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【ヨガをすれば】能力者スレ【手足も伸びて炎も吹ける】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/17(火) 23:26:37.12 ID:jhi1M4owo
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。

無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37115/

【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
エロ描写について
 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1305208363/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/17(火) 23:27:21.85 ID:cRB/jus2o
>>1乙っ!
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/17(火) 23:28:44.93 ID:EMfOzVP+o
>>1乙フレイム
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/17(火) 23:30:22.08 ID:JLhMl1sAo
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/17(火) 23:35:16.46 ID:6wOa30MPo
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/17(火) 23:37:41.19 ID:2vFpPI/N0
>>1乙のポーズ
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/17(火) 23:59:04.76 ID:4fJmcjNDO
>>1乙ファイヤー
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/18(水) 18:34:53.01 ID:q493mwj2o
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/18(水) 20:38:43.88 ID:RpiE4S0xo
>>1
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 21:11:12.24 ID:NLbOgule0
>>998
ふぅ....眠いな
「我には睡眠の概念が無いからまったくわからないけどな〜」

【少女?のいる公園にやってきた二人組の人物】

コーヒーでも買おうかな...いるか?
【フード付きの黒ローブを着た女顔の人物】

「我はいいわよ、苦いの苦手だし、そんな事より昨日オープンした高級カフェのスイーツを...」
【胸元、肩、胴、足を露出して、腰に両手剣を装備した金髪の女性だ】

おい! お前がそんな事に金使うから、金がなくなるんだ!....まったく... え〜っと...自販機、自販機は....
【うるさく叫んだ後、黒ローブ君は少女?の近くの自販機に歩いていく】

/まだいるかしら〜っと
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/18(水) 21:15:52.88 ID:2ui39xDbo
>>前スレ997

そうかい、此方は倒す$マりでやっている。
だから、逃がすつもりはさんさらねぇよ

【少年は、逃がすつもり等毛頭なかった】
【逃げるなら、追いすがる。そもそも逃さなければいい、そういう思考で】

【鋼玉は、地面に転がり、ぱりん、と砕け散って】

【そして、迫る相手のダーツを、見て】

Change 3&4,《FLIGHT FLAME》

【そう、呟く瞬間、少年の背に、数式が収束していき、次の瞬間、紅炎と其の形を作り替えた】

おおおおおおおおおおおッ!!

【紅炎は、背部に圧縮され、そして、爆発するように解き放たれることで少年を宙へと舞い上がらせて】
【結果、ぎりぎりでカミキリムシ≠回避することを可能とした。しかし、右足の肉の一部が抉り取られるようにちぎれていた】
【傷口の断面は、ポリゴン≠ナあり、流れる血は、数式≠ナある。先ず間違いなく、少年は、バケモノ≠セ】

圧縮――――開放ッ!!

【背に紅炎を圧縮し、急加速。本来の元データとなった能力であれば、自在に空を飛びまわれるが、再現度が低いため、前進しか出来ないのだ】
【そのかわりに、速度に特化しているのが特徴であり、少年は高速で相手に向けて、距離を詰めていくだろう】

――――セェィィィィツ!!

【落下の重力加速と、背の紅炎による加速を咥えた、左拳の振り下ろしが、相手の頭上から襲いかかっていく】
【左腕は、多重特殊金属装甲の義手≠ナある。速度と重み、そして、武術の技法≠加えた、その腕の威力は、かなり高いものであると考えられる】
【そして、真下へ行く動きで或る為に、外したとしても、ビルから墜ちることはないだろう】

//御飯食べてきました!
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 21:21:30.34 ID:HMWK1RS7o
>>10
(なんかうるせぇのが来たな…)

【近づいてきた会話に眉をひそめ、抑え気味に嫌そうな顔をした狼少女】
【とりあえず、首だけ動かして相手の様子を観察し、自販機に向かうところまで観察すると、いきなり立ち上がった】

(自販機見たら喉が渇いた…)

【反射的なものだったらしいけれど、多少ふらつきながら、少女もまた自販機へ向かう】
【その間品揃えを眺めながらズボンのポケットを漁ると、ちゃりちゃりと小銭が音を立てる】
【そして二人と少女が自販機に接触しようとしたあたりで、ポケットから握り手を取り出した】

【開いて、数える。ギリギリペットボトル一本分】

(………)

【これが全てだ、他はない】
【ということは、これを使い切ると明日の飯にも困るというわけで】

【立ち止まって青褪めながら、狼少女は掌の中の小銭と睨めっこしている】


//ここにいるぞ! というわけでよろしくお願いします
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/18(水) 21:29:07.15 ID:3oiE3UaSO
いちおつ

>>11

−−はぁ。“疲れる”のは嫌だーヨ

【利益にならない−】
【それが、本音である。これ以上の戦闘行為は、不利益意外の何物でも無い】

【紅い炎翼。男はそれを、「危険」であると判断して】
【取った行動は、あろう事か−−】

……ケッ

【地面を蹴り、“飛び降りた”−−!?】
【いや……「見える事実」はそうだが「真実」は違う−−】

【回避されたカミキリムシは、“全て消え去って”いる】
【男の、「右足の下」に……“足場”のように、五体の“カミキリムシ”が浮翌遊していて−−】

【ゆっくり、ゆっくりと、墜ちて行く−】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/18(水) 21:34:55.32 ID:2ui39xDbo
>>13
――――ッ!?

【ズゴォッ!!】
【拳は、屋上にめり込んで、そして、少年は落ちた相手に、視線を向ける】

(……なるほど、厄介だ。戦おうとしてこないんなら、どう仕様も無い――――=j

というとでも?

【とん、と地面を蹴り、そのまま少年はビルから飛び降りた】
【体の前面が、ビルの窓の方を向くように、少年は逆さまに落ちていって】
【背中に圧縮した紅炎を解き放つ気配は、無い】
【そのまま、重力加速を活かして、落ちていけば、ゆっくり¢ツちていく相手に、追いつくだろうか】
【風圧で、髪がばさばさと靡き、その状況で腕を振りかぶって、相手の体のどこにでもいいからぶち当てようとするだろう】
【致命傷にはならないかも知れないが、当たればその速度と体重の全てが係るため、かなりのダメージと成るはずである】
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 21:36:16.09 ID:NLbOgule0
>>12
え〜っと...ブラック...微糖...レギュラー....ブラックかな
【黒ローブ君はブラックコーヒーを購入すると少女の方を向く】

(...この人もお金がないのかな?)
【頭の中で適当に考えながら言う】

えっと...どうかしましたか?
【黒ローブ君は少女を見ながら聞いてみる】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 21:41:41.27 ID:HMWK1RS7o
>>15
【話しかけてきた黒ローブ、よく見るとすっごく怪しい】

見てわかるだろ、金が、

【けれど言いかけて、少女は口をつぐんだ】
【への字、不機嫌そうな口元を更に尖らせて、首を振る】

………なんでもない、買ったなら退け。

【いきなりぶっきらぼうに告げて、自販機の前から両者が退くのを待つ】
【どうもここまで来た手前後には引けなくなったようで、右拳の中に小銭を握り締めて唇を噛み締めている】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/18(水) 21:50:00.17 ID:3oiE3UaSO
>>14

−−−−“疲れるのは嫌だ”。
だから、「疲れない」手段を使うーヨ?

【カミキリムシから、飛び降りた】
【“ただ飛び降りた”訳では無い−−】
【先程までの戦場であった、ビル。そのうちの1つ、「窓ガラスが無い」部屋に、勢い良く飛び込んだ】

【−−単に、“逃げ込んだ”訳では無い】
【彼を追って「その部屋」に飛び込む事自体は、紅の炎翼を持つ少年になら、「非常に容易」だろう−】

【然し】

【先程足場だったカミキリムシ達が、「単なる目潰し」或いは「お邪魔虫」として少年の顔目掛けて飛び掛かる】
【成功した場合は、彼の顔に張り付き、視界を塞いでしまおうとするだろう−】

【部屋の内装は、“単なる社長室”】
【やけに小綺麗なのは、単に社長室だからだろうか−−】
【男は、窓から見える社長が愛用していたらしいソファに座り、少年の到来を待つ】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 21:51:46.25 ID:NLbOgule0
>>16
ふ〜ん...そうですか...
【少女が黒のフード君に抱いた感想など知らずにブラック購入】

.......。
【黒のフード君はちょっと考えると】

もし、あれでしたら俺が買いましょうか?
【突然変な事を言い出した】

「(あらあら、あんまりお金無い癖に...)」
(困っている人見捨てれるか...常識だろ)
【どうやら黒ローブもお金がないようだが、彼は純粋な親切心で言っているようだ】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/18(水) 21:55:25.15 ID:2ui39xDbo
>>17
――――ッ!!

【己も、相手に一発当てた後、紅炎を爆発させて、部屋に飛び込む積りだった】
【奇しくも、同じ行動を取ることとなって、そして、迫る虫を見て、少年は】

開放ッ!

【どうっ!と背中の焔を解き放ち、壁≠ノ拳を叩きつけ、破壊しながら内部へと入り込んできた】
【そして、ころがり込むように入り込んだ少年は、むくり、と立ち上がって】

さァて、マだ逃げルつモリか?

【拳を再度握りしめて、腕をぎしぎしと軋ませながら、問いかける】
【背の紅炎は、弱まっているが、其れを無理やり燃え上がらせて、圧縮していき】
【注意深く少年の姿を見れば、傷口がざざざ、とノイズのように崩れているのがわかるだろう】
【声にも、異様な調子が混ざっている。これは何かの徴候か?】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 21:59:59.23 ID:HMWK1RS7o
>>18
【そのとき、少女の眉がつりあがった】
【自尊心が強いのか、相手の提案を見下されてると判断したのか、ますます不機嫌になって】

いい、他人に恵んでもらうほど落ちぶれてない。

【突き放すような言葉遣い、ますます不機嫌に拍車が掛かった低いトーン】
【黒ローブの人物のフードの下、額を押すようにどけようとするだろう】
【左腕を怪我している為、また右手には小銭を握っているため、握りこぶしで、小突くようにだ】

【仮に、仮にだが】
【もしローブの人物が後ろにすっころんだ場合、手がローブに引っかかったりするかもしれない】
【冷静に対処する余裕があればいいのだけれど、狼少女は、ほんの僅かに頬を高潮させている】
【頭にきているのか、自分が恥ずかしいのか、傍目にはわからないけれど、あまり冷静ではないかも】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/18(水) 22:01:42.62 ID:R/jeMXeSO
【路地裏】

あークソつまんねー……
ココらへんのヤツみんな弱えーなー……

【黒い瞳、背の中程で揃えた青みがかった黒髪】
【空よりは海に近い、緑がかった濃い藍色の和服】
【腰の辺りには、片手で振るえる程の大きさの手斧を2本ぶら下げている】
【そんな女が、札束を懐に詰めながら歩いている】

蘇芳のヤツドコにいるんだ……?
アイツはもっと強かったなー……

「てめぇふざけんな!イカサマしたろ!!こんな勝負は無効だ!!」

【不意にチンピラの声が響く、が】

証拠はあんの?ないでしょ?
証拠がなけりゃイカサマじゃない。
よーく覚えときな?

【軽ーくいなし、そのまま歩く】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/18(水) 22:01:44.16 ID:3oiE3UaSO
>>19

いや−−逃げるべきなのは、お前なんじゃないかーヨ?

【室内に誘い込んだ事には−−もっと遡るなら、カノッサ機関に入ったのは、“自分の能力”を】

【−−非力な能力を、フルに活かす為】

【ポーチの中から、右から2・左から2】
【現れるのは“カミキリムシ”−−然し何か、何か何処か可笑しい。ダーツを持っていない−−?】

−−<苦笑い:笑う哲学者>

【良く、見れば】
【カミキリムシ達は、全機が、“混沌”と“破滅”の「哲学者の卵」を抱えているのが分かるだろう−−】

【−−男は、相変わらず笑顔の仮面を張り付けている】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/18(水) 22:10:05.83 ID:2ui39xDbo
>>22
マたカよ……、ちィ……ッ!!

【少年――――谷山基樹が哲学者の卵を植えつけられたのは、一度ではない】
【一度は、水の国支部長、レギンの手によって、腹部へと】
【二度目は、友の手により、加工された哲学者の卵を血中に流し込まれた】
【それでも、それらを乗り越えて、少年はここに立っていて】

…………この状態デ、『卵』使ウノは、初メテ、か

【右腕の親指を、ぶ、ち、り、と食いちぎった谷山】
【その傷口からは、赤黒い数式が吹き出して。すっ、と腹部の卵へと、その指を伸ばすだろう】
【負担の大きい力に、さらなる能力の開放、確実に、負担は異常な物と成るのは確か】
【じり、じり、カミキリムシの出方を見ながら、谷山は、相手を睨みつけている】
【しかし、次の瞬間。右足のバランスが、少しづつ崩れているのに気がつくかも知れない】
【足は、先ほどの屋上での戦闘によって、抉られていて、そこからノイズが広がり、足が非実体化し始めているのである】
【それを、好機と思うか否か、其れに依って、この膠着が崩れるかどうかが決まるだろう】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 22:12:02.57 ID:NLbOgule0
>>20
あ...ごめん
「あらあら....」
【自分の親切心で相手を怒らせたのかと謝る】

あ.....
【そして、小突く握りこぶしがきたときに、無意識に後ろに下がって避けようとする】
【そして....少女のこぶしはフードに引っかかってしまうだろう】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 22:14:49.54 ID:HMWK1RS7o
>>24
【ウルフカットの少女は気難しいようすで、引っかかったフードに気付かないまま、差し出した手を戻そうとするだろう】
【そのまま小突く勢いで腕を跳ね上げると、引っかかっていたフードもつられてあがり、その素顔を晒してしまうかもしれない】

【その変化に気付くのは、おそらく早々に少女がスポーツ飲料水を買い】
【気恥ずかしさにさっさとその場から立ち去ろうと踵を返す瞬間か】

【相手の反応によりけりで、少女の反応もまた変わるだろうけれど】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 22:24:03.27 ID:NLbOgule0
>>25
【素顔が露になると】

わっ! ちょっと!
【見えたのは、黒髪短髪の美少女の顔だった】
【今までの言動からどう見ても男だったのだが...】

【すぐにフードをかぶり直して顔を伏せる】
「あらあら....まだ恥ずかしがって....」
うっうるさい!

【わずかにフードから見える頬は赤らめている】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/18(水) 22:25:19.70 ID:MBKv5q8I0
>>21
【すると、向かいの方向から、歩いてくる影が一人】

あー、一切手かがりなしたぁどういう了見ですかオイ
これもう新世界に居ないんじゃね?

【少し崩れたマッシュルームヘアの黒髪、黒い左眼、黒い薄手のTシャツに紺色のスラックス】
【上に紺色のブレザーを着た、顔やらなんやらに包帯をぐるぐる巻きにした人物】
【声で、恐らく男性だと分かる】

このまま帰ったらリカルドさんキレるんだろうな‥‥
どこかで時間潰しでもするか?

【何か独り言を呟きながら歩いている彼】
【前を見ていないので、もしかしたらぶつかってしまうかもしれない】

/まだいますかー
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/18(水) 22:25:50.37 ID:AGH8yqWno
//前スレ>>1000

//お疲れ様でしたー!
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/18(水) 22:28:32.89 ID:3oiE3UaSO
>>23

−−『卵』持ちか……

【驚きこそあれど、ある種“納得”した】
【相手は“化け物”。自分も、“人外”でこそあれど−−“「格」の違い”のような物を感じる】

【カミキリムシ達は、二匹が少年に向け飛んで行き−】
【二匹は、男の頭に止まっている】

【カミキリムシは、ある程度の距離にまで少年に近付けば−】
【“ぶつかる”訳では無い。少年の頭に向けて、卵を投擲する……さらに】

【男自身も、右手に持ったダーツを投擲】
【こちらの狙いは、そちらの“右足”である。「速く」「鋭い」が−−威力はそれ程でも無い】
【膠着を破るための一撃。然し些か、力不足かもしれないが−−】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 22:33:23.04 ID:HMWK1RS7o
>>26
【露になった顔、口調とのギャップに、眼を見開く少女】
【その反応は、割と淡白なものだった】

お前、女だったのか?

【…淡白に、地雷を踏み抜く狼少女】
【からかう様子はなく、ただ感想をそのまま口にしただけと言った様子だけれど】

【このままでは双方、地雷を踏みあう大変な事に成りかねない】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/18(水) 22:37:04.13 ID:R/jeMXeSO
>>27

ぁん……?
(何だアイツ……?ヘンなカッコ……)

【マッシュルームヘアの男に気づくが、避けようとはしない】

…ぃよう、ソコの崩れキノコ頭クン。
前はよく見て歩きましょーね?

【声を掛け、男を受け取めようとする】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/18(水) 22:41:36.83 ID:2ui39xDbo
>>29
そゥ、ゥダダ。カノッッッツツツサ機気き関ニ、な

【声に、ノイズが混ざっていく。異様な気配は、確かに、バケモノ≠セった】
【そして、近づいた、虫が、卵を投擲した瞬間、背後の紅翼を開放する】
【卵が右腕に掠り、食いついた≠ェ、気にせず、前進していき】

おおおおおおあAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAっ!!

【開放の瞬間、腹部の卵に指が触れて】
【右足は、既に踏み切った後であるが、さらに抉られ、黒い骨を見せていた】
【そして雄叫びと同時に、背の焔が、爆裂した】
【初めての能力発動状態での卵の開放、それは、少年の能力を強化するもので】
【背部の焔が、ジェット噴射のように、吹き上がり、拳にも焔がまとわりついた】

《ARTS》+《FLIGHT FLAME》=《FLAME BLOW/紅翼徹式『黒』》!!

【焔の加速と、一本の棒のように固定化された腕によるダイレクトな衝撃の伝導】
【そして、黒い焔は、焔ではなく数式≠ナある。触れれば、焔に焼かれる様な痛みを感じるが、火傷はしない】
【しかしながら、その苦痛は普通の焔に飲まれる数十倍以上にも成るだろう】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 22:43:24.00 ID:NLbOgule0
>>30
ちっちがう! 俺は男だ!
【顔を赤らめながら大声で言う】

「主の顔ってどう見ても女ですよね〜....男性ホルモンと女性ホルモンの比率ヤベェって」
お前も黙ってろ!
【二人で口喧嘩している】

【数分後】
【口喧嘩を終え、息を整えながら黒ローブ君が口を開く】

そういや、アンタもその格好...男...いや、女ですよね
【コイツも変な事言いやがった】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/18(水) 22:47:18.69 ID:MBKv5q8I0
>>31
【「今、誰かに髪形を侮辱された気がする」と、独りごとと思考を中断する】
【そしたらいつの間にか、目の前に人がいたという状況】

―――‥‥うおうっと

【受け止められ、そこでやっと自分が前を見てなかった事に気付く】
【女に向かってとりあえずは謝っておこう、と口を開いた】

サーセン

【―――たった一言である】
【わざとやっているのだろうか、それとも礼儀の無い奴なのか】
【どちらにせよ、誠心誠意こいつが謝っていると思う人間はいないだろう】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 22:48:20.28 ID:HMWK1RS7o
>>30
【煩い連中だ、という評価を密かに面白いバカ共だ、に切り替え、しばらく仲睦まじい口論を眺める狼少女】
【けれど流石に長いし、もういいかと歩き出したところ、最後の言葉を聞きつけてしまう。】

【ガラスが割れるような、血管がちぎれるようなおかしな音が深夜の公園に鳴り響いた】

【ギギギと嫌な音を立てて振り返る狼少女】
【眉が吊り上り、うっすらと身体から殺気を滲ませる】
【への字の口が痙攣している】


…俺が、なんだって?


【ぎり、と右拳を握り締め、背後を熱で陽炎のように揺らめかせる】
【…赤くなって否定する、なんて次元を超えた、核地雷の類だったようだ】

【そのまま反応がなければ、ゆっくりと一歩を踏み出し、少年に近づこうとするだろう】
【ジト目がどんどん血走っていく】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/18(水) 22:58:17.94 ID:R/jeMXeSO
>>34

……テメーアタシをナメてんの?

【結構ドスを効かせた声】

サーセンじゃねーよサーセンじゃ、なぁ!?

【男の胸倉を掴もうとする】



【この時、女の後ろの方から足音が響く】
【雰囲気からして先程のチンピラではなさそうだ】
【ちなみに、女は足音に気づいていない】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 22:58:36.51 ID:NLbOgule0
>>35
あ....
【少女の地雷を踏んでしまったと気付くが、もう遅い】

「主、後は頼んだ!」
あ! おい!
【そう言うと金髪女性の姿が黒ローブの左腕の中に消えていく】

あ、えっと....あの....
【黒ローブは近づく少女が一歩踏み出すごとに一歩後ろに下がる】

ごめんなさい! 変な事言ってすみません!
【思いっきり目を瞑って謝る黒ローブ】

でも、あなたはとても綺麗な人だからそんな怒らなくてもいいんじゃないと思うんですけど!!
【必死に謝る】
【なんか変な事を言った気がするが】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/18(水) 22:58:42.50 ID:R/jeMXeSO
>>34

……テメーアタシをナメてんの?

【結構ドスを効かせた声】

サーセンじゃねーよサーセンじゃ、なぁ!?

【男の胸倉を掴もうとする】



【この時、女の後ろの方から足音が響く】
【雰囲気からして先程のチンピラではなさそうだ】
【ちなみに、女は足音に気づいていない】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/18(水) 22:59:42.03 ID:R/jeMXeSO
/おおぅ連投すいません
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/18(水) 23:08:12.54 ID:RmFRQxAWo
【郊外】


【ばぢん。雷撃が弾ける】

フー ……
【つかなくてもいい息をつき、かいてもない汗を拭う】
【座屈の状態から構えたライフルを下ろし、今しがた撃ち抜いた木の幹へ歩み寄る大きな影】
【鋭い何かで突き刺したような焦げた穴が、幹には空いていた】

【影を街の灯と月の光が照らした。機械の肌が光を跳ね返し艶めかしく光る】
【ボロ布をマントのように羽織り、棺のような胴体が目立つ二脚ロボットだ】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 23:08:13.75 ID:HMWK1RS7o
>>37
【遁走する金髪女性には眼もくれず、ひたすら少年に接近を続ける狼少女】
【よほど衝撃的だったのだろうか、先ほどなけなしの金で買ったはずのペットボトルを取り落とし、ひたすら接近を続ける】
【そして距離がゼロにまで詰まれば、右手一本で少年の胸倉を掴み、至近距離まで引き寄せるだろう】
【絶対にガン付けから逃げられない距離まで】

……最初だから、優しく言ってやろうと思ったけど、気が変わった。

【最後の一言を聞いた瞬間、ビキィッッと青筋が額に浮かぶ】
【火に油、火事にガソリン、逆効果だったようだ。理不尽】
【鼻が付き合う距離に接近しながら、頭を後ろに流して】

俺を、女扱い…するなっっっ!!

【瞬間、あらん限りの勢いをつけて頭を戻す】
【難しく言うならヘッドバット、簡潔に述べるなら頭突きだ】

【もちろん、死んだりするほど大げさではないけれど】
【命中したら、鼻が折れるくらいは、するかもしれない】

【嗚呼、理不尽】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/18(水) 23:08:35.00 ID:MBKv5q8I0
>>36
【胸倉を掴まれ、男は考える】
【というか、とても後悔した】

(今気付いたら、この人斧持ってね?俺の事軽く殺せるんじゃね?
 参った勝てる気がしないだってあんまり見てなかったんですもの
 こういうことなら逃げときゃよかったああチクショウ)

【どうやら、相手の確認もせずその場のノリで言ったらしく】
【小物臭のする反省をしたのち、この場を乗り切る手段を考えに考える】

いやー違うんですよ口が滑ったんですよ色々と考え事してて気づいたら言ってたんですよ
何が言いたいかって言うとね御免なさい離して下さい

【嗅覚がよければ、男から少しだけ「腐った肉の匂い」がするかもしれない】

【と、そんなこんなで女性の後ろから足音が聞こえたのでチラリとそちらを見てみる】
【包帯の隙間からのぞく、黒い目が動いた】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/18(水) 23:18:05.82 ID:3oiE3UaSO
>>32

【その一撃を受け、彼は吹き飛ばされて】
【壁を数枚ぶち破り、路地裏に飛び出す】

【仮に少年が追撃を加える為に追跡したとして、彼を見つける事は出来ないだろう】

/一回返信文が消えたもんで、遅れました&文が雑になりました。
/お疲れ様でした−
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/18(水) 23:18:56.79 ID:3oiE3UaSO
>>32

【その一撃を受け、彼は吹き飛ばされて】
【壁を数枚ぶち破り、路地裏に飛び出す】

【仮に少年が追撃を加える為に追跡したとして、彼を見つける事は出来ないだろう】

/一回返信文が消えたもんで、遅れました&文が雑になりました。
/お疲れ様でした−
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/18(水) 23:19:27.50 ID:3oiE3UaSO
/二重すいません
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 23:19:31.37 ID:NLbOgule0
>>41
えっちょっと!
【胸倉を掴まれ身動きの取れない黒ローブ】
待ってください! すみません!
【何を言っても聞いてもらえず】

【そして頭突き】
【ガッ!!っと大きな音をならして】
痛ったァ!!!
【青年は思い切り鼻を押さえるが折れてないようだし血も出ていない】

【普通に人間よりも丈夫のようだが....】

イタタタ....
【鼻から血が出てないかを確認している】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/18(水) 23:23:56.49 ID:R/jeMXeSO
>>42

……ンのクソガキがぁっ!!
チョーシこいてんじゃねぇぞクソが!!

【空いている方の拳で男に殴りかかろうとするが、先程の足音の発生源である男が腕を掴む】

「…おい。やめとけ。こんなん殴ってどうなる?」

ッざけんな離せ……


【男の手を振り払い、彼の顔を見た瞬間】
【一瞬女の呼吸が止まり、手の力が抜ける】

【男の風貌は】
【黒い瞳、赤い組紐で一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたような赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲がぶら下がり】
【両腕には黒い鉤手甲を装備】
【黒い方は、鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

……蘇芳!
いや、師匠!

「……俺はてめぇの師匠になった覚えはない。」

【……なんだか妙な事になった】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 23:26:33.41 ID:HMWK1RS7o
>>46
【額を拭い、溜息交じりにつばを吐く狼少女】
【その仕草は、少女というより不良少年。狂犬とか言われそうな傍若無人ぶり】
【怒気は先ほどより収まっているけれど、接近したり視線を合わせると、ちりちりするような威圧感を感じるかもしれない】
【しゃがみこみ、右手でペットボトルを拾い上げる】

言葉には気ぃつけろ、ガキ。
お前にゃ自慢の舌技かもしれないがな、そりゃ単に自分の寿命を縮める自殺行為にしかならない。

【言い出したのは自分のほうなのに、棚に上げてお説教】
【ジト目を怒りに細め、背後をぼんやり陽炎で揺らしながらベンチに戻る】
【そのとき、耳や勘がよければ気付くかもしれない。魔力検知機能があるならもう少し鮮明に】

【幽かな、とても幽かな笑い声】

【少女は音を立ててベンチに座り込むと、何故か左側に大きく寄ってからペットボトルを開封し、口をつけた】
【ベンチの大きさはそこそこ、三人座って釣りが来る】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/18(水) 23:33:07.45 ID:2ui39xDbo
>>43
……ッ……ぐ……っあ……あぁ……ッ!!

【右腕を抑えながら、谷山は地面に倒れこんだ】
【右目を構成する数式が弾け、傷口からぐちぐちと血が流れだして】
【そして、右腕には哲学者の卵≠ェ】

また=Aかよ……ッ!!

【そう、呻きながら、孵化はせずとも、大きな爆弾を抱え、谷山は這いずるように路地裏を後にしていった】

//乙でしたー!!
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/18(水) 23:37:42.56 ID:MBKv5q8I0
>>47
げ‥‥っ

【迫りくる拳に思わず目を瞑る】
【だが、いつまで経っても殴られないので、チラリと目を開けた】

【すると何故か、知らぬ間に人が増えているではないか】
【とりあえず攻撃を止めてくれたので、心から男に感謝しつつ】

‥‥あっぶねー、死ぬとこだったー

【ふー、と息を吐く包帯男】
【元はと言えばこいつが悪いのだが、包帯男本人は悪びれた様子など無い】

つーわけでお嬢さん、師匠さんに会えて良かったね
俺を殴ろうとしなかったら会えなかったんだし、ここはお許しを!

【態度がでかいのは、恐らく仕様なのだろう】
【あっはっはと笑いながら、その急展開に割って入る】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/18(水) 23:37:59.74 ID:NLbOgule0
>>48
イタタタ...何だよ舌技って...
【とりあえず鼻の無事を確認してとりあえず安心した様子】

俺だって...女に間違われるのは嫌だけど...ここまではやらないけど....
【何か理由があるのかと思うが何も言わない】

「もー終わった?」
やっと出てきやがって...危なくなったら逃げる癖やめろよな
【黒ローブの背後にうっすらと幽霊にように金髪女性が現れる】

「我はあまり争いごとは苦t......」
【金髪女性の言葉が途切れる】

「(魔翌力....笑い声?)」
どうした?
【黒ローブが首を傾げると金髪女性は何でも無いという】

【少女のベンチを見て】

....なぁ、隣りいいか?。立って飲みのも何か疲れるし
【黒ローブは手に持ったブラックコーヒーの缶を振りながら言う】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/18(水) 23:49:42.20 ID:HMWK1RS7o
>>51
好きにしろよ。

【とてもそっけないし、悪びれる様子が無い】
【飲料水をちびちび口にして、空を見上げて溜息をつく】

【先ほどの頭突きが効いたのか、時々ペットボトルを置いて頭を抑えている】
【一応けが人なのに、あれほど荒れ狂っておいて、何を考えているのかわからない狼少女】

【ベンチを照らす仄かな街灯が、狼少女の顔を多少闇の中に浮かび上がらせる】

【体調が優れないのか、顔色は悪い】
【けれど眠そうなジト目は、何処か遠くを眺めながらも、僅かながら軽快な光を帯びている】

…で、何なのおまえら。
ガキがこんな夜中に出歩いてるんじゃねぇよ、千切られるぞ。

【よくわからない脅し文句】
【しかも、自分だって外見は14,5の少女なのだ、人のことが言えるのだろうか】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/18(水) 23:51:39.91 ID:R/jeMXeSO
>>50

「いやだから俺は師匠じゃねぇって」

師匠!アタシを弟子にして下さい!!

