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【ボク死たがりで】能力者スレ【生きたがりです】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/02(土) 04:39:58.15 ID:wOiQuLhU0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1301492941/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/02(土) 04:44:21.09 ID:p7xETTuAO
>>1乙です。お手数おかけして申し訳ない…
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 04:53:25.31 ID:ieqO9caro
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/02(土) 12:14:43.36 ID:xPue5yClo
>>1乙ですよー
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 14:05:29.99 ID:Q7yimMZ6o
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 17:09:31.73 ID:qXqiCJ0Oo
>>1乙なのですヨ!
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/02(土) 17:10:07.55 ID:wAipP9L+o
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 18:14:24.93 ID:tpTgQeV5o
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 18:25:13.43 ID:AjFfP0uJo
>>1乙ー
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 18:27:09.72 ID:+vtE6adIO
>>1はホルモンファンか?wwwwww
乙ー
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/02(土) 19:22:52.14 ID:3GREugW90
>>1
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) :2011/04/02(土) 20:12:20.75 ID:srcgxyAuo
>>1
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 20:12:22.32 ID:qXqiCJ0Oo
【草原、平地地帯】

……準備、できてる。みたい、だね。

【一人の少女が、そこに佇んでいた】
【セーラー服に白衣の、おそらく高校生であろう格好】
【伸ばしっぱなしの長い黒髪は、ぼさぼさに荒れっぱなしで】
【淀んだ目の下には、分厚いくまが出来ている】
【その右腕には、“統一征斗会 科学部第十三研究所”と書かれた腕章が着けられている】

戦争のための、物は……、戦争で試してみなければ。意味はない。から、ね……。
っくくく……、くく、ごほっ、ごほっ。……むせた。

【柄にもなく高笑いを上げてみようとして咽てしまった】

……さて、私、の……出……、……番は、有る。のか、……な。

【少女の周囲には、4つのコンテナが】
【少女の背後に有るコンテナには“Hecatonchires”[ヘカトンケイレス]と記されており】
【前方に有るコンテナには、“Cyclops”[キュクロプス]と書かれている】
【両方共、サイズは2m程であり、かなり頑丈な構造をしているようだ】
【中に何が入っているかは、予想がつかない】

//レンジャー部隊 & マーシャル・T・ロウ & ギルマスの皆様方、よろしくお願いします!
//遅れてしまいまして、誠に申し訳有りませんでしたッ!
//>>前スレ991に投下していましたが、分かりづらいかも知れないので、此方に再投下させて頂きます
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/02(土) 20:13:43.06 ID:3sJ/7Dsro
>>1乙ッ!

>>981

【国軍旗艦・甲板上】

――――――っつぅ…………、あーもぅ、転んだじゃないか……!
何、何? 手品? 魔術? トリックスター?

【もう直ぐ戦場になろうとしている其処に、何処か場違いとも言える姿】

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】
【広い甲板の上、艦同士の衝突による大きな衝撃で、転んだらしく】
【鈍い痛みに顔を顰めたまま、自分の腰辺りを擦っている】

【手品師を連想させる姿の少女は、光学迷彩≠ノ単純に興味を持ったらしく】
【突如現れた艦船に酷く興味を示すが、其れも少しの間だけ】

【突撃を仕掛けてきた艦から此方へと乗り込んでくる二人に気づき、眉を顰めて】

――――何はともあれ、敵、みたいだね……全く……。

【このような場所に乗り込んでくる程の人物だ、只のナンバーズ、という訳でも無いだろう】
【少なくともこの戦場においては重要な存在である。そうとっても可笑しくは無い】

(――大変なことになりそうだね、ほんと)

【内心、無事に事が済む事を祈りながら、一つ大きな溜め息を吐いて】

……≪精製≫。

【呟くと同時。少女の右手の内に、刃渡り1m程の漆黒の剣が、言葉どおり≪精製≫される】
【鋭い刃の切先は斜めに甲板に向けたまま、ほんの少しの敵意を篭めた瞳で二人の来訪者を見据えた】

/ルシア・マリカです、皆様よろしくお願いいたしますっ
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 20:14:33.83 ID:6XbeQDnD0
>>1乙!
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 20:15:56.71 ID:Q7yimMZ6o
>>996(Blackheart)

えぇ──つい、本当に2日ほど前の事でした。
もしあの場で在って居なければ──きっと、私はここには立っていない
平和的な再会は、生憎とできませんでしたけれど
既に出会ってしまった今宵。致し方、ございませんわね

【愉快そうに笑うブラックハートとは対照的に、真面目な表情でエルは紡ぐ】
【そして彼女は──その場に立ったままに。現れた2名の正義の使者たちへ視線を向け】

>>987>>989(The Justice)

青義同盟──近頃名をお聞きする、新しい正義組織の名前、ですわね
その組織の一員とお見受けいたしました
そして其方のお方も──お知り合い、ということでよろしいようですわね

【少女はそう言って。そも戦に向かないような、お嬢様言葉で語る】
【「無効化」と、何より「青義/正義」の言葉──】
【それだけで、敵と判断するには十分過ぎる材料であり】
【彼女は。蒼い蒼い目で、赤と鳶色の双方の瞳を見つめ──】

────、一つ、忠告を。いえ、助言と言ったほうがよろしいでしょうか。
名も知らぬ正義のお二方。

もし。もしここで、私たちや或いは機関の方々に害を成さぬと約束するのであれば──
約束して、速やかにお帰り願えると言うのであれば──
私は、あなた方を攻撃など致しません。

私の望みは、戦闘ではないのです。
適うことならば──このまま、あなた方を傷つけずに終わりたい。

ですから──お願いです。猶予はこの一瞬のみ
どうか……どうか、お帰りくださいませ──!

【──口から溢れてきたのは、そんな】
【少女の、必死の願いであった】
【出来ることならば、戦いたくない。出来ることならば、血を流したくない】
【嘘をついているとは、到底思えなかった。きっときっと其れは、彼女の本心からの想い】

【「敵」の説得──そして、「殺さない」と。「殺したくない」】
【いや、そもそも「傷つけたくない」とする其の願い】
【嗚呼──それはまるで、正義の人間が語るような理想ではないか】
【嗚呼──それはまるで、正義の人間が紡ぐような願いではないか】
【何故。何故少女は、「其方側」なのだろう】
【正義の人間ではなく。どうして。何故】
【少女は、悪と呼ばれる人間の側に居るのだろう】
【其の疑問に答えられるものは──きっと、この場には居ない】

>>ALL

──ッ、ブラックハート様……!

【彼女の願い。其れを紡ぎ終わった瞬間のことであった】
【ブラックハートが、行動を起こした。起こしてしまった】
【あぁ。あぁ。これでは、殺し合いになってしまう】
【ごめんなさい。ごめんなさい──やっぱり、戦いは避けられません】
【心の中で謝りながら】
【悔しそうに、きゅっと唇をかみ締めながら】

【まだ、術や攻撃を発動する気配を見せず】
【ただただ、彼女はすっと右手を朝宮とゼビレイへ向けた】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 20:17:09.04 ID:MqML/3IEo
全スレ>>981

――――おい、カノッサぁああああ!
【正義と、悪が交わる戦場へと響き渡る、、大きな大きな、正義の心を持った少年の叫び声】

【黒い学生服をキッチリと着こなし、黒い瞳は、曇り一つなく、少年の純粋さを表している】
【いつもと変わらない、黒いぺったんこの髪。腰には2つのホルスターを付けている。中に入っている銃は2丁とも、それぞれ、片方の手に握られている】

【そして、思いっきり息を吸った後】

俺は―――対機関連合の宮本重太郎!
皆が幸せに暮らせる世界を作る為!
そして―――俺の「正義」を貫く為!お前達と今、ここで戦う!!
【右手の銃を、空へと向けながら、少年の怒りを表したかのような、先程よりも大きな声で、「思い」を「正義」を叩きつける】

「もう、『毎度の事だけどよぉ、熱くなりすぎじゃないか?重太郎、落ち着けよ」
『ま、それをフォローするのが僕らの仕事ってもんじゃないかな?
【両手から発せられた声、どうやら、この2丁の銃喋る魔銃らしい。魔銃と言うからには、何か、他の機能もあるのだろう】
【そして、右手の銃には、今この瞬間にも魔翌力が溜まっているのが分かるだろう】

【闘志剥き出しな様子の少年と、対照的な銃。今にも銃弾をぶっ放しそうである】

/おくれてすいません。重太郎です。よろしくおねがいします








18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 20:19:45.87 ID:ZGUFTaJDO
>>983
【国軍側―――最前線よりも少しばかり後方】

―――ああ、つまらない

【夜色ののっぺりした無装飾な仮面を付けた、壊れた錠の形の髪飾りを付けたポニーテールの人物がぼやいていた】
【漆黒の長髪は後頭部の高いところで結ばれポニーテールとなり、夜色の仮面は無機質さと冷たさを感じさせる】
【白いインナーの上に、黒い上着とショートパンツを着ており、白のニーソックスが足を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった黒い半月形のポーチらしきものが付いている】

国軍は名前ばかりの腰抜けがワラワラいるし、敵さんは……あれはなに?お人形の軍隊?
しっかし図体のでかい兵器だ………発射間隔の隙を突いて潜り込むのが定番ではあるけど、さて

【岡目八目、というわけでは無いが、後方に位置することでゆっくり戦況の分析を行っているようだ】
【少女は言いながら、仮面を付け替える―――今回は、ピエロ風のビビッドカラー仕上げで】

【それから、ポーチから取り出した半円形の刃物二枚を組み合わせて、円形になったそれの内側の持ち手を右手で握る―――まぁ簡単に説明すればチャクラムだが】
【戦闘体勢を整えると、視線を前方の戦車に向け―――】

ともかく暴れましょう―――くだらない機関の連中を叩きのめせば気分も晴れるでしょう!

【そう鋭く宣言すると、最前線へと駆け出す―――認識した「敵」を駆逐するべく】

//パニキュレータです、よろしくお願いします
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/02(土) 20:20:42.31 ID:9Y35neZ+o
>>1

>>993>>994>>1000>>14>>17

【眼前に現れたのは、或いは憤る者、或いは静かに闘志を燃やす者】
【だが、彼等は紛れも無く『強敵』……一人ずつ、男達は『敵』を確認して】


…………『五人』か。 ――――何や『連合』らしいけど楽勝≠竄フォ、鴉ちゃん。

「オイオイ、舐めて掛かっちゃ痛い目見るぜ。
 “パトローネ”の野郎が殺された奴が一人と、連合リーダー。
 後は見た事無いが ……十中八九、手練れ≠セろうさ。」

だァホ。 人数多い&が楽や、言うとんねん。
こんなトコ『吹き飛ばされたら』終わりやろ。

「ふーん――…… あ、煙草忘れた。 百家、後で返すから呉れよ。」

其の前に前貸したったライター返せや。 高かってんぞ。

「嘘付け。どう見ても100だったろ。」


【人数を数えた後、彼等はそんな『掛け合い』――“敵前”とは思えないほどに緊張感が無い】
【一通り話し終わった後、二人は正面の敵性能力者≠向くと――、】



「やーぁ君達、ご機嫌如何かな。 知ってる顔も有るが自己紹介しておこうか。
 俺は『ピエロ・リュネール』兼『ノクトクルセイド』の戒能 鴉=B
 こっちの大阪弁は、≪No.63≫の百家羅山=\―何と大将首だ。 ラッキーだね君達。」


…………………此処≠フ重要性は判ってンなァ、キミ等。
はっきり言うて、この艦落としたらワイ等の勝ちや――。 ……下≠ヘ拮抗しとるからのォ。



【――百家の正面に現れたのは、全長が『2m強』は有ろうかと思われる、仏像≠フ形をした“アートマン”だ。】
【光沢を持つ熏んだ茶の体表を辿れば、人体と同一の位置に存在する腕の他、背部から左右対称に『六本』の腕】
【其の瞳は“閉ざされ”、両掌は見た目に反して合わされず=Aだらり、と投げ出すようにして下げられている】

【『腕』が緩慢に、ゆっくりと……一本ずつ、能力者達≠向いて】





       ≪ N i r v a n a ≫ ―………………  歯ァ食い縛れや 





【響くのは駆動音=\―其れと共に、『腕が伸びる』。 否、次々と飛び出てくる≠ニ称した方が相応しいか】
【開いた掌の中央から『生え出す』様に手首から先が出現し、其の繰り返しで君達へと手≠ェ迫って来る】
【先端へ向かうに従って徐々に其の色は黒く≠ネって行き、最後、『到達』する段階では正に漆黒=z
【滲み出る魔翌力から、「喰らう」事は不味い、と一種確信めいた予感を感じるだろうか】
【当たったならば、『大きな衝撃』が体を奔り、場合によっては吹き飛ばされる可能性も否めない】
【尤も、見切る℃魔ヘ可能な速度……『回避』、或いは『防御』の準備には十分な時間が存在する】



【一方戒能――特に『何かをする』気配は見受けられない】
【だが、この戦場に居る以上何らかの役目≠ヘ有る筈……警戒を行うに越した事は無いだろう】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 20:21:32.68 ID:cQ8O/Bgio
>>13

【そこから少し離れた場所で、複数の人物が何やら話し込んでいた】
【男女年齢様々な集団は、同様のジャケットを羽織り背や手には各々の得物を装備している】

【ジャケットに刻まれるは「冒険者ギルド水の国支部」を示す青い鳥の紋章】
【そしてそれらの先頭に立ち、演説めいた台詞を吐いているいる一人の男がいた】

あーあー……テステス!
諸君!今日は我々勇敢なるギルド連盟戦力が市の要請により参加することとなったのだぜ!
正直、戦力が足りないからといって我々のようなモブ軍団が召集されるのは誠にアレであるが
要請を無視したらおまんまに食いっぱぐれてしまうのは明白である!

これも立派な仕事だ!だけど、死ぬまで頑張ることもないのだぜ!
取り敢えずぽっくりいかない範囲で頑張ってくれればいいから、皆日頃溜まった鬱憤とか
上司へのバカヤロー的なそういうのを吐き出す気持ちでこの戦争に望んで欲しいのだぜ!

【何とも覇気や緊張感に欠ける口上を告げる男は】
【身長170cm程のひょろりとした体格をした冴えない容姿の男】
【装備は、耐衝耐刃仕様のギルドジャケットにリボルバー型の拳銃を差した両腰のガンホルダー。そして小さなウェストポーチ】

――では諸君!散開!
生きて帰って来たら焼肉パーティーなのだぜ!当然割り勘な!

「「「おおー!」」」

【男――水の国冒険者ギルド・ギルドマスター、ギルマスが手を振って合図を出すと】
【斧や鎌、ライフルや大剣やきりたんぽや◯iiヌンチャクなど様々な凶悪武器を持ったギルド職員や冒険者などが散らばっていく】
【部隊を編成して指揮する形式ではなく、各自が判断して戦闘するのだろう。皆バラバラの方向へと散らばっていった】

……さて、俺もサボらない程度には頑張らなきゃだぜ。
手頃な弱そうなお相手とかいればギルマスおにーさん的には非常に嬉しいところなんだけど……

【ギルマスは、周囲で起こり始めた戦争の空気を肌に浴びながら】
【少女とコンテナの方へと近づいてくる】
【そして、少女の姿を視界に捉えると……】

……なーんか、ああいうおぜうさんには嫌な予感がするんだよなー
でもどうみても、あれが敵だよね……。迷子の子猫ちゃんには見えないし

――まぁ、なるようになるかね!おーい、そこのおぜうさん!
別に恨みとかそういうのはないけど、こっちもお仕事なんで、速やかに撤退しないなら鎮圧しちゃうのだぜ!

【少女から数m離れた位置でギルマスは停止】
【へらへらとどこか締まりの無い顔をしながら、少女と対面しそう声を掛けた】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 20:21:36.54 ID:fO9TVAxT0
>>前991

【平原地帯後方 台地】

〈…おう確認出来るぞ、完全に射程圏外だ〉
{しっかし、“ナンバーズか要人でない限りは無理せず[ピーーー]必要なし”ってのはどういう命令だって?}
[俺に聞かれても知るかよ…頭脳戦で挑む司令官さんの考えは、俺らじゃ分からねぇって]

【主戦場から200m程度離れた丘を拠点とし、議談をしつつ様子を窺う3人の男達】
【それぞれ顔に違いは見られるものの、緑色の清掃服とキャップ帽を着用していることは共通しているようだ】
【双眼鏡を覗くサングラスを掛けた男、狙撃銃を構える右目脇・左目脇を中心に顔に迷彩模様のある男――】
【軽口を叩きつつ、彼らは己の動く好機を待ち続ける――】



【平原地帯前方】

【一方こちらは敵の姿をおおよそ確認することが可能である、しいて言う“戦闘区域内”】
【背の低い草地の中、少女から100m匍匐状態で互いに会話を交わす4人の男達】

『ああ来たぞ…多分アレだな』
「どうする、出るか?行っていいのか!?」
〔おい、一々うっせーよ馬面〕
「…黙ってろ…つーか、指揮官を信じて大丈夫なのかよ…?」

【緑色の清掃服とキャップ帽と、1人を除き先程述べた彼らと同じ服装で戦場に臨む人物】
【輪状の鼻ピアスを通した男、馬面の男、右目元を中心とし顔に迷彩模様のある男――】
【後方陣営同様服装が同じである為に、識別にはそれぞれの顔にのみ表れている特徴が頼りだ】
【アサルトライフルやグレネード銃を所持し、彼らは血気盛んに敵の出方を待つ】

まあまあ、お前ら落ちつけって

【その中に一人異彩を放つ格好をした男が、静かに声をあげた】
【茶色い革のコートと、黒いベルトを通した縫目が雑なジーンズ】
【頭に被ったデンガロンハットからは、深緑のワカメヘアーが波を描いて垂れ下っている】

世界大戦で名が挙がっているなら、実力を信じていいんだろ?
――指揮官さんの腕前とやら、早速見せて貰おうぜ…?

【彼らはまだ、動く様子はない】
【地面に伏せたまま、敵味方双方の出方を探る――】

/レンジャー部隊の者です、皆様宜しくです
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 20:21:56.30 ID:oNyi6/ano
>>983

家族のためなーらえんやこーら……っと、うっひゃー……。
何だ何だどこもかしこも真っ赤っかだなあおい、トマト祭りでもあるまい……。

【極度のツリ目そして眉間の深いシワ、その瞳の色は藍色】
【右目には物々しい黒い眼帯、丁度軍人とかが付けているような物を想像すれば良い】
【これといって手入れをしていないのか所々外に跳ねている赤黒い色の腰まで伸びた長い髪の毛】
【それらの特徴のどれを取ってもどこか攻撃的な様の女性が呑気に兵団を見つめ呟く】

【白のシャツと対比するようなワインレッドのネクタイは丁寧に結ばれて】
【シックな黒の上下スーツに身を包み黒色はその身を引き締まったように見せるだろう、それも胸以外は……だが】
【女性の傍らには巨大なハンマー、全長は1.7m程で、ヘッドの部分要するに物を叩く部分は――――】
【直径凡そ40cm、長さは90cm程……言うまでもく、人が扱うには大きい】

取り敢えず全部潰して引きちぎってジャンクにしちまえばいいんだろう?
シンプルなのは良い事だ、物事は出来るだけ簡略化しちまったほうが何かと楽。
そしてアタイの仕事も至極単純、これ以上のことはない。

【女性は巨大なハンマーを軽々と片手で持ち上げ肩にトスンと乗せる】
【別段力を篭めた様子もなく、そ知らぬ顔だった】

(とは言う物の流石にあの爆発は痛いんだよなあ、いくらアタイでも……だ)
(ぶっ壊してやりたいのはやまやまだけど、ここは誰かに任せようかしらん)

【と、周囲に使えそうな人間がいないかと視線を巡らす】
【そんな中でも銃弾やら爆発やらが耳に響き土煙にむせる】

(あの小煩いのが戦車操ってるヤツかね、ふうん)
(…………泣いてるツラが見てみたい)

【女性は珍しくクスリと笑い、舌舐めずる】
【そうしてこの後どうしようかと作戦を練りながら、一歩一歩と近づいてゆく】
【距離は結構あるのだろう、その辺りはお任せします】

/八柳の中身です皆様よろしく御願いします
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 20:23:10.75 ID:jLyufcJSO
>>1

>>前986 >>前992
……来たネ。

【飛来する槍。然し】
【怪しげな部隊は……“まるで知っていたかのように”、散開。それを回避して】

【次の発砲は……“何か、不可視な力”により……“叩き落とされる”だろう】
【ただし……そちらからは見えないのならば、「何が起こったか」のかけらすら分からないかもしれないが……】

【そして、現れた猫少女と仮面の男……】
【ジープなど、爆発など関係無いと言わんばかりに。チャイナ服の青年が、部隊に目で合図を送る】

……悪いが、ここで果てるのはお前らヨ。ワタシは《No.14》紅麒麟……恩あってカノッサに尽くす者……いざ、参ル。

【その言葉が、開戦のスイッチ】
【部隊の内四人が、挟むように。猫少女とラグナロクの左右へと、それぞれ二人ずつが駆けて行く】
【紅麒麟はまだ、動きを見せないが……然し。両手に“魔翌力”を溜め始める……何をする気か?】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 20:24:21.51 ID:fO9TVAxT0
/>>21上五行目
/談義○ 議談×、始めっから申し訳ないです
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 20:30:40.78 ID:qXqiCJ0Oo
>>20[ギルマス]
【話しかけられて、ぎょろり、と目を向いてギルマスを見る】

……?ああ、……敵……です……、か。
丁度、良かった、。でs……す。……………………・ね。

【一人で、黙々と言葉を紡いで】

一応……之でも、貴方方の。敵、ですの。で。
お相手、します……よ……?

【にぃぃいぃぃ、と気色の悪い。まるでモルモットを見るような表情を浮かべて、ギルマスを見据えた】

>>21[レンジャー部隊]

……未。だ、居……た?

【ぐりん、と首をまわして。少女は確実に、部隊の方を向いた】

……じゃあ、始める。よ……。

【そう言うと、右手の指をぱちぃぃん、と甲高く鳴らして――――】

>>ALL
【ばかぁっ!!と轟音を立てて2つの《Cyclops》と書かれたコンテナが開いた】
【そのコンテナを、ぎしり、ぎしり、と引き裂きながら現れたのは3体の巨人】
【顔全体を覆うように、単眼型のヘッドギアが被せられており、そのレンズ部分が不健康な赤い光を放っている】
【腕は、膝よりも下まで行くほど長く、おそらく長さは1m80cm程。巨人自体は2m程のサイズを持っている】
【全身は、黒い特殊繊維でできたスーツに覆われているのが分かるだろう】

出……番。だ。よ……。《Cyclops》……。

【すぅ、と右手を前へ翳すと、巨人たちが歩みを進めていく】
【背後の《Hecatoncheir》と書かれたコンテナが、ぎしぎし、と軋みを上げて開いていく】
【そこから現れたのは、一体の巨人である】
【大きさで言えば、《Cyclops》と同程度。だがその見た目は大きく違っている】
【先ず、腕がないのである。本来腕が有るはずの付け根からは、無数の針が生えている】【そして、《Cyclops》の様に、ヘッドギアが着けられているが、そのヘッドギアは複眼型】
【背には、バックパックが背負われており、何が入っているかは分からない】
【きき、きき、ききき……、と起動音を鳴らしながら、巨人は立っている】
【ギリシャ神話における《Hecatoncheir》は、100の腕を持つと言われているが……】

……、命。令……、敵を。……殲滅、して。
肉塊に成るまで、……徹底、的に……。

【ヘッドギアのレンズの光が、ひときわ強い物となった】
【多数の部隊を相手にするは、異形のバケモノ4体と、一人の白衣の少女である】
【巨人の内の1体がギルマスの方へかけ出していく】
【その速度は、その巨体に似合わず早いもので、距離を詰めると、マルタよりも太い腕が全力で振り下ろされるだろう】
【そして、背後の《Hecatoncheir》はそのまま少女を守るように立ち、2体の《Cyclops》はレンジャー部隊の方を向き、警戒をしている】
【隙間は少なく、狙撃は難しいだろう】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/02(土) 20:32:29.11 ID:srcgxyAuo
>>992
えっ、ルッ…!?

【突如現れた仮面の怪人を見て、少女は驚愕の表情を一瞬浮かべ…よく見ると細かいデザインが記憶のそれと違うことを理解し、脱力するように肩を落とす】
【おまけに立ち振る舞いには何処か…そう、脳裏に浮かんだものとはまったく別なものを感じた】
【頭を振って、気持ちを切り替える猫少女】

…ひょっとして、あなた国軍側の?
でしたら、このチャイナ青年と後ろの陰気くさい人たちだと思われますが…

【『声』は僅かに戸惑っていて、けれど少女はすぐさま視線を『一人残らず素手の集団』へ向けて、警戒を強める】

全員、何かしらの徒手空拳に長けた武闘家であると推測されます。
先人を切る青年の衣装から、おそらく八極拳や空手に類する古武術、或いは暗殺拳である可能性が極めて高い。
少なくとも青年の攻撃は二の打ち要らず、という領域に踏み込んでいると思われますので、不用意な接近を非推奨。

【『声』の冷静な判断に頷く猫少女は、怪人に向けてちらりと視線をやる】
【糸目の僅かな隙間から、蒼く輝く瞳が見えるだろう】

それを踏まえた上で、申し訳ありませんが、当方はごらんの通り近接戦闘を不得手としています。
あなたに前衛を任せ、『我々』は中距離を維持した状態での支援行動による連携をとりたいと思います。
よろしいでしょうか?

【ごらんの通りとは、薄布二枚で胸と腰だけを覆った姿と、頑丈とは言いがたい少女らしい中肉中背、そして両手の銃】
【少女もまた、それを踏まえた上で戦場に出てくる剛の者、なのだろうか】

【そこまで話しながら、猫少女は散開した部隊員二名へ照準】
【右手の狙撃銃と左手のアサルトライフルを広げるように持ち、発砲】

【その可否にかかわらず、少女はあっさり狙撃銃を捨てた。リロードの手間を惜しんだのだろう】
【猫少女の読みは、隊形から挟撃と判断】
【直線を切るかのようにすばやい動きで一度後方へステップし、返す刀で前方へと一気に跳ぶ】
【敵部隊の誘導を切るような鋭い切り返し】
【それは、単純な筋力だけではない。少女の足裏が爆発する事で猫の体を一気に押し出したのだ】

【そして青年の横を通過しながら、滞空状態でアサルトライフルを額に向ける】

『我々』は…通りすがりの魔法使いです。
お見知り置かなくて結構ですよ、麒麟さん。

【引き金を引くまでの僅かな数瞬、わざとらしいまでの隙があった】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/02(土) 20:33:40.22 ID:srcgxyAuo
>>26
/安価ミス失礼!

/前スレ>>922>>23

/への安価でした
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 20:37:28.82 ID:AjFfP0uJo
>>19

(随分と余裕かしら……まさか、お馬鹿な大将さんなワケも無いのだし)
(だとしたらこれは、“強さ故”、かしら。足元の掬いあいよねえ……)

……あら、観音様なら櫻の国で見飽きちゃったかしら

【感じる不安。見た目からして、その魔翌力からして、明らかに危険な初撃】
【令嬢風の彼女はそれに対し、両手とそこに創り上げられる肉塊を向けて】
【ずぉ、と。相手の真似をするように、肉塊から皮膚とマトモな骨格が足りない二本の腕を繰り出し、受ける】

【バケモノの手のようなそれは、見かけどおりの単純な力を持っていて】
【相手の攻撃を受けるとともに、可能であれば千手観音の腕を握りつぶそうとし】

“鴉ちゃん”に、“羅山ちゃん”、だったかしら

老婆心で一つだけ忠告してあげるけれど、人間の余裕は泥沼への一歩。
下手な真似をしたくないのなら……私たちを、雑兵と考えないことかしら

【また同時に、その赤い腕を以て「触れたらどうなるのか」を確かめようとしつつ】
【金色の瞳ではただ真っ直ぐ、“戒能一人”を警戒して、見遣る】
【誰か、感じるだろうか。女性の魔翌力を。流動し巡り回る、成熟した彼女の“力”を】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 20:38:18.91 ID:YrSuOvg/0
>>996

 其れは……怒りの感情と云う奴か?
 確かに。『任務』を遂行する上で、一番相応しいのがこの組織であっただけであるのは事実だがな
 『やり方をも汚かった頃はあった』……だが、あんた等が存在する限り――

 ……戦う正義が存在する限り。俺には其れを止める『任務』が在る―――
 其の任務は遂行する――

 よって「失せろ」この指示は却下する

【其の辛辣な言葉や仕草は、人間にとっては確かに響いたのかもしれない】
【しかし、彼には、最早豊かな感情の欠片も無い様子で。淡々と云うのである】

>>16

 もし。俺と二人のみの戦闘であれば其れで終わったろうな

【少々苦笑気味に。その少女を見つつも】

>>ALL

 ……!

【右膝を屈み。銃弾は跳ぶも。其処に彼はいない
 左へと避けている。疾走しているならば。直線的だったのだろうか――】
【其のまま。その勢い其の儘に左足にその勢いを伝えブラックハートへの、右膝による跳び蹴りを試みる】

【所詮牽制であるが、当たれば其れにより彼の脚が妙に堅牢である事も解るだろうか】

/すみません。遅れました
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/02(土) 20:39:45.18 ID:YDivqXWR0
>>998

【双眸に、映った、青年。まるで、死者を、弔う様な、黒を纏い】
【其々、異形の腕を持ち。シンメトリーと成って、対峙する】

【此方に向けて、突き出された、青年の、黒の無機。始まりの、合図】
【少し、怯む。畏れている。その、砲口に、耐える様に。唇を噛んで】

……、

【負けられない。異形は、ぽつり。呟く様に、思考する】
【紡がれて行く、戦争の音。其れを、聞き届けながら。思案する様に、瞼を落とし】

……なら、僕は。……君の、意志を、受け入れる為に
始めよう。……此の場は、譲らない

【無機質だが。何処か、人間的な、感情を孕んだ、其れは。彼の、耳に、届いただろうか】
【機関員としての、言葉にも、聞こえた。或いは。ただ、意地を張った、子供の、言い訳の様にも】

【其の、左腕が、骨を組み替える様な、奇妙な音と共に。無骨な、大剣に変化する】
【先ずは、降下しているであろう、彼に、接近しようと。駆け出すだろう】
【左腕に、重量が有るのか。其れは、鈍く、遅く。愚直に、進むかもしれない】
【接近の、阻止は。余りにも、容易い。 赤は。黒に向かう】

/遅れてすみません…改めて、宜しくお願いします…
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 20:42:54.39 ID:MqML/3IEo
>>19

余裕かましてる暇なんかないぞ!
「……あの態度は俺もカチンと来たぜ!重太郎やっちまうぜ!」
【敵前とは思えぬ、2人に、明らかに怒っていると来たらしい少年と銃、左手の銃白口】
【右手の銃、口黒は、『僕の仕事が増えるのはきついかな』と呑気なご様子】

【そして、手を見て直感的に、危機感を感じる少年一行。口を開いたのは右手の銃、口黒である】

『重太郎!あれ、結構やばいよ!』
分かってる!多分、2枚もあれば足りるハズ…!
【はっ、の掛け声と共に少年の体よりも一回り大きな鏡が2枚出現する】
【この鏡、魔翌力が込められており、かなり堅く、防御するには十分だろう】

【そして、防御が成功したのを確信すれば】

行くぞ!、白口ッ!
【そして、魔翌力が「自動的に」溜めている銃とは反対の銃、白口からアートマンへと実弾を発射する】
【この銃から放たれた銃は、普通の実弾と威力も、速度も変わらない】
【なお、戒能へと少年は意識を向けていない、だが何かしら行動を起こした場合口黒が、重太郎へと指示をするだろう】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/02(土) 20:43:26.67 ID:+55NG1zC0
>>995

オイオイ聞こえてんぞ俺様地獄耳だからさぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!

この水の国支部支部長代理≠フレギン=カーマイン様のいる右翼部隊に攻撃を仕掛けるたぁいい度胸だ…

【挑発にやすやすと乗っかり、身を乗り出して喚く】
【そしてニッコリと笑うと右手をサッと上げる】

いいねぇいいねぇ!!!楽しんでるねぇぇぇぇぇぇぇぇl!!!!!!!!!

【すれ違いざまの攻撃でガキィンと人形兵は一撃で倒れ落ちる】

おおし突撃兵¢Oへ出ろ、お客だ…おもてなししろ…

【ざっと人形兵の一人が土嚢に隠れるように身をかがめながら攻撃態勢に入る】
【数秒の間を置き、サブマシンガンの銃撃が少女へ向けて放たれるッ!!!】

【動く的が相手だ、精度は低下している】

>>18

おおっと!!!!そちらにもいましたか!!!!!!

なかなかの速度だ……油断すんなよ…火炎兵

【新たに現れた仮面の少女を視認し、ニッコリと笑う】

【そして仮面の少女の前にも人形兵が一体現れる】

【その兵士が持っているのは軍用に調整された火炎放射器だ……】
【それを向かって来る少女に向けて前方を焼き払うように放つ!!!!】

>>22

っとぉ!!!そっちにもゆっくりと接近する敵兵がいらっしゃる!!
無能な国軍さんのおかげで分かりやすくて助かるぜ全く…ヒャハハハハハハハハ!!!!

【ゆっくりと近づく女性もしっかりと把握している】
【溢れ出す小物臭とは裏腹にそこそこ指令としての力はあるようだ】

ここはあれだな、狙撃兵=c対応しろ……

、まぁ距離が開いているからな、牽制程度に撃っときゃいい……

【ザッと男の脇からスナイパーライフルを持った兵士が現れ】
【異動する女性の右肩目がけてライフルを発射するッッ!!!!!】

【距離はある、アクションに入ってからの回避は可能だろう】

>>all


よっしゃ、支援物資兵…ロケットカノン℃汳e装填開始しろ………

【掛け声と同時にバックパックを背負った兵士が一人戦車に近づく】
【そして弾薬を装填していく】

//みなさんよろしくお願いします!!!!!
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 20:43:43.76 ID:MqML/3IEo
>>31
/いきなりごめんなさい。訂正おねがいします。来た〜はなしでおねがいします
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 20:47:30.14 ID:cQ8O/Bgio
>>25>>21

ん〜……おぜうさんは寝不足かい?
いけねぇぜ、それじゃ折角の可愛いお顔が台無しって奴さ!
毎日6時間睡眠!早寝早起き!若い頃はこれを守っとかないと後悔するのだぜ!

(……ドクターか、サモナータイプかね?あのでっかい箱を見るかぎりは)
(ちょっとギルマスさん的に苦手な相手かもしれんね)

【どこまで本気なのか、締まりの無い笑顔をそのままに軽口を吐き】
【しかし戦闘準備は怠らず、自身の両手をそれぞれ腰のガンホルダーに添える】

【そして次のパート】
【合図と共に現れた異形の巨人の姿を視界に入れながら】
【ふぅ、と小さく息を一つ吐き……】

――予想に違わず、面倒くさそうな相手なのだぜ。
さて、何処を壊せば止まるものやら……っと!?あぶ、危なっ!?

【予想を超える速度に、巨人の接近を許すことになり】
【ギルマスは額から冷や汗を掻きながらも寸でのところでバックステップをして回避する】

全く、婿入り前のお肌に傷がついたらどう責任とってくれるんだぜ!

【そして、ギルマスは「地に足をつく前に」右手を動かす】
【ガンホルダーに添えていた手は、霞むような速さで最適の行動を選びとり】
【リボルバー型の拳銃を引き抜き巨人の胸付近に向けて間髪入れずに発砲した】

【弾丸は実弾ではなく、黄色の光の球体であった】
【籠められたエフェクトは「電撃」。接触した場合、対象の身体に強力な電流を流すだろう】
【威力は下級の魔術程度。耐魔、耐電性能を持っていた場合威力は軽減される事になる】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/02(土) 20:50:46.96 ID:FZ0cLjkco
>>19

 (五人相手に、二人だけでどう出るつもり……)
 (一人が動かないなら、先手を取りに──)

【両者を一瞥して、視線を戻す先は百家】

 ……私の自己紹介は、そっちが勝ってからね


 ────≪ Anima ≫ッ!

 
【──芒、と、彼女の周囲に、魔力が渦巻くと同時、】
【積層された藍色の甲殻を纏った、痩躯のアートマンが、少女の背後に顕現】
【するが早いか、彼女は軽やかに地を蹴って、前方への疾走を開始する】

 【身を持って示すポジションは、どうやら前衛】

【たンっ、と、強く踏み出した左足を軸に、彼女の身体が一度鋭く翻り】
【彼女の腹のすぐ横を、漆黒の『腕』が掠めていく──“ゾっ”と、刹那の悪寒】

【が、一度背を向いた体躯は、軸足の回転で再び鋭く前へと向き、】
【回転運動を直線運動へと転換しつつ、疾走に更なる勢いを乗せて──】

【もしもそのまま接近を許せば、】


 ──ご利益ありますよー──……おにっッ!!


 【びゅン──っ!】

【『腕』らをかいくぐらんとするような低姿勢から、】
【両手で握り締めた、その刀剣程もある大きなハサミを、】
【仏像のアートマン、その腹部へ目掛けて、勢い良く振るうだろう】

【まるで打者が振るうような身体の流れを伴って、】
【仏像から見て、左方から円弧を描いて迫り行く形。軌道は読みやすい】

36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 20:51:50.84 ID:fO9TVAxT0
>>25

お、味方発見――って、アイツまじか!?

>>20の方向を見て、堂々と少女へ接近する様子に驚く男達】
【しかし、彼らが他人の心配を出来る余裕はほんの一瞬たりであった】

『――おうおうおう気づかれてんぞ、オイッ!』

〔撃つなよ、まだ撃つなよ!?俺が連絡取るから!〕

【鉄の人型兵器が登場、さらにこちらに気づいた素振りを見せていることに大きく動揺し、目立たぬよう取り乱す一同】
【草に伏せる中の一人、右目元迷彩の男は小さく目を閉じた】

(≪――戦闘に入りましたか?≫)

【男の脳内に、突如として穏やかな声が響く】
【姿や外見、周囲の環境に変化が生じている様子は全く見えない】

(〔赤い目をした人型の兵器が2体出現しました!距離100m付近全長2m前後、今睨み合ってる所です!〕)

(≪そのまま睨みあっていても、いずれは戦闘に入るでしょう…脚力に自信がある方が居たはずです、彼に囮を頼んで下さい≫)

【右目元迷彩の男は目を開けると、馬面の男へ目をやり】

〔おい馬面、テメェ走れ!囮だ!〕

「はぁ?ちょッ――って…!ぁあもう!!分かったよ!!!」

【仲間の一人に足の腿を叩かれ、止むを得ず草から飛び出し走り出す馬面の男】
【敵から100mという距離を保ちつつ、その身を仲間達から離すように此方から右方向へ走り出した――】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 20:52:46.78 ID:UKoB5w8DO
>>996
 ハッ、吹きやがるなあ姉ちゃん。けどよ、これはプロレスと大してかわんねえよ。
 俺はついさっきブック(台本)渡されてよ、結末はてめえの負けって書いてたぜ?
 
【それは笑みというには苛烈な表情。赤毛混じりの黒髪という彼の色彩は、徐々に赤の割合を増しつつあった】

 ……駆除? とことん上から目線の姉ちゃんだな。上ばっか見てると────
 
【肉片になったかつての生者を、血に濡れるのに構わず暁は受け止めた】
【抱いた死体は未だ暖かく、嘗ての温もりをその身に残す】
【暁はその彼を地面に横たえ、片方しか存在しない眼の、削れた目蓋を伏せさせた】
 
 ……足元掬われんぜ
 
>>16
【エルネスティーネの言葉を聞いて、暁は微かに表情を曇らせたが、それは一瞬】
 
 俺は正義でも悪でもねえよ。……なあ、お嬢ちゃん、あんた優しいな。嫌いになれんタイプだわ。
 けどよ────

【次の瞬間、青年は真剣な表情でエルネスティーネに向けて言葉を紡ぐ】

 ……覚悟がねえなら、消えな。ここは戦場なんだ。
 ここに居ても良いのは“死ぬ覚悟”も“[ピーーー]覚悟”も出来てるヤツだけだ。
 ──見たとこ、あんたは殺しに慣れてねえ感じがする。

【青年は軽く息を吐き、一呼吸間を置いた】
 
 今なら退けるぞ、嬢ちゃん。絶対に追わねえから、退きなよ。
 ……──あんたが死ぬ前に、そしてあんたが、誰かを殺しちまう前にさ。

【青年の瞳は人を[ピーーー]悲しみを知っていた。そしてその上で戦う決意を持っていた】
【青年は、朝宮暁は、“闘う者”だった】
【ゆえに彼は退かない。絶対に退かない。その瞳を見れば説得は無駄と一目で分かる】

>>ALL
【ブラックハートの打ちやった死体の目を伏せさせた青年は、立ち上がって先行したゼビレイの後を追った】
【但し、ゼビレイとは違って瞬発力を活かした半ば跳躍じみた疾駆】
 
 ……動く的に当てるのって、結構難しいんだよなあ……!

【右から左へ、左からまた左へ──今度は真っ直ぐ】
【赤毛混じりの青年は、クイックに位置を変えながらブラックハートとエルネスティーネに近付いていく】
//お待たせしました……!
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/02(土) 20:53:54.75 ID:wAipP9L+o
>>19

(…………大将自ら、ね。)
(嘘じゃ無さそうだし──あの余裕からしても、それ程の実力と自信があるってことか。)

……──っと、やな魔翌力っ

【自身に向かってきた手を、左へのサイドステップで回避すると】
【右手の処刑剣を、自身の右側を通りすぎていくであろう手へ向けて振り下ろす】
【回避の直後で振りが不十分であるため威力は低く、様子見の意味合いも強い】

(戒能の方は、大抵の攻撃に予兆があったし。)
(今は様子を見てるか、タイミングを測ってるか──)

【双葉は相手からかなり距離を取っている。多くの魔術師が得意とする"遠距離"だ】
【魔翌力が充分に溜まりきっていない以上、今は相手の警戒に徹しているらしい】
【ただ、"蒼穹の魔翌力"は時間が経つ程に大きくなっていき──充分な大きさになれば、攻勢に出るだろう】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/02(土) 20:54:13.37 ID:3sJ/7Dsro
>>19

【ルシアは一度、甲板上を一通り見渡した】
【乗組員の姿は殆ど見えない。隠れているか、振り落とされた者は居ないだろうが】
【立っているのは――戦場に立っているのは、機関員二人と】

(対機関連合、か。リーダー、回復したんだね……)

【見知らぬ顔もあるが、連合を名乗っている彼も居る。恐らくは、そうなのだろう】
【情報が見れないとこれだから、と内心で愚痴るも、今はその場合ではない】
【後でリーダーから集れないかな、等と場違いな思考を巡らせ】

……ともあれ、一筋縄じゃ行かないでしょう、多分。
数の有利は戦力の決定的差では無い訳だし、ね。

【ぐ、と剣を握る手に力を篭める】
【剣先が軽く持ち上がり、刃が安定する】

戒能 鴉=Aそして百家羅山=Bおっけー、覚えた覚えた。
こっちの自己紹介は――無しでいいかな、良いよねっ。

【――そして、“敵”からのファーストアタック】

【遠距離から行われた腕による攻撃。感じ取れる魔翌力はルシアに本能的な危険を感じさせ】
【その攻撃が当たる直前、ルシアは自分から見て右側へと一歩分移動し、攻撃を回避】
【それと同時に、避けた“手”に対し、擦れ違い様に右手の剣を差し出して、その手を真横に切裂こうとする】

【刃は其れなりに固いが、手の強度が其れを上回れば】
【そもそも、その手が刃を通さない物であれば、その剣による斬撃は弾かれるだろう】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 20:56:34.54 ID:qXqiCJ0Oo
>>34[ギルマス]
【相手の言葉を受けて、きょろきょろ、と周囲を見回して】

初めて……、戦場。来た。けど……。
怖……い。……ね……。
あと……、私、四日で……1時間……位……寝る。の。

【ぼそぼそ、とその言語に、答えていく。妙に緊張感がないが、之が素である】

……ごめん。

【相手の漏らした一言に、短く答えて。弾丸を見て、対処を命ずる】

……《Cyclops》、左腕開放。

【巨人は、その声に気づき、腕を振り上げた。その瞬間。腕が――――無数の金属のワイヤーへとバラけた】
【腕に見えていたものは、無数のワイヤーを組み合わせて其れを伸縮させていたものだ】

――――切断、誘電開始。

【別れたワイヤーの一部を本体から切断、球体の合間に割り込ませる】
【ワイヤーは電気をよく通す素材だ、それに寄って、本体への命中を防ぐ】

>>36[レンジャー部隊]
……、行って、《Hecatoncheir》。

【そう、背後の巨人に命ずる瞬間。巨人の背がボコボコ、と盛り上がっていく】
【皮膚を突き破って現れたのは。40程の杭】
【複眼型ヘッドギアは、部隊の方を見て、補足した】

……撃って。

【すっ、と手を振り下ろす瞬間、杭が拡散するように撃ち放たれた】
【馬面の男だけでなく、舞台全体を狙う様な攻撃だ】
【……この少女自体は攻撃をしていない。おそらく、少女には戦闘力が無いと思うべきだろう】
【しかし、少女の脇を埋めるように、二対の《Cyclops》が立ちはだかっている】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagasage]:2011/04/02(土) 21:04:53.53 ID:bs6odF3g0
>>国軍ガールズ

…ハンマー持ってる人とは、なんだか分かり合えそうな気がするよ!
アタシさ、「海部 史音」って言うの。
小さいからって馬鹿にしてくれないでよね、山椒は小粒でなんとやら!!

「して、私は『ベンヌ』と申すものですぞ。
 姿をお見せできないことは残念でありますが、私は史音様と共にあります…!
 戦闘面においては、おそらく前衛を担当することになるかと…。」

【「名前と姿」を一致させることが、意思疎通を平易なものとする】
【ベンヌはそれを知って、史音は――ただ、自尊心らしい心境を満たすため】
【隙を縫って、僚友二人に対して簡単な自己紹介を済ませた】

>>32

【レギンが命令を下すのに合わせて、うごめく気配】
【背が低くて有利な事のひとつ = 低い所に注意が行くこと】
【首尾よく、敵兵の屈伸を察知して――】

すっ……  

【ただでさえ精密さに欠ける弾丸の群れを嘲笑うように、跳躍】
【やはり何かが「可笑しい」――能力を用いていると推測できるほど、ふわりと高跳び】

―――たぁ!!

【何秒か、虚空をさまよったのち】
【異形の尖兵の「頭上」より。一転、凄まじい速度で落下してくるだろう】
【――天から降りてくる見えない手に、押し退けられているみたいな速さ】

【攻撃が成功し、踏みつけられてみれば分かるだろうけども】
【この時の史音は、180kg近くの「重さ」になっている】
【そんなものが、過剰重力の助けを得たまま頭や肩の上に落ちてきたのなら】
【どうなってしまうか――それは、想像に難くない】


【そして、もうひとつ】
【史音が滞空している間、彼女は戦車の方向をちらりと向いて】
【「ベンヌ」――魔装鉄槌に設けられた二つの鎚頭の片方を、ぱかりと展開する】
【それはまさに、火蓋が開かられるかの如く】

えへへっ、いちいち大声で直接命令するなんて、中世の人みたいっ

――あやねバーニング≠諱B
ベンヌ、撃たれる前に爆発させちゃえ!

「……御意なり、マスター」

【バックパックを背負った兵士に向かって】
【史音のいた空中から、二発の「炎の魔力弾」が襲い掛かるだろう】
【「火種」と呼んでやるには少し大きい炎が、放り投げられる】
【空中から仕掛けたためか威力や球の大きさになる火勢はちいさめ、避けることだって簡単】
【でも、作業に熱中し過ぎて、身を翻す余裕を失っていたなら――?】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 21:06:30.44 ID:6XbeQDnD0
>>16

ほう……本当にギリギリだったみたいだねぇ…………
そいつは本当に良かったよ…………流石のあたしでも、1対2は辛いものがあったからねぇ……!

【伝言が届いたのがギリギリである事。事情は分からないが、その伝言の為にここに来る事になったと言うエルネスティーネに、フッと笑みながら頷くブラックハート】
【先ほどまでのぎらついたそれとは違う、微かな優しさを感じられる様な笑みだ――――エルネスティーネに対し、完全に心を許しているのだろう】

――――って、気持ちを切り替えろエル!!
ここから先は、己の腕と足と頭だけが頼りになるんだ!! 負けりゃあ死ぬぞ!?
お前だって、こんな所で壊れたくは無いだろう!?
……あいつらとは、どうやったって相容れる事なんて出来ないさ!!

【駆け寄りながら、どこか励ます様に叱責の声を飛ばす】
【戦意を見せていないエルネスティーネに、わずかに訝しげな顔をしながら、駆け寄ろうとする】
【『生』への意識を喚起させ、敵を蹴落としてでも――――と言う気概を起こさせるべく】

>>29

お前…………!
――――そうか、『人間』に便利に使われるだけのロボットだったか……ッッ!!

【違和感を隠そうともしない語調に、疑問は確信に変わる】
【――――自身もまた、純粋な『人間』ではない存在なだけに、尋常ならば信じがたいその事実を、あっさりと受け入れたようだ】

――――なら、あたしを殺せよ…………!!
あたしゃ、『人間』ども全てに復讐してやるんだ…………! 正義を止める事がお前の意義なら…………殺してあたしを止めて見せろ…………!!
殺されない限り、あたしゃ止まらねぇ…………止まらねぇんだッッッ!!

【ブラックハートの望むものは、ただ『人間』への殺戮。強く芯に持ったものを『正義』と呼ぶのなら、彼女にとってはそれが正義】
【それを止めると言うのなら…………自分を殺せと、ブラックハートは迫る】
【『不殺』の行いの前では、自分は絶対に止まらないと、宣言した】

>>37

減らず口を…………! お前は演劇を演りに戦場に来てんのかよ…………!!
――――良いさ。舞台から蹴落とされて出番を終えるピエロを演じてやっても、構わんよ?
その代わり…………お前の手足か目ん玉か、一緒にもいでやるけどなぁッッ!!

【気を高ぶらせる青年に対し、対照的にすっと表情を冷めさせるブラックハート】
【もう、自分の命に価値など見出せない。生きているのは『復讐』と『未練』――――ただそれだけが理由だ】
【しかし、死ぬにしてもただでは死なないと、どこまでも冷たい眼で、吐き捨てる】

――――ハッ、貴様らの足元を這い蹲る様な存在に、あたしを『作り変えた』のは貴様らだ、『人間』…………!
足元を食い破るのは、あたしの方なんだよ!!

【死体を抱きとめ、あまつさえ弔うような仕草を見せる青年に、どこか苛立った声色をぶつけるブラックハート】
【『作り変えられた』――――それが『人間』を憎む態度の一因である事は間違いないだろう】

>>16>>29>>37

――――あぶね、っ……っっっっええぇぇいッッッッ!!
(固いッ!? こいつ、徹底的にロボットか…………!)

【飛び蹴りを放ってきた>>29に対して、右手の『対人対物用ヒートカッター』で受け止めるブラックハート】
【流石に質量の差があり、弾かれてしまうが、勢いは上手く逃がして身を翻させ、ダメージらしいものは入っていない】
【その感触で、相手の『装甲』が、意外に厚いものである事も、なんとなく分かった】

むざむざ近づきやがって……ッッ!!

【蹴り飛ばされた勢いを利用して、>>16のすぐそばまで身体を移動させながら】
【そうして、>>29に対してもう一度ガトリングの砲撃を浴びせる】
【跳躍の後の隙、そして至近距離である事――――回避は難しいだろう】
>>37への対処に関しては、>>16に譲った格好だ】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 21:10:06.89 ID:fO9TVAxT0
>>40

〔馬鹿!気づかれてんだろ!〕

『来たぞ、杭だ!』

お前らが何とか撃ち落としてくれよ

【彼らのうち清掃服の2人は、アサルトライフルを上に構え杭へと向かって連射を始める】
【ただ全体を狙ってのものではない、確実に自分達へと被害を及ぼす可能性のあるもののみを見据えて撃っているのだ】
【破壊が出来れば言うことなし、もし破壊出来ないような硬さを誇っていたとしても、軌道を逸らすことは可能かもしれない】
【おそらく、取りこぼした杭は匍匐状態のまま体を脇へと転がして避けようとするだろう】

【そして走っていた馬面の男に、静かに声が響く――】

(≪――聞こえますか?≫)

(「な――こんな時に何ッすか!?」)

(≪そのまま相手の右側、進めるのなら後ろ側まで回りこんで下さい≫)

(「えぇー…ぁあーもう!分かりましたよ!」)

【その脚力はおおよそ秒速8〜10m程度、並のアスリートを制している】
【そのまま杭を足で避けつつ、男は右翼を目指して突っ走るはずだ――】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 21:10:19.97 ID:ZGUFTaJDO
>>32
【正面に塞がってきた火炎放射器を持った人形兵を一瞥して―――】

そんなお粗末なもので火炎を名乗るとはいい度胸ね―――正面から、潰してあげるわ!

【距離は遠くない、避けるには難しいが―――逆に言えばそうそう避け「られない」間合い―――】
【仮面の下から響く声は、既に戦うことの歓喜を滲ませていて―――】


    ―――「略式――無間の鳳凰」っ!!

【顕現する―――「炎の翼」が!】
【瞬時に背に描かれる赤い紋様―――そこを起点に炎が吹き上げる
 数は二つ、少女を包み込むに十分な大きさ、そして当然、周囲の空気を揺らめかす熱量を持っている―――!】

焼き肉になりなさい、人形!

【左手で人形兵をしっかりと指し示し―――炎の翼が動き出す】
【右肩辺りから延びる一枚は、少女の正面に躍り出て火炎放射器の炎を受け止めようとする―――
  ―――そして左肩の炎翼は、その翼を細く、長く伸ばして人形兵の右肩辺りに襲いかかる】
【前述の通り、炎翼は本物の炎と変わりない熱量を扱える―――
 直線的な軌道だが、まともに受け続けるのは危険と言えるか】


>>41
ふm……アヤネ?

【こいつ、なに言い掛けた?】

【―――とにかく】

あたしはパニキュレータ、「いつも」は黒い仮面だから名前だけ覚えてなさい!

【意外と律義にも名乗り返すピエロ仮面改めパニキュレータ……戦場を駆けるピエロってどうなのか】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 21:11:33.46 ID:cQ8O/Bgio
>>36>>40

(ん?おお、味方がいてくれたか)
(流石にギルマスさん一人でこんな化物相手に出来ないからね)
(さてさて……何か連携でも取れればいいけど、今は目の前のに集中するだけで精一杯……かも!?)

【電撃弾はワイヤーに命中し、その場でエフェクトが発動】
【ワイヤーに絡め取られるようになった電気は、そのまま数秒バチバチとスパークした後消えていった】

俺が言うのもなんだけど、戦場なのに随分律儀なおぜうさんなのだぜ!
ご趣味は?とか聞いちゃったらそれにも答えてくれたりするのかなっと!

【己の緊張を解すためか、それとも少しでも相手の意識を乱す意図か】
【相変わらず軽口めいた台詞を紡ぎながら次の行動にシフトする】

(ワイヤーを編んで作られた身体で、それに切断も可能)
(どの程度操作できるかによるけど、包囲攻撃をされたら危険なのだぜ)

(――電気はよく通してくれるのが、今のところ判りやすい攻略ポイントになるかな)
(何処を、どのタイミングで撃つかを考えないとダメージになりそうにないのが難しいところなのだぜ)

【巨人の特性を見て分かる範囲で認識し考える】
【今のところ明確な攻略法は見いだせていない。そもそもが対人装備であるギルマスでは大型相手は難しいのだ】

――ま、何もしなけりゃどうにもならんね!
取り敢えず撃っておけば少しは体力も削れてくれるか!

【巨人に向けて、リボルバー型の魔銃を二連射する】
【銃口から吐き出されるは先ほど同様の二発の黄色光球】

【狙いは頭部と左腕関節駆動部】
【直線的な軌道であり、速度も目で追えないほどではないため】
【発射されてからの対処も十分可能である。目的は言葉通り、ワイヤーを少しでも消費させることと巨人の弱点を見極めることだろう】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 21:11:37.81 ID:oNyi6/ano
>>32

(いやあ、なんか叫んでるなあ……アタイって人気者)
(しかし一応は司令塔としては動いている訳か……)

【片目だけでも十分にそちらは見えた】
【何かしらの動き、この場合だと攻撃と見て間違いない】
【戦場で相手の回復をするような愚か者はいるわけもないだろうから】

牽制か?……ダメだねえ撃てる時に射っておかないと。
自分が討たれるハメになるぜ狙撃兵さんよう。

【巨大なハンマーを右手で握りそして】
【戦車の方向に向けて投合、回転は無くただ早い】
【投げられたハンマーの軌道はライフルの弾丸と出会う】
【弾頭とハンマーでは質量はこちらが上である、一瞬の金属音の後ハンマーは変わらず直進】
【やがて戦車の20m程手前で土を抉りながら停止するだろう】

【この出来事で特出すべきは女性の筋力である】
【警戒し過ぎるに越した事は無い筈だ】

(弾丸を運んでいる要員を潰す、って方法もあるか……)
(ふん、単独で機能しない兵器は運用が大変だな)

【冷ややかでもある藍色の眼で動きを捉えた後】
【八柳は投げたハンマーを盾にするように走りだすその速度も速いが目で捉えられない程ではない】
【そのままハンマーの接地から数秒でその接地点に辿りつくだろう】


>>>国軍ガール2人

んお?……あー、アタイは八柳だ以上。
(アレはハンマーじゃあないんだけどなあ、まあいいや……)
見ての通りアタイはパワータイプ、だから魔法の類にゃめっぽう弱い、以上。

【戦場で必要な情報、それだけを簡潔にそれぞれに向けて伝える】

ああ、あと無茶するのは結構だけど命まで賭けるなよな。

【自分よりも若いだろうし、若いだろうし】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 21:12:29.52 ID:Pwp8b+OSO
>>30

【照準補整、完了。推定命中率、48%ジャスト――高エネルギー反応有り】
【敵性対象の左腕部に、集束――変形。材質不明、予測】

【――――コードExecutioner's Sword.RIVE、撃てます】


あは、はー。受け入れるってんなら、退いて呉れると……助かる、かなぁ?
女の子に怪我、させたくない――っつっても、無駄なんだろうけれど。


【がき、ん。青年からパラシュートが切り離され、その降下速度が上がる】
【――眸の焦点と砲の照準は、逸らさず彼女に定めたまま。小さく、彼は呟いて】
【にこり、この場に不似合いな程に人懐っこい――だが、どこか虚な――笑みを浮かべた】

【予測される落下地点は、大凡前方5m辺りか。此の儘前進すれば、十分に刃の届く距離】

【だが、そうは問屋が卸さない。――集束する光が、彼女を目掛け火球となって放たれる】
【軌道は直線。速度は速いが、見えない程では無いだろう。距離的に、対処は十分可能だ】


…………ごめん、ね?


【だが、寧ろそれで良い≠ニ言えるだろう――彼の狙いは、着地の隙を消す為の時間稼ぎ。この火球、炸裂性であり】
【命中如何に関わらず、何かに接触すれば炸裂し。周囲に、火炎と爆風とを撒き散らす】
【直撃は元より、防御したとしても。爆発でバランスを崩す虞があった――――】

【だが、冷静に回避することが適えば。後方≠謔閧フ爆風を利用し、急接近が適うやも知れない】
【その場合は、高熱による僅かなダメージを考慮する必要が有るだろうが】
//いえ、此方こそ……です!
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/02(土) 21:15:33.59 ID:9Y35neZ+o
>>28

【『耐久力』は少ない様で、いとも簡単に手≠ヘ握りつぶされるだろう】
【“触れた瞬間”、赤い腕には「殴りつける様な衝撃」が走ったかも知れないが】
【手が潰されると同時、其れも消え去る=\―『攻撃の概要』は把握出来ただろうか】

「…………いやに『余裕』が無いね、お嬢さん。」

【戒能は黄金色の双眸を合わせると――嘲笑うかのように、そう返す】
【魔翌力を感じたのか、眉を態とらしく顰めて、頬を掻き】

>>31

【ピキリ―――と、響いたのは少々間抜けな音】
【『衝撃』によって鏡の一枚には罅が入ったかも知れないが、『破る』には至らない】
【諦めた様にスルスルと、『手』は収納されて戻って行く――】

>>35

【彼女に『避けられた』腕は、収縮しつつ勢いのままに戻されて行く】
【帰還に要する時間は一レス=\―今、自由に使える手は『二本』だけ】

>>38

【不十分な振りでも『断ち切れる』程に、強度は弱い=z
【切断された腕は落下すると、『融ける』様にして消滅して行く】
【腕の残りの部分は、『戻って行く』――詰まり、“先端が絶たれると戻る”のだろう】

>>39

【此方も双葉へと向かった物と同様、切断=z
【これまた同様に融け、戻る、と云った動作の繰り返し】
【はっきり云うと、御し易い″U撃……『狙い』は何なのか】

>>対主催ALL

【『命中』と呼べる物は零=\―其れでも、二名は表情を崩す素振りすらない】
【淡々と、其の場を動く事も無く、“攻撃の行く末”と“敵の動き”を見守る】
【一種「異様」とも表現出来る其の態度は、一筋縄で行かない≠ニ感じさせる】


【――『腕』を掻い潜り、攻撃を仕掛けてきたのは二名=z

 ……………二本余っとる≠竄うがダァホ。


【百家は呟く様に言葉を発すると――『残った二本』で対応を開始する】
【カンナの鋏に対しては、一本の腕で薙ぐ@lにして対応】
【最先端の“漆黒”の手に当たれば、『衝撃』と共に鋏に対し吹き飛ばす@ヘが働く】
【飽くまでも衝撃が走るのは鋏≠フみ――離せば、彼女の体には伝わらない】

【一方、重太郎の弾丸】
【彼が『魔翌力』の感じられない方の銃を撃ったと認識すると、防御≠ヘ行わず】
【彼の腹*レ掛けて『漆黒の手』を伸ばして行く――“攻撃後”、の隙を狙った物だ】
【若し直撃すれば、『殴られた』様なダメージと『吹き飛ばす』様な衝撃が与えられるだろう】
【『アートマン』に直撃した銃弾=\―百家は刹那、顔をゆがめるも】
【この程度なら物の数にもならない、とでも云う様に其の場を動かず】

…………鴉ちゃん、準備≠ケェ。

「はいよ―――― ≪血點≫ッ!!! 」

【動いた♂能――両手から『血液』を噴出させ、百家のアートマン≠ヨと其れを浴びせ掛ける】
【双葉は『血液操作』の能力者である、と覚えているだろうか】
【『伸びる腕』に『自由に硬化・操作可能』な血液≠ェ合わされば――】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 21:19:08.49 ID:tpTgQeV5o
ブルーラインの方紅麒麟の方、ラグナロクいまもどりました。
まさか作らされるとは思ってませんで・・・・・
今からちゃっちゃと打ち込みます
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 21:19:20.41 ID:Q7yimMZ6o
>>29(Blue Justice)

【其の言葉を聞いて】
【其の、笑みを見て】
【少女は、思った】

【分かりあえる人は、どこまでもきっと、分かりあえると】

【だからこそ──なのだろうか】
【理解出来たかもしれない人と、戦うのが。とてもとても、悲しくなって】

>>37(The Fighter)

【更に続いた、朝宮の言葉】
【それはやっぱり。優しい言葉】
【「優しくない」自分には──どこまでもどこまでも甘い自分には、過ぎたる言葉】

【以前。誰かに。天使の羽を背負った誰かに、言われた事があった】
【──「他人から言われた自分≠否定しはらんとき」】
【其の言葉が。其の時の表情が。そのまま、彼女の記憶の中に再生される】
【メモリー・チップに収められた記憶は。追憶という形ではなく。当時の様子を美化することなく、再生して──】

──私は、優しくなんて、ございません
優しい人間は、こんな場所に居たりなど──しませんから。

【浮かんだ笑顔は。彼女の言葉に相反して】
【とてもとても。優しい其れであった】

>>27>>37>>42(ALL)

私は、ただの酔狂でこの場に来たわけでも。ただ戦を止めるために来たわけでも、ございません

【しかし次の瞬間。その笑みは消える】
【ぐっと唇を食い縛り。俯いた彼女の表情に何が宿ったのかは──この場に居るものに知る術はなく】
【次に彼女が顔を上げたとき。其処には確かに、決意が在った】
【その決意は、朝宮とはまた違うもの】
【“闘う者”ではなく──“護る者”の、其れであった】

全ては────あの方を。百家羅山様を、見届けるため
悪と呼ばれる存在にも、本当に幸福へ繋がる道があるのかどうか
それを、見届けに参りました────ッ


────我が名はエルネスティーネ!
真に私が人を殺せぬ器か──刮目せよ!


【────少女の叫びが。エルネスティーネの叫びが、平原に響く】
【戦場であるのは重々承知】
【それでもそこに、護りたい人が居たから──だから、少女は闘うのだ】

【名を名乗り。続いた台詞】
【其れは──「私を舐めるな」と】
【そうも取れる言葉は。戦いに、殺しに覚悟を持った人間の其れ】

【彼女はいつだって、そうだった】
【護りたい人のためなら。いつだって、戦場に立っていた】
【例え其れが、その選択が人を殺すことになろうとも】
【全て──自分が決めたことだから。だから、前を向いて、彼女は──】

/もう改行制限に引っかかるとかどういうこと
/続きます
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 21:19:30.69 ID:tpTgQeV5o
すみません、誤爆
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 21:19:37.01 ID:Q7yimMZ6o

>>27>>37>>42(ALL)

──── ≪ シルバー・ビュレット ≫ !


【 ──── 洪 ! 】

【エルネスティーネの周囲に在った赤い赤い火の粉が、徐々に形を変えていく】
【くるくると回り。くるくると踊り】
【火の粉が次第に──10発の、銀色の弾丸と化した】

【──ぱんっ!】
【銃声のような音がして。銀色の弾丸たちは、一斉に朝宮>>37へと向かう】
【速度は十分。それでも本来銃が撃ち出す速度よりは、やや遅く】
【もし銃弾に直撃してしまえば。それは銃創を作り出す事は間違い無く】
【更には──】
【着弾箇所に、まるで「炎の熱さと氷の冷たさ」が同時に感じられるはずだ】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 21:21:14.37 ID:qXqiCJ0Oo
>>43[レンジャー部隊]
……成程。
狙……い。が、甘……いと、だめなの……。か。

【ぶつぶつと、冷静に戦況を見据えている】
【杭は、体内でカルシウムを精製して作り出しているため、硬度で言えば鉄に少し勝る程度だ】
【表面に罅が生まれ、杭の一部は軌道を逸らした】

……精製、操作。
50本を、壁として打ち下ろして。

【ぼこり、と背から杭が精製され、中に浮かび】
【男たちの進路を塞ぐように、杭が垂直に打ち込まれていくだろう】

《Cyclops》、迎撃開始。

【そして、ガートルッドの右側を守る巨人が部隊の方へ相手と遜色ない速度で接近していく】

>>45
……私……、戦争。慣れてない……。今日が、初めて。だから。
……ああ……趣味。は。………………人体……実験……?か……な……。

【淡々と答えていくも、目だけは戦況を観察し続けている】
【この戦場も、少女に取っては只の実験場に過ぎないかのように】

……じゃ。あ。
おにい、さん。に。……、ちょっと、面白い。物。
見せる……。《Cyclops》、ロケット……パンチ。

【Cyclopsが、左腕を翳す】
【その瞬間、左手の肘から先が、無数のワイヤーへと分解】
【収束されて10の金属製の長さ30cmロケットへと変わる。どうやら、念動力の類で物を動かしているようで、ロケットが何の炎も見せることもなく、高速で翔んでいく】
【ロケットの内の3つは撃墜。残りの7つがギルマスに襲いかかる】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 21:32:55.24 ID:AjFfP0uJo
>>48

……あら、もしかするとバレバレなのかしら?

【能力による生命のエネルギー、それから伝わる感覚的な衝撃】
【ほんの僅かに表情が凍る。幸い、物理的にはダメージゼロ、なのだが】
【兎も角。彼女は二本の腕の動きを止め――それらを溶かし合わせ、より強力な一本の腕を創り上げて】

(手を一本潰しても、銃弾を受けても……あまり、効果は見えないかしら)
(あの脆さなら砕けないこともないとは、思うのだけれど――――?)

―――血濡れの観音様だなんて、縁起がとっても悪いかしら

【不穏である。何の意味もなしに、血液を振りまくような真似をする者は居ないだろう】
【ならば、と考えつくのは“能力”。詳細は知らずとも、「不味い」とは感じ】

【ぐっ、と六本指の赤い腕を伸ばす。伸ばして、アートマンの胴に正面から掴みかかろうと試みる】
【力の程は既に人外。サイズに関しても、見た目にしても、形容するなら“鬼の腕”のよう】
【もし掴めたならば、先程そうしたように、力の赴くまま潰そうとするが――――。】


【――さて、現状。サリナの両腕は“鬼の腕”で制御するために塞がった状態、無防備】
【しかしながら、その身には準備の整った魔翌力。距離は中距離と言った所である】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/02(土) 21:34:25.15 ID:YDivqXWR0
>>47

……、紳士さん。……?

【異形は、其の、言葉に。思わず、そんな事を、呟いて】
【其れでも。彼の、言葉通り。引く心算は、無い。兎角、頑固な、人外だった】

【そして、放たれた、火球。後に、紡がれた謝罪に、眉を顰め】
【彼が、此方に、砲口を向けた、其の時から。銃撃系の、攻撃だろうかと、思考していた】
【視界に入った、其れを、回避しようとするが。半身を動かすのが、やっとで】


っが……、ッ!?


【半身の、胴から、胸に掛けて、直撃】

【回避出来なかった、原因は、恐らく、左腕。其の重量に、余り、自由に動くことは出来ず】
【更に、炸裂。炎と、爆風を受け、大きなダメージ】
【歯を食い縛り、耐えようとしても、叶わずに。轟、と、矮躯が、薙ぎ払われる】
【我侭な、子供の様に。視線だけは、外さないように。がむしゃらに、彼を見据える】
【其の、弱々しい気迫。機関員としては、完全に、堕落している様な、印象を受ける】

【息をする間も無く、其の身を、地に転がして。負った熱傷に、呻く】
【バランスは崩したものの、腕の重みの性か。後方へは、余り、吹き飛ばずに】
【完全な、隙。追撃するなら、今だろう】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 21:35:44.14 ID:YrSuOvg/0
>>42

 云った筈だ。「殺す心算は無い」。俺はあんたを『無力化』するだけ
 あんたの“信念”は“感情の無い”俺をも超えるだろう
 其の時点で俺は負けていると云うのも自覚している

 ―――よって殺すか、殺さないかは奴(>>37)に任せる

 ――フフ、便利な機械(マシン)……正にその通りかもしれんな

【彼は、頑なに目的を曲げようとはしない。指示が在る迄は。そんな心算すらも無いらしい】
【この機械。何処か自虐的で少々卑屈には成っているのかもしれない―――――】

>>50 >>52

 人間には様々な正義が在るらしい……本当に。興味深いよ

【皮肉ッぽい其れなのか、そんな事を呟くと――】

>>ALL

( 《危険物飛来》 )

【ががが、地をすり減らし。振り向けば其れは銃弾の山】
【彼は其れに対して屈むだけ――無論、着地強直で『跳ぶ』事は不可能にしても】
【其の一瞬で顔面部に弾丸が被弾するようにしている――?】

【ききききんッ!】
【其の数発。その全てを顔面部で受け止めた――!】
【その影響か。彼は空を仰いでいて。無言でブラックハートへと其の禍々しい双眸を戻す】

【然し彼が出来たのは、今の所それのみであった
 数発を耐えた首への負担は矢張り生半可では無かったのだろう
 ――それにしても、「そんな事をすると云う事」は。彼の胴体は装甲が薄い可能性が在る訳で。気が付けるだろうか】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 21:36:35.10 ID:tpTgQeV5o
>>23>>26

ふむ・・・・機関の若いナンバーの者・・・・・・

【放たれた槍、さらに放たれたライフル弾を叩き落とした様を目撃し】

ほう、初速マッハを軽く超えるあれを軽々と・・・・・・
実力は申し分無し、か・・・・・・・

【と、話しかけてきた猫耳少女のほうを】

どうやら君は味方のようだが・・・・・・
わかった、良いだろう、だが非推奨と言っても・・・・・・

【方を向いたと思ったらすでにそこには居らず】

・・・・・・・・・・・・・・

【取り残され、若干淋しを感じる】

さて・・・・・・支援の場合は私に当てぬように頼むぞ。

【彼女は其れを前提として動く以上合わせるしかない】
【と、挟撃体制に入った部隊員をちらり、と視線だけで一瞥】

さて、まずは前菜を・・・・・

【すたり、と地面に着地、自然体のまま立ち】

こい、まずは貴様らを料理してやろう。

/大変遅くなりました、
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 21:37:12.43 ID:cQ8O/Bgio
>>43>>53

そ、そりゃまた結構なご趣味だことで!
可愛い理科の実験レベルで済んでることをギルマスさん的には希望するかな!

(やっばいな……こりゃやっぱ和解とか無理そうだぜ)
(出来れば可愛いおぜうさんに鉄砲は向けたくなかったけど……しゃーなしだな)

【少女の答えに若干引きながらも、小さく溜息を一つ】
【話しているうちに何らかの歩み寄りがあればという考えもあったが、それが難しい事を悟り】
【戦闘に向ける意識の比重を上げて気を引き締めた】

――んげ!?こ、こりゃちょっと多すぎやしませんかね!
確かにロケットパンチは男の浪漫だけど、ギルマスさん的には鉄拳一発ドカーンってのの方が好みだったり!

【巨人から発射された無数のロケット】
【それら全てを撃墜するには、ギルマスの銃の連射性能では不可であり】
【回避するにも数が多すぎる。】

【ギルマスは早々に真正面からの対処を諦め】
【ただ「被害を減らす」事だけを考えて、身体を小さく丸めながら横に向かって側転した】

ん、ぐっ……!ぐあぁぁぁぁ……!

【ロケットのうちの一つが、ギルマスの右腕に命中し】
【ギルマスは長い叫びと共に後方へごろごろと転がっていく】
【その際に手に持っていた電撃の魔銃も取り落としてしまい、ダメージと共に武器を一つ失ってしまうこととなった】

(や、やばい……かも?)

【ギルマスの額を痛みにより生じた脂汗の他に冷や汗が垂れる】
【巨人に有効な武器を失ってしまったのは大きい。別にも武器はあるが、どれだけ有効かは未知数なのだから】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/02(土) 21:42:58.69 ID:FZ0cLjkco
>>48

 ……──くっ、!

【ばちっ、と電流が炸裂するような衝突音を伴って、】
【彼女の握っていたハサミが軽々しく弾き飛ばされ、宙空を舞う】

 (──守りは、思ったより硬い)
 (あの腕の数……何とかしないと──)

【僅かに体勢の崩れた彼女が、半歩後退し、それから続けて後方跳躍を一つ。中距離の間合いへ】
【がらんっ、と、ハサミが地に落ちたとき、彼女の鋭利な眼差しは、横目で戒能を捕捉した】

 (──……何あれ、ホント縁起わるい)
 (……バックアップ……? 嫌な予感……──っ!)

【後方跳躍の着地から瞬時の黙考】
【彼女がその左手を、戒能に向けていくと】
【その動きと連動して、アートマンの左手も戒能を照準し】

【収束する魔力、その次の刹那──】

 ──そこに……ずっと立ってなさい──!

 “SYOOOAAAA────ッ!”

【びしゃ──っ!】
【アートマンの手中から、粘性を孕んだ透明の液体が、戒能の足元へと向けて、噴出される】
【──その正体は、『接着剤』。アートマンの手中に、大きな接着剤のチューブが出現していた】

【無論、ただの接着剤ゆえ、攻撃性そのものは無い】
【ただ、それを浴びてしまえば、当然の如く、身動きが取り辛くなることを意味するだろう】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/02(土) 21:43:37.67 ID:3sJ/7Dsro
>>48

(――――脆い)

【腕の切断に難なく成功した事に、安堵と微かな不安を覚えつつ】
【その場でくるりと身体を回転させ、二人の方へと向き直る】

【向き直る過程で、皆の様子をざっと観察】
【避けて本体を狙う者、同じ様に手を迎撃する者】
【判るのは、この攻撃は挨拶であり、牽制以下の攻撃であると言うことか】

【本当の攻撃はここからだろう、安心は出来ない】

……血? 何とも見た目的には罰当たりだけど――。

【嫌な予感は拭えない。下準備をするからには、其れなりの何かが来る】
【だが、何をして来るのか判らない。彼の血液がどの様な意味を成すのか】
【それに、六腕のアートマンの能力がアレだけとも限らない】

注意するに越した事は無い、か。
自分の事で精一杯だなぁ……≪精製≫。

【ぼやきながらも、呟き一つ。手空きだった左手にも一振りの剣を作り出して】
【簡単な二刀流。射撃武器にもなる其れを両手に構えて、相手を見据える】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 21:46:01.07 ID:fO9TVAxT0
>>53

『アイツ、杭の精製は無限に行えるってのか――!?』

(≪其方は苦戦気味でしょうか――?≫)

(〔当たり前だって!相手は機械だ、銃でも強烈な一撃を喰らわせるのはキツイですよ!〕)

(≪では、彼らを引き付けましょう。それぞれ左へ攻撃しつつ移動をお願いします。貴方は匍匐状態を保って下さい≫)

〔――了解、お前ら左に回れ!!〕

【右目元迷彩の男はそのまま匍匐状態を維持するが、残りの2人はその場から立ち上がって左側に展開していく】
【匍匐状態のままの男は、場所を変えずに分かれた2人と自分に対して向かってくる杭の数を少しでも減らそうと、空へ連射を開始した】

『よし、俺がカバーする!』

【そして鼻ピアスの男は、杭を狙いつつも同時に少女の陣営方向へ疎らな狙いでライフルを連射】
【100mもの距離では正確な狙撃は難しいが、銃弾の数の利を活かし当ててくるつもりだろう】

(≪おそらく頭部を潰せば勝機は見えます。ライフルで牽制と同時に足を潰して下さい≫)

(「了解〜、牽制しつつ距離を取りますよ」)

【そして馬面の男は、迎撃に動いた相手の巨人一体へと自慢の足で距離を取りつつライフルを撃ちこみ始めた】
【進行方向を塞がれたので、踵を返して後方へと走りつつ狙いを出来る限り正確に定めようとする】
【脚部を狙うことで、機動力の減少を図っているのだろう】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/02(土) 21:46:28.04 ID:wAipP9L+o
>>48(主催者組all)

……───ッ!
アイツの、戒能の能力は"血液硬化と操作"だ、皆ッ!

【「伝えるのが遅かった」と思うが】
【反省は後回し。まずは、対処をするのが先で】

(水はまだ、見せてないはず……。)

────こいつで、どうだッ!

【自軍を攻撃に巻き込まないために、左へと飛んで角度を付けると】
【血濡れの観音像を狙って、左手から大規模の水流を放つ】
【前回の戦闘の時と同じく、血液に水を混ぜて使い物に出来なくする狙い】
【単純明快な攻撃であるが、"水属性"はまだ相手にみせていないため通用すると青年は考えた】
【尚、範囲はそれなりに広いものの、軌道は直線的な上物理的攻撃翌力は"零"である】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 21:47:09.34 ID:jLyufcJSO
>>26
カッコつけてんなヨ……猫女。

【まず、最初の発砲……これは成功】
【ブルーラインへと向かった二人は、“面白いくらい簡単に”……その額を撃ち抜かれて】

【どさり、と鈍い音と共に……紛れも無い再起不能】
【これで、部隊は残り八……数的な優勢は、やや傾いたか?】

「踏麒麟(ふみきりん)」

【アサルトライフル。その火力は絶大だ。直撃を耐えられる者は……そうは居ないだろう】
【……然し、然し。「この青年の前で、例えわざとでも! 隙や余裕を晒す事も、絶大な危険を招く」……!】

【ひゅん】

【引き金を向けて、数瞬。そんな音と共に……紅麒麟が、“消えたように”見えるかもしれない】
【実際は違う……体勢を低くする事で銃口をかわし、超高速の踏み切りで、跳ぶブルーラインに向けて“突っ込んだ”……】

【この突撃、姿勢の低さ故に命中したとしても……足か、腰くらいだろう。命中しない、という事も十分に有り得るが】
【しかし……破壊力は高い。更に】

【紅麒麟の背後の怪しい部隊。その内の三人が、まるで子供の遊びのように“指で銃を形作り”
【ブルーラインを追うように、その銃口(ユビサキ)を動かしている……】

>>57
【声一つ出さずに駆ける、二人】
【更に、紅麒麟の背後に控える内の一人が……その手から、“気弾”を放つ。狙いは顔面……威力は、それなりだ】

【二人の内、右の者は。右拳を固く握り……それを、“到底ラグナロクに届く筈も無い距離で振るう”】
【すると……驚く事に。拳から放たれるのは“レーザー”じみた“氣”……狙いは胴体。威力は低いが……“速い”】

【左の者は、まだ仕掛けない】
【その両足に“氣”を集めて……何かを、仕掛けようとしている……?】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 21:48:52.40 ID:MqML/3IEo
>>48

や、やばかった…
「もうちょっと気合入れていけよ重太郎ぉ!」
『白口うるさい、重太郎が集中できなくなったらどうするの?』

【罅が入ると共に、罅の入った鏡は、消滅する。どうやら、この鏡ある一定以上のダメージを受けると消失するらしい】
【2枚目の鏡は、少年が手を振ると同時に消滅する。この鏡に込められていた魔翌力は、重太郎の体へと還っていく】


『重太郎!白口での攻撃は効くけど、有効じゃあみたいだよ!』
「俺に対する悪口か?それ?おい口黒ぉ!」
ほんとにうるさい!白口!まじお前ちょっと黙ってろよ!
『そうだよ!白口。少しは状況考えてよ!』

【良くも悪くも、目の前の事に一生懸命な重太郎、冷静な口黒、本当に空気の読めない白口、呑気とも言えるこんな会話をしているうちにも手は近づいてきて】
【暗黙の了解、というか3人の役割的に手を見るのは口黒の仕事。だが、口黒の意識も、重太郎の意識も「凄い馬鹿」白口へと向いていて…】
【おそらく、銃弾が当たったというのも、口黒に、余裕を与えていたのだろう。本来ならばこのような事は有り得ないが、仲間が5人居る事に慢心したのだろう】

『っあ、しまった!重太郎!危ないッ!!』

えっ!?まじっ?
―――うっ!
【口黒が、重太郎よりも、白口よりも早く手に気づき防御を促す】
【刹那、鏡を生成しようとするが、間に合わず腹に攻撃が直撃する】
【攻撃により、少年は、後方へと飛んでいく、そして、床へと落ちていく】

【背中から着地した少年は、短く悲鳴を上げてから、顔を下げながら、むくりと起き上がる。なお、この間も、銃を離さない】
【腹を左手で抑えていることから、ダメージは受けているらしいが……】

『ご、ごめん重太郎……』
「あ、俺のせいだ…」
対機関連合の先輩達がいるからってちょっと油断してただけだ。気にしないでいい……
行くぞこんのやろおおおおおおおお!
【顔を上げると、眼が先程よりも鋭く、強い物になっているのが分かるだろう】
【叫び声と共に、右手の銃から放たれた魔弾。中級魔術と上級魔術の中間程の威力があるこの魔弾】
【強い威力がある魔弾が、千手観音のようなアートマンへと襲い掛かる】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/02(土) 21:49:13.63 ID:+55NG1zC0
>>41

【ゴキゴキゴキグシャっと一気に兵士は潰される】

その方が指揮官ぽくてカッコいいだろッ!!?

っと…飛び道具かぁぁぁ!!!!

【青年は一度屈むと一気に史音に駆け出し、口ずさむ】

災厄の博物館≪パンドラミュージアム≫…起動…

【呟きと同時にレギンの後方の空間が歪み、両手に剣が握られる】
【それを使い、焔弾を真っ二つに切り裂く】
【切り裂かれ、それた焔弾は戦車の側面に命中…右側面の装甲を破壊し、ラジエーターを剥き出しにした】

>>44
【焔は簡単に呑みこまれ、そのまま焔翼で右肩を焼かれる】
【溜まらず後退し、軍服から手榴弾を取出し、投げる】

【火傷により狙いは甘いが、攻撃範囲は広い】

>>46

【狙撃兵は、次の攻撃を準備するために、再びスコープを除き始める】

【女性がハンマーを握った瞬間に撃つつもりだろうか】

>>All

「おおおおおお!!やるぞあいつら!!!!!これならイケるッ!!!」
『よぉ−し!!!指揮官の男を俺たちで撃ち取るぞッ!!!!!』

【女性たちの♀躍でいい気になったのか】
【尻込みしていた国軍兵たちも突撃を開始し、前へ出たレギンを10人ほどで取り囲む】

おーおー女性を先に出させて自分たちは手柄を総取りってか……

悲しいねぇ………そんなカス集団で俺様が倒せると思ってるんだから…

【ライフルが向けられてるにも関わらず、レギンは嗤う】
【そして両手の剣を振るうと同時に凄まじい闇≠ニ光≠フ衝撃波が発生】
【兵士たちを飲み込んでいく】

「たっ助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

【喚きながら国軍兵は助けをこう】
【史音は戦車への攻撃を中断するか、パニーは追撃を止めるか、八柳はハンマー回収を止めるか】
【それぞれの判断が問われる】

【そして戦車の砲身は徐々に水平になっていき、砲撃体制にはいるッ!!!】
//すいません、遅れました
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 21:51:52.44 ID:UKoB5w8DO
>>42
 おーう、正義バカと悪バカがスポンサーの演劇だよ。クソッタレな舞台に銃火砲火が拍手代わりの即興劇だ。
 演じる必要なんざねえさ。お前は元々その役だ。理想としちゃあ舞台とスポンサー自体が吹っ飛ぶことだがな。
 目玉も腕もくれてやんねー。てめえみたいなバカに誰がやるかよ。
 まあ、一度限りの舞台だからな、精々死ぬ気で躍ろうや──ッ!

【疾駆を続けながら暁は真剣さ八割、不敵さ二割の笑みを浮かべる】
 
 …………

【──が、暁の表情は続くブラックハートの言葉を聞いて、曇る】
 
 お前ッ──……体、弄くられてんのか。
 ……そりゃあ憎まれても仕方ねえな。けどよ、人間全員が悪いってのは違うんじゃねえか……?

【その語調は、今までと比べて微かに弱い】

>>50>>52
 
 クッ──……!

【赤い火の粉を銃弾に変えたエルネスティーネに、暁は舌打ちをする】
【いかにも厄介そうな銃弾ではなく──エルネスティーネ自身に。エルネスティーネの“覚悟”に】
 
(あの眼──筋金が入りやがった……こいつは、絶対に、“退かねえ”!)
(こいつには退けば譲っちまう物がある……こいつはそれを知っている……! こいつは“退けねえ一線”の前に立ってやがる──!)
(しかも、“前を向いて”ッ!)
 
 ……さっきは要らねえことを言ったな……覚悟が有ると判断するぜ、嬢ちゃん……
 
【暁は謝る。“覚悟”有る者に対して吐くべきでない言葉を吐いたことに】
【そして、敵と判断する。──ぶつかり合うしかない、“敵”と】

 ……上等だ、嬢ちゃん……! てめえは退かねえ、俺も退かねえ! だったらぶつかり合うしかねえのは解ってんな!?
 ……退かねえヤツ同士がぶつかり合うと、死ぬ程痛えぞ覚悟しろよ──!
 
>>56
 ……殺さない、とは言えねえよ

【共闘者に、暁は言葉を漏らす】

 俺は強くねえ。だから、手加減なんてできねえ。全力でぶつかるしかできねえ。
 ……けどな、殺したいとは何があっても思わねえよ。


//2レスありますorz
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 21:52:18.12 ID:UKoB5w8DO
//2レス目です

>>ALL
 この弾丸──……!
 
【エルネスティーネの放った弾丸に、暁は動きを止めずに思考する】

(申し分ねえ威力だ……! 当たれば蜂の巣……“殺す覚悟”が芯に入ってやがる……!)
 
 上ッ、等、だ……!
 
【暁は銃弾の嵐の中心から逃れながらも、両腕を顔を庇うように交差させる】
 
 う、ォ、おおお────!

【そしてそのまま──疾駆】
【肩に腕に銃弾がかする。特殊な体質故に人間よりも高い耐久力を誇るが、しかしその身は削られる】
【──だが、】

 退かねえ、退かねえぞ……!
 
【暁は退かない。怯まない。そのまま疾駆を続ける彼の速度はまるで落ちない】

(退かねえヤツ相手に退いたら、負ける……!)

【暁の考えるのは精神論】
【しかし暁は兵士ではない。自ら考え、思い、己の感情で己を奮い立たせて戦場に立つ、“闘う者”】
【故にその精神論は決して間違いではない】
【暁が自らそう考え、そう思い、そうして戦場に立つのなら】

 こんなモンか、てめえの力は────!

【弾幕の端を突き抜け、暁は真っ直ぐにエルネスティーネに疾駆する】
【極端な前傾姿勢は、その現れ。決して──退けないのだ】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 21:58:22.81 ID:qXqiCJ0Oo
>>58[ギルマス]
……一応……、マッド……、サイエンティスト……。だから、……私。

【答になっているような居ないような言葉を零して】
【……先程から、少女は動く様子を見せず。巨人に命令をしているだけだ】
【おそらく、この少女に戦闘力は皆無と思っていいだろう】

…………、当たった……。

【にたぁぁぁぁぁ、と実験が成功した様な笑みを浮かべて、苦しむギルマスを見据える】

成程、ダメージはあのぐらいに成るのか、数で攻めると回避はしにくいが、その分狙いが甘いな。
ということは、操作機構の見直しをするべきかな、イヤ、逆に素体の戦闘力を純粋に上昇させる方面でもいいのか、そうか、うん。悪くないな。
あは……ッ。やはり、制作物は実地で扱うに限る。机上の空論のみでは、情報の正確性が低いからね。ああ、もう少し足掻いてくれ、なにせ未だデータが足りないんだ。
ほら、立ちたまえ、立てッ!

【巨人は、左腕から先が無い。ということは、戦力が低下している様だ】
【そして、少女の目的は、あくまでこの戦いに貢献する事ではなく、其れは“オマケ”に過ぎない】
【目的は、製作した兵器の実地運用実験であるため、戦闘データを取らなければならない。故に、ギルマスの出方を待つために《Cyclops》は待たされた】
【巨人は、ヘッドギアのレンズを無慈悲に光らせて、ギルマスを見据えている】

>>61[レンジャー部隊]
【連射される銃撃で、杭は軌道を逸らされる。長さで言えば、1m程の杭が平原に無数に突き刺さった】
【杭により、平原には無数の障害物ができる事となる。動きの阻害を本来目的として打ち下ろした杭。目的は達した】

……ッ!まにあ……痛ッ!!

【少女の左側の巨人が、とっさに少女を狙う弾丸を防ごうとするが、数瞬間に合わず、少女は右腕と脇腹に被弾した】
【巨人は、膝を付いて、ワイヤーで構成される肉体を分解、全面へ集中的にあみ合わせて、盾の様に立ちはだかった】
【どうやら、動き自体はそこまで早くない。しかしながら、金属製ワイヤーを無数に折り重ねた表皮は、一発二発では致命傷と成り得ない】
【倒すのならば、急所を狙い、数多く銃弾を打ち込まねばならぬだろう】

……、鎮痛剤。投与、と。
止血帯は、忘れてきたか。……早めに実験は切り上げ、かな。
ぎりぎりまでは粘ろうか……、データは出来る限り取りたい……。

【手首に白衣から取り出した注射を注入、痛覚を麻痺させる】

「……!」

【巨人は、その力、及び防御力は高いものの、素早さで言えば大したものではない】
【故に、銃弾を避けることは不可能だ。銃弾は、足を貫いたが、それでも動く限りは前に進んでいく】
【表皮のワイヤーの密度を高めて、足が肥大化。足元の防御力を強化しながら前進していく】
【代わりに、機動力が低下したようだ――――が】

《Cyclops》。右腕発射。

【巨人が走りながら腕を振りかぶり、距離の有る馬面の男に向い振るう。その瞬間、腕が相手に向けて翔んでいく。腹部を狙うそれは、速く大きい】
【手首から先だけが拳の形を保ち、そこから後ろは糸として、本体と繋がって伸びている。外しても、腕を引き戻して再度攻撃を放てるのだ】
【足を止めて戦う積りである。しかし、その分隙は大きくなった。十分に頭部をツブスチャンスは有ると考えて良いだろう】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/02(土) 22:00:41.20 ID:srcgxyAuo
>>57 >>63
【直撃は、避けた】
【少女の胸と肩の辺りから炎が噴出し、左方向へずれる事で打点がずれる】

【しかし、それをもってしても、咄嗟の火力制御で上げた右足に受けてしまう】

―――――――――――っっっ!!!

【痛みに姿勢が崩れてなお、火力制御によって空中に浮き、移動する事で立ち居地を固定しない】
【それに一撃を持って、その足は使い物にならないほどに関節がガタガタになる】
【しかし、これがなければ腰にもらっていたかもしれないと考えると、いくらか気が楽になった】

マスター、しっかり!!
右足の痛覚カット、後方っ、自動迎撃っ!!

【空に浮いた状態、猫は瞬間後ろを振り向いて、操り人形のように腕を上げてアサルトライフル最後の一発を発砲した】

【同時に、弾丸が向かわなかった残り二名の頭上に突如青褪めた槍が出現し、物理法則を無視して豪速で落下する】

【肩から、爆発。大きく距離を取る少女は、砕けた膝に恐る恐る触れる】
【一瞬痛みで歯を食いしばったが、声を出さないまま口を動かすと、右の膝に蒼い光が集う】

修復完了まで60秒、青年の実力から考えてまったく期待できませんっ!!
これが…若いナンバー?

【密かに捉えていた怪人の言葉を反芻し、青年を観察する少女は、なるほど、確かに14の文字が首元に書かれているのを見た】
【態々若い、といったのだ。おそらく、ただの敵じゃない】
【このような数字がある場合は、何らかの階位を示していると判断するのが妥当だろう】

【つまり、かなり出来る相手だという事だ】

【痛みをこらえながら、猫少女は胸元に手を突っ込み『再び』機関銃を二つ取り出した】

【怪人を補足して仕掛けている戦闘員に向けて、『若干火力の高い』弾丸を掃射する】
【再び、背中が爆発。怪人と青年に若干の距離を保ち、両手の機関銃を合わせて光を纏わせることで、先ほどの狙撃銃を作り出し、青年へと狙いを付けた】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 22:01:27.57 ID:MqML/3IEo
>>64
/描写忘れ、魔弾の速さは実弾より遅い位です。軌道は直線的です
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 22:06:11.44 ID:Pwp8b+OSO
>>55

紳士、か……だったら、良いのだけれどね。依頼内容は違えられない。
どうも不慣れなようだけど――リードしてあげられる程、今の俺は優しくないのさ。

【咲き誇る灼熱の徒花、吹き荒れる暴虐の疾風――――直撃を傲然と見据えて、彼は云った】

【黒と赤の交錯に、水を挿すものは一人として存在しない。それも、その筈だ】
【空挺兵を気取って戦場の後方に直接奇襲を掛けた青年は、今、ひどく突出している】
【援軍が来る事は、どう見ても無い。彼女が要請する事が無ければ、一騎打ちの状態は保たれる】

(……畳み掛けるべき、か?あれは危険そうだが、本体が――追い付けていない)
(使いこなされる前に、終わらせるのが得策だろうね。追撃が出来ないのが、一寸惜しい)

【さて――彼は宙空にて砲撃の反動を利用し、降下速度を殺しつつ後方に跳ぶだろう】
【くるり。宙返りをひとつ挟んで接地すれば、砲口を掌の内に引っ込め】
【爪を地面に突き立てて慣性を殺し、くぐもった音を上げて停止。伏せた態勢より、立ち上がると】

【ややあって。彼は長大な腕を引き擦り、足速に其方へと駆け出した】
【追い打ちとして砲撃を放たない所を見ると、あの砲、連射はそう利かないのだろう】

【接近が適えば、彼は異形の右腕を勢いよく振り下ろす。だが、攻撃に移る迄には相当の間がある為】
【態勢を立て直し、対処するのはそう難しくなく。大振りの一撃は、兎角に読み易い】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 22:09:14.11 ID:6XbeQDnD0
>>50>>52

エル、あんた…………!!

【驚いた様に、だがやがて、嬉しそうに表情を歪めるブラックハート】
【疑ったのは、間違いだった。やはりエルネスティーネも、戦場に立つ者としての、歴然とした覚悟を秘めていた】
【『人間』に一切の価値を見ない事の反動なのだろう。『人間』で無い故に心を寄せているエルネスティーネの言動が、頼もしく、嬉しかった】

エル、答えろ!!
あんたは接近戦ができるか、それとも遠距離戦が得意なのか!?
あたしゃ、どっちもある程度こなせるから、あんたに合わせるッッ!!

【明確な、戦闘スタイルを目の当たりにしつつ、ブラックハートは側に寄り添い、問いかける】
【この戦場、互いのパートナーシップを高めなければ、敗北の危険もあるのだ】
【やはり『人間』じゃない存在であるために見せる信頼が、ブラックハートに独断専行をさせなかった――――戦いの口火は、また別だったが】

>>56

…………難儀な組織に入って、難儀な理由で戦ってるもんだ…………

【精神的には『叶わない』としながらも『不殺』の態度は改めないアンドロイドに、呆れた様な表情を向けるブラックハート】
【ある意味、開き直られて困っている様な形だ。『人間』の則を超えて、彼にも彼なりの戦う理由があるのだろう――――理解できるとは、思わないが】

――――馬鹿なッ!? どんな装甲だ!?

【顔面でビームバレットを弾くアンドロイドに、ブラックハートは面食らう】
【通常、人間に似せたフォルムを持つのなら、頭部は急所であるはず。逆説的に言えば、だからこそ装甲を厚くしているとも取れるが】
【ともあれ、頭部への攻撃は無意味である――――この認識を持たなければならない事は、分かった】

>>66>>67

お前…………自分がぶっちぎれてるだけのザコだって、喚き散らして恥ずかしくは無いのかい?
それとも…………自分がどういう言動を取ってるか、そんな事も分かんないのかァ!?

【清々しいまでに自分本位――――戦場では、自分本位なのは至極当たり前の事だが――――の言葉に、眉を潜めるブラックハート】
【挑発としても、あまり理知的な物とは言えない。挑発と強がりの境のギリギリな言葉と、認識される】

――――――――ふざけんな『人間』がァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!
『障害者』だの『厄介者』だの『人形』だの!! 人が『持たざる者』として生まれて来たってだけで、誰もあたしを『同胞』として扱おうとしねぇじゃねぇかッッ!!
挙句、あたしを『借金の担保』としてカノッサに売り飛ばしたのは、他でもねぇあたしの父と母だ…………ッッ!!
ああそうさ!! サイボーグに改造するのに都合が良くて、家が苦しかったからってそれだけで、あたしは貴様ら全員から『モノ』扱いされて来てんだよォォォォォ!!

【『人間全員が悪いと言うのは間違いなのではないか』――――青年のその言葉に、ブラックハートは何かが切れた様に叫び、狂う】
【詳しい事情までは、分からないだろうが――――――――そうした憎しみを抱えるに余りある、壮絶な経験を、このサイボーグの女性はしてきたのだろう】

これだから『人間』ってのはぁぁぁ…………一時の感情で、一時の欲望でッッ、倫理も論理も捨て置いて、自分勝手に振舞って、他人を蹴落とし、踏みにじる…………!!

【先ほど、死体を踏みつけていた態度も、単なる憎しみの表出と言うだけには納まらないのだろう】
【それは、彼女が命を賭けての『復讐』の延長線上にある、『人間』に対するアンチテーゼ】

>>50>>52>>56>>66>>67

――――いつまで前に突っ込むつもりだ『人間』!!

>>52へと突進する>>67の進路を妨害する形で、ビームガトリングが発射される】
【目的は進路を妨害する事。このさい、直接命中させなくても構わないとの意志からか、狙いは散発的に、散らすような発射だ】
【回避は容易だろうが、前方へのノーダメージでの前身は困難を極めるだろう】

――――さぁこいよ、お前の相手は私だアンドロイド…………やり合う前に、機械同士だ…………名前を聞かせてもらおうか?

【恐らく、>>56に対してはビームガトリングのみでは力不足――――そう判断したブラックハートは、右手のヒートカッターを構える】
【構えながら――――名前を問う】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/02(土) 22:09:35.54 ID:9Y35neZ+o
>>54>>59>>60>>62>>64

【先ず、戒能――飛来した其れを、接着剤≠ニ認識出来なかったのか】
【『攻撃翌力』のおおよそ無さそうな其れに、“体が動かず”】

「何だい、『教師』みたいに――ってェッ!!?
 ……オイオイ、そのまんまの意味≠ゥよ……こりゃあ参ったね。 服がベッタベタ。」

【彼女の狙い通り、其の場で立ち尽くす=z
【『能力』で動けない事も無いのだろうが……必要ない≠ニでも言う様に、ニヤリ、と笑んで】


……操作≠ヘ出来るやろ、鴉ちゃん。

「もっちろん。 ――只、『水』はヤバいな。」


【迫る双葉の水流=c…アートマンは、『避ける』様子を見せない】
【その代わり、とでも言う様に左右≠ノ伸ばされる“六本の腕”――】
【結果として、『腕先端の血液』だけは洗い流されない=z


…………ガキぃ、最初ッから『本気』で来いや。
他の奴等もや――“余裕”持ってる相手に『手加減』でもしてる気ィか?


【――重太郎の眼≠見た百家の顔に、獰猛な笑みが浮かぶ】
【『本気で来い』と、まるで挑発≠ナもしているかの様な言葉】


【迫る二撃=\―先ず、沙莉菜の物に放たれるのは“手”】
【だが、先程とは違い血の槍≠ェ先端に付いている】
【『衝撃』を与え続け、さながら“掘削機”の如く掌を突き破らんとする】
【其れなりの強度が有れば、拮抗≠竍撃破≠ヘ可能だろうか――】


【もう一発の『魔弾』、此方にも一本の『手』】
【同様に血液の盾≠付着させた其れであるが――】


……ッ!! ――――チイッ。


【『腕と相殺』――先端部の血液の立て諸共、腕を破壊する】
【スルスルと腕は再び戻って行くが、攻撃翌力の低下≠ヘ否めない――】


【――此処で、誰か『疑問を感じる』者は居るだろうか】
【最初の一発を除き、『能動的な攻撃が無い』……“防御”に徹している】
【腕の数は四本も余っているにも関わらず、だ】


【整理してみよう。 ――君達の任務≠ヘ何だ?】
【『二名を倒す事』……其れは飽くまでも、本来の任務≠ナはない】


【――――機関の戦艦≠ゥら僅かに漏れ出し始めた、魔翌力≠ヘ何だ?】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 22:14:49.49 ID:tpTgQeV5o
>>69
(まずは彼女に・・・・・・・彼の力がどんなものか引き出していただくとして・・・・・・・)
(こっちを、なんとかしないと)

【自然体で立ちながら、左右の部隊員を警戒、そして】

>>63
【顔面に迫る確かな破壊の意思を持ったエネルギーさらに】
【胴体に向け放たれたレーザーの如き破壊に意思】
【それらの放たれる予備動作を視認】

ほう、面白い・・・・な。

【ゆらり、とラグナロクの体が、右に揺れ、体制が崩れる】
【放たれたレーザーが迫り貫こうと襲いかかったその刹那】

【ぎゅるり】
【とラグナロクからみて六時方向、コマ送りの如く跳ね、滑り離れる】

速い、良く練られた、良い攻撃だ、だが・・・・・・
貴様らに風を貫くことができるか?

【顔に放たれた気功波、レーザーをやり過ごして、着地、その足をバネに】
【疾走、その速度は飛燕を遙かに凌駕、さながら雷霆、黒い電光と化し】

見せてやろう!この私の格闘術をな!!

【漂わせていた剣が消え代わりに】
【白色に淡く輝く、篭手と具足が現れ、装着】
【装着された篭手の周囲、其れに風、正確にはカマイタチを纏わせる】

おおおおおおおおお!!!

【レーザーを放ったほうの部隊員に向け、雷霆の速度そのままに接近】
【その胴体に向けカマイタチを纏った正拳突きを放つ、放たれた其れは擦過音鋭く、空を切り裂きながら迫る】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 22:15:11.47 ID:ZGUFTaJDO
>>65
【目の前の人形兵に視線を向けていたので、手榴弾が投げられたことに即座に気付く】
【迎撃しようかとも考えたが―――】

やっぱり「殺し合い」は前のめりでなきゃねぇ!
―――蒼炎「ブレイズソリッド」!

【宣言と共に変化を起こすのは、先程人形兵に躍り掛かった左の炎翼―――
  ―――翼の先の方が蒼く染まっていく、蒼い炎はその揺らめきを止め、まるで「固体」のような状態になる―――】

ぶっ潰れなぁ!人形さんよぉ!

【先端が鋭く尖った蒼い炎―――それを以て人形兵の右胸を貫かんと翼を真っ直ぐに伸ばす!】

【一方手榴弾は、大凡の軌道を予測した後に、火炎放射器を受けている炎翼で「ついでに」避けるように体勢を変える―――】

―――くっ!

【とはいえ片手間にすべてを受け止めることは出来ずに、破片のいくつかが肩や脚を掠めていく】


【攻防の間隙を縫って、司令官と思わしき人物の方を伺う―――】

(……気味の悪い武器を使ってるわね、それよりも)

【レギン(ここでは彼に返り討ちに遭った国軍と見るべきか)の方から目を離し、戦車の方に視線を移す―――】


>>がーるず
………壊し甲斐、ありそうよねぇ。あれ
あの戦車、あたしに潰させなさいよ!

【戦車の巨大を改めて確認し、爛々とした調子で「落としたい」という旨を宣言する】

//風呂はいってきます
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 22:15:47.33 ID:cQ8O/Bgio
>>68

……ええい、言われなくとも立つっての!つーかちょいと性格変わりすぎなのだぜ!
いや、二面性とかも可愛いポイントになることもあるけど、こりゃちょっとマニア向けすぎるってもんさ!

(右腕は……しばらく動きそうにないか)
(だけど大体あのデカブツの特性も見えてきたのだぜ)

(決定的なダメージを与えるのは難しいし)
(消耗させるにも、さっきみたいなのは俺じゃ対処は困難)
(……なら、ワイヤーとしての特性を封じて無力化させる方向で考えてみようかね!)

【ギルマスは現在の自身の状況と相手の特性を考えながら】
【電気属性の魔銃を使い敵を「倒す」事を一先ず保留する方向に決定した】
【幸いにして、レンジャー部隊が多くの敵を引きつけてくれているおかげで行動選択の幅は広い】

【ギルマスは、左腕を腰に掛けたポーチの中に滑りこませると】
【ずるり……と明らかに小さなポーチの体積を超えた無骨な鈍色の物体を引き出した】

――今週のびっくりどっきりギルマスアイテム登場!
このままじゃ格好つかないからねぇ、こいつを喰らって血相変えるといいのだぜ!

【左手に持った「武器」は、口径が広いロケットランチャーのようなものであった】
【しかしそれにしては片手で軽々と持てるほどに軽く、外観からも複雑な機構は読み取れない】
【何らかの特殊なアイテムなのだろう、という事は容易に想像がつく】

【ギルマスは、ランチャー型のアイテムを肩越しに構えると引き金に指を押しこみ発射する】
【打ち出されるは、先程巨人の放ったパンチに近い大口径のロケット砲】

【ロケット砲は発射されてから数瞬経った後自動で破裂する】
【恐らくは巨人に触れるよりも早く効果は発動し、内包された物体が前方に拡散しながら吐き出されることになる】

【その物体は、「トリモチ状の粘着物質」】
【強い吸着性を持つ特殊弾で、接触した場合対象の動きを制限する効果を望めるものだ】
【身体をワイヤーにするという特性を見たためか、その弱点の一つに「分解阻止」というものが入ると考えたのだろう】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 22:17:02.09 ID:cQ8O/Bgio
>>76
/安価に>>61を追加です
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagasage]:2011/04/02(土) 22:18:30.22 ID:bs6odF3g0
>>44

…フツーなら、そー読むよね……。

【やめるんだ パニキュレータ!】
【正しく読んでも誰かと被るから、中身としちゃあこの名前は嫌なんですよねぇ】
【――問題の史音は、むしろ諦めている様子だが】

パニキュレータだね、よし!!

【その名前を自分の口で反芻しただけで】
【付けたされた言葉の意味は、いまいち伝わってない】

>>46

「ならば、前衛は共に。後方で泡を食っている者達も、貴女を見て続々と動き出すでしょう
 背中を預けよとは言いませぬが、マスターを宜しく頼みますぞ――。」

【今でもまだ、ベンヌは史音の闘いに賛同しておらず】
【少し弱気な物言いながらも、相手を褒めておくことは忘れず】

【しかし、戦場を流れる風をみる事を役割とするベンヌにとって】
【彼女に投げ掛けたのは、間違ってもただの世辞ではなかった】

(…ハンマー投げ、それって良いかも)
(でもベンヌと離れると――「不吉」だからね、ムカつくけど)

【声には出さず、とりとめのない思考――】

\/続きます
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagasage]:2011/04/02(土) 22:19:07.54 ID:bs6odF3g0
>>65

【密かに唄われた詠唱は、戦場の魔笛】
【――剣で炎を引き裂くことなど、常識では有り得ない】
【「業物」の一語で片付けては命取りとなる、魔術的なものだろうか】

「…マスター、ここは我々がレギン・カーマインを抑えますぞ!」
 戦車の破壊だけであれば、あの機関――大概冷却装置らしきものをすぐ抑えに往けば良い
 それは、戦車に近い二人に任せた方が効率的≠ナしょう…。」

へへへーっ、それは素敵な効率主義

…趣味の悪い戦国武将をサぁ、おもっきりブン殴れるじゃーんっ!!

【――情に訴えられたと言うことは、無いでも無い】
【けれどもそれは寧ろ、ベンヌよりもいつも横暴に振る舞う史音の方】
【夢に猛る青年たちの姿を、なぜか見殺しにはできなくて】

いくよベンヌ、一気に突っ込んで突き抜ける!

「ははっ、マスター。
 …命を燃やしても、賭けぬように。ですが…」

【治癒や結界展開は出来ない。だったら選ぶ道はひとつしかない】
【――武力による、攻撃そのものの根絶だ】

……今さら言っても、遅い遅い!
さーあ、ここがアタシの大勝負!!


あやね=\―――ぇ……

           ……ロケッティア≠氓氓氈[―――っ!!


【ベンヌ――ハンマーを体の右側に寝かせた状態で構えて、腰溜め】
【「走りがステップにならない」ギリギリまで重力を抑え――疾駆】
【あらん限りの力で振り回すと、それは急激に『加速』を始め】
【引っ張られて、ぐゎん。浮いた体は、ハンマーで円を描くように大回転した】

【すれ違いざまに仕掛けるこの攻撃をまともに喰らったら】
【レギンの体を戦車の方まで弾き飛ばさんと、強烈な鋼の衝撃が攻めかかるだろう】
【尤もある意味単純な攻撃であり、意図に気付けば反撃は容易い】

【当たろうとそうでなかろうと、「炎の魔力」で加速したベンヌはロケットさながらに周回し】
【炎の軌跡は紅い丸を宙に描き、闇に吸い込まれるように消えていく】
【史音はレギンの後方――「近距離」――で、草を引き摺りながら着陸する予定だ】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 22:20:22.31 ID:oNyi6/ano
>>65

(あの距離じゃあアタイは間に合わねえな)
(ま、他のヤツらがなんとかしてくれんだろうさ……)

【八柳夜行は正義の味方という訳ではない】
【所詮はなんでも屋のような物で、自分の立ち位置はいとも簡単に変容する】
【そしてここは戦場で、基本的に自分の命を最優先に考えている】
【自分を守ってくれる者はおらず、同様に自分は自分とは関係の無い他人を守るつもりはない】
【冷酷、という訳でもないのだろうただ分別をつけているというだけだった】

アタイはどっちかってえとあの戦車を潰した方が良さそうだけども……。
(砲身だけでも曲げちまえば主砲を再度発射すんのは難しいだろうし……)
(妨害方法は考えようと思えばいくらでも在るはずだしな、加えて似たような得物を持った嬢ちゃんもいるし)
(それは非常時だけでもいだろうさ、為せば成る)

【海部の武具には少しばかり興味があった、でもまあ今は戦闘を最優先に】
【そう思いながら地面にめり込んでいる自分の法具の柄を両手で握り、そして持ち上げる】
【土がこびり付いているが大した問題ではない、その程度でコレは壊れる程ヤワではない】
【月光の元で表面の鈍色が輝く……】

(まあ取り敢えず近づいて、その後は出たとこ勝負のプランBでいいかな)
(と、狙撃手に動きアリ……動きが制限されてるみたいで鬱陶しいな、先に黙らせちまうか?)

【狙撃手は未だ生きている、そして自分の方を向いているのだから狙っているのだろう】
【最悪当たり所が悪ければ死ぬが、それは悪ければの話で他の部位であれば行動は阻害されない】
【寧ろ流血によって尚も滾る、自分はそういう生き物だと彼女は認識していた】


ま、どっちにしたってグチャグチャにしにいくか……。

【ハンマーの頭を地面に下ろしたまま八柳はそのまま走り出す】
【走りだすが狙撃手から見ればそれは的が自分から当ててくれと言っているようなものだろう】
【いくら八柳が早くとも一直線に向かっているのだから問題は無い、そして得物を持っている分少しばかり遅い】

【ハンマーによって土が巻き上げられながらも八柳は走る】
【藍色の片目が狙撃手を睨みつけ、そして離さない】
【愚直でもある直進、しかし彼女の怪力であるならば走っていようがハンマーを振る事は容易だろう】
【何事もなければ、彼女は狙撃手及びその周辺へと肉薄する事になるやもしれない】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 22:23:26.68 ID:Q7yimMZ6o
>>56(ゼビレイ)

【彼の呟きは、或いは聞こえていなかったのかもしれない】
【もしくは──聞こえていたが、返事をしなかっただけなのかもしれない】
【どちらにせよ。その呟きに対する答えは、返ってこなかった】

【────本当は。彼女もまた機械】
【耳を澄ませば或いは、幽かな機械の駆動音の一つや二つ、聞けたかもしれないが】
【此処は戦場。彼女の“音”を聞くより先に、銃声の方が聞こえる場所】
【そういった意味では。今この段階では、彼女が人間で無い事を知るのは難しいかも知れず──】

>>66>>67(暁)

死ぬほどの痛みは覚悟の上──!
何かを護ろうとする時に傷付くのは当然の事!
痛みを恐れて生きる術などとうに忘れましたわ──!

【彼女はいつも。傷付き傷つけて生きてきた】
【生き残る術を教えてくれた人は。そんな方法でしか教えてくれなかった】
【だから。彼女にとって──生きる事は、痛みと直結していた】
【いつだって。いつだって。彼女の痛みは、生きる証だった】
【そう──】

【傷の痛みが。彼女を強く、生かすことが出来ていた】
【そして──】
【とある人間への想いが。彼女を常に、闘わせていた】
【人間ではない彼女が人間へ想いを抱くなんて──】
【それは。空想染みた事だったのだけれども】

私、は────!

【廻る、廻る。火の粉が廻る】
【破魔の弾丸を撃ちだした彼女の周囲に、再び火の粉がぶわりと舞い上がり】

/続きます
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 22:24:04.56 ID:Q7yimMZ6o

>>66>>67(暁)

【──ひゅるり。今度は火の粉の一部だけが、エルネスティーネ──エルの手元に引き寄せられる】
【その火の粉は彼女の右手の中でくるくると周り、踊り──】
【ぐぐ、と形を変えて。赤い赤い棒状の何かへ形を変え】
【其れはすぐに。正体を現し始めた】
【彼女の手に残るは。右手に握られていたのは、赤い赤い刀身を持つ、細身の片手剣】
【そして其れは。彼女の殺人の記憶】
【人を殺すとき。自分の道を貫き通すとき】
【彼女はいつだって──≪決別の刃/アディオス・アミゴス≫を携えていた】

>>72(ブラックハート)

──どちらかと言えば。相手を近寄らせないでくださいませ。
近距離戦の心得は──未だ、完全には習得出来ておりません故に。

【笑顔を浮かべる余裕など、無かった】
【呟いた声は、どこか押し殺したような。普段の優しげな彼女の声とは思えぬ其れ】
【余程戦いに。技の発動に精神を使っているのだろう】
【其方を見遣ることすら彼女は適わず】
【ただただ。声だけでそう紡ぐ】
【それでも、或いはブラックハートは分かるだろう】
【手数を容易に教えるということが。戦闘法を教えるという行為それ自体が】
【エルネスティーネが、ブラックハートへ一定以上の信頼を置いているという事を】

>>ALL

【更には、未だに残る周囲の火の粉たちもくるりくるりと舞踏を舞い】
【次第に、小さな小さな10の火球へと、変形していった】
【大きさはまだピンポン球程度の大きさではあるが──】
【次々にエルネスティーネの身体から出されていく火の粉を吸収し】
【徐々に、徐々に。くるりくるりと舞いながら、火球たちは己の身を大きくさせていく】

【彼女はいわば、「魔術師タイプ」の戦闘スタイルなのだろう】
【不安要素は、彼女の手の内にある片手剣ではあるものの】
【先ほどの炎の銃弾のことから考えるに。あまり接近をよしとはしないはずだ】
【安易に考えれば、彼女を打破するには接近戦に持ち込むのが良策ではあろうが──】
【彼女は、一人ではない】
【信頼を築ける相手が。信頼を寄せている仲間が。志は違うとはいえ、共に闘える友人がいる】
【その者の名は──語るまでもなく、ブラックハート】
【きっと、ブラックハートは。エルネスティーネへの接近を、簡単には許さないはずだ】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagasage]:2011/04/02(土) 22:24:21.12 ID:bs6odF3g0
//あーっと、コピペ失敗!
//>>79の冒頭から以下の文を加えますが、戦闘にはそんな関係ないので飛ばして結構です

【靴から素足に伝わるのは、骨格がクシャクシャに砕け散る感覚】
【――気持ち悪いとは、思わなかった】
【不敵な笑みを、少しだけ膨らませ】

【頭を踏みつぶした反動を利用し、またふんわり、羽の如く地に足を付ける】

時に軽薄、時に重厚、変幻自在のアクロバット!!
これこそ、あやねグラビトンの醍醐味って奴なんだよねー!
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 22:25:09.34 ID:jLyufcJSO
>>69
…………フゥー……っ

【紅麒麟。その名前は伊達では無い】
【大きく息を吐き出すと……その両手に、「出現」する。“メリケンサック”……無論、ただの“それ”では無い】
【材質は“電気”……そういう“能力”なのか……?】

【アサルトライフルは、ガスマスクの兵士が瞬時にしゃがむ事で……僅かに点がずれたが、然し】
【致命傷にはなったらしい……倒れて、残りは七名】

……上ッ!!

【降って来る槍。片方は紅麒麟の声に反応して素早く飛びのき、回避】
【もう片方は左に跳ねて回避しようとしたが……間に合わず。右半身が、ぶち抜かれて……残り六】

【回避した方は、指先から“氣弾”を放った。速度・威力申し分なし……狙いは、距離を離したブルーラインの頭。回避はたやすいが……当たると、それなりに危ない】

【弾丸の掃射は……何発かが戦闘員達を穿つが、然し倒れる者はおらず】

(狙撃……ッ、厄介ネ)

【紅麒麟自身も、的を絞らせないように】
【地面を蹴りながら、ジグザグに。ブルーラインへと駆けて行く】
【紅麒麟の背後に居た、十人。四人が倒され、二人はラグナロクと……残る四人は、その場に待機】

>>74
【レーザーを放った部隊員】
【ラグナロクの素早く、鋭い動きを見切る事が出来ず……更に、ブルーラインの掃射で動きが止まった所に、疾風の正拳を受けて】

【その身体は、見事なまでに引き裂かれ……残りは、五】
【待機していた内の二人が、ラグナロクへと駆けながら……両手に、“氣の刃”を纏って】
【更に……待機組の残った二人の片方、先程ラグナロクに氣弾を放った者。彼は再び、ラグナロクの顔面へ氣弾……先程より“速い”それを放つ】

【更に、脚に氣を溜めていた者……溜まった氣を爆発させて、ラグナロクへと高速で移動し……タックルを打ち込もうとする】
【威力は高く、スピードも上々。然し動きは直線的……回避は、十分に可能】

【一人一人は雑兵……然し、合わされば、決して馬鹿には出来ない】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 22:25:11.81 ID:fO9TVAxT0
>>68

〔ぐっ…(――喰らったな、くっそ――…)〕

【仲間への援護を行った対象として、男の背中には杭が突き刺さっていた】
【しかしその服から血が染み出している様子は無い】
【かなり硬い素材が使われているのだろうか――】

『…まさか奴等、機械じゃないのか――!?』

憶測が間違っても、文句は言えないな

【左へ逃れた2人は相手に決定力を与えきれないと見るや、撤退を決意したのだろうか】
【杭がある為前に進むのは厳しい、そのまま銃を牽制気味に少女の足元周辺へ撃ちつつ後ろ歩きで下がり始めた】

(さーて、そろそろ俺の出番――)

(≪まだ動かないで下さい、まだです≫)

(………)



「(拳が飛んだ――!?)――ぐおおぅっ!!」

【その一方で馬面の男は、飛んできた拳を避けきれずにその一撃を受ける】
【地面から体が浮き、強力な一撃に嗚咽しつつも拳を掴んで離そうとしない――】
【このまま捕まり続ければ、操作される拳に身を任せる事となるが――】

(≪よし、行って下さい――!≫)

(『了解!』)

【その瞬間、地面に伏せていた右目元迷彩の男がアサルトライフルを馬面を捕らえた巨人の上方向へと向けた】
【爆発音と共にアサルトライフルの下の筒から発射されたのは、着弾時に爆発を引き起こすグレネード弾である】
【彼らの装備しているアサルトライフルは、ライフル弾とは別に副装が施された複合銃なのだ――】
【しかし、その弾速は非常に遅い。迎撃も回避も、巨人の機動力が落ちた段階でも回避は楽であるはずだろう】

/かなり遅れました、申し訳ないです!
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 22:31:47.29 ID:qXqiCJ0Oo
>>76
……え?
…………ああ……、興奮……。すると……。
………………早口。に……。な、る。……から……、私。

【きょとん、とした表情で、ギルマスを見つめる少女】
【因みに、レンジャー部隊に撃たれたため、割と出血をしているのが、白衣が真っ赤に成っているので分かる】
【しかしながら、気にする様子は無いようだ。不気味に過ぎる】

……面白い。ね……。それ……。
………………欲しい。両方共…………売ってくれないか?
…………、だめ?

【唐突に、相手の取り出したランチャーを見て、そう、男に話しかけた】

……あ。まずいかも……。

【相手の撃った、其れが炸裂したのを見て、顔色を少しだけ変えた】
【巨人は、相手の予想通り、分解を阻止され、動きを制限されたのだ】

…………、どうし。……よう……。

【首をひねりながら、思考をして】

……ん。爆破オチ、は……。王道……。って……、どこかで……。聞い。……た
…………《Cyclops》、爆発して。

【ぱちん、と指を鳴らすと、その瞬間、《Cyclops》の体が膨らんでいく】
【未だ、爆発はしないが、あの大きさの物が爆発すると、危険なのは間違いない。頭部のヘッドギアが明滅しているのに気がつくだろうか】

>>85
……、出血。ひどいな……。
“この体”、は。後で廃棄か。

【脇腹を抑えながら、そう呟いて】

《Cyclops》、そのまま振廻して。

【馬面の男の男がそのまま掴まるならば、腕を振廻して、地面に叩きつけるだろう】
【そして、襲いかかるグレネード弾を見て。少女は《Cyclops》では無く、背後に立つ《Hecatoncheir》に命令を下す】

……《Hecatoncheir》。撃ち落として。

【胸元から、5つの杭が飛び出し、翔んでいく】
【《Cyclops》は馬面に専念し、《Hecatoncheir》は後方からアシストする積りのようだ】
【グレネード弾は、数を絞ったために速度と硬度の上昇した杭に貫かれるだろう】
【杭の大きさや硬度、速度は。数に比例してその性能を上下させることに気づくかも知れない】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/02(土) 22:32:44.84 ID:YDivqXWR0
>>71

【接近を、する青年。其れを、痛みで疲弊し、瞼が落ち掛けた、瞳で、確認して】

(……、……次は。もっと、動き易く……)

【次に、左腕が、見せた変化は。掌を、槌の形状に変化させる。其れは、大剣より、幾分か小さい】
【大剣よりも、重量は増したが、小振りになった事で、機能性に優れ】
【其の獲物を出したのを見ると、接近を、狙っているのだろう】
【大剣の、次は、槌。恐らく、左腕を、武器の形状に、変化させる能力なのかもしれない】

【彼が、変化に、気付き。異形への、接近を止めれば】
【異形は、ただ、立ち上がり。態勢を、立て直す行動を】

【接近を止めずに、右腕を、振り下ろそうとした場合】
【異形は。寝転がったまま、左腕で、其の一撃を、防ごうと、するだろう】
【その際、矢張り、肉と骨で形成されているからか。痛みで、呻くかもしれない】

……。優しく、ないか……厳しいのは、……嫌いじゃ。無い

【意味の分からない、一歩間違えば、変態的な、返答。本当に、何を言っているのか】
【此方も、初めて、表情を崩し。笑みと取れる、ぎこちない表情を、見せる】

【援軍に関しては。異形としては、一対一で、此の戦闘を、したいのだろう】
【此れには、指揮能力は、皆無。どちらかと言えば、使われた方が、心地良いタイプで】
【大人数を、指揮して、混沌と化すより。一騎打ちで、終えたい心情で】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/02(土) 22:33:03.31 ID:FZ0cLjkco
>>73

【双葉の明かした戒能の能力を、少女は耳に収め】
【接着剤の命中を確認──だが、未だ、相手には余裕があるような様を、見受ける】

 (……この余裕の正体は、一体何──)


 【 ──“   ”── 】


【──刹那。意識外での、魔力反応】
【咄嗟、少女の視線が、横に付けられている飛空艦へと移る】

 【──“まさか”、と思考がめぐる】
 【彼らの側に立ってみれば、その目的は自分らの排除ではなく、】
 【あくまで、この指揮系統たる国軍の飛空戦艦を、沈めること──】

【彼女は小さく唇を噛み、辺りを軽く視界に収めると、決意した】

 ──……ごめんね。ちょっと戦艦潰してくる
 でも、私一人じゃ、結構心細かったりして──

【──芒】
【魔力粒子が彼女の手中に収束し、そこに顕現したのは、棒高跳びの『ポール』】
【彼女はそれを握り締め、甲板上を疾走──勢い良く棒の先端を地に付きたてると、】


 ────いっっけぇぇえええええー──っッ!!


【だンッ──!】
【疾走から、勢い良く踏み切られ、棒が大きく撓り】
【連動して、彼女の体躯が、ばねのように高く舞い上がっていく】

【彼女は、機関の戦艦へ直接乗り移らんと、試みた】
【動作は大きく、妨害するならばそれは難しくないだろう】

【戦艦に何が潜んでいるかも分からない。単身突撃も良いところだが──果たして】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 22:37:17.63 ID:AjFfP0uJo
>>73

……そう。血液の操作だなんて、なんだか痛々しい能力かしら
けれど、厄介ねえ……アレだけ数を増やせるのに、補強されちゃうとなると―――?

【双葉(>>62)の言葉を聞いて、些かながら顔を顰める】
【それは呟く言葉からでもあるし、あくまで肉の塊である“鬼手”が貫かれたからでもあり】
【びしゃりビシャリと、多量の血を落とすその腕を――どうしようかと、考えた矢先】

【全身に巡らせていた魔翌力が、異物を捉える。他の魔翌力。出処は勿論、戦艦で】

(……“爆弾”だったとして、下手に手を出せばミスになりかねないかしら)
(ここは、一つ。他の子達に任せて、足止めを―――。)

【即座、サリナは行動に移る。殆ど力を失った鬼手に生命を送り込み、一瞬だけ、生き返らせて】
【削岩機のような“手”をまるごと潰そうとし、成否にかかわらず、腕から生気を全て吸い取り】
【解放された右手で腰の日傘を掴み、開いて、準備のできていた魔翌力を集中し】

 本気で来いだなんて言うのだから、行かせてもらうけれど
 観音様の手、一本や二本で止められるとは思わないで欲しいかしら―――。

【白い日傘の先端から、一筋の光線が撃ち放たれる】

【それは肉塊と化した鬼手ごとを貫き、“戒能目掛けて”真っ直ぐに進む】
【まだまだ戦いの序盤とも思えるタイミングだが、その威力は相当に大きく――消費する魔翌力の量も、知れる】
【そして。この攻撃に移るサリナは、反動故に動けず、またも無防備である】

【―――イヤに、回転率の高い攻撃の数々。光線は確かに高威力だが、大きいゆえに目眩ましとも成りうる、か】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/02(土) 22:37:42.51 ID:srcgxyAuo
>>74>>84

【気弾を人間離れした…或いは猫らしい反射神経で回避し、出現したメリケンサックを見る】
【使えるものは使う精神で、猫は怪人と青年の双方に気を配っていた】
【無論、数を順調に減らしつつある部隊の構成員も思考の内だが、青年はどう見ても本命を隠している】
【でなければ、保険を同じように掛けてある。なるほど、歴戦の兵士】

アナライズを展開します。

【電子音を立てて、野生的な外見にそぐわないホロスコープを眼前に展開する猫少女】
【認識を改めたか、糸目を開き、魔翌力で輝く蒼い瞳を晒し、先ほどジープ上でやったよりも精密な狙撃を試みる】

【…青年へ向けていたスコープを急速で反転し、怪人を襲撃する部隊の連中に】
【放たれた弾丸は、一発ではない。見た目こそ狙撃銃だが、その弾丸がフルオートに近い速射性を持って敵部隊へと向かった】
【弾丸はそのままずばり狙撃翌用の大口径のものだ。一撃でも当たれば致命傷だろう】

【そして猫はライフルを仕舞い、あえて青年の後方に構える部隊へと爆破現象を操作して跳んだ】
【上空、高度を上げて、相対距離を引き剥がし、大体の条件が揃ったところで、少女の全身が蒼く輝いた】

【距離が遠くなった事で視界がふさがれるほどではないだろうが、光が収まった後、落ちてきたのは、二メートルの鎧】
【その重量は、自由落下にもたらされる重力加速によって何倍にも膨れ上がる。人間に耐えられるものではない】

【そして防がれたところで、足甲が変形しハーケンを発射する事で追撃を食らわせるだろう】

【トドメとばかりに、猫耳兜と蒼い線が特徴的な騎士は再び槍を出現させる】
【横方向から部隊を包囲するようにくみ上げられた陣は、逃れる事は違わないだろう】
【可能なら防御するしかない。猫騎士は再び大火力を持って空へ舞い上がったのだから、それが出来ずに困るのは構成員だけ】

あー、当方、近距離戦闘できない、と最初申し上げましたが。

【緊張感をそぐ、何処か暢気な『声』は】

すみません、あれは嘘でした。

【身長とほぼ同じ丈のバスターソードをもって青年へと切りかかる】
【動きは猫少女よりも鈍重だが、重みがあり鋭さは消えていない】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 22:37:49.12 ID:MqML/3IEo
>>73

(カンナさんナイスっ…!)
(能力についてはよく分からないけど…多分行ける…!)
【少し、頭が落ち着いてか、頭がよく働く重太郎。地の頭は悪くはないらしく、そこそこ冷静な判断は出来るようだ】

……チッ
『1本やったから、ま、及第点ってとこじゃない?次はもう少し溜めないと』

言われなくても…本気で行かせてもらうぞッ!!

