、それは動きが同期されているようで】
【もし「手」の事を考えるならば個の群体と捉えるべきだろう】

……………――――

【防がれた「手」による波のような攻撃に彼らはさしたる感動もなく】
【いや、感情など無いのかもしれないが……】

【ただその「手」は思考する、もっとも思考はおよそ人間のそれとは異なり】
【その思考をそのまま人間にトレースした所で人間は理解出来はしない】
【人という種とは全く違う思考形態であり、同時にその中で操る言語のようなものも理解は出来ないだろう】
【それでもその思考を文にするならば……】

(猫、否……異形の類と推測、前例は特に無し)
(異形ならば生命力にも期待出来よう……)

【異形が現れた猫を異形と表現するのもどこか皮肉のようではあるが】
【彼らは攻撃の手を一度引き】

――――――――

【指を鋭く、ナイフのように変化させて地面から左右の壁から】
【それぞれ2本1セットで猫を襲おうとするだろう】

/いますんよー
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:42:21.33 ID:Zhzyg8hDO
>>515

ふふ…確かに。食うのには困らない。

【事実だ。何と言っても彼はここを襲った機関の一員なのだから。】

…君と一緒にかい?こんなところでそう言うことを提案されるとは思わなかったな

【穏やかに微笑みながら言った。】

…一緒に仕事…ねえ。

【青年は考え込む仕草をした。辺りには工事の音…削岩機の回転音やショベルカーの軌道音が響いている。】

…まあ無理だろうな。僕も自分の仕事で忙しい。

【と、付け加えた】





/了解しました。こちらも遅いのでマッタリといきましょう
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 21:43:17.25 ID:FyZpRSIj0
>>518

ん、あんたは…………あぁ、ここの店の人か
あまり見ない顔だな……俺もそこそこはここに顔を出してるんだが…………

【声を掛けてきたオレンジのショートヘアーの女性に、視線を向けながら答える少女】
【言葉から察するに、少女はここの店の常連の一人らしい】

なぁあんた…………ここの店に居たアーディン=プラゴールは、今どこに居るか分からないか?
まぁ、たまたま暇だったんで顔を出しただけで、大した用もないんだけどよ…………
なんか、ただじゃ済まない事態になってる様だし……

【少女は、店の用心棒であるアーディンの名前を直接出した】
【どうやら、アーディンとは顔見知りの間柄であるらしい】
【付け加えて言えば、店が荒れている事と彼の身柄を案じる事をイコールで考えている限り、その仕事の内容も分かって聞いているようだ】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:45:01.32 ID:NO+IDmMCo
>>517

よし・・・あの木だッ!
行くぞ、G.G.グライダーッ!!
【その、盛り上がり昇る地面――材質は土のそれは】
【公園にたまたまあった手頃な位置にある木へと向けて、急降下ッ!】
【・・・するのかと思われたが】

あッ
【つるっ】 【うっかり、乗っている地面から滑ってしまう彼】
【勿論、良い感じに急降下――彼とG.G.グライダーが】


GYAAAAAAAAAH!
【そして、彼は砂埃と共に地面へと落下したのであった】 【第三部未完】
【ついでに、伸びていた地面は、彼が落下して着地したのと同時に音を立てて崩れてそして元に地面へと戻る】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 21:45:18.27 ID:fHdFZbp9o
>>520
ふむ、物騒に過ぎるね。
いくら路地裏といえども、真逆このような事があろうとは……アンビリーバブルな感じだな。

【そう判断し、猫は跳躍しながら手から逃れ、影をざわめかせる】
【目を細め、手を確認する猫】

(……ふむ、司令塔は存在しない、かな。全く厄介この上ない)

【影から火のついた葉巻を取り出し、口に加え一吸い】
【影に葉巻を戻して、相手の出方を確認する】

どう考えても殺すつもりだね、君!

【迫るナイフの様な指を見て、そう叫ぶ】
【尻尾に影を纏わせて跳躍】
【空中で回転しながら尻尾を横薙ぎに振るった】

――――美尾影斬!

【尻尾が影により延長され、縦横無尽に駆け巡りながら手を切ろうとするだろう】
【切れ味はかなり鋭く、速度は普通程度。しかし伸びて回りこむ軌道を描いているため回避は難しいか】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:49:46.91 ID:o+fv8H/ro
>>523
もどった・・・?
【あっけにとられている】

【あれだけ地形が変わっていたように見えたがなかったかもように前の状態に】
【復元されているのだ】

(面白い能力だな・・・)


おーい、正義の味方くん。
大丈夫かー?

【彼の魔翌力自体は見えてるし生きているのはわかってはいるが】

【彼が落下した地点に近づいていく】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:50:00.05 ID:Pf+n4mnSO
>>519
【そこに駆け付ける一人の人物】
【正しくは一人と一頭】
そこのあんた!手を伸ばせ!
【怪物の後方から横をすりぬけて一頭の馬が近づく】
【それに乗っているのは後ろで束ねた金髪に青い目、また服装も古いウエスタン映画のような】
【まるで映画から抜け出たような服装の保安官】
オレの手に捕まれ!
【走る女性の右側について馬上から左手を伸ばした】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:50:37.59 ID:cXIYo0T6o
【公園】
【照明は、街灯だけ。うっすらと寂しさが漂うその場所の、ベンチに彼は腰掛けていた】

……機関、に、《R.I.P.》に、……何てったっけ、何処ぞのテロ組織。
あー……あんなんと敵対してんのか、あのチビ子は。

【常盤色の髪/金の瞳/着崩した灰色の学生服/黒いコンバットブーツ/左の手には缶コーヒー】
【それだけ見れば、何処にでも居るであろう「不良染みた少年」】
【――首にぐるりと巻き付いた、「重苦しい金の首輪」、それだけを除けば、の話である】

【傍らに置いた、チョコレートの詰まった箱――バレンタインの売れ残りを安く買った物ではあるが】
【その中から、ひとつ。トリュフを摘まんで、口に運ぶ】

……、……なーんか。すぐおっ死にそうで、こえーわ……

【思い浮かぶのは、自分の目線よりもずっと低い位置にあった、白い頭とそれから伸びる細い身体】
【それが、戦火の中へ自ら飛び込んで行く。そんな想像をして、溜息】

【本当は、目の前に大きな鏡が欲しい。まあ、こんな外だからそれは無理なのだけど】
【自分が今、どんな顔をしているのか、とてもなんとなくだけれど。気になったり】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:50:39.12 ID:zDhGxRNE0
>>522
ああ!私は四丹神 殺だ!!
用心棒兼従業員として雇って貰っている!よく店の外の見回りをしている
【爽やかに言い】

ふむ…私もアーディンさんが何処にいるかわからないんだ……スマナイ
店の状況もアーディンさんの事も私が見回りしてた時に起こった事だしな…
【自分があの場にいたら……そんな表情で彼女にいう】
【……なお彼女がアーディンとあの現場にいたのを殺は知らない】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 21:56:40.11 ID:NO+IDmMCo
>>525

【先程変化した地面は、本当に元の状態に戻っている――"何事も無かった"かのように】

ちくしょー、滑ってしまったじゃあないか!
【人型にめり込んでいる地面、そこに埋まっているのは彼自身】
【むくりと起き上がり、砂も払わず、鼻血と頭血を垂らし噴き出しながら】

・・・おう、大丈夫だ
落下したくらいで死ぬほどヤワじゃあねェぜ!
【そして、青年の声にそう答える彼】
【大丈夫なような、大丈夫じゃあないような――本人が大丈夫だと言っているので大丈夫なのだろうか】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:57:19.97 ID:LNt+B0Lxo
>>526

「…………丁度良い……!」

【後方より近づいてくる誰かは、視界に入っていたが】
【その言葉と服装、自分の敵対者でない事は直ぐに分かった】

【右手、つまりは利き手。掴んでいたグリップにがっちりと噛みついて】
【差し出された左手に右手を伸ばしつつ、左手ではポケットから新しい弾倉を取り出す】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:58:25.66 ID:+rhfwHiDO
【海浜公園】

…………―――

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで薄い蒼色の瞳を持つその顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が、物憂げな表情を浮かべながらベンチへ腰を降ろしていた】

【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 22:00:39.50 ID:FyZpRSIj0
>>528

よ、用心棒?
って事はアレか、アーディンの旦那直属って事か
なんとも…………そいつは気付かなかったぜ…………

【殺の自己紹介を受けて、驚いた様子を見せる少女】
【用心棒としての役割を兼任していると言う事は、店の中でも指折りの『腕利き』であると言う事である】

そっか……俺も挨拶をしておかないとな
――――俺はイマミレイ=シーク。アーディンの旦那に自作の魔法薬の販売とかをしてる、流れ者の魔術師だ……
ま、よろしくな

【殺の自己紹介を受けて、自身も名を名乗る少女――――イマミレイ】
【勝気で男勝りと言った口調だが、声質は高めで柔らかめな、正に『少女』のそれである】

……そっか…………だったら、店のマスター辺りに聞けば、分かるもんかもしれないが…………
マスター、居るかな…………?

【現場に居合わせていないと言う殺の言葉を受けて、イマミレイはキョロキョロと、店のマスターの姿を探す】
【ちなみに余談だが、あの時アーディンと一緒に居たのは、初登場の別キャラだったりするとかしないとか^q^】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:03:21.50 ID:o+fv8H/ro
>>529
(素直でまっすぐなやつだな・・・)
【軽くヤレヤレといった表情で】

(それに頑丈だ・・・、あれだけの衝撃ならば普通は死に、よくて大怪我といったところだが・・・)
(たいした怪我もしていないようだしな・・・)

【ふと考えながら】

おい、とりきれていないほこりを取ってやるよ・・・

――トンッ・・・
         バシュ!――

【すると彼は彼の体に掌を当て、気を彼の体の全体表面に流し土ぼこり”のみ”を吹き飛ばし】

ここは人目も多い、もし通りすがりの人間が君の力に巻き込まれたら君は悪者だぞ?
力は場所と実力を考えて使ったほうがいいぜ。

【そういい彼はもといたベンチのほうへ歩き出そうとしている】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:03:33.61 ID:Pf+n4mnSO
>>530
一体なんなんだありゃあ!?
なんであんなのに追い掛けられてんだぁ?
【女性を馬上に引き上げながら後ろを振り返る】
ばかデカいトカゲ…気持ちワルぅ……
【保安官の装備は両方の腰にリボルバーと背中に古くさいライフルを背負っている程度で、あまり火力に期待はできなさそうだ】
と、とにかく街を出るぞ!
それでいいな!?
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:08:53.80 ID:RXsUNQcS0
>>532
イマミレイさんか
よろしく頼む!
【爽やかに笑い言う】
【余談だが普段の彼女なら変態発言や褒めたりするだろうが………今はその余裕がない】
【実は、アーディンの事で本人はかなり困惑しているからである】

ふむ…マスターは……
【彼女もマスターの姿を探そうとする】

【あれ?そうだったの…………OTL】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:09:48.33 ID:5IPzyX2xo
>>524

……………

【そんなダンディな彼(?)の言葉に異形は何も答えない】
【ただ目的に向かい、突き進むだけ】

――――――――

【広範囲、そして不規則な動きに慣れていないのか】
【猫の尻尾に折角の硬化させた指は為す術もなく引き裂かれ】

…………――――

【生首のようにボタリと地面に落ち、雪のように溶けて無くなる】
【しかし狼狽える様子すら見せない、彼らは末端に過ぎない、痛みは無い】

(一筋縄ではいかない、推移……)

【ピク……と同時に一瞬だけ震え】
【掌或いは手の甲に亀裂が1つやがてそれは開き瞳が露見する】
【黒色のその瞳は一斉に猫に向く、無機物的で不快な視線】
【彼らは情報を取り入れる手段として視界を追加した】

(捕縛……)

【無数の内の6つ程、彼の前の「手」がその身を更に変化させる】
【その姿は縄のように細く、先程まであった指は無く新たに無数の小さな瞳が現れて】

【そして黒猫に向かい伸びる、速度は先程の時とは違い速い】
【彼の速さに対抗したようにも見えるそれは彼の足を狙い低空を突き進む】
【もし捕らえたのなら足に巻きつき確かな力をもって周りの壁に向けて投げつけるだろう】

/遅レスすいません
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:11:25.42 ID:LNt+B0Lxo
>>534
【馬上に引き上げられると、通常の乗り方とは逆】
【完全に後ろを向く乗り方で、馬の背に腰を落ち着け】
【右手で弾丸を撃ち尽くした弾倉を抜き、左手で新しい物に入れ替え】
【顎の力を緩めて、手の中に拳銃を落とし、再び構える】

「その質問に詳細な解答を示せば相当な時間が掛かるので大幅に省略して説明する!」

「…………一つ、あれが何なのかは分からないが、少なくとも生きてはいない=I」
「既に私はあの怪物に、3桁の拳銃弾丸を叩き込んでいる!」

「二つ、昨夜、あの怪物によって勝利王師団の一部が大きな損害を受けた!」
「兵員の犠牲と引き換えに神殿から引きはがし路地裏に誘い込んだが帰還より先に発見されて、」
「止むを得ず、単身での撃破を図る為、市街地へと逃走していた!」

【異形は、馬と然程変わらない速度で走り続ける】
【先程まで人間一人に追いつけなかったのに、だ】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:11:27.84 ID:NO+IDmMCo
>>533

あー、いってェぜ
【G.G.グライダーを使い、粘土を生成して、頭部と鼻の止血をすると】

ん・・・別に、砂やら土やらは結構何時も付いているから取らなくても――
【その言語より先に、吹き飛ばされた土】 【しばし、言葉をつぐんだ後】

うおー、すげェな、有難うよッ!

"人目"か・・・別に、巻き込まない様にすれば良い話だが・・・・・・
【彼は考えている】 【何かを気にしている】

・・・そうだな、此処でやるのは些か危ないか、悪い奴にはなりたかねェ
別の場所に移動して――それから、色々することにするぜ
【危ない、それが本当の理由なのだろうか――】

俺の名はグラン・ギバニョール――『熱煩の地操者』と形容される事もあるかな
じゃあな――
【そう言い、彼はその場から立ち去ろうとしている】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:13:14.84 ID:NO+IDmMCo
>>538
/『熱煩の地操者』→『熱煩な地操者』です、大した変化はありませんが
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 22:13:32.84 ID:tDJUDf9e0
>>531

……お姉ちゃん、どうしたのよー?

【なんて、唐突に。憂う少年へとかけられたのは、可愛らしい女の子の声で】
【そちらを見れば、そこに居るのは、5歳ほどの女の子】
【クリーム色の髪を、鈴のついたリボンで二つに結わえ、右目の下に紫色の蝶のタトゥーシールを貼って】
【やたらとフリルとリボンのあしらわれたゴスロリドレスの上に、黒いケープを羽織っていて】

【憂う相手を心配するような、不思議なような。そんな表情で、首を傾げていたり】
【極々ナチュラルに性別を間違えていらっしゃる】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 22:15:18.36 ID:FyZpRSIj0
>>535

あぁ…………仕事でたまに店に顔を出すから、そんときはよろしくな

【爽やかな笑みを浮かべる殺に、イマミレイも頷いて見せる】
【変態発言などが出なかったのは、幸いと言えるだろう】
【――――この少女、そういう話題は愚か、『恋』と言う一字にまで『嫌悪』を言って差し支えない程の感情を剥き出しにするのである】

――――っと、あそこだな…………おーい、マスター!
「…………ん、あぁお嬢ちゃん。どうしたい?」

【周囲を見回したイマミレイが、復旧作業の指揮を執っているマスターの姿を認めた】

【痩せ身の中年で、頭はつるりと禿げあがり、眼窩の深い、ものを鋭く射抜くような視線を持ち、口ひげを生やした】
【服装さえどうにかしてしまえば、どこかの哲学者のような、独特な雰囲気を讃えた男だ】

【まだまだ出番の少ないキャラだから、気にしない方向で^q^】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 22:17:06.16 ID:fHdFZbp9o
>>536
【ひゅっ、と尻尾を振り切り、影を解除する】
【宙返りして地面に着地した】
【尻尾の毛は逆立ち、ぴん、と張り詰めている】
【臨戦態勢であることが見て取れるものだ】

(痛覚は、無いか。まあ予想はしていたが)

【そして、此方を向く、無数の目】
【其れを見て不快そうに目を細め】

フゥゥゥウゥウウゥウゥゥ!

【唸り声を上げる。いくら知性を持てども、野生である】
【ダンディズムの置くには燃え上がる闘争心が覆い隠されており】
【オッドアイは殺意を感じさせるほどにぎらぎらとした光を放っている】

む、危ない!

【猫は瞬発力に優れる獣だ】
【ゼロの状態からコンマでMAXまでにその速度は引き上げられる】

双爪送葬!

【とっ、と地面を蹴り、前足の爪に影を纏わせてクロスさせるように爪の攻撃を放つ】
【捉えるのは難しいだろう。爪以外は強化されていないため、肉体を捉えればあるいは……】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:19:19.02 ID:zDhGxRNE0
>>541
その時はよろしく頼む!
【爽やかに笑い】

【セェェェフ】

マスター。この人がアーディンさんについて聞きたいみたいなんだが
私にも詳しく聞かせてくれませんか?
【少し真面目な表情でマスターに聞く殺】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:19:54.31 ID:o+fv8H/ro
>>538
ああ、これくらい朝飯前だ、気にするな。
【笑顔で】

俺は零式テツだ、
グラン・ギニョールか、覚えておこう。


俺もそろそろここから移動するつもりだ、
また会えることを祈っている。
【立ち去ろうとする彼を見送り、その後自分も立ち去ろうと考えている】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:19:54.54 ID:Pf+n4mnSO
>>537
んだとぉ!?三桁ブチ込んでへっちゃらって…どーやって倒すんだあ!?
【馬は市街地を駆け、人の居住している区域の出口へと向かっている】
何か手はあんのか?
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:22:35.87 ID:+rhfwHiDO
>>540

…………

【恐らく自身へとかけられた声――数瞬遅れて、ゆっくりと顔を上げる】
【季節外れな潮風に揺られながら靡く黒髪が、少年の頬を静かに撫でて】


………ううん、何でもないよ

【―――少しだけ、そっけない。風にさらわれ崩れてしまいそうなほど、小さな微笑を浮かべながら言葉を紡いだ】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:23:14.43 ID:NO+IDmMCo
>>544

【そして、彼は立ち去っていった――】

けッ、俺はあくまでも正義だからなッ
あ・く・ま・で・も・な

/乙でしたー
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:26:18.82 ID:o+fv8H/ro
>>547
じゃあな!
【見送りながら】

俺も行くか・・・。
【彼も去っていった。】

/乙でした!
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:26:30.28 ID:LNt+B0Lxo
>>545

「通常の生き物ならば確実に絶命している筈≠フ個所に銃弾を撃ち込んでいるのに」
「まるで盾にはね返されている様な音が体内からし続けて*wどダメージが無い!」
「体の表面に損傷は与えているが出血はゼロ、手があるなら此方が教えて欲しい!」

【先程と、ほぼ同じ状況の繰り返し】
【女性が銃弾を乱射して、その全てが異形に命中して】
【それでも、異形の動きは全く変わらず、ひるむ事すら無い】

【「音が」というが、その音量は、精々拍動と同レベル】
【首より下、心臓部周辺に当たった銃弾は、金属音を立てて弾かれて】
【一方、頭部に命中した銃弾は、そもそも肉に貫通していない】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:26:53.78 ID:GZs60YqAO
>>521
【思ったより手応えのない反応に眉を上げる】
(“裏”じゃないのか?いや…しかし…)
【男は頭をフル回転させて再度相手の立場を推し測る……が、青年がこの街の襲撃者の一味であることには気が付かなかった】
(ダメだ分からん……だが何かキナ臭い。もうちょいで核心に手が届きそうなんだが…)
【しかしいつまでも黙っているわけにはいかない、ダメ元でも会話を続ける】
あ〜…どうしてもダメですかね、なんならあなたが雇い主ってことでも構わないんですが。食うに困らないほどの稼ぎが出るなら是非とも入りたい
(多分拒否するのは機密の為だ…どうすりゃ入れるか…)
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 22:27:49.00 ID:FyZpRSIj0
>>543

おぅよ!

【威勢の良い返事を返すイマミレイ】
【剛毅で頼りがいのある雰囲気を、どことなく醸し出す様な態度だ】

「ふむ……まぁ良いだろう。で、何が聞きたいと?」

【まだまだ忙しい作業が多く、被害(主に金額)の確認もしなければならない】
【しかし、殺の取り次ぎと、そこそこ『常連』の範疇に入るイマミレイの頼みとあって、マスターは二人に向き直る】あー……マスター。こんだけの荒れ具合って事は、相当激しい事があったんだろうけど…………

当のアーディンの旦那、どうした? ここに居ないって事は…………
「…………察しの通りだよ、お嬢ちゃん。あいつは左腕を骨折して病院に担ぎ込まれた。ついでに…………
右肩にも『ヤな物』を一発、貰っちまったようだ…………なんせ、相手は『水の国支部』の支部長だった……らしいからの」
――――――――、!?
マスターちょっと待ってくれ『機関の水の国支部長』が相手で、肩にもらった『ヤな物』って……まさか、まさか…………!
「――――恐らくは、察しの通りじゃよ。お嬢ちゃん…………」

【受け答えの中で、イマミレイの脳裏に恐ろしい結論が導き出されようとしている】
【マスターは、それに対して明確な否定の態度を、ついに取らなかった】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:27:55.17 ID:5IPzyX2xo
>>542

……………

【猛り狂う槍のように進む「手」の瞳、その視界は捉えている】
【何を?彼の爪をである、視覚情報は状況を判断するには非常に有益である】
【己の身に受けた爪の前例を元にそれに対抗するようにその身を硬化】

【白く鈍く輝かせ彼の爪を受け止めようとするが】

……――――!

【ガギィンという激しい音の後、しかしそれは一瞬で止む】
【「手」は勢いと硬さはあれど鋭さはなく爪に裂かれてしまう】

【もっともそれは先に飛び出した「手」の4つのみ】
【後の2つはその攻撃を見越してか途中で動きを止め】
【彼の爪が過ぎ去った後、低空を迂回するように移動し彼の後方から忍び寄り】
【その後ろ足を縛り、捕まえたのなら壁に叩きつけようとするだろう】


【一方その場の地面、その石畳の隙間から】
【「手」の物であろう白い刃の切っ先のような物が頭を出した】
【それぞれが日本刀の先のように鈍く鋭く輝いている】
【これが視界に入ったのなら警戒するに越したことはない】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 22:32:08.38 ID:tDJUDf9e0
>>546

……えー、盛大に嘘っぽいのよう。

【相手の言葉と微笑に、こちらが返したのは不満げなもので】
【じとっとした目つきで、相手を見つめること数秒】

あ、そうだ。
何でも無いなら、証拠とか、出せるのよねー?

【「良いこと思いついた!」と、言い出しかねないような表情で、唐突にそんな提案ひとつ】
【わざとらしささえ感じられるような、悪戯っぽい笑顔】
【潮風が吹けば、揺れる髪の動きとシンクロして鳴るのは、どこかの誰かと同じ鈴の音で】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 22:33:35.45 ID:fHdFZbp9o
>>552
【斬ッ!爪は4本の手を引き裂いた】
【そして、空中で宙返りをしながら着地態勢へと移りゆくが……】

ぬ、ウォォッ!?

【足に絡む不快な感覚】
【皮膚の感覚が神経を一瞬で走り抜け、脳に其れを伝え、理解した】
【―――――掴まれたッ!】
【そう理解しても既に遅く。ノラの視界が】
【――――流れる】
【次の瞬間、襲う衝撃】

が、ばぁぁああああっ?!

【口から血を零し、衝撃に呻きを上げる】
【ふらつきながらも態勢を整え、猫は日本刀の様な物を見据えた】
【猫故に耐久はかなり低い。その代わりの回避と素早さであるがゆえに】
【あまり長くは戦えない、そう判断して】

……っ、影装――――――っ

【影がずるずると引き出され、ノラの体に纏わり付く】
【まだ動きは見えず、影がノラに徐々に巻き付いていくだけだ】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:33:42.24 ID:DFXBE8gT0
>>551
すいません。忙しい時に…
【頭を下げマスターに言い】

……………
【殺は静かにその話を……】

…………
【その話を……】

……………
??????

スマナイ…二人共…
【申し訳なさそうに】

水の国支部長はなんとかわかったんだが……ヤな物ってなんだ?
【殺は哲学者の卵について知らなかった…】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:36:19.06 ID:o+fv8H/ro
【青年は彼を見送り町を歩いていた】

(正義の味方・・・そんなものがいるなら争いはなくなるんだがな・・・。)
【ふと近くにあるカフェに入りカフェテラスでコーヒーを飲むことにした】

(月がきれいだな・・・。ここだと月がよく見える)

(退屈だが何もないのが一番いいんだ・・・。)

【道行く人を見ながら】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 22:38:14.69 ID:FyZpRSIj0
>>555

…………そんな……あの旦那が…………『仕置きの猫又』が、そんな事になるなんて…………!

【カッと剋目し、地面を睨みつけて顔を青ざめさせるイマミレイ】
【彼女からしてみれば、アーディンはそんな痛手を食うような人物ではなかったのだ】

え…………いや、殺…………マスター、アレなんだろ?
「…………『哲学者の卵』……あの最悪な物を喰らっちまったって事だよ…………」

【殺の質問に、微妙な表情でマスターを見やるイマミレイ】
【マスターも、言葉足らずだったかと言った様子で、『卵』の事を口にする】
【――――よもや、『卵』そのものを知らないとは、思っていない様である】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:38:59.55 ID:Pf+n4mnSO
>>549
急所が普通と違うのか?
ってかそもそもトカゲの急所なんて知らねえし
【馬を走らせなければならないためあまり振り返る余裕がない】
この音…ロボットかなんかなのか?
尻尾とか腹とか、どっか別の所に急所があるんじゃねえか?
【とはいえ、追われている以上そこを狙い撃つのは難しいだろうが】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:41:28.99 ID:Z0jzw4aSO
【水の国:街中】
【その傍らにある小さな店】
【お手軽なお値段で買える駄菓子やらおもちゃが商品に並べられている】
【昔ながらの駄菓子屋である。】
【店の前にはベンチが設置されていて】

ふぅ・・・、流石にこの時間は客いないなぁ・・
まぁ、こんな時間に子供なんて出歩いてる訳ないんだけど・・・
【デフォルメされたカエルの頭の形をした帽子を被った青年が座っていた】
【背中に『舞塚商店』と店名が白文字でプリントされた紺碧の長袖Tシャツを着て】
【下はジーンズに、サンダルを履いている。】
【口にくわえているそれはタバコと思いきや、棒状のチョコ菓子である。】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:44:14.05 ID:nMCebvyr0
>>557
ふむ……アーディンさんを怪我させるとは相手は強いだろうな…
【表情を強張らせ】

………………哲学者って卵産むのか?
【スマナイ…彼女はコレ真面目に言ってるんだ】
【ボケとかふざけてるとかそんなんじゃないんだ】
【彼女…………馬鹿なんです】
【学生時代とるのが難しいと言われたオール0点をとった事があるほどの】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:45:47.25 ID:Zhzyg8hDO
>>550

う〜ん…なかなか熱心な人だなあ

【青年は穏やかに笑う。辺りはもう仕事が終わっており、夜の静寂が包み込んでいる。】

【そして、半壊していると言っても元々大きな国だ。ちらほらと人影もあった。事実、この大通りもだいぶ復旧作業が終わっている。】

【そして、青年は相手の言葉を繰り返した。】


…入りたい?

僕が所属している「組織」にかい?


【そう問いかける。】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:47:03.52 ID:LNt+B0Lxo
>>558

「大概の場所は狙撃した、けれど有効打は未だに無い………」
「狙いを変えて如何にかなるならもう沈めている!」

【この侭女性が撃ち続けたとして、この異形が動きを止める事は、まず無いだろう】
【端的に言ってしまうと、火力が足りないのだ】
【ただの拳銃弾では、この異形の体内の防御を突破出来ない】
【かと言って、頭部は硬質。眼球を狙い打つのは、走っている最中には難しい】

【聖都の市街地を抜けて、ある程度離れて】
【邪魔なものが無くなったからか、異形の走る速度は更に増す】
【逃げているばかりでは、何れ追いつかれるだろう】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:49:32.47 ID:+rhfwHiDO
>>553

【チリン―――リボンの鈴が小さく空気を震わせる。どことなくかの少女と雰囲気が似ているのは、気のせいか】
【でも、そんなことも今は気にかけない。何かに思考を巡らせるほど頭の中には余裕が無かった―――】
【見つめられ、その視線を受け止める蒼の瞳はどこまでも無気力で――】


証拠、か。困ったな………お姉ちゃん♂スにも出せないや

【少女の勘違いを訂正することもなく――柔らかく、然し力無い微笑みを湛えたまま気紛れにその言動に乗ってみる】
【「でも、平気だから」と付け加えて。言葉には何の根拠も感じられず、少女が信じるに足る"証拠"も提示出来ないだろう】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 22:52:33.80 ID:FyZpRSIj0
>>560

「いや…………相手は一応殺したんだが…………あの時のアーディン曰く『殺しても生き返る事が出来る』そうな…………
いずれにせよ、流石は機関の支部長、一筋縄ではいかんようじゃな…………」

【死体も残らない程に、完璧に焼き払い、消滅させたはずなのだが――――詳しくはアーディンも語らなかったが、『復活』が出来る相手らしい】
【戦績、そして『復活』が可能とあれば、確かに強敵と言わざるを得ないだろう】

…………まさか、殺……知らないのか?
「やれやれ……そこから始めねばならんか………………腕は立つのに物は知らぬなぁ…………」

【二人とも、暗くなった雰囲気を置き去りにして呆れ顔である】
【物騒な職についているはずなのに、殺がそれを知らなかった事が、かなり意外なようだ】

「――――『哲学者の卵』とは、人の心を闇で満たして、発狂させてしまう魔導具の事じゃよ…………
身体に植え込まれて、心が弱かったり、元々邪悪に満ちておったり、命が危険にさらされたりすると『発動』してな…………」
…………そうなっちまった人間は、新たな能力に目覚めたり、超常的な現象を巻き起こしたりする反面…………
心が壊れちまって、人格もめちゃくちゃな破綻者に…………言っちまえば、『外道』に墜ちちまうんだよ……!

【概要をかいつまんで説明するイマミレイとマスター】
【それでも、詳しく説明するうちに、二人の表情が、再び深刻な物になっていく】
【これらの話を総合すれば、殺も気づくだろう。今のアーディンの状況が、如何に危ないものであるかと言う事に――――】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:54:15.92 ID:5IPzyX2xo
>>554

【行動は成功、視界外からの攻撃は有効である】
【見直すべき点があるとすればその投げた方向にも幾らかの罠を仕掛けておくべきだったか】
【と、「手」は淡々と記録する】

【掴み投げ飛ばした「手」は役目を終えたとばかりに地面にその身を隠し】
【ステージからその姿を完全に消す】

……――――!

【猫から吐き出される血、それが地面に零れ落ちる途端】
【周囲に未だ存在するノーマルタイプの「手」の瞳がそれを注視し動きを止める】
【一瞬の時の後、「手」の内の1本がその赤色の向かい進み掌で覆いかぶさろうとするだろう】

【その「手」の動きだけが他の物とは違い非攻撃として動いている、故に目立つ】
【行動が邪魔されなければその血に含まれる猫の情報等を読み取り始める】
【具体的には“種族”“年齢”“性別”といった情報の項目である】

――――――――

【一方、地面から微かに突き出たより鋭い「手」が完全に顔を覗かせる】
【指に値する部分はそれこそ日本刀のようにシャープな形状になりその攻撃性を増して】
【指と指が触れ合う度に「ギチン、ギチン」と嫌な音が響く……それは生命を容易に奪う刃物の音だった】

………………

【攻撃特化として作られたであろうそれはただ1つのみ】
【そして周りを見れば「手」の本数が先程よりも減っている、変化に伴い他の手を消費したと推測して間違いない】
【その分逃げるといった行動も容易になる、ただそれを「手」供が許すとは思えない……が】

――――――――!

【刃物と化した「手」は一瞬だけピクリと震えその瞳で狙うべき相手を確認し】
【指を、その身を、切っ先を前面に押し出し猫の腹部を狙いそれなりの速さで進んでいく】
【もしそれに体を刺されたのならば、しかし出血は無く生命力そのものを奪われてしまうだろう】
【殺しそのものが目的ではないらしく、先程の血液に飛びついているだろう「手」の動きから見てもある程度は推測可能か】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:54:25.14 ID:Pf+n4mnSO
>>562
……アンタ、馬は乗れるか?
【ライフルに弾を込めながら問う】
少し替わってくれ、オレがやってみる。
【とはいえ、持っている銃は古めかしく】
【銃そのものの威力は女性の持つ物の方が高いだろう】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 22:55:28.36 ID:NBw/kjfSO
>>559
【そこに近付いて来る、一人の幼女】
【首から掛けるは、赤いペンダント型のオルゴール、縦ロールのお下げにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい赤色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】
【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装……】
【明らかに、“普通”じゃない】

【彼女は、右手でにぎり拳を作って……それを青年の目の前に、突き付けた!】



何かお一つ、一番美味しいのを下さいな、ですから!

【……にぎり拳をゆっくりと開くと、その中にあるのは、数枚の硬貨】
【はにかんだ笑顔で、寒さから頬を少し赤くして……どうやら、ただお菓子を買いに来ただけであろう】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 23:00:09.43 ID:TySVNfaR0
>>564

殺しても生き返るなら魂を殴って生き返らせないようにすればいいではないのか?
……と言っても私には《まだ》できないが
【不思議そうに言うが本人は大まじめである】

……………………
うむ!!よくわからないが
私がいた世界の《外法》による《変生》みたいなものか?
下手したらアーディンさんが魔に落ちる可能性という意味でだが
【なんか自分しかわからないような事を言いながら聞く】

569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:02:02.43 ID:LNt+B0Lxo
>>566

「………残念ながら、二輪以外は乗れない」
「そして愛車は聖都の地下駐車場……ガソリンがあっても仕方が無い」

【異形は更に距離を詰め、大きな口を開ける】
【喉の奥には何か円形の板の様な者が有り、口内には銃弾が幾つか】
【おそらくは、口を開けた際に口内に銃撃を行い、そして良い結果は得られなかったのだろう】

【今にも、異形はその口で、馬に噛みつかんとする】
【人間ならば呑めるが、馬は飲み込めない程度の口の大きさ】
【となれば、腹に送られる前に確実に、その鋭い牙が身を襲う事となる】

【何らかの対処を行わねば、惨劇が生まれるのは火を見るより明らかだ】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:05:11.79 ID:tDJUDf9e0
>>563

証拠が出せないなら、認められないのよう!
疑わしきは罰せず、なんて、適用されないんだから!

【相手の言葉に、にこりと笑んで】
【笑んだ口の前で両手を合わせながら言うのは、そんなことで】
【冤罪だとかが発生する前に適用してもらいたいですね】

あのね、だって、どう見ても平気じゃないのよ?
平気ーって言うなら、ちゃんと平気そうにしてから言わないと、どう見ても嘘吐きなんだから!
それとも、私に言うのはやなのよ?

【※いろんな意味で初対面である】
【このテンションが相手の素であることとか、初対面の人にそんな暴露なんかはしないとか】
【そういうことを一切まったく微塵も考えていないテンションと発言で】
【相手を心配しているような、拗ねているような。中途半端な表情で、相手をじぃっと見つめて】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 23:05:40.75 ID:fHdFZbp9o
>>565
……む。

【他と違う動きをする手ヲ確認】
【しかし、今は自分を狙う手だけを見据えることにする】
【血を読み取れば、情報が読み取れるだろう】
【種族:猫 年齢:5 性別:♂】
【年齢や、体の構造。其のどれもが只の猫と大差ない】
【然し一つだけ分かることがある】
【構造自体は変わらないものの、それぞれの性能が段違いであることだ】
【筋肉の性能は並の猫の10倍に近く】
【骨や爪、牙の硬度は鉄板に傷を付ける程である】

影装、完了。

【迫る手を見て、そう呟く】
【猫はその体を一回り大きな物としている】
【体から霞の様に影が立ち上り】

フシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

【毛、ではなく影を逆立たせて猫は一歩を踏み出した】
【ぎちぃっ、バァンッ!】
【影が身体能力を補助し、一瞬で弾丸の様な速度へと猫は加速する】
【ぎゃりっ、と体が回転して。表面の毛羽立つ影が全て硬質化した】
【触れれば鋭い影に抉られ、砕かれるだろう】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:12:03.58 ID:FyZpRSIj0
>>568

うーん…………。その転生の仕組みがどういうものなのか……それが分からない事には何とも言えないが……
確かに『肉体で無いもの』を弱らせてしまえば、復活出来なくなってしまう、ってのはあるかもしれねぇな……

【殺の言葉に乗っかり、イマミレイも考え込む】
【ある程度ではあるが、自分の知識でも考える事が出来る問題である。そこは魔術師としての面目があったのだろう】

魂を弱らせれば…………あるいは魂から殺せば……?
肉体が滅んでも、そいつがそいつたる所以は『魂』にあり…………なら、そこにダメージを与えれば……行けるか?
だが、具体的な方法となると…………その相手の事をもっと知らないと、なんとも言えないな…………

【ぶつぶつと、一人考え込むイマミレイ】
【だが、結局出てきた結論は『データ不足』だった】

…………?
ま、まぁ…………魔に落ちるかもしれない、って言うと、確かにその通りだ…………
そんなヤワな人じゃないとは思うが…………あの人も、色々抱え込んでたからな…………心配ではある……

【何やら耳慣れない単語が混じった殺の言葉に首をかしげるも】
【どうやら最低限の共通理解は成されたと取り、頷いてみせる】
【そして、やはり行きつくところは、『卵』を浴びた本人、アーディンへの心配である】

――――――――こんな時、レイド=E=ヴェイスとジェムがいてくれれば、な…………
あいつら、今はどこに居るのやら…………アーディンの旦那なら、行方も知ってるかもしれねぇけど…………

【イマミレイには、『卵』を無力化する心当たりがあった】
【と言うよりも、その技法の確立に、間接的にではあるが、協力していたのである】
【その人物――――レイドとジェムに、いますぐコンタクトを取る手段がない。その事がイマミレイを焦らせた】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:12:28.02 ID:GZs60YqAO
>>561
【繰り返された言葉を聞き、男の全身の毛が総毛立つ】
(うっは、こりゃ人生の転機だな。押して正解だったぜ)
【と同時に、この惨劇にこの青年は関わっていると直感した】
あぁ…よろしく頼みたい…
【興奮で血が沸き立っているのを感じながら男は青年の問いに答えた】
オレの名はマウリッツ・グランフェルトだ、マウルでも良いぜ


/接続が悪かっただけのようでwiki見れました。
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:12:44.52 ID:Z0jzw4aSO
>>567
ん・・・?
【幼女に気が付き、視線がそちらへ】

(いや・・・やっぱりいるモンだなぁ・・・)
【青年は立ち上がる】
【よっこらしょと呟き、まるでオッサンみたいな立ち上がり方だ】

いらっしゃい、
どうぞ、飴からガム、チョコにアイスに魚介加工類まで何でもそろってるよ。
【店の中へ連れて行こうと】
【視線は幼女にそのままに店の中に入っていくだろう】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 23:15:45.59 ID:Pf+n4mnSO
>>569
大丈夫だ別に難しくないさ
手綱を握ってるだけでいいんだ
右に引けば右に、左に引けば左に曲がる
でも引く必要はないぜ、真っ直ぐ走らせてくれりゃあそれでいい
【言いながら後ろを振り向かずに怪物の前足めがけてライフルを撃つ】
【持っている能力は二つ、銃弾の速度操作と銃弾への風属性の付与】
【おおよそ通常の倍程度の速度で撃ちだされた銃弾は前足に着弾すれば、纏った風が炸裂し小さな爆発のような衝撃を生み出す】
【しかし攻撃としては貧弱で、多少足を遅らせる程度の効果にしかならないだろう】
誰にだって初めてはある、頼むぜ
【幸い障害物も無い】
【ただ走らせるぶんには難しい事もないだろう】

576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 23:19:26.27 ID:vEP8uIjc0
>>572
ふむ………やはり一度ソイツと戦ってみないとわからないか
マスター…念のためだがソイツの名前と容姿はわかりますか?
【首を傾げて聞き】

ふむ………となるとマズイな…
いくらなんでもアーディンさんが心配だ
【真面目に悩み】

…………とりあえず一旦落ち着かないか?イマミレイ
焦ったら回れとよく言うだろう
【爽やかに笑いイマミレイの肩を叩く】
【あとことわざを間違えてる上に使い方を少し間違ってる気がする】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:22:24.93 ID:YcGnw7dMo
【路地裏】

話を始める前に訊かせてくれ
そんなに罪なことなのか
自分のもとを最後まで持とうとするのは……♪

【どこか不安げな響きを孕んだ歌が、袋小路から聞こえてくる】
【高く細いボーイソプラノは、静かなこの場所では道しるべのようになっているかもしれない】

あつつ……やっぱ、見た目はどうにか出来ても痛いのはまだ無理、かなァ

【金髪赤目の少年が、木箱の上でロリポップを片手に壁にもたれるようにして座っている】
【黒紫の襤褸外套を纏い、ピンクのシャツにライトブラウンのショートパンツ】
【赤のチェックのニーソックスに同じく黒のマフラーと帽子……】
【右の袖は何も通すものが無いようにふらふらと揺れている】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:22:26.19 ID:5IPzyX2xo
>>571

――――蒐集――――

【血に覆いかぶさる「手」が白く光り】
【不快な声が辺りに響く、役目を終えた異形は地面の中に消えた】

――――――――

【迫る黒く鋭い弾丸に切っ先は臆する事なく、いや臆する事せず】
【対抗するように突いて進んで行く】

――――――――…………!

【しかし白い刃はまるで工業用の研磨機に掛かるように削られていく】
【己の身が失われていくというのに「手」は慟哭の叫びすら上げず】
【やがて「手」の指の付け根まで削り取られて残るは掌という不恰好な姿に】

…………………

【このままではどちらにしても負けると察した「手」はふいに自身に亀裂を走らせ】
【やがて内から爆ぜるように自壊した、見ようによってはそれは自殺にも見えるそれは】
【しかし人間の自殺のように精神的な要素は1つもなく、ただ合理的な動作によるもの】

【そんな「手」と戦っている彼はまるでコンピューターか或いは道具か何かを相手しているように感じるかもしれない】
【そしてその感覚は間違ってはいない、ただその答えは遠く……】

――――――――

【見れば周囲の「手」は残り少ない、知らずの間にその数は減っていた】
【その原因は彼の前にある巨大な「手」だった、先程の刀の「手」は実用性のある囮】
【囮で彼から生命力を奪えればそれで御の字、不可能であった今はこの巨大な「手」の存在意義が生まれる】

【愚鈍だが重厚なその動き、そして大小様々な無数の瞳は黒猫を注視している】
【彼の動きの一切を見逃すまい、と――――】

……――――――――

【凡そ3m程の「手」はその身を大きく振りかぶり】
【ただ単純に猫を押し潰そうと彼の頭上へとその掌を振り下ろそうとする】

【巨大故に質量も有り、攻撃に当たってしまえばただでは済まないのは確定的】
【削ろうにも量が多く……果たして彼はどう対処するのか?「手」はその情報すらも蒐集しようと――――見つめる――――】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:22:28.91 ID:LNt+B0Lxo
>>575

「………了解した」

【馬上で前後入れ替わるのは、かなり難しいと判断し】
【座る場所は入れ替えず、手だけ伸ばして手綱を掴む】
【然し、操作は行わない。完全に走るに任せて】

【一方で、弾丸が前足に着弾した異形】
【衝撃は、身体を幾らか押し戻す効果は有ったらしく、直ぐに噛みつかれる事は無くなるが】
【それも暫くの事。直に、また追いつかれるだろう】

【何時までも逃げ続けるのなら、其処に突破口はきっと見つからない】
【立ち向かうか、人間の武器である知恵を用いるかしなければ】
【無限で無い銃弾とスタミナは、何れ尽きる事になる】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:25:23.39 ID:+rhfwHiDO
>>570

いや……そういうわけじゃないんだけど……

【次々とまくし立てる少女にどう返答していいかわからず、困った風にポリポリと頬を掻く】
【浮かべていた薄い笑みが徐々に苦いものへと変わっていく――心配してくれているのは分かるから、鬱陶しいとは思わない。こんな顔をしていることに対して申し訳ないとも思う】

【ただ―――今の自分には少女の無垢な明るさを直視するのが難しいだけで】

【逃げるように瞳を細め、視線は俯き加減。沈黙の時を伝うように、二人の間に冷ややかな夜風が流れ込み―――】


…………―――ごめん

【―――そうして口から漏れたのは、重々しささえ感じさせる意表を突いた謝意の言葉だった】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:27:27.71 ID:NBw/kjfSO
>>574
ええと…………

【幼女は手の中にある硬貨の枚数を数えながら、青年の後ろに着いて店の中へ入って行く】
【ちなみにだが、今幼女が持っているお金は、我々の世界の我々の国のそれに換算して500円程度である】

(……なんでカエルの被り物なんて被ってるですから? ……はっ! まさか不審者!)

【要らぬ妄想をしながら、しかし口に出す事は無い。相手が不審者でも、それなりの対応手段があるのが理由の一つか】
【店の中に入ると、彼女は周囲に並んでるであろうお菓子やその他諸々を見渡すだろう】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:29:57.61 ID:FyZpRSIj0
>>576

「…………名前はレギン=ハーネットと言うらしい
容姿に関しては…………詳しくは聞いてはいない。あの時は、客たちを逃がして、我々も逃げるほかなかったから、詳しく見てもいない」

【マスターが知っているのは、レギンと言う名前だけであるらしい】
【それ以上の情報は、望めそうになかった】

「……言っておくがな殺
お前さんが何をしようと、何も言う事はない…………その代わり、やった事のけじめは、自分でつけるんじゃぞ……?」

【目を細めて、殺に説く様にそう話すマスター】
【ぶつかりに行くつもりではないかと考え、忠告したのだろう】
【――――場合によっては、アーディンの二の舞になると言う事も考えられるのだ】

…………全くだ、な……
あの人が闇に墜ちれば…………本当に大変な事になるし……旦那には恩があるんだ…………俺個人としても、旦那には、そんな風になってほしくない……

【イマミレイの表情が、暗くなる】
【見たところまだ少女で通る年頃である。そんな中、腕一本で商売をし、世間を渡り歩いているのは――――アーディンの力添えもあっての事だろう】
【――――アーディンが『レイドの実験台になるために、わざと被弾した』という事実など、知る由も無かった】

…………それを言うなら『急がば回れ』だ、殺
ついでに言うなら、なんでこの文脈で、その言葉が出てくるんだよ…………

【ややジト目で殺を見やりながら、用語のミスを指摘するイマミレイ】

(なんと言うか…………アレだな、天然?)

【どうやらイマミレイの中で、殺の頭脳レベルが徐々に計られているらしい】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 23:34:12.73 ID:fHdFZbp9o
>>578
【がりがり、がりがり、がりぃっ!!】
【手を削りえぐりながら突き抜けて、地面に着地する】
【後ろで爆散した手の欠片を尻尾で払いのける】
【尻尾まで影は装備されており、触れた欠片は砕け散った】

……全く、何者なんだね、君は。
まあ、吾輩も吾輩の事は良く分かっていない、君にも答えは期待してないがね。

【瞑目して、そう呟く】
【あまりにも無機質すぎるその光景。そら恐ろしい物を感じていた】
【右の金を細め、奥にある巨大な手を見据える】

コレは、マズイ!

【そう判断する】
【移動し、手のひらを回避しようにも、かなりの大きさ】
【どうするか、どうする、どうすれば生き残れるか!?)

――――南無三!

