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【あなたの魔力】能力者スレ【ちょうだい?】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/17(日) 22:07:10.49 ID:xSu69m/x0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。

無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37115/

【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
エロ描写について
 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302695203/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) :2011/04/17(日) 22:08:09.27 ID:wV904jbAO
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/17(日) 22:08:10.80 ID:ftkOrc5To
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 22:09:16.06 ID:pdkKsLoSO
>>1乙ですっ、
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/17(日) 22:09:52.51 ID:facJ6yKF0
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 22:12:54.49 ID:OH7Oz1cXo
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 22:17:09.16 ID:1Z0Ntf0to
>>1乙じゃのう
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/17(日) 22:18:07.72 ID:p31Mqhoso
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 22:23:10.33 ID:hefNDF5lo
>>1乙っ!
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/17(日) 22:25:28.60 ID:sfb3sFM5o
>>1乙ッ!
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/17(日) 22:31:06.25 ID:6GA1fxoRo
>>1
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 22:33:28.35 ID:7UnIA1Uao
いちおつぅ!
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/17(日) 22:35:10.28 ID:6U2Uv5lfo
>>1
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 22:50:08.00 ID:OH7Oz1cXo
>>999

ぁぅー……ごめんなぁ……

【と、涙を拭われながらも泣いていて】
【それが漸く落ち着いてくる】

………ん、新しいのを、か。分かった
何かこないなモノがええ!ってリクエストあるん?

【気を落ち着けるために細く長く息を吐きながら…尋ねて】

/おかえりで−す
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/17(日) 22:50:17.53 ID:RuYYafURo
>>1(`・ω・´)ゞ 乙であります!
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/17(日) 22:50:22.36 ID:irmIxnoz0
>>994

……ああ、そうですか……それは良かったです。

【良かった≠ニいう台詞とは裏腹に、ロザリオの少女が浮かべたのは呆れの表情だった】
【はぁ、とため息を一つ。ようやく落ち着いてきたのか、涙もいつのまにか収まっていて】
【……だが、まだ若干頭に血が上っているのだろうか、ほんの少しだけ頬が上気していた】

ああ、鍛錬をして疲れたので……ちょっと休んでたんです。
心配せずとも大丈夫ですよ。魔力や刃――もっと言えば、敵意さえ感知すれば。

【そう言いながら彼女はパチンと手を一つ叩く。すると、切り株の周囲に魔法陣が現れ――】
【ざくん、と。二人から少し離れた場所に魔力の刃が発生し、地面を穿ち背の低い草を刈り取った】
【本当は危ない人のに当てるんですけどね≠ニ彼女は言う。つまりこれは、結界の類なのだろう】

【もっとも、スカートめくりという悪戯心≠ノまでは反応する事はできなかったらしい。哀れ】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/17(日) 22:52:59.58 ID:p31Mqhoso
>>985

────……違う。

私はそんな……"良い子"じゃ、無い。
卵を人に撃つことの意味すら、分かっていなかった……。

【たかが悪意、大したことないと思っていた】
【しかし──こうして苦しんでいる人が、目の前にいるわけで】
【──いや、もし分かっていたとしても、きっと行動は変わらなかった】
【彼女は"殺人鬼"なのだ。いくら卵とはいえ、殺人よりかは軽いはずだ】

……最初のだって、嘘だった。
あれは、空から降ってきたんじゃない──私が、撃ったの。

【向けられた目をまともに見れず、視線を逸らしてしまう】
【真っ直ぐな視線を向けられて、胸が痛くなる】
【そしてその胸の痛みを晴らすために嘘をバラして、それでも胸は痛いまま】
【叫んだり暴れたりこそしないが──ヒステリック状態である】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 22:53:40.87 ID:aLGJZWzDO
>>1
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 22:57:24.60 ID:MtlrM9ULo
>>995

いやいや残念だけど、24時間営業って訳じゃないさ
日付が変わる頃には看板は仕舞うよ、職員の皆も疲れちゃうしね。

でも定休日みたいのは無いんで
営業時間中は毎日空いてるから気軽に訪ねてくれても大丈夫なのだぜ!

(ん、んん?最近のおぜうさん方の間じゃこういう遊びが流行ってるのだぜ?)
(……いやまぁ、深く詮索する意味もない、か。何か危なそうな匂いもするし)

【言葉遊びに興じる少女達の姿に、何か思うところもあったが】
【立場や関係上特に踏み込む意味も無いため、今は「仕事」の方に意識をやることにした】

オッケー、クエストの受注だね!了解したのだぜ!
このギルドは登録システムは単純にしてあってね
名前とクラス(役職など)を書いてくれればそれだけでクエストは受けられるよ。
君たちの場合は……そだね、パーティー単位だから代表者の事だけでいいかな。

【ギルマスは、カウンターの引き出しから四角い小さな用紙とペンを取り出さすと】
【受付台の上にそっと置きながらそう説明する】
【紙には「名前」「ポジション(前衛・後衛など)」「クラス(戦士・魔術師など)」を記入する欄があった】

それを書いてもらったら
今度はこのファイルの中から一つ受ける依頼を選んで貰うのだぜ!
それで日時を設定したら、依頼書をクエストボードに張り出してお仲間を集って終わり。
大体はこういう流れになるけど、大丈夫かな?

【説明は非常に簡単なものであった。ギルドのシステム自体をシンプルにしてあるのだろう】
【ギルマスは彼女たちに視線を向けながら、こちらの話を聞いた上での返事を待つ】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/17(日) 22:57:33.32 ID:FYQIY9my0
/>>1

>>997

好きにすればいい、変わらない…ねぇ。つーか嬢ちゃんみたいな一般人に言われても説得力はそんなに無いけどな

【彼女はただの一般人の少女。ちょっと考え方が現実的な少女に過ぎないのだ】
【そんな年下の少女の意見など参考にならないと彼は思って発言したのであろう】

その前に俺はデケェ組織はなんか調子に乗ってそうで嫌いだ。justiceも、「自分が全てを守る」とかの上から目線が腹立つぜ
俺が一番嫌いなのは「調子に乗った奴」だからな…

【彼の偏見ではあるがどうやらjusticeが嫌いな様子】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/17(日) 22:58:13.67 ID:Xq7Icl1AO
>>1

>>14

【自分よりも少しだけ頼りないところが目立つ、年下の恋人】
【しかしここまで明確に泣き出した姿を見たのは、殆ど初めてな気がして】
【涙を拭いてあげながらもゆっくりと頭を撫でてやりながら、表情を見ていたが】

ん。そう、新しいの
でもまぁ、とりあえずのところ耐久性以外の要望はないんだけどな……

【と、伝えた】
【刀をただの武器として扱うせいか、重力に耐え切れる頑丈さがあれば充分で】

……あ。
それでな、清巌。謝りたいことと、お願いがひとつあるんだ

【――そして】
【桜色に染まった隻眼を細めながら、真剣な眼差しで呟く先の――『お願い』】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 22:59:37.07 ID:Z+NYfeNSO
>>1乙です

>>前992

【その時、不思議な事が起こった】
【杖が、弾き飛ばされた時……青年もまた同様に、吹っ飛んだ】

ぐぅッ……乱暴者め……ッ 貴様なんぞ餓死しちまえば良い……

【憎まれ口を叩く、青年】
【杖は、弾き飛ばされた時点で“消滅”】
【「謎」……その言葉が似合う“能力”……いや、能力という存在自体が、“謎”なのかもしれないが】

(チッ……「感づく」か? 然し……吹き飛ばされたのは僥倖だ)

【彼の考え通り、吹き飛ばされた事で、距離こそは離したが……】
【ダメージを受け、更に石畳の地面に背中を打ち付けた。どーみても絶対絶命】

【だが】

【彼の目の前にいきなり現れる“キングコング”を思わせるゴリラ……なぜか、生物特有の“臭い”や“吐息”は無い】
【そいつが、なんと、脚を軽やかに回避しながら。青年を護るように……強烈なパワーで、蜘蛛女の身体を、殴り飛ばそうとする】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:01:48.40 ID:1Z0Ntf0to
【櫻の国、その何処かの森の中】
【得も言われぬ霊幻な雰囲気に満ちた緑の中で1人歩く者がいた】

ふ〜……いやはやこんなもんかな……。
修行とかもう面倒臭い……眠い……。

【独り言である、周りにはだれもいない】
【女性は軽いウェーブのかかった少し長い黒髪をその手でくしゃりと掻き上げる】
【彼女の姿を一言で表すならばそれは修験僧のような格好だった】
【首には何重にもした数珠を掛け、彼女の性格なのか胸元は大きくはだけていてサラシで巻かれているの分かる】

……咳をしてもひとりぃ……ゴホっ……。
…………それにしても一人って辛い、切実に。

【右頬に刻まれた切り傷を人差し指でカリカリと掻く】
【古傷であるそれはもう痛みはないのだけど、掻いてしまうのは癖のようなものだった】

森に篭って早一週間、誰でもいいからお話したい……。
あと文化的な物に触れたい、これまた切実に。

【「むー」とむくれる、それだけで寂しさが募る】
【それを紛らわせるように手に握っていた銀の錫杖で地面をトンと叩き、大きく息を吐く】
【その行動を節としたのだろう、ダルそうな猫背のままフラフラした足取りで歩き始めるのだった】

(やっぱ人間には会話が必要だと思う、あゝ人肌が懐かし恋し……)

【俗世と離れても仙人でない彼女はその環境には慣れずにいた】
【要するに煩悩まみれだった】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/17(日) 23:03:31.94 ID:AiFBMBqLo
>>1乙ぅ!

>>16
そんな訳で、あたしの心配はされるまでもないわけだ。昔は強かったしな

【ふぅ、と軽く息を吐いて、落ち着いた様子でそんな事を言う】
【スカート捲りとそのリアクションが余程楽しかったのだろう、先程から表情が笑みを浮かべたままである】
【自分でそのことに気づいたか、わざとらしい咳を一つしてから笑みを抑えた表情を作り】

いわゆる魔術師だってことか
自動反応式とはそこそこ手が掛かってるんだろうが……そんなに森の中で寝たかったのか?

【魔方陣と魔翌力の刃に、順に視線を送りながら、それなりに感嘆した様子でそんな事を言う】
【んー、とか言いながら魔方陣に目を凝らしているが……この少女、魔術の知識があるのだろうか?】

しかしあたしを捉え損なうとは、まだまだ改良の余地があるかもな?下着だけ無防備なんてちょっと可笑しいしな

【だから誰のせいだと……小さく笑いながら、冗談めかしてそんな事を言って見せる】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/17(日) 23:06:08.66 ID:nGh8N0MAO
>>前990>>前996
ねぇ…シズリさん…
私は…どうすれば良いのかな…?
私は…護君が傷付いた時に、病院に運ぶことさえ…出来ない…
何も…出来ないのかな…?迷惑…だよね…?
こんな体じゃなかったら、何か…変わったのかな…
シズリさん…私…どうすれば…良いんだろう…
【気配で姉弟が去ったのを感じた後に、セシリアはポツリポツリと言葉を発する】
【失意にまみれたその姿は、蜘蛛の嗜虐心をくすぐるかも知れず】
【それでもシズリの本性を理解していないセシリアは、その体に身を寄せながら問いを投げかける】

/>>1乙、護君の人は〆の文あるかな?
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 23:06:08.82 ID:OH7Oz1cXo
>>21

【自分の泣き顔が完全記憶の餌食にされてるなんて露知らず、ツァーリさん優しいわぁ位しか考えていない】
【…危機管理能力も、少々足りていないのかも知れない】

………耐久性、だけかぁ
ううん、重さとかは?1トン程欲しいとか、無い?

【見た感じ、細すぎる位の女性になんてことを言ってるんでしょうか】
【しかし、彼にとっては案外マジの質問である】

【そして。その後の言葉に……】

ん、なんかな?
まずは、聞くだけ聞いてあげるわ

【桜色の瞳を、薄い薄い瞳で…見つめて】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 23:10:19.80 ID:pdkKsLoSO
>>25>>996
/おっとすいません。ただ単に遅くなってしまっただけです。
/お二方有り難うございましたー。乙でした!
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/17(日) 23:10:59.19 ID:RuYYafURo
>>17

───。

【ふぅ、と息を一度吐いた】
【それから、あたりも確認せずローブの紐を解いて、翼を広げた】
【地面を軽く蹴り、空を舞い、狭い窓枠に綺麗に飛び込んだ】
【他の患者の迷惑とならないように、器用に音を経てずに着地して】
【チェルシーの口に人差し指を、当てた】

まずは───落ち着きましょう?

大丈夫!自分を責めないでくださいっ
いい子じゃなくちゃいけないって誰が決めたのですか?
チェルシーさんは、チェルシーさんらしく生きたのであれば、負い目を感じる必要は無いと思います

あの水晶がチェルシーさんの所為だとしても、私の考えは変わりませんから
……でも、痛かったので、ひとつ、ごめんなさいを、くださいっ

【いたずらっぽく、小さく首を傾げて笑う】
【不安や恐怖、いろいろな物を吹き飛ばしてしまいそうな笑顔だ】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/17(日) 23:12:03.55 ID:Xq7Icl1AO
>>26

(……かわいい)

【じーっ、でした】
【彼のこの緩さが、自分に対してだけ、ならば嬉しいなと思いながらも】

いや、軽い方がいいかな
軽すぎるのは困るが、まぁそこらへんは能力でなんとでも……うん……

【仮に軽いとしても、自分の持つチカラを使えばある程度のことは出来て】
【本当に、それ以上の要望はないのだろう。ほぼ全て彼に丸投げであった】

【――すぅ、と。僅かに息を吸い込んで、吐き出す】
【納得して貰う。それだけのことが、こんなにも緊張する事だとは】

……≪R.I.P.≫と、敵対する事にした

【そして告げた一言――彼はそれで、だいたいのことを理解出来るはずだ】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/17(日) 23:12:25.66 ID:facJ6yKF0
>>1000

【告げられた礼の言葉に、此方も、礼を返すだろう。顔をヌイグルミで隠す動作が、また、愛らしく感じて】
【それが、一層。此の少女が。夜、危険な場所を出歩く事に、焦りを感じた】

……そっか。……
……だったら、……楽しい人達と、一緒に居たほうが……良いよね

……だけど……もし、恐い人に会ったら……大変だから
……せめて、……余り、恐い場所に行かない様に。……

【路地裏とか、と言葉を続けて。寂しげに、微笑み掛けるだろう】
【異形には、少女に、絶対に外出するなとは言えない。出来る事ならば、幼い彼女が、幸せだと感じる事を、経験して欲しかったから】
【魔力を感じない。其れも、不安に想ったが。 そして、自分を、暖かいと言ってくれた彼女に、はにかんだ其れを向けるだろう】

【そして、触れて―――「あったかい」。紡いだ少女に。驚愕した様に、橙を見開く】
【其れは、嘘なのだろうかと、疑ってしまう。瞬時、其れを考えた自分に、嫌気が差す】

……。えっと……、

【言葉が、迷った。どう答えれば良いか、分からずに。触れた無垢は、余りにも、美し過ぎた】
【異形は、まだまだ、子供だった。恐らく、ミリーよりも、幼い精神。 薄弱な心は、感じた侭に、涙の蛇口を捻る】
【橙から、引っ切り無しに溢れる透明。其れを止められない。涙を見せる事を、申し訳無く思う】

【会話も、一度止めて。嗚咽も上げずに、微笑みも浮かべずに。涙を流す。表情を歪めてはいなかったが、無感動のものでは無かった】
【確かに、心≠ノ触れた表情だった。 ミリーの、二つの青と、十字、リュック、全てが水彩画の様にぼやけていく】
【無意識からか。弱々しい力で、右腕で、ミリーを、抱き寄せようとするかもしれない。ゆるりと、幼女に伸ばされた腕は、回避も容易だろう】

【此れ以上、冷たい自分を、触れさせたく無かったのに】

/すみません、遅れました…
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/17(日) 23:13:00.69 ID:irmIxnoz0
>>24

昔は、ですか……。……今はどうかなさったのですか?

【何故強い≠ニ言い切らずに昔は≠ニ付け加えるのか、少女は引っかかったのだろう】
【寝起きで頭がボーッとしているせいか、若干不躾にも思えるような質問を少女は投げかけた】

【……笑みについては、気にする余裕もなかったか、あるいは笑われてしかりと思っていたか】
【彼女が咳をして表情を作ったことに対しても、特に少女が何か言うようなことはなかった】

ええ、魔術師のはしくれ、といったところですね。
……まあ、眠かったですから……。最近魔術を使うとなぜだか眠く……。

……まさか人のスカートをめくる人がいるとは思わなかったんですよぅ。
さっきも言った通り、攻撃を仕掛けてくる人間に対しては確実に攻撃を加えられます。

【再びため息を吐く彼女。どうやらあの無防備さのクセにスカートをめくられたことは無かったらしい】
【――魔法陣を見たならば、魔術に明るい彼女であれば判断ができるだろう。全く異質の言語だ≠ニ】
【本来、こういう陣は言語や陣形を利用して紡がれるのだが、彼女のそれは言語が理解不能の物――】

【……一体、目の前の少女は何者なのだろうか】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/17(日) 23:13:08.55 ID:ff5dW8kmo
>>19

「仕方がないけど」『便利じゃないね』〈コンビニとは違うんだ〉
[にじゅーよじかんー]《こんびにーえんすとーぁ》〔ねんじゅーむきゅーのー〕

分かった、お金がなくなったら雨宿りに来る
……おふとんとまくらは?

【気軽に訊ねて、の意味を正しく理解出来ていないような代表者】
【だが、この下りの重要性は低いだろう、として】

【話題は、仕事に移る】


……名前、ポジション、クラス?

「寺子屋は行ってないよ」『違うよお酒を飲むんだよ』〈櫻のお酒には合わないよ?〉
<それはグラス>[ルッキング?]《姿見はお呼びじゃないよ》

……えーと…………書きづらいけど、うん

【大方、ペンより筆を好む類の人間なのだろう。震える文字で、紙に記入していく】
【名前:風森 八十雛桜恋(かざもり やそびな おうれん)】
【ポジション:中間距離以遠物理特化】
【クラス:八十雛】

【自分達の常識が、他者にも通じると考える類の人間なのか。説明の不足が多いが】
【八十雛≠ニは、櫻の国の古い官職の一つ。芸術分野の高位の席だ】
【主として人形芝居などを、折々の行事の際に披露する仕事だ】
【太平の時代であれば兎も角、動乱の世に有っては張り子の虎も同様の役職である】

書けたよ……えーと、ファイルから?どういうのがあるのかなー……

「熱いのやだー」『濡れるのやだー』〈明るいのやだー〉

【書き終えた紙を差し出しながら、男の言葉に頷いてみせ】
【少女は体を少しばかり乗り出して、依頼のファイルを覗こうとする】
【後方の彼女達は、違う口から似た様な声で、てんでに我儘を発していた】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 23:15:56.29 ID:OH7Oz1cXo
>>29

軽いの。
せやかて強度は必要、か。

【ううん、と少々首を傾げながら…それに更に何を付与するか……考えて】

【―――――そして、告げられた一言に】
【前意識が―――集中して―――――】


…あ、ダメ。

【即答だった】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 23:17:24.22 ID:8C4DF4zSO
>>22
なに猿っ!?きゃあっ!!

【殴られたことで壁に叩きつけられる】
【蜘蛛の体の頑丈な甲殻が殴られた部分は砕け、一部にはヒビが入っている】

酷い話じゃない!人間は私を殺そうとするのに私には人間を[ピーーー]なって?
しかも私は食べる為に[ピーーー]だけなのに、ホンット理不尽よね!
ああもう!ムカつくったらないわ!

【バサバサになった髪を手で後ろに流して青年を睨み付ける】

大体なんで私が会うのは能力者ばっかり…もうっ!

【尾状器官から斜め上へ糸が降り注ぐように広範囲に渡って放射状に噴射】
【左右に狭い路地裏では素早く後ろに下がるか懐に飛び込むか等、選択肢は少ない】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/17(日) 23:17:35.75 ID:sfb3sFM5o
>>20

――私、これでも"対機関連合≠フ一員なんですけど。
というか貴方、結構面白い性格してるんだね。

【一般人、という括られ方に反応したのか、ムスっとした表情で】
【自らの所属――Justiceと組んでいるその連合の名を上げながら】
【然し、それはそれ。少女は其れよりも、青年の性格に食いつく】

貴方がJusticeを嫌いなのも、まぁ個人の勝手だよね。
確かに、Justiceがそれなりに大きな組織であると言うのは間違いないし
「出来る限り全てを守る」と思ってるのも間違っては居ないかも知れない。

【背の低い少女は、青年の周りをゆっくり回るように歩きながら】
【否定はしない。が、肯定もしない】
【手を組んでいるとはいえ、JusticeはJusticeであって】
【少女は対機関連合だ。更に言えば、個々人での思想の相違も有る】

――――けどさ。

じゃあ、その、青義、blue Justiceは、貴方から見て「調子に乗って無い」のかな?

【一字一句、区切るように】
【回る足を止め、両足をぴたりと揃えて】
【青年を真っ直ぐに見詰めて、問いかけた】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/17(日) 23:20:13.76 ID:Jb03kyQAO
【裏路地・廃屋の上】


【廃屋の屋根の橋に腰掛ける人影が、一つ】
【その影の正体は、古びたコートを身に纏い、左腕に術式が刻まれた包帯を幾重にも巻き付けている小柄な少女】
【闇夜のような漆黒の髪を夜風に靡かせながら、星光のような金色の瞳で、黒一色の空を見上げている】

……星が、全然見られない。
街が明るいのも考え物……。

【が、街の灯りに、儚い星々の灯りが掻き消されているのが不満なのか、露骨に嫌悪感を感じさせる声を、口から漏らす】

……つまらない。
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/17(日) 23:21:14.45 ID:Xq7Icl1AO
>>33

【「まぁ、お願いするよ」。そう告げて、この話題は終わりにするだろう】
【鍛冶師としての彼の腕を信じているし、あえてお任せにして完成を愉しみにしたいのもあった】


【そして――】

えっ。
……も、もう、一回戦ってきたんだけど

【速答されて言葉に詰まると、『謝りたいこと』を告げるだろう】
【どうして、というように眉が寄せられて、しかしその表情は頑なそうだ】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:21:23.85 ID:MtlrM9ULo
>>32

んえ!?いやいやいやいや
ここそんな素敵な便利施設じゃないのだぜ!?

一応仮眠室はあるし、
煎餅みたいな布団とゴブリンみたいな臭いがする枕なら用意できるけど、もっといい場所探したほうがいいぜ?

【少女の言葉が予想外だったのか、大げさなリアクションを取る】
【だが一応頼めば仮眠室くらいは用意してくれるようだ。その質は期待できそうにもないが……】

よし、確かに承……(な、なんて読むんだぜこれ?)……ったぜ!
取り敢えずこれで登録完了っと……。

【見慣れないクラスに、一瞬額に冷や汗を浮かべるが】
【プロ根性ですぐに気を取り直すと、用紙を受け取り引き出しに閉まい】

うし、そんじゃこの中から選んで欲しいのだぜ!
もし気に入らなかった場合は無理にとは言わないから、気軽な気持ちで見てくれると嬉しいね!

【依頼書を綴じたファイルを、彼女へと差し出した】
【それを開いたならば、三枚の紙がファイリングされており以下の内容が記されているだろう】

/続きます
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:22:09.55 ID:MtlrM9ULo
>>32>>38

【魔ノ躍ル一夜:特殊集団討伐クエスト】
【クエストレベル:★★★★★】
【依頼者:夜の国、とある街の魔術師長】
【報酬:基本500000+ドロップアイテム・特殊取得物】
【依頼文:昨日未明、街周辺の大平原にて捻れた空間を発見した】
【これは近い内に魔界とのゲートが繋がる兆候だ】
【魔翌力により空間が歪んだ結果生み出される、自然発生の小さなゲートではあるが】
【これに乗じて魔界の住人がこちらに侵入してくる危険性が十分考えられる。】
【我々の技術では、ゲートは一度解放された後でないと閉ざすことが出来ない。】
【歴戦の冒険者達よ、お願いする。魔の住人たちを討伐し、ゲートを閉ざす手伝いをしてくれ】
【概要:大量の魔物と指揮官を相手にし、ゲート封鎖という特殊ミッションが付与されるクエスト】
【冒険者は有象無象の魔物たちを相手に大立ち回りしてもらうことになる。それに適した能力や装備があればよいだろう】
【人数限界――6名】

【進め!古代遺跡探検ツアー〜初級編〜:ダンジョン攻略クエスト】
【クエストレベル:★★★】
【依頼者:昼の国、ギルド関係者】
【報酬:基本200000+ドロップアイテムなど】
【依頼文:古代の魔道士が建造したと思われる古代遺跡が近年発見されたのだが】
【どうにも多忙で調査に使える人員を割くことが出来ない】
【外観や一階層を見た限りは然程難解なダンジョンではなく、ある程度の実力があれば攻略は難しく無いだろう】
【手の空いている冒険者がいたら是非とも協力してくれ。報酬はそれなりに弾むつもりだ】
【概要:遺跡ダンジョンを舞台とした攻略クエスト】
【冒険者たちは遺跡内部で仕掛けを突破しながら最奥を目指すことになる】
【難易度自体は高くなく、冒険者同士の協力を必要とするため交流をメインに据えて参加するのもいいだろう】
【人数限界――6名】

【地を泳ぐ大戦艦:巨大生物討伐クエスト】
【クエストレベル:★★★★★★】
【依頼者:砂の国、とある地方領主】
【報酬:基本1500000+ドロップアイテムなど】
【依頼文:昨日、村が一つ一夜のうちに消失する事件が起きた】
【原因は分かっている。こんな事を可能とするのは古代より語り継がれるあの魔物以外にありえない】
【過去数百年に一度で目を覚まし、生きた災害として暴れ回るかの魔物を放っておけば、やがて私の領民にも被害が及ぶだろう】
【歴戦の冒険者達よ、こちらでも出来うる限りの援助はする。どうかこの土地を救って欲しい】
【概要:特殊地形「砂上」をステージとした巨大生物討伐クエスト】
【非常に粒子が細かく、波のように流砂地帯が広がっているので真っ当な手段では「立つ事」ができず】
【冒険者たちは「砂上船」という特殊な船に乗るところからスタートすることになる】
【ステージの関係上、飛行能力や特殊移動技能を有している場合有利に立ちまわることが出来るだろう】
【人数限界――6名】


【日時設定について:19:00〜より開催可能、点呼は開始時間30分前に行う】
【開催日は受注者が選択可能。ただし、募集や準備期間が必要なため「受注日より一週間後」以降となる】
【なお小規模のイベントになるため、基本的にイベントの入りやすい「土曜日」は非推奨である】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/17(日) 23:24:44.93 ID:USgkGIv6o
>>23

……
(────気分転換に“んなトコ”に来たは良いが、よっそー以上につまんねえな、此処…)

【──足音、呼吸の音、布が擦れる音。】
【自らの出す音の全てを掻き消して、“人目を避けるように”歩く黒い影。】

【特に目的地などは無い。ただふらふらと森の中を歩いていたのだが────】

────あ。

【呆けた声と共に、ばったりと出会ってしまう。】
【────互いの姿は十分に視認できるだろう。声でその方向に気付いたのなら、尚更。】

(────Delete、消去、だ)


(あーいう“変なの”は、見なかった事にするのが一番良い…)

【暫くの硬直の後、人影は来た道を引き返そうとする。】
【明らかに────こちらを避けた事が分かる。】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 23:24:54.36 ID:aLGJZWzDO
>>25

──キミは、キミの在るが儘でいい
セシリアちゃんは、セシリアちゃんでいいんだよ
キミは自分の出来ることだけを、すればいいんだ。違うかなーぁ、セシリアちゃん?
手が届かないところに手を伸ばそうとしても──バランスを崩して転ぶだけ

だったら。私がキミの手助けをすればいい
そのために、私がいる。キミの「脚」が──いる
人間はねーぇ、セシリアちゃん
1人では、決して生きてはいけないんだ
そして護君の助けとなれなかったことを気に病む必要はない──
キミはキミの、出来ることをすればいいのだから

【──其れは。慰めの言葉なのだろう】
【変わる必要はない、と】
【そのままでいい、と】
【告げた台詞は──酷く甘い、蜜足るもの】
【己の存在に。力の無さに悔いを覚えている彼女に対し──】
【其の言葉は。今のままでいいと告げる言葉は】
【奇妙な安心感のようなものを、覚えるかもしれず】
【更には、「自分がついている」との言葉は】
【セシリアの心に、どう響くだろうか──?】

/>>26
お疲れさまでしたー!
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 23:26:17.98 ID:OH7Oz1cXo
>>37

…………

【『謝りたいこと』を告げられると、ほんの少しの間…空気ごと固まった】
【しかしその後…ニッコリと微笑んで見せると】

ツ、ァー、リ、さん?

【彼女の顔を、瞳を、覗き込むように……顔を寄せていく】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/17(日) 23:27:48.59 ID:AiFBMBqLo
>>31
ああ、なんて言うのかな……

【そう言うと、顔を伏せて、声の調子もいくらか落とし―――】



ちょっとやる気が出なくてなー。昔ほど戦いに興奮しなくなったっていうか


【―――たと思ったらこれだよ。ただ、この発言から伺えることもあるだろう】
【恐らく彼女の力自体が失われた訳ではないだろうとか、以前は思い返すほど戦っていた経験があるのかとか。
   声音に反して(多分作ってたんだろうな)、本人がそれ程悲観的な様子を見せていないことも、一考に値する…のか?本当に?】

魔術を使うと眠くなる……ああ、そんな時もあるよな

【うんうんと頷いてみせる。コイツの場合は前述の通りやる気の問題が大きいのだろうが】


だがここにいたぜ?残念ながら、人間色々だ
まぁ水色のことを気にしているなら、……

【Q:謝らないの? A:どうにも、あまりごめんなさいを言いたくない人種のようだ】
【ついでにこの沈黙、自分の理解出来ない陣を見て考えていた節もある
   尤も、彼女は言語云々など、魔術を体系的な知識として習得していなかったのでどうにも指摘がし難かったようだが】
【しばしの沈黙―――それから口を開いて出た言葉は】


ああ、そうだそうだ。おまえ、和菓子は好きか?
ちょうど偶然、美味しい芋羊羹を持ってるんだが

【……芋羊羹?】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/17(日) 23:30:37.36 ID:FYQIY9my0
>>35

…嬢ちゃんにはわかんねぇかな…?「威勢の良い」ってのと「調子に乗ってる」ってことの違いってもんがな
しかもさ、あいつらはjusticeと敵対しているだろ?気に食わねぇがあんなデケェ組織にまだメンバーも十分に集まってない様子で歯向かう…
俺はそういうのは面白くて好きだぜ? 下剋上?って奴か? 
俺も一緒になっては歯向かいたい…調子に乗ってる連中の足元をすくってやりたいって言う気持ちもある。

【そう彼の青義に対する考えを晒す】

…あ、ところでそのさっき言ってた「タイキカンレンゴー」って何?知らないんだが嬢ちゃんの「オママゴト」か?

【この不良はそして対機関連合を一切知らないようだ】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/17(日) 23:31:43.27 ID:Xq7Icl1AO
>>42

ぅ……

【覗き込まれ、一瞬だけ視線が逸れるも瞳はすぐにまたそちらへと戻って】
【睨むには悪意が足りないが、見つめるにはやや真剣な色の隻眼を向けると】

悪かったとは思ってる
でも、親友の力になりたいんだ。アイツの幸せを、守ってやりたいだけなんだ

【紡がれるのは利己的なそれでなく、友人のためという――珍しい理由】
【今まで中立を保っていたのに、敢えてそのバランスを崩してまで踏み込んで】

――清巌。お願い

【認めてよ、と。彼の名前を呼んだ声は、剃刀色の熱意を宿していた】

【そして彼は、気付けるだろう】
【先程頼まれた刀……その初陣となる可能性が、高い“戦場”は――】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/17(日) 23:31:49.28 ID:p31Mqhoso
>>28

…………違、う。
私だって……普通の、いい子が良かった。
でも、どうしてもそれは無理で、だから───

【現実と理想のギャップ、だろう】

【こうしてチェルシーが本心をさらけ出せているのは】
【偶然切っ掛けが訪れたこともあるが】
【ミーナの人柄や雰囲気も、その原因としては大きい】

……ごめん、なさい…………。

【視線は地面に落としたまま、枯れるような声で謝罪をする】
【しかし、心があまり篭ってるとはいえず──謝罪としては、不十分かもしれない】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:32:23.05 ID:1Z0Ntf0to
>>40

んー……?あたしの第六感アンテナが反応してる……。
獣、いやこれは人間……?……人間!!?

【第六感アンテナなるものが彼女のどこに装備されているかは知らないが】
【何者かの存在を感じ取ると喜びからか瞳を輝かせ周囲をサーチ】

あ――――。
……いた、ちょっと舞ってよいや待ってよそこなナイスなお方。
このナイスな乙女とちょっとでいいからお話しない?

【彼とは正反対の反応で】
【自分を避けている事も気にせずにそちらに向かって走り出す】

いやはや人と会うのは久しぶりで、貴方はこんな山の中で何をしてらっしゃるの?
あー、ちょっと待って下さいってばー……。

【草鞋は土を掴みやすい、彼女の歩みであるならば直ぐにでも追いつけるだろう】
【自分を乙女だなんて言うくらいだ図々しいのは言うまでもなく……】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:35:13.91 ID:hefNDF5lo
>>30

うんっ!ミリー、れもんおねーちゃんみたいな人といっしょがいいっ!

ぇ、と………ろじうら、とか……?
―――、――――……うんっ、わかった!
でも、つよくてやさしいおねーちゃんといっしょなら大丈夫でしょっ?

【「おうちで一人はイヤ」、と。心底楽しそうに、檸檬へと言葉を返し】
【そして、いつの間にか“つよそう”から“つよい”に評価を変え】

【最後に、はにかんだそれへと、笑みを返す。本当に、笑顔の絶えない少女である】
【決して作り物ではない無垢なそれは実際、輝いて見えるのかもしれず】
【また当人からしてみれば、見開かれた相手の瞳―――それが、純真故に理解出来なくて】

………れもん、おねーちゃん?

【涙を流す、ということは―――少女にとっては、悲しいことがあった時である】
【母親に会えなかった時。学校で、友人に辛い言葉を浴びせられたとき】

【人によって、また場合によって様々だが―――対処法を一つ、この娘は習ったことがある】


【ぽとり。実際は音もないが、両手の人形を地面へと落とし】
【背に、リュックに触れる檸檬の右手に従って。自ら矮躯を近寄らせ】
【冷たいのならば、温める。そういうように、両手を伸ばして、抱きつこうとし】

【もし、二人の距離がゼロになったら―――不思議な出来事が、起こるだろう】
【それは『悲しみを消す魔法』。ミリーの下げていたロザリオに籠められた、魔法の一つ】

【効果の程が、あるのかどうか。そもそも、涙の理由は悲しみなのか】
【そういったことは、ミリーには分からないが―――薄手の布に包まれた褐色の肌は、温かい。】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 23:35:16.18 ID:Z+NYfeNSO
>>34

なら貴様は「殺されたい」とでも? 他の生物の餌になって殺されたい……?

有り得ないね。「生きたい!殺されたくない!」……それは当然の意思!

…… 貴様が「生きる為に[ピーーー]」なら……人間も「生きる為に[ピーーー]」、それだけだが。

【ごく当然の事のように、彼はそう言い放って。放たれた、“放射状の糸”を見て……】

【内心かなりアセッたが、表面は冷静だ】
【“喰らったら終わり”の攻撃……そう簡単に喰らえるハズが無かった。彼自身は後ろ向きに駆ける事で、退避】

おいおい……こんな場所に一般人が来るかァ? 頭を使え頭を!

【やはり憎まれ口を叩きながらも】
【キングコングはその身体のデカさが災いして、糸に絡み付かれて……“その瞬間、消滅した”……】





・・・・・・
【ように、見えるだろう−】

【キングコングは、限りなくペラペラで……しかも、地面と「同じ」質感・外観になり、「地面と同化して潜んでいる」】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/17(日) 23:38:18.19 ID:irmIxnoz0
>>43

……ああ、そういう事ですか。
それは……まあ、見方を変えれば良いことなんじゃないでしょうか。

【どうやら、少女はあまり戦闘をよしとしていないらしい。戦わないでいいのならそれが一番だ、と】
【再び手を叩いて魔法陣を跡形も無く消去しながら、少女はそんな言葉を彼女に掛けるのだった】

うーん、なんででしょうね。
お医者さんとかに見てもらっても、特に異常は無いんですが――。

【つい先日も、回復魔術を使用したら途端に睡魔に負けて意識を失ってしまった少女】
【結構気にしているのだろうか、手を打っているらしいが――未だ手がかりは掴めていないようだ】
【これからこの症状に対してどうしようか考えていたのか、わずかに俯いていた少女だったが】

〜〜ッッ!?
す、すぐに忘れてください! 私の下着の色なんて覚えてても何もなりませんよぅ!

【再び耳まで真っ赤に染めながら、腕をぶんぶん振って下着のことを忘れるように要求する】
【ちなみに彼女は水色≠ニしか言ってはいない。ある意味、完璧な自爆である。哀れ】
【……だが、次いで出された菓子の名前には覚えがあったのか、何とか落ち着きを取り戻すと】

芋羊羹……ですか。私のお師匠さんが大好きなんですよね。
あ、私はエルメア=ミルフォードっていうんですけど――。

【どうしてだろうか、芋羊羹なんて珍しい菓子ではないのに――繋がりを感じてしまって】
【少女は不意に名乗りをあげる。もしかしたら、自分につながる人間なのではないだろうか、と】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 23:39:45.90 ID:OH7Oz1cXo
>>45

…………はぁ

【一度だけ、小さく溜息を吐いた】
【「仕方ない」そんな諦観を込めたそれを…】

次≠フ戦いまでに、必要なんやな?

【確認する様に、問いかけながら】
【時間が無い事を、確認しながら】

【其れでもまだ、彼女の瞳を見つめている】
【普段は閉じられた様に細い目が、僅かに開かれて…強い眼が、彼女を試す】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/17(日) 23:40:32.23 ID:ff5dW8kmo
>>38-39

「駄目なんだ……」『駄目なんだ……』〈駄目なんだ……〉〔駄目なんだ……〕

……この中、から……えーと……こまい
3つの中から……どう、しよう、かなー

【一斉にうなだれる白い肌の彼女達にも、今は目を向けないで】
【交渉役の少女は、ファイルの内容に目を通して行く】
【後ろの七人の内、一人だけ、その少女の横にならんで、やはりファイルを覗き込んだ】


………どうしよう

<私達だと……どれも、できなくはないよね>
<だけどゲートの閉鎖……これはどうやっても、他に頼る事に……>
<手数は兎も角、数が多い、難しい……?>

じゃあ、一つ目はやめておこうか
……どっちにしよう………悩むね。初級、だったらもしかしたら……

<うん。此処で選んでおくと、これから優先的に探索出来るかもしれない>
<そうすると報酬とアイテムでうはうは>「うはうはー」『うはー』
<……だけど魔道師の遺産、貰ってうれしいかな……?>[だめだー]〈だめー〉

【積極的にこれと選ぶのではなく、出来ない事を考慮しての消去法】
【この辺り比較的オールラウンドに対応出来るという少女達≠フ性質が見える】
【二つを消去法で弾いて、最後の一つに目を付けた二人の少女は】

………1500000。一日3万で五十日
立派な宿に止まってご飯食べておかしも食べ放題

<……歩きづらい土地……ちょっと用意していかないと難しい、かも。でも……>

        「『《〈〔[これだ!]〕〉》』」

【ビシィ!と効果音が付きそうな機敏さ。8人そろって】
【鋭く指をさしたのは、地を泳ぐ大戦艦=B最高難易度、最高報酬のそれ】

大丈夫なの、は……27日から29日の19:00からで……その間なら何処でも、大丈夫

【日時に関しては、メタ的には大分融通が利く為、主催側にこの範囲で任せたい、と】
【そこまで伝えると、また一列縦隊。ぴしり、とならぶ少女達=z
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/17(日) 23:43:09.56 ID:USgkGIv6o
>>47
────ッ!
(何だ…なんなんだコイツ…!?)

【────そちらの接近に気付くと、こちらもそれなりの速さで逃げ始める。】
【相手方が、無視によって諦める事を祈っているのだが──】

【──右。】
【左。右にフェイントを入れて左。】
【左。左。左。左。左────】

【────同じ所をぐるぐるぐるぐる。】

【流石に疲れたのか、やっと立ち止まる。】
【──とは言いつつも、“関わりたくない”姿勢は崩してはおらず。】

【相手の姿を見ないように視線を下に向けながら、深呼吸を続ける。】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/17(日) 23:46:25.68 ID:Xq7Icl1AO
>>51

【――怖くない、といえば嘘になる】

【もしかしたら死ぬかもしれないという危険が、背後から自分を狙っていた】
【しかし、それでもなお、幸せを見付けて笑う友人を守りたくて】
【その戦場で、命を預ける武器を――彼に、作ってもらいたくて】

……あぁ

【こくりと、小さく頷いた】

【視線を重ねることが苦手なせいか、やはり瞳は一瞬だけ逸れそうになるも】
【一度、伏せられてから戻ってきた色――決意のソレは、強いもので】

【はたして――これほどの意志を見せたことが、他にあっただろうか】
【彼の解答を、落ち着かない様子で唇を舌で潤しながら、待つ】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/17(日) 23:47:44.93 ID:sfb3sFM5o
>>44

「威勢が良い」、かぁ。中々良い言葉だねー。
何よりも「使い勝手が良い」。言い分としては十二分だと思う。

そもそも、正義組織同士が敵対する時点で本末転倒なんだけど。
自分にどれだけ自惚れてるのか知らないけど、道だけは見失わないで欲しいかな。

……ってのが私の意見。
まぁ、"面白いか如何か≠ナ貴方が動くなら、其れこそ「好きにすれば良い」よ。
貴方の往き方に口を挟む権利も、理由も無いもの。

【青年の答えを聞いた少女は、思わぬ言葉に思わず笑みを浮かべて】
【素直な微笑みだったか、呆れの混じる苦笑だったか】
【微かに言葉の端々に棘を含ませながら、青年から視線を逸らす】

【そして、対機関連合に関しては】

――――――どう説明すればいいかな。
貴方が"カノッサ機関≠知っているなら、"文字通り≠ニ言うしかないかな。
知らないならまぁその、"カノッサ機関≠ニ敵対してる組織だと思ってもらえばいいよ。

【正義だとか、悪だとか、そういう言葉は使わず】
【機関と呼ばれる組織と敵対する組織だと、簡単に説明した】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:49:03.33 ID:1Z0Ntf0to
>>53

伊達に鍛えてはいないので、逃げても無駄……ですね。
少なくとも山場ではあたしに利があるみたい。

【ふふふ、と含み笑いを浮かべながら】
【彼女は息一つ崩さずに彼に付いていた】

疲れたのなら少しお話しましょうよ、呼吸を整えるついでにいいじゃない減るもんじゃなしに。
それとも女性と話すのは恥ずかしいとか?ウブならウブであたし的にはグッドなんですけども。

【ちりんちりんと錫杖を鳴らし歩く姿は修験僧その物で】
【しかし厳格とは程遠い彼女の表情は「遊び人」という言葉がぴったりかもしれない】

うーん、だいぶ元のあたしに戻りつつあるかな。
そうそう確かテンションはこんな感じ……?やっぱり人と触れ合ってみる物ね。

【まあ一方的に会話をしているだけなのだけど……】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/17(日) 23:50:01.59 ID:RuYYafURo
>>46

…では、今からでも変わればいいのですよ

もし、変わるために邪魔な障害があるのなら、私も取り除くのに協力しますよ?
……って、余計なお世話だ!って言われるとちょっとアレなんですけどね…

【チェルシーの前でぐっと力強く拳を握った】
【ずいっと顔と顔を向かい合わせて、視線を合わせる】

【病室の入り口を、ナースが横切りかけて、途中から駆け足に変わった】
【間違いなく、翼は見られている。でも、今はこっちのほうが大事、と言わんばかりに】

はいっ、じゃあ私はこれで許します!
全部チャラです!負い目を感じるものはコレで一つ減りましたよ?

【彼女にとってはそれで十分なようだ】
【心が篭ってなくとも、明確な彼女の言葉。それだけで】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:50:12.71 ID:MtlrM9ULo
>>52

皆こう、一番危なそ〜なクエストに突っ込んでいくなぁ……。

冒険者のサガって奴かね、お宝求めて命知らずなその精神!
ま、この職業柄そういう人はよく見てきてるからね、嫌いじゃあないのだぜ!

【少女の決断を聴くと、ギルマスはニヤリと口元を上げてそんな独り言を呟きながら】
【ファイルの中から用紙を抜き出した】

日時の方も把握、こっちの方で細かいところは決めるんで
後で改めてクエストボードを見に来て欲しいのだぜ。そっちの方に、決まった時間を書いておくからね!

【決定した時間は後日クエストボードの方に貼り出しておくらしい】
【少女達の個人的な連絡先を聞くでもなくそういう方法をとったのは、プライバシーを意識してのことか】

……さて、これでクエスト受注は無事完了した訳だけど
まだ御用があれば聞いちゃうぜ?何もなければ、後は粗品とアドバイスを一つして解散って形になるけど

【少女たちに、確認のためにそう訊ねる】
【もし何も無かった場合は、ギルマスの言うとおりの展開になって終了することになるだろうか】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/17(日) 23:53:10.56 ID:AiFBMBqLo
>>50
まーそうだな。自堕落に生きるのも悪くないし

【いささかダメ人間臭がしそうな発言だが、それはさておき】

体質的な問題、か?何か変なもの身体に入れたりしたんじゃないのか
というか、魔術云々の問題なら、普通の医者はアテにならん気もするぜ

【色々と引っかかる言い回しだが、考えるような仕草をしている辺り、出鱈目で言っているわけでは無いらしい】
【声が若干曇ってる辺りにも、多少は気にしている様子が伺えるか】

おまえの顔を赤くする効果はあったようだがな

【赤くなるロザリオ少女に対して、こちらは大変楽しそうである】
【その愉快そうな声や表情は、いじり甲斐のあるオモチャを手に入れた子供という表現がしっくり来るほどに】

ちなみにそれ、とある神社で多めに賽銭入れたらそこの巫女がくれたんだ
イミナは友人が置いて行ったとか言ってた気がするが……多分、関係ないだろう

【そう言いながら、ロザリオに視線を遣る―――彼女が聖職者なら、その師も教会関係者だと推測できる】
【然して、巫女とその師匠に接点があるかと訊かれれば……それを予想出来るわけもなく】

で、名前だったか。あたしは淡墨 紅葉(あわすみ くれは)っていう
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 23:53:13.74 ID:OH7Oz1cXo
>>54

……我儘な人

【…今更だ、と笑われそうな事を、今更言った】
【身を離してベンチから立ち上がり、一度夜天を仰ぐと】

ツァーリさん。
1つだけ。1つだけ…条件が有る
ツァーリさんと同じ様に、僕も『お願い』

【彼女の前で背を向けていたが、くるりと反転。向き直る】


…僕も、連れて行くこと。
そして、ちゃんと帰ってくる事。

【そう言って差し出したのは、自分の持っていた刀】
【己自身を分け与えて作り出した小烏造りの太刀である】

【さて…約束≠オてくれるだろうか?】

/申し訳ございません、そろそろ寝ないと明日に響くので
/中断乃至持越して頂けませんか…?
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/17(日) 23:54:27.20 ID:USgkGIv6o
>>56

(…無視……無視すりゃどっか行くだろ──)

【ぜーはーぜーはーぜーはー。】
【相手の言葉を左から右に流す。】

【息を整えると無言。相手が一方的に話すのを無視していたのだが────】

…バカ?こっちが猛烈に避けてんのに、近付くとかバカか?

【──相手の言葉が所々“引っ掛かった”のか、つい暴言を吐き出す。】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 23:54:47.53 ID:NUtKWuSIO
>>59
/うげ、体調が限界です
/続きは明日以降でよろしいでしょうか
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/17(日) 23:55:00.82 ID:8C4DF4zSO
>>49
牛や豚は一々文句言わないわよ!

【蜘蛛の脚の頑丈な爪で左右の壁を突き崩す】
【地面に広がった糸の上に大小まばらな瓦礫がぶちまけられ】

ああ〜もう、お腹空いてんだからさっさと死になさいよねぇ!

【瓦礫のくっついた糸を一度、自分の後ろにまで大きく振り上げた】
【次の瞬間スケールの大きいフレイルとも言えるそれを力任せに振り下ろすだろう】
【ただ、地面と同化した猿も糸にくっついている訳で】
【背後からの不意討ちは簡単だろう】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/17(日) 23:56:36.21 ID:Xq7Icl1AO
>>60
/了解しました、中断しましょう
/明日は5時頃から待機出来ると思いますので、呼び掛けて頂けると嬉しいです
/おやすみなさい、一旦お疲れ様でした
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/17(日) 23:57:50.70 ID:AiFBMBqLo
>>62
//了解しましたアルヨー、お疲れ様でしたのよ
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/17(日) 23:58:32.78 ID:nGh8N0MAO
>>41
【シズリの言葉にもう枯れたと思っていた瞳から、またぽろっと涙の粒が落ちた】
【涙を流したままクスッと笑うと、シズリに言葉を返していく】
シズリさんは本当に優しいね。美人で、余裕があって、私とは大違い…
護君に私が出来ること…今はまだ、分からないや
けど、シズリさんが私の脚になってくれるなら、私は、シズリさんの為にご飯を作るよ
他にも何か私に出来ることあったら、教えて?私、精一杯頑張るから
………それと、私はやっぱり護君のことが好きだったんだ。シズリさん、ごめんなさい
【そう言って、言葉を締めた。シズリにとってみれば物足りないかもしれない】
【しかし、シズリがこの場に来るのは、少しだけ遅かった】
【護とセシリアの二人にとって幸いなことに、彼女の心は護の言葉によって熱く火照り、理性的な部分で傷付き、自分には護の傍にいる資格が無いなどと言いながらも、本能的な部分では彼を愛し、彼が自らを迎えに来ることを望んだりもしている】
【相反して相互に傷付けあう心は、しかし、きちんと自分の形を保っている】
【少なくとも、現時点では】


/>>27乙でしたー!
とっても楽しかったですよ!
遅れました
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/17(日) 23:58:55.51 ID:facJ6yKF0
>>48

【両腕を伸ばしたミリーに、再び、驚愕して。其処に在ったものは、ミリーの、穢れの無い、ひたむきな、優しさ】
【矢張り、暖かい。逆に、自分は冷た過ぎて。 絶対、彼女に迷惑を掛けている。今直ぐ、離さなければいけないのに】
【きっと、青の双眸は、澄み切っていると、感じる。活発さを感じさせる、褐色は。人のものだけでは無く、心の温度も伝わった】

……。……暖かい

……ミリー……。……、

【暖かかった。嬉しかった。其れ以外に、言葉が見付からない。 本当は、離したく無かった】
【湧き上がった寂しさや、哀しさが。ミリーのロザリオの魔法で、打ち消されて。そうして、残った物は、嬉しさだけだった】

……、ミリー、……でも……
僕は、強くない……

……本当に、強いのは。ミリーだ

【救われた気がした。暗い夜にも、朝は来る。自分の、体温に関する劣等感が、終って行く。ふわり、ふわりと、空に浮かび上がった風船が、水色の色彩に消える様に】
【少女は、強かった。人の痛みを、労わろうとしてくれる。自分なんかよりも、強い。其の優しさは、剣の痛みよりも、ずっと強い物だと感じる】

【一緒に居たい。其の言葉に、異形も同意する。 だが、】

……ごめん、……ミリー
……僕は……悪い人だ。……ミリーみたいに、……善い子じゃ、無いんだ

【右手首に輝く、装飾品の識別番号=B其れは、危険な戦いに身を投じ、黒に染められた道を、進む者に与えられる】
【何度でも、血に染まった。今の自分は、偽善に塗れた自分だ。もしかすれば、此れからも、悪≠ナある事は、変わらないかもしれない】


……其れでも。……一緒に、……友達≠ノ。……なってくれる?


【其れでも】
【離れたく無いと。 我侭な事を、考えてしまう】
【こんなにも、優しくて。日の光の中を歩く、ミリーと、離れなければ、いけないのに】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/17(日) 23:59:55.92 ID:1Z0Ntf0to
>>61

いや、だってあたしは人と話すのが久しぶりなもので。
バカと言われても困るというか、いや正直その辺りはどうでもいいけども……。

【避けられているのは承知の上】
【他人の意思よりも自分の欲、彼女の行動原理はシンプルであった】
【そうしてようやっと反応した彼に向けニヤリと笑いを浮かべる、嫌な笑い】

反応させたということであたしの勝ち、かしら?
ちなみにあたしの耳は暴言は右から左へと受け流す特別製です。
そんな訳で貴方はなんでこんな何もない山に来たの?

【錫杖を後ろ腰で横に持ち下から覗き込むように見つめる】
【その瞳は純粋無垢な……訳もなく、ちょっと欲にまみれていたのでした】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:01:03.73 ID:DE4oBacDO
>>66
/もうそろそろ〆だと思いますが、申し訳ない
/寝なきゃいけない時間なので、続きは明日以降にしてもよろしいでしょうか?
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/18(月) 00:01:08.20 ID:J28f7QC60
>>55

嬢ちゃんも「威勢が良い」なぁハハッ。
…つーかjusticeと青義以外に正義組織あるんだな。青義と同じでメンバー少ないとか?
カノッサと敵対ってことは、正義…でいいよな?

【彼女が彼のような体格の良い不良に対して堂々と振る舞うのを「威勢が良い」と表現する彼】
【カノッサに関しては、流石に彼も知っている】

…つーかカノッサと戦うなら相当の実力がいるだろ?嬢ちゃんには無理としか思えないんだが…
いや俺ならあいつ等を圧倒できるけどさぁ。

【どう見ても見た目は細い少女】
【カノッサと敵対するということは命も落としかねないこと】
【そのような命のやり取りにかかわるような人物とは思えない】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/18(月) 00:01:35.78 ID:+WgIay63o
>>58

……生きてるなら、殺せる。形が有るなら、壊せる
壊しちゃ駄目なら困る、けど……

<これなら、困る理由は、ないから……けってーい>

【クエストボード云々の件には、言葉を発さずに頷いた】
【ボードの方を一度みて、やはり頷いて。これは、場所を覚えたのだろうか】

「粗品!?」『粗品ー』〈粗品……〉

……えーと、えーと………ん、ちょっと質問

【粗品という単語にがっぷり喰いついた後方の彼女達を尻目】
【交渉役の少女は、少しばかりこれまでより、声を落ちつけた】


こっち、色々起こってる、って聞いたけど……テロ、とか
そういうのと戦った情報って、見られない、かな?
誰か、強い人が居るなら……それ、知りたい

<世間を巡って情報収集も良いけど、新聞のバックナンバー漁りは大変だし>
<そういう情報を集めてる場所を、教えてもらえるだけでも良い、かな>

【少女達≠ェ訊ねたのは、自分で情報を得る為の手段】
【一括管理している場所が有ればそれで良し、手段を示してもらえればそれで良し】
【ニュースは日夜流れ続ける以上、「自分達」一人で集めるのは難儀する、と】

【おそらく、この質問の答え如何にもよるが、これ以外の質問は無い】
【これが片付けば、ギルマスの言葉に従う展開となるだろう】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 00:02:44.05 ID:sFhTTgu6o
>>57

……そう簡単に変われたら、苦労しない。

余計なお世話じゃ、無い……。
けど……今までも同じことを言ってくれた人がいるけど、無駄だった。

───……でも、ありがと……。

【先程の謝罪とは違い、この感謝の言葉には沢山の気持ちを篭める】
【そして紅の瞳で、少女からもジッと見つめ返した】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/18(月) 00:05:01.37 ID:nn4aRefAO
>>69
/はいはいはい構いませんよー
では余裕ある時返してください、私もそうしますので
酷い昼寝かましてすみませんでした、楽しかったんで明日も楽しみにしてますよー!!
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:07:07.23 ID:DE4oBacDO
>>73
/お心遣いに感謝します
/明日は夕方頃から参加出来ると思うので、そのあたりでまた。
/では、ひとまずお疲れさまでした、ありがとうございました!
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 00:11:21.26 ID:Zc9kWiXAo
>>68

────“ウザい”

【薄い手袋を填めた手で、額に向けての握り拳を放つ。】
【当たれば痛い。その程度の攻撃。】

【顔を上げて、溜め息を一つ。逃げる気はもう無さそうだ。】

…逆に聞くが、なーんでてめえみたいのが“居やがる”んだよ畜生。
折角人の居るトコ全部避けてあちこち歩き回ってたってのに────…ああもうお前居なかったって事で良いよホント。

【───軽く存在否定。初対面の相手に対して中々“まとも”な人間が言う事では無いだろう。】

……、
【何処に持っていたのか分からない謎の紙袋から、“あんぱん”を口へと運ぶ。】
【────ストレスの発散が飲食にでもなっているのだろうか。】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 00:11:57.90 ID:6dlS2bBZo
>>71

あー……成程、そういう情報かぁ。
残念だけど、うちは直接戦いに関わってきた訳じゃないからな。
ギルドで持っている情報も、新聞とかと同じくらいの大まかなものしかないのだぜ。

【大きな事件が「あった」という情報は存在する】
【しかしその詳細までとなると、この組織で用意できるものではなかった】
【少しすまなそうにそんな事実を伝えた後】

……・そうだね、テロリストに関しての情報は
多分「正義組織」が一番詳しいんじゃないかな?

対機関連合に、Justice。この辺りの名前は知ってるかな?
おぜうさん達の希望を叶えるなら、「正義組織」のメンバーを探してコンタクトを取ってみるのを勧めてみる
強い人もそこならいっぱいいるだろうし、メンバーの人なら君たちの知りたいことを教えてくれるかも知れないのだぜ

【Justiceや対機関連合と「薄い繋がり」があるギルドマスターは】
【彼女たちの質問に対してそんな答えを提示した】
【直接解決に結びつくものではないが、何らかの進展があることを願って】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:12:53.52 ID:mpdiRv0SO
>>63

言ってるさ。ブウブウ、モーモーと……人間にとってのソレが、「助けて」「[ピーーー]化け物」「呪ってやる」だ。

【人間も豚も牛も、彼からすれば全て、ただ単に「生き物」】
【そういう事、なのか? それとも……単なる屁理屈か?】

【振り上げられ、振り下ろされる、即席フレイル】
【そこに張り付いていた……「猿」であり「床」でもある、“謎”が。あろうことか今度は、「百足のような脚が生えた紐」のようになり】
【更にあろうことか……一人でに動き出して。蜘蛛女に向け、飛んで行く】

【普通の銛より、鋭くは無く。然し……生物を貫く程度ではある】

ぬうッ……ぐあああ…ッ………!!

【青年は、振り下ろされたフレイルを、頭上で両腕をクロスさせて「受け」】
【然し……“長くは持たない”だろう。みしみしと嫌な音が、両腕から鳴る】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/18(月) 00:14:52.87 ID:h0UGCWUOo
>>70

――――あのさっ。その、嬢ちゃんっての止めて欲しいなっ!
なんか違和感あると思ったら其処だよ多分!
私にはルシア・マリカって名前があるから! 嬢ちゃんだけは止めて!

【威勢の良さよりも、調子に乗っているかどうかよりも】
【今この瞬間、少女は其れが気になったらしい】
【呼び方を改めるように希望を出しながら、話は続く】

まぁ、正義と言えば正義だよね。
私が正義云々で動いてるかと聞かれれば悩む所だけど。
それにっ。対機関連合は私一人の組織じゃないし
そもそも私はリーダーでもない、ただの構成員の一人だもの。

相当な実力って言われても――――

【言葉を区切り、右手をす、と身体の少し前に出して】
【≪精製≫――小さく呟く音は、青年の耳にも届くだろう】
【次の瞬間には、少女の右手には刃渡り1m程の黒い剣が握られていて】

――――これ位しか、出来ないんだけどね。

【その切先は、真っ直ぐ、青年へと向けられている】
【失礼極まりない行動である】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/18(月) 00:17:10.68 ID:nsV/gN4qo
>>72

難しいことだからこそ、成功する価値があるとも、取れますよ?

…ふぅ、ならよかったです。安心、しました
先駆者が居たとは…でも、もう挑戦しないのですか?
無駄なことでも積み重ねれば何か変わるかもしれませんよ?

【彼女のポジティブな考えの源泉はどこにあるのだろうか】
【周りを巻き込む、底なしの明るさ。ある意味、最強の武器】

────えへへ、どういたしましてっ!

【何度目だろうか、満面の笑みを浮かべて】
【それは、「ほら貴方も笑ってください」と言っているような笑顔だ】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 00:19:06.26 ID:AHYGGO7Po
>>67

【自分が抱きついている相手は、少しばかり冷たいのかもしれない】
【それは、常人であれば拒否するのかもしれないし、異常なのかのしれない】

【だが、ミリーという少女にとって―――夢幻檸檬という異形は、十分すぎる程、信用に足る】
【褒めてくれた、物をくれた、優しくしてくれた。そして、笑顔が素敵に見える“人”であり】
【なにより、こうして近付くことを拒まないでくれる。最もそれが嬉しくて】

……そんなこと、ないよっ。

れもんおねーちゃんだって、つよいし、やさしいし、あったかいよ……?
だから、その………えっと、ね………?

【温度も、形の違いも、まだ広く世間を知らない少女には関係ない】
【こうしてふれあいをもってくれる相手こそ、自分には必要な存在で】

【ふと、檸檬の言葉に二つの青が番号へ向く。】
【こういう数字を、烙印を、ミリーは何処かで知っていた。それも、ひどく近しい間柄で】
【だから寧ろ、偶然だが、拒否どころか親近感のようなものまで覚えるように思え】

………ミリーは、おねーちゃんとお友だちが良い、なっ!

【くっ、と非力ながら改めて、幼女は少女へと抱きついて】
【日の光の中―――いや、日光そのもののような、相も変わらぬにこりとした笑顔を】
【青白くも優しく見える檸檬自身を、見上げて。ハキ、とした声で、言い放つ】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/18(月) 00:21:40.02 ID:+WgIay63o
>>76

………強い人を、探してる。すごくすごく、強い人
テロ組織なら、居ると思ったけど……

……分かった、正義組織、探してみる
片方は、割と名前を聞く気がするし……

<Justice……割とそのまま>「単純明快分かりやすい」
〈分かりやすいのは良い事だと〉《白楽天も言っている》[言ってた?]『多分言ってない』

【情報が広く公開されているJusticeについては、幾らかの知識も有ったようで】
【こくり、と頷きをまた一つ。メモなどは取らなかったが、記憶はした】


……それじゃあ、後で、また身にくるから

<いい仕事が有ったら、どんどん回してくれると嬉しい……あんまり沢山は持ちだせてないし>
<金は天下の回りもの>《風は天下の?》『天上だと思う』〈染みを数えてれば終わります〉

【きっと、精一杯の愛想なのだろう。小さな手を頭の上で、左右にブンブンと振って】
【それから、一列にならんだまま、入口の方へてくてくと向かって行く】
【そこまで辿り着くと、くるりと8人全員で振り向いて】

……御贔屓にー

【ぺこり、と頭を下げる挨拶。ぞろぞろ夜の街へと繰り出していった】

/お疲れさまでしたー
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:21:48.91 ID:jMrogzbSO
>>77
偉そうに!動物の言葉なんか分からんくせに!

【百足の槍が背後から人間部分の脇腹を貫通する】
【背後からの一撃、避ける術は無い】

な…っ…後ろからぁっ!

【人間部分の口から血を吐きながらも自分に突き刺さった百足に見える何かを確認し、掴み】

……え……あ………

【何故か硬直、急に青ざめた】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 00:23:30.92 ID:4Mnz9W+jo
>>75

……ぐ、痛い……。
いきなりそれは酷いでしょう……。

【ごいん、とか鈍い音がしたとかなんとか】
【赤くなった額をすりすりと撫で回す、涙目でなくどちらかと言えば無表情だった】
【避けられなかったというより、避けるのが面倒くさかったという感じだろう】

あたしはなんというか修行みたいなものかな。
うん、修行……精神修行かなあ。

【彼女の身なりを見れば「修行」という言葉も符号はする筈】
【気だるさ満点の大きな欠伸が虚空に消える】

おや、甘味を発見……となればあたしに下さい。
最近薄味の物しか食べていなくて、甘いものはいい物……。

【じーっと彼の取り出したあんぱんを見つめる、只管見つめる】
【ぐう、とお腹がなったとかなんとか】

(しかしこの人がこの山に入れたという事は、周囲にある結界は……)
あたしだけにしか効果がない結界な訳か、あのじいさま随分と手の込んだ事を……。

【そんな中で誰にでもなく呟く、思考が漏れる】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/18(月) 00:26:10.90 ID:J28f7QC60
>>78

「嬢ちゃん」ってのいやなのか?…じゃあ、マリっぺでどうよ

【結構な思考時間をかけて出た呼び方は「マリっぺ」であった】
【そして彼女が出した黒い剣に関しては】

…へぇ。でも切っ先を向ける相手を考えなよマリっぺ、さすがにそれは「調子に乗ってる」ぞ?

【ニヤニヤしながらも思いっきりその剣の刃を左手で軽く握る】
【その笑みには怖さも感じられるようである】
【その時に響く金属音、そして彼の手には傷一つつかない】
【彼の左手、普通では無いことが解るであろう】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 00:27:47.04 ID:sFhTTgu6o
>>79

…………危険、だから。

私の身体には……爆弾が、仕掛けられているの。

【そもそも、積み重ねる事自体が難しいといったところか】
【この少女は"人造人間"──爆弾を仕掛けるとしたら、一人しかいないだろう】

……いや、無理。

【何も言われてないのに、思わず答えてしまう】
【それくらいのパワーがあるほどの笑顔だった】

【しかしチェルシーは、今までに一度も笑ったことがない】
【そのため、余程の出来事が無ければにこりともしないだろう】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:30:11.08 ID:mpdiRv0SO
>>82

分かるかもなあぁー…… ぼくの“能力”……ひょっとして、「そういう」能力なのかも……? どう思うよ

【あえて、迷わせるような−】
【この青年の“異常”が、先程から、「動物」という形を伴う事から……“もしかしたら”そう“かもしれない”と】
【そういえば、最初の杖も、どこと無く蛇っぽかった、“ような”−】

【あるいは、「勘違い」してしまうかもしれない】
【どうでもいい、「罠」】

(ん……? 何だ? 銛恐怖症か?)

【そして彼女の硬直……それは、青年にとってチャンスだったが】
【「何をされるか分からない」……そんな思いから、<百足の銛>を、消して……果たして「吉」か「凶」か】

【懐疑の視線を、彼女に向ける】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/18(月) 00:34:48.56 ID:Zc9kWiXAo
>>83

修行?……ああ、道理で“隠蔽”されてると思った…
つまり、この“籠”に放られてるのはお前、と──


【────結界の一部に結界が一般人に誤作用しないように、“隠蔽”の効果でも付けてあったのだろうか。】

【どちらにせよ、彼は結界を踏み越えて来ている。】



────我慢も精神修行だろ。残念だったな…

【ボソリ。突き刺すようにそんな言葉を吐くと、手に持っていた残りを全て口の中に放る。】
【そして、紙袋の中から“二個目”を取り出す。】


【嫌がらせのつもりで見せびらかしているのだろうが、取ろうと思えば簡単に取れてしまう。】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 00:35:09.32 ID:6dlS2bBZo
>>81

探すのは結構骨が折れるかも知れないけど、頑張ってくれよ!

最近は規模も大きくなってきたみたいだし、聞き込みしてればその内見つかるかもな。
あんまり協力出来なくて申し訳ないけど、草葉の陰から応援してるのだぜ!

【微妙に用法の違う言葉でそんなことを言いながら】
【彼女の質問に対する受け答えを打ち切って】

それじゃ、さっきいってた通り粗品をね……
このギルド自慢の食堂のタダ券を――って、あれ?あれれ?

【先程言っていたとおりに、粗品を渡そうとするが】
【微妙にタイミングを逃してしまい、頬を軽く掻きながらタダ券を仕舞う】

へいへーい、お金に困ったり刺激が欲しくなったらいつでもどうぞなのだぜ!
ただし、死なない程度に!死んじゃったら何にもならないからね、これはギルマスお兄さんとの約束なのだぜ!

それじゃ、有難うございましたーっと!

【威勢のいい掛け声で少女たちを見送る】
【ギルマスのアドバイスとは一つ。「命知らずはいいけど死なないように」】
【そんな場にそぐわない程甘くて平和な言葉であった】

……あー、そろそろ書類とにらめっこしないとなぁ。
可愛いおぜうさんにちょっと癒されたとはいえ、これはなんとも欝なのだぜ……。

哀しいかな中間管理職、安らぎの日々は遥か遠く霞んで見える……

【そしてすぐに目の前の現実と向い合ってズーンとテンションを落とす】
【ギルマスは肩をぐるりと回して気合を入れると、書類と向かい合いペンを走らせる仕事に戻っていった……】

/お疲れ様っしたー
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/18(月) 00:36:39.78 ID:h0UGCWUOo
>>84

ルシア、って呼んで欲しいな!
私たち、渾名で呼び合う仲でもないと思うし。

【「今後どうなるかは別として」と、きちんと補足した上で】
【渾名で呼ばれるのは余り好ましくない様子】

【ギ、と金属の擦れる音が響き、黒い刃は握られる】
【その動作に一瞬驚きの表情を見せるも、直ぐに微笑へと変わり】

――そう、かな? 大差ないと思うんだけど。

【笑みを浮かべる青年に、それでも尚、余裕を持って】

【ぐにゃり、と。青年の握る刃が突然変質する】

【少女の能力によって構成された固まりは】
【基本的に、少女の意のままに操る事が出来る】
【ルシアと呼ばれたい少女は、握られた剣を刃毎液状に≪熔解≫】
【溶けだした其れは、黒色の水溜りとなって、両者の間の地面に留まるだろう】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:37:25.16 ID:jMrogzbSO
>>86
【例え勘違いでも一目見ただけで既に何も見えていない】
【それほどに恐くて嫌いな物、それは……】

い、い、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!
虫ぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!!!!

【虫全般】
【そしてどこにしまっていたのか殺虫剤を両手に持ち半狂乱しやがらばらまく】
【もう周りなんて見えていない】

きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!嫌っ!嫌っ!嫌っ!嫌いっ!嫌いっ!大嫌いっ!
虫ぃっ!ひぃぃぃぃぃきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

【叫びながら殺虫剤を周りに噴射し続けている】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/18(月) 00:39:16.34 ID:HRotpLqL0
>>80

【抱き着いた、ミリーの体温は。溶け込む様に、馴染んで行く。だが、一秒、一秒ごとに、其れを感じる事に、嬉しさが増す】
【友達に成りたいと、答えてくれた。ミリーという少女は。隣に、自分を置いてくれる事を、赦してくれた】

―――……、……

【数字も、受け入れてくれた。もう、紡ぐ言葉は、決まっている。 其れからは、少女への愛しさばかりが、溢れて。また、涙をこぼした】
【困惑など無い。ただ、只管の、歓喜。春に、色とりどりの花が咲く様な、暖かな奇跡=B手放したくない、失いたく無いと誓う存在】

……。ありがとう、

【―――きっと、其れは。少女を、友人として、愛したいと願う心だ】
【―――少女の十字の心は、青の光は、無邪気な微笑みは。絶えないで欲しいと、望むものだ】

ありがとう、ミリー

【一つの、ちっぽけな、異形を。救ってくれた】

【急いで、瞳を拭うだろう。毀れていたものは、負のものでは無い、嬉しさによる涙だったが、其れでも、今は、笑うべきだと】
【其れから、再び、笑顔を向ける。少しばかり、寂しさが、混じっていたが、明るい笑み】

……。そろそろ、夜も深くなるし……せめて、此処からは、離れないと
……今日は、もう……さよならしないと、いけないけど……街まで、送るよ。……ミリー

【言葉を紡ぎながら、ミリーを抱き締めていた右腕を離して、其のまま、眼前に、差し出すだろう】
【少女が、手を取ったならば。湖から脚を上げて、裸足の侭で、立ち上がるかもしれない】
【そして、ミリーを、両腕≠ナ抱き上げようとするかもしれない。俗に言う、お姫様抱っこの態勢だ】
【其れは、左腕でも、彼女に触れるという事で。感触は、多少ゴツゴツしている感じなので、拒否されたら、抱き上げる事も、止めるだろう】

【ヌイグルミは、後で片付ける心算なのか。今は、取り合えず、残っているものを、放置して】

/すみません…そろそろかもしれませんが、お風呂行って来ます…
/そして、其の後、携帯移行します…
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/18(月) 00:42:12.63 ID:nsV/gN4qo
>>85

爆弾…ですかっ!?

……むぅ、なんと惨いことを…

【勿論、この世には明るさだけでは解決できない事のほうが多い】
【初めて困った表情を見せて、うぅむと思案し始める】

ちぇ、残念です
笑顔が見れるかと思ったのになぁ…

【むすっと駄々をこねる子供のように頬を膨らませて】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:43:53.52 ID:mpdiRv0SO
>>90

な、何ィィィィッ!!? こ、これは!?

【まさかの事態】
【流石にこれは予想外! といった様子で青年は、彼女を少し離れて観察して−】

【とどめを刺すとか】
【捕縛するとか】
【<禁則事項です>とか】

【どれも“違う”……この青年はッ!!】

……い、イケるッ!! この「アイディア」はイケるぞッ!!「虫嫌いの蜘蛛女(アラクネ)」……

……ぼくの小説にピッタリだッ!!

【こちらも、まさかの発言】
【どこから取り出したかメモ翌用紙に、先程落としたペンケースに入っていた使い込まれた万年筆で】

【嬉々とした表情で、アイディアを書き留める……ッ!!】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:48:52.48 ID:jMrogzbSO
>>93
【ひとしきり叫び終わり、殺虫剤も缶の中身が無くなると】

ひっく…ぐす……うぇっ…………

【地面にへたりこんで泣き始めた】

嫌ぁ…虫……ひぐっ……ふぇぇぇぇん!

【泣いてる魔物にメモする青年】
【もう収拾がつかない状況】

95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 00:48:53.14 ID:4Mnz9W+jo
>>87

あいや、そちらの方面に聡い人……?
……うーん、それなら話が早いかな。

【顎に人差し指を当てながら暫く思いを巡らす】
【彼女はこの山から脱出することを望んでいた、一週間は耐えられた】
【しかしそれ以上となるとストレスがマッハで(ry】

アンパンの事は後で復讐……ゲフンゲフン。
ごめん言い間違えた、アンパンの事は置いておいて……――――。

【不穏な言葉、既に言い切ってしまっているのでその訂正はむしろあざとい】
【多分ワザと言っている、相手の反応を楽しむ為だ】
【人肌恋しかった彼女は自分に向けられる感情が良い物にしろ悪い物にしろ向けられるだけで満足であった】

【まあそれは彼女が言っている通りに置いておいて……】
【彼女は突然に錫杖を地面に突き刺し、そして】

多分あたしの行動を制限しているのは……ここの札だと思うんだ。
ちょっと外してみない?それなりのお礼はするから取って。

【はだけた胸元を更にはだけさせ】
【巻かれたサラシをぐいっと下へと下げて胸の谷間を露にする】
【これだけ見ればただの痴女以外の何者でもないが、彼女はそこまで間違った方向にアグレッシブな人間ではない】
【谷間の部分には和紙で出来た札が貼られていて、紙面には所狭しと式が書かれている】

無理矢理あたしが剥がそうとするとビリビリするし……
しかもご丁寧なことに防水加工までされててお手上げ状態、そんな時に来た貴方は渡りに船。
そんな訳であたしを外界に出航させて欲しい。

【この山に彼女が囚われている根源はこの札であった】
【剥がすには若干の勇気がいるかもしれないが、その前に剥がさないという選択もある】
【全ては彼の気持ち次第、彼女も駄目で元々で頼んでいたこれで無理ならすんなりと諦めるだろう】
【なんかそんな表情をしているもの】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 00:51:40.74 ID:89Gsa+wSO
【――路地裏、深部】
【曰く。この一帯には、幽霊が出る。曰く。幽霊は、赤い服を着た女である】
【曰く。それ≠ヘ夜な夜な、彷徨い歩く。曰く。その理由は――――――】

【そんな噂話が囁かれる、ある廃ビル群のうち一つ。その屋上に、影があった】
【穏やかな春の宵。血の香りを孕みながらも、なお爽やかな夜風に、包まれていた】


【腰には刀を提げていながら、それが身に纏うのは洋装。シャツにジーンズに、それから】
【はたはたと裾を風に靡かす、臙脂色≠したジャケット。白皙の細身。朧な月明かりに煌めく髪は、夜空のような濃藍で】


――――馬鹿と煙は……なんて、諺があったっけ、なぁ。


【ぼんやりと呟く声は、季節を忘れた風鈴のように。玲瓏とした響きを帯びていた】
【さて。誰か此処に居るとすれば、夜の散歩に肝試し――或いは、もっと後ろ暗い理由が有るのだろうか】

【柵の壊れた屋上の端に佇み、道に影法師を落とす姿は、ともすれば。その誰かの眼に止まるやも知れず――――】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/18(月) 00:52:23.26 ID:J28f7QC60
>>89

【「ルシアって呼んでほしい」その要求に対し彼は】

…ククク。

―――だが断る
―――この葛西亮が最も好きな事のひとつは
   俺が調子に乗ってると思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ…

【ドヤ顔でそう言う葛西 その間に滴る黒い水溜り】

…便利そうな能力持ってんねぇマリっぺ。俺のよりよっぽど便利だわ。
能力「だけ」で人の強さは測れねぇけどさ。

【彼女の能力に対し一言で言うと「便利そう」という印象を持ったようだが、能力だけでは生きてはいけないと言わんばかり】


98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 00:54:39.47 ID:sFhTTgu6o
>>92

……だから、良い。
私はもう……諦めたから。

【自分自身を人質に取られてるも当然の少女】
【再び、視線を地面に落とす】

私は、笑えないの……。

【比喩などではなく、この少女は笑い方を知らない】
【自然に笑顔を浮かべることはおろか、作り笑いすら出来ないのだ】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 00:59:27.70 ID:AHYGGO7Po
>>91

…………。……どういたしまして、おねーちゃんっ!

【同じ気持だ。ミリーの狭い世界にもまた、華のような色が付く】
【それは実に貴重なもので、ありふれたもので、得難いもので】
【向けられた言葉に、返す言葉。嘘偽りなど、全く存在しない。】

【余談―――これは、ミリー自身も気付かなかったことなのだが】
【『ありがとう』という言葉が返されたその時に、胸部のロザリオが淡く蒼く、輝くのである】
【ミリーの能力か、それともロザリオその物の効力か。不明だが、兎に角光り―――】

【話を戻して、目の前には相手の右手。此方も、抱きついていた両腕を離し】
【先程もらったばかりの二つの人形を、左手で抱えて掴み、右手を差し出し】

うんっ。おねーちゃんとはなれるのはイヤだけど、お友だちだもんねっ!
また、きっとすぐ会え……わっ、ぁ………!

【今度は逆に、抱き抱えられる。少女の体は、本当に軽い】
【きっと年の頃は九つ程度、薄手の向こうは温かく、柔らかく】
【そして、なんだか気恥ずかしく感じられて―――褐色の肌に、朱が差し】

(………こ、こんなのママにもされたこと……ない、かもっ………。)

【でも、ちょっとだけ嬉しくて。拒否するだなんて、考えも浮かばず】
【借りてきた猫の様におとなしく、街までの道程を過ごすこととなるだろう】

/いえいえー、いってらっしゃいませー。そして了解ですのっ!
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/18(月) 01:00:10.69 ID:h0UGCWUOo
>>97

――――――葛西亮。
それが、貴方の名前?

【完全なドヤ顔に対して、少女が浮かべた表情は】
【漫画なら青筋が大きく描かれていても可笑しくないような、口だけの笑顔】

そりゃま、便利だよ凄く。考えれば何でも出来るもの。
けど私は貴方と違って、自分の力に自信なんて持ってないの。
貴方より劣って居ても、別に悔しくもなんとも無いから構わないんだよ?

【能力=強さではない。それは少女も理解している】
【その上で、数度の戦いの中、生き延びているのだから】
【そして、その事をひけらかして自慢もしなければ、自身を訴えようともしない】

【所詮、この程度。少女自身、自分の弱さは自覚しているから】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 01:02:49.80 ID:mpdiRv0SO
>>94

これはイケる……ッ 早速帰って続きを書きたいところ、だがッ!!

【青年は、泣きじゃくる蜘蛛女をビシッ、と指差して】
【口元に、“にやり”とした笑いを浮かべながら。彼は口を開く】

雪印 謳夛音(ユキジルシ ウタタネ)……ぼくのペンネーム。小説家だ。君を小説のキャラの題材にしたい……が!

……それには許可が必要だからな! 簡潔に言おう! 許可をくれッ!!

【何とも自分勝手で、無茶苦茶な野郎】
【その名前は、もしかしたら聞いた事があるだろうか……“ファンタジー”のジャンルでそれなりに名が知れた……“中堅どころ”の小説家】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:04:01.17 ID:nsV/gN4qo
>>98

でも……

………でもっ…!

【「でも」の続きを言うべきなのか葛藤し続ける】
【諦めるな、と根拠も無い慰めをして、果たして相手の為になるのか】
【自分の無力さを久しぶりに呪い、奥歯をぎりっと噛み締める】

それじゃ、まずは形から入りましょうよっ

【一歩間違えば傷つける凶器にもなる異形の腕】
【細い砂糖で出来た飴細工を壊さずに触るように慎重に
 チェルシーの両頬を掴んで、ムニムニ動かそうとする】
【若干いたずら心が湧いているのが、感じ取れるかもしれない】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 01:08:41.61 ID:Zc9kWiXAo
>>95

────嫌だけど?

【ずぱーん。】
【櫻の国の“サムライ”の一閃の如く、瞬時に相手の要求を拒否してみせた。】

なーんで俺が、そんな事を頼まれなきゃならねえんだよ。
ついでに、復讐は復讐し返してやるから覚悟しろ。

【やれやれ、と言った素振り。】


…事情も知らずに解き放って、その辺で“爆発”でもされちゃ大々々迷惑なんだよ。
【そんな事を言いながら、人差し指と中指の二本指の先端に“黒”を掻き集め、術式のような形にしてゆくと】

【“谷間”に、突き刺すように無遠慮にその二本指を通そうとする。】
【成功したならば指先の術式を展開。札に関する“暗号化の解析”。及び結界に関連する“関数”の検索を行う。】


…ああ、お前なんかに“欲情”したら失格だと思ってるから安心しろ。
解析はしてやるから、話せ。それで決めてやるよ。

【──やっている事自体は真面目でも、誰かに見られれば明らかに“変態”だと勘違いされるであろう状況下、そんな言葉を言ってみせた。】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 01:10:21.34 ID:wWFzaMYFo
>>96
じゃ、頭のイイヤツは地下に潜んのか?
それなら、俺は馬鹿であることを選ぶ
【不意に突風が吹く】
【それから数瞬遅れるようにして後方に人の気配が現れた】
【へ理屈のような言葉と共に】

お前はどうだ、honey? もぐらみてェに地下にもぐってンのが利口だと思うか?

【不敵な笑みを浮かべて、笑った】
【声の主は、暗がりの中で見えない】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 01:11:55.00 ID:jMrogzbSO
>>101
ひっく…もう…勝手にしなさいよぉ……

【心身共に疲労困憊】
【しかも殺虫剤をブチ撒いたせいで自分の気分が悪くなって意識も薄い】
【自暴自棄になっている】

もうやだぁ……えぐっ…こんな虫だらけの世の中ぁ………ひっく…ひっく……
殺虫剤吸って死んでやるぅ………

【フラフラしている】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 01:17:48.59 ID:mpdiRv0SO
>>105

良しッ!! ありがとうッ!! これで「進む」……ぼくの「超大作」ッ!!

【「君、名前は?」】
【彼は、明らかに今まで自分の命を狙っていた相手に聞くような事では無い、としか言いようの無い質問を】

【実に平然と、やっけのけて】

「自殺」……? 待て、辞めろ。

ぼくは知り合いが死ぬと気分が悪いタチでね……何より、「人口」が減れば! 当然だが「読者」も減る……それが困る。

【自己中心的な考え。それが彼の、性格なのであろうか……それとも、励ます為の虚言なのか?】
【……多分、前者】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 01:17:56.92 ID:sFhTTgu6o
>>102

けど──貴方の気持ちは、嬉しい。

【どこか優しげな声で、チェルシーは言った】
【そして包帯が巻かれた左腕で、そっとミーナの頬に触れようとする】
【意味は特にない。なんとなくの、行動である】

…………んー……。

【抵抗はせず、頬を摘まれる】
【笑顔を作ることは出来るかもしれないが、】
【笑ってるけど笑ってない、驚くほどの無表情である】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 01:18:28.21 ID:sFhTTgu6o
>>107
/てーせー
/左腕→左手
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/18(月) 01:20:34.17 ID:J28f7QC60
>>100

あのなぁ。自分の実力に自信の持てない奴が自ら戦おうとするんじゃねーよバカ
そんな奴ははっきり言って邪魔でしかねぇ
反応もコンマ何秒か遅れるもんだ。なんせ自信の持てる奴は自分の行動の意味に確信が持てるから。
とにかく自信の持てない奴は二流、いや三流だわ

【がっかりしたよう表情でため息をつきながらのコメント】

…そんな甘ちゃんがいるようならタイキカンレンゴーってのも底が見えるな。所詮大したことねぇって感じか?
…おっとスマンこれから深夜の飲み会だわ。
あ、最後に一つ。 そんな性格じゃモテねーぞ?彼氏作れ彼氏。

【そして軽く対機関連合を挑発したかと思うと、刃を掴んだ左腕の腕時計を見てはすぐに彼女の横を通り過ぎて歩き出そうとする】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 01:24:52.92 ID:NkFoaxfDO
>>99

【ミリーの言葉を、心で咀嚼し、何時までも忘れない様に、記憶して。瞼を落とす】

……。ふふ、……

【また、涙が出そうに成る。だが、逸れも、押さえられる。笑う心が、逸れを護ってくれる】
【微笑みを、向けただろう。人間の、まね事の様に、優しさを篭めた物】

(―――……、……?)

【ふと、見えたもの。淡く、青の逸れで、輝いたロザリオ。橙の双眸が、その現象を捕らえる】
【能力か、或は、魔術か。気になったが、あまり、確りと見えなかった為、気の性だろうか、と考えて】

【恥ずかしそうな様子のミリーに、どうしたのだろうと、きょとんとした表情を向けるだろう。 駄目だ、このゾンビ】
【そして―――両翼を出す能力を持っていたが、一っ飛びで街まで行く事を、寂しく感じた】
【何より、あの翼は、ミリーが、怖がってしまうかもしれない】

……、逸れじゃあ、行こう

【故に、飛ぶよりも時間の掛かる、走る事による移動を選択した様で】
【速度は、急いでいる調子だ。だが、抱き締める力は、少しばかり、強いものだっただろう】
【感じていた暖かさを、未だ、手放したく無かったからだ】

【街に着き、不審な人物等、誰も居ない事を確認する】
【噴水の前まで来ると、ミリーを、降ろすだろう】

……逸れじゃあ、また……

絶対、いつか……会おうね。……

【告げる言葉は、友への、別れの逸れだ。またいつか、会える。逸れを、信じたもの】
【小さく、控えめに、手を振って。其処から、離れようとするだろう】

/遅れてすみません…只今戻りました…!
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 01:25:41.53 ID:4Mnz9W+jo
>>103

あうう、やはり冷たい……モテないよ?

【余計なお世話どころの話じゃなかった】

復讐は悲しみしか産まないと思う、憎しみも同じく……。
あたしは人型爆弾でも、まして実は封印されていた大妖怪なんてことはないんだけど。
物理的に爆発はしないし、爆発させようとも思わないし……。

【一体その台詞はどの口が言うのか、彼女はどうにも捉えづらい人間かも分からない】
【彼の指先の"黒”を静かに見つめる、特に恐れやそれに似た感情はその表情からは見られない】

【そして「トン」と彼の指が谷間、じゃなくて札に触れる】

乙女のわがままボデェに欲情しないとは……まさか仙人の類?人間、欲がなければ生きていけないよ?
そんなんだと枯れて死ぬよ、すっごい死ぬ、ついでに人間失格。

【どうみても頼む側の人間の言葉じゃありません本当にありがとうございました】
【とも死ぬ死なないは抜きにして、彼女は話し始める】

じじいに「お前のような人間は修行だー!」と言われて山に突っ込まされた、逃げないように結界付きで。
ああ、そうだじじいにも復讐しないとだ……。で、解析まだ?

【今の彼女の状況は例えるならば、体に盗難防止用のチップを埋めこまれているような状態】
【山に円状に張り巡らせてある線状の結界を超えようとすると警報ではなく、透明な壁のような物が進行を邪魔するのだ】
【故にこの胸に貼られている札を無力化出来れば、脱出は容易】

【ちなみに彼女には札は触れられず、解除の知識はある物のそれが出来ないという有様】
【式の方式はそれほど難しい物ではないので解除は容易だろう】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 01:25:47.19 ID:jMrogzbSO
>>106
【大分落ち着いてきた】

ひっく…馬鹿っ、本気で自殺なんかする訳ないじゃない
大体、私本なんか読まないし

【そもそも買いに行くまでが問題だろう】

名前なんてないわよ…アラクネでもアラクネーでも女郎蜘蛛でも蜘蛛女でも……好きに呼べばいいわ
ホンット、能力者と関わるとロクな事にならないわね……

【前にも何かあったんだろうか】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:30:04.29 ID:nsV/gN4qo
>>107

………ごめんなさい
ただ、ごめんなさい…。

【目の前にいるのに助けられない】
【きっと先駆者も、こんなもどかしさを味わったのだろう】

【応えるようにぺとっと触れようとする手に頬をつける】
【包帯越しではあるものの、体温を感じると少しだけ目を閉じて】

…ほらっ!
この感じです!

【彼女にとってベストな笑顔が完成すると】
【固まれーと念じながらしばらくムニムニしてたり】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 01:33:14.14 ID:89Gsa+wSO
>>104
【荒ぶ夜風に遊ぶ後ろ髪を、やんわりと手で押さえつつ、人影は背後の気配に意識を向ける】
【――振り向くことは、ない。ただ、その首を僅かに傾け、少し思案する様子を見せてから】

――……さあ、な。つまらない答えだけれど、一概には言い切れないとしか。
ただ、オレは嫌いじゃないよ。高い所から見る景色って、少なくとも悪くは無い。

【二元論では計れない、とだけ彼の問いに応じてから、くすり。彼女は吐息を零す】
【明確な解でなく、ただただ曖昧なだけの言葉。感覚的に過ぎるそれは、答えの体すら成してはおらず】

そんでもってその理屈だと、あの月も馬鹿ってことになるんだよな……それは、ちょっと嫌かも。

【ばたばたと、耳に障る音を立てて靡くジャケットをそのままに。朧月夜の空を仰いで】
【「だから、違うと思う――」等と宣う。迷った末に漸く出した解答は、まるで子供のようなそれだった】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/18(月) 01:35:49.68 ID:Zc9kWiXAo
>>111

────…。
【──集中しているのか、無言。しかし、頭の上に「かちん」という書き文字が見えるような気がした。】

……。出来た。




…剥がそうとした場合のペナルティーを、任意で遠隔発動する術式。

【淡々とそんな言葉を吐いて、テスト運転。時間は地味に長い。】
【────多分、口には出さないが怒っていたのだろう。もしくは、最初から痛めつける為にやったのかもしれない。】
/
…俺も修行が必要だと思った。
【───黒い笑み。】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/18(月) 01:39:43.24 ID:h0UGCWUOo
>>109

……ま、自覚はしてるんだけどね。
今更"貴方に♂ス言われても、気にしないけど、さ。
なんか引っ掛かるけど――うん、まぁいいか。

【溜め息交じりのコメントに、少女は再び苦笑を浮かべ】
【この会話に微妙な違和感を感じながらも】
【時間も時間な上、細かく気にすることでもないだろうと、スルー】

まぁでもアレだよね。
さっきの私の行動が「調子に乗ってる」んであれば。

その挑発、十二分に「調子に乗ってる」、よね。

【ふ、と。少女の表情から微笑すらも消えた】
【一瞬、ほんの一瞬だけ、殺気すら感じられる冷たい表情を作り】
【然し、青年が横を通り過ぎ、歩き出す頃には、少女はまた微笑を浮かべている】

――――別れの挨拶も無し、か。
悪い人、って訳じゃ無さそうなんだけどなー……。

【去り行く背に、此方から声を掛けることは無く】
【ある程度遠ざかった後、少女は腕を組んでぼやく】
【これだけ言われて尚敵意を持たないのは、この少女の性格故か】

――――――――にしても。アレで"モテる≠ニはねー。
おにーたんでもあれ程酷くは無かった気がする。
……おにーたん、如何してんのかなー……。

【矢張り、何だかんだで其処が気になるらしい】
【腕を組んで、首を傾げてみても、何も解答は浮かんで来ず】
【暫く会っていない想い人を思い返しながら、青年とは反対の方向へと歩き出した】

/お疲れ様でしたー!
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 01:42:15.01 ID:sFhTTgu6o
>>113

……──だから、謝る必要はない。
貴方は、何も悪く無いから……。

謝るくらいなら……笑って。

【頬に触れさせた手を、ずさーっとミーナの頭の方へと移動させると】
【ぎこちないながらも、頭を撫でようとする】
【前にされた撫で撫でを真似しただけで、この行為の意味をチェルシーはよく分かっていない】
【ただ、前から一度やってみたかったらしい】

…………ん、覚えた。

【ベストな笑顔ポジションを覚えたらしく】
【手を離しても、暫くは作り笑顔をキープしているだろう】
【作り笑顔も出来なかった少女にとっては、笑顔への大きな一歩かもしれない】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 01:42:39.12 ID:4Mnz9W+jo
>>115

(……結構真面目な方?)

【人は見かけによらぬ物】
【無言で作業を続けている(?)彼への評価は少しばかり上がった】

おや、仕事が早い……って、え?
なにそれ恐い……っきゃ!!

【ばちばち、という電撃音が響く】
【札から電流が流れる、彼女はその躰をビクンと震わせその場でへたり込む】
【そしてその場で暫く放心、結構体に響いているらしい】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 01:42:47.37 ID:wWFzaMYFo
>>114
……なんて
恩人の口調を真似てみたんですが、こいつは俺様にゃ似合わないみたいですわ

【影の中から姿を現すのは、長いブルネットの髪を大雑把なオールバックにした男】
【余った分を首の後ろでピンクのリボンでしっかり結んでいる】
【細い目は吊りあがった狐目、鼻筋は通っているものの顔立ちは薄く地味な、】
【しかし顔の左側には皮が透けたような骨と筋肉のリアルなメイクを施した、派手な装飾をしている】

ふーむ、だけどそいつは賢い答えだと思うね。勿論つまらないっちゃそうなんだけど
ま、きっと馬鹿っていう言い方自体も複雑な意味なんじゃないかしら

【ほんのり、微か過ぎる月光が照らす服装は真白いスーツ】
【同じく空を仰いで、言葉遊びをした】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 01:46:15.81 ID:mpdiRv0SO
>>112

ふうん、読めば良いのに。良い「本」を読む事は「人生を潤わせる」ぞ

【果たして、彼女が歩んでいるのが「人」生なのか……まあ、それは置いておく】
【青年、雪印。彼はそう言うと……“どこからともなく”本を。自らの手の中に】

【「世界のキモい虫」】

【気が遠くなる……無地にそれだけ書かれた、ぶ厚い本である】

アラクネじゃあ捻りが無いが……良い名前が思い付かないなぁー

君が決めてくれよ。名前が無いと不便だろうが。

【本の表紙は見せないようにして−】
【彼は困ったような顔で、そう言った】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 01:46:39.26 ID:AHYGGO7Po
>>110

【かちゃかちゃと、リュックの中で音がする。きっと、幾つも宝物が入っているのだろう】
【然し、その持ち主である少女は揺れもしない。勿論ちょっとした“加護”があるからで】

【冷たいが、温かい。定期的な振動が、穏やかな眠りを誘う】
【友人としての信頼は篤く、健やかな幼女の表情がそれを物語り】
【自らを抱える手に添えた小さな手は、更なる証足りうるだろう――――。】


【――――そうして、如何ほどか時間が経ち】

【ミリーは、安穏な眠りから意識を取り戻す。なんだか、温かかった】
【ゆりかごのようにも感じられた、檸檬の両腕から降ろされて――少し、残念に思い】

ん………ぅ、えと、うんっ。
きっときっと、また会おうねっ、れもんおねーちゃんっ!
つぎは、いっしょにごはんとか、おかしとか食べたりしてさっ。

……うんっ、絶対だよっ!またねっ――――!―――、――――。

【振られた手には、元気いっぱいに振り返し、離れる背には、視線を送り】
【名残り惜しくとも時間が許さず、眠気も手伝ってミリーは帰路へ。】
【然し―――幼女の、温かさ。魔法なのか、気のせいか。檸檬はそれを、何時までも感じることが出来るだろう】

/お帰りなさいませー!そしてお疲れさまでしたっ!
/檸檬さんマジイケメンゾンビですねっ
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/18(月) 01:48:19.90 ID:J28f7QC60
>>116

おい聞こえてるぞクソガキ
俺は調子に乗っていいに決まってるだろうが
こちとらイケメンのせいでモテ過ぎて困ってんだよ…ま、マリっぺはロクに男と接したりせずに三十路でも迎えそうだなプークスクス

【一度振り返って精一杯の挑発を浴びせてから再度歩き出す】
【この男、挑発?にとても食いつく超短気でガキな性格である】
【この腐った性格でもモテるというのはまさにイケメンパワーが働いているのであろう】

【この腐った男が世界にどのような影響を与えるのかは誰も知らない】

/お疲れしたー
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/18(月) 01:51:52.56 ID:nsV/gN4qo
>>117

むぅ…。
……はい、チェルシーさんが言うなら…是非っ!

ふぇっ!?
【若干うるみかけてきてた瞳をごしごしと擦って】
【素敵な、はにかみを見せる】

【手がスライドしたことに一瞬たじろいだものの】
【彼女は、とある事情から撫でられるのが大好き】
【甘えるように、その1分1秒を逃さないように撫でられ続ける】

うん、やっぱり笑ってたほうが可愛いですよっ
ばっちぐー、です!

【ムニムニが楽しかったのだろうか、それとも形だけとはいえ笑顔が見れた所為か】
【とても満足そうな表情を浮かべた】
【忘れちゃだめですよ?、と付け加えて】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 01:53:24.49 ID:Zc9kWiXAo
>>118

…うし
【軽くガッツポーズ。】

───長い時間掛けて復合しなきゃなんねえと思ったけど、意外と簡単に解けたか。
ま、解かせない事が前提なら別にこんくらいでも構わねえのかもしれねえけどよ。

…結界に関する部分は多分解除出来たが、てめえは欲以外ねえのかボケ。
てめえがどんだけ背伸びしようと、てめえみたいのは眼中にねえんだよ。アウトオブ眼中。そういう事。

【──“結界に関する部分は”、である。】
【電気椅子に座らされているような状況であり、その“起動スイッチ”は彼の手元にある。】

【──これを虐めと言わずに何と言うのだろうか。】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 01:58:22.16 ID:NkFoaxfDO
>>121

【掛けられた言葉に、静かに、微笑む】
【一度、振り返り。もう一度、青の双眸を見詰めて。小さく頷きながら】

うん、……お菓子と、ご飯……食べようね。……

【約束。破ってはいけない、大切なもの。きっと、逸れは】
【再会の、掛橋になるのだろう。そう、思考して】

【未だ、残っている、ミリーの体温。逸れが、嬉しくて】
【何時までも、逸れは、刻まれている。忘れたく無いだろうと、強く想った】
【ふと、最後に、考えた事は。湖に残されたぬいぐるみ達を、回収したら。また、ミリーが気に入りそうな人形を、買おうというものだった】

/お疲れ様でした、ありがとうございました!
/イケメン…だと…ありがとうございます! ミリーちゃん、マジラブリー幼女です
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 02:00:15.86 ID:jMrogzbSO
>>120
ひぃっ!!

【背表紙を見ただけで後退り】

な、何よぉ!脅す気ぃ!?

【こうかは ばつぐんだ!】

そ、そんな事言われたって必要ないもの名前なんて!私は別に困らないし!

【中の人レベルで考えてないってのが事実だが】

127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 02:00:37.51 ID:4Mnz9W+jo
>>124

……「うし」じゃない。

【もう一度「ピクリ」と震えて覚醒、のそりと首を上げて青年を睨む】
【先程上がった評価はマリアナ海溝ばりに落ちたのがその視線からも十分に理解できる筈】

じじいと貴方の二重の枷とかもう何も考えたくなくなる……。
あたし節制って苦手なのに、生殺しだ……ってあれれ?

【耳に届いた言葉、それは正に僥倖……っ!】
【この広い緑の牢屋から脱出可能という、奇跡……っ!】
【先程のダメージなどもはや関係無い、彼女はすくっと立ち上がり】

欲は大事、結界が無効化されたのならばこっちの物。
……つまり、酒が飲める――――。
お兄さんありがとう、そしてさようならぐっばいあでゅー。

【逃走可能、その四文字だけが彼女の頭の中で浮かんでいた】
【となれば行動するのは1つ、この山から脱出する】

【恩人(?)へのお礼もいい加減なままに地面に刺した錫杖を手に握り】
【脱兎の如く彼女は走り始めるだろう、マイペースどころの騒ぎではなかった】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 02:06:25.32 ID:sFhTTgu6o
>>123

(…………なにこれ。)

【「なんか頻りに頭を撫でてくる変な人」の真似をしてみたようだが】
【正直、何が楽しいのか理解できなかったようで】
【「やっぱり変な人だったのかな」とか、失礼なことを思いつつも】
【ミーナが嬉しそうな様子なので、暫くの間は撫で続けるだろう】

……うん、分かった。

【素の無表情に戻るが、微妙に瞼が閉じかかっている】
【口には出さないが、どうやら眠いようだ】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 02:08:33.70 ID:mpdiRv0SO
>>126

そうビビるなよ。中々面白いぜ、例えばこの「ジンメンヘドロエイリアンゴキブリ」とか……

【そんな虫は、載っていなくて。というよりこの本……中身は、白紙だ】
【「脅し」とかそういうのじゃなくて、単なる……“いたずらごころ”】

なら良いよ……君の名前なんて俺が決めるモンでも無いし、アラクネと呼ぶ。

【実のところ、彼は本心から彼女に名前を与えたい訳では無くて。そもそも彼にとって名前は……】
【……単なる「コミュニケーション・ツール」なのだ。あるいは、「識別番号」のような−】

【冷たい、ただの記号のような】
【彼は、そういう異常を抱えていた】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/04/18(月) 02:12:28.49 ID:Zc9kWiXAo
>>127


【呆然としながら、その姿を見失う。】


【「待て」等と言う事も無く、ただ無言でその場に立ち尽くす。】



【──迷いは無かった。】

【“お礼”と言ったにも関わらず、脱兎の如く逃げたした相手に対し────】



【───もう一度、ペナルティーを発生させるという事に────!】

……何を考えて結果に入れられたか分かんねえけど────

────死ねばいいのに。

【最後に一度電撃を送ると、黒い影────「緋天颯護」はまた、適当な方向に向かって歩き出す。】
【────発動の結果相手がどうなろうと、知った事では無かった。】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 02:13:10.54 ID:89Gsa+wSO
>>119

似合う似合わないは、他人が決めることだろうさ。……まあ、性に合う性に合わないは有るけれど、と。

【当てもない戯言を述べつ幕無し、くるり。吹く風に頼りなく傾ぐようにして、人影は振り返る】
【容貌は――肌の色こそ白磁のようだが、櫻国人の面影があり。可愛げのある、と言うよりは凛とした、中性的なもの】
【人体模型のような顔立ちに、驚いたように目を見開き。彼女は前髪を払い、ごしごしと目許を擦れば】

【それがメイクと知って、大袈裟に溜息をひとつ。更に続けて】


だよなー。……賢くて面白い答え、となると――――考えるだけ無駄か。哲学者じゃないし。
……落ちるから危ないだとか、領分を弁えない奴だとか、そんなとこ?

【今度は此方が問いを返し、「だとしたら、嫌な感じだな」と付け加える】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/18(月) 02:15:29.22 ID:nsV/gN4qo
>>128

……ありがとうございます

【撫で撫での手が止まると、若干名残り惜しさそうに手から離れて】
【次の何かを言おうとした瞬間───病室の入り口で大きな物音がする】

【振り返ってみると、先程のナースが呼んだのだろうか】
【その先には銃を持った男性が居た】
【流石に病室でぶっぱなすことはしない。とっと出て行け、ということだろう】

……ある意味、タイミングばっちしです…
居てはいけないところに居すぎたみたいですね
…それでは、笑える日が来ることを祈ってます

また、会いましょう!