(もっと溜める必要があるか…でもかなりの時間がかかるぞ?いや、でも溜めるしかない…)
(その間どうする…?実弾は効かない、白口だと…魔弾は…撃てるけど…)
(「鏡」さえ使えば実弾でも、背中辺りに入れれるかもしれないけど…2人いる時にやるのは得策じゃないか……考えててもしょうがない…!)
【腕一本、その結果におおむね満足という口黒と、悔しさを拭えない重太郎】
【口調こそ、乱暴だが、かなり冷静になった重太郎。腹へのダメージからか、動こうとはしない】
【現在の距離はと言うと、百家から中距離といった所である】

>>73
『重太郎っ!この戦艦…何かおかしい…』
「俺も気づいたぜ?多分魔翌力だな。」
ああ、今気づいた。ありがとう

【魔翌力に気づいた少年一行、そして、カンナの声に気づき、カンナへと叫ぶ】

カンナさんっ!!俺もお供させてもらいます!!

【そう言うと、機関の戦艦と、国軍の戦艦の間の空に鏡を足場となるように生成する】
【この足場を使って、乗り込むつもりだろう】

【今の意識は、カンナへと向いている。もし、カンナへの攻撃があれば、鏡の盾でその攻撃を防御しようと試みるだろう】

92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 22:39:49.37 ID:MqML/3IEo
>>91
/またまたミス…申し訳ない。2つ目の安価は、>>88です
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 22:40:39.91 ID:YrSuOvg/0
>>66 >>67


(此れが人間の罪悪感と云う奴なのか……?)


【ドクン。】



 (俺は共闘する身としてそんな物をあいつ一人に押し付けて良いのか……?)


【ドクン。】


 ……目的を変更する。今より俺は。本気であんた等を襲撃する――!
 この命に賭けて。あいつを死なせはしない……!

 其れが。この俺の『任務』だ!


【その「指示」は。受託された】
【有っているのか。間違っているのか。其れはシステムでさえも解らない
 然し正義を護る=u任務」が。何よりも、共闘している人間の影響が。彼をそうさせた】

>>72

 ………俺の名は、ゼビレイ
 そして、俺の装甲は脚と頭だけ。胴体は“人間”だ。フフ、良く狙うが好い――

【彼には最早迷いは無し。規則に縛られた機械は、規則さえも超越し。任務を遂行する】
【仕様を伝えたのは、せめてもの尊厳だろう。間違っている事は解っている。有っても無いかもしれない。然し、其れは云わずとも、「この自分を倒して見せろ」と云わんばかりの其れ――――】

【ふぅ、と彼は立ち上がると。空の右袖から右腕が伸びて。其れを右脚に付ける――】
【――ボワッ】

【其れは物体に付加すれば光の焔を纏わせる事ができる メギド・ソウル≠ニ云う代物の力】
【よって彼の右足は、灼熱の炎に縫われて―― 其の脚も赤く灯る】

 俺の敵は二人≠セ

【彼の双眸は。エスティーネに向けられている】

>>ALL

【彼は両膝を屈む。そして大空へ跳び。其のままブラックハートに『灼熱の右膝』で突っ込む=z
【威力は先程よりは強力だ。然し、『避ける』事は可能ではある。然しそうなると】
【冷酷にもエスティーネ≠ノ矛先を回そうとしている訳で――――】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/02(土) 22:44:14.78 ID:+55NG1zC0
>>75
【ズシャンっと人形兵は胸部を貫かれ、ビクビクと痙攣してから動きを止めた】

【これにより、パニーの行く手を遮るモノは無くなったと言えよう】
【だが、戦車もただロケットカノンを戦場にばら撒くだけではないという事も頭には入れておきたい】

>>79
【形状はまるで同じな白≠ニ黒≠フ刀身にルーンの刻まれた聖剣と魔剣】
【その出力を発揮させ、辺りの敵をなぎ倒していく】

ハッハァァァァァァァァァァァ!!!!!!!こんなもんかぁぁぁぁぁぁぁ!!!
たわけがッ!!!!!この俺様に逆らうんじゃぁァァァァねえぇぇぇl!!!!

ヌッッ!!!!???????

【破壊の権化と化したその攻撃を振るっていたレギンは】
【史音の攻撃に数秒反応が遅れたッ!!】

【剣をX字のように構えて攻撃を受けるが、そのまま弾き飛ばされる】
【ガードしたため、戦車までは吹き飛ばず、お互いの間合い外の場所に草原をブーツで削りながら勢いを落として止まる】

こんの…くそガキがァァァァァァァァ!!!!!!!!
俺様の邪魔をするんじぁあねl;ぇぇぇぇぇl;えぇ!!!!!!
 
【凄まじい衝撃に腕をしびれさせながら叫び散らす】

「す、すまない………俺たちに援護できる事は…?」

【兵士たちは本能的に入れない≠ニ悟ったのか】
【申し訳なさそうに、傷だらけの体を抑えながら立ち上がり、謝り、そして自分たちの出来る事を模索する】

>>80

【狙撃兵はただ機械的に、獲物の来る事を待っていた】
【スコープを覗いて=c…そう、それが命取りになったのだった】
【高速で接近され、スコープでは拡大され過ぎて狙いが付けられない…】

【急いでスコープから目を放しつつ、適当に射撃をする、狙いは甘い、左脇腹を掠める程度の狙いだ】

>>All

【ドンッッ!!!ドンッッ!!!ドンッ!!!】
【ロケット弾が三弾発射されたッ!!!!】
【一つは接近するパニーの前方付近、一つは八柳の後方辺り、一つは史音の左側側面】
【直接の狙いはないが、飛び散る大地の破片と爆炎には注意が必要だ】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 22:46:08.67 ID:fO9TVAxT0
>>86

――グぁッッ!!

【大きく体を揺さ振られ、叩きつけられる寸前で手を離し直撃の難を逃れる馬面の男】
【それでも体は勢いから地面に打ちつけられることとなり、男はそこで動かなくなる筈だ】

【グレネード弾を撃ち落とされた右目元迷彩の男は、アサルトライフルで少女率いる集団へ再び連射を開始】
【距離から攻撃には有利とはいえ、表情には少しずつ焦りが見え始めてきていた】

(『どうしますよ、グレネードも撃ち落とされたんじゃ――』)

(≪…ここはBパターンに変更しましょう、一気に畳み掛けますよ≫)

【そして指令を与えている者――それが、動き出した】

(≪敵はおそらく一点に留まり陣形を重視しています、貴方達は前に出て下さい≫)

[(来た――!)]

〈よし行くぞ!〉

{おう!}

【後方で待機していた狙撃部隊が、いよいよ前へ歩を進め始めた――】
【味方までの距離はおおよそ100m、最低でも2レス分は移動に掛かるだろう】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 22:47:38.24 ID:cQ8O/Bgio
>>85>>86

うっし!流石ギルマスさん!
作戦大成功なのだぜ!

【トリモチランチャー(仮)による作戦が成功した事を確認すると】
【にやにやと締りのない顔をしながら声を上げ】

可愛くお願いしても駄目駄目!
幾ら薄給とはいえ、これまで手放したら命に関わるのだぜ!
一応ギルマスさんの生命線ってやつなのでその辺りは涙を飲んで諦めていただきたい!

【ランチャーは一発きりなのか、ポーチの中にひょいと仕舞い込む】
【他の道具をポーチから取り出す事も無いところから、何らかの制限らしいものでもあるのだろうか】

【兎に角、今の攻撃の成功で多少精神的余裕が出来たのか】
【左腕で左方ガンホルダーに手を掛け、巨人に向かい駆け出そうとするが――】

え――いや、ちょっと不味いってそりゃ!ストップストップ!
変なところで王道踏んでくるなんてニクい演出だと褒めてあげたいけど
実際問題この距離で自爆とかされたらギルマスさん流石に死んじゃうとかそういう絶望的で現実的なビジョンが頭を過るわけでして!

【両足揃えて急ブレーキ。ぶわっと冷や汗の量を増やしながら現状を認識し】
【慌てているのかマシンガンのように声を飛ばしながらも瞬時に行動を切り替え】

三十六計逃げるに如かず!命より重いものはなし!
ここは迷わずスタコラサッサだなのぜ!

【立ち向かうこと無く、巨人に背を向けて脱兎の如く後退する】
【少しでも自爆の攻撃範囲から離れるためだろう。台詞と相まって非常に情けない光景であった】

(背中を撃たれる心配は――まあ、「能力」でなんとかなるかもだけど)
(爆発の影響をどこまで軽減できるか、ギルマスさんの脚力にかかっているのだぜ!)

【そしてあっさりと背中を向けたことには、何らかの保険があるのだろう】
【兎にも角にもギルマスは、自身の被害を最小限にするべく立ちまわる選択を取った】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/02(土) 22:48:21.52 ID:wAipP9L+o
>>73

……───ん?

【魔力探知を得意とする青年】
【機関の戦艦から漏れ出している不審な魔力にも、気づくことが出来たが──】

(何か、隠し玉があるって事か。)
(けど、俺は戦艦突撃には向いてないし──任せるしか、無い。)

…………行くかッ!

【左手に、再び蒼穹の魔力を溜め始め】
【真正面から、一直線に百家のアートマン目がけて走り出し】
【接近に成功すれば、左から右に処刑剣を振るい】
【もし迎撃などが来れば、回避に専念して攻撃はしないだろう】

【剣の腕前は、素人でも手練でもない──ド中級者程のレベルである】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/02(土) 22:49:15.48 ID:3sJ/7Dsro
>>73

血液操作――成る程、納得。
となれば、アレだけ洗い流せたとて危険な事に変わりは無い、か……。

【リーダーの叫びを聞いて、血染めにした理由に合点が付く】
【そのリーダーによって、ある程度の血は流されたものの、未だ腕の先には残っており】
【伸縮自在の腕に残っているだけで、十分に厄介な物だと考えられる】

(――――この、感じ……向こうの艦船……?)

【ふと感じた魔翌力。何か、嫌な予感が頭を過ぎる】
【何かある。そう直感した瞬間、動きを見せたのは二人の仲間】

【カンナと重太郎があちらの戦艦へと移動を始めたのを見て】
【ルシアもまた、行動を開始する】

……そっちは任せるよ!

【戦艦に向かう仲間の背に声を掛けて、両手に持った剣の切先を持ち上げる】
【狙う先は百家のアートマンへ――精確には、6本の腕の根元へと、真っ直ぐに】

――――――≪射出≫ッ!

【撃ち出した】
【命令を受けた漆黒の剣は、狙った場所へと真っ直ぐに飛翔】
【速度は速くなく、見てからの回避、迎撃も余裕だが】
>>89の光線による目眩ましが機能していれば、或いは、と言ったところか】

【アートマンに動きが無ければ、六腕の内二本を根元から断つ軌道で、剣は空を斬った】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 22:51:35.41 ID:tpTgQeV5o
>>90
(速くこちらを片付けて、加勢に行きたいところですが・・・・・)
(この連中、連携がとれている上に、、やるんですよね・・・・・)
(とりあえず頑張ってください、僕が行くまで)

【と、頭の中でエールを送る】


>>84
まずは、1、だ

【引き裂いた部隊員の返り血をわずかに浴びながら】
【周囲の状況を確認、残った5人の動きを見る】

(あの二人組は後、まずは目の前の彼らを)
叩く!!

【迫る二人、さらに足を屈め接近を試みようとする者、さらに気弾を放つ者、それぞれを確認】
【そして】

ぬぅ!!

【まずは迫る気弾それを両腕をクロスし、ブロッキング】
【先ほどよりも速い速度で放たれた其れは、想定の範囲内、しかしガードの上からでも少なからずのダメージを与える】

【そしてタックルを仕掛け、突撃した男、その男に体の向きを合わせ】


【ぐるん】
【片腕に纏ったカマイタチ、其れを消し、タックルを仕掛けてきた男に手を添え、廻る】
【二つの歯車、其れが接近し、触れそうになりながらも噛み合わず、同調し空廻りする】
【さながら黒い旋風となり受け流した勢いそのままに】

キエェ!!

【裂帛の気合と共に、体裁きによる回転を加え、速度を上乗せした白刃の如き手刀を繰り出す】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 22:56:33.68 ID:UKoB5w8DO
>>72
 恥ずかしくなんかねーよ。喚くのが俺で叫ぶのが俺で、強がったりカッコつけたりすんのも全部俺だ。
 悲しけりゃ泣くし楽しけりゃ笑うわ。客観的なんて知らねえし興味もねえよ。
 恥ずかしいとかなんとか気にしてよ、自分は違うだなんて賢しぶって周りを見下すスカした真似は嫌いでな。見下すより見上げるのが好みだよ。
 俺はどこまでいっても俺だ。俺は俺の意思に従って動く。俺は人間で……俺の主人は俺だけだからなあ!
 恥ずかしいヤツと思うなら笑いやがれ! うるせえバカヤロって殴り飛ばして、その口閉めてやるからよォ!

【不敵に快活に笑って暁は言う。感情全開で、明け透けで、どこまでも自分本位。周りがどうとか気にしちゃいない】
【直感的に判断して、直感的に言葉を口にする。そこには一切の虚飾はない】
【汚いところも綺麗なところもある。それを隠そうなんて考えないのだろう】

 ……──ヘッ! ざけんじゃねえよバカヤロォ! 
 恥ずかしいだなんて俺に言っといて、てめえもさんざぶちまけてんじゃねえか!
 人間嫌いだぁ? そうやって叫ぶてめえはスカしたバカより人間らしいぜオイ!
 感情も人格も有んだろ!? これだから人間は? アホか! てめえのぶちまけてる復讐心も憎悪も人間のだ!
 人間が人間バカにしてんじゃねえよ、バカ人間──!

【激烈、苛烈な笑みには不敵さが入り交じる】

>>81
 ハッ! 上等も上等、一等賞だぜお嬢ちゃん!
 傷つきゃ痛えが前見て歯ァ食い縛りゃあ耐えられる! 前傾姿勢でツッ走りゃあ、傷ついても前に進むことしか出来やしねえ!
 
【暁は笑っていた。不敵さと快活さを混じらせた獰猛な笑み】
【傷が痛む。恐怖が走る。けれど暁は止まらない】
【暁はそんな人間だ。痛くても怖くても退けない時は前に進む、人間らしい人間だ】

//2レスあります
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 22:58:53.71 ID:qXqiCJ0Oo
>>95
……、これ、は……。
千日……手に……、なる。かな。

【などと、呟いて。脇腹と腕からの出血は、着実に“残り時間”を削っていっている】
【耐久戦には、あまりよろしくない状況と言えるだろう】

……、丁度いい。耐久試験と行こうか……。
どれだけ銃弾に耐えきれるか。……面白いじゃァないか。

【そう言うと、指を鳴らす】
【馬面を倒した《Cyclops》が迷彩男の方へ歩んでいく】
【銃弾を受け、皮膚が千切れ、血が飛び散るも、そのまま躊躇うこと無く歩んでいく】
【かっ、と高い音を立てて、レンズの一部に被弾。ばちばち、と電流が走っている】
【しかし、それでも着実に歩んでいく。徐に、右腕を振るうと、先ほど馬面を倒そうとした様に、腕を飛ばそうとする】
【頭部の損傷は大きい。腕を放つ前に追撃が出来ればもしかすれば――――?】

>>96
……残念。後で。……倒し、た……ら。強奪……、する。……ね。

【などと言い、巨人の爆発度合いを確認する】

……そう、……なんだー。
………………起爆。

【無慈悲にも、起爆を起こす少女】
【ぼこ、ぼこ。と体が膨れていき……】

 ――――――  ッ  ド  ゴ  ォ  ォ  オ  ン  ン  ッ  !  !

【爆発した。無数のワイヤーが爆散し、針の様に鋭い其れが、周囲に散乱していく】
【高熱により、ワイヤーはチリチリと焼けており、刺されば肉を焼き、そのまま抜けにくくするだろう】
【《Cyclops》:一体自爆、一体は頭部負傷大、残り一体はガートルッドの前にて防御中】
【《Hecatoncheir》:健在】
【ガートルッド:脇腹と左腕を負傷】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 22:59:11.66 ID:jLyufcJSO
>>90
【あっけなく、実にあっけなく】
【ラグナロクを襲う、三人は。その銃撃により全て、命を散らし】
【“予想外の変化”……鎧の猫騎士の猛攻は、待機組を全滅させた】

【残るは、紅麒麟独り】

【然し】

騎士、銃召喚、狙撃技術、身体能力、爆発能力……贅沢ネ。アホみたいニ。

【紅麒麟は、焦りすら見せずに】
【その両手のメリケンサックから、迸しるのは紫電。更に……彼の両足もまた、“雷の靴”に包まれ】

でも……それだけヨ。

【猫騎士が振るうバスターソード。右手を突き出し真っ向から、メリケンサックで“受け”ようとする】
【成否など、関係無い。彼が触れた時点でそれは“攻撃”……バスターソードの素材にもよるが、メリケンサックから流れる電撃が……騎士の力を奪うだろう】

/えーと……ブルーラインさんが、その騎士に変身した…………って事で良いんでしょうかね……?

>>99
【ブルーラインの猛攻で、ラグナロクを狙う部隊員は全滅していて】
【然し僅かに残っていた命も、それらの攻撃で、刈り取られた】

【ラグナロクの周りに残るのは、ブルーラインの強烈な狙撃、ラグナロクの鋭い体術で果てた……三人の部隊員】

>>両方
【ラグナロクとブルーライン】
【気付けるか、“妙な魔翌力”に……】
【上空からこの場に接近する……一台のヘリコプター。それに搭乗する……“妙な魔翌力”を持つ人物】

【恐らくは、増援か】
【ヘリコプターは次レスで、この場所に新たなる敵を解き放つだろう】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 22:59:14.51 ID:UKoB5w8DO
>>ALL
 いつまで? “どこまでも”だよバカアマァ!
 
【進路を妨害する形でブラックハートが発射するビームの嵐に、暁は言葉を返して不敵な表情を崩さない】

 それに一拍、────
 
【ビームガトリングの射線が暁を捉えた刹那──暁は“吹っ飛んだ”】
【爆炎に包まれる暁】
【その姿は一気に、前へ】
【爆発を背後に発生させることで、暁は爆風を背に受けて一気に推進したのだ】
【散らすように放たれたビームの嵐の範囲から抜け出し、暁は、前へ】
【最初のジグザグな動きはこのため。ある程度距離を詰められれば、暁は一気に接近できる。──このためだ】

 ────、遅れたな。

【ごう、という音】
【それは焔が揺らめく音】
【爆風を受けてビームの弾幕から抜け出し、疾駆を続ける暁の体】
【その暁の手足に赤色の力が発生し、密度を高めて拳と足とを覆う装甲となった瞬間、それは紅蓮の焔を纏った】
【同時に暁の身体の中を生命力が駆け巡り、身体能力と頑強さを高めていく】
【これが朝宮暁の戦闘体勢】
【紅蓮に燃える手足は一見焔を纏っただけに見えるが、その実焔と手の間には、確かに物質化した装甲がある】
【細身の体は外からは変化が見えないが、その内側には爆発的に強化された力を秘める】
【────これが朝宮暁の戦闘体勢】
【火の粉を散らす拳を握り、火の粉を散らす足で大地を踏み締める】
【暁の気配は今や、燃え盛る焔に類似する。踏み締める草を焼きながら──暁は】
 
 “接近”したぜ……!

【エルネスティーネを射程に捉えた】

(>>93)
 あんた、感謝するぜ──! この退かねえ嬢ちゃんで俺は手一杯だからな!
 そのバカアマは頼んだぜ! あんたならやれんだろ!?

【暁は共闘者を全力で頼りにして、ブラックハートの相手役をぶん投げた】
【それは明らかに信頼だったが──さっき出会ったばかりの相手を頼る暁は、警戒心が足りないとしか言わざるを得ない】
 
【ブラックハートの相手を共闘者にぶん投げて、エルネスティーネを間合いに捉えた暁】
 
 それが嬢ちゃんの武器か! 用意は良いな! さあ、
 
【左半身を前に、右半身を後ろにした半身の姿勢から、暁は鋭く体を捌く】
 
 行くぜ──歯ァ食い縛れ……!

//すいません3レスにorz
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 22:59:43.05 ID:UKoB5w8DO
//3レス目です 
【体幹を崩さずに重心をぶらさずに右足と右腕を同時に前に出す踏み込み】
【右足が踏み込まれると同時、グッと腰を落として重心を下げた】
 
 七十二式──
 
【再び、体を捌く】
【先程の踏み込みによって右半身を前にして腰を落とした姿勢になった暁は、焔を纏う左腕を腰だめにして続けざまに左足で地を蹴り踏み込みを打つ】
【その速度が──並みではない】
【一瞬でエルネスティーネを間合いに捉えた暁】
【不自然に腰を落とし重心を下げる姿勢には、自然な姿勢に戻ろうと、下から上へと戻ろうとする、いわば跳ねる力が発生する】
【それを利用して膝を伸ばし、一気に距離を詰める迅速なる踏み込み。しかし腰は落としたまま。重心は未だに下げたまま】
【────ばがん、と言う音
【それは左足踏み込みの完了音】
【地を蹴って踏み込みを打った左足が地につく音重心と全体重を左足に掛けた踏み込みが、その足場を強かに打撃する音だ】
 
 ────烈ッ、
 
【瞬間、全ての力は反転する】
【強烈に過ぎる踏み込みによって発生した地面反力により、下げられた重心は地面反力という上向きの力によってかち上げられた】
【かち上げられた重心によって、体重が上に向く。落としていた腰が上に向く。腰だめに構えた左腕も同様、上に向く……!】

 
 ッ、火ァ────!
 
【踏み込みを終えたと同時に放たれたのは、エルネスティーネの腹部を斜め前上方に突き上げるボディアッパー】
【しかしその威は、並みのボディアッパーの比ではない】
【踏み込みによって発生した地面反力、それによってかち上げられる体重、重心、そこに強化された腕力を上乗せしたボディアッパー】
【体重と重心と地面反力と腕力】
【その焔纏う拳に搭載された四種の威が、敵手の腹部目掛けて炸裂する────!】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/02(土) 23:05:52.09 ID:9Y35neZ+o
>>89>>97>>98



…………もう間に合わん≠チちゅうに。


【ニヤリ――百家が浮かべたのは、『笑み』】
【艦船へと向かった二名を追う℃魔ヘ無く、目の前の敵に向かい合う】


【正面……迫るは、『対機関連合リーダー』の剣】
【加えて、少女の漆黒の剣=\―問題は無い】
【戒能の誇る『防御能力』が機能すれば、どちらも完璧に――】



      「………………悪ぃ、自分で防いで′烽黶B」



【瞬間――血液が戒能の方向へと飛んで行く=z
【見れば、『身動きの出来ない』戒能へと向かう“光線”】
【加えて、潰される視界=c…『防御できない』―――。】



………………ァァアアアアアアアアァァーーーーーァァアァッ!!!!



【――叫びと共に、光が晴れて】


【見れば、血の盾≠作って辛くも『光線』を防いだ戒能――】
【対照的に、百家は口から血液を吐き出し……『アートマン』の腕は二本、切断され】
【咄嗟に防いだアートマンの腹は、其の半分ほどを切り裂かれている――】



「………………ふぅー、危ない危ない。」



【――――戒能 鴉≠ヘ。 嬉しそうな表情で、呟いた】


/後二つ、続きます
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 23:06:21.70 ID:Pwp8b+OSO
>>87
【彼はその変化を敢えて無視し、右腕を振り下ろす。ごつ、と腹に響く重低音――】
【一撃を防がれた事よりも、今は更なる追撃を。態勢を崩して踏ん張りの利かない、今の内にと】
【振り下ろした掌を、其の儘に握り締めんとするだろう。――狙いは明白、投げ≠セ】

(この一撃を、この態勢で防ぐか。成る程、尋常じゃないね……押し切れるかは、彼女自身≠フ膂力次第)
(――二、三度叩き付け≠轤黷黷ホ、終わるかなぁ?そうも往かない、っか)

【ふにゃりと曲がった口の端が、戦意を湛えて引き結ばれる。表情が、瞬時に氷結する】
【例えるならば機械めいた頑なさ。ぎこちない彼女の微笑に、何処までも相反して――――】


…………そう。じゃあ、もっと厳しくして、あげようか?


【――――けらけら、と。青年は喉の奥から、厭に乾いた嗤い声を捻り出した】

【この一手、かなり危険である。異形の膂力で以って振り回され、地面に叩き付けられでもすれば】
【それこそ、常人ならば只では済まない。未然に拘束を防ぐ必要性が有るだろう】
【掴もうとする部位は鎚の先端、ハンマーヘッド。故に、或いは彼女の異形ならば】

【掴まれてからの対処も、適うだろうか。なに、簡単な事だ。掌の内で腕を変形させれば、隙間から擦り抜けられる】
【掴みに成功したならば、彼女を思い切り持ち上げようとする――――この動作、かなり隙が大きい】

【この瞬間を狙って拘束を抜け出したなら、ともすればカウンターすら狙えるだろう】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/02(土) 23:06:32.25 ID:9Y35neZ+o
>>88>>91


【特段、『妨害』は行われない……いとも容易く、乗船には成功するだろう】

【――魔翌力反応∴ネ外は、甲板上は不思議と『静か』だった】
【だが、『静けさ』が逆に、“気味の悪さ”を感じさせて……】



…………………戻った方がいい=B 勇気有る対機関の戦士達よ。



              【…………声が、響いた。】


【内部から現れたのは中性的な相貌の人物。190を越えようと言う長身から、男性≠ニ確定可能か】
【墨痕淋漓たる書跡を髣髴とさせる“墨色”の長髪は膝元まで伸び、癖の付いた毛先は広範に散っていて】
【纏うは胸元に紅薔薇十字≠ェ彩飾された漆黒の軍服風長外套。至る所に『魔法陣』が記されている】
【矛盾した表現だが――燃え盛る様な冷たさ≠感じさせる『蒼』の双眼を前髪の向こう側へ有していた】



この艦は、直に『沈む』――……真坂、心中する積りでは無いだろう。
本来ならば乗り込んで来る者は僕がお相手する筈だったが、最早百家に従う義理も無い。
……彼は『戦う事を放棄』してしまった。 残念だが、ね。



【彼が語るのは奇妙な=A或いは意味の取れない%燉e――】
【だが、若し本当ならば……『この艦は沈む』。 そして、『沈めたのは彼』。】




    ―― さぁ、戻り給え。 『空』から変革の狼煙≠ェ降って来る。




【―――――爆発音と共に大きく船が揺れる≠ニ同時に、彼は『船から飛び降りた』】


/続きます
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [!red_res]:2011/04/02(土) 23:07:11.87 ID:9Y35neZ+o



【キィィィィイィィィィィィイイイィィィ――――――ン】
                             【キィィィィィイイイィイイイ―――ィイン】




      < ザザ……此方、司令部=\―。 ≪No.63≫ザザ……死亡した。 >



             【キィィィィィイィィイイィイィイイイィイイィ――――ン】


【突如、戦場に響き渡る℃痰「男の声――『上空』より戦場全体へ降り注ぐ“音声広域拡散魔術”】
【機関側で有れ水の国側で有れ、降り注ぐは平等な情報=B 百家羅山は死んだ。=z



< 繰り返す、≪No.63≫は死ザザ……した。 全軍、速やかにルビーシャへ撤退せよ。 >
< 能力者部隊は眼前の敵を撃破、不可能ザザ……ば即時戦場離脱 ザザ――繰り返す、速やかに…… >





【 ―― 指揮官死亡=@   】






                  【     …… 機関軍司令部発撤退命令 】





/本レスは参加者全員が知り得る情報です。
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:08:43.86 ID:oNyi6/ano
>>94

(距離…………)

【走りつつ狙撃手と自分の距離を計算してゆく】
【計算している内にもその距離は詰まって……】

(野郎、失敗してるなこれなら避ける必要も……)

【狙撃手の慌てようから見て何かしらのアクシデントが起きた事は想像するに容易かった】
【加えて銃口の乱れ、照準の乱れがある避けずとも良いと判断】

…………ちぃ!

【結果として銃弾が掠った痕から摩擦で焦げた臭いと】
【脇腹から微量ではあるが血液が漏れでた、小さく舌打ちをする】

(お次はミサイル、うへ……人間1人に随分と金をかけてくれて泣けてくる……)
(直撃コースではない、か……ミサイルと言えば爆風と破片)

【八柳は戦車の手前10mで停止し振り返る】
【ミサイルは十分に脅威と成り得る兵器だったのだろう】

ま、土砂の壁が味方してくれらあな……っ!!

【ハンマーを大きく振り上げる、空気が「ブゥン」と震える】
【最高到達点でハンマーの頭は一瞬停止、そして腕力と重力の加速を加えて地面へと振られる】
【ハンマーの頭が地面と出会った瞬間に怒号が響く、その地点を中心に土砂が上空へと巻き上がり】
【迫る爆風と破片から八柳を守った】

さて、こんなもんかな……次はお前らなんだぜ?
何がって潰されて巻き上げられるのさ、お前達の血がな。

【八柳は振り返り戦車周辺にいるだろう兵へ微笑みを浮かべる】
【ただその微笑みはその単語が本来持っている意味とは酷くかけ離れた“微笑み”だった】

ホラホラ避けないと潰れちまうぜ?

【ハンマーをそのままに自分の体の向きを変える】
【両手で柄を強く掴み、そして持ち上げ空へと投げる】
【ハンマーは数秒の滞空を経て、そして落下し始めるだろう】
【落下目標地点は件の狙撃兵周辺、ただハンマーの大きさからして逃げようと思えば逃げ切れるだろう】
【月明かりで輝いているので落下場所の予測も容易の筈だ】

(さて、混乱に乗じて更に接近してやるかな……)

【八柳も自身の大ぶりな攻撃が当たるとは思っておらず】
【先の上空へのハンマー投げは半ば陽動のようなもの】
【敵側の混乱に付け入り、戦車本陣へといよいよ近づく腹積もりらしかった】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/02(土) 23:10:07.76 ID:bs6odF3g0
>>94

…よし、やった!!
ざまー見なさいよ、赤いビジュアル系崩れ!

【無邪気で無垢な悪意が、赴くままに罵倒】
【腕に痺れは多少残っているものの、ベンヌを放り出すほどには非ず】
【むしろ。隕石を思わせる一撃の成功に快哉を叫びたいものだった】

「……傷がある者は、無理をせずお引きなさい。
 貴官らの帰りを待つ方が、きっといらっしゃるはずですぞ」

「傷がない者には、能力者ではなく脆弱な敵一般兵への後方支援射撃をお願いしたい
 率直な物言いをすれば、貴官らではあの男には“敵いませぬ”」

「………私のマスターは、実は軍人殿には思い入れが有りましてな
 素直にはおっしゃりませぬが……無事をお祈r」

ベンヌ、アンタ喋りすぎ!
…とりあえず、てきとーに戦っててきとーに生き残れ、以上!

【巻きに巻いて、しかも長広舌だと云うのに不思議と伝わる彼の声】
【少女は仄かな紅に頬を染めて、終わりの見えたそれを制してしまった】
【――気付かず兵士たちに振り向いたせいで】
【恥ずかしげに膨れた、可愛らしいフグみたいな表情が、ちらり】


【そしてびしびしと低い草を踏み散らかす、ハイテンポの足音】
【兵士たちの眸を背に、史音は再び戦車そしてレギンの元へ馳せんとしたのだ】

 【――瞬間、轟く砲声】

「…砲撃来る、月面ステップ、右方向!」

えっ?!
…すっ―――…あぅぅぅぅッ!

【ベンヌの咄嗟の指示も手伝い、直撃はまぬがれた】
【しかし着地のタイミングを崩され、爆風に圧されて】
【アクション映画のように、ごろごろと転がっていく――】

【火傷はどうも少ないけど、体のあちらこちらに出血が増えて】
【ベンヌを握ったままの両肩に、程度としては軽めの打撲】
【重力制御の応用で可能なかぎり衝撃は殺したのにご覧の有様である】

【呼吸を整え、立ち上がり】
【この基本行動をの達成を磐石にするため、攻撃は望めなくなった】
【戦車からも多少遠ざかってしまっている】

>>75

「炎の扱いは、貴女の方が上手(ウワテ)でありましょうな!
 任せましたぞ、パニキュレータ様!」

「…露出している敵機の内部機構は、冷却装置と予想されます
 あれを壊せば、炎の効力は更に増すはずだ…」

【――ラジエータ、つまりは兵器の冷却システム】
【その形式は分からないが、高熱を受けて良い影響が出るわけがない】
【「身の立て直し」を必要としないベンヌは、どのタイミングでも声をかけられる筈だ】
【声色は冷静、平穏――否。すこしだけ、ハイテンション?】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:10:10.96 ID:ZGUFTaJDO
>>94
……所詮は人形ね

【人形兵の機能停止を確認すると、両翼をはじめの状態に戻し―――】

ちっ……!

【飛んできた砲弾に舌打ちする―――流石に正面から受けるには大きすぎる】
【そう判断すると後ろにステップを踏んで―――同時、翼が炎を吹き上げて、後ろ向きの推進力を生み出す】


【着弾と共に起こる爆音と爆風、ついでに飛んでくる地面の欠片―――
  それらを背景とBGMにしながら、距離を離された戦車を臨む】

流石に派手ね……じゃあこっちも一発打ち上げてやるわよ!―――「飛翔せよ」!

【そう宣言すると、再び炎翼が反応を見せる―――
 一度大きく揺らめいたそれらは、背中から離れて文字通り「飛翔」を始める―――!】
【大きな炎の矢となった二つの羽根は、一直線に飛んでいき時間差で戦車の左側面に襲い掛かる――!】

……はぁ、さて……!

【流石に消耗したか、息をひとつ吐くとパニー自身も戦車に向けて駆け出す―――】
【左手を懐に入れて何やら探っている――翼に代わる一手でも打とうというのか?】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:12:40.09 ID:cQ8O/Bgio
>>95>>101

――だあぁぁぁぁもうちくしょう!
労働基準法違反にもほどがありゃあしないか!?
中間管理職なんて大嫌いだ!あの狸親父絶対訴えてやるのだぜ!

               <特殊スキル:トレジャーサーチU>

【後方の爆発が起こった瞬間、悲痛な叫びと共にギルマスの「能力」が発動する】
【ギルマスの脳内に「ワイヤーフレーム上の周辺マップが表示」】
【飛来するワイヤー群の輪郭を正確に認識し、その驚異を悟る】

【トレジャーサーチU。自身を中心とした最大半径20m範囲を】
【荒いポリゴンのようなワイヤーフレーム状のマップで表示し知覚することが出来る能力】
【物体や生物、現象まで問わず表示することが可能だが、表面のあくまで輪郭的なものしか認識することが出来ない】
【索敵や奇襲への対処、物探しまで広い用途で使用することが出来るものであるが……反面、攻撃能力は一切持っていない】

……ここに逃げれば一番安全ってね!そいやぁっ!

【ギルマスは飛来するワイヤーの位置を確認すると】
【先程ロケットパンチの際にしたように瞬時に身を屈めて地面にごろごろと転がる】

【ワイヤーは肩や頭頂付近などを掠めていき】
【その内一本が脇腹に突き刺さり、熱と共に鋭い痛みをギルマスに送る】

【また十分に距離を稼ぐことも出来なかったため】
【爆破の衝撃で更に身体を打たれ後退を余儀なくされるのだった】

かっ……ぐっ……ッ〜〜〜……・!
ちょいとお痛が過ぎるぜ……ぜ、こりゃ……!

【ギルマスはふらり……と荒い息を吐きながら立ち上がる】
【左腕で脇腹のワイヤーに触れようとするが、高熱と状態により今抜くことは危険と察したのかすぐに行動をやめる】

【痛みに顔を顰めながらも、ギルマスはゆっくりとシガードルッドに向かい歩き出す】
【歩む速度は遅く、更に随分と距離を取られることになってしまったため、このレス中には攻撃できないが】
【戦意が削がれた様子は未だ見られなかった】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/02(土) 23:15:31.38 ID:srcgxyAuo
>>99 >>102
【メリケンサックに受け止められたバスターソードの力は、拮抗している】
【ただし装甲の継ぎ目や間接からは煙が上がっていた】
【青年が直接中をうかがうことは出来ないだろうが、少女は歯を食いしばって電撃に耐えている】

あなた、ひょっとして記憶力ありませんね?
言ったはずですよ、我々は、魔法使いだと。

【声だけは、妙に冷静だった】
【純白の装甲が焦げ付き、放電現象が続くにつれて熱量も上昇する】
【しかし、それでも少女は歯を食いしばって耐え続ける】

手品師が手品切らしちゃお仕舞いでしょう?
マスター、概念『雷撃』を習得しました。概念増加に伴い『聖典』の機能が一部復旧。
条件付で『再現』の使用が可能になります。

【果たして、気付いただろうか】
【いや、気付くまい。フルフェイスのヘルメットのしたで、少女が今、猛烈な勢いで笑った】

【電熱による温度上昇が、止まった】
【騎士の装甲表面がはがれ、下から電気の…紫電の色をした装甲がその姿を現す】
【猫騎士の胸部が爆発し、青年との距離を大きく離す。使い物にならなくなった剣を捨て、消滅させてから】

"ご馳走様でした、と"

【再び、その背からバスターソードを…新品の、大剣を抜刀】
【先ほどまでのものとは違う、少年のような声が、青年のうちに響き渡るだろう】

"模倣だから、完全防備とは行かないけど、もう雷はたいした脅威じゃないね"

【余裕めいた言葉を吐き、猫少女はフルフェイスの兜を揺らし】

"数の暴力、君のターンは終わりだ。"
"今度はこちらが囲ませてもらう"

【今度は、強大な踏み込みによる『突き』攻撃を繰り出す構え】
【猫騎士が、青年へと大きく進む】


//はい、騎士変身能力とでも思ってくださいな
//すばやさ重視の通常形態に対して、防御重視の攻撃形態、みたいな
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 23:18:12.78 ID:fO9TVAxT0
>>101

『(くっ、接近してくる――この距離から頭を狙えるか…!?)』

(≪攻撃を頭部に狙う必要はありません。少女陣とあの巨人へ、全員に均等に乱射をして下さい≫)

『(…り、了解!)』

『([ピーーー]って言ってるのかよ――!?)』

【否応無しと言うかのように、地面に伏せたまま銃を振り回して乱射する】
【目の前の敵を最優先とせず、あえて全体攻撃を指示する指揮官】
【しかしこれも、全ては勝算を見据えてのこと――】

【そう――この巨人が、地面へ相手を叩きつけたのみで攻撃を止めてしまったのは甘かったのだ――】

「(…そこ、だッ―――!!)」

【巨人が伏せる男へと進んでいく中、草を踏む音が聞こえるはず】
【よろけながらも立ち上がろうとするのは、先程倒したと思われたはずの馬面の男】
【アサルトライフルを巨人の頭部へと向けて構え、引き金を引かんとする――】
【次に発射されるのはライフル弾ではない、彼の銃の副装である散弾銃】
【距離が縮まれば縮まるほど必然的に威力が増す分、もし動きを読み切れなかったのであれば――】

(≪危険です、今すぐ後退しなさい――!!≫)

(「は、はぁ――!?」)

【しかし急遽として指示を出し、馬面を撤退させようとする指令人物】
【勿論かなりの傷を負っているのは明確であり、先の快足には至らずとも何とかその場から走り出そうとする】
【このままでは爆発に巻き込まれる危険も高いが――】

【…そう、この指揮官、>>96>>101間での戦いから目を離していなかった訳ではない】
【何らかの方法によってあちら側の戦いの情報を知り、自爆と同時にワイヤーが四散するのを確認していたのだろう】
【やはり味方の動きと何らかの関わりがあるのだろうか、それとも――】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 23:18:22.93 ID:6XbeQDnD0
>>81>>82

――――了解した
あたしゃ、例えこの身が砕けようとも…………この戦場に居る限り、エルには指一本触れさせないさ……!!

【炎――――恐らくは、魔力か何かで生み出されるそれを操るスタイルから、そして盾を装備した左腕から】
【そしてその言葉から――――ブラックハートは、自分の全うするべき役割を、しっかりと見つける】
【『人間』が憎く、容易に他者に心を許さないからこそ――――心を許したエルには、護るためにその身すら投げだせる】

>>93

――――ゼビレイ、ね…………
あたしゃ、カノッサ機関のサイボーグ……≪No.616≫ブラックハート…………必要無いかも知らんが、覚えとけ…………!

【何かを振り切った様な、先ほどまでのソリッドな言動が、徐々に変わっていくのを、ブラックハートは訝しげに顔を顰めるが】
【名乗りを受けて、名乗り返し――――腰に力を溜めた】
【これでもう、このアンドロイドとは言葉を交わす事もなくなるだろう。後はそれぞれの理由の元に戦い――――明日を掴むものがどちらか、ハッキリさせるだけである】

>>100>>103>>104

…………そうやって、自分の下劣さをぶちまけて、ゴキブリの様に蠢いて……踏みつぶされろ…………!

【口でやりこめる様な相手ではないのだろう。その事は良く分かった】
【この青年も、開き直っている――――小ずるく自分を飾って、猪口才に立ち回ろうとしない限り、よっぽど真実の姿だ】
【そして真実の姿は――――簡単には折れない】

――――『人間』と一緒にするなこのクズ野郎がッッッッ!!
貴様らの様なクズ共のクズたる所以で、あたしゃ、『人間』から蹴り出されたんだッッ!!
そう思えばこそ…………こうも易々と『人間』を踏みにじれる…………!!

【復讐心など持っているから人間なのだと言う言葉は、ブラックハートの神経を、これ以上なく逆撫でした】
【事実、もはや彼女は自分の事を人間とは思っていないのだろう――――それは嫌悪感だけでなく、否応なしにサイボーグ機構から見せつけられる、現実】
【自分は『人間』ではなくなり、そして『人間』を『駆除」する者――――それこそが、現在の彼女の抱いているアイデンティティなのだろう】

>>81>>82>>93>>100>>103>>104

く――――――――っそ!!

>>93の言葉から――――自分か>>81か、どちらかに必中させようとする、その意図が見えた】
【どうあっても、エルに攻撃を流させる訳にはいかない。しかし、一人で受け止める事があっては、>>100がノーマークになってしまう】
【ブラックハートは悩む時間すら与えられず、脊髄反射の様に、打って出る】

――――お、グハァッッ…………!!
――――どうせ、どれだけ痛くても、『修理』の効く身体だ…………引き換えにして、殺す…………!!

>>93の突撃を、甘んじて受ける。無論、左腕で胴体は庇うが、そんな事では今度は無力化できない】
【しかし、今さらそんなダメージ、どうでも良かった――――彼女もまた、今が切り札を切るべき場面だと、認識したから――――】

――――――――Wake up............

Mode:Iron Maiden
>>Destroy them all.

Stand by ready.........Go

【ブラックハートの表情から、凶相が消え去り――――その口から、感情を失った様な音声が流れる】
【自動AIによる戦闘モード――――サイボーグの、サイボーグたる、もっとも中核のそれが、起動する】

――――斬撃――――射撃…………!

【その胴体から、8本の『機械鎌』と、4門の『中型ガトリング』が飛び出す】
【その鎌が、>>93を切り刻まんと、振るわれる――――先ほどの言葉通り、胴体部に向けて、至近距離から】

【そして、一拍タイミングを置くと、首だけ後ろに振り向いて、>>81に向かって踏み込んだ>>100へと、4門のガトリングを連射する】
【判断速度は、通常時のそれを超えているようで、インパクトの為に踏み込んだ瞬間であれば、回避は不可能と判断した】
【同時に、その角度は例え回避されたとしても、>>81への流れ弾とはならない絶妙な物――――文字通りの『人間離れ』した所業だ】
【4門のガトリングは、左腕についていたそれよりも、口径、出力共に上の代物――――命中すれば、決して無視できないダメージとなるだろう】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 23:20:28.58 ID:fO9TVAxT0
>>114 2行目訂正
/頭部のみを狙い攻撃を行う必要〜です
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 23:21:47.85 ID:tpTgQeV5o
>>102>>113

っく・・・・・・

【物言わぬ躯と化し、臓物を撒き散らし、ラグナロクに返り血を浴びせ】
【黒い服に血の、黒い赤が飛び散り、斑点を作り出す】

人の闘争に、人の戦争に、人の楽しみの真っ最中に横槍を刺し入れおって・・・・・・・!!!

【きっ、っと冷たく鋭い、それだけで人を害するような殺気を込め、自分の敵を掠め取った泥棒猫を睨む】
【余計な手出しをするな、自分の餌だけで満足していろ】
【次邪魔をしたら、貴様を刈り、三味線にしてやる、と】



【と、ここでなんとも奇妙な、魔翌力を感じ取る】
【ヘリのローター音と共に迫る其れに】

ん、これは・・・・・・・メインの御到着、か?
ふふ、邪魔をされて食傷気味だったからな・・・・・

【ニヤァ・・・・・と、仮面の下で獰猛な、普段の彼からは想像もつかぬような】
【笑みと許容するには凶悪で、歪みと許容するには無邪気な・・・・・其れを浮かべる】

いいだろう、私が相手をしよう・・・・・・・

【そのヘリに向け、歩みを進める】

【次の敵を、丁重に迎えるために】
【命の杯を交わす、親愛なる、敵を】
【精一杯の、誠意を手に、丁重に迎えるために】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 23:25:36.77 ID:Q7yimMZ6o

>>93(ゼビレイ)
>>115(ブラックハート)

────ぁ、

     【その、行動の意味が分かった】
     【今自分は。何と言った?】
     【ブラックハートに対して──何て、言った?】
     【「相手を近寄らせるな」と──】
     【私は、確か、そう、言って────!】

     【ブラックハートは、絶対に避けない】
     【そんな確信が在った】
     【避ければ。私に攻撃が来るから】
     【近距離戦闘が苦手な私に、攻撃が向かうから】
     【防御手段すら薄い、私に──】
     【わた、し──に、】

……、させ、ない────!

護られるだけは……!
庇われることは……!
もう、十分です────!

【護ってくれた人が居る】
【命の危機を、救ってくれた人が居る】
【強くなろうと決めたのは。もう、護られたくないと思ったから】
【自分が、護る側になると──そう、決めたから】
【なのに、この醜態。なのに、この結果】

     【嗚呼────私はまだ。無力なのか】

【──強く、なりたかった】
【──強く、在りたかった】

     【──、「目を閉じて」】

【心の中で響いた声は】

     【「耳を塞いだところで」──】

【彼女の、始まりの声】
【彼女の、原点】
【エルネスティーネを、常に支えてきた──黒衣の「彼」の、声】

…………、そう、でしたわね。ジョン様

     【──「現実は」】

────ッッ、「変わらない」!

【前を見ろ。未だ戦いは終わっていない】
【呆けるな。死にたいのか】
【己の「師」から教えられた言葉が次々と浮かんでは消え】

【エルネスティーネは。己の持つ片手剣を──ゼビレイへと、投げ、放つ!】

【その片手剣は。ゼビレイの腹部を狙ってのもの】
【もし剣が彼に触れれば──痛むのは、剣による痛みではない】
【何かに触れればその剣は、赤い赤い2匹の蝶となり】
【その蝶はすぐに彼の腹部へ接近し──触れれば。黒煙を上げて、大きさ相応の小規模爆発を起こすものだからだ】
【蝶の爆発による、ブラックハートへのダメージは】
【或いは。蝶の大きさを考えれば心配する必要はないのかもしれず】

/続きます
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/02(土) 23:26:06.48 ID:Q7yimMZ6o
>>100>>103>>104(暁)

【 ──── 轟! 】

【エルネスティーネが片手剣を投げると同時。周囲の火球が、燃え上がる】
【火球が。大きさが。急激に成長し──林檎ほどの、大きさとなって】
【くるり。──回転が。舞いが、止まる】
【接近された。剣はもう、ない】
【だとすれば──彼女に出来る事は】

           ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・
    ────近付いて、きましたわね?


【────どぅ、と】

【彼女は、その拳を避けようとせず。真正面から──「前を向いて」受け止めた】
【暁は感じるだろうか。撃ちぬいた腹は、確かに人間のような其れではあったけれど】
【どこか人間とは違う──まるで、人工物のような感触が、あったことを】
【骨はまるで金属で出来ていて。皮膚や肉も、人間とは似て異なる感触であったことを】

【小柄な少女の身体は、それによっていとも簡単に吹き飛んでしまう】
【だが。肉を斬らせて骨を断つ──】
【彼の拳が己の腹を抉ると同時】
【彼女は、放っていた。零距離ともいえる間合いになって、漸く】
【己の纏う全ての火球を──暁の腹部胸部脚部腕部頭部全てを狙い】
【可燃物にぶつかれば炎が広がるという性質を持った10の火球を】
【全て──彼へ向けて放っていたのだ】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:27:10.95 ID:AjFfP0uJo
>>105>>107-108

【シュウ、と。光線は次第に“収束”し、その勢いを弱めて、“終息”する】
【ゆっくりと降りる日傘の影から金を覗かせるサリナは、渋面。】
【大幅に魔翌力を消費したが、効果は在ったらしい。しかし――――?】


  ……どういう事、なのかしら?

【敵――No.63が死亡した、それはまだ、分からない話でもない】
【いや、確かに現状のまま放っておけば死にそうではあるが、眼前の相手は、まだ。】


【不意に傘を閉じて、風の影響を受けないようにしてから、サリナは駆ける】
【残存魔翌力も半分以下、少々分は悪いが―――確かめなければいけない】

【目標は、“戒能 鴉”。光線の砲撃より、いくらか間のあいた後の行動】
【動けない筈の相手へ迫ろうとする彼女は、魔翌力やエネルギーを何処にも溜めておらず】
【もしその接近が成ったならば、敵対者の頭部へと日傘の先端を突きつけようとするが――――。】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/02(土) 23:28:22.70 ID:FZ0cLjkco
>>105>>107

【ポールは消滅し、少女の体躯はそのまま放物線を描き、戦艦へ】
【着地の瞬間、身体が捻り込まれ、両足先、膝、腰、背の順番で接地していき、】
【勢いのまま前転へ移行──ぱんっ、と、片腕で地を叩きながら、素早く起き上がる】

【同じく乗り込んでくる重太郎を横目で一瞥すれば】

【「全方位確認、後ろお願い、重太郎君」】
【即座、右の手中に巨大ハサミを生成しつつ、】
【彼と背中合わせの陣形を作ろうとするだろう】

【──が、その如何に関わらず】
【その静けさの中、響いてきた声に、彼女は、雷のように鋭くそちらへ振り向いた】

 ……──誰?
 私たちがこのまま逃がすとでも──、っあ!

 【──轟音。振動】

【崩れた体勢の中、飛び降りた彼と、そして響き渡る拡声──】
【意味をそのまま捉えるなら、これは大いなる転機であり、好機なのだが】

【彼女は辺りを警戒したまま、重太郎に言葉を紡ぐだろう】

 ……──何だか釈然としないけど
 確かに心中はしたくないよね、実際爆発してるし……

 ……一応、辺りを警戒しながら、戻れるようにしとこうか

【と、提案しつつ、彼女はその銀ハサミを、『メジャー』へと変化させ】
【それを元の飛空艦へと向けると、メジャーの先が、勢い良く射出され、甲板の柵に巻き付く】

【──カンナの選択は、一応の撤退】
【もしも、重太郎が反対しなければ、彼女はそれを巻き取り、艦へと飛び移るように戻っていくだろう】
【尤も、まだ留まるべきだという意見があれば、その限りではないが】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 23:29:25.38 ID:qXqiCJ0Oo
>>108
……あ。終わった。

【きょとん、とした表情で空を向いて】

…………、どうするかな。
逃げるか。うん、そうしよう……。

【ぶつぶつ、と呟いて、指を鳴らすと目の前にホログラムの画面が浮かぶ】
【ぴぴぴぴ、と何かのコマンドを入れると、空を見上げて】

……もう少し、掛かりそうだな。
…………、じゃあ、もう少しだけ。……データ取り、でも。

>>112
……お、おー。
私、じゃ避けれないから、凄い。君。

【ちぱちぱちぱ、とささやかな、拍手を送って】

……うん。よし。
…………、耐久と、その他のデータは、取れたし。
《Hecatoncheir》、最後に、一撃だけ試してみようか。

【そう、背後に立つ巨人に命ずる】

>>114
……、殺すのは、仕事。じゃないから……ねぇ。

【ぶつぶつ、と呟く】
【乱射する弾丸は、巨人の歩みを着実に止めていくだろう】
【飛散する爆発と高熱のワイヤーは、ぎりぎり馬面をその範囲から外した】

……あっちゃ。あ。

【嘆息して】

データはもう十分。
……《Cyclops》、停止。

【迷彩を狙う巨人はそのヘッドギアの光が落ちて、停止した】

//2レス分割です
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 23:29:50.19 ID:qXqiCJ0Oo
>>112>>114
【そして、少女の背後に立つ《Hecatoncheir》に変化が生じていく】
【体前面から、その数10の長大尚且つ硬度の高い杭が生まれていく】

……圧縮過程。完了……、威力集中。
…………念動バレル、安定化して。…………、まだ、打てない。かな。

【唯一健在である、《Hecatoncheir》】
【その、奥の手が出てくるのが分かるだろう】
【杭は、かなり鋭く、固く、大きい。そして、その発射速度も、かなりの物と成るだろう】
【発射までに少女か巨人を倒すか、またはこの攻撃を凌ぐ必要がある】
【幸い、《Cyclops》は停止している。やり方に寄っては、少女を倒すことも可能かもしれない。】
【攻撃は次レスに発射される。そして、少女の撤退は2レス後と成る予定だ】

【《Cyclops》:一体自爆で破壊、一体は停止、残り一体はガートルッドの前にて防御中、損傷大】
【《Hecatoncheir》:健在】
【ガートルッド:脇腹と左腕を負傷】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/02(土) 23:33:02.33 ID:YDivqXWR0
>>106

【掴まれた、左腕に、言葉を失った。そして、彼の意図を、理解する】
【異形にとって、予想外の、行動だったのか。伝わる感触に、思考が、冷えて行くのを感じた】

―――ッ、!

【咄嗟に、形状の変化。然し、間に合わない。組み替えることに、時間を要する】
【最早、体が、地面と衝突することは、覚悟して。接近した状態で、攻撃】

【体が持ち上げられた、瞬間】
【ふわり、と。もしかすれば。そんな、易しい擬音で、浮かぶことは、ないかもしれないが】
【浮いている、間に。左腕の、形状変化は、完成するだろう】

【左腕は、太い針様な、刃の形状―――レイピアに、変化し】
【それを、彼の、胴に向けて、突き刺そうとするかもしれない】
【勿論、すぐさま、叩き付けられた場合は、此の牽制は、失敗する可能性が、高い】

あ、ぁ……ッ!

【其の後、失敗しようと、地に、異形は、叩き付けられるだろう】
【骨が、ぐしゃりと、叩き折れる音。再び、伏した状態で、痛みに呻く】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/02(土) 23:34:05.97 ID:jLyufcJSO
>>113 >>117
敵の戦力も知らずにそんな事言っちゃうなんて……馬鹿ネー、ドラ猫。

【ヘラヘラ笑う、紅麒麟】

確かに、強いネ。“魔法使い”……ここからはワタシの電撃(ぶき)は通用しない、アナタの攻撃は強烈で、多彩……厄介ネ。下手したら、ワタシの敵で過去最強かナ?

でも……ワタシが《No.14》なの、強さだけじゃない理由あるヨ。

数の暴力? ターン? チート・ゲームのし過ぎで脳が溶けてるんじゃあないカ? …………カノッサはそんなに甘く無いヨ。

【その瞬間、彼の身体が……少しずつ“浮翌遊”……いや違う! “何か不可視な力”が……彼を持ち上げている……!?】

【そして空中の、ヘリコプター】
【そこから撒き散らされる……“魔翌力のミサイル達”……紅麒麟を避けて、ラグナロクに、ブルーラインに…………地上に降り注ぐ】
【然し……“何”だ? これを放ったであろう人物は……まだ降りて来ない】

【威力こそそれ程では無いが……然し、全てを回避するのは“やや”難しい】

【その時】

【聞こえて来る音声(>>108)】

【それを聞いて……紅麒麟は特に何か言うでも無い。百家という男は知らないし……何より、まだ撤退する気は無い】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/02(土) 23:34:25.99 ID:z1hOIgsoo
【火の国、市街地】


……ここなら、テストに丁度良いだろ
前に騒動が有って、今は静かになって
だけれどまだ、住民はその傷の痛みを覚えている

………悪いけど、ちょっと犠牲になって貰うよ

【一様に揃いの赤黒い軍装で整えた一団が、隊列を組んで進んでいく】
【夜間、人も寝静まっている筈の時刻。決して彼等は、マナーを弁えた来訪者では無い】
【とある一件の家の前には、一人の少女】
【部下に用意させた拡声器から、夜の街に声が響く】

あー、夜分遅くにすまない。私達はカノッサ機関だ
ちょっと理由が有って、この街の資産を没収させてもらう
何、抵抗しなければ誰も傷付けないし、私達も鬼じゃないから生活費くらいは残す

但し供出に逆らう者が10人出る度、気紛れで市民1人を選んで殺害する
端数は切り捨て。9人までなら、誰も死なずに済むって事だな
ああ、話し合いなら受け付ける。私を説得出来たら、小銭一枚も取らずに帰ってやるよ

ブラッディ・メアリー℃U開。事前の指示通り、冷静に動け

【普段のテロなどに比べると、随分と回りくどい宣告】
【咥え煙草の白髪の少女は、煙の混じった息を細く長く吐き出して】


………性に合わないなあ

【とてもおかしいものを見た、とでもいう様に笑った】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/02(土) 23:34:52.80 ID:MqML/3IEo
>>105>>107

よしッ!やった!
【戦艦に上陸したと共に、右手を握り締めながら、小さくガッツポーズを取る】
【異様な、静けさと共に収まる興奮、そして興奮が収まったからか、腹の痛みが戻ってくる】

「誰もいないのか?敵の戦艦にしたらやたら静かだな」
『待って…何か、いや誰かいるらしいよ…』

誰だっ!?
【突如響き渡る声に、銃の引き金に、手を掛けて、叫び声をあげる】
【臨戦態勢を取っており、攻撃が来たら、すぐにでも実弾を放つだろう】

【視界に現れる男性のいう事が、よく理解できず、頭は混乱するばかり】
【重太郎は考えるのをそこで止めて、誰もが思うであろう言葉を言い放つ】

沈むっておい!俺達はまだ、何もしてないぞ!

『重太郎、落ち着いて、まず戻るのが先決じゃないかな?』

「俺も、なぜ沈むかは聞きたいが…あいつの言葉が本当なら、ヤバイぞ?」

おいっ待てっ!

【そして、機関軍司令部発撤退命令≠フ声が聞こえる】
【戦いは終わった?そんな風には到底思えず。そして起こる爆発】
【本当に沈むのだなと3人は直感し、降りていく男性へとお約束の言葉を言うが、待つハズもなく】
>>121

……戻るしかないと思いますよ
あいつが言っていた空から降って来るって言葉も気になりますし…

では、先にカンナさんが戻ってください…
カンナさんが戻ってるときは俺はカンナさんの防衛に徹します。
カンナさんが渡った後に、俺が戻ります。
「レディーファーストってやつだな!」
【重太郎の選択も、また撤退であった。そして、やや紳士っぽく、レディーファーストの精神を貫く】






128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/02(土) 23:37:02.65 ID:+55NG1zC0
>>108
ハ?ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!!?

オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ……どーゆう命令だよ舐めてんのか……
こちとら折角温まって来たってのに………いや…どうだ…?

【戦闘中の集中を切らすような内容の放送に、耳を疑う】
【数瞬考えたが、レギンは自分の本能に従った】

そうだ…そうだった…俺様はしばられねぇ…暴れるだけ暴れ尽くしてやんよぉぉぉぉ!!!

>>109
【狙撃兵は側転するように回避をし】
【体勢を直した後に再び狙撃銃を構えるが、ハンマーにより浮き上がった土砂に視界を阻まれる】

【現在夜行は狙撃兵への追撃、戦車への接近、両方が可能である】

>>110
【兵士は唇を強くかみしめながら、大きく頷く】
【その瞳は、ただ目の前の野心に捕らわれた訳ではなく、戦士の火が灯っていた】

「分かったッッ!!!アンタらも気をつけろよッ!!」

【国軍兵達は、部隊を再編し、押され気味の機関軍を掃討しに向かった】

オイオイいいのかお嬢さん……盾≠逃がしちまってよぉ…クククク

【腕の痺れを取るように剣を回しながら、レギンは嗤ている】
【吹き上がる土砂に阻まれ、レギンも下手に動けないようだ】

>>111
【パニーの焔矢となった羽が直撃し、左側の装甲も破壊される】
【これにより、両側面のラジエーターは剥き出しに、後方のラジエーターは健在している状態である】

【っと、三連砲身のしたにある副砲身が接近するパニーの方向を向いていくッ!】
【そして、砲身からパニーに向けて戦車砲が一発放たれるッ!!的が小さい分、精度は低めだが、やはり巻き上がる破片に注意が必要だ】

>>All
【支援物資兵は再び新たなロケット弾を装填しようと準備を開始する】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/02(土) 23:38:55.74 ID:wAipP9L+o
>>105

【アートマン越しであるが、手に伝わってくる嫌な感触】
【───手応えが、あった。】

(…………やった?)

【だが──あくまで斬ったのは"アートマン"。人ではない】
【止めをさせたという、確信が置けない】
【目の前の自分でもよく分かっていないのに、この放送の早さは一体───】

『ノクトクルセイド』───戒能 鴉ッ!!

【過る嫌な予感に、脳内で警笛が鳴らされる。それも凄く】

【しかし、百家に9割方致命傷を与えたという事】
【まだ一人敵が残っているという二つの事実は、揺らがない】

【処刑剣を引き抜くと、戒能へ向けて勢い良く走りだす──】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/02(土) 23:41:31.23 ID:srcgxyAuo
>>106
"…あれは確か、敵軍の司令官だったかな"

ええ、どうもそのようです。どういう事情かはわかりませんが、目的は達したと思われます。

"追撃は必要ないにせよ、様子を見る。ひとまず彼が撤退するまでは戦闘を続ける"

御意。

【短い会話を交わす『声』と猫は、冷たく蒼い目で戦場を見渡す】

>>117

【そして怪人のつぶやきを、その聴覚は捉える】
【仮面の下で小さく笑い、念話を飛ばす】

"戦争中だ、個体に拘るなよ"
"だが、気を害したならすまなかった。次は手を出さないと約束する"

【冷たい声音だったが、相手の意思は尊重すると、宣言して】
【奥に押し殺したのは、少しばかりの蔑意と、悲哀と、諦め】

"どこにでも、いるものだな"

【そんな呟きは、きっと誰にも届かない】

>>125
【襲い来る砲撃に、剣を捨てて盾を出現させる猫騎士】
【防御姿勢、対火力状態。真紅の装甲を纏い、その砲撃を耐え忍ぶ】

"ゲームじゃないから、チートつかったってやりたい事があったのさ"
"笑いたきゃ笑えよ、それでも僕は行くだけだ"

【猫少女は、低く告げた】

マスター、敵ヘリに砲撃を提案。

"却下だ、今は静観する"
"それにあんまり魔.力に余裕がない、タイミングを見誤るな"

【猫騎士は低く盾を構えたまま、ミサイルの雨が収まるのを待つ】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:42:41.91 ID:cQ8O/Bgio
>>122>>123

……なーんか素直に喜べないのだぜ
お手して飼い主によしよしされてるポチな気分がして……。

【送られる拍手に、凄まじく微妙な表情をしながら歩き続ける】
【走るだけの体力はまだ戻ってこない。手元で使える武器は電撃とは違うもう一つのリボルバーのみ】

【この状況下では「能力」も意味をなさない】
【故に心許ない一丁の非殺傷魔銃で戦わなくてはならない。】
【驚異は減り、友軍が居るとはいえ非常に微妙な状態にある自分に、又溜息を一つ】

さっきの自爆といい、随分と判りやすい演出なのだぜ……
アニメか漫画でも参考にしてるのだぜ?俺もそういうのは嫌いじゃなくてね……。
……まぁ、何にせよどうにかしなきゃ一巻の終わりだ。気を引き締めて――掛かろうかねっと!

【ギルマスは素早く左手でリボルバーを引き抜き間髪入れずに三連続で射撃する】
【吐き出されるは、先ほどとは違う「赤色の光球」】
【それらは真っ直ぐに《Hecatoncheir》へと向かい飛んでいった】

【赤い光球は「爆発」のエフェクトを籠められた魔弾】
【接触した瞬間発動し、小規模の爆発を発生させる効果を持つ】

【軌道は「杭自体」へと飛んでいく物。それぞれ違う場所・三つの杭へと向かっていく】
【爆発で杭を反対側に押し込み身体に食い込ませる事と】
【発射口を破壊・若しくは故障させることを狙ったものだろう】

【魔弾をただ撃ちこむだけでは決定打を与えられない】
【故に相手の切り札を利用してダメージを食らわせようと考えたのであった】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/02(土) 23:45:09.54 ID:3sJ/7Dsro
>>105>>107>>108

【攻撃が、噛み合った】
【防がれるはずだった攻撃は、然し光線の狙いによって】
【“盾”が動いた事により、何の障害も無く直撃した、らしい】

――――――、…………。

【“百家”が息絶えた。先程流れた放送から、何より、目の前の光景から、其れはほぼ間違いないだろう】
【だが気になるのは、重要人物たる“百家”が倒れて尚、嬉しそうな表情を見せる“戒能”だ】

【まだ何かあるのか、それともこの戦場は此処で幕引きなのか】

【――警戒は、行うに越した事は無い】

≪精製≫。

【呟き、再び右手に剣を握り締める】
【視線の先、“戒能”に向けて駆け出したリーダーを見止め】
【然し、其の場から動かない。このまま終戦に向かうのか、それとも――――】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:52:33.16 ID:ZGUFTaJDO
>>128
副砲……?

【つぶやきながら、先程の主砲の威力から副砲の威力に大雑把な見通しを立て―――】
【懐から引き抜いたのは、赤い文字と紋様が刻まれた白い御札が二枚、それを胸の前に構え―――】

飛んで逝きなさい―――緋炎「怨念爆弾」

【突然として深紅の炎を纏った二枚の御札を投擲する―――
 ―――二枚の御札は砲弾に張り付いた後小規模な爆発を起こし、砲弾の威力を落とそうとする】
【パニーはそれを当てにしてか、右側に跳ねて最低限射線から外れるだけで、歩を止める気配を見せない】

さーて、どう沈めてやったものか……

【どこか楽しげにそう言いながら再び左手を懐に―――
 ―――次に取り出すのはまたも深紅の文字の書かれた御札が二枚】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/02(土) 23:53:13.33 ID:fO9TVAxT0
>>108>>123

≪(…これで、事実上機関は撤退に移っていくのですね――)≫

>>108の放送を聞く所、これで“全体としての勝利”は確定したこととなる】
【これから彼ら自身の目標は、何処まで敵戦力を道連れに削る事が出来るかに変化していく】

【少女の動きを見据え、】

(≪ここからは“攻め”の姿勢で行きます。皆さん、総攻撃の準備を≫)

(銃無い俺の出番ナシ!?)

(≪いいえ、貴方にはその能力≠使用する機会がありますよ≫)

【右目元迷彩の男はアサルトライフルを構え、擲弾筒に何やら別の弾丸を入れ、発射姿勢を整える】
【身を引いていた異彩を放つ男と鼻ピアスの2人も杭を少しずつ避けて前線へと復帰しようとする】
【異彩を放つ男を尻目にいよいよアサルトライフルを三者共に構え、巨人の頭部を狙い弾丸を撃ち込み始めた】
【この距離からであれば命中率はそう高くないが、3人が一斉に打ち込めば、その弾数はかなりの量となる】
【相手は大技≠繰り出す可能性が高い、ならば撃たれる前に阻止するのみ――】

(≪あの無数の杭から接近は非常に難しい――ならば、選択肢は遠距離から仕留めるという一択に絞られる≫)

【そして、同時に狙撃部隊が前線へと到着することとなる】
【平原へと座りながら滑り込み、サングラスの男は双眼鏡で少女らの姿を捉え、残る右目・左目脇迷彩の2人はスコープを覗き込む――】

〈急げ!距離100、角度下15!――こっからなら捕まえられる!お前ら、上手くやれよ!〉

[2人掛かりだ、外すかよ――!]

{この距離からか、なら一撃狙いでいくぜ!}

【僅かな地形の起伏をも視野に入れつつ彼ら2人が狙いを定めたのは、少女の脚部】
【接近するには苦しい地形であるが、足を封じれば五分五分の状況に持ち込める】
【あの巨人が盾となる、或いは少女が自ら巨人を盾とする可能性も考慮すれば、撃って損に転がる場合はほぼ無いと見たのだ】

【そして――弾丸は放たれた】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/02(土) 23:53:50.85 ID:tpTgQeV5o
>>108
終わり・・・・か?
なんともあっけないものだが・・・・・

【戦いはまだ終わっていない、まだ小規模ながら、戦闘は続く】

【ころ合いを見て追撃戦に移る・・・・か】
【と、頭の片隅で思考する】

>>130
・・・・ふん。
獣に誠意を求めた私が間違いだった、か

【蔑むような視線を彼女に向け】
【其れ以上、彼女を気にすることはなかった】

>>125
っんな!!

【ヘリから撒き散らし、ばら撒くように放たれた、魔翌力のミサイル、を視認】
【上空から雨の如き弾幕を持って降り注ぐそれを】

っく、舐めるなああああああああああああ!

【迎撃した】
【空に向け腕を振いカマイタチを発生させて】

この程度で!この私が!!

【次々に飛来する其れを切り、引き裂いて】

之程度で!この程度で!!この程度の雑多な攻撃で!!!
私をやれると思うな!!!!

【ドゥン!】
【と鈍い音を立てて跳躍、白色の尾を引いた黒い疾風となってヘリに肉薄】

そこから!!この私が直接!!
引きずり出してくれる!!!
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/02(土) 23:53:57.84 ID:YrSuOvg/0
>>100 >>103 >>104

 いらぬ助けであったか。頼んだぞ……

【宙に浮きふと、その焔の志を見れば。機械は即座に諦めて。エスティーネから其の双眸を反らす】
【其れはある種の信頼か……案外、この者も大概である。詰まる所、相子なので気にもしていない】

>>115

 ブラックハート。覚えておこう……!

(捌かれたか。其れではアレ≠ヘ不可能だな……くっ――――)

( 《計測不能。回避不能―――》 )

【彼にはその数秒後の近距離からの鎌等は予測できる訳が無い――】


 ……ぐぅあっ!


【胴体を狙う、鎌は彼と。右膝を巻き込んだ。咄嗟に焔の右脚を胴体迄曲げていたのだろう】
【きききん。其の脚からは焔は消え。高熱の脚もこの瞬間程度の代物へなるも十分――】

>>118 >>119

 ……!

(……抜かりがあったか――)

【ボカンッ】

【ざざざざ。彼は地を捉えて屈んだままに。その場に露わに成った銀色の義足の左膝を付いて】
【其の爆発は。彼をブラックハートから遠ざける――エルネスティーネの狙いは。成功はされただろう】

>>ALL

 しゅ…つ――りょ、く100%

( 《出力、100%》 )

【彼は、胴体に酷い火傷を負いながらも其の言葉を発している】
【未だ……戦う気なのだろうか。流石の執念である―――
 其の双眸をブラックハートに向けつつ様子見をしているようだ】

/遅れました。すみません
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/02(土) 23:55:22.38 ID:bs6odF3g0
>>108

えーっ、マジで?

………あんまりにどーでも良いから、思わず聞き返しちゃったよ

【史音が「振り回して」みたい相手は、百家では無く】
【ロロケルムを「一刀のもとに」――少し語弊があるけど――斬り伏せた男】
【その音が響いたときには、忙しく一帯や頭上を警戒もしてみたのだが】
【結局のところ。彼女の戦闘に影響は与えない】

「……今になって、“むざむざ”背を向けなされとはなりませぬ
 しかしの様子…敵方には、何かしらの裏があるやも知れませぬぞ?」

――だから、どーでもいいから!

【戦場に紛れ込む情景は、一瞬の“日常茶飯事”――】

>>128

…へへーん、そんないっぽーてきな優しさを踏み躙ってやるのは楽しいねっ!

あっちの人を盾にするみたいな卑屈で貧弱なハッソー、アタシには無かったんだよー?
やっぱりオッサンって駄目だね、子供心が全然わかってない

【どこか。偽悪的なところも有るのだろうか】
【外道めいた台詞を口にして、徹頭徹尾レギンをこき下ろした】

【追撃が無いのは、三人の能力者が揃って起こりうる現象】
【土砂の向こうと戦車の巨影に、少しのあいだ面を向け】
【痛みなど顧慮しない――いま、再びの奔走へ】

「マスター、下手に火を焚けば土砂を巻き上げるのが早まり過ぎます
 敵は視界の外を把握する術を持たぬ様子――ここは戦車に撃つのですぞ」

はいはい、わかってるー。
…ロケッティア分の魔力は温存しとくべきだから、二発ね?

【抑えた声量で言葉を交わした二人は】
【色濃い土煙と、ひらけた視界の境目近くでひとまず停止】
【――その視界にも、硝煙の匂いは溢れているけども】


―――あやねバーニング=[ーっ!!

【ほむらの弾が二発、補給兵の在り処を目指し】
【淀んだ空気を揺らめかせ、饐えた薫りを撒いて、飛んでいく】
【――先の攻撃手段の、まるで「焼き」直しに見える】
【しかし「レギンが下手に動けない」ことを考慮したなら、そう悪手でもあるまい】

【装弾の妨害に加え、不発弾が起爆するのに似た効果】
【前回の挑戦より狙いも定まり、客観的にみても有利は間違いない】
【成功の確約は、それと別問題としても――】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/02(土) 23:55:38.46 ID:9Y35neZ+o
>>120>>121>>127>>129>>132

【機関艦船は徐々に高度を高度を下げ始めている――】
【直ぐに大爆発を起こすと云う事は無いだろうが、早急に帰還する必要が有るだろう】


「………… さーぁ、俺にもさっぱり=B」


【迫る沙莉菜と双葉に、戒能は悪戯っぽい¥ホみを浮かべて】
【『血液を爆発させる』事で接着剤を弾き飛ばし、大きくバックステップで二名から逃れる】
【向かうは『船首』付近……今にも落下しそう≠ネ其処で】


 …… 巫山戯ンなやアホンダラ。


【――……百家の声が響いた=z

【見遣れば、既に『アートマン』は消失し――口から、血液を垂らして】
【其れでも百家羅山は“生きている”。 ……其れは間違いなく】



……オーケぇオーケぇ、ぜーんぶ『判った』わ。

何や、“もう一人の上司”のオマージュか何かか? ……ンな事どっちにしても、同じやなぁ。



……    裏切った=@ な?



             【 『ピエロ・リュネール』・≪ 黒蝶 ≫ 】


          【  ≪R.I.P.≫『ノクトクルセイド』・不羈人=@】





    ――― 、  戒能 <Hォォォオオオオォォォォオォ――ーーーーぉぉおォぉッ!!!!!!






    【 ――――    御せない男≠ヘ笑みを浮かべて     ―――― 】



/続きます
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:56:46.93 ID:oNyi6/ano
>>108

(撤退宣言だが、しかし相手側の情報をそう簡単に信用は出来ねえなあ)
(例え自分側に有利だとしても発信源からして疑わしいし、それに――――)
(どうやらアタイの敵さんは未だやる気満々のようだ、フン……悪くねえよ)

【耳に入る「撤退」という単語】
【その字面通りに戦いも終われば幸いなのだが、事はそう簡単ではなかった】
【未だ戦いは続くのだろう……】


>>128

(今、チャンス……)

【いくら土煙で視界が悪かろうともハンマーを投げた本人には所在は分かる】
【地面から足へと伝わる振動からも場所の特定は容易だった】
【八柳はハンマーへと駆ける】

(マジに幸いだな、狙撃手め土煙で見失ってやがる)

【土煙の中へとダイヴ、敵もこの煙の中で銃を乱射するわけにもいくまいとほくそ笑む】
【味方を誤射する、などとは笑い話にもならないだろう相手も慎重に行動すると踏んでのことだった】
【そして煙の中からハンマーを発見、柄へと手を這わせそして強く握る】

(待たせたなあ、さっきから投げちまって済まないね)
さあ!いっちょう派手にぶち壊しまくってやりますかっ!!!

【肩に乗せるようにして持ち上げる、ここまではいつもの通り】
【肩、腕、手へと順に力を込めていきそのままの姿勢で走り煙の中から脱出し】
【そしていずれ晴れていくだろう煙の中から狙撃兵を探し、近寄り……】
【最終的には狙撃兵の胴体の中心目がけてハンマーを横に振り抜こうとするだろう】
【それだけ八柳にとって狙撃兵は邪魔だったのだ】

【もっとも何かしらの妨害があればその限りではない】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/02(土) 23:57:09.35 ID:9Y35neZ+o
>>120>>121>>127>>129>>132>>138


「……オイオイ、人聞きが悪いな。 俺は主犯じゃない。チクっただけだぜ?
 後はちょっとした『授業』をしたら、さ。 彼=\―『自分が指揮する』ってよ。
 詰まり残念、アンタは「お払い箱」って訳だ。 いやー、落ちたね百家クン。
 転落人生まっ逆様。 序でに人生も此処で終わり、と……ま、自業自得さ。」


【戒能は大仰な動作で百家に言葉を投げ掛けると――ポケットから取り出すのは『端末』】
【目にした事の有る者ならば、其れが≪R.I.P.≫の物であると判るだろうか】
【同時に、音声情報からは百家が裏切られた、と云う事実も判明するだろう】



…… ……誰≠竅\―。 「 誰って何さ。 俺は≪R.I.P.≫ の戒能 鴉≠セ。 」

巫山戯ンなッ!! 『主犯』は誰かって聞いとんねんや!!
お前ちゃうかったら誰や!! リュビアか!! 王かッ!!?


「嗚呼……、 ……何だ、其の事ね。
 何、この会戦≠ェ終われば直ぐに判るよ。『演説準備』してたから。
 数時間後には映像が全世界に飛ぶ。 それ見りゃ、アンタのよーく知ってる奴が出るから、さ。」



「 ――ま、其れまでにアンタは死ぬんだろうけど。 ……あはははははっ。」



【――笑い声を最後に、戒能の体は『黒い水溜り』へと沈んでゆく】
【『攻撃を仕掛ける』には、少し間に合わないだろうか。彼は最後に、能力者達を向いて】




         「 よーく殺して′烽黷諱B アンタ等なら楽勝だろ? 」




【彼等の乗りつけて来た飛空艦船=c…其れは、既に沈もうとしている=z
【恐らく最初から、戒能は『百家羅山を取り残す』計画だったのだろう】
【このまま戒能が転移すれば、彼は「完全に孤立」する事と成る――】


【――――死にかけ≠フ百家は、獣の様な眼で戒能を睨んでいた】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 00:01:22.14 ID:WhWGO1xSO
>>VS紅麒麟組

【雨は止んで、紅麒麟は】
【空中の、ある一点で静止する……ラグナロクとブルーラインなら、遠距離攻撃を撃ち込む事が出来る……それくらいの高度】

さて……始めるネ。

【バチッ、バチッと、弾けるような、そんな音が断続的に鳴って】
【紅麒麟の両手が、「“揺らめく炎”のような“雷魔翌力”」を纏うのが、“目視”出来るだろう……】

《幽麒麟燐》

【そして、彼の背後に現れる“何か”】
【青白い髪をツインテールにした、血が付着した白装束が特徴的な色白な幼女……少なくとも、姿は】

機関は負けた……少なくとも今回はナ。だが……一人でも多く“ゲームオーバー”にすれバ……単なる負けでは終わらないヨ。

【ヘリコプターは、その場から動かない】
【現れた“幽霊っぽい幼女”も……然し紅麒麟は違う。その身体から“電撃を固体化させた槍”を一本ずつ、それぞれの腹へ向けて放つ】

【威力はそれなり……といった程度だが、速く、耐性が無ければ……“痺れる”のは間違いない】
【また、ヘリに向かったラグナロクに対しては……ヘリ内部から、ボウガンの矢が勢い良く顔面目掛けて飛んで行く】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/03(日) 00:02:23.09 ID:O9yHh8be0
/ガートルッド・エリッドさんの方、大変申し訳ないのですがこちらはもう無理にでも落ちなきゃならなくなりました
/イベントに最後まで参加することが出来ずに申し訳なかったです…この後はこちらが自動的に撤退した、という流れで終わりにして頂いても宜しいでしょうか…?
/勝敗の判定は、残るギルマスさん等との見解で決めて頂きたいと思います、本当ごめんなさい!
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:02:43.17 ID:yKuemWFDO
>>115
 ゴキブリィ? ハッ、分かって──いや、分かってねえな。俺のしぶとさはゴキブリ以上だよ、クソアマァ!
 人間と一瞬にすんな? 笑わせんな! そうやってキレて! 怒鳴って! 許せなくて──
 ──復讐しようとするてめえは“まさに人間”だ!
 人間から蹴り出された? 俺にゃそうは見えねえよ! てめえの魂は人間だ、どっからどう見てもな!
 スカして上から見てんじゃねえよ! てめえの憎悪は同族嫌悪に似たもんに思えんぜ──!
 
【自分本位だ。暁はブラックハートが“人間”だと思うからそう言った】
【外見も、ブラックハートの言葉も、まるで全く気にしちゃいない。本当に自分本位な、明け透けな人間だ】
 
>>119
(いきなり飛ばし過ぎたが……)
 
【暁の放った技。七十二式・烈火。かつて共闘者の組織の頭、ロウに手加減しつつも放った技】
【ロウの高い実力のために、加減しつつも──出さざるを得なかった技】
【七十二式は、暁の扱う流派の大技だ。ロウに放った時は身体能力も強化せず、加減して放ったが、今回は全力】

(全力でいかなきゃ、圧されるからな──嬢ちゃんの、“覚悟”に……!)

【出さざるを得なかった。相手は強い】
【いかに実力が高かろうと、遊び半分に、あるいは何も賭けずに闘う相手には出す必要はない】
【心が弱い相手は、いかに実力が高かろうが暁は問題にしない】

(“実力だけ”の相手には、実力に心と魂を足して当たれば負けやしねえ。だが……!)

【だが、──エルネスティーネは違う】

(“実力だけ”の相手じゃねえ。俺の全部を賭けて戦わなきゃ、勝てねえ……!)

【故に、全力で行く。最初の一発から全力で。────そうして伝わった感覚は、鋼そのもの】
 
(ッ────!)

【だが、痛まない。拳は傷まず、潰れない】
【今まで何度も何度も鉄を殴り鋼を叩いて練り上げた拳は固い。正しい意味で人間を撲殺できる拳であるが故に】
【だが、それは人を活かすために作られた拳】
【武器を取れば、相手を殺してしまうから。素手ならば、殺さずに加減することも出来るから】
【──だから練り上げ硬くした。だから鍛えて、堅くした。相手を殺さないために】
【しかし、青年の不殺の誓いは既に破られていた。けれどその度に拳を鋼に叩き付けた。次は殺さないと次は殺さないと、叩き付けた】
【幾度も破られた不殺の誓い。しかし諦めずその度結んだ次への誓いは、不破の拳を練り上げた】

(だが、響く……! 真正面から受けやがった。
 ……吹っ飛ばしたが、殴ったのは体だけじゃねえ! あいつの覚悟も殴った! だから、こんなに拳に響く……!)

 ──大したもんだぜホントによぉ! だが、舐めんな────!

//2レスあります
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:03:19.12 ID:yKuemWFDO
>>ALL
【放たれたエルネスティーネの火球群。放たれたブラックハートの四門のガトリング──致命的な十字砲火と言えた】
【前後左右に逃げ場無し。絶体絶命の包囲網だが──暁は、飛翔した】
【先程の急接近と同様に、自分の進みたい方向の反対方向──足場に爆発を起こすと同時、背中に紅蓮の翼を展開させて、暁は急激に空へと登った】
 
 グ、ァッ──!

【しかし至近距離から放たれた火球の数発は暁の体に命中する。頭狙いの火球は太股に当たり、胸部腹部狙いの火球は足にあたる】
【四門のガトリングもまた同様。強化されているとは言っても、その銃弾は暁の体を抉り、貫通する】
【だが────落ちない】
 
 決して、退かねえ……! 落ちもしねえ……! 前に、

【火の粉と熱波を散らして紅蓮の翼が羽ばたいた。爆風を受けて、】
 
 進む────ッ!

(>>136)
 俺は行くッ! バカアマは頼んだぜ……!
【最早完全に信頼しているような一言と共に、暁は飛翔する】
【全身の痛みに耐えながら、強烈な速度で飛翔する。エルネスティーネによって燃える体を、風圧によって消化しながら──】

 行くぜ嬢ちゃん……! このまま押し切る────!

【────暁は、吹っ飛ばしたエルネスティーネを追う】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/03(日) 00:04:42.59 ID:y9EYvn0AO
【路地裏】
【全てを飲み込んでいく様な深い暗闇が広がる中、無機質な壁の狭間に吹き抜ける風が不快な匂いを運ぶ】

不運ですね――
【まだ幼さを残す声色ではあるが、一切の感情を宿さない声が路地裏に凛と静かに響き】
【その声に誘われ近付けば、血と臓物の臭いは色濃く其処に漂う】


貴方も、私も。
【差し込む僅かな月光をも反射させる深淵の如き黒髪を腰を過ぎた辺りまで届かせ。黒を主にした長袖の服には赤いラインの走った襟が大きな、所謂セーラーカラーがなされており朱色のスカーフが首元にあしらわれ、上と同色のプリーツスカートとハイソックスの間から透き通る様な白肌を晒す】
【精悍な顔付きに碧い瞳を暗闇の中に輝かせ、当然の如くベルトに差し込まれた太刀を帯刀して少女は、佇んだまま小さく溜め息を零す】
【―――バラバラにされた人間だった物と、そこら中に飛び散った赤黒い血液と“死”の中心で】

146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 00:05:21.00 ID:9aZ4EIeSO
>>126
つまりアレだな?
その言葉を信じる限り、9人以下でお前らを倒す分には問題無い訳だな?

【正義感からか、そこに堂々と出てくる人間が一人】
【長い金髪を後ろで束ねた青い目の、両の腰にリボルバーを備えた古い西部劇に出てくるような保安官の服装】
【この世界においては物好きのコスプレにしか見えないだろうか】

まっ、話し合いで済むってんなら願ってもねーけどな

【右手は腰のリボルバーに掛けられている】



/まだいらっしゃるかしら?
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 00:08:18.31 ID:qVhyLA0SO
>>124

【――――くつ、と。最後に一つだけ、酷薄に、機械的に、薄っぺらく微笑って。次の瞬間】
【ずるり――ざく、っ。掌に開いた隙間を抜けて、レイピアが腹部へと滑り込む】
【刺突に長けた形状の刀身は、咄嗟に胴を庇った左の掌ごと。止まらずに、突き抜けた】


か、は――――。………、……………ぐぅ、ッ!!?


【彼は喉を迫り上がってくる鉄の味に咳込み、褐色をした胃液混じりの血液を吐き出す】
【――恐らく、内腑を貫いたか。計らずも、その身が宙に有るが故に】
【重力加速度と全体重が乗った突きは、彼女が思うより深々と、彼に突き刺さったらしい】

【異形を振り落とす腕の力は、痛みに因って必然、緩む。ダメージは大きく軽減されたか】
【地面に叩き付けられた彼女、そのレイピアは傷を抉り拡げ。盛大に血飛沫を散らして、抜け飛んだ】

【痛恨のカウンターを浴び、表情を苦悶に歪め。軽くたたらを踏んで、彼はふらりと一歩退くと】


(拙い、ね……完全な止血とまでは行かずとも、血を失うのは抑えなきゃ)
(――――此れは、放っときゃ致死量になる……。……)

【裂けて力の入らない左手で、腹部を押さえれば。応急処置だろうか、突如、傷口から溢れる紅がドス黒く】
【コールタールを思わせる、粘性を帯びて泡立つ液体に、置き換わる――】

【ただ、乱暴に傷口を塞いだだけ。黒い液体は出血を抑えるのみで、一切の防御、攻撃性能を有さず】
【苦痛や動作への支障もまた、避けられない。その上に、これは大きな隙だった】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 00:08:56.22 ID:tyTjJp+wo
>>135 >>141
"…生き急いでるな、やっぱり"
"渇いて、いるのか…"

【視線を切られても、猫は怪人を気に掛けていた】
【それはとても、痛ましいものを見るような視線で】

【手を伸ばしても届かない類の、迷子。】

"………"

【フルフェイスの兜の下で、少女は静かに、】

マスター、幽体反応を確認。
同時に青年、雷槍を射出。

"盾に雷撃防御、騎士鎧に概念『聖』を付与"

Ready.

【首を振り、頬を伝うそれを払ってから、猫騎士は足裏を爆発させてヘリへと接近】
【盾が紫電色に、鎧が純白へと変わる】
【対電撃に特化した盾で槍をいなし、順調に接近を続ける猫騎士は、右手に、青褪めた槍を持っている】

"放置していいものでもなさそうだし、とりあえずいなくなって頂く"

【空中で、振りかぶった】
【間接部分に捏造されたスラスターが小さく姿勢制御を補助し、高度を維持したまま問題なく投擲姿勢へと変更され】
【そのまま、真正面の青年もろとも、幽霊の少女に向かって投げた】
【早い。途中でその尻が爆発して、一段階の加速。到着目前でもう一度で二段階】
【ペースが乱されて、タイミングを間違う可能性が高い】

"終わるもんかよ、皆意地があるんだ、君同様にな"
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 00:09:03.40 ID:K4sAOefno
>>131
……まあ、大差は…………無い。よ?
……君……、も……、他の……人間も。
…………皆、私。の……。モルモット。……だか……ら。

【そう、之がガートルッドの精神】
【自分以外の全ては研究対象に過ぎず、生きる理由は探究心のみ】
【底に、善意も悪意も欠片も存在せず。善人でも悪人でも無く、“研究者”というイキモノなのだ】

……、まだ。撃てない、かな。
…………《Cyclops》。死んで。

【残り一つだけ残っている巨人。死に体の其れを無理やり立ちはだからせ、犠牲とした】
【二発は受けて、そして、爆散】
【残り一発は、杭に命中し、爆発を起こすが】

…………、まあ。仕方がない、か。
あと9発打てれば、十分だ。

【爆発に巻き込まれても、杭に傷は無い。だが、周囲の念動力に依る軌道操作力場が、その分歪みを起こした】
【一発は、之で発射不能である】

>>134
【巨人は、弾丸の雨を受けている】
【だが、そう簡単に死にはしない。しかし、軌道を操作する力場が、まだ実験段階の為にデリケートだった】
【力場が乱されて、打てる杭の数は、当初の半数。5本だ】

…………、あ。

【双眼鏡で、覗いている男は、少女と目が合うだろう】

(…………、よし、死んでおこう)

【にぃぃぃ、と歪んだ笑みを、少女はサングラスの男に向けた】
【着弾。少女の両足は膝から下を吹き飛ばされた】

……ッ、あ……。痛い……。

【地面に無様に転がり、地面を血で汚す少女。だが、巨人には、ダメージは無い。なにせ、少女が弾丸を受けたのだから】

//2レス分割となります
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 00:09:25.06 ID:K4sAOefno
>>131,>>134
…………は、は、だが……、これ。で……。
《Hecatoncheir》、状態安定……、段数は5。

――――カルシウム圧縮弾頭、発射準備完了。

――――発射。

【最後の力を振り絞って、コマンドを命ずる】
【その瞬間、腹部の杭が発射された。地面を舐めるように飛んでいくそれは、皆に直撃はしないルートを通り、しかし、相手の目の前あたりに着弾するだろう】
【一発は、ギルマスの至近に。残りの二発は、アサルトライフルを構える3人に。そして、一発は狙撃部隊へ。そして――――最後の一撃は、サングラスの男へと】
【直後、起こったのは】
【超速度、超硬度、圧縮に依る超重量の物が着弾することに依る、衝撃波だ】
【地面を目繰り返しながら、衝撃波は着弾点の周囲10m程に拡散していく】
【死ぬことは無くても、骨を砕きかねない程の衝撃が周囲を襲っていくだろう】
【科学力の限りを尽くして作った、少女の最高傑作の力を誇らしげに示すように、その力は暴力的なまでに猛威を振るう】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 00:13:41.21 ID:u9gou3jMo
>>146

ああ、そうなるな。9人が私達に反抗したとしても、
それ以上誰も抵抗しないなら、この街の市民は無事に生き延びる
まあ、勿論抵抗されたら、私達が死なない為に、抵抗した奴は殺してしまうかもしれないけど

……で、どっちだ?話し合いか、喧嘩か
平和を望む正義の味方なら前者、ただのチンピラなら後者がお勧めだ

【展開していく部隊に指示を出す少女】
【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上には≪死獸弌≫の印を背に刻むロングコート】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪に、マフィア風のソフトハットを重ねた、身長160cm程の彼女は】
【両手をポケットに突っ込んだまま、現れた相手の方へと歩き始める】

/いたぞー
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:18:31.15 ID:qtSR47HF0
>>108

――――撤退命令、受諾…………
――――状況整理後、撤退する…………

【やってきた情報は、自分たちの敗北を伝えるもの】
【それを受けて、ブラックハートの中の自動AIは判断を下す】
【もし自分一人ならば、命令を無視して戦う事も出来ただろうが――――流石に今回は敵が複数の状況下で、命令無視は危険な行いだった】
【更に――――】

「――――無能ナ、本隊メガ…………!!」
(エル…………アタシャ……アンタヲ…………死ナセナイ…………!)

【混線するように混じる、ブラックハート本人の思考。戦いを決めるべき本隊の陥落に、吐き捨てるように毒づく】
【『仲間』がいる以上、自分の勝手な振る舞いは出来ない。状況を見て、適宜撤退する事で、心は決まった】

――――≪No.616≫ヨリ各員ニ告グ。撤退ノ援護ニ来イ…………

【既にAIは、敗戦処理の算段に入ったようだった。どこかへと通信を飛ばし、増援を要請する】

>>118>>119

「エ…………エル…………ッ!!」

【手は遅かった。ポジショニングを過ったばっかりに、前衛の役割を貫徹できなかった】
【自動AIの機動の中で、ブラックハート本人の意志が、悲痛なうめき声を上げさせる】

――――援護…………

【AIも、友軍であるエルネスティーネのフォローに回るべきと判断する】
【そうしなければ、撤退もままならないだろうと言う事は、AIでなくても十分に判断できる事だ】

>>136

――――成功判断、60%…………ッ!?
…………援護受諾……!

【鎌の斬撃は、全ては入らなかった。しかし、飛んできた片手剣の爆発によって、ノックバックしたゼビレイから、距離が取れる】
【この機を上手く活かして、立ち回らなければならないだろう】

>>143>>144

「――――……ソノ身勝手サ…………横暴サ…………『人間未満』ダ…………クズ野郎…………ッ」

【敵対していると言うだけで、こうもモノ分かりの悪い返事ばかりが返ってくる】
【彼女の嫌う人間の『身勝手さ』を、これ以上なく見せつけられる。もはや、怒りを通り越して、呆れに近い、冷たい言葉しか、出てこなかった】

(――――奴ヲコソ…………モットモ殺スベキダッタンダ…………!!)
――――追跡、追撃…………!

【エルネスティーネへと向かおうとする軌道。そして先ほどから見せられる、その我慢ならない言動】
【ブラックハートは、本人の意思も、自動AIも、青年を最優先攻撃目標と、認識した】

>>118>>119>>136>>143>>144

【ブラックハートは、>>136に背を向けると、疾走――――大きく>>118>>143へと走る】
【既に、自分と>>136>>118>>143。この両者の間には大きな隔たりが出来ているからだ】

――――........................Gatling Canister

【そうして、大きく走りながら、ブラックハートは上空の>>143へと再び射撃する】
【先ほどの様に、>>118を巻きこまない様に、と言う、緻密な計算は必要ない。上空に、ただ一人の敵だけ】
【そして、爆風で制御をおこなうスタイルであれば、空中で何度も無茶な制動は出来ないだろうと踏んだ】
【4門のガトリングは、>>143の周囲の空間に、てんででたらめな弾幕を発射する。精密過ぎて簡単に避けられる事もなく、また予想外の機動をされても、完全回避は困難だろう】
【先ほどの、小型ガトリング1門での弾幕とは、根本的に話は違うのだ】
【――――だがその姿勢は、>>136にとっては大きな隙となる。遠距離攻撃は無いと、推測してのものであるが――――】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 00:18:47.53 ID:8pRXkbm10
>>133

【主砲より威力の劣る副砲は御札によって簡単に相殺されるだろう】
【しかし、飛び散る破片は健在だ、注意すべきだろう】

【副砲はパニーから別の対象へと移り、破片以外は接近を阻害するものはない】

>>137

大人の世界はシビアなんだ……覚えとけよクソガキが………
ったく…派手にやりすぎだっての……前が見えねェ……ってやべぇぇぇぇl!!

【攻撃を視認した時にはすでに遅し……炎弾は通過した後だ】
【ドンドン!っと二発の炎弾が補給兵に直撃し、吹き飛ぶ】

【後方支援が目的である補給兵は厚い装甲を持たない、直ぐに動かなくなった】

って……てんめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!

【出しぬかれた怒りに顔を震わせながら思い切り聖剣の方を振る】
【粉塵を切り裂き、光り輝く衝撃波が史音を吹き飛ばそうと迫るッッ!!!】

>>139
【グッシャァァァァァァ!!と音を立てて、狙撃兵が、折れ曲がって、停止する】
【いちいち確認せずとも分かるだろう、手ごたえ、音だけで分かる、ミンチになったと…】

【そこへパニーから標的を移した副砲が夜行の方を向くッ!!】
【そして夜行自身ではなく、その足元の大地に向けて戦車砲を放つッ!!!】
【吹き上がる土砂と爆炎、爆風に注意が必要だ…】

>>All
【史音により倒された補給兵……しかし、弾薬は一発のみ供給されていた】
【真ん中の砲身は水平に移動し、発射体制に入るッ!】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 00:21:42.50 ID:9aZ4EIeSO
>>151
【相手が近付いてくるのを警戒して】

あんまりこっちに近付くんじゃねーよ

【拳銃には手をかけたまま、いつでも抜ける状態を維持している】

さっきも言ったが、話し合って解決できるんならその方がいい
とはいえ、オレはたまたま居合わせただけでお前らの目的も何も分からねーからな
場合によっちゃ四肢に鉛ブチ込んで止めるのもやぶさかじゃあねーがな……
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 00:22:22.14 ID:+0io7qvjo
>>134>>149>>150

――……ちっ。
やっぱり、駄目駄目だね俺は……。

【ギルマスは、少女の足が砕ける瞬間を見て】
【誰にも聞こえない声で吐き捨てる】
【ここが殺し合いの戦場であることは理解している。友軍の行動が正しいことも理解している】
【だが現実を認識した上で、ギルマスは嫌悪感を抱いた。……他ならぬ、自分に対して】

【それが自分の何に対するものなのかは、恐らくギルマス自身にしか分からないことだろう】

【しかし感傷に浸る暇も】
【自分の思考に酔いしれる暇もない】
【そんなことをしていれば、自分がただ無意味に死ぬという結果だけがあるのだから】

(……さて、多分避ける事も受けることも無理なのだぜ)
(ならばこれまでやってきたように最善を。この俺に出来る精一杯で足掻くだけさ)

【射出されようとする杭へと向かい、リボルバーの銃口を向けながらも】
【巨人の切り札が絶望的なまでの力を持つことを気配から察する】
【これから背を向けて逃げたところで貫かれるのみ。ならばこの場で生き残る術を模索するのみだ】

【頼れるものは己のみ】
【縋れるものは技術のみ】

【ならばこそただ一発の弾丸に命を賭けよう】
【分の悪い賭けだと分かっていても、選び取れる道があまりに少ないのだから】

【――。音もなく、一発の真紅の弾丸が杭と同時に発射された】
【魔弾は高速の杭に接触した瞬間爆発し、ほんの僅かにその勢いを殺ぐが――結果は変わらず、ギルマスの至近に杭は突き刺さり】

【破壊的な衝撃波がギルマスの身体を襲う】
【華奢な体は木の葉のように宙を舞い、数mにも及ぶ距離を滞空した後……ドサリ、と力なくその身体を草原の大地に横たえた】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/03(日) 00:24:14.68 ID:YE8gnJ98o
>>141>>148

っが!!

【ヘリから放たれたボウガンの矢、、かなりの速度で迫っていた為、避けることが間に合わず】
【仮面に直撃、ガイン、と音を立てはじき返すも】
【頭を衝撃が揺さぶり、ダメージを受ける】

っく、不覚・・・・

【若干ふらつきつつも、しっかりとヘリを見据え】

出てこなければそのヘリを落す、姿を現せ!!

【魔翌力で形作られた幻影の剣、其れを数本、自らの周囲に精製し、漂わせ】
【いつでもヘリに対し攻撃を仕掛けることのできる体制に移る】

【猫耳少女の方にはもう気を向けていない】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 00:24:44.34 ID:pLX87jxT0
【風の国の外れ――草原】


……――――≪ ブレイドノイズ ≫ッッ!!!


【静寂なる夜の地平線に、剣閃の連鎖が響き渡った】
【真紅の煌きを撒き散らす、その中心には。ひとつの、人影】


……はぁッ、はぁ……!ッは……フ、……は……
…………墜ちたか。

【研ぎ澄まされた刃の様な、果てを見据える真紅の瞳】
【秘めたる野望の具現の様な、燃え盛る灼焔を映した髪】
【金糸の装飾が施された純白の軍服は、高貴絢爛たる様相を呈し】
【腰に挿した、双振りの大きな鞘。白い手袋を嵌めた両手】
【各部を覆う、月輪の如き玲瓏な輝きを放つ紅い鋼の鎧が、覇者たる風格を放ち】
【そして靡く真っ赤なマントが、それを彩り纏め上げる――】

【……――≪R.I.P.≫新総帥。カーネル=アドルフ・レルゼクム】
【その軍服の胸部は、十字架のように十文字に裂けていて】
【両手には、真紅に輝く閃光刀が握られていた】

……だが、“未だ”だ……未だ、遠い……
もっとだ……もっと、完全に我が四肢の如く……神経を張り巡らせる様に……

この『力』を……オレのものとせねばならんッ……!

【そして、その背後には】
【風の国に生息するという『ワイバーン』――全身を切刻まれ、無様な骸を晒す其れが在った】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/03(日) 00:25:58.68 ID:wsm9bEuH0
>>108>>147

―――……、

【其の、放送に。虫の息の体が、震えた】
【≪No.63≫の、死亡】

(……。亡くなった、……)

【耳を疑った。それ程、対機関勢が、強力だったのか。同僚の死を、ただ、辛く、感じて】
【では、撤退するべきか、と、考えた時。其れは、何処か、釈然と、しない気がして】

……。僕が、……此処に、留まる、意味は。……消えたのか……

【ぽつり。紡がれた、言葉。自問自答の様な、其れ】
【本質的な、意味では、消えた。だが、目の前の、彼から、目を離すことは、無い】

>>147

【痛む体に、活を入れ。上半身を、起こそうと、する間。ふと、思う】
【だが、恐らく。指揮者が果て、。此の、戦火は、終らない】
【魅了されている。各々が、戦争の焔に。向かう相手に、其の剣を、振るう事を、止めない】
【自分は、どうする】
【彼は、どう、思うのだろう。 彼は、―――カイ=スカイプヴェスト≠ヘ】

【戦う意味は、無くなった。撤退せよと、声が、掛かった】
【然し、揺るがない。何より。此処で、背を向けることは。彼に、失礼だ】
【もしかすれば。此れは、自分の我侭で。彼に、付き合って貰っているのかもしれない】
【其の時は。後で、謝罪しよう】

【異形は、思考する。此れ以上、体は、戦闘の為に、駆動は出来ない】
【精精、距離を空ける等が、精一杯だろう。ならば、全て、ぶつけようと】

【彼が、血液を止める動作の、間。立ち上がり、バックステップ。距離を開けることを、試みるだろう】
【彼へと、正面を向いたまま。血塗れた左腕を向け、滑空する様な、愚鈍な跳躍で】
【もし、其れが、阻止されなければ。大きく、距離が、開いた場合】

―――≪chAngE≫

【魔力が、左腕に収束し。骨を組み替える音と共に。まるで、大砲の様な、形影に】
【其の、大口の先端で。全魔力で形成された、魔力弾が、形成され。其れが、彼に、向けられるだろう】
【其れは、準備段階。未だ、放たれない。未だ―――】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:26:22.05 ID:HAd/D8cUo
>>138>>140

【―――つまり、そういうことか。普段は鈍い沙莉菜でも、理解が出来た】

【機関と対機関の戦いであったハズの、この戦い。第三勢力が現れたようなものか、と】
【結局のところ、敵であることに違いは無い。しかし、どうにもやり方が違いすぎる】
【片や正面より、開戦。片や、味方と偽っての裏切り―――まだ、前者のほうが好ましい】

【サリナは、戒能への追撃をしない。出来ない。ただ、相手が消えるのを見守るしかなく】
【些か種類の変わった下方の喧騒を耳に入れつつ―――百家へと、向き直り】

……敵の敵は味方、と言うけれど。貴男はそういう人には見えないかしら

今、私たちはあなたを殺すことが出来る。あのヒトが言ったように、ね?
けれど、あなたはそれで満足かしら。裏切りのバッドエンドで、いいのかしら?

【今度は、そちらへと足を向ける。言葉を掛けつつ、束ねていた髪を解いて】

 ねえ、これはダメ元だけれど……“生きたい”とは、思わないのかしら?

【今にも沈もうとする飛空艦、それが視界に入って、意識が揺れる】
【彼女、サリナの考えというのは微温湯だ。裏切りなど、するのもされるのも拒絶したいのだ】
【それが今、目の前で繰り広げられた。思考が表情に現れて、悲壮である】

【そういった中で一言、彼女は尋ねる。敵味方の判別を即座に下せるほど、彼女は出来ていなかったから】


160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 00:27:03.40 ID:Xs31jVbJo
>>138>>140

 (あー、怖かった……)──っと

【軽々しく舞った少女が、飛空艦の甲板上へと飛び移り、】
【一度前転を挟んで勢いを殺すと、流れるままに起き上がった】

【そして、目の前で繰り広げられていく、敵同士の舌鋒】
【少女は、メジャーを消去し、銀の大ハサミへと変換しつつ】
【酷く怪訝そうに、瞳を細めながら、彼らのやり取りを伺っていたが──】

【──ぐ、と、少女が唇を噛んだ】
【腹の底から湧き上がってくる赤熱した何か】
【それを斜陽色の双眸に湛えて、裂帛の声が弾ける】

 ──≪R.I.P.≫も機関もどっちでも良いっッ!
 ……よくもこれだけ『対機関連合』捕まえて、良い調子で猿回しに使ってくれるね

【ハサミを握り締めたまま、彼女は百家の元へと詰め寄らんとして】

 ──……そこの全国間抜け面代表一名っッ! どっこ向いてんのッ!?

 止めてよね。私たちを傭兵か死刑執行人みたいな扱いするの
 あなたは、どうするつもりなの? 別に、今の目的はあなたを殺すことでも何でもないんだけど

 ……悔しくないの?
 このまま何の理由もない反抗を続けて、虚しく死んでくの? 百家羅山

【双眸に秘めた凍れる炎が、夜気を喰らい尽くすように渦巻いて】
【閉ざされた銀の双刃──鋏の切っ先を、百家に向けながら、詰問する】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 00:28:30.17 ID:u9gou3jMo
>>154

近づかないと話も出来ないだろう?
それとも、銃を相手に向けて、一歩的に撃てる状況を保つのが話し合いか?
それは困るな、私が困る。私は銃なんか使えないんだ
脚を撃たれたら逃げる事も出来ないじゃないか

……だから、保険を掛けさせてもらう
おーい、テーブルとイス持って来ーい

【少女の指示に、近くに居た部下の一名が素早く反応】
【何処かに止めてあった車から、テーブル一つにパイプ椅子二つを運んでくる】
【向かい合う形に配置された椅子の後ろに少女は立ち】

なあ、穏便な方が良いんだろ。だったら、ちょっとしたギャンブルをしないか?
言葉遊びと、幾らかのイカサマが構成要素の、楽しい楽しいギャンブルだ

……お前が椅子に座った瞬間に、ゲームの開始。分かりやすいだろ?

【何も説明せず、一方的な宣言】
【それに対する反応を待つようにして、口元を如何にも悪党らしく吊り上げる】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:30:14.76 ID:qmOtCHaFo
>>136>>143>>144>>152(ALL)

【暁の拳を受け。後方数mほどの地面に仰向けで倒れこんだエルネスティーネ】
【鈍痛が、あった。刺された時とはまた違う。撃たれた時ともまた違う痛みが、腹部にあって】
【それでも──彼女は立ちあがろうとした】
【見たいものが在ったから】
【見たい景色が、在ったから】


      【 < ザザ……此方、司令部=\―。 ≪No.63≫ザザ……死亡した。 > 】


【──そして、聞こえたのは】
【司令官死亡の、一報】
【黒衣の「彼」を思わせた──煙草の香りの、彼】

────羅山、様……?

【──「じゃ、伝言ありがとさん」】
【──「 『楽しく生き』や、エルちゃん」】

……そん、な。

【其れは。彼女が聞いた。最後の、彼の言葉】
【行く末を、見たかった】
【彼を、護りたかった】
【黒衣の「彼」と、幸せになりたくて】
【煙草の香りの彼を、手本にしたかった】

【本当に、悪人が──そう呼ばれる存在が】
【己の幸福を、確立できるのか】
【ただ、其れが知りたかったのに】

【大きく見開かれた蒼い蒼い目は】
【何故だかとても、悲しそうで──】

────、くっ

【だけれども。今、悲しむわけにはいかない】
【今、折れるわけにはいかない】
【戦いはまだ、終わっていないのだ】
【自分には、帰らなければならない場所がある】
【果たさなければならない約束がある】
【見たかった景色が見れなかったからといって──落ち込んでいる場合じゃ、ない】

【エルネスティーネは、そう、自分に言い聞かせる】
【立てと。闘えと。自分を殺し。自分を無理に動かして】

……まだ、ご遺体を確認したわけではございません
生きているかも、しれない──だとすれば。まだ、望みはございます
故に──譲れません

【──心は。折れなかった】
【信じていた。死を聞いても。彼女は其れを、信じなかった】
【まだ、遺体を見たわけではないから。もしかすると、嘘かもしれなかったから】
【悲しみの宿った蒼い瞳】
【それは──悲愴の感情と決意の感情を両立させ】
【静かに、静かに。何処までも蒼く──真っ直ぐだった】

【この場に居る──否】
【ディモルキャスト平原に存在する人間が、彼の死を信じ。願い。見放していながらも】
【それでもただ一人──】

     【エルネスティーネは】
     【百家羅山の死を拒み】
     【百家羅山の生を──渇望した】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 00:30:35.43 ID:qmOtCHaFo
>>143>>144(暁)

     だか、ら────

【ゆっくりと。エルネスティーネは起き上がる】
【──號、と】
【彼女の周囲に再び、火の粉が舞い上がる】
【その量は今までの比にならぬ程多く。今までの比にならぬ程、熱い】

【ぎゅるりと。再び彼女の手元に、剣が宿る】
【だがそれは──先ほど見せたようなものではなく】
【刀身自体が文字通り炎でできた──燃え盛る剣】
【斬る事は。人体を両断できるとは到底思えぬその剣を、彼女は握る】
【最初に彼女は言っていた。自分は、優しくないと】
【ならばどうして。彼女の剣は、人を斬れぬ造りになっているのだろうか】
【どうして彼女の剣は──不殺を志しているような其れ、なのだろうか】

【その問いかけに答える者は、今は居らず】
【ただただ、囂々と燃える炎の音が、戦場に微かに聞こえて──】


     これで ── 終結の一合と致しましょう


【似たような、確信が在った】
【彼はきっと。ブラックハートの攻撃を乗り越えて】
【彼はきっと。ブラックハートの追撃を身に受けて】
【その上で更に──此方へ、来ると】
【そんな──確信が在った】

【故に。燐とした声で彼女は宣言する】
【これで最後だと。互いに互いの全力を乗せた一合で、決めると】

【──洪】
【静かに。彼女の背中に、大量の火の粉が集結して行く】
【そしてそれは、徐々に形を作り。厚みを出して──】

   【──エルネスティーネの背に】
   【赤い赤い。炎でできた灼熱の翼が生まれる】
   【奇しくも其れは】
   【朝宮暁が背負う其れと──とてもよく、似ていて】


     ≪  E L  ≫  ──────


【──ふいに。周囲の温度が上がる】
【寒さの残る空気に──僅か、炎の温度が混じり】
【或いは。エルネスティーネと相対している暁は感じるかもしれない】
【まるでこの空間に。この広い空間に】
【朝宮暁とエルネスティーネという、たった二人の人物しか居ないような──】
【そんな感覚を、覚えるかもしれない】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 00:31:27.63 ID:K4sAOefno
>>155
……。
…………なかなか、悪くない。威力だったね。

【満足気に、声を漏らして】
【周囲に、放たれた5つの杭は、地面に大きなクレーターを作っていた】
【その結果に満足しつつ。背後に立つ《Hecatoncheir》が、反動で壊れかけなのに気づく】
【あぁ。……耐久性に難有り、だね。と一言呟いて】

…………爆破オチは、やっぱり王道だ。

【ギルマスに向けて、本当に普通の少女で有るかのような声と、笑みを浮かべて】
【徐に、口を動かした】

――――――どぉん、ってね。

【ど   お   ん   !】


【戦場に有った、ガートルッドの持つ痕跡全てが、文字通り爆発した】
【全ての巨人が肉片をまき散らしながら、周囲に飛び散っていき、少女本人も、轟音を立てて爆発した】

…………、は、は。
……私の、実験。は。楽しかったかい?

【ごろり、ごろり、と生首はギルマスの真横まで転がり、そう話しかけて】
【ぱぁん、と弾けて消えていった】
【残ったのは、凄惨凄絶醜悪凶悪な大地のみで】
【血とクレーターの残る戦場跡と生き残りのみで】
【結局、少女は勝利はしなかったが、敗北もしないような表情で死んで】
【少女の兵器の脅威を、この地に刻んだのだった】
【ともかく……、戦いとしては君たちの勝利であった!】

//乙でしたー!うーむ、遅レスとか文が下手すぎて申し訳有りませんでした!
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 00:34:45.97 ID:GbKxgrmoo
>>138>>140

…………ッ!?

また計画通りって事かよ──≪R.I.P.≫ッ!!

【戦いに勝って、勝負に負けた】
【幾ら叫ぼうが、攻撃しようが最早戒能までは届かない】
【下手に経験を多く積んでいるだけに、早く其れが分かってしまったのが何よりも悔しい】

……───次だッ!

次こそ倒してやるから──覚悟してやがれ、戒能ッ!!

【負け惜しみに過ぎない、前回のものと似たような、叫び】
【だがそんな"負け惜しみ"にも、確かに彼の意志が篭っていて】

【戒能が消えて行くのを見届けると、百家の方へと向かい】

…………ま、そういう事だ。
言いたいことは全部言われちまったが、お前の意志はどうなんだ──?

【"斬首"に優れる処刑剣を、首へと突きつけようとし】
【百家の瞳を真っ直ぐに見据えながら、問いかける】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 00:34:48.71 ID:Bs6+Krsm0
>>143 >>144

 最早、俺には…この一撃しか、無さそうだ……だ、だが――せめて……目的位は遂行して見せる………!

【自分の体は、自分で解る。体の悲鳴
 先程の爆発と云い、鎌といい、被害にあってこうしているのは、出力100のお蔭である】
【無論、其の代償と云うのも大きいのは確かでもあるのだ】


 この左脚に俺の全霊≠。込メル……!


【きいいん。五月蠅くなる金属音。右脚で無理やり片脚立っては、体を捻り左脚を胴体へ引き絞る
 其れはブラックハートに向けられ。簡単に狙いを澄まし。右脚を屈んだ――!】

>>152 >>162 >>163

( 《跳躍体制》 )

【びしゅん】

【屈んだ其れは、彼を前に跳ばせる。引き絞った其れはブラックハートの胴体を捉えようとする】
【其の敏捷性はこの状態(100%)だからこそ出来る芸当。無論、其の威力は通常時の牽制の比では無く。焔を纏った時とはまた違う、強力な攻撃となる】

【問題は、予備動作が少し派手であった事。其れさえ気が付かなければ――
 其の間合いを一気に突き詰めて。彼は来てしまうだろう】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 00:35:41.19 ID:3El3P5Bf0
>>157

……おや、おや。こんな所で修行ですか――いや。

一人で竜を相手取るとは……無謀と言う他ありませんね。

【――ふと。線の細い少女の声が、彼の背後から聞こえてくるだろう】
【カーネルが振り返ってみれば、そこにいるのは10歳程度の外見の少女だ】
【純白のワンピースと若葉色の髪は、深夜の暗闇の中でも嫌に目立つ――】

まあ、《R.I.P.》総帥なら話は別ですか。

【くすり。どこか大人びたような微笑を、少女は彼へと向けた】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 00:37:14.68 ID:WhWGO1xSO
>>148
アナタは…………

【投げられた槍は、何の抵抗も無く】
【紅麒麟を貫いて。そして、その背後の、幼女の身体をも貫いて】

本物のバカ、ネ……ッ!!

【単なる、負け惜しみに聞こえるだろう】
【今の紅麒麟の狙いは、ブルーラインとラグナロクを“滅す”事、だけ】
【何も、ここで死のうと考えている訳でも無い……というのは、一応言っておく】

…………ッ!!

【その身体から、再び】
【無効化されると分かっていても。再び……雷の槍を、ラグナロクに一、ブルーラインに二。狙いは、胴体】
【霊体らしき幼女は、何もしない。というより……“何も出来ない”】

「…………下らん脅しだ」

【ラグナロクの言葉には、明確な拒絶】
【それどころか、ヘリコプターを“動かして”……ラグナロクに、“追突”しようとする】
【破壊力は、最早語るまい……が、ヘリコプターはそれ程大きい物では無い……回避は可能なレベルだ】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 00:37:17.86 ID:yi5YuSJDO
>>153
【勢いを殺したとはいえ、至近で炸裂する砲弾―――
 大きめの欠片が胸を叩いたことで、その場で足を止めることになってしまう】

ごほっ、ごほ……ま、まだ大したことは無いわ……!

【咳き込みながら一人ごちて、自分の手元を確認する―――
 右手のチャクラムも、左手の御札も、土埃で汚れてはいるが使用に不都合はない―――戦うに支障はない】

はぁ、はぁ……そうよ、『あたしたちの世界』を実現するためには、この程度の敵で止まれはしない……!

【やや息を荒くしながら、再び前進を始める―――
 ―――そして、先程と同様に御札を構え―――】

もう一撃貰いなさい……!緋炎、「怨念爆弾」!!

【先程砲弾を食い止めるために使った爆弾符を正面に、露出した左側面のラジエータに向けて一直線に飛ばす―――!】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/03(日) 00:37:33.36 ID:6OksOok8o
>>138>>140

(――――私たちも、結構さっぱりなんだけど)

【思っても、口にしない】
【話の流れから察するに、要するに裏切りが発生したと言う事】
【そして、戒能 鴉≠名乗る男が、≪R.I.P.≫と関わりを持っているという事】
【話の流れは、見えた。だからどうするのかと言われると】

…………、どう、するの……?

【誰にでもなく、ポツリと呟く】
【“本当の黒幕”とも言える存在が闇に溶けて消え、今は手も届かない】
【残された機関員は負傷しており、恐らく戦える状態ではないだろう】
【となれば、ルシアのすることは、最後の追い討ちではない】

【折角生きている命だ。どの様なものであれ、奪う理由は無い】

――――――――生きてる、か。

【百家に対する問い掛けは、既に他の皆が行っている】
【ならば、その質問の答えを、ただ待つのみである】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 00:38:37.58 ID:9aZ4EIeSO
>>161
自分が信用してもらえる立場じゃねー事ぐらい理解しろ
よくまあこんな準備をしてるもんだぜ……
(ギャンブルか…得意じゃあねーが、試してみるか……駄目なら暴れるまでよ)

【銃から手を離し椅子にドカッと座る】

いいぜ、のってやるよ
ゲームはなんだ?
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 00:39:50.15 ID:66Waubfko
>>138>>140

【来た時と同じ様に、鏡を足場にして戦艦へと戻る少年一行】

【国軍の戦艦に足を着けると共に、ふぅと安堵の息を漏らす】
【高い所はあまり得意ではないのだろうか、とにかく、ちゃんと足を着いているという現状に安心した様子】

【百家へと、右手の銃を向けながら、接近して行く】
【その姿は、[ピーーー]とも言わんばかりである】

前までの俺ならば、ためらわず殺していただろが…
どこぞやのポスターを見て考えが少し変わったもんでね。
俺は、対機関連合の先輩達と同意見ってだけ言っておく。

【皆知っているであろうあのポスターに、少しは心動かされたというこの少年】
【だが、内心は穏やかでない様子で、怒りを心に隠している】

だが…!返答次第じゃあ[ピーーー]!それだけ覚えてろ!
【垣間見える少年の怒り、銃に込める力が強くなり、「間違って」撃たないように、向けていた右手を降ろす】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 00:42:52.16 ID:+0io7qvjo
>>164

……趣味、悪すぎなのだぜ。
どういう仕掛けかは知らないけどさ……もうちょい身体大事にしときなよ

【弾けた肉片を浴びながら】
【どこかやるせないような表情で届かない声を一つ】

【この戦いは誰が勝利したのか。】
【少なくとも、ギルマスは「勝った」気分に浸ることは出来なかった】

ぅん……しょっと……!痛、いたたたた……!
腰打ったなこりゃ……しばらく休暇もらわないとパーティーにも出れやしない。

兎にも角にも、十分仕事はしたよな……。
ギルマスおにーさん十年分くらいは働いた気がするのだぜ……。
うぅ……帰ったら貯めた有給全部消化してだらだらしてやるぅ……。

【ギルマスは、ボロボロの身体を引きずるようにして立ち上がり歩き出す】
【本当はこの場で気絶でもしてしまいたい気分だったが】
【戦場で寝ていて命が無事に済むと思うほど楽観的ではない。帰るまでが戦争なのだ】

【恨み言や情けない言葉を吐きながらギルマスは戦場を歩き】
【途中でギルドメンバーと合流を果たし帰還する】
【今夜の戦争が世界にどのようんば影響を齎すのか、それは未だ判らない】

【ギルマスは揺れる輸送車の中で、ただ今日の疲れを取るべく泥のように眠っていた……。】

/皆さん、長時間お疲れさまでしたー。
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/03(日) 00:44:10.45 ID:jpgsvM/20
>>153

【茶色い垂れ幕の向こうから視覚情報は伝わってこない】
【夜戦であることも起因して、「それ」で対処するのは困難を極めた】

 【――されど】
 【レギンの行動が、息巻く少女へ与えてしまったものがある】
 【音声情報から推量できる、大まかな攻撃のタイミング=\――】

――とぉーうっ!!

【伸びやかな声と共に史音は――十五夜の兎が如く、跳び上がった】
【より精確に表現するならば、「浮き上がった」となるのかも知れぬ】
【重力を六分の一まで低減しての大ジャンプ、地を食み蝕む光の津波を飛び越え】

【――眼下には。煙が払われ、満天の光を受けるレギン】

(……しょーじき賭けだったけど、案外上手くいくものね
 ベンヌは、不確かな情報はあんまり教えてくれないから…)

さて、一気に決めちゃおっ!

【ジャンプの勢いを保ってレギンに接近しながら、上昇の頂点に向かう寸前】
【彼が空に眼を向けていたのなら、「星が増える」ような錯覚を覚えるだろうか】
【――赤々と燃え立つそれは、史音の方に向いたベンヌの双頭の片割れ】


           ――――あやね≠・ぇぇーっ!!


【瞬刻。史音の身体の落下速度が、急激に上昇して行く】
【流星、夜を切り裂いて―――】


        ミィィィーティア≠ぁぁー―――――!!!!


【もはや自然落下では無い】
【体の軽量化でのロケット噴射で回転しながら位置を調整した彼女は】
【レギンの頭上3メートルほどで、ハンマーにかかる重力を一気に強化する】
【苦痛に顔を歪めていると感付かれたく無くて――盛大に、叫んだ】

【結論から言えば、それは上空から脳天に振り下ろされる鉄槌の一撃】
【体を逸らせば頭は外せるだろうけども、威力は折り紙付きと言って何ら問題無く】
【奇妙な緩急の付いた動きも、軌道を測る勘を鈍らせかねない危険なもの】

【――迎撃するか、回避に徹するか】
【外れたならば。噴火の如く、土をはじめとした塵埃が巻き上がって】
【史音が些か不利な状態で、仕切り直しとなると思われた】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 00:45:40.47 ID:pLX87jxT0
>>167

……、…………む?

【その閃光の剣は、付着した血を払う必要が無い。光は常に流動しているからだ】
【剣先から紅い輝きを零し、その軌跡を夜闇に描きながら、彼は振り向くだろう】

なんだ……貴様は。
何時から其処に居た?このカーネルに、相手の『気配』を完璧に察知する力は無いといえ……
そして、飛竜との戦いに専念していたとはいえ……今この瞬間まで、オレが気付かぬとはな……

……それで?貴様はこの≪R.I.P.≫総帥に、何か用か?

【赤い眼光、紅い影――血のような色合いの魔力を引き連れながら、彼は其方に一歩ずつ歩み寄る】
【……呼吸が少々荒い。そして、よく見れば左腕や右足に傷が付いている――血は止まっているようだが】
【流石に、竜相手に息も乱さず無傷で勝利することは難しいのか】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 00:45:55.61 ID:u9gou3jMo
>>171

信用出来ないなら、話し合いなんかに持ちこまないだろ?
交渉の席につくのは、或る程度の信用の証拠だよ
立場で人を判断しちゃだめだって、正義の味方は良く言ってるぞ?

【脚で椅子を引き、座り。テーブルに両足を重ねて乗せ】
【少なくとも、テーブルゲームの類の進行は無理な状況】

このゲームに、名前は無いよ
だけど、そうだな………ああ、今思い付いた
『正直者の晒し台』なんてどうだ?

………座ったな。賭けは成立と見るよ
じゃあ、第一ゲームだ。私の<Aンティをお前が決めてくれ

【名前が無い。つまりこれは、この少女が作ったゲームなのだろう】
【アンティ(参加費用)が一定ではなく、相手に決めさせる。この奇妙なやり方も、それを裏付ける】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 00:49:03.67 ID:tyTjJp+wo
>>168
"…でなきゃ、やってられんよ"

【少女は、盾を構えて、槍を一ついなし、もう一つを、甘んじて右肩に受けた】
【鎧の属性は、対雷ではなかった。力によって砕かれ、少女に刺さり、けれど隠し玉である吸収の概念によって力は奪う】

【…それをしたところで、ダメージまで消えるわけじゃないけれど】

"世界を渡り、世界を救い、出来なければ世界を滅ぼす…正気でやれるものかよ"

【背中が爆発し、ヘリの内部へと騎士が侵入した】

【タラップに膝を突き、俯いたまま、その属性開放プロセスとして鎧の中に力を溜め、】
【一気に、開放した】

【圧縮されたのは聖なる力、破邪の輝き】
【下手をすると戦場の広範囲を照らしかねない輝きが、発生する】

【物理的な被害は、極小。これによって起こるのは、せいぜいヘリの中身が軽く掻き混ぜられるだけだ】
【ただし、視覚的な被害と魔的存在へは、その限りではないだろう】

【間をおいて、光が収まると、少女は鎧の残骸の上に立っていた】
【その手に青褪めた槍、全身に蒼い光の線を輝かせて、酷く憔悴しきった顔で】

"…まだ、死んでないからね"

【反撃するなら反応くらいはするだろうが】
【猫少女は、ただ槍をてに佇むだけ】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 00:49:05.32 ID:m4+s0iBOo
>>153

(先ず一匹、次はどっちをぶち壊してやろうか……)
(あの指揮官かそれとも目障りな戦車か、よりどりみどりさね)

【振り抜いたハンマーをも一度反転させこびり付いた物を振り払う】
【円周上に赤い痕、ハンマーは本来の鈍色を取り戻す】
【そうしながらも次のターゲットを探索する】

まあどっちにしたってアタイの敵じゃあ……いぃっ!?

【そう考えている内に自分へと向いている砲台の発見が遅れてしまった】
【だが未だ弾丸が発射された訳ではない、ハンマーを振り上げる】

(しかし、間に合うか……っ!?)

【砲撃その他もろもろには同等の衝撃で相殺出来る、が】
【いくらかこちらの動きの出が遅く】
【着弾からコンマ秒遅れて八柳は地面を叩く】

く、この――――っ!!

【結果として八柳は火傷を負いながら数メートル後退】
【服が焦げる臭い、手入れのしていない髪が所々焼けて嫌な臭いを放つ】
【服が焦げた跡は無論、焦穴があったりと露出が多くなるが動けないという訳でもない】

やってくれたなァ!!オイ、覚悟しやがれよ……。

【今の攻撃で次の標的は決定づけられた、ターゲットは戦車】
【この場で自分に牙を向く物は有機無機問わず容赦はしない】
【跡形もなく潰し、抉り、壊す】

行くぜ、オイ――――!

【屈んでいた状態からハンマ―を握ったままクラウチングスタートのように走り出す】
【またも土埃を上げながら走る八柳の先には戦車の主砲】
【兵器が持つ一番危険であろう物を先ず叩く】

激震ッ!暴鎚ッ!!

【戦車主砲の近くまで来た所で地面を蹴りジャンプ】
【同時にハンマ―を摺るようにして下から上へと振り抜き主砲の破壊を試みるだろう】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 00:55:03.40 ID:9aZ4EIeSO
>>176
何?お前の?