「またその話か……めんどくせぇ……」

【女は全く包帯男の台詞を聞いていない】

「いやースマンね包帯。ウチのストーカーが迷惑を掛けて」

ストーカーじゃないッ!!

で、なんだヘラヘラ笑いやがってこのミイラ野郎!!

【やっと包帯男の方を向いて殴りかかろうとする女】

「おいだからやめとけって……」

【その女の両腕を掴む蘇芳】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/19(木) 00:00:21.64 ID:4jq6ZQGK0
>>52
じゃ、遠慮なく
「私は主の護衛だからね、座ってたらいざという時に動けないからいいわ」
【という訳で黒ローブが少女の隣りに座る】

【とりあえずコーヒー缶を飲みながら少女の方を見る】
.....何だよアンタ、まさか自分で頭突きしておいて痛がっているんじゃないよな

【そういう黒ローブは何ともない様子】

なんだよ、アンタだってアンタの言うガキの年齢に見えるんだけど
「ただ、いい感じの寝床を探しているただの旅人ですけどね」

【ちなみに黒ローブはだいたい16ぐらい、金髪女性は十代後半から二十代前半ぐらい】


55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/19(木) 00:02:26.63 ID:G0W4Ytjx0
>>53
アルェー、スルーされた
まあよかですけど

【面白そうに二人の会話を聞いている包帯】
【すると、自分の方に会話がパスされてきたので】

別にいいですよっと、そちらも苦労なさってるでしょうに
大変でしょう、ストーカーが相手だと

【地味に喧嘩売ってるとしか思えない言葉】
【滅茶苦茶言い放題だったが、そろそろ本気で死にそうなのでここで止めておくことにした】

言っておくが、俺はミイラじゃないぞゾンビだ

【両手を上げて降参の合図をするだろう】
【「見てみる?」と包帯に手をかけてみたりして楽しんでいる】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 00:12:39.92 ID:FT0jyHZJo
>>54
主、か。何、付き人にそんな格好させる趣味があるの?

【あいているはずの距離を更に開けようと移動する狼少女、ひいているのか】
【ペットボトルは蓋を開けたまま、しばらく置いておく】

ちげーよ、昨日過労で倒れたのが残ってるんだ。
わかりやすいメーターがあるわけじゃないから、気が付きゃすっからかんってな。
でも病院にいても退屈だし、抜け出して散歩。

【いろいろ香ばしい言葉を並べながら、頭を軽く振って気を保つ】
【安定したらペットボトルを右手に持ち、小さく煽る】

ついでに左手もやられたし、魔力も尽きた。
おかげで煩いのが黙ってるんだから、御の字だけど。

【熾烈な生活を送っているらしい狼少女は、ふと自身の背後に視線を向けた】
【もちろん誰もいない。『影』も形もない】

男でその顔つきは…やめよう、お互い何も得をしない…。

【先ほどの惨状を思い出して、別の意味でブルーになる】
【重苦しい溜息を吐いて、ベンチに背を預ける】
【都心部から離れているとはいえ、近くにはそれなりの市街地があるこの辺の空は、ほとんど星が見えない】

…でも、本当に久しぶりだ。こんな気分…

【二人にではなく、独り言を吐いて、細く溜息をつく】
【安堵、楽観…何か、いいことがあったように晴れやかな目】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 00:13:55.51 ID:oBnzG4VSO
>>55

だ か ら ストーカーじゃないって言ってんだろ!!

【怒鳴る女】

「とりあえず今はやめとけって……」

【たしなめる蘇芳】

「……俺は橡 蘇芳(つるばみ すおう)てんだ。こいつは木賊 縹(とくさ はなだ)。一応、名前を聞いておきたいんだが……」

【包帯男に名前を尋ねる】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/19(木) 00:20:53.26 ID:4jq6ZQGK0
>>56
いや、これは...
「我の趣味ですよ〜 こんな良い体なんだから見せびらかした方が良いでしょ」
【つまり露出狂】

ふーん....煩いの?
【黒フードは首を傾げる】

こん気分...か、いい事でもあったのか?
【青年はコーヒーを全部飲むと缶を投げる】
【投げた缶は器用にゴミ箱へ】

/ちょっと風呂落ちです
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/19(木) 00:21:19.61 ID:G0W4Ytjx0
>>57
名前ぇ?まあ、別にいいけど

【いきなり名前を聞かれて、少し戸惑ったが】
【まあ特に害は無い―――ハズだと思い、名乗る】

橡 蘇芳、木賊 縹ね、はいはい
俺は、黛 結城(まゆずみ ゆうき)、今年で16

【相手の名前を確認するように口にして】
【要らん年齢情報と共に、フルネームで答えた】

【嘘でなければこの包帯男、まだ学生で通す事の出来る年齢らしい】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 00:28:36.94 ID:FT0jyHZJo
>>58
【喜色満面の露出従者に、一層目つきが悪くなる】
【その神経が理解できないと、肩をすくめ首を振る狼少女】
【自身の女性を納得できないからだろうか、男性寄りの思考回路】

ああ、ちょっと憑物がな。
今は黙ってるけど。

【先ほどの、幽かな笑い声と連想できるか】
【聞き様によっては、少女はとても危険な素性を持っている事になる】


その憑物が黙ってるとさ、気分がいいんだ。
いっつも後ろでベラベラ煩くて、気が滅入る。
しかも生まれてからずっと、時々身体を乗っ取って好き勝手する。
…それがいない気分、わかるか、お前ら?

【表情は相変わらずのジト目だけど、顔色は少しよくなって】
【僅かに血色を取り戻しながら、相手を見る】
【まったく相変わらず、仏頂面のジト目ながら、それは間違いなく喜色を湛えていて】

//了解ですー
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 00:38:02.95 ID:oBnzG4VSO
>>59

「黛 結城か。じゃあな。またいつか、どっかの路地裏か賭場で会おうぜ」

【そう言うと、手を離して踵を返し】
【そのまま歩き去っていく蘇芳】

あっ、師匠!
待て! じゃない、待って下さい師匠!!

【蘇芳を追いかけようとする縹】
【数歩走った所で振り向く】

テメーいつかブッ飛ばしてやっからな!覚悟しとけ!!

【結城に人指し指を突き付けて叫ぶ】

【急いで回れ右をし、蘇芳を追いかけていった】



/乙でした!
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/19(木) 00:40:21.12 ID:4jq6ZQGK0
>>60
憑物...?
「ほう....」
【ピンとこないのか首を傾げる黒ローブ】

体を乗っ取られるか...俺はそんな経験無いしな....
「..........。」

【黒ローブはそう言っているが何やら金髪女性は何か考えている】
「(さっきの声か....)」
【さっきまでの露出狂と同一人物とは思えない程真面目な顔で考えている】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 00:46:46.35 ID:FT0jyHZJo
>>62
…たまには、悪くない。こういうのもさ。

【右手を空に掲げ、星の見えない暗い空を指の隙間から覗き、まぶしそうに目を細める】
【その心境は、おそらく理解できないだろう】
【いつも暗闇に囚われ続け、一時的にでも解き放たれた、人生の中ではあまりにも割合の少ない自由】

【その中に、この狼少女はいた】
【当たり前じゃない当たり前の中に】


…で、お前ら根無し草なの?

【拳を握り込むと、浮かんでいた喜色を消して二人に向き直る】
【先ほども変わらない仏頂面だったけれど、今はただ、眠そうにしか見えず】

いつも俺が寝床にしてる超格安木賃宿があるけど、紹介しようか?
無茶苦茶ボロで、たてつけ悪くて音漏れ酷くて、ただ寝るスペースがあるってだけだけど。

【いい提案には、見えないかもしれないけれど】
【狼少女は、如何なる気まぐれかそんなことを言い出す】
【無表情といってもいい、不変の仏頂面のままで】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/19(木) 00:47:44.35 ID:G0W4Ytjx0
>>61
賭場はちょっとなー
まあいいや、さいなら

【適当に手を振って、蘇芳が去っていくのを見送る】
【と、そこで縹からの「ブッ飛ばす宣言」が来たので】

‥‥え、何それ恐い

【ボソッと、呟いて】
【二人が立ち去るのを、ぼーっと見つめながらため息をついた】

【やがて仕事に戻ろうと違う方向に歩き始める】
【当初探していた「人物」を探す作業に】

/乙でしたー!
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/19(木) 00:56:19.79 ID:4jq6ZQGK0
>>63
ふ〜ん....
【黒ローブも空を見上げる】
【この少女の心境は旅人今は黒ローブ君にはわからない】

格安貸宿か....
「どうします?」
【少し考えると黒ローブ君はうん、と言うと】

是非案内してくれ、寝れたらそれで良い
【黒ローブは立ち上がりながら言う】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 01:01:39.04 ID:FT0jyHZJo
>>65
じゃあついて来い、はぐれても知らないぞ。

【いいながら、飲みきったペットボトルを器用にゴミ箱に投擲】
【放物線を描きながら、ゴミ箱を作る周囲の鉄に一切触れる事無くど真ん中へ】
【そのまま立ち上がり、唐突に歩き出すだろう】

【多少ふらつきながら、それでも確かな足取りで】

お前ら、名前は? 俺は竜崎遥人。
同じ宿を使うんだ、また会う機会があるかもな。

【歩きながら名乗り、問う】
【途中、笑うことはなかったにせよ、世間話等にはそれなりに応じるだろう】

【そうしてたどり着いた先は、路地裏と表通りの境目辺り】
【先ほどの通り、ただ寝るスペースがあるだけの狭い部屋に通された二人は、料金プランを見てどう思うか】
【いくら住居としての条件が下限ギリギリとはいえ、安いカプセルホテル一日分で二月泊まれる安さを】

【ちなみに】
【竜崎と名乗った狼少女は、二人を案内した後、何処からともなくやってきたナースの集団に連行されていきましたとさ】


//お疲れ様でしたー!
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/19(木) 01:06:10.04 ID:4jq6ZQGK0
>>66
俺は白髪 桜で、こいつが
「ワルキューレ。主に仕える使い魔でございます、お見知りを」

【そして宿に着く】

しばらくここを利用させてもらうか...

【とりあえず適当に選んだ部屋に入り、ワルキューレは部屋の外で護衛につくのである】

/乙でしたー!
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 14:52:04.45 ID:kyFK8hXUo
【公園──木陰にあるベンチ】

もう五月も半ば、かーぁ
ふふ──時間の流れというのはゆるりとしているようで早いねーぇ

【藍色の長髪をまっすぐに伸ばした、エメラルド色の瞳の女性がいた】
【首元をささやかに飾るのは、アクアマリンが用いられたネックレス】
【身に付ける短いベアトップのシャツは
 きゅっとしまったウェストや豊満な胸部を見せ付けているかのようで──】
【しかし、肌の露出の多い上半身とは対照的に脚はベルボトムのジーンズを履いており】
【足元を彩る藍色のパンプスを素足で履きこなしていた】

さて……それにしてもガルニエちゃん。中々大胆なことをする
私には到底浮かび得ない発想だよ──なんたって平和主義者だからねーぇ、私は

【くす、くす、くす】
【木々のざわめきの中に、囁きにも似た微笑が溶ける】
【──凛】
【右耳に付けたイヤリングが風に揺れる】
【≪No.CZ≫──耳の装飾品に刻まれた数字。其れの意味するところとは】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/19(木) 15:33:35.21 ID:LhLmjy1eo
>>68

( わぁ……

 綺麗な人……なんというか、アレですね
 大人の女、っていうか!)

【そこからほんの少しだけ距離を開けた場所】
【大事にしていることが伺える翡翠色の長髪に、同じく翡翠色のくりくりした瞳】
【肌は石英のように透き通っていて、見るからに華奢である】
【そしてそれ以外を包み隠す様にローブに身を包んだ少女がそこにいた】

【口を小さく開いて、翡翠色の羨望を含んだ視線をそちらにぽけーっと向けている】
【というよりは、目を奪われる、釘付け、それらの言葉がぴったりだ】
【公園には他の人影は無い。そこだけ、時間軸から切り取られたように動きが止まる)

/まだ居られますかっ
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 17:00:26.04 ID:kyFK8hXUo
>>69

【──さぁ】
【ゆるゆると時が移ろい。さわさわと風がそよぐ】
【陽が暖めた柔らかな空気が。彼女たちの間にも平等に流れ──】

──ん?

【何となく、だったのだろうか】
【両手を組んで大きく一度伸びをしてから腕をぱたりと自然体におろし】
【エメラルド色の視線を、彼女は公園内に巡らせて、それから】

……やぁ。どうしたのかなーぁ、そこの翡翠ちゃん
そんなところに立っていないで、こっちに座ったらどうだい?

【同じ碧色。宝石色の視線が、かちりと交わり】
【にこりとした笑みを浮かべ──彼女はそっと、降ろした片腕を少女に向けて差し伸べる】
【こっちへおいで、と。まるで、そう言うかのように】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 17:00:57.84 ID:kyFK8hXUo
>>69
/ご、ごめんなさい爆睡してました……
/まだいらっしゃいますか?
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/19(木) 18:11:41.14 ID:LhLmjy1eo
>>70

…あ、……へっ?

……ご、ごめんなさい!

【視線が一致した瞬間、妙な罪悪感が込み上げて反射的に謝ってしまう】
【しかも、瞬時に謝った割にはかなり深く頭を下げている】
【不思議な魔翌力に誘われるがまま、蝶のようにゆっくりと近寄った】
【緊張しているのか動きがすごいガチガチである】

…こ、こんにちわ!
私…そのミーナ、っていいます!

【近寄るとより一層、取り憑かれそうになって】
【自分の名前を告げるが、自分でも何を言っているのか分かって無さそうな表情だ】
【ちなみに、その名前はデータベースの隅まで覚えていれば、該当する名前があるだろう】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 18:23:20.84 ID:kyFK8hXUo
>>72

ふふ、こーんにーちは
別に謝る必要はないんだけど、なーぁ。
キミが私に何か悪い事をしたっていうわけでもない
仮に私がキミに何かをされたとして──そのことに私は気付いていないんだからねーぇ
悪戯や悪巧みと言うものは、バレるぎりぎりまで、或いはバレた瞬間まではこっそり隠しておくものだよ

【「ここに、ね──」】
【くす、くす、くすと囁くように告げられた言葉】
【其れは静かに、静かに公園の空気に溶け】
【とん、とんと。豊かな胸の双丘──その谷間を、軽く指で叩いた】

なるほど、ミーナちゃんか。氷の国支部のゲストちゃん
私の記憶が正しければ──キミがそうだったはずだけれど……
ふふ、まさかこんな可愛いらしい子がそうだったなんて、ちょぉーっと意外だったかなーぁ?

改めまして、初めましてミーナちゃん。
私の名はシズリ
親愛の証として、シズリさんとでもシズリちゃんとでもシズりんとでもシズちゃんとでも
好きなように呼んでくれていいからねーぇ?

【「ほら、座りなよ」】
【そう告げるが如く、彼女──シズリはベンチの右横に僅かに移動し】
【己の左横に、一人分のスペースを確保する】
【そして相手を。ミーナを待つかのように、少しだけ首を傾げ】
【浮かべた笑みは其のまま。エメラルド色の視線を、彼女へと向けた】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 18:36:52.16 ID:FT0jyHZJo
【風霊統主の城、正面の橋】

「おしろについたぞ!」

誰に言ってるんですかねローズ?

【不思議な不思議な鬨の声をあげる、青い影が一つ】
【ボチボチ夕刻、こんな時間にやってくるには、ちょっと不似合いな愛らしい姿】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きをした、獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともすればはしたないとすらいえるその風貌も、天真爛漫といったその立ち振る舞いによって健康的にも見える】

【湖の上、僅かに浮遊する城】
【その光景に目を奪われ、きらきらと金色の双眸を輝かせる猫少女は、一人だ】
【他の人影は見当たらない】

”何でもいいから早く入ろう、要件を済ませたい”
そうですね、ささっ、張り切っていきましょう、ローズ!

【なのに、少女のように軽やかな『声』と、少し落ち着いた少年のような『念話』が辺りに拡散している】
【近くにいれば普通に聞こえる念話といい、この変わった風貌の猫少女といい】

【彼らは一体、このような場所に何の用があるというのか】
【敵意の類は、ないけれど】

「おーっ!」

【とにかく、『彼』と『声』を受けて、猫は橋を渡るべく、その第一歩を踏み出そうとした】
【元気に腕を突き上げ、歩みだす様は、まるでピクニックか何かのようだった】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/19(木) 18:43:50.04 ID:LhLmjy1eo
>>73

では、シズリさん、って呼ばせてもらいます
よろしくお願いしますね!

【ぎこちなくはあるが、にこっと、はにかむ】
【混じりっ気の一切無い、どこまでも真っ直ぐな笑顔だ】
【好意に預かって、やや遠慮しながらもベンチに腰を下ろした】

はいっ、そうですけど……あれ?
失礼ですが……私、シズリさんに会ったこと有りましたっけ?
どこでそれを…?

【話せば、少しずつ紐解くように緊張がほぐれていく】
【彼女はデータベースの存在を知らない故にその疑問は当然で】
【すぐ横に座ったことで、風に揺れるイヤリングの存在に気付いた】

あ、あのっ…氷の国支部を知っていて、イヤリングに書いてる番号…
もしかして、シズリさんは機関の人…なんですか?

【そうすれば自分のことを知ることにも全てに納得が行ったようで、】
【まだ正解という確証は無いというのに手をぽむっと叩いた】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 18:56:31.55 ID:kyFK8hXUo
>>75

ふふ──正解だよミーナちゃん
お察しの通り私は機関員。アンダーナンバーズの107番目
新入社員ならぬ新入機関員ならともかくとして──ゲストとして、なんて話は珍しくてねーぇ
記憶に残っていたっていうわけだよミーナちゃん
生憎とあそこの支部長のパッションちゃんとは面識がないのだけれど──

【「御名答」──そう言うかのように、彼女はぱんぱんと軽く手を叩き】
【再び風に、囁きの笑みが零れ】
【ふわり。彼女からだろうか──甘い甘い、シャンプーの香りが微かに薫り】

──ま、それは兎も角としてだミーナちゃん
どうしてミーナちゃんはゲストとしてあの支部にいるのかなーぁ?
もしかすると、パッションちゃんのお友達?

【語尾を緩く伸ばし。間延びした、ゆったりとした口調で彼女は語る】
【「聞かせてくれるかなーぁ、ミーナちゃん。ねぇ、ミーナちゃん」】
【言葉の合間合間。翡翠色の名を、藍色の言葉に折り込み混ぜ込んで】
【くす──彼女はまた、囁きを漏らす】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/19(木) 19:17:44.18 ID:LhLmjy1eo
>>76

おおっ!やっぱりですか!
アンダーナンバーズ……カッコイイですねっ
…ってそれが何かは分かってないのですが

【自分の推理の組み立てが、ぴったりと有っていたのが嬉しいのか】
【えへへっ、と頬を人差し指で掻きながら笑う】

───居場所を、頂いたんです

【鼻孔をくすぐるシャンプーの清潔な香りに、隠し事ができないような気がして】
【唇の端をきゅっと小さく噛んでから、ローブの裾を少しだけめくる】
【そこにあったのは、その身体に似付かわしくない黒紅色の不気味な翼】
【ローブを着ているのは、恐らくこれを隠すためだろう】

…私、こんな見た目ですが人間ではなくて、純粋な古龍種なんです
だから、"日常"には居場所が無くて……極稀に、破壊衝動もありますし

氷の国支部で、我を忘れていたところで、パッションさんに拾ってもらったのですよ

【彼女の言葉を洗い流すように、さぁっと、風が一陣吹いて】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 19:51:53.38 ID:kyFK8hXUo
>>77

ふふ──かっこいいという感想は中々聞けるものじゃあないねぇ、ミーナちゃん
アンダーナンバーズ……いや、ナンバーズというのは機関に其の力を認められた者たちのことだ
機関は彼らの能力や実力を認め、彼らに数字──ナンバーを与えた
これがナンバーズの由来だねーぇ
其の中でも、No.1からNo.99までのことを上位ナンバー。それ以降のことをアンダーナンバーと呼ぶ傾向にある
最も──数字の与えられた者たちの事を総称してナンバーズと呼ぶのが一般的なのかなーぁ?

ナンバーズはその名前どおり、与えられた数字を身体や衣服のどこかに施している事が多い
私の場合は107と彫られたイヤリングが其れに値するかなーぁ
でも……たまに数字を着る事を好まない変わり者君もいるからねぇ。一概にそうとは言えない

【「お分かりいただけたかなーぁ?」】
【彼女はそう言って、すうと息を吸って説明に区切りを付ける】
【そして──次なる翡翠色の言葉には、「へぇ?」と言葉を紡ぎ】
【興味深そうに、グロスの薄らと塗られた唇に三日月の弧を浮かべた】

──なるほど、なるほど
龍は人に化けると聞いた事があるけれど……まさかキミがそうだったとはねーぇ、ミーナちゃん

ま、キミがどう思うかどうかは分からないけれど──私にはその翼がうらやましいよ
其の色は黒紅──黒い薔薇の色
黒薔薇の花言葉は「あなたは私のモノ」
ふふ、キミの翼で包み込まれる人に嫉妬するかなーぁ
キミ自身だけでなく、其の翼にすら愛情を向けられているのだから

【不気味な翼を、不気味とは言わず】
【其の色から連想させられる華の名を挙げ】
【「翡翠と黒薔薇なんて──素敵な組み合わせだねーぇ」】
【くすくす、と零した囁きは】
【さざ波のように周囲に広がり。日の暮れゆく公園の空気に、そっと溶けた】

/ただいま戻りました!
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 19:57:57.93 ID:MMwGVqhMo
【公園】


わたし……どうなったんだったっけ……

【なにやら独り言を呟いて、自分の身体を凝視する少女が一人】

【真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【紫の双眸、袖の無いシンプルな無地の濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いて】
【腰には鞘に収まった刀を一本ベルトで固定させている、スラリとした長身の痩躯を持つ少女だ】

【魔翌力を少しでも感知できる者は、彼女から滲み出るどす黒い魔翌力に容易く気付けるだろう】
【それに混じって卵≠フ魔翌力が流れているのも、気付けるだろうか】


―――……。

【足が気になるのか、腰を折って顔を近づけ、まじまじと見つめている】
【背中(腰か)を押されると前のめりに転がっていきそうなそんな体勢で】

【だが何かに困っているという様子はない。さらに彼女は無表情なので、なにしてるのかさっぱりわからないかもしれない】
【その体勢は、なにか探し物をしているようにも見えなくはない】


【今宵、闇は静寂を保っていた】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 20:12:53.13 ID:FT0jyHZJo
【風霊統主の城、正面の橋】

「おしろについたぞ!」

誰に言ってるんですかねローズ?

【不思議な不思議な鬨の声をあげる、青い影が一つ】
【もう黄昏を越えて宵の只中、正義の砦も少しずつ沈黙を纏い始める時刻
【そんな場所に、こんな時間にやってくるには、ちょっと不似合いな愛らしい姿】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きをした、獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともすればはしたないとすらいえるその風貌も、天真爛漫といったその立ち振る舞いによって健康的にも見える】

【湖の上、僅かに浮遊する城】
【その光景に目を奪われ、きらきらと金色の双眸を輝かせる猫少女は、一人だ】
【他の人影は見当たらない】

”何でもいいから早く入ろう、要件を済ませたい”
そうですね、ささっ、張り切っていきましょう、ローズ!

【なのに、少女のように軽やかな『声』と、少し落ち着いた少年のような『念話』が辺りに拡散している】
【近くにいれば普通に聞こえる念話といい、この変わった風貌の猫少女といい】

【彼らは一体、このような場所に何の用があるというのか】
【敵意の類は、ないけれど】

「おーっ!」

【とにかく、『彼』と『声』を受けて、猫は橋を渡るべく、その第一歩を踏み出そうとした】
【元気に腕を突き上げ、歩みだす様は、まるでピクニックか何かのようだった】


//ちょっと修正して再投下します
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/19(木) 20:14:24.76 ID:LhLmjy1eo
>>78

そうなのですか?
だって、後付けになりますけど、話を聞く限り、力を持った人なんですよね
すごくて、かっこいいじゃないですか!

……ねぇ、シズリさん
一つ、質問してもいいですか?

【「はいっ」と元気よく頷いた】
【それから、恐る恐る目線を合わせて】
【───真正面から見れば、その翡翠色の瞳は吸い込まれそうなほど真っ直ぐ】

───へっ?
………そんな事言われたの、初めてです
みんな、どちらかと言えば嫌な顔を見せるこれが…

…………ありがと…っございます

【まず最初に、驚きの声と表情を見せる】
【自分でも嫌になることがあるそれを、
 まさか羨ましいなんて言われるとは思っていなくて】
【しかも、気の利いた言葉と共に、なんて】
【嬉しさが、不覚にも一筋の涙として頬を伝う】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 20:25:08.44 ID:oIiCiKXZo
>>79
【世の中、どこにでも変に鼻の利く奴はいるもので】
【そういう奴が、何事にも首を突っ込むという迷惑な性質を併せ持つ場合】
【それは必然的に、下に凸の放物線を描いて、面倒の度合いを増して行く】


むむむ、なにやら不吉な魔翌力が……!
これはきっと……そうだ、そうに違いない!

【公園の入り口の方から、どす黒い魔翌力を辿る様に、彼女の方へ一直線】
【だが、足元ばかり見ている為、肝心の彼女自身を見ていない者が居た】
【独り言の声量が調節出来ていないのは、生来のものなのだろう】

【赤い布地の中心に白い十字架が描かれたチュニック、細めの黒のトラウザーズ】
【軍隊風の革のブーツ、爪先と踵に金属板の補強を施し、両肩から足首近くまでの丈のマントを羽織り】
【首には毛皮のマフラー。明るい橙色の髪を襟上で揃えた少女】

これはきっと、悪魔の仕業に違いありませんね!
さあ出て来なさい、私が退治して……―――わーっ!?

【早速検討外れの結論を出したらしい少女が、顔を上げるのは、探し物をしている彼女の直ぐ傍】
【具体的には、下を見ていた視界に足が入らないギリギリ、かなり近くまで来てからであって】
【一人で驚き一人で叫び、思いっきり仰け反っていた】


【闇が保っていた静寂も、何もかもぶち壊すような勢いだった】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 20:28:47.73 ID:kyFK8hXUo
>>81

あぁ、確かにそうかもしれないねーぇミーナちゃん

力を持った人間──.一言ですませれば単純なものだけど、その力は様々
例えば水の国支部長レギン君は兵器開発においてその能力を開花させ
昼の国支部長のガルニエちゃんは純粋な戦闘力や指揮官としての能力が高いと聞く
夜の国支部長のカリナトゥスちゃんは──言うまでもないよねーぇ。
彼らもまたナンバーを与えられた人間であるのだけれど
支部長クラスを例に挙げるのは、ちょぉーっと卑怯だったかなーぁ?

ふふ──どうぞ?
答えられる範囲のものであれば、なんだって答えてあげようミーナちゃん

【かっこいい──その感想には、僅かに首を動かして肯定したあと】
【ナンバーズが認められた由縁となる「力」──その多様性についても簡潔に語る】
【純粋な戦闘力ばかりが「力」ではないと、そういうことだろうか】
【そして、合わせられた翡翠色には、ゆるりとエメラルド色を合わせ】
【どこか愛おしそうに、すぅと目を細めた】

お礼なんていいんだよーぉ、ミーナちゃん
ねぇミーナちゃん。私には、其の翼は黒薔薇のように見えた──ただそれだけだよ

そして……私はそんなキミのことが『好き』だよ
黒薔薇と翡翠に惹かれたとでも言うのかなーぁ──?

【──甘い、甘い、語尾】
【酷く酷く、醸しすぎた蜂蜜のように蕩けた言葉が】
【空気に溶け。さざ波のように、ゆるゆると、翡翠色に向けられた】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 20:37:11.71 ID:MMwGVqhMo
>>82


―――へ?

【反射的に体勢を元に戻し、声の方へとくるりと向く】
【見れば、仰け反った少女が一人―――】


えと……、だれ?
悪魔ってなんのこと………?

【ハイテンションなだけなのか、ただのおっちょこちょいなのか忙しないだけなのか】
【ともかく、取りあえず少女が何者か確かめるべく、口を開き】
【悪魔がとうたら言っていたような気がしたので、それもついでに訊こうとして】

【その仕草や口調は容姿に似合わず、少し幼げに感じられるかもしれない】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 20:46:39.00 ID:oIiCiKXZo
>>84

あーびっくりしたびっくりした何やってるんですか本当にもう!
こんな暗い所で妙な気配だして!