【そう叫び、猫は左の色無き灰を見開いた】
【影が体から分離し、一本の長い棒を作り、つっかえ棒と成るようにして】
【灰の目が、透明な光を放つ】
【そう、視認できないのに、光と分かってしまう面妖な何かである】
【現在の猫の視界には、違う世界がみえている】

――――負担が、大きいから使いたくないのだがね。

【目が、猫を見ているのならば、分かるかもしれない】
【既にそこに居るのが、猫ではないということが】
【猫の表面にノイズが走り、その体がばきばき、と音が響く】
【次の瞬間、そこに居た猫は、猫ではなく、ライオンであった】
【黒い毛並みを持ち、金の目と無色の目を持つライオンだ】

ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

【咆哮が路地裏に響く】
【ライオンの大きさは4m程。かなりの大きさだ】
【そして、屈強な腕を腕に向かい、ノラは振るった】
【爪はかなり鋭く、また筋力も強い】
【拮抗するように腕と腕がぶつかるだろうか】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 23:40:03.48 ID:0vskwQ7B0
>>582
レギン………なるほど
………わかってます。マスター
しかし、私は売られた喧嘩は倍にして返す主義なので
【マスターに見透かされていた事に驚き】
【……しかし彼女にしては自分の大切な人達と場所を傷つけられ、怒りを覚えているのだ】

もちろん。私もだ
【爽やかに言い】

そうだったか!!
ハハハハ
【笑いながらそう言い】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/15(火) 23:42:00.12 ID:Pf+n4mnSO
>>579
よし、それでいい
ちょいと失礼するぜ
【体の向きを変えて後ろを向き、女性と向かい合う形になる】
【そしてリボルバーを構える】
【構えたリボルバーはウエスタンでおなじみのシングルアクションのもの】
【連射には向かないが、ダブルアクションより引き金が軽く精密射撃しやすいという利点がある】
【また、連射についても熟練すればダブルアクションをはるかに超える速度が出せる】
真っ直ぐ頼むぜ真っ直ぐな
狙いがズレたら失敗しちまうからな
【銃を構えて狙いを定め】
【ある程度馬と怪物の位置が安定するまで待っている】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:43:10.06 ID:KjvMbgNm0
【公園】
【ベンチに座っている一人の少年が、ふぅ、と物憂げに一つ溜息を吐いた】

……んん、ぅ。
ボクが寝てる間に色んなことがあっていた、のか……。

これは――ちょっと、失策だったかもしれないね。

【灰色のキャスケット帽を目深に被っていて分かり難いが、その人物の瞳は綺麗な蒼色だ】
【真っ黒なコートにタイトなジーンズ、中性的な声――何となく、不思議な雰囲気の人物】
【彼の帽子から僅かに出ている金髪が、夜風に揺られてふわりと柔らかく流れた】

……ま、考えてても仕方ない、か。
ボクにはボクの仕事があるだろうし――ね?

さて、何から始めようかな。……取り敢えず何か飲み物を買おうかな。

【――言葉から鑑みるに正義の人物なのだろうが、こんな少年が正義陣営に居ただろうか……?】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:44:31.60 ID:Z0jzw4aSO
>>581
(こんな時間に一人で・・?・はっ!まさか不良っ!)
【所詮、幼児と同等の思考回路だった】

(こんな歳で・・・お気の毒に・・)
【お気の毒はお前の頭だ^p^】

【店の中には青年の言う通り】
【あらゆる駄菓子が揃っている】
【例えば十円のガムや飴はもちろん、うま○棒、○っちゃんいか、ベビー○ター、ガリ○リ君・・・等等】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:47:55.19 ID:LNt+B0Lxo
>>585

「………走り続ければ、安定はしない。あの脚の付き方は……」
「けれど止まれば、チャンスは少ない。馬の後ろ脚くらいは、危ない」

「……………動く的を、一回で。それ以外に、可能性は無い」

【哺乳類と違い、両生類や爬虫類は、身体の外に張り出すように脚が付いている】
【これが全速力で走れば、それこそ蛇行という言葉が適当な程、身体が大きく揺れるのだ】
【馬上の揺れに的の揺れ、双方が合わされば、とても正確な射撃は出来ない】
【その事を、自分自身も銃を用いる者である、女性は十分に分かっていて】

「……………一度、止める」

【両方の手綱を、同時に強く引いた】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:48:25.54 ID:5IPzyX2xo
>>583

――――――――

【未確認のその光に目供の視線は乱れる】
【そのよく分からない“何か”を確かめようと、瞳をぐるぐると動かすが何も得られはしない】

―――――……!

【巨人の掌と獣の王の掌、どこかのお伽話のようなその情景は先へと進む】
【時は誰にでも、例え物にでも平等に流れるそして劣化し朽ちていく】
【摂理は等しくこの世にあるものに降り注ぐ】

【“ぎちぃ”という嫌な音それは獣の爪が「手」の表面を抉る音である、しかしその傷からは血といった物は出てこない】
【そして「手」はその身を引く事はしない、むしろその身を押し出そうと段々と出力を上げていく】
【人非ざる物の力は言うまでもなく人外のものであり、生物としては規格外の物】
【獣の王と言えどもその力に対抗するのは難しいかもしれない】

――――――――

【ただ獣の王がその目を開き続けているのならば、気付く事がある】
【それは「手」の生えている場所、その根源である】
【「手」全体の力と重さを支えている手首のような部分は力の根源でもある】
【言うなれば力の均衡点であり拮抗点、それはまるで爆弾のような物】

【膨大な力を宿しながら支えているその場所に何かしらの邪魔】
【他の巨大な力が介入したのならば、果たしてその砂上の楼閣のような淡い均衡はどうなるだろうか?】
【試してみる価値は十分にある筈だ――――】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/15(火) 23:51:49.51 ID:FyZpRSIj0
>>584

「…………そうか、ならいいんだが…………
アーディンと、客人の1対2で、二人ともに入院しちまったと言う事実…………それだけは忘れるなよ……?」

【強い意志を持っている殺に対して、マスターは強い引きとめの言葉を口にしなかった】
【だが、アーディンもただで負ける人間ではなく、更にその時は数の優位があった】
【その上で、この結果を招いている事――――その事実だけは、伝えておかなければならない】
【それは『油断大敵』とも取れ、あるいは『無謀』とも取れ――――殺の受け取り方次第だろう】

そうだな…………今度旦那に差し入れでも持ってくよ

【殺と同じ思いを共有している事を受けて、イマミレイはそう口にする】
【本来なら、商売事には厳しい性格なのだが、流石にアーディン相手に損得勘定はできないようだ】

(…………決定。殺は世に言う『頭の緩いタイプ』だな…………
『天然』と言うか、『純朴』と言うか…………『無知』と言うか…………)

【内心では、とうとうイマミレイは殺に対して、そんな評価を下していた】
【やや失礼な気がしないでもないが、『哲学者の卵』を知らなかった事、ことわざを言葉そのものの意味も間違っていた事のインパクトは、相応の物があったのだ】

――――さて、それじゃあそろそろ俺はお暇させてもらうぜ?
これ以上立ち話してたら、仕事…………と言うか、作業の邪魔になりそうなんでな
「そうか…………ま、暇が出来たら、アーディンの奴をからかいにでも行ってみてくれい」

【話が一段落したのを受けて、イマミレイは帰り支度を始める】
【殺とマスターの二人を引きとめてしまい、復旧作業に影響が出ているのを受けて、早めに立ち去ろうと言うのだ】
【――――呼びとめなければ、言葉通りにイマミレイは立ち去るだろう】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/15(火) 23:53:13.98 ID:fHdFZbp9o
>>589
【ぎり、ぎり】
【手と手が打ち合い、手の表面を抉る】
【其の巨体の重みを腕に込め、出力を上げる腕に対抗していき】

……ぐぅ、辛いな。

【獅子の声は、しかし其れでもダンディズムが溢れており】
【冷静に状況を見据えている】
【このままでは負ける、なにか状況を打開するものは……】

(そうだ、この“手”の根本はどうなっている?
壊す価値は、有るか)

【獅子の落す巨大な影がずずず、と音を立てて蠢いていく】
【創りだすのは、巨大な槌。尻尾とどうかした其れを、遠心力で加速し、根元に向け振るう】
【この一撃は、状況を打開するに足るだろうか】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:55:23.66 ID:Zhzyg8hDO
>>573

ふむふむ。僕はガイア。
ガイア=エンドアだ。

【青年も自己紹介した。】


まあ君を雇うのは簡単だが…

【青年は近くにあった休憩用のベンチに座った。】

僕が所属している組織の活動方針に君が会うかどうか「テスト」したいんだがね。

【悠々と足を組み、そんなことを言った。】

どうかな?


/すいません遅れました。
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:00:05.35 ID:NlagXnWxo
【路地裏】

死を悼む・・・とか
(無駄足だ)

まったく何やってんだ、俺は
(恐らく、出られない)

・・・そうか俺は
(何故?)

何やってんだろうな?
(自業自得だろ、思い出せよ)

【血生臭く光の差し込まない暗い路地】
【にび色のローブを着てフードを深く被った青年が右手に拳銃を携えて歩いていて】
【ぶつくさと呟きながら寂しげに歩く青年の足元には、赤黒く乾いたシミがまばらに散らばっている】
【普段から路地裏に関わりのある人間ならば、ここで何があったかは容易に察しがつくことだろう】


・・・あ、うん、帰りたくはなるな
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 00:01:09.09 ID:ltz4mIP50
>>580

……むー。じゃあどういうことなのよう。

【「そう言うことじゃない」といわれれば、困ったような、しょんぼりしたような】
【そんな表情で、首をかしげて、尋ねて】

…………う、ぅー。

【流れ込んだ夜風に、鈴がまた、ちりんと鳴って】
【告げられた謝罪に、浮かべたのはひどく困った表情】
【小さく唸りを上げて、そのまま。どうしたらいいのか分かんない、なんて風に。黙りこんで】

/遅れました、もうしわけないー。
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 00:02:24.40 ID:7BzXkepN0
>>590
わかってます
【どちらの意味で捕らえたかわからないが頷き】

ふむ…私も今度アーディンさんのお見舞い行ってみるか
【そう言い】

【正直、間違ってない彼女は俗にいう脳筋で変態なのだ】

そうか…私も仕事に戻るか
ではイマミレイ。また来てください
【そう言って仕事に戻るだろう】

/乙でしたー
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:03:22.87 ID:D2Xpa5lSO
>>587
(……相手が不審者なら、「縛り上げて」……能力者かもしれないから「気絶させる」ですから)

【必要以上の「警戒心」は、幼女が自分の“里親”あるいは“恋人”から教わった物……導き出された行動は】

(お菓子が美味しそうですから……いやいやでもでもですから、不審者はお菓子で子供を釣るって聞いたですから……!)

【“能力の発動”】
【幼女の右手の袖から僅かに漏れ出す“魔翌力”がそれを物語るが……“全容”は全く見えないまま】

さ、さあて! 何を買おうですから!

【“虚勢”を張りつつ、彼女は辺りの駄菓子を物色する……】
【最初に目に入ったのは、“チ〇ルチョコレート”を彷彿とさせるデザインの小さなチョコレート達らしく……それらが陳列されたコーナーに近付いて行く】

597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:04:00.23 ID:c3T+7mJQo
>>591

――――!!

【王者の巨槌は丁度身動きの取れない「手」の手首へと直撃】
【遠心力も加えられたその攻撃に「手」はそこを支点にくの字になるように折れ曲がり】
【力の方向性を違え獣の王と交差するように過ぎ去り】

――――――――……

【やがて路地裏の壁へと激突】
【その壁を砕き、その壁の質量と行き場を失った力に砕かれひび割れ】
【“ずしん……”という音を立て瓦礫を浴びながらその場に崩れる】

【「手」と交差する瞬間に恐らく見えただろう】
【その瞳がまるで驚いたように大きく見開かれていたのが】

…………………

【力を失った「手」はこれ以上は意味が無いと判断したのか先と同じように自壊プログラムを起動】
【表皮がひび割れ、やがてそれが広がり砕けて散る、灰にもならずに消える】

【瞳が最後に見た物は、霞んだ暗い空だったという――――】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 00:05:45.11 ID:UtyoYOYSO
>>588
チャンスは一度ありゃ十分さ!
【急停止】
【向かい合う怪物を狙い集中】
…巨大トカゲめ…ブチ抜けっ!
【怪物の頭部ど真ん中を狙い銃を6連射】
【また、能力をフル活用、銃弾は全て風を纏う最大弾速】
【また、銃弾は全て寸分違わず同じ軌道を辿って連なり、正面からは銃弾は一発にしか見えない】
【一発目が着弾すれば二発目は一発目の尻を叩き、風を炸裂させてその分の衝撃を一発目に伝える】
【そしてそれが五発分まとまった威力】
【ただ一点、銃弾一発分の点を貫く事のみに特化させた技である】
【それは勿論、急所を僅かにでも逸れていればほとんど無意味な事である】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 00:08:22.20 ID:Q1JExtU6o
>>597
【ぶぉっ、と風を巻き込みながら、根本へ直撃させて】
【手は壁とぶつかり、崩れ落ちる】

……っは!やったか。

【安堵したように息を吐き、影の槌を解除する】
【一瞬見えた、手の瞳。そこにやっと感情が見えて】
【しかし、今のノラを満たすのは、生き延びた安堵だけであった】

なんだったんだ、一体。

【空を見上げ、そう呟く】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:10:30.74 ID:7A5FBjbAO
>>592
ガイアさんね、オッケー覚えた
テストね、勿論構わない

【ベンチに座っているガイアの正面に駐車していたバンに寄り掛かりながら答える】

/構いません^^
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 00:10:45.80 ID:93urKE1r0
>>595

あぁ。必ずまた来るさ!
じゃあな――――『ペガサス・ウィンド!!』

【殺に対して別れの挨拶を口にすると、イマミレイは魔術を行使して飛翔――――漆黒の空へと飛び去って行った】

「さて、こっちも早く作業を進めるとするか…………商売を再開しなくては、店員達を飢えさせてしまう……」

【イマミレイが去り、マスターも作業へと戻る】
【店の営業が再開できるには、まだ幾ばくかの時間が必要なようだ】



――――旦那…………
くっそ、物騒な世の中になったもんだぜ…………日蔭者も生きやすいと言えば聞こえはいいが…………これじゃ何時死ぬか分からねぇじゃねぇかよ…………!

【イマミレイは、一人夜空を駆けながら、顔を引き攣らせていた】
【風の噂で聞こえてくる、活動を再開した≪R.I.P.≫】
【今だ活動は活発で、知り合いを窮地に陥れている機関】
【――――世情は、思った以上に混乱してきていた】

そういや…………護にも薬を届けなきゃならないし、ルティンにも届けなきゃならない…………
しょうがないよな…………俺は俺の出来る事をするだけだ…………

【いつの間にか、そばを数羽のカラスを従えながら、イマミレイは雷の国の湿地帯の、自分の家へと家路を急いだ】

/乙でしたー!
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:15:49.85 ID:c3T+7mJQo
>>599

【感情にも見えたそれは、ただ周囲の情報をより得る為の行動であった】
【もっとももしかしたらのレベルで感情というものがあったのかもしれないが】
【それが分かるのは「手」自身のみだろう】

【先に情報と述べたが、その情報は何処へ行くのか?】
【散った巨大な「手」は既に消えて無くなり、それならば他の何処かに別の「手」があるのかもしれない】
【最期の「手」の自殺からもそういった可能性は推測出来るだろうが……】

…………――――――――

【地面から1つ、ぽつんと小さな「手」が現れて】
【嘲るように微かに揺れて、そしてまた地面に消える】

【その可能性を十分といえる程示してこの晩のこの怪異は一応の終わりを見せた】
【ただ夜中に現れるという白い「手」の怪異は静かに、悟られる事なく続いていく】


【――――まだ、終わらない――――】


/この辺りでしょうか?
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:16:55.75 ID:vxyBfVaRo
>>598

「………頼もしい」

【一発目:軍服の女性の銃弾と、結果は変わらない】
【速度により威力は高められていたものの、傷が僅かに残っただけだった】

【二発目:先に当たった一発が杭の様に撃たれて押し込まれる】
【傷が、僅かに広がっただけ】

【三発目:その二発を更に押し込む一撃が、とうとう突破口を開く】
【今まで弾かれるばかりだった銃弾が、異形の頭部にめり込んで】

【四発、五発、六発。一撃ごとに、銃弾は深く沈んで行く】
【異形の脚が、ついに止まった】


【ずん、と音を立て、そこに崩れ落ちる異形】
【死んだか?いや、死んだというなら『元から死んでいる』のだが】

『…………あら、酷い。自信作だったのに』

【そして、異形の体から聞こえる声】
【口調は、女性のもの。だが、使用している声帯は、男性のものらしく】
【やけに低い声は、異形の喉ではなく、腹の底から聞こえてくる】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:18:08.20 ID:Q3vooBPSO
>>596
――――ッ?!
【青年は幼女から溢れ出す魔翌力を感じ取る】
【何故今、能力を発動したのか】
【残念な青年のオツムでは魔翌力は感じれても、それまでは察知できなかった】

【青年もまたある程度の“警戒”を張り詰め】
【買い物を楽しむ彼女を見守る】
【だが、警戒が先程までとは少し立ち方を変えさせる・・・・これは構えだ】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 00:18:24.37 ID:Q1JExtU6o
>>602
【ずずず、と体は元の猫へと戻り】
【ノラはそこでぽてり、と気絶した】
【負担は限界、奇跡のような勝利であった】
【又いつか、邂逅することがあれば、ノラは容赦無く、“手”を殺しにかかるだろう】
【其れが何時に成るかは、分からないが――――】

//ですね。乙でしたあああああああああああ!
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 00:24:27.31 ID:D2Xpa5lSO
>>604
(……警戒されたですから? いや、警戒された方がむしろ好都合ですから)

【魔翌力の量はそのままに、チョコレートを幾つか(…具体的には三つ)つかみ取り】
【何か気に入らないらしく、その内一つを元の場所に】

これ、いくらですから?

【いくら、というのは何円か、という意味であるのは当然だろうか】
【手の平に乗せたチョコレートを青年に見せながら、小さく首を傾げる】


【その手の平からは、魔翌力は感じられないだろう……あくまでも“袖の中”から、そこからだけだ】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 00:26:56.08 ID:UtyoYOYSO
>>603
なな、なんだあ?
中にだれか入ってんのか?
気持ち悪ぃ……
【ライフルを構えて怪物に向ける】
誰だテメーは!
おかげで街がぐちゃぐちゃだぜ!
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:28:54.58 ID:OHV9BTxDO
>>600

よしそれじゃあ始めよう。まずは…

【そう言って、彼は辺りを見回した。】

うん、いい人がいた。君の左手の方に親子連れがいるだろ?分かるかい?

【青年はそちらに顔を向けながら言った。】

【そこには、買い物かなんかの帰りだろうか…】

【荷物を持った中年の女性と、寄り添うように歩く子供の姿があった。子供は七歳くらいだろうか。母親と楽しそうに会話していた。】

【とても微笑ましい光景だ。】

【そして、青年はテスト内容を告げる。】

【それはとても簡単で、短い物だった。】




…─────彼女達を殺せ



…──────できるだけ残酷に



【先ほどと同様に穏やかに、…とても穏やかに…】

【わずかな微笑みをもってして、青年は話す。】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 00:33:25.80 ID:s2vaUnDSO
【水の国。つい先日襲撃された、とある港】

【復興作業が進められ、少しずつ元の姿を取り戻しつつある、その場所に】
【所々歪み、黒く焦げ付いたコンテナの縁に腰掛けて、暗い海面を眺める者があった】

(――――解っては、いる心算なんだが。気ばかりが逸るようでは、どうにもな)
(我武者羅に戦ってばかりで、肝心な事は何一つ……だ。我ながら情けない)

【それは女性とも男性ともつかない、腰に太刀と短刀、合わせて三振りの刃物を帯びた痩躯である】

【ジーンズに包まれた脚を力無く揺らし、時折ミリタリーブーツの踵を、コンテナに打ち付けて】
【月明かりに映える臙脂色のジャケットの裾が、はたはたと風に靡くのを気にも留めず】

……しかし、酷いな。いつまでも微温湯に浸かっては居られないか、これは。

【険しい表情を浮かべて、ただただ夜色の水平線に視線を落とす】
【そのまま暫くそうしていたが、飽いたのだろうか。やがて視線を空へ向ければ】
【一拍を挟んで、小さく――溜め息混じりの呟きを、一つ零した】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:41:08.41 ID:vxyBfVaRo
>>607

「………………誰?」

『街の中で捕獲できると思ったのですけれど、予想外の邪魔が入りましたね』
『拳銃による銃撃と音量操作、この二つだけが手なら完封出来る駒を選んだのですけれど』
『予定外の事は有るものです』

『ですが、銃弾の残りはどれだけ御座いますか?』
『追って確かめた所、どうやら貴方達の主武器は銃器の様子』
『弾丸無くては、鍛えた非能力者の兵士と同程度、と見ますが』

【異形の腹の中が、ぐにゃりと大きく蠢いて】
【やがて、腹から一人の『形は人間にみえるもの』が這い出す】
【両手には大盾が一つずつ。見れば、無数の線上の傷】


『………如何でしょうか、我等アルマゲスト≠ェ誇る絶対防御の力』
『腹の中にこれを仕込んで、骨や幾つかの器官さえ保護出来れば………肉が貫かれようが無意味』
『頭の中には仕込めませんでしたが、それでも防御を固めれば十分に時間は稼げた』
『そこの元機関員一人が相手なら、もう殺せていた筈だったのですけれどね』

『さて、夜も遅い。これ以上街から離れると帰るのに不便です』
『なので、そこの白馬の王子様に聞きましょう』

『その裏切り者を、此方に引き渡していただけませんか?』

【異形の腹の内部から、大盾で銃弾を防御する。通常の生物では決して出来ない事】
【守りの薄い頭部か、そもそも防御が無い四肢を狙う、その選択は適切だったらしい】
【が、既に軍服の女性は銃弾を撃ち尽くし、今此処では戦力として数える事は難しい】

【言葉をどう受け取り、どう行動するか。それは、当人の心一つだ】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:44:23.09 ID:Q3vooBPSO
>>606
(袖の下・・・何か魔翌力の発信源はあそこか?)
(なら考えられる可能性は・・仕込みナイフとか・・そういった類の・・ッ!)
【警戒はそのまま継続】
【二人共に誤解な思考、無駄な心理戦を繰り広げちゃってるが・・・】

一つ20円だよ。
だから、二つで40円だね。
これだけでいいのかい?
五百円あるみたいから未だ何か買えるよ?
【だが、本業の商売はまた別の話ッ!】
【こっちもしっかり、ちゃっかりと熟す】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 00:52:56.24 ID:UtyoYOYSO
>>610
……つまりテメーは機関の人間で、機関を裏切ったこのお嬢さんを追っている…と……そういう訳だな?
【手にしたリボルバーに弾をリロードする】
オレが機関の言うことなんて、素直に聞くと思うのか?
お巡りさんってのは、正義の味方なんだぜ?
【両手に銃を持ち人型の敵に向ける】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 00:57:33.65 ID:D2Xpa5lSO
>>611
ん〜……もうちょっと買うですから!

【そう言うと彼女は……その“能力”の末端あるいは全容を見せる】
【右手の袖の中からしゅるしゅると伸びていく……“黒い包帯”が。それはまるで生きているかのように“動き”そして“編まれ”“結ばれ”……】
【“籠”……それを作り出し、その中にチョコレートを放り込む】

(いざとなれば大声で叫べば……それに、殺ろうと思えば殺れるですから)
(それくらいの自信を持てばなんとかなる筈ですから……たぶん)

【表面は無邪気で愛らしい、“幼女”の笑顔。その奥には冷たく鋭い“生物兵器”としての“[ピーーー]気”】
【それを見せながら……今度はアイス類のコーナーに向かう】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:59:47.67 ID:Q3vooBPSO
>>611
/すいません、そろそろ眠気がヤバいです・・
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:02:42.41 ID:7A5FBjbAO
>>608
あの親子を…?
(おいおい…どうするかね…)
【マウリッツは予想外のテスト内容に苦笑いを隠せなかった】
(てっきり思想に関する問答だと思ってたぜ、いや参った)
(意図は命令に対する忠誠心の高さか?組織には確かに必要だが…)
【素早く思考し、ガイアとの戦闘とも秤に掛けて[ピーーー]のも已む無しかという考えがよぎる】
【瞬間、マウリッツの脳裏に先程の直感が割り込んだ】
(この国を襲ったとして理由は何だ?お偉方…)
【首筋に流れる汗をそのままに、マウリッツは寄りかかっていた車に手を触れ】
Get…
【とそっと呟いた】
(こりゃ賭けだな、一世一代大博打…)

【そして言葉を返す】
理由がない、断る
……これは正解かい?
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 01:03:07.61 ID:m/L8XuyGo
>>609
……あ、本当になくなってるや

【思考する相手とは裏腹にどこか呑気なボーイソプラノ】
【街の明かりのちらつく方から、ゆっくりと歩いてくる】

ねェ、オバ、オジ……どっちだろ
ま、いいや。そこの人、もしかしてこの前のオマツリに参加してた人?

【距離が縮まれば少しずつ姿も視認出来るだろうか、ごく小さなその影は】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆った金髪赤目の少年】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたように風にはためいている】
【その風に乗って香るのは、幼い身にはあまり似つかわしくない香水の匂いだ】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:10:26.61 ID:vxyBfVaRo
>>612

『機関の人間ではありませんが、故あって機関には協力しております』
『………抵抗するのなら、無駄な事ですよ』

『この盾は、銃弾程度なら弾き返す』
『先程のやり方で貫通させる事は出来るでしょう』
『ですが、正確に頭を打ち抜かなければ、これは壊れない』

『脚を破壊して、動きを止める事は出来るかと思いますが』
『生前、アルマゲスト∴黷フ健脚を誇ったCancer<Aル・タルフ』
『完全に破壊されるまでに、一撃は叩き込むでしょう』
『聞いたところ、そこの刺青女は、決して頑丈な部類では無い』
『その一撃で、十分に壊せます』

【人型の異形の喉からは、それ自身の物ではない言葉が流れ続け】
【異形自身は、陸上競技で言うクラウチングスタートの構えから、左の盾で上半身を覆う】
【誰か≠フ言葉通り、下半身の防御はゼロ。狙って、壊せない事も無いだろうが】
【装備している大盾の強度、相当な厚みがある筈で、それに伴い重量を十分。ならば、それを担いで自由に動く異形は】
【もし完全に破壊出来なければ、その間の一撃で、細身の女性一人を逆に破壊する程度の力は有るだろう】


『…………そう、事前に得た情報、追いながら見た情報、そこから予想すれば』
『次の結果は、見えています』

【誰か≠フその言葉を合図に、異形は走り出した】
【完全な直線的な走り。だが、狙うのは保安官ではなく】
【馬から降りて、保安官の右手側2m程の位置に移動した、軍服の女性】
【そのまま居れば、自分の体が邪魔になる上に、攻撃の巻き添えを受けると考えたのだろう】

【例え攻撃が失敗しても、保安官自身は、この攻防では傷を負う事は無い】
【この事実は、諦める理由とは成り得るのだろうか】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:27:57.10 ID:OHV9BTxDO
>>615

ほうほう。断るか。うーん…どっちかと言えば「不正解」だなあ

【青年は面白そうに言った。】

いろいろ考えてるみたいだね。この「テスト」の目的は何か…

【親子達は、ちょうどこちらに向かって歩いてきていた。子供がいるため、その足取りは遅い。】

まあ教えてあげるよ。君の「残虐性」、「洞察力」を試してる。

あのくらいのことができないと僕達の組織ではやっていけないからね。


【青年は言った。しかし、内容的に一つだけおかしい物がある。】

【「残虐性」…これを試すのはもってこいのテスト内容である。しかし、「洞察力」…】

【こちらは試せるのだろうか…目の前の親子で…】

【青年は悠然と構えていた。相手を試すような視線をおくる。】

まあ頑張ってみてくれ。できないなら、「不合格」だ。

【もっとも…そう付け加える。】

「殺さずに」合格することもできないこともないがね。

【意味深な発言をした。その直後…彼らの前を件の親子が通りかかる。】

【「こんな時間に」「こんな暗くなってから」母親と子供がいるのはおかしい。と考えられないだろうか。】

【つまり、相手の前の親子は────────────】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:29:55.49 ID:9t57FpQDO
>>594

………っ

【意図せず相手を困惑させてしまい、こちらも言葉を詰まらせてしまう】
【少女の優しさを突っぱねてしまったような気分になり、込み上げてくるのは罪悪感】


心配してくれたんだよね……ありがとう。でも、本当に大丈夫だから
会いたい人に会えなくて、ちょっと落ち込んでただけなんだ。だから、ね?

【そういうと、右手を伸ばして――宥めるように少女の頭を撫でようとするだろう】

【会いたい人に―――≠サれは確かに大きな理由のひとつ】
【けれど、もうひとつ。彼の心を捉えて放さないのは、内に抱えたまま増大する不安≠ニいう名の計り知れない闇――】
【それを今ここで、少女に話そうとはせずに。己の胸三寸に畳んでしまいこむのみ―――】 
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 01:32:17.98 ID:UtyoYOYSO
>>617
さっきから余裕ブッこいてるがよ…!
【相手の走りが直線的なのは幸いだった】
【相手の動きの先読みが簡単だからだ】
【馬の脚力で2メートルの距離を詰めるのは一蹴りで十分だ】
【次の瞬間】
つまりはドタマかち割りゃあ止まるんだろーがよ!
【馬の巨体が前脚を上げた状態で軍服の女性の前方にあった】
【そのまま向かってくる敵にむかってその巨体ごと前脚を振り下ろす】
【馬に蹴られて死ぬという話は少なくない、殺傷能力は十分だ】
【問題は盾をブチ破るに足る威力かどうか、だ】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:41:35.96 ID:vxyBfVaRo
>>620

『成程、そう来ましたか』
『それが農耕馬の類でしたら、完全に負けでしたね』
『ですが、こちらの駒も此方なりに』

『脚が曲がる程に木材を運び、畑を耕し』
『下積みばかりの人生を終えた者の執念は、中々強力ですよ』

【ごん、と鐘をついたような衝突音が響いた】
【馬の蹄は、衝撃を与える力は高い。だが、貫通力という面では、面積故に今一つか】
【正面衝突を終えて尚、その盾は破壊されずに残る】

【だが、盾を支える異形は別だ】
【元々、体の各部が破損しても動けるというメリットはあるものの、屍を用いて構成されている為に脆い肉体】
【全速力の突進と馬の体重と両方合わせて、肩の関節が持つ筈は無かった】

【付け根から外れ、異常な方向に曲がる異形の肩】
【それでも異形は、踏みつけてきた馬の脚を受け止め、逆に押し返す程の脚力を見せつけた】


『……………成程、体が脆くては仕方が無いですね』
『次の改良の余地は………関節部ですか』
『既に、一つの面での強化は極めたも同然ですし』

『………退きましょう、此処は。これ以上は、負けを呼ぶばかり』
『引き際を見失った者ほど、見苦しいものは有りません』

【大きく破損した異形は自分の肩を見つめて、やはり誰か別な人間≠フ言葉を話し】
【次の瞬間、まだ正常な右腕を地面に突き立て、土を掻き分け地中に潜り始めた】
【そこに残るのは、サンショウウオの様な異形と、かろうじて生き延びた軍服の女性ばかり】


/そろそろ、時間的に危ないので締めの方向に
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 01:47:34.89 ID:ltz4mIP50
>>619

……ほんとー?

【たった今の沈黙に懲りたのか、今度の大丈夫、に尋ねたのはそれだけで】
【いくらか落ち着いたテンションと共に相手に向けるのは、やっぱり何となく拗ねたような表情で】
【それから次いだ言葉に、きょとんとした表情。頭を撫でられながら、ゆっくりと首をかしげて】

お姉ちゃんも、人探ししてるのよ?

【「も」なんて。自分が人を探していることを口にしながら、そんな質問】
【口元に浮かぶのは、小さな笑みで。よく表情の変わる子】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:51:43.66 ID:s2vaUnDSO
>>616
//申し訳ない、外してました。激しく亀ですが、未だいらっしゃいますか?
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 01:52:13.40 ID:UtyoYOYSO
>>621
っ……逃げたか…
アルマゲスト…ね……

おい、大丈夫か?
【女性の方に馬を向ける】
お嬢さんもご苦労だったな、街まで送るか?
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 01:54:58.96 ID:m/L8XuyGo
>>623
/おっとこちらにー
/今から大丈夫です?
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 01:59:44.70 ID:vxyBfVaRo
>>624

「………銃弾が空になったのと、汗が冷えて寒いのを除けばどうにか」

【大丈夫とは答える。実際、ダメージ自体は、守られていて殆ど受けていない】
【それでも、表情は余り浮かないもので】

「…………歩いて戻る。だから、特に気にしないで良い」

「………今日は助かった、有難う」

【小さく礼をすると、拳銃を懐に収めて歩き始める】
【クシュン、と小さな音が、聞こえたとか聞こえないとか】


/お疲れさまでしたー
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 02:06:40.75 ID:UtyoYOYSO
>>626
つれないな……
ま、本人がそう言うならいいか…?


/お疲れ様でしたー
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 02:06:40.34 ID:s2vaUnDSO
>>625
//良かったー……!はい、問題ありません。
//其方は大丈夫でしょうかー?
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 02:08:49.65 ID:m/L8XuyGo
>>628
/こちらも大丈夫ですー
/それではおそまきながらよろしくお願いします
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 02:11:26.21 ID:7A5FBjbAO
>>618
【テストに関する説明を受け、頭をリセットして考える】
洞察力…だと…?
(つまり、この状況から何かを読み取れってことか)
【周りや親子を素早く見渡し】
(そういや…もう暗いな、今買い物帰り?遅くね?遅いと言えばノロいなあの親子…オレとしちゃ助かるがおあつらえ向き過ぎて…)
(おあつらえ向き?)
【ピンとくるものがあったのだろう、信じられないといった顔でガイアの顔を見る】
おいおいこれお兄さんが?凶悪過ぎるな、笑っちまうぜ
【マウリッツの予測、それはこの親子そのものがガイアの能力だと云うこと。それに確信を得た上で更に言葉を続けた】
いやーこれはオレのも見せなきゃいけねぇわ、もう準備は出来てるから見といてくれ―――Up!!
【その瞬間、車からボディカラーと同色の“手足”、“尾”が生え、車全体からブワッと音をたてて“体毛”が生えた】

そうだな…親はさっさと潰して、子のほうは地面に押さえた後、タイヤ回転させて顔に向かってゆっくりと下ろしてやってくれ

【命令された車はすぐに命を全うするため動き出す、それを尻目にガイアに向かって】
これで残虐性もクリアかね?
【と言葉を吐いた】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 02:12:49.20 ID:9t57FpQDO
>>622

本当だよ?
もう、勘繰り深い子は良い夢見られないぞ?

【なんて、頭を軽く撫でながら根拠も何も無いことを言い聞かせようとする】
【つい先程までに比べれば、多少は表情や声色が晴れ晴れと感じられるだろうか】
【沈むような胸の内を表に出すまいと、無理矢理"押し込めている"のかもしれないが―――】


捜してる、とはちょっと違うかもしれない。会いたい人は何人かいるけど、皆が元気ならそれでいいんだ……ちょっと心配なんだけどね

君は誰かを捜してるの?

【相手の発言が、少し気にかかったのだろう。こんなに小さい子が?――と。僅かな疑念が頭を過り、小首を傾げて訊ねてみる】


/遅れてごめんなさい!
/それとやっぱり眠気ががが
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 02:14:13.27 ID:D2Xpa5lSO
>>614
/超遅ればせながら把握いたしました。
/明日は正午以降ならいつでもいると思いますので、もし良ければ呼び掛けてみて下さい
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 02:20:29.00 ID:ltz4mIP50
>>631

……本当なら、いいのよう。
だって、お姉ちゃんが元気ないのがいけないのよう!

【まだ若干納得してない素振りはあるものの、大体は納得してくれた、ようで?】
【諦めた、とも取れるのだが。まあ。うん】
【撫でられるのが好きなのか、何となく目を細めてみたりして】

でも、誰かを探してるのよね?
だったらね、あのね、お手伝いとかできるかもしれないのよ!

【ちょっと違う、の発言をほぼスルーしたように、なんだか無理矢理ちっくにそんな提案ひとつ】
【それから、尋ねられれば、一度こくりと頷いてから】

んとね、お姉ちゃん探してるのよ、なの。
クリスマスからずーっと、戻ってこないんだからぁ!

【むー、と頬を膨らませながら、あっさりと肯定して】

/明日に回して大丈夫だよ! 明日は用事出来なければ無いし、いつでも呼んでもらえれば
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 02:23:06.42 ID:s2vaUnDSO
>>616
【場所が場所だ、物事を筋道立てて考えるには相応しくない。鬱々とした考えばかりが頭に浮かぶ】
【感傷に浸るなら、これ以上のシチュエーションはそう無いが。生憎と、好みではなくて】

(……馬鹿の考え休むに似たり、って諺があったな、確か)
(取り敢えずは、そうさな――適当に歩いてみよう、か……ん?)

【そんな訳があって、彼とも彼女ともつかない人影は、意識を外界に向ける事にした】
【取り敢えずは、軽く運動して忘れるのが適切だろう。そうと決まれば善は急げだ】
【軽く背伸びをすれば、ぱき、と関節が小さく音を立て――と、そこで】
【人影は、近づく足音に気付く。よく通る声に釣られて振り向けば、小さな影法師が一つ】

……いや、オレは出ていないよ。散歩の序でに足を延ばしただけ。
随分とひどい有り様だって聞いたから、どんな物かと思ってさ。

【輪郭をぼやかす黒尽くめの装い、月明かりに慣れた目では些かに見難かったのだろう】
【二、三度と瞬きをすると、その姿をしっかりと確認し。それから、問いかけに応じる】
//こちらこそ、宜しくお願いしまーす!
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 02:25:12.89 ID:OHV9BTxDO
>>630

【闇夜をつんざいたのは女の金切り声だった。】

【相手の能力によって生み出されたものは、的確に、「残酷」に動いていく。】


……


【青年はその様子をじっと見ていた。】

【やがて、子供も完全につぶし終える。】


…ふふふ。「合格」だ。


【その瞬間、女、そして子供の死体がゆっくりと消えた。】


安心したまえ。君は誰も殺していない。全て『幻』だ。


【青年は言った。現に、踏みつぶした際の血も、何もかも跡形もなく消えている。】

なかなか面白い能力だな。

【車を見ながら呟いた。】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 02:34:21.09 ID:u87JwBF2o
>>634
なァんだ、放火魔が現場に戻ってきたのかと思ったのに
そうだね、イロイロ爆発してたしケッコーひどかったんじゃない?
ま、海上で済んだだけサ。随分恵まれてるとは思うけれどもねェ

【近づく影は相手を一旦通り過ぎ、どこまでも黒い風景を背にくるりと振り返る】
【口調は知った風なもの、おそらく少年はその『マツリ』には参加していたのだろう】

……ところでさ。アンタ、結構モノシリな方?
今さ。ボク色々知りたい事たくさんあるんだよね。

【やや眉を寄せて、真剣そうな表情で相手を見上げて問いかける】
【とはいえ口元に浮かべた薄ら笑いはそのまま、子供の戯言とも思えるかもしれない】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 02:52:52.33 ID:7A5FBjbAO
>>635
【残された肉片が消えた時、改めて幻の完成度に感嘆した】
合格か…ほっとしたよ、心底。こんな能力とは絶対手合わせしたくねぇ

【青年が自身の能力に関心を示したのを見て軽い説明を始める】
オレの能力は無機物の獣化だ、地面や壁に固定されてなけりゃ大抵“イケる”。食器類なんかもありだ。口の無い犬猫鼠辺りだと思ってくれ。だから車だと直線道路はタイヤで走らせた方が良いな。欠点も何個かあるが割愛する。一つだけ言うと―――Get out
【瞬間、手足と尾がみるみる小さくなり消えた。しかし――】
体毛は残っちまうんだなこれが

【そう言って肩を竦めた】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 03:05:25.05 ID:OHV9BTxDO
>>637

無機物の獣化…か…

【再び元に戻った車を見ながら言った。】

…戦闘向けだな。僕の能力は…まあ説明するまでもないだろうな。

【そう言って近づき、相手を見た。】

さて、これで君は「カノッサ機関」の一員だ。とりあえずここから一番近い支部は…

【と、その詳細な位置、そして細かい活動内容などを話した。】

…と言うわけだ。まあ衣食住は完璧に保証される。

…それじゃあ。今度は機関の中で会おう。


…さよならだ。マウル


【そう呟くと、青年はパチン、と指を鳴らし】

【自身の姿を完璧に消した。】



/すいません…チートレベルの睡魔が襲ってきたのでここで切らせてください…
/乙でした!
/後自分はWiki編集ができないのでそこはご了承ください。
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 03:08:44.81 ID:s2vaUnDSO
>>636
大体が二流だろう、わざわざ心配になって現場に戻るのは。

ふぅん、当時者か。その言い草じゃ、やっぱり相当な騒ぎだったみたいで。
まぁ……確かに、街が平穏無事だっただけ幾分マシだな。物的被害は、この際置いとくとして、さ。

【無愛想な口調ながらも興味ありげな態度を見せ、酷くお気楽な事を宣って】
【彼が振り返るのに合わせて、両手で身体を宙に押し出し。ひょいと着地すると、口を開く】

――ん……知ってる事しか知らないし、肝心の知ってる事もそう多くない。
期待に沿えるかどうかは、お前の聞きたい事次第だと思うよ。尤も、適役とは言えないけど。

【つらつらと述べるのは、要約すると他を当たるか、駄目元で話すかしてみろ≠ニいった物】
【お遊びと馬鹿にしている素振りも無ければ、かといって真摯な対応でも、また無い】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 03:14:09.14 ID:7A5FBjbAO
>>638

【目の前から消えた青年を見て】
ハッ、とんでもねぇなマジで

【男はもう一度車を“起こし”て乗り込み、ひとまず支部に向かっていった】


/乙でした、wikiはおいおいやっていきたいと思います
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 03:17:19.09 ID:u87JwBF2o
>>639
まあ、結構楽しかったかな? 最後に船が沈んだのはびっくりしたけどね
もうドッカーンって感じ? アレってさ、燃料漏れてこの辺の水質悪くなったりとかしてないのかな
水の国なのに水産に被害が出たりして。アッハ、おもしろーい

【言う様子は至極無邪気に、悪意はあってもそれ以上の負の感情の無いもの】
【事の大きさを理解してないような、理解した上で自分に関係の無いものとして同情も無いような言い方】
【表情はあくまでにこにこと、機嫌の良さそうなもので】

んじゃ、幾つか知りたい事並べさせてもらうね
まず、「アートマン」。これについてはボクもさっぱり分からないから、触り程度の情報でも良いや
それからーァ、「Justice」についてかな。相当ハバ利かせてる正義の組織なんだって?
あと「≪R.I.P.≫」についても詳しく知りたいんだけど、これは流石に期待出来ないカナ

【ぺらぺらとよく回る口は、多少失礼とも言えるような言い口で己の条件ばかり並べ立てる】
【どれも有名といえば有名だろうが、相手の意見の通り己の言う通り、収穫があれば良い、程度のものだ】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 04:26:35.12 ID:s2vaUnDSO
>>641
船、ね――そりゃまあ確かに、クライマックスの演出としては申し分ないな。
……後半は全くもって同意出来ないけど、さ。だって、美味い魚が食えなくなるし。

よ、っと――……うわぁ、これは酷い……。

【此方も、態度としては褒められたものでは無いか。平淡な態度で、至って無関心に】
【ただ、自分の領域に累が及ぶのならば話は別らしかった。こうあからさまに自分本位なのも、珍しい】
【表情は、相変わらずの澄ました仏頂面。色気も素っ気も有ったものではなかった】

【次いで人影は地面に屈み込み、何をするかと思えば、拾った石ころを真っ黒な海面に投じる】
【ぱしゃ、と小さく波紋が立ち、飛沫が散り、水の上に張った油膜が光の加減で虹色に輝く】
【気になったから確かめてみたらしい。結果は――まあ、見ての通り思わしくないようで】

一つ目、能力の一形態。術者の意志によって操作される、何等かの能力を持ったビジョン≠具現化する、って感じか?

実体は有るから攻撃は通る。形は人型やら動物型やらが殆ど、だと思う。
中には例外も有るけど、正直なトコ何処からがアートマンで何処からが違うのかはよく解んない。
疲労、損傷、感覚が本体とリンクしてるのが多め。あと、少なからず本体はアートマンと同じ能力を使える、かも。

Justice=c…まあ、名前に違わぬ正義の組織だ。リーダーは貴宝院織守。
悪党に対する抑止力、民衆を守る防波堤となる、ってのが行動理念。
罪も無い人々を苦しめる悪い奴は許さないぞー、ってな感じか?典型的だよな、何と言うか。
六王教団や対機関連合≠ニは同盟関係に有る。前身は対ネル・ナハト連合=Aと。

さて、次はR.I.P.=c……あぁ、こっちはいかんせん情報が少なくてな。満足はさせられないと思う。

【と。そんな海の様子を眺め、顔を顰めるのもそこそこに、知っている事を並べ立て】
【内容はといえば何れも、触りよりかは少しだけ深い、程度の物だろうか】
【少年がそういった事柄に詳しいのならば、教えられずとも当に知っている事も大いに有り得る】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 04:48:56.49 ID:u87JwBF2o
>>642
魚? だって、そんなものいくらでもあるじゃァない。ちょっとくらい減ったって変わらないよォ
ああでも、船が動かなくなるのは困るかな。輸入出で出来なくなるもの

……うっわーァ、グロ。きもちわるーい、キャハハ!

【資源に限りが無い、その考え方は正に不自由無く育った子供のもの】
【相手の言葉にも一切危機感を感じなかったのか、変わらずニタついた笑みを浮かべながら首を傾げる】
【甘やかされきった子供とは、こういうものなのだろうか】

【相手の一連の行動を不思議そうに眺め、現れた結果にははしゃぐように笑う】
【まるで、娯楽を目の前にしているかのように。両手で口元を覆って喉を震わせた】

うーん……自分の分身をつれてるような、でも違うようなもの?
なんだかややっこしいねェ、あんまり相手にしたくないかも

アッハー、でもボクは好きだよ? セイギのミカタ。ボクもセイギのミカタになるんだ。
六王教団、対機関連合……あ、だから顔が広いのかな
この前もねーェ、すっごいダサダサのセンスな羽織着たオジサンがその名前言ってたカラ。

ん、じゃあいいや。これはぶっちゃけ、ホンモノおびき寄せるための撒き餌みたいなカンジだし

【こくこくと頷きながらに説明を聞き、非常に素直な感想を述べる】
【最後≪R.I.P.≫に関して深く聞かなかったのはおそらくそれなりに調べている最中だからだろう】
【どこと無く、全体的に話し方が上滑りしているような気がしないでもない】

あとはー……あ。そーだ。最近ボクすっごく忙しいから、なんか忘れちゃってたなあ
あのさ、水色の髪でサングラスしたガキと、黒髪で顔にイレズミのあるオジサン知らない?
ボク今その二人を探してるんだよね。オシゴトなの

【ついで、もしくは先の三つの質問よりも望みが無いと思っているのか】
【ごく軽い調子で尋ねながらに大きくのびをする】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 05:56:49.61 ID:s2vaUnDSO
>>643
それなり以上には美味いんだよ、此処のは。近場だから鮮度は言わずもがなだし、安いし。
それに、全体が被る損害だって馬鹿にならない。供給量の低下、価格の高騰、其処から紆余曲折あって――
もしも、オレの行きつけの店が潰れでもしたらどうして呉れる。割と大問題だぞこれ。

確かに、それも困るな――……と。ああ、語るまでも無くアウトだ。……畜生。

【負けじと、続けて力説。声色こそ淡々としているが、然し結構なものである】
【だがその悉くが、結局は終始自分の利益に帰結するばかり。説得力は、もはやお察し】
【少年の態度が――失礼を承知で悪く言うと、蝶よ花よなお坊ちゃんっぽいのに対して】
【人影の理論は、お前は何処の餓鬼大将かと問い詰めたくなるようなものであった】

【……まあ、少し噛み合っているのかも知れない。酷くズレているけれども】
【人影は笑う少年を横目に見遣り、肩を竦めて小さく嘆息。小さく悪態を吐き、また海面を睨んで】

――――まあ、好いや。

【然し。どんなに鋭い目付きで睨んでも、油が消え失せる訳でも無し、である】
【それが解らないほど馬鹿でもないのか、ここで話題を切り換えて】

そう捉えてくれて問題無いよ、確かにややこしくて厄介だ。
使われたら、取り敢えず本体を適度に集中して叩くコトかな……。

オレもまあ、嫌いじゃあないよ。なりたくは無いけど。お前はなれると好いな、精々頑張れ。
ああ、比較的あちこちに――羽織に、奇特なセンス。関係者=c…ん?