【入ったときと同じ窓に身を投げ込むと】
【翼を広げて、夜の闇へと溶け込むように消えていった】

【これほど長く話したのも久しぶり。彼女の中は安らかな満足感で一杯だ】
/遅くまで長くありがとうございました!楽しかったです!
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 02:16:30.99 ID:sFhTTgu6o
>>132
/お疲れ様でした!
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 02:19:06.37 ID:4Mnz9W+jo
>>130

(お酒、お酒……甘い物、脂っこい食べ物……!)

【結界を無力化してくれた人?ああ、そんな人もいましたね】
【とか言い出しそうな程に欲望に忠実で、彼女の背中は直ぐに見えなくなる】

【そも自分のような人間を節制の中に投げ込んだ所で……】
【人間の基は変わらないのだ、むしろ抑えつけられた分それは爆発する】
【こんなにも地面を蹴る足が軽い、もう何も恐くな――――】

ひゃん――――っ!!

【お約束のように電流が流れ、彼女の進行は停止】
【前のめりに転んでずざざざーっと地面を削る】

…………あう。

【そしてそのまま巨木に頭をぶつけ情けない声を上げてからノックダウン】
【暫くの間昏倒していたとかなんとか……】

/この辺りでしょうか、絡みとお付き合いありがとうございましたー!
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 02:23:03.86 ID:wWFzaMYFo
>>131
んじゃ、性に合わない、かな?
あんなだだ甘い言葉がぽんぽん出てくる頭おはなばたけな性分が信じられないわ。おお、さむ

【相手の言葉への暗での肯定か改めて後者を選び、一人思い出すようにごちる】
【言葉から推測すると、恩人とやらは相当態度も頭も軽そうだ】

……あ、これはなんていうか願掛け、みたいな? 悪いねびっくりするでしょ
賢くて面白い……ふーむふむふむ
ね、とびっきりへそ曲がりな答えととびっきりロマンチックな答え、どっちがいい?

【前者は相手の驚いたような言葉への返しだろう、へらへら笑って手をひらひらと】
【なんとなく己も考えてみたのだろう顎に手を当て相手の方へとゆっくり歩き、手を軽く打ち鳴らす】
【じれったい前置きを加えて、口端を歪めた】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 02:23:04.16 ID:jMrogzbSO
>>129
あーあーあーあんあんあんあぁーーーーーっ!!!
聞こえない聞こえない聞こえない聞ーこーえーなーいーーっ!!

【幼稚】

でも、名前なんて自分で決める物じゃないんじゃないのぉ?
物だって人間だって、他のどんな動物だってそうじゃない?
自分でつけた名前なんて寒いだけよ
他人に貰うから意味があるんだわ、きっと
単に呼び分けるためだけじゃなくてね
だから私には名前なんて必要ないのよ、そんな意味いらないもの

そ、好きに呼べばいいわよ
というか、私はもうかかわり合いにならない事を望むわね

【ブルブル震えている】

さっ、分かったら人(?)の狩場からさっさと出ていきなさいよぉ!
また引っ越さなきゃならないじゃない!

【シッシッと追い払おうとしている】

死ぬまでに一度くらい人間を食べてみたいもんだわぁ……
この調子じゃ無理くさいけど
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 02:30:38.26 ID:Zc9kWiXAo
>>134
//はーい、お疲れ様でしたですはい。
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 02:38:34.69 ID:mpdiRv0SO
>>136

いいや聞こえるね。君に「ジンメンヘドロエイリアンゴキブリ」の実物を見せてやりたいよ。

【実物も何もそんな生物は存在しない】

【……と、言いたいところだったが。ちょうど、「今」の事だ。とある国で、貧乏な農家の男が、「ジンメンヘドロエイリアンゴキブリ」を発見したらしい】
【まさに名前通りの見た目のそれは……その男に始末されそうになるが逃走して。森の中に消えたという……】

分からない感情だなぁ……ぼくなんかは名前を捨ててるからね。ペンネームを人に付けてもらうのも、何かヘンだろ?

【人間の癖に、人間らしくない事を】
【震える彼女に対して、純粋に疑問そうな表情で、言って】

ああそうしよう。早く、執筆を続けたくてね……じゃ、この辺で。

【踵を返し、地面に散らばったペンケースや原稿用紙を拾ってから】

……人肉料理屋にでも行けばいい

【そう言って、その場を去る】

/お疲れ様でした!
/虫嫌い可愛いよ虫嫌い
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 02:44:03.19 ID:jMrogzbSO
>>138
何よアレ……変な人間

【新たな狩場を求め人目につかないよう引っ越したとかなんとか】


/お疲れ様でしたー
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 02:50:28.70 ID:89Gsa+wSO
>>135

……ひっどい言われようだな、恩人。それだけ酷評されると、逆に一遍会ってみたくなるかも。

【口許に人差し指を当て、視線を宙空へ。恩人の人物像を思い浮かべてから、興味本位といった風に】
【先の揚げ足取り同様この言葉にも然したる邪気はなく、浮かべる表情は、僅かに眦の下がった苦笑い】

ああ。……場所柄、余計にな。ここらには変な噂もあるし、てっきり――――

【メイクの説明に、こくりと小さく頷く彼女。失礼とでも考えたか、言葉を切ると】
【その代わりに「……願掛け?」なんて短い問いを発して】


んー、と――――両方。それが駄目なら、前の方を頼むよ。

【口許に遣った指を軽く動かし、頬っぺたを掻きつつ眉根を寄せて思案顔】
【それから、にいと唇に弧を描かせて。欲張りというか、捻くれ者というか】
【――どうにも、台なしな感が否めない科白を吐いた】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 03:04:22.77 ID:wWFzaMYFo
>>140
ひっどい人だよ。人の迷惑なんて知ったこっちゃないし、大雑把だし、強引だし適当だし。
おまけに両性愛者だわ人の女寝取るわ……ぶん殴りたいと何度も思ったね

【語る内容は言葉通りのひどいもの、だが浮かべる表情は楽しそうなそれで】
【むかしがたりを懐かしむように、相手の横に並んで肩をすくめた】

てっきり何、動く人体模型通称じんもくんの怪とかそのへん?
まあ不思議なものも不思議じゃないものも性格だけは悪いのがここだしね
……そ、願掛け。しゃーわせになれますよーにってね?

【男の態度は終始おどけて、不真面目極まりないそれだ】
【身振り手振りが多い動作は、男のイメージを陽気なものにする、か】

んじゃ、前だけにしようか
――昔に高い所にすむのって、大抵かねもち連中だろ?
自分の利益ばっか見て周りが見れない、つまるところある意味真っ当な為政者なワケだ
そういうヤツらを指して、大局を見据えられない馬鹿だとしたんじゃないか……なーんてね

【やはり何か皮肉るような抑揚を持った喋り口調、手の平を文字通り返して語り】
【終わりに、てれ隠しのような一言を付け足す】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 03:51:22.99 ID:89Gsa+wSO
>>141
うわぁ、そりゃ何とも……。だけども、悪い奴じゃないんだろ?
なんてえか――あんまし本気で憎んでないって、そういう顔してるしさ、お前。

【字面だけ見れば渋面ものの台詞だが、物は言いようで何とやら、だ】
【楽しげに語る彼に釣られて、彼女もまた愉快そうに。口を覆って、小さく肩を震わせる】

【彼女は次いで、敢えて聞くまでも無いかも知れない問いを重ねれば】


……んー。それよかちょっと性質は悪いけど、大体そんな感じ。なんでも、顔、剥ぐんだってさ。
また、ありきたりな話だろ?――ってのはさておき、幸せに……か……、…………。


【如何にも、友達の友達から聞きました、といった感じのベタなオチを事もなげに述べて】
【幸せという言葉と、ボディペイントのデザインとが結び付かないのか――】
【首を傾げて、ぱちくりと瞬きを何度か。飄々と振る舞う男の横で、むう、と小さく唸った】


あー、確かに……お城だとか塔だとかに、虚栄心を擽られそうな手合いだもんな。
……うん、理に適ってる。ロマンチックな方は――まあ、いいや。そっちは自分で考える。

……えーっと、あー……なんかこう、……夢見る馬鹿はいつだって夜空の星のように輝いてるのさー、的な……。

【感心したのか、「ふぅん」等と感嘆の溜息を零し目を丸くするも。やはり、もう片方が気になるらしく】
【冴えない頭を抱えてぶつぶつと何やら呟き、暫く思索に耽った後、小さく一言】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 04:08:10.40 ID:wWFzaMYFo
>>142
……まあ、そうだね。人によって好き嫌いありそうな人だったけど、世話になったしさ
いっつもばかみたいに明るくてさ、ほっとするんだよな

【ふ、と表情が微かに真剣味を増し、目は空を見上げて小さく息を吹く】
【先ほどよりもずっと強い照れをごまかすように、髪を軽く梳いた】

顔を剥ぐぅ? あんまりありきたりでうれしい話じゃないわな、会いたくねえ
ん、とすると……俺様もしかして、その被害者がゾンビみたいにフラフラしてるように見えた?

まーデザインは単なる趣味だけどね。死んじゃった友達が似たような事してたもんだから
始めたのは若い頃だったし……なんかうらやましかったのかもなあ

【うげえ、と心底嫌そうに顔をゆがめて舌を出し、悪態をつく】
【背中がうすら寒くなる様な気分を塗り替えるように、両手を前に出して歩く屍の真似をしてみて】
【再び、己から他人へと話をすり替えて呟くように言った】

……えっと、それは『無茶しやがって』的な?
空に笑顔でキメ、的なこう、死亡後フラグ的な

【AA略】
【言いにくそうな突っ込みは、連想できなかった事のあらわれだろうか】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 05:02:11.55 ID:89Gsa+wSO
>>143
……ん。居るよな、そういう奴。ムードメーカー、って言うのか?
大概ふざけてるけど――いや、ふざけてるからこそだな。居ると、なんか落ち着く。

【こくこくと首肯を返して、おもむろにその場へと腰を下ろすと、同じく視線を夜空へと】
【視界の端に、気恥ずかしさの滲んだような彼の横顔を捉えて。にやり、笑みを深める】


嬉しくないのは、オレも同感。剥がれるどころか顔突き合わすのも御免だね。はた迷惑もいいとこだ。
で――――あー……えーっと、その。……うん、悪い。そう見えて、思わず。

……ん、そっか。羨ましいってえと……どんな感じに?

【今回ばかりは、嫌な事を言ったという自覚も有るのか。肩を竦めれば、小さく顔の前で手を合わせ】
【それから彼の物真似に歯切れも悪く答えると、すっかり苦味走っていた表情をまた緩め】

【手慰みに、首に掛かったリングネックレスを指で弾きつつ訊ねた】


あ、うん、あの……ほら、星って一等高いとこに有るだろ?それでさ、その。
突き抜けた向上心のある馬鹿は、あの星みたいに輝いてるのさ、みたいな……。

【どこをどう取れば、そんな発想になるのやら。何やらひどくズレているが、当人は真面目に考えた結果らしく】
【「うぅ、スベった……」なんて言いながら思いっきり赤面して、気恥ずかしげに俯くのであった】

【正しく、無茶しやがって……の図である】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 05:15:33.65 ID:wWFzaMYFo
>>144
ね。もう随分会ってないけど、元気してるかねえ……

あはは、そりゃ怖いわ。ま、被害者が生きてられるかも微妙そうな気がするけど
この辺り、加害者に会うより被害者に会う方が怖いとか不思議な話だわ
まあ、間違えられるほど俺様のウデも上がったって感じかね?

【路地裏という界隈で星視が出来るくらいなのだし、相手も腕に自信はあるのだろう】
【気にしてないとばかりに謝罪は流し、代わりに自惚れを口にしてしししと笑う】

……そうだな、それは秘密
ヒントをあげるなら、うーん、「どう」うらやましかったか、みたいな

【数秒、悩んで出した答え】
【出会って間もない間柄では推測のしようも無いだろう問いは、未だ教えたくない事なのかもしれないし】
【気まぐれな男の、ほんとうに気まぐれな行動かもしれない】

っぶはは、面白い事考えるなあ嬢ちゃんも
でもいいんじゃない輝いてる馬鹿とか。輝かしい馬鹿って居るよな
そういうの、馬鹿だから成れるものであって、成るものじゃないんだよね

【慰めついでに頭の頭でもぽんぽん撫でようか、右手をのばして】
【言葉はしかし嘘を言うでもなく正直な感想を吐いた】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 06:03:32.88 ID:89Gsa+wSO
>>145
どっかで宜しくやってるさ、きっと。

……うん、相当。さておき生きてられるか、となると――どうだろうな、実際。
やられた事は勿論、やった事も見た事も無いから、判らないけどさ……。
痛みでどうにかなるか、面の皮ごと太い血管が千切れるかしなけりゃ、暫くは大丈夫なんじゃない?

【そんな噂を聞いていながらも、呑気にこの一帯で駄弁っていられる所から鑑みるに。腰の得物は、伊達ではなさ気だが】
【それはさておき、割と真剣な表情で下手人が止め刺しに来なけりゃ、何とか≠ニ結論付けてから】
【じとり、ほんの少し怨みがましい目付きを浮かべて、笑う彼を見上げ】
【彼女は「驚いたんだからな」なんて、冗談めかしてむくれて見せた】

ん……。

【どうも彼女、考えるより先に身体が動いてしまうきらいが有るらしく】

【悩む様子に、初対面の分際で立ち入ったことを聞いたと今更ながら思ったか】
【返事は頷くだけに留めて、問いなど無かったように振る舞う。それ以上は尋ねようとしない】


………ぅん。馬鹿って、意外と馬鹿にならないよ。……馬鹿だけどさ。
狙って出来る奴は、そもそも馬鹿って言わないし……な。

【延ばされる右手には、擦り寄りもしないが弾きもしない。ただ、どこか矛盾したような呟きを零し】
【為されるがままに目を細めて、こくりと首を縦に。率直なのは、彼女にとっても好ましいらしかった】

【其方を一度見上げればまた目を伏せ、ぴぃん、とコイントスの要領でリングを跳ね上げては掌で受けを繰り返し】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 06:19:39.00 ID:wWFzaMYFo
>>146
でもま、顔も皮膚はワケだしちゃんと清潔にしてれば再生するのかしら?
太い血管がちぎれるかどうかは、遣り手の腕の見せどころってか
……見つかった被害者が生きてたのかどうかによるね、そりゃ

【冗談ではすまない話も、今は単なる笑い話の種】
【白い歯をきらめかすいかにも軽薄そうな笑みで、ふざけた考察をする】

いいよなあ、馬鹿は。下手に気取ったやつよりずっと良い
他人を蹴落とす手段を覚えたヤツってね、アレだから。性格とか
……と、朝、かあ

【馬鹿な人間は好ましい。やっぱりふざけた調子ながら、矛盾を孕んだ呟きに肯定する】
【のんびり語りながら、ふと眩しい太陽がちょうど目に直射して目を伏せる】

さて、嬢ちゃんをナンパしてもいいんだがそれにゃ時間が早すぎる
俺様パンでも買って帰るけどー、嬢ちゃんどうする?

【頭をなでる手を下ろし、そちらに視線を向ける】
【本気ともつかない冗談を飛ばして、途中まで連れ立つか聞いてみて】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 06:57:48.98 ID:89Gsa+wSO
>>147
元通りは無理でも、治りはするだろうさ。……オレは絶対に嫌だけど。
でも噂になる位なんだから、さぞかし見事な腕前なんだろうな?じゃなきゃ、辻褄も合わない訳だ。

このテのお話では典型的な、友達の友達が――ってパターンだから、信憑性は皆無だが。

【白んでくる空に、昇る朝日。こんな時間になってしまえば、背筋の凍るような階段話も怖くはない】
【彼の考察に乗っかってけらけらと笑い飛ばすと、陽の光の差し込み始めた眼下を俯瞰して】

【唇を尖らせ、短く小さく。お化けなんて嘘さ、と口笛を吹き鳴らして】


かく言うオレも馬鹿でして。……なーんて、な。
……んー、と。……それじゃ、付き合うよ。小腹も空いたしさ。

【尋ねられ、断るか否か考えた所に、タイミングよく鳴く腹の虫。今から帰って作るのは、億劫に感じて】
【適当に菓子パンでも見繕って、食べながら帰ろうか、と首を縦に。よいしょ、と腰を上げた】

【なお、冗談に対しては。笑みを浮かべて親指を立て、「時間の問題じゃない」ときっぱり】
//あばばば、こんな時間まで申し訳ない。次の自分のレス辺りで締めましょうか……?
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/18(月) 07:07:04.04 ID:wWFzaMYFo
>>148
ほんとう恐ろしいこと。治るまでどれくらい掛かるか、洒落になんないわ
ふむ……そんなら、次会うときまでの賭けにするかね?
そいつが捕まるか何かして腕前が知れたら、ってさ

【日の光はヒトの思考をからりと楽天的なものにする、次会うかどころか捕まるかすら分からぬ賭け】
【同じようにあっけらかんと笑い、屋上のドアの方へと体だけ向ける】

そんなら俺様も大馬鹿者ってんだね。勿論、悪い意味で?
それじゃ行こうか。路地裏出てちょいとしたところにうまいパン屋があってさ、そこのバケットが……

【素直な馬鹿には成れずとも、愚かな馬鹿ではありえるか】
【おあとよろしく肩をすくめ、相手と連れ立ち屋上を出るだろうか】
【ほんの少しばかりのテラスでの食事も、良ければこちらのおごりで添えて】


/なあに覚悟の上さキリッ
/それではそんな感じでこのへんで、お疲れさまでしたー
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 07:39:26.58 ID:89Gsa+wSO
>>149
お話にならないさ。十割こっちが勝てる勝負は、賭けって言わないし、な?

【無効試合は考慮から外すとしても、自信過剰に過ぎる台詞。それに違わぬ不敵な笑みを浮かべ】
【彼が振り返り、歩き出すのから数秒遅れて、彼女もまた階段へと歩を進め――】


そこは良い意味じゃないのかよ。……え、マジ?そんな所に――うわあ、何だか今まで損してた気分かも。


――――……ん?


【ふと、立ち止まる】

【何だか今、視界の隅っこに、目が覚めるように赤い何かが過ぎったような】
【そんな気がした。でもそれは、きっと眠気の所為だ。そう断じて、再び彼女は早足に歩き出す】

【振り返る事は、ない。焼きたてのパンが待っているのだ、何を戸惑うことがあろうか――――】




【ひゅう】


【その少し後ろ。後ろ髪には、寸でのところで届かない位置にまで】
【青白い手が延ばされて、ゆらゆらと空を掻いた】

【ただ、それだけ】
//お疲れ様でした、ありがとうございましたー!/さんかわいいよ/さん。
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 12:11:29.77 ID:CJ3QF3l4o
【街外れの公園】

怪我も完治したようだし、修行を再開するとするかねぇ

【青年はベンチから立ち上がり、公園の池の前に歩いていく】

よし、まずは準備運動がてら気の調整からはじめるか

【池の前で集中する様子をみせ、そして青年は池の上を沈まずに歩いている】
【傍からみれば格好もあわせて明らかに不審者かもしれない】

よし、腕はそこまで落ちてねぇみてぇだな

【気を察知できる者ならば彼の足元から水面に向かって気が放出されているのがわかるだろう】

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 12:18:04.85 ID:hq1nlj4Ko
>>151

魔力、じゃないみたいだな
似てるが異なる……ありゃなんだ?

【池に浮いている青年を眺めている別の青年が居る】
【青年は子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがあり、その中に黒いハンドガンが納まっている】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】

【眼鏡を中指でくいっと上げると、また青年をまじまじと見始めた】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 12:23:38.71 ID:CJ3QF3l4o
>>152

……ん、誰か見てるのか

【視線に気づき回りを見回してみると、彼を眺めている一人の青年がいて】
【彼は修行を一旦やめ、青年のほうへ近づいていき】

どうしたんでぇ、さっきからオイラの方ずっと見てるみてぇだが
なんか用かい?

【青年の熱い視線を感じた彼は、青年にその理由を問おうとした】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 12:36:36.89 ID:hq1nlj4Ko
>>153

池に浮いている、なんて人間を見つけたら興味の眼差しを向けるのは当然だと思わないか?
不愉快なら謝罪しよう

【近付いてきた青年にとても分かりやすい返事をした】
【研究者の格好らしく、不思議な現象には興味があるのだろう】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 12:53:06.81 ID:CJ3QF3l4o
>>154

まぁたしかにそうだがよ
いいや、別に謝らなくてもいいぜ

【青年の言っている事はおかしい事でもなく】
【むしろおかしいのは公園の池で水の上を歩いていた青年だろう】

みたところ何か学者さんかい?
オイラは頭よくねぇから学問がよくわからねぇぜ

【彼の教養・学問レベルは高くはないらしい】
【むしろ平均かそれ以下か】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 12:55:06.26 ID:hq1nlj4Ko
>>155

この格好をしてるとその切り口が多いなぁ

【青年の質問を聞いてははは、と軽く笑った】
【どうやら何度もその言い方を耳にしているようだ】

研究者ではあるけど、どちらかといえば学生だよ
『魔術協会』──聞き覚えは?

【学生だと答えながらある組織の名前を口にした】
【そこの所属のようだ】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 13:01:08.71 ID:CJ3QF3l4o
>>156

学生ってぇと思ったよりわけぇんだな
『魔術協会』…聞いたことはあるが名前くらいしかしらねぇな

【彼は『魔術協会』という名前は知ってはいるが、中身までは知らない様子】
【そして組織の名前を聞き】

じゃあ魔術を勉強しながら研究中の身って事かい?

【研究者であり学生でもあるという事は日々学び、研究していると思ったのだろう】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 13:12:55.92 ID:hq1nlj4Ko
>>157

ま、大体そんなところさ
ところで、それは魔力とも違うようだけど?

【青年の返事に首肯で返すと、こちらからも質問をする】
【それ、と言いながら相手の足元を指差している】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 13:16:57.68 ID:CJ3QF3l4o
>>158

ああ、これは気≠セな
オイラは魔翌力なんて持ってねぇぜ

【この青年も何か感じ取ったのだろうか】
【彼はこれが魔翌力ではなく気と説明し理解させようと】

まぁ、簡単に言えば気力みてぇなもんだ
まぁ気も使いすぎると気力失って倒れる時もあるけどな

【もちろんこの気にも限界があって】
【自分の気を使い果たすとそれなりのリスクがあるという】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 13:25:59.06 ID:hq1nlj4Ko
>>159

ふぅん
それは、例えば外界にあったり木々のような植物、建築物のような無機物にもあったりするのか?

【次の質問は妙に具体的だった】
【それは人間でない有機物や無機物、大気中にも”気”というのはあるのか、というものだ】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 13:34:45.04 ID:CJ3QF3l4o
>>160

どうだろうな、魂が気の源みてぇなモンらしいから生きている動物や植物には多少だがあるな
だが建物や死んだモンにはねぇぜ

【あくまで生きている動物や植物にはある】
【が、死んだ者・無機物には通常はないようだ】

生きているおめぇさんにも気はあるだろうよ

【そしてこの青年にも気はあると】
【そう言っているようで】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 13:39:10.68 ID:hq1nlj4Ko
>>161

なるほど。魔力との区別は楽そうだ

【どうやら区別をつけるために細かい質問をしたようだ】
【青年に”気”があると言われると首を傾げた】

何に使えるんだ?

【早速使い道の質問】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 13:44:17.00 ID:CJ3QF3l4o
>>162

ん、まぁ色々使えるぜ
といっても人によって使い道は違うしな
たとえばさっきみてぇに水の上を歩いたりな

【青年も気についてはまだまだ知らない部分もあるらしく】

研究者だけに勉強熱心なこった
さっき魔術協会とかいっていたが、おめぇさんは魔術かなんか使えるのかい?
オイラそっちの方がみてぇぜ

【話題を摩り替えるようにして青年に質問をする】
【果たしてこの青年は何ができるのかと】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 13:59:02.40 ID:hq1nlj4Ko
>>163

あー、俺か?
生憎と研究専門でな。魔術らしいものはないんだ

【魔術を研究しているにも関わらず、魔術が使えないと答えた】
【事情でもあるのだろうか】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 14:04:59.96 ID:CJ3QF3l4o
>>164

そうか、なら仕方ねぇな

魔術の研究してるんなら何個かは使えるもんなのかと思ってな

【魔術が使えない理由をあくまで深くまでは追及しようとはしない】
【彼なりの気遣いだろうか】

ところで普段は何を研究してるんだい?
せっかくだし教えてくれねぇか?

【魔術の研究中で魔術が使えないという疑問を感じて】
【彼も興味があったのだろうか、研究している内容を青年に聞いてみようとした】

/次レス少し遅れますorz
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 14:20:34.75 ID:hq1nlj4Ko
>>165

普段? 普段か……

【左手をポケットの中に入れ、何かを取り出す】
【それは二つの小さな石だ。青年がもし魔力を感じ取れるのなら片方の石が魔力を含有しているのが分かるだろう】
【手を開き、青年に二つの石を見せる】

今日は魔力の移り変わりを調べにきた
普段はこうやって魔力そのものを研究してる。魔力が具体的に何なのかを調べるためにな

【魔術ではなく魔力の研究】
【そう聞くと大層なものに思えるかもしれないが、実際に使うのは小石が二つ、場所は公園】
【彼はそっと足元に小石を置いた。行動としてはそれだけ】
【はたから見れば何をしてるのか全く分からないようなものだ】
【話と実際の行動。地味と思うか派手と思うか、どちらだろうか】

//はーい
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 14:47:18.32 ID:CJ3QF3l4o
>>166

石の研究じゃ…ねぇみたいだな…

【魔術を研究している者がまさか石の…研究をするわけもなく】
【彼は不思議そうに青年の出した石を見ながら】

魔翌力の移り変わりねぇ…てことは石には魔翌力が宿るってことか
(物は試しだな)

【彼の白銀の瞳に卍のような刻印が浮かび上がる】
【それは動体視力と洞察能力を高める彼特有の技でもあり】
【その眼で青年の出した石を見ると、魔翌力らしきものがみえたようで】

(魔翌力もある程度は見る事ができるみてぇだな)

【この青年は魔翌力を感じる事はできない、だが見る事ができたようで】
【青年も気づいたようである】

地面に石を置いてどうするんでぃ?

【青年の足元に石を二つ置くという謎の行動】
【彼も自分の眼の力を再確認するかのように、石をじーっと見ている】


//遅れてすいません
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 15:03:30.95 ID:hq1nlj4Ko
>>167

放置

【石は置いて放置。放置プレイらしい】
【これが彼の研究らしい。石を二つ、足元に置いて放置するのが研究らしい】
【科学者や研究者ならともかく、ちょっとでも期待持った一般人が聞いたらがっかりしそうだ】
【しかし、彼はちゃんと説明も続けた】

キミの言う”気”と違い魔力は無機物有機物大気問わず万物に宿る……いや、宿ると考えられている
少なくともこの石には魔力が宿っているはずだ
だから、放置して魔力が放出、つまり大気に移るか、或いは隣の石に移るかを見るんだよ

【実際にはただ放置するのではなく、放置することによって起こる小さな変化を観測するのが主目的】
【これを聞けばまぁ誰でも納得しそうではある。少なくとも放置の一言よりマシだろう】
【大気、つまり外側にただ放出されるのか。それとも隣の石に移るのか】
【”宿ると考えられている”とわざわざ言いなおしたことから分かるかもしれないが、少なくとも彼は魔力をまだまだ捉えきれていないようだ】
【行っていることはただ石を置いて放っておくという暇つぶし以下の内容だが、これも小さな一歩の一つだ──多分】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 15:10:06.97 ID:CJ3QF3l4o
>>168

【じーっと石をみる、ただそれだけで】
【彼は疑問を感じながらも青年の説明を聞いて】

へぇ、魔翌力かどうかはわからねぇが特別なモンが見えるな

てぇことは魔翌力ってのが置いとくだけで何かに移ったりするってぇ事は
魔翌力自体が意思≠持ってるって事かい?石だけにってな!

【おそらく彼は片方の石に宿っているだろう魔翌力を見ているのだろうか】
【そして青年に真面目に質問した後におまけでくだらない洒落を言う】

【このおとなしそうな青年がどう反応するかは分からないが】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 15:21:55.33 ID:hq1nlj4Ko
>>169

……お前

【俯き気味になって石を観察していたが、その洒落を聞いて驚いたような何ともいえない表情をしながら顔を上げた】
【何かじーっと見てる。その目に侮蔑を感じるか哀れみを感じるかは青年次第だ】
【そして口から出た言葉は──】

上手いこと言うな

【感☆心】
【笑うでも怒るでも馬鹿にするでもなくまさかの感心】
【口元がちょっとにやけてるから笑うも入ってるが9割は感心だ】
【駄洒落が好きなのかもしれない】

”意思を持ってるか”、という質問だが不明だからYesともNoとも答えられない
だが置いておくだけで何かに移るから、という理由で意思を持っている、という疑いは俺は持たない
例えば当然のことと思うかもしれないが、水は動く。これは重力その他の力がかかっているからだ
熱も移る。熱力学第二法則には”熱は温度の高いところから低いところに移る”とある
それと同じことで魔力が移るのにもメカニズムがあって、それはキミの言う通り意思があるのかもしれないし、力学的な理由かもしれない
けれど”移るから”、という理由で”意思がある”、という結論にはしないな

【意思を持っているか、という質問にだいぶ長い解答をもって返した】
【曰く、水が動くのにも熱が移るのにも理論的な説明がつく。それと同じことが魔力にもあり、それは青年の言う意思の存在かもしれないし力学的な理由かもしれないし、それは分からない】
【しかし移る、ということと意思がある、は必ずしもイコールでは結ばれない、ということだ】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 15:33:40.30 ID:CJ3QF3l4o
>>170

お……おう

【青年が彼に向けた視線を感じながら若干不安になり】

だろ?へっへ!

【寒い空気にならずにすんだのか?は分からないがどうやら】
【青年の反応からして良い結果になってくれてみたいで】

難しい事はわからねぇが、そういう事ならそうなんだろうな

そうだ、魔翌力とかいうのが移るとかいうのとは関係ねぇが
魔翌力ってのと気が混ざったどうなるんだろうな?

【ふと思った疑問】
【それは気≠ニ魔翌力≠ェ混ざり合ったらどうなるのかという質問】
【青年は気というものをさっき彼から聞いたので分からないかもしれないが】
【研究者ならば予測はできるかもしれない】

よかったらその魔翌力ってのが宿っている石にオイラの気を流し込んでみるが
ただ研究の邪魔になるんならオイラはやめとくが

【青年の研究はあくまで魔翌力自体の研究】
【魔翌力と気を混ぜたらどうなるか?というのは研究対象外だろう】
【ただ、青年が気に興味を持っていたら―――どうだろうか】
【承諾するか拒否するかは研究者である青年の自由だろう】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 15:46:17.48 ID:hq1nlj4Ko
>>171

知らん、分からん

【即答だった】
【やはり研究者といえども初遭遇のものと研究中のものを混ぜたらどうなるかは予測がつかないようだ】
【どちらも詳細が分かっていないせいだろう】

うーん

【左手を腰に当てて若干俯き唸り声をあげる】
【興味がないではない。もしかすれば”気”を研究すれば新しい発見があるかもしれないし、何よりデメリットが殆どない。一つを除いて】
【その一つというのが、実はこの魔力を含有した石を用意するのが他の魔術師は楽でも彼にとっては結構な重労働だったのだ】
【気を入れたらまた用意しなくてはならないだろう。そこが唯一躊躇う部分だ】

(確か、ここに来るまで割と時間は経ってるな。ならいいか)

【この公園には当初、真っ直ぐ来る予定だったが、わけあってより道をいくつかしたことにより、小石を持って家を出てからかなり経っている】
【しかし石の片方は魔力が無く、もう片方はしっかりとある】
【つまり観察は既に終えてもいい段階だ】
【なので】

魔力が入ってるのはこっちの石だ
頼むよ

【と、魔力が入っている石を指差しながら言った】
【気を入れてほしい、ということだ】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 15:53:20.04 ID:CJ3QF3l4o
>>172

そうか、まぁやった事ないならわからねぇよな

【やってもいないのに結果等分かるわけがないのは当たり前で】
【そして、青年の気を流し込んでくれとの頼み】

おう、まかせとけ
どうなるかオイラも楽しみだぜ

【青年は左手に気を集めて魔翌力が宿っている石に当てて、流し込んだ】
【前まで魔翌力しか宿っていなかった石が今は魔翌力と気の両方を宿している状態になる】

よし、石全体にまんべんなく流し込んだぜ

【果たして――――結果はどうなるのだろうか?】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 15:56:21.19 ID:hq1nlj4Ko
>>173

【気と魔力、その両方を含んだ石】
【青年はじっと瞬きもしないぐらいに注視していた】
【一秒、二秒……五秒、十秒と時間が経っていく。それでも一切目を逸らさなかった】
【更に静かな時間が進んでいき、一分、二分】
【そのあたりになって、やっと注視をやめた】

何も起きないな

【そう──何も起こらなかった】
【正確には”まだ”なのかもしれないが、とにかく特に変化がない】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 16:01:20.68 ID:4IvqRMNdo
【櫻の国、コンビニ店内】


………………んー…

【店内をウロウロとして、何を買うか決め倦んでいる10〜12歳ほどの背丈の少女が一人】

【細い体躯、真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカー――といった風貌だ】

【よく観察すれば、飲み物のコーナーとデザートのコーナーを行ったり来たりしているのがわかるだろう】
【悩んでいるにもかかわらず、その表情は凍りついたように変化がない。感情が希薄なのだろうか】

【そんなよくある日常の風景。店員さんもそんな少女を温かい目で見ている】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 16:05:40.88 ID:CJ3QF3l4o
>>174

そうだな…何も変化がねぇ……

【彼も石にある気と魔翌力を見ていたがとくに変化は見えず】

まぁ明日にでもなれば何か起きてるかもな!
あ、そうだ一つ聞きてぇんだが

【彼はもう一つ疑問があるらしい。それもかなり気になっているようで】

魔翌力ってぇのは万物に宿ると聞いたが、俺の中にもあるって事かい?
無論オイラぁ魔法使いでも魔術師でもねぇ

【彼は魔術も魔法も使えない、無論魔術の理すらも知らないだろう】
【そんな彼が研究者である青年に抱いた疑問】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 16:05:45.80 ID:pu6lUJQro
>>175
【長い黒髪をポニーテールにした少女だ】
【黒いジャケットにベージュのロングスカートという目立たない装いだが腰に差す刀が、逆にその格好の中で浮いている】
【目元は鋭く、涼やかで。黙っていれば、所謂美人系に属するであろうことが分かるだろう】

むむ、おにぎりが尽きてしまった……、補充しなければ……。

【そう呟きながらおにぎりを大量に籠に放り込んでいる姿が目に映るかもしれない】
【店内のおにぎりを買い占めるそんな少女を店員は痛い人を見るような冷たい目で見つめている】
【少女は、スライドするように移動し、少女にぶつかるかもしれない】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 16:11:57.80 ID:4IvqRMNdo
>>177

(んー……どっちがいいかな…)

【そう思いながら、もう一度デザートのコーナーを見に行こうと、体の向きを変えた時だった】

【ドン。不注意にも隣にいたその少女にぶつかってしまうだろう】
【見た目通り軽い少女は、少しばかりよろけると慌てて】


―――ごめんなさいっ…

【小さく腰を曲げて、そう謝罪するだろう。数瞬後、あげた顔は、よく知った顔かもしれない】

【因みに、中の人の描写ミスだが、腰には鞘に収まった竹光をベルトで固定させている】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 16:13:24.74 ID:hq1nlj4Ko
>>176

……正直、それを突き止めるのも俺の目的の一つなんだ

【青年の質問にまずかなり苦い表情で返事をした】

一般的にはあるとされてる。人間は魔力を内包しているとされている
様々な流派があって様々な見解がなされているが、”基本的に”人間は自分の中にある魔力”と”、もしくは”か”外界の魔力を使用して魔術を実行すると”されている”

【かなり様々な部分を強調して説明を続けた】
【まず”基本的に”を強調したということは例外もありうるということだ。更に人間が内包している魔力だけを使うのか外界のものを使うのかその両方なのかも分かっていないようで、極めつけは”されている”──つまりこれら全てが間違っている可能性があるということだ】
【この”されている”というのは三回も使っている。それだけ不明瞭ということだろう】

魔力も魔術も詳細を語れる人間はどこにも居ないからな
……良ければ俺の見解を聞くか?

【人間が内包しているかどうかは少なくともこの青年にとっては難題の一つのようだ】
【それ自体が研究の目標ですらある】
【そして一般的な見解とは別のものがあるらしい】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 16:14:49.08 ID:pu6lUJQro
>>178
お、っと。
大丈夫か……って……ゼーロじゃないか!

【ぶつかって、相手の無事を確認しようと思ったら目の前には可愛い妹分が】
【顔は途端に喜色満面、明るい色へと変わっている】

元気だったか!?

【注意、ここはコンビニの中。そして火憐の声は良く響く上に大きい】
【大分注目を集めるかもしれない】
【そして、腰の竹光を見て、む、と声を漏らして】

剣、始めたのか?

【そう、問いかけるだろう。表情にはどことなくうれしさが見えているかもしれない】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 16:18:07.21 ID:CJ3QF3l4o
>>179

ふむ…人間の中にある魔翌力…外界の魔翌力か…
それに例外もあるってことか……

【彼は珍しく真面目に考えており】

おう、聞かせてくれ
魔術は見たことはあるがどんなモンかは多少は知っておきたいからな

【素直に青年の考えを聞きたいと思う彼は話を聞くだろう】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 16:26:15.49 ID:4IvqRMNdo
>>180

―――え?…

――――え…火憐お姉ちゃん!?

【一瞬、何が起こったかわからないといった、少しの間をおいて】
【声、顔、風貌、全てが大切な人と一致して、眼を見開いて驚いた。その表情には驚きの他に、喜びが感じられるだろう】

【元気だったか、という問いには】


うん!火憐お姉ちゃんは!?

【と、元気な声で返すだろう。店員含めお客さんに注目されても知ったこっちゃない、それだけ再開が嬉しいのだ】


……うん…色んな人に教えてもらった…教えてもらってるの

【わざわざ訂正したのは、現在進行形で誰かに教わっているからだろう】

/ちょっと電話で遅くなりました、申し訳ない…
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 16:31:33.39 ID:pu6lUJQro
>>182
そうだぞ!火憐だぞ!!

っははっはは!!

【嬉しそうに笑い声を上げながら、ゼーロに火憐は抱きつくだろう】
【それ程に喜んでいた。血が繋がっていなくても火憐にとっては大切な家族であるのだ】

はは、ちょっとばかり戦いはしたけどな、なんだかんだで生きているさ。

【少しバツの悪そうな笑みを浮かべている火憐。元気そうではあるが、そこらじゅうに生傷が視えるだろう】
【袖口からは包帯がちらちらと見える。戦いの毎日を送ってきたようであった】

そうか……ふむふむ、成程なるほど……ふっふふ……!

【教えてもらっている、との言葉になにやらとても嬉しそうな様子で】
【暫く何かを考え込んで、ゼーロに一言言い放った】

もし良ければ、私にも教えさせてくれないか?
お姉ちゃんなんだ、ちょっとぐらい妹の手助けをしたくてだな!
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 16:41:24.01 ID:4IvqRMNdo
>>183

わっ…………もぅ……

【口ではそんなことを言いつつも、ほんとは凄く嬉しい】
【その証拠にゼーロも両手で火憐を抱き返すだろう。コンビニでなにやってんだ】


――――……修行でついたの?…

【生傷や包帯がゼーロにも見えたのだろう。心配そうに火憐の顔を見遣る】


え………うんっ。じゃあ…公園行こっ!……

【大好きな人に剣術を教えてもらえる。期待で胸を膨らませて、鍛錬のできる公園へと行こうと促す】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 16:43:16.36 ID:DE4oBacDO
>>66(セシリア)

(少し遅かったかなーぁ?)
(「こうなった」相手を以前の状態に戻すのはちょぉーっと面倒だしぃ……)
(ま──これはこれで、まだ遣り様はある、か……)

いいんだよ、セシリアちゃん──
キミはキミの、別の恋人を見つけてしまっただけなんだからねーぇ
だから──キミが気に病むことはない
人の移り気は。人の想いは難しいものだから

【思考と、言葉】
【まるで真逆のことを思い、口にして──シズリは、にこりとした笑みを浮かべる】
【残念ながら蝶は蜘蛛の巣から花へと飛び立ってしまった】
【しかし──まだ。糸の束縛を、完全に断ち切ったわけではない】
【一手潰されたのなら、また次なる一手を】
【──狡猾なる毒蟲は】
【再び、蜜壺の中に新たな麻薬を錬り初めていた】

それから……そうだね、セシリアちゃん
キミは、出来ることならなんでもすると──そう言ったねーぇ?
だったら。ひとつ頼まれ事をしてもいい、かなーぁ?
これはきっと──≪護君のためにもなることだ≫
直接彼に影響を与えるかどうかは、分からないけど、ねーぇ

【──次なる、一手は】
【甘い甘い言葉で、彼女は巧みに唄を紡いでいく】

/ただいま戻りました!
/今日もよろしくお願いしまーす!
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 16:44:47.85 ID:hq1nlj4Ko
>>181

人間が魔力を内包しているとされているわけだが、その正体は今の所俺の中では二択だ

【す、と左手の人差し指と中指を立ててみせる】
【そしてすぐに中指を折り曲げ、人差し指だけを立てた】

一つ目
人間の身体には神経、血管に続く第三の管のようなものがあり、そこに魔力が”通っている”という考え
本当に魔力を内包していると表現できるパターンだ。たまに魔力をだだ漏れにしてる魔術師なんかがいるがその説明もつくし、体内の魔力を何かしらの形に変質させてから体外に放出し、それで影響を与えて外界の魔力も変えることで魔術を使っている、という説明もできる
肉体強化の魔術なんかは体内だけのことだから簡単だしな
この解釈は魔力を極限まで物質的に考えた結果作った
人間に体外の物質を変えたりする能力なんざ普通に考えたらありえない。なら体内にあるものを変化させて流している、ということだな

【一つ目のものは本人が言うとおり、極限まで物質的且つ現実的に考えたもの】
【それは簡単な話、魔力というものを通している構造を人間が持っている、というものだ】
【この話から何となくだが、人間に取っている小さな管と穴から魔力がぼんやり出ている、というイメージが出来るだろうか】
【少しだけ時間を置いてから、彼は中指を立てた】

二つ目。こっちは自分でも疑ってかかってる
人間には一般的に言われているような魔力はない。その正体は脳波、もしくはそれに似た第二の脳波である、という解釈
これは内包してるとはいえないな
これも発端は一つ目と同じで、体外の物質を変えたりするのは人間じゃ無理だ。なら脳波みたいな波動を伝えたらどうだろうか、という感じだな。つまり、外界には魔力はあるが人間にはないってことだ
人から感じ取っているものは脳波で、脳波の強さを魔力の量とかと”勘違い”してるってわけだ

ま、こんなところだ

【二つ目は魔術に詳しく無い人間から聞いても首を傾げるかもしれないような内容】
【その正体は脳波だという】
【説明し終えると左手を下げて、ふぅ、と一息ついた】

【二つの解釈を説明したが、共通しているのは尋常じゃなく科学的だ、ということだろう】
【神様が〜、とか精霊が〜、なんてことは一度たりとも言っていない】
【格好からしても研究者や科学者のもので、とても魔術師らしくない】
【彼は魔術師ではなく完全に科学者なのだろう】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 16:45:31.35 ID:pu6lUJQro
>>184
ははは、久々の妹成分だ……!

【もふもふぐりぐりなでなでぎゅーぎゅー】
【コンビニで何やってんだろ本当に】
【そして、ゼーロの不安を感じたのか、安心させるような表情で】

……ああ。

【と言葉少なに首を縦に振った。嘘である】
【火憐は自分が嘘をつけるタイプではないと知っている為、多くを語らないことにした】
【おそらく、今の自分は修羅道を駆け抜けているのだろう、と知っていたから】
【だからこそ、せめて妹分との穏やかな時間だけは、火憐お姉ちゃん≠ナ居たいから】

ああっ、じゃあ公園に行こうとするか。

【そして、火憐はコンビニで会計を澄ませてジャケットに大量のおにぎりを放りこんだ】
【道中の工程はキンクリで省略してしまっても良いだろう】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 16:53:43.65 ID:4IvqRMNdo
>>187

―――……うー……

【しばらくもふもふされたあと、火憐を見つめて】


――そっか……

【ゼーロも短く返すだろう。以前に道場で祖父を超える為に旅に出る、と言った】
【あの姿から、相当な覚悟が感じられていたから。このひと時だけは、それを忘れさせてあげようと】
【そんな想いから、それ以上はもう触れないことにした】


うん!

【もう一度元気よく返事をすると、コンビニを後にする】

【―場所は移り、公園。広場―】


――じゃ、じゃあ…お願いします……

【緊張しているのか声のトーンが小さい】
【ぎこちない動作で竹光を鞘から引き抜くと、それを構えて見せるだろう】
【構えはほぼ完ぺきと言える】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) :2011/04/18(月) 16:55:46.24 ID:pu6lUJQro
>>188
//ちょっと返信遅れます
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 16:57:02.64 ID:4IvqRMNdo
>>189
//了解ですー!
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 17:02:38.78 ID:pu6lUJQro
>>188
【ゼーロと目が合うと火憐は、にっ、と目を細めた】
【そして、ゼーロがそれ以上追究しないのに、小さく、ぁりがと……と火憐は呟いて】

じゃぁ、いくとするか!

【そうしてたどり着いたは公園の広場】
【火憐は腕を組み、ゼーロの方を向いて、師匠っぽく立っている】

ああ、任せとけ。
……そうだな。今時点で、どれくらい出来るか見せてくれるか?

【手近な樹の枝を折り、二本枝を持って、腰を落として構えを取った】
【左脇腹と右足に隙が視えるかもしれない】

さ、打ち込んできていいぞ。痛くはしない、あんしんするといいさ!
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 17:12:22.49 ID:4IvqRMNdo
>>191

うん……行きます!

【体制は低く腰の後ろへと刀身を伸ばし、疾駆する】
【と、大げさに表現したものの、速さはそれほどでもない。一般の小学生程…見た目相応といったところだ】

【剣術を始めてから日は浅い。それほど上達しているわけではなく、更には基礎体力も出来てなかった】


―――せいっ!

【気合と共に一閃。ゼーロから見て左腰辺りから右上へと斬り上げるように放つだろう】
【踏み込み、狙いはまだまだ甘い。隙を見抜くことはまだ体得していないようだ】
【太刀はそれほど速くはない。火憐ほどの手練れなら、回避も防御も造作もないことだろう】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 17:12:29.07 ID:CJ3QF3l4o
>>186

ほう…二つあるってぇのか

【青年の考え―――それは二択だということ】
【そして、彼は最後まで食い入るように話を聞いていた】

一つ目の事なんだが、魔翌力の通り道があるって言ったが気の通り道はあるぜ
経絡≠チて言ってな所謂気の通り道だ。これも全身に通ってるんだ
俺もそれは見えてはいる…もちろん俺自身の体を見てもあるし―――――まぁ誰にでもあるんだろうが…

【ふと彼は青年を見て】

もちろん、、、おめぇさんにも経絡はある…

【どうやらこの青年にも経絡というのはあるようで】
【そして二つ目の考えに対しては】

たしかに自分の手のとどかねぇモンを変えるのは見てきたが
そこはその脳波ってやつが関係してるのかもしれねぇな
オイラよくわからねぇけど

【どうやら二つ目はよく分ってはいない様子だ】
【そして、頭がパンクしたのだろうか】

まぁ、なるようになるってことよ!

【彼は難しい会話に終止符を打とうとして……】


194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 17:18:11.14 ID:pu6lUJQro
>>192
うむっ!
(……成程、まだ基礎は無い。初めて間もないか。先ずは基礎を固めるところからが大切か。
それは日々の鍛錬の末に身につくが、それよりも大切なのは――――)

【ゼーロの動きの重心や速度を見て、何が問題か当たりを付けていく火憐】
【そして、放たれる気合一閃】

(……うむ。まだまだ、だがその分伸びは有るか。ゼーロはまだ若い。ということはこれからいくらでも伸びる筈。
ならば、今の練度でも問題は無し。ここは一発、上の実力を見せておく、かな)

【いくらバカでも剣術に関しては達人の域に片足を突っ込むレベルの火憐】
【そこら辺の分析は真面目かつ正確である。そして、その対処も】

行くぞー、歯を食いしばれッ!

【こんっ、と木の枝で竹光を受け止めて、そのまま搦め取るように枝を動かすだろう】
【棒で相手の関節を決めつつ、ゼーロをそのまま前方向に転ばせる筈だ】
【刀と言っても斬るのが全てではない。ということを教えるつもりである】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 17:20:19.64 ID:hq1nlj4Ko
>>193

経絡か。名前ぐらいは聞いたことあるな
となると、こっちの解釈の方がやっぱり信憑性が高いか?

【青年の言葉から、二択の内の片方が確立が高いと思ったようだ】
【二択ということは正解はどちらかということだ】
【そもそも何故二つもあるのか。それには理由があるのだが……】

(流石に難しかったか)

【終止符を打とうとしているのに気付いたため、そこまでは語れなかった】
【勿論、聞けば答えるだろうが】

とりあえず、この二つの解釈のどちらなのか、或いは三つ目なのかを解明するのが目的の一つだ

【といって足元の石に視線を落とした】
【いまだに変化はない】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 17:28:12.54 ID:4IvqRMNdo
>>194

――!

【こんっ、その音が鳴った後は流れるようだった】
【声も出ぬままに視点が下がってゆき―――】


………いたた…

【べちゃ、と両腕を投げだして地面にとっ伏した】


――…やっぱり強い…

【ゆっくり立ち上がるともう一度竹光を構え直すだろう】
【刃を立てずに転ばせる、そんな方法もある…と一つ新たなことを学んだようだ】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 17:30:00.49 ID:CJ3QF3l4o
>>195

オイラからきいといて無理に話終わらせて悪かったな

【彼は青年は一言侘びをし】

そうかもしれねぇな…
まぁ魔翌力も気も似たようなもんなんじゃないか?

【彼は自分の考えを青年に言いつつ】

変化ねぇな…

【変化しない石、やはり時間がかかるのだろうか?】
【彼の特別な瞳で見ても混ざり合って変化している風には見えないようで】

まぁ待っていてもはじまらねぇからな…
気の修行でもしてみるか?すぐにはできねぇだろうが修行をちゃんとすれば水の上くらいは歩けるようになるぜ?

【ただ見ているという事が退屈だったのだろうか、青年に実際に気を身をもって体感してもらおうと】
【ただ、いずれ水の上を歩けようになっても青年の利益になるかは分からないが】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 17:31:34.42 ID:pu6lUJQro
>>196
さーて、大丈夫そうだな。
じゃ、もう少し打ち込んで来ていいぞ。
そうだな――――。

【にぃ、と笑みを作って】

――――私に有効打を与えられたら、私の技を一つ教えよう。
さぁて、掛かってこいゼーロ、遠慮は要らないぞ!

【そう言って笑う火憐はとても楽しそうだ】
【そして、痛くなければ修行ではないが、怪我をしないように絶妙に加減をするつもりであった】
【火憐に当てれば、火憐の技を一つ。教えてもらえるだろう】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 17:35:00.10 ID:hq1nlj4Ko
>>197

いややめとくよ。これ以上一般人離れしたくない

【左手を軽く振りながら苦笑いをして断った】
【あまり特異な能力は身に付けたくないらしい】
【ますます魔術師らしくない言動だ】

これ以上時間をかけるなら場所を変えた方がいいな
俺はもう行くよ。時間とらせて悪かった

【足元の小石を二つとも回収してポケットに入れると、公園の出入り口に向けて歩き始めた】
【杖つきのせいかゆっくりなため、まだ声はかけられるだろう】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 17:41:33.84 ID:CJ3QF3l4o
>>199

そうか、まぁ体質的なモンもあるしな
まぁ研究の方をがんばれよ

【無理に言おうとはせず、ただ去ろうとする青年をみながら】

そうだ、おめぇさんの名は?
オイラは獅子堂輝天だ
今度あったときはどうなったか聞かせてくれよ

【彼は青年を追おうとはせず、後ろ姿をみながら名を聞く】
【次に会うときに、石がどう変化するかを楽しみにしていて】
【青年が名乗り、去っていくのを見送ると】

【彼もまた、違う方向へ去っていくだろう】

//お疲れさまでしたー!
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 17:46:37.39 ID:hq1nlj4Ko
>>200

赤木怜司。今度会ったらな

【最後に名前を名乗り返して立ち去った】

//お疲れ様でした
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 17:46:53.13 ID:4IvqRMNdo
>>198

う、うん……わかった…

【大好きな人を全力で打つのは流石に気が引ける】
【けれども、目の前にいる人物は、自分の全力を出したところで一撃を決めれるかどうか怪しい程の実力者だ】

【故に、全力を尽くすことを密かに決めて】


―――もう一度…行きます!

【火憐から教えてもらえるという技も、楽しみではあったが】
【“火憐に一撃入れる”ということを今目標とした彼女は、それを達成させた時、そちらのほうが――】


ふっ―――

【息を吐き、もう一度突進。ジャリ、と砂を舞わせて、駆ける】
【さっき手合わせをしているので先程よりも距離は近い。つまりそれだけ距離を詰めるのも早くなるか】


―――せいっ!!

【間合いに入ったならば、先程と同じ体勢、同じ狙いで一閃を放つだろう】
【然し――ここでゼーロは一つの“秘策”を考えた。気合の割には、際程よりかその太刀は少し遅いだろう】

【無論それが決まるにこしたことはないが、先程同様防御されたなら】
【身体を逆回転させ、ゼーロから見て火憐の右ももを打とうとするだろう】

【回避される、ということは――残念ながら考えていないようで…】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 17:56:20.79 ID:pu6lUJQro
>>202
はは、遠慮は要らん。
私なんてお祖父様に何度骨を折られたことか!

【ばっきばきである。大事な孫故に、本気で修行を付けていた祖父】
【それに比べれば、火憐はかなり甘いと言えるだろう。素の性格は穏やかで優しいのだ】

――来いッ!!

【相手の宣言を受けて、そう声を放つ】
【その声は、裂帛の気合だけを込めていて。力加減以外は全力で当たると分からせるかもしれない】
【そして、迫るゼーロの動きを見て】

(先程より、動きが良い。ふむ、成程軌道は同じだが太刀の速度と力の入が違う。
仕込んでくるか。……あえて受けるのも一興だが……どうするか)

【思考しつつ、迫る斬撃を受け止める】
【その瞬間の逆回転が来るのを見て】

ふっ!

【がっ、ともう一本の刀でそれを受け止める】

二刀流の敵を相手にするときは気をつけるべきだぞ、ゼーロ。
二刀流は、手数が多いと思われがちだがな、その本質は堅牢な守りに有る。
一刀と違い、刃を受け止める物が二つ有るのだし、リーチも素手より長い。

今の動きは悪くなかったが、あと一歩。
二刀流の弱点に付いて、考えてみるといいかもしれないぞ?

剣術とは、あくまで剣という手段を使用するのに過ぎん。
刀以外にも、取れる手段は有ることを忘れない事、さ、もう一度だ。

【距離を取りながら、アドバイス】
【火憐の動きは守りに入っている。どうにかして、その守りを打ち破る術を考えるべきだろう】
【火憐の戦闘は、剣だけではなく、蹴りもでるし頭突きも出るし、徒手での抑えこみも存在する】
【刀という手段に縛られない様に、という助言は、役に立つだろうか?】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 18:17:14.92 ID:4IvqRMNdo
>>203

………骨を…

【その痛みが伝わったのだろうか、うへ…と痛そうに顔を顰めた】

【ただでさえ基礎が出来ていない上に、無理な斬撃を繰り出したことで】
【ゼーロはまたしても転んでいた。立ち上がると、火憐のアドバイスを聞き】


………火憐お姉ちゃんが二刀流だっていうの…忘れてた…

【いつの日か、師匠に教えてもらったことを思い出す。二刀流を使えるのはべらぼうに強ぇ人だけだと】
【そして、そのアドバイスから―― 一つの戦闘法を見出した】

そっか……わたしの能力を…使えばいいんだ

【火憐にも未だ見せていない、ゼーロの能力。それを今見せるときだ】

―――行きます…

【呟くように、確かな覚悟を乗せたその言葉を放つ。三度目の正直】
【これで――決める】

ふっ――

【息を吐き、疾駆。ただ、先と違うのは、構え――】
【身体の右側に刀身を置き、少し引く。オーソドックスな構えだ】

―――はぁっ!

【間合いに入ると、地面と平行になるように横薙ぎの一閃】
【狙いは、通りすがりざま打ち据えるかのように、剣先でゼーロから見て火憐の左腹部。これならば―――】

  ――――――アーテル・スフィア

【防御、回避、どちらにせよ、火憐の真横に来た時点で左手を竹光から離し】
【掌の上に15cmくらいの大きさの、中心になるほど『黒い』球体を作りだすだろう】

【そしてそれを、可能ならば直接撃ち込み、出来ない状況ならば、投擲するように放つはずだ】
【この球体は魔翌力でできており、実体はない。それゆえ、枝でのガードは不可能。完全な不意打ちと化すが】

【―――――果たして】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 18:19:14.35 ID:4IvqRMNdo
//訂正でごぜえます…
//【そして、そのアドバイスから―――】
//を
//【そして、火憐のアドバイスから―――】
//へと変えてください。ちょっとよくわからないことになるんで…
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 18:21:37.23 ID:4IvqRMNdo
>>204
//あわわ…何回もごめんなさい。黒い球体の描写抜けてます。最後から2段目に
//【黒い球体に当たると、幽かにだが体力が奪い取られたかのような感覚に陥るだろう】
//を追加してください

//あと、>>205>>204あてです…
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/18(月) 18:24:52.81 ID:sYL+mjXAO
【裏路地】

【古びたコートを身に纏い、左腕に術式が刻まれた包帯を幾重にも巻き付けた】
【闇夜のような漆黒の髪と、星光のような金色の瞳を持つ小柄な少女が、裏路地に立っている】

……はぁ。

【その足下に転がっているのは、一人の青年―――だったであろう、人間の死体だ】
【死体は一体何をされたのか、全身の至る所があらぬ方向に折れ曲がり、所々の肉が裂け、骨が突き出している】

【そして、見れば、少女の着ているコートには、返り血らしき紅の斑点が存在している】
【恐らく、犯人はこの少女なのだろうが……】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 18:28:51.23 ID:pu6lUJQro
>>204
まずは、下半身を鍛えるといい。全ての骨は足元の安定から来る。
いくら腕力を鍛えても、足ががたがたでは意味が無い。
出来る限り、趨るようにするといいぞ。

【転ぶゼーロを見て、そうアドバイスをする】
【全ての武術に於いて、下半身に重点を置かないことなどあり得ない】
【確りとした技は、確りとした重心に宿るのだ。故に、基礎の基礎は下半身。極みの位置に行っても、重心を身につけるのは大切な事だ】

はは、言っていなかったか。
…………というか、そもそも剣を見せるのも初めてだったか。

【思い出したように、そう呟いて、楽しそうに笑う】
【そして、迫るゼーロ】

来いッ!!

【その、気合と覚悟を見て。之が最後か、と理解】
【ゼーロが何を放ってこようと、受け入れようと此方も覚悟を決める】

ひゅ――――、ほうッ!

【相手の動きを見て、成程、と思う】
【刀では勝てなければ、それ以外で。其れは剣術≠ニして正しい】
【剣道ではなく剣術なのだから、先ずは勝ちを求めるのが先決、故に異能を使うのは正解だ】

一発、有効ッ!!

【守る為の枝をすり抜け、体から力が抜ける感覚がした】
【元々気力体力にかなりのアドバンテージが有る為、倒れることはないが、之が実戦で、本気であれば不利になっていたことは間違いない】
【故に、この一撃は有効打!】

はっは!まさか当てられようとはな!!
よくやった!ゼーロ!!

【そう叫ぶと、火憐はゼーロに抱きついてもふもふぐりぐりするだろう】
【期待以上に此方に応えてくれたことが、うれしくてたまらないようだ】
【少し興奮で体温が高くて、火憐はほっかほかだろう】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 18:37:38.41 ID:VIjgUQGAO
>>60

……お前だから、だよ

【今更、と。その二文字で終わらせることはやめた】
【彼だからこそ我が儘を言う。無茶を言う。心配も、かけてしまう】
【しかしそれを終えた先の、感情。感謝と共にあるのも――彼だから浮かぶもので】

【言葉を口に出さず、雰囲気で促した】
【広がる夜空に、命を削りながら挽歌を奏でるような櫻の花が舞い上がる】

【彼の『お願い』に、唇は笑みを刻んだ】
【極上の我が儘だ。これ以上、自分の意志を汲み取ってくれるものはない】

――ふふ
あぁ、勿論。約束するよ――帰ってくる

【立ち上がり、距離を詰め、彼の刀を受け取ろうとする、その隻眼】
【揺らぎ、燻り、しかし消えぬ業火の輝きは――嗚呼、確かに】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 18:43:42.47 ID:4IvqRMNdo
>>208

うん……わかった…ちょっとづつ、鍛えてみる…

【素直にそう返すだろう。確かに、今日の自分は転びすぎだなと思いつつ】

【そして、自分の放った斬撃、そして黒球がどうなったか――】
【斬撃を防がれ、残る黒球は――?】
【ゼーロはそれが命中したかを、首をめいっぱい回して確認しようとする】


【 そしてそれは見事に―――決まった 】


……やっ……、…た……!?

【有効!その言葉を聞いて、一撃を与えられたのを確信する】
【跳ね上がって喜ぼうかとも思ったけれども、やっぱり恥ずかしさからか、それはなくて】
【代わりにその場で立ちつくすように、竹光を持つ右手をギュウと握りしめて、その達成感をひたすらに味わった】

【ポケーっとしていると、火憐が抱きついてくる】


―――うん……火憐お姉ちゃんのおかげ…

――――ありがとう

【もふもふぐりぐりされながら、未だ達成感の抜けきらないそのゆるんだ声で、紡ぐだろう】
【本気で手合いをしたので、火憐程ではないにしろゼーロもほかほかだろう】
【そして、火憐の腕の中で、自らの成長と、火憐お姉ちゃんが褒めてくれたという喜びを味わった】


……そう言えば…技って…なに?

【思い出したように、口を開くだろう】

/ご飯食べてきます!
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 18:49:16.81 ID:5DUO+b2co
>>209

………おおきに、なんて言わへんで?

【そう言いながらも。くすり、と浮かべて見せた笑みは…何処か嬉しそうで】
【信頼されると言うのはこういう事だろうか……】
【余計な心配をすることなく、彼女の帰還を信じれる事こそが……】

ん、ほな……気を付けて。
転んで膝擦りむかん様にね?

【なんて、子供にお使いでも頼む様に…柔い笑みを浮かべて】
【渡した刀は…以前より軽くなっている】
【切先両刃のその太刀は、引き抜けば相変わらず夜の闇すら拒絶するような純白だ】
【清く、厳かに……彼女の傍に、在り続けるだろう】


――――――あ、≪R.I.P≫と言えば…

【思い出した様に、呟いて】
【いそいそと木箱を背負いだした】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/18(月) 18:49:55.86 ID:sFhTTgu6o
【病院 / 207号室】

…………早く、外に出たい。

(ご飯が食べれるのは、いいけど……。)

【若葉色のパジャマを着用した、銀髪ショートカットの少女】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成され、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【少女の身体には至る所に包帯やガーゼが。見るからに重症患者である】

紙飛行機……かあ。

【ベッドに座りながら、窓から身を乗り出すと】
【持っている紙飛行機を、外目掛けて飛ばした】
【そして、ある程度の距離を飛んだ紙飛行機は】
【くるくるくると、円を描くようにして病院脇の道路へと落下していく】
【───もしかしたら、道を歩いている誰かさんにでも当たるかもしれない】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 18:55:11.28 ID:pu6lUJQro
>>210
はっは、ヤラれてしまった。
なかなか先が楽しみじゃぁないか!

【火憐は気を少し体に込めて、減った体力を補って】
【そして、よく頑張った、と言いながらゼーロの頭を撫でる】
【ゼーロの技に付いての質問を受けて、こくり、と頷き】

そうだな……花の技は、気が前提だし……。
鳥の居合が出来るほど、ゼーロは極みに入っていない。
風も、超速が前提……。
となると、体捌きの月の技か。

【そう呟くと、火憐はゼーロを見て】

今から教えるのはお祖父様も使っていた技だ。
終之月、空亡[クウボウ]という技でな。

簡単に言うと、相手に動きの始まりを認識させない体捌き、と言えばいいか。
気づいた瞬間には、既に動き始めている、そんな技だ。

因みに、空亡って言うのはだな……百鬼夜行の最後に居る、一番強い妖怪の名前なんだが。
その見た目がな、簡単にいえば、真っ黒な珠≠ネんだよ、ゼーロっぽいし、之が一番良いんじゃないか、と思うぞ?

【空亡、天中殺とも言われる其れは、「闇を切り裂いて、地上にあらわれた太陽」と言われている】
【その姿は、正に巨大な黒い太陽其の物で、アマテラスオオミカミすらを打ち砕くとされる、最強の妖魔の名である】
【そんな物騒な名を冠す技であるが、火憐は其れをゼーロに教えるつもりのようだ】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 18:55:42.20 ID:VIjgUQGAO
>>211

おかえり、は言ってほしいな
あ……それと、刀は作ってくれよ?

【なんて、つられるように笑みを柔らかくしながら、そんなことを望んで】
【いつまでもこの刀を借りる訳にはいかず、そうやって念を押しながら手に重みを感じた】

あぁ、勿論
怪我は……うん。それは、ごめんな

【気をつける。それは当たり前だが、しかし自分の能力の特性上、】
【彼の言う冗談には、事前から謝罪しておくしかない】
【どうやったところで転ぶ以上の重傷を負うのだから――絶対に】


……ん?

【それから彼が木箱を背負いはじめたのを見て、何を思ったのやら】
【傍に寄ると不思議そうな表情で彼を覗き込んで、何処に行くのと問うだろう】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 19:02:58.04 ID:5DUO+b2co
>>214
ん〜、今は、いってらっしゃいかな?
あと、無事に帰って来るころには完成してる思うわ

【さて、それまでに如何様な刀を作ろうかと…案外悩んでいて】
【……いっそ中の人としてはファンシーなものをry】

ふふ、大丈夫大丈夫
帰って着たらまた―――――抉ってあげるわ

【――――ニッコリ】
【凄く、良い笑顔であった】


数打ちの刀あげるって約束してるんや
其の人も≪R.I.P≫と大喧嘩してはってん。
えと……一緒来る?

【と、彼女の方を向きながら尋ねて】
【行く、と言えば……森へ向けて歩き出すが?】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 19:08:02.13 ID:VIjgUQGAO
>>215

まだ行かないよ。今日は一緒
……ふふ、楽しみにしてるからな

【なんて悪戯っぽく笑うと、本当に楽しみにするような声で呟いて】
【即返品されるでしょう】

【――なるべく。なるべく、怪我はしないようにしようと、思ったとか】


へぇ……うん、行く
戦場で会うかもしれないしな

【小さく頷くと、森――おそらくは剣士が、森?などと思いながら】
【その後ろをついて、歩くだろう】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 19:11:21.56 ID:4IvqRMNdo
>>213

――えへへ……

【火憐の言葉を受けて、嬉しそうに笑みを浮かべて、そう零すだろう】
【頭を撫でられて、くすぐったそうに眼を細めながら】


―――終之月、空亡…?

【なんだかカッコイイその技を繰り返して】

よくわからないけど……動き始める一瞬だけ、瞬間移動してるみたいに見える…ってこと?

【よくわからないとか言いつつも、しっかり掴めているようだ】
【気付いたときにはそこにいないのだから、おそらくそのような移動術なのだろう】

そう、なんだ………

【あまり妖怪やその類の知識がないゼーロにはなんのこっちゃだったが】
【取りあえず『強い妖怪』ってことは伝わったみたいだ。一瞬、ほんの一瞬の間は…何を意味しているのだろうか】


じゃあ……さっそく、教えて!

【急かすようにそう言うだろう。しかし、まだ基礎体力のできていないゼーロにそれは習得できるのだろうか】

/ただいまですっ
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 19:16:06.91 ID:5DUO+b2co
>>216
ん、楽しみにしとってや
目一杯力込めて打たせて貰うわ

【……う、兎さんのキーホルダー位なら!】

ん、ほな行こか
足元気ぃ付けてや?

【と、木箱から懐中電灯を2人分取り出しながら言って】
【片方を渡すと其の儘歩いて―――森に侵入する】
【暗い、闇しか見えないその場所】
【剣の鍛練をするにしては余りに視界が悪すぎるその場所で】
【懐中電灯の明りを頼りに進んで行けば…見えてくるだろう】

【―――大量の切り株≠ェ】
【それは丁度人の腰の高さで斬られた巨木の数々まるでその空間だけが森林伐採に会ったかのような酷い光景だ】

「ふむ?清厳殿と――――――はて、何方かな?」

【からん……】
【音のした方を見れば、大量の刃の潰れた刀が見える…そして、1つの人影も】

【それは、無精髭を生やした30代の男性だ】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪は左程特徴的でも無く】

【両の瞳を抉る様に奔る疵…それは横一線に奔り、更に瞳を四等分にする様に縦に一閃ずつ双眸に疵が奔っている】
【比べれば右眼の疵の方が大きく、目元から顎まで一直線に伸びていて】

【計四本の刀と、その傷だらけの顔は嫌でも人目を引いてしまう】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 19:18:27.55 ID:5DUO+b2co
>>216
/うば、すいません。ちょっとご飯逝ってきます!
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 19:21:02.12 ID:pu6lUJQro
>>217
ふはは!

【頭を撫でて、こっちは和んでいた。顔が緩みまくりである】

そういう事でもあるな、基本はそう思って良いだろう。

【基本、という事は応用も有るのだろう】
【しかし、先ず教える術理は、基本のみ。基本をマスターしたときに、応用が教えられる事となるだろう】

……何か、悪いこと、言ったか?

【まゆを八の字にして、ゼーロにそう問いかけた】
【動物的勘で、その手の心のゆらぎには敏感だ】

んむ、良いだろう、じゃあ、目を見開いて見ていろよ。
分からせないための技だからな、見て教えるのは凄く難しいんだ。

【そう呟くと、次の瞬間には、鋭い人斬りの目に成っている】
【それだけ、集中が必要な技なのだろう】
【そして、火憐はゼーロから5m程離れて】

しゅ――――――

【右足を、するぅ、と滑らせる様に……、古流舞踊の動きに見られる、筋肉の動きではなく、重心移動による動きで、体を動かしていき】
【右足が伸びきりそうになる瞬間。左足が地面を叩く。その動きで、重心が前へ崩れ落ちる=z

【ッダァンッ!!】

【火憐は足が伸びきるか伸びきらないかのその瞬間に、既に動いていた。速度が速い】
【気づいた瞬間には、ゼーロの額に、人差し指を突きつけているだろう】

……ま、こう言うことだ。
筋肉を動かすのは、殆どしない。力のいらない技だ。
ゼーロにも使えるだろう、もちろん練習は必要だがな。

【当然、ゼーロが使えるか考慮されていた】

//おかえりなさーい
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 19:22:52.49 ID:VIjgUQGAO
>>218

【彼の言葉には無言で首肯。期待しながら、待っていて】
【どんな刀だよ^q^】

ん。大丈夫だよ

【懐中電灯を受け取り、ついていく――粘度の高い闇が蠢く、森の中】
【長時間居れば精神が不安定になりそうなほど、濁った暗闇の先に】
【明かりを受けて漸く人型となった、ひとつの影を見付けて思わず息を吐いた】

(あぁ、なるほど――眼か)

【傷だらけの顔を見て、頷く】
【同時に包帯で隠された瞳が疼いた気もしたが、そんなことは噫にも出さず】
【どろっとした闇に、妙に馴染む髪を少し弄りながら相手を見ていて】

【……わざとなのか、それとも考え込んでいるのか。声を出さない】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/18(月) 19:22:56.91 ID:HRotpLqL0
【水の国、街中。噴水前】
【ベンチや、花壇に木々が植えられていたりと、平和的な其の場所は、とても、最近戦争が有ったとは思えない風景で】
【だが、其の噴水の前は、やたらと静かだった。ぽつり、亜人のシルエットが、一つ存在しているだけで】

【其れは、桜の花が、見たいと思った】
【淡い花弁の雨は、曇天に覆われた心を、彩ってくれる】

……、なんて……。……

【人物の容姿は、腰まで届く黒髪、同色の犬の耳、プリーツスカートからは犬の尻尾が伸びて】
【青リボンネクタイの紺ブレザーに黒ストッキング、ローファを履いた十七歳程の女性だった】
【首には、蒼い首輪を着け、魔石の埋め込まれたネックレスを下げている】

……。戯言でしょうか……

【先ほど、考えていた言葉を思い出し。其れが、気恥ずかしく、息苦しく感じた】
【可哀相な自分に浸っているだけなのだろうか。浮かび上がった疑問は、負に満ちた脳内で、直ぐに解決する】

……、

【自問自答を終えると、噴水の淵に腰掛ける。少しばかり夕の混じった夜空、ぽつぽつと点いている外灯。静謐で、寂しげな風景】
【俯くと、地面で規則的に並ぶ、パステルカラーのコンクリートタイルばかり見えた。オレンジは、幾つ有るだろうか。他愛無い考えが過ぎり】
【やがて、全てのタイルが、何色かも判らない程、暗く成る事も知っていた。途方も無い虚脱感に襲われ。 亜人は、其処に居座り続ける】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 19:23:15.62 ID:VfHZgzHo0
【『風霊統主の城』 1階 大広間】

――――なんっとか、形になったわね…………

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織った、左目を縦に走る傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、両腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女が】
【一枚の紙を前にして、ため息をついている】

≪へい…………けど、これどう考えたって、実戦用じゃないっすからね……≫
そんなのしょうがないじゃない。元々こう言う形にするつもりじゃなかったんだし…………
それに、あたし達の技術じゃ、これが限界よ?

【傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】
【が、その姿や声は、魔力持ちなどでなければ感知する事は出来ず、少女が独り言を言っている様に見えるはずだ】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 19:30:17.16 ID:QuFADdpSO
【街中】
はぁ〜、まさか本当に異世界に迷い込んじゃうなんてなぁ
不幸通り越して呪われてるよ

僕なんか悪いことしたのかなぁ…
【ペパーミントの髪色、学校の制服を思わせる白いブレザーを羽織った少年がとぼとぼと歩いている】

とりあえず宿泊施設は紹介してもらえたけど、いつまでもお世話になるわけにはいかないし
早く帰る方法探さないと…

……その前に此れをどうにかしないと…トホホ
【財布を見つめ、項垂れる】
【】
【空というわけではない。
しかし中に入っているのは、この世界では最早意味を為さない紙切れやカードばかりなのである】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 19:31:02.08 ID:4IvqRMNdo
>>220

――――ううん、なんでもないよっ

【火憐の表情が一変するのを見て、努めて明るく返した】
【何か―――心に引っかかった。それに、ゼーロは気付いていたが、言わなかった。言えなかった】


うん……

【言われるがまま眼を開いて、しかとその技を眼に焼きつけようと構える】
【修羅の視線に一瞬、背中がぞわりとするも、それを堪えて】

【流れるようなその動作に、気を取られていると――】


――――え?

【気付けば火憐の人差し指が目の前に。眼に焼きつけるどころの話ではなかった。眼に映らなかった】
【何が起こったかわからず、頓狂な声を上げる】


すごい……でもこれ…できるかな…?

【凄まじい“技” それを本当に習得できるのか、少し不安なようだ】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 19:33:03.05 ID:5PQKVQA2o
>>224

そこの方、何かお困りでしょうか?

【柔和な態度の青年が、>>224に話しかける】
【黒い執事服を纏い、短い茶髪に青い瞳の好青年だが】

【なぜか、頭には羊のツノ】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 19:36:59.61 ID:5DUO+b2co
>>221

【斬り付けるたびにドレミの音が鳴り響き、場を和ます波動を垂れ流す魔剣とか】

や、こんばんは。山本君
お願いされてたもの。持ってきたで

「やや、コレは忝い。……ところで、今日は誰か連れて来たので御座ろうか?」

【木箱から束ねて縄で縛った数打ちの刀を取り出し、それを傷だらけの男…山本へ渡す】
【そして、山本と呼ばれた男がツァーリの方へ向いて=z

「………?清厳殿の女房で御座ろうか?」
ゴフッ――――

【うな?と其方を向いて頸を傾げて見せた】
【清厳は思わず噴き出した。いきなりすぎて】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/18(月) 19:37:55.63 ID:VIjgUQGAO
/清巌の方、申し訳ないがご飯作ってきます
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 19:38:39.11 ID:pu6lUJQro
>>225
ん、ならばいいんだが……。

【どうも、釈然としない様子で有ったが、聞かないことにした】
【無理に効くことはない。話すときがくれば、話すのだろうとそう思って】

ふふふ、中々だろ?

【と、楽しそうに笑って、ゼーロの額を指でつんつんするだろう】
【そして、不安そうなゼーロに、大丈夫だ、と呟いて】

体を前に倒すと、転びそうになって、おっとっと。ってなる時あるだろう?
その瞬間に、後ろの足を前に出すんだ。
そうすると、体重分の力がかかった加速が生まれるんだよ。
当然、倒す速度を上げれば上げるほど、その難易度も上がるが、その分移動の速度も距離も上がるな。

最初は、何度でも転ぶといい。
私だってかなりの間修行して覚えた技なんだ、簡単に出来ると思わないほうがいい。
でも、だぞ。どんな技でも、修行しなければ覚えることはない。
何事も、やってみることが大切なんだ。

【解説しつつ、つんつんしていて。そして、教訓じみた言葉を放つだろう】
【火憐は、ゼーロならばきっと出来ると確信しているようでもある】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 19:40:45.85 ID:QuFADdpSO
>>226
【青年の声に振り返り】
あ、いえ、そんな困り事ってわけじゃ!
あ、いや、でも結構こまっ……て…

【青年の姿を見て、固まってしまう】

(……こ、この世界ではこれが普通なのかなぁ)
ご、ご立派な角ですね!
【ぎこちない笑顔を浮かべる】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 19:46:24.05 ID:5PQKVQA2o
>>230

そうですか…
もしこの街の事でお悩みでしたら、何なりとお申し付け下さい。
私はこの街の役場に勤めている者です。

【そう言って、相変わらずの柔和な笑みで名刺を差し出す】
【そこには彼の名前だろう、『シュヴァリエ』と記されたその上に】
【『執務課』と書かれていた所が、二重線で訂正され『民政課』となっている】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 19:46:57.57 ID:5PQKVQA2o
>>231
/ごめんなさい、続きます!
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 19:47:58.49 ID:5PQKVQA2o
>>231

ああ、これは別に洒落とかでは無いですからね。断じて

【柔和な笑みに黒さが混じる。これ以上触れないでおいた方が良さそうだ】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 19:50:35.41 ID:4IvqRMNdo
>>229

―――――もぅ……

【どうやらつんつんに反応したらしい。抵抗らしい抵抗をしないところをみると、きっと嬉しいのだろう】

【一通りの解説を受けると、手をポンっと叩いて】


……なるほど

【と、そう一言呟くだろう。どうやら理解したようである。いやあわかりやすかったby中身】
【基礎体力がなくても出来る技。これを完全に習得できれば、ゼーロはもっと強くなるだろう】


うん……。いっぱい練習する……それで…

【素直にちゃんと言葉を飲み込んで、そして】


――――火憐お姉ちゃんに追いつく!

【そう言葉を続けるだろう。見た目に合わない、ふっふっふ、という不敵(?)な笑顔を見せて】
【なんと、火憐に追いつく、つまり肩を並べられるような剣士になると言い出したのだ】
【おそらく戦闘スタイルは決して似ているようなものではないだろう】
【それでも、ゼーロはゼーロなりに、火憐の、お姉ちゃんの背中を追おうと決心したようだ――】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/18(月) 19:56:46.22 ID:Yg7gkL6a0
>>59

うーん、体質的……変なもの、ですか。
ひとつ思い当たる節はあります――それは逆に体から出した≠ですけど。

【何かを思い返すような様子を見せる彼女。一体、彼女に何があったというのだろうか――】
【紅葉が彼女にそのことを聞いてみれば、おそらくエルメアは答えを返してくれるのだろう】

もうっ。そもそも毎日毎日水色をはいてる訳じゃないですし――。

【そんな紅葉の嬉しそうな様子などつゆ知らず、エルメアは顔を赤くしてぶつぶつと呟いている】
【……彼女のセリフからして、なんだかまた派手に自爆しそうなニオイはしている。実に哀れ】

巫女のイミナさんですか……その人の友人が置いていった、と。
なるほど、それが私の師匠かどうかは分からないですね。

紅葉さんですね。よろしくおねがいします。

【ぺこり、エルメアは恭しく頭を下げる。金色のサイドポニーテールが、ふわりと揺れた】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 19:58:10.79 ID:QuFADdpSO
>>231>>233
は、はぁ…ありがとうございます、シュヴァリエさん
(公務員さんか…人を見かけで判断しちゃいけないなぁ)
【両手で名刺を受け取り、名前を確認してから一礼する】

いやぁ、僕の悩みは………………ははは、は……
【青年の黒い笑みに戦慄し、恐怖で再び固まってしまう】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) :2011/04/18(月) 20:00:15.83 ID:pu6lUJQro
>>234
//ご飯作って来ます!!
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 20:01:13.15 ID:4IvqRMNdo
>>237
//イッテラッシャイマセー!
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 20:02:34.11 ID:yAZ5NwjSO
【水の国、とある病院のとある病室にて、】


………全治するまで……入院……っ?、
絶対安…静……?
………ッ、

うぁ……ぁ……あぁあああああああぁああッ!!

【その部屋のベッドの上で、黒髪ショートヘアの少年は、ただ歎いていた。】
【その服装は、いつもの学生服ではなく、患者服である。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】


…………今、こんなにも…やらなきゃいけない事は、あるのにっ!!、
こんな時に限って…、こんな時に限って……ッ、

身動き一つ取れないなんて……!!そんな……っ、

【……――――少年は、歎いていた。】
【何も出来ない今の無力に自分を、】


くそ………っ、くそ……おぉ……お……お、


【それは、廊下にまで響いてしまっている。】
【もしこの部屋の前を通ったなら、少年の声はその耳に届くだろう。】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 20:04:33.58 ID:5PQKVQA2o
>>236

礼には及びませんよ。
お悩み事があるなら、是非お話し下さい。

実を言いますと、私も民政課に異動したばかりでして。
困ることも多いのですよ…

何処かの 大 馬 鹿 野 郎 のお陰で。

【一瞬、黒さMAXな表情を見せるも】
【すぐに、何事もなかったように「さぁ、お悩み事をどうぞ」と爽やかな笑顔で促す】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 20:07:21.06 ID:VfHZgzHo0
>>239

――――おーい!! うっせぇぞ、この部屋ぁ…………うぅ、っふぅ…………

【同じく患者服を身に纏い、右腕にギプスを巻いて首に吊るしている、赤の不健康そうな長髪をした痩せ身の男が】
【酒にでも酔っているのだろうか。いささか不安な呂律を引きずりながら、部屋のドアを勝手に開けて、怒鳴りこんでくる】
【どうやら、外に響いた叫び声を聞いて、気に障ったらしい】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 20:09:26.50 ID:VIjgUQGAO
>>227

【山本さんが持てばいいと思います】

(……清巌の敬称の基準が不思議だ)

【二人の会話を聞きながらも、常々思っていたことを考えたりして】
【彼より年上の釈迦や山本は『くん』付けなのに、自分は『さん』付けとか】
【なんて、少し頸を傾げていたが、男が此方を向くと――隻眼を感心したように細めて】

――あっ、あははっ、はははははっ!

【彼の言葉に、その性別の見えない声で、思わずというように笑った】
【女房。姿が見えない相手だからこそ、出てくる言葉に違いない】
【絶対に言われなさそうな言葉を投げ掛けられたせいか、その表情は――どことなく嬉しそうなもので】

/少し時間が空いたので返しておきます
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 20:10:58.56 ID:QuFADdpSO
>>240

あ、はいありがとうございます!
(この世界の事はこの世界の人が詳しいだろうし…
よし聞いてみよう)

実っ………は…
【悩みを打ち明けようとして、再度変化した彼の表情に凍り付く】

……えと…実は
【…が、今度は何とか話を続けようとする】

僕、自分の居たところに帰りたいんです
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/18(月) 20:11:37.93 ID:hZT3QbeHo
>>235
まぁ、出したにしろ入れたにしろ、何か変わったことがあったんならそれが原因なんだろ
魔術とかは体調の影響を受けやすいものだって話もあるし

【そこまで喋ったところで、エルメアの身体に視線を巡らせて】

……別に身体がおかしい訳じゃないよな?じゃあ何だ、魂が半分だけ抜けて行ったりしたのか?

【冗談みたいな内容の割に、しゃべる紅葉の表情はあまり冗談っぽさを感じないもので―――】


ほう、じゃあ他にはどんな色のを付けるんだよ?

【―――と思わせるのもつかの間でした。また悪戯心が走ったか、興味津々な調子で紡がれる声がそれを感じさせる】
【それから、右手を上げて軽く頭を掻きながら】

まぁ偶然と思っておいたほうが良さそうではあるがな
次会うことがあったら聞いてみるさ。あそこの桜は見に行くだけのものがあるしな

おおう、よろしく、エルメア

【礼儀正しく振舞うのが苦手なのか、右手を頭にやったまま軽く頭を下げて挨拶を返す】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 20:14:26.57 ID:5DUO+b2co
>>242

【残念ながら、山本は数打ちの刀を好みます】

【因みに、敬称については簡単な事である】
【男ならだれ之構わず「君」付けで、女性なら「ちゃん」若しくは「さん」 です】

「………あれ?違ったか?違ったなら申し訳ない」

【と、不思議そうに反対に頸を傾げて】
【しかし代わりに「じゃあ良い人で御座ろうか?」なんて尋ねるだろう】

【清厳?凄く咳き込んでる】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 20:16:44.47 ID:AHYGGO7Po
【魔術協会・図書館】

【コーナーは教養。特別、小学校程度の国語などに関する本が収められている場所】
【そこで少女が―――或いは、幼女とも見える一人の娘が、唸っていた】

(……ネコさんと、おべんきょうするってやくそくした………、……けど)

―――、――――………高いよぉ……。

【薄手の服にリュックという出で立ちの少女は、既に手元に「初歩魔術」の本を持っていて】
【重ねて何かの本を取りたいようだが、8,9歳程度の見た目ということもあり、棚に届かず】
【悩ましげに桃色の髪を揺らしては辺りを見回すの、だが――――】

【―――哀しいかな、周囲に脚台は無いらしく。】
【ついには何を思ったかこの幼女、本棚に飛びついてClimbし始める。くら、と揺れる本棚、実に危険な風景である】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/18(月) 20:20:38.52 ID:Yg7gkL6a0
>>244

そうですね。特に私の術は独自の物ですから、私自身の影響を受けやすいのかも――。
……魂、ですか……。体が特におかしいという訳ではないのですが。

【うぅん、と彼女は考え込む様子を見せる。魂を抜かれる≠フが妙に怖かったのだろうか】
【――語られはしなかったが、エルメアが体から出したモノは、死≠フ概念を宿した宝玉であり】
【あるいは紅葉の冗談じみた言葉も、あながち外れてはいないものだったのかもしれない――】

えっと、薄いピンクとか、〜〜ッッ!?

【案の定でした】
【ボーッと呟いていたせいか、反射的に答えてしまったらしい。これはひどい】

桜、ですか。今年はあんまり見る暇が無かったかもしれません――。

……あっ、もうこんな時間ですか! では今日はこのへんで。
また会いましょう、紅葉さん!

【今度はスカートめくりはやめてくださいね、と付け加えると、彼女はもう一度丁寧に礼をして】
【手を振りながら、夜の森の深い闇の中へと走り去っていってしまう――】

/短いですけど、長いこと拘束するのも悪いですから……これで。乙でしたー
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 20:23:36.40 ID:yAZ5NwjSO
>>241

…………っ、
ゴメンなさい…っ、ゴメンなさいっ

【突然、自分の部屋に入ってきた青年に驚愕の表情を見せながら】
【ただし、軽いパニックの様な精神状態になっているのか、その少年の声量は先程の嘆きからたいして変わっていないが、】
【涙をこぼしながらそう謝罪の言葉を、青年にかけた、】


………うぅ、以後……気をつけますから…、
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 20:26:41.51 ID:5PQKVQA2o
>>243

と、言いますと…
異世界からいらした方、でしょうか?

【そう言って、ふむ、と考え込むしぐさを見せ】

民政課の管轄外ですが…仕方ありませんね。
乗り合わせた船、というものです。

【親切に、一方ではどこか冷たくそう言って】

実は、貴方のように異世界から迷い込む方も少なからずいらっしゃいます。
ですが…残念ながら、今のところ元の世界に帰れたという例はほとんどありません。

【私の知る限りですが、と付け足して彼は言う】

ああ、そうだ…
よろしければ、お名前を伺っても?

/ごめんなさい、ちょと離席しておりました
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 20:30:43.60 ID:VfHZgzHo0
>>248

…………ったく……世の中なぁ、泣くに泣けない状態になっちまってる奴だって多いってんだよ!
いずれ治る怪我ぐらいで、ぎゃあぎゃあ喚いてんじゃねぇってんだ!!
ふぉあー…………っ

【左手にウィスキーの小瓶をひっつかみ、顔を赤らめながら更に怒鳴りつけ、疲れた様にアルコール臭いため息を吐く】
【どうやら、相当に酔いが回っているらしいが、酒に強い体質なのだろうか。ふらつく様な事もなく、感情が昂ぶってはいる様だが、言葉も意味が通っている】

――――って、あれ…………
おめぇ、どっかで見た顔だな…………誰だ?

【ふと、男は少年の顔をまじまじと見つめる】
【なにやら、面識があるようなのだが、酒が回っているためか、それとも互いに良く見知った間柄ではないためか、思い出せない様だ】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/18(月) 20:32:08.20 ID:hZT3QbeHo
>>247
我流はなー、色々と他の奴に任せることが出来ないからな。ま、頑張れ
見た目変化無くても内側では…ってのはよくある話だろ?それで聞いてみたんだが

【どことなく軽い口調の割に、言ってることはさほど出鱈目でもない妙な女、紅葉】
【それから、思いの外あっさりと自爆したエルメアを見て、ふははと笑い声を上げてみたり―――】

いつの夜も忙しい奴は居るもんだ、今なら≪R.I.P,≫なんかも暴れてるらしいな

――だからこそ、花見でもしてゆっくりしてけって言いたい気分でもあるがな
ああ、あたしは帰って寝るとするぜ。またな、エルメアー

【本当に眠気が来たか、少し間延びした調子で右手を振ってエルメアを見送り―――】
【それから、紅葉も山の中を降りていくことにしたのだった】

【………】
【……】
【…】

//お疲れ様でしたー!
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/18(月) 20:32:35.10 ID:ZKlB2FFUo
【とある居酒屋】
【そろそろ夜も深まってきて、夕飯と呼ぶには少し遅くなりつつある】
【だが、夜食というに相応しい時間帯こそ、居酒屋は稼ぎ時なのだ】

はむ、むぐ、もぐもぐ、うむ、ぅあ、む…

【店舗の隅、座敷を一人の少女が占有して、一心不乱に何かを頬張っていた】
【いや、少女、と言い切るのは、少し難しいかもしれない】
【ウルフカットの黒髪にジト目、ほどほど日に焼けた肌、ノースリーブの上着とタイトなジーンズだが、シャツの裾は腰周りを隠すほど長い】
【鍛えられているのがわかる人間にはわかるだろうが、それにしたって胸元やら腰周りやら丸みを帯びている】

【14・5歳ほどのこの人間は、言ってしまえば男性の要素が強く、振る舞いも何処か粗暴だ】

むっ、ぐっぐっぐっ…ぷふーっ。
ウェイター、お代わり

【グラスに注がれたウーロン茶で口の中のものを嚥下し、通りがかりの店員に注文する】
【ウェイターは少女の担当とは別だったらしく、何をおかわりしたのか確かめようと伝票を持ち】

【指し示したお代わりが焼き鳥の鳥皮、しかも大皿(十本1セット)の十二皿目だと知って軽く退いた】
【プロ根性を発揮して感情を相手に見せず、マニュアルどおりに一礼してカウンターに消える】

【少女は次の皿を待つ間、机に頬杖をついてちびちびとウーロン茶を煽る】
【妙に強い眼差しで、ウェイターが消えたカウンターをじっと見ている】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 20:33:37.92 ID:VIjgUQGAO
>>245

ふふ、くくく……っ
そうだな、“まだ”違うかな。違うままで終わるかもしれないが

【笑みを噛み殺しながら、呟く言葉】
【“まだ”――それは果たして、どう響くものなのか。わからないが】
【ゆっくりと顔を持ち上げてから、小さく曖昧に笑ってみせて】
【咳き込む清巌の背中を、よしよしと撫でてやろうとするだろう】

【――視覚を亡くし、通常よりも気配に鋭敏になった彼ならば、気付くかもしれない】
【顔馴染みである清巌の隣に立つもの。その気配が――妙に『空っぽ』であることに】

/遅れました、ただいまー
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 20:36:20.54 ID:QuFADdpSO
>>249

はい、そんな感じです
【はぁ、と溜め息をつきながら青年の言葉に同意する】

……やっぱりそうなんですね
ああ……何でこんなことに…トホホ
【ある程度答えは予測していたようだが、それでも少年は返ってきた言葉に頭を抱えざるをえなかった】

あ、僕は…屋形雲 夜彦(ヤカタグモ ヨルヒコ)って言います。
はは、言いにくいでしょ?
【自嘲気味に笑う】

みんなは………



…………あれ?
【急に、その場にしゃがみこむ】

/申し訳ない、こちらも風呂いてきます
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 20:40:30.19 ID:4CZHKBb/o
>>246

【本棚に取り付いた少女の背後に、一人の青年が近付いてくる】
【真っ白のカッターシャツの裾を、黒のスラックスからはみ出させた、だらしない格好】
【紺色のネクタイは、マトモに締める気はないのか、襟元に緩く引っ掛けられている、という程度】
【わざわざそのネクタイをタイピンで留めた、20歳頃と見える、黒目黒髪の青年だ】

Hey,baby.
お転婆は結構だが……ここは公園じゃないぜ?

【どこか嘲弄するような響きを持った声音、顔に浮かべるのは、面白がるようなニヤニヤ笑い】
【人を小馬鹿にしたような態度で、そう少女に声を掛けてから】

【ウォールクライミングを始めた少女の両脇に、そっと両手を差し込んで】
【幼子をあやすようなやり方で、しかし無理やりにでも、少女を床に下ろそうとするだろう】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 20:44:15.13 ID:5DUO+b2co
>>253

「…と、言ってるでござるが?ご主人としては?」

………マエムキニガンバリマス

【とまぁ、背中を撫でられながら彼女の恋人である彼はそう言って】
【山本の方も何だかにやにやとしている】

「……ところで、其方の未来の女房さんはただの付添で御座ろうか?」
「それとも…何か御用が?」

【受け取った数打ちの刀を一本…引き抜きながら、山本と言う男が尋ねた】
【――ヤケに静かな、空洞の様な気配。だがそれは逆を言えば――――――】

(「……他の誰かで満たされやすい。と言う事か?」)

【なんて、柄にもない事を思って、小さく笑みを浮かべた】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 20:45:31.18 ID:5PQKVQA2o
>>254

確かにとても言いにくいですね。

【笑顔で、ただし言葉にオブラートは無く】
【先程から苛立った様子とはいえ、彼の言葉の端々にはどこか冷たさがある】

…おや?
どうなさったのですか…?
屋形雲さん?

【突然の事に驚いたのか、やっと表情を笑み以外のものに変えて】
【しゃがみ込んだ夜彦の肩を支えようとする】



/行ってらっさい〜、ごゆっくり
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 20:47:29.47 ID:pu6lUJQro
>>234
はははは!

【楽しいのか、つんつんしている。徐々にほっぺたつんつんぷにぷにになるだろう】
【そして、ゼーロの火憐に追いつくとの言葉に、にっ、といい笑顔を浮かべて】

其れでこそっ!!
私がお祖父様に追いつくのが先か、ゼーロが私に追いつくのが先か。
勝負しようか!

【そう、火憐も追う側の人間であった。故に、ゼーロが己を追ってくれる事が、うれしくてうれしくて】
【そして、自分と肩を並べる剣士と成ったとき。共に戦場に出たいものだ、と思って】
【ならば、と。火憐はゼーロが目指すに相応しい人間であろうと、意識を改めた】

じゃあ、私の°Zを一つだけ、見せようか、ゼーロ。
ゼーロが目指す私を、見せておきたいんだ。

【そう言うと、腰の刀の一つ風凛火斬を抜き放つ】
【足を開き、遠距離の木を睨みつけて、刀を持つ腕をきりりり、と引き絞る】
【ぎし、と全身の力が完全に込められた直後、動きは始まる】


  光  炎  万  丈  ッ !


【その瞬間、左腕が光と化した】
【否、光ではなかった。刀身が一瞬の加熱で、純白に赤熱したのだ】
【そして、其れが凄まじい速度で突き放たれて――――終わらない】
【刀身の妖気が圧縮され、その妖気が一本の鋭い熱戦と成って、木を貫いた】
【木は、ぼぼぼ、と燃え上がり、倒れて】
【左袖は、燃え尽きていたが、刀は無事。刀を振ると、熱気は霧散して。刀を収めるとゼーロの方を向いて】

私は、ゼーロが目指すに足る器か?

【燃え盛る木を背景に、そう問いかけるだろうv】

//すいませんめっちゃ遅れました!!
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 20:49:12.29 ID:AHYGGO7Po
>>255

【後ろ姿は子猫か、或いは兎のようなそれだろうか―――まだ、たった一段。】
【これから目的のものを求めて、というときに、身体が浮いて】

―――へ、ぇ、わっ、あ……はなしてっ………、……。

【軽い軽い。多少バタつく幼子だが、足も手もつかないでは話にならず】
【ちょっとだけ大声を出すが、マナーはあるのか両手で口をあわてて塞ぎ】
【むっ、と。ぷくっ、と。そんな風に頬を膨らせながら、青い瞳を青年に向けて。】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 20:50:18.11 ID:KwhAz9LK0
【水の国、路地の裏】


 くだらん……。くだらなさ過ぎる……『恨みに駆られた貴様等では』
“ 鍛練の足し ”にさえもならない―― 『この私の足しにさえもならない』

【其れは悲劇。屍の道。見るが儘。其の儘の“ 屍に通じる屍の道 ”】
【其の道は、俗に云うチンピラと云われる数人の無法者が道標となっていて】


 ……はぁ

【其の先。紅い囚人服の髑髏で《No.567》を背負う異形】
【其の風貌であるには関わらず、覇気も。威厳さえも無い。只、個人的な酷評を呟いて嘆息
 其の双眸でうつ伏せの無法者を見下しつつ。呆れているだけ―――】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 20:52:07.26 ID:VIjgUQGAO
>>256

【くく、と。含み笑いをするのみで、その会話に混ざろうとする気配はない】
【真意はどこにあるのか――本当に結ばれるつもりが、そこにあるのか】
【彼の背中に置かれた手は、相変わらず死体のように温度を亡くしたものだった】

……あぁ、そうだ
俺の名前はツァーリ。――≪R.I.P.≫の話をしにきたんだ

【刀を引き抜く姿に、自分も借りた太刀を握りなおしながらそう言って反応を見る】

【――ようはそれは、穴の開いたコップのようなものだった】
【上から注げど全て流れ落ちて、結局は理解せず溜まることはない】
【穴を塞ごうにも場所が分からず、不良品のような、最初から欠陥が存在していて】

【しかしそれは、比喩の話】
【外側から気配を見ただけでは分からない、壊れた『器』の話だ】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 20:58:56.23 ID:QuFADdpSO
>>257
【苦しそうな様子で絞り出すように声を出す】
どうしてだろう……

みんなに、呼ばれてたのに……
本名は覚えてるのに…

思い出せない…………
何て呼ばれてたんだっけ…

どうして……思い出そうとしたら……

あ…たまが……

【青年が魔翌力を感じ取ることが出来るならば、解るだろう】
【少年の様子が変わってから―――頭を痛めはじめてから】
【彼の周囲には、明らかに"異質"な魔翌力が渦巻いていた】

【少年はその事には気付いていない】

/お待たせしました!
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 20:59:28.88 ID:yAZ5NwjSO
>>250

そんなのは……今は、どうだって良いんですッ!!

自分の怪我なんて……今はどうだって良いっ、
そんな事より……そんな事より………っ、

【と、言かけて、そこでウッ、と言う短い悲鳴と共に嘆きは漸く止まる、】
【アルコール臭のする溜息が、その嗅覚に届いたのだ】
【少年は思わず泣き止み、鼻を摘む】

………お酒はやめて下さいっ、

その行動が、周りの患者さんにどれだけ迷惑をかけているかも、考えて下さいっ、

【お 前 が 言 う な 。】

………−−−−って、あれ?

………えぇと、どちら様でしたでしたっけ…?

【ふと、やっと落ちついた所で、もう一度見てみれば、確かに彼の顔には見覚えがあった−−……が 、申し訳ない事に中身レベルで忘れていた。】
【本当にすいません。】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 20:59:43.57 ID:4CZHKBb/o
>>259

はいよ。

【床に下ろした少女から、非難がましい声を受けて、青年は少しだけ肩を竦め、鼻で笑う】
【それから、少女の目線の高さに合わせるように膝を折って屈む】

……遊び場所なら、お外の公園へドーゾ。
元気な兄ちゃん姉ちゃんが遊んでくれるぜ、きっと。

【笑いながらそれだけを告げれば、青年は特に何事も無かったかのように、近くの席へと戻ろうとする】
【そこには、小難しいタイトルの本が数十冊と積み上げられているのが見えるだろう】

【どうやら、図書館で本を読むのに飽きた子供が悪戯を始めた、程度にしか見られていないようだ】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 21:03:29.25 ID:5DUO+b2co
>>261

【ぴくり、と彼の組織の名を言われると同時に…彼の眉が僅かに動いた】

「ツァーリ……うむ、覚えておこう」
「それで…≪R.I.P.≫について、とは?」

【抜き放った刀の刃を、巨木へと当てて】
【――――みしり…空気が僅かに、震えた】

…………ゔ〜

【と、何か仲間外れの予感がして】
【彼女の傍の糸目の彼が…彼女を抱き締めようとして】

【――――さて、金物の様に冷たい彼女を、鍛冶師の彼は癒せるのだろうか】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 21:04:09.36 ID:4IvqRMNdo
>>258

……………………

【おとなしーくつんつんぷにぷにされている、眼を細めて。ぷにぷに】


うん!……負けないもんっ

【溌剌とした声でそう言うものの――】
【火憐の全力の“技”、実際それを眼にすると、言葉に表せない程の迫力で】
【口を半開きにさせて、それに圧倒されている】

【轟々と燃える木を見つめながら、やっぱり火憐お姉ちゃんは凄いな…と、改めて思った】

【そして、その問いには】


―――う、うん……十分…こうでなくっちゃね…

【さっきの笑みを浮かべた手前、崩してはいけないと思ったのだろう】
【彼女らしくない台詞だが、その声色は完全に気押されていて、覇気のかけらもない】
【十分に火憐の凄さは伝わったようだ】


―――――あ、公……園…が…

【ぽつりと、そう呟いた】
【見れば炎が隣に燃え移らんと―――】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 21:04:42.37 ID:4IvqRMNdo
>>266
//追記:お気になさらず!
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 21:09:03.57 ID:5PQKVQA2o
>>262

…何やら、厄介な案件のようですね。
やれやれ、これだから業務外の事はしたくないんですよ…

【少年の異質な雰囲気を感じ取り、シュヴァリエはそっと距離をとる】
【そしてはぁ、と露骨なため息をついた】

【少年が怒っても、おかしくは無い態度だ】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 21:10:05.19 ID:VIjgUQGAO
>>265

そのまんま、だよ
なんか情報があれば教えてほしいな……好ましいのは、前回の戦について

【行けなかったんだよね、と。笑いながら、彼の一太刀を見る】
【空気が震えるほどに重厚な剣圧は、自分のようなものには出せない威圧で】
【――それを『職』として、食べていけたレベルの者なのだろうかと】
【悪癖でもある好奇心が芽を出して、唇を舐めながら次の言葉を待つだろう】

っと、ぉ……?