【そっくりそのまま、ブーメランで返って来そうな発言】
【心臓の辺りを手で押さえている辺りは、本当に驚いたのだろう事が見えていて】
【どうでも良いのだが、割と心臓の位置は正確、胸の中心に近い位置】

誰、と聞かれたら答えなければなりませんね
私はルージュ・コアントロー、栄えある教会∴ル端狩りの一員です
さあ名乗りましたよ貴女も名乗りなさい!

……いやそんな事よりこの邪悪な気配は貴女が原因ですか、いやそうですね!?

【胸に手を当てた姿勢は維持したまま、この少女は促された勢いそのまま名乗る】
【「誰」という問いは、おそらく身分を確認するものなのだろうと考える程度の思考力は有るようだが】
【何故か、相手にも名乗らせる前提になってしまっているのも、これも勢いのせいだろうか】
【ついでに、早速の異端尋問に走ってしまっているのも、勢いのせいなのだろうか】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 20:56:15.03 ID:aIj7149Oo
【路地裏】

あー、だりーな…

【そんな事を呟きながら、気だるげに歩く青年が一人】
【機関支給の黒いロングコートを纏っているが、ナンバー等は見当たらない】

     ナンバーズ
ったく、上の奴らのサポート業務って、聞こえは良いがただの現場派遣だろ…
本部で事務やってる方がずっとマシだっつの。

【腰まで伸びた銀髪を、邪魔臭そうに首を振って靡かせる】
【だが何よりも目につくのは、右肩に担がれた大鎌】

ん…増員か。
顔と名前覚えねーとだな、最後に現場出たの4年前だし。

【左手ではレイント社製の携帯型端末を操作しており】
【赤い瞳はそれを注視しているため、前方不注意な状態だ】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/19(木) 20:57:23.85 ID:LhLmjy1eo
>>83

私、恩返しというか、何もせずに支部に居るのは辛くて…機関に入ってみようかと思ってるんです。
でも、争いは嫌いです。誰かが傷つくのも、傷つけるのも嫌いです。
機関って世間から見たら…その、「悪」、ですよね。
私の考え方は、自分で言うのもなんですけど「正義」になっちゃうと思うんです。
だから、機関員にしかできない正義…例えば、どこかを襲うにしても、被害を最低限にするとか…
………そういうことをしたいのです。

────それって、やっぱり機関から見たら、不快ですか?

【ある意味、機関から見たら危険思想かもしれない】
【もしかしたら、氷の国支部から追い出されてしまうかもしれない】
【正義と悪、その葛藤を凛とした真っ直ぐな視線にのせて】
【瞬きもせず、じっと悩みの答えを、待つ】

いえ……その、すごく嬉しかったので…
少し、自信が持てたような………気がします

【涙をぐいっと拭って、その直後には、続いた言葉に目を丸くした】

す、好きって……そ、そそそのっ!「ラヴ」の方のですかっ!?
そういっ…そういうことは、簡単にっ、言う事では、ないでしゅよ?

【面と向かって「好き」と言われるとかぁぁっと面白いように耳まで赤くなる】
【気が動転しているのか、声も裏返ったり噛んだり、大慌て】
【初々しい、というか、あまりにもウブ。その一言に尽きる】

/遅れてごめんなさい!
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 21:02:14.25 ID:MMwGVqhMo
>>85

なにやってるって……うーん……

【まさか自分の身体が急成長してましたー、なんて言えるわけもなく】
【返答に困ってしまい、眼を星空の方向へ泳がせて】
【名を問われれば当然問い返される、こんな単純なことも唐突に迫ってきた少女に気を取られ気付かなくて】
【それに気付いた時には手遅れで】


『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

ゼーロ・ウィオラーケウス

―――今はこう名乗らなくちゃいけないけど……気にしないで


【ほんの少しだが、口調がどこか機械的な、事務的なものへと変わる】
【その単語は、少女が言う異端≠フ枠組みの中に入ってしまうのだろうか】
【そして名乗り終えた後に付け加えたのは、自分がまるでそう名乗りたくないかのようで】
【その時には、口調も元のものに戻っているだろう】


えっと……ちょっと前に、君は魔翌力を制御できてないから、それを知っておいた方がいいよ
―――って、……言われたけど……それのせいかな…

【言葉こそ途切れ途切れだが、別におどおどしているわけでもなく、なにやら凄い剣幕の少女を怖がっているという訳でもない】
【つまりこの少女にとってこれが普通なのだろう。所謂マイペースというやつだ】

【尋問には気を害した様子もなく、律儀にも答えてゆく】
【どうやら黒い魔翌力は少女のもので的中。さらに制御すらできていないようだ】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:03:36.45 ID:MQhQFwrc0
>>80
/まだおりますー?
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 21:12:04.58 ID:FT0jyHZJo
>>89
//ここにいますよー
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:13:00.63 ID:kyFK8hXUo
>>87

──何故そう思うのかな、ミーナちゃん

【返ってきた、答え】
【其の第一声は、酷く簡潔な疑問文だった】
【何故、「そのような」──「正義染みた事を思うのか」】
【何故、「そのような」──「不快だということを考えるのか」】
【彼女の問いかけは。彼女の返答は、其のどちらにも取れるものであり──】

確かに機関は。カノッサ機関は悪の組織だといわれている
だけどねーぇ、ミーナちゃん。それと個人的思想とは全く持って関係ないものだと思っているよ
機関にすら、機関の兵隊を悼み。無駄死にを防ごうと精一杯動く子だっている
機関員全てが全て、悪逆非道の血も涙も無い人間だと思ったら、それは大きな間違いだよミーナちゃん。
優しい人間も甘い人間も、正義と呼ばれる思想に近いモノをもった人間だって大勢居る

ねぇ、ミーナちゃん。キミはキミのしたいことをすればいい
機関なんてモノは、一枚岩じゃあないからねーぇ。
だから、キミの。ミーナちゃんの問いかけには、私はこう答えようかなーぁ


       「私」という機関員から見れば、じゃんじゃんやっちゃってもどーぞ


ま、要するに好き勝手やっちゃえばいいんじゃないかなーぁ


【──其れは。徹底した肯定】
【機関を一つの塊ではなく、機関員が集合して出来た群集体であるとした上での肯定であった】


ふふ、ミーナちゃんがそう言ってくれると私も嬉しいよ、ミーナちゃん
自分の事を好きになれるといいねーぇ。
ほら、やっぱりさぁ、自分の事一番知っているのは、自分自身だから

【そして、何事も無かったかのようにくすりと笑みを零し】
【相変わらずの端正な笑みのまま──そっと、ミーナへと手を伸ばし】

ふぅーん、ミーナちゃんは私の『好意』を簡単なものだと、そう言っているのかなーぁ
だとしたらちょぉーっと、残念かもしれない


         ねぇ

                             ミーナちゃん


【紅潮した頬へ。彼女の手が伸びる】
【紅くなった翡翠の少女──その頬に触れようと、して】
【細くなった、エメラルド色。くす、くす、くすと、再びさざ波が揺れる】

/っと、そろそろ落ちなくてはいけない時間に……
/明日以降に回してもらっても大丈夫でしょうか?
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 21:13:10.13 ID:oIiCiKXZo
>>88
【この勢いだけで動いているような少女も、この名乗りを聞けば流石に表情を変える】
【なにせ「自動殺戮ユニット」だ。音だけでも物騒な雰囲気が漂っている】

気にしないでと言われて「そうですか」と答えられますか!
アイもアムもマイも良く分かりませんけど、危険物と……

……危険『物』?いや、危険『人物』……?
あのー、すみません、この場合どっちで呼べば良いんでしょう……?

【彼女の名乗りの一節に、nが足りない事を不満げに思うような言葉遊びを返し】
【自分の言葉をもう一度頭の中で繰り返した所で、途端に勢いが弱まった】
【『ユニット』と名乗られたが、見た目は『少女』。こう言った存在を、どう扱うのか】
【思わず、問い詰めようとしていた相手に、普通に質問してしまう所だったのだが】


やっぱり貴女が原因ですか!
異端≠フ『殺戮ユニット』などと聞けば、野放しにしておける筈も有りません!

【また、勢いが矢印上向きになり】

……あれ、でも、魔翌力の制御?自立ユニットとか言うから、てっきり……

……………あれー?
えーと、確認しますけど制御出来てないイコール自分で調節出来ない?

【登り切る前に方向転換。忙しい事この上無い】
【兎にも角にも、事実関係の確認を後廻しにしていたツケの清算に取りかかる】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 21:17:48.81 ID:iP/G2kaho
>>86
/まだいますか、絡んでいいでしょうか。
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:18:54.07 ID:aIj7149Oo
>>93
/どうぞー
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:18:58.03 ID:MQhQFwrc0
>>90
/では失礼して

>>80

――――おおぉぉぉぉらあッッ!!
「――――てぇぇぇぇああぁぁぁぁッッッ!!」

【――――突如として、橋の側面――茂みの奥から、騒がしい叫び声が響く】
【何か、戦う時の様な相当に気合を入れた様な声が、2つ】

――――甘ぇ!! 貰ったぜ!!
「――――うっ……ぐぁ――――!!」

【2つの声はしばしぶつかり合う様な気配を見せていたが、やがて片方の声がうめき声へと変わり、喧騒は終わる】

――――やっぱ、まだ感覚が戻り切ってねぇか?
「――――まぁ、な……動けるようになったのも、ついこの間だしよ……
でも、それを言い訳にはしないぜ俺は……。すぐに勘を取り戻してやるよ……!」
――――へっ、上等じゃねぇか…………それなら、もう一発行くかよ!?

【どうやら、2つの声はぶつかり稽古の様な事をやっているらしい】
【多少声は遠いが、その声量は十分以上の物があり、内容を聞き取ることは容易だろう】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 21:21:54.47 ID:iP/G2kaho
>>86
【薄暗い路地裏で、男の後をつける影が二つ】
【気配も消さずに、足音も隠さずに】 
【距離こそあいているものの、遠ざかる様子の無い足音は些か不自然だろう】

【そのうちの一つは、幼い少女だった】
【長く、白い髪。柔く、白い肌。清く、白い衣。】
【彼女だけが、修正液で塗りたくられた様な強い白で】

【その中で、無機質に据えるアクア・ブルーの瞳】

ふむ、あの男は“それらしい”が・・・どう思う?

【さらに奇妙なことに、もう一人】

・・・ふむ、確かにそれらしいが・・・現情報だけでは判断しかねるな

【この追跡者に、まるで“鏡映しの様に”そっくりで、気味が悪いほどに瓜二つ】
【双子と言われれば納得しそうだが、それでも違和感を拭いされない程に】
【見つめていればいるほど、服のしわまで同じに見えてくる――】

【白衣を纏った幼女、“二人”は、ただ男の踏んだ道をなぞっている】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 21:25:08.90 ID:MMwGVqhMo
>>92

『人物』がいい………

【結構真剣に、いや無表情だから最初から真剣そうには見えるのだが、そう主張して】
【というか、まず危険≠ニいうところから否定しないということは、彼女も自分が危険人物だと自覚しているのだろうか】
【それともただ単にどうでもいいのか、よくわからない】


うん………そう、だけど……

【何一つ否定しない】
【魔翌力の原因も、制御もだ。問い詰めればいくらでも訊き出せそうである】
【上下するルージュのテンションとは違って、ずっとゼーロの調子は平行だ】


でも………

【だけど】


もしかすると……わたし……悪魔、かも…

【ドクン、と卵≠フ気配が一瞬強くなった】
【それに同調するかのように、彼女から滲む漆黒の魔翌力が大きくうねる】
【殺気すらも内包したそれは―――】


なんて、ね

【一瞬で霧散するだろう】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 21:28:05.60 ID:FT0jyHZJo
>>95
【踏みしめかけた脚が、ぴたりと止まった】
【明らかにビビリ入った電流が尻尾の付け根から首筋を駆け抜けるように痙攣して】

”…おいおい、マジかよ”
こ、こんなところで戦闘行動ですか?
”こんなところだからなのか、修行には適した環境だろうね”
…え、修行? この夜中に大声で?

【念話の彼と『声』がしばらく言い合って、意思疎通を確認するや否や、同時に溜息】
【猫少女も涙眼になりながら、声の主を探ってきょろきょろあたりを見回している】

”あー、ロゥ、ちょうどいいから、探して走れ”
”多分関係者だ、この際脳筋でもいい、城に入れてもらう口実になればなんだっていいんだ”

無駄に声が大きいからって脳筋と決まったわけじゃないでしょう、もう!
とにかく、位置を割り出して向かってみるです!

【本人がこの場にいないからと好き放題言ってから、二人は猫に促し】
【不本意そうにブー垂れながらも、猫は一瞬腰を落とす】

【そして、瞬きも見せず、声がするほうに一直線に走りだした】
【速い、とても速い。風の如き俊足】
【その速度に、猫の瞳の金が空間に焼きつき、軌跡となる】

【枝を蹴り、地を駆け、風と同化する蒼い獣】
【距離に関わらず、猫はすぐに到着するだろう】

【おそらく、声の主たちが交錯する場の隅のほう、高空から着地するように】
【表情には、幼い恐怖…知らない人間に対する警戒だけを貼り付けて】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 21:29:59.59 ID:CYK/Y3+SO
【路地裏の奥の、知るひとぞ知る小道を抜けた先には、幻想的な場所が在る】
【忘れられたように眠る、様々なカタチをした機械の人形達−−】

【僅かに差し込む白光が、汚れた地面に飛び散る宝石のような硝子や、黒ずんだオイルで反射していて】

【−−此処は、様々な組織が開発した「失敗作」達の墓場】
【その中に一つだけ、未だ“終わり”にたどり着かないモノがある】

−−−−−−−−

【極彩色の万華鏡のような瞳と、古ぼけたコバルトブルーのコートが、彼女の特徴である】
【腰辺りまで伸びた夜空色の髪を、無理矢理ポニーテールにした髪型で、顔付きや体つきから考えるに、歳は中学生くらいだろうか−】
【ズボンは黒のスラックス。靴は鉄製の下駄。右腰には、シンプルなデザインの、白い金属製の太刀−−柄に、鈴紐が結ばれたソレを携えていて。何より、“ただの女の子”とは掛け離れた雰囲気が在る】

【服や表皮が、ところどころやぶれて、そこから露出する張り巡らされたケーブルや配線が、何処か痛々しく−−】

【−−ぱち、ばち。時折、スパークの音が響いて】
【彼女がまだ、「起動」している事実を伝える】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:31:44.59 ID:aIj7149Oo
>>96
おーおー、哲学者の卵、大活躍じゃねーの。
これじゃ開発もやる気出ちまう訳だ…上の方々は逆にテンション下がり気味だろうけど。
増えすぎたナンバーズに恐れをなしてやがる老害も少なからず居るし、それと―――――

【ぴたり、と。携帯型端末に目を落としたまま、青年の足が止まる】
【振り向きはしない、全ての活動を停止したかのように立ち止ったまま】
【その背からは、嫌な威圧感を漂わせて】

―――――誰だ。

【後方の足音に問いかける】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 21:34:58.35 ID:VrI846rr0

【水の国、街中】


【――はたり。はたり】


 ふぁああ……あ。いかんいかん……――

【人通りが多い筈だろうが、其の場所の一角だけは違って。壁に只一人存在する人影】
【其処には人が寄らない理由が在って。其の両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより
 「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」の其の顔が印象強い。そんな異形は大きな欠伸をしていた】


【其の脇には銀色の包帯で巻かれた紙束を置き。壁一帯には、破れて廃れる寸前のポスター】
【首を振った異形は、途方も無いポスターを只々作業的に黙々と貼り代えているのであった】


【ポスターを見れば――】
【新正義組織 「blue justice/青義同盟」
 俺達の組織と、justice・対機関連合等の正義組織との違いは2点ある!

 〜中略〜

 P.S 何なら文句でも構わねぇぜ?腹立ててる連中もいんだろ?お互いの正義を語り合おうや。実力も見ておきたいしな】

【其の内容を一目見れば青義同盟だろう事が推察できるだろうか】
【兎も角、「そんな物を態々貼り直す」と云う事は此の柄で構成員の可能性もある訳で――】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:37:45.27 ID:MQhQFwrc0
>>98

「はぁ、はぁ…………よし……!
もう一発、頼むぜ……!」
へっ…………病み上がりなんだ、その無茶が後に響かなきゃいいがなぁ!!

【茂みを抜けると、その先には多少開けた空間があり、そこに2人の人物がいた】
【片方は、短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右手に機械の様なハンマーを持った、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年】
【もう片方は、背にでかでかと「東」の一文字が書かれた白いコートを羽織り、両手にそれぞれ剣と銃の様なものを持った、くせのある銀髪に黒光りする様な瞳を持った青年】
【汗をかき、少し息を乱しながら、両者は距離を空けて身構え、にらみ合っている――――相当の時間、この『稽古』に費やしているようだ】

"――――ッ、二人とも!!"
「っ、誰だ!?」

【その時、火傷の後のある青年の首元から、それまでにないもう一人の声が響き、両者は咄嗟に構えを乱入者へと向ける】
【――――まるで、『敵』が来る事を想定していたかのように】

――――!?
お、お前…………アーディンの旦那の仲間か何かか!?
「わ、ワーキャット……!?」

【その姿を認めた時、青年たちは真っ先に驚いたような表情――――敵意などない、純粋な驚きのそれ――――を見せる】
【警戒の姿勢は最初のみで、姿を認めた瞬間から、徐々に薄れていった】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 21:38:42.88 ID:iP/G2kaho
>>100
【青年が足を止めると同時に、重ねるように立ち止まる】
【声を掛けられても、気付かれても、その表情は至って無表情、無感動】
【威圧感に怯むこともなく、口の形を同じにして】

いきなり“誰だ”、とは不躾だな。

それは一体、どういう意味だ――?

【同じ容姿の人間が、口を揃えて動かすのは大層不気味だ】
【ましてや、その幼い顔つきにそぐわない、冷たい表情・・・】

自己紹介をしろ、と言う意味か?
ならば、私達のどちらに対してか。
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 21:42:01.21 ID:oIiCiKXZo
>>97

……成程ー……

【聞けば、聞いた事だけは答える】
【訊ねた事以上の答えが欲しければ、また何かを訊ねる必要が有る】
【この調子で問い詰め続けるのは骨だと思ったか、少女は言葉を一度打ち切った】

【だが、この少女は、少なくとも穏健派ではない】
【いや、寧ろおかしな魔翌力を嗅ぎつけて、それを打倒する為に跳び込んで来るほどには好戦的】
【だから、ゼーロの言葉は、其れが例え冗談だったとしても】

……それじゃあ、放ってはおけませんね!

【脅しが過ぎた、と言う他は無い】
【少女は右手を腰に引き付け、ぐっと拳を握りこんだ】


悪魔即ち異端=A『殺戮ユニット』という名乗り!
そして今の邪悪な魔翌力、何より……殺害の意思有りと取れる気配!
成程、これは狩るべき対象だと見なしましょう。さあ、申し開きは有りますか!?

【どのような意図であれ、殺気を向けられれば戦闘の用意が必要だ】
【少女は今この瞬間からでも、攻撃出来ると言わんばかりの目をしている】
【もしも戦闘を回避しようというのであれば、現在の方向性のままでは望ましい結果にはなるまい】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/19(木) 21:42:03.50 ID:LhLmjy1eo
>>91

────────っ。

少しだけ、機関を誤解してたかも、知れませんね…。
………ありがとう、ございます…。

【返ってきた答えは、一番望んでいたものかもしれない】
【こくっと小さく息を飲んでから、頭を下げて】
【思い切るように自分の両頬をぺちぺち叩いて、言葉を続けた】

私、決めました。機関員になります。
支部に帰ったら、パッションさんにお願いしてみます。

そうなったら、シズリさんが先輩になるんですよね
色々、教えて欲しいですっ

【もう一度、にこっと、見るものを浄化するような笑顔を見せて】
【その瞳には、確かな決意が宿っていて、迷いは見えない】

───えっ、えっと!あわわっ!?
では本気、って意味、ですよねっ!?
気持ちは嬉しいですけど、その、だって、シズリさんとは出会ったばっかりですし…!
「愛する」っていうのは…っ!お互いのことを知ってからゆっくりとじゃないんですかっ!?
いやっ、でも、一目惚れって言葉も………あっ

【今時珍しいまでに極端な貞操概念を持っているようで、筋金入りの箱入り娘なようだ】
【そして、頬を触られると心臓が高鳴り、言葉がでなくなってしまう】
【だがそのことに畏怖している様子はない。瞬きも忘れ、視線を交差させることしか、できない】

/了解しましたー!
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:45:33.74 ID:aIj7149Oo
>>103
【左手に持っていた端末を、懐に滑り込ませて】
【未だ振り向かないまま、担いでいた大鎌を右下方へ持ち直す】

ああ、二人とも詳しく自己紹介してくれると有り難ぇんだけどなぁ。
だがまずはこれだけでいい。

カノッサの人間か、否か。

【大鎌の白い刃が月の光を鈍く反射して】
【後方の二人の姿が、刃の表面に映った】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:46:29.64 ID:kyFK8hXUo
>>105
/ありがとうございます
/明日は早ければ夕方、遅ければ夜になります。
/時間帯がまだ明確ではないので、帰り次第雑談でお呼びしますね!
/では、今日はこのへんで。ありがとうございました、お疲れ様でしたー!
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 21:47:11.88 ID:FT0jyHZJo
>>102
【高空からの落下にも関わらず、立てた音は最小限度】
【裸足に備えられた肉球と、猫特有のしなやかな運動性能のおかげか、特にしびれた様子はない】

…なんでしょうね、その驚き方、どこかで聞いた覚えが…?
”まあ、ワーキャットになるんだろうね、性能的にも外見的にも、その通りだとしか”

【曲げた膝をゆっくり伸ばし、冷静に毛皮についた砂や葉を払う猫】
【それから相手に向き直って、半歩後ずさる】

「あう、あぅ…」

【稽古に精を出していた二名…特に右目に焼けどの後がある青年を、軽く恐れているようだ】
【でも、ぐっと何かを飲み込んで、下げた足を二歩前へ】


「こ、こんばんはっ!!」


【恐怖を振り払うように、勢い良く、直角九十度のお辞儀】
【元気な挨拶を、先ほどの彼らと勝るとも劣らない大声であげて、そのままの姿勢を維持する】
【小さく、震えている。怒られるとか、何か間違っているのではとか、そんな益体もないことを考える姿は、姿以上に幼く見える】

”お邪魔して申し訳ない、お二方”
”風霊統主の城の関係者…或いは、『Justice』構成員であるとお見受けするけれど…間違いないかな?”

【幼い猫以外に、やはり人影は見られないけれど、突然念話の声が、二人に確認を取るだろう】
【冷静で、割と落ち着いているような声音…多少の、警戒が含まれていたが】
【猫の保護者のような『彼』は、真摯に、問う】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 21:49:02.33 ID:OjpPxyzBo
>>101

ふむ、ン……正義組織、ですか。

【地面を擦るような足音を立てて、一人の男が異形の背後から近寄ってくる】
【格好は、緑と茶でまとめた和服に、白い布の冠】
【そして腰帯には黒鞘の刀を差し、手には錦の小袋を持っていて】

……櫻の国ではあまり、聞かぬ名ですな
『blue justice』、つまりは青義。面白そうなモノでは、ありますが。

【―――と、そんな事をつぶやきながら、異形へと顔を向けてみる】
【至って柔和な、和人の相―――興味有りげな様子だが。】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 21:49:21.19 ID:66lAjemfo
【郊外】

【2.5mほどの二足歩行ロボットが荒野を滑るように走っていた】
【ブーストの青白い炎を光らせて、砂煙が後ろに続く】
【細かい砂の粒が機体に黄土色の膜を張った】

ウウー…… 、 タイクツ …… 。
【合成音声のくせに、情緒たっぷりにぼやいてのける】
【この試作機はGauntlet Frameの開発における悪路走行テストも任務のうちに入っていたが】
【内容は『規定時間ずっと走る』という、機械の体において過酷ではないものの、冗長な内容で】
【手持ち無沙汰に両腕部のマニピュレータで保持したライフルを弄んで……】
【許されるのなら走ったまま寝ていたい、と、到底不可能な事を夢見つつ、どこへ向かうかも分からない荒野を走り続けていた】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 21:53:58.11 ID:iP/G2kaho
>>106
【刃に映る、月光に溶け込むように、白く、白い二人の少女】
【大鎌を手に取る青年にも、無動作、無反応】

・・・そうだな、名前は4つほどあるんだが・・・

一応、留止夜夢(とめどめよるむ) と名乗っておこうか。 (左)
一先、高城此葉(たかじょうこのは)と名乗っておこうか。 (右)

【一見、武器の類は身につけていないが――】
【不自然に膨らんだ白衣のポケットには、何かが忍んでいると考えるのが妥当だろう】

ふむ、君はカノッサ機関の人間か。

生憎だが、私達はそれに非ず ――― 一応、敵対するつもりもないがな。
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 21:57:17.60 ID:MQhQFwrc0
>>108

「……なぁ。アーディンの旦那に娘さんが居たって言ってたな…………もしかしてこの子が……?」
いや……確かにそんな話は聞いてるけどよ……もう10年近く会ってないって言ってたぜ……?

【戸惑いが未だに殺し切れていないのか、軽く視線を投げかけ合いながら、何事かを確認する青年二人】
【どこか怯える様子の猫の少女を、思いやる余裕すら生まれない程に、彼等を襲っていた驚愕の感情は大きかった】

う……うあぁ、こんばんは…………
「っと……お嬢ちゃん、こんな時間にどうしたんだよ?」

【そんな少女から掛けられる、元気の良い挨拶の声に、青年たちは戸惑いながらも言葉を返す】
【コートの青年は、少女にどうしてここに居るのかを確かめようとして】

"む…………! あなたは、何者だ……!?"

【その場に居ないはずの人物の声を聞いた瞬間、火傷の青年の首――――正確には首に巻きついた一匹の『蛇』が、視線を鋭く虚空をにらみつけ、声に答える】
【人語を解する蛇――――その存在は、それなりに奇特なものであると言えるだろう】

「あー……悪いけど、俺たちは『Justice』じゃないぜ?」
…………ただ、城に匿ってもらってるってだけだなぁ…………ちょっと、身の危険があるんでよ?

【見えない声に対して、それぞれに答える青年たち】
【どうやら猫一行の狙いは当てが外れたようで、彼等は『Justice』の関係者ではないという】
【だが、完全に無関係ではないのもまた事実で、あるいは『風霊統主の城』の関係者と、言えるのかもしれない】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 21:59:16.69 ID:VrI846rr0
>>109

 ……ふむ。まぁ、そんな所だ (――櫻の国?)

【振り返りつつ、彼を観察する異形。ふと、目線が合わない瞬間が在ったかもしれないが】
【兎も角、今其の禍々しい様な其の双眸は彼の双眸を捉えて、低く唸っているだろう】

 嗚呼。……興味が在るのか?
 あんたが好ければ、知り得る事は教えよう……

【興味を持って遣って来たと理解し内心上機嫌な異形。故に敵意の様子は無さそうだ】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/19(木) 22:00:46.11 ID:kjrvITvFo
>>110

【その二足歩行ロボットが走るであろうと思われる先】

まさか…このオイラが…
――――――――ここまで追い詰められるとは…

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

油断…大敵――――だな…

【よく見ると、その青年の左足の太ももは血まみれ手で押さえながら】
【左足を引き摺り血の跡を残しながらもゆっくりと歩いている】

【青年の力の抜けたような眼は歩いている方向を見つめながら】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 22:01:57.26 ID:MMwGVqhMo
>>104

闘うの………?

【好戦的な態度、戦闘態勢、闘気、それらを前にしてゼーロは】
【ずっと無表情だったその顔を、歪な――狂気を湛えた笑顔に変貌させて】
【再度、漆黒の魔翌力が溢れだす。闇の淵へと引き摺りこむような、そんな感覚】

ねぇ―――

【紫の双眸はルージュを睨み[ピーーー]かのような眼光を向けて】
【確かな殺意を―――】

たたか――――ッ

【でも、ここで彼女に変化が起こる】
【苦しそうに胸を抑えて、言葉が止まってしまった】


ごめん………なさい……変……、だよね……
ちょっと前……から、なにか…変なの……
……急に人を……傷めつけたくなるの………
ほんとはそんなこと……したくないのに…

【額に汗を浮かべて、荒い呼吸を繰り返しながら紡ぐ】
【その様はまるで自分と戦っているようにも見えるだろうか】
【自動殺戮ユニット≠ニ自らそう名乗っておいて人を傷つけたくないとはどういうことかはわからないが】

【そして、彼女から漂う魔翌力や殺気は、依然ルージュへと向け続けられる】
【彼女にとってそれらは、戦闘の意志がある≠ニ受け取れるものに該当するだろう】
【どう捉えるかは―――ルージュ次第、だ】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 22:03:20.49 ID:aIj7149Oo
>>111
【二人の名、機関の人間ではない事、敵対する気が無い事までを聞き届けて】
【大鎌をもう一度右肩に担ぎ直して、青年はくるりと振り返った】

―――――ならいい。
非礼を詫びよう、俺はウェスカ・クルーガー。
機関の人間だが、まーなんつーか、下っ端だな。

【そう言って、透き通る様に白い少女二人の姿を確認し】
【「えっちょ、すっげ!鏡映し!そして俺好み!」とか、今更ながら騒ぐ】

夜夢ちゃんと此葉ちゃん、だな。
双子?年幾つ?彼氏いるの?つか俺は恋愛対象に入る?