――――良くは解らないが、誘導尋問ってヤツか?ま、どうでも好いけど。

【概ね肯定的に応じて――どうにも引っ掛かる単語が有ったのか、僅か首を傾げつつも】
【解る事はあらかた喋ってしまった所で、話題を切り上げ纏めに掛かる】

前者は多分知らない。後者は――ああ、もう少し細かくないと、何とも。
刺青ったって、形とか大きさとか色々有るだろ……そう詳しくもないけれど。
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 15:31:03.47 ID:OHV9BTxDO
【水の国・港】

【ついこの間襲撃されたそこは、あらかた修復が終わっていた。】

【そこに現れるのは、黒衣を羽織った青年。】

【腰には二振りの太刀】

【一本はいわゆる「脇差し」】

【もう一本は、それよりも長い、そして一目で「別格」と分かる】

【「妖刀」】


………迎撃されたか

【ポツリ、と呟いた。】

…誰か知らんが…予想以上に「できる」能力者がいるみたいだな


…会ってみたい物だな。

【青年はそう言ってゆっくりと歩いた】

…まあ、

…それでも大したことはないと思うけど

【何かを探すように、ゆっくりと歩く】




/何でもおKです
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 16:25:12.38 ID:Q1JExtU6o
>>645
//まだ居ますか!?
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 16:41:02.21 ID:OHV9BTxDO
>>646
遅くなりました。います
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 16:46:15.07 ID:Q1JExtU6o
>>645
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人が歩いていた】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】

やれやれ、やっと病院から出れたわい。

【そう呟き、口に加えた真鍮製の煙管から紫煙を吸い、ゆっくりと吐き出す】
【のんびりとした調子で歩くも、視界に一人の青年を収め、足を止める】
【目を細め、口元にぎらり、とした笑を浮かべて】

……ほう、面白そうじゃの。

【ただ其れだけを呟いて、男に軽く気をやってみる】
【軽い圧力のような物を感じるかもしれない】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 17:00:25.92 ID:OHV9BTxDO
>>648

【からから、と言う耳に心地よい小さな音。】

【続いて感じるのは】

【「圧力」】

……ほうほう

【おかしそうにそう言った後、青年は振り返る。】

【そこにいたのは、老人…いや、】

【「剣豪」】

【青年は刀をみた。手慣れた様子でそこに収まっているそれは、長く使い込まれた風格があり、】
【老人がただの老人ではないことを物語っている。】


こんにちは。

【穏やかに、僅かな微笑みを持ってしてそう話しかける。】

僕、何か悪いことしたかな?

【青年はそう言った。圧力を気にするように相手に問いかける。】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 17:05:27.92 ID:Q1JExtU6o
>>649
【少年の挨拶に、此方も返し】

ああ、こんにちは。

【此方を振り向いた少年を見て、好々爺然とした笑を浮かべて】
【圧力を放っておきながら此の様な態度を取る当たり、食えない爺と思わせるかもしれないが】
【なんてことの無さそうな様子で、青年の問に応える】

いや、何。
ちぃっと“出来そう”だと思っただけじゃわい。

【かかか、と愉しげに笑って言う】
【次の瞬間には、圧力は欠片も無くなっており】
【恐らく、気づくかどうか試しただけだったようだ】
【相手の刀に目をやって、呟く】

ほう、妖刀か……。
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 17:22:21.53 ID:OHV9BTxDO
>>650

……

【やはり、青年は確信する。】

【この「老人」はただ者ではない。】

【彼の脇差しの下に差されている大太刀。】

【相手の言葉の通り、これは紛れもない「妖刀」である。】

…なかなか鋭いお方ですねえ

【スタスタ、と歩み、そばの貨物用に寄りかかる。】

【そのコンテナは爆発したようにひしゃげていた。】

【おそらく、先の「事件」の結果だろう。】

なかなか派手な戦いがあったみたいだなあ

【辺りを見回しながら言った。】

確か…襲撃したのは「R・I・P」だったかな。

まあ、失敗に終わったらしいですけどね。

【青年は老人に話す。】

しかし…水の国も大変ですよねえ

「ルビーシャ」の次はこれなんですから。

【反応を伺うように、老人を見つめた。】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 17:28:39.74 ID:Q1JExtU6o
>>651
【鋭いと言われて、口元を歪める】
【分からないはずはない、なぜなら老人の持つ刀もまた――――】
【――――“妖刀”なのだから】

なに、刀を扱うものなら慣れてりゃ分かるだろうさ。

【紫煙を軽く吸込み、ふぅっ、と吐き出して】
【こりゃぁ、船以外も派手にやっとったんじゃの、と思い口元に笑を作って】

ああ、結構大変だったようじゃの。

【と首肯する】
【そして、青年の話を聞き、瞑目して腕組みをしている】
【老人は、“ルビーシャ撤退戦”及び、≪R.I.P.≫の戦い、その両方に参加している】
【其れを離すべきかと、判断して】

ま、どうやらこれからもゴタゴタはありそうじゃがのう。
ルビーシャの方も完全に終わっちゃいない、≪R.I.P.≫もどう動くか分かったもんじゃない……。

【そこまで語って、口元を愉しげに歪めて言葉を紡ぎ】

戦争が沢山起こりゃ、儂の遊び場が増えるっつー事だし、儂としちゃ願ったり叶ったりだから構わんがの。
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 17:43:57.28 ID:OHV9BTxDO
>>652

お若いですね

【青年もまた腕組みして言った。】

ええ。ご安心ください。「ゴタゴタ」はまた必ず起こります。

【断定的にそう言った。刀の鞘がコンテナと当たり、カチカチ、という音を奏でる。】

しかし、「ルビーシャ」は予想外でしたねえ。

【眼前に展開する海を眺めながら呟く。】

土竜攻めのような古典的な戦法に引っかかる弱い兵力でしたから

簡単に列車も落とせると思ったんですがねえ

【手持ち無沙汰に刀に手を乗せた。世間話でもするかのように、実に穏やかに話した。】


まさかダッソーまでやられるとは


【いやはや、と、苦笑する。】

【その笑いには、どこか残忍な雰囲気が見て取れる。】

【そして、青年は言葉を続けた。】


やはり、僕がいくべきだったかなあ
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 17:49:25.27 ID:Q1JExtU6o
>>653
かか、死ぬまでは老いぼれんよ。

【愉しげに笑い、応える】

ほう。

【目を細めて、男を見据えて】
【黙りこみながら、話を聞く】
【ああ、成程。目の前にいる男は、あの戦いに関与したかもしれない男で】
【ならば、あの戦いに拘た自分としては、闘うのが定石か、とも思う】
【刀の柄を軽く叩き、口元に笑を浮かべて】

いやぁ、お前さんも部下の教育はしっかりしといた方がいいぞ。
あのぐらいじゃ、能力者が複数いれば止められなくもないからのう。
あの竜はチィっと驚いたがの。

【にやり、と意味ありげな笑いを浮かべ、声色には好戦的な色を含ませて】
【ここまで話せば、ルビーシャ撤退戦に老人が参加して、列車を落すのを妨害した一人で有ると言う事がわかるだろう】

んで、だ。
そこまで大言壮語放つなら、それにたる実力は有ると思って間違いないのかの?

【まだ臨戦には映らず、しかし重々しい気配を放ちながら老人はことばを続けて】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 18:11:42.52 ID:OHV9BTxDO
>>654

いや〜僕も竜には驚きました。

ダッソーと2人でやめるように言ったんですがね。

【思い出したように笑いながらそう呟く、】

正直ビックリしましたよ。いくら能力者とはいえ、僕達、「カノッサ機関」から見事に列車を守り抜いたんですから。

【うーん、と気持ちよさそうに伸びをした。】

【相手から好戦的な様子が伝わる。しかし、青年はそんなことには気づかないと言うように】

【極めてのんびりとしていた。】

僕ですか?

どうでしょうかねえ…

【そう言って、考えるように沈黙した。】

…防衛した能力者の中に、気の強そうな女の方がいましたよね。確か最終的にダッソーを殺したのは彼女だったんじゃないかなあ

分かりますかね?大剣を持った、結構かわいい顔の…

【思いついたようにそう続ける。】

あのくらいなら、「刀を抜かずに」殺せます。

…ま、その程度ですねえ

【と、相変わらず穏やかに話した。】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 18:18:22.67 ID:Q1JExtU6o
>>655
まあ、そうじゃろな。
列車一つ落すのに竜持ち出してあまつさえ落とされちゃ話にならんさ。
カッカッカ!!

【此方も愉しげに笑い声を上げながら】

ああ、まアレぐらいなら何とかなるさ。
くぐって来た死線と経験には自信あるしの。
あまり舐めんほうがいいぞ、窮鼠猫を噛む、とも言うしのう。

【紫煙を吸込み、吐き出して】
【青年が気づいていないはずはなく、ただ気づかないふりをしているだけと分かりながらも】
【圧力を未だ変わらず好々爺然とした態度のまま放ち続ける】
【分かるだろう。この老人は現在この状況で笑顔で談笑するコンマ数秒後にそのまま殺し合いに移れる人間だと】
【只、まだしないだけ。それだけの話で】

ああ、黒睡蓮の嬢ちゃんか。まだ若いがそこそこ腕は立つの。
今後に期待、ってところだ。

【どうやら老人はその女と既知の関係であるようで】
【そして、あのレベルを刀も抜かずに殺せると聞き、愉しげな様子になる】
【興味深そうな顔で問いかける】

んじゃ、“儂”はどうかの?

【軽く首をかしげて男を見据える】
【老人はまだあの戦いでは“全て”をだしていない】
【そこが分かるか分からないかで判断は分かれるだろう】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 18:37:26.43 ID:OHV9BTxDO
>>656

黒睡蓮…へえ〜あの人そんな名前なんですか

「今後に期待」ですか。う〜ん…それは無理だと思いますよ。

【青年は言った。相手はもう「戦える」状態になっている。】

【ならば、少々揺さぶってみよう。】

【青年はそう考えていた。】

ん?何でかって顔をしてますね。簡単です。

【再びコンテナに寄りかかった。】

彼女、

もうこの世にいません。

僕が殺しましたから。

【無論嘘である。殺してなどいない。】
【しかし、青年の様子にはそれが微塵も感じられなかった。実にうまく嘘をついているのだ。】

いやーしかし、あんなに気が強そうな女性でも死ぬのは怖かったんでしょうねえ

参りましたよ。泣きながら命乞いされて…うるさくてしょうがなかった

【ふふふ、と笑う。その声は残忍に響いた。】

あなたですか?

うーん…難しいですねえ。

まあ、「鼠」はしょせん「鼠」…

猫は噛めても虎は噛めますかね?

【そう言い放ち、悠然と手を組んだ。】

【さあ、どうでるか…青年は観察するように相手を見つめる。】

【最も、目の前の一癖も二癖もありそうなこの剣士には】

【あまり効果はないだろう…そう考えていた。】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 18:45:59.26 ID:Q1JExtU6o
>>657
まあ、そう呼んでくれ、って言われたからの。
本名は別にあるそうじゃが。

【と、言い】
【もう無理との言葉に眼を眇めた】

ほう?

【そして、青年の放つ言葉を聞き】
【口元を歪め、眉間に皺を寄せ】

貴様ァ!まさかあの嬢ちゃんを殺すとは!

【其の怒気は、強い者で有った】
【今にも剣を引き抜きそうなほどである】
【が、次の瞬間】

そうかそうか。
死んだのなら其れまでの物。
切れたかと思ったか?カカッ!
あと、あの手の女は命乞いなんざしないタイプよ、嘘を付くならそこまで考慮しといたほうがいい。

【悪戯気にウィンクをして、応える】
【やはり、食えないと思うだろう】
【しかし、先程から老人の“眼”だけは微塵も笑っていなかった】
【眼に揺らぎの色は見えない。老人のその様は、まるで何年もかけて育った、桜の巨木のようにすら見えるだろう】

かか、鼠っつーのは否定できんの。
しかし、鼠も獣、虎にだって弱点は存在する。
あり得ないなんてことはありえんさ。
眼を噛まれりゃ虎も倒れる、喉を噛まれりゃ、場合によっちゃ窒息するかもしれないな。
戦場に絶対はない、鼠も虎も、平等に死を得る可能性が有る。
当然、儂もお前さんもな。

【ニヤリ、と意味ありげな表情を浮かべて】
【誰にでも殺せる可能性はあるし死ぬ可能性も有る、そう言っているのである】
【窮鼠は虎を噛めると、否、屠れると。そう老人は断言した】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 19:04:34.63 ID:OHV9BTxDO
>>658

【相手の強い語気を聞き、青年は思考した。】

【こうなればこっちのもの、後はそれをうまく利用し…】

【逆上した相手に自滅を誘発すればよい。】

【しかし】

……

【相手のウインクを、彼は感情の籠もらない、冷徹な瞳で見据える。】

…やはり鋭いお方だ。部下に欲しいくらいです。

【目の前の、まるで巨大な桜の木のような、堂々たる風格の人物にそう言った。】

それでは、「鼠」さん。一つお願いがあります。

【そこで歩き出し、相手と相対し、揺るがない、鋭い瞳を見つめた。】

これ以上「猫」を噛むのをやめていただきたい。

「鼠」の立場をわきまえて下さい。

はっきり言ってあなたは

【そこで、青年も凶悪な殺気を放つ。相手に負けず劣らず鋭い視線を向けた。】


邪魔だ────────────

刀を捨てて、大人しくしろ。

【ザザザ、と波の音が響いている。】

【しかし、青年のその声は、】

【静かだが、空気を震撼させるように】

【はっきりと、相手に伝わるだろう。】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 19:11:11.03 ID:Q1JExtU6o
>>659
かか、悪いな。
どっかに所属するのは性じゃないのよ。

【飄々として、言う】
【只、年季による経験が老人を至らせている】
【経験の密度と時間により、老獪さを得たのである】
【そして、相手の言葉を、殺気を受けて】

かかっ、何を言うかと思えばそんなことか。

【なんて事はない様子で口を動かし】

勝手にしてろ、儂の知ったこっちゃ無いさ。
其れでも儂に場を弁えさせたけりゃァ――――

【殺気に呼応するように、此方も殺気を、闘気を発して】

――――儂の素っ首叩っ斬って、黙らせりゃ済む話じゃろうが。

【刀の柄を軽く叩いて、とぉん、と音が響く】

ネコ                 ネズミ
“鼠”に屠られるんじゃねぇぞ、“猫”。

【青年に投げかけるは、長髪の言葉】
【己を止めたければ、この生命を奪う他にないと、そう宣言したのであった】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 19:22:56.76 ID:OHV9BTxDO
>>660

なるほど…

【相手の殺気を受けても、青年は動じない。】

まあ、いいでしょう。ルビーシャであなたを見かけてからだいたいその答えは予想してました。

【そうして、彼は首をコキコキ、と鳴らす。】

さて、茶番はこれくらいにして…

【刀の柄に手を置いた。これだけで充分。もういつでも戦闘ができる。】



…──────始めましょうか。




【静かに、そう呟く。】

【相手は、いきなり彼が本気でくることはないと分かるだろう。】

【なぜなら彼が手をかけたのは「脇差し」】

【まだ、様子見である。】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 19:30:27.99 ID:Q1JExtU6o
>>661
かか、ようやく乗ってくれたか、載せるまで暇で暇での。

【悪戯気に笑い、刀に左手を伸ばし、掴む】

櫻の国、花鳥風月一派開祖、花城六輝。
尋常に――――参る。

【目付き顔つきは全て戦闘者の其れへと移っていた】
【既に、戦闘は始まっている】
【鯉口を右手の親指で軽く切り、腰を落として相手を見据える】
【どうやら老人の初撃は様子見の後の先であるようで】
【未だ動きを見せることはない】

(此方を知られてるなら、あまり下手な動きを見せないほうがいいからの)

【鋭く、相手を睨み、出方を待ち続ける】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 19:33:43.64 ID:Q3vooBPSO
>>613
(仕込みナイフ・・・じゃなくて仕込み包帯ッ?!)
【少女の能力の発現に、青年は更に焦る】

(・・駄目だ・・・焦るな・・仮にも彼女は客だ、客様に焦りなんかを見せる様では・・・俺は駄目だ・・)
(冷静になれ・・冷静に・・・)
【が、ここで青年の中に宿る商売人としての魂が】
【頭の中で“氷”となり、熱くなっていく思考を冷やし始める】
【で、結局――】

・・・あぁ、うん・・そうかい・・ごゆっくり

(・・・・・・いやうん・・ていうか俺、何で客に、それもこんな小さい娘相手に何で喧嘩腰なってんだろ・・俺・・、彼女も籠作るのに発動しただけみたいだし)

(・・・うわぁ・・俺大人げねぇ〜・・ッ)
【ここで漸く正気に戻って】
【幼女への警戒が解け、構えが消える。】
【凄く・・賢者モードです・・・。】

/デイドリイム(多分)の人おりますでしょうか?
/一応返しときます。
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 19:41:31.57 ID:OHV9BTxDO
>>662

カノッサ機関、No.4、ガイア=エンドア。

【青年も相手に合わせて名乗る。「剣士」の礼儀である。】

それじゃあ。刀、抜かせてくださいよ。

【瞬間、彼の姿が溶けるように消滅し、】

【相手のすぐ目の前に現れる。】

【繰り出される攻撃は、右からの回し蹴り、】

【脇差しに片手を置いたまま、体を左に傾け、】

【花城の腰を砕かんとする。】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 19:52:47.66 ID:Q1JExtU6o
>>664
かか、任せとけ、ガイアの兄ちゃん。

【そう言い、笑う】
【老人の剣は決して剛剣ではない】
【技と速、其れと練り上げられた気に寄って成る、力を捨てそれ以外を最大まで求めた物】
【故に、そのまま受けるのは老人にはあり得ない】

ぬぅっ!

【刀を神速で引きぬき、峰で受け――いなす】
【3m程後ろに飛んで、着地】
【当たる衝撃を後ろに跳ぶ力に上手く切り替えた】

かか、面白い技、使うじゃないか。

【抜いた刀を左手で握り、老人は笑う】

チィっと、本気でいかんと儂も死ぬかの。

【全身から気が発露していく】
【それに呼応するように、刀身から酒精の香りが流れていく】
【老人の剣は妖刀である、この香りは老人の剣の持つ咒い】
【刀身は常に酒精で湿り、その切れ味を決して落すことはなく】
【そして、斬撃を以てすれば、一撃ごとに酒精を叩き込み、徐々に酩酊の世界へと誘わんとするだろう】
【其の銘を鬼酔割義人という。櫻の国の無名の刀匠の策であった】
【其の刀は、まさに“鬼”を“酔”わせ、その首を“割”つ刀である】
【すっ、と優雅な所作で右手を前へ、延べる】
【伸ばすのではなく、延べる動きだ】
【其れは、古典芸能における舞いの動作に酷似しており】
【その手にもし扇などが有れば、そこから舞いが始まるかと思わせる物】
【しかし、此処は戦場。そんなことはありえない】

櫻気、集合。

【右手の元に気が集まり】
【次の瞬間、老人の右手が趨る】

――――散ッ!

【気が気弾となり、拡散して放たれる】
【それと同時に老人は相手に向けてかけていく】
【気弾の威力はそれほど高くはない。コレで相手の体勢を崩し、間合いに入るのが目的である】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 19:57:34.38 ID:dUFc//lZo
【水の国・港】

(気になってきてみたがこれほど町並みが元に戻っているとは・・・。)

【そこにいるのは黒髪の軽い跳ねているくせ毛だが短髪でもなく長髪でもない青年】
【服は赤と白で構成されている近代的な和服のような道着を着ており】

(殺気を感じる・・・)
(どこだ・・・八卦眼!)

【青年はその”眼で”気のありかを見つけ一人の老人と青年を見つける】
ここからそう遠くない、行くか。

【青年は跳んで気を感じたもとに向かった】

(侍同士の闘いか・・・それにしてもあの老人熟練した気を使うのか・・・)

【気を使って闘う彼はその老人の”気”に興味をもったようだ】

(見極めてやる・・・)

【青年の眼が二人の動きを観察する】

//観戦しますね><
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 19:59:27.25 ID:eyc5tTXAO
【路地裏】
【月明かりが差し込む開けた場所】

寒い寒い…

ったくよぉ…もっと私を熱くしてくれる奴はいねぇのか?
【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っている】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく、そして完成品のように様になっており。気品と優美さを兼ね備えながらも、傲然たる凶暴性を秘めた射抜くような目つきを有する女性は気絶し倒れた男達の折り重なる山の上で足を組んで座っていた】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 20:02:28.84 ID:Q1JExtU6o
//ちょっと御飯食べてきます!!
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:11:51.74 ID:OHV9BTxDO
>>665

【青年は、力を受け流され、よろける。】

【そして再び顔を上げたとき、相手は後ろに下がっていた。】

【同時に、辺りに漂うのは、「酒」の匂い。】

…ふむ。妖刀、いや、酔刀…かな。

【なんてことを呟いた瞬間、老人が右手を「延ばす」】

…来るか?

【青年は間合いを詰めんと走り出した。】

【直後、放たれる気弾】

…───っ!!

【瞳をせわしなく動かし、】

…左だな

【冷静に穴を見極め、よける。】

【しかし、その瞬間、彼は間合いに「入られた」】

…ちっ

【再び蹴りを繰りだそうにも、彼は今さっき気弾を避けたばかり。】

【両足は左に傾く体を支えようと踏ん張っているところである。】

【青年がすべき最優先のことをしようとした。】

【つまり、素早く体勢を整えようとしたのだ。】

【脇差しにはバッチリ手が置かれている。】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 20:16:36.70 ID:RuUaVLxj0
>>669
/ガイアの方ー
/舞台裏の>>543で呼ばれてますよ?
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 20:22:41.36 ID:Q1JExtU6o
>>669
【たたっ、と軽く地面を蹴る音が響き、老人は間合いに“入った”】
【そして、放つのは――――】

ホォッ!!

【斬撃ではなく足払いである】
【足を両方巻き込むようにして、放つ足払い】
【左に傾く体を右へ戻そうとしているならば】
【足を左方向に払う事により、上半身は右へ流れることになるだろうか】
【確実な一撃を当てるがために、確実に相手の動きを潰していく】
【優雅なその様とは正反対と言っていい、汚い手】
【しかし、実戦に於いては、其れが正しい手である】

//舞台裏で呼ばれてるみたいですよ!
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 20:27:37.42 ID:tN0usvllo
【とある遺跡】

【昼の国の山脈内に、それは粛然と存在していた】
【──『ランディア古闘技場』。過去の栄華亡き今では、そのように呼ばれる場所】
【現在では観光名所として知られ、徒歩でもここまで辿り着くのはそう難しくはない】

【高所である山中特有の、透き通るような冬の静謐の中、青白い月明かりが】
【色褪せた石造りの柱や、風化した彫刻の跡を照らし、その悠久の時を物語る】

【そんな幻想じみた風景は、今宵だけ、どこか色が違った】


 「──────────────」


【闘技場の中央に、まるで何かの墓標の如く、一本の朽ちた剣が突き立てられていた】
【刃は錆びきっており、風に吹かれれば今にも砂塵と化して消え入りそうなほどであるが、】
【その剣の柄には、古風な真鍮の鍵がついたペンダントが一つ、掛けられている】

【──ざわ】

【風も吹かないのに、そのとき辺りの木々が総毛立つように揺れた】
【この静寂からさらに音を奪い取ったかのように、凛冽な夜気が張り詰める】

 「────────────」

【そしてぼんやりと、蛍火のような淡い光が、闇の中に一点、灯った】
【あの朽ちた剣に掛けられた小鍵が、僅かな魔力光を纏い始めていた】

【周囲から一切の生物の気配は掻き消え、不可視の瘴気が、段々と空気を圧迫していく】

【──その小鍵は、今にも静寂を引き裂いて嘶きそうなほどに、】
【風も無いのに一人でに揺れて、まるで遠方からの来訪者を期待するかのようだった】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:29:48.05 ID:bm9yv+N1o
【公園】

【寒風吹きすさぶベンチの上、一人の少女が、生気のない表情で、座り込んでいた】
【白磁で作られたような滑らかな肌は、寒さゆえか、血の気が失せていて、蒼く】

【白いカチューシャで留められた、絹のような金の長髪だけが、艶やかに輝いている】
【――黒いダッフルコート、デニムのジーンズに身を包んでいるにもかかわらず、その唇が、カタカタと震えている】

……。

【少女の溜息が、白く染まって零れ落ちる】
【虚空へと投げかけられた視線は遠くを見つめており、目の前の物が見えているかどうかすら怪しい】
【少女が購入したと思しき、缶のコーヒーは、湯気を立ち上らせることも無く、その手の中で冷え切っていた】

……。

【再び、溜息】
【その嘆息は一体何を思ってのモノか、何度目のモノか――】
【おそらく、少女自身も数えてはいるまい。ただただ無為に。少女は一人、その吐息を冬の夜気に紛れ込ませ続ける】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:32:32.24 ID:fcDqvqJuo
【野比信太探偵事務所】
【と、近所の子供たちやおばちゃんから国の最重要VIPまでこの場所をそう呼んでいる公園にて一人の男がベンチで座っていた】

(…あー、クソ…最近オレんところに回って来る仕事少ないな…
せっかく右腕も直ったしそろそろデカイ仕事でもして稼ぎてーわ)

【そう内心思いながら無言でベンチの上で念入りに専用器具で拳銃のメンテナンスを行っているのは】
【茶髪の上から最近鍔のところが擦れて来た黒のフェルトハットに左目を覆い隠して中身が見えないようにしてある黒の眼帯
首周りにふさふさした毛の帯がついた茶の革製コートに黒のと青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年】

【公園なのに妙にしゃれた白い丸テーブルに紅茶とポットを置いてゆっくり飲みながら彼はただ無言でメンテナンスを行っている】

……………

【月明かりに照らされた彼はしかし被っているフェルトハットの鍔によって顔に影がかかっている】
【今どんな表情をしているのか?それは近づいてみなければわからないが…纏っている雰囲気はあまり和やかではない】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:40:17.02 ID:6UKukJ/go
【まだまだとても寒い、公園】

……

【さらさらとした翡翠色のロングヘアに】
【真っ白のワンピース、その上に真っ黒なカーディガン】
【袖から伸びた腕は石英のように透き通って、見るからに華奢だ】
【おまけにマフラーを巻いた、身長140cm程の少女が】
【ベンチに横になって瞼を下ろしていた】
【近くに寄れば僅かながら、寝息が聞こえるかもしれない】

【こんな寒い中、外で眠れるわけはないのだが彼女の場合は逆だ】
【変温動物の体質上、体温保持のため否応なしに眠くなってしまうのだ】
【つまり、結構危ない睡眠だったり】

────。

【時折ちょっとだけ動いているから凍死はしてなさそう】
【というか、ものすごく無防備】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:41:22.74 ID:0Lgg0UrYo
>>673
弱ったな……ここはどこだ?

【ワインレッドのコートを寒風に靡かせながら、青年が歩いている】
【寒そうにしている素振りは無いが、手持ち無沙汰のためか、白い手袋を纏った手で、首から提げた水滴型のネックレスを弄んでいる】

近くに人は…

【と、せめて人に尋ねようと辺りを見回すも、目に入ったのは公園と、そこにあるベンチに座り込む少女の姿のみ】
【正直なところ、見た感じ道を尋ねるには適していないような雰囲気が感じられる】
【しかし、見つけた以上は素通りもしたくないと思い、そちらのほうへ近づいていく】

あんた、寒くないのか?

【初対面の相手だが、物怖じすることも無くただ一言、声を掛けてみることにしたようだ】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:43:10.31 ID:c3T+7mJQo
>>672

………………

【その遺跡の近くを歩く者が1人】
【偶然か否かは知らず、彼女は山中を徘徊していた】

(……目的も無く、ただ意味を求めている訳でも無い)
(まして自分探しの旅だなんて下らない物でも、無い……)

【淡い真珠色の、およそ腰あたりまで伸びた髪を揺らし】
【ピンク色のタートルネックのセーターの上に乳白色のくるぶしまで隠れるようなロングコート】
【茶色の革製のロングブーツを履いて更に白色のマフラーをした女性は】
【鈍く重く、しかし光らない緋色の瞳で地面を見つめる】

私は何がしたいのか……

【溜め息に体を揺らせば、その背の麻の布袋の中身も“かちゃり”と揺れる】
【金属の擦れる音は武具か何かが根源だろう】

…………――――――――?

【突然、変わる空気】
【当たり前のように彼女は気付きその顔を上げる、そして遺跡へと視線を向け】
【目を、細める――――】

(何か?……空気が重い?誰かいるのか、しかしそれにしても……)

【それに誘われるが如く、彼女は遺跡に向かいその足を進めるだろう】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:50:03.18 ID:bm9yv+N1o
>>676

【人形に魂が宿る瞬間≠ネどというものがあるとするならば】
【少女の反応は、まさにそう描写する他に無いものだった】
【周囲の光景を受け入れるだけだったその瞳に、初めて能動的な動きが生まれる】

【ゆっくりと、首を巡らせて、青年の方へと顔を向ける】
【光を失っていた瞳が、少しの時間を置いて、ようやく青年へと焦点を合わせた】

……え?

【一本、紅を引いたような、小さな口唇が、震えるのをやめる】
【そうして、ようやく発された一言は、今にも溶けて消え入りそうな、小さな疑問の声だった】

……?
……こんばんは。

【感情に欠けた面持ちで、首を傾げながらも、少女は挨拶の言葉を口にする】
【――どうやら、質問は少女の耳に届きこそすれ、その脳にまでは到達しなかったらしい】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:54:12.50 ID:OHV9BTxDO
>>671

【繰り出されたのは、】

【足払い】

…ぐっ

【なかなか狡猾な手段だ。青年は思った。】

【これは…】

【抜くか…】

【刀に添えていた手をずらし、】

【もう一方の手で脇差しの柄をしっかりと掴む。】

【右側に流れながら、】

【その手に力を入れた。】



/教えてくださってありがとうございます
/>>670さんもすいません。
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 20:55:22.78 ID:tN0usvllo
>>677

【──ひぃん!】

【彼女が遺跡に踏み込んだそのとき、紅い光の紗幕が夜空を撫でた】

【朽ちた剣を中心にして、突如と地面に、紅い光の『三角陣』と、】
【その中に収められるようにして『魔法円』が、それぞれ一つずつ浮かび上がる】
【彼女がそこに目をやっていたならば、その顕現の予兆が、目に灼き付くこととなるだろう】


 【鎖を纏いし心臓の召喚、または生まれ無き者の儀礼=z


 ────≪ 序列ノ五十六:貎禽爵 -Sewok- ≫


【號──っ!】

【次の刹那に、その魔法円から天を衝く緋色の火柱が立ち上る】
【それは一瞬の出来事で、すぐに円の中に収束していくが──】

【──火柱が消えたとき、鍵と剣は消えていた】
【しかし、その代わりとして、そこには濃厚な気配が一柱、降り立っていた】


 「────雄ォオオオ雄雄怨……」


【──それは、紅い瞳をした黒豹の頭部を持つ、人身獣頭の異形の者だった】
【紫黒色と白を基調とした騎士服を纏い、背には鷲のような灰褐色の翼が一対生えている】
【そして左の腰元には、黄金色の鞘に納まった、一振りの長剣が下げられていた】

【名を、『セヲク』と言うことにする。遥かな異界の贋造七十二柱、その一角】
【喚び出されたその異貌は、腕を組んだまま、地面から拳一つ分ほど浮遊しており、】
【大気を徐々に圧迫していくような堂々たる威風と共に、現れた彼女へと鷹揚に視線を向けた】

【──その紅い瞳は、獲物を見つけた猛禽さながらに、妖しく光を帯びた】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:56:53.69 ID:0Lgg0UrYo
>>678
……ああ、そういえば挨拶が先か。こんばんは。

【一瞬、何かを考えるような表情をするが、すぐに真顔に戻って、挨拶を返す】
【質問より先に挨拶をしなかったことを、言外に咎められたと思ったらしい】

で、だ。改めて聞くが、寒くないか?
どう考えても、寒い時間帯だとは思うんだがな。

【それまで手の中で弄んでいたネックレスを離して、少女を見つめる】
【コートの胸元にぶつかったネックレスは、もつれあってシャラン、とかすかな音を立てて】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 20:58:29.31 ID:Q1JExtU6o
>>679
【にぃっ、と口を裂けるように伸ばし、老人は老獪な笑を浮かべ、青年と眼を合わすだろう】
【すっ、と刀を頭上構えとし、守りを固める】
【斬撃が来るならば防ぎ、そして来なければそのまま足払いを続けるつもりだ】

(さぁて、抜くかの?)

【期待を込めて、老人は足を振り抜くだろう】
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:04:03.70 ID:bm9yv+N1o
>>681

【返された挨拶に、会釈を返してから】
【再度投げかけられた質問には、しばしの間があったのち、答える】

……。
そう、ですね。少し、寒いかもしれません。

【だが、その返答は曖昧で、いかにも心ここにあらず、と言った体だ】
【ふい、と再び青年から視線を外して、公園の中へと向ける】
【小さく、また溜息をついてから――】

……あの、それが、なにか?

【思いついたように、青年の方へと視線を戻し、そんな問いを投げかける】
【別段、咎めるような口調ではない】
【ぼんやりとした、疑問に思ったから口にした、とでも言わんばかりの、身の入らない言葉だ】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 21:04:53.63 ID:93urKE1r0
【水の国 とある病院 303号室】

【先日の≪R.I.P.≫の襲撃を受け、被害に遭った人々を収容した病院の一つ】
【そこには、多くの重傷患者が運び込まれていた】

……………………う……………………

【入院患者用の衣服を着せられた、左目を縦に走る傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、両腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女が】
【酸素吸引気を取りつけられ、シューシューという呼吸音を発しながら、苦しそうに眠っている】

「……くっそ…………いくら人工宝玉があるとはいえ…………流石にここまでやっちまうと、すぐにはいかねぇか…………いててててて…………」

【短く刈りあげた髪に、同じく入院患者用の衣服を着せられ、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年が】
【左鎖骨の辺りを包帯で厳重に巻かれ、ベッドの上で辛そうに身じろぎする】

[≪R.I.P.≫の襲撃……それに腕の損傷とは…………無茶をしたものだ。人の事は言えんが、な…………]

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【左腕にギプスをはめ、右肩にも包帯が巻かれた姿で、椅子に腰かけている――――その右肩からは、微かに黒い魔力が漏れ出ている】

〔あんな事に巻き込まれるなんて、ね…………。この足、ちゃんと治るのかしら…………?〕

【軽装の室内着で、栗色のポニーテールに眼鏡をかけた、切れ長で涼しげな眼の女が】
【やはり右足に包帯を巻き、右足を庇うような姿勢でベッドの上に腰掛け、本を読んでいる】

≪…………≫"…………"

【床には、ややぞんざいながらも魔方陣が描かれ】
【その中央には――青い炎を微かに纏い、黒く焼け焦げた髑髏と、肉がえぐれ、出来損ないの干物の様になっている一匹の蛇が】
【魔方陣を通じて魔力を吸収しつつ、静かに安置されている】

<アーディンさん、フィリンさん…………飲み物、買ってきました…………>
[おっ、すまんなラベンダァイス…………ありがとう]

【部屋の面々を看病していると思しき、ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のオッドアイを持ち、白いワンピースを着た10歳くらいの少女が】
【その手に缶ジュースを抱えて、部屋に入ってくる】

【ラベンダー色の髪の少女を除いて、皆がその身にひどい手傷を負っている】
【そんな病室の雰囲気が明るいはずもなく、互いが顔見知りながらも、重い静寂が部屋を支配していた】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:06:42.39 ID:c3T+7mJQo
>>680

(なんだアレは――――)

【初めて見るモノに彼女はそんな陳腐な言葉しか出てここず】
【暫く、現れた異形に目を奪われ立ち止まる】

(召喚?だとしたら先程の剣が触媒か何かか?)

【などと意味の無い考察を続ける】
【既に起きてしまった事の理由付けなどこの状況でそれ程価値があるのかどうか……】

【思考の空想よりもただ目の前の事、その現実を見据えるべきだろう】
【在るのは「異形」、その姿――――】

戦う意味、アレが何をするつもりかは分からないが――――
しかしあまり「良い」モノとは思えない……

【“がしゃん”と麻の布袋を地面に降ろしその中から取り出すのは】
【白銀の一対の手甲と黒色の剣一振り、断片的ではあるがそれは騎士の装備】
【手甲からは「月」の魔翌力が感じ取れるだろう】

…………っ!……

【向けられた猛禽の瞳、その妖光に少し怯えるように一歩後ずさり】
【しかし逃げることはせず対抗するように瞳を強く向け、異形の動きを見つめ続ける】
【察する事すら必要ない、彼女は彼の出方を伺っている】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 21:10:06.69 ID:dUFc//lZo
>>679>>682の戦いをみている青年】

(両者共刀の扱いも体さばきも大したものだな・・・)
(俺もいずれはどちらかと・・・)

【青年は何か楽しそうなことでもあったかのいうな顔で】
【もしかしたら巻き込まれる可能性もあると判断し】
【後ろの建物の屋根に跳び、両者の戦いを観戦するのであった】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 21:11:04.21 ID:Q3vooBPSO
/デイドリイムの人いますか?
/いたなら>>663に返事お願いします。
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:12:32.07 ID:OHV9BTxDO
>>682

【その老人の笑顔…】

【彼も、不適に笑った】

…いいだろう

【強引に体の向きを変える。すなわち、右から前。】

…悔いるがいい

【そして青年は始めて、零距離のこの状態から始めて…】

【抜刀した】

【それだけではない。同時に、】

【攻撃も仕掛ける。すなわち】

【────抜刀術────────】

【花城に負けず劣らず早く…鋭い。】

【彼の脇差し…「紅蜻蛉」…】

【斬撃の威力を抑え、その分「速さ」と「軽さ」を極限まで追求した名刀…】

【前のめりになりながらも、ぶれることのないその太刀筋は…】

【まるで閃光のように花城に牙をむく】

【しかし、彼がまだ「妖刀」に手をかけてない分、余裕が伺える。】

【鞘と言うレールから放たれた一撃…】

【相対する剣豪はどうするか…】

【青年は刀を抜きながら期待した。】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:13:06.62 ID:0Lgg0UrYo
>>683
それがなにか、と来たか…。
では逆に聞くが、夜の公園で、寒さにも気を配らず、ただぼうっとベンチに座っている人がいたら、あんたは気にならないか?

【予想外の少女の反応に、軽く苦笑いを浮かべながらそう聞き返す】
【聞き返してから、一度公園の中を見回して、また少女に向き直り】

誰かを待っているでもなく、星を見るでもなく。
放っておいたら朝になっても座ってそうな奴を見れば、風邪を引かないかどうか心配にもなるだろう。

【そう、気取るでもなく言ってのける】
【なにか下心の類があるようでもなく、純粋にそう思っているような口ぶりで】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 21:13:27.93 ID:u87JwBF2o
>>644
ふうん? ……あ、結構オジサンも自分本位っぽい
でもそんなに美味しいならちょっぴり困るなァ、ずっとこのままでは無いと思うけどサ

っていうか今更だけどさーァ、何狙ったんだろうね。ここで
今言ったみたいな事狙ってたんだったらそれなりに大打撃? 聖都の方がヤバそーだけど

【なんとも。表面から推察したあたりを調子だけは呟くように、声量はそのままにこぼす】
【やんわり汚染された水面から逃れるように一歩退き、くるりとつま先を相手に向けて】

【この世界の国同士の関係は『聞いた限りでは恐らく多分』友好的なのだろう、後世に傷を残すほどの大問題にはならないか】
【同じく、肩を竦めるだけで話を区切り】

ん、ありがと。
結構さーァ、知ってる奴に限って教えてくれないんだよね
セーカク悪いよ、ここの奴ら! 本当失礼なやつらばっかり!

【真っ当に答えを返してくれたのはもしかすると相手が初めてなのか、素直に礼を述べた】
【頬を膨らませて文句を言い、あからさまなまでに溜息を吐く】

ホントの事言うと、ボクも実際に見たワケじゃないんだけどね?
個人的に会いたいってのもあるんだけど……なんか、右のほっぺに真っ赤な薔薇のイレズミっていうか、傷みたいな
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:16:21.23 ID:vxyBfVaRo
>>684
【くす、くす、くすり、と笑い声】
【今回のそれは、割と機嫌が良さそうな物】

あーあ、おかしい。あれじゃ分かるものも分からないよ
あの人、本業にもっと精を出すべきだと思うんだけど……

……ま、良いか。あんなのは忘れてお仕事お仕事、っと

【厚手のホットパンツの下に黒いボトム、赤い革のサイハイブーツ】
【左前のブラウスに白い毛皮のコートを重ねて、ターンクロスの首飾り】
【足跡刻まれぬ新雪の如き長い白髪の少年が、丁度廊下を通りかかった】

……………ん?

【二歩、三歩。行きすぎてから、バックで戻って来て】

………ごちゃごちゃしてるね、随分と
これじゃ部屋も狭そうだけど………

【一室に放り込むには多すぎると思える人数に】
【暫し呆れたように、その場に固まる】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 21:17:55.13 ID:tN0usvllo
>>685

【異形は、彼女の怯懦を感じ取ったのか、暫し片手を剣の柄に添えながら、】
【彼女の曖昧模糊とした心中を覗き込むかのような視線を投げていたが、それも束の間】

【やがて、すらり、と、僅かな硬い摩擦音を伴って、腰元の長剣が右手で引き抜かれた】
【見た目には、金の国の城に行けばいくらでも目に出来そうな、飾り気のない白銀の長剣である】

 【「──何ゆえに、何物に臆すか。人の騎士よ」】

【騎士と騎士。向かい合ったならば、成すべきことはそう多くない。異形は思う】
【ひゅう、と一度刃で虚空を薙いでから、その刃先を地面に向けたまま、一歩二歩と歩み寄っていく】

 【「──闘技と戦火の呼び声にのみ、我は応じよう」】
 【「汝がこの場に存するは、如何なる所以か、剣で持って応じて見せよ──!」】

【一歩、二歩、三歩──!】

【未だ、猶予はあるものの、もしそのまま接近を許すようなことがあれば、】
【異形は容赦なくその剣を、彼女から見ての右下から逆袈裟に振り上げるだろう】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 21:20:35.01 ID:Q1JExtU6o
>>686
【老人の気は、並の物ではないのが分かるだろう】
【全身から吹き出す気は、明確な“形”を以て展開されている】
【花城に於いては、“花”を司る、“櫻気”である】
【気は櫻の花びらを形取り、美しい色を見せる】
【老人の演舞の様な動きも相まって、まさに風光明媚、花鳥風月の体現に視えるだろう】

>>688
カカッ、来たかァッ!

【迫る脇差】
【上に構えた刀を匠にずらし、其れを受ける】
【しかし、さすがの速さで、受けきれず右手の付け根に裂傷が趨る】
【そして、老人は――――】

ヌゥルァァァッ!!

【気勢とともに、跳躍】
【足払いの為に身を沈めていたため、そのまま跳躍に移ることが出来た】
【脇差で有れば、喰らっても致命傷にならぬと判断した捨て身の戦術だ】

(さて、コレはどうする)

【未だ、にぃっ、と傲岸不遜な表情で、相手と目を合わせ】
【気をまき散らしながら、老人の健脚、左の膝が相手の顎に向けて打ち上げられていく】
【0距離同士のインファイト。更に老人は剣を殆ど使っていない】
【当然である。0距離に於いては、斬撃、特に刀に於いては、威力を持たせるのが至難の業であるゆえに】
【斬撃とは、ある程度の加速を持たせる必要がある。更に、刀で有れば、引く距離も必要だ】
【脇差は、0距離に向くタイプの武器ではあるが、それと引換に威力をある程度犠牲にしている】
【そして、老人の刀は普通の刀より1,2倍程長い物。零距離に於いては、不利な“武器”である】
【だが、状況自体は不利ではない】
【なぜなら花鳥風月は、剣技の流派ではない。“戦場格闘”の流派であゆえに】
【武器が及ばぬなら技法で補うのみ。そう宣言するかのように、膝を相手に放っていく】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:22:33.47 ID:bm9yv+N1o
>>689

……心配してくださったのですね。
ありがとうございます。

【青年の不器用な気遣いの言葉に、少女は儚げな微笑を浮かべて、礼を言った】
【手の中に握ったままだった缶を、ベンチの脇に置いて、手を擦り合わせる】
【蝋のようになった白い手のひらへと、白い息を吹きかけながら】

風邪を引く事は無いです。
……ちょっと、考え事をしてたので。
……もうすぐ、帰りますから。

【いやに断定的に、風邪を引かない、と口にした後は、またその表情からは感情が抜け落ちて】
【宙へと目を泳がせながら、ぼんやりとそう返す】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 21:26:04.31 ID:93urKE1r0
>>691

[…………しかし、このままでは『卵』の除去が出来ないと言うのは…………誤算だったな]
〔確か…………身体に入ると、物理的に除けなくなるんだったかしら?〕
[あぁ……結界を張って、メスを弾いてしまうらしい…………本当に厄介なものだ]

【室内では、比較的軽傷と思われる猫人間とポニーテールに眼鏡の女が雑談に興じていた】
【もっともその内容も、雑談と言うのはやや重いものになっている】

<でも…………大丈夫なんですか? アーディンさん…………>
[心配はいらんさ、ラベンダァイス。こんなの、心の平常を保っていればどうと言う事はない…………
幸いにも、ここには俺の心を乱すような事物は存在しないからな…………]

【ラベンダーの髪の少女の心配そうな言葉に、静かに微笑んで見せる猫人間】
【右手をのばして、少女の頭を優しく撫でる】

〔――――あら、お客さんかしら?〕
[…………ん?]

【そんな中、本に視線を注いでいたポニーテールの女が、入口から室内を覗きこんでいる少年の姿に気づく】

[――――別に不都合はないがな。元々、ここに居るのは顔見知りだ…………
それはともかく、何か用かな、少年?]

【耳をピクリとさせて、猫人間は少年へと向き合う】
【呆れて漏らした一言も、猫人間はしっかりと耳に拾ったのだろう】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:30:36.75 ID:0Lgg0UrYo
>>694
説得力が皆無だな。
風邪を引かない、と言うことではなく、もうすぐ帰る、という言葉の方が。

【風邪を引かない、と断定したことには疑問は抱かない】
【世の中、そう言う奴もいるのだろう、と思っているようだ。目の前の少女は、健康優良児には決して見えないとはいえ、だ】

勘でしかないが、あんたはそうそう帰らない気がするよ。
もうすぐ帰るって表情じゃない。そんな気がする。

【と、おもむろに手にはめていた手袋を外すと、両手分、少女の手に向けて投げる】
【やけにカラカラに乾いた手袋は、少女の手に乗るだろうか】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:33:20.59 ID:c3T+7mJQo
>>692

………………

【この場は戦場、逃避は在るべきではなく】
【ならば逃げずに――――戦え】

……これならば私は戦える、か……?
いや、分からないが……――――

【銀色の手甲をその両腕に装着、それと同時に地面に青色の魔方陣が敷かれ】
【光の放射が天へと向かう……暫くの青光の後に彼女は現れる】

それでもやるしか無いのなら、征くだけか――――

【白色を基調にした肩辺りで切れている騎士の服、月を象徴とした文様が描かれ】
【下部はスカートにも似た同じく淡い白色の装備】
【なにより目立つのは両手の手甲】

惑い、揺れて、歩くだけだ……

【彼女の魔翌力を吸い、滾る銀色のそれは】
【月明かりのように鈍く淡く蒼白い光を放つ、なにやら特殊な装備のようだ】

……――――!

【近づいてくる彼に合わせるように身構える、腰にある剣は未だ抜かない】
【そのまま彼の接近を誘い、そして――――】

【右下からの切り上げに対し右の手甲を握り締め、打ち止めようとし】
【それが成功したならば今度は左手にて彼の腹部に掌底を叩き込もうとするだろう】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 21:33:22.63 ID:dUFc//lZo
>>693
(あの気、花びらのように舞う・・・それに無駄がない熟練された気だ・・・)

【彼の花びらのように”花”を司る気に対し】
【青年の気は太極であり”陰”と”陽”を司る、即ち”柔軟”でありながら”力強い”気である】

(あの老人、強い・・・)
(里をでてここまで気を使いこなす人間がいたとはな・・・)

【老人は間違いなく”強者”だろう。同じ”気”を使い闘う青年にとってあの老人ほど闘ってみたい相手はいないだろう】

699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:35:14.84 ID:OHV9BTxDO
>>686

【花城の気迫に対し、こちらはまだ「弱い」】

【それもそのはず。青年はまだ本気を出していないからだ。】

【彼の真価は妖刀「大幻牙」】

【それに振れた瞬間にある。】


>>693

【斬った…】

【青年は確かに手応えを感じた。】

【瞬間、放たれたのは剣術ではなく、「体術」】

【反場予想していたとは言え、距離がない。】

【零距離は花城だけでなく、「彼自身」にも牙をむいたのだ】

……くっ

【とっさに、首を傾ける。】

【攻撃は、鎖骨に当たった。】


…やるな。だが…

【よろけながら呟く。】

…空中で僕の剣をかわせるか?