【理解するのに一瞬間が空く】

よく分からねーが、テメーらにやってもらう事は決まってるぜ
お前らには何もせず、このままおとなしく帰ってもらう
しかし胡散くせーな、そもそもがテメーのオリジナルじゃあねーか!

【さりげなく左手は銃をいつでも抜ける位置にある】
【まだ警戒はしている】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 00:55:14.73 ID:3El3P5Bf0
>>175

……ああ、いきなり背後に現れる≠フは、流石に無礼が過ぎましたね。
ひとまず非礼を詫びましょう。その証として――ああ、受け取るかどうかは貴方しだいです。

【そう言うが早いか、彼女は自らの左手をすうっと彼の足許の地面へと翳す】
【すると、一瞬のうちに地面に柔らかな桃色の光で魔法陣が描かれてゆく――】
【――彼女の言葉や雰囲気からして、攻撃用の魔術でないのは確かなのだろう】
【だとするならば、彼女が今用意したのは、おそらくは回復魔術≠セ】

……此処で貴方≠ノ会ったのは、単なる偶然ですよ。
ワイバーンが動いていると聞いて見にきたら、貴方がたった一人で倒してしまっていた――。

ですが、せっかくの機会です。いろいろと話を聞かせて頂くのも、悪くはない……。

【くすくす、という柔和な笑みを一切崩す事なく、何処か淡々とそう話す少女】
【かなり胡散臭い印象もあるが――彼女をどう扱うかは、カーネル次第である】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 00:55:22.76 ID:RBStdV1Ro
>>145
/まだいらっしゃいますか
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/03(日) 00:56:53.75 ID:mlOxwDgro
>>159>>160>>165>>170>>172


【『戒能が消えた』――そう認識した彼は、胸元に手を入れる】
【取り出したのは、「最後の手」――】


(…………っ、……ざけんな、や―――。)


 【――…… 『 哲学者の卵 』 】


【此れを飲めば、再び戦う℃魔ヘ可能だろう】
【其れも、「大幅なパワーアップ」が期待出来る……震える手は、強く其れを握って】
【飲み込めば、勝てる。 否、生還出来る。 約束≠、守らなければならない】
【数日前に其れを『伝えた』、少女の声が 、 渦を  ………  響く=@―― 】



…………………、…… お前等 …  ドアホ =@ やろ― 、―――。



     【―― そう、『言葉』が、    響く=@  】


【次々と耳に入るのは、凡そ『敵』へと向ける物と思われぬ其れ】
【今まで『殺し合い』をしていた相手を“殺さない”――彼の考えでは、如何考えても可笑しかった】
【だが、不思議と……彼の手≠ヘ、 『卵』を  …… 「取り落として」】




         …… 降参≠竅\―。  ……好きにせぇ。




【 ――其の言葉を最後に、彼は意識を失う=z
【倒れ込んだ体は、其れでも『呼吸』を続けていて……生きている≠ニ判るだろう】
【後は国軍に引き渡すなり、何処かに監禁するなり。 ――文字通り、“好きに出来る”】




【――――…………空に浮かぶ月は、こんな夜でも平等に総てを照らして】



/VS主催は此れにて終了です、有難う御座いましたー!
/参加者同士での絡みは継続していただいて結構です、お疲れ様でした!
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/03(日) 00:59:41.08 ID:YE8gnJ98o
>>168
【ヘリに完全に気を取られていた為、紅麒麟の攻撃に対する反応が遅れ】

し・・・しま・・・ぐぁ!!・・・・・

【胴体絵の直撃は免れるも脇を掠め】

ぐをあああああああああああ!!

【電撃が彼の体を焼き、蹂躙する】

っく・・・・・油断・・・・した・・・・・

【その攻撃によって魔翌力の操作が乱れ、生成した幻影剣は消失、飛翔術は数瞬制御を失って高度を下げる】
【それによってヘリを上にやり過ごし、衝突を免れる】

ま、まだ・・・まだ、まだだ!!まだ私は戦えるぞ!!

【体勢を立て直し、やり過ごしたヘリのほうに体を向け】

おおおおおおおおおおおおおおお!!

【再び、魔翌翌翌力で形作られた幻影の剣を生成する、但し】
【剣と言うには巨大】

幻影剣・極式化!”原初の刃”《レーヴァティン》!!!
食らえ!!

【その巨大な刃がヘリに向け真っ直ぐな軌道で放たれる】

/アンカー付いてないけど大丈夫だよね?
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 01:02:46.91 ID:tyTjJp+wo
>>183
/すみませんミスりました

>>177>>156>>168への安価でした
/見落としてすみません、ご指摘ありがとうございます
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 01:03:50.45 ID:pLX87jxT0
>>180

ほう?『転移術式』でも使って……――――!

【――魔法陣の展開とほぼ同時に。反応は、疾い】
【カーネルは、即座に地に向けていた光剣の剣先を少女に向け】
【一挙にバックステップを刻もうとする、が――】
【――その魔力の質を、直感的に悟ったのか。動きは、其処で止まる】
【停止し――しかし、再びバックステップを刻み。魔法陣から、離れた】

……フン。貴様如きの施しを、このカーネルが受けると思うか?
幾らそこに敵意が無かろうとな……オレが歩いてきた道はそういう道だ。

【だが、言葉通り。相手に敵意が無いことは悟ったのか】
【両手に構えていた光剣の、その輝きの噴出を停止させると】
【双方共に、鞘に納めた】

……“何者”だ?……ただの多感な餓鬼ではあるまい。
そう、こんなところでこのカーネルと出くわしたから、好奇心と興味に操られ身を滅ぼすような……
……貴様がそんなマヌケではないことは、幾らこのオレであって分かるものよ。

【そして、訊ね返すだろう。真紅の眼光は、ただ少女を見据え射抜いている】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 01:04:18.73 ID:u9gou3jMo
>>179

そうか、それで良いんだな?
よし、私がアンティとして差し出すのは、「私の部隊の撤退」だ
それじゃあ、お前に差し出して貰うのは………

……そこに、小さな家が有るだろ?さっき覗いたら、小さな子供が寝てた
あの子供の命、で良いや

【撤退という、極めて常識的な条件に対し】
【少女が提示した条件は、全く無関係な人間の命だ】
【本来、自分の意思で左右できる筈のないものを】
【少女は保安官に、差し出せと強要する】

じゃあ、始めよう。おーい、そこのお前で良いや、用意しろ

【近くの兵士に声を掛けると、兵士は何処からか数字の書かれた札を一揃い取り出し】
【シャッフルした後、両手に一枚ずつ、裏向きに持つ】


……右手?左手?
数字の大きい方が勝ちだ。選んでいいよ

【右手の札を選んだ場合、其方の書き込みの、コンマ以下の一の位の数字が、保安官のカードに】
【左手の札を選んだ場合は、十の位の数字が、保安官のカードになる】
【勝敗の付け方は、とても簡単。非常に単純なギャンブルと言えるだろう】
【もしこれが、このままのゲームであるのなら、だが】

【忘れてはいけない。「言葉遊びと、幾らかのイカサマが構成要素」】
【そして少女は、此処に及んでもまだ、ルールの説明をしていないのだから】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 01:06:18.05 ID:WhWGO1xSO
>>177
「……何勝手に乗ってんだ? 馬鹿なの? 死ぬの? ……死ねよ」

【愚策だ】
【内部の確認すらせずに、敵の所有する乗り物に侵入、攻撃する】
【果たしてそれを指をくわえて見ているような者はいるのか……? いる訳が無い】

【ヘリコプターに乗っていたのは、黒い機関支給コートを着た、銀髪に黒いサングラスの、デブ男】
【破邪の輝きに目を焼かれながらも、両手に持ったボウガンを乱射して……ヘリコプターは、内部から破壊されるが】
【然し……“かわしきれる”のか? ヘリコプターの中で! ろくに注意もせず、文字通り勝手に入って来た……貴女に!】

【これにより、ラグナロクへのボウガンによる射撃は無い……その点では、良策か】

【幽霊のような少女は……その身に、聖なる輝きを受けて。少なくともその場からは、姿を消し】
【紅麒麟は……動きを見せない】

【ラグナロクの剣により、中にいるデブ男と……恐らくはブルーラインごとぶち抜かれて、ヘリコプターはこれより……緩やかに、降下しはじめる】

【ヘリコプターの中の男……名を、離空 銀(リクウ ギン)というのだが】
【彼は、ラグナロクの剣に身体を引き裂かれて……静かに、事切れた】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 01:07:00.42 ID:8pRXkbm10
>>166

くっっそッッ!!!!!接近をゆるしたかッ!!!!

オイオイ…国軍は司令官死亡を受けて指揮が向上している……ただでさえ数で圧倒的に不利だってのに…

これはいよいよピンチってやつかねぇぇ…ヒャハハハハハハハ!!!!

【壊滅の危機に瀕して尚、男は高らかに笑っている】

【ドガンッ!!と爆発によって左側面ラジエーターが破壊され】
【冷却が出来なくなった左側面部分と、三連砲台の左端が、オーバーヒートして誘爆する】
【これにより、戦車の左側は機能が停止した】
【やはり巨大な戦車故か、まだ戦闘は継続できるようだ】

>>174
【戦車へと注意が逸れた事で、一瞬の間、隙ができ、対処が遅れた】

んなろぉぉぉぉぉがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

この俺様の上に、いるんじゃねぇぇぇぇぇぇぇよぉぉぉぉぉぉ!!!!!

【そのまま白い聖剣を投げ捨て、黒い魔剣で受け止めるように剣を切り上げる】
【バチイチチチチチチチチチチッ!!!と激しい火花が散りながら衝撃がぶつかり合う】
【力は拮抗……ならばより世界≠味方に付けた方が勝利する】

【重力によって加算された強力な一撃、それが、レギンを打ち破った―】

がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
こ、この俺様がぁぁぁぁぁあぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

【レギンはそのまま衝撃で吹き飛ばされながら何回も地面をバウンドして無残な様相になる】
【だが、ただでやられる程、この男は甘くはなかった】

【吹き飛ぶ最中に、黒い魔剣の剣先を史音に向けて】
【吹き上がる土砂を貫くように、右肩へ向けて黒いレーザーを正確に撃ちだす】
>>178
【左側面を破壊された戦車にもはや反撃のすべはなかった】
【ゴウンッッ!!!!という固い物がぶつかる音がした後】

【主砲は折れ曲がり、そのまま戦車の機体をもぶち抜く】
【戦車は大きな音と共に、ラジエーターが破裂し、完全に沈黙した】

>>All
【服は泥だらけ、体中が軋む中、レギンは立ち上がる】
【一度軽く息を吐くと、辺りを見渡して、呟く】

機関軍はほぼ敗走…俺様の戦車は大破…部隊は壊滅……こりゃあ赤ん坊だってわかるな…

負け戦だ……結局は……やれやれだぜ……チィクショウガァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!
貴様ら……何時かひん剥いて八つ裂きにしてグチャグチャのミンチにして肉屋に売ってやるからな…

【ズブズブと歪んだ空間を発生させて、その中に入っていく】

覚えてやがれよ………

【最後まで最高に小物に男は去っていったのだった】
【勝者―――国軍ガールズ】

//長い時間お疲れ様でしたぁぁぁぁぁ!
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 01:09:03.05 ID:yKuemWFDO
>>108
(────こっちの、勝ちか……? 主戦力がやってくれたか)
 
【内心の僅かな領域で安堵】
 
(……さっさと片付けて援護に行くつもりだったが……あのクソアマと覚悟据わった嬢ちゃんが、強すぎた……!)
(──……追撃、だな。出来るだけ叩く。暫く戦線に出られねえ位にッ!)
 
【情報を得た暁だったが、直感的に判断を下す。──追撃、続行】

>>152
 へ、自称人間以外の何かにゃあ言われたくねえよ。キレたか? プッツンキてんなお前。
 ホントに人間みてえな意志が人格がねえなら、冷笑にでも伏しときゃ良いのになァ!
 人間じゃねえかお前! 感情があって意志があって人格があってッ!
 殺そうとするだけじゃなく護ろうとしてよ! まさに人間じゃねえか!
 てめえはさっきからムカつくんだよ! 何とか言ってみろよオラ! “体だけは人間以外”ッ!

【最早暁の言葉は罵倒だった。腹立たしいと、ムカつくという本音を隠そうとしない】
【暁は飛翔する。エルネスティーネに向けて】


>>163
 
(──……おい、まさか!? ……嘘だろ。……さっき死んだ指揮官ってのが……)
 
【ゆっくりと起き上がったエルネスティーネの表情にただならぬ者を感じた。察した。察してしまった】
【護りたい者が、死んだのだと。そして】
 
(それでもこの“眼”は……! 諦めてねえ──……!)
 
【エルネスティーネの眼に、不屈の煌めきを感じて】
 
(クソがッ! なんてこった……だが、引けねえ! あの眼を見ちまったら、もう引けねえ! 引いたら俺の全部が嘘になるッ!)
 
【運命と言っても良いのかもしれなかった。暁は退路を閉ざされた。何よりもその、自分の在り方によって】
 
 ──だが、退路がねえのが何だってんだ。押し切るって言ったんだよな、俺は。
 じゃあ、真っ直ぐ前傾まえのめりで進むだけじゃねえか! 今までと何も変わりはしねえ!
 行くぜ嬢ちゃん、
 “この一撃で”──── 
 
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 01:09:43.80 ID:yKuemWFDO
>>ALL
 ────“終わり”だッ!


【暁の翼が膨張したと思われた瞬間、それは一翼が二つに別れて二双の翼に形を変えた】
【──大きい】
【二双になって羽ばたく暁の紅蓮の翼は、大きい】
【紅蓮の翼は羽ばたく度に強烈な熱波を振り撒き、草原に繁る草を旱らせる】
【紅蓮の翼は羽ばたく度に苛烈な火の粉を草原に繁る草に火を点ける】
 
 うおおぉぉおおおおおッ!!

【暁は咆哮を上げた。咆哮を上げてエルネスティーネへ突き進む。しかし────】

 ぐ、がっあ──ぎッ!?

【地から放たれる対空砲火。出鱈目な、出鱈目な対空砲火。空を染めるような、一人に向けるには過剰に過ぎる砲火の量】
【何発かは暁の体を突き抜け、何発かは暁の体に命中し、何発かは暁の腹に食い込んだ】
【人とは思えぬその苦悶の声は、肺から無理矢理血の混じる空気を衝撃によって押し出されたため】
 
 ぐ、が、あ、アアァァァアァア────!

【しかし暁は飛翔を止めない。止められない。出鱈目ならばどこを進んでも同じだろうと、】

 真っ、直……ぐだ……ッ!

【最短距離、制動を一切掛けずに加速加速加速加速加速加速加速して──】

 ッくぞォォォオオオオオオ────!!!

【エルネスティーネへ、突き進む】


【暁は空中で姿勢を変えると同時、両の手足に纏う焔を右足へと収束させる】
【足のみをカバーしていた焔は今、右足の膝までを中心とした業火の塊と変貌する】
 
 勝……負ッ!

【右足は暁の利き足。鉄に叩きつけて鍛え上げた不破の足】
【右足に纏う焔は加速によってその紅蓮を後ろへ流し、鋭利にして巨大な焔の魔槍に成り果てる】
 
 
   ……天、
   ──ッ翔!
   ────脚!
 
【紅蓮の魔槍を抱えた紅蓮の翼は、最後に一度羽ばたいた】
【力強く力強く、早く早く】
 
 う、ぉ、お、お、オ、オ、オ、オォォオオオ────!!!

【焔の魔槍は焔の剣に、突き進む】
【膨大な熱波を、振り撒いて】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 01:11:53.69 ID:qVhyLA0SO
>>108>>158
【全てを訊き届けるや、青年はにっこりと。人懐っこく笑って、頷く】
【同じ筈の笑顔なのに、含んだ意味が、感情が違うだけで、こうも変われるものか】
【或る意味では、不安定にも映るだろう変貌ぶりであった】


――――そうだね、終わったみたい。頑張って呉れたのかな?正義の味方≠ェ……。
俺の戦う理由も、これで綺麗さっぱり失くなっちゃったよー。

【なんて、へらへらと宣う彼だが。未だに彼女が、戦意を失っていないと見るや】
【患部を押さえた手を放して、右腕に添える。ぎちり、軋む掌――悪魔の顎が、再び開く】
【がごん、と。今度は文字の通り、腹の底に少々響く重い音色と共に、漆黒の砲がその顔を覗かせた】

【彼は、十分に理解していた。これ以上の戦いは、全くの無駄だ――――だが】

【機構冷却、完了――外装分割、展開。リミッター・カット。Tyrant≠ニドライヴを再連結】
【出力臨界、エネルギー集束率を92.2%に上昇。並行してF.C.S.演算再開】

でも……折角だし、ね。此処で退くのも後味が悪いってか、しっくり来ないから。

【装甲のあちこちに隙間が開き、余剰したエネルギーがそこから燐光と成って舞い散る】
【砲口に集束する、光、光、光。動力機関をオーバーロードさせて放つ、現状の彼の最大火力】
【装甲を開いて負荷を分散させねば、自分自身耐えられない程の――――】

【――――だが、それだけの一撃を放つには少なからず溜めが要る。同じく、未だ撃てない】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 01:17:02.64 ID:66Waubfko
>>182



『どうやら、意識は失った見たい…かな?…』
「落としたこれはアレか?哲学者の卵ってやつ?」

…とりあえずこいつは俺が貰ってもいいですか?
【哲学者の卵が見えたとき、銃を構える重太郎だったが、意識を落としたのを見ると同時に、銃を降ろす】
【そして、口黒をホルスターへと仕舞ってから、落ちていた卵を拾って、周りの皆にも見えるように、顔くらいの高さまで持ってくる】

で、こいつ、どうしましょうか?
まだ生きていますよ?[ピーーー]にしてももう少し情報を抜いてからにしませんか?
俺はどっちでも構わないですよ?
【横たわる百家を白口で差す】
【[ピーーー]ならば俺がやると言っているかのようである】

193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 01:17:42.78 ID:tyTjJp+wo
>>183 >>187
【乱射されるボウガンは、少女にいくつか刺さった】
【繰り糸に導かれるような力ない動きで槍を振るい、急所への直撃は避けたが、それでも手足はほとんど使い物にならない】
【せっかく時間を掛けた右足も、また元通り、粉々】

【そのままの勢いで…内側から打ち出されたボウガンに押されるように、猫少女はヘリから落下し…剣の直撃を、免れた】
【落下しながら、猫少女は、同じように落下をはじめたヘリを呆然と眺め、】

【ヴン、と、奇妙な音を立てて、戦場から離れた場所に転移した】

【大の字で寝転がり、天を仰ぐ少女の眼に輝きはなく】
【ただ虚ろに天をみて…否、天を向いたまま何も映さない】

マスター…

【『声』が、少女に声を掛けて】

”何も言うなよ、ラーズ”

【そう言って、身を胎児のように縮めて、】

”何も、言わないで…”

【小さく、震える。幼子のように】

//これにてブルーライン、戦場より離脱します
//戦争イベントって事で性能上げすぎましたが、問題があればご指摘ください
//この殺伐とした空気…まさに戦場。堪能させていただきました、ありがとうございました!
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 01:18:27.15 ID:3El3P5Bf0
>>185

……ほう。流石に素晴らしい反応をしていらっしゃいますね。
そして、それが答えですか。度重なる無礼をどうか許していただきたく――。

【彼女が翳していた左手をふわりと軽く上げると、そのとたんに魔法陣は収斂して消えていく】
【口では謝罪の言葉を紡いでいるが、その表情はやはり少女の歳に似合わない妖しげな微笑だ】
【――まるで狐か幽霊かのように、飄々としたなにか=c…この人物の印象はそんな所だろうか】

フフ、貴方の道……ですか。
……その道≠ェ今世界を揺らさんとしているのですから、実に天晴れな事です。

そうですね。ただの子供、ではないかもしれません……。
では、ただものでない子供≠ニいう事でひとつ。呼び名は災禍の種≠ナ結構です。

【――ともすれば愚弄しているのかと思われても仕方が無いような、ふわふわとした言葉】
【彼女はそれを、実に大真面目に――心中を完全に察することは出来ないが――言うのだ】

……さて。貴方の言う野望は、世界の天秤をひっくり返す℃魔ナしたね。

では――カーネル。貴方の思う世界≠ニは、どんな物でしょう。

【はたしてそれは、何≠目的として紡がれた質問だったのだろうか】
【彼女はそれきり何も話そうとはしない――これをどう解釈し、どう答えても良いのだろう】
【あるいは、こんなおかしな人物に話すことなど何も無いと刃を向けるのも彼の自由である】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 01:23:38.13 ID:GbKxgrmoo
>>182>>192

───うっせぇ、ばーか。
対機関連合舐めんな。

【子供のような口ぶりで言い返し】
【百家が意識を失ったのを見ると、処刑剣を下ろす】
【回復などにも使えるため、魔力は溜め続けたままで】

……貰ってもいいけど、使うなよ?
不用意に捨てるのも止めろよ? 処分するなら跡形も残すな。

【重太郎に向けて、そう言う】
【燃えるゴミなんかで捨てたら、どうなるか分かったものではない】

1,拷問にでもかけた後殺す。これは個人的に×。
2,国軍に引き渡す。これは多分処刑されるし、俺らの手から離れるからメリット薄。
  ただ、安全性なら多分一番。
3,justiceに引き渡す。まぁ、一番温情的な措置だな。
  迷惑かけるし、拘束には向いてないだろうから脱走される危険も高いけど。
4,その他。俺には思いつかない。

…………まぁ、直ぐに思いつくのは此れくらいか?

【指を一本一本立てながら、案を挙げていく】

/お疲れ様でした! ありがとうございました。
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 01:25:02.39 ID:yi5YuSJDO
>>188
………止まった?

【パニーと八柳の攻撃を受けて沈黙した戦車を見やってそう呟く】
【それから、撤退していく機関の部隊、そしてレギンを見て、どこからか携帯端末を取り出し―――】

―――ああ、カーネル隊長に「無駄に戦うな」と言われてたかしら。これはやめた方がいいわね

【何か思うところがあったか、何もせずに端末を仕舞った】


//主催者さんお疲れ様でしたー!
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/03(日) 01:27:33.18 ID:YE8gnJ98o
>>187>>193

っち・・・・・またしても私の獲物に手を・・・・・

【雷の槍を食らい、数瞬の乱れた、飛翔術の制御に全力を注いでいた為】
【猫耳娘のヘリの侵入に気がつくことができなかった】

まぁ・・・・いい。
次手を出したら刈る、と言ったはずだから・・・・な。

【切り裂かれ、墜落していくヘリを無視し】

さて・・・・・相手のダメージは極めて軽微、対して・・・・

【自分のダメージを確認】

感電して体が軋むが、戦えないことはない・・・・
魔翌力も先ほどのである程度消費してしまった・・・・・
・・・・・やれる、か。

【まだやれる、闘えると判断】

後は相手次第・・・・か・・・・・・

【ふわり、と地面に着地し、紅麒麟の元に歩いて接近していく】


/ブルーラインの人お疲れ様でした
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 01:27:34.09 ID:pLX87jxT0
>>194

……フン。

(……ガキが。だが……この術の展開速度、行使力、……
 ……オレは魔術はシロウトだが、……並々ならぬモノであることは、理解る)

……災禍の種≠セと?
クハハッ、大層な名前だ……貴様如き矮小な人間が、災厄を齎すモノであるとでもいうのか?
それとも……最早、人間では無いのか?

【――右手は、常に腰あたりに当てている。それは、威圧的な、相手を見下ろす態度でもあるのだろう】
【だが、即座に剣を抜くための体制でもある。彼の剣は『光剣』――】
【重量は殆ど無いうえ、長さも自在である。そのため、右手で右鞘から剣を抜き放ち斬り付ける、という荒業も不可能ではない】

オレの思う、『世界』……だと?
貴様にそれを語る道理も無いが……いいだろう。
そうだな……一言で表すのならば……


……『不条理』……なる世界、か……


…………だが、自らの手で“斬り拓くことが出来る”。……そんな曖昧な世界よ

【カーネルは――そう、紡ぐだろう】
【世界に対する認知は違えど。最後に付け加えた一言は、偶然にも。“誰か”に似ていた】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 01:28:22.07 ID:qtSR47HF0
>>162>>163

――――エルネスティーネ。救援を要請した。撤退の準備を…………!

【機械的な音声が――――AIの故に『エル』という愛称では無い呼び方で、エルネスティーネにそう告げる】
【戦い――――『戦争』と言うのは、負けて逃げるのが一番難しいという、古代からの常識がある】
【逃げる余力すらない状況まで力を消耗してしまったら、敵の手にかかって死ぬしかないからだ】
【故に、これ以上は戦力を殺ぐようなことはせず、救援が到着するまで温存しろ、と呼びかける】

>>166

――――来襲、予測…………! っ、…………!?

【攻撃が来るだろうとは、読んでいた】
【手負いであっても、このまま大人しく引き下がるはずもない。何らかのアクションは、今でも仕掛けてくるはずだ】
【そう読んではいたのだが――――射撃では無しに、こうも急速に接近されるとは、思っていなかった】

>>189>>190

「――――――――ッ!! 『仲間』ハ見捨テナイ…………貴様ラ身勝手デ汚イ『人間』トハ違ウ…………ッッ」

【――――こうも罵倒され、否定される。改めて、思い知らされる。自分の存在は『人間』にとっては『ゴミ以下』でしかない】
【『持たざる者』として生まれてきた事が、ここまでの罪なのか。声を上げる力もなければ『物』として扱われ、力を持って抗えば『異物』として排除されるのか】
【もはや理論的な反論など、思いつかない。怒りが、脳内をホワイトアウトさせる】

【――――――――“体だけは人間以外”などと、人の不幸を嗤っているのだ――――――――】

>>162>>163>>166>>189>>190

――――被弾、ッう…………!!

>>166の蹴撃に対して、満足な対応は出来なかった】
【動きそのものの早さがある上に、上空へ向けての砲撃の反動で、動きが制限される】

【咄嗟に、身を翻して右腕のカッターで相討ちに持ち込もうとする。ゼビレイの左脚と、ブラックハートの右腕が、交錯する】
【しかし、彼我のインパクトの差が大きすぎた――――】
【――――ばきり、と。ブラックハートの右腕が折れる】
【その腕には、カルシウム質の『骨』と、金属の『芯』が埋まっており】
【折り取れた腕からは、肌色をした透明の液体がほとばしる――――血液ですら、人間本来の物ではなくなっていた】

――――sleep........................ギ、ぃ――――――――――っ!!

【そこで、ブラックハートの『モード:アイアン・メイデン』は止まる】
【そこに居るのは、右腕を失った激痛に苛まれる一体のサイボーグ】

【だが、彼女の持っていたヒートカッターも、同時にゼビレイの足に深く突き刺さっているはずで】
【状況的には『やや不利な痛み分け』と言ったところか】

【左腕のみを頼りの武器としながら、ゼビレイとにらみ合う格好となるブラックハート】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 01:29:20.21 ID:9aZ4EIeSO
>>186
……オレは馬鹿だが、そこまで素直じゃあねえ
オレは人の命を助ける為に別の他人の命を賭けるような真似はしない……
他に方法がある限りはな

【左手で腰から銃を抜き、向かい合っている相手に向ける】

オレはテメーを信用できねえ
賭けを続けるつもりがあるなら、きちんとした説明でオレを信用させてみろ

オレはドンパチでも構わねーんだぜ?


/遅くなってすみません!
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 01:32:03.96 ID:WhWGO1xSO
>>193 >>197
【ヘリコプターは、崩れ落ちる】
【紅麒麟。彼もまた……それに巻き込まれて。覚悟を決めたかのように、逃げない】

【ダメージ、確かに外見的には殆ど無傷だが……しかし、“魔翌力”“氣力”が切れ、今の彼は殆ど無力なのだ】

……短くも−

短くも……悪く無い人生ネ−

【ふ、と】
【彼の目から、光が失われて−】

【カノッサ機関《No.14》紅麒麟】

【死亡】

【などという展開にはならない】

『ホホー! 離空は死んだか!? 全く世話が焼けるわい!!』

【突如戦場に響く、老いた声】
【そして−】

【次の瞬間には、紅麒麟の姿は消えていた……】

/乙でしたー
/いろいろと拙くて申し訳ありません
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 01:32:11.14 ID:Xs31jVbJo
>>182

 ……大バカ者

【向けていた銀鋏の切っ先が、緩やかに下ろされた】

【──ひとまずの戦いが終わったことを、悟った】
【いつもよりも近いところにある月を見上げて、溜息と共に、肩が脱力する】

【それから、鋏を消去しつつ、この場を緩慢に見渡し】

 ……皆とりあえずは無事みたいで、良かったね。お疲れ様

【と、各人がとりあえず存命しているのを確認しつつ】
【それから、その視線が、>>192重太郎へと向く】

【据わった茜色の瞳が彼を見据えて、そして言う】

 ……そんなの貰って、どうするつもり?
 それがどんなものか、分からない訳でもないでしょ

【一度、瞬き。純粋に疑問だったこともあるが、】
【それ以上に、『卵』の脅威にわざわざ触れていく彼に対し、憂慮があった】

【そして、百家の処遇については】

 ……大体は、私もリーダーと同じ
 わざわざ誰かの手を汚してまで殺す必要は、ないと思う

 ……見張りを付けて、暫く何処かで軟禁するとか
 思いつくのは、それぐらい。フタヴァなら、24時間監視出来るし

【と、そこで言葉を区切り、佇む】


//わー主催者様、お疲れ様でした、ありがとうございました!
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 01:32:17.31 ID:HAd/D8cUo
>>182

【“卵”―――知っている。その存在、効果、そしてその後を】
【しかし、無理矢理に止める入るようなことはしない。そうする必要が無いからだ】
【それは直感だったが、最終的には的中し―――取り落としたのを見ると、にこりとして】

【最後の言葉を聞くと、直ぐ様そばに寄って、両手を翳し】

……あらあら、随分と言ってくれるかしら
でも、私は何十年もその“ドアホ”で通して生きているのよ―――?

【外見20代の女性は、そう口にしてから能力を行使しようとする、が―――】

>>192>>195

……彼は今、“死んだはずの機関員”になっているのよね

なら、何処かに拘束した後、“切り札”になってもらったらどうかしら?
此処で助ければ恩も売れるし、「好きにしろ」って、言っていたのだし
上手く説得すれば、対機関の突破口になってもらえるかも知れないと、思うのだけれど―――

【と、口を挟む。卵に関しては無言のYES、拒否するような理由も無く】

―――やろうと思えば、彼の身体に“爆弾”を仕掛けることも、出来るのだし

【そんな事を言って、続けて「先ずは助けても良いか」を尋ねかける】
【彼女の能力は『生命の想像』―――成程、確かに“爆弾”の設置もできそうだが――――。】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/03(日) 01:32:25.76 ID:wsm9bEuH0
>>191

―――……、

【彼が、浮かべた、笑顔。其れに、怖気付き。何処か、寂しげだったが】
【やがて。其の、返答に。ほんの少しだけ、嬉しそうに。笑った様に、見えた】
【其れから、ぽつり。希薄な声で。返答を、紡ぐだろう】

……。やっぱり。……完全に、……完璧に
……、燃焼、するべき、だと……。思う、から……

……ごめん、ね。……黒い、ヒーローさん

(……、全力で。……、……やっぱり。……僕に)
(……戦争、は……似合わないのかな)

【地面に、滑る様に、着地する。其の後、地を、力強く踏み締め、此方も、発射の態勢】
【緩やかな、思考の後。きぅん、と、小さな、機械的な、音が聞こえて】

【凶弾は。彼に向け、放たれるだろう】

【目に見える速度で、迫るかもしれない、其れは、深淵の様な、黒と赤の魔力】
【放った衝撃で、異形は、後方へと、転がって行く。 其の、弾の、行方を】
【或いは―――青年の、動向を。おぼろげな、橙の双眸で、見守る】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 01:33:42.62 ID:m4+s0iBOo
>>188

うらっしゃあああ!!してやったぞクソッタレめ!!!
アタイを倒したきゃあ戦車でも後30台は持ってくるんだね!!

【豪快にハンマーを振り上げた後、音もなく地面に着地】
【戦車の大破した音から機能停止に陥ったのは推測出来た】
【一度大きくハンマーを振りこびり付いた汚れを振り払って肩へとまた乗せる】

ふん、これで仕事は完了コンプリートミッション!
スーツは替りがあるので問題無し、アタイは五体満足、オッケイ!

【その場での戦闘は終了した】
【つまりは自分の仕事は終了したのだと、状況を声に出すことで確認する】

【その時耳に伝わる指揮官の男の声に、八柳は振り向く】

ふふふん、その言語をそっくりそのまま返してやるよ。
文字通りコイツでミンチにして、肉屋で売って……いや家畜の餌にでもするか?
何にせよだ、次に出会ったらグズグズになるまで潰してやるよ、クククク。

【敵側のリーダーには逃げられたが、目的はこの場の敵戦力を潰す事】
【それは果たしているので問題はな、筈】
【八柳は得意満面の表情を浮かべるのだった】

/お疲れさまでしたー!!
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 01:34:02.83 ID:qmOtCHaFo
>>189>>190(暁)

【 ──── ッ! 】

【エルが、飛翔する】
【背に負った巨大な翼を羽ばたかせ】
【同じく翼を負う朝宮へ向け、飛翔する】

   【負けない。負けるわけにはいかない】
   【だから────貴方様を、倒すッ!】

【彼女の心の声が、聞こえるだろうか】
【其れは。確かに朝宮暁という人間を打倒するという思い】
【朝宮を倒して前に進むという──決意の其れであった】

【飛翔は瞬時。交差は刹那】
【接近してくる朝宮へ、彼女自身も上空へ舞い上がり、劍を強く握り──】


     ──── ≪ Dorado ≫ !


【 ──── 、 】

【握った焔劍を、朝宮を正面から受け止めるかのように、両断する軌道で振り上げる】
【それは愚直ながらも。翼による高速の飛翔により迅いと錯覚する一刃】
【下から上への一閃は──受けてしまえば心を燃やし尽くしてしまうかのように熱く、鋭い】
【しかし灼熱の痛みをもった其の攻撃は──決して、身を斬ることはなく】
【不斬不殺の一撃は。ただただ甘く優しく。其の身を生かすもの】
【紅に煌くその一撃は。ただただ強く切なく。彼女の意思が宿っていた】

【彼の焔槍を避けるつもりは、毛頭ない】
【ならばこそ──挑むのは、正面から】
【彼女は。エルネスティーネは】
【己の願いを貫き通すため──】
【その、突き進んでくる紅蓮の槍を。彼の思いを】
【自分の思い/劍/想いで──焼き、斬ろう、と──!】


>>166(ゼビレイ)
>>199(ブラックハート)

【ブラックハートに迫るゼビレイ】
【だが、其れを教える事も。其れを伝えることも──今のエルネスティーネには、適わなかった】
【彼女に出来る事は、ただ思うだけ】
【気付いて、と。私は大丈夫だから、と】
【そう、思うことしか出来ず──】

【言葉を返すことも、儘ならなかった】
【確かに、戦争では負けたかもしれない】
【それでも──今此処で引いてしまえば】
【心のどこかが折れてしまいそうな気がして】
【ずっとずっと続く未来で、ずっとずっと後悔してしまいそうな気がして】
【──だから。彼女は紅の翼で、高く高く舞い上がる】

【彼女の思いを代弁するかのように】
【飛翔の軌跡に取り残された小さな小さな火の粉が】
【きらりきらりと。夜の空気に煌いた】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/03(日) 01:34:46.37 ID:jpgsvM/20
>>188

【戦戈が交わり、火花を「咲かす」】
【光と熱に眼を痛めはしたが、打ち勝った――】
【重力を軽くし、流麗な軟着陸】

う"っ !

【そこまでは、さながら映画のフィルムを回しているかのようだった】
【さりとて、「現実」――それは、そんなにカッコイイものでは無くて】

【狂い無く、右肩は貫かれた】
【神経が悲鳴を上げ、毛穴を潰してもう少し大きな穴が造営】
【いまにも勝利の舞踊の持ち物にされそうだったベンヌは】
【さっきまで味方だった重力に従い、ころんと手から落ちていった】

最後はサ、ポーズぐらい決めさせてくれたっていーじゃん!!

…、…ま。いいか、あんな小物だし
人肉を買う肉屋がそこらへんにあるって本気で思ってそうな小物だし

喜ぼうとしても、本気でキャーキャー騒げないかもっ

【レギンが転移を行使するのを見ると、一息吐いて】
【左手でベンヌを拾いあげ、先までの戦場を一瞥】
【不敵な笑みを浮かべ――苦悶の表情のあるべき席をどけてしまった】

「マスター、お疲れ様でした
 ……見れば分かりますが、敢えて申し上げましょう」

「――よくぞ、ご無事で。」

【ベンヌも、今日ばかりは厳しい言葉を浴びせる気が無いみたい】
【労われて。史音は―――】

うーわっ……おどろいたっ

アンタがそんなベタベタしてくんのって、なんだか逆に気持ち悪いわねー……。

「………しかし、戦場とは不用意に訪れるものでは御座いませんぞ。
 あの兵士たちも、我々が無ければ取り返しが付かなくなっていたのやも知れませぬ
 それを踏まえて。明日は我が身ということも、戦乱の渦中ではまま有....................」


【「―――うあーんっ、いつもと一緒じゃない!!」】


【月を仰いだ眸は、風に運ばれていく甲高い声は】
【危ういくらいに――綺麗に澄みわたっていた】

//おつかれさまです!!
//眠気が危険域に達そうとしているので、ここで離脱しますね 皆さんありがとーございましたっ!
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 01:41:12.43 ID:u9gou3jMo
>>200

ん?何か勘違いしてるらしいな。この椅子についた以上、賭けは成立しているんだ
そしてこの賭けのアンティは、自分で決める事が出来ない。だから私も、お前に任せたよな
全部、ちゃんと言ったじゃあないか。聞いてただろう?

降りるなら別に構わないが、その場合、お前の負けだ
お前が降りた瞬間、私の部下の誰かが……突入、殺害を実行する
ああ、そうそう。『対戦相手の死亡』も敗北の条件だからな
私を撃ち殺したら……未来ある子供がサヨウナラ、だ

……まあ、私が死んだ後で私の部下が、私の命令に従うとは思わないけれど
チンピラ上がりの武装集団が夜の街で自由。どんな事になるか、予想付くよな?
それで良いなら、撃てばいいさ

【銃を向けられた少女は、我が意を得たりと笑みの黒さを深まらせた】
【そう、これは、こういうギャンブル。運などでは、勝てない、抜けられない】
【自分自身に有利な状況が整っているからこそ出られる、強気なやり方で】
【少女は、相手に「善意の警告」をする】

……選ばないなら、私から選んでしまうけど。それでも良いのか?
ああ、楽しいなあギャンブルは。とても良い、観察の材料だ

【言葉遊びもイカサマも、このゲームでは推奨される事項】
【文字通り、言葉で、遊びながら。少女は、テーブルの上の脚を解き、地面に降ろした】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/03(日) 01:42:12.93 ID:6OksOok8o
>>182

……ドアホ、なんだろうねぇ、この“甘さ”。

【誰が誰と打ち合わせるでもなく、満場一致で決まった「殺さない」という選択肢】
【つい先程まで、互いがお互いに命をも奪い合おうとしていた相手】
【その相手に、コレほどまでの情けを掛けるこの“甘さ”】
【この甘さが、対機関連合員の強さ、名のかも知れないが】

兎に角、終わったんだ。終わったの。
だから――後は皆に任せることにしよう。

【それはとても他人任せな選択肢だった】

【ただ、個人的意見としては「見逃す」と暗に言っているとも取れる】
【要するに、其れ位甘い考えを持っている、という訳で】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/03(日) 01:43:20.09 ID:YE8gnJ98o
>>201
・・・・・っち。

【ヘリが墜落し爆散する様を見つめ】

興が冷めてしまったな・・・・・・
まぁ、いい・・・・・

【くるり、とヘリに背を向け】
【跳躍、飛翔しつつ】
【戦いに参加していた猫耳少女、先ほど消えた機関の者を思い浮かべる】

特にあの泥棒猫・・・・・私の闘争を奪った償いをしてもらわねば、な。

【そう呟きながら加速し、戦場を離脱する】


/お疲れ様でした―
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 01:44:33.63 ID:3El3P5Bf0
>>198

さあ? 人間であるかもしれませんし、そうでないのかもしれません。
実のところ私にも、自分がどんなモノかはよく分からないないのですけれど――。

その右手≠ナ試してみるのも、そう悪くはない――そう思いませんか?

【くすくすという不可思議な微笑みが止む事は、ない。……挑発、しているのだろうか?】
【……もし彼が剣を振るうというのであれば、目の前の矮躯を薙ぐ事は実にたやすいだろう】
【それどころか、刃無しで手折る事さえできるかもしれない。彼女の抵抗が無いなら、だが】

【――彼女の態度は、その色は違えど根本はカーネルと同じ傲岸不遜≠ナあるのかもしれない】

ほう、不条理。……不条理、ですか。
確かにこの世界は那由他の理≠ノよって編まれていると言っていいでしょう。
それの皺寄せが来る存在があること。それもまた事実、です――。

……。

【今、カーネルの言葉から彼女は何を思ったのだろうか――ほんのわずか、口元が緩んだ】
【それは今までの仮面≠フ微笑みとはまた違う。いうなれば本心からの笑顔にも見えたが】
【だがそれも、ほんの刹那の事だ。結局彼女が何を思ったのかは、彼女しか分からない】

【――ふと。彼女は瞑目すると、何かを思い返すかのようにして台詞を紡ぎ始める】

一年前。あなたがつい最近踏み込んだ金の国で、その命を散らした男がいました。
彼もまた、運命を飼い慣らす≠ラく。自らの剣と道とを信じて。

――貴方の目に、彼≠ヘどう映りますか?

【また、よく意図の分からない質問だ。カーネルはそれに、どのように答えを返すのだろう】
【当然だが、知らない♂ツ能性や答えない¢I択肢も彼にはある――】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 01:45:27.14 ID:66Waubfko
>>195>>202

「会合の時にも思ったんだけどよ、双葉って子供っぽいところあるよな」
【白口より放たれる、いつもの、戦闘の後とは思えない言葉】
【こんな事を成せるのはコイツくらいだろう】

(白口が俺の言いたい事言ってくれた。こういうときは本当に有難いよなぁ…)
【………ここにも一人いたらしい】

使いは…多分しないと思います。
【目を合わせずに、俯きながら、卵をポケットへと入れる】
【この少年、嘘を付くのが、感心出来るほどに下手だ】

>>203

…ならこれを使わない手はないですね。
俺は、長谷部さんの案に賛成です
【悪人に対し、残忍な姿勢を見せるこの少年】
【使えるのならば、死んでも別に構わないといったようである】


213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 01:57:00.50 ID:9aZ4EIeSO
>>208
………………良い事聞いたぜ

【この状況でニヤリと笑った】

オレにイカサマしたり相手を騙したりする器用さは無い、馬鹿だからな
だがよ、お前が作ったゲームで
お前が作ったルールで
お前が言ったんだぜ?

【銃をクルクルと回しながら言葉を続ける】

オレはどうしても、子供の命を賭けずに勝ちたい…
お前の言葉を信じる限り、ひとつ方法がある…確実な方法がな!

【左手で弄んでいた銃を自分の胸に向ける】

オレが[ピーーー]ばいい
「対戦相手の死亡も敗北条件」言ったのはお前だぜ!
それとも、自殺は無しか?どうだ?

【勿論、相手が拒否してしまえばどうしようも無い】
【相手が約束を守るという保証も無い】
【この行動もまた、一つの賭け】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 02:00:13.96 ID:pLX87jxT0
>>211

……まァ、よかろう。
貴様がヒトであろうと無かろうと、取るに足らぬ些事よ。
大切なのは“ココ”だ。マトモに考えられるのか、何も思わぬ模型に近いのか……
貴様が思考し言葉を発し理解を可能とするのなら、それで構わん

【カーネルは――左手のひとさし指で、自身の米神をとんとん、と示して】
【即ち――話が通じるのなら、何であっても構わない、ということか】
【……それでも右手は、未だ腰に当てられているのだが】


ああ、不条理なる世の中よ。
だからこそ、不幸などという言葉が存在する。
『天の采配』によって幸福を手にした弱者が居る。
一方で、また『天の采配』によって不幸に貶められた強者も居る。
運命や偶然などといったものに支配され、奴隷として生きるクダらぬ民衆たち……

……だが、オレはそんな世界を善しとしない。
世界の生命体は今ひとたび、『淘汰』される必要がある。
真に強いものが幸福を手にする、生命世界では当たり前の摂理へと還す……
……それが、≪リターン・イン・プレリュード≫。世界を序曲に還すということよ……


……一年前。……――≪ネル・ナハト≫、か

【カーネルは。少女の言葉に、一度目を瞑って】

……オレはその件に明るくない。その頃、≪R.I.P.≫は水面下で活動していたからな。
だが……オレが『彼』に抱くイメージは、ただひとつだ。


  『敗者=x……


……『彼』の抱いた思想、信念。その剣。何を想い、何を求めたかは知らぬ。
だが……『敗北』は、その思想の一切を消し飛ばし、砂礫と化し、取るに足らぬものとしてしまう。
千人斬りの英雄は、勝軍であれば英雄に。敗軍であれば惨殺者となる。
それがこの世の道理。『正義』の曖昧さ……自身の信念を正当化できるものは、『勝利』だけだ。

そして『彼』は『敗北』した。『彼』に対抗する正義に、そして『歴史』そのもの……
……その言葉を借りるなら、『運命』に。

それが、このカーネルの、≪R.I.P.≫総帥としての意見だ。



……しかし……今もこうして語り継がれるというのであれば……
その思想は、きっと気高かったのだろう。

“戦ってみたかった”。……それが、このカーネルの……『武人』としての意見だ

【――目は、瞑ったまま。静かに彼は、そう紡ぐ】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 02:04:04.99 ID:GbKxgrmoo
>>202>>203>>209

軟禁は、難しいだろうなぁ。
監視は出来ても、フタヴァはポンコツロボだし。
コイツを抑えるには、低く見積もっても2人はいると思うぞ?
確実に拘束するには……足一本落とすか、埋めるか。

【能力者の拘束が難しいのは周知の事実】
【正義組織といえども、能力者一人監禁するのも難しいのが現実だ】

(見逃すのはちょっと不安だし。)
(……あぁ、沙莉菜の意見が一番いい気がしてきた。)
(なんかブラックだけど、流石年長s──大人だよなぁ。)

──取り敢えず、助けるのはOK。
爆弾を仕掛けるってのは……具体的に、どんな感じなんだ?

【ブラックサリナさんに洗脳されかけたが】
【危険な面もある意見を簡単に通すわけにはいかず、詳細を尋ねる】

>>>212

…………はっ!?
俺は大人だし、22歳だし、子供じゃないしッ!!
というか、俺の何処が子供なんだよッ!!?

【身振り手振り交えて全力で否定。子供でした】

……───ふぅん。
じゃ、もし使ったら対機関止めろよ。

【嘘を見透かした上で、こんな一言を言い放つ】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 02:05:06.57 ID:u9gou3jMo
>>213

……んぁ?

【少女も、この発言には流石に表情を変えた】
【事前に、然程回る頭ではなくとも、綿密なシミュレートを重ねている】
【想定できる返しに、更に答えを用意して。それを丸ごと暗記して】
【その中に、この様な状況の想定は無かった】

……いや、ルールでそれは禁止していないな
或る意味ではイカサマなのかも知れないが、イカサマを禁止した覚えもない
自分で自分を殺してしまうのは、ルール違反にはならないよ

(……何を企んでる?何処からどう考えても、無意味な行動だ)
(ここまで騙しにかかった私が、此処で正直になるなんて考えない筈だろ普通?)
(いや、人間追い詰められると、自分に都合のいい情報に縋りつく………いやいやいや幾らなんでも)

【ルールの上でそれは禁止していない。だから、問題は無いと答える事になる】
【それでも少女は、相手の意図が理解出来ずに居た】
【たかがギャンブルの一勝の為に、取り返せるものの為に取り返せない命を賭けるなど】
【到底、有り得ない事だと考えていたからだ】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 02:07:19.96 ID:Xs31jVbJo
>>212

 ──“多分”って何

【瞳が鋭利に細められて、氷点下の声色が紡がれる】
【彼女が一歩を踏み出して、彼へと歩みを進め始め】

 ……それ使えば、強くなれるとか、
 万が一死にそうになっても助かるとか、
 そんなこと少しでも思ってるなら、すぐに壊して

【そのまま近づけば、彼と目線を合わせて、更に言葉を次ぐだろう】

 ……そんなものじゃ強くなんかなれないからね
 助かったとしても、それは死ぬことよりも辛いことだからね

 それを分かってて持つなら、私は止めない

【彼女のその茜色の瞳は、僅かに憂いを帯びていた】
【ただしそれをどう受け答えるも、それは少年の自由だ】

 【──小言臭く聞こえるかもしれないことを、彼女は承知していた】
 【いくら副リーダーだろうと何だろうと、彼に強制する権利は無いのだ】

 【彼を案じる気持ちに嘘はないが──その源は】
 【身近な人を失う怖さを、もう自分は被りたくないから、】
 【結局は自分のために、押し付けているだけなのかもしれない──と、心の片隅で、少女は思った】

>>215

【それから、身を起こして】

 ……フタヴァはポンコツじゃないもん
 空も飛べるし、それなりに力だってあるよ

【そこだけ否定して、後は話の流れに任せつつ、様子を伺う】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 02:09:49.37 ID:Bs6+Krsm0
>>189 >>190

 …………

【彼が見た物は。焔の演舞。其れであったと云う】
【其れは彼の限界を更なる限界へ突き進ませる……】

>>199

(グッ…………タエタカ。今回バカリワ……死ヌカモシレンナ……)

 ……ウヴヴォォオ!

【右脚に絡む、ヒートカッター。きぃぃいん。離せと云わんばかりに
ブラックハートごと、“持ち上げ、其の勢いで投げようとしている”】
【其れは彼だからこそ。出来うる芸当か。最早虫の息である事から、其れはある種の悪足掻きの部類だ】

>>206

 ク、グ…………

【彼は知っている。この程度で死ぬサイボーグではない事を
 結局には目的を達成できなかった彼から漏れるノイズは何処か悔しそうでもあった】
【最初から不殺を捨てていたブラックハートとは矢張り差があったのも事実だ】

>>all

【どうあれ彼の双眸からは光が点滅しているだろう】
【其れは、限界のサイン……】

/すみません。レス見落としてました
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 02:12:58.88 ID:qVhyLA0SO
>>204
【余剰エネルギーを転換、フィールドジェネレータ再起動。対ショック態勢へ推移】

そうだね。……どうにも物足りなくて、困るってえか……。
――――ああ、後さあ。俺って、何と言うか、ほら……

【――「ヒーローなんかじゃ、ないよ」――紡いだ言葉は、砲より響く高音に】
【その中途で掻き消され、ぷっつりと切れる。燐光は徐々に強まり、やがて或る形を象り始める】


【砲撃対象、前方――高密度魔翌力体。照準補整、完了――――対象、急速接近】
【隻翼=B砲口に満ちる光がその熱と照度を増すに連れて、朧げだった輪郭もまた定まってゆく】


【ロックオン・クリアー。推定命中率92.6%。照射時間5セコンドを加味、命中率99.98%】
【迫る黒と紅の魔翌力弾。彼女の全力を篭めた一撃を、引き付けて、引き付けて】

【予測結果、UN-KNOWN...全工程終了、コードExecutioner's Sword^VER-DRIVE――――撃てます】


  『断罪ノ剣Executioner's Sword=x――――――ッ!!


【解き放たれる、閃光――――!!】

【周囲を真昼に変えんばかりの光が、全てを焼き尽くす灼熱が、遂には極点を迎えて迸る】
【首を刈り落とす執行者の大剣、その名を冠した砲の一撃が――――射線上の全てを、塗り潰さんと】

【だが然し、魔弾はその膨大な力の奔流に何処までも抗う。あまつさえ、押してすら居た】
【反動に傷が開き、ざりざりと踵で草と土とを削って後退を強いられる青年】
【激突の余波に、草原は焼け野へと変わり。徐々に徐々に、彼女の渾身を篭めた魔弾は】

【閃光を裂いて砲へと近付き、そして――――】


【着弾。行き場を無くした光と、黒と紅の魔翌力とが。砲身の内で、荒れ狂い】
【――――何かが、砕ける音がした。光が消え失せれば、残骸同然の右腕をだらりと提げた青年が、其処に有った】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 02:13:52.97 ID:9aZ4EIeSO
>>216
そうか……
オレが[ピーーー]ば、お前の負けって事になる…
そうすれば、お前達は大人しく帰るんだな?

【確認】
【この確認に意味はあるのか】
【あれだけ疑っていたのに心根では信じているのか】
【ただのやけくそなのか】

どうなんだ?約束を守る気はあるのか?
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 02:15:29.67 ID:yKuemWFDO
>>ALL
 グッ、が、あ……!
(バカ、な……圧し返される……!?)

【受けられた衝撃に、叩き上げられる衝撃に、全身に開けられた穴と至るところに負った火傷が、一斉に痛みを訴える】
【脳髄まで灼けるような強烈な痛みに意識が霞んだ】
【意識を失えば楽だろう。死んでしまえば楽だろう。痛みは耐え難く、そして拮抗しようとしているが故に、その痛みは持続する】
【脳髄が痛みに灼熱する。意識が目映くハレーションを起こす。体が折れそうになる】

 ────ッう、オ……!
 
【けれど心は折れてはいない】
【この魂は砕けていない】
 
【足に、力を込める。意識が晴天に晴れ上がる。ああ、まだ俺は戦えるのだと実感する。だって心が】
 
(折れてねえ……!)

【暁は、焔槍はエルネスティーネに、焔劍に再度、拮抗する……!】

(>>199)
 ……じゃあ、俺と同じだな。俺も仲間は裏切らねえよ。金のためっつってさんざ裏切られて殺されかけたけど。
 
【痛みは引かないが、不思議と意識は晴れていた。焔劍に拮抗しながら暁は言葉を紡ぐ】
 
 ……デカイ口利いたが、俺もお前と、大して変わんねえなあ。罵倒しあって怒鳴りあってキレあってよ。
 あー……、人間ってバカみてえだよなあ。ホントバカみてえだ。
 つまらん意地とか、主義とか、考えとか、“仲間”とか、“退けないもの”とか。
 ……そんなののために、自分以外の物のために!  
【脚に力を入れる。強く強く、ひたすら強く】
 
 一個しかねえ命張ってんだからよ────!
 

(>>218)
 悪いなァ! 付き合わせちまったみたいでよ!
 いずれにしてもすぐ終わる……もうちっとだけ、堪えてくれな──!
 
【暁は共闘者に話しながら、思考する。押し通したい。引きたくない。絶体に後ろに押されたくない】
【ここで押されて下がったら、自分が今まで貫き通してきた意思は一体何の意味を持つ】
【答えはただただ、全部嘘。負けない。負けられない。この思いは意思は曲げられない】
【だから、打倒する。エルネスティーネを倒して前に進む。相手は覚悟を決めている。こちらも覚悟を決めているのだ】
【かの焔劍を避けようなどとは思わない。だから、このまま、正面から、意思を、焔槍を、】

 貫き通す────!
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 02:15:57.48 ID:yKuemWFDO
//2レス目です


【暁の髪と瞳が、紅蓮に染まった】

 
 らねえ……
 要ら、ねえ……
 翼なんて、要らねえ!
 角度を曲げる! 方向を変える! 高く飛ぶ! 飛翔する! 
 ──そんな物は要らねえ! んなもんはどうでも良いッ!
 
【暁の唐突な咆哮と共に、その背の翼は消え去った】
【角度を曲げるための方向を変えるための高く飛ぶための飛翔するための翼は消え去り────】

 前だッ! 前だけ、前だけに真っ直ぐ進む! 俺は俺であることを貫き通す!
 行くぞ嬢ちゃん、歯を食い縛れ! 俺は退かねえ、絶体に退かねえ!
 決して退かねえ、横に避けて転びもしねえッ!!!

【────代わりに暁の背に生じたのは、紅蓮の焔】
【大きな翼四枚を、そのまま爆焔に変えたのだ。これでは角度を曲げるのも方向を変えるたのも高く飛ぶたことも飛翔することも出来はしない】
 
  不退転────
 
【ただ──……前に、前だけに、前に進むためだけの焔】
 
  ────天翔脚ッ!!!!

【前に進む事だけに特化し、羽ばたくことも何もかもを捨てて得た焔】
【四枚の翼を全て紅蓮の焔に変えて得た膨大に過ぎる推進力】
【暁は進む。殺すための焔ではない。ただ前に進むための焔】
【それを受けて────】

 お、お、お、お、ぉ、ぉお、おおお、オォォオオオォオオオ────!!!!

【朝宮暁は、前に】
【──────進む】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 02:17:11.76 ID:3El3P5Bf0
>>214

おや、それは残念です。せっかく自分を確かめられる機会だと思ったのですが……。
フフ、思考に関しては貴方のご期待に添えるかは自信がありませんね。

【彼女は小さな苦笑を漏らす。だが、それは決して彼の選択に対する呆れではなく】
【おそらくは、単純に残念に思っただけなのであろう――彼の実力を間近で見られなかった事が】
【……その後に紡いだ謙遜の言葉に関しては、彼女の本意がどうなのかは一切不明なのだが】

歴史に、運命に負けた敗者=\―そして強者≠ニいった所ですか。

確かに彼は強かった。剣の腕も、その意思も。
運命に破れはしたものの――無為に散った訳ではないでしょう。

そして。そう言い切る貴方に、かつて私が彼≠ノ言ったことと似た言葉を言いましょう。

【くすり。そう告げる彼女の表情は、やはり狐のような妖しい微笑みのままで――】

さっき貴方が言ったとおり、この世界は不条理°ノまりない物です。
精密に編まれたシステム、破れ得ぬ金科玉条。それがこの世界≠成す物です。
ラプラスの悪魔を知る人間なら、全ての事象さえ演算できるさえと言います。

かつて世界を根底から変えようとした人間は何人も居ました。
しかし、その願いは、野望は悉く敗れ去り、歴史≠フ一頁へと消えていきました。

つまり、幾星霜の年月の中でそれ≠成しえた人間は居ない。それを踏まえて。


――死の使い≠ニして、カーネル=アドルフ・レルゼクムに問います。

貴方は何があろうともその野望を全うし――天秤を覆す℃魔ェ出来ると言えますか?


【……それは、単純な質問のようで。或いは彼女が一番聞きたかった事なのかもしれない】
【質問の答えではなく、答えの重み≠。カーネルが掛けるモノの、大きさを――】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 02:20:59.48 ID:u9gou3jMo
>>220

このゲームで私が賭けたのは、私の部隊の撤退の是非
ここで負けたら確かに、お前の言う通り、大人しく帰る事になるな
これはそういうゲームだ。単純に規定したから、ここに言葉遊びは入れないよ

………本気で、言ってるならな

【答えは変わる事が無い】
【実際にそうするのなら、自分達もそうしようと】
【飽く迄も、後手を選んでいる】

(……ブラフだ。何かの能力での擬態だろう)
(こんな事で自殺を選べる訳が無い。自分に利益が何も無いんだ)
(そうだ、仮死状態か何かになって切り抜けるとか、そういうつもりなんだろう……)

【そして、思考も変わらない】
【そんな事は出来る筈が無い、無駄死にすると分かって、自分で死ぬ事を選べる筈が無い】
【此処で死んだ所で、一度撤退するだけだ。もう二度と来ない、などと言った訳でもないのだ】
【どれ程に正義に盲目であれば、その様な選択を出来るというのか】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 02:21:03.15 ID:3El3P5Bf0
>>223
/×ラプラスの悪魔を知る人間なら、全ての事象さえ演算できるさえと言います。

/○ラプラスの悪魔を知る人間なら、全ての事象を演算できるとさえ言います。
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 02:21:59.85 ID:HAd/D8cUo
>>209>>212>>215>>217

……監視、私で良ければ引き受けるかしら
どうせ時間は有るのだし、普段は何も出来ていないのだし、ね
それにしても、リーダーさんも結構怖いことを言うかしら

【にこりと笑う、この女性。どちらが怖いか、分かったものではないが】
【「いま何か?」というように一度首を傾げるも、仔細を尋ねられて口を開き】

私の能力の一部を、彼に植えつけてしまう……と、言ったところかしら
“生命そのもの”に定着させてしまえば、そうそう取り外せるものでもないわ

……そうね。分かりやすく言うなら「何処かの有名なお猿さんが頭に填めた輪」、かしら
此方の意思で、生かすも[ピーーー]も自由な仕掛けと考えて貰えれば。
これはほとんど脅しになるけれど、「好きにして良い」のでしょう――――?

【なんとなく、思い出したように両手の指輪を外してしまう】
【戦闘用なのか―――外すと、なんとなく“人間じみたような感じ”も僅かにするが】

>>ALL

【ふと、皆の方へと向き直って。白い日傘を腰に下げて】

――――いかがかしら?

やるのなら、今直ぐ。倫理を気にして“ダメ”なのなら、止めるけれど

【短く、雰囲気とは違ってイヤに鋭く、その場にいる者たちに改めて意思を問う】
【機関員相手に、非人道的な真似を認めるか、否か】
【既に賛成と言ってくれた重太郎にも、改めて。全員に対して決を迫る】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/03(日) 02:22:20.04 ID:wsm9bEuH0
>>219

【訪れた、奔流に。土に塗れた、旧き血は、息を呑んだ】
【閃光は、全てを照らし、全てを、焼き尽くし。正に、断罪の、光】
【青年は―――強い】


あ、――――嗚呼


【思わず、息を、吐いた。死んでから、堕ちてから。畏怖し、敬愛していたものを、見た気がした】
【青年が、放った光は。闇を、轟音と共に、切り払って】
【ただ、只管、愕然とした。言葉が出ない。怖い、怖い、ああ、でも、     】



【―――強い】
【此れが、力=z



【其れを、思考した頃には。光は晴れ。右腕を下げた、青年。其の姿を、不安に、思う】
【混乱を終えた、其の後。咄嗟に、取った行動は、逃走。情けないほどに、無意識に、其れを行う】
【其の背に。臓腑と、骨と、肉塊で形成された、グロテスクな両翼を生やし、上空に、飛び立とうとするだろう】

……。夢幻檸檬=c…

……カイ=B……。覚えた、……
……迷惑を……掛け。……。今度、は……必ず……

―――……。……忘れ、……ても……、ぃ……

【此方も、限界だった。途切れ、途切れに。最後まで、紡げない、言葉を、交えながら。語る】
【カイの名は。冒頭で、名乗っていたものを、聞いて、覚えたのかもしれない】
【どういう意図で、自らを、名乗ったのかは、判らない。忘れても、良いと、告げて】
【混沌とした。闇鍋の様な、言葉の奔流。ずたぼろの体は。意識は。消えて】

【青年に、向ける、橙は。全て、終えた印の。清涼感ある、果実の様な、其れで】
【異形は。久方振りに、柔らかく。人間らしく、微笑むことが、出来た】
【彼は、此れからも、更に、強く、成るのだろう。そんな、心情も。眠りの闇に、消え落ちて】
【くたり、力を失った、体。其れを、自動的に、両翼が、運んで。高く、飛び去って行く】

【黒衣の青年の、戦争は終わり。夜空に、機関員は、消えた】
【勝者――カイ=スケイプヴェルト】


/お疲れ様でした、ありがとうございました…!
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 02:31:34.45 ID:pLX87jxT0
>>223
フン……今、この時点で其処まで語れれば上等も上等よ。
其処らのマヌケとは違うということが分かればな……
【……底知れぬ。そんな感情を、カーネルは抱いていた】
【それは恐怖ではない。カーネル=アドルフ・レルゼクムは、こんなことで恐怖しない】
【ただ単純に、底が知れぬと。果ての見えぬ深淵を覗き込んでいる――そんな心持だった】
【……見た目は、単なる少女だというのに】

(……彼、に?)
【カーネルは。その言葉に、一瞬眉を顰めて――】
【……――告げられた言葉に。真っ直ぐ、少女を見据えて】

…………クッ。
なるほどな……『導く者』……或いは『選定する者』なのか?
かの『キルベルク・シルバーソード』もまた……貴様によって『確認』を迫られたのか……

……確かに、今までの歴史の中で……それを成し遂げた人間は居ない。
どんな強者であろうと……それは、達成されなかったこと……

幾重の願いが散り、幾重の信念が解け、幾重の生命が還っていった……
……このオレもまた、その大いなる流れの壱と成る……そんな未来が待ち受けているのかもしれない……

……だが、それでも……――

【――瞑目する、その先に見える光景は。世界は】

……絶対に譲れぬ……信念があり……

   【  ――瞬きたりとも、忘れたことはなかった】

  ……未だ見果てぬ……夢があり――

       【  ……真っ赤な輝き。焼けた肉の香り。身を突き刺す、炎の気配】


 ……この我が身の真底に刻み込まれた、 


              【  伸ばされた  】



          …………  誓いが、  在るのなら



              【  白い手は  】




……――このカーネル=アドルフ・レルゼクムが、≪歴史の先駆者≫と成れば良い。



……それだけのこと。

未来も、運命も、どんな定めも、流動も。
全て……このオレが、斬り拓き往く。


……オレは。≪R.I.P.≫の総帥……カーネル=アドルフ・レルゼクム。
この世界の天秤を、システムを、あらゆる摂理を……序曲へ還す、奏者だ……――――!


【――開かれた灼焔。握りこまれた拳は】
【少女を、いや。その果てを。……何処までも、見据えていた】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 02:36:38.05 ID:qtSR47HF0
>>221

――――ふざ、けるな…………

【もう、攻撃もまともに届かない。いつもならそれなりに立つ弁も、全く歯が立たない】
【その憎しみと悔しさは――――――――】

――――――――――――――――ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!! っ、あ…………っぎぃ!!!

【―――――――――自分の肉体へと向く】

あたしゃ人間じゃねぇ人間じゃねぇんだよそうだろドルトナーあたしゃ人間じゃない人殺しの為に生きてるサイボーグなんだ…………、ふっ…………ッ!
お前はサイボーグ…………そうだ、あたしゃサイボーグなんだ…………人間じゃ無ぇんだ…………人間じゃ無ぇんだよな…………!?

【――――既に、『人間としてのアイデンティティの崩壊』を経験していたブラックハートは、自分が『人間』だと言う意識など、捨て去っていた】
【そうしなければ――――――――自我が、正気が、保てなかったから】
【そして今、再び由々しき事態に見舞われる。サイボーグとしての自身のアイデンティティを、崩壊させかねない要因が、側にある】
【――――もう二度と、[自分自身の存在/アイデンティティ]を失う痛みを感じたくはなかった】
【ブラックハートは壊れた様に、左腕で自分の体を傷つけながら、肉体の痛みと共に必死になって自分に強迫観念として『サイボーグ』を刻みつける】
【そうしなければ―――――――――自分までもが、自分の存在を否定せざるを得なくなってしまうから】

【――――――――もう、正気と言う意味では手遅れかもしれないが】

>>206>>218>>221>>222

「――――――――ブラックハート様!!」

【突如、戦場に乗りこんでくる、一台の自動車】
【それは、カラフルなペイントに紛れて『Factory』と描かれた巨大な荷台のついたトレーラー】
【ブラックハートの呼んだ、救援のための一般兵たちだった】

【――――助手席と荷台から、4人の武装兵士が降り立つ】
【運転席に残る人間と合わせて、全部で5人】
【降り立った者たちは、皆プロテクターとヘッドギア、そして3点バースト式(一度引き金を引くたびに3連射する。際限の無い連射で無駄弾を撃つのを避けるための仕様)のアサルトライフルで武装していた】

がぁ、あ…………ッ!!

【投げ飛ばそうとしたゼビレイの思惑は、外れる事になる】
【それは、攻撃の失敗を意味したものではない――――右腕が、投げによって千切れ飛び、完全に分断してしまったからだ】

――――お前ら…………あの女を…………エルネスティーネを、あたしと共に、回収して…………撤退するぞ…………!
あれは…………大事な友軍だ…………!!
「了解!! 展開、支援射撃準備!!」

【片腕を失いながら、ブラックハートは、降り立ってきた武装兵士たちに指示を飛ばす】
【それを受けて、4名の兵士は、空中に向けてアサルトライフルを向け――――――――】

――――――――エル!! 助けが来た!! 引き上げるぞッッ!!

【ブラックハートは、最後の仕事と言わんばかりに、空中に向かって声を張り上げる】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 02:38:19.71 ID:66Waubfko
>>215

監禁してもアートマンが厄介ですね……
足を取るのは、戦力として使えなくなる可能性があるので反対です。
(『フタヴァって何だっけ…ああ、あの会合の時のアレかな…』)
【あくまでも、「戦力」として、百家の事を考える。もし、手駒にならないと分かったのなら、情報を取り次第[ピーーー]つもりらしい】

>>215
(「そこらへんがうんたら、って言いたいけど、今日の反省もあるし、言わないでおこう」)
【言いたい気持ちでいっぱいだが、自分のせいで、重太郎を傷付けた事もあり、自粛する白口】
【ちょっとは成長したらしいですこの子も】

>>215>>217
(…カンナさんに思ってる事全部言われた……)
(落ち着け俺、俺は強さを望むのは何の為…?正義の為…?)
(正義を求めたのは何の為…?皆の為、皆って…皆って…今は、誰が『皆』なんだ…?)

【そして、耳へと入ってくる、対機関を止めるか、という言葉】
【瞬時に、頭が拒絶を起こす】

  ――いやっ…!!それだけは…嫌です…!

【そして、ポケットから卵を出し、能力で半永久的に残る鏡を、卵を囲うように出現させる】
【衝撃に弱いが、衝撃さえ与えなければ鏡は壊れず、永久的に卵を囲むだろう】

使わないです…、辞めたくないですし…
もし、俺が卵を使うかどうか、不安だったら、コイツを持っててくれても構いません…!
【自分を情けなく、そして、自分が求めた強さとは何だったのかを思う重太郎】
【今まで、踏み外していた道も、ここで戻ったのだろう】

>>226
俺は、先程も言ったとおり賛成です
【深呼吸してから、心を落ち着かせて、そう言い放つ少年】
【銃も同じ考えらしい】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 02:40:38.15 ID:9aZ4EIeSO
>>224
それを聞いて安心したぜ

オレだってまだ若い、死にたかねーぜ……だがよ
子供はもっと若い、死って事を理解してないかもしれねー
そういう奴らを守れるんなら、オレは喜んで自分を撃つぜ

【改めて胸に銃口を当て】
【深呼吸】

約束、守れよ?
…じゃなきゃ化けて出てやるぜ

【発砲】

【銃弾が胸を貫通し血が吹き出す】
【力が抜け体が崩れ落ちる】
【トリックも能力も無い】
【もしあるとすれば偶然】
【しかしそれも望めないか】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 02:45:04.31 ID:3El3P5Bf0
>>228

……フ、フフ。アハッ、アハハハハハッ!
素晴らしい、素晴らしいですよカーネル……! 貴方は真に、強き人物です――。

【それはそれは快活に、楽しげに。少女は鈴のような声を草原に響かせて、高らかに笑った】
【あざ笑ったのでは、決して無い――それは災禍≠ネりの、カーネルを認めた証なのだろう】
【――彼女の双眸。翠蒼の世界を模した瞳≠ェ、カーネルをまっすぐに見つめ返す】
【ざあっ、と。二人の足許の背の低い草が、一斉にどよめいたような、そんな気がした――】

そうですね、私は『導くもの』なんて偉い立場ではありません。
貴方の言葉を借りるのならば、天秤から落っこちた人物=c…眺めるしかできない人物、が妥当でしょう。

だから、私はこの目で見届けるとしましょう――貴方の紡ぐ歌の、その果てを、
強き意思の刃が、時代を切り開くのか。あるいは歴史の潮流の中に沈んでいくのか。

――楽しみに待っています≠諱Aアドルフ・レルゼクム。

【ひょいっと。何処から取り出したのだろうか、彼女は彼に向けて林檎を投げ渡す】
【心配せずとも毒は入っていませんよ≠ニ、注釈だけはきっちりと付けながら――】

【彼女が髪をふわりと靡かせながら振り返れば、そこに一瞬にして闇の塊が発生する】
【先ほどの気配無き移動≠フカラクリは、どうやらこの魔術のようだ】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 02:47:56.56 ID:u9gou3jMo
>>231

………ルールはルール、だから、な

(……そうだ全く捻りも無しにあんな手段を取る筈が無い)
(何かを仕込んでる筈だだったらそれを見抜くのが先決だ)
(タネはなんだ?次のゲームでは、そんなもの使わせないでやるさ)
(ああそうだ。こんな事の為に自分を撃つなんて)

出来る筈が―――

【「ない」と締められる筈の言葉は、最後まで綴られなかった】
【綴る事が出来なかった】

―――……おい。何をしてるんだよ、お前

……おい!聞いてんのか!?

【崩れ落ちた相手の体の上に、座った姿勢のまま投げつけられるのは】
【何を言おうとするでもない、出来るでもない。ただ呼びかけるだけの言葉だった】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/03(日) 02:48:12.12 ID:6OksOok8o
>>215>>226

【幾つかの意見が出る中、ルシアは一人、ただぼんやりと話を聞いているだけで】
【皆色々考えてるんだなーとか、そんな適当な思考が渦巻いている】
【別に私は考えてない訳じゃないんだよ? とは脳内自己弁護】

――――御任せするよ、全部。
私は特に良い案浮かばないし、何が出来るでもないし。

それに、話次第では上手く利用できるかも知れない訳でしょ?
だったら、使わない手はないじゃない。ねぇ?

まぁ、最終的に[ピーーー]となったら、止めるかも知れないけど。

【思考停止とも取れる意見と共に、ルシアは沙莉菜に全て任せる事にした】
【爆弾云々は何の事なのか判らないが、抑止力にはなるものなのだろう】
【言うことを聞かせる材料とは為らなくとも、暴走を防ぐ手立てにはなるかもしれない】

【ともあれ、ルシアは賛成、と言うことだ】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 02:49:31.27 ID:Xs31jVbJo
>>226

 ……それは、沙莉菜さんなら、すぐに取り外せるんですか

【ふと、彼女はそのように問いかけて】
【それから更に、こうも言葉を次ぐだろう】

 もしそうなら、私はそれに反対しません

 ただ……彼が今後、どうしたいか
 ……なるべくそれ次第にしたいと、私は思います

 彼が目覚めて、それを聞き出すときも、植え付けていることは言わずに
 卑怯かもしれないけれど、脅しながら聞いたって、選択なんてあって無いようなものだから

【と、彼女は搾り出すように、言葉を紡いで、ひとまずの賛成の意を示す】

 ……そして、もし、彼が私たちに協力をしてくれるなら
 その爆弾は、すぐに取り外すべきだと……私は、そう考えてます

【そこまで言い終えれば、彼女は口を閉ざす】

 【──彼という存在の尊厳を踏みにじる権利が、自分たち『対機関連合』にあるのかと言えば】
 【彼女には、全くそうは思えなかった。ただし、手を汚さぬまま一貫することは、やはり出来る状況ではなく】
 【最大限、人を尊重しうる選択肢を、彼女なりに考え示したかった。完全ではないだろうが、それが彼女の精一杯】

>>230

 ……いいよ、君が持ってなよ
 君が使わないって言うなら、私はそれを信じるし

 それがどれだけ恐ろしいものか、身を持って知る良い機会じゃない?

 ……それでもし、誘惑に負けそうになったりしたときは、すぐに壊すか、
 それか、私のところでも良いし、他の連合員のところに行けば、誰かが殴ってくれるよ、きっと

【「……そこまでになったら、壊した方がずっと楽だろうけどね」】
【と、付け加えながら、少年の背を、軽く二度ほど叩こうとするだろう】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 02:51:24.02 ID:qmOtCHaFo
>>221>>222(暁)

────、邪魔、しないでください

【──ぎり、と。奥歯を、食いしばる】
【何故だか無性に。言いたかった】
【何故だか無性に。叫びたかった】

私だって、絶対に退かない!
どうして──邪魔するんですか……ッ!
ずっとずっとずっとずっとずっと──!考えていた!
人を殺すしか知らないあの方に勝つ方法を!
勝って初めて、あの人と幸せになれる権利があって──!
それで、人を殺すしか知らないあの方を、どうやったら、幸せに出来るのか!
ずっと考えていたんです!

平和な生活だなんて知らないあの方に……!
この世界に生まれて1年しか経っていない機械人形の私が教えてあげたいんです!
どうやって幸せになれるのか。どうやって、平和に暮らせるのか──!

【──それは、或いは】
【ずっとずっと、彼女が隠していた弱音、なのかもしれなかった】
【朝宮暁は彼女の事を、何も知らない】
【それでも──それは。伝わるはずだ】
【彼女の。文章とも言えぬ、前後の繋がらぬ言葉は】
【ずっとずっと。誰にも、彼女が言えなかった事だというのが】

それが──やっと分かりそうなのに……!
百家様と居れば、それが分かりそうなのに──!
それなのに……どうして、邪魔をするんですか!

【それは、懇願】
【邪魔をしないでと。漸く見つけた道標を、閉ざさないでと】
【蒼い蒼い其の瞳に、涙を浮かばせながら】
【彼女は──ただ子供のように、叫ぶ】

愛してるんです……!あの方の事を。あの方の事だけを愛しているんです……!
だから──だから、

【狂おしいほどの愛情。傷ましいほどの感情】
【それが──彼女の強さの証】
【それが──彼女の強さの源】
【藁を掴む思いでやっと得た、百家羅山という道標は】
【この場にはいない、「彼女が愛を向ける」人間へ進むためには、必要不可欠なもの】
【この戦いで、更に前に進まなければ、きっと──】

/続
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 02:51:49.40 ID:GbKxgrmoo
>>217>>226>>230

うーん……───

【道徳的・倫理的に考えれば間違いなくアウト】
【しかし、力無き正義は無力だというように】
【幾ら綺麗に飾ろうが、過度の危険を冒してしまっては意味が無い】

────賛成。
ただ、緊急時以外に"脅し"を使うときは、俺かカンナを通すこと。

【軽い条件は付けたものの、双葉は賛成のようだ】

>>230

……力欲しけりゃ努力しろ。今以上にな。
ついでに、頭冷やして色々と一晩くらい考え直せ。

その卵は、戒めのためにでも持っとけ。
俺はもう、一個持ってるし。

【少し、怒っているのだろうか】
【大人しく認めたから叫んだりはしないものの】
【声や瞳に、いつもの優しさが無い】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 02:52:00.10 ID:qmOtCHaFo

       だから……、そこを────

                  退けぇえええぇえぇえぇえええぇえぇええええええ────!!


【喉が焼けるほど、熱かった】
【もう何を喋っているのか、分からなかった】
【其れでも彼女は、進む】
【大好きだったから。あの人の事を、愛していたから】

      【 ──── 愛しています 】
      【 ただ  「貴方」のことだけを 】

【脳裏に浮かんだ、誰かの顔は】
【いつもいつも黒い服を着た──不器用な、「あの人」のものだった】


【洪、と。炎剣の刀身が。焔の刀身が、勢いを増した】
【恐らくはこれが、決死の一撃】
【己の全てを吐露し、ぶつけた一撃は。朝宮暁の焔と拮抗し。互いに互いを喰らいあい──】
【きっときっと。これが耐えられてしまえば──】
【彼女の焔は、消える】
【飛翔に必要な翼も。攻撃に必要な剣も。能力に必要な盾も──全て全て、火の粉となって消え】
【重力に逆らって、地面へ堕ちていくこととなる】

>>218(ゼビレイ)
>>229(ブラックハート)

【最早、二人の声は。行動は】
【情報として──脳内に入っていないのだろう】
【それほど。彼女は必死だった】
【聞こえるだろうか。彼女の気持ちが。心が。愛情が──】
【機械でありながら。戦争の道具として生み出された、ただの兵器が】
【こんなにも。痛々しく】
【戦争の空へ──想いを叫ぶ彼女の声が】
【──聞こえる、だろうか】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 02:53:25.02 ID:pLX87jxT0
>>232

……『強さ』とは……思想だけで成されるものじゃあない。
『実力』『信念』『夢』『精神』……
あらゆるものを総合して、はじき出されるものが『強さ!』

……真に幸福を得るに相応しい『強者』……
……必ずや、オレはその領域へと到達する……

【――ばさ、と。赤いマントを翻して、カーネルは右手を側方へ突き出す】
【が、やがてそれをゆっくりと頭部へ持っていくと、紅い髪をざぁ、と掻き上げて】

……いいだろう、『眺めるもの』。貴様は其処で見ているがいい。
オレが紡ぐその“戦律”が、どのような結末を迎えるのかを。

……すべての判断は『歴史・運命』に委ねられる。
だが……観測者もまた、必要なのだ……――

【――ぱし、と。その林檎を左手で掴み取ると】
【それを、月光に透かすようにして。見やる】
【……紅き球体。球は、古来より完全なるものの象徴】
【――……このカーネルが目指す到達点。紅を纏いし、完全なる強者――】


【……しゃく、と。それを一口、齧って】


……≪R.I.P.≫……転送端末

【闇の塊の発生を見届ければ、カーネルも静かに術式を発動する】
【ごぽ、と。小さな音と共に、彼の足元に“黒い血溜まり”が出現する――】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 02:57:46.65 ID:9aZ4EIeSO
>>233
……………………

【返事など無い】
【頭に霞がかかっていくように、意識が消えていく】
【胸から血が流れ続ける】
【盲目的か狂信的か】
【確証も無く馬鹿な行動かもしれない】
【しかし、馬鹿であったために、他に方法は思い付かなかった】

【最早集団を止める人物はいない】
【この行動は正しかったのか】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/03(日) 02:58:38.39 ID:3El3P5Bf0
>>239

――。

【もう、言葉は必要ないと悟ったのだろう。彼女は何も言わずに闇の中へと消えていく】
【そうして、彼女の姿が見えなくなると――その闇さえも、夜に紛れて見えなくなってしまう】
【――後には何も残らない。最初から彼女などいなかったかのように、静寂があるだけだ】

【転移の時に、彼女が浮かべていた表情は……果たして――。】






……あれ。

【 ? 】

そういえば、天秤がひっくり返ったらリンゴ農家が危ないんじゃ……そ、それは困りますね。
あー、リンゴを作ってる人たちの安全を保障してもらうべきでした。私の命に関わりますねこれは。

【 !? 】


/お疲れ様でした。ごめんなさい最後シリアスに堪えられませんでした^q^
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 03:00:55.45 ID:u9gou3jMo
>>240

……おい、衛生兵。死んだかどうか、確かめろ
生きてたら……私の勝ちに出来るからな

……さっさとしろ

【少女の指示で、兵隊の内武装の少ない一人が掛け寄ってくる】
【受けた命令は生死の確認。本当に死んだのか、まだ息が有るのか】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/03(日) 03:04:09.48 ID:pLX87jxT0
>>241

……(……災禍の種≠ゥ。……奇妙なものよ)

(だが、再認識した……オレは止まらない。必ずや、成し遂げてみせる)



(……お前≠フためにも。オレは……――――!)



【――やがて彼は、その黒い血溜まりに溶けるようにして消えていく】
【次に視界に入るのは、≪R.I.P.≫本部だろう】
【……その瞳の灼焔が、捉えるモノは。】





……しかし。


……リンゴの収穫時期は、主に秋のはずだが……ああ、ハウスか。便利だな世の中


【オチよ】

/お疲れ様でした。お相手感謝です!
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 03:07:48.02 ID:Bs6+Krsm0
>>221 >>222

【最早、言葉を交わす余裕すら見せない。しかし、其の抜け殻のような其れは、深く頷いた】
【其れは執念。機械が持つ目的への執拗さ】

>>229

 ………

【彼は、脚を天に掲げたまま動かない。判断は……最早出来そうにも無いが】
【今は見逃す。其の結果なのは確かである】

>>all

【彼はまるで先程置物のように動かない】
【しかし、明かりの無くなった双眸はブラックハートを見据え。何よりも片足で立っている】
【この結果は、目的にはそぐわなかった。其の悔しさを訴えかけるかのように】

【ゼビレイ、戦闘不能】

/すみません。そろそろ離脱します
/皆さん乙でした
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 03:08:50.50 ID:9aZ4EIeSO
>>242
【息は無いがまだ脈はある】
【今まで動き続けていた心臓の余韻か】
【だがそれすらも一秒に一回から五秒に一回と減っていき】
【間もなく止まった】

【脳死に至るのも時間の問題だろう】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 03:11:27.38 ID:HAd/D8cUo
>>235

勿論。自分で蒔いた種を拾うくらいは、私にも出来るもの

私も、出来るだけこういった手は使いたくないかしら
仮にも正義組織の一員として、人としても宜しくはないのだし、ね
……だから、そうね。アナタが言うように、協力を取り付けられれば直ぐに取ってしまいましょう

【力強い意志のこもった、その言葉。たった一度の頷きもまた、確りとしたもので】
【この人在っての、かつての仇敵“金獅子”在りと。そう思わせるモノを漂わせ】

>>237 >>230>>234

了解よ、リーダーさん。私を信じてもらえると、嬉しいのだけれど

……さあそれじゃ。改めての賛成と、“一任”のお言葉を貰ったことだし
早速やらせて貰うかしら、彼の治療と“爆弾”の設置を、ね―――。

【状況が安定している今、事を起こすならばひたすらに早いほうが良い】
【サリナは翳した手から能力によって、百家の肉体に干渉する】

【血が足りなければそれを作り、臓器が傷ついていればそれを補い】
【生きるに必要なエネルギーというものを、粗方全て、注ぎこんで】
【その最中に、一つだけ―――何処と言わず、“爆弾”を仕掛け】

>>ALL

【ほんの数十秒ほどのことだった。治療と設置は、終わったようで】
【サリナはふらりと立ち上がると、先程腰に下げたばかりの白い日傘を取り出して】

……終わった、かしら。容態も安定しているのだし、直に目が覚めると思うわ
だから、出来るだけ早く簡単にでも拘束してしまうのが良いのじゃないかしら
私は……少し、疲れたから。これで失礼するわね、それじゃあ――――。

【まるで杖のように日傘を地につき、ふらりと船内に向かっていく】
【百家の体調は頗るよろしく、戦いの後とは思えない顔色が伺えるハズ】

【一方で。船内に姿を消す彼女の後ろ姿は、まるで老婆のようにも見え】
【かちゃん、と扉の閉まる音は、何か――――松の枝が、折れるようにも聞こえるだろう】

/時間も押していますし、このあたりで失礼しますねー
/長時間にわたり、皆様本当にお疲れさまでしたー!

247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 03:15:11.35 ID:66Waubfko
>>235

…クソッ、情けねぇ……
【左の拳で、自分の足を叩きつける少年は、強さを求めるが余り、肝心の正義を、見失っていたのだろう】
【背中を叩かれる感触も、今はあまり感じなかった】

>>237

分かりました…
「とりあえず今日は筋トレ3倍な!」
【そして響く、白口としては元気付けてるつもりらしい場違いな声】
【ほんとこいつが空気読めない奴でよかったと、口黒】
【そして、卵を丁寧に、ポケットへと突っ込む】

>>246

終わった…のか…?

ありがとうございます。それでは、さようなら
「じゃあなー」
『さようなら』
【別れの挨拶と共に、小さく頭を下げる少年】

/おつかれさまでした!
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 03:15:45.69 ID:u9gou3jMo
>>245

………どうだ?

「このまま放置すれば、間違いなく死亡するかと」
「早急に手当てをした所で、完治の確立は低く」
「器具の到着までに、生体反応が完全に消失する事も考えられます」

………そうかよ

【衛生兵は、人の死を見る事に慣れている。そして、冷静に事実だけを告げる】
【少女もまた、人の死など無数に。それこそ一日数人単位で数えられるほどに見て来た筈だった】


………撃て

「は?」

お前の腰の右に下がってる、配給品の綺麗な綺麗な銃で、そいつの頭をぶち抜け
私はそう言ったんだ、聞こえないか?聞こえない訳ねえよなあこの距離じゃあ
………さっさとやれ、じゃねえとお前がこうなるぞ

「……了解しました」

【衛生兵は腰の銃をホルスターから引き抜き、撃鉄を引き起こした】
【世界に存在する、どの弾薬とも規格が合わない。機関特製のこの銃の】
【心臓の位置へ向けられた銃口から、発射されるのは】


…………イカサマありなんだよ、バーカ

【生物の在り方を、根本から捻じ曲げる悪魔の兵器】
【哲学者の卵≠ニ呼ばれるそれだった】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 03:25:14.92 ID:qVhyLA0SO
>>227
【相手の力に自分の其れを上乗せした形で、彼の右は完膚無きまでに破壊されていた】
【全ての力を一点に圧縮した、単発式――深淵の魔弾。恐らくはその無駄の無さ故に、彼女の一撃は】
【閃光を食い破り、悪魔の顎たる漆黒の砲を砕くに至ったのだろう】

(……被弾は相手より少ない三つ、然れど……これ以上無いって位に、戦闘の要を削がれた、ね)
(せめて左手が残ってれば、遣りようは有った。右手が無事なら、未だやれた)

(ifのコト考えても、仕方ない――――かぁ。とっとと止血して、退くのが吉と)

【最後の一撃≠ヘ凌いだ。――だが、代償は決して軽くなかった】
【ふつふつと泡立つドス黒い粘液を垂らし、完全にその機能を停止している右腕を見遣り】
【次いで空を舞う檸檬へと視線を移して、青年はまた、にっこりと微笑むと】

――――檸檬ちゃん、ね。覚えた……それじゃ、またねー?迷惑なんかじゃ、無いよ。

【ひらひらと左手を振って、彼女を見送る。それから、がくりとその場に膝を着いた】
【意識が、黒に呑まれてゆく。身体が、黒に沈んでゆく。戦の後の静けさの中、少しずつ、少しずつ】
【戦いを終えて、彼は只管、深い深い眠りに就く。無機質な、漆黒の繭のなかで】

(………あ、ぁ。全部、終わったん、だよね?)
(水の国は、ちゃんと、……前みたい…に。……これで、また)

【――――学習、完了。リカバリー・モード――砲身内蔵型腕部の脆弱性、並びに――】
【代案として、右腕部のダウンサイジング――砲撃――複合防盾――提案――――】
【呼称――――Tyrant――U……、――――】

(依頼―――――待って、て。………ちゃんと、見つけ―――)


(―――――――白、――、、―――ちゃ、ん……)


【Sys.OverLord――――AcTivE  Y/N  ?】

//最後の最後で、意識が………。申し訳ありません、お疲れ様でした!
//有り難うございました、楽しかったです!
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 03:30:16.79 ID:yKuemWFDO
>>236
 絶体に、
 ──ここはァッ

   退か、ねええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ────!!!!

【喉を焼く程の絶叫に応じたのは、やはり喉を焼く程の絶叫だった】
【喋るべき事など何も無い。エルネスティーネが語る愛も、想いも、暁はかつて喪った】
【だから言わない。何も語らない。“今”を背負うエルネスティーネに対し、自分は“過去”を背負っている】
【だからエルネスティーネのように、相手に語る事はない。単なる、意地だ】
【────ちっぽけな、意地。ちっぽけな、“誓い”】

【押した筈が完全に拮抗状態に戻っていた。互いの焔は互いの焔を喰らいあい、互いの意思は互いの意思と衝突する】
【刃無き劍の刃と、穂先など存在しない槍の穂先は、その小さな小さな鋒と刃筋の一点で噛み合った】



 ──────────────!!!


 
【最早、限界などは越えていた。耐えるか、それとも耐えられるかの勝負。互いの想いを賭した勝負】
【戦争の空で繰り広げられる、二つの個体が総てを賭けた、二人だけの戦争】
【その、結末は──────】




【暁は、突き抜けた。前に進んだ】
 
 ──……。
 
【右足に纏うのは焔。けれどその鋒は、欠けていた】
【エルネスティーネの焔の劍はどうか分からない。だが、暁は槍の穂先が欠けたことによって、その爪先の向きが、ほんの微かに変わってしまった】
【それによって暁は前へと進んだ。エルネスティーネと文字通り“擦れ”違って、前へと進んだ空を、地に向けて駆け抜けた】


【槍の穂先が地に激突し、熱波と共に地を捲り上げる】

 ああ────前に、進んだ。
 だが、……大した、もんだ。
 退かなかったが、押せずに。
 擦れ、違っちまったな──。
 
【あの嬢ちゃんは、どうなったかな】
【最後にそれだけ考えて、暁は自ら開けた小型のクレーターの真ん中に、自らの五体と意識を投げ遣った】



>>229>>244

【斯くて、決着】
【暁とエルネスティーネの二人の戦争は、こうして幕を引いた】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 03:32:50.13 ID:GbKxgrmoo
>>246

ん、分かった。信じる。

【コクリと頷いて、肯定する】
【非常に簡潔な言葉ではあるが】
【そんな言葉にも思いが篭っているのが、リーダーたる所以か】

【そして、一連の作業を見届けると】

……お疲れ様。
じゃあ、また──無理は、すんなよ。

【軽い気遣いの言葉をかけて、船内に去っていく沙莉菜を見送った】

/お疲れ様でしたー

>>247

……対機関には、卵で苦しんでる奴が何人も居るんだ。
次同じこと言ったら、ぶっ飛ばすぞ。

【怒っていた理由の一部は、これなのだろう】
【念を押して、重太郎へと言い】

……──そうだ、重太郎。
攻撃魔術って、練習してるか?

【ふと、こんな事をいう】
【重太郎が治癒魔術を練習してると知ってての言葉である】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 03:33:13.56 ID:9aZ4EIeSO
>>248
【撃ち込まれた卵は宿主の死の危機を感じ取る】
【傷付いた体を補い、生き長らえさせようとする】

【生物として、人間としてあるべき形を外れさせてまで死ぬ事を許さない】

【徐々に鼓動が元の強さを取り戻す】
【失せた血の気が戻ってくる】
【死ななかった】

【喜ぶか悲しむか】
【何を悲しむか】
【賭けに負けた事か、それとも、生と引き換えにおぞましい物体が体内に残された事か】

【目覚めた時、何を思うだろう】
【哲学者の卵が自分の体内にある事に気付きすらしないかもしれない】

【何分か何時間か】
【やがて意識を取り戻す】

…………あ…?

【意識がまだ混濁している】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 03:34:41.96 ID:Xs31jVbJo
>>246

【──ふと】

 (……──ぁ。……お、母さ──)

【少女は、何故か沙莉菜の佇まいに、数瞬見とれてしまっていた】
【そして、須臾の間に、彼女の脳裏に幻覚が過ぎって、呼吸を忘れる】

 【──それは錯覚だった】
 【相似点など、せいぜいが実年齢程度のもの】
 【それさえ、彼女が知りえるものではないのだが。何故か、錯覚した】

【そうして佇んでいるうちに、事は全て終わっていて】
【船内へと去っていく彼女の背中を、少女はぼんやりと目で追っていた】

 …………────

【扉の閉まる音。少女は扉を見つめたまま、ただそこに立ち尽くし】
【──数度、瞬きを挟んでから、唐突に、我に返って息を呑む】

 ……──あ、じゃあ、私もこれで
 着陸するまでの間、ちょっと休みたいかな。今更、少し酔ってるみたい

 それじゃ、お疲れ様、皆──

【と、言い残すと、一度伸びをしてから、小さく駆け足で船内へと戻っていく】
【──ぱたん、と響く扉の音は、読みかけの本を閉じたようなそれに似ていた】


//それでは俺もこれにて。皆様お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/03(日) 03:39:07.16 ID:6OksOok8o
>>246

…………終わった、の?

【たった数十秒。短時間で終わったそれに、小さく首を傾げるも】
【大分体調が良くなったように見える百家を見て、納得したようで】

【船内へと去っていく沙莉菜を見送った後】

―――、ん……私もそろそろ、戻ろうかな。
特に、此処に居ても、私は何もないでしょう?

【一度、周りをくるりと見渡して皆の顔を確かめて】
【「皆、おやすみなさいね」と、一言残し船内へと去っていった】

/私もこの辺りで――おつかれさまでしたーっ
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 03:40:39.66 ID:66Waubfko
>>251

了解しました…
2度といわないです…!
【対機関連合ではないが、Justiceで苦しんでいる少年が1人いるのを思い出した】
【目の前の強さだけに、手を出そうとしていた自分が悔しかった】

攻撃魔術…?いや、少し本読んだくらいで…やってないです
【銃を使う少年にとって、攻撃魔術というのは、回復魔術と比べて、必要性が感じられなかったのである】
【それは、少年が攻撃魔術についてよく知らない、というのも関係してるのだろう】

>>253

さようなら。
「じゃあなー」
『さようなら。』
【元気は無い別れの挨拶を返す少年一行】
【扉の中へと消えていく少女を目で追い、見えなくなると同時、ため息をつく】

/おつかれさまでした!
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 03:40:40.89 ID:qtSR47HF0
>>236>>238

聞こえねぇ…………のか…………エル!?

【呼びかけが、届かない】
【ブラックハートにとって『仲間』であるエルを見捨てて退却すると言う選択肢など、あり得なかった】
【手放しで信頼できるだけの、この世に何人もいない、境遇を分かち合える相手を――――みすみす死なせる気など、なかった】
【声を放つ事が無駄であっても、彼女は諦めたりはしない】

――――エル…………ッ、あんた…………っふ……っ、馬鹿だよ…………!!
なんで…………人間なんかの…………ために…………!!

【エルの叫びが、非情な思いが、上空から伝わってくる】
【それが、ブラックハートに涙を――――この涙ですら、あと何回流せるかもわからない『無駄にしたくないもの』を――――流させる】
【その意地に、いかほどの意味が残っているのか――――百家羅山が死んで、敗北が決定的になった以上、これ以上の戦闘行為は、いたずらに命を縮めるだけ】
【命から離れた事で、そして人をなぶり殺しにする事に喜びを覚える中で『死んでしまったら何にもならない』と言う事を、痛感させられた】
【それを、エルは――――――――――――――――分かっているのだろうか?】

声じゃなくとも、奴に届ける方法は…………!!

【涙をぬぐうと、ブラックハートは周囲を見回す】
【声が届かない以上、別の手段で意志疎通を行うしかなかった】

>>244

――――なまじ、あたしみたいな…………自我が無いから…………厄介な存在だった…………!

【激痛に言葉を途切れ途切れにさせながら、ブラックハートは、自分を睨みつけて機能停止したゼビレイを、睨み返す】
【完全に不可逆的な損傷となったと思いたいが――――楽観視はできないだろう】
【しかし、直近の脅威でなくなった事は確かで、これでブラックハートの意識は、完全に空中の戦いに縛られる事になる】

/乙でしたー!

>>250

…………流星に、なって…………墜ちたか…………あの、畜生、が……!!

【エルと青年との戦いの結末は、すれ違う事によって『流れた』と言う形で打たれる】
【傍観者としてしかここに介在出来なかった事に、悔しがる様子を見せながら、ブラックハートは全てを見届けた】

>>236>>238>>250

――――お、い…………!!
エルを、エルを回収しろ!! …………このままじゃ、あっちも墜ちちまうかもしれないし…………
何より、こうも、消耗した中で…………取り残されでもしたら……生還、出来なくなる……!!
「了解!!」

【ブラックハートの、途切れ途切れの命令に従い、4名の直属兵士の内2名が、上空のエルの機動に合わせて走る】
>>250に対しては、完全に無視を決め込む格好だ】

(これ以上……深入りして、脱出に失敗したら、ダメだ…………!! くそ…………血が巡らねぇで、頭が働かねぇ……!!)

【止めを刺す時間すら惜しい。戦局が不利に傾いている以上、時間を浪費しては取り残される事になる可能性すらあるのだ】

「ブラックハート様、ともかく、あなただけでも中に…………ぐあっ!?」
――――ふざけんな…………仲間を置いて行けってんなら、お前を戦場に、捨てて行くぞ……!?

【残った兵士の1人が、ブラックハートの傷を見て、トレーラーの荷台に案内しようとするが】
【ブラックハートの左腕が、その兵士のヘッドギアを叩きつける。エルの安否を確認するまでは、引かない心算だ】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 03:41:01.94 ID:66Waubfko
>>254
/おつかれさまでした!
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 03:42:37.69 ID:u9gou3jMo
>>252

「……心音確認。呼吸の補助の必要無し」
「万事問題無く、真っ当な生命活動を―――ぅぐっ!?」

………てめぇはなぁ……

【相手の生命反応が回復して行く過程を、冷静に告げる衛生兵】
【その言葉を強引に断ち切り、少女の蹴りが衛生兵の顎に突き刺さった】

誰が『心臓』を撃ち抜けって言ったァ!?脳みそ潰してゾンビにしてやれって言ったんだ私は!

「も、申し訳ありません、ですが生命の維持の為には―――」

本題はそこじゃねえってのが分からねえかッ!!

【弁解も聞かず、もう一撃。喉を潰すような爪先蹴り】
【倒れ伏した衛生兵を踏みつけて、少女は、別な部下に無線のスイッチを入れさせる】

……総員、何も取らずにさっさと戻れ
ああ、A隊だけは例のガキ、出来るだけ傷をつけないように攫ってこい、良いな?
夜明け前に、中継地点に戻る

【指示は短く、行動は早い。街に散らばった兵士達は、自分の武装だけを持って集まり】
【その内の一人は、意識を失った子供を抱えている】

【意識が混濁し、会話が出来るかも定かではない相手に、幾らか離れた位置に立った少女は】

……私が選んだカードは6、お前のは5。私の勝ちだ

【不機嫌な、違う。不愉快そうな、違う。怒りを覚えた、それも違う】
【負の感情なのだろうが、然し相手へ向くそれではない、形容しがたい色を浮かべ】
【絞り出す様な声で告げて、背中を向ける】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 03:52:11.29 ID:qmOtCHaFo
>>250(暁)

────、

【その余波か。或いは己の身体と精神を酷使した代償か】
【擦れ違った直後。エルもまた、僅かに前へと進み──】

【ど──と。空から地へ向けて、堕ちていく】
【焔の翼は、消えていた】
【焔の劍も、消えていた】
【能力の発動によって辛うじて形成されていた火の粉も。可愛らしいブローチや靴の羽も全て消え】
【彼女の異能の格とも言える左腕の盾もやがて。薄らと溶けるように、消えていく】

【全てを賭けた攻撃だった】
【其の後のことなど、考えていなかった】
【様々な疲労が積み重なり──混濁していく意識の中】
【「もっと、強くならないと」──と】
【そんな想いが、強くおこる】
【彼女の願う、「強さ」】
【それは。最初は、一人の人間に勝つという──それだけの思いから、始まったのに】
【もう、今では。それ以上を願うように、なっていた】
【「勝つ」ではなく、「護る」──】
【────「誰をも寄せ付けぬような、強さを」】
【或いは。心の底ではそんなことを想っていたのかもしれない】
【全ては。愛しい人間のために】

>>256(ブラックハート)

【はたはたと、擦れ違う風に服をはためかせ】
【ふわりとした金の髪を泳がせながら──意識の朦朧とした彼女はただ、堕ちる】
【落下開始時の高度がそれほど高くなかったことも幸いしてか】
【受け止めようと思えば受け止められるはずであり】

……、ごめん、な、さ──

【もし受け止められたのであれば。兵士にかけるのはそんな、弱々しい言葉】
【自分のせいで。状況を見失ってしまった自分のせいで、こんなことをさせてしまったと】
【こんな、危ない状態にみんなをさせてしまったと──それを謝る、一言で】

【身体の状態は、腹部の機能にところどころ歪みがあるものの──それ以外には異常が無い】
【疲労の主な理由は精神的なものであろうか】
【それでも──もしブラックハートがエルの身体を調べたのであれば】
【彼女の柔らかそうな白い肌に。銃痕や火傷痕、切り傷といった古傷があちらこちらに見られるはずだ】

/>>244
お疲れ様でしたー!
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 03:55:05.46 ID:9aZ4EIeSO
>>258
【少しずつ周りからの刺激を体が受け入れ始めた】

…な……何……
(何で……オレは生きてる……?)

【喉に血が溜まって声が出ない】
【先程まで血流の止まっていた体が上手く動かない】
【立って追う事も銃を向ける事もできずに無様に前のめりに転ぶ】

ま゙……ゲホッ……
(待て!待て!待て!駄目だ!子供が……!)

【体が動かない】
【筋肉が硬直して息も苦しい】
【手を伸ばしても届かない】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 03:56:34.71 ID:GbKxgrmoo
>>253>>254

お疲れ、おやすみっ

──あ、今更だけどルシアお久ー。
今度機会があったら、ゆっくりと何か話しでもしようぜッ

【この別れのタイミングで久しぶりというのは、なんというか】
【ともかく、船内へと去っていく二人を見送った】

/お疲れ様でした。

>>255

へぇ、ふぅん。そっかー……ちっ

【露骨に舌打ち】
【なにか良からぬことを考えていたりいなかったりらしい】

……んじゃ、回復魔術のコツを一つ。
いや、回復だけに限らない、魔術全般に言えることなんだけど。

どうやって傷を回復するかを、しっかりとイメージしろ。
例えば、俺が使う光の回復術なら、光の持つ"癒し"の概念を使って治す。
魔術は神秘であって、神秘じゃない。
一つ一つの行程を丁寧にしっかりとして、初めて完成するんだ。

【魔術師らしく、基礎の基礎について簡単に説明した】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 03:57:00.39 ID:yKuemWFDO
>>256>>259
 ────…………

【完全に意識を失った暁は、五体を投げ出し前のめりに──俯せに倒れていた】
【体に負った無数の傷には、血と、焔のように揺らめく何かがその傷を埋めていたが、ぴくりとも動かない】
【ゼビレイは機能を停止し、暁は生死不明】
【戦術的な勝利は別として──生き残ったという点で、この場は恐らく、ブラックハートとエルネスティーネの勝利だろう】

//とりあえずは戦闘終了、お疲れ様でしたっ
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 04:01:57.42 ID:66Waubfko
>>261

えっ、舌打ちとか怖いです。双葉さん

イメージ…ですか…
「イメージって、妄想とか想像だろ?重太郎くらいの年のガキは妄想力凄いからな!」
【白口が入っているほうのホルスターを腰から1つとって、手に鏡を出現させてから銃を鏡へと叩きつける】
【その間無言である。妄想は、うぶな少年の特権です】

じゃあ…攻撃魔術も少し教えてもらっていいですか?
【舌打ちが効いたのか、どうかは分からないが、攻撃魔術に少し興味を持った様子】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 04:03:14.27 ID:u9gou3jMo
>>260

散開、各自個別に中継地点を目指せ
途中の戦闘行為は、これを積極的には許可しない
ただし生命の危険が有ると判断した場合、先制攻撃も黙認される……行け

【少女の命令に従って、何処かに消えて行く武装兵隊達】
【一人残った彼女は、背を向けたままで】

……馬鹿は負ける、正しい奴は負ける
嘘つきと卑怯者だけが勝利を収める、これが『正直者の晒し台』

………機関に喧嘩売るなんざ、千年早いんだよ

【別れを告げる、と言えばおかしな表現かも知れないが】
【短い言葉を残し、歩き始めた】
【呼び止められれば、立ち止まるのだろうか。そればかりは、彼女の胸の内次第】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 04:11:23.30 ID:9aZ4EIeSO
>>264
【まだたどたどしいながら言葉を話す】

お前……は………いうほド……ヒキョウじゃない……
ワザワ…ざ…ルールまもったじゃね……か……

【見殺しにしてそのまま目的を果たす事もできたはず】
【わざわざ命を繋ぐ必要は無かったはず】

ルール……だって………かくしたりはしても…嘘じゃなかった……

【話すだけで息がきれる】
【追いかける体力は無い、地面に這いつくばったままその背中を眺めている】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 04:13:00.03 ID:GbKxgrmoo
>>263

本読め。

【駄目だこいつ】

いや、攻撃魔術なんて回復魔術よりも簡単だから。
基礎を忠実にすればいい。
俺の攻撃魔術も、基礎の攻撃魔術をかなり簡略化しただけだしな。

【なんか急に説明がおざなりになっている】
【要は、基礎を頑張れということである】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 04:14:16.24 ID:qtSR47HF0
>>259

「危ないッ!!」
「――――大丈夫だ。なんとか、堪えられた……!!」

【ギリギリでエルネスティーネの体をキャッチする一般兵士たち】
【空から落ちてくる人間をキャッチすると言うのは、非常に難度かつ危険な行為だったが、高度が低かったことが幸いした】

「――――あなたが謝る事なんてありませんよ。あなたは、ブラックハート様にとって、特別な人なのでしょう…………
アレほどまでに、真剣に、必死に、人の身を案じるブラックハート様の姿は、初めて見ましたから……」

【エルネスティーネの体を抱える兵士は、そう言ってヘッドギアから覗かせる口元を、優しくほころばせる】
【世間には、悪の代名詞として語られる組織でも、個々人を取り上げれば、善良な一個人も多いのである】
【――――そんな人々をも、『正義』と『理想』は、凶行に走らせていく――――これも古来から変わらない、『戦争』の一側面である】
【そのまま、エルネスティーネの身柄は、ブラックハートと共に、トレーラー『Factory』へと運ばれる】

『Factory』を…………出せ…………!!
「了解!!」

【エルネスティーネと、満身創痍のブラックハート、そして3人の武装兵士を荷台に、もう1人を助手席に乗せて、トレーラーは発進し、包囲網を突破する】

エル…………大丈夫、かよ…………!?
――――お前ら、後ろ向いて目ぇつぶってろ…………覗きやがった奴は、目ん玉と金玉むしって、捨ててやる…………!!
「「「ひっ…………了解!!」」」

【運ばれてきたエルネスティーネの体を、右腕のもげたブラックハートが調べようとして――――相乗りしていた3人の兵士に、にらみを利かせる】
【女性として、エルネスティーネに気を使ったのだ。衆目に晒して、恥を残させるつもりはない】
【それに対して、兵士たちは――――満身創痍の体から発せられる、異常なまでの迫力に押され、一様に視線をそらした】

――――エル、あんた…………ッ、ずっと…………うっ、っふ……戦って、来てたのかい…………!!
なんで…………ッ、あんな……無茶を…………!!

【古傷だらけの素肌を見た途端、ブラックハートは再び慟哭する】
【柔らかで、誰にでも人当たりの良さそうに見られた少女の体に刻まれた、消える事のない残酷な傷】
【自分の様な世界に、ふさわしくない人物だったはずなのに――――ブラックハートは、その傷が無性に悲しかった】

>>262

「ブラックハート様、あの敵は…………?」
どうせ…………国軍に、拾われんだろ……………………次に、あったら…………絶対に、殺す…………!

【既に、その姿は遠く見えなくなっている】
【しかし、まるで『睨み殺そう』とするかのごとく、ブラックハートは憎悪の目線を途切れさせなかった】

>>259>>262

ともあれ…………エル。拠点に、戻ったら…………すぐに、治療して、やるからな…………!!

【残された左腕で、エルネスティーネの頬を、優しく撫でると】

「――――ブラックハート様、プロジェクトスタッフから連絡です。『修理』と同時に…………『改造』に着手すると…………」
――――!!
…………そうかい。これで、また一歩、強力な力を、手に入れる事になるんだ、ねぇ…………。あたしゃ、『人間』を、許さない…………!!

【ブラックハートの言葉は、気負っている様に見えるが――――その刹那、やるせない表情がかすかに見えた】
【また、残された中身の身体が消えて行く――――そこに一抹の寂しさを禁じえなかったのだ】

【――――そんな感傷など知らないかの如く、トレーラーは戦場を脱出。機関の息のかかった施設へと向かっていた――――――――】

/乙でしたー!
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 04:17:45.76 ID:u9gou3jMo
>>265

………意味、ってもんが有るんだよ
それが無いなら……それまでだ

【後は、振り向く事もない】
【街の外の方へ、とうに燃え尽きた煙草を吐き捨てて】
【進路にある物を何もかも、蹴り飛ばしながら歩いて行く】

……あー……くそ

【一音と一言。聞く者も居ない場所で】
【少女は、新しい煙草の煙と共に、感情を飲み込んだ】


/お疲れさまでしたー
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 04:19:17.64 ID:66Waubfko
>>266

や、やっぱそういうことになるんですか……
本読むの、嫌いではなくなったんですけど、やっぱり筋トレもしたいし…
って弱音吐いてる場合じゃない。
【少し予想は出来ていたらしい、その答え】

やっぱ基礎ですか…じゃあ、本でも読んでこよう……
【今はたくさんする事があると、頭で整理をしてから】

それじゃあ俺も戻ります。それじゃあおやすみなさい。
「おやすみ」
『おやすみ、リーダー』
【そうして、一人になるべく、扉の向こうへと消えていった】

/ありがとうございましたー!
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 04:20:52.51 ID:9aZ4EIeSO
>>268
/お疲れ様でしたー
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 04:21:14.69 ID:GbKxgrmoo
>>269
/お疲れ様でした。
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 04:28:42.48 ID:qmOtCHaFo
>>262
/お疲れ様でしたー!

>>267

────っ、ぅ……ありが、と、

【其の笑みを見て。エルは、今にも気を失いそうなのにも関わらず、そう言った】
【彼女もまた、頑張って微笑みを返そうとしているのだろう】
【だけれども。強張ってしまった人口筋肉は、引きつったような笑みしか、浮かべてくれなくて】

【──悪といわれる中にも、優しい人はいる】
【彼女は様々な人と出会い、触れ合って──そのことを、感覚的に学んできた】
【だからこそ。大半の人間が嫌悪するカノッサ機関にも友好的に接し──】
【悪事を働く人間に、一定の「理解」を示そうとしていたのだ】
【それは、きっと】
【この少女にはとてもとても、荷が重いことなのかもは、しれないけれど】

【右腕上腕部に、銃創一つ。左腕上腕部に、引きつった火傷痕と、火傷痕の「中」にある斬り傷】
【左足の太ももにも銃創は一つあり──】
【腹部には銃創三つと、巨大な針に穿たれたような円状の傷跡が、一つ】
【それが、今彼女に存在する古傷の全て】
【ブラックハートに比べれば、きっと多いとはいえない古傷ではあったけれど】
【表の世界に生きているように見える少女の身体にしては──それは、あまりにも多かった】
【この世界で生きるには。この世界で、普通に生きるには】
【それは、とてつもなく難しい事なのだと──そう、感じさせるような傷であり】

──ブら、……く、……ぁ、と、、さ、ま……
あり、が、──、な、さ、

【「ブラックハート様も、ありがとうございます」】
【「そして──ごめんなさい」】
【恐らくは、そう言おうとしたのだろうか】
【途切れ途切れの台詞は声が掠れ。聞き取りにくいものであったが】
【必死で自分の意図を伝えようとしていたエルの声が、その内ぱたりと途絶えてしまう】
【──意識を、失ったのだろうか】
【「ごめんなさい」と言いかけた口元を、そのままに】
【エルネスティーネの目には──薄らと、涙が浮かんでいた】

/お疲れ様でしたー!
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [!red_res]:2011/04/03(日) 04:30:03.43 ID:mlOxwDgro


【――――機関軍の撤退が終了した後、ディモルキャスト平原は惨憺たる情景であった】


【其処彼処から漂う血の匂い=B 其れは雄弁に“殺し合い”の存在していた事を示している】
【地は爆発によって削れ、芝は踏みにじられ、地は血液を吸って所々が紅く染まる】
【原生生物達は何処に行ってしまったのだろうか、動物と呼べる物は一匹として存在しなかった】
【殺され尽くしたのか、或いは、愚かな人類の所業を嫌って何処かへと消え去ってしまったのだろうか】




【 戦争は破壊の科学である。=\―其の格言が良く似合う、戦場の有様だ 】




【だが、依然として『何も終わっては居ない』】
【国軍は即座に機関軍を追撃する事無く、この平原で負傷者の治療。及び補給を行った】
【然る後、機関軍の篭るルビーシャ≠ヨと進軍、同市の包囲を敢行……】

【――然し、“半要塞化”されたルビーシャを攻めあぐね、徒に兵を失う消耗戦を強いられる】
【このルビーシャ包囲戦=A膠着状態は数週間に渡って継続される事となるのであった】










【 …………ディモルキャスト会戦≠ヘ間違い無く、水の国の勝利だ 】


【だが――『勝敗』など瑣末な事と感じられる宣言が、今宵行われると誰が想像しただろうか】


/続きます
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [!red_res]:2011/04/03(日) 04:30:32.55 ID:mlOxwDgro

【―――― ……会戦終了後、各放送局の電波が一斉にジャックされた】
【無論、『総て』では無いが……新世界の住民全員が、視聴可能≠ナあろう】



 ――――…… こんな真夜中にご視聴有難う、新世界の諸君。



【『演台』に立つのは、中性的な相貌の人物。190を越えようと言う長身から、青年≠ニ確定可能か】
【墨痕淋漓たる書跡を髣髴とさせる“墨色”の長髪は膝元まで伸び、癖の付いた毛先は広範に散っていて】
【纏うは胸元に紅薔薇十字≠ェ彩飾された漆黒の軍服風長外套。至る所に『魔法陣』が記されている】
【矛盾した表現だが――燃え盛る様な冷たさ≠感じさせる『蒼』の双眼を前髪の向こう側へ有していた】



……新≪No.63≫より、今宵への惜別≠ニ明日への宣戦≠お送りしたい。

先ず、『ディモルキャスト会戦』……奮戦空しく我等機関軍は撤退を余儀なくされた。
旧≪No.63≫は単騎で以って敵旗艦へ奇襲を仕掛け、玉砕された為である。
蛮勇と言わば蛮勇であるが、彼の部下であった私からすれば惜別の情を禁じ得ない。


だが、何時までも後ろを向く*には行かない。
我々が『悲哀』に溺れ、諸君の多くが『歓喜』に包まれる間にも小さな世界は大きな激動を見せている。
大事なのはアクティブ≠ナある事……そして、『次なるステージ』へと邁進する事。
だから僕は此処に、諸君達の一部が渇望≠キる『更なるステージ』を提示しよう――……。








    …… …  ≪  R eturn  T n  P relude  ≫   だ。








……今宵≪No.63≫は、カーネル=アドルフ・レルゼクム≠フ活動に対する『一方的協力』を約束する。
見返りは求めない。 僕は彼の熱狂的なシンパ≠セ。
そして、…… 今宵の敗北を、水の国を序曲へ還す′_機と設定する。



よく聞き給え『日陰者』達よ……、…金の国≠ノ続いて水の国≠フ「天秤を覆す」時が来たのだ。
政府は弱者に対して、何かして呉れたか? ……金欲に溺れた彼等は、薬物の取締りすら満足に出来ない。
ならば、君達の為すべき事は『たった一つ』――。 ……そう、『一つだけ』。



/続きます
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [!red_res]:2011/04/03(日) 04:31:06.30 ID:mlOxwDgro






     ………      革命 だよ、諸君。 政府首脳陣を打ち倒そう。






『信じられない事』かも知れないが……≪No.63≫が手助けをしよう。
君達が信じられずとも、我々は“行動で示す” ……――其れが、『新しい世界』の有り方だ。
其れに君達が、自由意志≠以って「乗れば」良いんだ。
時≠ワで只、じっと……『待ち続ければ』良い。 予約は要らない。
“意思”さえ有れば、其れが天秤を覆す℃魔フ『参加権』になるんだから。



…………さて、惜別≠ニ宣戦≠ヘ終わった。
後は少し、『私的な連絡』をさせて貰おう―― 一つ目は、親愛なる同僚£Bに向けた物だ。


――機関員¥伯N。 ……君達は既に、“僕に付いて来る”義理は無い。
『水の国を序曲に返す』事は機関の任務ではなく、単なる信義≠ノ基づいた行動だ。
だが、だ……理由は何でも構わない。 天秤を覆したい∴スいは暴れたい≠フなら、付いて来ると良い。
『理由』は如何有れ、“水の国”に及ぼす『結果』は同じなんだ――。
偽善に燃える事も良いだろう。 機関への反発心を糧とする事も良いだろう。
確定事項を告げるのなら、「新≪No.63≫が≪R.I.P.≫の思想の下に水の国を攻める」と云う事だけ。
君達自身の良心≠ニ誇り≠ノ基づいて、『個人』として考えればいい。







 ――――――二つ目にして最後は、世界≠ノ向けての物。









/続きます
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [!red_res]:2011/04/03(日) 04:32:06.29 ID:mlOxwDgro



……『世界』よ、君達がちっぽけな箱の向こうに見ているのは他人事≠ナは無い。


“思想”と“行動”は伝播し、拡散し……、…『変貌』を齎す。
親愛なる隣人達よ、『僕個人が≪R.I.P.≫に染められている』と捉えるんじゃない。
君達と共に僕を見ている者が、“染められつつある”かも知れない、と考えるんだ――。





    <Justice>……、       『対機関連合』……、 


           「六王教団」……、

                         教会=c…、


      “カノッサ機関”……、   



             ……… ―――或いは、無垢な一般市民≠諱B








 …………  『理想郷』を望む者は、何処にでも出現し得る  と『自覚』しろ。


      最早此れは、 正義と悪の二元論 ≠ナは計り知れない  ……………。








―――――― ≪No.63≫、ジャッキーニ=ライオニウス≠ゥらの話は以上だ。







【ぷつり=@ ……映像が途切れ。 箱は再び、『日常』を垂れ流し始める  】


【この夜、『ルビーシャ占領軍』は実質的な機関へのクーデター=z
【及び、≪R.I.P.≫に対する“熱烈なラブコール”を行い ――――……水の国解放戦争の開始≠宣言した 】



/イベント文は以上です
/参加してくださった皆様、有難う御座いましたー!
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 12:27:17.87 ID:5oIzLV1do
【水の国・路地】


んー…昨日は色々あったみたいだね…
…私も街を守るために参加したほうが良かったのかなー?…やれやれ…


【赤い長髪に緑の瞳で
上は赤のTシャツの上に黒いパーカーを羽織っていて、下はジーンズ
と言う格好の高校生位の少女が朝食なのか惣菜パンを食べながら歩いている】

【右の腰には、物騒にも装飾が施されているコルトパイソンが下げられている】


【パトロール……なんだろうか?】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 12:57:40.69 ID:K4sAOefno
【水の国、統一征斗会、科学部第十三研究所】

…………、やれやれ。
培養は、もう少しかかりそうだね。

【地下の特別ラボに有る培養器に、一人の少女が浮かんでいる】
【長い黒髪と淀んだ瞳が特徴的な少女だ】
【口元を、にぃ、と歪めて】

さ、て。レギン、さんは。来るかな……。

【こぽ、こぽ。と気泡を淡々と見つめて、少女は一糸まとわぬ姿で腕を組み、思案に耽っていた】


【研究所の外には、人気はない。この研究所の周辺は、陰気臭いために人間が近寄らないようだ】

//レギンの方用です!、よろしくお願いします!
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 13:04:48.36 ID:8pRXkbm10
>>278

【バコンッと思い切り扉を開けて誰かが入ってくる】

オイオイオイ……この俺様を呼び出すとは大した奴だなぁお前は……
しかも学校の生徒にがん見されて焦ったぞ畜生が…

まぁいいこっちからも話があった……てかこの身体だと初めましてか…

【燃え上がるような腰ほどまで伸びる長さの真紅の髪に、“蛇のような”鋭い赤と黄金混ざった混沌≠フ瞳】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【真っ赤なシャープな印象を与える袖、裾、フードにファーの付いたロングコートをボタン全開で着て】
【中には真っ黒なタートルネックに夜色のボイドキューブ≠フネックレス】
【紅いスラックスに黒のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、紅い先の尖ったロングブーツを履いた】
【“混沌の雰囲気”を醸し出す190cm程のスラリとした長身の青年】

【面倒そうに頭を掻きむしりながら吐き捨てる】

ったく辛気くさい場所だなぁ…オイ

てゆうかお前も代用≠ェあったのか、昨日の戦いで死んだって聞いてビビったぞおい

【心配するようではなく、適当な調子でそう言い放つ】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 13:11:10.24 ID:CaNCHpoQo
>>277の人まだいるかな…
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 13:18:47.68 ID:K4sAOefno
>>279
……やあ、何。此処の研究所の部員は皆……私の。同類。
…………研究以外に興味は殆ど無いからね。気にすることはない……よ。

【現れた男を見て、そうブツブツ、と呟いて】
【レギンのその言葉を受けて、口元に歪んだ笑みを浮かべて】

もう、本体の体はこの世に無くてね。
代用、というより。全部が本体、というべきか。

【そして、レギンと目を合わせて】

さて、余り長い話は好きじゃない。
シンプルに行かせてもらおうか。簡単に言うと、水の国支部に所属したい。

【普段と口調が違うが、只“スイッチ”が入っているだけである】

//PCの調子悪くて再起動したので遅れました1
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 13:18:50.04 ID:5oIzLV1do
>>280

/おりますが今から昼食ですので10分ほどレスはかえせませぬー
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 13:19:40.78 ID:CaNCHpoQo
>>277
【水の国の路地、毎度よろしく不良が溜まってわいわい騒いでいる】
【だが、ある程度の力量の者なら気づくかもしれない】
【その不良たちの輪が不自然なものである事に、そして】
【輪の中心らしき人物―妖しい雰囲気を纏った女性に】

「ゆ、優蛾サンは、煙草…とか吸うッスか?オレももも持ってるんスけど、なーんて、あ、あはは…」

はァ?お前の安物なんかふかすかよ、バカか

「そそそそーっすよね!!!!マジすんませんッ!!!!」

【濃いオレンジの髪に毒花を挿した、グレーのスウェット姿のねーちゃん】
【彼女に対して、周囲の不良たちは非常に怯えているように見える】

【路地を占領しているこの集団は、きっと>>277の目に留まることだろう】

/おおいらっしゃった、了解です!
/のんびり待ってますのでゆっくりどうぞ〜
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 13:31:45.06 ID:8pRXkbm10
>>281

そういう意味でいったんじゃねーんだが…まぁいいか
てゆうかこの学校はアレ≠烽「るんだろ?嫌だぜ、今日はドンパチする気分じゃあない

【両手を広げながら面倒そうに欠伸混じりに話す】
【少女の回答に、口を曲げながら頷き】

ふーん、まぁどっちでもいいが……まぁ新しい体が欲しけりゃ回してやるよ

どういう風の吹き回しだ?この間まで飼われるのは嫌とか言ってなかったか?
機関員としてか……研究者としてか、どちらの意味でだ?

【訝しげに眺めながらそう問いかける】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 13:35:24.58 ID:5oIzLV1do
>>283

……あれは?…

【丁度パンを食べ終えた辺りで、不良たちの居る路地に差し掛かる】


(……相変わらず…人の迷惑を考えない人たちですね…これじゃあ人が通れませんよ…)

【ため息をついて近づいて注意しおうとするが】


……ん?…

【その不良たちが、中心に居る女性に怯えているのに気づく】


……リーダーか…なにかなのかな?…

【そして少し離れた場所で不良と女性の様子を見ている】



/.ただいま戻りましたですー

286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 13:40:06.73 ID:K4sAOefno
>>284
ああ、彼は基本的に学校に来ないからね。
用事のあるときにしか、此処は来ないさ。

【はぁ、と嘆息して、そう言って】

いや、要らないよ。
私の体はやはり私が作った物で無ければしっくり来ないのでね。
こう見えてデリケートに培養してるんだよ、私の体は。

【ごぽ、と培養液に他の液が追加されて、内部が調整される】
【そして、訝しげなレギンの言葉に】

ああ、ちょっとばかり心境の変化、というかね。
簡単に言うと、“統一征斗会”としては、兵器の運用が難しいんだ。
だというのに、兵器を幾つか作ってしまってね。
Deus ex machina≠焉A私個人で少し弄らせてもらったよ、後でお目に掛けよう。

――――単純な話、兵器の実地試験を行うために、機関の肩書きが便利なんだ。
……此方はそちらの名を利用させてもらう。そのかわり、レギンさんには、此方の技術が提供される……、悪い話ではないだろう。
言ってしまえば、知識欲が満たされれば私は誰が苦しもうと、誰が死のうが、“どうでもいい”。
只、研究をするのが目的で、その技術がどう使われようと、興味がないのさ。

但し、試験は私がする。故に……機関員として、のほうがいいだろうな。

【ぶつぶつぶつ、と早口で目も合わせず一息にそう言い放った】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 13:47:06.00 ID:CaNCHpoQo
>>285
さ〜て、っと…
ここでしゃがみ込んでんのも飽きたな

【優蛾、と言うらしきねーちゃんが立ち上がって軽く伸びをする】
【それに弾かれたように、周囲の不良たちも立ち上がる】

「あ、じ、じゃーゲーセンとかどうっスかッ!?」
「おっ、オイ馬鹿!そんなとこよりオケだろ!!優蛾サンもそう思うッスよねハハハ!!!」
「いいいいやー遊ぶよりまず飯ッスかね!?!?」

【どうやら、彼女が次に”何をするか”を知っているらしく】
【不良たちは慌てて別の提案を出すが―】

パーッと殺り合おうぜェ!!!クソ共!!!!

【その叫びと同時に、無数の“手”が出現し飛び交う】
【不良たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う】
【こちらの様子をうかがっていた>>285にも、“手”のうちの一つが当たりそうになるかもしれない】

/おかえりです〜
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 13:53:10.43 ID:5oIzLV1do
>>287

……

(何をあそこまで恐れてるんでしょう…)

【明らかに女性に対して怯えているような態度の不良たちを見ていたが】


っ!…

【咄嗟に飛んできた「手」を、右手でコルトパイソンを抜き、銃身で殴って弾いた】


……ただの不良かと思えば…もっと危ない人でしたか…

【女性の様子を右手にコルトパイソンを持って警戒しながら見て居る】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 14:01:21.38 ID:8pRXkbm10
>>286

ハッハ…違いない……やっぱりしっくりこないよな…自分で作らねェと
ふーん、随分と手間のかかるこって…まぁ別にいいけどさ

【笑ながら頷き、適当な椅子かテーブルを探して、それに腰かける】
【少女の回答に、口元を歪めながらコクコクと頷いて、哂う】

成程な……まぁデータが取れるならこちらとしても大いに助かる
さっさと最高の素体を作ってこの世界を混沌に染めたいからな……ククククク

機関員…となるとナンバー≠ェ必要だな……普通ならアンダーからだが…
お前は既に機関に対してかなりの貢献をしている……いきなり普通のナンバーでいいだろう…

そうだな…≪No.91≫辺りにしとこうか……よし、端末は追って配送されるだろう
登録手続きは済ませておいてやるよ、大サービスだ

【端末をいじくりながら適当な調子で話す】

支部の倉庫にある、戦車等の兵器も好きに使え、製造プラントもお前用の奴を第二区画に作ってやる
好きに様相を変えて、好きに兵器を作れ、いいな?他に欲しい物は?取りあえず新しいIDだ…

【そういって、100階までの移動が可能なナンバーズ用IDを培養管に投げつける】

さて、今回の戦闘後に起きたクーデター≠セが……機関も占領軍の処遇には今だ議論が続いている

だが、我々水の国支部≠フやる事は変わらん…正義を名乗る連中≠フ逆の陣営に加担する
それが……俺が顔のない男≠ノあてがわれた役割≠ナあり、呪縛≠セ…

だが…最高の器が完成したら……それも終わり…顔のない男≠葬ってやる…

【心底憎いようにその名を呼んで、歯を食いしばる】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 14:02:47.60 ID:CaNCHpoQo
>>288
【逃げて行った不良たちを見て、優蛾は心底がっかりしたような表情をする】

ンだよ、ガチでつまんねーヤツらだな
…ん?