【質問が多い】
【そして最後の質問は限りなくどうでもいい】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 22:04:51.92 ID:OjpPxyzBo
>>113

ン……そうです、か。

いや、なに。私、近頃善や悪といった側の人々に近寄りたく思っていまして
深い思想や行動、実績ですとか、そういった物は抜きに、です。
単純に興味があると思っていただいて構いません……で、お話頂けますでしょうか

【「blue justiceとは、一言で”何”か。」―――この男の問うことは、先ずそれだ】
【簡素に短く教えるか、或いは確りと語るかは、異形次第といったところ。】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 22:08:12.52 ID:FT0jyHZJo
>>112
【警戒と戸惑いが入り混じる二人組の、恐る恐るといった様子の挨拶】
【何が間違ってたんだろうかと悩みつつ、同じように恐る恐る顔を上げる】
【そして蛇が喋ったことに驚いて、隅の木に隠れ付してしまう】
【猫の身体の震えを反映して、木々がガサガサと揺れる】

”…君達、ちょっと待ってね。ロゥ、一瞬でいいから左手を差し出すんだ”

【ガサガサ、葉が揺れる音】
【その隙間から青い光が小さく漏れて、瞬間、二人と蛇の視界を覆うほどの白い発光】
【光が収まると、そこには鎧が一騎立っていた】
【全長190強、白い装甲表面に魔力による蒼い線が走っていて、全体的にスマートな印象を与えるか】
【フルフェイスの兜には十字の溝があり、その奥で、視線を表すのか蒼いモノアイが灯っていた】

”僕は、ブルーライン。魔法使い”
”あそこで震えてるのがブルーローズだ、人見知りが激しくてね、過剰ですまない”

【非武装を示すように、両手を軽く挙げる騎士鎧は、行動に伴って金属が擦れる音がする】
【耳がよければ、中に重りのない、空の鎧である事に気付けるだろう】

”そうか、すまない。Justiceではないのだったら、失礼した”
”けれどあそこには、情報があると聞いた。それとは別に流布したい、耳に入れたい物騒な話もあるんだ”
”どうだろう、いろいろ纏めて、城でお話させてはもらえないだろうか”

【少しだけ、熱を感じさせる念話】
【いきなりこんな事を話してはどうかという懸念もあるのだろうけれど、それ以上に、その言葉は真剣身を帯びている】

【そして、ローズには悟らせるなと、小さく二人と蛇に対してのみ念話を飛ばす】

”…哲学者の卵と、櫻の国での二つの事件についてだ”
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 22:12:46.51 ID:66lAjemfo
>>114
…… ン ?
【棺のような胴体に入った細い長方形の切れ目に、何か丸いものが光る】
【それはモノアイで……前方に誰かいると知るや、きゅいいいぃぃ…と細い音を発して拡大処理をかける】
【しかし、その豪奢な色合いと、凡百の人に混じろうとすぐ探し出せるような容姿はズームを要しないくらい目を惹きつけて】

アレハ …… ケッ ケガ シテル デスネー ! 、 オーイ !!
【言葉を詰まらせながらライフルを持った右腕部をぶんぶんと空にかざして振り】
【ブースターの出力を一気に上昇させて近づく。走行テストなど後回しだ】
【だが……武器を振り回しながら高速で近づく金属の塊】
【そして2.5mはロボットにしては破格に小さいが、それでも大きく威圧感のあるモノに変りない】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 22:13:47.40 ID:iP/G2kaho
>>116             コンタクト
(機関の人間か・・・ならば、接触をもつのも悪くない)

【隙を窺うように、赤い瞳を覗き込んで】
【相手の出方を窺おうとしたが】

―――・・・ちゃん・・・・・・

【打って変わって陽気に騒ぐ青年に、ふうとため息】
【シリアスに行こうと思っていたのが、調子を狂わされたようだ】

あー、まず、私達は双子ではない。いや、双子と言えなくもないのだが
経過年齢はは私(此葉)が17、 私(夜夢)が19
肉体年齢で言うなら12歳前後だろうか・・・

【曖昧な返事を淡々と重ね、もう一度深く息を吐き】

・・・残念だが、恋愛対象では無い・・・

【これは、恋愛をしている暇など無い、という意味で言ったのだが】
【不機嫌にも見えそうな無表情の上で、果たしてまともに伝わるだろうか】

121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 22:16:49.69 ID:oIiCiKXZo
>>115
【右脚が後方に引かれて、左膝が軽く曲げられる】
【両足の踵を浮かせ、重心はやや低い位置へと移し】
【左の手首を額の前に、手の甲をゼーロに向けて構える】
【既存の格闘技などにはまず見られないような、奇妙な構えを作り】

人間に危害を加える異端≠、放置しておく訳には行きません!
神を信ずる者達の生をより良くする事こそは、我等が戦いの最優先事項であり原理!
悪魔の手先が居るのなら、その主人毎―――……

【右の拳を、更に後方に引いたのが合図】
【音も無く両足が地面を押して、ルージュの体が沈みこむように前方へ】
【元々遠くも無かった二者の距離を、一息に詰めようとして】


―――……と、っと

【一歩だけ進んで、がちん。靴の金属板が石でも踏んだのか、硬い足音】
【強引にブレーキを掛けたため、前方にややつんのめる】

もう一度、確認しましょう。魔翌力の制御が出来てないんですね?

【先程は、イエスとだけ答えを受け取った問いを繰り返して】

……いや、魔翌力だけじゃなく、他にも色々……えーと、感情とか、その他とか
兎に角、色々と制御出来てない事が有るんですね?

……あーもう、本当にしたくないのかしたいのか、良く分かりませんね!
二択はこういう時に使いなさい!傷つけたい、傷つけたくない、今夜の御注文はどっち!?


【質問に、本当に必要な答えを求める為に捕捉をする】
【間合いは先程より近くなった。当然ながら、魔翌力も殺気も、発信源に近づくのだが】
【ルージュは、構えこそ解かないものの、それに臆する程に肝が小さくは無い様子】
【「傷つけたくなる」「本当はしたくない」、矛盾する言葉のどちらが『真』か】
【言葉巧みな説得、などという技量を持ち合わせない少女は、ストレートに突っ込んム事にした】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 22:19:52.80 ID:MQhQFwrc0
>>118

…………どういう事だ、おい…………
"とりあえず……追手じゃないのは、間違いないようではあるが……"

【怯えて木陰に身を翻してしまった少女を視線で追いかけながら、なんとも難しい顔で離す火傷の青年と蛇】
【突如、凄まじいスピードで接近してきたと思えば、怯えて姿を隠してしまう――――行動のつかめなさに、負に落ちない物を感じていた】

…………ブルーライン、か……
「魔法使い……ねぇ…………魔術師とは違うのか……?」

【姿を現した鎧――――ブルーラインには、それほどのリアクションは無かった】
【先ほどの少女の出現のインパクトから、まだ立ち直り切っていないと言うのが正しいだろうか】

…………情報、情報……かぃ…………
「まぁ……今日のところは引き上げにして、一端城に戻るか?
――――戻った方が安全そうだしな、色々と…………」

【情報をやり取りしたいと言うブルーラインに、わずかに難色を示す火傷の青年】
【自分たちは『Justice』ではない以上、自分たちがその情報を受け取っても、伝達と言う面では不徹底な部分が残る事を懸念していた】
【しかし、コートの青年の方は城に向かう事を快諾し、皆で城に向かうかと提案をする】
【――――その視線は、油断なく周囲を警戒し、稽古の切り上げを宣言しながら、武器を持つ手に一層の力を込めていた】

――――『哲学者の卵』、だと…………!?
…………オーケー。アレが話の種なら、拒否する理由はねぇよ…………なら、行こうぜブルーラインよぉ?

【難色を示していた火傷の青年だが、『卵』の語を聞いた瞬間、表情を一変させるとコートの青年に同調する】
【何か、『卵』に対して青年も思う所があったのか――――ともあれブルーラインに対し、城に向かおうと仕草で合図する】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 22:22:33.68 ID:VrI846rr0
>>117

 ほう………事情は解った

 不殺≠セ。其処が他組織とは違う。悪の排除では無い、悪の更生がこの組織の目的ではある様だな

【異形は印象に反さず反応やらも素気も無い。故に簡素に短く教える。其れは何処か客観的でもあって】
【然し、一応「解り辛いか?」とは訊いていたりはする。其れを利用するかは委ねるとしても――】

 後は余り好しとしない連中が多い事=A新しい組織故の小回りの良さが在るだけの話、だ

【薄情=Bそんな印象さえも与えるだろうか。もし、ポスターを見れば正義への煽り文句】
【――詰まりは、そんな事情である】

【然し、彼は嘘は云わないのだ。其れは相手の為を考えての考察でもあった】
【表情は矢張り変わらない故に、其の内包する感情は察し難いが。どうだろうか――】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/19(木) 22:25:56.75 ID:kjrvITvFo
>>119

ん、あれは…?

【青年は走行してくる音と、機械的な音声の呼びかけに気づいたのだろう】
【そちらの方向を力の抜けたような瞳で見て】

あれは…カラクリか―――?
まさか、走馬灯なんて見えてるんじゃねぇよな…

【今にも意識が遠のきそうな青年】
【本来なら警戒するはずなのだが、歩いて町に向かうだけでも精一杯で】

【青年の血まみれの左の太ももは何か鋭い物に撃ち抜かれた様で】
【左腕にも若干のかすり傷はあるが――特筆するような大怪我でもないだろう】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 22:30:47.44 ID:aIj7149Oo
>>120
【二人の曖昧な返答に、青年は僅かに首を傾げて】
【「能力者、か…?」と、小さく呟いた】
【思考の一部が漏れ出したかのように小さく微かな呟きだが、二人の耳には入ったかも知れず】

肉体年齢12歳、か…犯罪になんじゃねコレ…
って恋愛対象じゃないなら大丈夫じゃん!良かったー犯罪にならな…い…

【やや遅れ気味に、振られたと受け取ったのだろう】
【ポジティブなんだかネガティブなんだか、こいつもこいつで曖昧だ】

…あ、俺の事は好きに呼んでねーウェスとかカー君とかお兄ちゃんとか。

【最後はただの願望である】
【こんな陽気な調子を崩さずに、ウェスカは次の質問に移る】

―――――んで、二人はどうしてこんな物騒な場所に?
君たちみたいな子は、真っ先に戦闘狂いの危ない奴らに狙われちゃうよー?

【冗談めかして首を傾げ、二人のアクアブルーの瞳を燃えるような赤の瞳で見据える】
【担いだ大鎌は、再び鈍く月の光を跳ね返し】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 22:31:17.80 ID:OjpPxyzBo
>>123

成程……ある種、徹底した正義とも言えますが、現状は難しい
他との志の違いから足並みは揃わず、寧ろ引き合いがち
しかしながら、貫くところを通し続けられれば魅力的な集団、ですな。

……いや、いや。私としては、単なる正義よりも好みです

【右手を顎へと当てて、僅かに首をかしげながらの独自解釈】
【合っているのか外れているのかは兎も角として、見るのが趣味のような所があるのか】

……質問ですが、此方は殺さずで相手が殺しに来たらどうなさるので?
世に絶対はございませんから、毎度死なずの対応というのも難儀致しましょう

あぁそれと、仮に戦争を個人の考えで起こすものをどう思われますかな。

【続けてそんな質問をして、また相手へと視線を戻す】
【異形だろうと、気にしないのか。肝ばかりは、太いようだが。】

127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 22:33:16.46 ID:FT0jyHZJo
>>122
”…僕が急かしたんだよ、なるべく早く話がしたくて、気が急いてしまった”
”驚かせたのならすまないね。ちなみに、あれの最高巡航速度二歩手前だ”

【二人の反応から、ローズとの邂逅に問題がある事を察したラインは、謝罪と注釈を述べる】
【ローズは速さが自慢なのだと、言外に自慢しているように聞こえるかもしれない】
【ほんの、ほんの僅かに誇らしげだった。少女の『声』がどこかで『声』を必死で抑えて笑っている】


”称号みたいなものさ、気にしないでほしい”

【自身の名乗りには、曖昧な言葉で質問を打ち切る】
【説明するのが難しいとか、秘密があったほうが面白いとか、訳のわからないことを考えていたのかもしれないが】
【鎧のモノアイは明後日のほうを向いてしまい、良くわからない】

【ただ、周囲の警戒網を張る彼らに感心していたのは、間違いないらしく】

(”戦士としての錬度は高いな、この二人”)

【言葉に出さないにせよ、二人の動向をちらちらとモノアイが追ってしまう】

【その間、ラインが二人と話している様子に警戒を解きつつあるのか、ローズが木陰から現れる】
【何故か落ち込んだ様子で、俯いてもじもじ、何かを言い渋っている様子だけれど】

ほらローズ、そういうときはなんていうです?

【『声』に促されて、小さくうなる】
【そして大きく息を吸って、でも小さく、蚊の泣くような声で】

「………おどろかせて、ごめんなさい……」

【謝って、俯く】
【自分の行動が迂闊であったと、反省しているらしい。もっと穏やかに出会えていたらとか、そんなことを木陰で説き伏せられたようだ】

”…積もる話はあるだろうけれど、とりあえず城に向かおう”
”話はそれからだ”

【ラインがそう提案すると、鎧は一度崩れ、砂のように消えた】
【そして青年達に促されるまま、城へとローズは向かうだろう】
【一同歩調を合わせ、二人の後ろを、置いていかれまいと】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 22:34:50.22 ID:MMwGVqhMo
>>121

【その問いを受けてゼーロは】

……うん……そう、自分で制御が出来てない……みたい

【もう一度同じく肯定して、額の汗を左腕で拭う】
【胸が痛むのかまだそこを押さえていて、呼吸もまだ荒い】

【そして魔翌力、感情、その他…とその何れにも首肯して】
【最後の二択には】


――――傷つけたくない……

【ぽつりと、消え入りそうな声で答えるだろう】

【その答えをまとめる限り、ゼーロはもともと魔翌力の制御が出来なかったのだろう】
【さらに、殺戮衝動が加わっていて、感情の起伏が激しくなっているようで】
【先程の冗談もそれが原因なのだろう。彼女の意に反する言葉が口を突いて出てくるのだ】

【そして最後の答えを聞く限りでは、彼女は人を傷つけたくないようで】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 22:37:20.79 ID:66lAjemfo
>>124
アー ! ヤッパリ オオケガ !
【アイロンのような形状の足裏で地面を引っ掻きながら、青年の前で停止。砂埃がもうもうと上がる】
【ロボットは両腕で自分の頭(というか胴?)を挟んで大声を上げ、まるで機械らしからぬ様相】

ダ ダ 大丈夫 デスカ …… 大丈夫 ナ ワケ ナイデスヨネ !
デモ ドーシタ モノカ 、 私 機械ノ リペアキット シカ 持ッテナインデスヨ !

アー アー ドウシヨウ …… ドウシタラ イイデスカ !?
【左脚に向けたカメラアイを四本指を交差させて見ないようにしている】
【このロボットに精神的ショックを受ける要素でもあるのだろうか】
【その場を右往左往、地面をドスドス揺らして慌てる姿は傍から見るとコミカルですらある】

ド 、 ドースル モ ナニモ アリマセンヨネ !
ドコカ 国 ニ ツレテイキマス ! 国 ノ 名前 モ 知リマセンガ!
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 22:43:02.20 ID:iP/G2kaho
>>125
【男が漏らした一言を、二人はあざとく耳にし】
【二人で顔を見合わせ、何かを耳打ちする】

・・・元々、私達に年齢の概念は薄いし・・・好きに解釈してくれて構わない。

【相手の言動にも自分の発言にも、】
【まったく表情を変えない所が怖い、別に怒っているわけではないのだが】

では無難に、ウェスカーと呼ばせて貰おうか・・・


・・・元々、能力者に接触する事が目的だから
襲われようとナンパされようと、それは手段の一に過ぎない

【以前低いトーンのままで呟く、静かな瞳は男のそれとは対照的】
【例えるなら、月を写し取る、夜の湖――】


さて、唐突ながら本題に移らせて貰うが・・・私が“機関”の上層部と接触することは可能かな?
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/19(木) 22:44:35.59 ID:kjrvITvFo
>>129

こいつぁ…てんばなカラクリだぜ…

【青年は半ば笑いながら今にも消えそうな小声で呟き】

国…いや、どこか医者がいるとこに連れてってくれねぇか……
もう足が動きそうにねぇ…

金なら、やる…

【青年は手が震えながら懐から小判を取り出すが、力が抜けて落としてしまい】

手まで力が抜けてきやがった…

【青年は病院に連れていってもらいたいらしい】
【もしこの後ロボットに何をされても無抵抗だろう】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/19(木) 22:46:19.31 ID:uYgM+2Q40
【街中】

どこなんだろうなー…ここ

【町の端っこにしゃがみ込む白猫を抱えた17歳くらいの青年】
【服装はそこらへんに売っていそうな黒いパーカーに青いジーンズ】
【だが、その首には服装にはアンバランスな赤い赤いマフラーが巻かれており】
【背中にはサバイバルバッグが背負われている】


道に迷っちまってどうしようもねぇや

『にゃ〜』

【どうやら道に迷っているらしい】
【力無くため息を吐いてうなだれている】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 22:46:31.12 ID:oIiCiKXZo
>>128

ふむふむ……何事も、自分で制御出来ていない
だから誰かを傷付けそうになるけど、でも傷つけたくはないと……

……ならば、方法は一つ!

【改めて復唱してみれば、難しい話にも聞こえる】
【事の元凶が、内部の問題。外の事ならば、力づくでの対処も出来るのだろうが】
【内面の事となってしまうと、それは容易く治せるようなものでも無い筈だ】
【きっぱりと言い切ったルージュの、その提案はと言えば】


制御出来ないなら、出来るようになれば良いんです!


【夜間の静かな公園に、エコーを掛けて二度三度】
【反響して戻った声が繰り返すその言葉は、至極単純な思考をしていた】
【根本的な解決には、この時点で全く近づいていないのだが】

何をうじうじと、傷つけたくないならそうすれば良いでしょう!
魔翌力の扱いなんて、魔術師は呼吸をするようにしていますよ!
勉強して身につけられる事です、問題有りません!

【感情の問題は後回しにして、実際に後天的に取得できる技能での解決策】
【制御出来ないなら出来るようになれと、それが出来れば苦労は無いという意見なのだが】
【ルージュは、それが出来て当たり前だと信じているかの様に、一片の曇りも無い目をしている】
【こうも憂いを持たずに、ぺかーと書き文字をしたくなる様な笑みを、人は浮かべられるものなのか】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 22:48:08.16 ID:MQhQFwrc0
>>127

「いや……そっちが悪い事なんてないぜ……」
――――ちぃっと訳ありだが、追われてる身なんでね……それでピリピリしてんだよ、こっちは…………

【確かに、そのスピードに驚いたという面があるのは間違いようの無い事実だ】
【それでも、二人の意識に強く現われていたのは『敵襲ではないか』という、かなり明確な警戒】
【敵に狙われている事を現実の事として想定し、すぐそこに迫る危機と認識しているからこその、心の動きだった】

「称号、か…………」

【言わんとするところは、良く分からない】
【しかし、そこで言葉を区切られてしまった以上、それ以上の追及をする事も出来ず、言葉を濁してうやむやにしてしまうしかなかった】

じゃあ、行くか……ん?

【一同を率いて、火傷の青年が一歩足を踏み出そうとした時だった。少女が木陰から戻ってきて、何かを言いたげな様子を見せたのは】

あ…………? ――――ハッ、お前が気にする事じゃねぇよ
「……驚くぐらいなら、別に困った事でも無いぜ?」

【素直と言うべきか。居たたまれない様子の謝罪に、つい笑みをこぼしてしまう二人の青年】
【それぞれに『気にするな』と言うニュアンスの言葉を返すと、ブルーラインの言葉に従い、城へと歩を進めた】



【――――風霊統主の城1階 大広間】

さて…………まぁ、俺たちもここで厄介になってる身だから、歓迎ってのは出来ねぇが……
"…………先ほどの話……特に『哲学者の卵』について重点的に……詳しい話を、聞かせていただきたい……!"

【大広間に案内し、腰を落ちつけると、火傷の青年と、その首に巻きついた蛇がそう切り出す】

「お、おい待てよ…………考えてみりゃ、俺たちまだ名前を名乗ってねぇぞ?」
あ、あぁそうだったなぁ…………こいつはうっかりしちまったな?

【話を切り出す前に、相手の名前を聞いていながら、自分たちは名乗っていない事を思い出す青年たち】
【先ほどの一連の流れの中で、名乗る事を忘れてしまっていたらしい】

じゃあ、改めて…………俺はアストラ=O=ヴェイス。こっちのは俺の使い魔だ
"……ダハルと言う。以後お見知りおきを"
「俺は東 銀鶏だ…………世界一を目指してる、ただの流れの剣士だと思ってくれ」

【それぞれに名を名乗る、アストラ、ダハル、銀鶏】
【普段なら、もっと大げさで仰々しい名乗りを上げるはずの銀鶏だが、雰囲気が切迫している事を考えて、自重した格好だ】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 22:48:16.71 ID:7lFVZB1ao
【街中】

……………………。

【淡い真珠色の、およそ腰あたりまで伸びた髪を揺らし】
【ブラウンのタートルネックブラウスの上に乳白色のくるぶしまで隠れるような薄手のコート】
【茶色の革製のロングブーツを履き、首から小さな菱形のクリスタルと鍔に翼が柄尻に豹の頭が彫られた小剣のアクセサリを下げ】
【なにやら金属音のする麻布袋を肩掛け歩いてる女性の姿がそこにはあった】

【女性の頬には怪我でもしたのか四角いガーゼを貼りつけてあり】
【ブラウスの首元の端から見えるだろう巻かれた包帯、その怪我が痛むのか端整な顔を時折顰める】
【微かに女性から香る消毒液の臭いから彼女が病院から出てきた事は推測出来るだろう】

…………うわ、っと……危ない。
(数週間入院しているだけでここまで鈍るか、面倒臭がらずにリハビリでもしてから退院しておけばよかったか)

【女性は普通に歩いていたが突然足をふらつかせ】
【二歩三歩と惑うように足を進めながらようやっとその足を止め、一息】

むう、失敗だ……。
(心なしか体力も落ちているようだし少しばかり休憩するかな……)

【ガチャンと布袋を肩にかけ直し、ゆっくりと通りの壁に近づいていき】
【そして背中を預け、その軽い衝撃からも肌の下の傷が痛んで】

く……う…………はあ……。

【漏れ出る苦悶の声を噛み殺し】
【疲れたような瞳で暗い空を見上げるのだった】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 22:49:49.47 ID:VrI846rr0
>>126

 そうだとは云わない―― 俺が貞操事を並べた所で奴等に得な事等は無い
 ………省みる事の一つ位はしないよりはマシだろうが、まぁ此れだけは云える

 俺は他の正義や悪も理解は出来る。只、同情は出来ないだけ。同情したって得る物は無い……

【倫理観を持つ彼に反し異形は冷たい。其れこそ、氷≠フ様に――】
【――然し、其の冷たさが今迄生きて来れた経験≠ネのかもしれない――】

 その質問に応えは無い……新しい組織だからな

 然し、俺ならば戦闘不能≠ノ陥る迄叩きのめす。無論、殺しはしない……只、”叩きのめす”だけだ
 
【一端彼から眼を離し銀の瞼を閉め、ゆっくりと瞬きをする異形】
【――同意を求めようとはしていない。眼を反らしたのはそんな意味もあったりもした】


 戦争を個人の考えで起こす者……?

 フフ……正しく、愚か者≠セ。然し、理解は出来る……同情は出来ない


【眼は反らした儘だ。彼は先ほど言った事を重ねる様に告げる】
【―― 彼は恐らく、自分の中途半端な倫理観を理解している。だからこそ、理解は、求めない】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 22:53:33.32 ID:aIj7149Oo
>>130
【ウェスカは相変わらず冗談めかした軽い調子で、二人の返答を聞いていたが】
【話が本題に移ると、その赤い瞳は怪訝そうに細められた】

…可能だと思うけど。あー、断定はしないから。
つーかどの程度の上層部なのか、それに依る。
上位ナンバーなのか、支部長なのか、本部の役員なのか、議員なのか。
尤も本部の役員連中は金と権力に溺れたただの老害だから、話すだけ無駄だろうが…

【二人が接触を希望するのは誰なのか、それを問う】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/19(木) 22:57:04.75 ID:uYgM+2Q40
>>135
『ふにゃーふにゃー』

ん?どうした?猫

【猫が突然忙しく鳴き始める】
【不思議に想い青年がそちらの方に首を向けると】

…怪我人か?
……一応、話しかけてみるか

【白猫を抱えた、黒いパーカーに青いジーンズ】
【その平凡な服装にはまったく持ってアンバランスな赤いマフラーの少年が】
【サバイバルバッグを背負って女性の方へ向かう】

あのー……
大丈夫ですか?
…病院とかいった方がいいんじゃ…

【相手の顔を覗き込み】
【心配そうな顔で猫も一緒に相手を覗き込む】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 22:57:38.29 ID:iP/G2kaho
>>137
【可能だ、その言葉を聞いて、ほっと顔が綻ぶ】
【彼女らが見せた、初めての安堵の表情】
【確定事項では無いにしろ、可能性があるだけで有り難かった】

誰でもいい、そこまでは問わないが・・・
出来るだけ、上の方がいい。それも、なるべく多くの情報にアクセスできる人物が。

【どうやら、彼女たちは情報が欲しいようだが】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 22:59:06.86 ID:66lAjemfo
>>131
オ医者サン デスカ ! 了解デス !
【青年が落とした小判を拾い上げて敬礼。承った】
【球体型カメラアイの周囲を緑色の線が走り、血管が脈動するように光が走る】

地形ログ 参照... OK
バッテリー残量... 問題ナシ
エラー... 0  警告... 0 許容範囲内

【青年の体を優しく抱き上げて、両腕でお姫様抱っこ】
【機体の上に乗せるという手もあったが、落としてしまう危険や風に晒す影響も考えるとこれが一番だ】
腕部 緩衝機能 最大
【背部ブースターに光が収束し、カップ型の噴出口がびりびりと揺れる】
【姿勢を低く保ち、まるで息を吐くように暫く押し黙る。空気は静かに流れ、まさに束の間の静けさは――】

GO !!!
【―― 一瞬にして吹き飛んだ】
【燃料対距離、それにかかる負荷も加味しての最大スピードを炎にして噴出し】
【向かう先は……水の国】

【にア クリムゾる】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 22:59:56.63 ID:FT0jyHZJo
>>134
【二人の反応に、おどおどしながらも、ローズは小さく笑った】
【気にするなといってくれた二人の心遣いは、ちゃんと届いたらしい。まだ十全ではないにせよ、少し態度は軟化するだろう】


【城一階、大広間】

”なるほど、身を隠すならこれほどいい場所もないな”

【一大正義組織、『Justice』本拠地】
【そこに身を隠すという事は、ほぼ鉄壁であるといってもいいだろう】

【ラインは組織に対してあまりいい印象を持ってはいなかったものの、名前だけは何度も聞いた】
【実績がある以上、そこは否定しようがない。二人の選択はおそらく間違っていないと肯定的だ】

【豪華な内装の大広間に、きょろきょろと視線を動かすローズ】
【こんな大掛かりな施設に来たことがないのか、とても物珍しそうだ】

【そして再び、鎧として姿を現したラインは、同じく手近な椅子に腰を落ち着けて楽な姿勢になる】
【猫も応接用と思しきソファに座って、インナーの中から取り出したタオルで足を拭いている】

”よろしく、アストラ、ダハル、銀鶏。目標が高い事はいいことだと思うよ”
”こちらも、改めて。僕はブルーライン”

姿なき身分での挨拶をお許しください、ブルーライン様の使い魔、ブルーベルでございます。

【『声』は、鎧の隣から発せられた】
【鎧と寄り添うような位置、頭の位置は更に低い、付き人の配置だろうか】
【徹底して丁寧な挨拶を返す使い魔】

【二人の名乗りを受け、インナーの中にタオルを仕舞い込んだローズは立ち上がり、お辞儀】

「ブルーローズです、よろしく願いしますっ!!」

【元気な挨拶をする猫は、先ほどよりも表情が明るい】
【一通り終われば、再び椅子に座ってくつろぎ始めるだろう】


”…さて、まずは”

お待ちを、マスター。

【付き人に徹しているはずの使い魔が突然口を挟む】
【珍しいなと、顎で続きを促すライン】

ヴェイス、ということは…あなた、レイドさんとお知り合いですか?