【そして、急に抱きしめられてバランスを崩したのか小さな声をあげると】
【寂しそうな犬みたいな彼に、苦笑いを浮かべながら頭を撫でてやろうとし】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 21:10:43.14 ID:VfHZgzHo0
>>263

…………あぁ?
自分の怪我がどうだっていいってんなら、何をさっきは喚き散らしてたんだよ?
漏れてくる分を聞いてただけだが……おめぇ明らかに動けない事を嘆いてたじゃねぇか

【病棟でショックを受けて取り乱すと言うのは、それほど奇矯な行動と言う訳でもない】
【ましてや、目の前の少年は、明らかな重傷である事が一目で分かるのだ】
【しかし、そんな事はどうでも良いと一刀両断され、男は訝しげに表情を歪める】

うるっせぇな…………個室に閉じ込められた俺の、唯一の楽しみだぞ?
そう簡単に止められっかよ…………こちとら、自分の面倒が見れなくなるほど、分別のつかない飲み方なんてしねぇしな

【言いながら、ウィスキーの小瓶をピチャピチャと振って見せる】
【確かに、顔は赤らみ息が上がってはいるが、朦朧とした状態でもない、程良い酩酊状態にあるらしい】
【限界を弁えて飲んでいると言う言葉も、あながち嘘でもないだろう】

――――っはぁ…………まぁいい
それよか…………お前のその怪我……あの機関崩れの≪R.I.P.≫シンパがやらかしたテロに……巻き込まれでもしたのかよ?

【互いに相手を思い出せない事もあってか、男はそれ以上の追及を止めて、少年の怪我に話題を振る】
【どうやらこの男、入院生活に退屈して憂さ晴らしをしたいらしい。飲酒もその一環なのだろう】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 21:10:58.54 ID:pu6lUJQro
>>266
ふふふふふふ、たのしーぞ!

【うにににににににににに】
【そして、覇気は削がれども、それでもその様な言葉を放ったゼーロを見て、姉として、感慨深い物を感じて】

……ん、それだけの言葉を吐き出せれば。十分だ。
待っているよ、ゼーロ。

【穏やかに、笑みを浮かべて、そう言って】
【そして、火が燃え移る所を教えられ、目に収め】

どわあああああああああああ!?
やばいやばいどうしようゼーロ!?

【パニクった。後さき考えないからこうなるのだヴァカめ】
【数秒、ワタワタとしていたが、思いついたように刀を引き抜くと、木の所に走りこみ】

消えろ消えろ消えろ消えろおおお!
私は未だお縄に掛かりたくないのだ!

【所謂、破壊消火を始めた】
【大きな燃料は、消えにくい為、粉々に砕いて小さくすることにより、火の燃え広がりを防ぐのだ】
【だんだんと火は小さくなっていくが、火憐のスカートの裾に火が付いている事に火憐は気づいていない】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/18(月) 21:11:33.65 ID:siDR5zfSo
【廃墟街】

【時に忘れ去れたような廃ビルたちが林立する、名も知れない街の跡】
【剥がれた道の舗装を埋めるように、窓硝子の破片や瓦礫が散乱し、】
【砕けたコンクリ壁の断面からは、枯れ枝に似た赤錆色の鉄骨が思い思いの方向に伸びていた】

 【 ──號っッ 】

【本日、もう何度目かの轟音が炸裂し、夜気がうち震えた】

【音の出処は、その街の、かつては広い交差点だったと伺える場所】
【その一帯には、まだ真新しい大穴が廃ビルの側面に穿たれていたり、】
【未だ白煙を燻らす放射状の焦げ跡などが、色褪せたコンクリ壁を彩っていた】

【そこに漂う濃厚な血臭。元は生物だったのであろう夥しい数の何かが、辺りに散乱していた】
 
 「────」                「──────」

         「────────」             「────」

                      「────」

【──千切れた腕の断面から青黒い液体を流し沈黙しているのは、黒い肌と尻尾を持つ人型】
【深緑色の鱗に覆われた四足獣は、その腹部に空いた風穴を見つめながら息をしていない】
【他にも、紫肌の大型多足昆虫や、蝙蝠の羽を持つ有牙類などなど、挙げればきりが無い異形たちの残骸があった】

【それらは、俗に魔物と呼べた。ただし、知能と魔力が低い、低位のもので】
【自然と円状に積み上がっているその死屍累々の中央──地に足を付けて立つ二つの影を、月光が照らしていた】

【──どさり、と、ふいに何かの質量が倒れる音がして、僅かな土埃が舞う。そして聳える人影は一つになった】


 ──……、ぶ、ブービー賞、だ……めで、たいぞ、喜べ……、……っ


【青黒い血化粧を纏った白皙の貌が、その口角を引き攣らせるように笑む】
【爛々と滾った真紅の双眸が見下ろすのは、たった今身体を二等分にされた羽付き蒼色人種】

【その場に最後まで立っていたのは、深黒のローブコートを羽織った長躯であった】
【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪。鎖骨を模したような、黒い骨製の首飾りが揺れる】
【切傷、裂傷、火傷で全身を彩ったその長躯は、肩で荒い息をしながら、しかしその唇は笑んでいた】

 ……──第五回、最速昇天選手権、……またも、ぶっちぎりの最下位は、俺、……──う、ゲぼッ

【振りぬいた燻銀色の大鎌をゆっくりと引き戻すと、その柄尻を地面に付き立て、自らの揺らぐ身体の支えにする】
【が、その口唇から漆黒の血反吐を吐き出すと、ついに脱力しきった体躯が傾き、そのまま仰向けに地面に倒れ伏した】

【それっきり、そこには胸を上下させて空気を喰らう音だけが響く】
【彼は、おもむろに左腕を目の上に横たえて、自ら視界を遮った。沈黙】

【──唐突に止んだ喧騒。そのまま静寂が満ちるのか、それとも何かが訪れるのか。それは彼の知ることではなく】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/18(月) 21:12:24.24 ID:nn4aRefAO
>>185
うん…シズリさん、本当にごめんなさい……
【シズリの笑みに、またズキリと胸が痛む】
【その心中は表情にも表れていて】
【これもまた、シズリの狙い通りなのだうか】

え?シズリさんの為にもなるし、護君の為にもなるってこと?
うん、うん!やるよ、やらせて!何すれば良いの?
【シズリの言葉に目を見開き、早口でそう問いかける】
【蝶は再び蜘蛛の元へ──】


/ほんとすみませんorz
言い訳させてください誕生日なんですサプライズパーティーだったんですorz
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 21:13:02.99 ID:AHYGGO7Po
>>264

むー……ぅ、ミリーはおべんきょうに来た、のにっ………。

【それを小さく口にしたのは、青年が此方を向かなくなった時】
【双眸をうっすらと滲ませて両手を握る仕草は、なんとなくいじらしく】
【ふっ、と袖で涙を拭い、何か下げているのか、胸元に手をやり】

【一度だけ、深呼吸。見るからに心を落ち着ける動作をすると―――】

―――ミリーはおべんきょうに来たんだもんねっ!

【あろうことか助走をつけて、たたたっ、と青年を追うように駆け出して】
【席に付く前にその背に飛びつかんと、跳躍。両手で青年の服を思いっ切り掴もうとする】


【一つだけ描写を加えておくなら。宣言のようなそれは、少女なりの最大声音で】
【つまりのところ、場所が場所というだけに う る さ い 。】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 21:14:33.90 ID:QuFADdpSO
>>268

あ……
【青年の姿、行動を見た途端、魔翌力は霧散していく】

ご、ごめんなさい…へ、変ですよね?
こんなんで悩んで…たまたま思い出せないだけなのに…
気持ち悪いですよね……

ごめんなさい……
【面倒くさそうな、嫌そうな、露骨な彼の表情に怯える様に謝りはじめる】

【本当に自分の魔翌力には気付いていないようだ】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 21:19:01.02 ID:5DUO+b2co
>>269

「情報…と、言われてもな」
「……拙者が解ったのは、カーネルが思った以上に狡い≠ニ言う事位に御座るよ」

【狡い≠サの一言を告げた時に籠った感情は―――明確すぎる失望が込められていた】
【気持ちを代弁するように、木の刃を当てられた部分が、段々と減り込んでいく……刃が、硬い生木を食い破る様に。ゆっくりと切り裂いていく=z
【―――振り被らず、木に当てて一度止めた刃を、上体と腕の力だけで押し進めていくその光景は異常≠ニ言う他無い】
【無論。数打ちの刀では刃がダメになるだろうし、最悪折れる事も有るだろう】
【しかし、辺りに同じようにして切り裂かれた木はあれど、折れた刃は…見当たらない】


…………一応僕から言うとくけど、山本君無能力者なんやて。

【と、彼女を抱き締める彼が告げて】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 21:21:24.06 ID:4IvqRMNdo
>>271

―――任せて…

【うにに(ryの呪縛から解かれて、ゼーロは燃える木の方へと歩き出す】
【多分…そっちの方が捕まると思う…と付け足して】
【暴れまわってたら通報されるぞ…】


   ――――――アーテル・スフィア


【両腕を広げて呟く。先程と同じだが大きさはそれの倍。ざっと30cmはあるだろうか】
【それを両手に一つづつ浮かばせて、火憐が奮闘する個所へと投擲する】

【体力吸収、魔翌力吸収、そして威力吸収の効果のある黒球は炎に着弾すると】
【不思議なことにその火力を奪い取ってしまうだろう】

【鎮火とまではいかないにしろ、かなり小さなものにできる】


―――あ…!

【そして、火憐のスカートの裾に付いた火を発見して、どうするか悩んだ】
【竹光でぺしぺししたら痛いだろうし、魔法を使うときっと体力を奪ってしまうからふにゃりとなるだろうし――】

【選んだのは】


―――――えい…えい…


【  竹光でぺしぺしでした  】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 21:25:10.02 ID:4CZHKBb/o
>>274

……ん?

【背を向けた少女の方から、小さな呟き声が聞こえたような気がして】
【数歩ほど足を進めてから、少女の方を振り返ろうとした、丁度そのタイミング】

……っと!

【カッターシャツは、それなりに余裕を持ったサイズを着ているようではあったが――】
【背中側の生地を急に掴まれて、青年はバランスを崩しかけた】

……やれやれ。

【――だが、上手く一歩、後ろ足に下がってそれをいなすと、少女の手を払って振り向く】

……図書館ではお静かに。
本棚でクライミングの練習ってのは、アレか。体育のお勉強とか……。

【相手が子供であるにも関わらず、饒舌に皮肉交じりの言葉を紡ごうとして】
【はた、とその言葉が止まる】

……あァ、そういうこと。

【どうやら、少女が本を取ろうとして登っていた、ということに気がついたらしい】
【頭を掻きながら、再び少女の目の前に屈みこむと】

……本が取りたいなら、司書さん……ってわかるか?
あのカウンターに居る姉ちゃんだ。

【言いながら、少し遠めにあるカウンターの中で、事務作業をしているらしい女性を指差す】

あの人を呼べばいい。
……まァ、今回は俺が取ってやろうか。

【本が欲しければ、係員を呼ぶ、ということだけ端的に教えると】
【少女の取り付いていた本棚の方へと、近付いて行く】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 21:25:28.93 ID:VIjgUQGAO
>>276

狡い、ね……。
……ヴュネルドはまだ生きてるか?

【ふぅん、というように相槌を打つ】
【それから尋ねたのは、以前一対一で戦った武人のことだった。】
【あの男は、戦場に出ただろう。愛用の斧でもって敵を薙ぎ倒していたのか】
【或いは――『刈り取られて』しまったか。それが、気になって】

(……同じことは、出来なくはない。だが、あれは――“怖い”な)

【素直に考えたのはソレだった】
【能力を使えば、静かにかつ迅速に彼と同じようなことが出来るはずで】
【なんの能力を持っているのかと、推察しようとしたところに――】

……ぇ?

【ぽかーん】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 21:26:34.00 ID:3gbSXUQAo
【月明かりさえ差さない曇り空の夜―――とある森にて】
【妙に開けた土地で射撃訓練を行ってる者がいた】

【ダンダンダンダン!!と連続で響く発砲音と、12発放ったところで地面にカラカラ、と薬莢を排出する音】
【狙うは夏祭りの射的屋で使う棚の上に並んだ空き缶で、一発撃つごとにどんどん穴があいて行く】


――――――――!


【1セット12発、とりあえず撃ち終わりインターバルの時間――使用し終わった空き缶の残骸を片付け始めたのは】
【茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年だった】



…あ、一発外してやがる…クソウ…命中精度が鈍ったか…!
ずいぶんと長く入院してたからなあ…元通りのコンディションに戻るまで特訓だ…



【達人は一日にして成らず】
【鍛練を怠ればその分遅れてくる者に追いつかれて行くのが世の常である】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 21:27:08.91 ID:pu6lUJQro
>>277
お、おおおおお!
凄いなゼーロ!!さすが私の妹だ!

【ゼーロのアーテル・スフィアの効果を見て、とても驚いた顔をして】
【そして、ゼーロを満面の笑みで褒めちぎった】
【残る火を、素手で鷲掴みにして、生身鎮火を実施。いい子は真似しちゃいけないよ!である】
【火憐の異常な高温に耐え切れる体質が、それを可能としているのだったが】

お、おおぅ?
あ、火が付いてるのか、ありがとぉぉう、竹光って案外痛いんだよな、ぉおおぅ。

【ぺしっ、ぺしっ、ぺしっ】
【なんとも言えない表情で、ぺしぺしされていた】
【まあ、すごく丈夫だし、火憐は。この程度では問題ないだろう】
【裾の火は消えて、あー、こりゃ新しいのに着替えないとな、と呟いて】
【ゼーロの方を見、口を開く】

そうだ、今日は近くの宿に止まるつもりだったが。
一緒に泊まらないか?色々、話もしたいしな、と思ったんだが。

【という提案である】   
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 21:34:10.68 ID:5PQKVQA2o
>>275
【少年の異質な空気が引いて行ったのを感じて、再び少年に歩み寄り】

…貴方も、“能力者”のようですね。
それなら、きっと―――


―――この街は、住みやすいと思いますよ。

【そう言って、再び笑顔を見せ】
【謝らないで下さい、と声を掛けた】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 21:34:26.12 ID:5DUO+b2co
>>279

「ほぉ、彼の者を御存知か。…っとと、質問に応えねばな。拙者達とやり合った時は結局決着がつく前に帰られた故に。きっと生きていようて」
「………あのバカが、下手をしていなければな」

【あのバカ、とは…カーネルの事だろう。前回の戦いでカーネルと言う人物に失望≠オたには何か理由が有りそうで】
【―――そして、最後の一言から、ヴュネルドとカーネルが袂を分かつ様な事態が有ったとも分かるかも知れない】

「…前は、防がれたのでな。 次は、仕留めきる」

【因みに刀を右手に持って、右から左に薙ぐ逆胴の様な斬り方を行っています】
【その様な斬撃を防がれた経験が有るらしく…それが悔しくて、次こそ切り抜く為の訓練らしい】
【…鍔迫り合いとかしたらヤバそうではある】

………人ってスゴイネー

【…最早その域に達する事を諦めた奴は、彼女のすぐそばに居る】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 21:35:35.10 ID:4IvqRMNdo
>>281

…そんなにいいものじゃ…ないけど…

【褒められたのが嬉しかったのだろう。顔を少し赤らめて、火憐から眼を逸らした】
【喜んでいるのは一目瞭然だったり】

って――ちょ………

【火を掴む火憐に危ない!と言いたかったのだろう。けれどそれをしている火憐は涼しげな顔をしていて】
【熱くないのかな…なんて思っているだろう。実際熱くないようであるが】


―――あ、ごめん…痛かった?

【申し訳なさそうに中断して、結果鎮火できたからよしとする】
【下着、もといふんどしは…大丈夫だと願いたい】

【そしてその提案に】


――――――うんっ!

【僅かに飛び上がって、即答した】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 21:36:55.43 ID:yAZ5NwjSO
>>270

怪我なんて……っ、
今まで、何十回と経験してきたんですっ、
コレ……ぐらいなら……どうって事無いです……っ


でも……なのに…この入院してしまって、完治する間……この時間ッ!、

この時間がっ……惜しいっ、惜し過ぎるんですっっ!!

こんな事をしている間にも……過ぎていくっ、

【どうやら、彼が嘆いていたのは、「怪我により自分の身体に取り返しが付かなくなる事」ではなく、「怪我をしてしまった事により、行動を取れなくなってしまった時間が出来た事」に、らしい】


テロ……とは違いますが
………足の付根を、やってしまって、今自分の力では、立てないし歩けないんですっ。
立ちさえできれば…出来れば……

【かなり、焦っている様だ。】
【それ程までに、やらなければいけない事が何か、あるらしい。】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 21:38:02.73 ID:AHYGGO7Po
>>278

【ひたすらにふくれっ面で、涙目。怒っているのか、他の原因か】
【何にせよ褐色の肌にはうっすらと朱が差していて、彼女は黙って話を聞き】

【静かにと言われれば「…はい。」と言い、体育かと言われれば「ちがうもん。」と言い返し】
【司書の女性を指差されればそちらを向いて、「知ってるもん。」などと呟いて―――。】
【どれもこれも子供らしいが、まあ歳相応か―――青年の最後の言葉に、ぱぁ、と表情を明るくして】

ん……え、と。えっとねっ、ミリーは「じしょ」を取ってほしい……かも。
………、……あ、ありがとう……ござい、ます………?

【青年に合わせてとたとた、と歩き、相手を見上げながら言葉を紡ぐ】

【途中、“助けてもらっている”ということに気付いたか、早々と礼などしたりして。】
【棚に近付き、少女が示すのは簡易な国語辞典―――まあ、小学生向けのものである】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 21:39:22.04 ID:QuFADdpSO
>>282
【青年の放った、“能力者”という言葉】
【その意味を知らない、理解できない彼は】

……え…………えと…
(能力者…?)

ご……あ……
【また謝りそうになるが、それを抑え】

ありがとう…ございます……?
【呆気にとられながら頭を下げる】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 21:41:23.70 ID:pu6lUJQro
>>284
なぁに、ゼーロは、もっと自分の事、好きになったほうがいいぞ。
こんなに、可愛いし、いい子なんだからさ。

【そう言うと、優しく微笑んでゼーロの頭をぽんぽん、と撫でるだろう】

ああ、大丈夫だ。私、体暖かいだろ?
体質でな、熱いのは平気なんだ。

【理由になっていない理由であるが、とにかくそういう事の様だ】
【手の中で鎮火した木片を投げ捨てた】

いやー、大丈夫だ。
木刀でぶっ叩かれたら流石に痛いけど、竹光なら昔散々叩かれたからな、慣れているさ。

【やはり、経験は体に染み付いているようで、痛みには強かった】
【そして、褌は無事である。というか、火憐の超高温の体温に耐えられるようにしているのだった】

ん、じゃー、宿に行くか!久々に、一緒に寝ようじゃないか!

【そう言うと、ゼーロの手を取って、しばらく歩いていくだろう】
【歩くと、ボロボロな安宿にたどり着く。祖父といいあまりいい所には泊まらないのは花鳥風月一派の伝統なのか】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 21:43:51.41 ID:VIjgUQGAO
>>283

……ほう
アイツとはもう一度話がしたいんだ。何があったか教えてくれるか?

【カーネルの下にいながらも、グレミュール・ポポルへの恩義を忘れなかったヴュネルド】
【いつかきっとあの二人の関係は崩壊すると、分かりきっていたことだったが】
【しかし――気になるのか瞳を細めると、催促するように言葉を送った】

(……アレ、かな)

【防がれたと、その言葉に沈黙する】
【以前の戦いでカーネルは、最後に全ての力を防御へと回して命を得た】
【その教訓が根付いているならば、あの男――まだ、成長するのかと】
【小さな吐息を零しながらも、愉しそうに、笑った】

清巌も頑張ったらどうだ。力有るんだし

【力でなら張り合えそうだが。なんて思いながら発破をかけてみた】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 21:47:11.50 ID:4CZHKBb/o
>>286

辞書ね……これっ、か。

【子供向けとは言え、厚手のその本を右手の指で引っ張り出して、上手く右手だけで掴む】
【それを手元に持ってきて、本をしげしげと眺めた後――】

はいよ。
……お勉強ねェ。

【少女に向けて本の一端を差し出すと、物言いたげにそんな事を呟いた】

わざわざ子供一人、図書館まで来てご苦労なこった。
……難しい宿題でも出たか?

【世間話でもするような、気安い――どこか人を食ったようなそんな台詞】
【世も更ける頃、特に保護者の姿も見当たらない少女に、少し興味が湧いた、というところだろうか】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 21:47:50.44 ID:VfHZgzHo0
>>285

――――それこそ仕方ねぇだろ
命があるだけありがたいと思うんだな…………死んじまう奴等は、血の涙を流して羨ましがるんだからな
おめぇのその言葉…………死人に対する冒涜だぜ?

【どこか冷めた言葉を、少年をぶつける男】
【そのまま、ウィスキーを一口煽る。その態度は「今さら焦っても、事態は好転しない。今は諦めろ」と言っているようだった】

テロとは違う、ね…………そりゃ良かったな
巻き込まれだったら、足だけじゃ済まなかったかもしれねぇんだ…………

【口には出さないが、この男はテロの影響で右腕を負傷した身である】

――――何をそんなに焦ってやがるんだ?
こんな世の中だ……いつ何が起こるか分からないが…………
今日明日に何かがダメになるってんなら、そんなもの、この世の中で存在を維持していくに値しなかったって事だ

【何か、少年の態度に、気になるものがあったらしい】
【敢えて挑発する様な語句で水を向けつつ、男は少年の言葉を待つ】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 21:47:58.11 ID:5PQKVQA2o
>>287
【首を傾げる夜彦に、ああ、と納得したように頷き】

能力者とは、人とは違う“何か”を持つ方々の総称です。
この街では、特に彼らのような存在が多く集っているのです。
街のゴミ/不良を片づけてくれたりと、治安維持の一角を担う働きをして下さっています。
まぁ殺人をする方や、裏で何やら動いている方も少なからずいらっしゃいますがね…

【そう言って、やれやれと首を振る】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 21:54:43.03 ID:4IvqRMNdo
>>288


――――……そう、かな?
でも……わたしは…変わりたい…っ


【ゼーロという少女は、生まれ持った能力と宿命に苦悩する、いわば自己嫌悪のどん底にいる少女だ】
【だがそこから、火憐の、お姉ちゃんの言葉で、少しづつだが引き上げられてゆく、そんな気がした】
【一言一言が、綱となって、ロープとなって、彼女を引き上げる。けれど、それは凄く時間のかかることだろう】


…うん、だから…なんだ

【その体質は前にも一度聞いていたので覚えていた。故の、納得】


――確かに火憐お姉ちゃんなら…大丈夫そうだねっ

【いや決してゼーロに悪気があるわけではない。きっと先程骨がどうこうの話からそう思ったのだろうが】
【防火スカート…だと…?】

【そして】


――――――うんっ!


【心底楽しみだと言うように、返事を返すと、その宿へと一緒についてゆくだろう】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 21:55:11.81 ID:DE4oBacDO
>>273

いいんだよ、セシリアちゃん
これからは、私はキミの「脚」であり『親友』でありたいと思っている
だからそんなに謝らないでほしい、かなーぁ?

【──罪悪感】
【其れは時として強く人を縛り付け。見えぬ枷の役割を果たす】
【依存や恋慕という形で己の手中に納まらぬなら】
【甘い蜜で引き付けられないのなら】
【羽根を傷付け。籠の中で休ませるまで──】

【そんなセシリアの態度に、彼女はくすりと微笑んで】
【ふわり──ウェーブがかったセシリアの髪を、撫でようとする】


その前に、ひとつ質問がある


     セシリアちゃんは──≪Blue Justice≫という正義組織を知っている、かなーぁ

【────…………】


/ただいま戻りました!
/そしてお誕生日おめでとうございます!
/あれでしたら、絡みは明日以降でも大丈夫ですよ?
/折角の誕生日ですし、家族やご友人と一緒に過ごしてはどうかと
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 21:55:24.54 ID:QuFADdpSO
>>292
人とは違う……何か?
(何の事だろう…)

【シュヴァリエの説明を聞いてもなお、いまいちピンと来ない様子だ】

よくわからないですけど…多分、勘違いじゃないでしょうか?
僕にはそんな……人と違う力なんて持ってないですよ?

ただの一般人Aです
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 21:55:44.10 ID:AHYGGO7Po
>>290

【既に手にした「初歩魔術」と合わせて、二冊目の重い本】
【手渡されたそれは自然と両手で持つことになり、ちょっとだけ辛そう】
【だが、表情にはそんな様子を微塵も見せず―――小さく、首を傾げ】

ぅ……うんっ。出たんだ、むずかしいしゅくだい。
学校のせんせーからじゃなくて、“ネコさん”からだけどっ。

……その、『まほうつかい』になるっていうしゅくだい、なんだ……けど。

【“ネコさん”というのは、フレーズからして誰か、人物のことだろうか】
【徐々に小さくなる言葉で、少女は『宿題』を口にして――僅かに、俯き】
【相手の反応を確かめるように、上目遣い。「笑われる」、と、思っているのだろうか】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 21:57:08.71 ID:yAZ5NwjSO
>>291
/すいません、返信遅くなります
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 22:02:41.58 ID:4CZHKBb/o
>>296

……ネコ、ね。

【あだ名か何かだろうか、と適当に類推しながら、相槌を打つ】
【それよりも、『まほうつかい』になる、という言葉の意味を掴みかねていた】

【魔法使い、と言えば言わずもがな魔術師の事を指すのだろうが】
【このくらいの子供が口にする『魔法使い』が、もっと万能な――超越者、あるいは非実在英雄的なものである可能性も、否定は出来ない】

それで?
……魔法使いになってどうするんだ?

【何にせよ、技能者を目指すからには、その先に為したい事があるはずだろう】
【その為したいこと、の内容によっては、彼女が現実的な学童か】
【あるいは夢見がちなお子様なのか、それらがはっきりする――かもしれない】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 22:06:17.61 ID:pu6lUJQro
>>293
ん、変わりたいという気持ちは大切な事だよ。
ゼーロは、私なんかより、ずっと確りしている子だ、だから、慌てず、ゆっくりでいいんだ。
急がば回れ、慌てたってなんにも良い事は無いんだから。
私は、ゼーロがどんなゼーロになっても、ずっとゼーロのお姉ちゃんだから。
だから、安心して。火憐お姉ちゃんがついてるぞ!

【穏やかに、ゆっくりと。言い聞かせるようにそう言って】
【火憐の言葉は、シンプルだが、その分力強い】
【小難しい言い回しなど、知りはしない、剣に命を捧げるバカ女だが】
【それでも、否[イヤ]、それだからこそ。心の言葉を口でそのまま吐き出す事が出来る】
【彼女のこの言葉に嘘が無い事は、声色と目を見れば分かるだろう】
【彼女は、ゼーロをゆっくりでいいから、引き上げていくだろう。でも、彼女が望むのは、ゼーロ自らが登っていくこと、登る事を望むことであった】

そうそ、私も昔は色々困ったよ。ゼーロとは、また違うかもしれないけどね。
…………ずっと昔、好きだった男の子が居てね、初めて、釣りに出かけたんだけど。
……緊張して、その子の手を握ったとき、ひどい火傷、させちゃったんだ。

【悩むゼーロに、自分もそうだった、と語る】

ずっと、悩んでてね。その子は、何年か後には、許してくれたんだけど。
…………それでも、今の私は、こうして此処に立っている、ここまで変わっている。
だから、さ。ゼーロにだって絶対できるよ。大丈夫。

【にこっ、と笑い、ゼーロの手を握るだろう】
【火憐の手は、とても暖かい。体が温かい人は、精神が冷たいと言うが。火憐は心が灼熱いからこそ、体が熱いのであった】

……むー。どういうことだよー。

【と、憮然とした表情を浮かべて】
【ノンノン、防火褌である、サラシも防火である】

----------------------------------------

【そして、たどり着いた宿の中に入り、ロビーでチェックイン】
【鍵は一つ、少し広めの部屋である】

じゃ、二階みたいだな。行こうか。

【そう言って階段を登っていく】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 22:06:18.47 ID:5PQKVQA2o
>>295
【夜彦の言葉に、一瞬呆気に取られたような顔をして】

…あっはは!これはこれは…
ああ失礼、しかし…っくく、

【一通り楽しげに笑った後、彼に向き直る】

貴方はきっと、ご自分の力に気づいていらっしゃらないのでしょう。
あの職務怠慢女なら、少しは貴方の力になれたかも知れませんね…
私が民政課に異動した原因が、その女なんですよ。
奴もこれまた能力者でね…

公務員でありながら喧嘩好きだし髪色は直してこないし第一職場にスウェットで来るし上司はおろかお客様にもタメ口だしその割に評判が良くて何故か私よりも先に昇進しやがった癖に急に無断欠勤し続けてるただのゲスですがね。

【相当恨みが籠っているのが分かる】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 22:09:18.68 ID:VfHZgzHo0
>>297
/おっと、了解です
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 22:11:15.98 ID:5DUO+b2co
>>289

「…先に言っておくが拙者は口下手故、少々言葉が足りぬかも知れぬ。」

【と、先にそう言っておくと】

「………彼の一戦。カーネルの本当の夢≠視た」
「戦い、勝利した者こそが幸せになれると言った夢……自らが勝者となると言う夢」
「否定はせぬ。その夢は。方法も…今までは良かった」

【……此処までは、誰もが知っているだろう彼の夢】
【だが、それ≠ノ疑問を持たせたのが…前回の戦いである】
【――――…キィ……ン】
【一度言葉を区切ると、巨木を完全に刃が巨木を通った】
【しかし木は切り株に乗った儘で…倒れることは無く】

「………最後の最後、彼奴が奇襲≠仕掛けなければ」
「彼奴が……他者を蹴落とす≠サの時までは」

【…裏切り、である】
【先陣を切って戦う筈の男が、他者を蹴落とす唯の凶刃と化した】
【自分を、ヴュネルドを、≪R.I.P.≫を裏切った  それでも今尚下郎≠ェ、あの頂点に居る】

「…拙者とヴュネルドは武人に候。 信ずるモノが間違った%ケに進むなら、それを正すのが役目」
「そして…ヴュネルドは、迷っていたでござる」

【…故に、「今は」分からない】
【彼が、どう動いたか、今もなお、従っているのか……】


…えっ、無理。
僕が刀生成する間に3回は切られてるわ。首と胴と脚辺り

【……コッチはコッチで情けなかった】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 22:13:06.02 ID:AHYGGO7Po
>>298

え。と……、………かなしんでる人を、よろこばせてあげたいっ。

【至極、簡易な答えである。『魔法使い』というのは、ボカした言い方なのかも知れない】
【感情に関わる魔術を使えるようになのか、魔術そのもので喜ばせるのか】
【もしかしたらサイコメトリーの部類かもしれないし、手品師の類かもしれない】

【少女の夢というのは、その程度。深く考えて決まったものではない】
【ただ、言葉の芯はハッキリとしていて、「なるのだ」という意志は強いらしく】

……あのっ、その………。
ミリーの言ってることって、なにかヘン、かなっ……?

【それでも不安。一回りも二回りも大きな相手に聞かれては、そうもなる】
【結論として、ミリーというらしい少女は、『悲しみを喜びに変える魔法使い』になりたい。】
【しかし、具体的な方法などは真っ更―――「夢見がちなお子様」、ともいえるだろう】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 22:16:21.03 ID:QuFADdpSO
>>300

僕の力……?
いや、僕は…成績も中の下だし、運動も得意じゃないし…
…特別なところなんて無いんです
【青年の言う“力”を、彼は学力や運動力のような一般論と受け取ったようだ】

僕なんかど…………

あ、あはははは

【彼の変貌には幾分か慣れてきたようだ】
【お茶を濁すように笑う】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/18(月) 22:18:14.70 ID:nn4aRefAO
>>294
【シズリの言葉に、セシリアの心に感謝と喜びと罪悪感が同居する】
【そうしてこくんと小さく頷き、話を促して】

《blue justice》…そりゃ、あれだけポスター貼ってるんだから知らない方が珍しいとは思うけど……正直、良い印象は、持ってない…かな…
【シズリの質問。それに対してセシリアは控えめであるものの、不快感を露にする】
【色々と思うところがあるのだろう、護が《Justice》に所属しているという事が一層かの組織に対する不満を大きくしているようだ】


/ありがとうございます!
/明日以降は忙しくなってしまうので今日終わらせたい、というのが本音です
/友人諸々の件は十分楽しませてもらいましたので大丈夫です
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 22:20:56.16 ID:5PQKVQA2o
>>304
ああ、そう言った力ではないのですが…
困りましたね、本当に無自覚なタイプのようだ。

【はてどうしたものか、と首を傾げ】

ああ、そう言えば―――



―――貴方は、皆に何と呼ばれていたのですか?

【先程聞きそびれてしまいました。と言って微笑む彼だが】
【それはどこか、わざとらしい聞き方で】
【まるで、もう一度彼を苦しめる為のような―――】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 22:23:17.36 ID:VIjgUQGAO
>>302

【――ただただ、彼の話を聞いていた】
【正直なとこ、想うところはない。自分の敵は≪R.I.P.≫という組織であり】
【カーネルという一個人には、何の感情も特別なものは持っていなかった。】
【……あるひとつを、除いては】

(幸福を、得たかったか。蹴落としても、なお。――潰した幸福が、あったのか)

【間接的とはいえ、自分はカーネルの右腕である女性を殺めている】
【どんな関係だったかは知らないが、アレが謀叛の引き金だったのではないかと思っていて】
【その一点に置いて、このヒトガタは――タールのように濁りきった感情を、胸に抱いていた】

……ありがとう、理由は分かった
あの男なら――まだ、大丈夫だろうよ。

【なんとなくだがな、と付け加えながらもそう解答して】
【もう話題はないのか、清巌の方へと視線を移すと小さく瞳を瞬かせながら】

そうやって俺をおいて死んじゃうんだ。
抗ってくれないと、ずっと“まだ”のままになるだろう?

【なんて言い、これからどうするんだというように頸を傾げた】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 22:28:16.97 ID:4CZHKBb/o
>>303

……。

【少女――ミリーの答えを聞いて、青年は憫笑とも自嘲ともつかぬ笑みを浮かべた】

いいや?
……なりたいものになればいい。

【青年の口調は、何か少女に対して含むものがあるようだった――が】
【実際に口にした言葉は、当たり障りの無い、肯定の言葉――それだけだった】

【少女を不安定にさせていることに気がついたのか、青年は首を回して、コキコキと音を鳴らしてから】
【今度こそ、出会ったときのような――人を食った笑み、心の奥底を窺わせぬ、そんな表情を浮かべた】

いつか、そんな風になれればいいな、嬢ちゃん。
(……そんな漠然としたものに、成れるのなら、な)

【口にした言葉は、誠実そうな――しかしその口調は、どこか見下したような、そんな微妙な声色】

……ま、せいぜい頑張ってくれ。

【もう言うべきこと、聞くべき事はなくなったのだろうか】
【少女の頭を、一度だけ撫でようと、手を伸ばして――その手が拒否されようが、されまいが、その結果に関係なく】
【青年は自分の席へと戻っていくだろう】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 22:29:30.56 ID:4IvqRMNdo
>>299


―――――――うん…………ぅ゛ん………
――きっと…変わる゛から……ずっと…待っててっ…

ずっと…わたしの゛……お姉ちゃんでいて……


【いつしかその返事は、涙の混ざったものとなっていた。そして無意識のうちに涙を零していた】
【無論ゼーロも何もしていなかったわけではない。彼女は彼女なりに、必死で壁を登っていた】
【少しだけ底から足が離れたと思うと――暴走、転落。それの繰り返し。何度やっても狂気によって阻まれる】

【それでも、少しづつ登れるのだから――――きっと、いつかは辿りつける】



            【 彼女は――そう願う、故に登る、登り続けるだろう 】

                      【  何度でも  】

            【 お姉ちゃんの、皆の支え(綱)が、ある限り、ずっと 】



【そして明かされる、火憐の過去の話――】
【ゼーロは時折溢れる涙をぬぐいながら、その話を真剣に聞いていた】


―――うん……
――――――……次は……わたしが…頑張る番だね…

【涙声でそう紡ぐと、最後にぐしぐしと眼を擦って】
【そして、真っ赤な眼で、次は自分が変わる番だと、そう言った】
【触れた手は相変わらず暖かった。それが、とても嬉しかった】


……えへへ…どうゆう意味でしょう?

【悪戯っぽく、そう言ってみせると、無邪気な、無垢なその笑顔を火憐へと向けるだろう】





【チェックインを済ますと、火憐についてゆく】
【部屋に入ると――もしもベットではなく布団ならば、慣れた手つきで寝る用意をするだろう】
【道場での暮らしにすっかり慣れたようだ】



………疲れたー……

【そう言うと、倒れ込むように布団へダイブするだろう。稽古と泣き疲れだ】
【そして、いつかの日と同じように、火憐を手招きで呼ぶだろう】

【笑顔を、向けて】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 22:30:31.36 ID:QuFADdpSO
>>306

?はぁ……すいませ、あ…
【また謝ろうとしている自分に気付き、言葉を飲み込む】
【――――そして】

――…………え?

あ……あ?

【再び、痛みは襲いかかる】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 22:32:43.32 ID:5DUO+b2co
>>307

「…いやなに、拙者も何も知らんのと変わらぬよ」
「寧ろ―――宜しくない気もしてな」

【あの場で、ヴュネルドを焚き付けたのは失敗だったかも知れないと…小さく息を吐いて】
【―――刃の潰れた刀を地面に突き刺して】

え、えー…?そう言う訳じゃあらへんもん
絶対ツァーリさんと結ばれるまで生きて、頑張ってみせるわ……絶対

【むぎゅぎゅーっと、彼女を抱き締めるだけでも十二分に幸せそうな彼】
【…しかし、それでも――――コレ(山本)位近接莫迦にならなくてもいいんじゃないかとry】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 22:37:05.10 ID:5PQKVQA2o
>>310

謝らないで、それよりも教えて下さいよ?
なんて、呼ばれていらっしゃったのか…

【慇懃な笑いを浮かべて、その実いやなニュアンスを含ませ】
【分かっていてそう問いかける、彼は】

屋形雲さん、

【腹黒、なのだろう】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 22:38:37.74 ID:pu6lUJQro
>>309
ん、今日は、泣け、ゼーロ。
我慢してた分、全部泣いていいから。

【ゼーロを、抱きしめて、背中をぽんぽん叩くだろう】
【大切な妹、泣いているなら、その涙も一緒に抱きしめよう】
【いつか、修羅道に落ちれども。彼女だけは、妹だから、彼女だけは、絶対何があろうと、斬りはしないと、そう決めて】

……ん、頑張れ、ゼーロ。

【言葉少なに、そういうけど。その言葉は、応援の意思がたっぷり篭っていて】
【握る、手を。少し強く握ってあげた】

【部屋に入り、ジャケットとスカートを脱ぐ。スカートは燃えていたし、ジャケットは高温で左袖が燃え尽きていた】
【適当に丸めると、其れをゴミ箱に放りこんで】
【布団を手慣れた調子で敷くゼーロを見て、大分なれたんだな、と微笑みを零し】

……ん、私もなんか今日は疲れたよ。
――じゃ、寝ようか。

【そう言うと、ゼーロと一緒の布団にもぞもぞと潜り込む】
【たまにしか、一緒に居られないから。少しでも、力に慣れたら。少しでも安心してくれたら】
【そう思って、ゼーロを抱きしめながら、火憐は寝るだろう】

……おやす……Zzzz……

【おやすみを言う前に、既に寝入ってしまっていた】

ぜぇーろぉ……、私は。……はなれててもぉ……ずっと……、いっしょ……だぞ……ぉ……。

【寝言で、そう呟きながら、火憐は眠りの世界に落ちて入った……】

//ここらで、〆。ですかね?とても楽しかったのですよー!!!乙でしたぁッ!
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 22:39:12.32 ID:DE4oBacDO
>>305

(なるほど──なら更に好都合、かなーぁ?)

まぁ、私もあの組織に関してはあまり良い感情は持っていない
なにせやっていることが子供のような喧嘩の売り方だ──
以前リーダーと接触する機会にも恵まれたけど、なかなかどうして餓鬼くさい子だったよ

【セシリアの不満に同調するかのように──彼女はかの組織についての感想を漏らす】
【普段であれば、この感想すら彼女は相手の感情に合わせたものを用いるのであろうが】
【こと今回に限っては、割と本音をセシリアへ語っていた】

頼まれてほしいことはね、セシリアちゃん
──≪Blue Justice≫の内部を探ってほしいんだ
とはいえ、そう難しいことではないかなーぁ?
あの組織のメンバーになって、他の構成員やその戦力、性格を私に教えてくれるだけでいい
可能であれば──内部から何かをしてくれてもいいけどねーぇ

例えば、リーダーのマーシャル・T・ロウに≪Justice≫の良さを説くだとか
或いは──≪Justice≫と直接対決の方向に持っていってもいい
昔から言うでしょう?
わかりあうには拳を合わせるのが一番だ、ってね──

──ふふ、でも先ずは構成員の情報を可能な限り集めてくれるだけでいい
他愛ない会話からでも、得られる情報なんていくらだってある

【──要は、スパイになってほしいということだろう】
【確かに相手の──青義の情報を探れば。長い目で見れば≪Justice≫のためになるかもしれない】
【青義が「なくなれば」──「護の所属する」≪Justice≫の憂いがひとつ減るというもの】

──最も
キミが嫌だというならば……強制はしないよ、セシリアちゃん?

/了解しました
/なるべく今日中におわらせるよう頑張ります
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 22:40:12.91 ID:VIjgUQGAO
>>311

……いいんじゃないか?
そこで急くのも奴の『物語』だ。誰かに干渉されることはあれ、止めるものじゃない

【なんとなくだがその光景が見える気がして、万華鏡の瞳をゆっくりと閉じると】
【そんな不可思議な言い回しをして、小さく笑う気配があった】

ん。頑張ってな
で……どうするんだ、此処から?

【と、幸せそうな彼の頭を撫でてから、雰囲気で尋ねても無意味っぽいので】
【仕方なく口に出して問い掛けるだろう】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/18(月) 22:44:13.95 ID:AHYGGO7Po
>>308

―――、――………うんっ!

【素直に重ねて、単純であるからだろうか。言葉には他意が含まれず】
【青年の笑みにも、なにか含むような口調にも気付くことは無く、頭を撫でられ】
【人を食ったようなそれにも、無垢そのものの明るい笑顔でもって答え】

……いじわるなおにーちゃんも、おべんきょう、がんばってねっ。
それじゃ、えっと、……ミリー、ご本、かりてくるねっ!

【先程チラと目に入ったのが、読むことすら出来ない本の数々】
【それらを青年の“勉強”と取ったのか、そんな事を言い、たたっ、と駆けて】

【向かう先は司書の元。拙いながらも本を借りて、それをリュックに入れてもらい】
【自由になった両手を、離れた其処から青年へと軽く振って―――少女は、その場を後にする】
【彼は気付くだろうか。口の形だけで「ま・た・ねっ」と言っていた、最後に。】

/こんなトコでしょうかっ、お疲れさまでした〜!
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/18(月) 22:45:51.33 ID:siDR5zfSo
【海辺】

 ──さようなら……僕のサンバディトゥナイ四号……

【ざあん、と、波音が砕ける音に混じって、溜息のような呟きが零された】

【いやに神妙な哀切を含んだその声の主は、呆然と立つ一人の青年】
【橙色の地に黒い上衣を重ねたその服は、旅人向けに厚く織られたもので】
【服と同様に年季の入った革のベルトとブーツを着用し、背中には一振りの長剣】

【癖の強い金髪を潮風に弄ばせ、灰色の瞳は深い憂いを帯びている】

【そんな青年の周囲には、何ゆえか、いくつかの丸太が散らばっているのだが】
【彼は、その丸太たちを、まるで親しい友人の亡骸を見るような沈んだ面持ちで見つめていた】

 ……ごめんよ……僕がもっとしっかりしていればこんなことには……う、う……

【ざく、と、彼がふいに崩れるように跪き、地に倒れていた丸太の一本を拾い上げる】
【すると、それをひっしと強く抱きしめながら、嗚咽を上げ始めた。硬く閉ざされた目尻からは、涙粒すら滲んでいる】

 君の意思は、次の「ハッケヨーイ・ノコラナイ五十五号」に引き継いでみせる……
 だから、せめて安らかに眠っておくれ……レスト・イン・ピース……ううう──

【──彼が先程から口走っている不可解な固有名詞】
【それが、彼が愛用している『イカダ』の名称であるとは、誰ぞ理解するだろうか】

【傍目には、夜の海辺で丸太に熱い抱擁をしながら咽び泣いている、気の毒な人でしかないのだが】
【その背中は、波音が響く背景効果も合わさってか、ひどく痛切なものに見えなくもないかもしれなかった】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 22:46:50.53 ID:QuFADdpSO
>>312

駄目……わから……ない…
【魔翌力は渦巻く】
【それに比例して、頭痛は酷くなっていく】

僕は……僕は…
何って…

僕は………いった…い…

――――だ、れ……?
あ…

ああああああああああああ!!
【目に見えて解るほどに】
【彼を中心に、“異質”な】
【悪でもない。正でもない。闇でもない。光でもない。陰でもない。陽でもない】
【形容しがたい魔翌力が輝きはじめる】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 22:47:48.66 ID:4CZHKBb/o
>>316

……図書館では静かに。

【また声量を上げた少女に、苦笑しながらそう注意して、走っていくミリーの後姿を見送る】

(……イジワルなニーチャン、ね)
(ごもっとも、だ)

【苦笑の原因は、元気一杯な少女に対してだけのものではないようだったが】
【ともかく、最後に別れの挨拶を、唇だけで告げてきたミリーへと、静かに手を振って】

……さ、続けますか。

【青年は、自分の席で、本を開くのだった】

/おつかれさまでした!
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/18(月) 22:49:33.01 ID:4IvqRMNdo
>>313

うぅぅ…―――………うあ゛ぁ゛ぁぁぁ゛ぁ――――――!!

【赦されると、何かが決壊したように泣き始める】

【お姉ちゃんの手から伝わる確かな温もりと、優しさを、直に感じながら】
【お姉ちゃんの声から伝わる確かな支えと、心強さを、感じながら】

【幾度と泣くことはあったけれど、今日はそれが完全に赦される日なのだ】


【―――だから、しばらく彼女は泣き続けるだろう】


【火憐が布団に来ると、すぐに抱きつこうとする――もっとも、おやす…で寝てしまったのでわからないだろうが…】


―――うん……ずっと…一緒…だよね

【火憐の寝言に音もなく笑って。抱きつくその腕の力を、少しだけ強めるだろう】

【戦いの日々を、少しでも癒してあげられるように】
【火憐お姉ちゃんが、夢の中で、ぐっすりとすごせるように―――】



【やがて、ゼーロも眠りにつくだろう…】


/お疲れさまでしたっ!久々の絡み猛烈に楽しかったです!!!
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 22:49:46.35 ID:5DUO+b2co
>>315

「…………いやはや、拙者は若しかしたら凄い悪者やも知れん」

【ふふ、と…彼も小さく笑みを口元に含んで】
【だって……あの男を、止めようと、殺そうと、しているのだから】
【―――誰よりも、可哀想なあのバカを】

「…あと拙者が居るのが悪いかも知れんが。 貴様等人前で何をしている」

【眼は見えないが…何をしているか位は分かるのだろう】
【……人前で抱き合ってイチャつくなとげふん】

ん……どないしよ?

【此の儘いちゃつく?なんて尋ねてみて】
【―――若しくは…】

それとも、家で抉って欲しい?

【―――――にまり、と笑って見せた】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 22:51:56.89 ID:5PQKVQA2o
>>318

これはこれは…!
実に面白いですね、想像以上だ!

【力を膨らませていく少年を見て】
【愉快でたまらない、と言った表情を見せる】

これだから、能力者は面白い!
私の想像を簡単に超えてくれる!


そして―――憎らしい

【どこか切なそうに、青年が言うのと】
【後ろから、じゃり、じゃり、と】
【健康サンダルを擦って歩く、スウェット姿の女性が近づいてくる音が】
【重なる】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/18(月) 22:54:27.06 ID:ZKlB2FFUo
>>317
【いろんな意味で可哀想な青年を、これまた可哀想なものを見る目で眺める人影があった】
【砂浜と道路を分ける境目となるコンクリートの防波堤…そこに腰掛ける、少女、だろうか】

【ウルフカットの黒髪にジト目(一段と冷たい)、ノースリーブの上着からはみ出した腕は、密かに鍛えられている】
【腰周りを隠すほど裾が長いシャツを上着の下に着て、タイトなジーンズをつけた脚を揺らす】

【少女は傍らにビニール袋を三つほど下げていて、膝の上にはパックを置いている】
【透明なプラスチックのパックの内側にはアルミホイルが入っていて、それを開くと大量の焼き鳥…全部鳥皮の塩…が入っていて】

【無言で、本当にかわいそうな人を見る目で青年を眺めながら、くっちゃくっちゃと鳥皮を貪っている】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 22:56:33.28 ID:VIjgUQGAO
>>321

好ましい者を助けようとするのは普通だよ
あとは決意の問題だ

【助けて、そこからの問題だ、と。小さく、自分にも言い聞かせるように呟いて】
【次の問い掛けは無視しました。普段なら常識的に考えてやめるのだが、】
【如何せん、久々に会ったから懐かしくて歯止めが聞かなかったらしい】
【暗い森の中だしね】

……とりあえず、帰るか
何をするにしてもな

【と、どちらがいいかなどは答えないまま、甘い笑みを唇に添えて】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/18(月) 22:57:52.43 ID:ES8jreqD0
>>317

【ぱしゃ、ぱしゃぱしゃ】
【寄せては引く潮の、小気味よいリズムに混ざろうとするみたいに】
【素足で水を跳ね飛ばす音が、聞こえてきた】

……、……Rest In Peace…?

その木は、丸太にされた時点でもう死んでいるだろう

【現れた少女の姿は、齢にして14ほどだろうか】
【降り積もった雪にも似た豊かで真っ白な髪を三つに編んで、二房。両サイドに垂らし】
【赤縁のアンダーリム越しに映る眸は淡い緑、紅のリボンを黒いワンピースの胸に】

【彼女は怪訝そうな、出方を伺うような眸を青年に向け】
【何をしているのかと問いたげに、無感情なそれを揺らした】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 23:00:01.27 ID:QuFADdpSO
>>322

あああ、ああああああ!!

【痛みは収まらない】
【最早、彼は今何が起こっているのか】
【そもそも、何故こうなったのか】

【考える事すら叶わないであろう】

【――――そして】

【じゃりじゃり、じゃりじゃりと、女性の歩いてくる音に混じり】

【しゃらん、しゃらんと―――金属がぶつかり合う音が何処からか聞こえる】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/18(月) 23:01:52.77 ID:ES8jreqD0
//被りゴメンナサイ >>325、離脱します
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 23:02:09.26 ID:Kp+OAzT6o
【路地裏】

―――――――――俺は…呪われている―――――――

【そう言い儚そうに夜空を見上げている】

【その男は全身白肌で銀色の長髪と翡翠色の瞳を持った端正な顔持ちの青年】
【それは上半身が水色、下半身が黒灰色のゆったりとした着物を着て】
【ただ、上着の右半分が破れ、肌が露出しておりところどころ血がついている】

夢も希望も俺には持つ資格すらない
俺が…やっている事は…――――――間違いではないだろう?

【空を見上げながら虚ろな表情でつぶやく青年がいた】
【それは路地裏の壁にもたれ掛かるようにして―――――】

【誰もが目を背けたくなるような光景だろう】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 23:02:38.21 ID:5DUO+b2co
>>324

「……拙者はそんな立派な人間じゃないので御座るがなぁ」

【単に、自分が斬りたいだけ】
【殺して、止めてやるのが…一時とは言え語り合った仲とは言え…礼儀、らしい】
【そして――――】

「うん、リア充爆発しろよ畜生」

【―――ニッコリ。】
【三十路後半の、悲しい言葉であった】
【表情だけは、笑って見せたが】

ん、ほな帰ろか
山本君。その内また来るわ

「応。お幸せに。もげると良い」

【と、山本はまたゆるりと巨木を倒す作業に戻るだろう】

【清厳は…彼女を背後から抱きしめる形で歩き出そうとするだろう】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 23:05:51.43 ID:5PQKVQA2o
>>326
【叫び、苦しむ少年の姿に、歪な満足感を得て】
【暴走する彼を助長させる一言を】
【再び、紡ごうとして―――】


―――やめとけって


【シュヴァリエの肩に、“手”が置かれる】
【それはただ“手”だけで、空中に浮いていて】

あーあ、苦しんでるなァ…少年
さァて、この力はどのベクトルに向かうか―――

【言いかけて、しゃらん、と】
【金属のぶつかり合う音に、女性は眉を顰めて】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 23:07:15.71 ID:VIjgUQGAO
>>329

あぁ、だけど――ヴュネルドは欲しいなぁ
アレを倒せば、クロワより上は確定するからか。うん。あの『頸』も欲しい

【――ラスト。ネクロフィリアの片鱗を、僅かに覗かせたりしながら】
【ごめんな、なんて小さく笑いながら言って、巨木を倒す彼を見詰め】

ばいばい山本。今度会うときは雑談がしたいな
それじゃあ、“また”

【そう言って歩きだす、が】


……歩きにくい、ばか。

【後ろから抱き着かれた冗談で森など歩ける訳もなく、早々に彼から離脱するだろう】
【まず無茶だ】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 23:07:50.26 ID:5PQKVQA2o
>>330
/上から5行目に以下を追加
【彼の後ろからふらりと現れたのは、濃いオレンジの長髪に毒花を挿した女性】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 23:08:57.12 ID:5PQKVQA2o
>>332
/違う、7行目だ…orz

【シュヴァリエの肩に、“手”が置かれる】
【それはただ“手”だけで、空中に浮いていて】
【彼の後ろからふらりと現れたのは、濃いオレンジの長髪に毒花を挿した女性】

/こうなります
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/18(月) 23:09:02.39 ID:siDR5zfSo
>>323

 ……、……ぎびのごとは、……えぐ、ぜっだいにわずでないがらで

【丸太を強く抱きしめる青年。その嗚咽は一層強くなり、洟まで啜る有様】
【えぐえぐ言っていたかと思えば、思い出したかのように、うおォンと天を仰いで慟哭したり】
【さらには、謎の背景効果で彼の周囲にだけ雨雲が立ち込め、土砂降りにすらなっていたのだが──】

 ──んぐえ?

【──ふと、彼が何かを察知した。鳥皮を食む音であった】
【その気配に気付いた青年は、丸太を抱きかかえたまま、そちらへ振り返る】

【と、】


 ──びびば……あぐんびべべべばぼぼびあぁーっ!?


【突如、潤んでいた瞳から、ぶわっと涙が一層膨れ上がり、】
【全く不可解な泣き声(鳴き声)をあげながら、その人物の方へと猛然と駆け出していく】
【ドドドドド──と、背後に砂煙を巻き上げながら近づいていく彼。丸太は依然として抱えたまま】

【そのまま近づけば、嗚咽をあげながら、少女と鳥皮を交互に眺めるだろう】
【ただじーっと。抱えた丸太は意地でも放さんとする様子で。鳥皮を見て、少女を見て。また再び鳥皮を見たりして】


//>>325>>327
//わーっと、了解しました。せっかく絡んで頂いたのにすみません、この時間からの複数はこちらが厳しいので……
//よろしければまたの機会に、よろしくお願いします
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/18(月) 23:09:17.76 ID:nn4aRefAO
>>314
はぁ…やっぱり…
護君も子供っぽいけど、そういう意味での「子供っぽさ」じゃないよね?
【シズリの言葉に溜め息をついてそう言葉を返す】

【そしてシズリの提案を聞くとうーん、と考え込み】
良さを説くか、直接対決に持っていくか、かぁ。やるとしたら早めに方針を固めないとダメだよね、どう考えても真逆の方向だし…
【と、もしスパイとして入団したらどうするかということについて思考を巡らせる】

【腕を組み、目を瞑って考えること数十秒】
【すうっと目を開けると、答えを口にする】
私に出来ることならさせてもらいたいけど、ちょっと、難しいや
あの文面見ても《Justice》と仲良くなれるとは到底思えない。
直接対決の方は、間違いがあっちゃいけないもの。護君が怪我をするような事に結びつくようなことは、したくない。私が言えることじゃ……無いけどさ………
たまたま青義の人と会って話すことになったら、仲良くするよう言ってみるけど……
【シズリにしてみれば完全に予想外であろうか。返される言葉は、NO】
【先ほど護を傷付けてしまったことが尾を引いているのだろう。彼が傷付くことに繋がるようなことはしたくないらしい】
【これを聞いたシズリの心中は、果たして───】

/気を使わせてしまってすみません。応えられるよう此方も頑張ります!
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 23:13:13.06 ID:5DUO+b2co
>>331

「応。また会おうチグハグコンビ」

【と、そう言ってふたりを見送って――】

「……アレは、怖いな。何故か」

【ポソリ―――彼の傍に居た何か≠思い出して、呟いた】


……えー。
ほなッッ!!!

【離れた彼女の股の間に頭を入れて、其の儘立ち上がろうとするだろう】

【――――肩車ですね、はい】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/18(月) 23:13:13.85 ID:ZKlB2FFUo
>>334
【ここで、ジト目少女は大きく目を見開いて驚愕した】
【エクスクラメーションとクエスチョンマークが花火のごとく顔の周囲で踊り、突然の行動に戸惑う】
【そして舞い上がる砂埃にパックを猛烈な勢いで片付け、袋に仕舞って立ち上がる】


てめーっ、砂が鳥についたらどうするんだっ!?


【立ち上がると、少女のシルエットは鍛えられていながらも丸みを帯びていた】
【胸元や腰周りは確かに女性特有の丸みがあるのだが、その怒り肩や蟹股等、男性を連想させる振る舞いが一瞬性別判断を鈍らせる】

【けれど、極めて自己中心的な言葉を吐きながら走り寄る青年から距離を取り、警戒するようにじりじりと後ずさる】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 23:19:04.50 ID:QuFADdpSO
>>330

うあ…うああああ!!
【魔力はやがて、彼の体を覆うように集束しはじめる】
【耐えきれない痛みに、少年は――――】

ああああ、あああああ!!

【ただ、叫ぶしかなかった】
【魔力が襲いかかるように彼に集まり始めた――その刹那】

【何処からともなく、いや空間を食い破って無数の鎖が現れる】
【それは彼を護るように――或いは、縛り付けるように、彼の周囲を包んでいく】
【鎖に包まれた瞬間、魔力はみるみるうちに弱まっていく】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 23:21:03.33 ID:VIjgUQGAO
>>336

【ひょい、と彼が肩車しようとするのを避ける】
【当たり前だ、森の中でそんなことしたら木の枝がぶつかってきて痛すぎる】

……とりあえず、これでいいよ

【ので、自分の利き手である左手で彼の手の平を握りしめようとしながら】
【ゆっくりと来た道を戻りつつ沈黙していたが、ふと唇を開くと】

何か、欲しいものとかないか?

【なんて尋ねるだろう】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/18(月) 23:26:06.92 ID:siDR5zfSo
>>337

【少女が声を上げたのを聞いた途端、彼が「びっ」とか小さく悲鳴をあげる】
【まるでいきなり叱られた子供のように、横隔膜をひくひくと痙攣させながら嗚咽を堪えて】
【後退りをしていく少女を見るその瞳は一層潤みだし、何だか目の輪郭がアメーバのようにうねる演出効果が付随する】

 ……ご、ごべんなざい
 ……す、ずな、砂肝どいう部位がある
 だから、ぞれは、きっと大丈夫だから……

【まずは謝ったかと思えば、理屈と意味の通らぬ弁明をしだし】
【垂れていた鼻水をずーっと啜ると、嗚咽もいくらか落ち着き始める】

【それから、その視線は再び袋の方へと向いていくと】
【抱いた丸太へと顔を向け、何かをささやき始めるだろう】

 【「最後に焼き鳥が食べたかった?」】
 【「そうか、ならせめてお供え物に捧げるぐらいはするよ」】
 【「ちょっと待っててね、ちょうど良いところに焼き鳥があるようだから」】

【──とか、耳を澄ませば聞こえなくもない声量で、そんなことを語りかけていた。丸太に】
【そしてゆっくりと視線を前に戻せば、少女の顔と、さげている袋を、交互に見やるだろう。懇願するような熱い眼差しで】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 23:26:16.04 ID:DE4oBacDO
>>335

(ふむ── 一般人には流石に荷が重かった、かなーぁ?)
(だとすれば……いや、まだ早い)


【セシリアの言葉を聞き。彼女は僅か、残念そうな表情を浮かべるものの──】
【「仕方ない」といった風の色も幾分か混じっていた】
【元々彼女は、普通の善良なる市民なのだ】
【このようなことを頼み、承諾される方が珍しい】

──なるほど。まぁいきなりの頼みごとだから無理もない、かなーぁ
ごめんね、セシリアちゃん。こんなこと急に言っちゃって
ただ──青義のメンバーと会話することがあれば、名前や特徴くらいは私に教えてくれると嬉しいかなーぁ?
私自身、他の構成員と話をしてみたいとは思っているから、ねーぇ

【──入団できずとも、出来ることはあるということだろうか】
【シズリの目論見は空振りに終わったものの。最後の最後に、情報だけはほしいという趣旨の言葉を告げ】
【──彼女自身。なんらかの考えをまとめたいのだろう】
【それ以上は。今日のところは、セシリアに何かを頼むことはなく】

ま、今日はもう遅い
うちに帰って、ゆっくりしようじゃないか──ねぇ、セシリアちゃん?

【──そう、帰宅を促し】
【シズリは──自宅へと帰ることだろう】
【勿論。セシリアが望むなら、セシリアと一緒に、だ】

【──カノッサ機関員・アンダーナンバーズ──シズリ】
【彼女の目的とは。彼女の狙いとは、一体何なのか】
【其れはまだ──闇の、中】

/そろそろ寝なくてはいけなくなったので、このあたりで!
/最後駆け足気味になってしまって申し訳ないです
/3日間、楽しかったです、ありがとうございました、お疲れさまでしたー!
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 23:26:23.35 ID:5DUO+b2co
>>339

【ズザザァ――――】
【見事に顔面から地面にヘッドスライディングをかまして】

【「あぅ〜」とか声を漏らしながら立ち上がると】
【左手で自分の右手を握られ…僅かに頬が緩んだ】

………ん〜、欲しいモノ。かぁ

【突然言われて、少々戸惑う】
【いきなり思いつくモノなど――――】

……ツァーリさんの手料理、食べたい

【…くらい、だろうか?】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 23:29:20.27 ID:5PQKVQA2o
>>338
【空間を破り、飛び交う鎖に青年と女性は目を見張り】
【沈黙を、鎖の激しく擦れあう音がかき消す】

【先に口を開いたのは、シュヴァリエ】

…これからが座興、だったのですが。
貴方といいあの鎖といい、無粋な方々だ。

【その言葉に、女性はきっと青年を睨みつけ】

てめェがやった事なんだろ?
だから嫌われるんだよ、さっさと分かりやがれ

【女性がそう吐き捨てると、青年は呆れたように肩をすくめて】
【興味を失ったような、冷たい冷たい顔でその場を去る】
【後に残ったのは、鎖に包まれた少年と女性】

…さァて、少年。
落ち着いたかァ?
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/18(月) 23:31:01.32 ID:VIjgUQGAO
>>342

……欲のない奴だな

【――それがヒトを、縛るのに】

【小さく笑みを浮かべると、しかし彼が望むならばと腕を振るうことにして】
【繋がれた冷たい手は彼の温度を奪いながらも、暖まることはなく】
【けれども、その胸にある熱だけは――いくらでも燃え上がって、散った】

/ここらへんでしょうか?
/二日間、お疲れ様でした。ありがとうございましたーっ
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 23:33:59.26 ID:yAZ5NwjSO
>>291

それが……―――っ、
それが分からないからっ、こうして焦ってるんじゃないですかああッ!!

【挑発とも取れる言い方に、思わず感情が爆発して、怒り叫ぶ、だが青年に対してではない。】
【それを知っているのに、何も出来ない自分に、腹が立っていた。】


……――このままじゃ……、
城が、皆がっ危険に曝されているのかもしれないのに、僕は、その情報を皆に伝えてあげる事さえも出来ないっ!!

【例えば、それが明日かもしれない】
【それさえ伝えられれば、後は自分が出るまでもなく、皆が何とかしてしてくれるはずなのに、】
【病室に居る限り、それも出来ない。】

―――…それに……このままじゃ……セシリアさん……がぁ………っ

【それはたった今からかも知れない。】
【愛する彼女に、更なる毒牙が降り懸かるのは】
【足さえ動けば、今すぐにでも助けにいけるかもしれないのに、それも出来ない。】


………………くぅ……あああっ、
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/18(月) 23:34:09.02 ID:ZKlB2FFUo
>>340
砂肝に用はねぇよ馬鹿!!
わざわざ鳥皮買ってきてるんだ察しやがれっ!!

【口が悪すぎる少女は無駄にアツくなっていて、先ほどあけていたパックの中身を確認しながら額の汗を拭う】
【それからもう一度怒鳴ろうと大きめな胸にいっぱい空気を吸い込み…丸太に話し掛け始めたあたりで呆れ果てた溜息を繰り出す】

…なに、これが食いたいわけ?

【いいながら、袋を一つひらひら青年の前にぶら下げて揺らす】
【少し冷めているようだが、まだまだその濃厚な香りが風に煽られ青年の鼻腔をくすぐるだろう】
【少女はジト目のまま、砂埃が治まるのを待ってから再び座りコンクリートに腰掛、一度ビニール袋を下ろした】
【そして再び立ち上がる】

俺から鳥皮を奪おうたぁいい度胸じゃねぇか…?
え? 一日の楽しみを! 俺からっ!! 奪っていこうと!!?
へぇぇえええいい度胸ですねぇ!?

【どうも鳥皮が大好物らしい、やたら凄みながら拳をべきべきと鳴らし、眉を吊り上げ全身から怒気を発し威嚇する】
【過剰反応なようだが、目は本気だった。大人気ない】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 23:35:20.92 ID:yAZ5NwjSO
>>345
/ただいま戻りましたー
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/18(月) 23:35:45.31 ID:ZKlB2FFUo
>>346
/文章がおかしいので

【少女はジト目のまま、砂埃が治まるのを待ってから再び座りコンクリートに腰掛、一度ビニール袋を下ろした】

【少女はジト目のまま、砂埃が治まるのを待ってから再びコンクリートにすわり、一度ビニール袋を下ろした】

/に訂正します
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 23:36:06.23 ID:5DUO+b2co
>>344

…だってもう、欲しいモノは手に入れてるもん

【クスリ――――小さく笑んで、彼女を見つめて】
【――ずっと、ずっと傍に居て欲しい彼女を】

【…少しの間、危ない事をしてくるけれど、必ず帰って来てくれると…信じて】

/あいさ、お疲れ様でしたー!
/……リア充ばくはry
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 23:37:18.41 ID:yAZ5NwjSO
>>345
/産業目訂正
/【それを知っているのに、何も出来ない自分に、腹が立っていた。】 →【何が起ころうてしているかそれは知っているのに、何も出来ない自分に、腹が立っていた。】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 23:39:34.94 ID:QuFADdpSO
>>343
う……ぁ…
【力無く片膝をつく】
【少年を覆っていた鎖は消え去り】
【魔翌力もまた完全に消え去っていった】
……あれ?

えっと…何が…シュヴァリエさんは?
【キョロキョロと辺りを見渡す】

それに…貴女は……?

【どうやら、この少年は覚えていないらしい】
【先刻までの事を】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/18(月) 23:43:04.96 ID:nn4aRefAO
>>341
ううん、私も何でもするって言ったのにごめんなさい。でも青義の人に会ったらすぐ報告するね
【そう言うとセシリアは車椅子に乗り、シズリに付いていく】
あ、それじゃ夜食でも作ろうか?メニューも増えてるから大抵何でも大丈夫だよ。寝る前だから胃にもたれない薄味の───
【幸せそうに喋る少女は、蜘蛛の巣へと帰っていく】

/いえいえいえこちらこそ昼寝かましたり断っちゃったりで…
/青義潜入となると頻繁にロールが必要になるので中身レベルで無理でした、ごめんなさい
/こちらも蝶楽しかったですよ!お疲れさまでしたー!
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/18(月) 23:44:03.74 ID:VfHZgzHo0
>>345

――――っ?

【少年の叫びに、驚きはしなかった】
【さきほどあれだけ激昂していた少年だ。挑発すれば、この様な反応が返ってくる事は想定の範囲内だった】
【だが男は、少年の叫んだ『内容』に、引っ掛かるものを覚える】

…………あぁ…………なるほどなるほど…………
そのセシリアってのが誰かは分からねぇが…………
――――――――のぼせあがってんじゃねぇぞ、『Justice』のガキ…………いや、護よぉ……!!
やっと思い出したぜぇ…………お前が誰なのか…………!
レイドやアストラは、まだ穴蔵に籠ってやがるのかぁ?

【少年――――護の出した『城』というキーワードに、ようやく男――――ガルンロードの脳は答えを見出した】

それと…………こないだ俺たちの拠点に忍び込みやがったのも、てめぇのお仲間か、オイ?

【今さらに思い出した、明確な敵対関係】
【ガルンロードは、更にウィスキーを煽りつつ、護を見下して言葉を投げつける】
【――――負傷の度合いは明らかに護の方が上。ガルンロードは『尋問』する立場に回っていた】
【ただ――――『拠点』に忍び込んだという、聞きなれない情報が出てくるだろう】

/おかえりです
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/18(月) 23:46:15.56 ID:siDR5zfSo
>>346>>348

 【「鳥皮しか無いそうだけど、いいかい?」】
 【「え? 塩のももが良かったって? うーん、贅沢を言っては駄目だ」】
 【「ここは鳥皮で我慢しよう。せっかく舞い降りた天の施しなんだから」】

【甚だしく頭が可哀想な会話を丸太と交わすと、再び視線を前に戻し】
【目の前を揺れる袋を、首ごと動かして熱い視線を注いでいたのだが】
【少女から怒気が滲み出すと、青年は僅かに怯んだように、息を呑む】

【が、】

【「── いっぽん」】

【ふと、呟いたかと思えば】
【抱えていた丸太を、そっと地面に横たえて】

 ──……一本で、いいんだ。譲ってください
 
【突如。曇天色の瞳が、その奥に陽光が輝くような強い意志の光を帯びた】
【ざり、と、何故か僅かに腰を落として身構えながら、直線の眼差しを向ける】
【先ほどまで情けなく泣いていたのが、まるで豹変したかのよう、コォォォとか達人の秘法じみた呼吸すら始める始末】

【──ぐにゃり、と、青年の背後が陽炎のように揺らめいて】
【一本の鳥皮を求める灼熱の意思が、その全身から滲み出していた】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/18(月) 23:49:55.44 ID:5PQKVQA2o
>>351
【少年の言葉に、彼女は一度目を閉じて】

…あんな嫌な奴、一緒に忘れていい
私の事も、なァ

【目を開く】
【そして片膝をつく少年に歩み寄り】
【屈んで、目線を合わせる】

お前は、想えば想うほど強くなれる…そんな、気がするさァ
ただ、この生臭い世界で何を“想う”か

―――せめてその答えを見つけて、それから前に進むんだなァ
じゃねーと、雁字搦めになっちまうぜェ

【わり、説教する気はねェんだけどさ。そう言って彼女は笑う】
【シュヴァリエとはどこか違った、温かみのある笑いだ】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/18(月) 23:54:59.79 ID:ZKlB2FFUo
>>354
【再び、驚愕の表情を浮かべる少女】
【相手の振る舞いが変わり、戦闘慣れした気配をはらんでゆく】
【すると、少女は怒りを変質させる。獲物を見つけた猟犬のような高翌揚へと】

へぇ、やるらしいな、オッサン。
だが、こっちも一日の楽しみなんだ、おいそれとは譲れないね…。

【たかがクシ一本くらい大人しくわけてやればいいのに、狼少女は獣染みた獰猛な笑いを見せた】

ただじゃやれねぇ…これが欲しけりゃ代わりに何か差し出すか…

【自身も格闘術の心得があるのか、腕を下にたらし、不安定な砂地の上で足を伸ばす】
【そうして気合を入れなおし、臨戦態勢へ】

勝負しろ、アンタが勝ったらくれてやる。
俺が勝ったらなしだ。
勝敗を決める方法はアンタが決めろ…それぐらいの権利はあるが、どうする?

【少女は、周囲に魔翌力を解き放った】
【例え青年に魔翌力を感知する才能がなくても、気付くだろう】
【何かを…獲物を求め、未だに周囲に警戒網を張り続ける、狩人のような意思を】

【少女は、両手をボクシングのように前に出し、油断なく相手を窺う】
357 :『絶望ノ匣』ウルキス ◆6JgFVoAadg [sage]:2011/04/18(月) 23:55:40.85 ID:SRlKJDMCo
(路地裏)

……はぁ…

(紙を見ながら歩いている)

(紙の内容は、少し前のセブンが街を救ったことについてである)


…セブンですか、懐かしいですねまた…
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/18(月) 23:58:44.85 ID:QuFADdpSO
>>355
なんだか…よくわかんないけど
【よろよろ立ち上がり】

僕は……強くなんかないです
どんだけ願ったって…
どんだけ想ったって…

立ち向かって、状況を変える事は出来なかった
いつだってただ、誰かが手を差し伸べてくれるのを待ってただけです…
最低の卑怯も……の…

【何かを思い返すような瞳になる】
【そして気を抜いた瞬間、火が消えたように倒れ込みそうになる】
【そのままなにもしなければ、固い地面に額を打ち付けることとなるだろう】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/19(火) 00:05:14.41 ID:49dbFVquo
>>358
【倒れこむ少年を、ふっと現れた6つの“手”が支え】
【そっと壁際に寄りかからせようとする】

…お前は、卑怯なんかじゃないさァ

大丈夫、いつか絶対強くなれる

その可能性を、持ってる―――

【そのまま少年に背を向け、立ち去ろうとするだろう】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 00:08:38.50 ID:/ffMyslSO
>>353

はぁ………はぁ……―――えっ?

【途端に言葉に、少し間が出来る。】
【そして――……それから漸く思い出した、】

………あ………あぁ…

【男の正体に、この男は――……ッ】


…………あぁ!!!

【『敵』、紛れもなくそれは自分達の『敵』だった――ッ!!】
【そして更に不幸なのは、よりにもよって】

【病院―――っ、敵と出会ってしまったのが、病院の、個室の病室、だった事、】
【足が動かせないッ、しかも相手の方が軽傷だ、】
【病室の扉は、開いたままだが、閉じられたら最後、外部から遮断されたこの部屋は護には、一溜まりもないっ!!】


(………くそ……っ、)

……いますとも、最近城に行かないですが、居るみたいですよ。

【こうなっては、もう尋問に答えるしかない。】
【だが、二問目で、早くも答につまる。】


………拠点?一体……何の事ですか?
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 00:14:00.05 ID:hXL48XEuo
>>356


 ──お、……お……オッサン>氛氛氛氈I


 【 ──っッビシャアアアアン! 】

【その時、彼の背後に夜を劈く轟雷が降り注いだ】
【一瞬だけ逆光となった彼の表情は、シリアスな劇画タッチに変貌して】
【額から滲み出した一筋の汗雫が、彼の頬を伝い、顎先から滴り落ちる】

【──そんな謎の演出効果は一瞬にして霧消するのだが】

 【「オッサンって言われた……僕まだ十代なのに……」】
 【「オッサンって……オッサンて言われ……」】

【数呼吸の間、ぶつぶつとうわ言を呟きながら、数光年先を眺める虚ろな瞳】
【半開きの口から、青年の顔をした白い霊魂が若干はみ出しつつあったのだが、】
【少女の放った裂帛の魔力開放に、呆けていた意識が瞬時に現実世界へと舞い戻る】

 ……──い、いいだろう。僕も男だ、受けて立つ

 しかし、勝負の方法まで僕に任せるなんて、大した自信家だね
 僕より年下みたいだけど、これは中々侮れないと見たよ──

【と言うと、神妙な面持ちで、先程横たえた丸太の上に片足を乗せて】
【『考える人』のポーズを取り始めると、何やら少しだけ黙考】
【──大切にしていた風の丸太だったが、足蹴にはするらしい】

【そのまま、分には満たない程度の時間だけ、黙って考え込むだろう】
【ざあん、と、波音が弾けて、これより始まる戦いの緊縛を一層引き立てる】

 【──ぽく、ぽく、ぽく、ちーん】

【何処からともなく響いた効果音と共に、青年の頭上に発光する豆電球が浮かんだ】
【青年は一度頷くと、「よしこれで行こう」と呟いてから、丸太から足を下ろして少女に向き直り】

【そして言った】

 ──ビーチ、フラッグス!

【ばばーん】

【──と、提案し、ふんすと鼻息を鳴らす青年】
【無論、従う従わないぐらいの権利は少女にもあるわけで】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 00:19:23.00 ID:YuzCImNy0
>>360

――――へっ、やっと思い出したかぁ?
もっとも、俺も今に今まで忘れてたんだから、人の事ぁ言えねぇけどなぁ…………

【明らかな驚愕のリアクションを見せた護に、優越感を覚えてガルンロードはせせら笑う】
【先に踏み込んだ事で、上手く相手の意表をついて、イニシアチブを握る事が出来た】

――――――――あぁ、安心しろ
おめぇもそうだが、俺もこんな腕じゃ、てめぇと事を構える気はねぇ……
それに、こちとらさっき話したテロとやり合って、療養のために戦線離脱…………今は任務に従事してねぇんだからよ

【場のイニシアチブを握った事に気を良くしてか、そんな事を口にするガルンロード】
【もっとも、戦闘をする気は無くても、尋問の為に『痛い目を見せる』事は、容易だろう】

まぁ……そうだろうな
見張りもあいつらが城から出たところを確認してはいない…………安心したぜ

【ウィスキーの瓶をポケットにしまい込み、ゆるりと姿勢を正すガルンロード】
【暇つぶしのはずが、おかしな事態になった為、居住まいを正したのだ】

…………とぼけてんのか、それとも本当に無関係か?
…………五人ばかりの『賊』が、俺たちの秘密研究所に忍び込んで、一部のデータを盗んでったんだよ
俺たちにそういう形で敵対してるってのは、てめぇらしかいねぇだろ?
産業スパイが、わざわざ能力者を忍び込ませるかってんだ…………

【二つ目の事態について、更に食い下がるガルンロード】
【彼の言葉通り、『暴蜂』におおっぴらに反抗するのは今のところ『Justice』ぐらいなものだろうが――――】

――――ま、忍び込んだ『賊』の一人は、馬鹿な事に『哲学者の卵』を孵化させちまったって、首領(ドン)が言ってたからな……
お仲間に連絡を取って、調べて見ても良いぜ?
てめぇの仲間の中で、行動がおかしくなった奴がいれば、ビンゴってこった…………!

【言いながら、下卑た笑みを見せる】
【予想もしなかった事態だが、それが『Justice』の関係者なら、これ以上愉快な事は無い――――】
【笑みは、如実にそう語っていた】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 00:23:55.28 ID:G0AIIxaYo
>>361

【青年の背後に現れた謎の演出効果を、少女は何故か捉えた】
【そしてほくそ笑む】

(効いてる効いてる…わかりやすい野郎だな)

【少女は身長や顔立ちから見るなら14・5だろう】
【それにしては『育ちすぎて』いたり鍛えすぎていたりと、妙な点はあるのだが】
【間違いがないのは、口が悪いのを半ば利用しているという点だろうか】


当然だ、仕掛けるのはこっちなんだ、その権利くらいアンタにだってある。

【その辺は弁えているらしい。それなら素直に鳥皮差し出して終わっとけよと】



【そして青年のシンキングタイム終了を確信し、何で来るかと待ち構え――――――――】


【『ビーチフラッグ』】


【立ち込めていた魔翌力が散った】
【急にふらつき地面に倒れかけるが、何とか踏みとどまる】
【顔を上げていろいろいいたげに口を開きはしたが、声がでて痛罵する、なんてことはなく】

………い、いいだろう…ビーチフラッグで勝負っ!!!

【散々迷い果てた末、高らかに宣言したのだった】

【ここで、説明する間でもないが、ここでビーチフラッグの簡単なルールを紹介しよう】
【ルールは簡単、少し遠い場所に砂山を作り、そこに旗をさす】
【そして距離を置いた場所から合図と共に一斉にスタート、旗を先取したほうが勝ちと言う、ビーチゲームの定番である】

設置はお前がやれ、スタートは…そうだな、何か小さなものを投げて落着したらって事でどうだろう?

【そんなわけで、設営と開始は青年に一任する】
【ちなみに、その間少女は『どうしてこうなった』と呟き続けていた】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 00:27:10.78 ID:Wt79gHBSO
>>359

……ぁ…
【現れた手に体を委ねるように倒れ】
【壁際へと寄り掛かる】

【少年は目覚めたとき、今日あった事のどこまでを覚えているだろうか――】

/長時間ありがとうございました!乙です!
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/19(火) 00:28:27.65 ID:49dbFVquo
>>364
/こちらこそありがとう!
/乙でした〜!
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 00:37:43.92 ID:G0AIIxaYo
>>363
/最後の行にミスがありました
【ちなみにその間、少女は『どうしてこうなった』と呟き続けていた。お前が言うな】
/と訂正します
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/19(火) 00:40:47.49 ID:HqTw8bloo
【路地裏】

「まーえーまーえー」『かたつむり?』《でーんでーんむーしむーし》〈ひーきこーもーりー〉
「殻に籠って頭抱えて」『抱える両手は溶けだして』《脚は萎え萎えかたつむり》〈這って歩くが関の山〉

〔ばらばら?〕[ひきにく?]<美味しくないよ>〔でももうそろそろお金がないよ〕

【既存の唄を切り刻み、繋ぎ合わせた様な歌詞と節が】
【血の臭いと共に、風に乗って流れていく】
【歌声は4つ、相談する様な声が3つ。それにつられて此処まで辿り着いたのなら】


………とどめは、まだささない。腐るとこまるから

【一つの死体未満をぐるりと取り囲んで立つ、八人の少女を見る事となるだろう】
【黒い着物に黒い髪、手に手にてんでに小さな短刀】
【一人は櫻の黄色い肌、そして残り七人は、陶器の様な白い肌】

【死体未満、顔が潰れているが、体形からすれば女性だろうか】
【血泡が零れる口から、ひゅうひゅうと掠れた呼吸音】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 00:43:05.21 ID:hXL48XEuo
>>363

 ──その心意気や良し!
 このソール・アルバート・太郎、一度受けた勝負には血潮を枯らすまで臨んで見せようゥっ!

【──ざっぱあんっ!】
【高らかな名乗りと共に、彼の背後から浮世絵調の荒々しい波が盛り上がった】
【言うまでもないが、これも背景効果なので、別に少女が波飛沫で濡れたりする恐れはないだろう】

【「丁度、イカダに使っていた旗があるんだ……あった、これだこれだ」】
【と、雄雄しい宣言をしたかと思えば、彼はすぐさま踵を返してとことこと歩み】
【辺りに転げていた布製の旗を拾い上げた。そこには、太陽を模した紋様が描かれている】

 ──オッケイ、それでいいよ。じゃあ 早 速 置 い て  く     【「る────」】

【言うが早いか、彼の声が遠ざかっていく】
【ふんふんと鼻歌と共に軽やかなスキップをして、旗の設置場所まで跳ねていったのだ】
【そして、差した位置は、ビーチフラッグにしては結構遠め。3、40mほどだろうか軽い徒競走ぐらいの距離はある】

【そこからすぐさま笑顔で彼が戻ってくると、呟く少女の様相などまるで気にしない様相で】

 ……これで良し、と
 スタートには、丁度良いものがあるんだ

【背負っていた長剣を降ろし、その鞘で横一直線のスタートラインを引くと】
【その剣を丸太の横において、なにやらごそごそとポケットを漁り始め】

 ──これが落ちると同時に軽く光るから、それをスタートの合図にしよう

【彼が取り出したのは、一つのビー玉だった】
【何かの異能なのだろうか、それは落ちると同時に発光するのだと言う】

 ……あ、ちなみに、あらゆる妨害も可だ
 ただし、相手が死んでしまったら失格だから、気をつけよう

【そういうと、彼がスタートラインにつく】
【準備はいいかという風に、少女に視線を向けて】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 00:51:07.10 ID:/ffMyslSO
>>362

……………そうですか。
………それは信じて、本当に良いんですね?

【不覚にも、先導謙を握られて、不利な状況に陥ったてしまった】
【いくら、彼が休職中でも、彼がやろうと思ったなら……――】

【保険が欲しかった。確実に、大丈夫だと言う保険が、だから問い返す】

【もう監視までついてしまっているのか、】
【なら本当に城襲撃は現実になりかねない物なのか、護は更に心の中で更に焦る。】

――………僕は、ここ暫く、別に大変な事があったんで、本当に知らないです。

それに、それは確認は、不可ですよ。

【ここは、病院。携帯は使用不可能。集積情報を見る事すら出来ない】

(それに何より――……僕達の間に卵を植えられた人がいたとしても、僕達にはレイドさん達がいる。)

【――………卵の破壊法を知っている彼女達がこちらにはついている。】
【それ知っている彼女達を、何よりそれ以前に、友人である彼女達を。護は心より信用していた。】

/すいません。もう眠いです。
/明日に持ち越して構わないですか
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/19(火) 00:52:38.05 ID:1XIYd/eUo
>>367

血の臭い……

【この男も路地裏を移動していたようで血の臭いを嗅ぎ付け】

歌か・・・?あれは子供…?こんな時間に

【そこに現れたのは全身白肌で銀色の長髪と翡翠色の瞳を持った端正な顔持ちの青年】
【それは上半身が水色、下半身が黒灰色のゆったりとした着物を着て】
【ただ、上着の右半分が破れて肌が見えており血がかなり付着している】

留めを刺さないのか…悪趣味だな

【少女たちが、女性に止めをささないのかと思いながらも】
【8人の少女と血まみれの死体、そして血のついた男がいる】
【常人からみればトラウマにも成り得る光景だろう】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 00:52:45.87 ID:G0AIIxaYo
>>368
変な名前だな、特に最後の太郎なんか要らないだろ。

【切れ味が落ちない鋭すぎる毒舌を吐いてから、】

竜崎遥人(りゅうざきはると)だ、鳥皮は渡さん…っっっ!!

【淡白な口調で名乗り、後半は謎の気合を入れながら叫ぶ】
【もっとも、塗れた所で気にする様子はない。よほどの事がない限り】

【遥人は距離や設置状況、ソールの軽やかなステップを観察する】
【確かに少々距離はあるが…これぐらいでなければ面白みがないというものだ】

【取り出されたビー玉を観察して、歓心か、短い声を上げる】

ふぅん、綺麗だな。
で、光るのか。どんな仕掛けなのかねぇ。

【言葉ほど関心を示した様子はなく、口調はそっけない】
【で、妨害可能の言葉に、再び獣のように笑う】

勝負ってのはそういうもんだろ、死なない程度に可愛がってやる。
ところでビーチフラッグってスタートするときは後ろを向くんじゃなかったか?

【さらっと疑問を吐いて、自分も並んだ】
【ソールがそのままならそのまま、振り返ればあわせて旗に背を向けるだろう】

【準備は整った、さあやれ、と目で合図する】

【これより、夜の冷たい風が吹き抜ける海岸にて、意味不明の試合が始まる―――――】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/19(火) 01:01:42.55 ID:HqTw8bloo
>>370

「あくしゅみ?」《悪手好手もあるものかー》〔あるものかったらあるものかー〕
〈趣味など邪魅に食わせてしまえ〉[皮を引き剥ぎ三味線に]

『皮は防寒着骨は材料、内臓と肉はおいしいごはん』
<邪魅とは違う身の上なれば、趣味で腹は膨れ得もせず>

………なに、か?

【白い肌の七人の少女は、胴上げでもするかの様に女性を抱え上げた】
【頭の上でゆさゆさと揺すぶれば、身体中の傷口から血がぴゅうと噴き出す】
【身長140cm程度、高く掲げて170cm程度にある女性の目】
【瞼は、奇妙な程に落ち窪んでいた】

………悪趣味な服、にみえる

【ただ一人、黄色い肌の少女だけは】
【神輿担ぎに参加はせずに、現れた男の方へと向き直り】
【頬を膨らませてころころと、口の中で何かを転がしていた】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 01:03:14.47 ID:YuzCImNy0
>>369

さぁな?
…………ま、本調子が出せない、増援も近くにゃ居ない…………そんな状況で無茶する奴はいねぇだろ

【はぐらかすような回答ではあるが、本人の言うとおり、今ここで事を構えるにはあまりにもリスクが大きい】
【それを考えれば、ガルンロードの言うとおり真意は分からなくとも、無茶はしないと言うのが正しいか】

はぁ…………なるほど?
その『大変な事』のせいで、足をやっちまってる訳だ…………
フン…………本当なら、互いに一番の獲物同士が顔を突き合わせてるはずなのに、番外戦のせいでにらみ合うしか出来ねぇってのは……歯がゆいもんだなぁ?

【護の言葉は、今ここに入院している事が裏付けとなるだろう】
【だが、護が知らないだけでそうした動きがあるとも考えられる――――現状では、まだ何とも言えなかった】

ハン…………だったら、確認が取れる時に取ってみれば良い…………
『卵』の効果は、噂レベルでもとんでもないもんだ…………内側に孵化した奴がいりゃ、すぐに話題にもなるだろうぜ?
なんなら、今度見舞いに来たお仲間にでも当たってみろよ……

【ガルンロードの期待は、「正義を名乗る人間が闇に墜ち、自壊していくのを見る」事】
【精神的な物を殺戮に求めている彼らしい、黒い望みだ】

ま、一度孵化しちまえば、もう殺すしか無ぇんだ…………アレの齎す悪意と暴力は、造り主らすら持て余すらしいからなぁ…………
矛を作るなら、盾も備えておくのがリスクマネジメントだってのに……機関は本当にわかっちゃいねぇ…………

【ニヤニヤと笑みを浮かべながら、ガルンロードは続ける】
【レイド達に、『卵』への対処法があると言う事は知らなかったが、それでもガルンロードの言うとおり、孵化した人間を大人しく治療させるのは難しい事であり】
【被害を拡大しないためには、殺してしまうのが一番なのだろう】
【そこにおかしさを感じつつ、犯行手段も開発せずに実用化させた機関に、彼も嫌な物を感じているらしい】

/了解しました
/明日は(も?)割と暇なので、昼辺りの適当な時間に呼びかけてください
/では、ひとまずお疲れ様でしたー!
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 01:07:05.41 ID:hXL48XEuo
>>371

 ……太郎は僕の核だ。むしろ前のカタカナこそ要らない
 ──遥人。その気高い名を覚えた。容赦はしないぞ

【と、口元を引き締める青年は、「そうだった」と間抜けに呟いてから】
【遥人と合わせて、背を向ける。そして、視線を受け取ると、無言で頷いて──】

 【『ROUND FINAL──』】

 【──幾多の試練を乗り越え、今、両雄がこの深い夜の海辺に降り立ちます】
 【押し寄せる海の波は、決戦を煽るかのように荒々しさを帯びたようにも見えるでしょう】
 
 【さあここはまさに、天井にダイヤモンドを散りばめた二人だけの国際闘技場】
 【広がる砂地は、その脚部を喰らう悪魔の口となるか、あるいは天使の涙となって祝福を齎すか】

 【疾(はし)れアキレスの使徒! その手に栄光という名を旗を手にすべく!】
 【新世界バトルビーチフラッグス、満を持してのスタートですッ!!】

 【解説・実況:古館 なんとか朗】

 ……──よし、往くぞ

【ぐ、と、彼がビー玉を握り締め】
【一呼吸、間を置いてから──そのビー玉を、勢い良くやや斜め上に放り投げる】

【──宙空高く舞い上がったビー玉は、放物線の頂点で、一時だけ重力の支配から逃れ】
【次の刹那、その煌玉は物理法則に従って、空気抵抗を受けながら降下していき──】

 【──接地した瞬間、瞬いた星明りのような明光が、激闘の開幕を告げる!】

 ────GOOOOOOっッ!!

【その瞬間、青年が弾かれたように開幕の咆哮を上げる】

【──ただし、振り向き様、片足の踵で、少女の足を前から引っ掛けるような足払いを放ちながら】
【無論、妨害ありというルール上、予測できうることであるが──もしも躱せれば、少女は青年より早く駆け出せるだろう】

 【──ああっとソール選手開幕足払いだえげつないッ! 躱せるか、これが齎す結果や如何に】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/19(火) 01:08:30.63 ID:1XIYd/eUo
>>372

ごはん…
人間を食うのか?

【おそらくこの子達は人間を食べるのかと疑問に思い】

悪趣味な服か…
呪われている俺には丁度いいのだろうな

【上半身の上着が破れて血がついている…悪趣味程度ではないのだろうが】

飴玉でもくってるのか?

【黄色い肌の少女の口元が気になっている】

親はいないのか?
そいつらは姉妹か?

【黄色い肌の子にまた質問】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 01:18:14.39 ID:G0AIIxaYo
>>374
ああ、忘れようったって忘れられなくしてやるぜ、太郎。

【口が悪かろうが、少女は戦士らしく、とても男らしい返礼を返し】
【幻聴を無視し気合をこめ、構えた】

【落ちてゆくビー玉が描くカーブは永遠にすら等しく、その瞬間を、妙に引き伸ばされた時間の中で観測する】

【地に着くや否や煌く星明りに、滾る闘志を爆発させる遥人!】

【が、脚払いにあっけなく引っかかり、バランスを崩す】
【相手の言動に戦士を見た遥人は(密かに)(一応の)信頼を寄せていたにもかかわらず、この仕打ち】

てんめっ、きたねぇぞ!? そこまでやるか!?

【悪態をつきながら太郎を妙にスローに眺め、横回転が縦回転に変わる視界】
【それでも、遥人は右手を旗に向けて差し出した】

【瞬間、突如出現した鎖が腕輪のように巻きつき、回転の遠心力を利用するかのように前方へ】
【十メートルの地点に着弾した鎖の先端は、砂浜の中に潜行する】
【鎖が絡むかと思われた次の瞬間、遥人の体は潜行した先端まで急速に運ばれる】

っばーか、妨害するくらいならさっさと旗に向かえっつーのっ!!

【罵倒しながら、一応のリードを取る遥人は、目標地点到着前に鎖を消した上、四点着地】
【無様に立ち上がろうと両手足をばたつかせるが、数瞬のロスが発生した】

【現在、遥人が七メートルほどリード。復帰中】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/19(火) 01:20:33.46 ID:HqTw8bloo
>>375
「質問は一度に一つ」『一つ二つと重ねて問うて』〈いずこの太子のうまやどか〉

……どれから答えればいい、のか。全部答えるの?

<無益の益は風流の粋>《益に走れば粋を欠く》〔粋に生きずに何が人〕
[優先順位を決めてほしい、質問攻めはきらい]

【8つの口がそれぞれにリレー形式で、幾つかの文章を繋ぐ】
【少女達≠ノしてみれば、突然現れた男に質問攻めにされるのが気に入らないようで】
【この時点で、どの質問にも解答を返さない】

【だが、その内の一つは、直ぐに別な形で答え合わせが済む】

……質問、しか、しないなら………ん、これじゃま……

………もてない、よ?

【ぺっ、と手の上に吐き出された、口の中の球状のそれ】
【白く、赤く、あまり小さいとは言えず。少々歪なところもあるが】
【男に向いている部分の模様は、綺麗な円を描いている】
【人が作った模様ではない、人体という精密機械が生んだ図柄】
【瞳孔と虹彩を持つ球体、眼球が、少女の手の上で、ころころころころ】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/19(火) 01:27:46.34 ID:1XIYd/eUo
>>377

もういい、そこまで気になるという程でもない

眼・・・のようだな

【少女が口からだしたもの、それは眼球であった】
【おそらく殺されかけている女性のモノだろう】

食人、まぁ俺には関係のないことだ

後それ、持って帰るのか?

【彼は少女達がかついでいる女性を指差して、それをどうするのか】
【いくつか疑問に思う節がある中、それだけを聞いた】

379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/19(火) 01:34:25.00 ID:HqTw8bloo
>>378

「ナンパをするのに」『いきなり電話番号を聞くのはだめ』
《適当な話で打ち解けて》〈信用されてから、がいい〉

……関係無いなら、別にいい、けど

【話を急ぐ男とは対照的に、少女達≠ヘ遠回り】
【本題だけ進めて会話を終わらせる事を良しとせず、会話の周り道を楽しんでいる】
【また、眼球を口に放り込み。堪え性の無い子供が飴にするように、がぶり】
【砕けるような音がしないのは、口の中身の違いの為である】

<もちろん、持って帰る>〔今週のごはんー〕[ごはんがたくさーん]

……止める、の?

【死体未満の胴上げは、少しずつタイミングをずらしてウェーブを描く】
【これに揺すぶられて居ればさぞや酔う事だろうが、もうこの女性には関係も無い事で】
【少女の代表は、相手がそれを妨害するのか、と訊ねる】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 01:35:45.04 ID:hXL48XEuo
>>376

 ──勝てばよかろう≠セよ遥人
 勝利の美酒は、得るためにあらゆる努力をした者だけに齎される──

【ざっ、ざっ、ざっ──】
【足払いを放ち終えてから、確かなその感触に粘性の笑みを浮かべながら、砂を蹴って駆け出す太郎】
【追い越し様、横目で遥人を見やる彼の瞳は、反物質で出来た暗黒太陽が如き黒い光を帯びていた】

 (──くく、ふふふ、うふぁはぅえゲヘひゃははハハハ! 僕をオッサン呼ばわりした罰だぁよぉおおん♪)
 (見たかー、ワカゾー。これが年季の違いってやつだ、誇りだけじゃ戦いには勝てないだってあるさぁい)

 【あーッと、太郎選手腹黒い! 悪辣な仕打ち!】
 【満面の悪代官の笑み、これはむしろ怒って良いでしょう!】

【勝機得たりと、旗を目指し一直線駆けていく彼──】
【──が、その時、彼の真横を、疾風が過ぎ去る。鎖であった】

 ──……なっ!

【太郎が、驚愕の表情を炸裂させる】
【しかし疾走は止めず、遥人が復帰しているうちにと、距離を詰めていく】
【その道中、新たなビー玉を、ポケットから一つ取り出しながら──距離的には並ぶ程度だろうか】

 ──成る程それが君の能力か
 存分に使うと良いさ、鎖の一つや二つじゃ僕は止められない!

【──ボーウ】
【鼻から猛烈な蒸気を噴出しながら、砂の抵抗に負けじと腕を振って駆ける】
【ちなみに青年の脚力は、歳相応か、やや強い程度のもの。砂の上では、さして早いとは言えない】

【──現在、彼は右手中に一つビー玉を握っているようだが、それはまだ使用されず】
【遥人の横に並ぶ程度の距離で、懸命に走っている】

 【旗までの距離は──残り半分ほどだろうか】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/19(火) 01:39:08.73 ID:1XIYd/eUo
>>379

やはり、食うのか。

いや、別に止めはしない

【少女達が女性をどうしようが知ったことではない】
【そして最後の疑問を問いかける】

親は?

【少女達に感じた最大の疑問…それは親の有無】
【まともな親ならこんな時間に路地裏など行かせないだろうが】
【目玉を口にほおばる子供だ、気にするだけ無駄かもしれない】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 01:46:46.93 ID:G0AIIxaYo
>>380
言ったなクソがっ…!!

【必死に建て直し、走る遥人】
【性根のひん曲がったクソ野郎と太郎を印象付けながら、1.5メートルほど後方を走る】
【どうも特殊な歩法を使っているようで、砂地でもあまり抵抗なく速度が出せているらしい】
【しかし、走りながら、伸ばした鎖を縦方向に振り回しているため、速度はほぼ同じくらい】
【速度が同じで後方にいるならこのままでは負ける】

上等だ、もう一度言ってやる…っっっ!!

【だが、その速度は一瞬落ちた。距離が3メートル弱まで開く】
【原因は、鎖だ。鎖が一回転するごとに長く伸び、先端の鏃が大きくなって、仕舞いには全長五メートル近い錨になったのだ】
【そして重さに耐え切れず速度が落ちた瞬間、回転にあわせて横向きに鎖を振り抜く頃には、鎖の節の一つ一つも大きくなっていて】

死なない程度に可愛がってやるぞぉおおお弩畜生がああああああああ!!!!

【当たると多分、死にはしないだろうがとっても痛い】
【射程は大体二十メートル、明らかに旗をも刈り飛ばす】
【あさっての方向に飛ぶであろう旗の行方もさることながら、既に太郎を痛めつける事に目的が変わっていた】
【意外と近視眼的な思考なようで、アツくなると周りが見えなくなるタイプらしい】

【…本当に、[ピーーー]つもりがないのか怪しい】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/19(火) 01:48:57.12 ID:HqTw8bloo
>>381

「放任主義だー」『いや草食系だよ』〔装飾?〕〈確かに派手な頭〉

………なら、いいけど

【相手が自分に無関心だと言うなら、少女達≠ェ無理に此処に留まる理由もない】
【人間神輿はぞろぞろと、歩幅を合わせて歩き始めた】

【最後の問いを受けると、黄色い肌の少女だけが振り向いて】

…………さあ。どうしたと思う?

【逆に質問を返す】
【やはり、直接に答えを出すのがつまらない、と感じたからなのだろう】
【尤も、このやりとりに、相手が前向きな姿勢を見せなければ】
【それはそれで、また対応を変えるのだろうが】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/19(火) 01:57:56.84 ID:1XIYd/eUo
>>383

おそらく、親も殺したのだろう?
そして自らの血肉にしたと、俺はそう考えてはいるが

【彼の予想、彼女らが本当に食人をしているのであれば】
【その予想も大きく外れる事はないと思われるが……】

良かったな、今晩の獲物が俺じゃなくて

【もし、その女性の立場が青年だったら】
【少女達はどうなっていただろうか―――と】
【自分の身の心配よりも、少女達の心配をしている様にもとれる一言】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 02:06:04.29 ID:hXL48XEuo
>>382

 【遥人が奔る! 遥人が奔る! 極悪非道を鮮やかに切り返し遥人が疾走するーッ!】
 【ここまで両者互いに一本取り合い痛み分け、この先勝負の女神はどちらに微笑むのか】
 【さあレースは早くも中盤に差しかかろうかというところ、砂の悪魔は今か今かと地の底から二人に熱い視線を送っています】

 【──ああっと? 遥人選手が何やら凶器を振り回している、これは危なァーい!】


【──うォン】
【その時、太郎は風の唸る音を真横で聞いた】

 ────えぶウっッ!!?

【ごヒュ、と、彼の身体が『く』の字に曲がって口から空気が漏れる】

 【当たったァアアアアアア! 当たってしまったァアアアアアア!!】
 【怒れる鋼の大蛇が! 悪しき戦士に痛烈な制裁を下した!】
 【これぞ、これこそが新世界バトルビーチフラッグスの神が与えたもう試練でありましょうか】

 ……──な、ま、お、落ち着こうwowォ──!

【ずしゃっ、と砂地に倒れ伏した彼が、脇腹を押さえながら振り向くと、修羅の姿】
【ゴールにあった旗も、鎖の一撃を受けて海の彼方へと吹き飛ばされ、もはやビーチフラッグスではなくなる】

 (……し、しまった、目覚めさせてはいけないものを呼び起こしてしまった)
 (死なない程度って、それ別名『再起不能』って注釈が付きそうな、気が、気が、気が──!)

 (──……ぐ、こうなったら──!)

【──と、さすがに命の危険を感じ始めた太郎は、】
【握っていたビー玉を、軽く遥人方面に目掛け放る】
【同時に、彼は片腕で、自らの視界を遮りながら目を細め──】

 ……おのれ悪しき悪魔
 遥人の元の優しい心を返せーっ!!

【別人格認定を高らかに叫びながら】
【──放られてから一拍置いた後、ビー玉から強い閃光が迸るだろう】
【直視してしまえば目がくらむ恐れがあるものだ。一時的に視界を奪うことを狙ったようだ】


【青年は、割と本気で焦っていた。鳥皮如きに命を捧げるなんて、そんな!】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/19(火) 02:09:08.55 ID:HqTw8bloo
>>384

「親を切るのは親切」『新雪に咲く赤い華』
《白に交じって薄まれば》〈あら不思議これ桜色〉
[……さあ、どうでしょう]〔答えはCMの三十分後〕
<商品にはぼろきれを差し上げます>

【結局この問いにも、明確な答えは返さない】
【否定はしない、肯定もしない。やはり言葉遊びばかりだ】
【この少女達≠ヘそういう性質なのか、答えを一度では返して寄こさない】
【応と訊ねて応と返る、そういう会話をするのは難しい、と言えよう】

<挑発的な言動は、実力が伴わないと薄ら寒い……けど>
「……そうだね、と返す」『まずそうだし』〈服が変だし〉
《威勢だけの張り子の虎は》〔首を震わすだけが能〕

……見ても、何もしないで、そういう事だけ言っても
誰も信じない、と、思うよ?