【“手”のうちの一つがダメージを受けたことに気づき】
【装飾の施されたコルトパイソンを持つ少女を見つける】

アッハハァ!!!良い遊び相手みーーーつけたァァ!!!
オレとガチで殺り合おうぜェェェ!!!

【10個程の“手”達が少女を指差し、さながら槍の雨のように飛んでいく】
【そこそこの威力はあるだろう、だがさほど数は多くない】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 14:04:17.32 ID:CaNCHpoQo
>>290
下から二行目の【10個程の】は無視して下さい〜
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 14:11:59.21 ID:5oIzLV1do
>>290

…あ、気づかれましたか…。

【ぎくっとして】


…こういう人は、話し合いとか出来ないでしょうね…多分

【ため息をついてコルトパイソンの銃口を自分のこめかみに押し当てる】


……『変身』

【そして手が迫ってくる中で、躊躇なく引き金を引いた】

【すると、一瞬にして真っ赤な炎に少女の体が包まれる。
「手」に感覚があるのなら、とてもじゃないが近づける温度では無いだろう】


……なので…少し大人しくなってもらいます…

【そして炎が消えると、そこには…
背中に細身の剣を背負い、左手には籠手の様な盾を着けており
……そして、腰の右側には先ほどの装飾の施されたコルトパイソンを提げた赤い西洋甲冑に身を包んだ戦士が居た。】

【その西洋甲冑に身を包んだ戦士が、少女と同じ声でそう言った】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 14:17:04.85 ID:K4sAOefno
>>289
今回のは、“特別製”なんだよ。そのせいでさらに時間がかかっている。
最近、2回ほど死んでるんだよ、そうそう死なないようにしたくてね。
いくら換えが効くとは言え、培養中は流石に研究も中断してしまう……困ったものだよ。

【培養液の中で、ホログラム画面を操作しながら、そう言って】

ま、君がこの世界を混沌に染めようとも、私はそれでも研究を続けるだけだよ。
それこそ、“どうでもいい”んだ……、ああ、いや違うな。混沌となった世界を研究するのも悪くはないか。
そうだな、私がこの世界に飽きたら混沌に染めても別に構わないぞ。新たに調べることが増えると、知識欲が枯渇せずに済む。

【ガートルッドは、“知識の化物”である】
【人道も義理も平和も何もかもを捨ておいて、一番最初に出てくるのが“知識欲”】
【人間ではなく、“研究者という生き物”なのである】

ふむ、礼を言わせてもらう。
《91》、か。アンダーより上なら、そこそこ権限もあるのだろう。
礼を言わせてもらおう、レギンさん。

【此方も、同じようにホログラム画面をいじり続けている】

言われずとも、使えるものもいじれる物も全て使用させてもらおう。
私が遠慮をするタイプにでも見えるか?

【見えないだろう】
【そして、投げつけられたIDは培養管の下から出たアームに回収される】

必要なもの、か。
いや、変わらず実験用の人間と物資さえ提供してくれればいい。
Deus ex machina≠もう少し弄りたい。出来れば哲学者の卵も、使わせてもらいたいな。
少し、卵に面白い性質を持たせられるかも知れない。

【ぶつぶつ、とそう、呟いて】
【ぴ、ぴ、ぴ。と音を立てて培養器が開く。液が無くなり、出てくるガートルッド】
【地面から出たアームが、服をわたし、それを着込んで。髪は動き易い様に、三つ編みにされた】
【淀んだ瞳は、“紅玉”の色をしており、見た目にもこれまでとは違う活力が見える】
【間違いなく“特別製”だ】

……さて、“私”は完成だ。

【レギンを見て】

そこのところは、私の関知する所ではないな。
まあ、一応ながらも君は上司だ。命令を下せば、ある程度は聞いてやろう。

Deus ex machina≠いじった物でも、ついでに見ていくかい?
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 14:21:40.70 ID:CaNCHpoQo
>>292
【急激な温度の上昇を感じてか、“手”達は攻撃を止めて少女から距離を取った】

ッ…!

【少女が自身を撃ち、その体が炎に包まれた事に優蛾は一瞬目を見開いたが】
【現れた西洋甲冑の戦士を見て、ニヤリと笑う】

アッハハハハァァ!!面白くなってきたじゃねーか!!!
やっぱ戦いはこうでなくちゃなァァ!!!!

【彼女自身も体制を低くし、戦闘態勢をとる】
【甲冑の防御力を察してか、“手”達は拳となって】
【戦士めがけて飛んで行った】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 14:28:58.88 ID:5oIzLV1do
>>294

…怪我させると思いますが、自業自得ですよ?…

【背中の剣を抜いて、構えながらそう言う】


……刃物…大丈夫なんでしょうか…

【拳へと変化した「手」を見て、一番最初に飛んできた「手」の一つにあえて掠めるように剣をブンと振るう】

【どうやら相手へのダメージの入り方を調べているようだ】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 14:31:26.66 ID:8pRXkbm10
>>293

卵もDeus ex machina≠熏Dきに使え、数はいくらでもある…そこが機関の強みだからな
礼などいらねぇだろ、あくまで利害の一致だろ?不要になったら切り捨てる、お互いにな…ククク

ほう、中々完成度がよさそうだな、今度俺様の体も作って貰うかな…
俺様はお前と違って、形振りは構ってられない……より強靭になるためなら…なんだってする

【低く笑いながら、そう言い、頷く】
【ガードルッドの提案に、椅子から立ち上がり、不適に笑う】

そりゃあいいな、見せてもらうか……俺様は量産≠オてまずはデータを大量に得る事から始めてるが
お前は一体一体の質≠重視しているようだからな……

これならプランを大幅に削減できる……より高位な器≠フ完成に近づく…

そうすれば顔のない男≠ノ干渉も出来る……駒≠ゥら逸脱できる…!!!クククク!!!

っと……取り乱したな…チィッ!

【我を忘れて、狂喜に震えながら笑っている】
【っと、落ち着いてたのか、ばつが悪そうに、顔を歪め、ガードルッドを見る】
【早くしろ、と催促しているのだろうか】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 14:37:32.85 ID:CaNCHpoQo
>>295
【剣の攻撃が“手”を掠める】
【と、その手にぴしりとヒビが入った】

…!
へェ、細身の割に強い剣だな

【どうやら“手”は硬質化しているようだ】
【そして―彼女はニヤリと笑い、自分の頬を爪先でつつく】
【カン、とまるで硬いものを突いた様な音が響いた】

相手の怪我の心配かよ、ずいぶん余裕じゃねーか
まぁこんな体だからよォ、怪我させてーなら全力で来なァァ!!!

【彼女の体もまた硬質化しているらしい】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 14:42:02.43 ID:5oIzLV1do
>>297

……どうやら思いっきりいって大丈夫みたいですね…

【そう言うと再度、構えを取って】


はっ!やっ!…

【次々と飛んでくる「手」を剣で斬っていく】

【しかし丈夫ながらも威力は低いのか、そこまでダメージは大きくないだろう】


(…このままでは、こちらが押し負けるでしょうか…)
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 14:42:32.84 ID:K4sAOefno
>>296
当然だ。私も、機関に居るメリットが無くなれば簡単に抜けるさ。
底のところ、覚えておくといい。抜けてほしくなければ、私の知識欲を刺激するといいだろう。
期待しているよ。

ふむ、面白そうだ。
いいだろう、今度君の為に体をつくろうか。
形振りを問わないのならば、やりたい事はやれるだけできるからな。

【白衣の襟を直しながら、指を鳴らすと、奥の壁が開き、さらに下のラボへと進んでいく】

では、案内しようか。
私の研究物は神話をモチーフとした物が多くてね。
これらも、その例には漏れない。巨人をモチーフとした物だ。
科学は伝承を超え、神を創りだす。……中々、面白いと思わないかい。

【暫く歩くと、広い空間に出た】
【底には、数種類の巨人が培養液の中に浮かんでいた】

これが《Cyclops》。
皮膚がワイヤー製でね、自在に皮膚硬度を変え、そして腕を分離させることが出来る。
完全に近接型。純粋に攻撃力は高いね。

【顔全体を覆うように、単眼型のヘッドギアが被せられており、そのレンズ部分が不健康な赤い光を放っている】
【腕は、膝よりも下まで行くほど長く、おそらく長さは1m80cm程。巨人自体は2m程のサイズを持っている】
【全身は、黒い特殊繊維でできたスーツに覆われているのが分かるだろう】

そして、此方が自信作。《Hecatoncheir》だ。
性質は、体内でカルシウムを精製し圧縮することによる武器の作成。
及び、念動力特化による武器操作だ。
杭の射撃を一点特化にすれば、音速に迫るほどの威力を出すことも出来る。
まあ、先日の戦いでは強度に難が有ったから改良中だが。

【大きさで言えば、《Cyclops》と同程度。だがその見た目は大きく違っている】
【先ず、腕がないのである。本来腕が有るはずの付け根からは、無数の針が生えている】
【そして、《Cyclops》の様に、ヘッドギアが着けられているが、そのヘッドギアは複眼型】
【背には、バックパックが背負われており、何が入っているかは分からない】
【きき、きき、ききき……、と起動音を鳴らしながら、巨人は立っている】
【ギリシャ神話における《Hecatoncheir》は、100の腕を持つと言われているが……】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 14:49:11.65 ID:CaNCHpoQo
>>298
【“手”達は斬られてヒビが入っても、再び戦士めがけて飛んでいくが】
【またも次々と斬られていき、数が減っていく】
【どうやら一定以上のダメージを受けると消えてしまうようだ】

チッ、

【―そして、最後の“手”が消え】
【優蛾の周囲を固めるものが無くなる】
【仕掛けるには絶好のタイミングだ】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 14:57:12.45 ID:5oIzLV1do
>>300

はぁっ……はぁっ…

【こちらも流石にある程度疲労している様子で剣を下ろして】

「手」がすべて消えた…!
…今がチャンス…!

(さっきの様子から…剣で攻撃しても大丈夫でしょう…)

はぁぁっ!

【相手を守るものが無くなったと分かると、剣を両手で持って一気に相手へと駆けていく】

【そして、剣が届く範囲まで来れたならば、剣で下から上に救い上げるように斬り付けようと】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 15:00:20.90 ID:8pRXkbm10
>>299

そんなに知識と探求が欲しいならお前も顔のない男≠ノ頼めばいい
駒≠ナはないお前なら確認は可能だろうしな
俺様の存在概念≠覚醒させたのも奴だからな…それが俺様の命取りになったが…

あぁ、研究の片手間で構わんから作れたら作れよ、できたら支部長室にでも送れ

【先ほどからよく現れる単語、顔のない男=Aレギンが執着する存在】
【詳細は不明である、それはさておき、レギンも後をついて行く】

よくある話だ……科学と神話…一見全く違う相反するモノに見えるが…
実際のところ、その行き着く所は似ているといってもいいだろうな

《Cyclops》と 《Hecatoncheir》ね……よくまぁあの人形をここまで改造したもんだ…
レイント社≠ノでも売れるんじゃねぇ?クク…だがこれが終着点ではないだろう?

まぁ俺の観点から言わせて貰えば、ここにある兵器は全て個体≠ニしての性能特化に力を注ぎ過ぎている
群≠ニしての兵器を作れば、お互いの弱点や、性能を補って真価を発揮できる…
俺様が他の戦車などと併用するのはそれが目的だからだ…

逆に…お前から見て俺様の人形兵≠ヘどう見える?まぁ大体返ってくる答えは予想できるが

【自らの意見を述べながら、相手の意見を聞こうとする】
【今までのレギンからは想像できない人間らしさ、それほどガードルッドを認めているのか】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/03(日) 15:03:11.76 ID:O9yHh8be0
>>149>>150

〈(――んだよ、あの笑みは…!?)〉

{っしゃぁあ!命中!}

[次は頭にブチかます!]

【己の弾丸が見事命中したことで、歓喜の叫び声を上げる狙撃手2人】
【それとは対照的に、少女の不気味な笑顔に対し、しかめっ面を見せるサングラスの男】
【少女は次の一手で何をする気なのか…不安と憶測が、頭を過ぎる――】

〔お、杭が来たぞ〕

慌てんな、届かねぇよ――

【あの一際目立った巨人の放つ杭は地面に刺さるのみで、それ以上の一撃は無い】
【今までの結果から分析した計算が、彼らの身を危険に曝す――】

「ぅうおわぁあああ!!」

[――ぅ、うわぁアッ!!]

…ッ!?何だぁァ!?

【やや太く数が少なくなった何の変哲もない同じ杭を、彼らはその場から数歩下がって杭を避けようとした】
【その油断を刺すように、彼らの前方5,6mに落下した杭は、その瞬間に正しく真の猛威を振るう――】
【発せられた衝撃波に体ごと持っていかれ、彼ら部隊は埃のように周囲へと吹き飛ばされる――!】

『ぐおおっ!くっそ!喰らったッ!!』

「っ痛ぇ――動くなよ、今引っこ抜く…」

【その内の1人である鼻ピアスの男は、序盤で巨人が放ち地面に刺さった杭に背中から突き刺さってしまっていた】
【しかし、それでも貫通には至らず効果は薄い――やはりこれも、その緑色の服のせいなのだろうか】

/次レスに続きます
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 15:03:21.09 ID:RpWgLapto
【街中】

【突然、通行人の中から悲鳴が上がる】
【人の波がある一点を中心に退いて行き、騒ぎの現況が露になる】

あー…すまねえなあ、おっさん。
ちょっと騒ぎを起こして釣る≠セけだからよ、すぐ終わるぜ

【中年の男性の胸元を掴み、易々と持ち上げているのは】
【鋏の様な形に逆立った特徴的な赤髪に、吊り上がった凶暴そうな瞳を持った青年だ】
【革ジャンにシルバーアクセ、数ヶ所が破けたダメージジーンズと言った出で立ちは、図らずもこの男の人物像を表している】
【しかしながら、吊るし上げた男性をどうすることもせず】
【追加の危害を加えないのは、非常に奇妙な光景だ】

さて…っと。
今日のヒーロー≠ヘ…どんな奴かねえ。

【一人、呟いて】
【自らに物申す誰かを――待っている】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/03(日) 15:04:53.94 ID:O9yHh8be0
/>>303続レスです

{おい、お前ら皆無事か――!?}

〈嫌な予感はしてたんだ、そう簡単に死ぬかよ――〉

【態勢を整え、再び攻勢に移ろうとしていた彼らの脳内に、その声が響く】

(≪――引きましょう、撤退です≫)

(〈ち、ちょっと待て!今引くってんですか!?押し切れるでしょ!?最後までやらせて下さいよ!?〉)

(≪これ以上の戦闘は此方にも危険があります、後はあちらで戦われている協力者の方に託しましょう≫)

(〈――了解――〉)

〈…引け、とさ〉

指令…結局、最後まで接近戦には縺れ込みませんでしたが…)

(≪手の内を明かさないことは、後々の戦闘で我々を有利にします。貴方の能力は対策を練られると厄介ですからね≫)

【その一言と同時に、彼らの目には>>155>>164の戦闘の様子が映し出されることだろう】
【今この時点で彼らは、一応の戦いに勝ったことが確定する】
【しかし、これは彼らにとって十二分な目標に達した勝利ではない】
【やりきれない思いを抱えるかのように負傷した仲間を抱え、銃を構えつつも彼らはその身を引いて行った――】



【――平原より数km地点後方 高台――】

≪(やはり完璧な勝利を収めたかったものですが…そう相手も甘くはない、ということでしょうか――)≫

【春風が吹き渡る平原の一角で目を閉じたまま立ち尽くすのは、美しい顔立ちが目を引く20代前半と思わしき姿の男性】
【微かに光が反射する程質が良い黒髪の長髪の上から、菱形の赤く小さな宝石が垂れ下った輪っかを頭に被った独自のファッション】
【青と紫を基調とした、フリル付きのローブを身に纏ったその姿は端麗な容姿を引き立てる】

≪(今回の結果、決して良いものになったとは言い難い…AOEを攻める場合、このテンポでは圧し切れませんね…)≫

≪――神よ、世界大戦時の恩恵を…機関を消し去る意思の団結を、其々が持たれるべき力を≫
≪そして―――≫

≪この手に完璧な勝利≠≫

【彼の手は――空を静かに仰いだ】

/補完完了、イベント中お世話になりました!
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 15:08:08.24 ID:CaNCHpoQo
>>301
【戦士の剣が、肩を下から上に切り裂く】
【能力発動後のスキは大きいようで、後方への回避が間に合わずダメージを受ける】
【ばりん、と陶器が割れるような音が響いた】

アッハハァ…やるじゃねーか

【スウェットの左肩が大きく切れて、ヒビの入った腕が覗く】

だがァ!!まだ負けちゃいねーぜェ!!!

【“手”がひとつ、>>301の前に現れて上を指差す】
【もし上を見上げたならば、自分めがけて降ってくる拳が目に入ることだろう】
【建物に挟まれた路地、だが後方に飛べば回避できるか】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 15:13:21.55 ID:K4sAOefno
>>302
ふむ、“顔のない男”、か。興味深い、だが、詰まらん。
知識など、与えられては意味が無いんだ。そんなモノなど犬に食わせて焼却処分してしまえ。
自分自身の手で、無限とも言える難題に挑み続ける事に価値がある。この手で手に入れぬ知識など意味はない。
だからこそ、自己を永遠に続けて永遠に研究を続けるために、体を捨てたのだから。

【ガートルッドが、珍しく感情を見せた】
【与えられることは望まない。地力で得る事に価値があるのだ】

ああ、モノづくりは好きだからな。構わん。
一応、要望があれば考慮しておこう、後でメールででも送ってくれ。

【淡々と、なんでもないことの様に、そう応えた】

ああ、発展した科学は魔法と同じ。
ひとつだけ違うのは、魔法と違い才能など無くとも扱える点だがな。
私の科学力は、魔法を超えるよ。

此の位はな。私のラボの技術を応用したに過ぎん。新技術は搭載してないからな。
シリーズ《G》はもう少し研究を進めるが、構想はひたすらに膨らむのみ、さ。
あと、資金は困っていないのでな、売るつもりはない。

ああ、そうだろう。君は“戦う物”。
私は“創る者”だ。
観点の違いが生まれるのは、当然といってもいいだろうね。
私はそもそも、唯の知識欲の副産物として、これらを作っているのだから。

【そこまで話して、言葉を区切って】
【レギンの問いを受けて、暫く思考する】

戦術的面から言えば、悪くはないだろう。
そうだな、ただ、ポテンシャルを50%程上昇させる術が有る。
コストは2割増になるがな。一応、後でプランを見せようか。
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 15:20:55.30 ID:5oIzLV1do
>>306

っ!…硬い…!…

【切りつつも、苦々しくそう言う】

…大人しく降参してください…


…?……なっ!?

【目の前に現れた手を見て上を向くと「手」が目に入り】

…流石にあの速度はまずい…!

【そう言うと、上を向いたまま、左手の盾でそれを防ごうと】

【結果、正面ががら空きになってしまっている】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 15:23:38.61 ID:8pRXkbm10
>>307

確かに……俺とお前ではまず初めに立場≠ェ違ったな…
まぁ…こちらに有益ならばなんでも構わん、ドンドンやってけよ…

【納得したようにうなずきながらそう呟く】

確かに、戦闘能力の低さが難点だよなぁ……まぁその辺りのプランもお願いするとしよう

さて、大体の話は固まったか……まだ他に何かあるか?
あるなら今のうちに言っておけ、お互い面を合わせるのも少ないだろう

【ボケッとした様子で、問いかける】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 15:29:22.77 ID:CaNCHpoQo
>>308
【戦士が掲げた左手の盾と、上から降って来た拳がぶつかり合う刹那】
【がら空きになった正面目掛けて、優蛾は拳を振るい上げた】

喰らいやがれェェ!!!

【直撃すれば、後方にふっとぶ位の威力はあるだろう】
【勝利を確信し、ニヤリと笑うが】
【予想以上の防御力であれば、この油断は致命的なミスになる】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 15:30:54.77 ID:K4sAOefno
>>309
ああ、そもそも殺されたところで止まる私ではないさ。
好き勝手に研究させてもらうよ。

【そう言うと、地下のラボを後にしていき】

いや、特に残る話は無い。
ご足労、礼を言っておこう。

【と、全く礼儀を感じられない様子で礼を言って、培養室を後にしていく】
【一応、玄関までは見送るらしい】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 15:40:57.47 ID:5oIzLV1do
>>310

なっ──しまっ…!

【完全に前方への意識が抜けており、防御は間に合わない。そしてそのまま…】


がはっ…!!

【思いっきり拳を喰らい、大きく後ろに吹き飛んだ】

【鎧の防御力もそれなりに高いのだが、
それでも強烈な一撃を喰らった事による少女へのダメージは大きいだろう】


…っ…ぐ!…

【しかしふらつきながらも、離れた場所でゆっくりと起き上がって】

…今のは……効きました…
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 15:45:02.97 ID:8pRXkbm10
>>311

ふん、まぁ好き勝手にやればいいさ、その責任はお前が取るんだからな
それじゃあ、書類等は後で送るように手配する、ちゃんと書けよ

【入ってきたドアの前まで来ると、一度後ろを向いて】

いや、こちらも収穫はあった…では、しっかり働けよ?

【ガコンっ扉を開けてレギンはカツカツと外に出ていった】
【扉を開けた目の前に―――人が立っている事など気づかずに……】

『彼は、仕事熱心だが少し我を失う事があって困るね…フフ』
『君には期待しているよガートルッド=エリッド……この世界を救う為に』

『谷山 基樹には正義≠ニして…君にも悪≠ニして頑張ってもらいたいね……フフフフフフフフ』

【中心から左は純白♂Eは漆黒≠ノ分けられた腰ほどまでの美しく、奇妙な長髪】
【ローブのフードを深目に被り、表情どころか、輪郭すらも全く見えない】
【腰ほどまでの長さの、白い十字架≠ェ規則正しく幾つも付いたディープブラックのローブ】
【中には灰色のストライプの入った漆黒のスーツに、黒い十字架≠フ入った純白のネクタイ】
【スラックスの腰部分にはXを描くように二本の白≠ニ黒≠フ拘束用のベルトが巻かれ】
【靴は、刺々しい装甲の付いた黒い装甲靴で、左腕には同じように刺々しい白い手甲が装着されている】

【身長は180程か、声は美しく響き渡る、年齢は判別できないが男ではあるだろう】
【これほど異質≠ネ格好をしながらも、どこか存在感の薄い∴象を放っている】
【聖人≠ノも悪人≠ノも見える、不可思議な人物】

【壁際に立って、フードの下の見えない表情から紡がれる言葉】

【キぃィィィィガチャン………扉は静かに閉まっていった……】

//お疲れ様でしたッ!!

314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 15:50:58.47 ID:K4sAOefno
>>313
文書書くのは、元々仕事だ。
即日に返信しておこう。

【淡々とそう答えて。レギンを見送った】
【そして、謎の男の言葉を受けて、口元に歪んだ笑みを浮かべて】

……君は勘違いをしている。
私は、正義でも悪でも無い、“研究者”だ。
善悪で私を図れると思わないでくれ。

【異常な男を見て尚、少女はその態度を変えることはない】
【善悪を超えた所に、ガートルッドは立っている】
【おそらく、世の中の大半が、少女を悪と断ずるとしても】
【悪意無く、善意も無く。只研究を続ける存在は、そもそもマトモな尺度で計って良いものではないのだ】

……さて、と。
体の微調整でもしてくるか。

【そう言うと、少女は踵を返して歩き去っていった】

//乙でしたー!
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 15:52:58.81 ID:CaNCHpoQo
>>312
【少女が吹っ飛ばされたのを見て、勝利を確信するも】
【再び立ち上がった事に驚く】

オイオイ、マジかよ…
下手したら殺っちまう位の勢いだったんだがなァ

【殺り合おうと言って来た割に、その気は無いようだ】
【ふぅ、と一息付いてから、楽しげに笑う】

アッハハァ、年の割にやるなァお前!まぁ、オレとそんなに変わらねー位だろうけどよ
オレは優蛾チャンだ。あんたの名は?

【一時休戦、なのだろうか】
【どうやら>>312に興味がわいたらしい】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 15:58:00.27 ID:5oIzLV1do
>>315

……いや、正直かなりきっついです……

【痛いのは痛いのか攻撃された部分を左手で押さえている】


優蛾さんですか…
私の年は…17ですが…

…私は……ドロルと言います…

【近くの壁にもたれ掛かりながら、名前を言って】

317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 16:08:02.79 ID:CaNCHpoQo
>>316
アッハハァ、まだまだ鍛え足りn…

【ごんっ、と硬いものが地面にぶつかる音がし】
【優蛾の左腕が地面に落ちた】
【どうやら肩のヒビの部分から割れたらしい】

…あー、ごほん。
オレの二つ下か、ドロルチャンねぇ。覚えておくぜ
それにしてもよォ…

【ちらり、とドロルの腰の銃に目をやり】

ソレ。戦闘中は使わなかったみてーだが…
使ってりゃ楽勝だった、ってオチじゃねーだろーな

【相手が本気を出していないように感じたのだろうか】
【不満げな表情で問いかける】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 16:17:47.37 ID:5oIzLV1do
>>317

……大丈夫なんですか?…それ…

【地面に落ちた腕を見ながら】


それはどうも……
ただ、私は町を平和にしようと考えてる側ですよ?…


……あぁ、これですか?…
今丁度戦闘が続いてたら使おうと思ってましたね…

一つだけ、相手に止めを刺す用の強力なのがあるだけで、他は補助ですので…
使ってて勝てたかはどうか…

【コルトパイソンを取り出して、右手でクルクルと回してみせ】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 16:32:26.45 ID:CaNCHpoQo
>>318
ハッハァ、町をパトロールしてたって訳かァ
ならさっきのゴミ共どうにかした方がいーぜ?
一回ボコしてからまぁ大人しくはなったみてーだが…

【問いかけを無視して、話題を変える】
【落ちた腕は見なかった事にしたようだ】
【内心では相当悔しいのだろう】

オイオイ!!そういうのがあんならさっさと出せっつーの!!!
仕切り直しだ、もっかい[ピーーー]ぜ!!!

【強力なの、と聞いて目を輝かせ、もう一度戦闘体制を取ろうとする】
【根っからの戦闘好きなのだろうが、彼女もダメージはある訳で】
【断られたならばしぶしぶ引き下がるだろう】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 16:42:21.35 ID:5oIzLV1do
>>319

いや、あなたも十分そっち系の人だと思うのですが…

【ため息をついて】


えっ、ええっ!?…

(でも、これで満足したら少しは被害減るのかな?…)

【ふとそう思いついて】


分かりました…では戦闘を続行しましょう…

【そう言うと、コルトパイソンのシリンダーを出して、少し回してそれを戻す】

…『ARMS-BULLET』

【そして変身した時と同じように自分のこめかみに向けてコルトパイソンの引き金を引いた】

【すると一瞬ドロルの前に『A』と言う形で炎が燃え上がり
そして両腕が一瞬燃えたかと思うと、そこに鉤爪状の籠手武器が装備されていた】


/すいません、家の用事のため15分程度席を外します
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/03(日) 16:50:59.75 ID:erkdAd+lo

──。
【System create.】
【Sentence loaded from recent act.】
【──Publish.】

【──水の国。鬱蒼とした森林に囲まれ、人の目から隠された湖の湖畔。清廉なる気が集う場所。】
【その中で、酷く“淀んだ”波動を外部へと放出する人影。】
【自らの殆どを黒で構成する人影は、魔術式によって自らが放出する魔翌力を一つに“固め”、禍々しい気配を放つ何かを創り出そうとしていた。】

【──湖に至る道は執拗なまでに隠されているが、“気”を追っていけば辿り着く事自体は容易である。】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 16:53:24.70 ID:CaNCHpoQo
>>320
アッハハァ、オレみてーな優等生捕まえて何言ってやがんだ
オレは強そうなヤツとしかケンカしねーし、ムカつくヤツしかボコさねーからなァ!!!

【理不尽な殺人等を行う“悪”側では無いのだろう】
【寧ろ、先程の不良のような奴らの抑止力になっている部分もあるようで】
【だがいかんせん戦闘好きなのだ】

いいねェいいねェ、こいつはマジみてーだなァァ!!
一発貰ってやるぜ!!!かかってきなァァ!!!!

【どうやら、攻撃を受けるつもりらしい】

/了解です〜っ
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 17:06:47.08 ID:5oIzLV1do
>>322

…でもそのストレスの発散で人を殴られても困りますって…


…これはいわば、白兵戦用の装備ですね…
では、行きます…

【そう言うと、両手を広げて優蛾に向かって駆けていく】

はっ!

【そして爪で腹部を斬り付けようと】


出来れば必殺は使いたく無い物ですが……


/用事と言う名の犬の散歩に行ってきました。ただいまです
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 17:25:04.53 ID:CaNCHpoQo
>>323
【両腕の爪が優蛾の腹を抉り、衝撃で後ろへと飛ばされるが】
【空中で受け身をとり、一回転して着地する】

籠手だけに小手調べ、ってかァ?
もっとデケーのぶちかまされても良かったんだけどなァ…

【腹の部分の服が破れ、肌が露わになる】
【そこでは“手”達が肌に張り付き、さながら防弾服のような役割を果たしていた】
【だが、その“手”達には大きなヒビが入っており、消えていくのも幾つかあった】

まァ、どうしても使いたくねーってならしょーがねーけど。誰にも事情はあるしなァ
もし「使うと死なせるかも知れない」とか思ってんなら、余計な心配だぜ?

【そう言って、ニタリと笑う】
【面白いかつまらないか、それが彼女の全て】

/おかえりなさいー!
/ちなみに死なせちゃってもおkですよ←
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 17:41:41.90 ID:5oIzLV1do
>>324

っ…硬いですね、本当に……

【いったん距離を置いて】


いや、流石に死にはしないと思いますが…ダメージは相当な物かと…

…仕方ありませんね……それで満足するのなら…

…『JOKER-BULLET』

【そう言うと、再びシリンダーを回して、自分の頭に向けて、引き金を引いた】

【すると今度は、ドロルの目の前に一瞬『J』の形に炎が燃え上がり】
【更には巨大な真紅の神々しいと言う言葉が相応しい鳥…不死鳥が現れた】

っと…

【そしてドロルはその不死鳥の足に掴まると、不死鳥は上に飛んでいく】


行きますよ…!

【そしてある程度まで飛び上がると、今度は優蛾に向けて降下していく】
【その間にも、不死鳥が口から火球を優蛾の周りに向けて吐き、牽制をする】

【そして───】


はぁああああっ!!

【そのまま滑空の勢いのまま、
ドロルが優蛾の目の前で手を離し、優蛾に向けて強烈なドロップキゥクを放った】


/死ぬ程では無いですがこんな感じになりました

326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/03(日) 18:10:57.79 ID:CaNCHpoQo
>>325
【現れた巨大な不死鳥に目を輝かせ、叫ぶ】

アッハハハハハハァァァ!!!最ッ高だよドロルチャン!!!

【数えきれない程の“手”が、ざわりと現れる】
【それらはパーの形状になり、優蛾を守るように立ち塞がるが】
【牽制するように吐かれる不死鳥の火球によって、次第にその数を減らしていく】

【―そして、最後の一つの“手”が消えた瞬間】
【滑空からの勢いに乗った、ドロルのドロップキック】



ドゴォオオオン!!



【はるか後方の壁、衝撃音と共に土煙が上がる】
【それが晴れれば、やがて―ドロルの視界に、壁に打ち付けられた優蛾の姿が映るだろう】

アッハハハァ、ありがとよォ
最高だったぜ

【がれきと化した壁の中から、まるで何事もなかったかのようにムクリと起き上がるが】
【その体はヒビまみれだ】

今日はこの辺でお開き、だなァ…
また会おうぜ、ドロルチャン

【ドロルの必殺技を受けて、満足したのだろう】
【優蛾はひらひらと手を振って、ドロルに背を向け路地の建物の上に飛び上がる】
【その後を、落とした左腕を持った“手”が慌てて追いかけて行った―】



/この辺で落ちます、乙でしたーっ!
/なんか優蛾ただのマゾじゃねーか\(^o^)/
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/03(日) 18:17:42.96 ID:5oIzLV1do
>>326

……ふぅっ…

【リミッターでもあるのか、蹴りを決めてすぐに変身が解けて】


って、大丈夫なんですか!?……

【ひびだらけの優蛾を見て少し心配そうにしながら】

まぁ…あなたが満足したなら良いのですが…

……今度はまた別の形で会えれば良いのですが…
ではさようなら…


【ため息をついて苦笑しながらも、優蛾を手を振って見送った】


/お疲れ様でしたー!
/必殺技を受けたい!は予想外でした…。
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 19:59:39.90 ID:Xs31jVbJo
【荒地】

【赤茶けた大地が広がる、寂寞の地】

【新月の今宵。星明かりだけが照らす地上には、】
【丸裸の樹木たちが、申し訳程度に点在していた】
【時折、乾いた風が、その合間を縫って吹き抜ける】

【その荒涼たる風景に、まるで取り残されたかのよう、】
【殆ど瓦礫のみの形骸と化している、小さな廃村の跡があった】

【過去に何があったのか、語れる者は最早おらず、その名も知れない村】
【せいぜいが、家屋の敷地を囲う、煉瓦塀の跡程度しか見受けられないが、】
【その中でも、小さな民家が一軒、まだいくらか原型を留めてそこに残っていた】


 【──流、々、々...瑠、流、々...】


【──いつからであっただろうか】
【そこには、澄んだ横笛の音色が、揺蕩うように響いていた】
【音の出所は、民家の煙突の上。そこに腰を掛けている、一つの人影があった】

 ────── …… ……────

【深黒のローブコートを羽織った、白皙の長躯だった】
【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪に、真紅の瞳を持ち】
【首元には、古風な鍵が付いた黒のチョーカーが巻かれている】

【彼は、構えた金色のフルートにその口唇を宛がい、睫毛を伏せたまま、不動】

【絹を撫でるような音調が、朔の静謐の中を漂っていく】
【その調べに、名は無い。心の赴くままに綴られる、即行の旋律】

【鎮魂歌に似ていて、しかし独奏では、鎮められる魂の数など、たかが知れたもの】
【そんなことを、言葉の代わりに紡ぐような、名も無き譜面。そこに決まった終止符は無かった】

【ただ、彼は奏で続ける】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/03(日) 20:18:50.18 ID:ZZ/ZfohSo
>>328




      【     カァー     】




【乾いた空気を震わせる、澄み渡った鳴き声は突然に――】
【それから、日の落ちた空に、一羽の、漆黒の体躯が、身を躍らせた】


【――「カラス」――】


【名の無き村を、見下ろすように、カラスは、上空を飛ぶ】
【まるで、『世界』の監視者の如く――】


――さて……カラスが導いてくれたのはここ……

なる、ほど――、不思議な旋律が、わたくしの耳にも入ってくるようですね……

ならばわたくしが届けるのは「戦慄」――
世界を序曲≪プレリュード≫に還す……「絶望」という名の、「センリツ」です――


【セーラー服に紺のスカートを着て、長い青リボンの巻かれた水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、村に、足を踏み入れた】

【……鋭く光る眼鏡の奥からは、冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が覗く――】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 20:29:13.87 ID:Xs31jVbJo
>>329

 …………────

【ふと、夜気を揺蕩っていた調べが、溶けるように消えた】
【青年が、緩慢にその瞼を開いて、横笛から口唇を離す】

 ……ゴミ漁りなら他所へ往けよ
 ここにはもう、死体も残ってないからな

【青年はそう言って、現れた少女の方へ、座したまま身体を向ける】
【腰に下げられた戦錫鎌──折り畳んだ大鎌のような武具──の燻銀色の柄が、】
【無明色をした魔繊外套の奥から、鈍重な光沢を伴って、僅かにその姿を覗かせた】

 ────……

【その双眸、零度の紅玉が、少女の碧眼と相対する】
【屋根上から見下ろす硬質な眼差しは、誰だ、とでも問わんばかりのものだった】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/03(日) 20:29:59.33 ID:u9gou3jMo
【何処かの市中】


………駄目だ、全っ然分からねえ
誰か頭の良い奴説明してくれ……っても、無理だよなあウチの連中じゃ

【気合いの入っていない声が、溜息で流される。風が新聞紙を捲りたて、がさりがさりと喧しい】
【それの端を踏みつけて、開いたままで固定して。立ったまま、文字の列を追って行く】
【行儀が良いとは言えない、新聞の読み方をしているのは】

……水の国、か……情報もさっぱり回さないでると思ったら
何時の間にか何だかやられてんのなー……
それで、誰だか死んだか何かして……ああ、やっぱり分からねえ

【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上には≪死獸弌≫の印を背に刻むロングコート】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪に、マフィア風のソフトハットを重ねた、身長160cm程の少女】
【両手はズボンのポケットに突っ込まれ、口には煙草を咥えている】


………何をするつもりなんだ?

【新聞記事を読んで、首を傾げて。暫く頭が起き上がる様子がない】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/03(日) 20:39:47.27 ID:ZZ/ZfohSo
>>330

【――声だ】

…………見ーっけ――――

【少女は足を止め、屋根の上を見遣った】
【抑揚無き無機質な「発見宣言」は、闇に吸い込まれて消える】

――ゴミ漁り……は、「死体」からしか行わない……というのは「どなたのルール」でしょうか?

【僅かに見えた大鎌らしき武器を視界の隅に収めつつ、】
【彼女が見据えるのは、間違いなく青年の「両眼」――】

……わたくしは……そうですね、通りすがりの「水先案内人」――
正確な水先案内には、世界を余すトコロ無く熟知する必要が御座いますゆえ……

【少女の瞳は、光も闇も吸収して抑えこむ、深淵に澄み渡る「虚無」の空間】

……こうして、「名も無き村」にも、足を運ぶのです――

【――おもむろに、少女は、サラッと、自身の長髪を掻き上げた】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 20:45:47.42 ID:oB8P2z7No
【水の国――公園】

世では正義と悪が背比べて
…いやはや、拙者もその内どちらかに着く事に―――なる、か?

【少々不安げに言葉を漏らす1人の男】

【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】

【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】


【傍にベンチが有るが座る事は無く】
【ただ塞がれた双眸が公園の入り口を見つめていて】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 20:50:17.29 ID:PYa4fMySO
【とある街の中にある人気の無い公園】

【14〜5歳程に見える少年が、ベンチに座っている】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

…星が少ない……。
「人の街には星が無い」って聞いたけど、こんなに少ないんだ……。

【ぼーっと空を見上げ、呟く】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/03(日) 20:50:31.37 ID:Y3/hDW/J0
>>331

【その新聞を少女に遠慮なしにズイッと横から入ってきて読む男】
【彼女にギリギリ触れない程度まで体を近づけて読んでいる】
【ウェスタン風の服装で、特に茶色のテンガロンハットが目を引くその男は】

ん?水の国でなんかあったのか?
…あ、俺らの広告。

【そう言って新聞の記事と右下に「カノッサRIPかかってこいや!!新正義組織【blue justice/青義同盟】」と書いてある広告を見る】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 20:54:59.97 ID:Xs31jVbJo
>>332

 ……別に
 何なら、今から新しく死体を作ってやってもいいンだが

【漆黒の装甲義手と化した右腕、その手中に握られていた金色の横笛が、】
【彼が軽く宙空に放った途端、金の粒子と化して、夜に溶け入るように霧消する】

【対して、屍肉を継ぎ合わせたような、生気のない左腕が、】
【腰元の柄に、掌を乗せる形で、軽く添えられる。薬指の銀環が、鈍い光沢を帯びる】

【そして、眼差しに対して声が返されたことに、僅かに口の端を歪めると】

 ……あァ、そうか。それはご苦労

 じゃあ、俺もここの案内をしてやる
 赤い土と瓦礫の調和が美しいクソったれ廃墟。以上

 さァ満足したか、非行少女
 月の無い夜に出歩くのはあんまり利口じゃないぞ

【その紅玉を僅かに細めて、少女を瞳に写す】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 20:58:06.26 ID:tyTjJp+wo
【水の国、その市街地からやや外れた、とある湖】
【月と星が照らす人気のないそこは、清廉なマナによって満ちた、ある種の聖域だった】

【水面を揺らすのは本来風だけなのだが、今日に限っては、そのほとりに腰掛けたものが足をつけていて】
【時折身じろぎして、その波紋が小さく広がり、やがて消える】

【後ろから見ると、少女のようにも見えた】
【けれどボサボサの黒髪の天辺からは蒼い猫耳が、背中の終わり際には尻尾が生え、おまけにその背中全体が蒼い毛皮で覆われている】
         ケ ッ ト シ ー
【ロマンチストは猫 妖 精か、とでも言いそうな姿だったが、周囲に転がったチューハイ缶の山が何とも俗っぽい】

【そんな猫少女は、手に持ったレモンチューハイをあけて煽り、おっさんくさく息を吐きながら、その糸目で湖を眺めている】

【周囲に人影はなく、獣たちも寝静まるような静寂の世界】
【猫少女は、水面を無為に揺らしては、チューハイを煽って物思いに耽っている】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 21:02:10.46 ID:RpWgLapto
>>333
だろうなあ…所詮世の中なんて二つにしか分かれられねえんだからよ。

【声】
【声の方向に眼を向ければ】
【鋏の様な形に逆立った特徴的な赤髪に、吊り上がった凶暴そうな瞳の青年が、公園灯に寄りかかるようにして立っているだろう】
【革ジャンにシルバーアクセ、数ヶ所が破けたダメージジーンズと言った出で立ちは、図らずもこの男の人物像を表している】

より正確には――イイモン≠ニワルイモン≠セ。
人間なんてそんなもんさ。
人の容姿だって、かっこいい≠ゥ気持ち悪い≠ゥ――だ。

【とは言え、見た目の邪気は発していない様子だが】
【相手がどう受け取るかは、解らない】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/03(日) 21:08:38.56 ID:ZZ/ZfohSo
>>336

「新しい死体」――? 人影は特に見当たりませんが……
――まさか、わたくしのために死んでくださるおつもりで……?
いやはや……初対面でそこまでしていただかなくても大丈夫ですよ――

【などと言って、少女は小首を傾げた】
【しかしながら表情は変化すること無い「無」であり、感情を読み取ることは難しい】

【――それから、「カー」と、再びあの声が響いたかと思えば、】

――フフッ……冷たいことで……

【少女の右肩に、先程のカラスが舞い降りてきて、静かに止まる】

ですが、そんな美しくも荒涼とした場にて、レクイエムにも似たセンリツを奏でていた貴方様……
そんな幻想的かつ不可思議な現場に居合わせてしまえば……自然と「貴方様」自身にも興味が湧こうというもの――
月の出ぬ夜は……まさしく絶望の境界線――むしろ、「利口」な選択なのです……

【言い終えれば、眼鏡の縁に触れて、軽く押し上げる】

【少女は、「相手の領域」へこれ以上踏み込むこともなければ、かといってこの場から引くこともしようとしない】
【変わらぬ距離を保ったまま、しかし不吉な空気を纏いつつ、相手の出方を窺う――】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 21:11:33.35 ID:oB8P2z7No
>>338

………それは昨日くそ怪しい上に服のセンスねーよバーカって言われた拙者への当て付けか?

【ゆるり…と、元から青年が居た事を認知して居たかの様に振り返る】
【邪気を発さぬ青年と違い、この男からは僅かな魔力すら感じられず―――完全に“無能力者”と分かるだろうか】

【そして、防がれた眼では分からないが―――見えていたらきっと――――――】
【―――――】

……まぁ世の中、よー解らんと言われる人種も居るでござるよ
何処かに、良いとも悪いとも言い難い人間も居るであろうて
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 21:14:33.22 ID:dQts2kO8o
【どこかの草原、人工的の光が無いその場所は、】

にゃっはーァ、超っ。星がキレイっ!

【……そんな感じ。】
【そんな場所、青い香りを放つやわらかな草の上、仰向けに転がった人影ひとつ】

【鮮やかで爽やかな薄緑色の瞳を持つ、黄緑のパーカーに身を包んだ少女だ】
【丈が長くてミニスカワンピースみたいになっているその服には、フードに三角耳と背中に尻尾のお飾り付き】
【濃緑のショートカットは、何故だか左サイドの一房だけ長くて。「鈴付きの紫のリボン」で結ってある】

……マテンローと、どっちがキレイなんだろ?
あとどのくらい歩けば、トカイに着くかなー……

【ぽっつり呟く彼女の隣には、大きいリュックサック】
【履いているのは、「履き古してます! どや!」とでも主張したげなぼろっちぃスニーカーで】
【このふたつの事象から推測するに、どうやら彼女は、旅人のようだ】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 21:18:48.52 ID:RpWgLapto
>>340
あー…地雷だったか、すまん。
でもそりゃあ怪しいわ、確かに。
あんた、目が見えないのか?

【青年は、自らの瞳を指差すジェスチャーを付け加えながら話しているが、相手には見えていないのだろう】
【けれど、音の方向に正確に合わせて来たということは、耳はいいのだろうか。そう考える】

(魔力は…感じねえ。となれば魔術師ではないんだろうが…)
(無能力者かどうかは、まだ解らねえなあ……まあ、アレ≠見る限りじゃあ、戦えるんだろうな)

【チラリと、相手の持つ刀に視線を移して】
【その本数を、「ひぃふぅみぃ…」と心の中で数える】

(四本っておい…四刀流とかやんのかね。それともただの代替か?)

【なんて、勝手な憶測を立てていた】
【公園灯から身体を離して、相手の近くへ歩いて行くだろう】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 21:24:10.98 ID:66Waubfko
>>341

【草の上を、のそりのそり、と重い足取りで歩く人影】

【その人影は、黒い目、長くも、短くもない黒いぺったんこの髪に、黒い学生服をキッチリと着る少年】


【あー…などと、情けなく呟きながら歩くその姿は、かなり格好悪い】
【おそらく、気分転換の為にでも来たのだろう】

【そして、おっ、という声と共に、少女を見つけると、夜の挨拶】
【その声は、お世辞でも爽やかと言えるものではない】

こんばんはー
どうして此処に?
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 21:26:07.08 ID:Xs31jVbJo
>>339

 ……眼鏡の置台にしては、少し邪魔な機能が多すぎるな
 特にその減らない口とか、省いてやった方がいいンじゃないか

【項に片手を添えて、首を左右に一度ずつ傾ける。凝った音が小さく響く】
【その双眸は、何処か眠たげに緩く細められて、依然として少女の姿を写し続け】

 ……奇遇だな
 俺も丁度、その眼鏡に興味が沸いてきたところだ

 例えば、どれだけ力を入れたら割れるンだろうとかな──

【途端、微睡んでいた眼差しが、鋼の色を帯びて、少女を直線で捕捉。言葉を次ぐ】

 ──まどろっこしいことは嫌いなンだよ

 貴様は“何”だ
 水先案内人とかいう腑抜けた肩書きはいらねェぞ
 言いたくないならそれでも良い。その場合は、こっちから抉り出すだけだからな

【びゅう──と、微細な魔力風が渦を巻き、彼の髪を揺らした】
【戦錫鎌の柄に片手が掛けられ、双眸が鮮血に滾り始める】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 21:26:27.47 ID:oB8P2z7No
>>342

……拙者だって、元の具足姿に戻りたいでござるよ―――

【ぐすん…と、音を立てて鼻を啜る】
【自分の怪しさを多少は自覚しているらしい――――が、具足姿も普通に怪しいと思える】
【そして、その後の彼の質問に】

……見えぬよ。一寸先すらな
尤も、困る事と言えば包帯の代金がかかる事位か

【言葉から察するに、ちょこちょこ包帯は取り替えているのだろう】
【包帯を見ても―――真白く清潔そうなモノで】

―――余り近づかぬでくれよ?
近づいても3m程まででな

【と、近づいてくる足音を聞きながら…彼へ伝えて】
【左手が一番小さな刀の鞘の上に置く――――が、右手はまだダラリと下げていて】
【警戒している―――と言う風では無かった】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 21:29:56.62 ID:PYa4fMySO
【とある街の中にある人気の無い公園】

【14〜5歳程に見える少年が、ベンチに座っている】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

…星が少ない……。
「人の街には星が無い」って聞いたけど、こんなに少ないんだ……。

【ぼーっと空を見上げ、呟く】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 21:32:25.49 ID:dQts2kO8o
>>343

おー、こんばんばんっ!
こーんな街から離れてる場所で誰かに会えるなんて、珍しいっ!

【んー、と唸って寝たまま両足を上げ。てやっと掛け声、足を振り下ろした勢いで起き上がる】
【腕を上に上に伸ばして背骨を伸ばし、くあーっと欠伸。胡坐をかき直して、にゃははと笑った】

ボクは流離いの旅人だからねっ、お昼からずーっと歩いててっ、
さすがに疲れちゃったからひと休みしてたところなのさっ

……キミは一体どうしたんだい?
なんだか、お疲れみたいじゃないかっ

【ネコミミ付きのフードを被りなおして、首を傾げる】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 21:33:54.56 ID:RpWgLapto
>>345
具足――へえ、あんた侍か何かだったのか。

【成る程、それなら男の容姿と刀は頷ける】
【……ごめんなさい包帯は無理です】

確かに、あんた耳≠ェ良いみたいだし…おっと、じゃあ此処までだな。
眼が見えてても前が見えてない<сcなんて腐るほど居るぜ、世界にはよ。

【3m。ぴったりで、青年は止まる】
【相手に警戒の意志が無いことを感じ】

(馬鹿――っつうよりは『お人好し』…かね。まあ、嫌いじゃあねーけどよ)

【正しく見ず知らず≠フ相手に対して、警戒心を抱かないと言うのなら、青年の思うとおりだろう】
【しかし、それなら接近を制限するのは、何故だろうか】

…――『3m以上』、近づいたらどうなるんだ?

【好奇心から、そんなことを訊ねてみる】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 21:40:39.81 ID:66Waubfko
>>347

旅人さん…
小さいのに頑張るなぁ…

【自分と照らし合わせるかのように、小さく呟いて、少女の姿を見る】
【そして、はぁ…と溜め息をついてから、はっとしたのか、首を横に振り、頬を自分でパンパンと叩く】

【よっ、という掛け声と共に、草原に体操座りをする】

何というか…自分が、自分の目指してきたものというか…
自分がよく分からなくなっちゃったーみたいな……
【星を見ながら、まるで自問するかのように喋る少年。何か思い悩んでいるのだろう】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/03(日) 21:41:50.54 ID:ZZ/ZfohSo
>>344

ああ……「これ」はいわゆるオーダーメイドでして――
……そう簡単には……砕けませんよ?

【ようやく面白くなってきた――とでも言いたげに少女の口の端が極々僅かに吊り上がる】
【視線に捉えられたならば、その眼差しを、ブラックホールの如く、無限に奥へと誘っていく――】
【そんな、少女の、底知れぬ双眸】


…………よろしいでしょう――――

わたくしはメインディッシュも、オードブルも美味しく頂ける人種ですが……
お相手様がメインをお望みでしたら……ええ、すぐにでも――


【ゆらり――穏やかな所作で、彼女は両腕を広げ、】


  ≪R.I.P.≫ ―― 『ノクトクルセイド』

『絶望の水先案内人』……わたくし、『ウェル子』、でございます――


貴方様の既知か未知いかんにかかわらず……
貴方様の関心の有無いかんにかかわらず……

――既に幕はあがっているのです……

そう、世界を序曲へ還す……そんな大劇場の幕は、ね――


【ウェル子、と名乗る少女の周囲に、「黒い羽根」がどこからともなく立ち上り始める】
【魔力の奔流――つむじ風の如き「それ」が、次々生まれる「黒い羽根」をウェル子の周囲で踊らせていった――】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 21:43:35.74 ID:oB8P2z7No
>>348

如何にも。
とは言え、“異世界の”が頭につくでござるがな
………ああ、赤は3倍の強さの証でござったのに……

【呟きながらぐぐ、と右手が拳を形作って握り込まれた】
【……真っ赤な、とても真っ赤な鎧だったらしい。目立ちそうだ】
【因みに包帯は怪我の為に仕方ないと思って下さい】

耳……?
ああ、成程……耳か。

【と、男の方が少々意外そうな声を漏らして】
【少しして漸く納得した様に頷いた】

【3m。彼が其処で立ち止まったと認知し】

…いや何。それ以上近づいたら“拙者の”間合いに御座る故
――――刀が大体5尺にござるから、それも入れたらもう手遅れやも知れんがな

【言ってからカッハッハと少々砕けた様に笑って見せて】
【―――だが実際こんな怪しい野郎に言われて笑えるこっちゃない】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 21:49:09.56 ID:dQts2kO8o
>>349

小さいから、若いからこそ冒険をすべきだと思うんだよねっ、ボクは。
オトナになってしまってから、足が痛くなって何処へも行けなくなってしまうのは悲しいでしょ?

【にしし。楽しそうに笑いながら、隣に座った少年を見て】
【口元だけは緩やかに笑んだまま、ぱち・ぱちっと瞬き、二回】

……わからなくなっちゃったー、ってことは、前までは何か見えてたのかい?

【首は傾いたまま。そう、訊ねた】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 21:52:00.85 ID:RpWgLapto
>>351
……それ真っ先に矢で射られねえか?
なんか拘りがあるんだな、異世界≠ナは赤が流行なのか?

【専用鎧ですね、わかります】
【指先で髪を弄りながら、「俺の髪も赤いんだけどな…」と、少々どうでもいい呟きを漏らす】

――成る程、大した自信だぜあんた…ま、それだけの実力があるのは解るよ。
伊達や酔狂でそんなもん四つもぶら提げてる奴なんざ早々居ねーだろうしな。

【肩を竦めて、「ハッ」と短く息を吐く】
【相手の間合いに入りながらも、青年は退く気はないようだ】
【別に戦っている訳ではないのだから、当然か。そこまで思ったところで】

(げ。これじゃあ俺の方が『お人好し』じゃねーか…たまんねーなおい)

【相手がまだ本当に襲い掛かってこないかなんて、確証が無いのに】
【青年は、「やれやれ」と心の中で呟いて、表情も若干変わるが、相手には見えないだろうから万事オーケーとする】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/03(日) 21:52:14.14 ID:erkdAd+lo

──。
【System create.】
【Sentence loaded from recent act.】
【──Publish.】

【──水の国。鬱蒼とした森林に囲まれ、人の目から隠された湖の湖畔。清廉なる気が集う場所。】
【その中で、酷く“淀んだ”波動を外部へと放出する人影。】
【自らの殆どを黒で構成する人影は、魔術式によって自らが放出する魔翌翌翌力を一つに“固め”、禍々しい気配を放つ何かを創り出そうとしていた。】

【──湖に至る道は執拗なまでに隠されているが、“気”を追っていけば辿り着く事自体は容易である。】
//再投下
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 21:58:54.19 ID:yKuemWFDO
【水の国、公園】

 …………ううむ。
 
【赤毛混じりの黒髪の青年──朝宮暁は悩んでいた】
【つい先日行われたディモルキャスト会戦。その後に行われた、新《No.63》による電波ジャックによる宣戦】
【次なる舞台は水の国。暁はカノッサ機関及びR.I.Pと敵対することに決め、従って水の国に根付く組織に協力しようと思うのだが──】
 
 ……Justiceにするか、青義同盟にするか。

【どちらも本拠と集会所を水の国に持つ組織】

 青義同盟はロウと、こないだ共闘したヤツがいる。ロウとは軽く手を合わせたし……中々良いヤツだって分かってる。
 Justiceにはあの時に会ったカゲツが居て戦力がデカイ。加えて城があって、部屋を借りれる。
 さて、どうするか……ぐぬぬ。

【現在住所不定無職の朝宮暁。部屋が借りれるというのはデカイ。めちゃくちゃデカイ】
【加えて大浴場もあるとのこと。……ゆっくり大きな風呂につかって暖まりたい】
 
 ぐ、ぐぐぐぐぐぐおおおお──! クソっ! どうするッ!?
 遠き異世界、我が故郷に暮らす尊敬する兄貴! 俺は一体どうしたら良いんだァァァアアアアア!

【嘗ての世界で殴りあい、完敗し、その後を追い、その背中に男惚れし、その背中を踏み台にすることを目論み、失敗し】
【結局横斜め後ろに立って一緒にあちこち走り回った、尊敬する赤い男を思い出す】

 ああー……マジで、どうすっかな。
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 22:03:43.69 ID:66Waubfko
>>352

今までは…自分が見えていたもの、俺なりの正義が、間違ってないって思ってたんだ。
間違っているかも、なんてすら思ったこともないくらい、ね。

でも、今は、ソレが、よく分からなくなってきてる。自分が、どうすればいいのかさえ…

【見えなくなっていたもの、それは、少年の信念とか、そういうものなのだろう】
【星の方、というかどこにも焦点を合わせずに、憂いを含んだ目をしながらそういい終わる】
【そして、言葉から察するに、この少年は正義側の人間なのだろう】

君は、もし、この世に悪人がいなくなったらどう思う?
【足を縛り付けていた、手を離して、背中の後ろの草へと付け、少女の顔を見ながら、言い放つ】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 22:05:33.51 ID:Xs31jVbJo
>>350

 【「……面白ェ」】

【少女の、まるで戯曲じみた名乗りを聞いて、】
【彼の口唇が、猛禽類の笑みを湛えて歪んだ】

 ……あァ、“あの”

 お前の同僚とも、一応の知り合いがいやがるよ
 甘ったるい蜂蜜色をした革命家の……ハニーとか言ったか

【す、と、彼が徐に腰を上げて、立ち上がる】

 言ってたなァ、あいつは……“世界を一度塗り替える”とか……
 貴様が言うには、“世界を序曲へ還す”──

 それが一体どういうことなのか……
 具体的には、どうにもいまいち掴みきれなかったな

【乾いた夜風が、一陣】

 ……その“序曲へ還す”ってのは、つまりどういうことだ?
 世の全てを、この地のように、焼け野原に変えることか

 ──あァ、せっかくだ。少し教えてくれ

【刹那】

【だンっ──!】

【撓った脚が勢い良く屋根を蹴り付けて、長躯が舞う。屋根瓦が陥没して崩落する】
【跳び上がった勢いで、外套はその場に置き去りにされる形で、脱ぎ捨てられる】

【外套の下に着ていたのは、暗黒色の袖無し胴衣に、同色のズボンとブーツ】
【墨色の長腰布を纏い、褐色のベルト。赤銅色をした斜めがけの革帯に、柄の固定具】

 【──じゃ、きン】

【宙空で、彼が腰元の戦錫鎌を抜き放った途端、】
【頭を垂れるようにして内側に折り畳まれていた刃が起き上がり、】
【縮められていた柄も、瞬時に伸長──身の丈ほどもある大鎌へと姿を変える】

【唯一つ、特徴を挙げるならば、その柄の上部には、二連結した回転弾倉を有しているということ】

 ──る瑠ウ亜あァ阿ぁあアあ阿ァあー────っッ!!

【咆哮。血に飢えた肉食類は、跳躍から放物線を描くまま、少女へと降っていく】
【そのまま接近を許せば、重力加速を乗せた大鎌の刃が、少女の脳天目掛けて縦一文字に振り下ろされるだろう】
【予備動作も大きく、軌道も予測しやすいものだ】

【──その双眸は、完全に血肉に飢えて、鮮血の滾りを渦巻かせていた】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:06:28.91 ID:oB8P2z7No
>>353

なぁに、当たらなければどうと言う事は無いでござる
…因みに赤は――――――――――――――――――――――リューコーデゴザッタヨ?

【最後の言葉は…きっと彼の眼が健康であったなら、視線は明後日の方を向いていたのだろう】
【そんな風に“嘘くせぇ”言葉である】

………?赤ければ矢で射られるんではないのか?
前頭部とか…大丈夫でござるか?

【と、少々変わった方向に彼の身体…と言うか毛髪を心配して】

自信…と言うより臆病なのだろうなぁ。
自分の間合いで無ければ話すのも怖い位でござる

【特に恥ずかしがるわけでも無く、正直に話して】
【…口元の小さな笑みから、冗談と分かるだろうか?】

――――?どうしたでござるか?

【と、若干表情の変わった彼にたずねた】
【見えている―――と言う訳でも無いのに、“認知”した】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 22:14:12.74 ID:RpWgLapto
>>358
あーいや、そういう意味で言ったんじゃあなくてな…別に射られたことねーし…確かに当たらなければどうってことねーだろうけど。
…っておい、何か声が上擦ってんぞ――まあいいか。

【青年の毛髪は向こう数十年は大丈夫である。…多分】
【と言うか前頭葉にヒットしたそのまま死ぬんじゃないかな!かな!】

間合い…ね。
解る気もするわ、俺は3m先の人間とは喋りたくないね。

【同意しながらも、皮肉混じりに】
【恐らくは、お返しだ】

――ん?ああ、いや…なんでも…ちょ。
あんた――何で解った=c?

【驚きを込めて、声を出し】
【相手に、質問した】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 22:14:20.40 ID:dQts2kO8o
>>356

……正義、悪、……

【ふうむ、と唸って考えながら、足元の草をちぎって、手の中で弄ぶ】
【少し力を入れれば、ぷちんと簡単に千切れてしまう青いそれは、若いこころによく似ているのだろう】

ボクは、悪人が居なくなったらなんて、考えたこともないねー。
でもまあもしそうなったとしたら……とっても「気持ち悪い」ことになると思うよ。

ボクが思うに、正義も悪もそんなに変わらないと思うんだよ。
ヒトはそれぞれ意志を持っている。それが他の多数の意志に沿っていれば「正義」になって、
沿っていなければ「悪」として淘汰される。そんなもんだと考えるねっ。

【ふたつに別れた草の残骸を、さらに分割。四つになったそれを、さらに分割】
【それを数回繰り返して、ぱっと宙に投げ散らかした】

本当に、僕の中ではそんなモン。この世界に居る――何万何億何兆、那由多の人々が。
全員おんなじ考えを持っていたら、なんだか薄気味悪いじゃない。
だからボクは、悪人はどうやったって生まれちゃうもんだと考えてるなあ。
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 22:15:40.10 ID:tyTjJp+wo
>>355
"…、たまには、こういう日も、ある…"

【公園の茂みが音を立て、突如人影がふらふらと躍り出た】
【中肉中背、蒼い毛皮の猫獣人で、ボサボサの黒髪の向こうに糸目を隠している】

【…が、青年とは面識がないはずなので、それがいつもなら笑っているように見える事など露知らず】
【頭を抑え、おぼつかない足取りで少し前に進んで、ばたりと倒れた】
【その顔はほんのり上気していて、接近したなら、漂うアルコール臭を感知するだろう】

"う、む…くそっ、目が回る…でも、…っう"

【耳朶を打つ声はなく、それは周囲の人間の頭の中に直接響く、少年のようなトーンで】
【ほどほどに豊かな胸を荒く上下させながら、立ち上がろうとしばらくもがいていたが、どうも難しいようだった】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:16:05.33 ID:K4sAOefno
>>355
//マダイマスカー!?
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/03(日) 22:21:38.50 ID:/FoIDt2/0
【公園】


【昼間は子供たちで賑わうこの場所は、当然ながら夜になるとその人影も少なくなる】
【だがそれにも拘わらず、小さな人影がぽつんとベンチに腰を下ろしている】

【その人影は10〜12歳ほどの背丈に真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカー…といった風貌で】
【どこに行く様子もなく、どこか儚げだが無表情な顔を、夜の冷たい地面に落とすだけの――少女だ】


わたし、は―――どうしたらいいの?

【ビュゥ――と強めの風が吹き】
【少女の白い肌を刺し、ワンピースの裾を靡かせた】

【寒くないのか、其れとも表情を表に出したくないだけか―】
【どちらにせよ無表情のまま、そこに佇んでいる】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:23:22.39 ID:K4sAOefno
>>362
//おっと、絡まれてましたのね。このレスは見なかったことに。
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:23:38.98 ID:oB8P2z7No
>>359

そもそも何もできずに射殺されるなら刀を持つ意味が無いでござる。 何の為に刀が有るのやら……

【ふぅ、と息を吐くが―――刀は人を斬る為のモノだ。普通刀で高速で飛来する矢をどうこうする奴は居ないだろう】

【因みに、男の毛髪は――――――――げふん】
【大丈夫だ、前頭葉じゃなく前頭“部”だから】

あ、ならもう普通に近づいて良いでござるよ?
何となく突然「ズブリ」としてくる様な者ではないでござろうし

【…あらアッサリ。】
【此処まで“普通に”話せているし―――問題ないと判断したらしい】

?そりゃあ目が見えぬにござるから。
人の気配が分からねば即マミるであろうて

【特に自慢するでも無く―――言った】
【気配―――言いかえれば相手の纏う“雰囲気”を、即座に読み取ったのだと】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 22:24:51.37 ID:66Waubfko
>>360

き、気持ち悪いって…
【少女のいった言葉が、かなりぐさっと来てる様子の少年】

い、一応俺の目標なんだけど……
【そう、小さくだが、聞こえるような大きさで言ってから】

正義も悪も変わらないない…か、
そんなこと言うって事は、
君は、悪に嫌な思いさせられたりすることはないの?

【しょうがない、そう言う少女の考え。、合ってるか、間違ってるかは、少年には分からないが】
【嫌な思い、言葉は優しいが、それは殺人や、強盗等も含んでいるのだろう】



367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 22:25:55.28 ID:yKuemWFDO
>>361
 あー……おいおい。
 
【ばたりと倒れた人物に、青年は呆れ顔になってベンチから立ち上がり、歩いていく】

 ……酒くせえなあ、オイ。

【苦笑を一つ。嘗ての世界ではメンパブでもバイトしていた青年にとって、酒の匂いは慣れ親しんだ匂いだった】
【倒れた人物の前に屈んで、その肩を叩く】

 おーい、あんた。大丈夫か?
 立ち上がれないようなら酔いを覚ましてやるが……聞こえてるか?
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:28:07.31 ID:K4sAOefno
>>363
――――むぅ、道に迷った。

【がさり、と茂みを揺らして、少女の背後から人影が現れた】
【黒いジャケットに、ベージュのロングスカートを履き、腰には刀を二振りさした少女だ】
【長い黒髪はポニーテールにして、腰まで流していて】
【鋭い凛とした黒い瞳が特徴的である】

……うむ、寒い。

【風が吹き、ぶるる、と震えて】

(……食事でも食うか)

【そう思うと、少女のとなりにどっか、と座り込み、何処からかおにぎりを取り出して食べ始めるだろう】
【少女の周囲は妙に暖かく、風の寒さも気にならないかも知れない】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 22:29:33.09 ID:tyTjJp+wo
>>367
”ああ、悪い…ベンチに、座らせてもらえないか? …あと、水をもらえるかな”

【何とか立ち上がるが、少女はふらふらで、近づいてよく見ると右肩や足首の辺りに包帯がまいてある】
【アルコールがよほど回っているのか痛みを感じている様子は無いが、巻いてある範囲が大きい】

【少女の視界は、おそらくとんでもない事になっているのだろうが、自力で歩くのにも苦労しそうだ】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 22:31:44.30 ID:RpWgLapto
>>365
…刀は斬る為のもんだろ、人を。

【その通りです】
【あばばばなに前頭葉とか書いちゃってんのワロスwwwワロス…】

良いのかよ…ま、あんたもいきなり「ざっくり」してくるような奴じゃなそうだしな。
んじゃあ近づく――いや待て、やっぱりいいわ。
なんで態々おっさんに近づかないといかんのじゃい!

【とは言いつつも、一応話し易い位置までは移動するのだが】
【そして、相手の発した「マミる」と言う単語に首を傾げる】

…?なんだか異世界≠チてのは良く解らん単語を使うな。
なあ「マミる」ってどういう…止めとこう、深く聞かない方が良い気がするぜ。
にしても空気だけでこうも解るもんかね…あんたすげーわ。

【耳に新しい単語については、聞かないことにする】
【なんだか頭が無くなりそうである】

――っと、そうだ。
俺はカルニコス…『カニス』でいいぜ。
あんた、名前は?

【ずっと立ち話をしているのだ、名前の一つくらいは名乗っておかねば】
【そう考えて名乗った後、相手の名を訊ねる】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/03(日) 22:32:21.41 ID:ZZ/ZfohSo
>>357

『ハニー・グレイトテイスト』様……ですか――ええ、確かに同僚ですね……

【世間話でもするかのような、なんてことはない返事】
【黒い羽根を纏ったまま、ウェル子は、右手人差し指を口元に添えていた】

――「世界の天秤を覆す」――と、でも言い換えましょうか……

弱い人間が平穏を享受し、強い人間が藻掻き苦しむこの世界を……
渇望・闘争・欲求――『強き者』こそが幸福を手にする世界へと逆転させる……

……と、「言の葉」では、このような説明になりますが――

【――青年が、動いた】

【だが、ウェル子は、余裕の面持ちで、その場を動かず――】


―― ≪GHastly......


【吼える青年を瞳に収めつつ、ウェル子は静かに、そう、呟いた】
【光無き世界で放物線を描く、その物理法則の美を、沸き上がる黒い羽根が彩り――】
【ふわり――黒い羽根が、幾重にも重なり、重なり、重なって、塊を成し、そして――】



               ......roOST≫ ――



【まさしく刹那の差で、鎌を、回避した】
【自分から見て左方向へのサイドステップによる、横への移動】
【僅かでも遅れていれば、既に命はなかった、といえる程の極限で――】


「――――カラスに野獣……血に飢えた獣共め…………静かにしていろ…………」


【――――何が起きた】
【ウェル子、その横に鎌を振り下ろした青年――そして、更にその横――】

【黒のレインコートで全身を覆い、フードを被った男が、佇んでいた】
【罅の入ったスキーゴーグルを着用しており、表情や視線がわかりにくく、】
【更に、両手に抜き身の脇差を持っているのが分かるだろう】
【この男は、死んだような気配と、周囲を飲み込むような漆黒の威圧感を放っている】
【つい今まで塊を成していた黒い羽根が、男の周囲に、残滓の如く漂っていて――】

……か弱い少女に対し、その暴挙――、いささか恐ろしいので、「守護霊」を呼ばせていただきますね?

【ザザッ――! ウェル子と男が、素早くバックステップを踏む】
【これにより、青年は、ウェル子および男の間に挟まれる位置取り、ということになる】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 22:35:49.93 ID:dQts2kO8o
>>366

んー? ボク、何か地雷踏んじゃっただろーかっ。

【反対側に首を傾げた。とっても何気ないことだった、らしい】

そりゃー、ねっ。あるよー超あるよーっ。
だけどそのさ、「悪」いことをしなくちゃならない「理由」があったとしたら、どうしよう。
例えばねー、親もお金もなーんにも持ってないひとりぼっちの子どもがパンを盗んじゃった。
なんてことがあっても、大抵のヒトって同情してそこまでの罰は与えないでしょ?

【口に出したのは、彼女が憧れる「トカイ」とは程遠い、薄汚れた場所での日常茶飯事】
【草を千切って、今度は分割しない。じーっと見つめて、ぴこぴこ動かすだけだった】

……まあ。それも、事情を知ってたらそうなるってだけのハナシ。
子どもがひとりぼっちであることを知らなかったら、誰も同情なんかしない。
その子のために泣いてくれたり、パンを与えてくれたりしないじゃない?

「理由」を知った上で、それでも罪には罰を与えてくれる。同時に、慈しみを与えてくれる。
そーいうヒトが、「正義」だと思うねっ、ボクは。
だから、「悪」をつっぱねるだけじゃなくて、知ろうとすることも大切なんじゃない?

【ひとえに「悪」としてくくり上げて、拒絶するだけじゃあ悲しいよ。なーんて】
【少女は、草のさきっぽを少年に向けて。持論を語る】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/03(日) 22:36:33.34 ID:/FoIDt2/0
>>368

【どうやら相当にボーッとしていたらしく、隣に来るまで黒髪の少女には気付かなかったようで】
【隣に座りこまれた瞬間に、ビクリと反応し、その人物の顔を反射的に見る】

【彼女の周りは何故か暖かく、今が少し寒いだけに、安心感にも近い何かを感じられた】

【ふと、彼女が手に持っているおにぎりに気づいて】

ぐぅうぅううぅううるるるる…

【と、年頃の女の子ならきっと顔を真っ赤にさせて恥ずかしがるであろう音を】
【腹部から発生させた】

【因みに、紫の少女は恥ずかしがることはせず無表情である】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 22:38:02.50 ID:yKuemWFDO
>>369
 あいよ。

【青年は軽く返事を打って、少女を抱き上げるとベンチに持って行く】

(包帯……か。負傷の痕かね)

【そんな事を考えながら、ベンチの傍らに置いていた旅荷物を入れた袋から水筒を取り出す】

 ほら、飲めるか? 飲めないなら口移しで飲ませてやっても良いぜ?

【軽口を飛ばし、笑いながら水筒を差し出す】

(酔い覚ましは……要らねえかな)
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:42:39.14 ID:K4sAOefno
>>373
【もしゃもしゃ、ぱくぱく、もぐもぐ、しゃもしゃも、はむはむ】
【怒涛の勢いでおにぎりを口に放り込んでいる。10個突破】

む……もふぅ、あむ……っ。

【腹の音を聞き、少女の方を向いた。15個目突入、完食】

……ふむ。あむっ。
もぐもぐ……、あむっ、はむっ!

【20個目を口に放り込んだところで、おもむろに口を開き。この間10秒ちょっと】

――――鮭、梅、おかか、つなまよ、炒飯、赤飯、五目飯、昆布、たらこ、いくら、わかめご飯。

【唐突に、具材の名を並べた】

――――どれが好きだ?

【にかっ!と炎の如く明るく暑苦しい笑みを浮かべて、少女に問いかけた】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:43:06.21 ID:oB8P2z7No
>>370

拙者の場合、人より武具を叩ききってござるなぁ
鎧やら兜やら、太刀やら頭蓋骨やら

【…最後のは一応身を護る為のモノだが、人の身体の一部です】
【よく見れば、男の持つ刀は全て華美な装飾も何もない“並”か“それ以下”のモノ】
【武具を叩き壊し続ければ、無論己の武器も壊れてしまう――――それは“並以上”の刀でも、必然である】

……いや、ひと月も前の拙者ならこうして話す間も無くするっと――――
あ、因みに拙者…ソッチの気は無いでござるからご安心を
ついでに言えば童貞にござ――――る、っっ……

【最後の言葉で自爆したか、ちょっと最後は涙声である】
【……嗚呼、嘘でないと理解できるだろう。悲し過ぎる】

ああ、拙者も初めて聞いた言葉でござる
しかしスルリと出た言葉でな……

【……中の人のパソコンのせいです。本当にありがとうございました】

やや、そう言えば名乗って無かったか
拙者。山本 正勝(やまもと まさかつ)と申す。宜しくなカニスどの
因みにヤマさんとでもカッちゃんとでもヤマモっさんでも何とでも呼ぶと良いでござる

【と、此方も名乗って】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 22:44:34.16 ID:tyTjJp+wo
>>374
"助かる…ああ、自分で飲めるよ"

【水筒を受け取り、水をカップに出して一気に煽る】
【飲み干した末に吐いた息は、やっぱり酒臭い】

"…醜態を、晒したね、本当にありがとう"

【そうして、楽な姿勢をとりながら、焦点の定まらない目で青年をまっすぐに見つめた】
【糸目の向こうにあったのは、夜の闇にあってなおぼんやりと輝く蒼い瞳】
【それは、酔いの中にあってなお、先ほど青年の眼が包帯を捉えた事を捉えていたのか】

”…ちょっと、派手にやってね。痛み止めと、気晴らしを兼ねて呑んでいたら、呑み過ぎてしまった…”
”わかるかな、そういうの。君とは、無縁そうだけど…”

【赤い顔のまま、ちょっと顔を伏せて、少女は自嘲気味に笑った】
【見た目にそぐわない、何処か老成したような仕草】

”すまない、出会い頭に、名も名乗らずにペラペラと…話していたほうが、ちょっと楽なんだ”
”僕は、ブルーラインというんだ”

【赤い顔と、ちょっと荒い呼吸】
【そんなものとは無縁なはずの念話は、恥じるようにそう告げた】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 22:46:51.76 ID:66Waubfko
>>372

あるのに…なんで…
【少女に、疑問を持ったのは、自分が、そういう経験があったうえで、悪を滅ぼそうとしているからだろう】
【少年が、しようとしていることは悪への復讐、というワケだ】

それは…俺もしないけど…
【少女と同じように、草を見つめながら相槌を打つ】

…… 
  ――じゃあ、俺は…
君の「正義」を、信じさせてもらうよ。
多分、君の考えの方が、正しくて、綺麗だ。
【少女の考えに、賛同したのか、それとも少しだけ、身を委ねたくなったのか】
【とりあえず、少女の考えに動かされたらしくて】

あ、自己紹介がまだだったね。
俺は、宮本重太郎。いつもなら、後二人一緒にいる奴がいるんだけど…
後、対機関連合に所属してるんだ。
【対機関連合、Justice程ではないが、多分少女も知ってるであろう、正義の組織】
【それに所属しているが故に、悩んでいたのだろう】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/03(日) 22:48:55.75 ID:/FoIDt2/0
>>375


(………はやいなぁ…)

【そんな素直な感想を頭に浮かべつつ黒髪の少女を見ていたが】


―――えっ?

【あまりの事についていけず、素っ頓狂な声を出してしまう】
【数瞬後、何を言われたのか理解すると】

…いいの?

【一応、訊き返してみる】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/03(日) 22:51:32.99 ID:GbKxgrmoo
【コンビニ前】

(…………お金が、無い。)

夕食、どうしよう……。

【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成されており】
【大口径拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【財布の中身を覗きながら、コンビニに入らずボーッと立ち尽くしている】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 22:52:51.05 ID:K4sAOefno
>>379
すまんな、直ぐに話そうにも、食事を終えなければ倒れそうだったんだ。
之で二度目の夕飯は終了、か。

【ぺろり、と指を舐めながらそう言って】

……んー、微妙に足りん。
……後一個だけ食べておこう。

【はむ、ごくっ。完食】
【そして、少女の問いを受けて、こくり、と頷き】

ああ、構わん。未だ沢山有るからな。
10個でも20個でも好きなだけ食べるといい。
若いんだ、我慢は体に毒だぞ?

【にぃ、と優しげかつ凛とした笑みを浮かべて】

鮭、梅、おかか、つなまよ、炒飯、赤飯、五目飯、昆布、たらこ、いくら、わかめご飯。
さて、どれが好きだ?
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 22:54:52.71 ID:RpWgLapto
>>376
中の人…死ぬぞ、それ。
にしても、あまり刀に拘りはねーのか?
そんな風に扱ってたら直ぐ壊れちまうだろ。

【刀を見る眼はそれほどないので、山本の持つ刀の質≠ヘいまいち解らなかったが】
【その運用を聞いて、少し首を傾げる】

なんだ、元人斬りか?
なら元悪役≠チてとこだなあんたは――まあ俺も悪役≠セからな。
うん、俺も無いわ。それは絶対に無いわ。
――いや、泣くなよ…これから良いことあんだろ(タブン

【何やらさらっとカミングアウトしている気がするが、言葉の真意は解らないだろう】
【勿論、カニスはノンケである】
【とりあえずのフォローは入れているが、最後に聞こえた小さな呟きはきっと気のせいではない】

……??解らん…異世界≠フ住人の頭にはそんな不思議な単語が眠ってんのか。

【PCがマミられた、あると思います】
【彼の名前を「山本正勝ね…」と声に出して繰り返し】

……じゃあヤマさんでいいや、一番解り易い。

【ちょっと考えていたようだが、一番無難な名前を選んだようだ】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 22:56:28.28 ID:yKuemWFDO
>>377
 そりゃ残念。

【青年は軽く笑って言う。相変わらず焦点の定まらない目をしている少女を、大丈夫だろうかと心配しながら】
【こちらを真っ直ぐ見る少女を、青年も見る】
【──青年の瞳は赤みの強い鳶色だったが、その瞳の赤は、時折焔のように揺らめいて、その明度を変える】

 まあな、肝臓つえーから酔って前後不覚になったことはねえな。
 ん……ブルーライン? もしかして昨日のディモルキャスト会戦に参加してたか?
 あ、俺は朝宮暁。バイトマニアの貧乏人──じゃないな、あー、住所不定無職の自称旅人だ。

【念話には慣れているのだろうか、青年には特に気にした様子もない】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 22:58:05.21 ID:dQts2kO8o
>>378

それでいいの? いいならいいけどっ。
いろんなヒトといろんなおハナシ出来たら、今まで見えなかったモノが見えてくるはずさ。
だから、――無理矢理、いま。結論を出さなくったっていいと思うんだぜっ

   【 「そう、だって僕らはまだまだ若い!」 】

【彼女が旅をしているのは、「見たことのないモノを見たいから」】
【明確に行きたいところなんてなかったし、決める気もさらさらなくて】
【まだまだ時間はあるんだから、目的地を決めちゃうのはもったいない、って考えたから】

   【 それはとっても、甘くて青い、若過ぎた考えだった 】


ミヤモトくんかぁ。ボクはウィンディ・セラフィナイト、っての。よろしくねっ!
キカンレンゴー……ってと、カノッサと戦うの……? ……ふうん。

【快活な笑みが、少しだけ薄くなったような。特定の――「カノッサ」の単語に、反応して】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/03(日) 23:01:32.10 ID:/FoIDt2/0

>>381


【一口でおにぎり食べるってばけm…いや、なんでもないです】


………

【その食事スピードに、ものも言えぬままだったが】
【素直に好意を受け取ろうと】

じゃあ………つなまよがいい……

【と、正直赤飯の後からは頭に入っていなかったのでつなまよにした】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 23:02:59.66 ID:oB8P2z7No
>>382

当然。殺す為の業に御座る
鎧を着た相手を倒す技に御座る
…一撃でぶっ倒さねば此方が死ぬ様な場面ばかりでござるからな
未来の事を思うなら、今を生きねば

【刀に思い入れが有れば、十全の業が放てない】
【結局は“物”なのだ―――“今”を生き延び、交換出来た方が都合がいい】

元、どころか現在進行形で人斬りに御座るよ
今は斬る相手を選んでござるがな

良い事―――かぁ。嫁さんでも欲しいでござるなぁ。架空のでも良いから

【アッハッハ―――と、乾いた笑いを漏らす】
【―――彼の世界の時代が時代なら、宜しくない道に行っていただろう】

ヤマさん―――なんだかくすぐったいでござるな
まぁ、宜しくな――――えっと、カ、ニス?殿?

【と、早速彼の名前を忘れかけながら繰り返して】
【「さて」と声を漏らして踵を返そうとすると】

…そろそろお暇するでござるよ
また会おう

【ゆるり、と歩み始めるだろう】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 23:03:34.78 ID:66Waubfko
>>384

じゃあ…もっとよく考えて、もっと戦って、もっといろんな話を聞いてから、
自分だけの、世界が幸せになれるような正義を作ってみるよ!
【放たれた言葉と表情は、先程とは変わり、とっても明るくて】
【考え込むけど、単純で、真っ直ぐな少年の心を表している】

ウィンディさん、よろしくね。
うん、ちょっと前も戦ったし……

カノッサが、どうかした…?
【カノッサの言葉に反応した少女に気づいたのか、首をかしげながら質問を投げかける】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 23:04:33.50 ID:faX2O/LSO
>>384
//セラフィじゃねえええ……クリノクロアですごめんなさい、別キャラと混同しちまったorz
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 23:04:56.48 ID:K4sAOefno
>>385
うむ、つなまよだな。

【少女の注文を聞き、ジャケットのポケットをごそごそと漁る】
【手を引き出すと、おにぎりが出てきた。アルミホイルで巻かれているため、手作りであることが分かるだろう】

おっと、ちょっとまっててくれ。

【渡す前に、少女はそのおにぎりを両手で包み込むようにして持って、そして手渡す】
【渡されたおにぎりは、炊きたてのご飯で作った様にほかほかである、そして無駄にデカイ。コンビニおにぎりの2倍くらいは有るだろう】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 23:05:26.33 ID:tyTjJp+wo
>>383
【問いに、一瞬目を白黒させて】

”あさみや、暁、暁…朝宮、暁。確か、国軍側でちょっと聞いたな”
”ご明察…相手とは、見ての通り、痛みわけで終わったけどね”

【少し頭が冷えてきたのか、先ほどより表情はしっかりしてきて、姿勢をちょっと正す】

”やはり、戦争だったね。被害が少ないあの場所だったからまあ良いものの…”
”これが市街地に近い場所で開戦していたと思うと、ぞっとしない”

【思い返して、ちょっと軽く笑って】

”君は、割とご健勝のようで何より”
”僕は成り行きというか、通りすがりで参加したわけだけど、君は、どういう理由であそこに?”

【軽い興味からか、そう問いかけた】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 23:06:48.09 ID:Xs31jVbJo
>>371

【ざンっッ──】
【無明の虚空を疾り抜ける、重厚な銀の軌跡】
【魔導重合金の刃は、少女の脳天の代わりに、地の赤土へと突き刺さっていた】

【元より、その一撃を当てられるとは思っていなかったのだろう】
【打ち下ろした刃の衝撃で舞い上がった土片の中、その口の端が歪む】 【──が】

 【──ぞク】

【刹那のこと。氷塊に舐められたような怖気が背を疾り、視線が“それ”へと向いた】

 (──いつ、出てきやがった)
 (いや、そうか……“今”か──)

【鎌の刃を地から引き抜きつつ、】
【紅玉の眼差しが、左右の両者を順に一瞥】

【鎌の柄で右の肩を叩きながら、両者を警戒しつつ佇む】

 ……尋ねておいて斬りかかる。成る程確かに暴挙だ
 だが、貴様があまりに美味そうな面をしてるのが悪い

【肉食獣の笑みで、唇の端が吊り上がる】
【しかし、場の空気は息さえ許さぬほどに緊縛の色を帯びる】

【──ざり、と、青年が後ろ向きに一歩、歩みを進める】
【両者を互いの視界に収めんとしたまま、ゆっくりと口を開く】

 ──“言の葉”では、と言ったな
 続けろ、『案内人』──“実情”は何だ

【右の装甲義手で握った大鎌を、右の肩に担ぐ形で】
【警戒は解かないまま、しかし攻撃へは移らず、そう尋ねた】


//ただ今戻りました! お待たせして申し訳ないです
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 23:10:30.99 ID:qVhyLA0SO
【とある廃墟群】

【――新世界に於いて、人は食物連鎖の頂点たり得ない】
【もはや、語るまでも無い常識だ。文明の柵を少しでも外れれば、其処には】
【強靭にして獰猛な、無数の捕食者どもが犇めいている。勿論、この地も多分に漏れない】

【如何なる理由があってか、誰からも見離された小さな町。魔物が巣くうには十分で】
【不幸にも、この廃墟に足を踏み入れる――或いは付近の交易路を行く旅人は】
【その所為で、大幅な迂回を。または、決して少なくない犠牲を、支払ってきたのである】

【常ならば人っ子一人として居ない、居たとしても既に手負いか屍か】
【そんな、人間の住み処としては既に死んだ£ャ――然し、今宵は様子が違った】


……あぁ、どうだろ。完調――とは、往かないか?
何れにしても、十分だろう。ほんの少しだけ骨が折れたけど、さ……。

【響き渡る断末魔は、その全てが獣性に満ちた咆哮だった】
【此処の主が獲物を咀嚼する音は、一つとして聞こえはしなかった】
【何より、人が居た=B透き通った蒼を湛えた双眸を細めて、佇んでいた】

【夜空にも似た、黒に程近い濃藍の髪。月の見えない夜にあって尚も目を引く、臙脂色のジャケット】
【薄い青のジーンズに黒無地のシャツ、焦茶色のミリタリーブーツ】
【至ってシンプルな装いの痩躯。その白皙には傷はおろか、一点の返り血も無く】

…………にしても、多い。街一つ根城にしたんだ、これ位は居て可笑しかないが……。

(見通しが甘かった。受ける依頼を間違えたかな、これは――退くべきか?)

【その手に双振りの短刀を提げて。築き上げた数多の屍を、彼女は無感動に見遣る】
【腕は確かなのだろう。とは言えど多勢に無勢、見れば僅かに肩を上下させており】
【疲労の色も濃いままに、後続の獣の群れに囲まれている――窮地、か】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 23:11:07.02 ID:faX2O/LSO
>>387

……う、んっ。

【ぼやけた思考を振り払うように、頭を大きく縦に振って】
【にぱっと笑ってみせる、】

世界――幸せにしてみせてねっ。
ボク、楽しみに待ってるから!

【イヤなことから目を反らした先にある、ちょっとぎこちない表情】
【――そんな感じ。】

//携帯に移動しましたっ
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 23:13:50.06 ID:RpWgLapto
>>386
…武器≠ェ欲しいだけの三下が持つよりは、ヤマさんが持ってた方が安全だろうな。
例え、選り好みする人斬り≠ナも――よ。

【彼の話を聞いて、カニスは別段否定するでもなく、頷いた】
【斬る相手を選ぶなら――彼はイイモン≠ネのかもしれない】

刀を持ってる以上は、護身にゃ収まらねえだろうしな。
良いんじゃねえの、選り好み≠オて。
――もしもーし?別の世界に行きそうだぞー。

【包帯の前で、手を振り振り】
【そして鋭くツッコミを入れつつ】

忘れるのが速えーよ!

【「ったく…」と、後頭部を掻きながら、もう片方の手をヒラヒラさせて、彼を見送るだろう】
【見えなくても…まあ気分である】
【そして、彼が見えなくなった後に】

ハハッ…結局、悪役≠チてのは個人的にやるもんだな。

【――怨。と、カニスの周囲を漂う空気が、色を変える】
【そして、カニスの骨格が、ボコ、ボコ、と音を立てて変化し――次の瞬間には】
【全身を青い甲殻の鎧に覆われた、怪人】
【右の腕は、全体が分厚い剣の様で】
【左の腕は、膨張した鋏が丸盾の様に鎮座している】
【その頭部は、騎士が被る兜のようで、クロスした角のような突起物がある】
【そして、覗く二つの眼球は、激しく紅く光っている】
【蟹の怪人――キャンサー・ナイトが其処に居た】

――ホント、こりゃ悪役≠フ面だぜ。

【自重気味に呟いて――彼もその場を後にした】

/お疲れ様でした!
/お付き合いありがとうございましたー
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 23:15:11.41 ID:yKuemWFDO
>>390
 あんたもか。俺も痛み分けに近い状況だったな。追撃掛けたんだが……
 暫くは出てこれないだけのダメージを与えたと思うんだけどよ

【続くブルーラインの言葉に、暁は深く頷く】

 市街地だったらあんな戦い方はしねえだろ。ああいう風に視界が開けた場所だからこそやれる戦い方だな
 ……ま、それでも市街地でやらずに済んだってのは、良いことだな。

【うむうむと深く数度頷いて軽く笑う】

 俺もずたぼろだったけどな。まあ、そこは能力でな。
 俺は──……

【続くブルーラインの言葉に、暁は空を見上げる】
 
 ……──今後を見るため、見極めるためってとこか。
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 23:15:23.71 ID:oB8P2z7No
>>394
/お疲れ様でしたー!
/…次会う時はカニロイドとでも呼びますか
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 23:16:17.95 ID:66Waubfko
>>393

約束…するよ。
【自分にも言い聞かせるように、静かに、強くそう言って】
【とりあえず、自分の正義は、見えてきたようだ】

あー…えっと、カノッサと何かあったの…?
【少女の様子を見てか、少し、気まずそうにだが、質問を繰り返す】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/03(日) 23:16:41.86 ID:/FoIDt2/0
>>389


……ありがとう

【紫の少女は差し出されたおにぎりをその白い両手で、しっかりと受け取る】
【おおきくて、あったかくて、そして、黒髪の少女の優しさが詰まったそれは】
【彼女の手には少し収まらない程で、ずしりと、重い】

【アルミホイルを剥がすと、ほわっと蒸気が出て、お米のいいにおいが立ち込めた】


…いただきますっ

【そして、はむっと一口頬張る】
【どうやら、おなかがすいていたためか相当においしかったらしく、少しづつではあるが】
【早めのペースで食べ進んでゆく】

【然し、感情が希薄なのか、少女は最初から一貫してずっと無表情である】

【だが】

【彼女の細い足が、ベンチの下でぷらぷらと、揺れている】
【幼げなその行動は、表情にこそ出ないものの、確かな“喜び”が感じられるだろう】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/03(日) 23:18:53.38 ID:ZZ/ZfohSo
>>391
折角怪我が治りかけているというのに……ここでまた大怪我でもしたらたまったものではありませんからね……
わたくしは、これでも、大切な身……念には念を入れさせていただきました――

【――二名は、バックステップの後、地を踏み締め、砂埃を巻き上げ、静止する】
【一応は安全と思われる距離に於いて、ウェル子が、水兵帽に手を置き、軽く位置を整える】

「――ふん……おい、そこの野獣……少しは理性があると期待して言ってやる……」
「このいけ好かない女の手駒として闘わされる俺も楽ではない――」
「お前が二対一で闘うことを望む自殺志願者でもないならば……大人しくしていろ」
「――余計な事をしなければ……無傷で帰れることだろう……」

【ゴキリ――肩を鳴らし、青年に顔を向けている男】
【眼はゴーグルに遮られているが、間違いなく青年を注視している】
【……ゆえに、射殺すような、敵対心に満ちた視線を、青年は感じるかも知れない――】

…………「実情」ですか――――

【それから、青年の言葉を聞くと、ウェル子は反芻するように復唱し、】

……総帥を崇拝し、ただただ「天秤を覆すために」組織へ尽くす者――
……組織を支援し、裏では「己の野心のために」暗躍する者――

≪R.I.P.≫に、その二種類の人材が内包されていると、ここでは仮定します――

【――一呼吸、置いて、】


――さて、「わたくし」は、どちらでしょう……か?


【クスッ――と、判別の難しい、どこまでも薄い笑みを、浮かべるウェル子】
【……そうしてから、彼女の右肩のカラスが、カー、と鳴いた】

【治まる事のない、黒い羽根は、ウェル子の周りで踊り狂う――】


/ヘーイ、お帰りなさいませ!
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 23:23:45.93 ID:tyTjJp+wo
>>395
”今後、か。人間らしい、良い理由だね”

【そうやって肯定してから、ふと暁を上から下まで観察しだす】
【服や肌、目をじっくり見てから、ポツリと】

”…君、外から来たね?”

【抽象的だが、鋭い言葉で指摘する】

”なんとなく、わかるんだよ。この世界の住人とは毛色が違う人間…時々見かける”
”かく言う自分も、そうだ。説明しだすと長くなるけど、自分の意思で来た”
”来た、というより、居ることができている、というかんじだけど”

【少し遠い目をしてから、ブルーラインは首を振る】

”…そうだろう、皆、明日を過ごしたくて生きているんだろうから…それがきっと、最良なんだろう”
”難しいね、ヒトは”

【暁にではなく、自分に向けたような言葉は】
【深く暗い蒼の奥に沈み、その闇をまた僅かに深くする】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 23:24:02.71 ID:faX2O/LSO
>>397

――ん、特になんでもないのっ。
よくあることでしょ、すんでたところをカノッサに壊されたなんてハナシ。
それだけさっ!

【本当に、この世界ではよくあるハナシ】
【嘘をついてるようには見えないけれど――まだ何か、隠してる、ような】
【少女は、何か追及されようと。そこでこの話題を打ち切ってしまうだろう】


――――あ、そだ。
ボク、街を目指して歩いてたんだけど。
ここからなら、どの街が近いかなっ?

【現にこうやって、話題を変えてみせた】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 23:24:22.29 ID:K4sAOefno
>>398
なに、気にすることはないさ。
空腹というものの辛さは私は毎日味わっているからな。
人事ではないのだ。……む、おにぎりを温めたら腹が空いたな。

【はむっ、ごくっ。22個目】

はは、実家の様に釜で炊いた米ではないからな。
余り満足する出来では無いだろうが――――腹が減ってれば、そんなモノは関係ないだろ?

【にこにこ、と少女がおにぎりを食べているのを見つめて】
【月の登る空を見上げて、口を開く】

腹が減ってると気分が滅入る――。
悩み事は、ご飯を食べてからの方が、何かといいぞ?

【この少女、頭は悪いが、感覚的な面では、凄く鋭い存在だ】
【故に、少女が何かを抱えていたのを直感的に理解したようだ】

話して楽になるなら、聞いてやろう。
なに、今日は暇なんだ。話し相手が欲しいのさ。
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 23:28:46.28 ID:9aZ4EIeSO
>>392
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ

【腹の底に響く重低音】
【まるでトラックのようなエンジン音を響かせながら真っ黒でゴツい三輪バイクが止まる】

あ゙ぁ゙?
んだよ、先客かヨォ……
ここなら試し撃ちに丁度良いと思ったんだがナァ

【跨っているのは真っ黒なライダースーツを着たかなり背の高い女】
【今は一つにくくっているが、垂らせば腰下まで至る長い髪も真っ黒と全部墨をぶちまけたような黒だ】
【バイクの後部には長さが3メートルはあるコンテナが連結されている】

ヒャハハハ、なんだあいつ、囲まれてんじゃねぇカァ

【少なくともいい人ではないよう】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 23:32:38.91 ID:66Waubfko
>>401

………
ごめんね…
【無理しているような少女に、申し訳なさを感じると共に、怒りを覚える少年】
【少年にも、少女のような経験があるのだろう。そして、手をきつく握り、こんな子の為にもと、想いを強くさせる】

水の国なんてどう?
途中の森に、俺の家あるし…
食事とか、出せるし、もし寝床なかったら泊まってけばいいしさ。
【少女の様子が気になるが、これ以上聞こうとはしない】
【それが、少女にとって辛いであろうと思っているからだろう】

【そして、さらっと、凄い事言いましたコイツ。襲いはしないでしょう】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 23:34:06.92 ID:yKuemWFDO
>>400
 おう。外から来たな

【特段そのことを隠している訳でもなかった暁は、あっさりと肯定する】

 へえ、あんたもか。中々親近感が沸くね。

【ほーう、なんて呟きながら、軽く笑った】
 
 難しくなんかねえよ。人間生きて、飯食えて、ゆっくり眠れて、横に大切な人がいて、たまに遊べりゃそれで良いんだ。
 ……難しいって考えるから難しいんじゃねーの?
 世界を真っ直ぐに見詰めて、自分に正直になりゃあさ、本当に難しいことなんて中々ねえんだ。

【ま、飽くまで俺の考えなんだけどな、なんて言って締めくくる】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/03(日) 23:37:04.01 ID:Xs31jVbJo
>>399

【──視線に質量があったならば、間違いなく自分は脳髄を串刺しにされているだろう】
【そう思えるほどに、男から向けられる鋭利なる視線を感じ取った。長い息を無音で吐き出す。唾を飲む】

 ……クハハッ
 女に敷かれてンのか、苦労人だな。同情する

【と、軽口を返しつつも、しかしやはり男の言うとおり、】
【二人を相手取って無傷でいられないであろうことは悟っているらしく、】
【ひとまず、手を出す素振りは見せずに、そこに警戒しつつも佇む】

【それから、少女の語りを耳に収めると、一拍の沈黙。そして口を開く】

 ……貴様のような食えないクソガキが、
 あんな高尚な大義のために働く、聖人君子様には見えないな

 ……で。その有難い答え合わせは
 餌だけ撒いておいてお終いってワケでもないだろ、その面じゃ

【青年は後者であるとを返答し、また相手の様子を伺う】
【手持ち無沙汰に揺れる鎌の刃は、銀の三日月に良く似ていた】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/03(日) 23:38:35.99 ID:/FoIDt2/0
>>402


【小さい口で少しずつ、半分ほどまで食べ進め】
【よくたべるなぁ、と頭の中でまたもそんなことを思う】
【だが、やはり寡黙、あまり口には出さない】


……ううん、…そうじゃなくても、おいしい…

【そう言いながら、おにぎりの3分の2程を食べ】
【黒髪の少女と違って、とても小食のようで、ペースダウン】
【ふう、と一息吐くと】


――っ

【自分に悩みがある、と直感でそう見抜かれていることに気付く】

【この時、初めて少女の顔に表情が生まれた】
【自分の抱える悩みを打ち明けるかどうかの――“躊躇いの色”】


………私、気が付いたらこの世界に居たの
多分…とっても暗い場所から…

だから…この場所で何をすればいいのかわからないの

【それはおそらく、異世界から来たということだろう】
【連れて来られた、とも、転移させられた、ともとれるが】


(でも、きっと、話してもどうにもならない…)

【然し、それ以上の事を隠し持っているのか】
【彼女の紫の瞳は少しだけ、暗い色になった】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/03(日) 23:42:06.34 ID:u8vY+sdAO
【古代都市】

【かつての栄華も悠久の流れに浚われて、もはや朽ちていくだけの其処は】
【しかし他の街と違い、退廃的ながらも落ち着いた“滅び”の香を纏っていた】
【芳醇な滅亡の爪痕――ただ終わり逝くだけの場所に、カラカラと軽い音が響く】

【音源を辿れば、痩躯が歩いていた】
【風に棚引く紅蓮は、色彩と裏腹に何故か漆黒の印象を滴らせる昏いもので】
【鼻梁と額を横切る包帯は瞳を一つだけしか晒させず、その色彩はくるりと巡る】
【カッターシャツの上から黒いジップパーカーを羽織り、ジーンズとブーツ】
【包帯を巻いた刀を引きずっているのが、騒がしい音の理由なようで】

……――――華が、ないな。やはり

【灰色の世界を見詰めながら、小さく呟いた声はひどく中性的な色合いをしていた】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/03(日) 23:42:40.91 ID:tyTjJp+wo
>>405
”…それもそうだ”
”悪い癖だよ、綺麗な言葉だけを聞くと、ちょっと疑ってかかってしまう”

【そう言って、今度はちょっと快活に笑う】

”君は、強いな”
”君のようなヒトは、きっと世界だって救えるだろう。この前あった少年も、そう信じられるまっすぐな男だった”

【ブルーラインは思い出す。あの力強い叫びと、その願いを持って、人すら超えたとある男を】
【彼とよく似ているこの青年にも、希望を見出し、猫は笑う】
【そして手を叩き、】

”よろしい、せっかくだ、君の話も聞こう”
”だいぶ酔いも覚めて気分もいい、何か力になれることがあるならやろう”

【若干身を乗り出して、青年へ近づく】
【アルコール臭はかなり薄まっていて、言葉通りちょっとハイだけれど、まっすぐな目で暁を見つめる】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/03(日) 23:42:41.75 ID:faX2O/LSO
>>404

ん、いーのいーのっ。
おーっ、水の国かぁ! 噴水がキレイなところなんだっけ、ね――

【話題の転換がうまくいったことに、内心安堵して】
【少年の口から出た国に対してのリアクション――】


――――ぇ。

【えっ】

【数瞬の思考。その間には、笑みなんかすっかり消えていて】
【ややあって、口から溢した声は、ずいぶん小さいものだった】

……や、いいよ。
宿に泊まるお金は、あるからねっ
とりあえず、水の国への道のりを教えてもらえれば十分さっ

【控えめな音量で紡ぐ遠慮は、何を意味するのだろう】
【それは分からないけれど、少女はまた、曖昧に笑う】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/03(日) 23:43:43.25 ID:WhWGO1xSO
【大通り】
………………ふうん

【右耳に補聴器のような機械、狐を思わせる細い目で、口元に穏やかな笑みを浮かべる白髪の男】
【背は高く、白いドレスシャツの上から黒いスーツを着ており、左胸には青色の薔薇のコサージュ。暗黒色のベルトの両腰に高級そうな革のポーチを装置した、いかにも「キザ」っぽい服装】

(……昨日戦争があったようだが…………参加出来なかったのは残念だな。あれだけ大規模なら、利益もあったろうに)

【彼が読んでいるのは、新聞だ】
【書かれている記事は、断片的でしかし、とても“ホット”な物……つい前日の、会戦の物だ】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/03(日) 23:45:22.19 ID:erkdAd+lo

──使い物には、ならないか。

【人通りの無い、暗闇が包む街中。】
【街灯も少なく、辺りはすっぽりと夜に包まれて静寂が辺りを包んでいる。】

【──銀灰色の剣を持ち、“何も無い方向”に攻撃を繰り返す人影。】
【黒。身体を漆黒で塗り潰すかのように身体を漆黒で包む人影は、攻撃を止めると剣を地に突き刺して、黙考する。】


(──このまま捨てるのも、少し勿体無い気もするが、こんな物を見ず知らずの他人から受け取るバカなんて、早々居ないだろうな…)
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 23:49:15.98 ID:K4sAOefno
>>407
そうか、それは作った側としては、凄く嬉しい言葉だ、はっはっは!!

【楽しそうに高笑いを上げる少女の雰囲気は、凛としていながらもひだまりのごとく温かい】
【まあ、戦いともなれば、その暖かさは万物を焼き尽くす灼熱の殺気と化すのだが】
【ともかく、戦い以外では、とても穏やかな様で、目を細めて食べているのを見つめている】

(……迷ってるか。まあ……暇だしな。とことん付き合うのもまた一興、かな)

【迷う様子を見て尚、泰然とした様子で、座り続けて】
【此方からは問いかけず、少女が話すのを待ち続ける】

……ふむ、違う世界からか。

【驚く様子も無く、腕を組んで】
【30秒くらい、めいいっぱい考えて、口を開いた】

正直、私は頭が悪いからな。君の事情の全てを理解することなどは、かなわんだろう。

【と、前置きをして、少女と目をあわせる】
【真っ黒であるのに、炎を想起させる光有る瞳を煌かせながら、言葉を続けて】

しかし。しかしだ。
何をすればいいか分からずとも、君は“生きてゆかねばならない”。
死にたいというのならば、別だがな。

【少女の言葉は、その優しさからは想像できないほどに、現実的で】
【気休め等に意味はないと思っている様である】

生きるための宿が欲しいのならば、ウチの道場に行くといい、部屋は余ってるしな。
但し、タダ飯もタダ宿も与えてやるほど、世の中は甘くない。
丁度下働きを探していたハズだ、働くならば、連れていってやろう。

【唐突な提案である】

ともかく、生きねば先など見えて来ないさ。
どうすればいいか、その光明が見つかったら、何処にでも行くと良い。

【突き放すようだが、少女の意思を尊重するつもりである】
【何をすればいいか分からないものに、自分が勝手に道を定めるのは本意ではない、そう考えた結果】
【少女に考える“余裕”を与えようとしたようだ】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/03(日) 23:51:32.68 ID:66Waubfko
>>410

あー、でもなんか噴水のところで、テロあったらしいよ。
【世間話と、忠告の中間のような感じで、そう言い放つ】
【余談だが、少年はテロがあった頃、違う人物と戦っていた】


…?
【少女の様子に戸惑う少年だったが、あ、とすぐに理解する】
【リアルじゃ有り得ないですこんなこと】

あ、身体の心配なら気にしなくていいよ。
しっかりとした、ルームメイト…?でいいのかな…
とりあえず、俺が変な事しようとしたら、止めてくれるのがいるから

じゃあ、食事だけは…、お礼したいし…

【人、とは言わない少年。だが、とりあえず言葉に嘘はないよう】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/03(日) 23:52:40.43 ID:yKuemWFDO
>>409
 強くねえよ。世界だって一人じゃ救えねえ。……ていうか世界は救うもんじゃなく変えるもんだ。
 ……兄貴の受け売りだがな。

【青年もまた快活に笑って答え、続くブルーラインの言葉にふむと思考する】
【ややあって、口を開いた】
 
 昨日の戦いの後に、カノッサの新《No.63》から宣戦があったろ。次の標的はここ、水の国。
 俺としちゃあカノッサの遣り方はなんか違うと思ったから、水の国側につくことにしたんだが……
 やっぱ、こういう時は組織に属してたほうが便利だろ。主に情報面とかな。
 だから水の国の組織に入ろうと思うんだが──

【はあ、と嘆息】
 
 ここに本拠を置いてる組織、二つあんだろ? だからどっちに行ってみようか悩んでんだよ
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/03(日) 23:56:57.87 ID:ZZ/ZfohSo
>>406

「……どいつもこいつも、口だけは達者なようだな――」
「もっとも……そんなに自分を弱く見せたいのなら、俺は止めんがな……」

【「口だけの奴は弱く見える」と、言外に告げながら、男は立ち尽くす】
【両手の脇差を、器用にもジャグリングしながら――】

…………ええ、ご名答――――

【ぱちぱちぱち……と、ウェル子は気のない拍手を送る】

……です、が、そう、≪R.I.P.≫に身を置く以上、
わたくしの当面の目標は……「世界の天秤の逆転」で、ございます――
無論、わたくしは忠義に篤いので、裏切りなどと言う真似も致しませんから、ね……

【そして拍手をやめると、しれっと、自分で「忠義に篤い」などと宣い、】

……おわかり頂けますか?
≪R.I.P.≫は……「我々」は……世界を「敵」に回し、そして勝利する必要がある――

ゆえにわたくしは、身を粉にして、組織に報いるために……


わざわざ、各地を回って、組織の「敵」を増やして差し上げているのです、よ……――


【事務的に語るウェル子だが、この言葉を字面通り捕らえるかどうかで、その意味は変わる】

【言葉を鵜呑みにすれば……ウェル子は、単純に≪R.I.P.≫の回し者である、と意味を成し、】
【裏まで読んだならば……そう、ウェル子が「己の野心のために」暗躍する者だという前提を考えて聞けば――】

【≪R.I.P.≫が、その目的を成し遂げる事は、そのままウェル子の「野望の礎」となる――という意味が見えてくることになる】


【妖しく、眼鏡の奥から深淵を投げ掛ける彼女は、カラスを使役する『絶望の水先案内人』――】


【……その狙いは……冒頭にも語られた……『水先案内』――――?】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 00:01:05.26 ID:IlnU5VESO
>>414

え"、それは怖いなー。
噴水壊れてなければいーけどっ

【むーっと顔をしかめて、「見たいモノ」の無事を祈りながら】

お礼言われるよーなことはしてないけどっ。
ご飯奢ってくれるなら、いただいちゃおーかな!

【それじゃー早速行こうよ、なんて言いながら、リュックを持って立ち上がる】


//すみません、明日微妙に早いので、次あたりでご飯食べて別れたことにしていただければ嬉しいです
//わがまま言ってごめんなさい……!
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 00:01:17.05 ID:Zvo3Nt1Co
>>415           イ
”その答えもまたとても好い、まあ、いずれにせよ茨の道だけどね”

【一瞬、表情に影が落ちるけれど、続く言葉にすぐさま真面目な顔になる】

”…Justiceと青義同盟か。そうだね、極めて個人的なことを言うと両方嫌いなんだけど…”

【僅かに思案してから、青年に告げたのは】

”Justiceのほうが規模も大きく、横のつながりが広い。組織的アドバンテージを求めるならそのほうがいいと判断する”
”対し、青義同盟は個人戦力に大きく偏っている。一人頭の戦闘能力はこちらにやや部があるので、戦場で背を預けるなら青義同盟だろう”
”要するに、重視するのが面攻撃か点攻撃かって事だよ”

【客観的事実を述べる少女は、そう前振りをしてから結ぶ】

”僕はJusticeを推したい。君がほしい敵対組織については、きっと彼らのほうが明るいだろう”
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 00:03:44.19 ID:xnA2/m+SO
>>403
【人影は騒々しい駆動音の先、闇に溶け込む黒一色の女をちらと一瞥】
【向けられる嘲笑に、値踏みするような冷たい視線で以って答えれば】

――……増援?てっきり、オレ一人だとばかり思っていたけれど。
(まあ、どうでもいいや。……良かれ悪しかれ、獣の親玉ってコトは無いだろうし)

【息を整え、其方に向けて深く踏み込む。と、鎧袖一触とばかりに短刀を薙ぎ】
【魔物――白い甲殻を備えた、四つ脚の大形爬虫類――の頚を二つ纏めて刎ね飛ばした】

試し撃ち、ってえと……得物は飛び道具か?
しようがすまいが興味ないけど、流れ弾は御免被るぞ。

――――で、だ。人を笑える余裕、有るの?

【そのまま前進を重ね、足速に囲いを抜けようとしつつ。人影は、左の短刀を逆手に持ち替え】
【溜め息混じりに述べてから、女の後方を指差す。見れば其処にも、魔物が二匹】

【四肢を縮めて跳躍の予備動作を取れば、一拍置いて女へと飛び掛かるだろう】
【この町一つが、獣の巣――つまりは、そういう事である】
//済みません、見逃してました……。
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/04(月) 00:05:51.89 ID:nhIYNm0lo
>>417

たしか…壊れてはなかったハズだよ……
よく覚えてないや。
【眉をしかめながら、上を向いて、思い出しているという感じの少年】

俺も腹減ったし…
それじゃあ行こうか。

【そう言って、立ち上がり、水の国のファミレスへと歩いていく】


【――――キンクリ】

美味しかった!
それじゃあ旅頑張ってね。
俺も、頑張るから!
じゃ、さよなら。
【お腹をぽん、ぽんと叩いてから、別れの挨拶を告げる少年】
【少女の言葉を聞いてから、立ち去るつもりだろう】


/最後やっつけでごめんなさい、おつかれさまでした!
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 00:09:24.75 ID:cexBUJpZ0
>>413

……そう?なら、よかった…

【先程の言葉にさして意味は無かったのだろう】
【ただ自然に出た言葉が、これほどまでに喜ばれるものとは思わず、少女は少し首を傾げるような動作を取った】


………

【何を言われるだろう、と鼓動が速くなる】
【相手にされない?馬鹿にされる?――と】
【其の30秒間黒髪の少女を不安と、少しの期待が入り混じった眼で、見続ける】


………っ

【“生きてゆかねばならない”】
【そう、現実的なその言葉は、紫の少女には難しいようなことに思えるようで】
【ギリ、と歯を噛みしめてその言葉の持つ意味を――潰した】
【つまりは、そこに、少女が隠し持つ、真の苦悩があるのかもしれない】


【そして、黒髪の少女の提案は、自分にとって、とてつもなくありがたいものであった】
【自分の留まるところを作ってもらえるというのは願ってもないことだった】
【然し】


………ねぇ、お姉ちゃんは…

【僅かに声を震わせて、口を開く】

…能力者?

【と、突拍子もなく、そんな質問が少女にぶつけられるだろう】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 00:10:32.38 ID:IlnU5VESO
>>420

ん、ありがと――――

【――またね、は、言わない。言えない】
【苦虫は噛み潰さないように、慎重に丸呑みしてしまう】

……さよならっ。

【再会は願わない、別れの挨拶】
【踵を返してやや早足に去っていく、その途中で】


…………「カノッサに入りたいヒト」と「対機関のヒト」、が。
これ以上、仲良くなったらいけないよねっ――


【――こんなことを、呟いた、とか】


//わーごめんなさい! ありがとうございましたー!
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 00:15:01.89 ID:0jN/cDLDO
>>418
 全くだ。そもそも俺は今回、世界を変えようとしてる変化バカをぶん殴る側に回るつもりだし、な。

【暁の言う変化バカとは恐らく──R.I.Pとカノッサ機関のことだろう】

 俺も極めて個人的なことを言うと正義の看板掲げる組織ってのはあんまり好きじゃねえな。
 組織に入った時点で、そいつの正義は組織の正義になっちまう、ってのが持論でね。

【その持論を曲げてまで──つまり、情報という実利のみのために組織に入るつもりらしい】

 ……ふむ、やっぱそうだよな。たださ俺、青義同盟のロウと一回やりあって……あいつの考え方ってのは、なんとなく分かってんだよ。
 Justiceのヤツとも一回、話した事があるんだが……頭の考え方は分からねえ。
 確かに情報は欲しい。Justiceにはそれがあるんだろう。けれど頭に信頼が置けねえと、どうにもなあ。

【はあ、と嘆息】

 あ、ブルーライン。お前Justiceの首脳陣とツテ持ってたりしねえか? 一回話してみたい。
 ……出来れば実力も知りたいしな。
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 00:17:28.21 ID:NU0NgAGRo
>>421
なぁに、……っは、お祖父様を思い出すな。
昔の私の拙い料理でも、美味しそうに食べてくれたものだ。

【少女に取って、そのお祖父様という存在は、とても大きなもののようだ】
【心愛、畏敬、尊敬等、様々な感情は有れど、負の感情はその目に見当たらない】

…………君は、生きたくないのか?

【少女の苦悩に、動物的勘で気づき、そう問いかけて】
【そして、少女の言葉を受けて、首を捻り】

うー……、む。
能力と言っていいのかは分からんがな。変な体質をしているよ。

【右手を空へと伸ばして】

体温が、どこまでも上がっていくのさ、私は。
昔は大分困ったものだよ、よく服とか色々と燃やしていたからね。
それに――――どうしようもなく腹が減るんだよ、体温を上げるとな。
だから、あんなに沢山ご飯を食べなければならない。
一日五食以上、一色でも抜けば栄養失調で死んでしまう。
だが、それでも――――“生きてゆかねばならない”のが、人間だ。

【右手の周りには、蜃気楼が視えるだろう】
【少女の周囲が温かいのも、先ほどのおにぎりができたてのようにほかほかだったのも】
【全て少女の体質の為だったようだ】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 00:17:34.41 ID:zF9TwRfj0
【公園】

――――

【濃い灰色のローブを身に纏い、首から「L」の字を模った首飾りを下げ】
【両手の親指に銀色の指輪をはめた少女が】

【ベンチの上に、目を閉じて仰向けに横たわっていた】
【パッと見、寝ているようにも見える】
【ベンチの下に、小さな赤い水溜りが無ければ、の話だが】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 00:19:10.39 ID:VNzqHTuSO
>>419
増援ダァ?アタシャ別にテメーが死のうが構やしねんだヨォ
ま、穴ぼこチーズが嫌なら下がってるんだナァ?

【間】
【振り向きざまに右で回し蹴り】
【異常な程の怪力で飛び掛かる獣二匹をまとめて吹き飛ばした】

〜♪
新品のパッケージ破る時ってのは何にしてもワクワクするよナァ♪
テメーもそー思わねぇカァ?

【バイクの後ろに繋げたコンテナの天板をバリバリと素手で剥がしている】

よっと…
ま、新品じゃなくてちょいと調整しただけなんだがナァ?

【コンテナから出てきたのはこれまた真っ黒に塗り潰された八つの砲身の連なるガトリング砲だった】
【砲身が二メートル超と長く、しかもハンマーのようにやたらとゴツイ】

あ、弾あんま持ってきてねーヤ
ま、試し撃ちだしいいか……

【巨大なガトリング砲を片手で担いでいる】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 00:26:25.17 ID:Zvo3Nt1Co
>>423
”君は意外といい目をしているな”
”確かに世界には変えるべき点は数多くあると思う”
”けれどその中に確かにある、変えてはいけない物こそを尊重したいと思っている”
”…そして、変わるのはいつだって、本人の意思による選択でなければいけない、とも思っている”

【最後の言葉を吐くとき、少女の眼には殺意とすら呼べる強い意志が宿り、周囲へと発散された】
【だが一瞬でそれは霧散し、青年の言葉に同意する】

”そうだね、組織が掲げる正義とは、おおむねわかりやすくデフォルメされるか、現実的に妥協されている”
”その耳障りのよさにひきつけられた連中の中には、掲げられた『正義』という言葉の価値そのものを守ろうとする愚か者もいるだろう”
”本当に守らなければいけないものが何なのか、わかっていない奴がね”

【あわせて、嘆息】

”残念だが、首脳陣とはコネがない”
”けれどJusticeなら一人ツテがある。信頼の置ける人物だから、彼ならきっと何とかしてくれるだろう”
”谷山基樹を探せ。彼ならばきっと、君にも理解してくれるはずだ”

【彼のことを思い浮かべて、何が面白いのか小さく笑う】
【なのに、いきなり軽く冷や汗を浮かべて】

”僕の名前は出してもいいけど、今日の事は言うなよ”
”いいな、絶対だよ?”

【そう力なく苦笑して、強く念を押した】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/04(月) 00:31:12.49 ID:bBjsE/jWo
>>416

【「……あァ、全くその通りだ」】
【と、男にはそれだけを返して、会話の先を少女に集中する】

【──底知れぬ、絶望よりの水先案内人】
【その彼女が紡いでいく言葉を、彼はただ黙して聞き入れて】

 【「……上等だな」】

【数拍の沈黙を挟んだ後、彼が言った】

 ──そこの最高に美味そうな野郎を従えるだけあって、
 その頭のほうは、憎たらしいほどに良く回るらしいな

 この俺が、今までこうして動けなかったのが、その何よりの証明だ

【その視線が、一度遥か遠方を見遣り】
【それから、再びそれがまた戻ってきて、彼女を見据えた】

【「……だが」】

【言葉が次がれた】

 ──……だが、あれだけの衆を纏められるほどの長が、
 貴様の思惑に全く気付かないでいる間抜けだとは思えないな
 それを識っていて、敢えて受けて入れているのだとしたら──

 ……果たして“忠義に篤い”のは、貴様と長、そのどちらだろうな

【がしゃり。持て余していた大鎌の柄尻が、地に突き立てられる】
【笑みの消えた白皙。鋼の眼差しが、直線で少女の碧眼へ向けられる】
【そして、その口唇が、硬質な声色で更なる言葉を紡ぎだす】

 ──たとえどんな理由であれ、
 仕事熱心な貴様には敬意が向けられるべきだ

 俺からも、有りっ丈の敬意を、貴様にくれてやる
 ──ただし、俺の敬意はクソ塗れだがな

【──刹那】
【彼の足元から噴き上がる、紅い魔力光と旋風】

 ──自分には関係ない、遥かな先の、広大な幸福のために、
 その小さな脳味噌を限界まで回して悩んだ野郎がいやがった

 そいつが見据えていたのは、貴様ら≪R.I.P.≫と作り出す“逆転した世界”だ
 あらゆる全てを犠牲にして成り立ったその世界すら、貴様はその踏み台にするというのなら

【魔力風が、旋風となり、土埃を巻き上げる】

 ──良いだろう、ウェル子と言ったな
 この“ゲーティア”が、貴様の誘いに乗ってやる

 このクソったれた名を、誰よりも“敵”として、その矮小な脳味噌に刻みやがれ

【真珠の牙が如き鋭利な犬歯を覗かせ、彼がその口唇を歪ませた】
【一直線で少女を見据えるその紅玉に、ただ一点の揺らぎすらなく】


//に゛ゃあああごめんなさい、お待たせしました!
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 00:32:26.35 ID:1G3A5Jp4o
>>425
/まだいらっしゃいますかー?
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 00:32:49.85 ID:yvVBRYwAO
>>425

【――さくり。地を、踏み締める音】
【香る枯草と火薬の匂いは風で薄まりながらも、現れた人物の存在を知らせていて】

……あぁ
惜しいことを、致しました――

【襟足程度の曇天のような灰色の髪に、切れ長の群青を燈した双眸】
【燕尾服を身に纏った青年は、何故か黒いニット帽を片手に立っていて】
【無遠慮に彼女に近付こうとするだろう】

/すいません、絡んどいてアレなんですが、以前絡んだ時に名前など教え合いましたっけ?
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/04(月) 00:34:52.76 ID:yvVBRYwAO
/おっと、引いた方がいいかな
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 00:37:46.93 ID:zF9TwRfj0
>>429>>430
/これは……どうすればいいのだ……
/基本スタンスは「ロール文」が早い方を優先するつもりなのですが。
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 00:38:30.35 ID:1G3A5Jp4o
>>432
/あ、大丈夫ですよ自分が引込みますので
/それでは失礼しましたー
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 00:39:22.67 ID:0jN/cDLDO
>>427
 意外とは失礼な。俺の眼は純粋無垢の童貞少年並みにキラキラしてんぜ?

【ほれほれ、と言いながら目を大きく見開いておどけてみせる】

 全くだ。連中はそこを分かってねえ。……あいつらは単に駄々を捏ねてるガキだ。
 世界を変えたい世界を変えたいって語って──それだけの力がねえから暴力に訴える。
 情けないと思わねえのかな。全く。

【ふ、と息を深く吐いて肩をすくめた】

 ……俺が元居た世界で、バカでけえ組織を率いてる人が言ってたんだが──
 “善悪は相対的な物であり、正義を称する存在の反対は、別の正義を称する存在”。
 “社会に対する正義、組織に対する正義、法に対する正義、これらもまた相対的な物。普遍的、絶対的な正義は個人が個人の信義によって信じる正義のみ”。
 ……だそうで。
 強者の言葉だ、とは思ったが、あながち間違っちゃいねえと思うんだ。

【続くブルーラインの言葉に、ふむと頷く】

 谷山……ね、了解。探してみるよ。
 ……ん? 今日のことは言うなって、どういうことだ?
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 00:40:20.52 ID:0qMP69mAO
【街中】
【等間隔に並べられた街灯が頼りなく闇夜を照らし、肌寒い風が腐った果物の様な匂いを連れて運ぶ】
【その匂いのもっとも濃厚な場所、静まり返った道を進む先に彼女は居た】


何の利があるのか、理解に苦しみますが…

さして“意味”など無いのでしょう。
思考する価値もなし。
【吐き捨てる様な言葉と溜め息だけが、酷く静かな空間に響く】
【暗闇の中、おぼろげな街灯の下に夜空より黒い長髪が光を反射させている】

――本当に、くだらない。
【深淵の如き黒髪を腰を過ぎた辺りまで届かせ。黒を主にした長袖の服には赤いラインの走った襟が大きな、所謂セーラーカラーがなされており朱色のスカーフが首元にあしらわれ、上と同色のプリーツスカートとハイソックスの間から透き通る様な白肌を惜しみなく晒す少女】
【その身なりからして異様に目立つ太刀の鞘を腰のベルトに差し、その右手には白銀に光る長い刀身が赤い液体を滴らせている】
【呆れる様に至極つまらなさそうに呟いた少女の傍らには、上半身と下半身に分けられた人間が転がって褪せた石畳に血溜まりを作っていた】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 00:45:23.33 ID:zF9TwRfj0
>>433
/あいわかりました。また今度機会がありましたらよろしくお願いします

>>430

【ぴくりと、わずかに少女の体が反応する】
【寝ているのか気絶しているのか、はたまた横になっているだけか】
【少なくとも、永眠しているわけでは無さそうだ】

……幸か不幸か、死んではいませんよ

【顔を向けないまま、言葉を返す】
【息は大きく、荒い。どこか苦しそうな印象を与えるだろう】

/現在過去ログ漁りの旅に出ています……
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 00:48:35.37 ID:xnA2/m+SO
>>426
【盛大に甲殻の破片を撒き散らして、飛び掛かる二匹は吹き飛ぶ】
【その様を眺めつ、疾駆。居並ぶ獣を撫で斬りにしつつ走り寄れば、背中合わせに隙を減らす形に】

あっそ。ギルドの依頼を受けて来たのか、とも思ったけど……その言い草じゃ、違うみたいだな。
――そうさせて貰う。三枚に下ろされたく無いんなら、妙な気は起こすんじゃねえぞ。

【警告に憎まれ口で答え、「解らなくは無いよ」と付け加えて首肯。ガトリング砲を視界の端に捉える】
【にしても、酷い態度であった。喧嘩を売っている訳では無いのだろうが――】


偉く派手だな……普通は三脚付けて使うもんじゃないのか、其れ。
火力馬鹿なのは良いけどさ、弾切れで足引っ張んなよ。

【獣は円形の包囲陣を組み、じりじりと接近――警戒しているのか。恰好の的だ】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 00:51:38.46 ID:yvVBRYwAO
>>436

おや。それは“良かった”

【一度殺しあったというのに意外な言葉を吐き出すと、青年はちらりと血溜まりに眼をやってから視線を彼女に戻して】
【接近すると、まずその小さな頭に手にしたニット帽を無理矢理被せようとするだろう】

【彼女は(多分)知らないだろうが、彼の持つ異常性癖の中でも】
【『帽子を被った少女』は対象から外れる――つまりこれは、彼女を今回は“獲物”として見ないという事なのだが】
【……まぁ、何も知らない相手からすればただの変人に見られることは間違いない】

犬にでも噛み付かれたので御座いますか?

【それから、ベンチの前に片膝を付いて屈み込むと、そんなことを問い掛けた】

/も、申し訳ないです……此方の名前は姉が教えたような記憶があるのですが
/見付からないようでしたら、忘れたという体で突き通そうと思います

439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 00:52:41.61 ID:Zvo3Nt1Co
>>434
”い、いやほら、酔いつぶれてたとこを助けてもらったとか…そういうのは、言わなくていいって…”
”ああいや、もちろん、感謝してるよ!? 君のおかげで気持ちも切り替わったし、むしろ出会えたのは幸運だったと思うんだけどっ”

【あたふたと慌てて弁明しだすブルーラインは、自分が怪我をしていた事も忘れ派手に立ち上がり】
【右ひざに激痛を感じてビクゥッ!と痙攣し、白目をむいたまま再びベンチへ崩れる】
【そのとき、念話を通じて暁にはイメージが伝わってしまうだろう】
【足の指を箪笥にぶつけた時、目の前が真っ白になって、強烈な電流で焼き切れてしまうような痛みのイメージが、克明かつ鮮明に】

”…そ、そういうこと…だよ、正しいか否か、だけじゃ、ない…”
”人間はそれぞれに価値観があって、統一できないからこそ、醜くも、美しいんだ…”
”だからもし、絶対の正解があるとすれば、唯一つ…『それでいいと心から思った事』だけだ”

【涙目になってひざをさすり、強めの感情をこめて言うと、ブルーラインは恐る恐る立ち上がる】

”それが違うから争う事になるだろうけど、世界は間違いなく選択する”
”故に、自分は正しいと言い切れるかぎり、胸を張るといい。それに背信しない限り、世界は…でなければ僕が、君を肯定する”

【猫少女の全身に、蒼い光の線が走った】
【闇に焼きつくような蒼い輝きが模様のように形成され、次の瞬間消える】
【それから間をおかず、ブルーラインの足元から消失現象が始まった】

”じゃあ、僕はこれで。今日は会えてよかったよ、朝宮暁”

【何か言う事があれば、消えてしまう前に言った方がいいだろう】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/04(月) 00:53:29.67 ID:8Gw6Dy+Vo
>>428

【青年を挟んで佇立する二名の不届き者達は、ただ黙してその語りを聞いた】
【決して、表情も、緊迫した空気も、変容させることなく、あるがままを受け入れる】
【……ゆえに、青年の言葉は、その切れ味を際立たせるのだろう】

「――――ほう…………」

【まず感心したような声を漏らしたのは、男だった】
【ただの野獣かと思えば、意外にも一心それ胆なる青年の振る舞いに、それなりの感嘆を得ていた】
【パシッ――と、ジャグリングしていた日本の脇差を、彼が両手に収めると――】

『ゲーティア』様……と、仰いましたね――
ええ……わたくしは……水面下で、「総帥」様と、争っているのかもしれません――

わたくしは申しました――「わたくしが貴方様に尽くすかは……貴方様次第です」――と……
一方、彼は仰いました――「付いてくるに足らぬと思えば、カラスで首を貫け」――と……

――おわかりでしょう……?
ええ……わたくしは、どこまでも忠義の使徒にして……最も“scoundrel”(不届き者)たる存在――

【ふわり……何枚もの黒い羽根が、宙でゆらめいて――】

――――なぜなら…………

【ひゅう――、小さな風が、ウェル子の髪を、服を、スカートを、水兵帽のリボンを、穏やかに靡かせて、】

――わたくしを、恨んでいただかないと……

【一歩……また一歩……前へ――青年に向かって、歩を進める】

――わたくしを、憎んでいただかないと……

【途中、眼鏡をクイッと上げて整える仕草を交え――】

――わたくしを、妬んでいただかないと……

【歩みは、徐々に速度を緩め、しかしながら確実に、二者間の距離を狭めて……】



――森羅万象に……『世界』に……わたくしを、「敵」と認識していただかないと、「困る」んですよ、ね……



【――「間合い」――】

【ウェル子は、ゲーティアの攻撃が容易に届く距離にて、足を止め、目を細めて青年を見た】

【見下すような……挑発するような……試すような……でもどこか儚げで……無気力で……そんな視線――】
【加えて、リィン――と、鈴の音が鳴ったような、彼女の言葉――】

【きっと、「これら」は、ウェル子がゲーティアに贈る、「今宵以後の前哨戦」にして……「今宵最後の勝負」――】
【優雅かつ憐憫、そして絶望的な立ち居振る舞いは……嗚呼……まさしく『センリツ』だった……だろうか――?】


「――チッ……餓鬼が……何が『怪我をしたらたまったものではない』だ……ふざけた真似を……」

【そして、言ってしまえば自身を白刃の下に晒すウェル子の今の行動――】
【それを、「守護」として呼ばれたはずの男は、「俺の仕事を増やすなよ」とでも言いたげな苦々しさを以て、傍観していた】
【……一応、いざとなれば行動を起こすためか、密かに、両脚へ、魔力を纏わせつつ――】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 00:54:41.19 ID:cexBUJpZ0
>>424


生きたくない……訳じゃ…ない

【歯切れの悪い言葉】
【その裏には何が隠されていると言うのか】
【―――それは】


―――!