【冷静に、感情をなるべく抑えた『声』】
【ぴくりと、ローズも反応するだろう。相手の返事を伺い、暫し待つ】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 23:00:35.84 ID:OjpPxyzBo
>>136

ふむ、同情はお嫌い……いえ、出来ない、と。

惜しい方だ。同情というのは好まれる言葉では有りませんが、得るものは多い
相手の立場に移って物を見、考え、そこから何を学び取るか、感じるか
私はそういった事、好きでして。ぜひ一度、同情なさることをオススメいたしますよ。

いやなに、勿論指示というわけではなく、あくまで勧めですが。

【ふと笑みを作って、話に聞き入る。物を考えることが、好きなのだろう】
【そしてまた話すことも好みと見えて、尚益々の文化人ぶり。】

力を見せて抵抗は無駄だと思わせ、その上での更生を図らせる……
つまりは、そういうことでしょうか。だとすれば少しばかり、暴力的ですな

しかし、志の方向からして他にやり方も無し……茨の道というやつですか


そしてさて、まあ、なんと……愚か者、ですか
いや、分かってこそおりましたが、面と向かって言われると難しいですな

時に、貴方様には“夢”というものがお有りですか。

【ふ、フ、と笑んだまま、視線はズラさずに相手を見続ける】
【小柄で細身で如何にもな茶人姿―――はて、さて。】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 23:01:07.99 ID:FT0jyHZJo
>>141
//すみません、間違えました
//「お知り合いですか?」の部分を、「何かご関係が?」と差し替えてください
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/19(木) 23:06:57.27 ID:kjrvITvFo
>>140

(風がここちいいぜぇ…)
【風を受けながら心地よさそうに青年は眠りにつき】

【ロボットに担がれ風を受け―――――水の国の病院前に到着】
【青年は目を覚まして周りを見渡すと】

さすがに速いな…オイラでもびっくりだ…

【人間では到底この速さで到着はできないであろうと】
【青年は酔った様子も見せずただロボットの性能に驚かされて】

すまねぇな、どうやらおめぇさんのおかげで助かりそうだぜ
わりぃが、医者のとこまで運んでくれねぇか…

【そういい青年はロボットに頼む】

【診察後の病室までキンクリですかな?】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 23:10:01.95 ID:MMwGVqhMo
>>133

―――――――。

【単純。単純すぎる。でも、確かにそうだ。ただ問題なのはその過程だけで】
【ゼーロはその答えに一瞬驚いて眼を見開く。それも一瞬で】
【「わたし…魔術師じゃないんだけどな…」と、零すだろう】

【荒い呼吸はだんだんと収まっていく。やはり同調するかのように漆黒の魔翌力もゼーロの内側へと】
【完全にではないが吸いこまれていって、額に残った汗をもう一度ゆっくりと吹き取り】
【地面を踏みしめる足の感覚を確かめるように少し力を入れて、その立ち姿を正常なものへと変える】
【すっと一度軽く深呼吸して】


―――それができたら……苦労しない……

【問題あるし!とでも言いたげな口調で、ルージュの顔を元の無表情で見つめながら呟く】
【なぜこうまで真っ直ぐで、淀みがないのだろう。いや、もしかするとゼーロも本質は純粋で真っ直ぐな性格をしているのかもしれない】
【ただ今は卵≠站カ気の所為で隠れているだけで】
【ともかく、愚直なほどに真っ直ぐなルージュが少し羨ましくて、直視できなくて少しだけ視点を上へ向ける】

【自然と星空が視界に入るが――何故か街の向こうの星よりも】
【彼女の頭上に瞬く星の光だけが、力強く感じられた】


そういえばルージュは………哲学者の卵って……知ってる?

【すっかり落ち着いた様子で、そう尋ねるだろう】
【使用すれば人を闇の中へと引き摺りこむ、その悪魔の卵の存在を、教会¥椛ョの彼女ならば聞いたことはあるだろうか】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 23:10:28.83 ID:MQhQFwrc0
>>141

"ブルーライン……ブルーベル……ブルーローズ……了解した。よろしく頼む"

【それぞれ、改めての自己紹介に頭を下げるダハル】
【三者それぞれの名前を反芻し、相手について大まかに把握した】

「…………ちょっと待て、レイドだと……!?」
――――!?
…………レイドは……レイド=E=ヴェイスは俺の妹だけどよ…………
あんたら、あいつと会ったのか?

【出てきた名前に、それぞれ明確な反応を返すアストラと銀鶏】
【彼等は、ブルーベルの予想通りにレイドの関係者で、更にアストラはレイドの兄だという】

……と言う事は……『卵』についての件……レイドにも関係あんのか?

【アストラが『卵』に興味を向けた理由。それはひとえにレイドにあった】
【『卵』を破壊する方法を確立したレイドの、更なる助けになるのかもしれない――――その意識がアストラに働いたのだ】
【そして、その情報をもたらそうと言う相手がレイドと面識があると聞き、更にアストラは深く事情を聞こうとする】

「……レイドなら、今は部屋にいるはずだけどよ……呼んでくるか?」

【どうやら、彼らだけでなくレイドもまた、この城に保護されているらしい】
【銀鶏は、レイドを呼んでくるかとブルーラインに向けて問う】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 23:12:46.12 ID:aIj7149Oo
>>139
【二人が情報を求めていると気付くと、青年は軽く鎌を握り直した】
【それはちょっとした、些細な動作にしか見えないが―――――】

りょーかい。
議会事務局の方は関わるの嫌だから…俺からアポ取れるとすると、各支部長か。
んで、こっちも本題。

【ぐおん、と大鎌が空を切った】
【二人を指し示すかのように、水平に向けられたそれは】
【まるでウェスカと少女二人の間を裂くように、嫌な存在感を示していて】

―――――何の情報を、求めてんのかな?

【口調も冗談めかした雰囲気も変わらない、だが】
【抱く空気は、痛い程に張り詰めている】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 23:17:04.39 ID:66lAjemfo
>>144
//診察後の病室、そのてがあったか。それでいきましょう

【診察後】

…… ア スミマセン 。

【高さもさることながら横幅がデカい】
【大きい病院でよかった。でなければ入ることすら断られただろう】
【廊下の向かいからやってきた車椅子となんとかすれ違いホッとしたところで】
ゲッ 。

ウワワワワワ オオー !
【更に向かいからやってくるは大きな処置台と付き添いの医者に看護師に親族に】
【慌てて青年があてがわれた病室の扉へ、腕も脚も限界まで折りたたんで何とか体を捩じ込んだ。セーフ】

……アー オ見苦シイ トコロ ヲ。
【勢い余って病室の床に転がったまま、消え入りそうな声で言った】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 23:17:57.20 ID:7lFVZB1ao
>>138

ん……?

【人の気配、そして意識が自分に向いたことから女性は上げていた視線を下げる】
【彼らを視認しても女性の表情は機微な変化すら見せない、無表情に近い】

(……敵意はない、となれば一般人……か?)

【いや、一瞬だけ怪訝そうな表情を薄らと浮かべた】
【話しかけてくる人間が全て普通の人間とは限らない、重要なのは判断力だ】
【やがて自分に害はなさそうだと判断し怪訝なそれは影すら残さずに消えた】

見ず知らずの君に心配されるのも申し訳ないが……。
病院には行って帰ってきた所だから……。

【頬のガーゼを示すように下へと視線をずらす】
【消毒薬の臭いが風に囚われ少年の鼻にも伝わるだろう】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 23:18:10.42 ID:VrI846rr0
>>142

 同情をすれば恐らくは、相手と同じ立場に立った気には成る

 ―― 俺は其れでは駄目なのだ。更に其の”土俵”に立つ物好きが居れば目にも当てられん
 ……俺は、徹底する事に決めた。一度決めれば変えようとする気は無い。すまんな――

【異形には最早、「徹底」以外に取り柄が無いのかもしれない。故に彼なりに丁重に断ってはいる】

 ……考え方の相違は互いに大きな溝を産む

 ―― 奴等は非常に頑固で必至だ。俺は其れに応える事を誇りに思う

【どんなに舌戦を繰り広げ貞操事を並べても、勝てない戦闘が、在った】
【無論それは”全て”では無い。然し、其れに応える事は悪くは無い事ではあった】

 ……難しい?

【目線を合わせる序に何とも中途半端に問うて仕舞った後】


 夢ねぇ……まぁ、世界が平穏であれば好いさ


【皮肉の様に、其れを告げるのだった】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 23:21:24.45 ID:oIiCiKXZo
>>145

だったら、やろうとしたんですか!?

【この問いは、相手の事情を問いただしていないが為に、本当に答えが分からないのだが】
【もしこれの答えがイエスでもノーでも、ルージュは同じ言葉を続けるだろう】

魔術協会、教会=A民間の図書館、魔術の入門書なんて何処にでもあります!
生まれつき魔術師だなんて人間を私は見た事がありません!
魔術師じゃないから駄目だというなら、魔術師になれば良いんです!

苦労するけど出来るかも知れないのがこのやり方です、苦労しない方法など無し!
やってみて出来たら儲けものじゃないですか!いいや、出来ます!

【魔翌力が扱えない→じゃあ扱えるように魔術師のような技術を身につけよう】
【魔術師じゃない→じゃあ魔術師になろう】
【問題点一つに、それが長いか短いかは分からないが、直線での答えを出す】
【此処まで来れば思考に時間などかからない。単純な、ルージュにしてみれば当然に思っている事だからだ】
【腰の近くで固められていた右の拳は、形状そのままガッツポーズに移行していて】
【むやみやたらと明るい笑みは、この段階でも消えていない】

【その表情が曇ったのは、続きの言葉を聞いてから】

……卵≠ナすか……ニュースジャックでも見ましたし、知ってます
カノッサ≠フ兵器の一つ、人間に埋め込まれてその感情により孵化、人の精神を………ん?

……えーと、もしかして……?

【このタイミングで、そしてゼーロの現状を見て】
【こういう疑問を持つのは、然程回転が早くなくとも、不思議ではない事だろう】
【拳から人差し指だけ伸ばされて、ゼーロに向けられる。「貴女が?」と、短い言葉と共に】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/19(木) 23:24:42.99 ID:uYgM+2Q40
>>149
…満足に体力回復してないんじゃないか…?
その様子だと


【相手の怪訝そうな表情にはきづかず】
【消毒液のにおいが鼻につき、さきほどよりもっと心配そうな顔になる】

でも、病院にはいったんだろ?
だったら…うーん…

【猫を抱えたまま深く考え込んでいる】

とりあえずここじゃぁ人目がつきそうだから動いた方がいいとは思うけど…

【白猫を抱えたまま深く考え込んでいる】
【どうやら、目の前にいる怪我した人間を放っておけないらしい】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/19(木) 23:25:03.00 ID:kjrvITvFo
>>148

【青年の病室、そこはどうやら2階で窓から町並みの風景が見えているだろう】
【着ていた派手な服は壁のハンガーに掛けてあり、2対の大きな煙管は片隅の机に置いてあって】

気にするなってことよ
アンタはオイラの命の恩人だからな

【水色の患者服を着た青年はベッドに仰向けで、顔だけ其方の方へ向いて】

しばらくは絶対安静だっていわれたぜアハハッ…

【少しは元気を取り戻したのか少し笑い口調で】
【ただ、包帯が巻かれた左足はしばらく歩く事すら困難か】

そういや、何か用事があったんじゃねぇのかい?

【青年はそのロボットに聞いてみた】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 23:25:18.33 ID:iP/G2kaho
>>147
【空気の変化を感じ取ったのか、その表情は無機質なものへと戻り】
【鎌の切っ先を見つめながら、重い口を開く】

・・・ある方からの依頼だ、 ・・・“とある能力者”の情報を提供してほしい。

過去の経歴、出生記録、手に入るものは全て、だ。
その名前は、―――・・・

【言葉に詰まった感じで、眉をひそめ、一度口を噤む】
【僅かの沈黙の後、落とした視線の先を、赤い瞳に戻して】

・・・余り他言されると、困るのだが・・・


・・・・・・・・・名前は、『ミラ・ミレア』。

    『ミラ・ミレア=ユニフィールド』 という人物だ。
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 23:30:44.25 ID:FT0jyHZJo
>>146
やはり、彼女の近親者の方でしたか。
…はい、以前一度、ローズが生まれて間もない頃に。

”けれど、彼女は今回、直接卵とは関係ない”
”それとは別に、個人的に気になることがあるから情報を集めに来た、というのが正しい”

【鎧はちらりと、ローズを見た】
【彼女は話の内容を懸命に聞こうとしているようだが、レイドがいる事に反応して周囲を探っているに過ぎない】
【顔見知りとあえるのが楽しみといった風情だが、ラインは首を振る】

このような時間です、彼女もおやすみになっているでしょう。
それには及びませんよ。

【ベルはそう、柔らかく申し出を断るだろう。気遣いの出来る使い魔か】
【しかし、ラインは空気を引き締める】

”直接はないが、無関係であるとは言い切れない”
”彼女の兄なら、知っているだろう? イル=ディザスターの名前を”

【ラインはそうして切り出した】
【可能な限り纏めようと頭を捻りながら】

”櫻の天座で、R.I.Pが蜂起した事件を覚えているだろうか”
”あの会戦、僕らも参加していた。そして僕らの前に立ち塞がったのが、他でもないあの天災だった”

現在ローズが使っている体は、マスターが使用する仮の遠隔操作端末でした。
命を持たない、ただの人形…それを駆り、マスターはかのR.I.P総帥カーネルの野望に異を唱え、抵抗を続けていたのです。
額に穴を空けた死体を操る、天災を前に一進一退の攻防…協力者の方共々、善戦していました。

【ラインとベルは、互いに互いを補完しながら一つの事を語ってゆく】
【けれどベルは、真剣に話を聞こうとしていたけれど、流石に難しいのか眠気眼を擦り始める】
【時間も遅い、猫には辛いのだろうけれど、舟を漕ぎながら、猫は話を聞いている】

ですが、天災は大技を繰り出しました。
屍兵の大本、怨嗟の声を魔力諸共放出する大技…それをマスターは、協力者の方をかばうため身を挺したのです。

”…そのとき、あの身体にはある理由から、哲学者の卵…その欠片が混入していてね”
”おかげで能力の使用に異常が起きたりと、以前から問題があった”
”その欠片が、天才の攻撃を受け、憎しみを吸い上げて、形を作った”

【……瞬間、猫は眠ってしまったのか】
【目を閉じて、ソファーに倒れ込もうとするだろう】
【同時に、何故か鎧がまた砕けて、砂になって、猫は自らの腕で身体を支える】

”…僕の能力は、生成した魔力を、収拾した情報を持って指向性を持たせる…いわば、模倣能力”

【身体を支え、座りなおした猫は、頭を抱えて、首を振る】
【その仕草に、先ほどまでの子どもらしさは欠片も見当たらず】


”…結果、欠片と憎しみを内包したこの身体は、収集した情報から命を模倣した”
”ブルーローズ誕生秘話…その仮説”


【顔を上げた猫の眼は、魔力によって青く輝いていて】
【それは、猫の身体を、今はラインが使っているという証左】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 23:30:47.83 ID:OjpPxyzBo
>>150

いえなに、所詮すすめですから……どうぞ、お気になさらず。
各個人で思考が変わるのは当然、徹底もまた一つの道でおかしくはない。

……ふむ。あなたは珍しく、見た目のとおりといった具合の方ですな

【何の気無しの一言だ。軽く、特別意味の籠められたような言葉ではない】
【顎に当てていた手を下げて、錦の小袋を持ち直し、一息吐いて】
【それから一度だけ頷いて見せ――――徐に、口を開くと】

私は、櫻の国の頂点を目指したいと思っておりまして
まあ所謂、天下取りですか……それを、近々起こそうと考えております

つまりは対極ですな、あなたの平和な夢とは。
戦乱を巻き起こし、武力を振るって世に立ち上がり
私が死するか上り詰めるまで、戦いというモノは収まらないでしょうから

……あぁ、難しいというのはつまり、どんな表情をすれば良いのかと。
考えはしていても、正面から愚か者と言われることは稀ですから


………さて、それでは私はそろそろ失礼致します
櫻の国、亞北刻永。貴方がたから見れば、きっと悪なのかも知れませんな

【く、と身体を曲げて一礼、名だけ告げると、男はその場を離れようとする】
【呼び止めるも、殴りかかるも、放っておくのも異形次第】
【勿論だが、彼を善悪含めてどう見るかも、観測者次第となるだろう】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 23:34:43.32 ID:7lFVZB1ao
>>152

体力はある、あるけどそれに伴う身体能力が無い。
結果体力を余計に消耗して……今に至る、というのが私自身の見解だ。

【実際入院前と退院後の体重を比べると……減ってしまっていて】
【つまり筋力が落ちてしまっていたのだ】

面倒臭がらず医者の言う事を聞いてリハビリの1つや2つでもすれば良かったのだが……
まあ、ああいう場所は色々と良くないから。

【「まあ、ああいう〜」のくだりは七割程嘘である】
【病院のリノリウムの床や不自然にまでに白い壁そしてあの特徴的な臭いが耐えられなかった】
【なによりも多種多様な人が居過ぎるというのは思うよりもストレスに感じたのだ、早期退院はそれ故の行動だった】

人目についた所で大した事はないさ、ここは表通りだし。
裏通りの獣達はそうそうここまで出て来ることはない、常識に守られているんだよこの場所は。

【彼の提案に彼女はそう言い放つ】
【というのもここを移動する事で体力を使うつもりはなかった】
【体力を僅かでも回復させる為にこの場で壁に背中を預けているのだ】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/19(木) 23:36:52.54 ID:66lAjemfo
>>153
ヨッコラ セッ ト
【出来る限り音を立てないよう静かに立ち上がる。頭が天井にガン、とぶつかった】
…… スイマセン 。

ハァ〜 …… デモ 助カッテ 本当 ニ 良カッタ 。
血 ガ 、 脚 ニ 穴 …… アー 思イ出シタクナイ …… 。
【両腕で自分を抱き締めぶるぶる身震いして】
ソリャー アンナ状態 デシタカラ ネ 。 治ル マデ ノンビリ 構エテマショウ 。

用事 ? イエ 特ニ ナンニモ 。
タダ 走行テスト最中ニ アナタガ 血マミレデ 倒レテタ 。 カラ 助ケタ ダケデス 。
【首を傾げて、指でボディの下の辺りをぐにぐになぞる。本当に人間のようだ】
【立っているのが辛くなったからか病室の床に座って】
ソレヨリ アナタ ノ ケガ…… アレハ 何故 ケガ シテタノデスカ ?
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/19(木) 23:39:25.91 ID:uYgM+2Q40
>>157
…いや、リハビリはしろよ
そりゃそうなるよ

【ぼそっと相手に聞こえないように呟くと】

まぁ、そりゃ裏通りよりはまだ安全か…
……体力が無いときは甘いものって言うからこれでも食うかい?

【ちょろっと猫とリュックサックを下ろし】
【リュックサックからチョコを取り出し相手に渡す】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 23:41:12.43 ID:aIj7149Oo
>>154
【二人の言葉を聞くと、彼は大鎌をすっと右肩に戻し】
【再び左手に端末を握って、操作しながら問う】

ミラ・ミレア=ユニフィールド、だな。
他にも特徴とか、そっちで把握している限りのソイツの情報を出してくれ。

ある方からの依頼、って事は…何故その人物の情報を求めるのかは、言えないかな?

【そして、ふと端末から顔を上げて】

他言は困る、ねぇ…。
ナンバーズ全員に知らせるのが一番効率的なんだが、その場合情報の機密性は保証できねーな。
水面下でいろいろ動いてたり、正義寄りだったりする奴らも少なからず居る。

それが嫌なら、本部内だけで機密処理するけど?

【他言がどの程度許されるのか、それを聞きたいようだ】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/19(木) 23:41:17.37 ID:MMwGVqhMo
>>151

そう言えば……勉強は……あ、したこと……ないなあ…

【一瞬、自分のことをよく知るために人造人間とは何か≠ニいう本を本を読んでいた記憶が蘇るも】
【よくよく考えてみればそれは魔術の勉強ではなくて、答えは、ノー】
【だけど勉強はしたことが無くても教会のある人物に相談を持ちかけたりしたことは、実はあったりして】


そっか……そう、だね……
わたしも……魔術師になっちゃえばいいんだ………そうしたら…
わたしの魔翌力も……全部、思うままにできるのかな……

【見事なまでの直球な言葉は、その人物にも依るが、心に大きく響く】
【ゼーロにとってジュールの言葉は、どうやら大きく響いたようで】
【その言葉からはどこか、一滴の希望が垣間見えるだろう】

【   だけど   】


―――――でも、………しばらくは多分…教会には……行けないから

【まるで一度、いや何度か行ったような口ぶりで。さっきも記したとおり実は行っているのだが】
【ともかく、その理由は次の言葉に収束される】

【貴方が?その問いに一度表情はそのままにその顔を俯かせて、一度頷いて肯定し】


だって………わたし……その卵≠吸っちゃった…から……
いつ暴走するかわからないから……行けない

【先程押さえていた胸のあたり――ちょうど心臓部分、そこをもう一度軽く押さえて】
【ルージュと出会ってからずっと様子がおかしかったのも、全部ではないが、卵≠フ影響が大きかった】
【教会へ行けないことが残念だというように紡いで】

【最後に一度、僅かに微笑んでみせるだろう】
【何もかも諦観してしまったような、ついさっき顔を覗かせた希望でさえも塗り潰してしまうかのような儚げな、笑顔】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/19(木) 23:45:35.34 ID:MQhQFwrc0
>>155

そうか…………要するに、『卵』は単なる絡みの一要素って事か?

【やや、表情に落胆を浮かべながらアストラはそう返す】
【彼女たちからすれば、『卵』の件はメインではないと言う事で、やや興を殺がれた恰好となった】

「……そうか。分かったぜ」

【浮かしかけた腰を、再び鎮める銀鶏】
【本当なら、情報交換と言うのであれば、人数は一人でも多い方が都合が良いのだが、確かに今はもう遅いと言うのも事実だ】

…………イル・ディザスター?
…………確か、ラベンダーの奴の親父を乗っ取ったって奴か?

【――――だが、ここで一つ、小さな齟齬が生じる】
【アストラは、イル・ディザスターに対してはっきりした認識を持っていなかったのだ】
【ラベンダーと呼んだ少女――――ラベンダァイスは、自分たちとはまた別の事情で城に居る身で】
【レイドは、当事者に近く詳しい情報を持っていたが、アストラとの情報共有は、完全ではなかったのだ】
【更に言えば、銀鶏はつい先日まで療養していた身で、そうした事情とはほとんど隔絶されたも同然だったのだ】

【――――もう一つ付け加えて言うならば、ラベンダァイスは現在、風霊統主の城を留守にしてしまっている】

「お……おい、ちょっと待て、今なんて言った……!?」
『卵』を身体に取り込んで…………だと!?

【曖昧な認識ではあるが、それでも話を追っていく二人はハッと顔を上げる】
【狂気の種とも形容すべき『哲学者の卵』――――それが何かに作用したと言うのなら、尋常ではない事態が容易に想像できる】

"…………憎しみの魔力と、『卵』の破片が、何らかの共鳴を起こして…………か?
しかし、それでは…………"

【難しい顔をして、ダハルが渋い声を上げる】
【その仮説が正しいかどうかの問題はあるが、もしそれが正しいものであった場合には――――到底歓迎できる組み合わせではないだろう】
【ダハルが渋面を露わした理由。それは『最悪の事態』が思考をよぎった結果である】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/19(木) 23:47:07.06 ID:7lFVZB1ao
>>159

む、…………そうだ、今はこんな風でも普通に生活していれば体力は戻る。
ならば一々病院でリハビリなどする必要もないだろう。

【とって付けたような理屈は屁理屈以外の何物でもない】
【それでも実際にその通りのように思える屁理屈である辺り狡猾というかなんというか】

(それに今日は月も出ているだろうし……な)
猫……ん?チョコか……。

【人が持つ小動物への愛情はどうやら女性にも少なからずあるようで】
【猫の優美とも言えるような動きに顔を綻ばせた】
【もっともその表情も直ぐに消え去り彼の差し出したチョコを受け取り、暫く黙りこむ】

……毒とかは入っていないだろうな?

【初対面の人間からの食べ物に警戒】
【疑心の視線を彼へと向ける】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/19(木) 23:50:53.68 ID:kjrvITvFo
>>158

おう、気にすんな!
物音の中で寝ることくらい慣れてるからよっ

【笑ってごまかした後ロボットが走行テスト中に彼を見つけたと言うことを聞き】

走行テスト…ならおめぇさんは誰かから作られてそれのテストをしてたって?
そうだとしたら、生まれて間もねぇのかい?

【テスト段階と言うことはまだできて日が浅いのだろうか】
【或いは早く走るために更にアップデートされたような物か】


ちょっと町外れでやり合ってな
相手は中々のやり手でねぇ、このザマだぜ

【青年は悔しそうに話をして】

走行テストとやらに戻らなくていいのかい?
オイラのせいで中断させちまって悪かったな

【彼はロボットを気遣っているようで】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 23:51:58.96 ID:VrI846rr0
>>156

 俺は嘘が付けない体質らしい……

【一言。銀色の瞼を閉め項垂れつつ。然し直ぐ立ち直る辺り、異形≠轤オい】

 ふむ。そうか……まぁ、云える事は正義を余り嘗めてかからない事だ

【異形は正義の脅威を知っている。其の可能性を知っている】
【或いは其れは変わった反応には見えるが―― 素直に云う辺り何とも、柄に合うのかもしれない】

 悪なんて概念なんざ無いさ。只、考え方が違うだけ。理解の仕方が違うだけ……

 ……亞北か、一つ忠告してやろう。其の道を選択≠オたのなら……全力でやる事だ

【――正義と悪。善と悪。其の相違は何なのだろう?】
【異形は、此処で彼の方向を振り向き。忠告する。其の様子は、真剣ではあった】
【或いは、其れは”感情的”とでも云うのだろうか――。定かではないが】

 ……その方が余程、あんたの為にもなるだろう

【其の呟いた言葉は聞こえたかは知れず】


 ―― 俺は、青義同盟のゼビレイ!……あ ん た を 理 解 す る 者 だっ!!


【其の声は低くとも。高らかに、名を名乗るのであった―――】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/19(木) 23:54:56.23 ID:iP/G2kaho
>>160
【青年が鎌をしまうのに合わせて、固くなった表情を崩す】
【相も変わらぬ無表情だが、少しだけ喜んでいる様にも見えた】

容姿は、女性、20歳前後・・・
特徴は・・・そうだな、私達を縦に伸ばした感じだ?

【どういうことだろうか、似ていると言うことなのだろうか】

本来なら、数人の間だけで片付けて貰いたいのだが・・・
贅沢も言っていられない。 当たれるだけ当たってみてほしい――


『ああ、ここにいたのか。』


【彼女の言葉に割り込むように、放たれた声は】
【二人の声にさらに重なり、不気味な不協和音を生む】

・・・なんだ、ルビー。折角情報が得られそうなんだ、邪魔をしないでくれ

『ふむ、邪魔をするつもりは無かったのだが。 邪魔したかな?』
・・・邪魔するも何も、同じ容姿の人間が3人もいたら・・・

『それは悪かった、ハイド、リッチー。ただ、時間だと言うことを告げに来ただけだ』

【二人の背後から現れた、少女】 【白い少女】
【その姿は、此葉、夜夢と名乗った二人とこれまた完全一致】

【ばつが悪そうに、頭を掻く此葉、深いため息をつく夜夢、】
【大鎌を担いだ青年を眺め、にこりと微笑む―――第3の少女】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/19(木) 23:56:16.92 ID:oIiCiKXZo
>>161

やっぱり、そうですか……厄介な代物ですね
人の感情で孵化する、取り除く方法はまだ確立していない
植え付けられたが最後、どういう結果になるかは分からない……

……しかーし!哲学者の卵には致命的な弱点が存在します!

【卵≠フ話題が出れば、流石に沈むかと思われていたこのテンションは】
【それでも全速力で浮上してきて、あの笑みも顔に戻してしまう】
【致命的とまで言い切った、その弱点とは】


負の感情を喰らって孵化するなら、そんなものを何処かに片付けてしまえば良いんです!

【これもまた、先程と殆ど変わらない発想の解答だった】
【尤も、こちらは条件が違いすぎる。それで済む問題では無いと知っているのだろう】
【断言してから次の言葉を発するまで、間は殆ど空けない】

そう、昔の人も悩みました。自分は何でこんなにカリカリするんだろう
どうして隣の人が持ってる物を欲しくなったり、誰かを殴りたくなったりするんだろう
ですが、全て悩む必要など有りません!

神様は、何処に居ても私達を見守ってらっしゃいます
私達が神様を信じるのなら、神様は私達を見捨てる事はありません
時には、試練という形で私達を鍛え、時には慈悲を与えてくださり……

【始まったのは、布教活動の宣伝文句であった】
【宗教関係者に係われば、人生で何度かは聞けるだろうこの手の文言】
【本題への入り方は、あまりにも急であったが】

……そして、『其処に居る』という事実を示して下さる事によって
私達は常に一人ではない、守られているという安心感を与えてくださります
悪魔が耳元で囁こうと、獣の牙に曝されようと、其処に神様はいらっしゃる
それを知り、信じる事が出来るならば、己の内の声など何も怖くは有りません!

【要は、ルージュ・コアントローは、信仰者なのだ】
【神という唯一無二の拠り所が有る為に、何事にも耐えられる】
【その対象が恋人だったり家族だったり、或いは世界全てである者も居るだろう】
【この少女は、信仰心という柱でがっしりと支えられているからこそ、背が曲がらないのだった】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/19(木) 23:57:43.72 ID:FT0jyHZJo
>>162
”そういうこと”

【猫は…いや、ラインは変わらず念話で話しながら、頭を掻いた】
【途中、イル=ディザスターへの反応が薄いことには気付いたけれど】
【彼らが卵に関心を持つ…その一点のみを抽出して話題を展開するラインは、スルーしたのだ】
【故に、小さな小さな齟齬は見過ごされることになる。この場では】

”この仔は爆弾だよ、疑いようもなく”
”だけど今は、その感情を制御する事に成功している。この指輪と”

【示した指輪は、左手人差し指にはめられていた】
【薔薇状にカットされた蒼い宝石が美しい指輪だった】
【ラインが示す指輪を、魔力を感知する目で見ることが出来れば、通された魔力がよりスマートに改変する路のようなものが見えるだろう】

私とマスターの二人係で抑制する事で。
マスターの称号、魔法使いはここで生きることになります。
一時的とはいえ、卵の魔力を制御する事に成功しているのですから。

”君と二人係だけどね”

【左腕を下ろしながら、猫はかぶりを振った】

”…で、それから一月近く経ってるわけだけど、最近気になる事があってね、情報を仕入れに来たんだ”

【話題変換のような切り出し方で、猫は一度細い溜息をつくだろう】
【相手の反応をうかがうような、自身の仮説を、ここで口にしていいものかと迷うような】

”最初は、あくまで模倣だった”
”命の模倣、僕らの知識を元に産まれたブルーローズは、それを辿って赤ん坊か獣の如く振舞った”
”単純な反射の元に成り立つ、原始的な感情によって”

”けれどさっき、君達も見ただろ? ロゥはある程度、複合した、人間らしい感情を持ちつつある”
”成長しているんだ、心が”

【それは、いいことであるはずだ。成長するに越した事はないと、普通は思うだろうけれど】
【ラインの口調は、冴えない】


”…感情が複雑化すると、僕達は制御できなくなるかもしれない”


【最後にぽつり、こぼしたのは】
【完成した獣が、獣性を持て余した獣が、檻から解き放たれるという惨事への、危惧】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/19(木) 23:58:33.76 ID:uYgM+2Q40
>>163
(それは屁理屈じゃないのか・・・?)