【相手の挑発には、疑わしさを見せる目、16個】
【この少女、自分の行動がどういう見られ方をするかは知っているようで】
【それを黙認しようとした青年を、強いとは認識していないらしい】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 02:17:04.41 ID:QmiMRMfAO
【公園】

【安っぽいジャケットに、何処のブランドかも解らない奇妙なロゴの入ったシャツとジーンズ】
【それらを身に付けたゴリラのように大柄な男だ】
【その両脚には、パワードレッグ≠ニでも言うべき銀色の装甲が煌めいている】
【ガ ァ ン ッ ! !】
【と、大きな音】
【男が、近くにあった木に蹴りを放った音だ】

──…ふむ。

【調子を確かめるように、男は爪先でコツコツと地面を叩いた】
【蹴りを受けた部分が異様にへこみ、木は暫く振動を止めず】
【男は公園内のベンチへ腰を下ろした】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 02:18:18.01 ID:G0AIIxaYo
>>385
【普段はそれなりに冷静に判断できるはずの遥人だが、事ここにいたっては何もかもが過去形】

俺が悪魔ならてめぇはくずだっ!! いかしておいちゃいけない奴なんだっっ!!!

【叫ぶ言葉も、後半が耳に入らなかったようで】
【振りぬいた錨はそのまま何処かへ跳び去り、遥人は拳を握りこんで太郎へと接近する】
【その姿、悪鬼羅刹というより猪武者。目がヤバい】

【だが、それ故に炸裂した光に視界が眩み、太郎を見失う遥人】

畜生、何処だ畜生!! 鳥皮のっ、俺の鳥皮を奪おうとする悪魔がっ!!!?

【支離滅裂な言葉を吐きながら、必死に目をあけようとしながら、音で敵の位置を探ろうとする遥人】

【ぐしゃ、と、その耳がいやな音を聞きつけた】

【ビニール袋やプラスチックケースが、重たいものに押しつぶされるような、ぐしゃ、という音が】

【流石の遥人も凍りつき、潰れた視界を復帰させながら、アレがある位置を確認し―――――】

―――――――――――――――っっっ!!!!

【この世の終わりのような顔をして崩れ落ち、超えなく絶叫した】
【飛ばした錨が落下して、鳥皮のビニール袋を押しつぶしていたのだ】

【目を一瞬覆って、再び鳥皮のビニールを確認し、現実である事を確かめる】
【もう一度目を覆って、ふらふらと、幽鬼の如き足取りで接近して、鳥皮たちの、死亡確認を…】

あ、あああああ…!!

【…無残に漏れ出した汁、消えた錨は怒りをもっていたのか】
【遥人は、潰れたビニール袋を抱えて、その場に崩れ落ちた】

【何これ。】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/19(火) 02:22:50.73 ID:1XIYd/eUo
>>386

面白い奴らだ……
だが、もう少し世の中を知らないと早死にする事になるぞ

【少女達にとっては意味が取れない言葉になるかもしれない】
【だがそれは、何人もの人間がいる中、無事に生きていくうえで必要なものだろう】

信じろとは言わない、俺に手を出さなかったという
―――――この結果に感謝するんだな

【そう言い残すと、男は来た道とは逆の方向へ去ろうとするだろう】

【彼女達がもし、彼が来た道を通って去ろうとするならば】
【その通り道には、何人もの生首、そしてその首の無い遺体、心臓を貫かれ倒れ伏せている者の姿を見ることになるだろう】
【彼女達にとっては御馳走≠ノなるかもしれない其れを】

//お疲れ様でしたー、おやすみなさいです!
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 02:24:55.20 ID:k2tRxh1wo
>>387

もっと自然を大切にしたらどうなんだか……

【ベンチの裏、背凭れ側から若い男性の声が近づく】


……どう思う?

【振り向けば、空色の患者衣を着て足には下駄を履いた青年が歩いてくるのが見えるだろう】
【青年は憂い気な表情をボサボサの砂色の髪で隠し、首元に薄く包帯を巻きつけていて】
【右手はポケットに突っ込んでいて、左手には乾いた血の付いたナイフが携えられている】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 02:31:49.23 ID:QmiMRMfAO
>>390
【背後からの声に、男は少しだけ首を傾けて、視界の端に相手を捉える】
【青年の髪型、服装──血の付いたナイフ】
【順々に、確認しながら】

……人工的に装飾≠ウれたものを自然と呼ぶのは、些か疑問が浮かぶところだが。

【ベンチから立ち上がり、青年の方へ向きを変えて】
【青年と向き合うような、形を取る】

……生き物は大切にしたらどうだ。

【血の付いたナイフのことだろうか】
【男は警戒した様子で、元から悪い人相を、一層に歪めていた】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/19(火) 02:34:27.81 ID:HqTw8bloo
>>389

「尾が白いからと言って」『耳まで白いとみるのは早計』
〈年輪の厚みに騙されて〉〔樹海を明日もぐーるぐる〕

……それじゃ、あなた、死んじゃうね

【これまでの会話と自分達の容姿から、考えるに】
【相手はおそらく、自分の容姿だけでその様な事を言ったのだろう、と少女は推測した】
【自分達の言葉が幼稚に取られた、とは考えないらしい】

【だが、それに続く言葉には】

《弱い犬ほど》[美声で吼える]<十里四方にとーどろくこだまー>
「はてぇ〜に〜いきーぃつうーぅく」『晒しーだいさーらしだい』

【やはり、似た調子。即興の歌で返答とした】
【非能力者を一方的にいたぶるは、強者の証明にならず。それは少女自身良く知っている】
【嬲られた屍未満を担いでいる彼女達は、重々承知なのだ】
【だからこそ、帰路に見た死体に、畏怖を覚える事も無く】

……強いひとは、なかなか見つからない……けど

「ごちそー」『ごちそー』《宴会だー》
〈濁りの酒精に血の赤混ぜて〉〔あら面白やの桜酒ー……〕

【賑やかな神輿は、何処かへと去って行く】

/お疲れさまでしたー
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 02:35:19.42 ID:hXL48XEuo
>>388

【「ま、まずは落ち着いて話を──」】
【縺れそうになる口で必死にそう紡ぎながら、】
【痛む脇腹を押さえて立ち上がり、彷徨う遥人を宥めようとしたのだが──】

【──無慈悲な、音がして】
【太郎は、時を止められたようにしばし呼吸を忘れた】

 ……──うそ、だ……

【無残なる姿になった鳥皮を見て、彼はその現実が嘘のように思われた】

 【「……ちくしょう」】

【ぽつり、うわ言のように呟かれたその言葉】
【それを封切りに、彼の胸のうちから激情が迸り】


 ────ちくしょおォオオオオオオオオオオオオオオオオー────っッ!!!


【ずだン──ッ】
【硬く握った両の拳を砂地に叩きつけ、彼は悲憤した】
【──自分の不甲斐なさが招いた、愚かなる悲劇の結末に】
【何もしてやれなかった自分の無力さを嘆いて、ただ砂を握り締める】

 【──だが、無念を感じているのは、自分だけではないことを、彼はすぐに気付く】
 【遥人だとて、鳥皮を失って辛い気持ちは一緒なのだ。ここまで道を共にした食材を失った悲しみ】
 【それは、きっと自分より、遥人の方が大きいはずだ──自分だけがお目出度く泣いてはいられない】

 …………────

【太郎は立ち上がった】
【そして、遥人の側まで歩んでいくと──】

【ぽん、と。遥人の肩に、そっと片手を添えるだろう】
【そして、遥人と目線の高さを合わせ、瞳を見つめて言うのだ】


 ……──新しいのを、買いに行こう。僕たちの手で


【遥人の瞳を見据え、一度無言で頷く】
【その眼差しは、柔らかくあり、しかし決して揺らがぬ決意を秘めたものだった】


【──ざあん、と、砕ける波音は、この三文芝居の意味を教えてはくれなかった】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 02:42:31.73 ID:G0AIIxaYo
>>393
畜生、畜生っ…どうして、どうしてこんなことにっ…!!

【お前がわけわかんないこと言い出すからだろ】
【促され、立ち上がろうとした遥人は、堤防の上にそれをみた】

【袋には元々三つあった。そのうち二つは見事にぺしゃんこだ】
【残る一つも余波で遠くに吹き飛ばされていたが、その中に入っていたパック三つのうち、二つが輪ゴムがかけてある】
【…つまり、無傷で二パック】

お、おおおおおおお!?

【這い上がって、確かめる。中身の肉汁で表面はべとべとだったが、開いてみると、確かに鳥皮は食べられる状態だった】
【遥人は小躍りしながら喜んだ。あの男勝りな感じが消えて完全に少女と化したほほえましい表情】

【けれど、太郎の存在を思い出して急に止まり、俯いて、顔が見えなくなる】
【早足で太郎に一パック差し出す】

ん。

【受け取れ、の意思表示にしては、言葉少なめで】

ん!

【でも、受け取るまでそうやって押し付けるように差し出し続けるだろう】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 02:45:11.86 ID:k2tRxh1wo
>>391

不自然なりに装飾してるんだ、子供が泣くぞ?

【青年は声もなく笑い口元を綻ばせ、ポケットから手を出して、目の下を擦ってみせる】
【恐らく泣き真似のつもりだろうが、】


必要があれば、多少は誤魔化しが効くからいーんだよ

死ななきゃノーカウントって言う説も実しやかに囁かれているらしいし

【左手のナイフをくるくると回して、上に放り】
【ぱしっ、と右手でキャッチする】
【青年はどや顔で男に視線を送っていて】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 02:52:54.52 ID:QmiMRMfAO
>>395
人が傷付く場面の方が、子供はショックを受ける。
…貴様、そのナイフで何を斬った?

【相手の返答、仕草に、男はそのゴリラ面を不愉快そうに歪め】
【男を巨躯を支える大樹のような弐足が、キュルキュルと機械音発していた】

死ななきゃノーカウント=Aか。
全く、横暴な能力者≠ェ吐きそうな台詞だな。

【青年のどや顔を、男はそれこそ子供に見せたら泣きそうな悪人面で、睨みつけて】
【能力者≠ニいう部分を強調して、彼の言葉を否定した】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 02:56:29.87 ID:hXL48XEuo
>>394

 【──神よ!】

 【彼はその時、神の存在を信じた】
 【まだ年端も行かぬ少女にはあまりに酷い仕打ちだと、世に絶望しかけていた彼にさした、一筋の光】
 【──そうだ。世はかくあるべきなのだ。冷たい理不尽を被るのが、幼き少女であって良いはずがない】

 (……ふ。良い顔して笑うじゃないか)

【太郎は、小躍りする遥人の姿を見ると、思わず頬が綻んだ】
【──さあ、と、吹いた夜風が金色の髪を優しく揺らしていく】 【なんか彼の周囲だけキラキラしている】

【と、保父さんのような生ぬるい目つきで遥人を眺めていた彼であったのだが】

 ……え

【遥人が鳥皮を差し出してくるのを見て、一度目は戸惑ったまま受け取らず】
【しかし、二度目にしてようやく、その不器用な意思が感じ取れて、彼は淡く微笑んで】

 ……くれるの、かい
 ──……ありがとう、遥人

【鳥皮のパックを受け取ると、遥人と目線を合わせるように屈み込んで】
【空いた手の方で、軽く頭を撫でようとしながら、微笑みと共に礼を言う】 【なんか彼の周囲だけキラキラしていた】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/19(火) 03:00:36.48 ID:G0AIIxaYo
>>397
【顔を上げた遥人は真っ赤だった】
【自分の失態を思い出したか、その行為そのものに羞恥を感じているのか、判然としないが】
【その瞬間、延びてきた手を払いのけながら】

………お、覚えてろよっっっ!!

【よくわからない、捨て台詞を吐いて、駆け出した】
【手にはしっかりあのパックが握られていて、力加減を間違えて握りつぶしそうだったけれど】

【距離を開けて、太郎の姿が見えなくなってから、またコンクリートに座り込んで】
【一人、ぼんやりと夜の海を見ながら、冷めた鳥皮を口に運ぶ】

………うめぇ。


//遅くまでお疲れ様でした!
//太郎くんの文章には腹筋が壊れそうでした、超楽しかったです、乙!!
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 03:02:52.93 ID:k2tRxh1wo
>>396

誤解といえば聞こえは良いかな
……確かに。人を斬るのは苦手じゃないぜ?

それこそ身を切り裂かれる思い、というと解りづらくて面白い

【ちら、と青年は男の足元に目を遣る】
【機械音を発するそれを、青年は興味深そうに目を細めて】


能力者はお嫌いかな……?
俺は非常に面白い考え方をする奴らだと思っているんだが……まぁ良い

病棟ばかりに篭っていると、身体のあっちやらこっちやらが錆びついてきたみたいでな

久しぶりに運動をしに来たんだ、が……


まぁ、どうせ趣味だ。内容・メニューがどうあれ、動けりゃ満足さ

……一勝負やるかい?

【勢いよく右手に携えたナイフを男へ向け、青年はさらに口元を歪ませる】
【挑戦的な視線、加えて明確な挑発行為】
【男の選択は?】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 03:15:20.75 ID:QmiMRMfAO
>>399
……何を斬った≠ニ聞いている。
病棟に篭もっていると言ったが、ココ≠フ病気か?

【太い指先で、自分のこめかみ辺りを、コツコツと叩き】
【質問をはぐらかすかのような相手の返答に対する、挑発返し>氛氈z
【青年の挑発に対して、こうして返す辺り、男は見た目よりはずっと冷静な人物だと、解るだろうか】

能力者£Bは、大抵の場合無能力者≠ゴミのように扱う。
力があるなら、幾らでもあしらいようがあるだろうに。
──俺が嫌いなのはそういう奴ら≠セ。

【パワードレッグ>氛汳jの両脚に装着されているそれは、既に走り出せる状態≠ナ】
【相手の返答次第では──】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/19(火) 03:21:15.77 ID:hXL48XEuo
>>398

 ……ああ、忘れないよ君のことは
 ありがとう、遥人。気をつけて帰るんだよ──

【手を振り払われ、しかし彼は依然としてキラキラを纏ったまま生温い微笑を湛えていて】
【緩慢に立ち上がると、駆け出していくその小さな背中を、優しい溜息と共に手を振って見送った】

 ……良かった良かった

【そのまま解脱しそうな程に穏やかな微笑を湛えたまま、太郎は踵を返す】
【星空色と夜海色を分ける、昏く澄みきった水平線を眺めながら、彼はしばしそこに佇んで】
【この世の全てに慈愛を振りまけるような、やけに満ち足りた顔で酸素を吸っていたのだが──】

 ……、……──?

【ふと、何かを思い出した途端、】
【その不思議オーラがペロンと剥がれ落ちて霧消し】

 ──……なんで、鳥皮が欲しかったんだっけ?

【果てしなく今更な疑問に、頭上に大きな?マークが浮かぶ】
【眉を顰め、うんうんと唸っては必死に思い出そうとしてみるも、何故か出てこず】

【やがて「まあいっか」と、人としての大事な何かと一緒に思考を放棄】
【手元の鳥皮パックを開けて一串取り出すと】
 
 ……──ンまい!

【一口齧って、太陽のような笑みを弾けさせた】


【──ちなみに】
【イカダが壊れて見知らぬ土地に着いて困っていたことに彼が気付くのは、】
【夜が明けて、日の出と共に朝の運動を終えてからようやくのことであった】


//少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです、こちらもすごく楽しかったです
//遅くまでお疲れ様でした、お付き合いありがとうございましたー!
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 03:29:38.25 ID:k2tRxh1wo
>>400

人だよ、人ー

【口を尖らせるように、青年はそう告げて】

頭の病気だったら良いんだけどなぁ……惜しいね、首の怪我だよ
…おかげさまで睡眠薬は処方されないんだそうだ。残念

【挑発に対しては訳の分からないような発言で返す】
【青年は挑発を挑発と受け取っていないのだろうか?】


随分な言いようだなぁ……
ホント、固定観念の塊みたいな……いや、違うか?

……でも、良いんじゃないか?それとも、俺にあしらわれてみる?

【右手の中のナイフを一回転】

【依然、好戦的な態度をとっている青年だが、こちら側から仕掛けないということは、】
【「NO」と言ってしまえば、仕掛けてこない……という風にも見えるだろうか】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 03:40:45.05 ID:QmiMRMfAO
>>402
【青年の返答】
【「人を斬った」と言った時点で】
【男は僅かに頭を垂れて──】


──そうか。


【──短く一言、呟いた】
【瞬間 ギ ュ オ ───!!と、男の身体が動き】
【相手はまだ話している途中だろうに──いや、それを狙った電光石火の不意打ち=cということだろう】
【高速移動。パワードレッグ≠ノよる突進は、突風のように青年へ迫るだろう】
【身構えていたならいざしらず、青年が油断していた場合、意表を突くことになるだろうか?】
【男は青年の眼前まで肉薄したなら、突進の勢いをそのままに、突き出すような蹴りを放つだろう】
【レッグの重み、強度、速度が合わさったそれは──凶悪だ】
【ただし点≠穿つような一撃の為、大きく横に動けば避けることも可能だろう】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 03:53:37.82 ID:k2tRxh1wo
>>403

それともなにか?あしさわられるのがおs――――



【鈍い音、】
【に加えて、パキ、パキ、という軽快な音が青年の言葉を遮る】

【否、一撃を浴びた時点で声は発せていなかったか】

【べらべらと喋り、油断と隙を大いに曝け出した青年に避けられるはずもなく】
【不意打ちは不意打ちとして、きちんと機能したようだ】

【兎にも角にも、男の一蹴は青年の胸部を捉えていて】
【強烈な衝撃を浴びた青年の身体は、その凄まじい威力によって吹き飛ばされ――――】


う゛ぇっ!!!!


【青年の奇声と合わせて、数メートル奥に植えられた木に背中から叩きつけられることとなった】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 04:03:31.98 ID:QmiMRMfAO
>>404
……首の怪我、だったか──

【男の両脚、その堅牢な弐足から、熱気が立ち込めて】
【一度、右足で地面を踏み鳴らす】

──胸の怪我≠熬ヌ加しておけ。

【追撃には、出ない】
【正確にはやらない方が良い≠ニ言える】
【男は無能力者≠ナあり、何の補助具も使わず、高速移動≠行うことには、身体に大きな反動が来る】
【事実、男は肌から嫌な汗を噴き出していた】

(何かの能力者≠ネらば…まだ油断は…出来ないが)

【もしも相手が無能力者≠ナあるならば、仕留めることが出来たのか──?】
【男は警戒の体制を解かず、叩きつけられた青年を、注意深く観察していた】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 04:19:06.42 ID:k2tRxh1wo
>>405


あ゛ぁっ…………

【衝撃の余韻を残す青年は嗚咽を吐きながら、ふらふらと立つ】


あ゛ー…………

……いッッッてえなァ……ごぅぇっ……

【青年はなんとか意識を保っているようだが、そのダメージは計り知れない】
【口から血が出ている辺り、肺に肋骨が刺さったか、はたまた口の中を切っただけか】
【また、後頭部を強く打ち付けたようにも見えたが、幸い此方は出血していないようだ】


入院期間が延びるな……生計に響くったらありゃしない……

ともあれ、全ての木を蹴り倒されてなかったのは運が良かったが……

【そんな惨状の青年だが何故か意識だけはしっかりしていて】
【未だ右手にナイフを握り締めたまま、男の方へと歩み寄り始める】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 04:35:51.44 ID:QmiMRMfAO
>>406
【不意打ちを喰らわせても、仕留め切るには至らなかった】
【相手の能力なのか、単純に生命力が高いのか、判断に迷うところだが…】

今のを受けて、立ち上がるか……

(回復=Hいや違う、ダメージは修復されていない。……平然と喋ることが出来る辺り、意識はハッキリしている訳か)
(アーム≠ナもあれば別だが、奴の正体が解らん以上、迂闊に仕掛けるのも危険、か)

【不気味。強烈なダメージを与えて尚、死人の如く此方へ寄って来る青年の姿は、不気味と表現する意外になかった】
【もし青年が異常な打たれ強さを持つような相手だったり、持久戦に持ち込まれるようなことがあれば、限界のある男には不利】

(此処は素直に退くか…?少なくとも今の一撃は奴にも大きく響いたことは確か)

【先ほどの一撃は不意打ち≠セった】
【次の一撃も同じように届く可能性は低い】
【乱発も出来ない高速移動=B青年が近付いて来る中、男は──逃走≠フ準備を整えていた】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 04:48:04.60 ID:k2tRxh1wo
>>407

【男の観察をよそに青年は歩幅を徐々に広げていく】
【同時にその足のストロークは加速して】


……まぁ良い……アンタから損害賠償をせしめられれば、それで賄えるんだからな

死体損壊等罪はお安くつかねぇから、覚悟しろっ!!

【先程の男ほどではないにせよ、青年も猛スピードで男へ駆け寄り】
【男の腹部目掛けて、右手に携えたナイフを掬い上げるようなボディブローの如く突き刺そうとする】

【その攻撃は大振りそのもので、避けようは幾らでもある】
【青年もそれを自覚してのことか、半ば自暴自棄のような…?】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/04/19(火) 05:03:24.02 ID:QmiMRMfAO
>>408
【──来る!】
【身構えていた男に襲いかかったのは、単なるナイフでの一撃】
【何かしら能力≠ェ発動されるかと思っていた為、ある種意表を突かれたとは言えるが、危険であることに変わりはなく】
【男は、充分に攻撃を避けきる動きが出来る筈──なのだが】

──死体損壊≠セと?

【青年の言葉に、一瞬思考が止まってしまう】
【即座に迫るナイフを思い出し、体を横へ動かすも、完全に避けきれず──】

っく……!

【青年の一突きは、男の脇腹を衣類ごと切り裂いた】
【深くは無いが──浅くもない】
【溢れる血は、放っておくわけにはいかない程度に流れている】

貴様…死人=Aか…!

【傷口を片手で押さえながら、男は後方に大きくジャンプをして、近くに立つ公園灯の天辺に着地するだろう】

一旦退かせてもらおう…本格的にやり合うには些か不利だ。

【そう言って、再び機械音が響いた後、男の姿は公園灯から消えて、高速で公園を去って行くだろう】


/寝落ちしてしまう前に、ここら辺で
/お付き合いありがとうございました!
/お疲れ様でしたー!
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 05:18:23.26 ID:k2tRxh1wo
>>409

あっ、逃げんなこの野郎!!

【しかし青年の声は夜中の公園に虚しくこだまして】


逃がした……金をせしめるにも一苦労か……

まぁ、お互いに死んでなければノーカウントだな……この勝負、フェアではなかったが。

【その正体を見破られたことをそこはかとなく悔いつつ、状況を受け入れる】
【その心境は諦めにも似ていて、その感情を一つの仮面として処理し】



【男が完全に去った事を確認して、思考を切り替える】



ふむ、成る程な。俺もまだまだ甘い……が、

しかし一般人が手を下すべくはこのタイミングではなかったようだな…やはり、殊勝なものだ…


……無能力者のジレンマ、だな

【青年はポケットにナイフをしまうと、そそくさと公園を後にして近くの病院へと戻っていった】

/お疲れ様でしたー!
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/19(火) 12:33:26.82 ID:7d0mPCJ20
【公園】

退屈ではいけない気がするのですけれど、退屈ですのよ、ねぇ。

【なんて、ぽつぽつと独り言を呟きながら、錆びて異音を発しまくるブランコを漕いでいる人影がひとつ】

【鈴を通した赤のリボンで二つに結った、長い黒髪】
【猫のようにまん丸な、グリーンアップルの瞳】
【同じくグリーンアップルのキャッツアイがトップを飾る、ペンダント】
【リボン飾りを適度に散らばした黒のバルーンワンピースに、黒のドレスグローブ】
【黒のオーバーニーソックスに、黒の編み込みブーツ】
【なんともまあ、上から下まで黒尽くめな、少女で】

とりあえず……、どうにかなりませんかしら、うるさいんですのよ。

【漕ぐのをやめればいいんじゃないでしょうか、不機嫌そうに呟いて】
【比較的うるさいので、公園の外からとかでも聞こえる、はず】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 14:31:40.73 ID:YuzCImNy0
/今して思えば、平日なのに昼間なんて言っちゃいましたがとりあえず……
/護の人、おります?
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 16:50:22.36 ID:n4o64xSJo
【水の国──街中・ビル屋上】

──んふー、超上出来ですねフィスカ
幸い術式による超後遺症らいくなものも超みられませんし……
あの作戦は超成功したとみて超間違いないですね。
唯一あの「虹」は超気にかかるところでしたが──それでも此方側の超勝利と言って超過言ではないでしょう。

【青く縁取りのされている星が描かれた、灰色のポンポンつきニット帽を被っている14、5歳ほどの少女がいる】
【ぴょろんと外ハネしている黒髪は胸元に届くか届かないかといったところ】
【デフォルメされた猫のキャラクターTシャツとタータンチェックのショートパンツの上にフード付のミリタリージャケットを重ね】
【茶色のハイカットスニーカーをはくその足は、寒さ対策なのかなんなのか。しっかりと黒いタイツで覆われていて】

でも──ほんと、超よかったです。
……。…………戦争を止めるもの、か。

──私も、超そうありたかった、な……

【ぽつり、と。寂しげに呟かれた言葉は、雨上がりの空に溶ける】
【手すりに掴まって街を見下ろす少女の表情は、どこか切なさそうなものでもあった】
【そんな彼女を慰めるかのように──ひょこ、ひょこと】
【彼女の足元では、10体の歪な姿をしたぬいぐるみたちが動き回っていて】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 17:06:02.59 ID:FuutSaOso
>>413

【カツ、カツ、カツ】


…んー……なかなか見つからないものだ…
仕方ないか、当てもなく探すわけだからな。お前も、そう思うだろ?

「…………………」

―――――やれやれ。

【唐突に革靴の音と共にそんな会話(?)がニット帽の少女の背後から聞こえてくるだろう】
【振り向けば、そこには二人の人物がいるはずだ】

【一人は樗(おうち)色の長髪に黒いストライプの入ったスーツとスラックス】
【紫のネクタイに茶の革靴、腰にはベルトで固定された黒鞘があり、刀が収まっている】
【四角い黒ぶちの眼鏡の奥からは、くすんだ紫色の瞳が覗く、そんな30代とみられる男性】

【もう一人は淡い赤色の髪に、赤の双眸、更には血のように濃い真っ赤なノースリーブのワンピースを着た、10〜12歳ほどの少女だ】

【何かを探しているのだろうか。少女に向けられた同意を求める言葉は】
【無残にも凍りついたような無表情に跳ね返されて、何も帰って来なかった】
【そんな彼女に慣れているのか、言葉通りやれやれと肩を竦めると、ニット帽の少女に気がついたようで】


やあ、そこの彼女。こんなところで何をしているのかな?

【軽い口調で、問いかけるだろう】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 17:19:48.01 ID:n4o64xSJo
>>414

──ん?

【聞こえた革靴の音。それを受けて少女はふっと後ろを振り返る】
【このビルの屋上には、許可を得て立ち寄ったわけではない】
【故に、ビル関係者に見つかると非常にまずいことになる──そんなことを、考えながら】
【どこか警戒した様子で、彼女は後ろの光景に視線を向け】
【其れと同時。彼女の周囲で動き回っていたぬいぐるみ──或いは人形と表現されるそれらは】
【主と見られる少女を守るかのように、ばっと一斉に其方を見た】
【目のない人形。口のない人形。顔面自体がない人形】
【首吊りの如く首にロープが絡まった人形。首絞めの如く首が括れた人形】
【血の如き赤いスカートを着させられた、髪の長い目口鼻の強調された人形──】
【10の人形たちが向ける意識は、この黄昏時にはやや不気味なものに見えるかもしれず】


超……街を、見ているんです。
ただ超それだけですよ。


【少女もまた、彼らを見てぱちぱちと瞬きをして】
【足元に何故か鎮座している掃除機を足で踏みつけながら、ぽつりと呟いた】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 17:33:33.63 ID:FuutSaOso
>>415

ふむ…君の後ろ姿は“ただ”という風には見えなかったな

【寂しげなその背中を見ていたのだろう、革靴の音を更に響かせてニット帽の少女へと歩み寄る】
【あまり近づいては不審に思われるな、そんな思考を働かせて、近づき過ぎず、離れ過ぎず】
【そんな距離で、歩みを止めるだろう】


それに――少しだけ、聞こえていたぞ
戦争を止めるものに、私もありたかった…と

…私はこの世界につい最近来たばかりだから、戦争があったことなど知らないがね

【どこまで聞いていたのかはわからないが、最後の部分は鮮明に聞こえていたらしい】
【溶けた言葉を集めるが如く、言い放つだろう。最後のは蛇足と考えていいだろうか】

「…………………」

【赤一色の少女はというと、彼女に群がる人形に興味を示したのか、其方へと駆けよってゆく】
【走ってゆく少女を見て、男が口を開く】

動く人形が珍しいのだろう。私も初めてみた。何かの魔法か?

【物珍しそうに、興味ありげな声色で問うだろう】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 17:46:31.60 ID:n4o64xSJo
>>416

……超、聞かれてましたか
それにしても──私も異世界の方とは超縁がありますね。

【独り言を聞かれているとは、思ってもいなかったのだろう】
【少女は困ったような表情を浮かべ。小さく微笑んだ】
【その表情から察するに──あまり、聞かれて欲しい内容のものではなかったのだろう】
【加えて言うならば、少女の風体は一般人の其れに近い】
【足元に掃除機や人形たちが居る以外は、街で擦れ違っても何の感想も抱かぬような──】
【そんな、普通の少女である】
【なのに彼女は先ほど。確かに「戦争」のキーワードを紡ぎ、本人も其れを認めて居る】
【この少女──.一体、何者なのだろうか】

あぁ、この子たちは魔導具ですよ。
魔法というか、魔術という表現が超適切です。
ある程度は超自分で動けるように超設定はしてありますが──
私の指示を受けて超行動するようにも設定してます。
みんな、大丈夫です。彼らはきっと超敵ではありませんから

ところで──あなたは、このビルの超関係者さんですか?
だとしたら、無断でビルの屋上をお借りした事を超謝らなきゃですね……

【赤色の少女が駆け寄ってくるのをみてか。或いは少女の言葉を聞いてなのか】
【人形たちはしばし戸惑うような動きを見せたが、やがてわらわらと赤色の少女の方へ群がっていく事だろう】
【その後人形たちは何をするわけでもなく】
【赤い少女の周辺でぴょこりぴょこりと挨拶をするかのように飛んだり、跳ねたり】

【一方ニット帽の少女は、男がビル関係者でないかどうかを確認しにかかる】
【どうやら、そう言った事は割と気にする性格らしかった】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 18:03:41.25 ID:FuutSaOso
>>417

それはその歳にして、既に壮絶な人生を送っているということかな?
いやはや、感心するよ。偉い子だ

【困惑した表情を見て、戦争というワードはもう伏せられていた】
【直感だろうか、とにかく触れてはいけないのだろう、そう思って】
【そしてどこか優しく紡がれる次の言葉は、ストレートに彼女を褒めるものだった】
【戦争、奇縁、魔術…この年でよくもまあ色々なことを頑張っているものだと】


魔術――か、私も、この類には中々縁があるようだな

【何故かくくくっ、と陰険な笑いを零して】
【だけどその顔には、ほんの少しだけ儚げな感情を漂わせて】


攻撃してこないようなら、あの子を少しばかり遊ばせてやってくれ
ああ…私はここの関係者ではないよ
先も言ったが、私はこの世界に来たばかりだ
決まった家すらまだないよ

【自嘲気味に言ってみせる。どうやら、ここに来てから本当に日は浅いようだ】

【赤い少女は、人形たちに囲まれると、抱きついたり、もふもふしたり、なでなでしたりして遊び始める】
【ただ、その表情には怖いくらいに感情はない。まるで――彼女も人形のようだ】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 18:21:49.96 ID:n4o64xSJo
>>418

む、むぅ……なんだか超子供扱いされているような超気がしますけど──
割とここ最近、超壮絶な人生を送りつつあるのは超認めます
ですが、あなたも超壮絶ではありますよね
異世界に来られることなんて、個人的な感想ですけど超滅多にない事だとは思います

【「その歳にして」という言葉を聞いたときには、少女は少しだけ拗ねたかのように唇を尖らせるも】
【すぐに、照れたように頬の赤みが増した】
【子供扱いは気に食わないが、褒められること自体は嬉しい──そんな、具合だろうか】

んふー、関係者さんだったら超どうしようかを考える作業に超入る所でした
最近は警備が煩いところも超増えてきましたし、ね
≪インディアンズ≫──あぁ、んっと、超人形遊びなら、超構いませんよ
勝手に動いたりする以外は、超普通のお人形ですし

【ビル関係者でなかった事に、心底安心したらしい】
【にまりとした悪戯っぽい笑みを浮かべ。少女はそう言った】
【其の言葉を彼女が紡いだときには、既に赤い少女は人形遊びを始めていたのだけれども】

──でも、なんだか、超子供っぽくないですね、あの子
っとと……超失礼しました。

ところでひょっとして、あなたも超魔術師さんですか?
もしそれなら、超おあつらえ向きの超就職先を超知っているんですけど、超どうします?

【人形遊びを始めた赤い少女を見て。ニット帽の彼女は思わずそんな呟きを漏らす】
【だが、其れは目の前に居る男の気を悪くするだろうと思いすぐに訂正をかけ】
【そして──魔術に縁がある。その台詞は、彼が魔術師であるという意味だと彼女は捉えたらしい】
【ひょこんと、ニット帽についているぽんぽんを揺らして彼女は首を傾げ】
【彼が魔術師であるという前提の上で──話を進めようとする】
【あなた「も」ということは、きっと彼女自身も魔術師なのだろう】
【先ほどの人形の説明の時も、あたかも自分で人形を作ったような口ぶりだったのは其のせいだ】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/19(火) 18:25:21.14 ID:49dbFVquo
【街角】
【blue justiceのポスターに、油性ペンで落書きをしている女性】
【淡いピンクのチュニックワンピにショートボトムのジーンズ、焦げ茶のウェッジサンダルという出で立ちだ】
【濃いオレンジの長髪には、鮮やかな毒花を挿している】

あーあァ…
こんなペシミスティックな絵じゃ、青義の思いは伝わらない…よなァ

【顔から手足が生え、目や口がばらばらに配置された謎の落書きを前に】
【はぁ、とため息をついている】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 18:45:37.00 ID:FuutSaOso
>>419

ハハッ―――それはすまなかったな
おお?拗ねる顔よりもそうやって照れた方が君はかわいいぞ?

【はやりか、そう付け足して、からかうように笑って謝る】
【そして彼女の反応が気に入ったのか、更に赤面させようと追い打ちをかけるだろう】

…私の場合は自ら望んでこちらへ来たと言った方がいいかな。もっとも、帰れないがね
探している人物がいるんだよ…あの赤い少女にそっくりな紫の服装の少女だ

見たことは、ないか?

【期待の籠った眼、だけど虚ろな眼だ。そんな眼差しを人形と戯れる赤い少女へと向けて】
【ふう、と一度、虚無感を吐き出すようにため息を吐く】


―――それじゃあ君をさらいに来た不審者だと言ったらどうするんだい?

【楽しそうに笑みを浮かべて、冗談を言うだろう】
【勿論そんなつもりは毛頭ない。単にからかっているだけだ】


…いや、いいよ。それは仕方のないことだ
君は“人造人間”ってのに興味はあるかい?

【唐突にそんな質問を投げかけるだろう】
【気を悪くしたといった感じはない。ただ、苦笑いを向けて軽くその言葉を受け流した】

ふふ…超、かどうかはわからない。それに、私は純粋な剣士かもしれない。白衣も着てないしね
そうだね、その好意に甘えてその就職先を一応聞いておくことにしよう
そこへ行くかどうかは、私が決めることだ

【腰の刀をとんとん、と叩いて強調する】
【律儀にもメモとペンを取りだすと、彼女が言うであろう単語を書き留めようと構えて】
【顔をメモ帳に落しつつ、準備万端、そう言うかのように、目線だけを彼女に向けるだろう】


【一方で――――人形で遊ぶ赤い少女から幽かに黒い魔翌力が漏れ始めた】
【周囲に広がらない程度に抑えられたそれは、魔術を繰る彼女ならおそらく感知できるだろう】

【赤い少女の動きが――ピタリと止まる】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/19(火) 18:53:07.35 ID:49dbFVquo
>>420
/すみません、雑事が入ったので投下取り消します…
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 18:56:44.06 ID:keLTfOvQo
【病院 / 207号室】

…………早く、外に出たい。

(ご飯が食べれるのは、いいけど……。)

【若葉色のパジャマを着用した、銀髪ショートカットの少女】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成され、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【少女の身体には至る所に包帯やガーゼが。見るからに重症患者である】

紙飛行機……かあ。

【ベッドに座りながら、窓から身を乗り出すと】
【持っている紙飛行機を、外目掛けて飛ばした】
【そして、ある程度の距離を飛んだ紙飛行機は】
【くるくるくると、円を描くようにして病院脇の道路へと落下していく】
【───もしかしたら、道を歩いている誰かさんにでも当たるかもしれない】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 19:00:16.36 ID:N3EMBxgRo
【とある洋館】
【確りと整備されている、風光明媚な土地に立つその洋館は、本来であれば=A歴史的な雰囲気を感じさせる館だったのだろう】
【――――今となっては、もう見る影も無いが】

っは、よーぉ、アンタが《58》だろ?

【そう問いかける人影の周囲には、無数の空薬莢と銃器が転がっている。50名程の機関兵は、全て蜂の巣にされて地面に倒れ伏していた】
【そこに居たのは――――所謂メイドさんである。ロングドレスの上に白いエプロンを着て、靴は編み上げブーツ】
【ホワイトブリムで髪は後ろに纏められている。髪の色は情熱的な紅蓮で、瞳は深海の如く深い蒼碧】
【見た目だけで言えば、何処から見ても完璧なヴィクトリアンメイドスタイルのメイドさんであった】
【その右手には、縮尺が可笑しいとしか思われない、異様な拳銃が握られていた。その名を、パイファーツェリスカ。現実世界に於いて世界最強と呼ばれる拳銃である】
【全長55cm、重量6kg。RPGと同じ重量の拳銃と言う時点で、其れがまともな人間の扱えるものではない事が分かるだろう】
【そして、その拳銃を突きつけられる人影が、口を開いた】

「……お嬢さん、何故。儂を狙う……?金なら、幾らでもくれてやる、権力か!?ならば、いくらでもこの私が口利きをしてやろう!!だから、儂をみのがしてく――――」

【命乞いをするのは、老人だった。その右耳には、《58》と刻印されたピアスが着けられていて。しかし、老人の命乞いは、言い終わる前に止まった。口に銃口を突っ込まれたからだ】
――弱いなぁ、お前、本当にナンバーズかよ。

【侮蔑するように、言うメイドの言葉を受けて、老人の目に火が宿った】

『おぞあおがごごおぞぞおぞおおおおおおおおおお……』

【老人の足元から、腕が延びてくる。その腕は、メイドを吹き飛ばして】
【現れたのは、血まみれの貴婦人の格好をした、ゾンビであった。その名を《Bloody Mary》。ナンバーズ、サミュエル・シルヴェスターのアートマン】

「はっははは!!舐めるなよ、お嬢さんっ!この、私のアートマンを前にして、勝てると思うなッ!!行け、マリィ!」

【そう叫ぶと、アートマンはその両腕をごきり、ごきり、と伸ばしてメイドの首を締めようとする】
【メイドは、冷めた目で其れを受け入れた。ぎちぎちぎちぎちぎちぎち】
【首がしめられ、軋む音がするが。彼女の顔色は変わらない。すっ、と拳銃を構えて、引き金を引いた】

死にな、ツクリモノ。

【ど ご ん っ !】
【大凡、拳銃と呼ばれる物の出す音からはかけ離れた轟音が響き、アートマンの脳天が砕かれた】
【地面に崩れ落ちるアートマンは、それでもびくびくと蠢いている。しかし、メイドは傲然と歩き、その腕を踏み潰し、悠然と歩き、再度拳銃を構えて】

私が欲しいのは、その席≠ウ。いい加減地獄で隠居しな……ッ!!

【そうして、引き金を引こうとした瞬間、彼女の右腕が切り落とされる】
【バ ヂ  バ ヂ  バ ヂ  バ ヂ !】
【断面からは電流が漏れる。それは、彼女が人間ではないことの証明で】
【そして、其れを成した原因は、老人の短刀……、所謂スティレットと呼ばれるものだった】
【密に魔方陣が刻み込まれた其れは、血色の魔力を孕んでいる】

「クハ……ッ!呉れて遣るものか!!この位置は、譲らぬ!!若造などに、この位置はッ!!」

【そう叫び、メイドに襲いかかる老人。その速度は速い。だが、次の瞬間】

何時までも、席にしがみついてるんじゃねぇよ、降りろ。……さもなけりゃ蹴り落とす。

【メイドはそう言って、老人の胸元を睨みつけた。そして、老人が彼女の首を切り落とそうとした瞬間】

ビームアイッ!!

【ジュッンッ!】
【短い音が響き、老人の心臓が貫かれた。血が飛び散り、老人は地面に倒れ伏す……】

……は、この程度か、ナンバーズ。
マスターが、丁度いい≠チて言ってたが、弱すぎだぜ、アンタ。
まーいい、名前も知らねぇけど《58》。次からは、私が《58》だ。

【老人の耳から、ピアスを千切り取り、ハンカチに包んでポケットに仕舞い込み、メイドは地下に向けて歩いて行く】

//ソロールです、絡み不要でございます
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 19:00:59.58 ID:N3EMBxgRo
【地下室は、ガートルッドのラボ程ではないが、本格的な研究室で有った】
【邪魔な物等を壊しながら、歩いて行って。捜し物を見つけた】
【其れは、釘≠ナある。どう見ても、ただの錆びた五寸釘にしか見えないものを探していたのだった】

……コレ、か。マスターの言っていた、釘≠チてのは。
3本。とりあえず、持っていくか。

【コレもハンカチに包み、ポケットに仕舞い込むと。彼女は地下室を後にしていこうとするが】
【そこで、鎖で繋がれた一人の少女を見つけた】

<…………たす、け……て。お願い……っ>

【黒い髪に、泥のような色をした瞳の少女は、懇願する様に、そうメイドに頼んで】
【頼まれたメイドは、どうしようか、としばらく悩みこむ】
【良く見ると、少女の腕や足には鱗や羽が見える。マスターは、興味を持ちそうだな、とそう判断して】

名前は、なんだ、嬢ちゃん。

【そう、助ける前に、問いかけた】

<……アン、ジュ。私は……アンジュ>
そうか、良い名だ。

【4度の発砲音で、鎖は千切られて。衰弱の激しい少女を左腕しか無いため、肩で担いで地下室を去っていった】

……アンジュ。お前がこれから行くところは、多分地獄だ。
でも、死にはしない、それだけは保障しよう。それに、マスターに気に入られれば或いは――――。
<……研究なら、慣れている、から。大丈夫。…………有難う、えーと……>

【礼を言おうとする少女を抱え、歩きながら口を開く】

メアリー・シェリー。
カノッサ機関、ナンバーズ。


――――《58》だ。


【ばぁんっ、と扉に蹴りを開けながら、そう自分の名を名乗った】
【メイドは、堂々と正門から。三つの戦利品を抱えて、去っていったのだった】
【さて、コレを命じた主は、一体何を……?】

//ソロールです、絡み不要です。
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 19:04:44.21 ID:n4o64xSJo
>>421

む、むーっ!超からかわないでください!

【どうもその手の言葉に弱いのだろう──女の子らしい、という表現も可能ではあるけれど】
【兎も角少女は更に顔を赤くしてから、抗議するかのようにぶんぶんと腕を振る】
【最も、男に害を加えるつもりは全くないのだけれど】

……、望んで、ですか。そんな技術──あるんだ。
帰れないのは超問題ですけれど……機会があれば超その方法について超教えてもらいたいですね。
例え超一方通行であろうとも異世界を渡る力。それは超貴重ですから

──って、超探している人、ですか?
うぅん、残念ながら超心当たりはありません。ごめんなさい……

【「自ら望んで」】
【その言葉を聞き、ニット帽の少女は興味を示したらしい】
【にまりとした笑みや赤面した表情からは一変して──真面目な表情となったのは】
【少なからず。彼女も何らかの理由で異世界渡航の術を探していると言うことに他ならず──】

【そして、男の探し人に思い当たる知り合いはいなかったらしく。ちょっぴりしょげた表情で謝罪をした】
【消え入るように紡がれた謝罪の言葉──】
【それはきっと。虚ろな彼の瞳が、ちょっとだけ、怖かったから】


って、そんな冗談は超やめてくださいよ。
心当たりがないわけでもないんです。
最も──私が超攫われる可能性は日に日に超低くはなっていますけど

それはさておき、就職先とは「魔術協会」という場所です。
魔術を学び、研究をする場所です。
ここは水の国という場所ですが──その魔術協会は聖都という場所に超位置しています
地図程度なら、本屋さんにでも行けば超調べる事は可能ですからあまり詳しい事は今は語りませんけれど。
もしあなたが魔術師さんであれば、そこの超研究員として働けば超いい話です
異世界人ですから、異世界の技術を超有効活用して超すっごいものが超作れたりするかもしれませんし──
最も、剣士さんだったら超どうなるんでしょう……警備員さんとしても、超働けはしますけれど。。

【彼の冗談──不審者という冗談に対しては、ぶんぶんと首を振って抗議の声】
【どうやら彼女。この見た目で。この、溢れだす一般人オーラのくせして、攫われる可能性があるらしい】
【思考を広げれば、先ほど彼女が呟いていた「戦争」のキーワードへとその可能性を結びつける事が出来るだろうか】

【だが、彼女はすぐに再び首を振って。今度の話題は就職の話へ】
【この世界に来たばかりの彼にも分かるよう──】
【彼女は「魔術協会」というものがどんなところかを、比較的丁寧に説明をする】
【名前からして、魔術関連の組織であることは知れるだろう】
【学業も研究も出来る場所。イメージとしては大学に近いだろうか】

んっと──それに……人造人間、ですか?
うぅん……お話の中では超聞く単語ですが、強く興味を惹かれるかといえば答えはノーですね
個人的には人造人間よりもロボットとかの方が超好きですし──

…………ん?

【男から紡がれた言葉。「人造人間」……残念ながら、彼女は然程興味がないらしく】
【申しわけなさそうにゆっくりと首を振り──ぴたりと。異変を感じたのか。警戒の面持ちで、動きを止め】
【ゆっくり、ゆっくりと。赤い少女へ、視線を、移す】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 19:11:21.65 ID:GqAIYjsP0
>>423
【少女の飛ばした紙飛行機が向かう先、医者らしき影があった】
【案の定、その人物の額に紙飛行機が吸い込まれるかの如く突撃する】

――――‥‥あだっ

【当たった人物の容姿は】
【白衣に黒いトレーナーとジーンズ、180程の高身長】
【金髪にだるそうな藍色の瞳、左手に黒鞘の刀を持つ青年】

【服装から見て、ここの医者なのだろうか、それとも科学者か何かか】

‥‥あー、お前か?

【目に直撃とかなどの大惨事にはならなかったが、飛来したものが当たった個所に右手を当てて】
【辺りを見回し、少女と床に落ちて行くであろう紙飛行機の存在を視認して、手をおろした】
【「お前が投げたのか」という意を込めて、感情の起伏のない言葉を投げかける】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 19:17:24.29 ID:keLTfOvQo
>>427

……───いや、違う。

【しれっと嘘を付いた少女】
【かなりのポーカーフェイスなため、表情から嘘を見抜くのは難しいかもしれない】

【しかし、現在病院の窓から身を乗り出してるのは少女のみで】
【状況的に判断すれば、嘘を見抜くのはかなり簡単だったりする】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 19:25:51.88 ID:GqAIYjsP0
>>428
そうか、おかしいな
窓から身を乗り出してるいかにも「紙飛行機投げました」って状態の人間はお前だけなんだがな

【わざとらしく首を傾げ、嫌味っぽく語る被害者】
【無表情だから怒っているのかどうかすら分からない】

―――‥‥で、ホントのとこ、どうなんだ?

【もしかしたら、凄いイライラしてるのかもしれない】
【そう、少女に確認して】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 19:36:27.49 ID:keLTfOvQo
>>429

ええ……私だけど。
ごめんなさい……。

【嘘がばれると、あっさりと態度を変えて認める】
【一応謝罪はしたものの】
【片言ではないがあまり感情が篭っているとは言えないし、相変わらず無表情のままである】

……───紙飛行機、返して。

【片手を、青年の方へと伸ばす仕草を見せて】
【少女の病室は2階のため、返す気になったとしても少し面倒臭いかもしれない】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 19:37:44.42 ID:FuutSaOso
>>426

ハハハハッ―すまない。ついついからかいたくなってしまってね

【思った通りの反応に満足するかのように、右手で腹を抱えて低い笑い声を響かせた】
【悪戯好きなのか、おっさんにしては中々お茶目なのか】

うむ。大がかりな装置を時間を掛けて一生懸命作ったみたいだよ。残念ながらその技術を私は知らないが
そうだな、いずれ異世界を自由に行き来できる装置が出来てもおかしくはない
何かしらの現象で飛んでしまうことだってあるし、それが解明されれば、可能かもしれないね

そうか。仕方ないことだ。謝る必要はない
どうした?顔色が優れないようだが…

【この男は何に関わる者なのだろうか。『みたい』という言葉からは、彼が作ったものでないというのは確かだが】
【それを使って転移する許可をもらえるほどに地位が高い者、とも頭の回転が速い者なら導き出せるか】
【だが残念ながらその技術は彼すら知らなかった。だから、彼は彼なりに―実は即興の―考察をして見せた】
【淡々とした説明ではない。親しいものに語るような、そんな口調】

【表情と声が一気にテンションダウンしたのを見逃さなかった。それは自分の所為とは知らず】
【相変わらずの、まるで焦点が合っていないかのような虚ろな眼を向けて、彼女を心配するだろう】

んん?攫われる可能性のある人物なのか?大物だ
何かの要人かな?偉い組織の娘とか、偉い参謀とか

魔術教会――ね。一度…行ってみることにするよ

【思いついた例を適当に出して、やっぱり、からかうような口調で】
【前者はともかく、後者はあながち間違ってもいないだろうかと、彼は考えていた】
【攫われる可能性があるほどに、優秀な魔術師だろうかと】

【そして、彼女の丁寧な説明をそのままメモ帳に走り書きする】
【時折、重要そうな単語をポツポツと繰り返しながら】
【小さく、聞こえるかどうか怪しい程の音量でくくくっと、嫌な響きの低い哂いをしたような――】
【書き終えれば、メモ帳をパタンと閉じて】

どうもありがとう、お譲さん

【と大げさな手振りをつけて、一礼するだろう。にんまりと笑って】

そうか、興味はない――か
――機械の一切入っていない、純粋な人間を作りたいとは思わないか?
冷たいロボットではなく、温かみのある人間を
そうすれば死んだ――――………少し熱くなってしまったみたいだ。申し訳ないね

【一瞬、早口になり説くように語りだすが、余計なワードが出そうになったのだろう】
【無理矢理出そうになった単語を飲み込んで、小さく謝罪した】


―――くそ、いけない

【小さくそう漏らすと、赤い少女の方へと駆けよって頭を撫で始めるだろう】
【そうしたならば、スッと黒い魔翌力は彼女の体の中へすっ込んでゆくだろう】


/ごはん食べてきます!
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 19:42:54.76 ID:+jv16/Fvo
【公園】

【ベンチに座る一人の少年】


【曇り無い黒い瞳に、ぺったんこの黒い髪。黒い学生服をキッチリと着ている】
【身長は165cmほどで、見た感じの年齢は、15歳前後といったところである】
【腰に、ホルスターを2つ付けて、中に、1丁ずつ銃を入れてある】

【ポケットから、携帯端末を取り出し、それからは完全に携帯端末の画面へと釘付けである】
【携帯端末を見て、少ししてから、えっ!と公園中の響くような声を出してから画面を二度見】

【何かあったの?とかいう小さめの声が少年の腰、ホルスターから聞こえる】
【人影は今のところ、少年の1つである】

【少年は、携帯端末をポケットへと戻してから、体を前に屈み、手を前で組む】
【衝撃的なことでもあったのだろう。その証拠に少年の表情が、強張っている】

(森島さん、対機関連合辞めるの?え?まじ?うそだろ?)
(本当だと、仮定して、理由は…多分卵だ、卵のせいだ。連合員の人は…知ってるのか…?)
【あー、もう!と、誰への怒りか分からない声を出してから、ベンチの背もたれへと、体を預ける】
【どうしたの?とか、何かあったのか?だとか、そんな声が腰から聞こえるが、一向に耳を傾けず】

【そもそも、少年しかいないのに、声が3つ聞こえたり、公園でうるさかったり、突っ込みどころは色々とある】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 19:50:27.28 ID:GqAIYjsP0
>>430
‥‥何だ、もうちょい粘るかと思ったんだが
まあ良かった、面倒だしな

【「分かった、許す」と適当に返すことで、紙飛行機の件は水に流された】
【どうやら謝ればそれでいいらしく】

え゛

【少女の要望と動作に、露骨に嫌そうな顔をする】
【大げさにため息をついて、面倒そうに紙飛行機を拾い】

‥‥キャッチしろ

【――怪我人に対して、やさしさもいたわりもない命令】
【紙飛行機を人差し指と親指でつまみ、投げる準備を整える】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 19:57:33.45 ID:n4o64xSJo
>>431

むぅ……なんだかどこぞのもやしを超彷彿とさせる行動です

【その反応が気に食わなかったのか。或いは単純に拗ねただけなのか】
【少女はまたもや唇を尖らせ、ぷいとそっぽを向いてしまう】

────?
ふぅん、超御自身で作られたというわけでは超無さそうですね
超残念ですけれど……知らない以上は超これ以上の質問は超無意味ですね。
……確かに、世界を渡る術が開発されても超おかしくはありませんけれど

【どうやら今の少女はそこまで頭が回らないらしかった】
【それは偏に、彼女の意識が「男の地位や正体」よりも「異世界渡航術」に向けられていたからだろう】
【更には、方法を知らなければ渡航術に関する話は意味がないとぬかす始末】
【──きっと、自分で編み出すつもりはまだないのだろう】
【「知れたらラッキー」──その程度の意識であると、彼なら分かる事が出来るだろうか】

【向けられた心配の言葉に対しては、ゆっくりと首を振り】
【「超、なんでもありません」──そういって、作り笑いを浮かべることだろう】

んふー、超あたったら飴ちゃん1個プレゼントしますよ。

協会は基本的に誰にでも門戸を開いてます。要は超誰でもウェルカムってことですね。
あなたが気に入る場所である事を、超お祈りしておきます!

それと、自己紹介が超まだでしたね。私は南雲利織(なぐも かがり)っていいます!
お察しのこととは超思いますけれど、魔術協会所属の超天才魔術師です!
所属班は魔導具開発班ですね。以後、御縁があれば超よろしくお願いします!

【誘拐に関する話題は、そんな風に適度にあしらい】
【協会の話に対しての〆と、己の自己紹介を彼女はした】
【その話の間中。彼女は常ににまりとした、子供っぽさを覚えるであろう悪戯な笑みを浮かべていて──】


……、人間が、人間を作る、ですか。
個人的な感情ですけれど──私は、あんまりそういうこと、超好きじゃないです
あなたのことを、超否定するわけではありませんけど、ね

【だが、その悪戯笑いはすぐに消え。困惑するような表情へと変わる】
【どうも彼女は、人間が人間を作るといった好意をよくは思っていないらしい】
【魔術師ではあるが、その辺りの価値観は一般人の其れに極めて近いのだろう】

…………?
今のは──?

【そして、すっと消えた魔力に対して。或いは少女と男の関係性についての疑問を抱いたのだろう】
【少女──南雲利織は、不思議そうな表情を浮かべてかくりと首を傾げた】

/了解しました!
/こちらも夕食作ったり食べたりで次遅れるかもしれません
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/04/19(火) 20:01:13.46 ID:LcC3XXgAO
>>432
【ざりざりざり、と、荒っぽい足音を響かせながら、何者かが少年の背後から接近してくる】
【気配を少しも抑えようとしていないことが判るだろうか、ベンチのすぐ後ろまで近付くと足音は止み】

――おもしれェ雑報でも、あッたかい?

【代わりに、棕櫚皮の覆面で全貌が覆い隠されてしまっている頭部がぬうっと出てきて】
【あらゆる突っ込みどころもお構いなしに、少年の持つ端末の画面を覗き込もうとするだろう】

【もしも少年に、或いは少年とは別の声の持ち主に、“感知する力”があるのならば――】
【その人物の身体の到る箇所から、“黒い魔力”が微かに漏れ出しているのを感じ取れるかもしれない】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 20:05:05.09 ID:keLTfOvQo
>>433

……いや、無理。

【キッパリと断る】
【その後、包帯でグルグル巻きになった両手を男へと見せ】

でも……部屋の中に、投げ入れてくれたら。

【流石に、部屋まで来いとは言わない】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 20:12:43.42 ID:GqAIYjsP0
>>436
大丈夫だ、俺はお前を信じている
お前ならきっと出来るはずだ

【初対面でコイツは何を言っているのか】
【だが、少女の両手を見て、キャッチさせることは諦めたらしく】

‥‥ハァ、しょうがない、ほれ

【紙飛行機を、軽く部屋に向かって投げる】
【何者かの阻害とかが無ければ、そのまま部屋の中に入るだろう】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 20:19:30.05 ID:+jv16/Fvo
>>435

うお、っうわっ!?
【何が言いたいのかよく分からない悲鳴を上げてから、携帯端末は、少年の両手の上で飛び跳ねる】
【っととと。と言うのと同時に、両手で、携帯端末を掴んでから、乱暴に、ポケットへと携帯端末を突っ込む】

おもしろい情報何てありませんよ!
【突然現れた男性か、女性かも分からない人物に、若干の怒りを交えながら、大きめの声で叫ぶ】
【はぁ…と明らかに、他者を不幸にしそうな、溜め息を吐いてから、再び現れた人物を見て、びくり、と体を震わせる】

(…どうしよう。この人この格好だから、何か怖い…勢いに任せて怒鳴っちゃったけど…)
「顔見せてくれよ!」
【突如響き渡る、腰からの声。少年ソレとは明らかに、違っており、それを隠すがために、少年は、両手を体の前へと出して、必死に振り続けている】
【そして、内容は、凄く失礼だが、その声はとても純粋で。そして、声の出所は、どうやら少年の腰のホルスターらしい】

【どうやら、この少年と、喋った銃は魔翌力に気づいてないらしく、だが、それを感じる「モノ」が1人、いや1丁】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 20:22:12.69 ID:keLTfOvQo
>>437

……。

【無言で、飛んできた紙飛行機に向かって手を伸ばす】
【どうやら、キャッチしようとしているみたいだが──】
【上手く出来ず、紙飛行機は伸ばした手によって弾かれた】
【そして、部屋に入らずそのまま地面へと落下していく】

……信じてくれたけど、出来なかった。
次こそキャッチするから……もう一度、投げて。

【無表情で、そんな事を言い放つ】
【少女の両手の怪我はかなり酷く、キャッチなど殆ど不可能なのだが】
【青年はこの事実に気づけるだろうか】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 20:28:53.16 ID:FuutSaOso
>>434

そうだ。残念だが諦めてくれたまえ
まあそれができたころには私たちはとっくに墓の下だな。この世代の者はいないだろう
ゾンビや凍結保存は知らん

【喰いかかるように質問をしてこない彼女を見る限り、まだその時ではないのだな、と理解した】
【軽口を叩きながら、この少女ならそれを作りだせるのを早めることが出来るのではないのだろうか】
【それほどの資質がありそうだと、直感で、なんとなくではあるが、そう感じた】

飴ちゃんか――
出来れば青い青いオーシャンスプラッシュネービーブルーハワイ味がいいな

【なんですかそれ】
【とにかく、あしらわれた、ということは図星だったかと思考しつつ】

そうか、私みたいなやつでも歓迎してくれるのだな
うむ。どちらにせよ一度行ってみるよ、その時は案内してくれたまえ
君みたいなかわいい子が案内人なら大満足だ

【ニヤリと笑って、おっさんが言うとダメな気がする言葉を繋いでゆく】
【少女の反応も狙っているかもしれないが、流石にもう反応してくれはしないか】

【そして】


超天才魔術師の利織ちゃん、か。覚えたよ
私は…そうだな

レゲンス、とでも名乗っておこうか


【短く簡潔に自己紹介をするだろう。支配者の意味のその単語は、一体どういう意図があるのか】
【それは“まだ”彼しか知らない】

くく…そうか、まだわからないか
君にももしかすると、その素晴らしさがわかる日が来るかもしれないよ?

【意味深に紡ぐその表情は今までと違うものになっていた。野望に燃えるかのように、眼をギラつかせた】
【だがそれも一瞬。さっともとのお茶目なものに変わるだろう】

―――――――………

【―――その疑問にはニタリと顔を歪ませるだけだった】
【利織の様子で疑問を抱いたのはわかっていた、だが彼はただ沈黙するのみだろう】


………抑えられないのか?

「…………………………」

【赤色の少女に、まるで実験体を見るような目つきと口調で尋ねる】
【彼女はそれにこくりと頷くと、また人形たちと戯れようとするだろう】
【相変わらずの無表情で、相変わらず一言も発さずに】


/了解です!ゆっくり食べてらっしゃいませ!
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 20:31:51.69 ID:GqAIYjsP0
>>439
―――‥‥あ?

【少女のやろうとしたことを、訝しげに見つめる】
【――もしかして、取ろうとしたのか】

‥‥‥無理はすんなよ?

【少女の手に視線が行きつつも、紙飛行機を取りに歩く】
【詳しくは良く見えなかったが、あれではキャッチ出来ないのではないか】
【そう思いながら、拾った紙飛行機を構え、最初の位置に戻り】
【少女の居る部屋へと、紙飛行機を投げた】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [sage]:2011/04/19(火) 20:39:17.92 ID:LcC3XXgAO
>>438
/本当に申し訳ありません、文章消えてしまいましてもう暫くお待ちいただければありがたいです
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 20:39:51.86 ID:+jv16/Fvo
>>442
/だいじょうぶですよー!気にせずに
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/19(火) 20:40:38.94 ID:kn95EIrAO
【裏路地】

【古びたコートを身に纏い、左腕に術式が刻まれた包帯を幾重にも巻き付けた】
【闇夜のような漆黒の髪と、星光のような金色の瞳を持つ小柄な少女が、裏路地の片隅に座り込んでいる】

……お腹が減り過ぎて痛くなってきた。

【きゅぅううう、と、腹の虫の鳴く情け無い音が少女から響く】
【だが、今の少女にはそれを恥ずかしがる余裕すら無かった】

……誰か、通らないかな。
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 20:40:47.20 ID:keLTfOvQo
>>441

……問題ない。

【そう言ってキャッチしようとするが、やはり出来ない】
【良く見れば分かるだろうが、指先が殆ど動いていないのだ】

(思うように、身体が動かない……。)

次は……取れる。

【最早意地になってるらしく、もう一度要求する】
【弾かれた紙飛行機は風に揺られながら、青年の近くへと落ちるだろう】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 20:44:21.34 ID:/ffMyslSO
>>412
/遅くなりましたっ、すいません護中身ここに帰宅いたしました―!
/今返信書きます
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 20:48:36.74 ID:GqAIYjsP0
>>445
‥‥‥そうかい

(‥‥指、動いてねぇじゃねえか、アイツ)

【やれやれ、と近くに落ちた紙飛行機を拾う】
【拾う作業にも少し慣れてきて】

‥‥投げるぞ

【少女に合図して、紙飛行機を投げる】
【真っ直ぐ飛んでいく飛行機、狂う事無く部屋へと飛んでいく】
【今度こそ取れるか、と淡い期待をして】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/04/19(火) 20:54:30.68 ID:LcC3XXgAO
>>438
ふゥん、じゃあ面白くねー上に相当不幸なモンだッたのかなア……

……つーかそれよりお前な、そんなにビビらないでくれよなァ
確かにイキナリ声掛けたのは悪かッたけどよォ、わたしの恰好ッてやッぱこえーのか?

【クク、と喉から低い笑声を零しながら、仮面の人物は腕を組む】
【仮面の他には、真っ黒な着流しを纏っているだけと実にシンプルな恰好である】
【そんな奇異な風体の人物は、どうにも少年が怯えた様子に見えたらしく】
【先から変わらぬ飄然とした態度で一つ、問いを投げ掛けて】

で、“顔を見せろ”――だとォ?
モノを頼む時はソレ相応の態度ッてモンがあるだろォが
ッたく仕方ねーヤツだな、ちょッとだけだぞ?

【ホルスターから飛び出した要望に、彼奴は悪態を吐きながらも、仮面を半分持ち上げて応えてみせた】
【そうして現れたのは、非常に中性的で、かつ悪人染みた凶悪な面相……一言で表すと“恐い”】
【唐紅の瞳は刃物の如く鋭い眼光を湛え、肩辺りで尼削ぎにされた黒髪は何処となく重い色】

ハイ、終いだ。わたしが顔を見せたンだからよ
今、“誰”が喋ッたのか教えてくれよなア

【言葉通り少しの間だけ顔を晒すと、実に興味深そうに問うた】
【どうやら、今のところ彼奴に、少年らに対する害意は無いらしい】

/お待たせしました
/夕飯が近いので再び遅れるかもしれません
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 20:54:32.01 ID:YuzCImNy0
>>446
/了解しましたー。今日も宜しくお願いします
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 20:59:12.56 ID:keLTfOvQo
>>447

(───……今度こそ。)

【気合充分といった感じで、飛んでくる紙飛行機を取ろうとする】
【しかし気合だけで何とかなるのであったら、誰も苦労などしないわけで】
【またも、紙飛行機は少女の手に弾き飛ばされる】

…………次……。

【僅かに苛立った声を出す少女、納得行かないのだろう】
【指が全く動いていないわけではないので】
【何度もトライすればいつかは出来るだろうが、その一回がいつになるのやら】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 21:02:32.39 ID:N3EMBxgRo
【水の国、統一征斗会科学部第十三研究所《ガートルッドの科学魔城》】
【辛気臭いその研究所の入口に、一人のメイドが立っていた】
【右腕が根本から失われている以外は、完璧なメイドだ】

……ったく、マスターはよぉ。
腕作るから、仕事に戻れ、って鬼畜かぁ、オイ。

【今日の仕事は、警備であった】
【誰か客が来れば、すぐに来るだろう】

//アーガイルの人との予約絡みですー
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 21:07:46.01 ID:Evh+EvLMo
>>451
【辛気臭い、その科城に】
【影を作るのは、ゴリラのように大柄な男】
【安っぽいジャケットに、何処のブランドかも解らない奇妙なロゴ入りの衣類に身を包んでいる】
【六尺以上は優に超す体躯に、筋肉の鎧を着せて、男は入り口に現れて】

邪魔す――どうした、何かあったのか。

【メアリーを見るなり、明らかに前と違う点を、指摘して】
【そういう男の脇腹にも、血の滲む包帯が、巻かれているのだが】

……それは兎も角、ガートルッドから連絡を受けて来たのだが。

【依頼した品を、取りに来たのだろう】

/ではよろしくお願いします!
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 21:11:12.47 ID:N3EMBxgRo
>>452
……おう、アーガイルか。

【ひょこっ、と無事な左腕を上げて会釈する】
【頬の外装等にも日々が入り、中の金属装甲がちらちらと見えているだろう】
【外装は完璧に人間であったが、彼女がやはりロボットで有る事をそれが分からせる】

ま、ちょいとマスターの頼まれごと、でね。

【細かいことは言えない】
【まさか、カノッサ機関のナンバーズを殺して自分が後釜に収まった、などとは】
【そして、その用事を聞くと】

こっちだ。

【と言って、振り向くこと無く先導してくだろう】
【ムダに広い研究所の3階まで、連れていかれるはずだ】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 21:11:54.78 ID:/ffMyslSO
>>373

言われればそうですね。……――分かりましたよ。

【疑ってばかりでは、話は前に進まない。と察して、この話題はここで切られる。】
【一応、いざというの時の為に、唯一この場で自分の身を護れる物――…ナースコールのボタンはその手に握ってられているが】


……あぁ、本当に歯痒くて仕方ないどすよ。

【何も出来ない、】
【入院したのは、誰にも話していない、話せていない】
【誰か……――来るのだろうか、】
【仲間の誰かが見舞いに来ない限り、事態は動かせない】
【このベッドから何も身動き出来ない。】


違います……よ……殺さなくても救う事は…出来るんです。

【護は、卵の孵化した人間と、分かりあえた事例を自ら体験している】
【友人に戻る事は出来ている……っ】


/よろしくお願いします!
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 21:12:48.94 ID:+jv16/Fvo
>>448


【ええ、と歯切れの悪い、相槌を短く返してから】

そ、その仮面とか……
まぁ……怖いです……
【馬鹿なほどに、正直に答えるが、目を会わそうとしないのは、やっぱり怖いからだろう】
【でも、やっぱり最後は怖さに耐え切れずに、早々と話を切り上げる】


「おー!ありがとな!」

ごめんなさい……

【先程と変わらずに、威勢の良い声を放つ銃と、深く頭を下げる少年】
【少年が顔を上げてから、見た光景はなかなか衝撃的なモノだったが、決して口には出さず】
【前述の通り口には出していないが、目には、怯えだとか、恐怖だとか、そういった感情が混ざっていて】

あ…やっぱり分かりましたよね。えっと、コレ、喋る銃です
「白口っていうんだぜ!よろしく」
『さっきまで黙ってたけど、後1人、いや1丁って言い方が正しいのかな?口黒だよ。よろしく』

俺は、対機関連合の、宮本重太郎です

【隠し事については、最早隠す気がなくなったのだろう。この少年は、とっとと諦めて、銃の紹介へと移る】
【先程から喋っている銃については、喋る以外にコレといった特徴は見られないが、先程、魔翌力を感知した銃。口黒は、空気中の魔翌力を吸収していて】
【銃の自己紹介ついでに、所属組織と名前を言う少年】
【正義組織の人は、先程見ていた情報が、集積情報という事が分かるかもしれない】

/了解しました
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 21:14:09.85 ID:Evh+EvLMo
>>453
…そうか、お互い大変だな。

【僅かに顔を歪めて疑問に思うも、元々人相の悪い顔な為変化は解り辛く】
【男の方からは、それ以上の言及はなかった】
【メアリーの後へ着いて行き、問題なく三階へ到達するだろう】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 21:14:16.44 ID:+jv16/Fvo
>>455
/おうふ、ミスです。
俺は対機関〜のあとに、よかったら名前を教えてもらってもいいですか?
を追加です
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 21:14:45.65 ID:/ffMyslSO
>>454
/訂正
/どす。…て何だよ……です。に脳内訂正して下さい。
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 21:18:17.76 ID:GqAIYjsP0
>>450
‥‥お前、いつまでやるつもりだよ

【呆れているということが聞いて分かる声だ】
【だがしかし、ここまで来たら取れるまでやるという気持ちもあったりしないでもない】
【紙飛行機を手に取り、また発射準備をする】

‥‥今度は取れよ

【紙飛行機を、お決まりのその部屋へと投げる】
【そろそろ疲れて来たのか、その動作の後息を吐く】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 21:19:12.85 ID:N3EMBxgRo
>>456
マスター、入るぞ。

【ノックもせず、ばんっ、と乱暴にドアを開けてガートルッドの所長室に入る】
【メイドとしちゃアレだが、まあやる時はやる、問題ないのだろう】
【所長室は、凄まじい光景であった。そこにあったのは――――】
【椅子、机、書類、棚。以上】
【到底、その手のトップの部屋とは思えないほど簡素である。部屋の容量の2割も使っていないのではないだろうか】

「……作った。見る?」

【挨拶もせず、ガートルッドはアーガイルを見ると、そう言い放った】
【指をぱちん、と鳴らすとガートルッドの傍らの床が反転し、箱が出てきた】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/19(火) 21:19:19.83 ID:oOhr9JJn0
>>444

【とん とん とん―――】
【規則正しい、木を突付くような足音を帯び】

…………、……。。。

 【現れた影形、齢にして14ほどだろう女のそれで】
 【降り積もった雪にも似た真白な長髪を三つに編んで、一房ずつ両サイドに垂らし】
 【赤縁のアンダーリム越しのは淡い緑、紅のリボンを黒いワンピースの胸に】


【そんな風采の少女は――へたりこんだ小さな姿を見留め】
【ほんの何秒か。肩越しに三つ編みを握り、考える素振りを見せると】

……話……、否。
ひとりごとを聞かせてもらったぞ、君の

【どこか事務的な印象を与える、淡々とした声を紡いだ】
【会話をするのに適する距離から、少しだけ】
【「遠い」と感じられそうな位置まで足を運んで】

――腹を満たすのに、足りないものは何だ、
金銭か土地の情報かまたは別の要因か?

分からないなら、そこで死んでいると良い
路地裏の死体ならば、よほどで無ければ無駄にはならないから。

【低空飛行な声が、冷たい剣呑さすらを伴うような――】
【悲観的な言葉を交え問うだろう】
【頭の上から、重さを持った視線が降り注ぐ】

【尤も。攻撃の予備動作らしき物は見受けられなかった】
【善意かは兎も角、答えを聞く気はあるらしく】

//イマスカー・ザ・マーダー(1871〜???)
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 21:24:08.39 ID:Evh+EvLMo
>>460
【乱暴に開け放たれた扉、その先に見えた簡素な部屋】
【まるで無駄を極限まで省いているような――いや、或いは…?】

ああ、見せてくれ。

【床から出現した箱は、男の抱いた疑問を解消する鍵となるだろうか?】
【研究者の部屋にしてはあまりに綺麗するぎる部屋の秘密は――?】

……機能を収納≠オているのか?

【部屋から箱へ視線を移しながら】
【男は、ポツリと疑問を呟いた】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 21:26:57.39 ID:zo+dtQ6SO
【人気の無い公園】

【かりっ ぱちっ  かりっ ぱちっ】

【奇妙な音が公園に響く】
【音の発生源は、ベンチに座った14〜5歳程に見える少年】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

【更によく見れば、少年が「自分の爪を噛み切って短くしている」事もわかるだろう】


【ぺっ】

【ひとしきり噛み切った爪を吐き出し、備え付けのごみ箱に捨てる】

【元々座っていた所に座り、爪の端を少しかじり形を整える】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 21:27:02.62 ID:YuzCImNy0
>>454

…………ま、どうせそう遠からず、おめぇらとは殺し合う事になるんだ……
今日はお預け食っても、止む無しだなぁ…………
俺らの敵はお前らだけじゃねぇし、お前らの敵だって、俺らだけでもねぇんだろ?

【今この場で戦う事が出来ないのは確かに残念だが、それでも、互いに雌雄を決する時は、もうそう遠くもないのだろう】
【本当なら、こんな状況など無視して殺し合いたい――――口調は、露骨にそんな欲求を訴えていた】

…………ほぅ、言うねぇ…………
その為に何十人巻き込む気だ?
その1人を止めるために、何十人を巻き込む?
1人と分かり合う為に、10人を巻き込んで、10人の怒りはどこに持っていけばいい?

【甘い。ガルンロードから見て、護の言葉は正に甘言そのものだった】
【常に刹那的な快楽に身を委ね、自身の殺人衝動に従い生きてきたガルンロードにとって、世の中の汚さなど、腹の底まで浸って思い知っている】

――――おめぇだって分かってんだろ。機関が狙うのは、そういうスパイラルで世情を混乱させる事だって
殺さず救われた『卵』の被害者は、どれほどの恨みを買うと思ってる?
どれほどの罪悪感を抱え、どれだけの人間に『死んで償え』と後ろ指を指されると思ってる?
…………墜ちちまった人間は、悪い夢から覚まさせる前に、死んだ方が幸せなんだよ…………

【『卵』があったんだから、心を闇に染めたって仕方がなかった。理屈では、誰でもがそう言ってくれるだろう】
【何しろ『機関』のばら撒いた悪意の破片。それは今や誰だって知っている一種の『常識』だ】
【しかし――――――――実際に巻き込まれた人間はどうだろうか】
【『卵』に狂わされた一人の人間がいたとして、それに10人の人間が巻き込まれたら】
【10人のうち、2人も『許せない』と思えば。悪意は『卵』を超えて拡散していく】
【それをさせないためには、悪意の矛先――――『卵』の被害者に死んでもらうより他は無い】
【それこそ、犠牲を最小限に抑える『ベストの選択』――――ガルンロードはそう言って、水を向ける】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 21:27:15.82 ID:keLTfOvQo
>>459

取れるまで……。

【そう言って取ろうとするが、やっぱり取れない】
【いつも紙飛行機に触れるところまでは行くのだが】
【指がうまく動かず、掴めていないのだ】

…………取れない。

【流石にここまで失敗するとへこたれた様子で、次を促さない】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 21:29:11.31 ID:n4o64xSJo
>>440

冷凍睡眠(コールド・スリープ)はフィクションの世界ではよく見られる方法ですけど──
あれは単純に対象者を永い眠りにつかせるだけですからね。根本的な対策には超なってません
それに、目覚めたら未来ですけど、過去には超戻れないし異世界に超行けるってわけでもない
ま、私たちが死ぬ一歩手前くらいには開発されてることを超期待します。

【相手がそんな感想を自分に抱いていることは全く知らず】
【利織は未来への期待の言葉で、この話題を締めくくる】
【その心中では。いつかとある異世界人の友人を、元の世界に戻せる日がきたら──なんて】
【そんなことを、微かに考えていたのだけれど】

わかりました。超ハッカ味ですね

【 こ れ は 酷 い 】

学ぶ事や研究する事を止めれる人は超いません
例えそれが超極悪人だって、超犯罪者だって、超関係ないです。
何かを知りたいとすることには、超罪はありませんから。
んふー、お褒めの言葉超ありがとうございます。
お礼に、魔術教会に来る時は超日曜日をおすすめします。
図書館裏の移動販売のアイス屋さん、美味しいんですけど日曜日にしか超こないので

【彼の予想通り、流石に戯れの言葉に対する耐性は出来てしまったらしい】
【にま、とした悪戯笑いを浮かべて。彼女は喜んで案内役を買ってでる】
【もしかしたら、案内ついでにアイス奢ってもらおうだとかそんなことを考えていたのかもはしれないけれど 

レゲンス、レゲンスさんですね
超よろしくおねがいします!

【相手の名。その意味に気づかぬまま──利織はにまりとチェシャ猫の笑みを浮かべて挨拶をする】
【学がないというわけではなく。純粋に、気付かなかったのだろう】
【紙の上では知っている単語も。こうして、「名前」として音に出されると途端にその意味を見失ってしまうものだ】


う、うーん、超そうでしょう、か──?
でもでも、利織ちゃんはやっぱりロボットの方が好きです。

────、…………そういえば、その子の名前は?

【鋭く光る瞳。歪んだ表情。変貌する口調】
【それら全てが。利織にとっては怖いものに感じたのだろう】
【ちょっとだけ不安そうな、恐々とした表情を浮かべながら】
【人形と戯れる赤い少女を見て。それから再び、レゲンスを見て】
【利織は、そっと問いかけを紡ぐ】

/ただいま戻りました!
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/19(火) 21:33:29.39 ID:kn95EIrAO
>>461

足りないのは、お金。
働き口なんて当然無いし、裏路地の死体の財布を漁っても、既に取られているし……万策尽きた状態。

と言う訳で、奢って。

【初対面の人間に、何一つ躊躇う事なく『奢れ』と言ってのける少女】
【性質の悪い冗談、何て事は当然無く、本人は真面目に言っているようだ】
【己の生死が掛かっているのだから、当然と言えば当然なのだが】


そうすれば、わざわざ裏路地で死にかけている人に声を掛けてくれた親切な人に――

【言葉を区切り、少しだけ時間を置いて、じ、と眼と眼を合わせ、言葉の続きを紡ぐ】

――危害を加えずに済むから。

【そして、最後に付け加えられた言葉の意味は、きっと、少女の想像通りの筈だ】

//まだいますよーっ
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 21:33:58.54 ID:N3EMBxgRo
>>462
「……ん」

【そう言って、箱の蓋を開き、腕を突っ込む】
【腕を引きぬくと、そこから箱が出てきた。腕を突っ込んだ箱より大きい箱だ】
【倉庫や研究室と直結システムを組んでいるのだった】
【蓋を開けると、4つの輪が入っていた。外装は極力シンプルなつや消しの黒】
【比較的太めである】

「これ」

【そう言って、輪を差し出すだろう】

「……腕と、足に。付けて。そして、Open、って言えば、空間の……扉。開く、から。
そこから、出したい物の名前を呼べば其れが出てくる。…………Open状態なら、物は、突っ込める。
で、空間、閉じる、なら……。Close、って言えば。閉じる……。OK…………?」

【実演、とばかりに、彼女は白衣の右袖を捲る】
【その腕にも、同じような輪が着けられていた】

「……Open」

【そう言うと、腕輪の周囲に空間の歪みが生じた】

「《Hecatoncheir》」

【そして、現れたのは、巨人だった。2mほどの異形だ】
【頭部には、複眼型ヘッドギアを装着。腕は根本から存在しないバケモノ】
【ガートルッドの開発物≠ナある。中に一体だけ収納してみていた】
【バケモノは、沈黙を保っているが威圧感がたっぷりである】

「……ま、あ。…………これ、くらいは。できる。
………………あと、………………自爆…………・……機能、つき。…………何時でも、自爆…………できる」

【自爆オチはガートルッドの開発物に必須であった】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 21:36:17.16 ID:GqAIYjsP0
>>465
‥‥俺が悪かったよ、だから無理するな

【「信じている」などと言ったことが原因かもしれない、そう推測して】
【落ちた紙飛行機を、拾いに行く】

‥‥ま、今取れなくてもいつか取れるようになるさ
無理しなければの話だが

【取った紙飛行機を手でつついたりしながら、なだめるような口調で語る】
【部屋の方を見て】

まだ続けるか、それとも早く治すために安静にするか
どうするんだ?

【少女がどう答えるにしろ、投げるための準備をしておく】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/04/19(火) 21:42:14.23 ID:LcC3XXgAO
>>455
ァあ、コエーのかァ。道理で怯えてるようには見えたが……まァ仮面はどうにかなるとして
中身の方は生まれつきだからなァ、どッちかと言やあ隠しとくのがイイか?
お前を怖がらせるにゃあ、ココで顔を晒すのもイイかもしれんが……

【少年の素直な返答に、仮面の人物は弱ったように自身の頭を軽く叩く】
【気遣っているのか弄んでいるのか、小さく笑いながら事もなげに冗談を呟いて】

オウ、喋る銃の白口、口黒に、対機関連合の――……ァん?

【名前を復唱する途中で、何やら思い当たる節があるかのよう首を捻る】
【暫く悩ましげに唸れば、唐突にベンチを回り込んで少年の前に仁王立ち】

……対機関連合の宮本、ッて言ったなア?
もしかしてェ、さッき見てたのは“集積情報”――ッてヤツか?

【ずい――と身を乗り出して、声のトーンを一段階低くしながら重太郎へと問い掛ける】
【彼奴の飄然たる雰囲気は一転……暗く重い陰を落とし、ことの重大さをにおわせつつ――】

……わたしもな、一応だが対機関連合に所属してンだ。パッセルッてヤツの代理でな
銘打たれた名は“玖雀”。クジャクと呼べ、同僚

――ソレで、一体何を見た、宮本?

【もし重太郎が、件の集積情報を隅々まで確認しているのなら】
【其処にパッセル≠ニいう名前があったことを確認しているかもしれない】
【その代理人だと言う人物・玖雀。内に潜む“黒い魔力”が、僅かに胎動する】
【魔力を感知した口黒ならば、その正体が判別出来るだろう――紛れもなく、哲学者の卵≠フものだ】

/ただいま帰りました!
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 21:45:41.93 ID:Evh+EvLMo
>>468
成る程、シンプルだな。

【受け取った輪を、両腕に嵌め】
【残る二つは、一度レッグ≠外してから、足首に付ける】
【カチャン、カチャン。と再びレッグ≠装着しなおして】
【ふと、顔を上げれば】

……大したものだ。

【睨めっこ、睨めっこ、顔逸らした】
【調子を確かめるように輪を触りながら、ガートルッドの話を聞いて】

自爆…機能?
ああ、いざと言う時は確かに、便利かもしれないが…

【一応同意はするのだが、多分ガートルッドの考えているような使い方ではないのだろう】
【レッグ≠仕舞ったり出したりして、調子を確かめ終わった後、アーガイルは彼女に向き直り】

感謝する。これならば互角以上に渡り合える。

……とろこでガートルッド、気になっていることがあるんだが。

【そうして、太い指がガートルッドの身体――セーラー服を指し示すだろう】

お前は学生…なのか?
歳は幾つだ?

【何やら興味がありそうな表情で、そう聞いた】
【対する男は、とても学生に見える顔では無く、酒も煙草も嗜んでいそうな人相であるが】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 21:48:08.95 ID:keLTfOvQo
>>469

別に、貴方は悪くない……。
悪いのは……取れない、私。

……直ぐに取れなきゃ、意味が無い。

【怪我している自分がもどかしいのだろう】
【数秒、視線を地面に落とし】

───……もう一度、だけ。

【このまま終わらせるのも悔しいのか、ラスト一回を要求する】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 21:52:02.63 ID:N3EMBxgRo
>>471
「無駄な装飾は好まない」

【短く言葉を返す。ガートルッドの開発物は、基本的に洗練されたデザインではあるが、装飾は最小限である】
【それは、装飾には意味が無いと思っているからで、必要がなければ装飾などはしない。出来ないわけではないが、しない≠フだ】

「……これ、《Hecatoncheir》も私の。
…………軍事用の、兵器。………………強い。」

【説明をする。見た目では、腕が無いため、いくら巨大であろうと戦闘能力は少なそうに見えるが】
【そこはガートルッドの開発物、ギミックの固まりであった】

「……あと。………………お……まけ。」

【そう言って、何か黒い布の様な物を投げるだろう】
【其れを手にとれば、手袋だという事が分かるはずだ。並の繊維ではありえないほどに薄く軽い】

「………………格闘、だと。思った。…………から。…………素材、余ってた。
………………衝撃…………反応。……………………固くなる…………」

【耐衝撃繊維製の手袋であった。どんなに硬い物を殴っても、拳が痛くならないというすぐれものである】
【そして、アーガイルの質問に、30秒ぐらい、沈黙を返して】

「…………16。………………いわゆる………………高校生………………」
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/19(火) 21:52:46.06 ID:oOhr9JJn0
>>467

……、……、……――

そう頼まれる事は覚悟していた。
ふん。媚ないくらいの方が、気まぐれに手を貸したくなるものだ

…私という者の場合はな

【少し長い沈黙の刻。変わらない表情の上で転がせば】
【口ではハッキリと肯定しないけど、首を縦に振る】

 【この少女は、世渡りが苦手なのだろうかと思った】
 【初対面の人間に、条件付きとは言え「死ね」と述べた事は、棚に上げて】

満たされないと、暴力的になるか?
或いは。私を屠ってでも、満たされようとするのか

どちらにしろ、この世界では珍奇とも言えないことだろうね
もはや、悲しい事とは思わんが――

【素直な質にはとてもとても見えないのに】
【話を受け止めて、咀嚼し、反芻するのは早くて】
【少しだけ刺の突き出た声色と、閉じかけの瞼は】
【「親切な人」と呼ばれた事を。それとなく放棄するようでもあった】

行くなら、安い店 …味までは求めないでくれたまえ
……値打ちの無さをセールスポイントにする所も、少なからず有る

【やがて。そう嘯いて、少女の手を引いて行こうとするだろう】

 【その手は、血が通っている事を疑うほど冷たい】
 【まるで雪の彫刻のような、尖った爪の生えた指を擁す掌は】
 【危害を加える前に叩く。そう、脅しているのでしょうか――】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 21:57:20.36 ID:GqAIYjsP0
>>472
‥‥怪我してるヤツに悪いも糞もあるかってんだ

【また、大げさに息を吐いてみせる】

これで取れたとしても、病院から出れるわけじゃないだろ?
結局適当に飯食ってすぐ寝た方が意外と治んの早かったりすんだよ

【諭すように駄弁る青年】
【一応、正論を言っているつもりだろう】

‥‥これでラストな?

【確認するや否や、彼は紙飛行機を放った】
【真っ直ぐ綺麗に、少女の方へと紙飛行機が飛ぶ】
【果たして奇跡は起こるのだろうか】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 21:58:36.49 ID:FuutSaOso
>>466

ああ、例え未来に行けても、異世界へ行けても、決して行けぬ場所、それが過去だ
辿ってきた道筋は、曲げることは出来ないのだよ。だから、後悔のないようにな

そうだな。そうだといいな…

【どこか教訓めいた語り、そして最後には彼女への、利織への助言、なのだろうか】
【今と未来に悔いの無いように生きろ、と】
【そして、感慨深げに空を仰ぎ、小さく呟いた。そして彼もこの話についてはもう突っ込まないだろう】

いや――私は…スマンカッタ

【あ、折れた】


っ、くくく……そうか、勉学は人を選ばない…か

(その学びが人によってどのような結果をもたらすのだろうな)

【内に留める低い哂い。少し漏れたそれは、きっと利織には黒く恐怖を与えるものになるかもしれない】
【続く言葉は外には出なかった。邪悪な笑みを浮かべるのみ。掴めない男と思うかもしれない】

日曜日がいいのだな。覚えておこう。なんなら一つ、いや一つと言わず三つくらいは奢ってあげよう
せっかく教えてもらったからな、それくらいは安いものだよ

ふふ…よろしくな

【教えてもらったお礼にアイスを奢ってあげると約束する】
【そして、よろしく、その言葉を返して】


そうか。そうだな、ロボットにもそれにしかない良さがいっぱいあるだろう
ん、こいつの名は――

「『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Truth-001』」
「ゼーロ・ルーフス」

【レゲンスが言い終わるよりも早く、少女は口を開いた】
【どこか機械的な、事務的な口調、だがちゃんとそこには人間らしさが覗く、そんな口調だ】
【それきり、彼女は口を開こうとは――しない】

――…ルーフス、と呼んでやってくれ

【レゲンスから一つ付け加えられるだろう】

【因みに、レゲンスが利織の表情の変化に気がついてないわけはなかったが】
【彼はそれを、敢えて無視している】

/おかえりなさいませ!
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 21:59:50.21 ID:+jv16/Fvo
>>470

そんな意地悪なことやめて下さい…
「でも、素顔も怖いし、仮面も怖いってやりようがないだろ…」
【半分いじけている少年。そしてごもっともな銃白口】
【口黒はそのやり取りを見て、あはは、と肯定の意を込めた笑みを浮かべただけである】


はい、集積情報です
パッセルさん……?
『あー、僕覚えてるよ。重太郎と一緒に見てたときに、名前載ってたの覚えてるんだ』
【顎へと手をやり、考え込むような仕草を見せると、すぐさま、口黒が言葉を放つ】
【この少年よりかは、記憶力は大分良いらしい】

クジャクさん、よろしくお願いします。
『「よろしく(な!)」』

えっと……森島さんが、対機関連合辞めるってあったんで……
それで、森島さんの体には、卵が植えつけてあるみたいで……
そのことで辞めるのかなと思って…誰かに言ったほうがいいかなとか…
【おかしい日本語は、少年の動揺を表しているのだろう。途切れ途切れだが、切実に、自分の気持ちを表現しようとしてる】
【顔は俯いており、その表情は非常に暗く、どこか思い悩んでいるよう】


『……口挟んで悪いけど、クジャクさんの、その…黒い魔翌力?よく分からないけど、ちょっと普通のとは違うのの正体って何かな?』
【黒い魔翌力が始動してから、しばらくは黙っていたが、我慢し切れずに喋りだす口黒】
【その正体が、哲学者の卵のモノとは知らないようで、形容が非常に曖昧である】

/おかえりなさいませ!
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 22:02:02.70 ID:n4o64xSJo
>>476
/帰ってきて早々申し訳ありませんが、明日早起きしなくてはいけないのでそろそろ寝なくてはいけません
/其方がよろしければ、絡みを明日以降に続けたいのですがどうしましょう
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 22:02:24.61 ID:Evh+EvLMo
>>473
華美な装飾をされるよりは、俺も此方の方が好きだ。

【アーガイルの考えも似たようなもの】
【ゴテゴテと飾り付けをしたところで、それは単なる威嚇≠ノ過ぎないのだから】

兵器…か。科学者というのも難儀な職業だな。
(イメージが湧けば、必要であれば作ってしまう…か)

【メアリーの武装から見ても、《Hecatoncheir》が見た目のように貧弱なものである筈が無い。そう思える】
【ガートルッドという科学者ならば、きっと何かしらの機能を持たせているのだろうから】

ん?

【「おまけ」と言って自分へ投げられた手袋を受け取って】
【彼女の説明を聞いて、笑みを作り、早速指先を通していく】

ソイツは助かる…アーム≠フ使用回数が減るのはありがたい。

【それから、ガートルッドの返答に「ふむ」と唸って】

16か…それでは俺の三つ下か。。
最も、俺はもう学業には勤しんでいないが…

【この男はなんと言ったのだろう――?】
【19歳…?え?】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 22:04:13.47 ID:/ffMyslSO
>>464
/すいません、せっかく書いた文が消えてしまいました、暫しお待ちを
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 22:05:11.31 ID:YuzCImNy0
>>480
/了解
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 22:05:17.98 ID:FuutSaOso
>>478
/全然構いませんよー!
/此方は明日は9時頃から続き可能です…多分
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 22:06:16.65 ID:n4o64xSJo
>>482
/わーい、ありがとうございます!
/では、その時間帯から待機しておきますね
/一先ず今日はこれにてどろん。お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/19(火) 22:07:45.93 ID:kn95EIrAO
>>474

正直、助けてくれる理由なんて気まぐれでも何でも良いけれど……えっと、ありがとう?

【何故か、疑問系】
【言い方は乱雑な上に淡泊、悪い印象が強く残るだろうが……これでも、それなりに感謝しているようだ】

【世渡りが苦手と言うか、経験が異常に足りていないというか、兎に角、少女は人に違和感を抱かせるだろう】
【無表情だが、決して無感情では無く、食事を奢って貰えると解った時には、確かにその眼が輝いた――気がする】

私はまだ何もやっていない。
その前に死ぬ位なら、死なせる方がマシだから。

……構わない、今はきっと、何でも美味しく食べられる。

【そして、そのまま、なすがままに手を引かれて―――】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 22:09:12.53 ID:N3EMBxgRo
>>479
「別に、兵器だろうと、なんだろうと…………作るの……。は…………大好き…………だか、ら」

【作る事が好きであって、使う事はオマケ】
【だから、自分の作った技術がどれだけの人を殺そうと、苦しめようと、苦悩することなど有りはしない】
【ガートルッドのその性格は、正に研究者になるべくして生まれてきたと言える物だろう】

「…………ん。あ、お茶…………」

【思い出したように、指をぱちんっ、と鳴らす】
【すると、アーガイルの傍らの床がせり上がり、がしゃんっ、と音を立てて変形、テーブルとなって】
【天井から、蛇腹式ホースとロボットアームが伸びてきて、ロボットアームの持つ湯のみに緑茶を注ぐだろう】
【ほっかほかである。お茶を出すためだけにこれだけの技術を費やすのは、趣味の領域だろう】
【此処は、科学の魔城である。この部屋のあらゆる床と天井には無数のギミックが仕込まれている】
【それこそ、此処で何か事を起こせば、無数の銃器が壁床天井からせり出してくるだろう】

「………学校………………私…………行っていない…………けど、ね…………」

【学校に行かず、ここの研究所で暮らしていた】
【単位等は、実験の成果等で学力を証明しゴリ押しで進級している。故に友達は谷山以外皆無である】
【その谷山も、最近は疎遠。近しいものといえば、開発物のバケモノとメイドロボぐらいであった。ぼっちが極まっている】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/19(火) 22:10:19.28 ID:FuutSaOso
>>483
/はーい、了解です!というか長々続けてしまって申し訳ないです、ハイ
/ではではゆっくりとお休みなさいませ!
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 22:12:32.41 ID:zo+dtQ6SO
【人気の無い公園】

【かりっ ぱちっ  かりっ ぱちっ】

【奇妙な音が公園に響く】
【音の発生源は、ベンチに座った14〜5歳程に見える少年】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

【更によく見れば、少年が「自分の爪を噛み切って短くしている」事もわかるだろう】


【ぺっ】

【ひとしきり噛み切った爪を吐き出し、備え付けのごみ箱に捨てる】

【元々座っていた所に座り、爪の端を少しかじり形を整え始める】


/再投下
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 22:13:50.75 ID:keLTfOvQo
>>475

……なら、怪我したのが悪い。

別に、メリットはないけど……。
やりたいから、やるだけ……何か、問題でも?

【100%感情論である】
【常に無表情である少女とは、不釣合なものだ】

(…………絶対に、取る。)

【息を大きく吸って、吐いて】
【所謂深呼吸をして──集中力を高めると】

……─────っ

【勢い良く、左手を紙飛行機に向けて伸ばす。】
【手が、届────】

……あ…………。

【──少女の身体が、重力に従って地面に落下していく】
【目の前の紙飛行機に集中しすぎて、周りが見えなくなっていたらしい】

【紙飛行機はなんとか掴んでいるようだが、このままでは地に叩きつけられることは確実だ】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/19(火) 22:14:19.59 ID:7d0mPCJ20
【街中】

今月ももう後半ですの?
……それどころか、今年はもうすぐで5ヶ月ですの?

「うわぁ、時間の経過は早いですのー、通りで出番もないわけですのー!」

【街中、人通りも多少は減ってきたこんな時間】
【既に閉まった店の前、置かれた順番待ち用の椅子に腰掛ける少女が一人と、声が二人分】

【金糸雀色の髪を、緋色のリボンで二つに結って】
【適度にフリルをあしらった、若草色のエプロンドレスを着て】
【足元は、白のロングブーツ】

出番って何のことですの?

「……さー?」

【右手に嵌めた、自分とそっくりなパペット人形をぱくぱくさせながら、話しているのは】
【実際に人形が喋っているのか、それとも腹話術を用いてまでの独り言なのか】
【ともかくも、少女のものではない声は。地味に人形から響いているのだが】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 22:14:34.32 ID:keLTfOvQo
>>488
/描写、追加です。
/【どうやら、窓から身を乗り出しすぎたようだ】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 22:20:08.38 ID:/ffMyslSO
>>464

【それは、この前の夢幻檸檬の思想に、彼の言う事は似ていた。】
【卵が孵化しても、再び友人になった彼女もこの前、そんな事を言っていたのを思い出し話し出す。】

…………地に堕ちたなら、誰かが拾い上げれば良い。

どれだけ苦しい人生でも、その中に誰にだって幸せになるチャンスは必ずあるんです。

人を殺してしまったならば、奪ってしまった、その人達の分までちゃんと幸せになって生きてあげる事が、それがその人達に対して『罪滅ぼし』だと思います。

【甘い考え、―――……それは護にも分かっている。】
【だが、それでもそれ以上に人間と言う物をを信じたかった。】
【10人中2人がその人を憎んでも、8人の中に一人でもそれを受理してくれる人間がいる事を】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 22:22:40.71 ID:Evh+EvLMo
>>485
(生まれながらの科学者――か)

【彼女が作ることが好きで、開発することが好きで、考えることが好きなら、アーガイルが口を挟めることは無い】
【科学者の発明で大量の人が死んだとしても、それは使う者≠フ采配一つ】
【それを作ったものに、それを生んだものに、誰が非難を浴びせられるのか】

む、悪いな。

【緑茶が注がれた湯飲みを持ち上げて、口へ運び】
【ガートルッドの言葉に、アーガイルは「そうか…」と短く返した】

(しかし、それはあまりにも――)

【学校に行っていないと言う彼女は、前回の様子からしても、連日連夜此処で研究に明け暮れている…そういうことだろうか】
【であれば、友達等居るとは思えず、谷山という少年の存在すら知らないアーガイルは他人事ながら思ってしまう】
【それはあまりにも――寂しいものではないかと】
【勿論、彼女はそんなこと気にもしないのかもしれない】
【それでも、男は考えてしまう】

……ガートルッド、友人を増やす気は無いか?

【一息に緑茶を飲み干して、湯のみをテーブルに置くと】
【アーガイルは、彼女に向けてそう言った】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/04/19(火) 22:25:57.18 ID:LcC3XXgAO
>>477
やめろッてェ言われると、……やりたくなるンだよなア

【まるでガキ大将のような意地の悪い物言いである】
【及び腰な少年と銃とのやり取りを見て、仮面の下に浮かべるは不敵な笑み】
【けれども実際に行動に移ることはせず、腕は組んだまま動かさなかった】
【集積情報に投下された情報について、まず知ることを今は目的としているのだ】

京が連合を辞める、……かア。ありがとよォ、宮本
実を言うと機械音痴なモンでな、集積情報が見れなくてよう
アイツの“卵”の存在については、わたしも知っちゃァいたが……

……こりゃア、“急がにゃならん”かもなア
最悪の事態も想定出来る、ッてワケだ

【そうして少年から齎される情報を得た玖雀は、再び悩ましげに首を捻る】
【急がねばならない∞最悪の事態=\―これらの言葉の意味は、推して知るべし】
【口黒の問いには、玖雀は首を傾けたまま微動だにせず】

“黒い魔力”?
……ァあ、そりゃ多分“卵”のモンだな
森島 京や他の奴らも被害に遭ッてる、哲学者の卵<bてヤツだよ

宮本、白口、口黒よ。卵関連の話題が出た次いでだ、一つだけイイかい?
協力してもらいてェコトがあるンだ。

【決して躊躇も怯えた様子もなく、自身の体に哲学者の卵≠ェ存在していることを淡々と告白する玖雀】
【彼奴は一つ、彼らに“頼みごと”とやらを申し出る。文脈からして、卵関連≠フものであろう】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 22:26:00.85 ID:GqAIYjsP0
>>488
‥‥そうか、分かった、分かりました

【無表情ながらも意外と感情で動く彼女に、もう何度目かのため息をついて】
【彼女の様子を、面倒そうにしながらも見守る】

【だが】

―――――――――――――――ッッ!!

【「落ちる」】
【実際にそんな具体的なことを考えていたかは分からないが】
【青年はその時、危機感に襲われていたのは確かだ】

【忠告しようとする前に、彼女は窓から落ちかけていた】
【青年はその場から少女が落ちてくるであろう場所まで走る】

【届け、届けと祈りながら】
【青年は、落下地点へと一生懸命に手を伸ばす―――】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/19(火) 22:27:04.39 ID:oOhr9JJn0
>>484

死なせて生きることが出来るなら、そうだろうな

奪った明日を案じた所で、どうしようもあるまい?