【そう。あの勢いからなら、花城は一時的に浮いている。青年はそう判断した。】

【刀を反転させ、再び相手を切りつける。】

【脇腹、そこから一気に切り裂かんと…】

【下から斜め上に剣を振る】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 21:39:13.32 ID:Q1JExtU6o
>>698
【老人は目の前の敵と戦っている】
【青年に気付くことは、無いだろう】

>>699
【勢いで、膝を振り抜く】
【そして、反転して放つ切り上げを、老人はあろうことか――――】

カカカッカカカ!!

【――――あろうことか、振り上げたその足をそのまま振り下ろすことで、回避しようとしている】
【老人の下駄は、所謂鉄下駄で、妖刀で有れば別かもしれないが、軽い小太刀であれば、体重とある程度の硬度、落下の速度で押しきれると判断したようだ】
【そして、老人は刀を上に構え、斬撃を防いでいた】
【浮いているその状況から、老人は刀を振り下ろしにかかった】
【さすがに空中では狙いは甘くなるが、袈裟に斬撃を花等としている】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:39:21.51 ID:lIM2jOffo
【昼の国・山岳部に位置する拓けた場所】

【本日、この場には100名余りの人々が集っていた】
【彼らは一様に銃を構え、特殊ヘルメットを被り、“機関”のコートを身に纏い】
【ある時は数秒以内で列を完全に整え、またある時は陣を変え―――――】

【―――と。正に今、その場所では“カノッサ機関”の者たちが訓練を行っていて】

『余所見をするな、私語は禁止。隊列を乱すな意識を持て―――。』

『貴様らは学生でも市民でも、ましてや軍隊でも無い』
『機関の戦場に惰弱な者は要らん。基本も守れんマヌケも要らん』

『遊びのつもり、金のため、己の欲望を満たすため』
『動機は何でも結構、基本を守って動けるだけでも大いによろしい』
『逆を言えば、基本を守るだけで貴様らは絶対に欠かせぬ精兵と成り得る事を忘れるな―――。』

【その指揮官と思われるのが――褐色の肌に銀髪の、蒼い軍服を着た長身の女性】
【拡声器なしに響く声は凛々しいとも機械的とも取れ、生粋の武人といった雰囲気】


【さてこの演習だが、本日ここで行われるということは実は全世界的に知られている】
【ほんの数日前ではあるが、『昼の国支部から』という事で各界に通告があったのだ】
【また見学なども身分等に関係なく許可され、或いは戦闘の申し込みもアリ、だとか】

【そんな具合で続く“カノッサ機関・昼の国支部”の集団演習―――続いて響くのは、銃声だ】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:40:48.33 ID:vxyBfVaRo
>>695

いいや、特に用件がある訳じゃあ無いよ
どちらかと言えば寧ろ、僕の方が御用聞きみたいなものだからね
だけど、珍しい光景に目が止まったからついでに足を止めた。これじゃあ駄目?
少し入り込みづらい世界が完成しているから、これ以上は踏み込まないでおくけど………

【大人数の顔見知りで構成された、暗い雰囲気の輪】
【社交性が利益に直結する職業の少年と言えど、此処に踏み込むのは躊躇する】
【部屋の入口に立ったまま、決して室内には入ろうとしない】
【少年の耳に届く声は、室外まで届く程度の声量のものだけとなるだろう】

………おや、猫人間……珍しいかもね
売り物でなら偶に見るけど、こういう場所で見かけるのは―――いや、或る意味じゃ似合いなのかな?

【少年は、路地裏など、所謂裏≠フ世界の住人で、情報屋紛いの仕事をしている】
【ならば、似たような世界の住人ならば、知る者も知られている者も居るかもしれない、が】
【少なくとも現時点での少年は、疎外感でも味わっているのか、やや気不味そうな顔】
【自分の方に向いた視線に、拾う様に視線を合わせた】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:41:30.52 ID:eTpKTUqto
【路地裏】

・・・よし!行こうか

【表通りの街灯の光が差し込む路地裏の入り口付近】
【にび色のローブを着てフードを深く被った青年が右手に拳銃を携えて立っている】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 21:43:15.05 ID:dUFc//lZo
>>699>>700

(二人共まだ手の内をだしていないようだな・・・)
(それのあの青年の刀・・・恐ろしい狂気を秘めている・・・)
(あの老人の刀も普通の”物”とは違う・・・)
 
【青年は少年のようなワクワクした眼で二人の戦いを見ているのであった】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 21:45:33.41 ID:tN0usvllo
>>697

【ぎィン──!】
【硬質な剣戟音が、揺らめくような静寂を裂いた】

【振り上げた逆袈裟を受け止められ、しかし異形もその一撃で終わせるつもりなどなかったのだろう、】
【向かい来る左手の掌底を、右半身を後ろに捻る形で直撃を避け、】
【ぎぃん、と受け止められていた長剣で相手を押し返すように振るいながら、自身は後方へ一歩バックステップする】

 【「──そうだ。戦え、人の子よ」】

【猫のように瞳孔が開いた異形の紅目は、そのようなことを直接心中に語りかけるかのような、】
【どこか不思議な光を帯びていた。言葉こそないものの、相対したならばそれが感じ取れても可笑しくはないだろう】

 ────≪ Blade=Breed ≫

【ひぃん──軽く間合いを取った異形の持つ長剣が、紅い魔力光を帯びた】
【次の刹那、長剣の刃が横に広がったかと思えば、そこに切れ込みが入り──“分裂”した】
【一本だった剣が二本になり、異形はそれを両手に一振りずつ握り締め、彼女を待ち構えた】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:46:51.80 ID:bm9yv+N1o
>>696

……。

【少女は目を伏せて、青年の方へと横目を向けた】
【反論の言葉が出てくる様子が無いあたり、図星だったのだろうか】

【パサ、と膝元に投げられた手袋を、胡乱気な眼差しで見やってから】
【どこか虚ろで――縋るような目を、青年の方へと向ける】

……。
誰も傷つけたくないのに、誰も傷付かなければいいのに。
……でも、俺は、その願いのために、誰かを傷つけなくてはおれない。

【青年に向けて、というよりは独り言のように、小さな声でそんな呟きを口にする】
【ひらり、と揺れる左袖、その中には、本来あるべきはずの腕がなく、頼りなく風に揺られている】

……。
ねぇ。どうしたら、皆が幸せに笑っていられるような……。
そんな世界を作れると、思いますか?

【自分とは無関係な質問を口にするようで居て――】
【――その実、救いの手を捜し求めている、迷子のような瞳で、少女は青年へと】
【そんな、重い言葉を投げかけた】


/すみません、中の人がキャラの容姿描写をミスってました
/こちらの前レスの描写の中、【手を擦り合わせた】は無かったことにしてください
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:51:31.90 ID:OHV9BTxDO
>>700

【ギィン】

【と硬質な音がし、青年の刀が弾き返される。】

【加えて相手からの斬撃】

【大きく振れた脇差しでは防げない。間に合わないのだ。】


(…仕方ない)


【瞬間、辺りに立ち込める強烈な「妖気」…】

【禍々しいそれは、周囲の者の不安を増大させるように】

【どんどん肥大していく。】

【青年は妖刀を半分だけ片手で抜き、】

【みね側で相手の斬を防いだのだ。】

【一瞬だけ本気を出した青年はすぐさま妖刀を再び鞘に納め、】

【相手と距離を取った。】

【そして、こう呼びかける。】


下駄で防ぐとは驚いた。

「二本目」を抜いたのは実に三年ぶりくらいだ。

【そして、わずかに微笑み】

…まだやるか?

【と問うた。】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 21:53:46.39 ID:93urKE1r0
>>702

[ほう……御用聞き、か…………]
〔まぁ確かに。ごちゃごちゃしてて異な景色かもしれないわね
そりゃ足ぐらい止めるわよ…………私だってそうするわ〕

【少年の、率直な言葉を受けて頷いて見せる猫人間とポニーテールの女】
【それぞれが怪我をしてベッドに収まっている上に、床には奇妙な魔方陣が描かれ、おかしなものが置かれているのだ】
【その光景は、確かに無闇に足を踏み入れるのを躊躇させる様な、異質な空気を醸し出している】

[売り物? …………あぁ、人の社会の中で一旗揚げようとして、夢散った者達か…………
確かに、俺もまっとうな職についているとは言い難い……この怪我も、仕事で負ったものだ]

【酒場の用心棒という、やくざな職についている猫人間は、自身の立場が微妙なものである事を理解していた】
【人間社会の中では、自分たちの存在は好奇の目で見られ――――人としての扱いを与えられない事例もある事を、知っていた】
【そうした中では、この猫人間はまだ恵まれた存在であるのかもしれない】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 21:58:16.72 ID:c3T+7mJQo
>>705

……っ!――――
そう上手くはいかせて貰えない、か……

【押し出される剣、掌に力を集中し彼女も同時後方へと跳んだ】
【どうやら相手も思考する生き物のようで】

戦闘意識……?

【瞳から感じたそれを言葉にして、そして彼女は首を振る】
【何を思おうと戦いが続くのは変わらないのだから……】

そちらがそうならば私も剣を抜くしかあるまい……

【腰、その鞘の口を左手で抑え添わせた右手で剣を引き抜き構える】
【剣の刀身は刀を意識したようなしかし重厚な片刃、そして鈍い黒色】
【その黒は硬い鉱石にて強化された名残、剣の名は「七月」】【もっともその名を彼女は知らないが……】

構えたままでいるのなら、私からゆくぞ――――

【左半身を突出させながら斜め右下に刀身を降ろし、そのままの姿勢で走りだす】
【“ガガガガ”と地面を削る音を響かせ十分に近づいたのならば――――】
【彼から見て左下から剣を上へと振り上げるだろう】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:03:14.29 ID:0iBxserY0
>>701
/未だいますか?
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:04:12.58 ID:lIM2jOffo
>>710
/ははいハイHIGH、此処に居りますよー
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:04:20.85 ID:0Lgg0UrYo
>>706
……ふむ、聞いた限りでは、必要悪と呼ばれる存在ですら、傷付けたくないと言うように聞こえるな。

【いきなりの問いだが、困惑する様子もなく青年は考えを巡らせ始める】
【向けられるか弱い視線を、まっすぐに見返して、青年はゆっくり言葉を紡ぐ】

誤解を恐れずに、俺の考えをただ言わせて貰えば、そんな世界は作れんよ。

【ゆっくり、しかしはっきりと、少女の言葉を、願いを、疑問を、否定する】

傷つかない奴は成長しない。傷つき、誰かより先んじようとするからこそ、人は成長し、上を目指すのだからな。
最初から傷つかなくても幸せが確約されているのなら、人は上を目指さなくなり、停滞する。
そして停滞した世界は、水のように、空気のように、緩やかに腐っていくだろうな。

【辛らつに、一切の容赦なく、少女の言葉を切り捨てていく】
【しかしその表情は怒っている風でもなく、ただつらつらと言葉を垂れ流しているだけのように見える】
【ちらり、と頼りなく揺れる左袖を一瞥するが、そのことについては言及することは無く】


/了解しました。
/レス遅くなってすみません;
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:04:29.53 ID:Q1JExtU6o
>>704>>707
【ガキィッ、と峰と斬撃がぶつかり合う】
【お互いの剣の妖気が喰らいあうようにぶつかり合い】
【そして、離れる】

かかっ、やっと抜いたか。

【愉しげに笑い】
【相手の呼びかけに応える】

かか、伊達に六拾年戦場潜っちゃいないさ。
舐めちゃいかんさね。

【と言い】
【相手の問いに、首を横に振り】

いんや、やめとこうかの。
どうやら観戦者も居たようじゃし、又いつか、その時こそ、“殺し合い”をしようじゃァないか。
それに儂も本調子じゃないしの。

【斬撃を食らった老人のコートの隙間からは、巻かれた包帯が視えるだろう】
【退院したばかりの身であったのだ】
【そして、老人は観戦者の下りで確かに>>704に目線をやっていた】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:05:46.89 ID:0iBxserY0
>>701

 ふむ…

【目に映る、人、人、人。此処に来た理由は云わば情報の真偽の為の、見物と云った所だろうか】
【其の余りの数にも圧倒されぬままに彼は歩を進めていく。同時に彼は徐に溜息にも似た声を漏らすのだ】

(大正解、て所か)

【其の情報が真実である事を確認すると其の者は、獣の姿から人間体に戻るのだった】

 ――んん。説明は面倒だ

 さっさとかかって来い。お前達の実力を見てみたい

【大勢の軍隊を前に仄かに黒い煙を縫わせ首を回しながら、囚人服は登場する】
【その実力は如何程か。其れを確かめるだけの為か。或いはそれ以外にも――?】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:08:16.59 ID:vxyBfVaRo
>>708

足は止めるけど、そうだね………踏み込むつもりにはならないかも、これじゃ
余り長居したい、とも思えないかな……これじゃ病室じゃなくて葬儀場だ
何がどうなったら、此処まで陰鬱な雰囲気を作れるのかと不思議には思う、かな

………で、少し認識の違いがあるのは、仕事柄の違いと見ていいのかな?
真っ当じゃない職、が何なのかは知らないけどさ

【そこまで言うと少年は、扉に体が半分ほど隠れる位置まで移動】
【顔もからだも半分だけ、室内の者に晒して】

んー………人が集まってる所には、何か美味しい話でもあるかと思ってたけど
この様子だと、皆でメンタルケアを受けに行く事を推奨したい所だね
ま、良いや。とりあえず何か、面白そうな事でも有る?一応、用を聞く以外の事もするんだよ
……いや、勿論お邪魔なら直ぐに立ち去るけどさ

【話題を探す為とはいえ、かなり大雑把な質問をする辺りは、雰囲気に押されているとも言えるか】
【入院患者4名、内1名は会話も無理そうな状態。軽い話題を出すにも憚られて】
【一度、一言で片づけられた「御用聞き」の部分を、無理に引き出して様子見】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 22:10:49.40 ID:tN0usvllo
>>709

【異形は、疾駆してくる彼女を瞳の紅玉に据えたまま、待ち構える】
【左の剣を前方で構え、右の剣を顔の右横に据える構え】

 ────墳! ……亜ッ!

【左方から振り上げられた剣を、左の剣が受け止める。刹那に火花が散る】
【そして、右の膝が飛翔する燕のように、すう、と上がったかと思えば、】
【その爪先は、彼女の左脇腹目掛けて、蹴りを放っていた】

【──異形の口の片端は、僅かにつりあがっていた】
【鼓動も心なしか速くなり、自らを昂揚させていく】

【──剣戟の音が響き渡る度、この闘技場を囲う、かつての観戦席だった場所に、】
【蛍火のような色をした靄のような魔力が、広がり始めていく。しかしそれは、攻性のものではなかった】

【それが次第に輪郭を成していくのは、無数の人型だった】
【まるで古の亡霊たちがその場に蘇ったかのように、生物的に揺らめき始めていく】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:14:24.92 ID:OHV9BTxDO
>>704>>713

…それでいい。

【青年は言った。脇差しも納める。】

…その様子じゃあ僕には勝てない。「絶対」に。

【包帯を見る。退院したばかり…か。】

最も、機関員としてはこの状況は君を殺害する大チャンス何だろうが…

…僕の「剣士」としての誇りがそれを許さないからね

【そうして青年は傍観者>>704の方を向いた。】


そんなとこに居ないで近くに来たらどうだい?


【と、呼びかける。鎖骨がズキズキと痛んだ。折れてるかもしれないな。青年は地味に心配になる。】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:16:50.11 ID:lIM2jOffo
>>714

説明は面倒………そうか。よし、一部を除き全体後退しろ
殺して構わん。が、能力者だと思われる点は注意するように―――。

【瞬く間―――実にあっさりとした、蒼い軍服の女性の指令が行き渡る】
【突然の来訪者には誰も驚かず、言われたとおりに動いて揃い】
【先ず残ったのは、囚人服の人物、その前方に5名―――既に、誰もが指を引き金に掛けていて】

『―――対能力者用の陣形を組め、包囲して間断なく撃ち付けろ』
『容赦も躊躇もいらないとのことだ。かかれ―――ッ!』

【内、一人が号令をかけると彼らは散会し、15m程の距離を取って円を形作ろうとし】
【途中で邪魔が入らなければ相手を中心に据えた状態から、攻撃に】
【単純に一人三発ずつ、計15発の弾丸を打ち込もうと試みるだろう】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 22:19:25.08 ID:dUFc//lZo
>>717 >>713

【老人がこっちに気づいたことを知り】

(さすがに気づかれたか)

【そして青年に声をかけられ】

【ヒュツっと屋根から老人と青年のところに跳びおり】

いい闘いを見せてもらったよ。
俺は闘いをしかける方じゃないがあんたらとも戦ってみたくなった。
まぁ今はそれどころじゃなさそうに見えるがな。

【二人に対して】

【彼は特別な八卦の眼で2人のほうを見つめ】
【同じ”気”を使う老人に対して、自分の”気”を見せた】

(さて、どうくるかな・・・)

720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 22:21:29.60 ID:93urKE1r0
>>715

〔葬儀場、ねぇ…………
まぁ、そこに二人ほど、半ば死んでる様な重傷患者がいるんだから、しょうがないわよ〕
「勝手に殺すな、勝手に…………いっ、いっててててて…………!」

【ポニーテールの女が、失礼ギリギリのきわどい揶揄を含んだ言葉を放つ】
【それを受けて、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年が、起き上がりかけるが、やはり痛みにやられて大人しくベッドに身をゆだねる】
【互いに気心が知れているからこそ、出来る言動だろう――――わずかに、辛気臭い雰囲気が緩和される】

[ふん…………薄汚れた酒場の、用心棒さ…………暴れ込んできたテロリストとやりあって、このザマと言う事だ……
……所詮、夜、日蔭……そうした所にしか、居場所は見いだせなかったんだよ。若い頃の俺はな]

【自嘲する様な口調で、鼻で笑う様に自分の身分を明かす猫人間】
【テロリストの襲撃を受けると言う事を考えれば、ただ酒を提供するだけでなく、何か裏がありそうな気配はある】

[…………何の事はない。営業に歩いていたと言う訳か…………]
〔とはいえ…………美味しい話、ねぇ…………そんなの、あたし達にあるかしら?〕

【どうやら、少年は商売に歩いているらしいと言う事を察して、室内の軽傷組は首をかしげる】
【確かに、今の自分たちに出来る事と言うのはそれほど多くはない】

[…………なら少年。一つ『飛脚』の役を買って出てもらうのは良いか?]

【しばし考え込んでいた猫人間は、そう提案する】
【どうやら、何かをどこかに届ける役はできるかと、聞きたいようだ】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:21:47.58 ID:Q1JExtU6o
>>717
【ひゅひゅっ、と刀を払い、鞘に収める】
【それと同時に、刀の放つ酒精の香りも霧散して言った】

かか、ああ畜生。
全力出せりゃ、此処で殺し合っても良かったんじゃがの。

【悔しそうに一言】
【老人は自分の死を恐怖していないのがその一言からも分かるだろう】
【巾着から煙管を取り出し、マッチで火を落すと一服し始めた】

また今度、本調子の時に。
その時はお前さんの首とその刀でも貰うとするかね。

【左手の出血は中々の酷さで】
【老人は裂けたコートを千切り、傷に巻いた】

>>719
【すぅ、と眼が細められ、揺らがない瞳で相手の気を老人は見た】

……ほう、陰陽の。
良い気じゃぁないかカカッ!!

【愉しげに笑いをあげるが、しかし残念そうな表情になり】

だー、怪我してなけりゃ、ニィちゃんとも死合ができたんじゃがの。
残念じゃわい。

【カッカッカ!と高笑いを上げながら物騒なことをいいはなつ】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:21:56.49 ID:c3T+7mJQo
>>716

(押しきれるかっ……!?)

【散る火の花、刃を押し通そうと更に力を込めてゆく、が】
【視野内で特出した動きが1つ、それは足先】

【それが「蹴り」だ、と認識するや否や直ぐ様に回避行動に移ろうと身を引くが】
【既の所、剣に執着した分それが遅れてしまい彼の爪先は彼女の脇腹を捉える】

ぐ……、まだだっ!!

【蹴られた箇所の衝撃を利用するように体を反時計に回転】
【放たれた独楽の如くに回り、手甲に覆われた左手を握り締め「異形」の左脇腹に向け裏拳を叩きこもうとする】

(――――そうかここは……)

【回転の最中に視界に捉えた光景、不定形の人影のような物】
【察するには十分なそれに彼女は】

(ここは昔闘技場か何かだったのか……)

【この場の意味を知る】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:23:00.96 ID:bm9yv+N1o
>>712

……。

【青年の、冷静な断言に。少女は、泣き出しそうなほどに、顔をゆがめた】
【再び自分の膝元――投げられた手袋へと目線を落とし、右手を握り締める】

……人は、誰かを貶めねば、強くなれないのですか?
弱いものを切り捨てて、切り捨てて……そうして、いつか楽園にたどり着けるのでしょうか?

……その楽園には、弱いもの、傷付き倒れたものは、立ち入る資格が、ないのでしょうか?

【青年の言葉には、正しさがある】
【――それでも、少女は縋るように、青年の言葉に反発する】
【誰もが傷付かず、平穏に在ることの出来る未来があるはずだと。そう信じる、夢想家のような思いを胸に】

【その姿は、ただ頷いて欲しいだけの子供の様でもあり】
【また、新しい道を指し示す神を待つ、うち捨てられた使徒のようでもあった】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 22:27:08.13 ID:s2vaUnDSO
>>690
【「――ん、否定はしないけど。何か問題が有るのか?」と宣って。どうやら、自覚は有るらしかった】

まあ……暫くすれば元通り、ってのは確かだけどさ、どうにも遣り切れないや。

さあな。単なるテロ以外の目的が有ったようには思えないけど、オレには。
敢えて挙げるとするなら、さしずめ宣伝って所、か?つい最近まで鳴りを潜めてたからな、あいつ等。

挑発だとか陽動だとか、他にも考えられなくは無いけれど――――。

【淀んだ海から視線を外して背後のコンテナに凭れ掛かり、空を仰ぎつ続ければ】
【影は一旦言葉を切ると、「向いてないんだ、こういうのは」と低く呟いて】

【さて。聖都を筆頭とした教団≠フ勢力下、各六王の神殿を擁する俗に言う六王国家♀ヤの関係は、そう悪くもないのだろう】
【少なくとも表向きには@ヌ好に見える。ならば恐らく、先日のルビーシャ≠フ一見程の問題にはなるまい】

【であるからして、今現在問題なのは極めて些少な事だった。人影は、未だ気付いていないが】
【彼だか彼女だかが背を預けたコンテナ、煤まみれ≠ナある。――下手なペンキより、きっと性質が悪い】

どう致しまして。……まあ、情報ってのは出し渋ってなんぼ、みたいな感じが有るしな。
頭の良いのとか性格の悪いのとかは、特に。けど、お人よしも割と多いよ。
それなりの態度で接すれば、大概は良い返事を返してくれるだろうさ――多分。

【事もなげに返し、ほぼ同意しつつも軽く窘めるようにして更に言葉を接ぐと】

(――……シルヴェストル?)

覚えが有るかも知れない。名前は?

【少年の発言を耳にして――真っ先に思い浮かべたのは、自分が殺めた相手の事】
【忘れる筈も無い。世間は狭い、縁なんて考え方も有る程に。ともあれ、勘違いが有ってもならないと】

【彼女は、一応の確認を取る。彼≠ノ何等かの縁がある者だとすれば、少年には知る権利がある】
//済みません、遅くなりましたっ!
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:30:40.12 ID:0iBxserY0
>>718

(――!?)


【先ず。少々動揺をする。そして、『囲まれて』『撃たれる』という情報は無理やりにでも認識し】
【一番近くの者の一人に体勢を低くし、タックルを試みる】
【一瞬の判断が謝れば命取りであった。しかし、それ程現実も甘くは無く――】


 ぐっ――!しかし、フフ…効かんな


【銃弾を一発。食らってしまうのだ。其れは黒い血と共に左肩を貫通する】
【其の口調は一瞬は歪むが、まだまだ余裕を魅せる…と云うより、自分に銃弾が当たり、笑う者等いるのだろうか】

【因みに其の者の顔には、無数の痣。足は裸足という奇抜な者でもあった】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:31:34.39 ID:0Lgg0UrYo
>>723
結局のところ、弱い者は切り捨てられ、貶められ、虐げられる。
人を切り捨ててたどり着く楽園もあるのだろう。それが、『楽園』かどうかは知らんがな。

【コートのポケットから新たに白い手袋を取り出すと、再び両手にはめる】
【その手で、首から提げたネックレスの宝石に触れて、少しだけ表情を柔らかくする】

だが、その切り捨てられた者の楽園を作ることは出来るだろう。
傷つきながら、苦しみながらも、笑えるような楽園をな。
笑うな、とは言わん。俺はただ、傷もつかずに笑うのが嫌いなだけなんでな。

【そこまで言うと、再び表情を険しくして】

……だが、今のあんたにその楽園は作れない。
理由が分かるか?
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:35:32.19 ID:OHV9BTxDO
>>719

別に僕は今からでも君と戦えるがね。

【青年は言った。向けられた視線が気になったが、彼は「気」には詳しくはないのでよく分からない。】

>>721

ふふ…君じゃあ「二本目」は扱えないさ。

妖気に食い殺されるのが落ちだ。

【とは言ったものの、内心ではそれと逆のことを考えていた。】

【目の前のこの人物なら自分以外に唯一「大幻牙」を扱えるかもしれない、と。】



/すいませぬ…飯落ちです。
/2人で進められててかまいませんので…
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 22:35:50.27 ID:tN0usvllo
>>722

【待ち構えてからの、半ばカウンター的な蹴撃。異形は完全に“入った”ものだと思い込んだ】
【が、次の刹那、ずん、と、槌で打たれたような衝撃が、異形の臓腑へと響き渡った】
【直撃──! 異形は、その鈍い痛打に口を歪め、思わず一歩よろけるように後退した】

 「──……ゴ、応……!」

【──しかしながら、闘争だけを生きがいとするだけに鍛えられているのか、】
【ざり、と踏みとどまり、紅玉が彼女の瞳を一瞥して、それから口の片端が笑んだ】

 【「──ゆえに、闘争とは面白い」】

【異形は、手に持つ二振りの剣を、互いに重ね合わせるように近づけた】
【すると、先は“分裂”したのが、今度は互いに溶解し混じりあい──そして“融合”した】
【先ほどまで二本の長剣だったものが、今度は一振りの『大剣』へと姿を変えた】

 「────雄ッ!」

【打たれた左脇腹の鈍痛を、歯を食いしばって殺しながら、】
【異形はその大剣を彼女目掛けて、縦一文字に振り下ろすだろう】

【──亡霊たちはうねる様に揺れを増し、遂には小さいながらも喧騒が音となって現れ始めた】
【まるで、ここだけ時空の断層に迷い込んだかのように、次第に遺跡がかつての景色を取り戻し、色を帯び始めていく】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:38:03.64 ID:vxyBfVaRo
>>720

…………実を言うと、同時に会話できる人数は2人が限度だと思うんだ、僕は
何処かの国には十数人の言葉を聞き分けた大天才がいたらしいけど
それでも、同時に言葉を発するのは無理だし、会話出来る人数は限られてたんじゃないかな?

と、それはどうでもいいや、何となく思い出したかな
酒場の用心棒、猫人間。あんまり多くはなさそうな組み合わせだよね?じゃあ……
こういう売り物も有るけど、お一ついかが?

【コートのポケットに手を入れて、暫くごそごそとやって】
【取り出したのは注射器。勿論、この病院のものではない】
【針の先にはカバー、ピストン部は止め具で固定】
【そして、その中身の液体は】

………麻酔薬。酔わなくなったら?

【漢字を用いての言葉遊びなどせずとも、内容物の予想は付くか】


人が集まってて活気が有れば、本当はなにか美味しい話が一つくらいはあるものさ
ただ、今回の場合……そこに辿り着くまでの障害が多そう、だから踏み込めない
部屋の扉が開いてたとしても、これじゃ看護師さんだって入るの躊躇うよ?

……で、商談はちょっと待った
僕の予想が正しいなら、貴方は直ぐにその話題を始めるのには適さない状況になると思うから

【注射器を片手でぽんぽんと跳ね上げて遊びながら、もう片手を伸ばしての静止】
【依頼の打ち合わせをする前に、自分の名乗りの代わりに取りだした注射器】
【その手の人間から聞いた話が正しいなら、あまり穏やかな状況にはならないだろうと予想しての事だ】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 22:38:56.25 ID:dUFc//lZo
>>721
(ほう、この老人・・・気を見れるのか・・・面白い。)
【特別な眼でもないがとても眼力のある老人に驚きながら】

フッ、あいにく俺も港の襲撃で体が本調子じゃないんでな。

【眼を閉じかるくニヤつきながら】

(世界とは広いようで狭い・・・)


>>727
フッ・・・、だが鎖骨を痛めているのだろう?
【青年が鎖骨を痛めているのを見えているからのように】

刀を使うなら骨は大事にしたほうがいいぜ。


/了解です!
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:40:09.17 ID:bm9yv+N1o
>>726

……。

【悲しみにか、少女は瞑目してうつむく】
【諦めにも似た感情が湧き上がって来るのを、抑えきれずにいた】

【だが、続けられる言葉に、ハッと、再び目を開いて青年を見つめる】
【穏やかな言葉に――どこか、彼の経験を裏打ちするような、無為への嫌悪を聞き取る】

なら……。

【私に出来るでしょうか、と続けようとした機先を制されて、釘を刺すような一言】
【険しい表情は、まるで自分を咎めているかのようで――】

……わかりま、せん。

【――その理由が分からない】
【なぜ自分には出来ないと、断定して見せるのか】
【――なぜ、そんな目で、自分の事を見ているのか】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:41:33.92 ID:lIM2jOffo
>>725

(笑っている……それは余裕か?それとも単に、狂気か?)

まあ良い、悪いが此方の者を死なせるわけにはいかんのでな
不公平だなどと思うなよ?此処に突っ込んできたのはお前だ
終わりは“百人組手”を乗り越えるか、一言『参った』と口にするかだ

【銃を構えた戦闘員の一、普通の人間なら銃で撃たそうになった状態で「突っ込む」などは考えない】
【言うなれば油断だったのだろう、タックルをかまされた一人はうめき声と共に後方に転がり】
【蒼い軍服の女性に下がれと言われ、忠実な彼らは残り四人―――と、九十五名程】

【さて未だ、彼を囲む四名は場所を僅かにずらすのみで包囲を続けたままである】
【恐ら三名を切らなければそのままの陣形なのだろう―――慣れた動きだ】

【―――指を引き金に。四名で十二発、今度は全てが足を狙ったものとなっている】
【戦闘員は全員、仲間の一人がやられた事で警戒を強めたらしく先程よりも攻撃は正確】
【ただタックルをかますだけではジリ貧―――策があるのなら別だが、状況はあまり好ましくないと思われる】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:42:00.35 ID:Q1JExtU6o
>>727
【相手のその言葉に、老人ではなく、老人の刀が答えた】
【ざわり、と意思ある妖気が、相手に向けて発せられたのである】
【其れは、刀とその使い手を侮辱したと、刀が判断したかのようで】

かか、黙っとれ鬼酔割。

【ぱしぃ、と鞘を軽く叩くと、妖気は霧散した】
【忘れてはならない、老人もまた妖刀の使い手で有ることを】

//了解です!

>>730
【老人はしかしながら、飄々とした振る舞いで有り、とてもその手の力が有るようには見えなくて】

おお、ニイちゃんもあの戦い参加しとったんかい。
儂も、船の方で戦っとったよ。

【人好きのする好々爺然とした態度で話を続ける】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:46:59.04 ID:u87JwBF2o
>>724
【堂々とした言葉に対する返事は小さく首を振るだけのもの。少年も、人の事を言えない自覚はあるのだ】
【んー、と唇に指を当てて首を捻ると、ふと思いついたように】

ほんと、ね。春だから、芽吹いたみたいにわぁっと話を聞くようになった
隠れ蓑にして今のうちに活動しようってってボクの雇い主は言ってたけどね。ア、これナイショだよ
まー関係ないけどね! ボクがぜーんぶぎったんぎったんにしてやるし!
居場所突き止めてー、全員ブチ殺してー、オワリ! 安心したァ?

【今世界を騒がせ混沌に陥れている組織に対しての会話だというのに、少年の言葉はひどく無邪気だ】
【先程からの言葉どおり、少年は楽しんでいるのだろう。この状況を、この絶望を】
【一瞬、煤だらけのコンテナに目を向けて『あ』というような顔をしたが……】
【……なぜかにこにこと笑顔になって、そのまま何も言わずにスルーした。後が楽しみだ。とても。】

シルヴェストル・ブノア・リシュタンベルジェル。
……ああ、ねえ、もしかして知ってるの? ねえ、なら教えて、今何処にいるの?
ボクね、ずっと探してきたんだよ。ママから話を聞いて、魔女から話を聞いて。
顔も知らないけれど、ずっと会いたかったんだ。ボクが産まれたとき、もう居なくなってたからね

ボクはずうっと探してたんだ――……『パパの事』!

【それは】
【相手の言葉を聞くと、ぱあっと年相応の笑みを浮かべた】
【つまり】
【一切の負の感情も無く目を輝かせる様子は、捜し求める人物に会えると期待しているものだ】
【要するに】
【その人物が死しているとは、全く知らない、そういう事――】


/(・ε・)キニシナイ!!
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:47:21.61 ID:0Lgg0UrYo
>>731
簡単なことだ。
あんたが、幸せじゃないからさ。

【おもむろにワインレッドのコートを脱ぐと、少女の肩に掛ける】
【おそらく、この長話で寒くなったのではないか、という配慮だろう】

幸せじゃない者が人の幸せを語るほど滑稽なものは無い。
あんたは、目の前で死にそうな奴から食べ物を貰ったら幸せか?
目の前で明らかに不幸そうな表情をしている奴に、幸せになりましょうと言われて、幸せになれるのか?

【コートの中は、夜闇に溶けてしまいそうな、真っ黒い服】
【険しい表情は無くなり、諭すような声色で言葉を紡いでいる】

誰かを幸せにしたいのなら、まずはあんたが幸せになることだ。
誰もが幸せになる楽園を望むのなら、まずはあんたという例外を作ってはいけない。
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 22:48:13.32 ID:dUFc//lZo
>>730
【青年は八卦眼を普通の黒眼に戻し】

俺も港や船の上で戦っていたな。
しかし、外の世界を見ていると色々な物があるものだな。
悪魔のような物、しゃべる猫、特別な能力をもった人達、
そして気をあそこまで使えるアナタのような人までね。

【眼を閉じながら】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 22:49:09.16 ID:dUFc//lZo
>>736
// >>730ではなく>>733でした!
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:49:59.15 ID:c3T+7mJQo
>>728

(入ったッ!!――――)

【確かな感触、どうやら彼の存在は幻想ではないようだと彼女は確認する】
【嬲られるのは趣味ではない、殴れるのであれば倒せる筈だ……と】

(一度ここで距離を……――――)

【一撃の後、動きをリセットする為に後方へと跳ぼうとするが自身は未だ回転の名残の中】
【それ故に行動するには少しの間が必要となるのは言うまでもなく】
【その間を付くように、迫る『大剣』】

【恐らく女性の腕力を合わせたとしてもその重さには敵うまい】
【迫る凶刃、しかしどこか冷静な彼女の瞳はそれを見つめていて怯えは見られない】

『月冥』ッ!!醒めろ!!

【間髪入れずの一言、それは装備を起動させる為のキー】
【左の手甲が軋むような音を立て装備者の彼女から更に魔翌力を吸う】
【更に数瞬の後、全ての音が弾けるような“キィン”という甲高い音……】

「――――わが名は[月光]と[手甲]の装具『月冥』――――」

【響くのは女性とも男性ともつかない無機質な声、その根源は手甲】
【見れば蒼白く拍動しそれは腕から離れ、そして――――巨大化】

「――――主の命にて、現れたる者なり――――」

【迫る大剣の刃をその大きな掌を持って受け止めようとするだろう】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:50:27.10 ID:Q1JExtU6o
>>736
まあ、長く生きてりゃ、あんぐらいは操れるさ。
伊達に70年生きちゃいないさね。

【かかっ、と愉しげに声を漏らして応える】
【老人は御年70歳であった】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 22:51:08.68 ID:93urKE1r0
>>729

「あぁ…………しょうがねぇな……
じゃあ、俺は大人しくくたばってますよ…………いてぇしな…………」

【あまり会話の人数がごちゃごちゃと増えると、やりにくいという少年の言葉を――――明言している訳ではないが、恐らくそう揶揄しているのだろうと考え】
【火傷の跡をもった青年は、ごろりと身体を横たえる。不貞寝したように見えなくもないが……】

[…………薬、だと…………?]

【取り出された注射器を目にした瞬間、眉を潜める猫人間】
【どうやら、それに対してあまり良い印象を持っていないようだ】

[――――不要だ。俺にそんなものは必要ない…………!]

【返答は、力強い拒絶の言葉】
【自然と、顔つきも厳しいものになる。注射器という一つのファクターだけで、猫人間の醸し出す雰囲気が一変した】

[(…………『コイツ』の事もある……無茶は厳禁だ…………こんな事さえなければ、いますぐに飛びかかるものを……!)]

【じりじりと怒りを滲ませる態度とは裏腹に、その心中は非常に慎重なものとなっていた】
【――――下手に感情を高ぶらせては、いつ爆発するか分からない『爆弾』の発動を促しかねないのだ】
【自制心を最大限に働かせて、猫人間は自分の感情と戦っていた】

〔…………――――――――〕
<ぁ…………、…………>

【場の空気が、変わった】
【先ほどまでの、重苦しい雰囲気から一変、猫人間の放つ怒気が、一触即発の事態を演出する】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 22:54:15.72 ID:dUFc//lZo
>>739
70年っ!?
【青年は年を聞いてびっくりしていた】
(70年いきてあの動き・・・面白い)

爺さんはしばらく水の国にいるのかい?
【問う】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:56:06.72 ID:Q1JExtU6o
>>741
かか、おうそうじゃわい。
驚いたかの?

【悪戯気な調子で言って】
【青年の問に首を横に振り】

儂ァ、旅人での。
つーか、門下放って旅出ちまっての、追われとるんじゃ。
つーワケで、そう長くは居ない予定だな。
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 22:56:15.50 ID:0iBxserY0
>>732

(喧嘩を売ったのは俺だ…ならば、全力で死合する――!)

【彼には、要するに策が在ったのだ。後方に転がって行った者を見るや否や】
【其れを追いかけるかの如く、“黒い煙”が彼を包み、獣化する――】
【其れはハイエナだ…しかし、如何に最高速度を出そうと、銃たる弾速度には追いつけないそう判断したこの者は――】

 ――!

【走り幅跳びの如く、跳ぶ事を選ぶ。かする銃弾。其の者が、後方に転がった戦闘員に追い付くや否や】
【其の強靭な顎で噛み付き、後方の戦闘員達に投げ飛ばすだろう】
【しかし、かなりの距離は有る。避ける事は容易いだろうか】

【そして。何やら様子がおかしい。肩からの血が広がっているのだ…其れは、戦闘員を投げ飛ばす為に起こったとしても】

【出血の量が多すぎる。此れは、この状態がこの者にとってとても不利な体となっている事に気がつくだろうか】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:59:12.16 ID:bm9yv+N1o
>>735

あ……。

【それは、少女にとって――想像だにしなかった言葉だった】
【ワインレッドのコートを被せられることに、一切の抵抗もしないまま】
【言葉で頭を打ち付けられたかのような衝撃に、少女は目を丸くして、青年の言葉に耳を傾けた】

そ、それは……。

【これまでの人形のような無表情が、まるで嘘だったかのように、覿面に慌てふためく少女】
【己の幸せなど省みず、ただ誰かのため、平和のため、と、ひた走ってきた少女に取って、それはある意味、今までの行為の否定だった】
【――だが、同時に青年の言葉を否定のしようもない自分が居ることも事実】

……。
で、でも……。

【どうやったら自分は幸せになれるのだろう?】
【――そんな質問をしそうになり、慌てて首を振って、言葉を飲み込む】
【そんな事も知らない人間が、誰かを幸せにするなど――御笑い種もいいところだ】

あ、ええと……!

【次の言葉を紡ごうとするものの、上手い言葉が出てこない】
【――少女の頬には、いつしか赤みが戻り、混乱した様子ではあるが、どこか小動物を思わせる、視線を彷徨わせ始める】

俺が、幸せになったら……そ、その、皆を幸せに、できるように、なりますか?

【そうして、ようやく出てきた言葉は、なんとも間の抜けた問いだった】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 23:01:17.82 ID:dUFc//lZo
>>742
爺さんも旅人か・・・
(門下ということは何かの流派ということか・・・)
フッ、大変だな・・・。

俺も旅人だ、この国に長くいることはないだろう。
【何かを決心し、】

【青年の眼は八卦の眼になり、体中に気を集中させる】

爺さん、あんたほどの強者なら今俺の考えていることがわかるだろう?
【問いかける】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:01:23.62 ID:OHV9BTxDO
>>730

【青年はわずかに目を見開く。】

【なぜ分かったのか。普通に観戦していたからか…それとも…】

…まあね。よく分かったな。

>>733

…なかなか忠実な刀だな

【青年はそう呟き、鎖骨を触る。】

【ズキリ、と痛みが走った。】

>>2人

さあて、それじゃあ僕はそろそろ消えるとしよう。

【そう言って、少しずつ2人から遠ざかる。】

また、会ったら

【ゆっくりとその体が薄くなる。】

そのときは────────────

【ふっ、と、完全に消えた。】


/お待たせしました
/そして、乙でした!
/お先に失礼します!
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:01:42.86 ID:vxyBfVaRo
>>740

ん、すまないねそこの人。生憎僕は不器用なんだ、本職以外
暫くは……そう、こっちの人が口を利いてくれなくなったら頼むよ

……で、当たりみたいだね?猫又さん
どうもこんばんは。僕は白蘭、白狼の白蘭
夕食のおかずでも部屋の掃除でも、ドラッグや娼婦、情報の調達でも、僕自身でさえも
気分とお金次第で何でも取り扱う………いわば、何でも屋
貴方のお店、僕が近づいたら殺されちゃいそうで怖いんだよねー

…………落ちつこう。僕だって、怪我人と喧嘩はしたくない
それよりもこの注射器、見覚えはないかな?

【重苦しいよりは、張りつめている方が、少年にとって居心地は良い】
【これまでの気不味そうな表情は何処かに消えて、少年の顔には薄い笑みが浮かんだ】

【手の上で弄ぶ注射器を、前方に突き出すようにして】
【もしかすれば誰かはこれを、路地裏で見た事があると、思い出すかも知れない】
【路地裏で、人間なのに人間を止めたような、人形のように座るだけの者の近くに落ちている】
【とある時期、爆発的に水の国に広がった、完全な違法ドラッグの一つを】


ねえ、お客さん。僕に飛脚を頼むのなら、遂行までにこういう事と係わる可能性は高いんだけど
それでも構わず依頼をするというのなら、僕も座ってお話を聞かせてもらうよ

だけど、ね………ふふ、これが気になるかな?
仕入れられたのは段ボール一つ、どうにも上手く行かないのが残念だ

【半分ほど隠れていた扉から、完全に姿を室内に見せて】
【素人なら引っ掛かる程度の隙を作り、壁に寄りかかる】
【これで動く相手ならどうにでも出来る。動かないなら、そもそもどうする必要もない、と】
【そういう、怠惰な考えでの、或る種の構えだ】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 23:02:09.63 ID:tN0usvllo
>>738

【重厚な金属と金属が、質量と質量が、衝突した】
【夜気を叩き割りそうな剣戟音と、急激に膨れ上がった亡霊たちの歓声が重なって、】
【その刹那だけ、咆哮するような喧騒が響き渡り、大気を振動させた】


 【「──かくも、美しい……!」】


【──金属と金属が重く擦れあう音が響く】
【異形が強く歯を食いしばり、その猛獣の牙が露になった】

【異形は、巨大な鋼掌と拮抗するその大剣に、一層体重を掛けていく】
【柄を握る力にも自然と力が入り、鋼線を張ったような競り合いを織り成す】
【大剣が押し切るのか、その月光色の鋼が胆力を発揮するのか──亡霊たちは、昂揚しながら固唾を呑む】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:03:28.46 ID:Q1JExtU6o
>>745
ふむ、そうかい。

旅は一期一会、こう言うのも悪くはないさ。

【そして、相手の問いを受け、首をかしげて】

さあね、儂が読めるのは殺し合いの読み合い程度さ。

【とまえおきして】

そうさねぇ、儂と死合たいってところか?
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:04:53.13 ID:Q1JExtU6o
>>746
ま、長い付き合いじゃしの。

【自分の一撃は確かに通っていたのを確認して】
【去っていく相手を視界に収め、見送り】

次こそは、その首頂こう。
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:06:03.92 ID:lIM2jOffo
>>743

『――――なッ、ぐっ…………ぁ』

【声を上げたのは噛まれ、そして戦場へと投げ返された者】
【仲間の二人がその身を受け止め、また二人は体勢を立て直そうと武装を改める】
【そう、二人が手に取ったのは所謂『フラッシュグレネード』――閃光手榴弾である】

【そのピンを捻って放り、直ぐ様銃を構えて相手に備える】
【彼らは目を覆う必要がない。何故なら皆一様に黒いヘルメットをしている為だ】

(ふむ……あくまで正面からというタイプ、あの姿からして速度で押す、か?)
(しかし妙だな、ただ姿を変えるにしても傷が……気のせいではない)

(能力の対価……?だとすれば、そのままではとても100人など倒しきれんぞ挑戦者)

【上記のこういった思考、大方の戦闘員がしていると考えて頂いて差し支えない】
【少なくとも殆どの者には傷と動きがそう見えたし、更に一つ思うこともあった】
【「嗚呼。強く、戦いを求めるのなら機関に入れば―――。」、と】

【―――放り投げられた手榴弾が光を放つのは、そんな瞬間である】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:09:09.36 ID:0Lgg0UrYo
>>744
くくっ…

【今までのぼおっとした、まるで生気のないような表情から一変した少女を見て、笑みをこぼす】
【その反応だけで、どんなことを今考えているのか、何となく分かるような気さえした】

さあ? んなことは知らんよ。
世の中、誰かを幸せにしたいと願っても叶わないことなんていくらでもあるんだからな。
だが――

【そこで一度言葉を切ると、ぽんぽんと少女の頭に手を乗せて笑う】

あんたが幸せになって、それでいて、誰かを幸せにしたいと願い続ける限り、
少なくとも、今より多くの人間を救ってやれるだろうな。
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:09:53.81 ID:0Lgg0UrYo
>>744
くくっ…

【今までのぼおっとした、まるで生気のないような表情から一変した少女を見て、笑みをこぼす】
【その反応だけで、どんなことを今考えているのか、何となく分かるような気さえした】

さあ? んなことは知らんよ。
世の中、誰かを幸せにしたいと願っても叶わないことなんていくらでもあるんだからな。
だが――

【そこで一度言葉を切ると、ぽんぽんと少女の頭に手を乗せて笑う】

あんたが幸せになって、それでいて、誰かを幸せにしたいと願い続ける限り、
少なくとも、今より多くの人間を救ってやれるだろうな。
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:10:32.00 ID:05rnsuZco
>>744
くくっ…

【今までのぼおっとした、まるで生気のないような表情から一変した少女を見て、笑みをこぼす】
【その反応だけで、どんなことを今考えているのか、何となく分かるような気さえした】

さあ? んなことは知らんよ。
世の中、誰かを幸せにしたいと願っても叶わないことなんていくらでもあるんだからな。
だが――

【そこで一度言葉を切ると、ぽんぽんと少女の頭に手を乗せて笑う】

あんたが幸せになって、それでいて、誰かを幸せにしたいと願い続ける限り、
少なくとも、今より多くの人間を救ってやれるだろうな。
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 23:10:35.40 ID:dUFc//lZo
>>749
(死合い・・・か・・・)
【死・・・という言葉にどこか恐怖を感じるも、それ以上に追求したいという欲望があった】

お互い本調子でないのはわかっているが・・・
一度気を使う強者に俺の力がどこまで通用するか試したくなったのでな。

無論、受けるも受けないも爺さんが決めてくれ。
【生き生きとしどこかしら少年の時のような探究心なのか、老人に向かって】


>>746
まぁ見えていたからな・・・。
また会えることを期待している。
【青年を見送りながら】

(もしかしたら奴ともいずれ・・・)
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:12:42.29 ID:Q1JExtU6o
>>755
ふむ、ちょいと今怪我しとるが、軽い手合わせ程度なら、構わんぞ?
チィっと、不完全燃焼じゃったしの。

【相手に笑いかけて】

峰なら死にはせんじゃろし。

【刀に軽く触れて言う】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:13:51.01 ID:c3T+7mJQo
>>748

【手甲は込められた魔翌力の分だけその姿の持続性と力を増す】
【現在彼女と手甲は正に触れられる距離にあり、守る物の無い左手はそうっと手甲に触れて魔翌力を供給している】
【流れる魔翌力に呼応するように拍動は尚も激しく蒼く輝き】

押し切れ、組み伏せろ――――

【巨人の手は刃へと力の抵抗を強める】
【相手を制する為にその5つの指に剛力を乗せ、尚も、尚も……】
【「異形」を組み伏せようと前へと押し出し始めるだろう】

【手甲に送り込む魔翌力は十分だと判断した彼女】
【巨大な手甲のその見返りが大きい分、消費する魔翌力の量も多く】
【長時間の使用は燃費が悪過ぎるのだ】

(…………何かをするには、好機か)

【手甲の影で彼女は別の行動を起こし始める】
【巨大な盾が在るからこそ出来ること、それは右手の剣に魔翌力を這わせ練るという事】
【一通り刃に馴染ませたそれを鞘に収める、鞘の魔翌力を溜め込む効果により鋭さは更に増していく】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 23:14:19.39 ID:dUFc//lZo
>>756
ありがたい・・・

【八卦眼で相手を見、そして掌に気を集め構える】

どこからでも来いッ!
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 23:15:52.99 ID:wNFnCi7AO
【廃棄物処理所】

【人工の明かりなど無いが故に月光が映えるその場所は、数多の物体が停滞している一種の墓場だった】
【歳を重ねていくほどに不要となっていった物が不法投棄され続けたせいで乱雑とした光景が広がり、】
【またどこからともなく漂うのは、何かが腐って生み出された饐えた匂い――それが“何”であるかを確認しようとする物好きはいないだろう】

【そんな閉じられた世界に、音が重なりはじめる】


     ―――― …… ♪


【静かで小さな、月光を折り重ねて作ったような、本当に微かな音の調べ】
【ハーモニカの、今にも消えてしまいそうなメロディーは……奥から奥から、他人を導こうとするかのように】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:16:32.17 ID:zMK+3gORo
>>744
くくっ…

【明らかに先ほどまでとは様子の違う少女に、思わず笑みを漏らす】
【まるで、少女が何を考えているかすら分かってしまいそうなその慌て方に、安心すら覚えて】

んなことは知らんよ。
世の中には、誰かを幸せにしたと思っても、叶わない奴は一杯いるんだからな。
だが――

【そこで一度言葉を切ると、ぽんぽんと少女の頭に手を優しく置いて笑う】

あんたが幸せになって、それでいて、誰かを幸せにしたいと願い続けるのなら、
少なくとも今よりは、多くの人を救えるだろうさ…
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:16:32.46 ID:0iBxserY0
>>751

 ――!?