【ふと、相手の言葉につっこみたくなるがそれは口に出さない】

(ていうか案外可愛いところあるな)

【相手の表情の変化に気づくがこれまた口に出さない】
【出したとしたらなんだか嫌な目に会う気がする】
【まぁ、あくまで予感だが】

…毒って、何だって見ず知らずのあんたに毒を仕込まないとならんのだ
入ってないよ
要らないなら俺が喰うが?

【呆れた顔で断言し】
【相手の手元のチョコを取ろうとする】
【といっても冗談半分なので本当に取る気はなく動きはゆっくりだ】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 00:04:18.74 ID:1c1j4B4Ko
>>165

私が選んだ私の道……我道とも覇道ともとれますが、勿論です
骨を粉にし身を砕き、誠の意と心を持って進むと致しましょう
そしてまた、相手を嘗めるなど言語道断。

……決して、気も手も抜きはしませんよ

【さ、サ、と歩いてゆく。背後から見ても、とても夢に適った風貌ではない】
【然しながら言葉だけは確りとしていて、虚言妄言にはこれまたとても聞こえなく】

また是非何処かで、会って茶でもすすめてみたいものですね――――。

【やがて、姿は雑踏へと消えていく。聞こえたのかどうか、反応は無い】
【最後に見えた表情は笑顔であり、自信の表れであって、楽しげだった】
【それだけは確か。そして、終わり――――次に会うときは、敵か味方か。】

/お疲れさまでしたー!
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 00:04:19.55 ID:1pbbLNlFo
>>166
【二人が言った特徴も、端末にメモして】

あいよ、要するに白ずくめで目だけアクアブルーな姉ちゃん、な。
OK、当たれるだけ当たりつつ、出来るだけ機密性を保持するよう通告しとく。

【そして、第三の少女が現れると、「わーお!」などと再びおどけて見せて】

双子じゃなくて、三つ子とか?
って時間なのか、これはいけない…ガラスの靴は、置いて行ってくれよ?

【12時の鐘で魔法が解ける、あの童話を示しているのだろうか】
【得た情報の届け先を、そんな喩えで尋ねる】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/20(金) 00:04:59.33 ID:tnFBz5pPo
>>164
イエース 。
私ハ 人間ガ マシン ヲ 誰デモ 上手ヘタクソ 関係ナク
自分ノ手ノヨウニ 動カセル ソンナ スバラシー! 目的ノタメノ 実験一号 ナノデス !

Gauntlet Frame 略して GF 私ハ TIGERタイプ ノ プロトタイプ デス。
呼ビヅライ ナラ 『イツキ』 ッテ 呼ンデネ 。
【親指パーツをぐっと立てて自分を指差す】

ホホー …… ヤハリ コノ辺リ 物騒 デスネ。 用心 シナキャ 。
【ライフルを持って歩くロボットが言う台詞ではない】
【ついでに今、ライフルは機体上部に取り付けている。病院内で持ち歩くのはさすがに物騒と考えた故だ】

ハッハ ! ナーニ 走行テスト ナンテ ホントーハ 適当 言ッテモ バレマセンヨ !
【このあまりのざっくばらんさ、機械らしくなさは先ほど言ったとおり『人間がロボを動かしている』からなのか】
【しかし腕部や脚部は細かい部品や配線、更にそれらには5cmにも満たない細い部分も見受けられる】
【そんな構造をした2.5mの機体の何処に搭乗者が入れるというのか】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 00:06:27.12 ID:gwhygCAIo
>>169

警戒するに越したことはないだろう?
あり得るかもしれない最悪のケースに備えてそれで何も無かったのなら御の字さ。
何もしないまま死ぬよりはマシ、という訳。

【死にたがりの人間などそうそういない】
【生きる為には生存競争を続けなければならない】
【それ故、彼は初対面だから警戒を持って接したという事だ】

とんでもないいただけるのならばいただくよ、ありがとう。
そういえば甘い物は久しぶりだな……あむ。

【「フフ」と鼻を鳴らし包装を剥がして板チョコを齧り付く】
【鼻孔に届く甘い香り】

……甘いなやはり。

【感想はシンプルにそれだけだった】
【口内で溶かすように転がして嚥下する】
【久しぶりのそれは喉を通るだけでむせ返るようでもあった】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/20(金) 00:11:46.13 ID:uRg3Wrih0
>>170

 往ったか……

【彼は理解はする。然し、考えの相違により同情は出来ない。其の考えは変わらない】

【丸で無責任の様だ。だからこそ、其れを云えるのかもしれない――】
【そんな汚い”同情”だからこそ、云えるのかもしれない――】

 ……さて。之を片付けねばな――

【兎も角今は目の前の仕事。其の義務に、赴くのであった――】

/有難う御座いましたー!
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/20(金) 00:13:42.86 ID:yNOU5cz+0
>>173
・・・それもそうか
悲しいけどそれが現実だよな
綺麗言が通じる世界になりゃいいのにな

【相手に同意するも】
【悲しい目で相手を眺めるが】
【すぐに元の陽気な顔に戻る】

あ、甘いの苦手だったか?
それだったらごめん

【あははと頭をかきつつ微笑む】

甘いのがいいかなーって思ってさ
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 00:15:29.74 ID:CVF/u+IRo
>>171 
・・・双子でもないし、三つ子でも無い・・・
此方のお兄さんは、誰かな?   五月蠅い、喋るな
まあまあ、怒るなよ・・・     私は悪くないだろう、
ええい話が進まん!

【3人が同時に喋ると、誰が何を言っているのかわからない】
【ルビーと呼ばれた少女を一喝し、懐から一枚の紙切れを取りだしたのは夜夢】
【もとい、“ハイド”と呼ばれた少女】

・・・流石に靴を置いていくわけにはいかないのでな。
少しでも情報が入ったら、ここに連絡してほしい・・・

【取りだした4つ折りの紙を、青年に差し出す】
【中にはメールアドレスが記されているのであろう】

/今一世界観が掴みきれないのですが、携帯電話は普及していると言うことでいいのでしょうか?
/違うようなら、手紙と住所で脳内変換をお願いします
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/20(金) 00:15:37.68 ID:5DBckEZTo
>>167

弱………点………?

【哲学者の卵、それの弱点になど気付けた人はそうはいないだろう】
【期待の眼差しで、ルージュの言葉を待つが―――】


―――――――。

【ぽかーん。そんな文字が頭の上に浮いている】
【それからしばらく、信仰熱心な彼女の演説を唖然とした様子で黙っておとなしく聴いていたが】

【ゼーロはそれらをこれっぽちも理解していない】
【なぜならば―――彼女は神なんて信じてないし、ましてや宗教なんてそんな存在知らないからだ】

【やがてその演説の終わり間近、いつの間にか本題へ入っていて】
【そして演説終了後、ゼーロは首を傾げて彼女が言ったことを、一つにまとめようと考える】


えと………神様を信じるならば……自分に打ち克つことができる…
ってこと……?

【超シンプルに僅か一行でまとめられた内容は、ゼーロにとって少し魅力的なものであった―――のだが】
【その直後】


―――――信じる者って……神様じゃなくてもいいの?

【神を崇める宗教をぶち壊すような言葉を放つだろう】
【いやしかし、宗教自体を否定せず、信じる対象を他に求めるということは】
【彼女にとってそれだけ大事な人物が存在する、ということなのだろうか】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 00:18:14.80 ID:x39W7BIHo
>>172

イツキっていうんだな!
オイラは獅子堂 輝天てぇんだ!よろしくな!

【こちらも親指を立てて呼びかけに答えて】

まぁさすがにこの街中じゃ夜中でもねぇ限り大丈夫だろうが
用心するにこした事はねぇぜ

【先ほど物凄い速度で掛けたロボットだ、そういう事態があっても逃げられると】
【いや、手を出せば逆に返り討ちくらいはされるかもしれないと】

【見たところ人間が乗れるスペースはなさそうに見えるが―――】
【または遠隔で操作されているのか…】

怒られてもしらねぇぜ?
そういやおめぇさんの生みの親はどこにいるんだい?
研究所ってとこかい?

【彼はこのロボットが少しだけ気になったようで】
【ここまで人間臭いロボットは珍しいのだろう】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 00:18:50.02 ID:FDhfJMoQ0
>>168

「……なるほど。確かに、良く分からない称号を名乗るだけはあるみたいだな……」

【指輪を覗きこみながら、銀鶏は感心したように頷く】
【危険極まりない、綱渡りの様な状態になっている事は理解できたのだろう。それをこなしているブルーラインとブルーベルの手腕に、感服した様だった】

"(しかし…………危険な状態である事は、否定できないのも事実……か)"

【話を聞きながらも、ダハルの表情は晴れない】
【二人掛かりで押さえることに成功している――――と言う事は、片方に何らかの不都合が起これば、抑えられなくなると言う事と同義ではないかと考え】

なる……それでか。ブルーローズの仕草、なんか引っ掛かってたんだよなぁ……

【ブルーラインの説明を追いながら、納得した様子のアストラ】
【言動に、深みと言おうか重みと言おうか、相応の時間を生きてきた者の実感が感じられなかった】
【無論、それは言い換えれば『幼さ』となり、その原因も生まれて間もない命だからという事になるのだろう】

「お、おい…………つまり、どういう事だ!?」
――――成長し、感情が複雑化すれば、そこに発生する精神的なエネルギーは増大する…………
そして、その模倣の命の根っこは、悪意の増幅装置と死者の怨念や憎しみ…………言ってみりゃ「壊せ、侵せ、殺せ」ってエネルギー…………
ここからもう一度言い換えりゃ、最初から『悪』だけしかない魂って……言う事が出来るわな?
…………そんなもんが制御を失えば…………誰だって分かるだろうよ。その先に待つのは『地獄の体現者』の誕生だ…………間違いねぇよ…………!
「な――――」

【事を理解しきれなくなり、狼狽した銀鶏に、アストラは歯を食いしばる様にして、自分なりにまとめた結論を述べる】
【二つの『黒』が交差し、よりその深みを増して解き放たれる。そうすれば、ただの人間が『卵』の『孵化』を迎える事とは比べ物にならない――――】
【純粋な、悪意と破壊衝動の結晶体が、この世に生を受ける事を意味するのだ】

…………ダハル、何とかならねぇか?
"…………身に秘めたと言う『卵』の除去……それしかあるまい
しかし、そう容易に成せるものではない…………話を聞く限り、人格を形成する二本柱の片方を、破壊しようと言うのと同義なのだ…………
最悪、ブルーローズとしての人格は、消滅するだろう…………"
「だ、だが…………それをやらなきゃ…………」
"……それこそ、話に聞いたイル・ディザスターの如き、闇の申し子が生まれ出でる可能性……決して低くは無い、いや……非常に高い……!"

【彼等に提示できる解決策は「失敗のリスクを負ってでも、『卵』を破壊する事」しかなかった】
【幸い、既にレイドとジェムの『卵』破壊の手段は、実戦レベルにまで完成を見ている。マンパワーさえ確保できれば、実行は可能だった】
【しかし失敗すれば、それは制御不能と変わらぬ結果をもたらし、仮に成功しても、ブルーローズの人格は消滅してしまう可能性が残る】
【――――その狭間で、彼等はギリギリの選択を迫られていた】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 00:19:40.71 ID:gwhygCAIo
>>175

どうにもならないさ、この世界はそういうものだ。
そしてこの世界に生まれたからにはそれに納得して生きなければならない。
綺麗事は言うだけに留めておくくらいが良いかもしれないな。

【ぱりぽりと板を齧りながらそんな台詞を言う姿はどこか滑稽で】
【全くもって説得力に欠けているのでした】

いや苦手ではない、……普通?くらいかな多分。
カロリー的には甘い物が調度良い、ありがとう少年……。
ああ、そうだ君の名前を聞いていないな……あ、ごちそうさま。

【気づけば既に手の中にチョコは無く、残ったのは包装の紙とアルミ箔だけ】
【それらを握り潰し少年の名前を聞くついでに礼を言う彼女は】
【やはり誠意に欠けるように表情はあまり変わらないのだった】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 00:23:19.51 ID:1pbbLNlFo
>>176
【連絡先を受け取ると、ウェスカはそれを端末で読み込み】

OK、ある程度情報が集まり次第連絡するわ。
まぁ気長に待っててくれ。出来る限り急ぐけれど。

【そう言うと、くるりと三人に背を向け、去って行こうとするだろう】

/こいつも携帯型端末所持してるので、メアドで大丈夫かと!
/世界観掴もうとすると頭がパンクすると思うので、気楽にどうぞww
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/20(金) 00:30:26.97 ID:yNOU5cz+0
>>180
…それでいいんだろうか

【相手の言葉に神妙な顔で若干反抗するような声で呟くが】
【またすぐに元の顔にもどり】

苦手じゃないならよかった
苦手なのに無理矢理食べられてたらなんか後味悪いしさ
あ、ゴミはこっちで処分するよ

【ニッコリ笑うと相手が持っているゴミを受け取ろうと手をのばす】

そうそう、俺の名前は
優志 龍麒、ちょっとした旅人ってところだな
最近ここらへんに着いたんだ
そういうあんたは何者だ?

【笑顔で軽く自己紹介すると相手に問いかける】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/20(金) 00:30:54.79 ID:tnFBz5pPo
>>178
獅子堂 輝天 …… オーケー 覚エマシタ 。

怒ラレルノハ 慣レッコ デス 。
アー 開発者 ハ …… コレハ ケッコウ 機密ダカラ 言ウナ! ッテ 言ワレタ ケド
何処ノ国 デモナイ 曖昧ナ 領地ノ 地下ニ 研究所 ヲ 建テテ ソコニ イルンデスヨ 。
名前ハ 教エテクレマセン カラ 『先輩』 ッテ 呼ンデマス 。
【ここに来て言葉はたどたどしく、記憶を辿るような口調になって】

私 シミュレーション ハ シマシタ ケド …… 地上 ハ 初メテ ナノデス 。
デスカラ 場所マデハ ワカリマセン ネー !
【けらけらと笑って。そこへ】
オ …… スイマセン 通信ガ …… ワキャー !
ゴメンナサイ ワカリマシタ カラ ハイハイ ! ウルセー !

…… …… 走行テスト イッテキマス 。 ソレデハ マタ 。 オ大事ニ。
【なにかげっそりした様子で病室から出て行った】
【通信でよほど怒られたようだ…。】

//ねむけが……絡みありがとうございましたー
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/20(金) 00:32:31.59 ID:lD4p/lAFo
>>177

いいえ、神様が良いです。神様にしてください
世界の全部が神様を信じれば、世界は平和になるんです

【ぶち壊し発言に負けず劣らず、空気を読まずの否定】
【もしも、ゼーロが一人で歩けるようにと願うのなら、此処では肯定すべきだったのだろうが】
【其処は信仰熱心が間違った方向に走っている少女。即答である】

【だが、その言葉の『神』を何かもしくは誰かに置き変えて受け取る】
【それ自体は聞き手の自由に委ねられていて、そして文句を言う者も無い】


信じなさい。与えてくれるように祈り、与えられる事に感謝しなさい
祈ると言っても、ただ祈るだけでは駄目ですよ?神様だって、嫌な事は有るでしょうから
ほら、自分で調べ物をしない人に、何かを親切に教えるのは大変ですよね?

自分で調べて、或る程度の事を理解して。それで分からない事を聞いてくるのならば
聞かれた人は快く教えてあげる事が出来るし、聞いた人は分からなかった事が一つ無くなります
神様もそう。助けてと祈るだけの人を助けるのは、多分気分が良くないでしょうけれど
自分から努力している人が助けてと祈ったら、きっと大喜びで助けに来ますよ

だから、ね?見ていてくださる事を心に置いて、何時も忘れないで居られるのなら
貴女は、何時でも助けを求める事が出来て、何時でも助けを受けられるのです
いいえ……何時でも助けられているのですよ

【ルージュが語るのは、信じる対象を『神』にした場合の事ばかりなのだが】
【この少女の想定する神は、人間の様に好悪の感情を持つ者らしかった】
【自分が怠らなければ、誰かが見ていて助けてくれる。夢物語、理想論にも遠い】
【それでも、これを信じているからこそ、彼女は彼女である】

【誰かを、絶対の存在として信じる。且つ、自助努力を怠らない】
【その二つだけで良いのだと。それを満たして居る限り、既に助けられているのだと】
【「信じている」からこそ、少女の背筋は常に真っ直ぐに、低い背を幾らか高く見せている】
【悩みを真空パックに入れて冷蔵庫に放り込んだとでも言わんばかり、笑顔は輝いていた】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 00:36:03.90 ID:HNkcJ8ijo
>>179
【一同の反応、ラインはそれを注意深く観察する】
【ラインは、哲学者の卵に関する事ならこの城に行けと、それを示されたに過ぎない】
【しかしこの反応が、その真意をラインに示す】

【卵を破壊する手段は、存在する】


”…おい君達、勝手に話を進めるな”


【絶望的な状況、切迫する空気のなか、】
【ラインは―――――笑った】

”卵を破壊してくれ、なんて、僕は一言も言っていないよ?”
”無論、それは最終的な目標の一つだ。ロゥがその呪縛から解き放たれるというなら、やぶさかじゃぁない”

【何故か、この猫は笑っていた】
【切り出したのは自分なのに、絶望もまた彼自身の表情を周囲が投影したに過ぎないのに】
【今度は、その蒼い瞳いっぱいに希望を混ぜて、笑う】

”命の模倣なんて、途方もないことをはじめてしまうんだ。卵も、天災の込めた負の感情も、生半可じゃないだろう”
”でも、この身体の機能を『製作』したのは僕だ…きっかけが何であれ、回るに値する歯車を作った僕に”


”そんな運命、砕けない道理がない”


【正気を疑う、狂気的なまでの『希望』】
【周囲への危機意識は人並み以上に存在する。当然だ、あまりにも身近にありすぎたのだから】
【けれどライン自身の行動が証明する。大技を前に、自己防衛ではなく他者を庇う、などという行動を取ってしまう愚直さを】

【だから彼は、夢見る蒼き旅人は笑う】


”なにせ、魔法使いだからね”


【道理によって砕く術が存在するモノであるならば】
【無茶(まほう)に出来ないことなど無いと、魔法使いは笑った】
【その可能性を疑わないほど、猫の蒼い目は真っ直ぐ、『輝いて』いた】

【『魔法使い』の名に込められた誇り…奇跡の仔の願いを願う、そのうちなる蒼】

”…で、僕は哲学者の卵についての情報がほしい”
”なるべく詳細なデータがいい、何なら実物もあると嬉しい、解析してみたいと思う”

【腕を組み、一同の反応をうかがいながら、ソファに座りなおす猫】
【なければ次の手を考えるとか言い出しかねない、余裕に満ちた表情】

【負けるものかと、勇猛にも頼もしく笑っている】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 00:36:14.33 ID:CVF/u+IRo
>>181
ありがとう、謝礼は言う分だけの額を払おう。

あと、それと・・・―――

【去っていく男の肩を掴み、ぐいと引きよせ】
【精一杯に背を伸ばし、その頬に軽く口づけをする】

・・・・・・それじゃ、また・・・・・・

【少しだけ顔を赤らめ、2人の元に戻ると】
【白い光が3人を包み込み、次の瞬間には、そこには誰も居なかった】

【あの少女の名前は、夜夢、だっただろうか】

【白い月明かりが、建物の隙間から差し込んで】
【彼女達が居た場所を、儚く照らしていた】


/了解です、、ある程度は伸び伸びとやらせて頂きますwwwwww。
/ともかく、わかり辛い描写に長々と付き合って頂き、ありがとうございました!
/またいつか逢いましょう、お疲れ様です!
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 00:42:05.68 ID:x39W7BIHo
>>183

先輩って言うのか、色々と大変そうだな
まぁ、カラクリだからって無理はすんなよ

【どこの国でもないという言葉に若干彼は考えてはいるが、気にもしなくなり】

おう、じゃあまたなー!
落ち込んでたみたいだが大丈夫かねありゃ…

【彼はロボットを見送り、眠りについた】

//お疲れ様でしたー!
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 00:42:54.15 ID:gwhygCAIo
>>182

所詮一個人には何も出来はしないさ。
いっそ世界そのものの構造が変わればどうにかなるのかもしれないが……。
それは不可能だろうから、我々には為す術もない。

【世界は滅びない、世界は変わらず日常は非日常を埋没させる】
【世界は世界のあるべき姿をあらゆる力をもって保持するようなシステムの内にある】
【彼女の言いたい事はつまりはそういう事なのだろう】

基本的に苦手な物はない、こればかりは親の教育の賜物なのかな。
ん?そうかそれならお言葉に甘えるとするよ。

【丸く圧縮されたゴミを少年の掌の上に落とし渡す】

優志、旅人か……その猫も度の道連れということかな?
私の名前はエルヴィアという、君と同じような旅人のようなものだよ僅かに君よりは先輩だろうけどね。

【クスリと笑みを浮かべ、彼女は自身を旅人のようなものとぼかして表現した】
【自分を定義付けるその言葉に何かしら訳があるのだろう、曖昧なままで彼女はそれ以上自分について言う事もない】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 00:46:13.20 ID:1pbbLNlFo
>>186
【ハイドからのキス、それに青年は暫くの間呆然としていたが】
【白い光が消え3人がその場を去ると、高らかな笑い声を上げた】

くっく、あっはははは! ―――――っ

【突然、ウェスカは笑うのを止めて頭に手を当てた】

―――――喧しい、ピクル。似合ってないのは百も承知だ。
いつ招集するかも解らない議会をただ待ってるのは、俺の性に合わないからな。
それなら本部を離れて、ナンバーズの視察に回る方が有意義だろ?

【念話…だろうか、相手の声はウェスカの中だけで響いているようで】
【彼の赤い瞳は、怜悧な色を浮かばせてぐっと細められた】

形骸化した議会を解散させて、役員としてのさばる老害共を蹴落として。
本部をナンバーズ直営の合議形式に改革する。トップは置かず、行く先を決めるのはあくまで全体意思だ。
ある程度のまとめ役は要るからな、各国の支部長が直轄するナンバーズの意見を取り纏めた方がいい。

…ああ。全てはロバートが戻ったら、だ。
っはは!ダチだからな、100年でも1000年でも待ってやるさ。

【一人、饒舌な男の肩に担がれて】
【物言わぬ大鎌は、静かに鈍い光を放っていた】

/いえいえ、こちらこそありがとうございました!
/こんな感じで伸び伸びとやって良いと思うのです(悪い例ですがw)
/また絡む日を楽しみにしています、お疲れさまでしたー!
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/20(金) 00:47:31.75 ID:HG71tXrVo
【街中】

【月明かりを除いては、一切の光源が存在しない路地】
【そんな人気が絶えた暗がりを歩く、一人ぼっちの青年がいる】

(何事もなけりゃ、いいけど。)
(幾ら眠れないからって、見回りと称して出歩いちゃうのは──心配性、なのかな。)

……帰りに、何か甘いものでも買ってくかっ

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着け、】
【霰を連想させるような幅広で白色透明な長剣を、抜身で腰に帯びている。】

【特に不審な行動は取っておらず、ただ歩いているだけなのだが】
【人通りが無いに等しいこの時間帯。人が存在してるだけでも、珍しいのかもしれない】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/20(金) 00:52:54.68 ID:5DBckEZTo
>>184

【一直線に全力疾走というのは時に過剰なスピードを生み出して、途中に立っていた標識も全部】
【その風景ごと吹っ飛ばして自分の信じる道のみを突っ走ってしまうのかもしれない】
【今のルージュがそうであるように。でも、それはそれで、とてもいいことなのかもしれない】
【一切の迷いを捨て切らなければ辿りつけないところも、きっとあるのだろうから】


―――わかった……“少しは”信じてみる……

【だが、今のゼーロは疑念だらけで迷いだらけだ。更に道の途中には障害物が沢山】
【スピードも出せず、碌に前を見ることもできない。そんな状態で辿りつく場所は、一体どこなのだろう】

【そしてやけに『少しは』を強調して、だってゼーロには、大切な人がいるのだから】
【どれだけ絶望しそうになっても、その絶望を焼いてくれる人が。それが彼女の柱、だった】


――じゃあ……魔術の勉強から……始めてみる…
勉強して…魔翌力を制御できるなら……やってみる

そうやって、わたしがわたしとして、普通の女の子になれるなら……
兵器≠カゃなくて人間≠ノなれるなら……

【ルージュが信仰するものとは違うかもしれない。だけれど、曲りなりにでもその二つの条件は、今揃った】
【後は、その理想論を信じて、只管に走るだけ】

【ルージュの笑顔はいつしか、ゼーロにとって希望を与えるものになっていたのかもしれない】


/そろそろ終わりっぽいですが…お風呂入ってきます
/しばしお待ちを!
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 00:53:53.36 ID:FDhfJMoQ0
>>185

っ……「な……」"む……"

【狼狽した一行に、ブルーラインから静止の声が掛かる】
【『卵』の破壊が当面の目標ではないと言うその言葉の真意を、一瞬計りかね】

――――――――馬鹿が…………ッ
おめぇ、『卵』を甘く見てるんだろ……!?

【数瞬の沈黙の後、最初にそれを破ったのは、アストラの血を吐く様な一言だった】
【確固たる根拠など何も無しに、自分には出来ると口にする。それがアストラには『無茶』以前に、あまりにも『無為無策』にしか見えなかった】

「お、おい……!」
…………ただの人間でさえ、アレに一度飲まれちまえば、容易に破壊の権化に成り果てる事が出来る…………心を亡くして、絆を塵の如く焼き払う事が出来る…………ッ!!
んな代物なんだぞ…………分かってんのか!!
分かってんのか…………アレに狂わされた人間は、もう人間じゃなくなる…………その有様を、その目で見てねぇから、そんな事が言えんだよ……!!
"我が主よ…………"

【銀鶏の慌てた制御の声にも、アストラは止まらなかった】
【力と悪意。その両方を加速させ増大させる『卵』を、あまりに軽く見ているとしか思えなかった】
【そしてアストラには、実際にその有様をその目で見た経験がある】
【自分を――――人間不信の中で、人を殺す事と復讐にしか喜びを見いだせなかった自分を変えてくれた存在が、『卵』に狂わされるその有様を】
【それを知っている為、本来なら真っ先にアストラを制しすべきダハルには、何も言えなかった】

"……『哲学者の卵』について、あなたはどこまで知っている?
実物は……残念ながら、我々が持っていた物は、破壊の実験で消費して今は手元に残っていない……"

【興奮するアストラに代わり、ダハルがブルーラインの言葉に答える】
【求める情報の『度合い』が、どのレベルなのか。それが分からなくては協力のしようが無い】
【実物については、ダハルの言葉通りだ。其れを破壊すると言う確証の為に、彼等の手の中の『卵』は既に灰燼に帰していた】

"あ…………待て…………
……『八福尽星』と言う酒場の『アーディン=プラゴール』と言う人物がいるが……彼なら『卵』の実物をいくつか機関から奪って、持っていたはずだ……
我々の名前を出せば、きっと協力してくれるだろう……"

【そこでダハルは、一つの情報を思い出す】
【自分たちは持っていなくても、自分たちに近しい人物に、それを持っている人物がいた】
【――――この6人の最初の出会いの時に、ポロっとこぼれた『アーディン』と言う名前の人物が、実物を確保していると言うのだ】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/20(金) 00:55:46.32 ID:yNOU5cz+0
>>188
そんなものか

【それ以上もう自分の考えは述べない】
【相手の考えにある程度納得したようだ】
【根本の考えは否定する気はないが】

エルヴィア、か
まぁ、旅人って言ってもよく道に迷うんだけどさ
この猫はまぁ、元捨て猫なのを拾って後はそっちの言うとおりってとこだな

【隣でちょこんと座っている白猫に目をやった後相手の方に向きなおり】

人と人との出会いは一生の内でもっとも大事にするもの
縁があればまたよろしく、先輩

【相手がそれ以上自分のことを話そうとしないのを察し】
【ゴミをポケットにつっこみニッコリ笑うと握手をしようと右手を差し出す】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/20(金) 01:03:33.79 ID:lD4p/lAFo
>>191

最初はそれでも構いません!ミサに参加するだけでも、讃美歌の合唱に加わるだけでも……
あ、神父様のお話を聞くのもきっと楽しいでしょうし……

【きっと、その「少し」という部分の認識すらが、逸れてしまっているのだろう】
【もはや相手を置き去りにしている事にも気付かず、ノンストップのルージュ】
【ゼーロの言わんとする所を、本当の意味では理解していないのだが】


そうですね……独学で学ぶのも良いでしょうが、やはり魔術協会
あそこなら書籍の数も、実際に学んでいる学生も、指導者も、絶対数が違います
教会式≠学ぶのも良いでしょうが、此方はどうも、魔翌力を使える事が前提の様な……
初心者に学ばせるのなら、やっぱり魔術協会のやり方が良いんじゃないですかね?