【彼女の右手周辺の大気が歪んで見えた】
【だがそこに、魔翌力のようなものは感じられない】
【そして少女は、この人になら、と】

【―――全てを打ち明けることを決意した】


わ、わたし…は、誰かに創られた…「兵器」なの
魔翌力を持っている人を襲って、その力を吸収して、何もできなくなったところを…[ピーーー]

―――どうしようもない、「兵器」の、失敗作…

だ、だから、あまり人とは関われなかった……

【つまり、彼女は人工生命体であり――同時に生物兵器の失敗作】
【魔翌力を持っている人に近づいては、魔翌力を喰らおうと襲いかかってしまう】
【だが、失敗作であるが故、人を殺さないようにプログラムされたことが、唯一の救いなのだが】


でも、魔翌力を持っていないお姉ちゃんなら、…傍に居れる…
わたし…を、その、道場に置いて貰ってもいいですか?
何でも、します…から

【震える声で、言葉を紡ぐ】
【恐らく、誰にも言えなかったことなのだろう】
【縋る一心で、澄んだ眼を少女へと向ける】

【一方で、紫の少女も彼女の苦労を、よく理解していたのかもしれない】
【どうしようもない自分の所為で、周りに迷惑をかけてしまう】
【然し、その原因を自分ではどうすることもできない】

【だが、目の前の少女はそれを見事に克服しているではないか】
【だから――自分にも、出来るかも、と一縷の願いが、ここに生まれた】

/遅くなって申し訳ございません
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/04(月) 00:56:27.51 ID:dRgTWBFBo
やっほーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww愚痴スレだよーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
新参のみんなも見てねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww特にロウ

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37777/1299823704/

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37777/1299823704/

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443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/04(月) 00:57:45.10 ID:tlfw7mNKo
【コンビニ前】

(…………お金が、無い。)

夕食、どうしよう……。

【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成されており】
【大口径拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【財布の中身を覗きながら、コンビニに入らずボーッと立ち尽くしている】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 01:01:47.87 ID:0jN/cDLDO
>>439
 あー、なるほど。そんなことか。言わん言わん。
 息がめちゃくちゃ酒臭くてアルコール慣れしてねえヤツだったら思わず吐いてるレベルだったとか絶対言わ、ひぎいッ!?

【瞬間流れる激痛に暁は奇声を上げてびっくりと背筋を伸ばす】

 念話に変なもん載せんじゃねえよバカ! めちゃくちゃ痛えだろがッ!
 
【思わず涙目になって捲し立てる暁だったが、ブルーラインの言葉に、軽く笑う】
 
 ……俺は確かに強かねえが、俺の信義は誰かに肯定して貰わなきゃ行けないほど弱くはねえよ。
 じゃあな、ブルーライン。次からはブレスケア飲んどけよ。こっちの世界にあるかは知らねえがな。

【消えて行くブルーラインに言って、暁は旅荷物に水筒をしまう】

//お疲れさまでしたー
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 01:02:21.11 ID:1G3A5Jp4o
>>435

………………。

【その場に向かい近づいてくるカラコロという下駄の音】
【明確にその惨殺現場に向かっているという訳ではない、足音が時折止まったりするのはその為】
【それでも段々とその場へと近づいて……】

おや?こんな時間に人…………。

【ついにその場に現れたのは】
【よく時代劇の旅人などが被っている笠を頭に被り、その笠の影の為か人物の顔は捉えづらくもある】
【その身は紫色を基調にした厚手の法衣、お坊さんの着ているアレを想像すれば良い】
【右手には大きな粒の木製で出来た数珠、左手には鈍い光を放つ錫杖が握られていて】
【言うなれば東方の僧のような姿をした青年だった】

【驚きに言葉を失っているのか暫くその場で静止】
【その後ゆっくりと少女へと視線を動かす】

(ふむう、考えるまでもなく犯人……?)
(酷い殺り方、いや上半身と下半身を分かれにするのだから上手い殺り方?)

【洋装に刀、どうにもちぐはぐに思えて少し混乱する】
【それでも彼女が手に持っている刀は赤色、多分加害者】

まあどちらでも良いのですけどね、こんばんはお嬢さん。

【フムン、と小さく呟く青年は何か考えているようで】
【考えつつ少女に夜分の挨拶をするのだった】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 01:03:31.90 ID:VNzqHTuSO
>>437
あんま知らねぇがヨォ、確かベースは三脚ってか戦闘機にのってるやつだっけカァ?
ってか使えねえような武器なんか誰がもつかヨォ!

【砲身がギュルギュルと回転し始める】

弾切れなんかでアタシが止まるわきゃねぇだロォ!
ヒャハハハハハハハハハ!!

【砲身が回転し始めて一秒弱】

甲殻類共ガァ!
カニミソブチマケちまいナァァ!
ヒャッハハハハハハハハハハハハハハァァーーーーッ!!

【馬鹿笑いしながら右へ左へ掃射】
【トリガーハッピー】
【しかし2秒程度で弾が切れる、と共にテンションダウン】

短ぇ天下だったゼェ…
ま、冷却は前よか効いてるみてぇだナァ、上出来ダァ

【弾が切れてもまだ回転させた砲身でパワフルに殴り潰し、薙払い、削り飛ばす】
【打撃戦も可能に改造してあるのだ】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 01:03:39.64 ID:NU0NgAGRo
>>441
【瞑目して、決意した少女の言葉を聞く】
【腕を組み、タップリと思考を巡らせて】

そうか。

【と一言】

私は、あんまり頭が良い訳ではない。
だからな、君の言っていることも良く解らん。
だが、一つだけ分かることがある。それは――――

【それは――――君がとてもいい子だ、って事だよ】
【にぃ、と慈母の笑みを浮かべて、少女の頭を撫でようとするだろう】
【柔らかくはない、無骨な武人の手は、しかしながら温かいだろう】

ああ、全く構わんよ、困っている者を救うのは、武士の誉れだ。

【ただ……、と苦笑をしてな】

君が“兵器”であるように、私は生粋の“武人”だ。
人を殺す技を極めるために生き、その技を誇りとして生きていく狂った人格破綻者。それが私だ。
人間だって、何人も殺してココまで来ている、なぜなら“武人として生きてゆかねばならない”からだ。

こんな私を見て、恐ろしいと思うか?怖いと思うか?
この手は、血に塗れている、この身は肉片を浴びている、この心は白刃を受けている。

こんな“狂人”の元でいいのならば、私は存分に、君を守り、君の居場所となろう。

【漆黒なのに紅蓮の瞳は、先程までの優しい色は鳴りを潜める】
【そこにいるのは、おにぎりをたくさん食べる優しい少女ではない】
【流派を極め、“剣鬼”の孫として祖父を超える“剣姫”と並んとする、修羅道を駆ける物だ】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 01:03:39.87 ID:gBoWfBqko
>>435
/まだいらっしゃいますか?
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 01:04:03.97 ID:gBoWfBqko
/>>448はなかったことに
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 01:05:10.00 ID:zF9TwRfj0
>>438

あ、ちょっと……

【抵抗する気は無い。気力そのものが無いのだろう】
【被せる時に、やや顔色が悪かったのが、分かるだろうか】

【仕方が無いので、ニット帽の上からローブのフードを被る】

……斬られました。人に。

【上体だけ起こして、顔を相手に向ける】
【やはり、顔色が悪い。具体的に言えば血色が悪い】

/見つかりませんでしたorz 待ち時間の間にチマチマ探っていこうとは思いますが、
/こちらも忘れたという形で多分突き通すんじゃないかと
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 01:08:18.02 ID:Zvo3Nt1Co
>>444
”ご、ごめん改善しとく…じゃあ、がんばれ、暁。尊厳と共に在れ”

【口にして、笑って、少女は消えた】

【離れた場所、町のはずれの、人の視界の外で、怪我を抑えてのた打ち回る姿を、決して発見される事なく】

”く、くそっ、いてぇよ!? な、何で早く治療しないんだ!?”

…マスターが、『今度なんかあるっぽいからそれまで魔翌力温存するー』とか、仰ったからじゃありませんか?

【いつもは涼やかで軽やかな『声』が、ちょっと拗ねたようにブルーラインに言う】

”そ、そりゃそうだけどっ…!!”

おまけにしばらく黙ってろーとか、頼むから一人にしてくれーとか、男の人ってどうしてそう…

”誰しも時々あるだろ、ナァバスなんだよ畜生!! 大体君だってこの前っ”

わーわーわーっっ!! 往来でなんてこと叫んでるんですかこの人はーっ!!

【…そんな、賑やかで騒がしい一人芝居を見咎めるものは、幸いにもいなかったそうな】

//お疲れ様でしたー
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 01:11:36.77 ID:yvVBRYwAO
>>450

【これでよし、という風に頷く青年。意味が分からないが、満足そうだ】
【それから彼女の言葉を聞いていたが、上体を起こそうとすると咄嗟に手を伸ばし】
【おそらくは頽れそうなくらいであろう、薄い背中を支えようとするはずだ】

……人に、で御座いますか。何処を怪我されたのでしょう?
また、病院には行かれないので?

【ついで、矢継ぎ早な問い掛けが飛ぶ】
【それから彼は、――以前彼女がぶっ壊した筈の腕を動かして、相手が楽になれる体勢を探そうとする】

【これらの行為は気持ち悪いくらい丁寧に行われて――青年の格好と噛み合い、傍から見れば彼女はまるで彼の主人のようだ】

/分かりました、無理して探さなくても大丈夫なので適当に諦めてくれておKです
/では、絡みよろしくお願いします
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/04(月) 01:17:27.52 ID:bBjsE/jWo
>>440

【万力で締め付けるように縮んで行く両者の距離】
【青年はされど、そこから足を退けることはせず、少女に真正面から相対する】
【男には、必然的に背を向ける形。だが、その背は言葉なく語っている】

【背中を刺したければ刺せ、と】

 ……その最も高尚にして壮大な意思が、貴様の不運だ

【衝突で電光すら弾けそうな、真紅と蒼碧の眼差しが交わる】
【完全に、その銀刃の間合いの中であったが、彼はそれを振るわず】

【──空気の方が耐えかねて絶叫しそうなほどに、場が緊縛する】
【長く、そして同時に短い沈黙のまま、両者の相対は続き──】

【──がしゃり】

【彼が、鎌の刃を畳み、柄を縮める】
【畳まれた戦錫鎌を、腰元に収め、そして背中越しに声を紡ぎ始める】

 ……おい、そこの野郎。今度は貴様だけで来い
 極上の殺し合いに、この女は少し邪魔が過ぎる

【──ばさり】
【途端、その背に、緋光で構成された翼が顕現する】
【辺りの土埃を吹き散らす颶風を伴って、彼の周囲に散る光の羽毛は、真紅】

 ……前哨はここまでだ

 次会うときに互いがまだ生き腐ってたら、
 その時こそは、互いの心臓を抉り出してそれを奪い合おう

【その血塗れた言葉を最後に】
【背の大翼が一度はためいて、風圧で羽毛の群れが舞い踊る】
【撓めた脚が地を蹴り付けて、その長躯が宙空高く舞い上がった】

【無名なる朔の虚空に、真紅の軌跡を描きながら、遠方へ消えていく影】
【残される物は何一つなく、血色の土の上を、乾いた夜風が一陣、吹き抜けていった】


//ぎ゛ゃー最後まで遅くてごめんなさいもう
//お疲れ様でした、ありがとうございました!
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 01:17:45.02 ID:0qMP69mAO
>>445
【無惨に転がる死体を眺めていた少女は、ゆっくりと顔を上げて青い瞳を其方へと向け】

こんばんは。

その格好、確か東の方にある国の物ですね。
知識としては知っていましたが、初めて見ました。
【身体を前に向けながら太刀を一度大きく振るい、血を払い落としつつ鞘に収め】
【抑揚の無い平坦な口調で告げて】

どうなされますか?
私も“どちらでも”構いませんが。
誤った選択をされると、気乗りしないながらも一応仕事なので致し方ないですね。
【唐突に首を傾げながら切り出した会話は色々と疑問や回答などをすっ飛ばしてはいたが】
【少女が死体の方を一瞥し、何より一向に隙を伺わせない立ち振る舞いからは容易に何を言いたいのか想像はつくだろう】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 01:20:09.16 ID:cexBUJpZ0
>>447

【その時、少女は頭の中で】
【この人に出会えて本当に、本当によかったと、何度も何度も繰り返した】

【自分を受け入れてくれるような人が居ないと、思っていたから】
【自分の事をとてもいい子だと言ってくれる人は居ないと、そう思っていたから】

【そして、彼女の手が頭に乗せられ、撫でられた瞬間】


【―――――――――― 涙が、零れた 】

【誰にも見せたこともない、いや、人生で初めて流す】
【次から次へと溢れだすそれは、止めることは到底不可能なもので】
【少女の白い頬をどんどんと湿らしてゆく】

【そして、彼女が“武人”であり、人を殺して生きてきたという言葉を受け】


……っうう、ぐすっ
わ、…たしは、怖いと思わ…ない……ひっく…
だって、お姉ちゃんは……“優しい”…から…ぐずっ……

【涙声で、そう紡ぐ】
【例えその修羅の面を、少女に向けたとしても】
【こんなにも優しい、全てを包み込まんとする、彼女の面を見てしまったから】

【だから――微塵の恐怖も感じなかった】


それに………
“狂人”なのは……うう……わたしも、同じだから…

【根本と性質は違えど、彼女は見境なく人の魔翌力を喰らいに行く“狂人”】
【彼女と似ているものだと、そう理解した】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 01:24:43.99 ID:zF9TwRfj0
>>452

【差し出された手に、無防備に背中を預ける】
【危険ではないと判断したのだろうか】

……上半身、右肩から腰にかけて斜めに、って所でしょうか
ところで、その……腕は大丈夫だったんですか?

【病院の質問を避けて、質問を返してみる】
【確かに、戦いの場という状況――何をどう破壊しようが、言い訳できる――で壊したのだが】
【何故か、少し気がかりになった。自分で壊しておきながら】

【傍目など、気にする少女ではない。正確に言えば気にしていられる状態ではないのだが】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 01:27:56.71 ID:1G3A5Jp4o
>>454

そうですね櫻の国の者です、といってもこの衣装がポピュラーだとは言えませんけど。
どちらかと言えば普通の和服の方がポピュラーなんじゃないですかね。

【どうしたものだろうか、自分は……】

僕は化物専門の退治屋なんですけれどもね……。
そうあなたの言葉を用いるならば“どちらでも”構いません、といった所ですよ。
こちらも仕事でないのなら下手に人間に手出しはしたくないのです。

【そう言いながらも錫杖を握る手を強くする】
【言葉では幾らでも言える、腹の奥は他人が推測出来ない領域だ】
【彼女が次に口を開いた瞬間に、直ぐ襲ってこないとは言い切れないのだから】

まあ遺体を見て何も感慨が浮かばない訳でもないですよ?
でも、そこまで積極的に悲しめるような幸せな人間でもないんです。
面識の無い人物の死体なんて、ねえ……?

【それには遺体を見慣れているというのもある】
【そして自分は他者と自身の区別が出来る人間だという自負もある】
【青年は表情を見せないし表情に変化は見えない】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 01:28:50.81 ID:7Jj6I++DO
/ts
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/04(月) 01:29:59.71 ID:8Gw6Dy+Vo
>>453

「…………ふっ――――カラス如きに牙を抜かれるヘマをしないと、お前が断言できるなら…………」
「……いずれ、武の頂にて、互いの極みを衝突させてやろう――」

【――男は、動かなかった】
【それどころか、脚に纏ったはずの魔力を、一気に霧散させてしまった】
【殺害することが本懐ではない、『闘い』こそがこの男のただ一つの目的――】
【……実に単純な話だ】

…………ええ、わたくしは不運――――

きっと、野望を成し遂げようとも……それは未来永劫変わらない……

……「さようなら」、ゲーティア様――、世界に、絶望あらんことを……

【ウェル子は、ゆっくりと、右掌を天に向け、右腕を前に差し出す】
【ゲーティアが飛び去る際に散らした真紅の羽根を、掌に一枚、載せて――】



"Judgment of a Pilot" ――絶望の水先案内人、かく語る――



【――風に乗せて、解き放つ】


【呼び出された男もまた、ウェル子の最後の一言を皮切りに、その姿を「薄めて」いく】
【間もなく、幻がゆらめくように、亡霊が姿を眩ますように……男は、「消え失せた」――】



       【     カー     】



【カラスが、月を求めるように、新月の夜に向かって、鳴いた……】



/いえいえ! 速度についてはこちらもすいませんでした! そしてお疲れ様でしたァ!!
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 01:33:53.71 ID:yvVBRYwAO
>>456

【青年の手は、手袋越しといえ硬く冷たい。やはり、義手なのだろう】
【説明を追うようにして視線が滑ると、何かを少し思案したようにしてから】
【彼女を支えていない側の手をポケットに突っ込み、一枚の『栞』を取り出す】
【どうやら高濃度の魔力を凝縮して作られたものらしい――薄い灰色をしていた】

また、ばっさりとやられたもので御座いますね
――えぇ、まぁ。こんなもの、“形”さえ整っていればどうとでもなります故

【問い掛けが避けられたのに気付いているのか、いないのか。追及することなく】
【自分の腕でありメインウェポンである義手をかなりぞんざいに扱いながらも】
【栞を軽く振る――そうすると表面に夜色の線で“大砲”の模様が浮かび上がり】
【空間が揺れるような音が公園に響き――ぽっかりと其処に『穴』が開くだろう】

【どうやら、別の空間に繋いで何かを取り出そうとしているようで】
【『穴』の中に腕を突っ込みながらも、青年は彼女の熱を測ったりしてみる】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 01:34:12.95 ID:NU0NgAGRo
>>455
【くしゃり、くしゃり】
【涙を流す少女をあやすかのように、頭を優しく撫で続ける】
【少女には3人の弟妹が居る。故に、幼子をあやすが如くなのは、素なのだろう】

【そして、少女の言葉を受けて、相好を崩して】

――――っははは!
私を拒絶もせず、私を可笑しいとも言わず。
“そのまま”を受け入れてくれたのは、君が“初めてだ”!

【泣くこと無く、“笑った”】
【少女を理解するものは、ほとんど居なかった】
【弟妹は、剣の才に恵まれず、平凡に生きていて】
【唯一、祖父のみが、剣士となるべく生まれて“しまった”少女を理解していた】
【唯一の理解者たる祖父を失った少女は、正しく“孤独”であったのだ】
【故に、この出会いは少女にとってもとても嬉しいもので――――――】
【すく、と立ち上がり、少女を見据えて、輝かんばかりの、炎の笑みを浮かべ、口を開く】

名を名乗ろう、我が無二の友たる者よ。

花鳥風月一派戦術道場、二代目後継者――――“桜花の剣鬼”、“紅に渇く暮れ桜”が、孫。
“二代目剣姫”、花城 火憐[ハナシロ カレン]だ!

【その名乗りは、武士としての誇りと、自己の名を、肩書きの全てを伝えるが為の者】
【優しげに目を細めて】

問おう、少女よ。
君の、名前は――――?
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 01:43:36.14 ID:zF9TwRfj0
>>460

【やはり生身の手ではない実感を背中に感じながら】
【それでも、体重を預けていた方が楽なのだろう。やめるつもりは無さそうだ】

……結構扱いが雑、というか乱暴じゃないですか? 一応自分の体でしょう?

【それを壊したのはこいつなのだが、まあそれは置いておくとして】

【大穴が作られた時の衝撃、音に対して、ビクッと体を縮める】
【至近距離でこの轟音は、よっぽど慣れてないと怯んでしまう。当然、少女がそんな音に慣れているはずは無い】

【平熱が普通より少し高い少女の体温は、しかし血液が上手く巡っていないのか少し低く】
【結果的に「普通の人の」平熱と同じくらいになっている】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 01:44:22.68 ID:xnA2/m+SO
>>446
【耳を劈く発砲音と共に、薙ぎ払われる砲身。対物火器による掃射は、人には過剰火力気味だが】
【獣に非人道的も何も、有りはしない。音速を超える銃弾の群れが、魔物の群れを貫いてゆく】
【紙の如くに容易く抜かれる甲殻。突き抜ける衝撃波が、その身体をずたずたに引き裂いて】
【熟れ過ぎたトマトか何かのように、群れの第一陣は弾け飛ぶ。咄嗟に物陰に隠れようと、大差はない】

――あれ、蟹じゃ…………まぁ良いや。ミンチになっちまえば同じだ。
さて。詰められたが、こっから先は然して変わらんか……どっちが多く殺れるか、勝負する?

【穴開きチーズの様相を呈する障害物の死角から、つう――と拡がる血液がそれを示した】
【轟音に顔を顰めつつ、今更のように呟きを零す人影。ツッコミ所は其処では無い】

【――彼女はそんな提案と共に、群がる獣を片っ端から背中を合わせて切り刻む】
【豪快の一言に尽きる、女の連撃。対して此方は、流麗――か。首を落とし脚を裂き、返す刀で脳天を貫き】
【獣どもにしてみれば、堪ったものでは無いのだろう。二人の奮戦に、徐々に包囲陣が崩れ始めた】

【物量を押し退けるつもりならば、恐らく今が好機だろうか――】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 01:47:22.10 ID:0qMP69mAO
>>457
【真っ直ぐに見据えながらも、余裕を見せるかの様にして片手で髪を払いのけながら】
【回答を聞いて大袈裟に溜め息を吐いて】

“どちらでも”と言いましたが、選択肢には必ず三番目の“どちらも選ばない”というものが存在します。
その場合、自然と選択権は私に委ねられます。

当然、相手の反応に対して私は積極的に何かをしなければなりません。
【緩慢な動きで右手が太刀の柄に触れると、それは殺気なのか空気が一瞬にして張り詰め】
【向けられた視線に僅かばかりの敵意を宿したところで、ふと少女の肩から力が抜ける】

ですが、残念な事にその場合私は何も出来ません。
相手の力量もわからない内に愚直にも仕掛けるのは愚かなことですから…

早い話しが、私は曖昧な方が好きなんです。
積極的な女の子ではありませんから。
【一気に戦意を喪失させ、ゆっくりと其方へ歩みを寄せていく】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 01:48:27.03 ID:cexBUJpZ0
>>461


【頭を撫でられながら、その言葉を聞いて】

【もしかすると、この人も私と少し“似ている”のかもしれない―と思った】
【彼女がどのような人生を送ってきたのかは少女には想像できないが】
【「“初めて”だ」と言う彼女もまた、“孤独”だったのでは、と】

【ただ、自分と違って笑えることが、少女とは違うところであり】
【また…羨ましかった】

【自分もこんなに強くて、凛とした姿になりたい――と】
【ただ正直にそう思った】


わたし…は……

『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

“ゼーロ・ウィオラーケウス”

【今までの口調と違う、どこか機械的なその声で、自分の名を名乗る】
【敵に遭遇することを想定してか、はたまた違う目的か】
【理由はどうあれ、名乗るときにはそう名乗れ、とプログラムされているのだろう】

――― 火憐お姉ちゃん…かぁ…

【教えてくれた名前をつい言葉に出してしまった
【自分と親しい者ができたことを喜ばずにはいられない、そんな純粋な思いから】

【涙でぐしゃぐしゃの顔を少しだけ笑顔に変えて、涙でぐしゃぐしゃの瞳を彼女に向けて】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 01:53:46.93 ID:yvVBRYwAO
>>462

いえ。……いいえ?
コレは所詮使い捨てで御座いますよ。自分の一部など、とてもとても

【義手自体にはやはり愛着がないらしい。しかもメインウェポンを使い捨てと言いきった】
【……何か、もしかしたら別の絡繰りが存在するのかもしれないが、ともかく】

【音に反応した少女に対して何も配慮しなかったことには、】
【しれっとした態度で「申し訳御座いません」と答える。誠意はゼロだ】
【コイツ、以前の出来事など忘れたような態度だが、地味に根に持ってるのかも】

【彼が取り出したのは包帯、ガーゼ、テープ、それから塗り薬といった治療品だ】
【どれらも微量の魔力を発しており、それも『聖』の属性が付加されているようで】
【少なくとも、治療に関しては妖しいものを使われることはないのだろう――が】

…………どう、致しますか?

【そこで、青年は問い掛けた】
【彼は、真意こそ不明だが彼女を治療しようと思っている。それは確かだ】
【しかし公園で「薬塗るから服脱げ」と素面で言わない程度の配慮はあるらしく】
【やや眉を寄せて無表情に困惑の色を乗せながら、相手の意志を尊重するつもりなのだろう、顔を見遣る】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 01:55:23.07 ID:NU0NgAGRo
>>465
【少女の名乗りを受けて、にかっ、と笑みを浮かべて】

ゼーロ、か。うむ、良い名だ!
はっはっは!!

【腰に手を当てて、高笑いを上げる少女】

っは、そう呼ばれるのは、何時以来か。
弟も妹も、いつからか、私のこと、バカ姉とかそんな感じでしか呼ばなくなってなぁ……。
是非、そう呼んでくれ、なんか新しい妹ができたみたいで嬉しいんだ!

【ははは!とはしゃぎ気味で、少女が自分の名を呼んだのを聞いて】

あー……、そうだ。
後、私は何時も道場に居る訳ではない。
旅の身だからな。お祖母様にも、君に目を掛けてもらう様に言っておく。
それに、ちょくちょく帰ってくるからな、その時は、旅の話でもしようじゃァないか。

【そう。少女が今宵、ゼーロに出会ったのは、旅をしていたが故】
【そして、少女には“目的”が有り、そのためには旅をしないといけないのだ】
【全ては“武人として生きてゆかねばならない”故にである】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 02:01:08.34 ID:1G3A5Jp4o
>>464

あなたが化物の仲間か、或いはその血を少しでも引いていたなら……
話は別なのですけどね、でもなんだろうな人間に近い化物はやっぱり殺し難いんですよね。
女の子となると尚更です、それでも仕事であれば割り切れるのだけど……。

【刀、といえば東方の技術で作られた剣だろうか】
【人体を用意に一刀に切り伏せる程の物、それは彼女の技術に因るのかもしれないが】
【いずれにしてもその技は達人の領域なのかもしれない……と青年は静かに考える】

僕の力量ですと……対人戦は気が引けちゃって弱いですよ?
でも負けた事はありません、というのも襲われたら逃げちゃいますしね。

【刀の扱いであればこれ程の敵意を保つ事が出来る彼女が多分上、自分は道具に頼り過ぎているきらいがある】
【その隙を技術で突かれたのならば……と、青年は想像することをやめた】

まあ幾ら僕が僕自身の事を弱いと言った所で信用なんて出来ないでしょうから……。
そっちの方が、曖昧な方が僕としては助かります。それに僕も積極的人間ではないですから

【困ったように小首を傾げ】
【そして青年は袈裟の中に左手を突っ込みなにやらゴソゴソし始める】
【かちゃり、と小さな音……やがてとり出される右手には鞘入りの小刀が握られているだろう】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 02:03:56.74 ID:VNzqHTuSO
>>463
それは構わねぇがヨォ
テメーどうする気なんダァ?
一匹残らずブッつぶすのカァ?

【殴って転がした獣を足で押さえ、手足を素手で引き抜く】
【返り血でかなり血みどろなのだがそれがよく似合っている、勿論悪い意味で】

正直、こっちはもう用事ねぇんだよナァ、ストレス発散もできたシィ?

【喋りながらも殴打殴打殴打】
【金棒を持った鬼のような暴れ方】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 02:04:10.58 ID:cexBUJpZ0
>>467


へへ……ぐずっ……
わたしも…お姉ちゃんができて嬉しい…

【ズビィィッと鼻水を吸い、両手で涙を払った】
【そしてもう一度、不器用な笑顔を作って】

うん、わかった―――火憐お姉ちゃん!

【と、もう一度、火憐の名を呼んだ】


うん…でも、道場って、どこ?
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 02:05:04.53 ID:zF9TwRfj0
>>466

義手が使い捨て、ですか……いや武器が使い捨てなのはまだ分かるんですが。

【どう考えても一回の戦闘で二三個武器が消えて無くなる子】
【使う武器に愛着が無い、というか未練が無いのは同じようで】
【それでもやはり、違和感は感じるのだろう】

【ジト目で見つめる。というよりかは睨む、の方が正しいか】
【音に対しての不満と、誠意に対する不満だろう】
【尤も、目つきはすぐ困惑、戸惑いに移るのだが】

……えーと、つまり、ここで治療、ですか?

【魔力は察知できないものの、取り出されたモノが何のための道具かは分かる】
【確かに、それが一番手っ取り早い】

――……ちょっと、待ってください。別に攻撃するわけでも無いですが
……「Μ」

【詠唱を始めた。そしてさっさ終わらせる。※非戦闘時なので短縮してあります】
【一度見たことがあるだろう、障壁が展開される】
【丁度二人の姿が外(ほか)から見えないようにする形で】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:09:58.18 ID:NU0NgAGRo
>>470
うっ……、うれしいぞなんか!

【名前を呼ばれるのが、なんか嬉しい気分になってきたようだ】
【もう一度、ベンチに座り込み、ジャケットのポケットを探り始める】

というか、喉が乾いたな。お茶を飲まないか?
泣いてる時は、後で“乾く”んだ。
おいしいぞ?

【ポケットから手を引きぬくと、ガテン系が愛用するタイプの巨大な水筒が出てきた】
【2Lサイズのお買い得だ。それの蓋に麦茶を注ぐと、少女に渡すだろう】
【体が冷えないように温めてあるのが、心遣いだったりする】
【そして、道場の場所を問われて、ジャケットを漁り、紙を出す】

えーと、だな……。
櫻の国、東部の田舎に有るよ、ウチの道場はな。
今日は、宿に帰るが、明日にでも連れていってやろうか。
自分で行けるというなら、地図を渡すけど、どうする?

【首を傾げて、お茶をすすりながら問いかけた】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 02:11:25.55 ID:yvVBRYwAO
>>471

戦闘で一部を破損致しますと、日常生活では使用不可となります故に。致し方なく
……そんなに、気になりますか?

【そう彼女の追及に答えていきながら、最後に不思議に思ったのか質問を返す】
【「ふーん、そうなんだ」くらいで終わると思っていたらしい、この問答】
【彼自身、別に何か隠したいことがあるという訳でもないようなので、問い詰めても問題はないのだろう】

【手負いの少女に睨まれたところで、どこ吹く風というように受け流しながら】
【取り出した物品を彼女の座るベンチに置きつつ、問い掛けには沈黙の肯定を】
【そして展開された障壁をちらりと眺めるも、僅かに首を傾げてから、】

……どうすれば宜しいでしょうか

【彼女が傷口に塗れと言えば塗るし、後ろ向いとけと言えばそれに従う】
【しかし何も言われないと、その後の行動に迷うのだろう。率直に尋ねた】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 02:17:53.08 ID:cexBUJpZ0
>>472

【火憐が喜ぶことが自分も嬉しいのか】
【それが作用して、更に明るい笑顔になった】

…うん、喉カラカラ…
……ありがとう

【麦茶を受け取ると、ふーふーと適温に冷まして啜る】
【麦茶の香ばしい匂いと、あったかさで、体の芯からほかほかになってゆく】


……?

【どうやら、櫻の国と言われてもよくわからないらしい】
【というか、自分がいまどの国に居るのかさえもゼーロはわかっていないのだろう】
【首を傾げて、あからさまなクエスチョンマークを頭上に出した】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 02:18:27.79 ID:0qMP69mAO
>>468
化け物、ですか…

私を言い表す言葉としては言い得て妙なという感じですね。
化け物なんて物は定義すべきものではないですから、貴方の言う化け物とは人に害成す異形の物と解釈しています。
【平然とした態度で、やはり淡々と無表情のまま流暢に言葉を告げ】

化け物の様な私には自慢ではありませんが特技があります。
それは、同類の匂いを嗅ぎ分けることが出来るという事です。
【取り出された小刀には視線すら移さずに、迷い無い足取りでスタスタと側まで近付いて行こうとする】
【先程まで一分の隙さえ見せないでいたにも関わらずまるで隙だらけで、逆に言えば掴みどころの無いある種の不気味ささえ感じさせるほど無警戒だ】

476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 02:19:23.13 ID:zF9TwRfj0
>>473

いえ……ただ、どうしてそんなに義手があるのか、と思いまして……

【具体的には二つ、違和感があった】
【だが、その一つはどうしても上手く言葉に出来なかったため】
【もう一つの、「無尽蔵に存在するかのように思える義手」について尋ねてみる】

……治療してください。この場で。

【ばさりとローブを脱ぎ、軽く畳んで傍に置く】
【ローブを脱いだら、ただの何処にでもいる、少女である】
【腕や脚に見える傷跡さえなければ】

【止めなければ(止めないだろうが)、灰色のTシャツを捲り上げ、まだふさがっていない大きな傷を見せるだろう】
【ぺったんこの、傷跡だらけの胸が露になるが、気にしてはいけない。気にしてはいけない】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:21:00.89 ID:NU0NgAGRo
>>474
はは、お祖母様の作る麦茶はモットおいしいぞ?
楽しみにしておくといい。

【ずぞぞぞぞ、とお茶を啜る姿は、余り格好良く無いが、此方がむしろ素である】
【そして、少女が首を傾げているのを見て、うむ、と首肯をして】

分かった、私が責任をもってゼーロを連れていこう、安心するといい。

―――ああ、そうだ。そもそも、今宿は有るのか?
無いなら、私の宿に一緒に泊まるのも構わんが。

なにせ、“妹”だからな。
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 02:27:41.09 ID:yvVBRYwAO
>>476

……能力などで作れば精度は劣りますが意外と簡単に作れるので御座います
また、此は神経などを繋げる作業は不要で御座います故に。修理して使い続けるより、捨てた方が遥かに楽なので御座います

【「毎度、頼むのは癪なので御座いますが」と続けて、青年は言葉を区切った】
【知り合いにそういった、ある程度のものを具現化する事が出来る能力者がいるのだろうが】
【しかし、“神経を繋げなくていい”というのは――どういうことなのか】

………………了解致しました

【少し硬直しました】
【帽子を被らせているといえ、彼女は基本的には彼の守備範囲ど真ん中だ】
【一瞬だけ舐めずるような視線が細い頸に向かうだろうが、軽く頭を振って】

【手袋を取り、肉色の義手を露にすると、薬を指先に取って傷に塗り始めるだろう】
【事務的な手つきだが、やや擽ったいのは仕方ないかもしれない】
【……そして、少しだけ青年がぎくしゃくしているのは、もっと仕方ない事である】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 02:28:51.95 ID:cexBUJpZ0
>>477

【うんっ、と元気に返事をしてお茶を啜る】

【火憐の問いには一度首を振って、「泊まるところはない」と伝えるだろう】
【ならば、一体ゼーロは今までこの世界のどこで寝泊まりしてきたというのだろう】
【中の人でさえ決めてなかったことだ、誰にもわかるまい】

【彼女の提案には】

そうする!

【と、答えるだろう】

――いもうと…

【その言葉を聞くと、本当に姉ができたような気がして、鼓動が高ぶった】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:31:42.48 ID:NU0NgAGRo
>>479
うむ、良い返事だ。
さて、茶は飲み終わったし、そろそろ行くか。
寒いなら、私にくっついておくと良いぞ、なにせ夏場も暑苦しいバカ姉と呼ばれてるからな、はっはっは!

【立ち上がり、ゼーロを見つめる少女】
【一緒に歩けば、きっと暖かい】
【暫く歩くと、いかにもな安宿に辿りつくだろう】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 02:32:21.72 ID:F3j4L3tSO
>>475

頭が良い方で助かります、つまりは人間は「敵」という訳ではないということです。
じゃあ人間の定義は?と聞かれたのならば少し困りますけども。

【例え少女が人を殺そうとも】
【それイコール敵、ということには決してならない】
【自分に危害を加えなければ、の話ではあるが……】

同類?鼻がよろしいのですね、僕は最近視力が落ちてきてしまって……。
でも同類というと何でしょうか?殺人鬼やそれと類似するような物?

【少女が感覚に鋭い人間ならば、青年が取り出した小刀に霊力が集ってゆくのが察知出来るだろう】
【小刀は熱い、炎の気を宿していた】
【青年は近づく少女を特に気にするでもなく突っ立ったまま】

それで、です……あの遺体は如何なさるおつもりでしょうか?
もしよろしければこの場で火葬致しますけど……。

【小刀を握った手に赤い火が灯る、青年は涼しい声色】
【手が焼け焦げるような臭いはせず、おそらく小刀はそういう「物」なのだろう】


/暫し携帯から失礼致します
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 02:35:17.00 ID:xnA2/m+SO
>>469
【蹴りを飛ばして爪を受け流し、引き足を食い千切らんと獣が顎を開いた所を一閃】
【頭部から尻尾に掛けて二つに断ち割ると、其方に向けて返事を寄越す】

……別に?こそこそ隠れてるのは、後で他の奴が[ピーーー]だろうさ。
此処に居るのは、一匹だって生かして帰さないけれど、な。
しっかり切り刻んで、……と。あと少しか。

【さも足元のごみでも退けるように、無造作な言葉。一方的な虐殺を、何とも思わずに】
【甲殻の継ぎ目を縫うように、半ば流れ作業の要領で刃を走らせる】
【戦鬼二人の猛攻に、獣はその数をみるみる内に減らしてゆく――そんな中】

……じゃあ、近くの街まで乗せてけ。別に良いだろ?歩くのは疲れたんだ。
適当に始末して、死に損ないはまとめて轢いちまえば良いさ。

【人影はそんな提案をして、血振るいすると短刀を納める】
【飛び掛かる獣を蹴り倒しつつ、大型バイクを軽く指差してみせて】

【能力だろうか。彼女の周囲に霞が漂い、二人の姿を獣から遮り、隠す。今の内に、という事だろう】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 02:37:23.48 ID:cexBUJpZ0
>>480

うんっ!そうする!

【ゼーロも立ち上がり、見つめ返す】
【歩み始めると今日初めてできた、自分にとって大きな、大事な人物と一緒に歩けて】
【ふわふわと、地面に足がついてないような、地面が一面トランポリンになってしまったかの如く】
【そんな感情が、湧き上がる】

ここかあ…
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 02:38:27.54 ID:zF9TwRfj0
>>478

神経を……? 神経は繋げた方が使い勝手がいいのでは……
……ああ、毎度毎度繋げてたら捨てる時に面倒くさいですね……

【勝手に納得している少女。恐らく間違っている】
【その認識のままにさせておくか、正そうとするかは自由だ】

【余談だが、以前にもこういう風に異性に治療してもらったことがある】
【裸を見られることに抵抗があまり無いのだろう……】

【ややぎこちない手つきのせいで、思わずくすぐったくなる】
【が、動くと流石に塗りにくくなるのが分かっているのか、動かずに耐えている】
【プルプル震えてはいるが】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:41:01.74 ID:NU0NgAGRo
>>483
【ニコニコと、笑い、他愛のないことを話しながら歩く姿は、傍目からには本当に姉妹のように見えたかも知れない】

さて、フロントと少し話してくる。

【安宿のフロントに居るのは、少しガラの悪い男で】
【しかし、ジャケットから取り出した缶コーヒーを手土産ににこやかに話して行き、直ぐに戻ってくる】

よし、ゼーロの分はタダになったぞ。
んじゃ、今日はさっさと寝ようじゃないか。

【そう言うと、二階の部屋に行き、入る】
【部屋は、ぼろい。しかしながら、清掃は行き届いているようだ】
【ベッドは二つ。部屋を変えてもらったようだ】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 02:45:35.65 ID:yvVBRYwAO
>>484

【別にそこから不利になる事はないので、真相を教えても構わないのだが】
【勘違いする彼女が面白かったのか、或いは意外と余裕が無くなったのか】
【とにかく、反応は返らず何もなければこの話題はこのまま終了するだろう】

……少し、失礼致します

【薬を塗り終えると患部にガーゼを押し当てて、包帯を巻きながら固定していく】
【範囲が広いので少女の上半身殆どをぐるぐる巻きにする事になるだろうが、】
【その巻き方が少し乱雑というか、適当というか、有り体に言えば下手だった】
【やっぱり、動揺していたようで】

【塗られた薬は、それ自体が治癒力を持ち傷口をじんわりと癒していく】
【包帯、ガーゼは少女自身が持つ自然治癒力の底上げを手助けするもので】
【慣れるまでの数日間は、少しばかり気怠い微妙な体調不良が続くかもしれない】

【ともかく、全ての行動を終えた瞬間に少女の素肌に触れていた手を離すと】
【すぐに手袋を身につけてから、小さく詰めていた息を吐いた】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 02:47:14.45 ID:cexBUJpZ0
>>485

えっタダになったの?

【どういう経緯でそうなったのか、本日2度目の素っ頓狂な声】
【でも、そんなことはゼーロにとって、今はあまり関係ない】
【それでも、彼女にとっては一瞬一瞬が輝くような時間なのだが】

……いいところだね

【どうやら、本気で言っているらしい】
【綺麗からなのか、そこのところはよくわからないが】

【言うや否や、ベットにダイブし、笑顔で火憐を手招きした】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:50:11.55 ID:NU0NgAGRo
>>487
そうか?まあ、個人的にはこういう所の方が性にあっているが。

【そう言うと、ジャケットを脱いで、ハンガーに掛けて、スカートを脱ぎ畳む】
【さらしとふんどしだった、寝るときは下着派】
【ジャケットからおにぎりを取り出すと、口に放り込む】
【ぱくっ、ごくっ】

……ふぅ、寝る前に食べておかないと、お腹が減るんだよ。

【そう言って、火憐もベッドにダイブ】

ぼふー……。

【ゼーロに手招きされたため、無意識にゼーロの方のベッドにダイブした】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 02:51:52.29 ID:0qMP69mAO
>>481
少なくとも、私は人間の形をしていますから。
それだけで今は十二分に人間の側にも属しているつもりです。
【青年の前にまで近付いた少女は、何を思ってなのか更に肉薄する様にして身体を近付けて】

感覚的な事ですから、言葉にはし辛いものがありますね。

ところで目が悪いとは、どの程度のものでしょうか。
あぁ、あれは好きにして貰って結構ですよ。
【平坦な口調のまま、特に感情を表に出すことなく顔を覗き込む様にしながらかなり近付け】

貴方はきっと――同類ではありませんよ。
【惑わす様な妖艶な囁きを漏らし、そこには吸い込まれていきそうな深い青色の瞳が薄暗闇の中で淡く輝いているだろう】

490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 02:54:50.33 ID:cexBUJpZ0
>>488

【まだ食べるの!?とか言う突っ込みはしない】
【あと、残りのおにぎり腐るぞ、とか言う突っ込みもしない】

【ゼーロはベットに来た火憐に抱きつくと、安心したのか、すぐに眠りに落ちてしまうだろう】

【幸せそうな寝顔と、時折】

火憐お姉ちゃん…

【と言う、寝言を言いながら―――】

//ここまででしょうか?遅い時間までお疲れ様でしたー
//返信遅くてごめんなさいです…
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 02:56:22.53 ID:zF9TwRfj0
>>486

【反応が返ってこないのを肯定と見たか】
【それ以上の追求はせず】

もう少し丁寧に巻いてくださいよ……

【それは治療してもらう側の態度では無い】
【治療が終わったのを見て、Tシャツを正す】
【そしてすぐにローブを纏う。傷一つ無いそれを】

……有難うございました

【ぺこりと頭を下げる】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:57:46.05 ID:NU0NgAGRo
>>490
【火憐のジャケットのポケットは四次元おにぎりポケットなのである、後無限麦茶】
【そして、抱きつき、眠るゼーロの頭を撫でて】

……、さて、と。
私も寝るかな。

おやすみ、ゼーロ。

【そう言うと、火憐もすぐさま眠りへと落ちていく】
【一人では無く、二人という安心感を、火憐も味わって――――】

//乙でしたー!楽しかったのですよ!
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 03:02:40.99 ID:yvVBRYwAO
>>491

……申し訳御座いません

【社交辞令の手本にはなれない棒読みで謝罪を告げるも、やはり青年の視線は少しばかり彷徨っていて】
【義手を握ったり閉じたりとどことなく忙しない仕種を繰り返しながら、】
【今ここで頸を掻き切って頭を落とせるならば――などと、結局のところ其処に帰依する欲望を隠しつつも】

……、……、……いえ
あー……、コレ、宜しければどうぞ

【礼を言われると、一瞬だけ眼を見張る】
【その、言わば『隙』といえるような表情の瞬間だけが、まるで一般人のようで】
【それからすぐに戻すも、余った治療品を少女に渡そうとする姿も】
【笑いたくなるほど滑稽で、なんとなくだが――ペースが狂っていくのを、青年自身が感じていた】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 03:04:23.85 ID:1G3A5Jp4o
>>489

それでは敵ではありません、貴方は人間でしょう。
ん……?なんですか?

【近づいてくる少女、肉薄するまで近づかれるとやはり少し警戒してしまうのが人間だ】
【足は動かさないまま軽く引きつつ何の用だろうかと少女に問う】

ああ、それは確かにそうなのかもしれません。
感情もそれ自体を完全に言葉に置き換えるのは難しいですもの。

【言語化出来ないのはその脳自体が劣っているというのではなく】
【恐らく人間全てに言える事である筈だ、想いを伝える事は難しい】

目、ですとそうですね……視力も下がりましたし、乱視も少し入っている見たいです。
知り合いが言うには一年も経てば視力を完全に失うそうですよ、困っちゃいますね。

【あくまで軽い調子の声色、それは視界を失う恐怖を隠しているようでもあった】
【少女が幾ら近づいても青年の表情は何かに疎外され見えない】
【推測するに結界のような物がその笠に組まれているのだろう】

そうですか、似たもの同士でなくてよかったですね。
同属嫌悪なんて言葉もありますし、事は穏便に過ぎるに越したことはない。

ああ、それじゃああの遺体は焼却処分してしまいますね。
街中にああいう物を置きっぱなしにしておくのは治安的にも良くないですから。

【青年が小刀を引き抜いて、その刀身を遺体に向けて振る】
【切っ先から離れるように赤い炎が遺体に灯り、やがて段々と燃えてゆくだろう】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 03:09:08.88 ID:zF9TwRfj0
>>493

……まあ、固定できればいいので別にいいんですが

【やはり誠意が篭ってないのを感じ取って】
【「謝るのが苦手なのだろう」と、勝手に作った結論に落ち着く】

……あ、どうも……。

【その一瞬は、しっかりと少女には見えた】
【だが、一瞬でしかなかった故に、追求することも出来ず】
【ただ流して、余ったものを受け取るだけに終わった】

そういえば……確か、まだちゃんと自己紹介してませんよね……?

【今更である。本当に今更である】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 03:14:44.82 ID:yvVBRYwAO
>>495

【……よく思えば、彼女はかなり綱渡りな状況に置かれている】
【以前殺しあった男と障壁内で二人っきり――即座に頸を跳ねられてもおかしくないというのに】
【何故、こんなに無防備に身を任せてきたのだろうか。今更ながら、青年はそこに疑問を持った】

……自己紹介、で御座いますか
此はプーシュカ・サクラメントと申します、が、見知りおく必要は御座いませんので

【それから、微妙な沈黙を掻き消すように解答すると彼女の答えを待ち】
【彼の群青の瞳は、何か観察しているのか彼女の顔をジッと見詰めた】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 03:24:09.05 ID:zF9TwRfj0
>>496

【少女は、というよりも、人は「危険かどうか」の自分なりの判断基準を持っている】
【偶々それに引っかからなかった。それだけのことである。恐らくは】
【尤も、敵意を向けられていれば今更じたばたしても仕方ない、というのもあるにはあるのだが】

……リライズ、です。覚えておくかおかないかはそちらに任せましょう

【群青の瞳に、漆黒の瞳で返す】
【特にこれといった特異な感情は入っていない、極々普通の瞳】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 03:26:45.63 ID:0qMP69mAO
>>494
見えているのか気になっただけです。
【スッと身を引いて、興味を失ったのかボーっと視線を向け】


人というのは出来た物で視力や聴力などの器官が無くなると、それを補う為に他の器官が鋭くなるそうですよ。
【特に何も見えなかったことを気にする様子もなく、何を考えているのか良くわからない様な行動をとりながら】

羨ましいですね。
何も見えないという事は、何も考えなくて良いという事です。
考えても考えても所詮は予想と空想に過ぎない。

曖昧好きな私の理想の世界です。
後は、誰もがそんな私に優しくしてくれたなら天国になるでしょう。
【真意かどうなのかもわからない曖昧なたとえ話をしながら、背後で燃えていく人間だった物に目もくれず】
【支配的で、かつ蠱惑的な眼差しを真っ正面から向けて】

せっかくなので、目が見える内に私を見て下さい。
貴方に私はどう見えていますか?
【その値踏みする様な視線と、初めて見せる微笑と共に発せられた質問は】
【それはまるで選択を強いられているかの様に重く響くことだろう】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 03:33:14.28 ID:yvVBRYwAO
>>497

……故意に忘れる事は、ないでしょう

【彼女の名前を聞くと、一度頷く】
【それから彼は、別れの言葉を告げる気はないのだろう。踵を返す前に】
【ふらり、持ち上げられた手が、彼女に被せたニット帽に回収しようと翳されて】

(――――……)

【逡巡。刹那の間だけ、何かを迷う】
【しかし最終的にはそれをつまみ上げると、勝手に脱がしてしまう筈だ】
【何を迷ったのかは分からない。彼自身、分かっていない筈だ】
【それは未だ感情と呼べるほどのものでなく、何に育つかも分からない芽だった】

【ともかく青年は、ニット帽だけ回収すると彼女が何を言おうがそのまま去るだろう】

【……リライズ。変な少女だ。次に会った時は、頭だけを労ってあげよう】
【だから、その時まで――『またいつか』『お元気で』】


/夜遅い時間にお疲れ様でした。ありがとうございましたー!
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 03:34:14.52 ID:zF9TwRfj0
>>499
/お疲れ様でしたー!
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 03:39:39.37 ID:1G3A5Jp4o
>>498

となると耳やら鼻やらが鋭くなるのでしょうか?
でも、どうだろう……眼が見えなくなる時は死ぬ時のような気が、漠然とするんですよね。
取り越し苦労ならそれでいいのですけど、それと僕の顔は見えましたか?

【紫のガラス細工のような瞳は笠の影の下でも輝いて見えるだろう】
【目に見えぬ呪いを見つめ、そして解呪する魔眼が】

【離れた少女にクスリと笑い掛ける】
【見えないだろう事を知っている、少しからかってみたくなったのかもしれない】

視界は視野の世界と書きます、それを失う事は世界を失うに等しい。
ただ視界は無くなっても実際に生きている世界は無くなりはしない、空想だけなら幸せなのでしょうけど。
本当に何も見えなくなった時に僕はどうなっているのでしょうかね、なんて……。

【「貴方に言った所でどうにかなる事でもないのに」と青年は小さく呟く】
【人と話して少し弱気になっているのかもしれない、自分が思うよりも自分は弱い】
【きっと今の青年の表情は苦笑いの顔なのだろう】

そうですね、ここで気の利いた台詞でも言えれば格好良いのでしょうけれど。
生憎とそういった事とは無縁の世界に生きてきたので、言うとするならば……。
ただの可愛い女の子に見えます、としておきましょう。

【やんわりとした雰囲気のまま】
【真面目か冗談か分からないが見たままを告げる】

ふむ、それじゃあ貴方に僕はどう見えているのですかね?
僕だけ答えるというのも不公平です、でもまあ気が向いたら答えてくださいな。

【役割を終えた小刀を鞘に戻し、懐に仕舞い込む】
【人の焼ける生臭い臭いが鼻に入り、むせる】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 04:05:48.84 ID:0qMP69mAO
>>501
本当に何も見えなくなったら、私なら自ら死を選びます。
【思考する事無く、すんなりと当たり前の如く断言した】

先程も言った様に何も考えなくたって良い理想の世界ではあるけれど、現実の世界は目の見えない私に優しくある保証はありませんから。

享受するか、拒絶するか。
結局はそのどちらかしかないでしょう。
【瞼をゆっくりと閉じながら、その視界を暗闇に包み】

曖昧ですが…
まさか好意的な反応が返ってくるとは思いませんでした。
【少しだけ目を見張りながら驚いた様子を見せ】
【質問の内容に考える素振りをしてから、少し間をおき】

――何だか殺しやすそうでいて、実は一番殺しにくそうな感じと言えば良いのでしょうか。
私は迷った場合、個人的な利害によって決断を下すのですが……


あなたは曖昧です。
殺しておいて損はありませんが、得には決してなりません。
故に、私はあなたを見逃すことにします。

外見的な特徴や内面の事を挙げるなら“変わった格好をした良い人”ですね。
【真顔で一切冗談めかさないまま、思ったことを思った通りに伝える】
【嘘をつく必要もないと思ったのだろう】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 04:22:58.34 ID:1G3A5Jp4o
>>502

結構ストイックな性格なんですね、実際問題は貴方の言う通りなのでしょうけど。
享受は分かります、拒絶となると自殺……ですかね、あまりそういうのは好きじゃないです。

【きっと光が無くなっても自分は自殺はしないだろう】
【ただ早過ぎる隠居生活をするに違いない、誰とも関わらずにひっそりと一人で】
【それもその時点で生きていればのお話】

好意的ですかね?僕はなんとなく思った事を口にしたに過ぎませんよ。
本当に、空想の中だけで生きていけたのなら……なんて、幸せ――――。

【少女の様子に微笑みを浮かべ】
【そして少しだけ悲しむ】

ふふっ、その通りです殺されてもただでは死なない生き物ですよ僕は。
僕が眼が見えている状態で死んだ瞬間に辺りに呪いという呪いが巻散る事になりますから。
毒を食らわばなんとやら、です。

【呪いという呪い、は流石に誇大広告である】
【流石にあらゆる呪いをその目に宿すような事は出来はしない】

まあ見逃していただけるのであればそれを享受致します、ありがとうございますね。

【ありがたいとは余り思っていないのだろうけれど】
【形式上青年は軽く会釈をするのだった】

変わった格好……確かに、周囲の奇異の目が気になりますね。
でも決して僕は良い人じゃないです、化物側から見れば殺人鬼のようなものですもの。
どうか貴方も化物にはならぬようお気をつけ下さいね?

【くつくつと笑う、やがて遺体は炭化する、臭いも風に流れ】
【最早何がいたのかも分からなくなるのだろう】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西・北陸) :2011/04/04(月) 04:50:22.74 ID:0qMP69mAO
>>503
やはりあなたに手を出さなくて正解だった様です。
何となく殺して呪いなんて受けてはたまりませんから…触らぬ神に祟りなしという訳ですね。
【小さく息を吐き出して】

人間に訪れる不幸な運命というのはどれも似たり寄ったりですが、幸福の感じ方は人それぞれで多岐に渡ります。

幸せなんてものは、要は当人の心持ち次第なんですよ。
そしてもっとも愚かな事は、物事を決め付けてしまう事です。
全く以て、人間というのは曖昧ですね。
【黒髪を靡かせながら踵を返し】

貴方も、真夜中に化け物と出くわさない様に気をつけて下さい。

私の様に頭で考えるタイプの消極的な化け物もどきばかりではありませんから…
それでは、さようなら。
【最後に振り向きそれだけを告げると、夜の闇に紛れていく様に立ち去っていった】


/お疲れ様でしたです!
/遅くて申し訳ないですよ!
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 04:58:18.05 ID:1G3A5Jp4o
>>504

神なんて大それた生き物じゃないですよ、ちょっとだけ特殊な人間なだけです。
その特殊を除けばただの人間、血も出るしだから死にます。
呪われたくなかったら、それこそライフルか何かで狙撃してしまえばいいんです。

【要は殺害時に近くにいなければ良いだけ】
【そう考えると殺害の方法は幾らでも、無限にあり得る】

フムン、貴方の言う通り人間は曖昧な物が嫌いな癖に自分自身の事になると途端に曖昧になりますね。
幸せ不幸せにしても、です……。

【不確かな物、人間が心霊現象などを怖がるのも心霊という物が確認出来ていないからかもしれない】
【逆に機械という物は何が出来て何が出来ないのか明確であり、そういった意味では人間好みの物なのだろう】

ご心配どうも、でも大丈夫ですよ伊達にここまで生きてきていないですから。
そちらもどうか殺した人間に祟られないようにお気をつけ下さいね。
月夜ばかりと……とも言いますから、それではおやすみなさいませ。

【物腰柔らかく、口調はゆったりとしたまま】
【別れの会釈をして青年もどこかへと、消えてゆく……】

/お疲れ様でしたー!
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 10:22:07.91 ID:XvRv2VoX0

【草原。其処に、ぽつんと、存在する、野外劇場】
【円状で、石作りのステージを、中心に。同素材の椅子が、180度、舞台を囲むように、階段状に並んでいる】
【第三世界の言葉で、表現するならば、恐らく、ローマ式の、其れに近い。装飾された柱等も、彼方此方に、見える】

【ステージには、誰も居ないと、描写すれば、其れは、嘘になる。正しくは、生きている者は、居ない】
【其処に、在ったのは。有機性の、無機と化した、瞳を閉じた物が、ひとつ、転がっていて】
【路地裏か、何処かから、拾って来たのだろうか。既に、大半が腐敗し、男か、女かの、区別も、付かない、酷い状態で】

【そして、椅子の、数十段目。適当な、場所に、腰掛け。其れを、眺めている、人の影。然し、異形のもの】
【恐らく、此方は、行動する存在で。ステージの物を、運んで来た、張本人なのだろう】
【此の異形も、実際は、息絶えている、存在なのだが。其れは、誰もが、知っても、意味の無いことだろう】

【其れは、一度、舞台から、視線を外し。晴天の下、声を紡ぐ】


……。水の国を、序曲へ還せ=c…


【人物の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。死者の様に、生気の失った、然し、淡く輝く、オレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色の、レースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……≪R.I.P.≫の、思想……。新、≪No.63≫
大胆な、宣言。……大変な事に、……なって来てる

【メトロノームの様に。だが、其れにしては、不規則的な様子で。移り変わる、感情】
【表情に、焦りと、困惑。何処か、実感の、沸かない様子で。ふと、思い浮かべた、人物像】

……ふびょうどうが、……食いつきそうな、……話題、……だけど、……
……いや、……あの、売女の事は。……考えないで置こう

【瞼を、半分落とし、首を、数度、横に振って。眠る様に、俯く】
【出て来た、誰かの、固有名詞は。恐らく、誰にとっても、異形にとっても、どうでも良いことなのだろう】

……僕は、……。どうする……

【余り、好戦的な、性格では、無いのだろうか。政府を、打ち倒そうとする、思いも、無いのだろうか】
【どちらかは、判らない。ただ、消極的に。自分の、意見を、淡々と、決めてしまう】
【其れの、心情の、奥底に、眠っているものは。恐らく、悪意でも、失意でも、無く。小さな、偽善=z

【そして。機関員の、異形は。再び、ステージを、眺め続ける、気味の悪い作業へ、戻った】
【辺りに、漂い始める、屍臭と、鉄の臭い。恐らく、誰かを、呼び込む為の】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 10:27:07.83 ID:XvRv2VoX0
>>506
/【〜ただ、消極的に。自分の、意見を】の所を
/【〜ただ、消極的に。言葉では、そう、呟いても、自分の意見を〜】に、修正お願いします…
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 10:38:03.71 ID:SGzhi8RZo
>>506
/まだおられますかー?
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 10:38:47.88 ID:XvRv2VoX0
>>508
/此処に…!
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 10:44:49.05 ID:SGzhi8RZo
>>506>>509

【草原、野外劇場の近く】

なんか変な臭いがここまで漂ってきやがる……
いかにもお宝がありそうだが、一応見ておくかねぇ

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

こら強烈だぜぇ……

【青年が野外劇場に入り見たものは大量の屍とそれから発せられる異臭】

飯がまずくならぁ

ん……あいつも死んでいるのか?

【そうつぶやくと青年は数十段目に腰掛けている十字架型のドッグタグを付けた人影を見るだろう】


/よろしくお願いします!
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 11:01:56.10 ID:XvRv2VoX0
>>510

【訪れる、者≠フ、気配。彼は、恐らく、生者かもしれず、異形にとっての、聖者】
【「来た」。そう、言いたげに。化物は、化物らしく、其の、橙の双眸を、力強く、見開く】
【そして、ステージの死体は、大量にでは無く、一つです…すみません…】

……、

【立ち上がる。今の、青空の眩しさと、相対して。異形は、深淵の如く、暗く】
【更に、濃くなって行く、死臭。然し、化物は。殺意等は、向けず】

……。こんにちは、……

……君も。……此れ≠、……観に?

【日の光に、ドッグタグ≠、反射させながら。暢気に、挨拶を、して。ぎこちない、微笑みと取れる、表情を、彼に向けるだろう】
【其の笑顔。本質は、悪であり。だが、柔らかで、偽善の含まれた。いまいち、気迫に、欠けるもので】
【そして、恐らく。十字架の、其れは。彼が、≪No.111≫の女性と交戦した際、見たかもしれない、同じデザインの、代物=z

【数字付きの、右手の、装飾品も。偶然か。或いは】

/宜しくお願いします!
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 11:11:41.89 ID:SGzhi8RZo
>>511

しゃべった…生きている…者なのか…?

【青年は死臭には慣れてはいるが、あまりいい感じはせず】
/一つでしたね…申し訳ないです……

いや、オイラはお宝がねぇかなぁと思ってよ
まぁ、ここにはお宝なんてものはなさそうだがな

【その少女を見ながら、どこか違和感を覚えつつも青年は挨拶に答えるのであった】

(ん、あれはたしかラジオ塔で戦った奴の仲間……か?)

【青年は彼女の身に付けている代物を見て過去に交戦した女性を思い出しながら考える】
【そして青年はこう言うだろう】

嬢ちゃんはこんなとこで何してるんだい?




513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 11:34:07.43 ID:XvRv2VoX0
>>512

……。其れは、……どうだろう、……
……もしかしたら、……

だけど……。君は、……生きている人……だよね

【青年の、一言に。曖昧に、ぼかして。だが、答えは、決まっている】
【そうして。彼が、背負う、金と、銀の、輝きに。瞳を、細める】
【其処に、在る。生有る、死者。墓場、土の下で、嗤っていそうな、其れは】
【いえ…自分の、描写が、乱文だったので…此方が、悪いです…すみませんでした…】

……価値の、有る物は。……此処に、無いかも、しれない……
……。……どうして、お宝を……?

【宝と呼べる、物は、恐らく、無いかもしれない。在るのは、腐乱した物と、異形】
【何故、彼が、宝を、捜しているのか。其れが、気になったのか、ぽつり、問い掛けるだろう】

……。人を、……待っていた
退屈、だったから。……話し、相手が……

……後、……あの人が

【動悸は、ただ、誰かに、構って欲しかった、だけのようで。其れは、あまりにも、短絡的で、呆気無い】
【そう、告げると。屍は、ゆるり、舞台に転がる、同族≠、指差して】

踊るかな、と、思って。……見ていた……

【答える。もう一つの、理由。そうして、悪童の笑顔を、浮かべる】
【心の底から、其れを、信じている様子には、見えない。悪ふざけで、言っている、印象を、受けるだろう】
【冒涜。あまり、爽やかでは無い、不快な、行い】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 11:49:24.07 ID:SGzhi8RZo
>>513

お、オイラはもちろん生きてるぜ!?
足だったあるしな!
(いきなり何を聞いてくるんでぇ…)

【自分は幽霊ではないと言いたいのか、青年は焦った口調で説明し】

いやぁオイラぁこう見えても櫻の国の大泥棒だからよ!
お宝を盗むのは仕事だぜぇ

【まるで、物を盗むのを仕事かの如く説明する彼】
【物を盗むという事が生活の一部となっているのであろう】

まぁお宝はなさそうだが……
退屈なら街にでも遊びに行けばいいじゃねぇか?

【目当てのお宝をないと判断して、がっかりした彼は少女に退屈しのぎになる方法を話し】

あの人…ねぇ・・・
なんか死体に特別な術式でもすりゃあ踊るくらいできるかもしれねぇがなぁ
わりぃがオイラぁそんなモンできねぇんだ

【少女の悪ふざけた態度を特に気にかける事もなく気さくな態度で話し続ける青年】
【少女の発言等いたるところに疑問を感じたのか】
【青年は一瞬だけ眼を白銀の瞳に卍のような刻印浮かび上がらせ、少女を見て、また白銀の瞳に戻しこう言うだろう】

(生気が見えねぇ……)
嬢ちゃんも…もしかして死んでるのかい?

いや、こっちの勘違いだったらすまねぇな

【それは、彼以外の人間から見れば根拠もなく突発な質問をしているようにも見える】
【青年が気づいたのは勘違いだったのかどうかは少女が教えてくれるだろう】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 12:16:56.33 ID:XvRv2VoX0
>>514

……其れなら、……嬉しい。……
……。……此れからも、……死なないで

【其の、返答に。一転して、柔らかな、笑みに。安堵した様子で。ぽつり、偽善めいた、発現を】
【彼に、媚びているのか。其れとも、切に、願っているからか。真意は、隠されたが】

……櫻の、……大泥棒。……、……
……だけど、……歩いてて、大丈夫……?……
治安維持の、人達に、見付かったら……

【彼が、盗みを、日常と、している者と、知って。驚いた、表情を、見せるだろう】
【路地で、盗みを働く者は、幾度と無く、見て来た。だが、彼には、威風の様なものを、感じて】
【じっと。ただ、嬉しそうに、見詰めている】

……。そう、だね……死者は、……動かさないと、動けない
……其れは、……常識で、……

【彼の、返答を、全て聞いた後。帽を、深く被り。キャスケットのつばで、橙を、隠す】
【彼の、白銀に、浮かび上がった、刻印は。異形の、死する其れを、伝えて】
【笑顔は無かった。どろりとした、液状の、心を。淡々と、無機な声音で、吐露する】

……僕も。……動かされた……屍だと、思う

【其のまま、流れる様に。問い掛けに、今度は、はっきりと、答えるだろう】
【風に靡く、自らの、錆びた血の色が、疎ましく。彼の、濃い蒼を、羨ましく、感じた】

……歩く、屍でも。……僕より、誇り高い、人達は、多く居る
……僕は、低俗だ……。……動かない者で、こうして、遊ぶくらいに

……。僕の様に、……ならない為に。……やっぱり、君は
……生きる可き。……大泥棒さん……

【一方的に、語り尽くして。其の後、もう一度。冒頭の言葉を、しつこいぐらいに、繰り返して】
【生きる者が、愛しい。只管に、誇りに思い、愛おしい。然し、死者も、其れは等しく】
【動かざる物は、玩具として、扱う。其れは、文字通り、最低の行いなのだ】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 12:33:00.24 ID:SGzhi8RZo
>>515

ああ!オイラ死ぬときゃ釜の中って決めてるからな!

【どこからか自信のあふれたような声…根拠もない発言だが】
【どこか自信に満ち溢れているような表情】

ああ、オイラぁ櫻の国でも堂々としてるからな!
正面から盗みに行くときもあるぜ!
それに逃げるのも得意でぇ!

【まるで自分は盗みと逃げの達人とばかりな堂々とした態度で】

動かされた屍ってぇと…

【青年は彼女の心中を察したのか】
【しばらくの間、瞳を閉じ考え…瞼を開き力強い瞳で彼女を見て】

自分の生きたいように生きりゃぁいいじゃねぇか
自分の人生は自分で決めてみせろ!

【彼は彼女に対し、強く言う】

人間ってぇのは誰だって間違えを起したりする生きモンだ!
俺は生きる!してぇことがまだあるからな!

【屍の彼女に対し、人間≠ニいう言葉を使う青年】
【この言葉の意味をどう捉えるかは彼女次第であるが】

動かされた屍から自分自身で動いていく人≠ノ変わってみやがれ!

【追い討ちをかけるかの如く彼は彼女に力強く言うだろう】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 13:03:18.66 ID:XvRv2VoX0
>>516

……。其れは、……苦しい、死に方に、……なるんじゃ……

【釜の中で、死ぬと聞き。拷問での、死に方では、と、考えたのだろうか】
【大地に、芽吹き始めている、蕾の香りが。春風に、運ばれる】
【然し、矢張り、嬉しそうで。彼の、快活な、様子が。眩しかった】

……其れは……正々堂々というか……命懸けな、……気が。……
でも、……凄い、泥棒、なんだね。……捕まらない様に。……

【「祈っている」と、言葉を、続けてから。愉しそうに、微笑みを、浮かべるだろう】
【彼が、今、こうしている事は。真の、盗みの、実力者なのだ。きっと、彼は、此れからも、捕まる事は、無いだろう】
【其の事実は、再び、異形を、安堵させる、材料と成って】

……っ、

【そして、言葉が、詰まった。どう、返せば、良いか、困惑した】
【ぎこちない、悲哀が込められた、笑みを、浮かべて。また、表情を、隠す】
【自分を、屍では無く。人間と、称した、彼が。余りにも、優し過ぎて。 甘過ぎる。そう、思考した。 だが、其れは、嫌悪する、甘さでは、無かった】

【太陽が、雲に、隠れ。黒猫と、烏の様な―――不幸の使いの、色合いに、青年と、異形は、隠されるかもしれない】
【瞬間、暖かさは、消えた。だが、胸の内に。確かに、其処に、在るもの。其れは、恐らく】

……。……そう、だね。……決める、事は……大切、だから
……ありがとう。……、泥棒さん……

【心】

【希望ばかり、与えられた。此の、異形には、勿体無さ過ぎる程の、暖かな、陽の光】
【答えたかった。然し、抗えない、圧倒的な、闇が。異形には、潜んでいる】
【だから、今。せめて、此れを、誓う事だけは、赦して欲しいと。瞳を、閉じて】

……。君の、名と……、そして……
……一つ、……質問、しても。良いかな

【純粋に、彼の、名を、知りたいと思った。異形の癖に、更に、暖かさを、求めてしまった】
【余談だが人を、呼び込もうと、考えた理由に。機関を、疎ましく思う人物の、情報収集≠フ目的が有った】
【然し、迷った。人を想う、怪物は、情の侭に、動かされ、困惑しながらも、ある事柄を、問い掛けようとする】
【圧倒的に、非道さが、足りない。異形は、じっと。不安そうに、大泥棒を、見詰めて】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 13:13:38.68 ID:SGzhi8RZo
>>517

まぁあちーだろうな!ハハハッ!

【釜の中で死ぬということ…拷問ともいえる死に方】
【だが彼にはそれが理想の死に方なのだろう】

こんな争いの絶えねぇ世界だ、普通に暮らす人間も命がけってもんだ!
それにオイラはまだまだ捕まらねぇぜ!

【自信過剰にも思える彼の言動】
【その自信はどこから来るのか全く持って予想できず】

ああ、オイラは獅子堂 輝天てぇんだ
オイラでよけりゃあ聞いてやるぜ?

【彼は名乗り、彼女からの質問に彼なりに答えるだろう】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 13:29:06.46 ID:XvRv2VoX0
>>518

【理想の、死に方さえ、望んでいる彼に。異形は、只管に、困った様に、笑った】
【其れは、矢張り、嬉しそうで。暖かな、日向の、笑顔】

……。そう……だね。……此処じゃ、強く、ないと。……生きて、行けない
……じゃあ。……捕まったら、……怒るよ?

【争いの絶えない、世界。其の、原因の、一つが、自分達の、組織。其の事実を、思い出して、気まずそうに、瞳を伏せる】
【そして、続けて、謎の発現。何故、怒るかは、判らない。だが、愉しそうな、声で、告げるだろう】

……ししどう。……、覚えた……
……僕は、……夢幻、檸檬。機関の、ナンバーは、90


ししどうは、……機関の事を。……潰したいと、思ってる?


【浮かべた表情は、何を、考えているかは、明白なもの。憂う様な。悲哀に近いもの】
【名に、続けて、所属している組織の、其れを、名乗った。番号付き≠フ、異形。若しくは、少女】
【彼が、積極的に、カノッサ機関の、破滅を、願う者か―――因縁を、持つ者か。其れを、問い掛けるだろう】
【もし、降り掛かる、火の粉を、払っているだけだと、回答した、場合。異形は、安堵の表情に、変わるかもしれない】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 13:54:12.61 ID:SGzhi8RZo
>>519

ああ、捕まらねぇって約束しとくぜ!

【彼は腕を組みながら言い】

おう、
――……夢幻、檸檬ってぇんだな!覚えとくぜ!

【彼は少女の名を復唱し、覚えると】

潰してぇかだって?
その機関とやらに特別な恨みはねぇし、今んとこそんな気はねぇぜ?
ましてや、今ここで言葉を交わした人間≠フ仲間を理由もなく殺める気もねぇ!

野暮用かも知れねぇが、もしかしてその機関とやらを潰してぇと思ってるのかい?
オイラでよけりゃ話は聞くぜ?

【彼は答える、そして何を思ったのか彼女に唐突な質問をする】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 14:09:54.82 ID:XvRv2VoX0
>>520

【其の、答えに。橙の双眸が、見開かれる】
【絹に包まれた、幼子の様に。異形は、静謐な、表情で。安堵の息を、漏らした】

……いや。……潰そうとは、思って。……いないよ
……何でも、無いんだ。……ただ、……聞きたかった、だけ……

【其の、唐突な、問い掛けに。驚いた様子で、否定し。そして】
【だが、良かったと、安堵した。脚は、ふらついた、だけだったが、腕の力が、完全に、抜けた】
【俯いて。キャスケットの、つばの奥で。嬉しそうに、瞳を、細める、ばかりだった】

……其れじゃあ……僕は、そろそろ。……

ししどう。……、気を付けてね
……最近。物騒、だから。……≪R.I.P.≫も。……カノッサ機関も……

【最後に、紡いだものは、警告。此の世界の、巨悪の名を、挙げたもの】
【背中を向けながら。感情を、込めた、声音で。桜花の様に、咲き誇り、華麗な、大泥棒の、彼へ】
【只管の、熱意と共に。押し寄せる、脅威。異形は、其れの、警告をした】
【悪意と、偽善と、鍋の中で、一緒くたに、混ぜ込み。吐しゃ物の様な、最低な、異形は】

【まるで、人の、真似事の様に。ふらり、覚束無い、だが、軽やかな、足取りで。其の場を、離れようとするだろう】
【太陽は、再び、顔を出した。日向の地へ】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 14:28:37.74 ID:SGzhi8RZo
>>521

そうか、まぁ体壊さねぇようにな!

【ふらついた彼女をみて声をかけ】

忠告ありがとよっ!
でも<<R.I.P>>や機関とやらがすげぇお宝持ってるなら盗みにでもいくかもな!

【この男は命知らずなのか、無謀ともいえるような……盗人魂とでも言うのだろうか】
【そして、背を向けている彼女に対し】

おう、待ちな。
これやるよ、オイラにゃ必要ねぇしな。

【そういうと彼は懐から、柄と鞘に五芒星の装飾がされた鍔の無い銀色の美しい短刀を渡そうとするだろう】
【それは普通の武器としても使え、そして五芒星――それは魔や厄を払うモノと櫻の国では言われている】
【彼女がもう一度振り向き、それを受け取って去るか受け取らずに去るかは彼女の自由だろう】
【そして、彼女が去る時、青年も桜吹雪とともにその場から立ち去るだろう】


/お疲れ様でした!ありがとうございました!
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 14:38:46.40 ID:XvRv2VoX0
>>522

【小さな、問い掛けの、声と共に、振り向いて。渡された、其れに、目を、見開くだろう】
【鞘に収められた、銀の、光。そして、魔を払う、五芒星の、装飾】

―――……、

【暫し、呆と、見詰めて。我に帰ると、急いで、受け取り。数秒、其れを、見詰めて】
【其れから、微笑む。小さな、本当に、気付かない程の。笑み】

……。……、優し過ぎる……よ、……

【そんな、素っ気無い、言葉。だが、其の好意に、甘えたいと、願ってしまっている、言葉を】
【短刀を、抱き締める、動作は。赤糸で、頁を縫い閉じた、絵本の様に。無邪気が、一心に、詰め込まれていた】
【微笑んで。有難う、と。柔らかな、声音で、紡がれた、感謝は。彼に、届いただろうか】

【其れは、人≠フ声】

/お疲れ様でした!
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 14:50:19.76 ID:yvVBRYwAO
【森;湖畔】

【キラキラと陽光を反射する水面が少しだけ眩しく、長閑さを助長する昼下がり】
【日差しは暖かく、風の寒さを除けば春の訪れが肌を撫でる時期まで来ていた】
【が――しかし湖の辺は、何故だか静寂に包まれていた。違和感が周囲を満たす、その中心】

【なんとなくだが夜のような昏い印象を抱かせる紅蓮の髪の痩躯が、湖の水に素足を浸からせながら瞳を閉じて座っていた】
【カッターシャツの上から黒のジップパーカーを羽織り、ジーンズと傍に置かれたブーツ】
【刀身を包帯で巻かれた刀も転がっていて、しかし警戒心というのは感じられず】

――――――……

【黙し、ただ座り込んでいる姿は、まるで眠っているかのようで】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 15:15:42.15 ID:jCD8lHy2o
>>524

【静寂に包まれている湖。それを騒がすのは、時折吹く風が木々を揺らす程度だろうか】
【静まり返ったその場所に他に人は居らず、動くもののないその場所は一つの絵画のように──】



【ばしゃん】


【おや、人が湖に落ちてきた】
【少しするとぷかーっと浮いてくるが、所謂うつ伏せになっている】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 15:23:29.81 ID:yvVBRYwAO
>>525

【……ぴく、と目蓋が痙攣してから、包帯で隠されていない隻眼が露になる】
【閉ざされていた瞳の色は漆黒だったが、すぐに淡い灰色へと転化していって】

……人、か
さて……生きてるのかな、アレ

【それから音源であった俯せに浮かぶ人物に視線を合わせると、頸を傾げる】
【まだ救出にいく様子がないのは、それなりに警戒しているのだろうか】

【――周囲は静寂で満ちている】
【湖の中にも驚くほどに魚が一匹もおらず、ただただ静かな世界だ】
527 :名無しさん@chs [saga]:2011/04/04(月) 15:36:28.80 ID:jCD8lHy2o
>>526

【ふよ、ふよ、ふよ】
【浮いたまま流されるままにそちらの方へと近付いて行く】
【少し進んだあたりだろうか。近付き初めて間もないところで、ぽちゃん、という小さな音と共に沈み──】

【ぶくぶくぶくぶく】

ぶはぁ!!

【今度は顔から出てきた。青年だ】
【割と水を飲んだのか、かなり咳き込んでいる】
【容姿は水に浸かっているため、上半身しか見えないだろうが──】

【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 15:40:09.28 ID:yvVBRYwAO
>>527

……やぁ、其処の。大丈夫かい?

【一度潜ってから戻ってきた彼に投げ掛けられる声は、中性的な色味をしていた】
【一応は心配するような言葉なのだが、しかしそれにしては表情が半笑いで】
【馬鹿にしてる訳ではないのだが、そう感じたところでおかしくないだろう】

【湖は、深い場所も有れば浅い場所もある】
【彼の居る場所がどうなのかは分からないが、少なくとも助けを求められれば行動しはじめるだろう】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 15:45:53.70 ID:jCD8lHy2o
>>528

めんどくせぇ質問だな!
死にかけかと聞かれりゃそうじゃねぇが、全く無事かと聞かれりゃそれも違う!

【荒々しい口調で質問に答えている様子は非常に不機嫌そうだ】
【足のつく位置ではあるらしく、動き辛そうにしながらも陸地を目指して歩いている】
【かなりの時間をかけて湖から出ると、うげぇ、と気持ち悪そうな顔をする】

くっそー……計算せずにやるもんじゃねぇな
おいあんた。拭くもん持ってねぇよな?

【ぶんぶん、と腕を振るったり脚をばたつかせたりして水気を取ろうとしながら、近くに居る人物に声をかける】
【言い方から察するに、無いのが半ば分かった上で言っているのだろう】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 15:51:24.44 ID:yvVBRYwAO
>>529

ふふ、面白い解答だな

【よく分からないが彼に好印象を持ったらしい。唇の端で薄く笑うと】
【湖から出てきた彼の問い掛けに対して、無言で一本の樹を指差すだろう】
【枝に一枚のバスタオルが掛かっており、どうやらコイツの所有物のようで】

自分で処分するなら、好きに使って構わないよ

【とかなんとか言って、自分の太腿に肘をついて頬杖をすると瞳を細めて笑った】
【タオルは本当にごく普通のものだ。処分するのも別に難しくはないだろう】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 15:55:39.90 ID:Bxd+vusVo
【路地裏】

【銀色の髪に褐色の肌。真っ黒な軍服を着込み、ただ、軍帽だけは被らない】
【そんな女性が一人、倒れた数名のチンピラを前に、立っていて】

……ふむ。少し引き攣りはするが、ようやく肩の傷も完治、か
知らぬ間にNo.63が入れ替わったとも、ルビーシャで会戦が有ったとも聞く
早々に、此方からも動き出していきたいところだが―――。

【見れば、倒れた彼らは一人として外傷はなく、また口から血を流しているようなこともない】
【然し。その口からは赤の代わりに“黒”――黒色の泡が、こぽこぽと音を立てていて】
【地に落ちた水滴の軌跡を辿ってゆけば、女性の手がその水で濡れているのがわかるだろう】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 15:57:17.27 ID:jCD8lHy2o
>>530

面白がられても困るっつうの

【樹を指差されると小走りでかけ寄り、タオルを取って乱暴に顔と頭を拭く】
【他の部分はどうでもいいのか、諦めたのか、一切拭きはしなかった】
【ふぅ、と一息つき、コートを脱いで別の枝にかけた】

お前の分、無いんじゃないか?

【辺りを軽く見回してからそう尋ねた】
【使った後に言うあたり、優しさから来るものとは違っているようだ】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 16:01:26.28 ID:yvVBRYwAO
>>532

退屈よりは余程いいだろう?

【頸を傾げながらそう返すも、どたばたしながら顔を拭きに行った彼に】
【やはり口許が緩むらしく、万華鏡のように色彩を変える瞳を瞬かせながら笑っていたが】
【問い掛けられると水につけていた脛から下の真っ白な脚を動かして水面を乱し】

構わないよ
最悪、服で拭くから

【バスタオルが必要なほどではない――と、いうことだろう】
【それから僅かに頸を傾げると、「どうして落ちてきたんだい?」と問い掛ける】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 16:02:19.93 ID:pyRcvq47o
>>531

………おー、エグいな。溺れさせた?
まさか陸地で味わうなんて思わなかったろうな、そんなの

……少なくとも私は勘弁願いたい

【路地裏の外の方から、中を覗き込んで】
【そこに居た女性を確認し、歩いて来るのは】

……ディモルキャストの話に興味でも?
奇遇だな……と言っても、私もさっぱり分からないんだが

【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上には≪死獸弌≫の印を背に刻むロングコート】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪に、マフィア風のソフトハットを重ねた、身長160cm程の少女】
【両手はズボンのポケットに突っ込まれ、口には煙草を咥えている】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 16:09:35.70 ID:jCD8lHy2o
>>533

何だそうか

【水気を取る手段としては様々な人間が首を傾げそうなその答えを聞いても、彼はあっさりと納得してしまった】
【と、思いきや、首を傾げ顎に手をやり、何だか苦い顔をして唸り声をあげる】
【やはり服を使うということに疑問を持ったのだろうか】

「服」で”拭く”……

【────ぼそり】


俺が聞きてぇよ

【問いかけに対して不思議な答えを返した】
【まるで何故だか分かっていないように】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 16:13:53.17 ID:yvVBRYwAO
>>535

……えっ

【】
【……他意はなかった、と主張したい】

【気を取り直して、彼の解答に不思議そうに頸を傾げると瞳を伏せた】
【何かを考えようとして――諦めたらしい。数瞬の沈黙と共に、息を吐き出して】

飛んでいたのは能力か何かか?

【そう、問い掛けの仕方を変えた】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 16:18:29.74 ID:Bxd+vusVo
>>534

本来は相手にもしないのだがな、所謂“試し切り”だ

……で、結果からすれば連中は単に溺れたわけではないようだ
「黒泡を飲んだ」後に、「精神に異常を来して」倒れこんだ、という事で合っているだろうな

【静かな、ブレることのない言葉で返しながらそちらを見る】
【その面持ちは鉄仮面をつけたような、固く無表情と呼べるもので】
【手元の水滴を地面に払うと、その手をポケットに挿し入れ】

興味はある。ここ最近、怪我をして寝込んでいたので余計にな
この目で実地を見学出来なかったことも、戦えなかったことも非常に残念だ
それに一応は、目を付けていた男が死んだようだからな

……そういう貴様は、これまたどういう理由であの会戦に興味を?

【尋ねかける。こちら側から相手の背が見えないためか、“そういう予測”はしていないようで】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 16:19:16.70 ID:jCD8lHy2o
>>536

……30点か

【一度首をぐっと傾けると、また小さな声で呟いた】
【これはあれか、100点中30点という意味か。さっきのあれの点数か、そうなのか】

飛んでいた?

【きょとんとした表情をして首を傾げた】
【何のこと、というような雰囲気だ】

【実際のところ、”飛んでいたか”という質問は真実に近いし、当人もそれを分かっている】
【分かった上で表情を作り、首を傾げ、あたかも的外れな質問だったかのように振舞っているのだ】
【つまり、彼は嘘をついている】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 16:25:16.13 ID:yvVBRYwAO
>>538

んー?

【いまいち理解しきれてない模様】
【そういった方向性はカバーしてないらしい。点数に対して反応はない】

……あぁ、なるほど
お前は最初からずぶ濡れになりたくてわざわざ奇抜な登場を演出した訳か
絡繰りを教える訳にもいかないだろうしな、まだまだ水は有るからぐっしょぐしょになって構わないぞ?

【――はたして、それに気付いたのかどうなのか】
【そもそもこの湖上空には当たり前だが樹などなく、彼が飛んで来ていたならば視認できる】
【もっともコイツは眼を閉じていたので、不可能なのだが――あまり嘘をつく必要性の感じられない事柄だった】
【が、それを『隠したいこと』と読んだらしい。まぜっ返すようにして茶化しながら、騙されたような“演技”をして】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 16:28:26.45 ID:pyRcvq47o
>>537

刃物の試し斬りなら、死体重ねて叩き切りゃ良いんだろうけどな
随分昔にやった時は、3人目の肋で止まったけど……関係無いか

それにしても、何だか知らねえけど伝聞みたいな言い方だな?
見た所じゃ、赤の他人の仕業ーって訳でもないだろうに

【「ようだ」「だろう」、不確定な言葉に疑問を抱いた様で】
【かくり、と首を傾け、視線をあちらこちらに飛ばしながら数秒の思案】
【答えが出る事も無く、また視線を相手に戻し】

あー、私の方は……いやまあ、同僚が何かやらかしたってのが理由の一つだけど
それ以上に……幾ら考えても、分からない事が幾つか有ってなー
私の頭じゃ、どれだけ考えても同じ所を走りまわるだけで、どうにもならなく
だから、もう誰でも良いから興味持ってそうな奴探してたんだ

【此方側も、相手の素性は知らないらしい。3mほどの距離で止まり】
【両足を軽く開いた、どの方向にも一挙動で動ける構えで立つ】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 16:36:09.54 ID:jCD8lHy2o
>>539

別にぐっしょぐしょになりたいわけじゃねぇよ全く

【はぁ、と深いため息をつく。びしょ濡れになるのが目的ではない】
【それから辺りを見回して、見回して、三回見回したところで眉をひそめた】

ここどこだ?

【びしょ濡れになった挙句、迷子にもなったらしい】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 16:40:09.69 ID:yvVBRYwAO
>>541

……水に浮かぶ程度には、頭の中もスカスカみたいだな
水の国の外れだよ。街はあっちに行けば、過疎ってるが一応はある

【馬鹿にするような言葉だが、実はあまり馬鹿にはしてなかったりする】
【要は最初から口が悪いのだろう、とある方角を指差して示しながら答えると】
【脚で水遊びをしながら、中性的な貌にふと疑問の色を乗せると頸を傾げて】

なぁ。お前、名前は?

【と、問い掛けた】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 16:40:51.74 ID:Bxd+vusVo
>>540

あぁ……何分、新しい能力がどういったものかを測っていたのでな
生まれ持った力ならまだしも、手に入れて数週程度では実戦で困る
打ちたての名刀も、鞘から抜かなければ自身に合うかは分かるまい

【先程挿れたばかりの手を抜き、人差し指を立ててみせ】
【その先から黒い泡を少量ながら、創りだして見せる】

【その時、少女が僅かにでも魔翌力を扱えるなら】
【静と感じるだろうものは禍々しい“卵”の魔翌力――直ぐに、泡と共に消え去るが】

……成程、ならば丁度良い人間に会ったな
私は考えるのは不得手だが、考え方は貸せるハズだ

それから……“同僚”、と言っていたが、それは『百家羅山』か?

【最早面倒、と考えたか、先程泡を発生させた手はそのままに】
【警戒などもなく、少女へ一つの提案と質問をする】

544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 16:44:03.88 ID:jCD8lHy2o
>>542

てめぇ、煽り方上手いな
腸煮えくり返ってるがその情報の恩として引っ込めといてやる

【びきびき、と効果音が聞こえてきそうなくらいには不機嫌な顔になった】
【いや、キレてる顔が正しいか。だが言葉通り、それはさっさと抑え込んだ】

いきなりだなおい
フォルスだ

【唐突な質問に若干驚きながらも、すぐに名前を答えた】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 16:47:46.43 ID:VNzqHTuSO
【公園のベンチに暗い雰囲気で座り込んでいる人物】

哲学者の卵ってなんなんだよ……
さっぱりわかんねぇ

【長い金髪を後ろで束ね、古い映画の登場人物のような保安官の服装】
【コスプレだろうか?】

オレはどうすりゃいいんだか……

【何気なく、誰かがベンチに置きっぱなしにした空き缶を道を挟んで反対のゴミ箱に向かって投げる】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 16:49:37.44 ID:pyRcvq47o
>>543

……あー……何となく分かった
確かに面倒だよな、あれ。いきなり手をつけ替えられた気分でさ
もう少しこっちの我儘が通用する仕組みだったらよかったんだけど……

【卵≠フ魔翌力と、相手の言い方と。その二つからの推測は、あまり時間が掛からなかった】
【尤もそれは、少女自身でも或る面では、似た様な境遇に有るからだ】
【同じ経験を語る言葉からも、それはうかがい知れるだろう】

ん?ああ、あれさ。あれ自身には別に、思い入れが有る訳じゃあ無いけれど
あれこれとルビーシャ絡みで働いてたらしいし、ちょっと気にはなってた
……いや、どっちかって言うと気になるのは、末端の兵士の方だけどな

………もしかして、お前もか?

【卵と言えばカノッサで、そして自分がカノッサかも知れないと考えても割と好意的で】
【ならばきっと相手もそうなのでは無いかと、少しばかり距離を詰めながら質問】

……私が知ってるのは、新聞だのなんだのに書いてある様な事だけ
ルビーシャに機関の一軍が攻め込んだ、一昨日に解放の為の戦闘が有った
そしたら良く分からないけど、No.63がどうにかなって入れ替わった、って程度さ

【自分の知っている事を、まずは並べて示した】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 16:52:44.17 ID:yvVBRYwAO
>>544

褒め言葉としても二流だな。……なんてね
あの街は何もない。服などを乾かしてからさっさと出るといいよ、退屈だからね

【薄く笑って返すも、最後に「冗談だ」と言いたそうな言葉を付け加えて】
【そう街の情報を与えると腕を伸ばしてその場に寝転がり、彼を見上げた】

いや、なんとなくだ
フォルス、ね……記憶した

【聞かれてないので名乗る気はないらしく、勝手に頷いてから空を見て】
【――森だと言うのに、驚くほどこの場所には動物がいない。静かだった】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 17:07:40.94 ID:Bxd+vusVo
>>546

ま、仕方ないだろう。姿形や精神に影響が出ていないだけで十分だ
今後なにかしらの問題が起きたとして、卵の使用は覚悟のうえ
問題があろうと新品だろうと、腕は腕だ。使いこなせなくては、な

【そう言ったところで口を閉じ、相手の言葉には僅かに眉をひそめる】
【警戒や不信からのものではなく、それは考える動作のようなモノで――結局、それきり】

末端の兵士、か……様々な場所から集めていた、と聞くな
かくいう私も預けた一人だが、あの数からして最初から戦争の積りだったのだろう

ふむ……昼の国支部長、No.77のガルニエだ。が―――?

【ならば、そちらは。そう尋ねるように語尾を上げ】
【一応は仲間なのであろうと推測し、距離を詰められても動きなどはせず】

……おおまかには、私の知っている事も変り無い

だが、あの会戦には一つ、裏があるとは聞いている
百家羅山の部下、仲間か……確かな筋からの、内容だが

【先程の言外の質問に続いて「聞くか?」というように言葉を切る】
【立場や言葉が信用できるのならば、一聞の価値はありそうなものだが】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 17:12:20.39 ID:jCD8lHy2o
>>547

名乗り返すのはてめぇらの世界でも礼儀だと聞いたが?

【名乗り返さなかった相手に対し、暗に”そうしろ”と言う】
【こちらもこちらで名前ぐらいは知りたいようだ】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 17:16:39.85 ID:yvVBRYwAO
>>549

……異世界人かい?

【その言葉に気になるところを見付けたのか、ふと頸を傾げて問い掛けるも】
【暗に尋ねてくる瞳に、曖昧な笑みを浮かべてから深紅に染まる隻眼を細めて】

ツァーリ、という
ほら、濡れネズミくん。はやく街まで行かないと風邪を引くよ?

【名前を教えると同時に、そんな忠告をひとつ】
【嫌がらせなのかもしれないが、しかし彼の身を案じてはいるのだろう。……多分】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 17:18:33.55 ID:pyRcvq47o
>>548

精神、ねえ……

(……二つ作って一つはぶっ壊れた、一つは健在)
(あの天災ですら50%で失敗する代物、この先どうなるのか……)
(この場でドカン、は正直勘弁して欲しいんだが……)

………ん?へぇ、支部長さんか
こっちは―――

【言いかけた言葉を、相手の身分の確認で掻き消して】
【右足を軸にくるりと反転。長い髪を首を振ってずらし、背の印を見せて】

―――……夜の国支部所属、No.41、魔斬 香月
前はブレイザー、今は……まあ、また別な場所を狙えって言われてるよ

【実績と呼ぶには、失敗で終わってしまった経歴を付けくわえて名乗り】
【名乗りが終わればまた、正面へと向き直る】

……ん、どんな話なんだ?
それを聞けば、こっちの疑問もちょっとは解けるかもな……

【話してくれ、と、こちらは明確に言葉に】
【煙草を路地裏の壁へと吐き捨て、肺に残った煙も全て吐き出した】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 17:22:23.86 ID:jCD8lHy2o
>>550

……いや、今のは言葉のあやだ

【問いかけられ、一瞬──ただ一瞬だけ驚くように目を見開いた】
【表情はすぐに戻り、何事もなかったように答えを返した】

ツァーリ……皇帝か
忠告どうも。そうさせてもらおう

【ぽつりと呟いた後、忠告に返事をして、軽く手を振りながら街の方へと歩きだした】

//お疲れ様でした
//絡めてよかったですよー
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/04(月) 17:26:25.31 ID:yvVBRYwAO
>>552

……空が飛べる異世界人、かぁ
ふふ、変な感じだな。何故それを隠すのか

【寝転がり、頬に触れる短い草の感覚を楽しみながらうっすらと微笑むと】
【“皇帝”の名を持つ人外は――また眼を閉じて、嘘の眠りへと戻っていった】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー
/お、おぉぅ……そんなこと言ってもらえるなんて、嬉しいです。ありがとうございます
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 17:38:31.62 ID:Bxd+vusVo
>>551

………夜の国支部の人間と会うのは、初めてかもしれんな
どうにも、あそこは今の水の国支部と同じように不明瞭な印象が強い
以前のNo.2の事にしても、な……まぁ、そんな事はどうでもいい

ブレイザーシティの事例、昼の国に居座る上で参考にさせて貰っている
あれは失敗だったかも知れんが、次があるのならその時は手を貸そう

【「よろしく」、と。幾度かの発泡で濡れた方とは逆の手を差し出して、簡単な握手を求める】

【態々背に負った数字、夜の国支部の所属、“同僚”の件にしてもだが】
【この場合の握手はつまり、信頼の構築。それを取るかは自由である】

……簡単に言えば、あのディモルキャスト会戦はタダの囮だ
本来の目的は、ああいった戦いで水の国の戦力を地方に引っ張ることにある
そして、其の隙に百家羅山率いる少数精鋭が国の中央へ奇襲をかける―――と

それが、ルビーシャ占領軍の総督であった『リュビア=ヴェルライン』の言葉だ
仮にも百家がトップだった集団の最終目的は謎として、現在連中がどうしているのかは気になるな

【語った内容は、一先ずそれだけ。機密事項と言っても、差し支えは無さそうだが―――。】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 17:49:40.97 ID:pyRcvq47o
>>554

ウチの支部の事はなあ……私も良く分からないし
あの蛇が何考えてるかなんて、他の誰も分からないんじゃないか?
いや、何も考えてないだけかも知れないけど……

……ん、握手か?

【ポケットにしまわれた手の内、相手と正しく繋げる方】
【引き抜いて、黒手袋の指先に噛みつき、ぐいと引き抜く】
【そうして露わになった手には、人差指と親指が無く】
【握る事は出来ないが、触れさせるだけの握手を行う】
【信用が云々、という事を考えてはいないだろう事は、迷いの無い行動や表情から見える】

【握手と呼び難い握手の後、やや後退して、話を聞く耐性に入る】

……ああ、成程。どういう場所に在ったのか知らなかったけど
要はあそこ、結構遠くに有るんだな?中央から見て
同時作戦にしなかった辺りは、そもそもその作戦自体オトリだったのか
それとも、ルビーシャとディモルキャストだけで長期間引き付ける算段が有ったのか……

……食糧だの弾薬だの、どうしてるんだかなあ

【此処まで、回転の速い所は見せて居なかった少女だが】
【事が兵の運用となると、言葉を発する速度が何割か上がった】
【興味関心が「末端の兵士」に有ると言う事からも、この少女の『系統』は分かるだろう】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 18:09:56.14 ID:pyRcvq47o
>>554
/次の返信、30分ほど遅れるかも知れません
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 18:11:27.82 ID:Bxd+vusVo
>>555

成程……まあ、存在している以上は何かしら考えているのだろう
自分から動くのではなく、他に乗る為に待機しているのかも知れんし、な

そんな所だ。個人的に、協力の意思を示しやすい行動なものでな

【相手の手を見て驚くでもなく、寧ろ僅かに目を開く】
【これには彼女の根幹にある思想が関係するのだが―――今は、放置】
【触れるだけの握手にも何も言わず、やがては手を引いて】

ああ、片田舎と言っても過言ではない距離に有ったはずだ
が、作戦についてはなんとも言えん。長期にわたる脅威になるつもりなのかもしれん
延々と国の目を引きつけ、厭戦の気が流れたときに攻めるのやも、な

……しかし、そうか。立て篭もっているうえに、後ろ盾が心許ないな

機関というバックがあるにしろ、動かせる量はナンバーズでは限りが有る
まして、現状ならばNo.63は新任。余裕を持っての動きが出来るとも思えん

【“後ろ盾”―――無いのかも知れないし、もしかすると有るかもしれない】
【しかし、千人以上の軍隊を生かす“量”というのは相当なモノのはずで】
【少女のたった一言にそれを気付かされ、同時に相手のタイプにも予測がいって】

……総督の声明が殆ど無い、包囲された都市。実に堂々とした新たなNo.63。

貴様は、それをどう考える?
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 18:42:49.81 ID:pyRcvq47o
>>557
【引き戻した手に手袋を被せるのは、少々時間が掛かった】
【人差し指と親指の部分には、何か詰め物でもして有るようで】
【二本だけ指を伸ばした手が、またポケットの中に戻る】

……国相手に持久戦なんざ、愚策中の愚策だと思うけどなあ
向こうは補給はほぼ無限、その気になれば他の国からだって借りれるだろうに
こっちは天下のカノッサと言え、空から輸送出来るのは……昼の国支部のあれくらいか?
陸路封鎖されたら、突破出来ても物資が何割やられるやら……

……で、私の見解なんだが……

【「どう考える」と問われると、少女は暫く押し黙る】
【分単位の時間では無いが、それでも会話の流れからすれば十分に長く】
【時折唸りながら、導き出された答えは】

……ぶっちゃけ、今までより機関側が<сoいだろうなと思う

【世界に戦争開始の宣言をした、彼の不利を予想するもの】


あの新しいのの言ってる事は、要は「機関なんかどうでも良いからRIPに味方します」だろ?
それじゃあ、幾ら新しくナンバーズを名乗った所で、誰が認めるって言うんだ
ウチの蛇は認めないだろうし……他の議員も、そうだろうさ。私だって当然な
だったら、小隊長クラスの連中だって、従うとは思えない

あいつはカノッサから離れる様な宣言をした。じゃあ、もうカノッサからの支援は考えられない
敵地のど真ん中、敵軍に囲まれて。もう物資は来ないと宣言されて、兵士がやる気出すか?
冗談じゃあない。今頃、皆で脱走計画企ててる頃だろうさ
いーや、下手したら大将首手土産に降伏、なんて考えてるかも知れないな

……私が分からない事の一つは、そこなんだ
何でナンバーズって身分を名乗りながら、機関から離れるんだ?
機関からかき集めた兵士が、役に立たなくなるような事をするんだ?

【少女の視線は、飽く迄も低い位置にある。高尚な思想などとは縁が無い】
【理想を胸に抱き、クーデターに同調する者が居るのかも知れない。だが、それを大とは見ない】
【表情はとても分かりやすい。言葉そのまま、「分からない」という感情がありありと出ている】


/戻りましたー
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 19:07:07.08 ID:8WIWghFP0
【水の国中心部 機関支部前】

【一国の中心部である市街地にも関わらず、堂々とそそり立つ黒塗りの超高層ビル】
【その様は正に機関の権限の強さ、そして国家の威厳の疎さを暗示する為のいい看板であるに違いない】
【それを見上げるビルの敷地前にある出入口に、各面上部にガラスが張られた緩い曲線を描く長方形の金属体――俗に言うワゴン車が停車している】
【技術差の著しいこの世界では地域によって価値観の差が大きく異なる――市街地の住人から、この物体はどのように映っているのだろうか】

【そしてこの周囲には、水色の清掃服と同色のキャップ帽を着用した複数の男達が屯っているのが分かる】
【ある者は外で立ったまま車に寄り掛かりつつ、またある者は窓から顔を出しながら各々雑談を行っているだけである】
【しかし機関側からすれば出入りに邪魔であることこの上なく、ある意味これは機関に対する挑発≠ニして見てとれる可能性もあるだろう】
【彼らの行っている機関に対する会話の内容は、その見解をより決定付けることとなる】

あーあーあー…

こりゃ、やられたわな



革命≠ネら俺らが一般人の犠牲ナシで上手くやる予定だったのに、先に動かれちまったよ――

【彼らの一人、窓から顔を出す黒髪のイケメンが新聞を片手にそっと呟く】

金の国ならまだしも、水の国は連合国≠ノ繋げる要の一つだ
それを繋げる前に同じ事が起こってみろ、そりゃ世界がパンクしちまうってんだ…

【その新聞を読むことはなく、彼は力無い目で支部の上を見上げながら愚痴とさえ捉えられる言葉を呟き続ける】

しかも今度の革命は、正々堂々宣戦布告までしてやがる…
つまりさ、正面から兵と兵が衝突する事が決まってる訳だろ?

…お前らはさ、これ阻止出来なきゃ何人死ぬことになると思う――?

「四桁は確実に突破か」

『運良くて2000?』

[5000以上と予想]

{6500弱辺りかな}

【車内外を意識せず、口々に意見を述べる彼らの会話方法】
【互いの感情を強くぶつけ合う人物が数多く存在するこの世界には似つかわしくない、実に淡白としたものである】

この辺で屯ッてりゃいずれ機関員が、それか先に何らかの人間が来るだろ
正義寄りなら情報交換、機関員なら取っちめて“酷い事”をすればいい訳だ

【彼らは胸ポケットの中に手を突っ込み、その時を待つ】
【ある時は己の身を守り、またある時は相手の命を奪うその武器を片手に握りしめ――】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 19:07:28.41 ID:8WIWghFP0
【水の国中心部 機関支部前】

【一国の中心部である市街地にも関わらず、堂々とそそり立つ黒塗りの超高層ビル】
【その様は正に機関の権限の強さ、そして国家の威厳の疎さを暗示する為のいい看板であるに違いない】
【それを見上げるビルの敷地前にある出入口に、各面上部にガラスが張られた緩い曲線を描く長方形の金属体――俗に言うワゴン車が停車している】
【技術差の著しいこの世界では地域によって価値観の差が大きく異なる――市街地の住人から、この物体はどのように映っているのだろうか】

【そしてこの周囲には、水色の清掃服と同色のキャップ帽を着用した複数の男達が屯っているのが分かる】
【ある者は外で立ったまま車に寄り掛かりつつ、またある者は窓から顔を出しながら各々雑談を行っているだけである】
【しかし機関側からすれば出入りに邪魔であることこの上なく、ある意味これは機関に対する挑発≠ニして見てとれる可能性もあるだろう】
【彼らの行っている機関に対する会話の内容は、その見解をより決定付けることとなる】

あーあーあー…

こりゃ、やられたわな



革命≠ネら俺らが一般人の犠牲ナシで上手くやる予定だったのに、先に動かれちまったよ――

【彼らの一人、窓から顔を出す黒髪のイケメンが新聞を片手にそっと呟く】

金の国ならまだしも、水の国は連合国≠ノ繋げる要の一つだ
それを繋げる前に同じ事が起こってみろ、そりゃ世界がパンクしちまうってんだ…

【その新聞を読むことはなく、彼は力無い目で支部の上を見上げながら愚痴とさえ捉えられる言葉を呟き続ける】

しかも今度の革命は、正々堂々宣戦布告までしてやがる…
つまりさ、正面から兵と兵が衝突する事が決まってる訳だろ?

…お前らはさ、これ阻止出来なきゃ何人死ぬことになると思う――?

「四桁は確実に突破か」

『運良くて2000?』

[5000以上と予想]

{6500弱辺りかな}

【車内外を意識せず、口々に意見を述べる彼らの会話方法】
【互いの感情を強くぶつけ合う人物が数多く存在するこの世界には似つかわしくない、実に淡白としたものである】

この辺で屯ッてりゃいずれ機関員が、それか先に何らかの人間が来るだろ
正義寄りなら情報交換、機関員なら取っちめて“酷い事”をすればいい訳だ

【彼らは胸ポケットの中に手を突っ込み、その時を待つ】
【ある時は己の身を守り、またある時は相手の命を奪うその武器を片手に握りしめ――】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 19:08:25.82 ID:8WIWghFP0
>>559-600
/連投申し訳ないです…
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:14:44.09 ID:Bxd+vusVo
>>558

ふむ……確かに、RIPに重きを置いて動く新ナンバーズは認められないだろうな

仮に“真貂”による空輸を頼まれたとして、私も素直に首を縦には振れん
大方の機関員が否定的である以上、一支部長如きの権力では後で困る
と、すれば。議員から一兵卒に至るまでを敵に回したヤツは「どうしたい」のか。

RIPは、機関に並ぶほどの資力を持ち合わせてはいない
と、すれば「熱狂的シンパ」だと言ってもあの総帥の庇護を受けられるわけではない。

………そういった事を分かりもしない人物が、“非常時”、“咄嗟に”No.63になろうとは考えんだろうな

【目線は下方に、足元の地面に小さな溜りを作る、黒い水へ】
【微動だにしないその視線からは、思考の纏めというのが見て取れて】
【口を閉じて少しすれば、はぁと一つ、息を吐き】

ハッキリ言って、私には分かりかねる。先も言ったが考え事は苦手でな

だが、ヤツが必要としているのは権力や戦力では無いのではないか?
一時的であっても、強力な武装集団がRIPに加担するという状況が必要なのかもしれん
或いは、あくまで機関に所属しているというポーズが重要なのかもしれん

そのあたり、実際にルビーシャへ赴くか。でなければ本人に話を聞くしかないだろう
分からんものは分からんのだ、考え事など文官か探偵にでも任せておいたほうが良い

【結局、此方としても返す言葉は少女と同じようなものであって】
【ただ違うのは、その表情が無であるか否か。それだけであり】
【「大した知恵も貸せずにすまないな」、と一言付け加えて――――。】


/気付くの遅れておかえりなさーい
/そして入れ替わりの様になってしまうのですが、今度は此方が遅れることになりそうです
/ですので、いっそあれでしたら切っていただいても構いません故ー
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 19:22:59.28 ID:dEl4QP0x0
【水の国 酒場 「BAR FATE」】

ハァ…愛が重い…朝起きたらメール30件って怖ぇよ…

【そう言ってカウンター席に倒れこむように座る1人のウェスタン風の男】
【茶色のテンガロンハットが特徴的なその男に対し酒場のマスターらしき人物が】

おいおいロウちゃん、ひなたちゃん本当にいい子だよ?ここのバイトも様になってきたし…
あの子の愛をしっかり受け取ってやりなよ(笑)
そんな調子だと青義のポスターにむかついた奴らが来たらどうするんだい?

【と、グラスに梅酒を注ぎながらそう言う (青義のポスターはwikiにありまする)】

…。つーかポスター内容の喧嘩腰だって手違いだから急に文句言われても困るんだよ…
まぁそれでjusticeとかと話しあえたり…リーダーの織守?だっけ?そいつと話せればもうけもんだしよ。
もしくはカノッサやRIPが来てくれればその場で御用できるしありがたいんだが…
疲れるっていうのがね。

【ロウと呼ばれたその男は机に突っ伏してダルそうにそう答える】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 19:26:33.06 ID:pyRcvq47o
>>562

これが、機関員を名乗らないなら話は分かる
自分の財力と兵力で戦うっていうなら、機関から寝返る奴は居るだろうさ
だけど、今の状態じゃあ……水の国だって無能じゃないだろうし
一週間と、持たないんじゃないかって思うよ私は

……そして、この場でちょっと考えただけで出る答えを
ああいう事する奴が分かってない筈ないんだよなあ……

【はぁ、と。似た様な溜息が一つ零れる】
【戦術論のレベルでなら兎も角、謀略となるととても頭が追いつかず】
【頭痛持ちの人間がしている様な、眉の間に皺を作る表情を浮かべて】

……成程、前提を変えてみれば良いのか

そうか、自分は機関員なのだと言い張って居れば……
まあ、余所としても、「相手は機関員なのだ」って言えるんだよな
RIPは、なんだか知らないが大人気。全力でぶん殴るのはやり辛いだろうが……
機関は、まあ自分で言うのも何だが外道悪人の群れ。何をしたって、世間様は許してくれる、か

【その表情が、相手の言葉の途中。「ポーズが重要」の段で、少しばかり和らいだ】
【出てきた考えは、大きな利益にはならないもの。それでも、自分の中で何か結論を出すのは】
【何も答えが出ずに、唸り続けているよりはよほど良い状況で】

いーや、十分役に立ってくれたさ、有難うよ
少なくとも、考える事が出来た。こいつは結構なプラスになるんだ
何も考えないのは楽だけど、楽なだけだろう?

……変な話だが、『考える事』ってのを仕事にさせられててさ

【軽く頭を下げて謝意を示す】

/了解しましたー、その間に此方も風呂を済ませて来ます
/此方は然程時間が掛からないとは思います行ってらっしゃーい
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 19:30:19.97 ID:hHjC2bpEo
>>563
【BAR FATEの扉が開き、いかにもヤンキーなねーちゃんが入って来た】
【濃いオレンジの髪に毒花を挿し、グレーのスウェットに健康サンダルといった出で立ちだ】

あー、仲嶺のじーちゃん将棋強すぎだろ…ガチで疲れたわ
すんませーん、コーラひとつー

【そう言って、ウェスタン風の男の横にどっかりと腰を下ろす】

よォ兄さん、うかねー顔じゃねーか?
話くらいなら聞くぜ
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 19:35:53.37 ID:jCD8lHy2o
>>560

何だこの車?

【機関支部にとって通行の邪魔なワゴン車。しかしそれは恐らく普通の通行者にとっては邪魔ではないのだろう】
【しかし、支部に向かっていないであろう青年が車を見てぼそりと呟いた】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

……機関のか?

【支部の出入り口を一瞥し、ワゴン車に視線を戻すとまた一言呟いた】
【通行に邪魔な位置にあるとしたら、その建物に関係性のある車、というのが最も予測が立て易いからだろう】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 19:38:57.88 ID:dEl4QP0x0
>>565

【カランカラン】
【BAR FATEの扉のあく音だ】
【ロウは突っ伏した状態で顔を扉のほうに傾ける】

(スウェットで来るやつ初めて見た)

【彼女がドカッと隣に腰をおろして訪ねてきたので】

あー。まぁな。…いや、いいわ。
スウェットで来るやつに話しても意味ない話っぽいし。

【と、若干失礼なことを言うロウ、20歳である】
【その話を聞いていたマスターが軽くニヤつきながら彼女にコーラを出した】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 19:43:08.31 ID:21iTj/IT0
【海浜公園】

【隻眼にメタルフレームの眼鏡を掛け、真っ赤なスカーフを巻いた青年が、海を眺め佇んでいた】
【黒地にメタリックグレーのラインが幾つも入った凄いスーツを纏い】
【首から、鎖のように絡まった『C.C.R』の三文字をあしらった銀色のメタルなペンダントを下げ】
【ベルトから何故か刀身が無い、剣の柄だけをぶらさげ、左腰に在るホルスターは、意味深な空である】
【そして深いガーネット色の髪は、後ろで小さく結ばれていて】

……紅斗は真っ向から戦っている
スバルも、自分自身の過去と向き合い、打ち勝った

……未だに囚われているのはオレだけ、ですか

【片手に持っていた、温かい缶コーヒーを唇へ運び】
【ふぅ、と白息を夜に溶かす】

……≪R.I.P.≫……そろそろオレも、“ケリ”をつけなくてはいけませんね

【呟いた単語。小さな声ではあったが、この静かな公園ではそれは響くだろう】
【その言葉を聞き留めるものがあれば、彼に興味を持つこともあるかもしれない――】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 19:45:22.70 ID:hHjC2bpEo
>>567
アッハハハァ!失礼だなオイオイ!
気に入ったぜ兄ちゃんよォ!!

【何がどうなって気に入ったのか、中の人にも不明である】

オレは優蛾チャンってんだ。永遠の19歳だぜ。
兄ちゃんはなんつーんだ?

【コーラを傾けながら、優蛾は男に問う】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 19:47:38.61 ID:a/atEkkDO
>>568

【そんな、シリアスムード満載の彼の耳に】
【或いは。2種類の音が聞こえるかもしれない】


にゃーっっはっはっはっはっは!
ルカスちゃん降下準備完了! なぁあああんだよねー──!


【ひゅうぅうう────】
【謎の降下音と、どこか聞き覚えのある声は】
【其れは──ほぼ同時に聞こえたものであった】

【はて、この声はどこで聞いたものだろう】
【想起されるのは大量のプリンとクロワッサンと、紅茶色だった】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 19:50:51.41 ID:8WIWghFP0
>>566

【その様子を最も早く察知したのは、車体に寄り掛かる金髪のイケメンだった】

『…おい』

――ああ、分かってるよ

【車の窓から顔を覗かせる黒髪のイケメンも、その一言と同時に青年へそっと目をやる】
【当初のうちは視界に入れて確認する程度であったが、やがてその目線は彼のその不良らしい姿に向かうようになる】

『何か言った…よな?』

早速、来たか…?

『機関員なら、取っちめるぞ』

【そして青年の何らかの呟きに、二人は顔を見合わせた】
【車体に寄り掛かった男は茶髪の男に目をやり小さく頷くと、静かに歩を進め始める】
【車の通行を見計らい、道路の反対車線から青年へとゆっくり近づこうと試みているらしい】
【ここは国の中心部、車の通りも少なくはない】
【男が道路を渡るのは次レスからになるはずだ、何らかの行動を起こすにはまだ行動には余裕がある】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 19:51:23.39 ID:dEl4QP0x0
>>569

…マーシャル・T・ロウ。
永遠の19歳って言うならもっと若々しい服を着ろよ。
…ここに来たのは気まぐれか?優蛾ちゃんよお。

【今日のロウはテンションの低いようで、梅酒も進んでいない様子】

…で、ホントは何歳だぁ? 俺ぁ20歳だぜ?まぁ酒は15から飲んでるが

【とりあえず年が気になったのか女性に遠慮なしに年齢を聞くロウ】
【彼女の口調が男っぽいので気遣う必要が無いと見たか】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 19:53:35.73 ID:jCD8lHy2o
>>571

ん?

【青年も近付いてくる二人に気付き、そちらの方を注視する】
【今のところ何か行動を起こす様子は無い】

【因みに青年の位置は別に反対車線ではなく、ワゴン車と同じラインだ】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 19:54:21.43 ID:21iTj/IT0
>>570

……少し風が出てきましたかね……そろそろ帰り時でs

【缶コーヒーを傾けながら、そんなことをちらりと呟いて】
【海風に靡くガーネットの髪を翻し、踵を返そうとしたところで停止した】


…………――――さて、
今日の夕飯は何にしましょうか……冷蔵庫には何が残ってましたかね

【停止した後、全力で早歩きしてその場から離れようとするだろう】
【行動に迷いが無い。まるで、その場に居ては危険であるとでも言うかのように、だ】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 20:02:48.25 ID:hHjC2bpEo
>>572
ガチで19だっつの!つか兄さん一個上かよ

【最初は楽しげに話していたが、彼の名前を聞いた途端】
【コーラを口に運ぶ手がぴたりと止まった】

マーシャル・T・ロウ…!?
アッハハァ!!さっそくビンゴじゃねーかァ!!!

【テンションの低いロウとは正反対に、急激にテンションを上げる優蛾】

ポスター見たぜェ?あのケンカ売ってる文面!
「かかってこいや!!」ってなァ!
ここによくいるって書いてあったから、試しに来てみたのよォ

【青義に興味があるのか、目を輝かせている】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 20:03:51.91 ID:8WIWghFP0
>>573

【歩みは止まることなく、青年からの距離3m程度に達した時】

『こんにちはー、少しお伺いしますが、機関関係者の方ですか?』

【先程の口調とは打って変わった気さくな笑顔を見せ、左手で帽子を取って挨拶をする】
【何かを隠し持っているのだろうか、男は自分の胸に右手を突っ込んだまま少年に話しかけた】

/大変酷い勘違いしました、申し訳ないです…
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 20:05:02.13 ID:gJZFXmEso
【森の中】

……もう、春を迎えたか。
御国の櫻も見頃になった時期かの。

【静まり返った夜の森の中】
【木々が離れ拓けた場所にポツンと立った切り株の上に腰掛ける影が一つ】
【櫻柄の文様を刻んだ着物に身を包み、艶やかに伸びた黒髪をした小柄な女性であった】

【女性は木々の間を抜ける風を感じるかのように、そっと片手を宙に差し出す】
【其れに応じるかのように、ふと千切れ落ちた木の葉が女性の指先に触れて飛んでいった】

【閉眼。余韻を置くようにただ黙想し】
【数秒そのまま石のようにじっと息を止めた後、溜息混ざりのような声で】

……もう、四の月を跨いだか。
こうしておる間にも世の理は移ろい過ぎてゆく。
なれば妾は――

【先に続く言葉はない。ただ、誰の耳にも届かない音は夜風に流れて消えていった】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 20:05:57.14 ID:a/atEkkDO
>>574

──ぁあぁああぁああぁぁぁあぁあ!
ちょ、クロワちゃんなんで避けるのそこは熱く受けとめるのが王道だと思うんだよね
大体なんだか毎日会ってるのになにこの凄い久しぶり感そもそもルカスちゃん本スレ
出してもらってないしそんなことはでもでもこの際どうでもいいんだよねとりあえず
受け止めて可及的速やかにじゃなきゃルカスちゃん孤独死しちゃうクロワちゃん大好
きだからお願い受け止めてルカスちゃん一回でいいから空から落ちてきて「親方空か
ら女の子が!」的な感じで正ヒロインちっくにあぁもうだめなんだよね落ちる落ちる
地面が近くてちょっとクロワちゃん最期に愛してる大好きだよ今までありが────

──────ぷにゅいっ!!

【──これだけ喋れれば、もうこの世に未練はないだろう】
【自分を空から落ちてくる系ヒロインと宣った物体Lは】
【それはそれは綺麗な体勢でばしこーん!と地面にのめり込む】
【──何故だか、ガーネット色の彼が避けはじめた時】
【紅茶色の声の主が微妙なホーミングをつけた気がするが──】
【その努力は、むなしく消費されてしまったようだ】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 20:08:39.72 ID:jCD8lHy2o
>>576

【第一印象】

(胸に右手突っ込みっぱなしとか怪し過ぎんだろ)

【ポケットではなく後ろにでもなく胸に、というのはあまりにも違和感があり過ぎてかなりの警戒心を煽ることとなった】
【とはいえ、それに関わらず青年の答えは決まっているのだが】

いやぁ、あんな怖いところの関係者なわけ無いじゃないっすかー
見ての通り、一般人っすよ?

【あはは、と軽く笑いながら両腕を広げて否定した】
【実のところ、これは真っ赤な嘘。彼はアンダーナンバーを持っている】

//別にいいんだぜー
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 20:12:30.02 ID:mcVpgZdso
>>577

【貴女の声が溶け込んだ、夜風が霞んで消えていくと
その奥からカツン、と響き渡る一片の足音
――――……その音の軽さは、その音の主の人柄を、くっきりと示しているようで】

【視線を向けてみれば、夜の森の中に一つ、スポットライトを浴びるかの如く
ゆらり、と月光を一杯に浴びて、佇む人物が居るだろう
光の陰影は、その人物を彩り、綺麗に飾っていく】


あら……気まぐれでお散歩をしていれば、予期せぬ出会いというものがあるようで
こんな可愛らしい方に出会えるとは、私の運も中々棄てたものではございませんね

夜分遅くに失礼、貴女の言の葉の薫りに惹かれて、さまよってきましたの
良ければ私とお話なさいませんこと?
そうですねー……月の光でも御肴にしましょうか


【白紫色の軽くウェーブのかかった長髪、端正な横顔に添えられる前髪に
肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール同じく黒レースのロンググローブ
黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳で童顔の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい】

【ゆーったりとした声で、言葉を紡いだ】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 20:13:46.74 ID:dEl4QP0x0
>>575

…? あんた、もしやあの文面にむかついたjusticeか?あるいはカノッサ、もしくはRIPか?

【彼女の来た理由に対し眼をぎらつかせて尋ねるロウ】
【そして一気にグラスの梅酒を飲み干すと】

…っしゃ!眼ぇ覚めた! …で、この「梅酒のT・ロウ」に興味あんだろ? 俺に会ってどうしたいんだ?

【今までのやる気無いオーラが吹っ飛んで本来の彼に戻ったようである】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 20:15:25.04 ID:Bxd+vusVo
>>564

……最悪、事態も知らない戦闘員が何百と死ぬ事になる、か
水の国側が殺さずに意見を聞けば良いが、何せ“ナンバーズ”の配下扱いだからな
貴様の言うように、世間は「殺しても構わない悪党だ」と見るだろう

困った話だ、昼の国支部の人員も多くを彼処へ割いている
もしもの時は、彼らだけでも救い出したいものだが――――。

【例え機関であっても、換えが効かないのが人員である】
【死んでしまえば取り返せず、同じものを求めても絶対にズレが生じてくる】
【ガルニエが先ず、危惧したのはそれ。国を支配する分、余計に“人”は必要で】

役に立てたのならば、それでいい
後のことは貴様と、他の考える者に任せるとしておこう
……とはいえ、私も考えざるをえないようだが

時に、“魔斬 香月”。貴様は知恵に生きる人間には思えないが、どうだ?
仕事で『考える事』と、戦場で『兵を率いる事』、どちらが良いと……考える?

【軽くでも頭を下げる必要はない、と告げ。続けて最後に質問を加える】
【単に先から気になっていたことなのだが、今を折と見て、問いかける】

/戻りましたー。
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 20:16:57.73 ID:8WIWghFP0
>>579

『いやー、そうでしたか…お手間を取らせて貰って申し訳ありません、いやいや』

【しかしやはりこの男も、そう言葉を鵜呑みにするような簡単な人物ではない】
【簡潔な返事だけで物事を判別するには余りある】

『(ただのチンピラかと判断する訳にもいかねぇが、情報が少なすぎる)』

【しかし、機関のナンバーズを見分けるには情報を頼りにする他ない】
【数字印も目撃情報も散策能力も無い場合、相手が機関員であっても打つ手無しだ】

『あ、もし宜しければ少しお話をお伺いしたいのですがー…?』

【イケメン力の効いた相変わらずの笑顔で誘い、何とか青年を引き込もうとしているようだ】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 20:18:15.63 ID:21iTj/IT0
>>578


……ふぅ、…………――――

【彼は、落ちてくる声の主に対して、ゆっくりと振り向くと】
【一度だけ溜息を吐いて、それから大きく息を吸い――】


――――バッッッッッッッッカじゃねェーーーーんですか貴方はッッ!!


【ざぱーん、と。風も無いのに波が爆ぜた気がした】


昔から貴方に常識というものは通じないなんてことは十分存分とっくに滅法存じてはいましたが
久々にこうして間近で貴方のアホ満載バカ喝采非常識理不尽不条理不合理な行為を改めて見てみると
どうにも何だか空しいような哀しいような寂しいような心もとないような何と言えば良いのでしょうか
兎にも角にも後にも先にも今後以後前途以降こんな阿呆丸出しな行動は控えてくれませんかマジでガチで
大体自分で受身も取れないなら降下なんて登場手段使うンじゃねェですよこっちの身にもなってくださいよ
もう少しでコーヒー噴出してこの綺麗な海を汚すことになっちまったでしょうかッとに全く
いいですか電波行為というものは個人の享楽としてやるだけなら一切合財丸切全部問題は無いです
ですけどその行為の影響波紋共鳴結果他人天地山河世界環境其他諸々に迷惑失礼被害弊害を齎すようであれば
言語道断問答無用論議皆無控訴棄却、電波マスターを自覚するならあらゆる状況を想定して電波行為に及びなさい
ッとにどうしてオレは貴方みたいな目茶目茶滅茶苦茶無茶苦茶紅茶頓珍漢荒唐無稽出鱈目電波を好kああクソ
≪アリス≫火急≪イン≫速やかに≪チェインズ≫むしろ≪“鎖”≫今すぐ≪展開≫更正≪能力≫するなら≪発動≫
助けてやらないことも無いですよ≪空気の固体化ッッ!!≫


【――と。ここまでノンブレスのとんでもない早口でのたまうと同時に】
【青年の背後に、ボロ布を纏った天使のようなアートマンが具現し】
【その右手に纏われた『鎖』を、物体Lの落下地点まで伸ばすと――】
【――能力、“あらゆるものを固める”。それを発動し、落下地点に『空気のクッション』を生成しようとする、だろう】
【ちなみに彼、なんだかんだ言いつつもかなり速くこの行動を行っているため、恐らく間に合うはずだ】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/04(月) 20:20:09.62 ID:XvRv2VoX0
【水の国。閉館間際らしい、博物館。ゆったりとした曲調の、客を帰す為の、BGMが、鳴り響く】
【然し、この時間帯まで、灯りが点いている事自体、珍しいのかもしれない。だからと言って、此の博物館は、遅くまで、営業している場所では無い】
【其の、原因は。従業員全員が、頭に、たんこぶを作り、眠っていたという、其れで。正しくは、何者かに、昏倒させられたのだろう】
【従業員を、無理矢理、眠らせた、張本人は。ぽつ、ぽつと、文章を、刻む様に。熱心に、博物館内を、見学していた】

【人物は。野生動物の、剥製が、ガラス越しに、飾って在る、コーナーを、発見し、立ち止まって】
【ガラスの中の、蛍光灯が、瞳を、輝かせ。ファイアオパールの様な色合いに、近くなる】
【きゅ、と。音を、立てて。右手で、透明に、触れる】

……、

【人物の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。死者の様に、生気の失った、然し、淡く輝く、オレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色の、レースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……い、……っ……

(……、……治癒魔術。……治りさえ、……早い、……けど……)

【傷か、何かが、痛んだのか。苦悶の表情を、浮かべ、右手で、其処を、庇う】
【其の瞬間。再び、痛みが、奔ったのか。更に、もうひとつ。呻き声を、上げた後】

……。……痛みが、……残る、……ことは……嫌な、……点

【傷が、治るまで、安静に、する事は。】
【其処で。異形の、左腕の、包帯が。穢れの、紋様と、共に、床に落ちた。其れを、視界に、入れて、異形は】

……。破壊、……は。……した方が、……良いのかな。……

【ぽつり。其処で、初めて。実に、機関員らしい、呟きを、漏らし。焦燥した、瞳が、揺らぐ】
【機関員は、暫し、其処に、留まる事にして。ガラスに、寄り掛かる。兎も角。未だ、灯りの点いた、其の場所は。いやでも、人目を、引いて】
【博物館から。警報こそ、鳴っては、いないが。街を、行き交う、誰しもが。不思議そうに、其処を、見詰めては、さっさと、歩き出す事を、繰り返して】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 20:22:49.52 ID:gJZFXmEso
>>580

……生憎と、詩は嗜んでおらんのだがな。
妾の言霊に惹かれたと言われては悪い気もせぬ。

【突然現れた人の気配に動じること無く】
【自身の思考を打ち切り、掛けられた言葉に対して流れるように声を返す】

月見団子の一つの無いのはちと風情に欠けるが
そうじゃな、今は時間も空いておる。此処で会うたも何かの縁かの……。

【女性の方へと視線をやりながら、好意的とも取れる返事をする】
【しかし、切り株の隣を空けることはなくじっと、彼女の顔に向けて漆黒の眼を向けた】

――妾の名は貴宝院 織守。
相手の名も聞かぬのでは弾む話も地に転ぶ。御主の名を、聞かせて貰ってもよいか?