(ぐ――!?逃げられたか……?)

【目。全く正面なんてのは見えはしない…】
【其の閃光は、所謂猫眼であったこのハイエナにとって、其れは耐えきれた物ではない】
【幾等精神的に平静は保てても其れだけは。無茶であった】

 グエッ

【其の口に銜えた、機関の戦闘員。その名残を突如として思い出す】
【もしその思いが、問われたとしてもNOを叩きつけるだろう、その仕草をしながら】

【…前が見えない】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:17:05.85 ID:Q1JExtU6o
>>758
んじゃ、尋常に参ろうかの。

【そう言うと、抜刀する】
【その瞬間、妖刀の妖気が発露】
【老人の櫻気と混ざり合っていく】
【先程までの戦いで、刀も滾っていたようだ】
【老人も気を眼に集め、その色を漆黒から黄金へと返事させる】

月之壱、月読。

【動体視力その他を上昇させる技法だ】
【そして、老人は駆け、距離を詰めると】

フゥっ!

【横薙ぎに斬撃を放つ】
【峰で有る為切れはしないが、当るということは鉄の棒で殴られるのと同じことだ】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:17:35.72 ID:zMK+3gORo
/なんか多重投稿されてるー!
/スレの皆様ごめんなさいー!
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 23:18:40.93 ID:93urKE1r0
>>747

「へいへい了解…………」

【とはいえ、自身の体も結構きついのだ】
【不穏な空気に対して思うところもないではないが、流石に疲れたのか、そのまま大人しくひっこんだ】

[…………薬だけに非ず、身売りまでするのか…………小僧……!]

【猫人間の視線が、一層厳しいものになる】
【この少年――――白蘭が、どれほどの実年齢で、どういう事情からこの様な『汚い商売』に身をやつしているのかは分からない】
【それでも猫人間にとり、腹に据えかねるものを、白蘭は感じさせていた】

[――――見覚えがない訳がなかろう…………俺にとり、それほど腹立たしい代物はない…………!
話を荒立てたくないと言うのなら、それをさっさと仕舞うがいい…………ッ!!]

【とある奇妙なツテで、ではあるが、猫人間自体、その薬品の実物を手に入れた経験がある】
【故に、『それ』が何であるのかは、すぐに分かった。分かったが故に、怒りが湧き上がる】
【白蘭を牽制する様な言葉だが、同時に、それを目にしていると望まぬ怒りが掻き立てられると言う事もある】

[…………俺の、見込み違いだったな…………お前に任せられる仕事などない…………!!
――――、ッ!?]

【自分の信条である――――麻薬の売買と、チャイルドポルノは許さないという、頑なな信念を、猫人間は持っていた】
【それに深く関わる――――少なくとも『薬』に関しては――――白蘭に対して、組むと言う事、ましてや『頼る』事など出来るはずもない】
【だが――――『さっさと出て行け…………!』と言葉を続けようとした猫人間は、突如言葉を切る】

[(………………不覚だ…………肩が……『卵』が、疼く………………!!)]

【ギプスをはめた左腕で、自身の右肩を抑え、怒りとは別の要因で、顔を顰める猫人間】
【やや、感情を熱し過ぎた。いくら自制心には長けているとはいえ、ここまで露骨に心を乱されては、どうしようもなかった】
【猫人間の心に、冷たいものが走る――――今の状況、非常に危険であると】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:24:47.94 ID:lIM2jOffo
>>761

『―――目標は一時的に沈黙、効果はあると思われる』
『長引かせて特になるものは何も無い、全弾撃ちつくせ―――ッ!』

【ダダダ、と重い連続音が渓谷に響く―――引き金に連動し、弾きだされる鉛の弾】
【その数はおよそ六十にもなろうか、兎も角マガジンがカラになるまで彼らは指に力を込め続け】
【相手の頭部と言わず、胴と言わず、足と言わず。狙いを付けずに撃っていく】

【状況としては前方からの集中砲火、次いで尾を引く閃光手榴弾の残滓といった所か】
【仲間でないのなら敵。容赦も間断もなく凶器の雨は降り注ぐ】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 23:25:50.12 ID:dUFc//lZo
>>762
(眼の色が変わったか・・・)
【老人が横薙ぎに斬撃を放ってくる、峰打ちであるため鋭さよりも力強い斬撃だ】

【青年はその”眼”で老人の動きすべてを見切り、斬撃を避け】

(すべて見切っている)

【忍でもあり卓越した体術家でもある彼の身体能力はずば抜けており】
【老人が空を切ったその瞬間、無駄のない動きで老人の背後に回り】
    
           ハッ!

【気を流し、体内の気道や臓器そしてさらに気や魔翌力の類をも破壊する太極掌を老人に放とうとする】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:25:57.04 ID:bm9yv+N1o
>>752

……。

【――迷いはまだある】
【――だが、答えの一つは、もたらされた】
【望んでいた答えとは、違ってはいたけれど――それよりも、もっと幸せな言葉だった】

……ありがとう、ございます。

【素っ気ない青年の言葉に、それでも礼を言う】
【頭に手を置かれて、目を細めながら、上目遣いにそちらを見つめて】

……ええ、願います。
いえ、願うだけじゃなくて……やりとげます。
まだ迷いはあるけれど……救ってあげたい、人達が居ます、から。

【――自分が幸せになれるかは分からない】
【――既に血に染まったこの腕が、誰かを抱けるかも分からない】

【――それでも、後悔して、蹲り続けるよりは】

【ずっと、良い】

【膝の上に置かれたままだった手袋を、口と右手を使って器用に嵌めると、左手用の手袋を、コートのポケットにしまって】
【ぴょん、とベンチから飛び降りる】

……寒くなってきました。

【少し、照れた様子でそう言って】

帰ろうと、思います。手袋、ありがとうございました。
ええと……。

【別れの挨拶を告げようとして、自分がまだ、相手の名を知らなかったことに気付いたようだ】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:27:29.61 ID:2fB3J5bCo
>>759

酷い臭い、此処に出るんだな・・・

【そこへ一人の青年が迷い込む】
【にび色のフードを着てフードを深く被ったその青年は、鼻を手首で押さえながら顔を顰めて】

・・・!
気のせいか・・・?

(曲・・・?)


【気付いたように奥から響くハーモニカの音を聞きつけると、音の出所を確かめるように辺りを見回す】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:28:36.04 ID:OHV9BTxDO
【水の国・街中】

……

【そこに現れたのは、黒衣を羽織った理知的な顔立ちの青年】

【街を行き交う人々を見ながら、壁に寄りかかっている。】

【ゆっくりと、鎖骨を触る。】

…イタタ。…折れてるな

【そう呟いた。先ほどの、剣豪、花城の鋭い一撃を思い出した。今なってそれを受けたことが悔やまれる。】


…まあ仕方がないか。「二本目」を抜かせた程の実力者だからな。


【彼の腰にある、二振りの刀。】

【一本は脇差し、そして青年が「二本目」と呼んだもう一本は、それよりも長く、そして力強い、】

【「別格」な風格が漂う妖刀】

【二つとも、実に手慣れた様子で腰に納められていた。】

【青年は、特にやることもなく】

【ぼーっと街の流れを見ていた。】



/なんでもおKです
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 23:29:45.63 ID:tN0usvllo
>>757

 「オ、雄……ゴ、ォお──ッ!」

【前傾だった異形の姿勢が、徐々に徐々に起き上がり始めた】
【同時に、その貌に滲み始める焦燥。この侯爵たる我を差し置いて、何たる膂力か!】
【そして、次第にその体勢は後ろに反り始め、獣のように喉を低く唸らせて牙を剥いた】


 「墳……──怒……、雄ォオオオァア亜アアアアー────ッッ!」


【──咆哮。その刹那、鋼掌は、「がくん」と力が崩落するような感覚を覚えるかもしれない】
【押し切られそうになった異形は、その力の方向を逸らすかのように、右方へと跳ね出て地を転げた】
【時を同じくして、あの白銀の大剣が無数の銀飛沫となって、空へと舞ったのが、彼女は見えただろうか】

【もし、その銀色の群れを仰いだならば──それらが、一斉に“降り注いでくる”のも、目に捉えられるだろう】
【よくよく見てみれば、大剣が霧散したあの銀色たちは、無数の『短剣』であると気づけるはずだ】
【ナイフのような大きさのそれらは、彼女を中心とした直径2mほどの範囲内に、雨霰と降り注いでいかんとするものだ】

【ある程度範囲は密集しているため、その範囲外へと逃れることが出来れば、】
【その凄惨な剣の雨を全て身に受けることはないだろうが──果たして】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:29:54.91 ID:Q1JExtU6o
>>766
【ひゅっ、と刀身は空を切り、しかし老人は其れでも笑を崩さない】
【背後に回る気配、音、空気の流れを敏感に察知して】

ぬぅんぬぁっ!!

【其のままの勢いで回旋し、相手の腕を刀の峰で逸らす】
【がっ、と左肩に掠り、そこに纏う櫻の気が削れるが】
【老人はためらわず一歩を踏み出して】

カァァァッツ!!

【あろうことか、頭突きを繰り出した】
【頭は、鼻っ面目がけて全力で襲いかかっていく】
【先程までの戦いを見ていれば分かるだろう】
【この老人は“何でもしてくる”と】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:31:16.62 ID:zMK+3gORo
>>767
茨の道だろうが、やるだけやってみるがいいさ。
小さな楽園ぐらいなら、作れるかもしれん。

【そう言って笑いながら、渡した手袋をはめ、ベンチから飛び降りる少女を見ていたが】
【ふと言いよどむ少女に気づいて、その理由に思い至ると】

ああ、そういえばお互い自己紹介もしていなかったな。
俺はレイリア・ジョグネス。レイリアでいい。
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:35:38.53 ID:vxyBfVaRo
>>764

おや、驚いた。猫又さんは意外に狭量だと見えるね
表≠ネら兎も角、路地裏で……持っている資質を活かしてお金を稼ぐのは、そんなにいけない事かな?
元手は僅か、利鞘は大きい、おまけに楽しい。女性と違って、僕の場合はリスクも少ない
『かよわい子供』が『危険な場所』で生きる術を、貴方は否定するのかな?
薬の方だってそう。需要に対する供給だよ?
人の目を潰す仕事と、人の心を潰す仕事。どっちが残酷なのかは、赤の他人の目に任せようか

と、いじわるな事を言ったね、ごめんごめん
だけどさ、僕はあんまり性格が良い方じゃないんだ
だから、商売相手にならない人になら、結構言いたい放題するかもね……ふふ

【注射器にハンカチを巻いて緩衝材の代わりとし、それをポケットへ】
【そうしたのは事を収める為では無く、ただ両手を開けたかったからで】
【少年は笑みを残したまま、猫人間へと近づいて行く】
【自分の仕事≠ノ対し、悪びれる様子は、一片足りとも見せないで】


………ねえ、お兄さん。僕はさ、一つ、気付いた事が有るんだ
何かを激しく嫌う人は、ざっくり分けると二つに分けられる


一つは、本当にそれが、何らかの過去の事情で大嫌いな人
こういう人は、もう改善の希望は無い。仕方が無いよね、過去には勝てないや

もう一つは―――――それを『好きになる素質の有る人』。同族嫌悪の極端例さ
何らかのきっかけで踏み込ませれば、そういう人は面白いくらいに沈んでくんだ


お兄さんは、どっちかな?どういう理由で嫌いなのかな?
……ねえ。猫はやっぱり、雌の方が需要が高いよ――――お客さん達には、ね

【更に言葉で押しこんで、その反応を煽りたてるようにして】
【現れた時と同様に、喉の奥でくすくすと笑ってみせる】
【彼の表情の変化を見ているだろうに、少年は離れようともしないで】


さーてと、折角D≠ノついて対策を練ってる人の情報を見つけたんだけど
薬嫌いだから近づくな、と言われちゃうと教える事も出来ないよね?
あーあ、いろんな所に繋がる可能性があるんだけどなあ………

【此処まで煽りたてておいて、初めて】
【自分が彼にとって利益になり得るかも知れないとちらつかせた】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 23:36:20.07 ID:wNFnCi7AO
>>768

【その曲に、名前はない】
【もし仮に彼が楽曲に詳しかったとして、しかしその曲は知識にないだろう――つまり、完全なオリジナルである】

【廃棄物の作る迷路を抜けて、音楽の示すままに進んでいった先、ぽっかりと開けた広場のような場所で音が飽和していた】
【そして、ぽつんとひとつの影が立って、ハーモニカを演奏しているようだった】

――――♪

【癖の強い黒髪に瓶底眼鏡の青年だ】
【煤けたコートに汚れたワイシャツ、ジーンズという見なりだけみれば乞食を彷彿させるような汚らしさだが】
【その立ち姿や振る舞いは――どこか芯の通った立派なものがあった】

【傍にはトランクがひとつ置かれていて、どうやらまだ相手には気付いていない様子である】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 23:36:46.58 ID:dUFc//lZo
>>771
【あろうことか頭突きまでしてくる老人】
【まさに何でもありである】
【だが、青年の動きにあれまで対処したのは内心驚いていた】

(避けたか・・・だが左肩の気がなくなり少し動きがしばらく鈍くなっているな)

頭突きがくることは見切っていた・・・だがこの距離では
あの頭突きは完全にはかわせん・・・ならば!

【左掌に気をため”太極掌”を勢いよくくる老人の頭に放とうとする】
【いわゆるこの眼があってこそできる”カウンター”である】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:40:42.70 ID:bm9yv+N1o
>>772

レイリア……さん。
俺の名前は、クルスと言います。

【明るい笑みを浮かべて、こちらも名乗り返すと、今度は腰を折って一礼】

……また、どこかでお会いできたら良いですね。

【それから、再会を祈る言葉を口にして】
【ゆっくりと、右手を振りながら公園から去っていくだろう】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:41:09.95 ID:Q1JExtU6o
>>775
【老人は、にぃっ、と悪戯気な笑を浮かべ】

おおおおおおおおおっ!

【そのまま、頭突きを太極掌目がけて放った】
【気が流し込まれ、“老人”の、気が吹き飛ばされる】
【そして、全身からぴぴっ、と血が吹き出して】
【敢えて突っ込んでくる、コレを予想しただろうか】
【其の予想を超えていたのであれば】
【其の隙に老人の左貫手が相手の鳩尾目がけて放たれるだろう】
【其の手に込められているのは、“妖気”】
【刀と言う外部出力から、自分の気がなくなった代わりに気を借り受けたのである】
【抜き手を放つ手は、螺旋を描くように鳩尾に迫っていく】
【当たっても死ぬことはないが、“抉られる”】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 23:44:07.67 ID:7BzXkepN0
【公園】

ここに来るのは久しぶりね…
……やっぱりベンチの上は落ち着くわ
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女がベンチに座っている】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

(………アーグが消えたから炎は使えなくなったけど…血を操る事はできるみたいね)
【何故かベンチは血まみれだ】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:45:24.27 ID:0iBxserY0
>>765

【聞こえるは銃声。瞬間に獣は人となりて――】
【先ず想ったのは、其の瞬間の後悔。幾等、『余り能力は使いたくない』としても――】
【人間体での、銃弾は。重く圧し掛かる】


(いや――?俺は後悔なんてしていないだろう、なぁ?クーパーよ)

(人間体のまま死ねるんだぞ?俺は因果を応報されるんだぞ?)


【自分の中と。和解した自分自身に問いかける。其れは諦めに似た、何かだった】
【確かにこの瞬間は死を覚悟していた】


(…違う。君は狂人だ――この程度…耐られる。そうだろ、ジャステヴィル?)

(世界を救うんだろう、悪を喰う悪になるんだろ?)



【――現実問題は凶器の弾の雨。肉体では耐えきるのは不可能だ】
【しかし、其の狂人は、其の雨が晴れれば――】


 ―――


【腕を顔の前に交差するも、正に全身、『黒い血だらけ』で『立っている』だろう――】
【其れは執念。何の執念かは解らない、本能的な何かだった】
【ダラン、と伸ばした腕の内側の顔は笑っているだろう】


 まぁ…好い――じ、ごくは…此処から――だ

 おま、え達は――情報を、ばら、まき過ぎ、た――!

 ん…ゴクッ

 正義(Justice)と…狂人が…!お前達を襲う…愉しみだ――


【その言葉を残し。膝から崩れる】
【其れは奇跡か。少しばかり未だ息はある】
【しぶとい。しぶといが過ぎる――者であった】

【兎も角、彼は倒れた】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:46:14.27 ID:zMK+3gORo
>>776
クルス、か。
そうだな、また会いたいものだ。

【そう言うと、右手を振るクルスに、自分も右手を上げて】

次に会うときには、多少は幸せになった姿を、見せて欲しいものだな。

【そう最後に言って、公園から去っていくクルスを見送る】
【やがて、自らも公園を後にして、特に当ても無く、ふらふらと歩いていった】


/というあたりで、お相手ありがとうございました。
/初参加ではありましたが、楽しかったですー。
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:47:01.40 ID:2fB3J5bCo
>>774

(方向は・・・)
向こうか・・・

【ローブを着た青年は音が響いてくる方角を確かめると】

(知らない曲・・・まぁ、疎いから当たり前か)

【足音を消し、演奏者に気取られぬように廃棄物の迷路を進み】
【広場のようなところに出て、そのメロディーを奏でる、演奏者である青年を見つける】

(おっと・・・)

(・・・あぁ、なるほど)

【青年は何かを悟ったように】
【気配を消し、静かに広場の入り口に腰を下ろす】

【極力、演奏を邪魔する気は無いらしい】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/16(水) 23:49:18.52 ID:dUFc//lZo
>>777

【老人がそのまま技をくらったことに驚く青年】

【そして妖気の抜き手がみえた瞬間】

面白いっ!

【さっきの頭痛の勢いを利用して妖気が込められている貫手を避けようとするが】
【しかし腕に多少かすってしまい、青年は後ろずさる】

グッ・・・。腕が痛むな・・・。
【腕は妖気はまとわりついており、それが痛みの原因だろう】

(本調子でないとはいえあの攻撃をもかわせないとは・・・。)
(それにあの爺さんも本調子ではない・・・)

【すかさず腕にまとわりついた妖気を破壊し、老人にたいして言う】

爺さん、強いな。
今まで闘ってきた中で俺の得意な接近戦でここまで張り合ったのは親父を除いて爺さんだけだ。
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:50:01.25 ID:c3T+7mJQo
>>770

「――――――――」

【手甲は言葉を発しない、ただ力の続く限り押し通す】
【ただその力の進行方向は直線のみ、彼の「力を逸らす」という戦略は正に適切な対処であった】
【力の行き場を失った手甲は前方へと倒れるように地面に伏す形となる】

………………まだ、……

【一方、手甲の主の彼女は完全には魔翌力を練れてはおらず】
【鞘口と柄を握ったままでいた】

(……!あれは、不味いか――――)

【目視にて空へと昇る銀の流星を確認、同時に一抹の不安】
【形態変化をする剣、それが小片となった……壊したようにも見えるがそれは無いだろう】
【彼の闘志は消えてはいないそれならば新たな攻撃への布石と取るべき】

【その思考の終えた後に流星は今度こそ地へと降り注ぐ、その身を鋭く変えて……】

(逃げれば間合いから離れる、チャンスを逃すに等しい……)
(しかし逃げなければ串刺し、無視できないダメージになる)
(手甲は間に合いそうにない……ならば――――)

【そうして彼女は腰部から鞘を取り外し、剣を収めたままで――――】
【天に向けてそれを回転させ一瞬ではあるが円形の盾とする】

――――っ!!

【無論全てが防げる筈もなく短剣は彼女の肩や左手、足などに突き刺さる】
【血が吹き出、そのダメージに耐えるか暫しの硬直……即ち彼にとっては更なる攻撃のチャンス】
【ただ気をつけるべきは微かに動き出した手甲、どうやらまだ動く事が出来るようだ】

/それでは今日はここまでで、ありがとうございます!
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:50:42.98 ID:aVWn1jLFo
>>769

おぉ、どうしたんだい?

【とそこに一人の青年がどこからともなく現れる】
【まるで瞬間移動をしたかのようにそこには気配がなかったがいきなり現れた】
【その青年はオレンジのボサボサ髪と長袖パーカーを着ている】

たしか君はNo.4のはず
そんな君が怪我を負わされているところを見るとかなりの使い手っぽいけど

【青年は飄々とした態度で問いかけてくる】

ちなみに俺はNo.89で
ヴィーゴって言うんだけど、よろしく

【青年は握手を求めに手を伸ばしてくる】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 23:51:43.81 ID:wNFnCi7AO
>>781

【曲は、既に終盤へと達していた】
【奏でられる主旋律の儚さは、みすぼらしい格好の男が鳴らすには不釣り合いで】
【それでも、音楽に疎い彼にも訴えかけてくる真摯で刹那な感情があるだろう】

――…………

【最後の一音を、余韻をたっぷりと含みながら鳴らし終えて、ゆっくりと唇からハーモニカを離す】
【すぐに世界を覆う静寂と共に、彼は、もう用事はなくなったとばかりにトランクを拾い上げようとして、】

……うおっ

【入口に座る相手を見つけ、間抜けた声と格好で瓶底眼鏡のダサい顔を晒した】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:53:22.61 ID:bm9yv+N1o
>>780
/おつかれさまでした!
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 23:54:40.57 ID:Q1JExtU6o
>>782
がハァッ!
かかっ、ビビったか、若造。

【口元に浮かべる表情も、放つ気配も】
【無数の死線を潜ってきた者の放つ物で】

かかか、弱い筈がないだろうよ、何年先輩だと思っとるんじゃ。
切っていいなら、もうちょい今の状態でも行けるがのう。

【額からの出血が特に酷い】
【老人はコートの切れ端を頭に巻いて鉢巻のようにした】

んで、まだやるかの?

【老人は気道を無理やりこじ開け、体から気を吹き出させた】
【櫻の気は、其の密度を前より逆に濃い物としている】
【紅に渇く暮れ桜――――戦場でこそ咲き誇る死の徒花】
【老人からは、確かに死の気配が放たれていた】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/16(水) 23:55:11.46 ID:93urKE1r0
>>773

[…………お前が、それ以外に生きる道のない、非力な存在だと言うのなら、それも許容しよう…………
『身を売る』というのは…………確かに、生まれ持ったものを活かす、最後の手段…………
俺は、生きる権利までを否定する様な、潔癖主義ではない…………!]
〔…………ラベンダァイスちゃん。あんたは外に出てなさい…………きたなーい話が、始まっちゃいそうだから〕
<え……………………は、はい……>

【危険な場所で生きる術――――それは確かにその通りだ。白蘭にそれ以外での生きる道がないのなら、の話ではあるが】
【これを否定するのなら、白蘭だけに非ず、その日を必死に生きている娼婦たち全員に『死ね』と言っている事と同義になる】
【その様な、現実を無視した暴論は、猫人間の望むところではない】
【――――会話の流れが怪しい方向に――――薄汚れた社会の、特に汚い部分を浮き彫りにする方向へと至った事で】
【ポニーテールの女は、ラベンダー色の髪の少女を、室外へと追いやる。子供に聞かせる話ではないと判断したのだ】

[…………他人の目、か…………ッ]

【そこを持ち出されると、彼には反論の材料がない】
【まっとうに生きている人間たちからすれば、どっちもどっちだと言う意見が出てくるだろう事は、想像に難くないからだ】
【彼自身の意見としては、『心を壊す事』が圧倒的に悪辣であるのだが――――それは個人的な『好き嫌い』の範疇でしかない】

[(くそ…………こんな子供に、良い様にあしらわれるとは…………!)]

【会話のイニシアティブは、誰の目からも明らかに、白蘭の方へと傾いている】
【先ほどから疼き続ける『卵』を、肩の上から必死に抑えつけながら、猫人間は忌々しげに、顔をひきつらせた】

[…………前者、だ…………それ以上の言葉は、必要あるまい……ッ!!]

【攻撃的な口調で吐き捨てる】
【この猫人間、今でこそ一人身だが、かつては家族と言うものを持ち、一家の主として生活していた時期もある】
【その過去が、何らかの形で彼の主義に作用しているのだろう。それは『同族嫌悪である』という図星をつかれた態度ではなく】
【本心から、憎しみがこぼれている様な、断言だった】

[………………あいにくだが、俺の知り合いにも、対策に乗り出している奴はいる……!
確かに痛い情報だろうが…………必要不可欠な情報でもあるまい?
俺にとり、希少価値はそこまで大きいとは思えんな…………ッ]

【理想と現実の境界で、猫人間は揺れる】
【リアリズムに徹すれば、ここは妥協をすべき場面であり――――つまらない意地をいつまでも通して、無駄な損益を被る必要などない】
【言葉の上では突き放してはいるが、その実、彼は計っていた。白蘭の持つ情報と言うものが、どれほどの価値を持つものなのかを】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 00:02:55.18 ID:EnYieE9uo
>>787
俺はもっと闘いたいが・・・。
お互い本調子ではないからな・・・。

【青年は死の気である”死気”をみていた】
【そして、彼は悟る】
【この老人はいつも死と向かい合って闘っていることを】

(気道を無理やり空けただと!?死ぬぞ・・・!?)

【老人の気迫に驚いている】

爺さん・・・、アナタほどすごい人間を死なせるわけにはいかない。
それに俺はアナタには勝てない。

【それは敬意であった】
【老人に近づき、気を流し無理やりこじ開けていた気道を正常な状態に戻し】
【死を感じさせる気は少なからずではあるが減ってきている】

もし、また俺と戦ってくれるというならお互い本調子であるときに闘いたい。
そのときは俺も死と向かいあって闘うだろう。たとえ手合わせ程度でも。
【老人に言い放つ】

790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:04:07.07 ID:mQ9hai0DO
>>784

うん…?

【いきなり現れたのは青年に一瞬鎖骨の痛みを忘れた。】

やあやあ。覚えてくれているとは光栄だ。

【と、こちらも微笑みながら握手に応じる。】

No.89…か。ごめんよ。僕はどうも人の名前を覚えるのが苦手でね。よろしく。

【事実、彼は機関員なのにほとんど仲間の顔を覚えていなかった。無論、目の前の青年も向こうから言ってこなかったら機関員だとは分からなかっただろう。】

なに。少々油断してね。
4割くらいの力で挑んだから手痛い迎撃を喰らったんだ。

【事実だった。まさかあそこまで、一瞬でも「二本目」を抜かせる実力者とは思わなかったのだ。】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:04:28.40 ID:Hue63Bxzo
>>785

【ローブの青年は目を閉じてしみじみと曲に浸る】
【恐らく何かを想起しているような表情をしていただろう】
【肝心のそれはフードに隠れて、相手から察することはできないが】

(・・・ん、終わらせるのか)

【演奏を終え、こちらに気付く青年に気付くと】


よう
今日のオーディエンスは約一名様だぜ

【と、馴れ馴れしく、間の抜けた声を発している演奏者に声を掛ける】
【胡坐をかき、右手をひらひらさせて】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:04:54.62 ID:JvtQ8UG1o
>>779

【カ、ちゃ―――銃を下ろし、マガジンを詰めなおして、仲間に肩を貸す】
【銃弾を受けに受けて、全身を黒い血に塗れながら倒れる相手を見て取った戦闘員の行動だ】
【実に冷静で、先程までの緊張感は波のように引いていった】

【勝ったのか。常人ならまだしも相手は能力者、どうやら息もあるらしい】
【それでも銃を下ろして彼らがさがるのは、蒼い軍服の女性が近づいていったからである】


――――『正義と狂人が私たちを襲う』、面白い予言だな

それは何時だ?具体的に誰がだ?どの様にしてだ?
標的は判っているだろう、水の国に、昼の国に、夜の国に、氷の国に
ルビーシャはどうだ、襲いたければ手を伸ばせば良い事だろう

ふん………所詮ごっこ遊びなんだよ、連中は
考えが甘い、自身の身内が傷ついた時にだけ剣を取れば正義か?
戦力差を覆すための行動、精々がレジスタンス等という相手にもならない連中だ

………もっとも、現状における機関の母体も似たようなものだがな


【ザリ、小石をを踏み砕きながら彼女は倒れた彼の側に立ち】
【狩人か、或いは殺人機械のような瞳で見下ろしながら言葉を吐く】

昼の国支部は、一般に他所のナンバーズを所属させない
何故なら私たちは『戦う為』にカノッサ機関に在るからだ、余程の者しか入らせん
そうだ、“冨”や“名声”、そんなものは“戦い”という活きた充実に比べて実にヌルい……

さて地獄。結構だぞ狂人、我々はそれに喜んで飛び行ってやるとしよう
言い残すことが有るのなら今のうちだ、五つゆっくりと数えてやろう

【女性の手には、光そのもので出来た拳銃―――口元は既に、『五』と時を刻んでいて】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 00:07:23.57 ID:xWtLKjQSO
>>734
【緩い動作で頷く少年に目を遣れば、組んでいた手を解いて、頬を人差し指で軽く掻き】
【偉そうな事を言っていても、それなりに恥じらいは有るのか。若干ばつの悪そうな表情で】

……暦の上では、な。まだ花も咲かないし、虫だって穴蔵で寝てるのに。
よくもまあ、示し合わしたみたいに其処彼処で――ったく、こっちの身にもなってみろ、って話だよ。

ふぅん、随分と頼もしいな。安心は出来ないけれど、精々期待しとく――。

【一方、人影はこの状況を、酷く大義そうに評する。その言によれば、どうも人影は悪≠ニされる陣営と真逆の立場に居るようで】
【戦禍の大安売り、寄せては返す波のような絶望。動こうにも有効な方策は思い付かず、と】
【そんな気の休まる暇もない状況に、ほんの少しばかり倦んでいるようだった】

【戦い自体が好きか嫌いか、というのとは、また別の問題。――因みに彼女、まだ煤には気付いていないようだ】
【一瞬こちらを凝視したのにも、それからにこにこ笑ったのにも、首を傾げはするものの然したるリアクションは無い】

【――閑話休題、だ。本当に、ほんとうに無邪気な笑みを満面に浮かべ】
【柔らかく口許を綻ばしながら、少年が紡ぐ名前は、そう。人影が思い浮かべたものと、同じ――】

(――――ああ、)

【やはり、とでも言うべきだろうか。そんな陳腐な感嘆詞の他に、言葉が見付からない】
【自分が奪ったような物。止めを刺さずとも、変わらない――あれは、そう。紛れも無い、自分の】

(縁=Aだな――――……。)

【罪悪感も、恐怖も、抱いてはいなかった。自己保身に走るような柄でも、無い】
【ただ。こんな少年に伝えるには、それはあまりに惨く思えて。――或いは、これが悔恨というものだろうか】


(なんて、事だ――――そう、まるで。救いの無い御伽噺≠カゃないか、こんな)


【優しい嘘を吐いて、知らせないのは簡単だ。けれども、ふと彼≠フ言葉が、断片的に脳裡を過ぎる】
【そうだ。知らないままで好いだなんて。そんな訳が無い、だろうに――】
【と。逡巡していたのは、ほんの数秒のことだ。――殊更に冷たい響きを伴わせ、たった二つの言葉を、ぽつり、零す】
【先程までは、無愛想だが少しは人間らしかった態度。だが今のそれは、正しく人でなし≠ゥ何かのように】


――――――居ないよ、もう。


【酷薄だった。】【だが、どうしようも無い程に、】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:08:37.04 ID:tGw+LhJXo
>>788

ふふふ………どうだろうね?どう見える?
僕の姿は、お客さんが望むまま。強い恋人が欲しいなら、剣を手に白馬にも乗ろう
だけどか弱いお姫様をお望みならば、スプーンを持つ手にすら疲労を感じて見せるよ
僕が非力な存在かどうか………ああ、非力だった時期は確実に有ったけどね
十歳にもならない子供には、人間の世界はどうにも厳し過ぎるんだよ
同じ亜人種、そこの所が分からないとは言わないよね?
………それとも。昔話を聞かないと、納得できない性質?

さ、こうやって言葉で喧嘩するのはそろそろやめておこうか?
折角貴方が、『昔に何か嫌な事が有った』って教えてくれたんだしね
うん。正直に言って、こんな選択肢二つで分類出来る筈無いんだけどさ
この二つの可能性が高いから、何となく出してみただけ………どうだった?

【病室の床に一定のリズムで、少年のブーツが打ちつけられる】
【ぐるぐる、ぐるぐる、猫人間の周囲を回る様に歩きつつ、笑みは相変わらず薄いままで】
【自分の言葉があまり意味の無いものだったと後出しで打ち消すという、悪辣な話術の用い方】
【普段は出来る限り、客が厭う話題に触れない様にする、それが少年のやり方】
【今は、丁度その逆を徹底的に遂行しているだけなのだ】

ふうん………そう、なら良いのかな、うん
必要不可欠かどうかは聞いてみないと分からないと思うけどさ
希少価値が大きいかどうか………そうだね、他の人に売っても良いか、別に
優しいお兄さんで買ってくれそうな人居るしねー

ところでその知り合いさん、お金は持ってるの?
だったらその人の所にでも売りつけに行こうと思うけど

【商品としての価値は、今となってはきっとそこまで高くない】
【だが、高いと言わない代わりに、低いとも言わない。詐欺師の手法を用いて】
【自分の札は極力明かさず、相手の事だけ探りを入れる。そんな狡さを発揮する】
【自分で言うだけは有り、性格は良くないのだろう】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 00:08:49.01 ID:/MSAhW5oo
>>789
ああ、残念じゃわい。
ま、万全の状況で殺し合いが出来る事の方が少ないんじゃがの。

【と達観した様子で言葉を紡ぐ】
【老人は、死に場所を求めて生きている】
【老人の生きる理由は、自分の死に意味を持たせるためで】
【故に、死に意味を与えるまでは、誰よりも輝いて生きる事を自己に課していた】
【死に向かうからこそ、輝く生。其れが老人の力の根源であった】

ごぼっ!

【口から血が吹き出すも、気を吹き出させて】

かか、死ぬときゃ人間何時だって死ぬものさ。
今日死ななかったのもたまたま、っって所かね。

【血を拭い、笑い】
【息を深く吸い、深く吐く】
【周囲の気は霧散して、老人は体の力を抜いた】

ああ、そんときゃ何時でも相手してやらァ。
お前さんに死と向かう覚悟が出来た時、儂も“秘奥”を以てしてお前さんに当たってやる。

【深い瞳を青年に向けて言う】

ああ、そうだ。名前も効いてなかったか。
儂は、櫻の国、花鳥風月一派開祖、花城六輝じゃ。
お前さんの名は?
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 00:11:21.00 ID:dlj0jwGAO
>>791

……酔狂だなぁ

【色々と、掛ける言葉に悩んだらしい。苦笑と困惑の間の微妙な表情を浮かべていたが、選んだ台詞はそれだった】
【こんなところまでわざわざ来た事と、自分なんかの演奏を聞いてくれた事。その二種類の意味が混ざっている】

【それからこれは音楽家としての矜持だろうか、一度背を伸ばして彼を見据えると、優雅に礼をしてみせる】
【演奏を聞いてくれた彼に対して感謝を示して、それからもう一度トランクを掴むと無警戒に近付いてくるだろう】

こんなとこに、ご用かい?

【そんな風に、尋ねて】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:13:12.07 ID:06UtBhLPo
>>790

ほう、あれで4割とは末恐ろしいことで
まあ俺は機関の中でも隠密行動を重んじているから
顔は大体のメンバーは知らないと思う

【青年はまったく気にしてないように少し笑って見せる】
【がどこか気持ち悪さを感じる】
【まるでの箱を覗き見ているような感覚に陥る】
【それほどにこの表情からは何か抜け落ちている】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:14:47.62 ID:06UtBhLPo
>>797
//訂正
//まるでの箱の×
//まるで空の箱○
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 00:15:24.22 ID:EnYieE9uo
>>795

大丈夫か!?
病院にまで連れて行くぞ・・?

【自分が技を放ったことを後悔しながら】

たまたま・・か・・・

俺も、今より強くなって必ずアナタを打ち倒してみせるさ。

【力強い眼で見ながら】

花城六輝か、覚えておく。
俺は火の国の隠れ里出身の零式テツだ。
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:19:37.00 ID:mQ9hai0DO
>>797

そうかい。まあこれを気に覚えるとするさ。

【そう言って、しばらく相手を見つめた。】

【どうにも変な感じがした。よくは分からない。】

【彼は術士でもあるため、相手の表示を呼んだり嘘を見破ったりするのは得意だった。そんな彼が感じるのだから間違いない。気のせいではない。】

えーっと、君はどうしてここに?

【と、当たり障りのない質問をした。】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 00:20:50.74 ID:/MSAhW5oo
>>799
なぁに、コレぐらいで死にゃせんわ。
自分の足で病院に行けるわい。

【案外元気そうな様子で言う】
【気により一時的に生命力を底上げし、治癒力を増大させている様で】
【長くは持たないが、少なくとも病院に行くまでは大丈夫だろう】

かか、んじゃ、儂も“先”に進んでいくとするかね。

【刀に軽く触れて言う】
【花城六輝、七拾にして未だ向上心は衰えず】
【恐らく次ぎ会う事になれば、老人もまた強くなっているであろう】
【生涯現役、其れを体で体現するような老人であった】

零式、テツ。
あい、覚えた。

【首肯してそう答え】

んじゃ、そろそろ病院にでも行ってくるかね、んじゃ、またの。

【そう言うと、老人は煙管を加えて、紫煙を燻らせながら歩き去っていく】
【歩き去った後、テツの側に一欠片の季節外れな櫻の花弁が、ゆっくりと流れて言っただろう】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:21:09.40 ID:Hue63Bxzo
>>796

【掛ける言葉に悩んだ青年とは対照的に】

酔狂が結構。

【と、フードの奥の口がオウム返しに返す】
【どうにもこのローブの青年、脊髄反射的に言葉を吐いているような】
【そして、礼に応えるように軽く会釈をして】

アンタの演奏を聴きにきたというか、なんというか

俺は用が無くちゃ、来たらだめか?

【質問を質問で返す】
【教養の無さを自ら露呈するかのような口調だ】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 00:21:31.74 ID:/MSAhW5oo
>>799
//おっと追加で。乙でしたー!
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 00:23:25.24 ID:KAuD6ddd0
>>794

[…………いや、もういい…………
亜人種の生きづらい世の中である事…………その苦労ぐらいは、俺にだって分かる……
俺だって、それ相応の苦労をしてきた…………中身は違うだろうが、似たような経験ぐらい、どこかにあるだろう……]

【これが、白蘭の処世術なのだ。それを理解した猫人間は、追及を止める】
【中途半端に裂かれた尻尾を持ち上げ、顔についた傷跡を撫でる。それらは、彼が人間社会で生きてきた中で負ってきた、苦労の象徴】
【ましてや白蘭は、見た目通りに子供なのだ。あるいは、子供の頃からこうしてきた時期があったのだ――――その自己申告を、信じればの話だが】

[…………やはり食えんな。お前は…………
あぁ、その通りさ。詳しく話してもしょうがないから一言で言おう。死んだ妻との経験で、俺は薬物が嫌いになった
それだけの話だ…………別に珍しくもあるまい?]

【相変わらず、会話の主導権は白蘭にある】
【その事に口惜しい思いをしながら、敢えて猫人間はそのペースに乗って話を進める】
【個人が関わると言うのなら、その言葉は真実なのだろう。もっとも口ぶりからして、妻が薬に溺れたと言うほどの事ではないようだが】

[…………はぁ
仕方があるまい…………俺の負けだ。お前のその情報。買わせてもらおう…………金はいくら払えばいい?]

【ここにきて猫人間は、大きな譲歩を見せる】
【これ以上の駆け引きは無意味と判断したのか、白蘭の話に乗る姿勢を見せたのだ】

[(開き直ってるだけだろうが…………とりあえず、肩は落ち着いた…………
身体がこれで、心まで参っているのか…………?)]

【心が平らになってきたのと合わせて、右肩に埋まっている『卵』の疼きも、落ち着いてきた】
【舌戦で失態を演じた末に、開き直ってしまったのかもしれない】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 00:25:07.80 ID:dlj0jwGAO
>>802

ダメなんて事はねぇけどさ、此処、普通は来たいなんて思う場所じゃないだろ?

【腐敗臭と、今にも崩れそうなほど不安定なゴミの塔。普通は近付こうと思わない】
【だからこそ楽曲を練習していたのだろう青年とは対称的に、目的の見えない彼が不思議なのか、そう少しだけ追求して】

あぁ、そうだ。……どう、だった?

【次に矛先の向けられた質問は、自分の演奏に関してだった】
【やはり――奏者として、オーディエンスの感想は気になるようで】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:25:40.74 ID:TlK3r2vAo
>>793
ん?……あ、オバサンもしかしてセイギのミカタ? なんだ、じゃあオナジかな
けれどねーェ、別にボクは好き勝手暴れる分には構わないと思うンだけど。
だって止めればいいだけの話じゃない?

【自信満々に返す】
【どうやら少年は己の主義に絶対の自信を持っているのだろう、苦悩などどこ吹く風に】
【そしてオジサン、オバサンと呼び方がふらついているのは、相手がどちらであるのか決めあぐねているのだろう】
【コンテナを前に、満天の――もとい、曇天の空を背にして愉快そうに体をふらふら揺らす】

なァに、どうしたの。早く教えてよ

【相手の数秒の思考。何であるともこちらからは捉えがたい相手の反応に、些か首を傾げる】
【その続きが楽しみで仕方が無いとばかりに残る左手を揺らす様子は】
【生来の性格の悪さすら、今はすっかりとなりを潜めてしまっている】


――……え?

【相手の言葉を理解できずに、目をぱちくりとさせて数秒固まる】
【始めは驚きに、次第に混乱に、目を見開いて】
【そしてそれすら冗談だと笑い飛ばしたくあるように、薄らとぎこちない笑みに】

【嗚呼、相手は気付いているのだろうか】
【あまりにも態度の違い過ぎるその表情に、『彼』と同じ緋色の瞳が】

……うそ。ウソでしょ、そんなの
ねえ、どういう意味? 居ないって、どういう事?
何処にいる、って、聞いたんだケド? ねえ、ボクちょっと聞き間違えたかな

【くるりと色を変えた、異常なまでに輝く 妄 執 の色に】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:27:24.81 ID:06UtBhLPo
>>800

しいて言うなら暇つぶし…かな?

【青年は眼を細くし言う】

最近仕事が来なくてね
金欠気味だからスリをしているがそんなに集まらなくて

【と次の言葉を発する時には青年の顔は何気ない顔に戻る】

そこでだけどさぁ

【青年は腕を組み胸を張る】

お金をくれないかい?
このままでは俺は餓死してしまう

【お金をせびるにしては態度が偉そうだ】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 00:27:45.02 ID:EnYieE9uo
>>801
そうか・・・。ならいいんだが・・・。

(俺も”先”に進まないといけない・・・。)

(その”先”に見えるものそれは何かはわからないがやってやる。)

(花城六輝、俺が先に進み倒すまで絶対に死ぬなよ)

【青年の近くに櫻の花弁が流れていく】

(さて、俺も行くか。)

【老人を見送った後、彼も進むのであった】


//乙でした!!
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 00:30:21.70 ID:iYUWq2NC0
>>792

 …――フン…奴らの事は知らん

 他人の狂人に…手を貸す、実に、哀れな、連中だ――

 だが、哀れな…連中でも、誇りが在る。奴…確かに奴には、誇りは在った。そうだ――ハハハ

 ゴフッゴフッ

【口が達者な狂人は、この状況に置かれても笑いは忘れなかった】
【率直に云えば、正義が襲うなんての場所やらの細かい意味は考えも付いていなかった】
【所詮、その程度の者だったのだろう】

 富や名声…俺から云えば、実に…くだらない

 其れでも。俺は奴等が戦いを求めるなら…自由にしてやろうと想っている

 世界を救いたいと思うのが犯罪か?其れを踏み躙る方が犯罪じゃないのか?

 其れにな…

【彼には余裕がある。其れは命が燃え尽きるかもしれないからではない】
【其れは、狂人だからでも無い。人間として…云いたい事が在ったのだ】
【その鬱憤は線を切ったように出て来て】

 俺は、俺の信念だけ動いている…俺は、生きる価値のある奴の為ならば何時死んでも好いと思っている

 その方がよっぽど。俺が死んだ意味がある。たとえ、天に汚名で焼き尽くされようと…俺には関係の無い事だ

 なぁ、女よ。撃つなら撃て。時代の為に…俺は何れお前達の敵になる

 だが忘れるな。正義がいると云う事を……


 そうして、俺がいたと云う事を……



 まぁ、名誉ある死か、心が洗われる事を祈ってる


 フフ…さぁ、殺せ。如何した――

【目眩がした。その言葉達を残し。意味不明な言葉を残し】
【彼とは結局只のサイコキラーだったのかもしれないと、彼自身も思う】
【しかし、其の一切悔いのない人生であった其れは、満足であった】


【故に、彼は笑っていた】



【さぁ、狂人の運命は如何であろうか。握る凶器に託された】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:34:23.51 ID:mQ9hai0DO
>>807

へえ…暇つぶしか…

ま、僕も似たようなもんだがね

【こちらもふらり、と立ち寄ったのだった。理由は特にない。】


【そして、青年は吹き出した。相手の言葉がおかしかったからだ。】

いや、ごめんよ。いきなりそんなこと言われるとは思わなかったからね。

【居住まいを正し、そう答える。】

まあでも、君がその言葉で金をもらえると思ってるなら…

【手持ち無沙汰に刀に手を置いた。】

ちょっと「鈍感」かなあ

【と呟く。】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:36:09.69 ID:Hue63Bxzo
>>805

【わざとらしく、廃棄物の山を見回して】

そうか?そうだな
来たいから着た奴と、来る気が無くても此処に着く奴は来るんじゃないか?きっと

てか、俺が普通の人に見えてるんだな

・・・珍しい!