……それで、成れるのかなんて心配しない!
成ると決めたんだから、周りが無理だと言っても成れば勝ちです!

【相手が実際に動くとなれば、一応具体的な案は返して寄こす】
【身内と外とを比較して、自分の目で見ての判断を下す程度には、ブレーキが残っていたらしく】
【上がり下がりの激しいテンションを、如何にか抑えつけて言葉を終えた】


【さて、これでルージュの暴走も、走る道路が無くなった】
【止まると窒息するマグロの様に、動き続けるこの落ち着きの無い少女は】

もし、教会≠フ門を叩く事が有れば。私達は貴女を歓迎しますよ!
聖書は、そうですねー、持ち運び様にポケットサイズの一冊、家に置くのを一冊……
良し決めた、こっちで幾つか候補を選んで置きましょう!

【また次、突っ走る先を見つけたいが為か、新たな用件を用意して】
【かん、と金属の靴音。公園の外の方へと、脚を向ける】


/あいさ了解、ごゆっくりー
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 01:05:42.94 ID:gwhygCAIo
>>193

そんな物さ、世界に多くを望まず他人にも多くを望まず……。
そう生きた方がいくらか楽かも分からない、そういう世界だから。

【無論そんな「どうしようもない物」で世界が溢れているとは思ってはいない】
【しかし思ってはいない所で世界はどうにもならない、思いは思うだけでは意味が無い】

コンパスや地図を買っていないのか?……ああ、気ままで気まぐれな旅という事か?
猫は気まぐれなのにそうやって君の側を離れないという事は好かれている証拠かな。
出来れば最後まで面倒を見てあげる事を望むよ。

【軽くしゃがんで白猫の頭を撫で回そうと手をの伸ばす】
【エルヴィアは確かな笑みを浮かべていた】

この街に、水の国にいるのならいつか会うだろう。
私は一応この辺りを拠点にしているからね、こちらこそ宜しく後輩君。

【立ち上がり少し打ち解けたような柔らかい表情で右手を握り返す】
【少し細い掌は何かで鍛えている名残なのか少しゴツゴツとしているのが触れる事で分かるだろう】

宿となれば探せばそこらに沢山ある、寝る分には困らないよ。
それから路地裏のような人気の少ない場所はあまり行かない方が良い、治安が悪いからね。
この怪我も路地裏で受けた傷だから、君も気を付けるんだぞ?

【手を引いて、エルヴィアはこの街を拠点にするのであれば気を付けるべき事を】
【龍麒に向けて簡易的ではあるが伝える】
【生きる為に必要な最低限の知識を、だ】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 01:16:21.73 ID:HNkcJ8ijo
>>192
”知らんね、何も”

【あろうことか、卵についての情報把握度合いを聞かれて、猫はあっさり言い放った】

”だが、最初に言ったろ? この欠片はとある卵に接触して混入したもの”
”ロゥが発現する前から解析は試みているんだよ、今はそれも出来ないけれど”
”効能はわかる、ろくでもない代物だ。実際一度ロゥも暴走しかけているらしい”

【解析が出来なくなったという事実は、ローズの存在そのものがブラックボックス化しているということか】
【或いは、曲がりにも『命』となったローズへの、小さな小さな配慮のつもりか】

【アストラの言葉に、猫は、】

”心配するな、僕はもう『人間じゃなくて魔法使い』だ”
”―――――地獄ならとうに見た”

【ちらり、念話から情景がもれるだろう。おそらく、ラインの脳裏に浮かんだ、過去の映像か】

【砕ける星、永遠の輪廻、人間爆弾、機会の反乱、ただ破壊を繰り返すだけの生命体の群れ】

【悪夢という言葉すら陳腐に霞む、凄絶窮まる殺し合い】
【蒼い魔法使いは、それすらも超えて、『来てしまった』のか】

【そして、その果てに、本当に一瞬だけ、見えたのは】

【輪郭だけが残る都市】
【全ての色と意味と時間を剥がされ、永遠の中に凍りついた都市】
【その中で唯一色を持つのが、蒼い靄】
【これは逆に輪郭がない、ただ蒼い、人のような物体であるとぼんやり認識できるだけ】
【その靄は、色をなくし、白を超えて無色に成り下がってしまった空を、放心したように眺め続けるだけ―――――】


それに、約束したのですよ。

【念話のイメージから引き戻すのは、使い魔の声だった】
【滲むような悲壮を、気丈な明るさで覆い隠すように】

この仔に、もっと素敵な世界を見せてあげるって。
生まれてきた命が、無為に摘まれることがないようにするって、名付け親の方と約束してしまったのです。

――――だから、殺さない。殺させない。
そのための手段を、我々は死に物狂いで探し続けるのです。

【断固たる決意を、使い魔は口にする】
【何を言われても、何度でも、何度でも】
【猫はぽつり、強くなったねと、思念の中で言葉にしないまま漏らす】 

”そうだね、卵の効能と存在意義…負の感情を食って成長し孵化する事で、精神を汚染し時として新たな能力すら目覚めるとか”
”それによる洗脳目的もあったんだろうね、開発者側は。確か機関だったっけ”

【つらつらと聞かれた事に答えながら、猫は皆を、特に猛るアストラを冷静な蒼で見つめ返す】

”…八福尽星の、アーディンだね。わかった、当たってみよう”
”情報提供に感謝する、アストラ、ダハル、銀鶏”


【そして立ち上がると、ラインは猫のように大きく伸びをするだろう】
【首を叩いたり、腕を伸ばしたり、前向きな表情で】

”そうそう、蛇足だけど櫻の国の件は知ってる?”
”『亞北 卍守 刻永』って言う男が戦乱を引き起こそうとしているのと、東部の農村が新興宗教による薬物汚染を受けている”
”谷山基樹が流しているはずだけど、伝わってないのかな?”

【去り際の駄賃か、自分が今もっている情報をぽろりとこぼすだろう】
【伸びがすんだら、何処からともなく、その手にペットボトルの麦茶を取り出していっぱい煽る猫】
【話したら喉が渇いた、なんていいながら。お前口動いてねぇだろ】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/20(金) 01:24:52.37 ID:yNOU5cz+0
>>195
い、言えない・・・
すっかり地図とコンパスの存在を忘れてたとか口が裂けても言えない
(うーん、まぁそんなところだな)

【言ってることと本心が逆である】

猫なら大丈夫
餌をあげて期待だけさせて放っておくなんて残酷な真似はしねぇよ
・・・ていうか案外可愛い顔できるのな

【猫を撫でてるときのエルヴィアの横顔を眺め見取れ表情が緩むがすぐに戻る】

水の国か、噂には聞いたことあるけどここがそこか
(・・・なにか、鍛えてるのかな)
(いや、旅人である以上当たり前か)

【相手が少し打ち解けてくれたらしいのに気づき微笑むと同時に】
【相手の掌のゴツゴツしたのに気付く】

はは・・・迷いまくって公園で寝泊まりしてたな

【恥ずかしそうに頭をぽりぽりかくと】

路地裏の治安の悪さはどこも変わらずなんだな

【おとなしく相手の、エルヴィアの話に耳を傾ける】
【いかに自分がいい加減な旅だったかをちょっと反省】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/20(金) 01:28:20.08 ID:5DBckEZTo
>>194

ミサとか……讃美歌とかわからないけど……
参加してみる……

【しかしそれも、今は到底叶わなさそうである】
【いつ卵≠ェ暴走して、己の狂気が人を殺めるかわかったものではない】
【以前ですら協会へ足を踏み入れることを躊躇っていた程なのに、今はもう尚更――】


協会は……何度か行ったから……
今度は…その、教会に……行ってみる…

――その時にまた会ったら……よろしく、ルージュさん

【それもきっと、だいぶ先の話になるのではあるが、ともかく、約束を交わすかのように紡いで】
【去ろうとする彼女をその場で只立ちつくして見つめる】

【彼女が公園を出る間際、ゼーロも踵を返して】



     ―――――――“ また会おうね ”


【真夜中の公園に、そんな透き通ったような玲瓏な声を残して、去ってゆくだろう―――】


/お疲れさまでしたー!!
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 01:37:36.87 ID:FDhfJMoQ0
>>196

てめ…………う、ぐぁっ!!
こ、れは…………!!

【突き放す様な言葉に、一瞬表情に怒気をたぎらせたアストラだが、次の瞬間には脳内に飛び込んだビジョンに顔を顰める】
【その光景は、確かに彼等の想像を遥かに超えた、現実離れした出来事だった】

「生まれてきた、命…………」

【生まれてきたという運命自体が残酷だと、銀鶏は口には出さずに毒づいた】
【その本質を知って、ブルーローズをけれん味なく受け入れられるだけの人間が、どれだけいるのだろう】
【人の残酷さは、むしろ彼女に地獄を見せるのではないか――――そんな思いが脳裏をかすめた一方で】

「……それが、あんたらの目指す目標か……命かけてやってる事か…………!
――――俺も、応援させてもらうぜ……!」

【自身も、夢追い人なのだ。彼等の語る言葉には、銀鶏の琴線に触れるものがあった】
【実現するかなど、知らない。しかし、その事に専心して突き進めば、望む形で無くとも必ず報われるだろう】
【自分でもそう信じているからこそ、銀鶏はブルーラインたちの言葉に賛同出来た】

…………馬鹿馬鹿しい。現実が見えてないだけだろ……!
"ッ、我が主よ……!!"

【――――だが、アストラにはその言葉が響く事は無かった】

最初は、『理想に目を眩まされたせいで現実が見えなくなった』のかと思ったが……逆だな…………
『現実に毒され過ぎたせいで、もう理想と現実の区別がつかなくなった』んだろ…………!
そうしてイチバチに欠けた結果が『否』だったら、その代償は俺たちが、そして世界が支払う事になるんだぜ…………!
お前らは、たった一つの命の為に、世界を賭けのチップにする気かよ……!!
"我が主よ!! 暴言が過ぎるぞ!!"
……おめぇだって分かってんだろ、ダハル…………確証の無い希望を追う事が、どんなに愚かで凄惨な事かって事がよ…………
"ぐ……!!"

【現実がある事を把握しながら、理想に比重を掛けている――――アストラの眼にはブルーラインがそうした存在に映った。その事がアストラには我慢ならなかったのだ】
【もしブルーローズの行きつく先が最悪の想定のものであれば、多くの者たちが巻き込まれる事を避けられない】
【アストラには、ブルーラインもブルーベルも、そのリスクから目を背けている様にしか見えなかった】
【――――彼自身、味わわされているのだ。希望を裏切られる事を。絶望のしっぺ返しを浴びる事を】
【その事は、自分にのみ跳ね返ってくるとは限らない――――共に居るが故にそれを知るダハルは、最後まで叱責の言葉の勢いを保つ事が出来なかった】

「あぁ…………悪いけど、俺たちは言ってみれば『お客さん』の立場だ
勝手に『Justice』のデータを覗き見るなんて、出来ねぇよ…………」

【アストラにチラチラと視線を飛ばしながら、銀鶏が答える】
【櫻の国の事は、どうやら一同は知らない様だ。『Justice』の情報は、必ずしも彼等と100%共有されている訳でもないのだろう】
【初めにアストラが情報交換を渋ったのも、ここに理由があったのだ】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 01:39:11.61 ID:gwhygCAIo
>>197

無いなら道具屋で買えば良いさ、どこにでも売っているから。

【若干そういうオチもあるだろうと思っていたのか】
【彼の天然ボケを咎めるような口調ではなかったとかなんとか】

ん、それなら良いんだ。猫の寿命は短い、君の何十分の一かくらいだ……
だから寿命が尽きるまでどうか愛情を持って、頼むよ。

というかなんだその言い方は、私だって一応は人の子だから表情はあるさ。

【彼の言葉に少しむくれるようにして反論】
【別段恥ずかしがったりしない辺り空気の読めないヤツだった】

自分の快楽を求める為には他の誰かを犠牲にしてでも……
などという輩はどこにでもいる、取り敢えず警戒を第一にする事。
まあ旅で慣れているだろうから心配も余計かもしれないがな、一応というヤツだ。

【そろそろいい頃合だろうと地面に降ろしていた布袋を持ち上げ肩に掛ける】
【休憩は終わり体力も家に帰ることが可能な程度には回復した】

そんなこんなで私は帰る事にする。
君も宿屋に早く行くと良い、満室になると辛いだろうからね。
それじゃあまた機会があれば会おう龍麒……。

【首を軽く捻れば骨が鳴る、やはり身体が鈍っているなあと実感】
【ともそろそろ帰ると決めたらしく歩き出しすれ違いざま】
【後輩君への激励の意味を込めて龍麒の肩にポンと手を掛けて去るだろう】

/この辺りで失礼させていただきます
/お疲れ様でしたー
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 01:53:57.88 ID:HNkcJ8ijo
>>199
【アストラの言葉は、真実だ】
【この子を放っておけば、きっとそうなる。万が一には、ろくでもないことになる】
【その結果、きっと世界に多大なる迷惑をかける。間違いなく】

【後半の言葉も、きっと間違いではない】

”……そうだね、もう僕は、何が正しいのかなんて、わからない”

【空になったペットボトルを、ラインはソファーの片隅に置いた】
【不透明な材質で、中身は見えないけれど、先ほどひっくり返しても一滴たりともこぼれなかったのだ、お茶はもうない】

”…昨日の事をね、忘れたいんだ”
”でも、無理だ”

【背を向け、扉に向けて歩き出したラインは、ぽつぽつと呟き続ける】
【痛みにまみれた、小さな希望を、ずっと】

”この後悔はどうすることも出来ないけれど、”
”…今日、今、僕の心は、まだ動く”

【扉に手をかけて、出て行こうとするだろう】
【敷居をまたぎ、それでも希望を絶やさず、無理やりにでも笑おうとしながら】

【希望に汚染され、絶望を敵視する魔法使いは、胸に痛みを抱きながら】
【賭けじゃない、勝つのだと、視線でアストラに訴えかけながら】


”誰かの悲しみを消せたときだけ、少し楽になれる”
”明日も、明後日も”


【縁があったら、また会おう】
【尊厳と共に在れ】

【そんな思念と共に、猫は扉を閉めるだろう】
【仮に、急いで外に出ても、猫の姿はそこにはない】

【けれどもし、ペットボトルを確かめる事があるならば】
【中身を皆は見るだろう、丸めてつめられた、とある魔術の札】

【まとめてあった紙には、こう書いてある】


『擬似瞬間移動式、三次元上の一点を設定し、自身を壁などを無視して移動させる』
『使い捨て、ただし、脳が焼ききれるのを恐れなければ三連続転移可能』


【最後の、置き土産だろう】


//お疲れ様でしたー!
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/20(金) 01:55:04.14 ID:yNOU5cz+0
>>200
・・・はぃ

【虫が鳴くほどの力のない声で返事する】

ていうか頼むから
そんな儚いこと言わないでくれ
今から悲しくなる

初対面が無表情だったしさー

【猫を抱き抱えつつ答える】

まぁ、争いなんかは大丈夫
戦うのは好きくないからな
でも、心配してくれてありがとう

【ふぅ、と大きなため息をはくと撫でていた猫をおろしリュックを背負う】

じゃ、アドバイス通り
宿屋に向かおうかな
久方ぶりに暖かい布団で寝たいしな
問題はこいつを受け入れてくれるところだけど

【なぁ?と猫に向かって話すとオウム返しのように『なぁ』と鳴いて返してくる】

それじゃ、またどこかで
エルヴィア先輩

【ぽんと手を掛け去っていくエルヴィアに向かい手を降り見送る】

それじゃ、俺たちも行くか

『にゃ』

【大きく伸びをするとエルヴィアと逆の方に立ち去っていこうとする】

/お疲れさまでした
/つたないロールにおつきあい有り難う御座いました
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 02:09:35.71 ID:FDhfJMoQ0
>>201

――――おめぇに何があったかは知らねぇし、今日の日までをおめぇがどうやって生きてきたのかも俺は知らねぇ…………だが、これだけは言わせてもらうぜ……!!

空転した希望のせいで、全ては絶望に塗りつぶされる
そのせいで、俺の家族は……妹は……絆も心もバラバラになっちまったんだ…………!!

【ブルーラインの昨日に何があったのか。先ほどのビジョンは、どういう意味を孕んでいたのか】
【そこをアストラは知らないし、知るつもりもない。また知ろうとする事も間違いだろう】
【だから、自分の経験則でしか事を語る事は出来ない。そしてそれは、紛れもなく彼自身が経験した一つの『真実』なのだ】

【根拠の無い希望は、大いなる絶望への道しるべ】
【現実を見ない理想は、地獄へと人々をいざなうローレライの誘い歌】

【――――アストラはこれらの言葉を、何も怒りに任せて敵意と害意のメタモルフォーゼとして放ったのではない】
【せめて、語る理想や希望に、他人にも信じられる根拠を与える様にして欲しいと言う】
【希望がために破滅を見たアストラなりの、切実な願いだったのだ】

"……我が主よ"
うるせぇぞ、ダハル…………俺は自分の節を、そう簡単には折りたくねぇだけだ……
"そうではない…………あのボトル、何かの魔力を感じるぞ?"
あ……?

【ダハルの言葉を、自分を咎めようとしているのだと早合点したアストラだが、その指摘でボトルを検める】
【そうして、一枚の魔術札が中に入っているのを見つける】

――――銀鶏。おめぇが持っとけ…………
「良いのか…………親父さんに狙われてるのは、お前も同じだろ?」
…………夢追い人のおめぇの方が、これを持つ資格があるだろ?
…………あいつもきっと、希望を抱いてる奴に使ってもらいてぇはずだぜ?

【札を、アストラはあっさりと銀鶏へと手渡す】
【憑かれた様に希望を追っていたブルーラインの事だ。同じく希望を抱いている銀鶏の方が使うに相応しいだろうと】
【半ば押しつけるようにして、アストラは銀鶏に札を握らせた】

(…………俺たちには、もう明日なんて無ぇかもしれねぇんだ…………
父上に、命を賭けて命を狙われてる俺たちに、もう未来は確約された物でも、何でもねぇんだよ…………!)

【そっと、震えるため息を漏らす】
【話していなかった事情だが、彼等は能力者による私設戦闘集団を抱える、実の父親に命を狙われている】
【――――その先に希望など、見出せるはずもなかった】

/遅くまで乙でしたー!
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/20(金) 06:34:58.32 ID:lD4p/lAFo
>>198

ええ、また会いましょう!今度はこんな所では無く、もっと良い場所で
出会い方も、もっと穏便なものが良いですね。平和は良い事です

……おっと、どうせなら光の国へ!聖都観光もどうぞー!

【後ろは振り向かないが、そのままの姿勢で手を振る】
【顔を向けなくとも声量は十分、夜の公園ならば喧しいほど】
【自分の所属する教会の場所を、ちゃっかりと宣伝しておいて】

【この場で、何かが解決した訳ではない。直ぐに何かが良くなる訳ではないが】
【殺気を向けられたことなど忘れ果てたように、少女は揚々と去って行った】


/寝落ち御免なさい、最期のレス返しておきます
/お疲れさまでしたー
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 15:34:06.86 ID:D6bKZtR3o
>>105

なぁーに、しょうがないよミーナちゃん。機関がとぉーっても誤解されやすい行動をしているのは事実だから、ねーぇ
ふふ──きっとパッションちゃんはキミが機関員になることを歓迎するんじゃないかなーぁ、ミーナちゃん。
パッションちゃんのことはあまり知らないけど、機関員になるって決めた子を拒みはしないと思うよーぉ?
なんたってほら、ゲストとしてキミを迎え入れちゃうような人なんだし。そうは思わないかなーぁ、ミーナちゃん

それにしても──ふふ、随分と可愛い後輩予定ができたものだ。私は嬉しいなミーナちゃん
もしちゃあんと機関員になれたなら、また会いに来るといいよ。其の時は色々と教えてあげる。
とは言っても私はどこかの支部に所属しているというわけでもないし、中々掴まらない可能性が高いからねーぇ
どうしてもすぐに会いたいって時は此処に連絡するといいよ、ミーナちゃん

【ミーナちゃん、ミーナちゃん──そう、ゆるりと囁きながら】
【彼女はポケットから一枚の名刺を取り出し、それをミーナへ差し出した】
【シズリの連絡先が書かれている名刺だ。どう使うかは、ミーナ次第である】

【相手の清らかな笑みに対しては、彼女は何もすることなく】
【むしろ其の笑みに答えるかのように、にこりと口元の三日月を深めるばかり】
【「後輩」の相談に乗る「良き先輩」──或いは、そのように彼女の姿は見えるかも知れず】
【浮かべた端正な笑みは、機関員らしさが欠如してしまっていた】
【──欠如しているかのように、みえた】


……──ふふ
キミ自身、よく分かっているじゃあないかミーナちゃん。
出会ったばかり?関係ないよ。違うかなーぁ
だってほら、何度も何度も出会いを重ね、互いの事を良く知っているのにいがみ合う人たちだっているじゃない
互いを知りすぎるというのは──そういった意味ではマイナスにも働くんじゃあない?
最近は熟年離婚なんて言葉も聞く。何年も連れ添った恋人や夫婦でさえ、そんなことになるんだ。
一目惚れの方が余程潔いとは思うけどねーぇ──そうは思わない?ミーナちゃん


                            ────キミのこと

       『好き』になっちゃ


                       いけない──?



【宝石色の瞳が、翡翠色をじぃと見つめる】
【『好意』を語る彼女の言葉は──腐敗した蜜酒の如き甘く芳しい響き】
【すすす、と彼女の指先が翡翠の肌に触れ。焦らすかのようにゆるゆると】
【白く細い指を、相手の唇に向けて這わせようとする】
【「ねぇ、ミーナちゃん──」】
【また、名前が呼ばれた。何度目だろうか。こうして、彼女が翡翠の名を奏でるのは】

/返しておきますね!
/もしかしたら置きレス気味になるかもしれませが、今日もよろしくお願いします!
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/20(金) 19:05:09.50 ID:ZLajRuWxo
>>205

そうですね!
やはり支部長ですから、お仕事忙しいのかあんまりお話はしてないのですが…
とーってもいい人だと私は、思いますっ
………あ、シズリさんも、いい人だと思ってますよ?

【恐らく、ミーナは致命的なまでに疑うことを、知らない】
【たとえ彼女の知らないところで悪をしていても、そんなことは微塵も思わないのだ】

わぁっ、名刺だっ!
えへへ……ありがとうございます!
大切にしますね

【差し出された名刺を、まるで宝物でも貰った様に瞳を輝かせて、受け取る】
【ミーナは、携帯電話、その他連絡手段を持ちあわせては居ないが、】
【物は人と人を繋げる───ミーナはそう思っている】

だっ、駄目なことはなな、無いですヨっ!?
そのっ…気持ちとしては嬉しいのですけど…!
私は…、シズリさんみたいな綺麗な方に好かれるような…
そんな魅力も…無いですしっ…!

………あぅ…!

【もう湯気も出そうな勢いで、顔が真っ赤である】
【ヘソならぬおでこで、文字通りお茶が沸かせそう】
【しかし、その甘美な言葉に溶かされることは、無い】
【極端に真っ直ぐだからこそ、甘い毒に歪まない───スキルと言ってもいいかもしれない】
【それでも押されることには、押される】
【観念したように、きゅっと目を、瞑った】

/というわけでお待たせしました!
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 19:29:26.09 ID:49Y+6RCDO
>>206

そうだねーぇ──きっと支部長さんともなれば、捌く書類もたぁくさんあるんじゃないかなーぁ?
部下の管理もしなきゃいけないだろうし……仕事は山積みだと思うよ
でも、支部長に任命されたからには、其の人格は人の上に立てると判断されてのこと──
いい人であって然るべきだと思うけどねーぇ
ふふ──でも、おまけでついてきたとはいえ、私もいい人だと言ってくれたことには感謝するよ
『ありがとう』──ミーナちゃん

【疑うことを知らぬ龍に、彼女は何を見たのだろう】
【エメラルド色の瞳は、色も表情も変えることなく──さざ波をただただ湛えていた】
【或いは──】
【相手が疑念を抱いても。疑念を抱かずとも】
【藍色とエメラルド色の彼女の根本的な行動と思想は、何も変わらないのかもしれず】

【──「うん。大切にしてねーぇ?」】
【名刺を受け取ったミーナに対して、彼女はまたにこりと微笑んだ】


────ほら、自分に自信を持ってミーナちゃん
キミは素晴らしい力を秘めているはずなんだ……
龍の翼は忌むべきものじゃあない
キミ自身も、蔑まれるものじゃあない──


       ────ほら

       手伝ってあげるよ……『大好きな』ミーナちゃん


【す、と相手の唇に指を宛てがい。彼女は尚も、言葉を紡ぐ】
【『好意』だと、彼女がそう呼んだものが相手に届かぬと知って、尚──】

【──或いは、届かぬと知ったからこそ、だろうか】
【翡翠の彼女の唇に指を当てたまま──エメラルド色の彼女は、相手をそっと抱きしめようとする】
【そして、彼女は】
【龍の少女。其の背中に負う黒薔薇に、衣服越しに触れようと──】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 19:37:36.06 ID:r5ug6ZkSO
【路地裏】

【機関支給の黒いロングコートを纏った青年が気だるげに歩いている】
【機関員なのだろうが、ナンバー等は見当たらない】
【眼を引くのは、右肩に担がれた大鎌】

あー、誰かナンバーズに会いたい所だけどな。
仲間だっつってんのに斬りかかられた良い思い出もあるし…今はそんな事ないのか?
つーかアイツの名前何だったかな…

【不意に、左手に持ったレイント社製の携帯型端末から、軽快な着信音が鳴り響き】

はいもしもーし…ああ、前任の情報処理事務担当は俺っすよ〜。
…決済書類ミスっちゃったの?あー役員の名前のスペルミスね…
3枚目なら大丈夫、役員は1枚目の自分の印鑑押す場所しか見ねーから。
ん、じゃ頑張ってー。

…え?
ZilanphoolをZilanfoolにミスった訳?
っはは!ウケんだけど!
まぁろくに仕事も出来ない『愚か者』には丁度良いんじゃね?あっはは!

【仕事の引き継ぎの話なのだろうが、赤い瞳は愉しげに細められ】
【銀の長髪は、彼が笑うたびにさらさらと流れる】
【後半からはただの雑談のようで、笑い声などが結構煩い】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/20(金) 19:56:27.83 ID:ZLajRuWxo
>>207

ですよね…
いずれ、お手伝いまでとは行かなくても、その負担を少しでも軽くしてあげたいです
その為には、経験を積まなくてはいけないんでしょうが…

【ぐっと力強く、拳を握って】
【滲む優しさと決意を胸に、向けられた微笑みにかえすように彼女もまた笑い、】

いい人に、いい人だと言うのは感謝されることではないですよ!
それに、お礼を言うのは私の方です
迷いを、吹っ切ってくれましたし……これから、お世話になるかもしれないですし!

【と言ってはいる者の、表情は嬉しそうに緩んでいる】
【感情を隠すのは苦手だということがすぐにわかる】
【そして、抱きしめられると軽い体重を、少しだけ、シズリに預ける】
【それは、まるで、彼女の心の揺らぎを表しても居るようで】

うぅ……でも…
でも……っ…?
自信を……この翼を、好きに……?

【その手が、翼に触れた瞬間、びくっと小さな身体が震える】
【拒絶せず、その手を"受け入れて"】
【───その瞬間、ミーナの持った哲学者の卵が、ずくん、と疼いて】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 20:00:49.33 ID:HNkcJ8ijo
【路地裏】

【迷路のように入り組んだ、歩いていつでも行ける隣】
【普段は死臭や暴力に溢れるこの界隈だけど、それ故のとある側面も持つ】
【逃走者の避難所である】

…くそっ、何なんだあのナース共っ…!?