【感謝に対しては、うんともすんとも言わないで】
【少女の思想が抽出された言葉だけに、答えを与え――】

 【――PM 22:20】

【そこは。蜂蜜色で、逆さ吊りの「W」を看板とした】
【有名チェーン店としては、最も低価格で売る傾向が強い】
【――ハンバーガーショップ】

【夜も業務が続き、姉妹のような少女二人をそれなりに受け入れてくれ】
【安く、かつ一定水準の安全性と高熱量そして何処にでも有る】
【流石に。先までの裏路地真っ只中からは、少し離れるけど】
【ここを選んだことは、愚劣なセレクトには非ず】

――――さて

【開いた自動ドアに足を踏み入れ、少女は区切るように短く呟き】
【何故だろうか、手を繋いだまま中に入るだろう】

【大手でも夜更けとなると、客足は疎らになり】
【ほぼ直通で合わせる店員の顔には、無償のスマイル】
【「ご注文は?」と。手垢ならぬ唾にまみれた問いを】
【二人の少女に、投げかけた】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 22:30:55.51 ID:N3EMBxgRo
>>492
「…………此処で、品種改良している…………お茶、の…………葉。
………………水…………だけで………………育つ…………から…………育てるのが、楽。
それに……………………おいしい」

【お茶の葉を作っていた。何から何まで、作りたいものを作る≠フがガートルッドである】
【そして、ガートルッドは、アーガイルの言葉を受けて、首をかしげる】

「…………今のところは…………必要性を感じ無い。…………皆、私を…………根暗と呼ぶ。
………………友達など…………要らない。…………それに、欲しければ作ればいい。
私に好意的……に接してくれる。ロ……ボットを作れ……ばいい。それで私……の精神……衛。生……は保たれるはずだ。
………………この、私の城に居る限りは…………私は、友達等…………必要としない。
……只、何も考えず、実験だけをしていたいんだ…………」

「ごほっ」

【久しぶりに長く喋ったため噎せた】
【メアリーが背中を少々強めにどんどんと叩いて、お茶を飲ませる】

ったく、マスター、頑張って話すとむせるんだからさぁ……。
「…………ん」

【とにかく、彼女は大分歪んだ精神構造をしていた】
【研究にのめり込むゆえ、コミュニケーション能力を失っていく。そして、コミュニケーションが取れないために研究にさらにのめり込む】
【元々の性格も有ったが、そういう環境が彼女を生粋の科学者へと押し上げていた】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 22:33:47.42 ID:/ffMyslSO
>>491
/訂正
【甘い考え、―――……それは護にも分かっている。】 →【甘い考え、殆どの人がそう思うだろうか―――……それは護にも分かっている。】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 22:36:32.98 ID:keLTfOvQo
>>494

【──結論から述べれば、青年は間に合うだろう】
【小学生程度の外見、華奢な体格】
【少女の身体は非常に軽く、受け止めることも簡単なはずだ】

……────取れた。

【青年の行動の成否にかかわらず】
【紙飛行機を天に翳し、こんな呑気な一言を言い放った】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 22:38:01.51 ID:MKU/hItSO
【大通り】
【緑色の髪、黒の瞳。彫りが深く、櫻の国出身の物に多い東洋系の顔立ち】
【背中や袖、襟に、「雪の結晶」のマークが見られる、薄緑を基調に白があしらわれたロングコートと、同じく裾や尻、太股のポケットに雪の結晶の、黒い長ズボンという服装の青年】

【彼が何をしているのか、というと。それは実に「分かりやすい」事】
【適切に言い換えれば、「見れば誰にでも分かる」と言えるか】

ふうん……中々いるなあ、“ネタ”になりそうなヤツも。

【ベンチに座り、メモ翌用紙に何かを書き留める。書かれている文は、歩いている人々の服装や挙動】
【「何らかの調査」だろう。いや、あるいは予想外な事かもしれないが……今回はそうではなさそうか】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 22:38:12.67 ID:+jv16/Fvo
>>493

ほ、ほんとに勘弁ですよ!
【何から、身を守るのか、肩をすくめ、両手を前へと突き出す】
【少年は、明らかに怯えてはいるが、腰の銃2丁は、笑うばかり】

いえいえ、お礼言われるようなことはしてないです

……?
(最悪の事態……って、卵が孵化とか、そんなんかなぁ…)
【この少年も、クジャクの言葉に、首を傾げるが、深く考えはせず】

『そうか、これが哲学者の卵の魔翌力なんだ……』
「なぁ、哲学者の卵って悪意を増幅させたりするんじゃねぇのか?何でそんな正気を保ってられるんだ?」
【ふぅん、と感心したような言葉を吐いてから、白口からの素朴な疑問】
【ふと、思いついたことを言っただけで、知的好奇心から来たらしい】
【同じ内容のことを、少年も思っていたのは内緒である】

協力…ですか?
俺が出来ることならば、頑張りますよ!
で、どんなことですか?
【クジャクの頼みごとに、右腕を曲げて、力こぶを強く叩く】
【是非任せろとでも言いたげである。そして、頼みごとの内容が聞きたくてたまらないといった様子である】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 22:40:31.67 ID:YuzCImNy0
>>591

――――――――はぁ…………甘い。あまりに甘い言説だって、分かっちゃあいたが…………

【未だ残った酒気の為だろうか。大仰に左手で頭を抱えて見せる】
【赤らんだ顔と相まって、あるいは飲み過ぎて頭痛でも抱えた様にも見えるかもしれない】

そんな『罪滅ぼし』なんてな、巻き込まれた人間は誰も望まねぇんだよ
奴等が望むのはただ一つ。『血で購う』事だけだ
言っただろ? 『こういう問題は理屈じゃねぇ。感情だ』ってよ?
人間は機械じゃねぇから理屈だけで判断出来ねぇし、システムだけで納得出来ねぇから俺みたいな非合法な人間が存在できんだよ

【護の言う事は――――本人も分かった上だが――――ある種の理想論だ】
【しかしその理想。どこまで現実のものに出来ると言うのか】
【奪われてしまった物は、システム的な理屈で痛みをこらえ、殴られ損でいなければならないのか。それで人間は納得できるのか】
【答えは――――ガルンロードの言うとおり、それで済まないのが『人間』だから、世界は悪を拭い去る事が出来ないのだ】

丁度一年前に壊滅した≪ネル・ナハト≫だってそうだろうがよ
ま、これは文献なんかで伝え聞いたまた聞きの類でしかねぇがな?
…………奴等が世界に仇なした理由は、一言で言えば『虐げられし者の痛み』だ
後の歴史は、勝者の視点から奴等の行いを『人々の安息を奪おうとした残虐非道』と言うだろうよ?
だがな、真実はそうじゃねぇ…………最初に奪われたのは、奴等の方なんだ

【既に『思い出』の中の出来事になりつつあるが、この世界の住人なら、機関程ではないにしろ世界を混乱させたその名前を知っているだろう】
【彼らとて同じだと、ガルンロードは言う】
【――――誰だって、出来る事なら事を穏便に収めたいのだ。それが出来ないから、世界に戦火は絶えないのだと】
【もっとも、これを口にするガルンロード自身は、穏便に済ませたい人間ではないと言うのが、皮肉でしかないが――――】

理屈じゃ割り切れねぇんだ…………この理を受け入れてしまえば、奴等を殺して生き残る『義』が立たなくなるからな
じゃあどうするか? さっきも言った通りだ。徹底的に否定する…………それしかない
≪ネル・ナハト≫を『悪』とこき下ろし、徹底的に破滅させるしかない。現在のマジョリティ、大衆の安息の為にはな?
――――――――へっ、殺せれば何だって良い俺なんかが口にするには、もったいねぇ事だが…………それが真実だ
何か間違ってるか?

【そしてもう一度、ガルンロードは蒸し返す】
【『卵』を浴びた人間は、速やかに殺してしまうのが『大衆のためだ』と】
【行っている人間は、それの持つ非道さ、矛盾を承知の上で行っている事だと】
【それこそが、数多くの人を救う『正義』の道だと】
【――――退屈の上から弄ぶ机上の空論でしかないが、ガルンロードはここまで言って、護の返答を待つ】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/19(火) 22:40:33.92 ID:kn95EIrAO
>>495

殺しが好き、とは言わないけど、今更躊躇おうとは思わない。
私は、私の『生』の方が、大切だから。
少なくとも、今この瞬間は。

【なんて、会話をしながら着いていき、裏路地から少し離れた街中のチェーン店に到着する】
【その頃には少女の空腹が限界を迎えたのか、全く喋らなくなっていた】
【だが―――】


ハンバーガーを、五個と、ソフトドリンクを……これとこれとこれ、後はナゲットを二つ。


【食べ物を眼にした瞬間、急に元気になりやがりました】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 22:41:18.29 ID:YuzCImNy0
>>501
/安価ミス
/>>591>>491
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 22:43:51.95 ID:Evh+EvLMo
>>496
【自分の物差しで他人を計るのは、悪≠セろうか?】
【自分の価値観を他人に解って欲しいと思うのは、罪≠セろうか?】
【きっと、何処にも正しい答えなんてない】

……そうか。
それじゃあ、気が向いたらでいい。

【此処で彼女をかわいそうな人間だ≠ニ評するのは容易い】
【しかし、それは本当にかわいそう≠ネのか?本人が満足しているのであれば、むしろしあわせそう≠ネのではないか?】
【男は後頭部をポリポリと掻きながら、踵を返した】

そうだな、或いは……俺が死んだら改造して復活させるなんてどうだ。
――――冗談≠セよ。

【ハッハッ、と低い声で笑い】
【耐衝撃繊維製を嵌めた両の拳を軽く打ち鳴らして】

邪魔したな、お前の発明品、ありがたく使わせてもらう。

【そう言って、アーガイルは研究所を去ろうと歩みを進めるだろう】
【胸の奥に、なんともいえない靄を残したまま――】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 22:48:13.79 ID:GqAIYjsP0
>>498
っと‥‥!

【少女を受け止めたまでは良かったが、勢いをつけすぎたらしく】
【若干バランスを崩した身体が相まって傾く】

ブルァァアッ!?

【結果、病院の窓の枠に頭を強打】
【青年、本日二度目の額の災難である】

【呑気にも、そんな事を言う少女を下におろし、少女を見て】

アホか‥‥ッ‥‥
ったく、無茶しやがって‥‥

【額を抑えながら、痛そうに言い放つ】
【青年は、少女の頭に軽くチョップをしようとするだろう】
【当たっても、痛くは無いはずだ】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/19(火) 22:49:36.98 ID:HzkjPGUu0

【一人の男が、どこか物憂げに街中を歩いている】
【時折携帯を開いては、ため息をついて閉じ】

…やっぱり駄目、か。
オレの何がお気に召さなかったのかな…

【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】

思い当たるのは…
自分を曲げてまで、彼女に合わせてた事だね。

あっはは、これじゃあ振られる訳だ!

【自己批判し、結論が出たのだろう】
【どうやら先程振られたばかりらしい青年は、自嘲気味な笑いを見せ】
【携帯を、ぽいっと道端に投げ捨ててしまった】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 22:53:18.30 ID:N3EMBxgRo
>>504
【ガートルッドを、多くの者は悪≠ニいう】
【一般のものさしで判断すれば、それは事実である】
【カノッサ機関のナンバーズであるという肩書き、実験のために無数の人間を手に掛ける行為】
【兵器の動作実験で、戦争に兵器を持ち込み、悪と呼ばれる側に付いたことも有る】
【それは、誰が見ても、悪≠ニ断ずる他の無い姿であろう】
【だが。だが、だ。ガートルッドは、違うのはガートルッドの立ち位置は中庸≠ナある】
【実験する事に悪意も感情も無く。只やりたいからしているだけ、そこに思想も何も無い】
【そして、ガートルッドから実験を取り上げれば、ガートルッドは死ぬだろう、間違いなく】
【息をして二酸化炭素を吐くから悪だと、誰が断ずるだろうか】
【ガートルッドに取って、実験とは、悪≠ニ呼ばれる行為は、そのようなものであった】
【そして、その結果が、悪に傾いているか、善に傾いているか。ただそれだけの話だ、結果に過ぎないのだ】

「…………何時に、なるか………………わから…………ない、けど…………ね」

【少なくとも何十年、長くて数百年】
【ガートルッドの目標はこの世の全ての事を自分で解き明かす℃魔ナある】
【それが達せられるまでは、少なくとも研究の手が止まる日は無い】

「……改造、は。得意…………。……………………義手、と義足は、何時でも………………作れる……。
……………………腕とか、足………………なくなったら………………来て…………良い」

【大真面目に受け取っていた。まあ、唯一の友人に人体実験をしようとする少女だ】
【間違いなく、大真面目に改造手術をしようとするだろう、確実に】

「…………ん」
あー、そうだ。アーガイル。

【見送るガートルッドとメアリー】

今日、炊事機能を使ってみてな。
カレーを作ったら旨かったんだ、持って行くといい。

【そう言うと、メアリーが指をぱちんっ、と鳴らす】
【床からパックに入ったシーフードカレーが出てきて渡されるだろう】

「…………昨日、は。レトルトカレー。
…………今日も、カレー?」

【少しだけ、嫌そうな感情が見えていた】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/04/19(火) 22:54:27.41 ID:LcC3XXgAO
>>500
【玖雀も白口や口黒と同様に、肩を竦めて堪えるように笑っている】
【どうやら彼奴にとって、重太郎は弄り倒したくなるタイプのようだ】
【後から投げ掛けられた銃からの素朴な疑問には、またもや飄々とした様子で、こう答えた――】

正気を保ッていられる理由?
――ンなの簡単なコトだよ


  “私自身”が“悪意の塊みたいな物”だから、な ?


【――玖雀の身体の、到る箇所で脈動する、哲学者の卵≠フ黒い影】
【一度、強い胎動に伴って、魔力の反応がより濃密なものとなる】

 【仮面で覆い隠されて見えない筈の顔が、明確に判りそうな程に、醜悪に歪んだ】

【――――そんな変化も、ほんの刹那的なものに過ぎない】
【数回瞬きをした次の瞬間には、玖雀の雰囲気は元通りになる】
【重太郎の血気盛んな様子を見て、「その意気だ」と一言呟けば――】

――わたしは今、“卵”の新しい破壊及び除去の方法≠捜してるンだ
そこで卵破壊の先駆者であるレイドや、破壊に関わったエルメアや他の奴らに協力を頼みたくてな
だがァ、先も言った通りで機械音痴だからロクに集積情報も使えねェし、シラミ潰しに人捜しをしても効率が悪りィ

そういうワケなんで、宮本、お前たちにその“人捜し”を手伝ッて欲しいンだよ
集積情報に書き込んでくれても構わねェ、とかく偶然出会ッたりしたらこの旨を伝えといてくれ

【仮面の人物は、少年に“人捜し”を依頼するのであった】
【そうして玖雀はおもむろに、重太郎へ右手を差し出す――“握手”をしようとでも言うのか】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 22:57:02.54 ID:keLTfOvQo
>>506

……ごめんなさい。

【頭を強打した青年を見て、謝罪】
【しかし意識が取れた紙飛行機に向かっていて、あまり心が篭っていない】
【表情には出さないが、結構嬉しいらしい】

【下ろされた少女は、地面に座り込む】
【脚にも包帯が巻かれている少女は、杖なしでは動けない】

だって……どうしても、取りたかったから。

【チョップされても態度を変えず、寧ろ反抗する】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/19(火) 23:01:06.42 ID:oOhr9JJn0
>>502

(……利用出来るだけ利用する気か)
この店では仕方無いところもあるが、塩気が濃いな…

あとで、ひとつ相談がある
…金のことでは無いが

【「命の救い手」である事の有利を活かすように】
【何を相談するのか伝えないまま、真っ先に追及されそうな事だけを潰し】
【そして今度は、彼女が選ぶ番】

チーズバーガーとバナナシェイク、一つずつ

ピクルスは…
……――、やっぱり付けておこう

【―――少食らしい】
【後は、何も言うまい】
【財布の中からお釣り無く取り出し、渡す】

【注文を受け取った店員の差し出した番号札を受け取ると、間もなく】
【すでに半ば完成していた料理が、手際良く運ばれてくる】

……む。

【その大皿を掴もうとしたところで、手を離し忘れた事に気づき】
【少しだけ慌てた風に、繋ぎをするりと解いて】

…、…人間はこういう時「立ち話もなんだから」と。
そういう言い回しを使うらしい

……人間の少女は、そんなに多くを一食に必要とするのだろうか
お陰で、外に出ることができなかった

【「自分は人間ではない、では君はどうか」】
【そんな意図の言葉を小声で吐き出しながら、指示されたテーブルまで歩き出す】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/19(火) 23:01:52.71 ID:Evh+EvLMo
>>507
【彼女がどんな位置に立とうとも、アーガイルには一つだけ解ることがある】
【彼女の作品――メアリー・シェリー≠ニいうロボットは、理不尽に命が散らされた事に腹を立てた】
【そんなロボット≠作る彼女が、真の悪等とは、思えないし、思いたくも無い】
【改造≠ニいう言葉を真面目に受け取るガートルッドに対して、男は彼女に背中を向けたまま微笑んで見せた】

割と速く必要になるかもな――ん?
カレー…か。貰って行こう。

【パックを受け取り、再び歩を進めれば】
【背後から聞こえてくるのは、なんとも同情のしたくなる言葉であり】
【同時に、少し人間臭い♂話に、男はまたひっそりと笑うのであった】
【そうして、男は去って行く。先ほどよりは幾らか、靄の晴れた心で】


/お疲れ様でしたァーー!
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/19(火) 23:05:32.95 ID:N3EMBxgRo
>>511
「……。ん。」
じゃーなー。

【そう言って、彼女たちはアーガイルを見送った】
【その後、ガートルッドはメアリーを見据えて】

「なんで…………カレーばっかり?」

…………記憶領域がバグッた、っつーか。インストールの時にエラー出てたみたいだ。
……でも、インストールし直すと、記憶なくなるし。

「…………カレー、嫌いじゃない、から。…………別にいい」

そうか、じゃー明日はインドカレーな。

【とりあえず、この研究所はカレー臭くなっていくようだった】

//乙でしたー!!
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 23:08:29.27 ID:GqAIYjsP0
>>509
‥‥いや、別にいい

【少女が、紙飛行機に意識を向けているのを見て、そう答える】
【そんなに取りたかったのか、と心の中で笑いつつ】

ああそうですかい
お前がまた怪我して入院長引かせるのは別に知ったこっちゃねえけどよぉ

【そんな事を言いながらも、ふと少女の足の包帯に目をやる】
【歩けない、そう判断して】

‥‥何号室だっけ?

【少女を部屋に連れていくつもりなのだろう】
【抵抗しなければ、少女をかつごうとする】

【尚、お姫様抱っことかではなく、片手で大工担ぎをしようとしてたりする】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 23:10:08.29 ID:+jv16/Fvo
>>508

………ッ
【少年も、その魔翌力を感じたのか、無意識に声を漏らす】
【白口も感じたのか、っお!と声を漏らすが、少年とは違って、何処か、感心しているような】

【元に戻ったのを、感じて、肩の力を抜くが、話を聞くためか、背筋をしっかりと伸ばし、話を聞くために準備をする】

分かりました。
とりあえず、後で集積情報にでも、書き込んでおきますね
【ポケットから、携帯端末を取り出し、別の手でソレを指差す】
【やる気は満々と言いたげな少年。会ったら、伝えておきますよ。と頼もしげにそう言ってから】


えっと……
「握手だろ?素直に応じておけよ」

あっ、じゃあ…
【仮面の人物の右手に、一瞬疑問符を浮かべる少年だったが、すぐに、フォローに入る白口】
【白口の言葉に応じてか、右手を、のっそりとだが、差し出して、握手をするだろう】

それじゃあ、そろそろ俺帰りますね
人探しは、出来る限り頑張ります!
あ、俺もお願いしたんですけど、森島さんのこと、卵のこと、お願いしますね

それじゃあさようなら
「じゃあな!」
『さようならー』
【握手が終わり次第、目を擦りながら、帰宅しようとするだろう】
【携帯端末を持っている手の逆の手で、頭の上へと高く手をあげて、その手を振るうだろう】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/19(火) 23:12:39.77 ID:kn95EIrAO
>>510

塩分は生きるのに必要だから、好都合、取り過ぎは……まあ、恒常的に行わなければ大丈夫。

―――……だよね?

【そこまで言っておいて、自分の知識が不安になったのか、質問の言葉を投げ掛けた】

……ん、この食事の恩も有るし、絶対とは言わないけれど、多分頼まれる。

【……と、言葉を紡ぎ会話をしているが、視線は出来上がった料理に釘付けで】
【手を離した後も、じーっ、と、ひたすら大皿に視線を向けていた】

立って話すと疲れるから……かな。
私にも理由は良く解らない。

それと、これは仕方ない事だから。
最近全く食べてなかったから、その分を一気に取り戻す。
食べきれなかったら、明日の食事にする。

……それと、貴方の言い方は変。
まるで、自分が人じゃないと言ってるみたい。

【……どうやら、少女の遠回しな質問を理解出来なかったらしく、台紙の意味をそのまま受け取ったらしい】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 23:14:29.22 ID:k2tRxh1wo
【噴水広場】


生傷が絶えないっていうか……なんつーか、な

【広場の中央に設置された円形の噴水の縁に、空色の患者衣を着て足には下駄を履いた青年が腰掛けている】
【憂い気な表情をボサボサの砂色の髪で隠し、首元に薄く包帯を巻きつけていて、】
【加えて、胸部にも大量の包帯が巻きつけられているのが患者衣の奥に見え隠れする】

【手を縁に置くその傍らには水の入った瓶と、金貨が3枚、加えて手の平サイズに折り畳まれた紙】

【青年は時々瓶を手にとって、まったり口をつけながら辺りを見渡し、】
【けふっ。と息を吐く】


……俺のせいか?俺のせいなのか?

俺の達成したい目標には相変わらず進展がないし、仕舞いにゃ働き口もないしなぁ……

【彼は広場を往来の人々に目を移したり、広場に設けられた露店に目を移したりしているが】
【特に、この広場で誰かと待ち合わせをしているというような様子は無い】

【溜息を吐きながら】
【ただ偶々に、此処に座っているのだろう】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/19(火) 23:21:39.32 ID:Y0kd2wOT0
>>516
【患者衣の青年が腰掛ける、噴水の縁の近くに】
【ふらりと、一人の男が現れて】

キミも大変そうだね。
というか、その姿…病院にいなくていいのかい?

【紫の髪に、深い緑の瞳】
【夜会用のスーツを纏った、優しげな雰囲気の青年】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 23:24:32.17 ID:keLTfOvQo
>>513

それは……やだ。
早く、退院したいから……。

……207、だけど。

【大人しく担がれる少女】
【前述の通り非常に軽く、運ぶことも容易いだろう】
【担がれている間、少女は紙飛行機を弄っている】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 23:27:26.65 ID:/ffMyslSO
>>501

≪ネル・ナハト≫…

僕もあまり知らない、ですが、

僕も、彼等は心底からの『悪』では無かったと思うんですよ。

【確かに言う通り、彼のは所詮は理想妄想夢幻想、だが諦めたら――理想は叶わない。】
【護も想う――行き過ぎて悪とは言われていたが、≪ネル・ナハト≫がその一番いい例だったと】

彼等は、『理想郷』へと目差して戦っていた。諦めずに理想を突き通す為に戦っていた。

【結果は、それを阻止しようと立ち上がった方の理想が強く、彼等を打ち破ったが。】

【理想―――彼等を動かしたのも、潰したのも、全ては最初は、そこから】
【感情も、理想も動くのに確かに大切なファクターの一つだ】


―――だから、僕もそこは彼等に見習わせてもらおうと想います。

僕も、理想は捨てません。
最後まで、突き通しますよ。
貴方が何と言おうと、ね
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/19(火) 23:28:31.28 ID:/ffMyslSO
>>519
/すいません、遅くなりました。
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/04/19(火) 23:28:41.79 ID:LcC3XXgAO
>>514
オウ、頼りにしてるぜ宮本?
――そォだな、エリタコス≠ェイイかなァ……

【何やら妙な言葉を呟いて、握手をすれば少年は手と手の間に違和感を抱くことになろう】
【その違和感の原因を、玖雀は重太郎の手に乗せようとしつつ。其所に在ったのは、】
【現存するものよりも幾らか小さめの、鋼色の羽毛を持つ生きた雀≠フ姿である】
ソイツ、暫くお前に貸し出してやるよ
伝書鳩ならぬ『伝書雀』だ、大事に扱えよなア
伝言を吹き込んで、飛ばすだけで良い。何かありゃァ、ソイツで伝えてくれ

【雀は「ちゅん」と囀ずって、重太郎の頭に留まろうと翼を動かす】
【勿論、受けとるか否かは少年の意思次第。玖雀に返還することも可能だ】
【尚、受け取った場合の雀の操作は、ある程度そちらの自由となる】
【留意すべき点は、雀が“いたって普通の生物”であるということのみだ】

ァあ、分かッたよ。しッかり頼まれたぜ
じゃあな、宮本、白口、口黒。“また”がありゃア、そん時は宜しく

【重太郎が振る手に、こちらも軽く緩く右手を振り返して】
【踵を返し、玖雀も夜闇へと消えていくことだろう】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!!
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 23:31:18.41 ID:k2tRxh1wo
>>517

【話しかけられた瞬間、青年の肩がピクリと揺れる】


「も」とは……お前は何が大変なんだってんだよ……

【が、特に驚く様子も無く】
【青年は現れた相手に目を向ける事無く言葉を打ち返す】


狭い棺桶は嫌いだ。が、白い天井も好きになれなくてな……

……我が儘だと思うか?

【言葉を紡ぎながら青年は瓶を置いて】
【ただ、答えを待つ】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 23:31:33.25 ID:q8qAhIl2o
【河川敷の低い草が生い茂っている斜面】
【そこに寝転がっている人物が1人】

(マニュアルを読め、か……)
(こういう作業は本来得意だが、気分が乗らないというのはやはり障害になるな)

【銀の瞳に被る程度に伸びたブロンドの髪を揺らし、キャップを「ぐい」と深く被り直す】
【深い溜め息の後、腕の枕の具合を直し】

……………………。
(やめだ、非効率的過ぎる……)

【目を細める、他者がその姿を見れば「冷たい」という印象を受けるだろう】
【人物の表情はキャップの影に隠れて捉えづらくもある】
【身体つきは、痩躯と呼ばれる一歩手前程で良く言えばスレンダーな感じ】

(こういう場合はいつも通り空を見上げているに限る)

【腹の上に載せていたドッグタグから投影された立体映像を握りつぶし、消す】
【それである程度は満足したのか「フン」と鼻を鳴らし、また頭の後ろで手を組んで枕に】
【そのままぼーっと暗い、所々に輝く星を見つめ始める】

【プログラムを終了したドッグタグは一度だけ、空の星と同じように輝いて】
【そしてそれから沈默、それだけならばただのアクセサリであった】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/19(火) 23:32:05.45 ID:oOhr9JJn0
>>515

いつもいつも、こういう食べ方をしているのかと思っただけだ

………確かに。即時中毒になるほどでは無いかね

【冷静にして、無愛想】
【黄金の星の直列に注がれる淡緑は、常にどこか冷ややかで】
【しかし離した左手だけは、かるく、ちいさく】
【一握の空気を、丸めた中に閉じ込めていた】
【僅か。何かを乞うように――】

【次に彼女は、答える事を一度中断して】
【包帯の少女より先に、席に付くだろう】
【隣りに座るか前に座るか、もっと離れるかは】
【貴女の考えに、委ねられる】

ファーストフードを保存する発想は、正直な所私には無いがね
人なら、この非礼だけは詫びる事としよう

…だが手を触っていて、何か可笑しいと思わなかったか

【差し出したのが左手なら、そちらが使ったのは包帯のない右手】
【よく見ると。度が入っていないと分かる眼鏡を、くいと押し上げ】

なら「危害を加える」と言うのは、ただの強盗予告だったと言うことか?
…――ふっ、妙な所で礼儀正しいのだろう、君は。

【つまみ上げた包み紙で口元を隠しながら、尋ね――】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/19(火) 23:32:46.12 ID:7d0mPCJ20
【街中】

……今日はちょっと寒い、ですの?

「そうですの? 私には分かりませんのー。」

【街中、人通りもだいぶ減ってきたこんな時間】
【既に閉まった店の前、置かれた順番待ち用の椅子に腰掛ける少女が一人と、声が二人分】

【金糸雀色の髪を、緋色のリボンで二つに結って】
【適度にフリルをあしらった、若草色のエプロンドレスを着て】
【足元は、白のロングブーツ】

……帰りますのー?

「好きにしたらいいですの、私はどっちでもいいですのー。」

【右手に嵌めた、自分とそっくりなパペット人形をぱくぱくさせながら、話しているのは】
【実際に人形が喋っているのか、それとも腹話術を用いてまでの独り言なのか】
【ともかくも、少女のものではない声は。地味に人形から響いているのだが】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/19(火) 23:34:20.92 ID:+jv16/Fvo
>>521

エリタコス……?
あ、かわいい
「こういうの俺も好きだぜ?」
『能力か何かかな?ま、気にしなくていいよね…・・・』
【ありがとうございます。と軽く頭を下げてから、少年は快く雀を受け取るだろう】

【頭へと降り立った雀に、うぉっ、と興奮の混ざった声を出しながら】

お願いします…
【そう短く、少し申し訳なさそうな言葉を吐いてから、少年の背中は小さくなっていった】

/ありがとうございました!おつかれさまでした!
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 23:36:23.46 ID:GqAIYjsP0
>>518
だろうな‥‥なら出来るだけ安静にしてろ
‥‥207な

【ぶっきらぼうに忠告し、そのまま病院の中へ歩き出す】

確か階段は‥‥こっちか

【歩いている途中で、看護師達や患者達にジロジロ見られたりしているが、構わず足を進めていく】
【何故か、看護師達の一部に懐かしそうな目で青年を見ている者もいた】

【キーング、クリム(ry】

‥‥ほら、着いたぞ

【なんやかんやで、意外と速く部屋の前に辿り着くだろう】
【誰に道を聞く事も無かったので、恐らくはこの病院の道筋は大体知っているようだ】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/19(火) 23:41:35.30 ID:6DCiFRFB0
>>522

オレは…ついさっき、彼女に振られたところでね。
原因が自分にあるのがわかってる分、落ち込んでるって感じかな。

【そう言って、自嘲気味に笑うが】
【患者衣の青年が問いかけた言葉に、真摯な瞳で考えた後、言葉を丁寧に選びながら答えた】

…いや、我が儘なんかじゃないと思うよ。
オレだって、そんな場所にいたら息が詰まるさ。
まして棺桶なんて………

………棺桶?

【え?と言った顔で、患者衣の青年を見る】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 23:43:18.00 ID:keLTfOvQo
>>527

ベッドまで、お願い……。

【207号室は個室であり、ベッドも1つしか無い】
【特に変な特徴もない、普通の病室である】

……貴方も、此処に入院してたの?

【青年や周囲の様子を見て、少女はこう判断したようだ】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/19(火) 23:46:39.60 ID:kn95EIrAO
>>524

普段からこんな食べ方はしないし、出来ない。
今回みたいに、人が奢ってくれる時だけ。

【堂々と『他人の金だから遠慮無く使います』と宣言しているような科白を吐いて】
【たたたたた、と、奢ってくれた親切な人を―――改め、食べ物が乗せられた大皿を追いかけるように、早歩き】
【そして席まで辿り着けば、正面にちょこん、と座り、ハンバーガーに手を伸ばすのだろう】

多少冷えても食べれる。
流石に一日で腐る事は無いから、それは大丈夫。

……今日は寒いから、手が冷えているだけかと思っていた。
それに、人の手に触れる機会なんて滅多に無いから、解らなかった。

【そう言って、少しだけ、申し訳無さそうに視線を逸らしたが、それも一瞬の話】
【すぐに、いつもの無表情に戻ってしまう】

うん。
駄目なら殴り倒して財布を貰うつもりだった。

…………妙な所?

【バカ正直にそう答え―――気付いた時には、ハンバーガーを一つ、いや、二つ目まで食べきっている少女だった】
【科白の合間合間に、ハンバーガーを口に運んでいたのだが、それでもそれは、他人に早いと思わせるには十分だろう】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/19(火) 23:48:54.35 ID:YuzCImNy0
>>519

…………やれやれ…………おめぇみてぇなアマちゃんが、正義を名乗って俺らの前に立ちふさがるとは……ねぇ

【全てを聞いて。ガルンロードは心底呆れたと言った様子を見せる】
【先ほどの様な、芝居がかったそれではない。本心の吐露と言って構わないだろう】

――――だったら分からせてやろうじゃねぇか…………おめぇの言う『理想』が、単なる『妄言』に過ぎない事を……
犠牲と破滅で以って、徹底的にな……!!

【赤らみ、いささか緩んでいたガルンロードの表情が、凶相に染まる】
【もとより、敵として立ちふさがる以上、殺す事に変わりは無いのだが、この眠い理想論は聞いていて腹が立つ】
【そう言いたげな、殺意に満ちた目を、護に向ける】

俺みてぇな{お祭り/人殺し}(カーニバル)野郎だけじゃねぇ…………
首領(ドン)を侮辱したおめぇに対するリーナの怒りも、家族の生きてく糧の為に『暴蜂』に命捧げてる奴も…………
『思いの力』の故に、お前らを切り裂くだろうぜ…………!
――――――――それにだ。レイドの野郎を無茶苦茶に壊す、最高のおぜん立てを首領は立てた…………
楽しみだぜ…………比喩じゃなく、奴がバラバラになっていくのを見る時がなぁ…………!!

【ニヤリと、どす黒い笑みを浮かべるガルンロード】
【自分は、ただ『殺したいから殺す』。そこに『理想を目指す心』も、『思いを貫く力』も存在しない事は分かっている。もとより不要だと思っているから】
【だが、それを敢えて必要と言うのなら。自分には無いが、仲間たちには十分にあると、ガルンロードは笑む】
【そして――――――――彼らが今現在もっとも優先して殺そうとしているレイドに関しても、彼らには何らかの腹案がある様で、その笑みは、徐々に余裕を孕むものになっていく】

…………長居しちまったな…………じっくり怪我ぁ治す事だな…………!!
人はその時になってみねぇと分からねぇもんだ…………『死』ってもんがどういう事か……何によって齎されるかってな……!

【それだけを言い残すと、ガルンロードは左手で部屋のドアを開ける】
【そのまま、出て行こうと言うのだろう。護が呼びとめなければ、そのまま退室し――――次の戦いのときまで、会う事は無いだろう】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/19(火) 23:50:20.68 ID:GqAIYjsP0
>>529
はいはい

【空いている方の手で扉を開けて、ベッドへと向かう】
【少し慎重に、少女をベッドへと下ろすだろう】

‥‥周りの奴らのことか?

【周りの反応には気付いていたらしく】
【少し間をおいて】

元々ここで外科医担当だった、二、三年か前の話だ

【簡単に分かりやすく告げる】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/19(火) 23:53:47.04 ID:k2tRxh1wo
>>528

フラれた……ねぇ……

それで?アンタは死ぬほど辛いのか……?

【憮然とした口調で、丁寧な返答を跳ね除けてしまう】
【この発言を快く思わないのは当然だろうが、当の本人には悪意があまり無いようで】


……死んだら棺桶、土の中

つまりはそういうことさ
なら、外に出よう。空気を吸おう。ってこと

賢明だろ?

【かみ合っているような、そうでないような】
【言葉にはしづらいようなニュアンスで、青年は言い放つ】


で……座るか?

【言いながらも、左手でベンチの縁をべしべし、と叩く】
【現在、患者衣の青年の荷物は全て右手側に置いてあるので、左側にはスペースがある】
【大きな噴水ゆえに、そこでなくとも座れるのだが…】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/19(火) 23:57:21.68 ID:keLTfOvQo
>>532

……外科医?
意外…………。

【率直に、自らの気持ちを伝え】

…………眠い……。
そういえば……貴方の名前は?

【ベッドに下ろされると、直ぐに横になる】
【少し、うとうとしてきているらしい】
【眠気に負けて眠ってしまう前にと、相手の名前を問いかける】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 00:00:35.43 ID:E6wSufxSO
【街からそう遠くない郊外、とある草原にて】

【人工の明かりが、僅か向こうにちらほらと照り。淡くたなびく雲が真円の月を薄らと隠す、宵闇の中】
【月同様に朧げな輪郭――二人の人影が、烈しく干戈を交えていた】


つまる所、違約行為は無かった――と?
「……ああ、そう捉えてくれると助かる」

お前は、つまらん情にこそ流される人間だ。とりわけ子供には甘い。
「自覚はあるよ。騙された場合は自己責任、だったか」

決して此方への飛び火は許すな。決して、だ。
「オーライ、クライアント。その場合は、きっちり善処するさ」

【遠くへ、遠くへと残響する激発音。マズル・ファイアが、黒髪と黒のスーツを夜に映し出す】
【対して、無音。大気を裂いて飛ぶ飛翔体――音速の弾丸でなく、一筋の閃光だ――に】

まあ、お前には一定以上の信用を置いているが――釘は刺しておくに越した事もないだろうよ。
「……君らしいね、決して信頼≠チて云わない辺りが。……終わりにするかい?」

【同じく浮かび上がるのは、臙脂色をした外套だ。きらり、その手に構えた抜き身が煌めく】
【茶飲み話と称するには、いかにも剣呑。然し、交わす会話の調子は至って穏やかなままに】

十合だ。最低でもあと三発は入れなきゃ、収まりが付かない。
「……限が好いね、文句はなしだ。出来るかどうか賭けてみる?賭け代は明日の昼飯、っと!」

【彼らは薄氷を踏むような際どい攻防を、間断なく繰り広げている】
【そんな中――一切の容赦の感じられない刃鳴りが、銃声が、何度響いた頃だっただろうか】

【俄かに、吹く風が強まった。中天に座した月が、顔を出す――――】

【随分と派手にやり合っている。通りすがりの誰かが気付いて立ち止まるか】
【夜目が利くのならば、或いは。物好きな見物客の一人や二人、いても可笑しくはないだろう】
【見晴らしは元より、視界も先程に比べて遥かに良くなり、月下において尚の事人影は映える】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/20(水) 00:02:55.02 ID:qmxYaYgg0
>>534
ですよねー

【青年もその反応は予想出来ていたらしい】
【何回も言われてきたのだろう】

リカルド、リカルド・ハルツ
自称「ヤブ医者」だ

【そう、奇妙な自己紹介をする青年、リカルド】
【後に「お前は?」と付け足す、少女が眠るまでに間に合うかは分からない】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/20(水) 00:03:49.53 ID:+ZJb1LbU0
>>533

あはは、流石に死ぬ程ではないよ。
もう少し若かったら、そこまで考えたかも知れないけど…
ただ、自分に非があると思い知らされるのには慣れてなくてね。

【青年の憮然とした口調に気を悪くする風もなく、そう言って】

…つまり、君は…
死と生の間を行き来できる、と言う事かな?
そして、死には退屈した…と?

【彼なりに考えた答を、提示する】
【暫く神妙な顔つきをしていたが、席を勧められた事に気付くと】

ああ、ありがとう。
失礼するよ。

【青年に勧められた場所に、腰を下ろした】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/20(水) 00:07:21.77 ID:AdsNE4190
>>530

それも困窮しているなら悪くない考え方だ
どうせ、みんなそう考えているに違いないが…

――口には出さないのが常だとだけ、言っておくかね

【こんな非常識なヤツに、常識に付いて説かれてもさっぱりだけど】
【とにかく。この少女の親切は分りづらい】
【例えるなら爆弾の外殻に包んで、空からパンを届けに行くような――】

……どうかな?
私にとっては、三月を過ぎればもう暑いのでね
人間ではないから、仕方が無いが

…そうか。

(人の手に触れる機会? …確かに、無いな
血を吸う分には、せいぜいが叩くか折るぐらいの場所だ)

(ああ――温度ではなく、中を流れる血に惹かれたのだろう)

【彼女の主食は時間による劣化が激しいもの】
【ハンバーガーの店にも、一人で訪れる事はほぼ無く】
【どうにも勝手を掴めていない感があるけど、それでも】
【短い二つめの言葉は、どこか足りないもので】

そうだな……
普通の人間は、手を差し伸べた人間を殴り倒すことは余り無い
だが、普通でない人間の中で――

そうやって愚直に白状するのは、普通ではない

――つまり匙加減が妙だと、言いたいのだ

【持って回った言い回しを好むひねくれた性格は、意識せず出る物のようで】
【分り易い言葉を導こうとするときには、ちょっと言い淀んだ】

【この少女の方は、正味30秒ほどでハンバーガーを食べきって】
【頬を緩める程の美味しさでも無いのか、淡々とシェイクに口を付ける】
【問題のピクルスは――案外、嫌いな人間の食べ方では無かった】
【ではなぜ除けようと思っていたかは。定かでない】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 00:11:20.92 ID:5mXYa+T+o
>>535
【二人を、誰かが見つけた。そして、見ている】
【それはおそらく、一歩や二歩では、刀身の露が跳ねる事すら無い場所なのだろうが】
【それでも、こうしようと明確に決定した意思は、其処に居る】

【背の高い草が無いからだろう。それは、中々近づいてこない】
【朧な光すら疎ましげに、動いては止まり動いては止まり】
【それは、臙脂色の背後。息を殺し、距離を殺しに来る】


【誰の目にも。常人の目ですら、その影が捕らえ得るようになるのは】
【雲の通い路が開かれて、草原が照らし出された時だった】

【ざ、と土を蹴り飛ばし。成人男子の腰よりも、決して頭を高い位置に置かず】
【それは、臙脂色の左脚を、後方から狙っている】
【手にするのは、その臙脂色が持つものと同形の刀で】


【月の灯りは、赤くも黄色にも見えるが】
【その少年は、ひたすらに白かった】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 00:17:13.38 ID:XgAi32EQo
>>537

随分と自信家なんだな……
いや、それに見合う実績があるんなら咎められないんだが

俺は今フラれたら死ぬかもしれない、死なないけど。

【ジョーク(?)を織り交ぜながら、べらべらと貶す】
【悪意が無い、とは到底言えない台詞ではあるが、やはり悪びれる様子は無い】


72点。

まぁ及第点だな、前情報無しにしては……だが

【微妙な点数】
【受け取る人間によっては、その価値がガラリと変わる点数ではあるが、】
【スーツの青年にとってはどの程度か】

構わないさ、俺の特等席というわけでも無いし……

【ぼそっ、と告げる】
【相手が隣に座っても視線を合わせることは無くて】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/20(水) 00:18:07.74 ID:WtMyVVsho
>>536

……リカル、ド…………。

【噛み締めるように青年の名前を呟くと】
【瞼が閉じ、ぐっすりと眠りについた】
【名乗る前に、眠気が限界を迎えたらしい】
【まだ、紙飛行機も手に持ったままである】

【名乗ってはいないが、少女の名前を知ることは簡単にできる】
【病室のネームプレートに、「チェルシー」という名前が載っているからだ】

/お疲れ様でした。
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 00:22:55.15 ID:bGOdFgMSO
>>531

……―――えぇ、だったらこちらも教えてやりますよ。

『理想を想う力』が時に、『理不尽な現実』すらを貫いてしまう事をっ!!


【実感する――っ、やはり『敵』なのだと、】
【自分達は、考えている思想すらも敵対しているっ!!】
【護もまた、敵意の視線を送ると。】


―――………えぇ、では、またお会いしましょう。

【そう告げると、病室を去っていく彼を見送った。】
【そう言った以上――次会う時は、敵としてして出会うだろう。】


【――――はたして、勝つのは……】


/乙でしたー!二日間有り難うございました!
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/20(水) 00:24:29.56 ID:qmxYaYgg0
>>541
‥‥やれやれ、俺も帰るかね

【そう呟いて、病室の扉へと向かう】
【音を立てないように扉を開け閉めする際に、ネームプレートが見えた】

(チェルシー‥‥っつーのか)

【そう、名前と少女を確認しながら、ゆっくり扉を閉め、その場を後にした】

/乙でしたー
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/20(水) 00:26:44.31 ID:0E8yDy6AO
>>538

ん、解った。
口に出さないように、気を付けてみる、上手く出来るかは解らないけれど。

【矢張り余計な事を言うが、気を付けてみる気にはなったらしい】
【分かり難くても助言は助言、しっかりと受け入れる事が大切、という考え方なのだろう】

私は、まだ寒い時が沢山ある。
毎晩眠る時が辛くて仕方ない。

……?

【何処か足りない言葉の真意を理解出来ず、首を傾げている少女】
【裏の世界で生きるには無防備で、表の世界で生きるには無神経過ぎる、この少女は】
【今は、無垢な視線を其方に向けていた】

普通じゃない人の中で、更に普通じゃない。
そう、言われても…………私には、解らない。

【本人にその自覚は無いらしく、珍しく表情を変えて、しゅん、と、落ち込んだような色を顔に浮かべる】


……うん、生き返る。


【―――――そして、まさかの完食】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 00:27:33.04 ID:QqV2TntSO
【道に少女が立ち尽くしている】
【ボサボサの髪に薄汚れた長袖長ズボン】
【そのわりに汚れた感じのない肌】

【ピクリとも動かずに立ち尽くす少女はオブジェのようで】
【肌の下から機械の露出している右目のせいで投棄されたロボットのようにも見える】
【見た目の物珍しさに少し足を止める人もいるが、ほとんどは気にもとめずに通り過ぎる】

【足元には木や石を削った彫刻が並んでいる】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/20(水) 00:30:48.15 ID:z8mvMDsM0
>>540

まぁ、それなりに経験があるからね。
………振られる方の。

【傍目に見れば並より上な顔だが、優男というのも災いしてか、いい出会いには恵まれなかったようで】

72点か。
7割当たり、という事かい?
「死なないけれど」という言葉も何やら怪しいね。

…ああ失礼、余計な詮索かな?

【点数に関しては、好意的に受け止めたようだが】
【彼の様子を伺い、これ以上の詮索をするべきか考えているようだ】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 00:35:37.32 ID:1SUdTs+l0
>>542

――――――――あんな、何も分からねぇガキに、俺らがどうこうされるものかよ…………!

【廊下に退去し、ガルンロードは一人ごちる】
【最後まで、綺麗事を口にする事を憚らない、不愉快なガキ――――それが護に対して持った感想だった】

あれじゃ…………リーナの野郎が腹を立てるってのも、分かるもんだ……
つまらねぇ女だとばかり思ってたリーナも、あんな危ねぇ、良い表情が出来るんだ…………
あの、善人面したガキの化けの皮を剥ぎ取れるもんなら…………ッヒヒヒヒ…………ヒャハハハハハハ…………

【だが、不愉快さは裏返せば、同時に最高の愉悦をもたらす可能性をも示唆している】
【身の丈を知らない理想論など、容易く崩壊する。その時に、人は必ず生身の――――見るに耐えない醜悪で、生臭い本性を露わにするものだ】
【そのギャップは如何なるものか。どれだけ危なく燃えあがれるか――――ガルンロードは、不愉快であると同時に、楽しみでしょうがなかった】

それに――――首領も考えたもんだ…………望みもしねぇ肉親との殺し合いを強制された時…………レイドはどうなるか……
――――ッハッハッハッハッハ…………!! だるい気分が吹っ飛んだぜ…………!!

【ガルンロードは知っている。シュバルツ=L=ヴェイスが、レイドに対して仕掛けた最上級の『必殺技』を】
【それが日の光を見た時には、どうなる事か――――それを想像するだけで、退屈さなど消し飛んでしまう】
【再びウィスキーの小瓶を取り出し、豪快に煽りながら、ガルンロードは自室へと引き上げていく】
【刹那的快楽主義の殺人狂は、『その時』をひたすらに望み続ける―――― 一分一秒でも早く、現実の物になる為に】

/二日間乙でしたー!
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 00:45:05.10 ID:XgAi32EQo
>>546

どちらにしても咎められないな……

俺は今現在に至る過程に於いて、恋事と無縁だった訳だし

【スーツ姿の青年と比べて、青年の表情はボサボサの砂色に隠れて、窺い知ることは難しい】
【骨格だけで見れば、整った顔立ちの面影が見えるような見えないような】


別に良いさ……隠す理由も無いし、話しのタネにはなるだろ

まぁ…なんだ。簡単なことだ

例えば、粉々になったグラスを床に落としたとして、
そのグラスは「割れたまま割れない」という事になると思うだろう?

【言いながら、右手で水の入った瓶を取り、口をつけ】
【鳴らす、大いに大げさに喉を鳴らして流し込む、只管に】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/20(水) 00:47:45.56 ID:AdsNE4190
>>544

分からないなら、分からないで良い
私が普通でないと言うぐらいだから、相当だと言うだけだ

自分について無自覚に行動するのは自殺行為だぞ
もうすこし小狡くならなければ、ふとした弾みで死ぬことも有る

……本当なら、飢えてしまった時点で「詰み」に近いのだ

【―――ペースを乱されている】
【詭弁を並べてはぐらかす事は、簡単だけど】
【なぜか。今日に限ってそうする気が起きなかった】

【感情が眸に出ないよう、努めてるはずだけど】
【怒りとも憐憫ともつかない何かが、目元に零れて】

 【14歳で自から家を捨て、それから幾星霜――】
 【ある時を得るまでの、何も知らなかった自分を】
 【もしや彼女は、思い出しているのかも知れず】

…まるで掃除機だな、君は
吸引能力の退行していく、ありふれた掃除機であれば良いものだが

【そんな彼女も、お札数枚を平らげた少女に対しては】
【呆れの走る表情を、じっとりと向け――】

【少女に、先んじて】
【皿を返却し、店の外まで足早に出ようとするだろう】
【「願い」は、まだ口にしてすら居ないけど――】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 00:51:16.25 ID:E6wSufxSO
>>539
【その戦いは、見るものが見れば些か妙にも思えた。死合いに非ず、といった所か】
【二人の間には確かな殺意が介在し、互いの狙いもそれを裏付けていたが】
【その真贋は、と問われれば、恐らく首を傾げるものも多かろう物でもあった】

――上等。ベットを上乗せしよう、霞庵の饅頭を一ダース。
「乗った……けど、後で泣かないで、ねーっ!」

【恐らく演武と呼ぶのが最も近い。であるが然し、先に述べた通りに、情け容赦は一切なく】
【その実力に大差が無く、伯仲している以上。背後に目を遣る余裕など、臙脂の人影には有り得ない】

【接近は成る。音を聞こうにも銃声が邪魔だ、闇討ちは完璧だった。そうなる、筈だった】


【それを妨げるただ一つの不運は、黒の放った閃光の一撃】
【集束され指向性を持った白熱の銃火は、少年を捉える事こそないが】


【臙脂の影が右方へと横っ跳びにそれを躱した事により、状況は一転した】
【彼はそのまま直進すれば、苦もなく左足を膝から落とせたが。今や標的は逸れ、仮にこのまま仕掛けても】

「――――!?」

【恐らく、致命打とはなるまい。加えてその姿は、黒い彼の。――青年の目に、留まる事となる】
【驚いたように、その双眸を見開く彼。月光の下、ほんの数瞬だけ】

【相も変わらず浮かべていた、呑気な笑みが、消え失せる】
//あわわ、済みません……!まだいらっしゃいますかー!?
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/20(水) 00:58:17.69 ID:0E8yDy6AO
>>549

解った、自分が少し変な事は、ちゃんと自覚しておく事にする。
私は、まだ死にたくない、生きていたいから。

【何やら、様子のおかしい話相手を見て、流石に違和感の一つや二つ感じたのか】
【空いたトレイを置き、たた、と、走ってその後を追おうとする】
【その様子は、まるで、姉の後を追いかける妹のような、そんな無邪気な物で】

……色々と妙な呼ばれ方をしてきたけれど、掃除機と呼ばれたのは初めて。
それと、ちょっと待ってほしい。
まだ頼みを私は聞いていないし―――

【そう言って、少しだけ、本当に少しだけ声を大きくして】

―――貴方の名前も、聞いていない。
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 01:10:27.31 ID:5mXYa+T+o
>>550

……ちぃっ!!

【常に似合わぬ舌打ちの音は、嫌に草原に良く響く】
【空を切った刀がそのままに投げ出され、ごとり、と重く重くまた一音】
【二つの音は、僅かに一秒の猶予すら無く、連続で鳴る】

【横へ逃げた臙脂の影、自身と並んで右、一足離れた位置のそれを】
【地に限りなく目を近づけた少年は、睨み、見上げて】

【それ以上は近づかない。寧ろ、距離を引き剥がす】
【両手両足で同時に地面を叩き、反動で大きく飛び下がり。着地するのは、青年の右手側】
【着地と同時に、両手の指が地面に突き刺さり、身体を固定するスパイクとなる】
【得物を狙う肉食獣の、群れで狩りをするそれでは無く、単騎で正面から狩る獣の】
【前方へ突き進む事だけを視野に入れた、極端な前傾姿勢】

脚さえ潰せば、剣士なんか怖くはない、と思ってたけど
運が無かったね、僕も拳銃を用意しておくべきだった
避けられても直ぐにまた一発、なんの苦労も無く終わったのにさ……

【厚手のホットパンツの下に黒いボトム、赤い革のサイハイブーツ】
【左前のブラウスに白い毛皮のコートを重ねて、ターンクロスの首飾り】
【街を歩く姿と何も変わらないのに、その構えは文明から程遠い】

………こんばんは。あんまり面白い見世物じゃあない、ね

【新雪の如き白髪の少年は、自らの隣の青年に】
【いつもの声よりは少しばかり低めに、あのくすくすという笑いを聞かせた】


/どうにか居たぞー
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/20(水) 01:16:33.83 ID:AdsNE4190
>>551

【少女が自分を追いかけていることが分かると】
【彼女は態と止まらず、そのまま店の外まで出て行くだろう】
【そして店の裏手まで歩んだ後、止まる】

…出来れば、外でしたい話だったからな
だから、あの中では喋らなかった

私の名前は、大嘴 櫻芽(オオハシ オウメ)
――吸血鬼。そう覚えてもらえば、それで最善だ

【仄暗い店構えの背側で、大嘴は少女の瞳を見つめ】
【少しだけ躊躇ったのか。唇を、刹那無為に震わせてから】
【ハッキリと、冷たい声で言い放つ】

【「外で」などと言った理由は――殆ど、わかっただろうか】
【吸血鬼がいると聞いていい顔をする一般人は、かなり希少であるが故に】
【劣等感と言うよりは警戒心で、それを避けていたのだ】

……頼みというのも、簡単なことだ
私は、君が私に期待していたのと同じことを期待しているからね

ああ。つまりは、満たしておきたいのだ
なに怖い事は無い。献血に使う程度、貰えればいい

―――君の、血を

【確かに、「そうあれ」と説教できるくらいには卑怯だ】
【「安く」命の危機を救うことで。彼女は】
【普通の感覚では渡さないものを、奪おうとしている】

【殺意らしいものは無いけど、彼女の言葉が嘘でないとは言い切れず】
【強硬な出方をされるとしても、無理はない――】
【それを防ぐために、恩を売ろうとしたのだろうけども】
【先の「妙な様子」のいくつかがどこまで計算かは、藪の中だ】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/20(水) 01:27:11.39 ID:0E8yDy6AO
>>553

【たたた、と追い駆けて、漸く追い付けた時に言われた言葉】
【目の前の人物が吸血鬼だと云う真実と、自分の血を欲しがっている事】
【それを聞いて、少女は―――】

……え。

【と、余りにも間抜けな声を上げていた】
【予想外も予想外、そんな事は完全に想定していなかった、そんな本音が、声から感じ取れる】

ま、待って、オウメ。
代価が私の血……本当に、その程度で良いの?

【ぱちん、と、コートの袖から現れるのは、煌めく白刃、何処にでも有るナイフ】
【コートの袖を捲り上げ、それを、自分の腕、手首と肘の丁度真ん中辺りの位置に、す、と滑らせるように走らせて】
【ぼたぼたと、紅の液体を流させる】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 01:45:03.00 ID:E6wSufxSO
>>552

(?!……ッ――く、不意打ちか。まさか、示し合わせて――?)
(膝裏、腱にまでは届いてない。二人は拙いが一人は片腕、望みはある)

【彼が更に右前に踏み込むに合わせ、空中で僅かに身を捻る臙脂色】
【コートの背から引き抜いたダガーを投擲せんとするも、青年に′р突かれる可能性も有る、と】

【反撃は行わず、左脚を庇うように右の手を地面に着いて衝撃を殺し、接地】
【掠めはしたが浅く済んだ不意の一閃、痛みと熱を帯び始めた傷口を見ることもなく】

お生憎様、対策はあるよ。一度目が外れた時点で、望み薄、だ。
……誰の差し金?そこの黒いの発案、って風には思えないけれど。

【其方を見据えつつ右足を半歩前に。斜に構えつつ重心を僅かに前傾させ、太刀を左後方に下げて流す】
【一方、黒い青年はと言えば。彼にしては珍しい、心底驚いた表情を元の笑みへと繕うと】


「あは、ははは……。随分過激な観客さんだね、こんばんはー」
「…………えー、と。もしかしなくても、これって所謂ところの修羅場?」

【なんて、何時ものように宣った。気の抜けたような笑い声と科白とが、口の端から零れて】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/20(水) 01:45:18.02 ID:AdsNE4190
>>554

【求めていたものがそこに現れたはずなのに】
【ミリ程度の角度だけども、首を傾げてしまった】

…問題はない
純粋な「生き血」を吸えるのは、貴重なことだ

それに。代価以上のものを与えて良い事など無い
下心を上手に隠せるのは、…――

……、…いや、そこまで考えてなどいないか。

【されど。血を見れば、やはり一切の感情を湛えないまま】
【瞳の光だけが、夜に潜む獣のそれの如く妖しげに強まる】

 【分厚い爪で血を掬おうかと、僅かに思案したけども】
 【予想に反した少女の自傷で生まれた傷は、考えていたより大きかった】

―――ん、ぅむ、…っ。。

【ややあって。血の気の引いた唇を、ゆっくり少女の傷口に押し当てて】
【ミルクを嚥下する子猫さながらに、ぺろりとそこを舐め始める】
【鋭い痛覚は、塗り替わるように甘いこそばゆさへと変化するかも知れず】


 【眩しい紅 / 若さの滾る紅 / 呪われた、命の薬 / ―――】
 【歯の裏に擦り付けて その味を頬の中 蜜みたいに転がしていく】
 【人の生命を捨てた者の至福は、この時だろう】
 【――神の救いを投げ捨て、人の情けに水を向ける者の至福は】


【ひとしきり、それを終えると】
【生々しい口紅を差した唇を、少女から離すだろう】
【唾液か何かが作用したのか。傷は、ほぼ塞がっている】
【瘡蓋すら、そこには残らなかった】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 02:03:10.96 ID:5mXYa+T+o
>>555

………銃口が、一つなら、ね?
あーあ、惜しかった。運も実力の内なら、これは強敵だ
だけど……爪痕くらいは残せたし、いいかなぁ

……飛びまわるタイプに見えるし、ね

【少年の紅い目が見ているのは、彼女の太刀、その形状】
【脳内にキャンパスでも置いてデッサンをしているように、輪郭を視線がなぞり】
【一周観察が終わると、ブーツの踵を高く浮かせる】
【極端に変形したクラウチングスタート、最速で走りだせる構え】


……さーあ?修羅場、なのかなぁ。それは僕にも分からないや
だけど、もしお兄さんの目にそう見えるなら……

酷いなあ。そんなにあちこち手を出してたの?あんなに優しくしてくれたのに
それともあの言葉は全部嘘で、本当はなんとも思ってなかったの?
弄んで投げ捨てて、僕はただの玩具扱い……悲しいね

【青年に向けるのは、普段通りの冗談めかした商売文句】
【有る事無い事を、無い事八割で送る喉も、今夜は普段より重く】

【音は無い。白い影が、カタパルトで射出されたかの如く、最高速度から動きだした】
【第一手の狙いは、朔夜の右膝。接近し、横を抜けつつ右肘で打ち据える事】
【刃から遠い位置に飛び込み、攻撃を受けにくい後方へ抜ける事を目的とした一連の動作は】
【彼等彼女等が行っていた、約束組み手の様な殺意とは種類が違う】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 03:01:28.13 ID:E6wSufxSO
>>557
【ぐさり。苛立ち混じりに深々と、地面にダガーを突き立てて立ち上がり】

【失策だった、と。そんな自責の言葉が聞こえそうな表情で、小さく歯噛みする彼女】
【いつの間にやら、薄墨色から冷ややかな蒼に擦り換わった瞳で、少年の視線の先を辿る】

神や仏の加護があるほど信心深い性質でもないが、生憎と悪運は強い方でね。
一も二も大差ない。三つ有ろうが、そう易々とはいくものか……!

(……無駄遣いは禁物だな。下手に動けば、隙を狙い撃たれる)

【今にも飛び掛からんという態勢に対して、此方は目立った予備動作を見せない】
【ただ一つ変わったことと言えば、その周囲にふわりと薄い霞が現出し、棚引き始めた位のものだ】
【後の先が狙いか、或いは。そのどちらにしろ、仕度は整ったと見るべきか】


「いやいや、ぶっちゃけあの娘タイプじゃないし、出しても次の瞬間には刎ねられると言いますか、手首」
「……いや、お店の外でまで、リップサービスは使わないさ。そう器用な方でも、無いんだ」

「棄てないし、死なせない。玩具だなんて、ちっとも――君が、そう望むのなら」

【それに応える青年は、未だにどっち付かずのまま。明確な姿勢を決めず、へらへらと】
【嘘か真か、少年の耳に心地好いよう、選んだ言葉ばかり連ねている】

【あのバーの時ならば、「なんか、悔しくないけど負けた気がする」等とぼやきそうな彼女は】
【彼への不信も懐疑もない、ただただ平淡で冷たいだけの、鋭利な睥睨を向けるのみ】

【端から期待など掛けていない瞳。昔馴染みだろうが、所詮はそれだけの物だった】

(……近い体捌きなら、見た事がある。二度同じ轍は、そう踏まない)

【少年に対して彼女は、ただ下げた右手を其方へと伸ばすだけ。進路上に置くような形で】
【ぐにゃり。何とも判りやすく、掌を向ける先の景色が、蜃気楼の如く揺らめけば】
【正しく其処に、単一方向への指向性を帯びた力場が。上から押し潰すように、ほんの数瞬だけ展開される】

【それで以って肘を弾き落として逸らしつつ、逆時計回りにくるりと反転し】
【意趣返しとばかりに、下方へと太刀を一閃するだろう。狙いは然程正確でない、掠めれば御の字だ】

【その背後を護るようにして、瞳と同質の蒼が四つ。切っ先を合わせ、青年に向く】
【彼は応じて、その銃口を持ち上げた。刃へと照準を合わせる】

【――因みに。先程の仕合から数えて一切、彼は右腕を使っていない】
【スーツの袖には傷一つなく、左腕に捧げ持つのは、見慣れない形の黒い銃】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 03:25:32.36 ID:5mXYa+T+o
>>558

色男の言葉は、信用出来ないものの一つだよ?
信じてほしいのだったら、目に見える形で……ね

(……さあ、一本取るまでの試合だ)
(所見殺しは一回きり、その一回で勝負を決める……出来る筈)
(相討ちならこっちの勝ち、一手多いんだから)

【「近い体裁き」、確かにこれは、良く似ている事だろう】
【低姿勢での高速移動で的を絞らせない、まさに同形の戦闘スタイルだ】
【違う部分はと言えば、過去の例は脚技から飛び込んで来る事だろうか】
【どちらかと言えば手に比重を置く。そして体重も5kg以上違うとなれば】
【同形ではあるが、系列は異なる。そう見ても良い】

【右肘の切っ先が引き下ろされるも、振るわれた腕は途中で止められず】
【右の掌を左肩に触れさせ、漸く勢いを殺し】
【このまま走り抜ければ良いものを、少年は敢えて立ち止まった】

(……相手のしたいことを妨害するのが戦闘。だったら……)
(やりたい事が有る時は、敢えてその逆を行く……多様できないフェイントだけど)
(この位置なら横薙ぎは来ない、必ず振り降ろす……それが、力が入って確実だ)

【左肩に右手が触れた、顔に右腕を被せるような形の少年は】
【その状態を保ったまま、雑技団のようなばかげた柔軟さで、ぐいと後方にのけぞった】
【右足の裏を地面に付けたまま、上体が100度以上も倒れて】
【振り下ろされる太刀の軌道を、下から目を見開き、見た】

【肉を裂く感触は薄い、手に残るのは骨を砕く重い衝撃】
【振り降ろされた太刀は、少年の右肘、上腕と前腕の継ぎ目を打ち砕いた】
【切断にまで至らなかったのは、それが関節の外側からの斬撃だった事と】
【肘を曲げ、関節部分に厚みを作っていたのが理由だろう】


さあ、飛車角の交換だ

【そして少年は、予定していた反撃へと移る】
【自分の右腕を壊した太刀、その柄を掴む彼女の左手。自分自身の左手で、その手首を掴もうとしつつ】
【左膝を彼女の左肘の外側へ、てこの支点の様に宛がう】

【もし、その状態が完成したのなら】
【少年は右脚の力と後方へ掛かる重力を用いて、その状態から後転しようとする】
【形としては、相手の左腕だけを掴み、関節を極めながら投げる巴投げ、とでも言おうか】
【踏み込みは兎も角、肘の一撃は特筆すべき事も無かった。だが、この一連の動作はどうだろうか】

【少年は、白狼の白蘭は、グラップラーである】


/おう、ちょいと遅れたすまーん
/まだまだ眠気は大丈夫だけど、このテンポだと次の次の返信辺り危ないかもー
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 04:19:09.19 ID:E6wSufxSO
>>559

「…………仕方ない、かな。名前は――えーっと、何だっけ」
「Killer Bee≠セったかな。……上手く避けてね?朔夜ちゃん」

「一寸ちくっとするだけじゃ、済まないと思うから」

【ロングバレルに一体となった片刃の銃剣を備える、漆黒。武骨な意匠の大型機巧拳銃】
【銃剣の刃渡りは30cmそこら。近接戦を考慮してか、根元には幅広のナックルガード】
【ダブルアクションの自動式、復列装弾。カートリッジ数は、最大で14+1】

【実弾でなくエネルギー弾で以って対象を破壊する、携行兵器】
【その銃口は、彼女に向けられた。トリガーが引かれれば、確かに蜂の一刺しでは済むまい】

【尤も、引かれればの話だが――さて、彼女はと言えば。太刀を振るった直後、手首を掴まれ】
【そのままあっさりと巴投げを喰らい、地面に叩き付けられる。或いは、投げ飛ばされる】
【掴まれる寸前で左腕を捻り、膝が宛がわれる位置を左肘内側へ。関節が極められ、圧し折れる事は逃れたが】

【掛かる負担には、然程の差異もあるまい。辛うじて剣を握って居られるか、そうでないかだけの違いだ】
【彼女は態勢を立て直さんとしつつ其方を睨み据え、空中に待機させた蒼い刃を】

……王手「詰んでないよー、っと」

【四つ纏めて彼に射出せんとして、だが放たれた閃光に内三つを消し飛ばされる】
【残り一つは、少年に放たれるだろう。未だ掴まれたままならば、その左腕から肩を狙って】

【一方。青年は見た目の上では呑気なもので、マガジンを再装填中だ】
【動作が若干言い訳じみている気が、しないでもなかったり】
【善くも悪くも、情に流される性質なのだろう。少年を狙う事こそ無いが】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 04:39:10.01 ID:5mXYa+T+o
>>560
【後方へ、反っての投げ】
【これの利点は、勢いそのままに、崩れた相手に追撃をし易い所】
【右手を使わずに実行可能な関節技を、知識の中からリストアップして】

(……設置≠ゥ……この手の能力には苦労させられる。打開策が少ないからね)
(的を変えて放てる相手だと、先読みが通用し辛―――)

―――……ありがとう、お兄さん。いいタイミングのキャスリング
でもね、僕はキングよりクイーンで在りたいなぁ

【次の行動より一手早い四つの刃の射出。軸足を引いて四肢の残りは二、対応可能数が二つ足りなかったが】
【それを補う青年の銃撃に、目こそ向けないが礼の一言】

【少年は飛来する刃に対し、右足を一歩だけ後方へと下げる】
【右後方、前後に僅かでも遠ざかりつつ、身体の軸からも刃を避けて】
【掴んでいたままの左手を解放、自らの右手首を掴むと】
【右手の手の甲を振り上げ、刃の腹へとぶつけ、その軌道を外側へ逸らした】


【片腕は重傷、だが残りの三肢は健在、内出血は激しいが外へ噴き出すそれは少ない】
【今は防御より攻撃を意識するべきと、少年は動き続ける】

起きる途中、左足を狙って!

(負傷した足、逃れるにしても反応が遅れてくれればそれで良い)
(運よく直撃したら、それはそれで良い……)
(……短時間でも抵抗する力を奪えれば、拘束出来る……そうしたら)
(そうしたら、今度こそ運が回ってくるかもね)

【青年に指示めいた言葉を飛ばしつつ、後方へ引いた右足の踵を浮かせ】
【格闘技の蹴りではない。サッカーボールを蹴るかの様な軌道で、地面に落ちた朔夜の頭を狙う】
【蹴りに体重を乗せる技量が無いからこその、安直な軌道の蹴り。身に付けた体術は、ジャンルの偏りが有るらしい】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/20(水) 04:46:07.05 ID:0E8yDy6AO
>>556

……なら、良かった。
何かをして貰ったままなのも、気が引けるから。

血で代価になるのなら、死なない程度に貰ってくれて構わない……っあ。

【ん、と、身体に走る奇妙な感覚に身を震わせる】
【でも、それも極僅かな時間だけで、あとは、只終わるのをじっと待つばかり】

……これで、良いのかな?



//っあばばばばごめんなさい意識が数時間吹っ飛んでましたぁああああ!!
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 05:46:17.99 ID:E6wSufxSO
>>561
【青年は再装填を終え、照準を合わせつつ宣う。どうにも、攻めに回るのは気乗りしないらしく】

「攻撃、かー。嫌いじゃないんだけど、誤射は避けたいからねぇ」

「……でもまあ、仕方ない。あいあい、さー?なんちゃってっ」

欝陶、しい……。

【正しく立ち上がるその瞬間に、膝を狙ったピン・ポイントの三連射を放つ】
【対して朔夜は、能力で防御。一つ。咄嗟に生成する蒼色の障壁が、閃光を弾き拡散させる】
【二つ、立て続けの損傷箇所への狙撃が、障壁を粉砕せしめる】
【彼女の手を読んだ一撃、本命の三つ目は着弾するかに思われた、が】


どうした、鈍ま……蜂どころか、亀にも劣るぞ。
「――――それ、反則じゃないか……」

【彼女は上体を起こし、太刀を振るって閃光を斬り。左手を真一文字に払いつつ、右手を添えて】
【右足を軸に時計回りの反転、そのまま少年へと振り切った。狙いは胴】


っ、う――――!? ………、………。

【その成否を問わず腹部に蹴りの直撃を受け、またも後方に倒れる形となる。青年への対処で、反応が遅れたか】
【腹を押さえて漏れ出る呻き声を噛み殺し、太刀を右手に握り直して。ぼそり、何事か呟いた】
//重ね重ね亀で済みません……。
//倒れた状態の頭部にサッカーボールキックって事は、上体起こすと大体背中辺り→反転して腹、ってな感じで大丈夫でしょうか
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/20(水) 06:25:32.68 ID:34TIwZir0
>>548
/うわあああ寝落ちしましたorz
/今日の夜8時辺りから再開できますか…?
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 07:37:00.50 ID:XgAi32EQo
>>564
/その時間は家に居ると思うので、大丈夫だと思いますよー
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/20(水) 07:47:57.75 ID:+ZJb1LbU0
>>565
/了解しました、では8時からお願いします!
/すみませんでした…
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 07:51:02.89 ID:XgAi32EQo
>>566
/いえいえ、此方もよくやるクチなのであまりお気になさらず〜
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 16:42:46.60 ID:Nm8Ifj94o
【郊外──廃虚】

(ルビーシャ──結局、丸く収まってしまいました、か……)

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女がいる】
【彼女の纏う、白地のふんわりとしたワンピースの裾の部分には青いハートマークが描かれており
 その周りには大きさが不揃いの水玉模様が散らされている】
【そんな独特のデザインのワンピースの上から紺のロングカーディガンを羽織り】
【まだ、寒いからなのであろう。その上から更に茶色の上品なコートを着込んでいる】
【コートの色にあわせ、靴はこげ茶のショートブーツ】
【右の人差し指には紅い石のついた指輪をはめ、首にはチェーンのついたコインを下げていた】

……羅山、様。
矢張り貴方様は──いえ。でも……そうは、信じたくないものですわね。。

【──たんっ】
【廃虚の宙に、銃声が響く】
【見れば少女の手には、無骨な黒いハンドガンが握られており。廃虚の壁には、空いたばかりの小さな孔】
【何らかの訓練中だというのは、見て取れるだろうか──】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 17:04:29.28 ID:Nm8Ifj94o
>>568
/超取り消し。超ごめんなさい
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 17:20:09.47 ID:Nm8Ifj94o
>>476

【「過去へはいけない。たどってきた道筋は、曲げる事は出来ない」】
【それを聞き──利織はこくりと、頷いた】
【過去に何かがあったのか。変えられるものなら、変えたい何かがあったのか】
【それを聞く事は──互いに、今が機会ではないのだろう】

──、……、

【飴談義に折れた相手をドヤ顔で見たのもつかの間】
【漏らされた低音の笑い声に、矢張り強張ったような表情を向けてしまった】
【冗談を飛ばしたと思いきや、自分には予測できないタイミングで悪い表情を見せる彼──レゲンス】
【つかみどころがない。何を考えているのか、分からない】
【それは、彼女にとって。或いは、普通の人間にとっては、酷く不気味なものであり】

……みっつですね、超覚えておきます

【それでも。甘い物に関しては目がないのか】
【強張った表情に僅かな明るさが戻り。口元が悪戯っぽく曲がる】
【この辺りは、矢張りどこか子供らしい】
【最も、そんな事を言えば彼女はまた「子供扱いしないで」と拗ねてしまうのだろうけれど】
【そして。赤い少女──ルーフスの声を、初めて、聞いて】


────、「ユニット」、「プログラム」……ロボット、いえ、アンドロイド……?

レゲンスさん……、彼女は……ルーフスちゃん、は、一体──?

【生まれる、戸惑いの色】
【余りに唐突過ぎる事実を聞いて、困惑しているのだろう】
【ちょっと変わり者の少女だと思っていたのに】
【まさか「自動殺戮」なんて物騒な単語を奏でるなんて──思って、いなかったから】
【ついで思いだすのは、彼が先ほど紡いだ単語「人造人間」】
【「まさか」──脳裏に、思い浮かんだ事実を否定する言葉を漂わせるも】
【どうしても、それを否定する要素が無くて。否定できる要素が、見つからなくて】
【表情に不安そうな色を付けたし。ひょこんと帽子のポンポンを揺らして】
【櫻の国特有の、黒い瞳を。利織は、レゲンスへ、向ける】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 17:44:07.08 ID:buFelfDOo
>>570

(ふむ、少しばかり素が入ってしまったか。まあいい、いずれ敵になることも――ないだろう)
(この子がどれほどのものかは知らないが、な)

…おっと、少し、怖がらせてしまったかな?
よく言われるんだよ…“お前の笑いは怖い”って、な

【そう言って、苦笑いを作って見せる】
【無理にイイヒトを演じる必要はない。少しだけ、この世界のことを知れればそれでよかった】
【故に要所要所で漏れる素顔。この男は―目の前の彼女を少しばかり、取り込もうとしていただけだった】

ああ、楽しみにしておきたまえ

【そして、魔術教会に赴くかどうかも、また怪しいものであった】
【この男にはそこへ行く理由が、なかったから】

【だから――】


っくくく……さあ、どうだろうね
確かめたいのなら、彼女に触れてみるがいい

     ――――――きっと、“わかるよ”

【向けられた黒の双眸。それをレンズの奥の虚ろな紫の双眸が、絡め取る】
【やがてその視線を掻き消すかのように、眼鏡を人差し指でクイ、と上げて整えると】
【ルーフスの隣に屈んで、彼女に小さく耳打ちする】

―――あの子を、斃しちゃダメだよ――

【終わると手に何かを持たせて、立ち上がり、踵を返すだろう】
【カツ、カツ、カツ、革靴の音を響かせて。彼は歩いてゆく】
【引き留めようものなら、それは可能だ】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 17:51:24.52 ID:buFelfDOo
>>571
/ヤベ、ルーフスの描写忘れました
/【赤い少女―――ルーフスを残して】
/を最後から二行目に追加してください。すいません
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 17:56:00.68 ID:Nm8Ifj94o
>>571

うぅ──た、確かに超怖い、あ、いえ、ちょっと怖いです、けど。。

【「超」というのは彼女の口癖なのだろう】
【だがその接頭語(?)は相手の誤解を生むことも多々あり──】
【「怖い」という単語の前に付けた「超」を、慌てたように訂正し】

んふー、超期待しておきますよ

【それは、社交辞令だというのを利織自身分かっていたのだろう】
【にまりとした悪戯笑顔を相手へ向け。この話題もまた、此処で終わらせる】


──、触れ、て……?

え、って、あれ?レゲンスさん、超どこへ行くんですか?
ルーフスちゃんのこと超忘れてますよー?

【そして──歩いていくレゲンスを。ルーフスを置いて、去ろうとする彼を見て疑問を抱いたのだろう】
【きょとんとした表情を浮かべ】
【置き去りにされた子供を慰めるかのように、ぽん、と】
【ぽん、と。ルーフスの頭を一度だけ、「なでて」から】
【赤い彼女を追い越して、レゲンスを追いかけようと。一歩、二歩、三歩、踏み出して──】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 17:57:23.92 ID:Nm8Ifj94o
>>573
/おっとこれだと確定描写か
/最後から二行目。
/×「なでて」から
/○「なでようとして」から
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 18:01:24.53 ID:5mXYa+T+o
>>563
【2VS1、銃と格闘技での二段構成。負ける要素どころか、不利の欠片も無いと】
【とどめに掛かった少年は、認識するには時間が足りな過ぎる光景を見た】

…………、ぁ?

【銃撃の三連射を防ぎ、更には自分へまで届く反撃】
【武器を持たず、徒手空拳で戦う少年に、防御の手段はない】
【そして、刃が来る方向。右腕は肘が砕けて、今は動かせる状態になかった】

【骨の防御もない薄い腹部は、刃を通過させるのには酷く楽な的】
【血が噴き出して白いブラウスを染めるのは、二拍ほど遅れての事だった】


…………あーあ。やっぱり、銃……持つべ き、  かな

【咄嗟に腹部を抑えた左手も、秒も持たずに赤く塗られる】
【立てかけられた戸板が滑るかのように、少年はうつ伏せに、受け身も取らずに崩れた】


/帰宅したので返レスー
/そして位置関係は大体そんな所で良い筈
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 18:07:42.99 ID:buFelfDOo
>>573

【レゲンスに追いつくのは造作もないことだろう】
【距離はあるとはいえども、歩くレゲンスと走る利織――】
【彼がここから去ってしまうよりも前に追いつくのは明白だ】


【―――この後、彼女の背後で起こる異変に、気を取られなければの、話だが】


「………………………」


【 ―― ゴォッ!! ―― 】

【利織の手が触れた数瞬後、ルーフスからどす黒い魔翌力が溢れだす】
【渦を巻き、天をもその色で染めんばかりに】
【そしてルーフスは、歩き出す】

【利織の方へと、一歩づつ、一歩づつ、音もなく】



【―――――その顔に、兇猛な笑みを浮かべて】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 18:22:06.64 ID:Nm8Ifj94o
>>576

【ぽぉんと】
【魔力に煽られたかのように。人形たちがルーフスから離れる】
【ぽん、ぽん、ぽんとはねた10の人形たちは、慌てたように利織の元へ戻ろうとしていて】


      ────── ッ !?


【溢れだした黒い魔力。それに気づかぬわけはない】
【仮にも魔術師を名乗っている身だ。気付かぬ理由など、欠片もない】
【脳が警鐘を鳴らす。危険だと。危ないと──本能が、告げる】
【「もしかしたら」なんて。安全かも知れないだなんて】
【爆ぜるかのように溢れだした魔力の前に──そんな思考は、木の葉のように押し流され】
【レゲンスを追うことよりも。己の身を守る事に、意識は飛ばされる】
【ば!と。ぽんぽんを揺らしながら彼女は背後へと。ルーフスの方へと、振り返って──】


(掃除機──超だめ、です……ルーフスちゃんの後ろに、超置いてきちゃってる──!)

レゲンス、さ……ルーフス、ちゃ…………、


【音も無く。映画に出てくる「終焉」の名を冠した殺戮人形の如く歩んでくるルーフスを見て】
【彼女は、短く悲鳴を喉に押し込め。表情を恐怖で凍らせる】
【考えたのは、まず逃げる事。もとより戦闘は得意とはしていないための思考】
【だが。逃げるための道具/掃除機は、ルーフスの背後。手すりの傍に、置き捨てられていた】
【このままでは──逃げるためには、赤い少女の横を通らなくてはならない。今の、状況で】

【一歩。二歩。歩き方を忘れてしまったかのように、ぎこちなく】
【利織は相手から遠ざかるように、後退る】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 18:34:16.75 ID:buFelfDOo
>>577

くく……では、また会おう。機会があれば―――ね

【ギィィィ――】
【次に響くは鉄の扉が開く高い音】
【扉を閉めるつもりはなく、革靴を鳴らして、階段を下りてゆくだろう】
【低く悪意の籠る、哂いを残して】


「……………………」

【もうルーフスは、人形などに目もくれなかった】
【真っ直ぐ紅蓮の双眸を利織に向けて、無音の内に歩み寄るだろう。後ずさる彼女を追い詰めるように】
【狂気で幼い顔を満たして】

【そして手の届く距離まで詰めれたならば、漆黒の魔翌力を纏わせた白い腕を、彼女の手へと伸ばすだろう】
【触れたならばその個所から、身体の魔翌力がほんの僅かだが抜け落ちる――いや吸収されるような感覚が襲う筈だ】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 18:52:49.72 ID:Nm8Ifj94o
>>578

【その言葉に、返事を返す余裕すらなくて】
【彼の方を、振り返る余力すらなくて】
【また、一歩。後ろへと下がる】
【鉄の軋む音も。階段を下りる靴音も──既に、頭は処理してくれなかった】


ルーフス、ちゃ────、


【首の途中が括れた首絞め人形。ぽぉんと跳ねて。白い魔力を、その身に纏わせ】
【お目目の大きな寝過ごし人形。何もすること無く、じぃとルーフスを見つめ】
【お口が大きい人食い人形。背後に腹の大きな人形と髪の長い人形を携えて】
【脚の長い旅人人形。両腕が長い悪戯人形。頭の大きく、目がない学者人形】
【片腕だけが長く太い薪割り人形に、首にロープが絡まった首吊り人形】
【とん、とん、とんと跳ね。飛び。主の元へ、ただ走り──】

【人形たちは。主の危機を救おうと懸命に跳ね飛んではいたけれど】
【不幸な事に。彼らは間に合わなかった】

【白い手が、触れる。長袖で覆われた利織の腕に。黒き白腕が──触れ、て】


だっ────、


【最後に掛けようとしたのは、静止の言葉だろうか】
【抜け落ちた。吸収されゆく魔力。「何の媒介も無しに」己の身体から流出する魔力】
【黄金色の、きらきらとした魔力は。最初の内は、すんなりと。ルーフスへ、渡るであろうけれど】


          あ、ぁ、あ、ぁあああぁあぁああぁああああああ────!!


            【   ──────  洪 ! 】


【金色が、爆ぜる。洪水のように。嵐のように──黒を、飲み込むかのように、爆ぜる】
【浮かぶ表情は苦悶の色。望んでいない、魔力の解放】
【何の属性も込められていない、純粋な魔力の放出は──赤い少女の目に、どう映るのか】

【煌々と、夕闇に染まるビルに黄金色が渦を巻く】
【悲鳴を搾り出す喉は、枯れないかどうかが不安になるくらい】
【暴走、なのだろうか。たった少しだけ。魔力を、吸われた位で】
【「自称」「天才魔術師」の彼女が──何故】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 18:57:38.54 ID:PNXb3ftxo
【公園】

……はぁ…やっぱり私には、正義の味方なんて無理なのかな…
悪人を見逃したり、助けたり…


【赤い長髪に緑の瞳で
上は赤のTシャツの上に黒いパーカーを羽織っていて、下はジーンズ
と言う格好の高校生位の少女がベンチに座って落ち込んでいる】

【横においてある巨大なリュックサックからして、旅人なのだろうか】
【少女の腰の右側にはホルスターが収められており、そこから装飾の施されたコルトパイソンが見える】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 19:00:29.38 ID:dtDCX2SSO
【公園】

【噴水前のベンチにペパーミントの髪色、琥珀色の瞳の少年が座っている】
【少し大きめの黒と灰のチェック柄の長ズボン、白く柔らかなブラウスの上に羽織った、学校の制服を思わせるベージュのブレザーの右肩部には校章が縫い付けられている】
何だろう…特別な力って
そんなゲームやアニメじゃあるまいし、普通…いや

異世界に居るって時点で普通じゃないか

どっちにしろ、有り得ないよ…
僕なんて何の取り柄もないただの高校生だもんな

あー、みんな無理っていうけど…何とかして帰りたいなぁ

【はぁ、と大きな溜め息をつき、ガクリと肩を落とす】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 19:10:43.75 ID:wavT6ko1o
>>580

【公園にやってくる、1つの人影】


【曇り無い、黒い瞳にぺったんこの、長くもなく、短くもない黒い髪】
【黒い学生服を、キッチリと着こなし、腰には2つホルスターを付けて、その中には銃が1丁ずつ】
【身長は、165cmほどで、見た感じの年齢は15歳前後である】

【少年の頭の上には、鋼色の雀が、少年に寄り添うかのように飛んでいる】

【ベンチにでも座りにやって来たのだろう。少年はベンチへと歩みを進めていく】
【少女に気づくと、少女の前までやって来て一言】

そ、その…俺もベンチ座ってもいっ、いいですか……?
【少女の座っているベンチを指差してから一言】
【終始噛んでいるのは、少女が落ち込んでいたために、戸惑っているからだろう】

【腰にホルスターを付けている辺り、一般人ではなさそうである】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 19:11:07.94 ID:dtDCX2SSO
>>580
はあ……
…………え?
【ちょうど同じ場所、同じシチュエーション】
【ちょうど隣に座っていた少女と同じぐらいのペパーミントの髪色、琥珀色の瞳の少年が振り向く】
【少し大きめの黒と灰のチェック柄の長ズボン白く柔らかなブラウスの上に羽織った、学校の制服を思わせるベージュのブレザーの右肩部には校章が縫い付けられている】
あ、あははははは…

こ、こんにちは〜……

【何となく気まずそうに、ぎこちない笑みを浮かべて挨拶をする】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 19:13:55.35 ID:dtDCX2SSO
>>580>>582
/すいません…>>583は無かったことで
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 19:14:35.86 ID:Nm8Ifj94o
/ルーフスの方、申し訳ない次遅れます!
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 19:15:41.09 ID:PNXb3ftxo
>>583

…えっ、あっ…

【こちらもたった今気づいて】


こ、こんにちは…

【少し驚いた様子で会釈を返す】

……もしかして、全部聞こえてました?…

【そして恐る恐る少年に尋ねる】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 19:16:32.80 ID:buFelfDOo
>>579

【確かな魔翌力、金色のそれを奪いとり。そこで彼女は手を離すだろう】
【おそらくレゲンスから伝えられた言葉は、彼女を“行動不能”にしてしまわないことだったのだろう】
【その辺りはまだまだ子供の利織を傷つけない為なのか――それとも、単純な悪意なのか】
【そして、伝えられたことは果たして本当に、それだけなのか――?】



――――――!!


【次に金色の魔翌力が――爆ぜる。続く長い絶叫】
【しかしルーフスが動くことはなかった】
【彼女に浮かぶ苦悶の表情を、狂気を湛えたその眼でジッと捉え続けるのみ】

【やがて彼女は、利織の頬へと小さな手を伸ばそうとし――】


「……………………これで…私が何か、わかった…………?」


【初めて彼女が普通に口を開くだろう】
【そして紡がれるは、自分という存在がどんなものであるか、理解したか?という問い】
【勿論これだけではわからないかもしれない。明確な答えが提示されていないのだ】

【だから彼女は最後に】


「…………………私は、その子たちと……同じなのよ…」


【利織の周りで飛び跳ねる人形と同じだと、小さく零した】
【相変わらず、感情のこもらないその声で】
【利織の疑念は、これで晴れるだろうか。彼女はレゲンスが仄めかした―――人造人間、だったのだ】
【人の魔翌力を奪って殺戮を行う、兵器。それは今まさに利織の前に立っているが、彼女に殺意は“今のところ”なかった】

【彼女は、叫ぶ利織が落ち着くまでずっと彼女から離れようとしないだろう】
【ただ、兇猛な笑みを眼前で浮かべるのみで―――】


/ご飯食べてきます!すいませんが少しお待ちを!
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 19:16:37.80 ID:wavT6ko1o
>>584>>586
/あ、俺引きましょうか?
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 19:17:20.31 ID:PNXb3ftxo
/うぎゃあ、ちょい焦って>>582を見逃していました。

>>583さんには申し訳ないですがちょいレス返しなおしますです、すいません
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 19:18:47.47 ID:dtDCX2SSO
>>588
/いえ、私の方が遅かったので…
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 19:19:42.43 ID:wavT6ko1o
>>589>>590
/複数……になるんですよね?俺は大丈夫ですよ
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 19:22:39.06 ID:O+9xgulEo
>>548

へぇ…意外だね。
もしかして、寄って来る女の子を撥ね退けてるタイプなのかな。
「面倒臭い」、なんてね。

【そんな推測を立てる青年】
【患者衣の男の持つ雰囲気から、そういった印象を受けたのだろう】

【そして、彼の言うグラスの例えを聞いて】

そうだね。
既に粉々になったグラスは、最早“割れる”という可能性を持たない。

君の言う通り、「割れたまま割れない」ね。

【乾いた砂が水を吸うように、喉を鳴らして水を流し込む青年に】
【彼なりの理解を示して、その続きをゆったりと待つ】

/引き続きよろしくです!
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 19:22:57.59 ID:PNXb3ftxo
>>590>>591

/自分のせいでややこしいことになってしまってすいません。
/複数か>>582さんとさせていただくかどうしましょう?…
/自分はどちらでも可能です。
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 19:25:56.58 ID:dtDCX2SSO
>>593>>591
/私もどちらでも構いませんが…複数がらみはあまりなれてないのでレスが遅くなるかもです
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 19:28:57.95 ID:1SUdTs+l0
【酒場『八福尽星』】

「――――珍しいな。何時までタバコを吸ってるつもりだ?
お前さん、今日は少し一服が過ぎるんじゃないか?」
……知ってるかマスター。ニコチンと言うのは、少量の摂取は集中力のアップをもたらし、大量の摂取はリラックス効果をもたらすんだ…………
情報が――――大事な情報が集まった。だが…………こうでもしないとイライラしてどうしようもないんだよ。こればっかりはな…………

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【いつもの隅の席ではなく、カウンター席に腰掛け、眉間に皺を寄せながらパイプを吹かしていた】

【カウンターには、店のマスターと思しき男が、その様子を見守っている】
【痩せ身の中年で、頭はつるりと禿げあがり、眼窩の深い、ものを鋭く射抜くような視線を持ち、口ひげを生やした】
【服装さえどうにかしてしまえば、どこかの哲学者のような、独特な雰囲気を讃えた男だ】

(――――橋立 椿が『孵化』…………リイロが、生物兵器に改造…………
機関との連携…………『V.I.C.特別区』…………なんてこった…………)

【気難しげな表情を浮かべながら、無心にパイプを咥えている猫人間】
【時折、ぎゅっと目を窄める仕草を見るに、内心あまり穏やかではないのだろう】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 19:29:29.76 ID:qjWI0dLKo
【光の国、とある荒野】
【そこに、幾つかの銃声が響き渡った】
【足元には、2つの死体。どちらも脳天を撃ちぬかれている】
【死体の間を抜けて、歩き出す人影は、はぁ、とため息をついて】

ったく、マスターは人使いが荒いんだよちくしょうが。

【その姿は、所謂メイドさんである】
【ロングドレスの上に白いエプロンを着て、靴は編み上げブーツ】
【ホワイトブリムで髪は後ろに纏められている】
【髪の色は情熱的な紅蓮で、瞳は深海の如く深い蒼碧】
【右耳には、《58》という文字が刻まれたピアスが着けられている】
【見た目だけで言えば、何処から見ても完璧なヴィクトリアンメイドスタイルのメイドさんであった】

之が、光魔鉱ねぇ……。
まあ、いいや、<Open>。

【肩に担いだズタ袋には、大量の鉱石が詰め込まれているのが分かる】
【右腕に付いた腕輪に、ズタ袋は吸い込まれるようにして消えていった】

<Close>。
さぁて、生き残りは居ないかね。

【両手に、ホッチキスのような物を持って、血まみれの荒野を悠々と歩いている】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 19:30:57.88 ID:wavT6ko1o
>>593
/いえいえ、お気になさらず!俺は、遅くなっても大丈夫ですよ!
ドロルさんの人が良いのならば……
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 19:31:28.40 ID:wavT6ko1o
>>597
/おうふ、安価忘れ、>>594
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 19:31:40.20 ID:PNXb3ftxo
>>582>>583

…はぁ…
普通正義の味方は悪を倒すよね……
見逃したりなんかしたらもうそれ違うよ…

【相変わらずため息をついて】


【そして落ち込んでいるせいで少年には気づかずに居たのか、
声をかけられて初めてその存在に気づき】


!…あ、は、はい…どうぞ……構いませんよ…

【慌ててリュックを地面に下ろし、琥珀色の眼の少年の方に寄り、場所を空けて】


/では複数で進めさせていただきます…。
/が、このタイミングで夕食…20分ほど帰ってきません…。
/お二人方、本当に色々とgdgdで申し訳ありませrん…
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 19:35:21.29 ID:qjWI0dLKo
>>596
//おっと、御飯作ってくるので、しばらく反応できないかもです
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 19:37:19.01 ID:MiXzuI/go
>>596

んー
鉱石集めのお仕事ですかー?

【声をかけたのは、荒野に立つ白い人影】
【蒼い瞳に、真っ白な水兵服】
【ウェイブの掛かった薄紫のロングヘアを持つ、18歳程の少女だ】

【人差し指を口元に当てて、眠たげな双眸をそちらに向けている】

>>600
/把握ですー
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 19:44:11.55 ID:wavT6ko1o
>>599>>583

あ、それじゃあ失礼します
【そう言うと同時に、ベンチへと座り、ふぅーと安堵の溜め息を吐く】
【頭の上を飛んでいた鋼の雀は、少年の頭の上へと着地】

盗み聞きして申し訳ないんですけど……
正義側の人なんですか?

【一度、少年の方へと視線を移し、それから少女の方へと、視線をやってから、一言】
【少女の呟きを聞いていたのだろう、謝りを入れてから質問】
【言葉に敵意など入っておらず、寧ろ、同じような境遇なのだろう】

【一瞬少年の挨拶に、こっ、と言いかけたが、少女に挨拶をしていると思って言葉を呑み込む】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/20(水) 19:52:59.22 ID:OI2kkNx00
【街中】

「せっかく出番があっても、することがなければ意味が無いんですの。」

……だから、出番って何のことですの?

【金糸雀色の髪を、緋色のリボンで二つに結って】
【適度にフリルをあしらった、若草色のエプロンドレスを着て】
【足元は、白のロングブーツ】
【そんな容姿の少女が、一人。しかし、声は二つ】

「極々たまーに天から降ってくる素敵なものですの!」

良く分かりませんの……。

【右手に嵌めた、自分とそっくりなパペット人形をぱくぱくさせながら、話しているのは】
【実際に人形が喋っているのか、それとも腹話術を用いてまでの独り言なのか】
【ともかくも、少女のものではない声は。地味に人形から響いているのだが】

【道をふさいだりはしていないものの、何となく目立つ、ような】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 19:52:59.24 ID:dtDCX2SSO
>>602

(学生服……同じぐらいの子かな)
【やってきた少年にチラと見る、そして、目に入ったのは腰の二丁の銃】

…………!?こんにちは…
(も、モデルガンかなんかだよね…?)
【あまりじろじろ見ると失礼か、そう思いながら誤魔化すように少年にも挨拶をする】

>>599
あ、ごめんなさい

(この子も同じぐらいなのかなあ…この世界の子かな?)
【少女が寄って来るのに合わせて、座る位置を少しずらす】

…………

(……こんなとき、どんな顔をすればいいかわからないの)
【何処と無く気まずそうに頭をかく】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 19:55:19.10 ID:O+9xgulEo
>>548

へぇ…意外だね。
もしかして、寄って来る女の子を撥ね退けてるタイプなのかな。
「面倒臭い」、なんてね。

【そんな推測を立てる青年】
【患者衣の男の持つ雰囲気から、そういった印象を受けたのだろう】

【そして、彼の言うグラスの例えを聞いて】

そうだね。
既に粉々になったグラスは、最早“割れる”という可能性を持たない。

君の言う通り、「割れたまま割れない」ね。

【乾いた砂が水を吸うように、喉を鳴らして水を流し込む青年に】
【彼なりの理解を示して、その続きをゆったりと待つ】

/早すぎた気がするのでもう一度…
/引き続きよろしくです!
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 19:56:28.37 ID:PNXb3ftxo
>>802

(…ペット?)

【頭の上に少し眼を奪われている様子】


えっ…あー…正義の味方を目指しては居るのですが…
実際はそんな大した事は出来てないです…
せいぜいパトロールとか注意とか…
たまに本当の悪人に出会っても、見逃したり、それで呆気なく騙し討ちにあったり…

【絶えずため息を漏らしながら俯いてそう答える】


>>604

ああ、いえ…周りが見えてなかった私が悪いですし…

【未だに落ち込んでいる様子で】


……まぁ事情はこちらの人に話した通りなんですけどね…
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 20:00:38.28 ID:MiXzuI/go
>>601
//すみません!こちらもご飯食べてきます
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 20:01:02.16 ID:z8mvMDsM0
【公園】

【人気もなく、風が静かにふく、この場所】
【少し違うのは、公園いっぱいに甘ったるいココアの匂いが独占している事だ】

【その匂いの原因を探ると】

最近、仕事で忙しかったですね…
疲れて、肩が痛いし……
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女がベンチに座っている】
【口にはココア色のタバコを加え、甘ったるいココア匂いがする煙をはいている】

【……犯人は彼女だ】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 20:03:37.32 ID:Nm8Ifj94o
>>587

ぁ、う──ぅ、う、うぅううう…………!

(制御──、こんだけ、でも……無理、とか)
(はっ……超、どんだけ、私、はっ……!)

【絶叫はやがて止み。続くのは唸り声】
【まるで何かを、無理に押し留めるかのような】
【まるで──無理矢理、魔力を抑え込むような。苦痛を耐える、声】
【掴まれた腕を、片手でぎゅうと彼女は押さえつけ】
【苦しげな表情を浮かべながら──彼女は、少女を半ば睨み付ける形で見つめた】
【ふわり。赤い少女の手が、そっと、触れて】


……人造、っ、造り物だって、ん、な、ら──


【途切れ途切れに。彼女は何を伝えようとしたのだろうか】
【魔力の流出は、ルーフスが手を離しても──止まる事はない】
【その事に、苦しんでいるのだろう】
【どくりどくりと溢れだす魔力は。利織が何をしても収まらない】
【制御は、しようとしているのだろう】
【時折煙のように揺らぎはすれど。それでも不思議と、止まることなく】

【──やがて】
【開いた傷口の血が、自然ととまるかのように】
【ゆっくり、ゆっくりと。黄金色の魔力の流失は収まっていく】
【完全に魔力の嵐が引いた後。彼女は、疲れ切ったかのようにその場に崩れ落ちるはずだ】

/ただいま戻りました!ご飯いってらっしゃーい
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 20:07:09.05 ID:kqVzv5jho
>>608
何だその甘ったるい煙は?

【無遠慮な言葉を吐きながら、女の前に立ち塞がる人影が一つ】
【タイトなジーンズにノースリーブの上着、ウルフカットの黒髪に機嫌悪そうなジト目】
【露出した腕などはほどほど鍛えられているのが窺えるが、胸元や腰周りは丸みを帯びている】
【14・5の少女のようだが、少女、と断言するには少々男勝りに過ぎる】

少し開けろよ、ついでにその煙も除けろ。
飯が不味くなる。

【そんな男女の両手には、計三つのビニール袋が下げられている】
【中にはプラスチックのパックが三つずつ入っているらしく、そこから漂うの香ばしい香りは…焼き鳥、だろうか】

【傲岸不遜、傍若無人な少女は、ココア女を見下ろしている】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 20:08:14.97 ID:wavT6ko1o
>>604

(『あの子今こっち見たよね……怖がってないのかな?』)
(「お、あの男こっち見やがった。ちょっとビビらせたいけど、重太郎に怒られそうだからやめておくか……)
【少年の視線に、反応したのは学生服の少年ではなく、その腰の銃】
【この銃は、魔銃とかそういった類のモノであるのだろう。意思があり、喋りもするのだろうが、決して、喋らず】

【学生服の少年は、少年へとあ、どうもと短く挨拶を返して】


>>606


そ、そういう事出来るって、凄い事だと思いますよ
【ニッコリと、笑みを少女へと向けてから】

本当の悪人……ですか
俺は、そういう人がいたら、[ピーーー]ことしか考えられなかったですし……

【笑みを消してから、学生服の少年は、真剣な表情へと、変化する】
【この辺りの言葉から想像出来るのは、この少年は『正義の味方』という事】
【[ピーーー]ことと、過去形な辺りは、現在は少し違うのだろう】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 20:09:48.79 ID:XgAi32EQo
>>592

寄ってくれば。寄ってくれば、な

ああ、そう。寄って来てくれれば、そうしたかも知れないな……

【一々語尾を強調するように喚く、或いは吠える】
【勿論、負け犬の、それを】


二度目は無い、だから俺は恐らくは死なない……

【けふ、とか言いながら】
【右手に持った瓶を再び縁へ置く】


ただ、もしも割れたまま機能するグラスでも、溶かされてしまえば……分からない。そうだろ?

死はなくなったが、グラスに絶対の可能性を信じるには早すぎる

概ね 「死ぬ」→「動かなくなる」 という解釈で75点、だな……

【長々と講釈を述べてきた割には、その実、あまり評価点数は変わっていない】
【患者衣の青年の意図は、聞けば聞くほど何処を向いているのか】
【そのややこしさを増している、ような?】

/おっと見逃してました、ごめんなさい…orz
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 20:14:37.88 ID:dtDCX2SSO
>>606
あ、いや、悪いとか思わなくていいよ!?
【慌てたようにブンブンと手を振りながらフォローする】

落ち込むことなんてよくあることだし…
ね?
【取り繕うように、にっと笑いかける】

>>611
……?
(何だろう……誰か見てるのかな?)
【キョロキョロと見回す】
【少年はただの一般人のはずである】
【しかし……何故か、本人の自覚なしに、銃から発せられる魔力に気づいていた】

ども…
【少年には軽く会釈を返す】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/04/20(水) 20:17:05.43 ID:hnPRLZYqo
【公園】

私は……私は……

【人気も疎らな公園のベンチの一角、一人の男が前かがみになって座り込んでいた】
【男の外見は長く伸びた黒髪、放置されたかのように生える無精髭に、やや痩せこけた頬】
【幾何学模様のローブを羽織、少し薄汚れている白いYシャツに黒いパンツ】
【その姿はまるで仕事を首になった中年のようにも見えるが、見た目はまだ三十代でも通りそうだ】

―――俺?……俺、なのか……?