【普通の人、世間で言う常識のある人とは少し異なる物言いをして】


んん、良かったよ
こういうことに疎い俺の感想はアテにならないかも知れないけど

確かにクルものがあったと思うぜ

【と語るオーディエンスは立ち上がりながら】
【正直な感想を述べる】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 00:40:24.71 ID:dlj0jwGAO
>>811

……んん?
んー、や、……まぁいっか。そうだよな、多分
普通の人ってか、ほら、見た目で判断したらいけないだろ。そういうのはさ

【だそうです】
【彼の説明には少し頸を傾げたものの、自分の中で強引に納得させたらしい】
【外見だけ見れば此方も普通でなく、むしろカーストの最下層に近い存在なのであまりそういうのもこだわらないようだ】

……そか、ありがとな

【そして、褒められると嬉しそうに笑って頷き、肩を軽く回す】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:41:34.52 ID:06UtBhLPo
>>810

【青年はちらっと手に眼を向けたがもう一度顔を見る】

分かったよ
交換条件に何か願い事を一つ聞いてあげる

【青年は先ほどとは違う笑みを浮かべる】
【それは違った気持ち悪さを感じさせるものだった】

ちなみに特技は情報収集だ

【いきなりこんなことを言い始めるこの男】
【まったく真意が分からない】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:44:01.33 ID:tGw+LhJXo
>>804

ふふ………表≠ニ比べてこっちは良いね、本当に
耳も尻尾もむしろ希少価値、値を吊り上げるのに役に立つ
この性格をカバー出来るのが、僕には一番ありがたいよ

………じゃ、商談に入ろうか、お客さん
これ以上引き延ばすのは双方の為にならない。ね?

【良い方向に話を運べた、少年はそう認識して、笑みを顔から消す】
【ブラフの為のカードを捨てて、これより先は真剣に思考を用いる為に】
【歩みを止めて、適当な壁に寄りかかって。中指で一度、ターンクロスをはじいた】

情報は基本的に、その価値次第で料金が変わる
だけどこの情報はちょっとだけ異質でね。実は、僕が料金を決めるのは難しい
でも、流石に1000や2000なんて子供のお小遣いみたいな金額は御免だよ?
正当だと思う料金を支払って、相応に動いてくれれば十分

………ここまでも、一応情報の内

【「金次第で何でもする」少年が、料金を相手に任せる】
【この時点でもう、この情報の性質が分かるかもしれない】
【誰かが受け取って拡散させる事が、この情報の意義なのだ、と】


何処まで知ってるか、は知らないけど………そうだね、割と有名になったかも知れない事
D≠ばら撒いてる天狼会、あれのバックはカノッサ機関≠セよ
僕が仕入れたのは、水の国支部とかいう所のナンバーズだった
たかがマフィアの一つ、国軍が本気を出せば潰せない筈は無い。数カ月放置されてた理由も、其処だろうね

でもさ、考えてみて。『攻撃して失敗した』んじゃなく、『そもそも取り締まらなかった』
この二つって、結果は同じだけど随分大きな違いがあると思わない?
何故、たかがマフィア一つ、しかも最悪のドラッグをばら撒くそれを放置するのか

答えは割と平凡。お偉いさんも抱きかかえてるんだろう、って話
天狼会が?いや、多分カノッサの方がだろうね。力か金か、お薬か。どれだろ?


………と、此処までだったらまだまだ、何が起こるか予想はし辛い
けど、つい最近、新しいピースが生まれた……同じ水の国での、ルビーシャ占領さ

お偉いさん抱きかかえる、マフィア抱きかかえる、都市を占領する
ねえ、今の水の国、何%がカノッサのものになってるんだろうね?
今本気出されると、ちょっと危ないと思わないかな?

対策を練ってる人がいるなら、こう言っておくべきだよ
「ルビーシャの件とD≠フ件は、合わせて考えろ」って


以上、これが僕の商品=B情報+推測で、割と大雑把に纏めたよ

【短い時間で話し切る為に、途中の思考の経由を省略したりもしているが】
【少年は、持っている札を、此処では隠す事なく切った】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:47:31.69 ID:Hue63Bxzo
>>812

まぁ、なんだ
迷い込んだ猫と同じく、迷い込んだ普通の人さ

ふーん、そういうもんかねぇ・・・

【見た目で判断してはいけない、と言う一言が気になるらしく】
【普通の人、と強調して迷子であることを明かす】

礼には及ばないし、礼を言うべくは俺の方だな

言わないけど。

【と尻に着いた土埃を払いながら言う】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:48:07.48 ID:JvtQ8UG1o
>>809

……黴びた誇りだ、敬拝するに値しない

ああ、連中の誇りなど踏みにじって焼き捨てるために存在する
刃で斬り捨て、矢弾で射抜き、槌で叩き潰す為に在る

そんなものは有って無いものと同じだ、我らは違う

【否定。尋ねられても居ないというのに、呟くように言う言葉は否定である】
【冷たいだけの瞳も、輝く拳銃に照らし出される表情も、動かない】
【それでもどこか空気が変わったように思えるのは、偶然ではなく】

神か、或いはそれに準ずる偶然の力が世界を作ったその時に
ヒトなどという矮小な存在が作り出した法律などというものは存在していなかったんだよマッドマン

杓子定規に区分したがるのも貴様らの悪い癖だ、学ぶということを知らないと見える
何が悪くて何が善い?考える脳があるなら自分で判断しろ
絶対の決まりなんてものは世界には要らない。名誉も、腑抜けも――――!

【結局、彼女は数えることを忘れてしまっていた】
【五から数字は進まず、それでも銃を向けるということは、つまり】


         黙れ、狂人


【火薬は使わない。だから、峡谷に響くような音もない】
【けれど光で出来た弾丸は打ち出されて、ただ無音に男の頭部へと、飛来して】
【対象が全く動かず、抵抗もしないのなら―――間違いも無く、撃ちぬくハズ】

【―――“それ”を“そうした”彼女の表情は、尚も冷ややかなままだった】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 00:52:35.06 ID:dlj0jwGAO
>>815

可愛くねぇ野良猫がいたもんだなぁ
……こーいう台詞は、是非女の子に使いたいな。野郎じゃダメだぁ、うん……

【笑ってから落ち込んで、鬱になって呟く。一人で賑やかな奴だった】
【彼が普通か異常かなんて事は興味ないらしく、礼をいわないと宣言されて苦笑し】

いいよ別に、言わなくて。望んでないし
それよりアンタ、迷子らしいけど……こっから出れるか?

【この廃棄物処理所はゴミが高く詰まれて迷路のようになっている】
【最悪、ゴミの上に乗ればどうにかなるが……倒壊する危険もあるのでオススメはしない】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 00:53:03.27 ID:mQ9hai0DO
>>813

ふんふん。情報収集ねえ。

【相手の笑顔を見る。やはりどこか「異質」な印象を受けた。】

…しかし、あいにくほしい情報もないし、これといって叶えて欲しい願いもない。

【「信用できない」と言う言葉は飲み込む。】


【辺りはもう暗い。人がちらほら居る程度だった。】


まあ、そうだな。君がどうしても金が欲しいなら…


【青年も笑った。】

…力ずくでとってみな、とでも言うか…

【はっきり言って相手の真意が掴みかねていた。】

【ゆえに出方を伺ってみるとする。】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 00:56:40.26 ID:KAuD6ddd0
>>814

[………………]

【肯定も否定もしない】
【確かに、猫人間にとってみても、白蘭の言う表≠ニは違う常識・ルールで動く世界の恩恵を受けている事は事実である】
【しかし、やはり彼の矜持があるのだろう。手放しで賛同する気には、なれなかった】

[…………いいだろう。中身を聞かせてもらおう
それによって、こっちで金額は調整する……]

【特殊な事情を思わせる、白蘭の不明瞭な発言】
【しかし、対価をけちる様なせせこましい手は、恐らくは使わないだろう】
【彼も、片手間ではあるが、情報を商いの手段に用いている人間である。その価値というものは分かっているのだろう】

〔――――だ、旦那…………水の国支部って……!〕
[…………!!
一つ聞かせろ、白蘭…………水の国支部で仕入れたと言っていたな…………ならば『レギン=ハーネット』と言う名に、心当たりはないか?]

【話の途中で、ポニーテールの女の顔に戦慄が走る】
【それを受けて、白蘭の言葉が一段落つくのを待って、猫人間が質問を重ねる】
【彼らの中での経験と合わせて、何か無視できないものが、その質問には含まれているのだろう】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 01:02:35.59 ID:iYUWq2NC0
>>816

 ――じゃあな

【其れを最後に、撃ち抜かれた、狂人。其れは、其の瞬間も笑顔を絶やさなかった狂人の最後】
【実に静かな最後であった】
【其の者の体は、一気に黒煙と化し其れが支配していく】

【死体は残るも、其の煙は風の赴くままに。飛んで往く――】
【まるで、其の体を毛嫌いするかの如く】

【其れを捕まえれば、哲学者の卵のような、あの気分になってしまう事だろうがどうだろうか?】

【しかし、其れが存在したと云う事は結局彼とは、何だったのだろうか?】

【その答えは全く解らない。触られなければ。其れは飛んで往く――次なる、体を求めて】



【Justevil,死亡】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 01:02:53.19 ID:+95jWbrT0
【公園】
……………はぁ
【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性が溜息をつきながらベンチに座っている】

【いつもなら変態発言やら爽やかに笑いながら運動をしていただろうが】

まったく………笑顔が足りないな
私とした事が……
【なんか暗い雰囲気をだしながら】
【星空を見上げてる】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:03:16.81 ID:06UtBhLPo
>>818

おぉ、力ずくで……ねぇ…

【青年はパーカーについているフードを深く被る】
【そして地面から小石を拾う】

いくぜ!
俺の能力は『どんなものでも爆発物に変える』能力
小石に注意してないと痛い目みるぜ!!

【会ってから一番の張り切りを見せる】
【そして青年は拾った小石を空高くに投げる】
【ちなみに青年は動く気はない模様】
【どうやら注意を上にもっていく作戦のようだ】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:03:27.82 ID:Hue63Bxzo
>>817

女の子がよければ街角でやるべく、だな
じゃぁ、そうだな、うーん、狐か狸か狼か、俺含め野郎ならこんなところか

【ローブの青年は思いつくままに動物の種類を並べる】
【独特のチョイスかもしれないが、青年に自覚は無いらしい】

そういえば、

【出れるかと言われてみれば】

出れないかも・・・
此処を出ても、街から出れないから別に変わらないから出る必要が無いかも知れないけど

【青年に出られる自信はないそうだ】
【出られないのにどうやってスイスイと広場に至ったのやら】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:06:52.01 ID:06UtBhLPo
>>822
//追記
//【この能力は嘘】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:07:55.53 ID:tGw+LhJXo
>>819

水の国支部に、どれだけのナンバーズが居るかは知らないし
僕が会ったのは、たった一人。だから、中々知り合いに会う事は無いだろうと思ったけど……
ふーん、やっぱり頻繁に動く人間は、顔が広くなるんだね

ま、そういう事。僕にD≠売ってくれたのはその人だよ
あの人ケチだねー、段ボール一箱じゃ全然利益が上がらないって
幾ら混ぜ物をして売ったとしても……いや、普通のお薬よりはもうかるから良いか

で、随分な剣幕だけど………入院の原因にでもなった?
僕の場合は、特にあの人に恨みは無いからね。恩も感じてはいないけど
だから、客観的に観察した結果を―――

【何となく窓から外を見て、それから時計を見て】
【少年は、時間の経過というものを再認識する】
【あまり遅くまで此処に居るのも問題だと考え直し】

―――いや、やめておこう。会った事あるなら分かるでしょ
それより、情報のおまけ。本気でどうにかする気があるなら役に立ちそうな人脈

一つ。ジャーナリスト兼<Justice>所属、谷山 基樹
お薬は大嫌いらしいし、貴方と気が合うんじゃないかな?

もう一つ。何でも屋、カイ=スケイプヴェルト
どうにも天狼会のやり方は嫌いらしいし、友人にやっぱり<Justice>所属の人がいた
……個人的にも、良いお客さんだと思うし

そこから連鎖的に人を辿れれば、きっと大きなネットワークが生まれる
裏≠ゥら始まって表≠ノ繋がる、ありそうでなかなか無いネットワークが
そうしていく内に、僕の名前も広がってくれれば万々歳、だね

………じゃあ

【よいしょ、と壁から離れ、猫人間の方へ】
【何も言わずに笑みを浮かべ、左手を差し出す】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 01:07:56.02 ID:dlj0jwGAO
>>823

……狼で。男は狼だって歌った、有名な曲もあることだしな

【投げやりに答える青年……テンションの落差がそれなりに激しいようだ】
【彼が何故狼の他に狐狸をチョイスしたのか尋ねることはなく、トランク片手に一歩踏み出して】

ん、そっか……俺は帰るけど、どうする?

【そう問い掛ける】
【街から出れないといえ、衛生的にも宜しくないゴミ捨て場で一人というのはあまり好ましくないだろう】
【一緒に出るか?と誘うのは――もしかしたら、音色で彼を呼び寄せたことに対する罪悪感でもあるのかもしれない】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:11:26.79 ID:mQ9hai0DO
>>822

おやおやバカ正直に…

【術士を騙そうなんて無茶だなあ、なんて思いながら青年は小石を見つめた。】

【そして、ヒョイ、とそれを屈んでかわす。】

【相手の方は見ていない。】

【屈んだため、視線は足元だ。】

【そして、まだ攻撃は仕掛けない。】

【「本当の」能力を見ようと思っていた。】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:18:09.45 ID:Hue63Bxzo
>>826

俺は、オオカミ、アオーン

【と棒読みに言う青年は、気をつけられてもやりずらいしな、と訳の分からない言い訳を続けて】

よければ、俺を連れてってくれるかな
同じ背景は見飽きるし、見飽きたぜ、見飽きてないと思うぐらいに

【青年は恐らくゲシュタルト崩壊のことを言っているのだろう】
【兎も角ローブの青年は、着いて行くという旨を伝えるのだった】
【割とあっさりと】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:18:37.12 ID:JvtQ8UG1o
>>820

【スッ、とやはりこれまた音もなく―――光の銃は、消える】
【彼の生命がそうなったように、狂気の光は消え去って】
【それでも立ちはだかるような黒煙に、彼女は冷たい視線を向け】

………邪魔だ、鬱陶しい、消えろ、目障りだ。

我々の未来はそのような暗雲中には存在し得ない
例えそこに入ることがあろうとも、決してそこで終わるようなことはない
わかったか、わかったのならそこを退け―――さあ、速く

【振り払うように、形を定めずに光の奔流を黒煙へと撃ち放ってこれを退け】
【やがて飛んで薄れてゆくそれを眺め、峡谷に吹く風を受け】

我々はこれより、“真貂”を利用しての撤退訓練へと移行する
救護者に関しては周囲の者で引き上げ、他のものは早急に支部へ戻れ

……戦争は近い。既に導火線の一端はジリジリと焦げているのだ

【ごぅん、ゴゥン、何時来たのだろうか、改めて空を見上げると大きな飛行艇が在った】
【何本もの特殊ワイヤーを垂らし、低音と共に浮翌遊するそれは世界の火種、その一つ】

【勿論女性――ガルニエも、それによってこの場を後にする事となる】
【残るものは何か、やはり解らない。それは――――いや、しかし。】

/お疲れさまでしたっ!
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 01:20:18.00 ID:KAuD6ddd0
>>825

[…………!! 、ッ…………]

【如何にも『D』を『おいしい商売道具』と見做したその言動に、再び猫人間は肩を押さえて顔を顰める】

[なるほど…………やはり『奴』か…………]
〔えぇ、その通りよ…………その結果あいつは死んで、私と旦那はここにぶちこまれた…………
もっとも、身体は死んでも生き返るらしいから、痛み分けでもない、馬鹿馬鹿しい結果なんだけどね?〕

【二人の予想は、見事に的中した】
【というよりは、二人にとって『D』と『水の国支部』をつなげる人物は、レギンしか知らなかったという事でもあるが】

[さあ…………役に立つかどうかは分からんな…………いつの時代も『正義』が『善』とは限らんし、そもそも『正義』自体、非常に恣意的な概念だ……
更に言えば、あそこから外道に墜ちた人間もいる…………『justice』を全面的に信用するかどうかは、また別問題だ……]

【例え一事で共通項を持っていても、イコール味方となるとは限らない】
【たった今、白蘭にしてやられたからか、そんな姿勢を覗かせた】
【もっとも、彼の中での『正義』と『悪』の観念は、以前からのものではあるのだが】

[……うむ………………………………200000ある。これで良いだろう]

【差し出された手に、ちょっとした札束を握らせる猫人間】
【その額は、彼が情報に対して認めた価値よりも多い。その理由は――――】

[――――次にあった時、お前が薬の商売をしていたなら、遠慮なく手にかけさせてもらう…………
精々、俺の縄張りではそうした商売はしない事だな…………]

【――――含みを持たせた札束は、一種の警告】
【今は、互いに利のある関係だが、白蘭の性格からして、そして彼自身の信念からして――――この関係は、そう永くは続かない】
【それを、彼は金と共に白蘭に叩きつけたのだ】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:20:42.90 ID:06UtBhLPo
>>827

(よし向いた!!)

【相手が小石に注意を持っている間に青年の姿はその場から気配と共に消える】
【と次の瞬間後ろから突然人の気配が現れる】
【それはさっきあったばかりの気持ちの悪い気配が】

やぁ

【距離として5m】
【そして手にはどこから取り出したか日本刀】
【それをなにも考えずに縦に思いっきり振る】
【振り方握り方と完璧に素人の振りだった】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 01:23:30.15 ID:dlj0jwGAO
>>828

満月になったら食われちゃうー

【適当なことを言っているが、狼と狼男がごちゃまぜになっていたりする】
【そのまま彼の言葉に頷いて承諾すると、ひょいひょい先へ進みはじめるだろう】

……そういや、アンタの名前は?

【なんとなく気になったらしく、尋ねて】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:25:24.43 ID:iYUWq2NC0
>>829
/乙でした!
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:31:24.54 ID:mQ9hai0DO
>>831

さあ、本当の───────あれ?

【顔を上げた瞬間、相手は消えていた。完全に。気配もろとも】

…──────っ!

【その気配が現れる。…後ろか】

【素早く振り返る。まさか日本刀なんて持ってるとは思わないため、軽く肩を切りつけられた。】

おやおや。いきなりか

【そして、青年は間合いを詰めようと踏み出した。】

【無事踏み出せたら】

【左足で回し蹴りを仕掛けようとするだろう。】

【刀には手を置いたまま。しかし彼はそれを使わない。】

【つまり、】

【まだ4割すらも力を出していない、と言うことだ。】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:32:22.75 ID:Hue63Bxzo
>>832

食べるなら是非、女の子がいいね
野郎を見て食う気にはなれないかな・・・

【ちょっとデジャヴ】
【そんな台詞で青年は応え、先行する彼のあとを静かに追い始める】

そーいうのは、いや、面倒だからいいや
そうだな、アルフレート、とでも名乗っておけばいいか

【しばらく言葉を選ぶ素振りを見せて、名前を教える】
【その素振りから察するに偽名である可能性が高いが】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:34:22.92 ID:tGw+LhJXo
>>830

おーやおや、死んでも生き帰る……それじゃ戦うだけ無駄だね
よし、運悪く戦う事になったら全力で逃げる事にするよ
徒労で怪我させられても仕方が無いし……ああいうタイプは僕と同じ。無視されるのが一番つらい
だって後手に回るから、反応してくれないと相手をつつけないんだよね

……で、良い感じだねこれは
正直、この4分の1くらいしか持ってこないかなーと思ってたんだけどさ
有り難く、受け取るよ

ああ、それと―――

【一枚、二枚、三枚。受け取った札束、紙幣の枚数を数えて】
【満足げに頷くと、コートのポケットにねじ込んで、片手を蓋にするようにそえる】

【脅しの言葉は、十分に耳に届いた】
【聞き逃す事も無く、一言一句違わず届いて、それが本気だろうとも理解出来て】
【だからこそ少年は、再び笑みを浮かべた】


――――逆上せるなよ野良猫?

人間じゃあない。同じ獣なら分かるだろう、仕組みってものが
僕が好きにやれない他人の縄張り、そんな物があるなら………それお、僕が頂いて悪い道理は無いんだ

お前の縄張り?はっ、猫一匹がにゃあにゃあ鳴いて縄張りを示して?それがどの程度の力がある?
お前に従う子猫は何匹だ?それが全てお前の思う通り、『哀れな被害者の子供』を惨殺出来るのか?
そして何より、猫如きが狼と噛み合って、命に爪を突き立てられるとでも思うか?
やろうっていうならやってやる。駆り立ててやるよ、逃げる脚が折れて雪の上に倒れ伏すまで

と、いう事だからお手柔らかに頼むよ、猫又さん?

【薄い笑みを全く崩さず、商売用に明るくした声の調子も変えず】
【だが普段の口調は完全に崩し、啖呵を切って】
【それが終わればまた、吐き出す言葉の響きは戻る】

【相手が人でないから。きっと、理由はそれに尽きるのだろう】
【熊に侮られるのは仕方が無い。鹿になら、笑い飛ばす事も出来るだろう】
【猫という微妙な立ち位置が、狼には気に入らなかった】

【軽く手を振り、愛想笑いを浮かべたまま】
【少年は、病室の扉を出て行こうとする】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 01:35:21.42 ID:xWtLKjQSO
>>806

――……甚だ不本意だし、そも似合わないけれど、立場上は……まあ、そういう事になる。
未然に防がれたなら無いも同じだ、か。それが理想型だな――なら、好いんだけれど。

けれど、そう易しくはないよ。勧善懲悪っていっても、結局は殺したり殺されたりだ。

【ごく普通よりかは少し冷たい、だが確かに、欠片ばかりではあるものの誠意が篭った応対】
【真っ直ぐに少年を見つめ、現実的なんだか厭世的なんだかな言葉を吐いて】
【穏やかな会話も、それが終わりだ。泥のような思索の中で、最後にそう考えた。】

【いつの間にかどんよりと曇ってしまって、月も霞んだ輪郭が微かに見える程度の空に、ちらりと一度視線を向けて、また戻し】
【解いた両腕、その手の爪をコンテナに立てて、徐々に徐々に顔から感情の色を消して】
【伏せられた目は、はしゃぐ少年の其れとは正反対。この夜空のように暗い】


―――――――。


【告げた後は口を閉ざして、首を、視線を、少しずつ持ち上げてゆき。】
【見開いた瞳と細めた瞳を、合わせ鏡のように向き合わせる】
【無機質な仮面めいた真顔は、冗談ではないと暗に示しているようで】

【――いっそ冗談だと破顔できたなら、どれほど楽か。だが、今更な話だ】
【今は薄い墨色の双眸が、全く同じと呼べるほど似通った、緋色のそれを捉える】
【親子だな、等と考える。それと同時にもう一つ、あの時≠フ事が思い出される】
【そうだ。結局は勘違いに終わったけれど、きっとこんな眼をしていた】

【零れそうに見開かれた少年の瞳をしっかり見据えて、また。淡々と、義務的に唇を動かす】

(つくづく、因果だよな。吐き出してもちっとも楽にならない――。)
(……自分に酔えるような性格じゃないんだ、当たり前か。独り善がりにも程があるけど)

そのままの意味だよ。本当の、話だ。どういう事≠ゥって聞きたいんなら、話す。
何も聞き間違えちゃいないよ、お前は。何処に、じゃない。――何処にも≠セ。

…………何処にも、いない。

【ほんとうの事を――一つ一つ強調するように区切った、辿々しくも思える口調で、告げる】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 01:39:41.15 ID:dlj0jwGAO
>>835

そりゃそーだ

【むしろ野郎を食うタイプだったら彼は全力で逃げてただろう。危ない】
【ゴミの山をひょいひょい掻き分けて先へと進み、やがて路地裏に出ると】

んじゃあアルな、俺はカリタ
ここを真っすぐ行けば大通りに出るから、まぁ、頑張れよ。ばいばい

【そう言って、ひらひら手を振り別の方へと歩いていき――汚らしい姿はふつりと消えた】

/申し訳ないが眠気が限界です……
/かなり無理矢理ですがここで切らせてもらいます。遅くまでありがとうございました、乙でした
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:39:52.72 ID:06UtBhLPo
>>834

【相手の青年は踏み出しを決めこっちに向かい回し蹴りをする】
【がフードの青年は眼の前で沈む】
【そう沈んだのだ】
【眼の前の青年が沈み気配がまたしても消える】

後ろだ

【声のほうに振り向くと青年は15】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:42:24.37 ID:06UtBhLPo
>>839
//途中送信してしまった

【相手の青年は踏み出しを決めこっちに向かい回し蹴りをする】
【がフードの青年は眼の前で沈む】
【そう沈んだのだ】
【眼の前の青年が沈み気配がまたしても消える】

後ろだよ

【声のほうに振り向くと青年は15m程離れた場所に居る】
【その両の手にはマシンガンが握られ引き金を引こうとしているところだ】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:49:22.04 ID:Hue63Bxzo
>>838

狼は肉食、だからな

【少なくとも男色家ではないらしい】
【そんな他愛ない会話しながら後ろを着いて行き、青年も同じく路地裏に至る】

アル・・・まぁ、悪くないような、良いような?
カリタ・・・ね、覚えとくぜ

って、ちょっと此処ま・・・



・・・いねぇし

【青年が街の外に出ないうちに、別れを告げられたことに驚き】
【別のほうへ歩いていく彼を引きとめようと振り返れば、もうすでにその姿は無くて】

マジかよ・・・

/遅くまでお付き合い頂きありがとうございました!
/お疲れ様でしたー
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 01:50:49.77 ID:KAuD6ddd0
>>836

〔ま、それが良いんじゃない?
殺して殺せない相手じゃないけど、割に合わないわよ、あんな奴…………〕

【個人的に、レギンのような人間を好きになれない――――否。明確にああいうタイプは殺したくなる】
【女は、そんな思いを胸に抱きながらも、白蘭には適当な言葉で流す】
【自分の利にならない事に、彼が接触的に動くはずもないと、これまでの会話でよく分かったのだ】

[――――――――なら、食い潰されろ
この『人の世』で、『獣』の論法に従うなら。力の無いものには、ただ死あるのみだ
貴様のようなのぼせた餓鬼一人殺せない程に、この牙は、この爪は、なまくらではない
狼だから? 慢心するなど、それこそ獣のする事ではない。怠惰で愚かな『人間』そのものだ
貴様はなんと言った? 裏≠フ世界の住人と言ったな?
裏≠フ世界であろうと人の世である事に変わりはない
そんな事も忘れて獣だから『力』が正しいなどと言おうと言うのなら――――切り裂いてやろう
貴様の眼球を捻りつぶして。貴様の顎を割り裂いて。世を過った事を、後悔させてやろう]

【――――ぴきり】
【白蘭の最後の言葉は、一つの『決定打』になった】
【しかし、それは彼が人ならざるものへと墜ちる事への、直接の要因ではない】
【――――肩に埋まった『卵』は、確かに大きな反応を見せたが、まだ『孵化』には至っていない】
【しかしそれも、もはや時間の問題だろう。自分を見失ってこそいないが、その怒りは計り知れないほどに、大きい】
【病室を去ろうとする白蘭を見送るその瞳は、下衆に対する粛清の色とも、過ちを犯した者への怒りの色でもない】
【――――人間として、その存在そのものを許さないといった、憎悪の色だった】

/乙でしたー!
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:03:33.09 ID:tGw+LhJXo
>>842
【意見が食い違うなら、言葉で擦り合わせるのが人間だ】
【折衝を行わず、感情のままに力を振るい、殺害すると言うのなら】
【それは、結局の所、獣となんら変わりは無い】

……これでまあ……あの依頼の分は良いかな
後は勝手に動くだろうし、動かないで機関が勝てばそれはそれで良し
どっちにも立てるように寝は張ってあるし………

【自分は獣だと、自認している少年は】
【病院を出て、自分の住処である路地裏へと消えて行く】

となると次は………別のお仕事か
いや、その前に片付けなきゃ無い事が出来たね

……………さて、と。必要なのは、小さな子供が何人か
猫人の子供か………結構手間が掛かりそうだなあ

【ターンクロスの首飾りを、指でつまんで街灯に照らし】

[ピーーー]用意を整えないとね

【にこり。表情の変化を、飽く迄商売用の笑顔に留める】
【とーんと地面を一蹴り。何処かの屋根に飛び乗って、暗い街を掛けて行く、】

【くす、くす、くすり、と笑い声】


/お疲れさまでしたー
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:07:11.82 ID:mQ9hai0DO
>>840

これは…

予想以上だ。

【再び振り返る。声に応じたからではない。その前からある程度は予想していた。人は回り込むならだいたい後ろ、…背中側だからだ。】

【同時に、脇差しを素早く引き抜く。そして逆手に持ち、弾を捌いた。全てではない。自身に致命傷を与えるようなものを見極め、それを刀で打ち払ったのだ。逆手は刀を体に密着させて連続して振れるため、弾丸を弾くにはちょうどいい。】

【捌けなかった弾丸が体を掠め、青年は痛みを覚えた。】


それじゃあ僕も「本格的」な攻撃を仕掛けるかな。


【青年の姿が僅かに、…ごく僅かに揺らぐ。】

【瞬間、相手のすぐ目の前にその姿を表し、】

【刀で縦に切りつけようとする。】

【揺らぐ瞬間を見ていたなら気付くかもしれないが…】

【この青年は青年ではない。すなわち────「幻」】

【本物はその場から動かず、悠然と様子を伺っている。】

【相手が幻に気を取られていたら本物には気づかない…青年はそう考えた。】

【ちなみに、幻に斬りつけられても痛くも痒くもないはずだ。】

【青年はまだ、…自身の真価…】

【「構築術」を使っていない。】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:16:55.91 ID:06UtBhLPo
>>840

【目の前に現れた青年に反応し咄嗟に手に持つマシンガンを使い防ごうとする】
【しかし青年の振った刀は身体をすり抜けていく】

しまった…幻術だ

【完璧に幻術に気を取られ無防備な状態になる】
【狙うならここだろう】

//眠気がやばいので明日に今日の午後に持ち越し出来ないでしょうか?
//ちなみに僕は16:30ぐらいから居ます






//眠気がピークに達したので明日に持ち越ししたいのですが
//ちなみの僕は明日16:30ぐらいからいます
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:17:57.44 ID:06UtBhLPo
//なんかいろいろおかしくなってきた
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:23:58.53 ID:mQ9hai0DO
>>845
/了解です!自分もその時間ならいますので…
/舞台裏ででも「ガイアの中の人」と声をかけてくだされば…
/とりあえず次のレスまでしときますね。
/それでは、おやすみなさい!
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:26:04.92 ID:TlK3r2vAo
>>837

【困惑に揺れる表情は、震える唇で言葉を紡ぎ始める】
【だが、あまりにも。先程までの会話に比べて、雰囲気が幼く、有る意味年相応のものになっている】

……え、え?
パパ、ボクの事要らないの?
なんで? サンドラは、パパはボクが必要だから、だからこの世界にボクも引き寄せられたって言ったのに?
ボク、頑張ったよ。誰にも負けないよ。いちばん強いんだよ?
なんでもするよ、ボク。言ってたもん。ボクのこと、パパは必要なんでしょ?

【彼は多少精神に異常をきたしているかもしれないが、狂っているわけではなく】
【今ある現実を、受け止められずに。段々と語調は怒りを帯びて急くように言葉が続けられる】
【見開いた目は吊りあがり、大きく口を開けて声を上げ、駄々をこねる子供そのもの……だろうか?】

なんでっ!!
意味、わかんない! オバサン、頭おかしいんじゃないの!?
嘘つくなよ! うそつき、うそつきうそつきうそつき!!
うそついてるんでしょ!? ボク、分かるんだよ! だってボクは念じればなんでも出来るんだ!!
ボクはなんだって出来るんだよ、すごいんだよ、だから、だから、パパもボクのこと必要なんだよ!!
うそつき、何処にもいないなんてワケない! かくさないでよ!
ボクはっ、ずっと、あいたかったのに!!! どんなひとなのか、知りたかったのに!!!!!

【悲痛な言葉は、そのまま悲痛であるとも、その裏に異常なほどの妄念があるようにもとれる】
【思えば、おかしいのだ。一度も会ったことの無い父親、まるで何も知らされていない状態】
【相手の言葉を否定するように、矢継ぎ早に逃避の言葉が吐き出される】


/申し訳ない、見逃しててちょびかし遅れたのぜ……
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:29:31.08 ID:06UtBhLPo
>>847
//はい、ありがとうございます。では
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:37:54.09 ID:mQ9hai0DO
>>845

【相手が幻に目を向けた瞬間】

【青年は走り出し、一気に間合いを詰める。剣士でもあるため脚力には自信があった。大地を蹴り、グングン近づいていく。】

【全て計画通り。相手は完全に自分の術にはまった。そう確信した。】

【そして幻が刀を縦に振り下ろした瞬間に、】

【本物の青年も、刀を振る。】

【縦ではなく、「横」…さらに、「刃」ではなく「峰」を使った。打突による気絶を狙ったのだ。仲間を殺害するわけにはいかない。】

【幻の真後ろから横へ刀を払ったため、】

【相手からは幻の青年の腹から刀が出てくるような見えるはずだ。】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 03:55:46.13 ID:Hue63Bxzo
【街中】

機関・・・は街の外か
協会も範囲の外・・・んー

仕方ない、歩くか

あー、こんなに誰も居ないとこの通りが俺だけのものみたいだ
独り言も聞かれないし、銃声だって気にしなくて良いんだよなぁ

・・・・・・・・・ハァ

【人通りが全く無くなった大通りのド真ん中をにび色のローブを着てフードを深く被った青年が歩いている】

宿、宿・・・

【どうやら宿を探しているようだ】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 04:03:14.27 ID:xWtLKjQSO
>>848

【表情と声色だけは、努めて冷静な物に見え、聞こえるように装いつつ】
【要領を得ない科白を、更に継ぎ足してゆく。――賢いやり方とは、到底言えない】

要らないわけじゃない、きっと必要なんだろうさ。それでも、居ないんだ。
心臓が鼓動を止めて呼吸が失くなって瞳孔が暗い所に居る猫みたいに開いて、それを、オレは。

あれが――――じゃなかったら、何なんだ。……そうだ、いっそ嘘なら好いさ。
全部質の悪いジョークで、性悪な知人が少しばかりお前を脅かしてみたって、それだけの話なら。

奴が、お前にそっくりの矢鱈に自信たっぷりな態度で、このコンテナの裏からでも出て来て、
俺の息子に有りもしない事を吹き込むな、とでも言ってオレを睨んだなら――ああ、もう……。

【自分でも何が何だか解らず、逃避する少年へと闇雲な言葉を並べ立てる。これでは、落ち着くものも落ち着かない】
【こういった話には慣れないのだろう。相手の態度に引きずられるように、自制を失いかけていて】
【暫くして、それが逆効果だと気付いたか。半ば脱線した話を元に戻す為、また言葉を区切る】

(異世界から――にしても、これは、可笑しい。会った事もない、人柄も解らないなんて)
(魔女?――サンドラ?知り合いならどうして、それに確か、R.I.P.≠隠れ簑にして、って)

(……どちらにしたって、この儘じゃ自慰行為と大差ない。順を追って、全部、伝えなくちゃ)

…………ネル・ナハト=Bこの名前に、覚えは。

【感情を吐き出すのを止め、聞き手に回ってみれば。痛ましい様子に隠れた、なにか異常な背景が見えて】
【その所為か俄かに疑念が顔を出すも、それは責任感やら何やらがないまぜになった感情に塗り固められる】
【未だ半ばパニック状態なもので、兎にも角にもと切り出した問い掛けの言葉はやはり拙い】

【自分の所為で死んだ相手の忘れ形見に、真っ向からそれを告知するなんて。まるで、前例が無かった】
【――仮に有ったとしても、大分前までの自分なら、面倒だと文字通りに切り捨てるようなシチュエーションで】

//此方こそです、もう只管遅レス拙文で……緊張やら何やらで、上手く回らず。……済みません、本当
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 04:14:40.90 ID:Vl/hqSxdo
>>852

うるさいうるさいうるさい! オバサンも、ボクのことじゃまだって思ってるんだ!
ボクのこといらないからパパもボクの事潰したんでしょう!?
ちゃんとうまれてきたのに! ボクちゃんとうまれてきたのに、なんで要らないって言うの!?
うそつき、ボクはパパの子供なのに、パパの、ボクは……ボ、ク?

【どこか、先程と主張が、いや、内容にズレが生じているような】
【いや――何か、何かおかしいような気がするが、切れ端ばかりで中身の無い少年の喚きは】
【聞くものに本質を知らせる事は無い、やはり混乱しているのだろうか】
【動揺しているからだろうか、暗くてよく見えない中、赤い瞳だけがぎらぎらと輝く】

【やがて、別の切り口から話を切り出した相手に、血走った目を向ける】
【しかし話題が微妙に変わったからか、ほんの少しばかりの冷静な部分で受け答えをして】

……≪ネル・ナハト≫? 聞いた、だけ。あんまりよく、聞かされてない

【果たして10歳ばかりの少年がいつから新世界に居るのか、それは読み取れないが】
【少なくとも遠い昔ではない、その言葉に対してはほんの少しばかりの知識がある様子】
【早鐘のように鳴る心臓を左手で押さえながら、肩をゆっくり上下させて相手の言葉を待つ】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 05:36:56.30 ID:xWtLKjQSO
>>853

(潰した――要らない?なんか、話が違う方向に行って……)
(――――ああ。駄目だ、さっぱり解らない。何かが引っ掛かるけど、でも)

【きい、きい、と。コンテナに立てた右手の爪で、また握り込むようにその表面を引っ掻きつつ】
【訝るように目を細めて、それでも全容は解らないまま。説明を優先して、尋ねる事はしなかった】
【余計に混乱するばかりの思考を打ち切って、何かを払い除けるように、首を二、三、力無く左右に振って】
【硝子球のような眼を少年に合わせれば、更に続けて、彼女は述べる】

ごくごく簡単に説明すると、革命家の集団だよ。それも極めて過激な、な。
暴力で以って既存の世界を一度打ち壊して、全てが平等≠ノなったそこから、新たに幸せに満ちた世界を――
まあ、言うならば――そう、理想郷≠創ろうとしてた奴らさ。なんか、上手くは言えないけどR.I.P.≠ニ似てた。
聞くところによれば何らかの関連性が有るらしいけど、詳細は不明――指導者は、キルベルク・シルバーソード。

【内容は一部を除き、これまた触りもいい所。得られる情報に何らかの制限が有る環境になければ、】
【ごく当たり前に知っていても可笑しくはない物である。何せ、あれだけ世間を震撼させたのだ】

シルヴェストル・ブノア・リシュタンベルジェルは、その組織の構成員だった。
……早い話が、オレ達に敵対する側に居たんだ。ネル・ナハト≠フ思想に共感し、其処に彼なりの理想を見出だして。

【……続く二の句から、恐らく、次の言葉の大まかな予想は付くだろうか】
【少年が冷静であるならば、の話だが。それこそが、彼≠フ――――】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 05:52:03.12 ID:Vl/hqSxdo
>>854
ああ、なんか、聞いたこと、あるかも……

【声は弱弱しく、常の彼の様子からは程遠い】
【ほんの少し前に彼の矜持が折られるような出来事があったせいもあってか、今は酷く脆く】
【しかしそのひび割れた部分にしみこませるように、相手の語りを脳へと仕舞い込む】
【両手を側頭部に当て、まるで脳を庇うような体勢のままで相手の言葉を耳に入れる】

……うん。あ、そうだ……
寝る前に、ちょっとだけ聞いたんだ、それ。御伽噺、だって
いつだって、ヒトの物語は御伽噺にまで昇華されて、それ故に、御伽噺にしかなりえない
己と接点の無い話はいつだって忘れ去られ、消えてしまって、夢物語になる……

【うわ言のような言葉だが、相手の話を一言も漏らさずに聞き】
【そしてまた、ごくごく小さな唇の動きだけで一字一句違わずに復誦する】
【だがその物言いは――つまり、彼が直接としてその話を聞いてはいないということを表す】

パパが……組織の……?
……じゃあ、ボク、同じ事を、選択するはずで……
見出して、それ、で? ……敵対する側? パパと?

【冷静か冷静では無いか、取り乱していないという点では冷静ではあるものの】
【それ以上に思考する事は出来ずに、ただ言葉どおりのままの意味を受け取った】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 07:08:44.85 ID:xWtLKjQSO
>>855
……そう、か。なら、好いんだ。

【何処かぎこちなく、ひどく歯切れの悪い返答。彼女も常とは程遠いが、少しずつ復調しつつあって】
【少年がしっかりと此方の言葉を耳に入れたのを確認すると、一つ頷いて、また口を動かす】

同じ事を、あいつも言っていたよ。物語の成れの果てが、御伽噺だって。
……スタンスの差かな。まだ、完全には理解できずに居るけれど……ああ。

(会った事が無いってんだから、直接に聞ける訳が無いよな。じゃあ……?)
(……あいつも、御伽噺になったんだろうか。――いや、少なくとも、オレの中では)

……他の誰かがどうあろうが、忘れる訳がない。薄くても、まだ消えてない。

【あの夜に聞いた物と、寸分違わぬのだろうその台詞を耳に。ふむ、と小さく唸って】
【どうにも、誰かから伝え聞いたような事を匂わせる、その言い草に。――誰からの=Hと、緩く首を傾げる】
【それも束の間、連想ゲームのように思考は彼≠フ事へと飛んで。小さく、独白めいた言葉を零すと】

そう。……正義の反対が必ずしも正義じゃない、ってのは解るよな。
キルベルク・シルバーソード――直接にやり合った事は無いけれど、
聞く限りでは、酷く人を惹き付ける才能が伺えた。……彼ならば、もしかして、って思ったのかも。

それから話は大分飛んで、ネル・ナハト≠フ最後の夜。オレとあいつ――シルヴェストルは、向かい合った。
金の国の王城、玉座に繋がる大階段で、敵として。……あいつはシルバーソードの理想の為に、
オレは、それを挫こうとする奴らの為に。あいつの意志は終ぞ曲げられなくて、それはオレも同じ事で。

【更に続けて、話は核心≠ヨと近付いてゆく。結末は、もはや解り切ったものか】
【どう転んでも、其処からは戦闘になる。二人仲良くピクニックなど、まず有り得ない】

戦いになった――……強かったよ。能力≠セとか体捌きだとか以前に、心が。
……ことに、あの頃は揺らいでばかりだったから――いや、今もか。あいつが、少し羨ましい。

【そして真実、その通りになったのだろう。余談を交えつつも、少しずつ、少しずつ言葉を紡ぎ】
【やがて、告げられる核心=B彼≠ェ死した事実と、そうなる迄の事の顛末を】


――――……そして、……その戦闘の結果、シルヴェストル・ブノア・リシュタンベルジェルは、落命した。


【ごく、簡潔に。……恐らく、少年に良い影響は及ぼすまい。だが、それでも確かな真実を】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 07:42:22.12 ID:Vl/hqSxdo
>>856
……パパも、同じ事を? ああ、そっか、パパも小さい頃から魔女と一緒だったって……
違うよ。消えるから御伽噺になるんじゃない。消えるしかなかったが故に、御伽噺になる
誰が覚えていようとも……動く時の中から消えてしまったものは、御伽噺になるしかない、んだ

【まるで水鏡に映したかのように、彼と同じ事を言う少年】
【独り言のように呟かれる声は細く頼りなく、一切の気力を失くしたようにも聴こえる】
【……消えてしまうのを決めるのは、ヒトでは無いとただ断ずるのみ】


そう……ああ、そういう事、なんだ


【なぜ、今まで聞いて回った彼の死を、目の前の相手が知っているのか】
【思考回路の凍りついた少年も、ようやくにしてそれを≪理解≫した】
【糸の切れた操り人形のようにうなだれ、重心の固定もままならずに揺れていた体が止まる】

ねえ、オバサン、ネル・ナハトに敵対する側だって言ってたよね
Justiceは、元々、対ネル・ナハト連合だった……そう、言ってたよね
それで、Justiceと、六王教団と対機関連合の間には同盟があるって
……良いだろう

【幼児退行を起こしていた、否、本来の年齢に相応しいともいえる状態だった声が定まってくる】
【ゆっくりと顔を起こし、左手を胸に当てて相手を見据える】
【その緋色の瞳に写るのは、しかし彼とは一切似つかない、酷く強い憎悪の感情】


まずは、≪R.I.P.≫。ボクを、ボクの全てを、ボクのパパとママを侮辱した罪を償ってもらう
そうしたら、次は……お前と、Justice、六王教団、対機関連合
……ああ、違う、もう、もういいや、もういいよ、お前らなんか

ヒト、ヒト、ヒト……みんな、みんな、全員一人残らず……殺してやる

死ね、死ね、死ね死ね死ね死ね!
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!
死ね、死んでしまえ! 誰も彼も一人残らず死んでしまえ、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!
要らない! お前らなんか……お前らなんか、全部要らない!



ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!