【先ずは名を。女性の性質をある程度見極めてから】
【それまでは隣を許さず、夜気の合間に薄らと警戒心を滲ませた】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/04(月) 20:25:39.16 ID:Tms0MbKAO
【氷の国・街中の公園】

【陽光を思わせる金色の髪、翠玉のように透き通った碧色の瞳】
【カノッサ機関の制服に身を包み、腰に一本の細剣を吊り下げた小柄な少女が、公園のベンチに座っている】
【その手に握られているのは、コーンカップに乗ったソフトクリーム】

〜〜♪

【それを口に運ぶ少女は、何とも幸せそうな顔をしていて】
【とてもではないが『悪の組織』である筈のカノッサ機関の人間には、見えなかった】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 20:26:09.59 ID:hHjC2bpEo
>>581
アッハハァ、ソイツらには関係もねーし興味もねーよ。
「殺しはタブー」ってのが、奴らには抜けてやがるからな

【先ほどの反応から見て、好戦的な印象が強い彼女だが】
【彼女なりの芯というものがあるのか、どうやら殺しを嫌っているようだ】

そうだなァ、アンタに会ったらスカウトされてーと思ってたのよォ
オレみてーな正義の使者なら大歓迎だろうしなァァ!!!

【…正直と言うべきかアホと言うべきか、中身も迷うところだ】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 20:28:37.78 ID:jCD8lHy2o
>>583

(はてさて、こういった状況は想定してないんだろうなぁ?)

【明らかに機関を挑発するような態度。間違いなく戦闘は想定していたのだろうが、情報戦や心理戦ならばどうか】
【これから起こるある種の”戦闘”に、彼は内心で高揚していた】

ここでなら、構わないっすよ?

【不良っぽい悪そうな笑みを浮かべながら、条件付で了承した】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 20:31:09.61 ID:a/atEkkDO
>>584

【──ぱふん、と】
【物体Lが地面衝突寸前。空気のクッションが其れを受け止めた】
【ぷにゅい、という何かに踏み潰されたような悲鳴は相変わらずであったが】
【少なくとも。地面が何らかの液体で汚されるということはなく】
【そのまま、物体Lは空気クッションの上でうつ伏せになったまま──】

──今、好きって言ったんだよねー?

【よくもまぁ、そんなちまい箇所を聞き取れたものである】
【きっと、物体Lの表情には今、笑みが浮かんでいることだろう】

【──最も】
【すでにお分かりとは思うが、この物体】
【紅茶色の髪と瞳を持ち、左耳だけに星型のピアスをした、アレである】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 20:31:31.82 ID:dEl4QP0x0
>>588

…入団希望者か…ってマジか!!
(あいつのポスター作戦まだ効き目あったのかよ)
しかしだなぁ…ホントにお前はNonkilling(不殺)の精神をもってるのかぁ?

【と、疑うように彼女に尋ねる】

【スパイ、という可能性もある】
【ロウはそう思っていた】
【人を見た目で判断するのはいけないことではあるが】
【正義の使者を語るのがスウェットのヤンキーということに違和感を隠せなかったのだ】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 20:32:27.21 ID:NU0NgAGRo
【櫻の国、東部】

……さて、思いもよらず、早く里帰りする事になったか。

【道場へ向かう道筋を凛とした表情で歩む少女が一人】
【浅葱色の着物に二振りの刀】
【尻当たりまで伸びる長い黒髪は、普段の様にポニーテールにすること無く流してある】
【歩くたびに、からん、ころん、と下駄が優しい音を鳴らすだろう】

ゼーロ、大丈夫か?
結構歩いたと思うが。

【火憐の道場は、昔の城攻め等を考慮して丘の上に立てられている】
【故に、かなり歩くこととなっていた】

//ゼーロの人用ですー!
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 20:34:26.29 ID:mcVpgZdso
>>586

【耳に心地よい、貴女の旋律、聞きなれない雅やかな音の薫りは
櫻の国に代表される、倭の国、と区別される地方のそれに似ているように思えた
表情に思わず、緩んだ微笑が浮かぶと――――……貴女の言葉を舌先で味わう】


ああ、いけませんわ、いきなり話しかけたのに名乗らない、とはマナー違反というやつでございましょう
セシニアイリス<tリードリヒ、と申します、どうぞイリスとお呼び下さいませ


【ぱん、と軽く両手を合わせて胸の前にそっと持ってくると、すーっと、口元へとその指先を寄せて
お願いをするような、そんな動作を為しながら、緩やかな微笑を、そっと強めた
薄らに滲む警戒心の溶けた夜の風を舐めたのか、彼女の態度は、どこか人懐っこい】

【夜風にぱたぱた、と髪の色を溶け込ませると、ふんわりと漂う、菖蒲の薫り
甘い甘い花の薫りは、彼女の存在を修飾していって
微かにこの夜の行方を左右するようにも思えなくも、ないか】


それにしても、こんな夜深く、森の中で何をしていたのですか?
――――よろしければ私に教えてくださいな


【それは、彼女にも言えたことだろう、一応散歩、とは言ったものの
散歩にしてはコースが変――――かもしれない
警戒を直ぐに緩める、には、色々と妖しいところがありそうだ】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 20:36:36.49 ID:21iTj/IT0
>>590

【青年は、物体Lが無事空気のクッションで拾われたことを確認すると】
【小さく、本当に小さく――ほ、と。安堵の表情を見せて】

…………言ってません

【その言葉と同時に、空気のクッションを解除した】
【当然、クッションが消えれば落ちるわけである。おつかれさまでした】


……ですがマジに、あんまり滅茶苦茶な行動は控えてください。
貴方は貴方の立場をもう少し自覚するべきです。……ルカス

【青年は、右の中指で眼鏡のブリッジをくい、と押し上げ】
【溜息を零しながら、その名を呼ぶのだろう】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 20:36:55.24 ID:pyRcvq47o
>>582

……結構、忘れてる奴は多いけど
あいつらも生きてる人間だからなあ……無茶な使われ方したら、そりゃ嫌になるし
死んだらそれまで、修理して使える機械人形とは訳が違うってのに
上ばかり見てると、その辺りが見えなくなるんだか、な

……で、その質問の答えは……今言った事と関係有るんだが
ちょっと変な方向に脱線するのは、勘弁してくれ

【前置きをしてから、深く呼吸を一度】
【自分の頭を整理し、言葉を纏め始める】

………ブレイザーじゃ、負ける筈は無かったんだ
あれは城攻めみたいなもんで、兵力は機関側が圧倒的に上
普通に戦えば、兵力差に倍した戦功を上げられる、美味しい戦場になる筈だったんだよ
ところが結果はあの通り。街は取り返され、機関員はボロボロ
じゃあ何が足りなかったか。それを、私は考え「させられた」
兵士の数?違う。能力者の数?それも違う。どっちも機関側が上だったし

……どの兵法書でも言う事だ。将が兵士を上手く扱えないんじゃあ、その軍は烏合の衆だってな
機関は……今の機関は、猛将と謀略家は多い。だから、局地戦や謀略戦では強い
だけど本当に重要な局面では、そいつらが繋がらないから、結果的に勝ちを収められない
それじゃあ何が必要か、その為にどうするか

兵士引っ張って敵陣飛びこんで、暴れる。それだけなら楽だろうさ
だけどそれが出来る奴、私の他に幾らでも居るだろ?じゃあ、私がやる必要は無い
生き物である兵士を率いて、目的を達成出来る奴が。最低限考えられて、最低限戦える奴が必要なんだ
そして……私が考えてその結論に達したんだから、私がそれをやれる様になれば良い

【普段の倍も喋った為か、空になった肺に空気を取り戻す為に深呼吸】
【あー、と喉の調子を確かめるように声を出して】

『どっちが』で考えて良いのは、下のもんの命を預かってない時だけだ
数十数百背負わされるんだから、『どっちも』平然とやってみせないとな
出来ないとか言ってられないし、出来るようになろう。私の考えは、そんな所だよ

【最後、自分の意見の総括は、これまでよりも幾分か口にし易いと見える】
【「柄に合わねえ」と自分を笑い飛ばしながらも、高いとは言えない背をぐいと伸ばし】
【チンピラ崩れの口調の少女は、あまり似つかわしくない理想論を語った】


/お帰りなさいそしてただいまー
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 20:40:09.58 ID:hHjC2bpEo
>>591
おうよ、強い奴とのケンカは好きだが殺しはしねーさァ
ぶっ飛ばすのもムカつく奴らだけだぜェ?

【先日、水の国の路地で暴れていた不良共をボコし、それから密かに彼らの抑止力となっていたりするのだが】
【確かに傍から見れば、彼女も不良の一員とみなされても仕方がない格好だ】
【おまけに、実力者を見つけるたびケンカを申し込んでいるらしい】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 20:40:19.49 ID:gK2QuA+40
>>592

【その少女の横には10〜12歳ほどの背丈に真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた、ゼーロと呼ばれた少女がいた】

うん……大丈夫…
遠かった…

【ゼーロは少し疲れているものの、歩けなくなると言うまでには程遠いようで】

……

【今は、隣の――火憐の親戚に会うと言うことに対しての緊張で、顔が少し強張っている】

ねぇ…火憐お姉ちゃん……

【透き通るような、玲瓏な声で】

火憐お姉ちゃんの家族には…魔翌力を持った人は…いないよね?……

【彼女なりに“確認”したかったのだろう】
【もし一人でも魔翌力を持った人がいれば、迷惑を掛けることは免れない】
【昨日は訊いていなかった、だからそのための、最終確認、である】

/では火憐の方よろしくです!
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/04(月) 20:40:34.87 ID:SAITr0Gdo
【路地裏】

……。

【地面に、一人の青年が横たわっている】
【外見からは、大きな外傷は見られないものの――うつ伏せに倒れたまま、ピクリとも動かない】

【そして、その傍らに、壁に背を預けるようにして立つ、一人の少年の姿があった】

【薄暗い路地にあって、一際目立つ銀色の短髪に、真紅の瞳】
【黒いシャツ、黒いレザーパンツ、暗赤色のレザーベストという服装に身を包んでおり】
【その腰部には、ホルダー付きのベルトの右側に、二本の長い黒い棒。ベルトの左側には、三本の短い棒が吊られていた】

クソ……。

【地面に倒れた青年に向けてか、少年は独りごちるようにそう毒づき】
【舌打ちをさらに一つ残して、路地の奥のほうへと移動しようとしている】

【どうにも、全体的に素行の悪さが透けて見える少年だった】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 20:42:27.22 ID:8WIWghFP0
>>589

『有難う御座いますー、すいませんお忙しい所〜』

【頭を軽く下げ一言言うと、後方に停車しているワゴン車へ見えるように軽く手を上げる】
【それを確認したのだろう、スライド式の側面ドアが開き中から同じ服装の男達が降車し歩き出す】
【それぞれ特徴を挙げるなら、やや背の低い金髪のイケメン・窓に顔を出していたの黒髪のイケメン・若々しい茶髪のイケメン……】

【と、やけにルックスの良い男達ばかりだ】

少しお待ちを、失礼します

【黒髪が取りだしたのは、小さな手帳のようなもの】
【ここには指名手配者は当然、腐敗した警察に代わって集めた犯罪者の目撃情報が多数記載されているのだ】

【実は、彼らの標的は機関関係者だけではない】
【更生済みの犯罪者から闇組織の首領まで、ありとあらゆる人間が対象になっているのだ】

【――とは言っても、金を盗んだり1人2人殺しているだけの人物までカバー出来るかと言えばそんなはずはない】
【余程大掛かりな虐殺をしていなければ、その名が載っていることは無いだろう】

【彼の名は、そこに在るのか――】
【文字一つで、この先の運命は大きく分かれることとなる――】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/04(月) 20:43:25.23 ID:qGIlZanI0
【公園】

【そこのベンチに座って、ココアを飲んでる人影が】

だいぶ、暖かくなってきましたね
もうすぐ春ですか…

【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
【少し物思いにふけってるように、夜空を見上げている】

今宵も月は綺麗ですね…
【ココアであっためられた吐息を吐き】
【ポツリと呟く】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 20:44:26.93 ID:8WIWghFP0
>>599
/あ、念の為言っておきますがそこは自由映写なんで其方が好きにして下さい!
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 20:47:01.36 ID:jCD8lHy2o
>>599

……?

【手配書じみた手帳を見せられ、首を傾げる】
【そこに青年の名前は絶対に無い、と断言出来る。彼は確かに一人二人は殺したが、場所が路地裏や廃虚といった殆ど人の目につかない場所だ】

それが、どうしたんすか?

【そこに自分の名前は無く、無いという自信があった】
【そのため平然と、困惑したフリをするだろう】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 20:47:15.77 ID:a/atEkkDO
>>594

言ったんだよね。絶対。
ルカスちゃんの耳に隙はなし!
ぜーったい言った。だってルカスちゃんもクロワちゃんのこと大す、ぎゅっ!

【消えたクッション。落ちる物体】
【地面とごっつんこしたあたりで、再び物体が奇妙奇天烈な声を出す】
【何か戯れ言のようなものが聞こえたのは、気のせいだろう。お疲れさまでした】
【そしてそのまま、物体──ルカスはぴょこんと立ち上がり】
【一度だけその場でくるりんと回ってから青年──クロワの方へ、視線を向け】

ふふーん、ごめんねクロワちゃん?
でも、受け止めてくれるって信じてたんだよ、ね?

【にか、と】
【ちょっとした、いたずらっ子な笑みと大きな信頼を彼へと向ける】
【──これもきっと。彼らにとっては日常なのかもしれない】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 20:47:59.66 ID:NU0NgAGRo
>>597
だなー、ウチの道場、すごい田舎にあるからな。
ココまではバスも使えないし……。

【はぁ、と嘆息するも、火憐はさすがの体力か危なげ無く歩いて行く】

なぁに、緊張するな。
皆気のいい人達ばかりさ。

【にっ、と安心させるように笑み、頭をくしゃくしゃと撫でるだろう】
【そして、少女の確認を受けて、首を縦に振って】

ああ、居ない、大丈夫だ。
私の家計は、魔力に恵まれていなくてな。
その代わりに、身体能力が高かったり、気が遣えたりはするけど。

【ほら、と言って右腕を伸ばす】
【その手には、魔力ではない“気”が集まっている】
【花鳥風月一派の気は、人間が本来持っている力を強化する物であるゆえ、特殊なものではないのが分かるかも知れない】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 20:48:55.49 ID:gJZFXmEso
>>593

せしにあ、いり……いり、イリス、か。
横文字はどうにも苦手だがこれだけ短ければ覚えやすいものだ。

【外国の名を発音することが苦手なのか】
【数度辿々しく口の中でイリスの名を転がした後、ようやくと安定させる】

何、特に変わったことなどしておらぬよ。
巡回の帰りに夜風を浴びて休んでおっただけじゃ。
住処も近いものでな、少し息を整えれば家路に着くところであった。

【イリスの質問に、織守はすらすらと応える】
【嘘は言っていない。不利になる情報は特に含まれていないからだ】

……御主の方は、確か散歩の途中であったか?
妾の言えた台詞ではないが、女一人が夜の森に踏み入るのはちと危険じゃ。
此の様な偏屈な場所ならば余計に、の。

迷い込んだならば兎も角、散策するならばもっと灯の在る場所を勧めるぞイリスよ。

【未だ一歩線を引いたような言葉】
【迷い子であれば疑わず、困っていれば親身になろうとする。】
【しかし織守は、イリスの気配や言動に得体のしれぬ違和感のようなものを抱いていた】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 20:56:07.24 ID:gK2QuA+40
>>604

…う、うん……

【緊張するな、と言われてもやっぱり緊張しちゃうのは仕方ないわけで】
【ワンピースの裾を、ギュウ、と少しだけ掴み、気を紛らわせようとする】

【さらに火憐に頭を撫でられ、擽ったいような、そんな朗らかな気持ちになれて】
【緊張が幾分か和らいだような気がした】


………よかった…

【ホッ、と安堵のため息が漏れる】
【これで誰にも迷惑を掛ける心配はない…筈】

【ゼーロは白く細い左腕を上げて、彼女の右手と手を繋ごうとするだろう】
【その手からは、魔翌力は感じられない】
【ただ、確かな温もりが、伝わってくるのみである】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 20:56:31.57 ID:8WIWghFP0
>>602

【“ここでなら、構わない”】
【この言葉に何処か違和感はあった――何か、挑発に近い態度が混じっていると】
【だから確信が欲しかった】

(――ダメだ、判断素材にならねぇ)

【しかし、その手帳に彼の名は記されていなかった――】

『…いやーお忙しい所、大変申し訳ありませんでしたー』

「(――コイツ、ぜってー俺怪しいと思うんだけど…)」

【彼らはあくまでも仮定の段階から相手に仕掛けることはない】
【当たり≠ネら儲けモノ、しかし外れ≠ニなれば本物の外道】
【その制限に縛られることが無いのが、ある意味で悪の特権か】

協力頂きお礼申し上げます、それでは失礼しますねー

【それぞれ顔を見合わせ、僅かに嫌悪感の現れた顔を見せると踵を返してワゴン車へと戻ろうとする】
【今後の青年の行動に関わらず、彼らはまた車内に居座り続けるだろう】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 20:58:20.50 ID:21iTj/IT0
>>603

…………ああもう、言ってても言って無くてもどっちでも良いでしょうッ!
それとも、今更言わなきゃ分からないほど貴方のオツムは腐ってるンですかッ!?

【ある意味直接言うより小っ恥ずかしい台詞を、ストレートに言うのが彼である】
【言ってから、がしがしと頭を掻いて。ああクソ、なんて小さく零し】
【すっかり飲み干したコーヒーの缶を、ゴミ箱に投げ捨てると――】

…………やれやれです。

【肩を竦めながら、ルカスに背を向けながら。呟いて】
【それから、隣に出現していたアートマン≪アリス・イン・チェインズ≫を、消滅させた】
【…………≪アリス≫……、……か】


……ルカス。

【やがて彼は、先程までと少々打って変わった様子で。振り向きながら、名を呼んで】

とりあえず、家に戻りましょう。今日の夕飯はパスタ、ボンゴレ・ビアンコにします。
アサリの身を取る作業くらいなら貴方も出来るでしょうから、手伝ってください。


……それと、食べ終わったら、オレの部屋へ。
少々、お話があります。


……貴方も、あるんじゃないですか?

【……と。ガーネット色の深い瞳が。紅茶色を真っ直ぐ見据えるだろう】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 20:59:06.91 ID:dEl4QP0x0
>>596


【彼女の目をジーッと見つめる その間5秒】

…いいぜ。目を見りゃ嘘…ではないらしいな。青義の一員として頼むぜ。
あ、マスター。アレ。

【そう言ってマスターに何かを要求すると】
【マスターが彼女に1枚の青いカード(blue justice とロゴの書いてある)を渡した】

マスター「このカードは青義の人限定に配られるものでして(青義の人は全員持ってることとします)」
    「コレを持っている人はウチの商品全額3割引きとなっております」

【マスターの広い心によって実現したサービスである】
【ロウはこれを利用して飲みまくっているのだ まぁロウの話題のおかげで客が増えたので店はなかなか儲けてはいるのだが】

ところで…その口調から戦闘には自信あるみたいだが…言っとくが戦闘したいんならRIPやカノッサに対抗できるほどの実力がいるぞ?



610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 20:59:13.05 ID:ITz4W95o0
【酒場『八福尽星』】

「――――そんな事があったのかよ…………
旦那も、随分苦労したんだなぁ…………マスターも心配してたぜ?」
うむ…………心配をかけたな…………
だが、これで一応、事態は小康状態になったと言うものだ
『機関』に対し、一つの牽制の札にもなる…………

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫と】
【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、胸元に金の台座に赤と青の布で花飾りが成された、小さな赤い玉を中心に収めるブローチをつけた】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【店の隅のテーブルで、ちょっとした料理を囲みながら、密やかに会話している】

「で、旦那はこれからどうするんだよ?
聞いた話だと、レイド=E=ヴェイスの親父さんに、なんか仕掛けて行くんだろ?」
…………その心算なのだが、目処が全く立っていないのが実情だ…………
人員も情報も足りないと、言わざるを得んな…………。――――イマミレイ
「お、俺は勘弁だぜ!?
そこまで危ない橋は、流石に渡る気はねぇよ…………!」
――――だろうな

【二人ともに、時折店内に視線を飛ばしながら、何らかの密談に興じている】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/04(月) 20:59:56.16 ID:QgLkTiubo
【人気の全くない、公園】


むぅ…我慢できずに来てしまいました
誰かに見つかる前に……帰らないと


【日没で真っ暗、電灯が照らすのはその真下の非常に狭い場所だけ】
【日中遊んでいた子供の姿は、一つもなく、
  子供が居なければ、それを見守る親も居ない。この公園に今居る『人』はゼロで】
【そこにいるのは、一体の『人ならざる者』の少女だけである】
【真っ先にそれを象徴しているのは、闇に溶け込む、黒紅色の不気味な翼】


……でも、あと少しだけぐらいなら……いいですよね?
人が来る前だけなら…


【誰かに問いかけているわけではない。それは屁理屈を言う子供のようで】
【彼女は翡翠色のくりくりの瞳を電灯に向けて
     同じく翡翠色のさらさらの長髪を夜風に靡かせ】

【そして────】

        【────もう自分はここにいるべきモノではない】
【言葉に表せるはっきりとした"違和感"を改めて自覚した瞬間、寂しそうな表情を浮かべる】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 21:00:55.38 ID:jCD8lHy2o
>>607

あ、ちょっと待った!

【戻ろうとするうちの誰か一人を呼びとめようとする】

もし良かったらなんすけど、ここで何してるのか教えてほしいんすよ

【立ち止まれば、このような質問をするだろう】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 21:02:08.14 ID:NU0NgAGRo
>>606
ま、おいおい慣れていけばいいさ。
近いうちに気を使わなくても良い奴ばかり、って分かるだろうしな。

【はっはっは!と高笑いをあげながら、歩いて行く】
【くしゃくしゃと撫でる手は、優しいものだ】

おっと、見えてきたぞ。
アレが私の道場だ。

【右手でゼーロの手を繋ぎ、左手で丘の上を指差す】
【家、というよりはまるで砦の様に、巨大かつ堅牢な壁と大きな母屋が視えるだろう】
【門の前には、二人の門番が見える。――かなりの名家であった】
【暫く歩き、門の前に居るごつい二人に話しかける】

帰ってきた!開けてくれ。
「『はっ、火憐お嬢さま』」
だーかーら、お嬢様って言われる年ではないと何度言えばだな……。

【ともかく、門が開き、中に入ることが出来るだろう】
【門の中の庭は伝統的な日本庭園である】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 21:04:37.55 ID:a/atEkkDO
>>608

【「あ、照れてるんだよねー?」】
【──そんなことを言って、ルカスは笑う】
【いつだって、彼女は笑っていた】
【笑みが消えた時期もあったけれど──それでも。今は幸せ、で】
【──なのに】
【近頃。時折思い詰めたような表情をしているのは、どうしてなんだろう】


────、うん。


【彼の言葉には。たった一言しか返さなかった】
【ついに、来たかと。そう思った】
【話したいことも。聞きたいことも、たくさんあった】
【柘榴色と交差した紅茶色は。少しだけ、緊張していた】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 21:06:57.26 ID:Bxd+vusVo
>>595

機関が力を持ち、悪のブランドとして生きている内はまだ良い
だが、それが少しでも崩壊の兆しを見せれば人心は離れる
使い捨ての様にされる戦闘員であれば、尚更な

機関と心中しようなどという気概の持ち主、少なくとも私はまだ知らん
全体が離散するような事態にまで、事が拡大しなければいいがな

【と、一つ頷いて口を閉ざし、相手の言葉を待ち構える】
【ふと気になってした質問だが、割と自身の中では重いことでもあって、真剣に。】
【話の最初から最後までをを、これまでの無とは違った表情で聴き通し】

………見事なものだ、私などより余程優れているらしい

考え、また戦う。言葉で言うのは簡単だが、同時にこなすのは並ではない
なにせ本来は国や大隊ぐるみ、数十人で時間をかけてするような事を一人で、だからな
もっとも、流石に規模が違いすぎはするが―――良く、やる。

【瞳を閉じて、小さく両手を上げるというポーズ。所謂、降参の姿勢】
【勿論、それは少女に対してなされたものであり、冗談のようなものでは無く】

私は、戦うことでしか事を動かせん。考えだけにしても、少々拙劣だ
そんな人間から見れば、理想として掲げるだけでも大敗モノだな

……しかし、上にいる以上はその理想に少なからず沿わねばならん、か

【“考える”ように、手を下げて沈黙を保つ】
【数秒、長くて十数秒程度の時間だが―――なんとなく、気まずくはない刻が過ぎ】

少し、支部に戻って考えをまとめたい。どうやらお陰で、思考を改められたようなのでな
先ずはありがとう、そしてさよならだ。考えを語る貴様の姿、案外『合っている』風に見えていたぞ―――。

【それだけ言うと、ガルニエはク、と踵を返して歩き出す】
【足下には数名の泡吹く男。まるで居ないかのように、彼女は進んでいき】
【やがて路地の曲がり角にかかると、最後の挨拶という様に手を軽く上げて―――姿を消した】

/おかえりなさいです。そしてこんなタイミングですが、お疲れさまでした〜
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 21:08:53.87 ID:mcVpgZdso
>>605

【ころころと、口の中で転がされてたどたどしく紡がれる彼女の名前
――――……その様子は、思わず笑みがこぼれるに、十分で
はっきりと言の葉に表されたソレに、ニコニコ、と微笑を向けた】


それはそれは、羨ましい限りですわ
私の住居の近くには、このように良い自然がありませんので……

時折、すこーし、遠くまでお足を延ばして、遠出したくなりますの
――――例え、危険だとしても、仕方の無いことですよ


【貴女の応えに、羨ましそうに小首を傾げながらも、しっかりと紡がれる言葉
コチラの言葉にも嘘は無いのだろう、口元に持っていかれていた手が、首もとのショールの裾を掴むと
静かに瞼を閉じて、夜風にたなびく森の音に、耳を傾ける】

【――――……貴女の感性は、優れている、といっても差し支えない、だろう
彼女に感じる違和感、それには様々な理由があろうが、その一つに在るのは、彼女の瞳
深い深い紫陽花色のその瞳は、思わず見る者に――――圧迫感を与える、それである
――――それはきっと、何かしらの魔翌力に順ずるものがあるのだろう、か】

【それ故にか、彼女が瞼を閉じると、威圧感のようなソレが、掻き消えるだろう
少しは、違和感を無くす手助けに、なろうか――――……】


ところで、巡回、との言葉が聞こえましたが、如何なるものでしょうか?
……最近物騒ですし、お言葉が過ぎるかもしれませんが
――――……織守ちゃんに闘争は似合わない、とお見えしますわ


【やはり、巡回、と聞くと――――……物騒な世の中だ、闘争と、結びつくだろう
瞼が開いて、注がれる紫陽花色の瞳は、どこか心配するような色に濡れていて
彼女を修飾する前髪が、どこか頼りなさげに揺れた】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 21:11:24.86 ID:gK2QuA+40
>>613

………

【指された先にある道場】
【いよいよだな、と思うとまた不安と緊張が戻ってくるが】
【それをぐっと堪えて、歩き続ける】

大きいね………

【道場と言うにはあまりにも大きいそれは、ゼーロには中々のインパクトがあったに違いない】
【素直に感嘆の声を漏らすと】
【母屋や門番を見つつ、火憐についてゆく】


おじょうさま…?

【聞き慣れないそんな言葉も新鮮だった】
【火憐お姉ちゃんにはいろんな呼ばれ方があるなぁ…とか考えつつ門をくぐる】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 21:12:02.21 ID:21iTj/IT0
>>614

……それじゃ。帰りましょうか

【言って、クロワは歩みだす。家――ルカスの恩人である“彼”の居住へ】
【森林内、隔世の屋敷――幾重の紅い薔薇に囲まれた、その場所へと】


【 キン☆クリ 】
はいどうもキンクリ中に今晩はクロワことクシャルクス・クロワール・レッドスカイです
時間が飛んでいる間に視聴者の方々はヒマでしょうのでとりあえず今回オレが作るといいだした
ボンゴレ・ビアンコのレシピを簡単に説明しましょうメモのご用意はいいですか
まずボンゴレビアンコのボンゴレとはアサリを意味していますつまり海鮮パスタですね海鮮
一方ビアンコとは白という意味でまァようするに白いから白なのです白ワインですからね白白
さて肝心のレシピですが先ずアサリを洗ってガーリックを切って白ワインを持ってきて
ああもう面倒ですねスーパーで買ってきたボンゴレソースをパスタにぶっかければ完成です以上!
【 完☆了 】


【――ラウールの屋敷、クロワの部屋】
【彼は、窓辺に設置した椅子に腰掛け。夜空を見上げながら、来客を待っているだろう】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 21:12:46.87 ID:hHjC2bpEo
>>609
アッハハァ、分かってもらえて嬉しーぜ。
コイツも有り難く貰っておくかァ

【青いカードを受け取ったのは、彼女の手ではない“手”】
【いつの間にか、彼女の周囲には計6体の“手”が浮翌遊していた】

何なら一発、拳でも交えてみるかァ?
最近ミョーに相手の必殺技を受けるのにハマっててよォ。

【そう言ってコーラを飲み干し、ニヤリと笑う】
【防御力の高さに対する相当な自信が伺える】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 21:15:50.23 ID:8WIWghFP0
>>612

「あ、俺達っすか?」

『(↑、お前は黙ってろ)』

始めまして、私達はS&C社≠フ者です
本日は此方で清掃サービスを行っておりました
機関員様が通られるなら失礼ですので、車を退かそうかとお尋ねしようとしていた所でして…

【実際、支部の道路と路地との間は際どい所まで既に清掃された跡がある】
【支部の敷地内までは掃除しない、しかしそのギリギリの路地までは清掃をしておく】
【彼らのその工作能力っぷりが遺憾なく発揮されていると言える光景である】

【一通り中途半端に言い終えると、名刺であろう紙切れを目の前へ差し出す黒髪の男】

【S&C社――表向きは、星の国に籍を置く巨大な清掃業者である】
【元々星の国のビジネスにおいで有力企業同士であったSWP社とCLN社が合併し誕生した会社】
【別の顔として、世界大戦以来は軍需産業にも手を出している、というのが知っている人の知識である】
【星の国の出身・在住者なら大半が、そうでなくても世間には結構知れ渡っている存在――】
【――なのだが、常識外れも国の名さえ知らない人間も幾らでもいるのがこの世界】
【知らない所で誰も変だとは感じないだろう】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 21:16:57.62 ID:NU0NgAGRo
>>617
まあ、半分位道場と畑だよ。
それほど家は大きいわけじゃないさ。

【道場を運営しているとは言え、土地が余っているため、畑で野菜も育てていた】
【そして、母屋に入り、下駄を脱ぎ捨てて】

お祖母様!帰ってきたぞ!
あと、私の友達も連れてきた!暫く住ませてやってくれ。

【玄関でそう叫ぶと、奥から和服を来た70程の老婆が歩いてきた】

<おお、お帰り。火憐。そこの子が、友達かい?>

【優しげな笑みを浮かべて、ゼーロに近づいていき】
【老婆はゼーロと同じ視点まで腰をかがめて話しかける】

<ほほ、可愛いお嬢さんだね。名前はなんというんだい>
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 21:17:48.93 ID:1sHJ1KMOo
【街中】

【人混みの中から、鋭い悲鳴が上がる】
【人々は何事かと視線を動かして、その悲鳴の原因を探れば
【次の瞬間には逃げ出して行く】

あーちゃんと逃げろよー。
当たっちまったら怪我すんぞー。

【気だるそうに叫びながら、巨大な剣のような――腕≠振り回すのは】
【全身を青い甲殻の鎧に覆われた、怪人】
【右の腕は、全体が分厚い剣の様で】
【左の腕は、膨張した鋏が丸盾の様に鎮座している】
【その頭部は、騎士が被る兜のようで、クロスした角のような突起物がある】
【そして、覗く二つの眼球は、激しく紅く光っている】
【蟹の怪人――キャンサー・ナイトが其処に居た】
【しかし、振り回される右腕は、どうも人に当たらない様に配慮をしているのか、逃げる人々に掠りもしない】

――さぁってと…、後は役者¢メち…だな。

【怪人は、そんな事を呟いて】
【当てる気の無い攻撃を、繰り返している】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 21:19:23.05 ID:Zvo3Nt1Co
>>611
どうなされたのです? こんな夜更けに、こんな場所で。

【人気は、なかった。間違いなく】
【なのに、一陣の風が吹きぬけた後、そこには、少女以外にもう一つの影があった】

【ブランコを支える鉄柱に腰掛けているモノが、夜間照明に照らされて淡い影を映し出す】
【影はぼんやりと大きく、ともすれば飲み込まれそうな威容だったけれど】

いくら公園といえど、女性の一人歩きは感心しません。
どこにどんな悪い人が潜んでいるか、わかりませんからね。

【影の主は、何処かメルヘンな猫少女】
【蒼い毛皮に、猫耳尻尾、ほどほどの体躯を薄布二枚によって隠し、ボサボサの黒髪の奥に糸目を隠して笑う】
【けれど翼を一目見て、軽く首を傾げる】

でも…ああ、失礼。
あなたには無用に心配だったやもしれませんね。

【軽く、笑って。異様を前にしてなお、穏やかに微笑み】
【なんでもないことのように、ネコヒトは空を見上げる】

今日は星が綺麗ですよ、一緒にどうです?
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/04(月) 21:19:46.02 ID:pyRcvq47o
>>615

……生まれてからこの方、負け戦ばっかりだからさ
だから、勝ち続けてきた奴よりは少しだけ、賢くなれるのかも知れない
一度負けたら、何もしなけりゃまた負けるんだから

……戦う事に命を賭けてくれる連中が居る、他人を貶める事に喜びを感じる連中が居る
ナンバーズを名乗るからには、そいつら纏めて一つの戦場に放り込めるように
機関を一つの軍隊として、組織出来るように………何時になるかは分からないけど
出来たら良いな、とは思うんだ

言うだけなら、大きい事を言っておいて損は無い。だろ?

【この少女の手には余る大きな理想だが】
【理想を語る事と、叶えるために実行に移す事は、可能なのだ】
【ならばやって損は無いのだろう、と】
【あまり重さを感じさせない、簡単な言葉ばかりを並べる】

ん、私の方も、色々と考えられた。知らなかった事も聞けたしな
これから……また、新しい事を考えられるさ
……考え事が似合う様になるのは、婆さんになってからにしたいものだけど

じゃあな、ありがとさん。戦場で横に並ぶ時は宜しく頼むよ

【ガルニエの背を、その場で。直立のまま見送って】
【その姿が見えなくなると、煙草を咥えてライターを取り出す】
【両手合わせて六本の指で、悪戦苦闘しながらも火をつけて】
【ほう、と一息。ニコチンが体に行きわたる感覚を楽しみ始めた】

/お疲れさまでしたー
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 21:20:30.74 ID:gJZFXmEso
>>616

ふむ……成程のぅ。
気持ちは判らんでもないのじゃ。
毎日が同じ風景の繰り返しでは、どうしても飽きが来てしまうからの。

人間、探究心は捨てられぬものじゃ。
その為にわざわざ危険を侵す事は勧めぬがな。

【薄く口元を上げて微笑みを作りながら、彼女の声に返事をする】
【イリスから微かに感じる言い知れぬ違和感】
【しかし、今の言葉からは妙な点が窺えなかったためかただ普通に会話を続けた】

【しかし――】

(――嫌な、眼をしておるな。)
(妾を誰か知って此処に来たのか、それとも本当に偶然か)

【――その瞳から感じる気配に、じわりと内の警戒心を強め】
【自身の漆黒の瞳でただ、閉ざされたイリスの眼に向けて視線を送った】

巡回は巡回じゃよ。
街で良からぬ輩が暴れまわっておらぬか。誰か助けを求めておる者はおらぬか。
物騒な世であるからこそ、妾達が見て回っておかなくてはいかんからな

【自身の呼称に複数形をつけて応える】
【言葉から察するに、織守はイリスの心配を他所に闘争に身を置く立場なのだろう】
【それも何らかの集団、組織などに混ざって……。】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 21:21:38.99 ID:jCD8lHy2o
>>620

(S&C社……100%偽者、或いは隠れ蓑だがどうしたものかな)

【彼の脳内に一般企業の名は無く、聞いたことがあるような、程度の認知度だ】
【しかし目の前の人間たちが敵対者であることは先ほどの手帳から明白。清掃業者など真っ赤な嘘】

清掃業者っすか? でもさっき見せてもらった手帳、ちらほら悪人の名前があったっすよね?

【きょとんとした表情を作り、またも首を傾げてみせる】
【内心、これでボロを出すとは微塵も思っていないが、そこを聞かないのはそれはそれで不審がられる】
【様々な理由から、追加の質問をした】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 21:22:35.84 ID:dEl4QP0x0
>>619

うぉっ!!なんじゃこりゃ!能力者だったのか…お前の能力…なんか…気味悪ぃな…

【そして彼女の軽い挑発?に】

…そんなら実弾でも大丈夫ってタチか? ま、部下の実力を知るのもリーダーの役目かね?

…言っとくが、俺ぁ強いぜ?伊達にリーダーはってねえよ?

【「本当にいいんだな」とでも言うように拳を交えることを承諾するロウ】
【あまり強そうには見えないかもしれないが、ロウは賞金稼ぎ界ではかなり名の知れた男】
【3年前の年間のSランク賞金首の検挙数の記録はいまだ破られてはおらず】
【2年前には1人で巨大麻薬組織「es」を壊滅させている】

628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 21:23:25.73 ID:a/atEkkDO
>>618

【──ふわり】
【闇に包まれた森の中】
【ただただ異質な、赤い屋敷】
【枯れない花は、ないと聞けど──】
【屋敷を護る赤薔薇は】
【不思議と、絶えることなく咲き続ける】
【──ざぁ、と】
【今宵も風に乗り。薔薇の花弁が月夜に溶け】


──入るんだよ、ねー?

【こんこん、というノックの音と共に】
【紅茶色の髪を結ばず、さらりと下ろした髪型で彼女は現れる】
【衣服は既に外出用の其れではなく。ただただ過ごしやすさを追及したもので】
【入室が許可されれば、そのまま彼女は彼の部屋へ入って扉を閉め】
【そっと──クロワの近くにある椅子へと、座ることだろう】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 21:26:13.65 ID:gK2QuA+40
>>621

……

【連れられて、ゼーロも母屋に入る】
【いよいよ、緊張も高まってきた】

………

【老婆の問いには、すぐには答えられなかった】
【自分が名を名乗るときには決まってあの言葉を口に出してしまう】
【ゼーロはそれが堪らなく嫌だった。自分の名前だけを名乗りたかったが】
【やはり、それに抗うことはできず――】

【数瞬後】


『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』
ゼーロ・ウィオラーケウス

………です…

【と、火憐に名乗った時と同じように、何処か機械的な口調でそう呟いてしまった】

【変な子だと思われたかな――】
【ゼーロは、不安に満ちたその顔をで老婆を見遣り――】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 21:27:33.93 ID:xnA2/m+SO
【郊外、或る小高い丘の上】
【ひとつ、ふたつ、その蕾を綻ばせ始めた桜の幹に凭れ掛かって】
【気怠げに小さな欠伸を零しつつ、夜空を仰ぐものがあった】

……見回りは済んだ、他に然したる用もなし、か。とすれば……。
花を愛でるにはほんの少し遠いな。なにより、風流を嗜むような柄じゃない。

【腰には長短の差異はあれども、一目で櫻国のそれと判ろう拵の刀を三振り】
【無造作に肩ほどで切られた、黒に程近い濃藍の髪に、墨色をした双眸】
【薄紫の小袖を着流し、闇夜にあって尚映える臙脂のジャケットを肩に羽織る】

【白皙の肌の、中性的な面立ちをした人影だ。それはぼんやりと、暫しの間夜空を見据え】
【先刻、肺に深く吸い込んだ空気を、溜め息に変えて夜に逃がすと】

決まり切ってるよな、やっぱり……休んだ分、確り取り返さないと。

――――相手が居ないのは、物足りなくは有るけれどさ。

【幸せが遠ざかるのを構いもしないといった風に、柄に手を掛けて引き抜いた】
【重ねも厚い武骨な鋼。刃渡り一尺と三寸、寸伸びの短刀を左手に提げて】

【鑑みるに、鍛練といったところか。冷たい無表情は言葉通りに、ほんの少しだけ退屈そうだった】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 21:28:44.38 ID:21iTj/IT0
>>628

……どうぞ

【……窓際に座る彼もまた、何時ものスーツは脱いでいた。視線はまだ窓の外だったが】
【その下に着ているシャツ一枚と……胸の『C.C.R.』のペンダントはそのままだが】
【結んでいた髪も下ろしていて、スカーフは机の上に大切そうに畳まれて置いてある】

…………。…………

【――静寂。窓の外の風の音、木々のざわめきが聞こえるほどの】
【だが、それを先に打ち破ったのは。クロワの方であった】


……オレから、話しますか?
それとも、貴方から?

【そう訊ねながら、此処で漸く、彼女へと振り向いて。見据えるだろう】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 21:29:19.53 ID:lveLwcqSO
【森】

………。

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな風貌をした14〜15歳程に見える少年が、木漏れ日の様になった月明かりを浴びている】

【目を閉じ、両腕と翼を広げて月明かりを浴びるその姿は、どこか神秘的な雰囲気を醸し出している】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 21:32:09.74 ID:tzJ19XuSO
【大通り】
けっ、最近は辛気臭いニュースばっかりッスねえ…………

【まるでお嬢様のような、所謂縦ロールにした赤髪と、釣り目気味の目の中に輝く万華鏡のような瞳……そして、両腰にベルトで固定された、白い「火炎放射機」が“異質さ”を醸し出す】
【黒ハットを被り、両手に白手袋。ヒラヒラした白いカッターシャツの上から黒色のベスト、更にその上から白衣を羽織り、黒い長ズボンを穿いた女性】

【彼女が今読んでいるのは、所謂“新聞”という奴である】
【記事はどれも血生臭い物。「ディモルキャスト会戦」の件や、取るに足らない路地裏殺人、「人外差別」「異世界人差別」……】

【それをくしゃくしゃに握り潰して、溜め息をついて。ごみ箱を探す為に、辺りを見回している】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 21:33:07.07 ID:NU0NgAGRo
>>629
<そうか、ゼーロちゃんか。よろしくのう。私ぁ、花城 トメじゃよ>

【しかしながら、この老婆変な顔をすることもなく、穏やかな様子で名乗りを返した】
【この家、道場という事や、かつての道場主であった花城 六輝が多くの敵を作っていた事から、変わり者が多く来るところだった】
【故に、このくらいで動じる程、老婆も柔では無いようだ】

あ、お祖母様。
確か、水空[ミナソラ]の部屋、そのまま有ったよね。
とりあえず、あの部屋に、ゼーロ済ませればいいと思うんだけど。

【提案とばかりに、そう言って】

<おお、そうだったね。ゼーロちゃんと一緒に見てくるといい、私は、ちょっと畑見てくるからの>

【そう言うと、トメは下駄を履いて歩き去っていった】
【凄まじく適応性が高い一家である】

じゃ、行こうか。

【そう言うと、火憐はゼーロの手を引いて、玄関から近い部屋へと入っていくだろう】
【因みに、火憐の部屋の隣だ】
【部屋の中は、確りと掃除されている、和室であり、過ごすのには困らなさそうだ】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 21:33:46.31 ID:mcVpgZdso
>>625

【薄く作られた貴女の微笑みに、思わずポーッと、視線を注いだように、見えた
それはまるで、綺麗な絵画を覗いた時に、自身の意志、関係なしに見惚れてしまうような、それに似た表情
――――それに自身で気づいたのか、彼女はパタパタ、と頭を振った】


……うぅ、肝に銘じておくことにしましょう
確かに常に、このような良い出会いに恵まれる、とは限りませんものね


【良い出会い=\―――確かに彼女は、そう述べた
きな臭さ、を感じるのであれば、突いてみるのも悪くはない選択であろう
会ってまだ数分と立たないのに、良い出会いと決め付けるのは――――……いくらか考えが及ぶだろう】

【すっと、夜が満ちてきて、仄かに肌寒さを感じるのか
薄いオーガンジーショールを、彼女はぎゅっと、握り締めて、両腕を自身を抱くように、重ねて
ショールから透けて見える薄い色の肌は、フィルター越しにでも感じ取れるほど、潤んで、きめ細かい】


その言葉から推測しますと、何かしらの組織に身を置いている御様子ですねー
……んー……残念です、あまり戦って欲しくない、と思うのですが――――……


【瞼を閉じて、少々残念そうに、微笑の色を変えるだろう
――――それも寸刻、通常の緩やかな笑みへと形を戻し、言葉をゆったりと紡いでいく】


と、同時に疑問も沸きましたわ、差し支えなければ、どこの組織に身を置いているか教えて欲しいものです
……もし悪い組織でしたら、この場からとにかく逃げないといけませんしねー


【――――……微笑んで、問いかける辺り、そんな心配はしてないのだろうが】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 21:34:04.54 ID:8WIWghFP0
>>626

【一瞬、表情は凍りつく】
【だがほんの一瞬、すぐにその笑顔は優しく崩れていった】

はは、俺達の社長さんは社員を大事にするんですよー
ほら、この世界って本当に物騒で治安悪いでしょ?
いつ命狙われるか分からないから、うちの社長が危険な奴の名前位は全部覚えておけ、って――
そんな無理ですよねー…もうこんなにビッシリ名前載ってるのにー…

『実際命落としかけそうにもなりましたよー、まあ自慢のワゴンで逃げ切りましたけど〜』

それに、そういう奴を見かけたら警察や正義名乗りの方に伝えれば功績として会社の名は良い意味で高まるし、資金にも繋がります
これだけでもう良いことずく目なんですよ〜(笑)

(まあ、働かない屑警察なんか頼りにする気0だけどさ)

【そのマスクから生じる笑みと軽いジョークを織り交ぜ、相手の気を緩めつつ警戒心を和らげていく】
【さらにそこに上手い理由をこじつけ、相手の追及をサラリとかわしてみせた】
【流石に牽制一発で、彼らは崩れない】
【崩すには、より確実な何かが必要になるのか――?】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 21:35:33.17 ID:hHjC2bpEo
>>627
アッハハァ!良く言われるぜェ、ソレ!!
そんな反応されると照れちまうっつのォ!!!

【だから何故に喜ぶ】

ああ、“ただの”弾ならなァ。
アンタが強いのは知ってるっつの、でも―――



        ―――あんまりナメんなよ?

【すっと席を立ち、優蛾はバーの外へ出る】
【ひとつの“手”が、ロウに手招きして】
【そのままついていけば、近くの公園にたどり着くだろう】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/04(月) 21:39:09.67 ID:QgLkTiubo
>>623

…………っ!

【完全に今この時刻、この場所の公園には、一人だと思っていた様子】
【警戒心は公園の2箇所の出入口にだけ向けられていて、
   全く予想外の方向から声がすると、驚いて、咄嗟に身構えてしまう】

【その姿を捉えようと、まだ夜に慣れてない目をぱちぱちと、見開く】


……そういう貴方さんもそれに当て嵌まるじゃないですか
それとも…………貴方さんが潜んでいてた悪い人ですか?


【ようやく目が慣れると、数歩後ろに退くが、そこは丁度電灯の真下】
【照らされて、彼女の姿が暗闇にくっきりと浮かび上がる】
【黒紅色の翼以外にも、尻尾と鋭そうな爪の生えた異形の爪がみえて】
【本人も予期していなかったのか、慌てて、その場を離れ再び闇に溶け込む】


素敵なお誘いですが……一緒にはできそうにありません
貴方さんと私は、同じ場所には立っていません……から
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 21:39:32.38 ID:jCD8lHy2o
>>636

なるほどなるほど、っす

【ジョークに対して楽しげに笑いながら、何度かうんうんと頷いてみせる】
【牽制程度ではやはり崩れない。もう一手がほしいところだが、それも今は無い】
【仕方なしに手持ちの手札で闘うしかない】

それじゃあ、どうしてさっき、俺にその手帳を見せたんですか?

【にこにこ、いや不良のせいかにこにこには見えないが、ともかく笑みを作りながらまだ質問を続ける】
【まだ聞けることはある。どこかから尻尾は掴みたい】
【しかし一般人にしては質問が多いだろうか。それとも好奇心旺盛で片付けられるレベルだろうか】
【どう受け取るかはそちら次第だ】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 21:40:46.92 ID:dEl4QP0x0
>>637

…そんな堅ぇのか。じゃあ結構苦手なタイプかもなハハ。

【苦手なタイプ と言いながらも余裕な感じが】
【「ナメんなよ」という相手の言葉にニヤつきながら】
【彼はその手についていく】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 21:41:04.11 ID:a/atEkkDO
>>631

【さらさら、と】
【淡い衣擦れの音が小さく響き】
【そのまま椅子に座り。彼女もまた、紅茶色の視線をぼんやりと夜闇に捧げる】
【何刻──いや、然程の時間は経っていまい】
【だが。彼女にとってこの沈黙は、それほどまでに永く】

【──ざぁ】
【また、夜月に薔薇が向かい躍る】


……、……、クロワちゃん、から。

【紡いだ声は、そっと部屋の空気に溶け】
【再び、紅茶と柘榴の視線は絡み合う】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 21:45:07.07 ID:gJZFXmEso
>>635

……そうじゃな。気をつけておくべきじゃろう。
狼であれ、魔物であれ、人であれ。
夜闇は欲を増長させる。外の眼が届かぬゆえに容易に箍が外れるのじゃ。

御主のような器量良しであれば尚更、身は案じておく必要もあろうな

【良い出会い、という点には特に言及しない】
【世辞の類としては有り触れたものであるからだ】
【冗談めいた響きを微かに混ぜながら、懐から扇を取り出し口元を隠す仕草と共にころころと鈴のように笑い】

【そして、次のイリスの質問に対して2秒ほど間を置いた後】


Justice――――……


【するり、と……。岩清水のように其の名は流れ出る】
【その組織の名はこの世界に於いて名が知れてきたであろう「正義」の組織の名前】
【前後の言葉も付けずに突然の名乗り。織守の視線はイリスの一挙手一投足を見逃さぬというように鋭く薄く】

……と、いう組織は知っておるかの?
妾の身を置いている組織はそこじゃ。
じゃから安心してここにおるといい。うら若い乙女を取って食らうような、狼ではないのじゃからの。

【しかし、それも一瞬のこと】
【織守の顔には微笑みが戻り、軽口混じりに安心させるような言葉をイリスに向けた】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 21:46:37.05 ID:21iTj/IT0
>>641

……オレの言う「話」は。……貴方に「訊ねたいこと」と、オレから「話したいこと」の二種類あります。
ですが……貴方に「訊ねたいこと」は。……きっと、オレの「話したいこと」にも関係してくるでしょうから。
……「話したいこと」だけ、話します。

【微かな月明かりに照らされる、紅柘榴石(ガーネット)色の髪と瞳】
【メタルフレームの眼鏡の奥の隻眼。真っ直ぐ。其れだけを見据えて】

【二拍。呼吸を挟んでから、彼は】
【何かを決意したように、ゆっくりと唇を開いて――】

……オレは。
≪R.I.P.≫と、戦おうと思います。

【……きっと、ルカス自身。或る程度は予測していたであろう名前】
【もしくは、それが来ることを覚悟していたであろう名前】
【……≪R.I.P.≫。リターン・イン・プレリュード……――】

/申し訳ない、次の返事遅れます。
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 21:47:13.14 ID:gK2QuA+40
>>634

………
よ、…よろしくおねがいしますっ……

【変なことを言う子だと、受け流されたか?】
【一瞬そんなことを思うも、老婆の穏やかな表情が、そうではないと、その思考を塗り替えた】
【そして安堵と一緒に、この人たちの優しさに対する感動が込み上げてきた】


……

【一連の流れを無言で眺め、最後に去ってゆく老婆を見送った】


うん……

【そして火憐に手を引かれ、部屋へと入る】


ここが…わたしの部屋……

【初めて与えられた個室】
【ゆっくりと、部屋に腰を下ろす】
【畳がそうさせたのか、自然と正座をした】

【自分の部屋をキョロキョロと見渡している】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 21:47:41.64 ID:FQETLYB10
>>630

【ふぅ、と其れは突如として。女性の前方……少し離れに。現れる―――】


 ほぅ。見事な剣だ……この俺でさえ解る程に

【其の特異な特技で見ていたのだろうか。一つ。賞賛する其の者は――】

【両腕を大袖付き漆黒ローブの中に仕舞ってる風の地味な印象の其れとは別に
 顔が銀色の骸骨と赤く発光する眼と云うのが際立つが―――】
【短髪ながらにも白髪、及び耳、喉が確認出来る故に、「顔」以外は「人間」を残している】

【所詮、アンドロイドの様な印象だろうか】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 21:49:43.46 ID:Zvo3Nt1Co
>>638
フフフ、自分で言うのもどうかと思いますが、悪人じゃあありませんよ。
ただの根無し草、寝床を探すただの猫です。

【猫の口は一切動かず、ただ『声』だけが、そう告げる】
【おどけるような口調と、余裕に満ちた姿。ただメルヘンなだけじゃないソレは、確かに怪しいけれど】

何故です? ひょっとして、その姿と何か関係がおありで?
だーいじょうぶですよぅ、あなたが積極的に向かってこないのであれば、こちらも何もしません。
それに、そういう変わった姿とか、得体の知れない力とか、散々見てきたですし。

【笑う、笑う、わらう…?】
【一切の動揺なく、ネコヒトはブランコから飛び降りる】
【猫らしい軽やかな着地に伴い、影も小さくなって、両手を挙げて、非武装を示す】

…それにあなた、泣きそうな顔してますよ?
そんな顔で言われても、怖くも何ともありません。

【ブランコの隣においてあるベンチに腰掛け、ちょっと上品に足を揃え、太ももの上に手を置く猫】

どうかしたのですか?
お話を聞くくらい、私にもできるのですよ。

【優しく声をかけて、ベンチの空いた場所を示した】
【どこから出したのか、その両手にはホットミルクティのペットボトルが握られていた】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 21:50:13.49 ID:8WIWghFP0
>>639

【暇を持て余しているのか、それとも青年を気に入ったか、はたまたこれも仕事人としてあるべき態度か】
【彼らは青年のしつこくも感じる質問を、次々と受け流していく】

念の為ですよ、念の為!
もし目の前にいる貴方がそういう凶悪な犯罪者とかだったら、私達も堪ったもんじゃないですよー
それでコロッと騙されて、来てくださいなんて頼まれて付いて行った途端にグサ、なんてなったら怖い怖い…

【身ぶり手ぶりしながら説明している御茶目さすら感じさせる態度】
【が、そこにはどこか平社員とは違う何かがあった】
【戦い慣れしている、というよりは、その行動に対応出来る、という準備と覚悟の目である】
【もしそういった気≠ノ敏感な人間であれば、彼のその違和感に気づけなくはないかもしれない】

【ただ気づいたとして、それを確信≠ノ持ち込めるかは別であるが】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 21:51:29.74 ID:hHjC2bpEo
>>640
【暮れ時の公園には人気が無く、戦うには絶好の場所といえるだろう】
【そこに相対する、二人の能力者】

本気で来いよォ?
じゃねーと、リーダーの座…奪っちまうぜェェ!!

【ニタリと笑い、叫ぶ】
【同時に、六つの“手”が拳になり一直線にロウ目掛け飛んでいく】
【ひとつひとつの威力はそれほどでもないが、全て命中してしまえばかなりのダメージになるだろう】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 21:52:38.14 ID:NU0NgAGRo
>>644
えーと、何処だっけ。

【がさごそ、と押入れを漁っている火憐】

あった―――いっったあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!

【何かを見つけたようで、直ぐに這いでてこようとしたら頭を強く打ち付けた】
【押入れの棚が凹んでいるようだ】

あうううううううううう……。

【頭を抑えながら床をごろごろごろごろごろごろごろごろ】
【長い髪がばさばさばさばさと蠢いている】
【暫くして、立ち上がると、座布団をゼーロに渡すだろう】

あー、くそ痛いな頭。
換気しないと……。

【窓を開けると、窓の外は中々いい感じの景色が有る】
【田舎の澄んだ空気が部屋の中に入っていくだろう】

えーと、ふとんの敷き方とか、分かるか?

【自分も座布団に座り、ゼーロに問いかける】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 21:59:26.47 ID:jCD8lHy2o
>>647

……へぇ?

【ふと、笑みの形が変わった。軽いソレから、どこか歪な弧へと】
【それは感性の鋭いものには違和感を与え、修羅場に慣れている人間ならば少なくとも普通ではないと感づかせるほどのものだ】
【そんなものを表に出す理由はただ一つ】

【気配もそうだ。目の前の人間からは明確な”恐怖”が感じ取れない】
【だがそれより何より、強い違和感が一つあった】

あんた、凶悪な犯罪者”かもしれない”相手に、わざわざ近付いて「貴方は犯罪者ですか?」って聞きにきたと?
……それ、犯罪者に”対応出来る人間”の行動だよなぁ?

【彼は車を見て呟いただけだ。にも関わらず、わざわざ危険人物の疑いがある人間に近付き、犯罪者かどうかの確認をしたというのだ。わざわざ】
【それは少なくとも彼にとって違和感などではなく”綻び”だった】
【正体を現すか、それとも隙を見せるか、上手く回避するか、どう出る】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 22:01:30.84 ID:mcVpgZdso
>>642

【冗談交じり、とは言え、貴女の言葉で、自身をなぞられて
表情に浮かべるのは、陶酔――――とは少々、言葉が過ぎる、かもしれない
が、それにも似た、どこか甘い甘い、唾液に溶ける砂糖のような、微笑を浮かべて】

【――――ほんのり、と苺味のシロップを垂らしたように、頬を紅く染めた】


……ふふ、不思議ですわ、注意されたのにこんなに嬉しい気分になったんですもの
もう、織守ちゃんは冗談が得意ですねー……でも、お気をつけくださいな
貴女の声で、貴女の気立てで、こんな事言われてしまいましたら、容易に箍が外れる人物もたーっくさんいらっしゃいますのよー


【扇に隠れる貴女の口元は、彼女に想像させる隙間を作り出した
そこには自然と、最良のカタチを想起させられて――――……
頬を微かに紅潮させたまま、彼女は嬉しそうに言葉を紡いだ】

【――――故にか、その名前を聞いた時の反応は、意外に分かりやすい】


ええ、存じ上げておりますわ、今のご時世、警察よりよっぽど頼りになりますもの
ただし、幸か不幸か、お世話になったことはありませんので、あまり実態を知りませんわ
宜しければJustice≠ノついて、いくらかご教授していただけませんこと?

最近はblur justice=c…?でしたっけ、そのような組織もあるようですし
私もそれらの組織に関わりを持つことが増えるかもしれませんしね


【彼女の、絵画のような――――不自然なほどに、完璧な顔立ちから作られる、微笑み
それが寸刻、驚愕、と言っては言いすぎか、それに近い表情に為った
まぁ、と言葉が零れそうなほどの、ソレは、数秒程度継続されて、やがて、貴女の微笑みに釣られるように、微笑が戻る】

【――――この表情が何を意味するのか――――……尋ねてみるのも、悪くは無いだろう】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 22:03:01.15 ID:gK2QuA+40

>>649


………………だいじょうぶ?

【悶える火憐を見ながら、心配そうに言葉を掛ける】
【座布団を受け取ると、床に敷き、その上に座り直した】

【ガラガラ――と開けられた窓の向こうに見える景色に目を奪われるが】
【しっかりと火憐の問いは聞いていたようで】


…うん、わかるよ!…

【元気な声でそう答えた】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 22:03:28.46 ID:a/atEkkDO
>>643

【「話したいことだけ、話す」】
【その言葉を聞いて。ルカスは彼の覚悟を受けとめるかのようにきゅっと唇を噛みしめ】
【こくり──強く、頷いた】
【彼の覚悟を、受けとめ──……】

────っ!

【だけど。聞こえてきた言葉は】
【当たって欲しくないと思っていた、予想していた言葉】
【彼があの組織と何か関わりがあることは、すでに分かっていた】
【とてもとても、危険な組織なのは、身に染みていて】
【だからこそ──本当は、ずっとこの家にいてほしかった】
【死ぬかもしれない場所に。戦場に、行ってほしくなくて】

【でも──】
【本当は】
【「≪R.I.P.≫に仮ではあるが、潜り込んでいる」だなんて】
【そんな危険な行動をした自分に、彼を責めることは出来ないと思った】

────、分かった
止めないよ……クロワちゃん

【それに。貴方はきっと】
【止めても、あの場所へ飛んでいってしまうだろうから──】
【──胸を駆けたのは、小さな小さな、痛みだった】

/了解
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:06:57.03 ID:NU0NgAGRo
>>652
だ、大丈夫だ!
戦いなら大丈夫なのに、こう不意打ちされるとなぁ……。

【頬をぽりぽりと掻いて、照れたような表情を浮かべて】
【そして、ゼーロの応えを受けて、にっ、と笑みを返した】

よーし、ならいいんだ。
ま、他のところはおいおい覚えていけばいいだろうしな。

【こんこん、と戸をノックして、女中が入ってきた】
【どうも、お茶と菓子を持ってきたようで、ありがと、と礼を言ってちゃぶ台の上にそれを置いた】

なんか、聞きたいこととか有るか?
有るなら答えるぞー。

【因みに、お菓子は饅頭であった】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/04(月) 22:06:58.11 ID:QgLkTiubo
>>646

まぁ……その通りですね
私も積極的に向かう気も無いのですが……
でも時折、衝動に駆られることがありまして

それで、誰かを傷つけるのが……怖くて…

【距離を取ったのは、そちらを警戒していたわけでは無いようであり】
【近づかれると、一定の距離を保つように、彼女もまた数歩下がる】
【そしてなるべく凶器を遠ざけようとでもしているのか、両腕を後ろに回す】


───ふぇっ!?


【泣きそうな顔をしていると、と言われて、顔をブンブンと振る】
【感情を隠せない子らしくて、いくら表面を取り繕うとしても滲み出る】

あぅ………その……

……ありがとうございます…

【わたわたと、どうしようか悩んで、時間を稼ぐように視線を逸らす】
【ようやく、観念したように、ベンチへ近づくと】
【指し示された位置より、やはり距離を取って、座る】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 22:07:10.73 ID:lveLwcqSO
【森】

………。

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな風貌をした14〜15歳程に見える少年が、木漏れ日の様になった月明かりを浴びている】

【目を閉じ、両腕と翼を広げて月明かりを浴びるその姿は、どこか神秘的な雰囲気を醸し出している】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 22:07:52.32 ID:dEl4QP0x0
>>648

ハッ 奪えるもんなら…奪ってみな!!

【ドン×4】
【4つの拳にそれぞれ1発ずつ放つ(片方2発)】
【残りの2つの拳を避わしながら撃つその姿は無駄にアクロバティック】
【横に飛びながら放ち、着地時に前転するロウ】
【彼の弾丸は正確に飛んでいく、いやロウの弾丸は必ず正確に飛ぶのだ】

658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 22:09:50.58 ID:xnA2/m+SO
>>645
【幽鬼の如くに現れた、銀の髑髏。何処を見るでもなかった焦点を、それに定めて】
【顔の削げ落ちた――と、言うよりは元から無いのだろうが――のに、怖じる様子も無しに】


…………ふぅん、解るの。然程でもないけど、得物を褒められて悪い気はしないな。
花も鳥も当に眠り、風も無い月も満ちていない。こんな夜更けに、此処に何の用?

まあ、大方オレと同じ暇人なんだろうけれど……。

【零下とは往かぬまでも視線の温度をほんの少し下げて、人影は応じる】
【どう、という事はない。表立っては然したる悪意も向けない、至って自然な常の振る舞い】

【ただ、突然のこと故にほんの少しの警戒が含まれてはいたが】
【「暇なら、付き合ってく?」なんて、冗談めかして短刀の切っ先を其方に向けて】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 22:13:11.46 ID:Zvo3Nt1Co
>>655
衝動…なるほど、反転しかかっているのですね。
強力な力には代償がつき物ですし…お辛いですね。

【猫はペットボトルを一つ開けて、軽く一杯口をつける】

あ、ミルクティーダメな人ですか? ご要望があればコーヒーでもジュースでも出せますよ?
遠慮なく申し付けてくださいな。

【いいながら、あいてないペットボトルを振ると、缶になって、ラベルが変わる】
【ちょっとした手品のようだ、ひょっとすると、気を紛らわせようとしているのかもしれない】

【少女が作り出した距離を詰める事はせず、維持して、猫は笑った】

あ、その顔、なんだか力が抜けてかわいらしいですね。

【言葉に変な気負いはないが、ともすると誤解されそうな響きがあった】
【が、猫はそれを気にした様子もなく続ける】

私は、ブルーラインと申します。
あなたは?
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 22:17:26.65 ID:gK2QuA+40
>>654

ならいいけど……

【いや、不意打ちっていうか、寧ろ自分から当たりにいったのでは】
【うん、流石火憐お姉ちゃん―と、そんなことは心に閉まっておいて】
【怪我がないならよかったと思い、そして笑みを向けられると】
【思わず顔が綻んだ】


…………

【聞きたいこと…と言われるとあるようなないような】
【生活については追々慣れていけばさほど困るようなことでもなし】
【言われたことをきっちりと聞いていれば、それでよいと思っていたから】

【饅頭を手にとって、そのまま膝の上へ手を置く】
【その姿勢のまま固まり、熟考しているようである】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 22:19:23.38 ID:gJZFXmEso
>>651

箍が外れた阿呆がおろうとも、妾の肌に触れさせなどせぬよ。
妾は絶世の美姫であるがゆえに、そのような手合いのあしらい方も心得ておるのじゃ。

【本気で言っているのか否か、自分で絶世の美姫などと宣う】
【揺るがぬ自信に満ちた表情からして、冗句ではなく本当にそう思っているようにも見える】

……

(ふむ――……。)

【表情の変化は、見逃さない】
【それが何を意味するものであるかは現時点では知る由はない】
【だからといって何のクッションも挟まずに、直接問いただすことは危険】
【故に、】

警察組織も頼りにならぬという訳ではないのじゃがな。
人数や設備、組織力では他の組織を優に上回っておる。
「対抗出来る人材」が不足しておらず、組織内を整えることが出来たならばもっと機能しようものなのじゃが。

【「行動の縛りが大きいという点も、問題かの」などと警察組織についての自身の感想を交え】

――……Justiceも他の正義や安定を掲げる組織と同様
罪なき民を傷つける悪に対抗し、世を救うべく結成された組織じゃ。
今はまだまだ抑止力としては弱いが、何れは彼の機関に対抗しうる組織になれるよう尽力しておるよ。

御主も何か入り用であれば、いつでも関わりに来るとよいのじゃ。
手を貸せる範囲であれば、妾らも手を貸せるやも知れぬからな

【次いで、Justiceについての至極簡単な説明をし】
【テンプレートじみた誘い文句を彼女に対して自然とかけた後……】

……で、じゃ。このJusticeという組織に何やら思うところでもあったかの?
御主が考えることがあれば、今後の参考の為にも一つ聞かせてもらいたいのじゃ。

民らの言葉や意見に耳を貸し、生の声を聞いてゆくのも立派な仕事なのじゃ。
取るに足らぬ話題の一つでもする気分で、肩の力を抜いてくれてよいからの。

【そんな質問を、イリスに向けて投げかけた】
【Justiceについてどう考えるか。一般人にアンケートを取るような気安さで……】

【……しかして先程の表情の変化を見逃していないことを隠そうともせず、じっとイリスと目を合わせながら問うた】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 22:19:36.80 ID:8WIWghFP0
>>650

【彼らの美しい笑顔は、一瞬で崩れた】
【次の瞬間には、先程の面影を全く感じさせない笑み≠ェ浮かび出す】
【言葉も態度も、律義な男の姿は何所にもない】

――――触れちまったな、オイ

【目星と感覚で粗方理解出来る】
【この手の人間は大抵正義≠カゃない】
【仮に正義としてあったとしても善≠ノ至っていることは、ほぼ無い】

【そして、目の前の青年が放った“恐怖”から、彼らも完全に悟りきった】



【今目の前にいるコイツは――“当たり”だ】



【だが彼らは恐怖を確かに感じ取ったはずなのに、動じる気配はほぼ無い】
【何故か――それは状況に対応出来る――“勝てる”確信があるからだ】

――お前は“対応出来る人間”じゃねーだろ

【おおよそ5m程度の距離を保って会話していたイケメン3人は、互いの顔を見ることもなく胸から一斉に銃を引き抜いた】
【車に入りかけていた若々しい茶髪も、後ろのそれに勘づき銃を抜く】
【彼らの銃はハンドガン、しかもダブルアクション銃である】
【能力者と無能力者、この時点で9割方は能力者に利がある】
【では、そこに銃が加わったら――さらに数が加わったらどうだろう】

【彼らは一人一人が“戦い方”を既に習得している】
【おそらく大抵の人物が青年と同じ状況に陥っても、これを有利と呼ぶ人間は少ないかもしれない】
【この窮地、凌げるか――!?】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:21:09.26 ID:NU0NgAGRo
>>660
【事故である。誰がなんと言おうと事故である、不意打ちである】

【そして、熟考するゼーロを見つめながらも、もっしゃもっしゃと饅頭を口に放り込んでいる】
【因みに、饅頭は40個程積んである】

……ま、無ければないでいいんだ。
お祖母様も、最近腰が弱いからな、たまに畑仕事でも手伝ってあげてくれ。

【そう言うと、畳に大の字に成って寝転がった】

あ゛ー……。
やはり、畳はいいな。
ゼーロもちょっと横になってみるといい、落ち着くぞ。

【まったりと、目を猫のように細めて、とろけた声でそういった】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:22:45.53 ID:FQETLYB10
>>658

 嗚呼、済まない。俺の名は“ゼビレイ”。青義同盟に所属する、所詮機械(マシン)だ

 正義組織都合上の巡回後に“綺麗な物”でもと。……まぁ、少し残念だが
 兎も角、立ち寄った所、発見した次第だ。何、あんたも怪しい者では無かろう?

【警戒の類は慣れてしまっている】

【故に距離は敢えて縮めてない。少し見え難い、会釈をして見せていて】
【桜のつぼみでも見れば少し残念そうに肩を竦め】
【“何だか初に逢った気がしない”という気の性から少し友好的であったりはする】

【機械やらは間だしも。“青義同盟”。其の単語には少し反応があるだろうか】
【或いは其の名さえも………】


 嗚呼、そういう事なら付き合おう。丁度暇を持て余してた所だ
 無論、あんたが良ければ。の話だがな


【少し。耳を澄ませば彼の両脚から機械音らしき何かを聞き取る事も出来るだろう
 両脚を少し屈んで見せて。相手の出方を待っている様子だ】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/04(月) 22:24:02.53 ID:Tms0MbKAO
【氷の国・街中の公園】

【陽光を思わせる金色の髪、翠玉のように透き通った碧色の瞳】
【カノッサ機関の制服に身を包み、腰に一本の細剣を吊り下げた小柄な少女が、公園のベンチに座っている】
【その手に握られているのは、コーンカップに乗ったソフトクリーム】

〜〜♪

【それを口に運ぶ少女は、何とも幸せそうな顔をしていて】
【世間一般で言う『悪の組織』であるカノッサ機関の人間には、とても見えなかった】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [s]:2011/04/04(月) 22:24:29.37 ID:y1XwHRze0
【櫻の国 / 廃墟】

【「天災級の魔蝗」による甚大な被害を受け、打ち捨てられ。今や斜陽すら差さぬ】
【遺跡と呼ぶには歴史が浅い、細々とした寒村の営みの遺構の中で】
【朽ちた木組みを削ぐ音が、ぎこぎこと通り抜けた】

【鋸を引いては戻すが如く。なんどもなんとも、ぶきみに】

――は…、……ふーっ…。。

【――音を辿って、その源を捉えんとするのなら】
【ふんわりウェーブした桜色の髪を、赤いリボンでふたつ。花束のようにサイドでまとめ】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に身を包んだ中高生らしい少女】
【物好きな来訪者は、そんな風采の者と出会うだろうか】

【何かと鼻息が荒く、猫背気味に立つ彼女の前には藁葺きも禿げあがった和式の廃屋】
【――壊したところでもはや誰も咎めることをしないもの】
【細々と闇を溶かす、一縷の月光の中で彼女は】
【もしかすれば――能力の鍛錬など、しているのかも知れず】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 22:25:31.93 ID:jCD8lHy2o
>>662

あーあ……

【正体を現した相手に対し、青年はやっちまったよ、と言わんばかりに首を振った】
【敵は数。そして銃。9割の能力者は凌げ無いような状態だ】
【この窮地をどうにか出来ると聞かれれば答えはNo】

【──本当に?】

【彼は銃に対する明確な解答が無い】
【そう、彼単体では】

【全員が銃を抜くと同時に、彼は跳躍をした】
【それは能力を利用したもので、近くの建築物の屋根まで移れるほどの高い跳躍だ】
【この状況を凌ぐことは100%出来ない。だが、彼の役割は終えた。ならば後は撤退するのみ】
【近くの建物の屋根に飛び移った後、その場から逃げようとする】
【その位置を狙える武器は他にあるだろうか】

//次遅れます
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 22:26:33.56 ID:hHjC2bpEo
>>657

…!

【驚異的な速度、そして正確さで“手”達が撃ち落とされた事に一瞬目を見開くが】

甘いねェ!!

【“手”達は再び浮き上がり、優蛾の周囲に舞い戻る】
【だが撃たれた4つの“手”にはヒビが入っており、同じ銃弾をもう2発ほど食らえば消滅するだろう】
【そのためか、優蛾は自ら戦闘態勢に入り、“手”に頼る戦い方から切り替えた】

喰らいなァァァ!!!

【獣を彷彿とさせる低い体勢から、ロウの首元に向かって突きを繰り出す】
【急所を的確に狙った、ただし非常に直線的な攻撃だ】

【“手”を温存しているのは、能力のリスクの大きさを物語っているようにも見え】
【全て壊してしまえば大きな隙が出来るかもしれない】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 22:26:35.65 ID:21iTj/IT0
>>653

【……――止めない、と】
【そう、絞り出すように紡いだであろう彼女に】
【クロワールは、一度瞑目すると】

……ルカス。

【また。静かに彼女の名を呼んで、再び隻眼を開き】

オレは。貴方を傷つけたくは無い。
オレが≪R.I.P.≫と戦いに行くことで……貴方はきっと、不安な思いをするでしょう
今も、不安に駆られているか……もしかすると、もうオレは貴方を傷つけてしまったのかもしれませんね

……貴方は優しい。優しくて、そして強い。
ですが……脆い一面も併せ持っていることは、オレもよく知ってます。
そんな貴方が……理由も聞かずに、送り出そうなんて。
……そんなカッコイイ真似、しなくていいんです。

貴方には……オレを、待っていて欲しいんですから
不安に怯え、心配で潰されそうになりながら、待っているんじゃなくて――
……オレの帰る場所で居て欲しいんです。身も、心も――
其処に帰れば、全部安心できるような……そんな、暖かい貴方のままで、待っていて欲しい
そのためにも、オレは……――


……ルカス。ルカス・トゥアティ


全て、お話します。このオレの、クシャルクス・クロワール・レッドスカイの、
今まで歩んできた、人生の全てを。


全てを知った上で、貴方には。オレを、待っていてほしいから。
……オレの全てを、貴方に預けます。


……聞いて、くれますか?

【――彼の過去は。心は、その真底は、何時だって分厚い氷に覆われていた】
【鈍い、黒い、絶対零度の世界。誰も、そこに辿りつくことは出来なかった】
【今、彼は。その深淵の鎖を、自ら解こうとしている――その『覚悟』が、伝わるだろう】

/戻りましたー
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 22:26:54.27 ID:hHjC2bpEo
>>657

…!

【驚異的な速度、そして正確さで“手”達が撃ち落とされた事に一瞬目を見開くが】

甘いねェ!!

【“手”達は再び浮き上がり、優蛾の周囲に舞い戻る】
【だが撃たれた4つの“手”にはヒビが入っており、同じ銃弾をもう2発ほど食らえば消滅するだろう】
【そのためか、優蛾は自ら戦闘態勢に入り、“手”に頼る戦い方から切り替えた】

喰らいなァァァ!!!

【獣を彷彿とさせる低い体勢から、ロウの首元に向かって突きを繰り出す】
【急所を的確に狙った、ただし非常に直線的な攻撃だ】

【“手”を温存しているのは、能力のリスクの大きさを物語っているようにも見え】
【全て壊してしまえば大きな隙が出来るかもしれない】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 22:32:31.65 ID:mH+DaYRNo
>>666
やれやれ....すっかり暗くなっちまったよ...ここは何処なんだ?

【小走りの足音と若い男の声が聞こえる】

【走ってくるのは白髪に右目が黒、左目が赤のオッドアイで茶色のブレザーを着用した青年だ】

どっか良い場所は無いかな...相変わらずの方向音痴な俺..

【若干の負のオーラを発しながら青年の声が少女に近づく】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 22:32:41.28 ID:gK2QuA+40
>>663

【饅頭を食べる姿を見て、やっぱりよくたべるなあ、と思いつつ】
【ゼーロも手に持った饅頭を一つ頬張った】

……うん…

【はたけしごとがどのようなものかは恐らくわかっていないだろうが】
【取りあえずチャレンジはするだろう】
【だが其れは別の話】

……

【言われた通り、ゼーロも大の字になって寝転がる】
【畳は未だ慣れていないものの、転がると気持ちよく目を細めた】


……火憐お姉ちゃんは…

【ポツリ、小さく言葉をこぼす】

…また旅にでちゃうの?

【せっかく大好きになった人が、また出て行ってしまうのかと思うと】
【胸が締め付けられるように切ない気持ちになる】

………また戻ってくる?

【それは仕方ないことだとは思っているけど】
【そう、だけれども】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/04(月) 22:33:11.59 ID:QgLkTiubo
>>659

同情してくれて…ありがとうございますです
……でも、それに見合うものは得られてます

幸いにも、この世界には、人通りの少ない路地裏がたくさんありますから、
 そこにいれば衝動が起きても、誰も傷つけずに済みます

【にこっと小さく、微笑むが、作り笑いであることがすぐに解ってしまうだろう】
【彼女の言葉に嘘偽りは無く、見合う、かけがえのないものは得ている】
【────しかし、後悔も若干混じったような声の調子である】


わぁ……!

………あ、その、えと!…お構い無く、です
何でも大丈夫……ですので

【そちらの目論見通り、その手品に目を奪われて輝かせると】
【ハッとして、催促したみたいなことになったのを謝罪する】

…ふぇっ!?
うー…あ……ありがと…う…ございます

【唐突にそんなことを言われて、照れているのか顔を朱色に染めて、顔を背ける】
【後から、そんな人間らしい表情をするのはおかしい、と自分で自分をちくりと責めて】

私…ですか?

………。
ごめんなさい。今の私には、名乗る名前が……ありません

【この人になら名前を明かしてもいいかもしれない、そんな躊躇いが彼女の言葉を止めるが】
【────勇気が、出なかった】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 22:36:20.07 ID:mcVpgZdso
>>661

【貴女のその言葉に、彼女は――――クスリ、と微笑を滲ませる
それは多分、ピッタリだと思ったのだろう、そう貴女が紡ぐのも当然、と思えるぐらいに
穢れなき白い肌は、若さの溢れる瑞々しさに満ちていて、その黒髪はチューブから出したての絵の具の色よりも、鮮やかで
思わず、嫉妬してしまいそうなほどの美しさに、彼女はただただ静かに、尊敬の眼差しを向けた】

【――――……同時にそれは、また違った美しさである、ということは理解しながら
ウェーブのかかった彼女の白紫色の髪は、美しいというよりも、可愛いという表現が近いから、か】


……ふぇ、えっと……そ、そうですねー……
こんな、ふらふらーっと辺りを歩いていただけの小娘の意見など参考になるかも分かりませんが……


【不意をつかれたのか、寸刻、きょとん、とした表情を見せて
困りましたねーと、苦笑いを浮かべながら、頬を恥ずかしげに掻いて魅せた
瞼が閉じて、滲む苦笑の色は、瞳の色が消えたのもあってか、どこか近寄り易い薫りを零して】

【んー……と悩んだ様子を見せるのは、貴女の黒い黒い艶やかな瞳がまぶしいのか
そうですねー、と紡いで、ぱん、と手元で軽く、両手を合わせた】


説明を聞くだけ、では、どうやら単独で行動をしているように思えますわ
織守ちゃんがいらっしゃいますもの、素晴らしい組織、というのは理解できます
けれども、どうしても、単独の組織だけでは、できること、が限られると思いますの
――――ですので、他の組織との連携、も為さった方が宜しいのでは?

それに、広報的な面でどうしても、弱い、と思います
現に私だって、織守ちゃんに説明していただくまで、具体的な活動について存じ上げていませんでしたもの
正義の組織=\―――確かにそれだけで通じる場面もあるでしょう
けど、理解を広く得るには、広く、その活動をお知らせする、必要があると思いますわー

……こんなところですかね、何かの足しになるのであれば、それ以上に嬉しいことはありません
イリスさんの意見で〜≠ニ伝えていただければ、感謝感激、というやつですよ


【微笑みながら最後に、冗談半分に付け足して、言葉を終えるだろう
――――どうやら、詳しくは知らない、という言葉を、信じてもいいのだろうか
紡がれる意見は、一般的、と言って差し支えない内容であろう――――何の足しにも、ならないくらいに】

【彼女の瞳を覗いていれば――――少し、違和感を感じるかもしれない
それは、彼女の仕種や言葉とは裏腹に、その瞳が、存在しているが、如く
覗いた先にあるのは、夜闇よりも暗い、黒色――――映るのはただただ、それを覗く、己の姿だけ、で
端的に言えば、どこか禍々しい、そんな瞳をしている】

【そんな瞳は、この会話中、感情を魅せようとはしなかった
――――それは彼女の意志か、はたまた……】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 22:37:21.36 ID:tzJ19XuSO
>>665
【彼女の前から歩いて来るのは、一人の青年】
【彼もまた、そちらと同じで。右手に、ソフトクリーム。そして左手にも、ソフトクリーム】

【右手の“それ”は、少しだけかじられていて。左手の“それ”は、一つも手を付けていない】

……カノッサ機関、かあ。

【背に金色のギターケース。首に赤く長い毛糸のマフラー、と蒼いペンダント型のオルゴール】
【黒いテンガロンハットを被り、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】
【「黒古龍の鱗」から作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボンという服装。左人差し指に金色のギターのピック】
【メタリックブルーの髪を短めに揃え、左腰には二つの鎖鎌が輝く、二十代後半と思わしき青年。彼の表情は、笑顔】

安息、が似合わない組織だね全くさあ。

【然し、その声には……“友好の意”は無い】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 22:39:47.75 ID:dEl4QP0x0
>>668

…っと!!

【そう言うとロウは両手が地面に着くくらいに体を反らし、そして突きが顎を掠る】
【そして反らした勢いを生かし顎を右足で蹴り上げようとする】
(理想は顎先に入れて脳を揺らし――気絶させる!!)

【この攻撃の結果に関係なくロウは後ろにバク転の要領で移動しいったん距離をとるだろう】

…今、急所を狙ったな。
不殺を志す人間が急所狙ってどうすんだよ…当たったら下手すりゃ死なねーか?



677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:41:04.57 ID:NU0NgAGRo
>>672
ああ、お祖母様も、ああ見えて結構喜んでいたぞ。
多分今日はご馳走だ。

【はは、と楽しげに声を漏らして】

……、……。

【やわらかい風が、部屋の中に流れこんできて】
【それを、火憐は感じながら目を細めて】
【そして、ゼーロの言葉を受けて、暫く、たっぷり考える】

…………、ああ。
これだけは、譲れないんだ。
お祖父様がしたように、私も旅に出たかった。

【むくり、と起き上がって。窓辺に近づいていく】
【窓の外には、巨大な墓標があった】

お祖父様は、旅に出て、その先で死んだんだ。
死体も残らないで、刀だけが帰ってきた。

【腰の刀、長いほうを抜き放つ】
【光を浴びて、表面に怪しい光を帯びるそれは、所謂妖刀の類】

お祖父様に出来る事は無いか、悩んだんだ、私は。
そして、出来ることが一つだけあった。それが、お祖父様を超えることでな。
ここに居るままでは、私はお祖父様を超えることは出来ない。
此処で、私は一番強いんだ。此処にいては、私はどんどん鈍っていくだけ。
そう気づいたから、私は旅に出たんだ。

【墓標を見つめる目は、少し潤んでいて。声は震えていた】

……大切な“妹”なんだ。
たまに、絶対戻ってくるよ、土産も持ってくる。
だから――――我慢してくれないか?

【振り返り、ゼーロを見つめる火憐の顔は、これまでの強い凛としたものではない】
【いくら卓越した剣の才を持っていようと、いくら達観していようと】
【火憐とて、只の少女に過ぎないのだ。潤んだ瞳をごしごしと乱暴にこすって、笑う】

っはは!
大丈夫だ……、私は、お祖父様の様に死にはしない。
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 22:42:13.58 ID:xnA2/m+SO
>>664
【ゼビレイ。確か何処かで、その名前には覚えがあった。はて、と人影は小首を傾げ】
【数秒の思惟を巡らしたのち、思い出す。そうだ、確か集積情報で目にしたのだったか】


――――ああ、城≠フ入居者か。道理で、初めて会った気がしない訳だ。
ゼビレイ……所属は、青義ね。……名乗られたからには、返さない訳にも往かないか。

Justice=A識槻朔夜。正義の味方なんて柄じゃあないが。

【所属を訊いてか警戒は僅か和らいだが、無用に其方に歩み寄りはしない】
【あまり愛想のよい性質では無いのだろう、ただ会釈には軽く手を挙げて返してみせ】

【その視線が蕾へ移ったのを見れば、「少しばかり急いたな」等と淡く笑う】
【お互いに既視感を抱いていて、それが悪いもので無かった以上、態度を更に硬化させる事は無い】

【ただ、青義≠フ名を耳にしたその瞬間だけ、僅かに眉根を寄せはしたが――】


持ち掛けたのは此方だ、拒む筈も無いだろうさ。まあ、お手並み拝見、って所だな。
同じ陣営同士、軽く手合わせしとくのも悪くはない――譲るよ、どうぞお先に?

【機械音を聞き取って、成る程、触れ込みに偽り無しかと薄く考えつつ】
【短刀を低く提げたまま、半身。所謂ところの左自然体を保って待つ】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 22:46:57.29 ID:8WIWghFP0
>>667

――能力者だ!!
相手は浮翌遊系持ってんぞ!

「てめっ!!逃がすかよオイッ!!」

【彼ら4人は銃を構え、一斉に青年へと向けてそれぞれ3、4発程度の連射を開始した】
【相当分の訓練はされているのだろう、思うより彼らの狙いは正確である】
【しかしここで“飛んで逃げる”という行動は彼らの“確信”を完全に破った】
【意表を突かれた彼らの腕は、動揺からか思うように狙いが定まらない】
【特に最初の1、2発は突然の出来事から目の前に撃ってしまい、完全に狙いの外となっている】
【場合によっては、これらの弾丸を全て回避出来たとしても不思議ではない】

【彼らもある程度の備えはしているが、流石に上空に逃げた相手を追う装備など施していない】
【無様にも後に取り残された清掃服達は、銃をすぐさま仕舞い次の行動に移る】
【既に銃は撃ってしまった――しかもここは支部の眼前】
【何事かと気づかれる前にここから立ち去り、この情報の漏洩を阻止せねば――!】

――くっそやられた!追うぞ!!

『乗れ!今から出す!』

【金髪のイケメンは踵を返してすぐさま車に駆けこみ、半ば体当たりするかのように運転席のドアを開けエンジンを掛けた】
【その他の面々もスライドドアの間へと走りながら飛び込み、次の瞬間に車はスピードを出し一気に走り出す】

ジョニー!これ使え!

[うっす!]

【車の上部に備え付けられたパネルが開くと、内部からまず出現したのは狙撃銃の先端】
【後を追うかのように、それを手にした若々しい茶髪のイケメンが姿を現す】
【男はスコープを覗き、青年へと狙いを定めようとしている】

【しかし相手は建物の上、こちらは建物の下】
【道路の下から確認出来ない建造物の死角に潜り込めば――チェックメイト、だ】

/了解です!
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 22:48:43.88 ID:a/atEkkDO
>>669

【「待っていて欲しい」】
【その言葉に、ちくんと胸が痛んだ】
【自室の引き出しの、奥の奥】
【まるで人目から隠されるかのように存在する、チョーカー型人工声帯と仮面】
【そのことをそっと、思い出し──】
【「ごめんネ」だなんて。小さく小さく、心の中で呟いた】

【そして──ふっと。紅茶色の目を伏せて】
【何かを──例えば、「ノイズの彼女」のことを、ちょっとだけ考え】
【それから再び、目を開け。柘榴色と、視線を交えようとして】


……うん。
聞かせて、クロワちゃん
ずっとずっと、待ってた。

だから──貴方の全てを、教えて。クシャルクス・クロワール・レッドスカイ

【覚悟は、伝わった】
【受け入れる覚悟も。ずっと前から出来ていた】
【後は──返事をするだけ】
【紅茶色の、暖かさは】
【静かに、氷の温度を迎え入れる】

/おかえりなさいー
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [s]:2011/04/04(月) 22:48:57.20 ID:y1XwHRze0
>>671

……――!

【声より早く、足音が聞こえたならば少女は彼へと向き直る】
【びくりと跳ねた、頼りなさげで小さな背から伺えるのは】
【彼女が「警戒」を思考の先端においている事と、命の鉄火場に通い慣れていないこと】

(…能力があるんだから、もう何も恐くない!)
(……なんて思ってたら。終わっちゃうのは確実だよね…。)

【負のオーラ。それが如何なものか少し想像がつかない】
【或いは「オーラ」と言う概念自体が、いまだ人智の未踏なる領域なのかも知れぬ】
【さておき――彼に対して抱いた感情は、敵意の芽を生やした恐怖だった】

(でもとりあえずは、様子は見ようかなぁ)
(…法が生まれたのは、姿での迫害を無くすためでもあるんだから)


…ここはねぇ、実は僕も「どこ」とは言えないんだ
資料を漁ってみれば。きみに教えてあげられる答えが見つかるとは思うけど。

でも、どんなところだかは知ってるよぉ
ものすごい廃墟に見えるけど、新しい人里とそんなに遠くは無い
太陽の昇るほうに1時間も歩けば、簡単に市井に戻れるんじゃないかなーぁ?

【――心拍が短くなり、引きかけた血の気が増すのを感じつつ】
【平静を装ってしかし一定の距離をとったまま、少女は口を開いた】
【「ものすごい廃墟」の有様を示すようにそこかしこを指さしたり、ぶらつきながら】
【男が鋭ければ。少しずつ、開けた場所に足を運びなおしていると分かるかも知れない】
【ただ、道を案内しようとしているのだと思う可能性も有るけど――
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 22:49:46.81 ID:KfuIFmzDO
【高台の広場―――】

【夜の闇に美しく映えるネオンに輝く街中、さらには浜辺の遥か向こう側の海平線まで見下ろせるこの場所は、夜景観賞の絶好のスポットだと言ってもよいだろう】
【但し、今は人気も皆無に等しく物寂しい空気が漂うだけである。一人の存在を除いては―――】


…………――――

【蒼色のTシャツの上に紺色の長袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒いショートヘアの――その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が、転落防止用の柵に背を預けて座り込んでいた】
【外見から察するに、年齢は15〜16歳程だと思われる】

【―――眠っているのだろうか?俯いたその顔の表情は、直接確認出来ないだろう】


/ごめんなさい。予約です
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/04(月) 22:52:33.75 ID:Tms0MbKAO
>>675
【手にしたソフトクリームにしか意識がいっていなかったからか、自分が話しかけられた事に気付くのが一瞬遅れ】
【少しだけ間を置いた後、慌てて振り向き、其方に碧色の瞳を向ける】

ん……否定はしませんよ。
今の争いの元凶は、最近話題の……えっと、≪R.I.P.≫と、私たちカノッサ機関の所為でしょうからね。

【友好の意志が感じられない冷えた声に対しても、穏やかな表情のまま、返事をする】

安息って、人が生きるには必要ですよね。
落ち着いていて暖かい時間、そんな時間が無かったら、きっと人は壊れちゃうと思うんです。

だから……それを作る為に、私は機関に居るんですよ?
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 22:53:00.87 ID:hHjC2bpEo
>>676
【突きを避けられ、大きな隙が生れる】
【そこを見逃さない、ロウの右足の蹴り】
【狙うは顎先、だが―――】

バリィィン!!

【その蹴りを三つの“手”が受け、もう三つが優蛾の体を後方に突き飛ばす事で直撃を回避した】
【同時にロウも後方に飛び、両者は一定の距離を取る形になる】

アッハハハハァ、余裕でかわしたクセに良く言うぜ
小手調べだっつの、気ィ悪くすんな

【かわされる事を承知の攻撃だったのだろう、だが】
【“手”を一度に三つ失ったのは想定外だった】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 22:55:45.32 ID:Zvo3Nt1Co
>>673
むー、それはそれで非常に不健全な気がするのですが…
あなたが考えた末に出した結論なら、口を挟むのは無粋というものですね。

【猫少女は困ったように眉を寄せて少し考え込み、】

…ですが、世の中にはいろんな方がいらっしゃるものです。
ひょっとしたら、あなたのような方の衝動を抑える方法や薬を研究している方もいるかもしれません。
或いは、周期や条件を詳しく解析してみるのも、何らかの手がかりになるかも。

【真剣な表情で、そう捲くし立てた】
【体を寄せて、鼻と鼻がつくほどの距離によって、視線を逸らせないほど接近する】

…そんな手段を探して探して、探しぬいた結論が、誰もいない場所で、自分で自分を焼くような、ものなのですか?

【糸目が、開いて、その奥に隠された、蒼い瞳が顔を出す】
【何らかの力を帯びているのか、闇の中にあってなおぼんやりと輝く蒼は、悲しみを湛えている】
【けれど少しして、先ほどと同じように距離を取り、】

では、風がちょっと冷えるので、ホット○後Tで。

【小さなペットボトルを、少女との間にできた隙間に置いた】

名前が、ない、ですか?
…あー、マスター、いいんですかね?

【突然、『声』が誰かに尋ねるような事を呟くと、それに答えるように、ブルーラインが頷いた】
【妙な仕草だが、違和感が芽生える前に言葉を続ける】

実を言うとですね、ブルーラインという名前は、正式な名前ではありません。
説明するのがとても難しいのですが…そう、製品番号と通称、見たいなものです。
本当は小難しい数字や英語で並べられた、X-105だとか、GNX-Y901TWとか、企業ではそういうので区別するのですよ
でも、それだけじゃユーザーが愛着を持ちにくいから、親しみやすい…例えば、スターゲイザーとか、そんな風な名前をつけるのですよ。
…で、何がいいたいかというとですね…

【なんだか口にしている本人もこんがらがってきたのか、或いは『声』に苛立ったのか、ボサボサの髪をバリバリとかきむしり】

…え、えーい! 『今の私』に名乗る名前が、前の名前や本当の名前とは別にあってもいーんじゃないでしょーかーと!!

【突如、大声を発して立ち上がるブルーライン】
【いきなりの事で驚くだろうが、本人も何がなんだかわかっていないようだ】
【…ただし、表情は真剣である】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 22:56:27.98 ID:gJZFXmEso
>>674

他の組織との連携は、あるにはあるのじゃがな。
対機関連合に、六王教団。
この二組織の協力があった上でも未だに手が足りぬのが現状なのじゃよ。

……しかし、広報面での弱さは然程考えておらんかったことじゃな。
Justiceは具体的な行動を指定せず、平時は団員各々が思う正義を以て動いてもらっておる。
有事の際は連携をとるが、この方式ではどうしても内容が知りづらいという欠点が生まれるか。

【Justiceの活動内容や、ある程度の情報に関しては】
【六王教団系列の掲示板などで「一般公開」されている】
【しかし、それでも世界の多くの人の目に留まるものではない】

【現実問題として、これ以上の広報活動に手が回らないということも事実なのではあるが】
【一考の余地はあると、意見を純粋に意見として心に留めておいた】

……うむ、参考になったのじゃ。
基調な意見を感謝するぞイリスよ。

【礼の言葉を一つ。】
【一般的な意見を聞く機会というものは意外にも少ないため】
【本来ならば足しにならぬであろう意見でも、この場合は有効に働いたようだ】
【――故に、彼女の「答え」に違和感を覚えることは出来なかったが】

(……さて、腹の内では何を思うておるのか)
(杞憂であれば、よいが)

【――視線は外さずじっと、イリスの其れに向けたままだ】
【清浄なる属性を含有する「神気」を繰る織守は】
【イリスの瞳に映る異様な気配を敏感に感じ取り、しかしその実態までは掴めない】

【揺らぐ影を追っているような曖昧な疑心】
【織守は、扇で隠れた唇をそっと動かし】

御主は……――

【何かを紡ぎかけ、しかしそれは明確な言葉にはならず霧散する】
【ふぅ……と、小さなため息を一つ吐き出すと、口を閉ざし数瞬の間を置いた後】

――……まぁ、よいか。

【気の抜けるような言葉を、夜風に乗せて吐き出した】
【舞台を切り替えるかのようにパチン、と扇を閉ざして懐に仕舞い】
【ゆっくりと無駄のない動作で、切り株から立ち上がった】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 22:56:30.18 ID:jCD8lHy2o
>>679

くははは! いいねぇいいねぇ! ぼさっと突っ立ってるかと思いきや、多少は心得てるじゃねぇか!

【無事、弾丸の回避には成功し、屋根にある障害物の影に隠れる】
【屋根の上に登った段階で諦め、射撃音に気付いた機関員に取り押さえられるかと思っていたのだが、手際の良さには感嘆の声が出た】
【流石は機関に喧嘩を売るだけはある、と青年は心中で賞賛の言葉を並べている】

だがまぁ確かに銃は強いが、どんな状況でも強いわけじゃねえ
例えば今とかな

【青年はすぐさま、道路に並列している建物の屋根ではなく、道路から見て奥の建物に乗り移ろうとする】
【完全に逃亡する態勢だが、車から降りて追いかけるか、それとも別の手段を使うか】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/04(月) 23:00:38.79 ID:Jr+9msgbo
>>682

(あれは……)

【人気のない高台に姿を表したのは、一人の少女だった】
【栗色から緋色に変化する、グラデーションの掛かった不思議な色合いの髪を】
【今は高い位置で一つに結って、ポニーテールにしている】
【右手に握られているのは、掌の二倍程の大きさのハンドベル】
【白色の下地に描かれた金色の文様は、言語なのか図画なのかすら読み取れない】

(……また寝てるのか)

【彼の姿を見とめて、その姿勢から寝ていると決めつけた】
【――経験からくる推測なのである。他意はない】
【足音を殺して、静かに近寄ると】

【彼の右斜め前に、しゃがみこみ】
【その表情を確認しようとするだろう】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 23:01:49.64 ID:21iTj/IT0
>>680

【――彼がそのことを知ることは、無い】
【だが――「最近、ルカスが自分に秘密で何かしているんじゃないか」という予感は、あったのだろう】
【「訊ねたいこと」とは、それだったのかもしれない――】
【クロワは――「ありがとう」、と。小さく、独り言のように呟いてから】

……そうですね、何処から話せばいいんでしょうか……
……“全部”。……最初から、全部。順を追って話します。
長くなるでしょうが……聞いてください。


……オレの中にある、最初の最初の記憶。
それは、廃墟になった街のゴミ捨て場でした


【……――静かに、語りだす】


父も、母も。何も、覚えてないです
ボロ切れのような服を着ていて、ただ気付いたら其処に居ました。
ゴミ山の中で、眠っていて。
覚えているのは、『クシャルクス』という単語がオレの名前なんだろうなという実感だけ。

……後から知った話ですが、その年は酷い不作だったそうです。
推測するに、オレは……口減らしのために、捨てられたのでしょうね。文字通り、ゴミのように。


……『オレ自身』の始まり。これが『クシャルクス』という人間の、最初の始まりです

【……淡々と】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 23:06:31.99 ID:FQETLYB10
>>678

 生憎、俺も記憶の方が曖昧なようでな。前の俺では無くなってしまっているらしい

【彼は。自らを“変わってしまった”と評した後
Justice。その言葉を聞けば其の嗚呼、と其の眉根を見ずとも少し苦々しく云って】

……朔夜。成る程。矢張り初耳な気はしない

まぁ、人間、言葉を交わさずとも手を合わせた方が解り易いと聴く

【暫く。気まずそうにした後に。言葉より拳のような事を云い】

いざ、尋常に

【屈んだ両脚。其れを伸ばし。ガシリ。人の脚とは思えぬ音と共に彼は女性の目の前で着地して
俗に云う、“近距離”迄立ち幅跳びでも決めれば前屈み、妖々しい双眸を上目使い気昧にしている】
【この一連。其の間は短いといって過言ではない。矢張り人外故か】

【其の儘。左足を振り上げるだけ。所詮、牽制である】
【恐らく。前に動かなければ顔を掠るのみだろう。……踵落とし目的だろうか】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 23:08:22.24 ID:dEl4QP0x0
>>684

…それでも、だ。 殺してしまってからじゃ遅いんだぜ?

【そう言いながらバク転の時に消していた銃を相手に見えるように具現化し、後ろに下がりさらに距離をとる】
【銃は最初に公園につく途中に具現化したので、ロウの銃の具現化を始めてみることになる】
【右手に赤い銃、左手に青い銃が出る】

…行くぜ。 これも防いでみろよぉ!!

【1発、2発、3発。】
【右の銃の2発はどちらも地面に】
【またもや小石に当たって両脛に低い弾道で跳弾が襲う】

【左の銃からの1発は公園の鉄棒に】
【ロウから見て大分右にある鉄棒に当たり、彼女の左の視界に急に出てくるであろうその跳弾は彼女の右肩に向かう】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 23:08:33.52 ID:a/atEkkDO
>>689

────。

【ルカスは、その言葉を。その台詞を、静かに静かに、聞く】
【彼という人間が、そういう場所から始まったのには少々驚いたものの】
【それでも、時折頷き、相槌を返すだけ】
【感想や疑問は──後からでも良い】
【そんな考えからか】
【彼女はただただ静かに。話の続きを促した】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/04(月) 23:10:43.15 ID:QgLkTiubo
>>685

…そうですね
そんな方法も、探せばいっぱい、人の数だけあると、思います

【その口ぶりからすると、彼女は手段を探しぬいていないようだ】
【だが、彼女はそれを、悪いとは思っては居らず】
【同時に、近づかれて彼女は動きを失ってしまう】
【丁度、蛇に睨まれた蛙、猫に睨まれた鼠のように】

でも、ですね…
───何にせよ、他人様に迷惑を掛けてしまうのです

それなら、貴方さんの言葉を借りれば、私を焼くだけで済むほうがずっと良いでしょう?
あと、こんな化物の姿で……他人とつながりを作りたくないのです

【最後の言葉には、明確にウソが混じっている】
【それは彼女の真っ直ぐな瞳を覗けば容易に解ることだ】
【真っ直ぐ故に、隠せない孤独感と寂しさに満ち溢れていて】

【温かいペットボトルを受け取り、暖を取る様に一度頬に当てて】
【一口、口を付けると、ふぅ、とため息を付いて】


今の私の名前……う〜ん……
急に、言われましても…

【圧倒されて困ったような表情を浮かべて、呻くように考えこむ】
【3分ぐらいの間を開けて、ようやく口を開いて】

で、では、ホワイトノート……とでも名乗っておきます
………何も無い、存在ですから
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 23:11:20.04 ID:gK2QuA+40
>>677

【喜ばれていたなら幸いだと、僅かに口角を上げる】
【御馳走かぁ、どんなのだろう、と楽しみが一つ増えたのも理由の一つか】

……

【その風を、ゼーロも受けて、余計な感情が何処かへ流されてゆく】
【今は只、火憐の言葉を待つばかり――】
【その時間は恐ろしいくらいに長い】
【昨日といい、今日といい、時間の感覚なんて、それも風と一緒に流されてしまったかのよう】


【そして…火憐の口は開かれて】
【ゼーロは、静かにその言葉を、聞く】

【それは、彼女の明確な決意が表れているようで】
【やっぱり、離れていってしまうのかと、覚悟していたことではあるが、悲しくなる】


……?

【起き上った火憐につられるようにゼーロも上体を起こし】
【彼女の眼の前にあるものを見る】

【見つめられた刀と、その先の祖父の墓】
【それはどちらも、火憐にとって大切で特別なものだと、語られるその言葉からひしひしと伝わってくる】


……………………

【そして初めて彼女の震える声を、強く炎のような凛と佇む以外の姿を、見た】



                      【だから】



…………うん、我慢する
火憐お姉ちゃんならきっともどってくるって、信じてるから!

【自分だけは笑顔で居なくては、と】
【泣きだしそうになるのを懸命に堪えて――笑顔を作る】

【―――其れが、彼女を後押しできるものになると信じて】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 23:12:34.55 ID:mcVpgZdso
>>686

【思いついた事を述べろ、と言われたものの、やはり、評価は気になる御様子
礼の言葉を紡がれて、緩んでしまう表情から、思わず笑みが零れた
瞼で瞳が覆われると、気配はすっからかんと消えて、後に残るのは、ゆったりとした彼女だけ】

【無論殺気もなければ、覇気もない、ただ単純に小娘、な彼女が存在するだけであろう
そんな彼女は、一段落ついた会話の様子を感じ取りながら】


んー……何だか私ばかり質問している気持ちがしますね
私としては、織守ちゃんの事を沢山知ることが出来るため、満足、と言えるのですが


【そこですーっと、言葉の尾を響き渡らせる
夜に沈み行く、彼女の聞き取り易いソプラノボイスは、ふわりと揺れて、貴女へと向かってゆく
彼女の方向へと視線を向けてみれば、両手をお尻の後ろに回して、そんな夜の様子を愉しんでいる、様子】

【彼女が言葉を紡ぐたびに、小さくもカタチの良い唇が、ぷるん、と潤んだ様子で震えていく
紡がれる言の葉に乗った夜露のような瑞々しい響きは、きっと、この唇がつけるものであろうか
――――……零れる吐息に混ざる薫りは、果実のように、甘い甘い、蕩ける薫り
鼻から流れ込むと、舌先にまで、その味を感じさせる、ようで――――……】

【くいっと、一歩踏み込むと、貴女との距離が縮まる
たゆん、と大きく揺れた胸のそれの音が、確かに響いた】


織守ちゃんからでも、質問しても宜しいんですよ?
――――……まあ、こんな普通の人に、質問をしろ、というのもどこか無茶かもしれませんが
案外、こーんな人が裏で悪いことしてるかもしれませんよー?


【ふふ、と表情をほころばせて、微笑を浮かべると、風に言葉を蕩かせた
たゆたう言の葉は、貴女へと流れ込む夜風に染み込んで、元の色を薄めていく
故に、その言葉は貴女次第でいくらにでも染められるだろう】

【――――……存外、意味深な言葉かもしれない
尤も、たぶん、おそらく、何となく難だろうけど……】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 23:12:56.24 ID:tzJ19XuSO
>>683
【右手のソフトクリームを、大きく口を開いて。半分ほど、口に含んで】
【口の周りに付いたクリームを、“舐め取る”という、やや「品が無い」事をして】

……ああ、品が無くて悪いね。つい、癖って奴かな?

【その行為について弁解。口調と一致しない“不気味な笑み”を浮かべながら】

成る程ね……“暖かさ”の為に、“世界を冷やす”組織に入っている、と。

……実に“人間”だね君は。まあ俺もなんだけど、さ…………まあいいや。

【そう言って、半分ほどにまで減った右手のソフトクリームを、一気に口の中に入れる……という“贅沢”な事をして】
【空いた手に、鎖鎌を片方だけ、持って。】

そこで提案なんだ。俺の“暖かい時間”にはカノッサ機関なんて要らないんだよね…………悪いけどさ

俺の為に、殺されてくれないかな

【笑顔のままで、確かにそう言った】
【鎖鎌には、“音属性の魔翌力”が込められ始めているのが……もしかするとだが、分かるかもしれない】

【然し、彼は“自発的”に始めるのが嫌なのか、あるいは理由あってか】
【そちらが反応するまで、まだ動かない】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 23:13:20.71 ID:8WIWghFP0
>>687

[てめぇ!掃除屋なめんなよ!]

【狙撃銃を構えて相手の出方を見るが、自分からそう隙を見せる程相手も不慣れではないと判断】
【強がるように叫びながらも、無駄弾を撃とうとは決してしない】

『(…ありゃ、車から降りて追いつける奴じゃねぇ)』

…おい、お前ら言わなくても分かってるよな?

『当然だろ、“足”ならこっちの勝ちだ』

【先程の能力が相手に備わっている限り、“高さ”で追い付こうとするのはまず無理】
【ここで車を捨てて建物を登ろうとするのは、目の前しか見えない馬鹿か素人だけ】
【なら、こちらは“平面範囲”で確実に潰していく――!】

[遠ざけてくれ!もうちょい!]

【少なからずも車の走る道路の中、上手い具合に車を操る運転手】
【青年が飛ぼうとする時を見計らい、そして――】

[――喰らいなッ!!]

【奥の建物に飛び移ろうとする青年目掛けて弾丸を放った】
【建物の高さからして撃ち落とせば落下による大ダメージは確実、そこを車で拾いに行けばいい】
【仕留め損ねても、彼らは道を曲がって青年の行く先へ向かおうとするだろう】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 23:17:08.26 ID:KfuIFmzDO
>>688

【現れた少女に、そっと静かに歩み寄られても目立った反応は無い】
【気付いていない、のだろうか――覗き込んでみれば、確かに目は閉じている。然しながら、その少年≠ゥらは寝息の音すらも聴こえない】

【止まっている=\――それはまるで螺旋を抜かれた機械仕掛けの人形のように。違和感と共に、そんな印象を与えるだろう】


………――――

【―――すると唐突に、彼は無言のまま立ち上がる】
【すくりと、というよりは――その動作もどこか重々しい。数日振りにベッドの上から腰を上げるかの如く、不自然で。何故であろうか未だに瞼は閉じられたままなのだ】


【少女の存在を認識しているのかいないのか。幾らか歩き出すと、立ち止まり】

【彼女に背中を向けたまま固まってしまうだろう――】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 23:17:09.23 ID:NU0NgAGRo
>>694
……ありがとう。ゼーロ!

【そう言うと、せめて離れるまでの間は、一緒にいようとばかりに】
【ゼーロにぎゅっと、抱きついてみるだろう】

……必ず、戻ってくるよ。
私が戻ってくる頃には、ゼーロも、何か目的が見つかれば良いな。

【優しく、そう言葉を掛けて】
【ゼーロの頭を、優しく、優しく、撫でるだろう】
【きっと、寂しくなるだろうから。せめて、この間だけでも、と】
【“此方から”、スキンシップをとろうとした】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 23:19:23.31 ID:jCD8lHy2o
>>697
//今のところ、青年の位置は道路から見て屋根の奥の方になるのですが、大体どのあたりから狙ったのでしょうか?
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 23:19:47.28 ID:Zvo3Nt1Co
>>693
ホワイトノートさん、ですか?
…意外といいセンスしてますね、ふむふむ。

【『声』は、ちょっと感心するようにいくらか呟き、ブルーラインは少しだけ目を据わらせる】

だって、これから何でも書き込めるじゃないですか。
どんな芸術家だって、まず真っ白なキャンバスからはじめたのです。
そこに何を書くのも、あなたの…って!?

【強引に、ブルーラインはホワイトノートの手を乗り再び顔を接近させる】
【目線を決して逸らせないように、今度は額をつき合わせるような距離に持ち込む】

”君ね、”

【『声』ではない、別の、心のうちに響く音が彼女に届くだろう】
【まるで少年のような、ちょっと低いトーンの声が、如何なる感情か更にトーンを低くして言葉を吐く】

”今まで、人を好きになった事、ある?”

【脈略がない、飛躍したような言葉を投げつける】

ちょっ、マスター、今私がお話して、

”これから僕がお話しするから君は黙っていようねラーズ”

【慌てた『声』をばっさり切り捨てて、ブルーラインは回答を、やや強引に促す】

”どうなの、白紙の書。君は、今まで、誰かを好きになった事、あるの?”
”迷惑になるからとかそんな事はどうだっていいんだ、答えろ。いるのか、いないのか?”
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 23:21:57.61 ID:8WIWghFP0
>>700
/仮にこちらから見て建物が右側にある状態で走っているとして、車を道路の左ギリギリまで寄せて撃ったという設定です
/分かりにくかったら御免なさい、正直こちらとしては非常に当たりにくい状況からの狙撃と見解しているので、外れても全く問題無いです!
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 23:22:32.76 ID:21iTj/IT0
>>692

……オレは先ず、生きる術を探しました。
ご飯を、飲み物を求めて、それを手に入れる方法を探しました。
……ゴミが高く積まれた部分に、まだ食べられそうなパンがあるのを見つけて――
――ですが、オレの手では届かない。……強く、……強く、「あれが食べたい」と思った時です。

…………≪Black Gives Way To Blue≫

【クロワは、静かに紡ぎながら、左手をすぅ、と掲げる】
【すると――その左掌の先に。凄まじい魔力と、『冷気』が集束していくのが分かるだろう】
【ルカスの、知らない『能力』……≪アリス・イン・チェインズ≫じゃない。『能力』】
【……やがて、彼の左掌の先には。漆黒の、氷十字が出来上がる】
【それは。周囲に強い魔力をほのかに放ち、そして。周囲の空気を、瞬きの間に『凍結』させ『破壊』を繰り返していた】

……この『氷の十字架』に触れたものは。それが何であれ、全て『凍りつき』、瞬きの間に『砕け散る』。
まるで、両親に捨てられ、何も信じられるものが無いオレの心を具現したかのような能力……
絶対零度の……触れるもの全てを凍らせる、黒い牙。

【――ふわりと、やがてそれは霧散する。肌寒い気配を、ばらまきながら】
【あまり長い間、具現化させることは出来ないのだろう……大きな魔力の唸りを感じたはずだ】

……積みあがったゴミを全て凍らせ、砕き、オレはそのパンを食べることが出来ました
生まれながらにして所持していた、この能力で。オレは自分の欲しいものを得ることを覚えました
邪魔するものは。すべて、凍らせて破壊してしまえば良い。

それが、自分の手を阻む障害物であれ、店の扉を封じている鍵であれ、
……“人間であれ”。


…………生きるために。我武者羅に、ただ生きるために。
……生きるため、だけに。

そんな生活を続けていた、ある日に……――「彼」が、オレの目の前に現れたんです。


≪黒の暴帝≫……――――グレミュール・ポポル。


【……――彼は少し、早めに喋っている様子が見受けられた】
【だがどうしても、その名前では。止まってしまう――】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 23:23:11.89 ID:Zvo3Nt1Co
>>701
/ぬおー変な事かいてるー

【強引に、ブルーラインはホワイトノートの手を乗り再び顔を接近させる】

【強引に、ブルーラインはホワイトノートの手をとり再び顔を接近させる】

/に修正します、ご迷惑おかけします
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 23:26:42.22 ID:xnA2/m+SO
>>690

へえ。……まぁ、細かい事は今は抜きだ。

――――勝負。

【着地点に大体の見当を付けて、然し不動。牽制の左足に対して、漸く反応を返す】
【足が肩の高さにまで振り上げられた所で、人影は身を屈めつつ姿勢を前傾】

【どん、ぴしゃりのタイミング。頬を掠める爪先が振り切られた瞬間、右足で踏み込んだ】
【踵を落とされるのと引き換えに、その態勢を崩すのが狙いだったのだろう】
【続く一撃は、軸足となった右を狙う掃腿であった――】

【踏み込んだ右足を軸に反時計回り、外側から左足で膝辺りを薙ぎ払わんとする】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 23:27:06.29 ID:gJZFXmEso
>>695

……いや、構わぬよ。
今日の妾とイリスは「話をする」ために此処に留まっておるのじゃ。
此の様な絶景の月の下で腹の探り合いなど、風情も何もあるまいて。

【そう言うと、先程まで発していた探るような意識を霧散させ】
【ふっ……と不敵に笑みと共に視線を少し外した】
【何処まで本気なのか、それはきっと織守自身にしか知ることは出来ない】
【しかし、この言葉は確かに「お互いの立場を考慮した」語り合いの終了を告げていた】

ああ、じゃが……そうじゃの?
質問を一つするとしたら、アレを欠かしてはいかんじゃろうて。

【織守はそう言うと、懐に手を入れて】
【ごそごそと数秒間着物の中を探った後、何かの包のようなものを取り出すと】

……御主、団子は好きか?
今日の出会いを祝してほんの餞別じゃ。
毒など入っておらぬからの、嫌いでないのならば受け取ってくれ

【何処からか取り出した紙折り鶴の上にそっと乗せて】
【すぅ……と夜気に滑らせて笹の葉で出来た包みをイリスの手元に向かって飛ばす】

【中身は笹団子が二串。何の変哲もない、ただの菓子であった】
【このような雰囲気で出た質問は結局、「団子は好きか」。そんな、極々普通のものであった】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 23:28:00.47 ID:gK2QuA+40
>>699

わっぷ……

【抱きつかれ、じわり、涙がこぼれそうになる】
【だけど、今はそれはいけない】
【悟られないように、火憐の顎の下付近に顔を埋めると】
【完全には無理だとわかってはいるが、気づかれないように少しだけ火憐の服で涙を拭った】


………うん
火憐お姉ちゃんも、がんばってね…!

【そうして、何時ものように頭を撫でられながら】
【寂しさに耐えれるように、今だけはと、目いっぱい甘えることにした】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/04(月) 23:30:11.16 ID:Tms0MbKAO
>>696
別に、私は気にしませんよ?
好きな食べ方で食べるのが一番でしょうからね。

【そう言って、青年の不気味な笑みとは真逆の、暖かな微笑みを浮かべ】
【かぷり、と、食べ掛けのソフトクリームを口に含む】

ん、そうなりますね。
人間らしいと評して貰えるのなら、嬉しいです。

【そう言って、微笑みの色を強くするも、次の言葉で顔を曇らせる】

殺されろ、ですか。
まあ、当然ですけれどお断りさせて頂きますね。
というか、です、仮に模擬戦などの命の危険が無い戦いでも、街中の公園でするつもりは無いですよ。

人の減る夜中とは言え――あまり、宜しいとは思えません。

【そういいながら向ける碧の視線は、咎めるような色を含み、先よりも鋭いものになっている】

【一見、この状況でも尚戦闘行為を批判している『平和ボケ』した少女だが、見る人によっては解るだろう】
【細い脚の筋肉には、適度に力が込められ、直ぐにでも座った状態から回避動作が行えるようになっており】
【目は青年の武器を構える腕の様子を注視し、手は、腰に吊した細剣に何時でも伸ばせるように準備してある】

【つまり、この少女は、理想と希望の籠もった甘い科白を吐いているだけの人間ではない、と】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 23:30:41.62 ID:jCD8lHy2o
>>702
//りょ、了解しました

>>697

(この位置関係で射撃……?)

【通常、建物の奥行きが余程狭く且つ高さが無い状態でない限り、下からの上方射撃が当たることはない】
【跳弾、もしくはコンクリートを貫通させて狙った、のであれば別だが、普通に狙った場合は建築物のどこかに当たった、で終わるだろう】

【次の建物に飛び移り、辺りを見渡す】
【建築物は複数。だが高さがあるもの、例えば隣の機関支部などには飛び移れない】
【互いから互いの動きを見ることも出来ない】
【そこで】

まぁ意表を突くってのは、逃亡戦の常だよなぁ

【彼は次の建物には跳び移らず、建物の下にある隙間──所謂路地裏に飛び降りようとする】
【この行動が読めれば狭い場所という有利な状況にもっていけるが、どうだろうか】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/04(月) 23:30:54.88 ID:Jr+9msgbo
>>698

【睡眠よりも、さらに純度の高い停止状態に、一抹の不安が過ぎった】

アリエ――

【瞼を閉じたまま彼に呼びかけようとして】
【その声は途中で止まる】

【唐突に立ち上がり、自分を視界に入れないまま歩き出した彼を】
【どこか、裏切られたような表情で見送って――】

【――止まってくれた?】


…………アリエル、なのか?

【立ち上がりながら、その背中にもう一度】
【怪訝そうに声を掛けてみる】
【彼が離れた距離を、追うことはしなかった】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/04(月) 23:31:06.49 ID:hHjC2bpEo
>>691
…流石、だなァ

【両手の赤と青の銃をしっかりと見据え、回避の準備をする】
【弾道さえ見きれば避けられるはず、だったが―――】
【―――放たれた先は、地面と鉄棒】

なっ…!?

【こちらを狙う事を一切放棄したかのような発砲に意表を突かれ】
【その本当の狙いが弾の反射であったことに、数刻遅れて気づく】
【――そして、両脛への不意をついた跳弾、そして間髪置かず右肩への跳弾】


チュギイィイン!!ギィイン!!!


【―――しかし】

…っく、アッハハハハハァァァ!!!
最ッ高だぜェェ!!!!

【よろける事もなく大声で笑うその様は、まるで何事もなかったかのように見える】
【やはり、その防御力は伊達ではないようだ】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 23:32:49.85 ID:NU0NgAGRo
>>707
はは、ゼーロは可愛いなー。

【ぐりぐりなでなでもふもふ】
【実は、泣きそうなのに、気づいていたけど】
【火憐は“お姉ちゃん”だから。気づかないふりをすることにした】
【そして、暫く、抱きしめて、頭を撫でて。甘えさせて、此方も、少しだけ、温もりを感じて】

……ん。
さて、ちょっと私も畑見てくるかな!
ゼーロも行こう!ウチの畑のきゅうりは美味しいんだ!

【立ち上がると、火憐は畑の方へ走っていった】

//ここらへんで、どうですかね。なんか際限なくもふもふぐりぐりしちゃいそうなので。
//乙でしたー!
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 23:35:33.90 ID:a/atEkkDO
>>703

【彼に比べたら。自分は恵まれていた】
【小さい頃は、親がいて。家族がいて──】
【そんな回想は。すぐに途切れることとなる】

氷────?
冷た……、、

【静かな部屋に突如顕現した魔翌力や冷気を感じ取り】
【更には其の異能が、自分の知らないものであったことに更なる驚きを覚えつつ】
【一瞬。氷十字に触れようと思って、そっと手を差し出すも──】
【彼の説明を聞き。ぴくりと手を引っ込め】
【そして、僅か数センチ先で、十字架が崩れていくのを、肌で感じた】

【──話を聞きながら、また頷き】
【続きを促そうとしたけれど】

──、グレミュール、

【彼女もまた。その言葉に躓いてしまう】
【それでも】
【彼女はその後真っ直ぐに彼を見て】
【話の続きを、優しく求めることだろう】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/04(月) 23:36:40.50 ID:8WIWghFP0
>>709
/あと1レスで絡みを終える事が出来たのに、ちょっとこっちの親と今揉めてます
/大変申し訳ないですが、ちょっとこの絡みはここで終わりにさせて頂けませんか!?
/勝敗はこの時点で完全にそちらの勝ちってことで認識しております
/明日の夜も少し来る予定なんで、その時に最後のレス投下しても宜しいでしょうか?
/それがダメなら後日に補足レスで続きは描きたいと思うのですが、どうでしょうか?
/こんな際どい時だってのに、本当に申し訳ありません…
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/04(月) 23:37:25.78 ID:gK2QuA+40
>>712

………もぅ

【小さく呻くように照れる】
【暫く甘えると】

【火憐と一緒に立ち上がり】


うんっ!

【と返事を一つすると】
【大好きな姉と共に部屋を後にした】

//た、確かにそうなりそうだ
//ではでは、お疲れ様でしたー
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/04(月) 23:39:04.75 ID:jCD8lHy2o
>>714
//あ、構いませんよー
//では明日にでも最後のレスをお願いしますね
//じゃあ今日はこのへんで。お疲れ様でした
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/04(月) 23:41:04.42 ID:21iTj/IT0
>>713

……隠すつもりは無かったんです。ですが、明かす必要も無かった
オレ自身、『この能力』は。封印しようと……「あの日」から、そう決めていましたから

【氷十字を消失させながら、彼は紡ぐ】
【「あの日」……それもまた、じきに語られるのだろう】
【クロワは、「長い話になりますが……ごめんなさい。我慢して、聞いてください」と、小さく言ってから、続ける】

……「暴帝ポポル」……「彼」は。…………言いました。
行くところが無いのなら、自分と共に来て見ないか、と。
……疑いもしましたよ。ですが、彼は……まるで父親のような優しさで、オレを包み込んで。
そして――圧倒的な強さで、オレに怨みを持っていた奴らを、蹴散らして。
……この世界を打ち払ってくれる、救世主のように見えたんです。


後から知ったことですが……彼はその頃、自身の名も無き組織をより磐石なものとするために――
身寄りの無い子供たちの中でも、特に能力や才能に長けているものを、集めていたそうです。
『親』となることで信頼を得、幼少の頃から思想を浸透させ、鍛え上げることで……
心技体、全てが完全でありながら。暴帝ポポルのためなら生命を投げ出すことすら厭わない……。
……そんな『駒』を生み出すために。


……オレが今まで犯してきた罪を、許すと。
その代わり、それはずっと背負っていかなくてはならない、と。
でも、それはオレひとりが背負うものではなく、『仲間』のみんなで背負うものだから、と……

……新たな旅立ち。今までのオレに別れを告げて、生まれ変わる。
そんな意味を込めて……暴帝ポポルは、オレに『姓』をくれたんです。


…………≪クロワール=@…… −Croix(クロワ)−≫  …… 『 十字架 』。


ここからが、オレの二つ目の始まり。
≪R.I.P.≫所属の兵士。『クシャルクス・クロワール』という男の、始まりです。



……同じような境遇で、両親を亡くしたか、捨てられたか。
そうやって集まった、才能の原石……
……紅丸 紅斗。そして、スバル=エルデピアス。
オレたち3人は、此処で出会いました

【……半ば、予想はしていたかもしれない】
【彼が。元、≪R.I.P.≫所属である――ということは】
【だが、紡がれた内容は、あまりにも。……あまり、にも】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/04(月) 23:41:34.29 ID:mcVpgZdso
>>706

【貴女の言葉に安心したのか、向けられる微笑の色が、強く感じられた
それは絶景の月の角度が変化したからか、はたまた、本当に彼女の笑みが強くなったからか
ただ一つ言えるのは、柔和な光が、彼女達を照らすと、互いの均整の取れた顔たちがはっきり見える、ということ
それは数多の芸術家が我先にと、筆を握るほどに、絵になるカタチであったに違いない】

【――――……尤も、それはもしも、の話
今宵の邂逅は、哀しいかな、月が静かに見下ろすだけで
彼女の笑みは、紛れもなく、貴女に向けた、貴女だけのもの】

【……否、語弊があった、貴女と、貴女の差し出した団子≠ノ向けられた、ものだ】


もう――――……全く、怒りますよ?
こんな美味しそうなお団子を餞別に頂いたなら、私も何かお返ししないといけないじゃないですか
それに、お団子さんが嫌いな女性が居るわけありませんよ


【表情が、緩んだ、それこそ――――貴女からくっきり見えるほどに
折り鶴を受け取ると、ゆーっくりと、確かめるように笹の包みを開いた
くんくん、と薫りにまず意識を傾けると、笹の雅やかな薫りが、鼻を誑かして
――――……彼女の表情が、蕩けるような微笑へと、昇華していく】

【黒いレースの薄布越しに、お団子を掴むわけにもいかないのか、丁寧にロンググローブを脱ぐと
チラリ、と貴女へと視線を向けると、いただきます、と一言述べて、二つ一気に口の中へと放り込んだ
もむもむ、と小さなほっぺたが一杯になって、音を響かせていくと、美味しい、と感じているのが、表情からも見てとれた
――――幸せそうに、食べてます】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) [sage]:2011/04/04(月) 23:42:10.44 ID:mcVpgZdso
>>706

【貴女の言葉に安心したのか、向けられる微笑の色が、強く感じられた
それは絶景の月の角度が変化したからか、はたまた、本当に彼女の笑みが強くなったからか
ただ一つ言えるのは、柔和な光が、彼女達を照らすと、互いの均整の取れた顔たちがはっきり見える、ということ
それは数多の芸術家が我先にと、筆を握るほどに、絵になるカタチであったに違いない】

【――――……尤も、それはもしも、の話
今宵の邂逅は、哀しいかな、月が静かに見下ろすだけで
彼女の笑みは、紛れもなく、貴女に向けた、貴女だけのもの】

【……否、語弊があった、貴女と、貴女の差し出した団子≠ノ向けられた、ものだ】


もう――――……全く、怒りますよ?
こんな美味しそうなお団子を餞別に頂いたなら、私も何かお返ししないといけないじゃないですか
それに、お団子さんが嫌いな女性が居るわけありませんよ


【表情が、緩んだ、それこそ――――貴女からくっきり見えるほどに
折り鶴を受け取ると、ゆーっくりと、確かめるように笹の包みを開いた
くんくん、と薫りにまず意識を傾けると、笹の雅やかな薫りが、鼻を誑かして
――――……彼女の表情が、蕩けるような微笑へと、昇華していく】

【黒いレースの薄布越しに、お団子を掴むわけにもいかないのか、丁寧にロンググローブを脱ぐと
チラリ、と貴女へと視線を向けると、いただきます、と一言述べて、二つ一気に口の中へと放り込んだ
もむもむ、と小さなほっぺたが一杯になって、音を響かせていくと、美味しい、と感じているのが、表情からも見てとれた
――――幸せそうに、食べてます】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/04(月) 23:43:21.98 ID:QgLkTiubo
>>701

……そんな素敵な物ではないですよ?
どんな色だって、太い黒の油性ペンだって、書き込めない
───或いは、書いても消えてしまう

…そんな"無"の白色です…っ!?