【それだけならば問題は無かったのかも知れない】
【だが、その男は右手に持った厚みのあるナイフを一本、じっと見ながらぶつぶつと何かを呟いているのだ】
【近くを通りかかる人間も、その光景を目の当たりにし、逃げるように去ってく。だが男はそれにすら気づいていない】


【男は亡霊のようにそこに座り続けている】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 20:17:38.49 ID:PNXb3ftxo
>>611

…はい、人を沢山殺したり、そう言う人です…。

本当はそうするべきなんだと思います…
じゃないとその人はまた人を殺して被害者が出る……
ですが……どうしても、人の命を奪うことが…私には出来ないんです…


>>613

それでも独り言聞かれてたとなると割とへこみますよ?…

まぁ落ち込むことはあっても…人に聞かれてるのはー…

…でも、励ましてくれてありがとうございます…

【笑いかけられると、こちらも笑い返して】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 20:19:00.49 ID:buFelfDOo
>>609

【―――やがて嵐は去る】

【金色の嵐が収まったときには、いつの間にか漆黒の竜巻もどこかへと消え失せて】
【残るのは崩れ落ちる利織と、元の無表情に戻ったルーフス】

「……………………」

【何を思ったのだろうか。突然踵を返すと、柵の方へと歩いてゆく】
【そして最初からずっとそこにあった、掃除機を両手で抱えると】
【利織の元へ帰ってきて彼女の傍にそれを置くだろう】

「……………………」

【静寂。それがこの場を支配する。利織が言葉を発すれば、それは破られるだろうが】
【果たして彼女にまだ力は残されているのだろうか】
【やがてルーフスは膝を曲げて、利織と顔の距離を近づけるだろう】
【そして彼女の頭を、ニット帽の上からポンポンと優しく、叩くだろう。落ち着いたか?――そう尋ねるように】

【もし起き上れば】


「……………何を、言おうと……したの?………」


【と口にするだろう】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 20:23:35.41 ID:qjWI0dLKo
>>601
【ジャカッ!】
【金属音を響かせて、ホッチキスのような物を持つ両腕を少女に向ける】
【そして、振り返り、姿を目に収めると】

……ん、まあそんなところだ。

【しゅっ、と袖にホッチキスのような物を引き戻しながら、そう答えて】
【周囲の死体や飛び散る血痕は、そこそこ派手だろう】
【実際言えば、冷静そうに見えて、どうしようどうしようと内心パニックである】

//ご飯食べてきました&ご飯行ってくるのですね了解です
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 20:25:39.45 ID:xP7bfXF90
>>610
ココアですけど?
【それがどうかしましたか?っと言いたそうに、キョトンと首を傾げる】

【ぷはぁ〜〜っと甘ったるいココアの匂いがする煙を吐く】

【近づけば、近づく程に】
【ココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココアココア】
【…っと気が狂いそうな程の匂いだ。下手したらココア中毒になるんじゃない?って感じだ】

別にいいですよ
タバコ嫌いでしたか?失礼しました
【傍若無人な少女に対し、まるでどこかのお嬢様のような笑顔でニコリと微笑み、席をあけ】
【見当違いな事を言いながら】

【空いてる手の親指と人差し指でタバコを消した】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 20:28:31.32 ID:XgAi32EQo
オウフ安価ミス…
>>612>>605へです
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 20:28:37.97 ID:O+9xgulEo
>>612

…そっか。

【相変わらずの笑顔で相槌を打つも】
【何事かを感じ取っているのだろう、それ以上その話題を広げることはせず】

【ややこしさを増した青年の説明にも、笑顔で「成る程」などと言っているが】
【恐らく何も分かっていないのである】

うん、75点で満足しておこうかな。

(…頭が回らないな、まさか年…)
(いやいやそんな訳無いよね、うんそうだよきっとそうさ)
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 20:32:21.51 ID:wavT6ko1o
>>613

(『……気づいたのかな、この子』)
(「中々勘がいいらしいな、コイツ。それにしても喋りてぇよ……」)
【少年に対し、こんな事を思っている腰の魔銃2丁】
【喋りたい気持ちを抑えているらしいが、そんなこと学生服の少年は気づいておらず】
【そして、魔銃のうち1つが、魔翌力を空気中から吸収しているのが分かるかもしれない】


>>615

……人の命を奪えないですか
うーん……俺は[ピーーー]ことしか考えてなかったから、よく分からないなぁ……
俺が思うのは、理性があるから、駄目なんだと思います
【顎へと手をやり、思い悩むような仕草を見せる学生服の少年】
【[ピーーー]のが第一優先だった学生服の少年には、少女の気持ちなど、よく分からず】
【少年にとっては、[ピーーー]だとか、そういう会話はかなり物騒だろう】

【でも、そういうの羨ましいですと笑顔で紡ぐ】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 20:33:24.63 ID:kqVzv5jho
>>618
ただのタバコの方がマシだ。
甘いにおいの中鳥皮食う身にもなれ。

【開けられた席に大きく音を立てて座り、袋を全て地面に置き、最も手近なものからプラスチックのパックを取り出した】
【中身はというと、十本の鳥皮だ。全て塩のみのわかりやすいビジュアルだ】
【串を一本取り出して、一つ口に含む。弾力があり、噛み難そうだったが、口は閉じて音を抑えて味わう】

……うめぇ……。

【男勝り、というか、ほとんど不良同然といった雰囲気を放ち続けていた少女が、至福の表情でそう評した】
【全身に、漫画か何かの効果のような花柄のエフェクトが漏れて、鳥皮を食み続ける間はただの少女らしくなってしまう】
【屋台の、過剰な塩分が売りといわんばかりの鳥皮十本を味わいつつ、早めの速度で平らげ、二パック目を開く】

【中身は、また鳥皮十本。周囲のココアのにおいと混ざり合い、大変なことになりつつあったが、少女は気にした様子が無い】
【この世の幸福を一心に受けたような腑抜けた姿で、鳥皮をひたすらに味わい続ける】

【その間、飲み物を一度たりとも口にしない】
【ひょっとすると、もっていないのかもしれない】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 20:38:08.77 ID:Nm8Ifj94o
>>616

【もしルーフスに魔力量の感知が出来るならば】
【今利織が保有する魔力が、先ほどの半分ほどになってしまっているのが分かるだろうか】
【失った魔力は結局。彼女の中へは戻らなかったようだ】
【しかし。時間をかければ──流れた血が、元の量に戻るように】
【利織の魔力もまた、元の量へ戻るはずであり】

【一度に大量の魔力を失ったせいであろうか】
【気だるそうな表情を浮かべながら。ゆっくりと上体を起こし】
【それからようやく、その場に座りこんで】
【ぽふ、ぽふと。小さな手が、頭に触れ。ふと見れば。愛用する掃除機が、傍にあって】
【疲れ切った色合いを見せる表情に──僅か。疑問の色が、混じりあう】


…………、どうして、造り物に、意思があったのか、を。
ただの、兵器なら──、超、人格は、邪魔に、なる。
何故──感情が、あるの、か。どうし、て……独立した、思考を、持つの、か。

あなたは、まるで────人間、です。


【途切れ途切れに。彼女は、語る】
【紡ごうとしたのは、疑問だった。人形と遊ぶ彼女に、浮かべられた「笑み」】
【「笑顔」を作れるのは人間だけ──それが彼女の考えであったため、そんな思考が浮かんだのだが──】
【兎も角。彼女は、ルーフスが人間のようだと。そういった】
【兵器らしくないと──そう、告げた】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 20:41:47.80 ID:dtDCX2SSO
>>615

あ、それ何か解るかも…
知らない人に愚痴とか聞かれからちょっと恥ずかしいよね

僕はあんまり聞こえなかったから…
無理かもだけど、そんな気にしないでね?
【申し訳なさそうに、人差し指で頬を掻く】


>>621
【少年はこの世界に、いや】
【そもそも魔翌力という概念が存在するということを知らない】
【故に、気配を感じることができても、その存在を関知することはできなかった】
【しかし、微弱だが彼からは―――明らかに異質な魔翌力がこもれ出ていた】

【そんなことはしらずに】

(……なんか盛り上がってるみたいだな
…僕は消えた方がいいかな?)
【二人の様子を見て、居心地悪そうに座っていた】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 20:43:47.33 ID:buFelfDOo
>>623
/次ちょいと遅れます…ごめんなさい!
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 20:45:50.35 ID:MiXzuI/go
>>617

【ホッチキスのような物を向けられて、小さく両手を上げたが】
【――すぐに引っ込められたので、気を取り直して口を開く】

……これは、興味本位の質問です
気を悪くなさらないでください

使用目的は、散らした命に値するほどの物なのですか?

【ゆっくりと周囲の死体を眺めた後】

【気怠げに下げられていた目蓋を、さらに細めて】
【彼女の右耳――ピアスをみつめた】

(やはり、ナンバーズの方でしょうか?)
(……むぅ、この距離だと読みにくいです…)

……えぇっと、少し失礼しますね

【小石の混ざった荒野の土を、すらりと伸びた素足で踏みしめ】
【その白い肌に、鮮血が着くことも厭わず】
【カノッサ機関員の彼女へ、歩み寄る】

【もし、右脇に立ったならば、ピアスに顔を近づけるだろう】

/お帰りなさい!
/そしてすみません、ただいま戻りました!
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 20:48:08.65 ID:wMExuPE+0
>>622
アハハ…それはすいません
【苦笑いしながら、火を消したタバコをスーツから携帯灰皿を取り出し、その中に捨て、しまう】

(なんかおじさんみたいですね…カワイイのに)
(何かしてあげたいですね)
【ジーッと、人形のような顔で少女の食べる姿を見る】
【そして彼女は、昔の少女漫画みたいなハッとした顔で思い付いた】

【彼女の可愛さを引き立たせる為に…】

【コ コ ア が ひ つ よ う だ】

【そう思った時には既に実行されていた】

【何処からか《甘さ控えめのほろ苦いココア》と《お子様にオススメの甘いココア》】
【二種類のココア缶を取り出し】

どれか飲んでくれませんか?
【なんかキラキラした瞳で彼女に二種類のココア缶を差し出し言い始める】

【ダメだ…このココア中毒者…早くなんとかしないと…】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 20:48:39.69 ID:Nm8Ifj94o
>>625
/了解しました。自分もまた次遅れるかもしれません
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/20(水) 20:48:41.18 ID:AdsNE4190
>>562

【ポケットから取り出したハンカチで、濡れた腕を拭い
【自分の鼻の頭に付いた血も、さっと払ったなら】
【少女から離れた首が、かくりと頷いた――】

…心なしか、塩味が濃かったな

【薄氷のような笑みを貼りつけ、呟きながら】
【櫻芽は。腕を組みながら踵を返す】

―――聞け

【少し歩んで止まると、左半身を振り向かせながら】
【眼鏡越しに、その怜悧な常緑の瞳を突きつけ】
【たったの二音を皮切りに、また口を開き始めた】
【―――薄氷と言うからには。先の笑みは、さっぱりと砕け散っていて】

…いま私の喉を滑り落ちる君の血は、授業料だと思え

闇を基礎として生きていく限り、最後に信奉できるのは自分だけだ
そして暗い世界には、私より容赦の無い獣が住む、
私のように、他の生命を吸って生きていく者もごまんといる

だから。流した血は、「人」を信じ過ぎないための授業料だと思え
ましてや私の如きものは、もっと信じない方が良い

君は、安い代価と引換に生命を危険に晒した訳でね――。

私が“その気”だったら、飛んだ笑い話も良い所だな

【優しさが吹雪に飲まれてしまった、冷たい冷たい声を残し】
【彼女は今度こそ背を向け、歩き去っていく】

 【「君はそれでいい」――この少女が好んで使う、諦観のフレーズは】
 【この会話の中で。仕舞いまで用いられることがなかった】
 【つまり、それは少女の生き方を認めていないと言うことで】

【その彼女が、少女に過去の自分を関連付けていたとしたならば】
【究極的に、言えることがある――】


          【 吸血鬼は、昔の「 私 」が嫌いだった 】


【嫌いなものを見たくないから、壊してしまいたいと願うのも】
【或いは。その持ち主に「隠せ」と命じることさえも】
【間違っていない、何も―――そのはず、で】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/20(水) 20:48:45.22 ID:WtMyVVsho
【病院 / 207号室】

(……──早く、治らないかな。)
(暇だし、動けないし……戦えない。)

【若葉色のパジャマを着用した、銀髪ショートカットの少女】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成され、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【少女の身体には至る所に包帯やガーゼが。見るからに重症患者である】

────……誰か、いないの?

【病室の窓から身を乗り出すと】
【病院脇の道路の方へと、誰ともなしに話しかける】
【もし通行人がいれば、この声を聞き取ることは容易いだろう】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 20:49:10.25 ID:XgAi32EQo
>>620

まぁ、縁があれば……いや、どうかな……

……これじゃ、アンタほど上手くはいかないな……

【勝手に吠えて、勝手にぺしゃんこになってしまう】
【それは患者衣の青年に人が寄り付かない原因が、ちらほらと垣間見えるようだ】


ま、かくいう俺も80点程度だからな。
何が答えなんて、まだまだ解りきったことじゃないし……

【その青年曰く、自身の知る答えも完璧な正解ではないらしい】
【そして、不意に視線を隣の青年へと泳がせて】


さて、自己紹介は、こんなところか……

何も質問が無いようなら、次はアンタのこと少し聞こうか?

【右手には瓶を握ったまま】
【お世辞にも自己紹介とはいえない駄弁の対価を求め始めた】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 20:50:04.76 ID:PNXb3ftxo
>>621

私はそこまで精神的に強くないので…殺せないんでしょうね…
…悪人殺しは仕方ないことだとは分かっています…
……私、正義の味方と言う夢に向いてないのでしょうか…


羨ましい?…私がですか?…


>>624

本当ですよ…恥ずかしいから余計に……

……あなたは、どうかしたんですか?
…あなたもため息をついていましたが……
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 20:53:30.49 ID:qjWI0dLKo
>>626
【その問に、表情を崩さず、淑女らしい態度を貫いて答える】

さぁ、な。
私は、マスターが取ってこいって言ったから獲って来たんだ。
使用目的に、興味は無い。マスターが望むなら、答えるのが使用人の勤めだろうが。

【目つきには、険が有る。かなり目付きは悪い】
【そして、その立ち姿は、あまり戦闘自体には慣れていない様子でありながらも、何故か隙は無いだろう】
【やり方の知識だけを叩き込まれたような不自然さがその姿からは感じられるはずだ】

……んだ、近づくな。

【睨みつけながら、一歩、二歩、下がっていく】
【一瞬、きらり、と右耳のピアスが煌き、そのナンバーは58だという事が確認できるかもしれない】
【袖口からは、ホッチキスのような物が頭を見せているが、相手からは見えない角度で出しているため、それには気づかないかもしれない】
【顔を近づけようとすれば、きゅぃぃぃ、という音と共に――――】

ビームアイッ!!

【――――目からビームが発射され、少女の頬を掠めるように飛んでいくだろう】
【威嚇の積りだろう】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 20:53:55.52 ID:qjWI0dLKo
>>626
//おかえりなさーい
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 20:56:16.23 ID:kqVzv5jho
>>627
…あ?

【差し出されたココア缶二つを前に、焼き鳥を食む手が止まる】
【二つを見比べて、お子様向けを目に留め、ジト目の奥で炎が強く踊りだす】

【それから視線を上げて、串一本を平らげて口の中身を飲み込み、文句を言おうとして】
【…相手の眼に宿るキラメキに、呆れたように脱力する】

【飲んでくれませんか?】

【飲みませんか、ではなく】

【反論したい気持ちは山々だが、言ったところで聞きそうにない強制力を感じる】
【仕方無しにビターな方を奪い取るように受け取り、蓋を開けて一気に飲み干した】

何が甘さ控えめだ、これならココアかじった方がマシ。

【空の缶をベンチに叩き付けるように置きながら、再び鳥皮に取り掛かる少女】
【しかし、三パック目を取り出すとき、二つ目の袋にも手をかけて、両手にパックを持ってベンチに置く】

【輪ゴムを取って中を見せると、両方鳥皮十本。代わり映えのしないメニュー】
【それを一パック分、相手に押し付けるようにベンチの上でスライドさせた】】
【片手間に空のパックに串を挟んで片付けながらだ】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 20:58:09.33 ID:FgCzdF64o
>>630

誰かいるかもしれません、なんちゃって。

【少女のいる病室にノックもせずに侵入する人物が1人】
【腰まで伸びた黒髪に赤い瞳、シャツにジーパンという簡素な服装】
【後腰に掛けたポーチには細い針が所狭しと詰まっている】

結構探したのよ貴方、その為私の睡眠時間がガリガリと……まあそれはどうでも良いか。
取り敢えずやっほ元気?……じゃないか。一体全体どんな悪いことをしたのかしら?

【くつくつと笑みを浮かべる彼女の、久連乃の手の中には】
【小型サイズのジュラルミンケースが握られていた】

で、今お時間あるかしらね?あるのならこないだの件の物を一応持ってきたのだけど。
……うーん、でも怪我しているならこういうの渡さない方がいいかも、どうしよっか。

【久連乃はドアに入って立ち止まる、一応この部屋の主の入室許可を待つ】
【目に見えやすいようにケースを持ち上げる、これみよがしというヤツだ】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 21:00:35.92 ID:DsxVHYWDO
>>630
 ……あ?

【目が、合った】
【少女が窓から身を乗り出した先に居たのは、一人の青年。それも、1メートルもない間近い位置】
【林檎のような瞳に相対したのは赤みの強い鳶色の瞳】
【瞳の色は一瞬の間にその赤の濃淡を変え、一刹那たりとて同じ濃さの時はない】
 
 ……。

【見れば青年の背中には、燃え盛る紅蓮の翼。ぱちぱちと暖かな火の粉を散らす】
【彼は病院の屋上から星でも見ようかと思い、翼を広げて屋上へと飛翔する真っ最中であった】

 …………。
 
【なんとなく──気まずい】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 21:00:44.77 ID:kqVzv5jho
>>653
/すみません間違えました

ココアかじった方がマシ

カカオかじった方がマシ

/に訂正します
/それから最後の行に続けて

【まるで、お前の要求は呑んだ、次はお前も食ってみろ、といわんばかりに】

/の一文を追記します
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 21:01:36.73 ID:DsxVHYWDO
//あら、被っちゃいましたね。退きますー
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:04:57.83 ID:Fi42Zylmo
【公園・屋根のついた、机のある―――いわゆる、東屋】

【そこで一人の少女が、広げた本の上で眠っていた】
【桃色の髪が風に戦ぎ、褐色の肌は僅かに赤み、薄手の服は涼しげで】
【背負ったままのリュックからは、ワニの人形が顔を出しており】

――――、―――…………。

【ころりと、寝返りを打つ。と、同時、偶然にもページが一枚めくられて】
【見れば、本の内容は『初歩の魔法』。勉強でも、していたのか―――。】


【―――ちなみに、時刻は間違いなく、夜。付近に保護者の姿はない】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 21:05:17.32 ID:wavT6ko1o
>>624

(『……なんか、魔翌力が…おかしい。哲学者の卵の魔翌力とは違うけど……』)
(『重太郎には悪いけど喋っちゃおうかな?』)

『ねぇ、質問いいかな、そこの君。その……なんか上手くいえないけど、その変な魔翌力って何かな?』

【その魔翌力を感知した1丁の銃。突然、無い、口を開き少年へと質問を投げ掛ける】
【銃が喋るというのは、新世界的にも、現実世界的にも凄く珍しいことであり、驚いても仕方あるまい】
【そして、これに最も驚いたのは何を隠そう持ち主の学生服の少年である。バレた、というような表情をしている】

あ…これについては後で説明します……
【そう紡いでから、少女へと向いて】

>>632

貴女の正義って何ですか?
俺の思う正義は……悪事の理由を聞いて、罰も……慈しみも与えるのが、俺の正義です
【真剣な表情で、そう少女へと投げ掛けると、胸へと右手をやり、力強く、そう言い放つ】
【ある人に教えてもらったんですけどね。と悪戯っぽい表情を作り、言葉を続けてから】

あー……えっと……
さっきの言葉はアレです。アレ
えっと、俺の銃喋る魔銃みたいな……
「テンぱってるコイツに変わって、自己紹介するぜ?俺は白口。よろしくな!」
『驚かせちゃったかな…?重太郎の言うとおり、喋る魔銃の口黒だよ。よろしくね』

あ、俺も自己紹介するか……
対機関連合の宮本重太郎です
よろしくおねがいします
【申し訳なさそうに、銃の説明と、自己紹介する学生服の少年】
【ペコリ、と頭を下げてかた、二人を見比べるように、視線を交互に移していく】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 21:08:12.77 ID:MiXzuI/go
>>633

【近づけなければ、顔を近づけるという動作は発生しない】
【彼女が下がっていく仕草を見せた時点で、接近を止めて】

(あぁ、58番――……)

【睡魔に負けそうだった瞳が、興味深そうに開かれる】
【聴覚は、不可解な収束音に集中】

【瞬間】
【ほぼ不可避のビームが、彼女の思惑通りに掠り】
【ヂッ――と、少女の頬に赤い線を刻んだ】

マスター……?
……上官殿は、目撃者を殺せと命令されたのですか?

【とろとろ、と血を流れるままにしておきながら】
【棒立ちで質問を重ねた】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 21:09:44.30 ID:O+9xgulEo
>>631
【青年の言葉に、彼はまた優しく笑って】

オレは何も上手くなんていってないさ、ただ…
愛し過ぎて、想い過ぎて…空回る、のかな。

【そう言って、どこか沈んだ面持ちで遠くを見ていたが】
【自身について話す事を求められ、何か困ったような表情を見せる】

オレの事?
そうだな…これを言ったせいで前の彼女にも振られたんだけどね。
君は男だし、まぁいいか。

【そう言って、左手を軽く上げて見せる】
【するとその袖口から、黒い触手が数本、蛇のように這い上がってきた】

こう言う訳で、普通の人間じゃなくてね。

…ああ、その前に名前かな。
麗斗、と呼んでほしい。

【思い出したように、左手を下ろして胸元を探り】
【『ホストクラブ ‐SIVER‐』と銘打たれた名刺を渡す】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 21:12:03.15 ID:34TIwZir0
>>635
【それはwktkとしたような、明るい表情で】
【それは何かを期待するような、感情を膨らませ】
【それは希望に満ちた瞳で彼女を見つめ】

(さあ…ゆっくり飲むんだ!私にそのカワイイ姿を)
【彼女がココアを受け取った姿を見て、それを強めるが】

一気飲みですかっ!?
【ガタンっと立ち上がり、そう叫ぶ】

【ダメだ…コイツ……】

はぁ……ところで焼鳥の塩好きなんですね…
【なんか落ち込んだように、座りながら元気なくそう聞く】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 21:12:46.83 ID:dtDCX2SSO
>>632
あぁ僕は…大したことではないですよ
ただちょっとホームシックになってただけです

……願っても帰れないみたいですけど
【恥ずかしそうに、それでも何処か悲しそうに溜め息をつく】


>>641
(なんだか僕はお邪魔みたいだな…)
僕はそろそ……
【二人の会話の邪魔をせぬよう立ち去ろうとしたその時】

……!?
【明らかに銃から聞こえた声に驚き、勢いよく後ずさる。そのままバランスを崩して…】

……あ
【ベンチの後ろにあった噴水に頭から落っこちた】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 21:13:29.78 ID:qjWI0dLKo
>>642
な、なんだお前、なんでビビらない。
人間なら、少なくとも目からビームを出されれば恐怖するはずだぞ!

【血を流すまま、質問をしてくる少女の姿に疑問を覚える】
【彼女の脳内にインプットされているデータでは、予想外の攻撃をされた人間は硬直する、などの情報があった】
【だが、目の前の少女は違う。メインコンピュータで、今現在、正誤の見直しとデータの修正がされていっている】

上官じゃない、マスターだ。
…………あまり、見られるな、って頼まれたから。
だから、手っ取り早いのは殺すことだろう。どうせ、口止めしてもどこからかもれるんだから。

【其れは、まるで機械のように″理的】
【しかし、それ以上は話すことはない。飽くまで守秘義務は守るつもりだろう】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/20(水) 21:14:11.21 ID:WtMyVVsho
>>637>>639
/了解しました。また機会がありましたら、是非。

>>636

……悪いこととは、限らないでしょう?
いや……間違っては、いないけど。

【誰かさんの気配に気づくと、振り向いて久連乃を見据える】
【相変わらずの、悪い子の様子】

時間なら、幾らでもある……。
───……問題ない。
直ぐに……復帰する、予定だから。

…………どうぞ。

【ケースを見ると、あっさりと入室許可を出す】
【しかし、この少女はどこからどう見てもかなりの重症であり】
【直ぐに復帰するなど、通常の手段では無理だろう】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 21:15:58.25 ID:aiv2/gjE0
>>644追加

【そして焼鳥をパクッと食べるだろう】
【まるで動物のように】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 21:17:59.26 ID:kqVzv5jho
>>644
これさえあれば生きてゆける。
これがなきゃ俺は死ぬ。

【こいつも大概だった!】
【そっけない口調、そっけない仕草、どれをとっても友好的だとは思えない】
【が、後からやってきて場所を占有した割には、それ以上相手に何かを言うことはない】

【三パック…つまり一袋分を片付けてひと段落したのか、一度溜息を浮いてベンチに背を預ける】

アンタもよっぽどココア好きなんだな。
というより、ココア味のタバコって何だよ、何をどう摂取してるのか理解不能状態。
なんなの? お前はココアの何が好きなの?

【タバコにするメリットを一切感じないチョイスに、きつい口調で詰め寄る少女】
【これを遠慮がないと称するか、わけ隔てなく平等と称するかは、相手の度量次第だろうが…】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 21:18:21.99 ID:PNXb3ftxo
>>641

…私の正義ですか…

…多くの人を助けることでしょうか…
悪い人でも…更正して…良い人になってほしい…
それで甘いって言われても……裏切られて殺されても…
文句は言えません…

えっ…!…

【銃が言葉を話し、更に名前まで名乗るのを見て少しびっくりするが】


あ、白口さんと口黒さん…
そしてあなたが宮本さんですね、分かりました…

では私も、皆さんに名乗っておきます…

【琥珀色の眼の少年と、二丁の銃を持った少年を交互に見て】



私はドロルといいます、よろしくおねがいしますね…


>>645

なるほど…ホームシックですかー…
私はホテルを転々としてますから…その辛さは良く分かりませんね…
…帰れない?……あまり聞かないほうが良い話でしょうか?…

【少し気まずそうにして】

【そして、上記の様に自分の名前を名乗り】

!?…だ、大丈夫ですか!?

【噴水に落ちる少年を見て、慌てて噴水に駆けていく】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 21:21:24.76 ID:DsxVHYWDO
【水の国、酒場──BAR FATE】
 
 ジンフィズ。
 
【赤毛混じりの黒髪の青年がカウンター席に座って、メニューを見ることもなく注文した】
【黒革のシングルライダースジャケットに、燃え盛る炎が刺繍されたジーンズを穿いたその青年は、気怠そうに灰皿を手繰り寄せる】
 
 ……──。
 
【くわえた煙草の先に、まるでマッチを当てるように人差し指を押し当て、着火】

 ──……。
 
【紫煙を燻らせ、青年はフィズを聴く】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 21:26:36.11 ID:MiXzuI/go
>>646

【ちら、と周囲の地面を見遣った後】
【油断ない目つきで睨んで】

恐怖したら、助けて頂けるんですか?
怖い人だってことくらい、覚悟して話しかけているんですよ

機関員殺しの58番様
……サミュエル、というお名前でしたっけ

【右手を水平に伸ばして、彼女の方へ掲げる】
【水気を帯びた気配を感じるだろうか】
【じわり、じわり、と湿度が増える】
【臨界を越えるのに、さほど時間は掛からない】

【その場から動かなければ、上方から彼女を押しつぶすような衝撃が】
【――いわゆる“空気の重み”が圧し掛かるだろう】
【足腰が強ければ、耐えきれるかもしれない】
【正否問わず、緩い荒れ地は円形に凹む】

……同じことでしょう?
機関員のマスターなんですから

【機械的な答えには、端的に】
【YES/NOで返せる問いを用意した】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:26:56.32 ID:FgCzdF64o
>>639
/すいませんでした

>>647

悪いことをしていると雷様にヘソを取られるらしいわよ。
しかしそれは悪戯程度の怪我じゃないんじゃなくて?随分と張り切ったようじゃないの。

【病室内であればパイプ椅子の1つや2つあるだろう】
【それを広げて我が物のように腰を降ろし足を組む、なんだか偉そうだった】
【少しスレンダー過ぎるその脚は、きっと以前出会った頃よりも痩せて見える筈だ】

ふむ、っていうかしぃちゃんみたいな子はこういう普通の病院は用いないとばかり思っていたのだけど。
まあ私の知らない後ろ盾が少なからずあるのかしらん。

【後ろ盾、それがいるのだとしたらチェルシーの背後にいる人間が思い浮かぶ、チェルシーの生みの親か……】
【もしそうでなく、彼女が自分自身で得た後ろ盾があるのならこの少女は思うよりもバイタリティに富んでいる】
【評価を改めなくてはいけない、と久連乃は一人脳内で呟く】

予定は未定という言葉が古くからありまして……。
戦士の価値を問うな、しかし戦士には休息は必要な訳よ休む事も大事じゃないかしら。

【膝の上に乗せたジュラルミンケースを弄りながらそんな台詞を吐いた所でありがたみも何もない】
【久連乃の細指はケースの備え付けられたボタンを押している、おそらくはキーロックか何かだろう】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 21:27:18.12 ID:wavT6ko1o
>>645

やっぱり驚きますよね……えっ!?
『ここまで、驚いたのは、君が始めてかな?』
「俺の覚えてる限りじゃあ、声は出しても、ひっくりかえるところは見たことないな……」

大丈夫ですか?
【少年の驚きっぷりに驚いた重太郎。呑気な銃2丁に相槌を返す暇もなく、少年の足を引っ張り、引き上げようとするだろう】

>>650

素敵な、正義だと思います
俺の昔の正義よりかはずっと……

【遠くを見て、何処か悲しげな表情で、そう呟くように話す重太郎】

ドロルさんですか、よろしくお願いしますね
「『よろしく(な!)」』
【元気の良い声が辺りに響いてから】

貴女は、何で正義を掲げているんですか?
【ふと、思いついたこと、疑問を少女、ドロルへと投げ掛ける】

655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 21:33:06.73 ID:+ZJb1LbU0
>>649
【焼鳥をモグモグしながら】
【ゴクンと飲み込み】

つまり私みたいなココア中毒者みたいに塩味の焼鳥中毒者なんですね…
【こちらは友好的で、微笑みながら彼女を見つめ】
【残ったココアを開けて、飲む】

ココアは昔から好きですから、朝昼夕夜と仕事中と休みと飲んでますよ
……タバコは亡き友人の造ってくれたものです…
最近はためたものも無くなってきたから
自分で造ってますが…彼を忘れないために…
【最初は楽しげに話すが】
【タバコの話をすると、何処か悲しそうに…微笑む】

/次遅れます
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 21:33:17.56 ID:qjWI0dLKo
>>652
【計算終了。内部データの修正完了である】

いや、そんな事も無いけど。アンタは、そこらの警備員とは、警戒度が違う感じがしたからな。
相応に対応を変えるのは当然だろうに。
そして、私は只のメイドだ。命令に従うのは職務として当然、私の人格とは直接の関係は無いだろうに。
非合理的な思考だと思う、それは。

なんだ、知っているのか。
ああ、そうだ。サミュエル=シルヴェスターを殺して、58番に成った。
……知っている、ってことは。アンタも機関員か。

【じろり、とメイドは少女を睨みつける】

【そして、湿度を表皮の湿度感知センサーが感じ取り、途端、体が警戒態勢に映る】
【そして、直後襲い来る衝撃を受けて】

――――ぬ、ぐぉッ!

【ぼごんっ、と足元の地面が砕け散り、しかし倒れなかった】
【機動性は無いが、その分堅牢さと出力には自信があるタイプ】
【そして、体表に纏う重力フィールドを展開して、衝撃を緩和したのだった】

イヤ、違うね。マスターはマスターだ。
上官と言うには、少し違う関係だから。
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/20(水) 21:34:27.18 ID:0E8yDy6AO
>>629

知っている。
人を傷付けて生きる人が居る事も。
人を人と思わないような振る舞いを平然とする人が居る事も。

私は、今までずっとそういう人達と一緒の場所に居たから、嫌でも解る。

【そう言った少女の瞳に、先までの輝きは、無かった】
【昏く、昏く、ただひたすらに昏く、金色の筈の瞳が、闇色に見える位に】

だから……変わりたかった。
誰でも信じるなんて出来ないから、せめて、普通に接してくれる人は、信じてみたかった。

【―――でも、少女は『信じる』方法を知らなくて】
【だから、せめて、言われるがままに、頼みに答えようとした―――】

……私が、悪いのかな……?

【歩き去る背中に向けられた、小さな言葉は、淡泊でも何でもない、儚げで、今にも消えそうな言葉だった】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:36:21.94 ID:XgAi32EQo
>>643

【患者衣の青年は一瞬目を丸くするが、】


ハァ……

よく言えるな。

【青年は視線を横へ流し、左手をパタパタと振って茶化す】
【口元に軽い笑みを貼り付けて】

!!

【蛇が目に入れば、再度目を丸くして驚く】


蛇か……

……珍しいな、いや……普通じゃない、と言っておこうか?

【青年は驚きの余韻を残したまま、目に入ったものに感想を述べる】
【若干、身体を仰け反らせながら】


麗斗、か……ふ、なんだか似ている気がしなくもないが……

……まぁ、ホストらしいといえば、らしい名前だ

【恐る恐る、しかし素早く、左手で名刺を受け取る】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:36:27.03 ID:XgAi32EQo
>>643

【患者衣の青年は一瞬目を丸くするが、】


ハァ……

よく言えるな。

【青年は視線を横へ流し、左手をパタパタと振って茶化す】
【口元に軽い笑みを貼り付けて】

!!

【蛇が目に入れば、再度目を丸くして驚く】


蛇か……

……珍しいな、いや……普通じゃない、と言っておこうか?

【青年は驚きの余韻を残したまま、目に入ったものに感想を述べる】
【若干、身体を仰け反らせながら】


麗斗、か……ふ、なんだか似ている気がしなくもないが……

……まぁ、ホストらしいといえば、らしい名前だ

【恐る恐る、しかし素早く、左手で名刺を受け取る】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/20(水) 21:39:52.80 ID:WtMyVVsho
>>653

そんなの……ただの、迷信。

【無表情で即否定、子供らしさが欠片もない】
【何故か机の上に置いてある、紙飛行機を除いてだが】

……ちょっと、水の国の戦争に加わってきた。

【悪戯や悪い子どころか、普通に犯罪者でした】

いや、偶然拾われただけ……。
……「翠川一葉」って人にだけど、知ってる?
手配とかはされてないから……捕まったりも、しないし。

【後ろ盾を使ったわけでも、創造主様に運ばれたわけでもないらしい】
【ただ、確かに前より後ろ盾は増えていたりはする】

…………もう、充分に休んだ。
怪我さえ治れば……いつだって、動ける。

【ただ肝心の怪我が治らず、悩んでいる様子】
【期待しているのか、視線はジュラルミンケースへと向けられている】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:39:57.00 ID:XgAi32EQo
>>658>>659連投ミス…
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 21:41:33.18 ID:kqVzv5jho
>>655
中毒っつーと病人みたいだからやめろ。
たまたま俺のガソリンが鳥皮だっただけだ。

【残り5パックをどうするか、ぼんやり考えながらぶっきらぼうに言い放つ】
【発言内容はぶっ飛んでいたが、本人は真剣そのものだ】

ココアね、コーヒー飲むよりは健全かもな。

【と、そこまではどうでもよさそうに答えていたのだが】

で、形見か。

【次の言葉には興味を示した、というか、やっと引っかかった、という感じだ】
【視線を相手に向けながら、ようやく相手の顔を見て話し始める】

何も消耗品置いて逝く事はないだろうにな。
そういう時は、長い間残るもんを残す。それが逝く側のマナーだろ。

【少女の哲学、だろうか。そう何気なく口にする】
【亡き友人とやらを、その場にいるかのように批難しながら、言葉の裏に何かを隠す】
【手慰みにもう一パックを膝の上に取り出し、ゆっくり鳥皮を食べ始める】
【一心不乱に食べていたさっきよりはペースが落ちていて、物思いに耽りながら、といった様子だった】

/了解、ごゆっくりー
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/20(水) 21:44:28.39 ID:vldSR7sB0
【水の国】
【中心都市部―――大噴水前】

【つい先日に起こった大規模な戦闘による被害が消えきらない街中】
【今だに警戒のしかれ、街には緊張感がまだ残っている】
【だが、少しずつだが平穏を取り戻しつつあるのだろう】

【そんな中で、噴水前の広場で、街中を眺める人物】

いやーやっぱり平和が一番ですねぇ……のどかのどか……フフーフフ
物騒なテロは終わり、これから水の国にも平和が戻るんですかねぇ………

まぁこっちは今回の事件で、国軍の中枢の脆さを見れたから良しとしましょうか…データも取れたし…

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【ベンチに座って、本を片手に呟きながら街中を眺める】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/20(水) 21:46:05.12 ID:AdsNE4190
>>657

【悪びれる様は、その背中からは読み取れない】
【人の目は、幾らかの苦しみを経て冥闇に慣れてしまう、それと同じように】
【冷たい世界を、訪れるべき破滅を受け入れる事を望む彼女は】
【いつしか――光のある世界の存在さえ、否んでいたのかも知れず】


…………。。。


……―――話し過ぎた、な



………思えば、衰弱しているところを不意打ちするのが最良だった
生き血の採取に不安は残るが、それもやりようだから。


何故だろう、かな――


【獣の中のヒトの残滓は、知らぬ間に彼女を掻き乱す】
【―――どくん、厭に響く一拍の中で】
【「男」の血が。自分を嘲笑うような心持ちだった】

//お疲れ様でした!
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 21:48:01.82 ID:O+9xgulEo
>>659
【青年の言葉に、麗斗は首を傾げて】

…似ている?
それは、オレの名前と君の名前が、って事かな?

【そう言って、何か思い出したのか】
【青年の方に向き直る】

さっきから気になってたんだけど…
その金貨と紙、君の物かい?

【青年が先程から飲んでいる、水が置かれた傍】
【三枚の金貨と手の平サイズに折り畳まれた紙を指差し、問う】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 21:50:56.22 ID:MiXzuI/go
>>656

同じですよ
先ほどのビームが威嚇でなければ死んじゃってました
……貴女様にとってみれば、どちらも一撃で終わる相手ですよ

【ふつ、と言葉を切って】

……そうなりますね。
就任した理由はメアリー様と、少し似ていますけど……

まぁ、関係のないことです

【彼女の鋭い眼光に応えて】
【緩い語調が少しだけ強まった】

(返答はNo、なのでしょうか)
(マスターとやらが機関に対して毒になる方ならば、こちらがすべきことは――)
(――ですが)

……流石です。跪きませんね
ビームといい、言動といい、おおよそ人間とは思えません

【彼女に向けていた右手を、握りつぶす】
【円形に凹んだ地面の外周が、ぐるりと波打ち】
【正面と斜め後ろの三方向から“円錐形の石柱”が、彼女を穿たんと飛び出してくる】

【大気圧が緩和できているなら、隙間から抜け出ることも可能かもしれない】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:51:20.27 ID:FgCzdF64o
>>660

しぃちゃんのそゆとこキライよ……。

【真面目に返されると、辛い】
【トホホという表情を浮かべていたが机上の紙飛行機を見つけて薄らと笑みを浮かべ】

うわあ私の予想の数段上だった、なにしてんのこの子……。
……ん?それで病院にいるという事は負けちゃったり?

【路地裏で〜、どころの騒ぎではなかった】
【違う意味でバイタリティに満ちていたようで、逆の方向に安心(?)】

一葉さんて人は知らないわねー、「一」の人間なら知っているけど。
多分その一葉さんとは関係ないだろうし、っていうか私に縁のある方は絶滅してるし。
変な所で上手く立ち回っているし……。

【「翠川一葉」という人物は知らない、らしい】
【バイタリティのついでに頭も良いのか、やはり評価を見直す】

精神は回復したけれど肉体は、ってことかー。
でも怪我程度なら時間が解決してくれるから罰が当たったと思っておとなしくしてなさいな。
……っとー、ちょっと待ってねー今開けるからー。

【パスワードがやたらと長いのか先程から延々とカチャカチャとやって】
【それもまだ終わる様子もなく……】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/20(水) 21:55:19.85 ID:0E8yDy6AO
>>664

……やっぱり、こうなる。

でもいい、解っていた事だから。

私は、壊す事しか、奪う事しか、[ピーーー]事しか、出来ない。

だから人との関わりなんて持てる筈が無い、その事を忘れていた。


【くるり、と背を向けて、そのまま裏路地に、自分の居場所に帰る、少女の姿】
【そうだ、最初から―――『希望』なんて、要らなかった】
【それでも欲しいなら、他人から奪えば良い】
【それだけの、話だったんだ】

……欲しいなら、奪えば良い、それが正しいんだから、もう、躊躇わない。

669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:56:33.28 ID:XgAi32EQo
>>665

……まぁ、そうなる

アルフレート、と言えば……いや、発音だけだな。忘れてくれ

【どうやら思い直して、結局似ていないという結論に至ったらしい】
【しかし移り気な彼の性格からすれば、それはまだ結論というには早い】


……ん?そうだが?

【この言葉は脊髄反射的に、患者衣の青年の口から発せられる】
【反応するタイミングや、その見えづらい表情から察するに、嘘をついている様子は無く】

【青年の視線は、三枚の金貨と折り畳まれた紙を一瞥し、隣の彼へと直ぐに戻される】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 21:59:18.34 ID:Fi42Zylmo
>>663

むー……ぅ、ねえねえ、何のご本よんでるのっ?

【と、いう声と共に、青年の腰掛けるベンチの後ろから】
【薄手の服を着て、桃色の髪をした少女が顔を出す】
【―――どうやら、青年の持つ本が気になる様子で。】

【ちなみに、詳しい容姿などは>>640。リュックから何かがはみ出ていたりはしない】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 22:00:33.98 ID:dtDCX2SSO
>>650

いや、まぁえと……
【理由を言おうと、若しくは大丈夫だと口にしようとするが】
【驚きのあまり口がうまく動かない様子だ】

>>654
【引きずられ、なんとか噴水から出てくる】

あり、がとござま……す

(しゃべったよね…しゃべったよね!?)
【少し前まで普通の高校生だった彼にとっては非常に衝撃的なことだったようだ】

//返信遅れて申し訳ありません…
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 22:02:27.83 ID:qjWI0dLKo
>>666
さぁ、それはどうかね。
まあ――そう簡単にやられるつもりも、さんさら有りゃしねぇが。

【へっ、と馬鹿にするように鼻で笑いを漏らして】

ああ、別にアンタがどんな理由で機関員に成ったかはどうでもいい。
其れは、今の私の任務には無いし、私の個人的理由の中にも、それは当て嵌らないからな。
だから、話さなくてもいい。聞くつもりも無い。

【その姿は、表情といい話し方といい、どうみても人間らしいのに、それでも彼女は人には見えなかった】
【そして、相手が円錐形の石柱を此方に放ったのを見て】

おおッ!!

【ひゅっ、と腕を横に走らせて、その延長線上に重力フィールドを延ばす】
【そして、大気圧が自分を押しつぶす直前に、そのフィールドにころがり込むように入り込み、地面を蹴った】
【石柱が、彼女の右肩を掠めたが、血は流れでない】
【機動自体は、鍛えた一般人程度。動きは決して速くない。だが、判断は的確である】

私が跪くのは、主のみ、マスターのみだ。
……人間だ、なんて。ひとことも言ってねぇぞ。

【メアリーの肩の傷口からは、鋼≠ェ見えている】
【其れは、彼女がサイボーグ、またはロボットで有ることを示唆しているだろう】

――それでもやるってんなら……。

【じゃかかかかかっ!袖から銃器が飛び出していく】
【重力制御で10丁の銃が彼女の周囲に浮かぶ】
【その銃は、通称リベレーター=Bゲリラに提供された、安物の粗悪品の極みと言える銃】
【金属を溶接しただけで、中にライフリングも刻まれておらず、生身で打てば反動も相殺されず腕を壊す可能性もある】
【威力も射程も最低クラス。そして、装弾数は1発で、ローディングも遅い】
【そんなモノだが、それでも10丁。メアリーは少女に向けて、拳銃を構えている】

そういや、確り名乗っていなかったな。
メアリー・シェリー。《58》。
アンタは。
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 22:04:06.52 ID:PNXb3ftxo
>>654

あなたの正義も…間違っては居なかったはずです…

【小さく首を振ってそれを否定して】

はい、よろしくお願いしますね……


私ですか?……

……私は…私を何度も守ってくれて…
そして最後には……大勢の人を守って死んだ、兄の影響でしょうか…
まさに私にとって兄は、正義の味方…いや、英雄でしたから……


>>671

と、とりあえず…風邪ひいてはだめですから…

えっと…これ使ってください…

【リュックサックを開け、タオルを一枚取り出して少年に渡す】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 22:05:45.69 ID:Nm8Ifj94o
/ルーフスの方へ
/申し訳ない、そろそろ落ちなきゃいけない時間なので、お先に失礼させていただきます
/絡みを明日以降に続けるか、或いはこのまま適当なこと言って別れるかは其方の判断にお任せいたします
/一先ず、お疲れ様でした。何度も中断してしまい、本当に申し訳ありません
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/20(水) 22:06:25.28 ID:WtMyVVsho
>>667

別に……嫌われたって、構わない。

【むひょーじょー】
【目を合わせずにケースの方ばかり見ている辺り、酷い】

……引き分け。
足止めは出来たし……主犯の方が負けたから、意味ないけど。

手酷くやられたことに、変わりはないし……。

【良く見れば分かるだろうが、先程から手足が殆ど動いていない】
【つまり、それだけの傷ということである】

やだ……戦えない私に、意味なんて無い。

……───まだ?

【いい加減、待ち侘びてきたようで急かす】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 22:07:37.11 ID:E6wSufxSO
>>575
【話は単純。今までに散々手の内を曝しているのは、何も彼女だけではない――銃撃の威力は既に、悟られていた】
【機械のような精密射撃は、逆に狙いを読み易い。防げるのは二つが限度と解っているなら、遣りようはある】


「――――白蘭っ!?」

【指示が有るのなら、尚更――だが。言うと咄嗟に行うとでは、難易度の差は天地ほどにも開く】
【防げはしても、衝撃で得物は弾かれるだろう。そのまま反撃に転じる事など出来はすまいと】

【――そんな青年の予想は、あっさりと裏切られた。回避を促す叫びは、僅かに遅く】


(一か八かだったが、賭けには勝ったか。邂逅≠ェ有ればこそだな、今のは――)
(片手でも刀は振るえる。……もう一太刀浴びせて、それで終わりだ)

【彼女はと言えば、現金なもので。劣勢を脱したと見るや、途端に勢いを取り戻したよう】
【表情こそ平淡なものだったが、瞳を爛々と輝かせ。息を整える間も惜しんで、詰めに掛かる】

……随分と間の抜けた、遺言……だな。走馬灯には、未だ足りないか?
何れにせよ、皮一枚で永らえた、だけ、だ。……吹けば、飛ぶ。

【喉から込み上げる、酸味と鉄臭さの混じった液体。赤褐色のそれを嚥下し】
【飲み込み切れずに口端を伝う分を舐め取りつつ、即座に跳ね起きると】

【追撃の振り下ろしを加えんとして――然し、牽制射がそれを阻んだ】

「……鼠でさえ猫を噛む。それを知らない君じゃないだろう」

――――こいつ……ッ!?
「だから下がってくれ、朔夜ちゃん。契約を違える気は無い!」
なら、退くのは……お前だろうが!邪魔だ――!

【バックステップから反転しつつ再び切り払う臙脂、踏み込む黒。銃剣と太刀を一合交えて】
【鍔競り合いはせずに交錯、位置を入れ替える。青年は、その場に崩れた少年へと走り寄り】

……死人が、増えるな。
「いいや、出ないさ。」

【一方、彼女は。間合いを開けて身を翻し、彼等を見据えて立ち止まると】
【左手を太刀の柄に添え、大上段に構えた。彼我の距離は大凡5〜6m、射程圏内】

【退けば追撃はされない。そう知ってはいても、苛烈な気性がそれを許さない】
【――とはいえ、伏兵の可能性も無くはない。内心、彼女は決め倦ねていた】

//遅くなりましたが只今帰還、返しておきます……申し訳ない。
//自キャラ対自キャラもあれですし、朔夜は退かせるべき、ですかね……?
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 22:07:40.05 ID:O+9xgulEo
>>669

麗斗…アルフレート…
あっはは!成る程ね!

【確かに似てるね、と言って楽しげに笑う麗斗】
【さながら、親父ギャグのいいネタを見つけたといったリアクションだ】
【見た目より年が行っているのかも知れない…。】

いや、金貨と折り畳まれた紙なんて、まるで海賊が残した宝の地図のようだなって思ってね。
それには何が書いてあるんだい?

【純粋に知りたいだけなのだろう、彼はどこか少年のような表情を見せ】
【折り畳まれた紙に目を遣って、そう尋ねた】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 22:16:39.24 ID:wavT6ko1o
>>671

よっこら……せっと!
「おっさん臭いぞ重太郎……」
掛け声あったほうが景気つくでしょ?
『白口も、たまにおっさん臭いときあると思うんだけどなぁ…?』
「うるさい!黙れ!」
【引き上げてから、腰をポンポンと叩いて、ふぅと仕事終わりのような溜め息】
【重太郎というこの少年、あまり力はないようだ】

『驚かせちゃってごめんね。こういう経験はあまりないのかな?』
「そら、ないだろうな」
『ま、珍しいだろうけどね。後、白口黙ってて。君のその……変な魔翌力の正体って何
【少年の方へと、目こそ無いもの、視線を移してから謝罪と質問をする銃、口黒】
【前から、魔翌力を感知していて、

>>673

お兄さんですか
ごめんなさい、思い出させるようなことを言ってしまって……
【少し、落ち込んだ顔をしてから俯く重太郎】

誰かを守る正義、ドロルさんも、出来ると思いますよ

強ささえあれば……ですけど
『ちょっと失礼だよ、重太郎』
あっ、ごめんなさい!
【顔を上げて、表情を少し作り直してから、皮肉とも取れるような言葉を放つ】
【だが、重太郎自身は、自覚していない様子】



679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 22:16:42.79 ID:FgCzdF64o
>>675

いつか友達無くすわよ……。

【そっぽを向きながらボソっとつぶやいたとか】

総合的には負けた、と……あれパスワード合わないなあ……。
設計ミスったかなあ、図面的には問題なかったんだけども……。

【一瞬不穏な言葉が聞こえた気がしなくもない】
【アタッシュケースはどうやらメイドイン久連乃らしく、そのケースの中身も些か不安に思うことだろう】

何事にも意味を求める必要は微塵もないと思うけども。
そうそうしぃちゃんは何で戦うの?創造主様の命令の延長みたいな感じ?
……あーもう面倒臭いわ、えいっ!

【右手を握り、一気にキーに向けて振り下ろす】
【「バキン」とかいう音の後「ピー」とかいう認証音が響く】

これに限る、うん。

【本末転倒という言葉がありまして】
【数秒後シリンダーが回るような機械音の後ケースが上下に開かれる】
【同時に白いスモーク……実は演出の為の態々取り付けた機能だったりする】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 22:20:27.25 ID:XgAi32EQo
>>677

…………。

【冷ややかな目、そして】

駄作だな。

【一蹴】
【別に彼が笑っていることが気に食わなかった訳ではなく、ただただ正直な、感想】
【とはいえ、言い出したのは自分ではなかったのか……?】


お察しの通り、地図だ
が、別に宝の地図なんかじゃないさ……ここら辺限定の、所謂迷走防止グッズだ

欲しいなら持って行くと良い、代えは病院に有るからな

【患者衣の青年は、彼の反応を鼻で笑い飛ばし】
【そう言って、右手に取った紙を隣の青年の前でチラつかせる】

【なにやらよく見てみると、裏面にも複雑な記号や、よく分からない文字などが書き込まれているようだが…】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 22:22:37.39 ID:dtDCX2SSO
>>673
ありがとうございます…
……お、驚かないんですか?

【申し訳なさそうにタオルを借りる】
【ドロルがあまり驚いていない事に驚いている様だ】


>>678

えっと……?
【彼には、魔翌力があるという自覚がない】
【さらに銃が喋るという事があり、完全に混乱してしまっているようだ】

(ヘイロンさんにしろ、シュヴァリエさんにしろ…これがこの世界では標準なの!?)
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 22:24:16.53 ID:5mXYa+T+o
>>676
【現状、展開されている殆どの光景は、少年の目に映っていないのだろう】
【彼はただ立ち上がり、この場から離れようとしているばかり】
【近づいてきた青年に何を言うでも無し、戦っていた相手に何を言うでも無し】

【二人が睨みあいを続ける間に、少年はようやっと立ち上がり】
【二人に背を向けた状態でふらつきながら、足を引きずる様に歩きだす】
【それは、殺し合った相手からばかりではなく、近くに立った青年からすら逃げる様な格好】

………ああ、当たり前、だった………
生きて居れば……裏切る、っていうのは………ね

……いい、勉強をしたよ

【歩くにしても、遅い。動けば傷も開く、血も流れる】
【それでも、此処に居れば死ぬと考えているのか、少年は動く】
【何時ぞやの、危険とは程遠い場所に居た、安息の表情とは対極】
【直ぐ近くに居る人間の一人は、同じだと言うのに】


/お帰りー
/戦闘継続は無理だし、そうして貰えるのが助かるかも
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 22:25:10.97 ID:2MkhS0VSO
【大通り】
【緑色の髪、黒の瞳。彫りが深く、櫻の国出身の物に多い東洋系の顔立ち】
【背中や袖、襟に、「雪の結晶」のマークが見られる、薄緑を基調に白があしらわれたロングコートと、同じく裾や尻、太股のポケットに雪の結晶の、黒い長ズボンという服装の青年】

【彼が何をしているのか、というと。】

さて……いないモンだな。<ネタ>になりそうなファンキーな野郎は

【メモ翌用紙を片手にベンチに座り、道行く人々を眺めているのだ……「趣味は人間観察」とでも言うのか】
【あるいは、単なる不審者か】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 22:26:01.55 ID:MiXzuI/go
>>672

【元から白かった少女の腕が、血の気が引いたように、青白く変じた】
【――或いは体調が悪くなったように見えるかもしれない】
【微かに震えながら、自身を両腕で抱き】
【寒さに耐えるように、唇を真一文字に結ぶ】

【しかし瞳には、怒りにも似た激しい輝きが宿っていた】

その、任務に準じる姿は、機関員に相応しいですね
スタンドプレーが目立ちますけど
それを差し引いて、余りある実行力
マスター様ではなく、組織に捧げて頂ければ嬉しかったです

……もっとも、機関員殺しは好きじゃないんですけど

【「抉られるようで」と吐き捨てて】
【宙に浮いた10丁の銃器、その砲口を眺めた】
【少しだけ、厄介そうだな、と眉を顰めて】

(……これを使って、3回目)
(そろそろ、限界でしょうか……)

……ふふふ、名乗ってあげません
墓碑に刻む名前が分かっていれば十分なのです

……ああ、埋葬する骨はないかもしれませんね?

【彼我の間、少女の目の前の大気≠ェ歪み始める】
【まるで水飴を捏ねるように白み、やがて凍る=z
【丁度、少女を覆い隠すような、巨大な盾に変わるだろう】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/20(水) 22:26:18.49 ID:vldSR7sB0
>>670

おやおや…こんな遅くにどうしたんですか?お嬢さん?

これはですね……魔道書≠ニいう奴ですよ……

【にこやかに笑いながら、本をトントンとたたく】

/すみませぬ、遅れやした
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 22:29:35.89 ID:PNXb3ftxo
>>678

ああ、いえ…兄の事は誇りですので……

強さですか…私も戦えることには戦えますが、確かにまだまだ練習は必要でしょうね…


>>681

まぁ私はこの世界出身ですから……

【笑いながらそう返して】


……あー…そろそろホテル探さないと、泊まれなくなりますね…

【ふと時計を見て呟く】

そろそろ私は、今日泊まるホテルを探そうと思います…
そのタオルは取っておいてください…。


//ごめんなさい、そろそろ離脱しないとまずかったりしますです
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 22:30:13.77 ID:O+9xgulEo
>>680
【自ら言いだした事を否定してしまう彼に、少々面食らったようで】

そうかなぁ?
オレは面白いと思ったんだけどね。

というか、君一人と話しているはずなのに、何故だか沢山の人と話しているような…そんな感覚がする。


               君は一体、何者なんだ?


【そう問いかけ、青年を見据え】
【チラつかされた紙に目を遣って、首を傾げた】

地図、か………ん?
裏にも何か書いてあるね。
この記号…あと、この文字は?

【裏面に気づいたようで、アルフレートにその意味を問う】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/20(水) 22:30:19.05 ID:WtMyVVsho
>>679

…………。

【人造人間特有の(?)、氷のように冷ややかな視線】
【それを、久連乃に対して送る】

どうせ……命令されて、戦わなくちゃいけないなら、
戦いに対して意味を見出したほうが、良いから…………。
……ただ、意味もなく人を殺すよりかは。

【感情的というより、合理的な考えに近い】
【何か理由があって、戦うというわけではないようだ】

パスワードの、意味は……?

それに…………煙い。

【手で口を塞げないため、煙から顔を背けた】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 22:33:01.04 ID:Fi42Zylmo
>>685

ぅ………、……えと、えと、お散歩だよっ………?

【なぜ疑問符が付くのかはあれとして。少女は高めの声でそう答え】
【青年の手の動きを見るように、叩かれた本へと視線を向け】

ま、どう……しょ?それって、まほうのご本っ?
……ぁ、あっ、もしかしておにーちゃんはまほうつかいさんっ!?

【なんだかちょっとだけ興奮気味に、尋ねて。】

/いえいえっ、気にしないで下さいませー
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 22:35:02.31 ID:qjWI0dLKo
>>684
マスターが、私の主だ。
飽くまで、マスターが機関に居るから、私が居るだけ。
主が一番、組織は二番。そういうこった。

【顔色も、表情も。変わることはない】
【普段はもう少し表情豊かであるのだが、現在は任務遂行の為に感情データを極力廃していた】

(さぁ――って、調子こいて出したはいいが、なんでリベレーター出したんだ、私は。
しかも十挺とか、操作精度さがるし……)

【内心、冷や汗だったりする。メアリーの人工知能は、たまにとち狂うのだった】
【リベレーターの威力は極めて低い。最近の拳銃、トカレフ等とは比べ物にならない程弱いだろう】
【ぶっちゃけていってしまえば、普通の拳銃を10連発した方が強い】
【一つだけ、強い点を上げるとすれば、面攻撃が出来る程度であった】

骨はあるさ、なによりも硬い、鋼の芯が。

【そう言うと、両手の指をぱちんっ、と鳴らす】

スモールガンナーリベレーター×10、ガンズカーニバルッ!!

【10発の弾丸が、一斉に発射された。縦に向けて、それが襲いかかるだろう】
【打ち終わった銃は、そのまま制御を離れ、地面に墜ちる】
【そして、徐にスカートの裾をつまむと】

フラッシュボムッ!!

【スカートから閃光手榴弾が5つこぼれ落ちた】
【服の随所から武器を取り出すのが、彼女の機能の様だ】
【閃光手榴弾はピンが抜かれており、数秒後に周囲を閃光と轟音に満たすだろう】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 22:37:38.12 ID:wavT6ko1o
>>681

『どうしたのかな……?』
「おい、すごくテンパった顔してるぞおい」
えっと……もしかして、違う世界の人ですか?
【さすがに、ここまで混乱するのはおかしいと考えた少年は、ふとこんな質問】
【異世界から来た人見たことあるから、もしかしてそうかな?だとかそんなことが頭の中で渦巻いていて】


>>686

「つか、重太郎も人に言えるほど強くないだろ…・・・」

……うるさい黙れ


あ、そうですか。
もし、戦場で会ったときは、よろしくお願いしますね

それじゃあさようなら!
「じゃあなー!」
『さようなら』
【笑みを浮かべて、少女へと言葉を放ってから、別れの挨拶】
【少女が立ち去るようならば、右手を高く上げて、小さく振るだろう】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/20(水) 22:40:53.63 ID:vldSR7sB0
>>689

お散歩……ですか、いけませんよ、良い子は帰って寝る時間です…
それに…お散歩なら日が出ているうちの方が気持ちがよくないですか?まぁそれはさておき

【柔和に笑いながら、帽子を整え、少女を眺める】
【少女の反応に、やや間を置いてから苦笑し、笑顔を作ったまま】

う〜ん……どうでしょうか…魔法≠ニ言えば魔法ですが…構造は根本的に違うんですよね
まぁ…そんな所ですかね、言うならば魔法使い見習い≠ニ言った方が正しいかもしれません

ちょっとかじってるぐらいですが……お嬢さん魔術=c…じゃなかった魔法≠ノ興味がおありで?

【本を自分の左脇に置きながら、にこやかに問いかける】
【右側は、少女が座れるように配慮したためか、開けられている】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 22:42:05.63 ID:0UACS7dSO
>>683

【彼の目の前を、14〜5歳程に見える少年が通り掛かる】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

……?
何をやってるんですか?

【メモが気になったのだろう】
【彼の目の前に立ち止まり、そう問い掛ける】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 22:43:22.39 ID:dtDCX2SSO
>>686

あ、そうなんですか…
えあ…すいません!

ありがとうございます!
【ペコペコ頭を下げながらドロルを見送る】

……あ、しまった、僕の名前
【そして、今更になって名乗っていないことに気付いた】

/御疲れさまでしたー
ありがとうございました!

>>691
(ちゃんと人格別れてるんだ……)
は、はい…そうです

この世界では普通なんですか…?
【タオルで顔を拭きながら答える】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 22:45:11.98 ID:xP7bfXF90
>>662
なら私もそうですよ
【ココアを飲み終わり】
【また新たなココア缶をだし、飲む】
【なんだか幸せそうな顔をして】

……本人も逝くつもりはなかったんですよ
馬鹿な奴だよ…妹を残して、その子を狂人の道に進ませちゃって…
………私みたいな奴作らせるんじゃないよ…
【顔を下に向け、徐々に声がかすれさせながら言う】

【雫がポタポタとたれていく】

/ただいまー
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/20(水) 22:48:18.62 ID:PNXb3ftxo
>>691>>694

はい、ではまた会えればその時はお二人ともよろしくお願いしますねー…

【そう言うと、二人に向かって軽く頭を下げてから、手を振り、公園から出て行った】


/では自分はこれで離脱します、お疲れ様でしたー
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 22:48:21.23 ID:FgCzdF64o
>>688

……こういうのは形式に意味があるの、あるのよ。

【チェルシーの目を見ていないので全く説得力はない】
【というか何の論理的展開もない】

最近の若い子は色々と大変ねー。
殺人の意味なんてもっともらしい言葉だわ本当。
ま、それはともかくとして……お待たせしましたー。

【押し上がった蓋はスライドしてついにその中身が姿を現す】
【演出過剰のスモークは文句を言われた為にスイッチでも切ったのか鳴りを潜める】
【黒色の3発リボルバー式の銃、そして柄の無いナイフ、6発のみの銃弾】
【内容物はこれだけ】

取り敢えず外部パーツから……と。
危ないから刃の部分には触らないように、皮膚がスパッといくからね。

【そう言いながら危なげな手付きで銃と同じ色のナイフを取り出しベッドに備え付けられているだろう机に載せる】
【刀身には何重にも細い溝を持ち、どこか生物的な冷たさを内包している刃渡り20cm程のナイフ】

後は銃弾、……あ、コレって6発しかないからリサイクルして使ってね?
単純な構造の、魔翌力を込めるタイプの弾頭だから補充する事自体は簡単でしょう。
まあ、もしも無くした場合は私のとこに来なさいなそれなりの代償を頂いて新しく作ってあげるから。

【弾頭は真鍮のような金色の輝き、それ以外の部位はガラスのように透明で向こう側が透けて見える】
【込められた魔翌力によってその透明が青くなったり赤くなったりするという設定】

とまあ主要な部品はこのくらいかしらん、本体は後の楽しみとして……。
なんか質問あるかしらん?

【コツン、コツンと弾丸を机に並べて置きながら】
【チェルシーの顔を見つめながら首かしげ】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 22:49:53.42 ID:Fi42Zylmo
>>692

お、おひるは学校があるしっ、よるの方がたのしいもんっ!
それに……えと、こーゆーじかんなら、あそんでくれるひとも、いっぱい……、……・・。

【元気、というべきか。少しばかり、好奇心が旺盛すぎるらしい】
【なんとなくしゅんとした表情になるが、開いたベンチを見るとはっとして】
【相手をしてくれる、と分かると、にこりと笑い。たたたっ、と前へ向かって】

うんっ。ミリーはね、おとなになったらまほうつかいさんになるんだよっ?
……まだおべんきょう、はじめたばっかりだけどっ。

みならいのおにーちゃんは、まほうつかいさんになるのっ?

【「お邪魔します」と一つ断ってから、青年の隣に腰を下ろす】
【その距離で見れば、なんとも小さい。歳にしておよそ8~9歳といったところか】
【そして歳相応のにこやかな笑みを見せながら、幼女は更に尋ねていって。】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 22:49:56.32 ID:wavT6ko1o
>>694

異世界の人っ!?
予想はしてましたが……ビックリです
「自分でやって来たのか?その様子だと、飛ばされたみたいだけどな!」

『珍しいと思うよ・・・…っていうか、喋る銃は僕らだけしか見たことないかな』
『喋る刀ってのはあったらしいけどね』

『もしかして、君能力者だったりするのかな?』

【異世界から来た少年に、驚きの色を隠せない少年と、あまり気にしない様子の銃2丁】
【どうやってきたかとか、色々と興味津々な様子】

/>>696おつかれさまでしたー
すいません!ふろはいってきます…
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 22:52:20.19 ID:XgAi32EQo
>>687

【ピクリ、と患者衣が揺れる】



――――――――。


【何者か、】【0.1秒】


(俺は?……だって?)

【感覚は迸る、落雷のようなスピードで】【0.2秒】【不意を突かれた】

【だが、答えられる。】【0.3秒】【神経を逆立てて】【死体は活きている】
     
【呆気に取られ】【0.4秒】【同時に閃光から鈍い記憶を想起する】【俺だ。】

【常識道理の、或いは通りの】【駆け巡る、いつもと同じように、思考が】【0.5秒】 【決定】



――――俺は、俺だ。愉快な死体さ

案外、間違いじゃないかもな。それ

【結果】
【患者衣の青年にとって、ありきたりな】
【何の不都合も無い、ただただ肯定的なだけの返答を打ち返し】

【思考が元に戻す】
【いつも通りから、普段通りへ】


気にするな。魔術形成に使えると思った術式のメモだ
……別に呪いの呪文とかの類じゃないから安心しろ

で、使うか?使わないのか?

【患者衣の青年の声が少し低くなったような…】
【高圧的な態度は、不意を突かれた事によってついてきた、尾鰭】

【本心ではないにせよ、相手によっては不快な思いを与えるかもしれない】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 22:53:25.95 ID:2MkhS0VSO
>>693

【青年はその声を聞き、ひどく怠慢な動作で、「面倒臭い」とでも言いたげな顔を上げる】
【然し、貴方の姿を視認した次の瞬間。彼の表情が“興奮”に満ち溢れたモノに変わるのが分かるだろう−】

ふぅゥ〜……ッ! あるんだなあ、<神様の気まぐれ>というかシンプルに<僥倖>というか…………

【そのような事を、暫くぶつぶつと呟いていたかと思うと】
【青年は、メモ翌用紙をポケットにしまい込んで、ゆっくりと立ち上がり】

ぼくは雪印 謳夛音。所謂「ファンタジー小説」を書いているんだが……近々書く<超大作>のネタを探している訳だ。

【何が言いたいのか、何と無く分かるかもしれないし】
【雪印、という小説家名前も、あるいは知っているかもしれない】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 22:55:08.83 ID:MiXzuI/go
>>690

……くぅ…っ

【大気操作の力を強めて、銃弾の五月雨に耐える】
【耐えて、耐えて――】

【――8度目の衝突で盾は音もなく砕け散った】
【続く弾丸は、破片にあたって更に逸れ】
【少女の右脇腹と、左肩を裂くことになった】

【少女は、痛みに顔を顰めたものの】
【すぐに、トロンとした表情になって】

っとぉ……
……あぶな、……ぃ、眠くなって、きましたぁ……

【緊張感のないコメント――痛覚が人より鈍いのか、力の使い過ぎで夢見心地なのか】

【そんな、少女の身体を閃光と轟音とが包みこむ】
【思わず目を瞑り――】【少しだけ目が覚めた】

――――
――――――――
――――――――

【……ふふ、残念でした=z
【メアリー様が、鋼の芯を持っているように=z
【私達にも、備わっているものがあるんですよ=z

【轟音に掻き消されて、その呟きは聞こえない】
【酷く愉しげに、口元を歪めて】

――――――――

【つまり、視えてます=z

【目を閉じたまま、無手で弓を引く動作をとった】
【何もない宙に『空気の矢』が引き絞られる】
【それは、大気が捩れたような――見えにくくも、不可視ではない】
【或いは閃光に隠されて、見えないだろうか】

【引き絞った矢から、手を離した】
【メアリーに目掛けて一直線に飛んでいくソレは無形】
【鋭く捩れた極細の"乱気流"】

【――これで、五回目】
【射った直後に、一瞬だけ意識が途切れ、頭が垂れる】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 22:57:16.47 ID:kqVzv5jho
>>695
【言葉も、しずくにも、何も言葉をかけず】
【視線を切って、背を預ける】

【くつろぐ姿は、まさにオッサン。眠そうですらあるその目は、ぼんやりと空を眺めながら、何を思うか】

それは、別の話だ。

【そのまま、突き放すように、呟く】

誰だって、いずれ死ぬ。どんな形であれ、いずれ。
ハンプティーダンプティーは、もう元には戻らない。

【この世界にも、あるのだろうか】
【その歌が、亡くす痛みを詠う歌が】

だが、死が敗北であるとは限らない。

【少女は、いや、それは果たして『何を』見ているのか】
【魔翌力が漏れたことを、相手は感知しただろうか】
【何かを求めて周囲に警戒の糸を張り巡らせ、今か今かと待ち構える狩人のような気配を】

【それは、呪いだった】
【少女がここにいる理由(のろい)】

お前は、どうしたい。
どうすればいいか、知っているのか。

【そのバカといつか、また笑って出会うために】
【真っ直ぐ、女を見た。相変わらずのジト目、一見眠そうにも見えたけれど】

【女に向けられた瞳の奥をのぞけたのは、女だけだ】
【問われたのは、存在意義】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 22:57:58.31 ID:kqVzv5jho
>>695
/おかえりなさいましー
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/20(水) 23:01:21.65 ID:vldSR7sB0
>>698

フフ、そうですか、まぁ貴女が楽しんでいるのならそれで良いのでしょう
しかーし、夜は不審者等も沢山いるので、路地裏などの危ない所にはいかないように…いいですね?

おっと、お兄さんは善良な好青年ですよ?見かけどおりに!

【人差し指を立てながら、まるで教師のようにそう言う】
【その後、軽い調子で自らの胸に手を当てて、そう宣言する、自分で言うのもどうかと思うが】

ほほーその年ですでに魔道の勉強をしているとは…偉いですね、ミリーさんは…
ああ、私はレギンと言いますので、以後よろしくお願いしますね

どうでしょうかねぇ……私にとっては魔術≠ヘあくまで目的の為の手段の一つですから…
それに…どちらかと言えば、科学≠フ方が好きなんですよ…なんでだと思います?

【笑みを絶やさず、少女の問いかけにも、一つ一つ丁寧に答えていく】
【そうだ、と手をポンと叩いてから】

では先輩として、お兄さんが何か教えてあげましょう……

ミリーさんはどんなまほう≠使いたいですか?
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 23:01:33.47 ID:O+9xgulEo
>>700
【患者衣の青年…アルフレートの答えに、瞠目して】

…間違いじゃない、か。
それならいいんだ。

【彼が僅かに見せた反応を、記憶の片隅に留めて】
【目の前につき出された地図を、すっと受け取る】

有り難く使わせてもらうよ。
それにしても、君は…魔術に詳しいようだね。

【地図よりも、裏面の術式のメモに興味を持ったようだ】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 23:01:53.20 ID:dtDCX2SSO
>>699
僕は気付いたらこの世界に居ました…だから、何で来たのかは…ちょっと

(あ、また…)
あの……色んな方が言われるんですが…
……その、能力者って、何なんですか?
特別な力を持ってるって聞いたんですけど…
……僕には、そんな、特別な何かとか、無いですよ?
【この少年は、自身の魔翌力に関しては完全に無自覚である】

【少年の勢いに少々気圧され気味だ】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 23:02:32.59 ID:0UACS7dSO
>>701

ネタ探し、ですか。作家さんも大変なんですね……。

【しみじみと呟く】

雪印さん、ですね。僕はヘイロンって言います。よろしく。

【ぺこりと軽くお辞儀をする】

えっと、つまりもしかして、僕がその作品に出るかも知れないって事ですか……?
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 23:07:14.68 ID:qjWI0dLKo
>>702
(あー、畜生、能力が掴めねぇ。というか、なんで同じ機関員なのに戦ってるんだ?今更だが)

【銃弾を乱射しながら、そう思考を巡らせていて】
【メアリーは、そうして思考を巡らせつつ、相手に大きなダメージを与えられないのを確認した】
【重力制御の大規模使用で、エネルギーが大分消費されている】

さぁて、フラッシュの隙を衝けば――――。

【口元に笑みを浮かべ、両手にホッチキスの様な物を手にとった】
【名前はアストラプレッシン。VIPの護衛ではなく、VIP自身が持つ隠匿性に優れた拳銃である】
【装弾数は二発、握り込むようにして発射する独特の機構で、光景は小さい】
【その分、反動は小さく、上手く狙いを着ければ、ある程度のダメージは期待できそうだ】

【だが】

【気流の乱れを、肌が感じ取った。何かが来る、イヤ、相手はこっちを認識している!?】
【戦闘用にセンサーが調整されているため、敏感であったが、流石に皮膚感覚だけで、回避をするのは至難の業】
【乱気流が、彼女の胸を貫こうとするその直前に、彼女の右腕が銃を投げ捨て、何かをポケットから取り出した】
【其れを口に咥えた瞬間、彼女の周囲の空間が渦巻いた】


おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!


【――タバコ型エネルギチャージャーだ】
【それにより、一時的に性能を底上げ、重力操作機能で乱気流を歪ませたのだ】
【歪んだ乱気流は、無数の鎌鼬と成って、彼女のメイド服を切り刻んだ】
【ある程度の対刃製はあるものの、日常装備であるゆえ、気休めであった】
【傷口からは、血が流れず、装甲に傷が趨り、ばちり、ばちり、と電流がはしっている】

<ENERGY MAP>
【残存エネルギー60%:■■■■■■□□□□】

【一時的強化120%:■■■■■■■■■■■■】

【残存エネルギー40%:■■■■□□□□□□】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 23:07:53.51 ID:a64Pz3vI0
>>703
……それは、わかってますよ
コレでも人の《死》に関わる仕事をしてましたから
【今は休業中ですけどね…っと付け加え】
【冷たい声で、まるで《殺人鬼》のような淡々とした感じで、顔を見せず言う】

【少女が彼女の瞳を見たらわかるだろう】
【それは、まるで冷たく、無慈悲に人を殺してきた《殺し屋》の瞳だと】

……生きる。ソイツの分も生きて戦う…
【ポツリと瞳から雫が落ちるように呟いた】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 23:11:27.90 ID:kqVzv5jho
>>710
それ以外にはない。

【言葉が、あまりにも少ないけれど】
【少女のそれは、おそらく肯定だろうか】
【為すべきを為せと、ただ、それだけ】

結果には責任持てよ。

【小さな言葉は、忠告だろうか】
【と、ベンチの脇に置いた袋をあさって、落胆の溜息をつき、女に手を差し出す】
【無言でだ、きっとその意味は伝わらないだろう】

喉が渇いた、もう一本寄越せ。

【…この期に及んで、理不尽に要求しながら】
【その目にはもう、棘がない】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/20(水) 23:13:43.39 ID:WtMyVVsho
>>697

…………無い。

【相変わらずの冷たく真面目な反応】
【スモークが収まると、久連乃の方へ向き直り】

……外部パーツ?
それに……特別な、銃弾?

一体、どういう銃なの……?

【既に言ってあるとおり】
【メリットのない銃なら、少女は使う気はない】
【故に、銃の性能の詳細について少女は尋ねる】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 23:14:46.43 ID:Fi42Zylmo
>>705

【こくこく、と、ミリーは確り首を縦に振る。一種、『分かっている』様な反応だが】
【恐らくは以前にもこうして、話した人物が居るのだろう】
【だからこそ「路地裏は危険」と知っていて、同じように言う人物が、目の前の青年】

【そもそも、離してくれる時点でなのだが―――彼女は、直ぐに相手を信じ】

やさしいネコさんとやくそくしたんだっ、まほうつかいさんになる、って!
だからね、ミリーはねっ、きっときっと、すごいまほうつかいさんになるんだよっ?

……ぅ、………べんり、だからっ……?

【――或いは、ネコさんというのも語り相手の一人か。】

【話を戻して、幼女もこの世界に生きている以上、機械を使う】
【火は直ぐにつくものだし、空調は快適だし、テレビは面白い】
【そういった感覚が、彼女の中の“科学”。だから、思ったままに答えてみて】

ほんとっ!?……え、と。えっと、ね……まほう、ぅ………

―――、――………“ひ”のまほう、とかっ……。

【火。その魔術は、初歩の初歩。入門書の最初に書いてある程度の、それ】

【彼女は魔道という階段をまだ見ているだけで、足をかけていない】
【だが、学校でははじめの一歩を教えてはくれない。従って、そうそう踏み出す勇気もなく】
【ならば好機と、小さな火種を作る程度の魔術を、其の教えをレギンに請うて。】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 23:17:49.72 ID:XgAi32EQo
>>706

…………。

【右手の脇の下から左手を通し、瓶をぶっきらぼうに掴み口元へ】
【僅かな苛立ちではあるが、所作に垣間見えるそれは些細なこと】
【喉を鳴らして、頭を冷やし】


……ふぅ。

まぁ、これでも魔術協会の人間だからな……そういうことは、それなりに出来るさ

【と、至って冷静に告げ、瓶を自分の右側に置き直す】
【どうやら本調子が戻って来たらしい】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 23:20:25.37 ID:2MkhS0VSO
>>708

まあね。楽な仕事じゃあない。

【「特に否定はしないし、する意味もないか」】
【やや芝居がかった口調で、そんな事を言うと、辺りを暫し見回して】

ヘイロンか……よろしく頼むよ。とりあえず……何処かで落ち着こうか。ああ、不審だと思うなら、此処でもいいんだけど……

【今、彼の視線は、一件の喫茶店を捉えている……特に行きつけという訳でもないし、有名店でもない】
【所謂、普通の店というヤツだ】

その話は、後にしたいが……まあ、そういう感じかな。

【曖昧な言い方で、そう言って】
【その真意や、如何に】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 23:22:11.30 ID:xP7bfXF90
>>711
……
【コクリと頷き】
【涙をふきながら】
【顔をあげる、目は涙で赤くなっているが表情は戻ってる】

ありがとうございます
【小さく微笑み】
【手を差し出したのを見て握手だて思い、右手をあげるが】

………ハハハ。はい
【少し楽しそうに笑い、右袖から《まろやかなココア》を出し、差し出すだろう】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 23:27:29.65 ID:wavT6ko1o
>>707

「あ、この世界に来たからには、注意事項を言うぜ?」
「まず1つ、カノッサ機関には関わらないようにしろ!、次は、路地裏には行くな!」
「路地裏っていうのは、アレだ、悪いやつらの溜まり場だ」
「強姦、殺人、盗みなんでもアリ!行かないほうがいいってか行くな!」
「カノッサ機関は……知ってるかもしれんが、悪の組織だ。関わらないほうがいい」

「こんくらいだなっ、あ、死ぬなよ?」
【先輩面をして、説教と間違われても仕方ない様子で、忠告をした白口】
【だが、嘘をついている様子はなく、覚えておいて損はないだろう】


『能力者っていうのはね、あ、見せたほうが早いかな……重太郎見せてあげて』
あ、いいよ
俺は、鏡を生成する能力を持ってるんですが……こんなふうに
【そう言うと、少年の顔の前にB5ノートサイズの鏡が現れる】
【空中で固定されていて、重力などは関係してない様子】
【これが、少年の能力らしい】

『僕が感じたのは、君の異質な魔翌力』
『それが能力に関係しているんじゃないかな?』
【白口とは、違い優しい、穏やかな様子で話しかける口黒】
【少年の異質な魔翌力に気づいてる様子】

/ただいまもどりました、ごめんなさい
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 23:27:49.03 ID:kqVzv5jho
>>716
【今度は優しく缶を受け取り、大人しくプルタブを引く】
【先ほどはあてつけがましく一気に飲んだが、今回は普通に、まず一口を味わう】
【すると顔をしかめて】

あめぇ。

【相変わらず、にべもないぶっきらぼうな言葉使い】
【口の端を、よく観察してなければわからない程度に吊り上げて、もう一口】

でもまあ、飲めなくもない。

【今度こそ、それでも控えめに、褒める】
【口の端から垂れたココアを拭いながら、少し頬を赤らめて小さく俯く】

竜崎遥人(りゅうざきはると)だ。

【蚊の泣くような小さな声は、穏やかに風が吹くだけの公園でも、おそらく聞き取れるだろう】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 23:29:11.54 ID:MiXzuI/go
>>709

【彼女の疑問は最もだ】
【ぢかし、尋ねたとしても機関員殺しは嫌いだから≠ュらいの回答しか期待できないだろう】
【お互いに、過去の話をする気がないのだから】

すぅ……

【そして、少女の無言の拘りも、睡魔という名の代償に屈しそうだ】
【両手を下げ、棒立ちで揺らめいて】

…………すぅ……

ぁ……、ぅうん?

【左手で目を擦りながら】
【ボヤけた視界で、ダメージを負った彼女を捉えて】

…えーっと……、どこまでやりましたっけねぇ……?
なんかー、耐えてらっしゃいますね?
さすが、とかいってる場合じゃなく、結構ぴんち、です、ねー?
……ぁー、そうだ、今日、寒くありません? というか、眠くありません?
なんで、ばちばち、ずるい。  ……あったかそう

【ふにゃふにゃとした口調で喋ったかと思うと】
【ガックシと膝を折った】
【完全に脱力し、重力に任せて、しゃがみ込む】

【そのまま、両手を大地につけて】

  そーるてぃ☆そーる
                 えっへへー

【(――相当限界にきてるらしい。就寝時間の)】
【自身の正面に、直径2mほどの流砂を生成した】
【荒地に出来た渦潮は、死体や血溜りを飲み込みつつ】
【彼女の方へ移動、荒野を侵食していく】

【足を取られれば厄介だが――】
【回避出来れば、少女は十分な隙を晒している】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/20(水) 23:30:17.54 ID:buFelfDOo
>>623

【利織の魔翌力が半分ほどになったのを感じとったが、魔翌力の量はもうさほどルーフスには関係がなかった】
【そして、1日もすれば、魔翌力は回復するだろう。明日になれば元に戻っているはずで】

【利織が体勢を変えても、ルーフスが頭をぽふぽふするのをやめないだろう】
【これは彼女の優しさなのだろうか。兵器にも優しさは存在する、そうであってほしいが――】

【彼女は告げられた言葉に、無言で首を数回横に振って】


「………………本当にそれを持つとすれば………“失敗作”の…あれの子だけ……………」


【と否定してしまうだろう】
【そして、ルーフスの言葉の意味に、利織は気付くだろうか】
【“失敗作”の誰かが存在すること、そして何よりも、ルーフスのような人造人間が何体もいるということだ】
【それに――彼女がこうやって掃除機を持ってきたり、頭をぽふぽふしているのは】


「…………私はまだ、あなたを斃しちゃダメって……言われたから……」


【――単にそう「命令」されたから。だから、彼女が持つ人間らしさが少しだけ出たのかもしれない】
【人を傷つける以外の命を下されたから】
【もしも魔翌力を全て奪ってしまえ、とでも命令されていた場合のことは、利織にとって想像したくはないことだろう】


「……じゃあ私………帰る………」


【利織の頭から手を離して、レゲンスに手渡された何かを掌から出すだろう】
【小さなリモコンのような形をしており、ボタンが付いている。ルーフスがそのボタンを押すと】
【彼女の周りの空間が歪み始めるだろう。粒子のようなものが飛び始め、次第にそれは多くなってゆき】
【最後に一瞬、閃光を放ったかと思えば、既にそこにはルーフスはいないはずだ】

【どこかへと、転移したのだろう】


/うわあああああああ、ごめんなさい、邪魔が入ってめっちゃ遅れました
/まだおられますか?
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/20(水) 23:30:49.46 ID:O+9xgulEo
>>714

魔術協会…成る程ね。

【青年の言葉に、納得したように頷いて】
【ふと、公園の時計塔に目を遣る】

ああ、いけないな…もうこんな時間か。
悪いね、これから約束があるんだ。

  失礼するよ。

【そう言って、立ち上がり】
【公園の外、街の雑踏に向けて歩き出した】

/すみませんが、この辺で!
/二日間ありがとうございましたっ!
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 23:31:06.54 ID:E6wSufxSO
>>682

……裏切りは、禁止してない。確か、そういう契約だったっけな?
ただ、高価いぞ。オレに刃を向けた、借りは。平穏無事じゃ……済まさない。

「…………そりゃどうも。今後ともご贔屓に、ねー」
「何方の契約も、受けた以上はきっちり果たすさ。それが、望みなら」

なら重畳だ。あと、明日の昼は奢る。

【射殺さんばかりの鋭い視線と、困ったような笑みを、真正面から突き合わせ】
【何でも屋と人でなしは、暫く互いに牽制し合うと。くるり、構えを解いて踵を返した】
【片やふらふらと、足を引き擦り何処へともなく歩き出し。もう片方は確りとした足取りで、少年の方へ駆け寄る】

「えー……っと、終わったよー。大丈夫?って聞くのは野暮だよね」
「……どうして、かなぁ?ひょっとして妬きもちとか、俺を心配してくれたとかだったり?」

【今の少年の耳には、その足音が聞こえるだろうか。聞こえる状態には無いかも知れない】
【何れにせよ、青年は彼の前方に回り込まんとして。それが適えば、へらへらと】

【害が無いことを示すように、左手の銃を手放して。腕を拡げ、その移動を制そうとしつつ】
【「だとしたら照れちゃうなー」だのと、咎めるでも無く呑気な言葉を口にした】
//把握しましたー。
//すみません、投下文からして無謀でした……SSにでもすれば良かったかも、です。
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 23:32:13.63 ID:0UACS7dSO
>>715

えっと、僕は何処でも良いですけど……?

【雪印の見ていた喫茶店を見ながら言う】

(僕が小説に出るかも、か……)
(なんか恥ずかしいな。でも変な人にされたら嫌だな……。)
(どんな小説なんだろ?)

【勝手に想像を膨らませる少年】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 23:35:06.04 ID:hMPW/hn60
>>718
ふふふ…
【その様子を見て、少し微笑み】

(男の子みたいな名前だね…)
【って事は言わず、うんうんと頷きながら】

私は紅閻寺レンと言います
紅い閻魔の寺とかいて紅閻寺(こうえんじ)です
よろしく、遥人
【立ち上がり、ニコリと】
【まるでお嬢様のように綺麗で優しく、微笑む】

【さぁ〜〜っと風が吹き】
【長い髪が揺らめく】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 23:37:16.28 ID:FgCzdF64o
>>712

性能?……あ゛ー……。

【軽くのけぞりながら病院の天井をぼうっと見上げる】
【しばらく考えを巡らせてようやく思い出したのか目を見開く】

そっちのナイフは、こっちの銃の銃身の下にくっ付けて……。
銃身の部分に小型のモーターを2連で内蔵、それぞれ絡みあうようにワイヤーが巻かれていて……。
そのワイヤーはナイフの柄の部分と繋がるように設計しました、ほらフックショットみたいに使うのを見越して。

【ケースから銃を取り出す、その手は思うほど重くないのか危なげというものはない】
【総重量は女性でも楽に扱える程度の重さのようだ】
【一般的な銃と違う所を挙げるならば装弾数の少なさとトリガーが2つ、上下に連なるようにある事と】
【外装部分にナイフと同じような細い溝が刻まれ、時折その部分が淡い緑で輝いている】

上のトリガーは銃弾を放つ為の物、下はナイフ射出……っと
……痛てて、やべ切っちゃったよ絆創膏持っている?って病院だからあるか。

【その銃身の下部にはアタッチメント、ナイフの背の部分と柄の部分を装着】
【機械的な駆動音、そして固定された事を示すクリアー音】

【間違えて刃に触れたのか人差し指をざっくりと切り、ぷくりと紅い雫が玉を作る】
【血を舐めとり暫く経てば血は止まる、鉄の味が口に広がり嫌な感じだった】

あと特出すべき点といえば、銃弾の魔翌力をそのままナイフに纏わせる事が出来ます。
私が試した時は1発分だけどやろうと思えば3発分の魔翌力とか纏わせられるかもねん。
その状態だと結界とか魔翌力攻撃とかも切り裂ける、ないし受け止められると思われ。

ちなみにテスト運用の時に私のラボの結界が壊れて封印してたヤバイ物が外に出ていっちゃいました、テヘっ!

【魔翌力をナイフに巡らせる場合、銃身の溝を経由してナイフに伝わる】
【ナイフ自体が魔翌力伝導率が高いので違う使い方も出来るかもしれない、全ては使用者次第】
【出て行ったヤバイ物は知り合いの力自慢の人間ががぶち壊してくれました】

ともまとめると……
ナイフで近接、短時間だけど高火力。
魔翌力弾を発射可能、一気に3つ消費しても(現時点では)大丈夫。

こんな感じ、でも未だ能力は未知数なの全ては使い手の想像力次第。
ちなみにアラーム機能やらスケジュール管理機能もついておりこの商品の送料は当社が負担します。

【ジャパネットた◯たではありません、断じて】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/20(水) 23:38:40.81 ID:dtDCX2SSO
>>717
あ、はい…わかりました
(殺人て…
僕この世界で生きていけるのかなぁ…)
ありがとうございます…
【世界の事はよくわからない。故に白口の助言は素直に有り難かった】
【ただ、不安は煽られてしまったようだが】

…………え?
ええええええええええええぇ!?
(て、手品!?いやそれにしては何もなかったし、え、えぇ!?)
う、うそ……

【銃が喋った先程よりも大きな驚きだ】

ま、魔力……?
何の事、ですか…?
【自覚がないためか、キョトンとした表情を浮かべる】
/おかえりなさい!
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 23:41:13.10 ID:2MkhS0VSO
>>723

そうかい。それじゃあ、詳しい事は向こうで話そうか……

【首をゴキリ、と鳴らした後、続いて、腰と、両足を】
【「ふぅー」と、溜めていたらしき息を吐き出して−】

【行く道を飛ばしますか?】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/20(水) 23:41:15.74 ID:uLs0SYXAO
【廃ビル内部】

【等間隔に並ぶコンクリートの柱以外は、壁も何も存在しない殺風景な場所】
【お情け程度に屋根こそあるものの、それだって風や雨を防げるほどでもなく】
【しかしその高さから、壁のない此処には下界の輝きと喧騒が遠く思えた】

――――……

【そんなところに、ひとつの人影があった】
【赤い布を緩めに頭に巻いて癖の強い黒髪を軽く纏め、瞳を伏せた青年だ】
【黒のポンチョで体型を隠し、その下に黒のワイシャツと薄い白のベストを着用】
【ポンチョには1から12までの数字が暗い灰色で刻まれているが確認しにくく、】
【ベルト変わりに砂時計を繋ぐ細い鎖を使用し、サラサラと時を刻む音が廃墟の中をよく響いた】

【彼の足元には巨大な時計盤を摸した魔法陣が展開されており】
【魔術に聡いものならば、それが『調整』と呼ばれる行為だと気付けるかもしれない】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/20(水) 23:42:07.40 ID:qjWI0dLKo
>>719
……寝てやがる。大物なのか……?そうなのか?

【目を疑う光景。戦闘中に睡魔に襲われる等、あり得ないとメアリーは思っていて】
【ブラフか何かかと、そう予想していたりした】

……私ァ、眠くないね。機械の身だ、睡眠は必要ねぇ。
暖かいっちゃ暖かいが、触れたら焼け死ぬぞ。高圧電流なんだから。

【漏れる電流で、エネルギーが減ってきているのを感じる】
【これは不味い、あと一撃が精精か】
【そして、相手が創り上げる、流砂を見て】

――――ッちぃッ!厄介すぎるぞこの野郎がァ!

【そして、メアリーは思考を回す。そして、思いついたのが一つ。流れを操るのが彼女の力ではないかと】
【まあ、知ったところで役には立たないのだが】
【すっ、とポケットに両手を突っ込み、取り出したのはタバコ型エネルギチャージャー、二本】
【それを口に加え、おもいっきり吸い上げる。内部機関が一斉に活性化。出力が爆発的に増大する】

潰れろやあああああああああああああああああァッ!!

【メアリーは、複雑な機構をあまり搭載しない事により、強度を上げ、出力を高くしている】
【そして、唯一の特殊能力。武装ではなく、能力≠ニ言えるものがある】
【それが、重力制御=B本来は重すぎる機体重量を制御する為のもので、大した出力は期待できないものだ】
【精精、範囲を広げて銃器を遠隔操作、一斉射撃など、重力其の物を攻撃に使うことは難しい】
【だが、それは出力的な問題だ。故に、そのネックさえ解決出来れば、メアリーは重力を攻撃に転用できるのだ】
【両手を、迫る蟻地獄に向ける。その瞬間、その手の延長線上にかなり強い重力が掛かるだろう】
【重力に依って、蟻地獄の回転を止め、ツブス積りである。その力は、凄まじく強い】
【だが、之が失敗すれば、エネルギチャージャーのバックアップが切れ、戦闘不可なレベルまで残存エネルギーは減る筈だ】
【しかし、未だ袖の中には、幾つかの拳銃が隠れている。もしかすれば――?】

<ENERGY MAP>
【残存エネルギー40%:■■■■□□□□□□】

【強化150%:■■■■■■■■■■■■■■■】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/20(水) 23:43:13.45 ID:kqVzv5jho
>>724
【むしろ言ってくれた方が喜んだはずだ】
【この少女、自分が少女である事を認めたくなくてこんな振る舞いをしていたのだから】
【本人は口が裂けても言わないが】

レン、俺もヒトを殺したことはある。

【血の匂い、嗅ぎ取れないわけじゃない】
【特に近しいにおいなら、なおさら】

でも、俺が殺さなきゃいけないのはそんなものじゃない。
そして、『俺達』が一番負けちゃいけない相手は、もっと近くにいる。

【空袋を丸めてゴミ箱に放り、残りの袋とココアの缶を持って、遥人も立ち上がる】

泣いてる暇なんかねぇぞ。

【本当にこいつは、そういう口の利き方しかできないのか】
【背を向けて、首だけ小さく振り返り、レンのほうをみた遥人】

【負けるなと、視線と背中で語り、遥人は公園を後にするだろう】
【敵を求めて、颯爽とした足取りで】

//こんな感じでしょうか、お疲れ様でしたー
//睡魔に負けて文章が変な感じになりましたが、ありがとうございましたー!
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/20(水) 23:43:32.68 ID:vldSR7sB0
>>713

そうですか……なりたいと強く願って、良く学びべば、いつかなれるでしょう
子供のうちは、そうやってひたむきに走っていくべきではないですかねぇ?って私らしくない…

そうですね、70点と言ったところですかね
つまり科学≠ヘ誰にでも扱えるんですよ、使い方さえ分かれば、老若男女、誰でも…ね

【微笑みながら、指を、順番に立てていって】

魔術≠ヘ第一に、素養≠ェ必要ですからね、何年たっても初級しかできない人もいる
身体の内に眠る魔翌力なんて人其々ですので

第二に、魔術≠ヘ既にほぼ完成した学問といってもいい
確かに、新術は日々開発されていますが、基盤となるのは先人たちの術や魔道書を参考にしたものです

それとは違い、科学≠ヘまだ成長過程、未完成なんですよ
だから既に誰かが通った道より、自らで新しい道を作りたいと思ったんですかね…
っと…今から魔術≠学ぼうという子供にいう事ではありませんね、申し訳ない

まぁ、貴女は貴女の目指す目的の為に生きてほしいという事です…強引に纏めると…

【少し申し訳なさそうに顔をしかめながら帽子を正す】
【少女の回答に、コクリと頷いて、考えるような仕草をする】

ふむ、火属性の魔術ですか……水の国≠フマナは水属性≠ェ大半ですが…ううむ
しかも貴女の年齢では使用できる魔翌力も限りがありそうだ…よし

ではこれを使って下さい、焔書 イファリトス≠ナす…
典型的なグリモワールの一つで、写本の写本のそのまた写本ですかね…

【そう言いながら、スーツのポケットから赤いブレスレットを取り出す】
【それを差出しながら】

これを装着していれば、魔道書の方から魔翌力を供給してくれます
当然、魔翌力が切れたら、打ち止め、翌日まで充電が必要ですね、しかし中級炎魔術一発分はあるでしょう

ためしに付けながら、念じてみて下さい、意識するのは火のボールです

【超初級魔術のファイヤ・ボールというやつである】
【魔道書のバックアップで、そこそこの完成度のものが出来るはずだ】

732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/20(水) 23:43:40.07 ID:XgAi32EQo
>>721

ん、そうか……
惜しいが……仕方ないな

……じゃあな。麗斗

【患者衣の青年は開いた左手を振り、麗斗を見送る】
【彼が見えなくなるまで、その後姿からから目を離すことは無かった】

【手を振るのをやめても尚】
【青年の心中は最早、誰が察することの出来るものではなく】

【大きく溜息をつきながら、金貨をポケットに入れ】

【縁に置かれた瓶を、そのまま噴水の中に叩き落した】

/お疲れ様でしたー!
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/20(水) 23:46:33.07 ID:wavT6ko1o
>>726

「礼はいらねぇぜ!」

【そう、格好よく言い放つ銃は、何処か輝いているようにも見えた】
【これが言いたいがために、喋らせたのは内緒である】


あ、驚きますよねそりゃあ……
時を操る能力とか、生命に関する能力とか、色々ありますよ
「つか、コイツの能力結構冴えないほうだぜ?」
うるさい、黙れ
【先程と同じような言葉を返してから、手を振り、鏡を消す】
【少し、記憶の海を泳いでから、少年を落ち着かせるように一言】


『魔翌力っていうのはね、空気中にあったり、武器が宿していたり、人間の体にあったりっていう、不思議な力だよ』
『詳しいことは分からないけど……じきに分かると思うよ』
『まずは、この世界に慣れるのが一番だね!』

【話を切り替えるかのように、大声を張り上げてから】

あ、それじゃあそろそろ、お別れになりますね。
さようなら
「じゃあな!」
『さようなら』
【ベンチから立ち上がり、鋼色の雀は、頭から飛び去り、重太郎の頭上を飛び回っている】
【そして、右手を振り上げながら、去っていくだろう】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/20(水) 23:47:53.71 ID:0UACS7dSO
>>727

【キンクリして、喫茶店の中】

【少年はアイスコーヒーを注文する】

えーと、とりあえず、さっきの話を詳しく聞きたいんですけど……

【さっそく話を切り出す】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/20(水) 23:48:28.39 ID:mg6CxIgz0
>>730
【その言葉を聞き、余り驚かない】
【血の匂いを、嗅ぎ予想はついていたから】
【ただ優しく微笑み】

またね…遥人
【小さく手をふり】

はぁ……どっちが大人なんでしょうね
【少女に慰められた自分に少し呆れながら】
【公園を去っていった】

/お疲れ様でしたー
/いえいえ、こちらこそありがとうございます
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 23:49:46.61 ID:5mXYa+T+o
>>772
【正面に回った青年を、少年の目が捉えていたのは】
【ふらつく足音を確認しないで動ける、数秒未満程度の事でしか無い】
【腕が広げられている、空間を塞いでいる】

………どいて

【たった、一言】
【青年が居る分だけ、迂回する分だけ、歩く距離が長くなる】
【腕を潜るのは、体勢を崩すからだろうか、拒否した】

……今日は、休業、ざーんねん……
流石に、今は、仕事は出来ないよ……

またのお越しを……「お客さん」

【もしも、その目を見たのなら。それは裏の住人には、良く見慣れたもの】
【売人、用心棒、マフィア、闇医者、あらゆる職種で見かける人種の目を、少年はしていた】
【人に近寄る事が嫌いになった、そんな人種の目だ】

【これで、引きとめられなければ】
【少年は街へ、己の住処である路地裏へ、向かう事になるだろう】
【左手でブラウスを引き裂き、傷口に当てて腹部に巻きつけながら】
【応急処置も移動も、少年は一人で完遂しようとしていた】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/20(水) 23:50:29.60 ID:5mXYa+T+o
/>>736安価ミス>>722
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/20(水) 23:59:32.72 ID:MiXzuI/go
>>729

……んぁ……ぅ……
寝て、ませんよ……はいぱー、起き、て、ます……
たたか、……  

   やきざかなですね、わーります……?

【声のする方へ、重たそうに頭をもたげた】
【目は殆ど開いておらず、もはや何を喋っているのか分からない】

……吸い過ぎは、めぇですよー? 毒になっちゃいますよー?
ふにゃぁさまも、っしゃってった

あ、……ちょ、ずるぃ それは、むぃ……すっ

【生成した流砂が、上から圧し潰される】
【抵抗するために持ちうる限りの力を注ぎこむが――制御が安定しない】
【終盤、一気に出力をあげられる彼女と】
【序盤から、徐々に力が落ちていく少女では、決定力に大きな差が生まれる】

【結果、メアリーとの力押しに勝てるはずもなく】
【「わぁ」とか「にゃぁ」とか言いながら、少女は荒野に突っ伏した】
【蟻地獄は、死体達を飲み込んだ後、跡形もなく消失し】
【メアリーの前には、渦模様の平らな砂地が戻った】

…………くぅ…

【そして、寒そうに丸まりながら爆睡する少女が一匹、残されている】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:00:39.77 ID:b4aBd+1SO
>>733
(……でも悪い人は居ないのかも…あ、銃か)
【微かな笑みを浮かべる】

何か、よくわからないけど、スゴいんですね…

僕の、その……魔翌力っ、て言うのはよくわからないけど…
しばらく帰れないみたいですし、早く世界にはなれていきたいです
【最初に比べれば、少し落ち着いたようすだ】

あ、僕の名前、屋形雲 夜彦っていいます!

さよーならー!

【去っていくその背に手を振って見送った】

/乙でした!!
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 00:00:56.72 ID:4NCx4RZbo
>>731

【――――静、と。にこやかな表情が、神妙なそれへと変わる】
【言うならば、真面目に話を聞く生徒のソレ。だが目は、学を楽しむように爛々として】
【ポーズと別に、分かっているのかいないのか、時折首を振ったり捻ったり】

【前述のように、もし傍から見れば、その一時だけは教師と生徒にも見えなくはない】
【そんな刻は話の終わりと共に消え去って。だが、“空気”だけは場に居残り】

(……レギンおにーちゃんは、けんきゅうしゃさんなの、かなっ……?)

え、と……うんっ。ミリー、ぜったいまほうつかいさんになるよっ!
だから、そのっ……レギンおにーちゃんも、がんばって……ね?

【疑問符の理由はなんとなく、「頑張って」という言葉が正しいのか、分からなくなったから】
【けれど彼女は彼女でレギンの話を理解したらしく、最後に大きく頷いてみせ】
【やがて差し出されるブレスレットを受け取り、当然のように右腕にはめてみて】

ひ……火の、ボール………、……。

(――――、―――……、…………。)
(……のボール。火のボー…。火――火―火、ひ――――。)

【目を閉じ、両手を前に出して、集中。魔術の素質自体は、あるようで】
【やがて『ポッ』という音と共に現れるのは、テニスボール大の火球】
【つまり、成功――魔術書のお陰というのも、多分にあるのだろうが】

【―――ただ、本人は完成したのか不安なようで。未だ、その青い瞳は閉じたまま。】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/21(木) 00:01:20.20 ID:AH1V9bkZo
>>739
/おつかれさまでしたー!
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:04:10.09 ID:UOQvvT4SO
>>734

ぼくも、「アイスコーヒー」にしてくれ、……いや、珈琲フロートにするか。

【メニューの中に、自分の好物……アイスコーヒーの上にバニラ・ソフトクリームを乗せたそれを発見した彼は、口角を上げながら店員の女に注文を言い渡して】
【彼女が離れた頃を見計らい、口を開く】

んん……そうだな、簡潔に言うよ。君をネタにしたい、という事だ。「そのまま」出すのも面白く無いというか……「あまりよろしくない」からな。

【本当に簡潔にそれだけ言うと】
【彼は何とも言えない表情……「何かを待つような」表情で、黙り込む】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 00:07:51.58 ID:Yk3m91Cmo
>>738
……やべぇ、話が通じてねぇ。

【目を半眼として、そう呟いて】

……っし。

【それでも、なんとか蟻地獄を無効化することが出来た】
【だが、ピピピピピピピピピピピ、とアラートが体から鳴った、計算上では、之以上の戦闘では、研究所に帰れないという事だ】
【袖から拳銃を出そうとしたが、かなりシビアなレベルで、エネルギーが切れていた】
【この場でエネルギチャージャーを使えば殺すことも不可能ではないだろうが、その後の消費で確実に帰還は出来ない】
【思考を回した結果、選んだのは、撤退。既に鉱石の奪取という任務は達したのだ。少なくとも同じ機関員、命をねらわれはしても、そこまでひどい事にはならないか、と判断】
【結論】

……今のうちに!

【そう言うと、彼女はたたた、と走って荒野を後にしていった】
【すぐ近くに、バイクを置いてあった。其れに乗って、彼女は、消えていく】

<Result>
【残存エネルギー20%:■■□□□□□□□□】
【GET:光魔鉱(多量)】

//乙でしたー!なんか色々と申し訳ない……
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:08:53.06 ID:UOQvvT4SO
>>742訂正
〇【バニラ・アイスクリーム】
×【バニラ・ソフトクリーム】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:15:28.82 ID:Tl7W/ARSO
>>742

僕そのものを使いたいんじゃなくて、僕をネタにしたキャラを出したい、という事ですね?

(僕そのものじゃないんだ……。)
(ちょっと残念。でも、まぁいっか)

【心の中で呟く】

ところで、そのキャラはどんな人にする予定ですか?
モデルになるんですから、変なキャラだと少し嫌です。
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/21(木) 00:16:44.11 ID:SmyoB6BS0
>>740

ええ……いつか素晴らしい魔法使いになって、私に魔法を見せて下さいね

そうですね、私も……頑張らなくてはいけませんね、なんて

【にこやかに微笑みながら頷き、少女を見守る】
【一瞬、自嘲するような、暗く、どこか達観したような笑みをするが】

(全く……何やってんのかね、まぁいいか…たまには)

おおー素晴らしい!才能がありますねミリーさんは凄い魔法使いになれますよ〜!
それほどできるなら、聖都≠ノある魔術協会≠ニいう場所に行くことをお勧めします…
普通の学校より遥かに詳しく魔術に付いて教えてくれますよ

実は、私もそこに所属してまして、生徒ではなく研究者ですが…フフ

【パチパチっと拍手をしながらほめたたえる】
【そして、スラスラとその場所の地図を描いて、手渡す】

そのブレスレットも差しあげます、しかし、バックアップがあるからと言って乱発はいけませんよ?