【咆哮――】
【溢れ出した憎悪を全て吐き出して尚、まだ足りないかのように狂ったように叫び続ける】
【話が途中であろうと、もはや少年には結末が理解出来ただけでも十分だった】
【崩壊した精神は憎しみという水を経て固まり、いびつな形を取り戻す】
【いつしかその音がゆっくりと消えていく頃には】
【とっぷりと周囲を覆う闇に紛れてしまうように、少年の姿も闇に融けて消えていた】


 【  Levis   est   fortuna  :   id   cito   reposcit   quod   dedit.  】
【運命とは軽薄なものである。今しがた与えたばかりの物を、すぐ返せと言うのだから】


/朝もあけましたので、多少強引ですがキリもいいのでこれで……
/長くに渡りお相手いただきありがとうございました、お疲れ様でしたー!
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 11:10:59.74 ID:42Oo5r5AO
【病院前】
しらみ潰しや出たとこ勝負ってのは馬鹿のする事で…
【見た目では青年と呼ぶことの難しそうな小柄で童顔の男がゆっくりと病院に向かって歩いていた】
【肩下まで伸びる茶髪、首から下は少々厚手な茶色のローブで覆われている】
【怪我をしているようには見えないので、ただの通行人には遠方より来た見舞いに見えるだろう】
(支部ではオレの力に見合った装備を充実させることが出来たし…。やっぱ職選びは大切なことだね)
【男は満足気に頷く、そしてすぐに無表情となり】
(オレの任務は機関に仇なす強者の排除、または彼等への“卵”撃ち込み…)
【男は頭の中で“卵射出専用銃”と“卵”の位置を再確認】
(任務内容を考えれば当然強者を排除出来れば良いわけで…。そこで件の水の国襲撃だ…)
(あれだけの破壊の現場に居合わせて生存しているのなら当然強者。更に言うなら無傷である筈がない…)
【近付く病院に対して、顔に似つかわしくない獣のようなギョロリとした眼を向ける】
(ならば任務遂行の為にはここで獲物を見付けるのが最適…。機関の仲間なら強者の情報収集も出来るしな)
【ここで男はここに来るまでに考えていた懸念を再考する】
(ただ…出来るだけ病室を探し回るようなことはしたくない。襲撃日近くの重症患者のみを回りたいが病院のお姉さんが教えてくれるかどうか……)
(まぁ嘘は苦手じゃあないし、なんとかしますか。仕事だし…)


/もしもしオンリー遅筆マンです、それでも良ければ絡んでちょ><;
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 13:57:31.10 ID:FC8ZhAPXo
>>783

 「──……グ、腑……!」

【飛び退いた異形は、慣性に従うまま、手と足を地に付けて、】
【黒豹のようにしなやかな筋肉の躍動で持って、一度跳ね、四足で着地する】
【出来上がるのは、僅かに開いた間合い。一足か二足大きく跳べば相手に届く距離だ】

【しかし、その瞬間、異形は現在の状況が決して芳しくないことを悟る】
【なぜならば、異形は今、武器を手にしてない。剣は全て、彼女の下へと降り注いだのだ】
【更には、流石と言うべきか、彼が思いもよらなかった方法で、彼女はあの凄惨な雨を耐え切っていた】

【その流麗な劇画じみた一合に、亡霊たちは一層歓喜にざわめいた】

【──着地してから再び動き出すまでの数刹那、異形は思考した】
【この者を相手にして、今、退いて得る道などあるだろうか。否──と】


 「──────雄ォオっッ!」


【そう断じた次の刹那、土を引っ掻く音がした。異形は、彼女目掛けて獅子のように疾駆した】
【いくらこの戦闘中毒者[Battle Junky]じみた異形とは言え、徒手空拳で張り合うには分が悪すぎた】
【彼女が硬直している隙をついて、異形は彼女の左斜め前方から、低姿勢で走りこんで行き──】

【もし、そのまま接近を許した場合、飛び込むと同時、地の短剣一本を右の逆手で拾い上げ、】
【そこから彼女の腹部目掛けて、斬り上げんとするだろう。彼女の左斜め下から、逆袈裟の軌道だ】

【──ただし、異形の意識は彼女の本体の方へと向ききってしまったがために、】
【彼は、手甲が再び動き出すとは、よもや思いもしなかった。亡霊たちの歓声が、膨れ上がった】


//ちょっと早いですが、一応返せる分だけ、今返しておきますね。よろしくお願いしますー!
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 14:21:34.68 ID:rIE4abZTo
>>859

(………………)
(間合い、来る――――)

【薄く開かれた瞳で静かに損傷を確認する、この程度ならば動く事を阻害はしないだろう】
【猛る血とは裏腹に冷静な思考はそう告げた】
【ならば次にすべきは間合い取りからの斬撃、そのタイミングを計る事】

【迫る獅子、彼が自ら近寄ってくるというのはありがたい必要以上に動かなくて済む】
【彼が目の前に来る瞬間に剣を引き抜き切り伏せるだけ……】

【じりりと姿勢を下げ重心を下げ右足を前に半身を取る、所謂居合いのような構え】
【鞘を抑えた左手は静かに腰元に、右手は柄を握り】

ゆくぞ――――

【彼がある程度近づいた地点でその言葉を残し】
【とん――と軽く1歩踏み込み、左下から右上へと斬撃を放つ】
【鞘の中で魔翌力の青色は圧縮され紺色を越えそれは刀身と同じ黒色へと変貌】
【半月型のしかし月色ではない黒い斬撃を迫る短剣ごと切り裂こうとするだろう】


「――――――――」

【手甲はこの時点でようやくその姿勢を正してふよふよと宙に浮いて】
【干満な動きで異形の方向へとその身を向かせる、心なしか魔翌力の拍動は弱くなっている】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 14:41:51.23 ID:FC8ZhAPXo
>>860

【──疾駆の道中、血色の双眸は彼女の構えを据えていた】
【成る程待ち構え切り伏せるつもりか、とその姿勢を見て思う】
【居合い──成る程確かに速いが、そこから疾る刃の軌跡だけならばそう読めぬ程ではない】

 「──────!」

【飛び込み、間合いのほんの手前で短剣を引き抜き、それを抜刀の軌道上に構える】
【受けきれば、第二手は、居合いの後の隙にどうとでもすることが出来る──そう踏んでいた】

 【──きぃん】

【竪琴でも弾いたかのような、いやに澄んだ清音が響いた】
【ひゅう、と冷たい夜風が渡り抜け、数拍の無音が、その場を支配した】

【──どしゃり、と、濡れ布を地に叩きつけたような音がした。右腕の肘から先が、そこに落ちていた】


 「──────っッッ!?」


【まるで鏡面のように断ち切られていた腕の傷口から、噴出すのは漆黒の血だった】
【異形は右の二の腕を握りつぶすように押さえ、呻きながら必死に出血を止める】

【宙を舞っていた、寸断された銀の短剣が、異形のすぐ側に落下した】
【異形はそこでようやく、再び動き出している手甲の存在に気がついた】
【じり、と後退する。この圧倒的不利な状況に、心臓が早鐘を打つ】

【──腕を失い、絶体絶命ともいえる状況だったが、】
【亡霊たちは今こそ止めを!と言わんばかりに狂熱して、決着の雰囲気など微塵も漂っていなかった】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 14:55:28.84 ID:rIE4abZTo
>>861

ふむ、…………

【斬撃を引き、刀身に付着した黒い血液を剣を振る事で地面に弾き飛ばす】
【殴れて、血が出るのであれば殺せる筈……と視線を向ける】

この場が闘技場であるのなら、私とお前は闘技士といった所か
観客は彼ら、霊なのか残った記憶なのかそれすらも分からんが……な

【ここならば仮初でも戦う理由は得られるだろう】
【理由が向こうから来てくれるならば事も無し……】

まあ何をやるべきか、そのなすべきことを果たそうじゃないか
「――――――――――――」

【彼女はそう言うと左手を前に突き出し、その手を手刀の形に整える】
【同じくして手甲も金属の鈍い音で鳴きながらその身を手刀へと形を変えて】

「月冥」よ、撃ち切り裂け――――

【彼女が振ると同時に手甲も手刀のまま――――】
【「異形」を横から薙ぐように振られるだろう】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 15:15:00.12 ID:FC8ZhAPXo
>>862

【──異形の双眸は、大きく見開かれていた】
【彼女が語りかけてくる言葉の、どれだけを理解していたのかは分からない】

 【人にあらざる獣とは、或いは悪魔とは、思考の道筋、】
 【倫理観に至るまで、全てにおいて人とは異なる価値観を持つ者だ】
 【そこに決して、融和などは生まれ得ない。両者の間には、不可視の冷たい壁があった】


「────雄ォおォオ怨ンンー──……ッッ」


【ばさり! そのとき、背の双翼が大きくはためいた】
【同時に異形は真上に跳躍。翼が虚空を叩いて、彼の身体が舞い上がる】
【数刹那前まで異形の身体があった場所を、巨大な手刀が薙いでいった】

【わあっ──! と亡霊たちがざわめいた】
【ある者は、もう少しで止めを刺せたのにという口惜しさから】
【ある者は、未だに闘いは終わらないことへの歓喜から】

 【「──闘技士は、朽ちるまでが闘技士よ」】
 【「剣を取る者は、必ず剣によって滅びるのだ」】

【異形の身長の三倍ほどの高さまで舞い上がったとき、】
【もう一度猛禽の翼をはためかせ、弾むように虚空を蹴った】
【異形は頭を下にして、流星のような突貫を、彼女に試みる】


 「────ルぅうウウ雄雄ォオオオオオぉおおおうー────ッッ!!」


【鋭い牙が生え揃った、凶獣の口腔を大きく開き、風を裂いて迫り行く】
【そのまま彼女の首元にでも噛み付くつもりなのだろう、神風の如き突貫である】

【ただし、贋造七十二柱の一角に座するその侯爵は、最期まで一筋縄なことはしなかった】
【──腕をふるって、傷口から溢れるその漆黒の血を、彼女の目目掛けて飛ばしたのだ】
【あわよくば、目潰しになればとの足掻きだった。それがどう働くかは分からないが、それが彼に出来る最期の最善手だった】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 15:31:36.08 ID:rIE4abZTo
>>863

「――――――――」

【空の空間を抉る手甲、裂くには空のみの虚しい音】
【手甲はその行動の後目に見えてその拍動を弱くした】

っ!!成程、異形とはつまりはそういうモノだったな……っ!

【戦いの相手、その異質を再確認する】
【人ではないモノは人の常識からも外れている生き物であるのは必然】
【彼女は惜しそうに空へと上がった彼を見上げる】

(片腕を失って尚も……ふむ、それならば――――)
それならば私も貴君の猛りに応えるとしよう……!

【流星が落ちてくると錯覚すらしそうな彼の突貫】
【応するようにその眼を見開く、途端視界は黒く染まる】
【その黒色の正体に対する理解は早かった――――血――――】

(ふん、見えなくとも……貴君が向かってくる場所は決まっているさ――――)

【得られる情報は風を裂く音のみ、ただ行き先が分かっているのならば】
【それで十分だと彼女は手甲に包まれたその右手を脇の間に引くようにする】

タイミング……――――――――!!

【彼が進む音、それが近づいて来るのを耳で捉える】
【そして彼が自分に噛み付く刹那の前にその右手の拳を突き出す】
【精確にどこかを狙ったという訳ではない、どこかに当たれというそういった一撃】
【当たるかどうかすらも定かではない】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 15:52:23.97 ID:FC8ZhAPXo
>>864

【どンッ──】

【決着を知らせる音は、始まりを告げる太鼓の音によく似ていた】

 「────コ……腑……────……」

【侯爵の口は、酸欠の鯉のように開かれたまま、暫し痙攣していた】
【つまりそれは、何物にも喰らいついていないことを意味していた】
【その獰悪な牙は、彼女の頚動脈の薄紙一枚ほど手前で、静止していた】

【──亡霊たちは、皆、心ノ臓を握られたように沈黙していた】
【先の一合で満ちた静寂よりもずっとずっと張り詰めた、世界が音を忘れたような静謐だった】


 「────────…………」


【彼女が、闇を穿つように繰り出した、その研ぎ澄まされた拳は、】
【侯爵の左胸──つまりは、心ノ臓が位置するそこの上を、触れていた】

 【──侯爵は、数瞬前の走馬灯を見た】
 【彼女の真っ直ぐな拳が、自らの命の塊を叩いた際、】
 【そこから波紋が広がっていくような感触を、彼は覚えた】
 【この肉体が一つの水の塊のように感じられ、それが振動しているかのようだった】

 「──────────」

【ずるり、と、侯爵の身体が、ゆっくりと脱力し、地に崩れていく】
【赤熱していた岩石の塊が、途端に灰になって褪せていくような感覚が、】
【あるいは、その拳を通じて、伝わるかもしれない。それは確かに、決着していた】


 【────わあ……っ!】


【その瞬間、声を忘れていた亡霊たちが、地鳴りのような歓声を上げた】
【未だ覚めやらぬ狂熱を、勝利者たる彼女への賞賛に変えて、ありったけ騒ぎ始めた】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 16:04:58.29 ID:rIE4abZTo
>>865

(む…………!)

【視界はなく故に拳から伝わる感覚のみでそれが通じた事を知る】
【もっとも場所までは特定するのは難しい、しかし自分が傷ついていないことを考えれば――――】
【急所たる場所へと攻撃したのだろう】

どうやら当たっていたか、重畳……

【手を伝い彼が地に伏せたのが分かる、どうにか倒せたか……】
【ほぼ運に任せたような自分の攻撃、今思うとよくもまあやったものだと怖気を覚える】

まあともかく、ぅん……視界が無くては始まらん

【左手の甲で両目を拭う、視界が少しぼやけるがまあ見える程度には戻った】
【そうして地面の彼を見下ろす彼女は】

ここまでだ、良き試合だった――――

【響く熱狂の声を無視するように彼に一言そう告げるのだった】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 16:21:40.47 ID:FC8ZhAPXo
>>866

 【「──見事なり。名も知れぬ人の騎士」】
 【「貴君の征く道の上に、剣の祝福があらんことを」】

 【「──“Nil formido,humanus!”──】
 【  (恐れるなかれ、人の子よ!)  】

 【「──────────」】

【地に倒れ伏した彼の貌は、どこか淡い笑みすら滲んでいるかのような、】
【非常に安らかで、かつ満ち足りたものであった。そして瞼が、ゆっくりと落ちた】

【──その眠りに呼応するかのように、周囲を覆っていた魔力の靄が薄れ始めた】
【光の水彩具で描かれたような、この闘技場を覆う幻影が、次第に色褪せていく】
【醒ますことが出来ぬといった風の興奮のざわめきも、段々と先細りになっていき、ついには消えた】


【侯爵『セヲク』の魂を授かっていたその肉体は、黒い靄と化して、霧散していった】
【まるで先ほどまでの出来事が嘘であったかのように、全ては在るべき所に還り、そして静寂が訪れるだろう】

【──異形の肉体が消え去った後、そこに残ったのは、古風な鍵のついたペンダントだった】
【彼女は、その鍵が纏う微弱な魔力と、そしてあの漆黒の血に、あるいは覚えがあるかもしれない】
【もっとも、それをどうしようとも、どうもせずとも、自由ではある。遺跡はただひたすらに寒く、静かだった】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 16:40:21.21 ID:rIE4abZTo
>>867

さようなら人非ざる騎士、私の、エルヴィアの相手をしてくれてありがとう
幾らか、そう幾らか霧が晴れたように感じるよ……貴方のお陰だ

【鞘に剣を走らせながら言葉無き言葉に言葉を返す】
【“ちゃきん”という音、剣は収められて彼女は軽く息を吐く】

貴君の征く道の先に、ツキアカリの守護があらんことを……

【微かな笑みを浮かべ彼女も暫くの間目を瞑る】
【彼への黙祷かそれとも敬意か、その答えは彼女のみ知り得る事】

【舞台がその姿を終えるまで彼がどこかへ消えるまで】
【彼女は暗闇の中、そして全てが戻ったと同時にまたその緋色の瞳を開く】

――――――――――――

【只管に静かだった】
【在るのは自分と動かなくなった手甲……いや、他にも1つ】
【鍵のペンダントがいた、まるで彼の遺品のようにそこにいた】

彼らを覚えているのは私だけならばこれを受け取るべきも私だろうか
……貴方を忘れないようにいただいていくよ、記憶の内にあるのならば――――
それは永遠でもあるだろうから……

【鍵を拾い上げ、掌に乗せつぶさに見つめる】
【物から想起される事もあるだろう……】

【ふう、と小さく息を付けば寒さで白く霞む】
【彼女はその場に暫く座って適当な治療をするのだろう】

/このあたりで乙でしょうか?
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 16:43:41.13 ID:06UtBhLPo
>>850

【青年は幻が縦から斬りかかるため両手を上に構えていたため腹は完璧にフリーになっている】
【峰打ちは完璧に青年をとらえた】
【かと思いきや足元から黒い何かが伸び身体と刀の間に入り威力が弱まる】

――――痛ッ

【青年はダメージで地面に膝をつく】
【とその後ろの地面から黒い何かが出てくる】

あぶねーあぶねー
これがなかったら確実に気絶してたな

【青年の後ろから出たもの】
【それは黒い人型の物体であった】

これは俺の能力のアートマンで普段は俺の影として足元にいる
教えるのはそこまで
結構ヒントになっただろう?

【青年は笑みを浮かべるが先ほど刀が当たった場所を気にしている】

でもさすがに今のはきつかったから降参するよ
参った
もともと暗殺向きだし

やっぱり機関のNo.4怪我してても強いねえ
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 17:02:25.89 ID:mQ9hai0DO
>>869

【峰打ちは相手を、そして新たに現れたそれを捉えた。】

……ほうほう

…それが君の能力か。

【幻の青年は風に流れるように消え、その後ろの本当の青年が現れる。】

【脇差しをひゅん、と振り、鞘に納めた。こちらももう戦う気はないようだ。】

…確かに暗殺にはもってこいだ。…不意うちされたら叶わないな

【興味深そうに相手の能力による物体を見つめた。他人の戦い方や能力にはそれなりに興味があった。もっとも、相手の言葉からしてこれはごく一部、まだまだ奥の手がありそうだ。そんなことを考えていた。】

僕の能力は…まあ言うまでもないだろうが

【瞬間、相手の隣に青年と全く同じ格好の「幻」が現れた。】

幻術を作り出す能力だ。
まあ他にも応用技があるが…

それは割愛しよう。

【と、呟く。】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 17:14:57.57 ID:06UtBhLPo
>>870

おお、やっぱり幻術だったか

【青年は納得したように手をたたく】
【アートマンは地面にどんどん沈んでいく】

防御をすり抜けた時はびっくりしたけどタネが分かれば
そんなに怖くないなあ

【やはり青年は笑みを浮かべる】

ちなみに俺はさっきヒントを与えたしもうこれ以上は教えないよ
情報は時として自分をも陥れることがあるからね


872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 17:22:34.13 ID:mQ9hai0DO
>>871

【アートマンが沈んだと同時に、青年も幻を消した。】

まあ君を殺害しようと思って攻撃しようとした分けじゃないからね。

仲間割れはこのくらいにしとこう。

【日本刀やマシンガン…どこかからか武器を生み出せるのかなあ…なんてことを考えていた。】

【夜が明けているため、辺りにはもう活気が戻っていた。】

【人々は青年達を無視しながら】

【思い思いの歩いている。】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 17:26:35.62 ID:FC8ZhAPXo
>>868

【彼女がその小鍵を見つめていると、それに呼応するように、】
【蛍火のような淡い魔力光を帯びて、ゆっくりと宙に浮かび上がり始めた】

【そして、その小鍵から、まるで魂のような、光の靄がゆっくりと抜け出して──】
【徐々に収束し始めると、それは一つの固形となって、彼女の掌の上に落ちた】

 「────────────」

【それは、小指ほどの大きさの、白銀の短剣──というよりはもはや一つの装飾品だった】
【鍔には翼、柄尻には豹の彫刻がなされている。雰囲気は、あの侯爵によく似ていた】

【小鍵はそれだけを残すと、次元の狭間に吸い込まれるように、やがて消え入った】
【──尤も、“小鍵が残した”というより、あの侯爵が自ら進んで抜け出た、といった方が、或いは正しい】


【──ひゅう、と夜風が吹き抜ける】
【どこかの白い梟が、空を見上げた。銀砂を撒いたような満天だった】


//やっと復活した! お待たせして申し訳ない!
//長いことお疲れ様でした、ありがとうございました!
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 17:34:12.58 ID:06UtBhLPo
>>827

仲間割れ程醜いものはないって言った人がいるけど
俺は仲間割れ程見てて良いものはないと思っているけどね

人の感情が露わになるからね

【相変わらずこの青年の笑みは気持ち悪く感じる】

まあ今日は君の能力が知れただけでも良かった

【青年は近くの建物の影のところまで歩いて行く】

では、またどこかで
俺は朝や昼は苦手なんだ

【そう言うと青年は足元に沈んでいく】
【その勢いは速くまるで水に落ちたかの様に】

//とりあえずこれで〆です
//ありがとうございました!!
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 17:37:35.86 ID:06UtBhLPo
>>874
//827ではなく872でしたすいません
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 17:41:37.39 ID:mQ9hai0DO
>>874

おもしろい価値観だ…

【青年は僅かに笑った。相手の考えに感心し、同時に】

【「仲間」なんてくだらない】

【とこう考える笑いだった。】

【全て…自分以外の全てを馬鹿にしたような、…見下したような…】

【そんな、「異質な」笑い。】


…また会おう。No.89

【沈みゆく青年にそう声をかける。】

…今度会ったら

【そこで、相手は完全に消えた。】

【青年も黒衣を翻し、再び歩き出す】




…─────「構築」を見せてあげるよ





【その言葉は、雑踏の煩わしい音に】


【かき消され、】


【虚空に散った。】




/乙でした!!!また機会があったらお願いします!
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 19:51:08.14 ID:BZUv6Ezy0
【街中】

今日はわりと暖かいわね…
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

……もうすぐ春ね…
【そうポツリと呟き、歩く】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 20:02:33.15 ID:/MSAhW5oo
【路地裏】
【翠色のロングヘアーを風に揺らし、真紅のドレスを靡かせる少女が立っている】
【その手には手元に鳥の意匠の組み込まれたステッキが握られていた】
【そして、眼の色は、透き通るようなブルーで、まるで今から夜会に行きそうな装いであった】


【が】


【少女の足元に眼をやってみれば、分かるだろう】
【気絶し倒れた不良の山、山、山】
【どう考えてもこの少女がやったとしか思えない】
【当の本人は、ポカンとした様子で、周囲に転がる不良を見回し】

あれ……、加減間違えてしまいましたの?
まさかここまで動けるとは……予想外でしたわ。

【ロングスカートの埃を払い、ステッキをくるくると回してポジションを整えた】
【其の装い、その動作。どう見ても魔法少女であった】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:16:10.63 ID:42Oo5r5AO
>>877
【包帯をしている女性を見かけて】
(怪我人か…まぁ一応声掛けてみますか…)
【穏やかな笑みを浮かべながら】
随分と酷い怪我ですね、何かありましたか?
【と問うた】

/>>858の状況を【病院前】から【街中(病院へ続く道がある)】に変えて絡みます、よろしく
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:17:09.39 ID:mQ9hai0DO
>>878

へえ〜

【ゆっくりと、歩いてくる人物】

【辺りを支配する闇を切り取ったような黒衣を羽織り…】

【その現場を面白そうに見ていた。】

【まだ、辺りが暗く、距離があるため、】

【詳しい装備は分からない。】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 20:17:18.86 ID:xWtLKjQSO
>>857
【なんか気に食わないな、その理屈=\―そう考えて、然し口には出さないまま】
【彼に似た瞳と言葉と、それから今にも壊れそうだったその態度を、じっと見遣って】


――――そうだよ。嘘は何ひとつだって無い、真実だ。


【……首肯する。知っている理由も、誰が誰を手に掛けたのかも、何もかもを冷ややかな口調で肯定する】
【知らせるべき事はもう知らせて仕舞って、楽にはならないが吹っ切れはした、とばかりに】
【告げる言葉はもう弔いでも慰めでも無く、真実、人でなし≠フ開き直りに過ぎない】

でも――――やだ=B二番目から先は、例え死んだって譲ってやらない。

それだけで済むんなら、何れと思っていたけれど……累が他に及ぶんなら、話は別だ。
確か、防げたんなら無いのと同じ、だったよな――なら、そうする=B
オレの領域には踏み込ませない。お前にとって不要でも、オレには必要なものばかりだ。

【豹変から、一転してまた豹変。少年の憎悪を鏡で反転させ、映したようなその態度】
【つまるところ、彼女は何処までも自分本位な、正義≠フ皮を被ったエゴイストだった】
【たったそれだけの話。敵≠スる他者の存在無くして明確な悪意を保てない、そこだけは正義≠ニ似通っているが】
【行動理念は、正反対――――瞳に揺らめく蒼を浮かべて、声のトーンを一つ落として、どうしようも無く身勝手に】

【「殊勝に死んで償うなんて、らしくない。」そう、きっぱりと言い切った】
【――きっと、彼女のようなものを称した言葉だろうか。手遅れ≠ニいうのは】

……そうだ。だから、触れるんなら止める。必要なら、殺してでも。
もしその時≠ェ来たんなら、例外なく容赦なく躊躇なく、殺して殺して殺して殺して、殺し抜く……――――。

【売り言葉に買い言葉。悔悟の念も、誰より大切なものには換えられず】
【ストッパーの丸々欠如した精神で、その心の底からの言葉を、更に接ぐ――】
【咆哮に掻き消されそうにか細いけれどもよく通る、中性よりかは幾分高い冷めた声音】

【言い終えて口を閉ざせば左手を刀の柄の上に乗せ、明確な拒絶の意志を示して、少年を見送る】

(エフゲニー・オネーギン、だったか。じゃあ、今度の演目は何だってんだ、畜生……)
(……ん、ああ。これは駄目だな……何と言うか、うん。洗ったって取れるかどうか)

――……今更になって再認識する、ね。随分と皮肉の利いた話だ、全く。

【彼がその場を去って後、漸く人影は手と背中に付着した煤汚れに気付くと】
【彼が消えた方向を眺め、嫌な隠喩だな、とだけ小さく語散て、踵を返した】
【人殺しなど、面白くもない。以前より散々そう言っていた口許は、知らず知らずの内にちいさく歪んでいて】


………………、……我ながら、嫌になる。


【それは、まるで――迷う暇もない程に自分を憎み、殺しに掛かってくれる、そうした相手が】
【また一人増えたのが嬉しいとでも言わんばかりの、無意識な歓喜であり】
【そして同時に、たった一つの冴えないやり方しか選べない己への、自嘲でもあった】

【――彼女は肩で風を切る。暗闇に背を向けて、明かりの絶えない街に向けて歩き出す】
【ごめんな=Aと。恐らくは彼≠ニ彼に宛てられたのだろう言葉は、夜更けの港に虚しく響いて消え失せる】


【曰く。僅かの愚かさを思慮に混ぜよ、時に理性を失うことも好ましい、と】
【とはいえど、これは些かに拙く――――まるで、戯曲か何かのようで】


//大変遅ればせながら、了解です。
//……何と言うかもう、いい加減しつこいでしょうが本当申し訳ありません。
//お疲れ様でした。自分なんぞに長時間お付き合い頂き、ありがとうございましたー。
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 20:21:04.77 ID:Djeu7/ba0
>>879
ん?
【話しかけてきた相手を見て】

胡散臭い顔ね…
【言ってる内容と表情の違いから相手を怪しげに見て】

別に酷い怪我なんてしてないわ…
【普通にそう言いながら】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 20:24:04.66 ID:/MSAhW5oo
>>880
【くるくる、とステッキを回すと、周囲の不良は何処かへ“消し飛ばされた”】
【次の瞬間、敏感に近づいてきた人物の気配を感じ、振り向いた】
【路地裏の暗闇の中で尚、明るく輝く蒼い瞳が、人物を射抜いている】

何者ですの?

【と、近づいて来る人物に警戒心を抱き、ステッキを構える】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 20:32:49.14 ID:76dfua+ko
【水の国―――街中】


――――…………。


【人通りの多い通りを、『書類』片手に思案顔で歩く若者が一人】

【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】

【何処か疲れた@l子を見せる彼――目の下に浮かんでいるのは、確かな『隈』】
【然し双眸は真剣そのもので、前を見る事も無く『書類』に目を通していて―――】




              ――――………うわっ!!



           【―――――――― ど ん っ!!】



【……とうとう、通行人と衝突すると『尻餅』を付いて】
【手にした『書類』数枚が道路に散乱し―――通行人は、其の周囲を避けるように歩き始める】


【―――ぶつかった人物に罵声を浴びせかけられつつ、彼は頭を下げると書類を集め始めた】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:36:31.94 ID:42Oo5r5AO
>>882
【女性の辛辣な言葉に苦笑いを浮かべ】
キツいですねお姉さん
いやーしかし胡散臭いってのは職業柄仕方がないことかもしれませんわ。私フリーライターをやっているのですがね。どうにも妙な連中ばかりでね、ハハ
【そう言って予め用意しておいたライターとしての名刺をチラリと見せる】
マウリッツ・グランフェルトと申しますわ。こうして会ったのも何かの縁ですし、よろしくですわ
【そして不思議そうな顔をして】
酷い怪我じゃないって…またまた、ファッションじゃあるまいし
怪我の原因を聞かせてもらっても?
【とても軽そうに見えない怪我を酷くないと言った女性に内心の期待を押し殺しつつ尋ねる】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:38:01.14 ID:mQ9hai0DO
>>883

何者か…か。

【やがて、青年は完全にその姿を現す。】

【別段、おかしいところはない。理知的な顔立ちの青年である。】

【腰には二振りの刀。一つは脇差し】

【そして、もう一本はそれよりも大きく、力強い…一目で「別格」と分かる。】


【「妖刀」】


……そうだな


【考え込むような仕草をした。片手は手持ち無沙汰に刀に置いている。】


…君と同じ、とでも言っとくか


【そう言って青年は壁により掛かった。刀の鞘が僅かにぶつかり、カチ、という音を奏でる。】

【青年の後方に、その言葉の意味があった。】


【すなわち、「死体」】


【少女が吹き飛ばしたそれと同じか、もしくはそれ以上の人間だった物が】

【無造作に散らばっている。】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 20:42:16.27 ID:/MSAhW5oo
>>886
【ぴくり、と少女の眉が潜められる】
【青年の気配を感じた故に】
【妖刀の気配も敏感にその身でうけていた】

(この人、強いですわね……!)

【戦闘の素人であるメアリですら一瞬で理解できた】
【そして、後ろに有る死体を確認して……】

ひ、う……

【口元を押さえて、後ずさりする】
【本来は、ただのファミレス店員で在るが故、此の様な事に慣れている筈がない】
【その為、その反応は当然とも言えた。否、気丈ですらある】
【ステッキを構え、目の前の男に対して警戒心を顕として】

……なぜ、殺したんですの?

【そう、問いかけた】

/./ご飯作ってきますすいません次の返信遅れます!
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 20:49:45.08 ID:Zv+hwyQM0
>>885
……フリーライターね?
じゃあ一つ聞くわ
なんで怪我、怪我ってそんな聞きたがるのかしら?
誰が何処で怪我しようとこの世界じゃ不思議じゃないわ
更に言うなら怪我してる人に聞くなら病院とかに行きなさい
【そう言いながら完全に怪しがる】
【フリーライターがわざわざそこら辺の人に取材してまで何処で怪我したか聞くのか?】
【そんなのはおかしい】

それに……
【右手でカッターナイフを袖から出し】
【チキチキチキチキ】
【ズバッ】

【なんと自分の首を深く切り裂いた】
【そこから人間では致死量に値する血が噴水の如く吹き出す】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:54:50.46 ID:mQ9hai0DO
>>887

さあ、なんでかねえ…

【鎖骨をさすりながら言った。少女を見ず、視線は虚空をさまよっている。】

……退屈だったからかなあ…

【青年はこのようなことには慣れているらしかった。相手とは違い、顔色一つ変えない。まるで、世間話でもするような…なんということはない、と言う風に話している。】

【それは、この穏やかに話す青年の「真」の表情、すなわち】

【異常な残虐性を裏打ちしていた。】


…いたたっ。


【鎖骨をさすりながらそう呟く。】

【包帯やその他治療的なことはしていないが】

【怪我をしているらしかった。】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 21:20:41.28 ID:/MSAhW5oo
>>889
退屈……それだけで!?

【驚いた表情をし、次の瞬間には怒りを顕として】
【少女、といっても実は20歳であるが、彼女は正義感の強い存在である】
【力がなければ、此処で逃げ出しても良かったのだろうが、残念ながら彼女には“力”があった】

力を持つ以上、此処で打倒しなければいけませんわね。其れが魔法少女としての"責務”ですもの。

【そう小さな声で呟いた】
【相手を睨みつけるその澄んだ蒼穹の如き双眸は、強い光を湛えていて】
【くるくるとステッキを回して、花のようなその口唇を動かした】

黒薔薇、白薔薇、朱薔薇よ。
我が命に応え、我に力を貸与え賜え。

【ステップを踏み、ステッキを回す】
【そして、ステッキを回すごとに、周囲から色とりどりの薔薇の花弁が舞散っていく】
【薔薇の姫君。魔法少女としての魔力の形質である】

魔法少女として!貴方を此処で倒させていただきますわ!

【よく通る声を響かせ、少女が叫んだ】
【ステッキはいつの間にか、薔薇の意匠を施されたクラシックな猟銃と成っている】
【少女の服にまとわりつくように、茨が現れ、その花を咲かせる】
【薔薇は、黒、白、そして真紅】
【薔薇の魔法少女は、青年に立ちはだかると決めたようだ】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 21:21:53.05 ID:42Oo5r5AO
>>888
あーそれは…
【女性の疑いに反論しようとしたが】

なっ!!
【そのまま自傷行為を行なった女性に驚愕する】
なっ…おっえっ?
(ふっざけんな!これ最悪オレが疑われるじゃねぇか!)
(これ助かるか?いや無理だ!)
(目撃者は?無実を証明してくれるような奴は…)
【予想外の展開にパニックに陥る】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 21:24:57.38 ID:303bgo2u0
【路地裏】
ん....

【両腕を鮮血で染めた白髪の青年はそこで目が覚めた】

ここは...どこだ?
【青年は起き上がり辺りを見回す】

ここから離れよう...いやな予感がする
【青年は大通りに向かって歩き出す】


【両腕血に染めてどう見ても怪しい人】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 21:28:44.10 ID:DNgTH27J0
>>891
【そのまま女はバタリと倒れる】

【そして生きてるか確認するなら脈はなく完全に死んでいる】

【更に言えば《心臓》がくり抜かれている】

【なのに】

驚きすぎね…まったく
【普通に喋ってる】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 21:33:45.24 ID:mQ9hai0DO
>>890

いたた…やっぱり折れてるのかな……うん?

【この青年は、もう目の前の魔法使いへの関心をなくしていたようだった。】
【しかし、自分に向けられたであろう言葉が自然と耳に入り、その結果かれは苦笑した。】

…こりゃあまいったなあ。僕は君に危害を加えるつもりはないんだがねえ

【その言い方、仕草は、とても虐殺を繰り返した青年の者とは思えない。】
【しかし、逆に言うと、それが青年の武器の一つで、倒れた人間もそれに騙された。】



【人は、見かけにだまされるのだ。】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 21:39:35.28 ID:/MSAhW5oo
>>894
【きちり、と撃鉄が独りでに起こされて】
【蒼い眼は、相手を射抜いている】

其れでも、目の前の悪を見過ごすことなど、出来るはずがありませんわ。
たとえ落ちぶれようとも、貴族(思い込み)の誇りはこの身に刻まれておりますの!

【かちゃ、と軽い音を立てて撃鉄に指をかける】
【発露しているのは、とても正義のモノとは思えないほど“どす黒い”魔力】
【闇と破壊の魔力である】
【其れを、銃に込めて、相手を何時でも打てる状況にして】

人殺しを黙って見過ごすほど、落ちぶれていませんのよ!覚悟なさい!

【そう叫ぶと、引鉄を引く】
【放たれたのは、“散弾”である】
【一発の威力は低いが、面による制圧を目的としたもので】
【横幅の狭い路地裏に於いては、回避は困難であるものだ】
【素人のくせにえげつない戦法を取るが仕様である】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 21:41:21.29 ID:/MSAhW5oo
//風呂は行ってきます!
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 21:45:51.97 ID:42Oo5r5AO
>>893
【女性が喋り出すのを見て】
あ、安心したよ生きてて…って言って良いのかな。
そりゃ目の前で人が自殺したんだから驚きますわ。
というよりお姉さん能力者か…。
能力者ならその怪我は誰かと殺し合ったりしたものですかね?
っと。何か変な風に誤解されてるんだったか、先に誤解を解いておきますわ
【あくまで嘘を吐く】
怪我の原因が事故なら良いんですがね。昨今の治安の悪さを記事にして日が沈んでからは出来るだけ家にいましょうやっていう記事を書こうとしてるんですわ。
んで病院に行く途中に…あー失礼ですが調度良い怪我をなさってる人が見えたんで声を掛けさせてもらったんですわ。

(ん〜この設定はちゃんと考えてたが最初にがっつきすぎたかね。次からは気をつけねぇとな…)
【この男、一見理屈に叶った設定を事前に考えている辺り頭が回らない訳ではない。だが自身の目付きと口調、雰囲気が相当にマイナスに働いていることに気が付いていないようだ】

ところで何でその状態で生きてるんですかね?凄く興味深いですわ。
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 21:50:37.32 ID:cImwBOpzo
>>892

【大通りに出るための通り道に立ちふさがる、紅髪の少女】
【金属缶や手榴弾の括られたベルトを巻きつけ】
【抜き身の長剣を腰に帯びている】
【胸元に付けた『No.DG』のネームプレートは、機関員を指し示すものだろうか】

街に出るのかしら
その血塗れの腕で

…刺激的な騒ぎが起きそうね

【攻撃的に輝く赤い瞳を、ギラリと向けた】
【眼下には睡眠障害を象徴する黒い隈】
【とてもとても、寝不足らしい】


/まだいますか?
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 21:56:38.32 ID:mQ9hai0DO
>>895

貴族…ねえ…

【青年はまだ半分笑いながらその様子を見つめた。】
【手は、しっかりと鞘にあてがわれている。】
【本来なら、あまり刀を抜きたくなかった。面倒だからだ。】
【しかし、相手が銃なら話は別】



まあ、少々手合わせするかな。



【直後、放たれる銃弾…】

【それに合わせ、青年は脇差しを抜いた。】

【とても手慣れた…常軌を逸脱した速度で…】

【バラバラに散る弾の、青年に致命傷を与えるものだけを】

【刀の刃で斬り伏せる。裁けなかった分が身体をかすめた。】


…それじゃあ、うまくよけてくれ。


【直後、青年の姿が一瞬だけ揺らぎ、】

【相手に向け走り出す。】

【そして、無事近づけたら、青年は刀で相手の脇腹を切りつけようとするだろう。】

【同時に、】

【同じ攻撃を、彼女の真後ろからも仕掛ける。すなわち…】

【青年は「2人」存在するのだ。いや、後方の青年は、作り出された、と言える。】

【前方から左に切りかかる「本物」】

【後方から右に切りかかる「幻」】

【魔法使いはどう対処するのだろうか。】

【ちなみに、青年はまだ幻を実体化させていない。故に、後方の斬撃を食らっても痛くも痒くもないだろう。】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:00:51.10 ID:wh37QyT0o
【街中】

ふむ……どうしたものか…

【ワインレッドのコートを身に纏った青年が、街中を当ても無く歩いている】
【首から下げたネックレスの先で、水滴型の宝石が揺れている】

さすがに、何か情報が欲しいな…


/お相手募集しますー
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 22:05:07.98 ID:/MSAhW5oo
>>899
な、ッ!斬られましたの!?

【驚愕の表情を浮かべる少女】
【迫る相手を確認して、銃を一回転させた】
【くるり、くるり、くるり】
【ステッキを回すごとに、どす黒い魔力がステッキに纏わり付いて】

薔薇の魔力よ、我が身を守れ!

【ステッキを地面の先に軽く当てると】
【次の瞬間に、少女の周囲に無数の魔力の薔薇が舞散っていく】
【術式も何もあったものではない、膨大な魔力頼みの技であるが】
【その密度と量は十分な脅威であるものだ】
【素人ではあるが、弱くはないのが分かるだろう】
【斬撃を放つがために少女に近づけば、薔薇の花弁に飲み込まれ、切り刻まれることと成るだろう】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 22:07:16.25 ID:To5VMCkp0
>>897
あら?疑問に思わないのかしら?なんで喋ってるのかって
それなのに私が自殺したのには驚いて……いや死んだ事で驚いたわけじゃないわね
【首をブチッととり両手で抱くように持ち上げながら立ち上がり】

その割には…能力者とか誰かと殺しあったのか?ってのを自棄に象徴して聞くわね?あと何回もいうけど怪我じゃないわよ
それなのに何回もしつこく聞く………貴方頭悪いでしょ?自分から疑わせる要所を作り出して
【溜息をはき】

更に言うと口調をなんでわざわざ同じにしてるのかしら?
【男に対する胡散臭さがかなり上がった】
簡単よ……私はゾンビだからよ
【そう口元が三日月みたいに笑う】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:07:51.87 ID:z86uqEBKo
【水の国、港】
【戦場だったその場所から、黒々とした海――戦艦が沈んだのであろう、そこを。眺める人影、ひとつ】

……、……さむ。

【白い髪/白い肌/灰青の瞳/黒い服/黒い靴】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

【白く染まる吐息は、潮風に流されて、とけて消え】
【ぼーっとした瞳を海に向けたまま、何の意味もないその行為だけを、繰り返していた】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:18:39.53 ID:612AU1BAO
>>903
【そんな少女の横に立つ、ノースリーブにベストと言う、寒さを舐めてるとしか思えない格好の男】

【背中に担いだ巨大なツルハシと、メタリックなガスマスクが、月明かりに反射していた】

「どうしたお嬢ちゃん、そんなところじゃさみぃだろう」

【お前が言うな】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:19:04.63 ID:mQ9hai0DO
>>901

おっと…これはまずそうだが…

【薔薇の盾を見ながら呟き、そして笑う。】

…利用させてもらおう。

【青年は音もなく、魔法使いの後ろの幻と自身の位置を「置換」させた。】

【そして、前方に繰り出された幻の青年を…】

【薔薇の盾に突っ込ませる。】

【辺りに散らばる鮮血…】

【青年は、よろよろとふらつき、…】

【魔法使いの前にひざまずくように倒れた。】

【それを、後ろから…】

【本物の青年は傍観している。】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:21:08.24 ID:ww9NGX5go
>>900

「―――!」
「―――!」

【その先で壮年の偉丈夫が5人の若い男に絡まれていた】

【身長は180cmを越える程度。一目で鍛えられていると分かる、「自分は武闘派だ」と主張しているかのような筋骨隆々かつ引き締まった肉体】
【漆黒の背中まで届く長髪を前髪から背中へと流したオールバック。少し彫りの深い顔立ち。透き通るような水色の瞳】
【そして、額左側から口元にかけて縦に刻まれた古傷らしき傷跡と左眼の黒の眼帯。眉間に刻み込まれた皺と鷹のような鋭い目付き。無精ひげ】
【歴戦の傭兵のような、無意味に「少尉」と呼びたくなるような、整った顔立ちが、見方によっては冷たく鋭い印象を与える】
【黒のミリタリーブーツ。迷彩柄のカーゴパンツ。上は黒のミリタリーコートを素肌に羽織っている。眼帯には金糸でNo,XXX≠フ刺繍】
【見る者が見れば分かるであろう、その数字の意味】

【事の発端は、肩がぶつかった程度の些細なもの】
【中心の6人の中で一番、背が高いのはコートの男なので、絡まれているにも拘らず、その様子はどこか子供に遊んでとせがまれるお父さんのようだった】
【因縁をつけている5人の若い男たちも、壮年の男に腰が引けているが、手を出した手前、引くに引けないのだろう。おっかなびっくり謝罪と賠償を請求している】

【壮年の男は一言も発さず】

――…。

【若い男たちを睨む】
【「ヒッ!」という小さな悲鳴。ギロリと一睨みで相手を殺してしまいそうな、刃のような眼光が仮の怒気と相まって壮年の男から発せられた】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:21:16.60 ID:ir4I/v5Ko
【水の国、街中】

───ふム、雪、デスか…

【瑠璃色のショートヘアに、髪と同じく、ツリ目でくりくりした瑠璃色の瞳】
【着ている白色のパーカーから伸びた腕も雪のように白い】
【その白い腕には深めの傷が走っていて、血が垂れている】
【───そんな少女が建物の屋根の上に、腰を下ろしている】

やっぱり雪はいいデスねぇ…
白くて、冷たくて……やがて無くなる

そろそろ見えなくなる時期が近づいてきてるのが非常に惜しいデス

【彼女の後ろには軽く積もった雪の上に点々と血痕が残っていて】
【それを逆方向に辿っていくと、路地裏へ結びつき数人の死体があるだろう】
【しかし死体からはほとんど血が出ておらず、ここからの血痕は彼女のモノのようだ】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 22:22:28.27 ID:/MSAhW5oo
>>905
【舞う鮮血を見て、眉間に皺を寄せる】
【戦闘こそしたことはあれど、殺し合いはこれまで一度もしたことはない】
【慌てて薔薇を解除し、その花びらをステッキに収束させる】
【薔薇の魔力を纏うステッキを一回転させると、フリルをふんだんにあしらった漆黒のパラソルと成る】

って、あれ、幻覚!?

【魔術師としての知識は多少は有るようで、見て其れを看破して】
【慌てて周囲を見回す】
【大きな隙だろう】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:23:39.92 ID:z86uqEBKo
>>904

……やぁ、なんとなく。
センチメンタルな気分で海を眺めてみたい気持ちになること、時々あるでしょう?

【ぼんやりした、抑揚のない声で】
【視線は海に縫い止めたまま、返す】
【「心ここに在らず」を絵に描いたような、そんな様子だった】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:29:11.54 ID:wh37QyT0o
>>906
……へぇ

【視線の先で行われている、滑稽ともいえる情景を無視し、そこを離れようとする】
【しかし、男が放った怒気や眼光に、無意識に笑みが浮かぶ】

やあ、久しぶりだな。

【すると次の瞬間には、物怖じすることも無く、男に向かって手を上げて声を掛けた】
【無論、初対面なのだが、敢えて知り合いを演じて】

何か揉め事かい?

【ただでさえ腰の引ける相手に絡んでいる若者達は、更に一人増えたことで、今にも逃げ出してしまいそうだ】
【というより、一人増えたことは、彼等にとってこの場をうまく逃げる口実になるだろう】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:30:52.58 ID:612AU1BAO
>>909
「『せんちめんたる』…?そ、そうか。そうだな、うむ」

【一度首を傾げて、慌ててうんうんと頷き】

「しかしなぁ、そんなにボケッとしてちゃあ海に落っこっちまうぞ」

【マスク越しに聞こえるくぐもった声は、名前も知らない少女を心配している様子がわかる】

【最も、肝心の少女に届いているかどうかは、解らない】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:33:21.18 ID:rIE4abZTo
>>907

……………

【この路地裏で血というものはそれ程珍しい存在でもない】
【本来有り触れて良い物体ではいけないのだが悲しいかな、である】
【そんな日常と化した血の痕、普段ならば気にする事もなく通り過ぎてしまうのだろうけど】

血なしの死体?なんか変……だな
うーん………まあ、暇だし藪蛇つついてみるかな

【その死体の漠然とした奇妙さにそれを見た人物は首を傾げる】
【次いでいい加減で無責任な言葉を吐いて白に付いた紅を目で追い、そしてそれに沿い歩き出す】

鬼なんかは出ないだろうし出たら逃げれば良いだけさね
なんにせよ時間を消費するには丁度良いかな

【血を見ている割には事も無さそうに呟いて】
【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、左側に妖しい魔翌力を隠すように包帯で刀身を隠した刀を掛けた】
【小さな身長(160cmくらい)の少年は建物に向かって行く】

【その建物の屋上にドアがあるかどうかは知らないが】
【暫くすればその少年が屋上に現れるだろう】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:36:32.41 ID:z86uqEBKo
>>911

……そんなに頼りなく見えますかね、この脚。
確かにほっそいですけど、走るのには、少し自信ありますよ?

【そういう意味ではないのだけど、自分の脚を見下ろして、不満げに一言】
【ややあって、ようやく視線をそちらに向ける】

で、……あなたは、ここに何しに来たんです?
ここ、少し前に戦場だったんですよ……危ない、だとか、思わないんです?

【お前が言うな感ありありではあるが、少しきびしめの口調で。そう訊ねた】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:40:19.32 ID:ww9NGX5go
>>910

【壮年の男が一瞬、見せた獰猛な肉食獣のような顔と、まさかの援軍登場に、5人の男たちからは明らかな絶望と同時に微かな希望の色が見えた】

「―――!」
「―――!」

【即座に散々な捨てゼリフと、「今日は見逃してやる」「仲間を呼ぶなんて卑怯だ」と繰り返しながら、自分たちで事を完結させて男たちは逃げるように(全速力で)立ち去った】

【5人が去った後、壮年の偉丈夫は呆れ顔のまま青年に向き直る】

――なんの真似だ…?

【首を僅かに傾げ、問う】
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:42:03.62 ID:mQ9hai0DO
>>908

おお。見破ったか

【青年は感嘆の声を上げ、幻を消した。前方の青年が、風に吹かれるように消滅する。そして後方の「本物」は素早く後ろから相手に近づこうとした。】

【もしも近づけたら、少女の首筋に刀の刃をあてがうつもりだ。】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:42:34.92 ID:42Oo5r5AO
>>902
【女性の話を聞き】
最初は何かしらの能力かと思ったんですわ、切傷では死なないとかの
いや、オレの定義的には怪我以外に表現が無かったんですわ。ゾンビなんて存在が実在することも今目の当たりにして初めて知りましたしね。元農民なんで学無くてすんません…
(ん〜頑張ったけど…こりゃどう頑張っても無理そうですわ…)

(情報はもらえそうに無いし、そもそも死んでいるのなら戦闘は労力を使うだけ。“卵”も無意味そう…)
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:43:27.78 ID:cImwBOpzo
>>898
/居ないようなので無かった事に。
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:43:54.22 ID:42Oo5r5AO
>>916
風呂入ってきます、申し訳ない。
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 22:44:31.84 ID:/MSAhW5oo
>>915
【メアリは、いつの間にか刃を首に当てられていた】
【いくら身体能力が上昇しようとも、元の身体能力がメアリは低すぎる】
【力だけは強いが、速度はそれ程でもなく。根っからの剣士であるだろう男の動きには反応できなくて】

……殺すおつもりですか?

【目を眇めて、静かな声色で問いかけた】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:45:32.99 ID:612AU1BAO
>>913
「ありゃ?拗ねちまったか、すまんすまん」

「でもなぁ、おじさんとしては心配になるんだよ」

【少し前まで戦場だった、そう聞いて】

【男は眼前を見据えたまま、答える】

「おっと、『心配』は俺にとって最も無意味な言葉だぜ、お嬢ちゃん」

【多分、マスクの下では笑っているのだろう】

【表情の変化は解らないが、声の調子が明らかに違う】

「まぁあてもなく歩いていたら偶々ここに出たって訳だ」
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:46:10.00 ID:ir4I/v5Ko
>>912

……

どちら様かご存知ないデスが…
───私に何か用事デスか?