【彼女は自虐気味に、目を閉じて、ふっと息をついて】
【次に目を開けたときには、そちらの顔がすぐ近くにあり、驚くが逃げられない】
【別段意識しているつもりは無いのだが、鼻息さえかかるこの距離で、
  まっすぐに視線を合わせることが何か恥ずかしいのか、また顔が赤くなって】

───えっ!?
誰…ですか!?

【驚くのも無理はない。視線を周囲に泳がせるがブルーライン以外の姿は無く】
【なんとか頭を回して、そちらの言うマスターなんだと、納得させた】


人を好きに…ですか……

私は……いえ、以前の私は─────人間が、みんな大好きでした
面白いですし、いろんな人が居て、時に私を助けてくれて……


【その言い方は、もう好きになる資格は無い、と言わんばかりで】
【もし、恋愛方向の意味で言っているなら、随分とズレた答えである】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 23:43:16.68 ID:tzJ19XuSO
>>708
そうかい、なら良いのさ……まあ、もう食べ終わったんだけど。

【彼はまるで機械のようで、あるいは“人形”のようで】
【固まったままの、不気味な笑みは、見る人によっては非常に“不愉快”】

皮肉ったんだけど、ね。どうも、君には通用しないらしい……

【困ったなあ。】
【とでも言うかのように、鎖鎌を持つ右手で、後頭部を「ポリポリ」と掻いて】
【然し、隙は見せない。ソフトクリームを持つ左手にも、魔翌力が溜まり始めている】

あらら……機関はテロリストの集まりというのが定評だが、君は違うらしいね……まあ、どうでもいいけど。

確かに、仮にもセイギノミカタの俺が街中で暴れるのはまずいかな…………で、どこか良い場所知らないかな?

【この青年は、少女の事を決して、過小評価はしていない】
【どれ程暖かい笑みを浮かべても、どれ程見た目が幼かろうと……“カノッサ”】
【彼には、流石に“どこをどう、どういう風に”までは分からないが…………彼女が自分を警戒し、そして“甘くは無い”事くらいは、理解している】

【然し彼は、宣戦布告を撤回せず】
【むしろ、“積極的”に。“襲う相手に襲われる場所を選ばせる”という、ある意味異常な事を口走る】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 23:43:39.98 ID:tzJ19XuSO
>>708
そうかい、なら良いのさ……まあ、もう食べ終わったんだけど。

【彼はまるで機械のようで、あるいは“人形”のようで】
【固まったままの、不気味な笑みは、見る人によっては非常に“不愉快”】

皮肉ったんだけど、ね。どうも、君には通用しないらしい……

【困ったなあ。】
【とでも言うかのように、鎖鎌を持つ右手で、後頭部を「ポリポリ」と掻いて】
【然し、隙は見せない。ソフトクリームを持つ左手にも、魔翌力が溜まり始めている】

あらら……機関はテロリストの集まりというのが定評だが、君は違うらしいね……まあ、どうでもいいけど。

確かに、仮にもセイギノミカタの俺が街中で暴れるのはまずいかな…………で、どこか良い場所知らないかな?

【この青年は、少女の事を決して、過小評価はしていない】
【どれ程暖かい笑みを浮かべても、どれ程見た目が幼かろうと……“カノッサ”】
【彼には、流石に“どこをどう、どういう風に”までは分からないが…………彼女が自分を警戒し、そして“甘くは無い”事くらいは、理解している】

【然し彼は、宣戦布告を撤回せず】
【むしろ、“積極的”に。“襲う相手に襲われる場所を選ばせる”という、ある意味異常な事を口走る】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/04(月) 23:45:34.37 ID:dEl4QP0x0
>>711

ちっ…流石に堅ぇな…早く終わらせて酒場で飲み直したいんだ…
指が疲れるから嫌なんだが…しゃーねぇな。

【そう言うと男は右手を後ろにやり自分の体で右の銃を隠す】

【ドン】
【左の銃で真正面、腹辺りを狙って真っ直ぐ1発】
【しかしこれはおとり】

―――行くぜ、<高速三連銃撃(トリプルクイックドロウ)>―――

【ドドドッ】
【三発の弾丸を隠した右手から撃つ】
【その引き金を引くスピードが超高速―――】
【3発の銃弾が1つの塊に見えるほどの狭い間隔で1列に並び、彼の股下を抜いて跳ね返り、跳弾が先ほどと同じ右肩に3つ並んで飛ぶ―――】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 23:46:07.57 ID:FQETLYB10
>>705

 良い踏み込みだ。見習わせて貰う

【ぎぃんっ 空の音が鳴り。其れは弾かれてしまうだろうが】
【その筋を追うかのように其の眼は。下を見据えていて。但し左脚から体制が崩れる】
【……少し。不吉な事を呟きながら】

【其の道理か。脳天を狙っていた其れは】
【“バランスを崩して”人影の右肩を踏み付ける形で襲う】
【剣を弾く脚とは、矢張りそこは堅牢なのだろう事も伺える】

【しかし、堅牢が災いしたのか、弾かれてから踏みつけがある迄はかなりの猶予はある】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 23:52:01.57 ID:KfuIFmzDO
>>710

………―――ふふっ

【背後から掛けられた声に呼応して、嘲笑にも似た声が少年の喉奥から漏れ出した】
【―――小刻みに震え始める肩。"笑っている"のだと推測するのは容易い】
【溢れ出る悦楽を堪えようと、その笑い声を押し殺そうと。クスクスと不可解な彼の声が少女の鼓膜に届いて、震わせて―――】


………―――これはこれは御機嫌麗しゅう。鎖のお嬢様―――

【―――丁重な挨拶と共に振り返った彼の表情。その瞳は―――】

【月明かりの下に照らされるその双眼は―――紛うこと無き深い深い蒼色≠灯していたのだった】
【纏う雰囲気は空気を凍て付かせる程に黒ずんで、張り付けたその不快な笑みには、あの無邪気な少年の面影は一抹足りとも感じられない】

【少なくとも、少女の期待していたであろう彼≠ナは無いのは一目瞭然で―――】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/04(月) 23:54:30.91 ID:gJZFXmEso
>>718

うむ、口にあってくれたようで重畳じゃな。
妾の大事な菓子を差し出した甲斐があったというもの

【小さく含んだような笑みを浮かべながら】
【イリスが団子を口にする姿を満足気に眺める】

【先程の言通り、団子に毒物などは混入されておらず】
【噛めば中からこし餡が現れ、笹の香りと共に控えめな甘さを楽しむことが出来るだろう】

お返しなど、考える必要もあるまい。
強いていうならば、先程の妾の質問への答えが代わりという事にでもしておくがよい
先にも言うたが、民の意見を聞くことは妾に取って有益じゃからの

【ふむ、とイリスの言葉に対して】
【気にするなという意図を含んだ声を掛けると】

……さて、もう夜も遅いな。妾はそろそろ拠点に帰るとするのじゃ。
イリスも体を冷やさぬうちに家に帰るがよいぞ。

――ではな、イリスよ。また縁の巡り合わせがあれば会うとしようかの。

【其処まで告げると、織守はそっと踵を返して歩き出す】
【袖口からシュルッと二体の小さな「折り鶴」が姿を現すと、それらは織守の回りをふわふわと浮かびながら追従した】
【特に引き止められることがなければ、織守はこのまま場を後にするだろう】


【――カサリ、と先程織守が立っていた付近の木ノ葉が揺れる】
【風でも吹いたか、小動物でも動いたか。定かではない】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/04(月) 23:56:08.62 ID:Tms0MbKAO
>>721
皮肉を言われたから、私なりのイヤガラセで返したんですよ?
困って貰えて、何よりです。

【悪戯をした後の子供のように、くすりと笑って】
【それでも、一切の警戒は解かずに、話を続ける】

機関員だって人間ですからね、考え方に違いはありますよ。
そういった行動を起こす事に積極的な人が居る事は、否定しませんけどねっ。

この辺りには私も来たばかりなので、実は余り詳しくないんですよね。
でも……彼処の路地裏辺りなら、邪魔が入らないと思いますよ?

【ゆっくりと立ち上がり、自身が告げた路地裏に向かい歩き出す少女】
【青年との戦いを避ける事を諦め、戦う事にしたのか、予め罠を仕掛けた区域に誘い込む気なのか】
【今はまだ、解らない―――】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/04(月) 23:56:57.69 ID:Zvo3Nt1Co
>>720
”君の言葉は、その全てを裏切るんだぞ”

【その蒼い瞳の向こうで、何かがメラメラと踊っていた】
【強い、激情と表してもいい。この姿にはそぐわない、強い怒りの炎が燃え滾っていた】

”何が自分はどうなってもいいだ、単に嫌われたくなくて予防線張ってるだけじゃないか”
”そんな事を口にするやつは、十人中十人が甘ったれて言ってるんだ”

”わかるか、君は、君が好きだったはずの人たちを信じきれず、信じる事を選択しないまま逃げようとしているだけだ”

【妙な熱だった。いつもは冷静で、ともすれば人を突き放したような『ソレ』が、いつになく激昂している】

”…そうとも、助けを求めるってのも、案外勇気がいるんだ”
”相手の負担になりはしないかと、そんな事になるなら自分なんか要らないと、恐れてしまうものだ”
”誰だってそうさ、特に脛に傷持つ連中は、その恐れを常に抱えて生きている…”

【目を伏せて、間があって、けれど再び視線を合わせたとき、炎は更に膨れていた】

”で、君を面白くさせてくれた人に、君は何をした?”
”時に君を助けてくれた相手に、君は何をして返した?”

”それだけの恩を受けておいて、自分には何もないだと? 燃えてしまえばいいだと!?”

【胸倉に掴みかかりそうな勢いで、ブルーラインは手を伸ばした】
【…その蒼い目の端から、何かを零しながら】

”それは、もはや義務だ。それをなさず、何もしないまま退場なんてすること、僕は決して許さない”
”燃えてしまうつもりなら、せめて灯りにくらいなって見せろ”
”たった一人でもいい、君が好きだった誰かのために燃え尽きろ”

【そうして、念話の中で叫んでから、ふと力なく崩れ落ちて】

”…頼む、自分を粗末にするなよ…”

【肩を震わせながら、顔を伏せた】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/04(月) 23:58:32.32 ID:a/atEkkDO
>>717

【「大丈夫。ちゃんと、聞くから」】
【「だから──聞かせて?」】
【呟きに対しては、彼女はそう応える】
【拒みはしないと。疎みはしないと】
【そう告げた返事は──彼女の柔らかな想いが、込められていた】


(あの人も──ヴュネルドも、それじゃあ……)


【クロワの話の、流れ】
【それは──以前戦いの場所で出会ったとある人間の其れと、似たようなものに感じた】
【ヴュネルドには目を。クロワには赦しを】

【そう思った時。彼女の脳裏に、一枚の絵が浮かんだ】
【其れは、写真】
【以前クロワの部屋で見かけた、写真だった】
【写っていた「彼ら」──「あぁ、そういうことなのか」と】
【なんとなく、彼女は理解して】
【そして。紡がれた、言葉は】


────、クロワール、


【さっと、彼女の顔色が変わった】

【自分は。え、今まで。彼の、名前、あれ、私、ずっと、ずっと】
【────クロワちゃん────】
【そう、呼んで。それは、名前で、刻印で、あ、ぁ、あ──!】

【──それでも】
【彼女は拳を強く強く握りしめ】
【更なる続きを、促した】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 00:06:39.50 ID:2O9WNk/30
>>729

【……思えば。紅丸も、昴も。彼のことを、他の誰も呼ばない「シャル」という名前で呼んでいた】
【今さらになって、その理由に合点が行くかもしれない】
【でも、クロワは。そんなルカスの挙動も、見逃さずに】

……今となっては、それはもう紛れも無いオレの名前です。
クシャルクス・クロワール・レッドスカイ。どれが欠けても、それはオレじゃない……
…………続けますね

【……そんな心境すら見抜いてなのか。彼は、少しだけ柔らかな表情で、そう告げて】
【それから――続きを紡ぐだろう】


……そこから数年は、暫くは幸せでした。幸せなつもりでした
紅斗やスバルというかけがえの無い親友が出来て……寝床も食べ物もありました
幾つも怪我をしましたが……どんな任務だって、乗り越えて。

…………“恋人”だって、出来ました。

【……だが、紡がれる言葉は、時を経るごとに衝撃的なものと成っていく】
【幾つも怪我――何時だったか見た、クロワの上半身の無数の傷――ピースがつながって行くと同時に】
【見たくもないものが、見えてきてしまう気がして……――】

……ある任務で、重傷を負って。
死にかけていたところを、偶然に助けてもらったんです。
身分は隠していましたが……それが縁で、任務の合間に隠れて会うようになって。
初めて……その笑顔を失いたくないと思えた女(ひと)。


名は、   アリス


……  アリス・カントレル



【……――それでも。彼女が知りたかった、最も大きなものが、ようやく見えてきた気がして――】

【……同時に。その名を紡いだ瞬間のクロワの表情は、今までルカスが見たことが無いものだったはずだ】
【…………あまりにも、悲痛で。弱くて、儚くて……今にも崩れ去ってしまいそうな、】


…………、…………今はもう、この世には居ません


【……そんな、クロワを。彼女は、見たことがあっただろうか】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/05(火) 00:07:13.86 ID:uHJeHb9po
>>723
【腹を狙った一発を、余裕の笑みで受ける】
【きぃん、と硬い肌で弾かれる弾、しかし――】

【――油断大敵】



―――行くぜ、<高速三連銃撃(トリプルクイックドロウ)>―――



っ、

【またも予想外の方向から跳ぶ弾】
【かわす暇などない、三発の銃弾の“塊”】
【それは、先ほど攻撃を受けてた右肩に直撃する】

ギィイイィイン!!!

            バリィイイィイン―――

     ―――ビシッ

【とっさに残りの三つの“手”で右肩を覆うも】
【銃弾はそれらを貫通し、優蛾の右肩から首筋にかけて大きなヒビを入れた】



…ハッ、やるじゃねーか
あーあァ、やっぱ6つじゃ無理かァ

【6つの手だけで勝負を決めたかったようだが、それらが全て砕かれた事で】
【“降参”を決めたようだ】
【最も、まだ彼女には余裕があるため、戦い足りないなら続行する事も可能だろう】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/04/05(火) 00:07:55.92 ID:R7bSxeNko
>>726

【――――……去り行く貴女を、止めはせずに
ええ、また会いましょう、と貴女の背中が消えていくのを確かめた】

【そしてここからは、単なる独り言
――――……ふぅ、と零したため息は、何の為か】


……できれば、もーっと早く会いたかったですね、良いお友達になれたかもしれませんのに
悔やんでも仕方ありませんわ、これもそれも、巡りあわせ、というやつです


【表情に浮かぶのは微笑ではあるが、酷く、微弱で
今にも、ため息に溶けて消えてしまいそうな微笑
――――……紡ぐ言葉はただ淡々と、どこか静かな響きを孕んでいて】

【空を見上げれば、もう少しで日にちが変わる、といった時間帯
彼女もまた、夜の森へと歩みを進めて、静かに足音が夜に満ちていく
風に弄ばれる髪の毛が、微かに彼女へと靡いてきて
――――表情を隠す前髪を、微かに右手で撫でてみた】


……そろそろ、でしょうか――――……あまり、うかうかもしていられません
願わくば今宵の出逢いが、単なる偶然に、終わらないことを――――……


【彼女が抱く淡い願い、それを零した先はやはり、月だけが聞いていた
彼女の鼻を擽るのは、貴女の残した薫り――――……その華やかな残響に、思いを寄せながら
夜闇へと紛れるように、彼女の姿が消えていった】


/乙でしたー!愉しかったぜー!
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 00:08:43.66 ID:Zxw6CgDSO
>>727
へえ、やるじゃあないか……意外に、機関にもマトモな奴はいるらしいね…………

【果たして、どのような評価基準で、このマトモじゃない男は、彼女の事を「マトモ」と判断したのか】
【とにかく彼は、やはり不気味に笑っていて……然し、殺意は解けない】

だろうね。最近は正義組織でも亀裂が生じる。……まあ、正義なんて人それぞれ、なんだから。ある意味当然かな……ははっ

【そう言って、始めて】
【彼は、声を出して笑って。思いの外、笑い声は、爽やかな物で】

……路地裏、ね。良いよ。グッドだ。君が罠とかを仕掛けてなければ、だけど

【彼は、そう言うと、辺りを見回して】
【路地裏に入った彼女に、数十秒遅れて、追いつくだろう。その手にはソフトクリームは無く、食べたのか、あるいは誰かにあげたのか?】

【それはまた、別の話だ】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 00:09:20.21 ID:PjCnqiIFo
【公園】

【一人の青年が、ベンチに座っている】
【両腕をベンチの背に引っ掛けて、かなり場所を取った座り方をしている】

――っだあああ…能力者は中々来ねえもんだな。
来ても自警団ばっかじゃしょうがねーんだけどなあ…。

【鋏の様な形に逆立った特徴的な赤髪に、吊り上がった凶暴そうな瞳】
【革ジャンにシルバーアクセ、数ヶ所が破けたダメージジーンズと言った出で立ちは、図らずもこの男の人物像を表している】
【だが、その口から漏れたのは些か奇妙な呟きで】

ま、ぐちぐち言っても意味ねーか。
悪役は悪役らしく=\―だ。

【そんな事を言って、ベンチから立ち上がり】
【公園の外を目指して、歩き出す】
【こんな時間に、公園を訪れる者が居れば】
【青年と、鉢合わせになることも――あるだろうか】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 00:09:30.27 ID:PjCnqiIFo
【公園】

【一人の青年が、ベンチに座っている】
【両腕をベンチの背に引っ掛けて、かなり場所を取った座り方をしている】

――っだあああ…能力者は中々来ねえもんだな。
来ても自警団ばっかじゃしょうがねーんだけどなあ…。

【鋏の様な形に逆立った特徴的な赤髪に、吊り上がった凶暴そうな瞳】
【革ジャンにシルバーアクセ、数ヶ所が破けたダメージジーンズと言った出で立ちは、図らずもこの男の人物像を表している】
【だが、その口から漏れたのは些か奇妙な呟きで】

ま、ぐちぐち言っても意味ねーか。
悪役は悪役らしく=\―だ。

【そんな事を言って、ベンチから立ち上がり】
【公園の外を目指して、歩き出す】
【こんな時間に、公園を訪れる者が居れば】
【青年と、鉢合わせになることも――あるだろうか】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 00:12:00.43 ID:d39qfu+SO
>>724
//あわわ、済みません短刀じゃなくて左足の蹴りなんです……!
//足払いといいますか水面蹴りといいますか、解り難くてすみません!

【成る程、硬い。ブーツ越しに伝わる感触と僅かな痺れに、効果は薄いか、と刹那の思案】
【その後、踏み付けるような軌道の蹴りを開いた右手で受け止めれば】


……一朝一夕に真似して貰っちゃ、オレの立つ瀬が無くなっちまうな?

【身を起こしつつ足を押し返して、更にバランスを崩さんとするだろう】
【軸足が崩された状態からでは、然したる驚異たり得ないとの判断からか】

【――だが、全く効いていない訳ではない。予想外に重い蹴りによる衝撃は、確かに】
【その右手を痺れさせていた。恐らく、暫くは剣は握れまい】

【続けて放つ一手は、右手での掴み。靴底を握り拘束する事に成功すれば、更に】
【短刀の柄尻による、足首への打撃を放つだろう。先の蹴りで握力は弱まっている、事前に振り解くのは難しくない】

【相手の耐久性が高いと見るや、構造上脆くなりがちな関節への攻撃。固い相手には、ある程度慣れているのか?】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 00:12:32.58 ID:lKrazSc1o
>>725

【彼の見せる反応に、戸惑いが隠せない】
【――もしアリエル≠ェ、呼びかけに対して笑っているのだとしたら】
【――もしアリエル≠ェ、自分を無視して離れて行ったのだとしたら】

【そうして、少女が見たのは】

…………

【蒼い双眸。宿る色だけの違う、アリエルの瞳だった】

【緩みきっていた感情を、ジャラリと引き締める】
【敵意と警戒心で心を武装して】
【彼の笑みに応じるように、口角を釣り上げた】

……なんだ、お前か

【安堵するように呟いて、ハンドベルを握り直す】
【礼を返すことはしない】

機嫌なら、今悪くなったところだ
名前も知れない闇が、私の星を隠してるせいでな

【ふん、と小さく鼻を鳴らし】
【ハンドベルの先端を、彼の方へ向ける】
【――戦闘でもする気なのか】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 00:14:24.24 ID:mU05UnGk0
>>731

【ひびが入ったのを確認すると―――】

…もう十分だろ? 

【右の銃で自分の右肩をトントンと叩き、ニヤッと笑ってそう言うロウ】

まぁ今のが効かなかったとき用の秘策もあったが、それ使うと疲れるんでなぁ。
…あんたは強い。つーかめんどい。…俺が強いって言ってんだ。自信持っていーぞ。

【そして両手の銃を消し、「んーっ」と背伸びをする】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 00:17:07.83 ID:IIu/SQJDO
>>730

────、うん

【つらいのは。苦しいのは、彼のはずなのに】
【それなのに──気を、使わせてしまった】
【そのことに対して申し訳なさを感じると同時】
【不器用だけど暖かい、彼の優しさをも、感じて──】
【こくんと、俯きつつ頷いて彼女の表情は】
【ほんのちょっぴり、泣きそうな子供みたいで】


……アリス。──同じ、名前。

【そして。そんなクロワを見て】
【「自分がしっかりしなきゃ」なんて──そう、思い】
【ぐちゃぐちゃになりそうな、嫉妬だとか羨望だとか愛情でこんがらがった心を、無理に鞭打ち】
【彼のアートマンと、元恋人の名前が同じことを、そっと紡いで、それから】
【自分の喉元に手を当てて。軽く、締め付ける】
【彼は覚えているだろうか】
【その仕草は。彼女と初めてあった時に見せた──】
【動揺を、無理矢理に押さえ込む。彼女独特の行動であることを】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 00:18:42.98 ID:/i8Wm0Ozo
>>732

         <――……単なる偶然に、終わらないことを……――>

……最後まで、尻尾は見せなかったか。
さて、あの女は何処の何者だったのだろうな。

【左右の折り鶴から響く「声」を最後まで聴くと】
【操作範囲を超えた「残した折り鶴」の構成を解いて盗聴を消す】
【先程揺れた木の影に潜ませていた折り鶴。それを通して音を伝えていたのだ】

【あのような話の運び方をした理由は】
【あのままの流れでは真相に辿りつける確率が非常に低いと判断したことと】
【――もし、真相にたどり着いた場合、今の自分でどれほど対抗出来るか分からなかったからだ】

【どちらにしても織守に有益に働く可能性は低い】
【故に茶を濁し、普通の歓談へと戻し場を収めたのだ】

まあ、妾が幾ら考えようとも判ることではあるまい。
判断材料が余りにも乏しすぎるからな。

今、妾が考えるべきことは――

【今宵であったイリスという女の名前と、その顔……そして、異様な気配を頭に刻むと】
【織守は思考を別の方向へと切り替えて、ぶつぶつと独り言を呟きながら拠点へ足を運んでいった】

/おつかされまっしたー
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/05(火) 00:19:38.11 ID:usjZ6FjAO
>>733
私は、正義組織にも凄い(ブッ飛んだ)人が居るんだなぁ……と思いましたよ。

【溢れる殺意といい、張り付いたような笑顔といい】
【いまから相対する相手は―――悪い言い方になるが『正義の味方』には見えなかった】

へぇ……やっぱり、正義側にもそういうのが有るんですね。
街中の不愉快なチラシを見て、なんとなく想像は出来てましたけどね。

【青義だったかのチラシを、この少女も目にした事があるのだろう】
【あれだけ街中にバラ撒いていれば当然なのだろうが】

罠は、仕掛けてませんよ。
貴方達みたいな『敵』と呼べる人間だけが引っかかるなら良いんですけど……普通に考えたら一般人が引っかかるでしょうからね。
私の言葉を信用するかどうかは、貴方次第ですけど。

【其処まで告げる頃には、裏路地の中程まで二人は進んでおり】
【少女はくるりと身を翻し、正面から青年と相対する】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/05(火) 00:20:08.81 ID:H9ahC8EVo
>>728

【そちらの、『声』を最後までしっかりと聞いて、ぎりっと奥歯を噛み締める』


────その通りですよ!


【だん!とベンチを思いっきりグーで叩き、音を上げる】
【どう仕様も無い気持ちを、全部そこに八つ当たりするようで、
  ベンチを叩く力自体はそこまで強いものではない
         が、確かに空気をびりびりと震わせて】

あなたさんの言う通り嫌われたくないだけです!

信じたいです!

──────でも!
こんな姿見たら、誰だって、退いちゃうに決まってます!

私は、弱虫だから、そんなのに耐えることなんて出来ません!

大切な思い出は綺麗ですが、だからこそ、儚いんです!
嫌われて、粉々に砕ける可能性があるぐらいなら、私は大切に、そっと取っておきたいのですよ!

【ここまで言って、ハッとして、声を荒らげたことに対して気不味そうに俯いて】
【その両眼に、大粒の涙を浮かべて、ボロボロと泣き崩れる】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 00:22:24.07 ID:Kp8ZrCeAo
【とある村の近くの荒地】

【その化け物はまるで街に近づいていく】

――――カサカサ…カサカサ…

【その生物はまるでフナムシのような多足類】
【黒く鈍く光る甲殻は存在感をアピールし、全長は触覚も入れると10m程度はあると見える】
【その多い毛の生えた脚はグロテスクさを強調するかの様な――】

【その生物が襲った街、村は老若男女の人間、動物諸共血肉となるという】
【その生物が目の前にある小さな村目指して近づいていく】

/軽く化け物退治はどうですか
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/05(火) 00:24:29.97 ID:uHJeHb9po
>>738
【優蛾も自らの右肩を撫で、ニタリと笑う】

…だなァ、
面白いモンは面白いままに、終わらせとくか

【あんたは強い、そう言われ些か不満げな顔をするも】
【つーかめんどい、という言葉に満面の笑みを浮かべた】

アッハハァ!!!アンタにめんどいって言われるとはなァ!!
こいつは最高の褒め言葉じゃねーか!アッハハハハハァ!!!

【もう中の人も突っ込みきれない】

ところで大将、青義には役職かなんかあんのかァ?
機関にはナンバーだかなんだかがあるらしいが…

【純粋な疑問なのだろう、青義同盟について詳しく知りたいようだ】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/05(火) 00:28:57.88 ID:fnyOLT4Ro
>>742
”大事な思い出って奴はさ、仕舞って置くだけじゃ、無価値なんだよ”

【震えるベンチから立ち上がり、塗れた瞳でしっかりと見つめ返す】
【泣き崩れた少女を見下ろすように、でも決して、そこに悪意や害意はない】

”大事なものが、ただの置物に成り下がってしまうなんて、悲しいじゃないか”

【目を伏せて、少女の肩に手を伸ばして、叶うなら、抱き寄せてしまうだろう】
【お互いに顔を見せずに済むよう、側頭部を合わせるようにして】

”大丈夫、僕『達』は決して退かない。君の姿がどんなになったって、『君』を信じる”

無論です! お話できるなら、姿なんて関係ないのです!!

【能天気な声が告げる】

”…ね? 誰だってなんてこと、ないから”

【言い聞かせるように、優しく呟いて、頭を撫でる猫少女は】

”大丈夫、大丈夫…”

【繰り返して、少女の気が済むまで抱きしめ続けた】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 00:31:40.91 ID:2O9WNk/30
>>739
…………、…………――――

【同じ名前だ、と。そう指摘された時、確かにクロワは小さく震えた】
【それでも。ルカスが、自ら首を絞める行動に出たのを確認すると】
【微かに震える右手を伸ばして。座っているルカスの、その膝に触れようとする】
【もし彼女が片手で自身の首を絞めているなら、空いているもう片手を、優しく握りこもうとするだろう】
【自身が此処に居るということを、直に教えるかのように】
【或いは……彼自身、彼女が傍に居ることを、感じたかったのか】

…………。…………幸せだと思っていた日々が、何年も続きました
紅斗は、本当に強くて。どんな任務でも負け無しで。オレたちの誰より早く、幹部に昇格して。
スバルの実力も、どんどん上がっていって。≪四刃≫から幹部候補になるまでに、なって。
オレは……――≪Black Gives Way To Blue≫と、立ち回りを駆使した戦闘で。
現在の≪R.I.P.≫No.2、『ヴュネルド・ダーンヒュライン』との模擬戦に勝利し……――
……実質、≪R.I.P.≫において≪No.2≫の座を、手にしていました

……全部、順調で。オレたちがしていることが『悪』だなんて、考えたこともなかった
ただ、ポポルに従うことで、『光』が見えてくるんだと。そう信じていたんです……

……『三年前のあの日』、までは。


……その日。オレたちは、何の前触れも無く、突然聞かされたんです
『スバルが組織を裏切り、カーネルに重傷を負わせた』
『そのため、暴帝ポポル自ら、“始末した”』……と。


……何のことだか、全く分かりませんでした
何故スバルがそんなことをしたのか、全然分からなくて……前日だって、笑顔で「また明日」って、別れたんです
そんなスバルが、どうして、と。オレも紅斗も、どうすることもできなくて……

…………それでもまだ、本当はスバルの取った行動が正しかったんだ、ということに気付けませんでした
オレたちの心の中に、それだけ≪暴帝ポポルは正しい≫という認識が、根付いていたんです
【空いている片手で、ガーネット色の髪をぐしゃ、と掴みながら。クロワは、自嘲気味に紡ぐ】
【……だが、気付けるだろうか。ルカスに触れているもう片手の震えが、どんどん大きくなってきていることに】


……動揺しているオレたちに、新しい任務が下されました
暴帝ポポルに敵意を成す組織があるから、それを全滅させてほしいというものです
紅丸が、本拠地周辺の掃討に。オレは、オレ一人で本拠地の中の敵を全滅させることを命じられました
それは、オレが幹部を越えた、名実ともにNo.2となるための試験でもあったからです
オレは一人で本拠地のビルに乗り込んで、片っ端から敵を倒していきました
スバルが死んだらしいという動揺を心の奥に封じ込めて、ただ氷と短剣を振るって
【……先程まで彼は、ルカスに聞き取りやすいように、辛いながらもゆっくりと話していた】
【だが、此処に来て。急に、話のテンポが速くなっている。まるで、速く喋り終えてしまいたいというが如く】

全部、全部。全部全部、全部全部全部全部全部目に見える全てを叩き伏せ、砕き散らし、切り裂きました
……最上階まで辿りついて。敵のボスを、なんとか撃破して
それでも帰り道廊下の陰に最後の敵がもうひとり潜んでいることに気付いた
影が伸びていたからそれに気付けたんだ敵はオレが曲がり角を曲がった瞬間襲撃する気だと、

……オレは、飛び出しざまに相手の目を切りつけることでスキを作り
怯んだところを≪ブラック・ギヴス≫で一挙に薙ぎ払って撃破するプランを考えた
互いに曲がり角の、角の所で息を潜めて、チャンスを待って

……オレのほうが、一手先に飛び出して、ッ、……とび、……――、……


【……明らかに、異常だった】
【何時も冷静で。どんなときも正常な判断を下して。たまに激情に駆られることはあれど】
【こんな、……こんな、声も息も、身体も震えていて。今にも崩れ落ちそうなクロワールなんて】
【ルカスはおろか、誰でさえ。知らないものだった】
【……きっと、そこが。誰も踏み入れなかった、クロワの≪絶対零度の深淵≫】
【彼が永遠に記憶の奥底に封印してきた、心傷の最たるもの】
【……相当に辛い記憶なのだろう。でも、彼は。前に進もうとしている】
【……――ルカスに、自分の全てを知ってもらうために。その過去と、向き合おうとしている】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 00:33:12.93 ID:Zxw6CgDSO
>>741
……俺、ギタリストでね。“悪”を[ピーーー]事に音楽性を感じるタチなのさ。

【だから、正義組織なのだろう】
【ただそれだけ。大義も理想も、何もかも無くて、単なる“エゴ”。自分にとっての悪を、“殺したいだけ”なのか】

ああ……マーシャル・T・ロウ。彼みたいなチンピラに“本当の悪”が許せるんだろうかなあ?

【“本当の悪”】
【この青年(セイギノミカタ)にとっての悪は、何なのだろうか】
【それは、分からないが。今わざわざ“本当の”と付けたのは、「正義すら敵に回した」彼らに対する、皮肉か】

どうだろうね……まあ、警戒するに越したことはないだろ?

【相対すれば分かるだろう……鎖鎌は、いつの間にやら両手に一つずつだ】
【《R.I.P.》との戦いの中で、とある狂人(あるいは同族)から手に入れたそれは、路地裏の僅かな光を反射し、怪しく輝いていて】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 00:35:20.34 ID:mU05UnGk0
>>744

…最近変な女ばっかに会うな俺…

【小声でそうつぶやき】

あ?役職?えー、俺リーダーで、副リーダーいないけどタツミっていうロリコン侍が今んとこその役割を果たしてるって感じ。
いまんとこそんだけだな。 …特攻隊長とか作ってほしいってか?もしくはお前の通り名でもつくってやろうか?

【副リーダーは事実上空席だが何考えてるかわからん女には渡せないと思うロウ】
【詳しく役職を作るのにもまだまだ人数は少ないため今現在はリーダーと副リーダー(空席)しか役職が無いのであった】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 00:37:12.90 ID:PyGqWX7DO
>>737

【ビビッドトーンにも近い濃い蒼色が、夜行性の獣の如く真夜中の暗闇に映えている】
【彼女の反応は果たして彼≠フ予想通りで――嘲笑うように瞳を細めた】


名も知れない?これは困った。大変困った。全く失礼なお嬢様だ……俺は『アリエル』、どこのアングルからどう視ようとも、『アリエル』―――お前の知っている『アリエル』だろう?

【くすくすクスクス―――不快な微笑を見せながら、面白可笑しく語りかける】
【彼女とは対照的に彼≠フ心は踊り高ぶっていて――この状況が彼≠ノとっては愉快なのだろう】


まあまあ……そう尖りなさるな。久方振りの再会をゆっくり喜ぼうじゃないか

【ハンドベルを向けられても、動じる様子は無く。立ち位置はそのままで】
【瞬きひとつせず、彼女を両の蒼色で見据え続けるだろう】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/05(火) 00:39:54.04 ID:TonQtUy9o
>>743

【目的もなく散歩、と言った感じで歩く少年が1人】

【黒い目に、ぺったんこの黒い髪、黒い学生服をキッチリと着こなすこの少年】
【変わっているのは、腰に2つホルスターを付けて、その中に1丁ずつ銃を入れている所だろう】

【どんな内容を喋っているかは分からないが、まるで、誰かと話しているかのように歩いている】

うわ!何だコレ!?

【フナムシのような怪物が目に入ると共に、少し後ずさりながら大きな声を上げる】
【恐らく、これが人間にとって有益でない事を悟り、腰のホルスターから銃2丁を引き抜く】

【そして、右手の銃をフナムシの方に向けて】

「なぁ、重太郎、コイツ村でも狙ってるんじゃね?」
え?本当に?
『僕も、そう思うよ、万が一ってこと、もあるしね。』
【両手の銃から発せられた声、少年が両手に持つこの銃は魔銃といった類のものなのだろう】

【右手を降ろし、代わって左手を化け物へと向ける。そして左手に握られた銃から、実弾を化け物に向けて発射】
【この間にも、右手の銃は、空気中から魔翌力を吸収している】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 00:42:49.82 ID:/9/RRmJ00
>>736
/そ、それは本当か雷電っ!
/…冗談はさて置き、見直してみた所、完全なるこちらのミスで御座います。申し訳ないっorz

【銀の瞼を閉めた。きぃんっ とその音が鳴れば。実は粗末だった“靴下”は脱げ
 人間の脚骨に酷似した銀色の其れが露わになる。これが堅牢さの秘密なのだろう
 其の脚はきいぃぃい、と五月蠅く鳴っていて】

 全くだな……

【この勢い、逃すまいとしたのか。少々。賭けに出る】

 俺の“両脚は偽脚”だ。フェアでは無かった事は後に詫びよう

【空の両袖から鍛えてる様子はないが“人間の両腕、両手”が出て来て】

【体を左に捻り。もし右手の其れが振りほどければ】

【逆手気味に人影の鳩尾。そこへ左掌打を放つ】
【寡黙に放たれた其れは何時かの狂人。其のデジャヴを感じるのは気の性だろう】

(俺は戦闘経験は乏しい筈なんだがな)

【其の一筋の。疑問を考察するも其の応えはでる訳もなく】

【例えば。成立したとしても予備動作共に派手であり大振り気味で反応は容易だ】
【更に、見た所腕が血の通った人間であるという事は、そこは柔らかい訳で。気が付けるか】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/05(火) 00:45:24.40 ID:H9ahC8EVo
>>745


うぅ゙ー……!
確かに……そうですけど……


【今の彼女の顔は、涙に塗れて不細工な顔になっていることだろう】
【そちらの言うことは間違いなく、正しい】
【しかし、正しいからこそ、彼女にぐさぐさと刺さって】

【抱き寄せられると、その小さな体の軽い体重を全て預けて】
【母親に甘える子供のように、弱々しくこちらからもぎゅっと抱返して】

えぐっ…ひっく…

だけど………けどぉ………!

【泣きじゃくりながら、何か言おうとするが言葉が詰まって】
【きっと、言いたいことやら吐き出したいことやらいっぱいあるのだろう】

──────。
……ありがとう……ございます…

【ようやく落ち着いた頃には、目が真っ赤に腫れ上がっていて】
【頭を撫でられるのが好きなようで、それを味わうが如く、瞼を閉じて】

【泣き疲れたのか、いつの間にか、彼女の力がかくっと抜ける】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 00:47:12.38 ID:IIu/SQJDO
>>746

…………、……、

【ふわりと──】
【自分よりも大きな手で、自分の片手を包み込まれ】
【ルカスは。首を圧迫していた方の手に籠める力を、弱める】
【すぅ、と。冷たい空気が肺に流れ込んで】
【すぅ、と。次第に頭が冷えていって】
【ごちゃごちゃになりかけた心のピースが、少しずつ整理されていって】
【──そっと】
【首を絞めていた、その手を】
【「もう、大丈夫」とでも言うかのように】
【クロワの手に、重ねようとした】


──、────。

【言葉は、返さなかった】
【ただ、手を握り返し。強く強く、暖かさを与えた】

【「大丈夫」】
【「私は、ここにいる」】
【「キミは、一人じゃない」】

【──月によりそう星のように】
【彼女は。紅茶色の瞳で】
【ただただ、彼を見つめていた】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 00:48:47.87 ID:Kp8ZrCeAo
>>750

【その少年はその生物に銃弾を放つ】

ガキン!ガキンッ!

【だがその化け物の甲殻は並大抵の攻撃ではたいしたダメージは与えられず・・・】
【そしてその生物は少年の気配に気づき体を大きく少年のほうへ向ける】

グシャァ・・・

【触覚が動き、黒い化け物の目が少年を見つける】
【そして、何本もの脚を使って巨体とは思えない迅速なスピードで襲い掛かる】

【そう、敵ではなく餌に襲い掛かるかの如く】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/05(火) 00:49:53.41 ID:uHJeHb9po
>>748
(副リーダー役がロリコン侍…テストに出やがるなコレは)

なるほどねェ、まだ駆け出しの同盟って訳か
やっぱりココで正解だったなァ

【すでに巨大な組織となり、力をつけた者たちに興味は無い】
【これから“面白く”なる可能性、それを持ったこの青義同盟だからこそ、彼女は属する気になったのだろう】

いーや、ねェならねェでいいわ
強い奴から順ってなら面白そうだと思ってなァ

【そう言って不敵な笑みを浮かべ】

んじゃ、またFATEに顔だすわ

  ――楽しかったぜ、ロウ

【そう言って背を向け、ひらりと手をあげた】

/そろそろ落ちます、入れてくれてありがとうー!
/これから同盟に見合うような奴に成長してくれる…はず。
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/05(火) 00:51:57.04 ID:usjZ6FjAO
>>747

……本当に、変わった方ですね。

【今度は逆に、此方の少女が困惑したらしく、顔に狼狽の色が出る】
【そう言われて納得出来る筈は無いが、悪を[ピーーー]事自体を否定するつもりは無いのだ】
【それも立派な一つの正義のあり方だと、そう思っているから】

多分、許せないんじゃないですかね。
改心が無理そうなら殺して良い、なんて、都合の良い『逃げ道』を予め用意してあるんですから。
その上、他人を、他の人達を……今まで人の為に尽力してきた組織を否定してるんですからね。
敵対している私が言うのも変な話ですけど……不快ですよ。

【それが気に入らないのか、明らかに不快そうな表情を見せる少女】
【目の前の青年の殺意に対してすら見せなかった顔を、此処で覗かせたのだ】

……すいません、愚痴のようになってしまいましたね。

警戒を解いてくれ、なんて言いませんし……始めましょうか。

【きん、と、腰から引き抜かれる細剣に、淡い光が宿る】
【其れを青年に突き付けるように構え、少女は静止した】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/05(火) 00:51:59.53 ID:fnyOLT4Ro
>>752
”…ごめん、いろいろいきなり…”

【肩の力が抜けた少女を抱きかかえて、猫は頬を掻く】

”…知り合いに、君と似たような事を言った奴がいてね”
”…そのときは、本当に無駄死にしちゃったんだけど…”

【少女と顔があっていないから、わからないだろうが、】
【ブルーラインの顔は真っ赤で、頭から湯気が昇っている。意外と初心なのかもしれない】

”君見てたら、思い出してね…本当に、ごめん…”

【どうすればいいのかわからないらしく、ぎこちなく体を離しながら】

”…でも、あれだよ、うん、大丈夫だって”
”君が好きな人たちだもの、きっと受け入れてくれるさ、うん”

【取り繕うような、言い訳がましいような言葉を吐きながら、猫は少女を励まし続ける】

…まあ、今は見なかった事にしてあげますがね…

【小さく、『声』が呟いていた】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 00:56:26.79 ID:2O9WNk/30
>>753

……――――…………ッくぅ、ぁ……!

【――クロワが突然。呻き出した】
【片手で。左目のあたりを押さえて――酷く苦しそうで】
【……左目。それは、失われた眼。クロワの其処に、瞳は存在しない】
【酷く荒い息を零して、がたがたと震えながら――それでも、そんなクロワの手に。ルカスの手が重ねられて】
【隻眼で。彼女を見て。言葉は、要らなくて。……ぎゅ、と。目を瞑って――】


ッ、…………―― ≪    ≫  ――――!


【……ふわ、と。彼の背後に、人影が現れる】
【幾重に広がった襤褸布が、まるで天使の羽根のような神々しさを纏っている、――】


……オレの方がッ、……一手、速く飛び出したんです……
最初の計画通り、オレは先ず短刀で、相手の『左目』を斬りつけて……――!


【……大理石の女神像のような、顔。……“左目にヒビが走った”――顔】


……その際の相手の反撃で、オレも左目を刺されてッ……
何も見えなくなりながら我武者羅に剣を振るって、相手が武器を持っていた『右腕』を突き刺し、壁に縫いとめて……!


【……唯一露出した『右腕』には、縛られているかのように幾重にも『鎖』が巻きつけられていて】


……それから、≪ブラック・ギヴス・ウェイ・トゥ・ブルー≫を振るってッ、――
…………『相手』の『身体』をッ、……からだ、をッ……『真っ二つ』に、……ひき、さいたッ……!


【……その『アートマン』が。その右腕で、纏っている布を、静かに脱ぎ捨てる】
【……――――『彼女』には。襤褸布から見えていた『頭部』と『右腕』以外】

【 なにも、 なかった 】



…………めに、入る……血を、ぜんぶ……ぬぐってッ、……
しとめた敵を、ッ……しと、めた……おれ、はッ……



…………オレ、はッ……世界で一番、守りたいと思った人を、……

……この手で、ッ…………殺して、しまったっ…………!



【……――――アリス=z

【アートマン、≪アリス・イン・チェインズ≫――――】



【……ルカスの中で、彼と出会った時から。ずっと残っていたであろう疑問】
【それが今ようやく、解き明かされて】
【クロワは――あの日の苦しみと同時に、漸く自身の最も真底にあった過去を、誰かに打ち明けられた安堵】
【その両方が一気に押し寄せてくるのを感じて――ぎゅ、と。強くルカスの手を、握りこんでいた】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 00:56:53.89 ID:mU05UnGk0
>>755

ロリコン侍なめんな。あいつは俺の次につえーぞ?
…ま、俺も楽しかったよ。疲れたけど。

【ロウはいつもの決めポーズ、「2本指敬礼」(WBCの時のイチローのように)をキメ、彼もその場を後にした】

/乙でしたー!!入ってくださってありがとうございます
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/05(火) 01:01:31.28 ID:TonQtUy9o
>>754

やっぱり効かないか……
『ま、予想通りってとこかな』
「…………」
【弾かれる様子を見て、呑気とも思える様子で呟く】

【が】

【次の化け物の行動によって、そんな感情は、消え去り、】

(速いっ!!)
【こんなに速く動くとは予想してなかったという様子の少年】

【横に、思いっきり頭から飛び込み危機一髪だが、回避。飛び込んだ勢いで前転をして起き上がる】

【そして、先程とは異なり、左手の銃から魔弾を発射する】
【先程の実弾の攻撃より、威力は高いが、速さは実弾より遅いくらい】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 01:01:40.45 ID:lKrazSc1o
>>749

【彼が何度も口ずさむ 、『彼自身の名前』――?】
【気持ちの悪い違和感に、張り詰めていたはずの気持ちが撓む】

……なんの、冗談だ?
お前≠ヘアリエルと同一視されるのを、嫌っていただろう……?

【いつもの凛とした声は、少しだけ――親しい者でなければ分からないほど僅かに――震えていて】
【水平に構えていた鐘の位置が、自分の言葉の重みで下がっていく】

【そうだ。秋の終わりごろに聞いたサージからの伝言】
【そこから推測される、最悪の結果は】
【――アリエルが、彼に歩み寄った――?】

……私の知ってるアリエルは
私にそんな表情を向けたりしない

…………外見が、同じなだけで……

【ハンドベルを、短く振り下ろした】
【大気に余韻を残さない薄やかで凛とした減衰音と共に】
【天使の輪を頭上に持ち、丸い体から短い尻尾を生やした淡黄色の生物が現れ】
【彼女の横に浮遊する】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 01:07:28.48 ID:IIu/SQJDO
>>758

【──思い出したのは、いつか見た夢──】
【どこかの国。どこかの王城。どこかの戦争。どこかの決戦】

【貫かれた自分の身体】
【慟哭した青年】
【漏れ出たキーワード、≪3年前≫──】


【──夢の思い出は、ここでおしまい──】


【全て、繋がった気がした】
【アリスのこと。クロワのこと。3年前のこと】
【まるでばらばらになった鎖の輪を繋ぎあわせたかのように】
【ルカスの中で。それらは1本に繋がって──】


……、……つらかったね
よく、話せたね
えらいよ、クロワちゃん


【──妹をあやす姉のように】
【重ねた手を、そっとクロワの背に回し】
【彼女は、彼を抱きしめようとする】
【それが叶えば──ふわりと。抱きしめたまま、ルカスは彼の頭を撫でることだろう】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 01:09:15.11 ID:Zxw6CgDSO
>>756
…………自覚はあるさ。

【狼狽される事に、不快感は無い】
【既に通って来た道、そして、これからもきっと。この身が朽ちぬ限り】

ああ、マジにムカつく組織だよね……っと。これ以上言うとまずいかな、俺、彼(T・ロウ)に殺される。

【冗談っぽく。それこそ、今から命の取り合いをするとは思えない口調】
【意外に根に持つこの青年は、実際に、マーシャル・T・ロウに“[ピーーー]”と言われているから】

気にしなくて良いさ、敵だろう、俺達。

じゃあ始めようか……変わり者同士。

【右の鎖鎌を、かつて元の持ち主がそうしたように。鎖の部分を持ち、風を切って、振り回す】
【「彼」ほどに“上手く”は出来ない……然し、“それなりには”上手い】

…………シッ

【先手をとるのは、青年】
【“それ”を勢い良く、少女の右腕を切り落とすルートで……はて、この場合“放った”と言えばいいのだろうか?】

【誤解を防ぐ為に、一応書いておくと】
【鎖は持ったまま、である。“鎖鎌”という武器の“一般的な使い方”……とでも言えばいいのだろうか】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 01:10:27.39 ID:Kp8ZrCeAo
>>760

ズバン!

【魔翌力の弾が甲殻に衝突する】
【多少擦り傷はできているが有効打ではないようだ】

グシャァァァァ!!!!!!!!!!!

【その化け物は気持ち悪いほどの速度で少年に近づいて覆いかぶさり頭から食おうとするだろう】

【だがそれは少年にとってチャンスかもしれない】
【なぜなら脚の部分―――すなわち裏面は甲殻で覆われていないのだから……】
【それに少年を食うために口を開けるということは…?2つのチャンスを少年はどうするだろうか】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 01:15:45.46 ID:d39qfu+SO
>>751
//どんまいスネーク!お気になさらずなんですよっ

【甲高く鳴り響く駆動音とともに、露に成るは顔面と同質の其れ。銀の、骨格】
【その力に右腕はあっさりと振り解かれ、いつかのタッグ・マッチを再現したような左掌打が】

その程度でアンフェアだなんざ吐かす程、おれは―――っ、ぐ!

【ずん、と。確かな手応えを伴って、鳩尾に捩じ込まれた――カウンター、である】
【立て直すアクションが無いのならば、必然、崩れに崩れているのだろう重心から放たれた一打】
【それ故に幾分威力は軽減されたが、上傾きの角度が付いたそれに因る衝撃が横隔膜を強か打ち据える】

【かは、と声にもならない声。肺の酸素を根こそぎ吐き出して、人影の表情は苦悶に歪んだ】


(……あったまきた。手前の間合いで易々退けるか、よ――!)

【――だが、人影は此処で下がる程に大人しい気性をしていない】
【寧ろ、追い込まれれば追い込まれるほど燃える性質だ。ひゅう、と短刀を一閃】
【直撃を喰らいながらの逆袈裟で、右脇腹から左肩にかけてを狙う。だが、些か入りが浅いか】

【成否を問わず捻った身体を逆回転、右足での下段前蹴りで更に追撃するだろう】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 01:16:31.74 ID:2O9WNk/30
>>762

【クロワは――ルカスによって、抱きしめられながら】
【此方もまた、彼女の身体を強く引き寄せて。その存在を、全身で感じるようにしながら】
【残った言葉を、全て。紡ぐ】

……アリスは……、…………言っていたんです
自分の父は……テロリストを取り締まる組織の長をやっている、って
オレは、そんな彼女を応援していたのに……
……「テロリスト」は……オレたちの、方だった…………!

スバルは……ポポルとカーネルの話を盗み聞きして、一足早くそれを知ったんです
ポポルが……アリスの父が纏める組織を、攻撃の対象にするとカーネルに言って。
でも、カーネルはそこのトップの娘が、オレと交際していることを知っていて……
…………ポポルは、「だからこそクシャルクスにやらせるのだ」と言ったらしいんです。
それに激怒したスバルは、後先考えずにカーネルを攻撃して……ポポルに、倒された。

ポポルは、オレがアリスを殺すことで、今一度≪R.I.P.≫の思想を根底から刷り込もうとしたようですが……
スバルの死で揺らいでいたオレと紅斗は、すぐに組織を裏切りました
そのためにポポルを奇襲して……ブラック・ギヴス≠ナ、『暗殺』しようとしたんです
……ですが、どれだけ使おうと思っても、もう氷の十字架は出てくれませんでした
代わりに……この≪アリス・イン・チェインズ≫が、覚醒していたんです
全てを破壊する能力から、全てを“つなぎとめる能力”へ――もう何も失いたくないオレの心を表すかのように
……死んだ瞬間のアリスの顔を。アリスの身体を。そのまま映しこんだような、アートマンが。

【――ふわ、と。ここでようやく、≪アリス≫は消滅するだろう】

……オレと紅斗の全力で。ポポルを足止めして、逃げ切って
追っ手を撒くために、途中で紅斗と別れて。また、一人で生きていくことになったオレは……
……≪アリス≫の能力を駆使した『空賊』として、生きて行くことにしました
アリスの死で人間不信に陥っていたオレは、またそんな暗闇の人生を歩んでいたんです

……ですが、ある日盗みに入った邸宅で、出会ったんです
≪ハンダー・ワンダー・ルーカス≫……あの人に


【――ルーカス。彼と彼女が出会うきっかけになったと言っても良い男……】


あの人によって……オレの心の闇は晴らされました
世界のワンダー、まだ見ぬ素晴らしいもの……オレの知る世界は、あまりにも狭いものだということを。
こんなに素晴らしい世界に絶望するには、まだ早いということを……教えてもらって。
凄く綺麗な夕焼け空を、見せてもらって……あの空のように、輝ける意志を持て、と。


そうしてオレは……このスカーフと。『レッドスカイ』という名前を貰って……
……『義賊』として生きていく道を、見つけることができました


……これが。オレの生きてきた道
『クシャルクス・クロワール・レッドスカイ』が歩んできた、全ての道


…………やっと。誰かに、全部話すことが出来た
……それを聞いてくれたのが、ルカス。貴方で、良かった……


【……全て一気に話しきると。彼は、再びルカスを強く抱きしめようとするだろう】
【……過去の全て。今まで彼が歩んできた激動。何もかも、曝け出して】
【そのうえで、受け止めてもらえる幸せを。噛み締めながら】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/05(火) 01:16:33.55 ID:H9ahC8EVo
>>757


いえ、こちらこそ……取り乱してしまってごめんなさい…。
お恥ずかしいところを……

【体が離れるのを感じると、若干名残惜しそうに、こちらも体制を整えて】
【溜まった物を吐き出すように長く長く深呼吸をして】

…勇気を持ってみようと思います
今すぐは無理でも……そのうちに

【まだ目元に残った雫を、服の袖でしっかりと拭って】
【真っ赤になった瞳を、何度もぱちぱちさせて】

……ありがとう…ございました。
言われたことを、刻みつけておきます

────私から、ひとつだけお願いがあるのです
どうか、この私、ホワイトノートのことは忘れてください

次会うときは───元の名前を名乗れる存在になっていたいですから

【小さくにっと笑う。こんどは本心からのものに違いない】
【そちらの答えを聞くより先に、公園を飛び出し、街を抜け、路地裏へと消えていく】

【公園には、僅かな温もりと、温くなった飲みかけのペットボトルだけを残して】

/遅くまでありがとうございました!楽しかったです!
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/05(火) 01:18:01.13 ID:TonQtUy9o
>>764

よしっ!少しは効いた!
「安心するのはまだ早いってかほんとにちょっとしか効いてねぇよ」

【魔弾が効いたことに喜ぶ少年だが、気を緩めることはしない】

(やっぱ…速いッ…!)

(…口が開いた…多分…行ける!)

【バックステップする少年だが、このままでは攻撃が当たるだろう】
【そして、空気中の魔翌力の吸収だけでなく、自分の魔翌力も溜める】
【一瞬で、それを行った後に、口の中目掛けて、先程より威力の強い魔弾を口の中へと発射する】

【この攻撃で、大きく怯まなければ、少年に攻撃が当たるだろう】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/05(火) 01:19:21.44 ID:usjZ6FjAO
>>763

でも、否定はしませんよ。
やると決めた事をやり抜くその意志は――素直に、尊敬したいですから。

【そう言って、小さく笑って】

ん……既に一悶着あったんですか。
しかし、妙な話ですよね、カノッサ機関と正義組織、絶対に交わらない道を歩いている筈なのに、こんな点で意見が合うなんて。

【だから、青年に刃を向けようとする気持ちが少しだけ鈍るが】
【こんな事はこれから幾らでも起きるんだから、と、自分に言い聞かせ、刃を納めるような真似はしない】

そうですね、それでは行きますよ……私の『敵』。

【たん、と、地を蹴り、細剣を片手に左前に向かい飛び出す少女】
【淡い光を纏った剣が、闇夜に染まる街に光の軌跡を残す】
【それを目で追えば、少女の位置の特定は簡単だろう】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/05(火) 01:21:54.70 ID:fnyOLT4Ro
>>767
”…なんかあったら、呼ぶといい”
”今度は、何も言わずに、聞くに徹するから”

【呟いて、手を振る猫は、ふらりと地面に胡坐を掻く様に座り込む】

”…あーーーーーっもうっ!! やっぱり下手だね、どうも…”

【バリバリと頭を掻きむしって、赤い顔のまま空を見上げる】

”次は、ちゃんと笑えよ、お嬢さん”

【呟いて、その場から消えた】
【二本の飲みかけのペットボトルが、覚めてゆく】

//ぬぉぅあー振り回しちまってマジ済みませんorz
//お疲れ様でしたー
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 01:27:13.07 ID:Kp8ZrCeAo
>>768

ドンッ!

【少年の銃撃は見事化け物の口をとらえる】
【苦しそうにもがく化け物】

【もう口はしばらく使い物にならなくなるだろう】
【そしてこの生物がたとえしばらくであっても捕食ができないという事は死を意味する事で】

スリュッ!ブシャッ!ブシャシャシャッ!

【もういずれ死ぬだろうと察したのか、化け物をその命を絶やさずために】
【無数の数え切れないほどの直径20センチほどの卵を産み落とし】

ビチッ!ブチブチッ!

【数え切れないほどのの子蟲達が孵化し、少年に襲い掛かる】
【それは親を殺した敵を敵討ちするようではなく―――】

【生まれてはじめての捕食を行うように……】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 01:27:25.87 ID:IIu/SQJDO
>>766

そう、だったんだ──

【全てを話してくれたクロワ】
【そんな彼を。ぎゅ、ぎゅ、と抱き締めて】
【彼女もまた。クロワに抱き締められて】

──ありがとう
私に、話してくれて。
……本当に、ありがとう

【──そう言って】
【頬と頬とを。互いのぬくもりを、触れ合わせようとする】
【口付けのように、直接的なものではないけれど】
【それでも──きっと、彼女の頬は。とても、暖かくて──】
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 01:30:38.46 ID:Zxw6CgDSO
>>769
ありがとう、名も知らない少女。

【既に戦いは始まって、既に敵同士】
【然し彼の表情は、決して変わるなんて事は無い……“笑顔”】

…………まあね……ああ、だからって、[ピーーー]のはやめないけど、さ……ごめんね

【少しだけ、口角を吊り上げて】
【彼は然し、それでも、“[ピーーー]”のだ。目の前の、小さな少女を。私利私欲で……】

ああ来なよ、俺の『敵』……

【ざり、と地面を踏み締めて、彼の虚ろな目が、少女の軌跡を追う】
【先程“放った”鎖鎌を、鎖を引く事で勢い良く引き戻して】
【もう片方の手の鎖鎌を、短く……つまり“鎌の柄を持ち”、少女を待ち構える】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 01:34:32.78 ID:2O9WNk/30
>>772

……それは、此方の台詞です。
聞いてくれて。……本当に、ありがとうございます

【逆らうことはなく。その温かさに擁かれて】
【このまま眠ってしまいたいような、心地よさにたゆたいながら】
【それでも、彼は。彼が話すに至った、その意味を。その先を】


……3年の時を経て。≪R.I.P.≫は表舞台に立ち……
…………暴帝ポポルは死に、カーネルが全権を支配しました

紅斗も。スバルも。皆が、自分の過去と向き合って、戦っている
オレも……もう、目を背けるのは、止めます

【……ゆっくりと、互いの頬を、身を離して】
【真剣な面持ちで向き合いながら、クロワはその想いを口にする】


……紅斗のためじゃない。スバルのためでもない。
誰かのためじゃない……

オレのために。……オレが、此処から先に進んでいくために。
オレたちが、これから歩いていく道のために。


オレは、≪R.I.P.≫と戦う。



だから、ルカス

オレの、帰る場所で居てくれますか?


……これからも、ずっと。


【――真っ直ぐな、その想いを】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 01:36:48.59 ID:PyGqWX7DO
>>761

【質問には答えず――彼≠ヘ口元を三日月に吊り上げるのみ】
【困惑する表情。自分に対する憎悪の視線。敵対心。そのどれもが彼≠ノとっては胸を踊らせる要素で――】


………―――"私の知るアリエル"、だって?

【が―――彼女がそう発言した瞬間。その言葉を拾って】
【はぁ―――大きく溜め息を吐いて、首を横に振る。浮かべるのは、至極呆れたような表情】


関係の割にはお前は『器』のことを何にも"知らない"んだな………嘆かわしい

【気怠そうな声色でそう言うと、再び俯いた】
【目の前の相手が臨戦態勢を取っているというのに、身構えることすらしない――】

【数秒後――ゆっくりと上げた顔は、ニヤリと。今日何度目かの不敵な笑みを浮かべていて】
【すぅ、と。息を吸い込むと―――】


――ねぇねぇ『アリエル』、あの子はなんで怒っているのかな?どうしてなのかな?

それはね―――愛しい大好きな人だと思って近寄ってみたら、あら残念!そこに居たのは全くの別人だったから。そうさ、そうなのさっ!
あっはははは!!おっかしい!!!

【―――突如として始めたのは、身振り手振りを交えた一人芝居】
【彼女の知る本来の少年を真似た、敢えて子供っぽい口調で言葉を弾ませることで、少女の神経を逆撫でする―――実に愉快だと言わんばかりに腹を抱えて】

776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/05(火) 01:39:44.27 ID:TonQtUy9o
>>771

やった!……のか?

【もがく化け物に、一瞬、勝利を感じて気を緩めたが、学習したのかすぐに気を引き締める少年】

うわっ…またなんかあるの……?
「アレかなりグロテスクってか、気色悪くねーか?」
『同感だけど……そんな余裕ないんじゃないのかな?』
【産卵シーンを見て、短く悲鳴を上げる少年だったが、銃の言葉でそんな暇ないのが分かり】

――っ、クソッ!まじかよ!
【両手の銃に魔翌力を込めると、左手の魔弾を放ったほうの銃は、アサルトライフルに、右手の銃は装着型のグレネードランチャーへと変化した】
【魔銃の特性だろうか、そして変化させると共に、アサルトライフに装着して、グレネードランチャーを発射】
【素早く、アサルトライフルを発砲するが、それだけでは防ぎきれず】
【少年の足が、蟲に蝕まれるだろう】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/05(火) 01:42:58.20 ID:usjZ6FjAO
>>773
どういたしまして、名前も知らないお兄さん。

【妙なやりとりですねー、と、小さく呟きながらも、地を蹴る事は止めない】
【眼前の『敵』に刃を突き立てる為に、ただ、駆けるのだ】

謝る必要なんて、無いんですよ。
貴方の言った通り、私達は敵同士なんですからねっ。

【少女の眼は、確かに鎖の動きを捉えている】
【故に、それが引かれた事も瞬時に理解し、青年の元へと帰る刃の軌道から身を外す】
【そして、鎌を持ち、待ち構える青年に向けて更に加速しながら……『剣を真上に投げ捨てた』】

【当然、剣の纏う陽光のような淡い光の軌跡も真上に舞い上がる】
【それは見方に依っては、少女が上空からの一撃を見舞おうとしているように見えるかもしれない】
【少女は、敵である青年が剣に視線を引かれてくれる事を信じて、正面から一気に距離を詰めてしまおうとする】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/05(火) 01:47:40.76 ID:Kc91ajgjo
【街中】

…………もう、こんな時間。
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 01:47:48.30 ID:Kp8ZrCeAo
>>776

【化け物の母体は産卵で体力を使い尽くし、死に掛けでほっといても死ぬだろう】
【だが、その子蟲達は生きるべく少年に襲い掛かるのだ】

カサカサカサカサカサカサカサカサッ
      ―――カサカサカサカサカサカサッ

【その子蟲達は半分以上少年の攻撃によって吹き飛び、死滅した】
【だが、まだ数は残っている、その生き残った蟲達が少年の脚から這い上がっていき服の内側へ忍び込んでいくだろう】

【そして、体を表面からかじられ、じょじょに食われていくかもしれない】
【皮膚を食らいながら体内に侵入し、中身を食う奴もいるだろう】
【だが、この子蟲は先ほど少年の攻撃を受けて爆散したものは、なすすべもなく消えていった】
【もしかすると、熱あるいは炎の属性に極端に弱いのかもしれない】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/05(火) 01:48:05.49 ID:Kc91ajgjo
>>778
/途中送信です申し訳ない死のう。
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 01:49:05.40 ID:IIu/SQJDO
>>774

────ふふ


【ふわりと、笑う】
【ルカスは、笑う】


……今さら、そんなこと聞かないでよ、クロワちゃん

【その、笑みは】


その答えなんて──決まってるんだよ、ね?


【彼女の、笑みは】


ずっとずっと、待ってる
薔薇に囲まれた、このお屋敷で
私は、クロワちゃんの帰りを、待ってるから

だから──必ず、帰ってきて


【春の日差しのように暖かな】
【あの、柔らかな笑みだった】

/とても ねむい です
/申し訳ない、眠気がぱないので絡みを明日に持ち越してよろしくでしょうか
/明日はお昼くらいからいると思うので……
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 01:52:23.85 ID:/9/RRmJ00
>>765

 ほう。流石剣士だna………っと!?

【其の、相づちは違うと思うが、さておき】
【少し、前方にあった重心。右脚による着地は間に合った】
【刹那。其の一太刀を見れば】

 ぐっ…!?

【結果として右脇腹。そこは斬られた】
【しかし。一瞬の判断で堅牢な右脚を胴体に持っていったのが幸をそうしたらしい
 きききん、と捌く事ができて左肩への被害は無い様子】

 ……!

【だが。右脇腹が痛む。右脇腹の痛みに気を反らし】
【“確実に追撃は対応が間に合わない”】
【下段の蹴りは軸脚の左へ当たり。がががが。暫く地を擦り減らし彼を崩す】

 くっ……フフ。やるなぁ。朔夜

【右脚を立て膝のように立て、左足は耐えた道理だろう
 右脚と同じく露出し、地に爪先を突き立てながら後ろへ投げ出している】
【右脇腹を右手にて押さえ。赤く染まるが、其れであっても笑った】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 01:52:34.60 ID:2O9WNk/30
>>781
/おっと、把握しましたー。
/明日は今のところ予定が無いため大丈夫ですが、もしかしたら夜に用事が入るかもしれません
/此方も昼から入れますので、恐らく夜までには終わるでしょう。また追って連絡します
/では、おやすみなさいませ。
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 01:55:27.71 ID:IIu/SQJDO
>>783
/此方から絡みに行ったのに、申し訳ない……
/ではまた明日。
/一先ず、お疲れさまでした、ありがとうございますたー!
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 02:00:13.83 ID:Zxw6CgDSO
>>777
【同感だ、それだけ呟いて】
【彼もまた、闇の中、僅かな月光の中、少女の軌跡を描く光を、決して見逃さない】

(……跳ねたか? いや“可笑しい”な……跳ねたなら……“なんで音が無い”?)

(“ダミー”……か?)

【少女が“無音移動”を身につけている可能性も、勿論捨て切れないし】
【“何かの能力かも”“だが違ったらどうする”“奇襲されるのはヤバい”……様々な可能性が、彼の中を駆け巡る】
【彼は鎖鎌を巻き戻し終わって、両手のそれを“鎌として”持って。然し視線は、空と前方をうろついて】

【“迷い”は、彼の判断力を大きく鈍らせる……「“それ”がダミーだ」】
【そう、“判断”できたのは、少女が……闇夜の中でも、見える距離にまで接近した時】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/05(火) 02:07:42.11 ID:TonQtUy9o
>>779

何だコイツら…捌ききれないっ……!
『「重太郎!」』

【段々と、近づいてくる蟲達を前に、後ずさる】
【思いっきり、走れば少しは、生き延びれたのかもしれないが、恐怖の為か、後ずさるだけになる】

【少年の足を、蟲が通ったとき】

―――う、うわぁぁぁああああああああぁぁぁぁ!
『もう1度、爆発させるんだ!』
「落ち着け!」

【発狂こそしているが、生きるべく銃の声は耳へと聞こえていたようで』
【グレネードランチャーを銃へと戻し、また変化させる】
【この間にも蟲は足の中へと進んできて、今体内に侵入しようとした―――瞬間】

【先程と同じように、自分の足元の地面目掛けて自分の足の蟲を[ピーーー]為に威力を抑えたグレネードランチャーを発射】
【蟲を倒せるかどうかも分からないが、少年の足は大ダメージを負うだろう】
だが、【蟲に喰らわれるよりかは幾分かマシだろう】

787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 02:08:31.90 ID:lKrazSc1o
>>775

【心を抉っていく言葉に、何も言い返すことが出来ず】

【咽喉が、渇いた音を鳴らした】
【唾液と一緒に情けない悲しさを飲み込んで、今は堪える】
【リーズ・グレイトツリーは、ここで泣いてはいけない人間だ】
【自己を曲げてでも、自分の好きな彼に味方すると決めた時から】
【或いは――もっと以前から】

【大丈夫。どんなに傷つけられても、涙なんて出てこない】

……お前のほうが知らない≠だ
なまじ性根が歪んでるから……
内側にいても、アリエルのことが分からない

どうして私が……になったのかも、知らないくせに…!

【けれど、震える声で紡がれる反論は――明らかに虚勢】
【癇癪を起こした子供のように、ハンドベルを振りあげて、また鳴らす】

【音と共に彼女の左隣に現れたのは、先ほどと同じ生物――】
【――小動物並みの矮躯に知性を宿す生命体、光属性の妖精。種別名を『ジェルン』という】
【ジトッと横目で一瞥され、全身を伸ばして張り切る妖精】

この半年間、何の対策もしてこなかったと思うなよ

アリエルには炎属性を勧められたが
生憎と、鎖は拗れの集合体で……

……光属性ばかり鍛えてしまったんだ

【――彼の闇を打ち払いたかったから】
【空を指していたハンドベルが、再び彼≠ノ向けられた】

【その動作に応えて、左右の妖精が白色中位の光弾を3発ずつ放つ】
【紛れもなく光属性の攻撃】
【しかし、威力自体は低い】
【命中すれば、魔力が浸透するように入り込み】
【彼の闇属性――そんなものがあれば、だが――それを中和しようとするだろう】
【もっとも、彼女は専門家ではない。憶測だけの対処など、通用しない確率のほうが高い――】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 02:17:02.75 ID:Kp8ZrCeAo
>>786

ドッバーン!!!

【少年は足元から爆風と熱が舞い上がる!】
【爆風と熱で体にしがみついている蟲は吹き飛び、爆散するだろう】

【少年の勝利である】
【少年はきっとこの化け物を倒し、村を救ったと思うだろう】





【だが、少年が化け物と戦っている最中】

―――ガサガサッ
    ――――ギシャァァ……


【まるで先ほど少年と戦って死んだ親の蟲と子蟲を囮にするかのように】
【複数の親蟲が村に近づいていくのであった】

【少年がそれに気づいて複数の蟲を追撃するか、その場を立ち去るかは少年次第だが……】
【どちらにせよ少年は食物連鎖という自然の掟を知ることになるだろう】


/おつかれさまですた!
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 02:19:25.50 ID:d39qfu+SO
>>782
【追撃が終われば束の間前屈みに身を縮め、小さく呻きつつも息を整える人影】
【彼が態勢を立て直す間に、酸素を肺に取り込んで――再び、構える】
【痺れた右手の感覚は、未だ戻らない。とすれば能力で捌く事も視野に入れつつ】


――――っ、は。お褒めに与り恐悦至極、なんてな……。

【軽く血振るいして、表情を繕った。傲岸不遜、人でなし≠フ冷たい嗤笑に口許を歪め】
【如何にも余裕といった態度を装えば、同時。ふわり――前触れもなく、その周囲に】


――夜は永い。おまけに未だ、オレのカードは幾らでも有るんだ。
この程度で驚いて、手を止めて貰っちゃ、困るぞ?……ほら、来いよ。

【淡い霞が湧き出して、羽衣宛らにその背後へと纏わり付いた。能力、か】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/05(火) 02:24:27.38 ID:TonQtUy9o
>>788

【爆風が、蟲と共に足を襲った瞬間】
【少年は痛みで、意識を失い、蟲の最後を見届けることは無い】

【学生服の黒いスラックスは熱で焼け、学ランまで焼けている。足も同じように火傷でボロボロだろう】


【後に響くのは、倒れても尚、手に握られている銃の声だけ】
【少年が起きるのはいつになるかは分からないが】


/おつかれさまでした
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 02:38:14.80 ID:/9/RRmJ00
>>789

 …ふむ?
(能力か……?うーむ…駄目だな。読めないっ。まぁ、いいだろう)

【ふと、思考するも。何時の間に開いてた、妖々しい双眸は上目使い気味に見据えて】

 明けぬ夜は無いとかは聴いた事があるがな

【……天然なのだろう。その様なことを云い述べ】
【少し。クラウチングスタートのような其れをすれば】

 相子という奴だ、なッ……!

【きぃいい。右脚を伸ばし一挙に間合いを積める前への“跳躍”からの。左膝蹴り】
【狙いは、胴体その辺り。曖昧及び速いのは、この業の弱点であり強みであるが】
【何せ、直線的且つ、威力の程は乏しい。矢張り、牽制の域を出ない訳ではある】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 02:53:08.75 ID:PyGqWX7DO
>>787

ああもう……随分と短気なお嬢さんだ。そう獰猛な牙を向けられては落ち着いて話も出来やしないというのに。困ったねえ。困った困った―――

【平淡な声色でそんな言葉を呟きながら、相変わらず敵意を剥き出しにする少女を憐れんだ】
【それと同時に――期待以上に煽りがいのある部分を見せた相手に対する歪んだ喜びが心の奥底から湧いてくる】

【出現した2体の妖精から放たれた6つの光弾―――直線的に向かってくるそれを"無視"して、彼は腰から『アリエル』の護身用のアーミーナイフを引き抜いて】


………ッッ!

【―――光弾は全て命中した。殺傷能力自体は低いものの、彼≠ヘ思わず後ろによろけて地面に尻餅を着く】
【その際、僅かながら不快そうな表情を見せた。光を「鬱陶しい」と感じずにはいられなかった故――】
【"光"による攻撃は、一定の効果が有るものと見てよいだろう―――】


………―――今まで人間を血の塊としか見ていなかった化け物のくせに

【言葉を紡ぐと同時に、ゆらりと立ち上がる】
【引き抜いたナイフは逆手で持って、汚れを落とすために彼≠ヘ衣服を軽く払う】


己の欲求の為だけに何人もの人間をその手で殺めてきておいて――今さらたった一人だけを特別扱いか?

この人だけは特別!何故なら私の好きな人だから!
うんうん、滑稽だね。滑稽だとも!ご都合主義ここに極まれりってね!
違うかい?違わないよねぇ??

【変わらぬ口調で辛辣な言葉をぶつけ続ける。恐らくは、少女の平静を打ち崩すのが狙いだろう】
【―――その様子を楽しみたいがために】
【持ったナイフは飾り≠ネのかもしれない。物理的な攻撃を加えようとする少女とは対極に、こちらはあくまで心理的なダメージを与えようと、試みて―――】

793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 03:09:51.37 ID:d39qfu+SO
>>791

(胴は生身、か――限定斥力≠交えて、三手。これで一気に、畳み掛ける)

――……吹き飛べ=Aオレに触れるな=B

【速さは力。如何な牽制の一打であろうとも、強靭な足腰による跳躍から放たれた飛び膝】
【人影は、その威力を驚異と見た。故に、それが届くより速く能力を行使する】
【痺れの残る右の掌を、接近を拒むように其方へ向ければ――ぽつり】

【そんな言の葉を紡いだ。刹那、人影の前方に壁のように展開されるのは】
【不可視の力場=B叩き付けるような衝撃の障壁で以って、人影は飛び膝蹴りを受け止め】
【その勢いを逆利用しながら、同時。彼に痛烈なカウンターを浴びせんとしたのだ――!】

【とは言えど、それが効力を維持しているのも数瞬。出力も、たかが知れている】
【無理矢理にでも踏み止まれば、その言葉通りに後方へ吹き飛ばされる℃魔ヘ無いだろう】

【因みに――能力による時間稼ぎを要すると言う事は、つまり】
【彼の打撃は確かなダメージを残していて、それが抜け切るには時間が要る、という事でもある】

【だが、下手に事を急ぐのは得策とは言えない。彼女が得意とする戦術は――――】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 03:24:37.97 ID:lKrazSc1o
>>792

(効いた――!)

【彼の表情が、僅かに不快そうに歪んだことを、少女は見逃さなかった】
【今まで、どう攻撃してもアリエル≠フ肉体を傷付けるだけにしかならなかったことを考えると】
【この発見は大変な躍進だ】

【続けざまに光撃を放とうとして――】

【――その動きが、錆びついたように悪くなっていく】
【原因は明らかだった】
【少年の批難が、一言一言が、少女の葛藤の核心を捉えて――抉り去るのだ】
【その傷口は痛く、熱く、ともすれば涙を喚起するほど、苦しくて】

……やめ……

【鐘を取り落とし、跪く】【召喚物が消えた】
【彼の言うとおりだ】
【腕の力も、膝の力も、全ては借り物】【彼女を支える役には立たない】

…………やめて、よ……

【強気な表情は、いつの間にか崩れ去っていた】
【張った雫で歪んだファインダーで、縋るように彼≠捉えて】
【しかし、聴覚は両手で覆い】
【いやいやをする子供のように、首を振って。長いポニーテールが左右に揺れた】

私は……話したんだ、よ
……自分が、どんなものかだって……

でも、アリエルは……、アリエルはそれでも……良いって

だから、私は……私は……

……なのに、その口で……その声で、
なんで……?

ズルイよ、聞きたくないよ、やめてよ、やだよ……
私はわかってるだ、もうわかってる!わかってるんだから…!

【彼の口元とは対照的に】
【泣き声を堪えるかのように下がった口角】
【そこから紡がれるセリフも、支離滅裂】

【瞳からポロポロと零れ出した水滴を隠すように、右袖で覆って、しゃくりあげる】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 03:29:51.74 ID:/9/RRmJ00
>>793

 なっ……!

【 ドクンッ 】

【彼はこの瞬間、“海老反り”に成れたのだが。前屈みに落ち。“耐えた”】
【しかし、其れは正しく“人影の狩り場(至近距離)”か】

 くっ……

【しかし。“運良く右脇腹が疼き”動かない。そして膝蹴りの所為か
 左脚を屈んで立てているので“油断が出来ない”】
【無論、弱点とされる胴体も低い位置ながらも。狙えなくはないが。此処は、果たして。】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 03:52:42.02 ID:d39qfu+SO
>>795

【極めて低い姿勢を取った相手には、攻撃に使える手札は限られる】
【やはり此れも、彼ではないにしろ以前に使われた事の有る手だ】

【おまけに、胴体を脚で、手で、完全に固められている。刃物を用いて∞胴を狙う≠アとは、難しい】
【故に、人影はあっさりと方針を切り換えた。カウンターは狙わず、自分から踏み込んで】

(……二手目。幾ら固くったって、衝撃は通るだろう――これで、っ!)

【中段、踏み付けるような前蹴り。所謂ヤクザキックを、彼の顔面に向けて放った】
【先程と同じく足先には力場≠付加した一撃。直撃すれば、蹴りと合わせて二段の衝撃を喰らう事となる】

【頭部狙いという事は、恐らく目的は脳を揺さ振ることだ】
【意識を断つか、平行感覚を揺らすかが狙いだ――恐ろしく、容赦ない】

【短刀による攻撃を控えている辺り、模擬戦だという事を意識してはいるようだが】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 03:57:46.83 ID:PyGqWX7DO
>>794

……――さっきまでの威勢はどうしたのかな?図星を言い当てられて怖くなったのかな?

【彼女が崩れ落ちるのを見ると、声の抑揚を緩めてそちらに近付こうとする】
【アリエルの姿で、アリエルの声で、彼女が最も触れられたくないであろう部分を容赦無く抉り、刺激する】
【本当の『アリエル』じゃない筈なのに――敢えていつもの『アリエル』の口調を演じることによって、その痛みは何倍にも膨れ上がる】
【彼女にとっては、どんな罵声よりもそれが辛いものになり得るのだろう】


ほら。そうだよねえ。聴きたくない?聴きたくないよねえ?自分にとって不都合なものには目を背けたくなるんだよ
………自分の行いをよく振り返ってみるがいい。そうして自分自身にこう訊くんだ


――――リーズ。お前には誰かを好きになる権利なんて有ったのか?

【―――それは、あまりにも無慈悲で残酷で、彼女を打ちのめすにはこれ以上ない攻撃≠ナあると、彼≠ヘ確信していた】
【いつの間にかその顔からは笑みが消え失せ、蒼の瞳はただ無感情に眼下の彼女を捉えていたのだった】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 04:10:44.46 ID:/9/RRmJ00
>>796

(“一回転”(サマso{ry)しようとは思ったが。無理であり詰まらんな……)
 …フフ。“面白い”と云うのはこう云ったことを云うんだろうな

【蹴り。其の真髄は腰。其の脇腹も災いし蹴り行為は不可能でもあった】
【しかしながら此の異形。尚も笑って見せて】

 ヴウゥゥオオオオッッ!!!

【結局。痛み分けと云わんばかりに。脇腹を押さえていた右アッパーを繰り出す】
【其の血糊……案外、必然だったりするのか。其の要素云々は別の話として】
【少し。人影の顎を捉えようと。寸前に力が入ッたっ
 が。矢張り“学習してない”。その距離。果たして“届く”のか】

 ………がっ!?

【兎も角。胴体を捉える脚は。“綺麗に入った”。全ての衝撃をも爪先で耐えた両脚
 其れは測り知れぬ強靱さではあるが】

 み、見事……

【もうシンクロってレベル(ry】
【結果。後ろに倒れ、大の字にでもなっているだろう】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 04:36:33.48 ID:lKrazSc1o
>>797

……ぅ、……ぅぁ……ぁああ、………――

【サイレンのように唸りだした喉を、圧し殺ろしたらしい】
【情けない嗚咽が、顔を覆い隠した袖の向こうから聞こえてくる】
【彼の声なんて、もう聞きたくないけれど】
【人の形に拘る限り、腕は二本しかない】

【ぐずぐずになった顔を隠すなら、嫌でも彼の声が耳に入ってしまう】
【虚勢や強がりという名の鎧を失った剥き出しの心に、言葉の刃が突き刺さっていく】
【彼の予想通りか、或いは彼が思っている以上に――】
【――アリエルの声と口調は、少女の精神に浸透しやすいらしい】

…………っ

【そうして彼の放った決定的な一矢は】
【少女の時間を、一瞬だけ凍結させた】
【我に返った少女は、他ならぬ彼によって、捨てたはずの迷いを『再認識』させられていた】

【泣くことさえ停止した彼女は、彼の表情を見上げる】
【そこには、無機質で荒涼な色だけが残っていた】
【手を差し伸べてくれるはずのアリエルは、どこにもいなかった】

……わたしは

【俯いて自問すれば――、返ってくるのは冷酷な答え】
【その孤独さ故に、身体をガタガタと震わせる】

…………わたしには

【アリエルに引っ張り上げてもらえない彼女は、彼女自身の罪の重さによって、堕ちていく】
【それは、この星に引力があるくらい、当然のこと】

……無い、よ。あるわけない
私と一緒にいるだけで、不幸になることは間違いないんだから…
…そんな、こと……、ずっと、分かってたのに……
アリエルに甘えて……、なんてバカ…

【泣きはらして赤くなった瞳が、再び彼を見上げて】
【――じぃっと睨むこと数秒】
【不機嫌そうな顔が戻ったかと思うと】
【立ち上がり様、右肩でショルダータックルを仕掛けようとするだろう】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 05:18:55.94 ID:PyGqWX7DO
>>799

…………惨めだな

【打ち拉がれて、泣き崩れた少女を見下ろすながら】
【ポツリ―――率直な思いを呟く。何の感情も浮かべていなかった筈の顔には、どこかつまらなそうな表情に変化していた】


……ッ、おっと……

【怒りの込もった鋭い視線を捉えた直後、思い切り肩をぶつけてくる彼女――】
【カランとナイフが音を立てて地面に落ちて、体勢を崩しかけるが――その際、彼女の手首を無理矢理掴んで拘束しようとするだろう】


………――鎖の女。お前はそんなに脆弱な奴だったか。俺のお遊びが過ぎたとは言え、ここまでとは………興醒めだな。化け物の欠片も感じられない

ひとつ、いいこと≠教えておく。『器』の意識は未だ消え失せてはいないさ。闇に向かっていこうとしているのは事実だがな…
まあ、だからといってそんなお前のその様子じゃ『器』をどうすることも出来やしないだろうな

【「それにしても張り合いが無い」―――溜め息混じりに漏らしたのは、そんな言葉】
【彼≠ェこんなことを言うのも、只の気紛れかもしれない。「言葉」で揺さ振りをかけてみたものの、あまりに上手く行き過ぎて、おもしろみが霧散したのだろう】    
【自分が興味を示した存在に対する失望からくる、身勝手な気紛れ】

【それから、彼女のことを突き放すと】
【右手の人差し指で、トントン―――と頭を叩く】

【次の瞬間―――彼≠フ意識が内に引っ込むと、全身の力が抜け落ちて】 
【『少年』は、膝から崩れ落ちるだろう】 
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 05:49:22.77 ID:lKrazSc1o
>>800

――く、ぅっ

【直線的で、感情的で、何の捻りもないタックルだった】
【手首を掴まれ、簡単に拘束される】
【思い切り乱暴に腕を引くが】
【少女の膂力は見た目相応のもので、少年の拘束を解くことは出来そうにない】
【悔しそうに、一声呻いた】

……あなたが
買い被り過ぎてただけだよ

【視線を合わせずに吐き捨てる】
【言外に「私は、そんなに強くない」と悔いるように目を伏せて】
【――想起させられた言葉を噛み締める】
【彼のレイピアが穿った箇所は、どれも的確すぎたのだ】
【弱点を知られすぎていた、というのもあっただろう】

【『器』の意識は未だ消え失せてはいない=z
【――続く言葉に、僅かながら希望を見出したものの、心の傷は癒えない】

【彼の一方的な失望でさえ痛みに感じるほど、血を流していたのだ】
【突き放された後、バランスを立て直し――】

【――崩れ落ちかける彼を、両脇を掴み上げることで支えた】

…………ごめん、ね ……アリエル
味方をするって、約束したのに……
……いまは、優しくできそうにないんだ……

【そのまま、自身も膝を折り】
【彼を、静かに地面に寝かせようとして】
【それが終われば、それ以上声をかけずに、高台から歩き去ろうとするだろう】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 06:23:10.52 ID:PyGqWX7DO
>>801

………スー……スー………

【耳を傾ければ、聴こえてくるのは穏やかな寝息】
【公園で、病院で、何度も耳にしたであろうその音色と、心地良さそうな寝顔】
【それは――今、目の前に居る少年が、先程までの邪な蒼を湛えた存在などではなく、少年自身であることを示す何よりの証拠だった】

【そのままゆっくりと地面に寝かせられる】
【半年前に会った時よりも少しだけ伸びた黒髪が、夜風に掬われてふわりと靡びいた】


………っ、……リー…ズ……―――

【柔らかく優しげに、彼女を呼ぶ声――それは偶然の寝言に過ぎなかくて、辺りの静寂に溶けてしまう】

【―――少女の去り際、腰を上げようとした瞬間】
【ぎゅっと、微弱な力が彼女の袖を摘んだ、気がするかもしれない】


【―――『行かないで』―――】


【そんな儚い想いを無意識の内に伝えているかの如く】

【少年の眠りは深く、起きる気配は無い――立ち去る少女を引き止める存在はこの場に居ない】
【静かな寝息と彼女の足音だけが、夜も更けた広場に哀しく響いていくのみだった―――】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 06:49:02.94 ID:lKrazSc1o
>>802

【少女の細腕には、去り際に引き止められた感触が残っていた】
【少女の耳朶には、優しげに名を呼んでくれた彼の声が纏わっていた】
【どちらも無視できるほど微弱なものだったはずなのに】
【今は、それを裏切ったことに対する後悔ばかりが募っていた】

(……あんなの、卑怯だ…)

【足は止めない】
【視線を足許へ落としたまま肩を強ばらせて】
【見えない鎧で心を固めて】
【未練を振り切るように歩き続ける】

(でも……、あいつの言うとおりだ
私は、矛盾してる
解消するなら、すべきことは一つ……だけど……

それが出来るなら…、こんなことになってない…)

【左袖でぐしぐしと、乱暴に顔を拭いた後】
【後頭部に手をやって、リボンを引く】
【ポニーテールが盛大に解けて、長い髪が風に靡いた】

(……じゃあね、アリエル)

【――もう使わないかもしれないハンドベルの表面を軽く撫でて】
【少女は町の方へ消えていった】


/わー!楽しかったです!おつかれさまでしたー!
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 06:56:09.30 ID:PyGqWX7DO
>>803
/乙でしたーっ!
/こちらもすっごく楽しかったです!こんな時間までお付き合い頂きありがとうございました!
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 14:23:44.91 ID:1nIVblbfo
【街中】

(そろそろ普通の女の子に……加えて、機関員ともパイプを作っておきたいな。外側ばかり重視しても動き辛い……)

う〜ん

【人々が行き交う表通りで、何やら悩むような表情で顎に手をやり視線を下に向けて歩いている青年が居た】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

【視線を下に向けているせいで前が見えていない】
【このままでは人にぶつかりそうだ】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 14:35:10.12 ID:xvC/mWs7o
>>805
……之で暫くは十分、……。……か。

【セーラー服の上に白衣を羽織った少女が歩く】
【眼の色は、淀んだ金で、目の下には厚いくまが有る】
【長い黒髪は、さらさらと、まるで“生まれたての赤子”の様に柔らかい】
【そして、左耳にはピアスが着けられており、そのピアスには《91》、と刻印されている】
【両手には、大量のカ□リーメイトとウイダ□インが入った袋が有り、歩みは少々おぼつかない】
【此の侭だと、青年にぶつかるだろう】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 14:42:52.23 ID:1nIVblbfo
>>806

女の子、機関員、女の子、機関員……うおっ

【ぶつぶつぶつぶつ】
【全く前に気付かず、どんっ、と少女にぶつかってしまった】
【恐らくはこちらは多少よろける程度だろう】

(あー、どうすっかな)

【人にぶつかった段階で彼の選択肢は二つだ】
【絡むか、丁寧にいくか】
【その判断をすべく目の前の人物を見て、】

あぁ、悪ぃな。前見て無かった
大丈夫か?

【少女だと判明したため、丁寧にいくことにした】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 14:45:49.44 ID:xvC/mWs7o
>>807
【ぽて、と尻餅を付いて】

……っ、うっかり。……した。

【淀んだ目、黒く長い髪、そして、セーラー服の上の白衣】
【少女の姿に、見覚えがあるかも知れない】

……フォルス、だったかな。君は。
まあいい、“この体”はそこそこ丈夫だ、心配することはない。

【むくり、と起き上がって】
【落ちた大量の栄養食品を拾い集めていく】
【カ□リーメイトに至っては、50個程も散らばっているようだ】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 14:50:23.52 ID:1nIVblbfo
>>808

……じゃーんじゃーん、げぇ

【超棒読み】
【銅鑼の音から驚く声まで全部棒読みで言ってから、本当にげぇという顔になる】
【少女だと思いきや、いつぞやのマッドサイエンティスト。しかも機関員だが既に顔見知りという外れっぷり】

あー……ナンバーズ昇進おめでとう
じゃ、俺はこのへんで

【全く心の込もってない言葉をかけ、そそくさとその場から立ち去ろうとする】
【カ□リーメイトとかも拾わない】

【ぐしゃ】

【あ、踏んだ】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 14:58:03.85 ID:xvC/mWs7o
>>809
【ぐしゃ】

【フォルスを見据えるガートルッド】
【見つめている】

……。
……。
………………………………。

…………。

……………………。

……。

【いや、喋れよ】

…………、全く、もったいない。

【袖から蛇腹状のマジックアームを伸ばして全て回収】

…………、そういえば、君も機関員だったか。
一応、よろしく頼むよ。水の国支部所属だ。

【一応ながら、礼節位は有るようだ】

この前の侘びだ、……受け取るといい。

【カロリーメイトを10箱纏めて渡してくる。全部チョコレート味だ、凄く口の中がパサパサしそうである】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 15:01:53.24 ID:1nIVblbfo
>>810

あんまよろしくしたくねぇなぁ

【残念。離脱に失敗した】
【じと目というか、脱力したような表情だ】

要らねぇ。猛烈に要らねぇ

【ドサッ、と渡され仕方なしに受け取るが、当然というか嬉しそうではない】

あーあちくしょう。何でてめぇなんだよ……ちくしょう

【10箱のカ□リーメイトを抱えたまま、恨めしそうにぶつくさ言っている】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 15:09:02.83 ID:xvC/mWs7o
>>811
ずいぶんと嫌われたものだな。
まあ、割とどうでもいいが。

【金色に輝いているというのに、死んだ魚の目というのが一番適当な目でフォルスを見る】

栄養食品は効率的で良いな。
一日三食それを食べていればとりあえずは死なずに済む。

【基本は三食カロリーメイトとウイダーインだ】
【凄まじく早死しそうである】

……?どうした。

【首を傾げて問いかける、妙に小動物っぽい、体が新しいからか】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 15:12:28.46 ID:1nIVblbfo
>>812

栄養食品はそれ単体で人体を維持出来るようには作られてねぇよ
アホか

【相当不機嫌な表情で言い返す】
【すっかり機嫌を損ねてしまったわけだが、それはガートルッドのせいかと言われれば微妙なところだ】

こちとら可愛い女の子か、或いは機関員探してたってのに
出会ったのがてめぇじゃギャグだろ

【じとー】
【両方に掠り、けれど当たりではない】
【その絶妙さがフォルスの神経を逆撫でしていた】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 15:16:56.91 ID:xvC/mWs7o
>>813
知っているさ、サプリメントも当然取っている。
面倒な食事は嫌いなんだ、非効率だ。

【ごそごそ、とウイダーインを取り出して、蓋を開けて飲み干した、10秒どころか5秒飯だ】

ふむ、確かに可愛くはないな、認めよう。
しかしながら、私は機関員だ。
その点で言えば、君が探している点に5割は合致していると思うのだが、何故君はそこまで機嫌をそこねているんだい?
あと、私は冗談の類は苦手だ、覚えておくといい。

全く、感情的に成るのは非効率的で無意味だというのに。

【おそらく、この少女はいくら罵倒されても心に響くことがない】
【それらの言葉全てに、理路整然とした回答を返すだろう】
【余り、人間に好かれるタイプではないのは確かである】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 15:24:20.44 ID:1nIVblbfo
>>814

(嫌悪感という非効率的な感情に振り回されていてよく言う)

【これ以上は無駄と悟ったか、じと目を向けるだけで終わらせた】
【もっとも、文句を言いたげな表情がまる分かりだが】

察しが悪いな研究者
てめぇが俺の探してる機関員なら、ここまで機嫌悪くしねぇだろ

【ふん、と鼻で笑いながら間違いを指摘する】
【段々、元の不機嫌さより、ガートルッドの行動による怒りの方が増してきている】
【神経を逆撫でするのが上手い女だ、と彼は思った】

俺が機関員探してんのは横のパイプを作るためだ
既に顔見知りのてめぇじゃ話になんねぇんだよ

【ぼそぼそ、と小声で理由を話す。あまり周囲に聞かれたくはないのだろう】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/05(火) 15:30:10.40 ID:K9VZHpJAO
【街中】

ヒーロー≠ノは中々どうして、会えねーもんだな。
…こりゃあ悪役#p業か?

【ぶつぶつと呟きながら、街を歩くのは】
【鋏の様な形に逆立った特徴的な赤髪に、吊り上がった凶暴そうな瞳の青年】
【革ジャンにシルバーアクセ、数ヶ所が破けたダメージジーンズと言った出で立ちは、図らずもこの男の人物像を表している】
【しかしながら、続く言葉は些か見た目に不釣り合いなもので】

いっそ正義≠ノ転向して見るか…?
──いやいやいや!それじゃ仮○ライダーの真似事だしなあ。
いやー辛いわ怪人≠チてのは……。

【最後の部分は、自分にしか聞こえないような声量で、呟いた】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 15:37:19.78 ID:xvC/mWs7o
>>815
ふむ、そうか。

【フォルスの話を全て聴き、こくり、と頷く】

それならば、確かに私と話すのは無意味だろうな。
それに、私は期間に入って間もない。

【こくこく、と頷きながら】

すまんな、手間を取らせた。

カロリーメイト、中々旨いぞ、大事に食べるといい。

【そう言うと、ガートルッドは歩き去っていった】

//すいません、どうにも話をふくらませられそうにないので、ここで落ちさせてもらいます。申し訳有りませんでした!
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 15:38:25.02 ID:1nIVblbfo
>>817
//お疲れ様でした
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 15:46:18.63 ID:1nIVblbfo
【路地裏】

あんまこっちはうろつきたくねぇんだよなぁ
どっちかっていうと、女の子の方がいいし

【ぶつぶつと独り言を呟きながら薄暗い路地裏を歩く青年が居た】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

その気になれば呼び出せるんだが、そこまですることじゃねぇしなぁ
集会でもするか?

【ぶつぶつ】
【どうやら誰か探しているらしい】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 15:56:17.63 ID:Irrvblrf0
>>781

【その笑みは。何時だって自分を救い出してくれた、その笑みは】
【きっと、言葉以上に。クロワの心に響いて】

……ええ、必ず。

【力強く、そう頷いて。誓うだろう】
【見据える隻眼。その紅柘榴の真底に、何時だって存在していた暗く冷たい何か】
【それはもう、晴れていて。文字通り、ガーネットの宝石のような輝きが、彼女を捉える】
【或いはそれもまた、言葉以上に何かを語っていた】


……明日にでも、紅斗の所へ向かう予定です
暫くは紅斗と一緒に行動して、≪R.I.P.≫の本拠地や敵の情報を探ります……。

【そして続けて、彼は明日には発つことを明かす】
【そうすればルカスは暫く、文字通り彼の帰りを待つことになるだろう――】

/本日もよろしくお願いします。
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 16:08:03.42 ID:IIu/SQJDO
>>820

……、うん

【いつか路地裏で出会ってしまった、あの冷たさ】
【それがもう、きらきらとしたものになっていて】
【ふっと。何故だか、肩が軽くなった気がした】
【もしかしたら。まだ、恐かったのかもしれない】
【あの拒絶が。あの冷たさが】
【気付かぬうちに心に刻まれていた──それはまるで引っ掻き傷のようで】
【だけど。溶けた冷気を。現れたガーネットを見て】
【また、ふわりとルカスは微笑んだ】

【──、──そして】


……、私も。
クロワちゃんが、覚悟決めたんだもん
……私も──そろそろ、吹っ切れないといけないん、だよ、ねー

【その言葉は】
【緊張するかのように、呟かれた、言葉は──】

/よろしくお願いします!
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 16:10:02.82 ID:IIu/SQJDO
/再開そうそう申し訳ない
/次遅れます
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 16:17:36.21 ID:Irrvblrf0
>>821-822

…………ルカス?

【一度瞬いて。それから彼は、またその名を呼ぶ】
【いや、心の奥底ではもう、彼女が何を言わんとしているか分かっていたのかもしれない】
【彼は今日、全て話す覚悟と同時に、全て受け入れる覚悟もまた、その心に背負ってきていた】
【全てを受け入れてもらうということは、即ちそういうことだからだ】

……ゆっくりで、いいですから

【そうして彼は、優しくそんな言葉をかける】
【それは、肯定でも拒否でも、止めておけと諭す言葉でもなく】
【ただ、ゆっくりと。あせらずに、自分のペースで良いからと】
【そんな意味を孕んだ言葉であった】

/了解しましたー
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 16:40:33.12 ID:IIu/SQJDO
>>823

…………、ん。

【こくり。頷くその表情は】
【隠すまでもなく、緊張と、怯えがあった】
【──話す、と】
【決めて尚。それを躊躇うというのは】
【彼女の過去も。決して明るいものではないというのを暗示しており──】


……、小さい頃は
普通に……家族が、いたんだよ、ね。
貧しい村で、さ──
お父さんがいて。お母さんがいて……妹が、いて──
税の取り立てが悪質だったこと以外は──小さな幸せと、少しのパンで生きていけた
……私は、そんな──普通の、農村の子供だった

【──しばらくの沈黙の後】
【ゆっくりと、絞りだすよう紡がれた言葉は】
【彼女の、遠い遠い、昔の話】
【クロワの其れと比べると──あまりに平和なもの】

/ただいまー
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 16:42:00.74 ID:6SPXzuVI0
【路地裏。道端に、置かれた、箱の上に。座っている、異形の、輪郭】

……。もっと。……集めないと……

【自身に、言い聞かせる様に、吐き出された、言葉は、路地の、静寂に、消えて。続いて、聞こえたものは、嘆息】
【其れの、右手には。割箸の先に、水飴を、絡めたものを、手にしていた。麦芽の、其れなのか、茶色掛かった、琥珀色が、渦を巻いている】
【気泡を含んだ、柔らかな、琥珀は。路地の、狭い空に、僅かに、反射し。夏の、果実の様な、双眸を、照らす】

【異形の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。死者の様に、生気の失った、然し、淡く輝く、オレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色の、レースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……、最後に 言い残す言葉を せがむように、……不気味に 響く……♪

【やがて、歌を、紡ぎ始める。黒猫と、烏と、少女の歌。忙しなく、落ち着きの無い、まさに、子供の様で。外見は、異形の、其れなので、酷く、シュールだ】
【歌いながら、飴が、垂れない様に、幾度も、回転させ。其の動作に、夢中になっている。何故か、食べようとは、しない】
【周囲に、ゆったりと、漂い始める。飴の、甘い、香りは勿論。異形自身の、屍臭や、古びた、鉄の様な、其れ等まで】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 16:48:00.65 ID:1nIVblbfo
>>825

うおわっ!?

【そんな異形の少女の近くで驚きの声が響いた】
【声のする方向を見ればややのけぞった青年の姿が視界に入るだろう】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

おいおい、路地裏にはこんなのも居るのか?

【どうやら異形の姿をした少女に驚いたらしい】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 16:48:51.13 ID:Irrvblrf0
>>824

…………。

【……――家族】
【そして、故郷】
【それは、彼にとってはどちらも、自分とは無縁の世界のもの】
【かつて家族と呼べるものは、彼にとっては≪R.I.P.≫時代の親友、紅丸と昴くらいだった】
【故郷だって、無かった。あんなゴミ溜めの廃墟が故郷だとは、思いたくない……――】

【――そんな思考と同時に、彼は。彼女の古き在りし日の姿を、思い描いていた】
【きっと、貧しいながらも……明るい性格の娘、だったのだろう】
【そんなことを思い浮かべながら、】

……ええ。

【静かに、続きを促す】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 16:59:42.46 ID:6SPXzuVI0
>>826

【聞こえた、青年の、驚愕の、声に。瞬間、異形の影も、驚く様に、揺れるだろう】
【自身が、怪物の風采である事は、自覚しているのか。発言は、余り、気にしない様子で。其れよりも】

……、

【彼が、好戦的な、人物の、場合を、想定しているか。少し、怯える様に、唇を、噛んだ】
【キャスケットの、つばから。覗くのは、橙の、瞳。警戒を、含んだもの】

……。……こんにちは、……、不良さん

【其の、容姿からだろうか。何故か、彼を、不良さんと、呼んで。ぎこちなく、口の端を、吊り上げ。其の異形は。笑みと、取れる、表情を、浮かべるだろう】
【ブーツを、鳴らしながら。緩慢な、動作で、立ち上がる。其の際、番号付きの、装飾品が、煌いて】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 17:03:42.49 ID:IIu/SQJDO
>>827

──妹は……クロエは、私によく懐いてて
ルカスお姉ちゃんって。よく、笑って──
お母さんは、たくさんいろんなこと知ってて──
お父さんは、働き者

税が重くて、苦しくて。でも、家族がいたから、笑えてた
私腹を肥やしていた地主のやつには、村のみんなも、不満が溜まってたけど
地主に逆らう人たちは、みんなみんな、村から消えてってた

【続きを促され。彼女は語り続ける】
【話はまだ。家族のこと。村のこと】
【──平和な世界の、こと】

──そんな村を救ったのは、おじさまだった
雪の降るクリスマス──真夜中に、あの人を見たのはきっと、私だけ
村の全ての家に、お金をこっそり置いてって……地主を、やっつけてくれた
次の朝には、村から地主はいなくなってて──新しい、優しい地主様が来て。

……たった、数分だけの出会いだったけど。
私は──おじさまに憧れた。子供の、ささやかな恋だったのかも、しれない
あの日。「私を見たことは内緒だよ」って──おじさまは、そう言って
私は、ずっとずっと、その約束を、守って。
いつか、みんなを助けることの出来るような──そんな人になりたいって
……そう、思った


【──ゆっくりと。懐かしむように紡がれていく言葉】
【それは、彼女にとっては幸せな生活の記憶だったのだろう】
【話の中で現れた「おじさま」というのは──ラウールのことだと見て間違いないのだろう】
【そして。その幼き日の一コマが──彼女が義賊になるに至った理由であることも】

【明るく。正義感に芽生えた、小さな村の幼い娘】
【物語の中にありそうな風景ではあったが】
【ルカスにとっては、それは紛れもなく現実で】


────幸せ、だった
あの日が、くるまで

【──そっと、喉元を押さえた】
【無意識に。首に手を、向けていた】
【懐かしげに過去を見ていた、紅茶色】
【そこに再び。怯えがまじる】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 17:03:42.51 ID:1nIVblbfo
>>828

先に言おう。俺は食っても美味くない!

【ばっ、と勢い良く両手を挙げ、戦意は無い、というアピールをする】
【片腕が異形なだけだが、食われるとでも思ったらしい】
【表情には本心から来る若干の緊張がある】
【だが】

……No.90、夢幻檸檬?

【ドッグタグの番号を見ると同時に、その名前を呟いた】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 17:05:35.96 ID:n15NMLyDO
【人気のない公園】

【誰そ彼刻は逢魔が時――あたりは暗くなりはじめ、人の区別がしづらくなる頃だ】


【その広場の中央に、胸に無数の刺し傷と大量の血を流した男性の死体が転がっている】
【中年の、少し太った、ズタズタに刺されて倒れた男性】
【今はもう、生きてはいない】



【その広場に人の姿はなかった】





【―――そう、ただ一人を除いては】



――――・・・。


【公園のベンチに腰掛けるのは一人の少年】
【一見、大人しそうな何処にでも居そうな少年】
【黒い服、黒い瞳、黒い髪の少年】
【全身に沢山の血を浴びた少年】

【左手に文庫本を持って、のんびりと読書を楽しむ少年】




【その右手には夕日を反射してキラリと光るものがある――それは一本のナイフ】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 17:11:25.90 ID:Irrvblrf0
>>829

……ラウール・ダンドレジー

【クロワは静かに、その「おじさま」の名を口にする】
【……彼女を取り巻く環境の中で、最も分からないと言っても良いものが「それ」であった】
【思えば、彼女と出会った初期。彼女は、彼を探していて】
【でもその時確かに彼女は、「おじさま」と出会ったのはほんの短い時だったと言っていたはず】

【だが、それだけの邂逅。幾ら村を救ってくれたとはいえ、それだけの邂逅】
【幼い少女だけが目撃した、秘密のヒーロー。憧れこそすれ、こんな十何年も経ってからも探し続けるものなのだろうか?】
【まだ何か在るのだろうか。いや、あまりにその出会いが鮮烈であったならば――】
【いや、そもそもラウールは何故、村のためとはいえ見知らぬ他人のために其処まで――】


【――思考することは、そこで止まった】
【思考よりも何よりも優先するものが、其処に在ったから】

【彼は、ゆっくりと。その右手を、喉元を押さえるルカスの手に重ね】
【それが可能であれば静かに引き離し、温かく包み込むだろう】
【……右手。彼は言った。左手――『全てを砕く氷の牙』たる能力を有する左手】
【一番大切なものを喪って。それから、『あらゆるものを繋ぎとめる』能力が覚醒した右手……――】

【……言葉などは要らない。「無理しなくてもいい」と眼が語っているようにも見える】
【だが、それでも口に出して「語らなくてもいい」と言わないのは、彼女の覚悟を尊重しているからで】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 17:12:41.53 ID:hdBwTEtC0
>>831

【コツコツ】

【そちらへと向かう靴の音が聞こえる】

はぁ…なんで公園に堂々と死体があるんですか…
【そんな溜息混じりの声が聞こえる】

こんにちは。コレは貴方がやったんですね
【振り向けば】
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
【困ったような顔でそちらを見ている】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 17:17:57.75 ID:6SPXzuVI0
>>830

【緊張している、彼に、困惑して。然し、其の姿が、面白く、感じて、しまう。此の、異形は、正しく、悪童の様な、存在で】
【つい、悪戯めいた、笑みを、浮かべて。少しばかり、警戒が、緩んでしまい】

……、食べないよ……人は、……美味しく、無い
……でも、……食べるまで。……君の、味は、……分からないよ……?

【キャスケットを、深く、被り。表情を、隠しながら。小さな、笑い声と、共に。彼に、返答するだろう】
【勿論、異形に、人肉食の、趣味は、無い。其れに、妙に、明るい、其の、声音で。からかおうという、魂胆が、彼に、勘付かれる可能性も、高く】

……。何処で、……其の、情報を……?
……君は、……機関員、なの?

【肯定の、意を、含んだ、言葉。一度、気を、緩めてしまったが。先程より、彼への、警戒は、強まる】
【其の後、彼が、同じ所属であるかの、問い掛け。機関員の、異形は。キャスケットを、上げると。射抜く様な、双眸を、彼に、向けるかもしれない】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 17:19:13.74 ID:Uvk4EK9SO
【公園】

んぅ………ぅうん……すぅ……すぅ……。

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな風貌をした14〜15歳程に見える少年が、ベンチの上で自分の翼に包まり眠っている】

【ベンチには日が当たっており、とても暖かそうだが】
【ベンチに座りたい人がいれば限りなく邪魔である】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 17:22:38.45 ID:n15NMLyDO
>>833
【パタン――、少年は音を立てて文庫本を閉じる】
【その表紙に描かれたのは可愛らしい、女の子】

【俗にいう『ライトノベル』だ】



やぁ、初めまして――。
そして、誰だい、キミは…?

ボクの名前は「Nameless」――あぁ、この名はもう<{クのものじゃあなかったか

改めまして、ボクは誰にでも成れるけど、誰でもない。
だから好きに呼ぶといいよ――…

【くす、と――少年は笑って言った】
【虚ろな眼で、チラと彼女を一瞥して】

残念だけど、あいにくだけどこれをやったのはボクじゃないかも知れないよ?

だって、ボクには完璧なアリバイがある――。



ボクはここでずっとラノベを読んで居たんだ、だからボクじゃない。
ボク以外の誰かがやったんだよ、きっとね…?


【それは、あからさますぎるウソ=z
【それは、その言葉の意味は――責任を逃れるためではない】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 17:23:21.40 ID:IIu/SQJDO
>>832

【ラウールについて、彼女は多くを語らなかった】
【彼が村を救った理由を──彼女もまた、知らなかったから】
【だが。子供心に見た彼は。強く強く、彼女の将来像を決めるまでに──かっこよかった】
【きっと彼女は。昔も今も、根本的なところは何も変わらないのだろう】
【──ただ、思うがままに真っ直ぐ──】
【或いは。義賊になった自分を、見せたかったのかもしれない】
【かつて自分たちを救ってくれた、ヒーローに】

……あの日、は──村の外に、遊びに行ってた帰り、だった
1人で、こんなに遠くまでいけるって──お母さんに、言いたくて
だから……村からちょっと離れたところに咲く、花を取りに行っ、て──

【それは。年頃の子供が誰しも持つ、冒険心】
【手を包み込まれたルカスは、そこで一度言葉を切り】
【すぅ、と大きく深呼吸をして──】
【まるでクロワに感謝するかのように、そっと目を伏せた】

……その、帰り、道
私は急に、意識を失った
後ろから、誰かに羽交い締めにされたような感覚は、残ってた
口に、布キレ──、当てられ、て


────次に、目を覚ましたら
私は……檻の中に、いた
大型犬を入れるような、檻の中に。
攫われた、なんて……気付いたのは、少し経ってからだった、かな


【──平穏な暮らしは、暗転する】
【口減らしでも、親に売られたわけでもない】
【ただの偶然。ただの、事故のようなもの】
【それに、ルカスは巻き込まれた】
【──幽かに身体が震えているのは】
【当時のことを、思い出しているからだろう】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 17:29:04.17 ID:1nIVblbfo
>>834

ひぃ、お助けー

【ぎゅっと目を閉じて怯えるフリ】
【台詞も棒読みに近いため、演技だというのは誰にでも分かるだろう】

機関員、か

【瞬時にふざけた雰囲気は霧散し、じっと厳しい眼差しを向ける】
【その視線はまず髪の毛に行き、次にドッグタグ、異形の左腕、最後に両足】
【顔に視線を戻すと、目を覗きこみ始める】

【彼の脳裏にはある情報が浮かび上がっていた】
【データベースにある交戦報告に、同じ色をした髪を持ち左腕を切断され卵を植え付けられた能力者が居た】
【血のような色の髪は珍しい。その報告の後、氷の国支部長と戦闘を行った機関員は直接話もしたらしい】
【足が義足だと報告にはあったし、彼自体も十中八九、別人だろうとは思っている】
【だがもしも、万が一に、目の前の少女が報告にあった人物だとして、更に機関に対して敵意を隠しているとしたら】
【ならば自分の正体を明かすのは賢明ではない】

【殆ど無い可能性。恐らく誰もが疑わない】
【それでも彼はそこを、それだけを、それだけは、警戒をしていた】

【──彼は悪戯っぽく笑った】

どこの支部?

【それはまるで、からかうような口調】
【目を覗くのも、厳しい眼差しもやめ、ふざけるような雰囲気で、彼は尋ねた】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 17:32:13.41 ID:Irrvblrf0
>>837

…………――――。

【語られた始めた、彼女の深淵】
【クロワは、文字通りに言葉を失っていた】

【いや――もしかすると。心の何処か奥底のほう。ほんのちょっぴりだけ――「予感」はしていたのかもしれない】
【……彼女が、『人売り』を異様なまでに嫌悪することを、知っていたから】
【その『憎悪』は、もしかすると、『自分もかつて、……』なんて。そんな「予感」が】
【頭の回る彼だから――あまりそうだと思いたくは無かったが――少しだけ、していたのかもしれない】


…………(――ルカ、……)……――――

【……震えていることは、当然の如く分かった】
【優しくその名を呼んで、抱きしめてあげたい衝動にも駆られた】

【だが、未だだ……彼女が。それと向き合うと決意したなら】
【もう少し。もう一歩。彼女自身が、自分自身で踏み出していかなくてはならない】
【ここで温かく彼女を抱きしめることは、自分にとっても彼女にとっても『逃げ』だ】
【今日この瞬間で――踏み入らなくては。ずっと、永遠に。その『暗闇』を抱いたまま彼女は生きることになる可能性がある】
【それだけは――避けたかった。自分のためにも、彼女のためにも】

【だから彼は、ただ。ルカスの手を包み込む自分の手を、ほんの少しだけ握りこんで】
【真っ直ぐ隻眼で彼女を見据えて。無言で、エールを送るのだ】
【彼女が自分にしてくれたように。「此処に居るから」、と。言葉には出さずに】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 17:39:17.67 ID:vgdQZ+ec0
>>836
はじめまして。私は紅閻寺レンと言います
紅い閻魔の寺と書いて紅閻寺(こうえんじ)です

【自己紹介をし、ペコリと頭を下げる】
【そして、相手の自己紹介に不思議そうに首を傾げる】

まるで、謎掛けみたいな自己紹介ですね…
そして、これまた謎掛けみたいな言い方ですね

【困ったような微笑みで、彼を見る】

確かに、私は貴方がその人を殺した現場を見てない
たまたま、貴方がナイフを持ってて
たまたま、人が死んでた場所で本を読んでいたかもしれない
【悩むような仕種をしながら、彼をチラリと見る】
【そして困ったような表情で溜息をはく】

しかし、逆に言えば貴方が彼を殺してないという証拠にならないかもしれない
何故なら、貴方のその行動を証明するものがない。けど、証明できないからこそ貴方がやってないかもしれない
【やれやれ…っと両手でポーズをしながら彼に近づいていく】

コレが推理小説とか刑事ドラマなら矛盾点がでてきてズバズバと言って、無事事件は解決。めでたしめでたしですが…
あいにく、私は探偵でもなければ警察でもない。ましてや推理を得意とする人でもない
ただの雑誌記者ですから
【そして彼の隣に座ろうとするだろう】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 17:46:58.22 ID:n15NMLyDO
>>840
そうかい?
謎掛け、現実は小説よりも奇なりと誰かが行ったね。

その通りだよ、だって現実はわからない事だらけだ

【ベンチの、自分の隣に座る彼女を意にする事なく】
【少年は再びラノベを読み始めた】

【パラ、パラ、と――遅いリズムを刻んでめくられる頁たち】

そうそう、ボクが殺していないって証明出来ないんだよねー。


だからさ

「ボクが殺しました。」

その一言でボクがこのおっさんを殺したという事がボク以外の世界で"も"現実になる。
真実≠ヘそのおっさんと、ボクだけが知っているんだから


それで、雑誌記者のリンちゃんはボクに何の用?
ラノベを読むのに邪魔なんだけどなぁ?
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 17:48:02.73 ID:IIu/SQJDO
>>839

【もし最初から──「そんな」世界に生きていたのなら】
【もし最初から──檻の中に、いたのなら】
【彼女はここまで、過去を恐怖しなかっただろう】
【しかし。なまじ「光」を知ってしまっていた分】
【子供だった彼女が見た、「闇」は──】


──私が、入れられ、た……檻、以外にも。
その部屋には……たくさん、檻が、あって
子供が──私以外にも、大勢い、た

毎日、誰かがいなくなって
毎日、知らない子が増えて──

【そして──彼の視線に、後押しされるかのように】
【ルカスは。震える声で言葉を紡ぐ】

……いなくなった子たちが、誰かに売られたり。臓器を抜かれて、死んでたなんての、は……
やっぱり、少し後になって、少しずつ、悟っていった

毎日、毎日──っ、
遠くにある別の部屋から、悲鳴が聞こえて
血の臭いが──漂ってきて
いつ自分もああなるのか……それを考えたら、気が狂いそうだった……、

──そして。私にも、「お迎え」がきた。
私は、“幸せなこと”に──内臓の詰まった袋としてではなく……玩具として、扱われた
趣味の悪い、大人たちの──玩具として。“教育”を、受け、て


……生きるために。“いい商品”になろう、と──
必死で。痛みも、気持ち悪さも、耐えて
“遊戯”が終わった、後、は──また、檻の中で、眠った
大人が、憎くて。いつか、逃げてやるって
でも……私は、私たちは、まだ、子供、で
力も、なにも──ない、無力で、非力な、存在、で──っ!


【時折。感情を押さえ込むように、声を押し殺しているのは】
【それが、彼女にとっては思いだしたくもない記憶だから、だろう】
【大人たちが彼女へ施した“教育”──それは、文字通りの意味でないことは】
【聡い彼であれば、きっと気付くもの】

【──思えば彼女は】
【クロワと一緒の部屋にいることはあっても】
【クロワと同じベッドに寝ることは、なかった】
【その理由は──彼女の震えが、示していた】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 17:49:57.87 ID:6SPXzuVI0
>>838

【覗き込こんだ、黒の、視線は。橙の、双眸と、ぶつかるだろう。ふ、と、太陽が、雲に、隠れ。路地裏、其の一角が、闇に、包み込まれる】
【彼の、内の、警戒には、気付かなかったが。其の、表面上の、気楽な、雰囲気に。異形は、眉を、顰めた】
【再び、垂れ掛かっていた、飴を、廻し。そして、此方の、問い掛けには、答えられずに。問われる、所属支部の、名。警戒は、強まる、一方だった】

……。君が、……名乗らない、限り
僕も、……詳しい事は、……言いたく無い……。……けど、……

【仲間か、敵かも、判らない、彼が、ただ、怖くて。余り、情報は、漏らしたく、無かった】
【元々、こういう、駆け引きも、苦手な、性分なのだろう。何時までも、困惑の色を、浮かべている】
【もしかすれば、彼も、自分を、警戒しているのかもしれない。漸く、其の可能性も、考えて。だが、と。只管、迷い続け、そして】

……。氷の国……

【長考の末。蚊の鳴く様な声で、其れを、告げるだろう】
【支部長が、パッション・プレイだと云う事までは、言わない。だが、データベースの、情報と。一致するかもしれない】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 17:59:58.29 ID:Irrvblrf0
>>842

【……物心ついたときから、血の香りだった】
【気付いた時には、何かを壊して奪うということを覚えていた】
【……クロワの中に眠る最古の記憶。今思えば、それは奇妙】
【口減らしのために捨てられた時、すでに物心ついている年であったのなら】
【少なからず、家族の記憶は覚えていて可笑しくは無いのだ】
【それは、もしかすると。『最初から暗闇に居た』と思い込むことで。光を忘れることで、心の崩壊を止めようとした――】
【――幼い“クシャルクス”なりの、自衛手段だったのかもしれない】】

……っ、…………――

【――ここまで、無言で聞いていた彼も】
【思わず唇を噛み、目を伏せざるを得なかった】
【……一緒に暮らし始めて、もう数ヶ月になる。“望まなかった”わけではない】
【それでも求めようとしなかったのは、彼の心に重くのしかかっていた黒い十字架と】
【不思議と、彼女からも何も。それどころか、無意識に避けているような気配を感じたから】
【……嫌な形で、すべてに合点がいったことに、吐き気がしそうになった】

【そして、もう気付いた時には、自分の身体は椅子から立って】
【右手のぬくもりだけでは、自分自身が耐え切れずに】
【全身で。彼女の身体を抱き寄せ、包み込もうとするだろう】

…………ルカス――――

【何回】
【何十回、何百回。その名前を呼んだだろうか】
【時に笑顔で、時に涙しながら。憎悪を向けた日も、愛情を向けた日もあった】
【それでも今ふたりは此処に居て。こうして自分たちの、最も深い過去をさらけ出していて】
【かけがえの無い存在として――これから歩んでいく先でも、あと何千回その名を呼ぶのだろう】
【……名前を、呼ぶ。それだけで、全て伝わると信じているから、何度だってその名を呼ぶ】
【ただ、名前を呼んで、抱きしめるだけで。自分自身を伝えられると思うから】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 18:00:54.05 ID:+lLbDteL0
>>841
確かに、その通り
この世界は何が起こっても不思議はないですからね…
【チラリと、本を…めくられる頁たちを覗く】
【特に、その行動には意味がなく】
【ただ、ただ気になっただけだろう】

しかし、それでも証明にはならない
【静かに、透き通るような声を、公園に響かせながら】

自白ってのは証拠のようで、証拠にはならない
もしかしたら、本当に殺したかもしれませんが、相手の反応を見るために言う事もあれば、誰かを庇って言ってるのかもしれない
【ふふふ…と笑いながら、彼を見る】

知ってるのは被害者だけ
だけど、死人に口なし。語られる事は決してありません。貴方が殺したのにね

さて…本題に入りますか
【そう言うと立ち上がり】

正直言って、公園に死体があるのは迷惑なんですよ
貴方が殺したと言うなら、自分で片付けてくれませんかね?
まあ…素直に聞いてくれるとは思いませんが
【表情は変わり、睨むように彼を見る】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 18:02:28.85 ID:1nIVblbfo
>>843

(吐いた。同一人物までは恐らく確定だ)

【氷の国支部の所属。三つの情報が揃えば確定と判断してもいいはずだ】
【目の前の少女──檸檬が一度は機関員と戦ったのは間違い無い。もしも戦闘をしたのが似た別の誰かなのであればデータベースにあがっている】
【左腕の変化は恐らく卵の孵化。だが悪意に満たされているようには見えない】
【克服したか抑え込んでいるか、或いは──】

(さてさて、どうするか)

【ここで青年はもう一つ悩むこととなった】
【危惧している点は同じ。もしもスパイのようなものであった場合、自分の正体を明かすことは死とイコールで繋がる】
【しかし、もしも御人好しか何かであった場合、友好的な態度を取り、逆にこちらのスパイとして使うことも出来る。そのアドバンテージは計り知れない】
【全てが予測であり憶測。外している可能性の方が大きそうな机上の空論】
【機関に敵対しているとは限らない。機関員に楯突いたのはもしかすれば虫の居所が悪かったのかもしれないし、報告者が何か企んでいるのかもしれない】
【判断するにはあまりに情報が少ない】

【そこで彼は賭けに出た】

No.616と戦闘を行ったのはてめぇだな?
その理由を問いたい

【厳しい眼差しを向けながら、断定的な口調で問い質した】
【この言葉は、彼の素性を語っているに等しい】

【機関員であることは確定。ならばデータベースから自分を調べ上げることも出来る。それをさせないためには疑いを完全に晴らす必要があるが、それは最早不可能】
【ならばバレているも同然の素性を明かし、更に相手の情報を巻き上げるのが最も打倒だ】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 18:12:01.04 ID:n15NMLyDO
>>845
一寸先は闇、未来でも見えない限り今を全力で生きるしかない
鈴鳴ちゃん、って娘の受け売りだけどね――。

結果≠ェ何より大事なんだ

【そのラノベの内容は美しい容姿を持った少女たちに主人公が囲まれて】
【時々、嬉しいハプニングが起こる――単調に、その繰り返し】

ボクが殺したんじゃないって結果≠ェ、ここにあれば
ボクはこの汚い死体の掃除なんてしなくて済むだろう?

イヤなんだ、醜いモノが視界に入るのが、とても――



【彼の読む小説の主人公は、どことなく、彼に似ている】


例えば面白いエロゲーをしててさ
急にボクの大ッ嫌いなスカトロプレイが展開されたら
どれだけ面白い作品でも、ボクはその作品を嫌いになる。


人生も一緒さ、醜いものが視界に映るってだけで台無しになる。
人生全部が、醜い一つの存在のせいで100点満点は取れなくなってしまう。

人生の採点方法は減点法なんだから、さ?



あぁ、話が逸れたね。ゴメンゴメン

――で、ボクは殺してないって言ってるのになんで掃除しなきゃいけないのかなぁ?

そのうち公園(ココ)の管理者か用務員さんがしてくれるでしょ?
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 18:13:42.08 ID:Irrvblrf0
/と、ルカスの人ごめんなさい。次の返事が遅くなります。
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 18:17:13.55 ID:IIu/SQJDO
>>844

【──既に成人はとっくにしている、彼女】
【それなのに。見た目はどこか、幼いもの】
【「大人になる手前」の──繊細な年頃のもの】
【更にはそれに比例するかのように】
【普段の行動も、幼く。考えなし──まるで、子供のように】

【──或いは。彼女は拒んでいたのかもしれない】
【多感な時期に植え付けられた、「大人たちへの嫌悪/憎悪」】
【それが、肉体的・精神的な成長を強く忌避することで】
【無意識のうちに。「大人」になることを──拒んでいたのかもしれず】


────っ、

【抱きしめられた時。思わずびくりと震えた】
【だけど、既にふっと息を抜いて──縋るかのように、彼を、抱き返そうとして】

檻の中では、ただ眠り……
外に出る時は、鎖で繋がれて、違う部屋に行って──

──随分と、知っている子が減った、ある日
季節も分からない檻の部屋に──、いつもと、違う音がした
子供たちの、悲鳴でも。大人たちの、笑い声でも、なく


──大人たちの、悲鳴だった


【──そこから。僅か、少しずつではあるが】
【ルカスの震えが、収まっていく】
【支えてくれる人が、いたから】
【檻の中みたいに冷たい温度ではなく──温もりを、与えてくれる人が、出来たから】


……逃げるなら、今だって、そう──思った
逃げたいって。ここから、出たいって──
強く強く、思った時

──ナイフがね、落ちてたの
変な色の、ナイフだった
私は、それに、引き付けられるかのように、触って──

──触った瞬間。使い方は分かった
自然と、身体が動いて……

発動した能力を──≪クレイジー・リトル≫を使って、檻を出て
他の子供たちも、助けられるだけ、檻から、出して──


【──嫌に、逃げるのに適した。否──適しすぎている彼女の、能力】
【だが。話を聞けば簡単なことだった】
【「逃げたい」と強く渇望して得られた能力なのだ】
【彼女の異能に、その意志が反映されたのも──当然か】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 18:19:02.22 ID:IIu/SQJDO
>>848
/あいおー
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 18:21:52.92 ID:vgdQZ+ec0
>>847
結果…ですか
【溜息混じりで彼を見る】
【どうも、掴めない】
【探り探りに言葉遊びや例え話を交え、言ってみれば】
【相手は更にその上をいくように言葉遊びや例え話を交え、話してくる】
【コレは厄介だな…と内心思いながらも表情には出さず】


貴方が《殺してたら》という意味ですよ
それに少し可笑しいですね。醜い物が嫌いならば何故貴方は移動しない?

ましてや、私の声で気付いていたなら
例え、貴方が来た後に殺人が起こっても貴方は気付くはず
【彼女の中ではもう彼が殺したというのは確信に近い】

【だが、気になるのは何故彼はその場から動かず本を読んでいたのか?】
【愉快犯や正義感の強い人を釣る為と言われればそれまでだが】

【彼はなんか違う…そんな感じがしたから】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 18:22:53.21 ID:6SPXzuVI0
>>846

【次いでの、問い掛けに。虚を突かれたのか、異形は、瞳を、丸くした】
【データベース。かつて、ブラックハートが、自分との、交戦終了時、書き込んだ、情報。履歴を、遡り、異形も、其れを、読んだ事が有る】
【自分の、ナンバー、其れに照合する、名前だけで無く。機関員が、共有する、機密を、知っている。其の事実に、異形は、少し、安堵した】

(……、此処まで……知っている、……という事は)
(……。……もう、彼は、……機関員、……なのかな……)

【データベースは、機関員以外が、閲覧する事は、難しい。其の、事実を、知っている。なら、彼は、外部の人間では無い】
【警戒は、僅かに、解かれる。答える事への、抵抗も、軽減して。あれだけ、警戒していた癖に、何か、有ると。簡単に、信用してしまう、タイプ】
【だが、質問が、質問だった。其れは、異形にとっての、厳しい、記憶。機関員である、以前の】

……。……彼女に、……卵を、埋め込まれる、以前
……機関と。……敵対する、……関係に、居た。……

【返答は、あまり、詳細では無く。簡潔に、述べている物。どうして、敵対していたか、等は、語らずに。ただ、相手の、反応ばかり、伺って】
【以前、という、言葉を、強調している様にも、聞こえる。現在との、決別を、意味しているのか】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 18:27:53.95 ID:1nIVblbfo
>>852

ならば今は? 何故敵対していた? 何故戻ってきた?
どうして卵が孵化しているであろう状態でそんなに冷静なんだ?