まだ何かありますか?時間も遅いですし、今日の講義はこの辺ですかね?

【立ち上がり、腕時計を見ながらそう問いかける】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/21(木) 00:19:55.31 ID:RtmJ+vJio
>>743

【彼女が去っていったことにも気づかず】
【人魚は幸せそうに眠っていた】

……お兄、様……
もっと、 ノァと遊んでください、よ……ぅ……

【自らの内に宿る熱を感じるために】
【春の風に凍えぬように】
【強く確りと、丸まって――】

【――閉ざされた二つのスクリーンに、懐かしい夢を映していた】


/なんというか、大丈夫です、というか、ありがとうございましたー!
/お疲れさまでした―!
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:30:17.74 ID:bz09YWPSO
>>736
【対して。「つれないなぁ」等と、常ならばそんな軽口を投げる青年だが】
【戦闘の余韻か、或いは別の理由か。先程まではよく動いていた喉が】
【張り付いたように、動かない。どうにか言葉を紡ぎ出し、手を伸ばしかけて】


「ちょっと、お兄さんの話を――――」

【手助けは無用だと、言外に告げる視線。青年は、確かにそれを目にした】
【彼に向けた左手が、行き場を失う。首が傾ぎ、細めた目に逡巡の色が浮かぶ】
【空を掻いた掌を、もう一度伸ばすべきか。引っ込めるべきか】


「……そっ、か。」

「ねえ、白蘭。一つ、良いかな?」

【迷った揚げ句に振り返って、青年は再びその手を彼の左肩へと遣った】
【足を早めるか、強く振り払うかすれば、きっとそれは簡単に避けられる筈だろう】
【無理に引き止める事もしなければ、無干渉を貫く事もしない。どっち付かず、とも取れる態度】

【時と場所が違えば、心地好くもあっただろうが。今となっては、只管に空しい】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:31:16.15 ID:UOQvvT4SO
>>745

「アイディアを貰う」と言うと聞こえが良いかもしれないな。まあ、そんな所だ。

【丁寧に掃除され、ぴかぴかと照明の光を反射するテーブルに、数枚のメモ翌用紙と、使い込まれた万年筆を置き】
【準備万端だ、とでも、言いたげに】

それはまだ決めていない……というより決められない。君がどーいうヤツか、それを知りたいワケだ。

【メモ翌用紙に、「ヘイロン」と】
【殴り書きじみた文字で、彼の名を書き記して……ヘイロンの答えを待つ】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 00:33:57.45 ID:4NCx4RZbo
>>746

え…ぁ、………うん、うんっ!

【自分で作った火球を見て、「すごいっ!」と一言】
【余程うれしかったのか、手放しで喜ぼうとし―――そこで、火は消えて】
【少しばかり残念そうな表情を浮かべるも、手には温かみが残っていて】

【丁度、そんな時だ。レギンの奇妙な笑みを見逃したのは】

んー……まじゅつ、きょうかい………。
まじゅつをおしえてくれる……がっこう?

(……このあいだ、いじわるなおにーちゃんとご本をかりたところ、かなっ?)

【手渡された地図を見て、あっ、という表情】
【どんなものかは知らずとも、存在自体は知っていたのだろうか】
【兎も角、その地図をリュックへとしまって、足の届かぬベンチから飛び降り】

えっと、うんっ。はい。……今日はありがとう、レギンおにーちゃんっ!
“これ”とか、“ひ”とかっ、きっといつかおかえしするねっ……?

………、……それじゃあ、またねっ!

【これ――右手にはめた、ブレスレット。ひ――初めて使った、正式な魔術】
【いずれ、何らかの形でと彼女は告げて、少しだけ名残を惜しみ】
【それでも確かに時間は時間で、諦め、大きく手を振り―――その場を駆け足で、後にした】

/お疲れさまでした〜!
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/21(木) 00:37:39.65 ID:SmyoB6BS0
>>750

別にいいんですよ、未来ある若者を手助けするのは大人の役目ですからねぇ…

って…そんなに急ぐと転びますよーっと、聞いてないか…ハァ

【そんな調子で見送った】

/お疲れ様でした!!
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:40:56.25 ID:Tl7W/ARSO
>>749

どーいうヤツと言われても……。

【しばし考える】

えーと、僕は「竜人族」ってやつなんです。
人に興味を持って、家出して。
それで当てもなく旅をしてたら、いつの間にかこの世界に来てて。

……まぁ、こんな感じです。参考になれば良いんですけど……。

【控えめに素性を明かす】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/21(木) 00:43:53.63 ID:Tw47vkeUo
>>748
【左肩に伸ばされた手も、やはり空を切る】
【重い足を無理に動かして一歩の間隔を広げ、身体を通ざけ】
【二歩ばかりよろけてから、ようやっと立ち止まる】

……「商品」に手を触れないでね、「お客さん」

【営業スマイルだけは、苦痛の為に浮かぶ事も無いのだが】
【出来るだけ、棘のある本性を包むよう選んだ言葉、目】
【どちらも、今の二人の関係性を示すようで】


【「一つ、良いかな」】

情報料は……品によって、金額が変わる、けど……
……「今日は、休業」だから、売れないよ

【「一つも、売らない」】
【買い手が強い市場で、強気の売り手は干からびるばかり】
【現に、今日も、何も売れずに終わる】

(何の事はない。好意に好意が返るなんて、子供だって信じちゃいない)
(寝ぼけて忘れていただけ、そうさ彼は良い商売相手だ)

………じゃーあ、ね、「お客さん」

【街で出会ってもきっと、この様な軽い挨拶を交わすのだろう】
【飛び跳ねず、走りもせず。足を引きずり、かたつむりの様な速度で】
【それでも少年は、一人で去って行った】

/お疲れさまでしたー
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/21(木) 00:53:44.74 ID:b48GkVxVo
>>674
/遅れてしまって本当に申し訳ありません
/次の返信でキリよく終わると思いますので、明日時間がありましたら、>>720にご返信お願いします
/何日もまたがせて本当にごめんなさい。ゆっくりとお休みなさいませ
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 00:56:28.63 ID:UOQvvT4SO
>>752

ふぅゥーむ……、成る程な……アイディアとしてはかなり上質だよ。

【彼は嬉々とした表情で。メモ翌用紙に、さらさらと】
【ヘイロンの話を、簡潔に纏めたモノを書き留めて……到着した珈琲フロートを、ストローで掻き混ぜながら】

さて……此処からは個人的な話、だが

【彼の表情が、少し変わる】
【どんな表情か、と断言出来るようなモノでは無い、複雑な表情で】

……君は異世界から来たそうだけど。「そこ」はどんな世界だったんだ?

【単に、興味本位か】
【何か、真意あってか】

【表情から読み取る事は、難しいだろう】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 01:00:18.09 ID:UOQvvT4SO
>>755追記
/次遅れるかもです
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 01:12:02.83 ID:Tl7W/ARSO
>>755

うーん……。
そんなにこの世界とは違ってなかったと思います。

【一緒に到着したアイスコーヒーにスティックシュガー2〜3本分の砂糖を注ぎ、かき混ぜる】
【結構な甘党のようだ】

……正直に言うと、よく覚えてないんです。記憶喪失って訳じゃないんですけど。
何しろ100年くらい昔の事ですから、この世界に来たの。

【さりげなく奇妙な事を言う】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 01:23:34.37 ID:UOQvvT4SO
>>757

……そうか。いや、……良いんだ。

【少しだけ、彼の態度に落胆が表れる】
【それが何を意味するのか。「ハズレくじを引いた」ような、その表情が、何を−】

【−態度を、平時のそれに戻して】

【砂糖の量には、彼は特に口を出さない】
【彼自身、甘党のケがあるのだ。フロートのバニラアイスを一口掬い取り、口の中に運ぶ】

100年!? たまげたなあ……するとやはり、龍人ってのは長寿なのか。

【確認を求めるような、そんな口調だ】
【右手で後頭部を掻きながら、左手は万年筆の先を、メモ翌用紙の上で踊らせる】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 01:39:43.77 ID:Tl7W/ARSO
>>758

はい。人の1年が竜人の100年くらいなんです。
僕たちから人を見ると、なんだか悲しくなります。人の知り合いがどんどん老いて、死んでいって。

【悲しそうに下を向く】

【コーヒーに口をつける】

……ちょっと足りないかな。

【更にスティックシュガーを2本取り、コーヒーに注ぐ】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 01:41:48.97 ID:bz09YWPSO
>>753
【青年は空振った手を引っ込めて、人懐っこい笑みを浮かべる】
【細めた目の奥には、白蘭を案じるような感情があったが】
【それすらも塗り潰して、微笑みを顔に貼り付け、へらりと応じる】

「……元からさ、欲しくないよ、俺は。……要らないんだ」
「君の欲しいものがそれ≠ネら、何もしないし、言わないから」

「……だから、ばいばい、白蘭。また、ねっ」

【どこか間の抜けた所作で、ひらひらと手を振る彼。相手が明確に拒絶し、彼我の間に境界線を引くのなら】
【彼は、それを侵せ≠ネい。その奥に例え何があろうと、無難な言葉しか並べられない】

【曖昧模糊とした、誰にとっても都合のいい、酷く不誠実な】
【他人の情や願いに流され易いがゆえに、それから最も遠い所にいる類いの人間】

【恐らくは、それが彼だった。強い感情の篭った科白も行動も、何ひとつしないまま】
【白蘭の小さな背中が、更に小さくなってゆくのから。つい、と、目を逸らした】

(どちらも選んで、どちらも失う。……こーいうの、何て言ったかな)
(……ああ、そうだ。二兎を追うもの一兎をも得ず、だった)

【その場に座り込む。内ポケットから煙草を一本取り出して、口端に銜える】
【泣きっ面に蜂、なんてオチを期待して、ライター代わりに銃撃で火を点けてみたけど】
【予想に反して、前髪から焦げ臭い匂いは漂わない。ならば、とばかりに吸い殻を投げ捨てても】
【夜露に湿った草は、燻ってすらくれない。これまた、失敗】


……似合わないね。追い掛ける度胸すら、無い。

【こういう時に限って、噛み締めろとでも言うように、立て続けの不幸はやって来ない】
【仕方が無いから、溜息混じりにそんな科白を吐き出し。大の字に寝転んで、空を見上げると】

(あー、お腹減ったなー、なぁんて、ね……。)

【傾いた月の下で、目を瞑った。瞼越しの薄明かりを感じながら、ただ、一心に】
【胡乱な思考ばかり巡らせて、意識が暗澹とした眠気の海に沈むのを、待ち続けた】
//お疲れ様でしたー。上手く回せず、重ねて申し訳ありません。
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 01:51:21.56 ID:UOQvvT4SO
>>759
つまり、八千年は生きるか……中々侮れないモンだなぁ。

【「ちなみに君は何歳だ」】
【そう付け加えると、続く彼の言葉に、表情を少し陰らせ、顎に手を当てて】

「哀しい」……ねえ。分からないでも無いよ。まあ、ぼくはニンゲンだから、君らの感情とは、やや相違しているのかも……

【ペットの犬が死んで哀しいとか。そのような事を考えながら、メモ翌用紙を服のポケットの中にしまい込む】
【そうすると次に、珈琲フロートを、半分ほど一気に飲み干して……】

……やり過ぎじゃないか?

【流石にそれ程の量ともなると、話も違ってくるようで】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 02:00:00.65 ID:Tl7W/ARSO
>>761

今は1400歳くらいです。人に換算すれば14歳くらい。

【「下2桁はよく覚えてませんけど」と付け加え】

あ、やっぱり多いですかね?
個人的にはこのくらいが好きなんですけど……。

【軽くかき混ぜ、口に運ぶ】



/そろそろ寝たいので明日の10時頃に持ち越ししたいのですが……
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 02:04:29.64 ID:UOQvvT4SO
>>762
/了解しました。私も眠いので、明日の22時、私のレスからで再開しましょう。
/舞台裏で呼び掛けてください。それではお休みなさいませ
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 18:11:28.70 ID:RVGSPZ4oo
>>720

(超複数、いる──ルーフスちゃんみたいな、子が)
(レゲンスさんは……超、何、を──)

(────、 あ )

【レゲンスが、何をしようとしているのか】
【その事を考える余裕が、ようやく出来たのだろう】
【彼の発言を、思いだし。ふと、浮かんだ言葉──「純粋な人間を作りたいとは思わないか」】
【──「そうすれば死んだ」】
【……、まさか】

(まさか──レゲンスさん。娘さんが、超亡くなったり、とか……?)

【頭を撫でられ。白い手が帽子に触れるたび。ぽんぽんがゆらりゆらりと小さく揺れ】
【そんな中──彼女は、ある結論に辿り着いた】
【確かに。彼が父親だとしたら──その子供は、目の前の少女くらいの年頃、なのだろうか】
【浮かんだ複雑な想いは。生憎と、泡のようには消えてくれず】


……命令以外の行動が取れる。それは、超独立した意思を持つものにのみ可能な超行動です。
ルーフス、ちゃん──あなた、は……っ!


【斃すなと言われたなら。何故掃除機を持ってきたのか。何故、己を心配したのか】
【もし彼女に感情がないと仮定したのなら──その行動理由に、説明がつかなかった】
【故に彼女は。少女に己の意見を否定されても──自身の意見を、取り下げたりなどはせず】
【でも、やはり。同じ言葉を繰り返すことは許されなかった】


…………、兵器として生きたいか──
次会う時に、答えを超聞かせてください……!


【閃光が放たれる寸前。搾り出すように紡がれた言葉は、果たして赤き少女に届いたのか】
【巡った光に一瞬だけ利織は目を閉じるも──すぐに、そっと目を開いて】
【しばらくの間──その場で。ぺたりと座りこんで】
【彼女が。赤い少女が。ルーフスが、居たはずの場所を。ぼんやりと見つめていた】

/返しておきますねー!
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 18:13:40.93 ID:BCZAuNFD0
【水の国、掲示板前】

今日も何もねェ…組織や機関も落ち着いてきてんのかァ……?

【簡素に建てられている赤銅色の壁には】
【大量の壁紙や写真などが貼り付けられていた】

【既に張り付けられていた紙の上から張り付けられているようで】
【一番前に見えている紙には厚みが感じられた】
【その有り様はこの依頼を張り付けた当人の必死さが伝わるといえるだろう】

【少年は、その壁の前で“ある”紙を探していた】
【しかし、その道なりには人は少ないものの、少年の容姿に目を寄せられている人はいくばくか存在していた】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

――…っ、無え無え無ェ!

【周囲の眼に苛立ちを感じたのか、掃う様にその場で叫びながら紙を探す】
【今にも殴りかかってきそうな乱雑さを帯びている少年に近づいてくる人は、まだいなかった】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 18:24:43.52 ID:Yk3m91Cmo
>>765
【近づいてくる人影が一つ】

……依頼、ねぇ。
金も無ェし、なんか良いのは……。

【着崩した学ラン姿が特徴的な少年だ】
【白骨よりも白い髪は、ハリネズミのようにツンツンに逆立てられて、腰にはベルトポーチを巻いていた】
【右目には拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて、よく目立つ】
【首には、銀糸のスカーフが巻かれており、風にはためいている】
【総括すれば、見た目だけで言えばかなりガラの悪い風貌をしていると言えるだろう】

……うるっせェな、黙って探せねぇのか。

【騒ぐ少年を横目で見ながら、そう呟いた】
【声は比較的通るタイプであり、聞こえる可能性が高いだろう】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 18:26:00.15 ID:+dktccWSO
>>765
兄ちゃん、なんか探してんのかい?
[何がねぇんだぁ?タマでも無くしたかぁ!?ヒャッヒャッ!]

【一人の少年、と言う程本当は幼くないのだが身長が低いためそう見える青年が尋ねる】
【旅人のようにマントを羽織り、袖にゆとりのある服を着ている】
【顔には大きなゴーグルをつけており、その目線を窺い知る事は出来ない】
【また、青年とは別に声が聞こえるのだがどこから、とは分からずにただ聞こえるだけだ】

捜し物なら手伝おうか?

【周りが距離を置く中平然と話し掛けるのは度胸があるのか空気が読めないのか】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 18:26:58.62 ID:+dktccWSO
>>767は無しって事で

769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 18:34:57.17 ID:RVGSPZ4oo
【郊外──廃虚】

(ルビーシャ──結局、丸く収まってしまいました、か……)

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女がいる】
【彼女の纏う、白地のふんわりとしたワンピースの裾の部分には青いハートマークが描かれており
 その周りには大きさが不揃いの水玉模様が散らされている】
【そんな独特のデザインのワンピースの上から紺のロングカーディガンを羽織り】
【まだ、寒いからなのであろう。その上から更に茶色の上品なコートを着込んでいる】
【コートの色にあわせ、靴はこげ茶のショートブーツ】
【右の人差し指には紅い石のついた指輪をはめ、首にはチェーンのついたコインを下げていた】

……羅山、様。
矢張り貴方様は──いえ。でも……そうは、信じたくないものですわね。。

【──たんっ】
【廃虚の宙に、銃声が響く】
【見れば少女の手には、無骨な黒いハンドガンが握られており。廃虚の壁には、空いたばかりの小さな孔】
【何らかの訓練中だというのは、見て取れるだろうか──】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 18:47:51.68 ID:BCZAuNFD0
>>766

あァ?ンだテメェ、餓鬼が俺にタメ口聞いてんじゃねェよ!家に帰って駄弁ってろァ!

【ついでに言うと恐らく相手の方が年上である】
【そのことも追加してか否か、相当イライラしているようだ、額に青筋が通っていた】

【少年はゆっくりと相手に接近していき、ぎりぎり足が届かない場所で止まる】
【その後、右手の関節を何度も音を立てて曲げながら、戦闘態勢に入った】

今謝るんならそれで済ましてやらァ!さっさと頭下げやがれェ!!

【右手を軽く振り上げ、人差し指だけ伸ばし】
【その後振り下ろした、頭を下げろの意味を持つのだろうか】

>>768
/すみませェん…
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 18:56:46.67 ID:Yk3m91Cmo
>>770
お前に話しかけたわけじゃないだろうに。

【冷めた視線で、左目が少年を見据えていた。左目は、水銀をガラス玉に注ぎ込んだらこうなるのではないかというほどに、鮮やかな銀】
【しかしながら、今の彼の目線は、その銀の持つ金属の刺すような冷たさを体現するようでもあった】
【近づいてくる少年を見て、はぁ、とため息を付き】
【すぅ、と重心だけを分からない程度にずらし、警戒態勢に入った】
【パッと見では、少し体重の掛け方が変わったぐらいにしか見えないはずだ】
【そして、少年の言葉を受けて、冷静な表情で】

頭を下げるのはお前だろうが。
お前がむやみに騒ぐから、周りの人が掲示板に近づいてこれていねぇ。
何を探しているかはわからねぇが、周りに迷惑を掛けるのは感心しねぇぞ。

【見た目は不良だが、かなり良識派であった】
【とりあえず正論≠ナはあるだろう】
【しかしながら、正論≠ヘ感情論≠ノ論破≠ウれるのが常。此方の言い分は通るだろうか】

あと、次いでに聞くが、何を探してる。
モノによっちゃ手伝ってやる。迷惑を掛けられちゃ叶わないからな。

【と、助け舟も出すだろう】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 19:06:16.67 ID:+dktccWSO
>>769
くらぁぁぁぁっ!何してやがるっっ!!

【いきなり怒声と共に飛び込んでくる一人の人物】
【後ろで束ねた金髪に青い目でコスプレにしては本格的すぎる保安官の服装、両腰にはリボルバー】
【飛び込んで来たと思ったらキョロキョロと辺りを見回して】

・・・・・あり?

【キョトンとしている】

/まだいますか?
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/21(木) 19:07:38.24 ID:MfJCCjJRo
>>725

……軽いのは、良い。

【じーっと観察して、銃があまり重くないのに気づいたようだ】
【一般女子小学生並か、それ以下の力しか無い少女】
【重い拳銃であったらまず扱えないため、軽量なのはこの少女にとって大きなメリットである】

絆創膏は、そこ……。

【机に備え付けられた引き出しを指さす】

ナイフの換えは……無いの?

【銃弾の方は、リサイクルという手間があるとはいえ何とかなるが】
【ナイフが一本限りしか使えないというのは、少々頼りない】
【能力をメインに使うとしても、弾数は多ければ多いほど良いのだ】

…………テヘじゃない。
威力のほどは……分かったけど。

後、アラームとかはいらないからその分重量削って……。

【常に無表情、ネタにも真面目、エセクール】

……でも、結構良さそう。

【なんだかんだ文句を言いながらも、結構好感触な様子】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 19:15:03.23 ID:BCZAuNFD0
>>771

あァ!?そこにいる奴らはそんなこと思っちゃいねェよ!きっとこうだ!
『ガキの癖に裕福な服装しやがって』ぐらいだろうが!!

【突然の激昂】
【発言後、周囲の人々ざわめきが弥立つ】

テメェの周囲の人々に対する偽善を俺に押し付けてくるんじゃあねェ!
むやみに騒いでんのァ認めてやるがな、そいつらはここの壁なんぞに興味はそもそも無ェよ!

【言い終わると、それに合わせたかのように人々は散っていく】
【自分たちに火の粉が降りかかりたくないのだろう】

【全ての人々が去り、少年と相手だけに成ると】
【少年は一本の薬を取り出し、一錠飲んだ】

探してるわけじゃァない、ただ待ってるんだよ
人を、じゃねぇぞ。

/飯なので返信遅れます
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 19:15:19.31 ID:RVGSPZ4oo
>>772

【銃声一発。その直後、再び壁に狙いを定め】
【少女は手に持った銃の引き金を再度引こうと──】

ふ、ふぇ──!?

【びくん!】
【突然聞こえた怒声に肩を震わせ。彼女は小さな悲鳴をあげてしまう】
【しかし、「人が居る」というのが分かったからだろうか】
【悲鳴を上げながらも。彼女は指を引き金から外し。恐る恐る、其方を見遣り】

あ、あぅ……え、えっと、な、何か、御用でしょう、か……?

【小さな小さな、消え入るような声で相手へ尋ねるだろう】
【勿論。この廃虚に居るのは保安官以外は彼女だけである】


/気付くのに遅れましたが、ここにいるぜ!
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 19:21:35.02 ID:+dktccWSO
>>775
え、えー…と……あ、あれぇー?
お嬢さん……お一人?

【なんだかバツのわるそうな、先生をママと呼んだ時のような恥ずかしそうな顔で頭を掻いている】

や、やっべ…てっきりなんか事件でも起こってるものかと……

【つまりは単なる正義感の早とちりだったと】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 19:21:54.24 ID:Yk3m91Cmo
>>774
……………………。

【沈黙。この手の手合いは、少年が最も苦手とするタイプの人間であった】
【なにせ、谷山は思考を回して結果を出す。そこに感情は有っても基本的にメインに据えられるのは理性】
【故に、感情をむき出しにしてぶつかってくる相手は、基本的に上手くいかない】
【議論をぶつけ合うのは得意でも、感情をぶつけ合うのは苦手なのだ】

……そもそも、公共の場で騒ぐこと自体が褒められたことじゃないってのは分かってるのか、って。
……あー、もういい。話しても分かんねぇだろ、おまえ。

【諦めたのか、ため息をついて】
【すっ、と背筋を45度に曲げて】

俺が悪かったからとりあえず落ち着いてくれ。
とりあえず、騒ぐには理由があったんだろ?

【そこそこ、物分りはいい部類。騒ぐなら、騒ぐ原因を取り除けばいいと判断したようだ】
【……と言っても、周りには人は居ないのだが】

察するに、依頼か何かか。
掲示板つったら、そのぐらいしか思い浮かばねぇけどな。
それなら力になれるかもしれねぇが、捜し物は得意分野だ。

【其れは当然。文屋の得意分野は、スクープ、事件を探し出すこと】
【モノ探しや、情報収集は特技であった】
【とりあえず、此方は引くことにして、相手の事情を聞くことにしたようだ】

//了解ですの
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 19:26:22.02 ID:c0cD+HP/o
>>773

一応貴方が使う事を見越して素材から試行錯誤しましたのでね。
おかげさまで財政が真っ赤っかよ真っ赤っか。

【今は久連乃の指が真っ赤っか】
【さんきゅー、とラフな礼を言いながら絆創膏を出し貼り付ける】

ナイフの換えとか無茶をお言いになる……。
ナイフの素材は古黒龍の牙、私が新大陸で手に入れたレアもレアな素材であります。
加工方法とかも試行錯誤しまして、これも赤字の要因です。

【牙を圧縮、密度を高くし更にそれを研磨する事で原型を創り】
【とある鉱物を粉末化させた物を塗布、その後高温の炉の中で定着させる】
【それを3回繰り返し、最後に刃の部分を研ぎ溝を彫り完成】

【素材が稀少なので換えは無いらしい】
【その分頑丈に作っているのでそう簡単には壊れない筈】

まあ不測の事態に備えてジョイント部は普通のナイフも装備出来るよう互換性を持たせてある。
でも普通のナイフだと射出した時に勢いに耐えられない、ないし数回で壊れると思われるあまりオススメは出来ない。

【射出のパワーソースはジョイント内部の空気圧縮システムによる物】
【圧縮した空気を射出時に用い、巻き取り時に空気を吸入圧縮するという構造】

朝起きる時に便利だよ?すっごい便利だよ?
例えその機能を削っても重量はそれ程変わらない、お得とでも思いなさい。

で、どうする?持っていく?それともいらない?
いらない場合は自分で適当に運用するけども……。

【手の内の銃を横から上からと見回し最終チェック】
【外見上は特に問題は無い、クリアと小さくつぶやいて】
【続いてチェルシーへと視線を移す】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 19:26:35.69 ID:iZVglEPUo
>>774
>>777
/乱入してもよろしいでしょうか?
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 19:27:05.98 ID:iZVglEPUo
>>774
>>777
/乱入してもよろしいでしょうか?
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 19:27:21.57 ID:RVGSPZ4oo
>>776

えぅ……は、はい。。その、射撃訓練を、して、て──

【恐らくは、彼女自身気まずさを感じているのだろう】
【おろおろと視線を彷徨わせ。その様子はまるで瀕死の蝶のよう】
【彼女の蒼色の目線はどこに止まるでもなく、ただただ右往左往して】

で、でもでも、その──
こ、このような場所で銃声が聞こえれば、
何かがあったと勘違いしても、お、おかしくないです、わ

【ふるふる、と。少女は緩やかに首を振って相手のフォローへ回ろうとする】
【手に持つ銃が、やや彼女の雰囲気にそぐわなかったけれど】
【動揺しているかのような吃音で話す彼女は。どこか小動物のようでもあった】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 19:28:44.31 ID:Yk3m91Cmo
>>779
//自分は構わないですけども、お相手様がご飯な上に、自分も多分そろそろご飯ですの
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 19:35:37.72 ID:Yk3m91Cmo
>>774
//ちょっとご飯作ってきます
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 19:36:46.28 ID:PzHqP7mSo
【公園】

…………そろそろ喧嘩もしたいで御座るなぁ

【はぁ、と溜息を吐きながら呟く1人の男性】
【無精髭を生やした30代の男性だ】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪は左程特徴的でも無く】

【両の瞳を抉る様に奔る疵…それは横一線に奔り、更に瞳を四等分にする様に縦に一閃ずつ双眸に疵が奔っている】
【比べれば右の疵の方が大きく、目元から顎まで一直線に伸びていて】

【計四本の刀と、その傷だらけの顔は嫌でも人目を引いてしまう】

数合だけでも、勘が取り戻せるのだが…ううん

【軽く伸びをしながら…揺れる】
【――――中年男性が、だ】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 19:38:02.38 ID:+dktccWSO
>>781
【どうにも気まずくて落ち着かない雰囲気】

あー、いや!そのっ!
…驚かしてして、悪かったな……
いや、でもその…オレもほらっ、仕事なもんでな、いや…
…ほんとにスマーン!

【頭を下げて謝罪】

あーっと…いやしかし、射撃訓練かぁ!
オレも空き缶とかでたまにするぜ!?

【空気を変えようとしているのだろうが】
【まだ動揺が続いているのかテンションがおかしい】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 19:39:01.93 ID:iZVglEPUo
>>774
>>782
/やっぱり止めます、すみません…
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/21(木) 19:41:45.46 ID:MfJCCjJRo
>>778

成程……。
換えのナイフはかさばるし……どうせ能力主体だし、いいか。

【一度は、納得したものの】

…………因みに、もう一度新大陸に行く気は?

【諦めきれないのか、遠回しに催促】
【少女の言葉に冗談がないのは、久連乃も良く知っているはずだ】

別に、予定とか無いし……。
変わらないなら……いいけど。

【仕事もないし学業もない少女。予定などあるわけがない】
【そのため必然的に、早起きする必要もないのだ】

……ありがと。
こんな銃をくれるなんて、久連乃大好き───

【感謝の言葉を、口にした】
【未だに無表情のままであるものの】
【少女がこんな直接的な好意の言葉を言うのは、かなり稀である】
【──しかし、物欲100%に聞こえるのは気のせいじゃない】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 19:44:54.46 ID:RVGSPZ4oo
>>785

い、いえ……お、お気になさらずに!
そもそも誤解をされる行為をしていたのは、その……私、なのです、し。。

【ふるふるふる、とまた振られる首】
【どうも自分に自身がなかったり、悪いことは自分のせいにしたがるタイプのようだ】
【だが、空気を変えようとしてる相手の言葉に対しては】
【落ち着かなかった視線が、ぴたりと相手へと向き】
【どこかはにかんだ、年頃の少女らしい笑みをふわりと浮かべた】

大切、ですよね。訓練って。えっと、だって、すぐに鈍っちゃうんですもの

それにしても──保安官様、なのでしょう、か?
お仕事、大変ではございません、か?
えっと、えっと……治安だって、悪いところは悪いまま、です、し。。

【しかし浮かべた笑みもつかの間。相手の姿に意識が行き。なんとなく其の職業を察して】
【それからは。次第に不安そうな、或いは一向に良くならない治安を憂いるような表情となり】
【向けられた視線が……どんどん……下に……】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 19:47:30.50 ID:Dr0jJIfho
>>784

【公園の林の中から出てきた青年がいた】

命とは儚いものだ

【そう呟いているのは全身白肌で銀色の長髪と翡翠色の瞳を持った端正な顔持ちの青年】
【それは上半身が水色、下半身が黒灰色のゆったりとした着物を着て】

【そして、その足音は男の後方で夜空を見上げながら】
【ただ―――立っている】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 19:55:00.57 ID:BCZAuNFD0
>>777

悪い、短気だしイライラしてたんだ、勘弁してくれ

【まるで性格が変わったかのように落ち着いた】
【先程の薬の効果だろうか、眼の色が若干薄くなっているように思える】

ああ…――落ち着いたわ、随分と落ち着いた。
頭上げてくれ、今ァそんな気分じゃねェ…
むしろ普通に俺が悪いだろ、すまねェ

【自然と接近していたので、二歩ほど後ろに下がる】
【その後、こちらから頭を下げる】

探し物…?いや、そういうわけじゃ無ェな…
――…あえて言うなら待ち物かなァ……

【ふう。と壁に背中をもたれ掛かり、大きく息を吐く】
【バリバリと壁紙が破れる音がするが気にしない】





>>779
/私は一向に構わんッ!なのですが無理なんですか?
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 19:56:28.88 ID:+dktccWSO
>>788
まー…大変っちゃ大変だわなぁ………
(おぉぉおおーー!?何かネガ入ってんじゃねーか!)
(な、何か面白い話面白い話……!)

【あわあわと慌てたように話始める】

あ、あー!オレさ!元々はこことは違う世界に居たんだよ!
んでアメリカって国の田舎の方で保安官やってたんだ
知ってるか?アメリカって
確か軍隊がこっちの世界に居たよな、よく知らねぇけど
んで、集落と集落の間がキロ単位で離れてて
オレの世界にゃ車もバイクも無かったから移動はもっぱら馬か馬車って感じでよ!
そうだ馬!お嬢さん、馬に乗ったことってあるか?

792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 19:56:53.92 ID:c0cD+HP/o
>>787

それって遠まわしに[ピーーー]って言ってるよね。
……機会があれば行くかもだけど時間がなあ、場合によっては代役をたてるかも。
もっともあの龍の亡骸がまだ残っているかも、同種の生き物がいるかも知らないし分からないから。
ま、何が言いたいけっていうと「諦めろ」って事、私ばかり代償を払うのは嫌だから。

【ニコヤカなままお断り】
【あの特殊な大陸は久連乃にとっては生きにくい、再び行く可能性はゼロに近い】

アラームを大音量にすれば撹乱とかに使えるんじゃない?
その辺の操作方法は……ほら、このマニュアルに纏めたから適当に読んでくださいな。

【そうして取り出した薄いマニュアルを机の上に置く】
【風が吹けば飛んでいってしまいそうな程、薄い】

んー……それはそれは嬉しい言葉だわ、今回の代償はその言葉にしておいてあげましょう。
本当なら目玉の1つや2つ頂きたい所なのだけどおおまけにまけちゃう。

【朗らかな笑み、少女の言葉を真面目には受け取ってはいないけれど】
【言われた事自体は嬉しくある、それだけ】

……あ、ちょっとまってマスター登録してないわ。
へい、しぃちゃんちょっくらこれ持ってー。

【思い出したように目を見開いて銃をクルリと回転】
【グリップを方をチェルシーに差し出す】

【表面に透明で柔らかい物質でうっすらとコーティングされており握りやすい設計】
【また人物認証システムを組み込んでおり、握った人物の指紋や魔翌力の質をスキャンして主人かどうかを判別】
【銃を手に持った者が主人でない場合は全ての機能が沈默、無理矢理に銃弾を放とうとすると警告、そして最終的には爆発する】

【尚登録時には軽い電流のような物が神経を皮膚を伝い身体を駆け巡る感覚を受けるだろう】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 19:59:21.24 ID:PzHqP7mSo
>>789

…………何か悩み事で御座ろうか、其処の君

【歩いてきた、哲学的な呟きを漏らす青年の方を振り返り】
【呟きの内容から何か悲しい事でもあったんじゃね?と疑いが出たらしく、世話焼きな男は尋ねる】

袖触れ合うも多少の縁。
拙者で良ければ、一夜だけは耳を貸すで御座るよ?

【まるで視えて≠「るかのように、青年の方へ身体を向けて】
【小さく首を傾げながら――――左手を、左腰にある小さな刀の上に置いて】

【右手はだらりと下げられていて―――無防備に見える】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) :2011/04/21(木) 20:05:33.41 ID:Yk3m91Cmo
>>790
//飯食べてきます
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 20:05:56.14 ID:RVGSPZ4oo
>>791

──異世界、出身の方、ですか……?

【どうやら其の言葉に心惹かれるものがあったらしい】
【俯いたその顔を、ぱっと上げて。再び蒼い視線は相手の元へ】

えぅ……アメリカ、ですか。なんだか、面白い国の名前、ですわね。
それとも、異世界の方、からは──此方の国の名前の方が、面白いのでしょう、か……?

【そして、ふふ、と小さな笑みを漏らし】
【国名に対する感想を、ころりと紡ぐ】
【「水の国」だの「櫻の国」だのという地名に慣れた此方の世界の人間からは】
【確かに──「〜の国」という名前ではない「アメリカ」という国名は奇異に聞こえるのだろう】

ふぇ、え……広いのです、ね。その、アメリカ、というお国は。。
車も、バイクもない世界というのは──それでは、余計に国が広く感じられるでしょう、に。。

【右手に、ぷらん、と銃を持ったまま。彼女は驚いたように左手を口元へと当てる】
【移動手段が車やバイクでない──それは、移動時間がかなり長くなる事を意味しており】
【ただでさえ広く思える相手の故郷が、途方も無く、広く思えた】
【続く保安官の問いかけに対しては。そのまま再びぷるぷると首を横にふる】

いえ……な、ない、です。。
テレビや本で、見た事はございます、けれど。。

【紡がれた声は、気弱な其れ】
【しかし──先ほどとは違い。マイナス思考でないことは、明確なものだ】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 20:08:06.34 ID:Dr0jJIfho
>>793

悩み事か……

【青年はさっきから上を向きながら】

俺は…・・・、―――――呪われている

【意味深な言葉を呟く青年】

俺は死ぬまで命を奪いさる道に縛られている

【これまた意味不明な言葉を言い放つ青年】
【ただ判っているのは、この男がでてきた林の方角から血の臭いがする事だった】

797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 20:10:03.62 ID:BCZAuNFD0
>>794
/てらーですー
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 20:14:26.75 ID:PzHqP7mSo
>>796

………ああ、成程

【噎せる様な血の香りが鼻孔を擽る】
【合わせて、青年の意味深な発言――――嗚呼、漸く理解した】

(――――拙者ピンチじゃん!!!)

【―――漸く、己の危険を察知する】
【青年からすればあまりに無防備≠セろうか】
【左手こそ一番小さな刀に置かれているが握られておらず】
【右手はダラリと垂らしている】
【―頸も、胸も、腹も足も。全て―――青年から見れば――――】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 20:19:53.43 ID:+dktccWSO
>>795
(フィィィィィッシュ!!食い付いた!)

【内心ガッツポーズ】

そうだな、でも印象が分かりやすくて好きだぜ、こっちの国名もな
まあ、外国の地名なんて大概不思議に思えるもんだし、オレの世界じゃ国ごとで言語すら違うしな

【フッフッフ、と笑い】

そうか無い、か…
乗ってみるか?

【廃墟の入り口の方を親指で指し】

今は外に繋いであるんだが、どうだ?

【ちなみに、子供のご機嫌とりに日頃使っている手段だったりする】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/21(木) 20:20:26.09 ID:MfJCCjJRo
>>792

……そう。
じゃあ……機会があったら、自分で行くことにする。

【新大陸に行く機会など、早々無いだろうが】

……まあ、アラームも含めて色々考えておく。
どうせ、暫くは入院しなければいけないから……。

ただなら……良かった。

【ただより高いものはない、との言葉通り】
【表情には出さないが、結構喜んでいるらしい】

…………ん。

【左手の親指に巻いた包帯を外すと】
【銃のグリップを握りしめた】
【指紋も魔力もふっつーであり、何の問題もなく作業は進むだろう】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 20:20:39.92 ID:W/kY88PW0
【繁華街】

子供に手を上げるとは…………恥を知れ、下衆め……!

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【目を怒らせて、足元に倒れ伏した3人の男を睨みつけている】
【そばには、何かが入っていると思しき袋を手に持った子供が、うずくまって震えている】

……もう大丈夫だ。気をつけて帰れ……
「…………!」

【猫人間がそっと声を掛けると、子供は走り去り、人ごみの中に消えて行った】

…………結局、恵まれぬ子供と言うのは、無くならないものだな…………

【男たちを足元に残し、猫人間は歩きだす】
【その表情には、一種の哀愁が宿っていた】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 20:24:00.48 ID:Dr0jJIfho
>>798

ところで…
刀が4本とは、物好きだな

【男の方を見ながら、刀の数が4本でやけに多いということ】
【多少、気にはしたようだが】

まぁ警戒しなくていい、俺はむやみに人をヤッたりしない

【青年はこの男が無防備に見せかけていつでも刀を抜ける状態にしているのではと考えており】
【カマをかけているように見えるだろう】

その刀を俺に向けなければな

【この青年からは何もする気はないらしいが―――】
【この一言は青年の自信が伺えるだろう】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 20:28:14.92 ID:RVGSPZ4oo
>>799

た、確かに……言われてみると、分かりやすいですよ、ね。
櫻の国や夜の国は──特に、顕著です、し。。
って……せ、世界ごとで言語が、ですか──?
えっと、えっと、それだと、意思疎通などは、難しくない、ですか?

【かくりと少女は首を傾げ。国が違う人間同士の意思疎通について、ひとつ問いかけをした】
【この世界は不思議な事に──国が違っても言語は変わらない】
【故に。国名以上に奇特な印象を受けたのだろう】
【意思疎通が容易ではない世界。それは、国家間の交流などを容易くさせてはくれないのではないか】
【それが──この少女が抱く、保安官の世界の印象であった】

…………!
の、乗りたい、です!

【そして、保安官の申し出に対してはぱっと表情を明るくさせ】
【こくんこくん、と嬉しそうに頷いた】
【純粋と言えば聞こえがよいかもしれないが──子供っぽい、と表現した方が適切なのだろう】


【──きぃ、と】
【或いは。保安官は感じる事があるかもしれない】
【目の前の少女から。微かな、機械の駆動音が聞こえる事に】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 20:28:47.45 ID:c0cD+HP/o
>>800

<―――CMPL―――>

【数秒経たない内に機会音声が登録完了と伝える】
【銃身の溝に一際明るく緑の光が走り、やがて消える】

これで登録完了、例え知り合いにもあまり触らせないようにね最悪爆発するから。
とまあ……やるべき事はこれくらいかな。

【椅子から立ち上がり、ケースを代わりに置く】
【ここは病院内でやはり銃というものは目立つ、極力隠したほうが良い】
【既にロックは外れているので銃はケースにしまうと良いだろう】

ほいじゃ私はこの辺で失礼するわ、貧乏暇なしってね。
銃は未だ原型に毛が生えた程度だから壊れた場合は私の所に来なさい。
下手に自分で直そうとしないでね、それじゃさようならしぃちゃん怪我早く治しなさいよ。

【目的は果たした、この場にもう用事はない】
【微笑みを浮かべながらチェルシーの頭を軽く撫でようとし】
【そしてやがて病室から出て行くだろう】

/この辺りで失礼します
/遅レスですいませんでした、二日間お疲れ様でしたー!
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 20:31:25.64 ID:Nj5gvw45o
>>801
おいそこの猫。

【通りがかったのは、不良の雰囲気を纏った少女…だ、ろうか】
【ウルフカットの黒髪、不機嫌ですと主張する眉とジト目、ノースリーブから伸びる腕は、わかる人にはわかる程度に鍛えられている】
【タイトなジーンズや腰周りを覆うほど裾が長いシャツを着ていて、胸元などは少女といえるのだが…】
【如何せん、纏った雰囲気は男勝りを通り越している】

【そんな狼少女(比喩)は、その奇異な姿に驚くでもなく接近し、足元に転がった哀れな死体(比喩)を蹴り上げながら】

ゴミ散らかしたなら片付けるまでやれ、通行の邪魔だ。

【酷すぎる悪口雑言を撒き散らし、文字通りゴミを見る目で三人と猫を交互に見た】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/21(木) 20:34:13.05 ID:MfJCCjJRo
>>804

……ん、分かった。
私だって、怪我は早く治したい……。

じゃあ……また。

【抵抗もなく、真顔で頭を撫でられ】
【病室から出て行く久連乃を見送った】

【その後、抜け目なく銃をケースにしまったようだ】

/お疲れ様でしたー。
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 20:41:13.13 ID:+dktccWSO
>>803
うん…?

【キョロキョロと辺りを見回した後少女をじっと見つめ】

うーん……気のせいか?
変な音がしたような…ボソッ

【元々が時代としてかなり過去にあたる世界で生まれ育ち、またその境遇からいっても機械に触れる機会はほとんど無かった】
【こちらの世界に飛ばされて散々機械にも触れたとはいえ】
【いまだ馴染んだとはいえないソレは、嫌いな人がどんなに細かく刻み味を整えても嫌いな食材を見分けるように】
【確かな違和感があった】

ま、いっか、乗り方分かるか?

【が、いかんせん鈍い性質の持ち主であるためか気にせず馬の元へ】

鐙に左足をかけるんだ、足上がるか?

【そこまで言ってから少女の姿を見直して】

っと、その格好で足上げさせんのは可愛らしいお嬢さんには申し訳ねえか
抱っこで乗せるのと上から引っ張り上げるの、どっちがいい?

【二択を問い掛ける、考え付くなら他の選択肢もあり得るが】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 20:41:20.90 ID:W/kY88PW0
>>805

…………?

【唐突に掛けられた声に、立ち止まって振り返る猫人間】
【『猫』と声を掛けられた以上、自分を呼んでいる事はまず間違いないからだ】

――――いいだろう…………

【何故か、一つ苛立たしげに顔を顰めると、了承の返事を返し、倒れた男たちに歩み寄っていく】
【そして、男の一人に座位を取らせると、その背中に膝で刺激を与える――――格闘家などが稀に使う、気つけの方法だった】

「――――うっ…………はっ!?」
――――さっさとそいつら引き取って、消え失せろ…………!
そして、二度と子供相手に恐喝などするな…………次にお前らにそういう形で遭遇した時には、その目玉を引き裂くぞ…………
「っ…………っ!!」

【意識を取り戻した男に、猫人間は低い声で脅し文句を告げる】
【すっかりそれに圧倒されたのか、男はがくがくと頷くと、残りの二人を無理やりに揺すり起こし、三人はいずこともなく走り去って行った】

――――これで満足か?
…………それと、俺を『猫』呼ばわりするな…………次はないぞ…………

【男たちを見送ると、改めて立ち上がりそう口にする】
【どうやら、先ほどの一瞬の不満な顔色は、『猫』呼ばわりされた事に起因するらしい】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 20:42:30.77 ID:PzHqP7mSo
>>802

物好き、という訳では御座らぬよ
必要故に携えているだけに御座る

【一応、と言う形で答え】
【言葉を交えても、多少は緊張していたが…】

【仕掛けてこない、と踏めば…僅かに緊張が解れたか】
【薄らと笑みを口元に、人の付き合い上必要な程度浮かべて見せると】

いやなに、能力者相手に此方から手を出す等…あまりしたくは無いで御座るよ
こちとら無能力者の上に魔術師でも無い、ただの人間で御座るからな

【自信満々の彼に対して、何処か飄々とした様子で彼の挑発めいた言葉を受け流す】
【右手をゆるりと上げて、己の顎を軽く掻くと】

……君こそ、殺気を向けないで欲しいな。
拙者も思わず刀を抜いてしまう

【少々不敵な笑みを浮かべて】
【逆に青年を挑発してみた】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 20:43:27.60 ID:+dktccWSO
>>803
/すいません、食事行ってきます
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 20:49:41.60 ID:Nj5gvw45o
>>808
【無様に逃走する悪漢どもを冷たく見送り、心底呆れ果てた声音で口撃の追い討ち】

環境汚染覚悟で焼却炉に放り込んだほうがいいんじゃねぇの、ああいうのは?
同じ空気を吸っていると考えたくないね。

【その口の悪さも空気を汚染しているのだろうが、少女にそれを鑑みる様子はない】
【相手の不機嫌な言葉にも鼻で笑い】

お互い出会いがしらなんだ、呼びかけるのにはあんまりわかりやすい特徴だぞ、それ。

【反省の色無し。地なのか何か考えがあるのかは判別はつかない】
【が、先ほどから悪漢に向けていた視線を考慮すると、一定の良識はあるのかもしれない】
【表面上それを行使しない、捻くれ者なのだろうか】

で、それが嫌ならなんて呼べばいい? 小さな英雄殿?

【皮肉たっぷりに、相手へと問いかける】
【だが、その瞬間魔翌力が僅かに漏れる】
【毛色が違う、意思を持つ魔翌力は…周囲に警戒網を張り、何か特定のものを探すかのような、狩人の気配を持っていた】
【魔翌力を感知できずとも、殺気めいたそれは、ある程度のセンスで捉えられるだろう】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 20:51:43.23 ID:Dr0jJIfho
>>809

そうか、それなら俺もただの人間だ。
呪われているという以外はな

【彼も魔術師ではないような感じであるが】
【呪われているという言葉】

殺気か、気にするな
いつもこんな風なのだからな

【彼からでている殺気】
【それは彼自信にとって当たり前の物であり、意識せずとも殺気が生じているのだろう】
【これも彼の呪われているという事なのか?】

警告はしておく、俺は降りかかる火の粉を振り払うなどというぬるい事はしない
いかに大火であっても完璧に消失させるつもりでいる
―――――それが、無能力者でも魔術師だろうとでもな

【男の青年に対する挑発、それは男にとっての警告を行う引き金になったのだろうか】
【どうであれ、挑発に乗ったことになるのだろう】
【そして、無能力者でも中途半端な形にはしないという事】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 20:52:36.76 ID:RVGSPZ4oo
>>807

……?

【一方少女もまた、独り言を聞いてきょとんとした表情を浮かべる】
【結論から先に言ってしまうと──先ほど聞こえた機械音は少女の鼓動だったのだ】
【余りに自分に近すぎる。身近すぎる事象は、他者にとっては異質でも彼女にとっては日常】
【例えば、盲目の人間が暗闇の世界で普通に生活できるように】
【彼女にとっては──機械音は、日常に在って然るべき音】
【故に。何故相手がそんな態度を取ったのか、すぐに分からぬまま】
【とことこと。相手が音についてそれ以上言及しないのであれば、彼女もまた馬の元へいくはずだ】

あ、あぅ……の、乗り方も、知識としては、あるのです、けれど。。
出来れば、引っ張り上げてくださるとありがたいです。。

【馬が止められている場所へ行く道中。思いだしたかのように、拳銃を仕舞い込み】
【そして──乗り方に対しては、否と言う答えを返す】
【その返事をするときの表情は、それはそれは申し分けなさそうなものであり】
【抱っこは、恥ずかしいのだろう。引っ張り上げてくれ、と。少し頬を赤らめて答えた】
【因みに。このまま無理に足を上げて正規の乗り方をさせていたのならば】
【小さく悲鳴を上げて無様に転倒する彼女の姿が見れたのであろうが──それはまた、仮定の話である】


/>>810
いってらっしゃーい
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 21:00:56.09 ID:Yk3m91Cmo
>>790
//うわわ、今食べ終わりました、至急返信書いてきます
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 21:01:25.32 ID:+dktccWSO
>>813
ま、そりゃそーか

【流石、と言うほどのことでもないが素早く馬に乗り】
【鞍の上から少し後ろに下がり前を空けて】

さ、お手をどうぞ、お姫様

【馬上から手を伸ばす】


/戻ってきたぜ!
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 21:03:57.47 ID:W/kY88PW0
>>811

(………………確かに、そうかもしれんな……)

【走り去っていく男たちを見送りながら、その耳で呟きを拾い上げたのだろう】
【内心では、密かに悪態に同意した】

…………事によっては侮辱とも取れる。そういう発言は控えるのだな…………

【彼にとっては『猫』呼ばわりされる事は、私生活の中においても特に許し難い事だった】
【『その容姿故に奇異の目で見られる』事が、我慢ならないのだろう】
【分かりやすいと言うのは事実だが、初対面の相手ならば少しは配慮をしろと、言外に含ませて】

――――俺の名前はアーディン=プラゴールだ…………アーディンとでも呼べ
(…………容易ならん相手だ…………)

【皮肉に対し、敢えて無視を決め込みながら名を名乗る猫人間――――アーディン】
【心中穏やかではないが、明確な敵意を示している訳ではないので、態度に困っていた】
【――――それでも、微かな魔力に対して感知は成された様で、その耳がピクリと動く】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 21:06:09.85 ID:PzHqP7mSo
>>812

……無茶を言うな
駄々漏れの放射能気にするなと言っている様なモノで御座る

【殺気、つまり他の者を殺そうとする意志を持ち続けているであろう青年が目の前に居る】
【―――それを察知出来る男が、それを感じて落ち着いていられるわけが無い】

構わぬよ…と言いたいが。気にするなと言われた手前、斬り合うのもアレで御座るしな
斬りかかられたら素直に逃げるで御座る

【ふか…と、小さなあくびを漏らして、口元を右手で隠した】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 21:06:56.51 ID:Yk3m91Cmo
>>790
いや、別にいいけどよ、その手の手合いは慣れてるし。

【そして、少年のその態度には、経験がある】
【昔の自分、精神状態が不安定だった頃の自分にそっくりであったのだ】
【だからこそ、放っておけないと思ってしまって】

とりあえず分かった。
気にしちゃいねぇさ、そっちも気にしないでくれるといい。

【にぃ、と胡散臭いながらも何処か人の良さを感じさせる笑みを浮かべる】
【少年は、本当に気にしていないようだ】
【そして、相手の放った言葉を受けて、首を傾げて】

んー……待っているなら、どうしようもねぇ。
機が来ればいつか必ず来るだろうさ、気長に待つのが、大切、かね。
さっきみたいに怒鳴り散らしてちゃ、来るものも来ないかもしれないぞ?

【諭すようにそう言って、壁紙が敗れているノを見て、はぁ、とため息をつく】
【おそらく後で律儀に貼り直すはずだ】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 21:09:08.05 ID:lMRp3taSO
【水の国―とある病院の病室】


―――……僕がっ、間違っていたの…かな、

【その部屋にいた患者服の少年は、ベッドの上で誰に向けた物でもない、ただの一人言を呟く】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】


あの人の傍に居る方が幸せ……?


……―――僕は、彼女の何が幸せをも分からずに、
シズリさんが苦手と言う理由だけで、その二人の幸せを壊そうと……、しているだけじゃ……ないのか?

【…全て、自問自答の一人言、やはりそれらは誰に向けた物でもなく】


……………くっ……ああぁ……ああああっ!

【それから自分は嫌な奴ではないかとそんな思いに縛られ苦しむのだった。】
【この少年は、入院してからここ暫く、その繰り返している。】


【因みに、少年の部屋は扉が開けっぱなしになっていた、】
【もし少年の声が聞こえたなら、何事かと部屋を覗き込む事も可能である。】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 21:12:39.00 ID:Nj5gvw45o
>>816
…それもそうか。容姿コンプレックスは誰しも、な…。

【自嘲のような呟きは、繁華街のざわめきに消える。しかし少女は謝らない】
【名乗りには眉を吊り上げる】

見た目だけならからかったが…アンタ、出来るみたいだし、いいんじゃないか?
俺は竜崎遥人(りゅうざきはると)だ、苗字でも名前でも好きに呼べ。

【遠まわしに名前をほめつつ、名乗り返す】
【ゴキゴキと指やら肩の関節やらを鳴らしながら、周囲を見渡す】

ったく、竜は何処だ…?
気配はすれどもぜんぜん見当たらない…

【ジト目は何かを探しているようだが、気配はその裏をも探る】
【二つの眼以外の気配による警戒網は、少女が口にした言葉にすら反応して威圧感を高める】
【呟きに含まれていたのは、竜】
【憎悪にまみれた呟きは、風に溶ける事無く場に留まり続ける】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 21:12:57.93 ID:RVGSPZ4oo
>>815

わ……

【慣れた様子で馬に乗る相手を見て。そんな感嘆の声を漏らす少女】
【そして、お姫様、だなんて言われてまた頬を赤らめてしまった】
【どうも照れ屋、恥ずかしがり屋の気があるようだ】

え、えっと……エル、と。よろしければ、そうお呼びくださいませ。
エルネスティーネ、というのが本名ですけれど──呼び辛いと、思うので。。

【その表情に。照れながらも小さく笑みを浮かべ】
【簡単な自己紹介をした後──そっと、伸ばされた手を握り返す】

/おかえりなさーい!
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 21:15:53.90 ID:Dr0jJIfho
>>817

逃げる事は恥ずべき事ではないからな
そう言えば、聞くのを忘れていたが
ここで何をしていた?

【この男が公園で何をしていたのかたずねている彼】

もう夜だ、さすがに人声もしなくなってきたな

【周りを見回して、公園には二人しかないようであり】
【おそらく時間的に家に帰ったのであろう】


さて、刀は4人分だが…
       度胸は半人前か――――――――?

【そして突然、彼に対する挑発】
【この一言は今後の流れを大きく変える言葉になるかもしれない】
【普通の人間ならばカチンときてもおかしくない一言】
【青年はニヤリと口元をさせながら反応をうかがっているようで】
【この男は、この一言に対して青年に刃を向けるか―――それとも……】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/21(木) 21:20:01.86 ID:4gGyMg65o
【街中】

……探しものは簡単に見つかるはずがない、だからこそ探す価値がある
とは言うものの、この世界もなかなか広い、な

「…………………………」


【そんなことを呟きながら歩く、男が一人】

【樗(おうち)色の長髪に黒いストライプの入ったスーツとスラックス】
【紫のネクタイに茶の革靴、腰にはベルトで固定された黒鞘があり、刀が収まっている】
【四角い黒ぶちの眼鏡の奥から、くすんだ紫色の瞳が覗く、そんな30代後半とみられる男性だ】

【そして付き添うように歩くのは、淡いグレーのストレートヘアと黒の双眸】
【そして漆黒のノースリーブのワンピースを着た10〜12歳ほどの少女】
【凍りついたように感情の無い表情で彼の隣を歩いていて】


どこかでひっそりと研究をしたいものだ

【独りごちながら、辺りをゆっくりと見渡しつつ、歩き続ける】
【傍から見ればその様子は、挙動不審に見られるやもしれず】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 21:21:02.82 ID:4NCx4RZbo
>>819

【す、と開いた扉の隙間に色が付く】
【それは桃色であり、褐色であり、また青であって―――】

――――、―――…………。

【つまり、そこには桃色の髪をした褐色肌、青眼の少女が立っていて】
【彼女が何故そこに居るのかというと、単に声が聞こえたから。】
【見た目は8~9歳前後。何事にも興味が湧く、といったところか―――兎も角、覗いている。】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 21:22:14.12 ID:+dktccWSO
>>821
分かった、オレはフィレスだ
って、自己紹介すんのもちょいと遅かったわな
悪かったな、気がきかなくってよ

【人を乗せることにも慣れているようで】
【強すぎず落とさずの力でもって引っ張り上げる】
【ちなみに馬の首側にエルを乗せ、自身はエルの後ろから手を回して手綱を握る状態に】

じゃあ最初はゆっくり歩くからな、慣れないうちに走ると痛くなっちまうからな…

【どこが、とは言わず】
【ゆっくりと馬を進める】
【馬上は結構高く最初は怖いかもしれないが、高さに慣れれば目線が違うだけでも新鮮な風景が楽しめることはうけあい】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 21:23:12.72 ID:W/kY88PW0
>>820

(…………コンプレックス、か)

【再び、その呟きに耳がピクリと反応する】
【どうやら、見た目通りに普通の人間を凌駕する聴力を持っているらしい】
【少女がどんな意図でそう呟いたのか、その真意までは見えず】

――――竜崎、だな

【名乗られた名前の通りに、アーディンは少女――――竜崎を呼ぶ】
【特に意味は無いが、名前を覚えたと言う一種の宣言の様なものだろう】

――――竜、だと…………?
ここはただの人里だ。ましてやこんな繁華街…………竜などいるのか?

【その態度や雰囲気から、竜崎が何を探し、何に神経を尖らせているかを、ようやくにして把握する】
【が――――それに対してアーディンが見せたのは、困惑】
【客引きの声がこだまする、ネオンきらめく繁華街――――そんな中に『竜の気配がする』と言われ、戸惑うなと言うのも無理な話だろう】
【だが、竜崎が先ほどから発している殺意は、冗談とも取れないものがあり、アーディンも微かに視線を左右に飛ばす】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 21:30:58.83 ID:PzHqP7mSo
>>822

何を……
……………………食う寝るところに住むところが無ければ否応なしに此処で過ごすことになるでござるよ?

【………ニッコリ、と】
【何だか清々しい笑顔を浮かべて見せた―――もう何も怖くない】

【そして、彼の挑発に……】


命の賭け時を間違える莫迦では無いつもりだが?

【と、戦う意味≠青年に求めて見せた】
【刃を向けて、殺し合う。しかしそれで勝っても守れるのは己の意地だけで】

……下らんと思わんか?

【そう、青年に問いかけた】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 21:32:09.03 ID:Nj5gvw45o
>>826
いるもんだよ、案外。
人間に化けて社会に紛れ込んだり、自分がそうだと自覚していなかったり、或いは目をそらしていたりしてな。
思い上がりも甚だしい、さっさと見つけてブチ殺してやらないとな。

【そのワードに関しては饒舌になるのか、急に話しはじめる】
【多分な憎悪を撒き散らし、大きく周囲を索敵する】
【魔翌力に混じる悪意が溢れ始めたのか、周囲の人垣の流れが一瞬悪くなる】

【だがそれほど間をおかず、しばし周囲を見渡していたが、やがて諦めて気配を引っ込める】
【すると流れの停滞が徐々に解消され、何事もなかったように流れ出す】
【遥人はアーディンに視線をやり、繁華街から僅かにそれた場所にある公園のベンチを指す】

アンタ、そこそこ頭もキレそうだな。
何か知ってるなら教えろ。俺、この辺の事情に疎くてな。

【断定系の強い言葉は、気が弱い相手なら有無を言わせないだろう】
【けれどある程度の実力があるなら、遥人の眼は一切の偽りなく、戦士の眼をしているとわかるはずだ】

【目的に向かって突っ走るような、真っ直ぐな瞳(ジト目だが)】
【けれど妙な混ぜ物がその奥で燻っていて、一概に遥人を判断するのは難しい】
【その誘いは、なんとなく危ない】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 21:32:57.82 ID:BCZAuNFD0
>>818

待ってる…か?いや、少しちげェ…
俺は“待っている”訳じゃあないんだ。その壁紙を張る奴に用があるだけさ

【気遣いの意味もあるだろうか、それとも言い訳か】
【しかし、嘘をついているようには見えなかった】

確かにこのテンションにゃァ何度か困ったこともあったが…こいつは生まれつきだからなァ…
薬で中和してンだ、いつか慣れるわ。

【それは…本当に大丈夫なのだろうかと思わせる言い方だ】
【薬で性格を変貌させるなど、正常な薬ではないだろう】

ところで、お前の名前は何てェンだ?
俺はヴァ―デッドっつうんだ、どうだ?こっちは名乗ったぜェ?

【不意に顔に微笑を浮かべ、挨拶する】
【既に先程の怒りは忘れているようだ】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 21:40:06.09 ID:Yk3m91Cmo
>>829
成程、そういう事か。
だったら、掲示板の前で張ってりゃ何時か来るだろうさ。
気長に待つのが、得策だな。

【特に深く聞く事はせず、そう言って】
【真贋を見抜く目は、之でも養っているつもりだ。谷山は、ヴァーデッドが嘘を行っていないと判断したようである】

成程、ね。俺のダチと混ぜて分けたら丁度良くなりそうだな。
……つか、それ常用していいのか。その手のクスリ≠ヘ俺も多少お世話になることは有るが。
感情の高ぶりで使用してちゃ、体壊しそうじゃねぇか。

【割と心配しているようである。それは、その手の精神状態を変える薬を使用していた経験からでもあった】
【そして、谷山のダチとは、ガートルッドという科学者】
【ローテーションの極北に立つ狂科学者[マッドサイエンティスト]である】

谷山 基樹[タニヤマ モトキ]。
ジャーナリスト兼正義の味方、って所かね。

あ、言っておくが俺ぁ正義だが善じゃあないからな。

【此方も自己紹介をする】
【ジャーナリストは職業として納得出来るが、正義の味方は職業じゃないと思う】
【そして、正義と名乗っておきながら、善人では無いという彼の言動】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 21:41:40.44 ID:W/kY88PW0
>>828

(…………何か、良くない印象がある様だな…………)
……なるほど。『竜』という言葉のイメージのままの姿をしているとは限らない……という事か

【感情的――――しかも明らかな憎悪を見せる竜崎の様子に、すっと間を細めるアーディン】
【恐らくは、何らかの私情によって『竜』を追っているのだろう】
【その『竜』と言う存在が、果たして害悪を齎す存在なのか、それとも竜崎自体が人に仇なす存在なのか――――】
【そこが見えない為に、アーディンは竜崎の言葉に、肯定も否定もしなかった】

この辺の事情、か…………どういうレベルの事を求めているのかは知らんが、それくらいなら良いだろう…………

【竜崎の誘いに、あっさりと乗るアーディン】
【何らかの企みがあるのかもしれないが、それに易々と潰される様なヤワではない】
【最悪、五体満足で逃げ帰ることくらいは出来るはずだ――――そう結論付けて、アーディンは竜崎の指したベンチへと歩を進める】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 21:43:20.05 ID:RVGSPZ4oo
>>825

【ふるふる、と。また金の髪を揺らしながら首を振り】
【「気にしないでください」なんて。小さく呟いてから】

フィレス様、ですわね。えっと、よろしくお願いいたします!

【にこりと。浮かべた笑みは──位置の関係上フィレスには見えないのかもしれないけれど】
【嬉しそうな声色から、彼女がどんな表情を浮かべているのかは簡単に予想できるだろう】

は、はい……

【そして、緊張した様子で鞍の縁に手を置き】
【恐る恐るといった具合に──周囲の光景に目を移す】
【彼女の緊張は雰囲気からフィレスに伝わるかも知れないが】
【次第に。緊張や不安から、新しい視点での風景を楽しむような様子に、雰囲気は変わっていくのも分かるかも知れない】

/わー、遅れて申し訳ない!
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 21:49:20.51 ID:Nj5gvw45o
>>831
【ベンチに座るまで、遥人は一切無言だった】
【それからベンチの隅に避け、アーディンの座る場所を充分に確保してから、脚と腕を組んで座る】
【ジト目の奥で不機嫌が踊るが、その苛立ちを極力削り口を開いた】

この世界の竜についてだ。

【始まりは機械的で、かつ唐突な言葉だった】

種族としてドラゴンであるという条件の元、どれほど分布、或いは一般に知られているのか。
その中に魔翌力などに代表される特殊な性質を持つものが、どれほどの頻度で現れるかなどだ。

【つまり、この世界における常識を教えろ、と口にしていた】
【自分は竜についてある程度の見聞があるという前提の下、聞きたい事だけを端的に問う】
【それは、言外に語る。自らの出自がこの世界の外であるという事を】

それから、竜を飼い慣らす、作り出す、などを行う存在がいるかどうかも知りたい。

【一度に随分提示したものだが、それを自覚するのか、残りはアーディンの返事待ちだ】
【腕組み脚組みを解かないまま、言葉を静かに聞こうとしている】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 21:50:15.22 ID:Dr0jJIfho
>>827

なるほど、どうやら頭だけはキレるようだな

【彼はこの男に対して感心した表情を見せ】

命を懸け時か、
それならば俺は生きている間ずっと命を賭けている事になるな

【彼はいつでも命を賭けているとの事らしいが】
【それは言い換えれば、いつでも死ぬ覚悟ができているということだろう】

たしかに言葉だけで命を賭けるというのはくだらない事だ
ほう、今日は月が出ているな

【空を見上げながら言うと、その場で跳躍、男の真後ろに着地するだろう】
【眼の見えない男は、彼の尋常ではない身のこなしに気づいただろうか】
【そして】

少しだけ遊んでやろう

【背中を合わせた状態で言い放った言葉】
【おそらくその言葉を言った後、彼は距離を取り直した後、彼のほうを振り返り】
【腕をたらした状態で、かかって来いと言わんばかりな殺気を男に放つだろう】
【先手を取らせてやると、言わんばかりに】
【無論、彼の挑発した態度に乗るか乗らないかは男次第だが】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 21:51:59.65 ID:lMRp3taSO
>>824

…………あぅうぅ……っ

………う?

【自己嫌悪していた少年は、ふと視線に気がついて】
【扉の隙間に視線を移す。そこには居るのは少女――……しかし】

【|<●>)) ジーっ、】

【↑少年の目には、こんな感じに、凄く不気味に見えた。】
【しかも、よりによってここは、病院である。怖い話等では心霊現象が起きるのには定番の場所で、――……、】

(……あ?…えっ…えっ……幽霊…?)

【少女からすれば、失礼な誤解なのだろうが】
【少年からすれば、少女のそれは、不安と恐怖でしか無かった。】

【少年は、恐怖から声をかけられない。】
【今、二人は視線があたまま、固まった状況である。】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 21:53:09.84 ID:+dktccWSO
>>832
こうやって歩くだけでも結構いい気分だろー?

【カッポカッポと蹄を鳴らして馬が歩く】
【風景を楽しむようにゆったりと歩く】

どれ、そろそろ慣れたかな
じゃあ、しっかり掴まってろよ?
(つっても、オレが後ろから抱えてるし落ちやしねーか)

【そう、一言声をかけると徐々に速度を上げていく】
【段々と速く、そのうち風を切る音以外耳に入らなくなり、風景が後ろへと流れるように見える】
【少々肌寒い空気が爽快感を煽り、軽快な蹄の音が心を弾ませる】
【しかし揺れがでかくなってお尻や股関が痛くなる、こればかりは避けられない…】



/問題無い、まったくもって許容範囲内です
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 22:01:03.88 ID:BCZAuNFD0
>>830

谷山、だな。理解したし把握したよ

【左手を何度か軽く振るような動作、意味はなさそうだ】

ああ、確かにこの薬ァ安全とは言い難いが…“必要”何でな、仕方無ェだろ?
無くても何とかならねぇことァ無ェが、あるもんは使うべきだろ。

【既に、能力が原因かは不明だが】
【謎の激昂や情緒不安定が日に日に増しているようだ】

――この世界に正義の味方はごまんといる。
その中で善を持ってねェ何て言うのはちィと向上心が足りねェな。
狙うなら一番上だ、そのためなら持ってねェ善ぐらい拾っておけよ…?

【彼は別に一番になると言っていたわけではなかったが】
【やはりヴァ―デッドにとって正義とは善なのであろう、異論は認めてもらえそうにない】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 22:04:15.94 ID:PzHqP7mSo
>>834

気のせいでござるな。
拙者は単に犬死したくないだけで御座る

【と、言いながらも薄く口元に笑みを浮かべ――――】

【――――男の跳躍を知覚する】
【跳ぶのが幾ら速かろうと、落下速度までは変わるまい】
【左足を前に出し、時計回りに反転する。青年と違って地に足を突いた儘の男はかなり素早いだろう】
【逆を向けば…右足を前に出した状態となって】

ホールドアップ、と言って欲しいで御座ろうか?

【右手さえ刀のもとに有れば、居合に似た体勢となれる状態儘―――】
【彼の背中が目の前に来れば、鞘の上においていた左手で鞘ごと刀を突きだして。刀の柄で軽くその背中を小突いてやるだろう】


………落ち着けよ、若いの。
拙者も≪R.I.P≫との喧嘩で忙しいんだ
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 22:05:14.28 ID:W/kY88PW0
>>833

――――――――随分と、面倒な質問だな…………

【聞かれている事は、ある意味でアーディンの手には余る】
【苦笑しながら、ガリガリと頭をかきむしった】

……とりあえず、俺自身は寡聞にして『竜』と言う物を見た事は無いし、その実物や関連物に触れる機会も無かったんだが…………
一般の常識でいいと言うのなら、話そう

【『この世界の』竜についてという質問の仕方から、なんとなく竜崎が何故にこうした質問をぶつけた来たのか、その意図は読めた】
【要するに、これまで『持っていた常識』が全く通用しない故に、そうした情報を欲したのだろう】

――――個体数はかなり限られるもののはずだが、とりあえずこの世界に『竜』と言う物は存在する様だ……
極々稀にだが、『竜の肉』と言うものが出回る事があるし、『竜の骨』と称して、他の動物では説明のつかない骨が出てくる事もある……
大抵そうしたものは、何らかの特殊な作用があるとして、希少価値と共に売買される…………

【自身の見聞きした事を語っていくアーディン】
【自分自身でそうしたものに遭遇した事の無い以上、見聞を語る以外になかった】

『生きている竜』については…………流石に俺にも分からん
実際に、そうしたモノに遭遇した人間に聞いてみない事には、何とも言えんな…………
想像はつくだろうが、噂に尾鰭がついて、真実/虚構問わず多くの『竜』が語られている…………
それこそ、そこから先はファンタジーの領域だ…………

【存在を示唆するものはそこそこ分かっていても、やはり実体験としてはなんとも言い難いものらしい】
【存在するらしいとは言われているが、ではどのような場所に居るのか。どのような生態系を持っているのか】
【そうした詳細な情報は、雲の彼方なのだろう】
【だが、そうして真実がなかなか掴めないと言う事は、あまり多くの頻度で現われるものではないと言う事の証左でもあるはずで】

――――最後の『竜の使役・創造』と言う事だが、それも実際にそうした事を行っている人間がいると言う話は聞かない
が…………それを『成し遂げられるかもしれない』存在と言うのは、この世界には多いだろう…………
魔術技術も科学技術も、共に発展している世界だ…………
伝説の中から召喚し、使役する事も、バイオテクノロジーを駆使して生み出すのも、やろうと思えば……困難ではあっても、決して不可能ではないだろう

【全ての質問に答え終わるアーディン。まとめると、次の様になるだろう】
【この世界には、『竜』は極少数ながらも生息し、稀に人間に討ち取られる事もある】
【しかし、その実態については、把握している人間は極少数で、正確な事はあまり伝わっていない】
【そして、竜を飼いならす事も作る事も、誰かがやっているかもしれないが、少なくとも現在の時点では聞いていない――――】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 22:05:25.82 ID:4NCx4RZbo
>>835

【沈黙―――それも凄まじく性質の悪い、空気】
【少女としては悩みものである。なにせ、何の気なしで覗いてみたらコレなのだから】
【それでも、何時までも“お見合い”をするわけにも行かず】

(………え、と。ミリー、おばけさんに会ってるのかなっ……?)
(まっ、まだまほうなんて一つしか使えないのにっ―――。)

【―――というか、少年の目だの声だの雰囲気だのが怖くて――少しだけ、涙目になって】
【ごそごそと背後に手を回し、何かを手に取ると、隙間からそれを覗かせて】

―――、――――……えいっ!

【この時の彼女の思考は、『少年=幽霊→光に弱いっ!』】
【そして偶然だかなんだか、彼女は懐中電灯を持っていて―――】
【――隙間から、強烈な白い光線。狙いは、少年のとりあえず何処かに当てること―――!】

841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:07:19.32 ID:4/xLmucDO
>>836

は、はい……
目線の高さが違うだけで、こうも見える光景は違うのです、ね

【樹の枝が、こんなにも近い】
【地面が、思っていたよりも遠い】
【ゆらゆらと揺れるこの感触は、なんだかとても独特で──】

【くるくると蒼い視線を、様々な場所へ巡らせる】
【馬に乗るのは初めてだと、そう言っていた】
【見える景色が──それ故に珍しいのだろう】
【フィレスの目には、そんな彼女が見た目以上に子供っぽく映るかもしれず】

ふぇ──?
わ、わ……!

【声は掛けられたものの】
【それでも慣れない刺激には驚くというもの】
【小さく小さく、びっくりした声をあげながら──】
【お尻痛い、とか思いつつ。しっかりと、ぎゅうと鞍にはしがみつく】
【今のところ、落ちる気配はない。今のところは】
【慣れてくれば──或いはまた見え方の違う景色に、嬉しそうな表情を浮かべるのだろうけれど】

/携帯からー
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 22:10:03.17 ID:Yk3m91Cmo
>>837
まあ、使わざるを得ないなら、仕方が無いけどな。
別に止めるつもりも無い。大丈夫かちょっと気になっただけだから。

【悪いな、と小さく呟いて】
【そして、ヴァーデットの言葉を聞いて】

正義だからって、善とは限らねぇってだけさ。
悪だって、悪なりの正義を持っている。正義って言うのは、善悪を超越した貫かねばならない信念≠セからだ。
俺は俺の正義を貫くためなら、善にも悪にも立つってだけ。なりふり構わねぇ主義でね。

それに、正義に序列なんか有る筈がねェ。
一番≠ネんて、何の意味も持ちやしねぇよ。
必要なのは正義を貫くこと、それだけだ。

【正義には、少し考える事があるようで、谷山はある程度思想を持っていた】
【其れは、自分なりの正義論と言ってもいいものだ】
【善も悪も正義を持っていて、その正義が認められないからこそ、悪と善という立ち位置が生まれるのだ、と】
【すなわち言いたいことは、自分は認められようが認められまいが自分の正義を貫くという事だった。そしてそこには序列は関係ないと】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/21(木) 22:10:46.64 ID:ZzlkST5q0
【櫻の国 / 廃村】

【朽ちた家々は虫どもの昼夜無き饗宴の種となりて】
【海からの冷たい風は、ここに留まる事を忌むような急流】
【まるで「春」の気配がない、永劫の冬に閉ざされた地】
【そこに。モノローグに近しい独り言と共に、彼女がいた】

…………、……なるほどなぁ

かの災いの推測されうる本質の上なら、こういう現象も起こりうるか

【齢にして14ほどと見える少女】
【降り積もった雪にも似た真白な長髪を三つに編んで、一房ずつ両サイドに垂らし】
【赤縁のアンダーリム越しのは淡い緑、紅のリボンを黒いワンピースの胸に】

――、…仕方あるまい

【無残な景色の最高水準点となる、土を盛り立てた小山】
【腕を組んだ彼女の。透明な板を越してゆく視線は】
【たったひとつだけ飛び出した、傷だらけの“切り株”のみに向けられていた】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 22:15:22.62 ID:Dr0jJIfho
>>838

【コンッ!と背中をつかれた青年】

ほう、眼がみえぬとも位置はわかるか
どうやら口だけではないようだな

【眼の見えない彼が着地した彼に対して突きを当てたことに驚き】

<<R.I.P>>…?
それは何だ?何かの組織か?

【<<R.I.P>>―――それは誰もが恐れる組織】
【だが青年はソレを知らないようで】

845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:17:50.44 ID:+dktccWSO
>>841
【縮こまっているエルを見て、これではいかん、と】

ちょびっと顔を上げて上を見てみな、風景や地面じゃなくて空を見上げるんだ
空だけ見て風を感じるんだ

なあーに、落ちる心配は無いぜ
なんたって、すぐ後ろにオレがいるからな

【そう後ろから声を掛けると、手綱を握る腕をせばめてエルをしっかりと抱き抱える】
【勿論、下心とかいやらしい感じではなく】


/了解!
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 22:25:24.23 ID:Nj5gvw45o
>>839
【アーディンの言葉は、冷静沈着にして理路整然。理解がしやすく要点も抑えてある】
【遥人はそれでこの世界の状況が大体つかめた】
【この世界ですらほとんど珍獣クラスの生命体だということが、だ】

竜の骨、竜の肉、か。
その業者も探してみようか、下手すると殺さなきゃな。

【小さく呟いて、右手の形を変えてごきりと鳴らす】
【表面上は相変わらずのジト目だが、濃いこげ茶の瞳は、シャッターが下りたように内の感情を外に漏らさない】
【先ほどの『気配』が、再び鎌首をもたげ始めたことが、おそらくその内面を物語る】

まあ、そんなモンだろう。普通は竜、といっても信じるものはいない。
…だがいる。少なくとも人並みの中に間違いなく。
俺の血が、そう言ってる。

【姿勢は変わらず、言葉少なに告げながら、その目におろした感情の膜すら破って、荒れ狂う憎悪が噴出した】
【…だが、姿勢は変わらない。その身にまとう気配が竜を求めて荒れ狂う風となる以外は】
【風が吹き始める。遥人を中心に渦を巻くそれは――――まるで、それそのものが竜であるかのごとく】

……だ、ろうな。
一般に流布した伝説体系からわざわざ竜を作り出す物好きが、いないとは言い切れない。
だがまあ、その程度なら気にするほどの事じゃない。今のところはな。

【最後の答えに満足したか、落胆したか、肩を落として、風が止まる】
【魔翌力が膨れ上がって、その業の一部を晒す】
【竜を求めて竜を狩る竜】

【それは、呪いだった。邪悪な竜の影が、少女に魔翌力として纏わりついている】
【竜と人を掛け合わせた姿を作り、うすらぼんやりと形を成した魔翌力が、遥人に何事か囁く】

【仮面のような表情をくずし、遥人は苛立ちを、雪だるまを雪原で転がすように膨らましてゆく】

…ああ、なんだ、まだまだお預けか。
最近殺(や)ってねぇからなぁ…そろそろ我慢できなくなっちまいそうだ…。

【性質の違う気が、周囲に放たれて。】
【それは、獲物を限定しない敵意。無差別な悪意。まどろみから覚め始める、遥人自身が持つ他者への殺意――――】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:27:23.79 ID:4/xLmucDO
>>845

ふぇ……わ、分かり、まし、た
──……っ、、

【フィレスの言葉には、ぎこちないながらもこくりと頷いてみせ】
【それから──覗き込むかのように、恐々と、天を──】


   ────わぁ……!

【広がっていたのは、星屑の海】
【きらきらと。海の底に宝石が沈められたかのような空を見て】
【ひゅうひゅうと、頬を撫でる風を感じて】
【エルは、思わず息をのむ】
【天は、こんなにも広かったか】
【天は、こんなにも近かったか】

【──今まで。自分は、下ばかり、見ていたのではないか】

【そんなことを思ってしまう程。彼女の心に、その光景は深く深く残ることになる】


──ありがとう、ございます……フィレス様


【そして──思わず紡いだのは】
【感謝の、言葉だった】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 22:30:10.58 ID:PzHqP7mSo
>>844

…?最初から解って居たが?

【思い返せば―――分かるだろう】
【最初、青年の方を振り向いた℃魔ノ始まり】
【ちゃんと青年側に身体を向けた事……そう、男は最初から、青年を認知≠オていて】

≪R.I.P.≫と言うのは…
たしか…テロ組織だったか?

【…男の方も、余り解ってない様子】
【何故なら、正確には男の敵は≪R.I.P.≫の―――――】

まぁ、この喧嘩が終わったら遊んでやろう
拙者も手負いだが、そこらのチンピラよりは楽しめようて

【なんて言って、刀を元の位置に戻すと】
【トン…反転して、一歩踏み出した―――ソレは、別れの合図】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:32:30.02 ID:lMRp3taSO
>>840

(……えっ?何っ?!この状況、何で幽霊さんこっち見たままなのっ?!)

【状況は――最悪っ!】
【よりにもよって、二人共互いに幽霊だと誤解している】

【暫しの沈黙】
【無言の壁が出来上がり、この空気を外に逃がさぬ様に遮るッ】


(このままじゃ……――殺られるっ?!)

【何かアクションを起こさなければ――…やられる】
【だが遅い、アクションを先に実行したのは、少女の方だった】


――…………って、うわぁっ?!

【懐中電灯の光、本来只の人間である少年には、何の効果もないが】
【当たり所が悪かった、顔に当てられた眩しい光が視線を思わずそらさせる】

【誤解している少女には、それはこう見えるだろうか、】
【『やはり、幽霊に光は効果覿面だった』と、】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 22:35:01.55 ID:Dr0jJIfho
>>844

ほう?それは頼もしいな

【彼は皮肉まじりな顔をしながらも楽しんでおり】

テロ組織に一人で突っ込むとは…

【彼は組織に彼一人で突っ込むと思ったのだろう】

いいだろう、その喧嘩とやらを早く終わらせて来い。

【そう言って立ち去る彼を見送る青年】
【そして、彼の背中を見ながら】

不意打ちを仕掛けてきてもかまわんからな
俺はいつでも死ぬ覚悟はできているのだから

【去り行く彼に自信に満ち溢れた声で語りかける彼】
【その顔は新しいオモチャを手に入れた少年のような笑顔をするだろう】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:35:05.38 ID:UOQvvT4SO
>>762

1400! そりゃあ随分と……

【雪印の年齢は、詳しくは不明だが……見た目では、「青年」と言えるモノ】
【あまりの「年齢差」に、ひどく驚いたらしい。やや声を荒げて、そう言って】

ま、あくまでも一般的な意見を言わせて貰うが……多過ぎ、かな。……甘党のぼくでも、ちょいと胸やけがする程度は。

【甘ったるゥ〜い飲み物とは正反対の苦笑いを、表情に浮かべて】
【珈琲とアイスクリームを半分ずつスプーンに乗せて、口に運んだ】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 22:35:58.22 ID:W/kY88PW0
>>846

(…………なぜこうも『竜』を憎むのか…………聞いたところではぐらかされるのがオチだろうし、異世界人は外堀から探ると言うのも弱い…………)

【『竜』のみならず、それに関わる人間をすら殺意の対象とする竜崎の態度に、疑問を抱くアーディン】
【しかし、その内心を計る為の手段と言うものが、アーディンには無かった】

――――そうか。他で差し計れる指標が無いのなら、自分の感覚を信じるのだな

【彼女の『竜』に対する悪意など、アーディンに取ってみれば関係の無い事だ】
【人に紛れていると言われても、様々な異能を持つ能力者の多い世界では、それを見分ける事など、出来るはずもない】
【その事自体には、アーディンはさしたる興味を示さない。あくまで情報を提供するだけだ】

(……………………っ
やはり…………用意ならんやつだな…………鬼畜に墜ちるか、それとも…………)
――――ではな。俺はそろそろ行く…………道中、気をつけろよ…………

【――――性質の変わった殺意は、アーディンの意識を即座に切り替えさせる】
【何事もないように立ち上がると、それ言い残してアーディンは立ち去ろうとする】
【――――無防備な背中。だが、言うまでもなく、殺意を察知しているアーディンにとっては、一種の『誘い』だ】
【乗るか否か――――それによって態度を決めようと言うのだろう】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:36:06.02 ID:+dktccWSO
>>847
お、おおっ!?なな、なんだ?別にお礼言われるような事はオレ……ゴニョゴニョゴニョ

【唐突な感謝の言葉に気恥ずかしくなったのか後ろでは顔を赤くしている】
【その顔を見られていないのが本人にとっての救いだ】

【しばらくその調子で走り、馬を止め】

そういや、そろそろ時間も遅いな…
こんなお嬢さんを一人で帰すのも問題アリ、だな
家まで送るぜ?
勿論、エルがそれでいいならの話だけどな
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 22:36:06.55 ID:Dr0jJIfho
>>850

//>>848でした><
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 22:37:44.36 ID:BCZAuNFD0
>>842

――全く無関係に思えるかもしれねェが、価値観の一つとして言わせてもらう
“善に悪”があってもかまわねェ、人間だれしも持っているもんだからな
だが、“悪は善や正義”を持っちゃあいけねェと思っている

【いきなり相手の言語を否定する発言だが】
【ヴァ―デッドはとめず、そのまま話し続ける】

なぜかってェと、悪ァ善や正義があるとそいつは悪じゃなくなる
“明確な悪”を突き通せねェンならそいつァ悪ぶった善の者だ
――…ああ、簡単にまとめるわ、俺が訳わかんなくなってきたからなァ…

【そういうと、地面に指で何かを書き始めた】
【今の時間帯のせいでひどく見辛いが、そこには○に囲まれた善、悪、正義があった】

善が灰色、正義が白、悪が黒だ。
悪に少しでも善や正義が混じっていたらそいつァ“善”に成る、逆も然りだと思う
……あァ!悪いって言ってんじゃあないぜ?ただ俺はそう思っているだけだからな。

【その場で座り込み、書き込んだ絵を消す】
【少々饒舌になっていたのが恥ずかしかったのだろうか】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 22:41:27.17 ID:PzHqP7mSo
>>850

…それが望ましいのだがな。
アレを狙う人物は中々多いらしい

【くく、と小さく…肩越しに笑って見せた】
【アレ――――≪R.I.P.≫新統帥カーネルの存在は、この手で刈り取りたい】
【……尤も、正義組織の者も居るこの世界では――1対1の戦いは難しい】

【――――少々、残念そうに息を吐いて】
【其の儘、歩みを進めると――――】


こっちの台詞だ、小僧。

【じゃあの、と背中を向けた儘手を振って】
【其の儘、彼は宵闇の内に消えていくだろう】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 22:42:22.02 ID:Yk3m91Cmo
>>855
んー……、定義と認識の違いかね。
まあ、割と為になった、有難う。

【そう言って、ヴァーデッドに頭を下げて】

じゃぁ、そろそろ俺は行くよ。
待ち物、見つかったらいいな。

【そう言うと、谷山は歩き去っていった】

//すいません、唐突に凄く眠くなってきたので、ここで切らせてもらいます!すいませんでした!乙でした!
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:45:34.71 ID:Tl7W/ARSO
>>851

ま、まぁ良いじゃないですか。好みは人それぞれですし。
あは、あはは……。

【笑ってごまかしながらぐいぐいとコーヒーを飲む】

……うぇ。1本多かったかな……。

【どうやら多すぎた様子。ほれ見ろ】
【でも無理して飲み干そうとする】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 22:45:36.11 ID:Nj5gvw45o
>>852
【がしゃん】

【動いたアーディンの背中に、遥人は武器を向けた】
【一辺が異様に長いL字…横から見れば、スパスなどのショットガンに似ていると思われるだろう】
【赤褐色の表面装甲、その天面に、何の光沢も見出せない真っ黒な線が引かれている】
【アーディンに向けた面には、底の見えない漆黒の眼にも似た銃口】

【引き金に指は掛けられていた】
【一切の迷いなどなかった】
【躊躇いなく人差し指に手をかけて―――――】

…迷惑、かける、な。

【カタカタと、ショットガンが震えた】
【反動によるものではない、手の震えが伝わって、内部部品などが接触しあっている音だろう】
【顔を伏せた遥人の表情は伺えないが、唇を血が出るほどに噛んで、耐えている】

【何に?】

情報提供、感謝、する。

【搾り出すように、不似合いな言葉を、口にして】
【その背で、遥人を唆す竜が舌打ち交じりに落胆した】
【急かす様にショットガンを手にする腕を振るった】

【でも、遥人の腕は決して引き金を引かない】
【照準は一切はずさず、表情を決して見せず】

…行け。

【ぶち、と、唇を噛み切りながら、短く搾り出した】

【ちらり、髪の間からうかがえる目は語る】

【―――――見るな。】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/21(木) 22:46:26.10 ID:Dr0jJIfho
>>856

ふん、早い者勝ちってとこか
俺も期待しておこう

【完全に男を見送るような形となり】
【青年も振りかえり、逆方向に去ろうとしている】


十拳丸だ、覚えておけ

【男に聞こえるかどうか判らないが、そういい残すと】
【彼もまた、どこかへ立ち去っていくだろう】

【次に会うときは―――――】

/乙かれさまでしたー!
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/21(木) 22:47:40.91 ID:PzHqP7mSo
>>860
/お疲れ様でしたー
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 22:49:06.26 ID:4/xLmucDO
>>853

だって──フィレス様にお会いしていなかったら
フィレス様に、こうやってお馬さんに乗せてもらわなければ
私──こんな素敵な景色を、ずっとずっと、知らないままだったかもしれません

だから──ありがとうございます

【ずっとずっと、前ばかり見てた】
【ずっとずっと、進むことだけを考えていた】
【そんな彼女に──フィレスは】
【上を向くことを、教えてくれたのだ】
【立ち止まって。前でも、後ろでもなく。上を、見る】
【フィレスには分からないかもしれないが──それは、エルネスティーネにとっては】
【あまりに、新しいものの見方であったのだ】


そういえば──いつの間にか、こんな時間、ですか
時が経つのは、早いものですね

えっと──では、途中まで、お願いしてもよろしい、ですか?

【その声色は──この時間の終わりを、惜しむもの】
【本当は、もっともっとこうやって馬に乗っていたかったのだろう】
【だけれども。どんな出会いにも、どんな時間にも、別れは来る】
【それを分かっているのか】
【エルは、名残惜しそうに、ある広場の名前を告げた】
【そこからは、ひとりでも大丈夫ということだろうか】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/04/21(木) 22:49:08.77 ID:BCZAuNFD0
>>857

ああ、悪かったな八つ当たりして
機械があったらまた会おうぜ

【同じように手を振り、もう一度掲示板前にて、何かを待ち続ける】
【それはなんなのだろうか、彼自身まだ分かっていない】

/ありがとうございましたー
/ブランクのせいでつたない文章だっただろうなーw
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 22:50:43.15 ID:4NCx4RZbo
>>849

ぅ………えっ、あ、うぅ………?

【まだ、光を当ててみるまでは分からない―――。】
【もしかしたら思い違い、相手はそう見えるだけで、人なのかも知れない】
【だったらピカッとやっても「なんだよ」と返して欲しい、それが少女の今の願い】

わ、ぁ、えと……きゃ―――――!?

【――――まあ効いちゃったので、儚くぶち壊れました】

【いや、閑話休題として。―――少女の翳す電灯の明かりが、奇妙な変化を始める】
【僅かに光が絞られ、宙に光で絵を描く様にして、白い人型が具現化し】
【それはやがて袈裟姿、所謂『BOさん』へと形を変え―――数珠を持った右手を、後ろに引いて】
 
  
       『破ァ―――――――ッ!』

【と。青年を反り上げ頭の全身ピカピカ御坊様がぶん殴ろうとする】

【―――もちろん、避けようと思えば避けられるし、殴り返せば光で出来たBOさんは一撃で消え去ることとなる】
【が、殴られれば痛みは本物。幽霊じゃなくても退散はしそうな一発である】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/21(木) 22:51:13.15 ID:Tw47vkeUo
【夜の街】

【決して治安は良くないが、それでも日が昇っている内は歩くに困らないこの街も】
【日が完全に落ちてしまえば、積極的に歩きまわりたいような場所ではなくなる】
【通りの一角、シャッターの降りた店の前には】
【そんな場所とこんな時間だと言うのに、子供達が居た】

「わーっしょい」『わーっしょい』《やーれんそーらん》[そーらんそーらん]
〈今宵限りのえにしと思えー〉〔わたしゃ天下の旅烏〕<ちょいやっさえーんやー>

………3分の2以上がおかしい。わーっしょいわーっしょい

【黒い着物に黒髪、140cm程度の背丈の子供が、八人】
【声こそ揃わないが掛け声を上げて、何やら纏まっている】
【離れた位置では見づらいが、近づいてくれば何をしているかは分かるだろう】

【少女達≠ヘ、路地裏から20mも伸びた黒いロープを、綱引きの様にぐいぐいと引っ張っている】
【8人の内の7人は陶器の様な白い肌。そして、最後尾でロープを引いているのは、櫻特有の黄色い肌】
【運動会の出し物にしては、おかしな所ばかりの彼女達は】

「それ引けやれ退け」『えーんやこーらさ』

【墨に浸したような黒いロープを、ぐいぐいと引き続ける】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 22:54:45.51 ID:Nj5gvw45o
>>859
/オウフ間違えました
【躊躇いなく人差し指に手をかけて】

【躊躇いなく人差し指を引き金にかけて】
/でした訂正します
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 22:59:53.98 ID:W/kY88PW0
>>859

――――ッ!!

【――――気配を感じた瞬間】
【アーディンはすぐさまターン。両腕をぐっと引いて腰に溜め、手の甲から3本のナイフの如き爪を剥き出しにして、臨戦態勢を整える】
【銃と言う得物にも、怯える気配は無い。正面から撃ちあうのならば――――と、アーディンが高速で思考を始めた時だった】

…………ッ、何…………!?

【見えた姿は、黒い竜の様な物に翻弄されている、竜崎の姿】
【そして、最後の一線――――そのギリギリで踏みとどまっている姿】
【――――何に耐えているのか。それはもう考えるまでもなく、明らかだった】

…………竜崎。お前の抱えている事情…………大体は察した
次に会った時には、何らかの力にもなろう。だが…………それまでには、自分の歩んだ道は、自分で始末をつけろ…………
お前も、先ほどの俺にそう言っただろう…………

【自分を『撃つまい』と、竜崎は耐えている】
【その姿に、ポツリと言葉を投げかけるアーディン】
【素直ではない言葉だが、要するにこう言いたいのだ――――いつか何とかしてやるから、それまでは自力で頑張る事だ――――と】
【『竜』の姿を目にした以上、そう口にしてやる事しかできなかった】
【そして――――『自分の為に耐えている』竜崎の心意気を、無にする事も出来なかった】

――――――――カッ!!

【瞬間、アーディンはバックステップでベンチから離れると、高速で闇にまぎれ、その姿を消した】
【人外の体を持つ、その身体能力――――特に、そのスピードが、アーディンの持ち味だった】
【銃を撃たせない程のスピードで、即座にアーディンは撤退したのだ】

「――――――――……………………」

【だが、その場に一つ、残るものがあった】
【アーディンと、そっくり同じ体格をした、虹色の影の様な物】
【彼の能力である分身が、つかの間、竜崎を押えんとして、残されたのだ】
【身体能力は、アーディンとそっくりそのままだが、いかんせん実態を持たない、魔力で作られた『影』】
【その打たれ弱さは言うに及ばず。もし魔力を込めた一撃などを貰ってしまっては、一撃で霧散してしまうだろう】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:02:02.67 ID:UOQvvT4SO
>>858

いやいや、「悪い」と言ったワケじゃーないんだ。ぼくからすると「悪趣味」ってだけでね。

【珈琲フロートの残りを口の中に流し込んでから、彼は席から立ち上がり】
【机の上に残っているグラス以外の品々を片付けるだろう】

……ハッ

【そして、ヘイロンに対して冷笑とも嘲笑とも取れる、微妙な笑いを浴びせて−】

−さて、そろそろ失礼しようか。また会おう、ヘイロンくん……

【そのまま、店を出た】

/申し訳ありません、そろそろ落ちます
/乙でしたー
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 23:06:17.01 ID:2K6UoYqDO
【街路】
【黒のシングルライダースジャケットに、燃え盛る炎が裾に刺繍されたジーンズを穿いた青年が、街路樹の傍らに立ち尽くしている】
 
 ……マジ、か。
 
【赤毛混じりの黒髪の青年──朝宮暁は、自らの財布の驚くべき軽さに呆然となって言葉を漏らした】
【軽いというよりもはや虚無的な重量のその財布には、硬貨はもとより偉人の肖像が印刷された紙幣もない】
 
 …………

【飲み過ぎたのが原因だ。美人のねーちゃんはいなかったが、久々の酒場で色々飲み過ぎた──】
【──暁は財布をしまう】
【元より貧乏極貧の身の上だ。愛用のジーンズのポケットは軽い財布に親しんでいる】
 
 ……ナンパだな。それも、飯を奢って貰えるような美人のねーちゃんを見付けるしかねえ。

【街路樹の傍ら、暁は道行く人々に目を遣る】

(……次に通りかかったヤツに声を掛けよう。美人で巨乳の優しいねーちゃんが来ると良いが……)
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:06:22.22 ID:+dktccWSO
>>862
【むず痒い恥ずかしさに耐えきれなくなったのか、唐突にうがーっと叫ぶように声を張り上げる】

………あーもー!可愛いよなぁエルはぁ!!
(まったく、羨ましいぐらいだ!)

【その名残惜しさを感じ取ったのか励ますような】

ああほらオレさ、こっちの世界じゃ六王教団ってのに世話になってんだ
普段は聖都にある教団の宿舎にいるか、聖都でお巡りさんやってるからよ
何かあったらいつでも会いに来てくれよ!

あっ、でも別に何もなくたって会いに来てくれていいんだからな?
こうやってまた散歩なんかするのもいいし
なんか甘いもんでも食いながらお喋りするだけってのも、悪かねぇだろ?


まあなんだ、オレの居た世界に比べりゃあここはちっせえ世界だ、その気になりゃあいつでも会いたい時に会えるぜ、な!
ま、もしかしたら偶然会うって事もあらぁな!


【馬の歩みは速い(流石に市街では安全第一に徐行運転ではあるが)】
【指定した広場まではそれほどかからなかった】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:10:44.64 ID:lMRp3taSO
>>864

……な…何……っ何?!

【突然の奇襲で数秒視覚を奪われる。】
【そして、同時にパニクる。突然で、何が起こったか、理解できないっ。】

……っ、能力…かッ?!アートマン……っ?!

【突然、現れた『BOさん』の更なる奇襲――ッ、】
【避けきれない――っ、何度でも言うがここは病院で、】
【そして彼が今ここにいるのは、入院しているからで、しかも『足の負傷で』で入院しているのである。】
【それにより、立ち上がる事も難しい今、避けるのは、更に不可能だ】

………―――ふぎゃあっ、

【短い悲鳴】
【一瞬の悲鳴をあげたかとそのまま、ベッドの上に倒れる】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/21(木) 23:11:41.22 ID:Nj5gvw45o
>>867
【もう、噛む物がない】
【唇を噛み切って、薄皮一枚の下にある自分の歯を噛み、踏みとどまる】
【今にも自分の歯を砕きそうなほどに噛み締めながら、闘う遥人】

【竜の気配は、濃い】
【実態を持つかのように影を払い、公園の入り口である鉄柵に叩きつけるだろう】

【だが、所詮気配】
【無理やり現象に対して干渉を起こせば、その希薄な存在もまた消える】
【ふと、周囲を覆う圧が消えて、遥人はショットガンを取り落とした】
【汗が滴り落ちる髪を下ろすように背を曲げて俯き、大きく呼吸する】

【露出したその肩を自ら掻き抱き、血が出るほどの力で自分を押さえ込むよに縮こまる】

…ああ、そのために、来たんだ。

【搾り出した言葉、真っ赤な口元、半ば金色に変わりつつあるその眼を空へ縫い付けて】

だから、負ける、ものかよ…っ!!

【自分へ刻むかのように、叫び、自分の闘争を静かに始めた】

【翌日、公園は酷い有様だった】
【設置されたベンチは粉々、噴水も無秩序に水を撒き散らし、モニュメント類は石の塊へと変貌しているだろう】
【あまりの惨状に、全ての媒体が真実を告げることはなく、ただ事故だと、ガス爆発の類だと報道するだろう】
【けれど、ニュースも新聞も、必ず同じ一文を刻んだ】

「――――この事故による死傷者はなく―――――」


//ジェントル猫さん乙でしたー!
//とても楽しくロールさせていただきました、ありがとうございましたー!
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/21(木) 23:12:57.95 ID:eDCM9v3po
>>869
【\ジャーンジャーン!/】
【そんなBGMが聞こえてきそうな、大きな影=z
【『巨乳』?『お姉さん』?――いいや違う!】
【それは単純に身長がデカイだけッ!六尺は優に超すド級のデカブツだ!(しかも男)】
【ゴリラのように大柄な男は、どこのブランドとも解らない奇妙なロゴの衣類で筋肉の鎧を包み】
【その上から安っぽいジャケットを羽織っている】
【両手に嵌められた黒い手袋と、手首を覆う黒い腕輪】
【その堅牢な弐足を支える部分には、銀色のパワードレッグ=z
【男は、青年の期待(希望)をぶっちぎりで振り切って、姿を現した――!】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:15:12.65 ID:bz09YWPSO
【郊外。丘の上に位置する、とある図書館】
【新世界には儘ある事で、閉館時刻も有ったり無かったりな、その建物】

【の、中と思わせてすぐ外にあるちょっとした広場のベンチに腰掛けて、街灯の明かりで本を読むものがいる】

ふぅん……有り体な自己啓発本かと思ったけれど。存外面白いな。

【絢爛にならない程度、桜花模様があしらわれた白の紬を着流して】
【黒漆塗りの下駄を履き、腰には数えて三振りの刀を帯びた、女性】


……ステップ2、肩の力を抜いてみよう=c…。
成る程、どこと無く武術に通じるものが……有る、のか?

【ぱっと見、性別を誤認してもおかしく無いほど中性的な面立ちをした、彼女が手にする本のタイトルは】
【「上手な時間の使い方」。なんか、不似合いなような気がしなくも無かったり】

【眠たげに目を細めて文字と周囲とを見遣りつつ、ぱらぱらと頁を捲り】
【ズレた独り言を零して、気怠げに大きな欠伸を一つ】
【傍らには、他にも紙袋に詰まった本が何冊か。因みにどれもこれも、図書館のシール付き】

【何故に館内で読まないのだろう。理由が有るにしろ無いにしろ、気になる人は気になる光景かも】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:18:16.93 ID:Tl7W/ARSO
>>868

あ…はい。
小説、楽しみにしてます。

【そう言って立ち上がり、雪印を見送った】

【しかし、少年はここで大切な事に気づく】

…あ。

あの人、お金払ってない……?

【呼び止めようとするが、彼はもう店から出ていて】

【急いで財布を取り出し、中身を出す】

……よかった、ギリギリ払える。

【カウンターに行き、全財産(全て小銭)でコーヒー代を払い】

【そそくさと店を出た】




/乙でした!!
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 23:18:43.73 ID:4NCx4RZbo
>>871

【少年が倒れて直ぐ、風船が弾けるような音と共にBOさんがはじけ飛ぶ】
【比喩でなくアレは消えて、室内に残されたのは少年と電灯の明かり。】

【「―――やったか?」、なんて聞こえてきそうな状況下、少女はこんな事を考える】
【幽霊を倒せたのではないか→誰かに褒めて貰えるのでは→HAPPY!】
【と、しかし。もし相手がやられたふりだとしたら―――少女の中の“幽霊”は、強い】

【なので、そろそろと扉を開けて室内に侵入、電灯を消して、後ろ手に扉を閉め】

ぇと、えっと、あの………じょ、“じょうぶつ”っ、したっ……?