【屋根に積もった雪を踏む音から判断したのだろうか】
【そちらの方向を振り返らず、目の前の雪だけをぼんやりと眺めながら答える】
【反応は無機質というか、とても冷たかった】

こんな寒い中を、わざわざここまで来る人はいマセン
それとも、単なる暇人さんデス?

【まるで独り言を呟くように背中を向けたまま淡々と喋る】
【余裕なのか、挑発なのか、それとも───】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:48:02.40 ID:wh37QyT0o
>>914
いや、特に意味はないんだがな。
あの類の手合いは、あんたみたいな人がわざわざ相手をするまでもないだろう?

【なんでもないことのように、肩を竦めながらそう答える】
【同じような経験が、過去にあったのだろうか】

まあ、ちょっとした下心があるといえば、あるがな。

【そう言って、かすかに笑う】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:50:43.24 ID:z86uqEBKo
>>920

……まあ、まだまだ子供ですから。
仕方ないことだと、受け取っておきます。

【白に程近い灰色の瞳が、瞼に半分隠されて】
【視線が、すこしだけジトっとしたモノになった】

あてもなく、やって来るには……少しばかり危険過ぎると思いますよ、ここ。
テロ組織の残党が、残ってるかもしれないんですから。

【心配無用、そう言って退ける男に心配の言葉をかける】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:50:47.05 ID:mQ9hai0DO
>>919

そんなわけないだろう

【青年はすぐに刀を首筋から離し、鞘に収めた。】

君が向かってきたから迎撃したまでだ。いわゆる「自己防衛」ってやつさ。

【再び壁に寄りかかる。こちらからは攻撃を仕掛けるつもりはないようだ。】

【虐殺も何もかも気分次第だ。】

ふう、また傷が増えたな

【そう言って、散弾を受けた箇所を確認し始める。】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 22:54:44.29 ID:BZUv6Ezy0
>>916
あら…そう
【頭を元の位置に戻す】
【すると血が糸のようになり】
【頭と首を縫うように操られるだろう】

(やっぱり…怪しいわ)
(ゾンビに食いつかないなんて……)

…それで用件は他にないのかしら?
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:55:09.73 ID:ww9NGX5go
>>922

【青年の気遣いとも取れるような言葉を聞き】

フン…、

【壮年の男は鼻を鳴らして、懐をゴソゴソ】
【取り出したのは煙草とライター。デザイン性は皆無、頑丈さだけを追求したような無骨でシンプルなZIPPOライターが、キン!という独特の音を立てた】

【火の付いた煙草を咥え】

下心…?

【壮年の男はまたも尋ねる】
【この男は残念ながら、あまり頭が回らないタイプのようだ】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 22:55:13.04 ID:/MSAhW5oo
>>924
【眼には、大粒の涙がたまり】
【ぶっちゃけ泣きそうであった】
【ステッキを握り締めながら、顔を歪めてぷるぷるしている】

く……く…………ッ!

【うつむいて、ぶつぶつ呟いて】
【次の瞬間】

悔しいですのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

【ステッキをふりあげて、相手に殴りかかっていった】
【振り上げる動きで、コンクリートがガリガリガリと削れていった】
【ステッキには、高密度の魔力が纏わり付いており】
【殴られればかなりのダメージがあるのは間違いない、しかも不意打ちである】
【もう淑女とか魔法少女とかそういうLevelじゃない、酷い有様であったが、当たれば酷い事になるだろう】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 22:56:03.29 ID:303bgo2uo
>>898
/あわわわ!見逃していた!
/まだ居ますか?
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:57:04.16 ID:rIE4abZTo
>>921

おーマジに人がいたよ、つーか誘いだす系の罠か何かとは一瞬思ったんだけどなあ
まあそれがなかったのはラッキーだったのかね

【なんというか奔放といった感じで、というか彼女の言葉は若干無視した感じで】
【少年は首の後ろで手を組んで呑気に言葉を連ねる】

オレも多分ご存じないよそしてさしたる用事も無い
……出来るかも分からないけど、そこまで積極的でもねーしな

【冷たい声すら気にしないような、きゃらきゃらとした気楽な笑み】
【ただ単に鈍いとも言えるがそれこそさしたる問題でも無いだろう】

あーそうそう多分その言葉が一番合ってる、まさに暇人
暇だから血の痕追ってここまで来た訳さ、んでお前がいた……と、ただそれだけの事

で、お前人殺し?

【脈絡すら放棄したような突然過ぎる質問】
【組んだ手を解いて、少女からは見えないだろうがその背中に人差し指を向ける】
【彼の表情は変わらずのまま、こんな質問をしてどんな反応をするのかという悪ふざけも少しあったり】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:58:38.21 ID:612AU1BAO
>>923
「来たらツルハシの錆にでもしてやるさ、最近運動不足だからな」

【そう言って豪快に笑う様は、腕に自信があるからだろうか】

「お嬢ちゃん。お嬢ちゃんは此処を危険だ危険だと言うが、じゃあ何故お嬢ちゃんみたいな子供が此処に来る?俺が居るよりはよっぽど危なく見えるぞ」

【まああくまで見た目的にはな、と付け加え】

【何かしら特殊な能力を持つ者が多いのを考えての発言だろう】

【隠された瞳のことを気にしつつも、敢えて口には出さなかった】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:01:33.92 ID:wh37QyT0o
>>926
ああ、そのために話しかけた、ってわけでもないんだがな。

【そう言いながら、自然と男の横、且つ風下にならない場所に移動する】
【吸うな、と言いたくなる程ではないが、タバコの煙は苦手なようだ】

俺は旅をしているんだが、元来の性格のせいか、どうも世間情勢に疎くてな。
最近起きた事件とか、そういうのをまったく知らないんだ。
だから出来れば、簡単にでも教えて欲しいと思ってな。

【癖なのだろう、白い手袋をはめた手で、首から提げたネックレスを触りながら尋ねる】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:04:08.99 ID:mQ9hai0DO
>>927

ん?…

【と顔を見上げた瞬間、青年はすぐさま横に逃げる。】
【しかし、いくら剣士とは言っても、想定外の事態に完全に対応できるわけもなく、】
【左肩に手痛い一撃を食らった。】


……ま、…まだやる気か…


【痛みに顔をしかめながらそう呟く。】
【意識が飛びそうになったが、なんとか持ちこたえた。】
【これは参ったな…半泣きの少女を見ながらそう考えた。】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 23:07:24.14 ID:/MSAhW5oo
>>932
【ずがぁっ!とおもいっきりステッキを振り回して】
【髪を振り乱して、眼から豪雨の様に涙を流し、キッ、と男を睨みつけて】

こ、こ、ここここ、今度会ったら覚えてなさいですのよ!

【そう叫んで、走り去っていった】

うわああああああああああああああん!!

【やるだけやって泣きながら勝手に去って行きやがった】
【ともかく、青年の勝利、ということでいいだろう。少女は精神的に完敗だっただろうし】

//乙でした!なんかすいませんなんか……
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:08:41.24 ID:z86uqEBKo
>>930

そ、ですか。
なら、砥石も準備してから来た方がいいと思いますよ、数、多いかもしれないし。

【少女なりの軽口を投げて、視線を海に戻す】
【海の表面より、もっともっと奥深くの。そのそこを、眺めようとしているのが解るだろうか】

……私が、「戦場だったところ」で戦っていた人間の一人、だからですよ。
まあ、ここではなくて、海の上の戦艦で戦ったのですけど……どうでもいいか。
戦場の跡を見学しつつ、海でも見て気を紛らわそうと思ってたんですけど――復興、早くって。びっくりしちゃいました。

【こつん。ブーツの底を鳴らして、海に背を向けて】
【最後に男を見た瞳は、少しだけ】

そういうことです……ええ、それだけ。
私はもう、帰りますけど――――くれぐれも、気をつけて。

【虚ろな硝子玉の中に、悲しみだけを溜めこんだような。無機質な質感】

【こつ、こつ――――軽い足音は、だんだんと、遠くなっていった】

//ごめんなさい、パソコンがなんか調子悪いので落ちます……ありがとうございました!
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:09:08.21 ID:ir4I/v5Ko
>>929
ふム、コレ、ですか

なるほど、なるほど…
血痕を辿ってくるとは相当な暇人のようデ…

【やっと首を動かしたかと思うとその視線の先は自分の手で】
【そちらには一瞥もしない】

【考えるように硬直して、数十秒】
【まとまったのか、ふっと息をついて口を開く】

ま、───そうデスね
事実、殺したことに変わりは無いのデスから

【あっさりと、すっごく簡単に認めた】
【反省の気持ちゼロ、というかそれ自体に興味がない感じである】
【変わった反応を求めていたならこの上なく詰まらない反応だろう】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:16:59.05 ID:ww9NGX5go
>>931

【フーッ、と紫煙を吐き】

世間情勢、ねぇ…

【あまりよろしくない、と男は思う。何故なら、この男自身、知らないからだ】

――…。

【カノッサ機関に属して早、数年。しかし、所謂仕事≠したのは、たった3ヶ月】
【今は行く当ても無く、自分と対等以上に戦える強者を探して放浪している身である】
【無駄に強い上に機関の名は捨てずに戦闘を続けているせいで、機関からしてみれば名と強さを誇示する体のいい街宣車状態】
【ちなみに本人は、そのことに気づいていない】

【暫しの沈黙の後】

…、知らん!

【どうだ!文句あるか!と言わんばかりの態度で壮年の男は言い放った】
【嘘を教えたり、と言ったことは男の頭のスペック的に無理であるからして、知らないことは知らないのだ、と宣言する以外に男に選択肢は無かった】
【バカが滲み出始めている】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:17:43.64 ID:rIE4abZTo
>>935

そういうの手当するに越したことはないと思うぜ
ほら、なんだっけアレ……破傷風?だっけ?

【向けた人差し指をぐーるぐるとさせて覚えたか覚えてないかの言葉を出す】
【その様を見るになんだか頭はそんなに良くは無さそう、多分……】

…………………

【そんな間の中、所在なさ気になった指を手をまた首の後ろで組み直し】
【ぼーっと待つ、敵意や害意まして殺意といったものは少年からは特には感じられない】

あややや、随分とまあきっぱりと言い切るな
いや人殺しなんてそんなもんかなまともな神経じゃないだろうし

【鼻から抜けるような含み笑い、それはそれで少年的には面白かったらしく】
【しかしまあ相手が殺人者となればそれなりの警戒をするべきだろうと――――】
【どうやら少年はそれ以上は近づく事はしない】

暇人だしなーそっち関連でもっと立ち入った事聞いてもいいか?

【どうやら暇つぶしの手段としたらしく少女にとってはそれは面白く無いかもしれない】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:19:54.80 ID:612AU1BAO
>>934
「そうか…じゃあな、お嬢ちゃん」

【男の表情は相変わらずマスクのせいで読めない】

【だが、気持ちを隠すようなことをあまりしないのだろう】

【少女に向けた言葉には、少し悲しそうな声色で】

【海の底を眺める少女の心境も】

【戦線にいた少女の心境も】

【解らないのが、男には嫌に悔しく感じられる】

「……残党、出て来やがったら、土に還してやらねえとな」

【少女が去った後、担いでいるツルハシをコツコツ叩きながら、男は呟いた】

/お疲れ様です!ありがとうございました!
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:21:50.14 ID:mQ9hai0DO
>>933

……

【青年はその様子をあきれたように見つめ】

…やれやれ…鎖骨の次は肩か…これも折れてるな

【そう呟き、僅かに妖刀に触れた。】
【瞬間、彼の足下には大きな黒い「鉄球」が。】

【青年はそれに腰掛ける。ふわふわと浮いた。】

…病院を探そう。確か向こうにあったな


【と、呟き、飛翔した。】




/乙でしたあああああああああ
/なんも問題ないですぜ!!!
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:23:03.69 ID:wh37QyT0o
>>936
ふむ、そうか。
まあ、誰もが世間のことを知っているわけではないだろうからな

【知らない、と明言されても大して落胆する様子もなく納得する】
【実際のところ、出来れば知っておきたい、程度の認識だったのだろう】

ではもう一つ質問をさせてくれ。
…その眼帯に書かれている数字、何か意味があるのか?

【何かを探ろうとするでもなく、ただ単に純粋な興味で、問う】
【ブラフでもなんでもなく、本当に知らないのだろう】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 23:24:45.72 ID:iYsgVrxqo
【とある森】

【そこにいるのは黒髪の軽い跳ねているくせ毛だが短髪でもなく長髪でもない青年】
【服は赤と白で構成されている近代的な和服のような道着を着て岩の上に座り月を見ている】

いい月だな。

(さて、これからどこに行こうか・・・)

【青年は月を見ながら自分の未来を見ているかのように物思いにふけっていた】

【しずかな風景である】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:28:38.97 ID:42Oo5r5AO
>>925
【血が独りでに首と頭を縫い付けるのを見て】
あー…ゾンビの生態にも興味が出てきましたが…。
残念ながら今は治安の記事なんでまたの機会にしますわ。
【肩を竦め】
お姉さんのはその…怪我じゃないようですし、当初の予定通り病院に向かうとしますわ。

人外特集なんて企画があったときには是非取材させて頂きたいですわ、名前を教えてもらえますかね?

/戻りましたー
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 23:32:17.73 ID:dTAbiySD0
>>942
そうね…
私の事は屍(しかばね)って呼んでいいわ
(………ここはフリーライターらしいわね)

そういえば貴方が書いてる雑誌はなんて言うのかしら?
貴方のその記事みたいから教えてくれないかしら?

/お帰りー
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:33:53.49 ID:ir4I/v5Ko
>>937

ご心配どうもデス
破傷風であってマスが……単に再生してないだけナノで手当はいらないデス
再生するのは疲れるノデ…

【どうやら治せるらしいが、故意に手当していない様子】
【疲れるといっているあたり自然治癒を待っているのだろう】
【そちらから攻撃される気配も無いゆえか、治す素振りも見せず】

襲いかかってきて、反撃に会うツマラない連中のことを、
いちいち気にかけていたら、キリがありマセン
勝手に死んでろ、って感じデス

【ようやく個人的な感情らしいものが出てきた】
【話を聞く限りでは彼女から攻撃したわけではなさそうで】

構いマセンが…あまり記憶もしてないデスよ?
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:38:49.49 ID:ww9NGX5go
>>940

新聞でも読んだ方が早いだろうぜ

【そもそも、この男が全く興味が無いので聞くだけ無駄だろう】

――あん?

【男の左目を覆い隠している黒い眼帯、そこに金糸で描かれているNo,XXX≠フ文字】
【ローマ文字のX(エックス)ではなく、ローマ数字のX(10)である】
【つまりは、No,30=z

こいつぁ、俺が「機関のナンバーズ」であることを示すもんだ

【トントン、と眼帯を人差指で叩きつつ男は言った】

【時に世界の覇権を握ろうと暗躍し、目的の為ならば手段を選ばない最強最悪の組織、カノッサ機関】
【この世界に広く広く知れ渡っているその名を聞いたことが無い者は、異世界からの旅人を除いて、まずいないだろう】

【そして、この男は、その機関に属している、と言った。「ナンバーズ」と、そう言った】

【男は笑う。肉食獣のように】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:43:55.88 ID:rIE4abZTo
>>944

心配って程でも無いけどな、なんとなく言った程度だようん
再生、へーなんだよソレ偉く便利そうな単語じゃんか……
あ、その「再生」ってのは一般的な生物の再生レベルの上をいくレベルの意味だよな?

【治癒能力の類、恐らく彼以外の比較的まともで好奇心のある人物が聞いたのなら】
【真面目な方面で食付くのだろうけど、彼の興味は「医療費掛からなくて良いなー」という情けない感じの物だった】

あー……そういう経緯か、場所が場所だけに簡潔過ぎて分かりやすいな
それにしたってそれで命を落とすだなんて運が悪いというかどんくさいというか……

【正当防衛なら言い訳の言葉としては十分だろうし、路地裏ならば仕方ない事ではある】
【まあ他人をどんくさいなどと言える程に彼が機敏かどうか……】

その辺は大丈夫、オレより記憶力悪い奴なんざそうそういないからな
…………うん、いないからな

【自分で言って悲しくなったのか、トーンを下げて】

……ああ、そうだ本題だな本題
お前さんあの死体どうやって作ったんだ?一見したところ血も出てないし……
オカルトっぽいけど呪いか何かかね?

【血が出てないから呪い、という酷い知識の偏り方】
【なんにせよ彼が気になっている事は分かるだろう】
【彼女の手際について、である】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:44:17.95 ID:42Oo5r5AO
>>943
【女性の名を聞き、ローブの中からメモ帳を取り出し、書き込む】
屍さんね、はいっと。
【女性の質問に頭を掻きながら】
フリーのライターなんで書いた後の持ち込みですわ。基本的に手当たり次第ですし、最悪全社落とされるかもしれないんで…すんません。

それではまた次の機会に話しましょうや、お元気で。
【病院に向かって歩き出そうとする】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/17(木) 23:48:47.86 ID:bMfNsw140
【街】
【――まだまだ寒い夜の道を、携帯電話を操作しながら歩いている一人の少年がいた】

……ふぅ、ん……。
何だか最近はいろんなことがあったんだなぁ――あんまり宜しくない状況かも。

うぅん、どうしたものかなぁ? ボクに出来る事と云えば……。

【大きな灰色のキャスケット帽を目深に被っている所為で、人相は判断し難いが】
【真っ黒なコートにタイトなジーンズ、そして一人称――恐らくは、男だろう】
【帽子から僅かに外に出ている金髪は、男性にしては丁寧に手入れされているようだが】

【ちなみに、この少年。道路の真ん中付近を前を見ずに歩いているため結構邪魔になっている】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 23:49:44.24 ID:nKeG8Dy1o
>>945
……ああ、それが。
なるほど、まあ、名前ぐらいは聞いたことがある。

【機関の、ナンバーズだと、それを聞いても、青年は怯える様子も無く】
【依然として、男の横で佇んだまま】

いいね、いい笑みだ…。
またいつか出会った時には、手合わせをお願いしたいもんだな。

【男の肉食獣のような笑みに、自分もそれまでとは異質な、残虐性を表に出した笑みを浮かべると】
【ゆっくりとその場を後にしようとする】


/すみません、ぶつ切りですが、ここで終わりにさせてください;
/中途半端で申し訳ないですー;
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/17(木) 23:54:12.56 ID:To5VMCkp0
>>947
なら余計不思議だわ
だって……
そんな企画…誰だって思い付くのを記事にしようとするフリーライターだなんて

あと貴方が持ってるのに嫌な魔翌力を感じるわ
普通フリーライターが持つものかしら?

………貴方何者?
【冷たい雰囲気をだし相手を睨み】

……まあ、いいわ
せいぜい貴方に不幸が訪れる事を願うわ
【そう言い去っていくだろう】

/乙でしたー
/こんな子でスイマセンOTL
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:00:10.48 ID:WCniBqp7o
>>946

…こほん
龍の再生力を、そこらの一般生物と同じにして欲しくはないのデス…

【なんとびっくり、龍だったようです】
【しかしそれを自慢している感じは無く、已むを得ずと言った感じで】

最初は暇つぶしにはなってマシタが…
このところは飽きてきマシテ

【怒っているのか、嘆いているのか】
【あるいは織り交じったような不思議な語勢をして】

血が流れるところが無いカラ流れないのデス
他人の血の匂いは嫌いなノデ

難しいことではないデス
単に、凍らせてやったダケのことデス

【何だそんなことか、と言いそうな表情をして】
【呆れか、呼吸を置きたかっただけか、ため息を一つ吐いた】

【死体を改めてよく見るならば、傷跡からでも分かる鋭さの抉り傷と】
【その線にそって氷が走っているのがわかるだろう】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:00:14.25 ID:deM0O38Do
>>949

ほぅ…

【カノッサの名を出しても顔色一つ変えない青年に、男は感嘆を漏らした】
【もしかしたら、見た目以上に骨のある男なのかもしれない。そう思ったのだ】

手合せ、か。別に、今からでもいいんだぜ?

【青年の笑みに、だいぶテンションが上がっているようだが、ゆっくりと去る青年を深追いはしない】
【何故なら、ここで手を出して彼が本気を出せなかったとしたら、損だからである】
【強者の全力全開で挑んでこなければ、この男の闘争欲は満たされないのだ】

ここも、まだまだ楽しめそうだな…

【壮年の男は煙草を、所謂デコピン≠ナ消し飛ばすと、青年の後姿を、もう一度確認して、その場を後にした】

/イエア。また機会がありましたらお願いします。お疲れ様でした。
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 00:03:49.17 ID:nllzvLbp0
次スレ
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297954921/
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 00:04:35.88 ID:nllzvLbp0
間違えた
次スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297954921/
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:04:56.35 ID:qIdWQ/gAO
>>950
【女性の言葉を背中で聞き、そっと呟く】
いやー鋭いなぁ、それともオレが下手なのかね。まぁ良い経験になりましたわ

【そのまま病院へと歩いていった】

/乙でしたぁ、こちらこそグッダグダっぽくてすみません;
ちなみにwikiに“屍”というキャラいませんでしたが新キャラですか?偽名?
スレ建てよろですー
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 00:10:08.94 ID:TL6mRC390
>>955
/紅閻寺リンってキャラさ
/けど編集してないからわからないだろうけど
/実は死んでいてアーグってのに屍人として生き返らせた。しかし本人はしらない
/だがアーグに完全に乗っとられた事により全てを思い出し死んだが
/アーグが消滅した事により自由になったのさ
/ついでに能力とかは変わってます
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:10:17.36 ID:cfeGgCqDO
>>948

【向かい側から歩いてくるのは女性】
【豊かな長い黒髪】
【ほとんど黒と言えるダークグリーンのコート。】
【そして、背中には】
【華奢な身体に似つかわしくない…大きな大きな剣】

【一陣の風が吹き、彼女の髪を揺らした。】


……ちっ


【と舌打ちして、彼女は手でそれを整える。】

【その行動に気を取られているため、】

【男とぶつかってしまうかもしれない。】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:15:30.54 ID:qIdWQ/gAO
>>956
/ほぅほぅ、wikiってみます
改めて絡み乙でした!
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:15:59.57 ID:Z55qbExBo
>>951

龍?龍っていうと珍しい生き物と聞いて一番最初に思い浮かぶアレか
……って事は、お前の本当の姿は龍であって今のそれは化けてるって解釈で良いわけか?

【そういえば他にも龍のような少女がいたなあ、と淡い記憶力で思い出し】
【龍には変な奴が多いのだろうか、そんな失礼な事を思っていたのだった】

そりゃあどんな事でもマンネリ化するさ、慣れる=変化が無いって事でもあるしな
これを機会になんか違う暇つぶしでも探してみたらどうだ、例えば……例えば……

【腕を組み顔を顰めて何かないかと考えるけれど……】
【思いつかない辺り非常に残念な感じ】

鉄分は摂っておいた方が良いかもな……

凍らせる、あーそんなタネと仕掛けかーオレの目も大概だなあ
確かに凍らせれば死ぬ、しかし人間程の物凍らせるってのは結構凄い事だな
……つーか冷蔵庫要らず、だな

【人間というのはその殆どが水分で―――などという台詞は使い古されているが】
【それにしたって水分量は結構な物、それを凍らせるとなると……】
【と考えて、もし自分と彼女が戦ったら負けるかなあと思うのだった】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/18(金) 00:16:04.61 ID:rcLIkqHE0
>>957

ん、わっ――と!

【とんっ。案の定とでも云うべきか、彼と女性とは正面衝突してしまうだろう】
【だが――バランスを崩したのは少年の方だ。そう、明らかに体重が軽い=z
【女性の方が重い武器である大剣を佩びているとはいえ、仮にも男がこんなに――?】

ああ、ごめんごめん!前を見てなかったよ――。

【なんとかバランスを保った少年は、携帯電話を持っていない方の手を顔の前で立てた】
【謝罪の意を示しているのだろうが――何となく軽薄な挨拶だと取られても不思議は無い】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 00:17:48.33 ID:Xf73PxmJ0
>>958
/ういうい
/長く編集してないからわからない事あったら舞台裏できいてください

/改めて乙でした
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:29:35.89 ID:cfeGgCqDO
>>960

……

【ジロリ、と男を睨みつける女。】

…あんた、それほんとに謝ってんの?

【と、質問した。若干怒ったような、苛立ったような、そんな口調だ。】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:34:44.67 ID:WCniBqp7o
>>959

その言われ様はあまり好みではありマセンが…
まァ、そういうことデス
龍の姿だとあたりが窮屈になってしまいますカラ

【安直な思い浮かばれ方をしたのが少し気にいらないのか】
【その部分を強調するように強く言った】

まぁ、いいです
暇を潰さなくても死ぬわけデハない…
適当にしてたら時は過ぎマス

【探す気は、めんどくさいようで毛頭ないようだ】

何を勘違いしているんデス?
血を流さないためには、傷の部分だけ凍らせれば良いのデス
全身凍らせるとなると魔翌力が勿体無いデスよ?

【つまり、器用にそこだけを凍らせているらしい】
【したがって凍らせているのは単なるおまけで】
【メインの殺傷力はまた別のもののようだ】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/18(金) 00:34:48.94 ID:rcLIkqHE0
>>962

えっ、あ、うん。一応……。
ごめん、ボクが悪かったからそんなに睨まないで、ね?

【彼女にそう言われて焦りを覚えたのか、帽子を手で押さえて頭を下げた】
【……帽子を取ることが出来ない、止むに止まれぬ事情でもあるのだろうか】

にしても、物騒な武器を持ち歩いてるね……。

【ふと、彼は彼女の背中に負われた大剣に視線を向けながら、そんな言葉を零す】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 00:38:22.85 ID:WFCt3r5DO
【街道】

どうしたのキャノンボーラー?
【1人の少女が屈みこみ、目の前のキャノンボーラーと呼ばれた『モノ』に話し掛けている】
【くすんだブロンドの長い髪、カウボーイハットとその上に掛けられたゴーグル】
【丈が短すぎて豊かな胸の下部が丸見えの黒いノースリーブタートルネックのニットシャツと、その上に着た茶色いロングコート、手には厚いバイクグローブ】
【カーキの丈の際どいホットパンツに黒と白の縞のサイハイソックス、更にその上にブラウンのチャップス、そして円拍のついたブーツ】
【腰にはガンベルトが巻かれ、右に横向きに2つの銃身が並んだ複銃身式拳銃の入ったホルスター、左にラリアットと呼ばれる投げ縄、後ろには横向きの円柱のポーチ】

【という変わった格好の少女が話しているモノ――黒い大型バイクは型はほぼフルカウルのツアラータイプだが、目のような赤いライトや鋭い角のような物がフロントにあり、巨大さと相まって、闘牛様の牛や野生のバイソンを思わせる】

【当然、街中では目立つ】
【よって彼女らの周りには軽い人だかりが】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:46:38.92 ID:cfeGgCqDO
>>964

ふんっ

【それを聞き、彼女はもう一度舌打ちをして睨むのをやめた。】
【煩わしそうに髪を押さえ、やがて風がやんだらそれを離す。】

……別に、大したことはないわよ

【そしてからいなおすように大剣を揺らした。ガチャリ、と不気味な音が響く。】
【しかし、とここで彼女は改めて相手を観察した。気になることが二つほどある。】

【まず一つ、男は軽すぎないか、と言うこと。】
【ぶつかったとき、手応えをあまり感じなかった。】

【二つ目。帽子。】

【一応謝るときは、はずすもんじゃあなかろうか。それをしないということは…】

【なんか事情でもあるのか、】


……帽子


【女は指さした。】


そんなに大事なの?

【思考の結果、とりあえず尋ねてみることにしたのだ。】

【どこかぶっきらぼうなものいいなのは、彼女の癖である。】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 00:47:11.54 ID:Z55qbExBo
>>963

なんか大きそうで場所取りそうだものなあ……
人間中心の場となると文字通り羽も伸ばせそうにない、か

【そこでふと「人の姿になって彼女がこの街にいるのは何故だろう」と彼は思ったが】
【そんな質問は些か無粋かと思い留まり軽く首を横に振るのだった】

そっか、まあそれなら仕方無いのかな
(ま、実際他人にあーだーこーだ言う程に趣味がある訳でもないしなあ)

【他人を見て自分を省みるなんて事はよくあるといえばある】
【今回は大分ダメな感じではあるが】

思うより器用なのか、それでも十分脅威ではあるけどな
暴力的な氷結でなく選択的な凍結、コントロールってのは結構難しそうだし
(もしかしたら暴力的な方も持ち合わせてるかも……だし)

【凍結というのはどこか絶対的響きを持っている、それが能力となれば尚】
【少女がそのような力を持っているというのに自分は……】

オレはこんなんだしなあ……微妙だわな

【呟きながら掌を天に向ける、唐突に黒い物体が湧き出し】
【ある程度にじみ出た所でなにやら指向性でもあるのか丸く形を変え】
【出来上がったのは黒いボール、ただそれだけ】

お前と比べると更に微妙だなあ……ちょっと交換しねえ?

【無論そんな事は出来はしないが】
【肩を竦めて黒いボールを地面にボトリと落とせば、肌から離れた瞬間から形は崩れ】
【やがて霧散し消える、不定形の黒色は其れは絶対的な能力では無い】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/18(金) 00:55:11.52 ID:rcLIkqHE0
>>966

(……ふぅ、危なかった……)
(あんな大きな剣向けられたら、今のボクじゃどうしようもないからね……)

【軽い態度を取っていた彼だったが、内心では相当な冷や汗モノだったようで】
【怒りを抑えたらしい様子に、表情には出さないままに心中にて胸を撫で下ろした】
【そして、彼女の動きに合わせて鳴った金属音に、小さく苦笑を零すのだった】

【と。女性の質問に対し、彼は驚いたような表情を浮かべて再び手を帽子へと伸ばした】

あ、ああ、これかい? まあ、大事といえば大事。
別に親の形見とか、そういう訳ではないけれど――お気に入りだから。

【僅かに周章てた様子を見せながらも、彼はその帽子についての感情をつらつらと述べた】
【これもまた、余りにも重みが無い。立て板に水のように出て来はしたが――?】


ぁ、そうだ。キミは――どっち≠ゥな。
世間一般で云う、良い人≠ゥ悪い人≠ゥ……。

【ふと。話題を逸らすようではあるが――彼は彼女へとそんな質問を投げ掛けた】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 01:00:14.51 ID:z2Y1LiXSO
>>965
おらおらおらーそこのけそこのけお馬が通るぞー…っと
【人混みを掻き分けて一人の人物が現れた】
【何となく似た雰囲気】
【コスプレなんてレベルじゃない映画館のスクリーンから抜け出たような服装の保安官】
【長い金髪を後ろで束ねた青い目の異人さんがお馬をひいてやってきた】
足止めてんじゃねー、通行の邪魔だ馬鹿やろー
【人混みに注意、というか文句を言っている】

/まだいる?
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 01:11:10.15 ID:cfeGgCqDO
>>968

…ふーん。

【お気に入りか。自分のこのコートみたいなもんかな、と感じた。もうかれこれ何年も使っている。】
【そして、彼女はポケットをまさぐり、タバコの箱を取り出した。】
【相手に断りもせずに一本取りだし、手慣れた様子でライターで火をつける。】

【そして煙を深々と吸い込んで吐き出す。全身に煙を行き渡らせるように、わずかに目を細めた。】

……うーん

【相手の質問に頭を悩ませた。いい人か悪い人か…どっちか非常に難しい】

【一般的にいい人、と言われるような行為、…人助けなんかもしたことあるし、】

【その逆、悪い人、極悪な行為もしたことあった。剣士だから人を殺したことなど数え切れないくらいだ。】

…なんでそんな質問するのよ。

【と、紫煙をくゆらせながら聞き返す。】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 01:11:21.20 ID:WFCt3r5DO
>>969
『ちっ、なんだよ』
『ママーもう一人似た人が・・・』
『しっ、見ちゃだめよ・・・さぁ行くわよ』

【人だかりは段々と消えていく】

うーん、それはそうだけど・・・

【少女はまだ男の存在に気付かず、黒い大型バイクことキャノンボーラーに話し掛けている】


/はいここに
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 01:18:36.27 ID:z2Y1LiXSO
>>971
(オレは危ない人かっての……)
やれやれ………
【馬をひいて少女に近付き話しかける】
こんばんはお嬢さん、こんな道のど真ん中でどうしたんだ?
エンストでもしたか?
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 01:22:01.00 ID:JTq65mWIO
>>970

……ん、けほっ!

【どうやら彼は煙草の煙は得意では無いらしく、彼女が吸い始めるとすぐに咳き込み始めた】
【……軽くはあるが、不良という訳では無いらしい。そして先のセリフ。彼は一体――?】

ん、簡単さ。

今――世界は混迷しているよね? カノッサ機関に、R.I.P.=c…。
だから、そんな巨悪≠ニ戦う人達を探しているんだ。

ボク自身には戦う力はあんまり無いから、出来る事を――ね?

【――彼の語る言葉は、先程までの態度とは一変している。強い。信念が感じられる言葉だ】
【帽子で隠れかけた蒼い瞳は雄弁に語っている。ボクは本気だ=\―其処に、一切の偽りは無い】

【……彼の本質は、一体?】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 01:23:42.52 ID:WFCt3r5DO
>>972
ん? 
【クルリと男の方を向き】

こんばんは、お兄さん

ちょっと相棒と今から宿に泊まるか野宿にするか相談をしていたの
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 01:32:00.94 ID:z2Y1LiXSO
>>974
は?相棒?そのバイクのことか?
(あちゃ…こりゃキてるタイプのやつか……?)
(いやいや、まだわからんぞ、ドラゴンや妖精さんのいる世界だし……)
【ちょっと失礼な想像をしながら】
てか、そんな格好で野宿は駄目だろ
風邪ひくし、変な男に寝込みを襲われちまうかもしれないぜ
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 01:35:21.61 ID:cfeGgCqDO
>>973

【そして彼女は三度目の舌打ちをし、タバコを捨て、もみ消した。相手がせき込んだからだ。なおも吸い続けるようなことはしないということから、見かけほど怖い人ではないかもしれない。】

…ははあ、そういう分けね。

【合点がいった、というように呟く。相手の態度からして嘘ではないだろうな、と感じる。最も、信用する理由もないのだが…】

……

【ここで少し沈黙。…何かを思案する遠い目】

【相手が言った二つの組織とはどちらも戦ったことがあったのだ。そして彼らをことごとく邪魔した。そのことを言うべきか迷っているのだ。】

…まあ、それなら

…私は「いい人」になるわね。

【とりあえず曖昧に答えた。】
【自分はその二つの勢力と戦ったことがある、と示唆する発現だ。】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 01:39:07.90 ID:WFCt3r5DO
>>975

うん、そーだよ
【その顔に嘘や冗談で言ってる様子はない】

毛布はあるから風邪はひかないし、寝てても銃は抜ける位には鍛えてるから
【右の銃を軽く指で叩く】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 01:41:41.62 ID:JTq65mWIO
>>976

あ、ああ、ごめん! 気を使わせちゃったね……。

【その様子を見て、彼は小さく頭を下げた。矢張り手で頭を押さえて、帽子を取らないまま】
【やはり軽い感じではあるが、多少どもった辺り見かけ程怖くなくて安堵しているに違いない】
【……先程のセリフを吐いた人間と同じ人間とは思えない様子というか、何というか】

お、そっか!
じゃあ――justice≠チて組織は知ってる?

【此処で質問が次がれる。この言葉から鑑みるに、彼はjustice≠ニ何らかの関係がある人物なのだろう】
【だが、直近のどの戦いにも、彼の姿は無かった。戦う力は無い≠ニいう台詞は本当なのかもしれない】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 01:54:10.35 ID:z2Y1LiXSO
>>977
(うーん、わからん…クスリはやってなさそうだが)ま、いっか
【少女に向けて諭して言い聞かせるように】
あのな、世の中強い変態だっているんだぜ
それに、オレは君みたいな子を危険な目にあわせたくないんだ
分かってくれよ、なんなら宿はオレがとってやるからさ
あーあと、コレは仕事とかの範疇じゃなくて
完全にオレが慈善とお節介で言ってる事だから、お嬢さんが嫌なら別に断ってもいいんだぜ
【それからニヤリと笑いながら】
ただ、断った場合オレは野宿してる間一晩中アンタのことを見張ってるかもしれんがな
【とりあえずお人好しなのは間違いない】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 01:57:46.89 ID:cfeGgCqDO
>>978

じゃすてぃす……?

【知らなかった。初耳である。】

【彼女はつい最近、他の世界から偶発的にこの世界に「とばされた」のだ。ゆえに勢力には疎かった。】
【ちなみに、本人は飛ばされたのを喜んでいた。この世界には強者がうようよしているからだ。戦いが三度の飯よりも好きな彼女にとって、願ってもないことだからだ。】

…いや、知らないわね。
あんたその組織の人間なの?

【と聞いた。】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 02:05:41.56 ID:WFCt3r5DO
>>979

ねーどーしますかキャノンボーラーさん?
知らない人について言っちゃいけない法則はこの場合適用されちゃう? 
【キャノンボーラーが、その問いに応えるように排気音を発する】
うーん、ふむふむふむ・・・・・・お兄さんに質問!
【勢い良く左手を上げ】
ちゃんとしたシャワー付きの宿を知ってますか?
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 02:06:49.76 ID:x9RTl93IO
>>980

あちゃぁ、知らないか。
ん……まあ名前の通り正義≠フ組織だね。あ、個人の云々というより大衆の正義≠チて感じ。
拠点は水の国の森にあるお城。スゴイでしょ?

色んなテロや抗争に介入して止めたりとか、街の小さな諍いを仲裁したりとか……まあ活動は色々。
ボクはその組織の……そうだねぇ、勧誘係?

【つらつらと、彼は簡単にjustice≠ノついての説明をしていく】
【機関やR.I.P%凾ノ対抗している事、かつてネル・ナハト≠打ち破った事――】
【どうやら、それなりに長い期間この世界での活動をしてきた組織のようだ】

【――ふと。彼の青い瞳が、大剣の女性の目を真っ直ぐに捉えて】


……頼みたい事は、一つだよ。
justice≠ノ協力、或いは加入して欲しいんだ。
様々な悪に闘うため――団結は必要だ。

勿論、嫌ならそれで構わないよ。
こちらから何をキミに与えられるかも、分からない訳だし――。

【そう――彼の真の目的を、はっきりと告げるのだった】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 02:07:53.63 ID:WFCt3r5DO
>>981
/最後に追記

【後ろでキャノンボーラーが抗議の声を上げるように大きな排気音を連続して鳴らす】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 02:12:30.28 ID:z2Y1LiXSO
>>981
(わ、話してる…言語は理解できんが……)
むしろ普通に街中の宿でシャワー付いてない方が珍しくないか?
カプセルホテルぐらいだろ

あと、知らない人ってもオレお巡りさんだからな
【この場合警察官ではなく保安官だが】
なんなら銭湯にでも寄るか?
オレも仕事帰りによく行くのがあるんだがよ
でかい風呂ってゆったりしてていいよなー
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 02:16:01.98 ID:cfeGgCqDO
>>982

ごめんなさいね。あまり組織には詳しくないのよ。

【女は言った。詳しくないというか興味がない。戦闘以外には無頓着であるのだ。】

……

【相手の話を聞いた。しかし、別段驚いたり、感心したりしなかった。ふーん、て感じである。】

……なるほど、そういう分けね。それが本心か


【そして、相手の目をこちらも見返す。】

一つ質問があるわ。

【いつになく真剣な声だ。目も鋭い。剣士のそれだ。】

加入したら、「今」よりも戦える?

【女にとってはそれが全てだった。】

【戦闘こそ、彼女の生きる喜び…】

【存在の証明…】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 02:25:34.14 ID:x9RTl93IO
>>985

……へぇ。

【彼女の剣士の目≠その目でしかと見て、彼は感嘆したような声を一つ洩らした】
【――分かるのだろう、何となくではあるが。沢山の人間と、こうして関わってきた彼には】
【だからこそ、その実力をひしひしと感じているのだろう。――頼りになりそうだ=z

キミの今≠ェどれくらいかは、分からないけど……。
まあ、悪人に絡まれる機会も多くはなるだろうし、絡みやすくもなるかもしれない。
全ては、justice¥椛ョって事をどう活かすかに関わってくるよ。
……ボクみたいに、全く戦わない人だっているしね。

――OKなら、名前を聞かせて?
ボクの名前は……エリオットだ。

【まるでラブレターの返事をせがむかのような調子で――エリオットは彼女へと選択を突き付けた】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 02:29:12.61 ID:WFCt3r5DO
>>984
最近はテロリストや危ない能力者のおかげで水道管やシャワールームが壊れてることなんかも少なくないんだよ 
【ため息を吐きながら】
前なんか浴槽にアルカリで処理中の遺体があって、驚いてたら後ろから斧を持った宿のオーナーに・・・・・・ 
【また、ため息を吐く】

ん?お巡りさん・・・えーどう見ても怪しい・・・

え?銭湯!?行く!行きます!!お巡りさん!!! 

【同じウェスタンルックな人間に怪しいと言い掛けるが、銭湯の言葉を聞いたとたんこの通りに】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 02:39:26.31 ID:z2Y1LiXSO
>>987
あー…そりゃ不運とゆーか……災難だったな……
【同情しようにも予想を超えていた】
あのなあ…ここらじゃあ怪しいコスプレかもしれねーがな
オレのいた世界じゃあこれがノーマルだったんだよ
こっちきてビックリしたぜ
自分みたいな保安官が映画のテーマになってるんだからな、それも随分古いってんだからダブルにショックだぜ
大体お前もそう変わらないじゃねーか………
【元は全く違う世界からやってきたというわけだ】
なんせ今から行くところだったしな、すぐソコだぜ
【角を曲がってすぐ、小さな通りに面した昭和ルックな銭湯だ】
【イメージBGM:『神田川』/かぐや姫】
【番台があって『男/女』ののれんがある】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 02:40:56.09 ID:cfeGgCqDO
>>986

【彼女はその瞬間、不適に笑った。】

……

【結構だ。生かしてやろうじゃないか、そう考えた。】

ロータスよ。ロータス・ブラック

【そして、「返事」をする。】

と言っても、呼ぶときは、「黒睡蓮」って呼んでちょうだい。そっちの方が慣れてるの

【と付け加えた。】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 02:46:46.25 ID:x9RTl93IO
>>989

ん。ロータス……ああ、黒睡蓮さんね。
これから宜しく、黒睡蓮さん!

【そう、彼は明るい口調で言った。目は判別し難いが、その口許は確かに笑っていた】
【恐らく、新しい仲間≠ェ増えた事に、大きな喜びを感じているのだろう】

さっきも言ったように、justice≠フ本拠地は水の国のお城だよ。
組織に用事があるのであれば、其処に来れば大方なんとかなる筈だ――。

じゃ、もう遅いしボクはこの辺で。
黒睡蓮さんも、強いからって遅くまで歩いてちゃ駄目だから!

【最後に伝えるべき事を伝えて、エリオットは手を振ると去って行こうとする】
【黒睡蓮が呼び止めなければ、彼の姿は夜の闇へと消えていく事だろう】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 02:50:34.77 ID:WFCt3r5DO
>>988
まぁ・・・時はまさに世紀末ですから
【仕方ない・・・と言った様子で】
『俺のいた世界』?・・・あぁ成る程、異世界から・・・え?変わらない?そーかなぁ・・・
【キャノンボーラーが同意するように一つ大きな排気音を発する】
いやー昔から銭湯という画期的な大衆浴場があるという話は聞いてたけど・・・・・・
【どうやら来たのは初めてのようだ】
【因みにキャノンボーラーは誰の力も借りず自律的に動いて着いてきてる】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 03:02:05.87 ID:z2Y1LiXSO
>>991
むしろ、本職じゃない分お前のが問題だろ

そのバイクすげーな…勝手に動いてるし、意志もあるみたいだし
ここまできたら逆に喋れないのがもどかしいぜ……

流石にバイクは外に止めとけよ
おばちゃん、二人分な
【番台に二人分の入浴料を払う】
最初はオレも馬鹿にしてたが風呂あがりの牛乳ってのはたまらなくうめーよ
程よく抜け出た水分が補給されてく感じがいいぜ
理屈で言ったらスポーツドリンクの方がいいんだろーがね………なんでかな、牛乳には適わねーんだよな……
【アメリカ人、銭湯について語る】
タオルとかは…オレの使い回せばいいか……
もしかして、そういうのダメなタイプか?
【新しいの買った方がいいか?と、問う】
えー……あ、それとそろそろ名前も教えてくれよ、これから裸の付き合いすんだ
赤の他人って訳でもねーだろ
オレはフィレスだ、さっきも言ったが『本職の』保安官だ
こっち(の世界)じゃあ保安官って感じでもないがな
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 03:02:12.24 ID:cfeGgCqDO
>>990

ええ。よろしくね

【女はそう答え、】

…ふん、よけいなお世話よ。自分の心配でもしなさいな

【と、またぶっきらぼうに呟き、相手の背中を見つめた。】

【やがて、彼女も反対方向に歩き出す。】

……

【タバコをくわえ、大きく煙を吸い込み、】

【吐き出す。】

……

【そして、ニヤリ、と笑い。】



…─────面白くなってきたわね



【と、呟き、】

【その背中を雑踏に消した…】



/お疲れさまでした!
/勧誘してくださってありがとうございました!
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/18(金) 03:04:23.62 ID:x9RTl93IO
>>993
/遅くまでお疲れ様でしたー!
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 03:20:23.66 ID:WFCt3r5DO
>>992
えーそんなことないよー・・・・・・ん?あぁキャノンボーラーは意志があるアートマンだから

【彼女にキャノンボーラーが重なったかと思うと、キャノンボーラーは影も残さずにそこから消える】

へ?お金もしかして私のも払ってる?
【どうやら自分の分は払うつもりだったようだ】

牛乳ですか、なんだか早飲みがしたくなりますな
【給食時間の小学校低学年男子な発想の異世界人】

タオルは大丈夫だよ
むしろ使わせてくれて有難う

あっそうだ自己紹介!
ごめんなさい、忘れてたよ・・・・・・
私はマーシー=ウェイ、さっきのバイク型アートマンはキャノンボーラー、正式名はキャノン・ボール・ランだよ
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 03:28:56.38 ID:z2Y1LiXSO
>>995
ああ!アートマンか!成る程な、どーりで!
【納得した、アートマンは辛うじて知っていたようだ】
マーシーな、憶えた
(クスリ…やってねえよな……?)
【名前的な意味で】
やめとけ、オレは10本イッキして顔中の穴って穴から牛乳を吹き出した男をテレビで見たことがある
【安d…onちゃんです】
【知らない人は気にしない】
風呂代ぐらい任せろって、牛乳も後で奢ってやるよ
ん、大丈夫か、じゃあ入るかー
【レッツゴー女湯】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 03:41:33.63 ID:WFCt3r5DO
>>996
ごめん、これも言い忘れてたよ、不思議だよね普通バイクが意思表示したり一人でに動いたら
【申し訳なさそうな顔をする】

うん、よろしくねフィレス!
【マサシ・・・・・・】

えー何そのとある暗殺拳の正当後継者にツボ突かれた人みたいな状態・・・・・・

んーでも悪いような・・・・・・

て?わ、わ、ちょっと待って!
【急いで着いていく】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 03:52:53.06 ID:z2Y1LiXSO
>>997
まぁ、こっち来てから不思議な事ばっかりだしな
AIとかでもおかしくないと思ってたぜ
【ま、人間慣れるもんよ、と笑い飛ばす】
気にすんな、誘ったのはオレなんだし
【それに、と続き】
野宿するか宿とるか悩んでた人間に金出させるのもどうかと………
【in更衣室】
脱いだもんは畳んで籠に入れとくんだぜ
貴重品は番台に預けた方がいい、ってもこの時間じゃ他に誰もいないから問題無いかな
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 04:02:40.72 ID:WFCt3r5DO
>>998
最近は機械も凄いから、強ちないとも言えないかも
【はははと笑い】
んーじゃあお言葉に甘えさせて頂いて・・・・・・

む・・・まぁ確かに手持ちは少ないけど・・・・・・

【そして更衣室】

銃は・・・まぁ番台さんも困りそうだしいいか
【次々、脱いで籠に入れていく】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/18(金) 04:12:00.35 ID:z2Y1LiXSO
>>999
流石に銃はな、他人に預けるもんじゃないな
【クロス、アウッ!】
いやしかし、一日外にいると服も体も汚れるもんだ
【性格、口調、服装、身長、顔つき、胸】
【友達なんかに○○が男なら良かったのに、と言われるタイプに間違いないのが改めてよくわかる】
ちゃんと体洗ってから浴槽に入るんだぞー
1001 :1001 :Over 1000 Thread

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