【返答は実に簡潔なもの。だがそれでは足りない】
【ここぞとばかりに必要な質問を全て、まくしたてるようにぶつける】

【現段階での判断は元スパイ、というところか】
【危惧は当たらずも遠からず。賭けは次のゲームへと進む】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 18:35:51.72 ID:n15NMLyDO
>>851
そう、過程も方法もどうだっていいんだよ
ボクの都合のいいように世界は廻っている。

いや、都合のいいようにボクが世界を廻すんだ!

【少年には、心らしいものが感じられない】
【感情も、本能も、感性すらも感じられない】

【ただ彼がそこにあって、何かと都合を合わせるために彼は言葉を口にする】
【まさしく、そんな感じだ――】

なんでこの場所から動かないかって?

その考えはナンセンスだよ――肌の色が黒いから劣っていると言うのと同じくらいに
先にこの場所に居たのはボクだ、ボクはラノベを読んでいた

【少年は、今もなおラノベを読んでいる】
【少年は、今もラノベを読んでいるとその場で補足して】



そしたらさ、ボク以外の誰かがおっさんを殺したんだよ



【ヒュ――ッ】



【空を切る音が周囲に響く】


【突然、少年の腹部から、少年の皮を突き破って突き出した鋭利なそれは――】

【リンの胸を貫かんと悪意を持って矢の如し速度で迫る――】
【それは、巨大な牙=\―何か、動物の、巨大な、肉食の】



ホラ、丁度こんな具合に――…

おっさんが死んだのには気づいていたよ
でも、ラノベを読む方が大事だった。
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 18:49:06.73 ID:Irrvblrf0
>>849

【――少しずつ震えが収まっていくことに比例して、クロワが彼女を抱きしめる力もまた、弱くなっていく】
【それでも、背中に回した手は、未だその儚い存在を、零れ落ちてしまわないように擁いていた】
【クロワ、は……――】

……ナイ、フ……?

【……変な色のナイフ。途端に、ぴんと来た】
【ルカスが能力を発動する際に使用する、良くわからない色のナイフだ】
【あれが?……“奴隷”を保管する檻の前にナイフが落ちていることは、通常では有り得ない】
【それが、ひとつめの『奇跡』だとするなら】
【ルカスに、『クレイジー・リトル』が覚醒したことも、また『奇跡』なのだろう】
【……或いは、全てを越えた超常の何かによって、必然と成されたことなのかもしれないが――】

【……憎悪を。何も近づけようとしないその心の氷を映したかのような、クロワの≪氷十字≫】
【もう二度と失いたい願いが具現したような、全てを繋ぎとめる≪アリス≫の鎖】
【そして、この上なく逃走に適した、ルカスの能力――】
【――強く望み、願うことで覚醒した力。少しだけ、似ていると思った】
【似ていると思ったのは、能力の発動過程を含めて、その辛い過去もまた】
【……だからこそ、不思議と惹かれたのかもしれない。なんて、考えて】

……それ、から?

【小さな声で、続きを促した】

/ただいま戻りました。
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 18:50:23.37 ID:6SPXzuVI0
>>853

……。今は、……敵対する意志は、無い
……割り当てられた、……仕事も、……続けている。……

……以前は、……苦手な、部分が。……有ったから……敵対を。……組織に、……所属は、していなかった
……戻って来た、理由は……卵の、孵化による、……思考の、暴走が、……大きい

【怨恨とは、表現せずに。オブラートに、包み、告げる、言葉は。恐らく、現在の、立場を、考慮した上での。 まるで、拙い、子供の、言葉である】
【そして、戻って来た、其の、理由は。速く言えば、一時の、テンションに、身を、任せた、故に、らしかった】

【そして、最後の、問い掛けに。珍しく、長く、答えるだろう】

―――……。もう、……卵は、無い=c…
……事情が、有って。……とある、人物に、殺された後。……、……体から、抜かれた
……此の、体は、……卵の、物じゃ、無い。……死んだ、体を、……弄られて。……

【時期は、恐らく、孵化後と、機関員に、成った後。其の、出来事は、偶然の出会いで、生み出された、結果だった】
【流れる様に、一度、自分が、死んでいる事を、告げる。そして、体の、所以も。だが、其処に、悲哀の色は、無く。余りにも、無機質な、淡々とした、其れ】
【生き返った、事実に、関しては。死者も、蘇らせる、技術が在る、此の、新世界では。余り、珍しい、事では、無いのだろう】

……、疑われて、……仕方の無い……人間なのは。……自覚、……している

【其の後。問い掛けの、言葉を、総合して。弁解、する様に。情けない、様子で、ぽつり、言葉を、紡ぐだろう】
【余りにも、力無く。異形は、ただ、只管に、彼の言葉を、受け入れ、返す】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 18:51:41.60 ID:E+vBzP3R0
>>854
……
【静かに…だが警戒を高めながら】
【相手の言い分を聞く】
【どうも読めない。どうもわからない】

(まるで腹話術の人形みたいですね…)
【相手に対する印象はそうなった】

ん?…
【そして気付く…響く空気の音に…】

ちっ!?……
【とっさに、左へ跳ぶ】
【だが、牙は彼女の右腹部をえぐるようにかする】

なにが『ホラ、丁度こんな具合に――…』ですか?
【喋りながら、右袖からナイフを出し、右手に持つと】
【相手の腹部目掛けて投げる】

【だがソレは、ただのナイフにあらず】
【ギミックナイフ《爆弾》】
【刃が何か当たると、柄から粉末火薬が吹き出し、衝撃により刃から出る火花がそれにより引火し、小規模の爆発をさせるモノだ】

【そして彼女の動きは雑誌記者の動きではなく――戦闘になれたモノだ】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 18:56:46.52 ID:1nIVblbfo
>>856

……なるほど

【檸檬の答えに相槌を返し、一旦は黙り込む】
【その間も、疑うような見透かそうとするような視線を檸檬に向け続けている】

【敵対の意思は無い。機関に戻ったのは卵のせい。しかしその卵ももう無い】
【苦手な部分があった──苦手な部分?】
【”苦手”?】

苦手な部分とは? そも、何故最初機関に所属した?

【数秒間の沈黙の後、なおも質問を続けた】
【その”苦手な部分”というのは重要な情報に思えたからだ】
【機関に戻る理由となった卵はもう無い。ならばその苦手な理由如何によっては、今後また敵対する可能性は十分にあり得る】
【ここまで来れば、それは今までのような低い可能性、机上の空論ではなく、本当にあり得ると思えるような可能性だ】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 19:00:35.11 ID:IIu/SQJDO
>>855

──檻から、部屋から出て
大人たちが、あちこちで気絶してて……

まるで、私を導くかのよう、に──花びらがね、落ちてたの


……薔薇の、花びらが。



【──何故。彼女が「おじさま」をあれほどまで、追い掛けたのか】
【子供の、恋──それだけでは、あまりに長い長い時間。彼女は「彼」を追っていた】
【それは。その理由は、もしかしたら】

──私や、他のみんなが捕まってた建物を出て
でも……知らない場所。知らない街
行き場も分からない私たちの前に──やっぱり、薔薇の花びらが、落ちてきて

──ふと、周りを見たらね
……いたんだ。

おじさまに、よく似た人が

【──邂逅は。ただの1度きりでは、なかった】
【薔薇。そのキーワードだけで、きっとクロワは「彼」のことを思い出せる】

【倒れていた「大人たち」】
【建物内に落ちていた薔薇の花弁】
【彼女が見た、「彼によく似た人」】
【それはつまり。「彼」が「大人たち」に手を下したと同義かもしれず】
【──理由は分からないけれど】
【「彼」がルカスを2度も助けたのは】
【きっと、偶然ではない】

……もしかしたら、錯覚かもしれないけど、なんだよね

【──錯覚でないことは】
【彼女の語った、「薔薇の花弁」が、証明していた】


……花びらをたどっていくと、一つの孤児院に、たどり着いた
湖の畔にある──緑の屋根の、ムーンライディングっていう、小さな、孤児院

そこでしばらく──お世話になって。
私は……私や、他の子達みたいな子を助けるため
夕暮れの世界に──飛び込んだ


……、私の話は、ここまで。

【「──ありが、とう」】

【彼女はそう言って、小さく微笑んだ】
【精神的に疲労を重ねたせいか、その笑みには若干の疲れが見えたが──】
【それでも】
【まるで、何かから解放されたかのようなすっきりとした雰囲気で】
【彼女は──ふぅわりと笑った】

/お帰りなさーい
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 19:05:30.23 ID:n15NMLyDO
>>857
はじめに言ったはずだよ?

ボクは誰にでも――いや、何にでも成れる。
って……

【グチャ――ポッカリと内側から穿孔されて開いた穴からは血が滴り落ち糸を引く】
【すぐに、その穴は滴り落ちる血が固まる事でふさがった】


キミは、死ななかったね……。
ボクは戦う°Cはないと言うのに――。


【ラノベへと視線を遣ったままの少年はナイフを避ける素振りもなく】
【あまりにも呆気なく――ナイフは突き刺さり、爆発を起こした】

【塞がったばかりの傷口が爆ぜる、肉が飛び散る】
【だが、少年はゆらりとその場にただ立って――】

痛いなぁ……ふふっ、これほど痛いのは久しぶりだよ
キミは戦い慣れて居るね、ボクは慣れていないと言うのに


【虚ろな眼で、初めてリンの姿を注視≠オた】
【真っ直ぐに意識を集中させて】


ラノベも焼けちゃったなぁ……

キミみたいのを相手にするのは骨が折れそうだ




だからボクは、全力で逃げる――。


【少年の姿が光に包まれる――直後、そこに立って居たのは金髪に赤紫の瞳を持った少女】
【黒いゴシック服の腹部からは、大量の血が滲み――いや、滴り落ちて】

【少年の能力は変身=\―それも、特殊な】
【彼の発したセリフからすると、変身したその姿が逃げるのに適した姿なのだろう】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 19:10:19.35 ID:d39qfu+SO
>>798
【頭部狙いの蹴りが胴に食い込むという事は、恐らく彼は立ち上がり】
【現在は、直立姿勢にあるのだろうか。であれば辛うじて、アッパーカットは此方へと届く筈】

【炸裂する二段の衝撃、渾身を叩き込んだ確かな手応え。それと同時に、捨て身の一撃が入った】
【――――浅い。だがしかしその浅さ故にか、拳はピンポイントで顎先を捉え、掠めて】

っ――、――……!?

【頭部を強かに揺らし、脳震盪を引き起こす。ぐらり、態勢を崩しかけた人影はたたらを踏んで後退】
【足元の覚束ない状態での、無理な追撃は禁物――とでも考えたか、再度の接近はない】

(――今のは、拙かった。あれで倒し切れなきゃ、確実に手痛いのを喰らってた)
(ああ、何奴も彼奴もどうしてこう……つくづく飽きないな、面白い=j

こっちの科白だ、っての…………ともあれ、これで王手ってトコか。

【動く代わりに人影はくすりと微笑って、痺れも大分抜けた右手を一振るい】
【すると、彼女の周囲の霞は凝集し、その前方にて結晶化する】
【蒼く透き通った硝子様の刃が、ひとつ、ふたつと数を増やしてゆき】

【それらは五つを数えたところで、其方へと切っ先を揃えて向けて】
【「冗談だけど」等と呟く声が響いたと同時に、放たれる事なく消え失せた】

【これ以上続けば、模擬戦の範疇には収まらないと思ったのだろう】
【彼女は懐紙を取り出して刀身を拭うと、鞘に納める。模擬戦、終了だ】
//申し訳ありません、自信満々に言った傍からぶっ倒れてました……。
//こんな時間になってしまいましたが、一応返しておきます
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 19:12:10.88 ID:Irrvblrf0
>>859

【……クロワの内心における、全ての疑問は晴れた】
【ルカスがラウールを追っていた理由、人売りを嫌悪する理由、義賊をやっている理由――】
【……唯一。ラウール・ダンドレジーの、その行動の理由や正体については、不明なままではあったが】

……ありがとう

【そして、彼女の言を。反復して】

…………よく、話してくれました
……ありがとう、ございます

【彼女の何もかもを受け入れて、自分の何もかもを受け入れてもらって】
【何故か、彼は。漸く、漸く――抱きしめている彼女のことを、心から抱きしめられるような気がした】
【両者の間に確かに存在していた見えざる隔たりが、全て消え去るのを感じることが出来たからだ】
【だから彼は、今ひとたび、彼女を強く抱き寄せるだろう】

……今更こんなことを言うのも、可笑しいかもしれませんが
これで、やっと……貴方と一緒に、歩いていける気がします

【そう言って、変なことを言っている自覚からか苦笑しながら】
【右手の指を、彼女の紅茶色の髪に絡めようとする】
【すぅ、と手櫛で優しく解いて。何時もは結ばれている髪を、そうやって撫でることが。彼は好きだった】

【……きっと、至福の時間なのだろう】


【だが、それでも。彼は明日には、戦地に発つ――】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 19:17:15.80 ID:hqjuuKCq0
>>860
ただの言葉遊びじゃなかったか…
【痛みで、顔を歪みそうになるも】
【叫びそうになるも】
【表情を殺し屋を思わせるような冷たい表情に切り替える事により我慢する】
【声も冷たいモノに変わる】

逃がす……
【両袖から三本ずつナイフを出し、それぞれの手で指と指の間で刃を挟むように持ち】
【両手を×になるようにクロスし構え】


かっ!!
【相手の左右の肩あたりを狙いナイフを投げる】
【投げるスピードは以外に速いだろうが】
【構えてる最中になんらかの対策をねり、防ぐ事は可能だろう】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 19:19:27.64 ID:6SPXzuVI0
>>858

……、因縁が、……有った。……

【ぽつり、呟いた、単語の、形成の様な、文章は】
【因縁=B銃の、引き金に、指を掛ける様な、其の、言葉。深くは、答えず】

……。二つ目は、……目的の……、為……
……もう、果たされたも、……同然、だったから。……辞めた

【当時は、今は、意味の、無い事で。機関に対し、疑問を、感じていた面も、有った為に、辞めた】
【其れは、最初の、回答同様、深く、答えたく、無いのだろう。彼が、聞いても、意味の無い事だろう】

……、勿論、……今は、……辞めたりしない。……
……世話に、……なってる、から……

【だが、苦手な部分=B因縁≠ヘ】
【もう、終っている事かと、問い掛けられると。 其れは、継続し続けている】
【其れは、現在、機関員という、立場で。卵の呪縛も、解かれた、此の時に、果たしたい、ものだった】
【此の件に、関しては、恐らく。彼に、問い掛けられても、黙秘を、行使しようと、するだろう】

……。そろそろ、……君の、……名前。……聞いても、……大丈夫……?

【言葉を、全て、紡いで。微笑む】
【到底、機関員とは、思えない。媚びた様な、だが、柔らかな、笑み】
【此の、異形は。其の、因縁の、為ならば。恐らく、敵対も、するだろう。其れを、予感させる様な】

【本質は、悪。だが、表面は】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 19:27:14.15 ID:IIu/SQJDO
>>862

……私は、なんだかクロワちゃんが近づいたような、気がするんだよね

【「私の方も、変かもしれないけどさ」】
【そう言って、ルカスは】
【小さく小さく、悪戯っぽく笑い】
【髪に触れられたためか】
【心地よさげに、すぅと目を細めることだろう】
【きっと、彼女は彼女で】
【普段は他者にさせぬ、彼の彼だけの、この行為が】
【とてもとても、気に入っていて──】


────今日は、一緒に、寝よっか

【少しだけ、緊張したような声で】
【それでも確かに、彼女はそう告げる】
【きっときっと、その一言は】
【彼女が本当に──見えない一線を越えた、証なのだろう】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 19:28:34.13 ID:1nIVblbfo
>>864

(……計りかねる)

【これ以上の質問は無意味な状況まで進めた。最初の感想はこれだ】
【その因縁が何かによって、少女の本質が見えてくる】
【だが、それを今知ることは叶わない】
【機関か、敵対か、第三軍か】
【また自分にとってどうなのか】
【それを知る方法は、今の彼には一つしかなかった】

大体分かった。疑って悪かったな
俺の名前はフォルス。ナンバーは102だ
よろしくな

【やり過ぎない程度に明るい声で名前を名乗り、少女に近寄って右手を差し出す】
【警戒心そのものは取れていないが、少なくとも表面上は警戒をやめている】
【機関員ならば一応は味方。横に繋がりを作るという本懐も成せる】
【疑っていてはキリが無い】

【ともかく本質を知るには、互いの信頼が必要だ】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 19:31:57.42 ID:n15NMLyDO
>>863
えぇ、私に「すべてのものには意味がある」って教えてくれたのはこの世界の方よ?
だから、無意味な言葉なんて思ってはダメなのよ――

【凛とした、玲瓏と玉を転がすような美しい声――】
【容姿だけでなく、その声も、口調も変化≠オている】

【なによりも――彼女≠ヘ苦痛を表情に僅かながら表していた】
【先までの、心が存在しない――そんな雰囲気は、今はもうない】


さて、ひさしぶりに運動でもしようかしら――?


――《ScarDepend》――

【キイィィィン――】

【甲高い音を鳴らして出現したのは、大量の黒い砂――砂鉄≠セ】
【それは彼女の目の前でナイフを弾かんと壁を成す】

痛ぅ……っ!!!


【――が、生成に間に合わなかったのか、一本が右肩に突き刺さる】
【悲痛な声――たしかに感覚も、感情も、今の彼女≠ノはあった】


悪いけど、これでおしまい――戦う気はないのよね…


【耳鳴りのような、嫌な音が鳴る】
【彼女の目の前で壁となっていた砂鉄は一斉に動き出し】
【巨大な、黒い竜巻を作り出すとリンの居る方向へと進んで往く】


それじゃ、バイバイ♪
もう二度と会うこともないかもね?


【それは、目潰しを目的とした砂塵嵐=\―】
【同時、彼女は踵を返すと素早く地を蹴って駆け出すだろう――そう、撤退のために】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 19:34:02.14 ID:PjCnqiIFo
【街中】

【人混みの中から、鋭い悲鳴が上がる】
【人々は何事かと視線を動かして、その悲鳴の原因を探れば
【次の瞬間には逃げ出して行く】

あーちゃんと逃げろよー。
当たっちまったら怪我すんぞー。

【気だるそうに叫びながら、巨大な剣のような――腕≠振り回すのは】
【全身を青い甲殻の鎧に覆われた、怪人】
【右の腕は、全体が分厚い剣の様で】
【左の腕は、膨張した鋏が丸盾の様に鎮座している】
【その頭部は、騎士が被る兜のようで、クロスした角のような突起物がある】
【そして、覗く二つの眼球は、激しく紅く光っている】
【蟹の怪人――キャンサー・ナイトが其処に居た】
【しかし、振り回される右腕は、どうも人に当たらない様に配慮をしているのか、逃げる人々に掠りもしない】

――さぁってと…、後は役者¢メち…だな。

【怪人は、そんな事を呟いて】
【当てる気の無い攻撃を、繰り返している】
【え?前と描写が一緒?】
【なんのことかわからないよ】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 19:36:12.51 ID:Irrvblrf0
>>865

……結局、両方とも変なんだってコトでしょ

【ふ、と。クロワは、そんな風に冗談めいて笑って】
【もう一度、さらさらとした紅茶色の髪を。梳くように撫でるだろう】
【……これは、今でさえ。誰にも言わなかった、クロワの秘密だが――】
【――この行為をすると、彼は心の何処かで、頭を撫でると嬉しそうに喜んでくれた「アリス」のことを思い出して】
【ほんの少し、もう存在しない左目のあたりが。ずきりと小さく痛んでいたのだが】
【もう、彼の左眼が痛み出すことは、無かった】

【――そして】

…………え、……

【分かりやすいくらいに、彼の頬が紅潮した――気がした】
【先程まで真っ直ぐ彼女を見据えていたのに、なんとなく隻眼を泳がせて】

……い、……いい、……ですよ……。

【少しだけ細い声だったが、確かに。そう返すだろう】
【その様子は、或る意味何時もどおりのクロワで。ルカスを、安心させてくれるかもしれなかった】
【しかしまぁ、本当にツンデレを地で行く男である】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 19:36:44.05 ID:iNpQPj2go

【────街中の一角。街灯の無い路地。】
【黒。黒髪、黒い瞳に、黒衣。】
【全身で黒で覆う男は独り、当て所もなく歩いている。】

──糞、ミスったか…

【男の歩いた道に、点々と残される“紅”。】
【ぼた、ぼたと等間隔で血が漏れ出す肩を右手で抑えながら、しきりに辺りを見回している。】
【──“何かから逃げてきた”事が、行動から伺えるものの、彼の向かう方向に“医療機関”は存在しない。】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 19:43:49.46 ID:ZKBtOcT20
>>862
…やれやれ
なら、お前が殺した死体にも意味があるのか?
【静かに――殺意をこめて声を発し】


くっ…《ドラゴノイド》スタンバイ!!
【砂塵により目が見えない】
【だがだいたいの場所は声の位置と足音で予想はできる】

【すると左手に機械篭手が装着され】
【赤いフォルムで、金色の瞳に、両肩にキャノン砲みたいのが一つずつついた、背中に炎のように赤き翼を背に生やし、鋭い爪を生やした両腕に、先端が30cmくらいの刃がになってる尻尾をはやした、二足歩行の翼龍みたいな姿の2mくらいの機械的なアートマンが彼女の横に現れ】

《ミサル・フレイガ》
【両肩のキャノン砲から、一つずつミサイル型の炎が放たれる】
【だが…目が見えなく、だいたいの位置の為】
【当たるかどうかわからない】
【恐らく逃げるのは成功するだろう】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 19:45:42.64 ID:IIu/SQJDO
>>869

──にゃはっ
そーかもしれないんだよねー

【そんな、彼を見て】
【笑った、彼を見て】
【どこか──柔らかくなったな、だなんてことを、彼女はそっと思った】
【どうしてそんなことを思ったのかは、自分でもよく分からないけれど】
【昔話を終えた後の彼は、今までよりもちょっぴり、暖かくなった気がして】
【──ほんの少しだけ大人っぽい、そんな笑みを、彼女は浮かべた】


……あ、照れてるんだよねー?
にゃっはー☆クロワちゃんかーわーいーいー
やっぱりクロワちゃんはこうでなくちゃね男のツンデレは誰得とかたまに聞くけど
それはもちろん≪ルカスちゃん得ただしクロワちゃん限定!≫みーたーいーなーっ!


【──、────】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 19:48:09.54 ID:6SPXzuVI0
>>866

【彼の、友好的な、様子に。少し、表情が、和らいだ様な、印象を受けた】
【警戒されている事を、全く、疑っていない。此の、異形の、思考は、単純。双眸からは、負の感情は、含まれておらず】

……、……フォルス。……

【綴りが、FALSE、ならば。其の、意は、虚偽、なのだろうか。其の、不思議な、名を。数度、ぽつりと、呟いて】
【再び、自分も、名乗るだろう。ナンバーと、所属支部も、同時に。】
【其れから、差し出された、右手に。飴を、左手に、移し。此方も、右手で、握り返すかもしれない。其れは、屍の如く、冷えた、体温】
【触れ合う事が、好きな、性格なのか。もし、握った、其の場合。瞼を落とし、生者≠フ、暖かさを、確かめて】

……102って、……最近、データベースに、……多く、……情報を、提供してる、……人、……だよね
……。……いつも、……助かってる。……ありがとう、……

【其の、ナンバーから。いつも、データベースに、情報を、提供している、人物だと、気付いたのか】
【礼を、告げて。人間の、真似事を、する様に。嬉しそうに、瞳を、細めるだろう】
【そして、飴が、完全に、地面に、垂れていた事に、気付き。一時停止を、するなど。徐々に、平穏の、表情を、見せ始める】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/05(火) 19:49:27.00 ID:usjZ6FjAO
>>785
【鎌、という武器はその独特な刃の付き方から、至近距離での戦闘には向いていないらしい】
【攻撃は、武器を薙ぐように振るう為自然と大振りになり、肉薄された際には有効な攻撃手段が大きく減る……筈だ】
【勿論何らかの魔術を付加して、本来の武器では有り得ない特性を付加している可能性もある】

(……でも、ここで怯えて踏み込まない訳にはいきませんからね)
(今は、相手が迷いで判断を遅らせてくれたと、私の攻撃に対応出来ないと信じて―――)

【だが、少女は、懐に飛び込んだ】
【もし、その行為が赦されるならば、次の瞬間に、助走により相応の威力を伴った掌打を、青年の腹部を狙い叩き込もうとするだろう】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 19:55:31.33 ID:1nIVblbfo
>>873

……

【微かで多数の情報】
【手の温度、表情の和らぎ、先に手を離さない性格、礼の言葉】
【それらは全体的に温和か、悪人ではないという印象をフォルスに与えた】
【──演技には見えない】

それが仕事、だからな
諜報員つって、分かるか?

【こちらも微かに目を細めて柔らかな笑みを浮かべる】
【不良のような容姿の彼が浮かべる優しい笑みがどういった印象を与えるかは分からない】
【しかしこれもまた、演技ではない】
【不思議に思うかもしれないが、握手した手を、こちらからも離そうとはしないだろう】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 19:57:32.85 ID:/9/RRmJ00
>>861

 ハッ、ハ……、ハッ!!
 がふ、がふっがふっ!
 あ"〜。“綺麗な星”だ。全く……。ごふっごふっ!

【夜空には教わった“学習”があって。掠れたような声で一つ笑い。云えば】

 うぐっ、くっ。嗚呼、有り難う、“人でなし”
 俺は……曖、昧だが、“自我が戻った”
 其れでなくとも……

 素 晴 ら し い 経 験 に な っ た ッ !!
 フフフ、ハハッ、ハハッ、ハ、ハッ!! グハッ!?

【ダメージは。其れなりの様子だが。此の通り健全である】
【経緯は不明だが、彼は寧ろ、“狂人”の意志を継いでる様子】
【一つ。借りを作った等も思い。彼は叫ぶ。感情の儘に叫ぶ。笑う。図に乗る】

 ……Justiceの一、件。本っと…う……に。申し、訳無い……ゴクッ

【Justice。其れを知ってか知らずか。敢えて過去形は使わず謝罪を呟く】
【実は“上”は一人しか知らない。……少々、癖者なのは確かだが
 『不殺の志』を作った意味では、ある程度の信頼はしてる心算】

【……この言動では解り難いが。そんな蛇足】

 正義の柄では。無い、と。云った、な………
 少なくとも今の俺には。そうは映らないぞ……ぐっ
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 19:57:46.94 ID:Irrvblrf0
>>872


【 ( ゚ω-) 】

【と、一瞬彼が↑こんな顔になったのは気のせいではない】
【そして、変わらぬ様子の彼女に】
【いや、確かに一歩前に進めて、それでも変わらないでいてくれる彼女に】
【ははっ、と。笑みを零しながら、何処か自嘲気味に】
【肩を竦めながら、それでも嬉しそうに】
【彼は、呟くのだ】


……J.E.S.U.S.


【最高に素敵で馬鹿な神サマに乾杯、なんて】

【言いながら、照れ隠しにルカスの頭の上に、ぽふん、と右手を載せて――】


/この辺が切りどころでしょうかー?
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 20:01:21.68 ID:Zxw6CgDSO
>>874
【迷いにより判断は鈍り、少女が彼の懐に入るのは、実に容易】

しまっ…………ッ!!

【気付いた時にはもう遅い】
【自分に向けて放たれた掌打に、視線を移す暇すら無く……彼は、後方に吹き飛ばされ】

ぐっ、……マズいなあ。やっぱり付け焼き刃じゃあ駄目かい。

【然し冷静に、体勢を瞬時に立て直す。この辺り、彼の“戦い慣れ”が顕れている……のだろうか】
【憎々しげな口調で、右手の鎌を素早く振るって。放たれるのは……地面に水平に飛ぶ、“音魔翌力の刃”である。狙いは胴体】

【“振動”の特性を持つ魔翌力刃。それは切れ味も“それなり”に鋭いが、それだけでは無い】
【“仮に防いでも”……“振動”が、少女に襲い掛かるだろう】

【ただ、軌道は直線的で、スピードも“それなり”程度。それに“振動する”とは言えど“防ぐ”のも可能な程度の威力】

/申し訳ありません、いきなりですが飯落ちします
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 20:05:21.77 ID:ysARXP2a0
/うわぁぁあ
今気付いた

>>871>>867宛てです
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/05(火) 20:07:13.90 ID:JCMS103Go
【水の国、ルビーシャ近郊】


理想がどーの思想がどーのやり方がどーの
細かい事を言うのは誰でも出来る、簡単な仕事だが……

……こればっかりは、なあ

【武装した兵士達を引き連れた一人の少女が、煙草の煙を吐き出した】
【一団は、少女のコートに合わせ、黒と赤で染められた軍装】
【重火器と近接戦闘用のナイフ、更に個人毎に好みの近接用の武器を持ち】
【物資輸送用の大型トラックなどを後方に、陣営を建設している】

おーおー、まるで戦場だなあこりゃ
そして少しすりゃ本当に此処が戦場になるかも知れない訳だ
こいつは酷く笑える冗談じゃあないか、はは

……笑えねえんだよなあ……

【長い白髪の上に被さった、マフィア風のソフトハット。ポケットに突っ込まれたままの両手】
【コートの背中には、≪死獸弌≫と大きく印が刻まれて】
【金属補強された戦闘靴が、小石を蹴り飛ばしてぎんと音を立てる】


【陣営建設は、あわただしく進められていて】
【何処かの物好きな野次馬などは、遠くから双眼鏡で、或いは近づいて眺めていたりもする】
【だが、彼等を、兵士達が追い散らそうとする事は、現時点では無い】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 20:08:38.76 ID:6SPXzuVI0
>>875

【握手を、離さない、様子に。驚いているのか、暫し、握手を、交わす手を、見詰めて】
【緊張した、其の様子で、握り締め続け。何故離さないし、と、何処からか、天の声が、聞こえて来た頃。返って来た、答えは】

……、諜報員。……

【諜報員。情報収集を、主とする、仕事。実は、異形も。同じ、仕事を、割り当てられて、いたりしたが】
【其の、言葉に。感じるものが、有ったのか。ふと、表情から、明るみを、消して。ぎこち無い様子で、ぽつりと】

……。やっぱり、……知った、事は。……全部、……伝えた方が、……良いよね。……?

【問い掛ける様に。異形が、出した、話題は。何を、意味するのか】
【漸く。然し、何処か、力無い、様子で。手を、離しながら。其のまま、右手で、キャスケットを、深く、被る】
【包み隠さず、全て、伝える事。其れが、仕事だと、割り切れない。要するに、そういう事なのか】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 20:09:57.61 ID:IIu/SQJDO
>>877

【そう──彼女は、変わらない】
【彼の帰る場所にいる彼女は】
【きっときっと、よい方向に前進はすれど】
【本質は。きっと、なにも変わらない】

【いつものような、春の日差しのような笑みを浮かべ】
【紅茶色の髪を、薔薇畑に踊る風に遊ばせ】
【彼女はきっと──彼の帰りを、待つのだろう】


────ねぇ、クロワちゃん

【頭に手を乗せられ】
【ルカスは、彼の大好きな笑みを浮かべて、言った】


     愛してるんだよねー


【Never Ending Story】【side→L→】
【The PARADE goes to ......】

/では、このあたりで!
/お疲れさまでした、ありがとうございましたー!
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 20:12:15.07 ID:1nIVblbfo
>>881

……ふ

【何故だか馬鹿にするように鼻で笑う】
【握っていた理由はそのわけを探るためでもあったのだが、さもからかいました、という態度を取ってみせた】

的確な助言が欲しいんなら、状況を正確に伝えろ
何を知ってる?

【緊張気味の檸檬に対して、厳しい表情ながらも助けるという姿勢を見せる】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 20:13:03.05 ID:g5d1BkMVo
【路地裏】


【少し肌寒い夜。大通りから外れたこの場所は、街頭が無い分暗く、月明かりが支配していた】
【そんな路地裏に似つかないような少女が一人、静かに足音すら立てずに歩いている】

【その少女は10〜12歳ほどの背丈、真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーといった風貌で】


…………

【ふと、何を思ったのか空を、月を見上げる】
【その顔には、全くと言っていいほど表情は無かった】

【ギリ、と何かを堪えるように、歯を食いしばり】


…………帰らなきゃ……

【そう、小さく言葉を零すと再び歩き始める】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/05(火) 20:16:50.94 ID:Irrvblrf0
>>882

……、……オレも、愛してます

【小っ恥ずかしい台詞。でも、彼は。真っ直ぐ彼女を見据えて微笑みながら、そう返して――】

【……きっとその後、ふたりは夜になるまで何時ものように過ごして】
【それから、一緒のベッドで。手でも繋ぎながら、眠って】


(……だから、こそ)


【朝が、来たなら】


(……必ず、帰ってきますから)


【……クロワは。静かに、過去と、因縁と、自身の十字架と決着をつけるために。往くのだろう】


/お疲れ様でした、有難う御座いました!
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagasage]:2011/04/05(火) 20:17:06.29 ID:gmvL2Shh0
【櫻の国 / 廃墟】

【「天災級の魔蝗」による甚大な被害を受け、打ち捨てられ。今や斜陽すら差さぬ】
【遺跡と呼ぶには歴史が浅い、細々とした寒村の営みの遺構の中で】
【朽ちた木組みを削ぐ音が、ぎこぎこと通り抜けた】

【鋸を引いては戻すが如く。なんどもなんとも、ぶきみに】

――は…、……ふーっ…。。

【――音を辿って、その源を捉えんとするのなら】
【ふんわりウェーブした桜色の髪を、赤いリボンでふたつ。花束のようにサイドでまとめ】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に身を包んだ中高生らしい少女】
【物好きな来訪者は、そんな風采の者と出会うだろうか】

【何かと鼻息が荒く、猫背気味に立つ彼女の前には藁葺きも禿げあがった和式の廃屋】
【――壊したところでもはや誰も咎めることをしないもの】
【細々と闇を溶かす、一縷の月光の中で彼女は】
【もしかすれば――能力の鍛錬など、しているのかも知れず】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage saga]:2011/04/05(火) 20:18:41.96 ID:usjZ6FjAO
>>878

【青年に掌打を打ち込んだ後、少女は後方に軽く飛び、夜空に、ぐ、と手を翳す】
【その手の中に、光の軌跡を描きながら、放り上げられた細剣が収めると、それを再び構え】
……む。

【こんなにも早く立て直されるとは、といった、驚きの混じった表情を、刹那の間浮かべた後に】
【その場で、細剣を縦一閃に、振り抜いた】


【細剣の描いた光の軌跡から、撃ち出される光の魔力刃、速度こそ速いが、威力は並の斬撃程度、か】
【狙いは青年の魔力刃と自分の魔力刃を相殺させる事なのだが、果たして】


【蛇足だが、少女の持つ細剣は、魔力刃を放った後に、その淡い光を喪っている】
【どうやら、付加した魔力を解放する事で、魔力刃を生み出しているらしい】

//把握しましたー
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 20:20:34.48 ID:9lJxrBzeo
>>884

……はて、この様な場所に何方かな

【かつん…】
【少女とは違い、足音を立てて―――少女へ正面から歩み寄って行く人影】

【よく見れば、無精髭を生やした30代の男性である】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えていて】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】

【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】

迷子か、将又死にたがりか…
……それともこの先に何か用が有るのでござろうか?

【立ち止まり、口元に緩い笑みを浮かべて…首を傾げた】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 20:20:49.37 ID:n15NMLyDO
>>871
さぁね、あの子"たち"の事だから「意味がない」事に意味があるんじゃないの?
気紛れかも知れないし、私には全く持ってワケわからないわよ

【彼女――金髪の少女は、その姿で一つの思想を持っている】
【その人物になりきる#\力と言えば正しいか――】

【パァン――、光の粒が弾けると、彼女は……否、少年は元の姿に戻った】


あちゃあ、時間切れか……
マズそうな雰囲気だし、ヤバイかも知れないなぁ

でも、状況は整ってる――これなら逃げられるね。

【轟音とともに、その炎のミサイルのうちの片方は彼の近くに着弾】
【少年は、それにより火傷を負う――】

ボクから最後に言える事は一つさ


「地面を踏んだから土が可哀想だ」
「息をしたせいで二酸化炭素が生成されてしまって空気が可哀想だ」

ボクからしたらなんであのおっさんが死んだ事に
一つ、意味を見つけようとするのかわからないなぁ?

【それだけを言い残すと、傷だらけの少年はその場を後にした】
【誰にでも成れる、それ故に誰でもない少年――その今の名は『Original』】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 20:22:15.97 ID:PjCnqiIFo
>>880
【野次馬の密集する、ある一角が】
【悲鳴と共に、開けて行くだろう】
【それもその筈、何故なら其処には】

あー…結局一人も来なかったぜ…ん?
――なんだありゃ、軍隊か?

【全身を青い甲殻の鎧に覆われた、怪人】
【右の腕は、全体が分厚い剣の様で】
【左の腕は、膨張した鋏が丸盾の様に鎮座している】
【その頭部は、騎士が被る兜のようで、クロスした角のような突起物がある】
【そして、覗く二つの眼球は、激しく紅く光っている】
【蟹の怪人――キャンサー・ナイトが其処に居た】
【故に、野次馬が逃げ出すのも無理はないのだが――】

なんでキャーキャー言ってんだコイツr…やべ、怪人のまんまだった。

【変異を解き忘れ、此処まで来てしまったらしい】
【まんま怪物チックな見た目であり、いきなり攻撃されても文句は言えない格好である】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/05(火) 20:29:50.99 ID:JCMS103Go
>>890

うーし、側面の装甲を継ぎ足しとけー
それからタイヤの周囲も鉄板な鉄板。弾通らない程度の
後は……

【周囲の兵士に指示を出しながら歩いていた少女は】

………うわぁ

【非常に分かりやすい驚愕の声を上げて立ち止まる】

……えーと、なんだ。私ってよく分からないものが集まってくるフェロモンでも出してるのか
それとも誘蛾灯みたいに配色がそういうの引き付ける為に有効なのか
そんな事に優れていても全然嬉しくないんだけどどうしたら良いんだ
あれか、香水でも付ければ良いのか。別種の虫が寄って来そうだけど

……明らかに、脱走した珍獣だよなあ
動物園か何かか……んな訳無いだろうし

【珍妙な生物との遭遇回数はそこそこあるが、それでも慣れない少女は】
【そこに居るだけのそれを見て、鳩が豆鉄砲を口の中に直接叩き込まれた様な顔をした】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 20:30:05.36 ID:ZKBtOcT20
>>889
本当に訳がわからないな…
【アートマンが消え】
【右腹部から流れる血を押さえるように、右手をそえ】

意味を見いだして悪いですか?
アナタが言ってる事は言葉遊びと屁理屈によって、本題から外れさせていき、自分の意見を正論化させてるだけですよ
【去っていく彼に何もできず】
【片膝をつき、そう言い放つ】

【視界が晴れるまで、彼女はそうしてるだろう】

/お疲れ様でしたー
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 20:31:13.10 ID:g5d1BkMVo
>>888

……………

【人が来るのを見て、少女は足を止める】


………どっちでも…ない…

【ギリギリ――】
【先程よりも強く、歯を食いしばる】

【そして再び、男のいる方へ、進むべき方向へと歩き出す】

【男が魔翌力を感知できるならば、少女の周りにどす黒い魔翌力が滲み出ていることに気がつくかもしれない】
【しかし、少女は其方に対して敵意も、殺気も持っていない】
【魔翌力を制御できていないのだ】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 20:32:06.46 ID:n15NMLyDO
>>892
/お疲れ様でしたーっ!
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 20:32:44.98 ID:6SPXzuVI0
>>883

……、……!?

【彼の、笑いを、聞き。数拍の、間を、置いて。其の、異形は、何処か、うろたえた、様子を、見せた。矢張り、単純、其の物で】
【顔を、紅く、染めたりは、しない。だが、明らかに、気恥ずかしそうな、申し訳無さそうな、其の、表情を、見せるだろう】

……。いや、……。……知っている、……ていうか……
……、……気持ち、……。……流され、……易くて……。……

【問い掛けられ。長い、長い、沈黙を、挟みながら。異形は、答えるだろう。短く、返した、言葉に、全てを、込める】
【こんな、下らない、事を。余りにも、甘過ぎる、事を。平然と、答えては。怒られて、しまうだろうと、覚悟する】

……。……機関員、……失格、……か

【最後に、紡ぐと。自分を、嫌悪する様に。笑った】
【情報を、得る。だが、其れを、誰にも、伝えられない。ただ、偽善と、庇護欲の、侭に。黙っている。恐らく、其れは、気持ちの悪い事だ。偽善だ。自分に、酔っている】
【心変わりが、激しい。移ろいやすい。自ら、どちらかでも無く、どちらかでも、あろうと】

【―――卑怯な蝙蝠=z
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 20:36:59.62 ID:PjCnqiIFo
>>891
ちげーよ!珍獣じゃねえし人間だしごめんやっぱ違う俺は怪人だ!

【否定するのか認めるのかどちらかにして欲しいものである】
【相手の反応に全力のブーイング(と訂正)をして、その両腕をギッチギッチ音を立てて振り回している】
【人は怪人からだいぶ距離を取っている為、当たることはないだろう】

俺はボロいアパートに住んでる職業怪人の22歳(独身)のカルニコスだ、オーケイ?!

【青い甲殻が徐々に赤くなっていき、なんだか茹でた蟹のようである】
【突然思い出したように動きを止めて――変異を解除する】
【瞬く間に、其処には一人の人物が立つことになる】
【鋏の様な形に逆立った特徴的な赤髪に、吊り上がった凶暴そうな瞳の青年だ】
【革ジャンにシルバーアクセ、数ヶ所が破けたダメージジーンズと言った出で立ちは、図らずもこの男の人物像を表している】

クッソ…すげえミスだ…これは怪人℃ク格だぜ…。

【落ち込んでいるようだが、落ち込むところがオカシイ気がする】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 20:39:16.90 ID:1nIVblbfo
>>895

気持ちが流され易い?

【その一言では全てを知ることは出来なかった】
【いくつか連想は出来るし憶測は出来る。だがそれらは正確ではない】
【そして彼は中途半端な情報の所持を良しとはしなかった】

はっきり言ってもらおうか

【厳しい表情のまま、厳しい眼差しを向け、改めて問い質す】
【こういった行動に相手が弱いと何となくだが勘付いている】
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 20:39:30.44 ID:9lJxrBzeo
>>893

………はて、さて。

【ふむ―――と、どす黒い魔力を“感知”しながら頷いて】
【余分な魔力すら“抑え込もうとする”少女の方へと緩やかに顔を向けると】

然らば拙者、一戦所望致す。

【と、突然そんなことを言って】
【……何が然らば、なのだろうか?―――男からすれば、狙いは1つなのだが、少女からすれば唯の辻斬りにしか思えないだろう】

【少女の正面へと体を移しながら、一番小さな刀の鞘の上に…“左手”を置いて】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/05(火) 20:44:26.97 ID:JCMS103Go
>>896

知らねーよ珍獣も怪人も変人も変態もそれぞれ紙一重だろ馬鹿と天才の様に
見た感じで珍獣だと私が思ったらそれは珍獣なんだよ

……いや、どっちかと言うと……近所の暴走族?

【実害は無いが、暴れているから近づくと余り良い事が無い】
【適切な表現は見当たらなかったが、それでもこんな呼び方を選んでから】

……どこの悪の大総統様が給料くれるんだよそんな職業
あれか?最近はダークヒーローばっかりだから正統派怪人は肩身が狭いのか?
悲劇によって仕方が無く悪人になった様な憐れみをさそう奴が人気なのか?
でもそういう奴って、救いの無い終わり迎えそうだよな

で、何なんだ。私も何を聞いてるのか自分でも良く分からないけど何なんだ
色々と突っ込み所が多くて何処から行けば良いか分からないけど何なんだ

えーと……カルバドスだっけ?

【蒸留酒だ】
【相手の名前を(多分わざと)間違えつつ、ふらりと近づいていく】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 20:47:33.57 ID:Zxw6CgDSO
>>887
【音の魔翌力刃と、光の魔翌力刃】
【ぶつかり合う二つの力……不完全な状態から放ったからか、あるいは地力が負けていたのか】
【音のそれが、光のそれに、僅かに打ち負けて……しかし、光のそれは、青年にぶつかる事は無い……“相殺”されたのだ】

さて、今までは“リハーサル”……ここからが、“本番”だ。

【彼は笑顔のままで、唐突に、<負け惜しみ>としか取れない、“レベルの低い”台詞を吐いて】
【両手の鎖鎌を、素早く両腰に戻し……その背中のギターケースの蓋を、開けようとする】

【「何をする気」か】
【それは、分かりかねるかもしれない。ギターケースの中身はそちらからは見えず……然し、この局面で“ただの楽器”とは考え難いが……?】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 20:48:34.55 ID:g5d1BkMVo
>>898

【やや俯き加減で早く通り過ぎようと足を速めようとした、その時だった】


………

【突然の男の言葉に、少し狼狽つつ、歩を止める】


………それは…できない
あなたを……傷つけてしまうから

【これは…受ける人によれば、「わたしが勝ってしまうから」と解釈できるか】
【其れとも、「傷つけたくないから」と純粋な良心から出た言葉と取るか】

【少女は後者のつもりで言っているが…果たして】


……あなたと…戦う理由はない…
わたしが堪えらているうちに早く……帰らせて…

【僅かに震える声で、呟いた】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/05(火) 20:48:49.17 ID:+XaBzc5to
【街中】

――――そもそも、限定条件が違っているのかもしれないな。
様々な世界から様々な物が流れ込んできているのならば、何処かで歪みが発生していてしかるべきだ。
であるなら、そもそも其れは一固体を示す言葉ではないんじゃないだろうか。
幾つもの要素が混ざって出来たのが其れだとしたら、其れを行使する能力とは――――

【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服の上に身の丈よりやや大きな白衣を纏い】
【紅と青のチェックのミニスカートの下に青ジャージを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、白衣に隠れてはいるが、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、俯き加減に、ブツブツと呟きながら歩いている】
【白衣の胸元に不躾に付けられたワッペンから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】

【左手を白衣のポケットに、右手を自らの顎に沿え、視線は前ではなく下】
【それでも歩みを止めていないため、誰かにぶつかってしまうかもしれない
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 20:52:52.97 ID:IIu/SQJDO
【街中】

戦争、ねーぇ
どんぱちやる分には構わないけど──こっちにまで流れ弾を寄越さないでほしい、かなーぁ?

【かつん、こつん】
【女性特有の靴音が、通りを行く】

【歩いていたのは、藍色の髪の長髪を真っ直ぐに伸ばした、エメラルド色の瞳の女性だった】
【身に着けている純白のワイシャツは──まるで純潔を散らすように淫らに着崩され】
【其のボタンは、豊かな胸の前でのみ、止められていた】
【かつん、こつん】
【彼女が歩を進める度に──白く柔らかそうな肌が、春の空気をいっぱいに浴びる】
【しかし、露出の多い上半身とは対称的に】
【脚部は、ベルボトムのジーンズを着ているために肌はほとんど見えていなかった】

(まだ──何かしら動くには早い、かなーぁ)
(何をするにしても、ね──)

【──凛】
【彼女の右耳を飾る、鈍銀色のイヤリングが小さく揺れた】
【≪No.CZ≫──耳の装飾品に彫られた、其の数字の意味、は】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 20:54:54.53 ID:PjCnqiIFo
>>899
あー解る気がするわー。
どこぞの博士が開発したアンドロイドもそんな感じだったもんな。
いやそもそも「天才」のメーターだけ…カルバトスじゃねよ絶対わざとだろソレ!
カルニコスだ!短くするなら『カニス』な!

【ぜぇぜぇと肩で息をしながら、相手へ言葉を返して】

給料?
あー…何か…悪の大王的な?(的な?
何時の間にか振り込まれてるからなー。
ダークヒーローって結局ヒーロー≠ネ訳だし、そうなると俺の敵なんだけどまあ確かに正統派怪人は立場が…いやこんな話はどうでもよくて。

【相手が近づいてくるのには、特に反応せず】
【頭をコツコツ叩いて何を言うべきか思い出す】

お前ら『カノッサ』だろ、悪役≠フ総本山。
なにやってんだよこんなところで。

【何かの拍子に相手の背中が見えたのだろう】
【少女や部隊を指差しながら、そう言った】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 20:55:39.56 ID:6SPXzuVI0
>>897

【其の、表情に、息を呑み。一度、視線を、外して。彼を、畏れている、様子だ】
【彼の、勘は。矢張り、当たっていて。精神的に、弱い、人物なのだろう。其の、視線に、矮躯を、震わせる】

……。善い、……。人、だと……其の人が……敵対する、人間でも
……報告、する事を、……躊躇う。……其の、人を。……好きに、なってしまう

【其の、黒い、瞳。厳しく、鋭い、其処には。どんな、感情を、篭めているのか。其れを、知ろうと、する様に。橙を、向ける】
【機関】
【生きている者が、愛しい。機関も、正義も。緩い、思想の下で、異形は、ただ、雨音の様に、言葉を、紡いで行く】

……、……甘いンだ。……

【少年の様に。或いは、青年の様に。ぽつり、自分に、苛立ちながら、呟いて】
【風が、髪を、靡かせた。路地は、何時までも、暗く、狭い、空から、差し込む、月光は。二つの、影を、映し出す】
【暫し、経った後。矢張り、何でも無い、忘れて欲しい。其の、意を、含んだ、言葉を、告げるだろう。 自己完結か、其れとも】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 20:57:40.64 ID:IWljo0sAO
【草原】

【――ただひたすらに、月光が全てを支配していた】
【世界を覆い隠そうとしている『夜』を、唯一照らす真っ白な衛星が鏡のよう】
【全てが矮小に映り、存在の何もかもが引き伸ばされたように感じる其処で】
【しかし――何故だか生物の気配だけは、欠片として感じ取れないだろう】

【突き立てられた、刀があった】
【刃は水晶か硝子で作られたかのように、無色透明。向こう側の景色を映し】
【そこには、服が汚れることも厭わずに寝転ぶ痩躯の姿も見えた】
【風に流れる髪は紅蓮。ただし、何故か夜闇のような昏い印象を受けるだろう】
【片目には包帯が巻かれ、その隻眼は今は閉じられており瞳は見えない】
【カッターシャツの上に黒のジップパーカーを羽織り、ジーンズにブーツ】

――――……

【人影は僅かに息を荒らげており、どうやら鍛練の休憩中なようでもあった】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/05(火) 20:59:55.53 ID:JCMS103Go
>>904

カルバドスもアルマニャックもワインも今は割とどうでも良い
私は櫻の酒が好きなんだ……とそれこそどうでも良くて

何やってるか、か……まだ何もしてないよ私達は
これから何かやろうかと準備してる所さ

【言葉遊びは一纏めに断ち切って、質問への応答】
【とは言っても、答えはやけに味気ないもので】
【そうなった理由は、と言えば】

……むしろその質問、私がするべきじゃあないか?
こんな所で、無意味に暴れて、何してんだよお前

……さっきのようなふざけた名乗りじゃあなく、真面目に
所属から何から、応えてくれるか?

【相手の素性が知れていない事、が原因だろうか】
【職業怪人という名乗りを、この少女は話半分にしか聞いていないようで】
【相手の目的も合わせて、もう一度素性を問いただす】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 21:00:07.07 ID:mU05UnGk0
>>903

【彼女の前からやってくるのは、携帯を見ながら歩くウェスタンファッションの男】
【携帯のディスプレイを見るその顔は青い】

…愛が重い…

【そんなことを言いながら携帯を見ているため前方不注意で或る】
【彼女がよけなければ衝突するだろう】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 21:01:23.11 ID:9lJxrBzeo
>>901

……いやはや、得物を携えた人間の怪我を心配するとはお優しい。
とは言え拙者。ある程度は鍛えているでござる故―――

【にへら、と。少々年齢に似つかわしくない緩い笑みを浮かべながら】
【「同時に」…と、言葉を続けると】

年齢食うと、どうしてもお節介焼きになるんでござるよなぁ

【少女の姿を、少し前の自分と重ねて…思わず世話を焼こうとしている】
【その時は、彼を突き動かしたのはどす黒い魔力でなく…どす黒い殺意で有ったが】

【未だ刀を抜く様な動作は無く。右腕もだらりと下げた儘】
【―――それでも、男が動くことは無くて】
【隙だらけ、とみるだろうか?】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 21:01:46.95 ID:1nIVblbfo
>>905

……甘い、か

【その一言を、彼女を形容した言葉を復唱する】
【確かにその通りだと、彼は思った。その甘さは確実に自分を追い込む】
【しかしそれを素直に伝えるかは別問題だ】

【意思の弱さが垣間見えた。機関に敵対する人間たちも基本的には甘い。こんな人間を敵視したり嫌ったり、というのは向こうでは珍しいだろう】
【ならば使える。机上の空論が、首輪が、手綱が、利用手段が、本格的に現実味を帯びてきた】
【彼女はいざというとき、自分の身を捨ててでも誰かを助けるような人間ではないのだろうか】

【ほくそ笑むのを消すのには苦労した】

なぁ、童謡か何かの、卑怯な蝙蝠って知ってるか?

【怒りもせず、叱りもせず、全く関係のなさそうな話を始める】
【その話の意味、理解出来るだろうか。知っているだろうか】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/05(火) 21:05:03.73 ID:usjZ6FjAO
>>900

リハーサルだけで終わらせてくれても、私は一向に構わなかったんですけどね……。

【何てボヤきながら、手にした細剣に再度光を宿らせる】
【一撃を決め、軽口を叩きながらも、この少女には油断している様子は一切見られないだろう】

【何故なら、この少女は自分が『弱い』事を良く知っているから】
【故に、どんな状況でも、相手に対し、一時的な優勢に立っても、油断はしない、警戒は解かない】

【だから、少女はギターケースから何かを取り出され、構えられる前に叩こうと、青年へと駆け出した】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 21:09:09.30 ID:h9BpxlKu0
【酒場『八福尽星』】

…………この喧噪も、どこか懐かしい…………
昨日はこんな事を思わなかったというのに……不思議な話だ…………

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【騒がしい活気に包まれた店内を、ゆっくりと見回している】

――――長らく空けてしまっていた以上、しばらくは本業に専念せざるを得ないだろうが…………
…………難しい、な…………どうやって、面子を集めたものか…………

【パイプでタバコをふかしながら、眉を潜めて思案に暮れる猫人間】
【猥雑な喧噪に包まれた店内の中で、そのテーブルだけ、落ち着いた雰囲気を湛えていた】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 21:09:26.61 ID:IIu/SQJDO
>>908

ん──?

【如何にも体調の悪そうな青年を、視界に捉え】
【更には此方とぶつかりそうになっているのを見た彼女は、一瞬だけきょとんとした表情を浮かべ】

おっと……大丈夫、かなーぁ?

【──いやに甘ったるく間延びした語尾を携えて】
【にこりとした笑みを、表情に浮かべ】
【ぶつかるか、ぶつかる直前の彼を、そっと支えようとする】
【相手の前方不注意度係数が高ければ、そのまま胸にダイブするかもしれず──】

【──ふわりと】
【シャンプーの、落ち着いた香りが、彼の感覚を擽るかもしれない】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 21:09:39.23 ID:g5d1BkMVo
>>909

………だから――戦おうって言うの?

【凛、と透き通るように玲瓏なその声と同時に】
【まるで紫水晶のような、曇りのない無垢な眼を男に向ける】
【その眼は、まるで純粋に、戦うわけを知りたがっているかのようで】


……

【感情が希薄なのか】
【必要以上の言葉を漏らそうとしない】

【また、少女の方も自分からは攻撃しようとしないだろう】

【そのまま何も言わず――再度、歩き始める】
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 21:09:48.26 ID:PjCnqiIFo
>>907
何か=\―ねえ。

【目を細めて、訝しげな表情を作り】
【相手の質問に、答える】

あん?そんなもんヒーロー¢メちに決まってんだろ。
怪人≠ヘ、悪役≠チてのは正義の味方≠ノ倒されるもんだって相場が決まってやがらあ。
――真面目な名乗り?俺は何処にも所属はしてねえさ、怪人≠ニして生まれて、怪人≠ニして生きている。
…ただの怪人=Aカルニコスだよ。

【そう、当たり前のように答えると、武装した兵士達に視線を向ける】
【装備でも観察しているのだろうか、視線を兵士達に向けたまま、カニスは話を続ける】

…まあ、別に無条件にやられよーって訳じゃあねーよ、俺はマゾヒストじゃねーし。
悪役にも活躍の場があっていい=\―ってねえ。
んで、今度はコッチが質問をしてもいいかね?

【そして、少女へ視線を戻し――】

――これ、戦争でも始める気かよ?

【着々と作られる陣営を示しながら、そう聞いた】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 21:11:13.05 ID:LT+ad0Nbo
【公園、ベンチの上に横たわっている、――】

……んー、と、……

【肩まですとんと落ちた髪は白くて、肌も病的に白くて。瞳すら、白に程近い灰青。纏う服と靴は、それらと正反対の真っ黒で】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女の人影、ひとつ】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

取り敢えず預かったはいい、ん、ですけど。
これ、……どうすればいいんでしょう……?

【――少女は、ベンチの傍らに立っていて】
【その目の前にある、横たわった縦長の影は、街灯の光を反射する「無機質」だった】

【小柄とは言えニンゲンである少女と殆どおなじくらいの丈を持つ、銀の、フォーク。】
【それを引き摺って来たと思われる、引っ掻き傷みたいな後の残る地面の上で】
【少女はううん、と、白い頭を傾けていた】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 21:13:17.29 ID:Zxw6CgDSO
>>911
そう言うなよ君。コンサートは……さいご(最後/最期)まで聴くのがマナーだ……

【距離を離すように、青年は後ろに跳ね……腹部に走った先程のダメージに、僅かに顔をしかめて】
【然し、“逃げ腰”では無い。右手は、ギターケースの蓋を勢い良く開けて、中から“何か”を取り出そうと】

…………ッ……《レクイエム・from・ラインヴァイス》……

【そして、その口は、そんな言葉を紡ぐ】
【その音を少女が聞いた、直後……青年の背後で、ばりん≠ニ。何か“割れる”ような音がして】

【左手は、お留守という訳でも無い。魔翌力の蓄積を続けて……然し、“何かする”でも無い】
【単なる牽制か……? あるいは、本当に何かがあるのか?】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 21:14:36.63 ID:6SPXzuVI0
>>910

【彼の、読みは、当たっていた。異形は、自分の身等、どうでも良いと、考えている。】
【今更だが。其の、因縁も。「彼女」が、過去に、出来た、繋がり≠、救おうと、しているもの。其れは、とても、悪とは、言えない思想】

【掻き消そうとする、微笑。異形は、絶対に、気付かない。愚鈍な侭に。愚鈍な故に】
【無知で。愚鈍で、甘い侭に。問い掛けられた、言葉に、目を丸くしていた】

……、卑怯な……。……いや……知らない。……
……どういう、……話……?

【如何やら、知らなかった様だ。其の、驚いている、様子は。無知が、服を、着て、歩いている様だ】
【其の、物語に、ついて。好奇心の侭に、余りにも、邪気の無い、様子で、尋ねるだろう。果実の、双眸は。再び、彼を、真っ直ぐ、見詰めて】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 21:15:43.03 ID:WPdaSNzqo
【夜になり、殆ど人通りの無いといって言い街の路地裏】


〜♪〜〜♪


【髪は黒いセミロングで、目は赤く
 服は上は黒いTシャツに、下はデニムショートパンツと言う
 肌の露出がかなり激しい少女が楽しそうに鼻歌を歌っている…年は9歳か10歳程度だろうか】
【しかし少女がただの人間ではないのがすぐに分かるだろう。】


【何故なら少女の皮膚は青白く、
そして露出している肌の至る所に黒い肉塊が見える更に部分によってはそこから鋭利な棘も伸びている】
【何よりも少女の左腕はもはや人間の腕ではなく怪物の腕であり、
所々見えている肉塊と同じく黒色で、まるでそれ自身が生きているかの様にドクンドクンと脈を打っている。】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/05(火) 21:16:01.88 ID:gmvL2Shh0
【櫻の国 / 廃墟】

【「天災級の魔蝗」による甚大な被害を受け、打ち捨てられ。今や斜陽すら差さぬ】
【遺跡と呼ぶには歴史が浅い、細々とした寒村の営みの遺構の中で】
【朽ちた木組みを削ぐ音が、ぎこぎこと通り抜けた】

【鋸を引いては戻すが如く。なんどもなんとも、ぶきみに】

――は…、……ふーっ…。。

【――音を辿って、その源を捉えんとするのなら】
【ふんわりウェーブした桜色の髪を、赤いリボンでふたつ。花束のようにサイドでまとめ】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に身を包んだ中高生らしい少女】
【物好きな来訪者は、そんな風采の者と出会うだろうか】

【何かと鼻息が荒く、猫背気味に立つ彼女の前には藁葺きも禿げあがった和式の廃屋】
【――壊したところでもはや誰も咎めることをしないもの】
【細々と闇を溶かす、一縷の月光の中で彼女は】
【もしかすれば――能力の鍛錬など、しているのかも知れず】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/05(火) 21:18:43.10 ID:JCMS103Go
>>915

……何だそりゃあ

【少女の言葉は、本心がそのまま滲みでたような、単純な響きだった】

……すまないんだが、さっぱり分からない
戦って目立って負けたい、って事なのか?単純に表してしまうと
それだったら……悪役の総本山に近づいて来るのは、どうなんだろうな
多分、その目的は達成出来ないだろうし………いや、その前に

正義の味方だって、暇じゃあ無いだろうし
実害の無い目立ちたいだけの悪役なんて、相手にしてもらえるのか?
だって、なあ。今の世の中、放置出来ない悪人が十把一絡げの大バーゲンなんだから

【この少女は、どうにも思想が現実的と言おうか庶民的と言おうか】
【彼にとっては意味のある事だろうその考えを、理解する事は出来なかった様で】
【30度程首を横に傾けたまま、固まる】

【だが、話が進めば】
【傾いた首はぜんまい仕掛けの様に、きりきり音のする錯覚を伴って起き上がる】

………私が、始めた訳じゃあない
とっくの昔に始まってた戦争に、ちょっと気に入らない部分が有る
気に入らないから、加わってる奴等を何百何千の単位で連れ戻したい
だがそれをやるには国軍が邪魔だ

……戦争じゃあ無いが、戦闘は始まるかもな

【ルビーシャ包囲、ディモルキャスト会戦、何れも機関の引き起こした戦闘】
【この二つの戦闘を線で繋げば、それは戦争と呼んでも差し支えは無い規模のものになるだろう】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 21:21:26.21 ID:mU05UnGk0
>>913

…ん?…っと。

【両肩に優しく手を添えられる】
【軽く前のめりになるがなんとか前の障害物には当たらなくて済んだようだ】

【と思って手を添えられ軽く体が傾いた状態で前方を確認すると】

…。ってちょっ!!

【そう言って飛び跳ねるように2歩バックステップ】
【その前方に何があったかというと──超至近距離での豊満な胸の谷間】

…。ス、スすす、すまない。ちょっと、ボーッとしてたわ…。ハ、ハハ、

【このウェスタン風の男、思いっきり困惑している】
【鼻に残るシャンプーの香りにも軽くドッキリしているのか?】
【案外ピュアな男である。ちょっと顔が赤いぞどうしたお前】
【軽く上目づかいで彼女の姿を確認すると】

っ…! 

【さらに動転したか1歩ゆっくりと下がる】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/05(火) 21:21:50.97 ID:U2HMuk1/0
>>709

[また飛び移ったぞ!曲がってくれ!]

【青年が飛び移ったと見られる建物の元へと向かい、勢いよく角を曲がるワゴン車】
【茶髪の覗きこむスコープに、青年の姿はない】

『…どうだ?』

[――い、いねぇ!]

『なぁに、逃がさねぇよ』

【更に距離を上げ、建物沿いの道路を使って周囲に張り付くように移動する】
【それでもやはり青年の姿を見つけられず、男達の表情には徐々に焦りの表情が浮かぶ】

[(何処だ!?何処に消えやがった――!?)]

―――!!

【黒髪のイケメンは、そこでようやく過ちに気付くこととなる】

――ま、待て!も…戻れッ!!違う!通り過ぎてるぞ!!
奴は建物の上じゃないッ!下だ!潜り込まれたッ!!

「は、はぁぁ!?」

『――やられた…』

【建物が混雑する中心区は、その分路地裏も迷宮のように入り組んでいる】
【その下側へと潜り込まれてしまった上、よりによってどの路地に入られたかも分からなくなってしまったのだ】
【引き返した所で、手遅れである事は明白だ】

――くそ…この俺達が攻めの姿勢で相手を取り逃がすなんて――

「…奴に俺達の情報が洩れちまったら…いやそうじゃねぇ、」

[お、珍しく弱気っすね]

「そりゃそうだ…社長℃ゥら出るタイミングが少し早すぎた…減給覚悟の問題じゃねぇぞ、これ」

心配すんな…あの人なら、きっと何とかしてくれるさ――多分…

【ワゴン車はゆっくりと路地の脇へと寄せられ、やがて停車する】
【車に座る彼らの表情は、憂いに満ちていた――】

/大変遅くなりましたが、お疲れ様でした!
/駆け引きからチェイスまで、かなり渋く楽しめました!
/あ、これに対する返信は自由ですから、余裕があれば路地裏へ飛び込んだ後の映写もどうぞです!
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 21:22:41.81 ID:1nIVblbfo
>>918

こういう話だ

【人差し指を立てて、話し始めた】

その昔、鳥の一族と獣の一族が争っていました
その様子を見た蝙蝠は、鳥の一族が有利になると「私は鳥の仲間です。あなたたちと同じ翼を持っています」と言いました。獣の一族が有利になると「私は獣の仲間です。ネズミのような灰色の毛と牙を持っています」と言いました
その後、二つの種族間の争いは終わり、獣と鳥は和解しました。けれど何度も寝返りを繰り返した蝙蝠はどちらからも嫌われ、暗い洞窟に住むようになりました

【似つかわしく無い口調と似合わない優しい声で童話を聞かせる】
【まるで悩みを持つ妹を相手にするかのように】

教訓は、何度も人に背く人間は誰からも信用されなくなる、ってことだ

【そう言い、「おしまい」と話を締めた】
【この話を聞かせたのは間違いなく、今の彼女を比喩しているからだろう】
【きっと自分は蝙蝠だと思う。そう読んでの行動だ】

【落ち込むか何かしらの反応を見せたあと、彼は「この話には裏がある」と続けるだろう】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 21:23:34.27 ID:/Bqd9nsUo
>>906


……明るいのか暗いのか判らないな、此れじゃ。

【――静かな其処に、男の声が響いた】

【恐らくは『人影が有った』から話しかけたのだろう、長身の男性】
【首筋まで伸ばした黒髪を、ポニーテールの様に後方で括っている】
【身に纏っているのは茶のジャケットに、ごく普通のスラックス】
【只――どうも、酷く『血』の匂いと『泥』の汚れがこびり付いていた】


――アンタ、月見でもしてるのかい。


【恐らくは二十代後半であろう彼――滑稽さを伴う、首を傾げる動作をして】


/まだ居られますかー
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 21:25:27.88 ID:9lJxrBzeo
>>914

無論。
闘う理由なんて、出会ったから程度でも十二分でござる

まぁ尤も、拙者が能力者相手に喧嘩したいって理由もあるでござるが
(同情したとか言ったら遠慮されそうでござるしなぁ)

【スッと……歩み寄ってくる少女に一度左足を見せつける様に上げると】

(“之”で解決するとは限らぬが――――ま、極力怪我はさせぬ様に気をつけるか)

【ダンッ――――】
【強い踏み込みと同時、置いていただけの“左手”が奔る】
【鞘を小指と薬指で挟む様にしながら“滑らせ” “鍔”へ指を引っ掛けて引き抜き、其の儘“投擲”するだろう】
【まるでガンマンの早撃ち。狙いは正確に少女の“右足”で】

【初動―――見せつける様に上げた左足に気付けば、避けるのは容易か】
【だが投擲の直後、男の右手は中位の刀へ伸びて】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 21:25:50.56 ID:1nIVblbfo
>>923

【路地裏に飛び込み、追撃が無いと悟った後】

ふー、やれやれだ
車使ってんじゃあ大振りすぎんだろ?

【彼は大急ぎで情報端末を取り出し、先ほど判明した情報を手早く打ち込んでいく】
【彼らのことは機関の情報データベースに載せられるだろう】
【もしかすると、今後機関支部の前に堂々とワゴン車を止めるということは難しくなるかもしれない】
【即刻制裁が下されるのが、覚悟の上ならば別だが】

//ではではお言葉に甘えまして
//お疲れ様でした
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 21:26:27.04 ID:d39qfu+SO
>>876

――――?

(……人でなし=Aか。言った覚えは無いが……こいつ)
(そういや、体捌きにも覚えがあったが。マスクの下は機械だった、とか?)

まさか、な……。

【耳慣れた記号を耳にすれば、人影は訝しげに顔を顰める。彼と面向かって話すのは、恐らく初めてだ】
【なのに何故、彼はその自称≠識っている?……暫くの思案を重ねて、ふと想起する】
【先程のカウンターといい、一種無謀にも見える大胆な判断といい】

【どこか、何時かのタッグ・マッチの狂人≠ノ似ている、と】
【尤も、そんな筈もない。狂人≠ヘ生身の人間だ。気の所為だろうと彼女は独りごち】


……ポスターの件、か?なら、お前が謝るべきコトじゃないよ。
元よりオレはどうでもいい≠だ。あんなものも、あんな奴も。
ただ一言、言わせて貰うとするならば。嘗めてるのは、何方なんだか……な。

【それから、唐突に紡がれた謝罪の言葉に。柔らかい表情――飽くまで、先程に比べればだが――を保ったまま】
【その声音のみを隔意も露に、冷たく鋭く、そして何より平淡なものに変えて、返す】

【――青義¥椛ョだからとて直ぐさま敵≠ニ判断する程、人影は考えなしでは無い】
【ただ、好き嫌いを問われれば間違いなく嫌いだ。それが容易に見て取れる返事だった】

同士討ちはなるべくなら避ける。善悪以前の問題だ、当たり前だろう?
……少なくとも、お前は%ッ士だと思える。だから、模擬戦の域を越える事はしないさ。

【ゼビレイという一個人に向ける感情はさておき、青義≠フリーダーへの嫌悪感は、未だ拭えていない】
【彼――本来ならば責を負うべきでない構成員に、こうも気を遣わせていながら】
【何故に、ああもぬけぬけと礼の欠片もない言葉が吐けるのか、とすら感じているようで】
//み、見逃してました……!重ねて済みませんorz
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 21:27:36.51 ID:IWljo0sAO
>>925

――明るいよ。充分なくらいだ

【返答は、肯定的な調べをしていた】
【掠れた中性的な音。性別という概念を忘れたような、どこか不思議なそれで】

春の月も、まぁ、悪くはないかもな

【と、更に言葉を紡いでから閉じていた瞳を開いてそちらに視線をやった】
【隻眼の色彩が淡い紅から桜色へと揺らぐ姿は、どうにも人間のようには見えない】

/これが、いるんですねー
/宜しくお願いします
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/05(火) 21:29:01.05 ID:usjZ6FjAO
>>917

まあ、聞く事を決めたのは私ですからね……仕方ない、かな。
最期まで、付き合いますよ。

【硝子が割れるような、怪音】
【だが、少女にはその音の原因が何なのか、解らない】
【でも、それを畏れ追撃の手を緩めたら、今度こそ取り返しが付かなくなる気がしたから】

【少女は、更に踏み込む】
【其れが取り返しの付かない一歩になる可能性を、知りながら】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 21:30:24.59 ID:PjCnqiIFo
>>921
【両手を後頭部に回して、ニカリと笑いながら】
【カニスは、少女の疑問に応答し】

ま、解らなくてもいいさ。
考え方なんて人それぞれ、それこそ無数にあんだからよ。
俺は俺の作った道を歩く、お前はお前の考えに基づいて歩きゃいいわけだし。
……単純に、俺が戦いてえだけってのがあんのかもしれねーけどよ。

【考えが受け入れられなかったことは、別段傷つくことでもない】
【カニスは、誰しも他人には理解されない感情を持ち合わせているものだ――そう思っているから】
【そして、彼女口から発せられた言葉を聞いて】

成る程、大変だねえ、でっけえ組織ってのはよ。
でもなあ…そこに参加して武器を取る∴ネ上、『私が』なんて、言ってらんねえぞ。
…俺が言うまでもねーかもしれないけどさ。
――さってと…じゃ、俺はそろそろ邪魔だな。
あ、最後に名前教えてくんねえ?
『カノッサ』に一人くらいツテがあっても困るこたあねーだろうし。

【そして、彼女が名乗っても名乗らなくても、カニスは踵を返してその場を離れていくだろう】
【両手を後ろ手に後頭部で組んだまま、散歩の続きでもするようにして】


/ちょっと速いですが、ここら辺で
/お疲れ様でした!ありがとうございましたー!
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 21:34:06.19 ID:IIu/SQJDO
>>922

んー?
どうしたの、かなーぁ?

【そんな、彼の様子を見て】
【くすくすくす、と彼女は小さく囁くように笑う】
【そして──その胸元を見せ付けるかのように腕を胸の下あたりで組み】
【そのことによって、きゅ──と】
【柔らかく、弾力のありそうな胸元の果実がつくりだす谷間が】
【まるで彼を誘うかのように、深まって──】
【かつん、こつん】
【ステップにより離れた距離を、2回の靴音と共に詰めなおす】

だーいじょうぶー?
顔、赤いけど──風邪かなーぁ?

【そしてぐ、と身体を前のめりに傾けて】
【残った1歩分の距離を、身体で埋めようとする】
【きっときっと、寄せられた双丘は。上から見れば更に豊かに見え──】
【にこ、と上目遣いで彼を見る彼女は】
【体調の悪そうな彼のことを、幼なじみのような笑みをもってして、心配しているようだ】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 21:35:22.66 ID:6SPXzuVI0
>>924

【聞き終わった、優しい、声で、紡がれた、其の童話に。橙を、見開いた】
【鋭利な刃で、胸を、抉られ。動かなくなった、心臓を、引き抜かれる様な、感覚】

―――、

【正しいと、想った。宙ぶらりんな、自分に。似合っている、言葉だと、思った】
【鳥として、羽が有る、羽ばたけると、嘯いて】
【獣として、同種の毛並みだ、地を駆ける事が出来ると、嘯いて】
【今の、彼女は。確かに、其れを、同時に、行っていた】

【然し、どっちつかずの、未来に、待っているのは。孤独。独り、闇に、眠る事に成る】
【教訓でも、言う様に。誰も、信じなく成る。 飛び立てば、羽は、捻り切られ。奔れば、深淵の、穴倉に落ちる】
【言葉を、失った。鳥でも、動物でも無い。自分は、    】


……。……?

【卑怯者は、暫し、俯いて。呆然と、した、其の後。続けられた、言葉に、其の体を、震わせて】
【蝙蝠は。夜を、望む様に。黒髪の青年を、見上げる】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 21:36:56.02 ID:/Bqd9nsUo
>>929

【――男は返答に、軽く天を仰いで】
【何を見ているのか、何が面白いのか、数秒空から目を離さず】


…………あぁ、明るいんだろうなぁ。
アンタの言う通り、悪かぁ無い。 ――否、寧ろ『良い』。


【其れだけの言葉を返し、彼はまた、緩慢に足を進め】
【痩躯の近辺。 とは言っても、其れなりに距離≠ニ云う物は取った場所で】


……此処、良いかい。 酒が飲みたいんだ。


【返答如何に関わらず――どさり、と身を投げ出す様に腰を下ろすだろう】
【成る程、見れば腰に袋のような物を括り付けている】
【小振りの瓶でも中には入っているのだろう、かたり、と地にぶつかって高い音を立てた】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 21:38:13.65 ID:Uvk4EK9SO
【公園】

……んぅ……ぅうん……すぅ……すぅ……

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな風貌をした14〜15歳程に見える少年が、ベンチの上で自分の翼に包まり眠っている】

【ベンチに座りたい人がいれば限りなく邪魔であり】
【そうでなくとも、「明らかに人でない者が公園で眠っている」となれば、怪しいなんて物ではない】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/05(火) 21:43:04.32 ID:JCMS103Go
>>931

………あー……なんだ
もう少しお前は、じっくり聞いてから判断した方が良いと思うんだ、何事も
あんまり焦って何か言おうとしなくても、どうにかなると言うか……
うん、場合によっては釈迦に説法になりかねないしなー

【釈迦に説法、この場合の説法が何になるかは分からないが】
【きっとこの少女は、それこそ言われるまでもなく、分かっていると言いたいのだろう】
【「戦争でも始める気か」「自分が始めたのではない」】
【少女は只、質問に答えただけである】

………ん、名前かー……悪いが、パス
ツテが出来たと思ったんなら、すまないけどそれは間違いだよ
少なくとも、お前を何かに紹介してやれたりする程、お前を理解出来なかったし
お前はお前で、私の事を分かって無いだろう?
私も、一応仕事だからなあ。あんまり適当な事は出来ないんだ

ま、番号は見たろ?なら、それで誰だかは分かるんだ
その内、別な所で会ったらその時だな、ツテを作るのは

【まだ、互いを理解出来ていない。だから、ツテを作る訳にはいかない】
【それでも、その事実を誤魔化さず正直に伝えたのは、相手も悪人だからだろうか】
【先の可能性だけは提示して】

おーし、タンク周りの装甲も分厚くしとけー
纏めて吹き飛ばされたら目も当てられないぞー……

【また、兵士達へ指示を出しに戻って行く】
【短くなった煙草を、吐き捨て靴で踏みにじった】

/お疲れさまでしたー
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 21:44:03.59 ID:g5d1BkMVo
>>926

出会ったら……闘う…
あなたも…“武人”……なの?

【少し知ったような口ぶりで、そう紡ぐ】


―――っ!

【一瞬の抜刀、そして投擲】
【少女の眼には、其れは光が如き速さに感じ】


――アーテル・スフィア

【素早く目の前に左手を翳し、ヴン――と、30cm程の中心ほど「黒い」球体を作る】
【それは刀の軌道上に生成されるだろう】
【実体は無いようで、刀はその中に呑み込まれると、急速に速度が低下した】
【そして、速度が激減した其れを、少女は空いた右手で叩くようにいなす】

【しかし、完全にいなせたわけではない。軌道を変えることには成功しているが、それも僅かの事】
【投擲された刀は少女の左脇を掠めていた】

【掠めた部分の服は破れ、その部分から鮮血が滴る】

【避けなかったのは、単に少女の運動能力が低いからだろうか】


……でも…火憐お姉ちゃんと違って、優しくなさそう…

【そんな言葉を口にすると、手を胸の前でクロスさせて】


アーテル・リリース

【そう、呟く】
【すると、彼女の手に黒い魔翌力が集中してゆき、凝縮され、形が成されてゆく】


−アキエース−!!

【漆黒の魔翌力は―――刃となり、少女の両手に握られた】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 21:44:14.15 ID:mU05UnGk0
>>932

…!
【妖艶な笑みを浮かべながら近づいてくる彼女】
【彼は1つの事実に気付く】

(この女…タチ悪ぃ…!!)
あ、いやぁ別に赤くなんてねーし風邪じゃあねーよ。って近づくなっ!!れ、れ、レディはそう簡単に男に近づくもんじゃねーぜ?

【かっこいいセリフを言おうとした彼だがさっきまで青かった顔が真っ赤である】

…。

【自分でも赤いことは解っているため黒のテンガロンハットを深くかぶり直し隠そうとする】

(…落ち着けロウ。お前は女をよく口説くだろう? …でも口説く女はいつも奥手の子なんだ…!こいつは…なんだビッチか?)
(飲まれるな…!!リーダーだろ俺は!!視線がそこに行くのは男の性だが…耐えろ!!)

【彼の頭の中ではこのようなことが】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 21:46:48.46 ID:IWljo0sAO
>>934

【星々の輝きも、今だけは月に圧倒されて薄らいで見える】
【相手の視線の先を、一応の興味を持って何か探してみるが読めることはなく】
【上半身を気怠そうに起こしながら、地に突き付けられた刀を引き抜いて】

いいものだろう。此処には人がないからな
――少々、寂しすぎるが

【近付いてくる姿に警戒心を見せる素振りもなく、曖昧に笑ってみせると】
【刀を自分の傍に寝かしてから、銀へと変わった瞳を瞬かせて】
【あまりにも――異常なくらい、虫も生物もいない周囲を揶揄するような言葉を吐いた】

勿論、どうぞ。俺の土地じゃない
……一杯くらい、恵んでくれないか?

【それから形だけの許可を出すと、そう尋ねてくるだろう】
【やる義理はない、と言えばそれまでだが――痩躯は中性的な貌に、薄らと笑みを浮かべたまま期待するように彼を見ていて】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 21:47:25.59 ID:iNpQPj2go
>>920

【──近付く人影。】
【接近する“姿”。“気配”。ただ、“足音”は削ぎ取られたかのように聞こえない。】

【“刃”を片手に暗殺者のような姿にて近付いていく其れは、相手の姿を視認すると共に、風景と同化するかのように気配を徐々に消してゆく。】
【────観察。】
【“彼”の目的は、ただ其れだけである。】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 21:47:28.54 ID:AG70z+NDo
>>935

――――っとォ、オレ様カレイに着地ィ……ォお?

【ひゅう、と風が吹くと同時に、身長160cm程の青年がベンチの前に“降りてくる”】
【青い髪に小さなケモノ耳、僅かに覗く口元の、三角形をした歯を持つ彼は】
【自然と視界に入った少年に興味を持ったか、少しばかり顔を近づけて】

……もしもォーし、ジックリ熟睡中のドラゴン小僧クン?
オレ様そこに座りてェンだけど………なァ。

【声をかけて見ながら右手を前に出し、僅かに尖った爪を持つその指で】
【青年は少年の翼をつん、とつつこうとする。もしかしなくてもだが、当たれば痛いだろう】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 21:47:51.49 ID:1nIVblbfo
>>933

──この話には原典がある。今のとは違った”本当の蝙蝠”の話が

【にこりと、優しげな笑みを浮かべながら、救いを出すように彼は続けた】
【”本当の”、と強調した上で】

その話の名前は「鳥なき里の蝙蝠」
話の内容は単純明快で、鳥と獣が争っていたとき、蝙蝠は獣に殺されそうなときには「僕は獣の仲間です」と言い、鳥に殺されそうなときは「僕は鳥の仲間です」と言って命の危機を逃れた
たったそれだけの話なのさ

【そう言い終わると、ぽん、と少女の頭に手を乗せようとする】
【何もなければそのまま、優しく、包み込むように、撫で始めるだろう】

その意味は、生きるための知恵の高さを表しているんだ
だから蝙蝠だとしても恥じることはない。蝙蝠は生きたいと願った。お前は好きな人間と分け隔てなく接したいと願った
願って行動することの、何が悪いんだ?

【蝙蝠は決して悪い生き物ではない。それはお前も同じだ、と】
【別人のような温和な笑みで、慰めるように言った】

【──えげつのない方法】
【比喩を出し、共感させておき、評価を下げた直後に上げる】
【共感が強ければ強いほど、落としてから上げるのに気持ちが引っ張られる】
【そういう理論から来る話術】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 21:48:43.35 ID:9vWNxb9Wo
【特撮で度々使われてそうな廃墟の中央にて、キャンプファイアーを囲みながら話をする者がいる】

…はいそれじゃあスタジオ『不死鳥座』半年ぶりの出席を取りまーす、お前らチャットとかちゃんと使えるかー
オレは実は比較的最近に使えるようになったばかりだ、実は機械苦手でな

【前髪のみを金に、それより後ろの髪を赤色に染めて後ろでポニーテールにした左右の手、右が白で左が赤の色違いの手袋を填め
全ポケットに必ず物を入れていると言わんばかりに各場所が膨れたミリタリージャケットに赤いマフラー、そして黒いスラックスの人物がカメラ付きのパソコンで話している】


さーて、まず一言、カノッサ機関の奴ら働き者だよな、そうまでして民衆に力を示したいのかこのヤロウって感じだな
オレはとりあえず切り札は隠しちゃうタイプだからこう頻繁に暴れるってのはよくわかんねーや、そういうのって基本実働メンバーに任せてるから
おめーらはわかるかもしんねーけどよ、クケックケッ

『監督、本日のミーティングは正義組織の情報について、とありますが…まさかまた新聞を流し読みしてたんですか?』

【突如、パソコンの画面の中…大量に表示されていたブラウザのうち、白熊のような異形の怪人が映ったブラウザが一番前に表示し、
音声と共に『ポーラベアークレムリン』がチャット上で発現した文章をその人物は少し面白くなさそうに目で追うと、手元のマイクで喋る】

うるせーぞポーラベアークレムリン、で?誰が今出撃翌要請してたんだっけ?モールと、アルマジロ…あとワスプか
まあそのあたりは正義組織の話をしてからにしようや…そうあのjusticeの半熟卵ヤロウどもと対機関連合って言う看板に偽りアリと評判の…
あん?『blue justice』の話をしてほしい?…誰が発言した奴だこれ

【じーっと、目が悪くなりそうな距離でモニターを見つめている】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/05(火) 21:48:54.39 ID:uHJeHb9po
>>935
【眠っている少年を前に、一人イラだつねーちゃん】
【濃いオレンジの長髪に毒花を挿し、グレーのスウェットに健康サンダルという、見るからにヤンキーな姿だ】

可及的速やかに座りてーンだけどなァ…なんだ、この変な生き物

【起こしたいなら怒鳴りつけるなりすればいいのに、彼女がそうしないのは】
【穏やかな寝息を立てるその少年を起こすのが、忍びないのかもしれない】
【だが―――】

―――たーのしいー♪なっかまーがっ♪ぽぽぽぽーーーーーーん♪

【女性の携帯から爆音で流れ出す着信音】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/05(火) 21:49:49.63 ID:uHJeHb9po
/ギャッ!またかぶってしもうた!
>>944は無視してね
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 21:55:01.71 ID:WPdaSNzqo
【とある廃墟】

ふぅー…少し休憩っと…

【髪は黒いセミロングで、目は赤く
 服は上は黒いTシャツに、下はデニムショートパンツと言う
肌の露出がかなり激しい少女が廃墟に入ってくる。年は9歳か10歳くらいだろうか】
【しかし少女がただの人間ではないのがすぐに分かるだろう。】

【何故なら少女の皮膚は青白く、
そして露出している肌の至る所に黒い肉塊が見える更に部分によってはそこから鋭利な棘も伸びている】
【何よりも少女の左腕はもはや人間の腕ではなく怪物の腕であり、
所々見えている肉塊と同じく黒色で、まるでそれ自身が生きているかの様にドクンドクンと脈を打っている。】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 21:55:14.81 ID:9lJxrBzeo
>>937

いいや―――――

【武人か?と言う問いには即答―――否定した】
【しかし、口元は吊り上げられた様な笑みが浮かべられており】

【タンッ―――刀の投擲がいなされれば、すぐさまその場から少女へ“跳び込もうとする”】
【互いがまだ普通に声をかけられる声ならば、一足で3m跳び込める男には有って無い様な距離】
【しかし今回は、その距離を飛び込むのに態と2足使って】

――――拙者は既に、“死人”に候

【―――“死人”】
【それは如何様な意味で呟かれた言葉だろうか】

【近づけたならば、右手で中位の刀を抜き放ち、少女の漆黒の刃へ打ち据えようとするだろう】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 21:57:46.56 ID:/Bqd9nsUo
>>939

【腰を下ろした彼は、袋に手を遣る事も無く】
【只――芒、と胡坐を掻きつつ、足元の芝を弄んでいて】

……ん、あぁ。

――――勿論、どうぞ。
酒は俺のモンだが……独りで飲むのは味気無いからな。


【痩躯の言葉を受け、芝から手を離して】
【引用した返答と共に淡い笑みを浮かべ、腰の袋に手を遣る】


…………アンタ、コップ使えよ。 俺は蓋でやるから。


【取り出した壜――成る程、口の部分が大きく広がっており、蓋は大きい】
【日本酒の類だろうか。 余り度数は高くないであろう其れだ】

【真新しいコップを痩躯に差し出すと、片手だけで器用に蓋を開け始めて――】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 22:00:06.96 ID:/9/RRmJ00
>>928

 まさか……。何の話だ?

【彼も又、無意識無想の内に“人でなし”と理解しているらしい。ふと。呟いて】

 ……嘗めた様には見えるだろうな
 俺もあんたとは同意見だ。だからこそ、こうして“廻ってる”

 あんた等を不快にし、仕事を邪魔する事は
 即ち。世界の平穏を遅らせ、極めて無駄な血が流れる
 俺は其れが非合理的且つ、非道徳的だと思う……其れは避けるべきだ

 いや、寧ろ、謝って許されるとは思ってはない
 之は“護”にも云ったがな。行動で約束する。俺は之以上“上が暴走”するならば
 この命に賭けて止める覚悟だ

【青義。其の志は評価しても正義同士の戦争。其れは避けたいとし
 彼にはJusticeへの理解も少しは。あったのかもしれない。重ねるように云って】
【『悪い。立てないから礼ができん』と謝罪している】

/遅くなりました
/気になさらず。自分も同じです。済みません
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:01:07.44 ID:Uvk4EK9SO
>>941

………んぅ?

【つんつんと翼を突かれ、目が覚める】

うわぁっ!!だ、誰!?

【ビクリと体を震わせ、飛び起きる】

あっ、す、すいません!ど、どうぞ!

【ベンチの隅に座り、青年に席を譲る】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:01:14.06 ID:IIu/SQJDO
>>938

ふぅん──?
キミさえ良かったら……看病でもしてあげようと思ったのに、なーぁ
そういう事なら、しょうがないね

【そう言って彼女は、残念そうな表情ですっと体勢を元に戻す】
【二人の距離は、たった1歩分──何をされても、少なくとも彼女は対応が出来ない距離だ】

【ふわり──】
【風に乗って再び薫る、淡いシャンプーの香り】
【それはいくら顔を隠したところで、頭に染み込んだ麻薬のように──甘く甘く空気に溶ける】

それに──どうして簡単に近付いちゃいけないの、かなーぁ?
女の子だって……人を好きになる権利はあると思うんだ
それは、いけないこと────?

【そう言って彼女は身体をしなやかにくねらせ】
【胸を再び強調するかのように──胸下で組んだ腕はそのまま】
【右手の人差し指をそっと──グロスの塗られた唇に堕とす】
【華美ではない程度に塗られた口元の紅】
【其れのせい、だろうか──】
【彼女の唇はとても柔らかそうに、艶やかに弧を描いていた】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 22:02:01.85 ID:6SPXzuVI0
>>942

【落とし、そして、引き上げる。其の、話術。異形は、単純だった】
【言葉が、出ない。だが、心地良かった。 安堵してしまった=z

……、……!

【見上げた、瞳には、恐らく。希薄だが、透明な、其れが、浮かび上がっているだろう】
【蝙蝠は、言葉を発さず。だが、吐露する様に。様々な、表情を、作って】
【蒼白い、月の光と、闇の中。橙と、黒は。確かに、其処に居た】

【蝙蝠は、知恵を、働かせ。感情の侭に、嘯いて、其の身を、護った】
【ならば、異形は。感情の侭に、誰かに、接しようと、している】

……。……、良いの……?
……願って、……行動、……しても。……

【今にも、泣き出しそうな、震えた、声音で。だが、泣くまいと、必死に、耐え、震えている、其の、声で。問い掛けるだろう】
【撫でられ、嬉しそうに。其の、手の、暖かさに、触れて。歓喜の、感情が、弾けて、どろり、先ほどの、飴の様に、垂れて行く】
【彼の、言葉に。軽やかに。滑稽な、程に、信じて行く。子供の様に、受け止める。其の様は、余りにも、愚鈍だった】
【此の、異形は。C級の、コメディー映画の様だ】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 22:05:34.98 ID:IWljo0sAO
>>948

【思わず、足元を見遣る】
【どうやらこの人物、他人に対する興味が強いようで――彼が何を見ているのか】
【それが機になるらしく、手近な草を真似するように触ってみるだろう】
【なんとなく滑稽で、幼く見える仕種だ。馬鹿にしているのではない】

悪いな、ありがとう

【その言葉に笑みを返すと、コップを此方に譲ってくれた好意は素直に受け取る事にしたらしい】
【差し伸ばした包帯だらけの掌でそれを持ちながら、彼が蓋を開けるのを待ちつつ】

……酒を飲むのに、わざわざこんな郊外へ来たのか?

【そう、問い掛けてみた】
【辺りに街などが存在しないこの場所は、確かに絵になるほど閑散としてるが辺鄙なところでもある】
【鍛練をしていたのだろう此方の理由は、まだ分かるが……彼には他の理由も存在するのではないかと思ったらしい】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/05(火) 22:07:20.81 ID:gmvL2Shh0
>>940

【集中―――】
【凛と張り詰めた空気の中で、少女は鍛錬のみに気をやっていた】
【沈黙を保ち、その右手を濃い闇の直中へ翳し、ややあって】

……《 C.C.C 》ぃっ!!

【「スリーシー」と。廃墟と向かい合ったまま、ハスキーボイスで紡ぐと】
【掲げられた手の内に――ひとつ、「車輪」が現出した】
【もと空間を満たしていた大気に割り込むように、忽然と】

??   ……あれぇ?

【そんな折、届いた気配】
【春霞の中に隠された感情も、その手中にある思惑も】
【彼女には、わからなかったけど――】

…誰、かな?
例えば夜盗くんなら、もーちょっとマシな所を選べるよねぇ?

わざわざこんな所に来る物好き、僕だけかと…。

【おどけた様な笑顔を繕い、車輪を胸の前に構えて】
【軽薄に思われるくらいにふわりとした声で、問い掛ける】

【――その眼の向かう先は、いささか不適当かもしれない】
【少しずつ失せていく気配を捜そうと、視線がそこかしこを彷徨うのだから】
【額に滲む汗は、風に撫でられて冷たさを閉じ込め】
【慌ただしいその挙措は―――「不安」を読み取らせてしまうのに、十分なものだろう】

//少し席をはずしてました、ゴメンナサイ
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 22:08:31.59 ID:AG70z+NDo
>>950

あァ……?誰だーって、そりゃァテメェ
“最強”こと「番天 零」サマに決まってンだろォ?

【「当然だろォ」なんて言いつつ、どうやら名前で有るらしい単語を口にして】
【一先ず、譲られたスペースに腰を下ろし】

(……イヤ、座っちまったが気不味すぎンだろォ、コレよォ)

あー……、……あのよォドラゴン小僧ォ、暇かァ?

【なんとなく、静かな空気がいやなのか相手に声をかけてみて】
【黒い瞳をそちらに向け、尋ねかけながら首をかしげる】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 22:09:12.10 ID:g5d1BkMVo
>>947

―――――――――――…

死人?

【呆気に取られたかのように、その言葉を繰り返す】
【死んだ人が動いている?どうやって?なんで?】
【少女の頭の中はそんな疑問が渦を巻いて】


……きゃっ――

【その所為か集中力が散漫になっていたのか、男の斬撃には反応できず】
【ギィン!と互いの刃が擦れる音が響いた後、2、3歩後退した】


……死人でも、おばけでも…
…そう言う人はみんな、“武人”じゃないの?……

【右手を振りかぶり、袈裟斬りを繰り出すだろう】
【だがそれは、宛ら子供のチャンバラのようにいい加減な太刀筋であり】
【男にとってかわすのは造作もないことだろう】

【然し、振り切られたならば】
【その軌道から、黒い斬撃が放たれるだろう】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 22:09:55.08 ID:mU05UnGk0
>>951

ち、近付いちゃいけないことと好きになることは関係、無くない?
な、なんにせよ!男は狼だから、そんなにガード甘いと取って食われちまうぜ?

(今食われそうな感じなのは俺だが)

【と、彼女を見ずに地面を見て言うロウ】
【直視できないのだ。このタイプの女には押されるロウである】
【後ろのポケットにしまったマナーモードの携帯が密かに揺れる】

(ああ、またあいつか。あいつがこの場面見たらどう思うだろ…)

【そんなことを想いながらもロウはどうやってこの場を切り抜けるかを考えている】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 22:12:41.10 ID:1nIVblbfo
>>952

(……ま、まだだ。まだ笑うな)

【様々な人間と接し、疑り深いやつと腹の探り合いもした。つい先日のことだ】
【『Jusitce』の少年に取り入ろうとしているところだし、同僚の女をどうやって傀儡にするかだって考えてた】
【前者は時間がかかるだろうと思っている。後者は相手取るのは初めてだ】
【だが、しかし】
【今日の相手は──】

(あまりにも簡単過ぎる!)

【機関員でありながら、異形の腕を持ちながら、今日の相手はあまりに無知で純真だった】
【ここまでだとは思っていなかった。最初に出会った段階では追い詰められていたのはこちらだとさえ考えていた】
【機関内部のスパイは最も相手取りたく無いからだ】

いいのさ。行動したって
人を好きになるのは、いいことだろう?

【その内心を、脳裏を、心中を、微塵も漏らさず、隠しながら笑みを形作る】
【最初の疑り深さからすれば、些か演技が過ぎる。自分ですらそう思うが、今この状況ならばこれが有効だとも考えられる】

【数回撫でた後、安心させるように抱きしめようとするだろう】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 22:15:02.44 ID:iNpQPj2go
>>954

──誤差数メートル。咄嗟に狙うには致命的な“ズレ”だ。
【──人影から、初めて発せられた“音”は其れだった。】

【言葉の後にふう、と溜め息を吐くと数歩距離を詰める。】
【月明かりに浮かび上がったのは“黒”。】
【黒髪、黒い瞳に黒衣。手に填める手袋も黒──と、全身を真っ黒に染める男。】

【不意に、刃を向けて静かに相手を見つめ】

“悪者”は場所を選ばねえんだよ、何処にでも湧いて出て来る。
──それに、理由のある行動もあれば、理由のない行動もある。

【──ふ、と微かな笑みを浮かべる。】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 22:16:24.54 ID:lKrazSc1o
>>946

【廃墟の一角――、石材の段差に座っていた少女が】
【入ってきた彼女に気がついて顔を上げる】

【焦げ茶色のローブを着ており】
【毛先に近付くほど緋に染まる、グラデーションの掛かった栗色の長髪と】
【淀んだ水色の瞳を持っていて、顔付きは10代半ば程】
【右手に握られているのは、掌の二倍程の大きさのハンドベル】

……生ける死体か?

術者は……

【少女の異質な容姿を確認した後、かってな憶測を立てて】
【きょろきょろと周囲を見回し始める】
【――どうやら、ネクロマンサーとの交戦経験があるらしい】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:16:42.44 ID:Uvk4EK9SO
>>955

「番天 零」さん、ですか。僕はヘイロンっていいます。よろしく。

【一応名乗り返す】

え、と…はい。暇、です。

【少し縮こまりながら答える】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 22:19:20.56 ID:/Bqd9nsUo
>>953

【『器用』と『可能』は又、意味が違う様で――】
【結局はコップを渡すまでに蓋を開ける事は出来ず、】
【彼は空いた片手も使って何とか蓋を開けると、壜を片手で持ち】


……否。 酒はついで、だな。
適当な場所で飲もうと思ってただけだし、此処も通りかかっただけだ。


 ――零すなよ。 虫寄って来るぜ。


【かつん、―― 硝子と硝子が奏で合う、何処か間抜けな音】
【壜を傾けると、彼はコップになみなみと酒を注ごうとするだろう】


…………アンタこそ、こんな所で寝転がって―― あぁ。
確か、月見って言ってたっけか。 ……忘れちまった。


【注ぎ終われば、彼は手酌で蓋に酒を注ぎつつ――話す】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 22:21:57.73 ID:AG70z+NDo
>>961

ン、おォ……まァ、その。よろしく、な

【まさか名乗り返されるとは思っていなかったのだろうか】
【少し意外そうな様子で、返事をし】

……そォ小さくなンなよ。お前、立派な翼持ってンだろォ?
見た感じオレ様とそう歳も変わンねェみてェだしなァ……

ンで、暇ならオレ様とお話とかどォよ?多分だが、亜人通しさァ

【と、持ちかけて。少年に見せるように、頭部の獣耳を動かして】


/>>950踏んでいらっしゃるようですが次スレ大丈夫でしょうかー?
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:22:31.83 ID:IIu/SQJDO
>>957

そうかなーぁ?
私は、関係あると思うな

だって────

【彼女の口元の三日月が、更に深く弧を描き】
【目元はほんの少しだけ困ったかのように、表情を変える】
【そして彼女は。そっと俯いて──】


        キミのこと────

        ────『好き』になっちゃったから


【──甘い甘い一言を、紡ぎだす】
【視線は外され。まるで自分の覚えた感情に戸惑っているかのような彼女は】
【はふ──と。初恋を知った少女のような悩ましげなため息を漏らす】

【──或いは】
【押してばかりの彼女ではあったが、肝心のところでは弱いのかもしれない】
【逸らされたエメラルド色の瞳は──】
【強引に、再び其方を振り向かされるのを期待しているかのように】
【何かを欲しそうな色を宿し──ほんの僅か、潤っていた】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 22:26:14.53 ID:IWljo0sAO
>>962

【その光景を何故だか意外そうに見遣る】
【なんとなく、彼は簡単に開けてしまうと思っていたらしい。】
【故にその、ちょっとした隙がたまらなく人間味があって――好印象なようだった】

へぇ、なるほど
何か本題があるんだな――あぁ、ありがと

【酒を注がれながら頷くも続く忠告の言葉にどこか寂しげな笑みを浮かべると】
【「いいや、来ないよ」と。意味深な解答を零して、隻眼を軽く伏せた】
【あまりにも、あまりにも。静かすぎる草原――虫の音も、気配すら。どこにも】

いや、気紛れに鍛練なんかしてたら疲れて。休憩してたのが本題だな
月見に変わってたのは、否定しないが

【不可思議な魔力を放つ天体に、今日は妙に惹かれたからそれを見ていた】
【そしたら――不思議な男が話し掛けてきた。】

【なんとなく、その巡り合わせがおかしく思えて、また笑う】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 22:28:01.61 ID:WPdaSNzqo
>>960

んー…どうしようかな…
家は少し遠いし…今日はここで寝ようかなー…

【あなたに気づかない少女は、暢気にそんな事を呟いてその場に座る】

【周りに術者かと思われる気配も無く、ここにいるのはあなたとこの少女だけだろう】
【……しかし、死体と言う憶測は間違っては居ない。】


/少し遅れましたー…。すいませぬ
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 22:28:51.31 ID:6SPXzuVI0
>>958

【余りにも、呆気無く、篭絡した。直ぐに、人を、信じ。流される侭に、生きて。移ろい易く、騙され易い】
【今の、異形は。簡単に、彼の、手駒と、化す事が、出来るのだろう】
【然し、其れは。彼以外の、第三者も。異形を、簡単に、取り込める事が、出来ると言う、暗示なのかもしれない】

……。……、……なら、僕は。……蝙蝠で、良い
……蝙蝠で、……居たい。……鳥で、……動物、なんだ。……

……ありがとう、……フォルス

【甘えた、回答だった。どちらでも、無くとも、良いと、答えてしまった。其れを、選んだ。 余りにも、馬鹿げている。単純過ぎる。道化だ】
【やがて、微笑んだ。異物を、含んだ、表情では、無かった。家族が、笑顔の、集合写真の様に。不気味な程、歪んでは、いなかった】

【抱き締められ。其の身が、腕の中で、震えるだろう。驚いているのか、橙が、静かに、見開かれる。冷た過ぎる、体が。体温に、包み込まれる】
【然し、やがて。嬉しそうに、瞳を、細めると。兄に、甘える様に、瞳を細めて。細い、右腕で、抱き締め返すのだろう】
【其れは、愛か、否か。吐気がする程、歪んでいる。 身も、心も、完全に】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 22:29:46.38 ID:9lJxrBzeo
>>956

いいや、死人だと――――も゙ッッ?!

【スッと、半歩下がって少女の攻撃を躱す――――が】
【放たれた黒い斬撃は正に奇襲―――咄嗟に左手を翳して手甲で受けるも、その全ては受け切れず】

………“死人”だとも。
武人は戈(ほこ)に“止”と描く。

【ハラリ……少女の斬撃で裂けた包帯が、地面へ落ちて】
【男の横一文字に裂かれ、僅かな光も映さない目を露わにする】

戈で止む者。武人……止まる側に回れば、ソレは“死人”にござるよ
命が有ろうと、な―――

【その言葉に、如何様な意味を込めたのだろうか】
【それは本人にしか分からないだろう】

【緩やかに刀を掲げ、上段に構える】
【―――己が言葉に“昔”を思い出したか…周りの空気を軋ませるような“気迫”を僅かとは言え溢れさせて】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/05(火) 22:30:21.91 ID:Kc91ajgjo
【路地裏】

【一発の大きな銃声が、静まり返っていた夜道に響き渡る】

【毎日のように戦闘や殺戮が行われている暗がり】
【どうやらいつも通りに、普通の争いが行われているようだ】

【もし銃声に誘われて、或いは偶然にこの路地裏を通りかかれば】
【くすんだ銀色の髪を持つ、小学生程度の少女の存在に気づくことだろう】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:31:40.17 ID:Uvk4EK9SO
/次スレ建てました
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/part4vip/1302010212/l20
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/05(火) 22:33:37.24 ID:Kc91ajgjo
/次スレ PC用
/http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302010212/
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/05(火) 22:34:12.81 ID:gmvL2Shh0
>>959

 【―――――?】

【少女の思考の中に、幾千の疑問符がざぁっと躍り出た】
【刹那、硬直していた顔はきょとんとした様子で崩れ】
【少しずつ間合いを詰めていく青年を、止めることも出来なかった】

【ただ感じるのは、何と無しに「危険かもしれない」と言うこと】
【刃を向けられる前に、立ち位置を微調整しながら逃走経路を再確認して】

…正義の味方だって、場所は選ばないんじゃないかなぁ?
“悪者”たちが、場所を選ばないで存在し続ける限りはね

【弱々しく、相手の良い様に振る舞うのは嫌だから】
【睨む視線に硬質なものを交えつつ、言葉を交わし続ける】
【のんびりしたマイペースな声は、せめてもの強がりなのかも知れず】
【意味深な誇らしさを、言霊に織り込んで】

…きみ、本当に僕の事を「咄嗟に狙う」つもりだったの?

人が居るかもわからないこんなゴースト農村に、“悪者”って来るのかなぁ
生きる為に悪事を行う人間なら、数十年前ここにいた人たちみたいに、飢えてしまうかもしれない
自己の快楽の為に悪事を行うやつだって、こんなところに来ても無駄骨でしょ?

――なにするつもり、だったのさ?

ぼかした供述を続けてると…実力を行使する人間だっているかもしれないよ

【――何につけても、理屈っぽいことを添えて】
【「理由のない行動もある」ことに理解が及んでいないことは、明白だ】
【警戒と敵意の狭間をたゆたう眸を、青年へと向けながら】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 22:35:27.52 ID:mU05UnGk0
>>964

えっ────

【ロウがそう口にした瞬間】

コラアァァァァァァッ!! 

【ビクッ】
【後ろのほうから聞いたことのある声が】

私のぉぉぉ!!王子様を!!誘惑するとはっ!!どこのビッチですかぁぁぁぁ!!

【そう言ってロウの後ろから全速力で走ってくる水色のセーラー服とミニスカートに身を包んだ白いリボンの黒髪ツインテールの少女】
【そしてロウと彼女の間に割り込み、視線は彼女へ】

おいクソビッチ。誰の許可貰ってロウ様を誘惑してるんですか?その巨乳でロウ様をたぶらかそうとしたんですか?あん?

【完全に口調はガラの悪いヤンキー】

乳だったら私だって負けません!!私こう見えてもFあるんですよ!!あなたは何カップですか!!
そもそもホントに好きになったんですか!!そうならどの部分ですか!!私はロウ様の全てが好きですよ!!
私はロウ様の言うことなら何でも聞きますよぉ!!ロウ様が脱げと言ったら脱ぎますよぉ!!

【凄いことを大声で言う彼女】

【ロウは一歩下がってポカーンとした顔で彼女を見て、一言だけ】

ひなた…恥ずかしいからトーン落とせ…

ひなた「その命令は聞きません」

ロウ「オイ言うこと聞くんじゃなかったのかよ」
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:37:02.58 ID:Uvk4EK9SO
>>963

あ、えぇと…はい。

【しどろもどろになりながら返事をする】

零さんは、どこから来たんですか?

【とりあえず質問してみる】



/さっき建てました!大丈夫です!
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 22:37:31.94 ID:/Bqd9nsUo
>>965

……そか。

【――「来ないか」、とだけ、返答を返して】

【自らの話は続けようとせず、蓋を口元に持って行き】
【零さぬ様、慎重に啜ろうとする直前で手が止まり――】


……何だよ意外そうに。
歳喰うと、壜開けるのも一苦労なんだ。


【ほろり、と笑む彼は、其れでも年嵩に見積もって三十代前半だろうか】
【「歳喰う」と云う表現が適切か如何かも知れない彼は、其れでもそう言って】


鍛錬、な。 ……何かと戦いでもするのか。
……ま、見るからにアンタ、能力者≠チて感じのオーラ出してるけどさ。
能力者っつーのは、月にでも“戦え”って命令されてんのかね。


【「ま、普通の人間も変らねぇか」と、男は自己完結】
【漸く唇に蓋の淵を触れさせ――ちびちびと、酒を飲み】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 22:39:18.30 ID:1nIVblbfo
>>967

(これで完了だ。我ながら上手くやれたものだ)

【少女を大切そうに、愛おしそうに抱き締めながら、心中ではこの状況を楽しんでいた】
【簡単に篭絡が完了し、手駒と出来たのだ】
【だが】

(……あっさり過ぎる)

【そのあまりにも呆気ない終わり方は、彼の嫌疑心を煽ることとなった】
【彼女の言動は演技ではない。確かに篭絡も出来た。多少ならば命令も出せるかもしれない】
【しかしこれが自分に近付くための演技という可能性も無くはない。演技には見えないが、自分が見抜けていないという可能性もある】
【”疑いすぎか?”、と珍しく自分自身の嫌疑心そのものを疑う。気軽に手駒は手に入った。もしも彼女が自分を利用しようとするならば何かそのうちアクションを取る】
【今はまだ、疑うときではない】

よしよし。きつかったんだろ
俺なら、いつでも話聞いてやるからな

【抱きしめながら、優しく背中をさすり始める】
【奇妙なほど、優しい声をかけながら】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 22:40:18.01 ID:lKrazSc1o
>>966

【ひとしきり、周囲の気配を探り】
【少女自身からも明確な敵意を感じなかった彼女は】

(……なんだ
 コーロコルの手下じゃないのか
 紛らわしいな)

【背中を丸めるように、ふぅ、っと息を吐き出した】
【――推測が外れたため、彼女が死体≠ニいう考えは一度破棄される】

【石材から飛び降りて】

おい、そこの人間
寝床はちゃんと考えないと、朝、起きられなくなるぞ

【不機嫌そうな色を湛えたまま】
【左手に青銅杭を生成しながら、近づいていく】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 22:44:32.52 ID:AG70z+NDo
>>974

ンー……さっき何処から、なら空だけどよォ
出身っつーのになると、オレ様記憶が無ェンだよなァ
両親なんてェのもいねェし、普段はテキトーに練り歩いてるなァ……

【と、暫し考えるような様子を見せた後に質問に答える】
【なんとも変わった経歴のようだが―――ふと、此方からも口を開き】

そォ言うヘイロンはどっから来たンだ?
“竜人の郷”みてェなモン、存在するのかァ―――?

【そう、少しばかり興味がありそうにして、尋ねて。】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 22:44:52.74 ID:IWljo0sAO
>>975

いや、なんとなくな
――やはり、少しくらい隙がある方が、人間としては好感触だと思って

【なんて、楽しそうに笑う姿は少しばかり境界線が曖昧すぎた】
【まるで“人間”ではないような――この世界だ、珍しくはないのだけども】
【とにかくコイツが、彼に対して好印象を持ったことには何一つ変わりなく】

あぁ、まぁ……友人の為に、ちょっとな。おっきい喧嘩をする事になりそうだ
どうだろうな――月が出してるのは、ほんの少しだけ人を狂わせるチカラだと思うが

【たとえばそれは、ネクロフィリアが他者の体温を求めるような、そんな狂い方】
【つられるように酒を舌に乗せて、その味を楽しみながら、「お前は“狂った”か?」と尋ねた】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 22:45:15.38 ID:g5d1BkMVo
>>968


…………

【少女は男の言葉をどのように受け止めたのだろうか】
【それは難しすぎて、幼い少女には理解し難いものであった】


そう――

【再び、口を開き】

よくわからない…けど……闘うって言うなら……“止め”ない

【左手の刃を宙へ抛る】

でも……もう一度死んでも……しらないから

【踏み込み無しで、刃が当たる距離ではないが、其れを振るう】
【左へと切り上げられた太刀筋からは先程と同じく漆黒の斬撃が放たれるだろう】

【高く舞った刃は高速で回転し、まだ落ちてくる気配はない】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:45:36.86 ID:d39qfu+SO
>>949

――いや、瑣事だ。起きて言う寝言のようなものだから、気にしなくていい。

【尋ねられれば緩く首を横に振って、そんな科白で誤魔化すと】
【欠伸を一つ、戦いの最中に肩から落ちたジャケットを拾い上げて羽織り直す】
【それから再び、桜まで戻ってその背を預け。事もなげに、続ける】

無駄だよ、それ。非の無いお前がどれだけ謝っても、同じだ。
当事者が踏ん反り返ってる事実は変わらない。お前はお前で、他にやる事が有るんじゃない?

――何より、うちのリーダーはあれに要らん労力を割く事を良しとしていない。
杞国の憂だよ、その心配は。……放っときゃ風に吹かれて消える火種に、態々油を注ぐ必要も無いだろう。

護……ああ、他のメンバーとも面識が有ったんだな。命が勿体ない、やめとけやめとけ。

【曰く。坊主が憎いからとて袈裟まで憎むほど、狭量でもなければ暇でもない、との事らしい】
【ましてや、戦争など以っての外。だから責任感に囚われず、彼は彼の思う正義を為せ、とも】

【怜悧で酷薄、人でなしらしい毒舌の連続ではあったが。それは存外にあっさりしたものだった】

……まあ、お前みたいなのがあっちに居るって解っただけでも儲け物か。
今日はこれでお開きにしようぜ、何時までもこんな調子じゃ、折角面白かったのが台なしだ。

――有り難う、楽しかったよ。オレは此処でお暇させて貰うが……お前はもう少し居たらどうだ?

先程なんやかんやと言ったが、まだ蕾でも花は花だ。暫く眺めてりゃ、肩の力も抜けるだろうさ。

【さて。またもや声を元の通りに軟化させれば、くつり、小さく笑って肩を竦め】
【若干ふらふらと覚束ないながらも、軽い足取りで彼女はその場を後にせんとするだろう】

【ひらりと後ろ手を振って。引き止められないのならば、そのまま去り行く】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 22:46:45.99 ID:WPdaSNzqo
>>977

うぎゃあっ!?

【まさか人が居るとは思わなかったのか、びくっー!と思いっきり驚いて】


び、びっくりしたぁ……

【改めてあなたのほうを見て】

だ、大丈夫だよ…ちゃんと起きれるし……

【明らかに自分ひとりだけだと思っていたのか、まだ動揺している様子で】

【───が、同時に】

……

【相手に感づかれないようにきちんと杭の存在も確認して】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 22:46:50.66 ID:iNpQPj2go
>>972


──行使するつもりなら、御自由に。──…やれ。

【──刃の周りに展開する術式。微光を帯びるその漆黒の刃は、何時でも攻撃出来る事を示しているようだ。】

わざわざ、理解する必要は無い。そして、長ったらしく説明する気も無い。

【静かに。動揺の色を全く見せずに静かに語り掛けると、刃を下ろしてじと、と見つめる。】

──ま、一応言っとくとお前に“欲情”する程俺は飢えてない。俺はそんな“希少種”じゃない。
【…何を言っているのだろうかコレ】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:55:28.91 ID:IIu/SQJDO
>>973

(「ロウ」──?)
(……はっ、まさか、こんなところで引き当てるとは──)
(マーシャル・T・ロウ──確か青義なんちゃら、だったかなーぁ?)
(こーんな童貞くさいぼーやだったなんて……思わなかったけど)

【──それは。表層に現れぬ、彼女の際奥で紡がれた思考】
【表情はただただ困惑したかのような其れをはりつけ──】
【うぅん、と。突然現れた少女とロウと呼ばれた彼を交互に見遣り】


ロウ──?
確か、街中に貼ってあるポスターにあった名前、かなーぁ?
マーシャル・T・ロウ──そんな名前だったっけ
「あの」ロウが、こーんなかっこいいお兄さんだとは知らなかったよ

【少女のことなど視界に入れず】
【彼女はただただ──そう紡ぐ】
【囁くようなその声はまるで。熟しすぎた林檎が如く甘く】
【醸しすぎた葡萄酒が如く蕩けていた】


で、キミがマーシャル君の恋人さん、なのかなーぁ?
随分とマーシャル君のこと、好きなんだね

私──マーシャル君のこと、知らないからさ


【──どろり】
【甘く蕩けたエメラルド色の視線が。少女を向く】

       マーシャル君の自慢話──

       私に──聞かせてよ


【──嫉妬や羨望、といった感情ではない】
【ただ、熱く重く囁くような言葉は】
【純粋な問いかけ。純粋な疑問】
【なのに。それだけなのに】
【彼女の声は蜂蜜のように──じくりと耳に残る声其れであった】


マーシャル君のこと


                   諦めるからさ──


【その囁きの意味は──一体】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 22:56:28.82 ID:/Bqd9nsUo
>>979

……隙の無い人間なんて、居ねぇさ。
若し居たとしたら、ソイツは『隠してる』だけだ。
だから……そうだな、隠さない人間≠ェ好感触なんだろ。

【「隠した方が賢いんだろうが」、と、早くも二杯目を注ぎながら話す彼】
【…とは言っても、『蓋』である。 痩躯と酒量はさして変わらないだろう】


――へぇ、ソイツ、良い『友人』持ったモンだな。
気に喰わない奴を殴り倒すの手伝ってくれる奴は、良い友達だ。


【大きい喧嘩――其の内包する意味は理解しているのだろうが】
【其れでも彼が語るのは、まるで日常に有触れているかのような調子で】
【尋ねれば、彼は「規模は関係ない」とでも言うのだろうか――】


――……さぁ、な。 狂ってたのか、狂ったのか。


【――「そんなモンだろ、人間って」】


【続けた言葉と共に彼は、月を見上げ……ちいさな杯を呷った】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 22:56:55.50 ID:lKrazSc1o
>>982

ああ、どちらか紛らわしかったから、初動が遅れてしまった

……しかし、返事をしたな 人間

【少女に歩み寄っていた彼女は、はたと立ち止まり】
【にぃ、とギコチナイ笑みを見せた】

【右足を下げ】
【力を溜めるように、姿勢を低くして】
【次の瞬間、猛然と少女へ突っ込んでいく】

【低姿勢を維持し、少女の動きに注意しながら――】

【――もし接近を許せば】
【腰だめに構えた青銅の杭を、彼女の左肩へ突き刺そうとするだろう】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 22:57:19.45 ID:9lJxrBzeo
>>980

ん、何処からでも―――

【ふっと、笑みを浮かべると…今し方発した気迫は霧散して】

【―――迫る、斬撃を――――】

――――チェストォォォォォ!!!

【中位の刀を“全力で”振り下ろす】
【強い踏込と鋭い斬撃に因って、少女の黒い斬撃を“叩き斬って”】
【ピシリ―――それによって、僅かに刀の切先が欠けた】

【そして――――男は】

シィィィィィ………―――――

【細く長く、息を吐きながら。ゆるりともう一度刀を振り上げて】




(さって―――この子の魔力が切れるのが先か、拙者の根性が尽きるのが先か)

【元より、男も“止める”気は無い】
【少女の苦しむ原因となっている“魔力”】
【ソレを攻撃などにより発散させるつもりなのだろう……無論、一身に受けて】

【くつり…浮かんだ笑みは、“死人”らしからぬモノで】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:58:08.01 ID:Uvk4EK9SO
>>978

えーと、まぁ、そんな感じです。
人の世界に興味を持って、それで親の反対を押し切ってあても無く飛び出して。
はっきり言えば、「家出」です。はい。

【だんだんと緊張が解けてきたのか、少しずつ声がしっかりしていく】

その時に親がくれたのが、この腕輪です。

【右腕の腕輪を見せる】

【腕輪は真っ白で、骨のような何かで出来ていた】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 22:58:14.58 ID:6SPXzuVI0
>>967

【声。触れ合い。只管、全てが、嬉しかった。手駒は、其の身に、甘えていた】
【瞼を、落として。礼を、紡ぐ】

……、……ありがとう。……

【優しい、其の、感触に。眠る様に。小さな、声を、上げて。恐る恐る、抱き締め続ける】
【恐らく、彼の、嫌疑心は、心配の、無いものなのかも、しれない。ただ、漫然と、其処に居て。甘え続ける、思考の無い、愚図なのだろう】
【頭を、預けようとして。暫し、其の、人≠フ、感触を、確かめた後。ぽつり、異形は】

……。其れじゃ、……僕は、……そろそろ、……帰るから。……
……情報収集、……此れからも、……頑張ってね。……

【「フォルス」。続けて、呼ばれた、名には。親愛、歓喜と、繋がりが出来た、嬉しさ、そして 



  
              垢

  を  

    含 ん 

 
で居

                    た】


【引き止めなければ。異形は、彼から、離れて。背を、向けるだろう】
【移ろい易い、甘え腐った、蝙蝠は。仄暗い、洞窟を。闇の、路地裏を。飛び回る、様に、進んで行き、やがて、消えるだろう】
【何の気無しに、グロテスクな、両翼を、生やして。恐らく、其処に、意味も無く。何も、考えず。或いは、何か、考えている筈なのに、誰にも、告げず】
【人の、言葉ばかり、信じて。生きて行く】

【純粋故に。濁っている】
【純粋故に。扱いは】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 23:03:19.99 ID:AG70z+NDo
>>988

へェ……まァ、キモチは分からねェでも無ェなァ
自分と違う生き物が居てよォ、それも色々と発展してりゃァなァ……

【話を聞きながら相槌を打ち、一度こくりと頷いて】

(……ホネ、みてェな感じに見えンのは気のせいかァ?)

っつーことァ、親御サンは結局認めてくれたのかァ?
「出てくのァ良いがコレ持ってけ」、ってな具合かもしンねェが……

【腕輪を見て簡単に推理し、予測した事を尋ねてみて】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 23:03:30.37 ID:1nIVblbfo
>>989

……ああ、気を付けて

【別れの言葉に返事をして、抱きしめていた腕を離す】
【そして背を向けて一秒か二秒。”らしい”間をあけてから「檸檬」、と声をかける】
【わざわざ下の名で。より一層、距離を近付けるために】

何かあったら、俺を頼れよ。データベースから呼んだって構わない
な?

【と、尚も心配するような声を続ける】
【優しさという甘く、ぬるく、どろどろとした液体にゆっくりと浸すように】
【そのひびが入った心に、ぬるりと、入り込むように】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 23:03:41.36 ID:WPdaSNzqo
>>986

ま、紛らわしかった…?…

…まぁ私は人間じゃないけど…。

【少し不機嫌そうに】


【相手がこちらに突進してくるも、
相手の杭を見た時点で既に警戒していた少女はすぐに対処をしようと】


えいっ!!

【相手が杭を突き刺そうとすると同時に左手を横に振るい、杭を弾こうと】

【もしも杭と腕が接触したなら、怪物の物である左腕に接触した杭には、物凄い力が加わるだろう】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 23:05:04.65 ID:IWljo0sAO
>>985

……あぁ、なるほど。
確かにそう言われた方が、道理だな

【その言葉は此方の胸を納得させた】
【隙がない人、というのは居ない。それは普通のことだから分かっていたが、】
【隙を隠すか隠さないか、という考え方は無かったようで素直に感嘆する】
【これだから、他者と会話するのはやめられない――ぺろりと舌で舐めて唇を潤し】

ふふ、どうだろうな?
喧嘩相手からしたらいい迷惑だろうしな。まぁ、手加減してやるつもりはないけど

――お前には、いないのか。そういう友達

【そう、此方もまた有り触れた『普通』の中の一齣みたいな言葉を返す】
【そして――見た目的にも“それなり”な彼に、そんな問い掛けをしてみせた】
【さぁ、どんな言葉が返ってくるのか。純粋な好奇心で揺れる万華鏡の瞳は、少しばかり子供のような幼さが残っていた】

……さて、な
俺には分からない、かなぁ――

【狂わされたのか、最初からか。おそらく自分ならば、後者】
【そんなことを考えながらも、彼の言葉を胸に飲み込むようにして、酒を飲む】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/05(火) 23:07:43.61 ID:gmvL2Shh0
>>983

……………、……――。。。

【沈黙――――】
【明確な指針を定めずに会話だけを進める、青年の態度】
【正義では無いにしても、悪人と客観的に断定するのが難しい言動】
【どこか飄然とした彼は。少女を恐らく無自覚に振り回していた】

…理解する必要があるかないかは、きみが決めることじゃないよねぇ
長ったらしく説明する気が無いなら、簡潔にでも教えてくれないかなぁ?

【声色に滲むのは、隠しもしない不快さ】
【――掴みどころを、うまく見つけられない】
【闇と混ざる影を直視するのが嫌だとばかりに、いったん視線を下ろして】
【こぼした溜め息と言葉の中には、何かを嘆く心が隠る】

…欲情するような人間だったら、躊躇なく実力行使できるんだけどね
きみのすることと法で推奨されない行為が一致するのか、まだ言いきれないから。

……疑わしきは、罰すべきなのかなぁ?
李下に冠を正さず、なぁんて言うけどさぁ

それとも“理由なき悪者”には、もしかして生きていることにも理由がないのかい?

【妙な発言に対しても自分のペースを崩さないのは、強みかも知れない】
【垂れ目を眠そうにぱちくりさせ、眼を上げなおし】
【遠回しな挑発とも解釈できそうな言葉を、浴びせながら】
【ひらり――「車輪」を、さっと左手に持ち替える】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 23:10:36.68 ID:mU05UnGk0
>>984

おい…ちゃんと話に答えてくれませんかオ・バ・サン?
やっぱりただのビッチってわけですか?そんなあなたにピュアなロウ様を汚させるわけには行きませんよ…
ロウ様のすーーーっごいカッコいい話は100を超えるほどありますがあなたには絶対に言わない…
…もしここにロウ様がいなければあなたを死なない程度にフルボッコしてますよ?
ロウ様もロウ様です…あとで…ね? 

【そう一気に言い放ち、ロウのほうに振りかえり、笑顔】

…ああ。もう…ヤダ…

【ロウが頭を抱えながらそう言う】

…梅酒持ってたっけ…(ごそごそ)あ…あったわ。

【酒を飲んでごまかそうとするロウ】
【梅酒の入ったビンを開けて一気に飲む】

ふぅ…

【そう言ってビンをしまうとロウはゆらゆらと2人に近づいていきひなたの隣に立つ】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 23:11:53.94 ID:g5d1BkMVo
>>987

…………

【生半可な斬撃じゃ到底この人を倒せそうにない】
【そう感じたか】


―――アーテル・スフィア

【左手に、黒い球体を生成すると】
【其れを一直線に男へと投げるだろう】

【先程と同じように実体は無く――人に触れれば、その者の魔翌力を奪い取り】
【更には漆黒の魔翌力を体内に流すことによって、僅かだが体力を奪うものだ】


【そして、男は大きな勘違いを抱いていることに気がついてはいない】
【彼女を苦しめているものは――彼女の中の魔翌力ではなく、本能よりも奥底に巣食う…“何か”】

【然しながら、彼女が動くのは魔翌力が続く迄のこと】
【少女を一時的に止めようと言うのなら、その選択は間違っていないと言える】

【だがそれは、少女を救うには、残念ながら繋がらない】


………闘いたくないの…

誰も……傷つけたくない…だから――

【抛られた刃は――まだ帰ってこない】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 23:15:19.18 ID:/9/RRmJ00
>>981

 そうか。其れは……命拾いしたな
 ハハハ……そうか。『気にしてはなかった』か。嗚呼……阿呆みたいだ

【事情が解れば。そうかと云わんばかりに大笑い。荷が落ちた気がして】

 ……礼を云うのは俺だ。“朔夜”。何から何まで気が晴れた。有り難う

【半ば強制的に一つ。桜でも見ながら告げれば。『そうする』と云っていて】

 まぁ、あんたと共闘出来る場がいずれ。来るかもしれん。その時は“背中を頼む”

【去るのは止めない。止められない。しかし絶対の信頼でその言葉を呟いた】
【彼は最後にふん、と小さく笑っていた。しかし、其れは何処か満足気な其れでもあった】

/二日に渡り乙でしたっ!
/個人では色々反省会をする予定ですが
/とても愉しかったですっ!!有り難う御座いましたー
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 23:15:53.20 ID:Uvk4EK9SO
>>990

あ、はい。「コイツを預ける。いつか必ず返せ」て言ってました。
「必ず帰ってこい」って意味だと思ってます。

【腕輪をさすりながら答える】
【だいたいあってた】

…そうだ。僕は「人と竜」ですけど、零さんは「人と何」ですか?

【そんな事を尋ねてみる】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 23:16:02.02 ID:6SPXzuVI0
>>991

【掛けられた、名に。ぐるり、顔のみを、向けて】
【其の、心配を、含んだ、声音に。思わず、異形も、安堵した様に、微笑んだ】

……、……分かった……。……何か、有ったら……
……。じゃあ、……いつか。……また……

【そう、告げて、微笑んだ。瞳を、輝かせて、いるものは。冷たい、無機の、光】
【其の、眠たげな、視線は。何時も通り。此れからも、何時も通り、在ろうとする、瞳】
【刹那。垣間見えた、其の、小さな抗いは】

【どろ、どろ、と。溶けた、飴の様に。心は、腐って行く】
【異形に、入り込んだ、優しさの様に。路地には、眩い、月光が、差し込んでいる】
【果実は、裏切りに、踊らされて行く】

/お疲れ様でした、有難う御座いました!
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 23:16:47.38 ID:lKrazSc1o
>>992

(……なんて馬鹿力…
 やはり、ただの子供ではないのか……!)

【襲撃者は武器に拘泥しなかったようだ】
【すぐに杭から手を離す】

【青銅杭は、弾かれた勢いのまま】
【キミからみて左の方向へ飛んでいく】

腕力だけは、そのようだな

……間違われるのが嫌ならば、隠すべきだと私は思うぞ
その格好は、まだ寒いんじゃないか?

もっとも、これから冷たくなるお前には要らぬ心配かもしれないが

【座っているキミを見下ろして、呟いた】
【襲撃者は、左腕を振るったことで一瞬空いてしまったキミの胸部を】
【踏みつけるように蹴り込もうとする】
【まともに入ればキミは、腰を支点にして仰向けに倒れてしまうかもしれない】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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エヴァ初潮期 @ 2011/04/05(火) 22:54:09.20
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姫神「ごめんね。上条君」 @ 2011/04/05(火) 22:04:57.49 ID:8p1vlqVPo
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