【ひょこりと、ベッドの横にしゃがんで顔だけを見せ】
【背格好同様に小さな右手で、つんつんと少年に触れようとする】

【ちなみに、全貌が明らかになった少女の姿は、ヒラリとした薄手の服】
【そして何故かリュックを背負い、首に何かを下げていて。】
【左手にはまだ警戒しているからか、未だに懐中電灯が握られている】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 23:23:10.93 ID:W/kY88PW0
>>872

「…………!!」

【――――本体であるアーディンが先に離脱してしまった事もあってか、分身はその能力を十全に活かす事が出来なかった】
【防御力以外は、その攻撃力もスピードも、本人に即したものを持っているのだが、容易く叩きつけられてしまう】
【そして、文字通りに『霧散』――――分身の姿は、闇に溶けた】



【――――酒場『八福尽星』】

…………『竜』…………人…………呪い、か?
……厄介な事情を抱え込んで、この世界に来たのだな、竜崎とやら…………

【彼が用心棒として所属している酒場に戻ってから、アーディンは静かに瞑目しながら、先ほどの出来事を思い返していた】
【日常意識した事もない『竜』の存在――――それは、現在彼が抱えている問題とは、全くの別ベクトルだが、何らかの脅威になりかねないと認識し】

…………こう言う事は、イマミレイに頼むのが無難、か…………
――――人を使ってばかりでは、散財がとんでもない事になるな…………

【事情をある程度理解してしまった以上、捨て置く事も出来なかった】
【竜崎自身、完全なる悪意を以っての所業と言う訳ではないのだろう。だからこそ、あれだけ『竜』を憎んだのだ】
【――――その事は、後日に流れるニュースによって、裏付けられるのだが、この時は分からなかった】

ともあれ、こう言う事は魔術的なアプローチが必要だな…………

【『子供』は、アーディンにとっては護るべきもの】
【まだ少女と言って通るだけのあどけなさを持っていた竜崎に対しても、その思いは拭い去れなかった】
【人知れず、アーディンはまた一つの悩みを抱えて、日常の『任務』へと戻っていく――――】

/乙でしたー!
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:23:15.71 ID:4/xLmucDO
>>870

ふ、ふぇ……!?
あ、あぅ、う──い、いきなり、どうしたの、です、か……?

【突然あげられた声に、びくっと肩を震わせはしたものの】
【その表情は──どこか、楽しげなものであったとか】

六王──、確か、ヴェルチェリ様のいるところですわ、ね。。
最近はヴェルチェリ様ともお会いしておりませんし……
いずれ、機会があれば甘いもの──チョコレートでも、お土産としてお持ちいたしますわ
フィレス様も、お仕事は大変でしょうから、ね?

【くすくすと、小さく笑みを零しながら】
【いつか、きっと教団に行くと──そう、約束した】
【その時には、甘い甘いチョコレートを。彼女はきっと、持ってくるのだろう】
【フィレス様、ヴェルチェリ様、と──】
【教団にいる友人の名前を呼びながら。嬉しそうな表情で入り口に立つエルネスティーネ】
【──その姿を想像するのは、決して難しいことではないはずだ】

ふふ、そうですわね
今度お会いしたら──また、お馬さんに乗るのもいいかもしれません

でも──今日は、本当にありがとうございました。
きっときっと、またお会いしましょうね?

【──そして、別れの時間はきた】
【広場に着いたのなら。彼女はそう言って。少しだけ、寂しそうな笑顔を浮かべ】
【再会の約束を、紡ぎ】
【馬から降りる──或いは降ろされることだろう】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 23:28:22.08 ID:2K6UoYqDO
>>873
(ああ──……)

【暁は天を仰いだ】

(……──神よ、あんたはクソッタレだ)

【目から熱いものが伝うような気がしたが、当然それは気のせいで、しかし青年の心はなんだかずうんと重くなった】

(……しかしどうやって声かけるよ。190は優にあるぞあの男。うわあマジで声かけ辛え……)
(つうかどう声をかけろっつーんだ、巨乳な姉さんなら“すいませーん、そこのスタイル抜群なオネーサーン!”なんて言えば良いだろうが……)
(同じノリで見たまんま“そこの良い体したオニーサーン”とか言ったら絶対勘違いされるッつーの!)
(いやまて、ていうかソッチ系のヤツだったらどうするよ……)
(うわあメンパブで働いてた時に店長の知り合いのゲイバーのオーナーにエレベーターで×××押し付けられたのを思い出すわうわあ)

【青年の男を見る視線はどんどん険しいものになっていく。辛い過去を思い出したのだ、それは当然】
【しかしその目はいわゆるガンをつけているようにしか見えない】

(うわあ……うわあ)

【けれど、青年はそんなことには気付かない。彼はトラウマを思い出してそれどころではない】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:33:23.20 ID:+dktccWSO
>>878
あぁ、いーのいーの、ほっといてくれぃ…

チョコか、いいね…疲れた時は甘い物だ
楽しみに待ってるぜ

【微笑ましい光景を想像し、思わずほっこりした笑みをこぼす】

ああ、オレも色々用意しとくよ

【転んだりどこか引っ掛けたりしないようによく注意して、優しくエルを馬上から降ろす】

それじゃエル、「また」な!

【最後まで快活に笑顔を絶やさず馬に揺られて立ち去った】



【でも本当にエルの事が見えなくなるまで、何度も振り返っては手を振っていた】

/お疲れ様でしたー
/ほっこりほっこりでした
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/21(木) 23:35:21.03 ID:eDCM9v3po
>>879
(……む?)

【彼のトラウマ、葛藤、いざ知らず】
【男は、青年からガンをつけられている(ように見える)ことに気付き、シンキングタイムへ】
【会ったことも無い青年にガンを付けられる理由とは何か…考える】

(……むしろ、大抵の場合は俺にガンを付ける奴等居ないのだが)

【こんなゴリラゴリラにガンを付ける物好きは居るだろうか?】
【いいや、居ない(断定)】
【とすれば、この体格が珍しく見られたか】
【そう思って、男は青年と視線を合わせたまま、(素の)険しい表所でもって、彼に近づこうとする】

失礼、俺が何か――

【通常ならば「デカイ男が近づいてくる」程度の認識だろうが】
【トラウマを持つ青年からすれば、この光景はどう映るのだろう…?】
【細かい身長を述べるなら、男は210cmを誇る巨躯】
【その威圧感も、恐怖を助長させるのだろうか…】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:37:41.43 ID:4/xLmucDO
>>880
/お疲れさまでしたー!
/そう言ってくれると嬉しいです。ありがとうございました!
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/21(木) 23:44:55.84 ID:lMRp3taSO
>>876

……………はぅっ!

【ツンツンした途端、少年の目が開き、勢い良く、起き上がった】
【それはまるで、何か悪夢から覚めた様に】
【…本当に夢でなかった事が残念だが】

―――……って、うわぁっ?!

【そこでいつの間にか、少女がベッドの傍に移動している事に、ビックリ仰天する。】
【それ程までに恐怖を与えたのだろう。何処か涙目になってしまっている。】


……えっと、君は…?

【そして、恐る恐る尋ねた。】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/21(木) 23:51:16.25 ID:2K6UoYqDO
>>881
(ああ、そういえばあの時はどうしたんだっけ──)
(ああ、そうだ。ギリギリのところでエレベーターが開いて、いっきに外に出て間合いを取って、)
(それで、確か)
 
【青年は体勢を低くし、いっきに駆け、踏み込んだ】
【極端な前傾姿勢は脚力のベクトルを上方より前方により多く振り向けた、よく練り上げられた体術によるもの】
 
(×××に縦の足刀を──)
 
【────その低い姿勢から想像も出来ないほど、その脚は鋭く閃いた】
【放たれたのは右足刀。爪先を上向き、踵を下向きにして、足を縦に配置した特殊な足刀だ】

(叩き込んだんだっけ──)

【それが、大男の股関へと──】

(……あれ?)

(──放たれた)
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/21(木) 23:53:37.01 ID:4NCx4RZbo
>>883

(……だい、じょうb―――)
  
           ―――ひゅい!?

【相手が起きる。相手が驚く。こっちも驚き、腰を抜かす。】

【傍から見たらコントのように見えるかも知れない、が、少女としては死ぬほど怖く】
【相手と同じように涙目で、褐色の肌には僅かに赤みが差していて】
【ベッドの近くにヘタリ込みながら、あわあわと懐中電灯を向けたりするのだが―――】

ぅ、う……みりーは、ミリーだけどっ………。
…………、……おいしくない、よっ?

【スイッチ押してない、押してないよミリーっていうらしい少女。】
【暗いままの懐中電灯は役に立たないわけで、ぽとりと落として】
【つ、と頬に水滴を二筋流しながら―――相手を小さく、「おばけさん」と呼んで。】

【――――どうやら、彼女の中の幽霊やお化けというのは人を喰うらしいが】

/すみません、明日少し早いので、一度絡みを切れるでしょうか?
/明日は午後6時くらいには居ると思うのですが、不可で有れば無理やり切っていただいても。
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/22(金) 00:07:28.65 ID:3v7BW2rno
>>884
【駆け出す青年】
【体勢も低く飛び出した青年を、男は一瞬視界から失い】
【特に戦闘姿勢を取らず、言ってしまえば油断≠オていた男は、反応が一歩遅れ】

(ぬ―――ッ!?)

【しかしそれでも、青年の足刀に反応し、防御姿勢を取ろうとしたのは、この男も鍛えられているということか】
【しかし、足刀は思ったよりキレのある物であり、加えて下段という位置からの強襲は、些か防御の間に合わない物で――】

おいちょっと待て落ちウホォ!?

【足刀が、股間にヒットした】

〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!

【が、直前に身体を後ろへ下げることに成功したのか、クリーンヒットは避けられたようだ】
【その巨躯が僅かに揺らぐのみに止まり、一、二歩、身体は後退し】

な、何だというのだ一体……

【そのゴリラ面には、困惑の色が見てとれるだろう】
【往来でいきなり股間狙われるとか大事件である】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 00:08:20.29 ID:F1saIioSO
>>885
/おっと、今ちょうど風呂落ちすると、書き込もうと思って見たら、何とナイスタイミングなんでしょう。
/了解しましたー、ではまた明日、こちらの返レスからスタート致しましょう。
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/22(金) 00:09:19.45 ID:p8GOcNkTo
>>887
/申し訳ないです、そしてありがとうございます
/では本日はこれにてっ、お疲れさまでしたー!
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 00:16:38.87 ID:98hodUxDO
>>886
(──……あ?)
 あ、ああああっ! すまん! ちょっと昔のトラウマが!
 ほんとすまん! 大丈夫か? 立てるか!? なんなら腰叩くかっ!

【青年はハッとし、大男へと駆け寄った。股間を打った痛みは全人類の50%に共通し、共感するものだ】
【それは青年も無論のこと。慌てて大男へと駆け寄った青年は、その具合を尋ねる】
 
 い、今引いたよな? 引いたなら大丈夫だよな、打ち抜いた感覚ねえから大丈夫だよな、無事だよなッ!
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/22(金) 00:23:56.00 ID:3v7BW2rno
>>889
【ズゥン...という音は、レッグ≠ニ地面が接した音だろうか】
【男は倒れまいと地を踏み鳴らし、それによってこのような音が生じたようだ】
【駆け寄ってくる青年に対し、男は丸太のような腕を突き出して、それを制そうとする】

い、いや大丈夫だ。
幸い掠った程度で済んだ。
(我を忘れて急所を狙う程のトラウマとは一体…)

【とは言え、少し背が曲がって姿勢が前屈みになっているのは、多少痛みがあるからか】
【男は(あらゆる意味で)表情を険しくしたまま、青年へこう質問する】

それよりも、先ほど俺にガンを付けて居たのはなんだ?
何か失礼を働いただろうか…或いはトラウマを思い出させてしまう何かがあったのか。

891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 00:33:49.80 ID:98hodUxDO
>>890
(うわあ礼儀正しいってか良い人っぽいぞこの人……)
 
【ガンをつけられ、つけてきた相手に、何か失礼を働いただろうかなんて尋ねる紳士的な人物の股間に足刀を放ったことに、胸が痛む】
【制止されて一度は“レッグ”へと視線がいったが、しかし今は良心の呵責が何よりも意識を占めていた】
 
 あ、ああ……それも、まあ、トラウマを思い出しててな、そこにあんたが近付いてきたもんだから……
 マジですまん……ほんと大丈夫か?

【ゴリラ顔がその紳士的な態度にギャップを生み出し、青年から見た大男はかなりの善人に映る】
【男の容態を気にしながら答える青年の顔は、罪悪感で一杯だった】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/22(金) 00:44:55.86 ID:3v7BW2rno
>>891
大丈夫だ…

――そうか、それほどのトラウマならもう何も聞くまい…

【自分の容姿から連想されるトラウマ――ああ、大体の予想がついてしまった】
【悲しいかな、少し男は表情に影をさし】
【これ以上は聞くまいと、青年へ伝え】
【トラウマに触れ、再度それを思い出させるのは酷である】
【同時に、股間が危ない気がする】
【ふと、男は青年の視線≠ノ気付き】

……コレ≠ェ珍しいか?
確かにこんな物を履いて街を歩いている奴は俺くらいのものだろうが…

【レッグ≠ナガツガツと地面を叩いて、示し】
【少し余裕が出て来たのか、口元に笑みを作りながら】

尤も…あれだけ鋭い一撃が放てるなら、こんな補強具≠ヘ必要ないだろうが。

【トラウマに支配されながらも(いやだからこそか?)、的確な一撃が放てたのは、青年がよく訓練されている証拠に見えて】
【そしてそれは、青年が相当の手練であることを男へ解らせていた】

何処かで鍛えたものと見るが…どうだ?

【男は興味有り気な瞳で、青年へ問いかけた】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 01:02:13.93 ID:98hodUxDO
>>892
 ……ほんと、すまねえ……。

【話題が移り変わり、一度胸中で安堵したが、そんな自分をなんとなく卑怯なように感じ、この話の最後にと謝罪して締めくくる】
 
 ああ、珍しいな。似たようなのは……故郷の擬人兵器の脚部くらいか? 後は自称光速の男がそんなのをつけてたか。
 やっぱ、足に自身があるのか? ……それとも中に何かの火器を仕込んでたり?
 
【青年は頷いて尋ねる。確かに興味がある】
【高速移動のためのものだとは思うのだが、その重さからすると中に何かが仕込まれているのかもと考えられた】
 
 ん、ああ。実家に古式の武術……つっても超常能力を併用してるから、超常技能に近いか。
 ──まあ、とにかく古い武術を伝える家系でな。教授を受けたのはガキの頃だったが、色々あって我流で鍛えた。

【青年の体格は外から見ればいかにも細身で、当風の若者と言った容貌】
【しかし、シングルライダースジャケットの袖口から覗く手首の筋肉が異常に発達している】
【それこそ、その道を修める武術家でも見られない程──】
【──というより、いかなる方法を用いればここまで鍛えられるのか、というほどの、異様に発達した手首】

 ……あんたの体つき見てると鍛えたって言うのもなんだかアレだがな。
 パッと見あんたの方がバチバチやりそうに見えるぜ
【そう言って、快活に笑う】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/22(金) 01:21:18.15 ID:3v7BW2rno
>>893
【青年の謝罪も程々に受け取り
【脚部への質問を投げかけられて、男はふむと唸りながら】

これはパワードスーツ≠フ一部だ。
流石に普段からすべて着込む訳にはいかないからな、平時は脚部限定で装着している。

【それから、一度だけ、先ほどと同じように、地面を踏み鳴らすと】
【 ウ″  ォ  ン″ ッ ! ! 】
【と、風がざわめいて、男の身体は青年の傍へ高速移動≠キるだろう】 

……火器の類は仕込んでいない。
あくまで脚部での攻撃力、防御力の強化と――移動速度≠上げる為の武装だ。
足に自信がある…という訳ではないが、リーチと一撃の重さならそれなりに自負がある。

【しかし、より近くになったからこそ青年には見えるだろうか】
【男の皮膚からは、少し嫌な汗が吹き出している】
【見た限り、装着物≠ヘレッグのみ】
【脚部のみ≠ェ強化されているような状態であんな動きをするのは、無理があるということだろうか】

っ……、急停止も中々堪えるものだな。

――成る程。『能力』を併用した古武術か…通りでキレがいい訳だ。
ふむ…そして本来の得物≠ヘその手首――か?

【僅かに見える青年の手首を指摘しながら】
【彼の本当の得物≠ニは、その拳ではないかと推測し】

俺は少しばかり図体に恵まれたただの凡人だ。
…おかげで、無用に戦闘を仕掛けられることも無いのが救いだが。

【男は、無能力者だという】
【故に、武装をしているのか】
【しかし、その肉体は戦闘を行う上でも武器になりえるものだろう】
【青年の快活な笑いに応えるように、男は笑ってみせる】
【悪人面に見えてしまうのは、どうしようもないことだが】

さて…それでは俺はそろそろ行くとしよう。

【そう言って、男は立ち去ろうとするだろう】
【――そういえば、青年の最初の目標(?)って……?】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 01:39:15.07 ID:98hodUxDO
>>894
 ──……へえ。

【大男の言葉を聞きながら、胸中でざわりと悪い虫が騒ぐの感じた】
【青年の滲ませている表情には、驚きと感心の表情。しかしそれにはどこか苛烈なものが入り交じる】

(……動く速度が早ければ早いほど、止まるために必要な力も大きくなってくが────)

【大男の動きはそれを感じさせない。どうやら負荷があるようだが、しかし高速移動後の急停止はそれにしても尋常じゃない】

(……俺とどっちが“迅い”だろうな)

【単純な移動速度では確実に負ける。一撃の重さと踏み込みを含めたリーチの長さには自信がある】
【リーチの長さは恐らく負けるが──“単純じゃない迅さ”と“重さ”なら良い勝負ができるだろうと考える】
【科学の産物は物理を基にするが、古武の遺物は人を基に置く。大男の純粋な、物理的な速さと──自身の“迅さ”を比べてみたい】

(科学の産物対古武の遺物──……比べてみてえなあ)

【等と考えて、思考を打ち切る】

(……やめやめ)
 いや、拳と足だ。足首もちょっと自信がある。──正確には、手首足首と肘と膝、肩と股関節かね。
 まあ、やっぱ手首が一番鍛えてあるけどよ。
 ハハ、その外見じゃあな。……まあ、それでも仕掛けるヤツは居るんだろうけどよ。

(実際、仕掛けたくなるしな)

【なんてことを考えて──】

 ああ、じゃあな。……いや、ほんと悪かった。

【奢って貰えそうだなあ、とは考えていたが、青年はそれを言わずに大男を見送った】

(さすがに、なあ?)
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/22(金) 01:47:44.64 ID:3v7BW2rno
>>895
【一歩が大きい男は、徒歩でもそれなりの速さで距離を空けて行く】
【あと数秒もすれば、男は路地裏へ入り姿が見えなくなったのだろうが――】

――うむ。会得は出来なくとも興味はあるな、古武術。

【そうして、男はクルリと反転して、再び青年の近くへ行くだろう】
【そして、こう言うのだ】

…古武術の動きに少しばかり興味がある。
話を聞かせてくれないか?……適当なファミレスに入りながらでもいい、ちょうど腹も減って来たしな。

【そうして、青年の望みは叶うのかもしれない――】


/お疲れ様でしたー!模擬戦とかやりたいですが明日に響くといかんですし、この辺で〆ましょう。
/ありがとうございました!
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 19:04:14.75 ID:dXMEp99Yo
【公園】

ふむ……静かだな

【無精髭を生やした30代の男性が、夜空を仰いでいる】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪は左程特徴的でも無く】

【両の瞳を抉る様に奔る疵…それは横一線に奔り、更に瞳を四等分にする様に縦に一閃ずつ双眸に疵が奔っている】
【比べれば右の疵の方が大きく、目元から顎まで一直線に伸びていて】

【計四本の刀と、その傷だらけの顔は嫌でも人目を引いてしまう】

……寂しいで御座るなぁ

【はぁ、と溜息を吐いて】
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 19:04:17.78 ID:wqCuhXGao
【 森――湖畔 】


【薄暗くなり始めた森の中――、『鬱蒼』と云う表現の似合う木々の中を抜ければ】
【其処には首を軽く動かすだけで全容を望む事の出来る、中程度の湖が広がっている】
【有りがちな水鳥などの姿は確認出来ず……気味の悪いほどの静寂≠ェ存在していて】




    ―――――――― 、……………。




【 ―― 其の湖畔、独りの人物が佇んでいる 】


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】


【何を見るわけでも無い様な様子で、其れでも『何か』を見ているのだろうか】
【双眸は水面を離れず――……頭上を鳥が過ぎるのに合わせて、頭は空を向いた】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/22(金) 19:33:41.68 ID:jzR50IQO0
【水の国 大噴水広場】

【噴水――その外見や特徴からして、この国を象徴しているモニュメントの一つである】
【周囲に美しく飛散する水飛沫は、付近に佇む人々の心をゆったりと癒やしてくれる】
【この眺めを見ているだけでも、人々は暇を楽しみながら過ごせるものだ】

イヤー、モウ怖カッタ怖カッター…!
機関ト国トガ戦争始メルンダモノ、巻キ込マレタラ堪ッタモンジャナカッタヨー…!

【その噴水の前の一角で奇抜な格好をした三人の不審人物が、何やら怪しげな会話を行っている】
【その姿といい声といい、奇抜な様子から見る限り彼らは不審者であると言わざるを得ない】

…モウ少シ時間ガ必要カモシレナイ
風ノ国ノ風車ニハ明日カ明後日ニ向カオウ

【中央のまとめ役であろう人物は、麦わら帽子を被って頭を隠し、顔全体を包帯で覆っている】
【その服装は白ランとチャイナ服、そして白衣を混ぜ合わせたような、割と清楚な服だ】
【さらに、その声はガラスのように透き通っており甲高く、周囲にはよく響く】
【その右手には《Lv.100》と書かれた眼球のような球体が、左手には魔翌力を発しながら光る球体が握られている】

「“商売道具”ハ全テ無事デス、イツデモ動ケマスヨ…」

【こちらから右側の人物は、黒長のシルクハットにワンレンズタイプのサングラスを頭頂部に装着している】
【縦に異様な長さを誇る襟のコートで足元から口元までを隠されたその頭は、人並みと比べると異常に高い】

『…機関ノ動キモ目立ッテキマシタ、動カレルナラ早メニ決断サレタ方ガ宜シイカト…』

【そして左側の人物は、人並みと比べると異常な大きさの黒い巨大なフード一枚で頭一帯を覆い隠しこんでいる】
【その服装に至っては、黒くて分厚い寒冷コートと寒冷ズボンを履いており、3人の中で一際暑っ苦しい印象があるだろう】
【どうやら二人の手には、それぞれ黒い発音装置とマイクらしきものが握られているようだ】

…僕達ハ判断ニ時間ヲ掛ケ過ギタカモシレナイ…
今晩ヲ此処デ過ゴシタ後コノ国ヲ出ル、準備ヲシテオクヨウニ…!

【指で自身の頭部を軽く弾きつつ、中央の人物は行き交う人々を見つめ始めた】
【包帯で覆われ、目口の全く見えぬその顔に映し出された表情は何を示すのか――】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 19:35:36.76 ID:LqRU+n98o
>>898

【──さく、さく】
【獣だろうか。そんな、草を踏む音が少しずつ、近付いてくる】
【──さく、さく、さく】
【それにしても。本当に獣だろうか】
【だとすれば──それはきっと、二足歩行なのだろう】
【音の間隔は。聞こえる足音は。まるで──】

【──ひゅう】
【鳥が、風を切る】
【──きィん】
【その中に混じって。金属が擦れ合う音が、小さく響いた】

/まだ居ますかー?
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 19:41:17.64 ID:wqCuhXGao
>>900

【――鳥の羽ばたきを置いて他、蝸牛が捕らえる音声】

【『風』だろうか――其れにしては、妙だ】
【草を踏む音と金属音が聞こえるのだから、恐らくは生物=z
【等間隔に聞こえるのは、「歩いている」から…… “人間” 、だろうか】



 ………………、………。



【――普通の人間が浮かべる様な。 『普段と変わらない』表情で其方を向いた。】


/もうちょいで飯食って来ますが居ますー
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/22(金) 19:44:46.94 ID:p8GOcNkTo
/護くんの方いらっしゃいますかー?
/もしいらっしゃれば絡みを再開したいと思うのですがっ。
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 19:46:12.40 ID:F1saIioSO
>>902
/遅くなりましたっ!
/只今帰宅いたしました!今返事お書きします。
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 19:48:16.50 ID:qYE1q7/SO
>>897
/まだいますかー?
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 19:50:11.42 ID:dXMEp99Yo
>>904
/オリマスヨー
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 19:51:14.97 ID:LqRU+n98o
>>901

……、ぁ

【──さく】
【足音が、止まった】
【誰も居ないと思っていたのだろう。足音の主は、そんな小さな声をあげ】
【どこか困惑した表情で──其方を、見返す】

【木々の中から抜け出てきたのは。まるで童話の世界に居そうな少女】
【透き通るようなプラチナブロンドと蒼い蒼い目をした、少女だった】
【青いハートマークと不揃いの水玉模様を裾に躍らせた、ふんわりとした白いワンピースを纏い】
【紺のロングカーディガンと、更にその上から品の良さそうな茶色のコートを彼女は身につけていた】
【コートの色と良く合ったこげ茶色のショートブーツと、其れと同じ色合いのベルトを腰の部分につけており】
【右人差し指にはめられている紅い石の指輪と、首に下げているチェーン付のコインが時折鈍く光を反射して──】

あ、えっと──、ご、ごめんな、さい……。

【一体何に対する謝罪なのか】
【或いは、彼の時間を邪魔したと思ってしまったのだろう】
【申し分けなさそうな表情で、そっと彼女は口元に手を当てる

/では、よろしくおねがいしまーす
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/22(金) 19:55:50.54 ID:mAyAPxvCo
【街中】


【すっかり空も暗くなり、スーツ姿の人々が急かされるように早足で帰路へ着く姿がちらほらと見える】
【それに反するように、ゆっくりとした足取りで闊歩する影が、2つ】

【一つは樗(おうち)色の長髪に黒いストライプの入ったスーツとスラックス】
【紫のネクタイに茶の革靴、腰にはベルトで固定された黒鞘があり、刀が収まっている】
【四角い黒ぶちの眼鏡の奥から、くすんだ紫色の瞳が覗く、そんな30代後半とみられる男性で】

【そして付き添うように歩くのは、淡いグレーのストレートヘアと黒の双眸】
【そして漆黒のノースリーブのワンピースを着た10〜12歳ほどの少女】
【凍りついたように感情の無い表情で彼の隣を歩いていて】


どこかでひっそりと研究をしたいものだ
お前も、そう思うだろう?

「…………………………………」

【低い声で男が隣の少女にそう問いかけるも】
【耳に入っていないのか苛められているのか、完璧なまでの無反応を決められてしまい】
【やれやれと軽くため息を吐くと、すっと進行方向に視線を戻した】
【無視されているのに慣れているのだろうか。何事もなかったかのように】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/22(金) 19:56:15.67 ID:pIceI2Cq0
【櫻の国 / 廃村】

【朽ちた家々は虫どもの昼夜無き饗宴の種となりて】
【海からの冷たい風は、ここに留まる事を忌むような急流】
【まるで「春」の気配がない、永劫の冬に閉ざされた地】
【そこに。モノローグに近しい独り言と共に、彼女がいた】

…………、……なるほどなぁ

かの災いの推測されうる本質の上なら、こういう現象も起こりうるか

【齢にして14ほどと見える少女】
【降り積もった雪にも似た真白な長髪を三つに編んで、一房ずつ両サイドに垂らし】
【赤縁のアンダーリム越しのは淡い緑、紅のリボンを黒いワンピースの胸に】

――、…仕方あるまい

【無残な景色の最高水準点となる、土を盛り立てた小山】
【腕を組んだ彼女の。透明な板を越してゆく視線は】
【たった一本。足下に飛び出した、傷だらけの“切り株”に向けられていた】

【往時の巨樹ぶりを偲ばせる株に、冷たい眸を向ける】
【彼女の廻りで、“謎の白い気体”が薄らとたなびき――】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 20:01:21.64 ID:wqCuhXGao
>>906

【 ――嗚呼、人間≠ゥ】

【実に面倒だ…… 『取繕わなければ』いけない。】
【先ず、笑みを浮かべて。 申し訳無さそうだから、フォローを入れて】
【出来るだけ、“作って”――『見せない』様に――、 ――】







…………………いえ、別に謝る様な事は有りませんよ?



【――確かな微笑み≠浮かべ、青年は彼女に“優しげ”な声を掛ける】


【落ち着き払った雰囲気を感じさせる立ち振る舞い、表情】
【軽く首を振り――、 ……】 【――……其の、】   【………『嗚呼』。】




     【 ――――――目≠セろうか 】




【――“目が笑っていない”……其れは明らかに、『普段の彼と比べて』異常な物】
【初対面の少女からすれば、少し違和感を感じる位で済む物なのかも知れない】
【だが、紛れも無く彼≠ニしては――、―「変化」と受け取れる其れであった】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/22(金) 20:04:03.10 ID:Q0eipzH7o
>>908
”風が強いね、ここは”

【朽ち果てた一軒の家屋】
【その扉の前にいつの間にやら現れた蒼い人物が、吹き荒ぶ風にボサボサの黒髪を押さえている】
【蒼い毛皮、猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きのいい体付きをした、猫の獣人】
【クリームイエローの袖なし臍だしインナーと、ベリーショートのカットジーンズといった、最小限度の布面積】
【ともするとはしたないその姿だが、振る舞いは何処か年齢を感じる大人しさ】

”君は何をしているのさ?”

【猫少女は口を動かさない】
【念話で、しかも見た目とやや乖離した少年のようなトーンで、なぞの少女に語りかける】

”こんな死んだ村に、何の御用かな?”

【黒髪の向こうに糸目を隠し、その更に奥、思考をうかがわせない、謎めいた猫】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 20:09:26.10 ID:LqRU+n98o
>>909

────っ、

【ぴく、と。彼女は小さく肩を震わせた】
【落ち着いた気配も。表情も。声色も。笑みも──全部全部、優しく見えるのに】
【その目だけが。とてもとても。怖く、見えた】
【まだ子供の彼女は。精神的に、「実年齢」的にまだ子供の彼女は──】
【きゅ、と。身体を思わず、縮こまらせ】

え、えと……も、申し訳、ございませ、ん。。

【それでもやっぱり。謝罪の言葉を、述べる】
【気が弱いのか。臆病なのか──或いは、そのどちらともか】
【たったこれだけの仕草なのに。彼女の性格は、なんとなく分かるかもしれず】

あの、もしかしたら、お邪魔でした、かしら──?

【まるで。寄る辺を求めるかのように】
【彼女は静かに。胸元のコインへ、指先を触れさせた】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 20:11:39.34 ID:v7s6JrEgo
【路地裏】
【ふらりふらりと、覚束無い足取りで歩くスウェット姿のねーちゃん】
【じゃり、じゃりと耳障りな音を立てて、派手な健康サンダルを擦って歩いている】

―――行く先知らず、人知らず

             宵を過ぎても帰られず―――

【歌声は、反響して】

【濃いオレンジの髪には鮮やかな毒花が挿され】
【無機質な路地裏の中、覚めるような色彩を持っていた】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/22(金) 20:13:19.65 ID:F1saIioSO
>>885

……はぁ、はぁ、
何だろ、何か…お花畑が…見えた…

【間一髪。後少しで本当にその「おばけさん」のた類になるとこだった…。】


み…ミリー…ちゃん?
……だ…大丈夫 …?

【怯える少女――ミリーに、聞いてみるが、】


【……グゥ……、】
【何と誤解をより深くしかねないタイミングか、よりにもよって、ここで少年の腹が鳴った。】

(やっぱり、病院のご飯て、美味しいけど、足りない…)


/ではよろしくです。
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 20:13:22.20 ID:qYE1q7/SO
>>905
/ごめんなさい、文が消えた
/もうしばらくおまちいただだきききををばばばばば
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 20:15:05.44 ID:dXMEp99Yo
>>914
/m9
/と言うのは冗談で、焦らなくて大丈夫ですよーw
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/22(金) 20:21:36.90 ID:pIceI2Cq0
>>910

【少女を取り巻く気体――夜を呑む様な白さを持つ煙の発生源、】
【それは見る限り、彼女そのものであるらしくて】
【握ったスポンジから染み出すが如く、一定の拍ごとにそれは溢れる】

【その煙が、靄のように切り株の形を包み隠したのとほぼ同時】
【身体を軽く反らせ、多少気怠そうに彼女は向き直る】
【闇のなか切り取られた、蒼い蒼い影へと】

…何をしているかは、もう少し見ていれば分かるだろう

(……見るからに、人間じゃない)
(腹話術師、人形師――、…違うかな、おかしいくらい頭に響く声だ)

【事務的と呼ぶにはまだ少し不親切な声を最初に返して】
【短い時間で。猫人の風采をちらりと観察していく】

 【気質がどうも読めないので、とりあえずの方針を彼女はこう位置づけた】
 【「敵にしろ味方にしろ、血を吸う事は考えないでおこう」】


本来は、用など何もなかったね
強いて言うならここが、最短ルートに組み込まれていたから通っただけだよ

―――だが今は、ぼうっとしているだけでもないのだ

【そう口にすると、少女は姿勢を先程と同様のもの】
【つまりは。切り株と向き合うポーズに戻し、意識を集中する】
【真っ白けに包まれた木の残骸が、あるべき場所から】
【細かい氷を踏んで砕くような――危なっかしい音が聞こえるだろうか】

【その顛末を傍観されることを、彼女は否定しない】
【――すこし、寒冷が勢いを増した気がした】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/04/22(金) 20:24:19.41 ID:wqCuhXGao
>>911


(―――――――……『嗚呼』。)


【――……虫唾が奔る@lな気分だ】
【『苛々する』……何故だ、「目の前の少女の性格」か】
【控えめで、礼儀正しくて、気が弱くて――あの女≠見ている様な錯覚】
【……「殺すなら」、どうしよう。 微かに怯えられているのだから、実力行使が一番―― 】


……あははっ。 だから、謝って貰わなくても大丈夫ですよ。
別に何か目的が有って此処に居る訳じゃ無いですし――、ね。



…………貴女こそ、どうしてこんな所に?



【「何も有りませんよ」――そう続け、矢張り浮かべ続けるのは例の笑み】
【言葉と表情と、目≠フ不均衡が直結するのは印象の不安定】
【言葉の一つ一つが別の意味を持っているかの様な――錯覚でしか無いが――錯覚】


/お待たせしましたー
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 20:24:40.96 ID:qYE1q7/SO
>>897
【ガチャガチャと耳障りな金属音が近付いてくる】

はぁ…たまにはもっと…上等な酒でも飲んでみたいもんだ……

【身長は高めだが筋肉質ではなくガリでもない若い男】
【顔はと言えば取り立てて目立つような特徴があるわけでもない】
【ただひたすら怠け者のような、気だるそうな表情は常に崩れないが】

【またその代わりというわけでもないが、出で立ちは特徴的、いやむしろ異常だ】
【刀に剣にナイフに斧に、槍に鎌についには出刃包丁に至るまで、切れる物なら何でもかんでも全身に装備している】
【先は一まとめにした刀や剣にしても種類がある】

【その刃物の塊のような、重装鎧のような男は片手には缶ビールの入った袋、片手には空き缶をもっており】
【ヒョイと、一瞬目線をやることもなく空き缶をゴミ箱に投げた】


【ゴミ箱と自分の間に男がいることにも気付かないでだ】


/いやはや申し開きもございませぬ……
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 20:30:17.46 ID:KwW9ZYBco
>>912

――俺は―――呪いか―――――


【そこに現れたのは全身白肌で銀色の長髪と翡翠色の瞳を持った端正な顔持ちの青年】
【それは上半身が水色、下半身が黒灰色のゆったりとした着物を着て】

【そう呟きながらその女性の横を通り過ぎるだろう】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/22(金) 20:30:50.88 ID:p8GOcNkTo
>>913

ぅ………だいじょうぶ、じゃ……ない、っ………。

【すすすっ、と後ろに下がる。怖いのはまあ、半泣きなのを見れば分かるか】
【とはいえ部屋の無限ではなく、背が壁に着くと、小さく声をあげ】
【やがて体育座りのような格好で両手を頭の上にやり、固まってしまって】

【また、選りに選ってここで腹の虫。亀どころの固まり方ではなく】

(ミリー、ここで食べられちゃうのかなっ………。)
(……しんじゃうまえに、ママのパンケーキ、食べたいなぁ……。)

…………、………ぅ、う………?

【然し―――待てど暮らせど、化け物の口など迫ってくるはずもない】
【いや、少年の行動次第では別だが。もし何事もなければ、小さな両手の小さな隙間から、少年を垣間見ようとするだろう】

/よろしくですー
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/22(金) 20:32:26.72 ID:Q0eipzH7o
>>916
【口を挟まず、言われるままその様子を見ていた猫】
【周囲の気温が下がり、更に冷え込む】
【太陽が顔を隠したからというには、少々過ぎる冷気】

”ふぅん、それ、吸ってるのかい?”

【夜の中、猫らしい暗視技能か、切り株だった氷へと歩み寄ろうとする】
【けれど『霧』が周囲を覆っているのに気付いて、その中に飛び込むのはやめた】

”それにこの霧…ひょっとして君か”

【ただの霧ではないと口にして、瞼に隠した蒼い瞳が気体を観察する】
【魔翌力を帯びた目は、闇に浮かび上がるかのように輝いている】
【魔性の存在であろうか】

”これはこれは、中々やんごとない身分のお方と見るけれど”
”通り過ぎるなら早いほうがいい、近々…というより今日明日なんかあるよ”

【人を食ったような言葉には、一切敬う様子などなく】
【裏に隠された真意は、ただの人間ではないな、という看過か】
【よくわからない、予知めいた忠告をさりげなく投げかけて、猫は笑顔のような表情のまま少女の動向を見守っている】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 20:33:48.48 ID:dXMEp99Yo
>>918

――――――ッ!

【風を斬る音を、察知する】
【真直ぐこちらに向かってくる空き缶の存在を――――!!!】

(見切った――――!!!)

【そして前へ、一歩踏み出した――――】

【カコォンッッ!!!】
【…ゴミ箱に入ったにしては、余りにも良すぎる♂ケがした】
【視線をやれば、ボタボタと鼻血を垂らしながら蹲る男と、その傍に先程刃物の男が落とした空き缶が見えるだろう】

【飛んでくる空き缶の存在には気付いたが、空き缶の飛んでくる方向を捉え損なったらしい】
【正面から飛んでくる空き缶に対して、真直ぐ踏み出してしまった】

【―――――何とも、悲しい光景である】

/それでは、宜しくお願いします
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 20:34:48.79 ID:v7s6JrEgo
>>919
【“呪い”―――その言葉に、女はぴたりと足を止め】
【歌声も止まる】

…懐かしいなァ、その忌々しい響き。
お前、呪われてんのか?

【男の方へ、振り向かずに声を掛けた】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 20:35:50.10 ID:LqRU+n98o
>>917

【或いは──彼は。彼女と一方的な面識があるかもしれなかった】
【いつだったか。秋に行われた、『大会』──】
【彼女は大会会場で。焔を用いて、戦っていた】
【だけれども。目の前の少女と、灼熱を帯びる少女】
【それは上手く、結びつけることができないかもしれず──】

あぅ……そう、だったのです、か。。

あの──私、は。ちょっと、気分転換、に。
森へは……あの、あまり、来ないので……
でも、昨日、とてもきれいな景色、見せてくれた方がいて──
いつも近くにあって、それでも、いつもあまり見ない場所を、見せてくれたのです
だから……そ、その。いつもとは、違う場所を、見たくなったのです。

【ぎゅ、と。胸元のコインを握り締める】
【ふわふわと、金の髪が揺れて。おろおろと、蒼い視線が迷いまいまい蝸牛】
【緊張か。怯えか。或いは普段からそうなのか】
【ところどころ言葉をつまずかせ。親元から離された仔犬のような眼差しで】
【ふらり。ふらり。未だ視線は迷子のまま】

/おかえりなさいおにーちゃん
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 20:36:23.15 ID:6YnHYVS4o
【路地裏】

……私が近道すると、狙われるのが宿命なのかねぇ。

【そう呟く人影が、一つ】
【その姿は、所謂メイドさんである】
【ロングドレスの上に白いエプロンを着て、靴は編み上げブーツ】
【ホワイトブリムで髪は後ろに纏められている】
【髪の色は情熱的な紅蓮で、瞳は深海の如く深い蒼碧】
【見た目だけで言えば、何処から見ても完璧なヴィクトリアンメイドスタイルのメイドさんであった】
【比較的、小さく華奢な外見をしているというのに。彼女は不良の首を鷲掴みにして、吊るし上げていた】
【不良は、首からこぽこぽと泡を吹き、意識を失おうとしている】
【小さなメイドさんが、180近い不良を片腕で持ち上げる光景は、大分目立つ上に異様だろう】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 20:39:21.97 ID:KwW9ZYBco
>>923

【ふと、立ち止まる青年】

俺は―――――呪われている―――――
俺を殺してくれる奴が現れるまで

【この男も背を向けたまま――只、立っている】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 20:41:14.30 ID:qYE1q7/SO
>>922
あっ―――――

【本音を言えば逃げ出したかった】
【帯刀した男、見た目がバリバリの戦闘◎の男に空き缶をもろにぶつけてしまったのだから】

え、あ…その…
スマン…だ、大丈夫か?

【まあ、人並みに良心はあるので逃げ出しはしなかったのだが】
【ポケットティッシュを刃物で入り口の隠れたポケットから取り出しながらおそるおそる近付く】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/22(金) 20:48:43.44 ID:30iSvgXoo
【病院 / 207号室】

(……ちっとも、良くならない。)
(このままじゃ……退院できるまでに、どの位かかるの。)

【若葉色のパジャマを着用した、銀髪ショートカットの少女】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成され、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【少女の身体には至る所に包帯やガーゼが。見るからに重症患者である】

…………誰か、いないかな。

【病室の窓から身を乗り出すと、病院脇の道路を見渡す】
【独り言にしては声が大きいため、通行人がいればこの声を聞き取ることが出来るだろう】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 20:48:58.35 ID:dXMEp99Yo
>>927

…………らいひょうふでほはふ

【鼻を押さえてる為、すっごい鼻声である。まぁ大丈夫らしい】
【しかし、見た目がバリバリの戦闘◎と言うのは実際言われたら其の儘言葉を返すだろう】

【顔を上げて其方を―――向く。見るのでなく、向く】
【眼が無ければ、見えないのだから・・・・向いただけ。意識も無論、其方に。】

…………戻ってこなかったら後頭部サックリするつもりで御座ったがな

【ボソッ…と、呟きより少々大きい位の声量で呟いた】
【口元には薄い笑みを浮かべて・・・・・・冗談だと思いたい】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 20:50:35.01 ID:v7s6JrEgo
>>926

そうか、そいつは難儀な呪いだなァ…

【そう言って、ようやく男の方を見て】

んで、何の呪いなんだァ?
―――“ソレ”は。

【解けるモンなら解いてやりたいけどなァ、そう言って楽しそうに笑う】
【何処か、馬鹿にしているような口調だ】

/風呂ってきます、30分ほどで戻るかと
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 20:53:35.80 ID:wqCuhXGao
>>924

【『結び付ける』以前に――そう云う頭が無い≠ニ言うのが妥当か】
【全く以って、『少女』と『戦士』を結びつける事は出来ず。 逆も然り】


(――……、…… だから、人間に逢うのは厭なんだ。)


【――明らかに「怯えられている」……、言い換えれば、「警戒されている」】
【“黒い魔翌力”を何とか封じ込めているのにも関わらず、此れでは意味が無いではないか】
【いっそ、出して#ス応を見てやろうか――そんな思考】



――【  嗚呼=@ 】――……へぇ、其れは良い事ですね。


『気分転換』と云うのは、悪く無【  嗚呼=@ 】い物ですから。
何かしている【  嗚呼=@ 】時……偶に、そう【  嗚呼=@ 】言う遣り方を知らない人も居るんですよ。
根詰【  嗚呼=@ 】めて、ずっと仕事とか【  嗚呼=@ 】し続けて、其【  嗚呼=@ 】れから








       ――――……やっぱり止めよう、面倒で仕方が無い。



      【  ―――  言葉が切れて、笑みも完全に途切れた 】




【残ったのは完全な無表情=\―“冷たさ”の強い、能面の様な其れ】
【まるで『表情を作る必要など無い』とでも言うかのように、双眸と同類に其れは染まって】
【平坦な物と化した声で、呟くと……双眸を、じろり、と彼女へ向けて】



……、…気分転換なら、此処は止めておいた方がいい。
上じゃ人喰い鳥が飛び回ってるし、湖の中にはどっかの科学者が放したキメラ。



――……人殺し≠オか居ないよ、この辺りには。



【 ――人間も含めて=@、か 】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 20:55:54.38 ID:qYE1q7/SO
>>929
一応これでも詰めておけ、垂れ流しはマズいだろ…

【ポケットティッシュを差し出している】
【そして上げた顔を見て】
(見えないのか……)

【と、そのまま全くヒネリの無い感想】

一応最低限の良心はあるつもりだが…ゾッとしないな……

【おそらく見えないのだろうが】
【うげぇ…という表現が一番合う表情をしている】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 20:58:35.39 ID:KwW9ZYBco
>>930

これか?

【男も振り返る】

これは生まれつきの呪いだ……
お前、俺を殺せるか?

【ニヤリと笑いながら女性に対して言い放った】

/了解です
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 20:58:46.75 ID:F1saIioSO
>>920

【腹の虫から――数秒、】
【だが、やはり少年の口が迫ってくる事はない。】
【いや、当たり前と言えば当たり前なのだが、】


…………ゅ………うぅ…

【今は、空腹に飢えて、怪我を負っている上に、】

……………ぅ。

【心にまで傷がついている。】
【今の彼はそんな、ボロボロの只の人間だった。】
【ミリーに、何かする元気も、無かった。】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/22(金) 21:02:04.34 ID:pIceI2Cq0
>>921

【煙の発生が、ひと通り収まって】
【刻一刻と凍り付き、吹雪に埋もれたミイラに成り果てた株から】
【とうとう。彼女はその怜悧な目を外し】
【全身を振り向かせたら、牛歩の冬将軍に三つ編みがふわりと靡いた】

この切り株は当然、呼吸などしていないさ 
人間の死体がそれをしないのと、まったく同じ、つまり

――「吸わせている」と言うのが、答えだ

繊維の隙間に溜まった雨滴や霧に由来するわずかな水分を、
まず徹底的に凍結させる事が、第一目標だと考えている

【「吸わせている」。明確な使役形の言葉は】
【二つ目の質問に返す答えに、代えられたものに違いなく】
【淡々とした――感情を読めないと言うより、「読める程含まない」と表現するのが】
【――正しい。そう思えるような声を、つないでいく】

ふん―――冗談も世辞も苦手なのかな、君は

タイムスケジュールの管理は、心配ご無用
誰よりも高く、天と時の運行にアンテナを立てねば死活に関わると自負している

【不変の笑顔に相対するは、微かな憂いの香を帯びた無表情、ないしは自嘲めいた冷笑】
【答えの見え透いた質問を。わざとはぐらかすような言い回しで答え】

…しかし、なら何故君は通りすぎないんだ?

勧めるぐらいなら、実践するものだろう

【氷像と化した切り株から、なぜか何歩か「離れ」つつ】
【ほんの少しだけ首を傾げ、問うだろう】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 21:04:16.83 ID:dXMEp99Yo
>>932

…………すまぬ、どれか分からんのでな

【一応、差し出されたモノを探す様に手を動かすも…それを掴めない】
【差し出されたモノも、その場所も、それが何なのかも―――視えない≠フだから】

まぁ。その内とまるであろうて

【なんて―――楽観的な事を言いながら、鼻の下を拭った】
【――――白いシャツが、凄い生々しい赤色いになってる】

大丈夫で御座るよ。三寸ばかりしか斬り込まぬから
…それに、逃げなかったから結果オーライで御座るよ

【にへら、と少々緩い笑みを浮かべて立ち上がるだろう】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 21:07:35.31 ID:LqRU+n98o
>>931

────、あ、あの……?

【少しだけ。怖かった】
【笑わない目が。笑っている表情(かお)が】
【でも。なんだか。覚えがある。こんな、感触。恐怖の、──】
【──そう、か】

(「知らない」から、でしょうか──この、感情は)
(……こんな表情を浮かべる方を、知らないから、でしょうか)

【──知らない故の、恐怖】
【分からない由縁の、不安】
【今自分が抱く感情は、その類と酷く酷く類似していた】
【それが「分かって」──それから。すっと、少女の表情から、何かが抜け落ちた】
【何かを理解したかのような。何かを悟ったような──そんな、表情だった】
【少女は。そう、少女は】
【彼が知る由もないけれど──学者の、娘】
【血は繋がっていないものの。思考は確かに、≪父親≫から受け継がれており】


……こんなにも、素敵な場所、なのに。
でも──貴方様がそう仰るのであれば……そう、なのでしょう、ね。

あの……でしたら、一緒に街まで参りませんか?
一人だと、少し不安、なので。


【そして、少女は笑った】
【少し困ったような。はにかんだような、小さな小さな笑みだった】
【不安──何が、不安なのか】
【襲われるのが不安なのか。一人だから、不安なのか】
【或いは──】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 21:15:18.22 ID:qYE1q7/SO
>>936
…血の汚れは取れにくいし目立つぞ
ポケットティッシュだ、私が詰める所までやった方がいいか?

【分かりやすいよう手にポケットティッシュを触れさせる】

(三寸って、普通に脳まで届くぞ…)
まあそれはそうだが…

しかし、そんなんで大丈夫なのか?
杖とかは持っていないようだが……
(刀で探っているようでもないが……)
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/22(金) 21:16:42.59 ID:p8GOcNkTo
>>934

(………おなかすいてるみたい、だけどっ……。)

【迫ってこない。いやそれどころか、見た分ではイヤに傷ついているようで】
【少女にサイコメトリー的な力は無いが、心の傷にも無意識、薄らと感づいて】
【片手は未だに相手を見る目を隠しながら、もう一方をリュックへ伸ばし】

【―――そうしてつかみ出すのは、一箱のビスケット。】

ぇ、と。あのっ……その、これ、えっと………ぅ、……。

【勇気を振り絞って立ち近寄り、す、とその箱を差し出して】
【相手がそれを受取れば、脱兎の如く―――部屋の扉へと、駆けていき】

【―――やはり怖かったのだろうか。名前も聞かずに、少女は何処かへと消えていく。】


/再開早々ごめんなさい。
/寝落ちしてしまいそうなので、無理やりですがこれで終わりということにさせて下さい

/本当に申し訳ないです、また機会があれば。お疲れさまでしたっ
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/22(金) 21:19:35.67 ID:Q0eipzH7o
>>935
”いい部下だね、よく従いよく働く”
”それにしても凍結か…手の込んだ事をするね?”

【軽い賞賛の言葉は、その意味すら、何処か軽い】
【相手の内を探ろうと投げられたストレートな問いもまた、譜面どおりに嚥下しにくいだろう】
【冷笑も変わらぬ表情で受け流し、追求することはない】

”この櫻の国って場所をよく見ておきたくてね”
”観光客のような立場にいるから、こういうところも気になるのさ”

【おそらく、相手と猫の立ち位置からは見えないだろうが】
【廃村からやや外れた場所に、集合墓地がある】
【それは村が放棄される原因となった何かにより、命を落とした村人達のものだ】
【かつて葬儀屋や宗教家の一団によって、人の死体だけは略式ながら埋葬されたのだろう】

【簡素ながら形式に則った墓地群の片隅、木の枝にて作られた十字を指しただけの簡易な墓標が増えていた】
【それはおそらく、つい最近この当たりで倒れてしまった旅行者や商人達のものなのだろうが…】

【とにかく、相手の様子を伺いながら、猫らしい俊敏な身のこなしで、家屋の屋根に上り、縁に腰掛ける猫】
【遠くの景色を見ながら、糸目を伸ばすように平らにする】

”君が面白そうな事をやっていたんでね、気になったから見てるんだよ”

【そこには、一切のノイズがない】
【率直に思った事を述べただけのような、裏表のない答え】
【仮面めいた笑顔に、毛皮の下から滲む朱色が、猫が生きている事を表す】

”何せ怪我をしてね、最近ちょっと篭ってたからね、退屈してたんだ”

【気まぐれな言葉は、隠されていた心を取り払って】
【力を抜いて、猫は屋根の上にて軽く伸びる】
【…本当に、何を考えているのやら】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 21:21:49.98 ID:wqCuhXGao
>>937


【 『判る=^判らない=x ――二択なら確かに、今の彼は前者だろう】
【入り混じった先程までの其れとは違った、『純粋』な表情】
【優しさも、柔らかさも、何も無い。 だけど、其れは確かに『判り易く』――】


…………俺≠ニ一緒に?


【――……感情≠ェ無い訳でも無い証に、彼は少し驚いた様な声を出した】

【『理解できない』――如何考えても、今の自分は“危険人物”と見て可笑しくは無い】
【「装っていた」のだから、其れは即ち、後ろ暗い人物≠ナある事と直結する】
【見れば、先程まで浮かんでいた「怯え」の様な物までも抜け落ちていて――】



…………判らない、な。


如何考えても、俺は君を殺しそうな目≠しているだろう。
此処まで一人で来れたのなら――帰る時も、一人のほうが寧ろ『安全』だ。
……何も、危ない男と同道する必要も無い。



【そう言って――彼は、彼女を通り過ぎると街≠フ方へと歩を進めるだろう】
【彼からすれば、『宿を取っている街』へと戻るだけの行為】
【だが、「付いて来るな」とは言わない辺り……勝手にしろ≠ニ云った辺りだろうか】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/22(金) 21:23:09.58 ID:qHcURySSO
【公園】

ぁうぅー……

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

【そんな格好をした14〜5歳程に見える少年が、ベンチに突っ伏している】

おなか空いたよぉぉ……
誰か助けてぇぇ……。

【今にも飢死しそうな声を発する】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 21:23:48.82 ID:dXMEp99Yo
>>938
構わぬよ、最悪半裸で過ごせばいいで御座る
見せて恥ずかしい身体では無いしな

【ティッシュに触れると、中身を取り出して今出ている分だけの血を拭う】
【しかし、衣服に付いた分はもう取れないだろう……】

…………普段は、缶位なら避けれるんで御座るがなぁ

【腕を組んで、はぁ…と溜息を吐いて】
【其れでもちゃんと顔は彼の方を向いていて―――まるで視えている様で】

…して御仁。此処に何を?

【しにきたのだろうか?と首を傾げた】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 21:26:05.65 ID:v7s6JrEgo
>>933
【男の問いに、彼女は笑う、笑う】
【それはそれは楽しげに】

アッハハハハァ!!!
多分無理だろうなァ、今のオレじゃ出来ねェな

【そう言って青年に見せたのは、一枚の青いカード】
【それにはblue justiceという文字】
【】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 21:26:41.01 ID:v7s6JrEgo
>>944
/途中送信しました…
/続くのでもうしばらくお待ちください
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 21:27:27.19 ID:F1saIioSO
>>939

………ぅう、

【ミリーへ、手を伸ばして】
【一箱のビスケットを、受け取ると】

有り難とう、……

【弱々しくだが、確かにそう礼を告げて】
【逃げ去っていくミリーを、見送った】


/了解しましたー、ではまた機会があればお願いします。
/遅レス申し訳ありませんでした。乙でしたー
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 21:31:39.32 ID:v7s6JrEgo
>>933
【男の問いに、彼女は笑う、笑う】
【それはそれは楽しげに】

アッハハハハァ!!!
多分無理だろうなァ、今のオレじゃ出来ねェな

【そう言って青年に見せたのは、一枚の青いカード】
【それには“blue justice”と刻まれていて】
【彼女が、不殺を掲げる組織に身を置いている証だ】

まァ…“どうしても”って時の殺しは、許可されてんだけどなァ


      そんな状況に、出来るかなァ?

【途端に、6つの“手”が彼女の周囲に現れる】
【青年を挑発しているのだろうか】
【乗るのも乗らないのも、自由である】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 21:32:56.42 ID:LqRU+n98o
>>941

────はい。

【こくん、と。少女は頷いた】
【はにかんだような。年頃の少女が浮かべるような其れを、浮かべて】
【ふわり──金色の髪が、風に踊る】

だって──あの、貴方様は、忠告をくださいました。
ここは、危ないから、と。
本当に、私を殺めたいのであれば……そのような警告は、無意味だと思うの、です。
貴方様の目は……た、確かに、その──怖かった、ですけれ、ど。
でも、それは──貴方様のような表情を浮かべる方を、私が知らないという由縁の、恐れだと
私は……そう、思ったのです。。

それに……私を殺めようとする理由も。出来れば、聞きたいです、し。

【──奇特な少女だ】
【わざわざ、自分を殺そうとするその「理由」を尋ねるだなんて】
【まるで。悪人にすら理解を求めようと。理解しようとしているかの素振りを見せる少女は】
【街の方へ歩き出す彼を見て、ちょっとだけ嬉しそうな表情を浮かべ】
【とことことこ、と。彼の後ろをついていくだろう】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 21:33:48.67 ID:qYE1q7/SO
>>943
それは………

【捕まるんじゃないだろうか】
【口には出さないが】

普段は…ねぇ……

【信じていない、とまではいかないが】
【鼻血の跡が目の前にある訳で…】

何って…仕事帰りにブラブラと……
真っ直ぐ帰る気分でもなかったし…ってだけだな

【目的があったりする訳ではない、と】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 21:40:33.01 ID:dXMEp99Yo
>>949

……最近は、警察の方々も優しいで御座るからなぁ

【…多分、気味悪がられてるのだろう。それに触れない方が――優しいの、か?】

…普段は、で御座る

【今回は、当たったと…認めざるを得ない】
【シャツに染み付いた血臭が、辺りに漂う】

ほほう、なれば少し話に付き合って貰えぬか。
いや、独り身故に寂しくてな

【中年にしては悲しい事をさらりと告げて】
【其の儘ベンチの方へ促すだろう】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 21:41:30.44 ID:KwW9ZYBco
>>947

【彼女の周りに6つの手が発生したことに気づき】
【青年の顔がニヤリとさらに笑いながら】

ほう?
試されてやろう

【そういうと挑発に乗るように青年は両腕をクロスさせるように上に上げる】
【クロスした腕の間からまるで6つの手をにらみつけるように視認し、腕を勢いよく振り下げる】
【指先から指の第3関節までの骨が、指先を裂いて回転してまるでライフル弾のように6つの手に飛び放つだろう】
【残りの4発は彼女の四股を狙って…】

【その後、青年の指の骨が形成され裂かれた指先も元に戻っていた】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/22(金) 21:43:34.09 ID:pIceI2Cq0
>>940

ただ殴って破壊するより、よほど効率がいい
火を放てば……少し大袈裟が過ぎることになる

【能力で冷気を操っている内に、それに「手が込んでいる」と思える感覚は失せ】
【老朽した樹木の過去を打ち砕くため、ごく当然の行為なのだと】
【言わんばかりに――見下しがちに、腕を組み】

面白そうだと?

――感性がひずんでいるだけだな、全く

これで私以外が退屈を凌げるなら、この世に退屈は発生しまい

【どこか、「付き合いで時間を無駄にするな」――と紡いでいるかの様な】
【呆れに近しい感情を孕んだ声を、冷たい虚空に散らして】
【屋根の上に、二つの鋭い淡緑を差し向けると】

…観光客なら、この村が魔蝗の大量発生で壊滅したのは知っているか?
いやそもそも、「魔蝗」という昆虫の名を聞いた経験が有るかね

……古には、私の立つここは櫻の名所だったと言う
この国の名にも冠された、あの花の。

―――けれども今となっては、余りに実のない昔話であろう
とこしえの闇の中に。投げ込まれてしまえばいいのだよ

【観光ガイドとしては、余りに不親切な言葉を並べ、押し付けて】
【その語気を僅かに強めながら、諦めの浮かんだ台詞を口にする】
【そして。ささやき、詠唱、念じ――】


     ――――剣花・散華=\―――


  【変わる――】
  【冷め切った、そして澱んだ空気の流れが】


【 パリパリパリッ――!! 】
【ひとつの家屋のガラス窓を、一斉に砕き散らしたが如き音色が】
【不意に―――白い少女の下で、奏でられるだろう】

【伸びた体を、あるいは宙を眺める視線を】
【そこに向けるかどうかは――ただただ、貴女の思うまま】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 21:44:27.96 ID:dXMEp99Yo
/次スレ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1303476210/
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 21:46:11.94 ID:wqCuhXGao
>>948

【――成る程、彼女の言う事は道理だ】
【自分は確かに『彼女が死なない様に』忠告を行った】
【其れは即ち……彼女を[ピーーー]気が無い≠ニ取っても問題が無い事項】


…………俺は人殺し≠セぞ。


【歩を進めつつ、彼女の言葉を聞き切ると――確認するかの様に、そう返す】
【振り向く事は無く、其れでも、声色から『恐れていない』と云う事は判る】
【態々、「人殺しに好奇心で近付く」行動の解を……彼は、判っていない∴ラであると、決め付けて】


君を殺そうとしていないのは、『理由』が無いだけだ。
何か理由が出来れば――躊躇い無く、君の首を切断する事が出来る。
理由も、それ程大層な物ではない。 「[ピーーー]必要性」を俺個人が見出した時点で成立する。



…………君の様な人間は、関わらない方が幸せな人種だ。



【――平坦≠ネ声色のまま、語り切ると。 彼女の歩幅を考慮する事も無く進んで行く】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 21:46:34.70 ID:qYE1q7/SO
>>950
いや、それは…………
(まあ、捕まらなければ犯罪者ではないし……いいか)
まあいい

私も暇人だ、帰ったって誰かいる訳でもないしな…

【正確には本来は同居人がいるのだが…】
【負い目もあったので素直に】

付き合おう、酒は飲めるか?
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 21:52:36.24 ID:v7s6JrEgo
>>951
【ライフル弾のように飛来する、10発の骨弾】
【その内の6発は、6つの“手”に正確に命中し―――】

ビシッ!

【6つの“手”はさながら陶器のように硬質化していて、攻撃を食らっても血は流れなかったが】
【その代わりに、大きなヒビが入った】
【もう数発食らってしまえば、完全に割れてしまうだろうか】

っと、

【彼女の四肢を狙って飛来した4発の骨弾を、左に飛んで回避し】

お返し、行くぜェ!!!

【6つの内、3つの“手”が青年を指差しまっすぐに飛んでいく】
【硬度があるためそこそこの威力だろう、だが速度は遅く】
【腹の辺りを狙って、放たれているが―――】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/22(金) 21:52:53.24 ID:Q0eipzH7o
>>952
”確かに掃除はしやすいだろう”
”けど、ちょっとばかり哀しいじゃないか。送るときは盛大にやるもんだよ”

【おどけるように笑って、猫は肩をすくめる】
【些細な演出へのこだわりは、猫の中に残る人間の残骸】

”…蟲か。知らないけど、名前からして碌でもないってのは見当がつく”
”よほど無残に食い散らされたんだな、ったく…”
”ああ、教えてくれてありが―――――”

【瞬間、下方より響く破砕音】
【反応して家屋の後方から下がり、改めて陰から飛び出し、相手を視界に捉える猫】
【状況を把握しているのか、いないのか、僅かに真剣味を表情に混ぜて】

”…何をしたの?”

【薄く、周囲に警戒する猫】
【もちろん前方の少女もその中に含まれているのだが、あくまで広域を哨戒するように気を張る】
【第三者の乱入を気にしているのか、別の要因か、判断しかねているようだ】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 21:56:21.67 ID:LqRU+n98o
>>954

──人殺しだからといって、関わるのをやめるというのは
それは……単なる、逃避行動にしか、過ぎないと、思うのです

【少女は。困ったような笑みを浮かべてただ歩く】
【とこ、とこ、とこと】
【彼女が歩を進める度。ふわふわと、金の髪が小さく揺れ】

パンを盗んだ子供、は……そうしなければ生きていけないから、パンを、盗んだ。
人を殺めた方だって──きっときっと、そうしなければならない理由が、あったのだと思います。

──悪人と呼ばれる方は。それ相応の理由があると、思うのです。
快楽殺人者と呼ばれる方は。そうなってしまった理由が、あると思うのです。

だから……私は、理由もなく、誰かを嫌ったりなど。あまりしたくは、ないのです。

【悪人すら、許容する。殺人者すら、受け入れる】
【其れを人は甘いというのだろう。其れを人は、世間知らずと例えるのだろう】
【だけれども──そんな言葉を。少女は冗談で言っているようには、見えなくて】

あの……私、エルネスティーネ、と申します。
よろしければ──エル、と。そうお呼びくださいませ。

……えっと、貴方様の、お名前、は?

【ちりん、と。小さくコインが揺れ】
【どこか遠慮気味にではあるが、彼女は彼の名前を求めた】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 21:56:37.55 ID:dXMEp99Yo
>>955

………帰る場所が在るだけ、上等であろうて

【その言葉で、理解できるだろうか】
【嗚呼―――この男もまた、ダンボールが家だと言い張る生活をする人物だと】

スマヌ。拙者は飲めぬでな……酔った貴殿の話を聞いて楽しませて貰いたい

【なんて、少々おどけた様に言った】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 22:01:29.41 ID:KwW9ZYBco
>>956

【骨の弾丸が当たった事を確認し】

硬いな、だが

【たしかにそこそこの防御力はあるようだと言うような表情】

今日は気分がいい、受けてやろう

【青年は気分がいいようで、彼女の攻撃を避けようとしない】
【そして――――】

ズッ!ズッ!ズュ!

【3つの手が青年の腹に突き刺さる――様に見えたが】
【皮膚の真下に発生した骨の膜によって防がれている】
【そして、その手を青年は振り払おうとするだろう】

手加減等しないほうがいい、手加減をするなら逃げる事だな
逃げれば俺は追うような事はしない。
だがこれ以上手加減をするようなら――――

【どうやら警告のようだが…】

本気で来い…じゃなければ死ぬことになるぞ

【青年は睨み付けながら言う】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/22(金) 22:05:36.71 ID:qHcURySSO
【公園】

ぁうぅー……

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

【そんな格好をした14〜5歳程に見える少年が、ベンチに突っ伏している】

おなか空いたよぉぉ……
誰か助けてぇぇ……。

【今にも飢死しそうな声を発する】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 22:10:13.68 ID:6YnHYVS4o
【公園】

……んー……?
上手く行かねぇな。

【ひゅっ、ぼっ、ごっ、しゅっしゅっ】
【風切音が公園に響いている】
【そこに居たのは制服のスラックスを履き、上半身はタンクトップ一丁の小柄な少年だ】
【白骨よりも白い髪は、ハリネズミのようにツンツンに逆立てられて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、そこには色々な物が入っているのが見える筈だ】
【右目には拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて、よく目立つだろう】
【タンクトップから見える肌の各所には、無数の傷跡や火傷跡が目に映ると思われる】
【そんな少年は――】

えー……と、こうかッ!

【ひゅぅぼぉっ!とスラックスの裾がはためき、キレの良い中段蹴りが放たれた】
【少年の右手にある本を見れば、何をしているか分かるだろう】
【本の名は、実戦!30日でムエタイが出来る!≠ニいう本だ】
【その中で、蹴り技の項目を見ながら、少年は修行をしているようだ】
【本を見つつ技を放つのは、中々器用な事で、脳の処理能力が高い事が伺える】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 22:10:19.68 ID:qYE1q7/SO
>>959
働けばいいじゃないか、そうすれば安アパートでもなんでもあるだろう

【飲めない旨の発言を聞いて】

武士ってのは皆下戸なのか?

【語り口から武士というカテゴリー付けがされているようだ】
【また、複数形という事は他に心当たりがあるという事で】

私は、外では酔う程飲まない事にしているんだ

【と言いながらも袋からビールを一本取り出す】

それに、話をするのも苦手だ…面白い話なんてのは特にな

964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 22:10:39.00 ID:v7s6JrEgo
>>960
【振り払われた“手”は、すっと後方へ引き】
【再び女性の周囲に舞い戻る】

       ―――アッハハァ、バレちったか。

普段なら、面倒になりそうな時は逃げちまうんだけどなァ…

      今日はオレも、気分がいいんだ―――


【6つの“手”が、拳の様になって青年に襲いかかる】
【そして、拳に続き彼女も青年めがけ突進する】
【もし青年の懐に入れたのなら、右拳でアッパーを繰り出そうとするだろう】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 22:11:13.44 ID:H+6yTONNo
【路地裏】

あーあー…最近はついてねぇよな…ついてねぇよ…
ここんとこ収穫が無さ過ぎだぜ

【コツコツと足音を立てながら歩く影が一つ】
【白いローブを身にまとい、中には黒いボディースーツを着用している】

おっと…俺は街のど真ん中を歩いてたはずなんだが…?
まったく…考え事をしながら歩くもんじゃねえなぁ…

【禍々しい形をした篭手で逆立った髪をかき上げる】
【月明かりに照らされたお陰で緑の髪と整った顔立ちが分かる…が、鋭く赤い目はそれを感じさせない】

まぁ、いいか
こんな人気の無い路地裏でも歩いてりゃ
"俺と同じ臭いのするやつ"にでも会うかもしんねぇしな…

【少し低く笑いながら、路地裏を再び歩き始める】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/22(金) 22:15:55.01 ID:pIceI2Cq0
>>957

【少し感覚を澄ませば、警戒の必要はないと見えるはずだ】
【気配らしい気配は、猫少女を除けば先から居た白い少女のみで】
【彼女からも、依然敵意や殺気の類は読み取れそうに無い――】

君のアドバイスを享けてやったつもりはない――元からの予定だが
私は、盛大にこの櫻を送ってやることにした
…些か、遅すぎたのではないかとも思うのだがね

【少女の三つ編みが、一段と激しく揺れ動く】
【何かが「爆ぜた」ことの余波は、吹き荒ぶ零下の風となり】
【爆心に最も近い起爆者≠烽ワた。強く、煽られていた】

生命体の大凡を食いつくす魔蝗の発生は、概して秋に起こるものだ
しかし、何かの巡り合わせで――ある「冬」に、それは起きた
その影響下にあったこの櫻は、ついに次の花を付けることなく枯れ果てたのさ

【どこか、事務的な口調 / 転がす平淡な声】
【だけど。それはロボットの冷たさなんかじゃ、決して無い】
【胸のうちに秘された感情が帯びる、憂色ある冷気――】

 【――砕け飛び散った欠片は、ひとひら、またひとひらが】
 【―――光を集め輝きを溜める、煌びやかな氷晶の切っ先だ】

【月の微笑みと寵愛を受けた、氷の鞘に収まった木片が】
【舞い上がる白い風雲に乗じて。どこかへと散っていってしまう】
【切り株と入れ替わりに生まれたクレーターを、猫の視力で見やれば】
【根ッ子すらも、完膚なきまでに破砕されたと認められる】


だからせめて、私はこの「木を散らす」かたちで。
いつかの蕾にあるはずだった華やかな終局を、与えてみたいと思う――

「運命」も、そのくらいの我侭は許してくれるだろうよ
生きることは、訪れるべき終わりの為にあるのだから


【―――極めて、悲観的な思考だ】
【されど。細々とした声で紡ぎ出す、この空虚さに満たされた想いが】
【これほどまでに美しい光景を、産み出そうとするのなら】
【果たして、どう考えることが正しいのか――】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 22:16:11.70 ID:dXMEp99Yo
>>963

御座る口調と言えば働きたくないに決まってるに候
つか商品や書類の整理も出来ず、この様な面じゃ何処も……なぁ?

【分かるだろう?確認する様に…頸を傾げて】

んや、他の者は兎も角拙者は飲まぬので御座るよ
……いざという時酔っ払って殺されました、じゃ…情けないしな

【と、理由を語って―――別段、飲めない訳ではないらしい】
【――――無理矢理飲ませて見るのも面白そうだ】

なぁに、何でも構わぬよ。
拙者からすれば、この世界自体が異質。能力者の存在すら奇怪
どれもこれも…まだまだ知らぬ事ばかり。面白いモノでござる

【故に―――1つでも多く知る為に】

まずは、君の事を知りたい

【なんて、言ってみる】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 22:16:33.25 ID:6YnHYVS4o
>>965
あー、クソ……今日は調子が悪い。
上手く行かねぇしよぉ……。

【そうぼやきながら、路地を歩く人影がある】
【そこに居たのは制服のスラックスを履き、上半身はタンクトップ一丁の小柄な少年だ】
【白骨よりも白い髪は、ハリネズミのようにツンツンに逆立てられて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、そこには色々な物が入っているのが見える筈だ】
【右目には拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて、よく目立つだろう】
【タンクトップから見える肌の各所には、無数の傷跡や火傷跡が目に映ると思われる】
【左手で学ランを掴み、其れを背中側に回すように掛けながら、歩く、歩く】
【見た目だけで言えば、かなり物騒な見た目をしたチンピラの類にしか見えないだろう】

………はぁ。

【そう、ため息を突く彼は、今下をむいており。此の侭ならぶつかる可能性が高いだろう】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 22:16:50.80 ID:wqCuhXGao
>>958


――人≠ヘパン≠カゃない。
理由が有ったとしても、人殺しは『屑』だ。
……自分が『屑』と理解していないような奴は特に、な。


【厭に成る=\―……『森島京』によく似た其の思考回路に、嫌悪感を禁じ得ない】
【奴は、甘すぎた。 『屑』でさえも助ける道は有ると考え、決して命を奪おうとはしなかった】
【……限界を超えれば回帰する≠オか自己を保つ手は無いと、判ってたろうに】







…………森島=B ――、……森島 京=B



【――其れでも、何故か『そっちの名前』が口を衝いて出たのは何故だろう】

【彼は名乗りを終えると、数瞬だけ沈黙し】
【其れから……少し、歩幅を緩めつつ、『自発的な会話』を投げ掛ける】



…………必要も無いのにパンを盗んだ%zが居たとすると、どうする。


幾らでも『金は持っている』にも関わらず、パンを盗んだ奴が居るとしたら。
其れも、卑怯な手で。 ……例えるなら、自分の子供にでも無理矢理。
「悪事である」と云う自覚は有るが、「其方の方が効率的だから」、そう云う手を使う人間。




――……、……それでも君は、嫌いたくない≠ニ言うか。




【――レベルが数段落とされては居るが。 森島京≠ノは許せなかった人物の所業】
【何故彼女に問い掛けたのかは、冷め切った自分の心に問い掛けてもよく判らなかった】

【「俺の事じゃない」と言葉を続けて、森島はエルの回答を待ち続ける】
【見遣れば、ぽつり、ぽつりと民家が見えて来た―――、―】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 22:22:01.58 ID:KwW9ZYBco
>>964

【目を瞑り…口元を笑いながら】

そうか、ではここで死んでも悔いはないということだな?

【先ほどは微動だにせずたっていただけだったが】
【7つの拳打が青年に襲い掛かろうとし】

俺が動けないと見たか?
接近戦をしかけてくるとはな――――ククッ……

【たしかに彼女は懐に入り込んだ、それまで青年は動いてないのだから】
【だが、青年の武器は骨だけではない、尋常でない身のこなし】
【その身のこなしで懐までもぐりこませ、拳打を食らう前に彼女の背後に回りこみ】

並の人間よりも硬いようだが…?
これならどうだ?

【右の掌から骨が鋭く飛び出ている、先ほどの骨の弾よりも硬質化した鋭い骨】
【どうやら先ほどの骨の弾で彼女の体が並の人間程度の防御力ではないと悟り、念には念を入れたのだろう】
【回り込んだ際の回転を利用し彼女の背面を貫くようにして心臓を狙い突こうとしている】

【青年は間違いなく、本気で[ピーーー]気なのだろうか】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/22(金) 22:25:40.76 ID:Q0eipzH7o
>>966
【盛大な、盛大すぎる櫻の葬式】
【力を入れた両腕をだらりと垂らし、体についた埃を払ってから、行儀のいい猫のように四足で座った】
【ボサボサの黒髪は、風にかき回されて一段と強く跳ねて、糸目を更に認識させにくくする】

【沈黙】

【猫が少女の言葉に返答するでもなく、その儀式に水を差すでもなく】
【――――違う、かけるべき言葉を見つけられず、それしかする事ができないのだ】

【終わるために、始める】
【誰もが、生れ落ちたときから定められている事】
【生きている限り―――――生物である限り決して覆らない決定事項】

【だから意味を求めるのだと、猫は、知っていた】
【櫻の、華々しくも哀しい散り様もまた、少女に出来る最大の儀礼だと、理解する】

【何せ、猫もそのために来たのだ】

”……明日、よりよく、死ぬために、か”

【呟きに似た思念は、猫の脳裏に浮かぶ景色をちらりと運ぶだろう】
【無様に、孤独に、でも誇らしく、胸を張って散った無数の命】

”…いいと、思うよ”

【その儀式に、猫は肯定の言葉を持って答えた】
【けれど、短く、最後に付け加える】

”お墓代わりに枝一本ぐらいは、残しておいてもよかったんじゃないかな”
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 22:31:46.84 ID:qYE1q7/SO
>>967
…うちなら雇ってやれるかもな
まあ、簡単に言えば薄給の肉体労働だ
しかも腕に自信が無ければやっていけないし人の生死に関わる
よほど社会奉仕の精神がなきゃやっていけない…

【自分の仕事をここまで】
【しかも見た目に社会奉仕など無縁な人物が言ってしまう】

なんだ、私と同じじゃないか…
一杯ぐらいで駄目になるのか?

【暗に煽っている】

異世界の人間か、来てどれくらいになる?

それと、そのセリフは気持ちが悪い…吐き気がする……
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 22:31:43.91 ID:v7s6JrEgo
>>970
【懐に入り込み、打撃を喰らわせようとして―――】

―――ッ!?

【突如、背面から襲いかかる攻撃】
【それは“手”よりも数段固い彼女の体でも、無傷で受けることは不可能で】

バリィン!!!

【脆いスウェットの生地が裂かれ、露わになった背中には大きなヒビが入っていて】
【突かれた衝撃で数メートル飛ばされるも、一回転して体制を立て直す、が―――】

ッ、クソが…!

【心臓には達しなかったものの、かなりのダメージが入ったのは確かで】
【立て直した体制を再び崩し、彼女は倒れ込む―――】

【―――だが、もしこの一連の流れで青年が油断しているのなら】
【背後から再び青年を襲う、拳の雨に…気づかないかも、知れない】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 22:34:08.65 ID:H+6yTONNo
>>968


【しばらく歩いていると向こう側から人影が見える】
【姿が見えるまで立ち止まっていると顔以外の見た目を把握】

ちゃんと顔は見えねぇが…なかなかイカツイ格好の兄ちゃんだな
でもまぁ、路地裏とはいえ、ただの一般人って可能性も一応あるしな…

【少し腕を組んで考えるが、なかなか良案が浮かばない】
【しかし少年との距離はみるみる縮まっていき…】

おい、下ばっか向いて歩いてるとあぶねぇぞ
俺みたいな物騒なやつにぶつかったりもするかもしれねぇからな

【と、少年がぶつかる直前に声をかけてみた】

(コイツがただの一般人なら脅して返せばいいし
 戦いがいがありそうなら…楽しませてもらおう)

【少年が一般人かどうかを判別中】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 22:34:26.82 ID:LqRU+n98o
>>969

──、そう、ですよね。
そう考える方の方が──多い、ですよね。
あの……申し訳ございません。余計な事、言ってしまって。。

【彼の感情に、気付いたのだろうか】
【声に含まれる僅かな波に。彼女は──エルは、敏感に悟ってしまって】
【ほんの少し、寂しそうな。悲しそうな表情を浮かべ。そっとそっと、俯いた】
【「私は──、人殺しの道具だなんて言ったら。彼は、怒るのだろうか」】
【「既に、人を殺めてしまっただなんて言ったら。彼は──」】
【そんな思考が、脳裏を過ぎる】

──京様、ですね。
櫻の国のお方でしょうか……?

【「京様。森島、京様」】
【まるで、彼の名前を忘れないかのように】
【彼女は何度か、彼の名前を口ずさみ】


理由のない行動はありません。
人間が呼吸する事ですら──「生きるため」という理由がございますから

……パンを、どうして盗んだのでしょうか。
お金があるのであれば、自分が食べるためではない。
人を困らせるためでしょうか。子供を、傷つけるため、でしょうか──

────きっときっと。もし、そうだとしたら。
その方は。自分が幼い頃に。似たようなことを、されたのではないでしょうか。
或いはそうすることでしか、自己を表現できない──そんな、方。


【──それは。どこまでもどこまでも、希望的な観測】
【どこまでもどこまでも。悪人にすら、義を願う想い】
【何が彼女をこのような思考に至らせたのか】
【何が彼女を──こんなにも、甘くさせたのか】
【ただ「優しい」というだけでは。彼女の思考は、あまりに甘い】


──京様。私は……悪人と呼ばれる方にも、幸せがきてほしいと思うのです。
悪人と呼ばれている方が──幸せになれる方法を、見てみたいと、思うのです。

ねぇ──京様。

あなたは──百家羅山様、が。
ルビーシャの街を占領したあの方が、生きていると──お思いですか?


【純粋すぎた。酷く、真っ直ぐすぎた】
【幼い声で。まだ大人になりきっていない少女の声で】
【エルネスティーネは。静かに、そう問いかける】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 22:40:22.40 ID:6YnHYVS4o
>>974
あー、クソ。蹴りには自信あったってのに……。
戦場格闘だから、悪くはないと思ったんだがな、やっぱり基礎が足りないのか……。

【などとブツブツ呟いており、どうやら大分参っている】
【そして、男に突然声を掛けられ】

うぉっ。

【跳ね上がるように顔を上げた】
【右目は眼帯に覆われて、左目は白銀に染まっている。顔は東洋系なのに、色の類が抜けているようで、人種の判別は難しい】
【右目の当たりには、大きな傷が走っており、恐らく眼帯の下の目は潰れていると予想できるかもしれない】
【そして、その肉体は中々に鍛えあげられていて、どうみても堅気には見えない少年であった】

おう、大丈夫だ。
物騒なヤツなら慣れてるし、つか、さっき絡まれたし。

【そう言って、自分の後ろを指さすだろう】
【指差す先には、ダストシュートが有り、その蓋から足がはみ出していた】
【彼に絡んだ不良の成れの果てだろう。因みに決して殺しては居ない、軽くこれからは人に絡まないと心に誓うレベルでボコした後にゴミ箱に突っ込んだだけである】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 22:43:42.26 ID:dXMEp99Yo
>>972

あっはっは、無理で御座るよ
拙者の様な面の奴が社会奉仕なんて似合わぬしな。
何より―――

【と、一度言葉を区切って】

―――ま、今は他の誰かの下に着くつもりは無いのでござるよ
すまぬな

【拝むように右手を前に出して、謝って】

ん〜、知らぬな。
酔った馬鹿を何人も見たでござる故、一度も口にしたことは無いんでござるよ

【煽られた言葉を真直ぐに返して…下戸とかそんな事以前の問題であった】

何か月、で御座ろうか
大した時間は経っておらぬよ・・・

あとスマン。うちの中身も見直して思った。
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 22:45:28.61 ID:KwW9ZYBco
>>973

ほう、一度は起き上がるか

【彼女を見る冷たい目線】
【そして、青年は振り返り後ろの拳打の雨に襲われる】

数で来たか、それもいい手≠セな

【6つの内、最初は2つの手は得意の体裁きで交わし】
【残りの4つの内の2つは両手から突き出た骨で2つの拳を突きして破壊しようとし】
【最後の二つは足に食らってしまい、多少よろけて体制を一瞬崩し】

全てを交わすのは難しいか

【背後からの6つの攻撃、いかに身のこなしがすごくても交わすのは容易ではないだろう】
【そして青年は左掌から出た骨は戻して、彼女に接近し、骨が飛び出た右掌を突きつけようとする】
【そして、突きつけながら上を向きながらこう言い放つだろう】

今は月が隠れている、生きたいのであれば逃げるがいい

【月がでていれば青年はどうしたのであろうか】
【少なくとも、今は夜雲で月が隠れているようだが】
【青年の冷たい目、だが逃げろという事は何らかの意味があるのか、其れとも青年の優しさなのか】

【そして、青年の背後はガラ空きである。もし背後からの奇襲なら迎撃も避ける事も難しいだろう】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/22(金) 22:52:38.67 ID:pIceI2Cq0
>>971

…あの櫻は、もうこの世界の何処にも無い
華の盛りを惜しませる全てを、私が散らした
―――それでいい

 【死は悼むべきものだと、有史以来の我々は願い続けてきた】
 【死を悼まぬ者をアタシは恐れると、ある少女は語った】

【けれども彼女は、少しだけ違った】
【残すものなど無く、風と融け合うように去っていくこと】
【櫻の花を思わせる苛烈な高潔さを、己に求め――】

――「木」は、自分の足で動くことが出来ないが故に、
運命を受け入れるしか無いと言う、生命の特質の最も右翼的なモデルケースだよ
生きられる限り生き、死ぬときに死ぬことの、凡例であると同時に美しさの象徴だ

明日の無い枝など、もう誰にも無用の長物だろう?
死して屍、枯れて枝――そういう事。

 【「受容」する「信念」が有るなら、恐れる事など無い】
 【貫き通した己の意思と不可避の運命に、後悔の付け入る余地はない、あるわけない】
 【―――14歳の侭で凍結した心には、重すぎるのかも知れねども】

……代りに。
いつの日にか新しい櫻の芽は、私の中で生まれ出づると願おう

私も君も、花の様に咲いて散れればこの上はない

【だって、それが】
【――「吸血鬼」として、納得しながら生きるための】
【ただ1つの、術だったんだから】

【一瞬だけ、さっぱりと風が凪いで】
【猫に向けた口元は、ナイフで描いたみたいな浅い弧を刻んだ】

【――――。】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 22:55:30.38 ID:qYE1q7/SO
>>977
別にいいさ、まあ金に困ったらいつでも来てくれ
いつだって人手は足りてないからな

【さっきから手に持っていた缶のプルタブを起こし、封をきる】

一度も……そりゃ珍しい…
試してみればいいじゃないか、そんなに強い物でもないし
何より全く知らないのは何よりタチが悪い、飲んだら自分がどうなるのかとか
知っておくのも悪い事じゃない

【目が見えないのならこの悪戯心の漏れ出したような微笑みも見えないのだろう】

一瞬誤解した、てっきりそっちの趣味なのかと……
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/04/22(金) 22:56:44.82 ID:H+6yTONNo
>>976


【跳ね上がるように顔を上げた少年の顔をじっくりと見る】

(右目に眼帯、左目は白銀。色素が抜けてんのか…人種の判別は難しそうだ)
(それに右目…この傷跡は下手すりゃ目ごといかれちまってるな…間違いなく、こいつは"ただのガキ"じゃねぇ)

【自分の言葉に反応して少年が指差した先にはこの少年に片付けられた哀れな不良どもがいた】
【それを見てさらに確信を得る】

そうかそうか…ソイツは悪かったな
あと…俺がさっき言った言葉をちゃんと聞いてたか?
俺も"物騒なヤツ"なんだぜ?


【地面を蹴って少年と距離を取り、口元をニヤリと歪ませる】

最近俺は"物騒なヤツ"にあってなくってなぁ…随分フラストレーション溜まっちまってるんだ
クックク……俺と少し楽しい遊びをしねぇか…?

【殺気を少しずつ放ち始める】
【なんらかの理由で彼のやる気を削がない限り、戦闘は避けられないだろう】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 23:00:08.80 ID:dXMEp99Yo
>>980

ん、まぁ覚えて―――――おけない。
取りあえず貴殿の名も知らぬで御座る

【と、少々困った様に首を傾げて】

そもそも、飲まなければ問題無かろう
酒・煙草・賭けは1度もしたことが無いで御座る

【と、話す彼の口は―――開いていて】
【さて、酒を突っ込むも突っ込まないも彼の自由だ】

【そして、誤解されたと知ると…小さく困った様に笑って―――】

…そっちの気もサッパリ無いとは言わぬよ――――――――――

【―――――】

――――――――――なんてな。

【――と、最後に、かなりの間を開けて冗談で在る事を告げるだろう】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/04/22(金) 23:01:05.31 ID:wqCuhXGao
>>975


【――気付けば、其処は既に街≠ニ呼べる場所だった】
【何故、気付かなかったのだろう。 自分で思っている以上に、エルの話に惹き込まれていたか】


……さぁ。 物心付いた頃には、水の国に居た。


【推し量るに――、―『そう言う状況』であったのだろう】
【有体に言っても仕舞えば、自らのルーツをよく知らない、と云うのが正直な所】


【――――此処で初めて、彼は足を止めて】
【彼女の其の双眸を見せる事は無く、背を向け。 矢張り無感情に、言葉を返す】



……、…だからと言って、他人にも其れをして構わない理由になるか。
そうすることでしか自己を表現できない、と言うのなら、そんな奴に生きる資格は無い。
幸せになる資格なんて、もっと無い。 ……盗まれた%zや使われた℃q供はどうなる。
全員が、お前の様に許せる*では無い。 ――寧ろ、そんな聖人君子は少ない。
翻って見れば、『盗ませた』奴は何の罪悪感も無く、苦しむ事も無く、のうのうと暮らし続けるんだ。



 【 「――――……、…そんな屑、俺が全員殺してやる。」、と 】



【長広舌の最後に付け足されたのは、明らかな『憎しみ』の入り混じった言葉】
【“変わって”から初めて、彼女の前で見せた感情=\―起因するのは、何処からだろうか】
【「幸せが来て欲しい」と願う彼女に、彼は――、―「生きる資格すらない」、と、返答を返した形で】


【――……一旦止めた足を、彼は路地の方へと向けて】



………………百家 羅山=\―、――。


アイツも、『屑』だ。 ……見つけたら、殺す
……君の言葉に返すなら、奴は“生きている”。 ――のうのうと、な。
奴のせいで何人が『不幸』になったかすら、自覚≠オないで――……。



【――確定≠キる要素が、彼の何処かに有ったのだろうか】
【再び平坦な物へと戻った声色で、彼は彼女の問い掛けに、『生きている』と返しつつ】
【彼は其の足を動かして――其の場から、立ち去ろうとするだろう】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 23:02:18.23 ID:v7s6JrEgo
>>978
【6つの“手”の内、攻撃を受けた2つが破壊され】
【かわされた2つと命中した2つの“手”は、素早く引いて彼女の元に戻る―――】

【―――しかし、それよりも先に】
【彼女に突きつけられたのは、鋭い骨の切っ先】

…アッハハァ!
防御で押しても体術がお粗末じゃァ…駄目、みてェだなァ。

さして生きたくもねェが…ここは逃げとく、かァ



     “   展   翅   ”



【彼女がそう唱えた瞬間、背から巨大な“手”が二つ、まるで羽のように現れ】
【ばさり、と一度羽ばたくと、彼女は5m程上空に飛び上がった】

あァ、忘れてたなァ…逃げる前に名前を聞こうかァ?
オレは優蛾チャン、さァ
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 23:04:33.74 ID:6YnHYVS4o
>>981
【ばさり、と学ランに袖を通して、服をぱん、ぱん、とはらう】
【そして、男が放つ言葉と殺気を受けて】

……ま、いいか。
路地裏の掃除≠烽スまにはするべきだしな。
アンタ等みたいなのに巻き込まれる人間が減るのは喜ばしい事だし。

【そう呟くと、左手の指を、きちきちきちきちと器用に動かして柔軟】
【そして、左腕を前にし、右腕を後ろとする構えを取る。手の形は掌底構え】
【喧嘩と言えば、拳を握るのが定番だが、この少年の構えは、確実に命の取り合いで確立されたものである】
【拳の侭では、対応できない動きに対応するために、あえて手を開く、命を守ることを考えた構えだ】
【腰を落とし、重心を低くしており、その重心はかなり高いレベルで安定している
【男に左目を向けて、口元を歪ませ】

楽しくもなんとも無いが、喧嘩ふっかけてくるようなヤツは物騒だからな。
そこそこ、後悔してもらうぞ。

【挑発するようにそう言って、少年は男の出方を待つ】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/22(金) 23:06:28.08 ID:Q0eipzH7o
>>979
”…そうか、それもいいか”

【相手のそれを、猫は決して否定しない】
【死の悼み方も、型に嵌めてしまうのは猫の望むところではない】

【その心、赴くままに】

”なら、僕が記憶しよう”

【だから猫もまた、その心が赴くままに刻む】
【胸に手を当て、宣誓するように】

”これより僕は、この景色を記憶する墓標となる”
”願い叶わず、咲き誇れなかった櫻の無念を忘れない”
”根付く木に翼を与えた偉大なる君を、僕はこれより決して忘れない”

【送られる側と送る側】
【その現場に立ち会ったモノの、最大限の礼にして義務】

【きっとそれもまた、猫の勝手な想像なのだけれど】
【絶対の答えなど、きっと世界にはありはしないけれど】
【生きている限り、人間にそれは見つけ得ないけれど】

【猫は、少女と共に櫻を見送った】
【風となって空を舞うそれが、またいつかどこかで、めぐり合えるようにと願いながら】

【魔法使い、それは願いと共にあるモノ】
【人間を取り落としてたどり着いてしまった、末路たる機械】
【内に眠る残骸が、体に刻まれた痛みが、鼓動のように瞬いて】

【猫もまた、今度こそ心から笑って答えた】
【言葉はなくとも、きっとそれでいいと、思えたから】

”すまなかったね、最初に無礼を働いてしまった”

【沈黙の後、そう切り出すだろう】
【死者への祈りをささげ、再び歩き出す口火を切るように】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 23:08:18.90 ID:KwW9ZYBco
>>984

【骨を掌の中に戻していき】

逃げる事は恥ずべき事ではない…

【そういうと、羽ばたき去る彼女を見ながら】

俺は、十拳丸だ――――

月に救われたな、感謝するんだな

【そう名乗ると、彼も去っていくだろう】

【これから月がどう絡んでくるかはまだ誰も知らない――――】

/お疲れ様でしたー!
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 23:10:30.77 ID:v7s6JrEgo
>>987
/乙でしたっ!
/戦闘ロールがすごく楽しかったです、また機会があれば絡ませて下さいな〜
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 23:13:30.27 ID:qYE1q7/SO
>>982
ああ…私はレオンハルトだ
レオンでいい


そうは言うが、自分が意図しなくても間違いや罠と言う事もあるだろう?
例えばこんなふうなな…

【流れるような動作で口にビールを注ぎこむ】
【慣れていないとは言え普通のビール、余程弱くなければさほど酔わないとは思うが……】

【ちなみに、この行動は最後の身の危険を感じるような笑えない冗談に対するささやかな報復も兼ねているという事をフォローしておく】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 23:23:30.87 ID:dXMEp99Yo
>>989

レオン、覚えておこう―――

だが拙者、なんと言われようと――――――ッッッ!!!?

【ぐびっ――――と、音を鳴らして…ビールを飲み込んだ】
【一口だけ飲んで以降――――それ以上は飲めないと言う様にダラダラとビールが口から溢れて】

【――――】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 23:24:43.86 ID:LqRU+n98o
>>983

【故郷に対する話題に対しては──ただ、相槌のみを返し】
【こくり、こくりと頷いて】


誰にだって、生きる権利はございます。
「ただそうすることでしか生きていけない」からといって──
ただ、生まれや思想の問題だけで誰かを罰するのは。誰かを許さないというのは早計です

……人には、感情というものがございます
だから。被害を受けた方々が、加害者の方を憎むという理屈は分かります
だけれども──そうでない方が。加害者の方とは関係の無い方までその方を憎んでしまえば
加害者の方は。贖罪をする機会も与えられず──同じ事を、繰り返すだけ、です。

罪悪感を与えたいのなら。苦しみを与えたいのであれば──
しっかりとその方と向きあい、己のしてきた事を認識させるべきだと思いますわ
日常を教え。普通の生活を教え──自分のしてきたことを、振り返らせて。

死んでしまえば、そこで何もかもが終わってしまいます。
もしかしたら、普通の生活をしながら罪を償えた方をも──死は、その可能性を摘んでしまう


……、ごめんなさい。
こんなこと──本当は、言うべきでは、ないのでしょう、けれど。


【「生きる資格はない」──その言葉を聞き】
【彼女は。今までとはどこか違った──必死な表情で、そう語る】
【まるで、誰かを助けたいような】
【まるで、誰かに生きてほしいような】
【まるで──願いを捧げるような】
【そんな口調で。そんな雰囲気で。彼女は語る】

【だけど。途中で、自分を取り戻し始めたのか】
【最後の最後。悔いるような表情を浮かべて彼女はそっと俯いて】
【静かに、静かに。謝罪をした】

【そして────】


       ……生きている。

       ほんと、に──?


【ぱっと、顔をあげる】
【浮かんでいたのは──泣きそうな少女の、微笑みだった】
【彼女と百家羅山がどういう関係なのか、今は分からないけれど】
【森島の言葉が、彼女に希望を与えた事は──間違いないだろう】
【──「生きている」】
【もう一度だけ。彼女はそう呟いて】
【それっきり。去ろうとする彼を、引きとめようとはせず】
【きゅっと、胸元のコインを握りしめた】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/22(金) 23:25:02.92 ID:pIceI2Cq0
>>986

…………。

【少女は、沈黙していた】
【しるべさえ亡き「死」を、自己満足に塗れた最期を、】
【愛する事で。孤独に立ち向かう彼女には、やはり理解出来ず】
【褒め讃えられる事は久々で、むずがゆいとも思えたけど】
【それを胸に沈め続けるのが。彼女が掲げようとする心意気の一端であり――】

【だが、猫の櫻に捧げた真心を壊してしまおうともしない】
【――「君は、それで良いだろう」/ 消え入りそうな声で紡いだ】

はて、どんな無礼を働かれたか。もう私には思い出せんな
最初の会話は、それほど些細な事だったよ

【その声量が再び増した時には】
【優しさや耽美らしいものは、全て奥底に引っ込んでいた】

――さて、私はもう行く
死に姿をいつまでも晒していたいと思う櫻ではなかろうからな
「彼女」が、そんな無様な花であるはずもあるまい

それに、スケジュール管理のこともな
できる限り陽の光を浴びたくないんだ―――。

【白色人種のそれを凌駕する白さを持つ肌は、どこか死人めき】
【また笑みが抜け落ちた無感情の貌は、端麗さに似合わない凄みがあった】
【眼鏡をいじり、胸のリボンの結び目を緩く握ると】
【彼女は、猫少女に小さな背を向けようとするだろう】
【―――求められなければ、別れの言葉さえも用いずに】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 23:26:45.38 ID:v7s6JrEgo
【廃墟の屋上】
【一人の女性が、ぼろぼろの姿で空から舞い降りた】
【羽の代わりの巨大な2つの“手”は、女性が地に足をつけると同時に、ふっと消え去る】

久々に敗北、って感じかなァ。
にしてもあのヤロー、あの身のこなし…とんでもねーなァ、っ痛…

【背中に入る大きなヒビが、痛みの原因なのだろう】
【やれやれと呟き、そのまま屋上にぐだりと横たわった】

今日は見えねェな…星

【以前、こんな場所で一緒に星を眺めた人物を思い出しつつ、彼女は静かに目を閉じる】
【休眠だろう、だがある程度の意識レベルは残されたままだ】
【話しかけられれば反応するだろうし、襲われれば回避行動に出るだろう】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 23:28:05.95 ID:qYE1q7/SO
>>990
ほらな、こういう事もあるわけだ…
どうだ?初めての味は…ってあーあーあー……

【缶は既に空っぽ】
【つまり一缶分を口の中へ】

そんなにキツいもんでもないだろうに、おーい?
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/22(金) 23:34:01.90 ID:H+6yTONNo
>>985

フン…掃除とは言ってくれるぜ、クソガキが
それに安心しな、俺は一般人には極力手を出さないように心がけてるんだ

【無駄口を叩きながら、構えをとった少年の姿を見る】
(なるほど…想像以上に楽しめそうだな…格闘に重きを置いてる白兵戦型か…?)
【分析を進めながら、少年とは真逆の構えを…即ち右腕を前に、左手を後ろに構える】

なぁに、俺も少しは楽しませるように努力するさ…喧嘩を買ってもらえたからなぁ…
(だが…お前は既に俺の術中に陥ってるんだぜ…?
 どこまで俺の幻影に抗えるかな…!)

【幻想音(ファントムボイス)発動 任意の場所に幻聴を引き起こす】
【発動箇所は相手の背後3m地点、少し大きめの破裂音】
【同時に地面を蹴り、少年と距離を一気に縮める】
【少年が背後に気を取られたら、鳩尾に右ストレートを、気をとられなければボディに向かって3,4発ジャブを放つ】

996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/22(金) 23:36:06.52 ID:wqCuhXGao
>>991


【――結局、自分は面倒なのだろうか】

【彼女の言葉に返すなら、言葉は幾らでも有った】
【現実的な物から、揚げ足を取る様な物まで……其れこそ、幾らでも】

【だが――敢えて其れを返さなかったのは、もう考えたくなかったからなのかも知れない】
【『[ピーーー]』事が一番である、と信じていれば。 俺≠ヘ崩れず僕≠ヘ守られる】
【考えて仕舞えば、面倒な事ばかりが湧いて来るから――】




……………、……ほんと、です。
……――。 ……後、謝る必要も。 有りません。




【『先程』の其れとは全く、質≠フ違った丁寧で優しい言葉遣い】
【消え入りそうな二言だけを残して、彼は逃げる様に其の場から去る】




【――――……純粋に、彼女と此れ以上はなすのが怖かった=z


/この辺りでしょうか、お疲れ様でしたー!
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/22(金) 23:36:29.29 ID:dXMEp99Yo
>>994

―――――――暑い。

【ブチチッ、ガバッ――――突然、脱ぎだした】
【ワイシャツを引きちぎり、薄らとした疵しか無い上半身を月夜の下に曝け出す】

【――――嗚呼。女性なら、色気も有ったろう。しかしコレ、男】
【――――嗚呼。女性なら、胸と言うものが有っただろう。しかしコレ、男】

【頬を上気させ、衣服を脱ぎ出したのは紛れもなく男(37歳)。それも筋骨隆々の男である】

【―――色気など無い】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/22(金) 23:37:11.16 ID:Q0eipzH7o
>>992
【言葉というのは、表現方法の一つだ】
【だからこそ、奥にある物を引っ張り出そうとはせず、そのまま触れない】

”そうだね、僕も行かなきゃ”

【猫も踵を返し、背を向けて、櫻の国のもっとも大きな町へと向かおうとするだろう】
【確信があった、というより、風が言っている。大事があると】
【風に紛れた何かが、伝えてくるのだ。また、はじまると】

【だから、行かなければならない】

”君の望みが、果たされるといいね”

【多言は無用】
【短く、小さく、言葉を残して】

”尊厳と共に在れ”

【猫の姿は、夜に溶けた】
【たった今吹き抜けた風に乗って行くように】
【櫻の一歩を見届けようと、ほんの少し付き添うように】

【夜は未だ明けない】

//こんな感じでしょうか、乙でしたー
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/22(金) 23:39:20.55 ID:qYE1q7/SO
>>997
……ああ、たまにいるよな
酒入るとやたら脱ぎたがるやつ………

【空を見上げて現実から目を背けている】

まあその歳まで飲まなかったら弱くても仕方ないか……


あれがオリオン座か…?
【星は美しい…】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/22(金) 23:44:19.34 ID:LqRU+n98o
>>996

──ありがとう、ございます。

教えて、くださって────


【逃げるように彼女から離れていく彼に、最後に掛けられたのは】
【感謝の言葉、だった】
【自分が怖がられているとは、分からぬままに】
【純粋すぎる少女は。百家羅山生存の報を聞き、一体何を思うのだろうか】

【協奏曲は──まだ、紡がれていない】

/お疲れ様でしたー!
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
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パー速@VIPService
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1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
シチュエーションで伸びる!AKBSKEスレ @ 2011/04/22(金) 22:44:44.33 ID:vY0N4HtKo
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LiNKERってフツーじゃない方が輝くよねw @ 2011/04/22(金) 22:19:56.47 ID:ISMFjlgao
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奥さん奥さん!目は口ほどに物を言うんですってよ! @ 2011/04/22(金) 22:13:38.93
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/vip4classic/1303478018/

【走れ、我が娘。 】能力者スレ【自分の信じた道を貫き通し、満足とせよ】 @ 2011/04/22(金) 21:43:31.14 ID:dXMEp99Yo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1303476210/

シュンの部屋 57部屋目 @ 2011/04/22(金) 20:33:33.60 ID:jzlQcAz5o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1303472013/

禁書スレ多くね? @ 2011/04/22(金) 20:27:18.81 ID:zeUIcH0To
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1303471638/

男「鈴のついた鳥居のある神社」 @ 2011/04/22(金) 20:09:46.61 ID:PNoOlyZIO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1303470586/

妹「な、なにこれ!尻尾生えてるし!!」 @ 2011/04/22(金) 19:14:30.87 ID:dq6cOGWSo
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