【悪態をつきつつ肩で息をしているのは、男のような少女である】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶のジト目、いかにも機嫌悪いですと主張する眉とへの字口】
【ノースリーブからはみ出した両腕は、見る人が見ればわかる程度に鍛えられている】
【しかし、今日は左手を白いギプスで固定し、首から白い布でつっている。怪我をしているのだろうか】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツを着ており、そのラインは女性らしく丸みを帯びている】
【胸も平均以上に豊かだけれど、その雰囲気は女性と呼ぶことを憚られる迫力があった】

【壁の向こう側をこっそり伺う様は見るからに不審者】
【けれど集中しているため、背後の警戒が若干おろそかである】


//1時くらいまででよければ、どうぞー
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 20:20:13.76 ID:49Y+6RCDO
>>209

そうだねーぇ……
いつの日か、ミーナちゃんがたぁくさん頑張って──
パッションちゃんの右腕として働ける日も、来るのかもしれないねーぇ

【其れは──彼女なりの、遠回しな応援の言葉だったのだろうか】
【「支部長の右腕になれるように」】
【其のような趣旨の言葉は、純粋なエールに聞こえるかもしれず】
【或いは──「そうなるくらい、機関に染まれ」と】
【そういう事、なのかもは知れなかった】

【「それじゃ、お相子だねーぇ」】
【頬を緩めた相手に、そう紡ぐと】
【傾けられた重みを、拒むことなく】
【むしろ受け入れるかのように──己から、僅かミーナへ身体を寄せ】
【叶うことなら、指をミーナの唇にあてがったまま─秘密の、内緒話をするかの如く─】
【彼女は、ミーナの耳元へ、自身の顔を近付けようとし】


          【──浮かんだ三日月色の笑みに、雲が宿る】


そう──自信を持つんだ、ミーナちゃん……

          ≪今まで何人の人間に──其の生まれ/翼のせいで蔑まれてきた?≫

          ≪今まで何人の人間を──其の力/翼で薙払った?≫


【紡ぐ言葉は、奏でる詞は】
【龍の少女が、機関に身を寄せる理由となったもの】
【或いは、少女に疵を遺している可能性があるもの】

【キミは、「ただの少女」でいられない──違う、かなーぁ?】
【其れは、彼女が決して表に出さない思考】
【「ただの少女」でいるためには──目の前の少女は、余りにも】
【──「だから」】


──私は、そんなキミを受けとめてあげる


          「ありのまま」のミーナちゃんを、抱き締めてあげる


だから──自信を、持って
自身を──隠さないで


【「ねーぇ、ミーナちゃん」】
【其れは。翡翠に灯る黒薔薇へ向けられた言葉】
【華を摘むのではなく】
【花を飾るのではなく】
【「薔薇」のまま──『愛して』あげようと】
【──そんな、言葉】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/20(金) 20:21:49.77 ID:ZKEqBWCa0
>>210
おーっい、何してるんだ?
「何やら、怪しい匂いがしますね...どうかしたんですか遥人殿?」

【背後から声】
【少女の後ろから声をかけた声の主は数日前に会った人物の声だ】
【少女がその人物を覚える価値のあると思っていればの話だが】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/05/20(金) 20:22:12.47 ID:apW3DAh/0
【櫻の国―――西部、近代都市部】
【大きな公園―――桜並木】

【季節の変わり目であり桜が散り始めている】
【しかし今だ桜を見に来る観光客等は後を絶たない】
【そんな中で独り、桜の木に寄りかかりながら街並みを眺める人物】

いやー平和ですねぇ……この国で戦乱≠ェ起こるとはとてもとても…
それとも東≠セけなんですかねぇ…物騒なのは…

どちらにせよ、こんな幸せ一杯の世界なんてぶち壊したくなりますね…ハッハッハッハ

そういえば…この国の言い伝えでは…桜の木の下には死体があるなんて言う―――

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【名物櫻そば≠食べながら、桜の木の根元をゴツンゴツンと踵で叩いている】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 20:23:43.21 ID:1pbbLNlFo
【路地裏】

【機関支給の黒いロングコートを纏った青年が気だるげに歩いている】
【機関員なのだろうが、ナンバー等は見当たらない】
【眼を引くのは、右肩に担がれた大鎌】

あー、誰かナンバーズに会いたい所だけどな。
仲間だっつってんのに斬りかかられた良い思い出もあるし…今はそんな事ないのか?
つーかアイツの名前何だったかな…

【不意に、左手に持ったレイント社製の携帯型端末から、軽快な着信音が鳴り響き】

はいもしもーし…ああ、前任の情報処理事務担当は俺っすよ〜。
…決済書類ミスっちゃったの?あー役員の名前のスペルミスね…
3枚目なら大丈夫、役員は1枚目の自分の印鑑押す場所しか見ねーから。
ん、じゃ頑張ってー。

…え?
ZilanphoolをZilanfoolにミスった訳?
っはは!ウケんだけど!
まぁろくに仕事も出来ない『愚か者』には丁度良いんじゃね?あっはは!

【仕事の引き継ぎの話なのだろうが、赤い瞳は愉しげに細められ】
【銀の長髪は、彼が笑うたびにさらさらと流れる】
【後半からはただの雑談のようで、笑い声などが結構煩い】

/PCから再投下〜
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 20:27:59.29 ID:HNkcJ8ijo
>>212
あ?

【掛けられた声に反応し、小さく振り返る狼少女改め遥人】
【見覚えの在る二人組を認めたはずだけど、しばらくジト目を瞬きさせて、首を捻る】

【しばらく沈黙して、考えながら、壁に身を隠した遥人は、一言】

…誰だっけ、お前ら?

【無体、あまりにも無体】
【この時点では、惚けているだけかもしれないけれど】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/20(金) 20:37:28.66 ID:ZKEqBWCa0
>>215
ひどい....
「まぁ、いわゆるツンというやつですかね」
【黒フード改め桜はガーンという擬音が似合うようにうなだれて】
【金髪女性改めワルキューレはニヤニヤ笑って二人を見ている】

....で?もう一度聞くけど何してるんだ
【遥人の姿勢から何かから隠れているのはわかったので桜も同じように姿勢を低くしつつ壁に隠れてみる】

「あのナースですか?」
【ワルキューレは思い出すように人差し指を自分の頬に当てながら言う】
【思い出しているのはこの前宿屋を紹介された後に遥人を連れて行ったナース】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 20:43:49.67 ID:HNkcJ8ijo
>>216
一体何を言っているんだお前らは。

【片眉が吊り上り、不機嫌のレベルがつりあがる】
【本当に二人を理解しているのか、いないのかは定かではない】

…ああそうだよ、あのナースだ。
あいつら、俺がちょっと病院脱走したからって連れ戻そうとしやがる…。
何が全治一ヶ月だ、そんな長期間拘束されて溜まるかっつーの。

【さらっと問題発言を零しながら、周囲をきょろきょろと見渡す遥人】
【怪我の治療よりも身の自由を優先する性格らしい。奔放、と言えば聞こえはいいが、要は自己中心的思考である】
【ちなみにこのとき、あのナースと言う発言を認めたことから、一応記憶にはあるようだ】
【単にとぼけている訳ではないらしい】

で、お前らは今度は何してんだ?
今度は家を探してるわけじゃねぇんだろ。あそこ、売りはひたすらに安くひたすらに口が堅い事だから問題はないはずだけど。

【壁に背を預けながら、二人に向き合って世間話をはじめる姿勢に入る遥人】
【視線は割とせわしなく周囲を伺っている】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 20:44:17.29 ID:CVF/u+IRo
【人の気配も途絶えた、公園】

【隅っこのベンチに座り、その膝に置かれるはノートパソコン】
【薄闇の中で黙々とタイピングを続ける少女】

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【長く伸びた白髪、色白の肌、こぎれいな白衣は】
 【黒に沈んだ公園の中で、彼女の存在を一際目立つ物にしている】

【空色の瞳に映り込むパソコンの画面には、おびただしい量の文字の洪水】
【無表情でその羅列をただ見つめながら、小さく何かを呟いている】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 20:44:34.44 ID:HNkcJ8ijo
>>217
【単にとぼけているわけではないらしい】→【ただとぼけていただけらしい】
/に修正します
220 :◇5ugIlBiE9o [sage]:2011/05/20(金) 20:45:18.68 ID:9ljGQz+fo
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/20(金) 20:45:20.76 ID:ZLajRuWxo
>>211

違う…!違います!
そういう自信は………ぁぐっ…!
みんな、蔑むまでは………までは……までは?

【本人は何も無くても、体内のそれが言葉にずきずきと反応して】
【一般に、哲学者の卵は、悪意を増幅させると言われている】
【────だが、それはあくまでも可能性の一つ】
【龍であり、増幅するもとの悪意を持ち合わせていない】
【二つの条件から逸脱したミーナには、何が起こるのか】

自信を持つのは……本当にいいこと…なんでしょうかっ?
シズリさん……!

───私は、………私はっ…!……怖いです…!

【翼を、表に出すのが怖いのか】
【内なる何かに蝕まれそうになるのが怖いのか】
【ふっ、とミーナの体の力がすべて抜ける】
【体重の全てを預ける先は、目の前の、人物】
【きちんと食べているのか心配なほど軽いが、彼女一人分の命の重さである】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 20:48:29.22 ID:1pbbLNlFo
>>213
【青年の方へと、電話をしながら歩いてくる男が一人】

っはは!やっぱりまだ本部に居たかったわー、マジで。
あー今?桜が綺麗な所。…ん、正解〜

………ん?
ZT…ナンバーズ、か?

【何やら桜の木を苛めている青年を見つけ、その手の数字を見て首を傾げた】
【ちなみに、男の特徴は>>214の通りだ】

/いらっしゃいますか…?
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 20:52:31.30 ID:zxIjDs1xo
【どこかの、海岸】
【太陽が光を発していれば、澄んだ青が広がっていたであろうその場所は】
【すっかり夜になってしまった今では、黒い水平線がどこまでもどこまでも、続いていくだけだ】

……うーん、

【髪と肌は虚無的に白くて、瞳すら白に程近い灰青。纏う服と靴は、それらと正反対の真っ黒で】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女が、其処に立っていた】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】
【――首から下げた水晶のペンダントの、純粋な臙脂色だけが。少女の持つ、明確な色彩だ】

……なんにも見えないですね、ええ。
また昼に来ましょうか、っと……

【……ふと。此処に訪れた誰かが、視線を下げて足元の砂浜を見てみれば】
【「引っ掻き傷」みたいな線が。幾重にも幾重にも曳かれているのがわかるだろう】

【その線を辿って、視線を少女の傍らに持って行けば】
【其処にあるのは、少女の背丈ほどもある大きさの「フォーク」、だったりする】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/20(金) 20:52:36.20 ID:ZKEqBWCa0
>>217
なかなか大変だな...
「やっぱり体は丈夫じゃないとこんなことになるのですね」
【ワルキューレも二人と同じように姿勢を低くし話す】
【姿勢を低くしたところで容姿がいろいろと駄目なので目立つのだが】

俺は仕事探し...収入無いとあそこでも泊めてもらえないしな
「そして迷ってここまできたのである....主、方向音痴すぎだろ」
【桜は腕を組みながら言う】

やっぱりそのナースがこの近くにいるのか?......ワルキューレ
「はいはい、了解了解」

【そう言うとワルキューレが単純な脚力でジャンプして路地裏の壁の上、屋上に上がる】

「え〜っと...そのナースは何処かしらっと」
【ナースが近くにいれば報告するようだ】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/20(金) 20:57:03.34 ID:XaOXlpHAO
【墓地】

【区別された葬列が整然と並ぶそこを、生暖かくも濡れた風が吹き荒ぶ】
【星は無く、濁った雲に覆われた空は先も見えないような闇に塗り潰されていて】
【それでも――枯れ草と火薬の香りは存在を主張するかのよう、彼の周りを廻っていた】

【襟足ほどの灰色をした髪は小さく結ばれ、切れ長の瞳は群青に染まっていた】
【白いVネックの上から黒い薄手のジャケットを羽織り、襟には帽子のピンバッチ】
【濃い色をしたジーンズ。スニーカーは、けっこう使い古したもののようで】
【手には夜色の手袋をしっかりと嵌め、左手で黒い安物の傘を握っていた】

【視線は朽ちて今にも崩壊しそうな光輪十字架に添えられた花を捉えている】
【少し日数が経ったからだろうか、萎れ、みすぼらしい様になりながらも】
【しかしその色彩だけは不思議なほどに褪せず、彼を待っていたように花弁を揺らす青のネモフィラ】

――――……馬鹿らしい話だな

【心当たりの女は、いったい何を思ってこれを手向けとしたというのか】
【くだらない。けれども、舌を打ち付けるほどの不快感はなかった】
【ジャケットのポケットからパッケージの握り潰された煙草の箱を引き抜きながら、そう、囁いて】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 21:02:30.87 ID:49Y+6RCDO
>>221

────それは、本当なのかなーぁ、ミーナちゃん

【疑問を抱いた、ミーナ】
【そんな少女を慰めるかのように、彼女は囁きを続ける】

本当に?キミに遠慮していただけじゃあないのかなーぁ、ミーナちゃん
だって、キミみたいな子に本心は言えなかっただろうから
怖かったんじゃないかなーぁ?
龍の怒りに触れたら──其の末路は、明らかでしょーぉ?

ねぇ、可哀相なミーナちゃん。日常に居場所を見出だせなかった、迷子のカワセミちゃん

────キミがこの場に居ることが、その証明だよ


【告げた言葉は──同情にも似た感情を伴っていた】
【「可哀相な、ミーナちゃん」】
【再び其の言葉を紡ぎ。彼女はミーナの唇から指を離し】
【両腕で、相手を抱き締めようとして】


自信を持つのは、悪いことじゃないよミーナちゃん
キミは、キミのやりたいようにすればいい
だけど──.一歩踏み出すのには勇気が必要だ
何せ、今までとは違う、変化に向けて歩もうとしているんだから、ねーぇ
恐怖を感じるのは至極当然のことだよ、ミーナちゃん

【エメラルド色は、ただただ翡翠の彼女を見つめていた】
【踏み出す一歩──其れが「何」に向けてなのかを明確に語らぬまま】
【少女が成り行くままに、彼女は言葉を紡ぎだす】


     大丈夫だよ、ミーナちゃん──
     私がついているから、ねーぇ

     ────『愛しているよ』……ミーナちゃん


【預けられた重みを、然りと抱き止め】
【彼女は──翡翠の名を呼んだ】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 21:03:48.43 ID:HNkcJ8ijo
>>224
身体が丈夫でも多かれ少なかれこうなると思うけどな、アレは…。

【自分が入院した原因を思い出して、重苦しい溜息】
【けれど一瞬伏せられた視線は、何故かほんの僅かに暖かい】
【次顔を上げたときには、もういつもどおりの不良めいた眼に戻っていたけれど】

そりゃそうだな、いくら何でもゼロじゃ…。

【一応の同意を示す首肯を返しかけて、凍りつく遥人】
【自分が口にした事実が如何に大事かを認識したようだ】

……お前ら、あの料金プランでもはらえねぇの?

【ぎぎぎ、と、非常に気まずい視線を向けながら問うだろう】
【ワルキューレの格好への反応同様、ドン引きといった様子だ】

【その間に飛び上がったワルキューレの様子を横目で観察しながら、】

まあ、アレくらいやれないとな。

【などと淡白な反応。基準がおかしい】

【ちなみに、半径200メートル範囲にナースの姿はないはずだ】
【近隣に夜遊びするクソガキや浮浪者が散発的に存在する以外、特に異常はないはずだ】
【ワルキューレに卓越した武人の心得でもない限り、建築物に巧妙に隠された殺気にも気付くまい】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 21:06:45.25 ID:44wTDLWJo
>>223

俺は、
    ――――――呪われている


【その男は全身が白い肌で銀色の長い髪と翡翠の瞳を持ち10代後半程度に見え】
【上着が水色、下半身が黒灰色で上着は袖が長いゆったりとした着物を着用しており】
【ゆったりと力が抜けたように夜空を見上げ、月を見ている】

【月光を受け、銀色の髪と白い肌の青年はどこか神秘的に輝いているようなそんな光景が見えるだろう】
【彼の周りには唯、悲しい波の音がするだけである】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 21:16:21.74 ID:zxIjDs1xo
>>228

……、……えぇと、

【聞こえた声の方へ視線を向けて、首を傾げる】
【……呪われている、と。この少女にとっては、引っ掛かり易い文章】
【それを呟く青年を見て、】

(……何とも、どう切り込めばいいのかわかんない独り言、)
(や、……本当に独り言だったんでしょうか、うぅん……?)

【反対側に、首を傾げる】
【運動をする振り子を逆立ちして見れば、今の少女の首の動きにそっくりだろう】

【疑問の泡をふつふつ沸かせる心と、なんとなく痛むような気がする右目】
【それらを抱えて、原因たる青年の言葉になにか切り込みを入れてみようと試みるが】
【……詰まったまま、困ったような視線をそちらに向けるだけ】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/20(金) 21:20:24.87 ID:ZKEqBWCa0
>>227
いや、長期的に見たらいつかは払えなくらうだろ...だからsa
【少しぐらいは金はあるらしい】

ワルキューレの力借りたらあれくらい...駄目だな、自分の力じゃないからな
【ワルキューレの飛んでいった方向を見ながら言う】

「やれやれ...相変わらず荒んでるね...」
【適当に周りを見ながら適当な感想を述べる】

「(....なんだろ...この違和感)」
【建物の殺気には何かを感じている】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 21:29:38.04 ID:HNkcJ8ijo
>>230
そりゃそうか。
水道しかないわけだし安いのも納得だけど、無料じゃないのも事実だし。
言っとくが俺も貸すほど金はないぞ。

【遥人も苦労しているのだろうか、金の話題になるとそこそこ口うるさい】
【しかし見た目が14,5の遥人は、どうやってその金を稼いでいるのか】

さぁて、じゃあ今夜もいっちょ稼ぎに行きますかぁ。

【右肩をまわしてゴキゴキとならしながら、遥人は壁から背を離し、歩き始めた】
【左手を怪我するハンデがあるにもかかわらず、しかもこんな場所で、一体何をしようというのか】

【向かった方向にある角を曲がると、不良集団が約三人いる】
【けれど、今までいた場所からは目視できないにもかかわらず、遥人は迷いなくそちらへと向かうだろう】

【一瞬、角を曲がる前に立ち止まって後方に意識をやる】
【視線は正面に固定したまま、探るような気配を向ける】

【目視以外での索敵だろうか、意外と芸達者だ。潜ってきた修羅場を窺わせる】

【けれど残念な事に、遥人の射程の一歩外に間者はいた】
【今のところ仕掛けてくる様子はないし、殺気と言うよりもむしろ度の過ぎた気合にも見えたけれど】

【ワルキューレの視覚の死角、様子は一切変わらないので、捉えられるか】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 21:30:36.25 ID:44wTDLWJo
>>229

海はいい
ここは安息の――――――

……?

【少女の視線を感じたのであろうか】
【青年は一度少女の方を見るが、視線を海の方向へ戻して】

お前も俺と似た臭いがするな
月と海……ここに居れば心が一瞬だけでも救われそうな気がする

【少女に対して言っているのだろうか、ただ普通の人間から見れば】
【それは変な独り言を呟いている変人にも見えるだろう】

お前はなぜここにいる?

【唐突に切り出した青年からの問い掛け】
【それほど月が出ている夜の海と言うのは青年にとって特別な意味を持つのだろうか】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/20(金) 21:34:05.55 ID:ZLajRuWxo
>>226
違う……違う……っ!
普通に接してくれました…!
龍であることを知る前も知った後も……変わらず…っ!
………、助けてくれた人も………っ

【疑うことを知らない彼女が、疑い出せばキリはない】
【記憶を遡って、否定しても、明確な答えは無い】
【あくまでも他人、そんな言葉が、胸を何度も貫く】

【誰に対して違うと言っているのか】
【シズリ、というよりかは、自分に必死に言い聞かせるようで】
【小さな体が、一層小さく感じるかもしれない】

私の………私の、やりたいよう、に

…………。

────シズリさん………ありがと

【じわっとどす黒い魔翌力が、ミーナから滲み、渦巻く】
【それにそぐわぬ優しさや温かみを内包してるのは、彼女の物だからだろうか】
【もう一度、シズリから見えぬ笑顔と共に──蛹が、蝶へと羽化するように】

【───その大翼が、広がる】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 21:36:15.93 ID:zxIjDs1xo
>>232

救われる、ですか……?

【振り子の先、少女の白い頭がまた揺れて】
【青年の言っていることが解るような解らないような】
【ちょうど今現在の、海と空の境界線みたいな。曖昧なラインを辿っている】

似たような、……ええ。
先程拝聴させて頂いた、独り言? ですか、
あれが本当だとしたら、「私とあなたはおんなじ境遇に在ります」、ね。

【似た臭い、そこに対しての肯定。縦揺れ、一回】
【そして、次の問いに関しては】

……、……海が見たかったんです。ただ、それだけですよ。

【それだけ。言って、いったん言葉を区切る】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 21:37:26.88 ID:1pbbLNlFo
>>213
【青年の方へと、電話をしながら歩いてくる男が一人】

っはは!やっぱりまだ本部に居たかったわー、マジで。
あー今?桜が綺麗な所。…ん、正解〜

………ん?
ZT…ナンバーズ、か?

【何やら桜の木を苛めている青年を見つけ、その手の数字を見て首を傾げた】
【ちなみに、男の特徴は>>214の通りだ】

/寝落ちかな…一応再投下しておきますっ
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/20(金) 21:45:22.23 ID:ZKEqBWCa0
>>231
おい! 近くにアンタの追っ手がいるんじゃないか?
【心配なのか遥人の後ろについて行く】

左腕怪我してるんだろ、無理すんな
【遥人の怪我した左腕の横に移動しようとする】

「....! そこ!いかにも怪しい人1人いるよ!」
【屋上から二人に大声で言う】
【当然間者にも聞こえているだろう】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 21:47:12.29 ID:44wTDLWJo
>>234

救われるというのは只の思い込みにしか過ぎないだろうがな

【海を見続けている目は上を向き、月を見上げ】
【彼女の方を見もせず語りかける】

同じ―――境遇か…
どこにでもいるものだな

そうか、海が見たかったのか

【意味深な言葉を吐く】
【海を見たいをいう素直な理由、それは彼も同じかもしれない】

お前も、何か背負っているものがあるのか?

【少女への問い、お前も≠ニいう事は青年も何か背負ってい生きているのだろう】
【もしかしたら、同じような生き方をしていたのではと思って】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 21:56:03.55 ID:HNkcJ8ijo
>>236
あっ、バカっ!!

【間者に聞こえるほどの大声と言う事は、この狭い路地裏、反響して広域に拡散されてしまう】
【不良たちもその言葉に反応し、急にビビッて逃げ出してしまった】

【この新世界、路地裏で大きな音がしたら近づいてはいけない、そして過剰な無音にも近づいてはいけない】
【生き残った路地裏族は、自己防衛のためのノウハウを蓄積しつつあったのだ】

【不良三人の逃亡を悟り、角から躍り出た遥人は、右手を伸ばした状態で走り出そうとして、徐々に失速する】
【完全に停止すると腕を下ろし、俯いてわなわなと震えだすだろう。背後にうっすら陽炎を漂わせながら】


……なんて事しやがったクソガキどもっ!!


【ぐるり、突然振り返って、隣にたった桜に異様な剣幕を持って凄む遥人】

【それはもちろん、たった今カモを逃がした二名への怒気でもあったのだけれど、それ以上に】

【ぎゅん、ばっ、どさどさっ】


――――――あーっ………。


【次の瞬間、三人の周囲は包囲されていた】
【全員が薄桃色の集団だ。ナースキャップの下に収められた髪色・髪型は各々個性があったけれど】
【とにかく、ものの見事にThe・ナース。遥人の間者にして追っ手である】

「こんなところにいらっしゃいましたか竜崎さん!」
「消灯時間はとっくに過ぎてます! 早く戻ってくださいっ!」
「怪我が悪化したらどうするんですか!?」

【数は、十人くらいか】
【皆が四方八方からピーチクパーチクと囀り、非常に緩慢に距離をつめる】
【悪質なのは全員、顔に浮かぶのは濃厚な親切心=善意であり、吐かれるのも小うるさい小言に過ぎない】
【…遥人の表情は、非常にげんなりしている】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 21:56:19.01 ID:zxIjDs1xo
>>237

……ええ、そうですとも。
「呪われてるから」「拒絶して」、結果「救われることは無い」。
思い込みです、ただの。

【こっくり。もう一度、はっきりと頷いて】

……背負う、と言いますか。
「寄生されて」はいます、けれど、

【右目を隠す前髪を、取り払う――】
【――花、だ。少女の眼に眼に花が咲いている】
【本来眼球が植わっている筈の眼窩を押し広げるように、白い花が咲いているのだ】

【ぱっと手を放して、前髪が墜ちると同時】
【続けて零した言葉は、反語だった】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 22:05:31.57 ID:44wTDLWJo
>>239

寄生…?

【ふと疑問に思った瞬間】
【少女が前髪を取り除き、その内に秘めるものを見せた】

花…
それが、おまえの呪いか

【青年は最初は首だけ動かして彼女の方を見ていたが】
【直に体も彼女の方を向いて――――――】

どういう呪いかは詳しくは察しようがないが
可愛いものだな……

【呪いというからには外見的≠ノは派手ではないかもしれない】
【彼は彼女の呪いを見て、可愛いもの≠セと吐き捨てるように答えた】
【彼女は彼の言葉を聞いて――――どう思うのだろうか?】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 22:06:10.18 ID:B4HIr9Eso
【街中・噴水広場】
【街灯がともり夜の闇を照らす時間帯、光を反射する噴水の傍に腰掛ける小柄な影がある】
【少女のシルエットをしたその影はぽん、ぽん、と緑色の…楕円球の宝石のいくつかを使って歌いながらお手玉をしていた】

ま〜ぁるーいおっつきさっま、うっさぎ〜がは〜ねる♪
こいきにようきにまぁるくぴょーんぴょん♪…あれ、続きなんでしたっけデスヨー…

【その容姿、黄金でできた三日月の髪飾りで黒いロングヘアを後ろでポニーテールに束ねて白いフリルのヘッドドレスを装着し】
【耳部分にはアンテナヘッドホンのようなセンサーが取り付けられ、銀色のカフスボタンが袖に付いた黒を基調とした丈がくるぶし部分まであるロングドレス、
その上にフリルだらけの常に汚れ一つない真っ白なポケット付きエプロンを着用、メタリックカラーの小さなブーツを履いた…侍女服の少女】

…まったく、クレジットカードの決済日と新商品の納品日が被っているからって…機関員から『哲学者の卵』を奪ってくるなんて
無茶な事頼まないでほしいのデスヨー…結局闇ルートで出回ってたのをくすねる事しかできなかったですし

…『哲学者の卵』…呪いのアイテムでしかないモノだったはずなのに…とんでもない事を知ってしまったデスヨー

【そう告げながら侍女服の少女がお手玉しているのは…もしかしなくても、『哲学者の卵』だ…】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/05/20(金) 22:10:25.51 ID:apW3DAh/0
>>235
//マジかよ…完全に失神してました…申し訳ない
//なかった事にしてくださって結構です…
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 22:14:47.45 ID:zxIjDs1xo
>>240

……ときどき、人を殺したくなるんです。
近付いた人を蝕んで侵す、毒の呪い。
ただそれだけなんです、本当に可愛らしい些細な呪いですよ。

【「本当に、みなさん怖がらないですね」】
【そう言って笑うのは、単なる苦笑いなのかそれとも、――うれしいのだろうか】
【奇形を疎まないでいてくれることは、とても嬉しいことだった】

本当にそれだけ、なのに私は世界の終わりを迎えるみたいに深刻に受け止めて。
殺したくないから人を遠ざけて、なのに一丁前に悲しんで。
「どうしようもない、仕方ない」って、嘯くんですよ……

――「抗う」ことを知らないで、知ろうとしないで。

【――――】

【つっかえていた言葉を、全部嘔吐するような】
【一気に吐き出した少女の本音は、「いま私は、呪いに抵抗しているのだ」、と】
【――「あなたは、如何なんですか」、と。そう訊くように】

【灰青の瞳をちろっと上げて、青年の翡翠を確認するように、眺める】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/20(金) 22:16:20.39 ID:ZKEqBWCa0
>>238
確かに不良が人に迷惑をかけてるのはわかるが[ピーーー]必要は無い!
【珍しく遥人に反論する桜】
【人は殺さない...彼の正義なのかもしれない】

まぁ...ナース呼んだのは悪いと思うけど...ワルキューレ!
「了解!」
【そう言うとワルキューレは飛び降りて二人と合流する】

悪気の無いナースさんを傷つける訳には行かないしな...遥人ちょっと飛べるか?
【桜は迫るナースに目を配りながら言う】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 22:25:55.52 ID:44wTDLWJo
>>243

人を殺したくなるのは何もお前だけではない
この世にいる私利私欲の為に生きている人間は皆そうだろう

俺もその一人かもしれんがな

【彼女だけが特別ではないという彼】
【果たして彼の呪いとは――――】

俺は呪いに身を任せている
だが、月が俺が呪いに抗う事を許してくれる

【月を見上げると雲に隠れているようで、視線を彼女に戻すと】
【さっきまでとは違う態度、冷たい殺気を彼から感じるだろうか】

【そして……――――】

その呪い、抗うことなく俺に見せてみせろ

【月が雲に隠れた瞬間、青年の目つきや風格が変わった】
【その冷たく悲しさも感じるような殺気を発しながら彼女を挑発している】

【態度が豹変した彼に彼女をどう対応するのだろうか】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 22:32:08.96 ID:zxIjDs1xo
>>245

ええ、そうでしょうけれど、
私はもともと「そっち側」の人間ではなかった、と言うことです。
「そっち」――今では「こっち」ですけど。この場所に引きずり込まれたんですよ。

……、……で。

【肌を突き刺すような、零度の殺気】
【感じ取れば、無意識に半歩、ざりっと砂を蹴る】

【眉を顰めて、逃げだす準備を整えて】
【それでも視線は外さぬままに】


――――お断りします

【砂に突き刺していたフォークに、手をかけて】
【いつでも瞬時に引き抜いて、背を向けて逃げられるように】
【戦意も殺意も、何処にも見当たらないけれど。ほんの少しの敵意が、潮風に乗って飛んでいく】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/20(金) 22:36:49.34 ID:HNkcJ8ijo
>>244
「何ですかあなた方! 我々の職務遂行を邪魔するですかっ!?」
「竜崎さんは怪我をしている上にまだ体力が戻っていないのですよ!」
「ソレを癒す我々の崇高な仕事…邪魔するじゃないですよーっっ」

【どうにも理屈が通じる相手じゃないらしい、意味のわからない妄言を吐きながら群がってくるナースの群れ】
【しかも最初に現れた十人だけではない、先ほど感知した隠れていた間者をはじめ、四方八方から次々と増援ががが】

……誰が殺すっつったよ、誰が、え?
ちょっと金を『恵んで』もらうだけだよ、アイツが黙りこくってるのに命まで取るもんか…。

【勘違い、と言うにはあんまりな誤解があったらしいことに気付いた遥人】
【その眉は痙攣気味だ、徐々にボルテージが上がっているらしいけれど、ナース達に反抗する気はまったくないらしい】
【不良らしいといえば不良らしい振る舞いだけど、遥人もナース達に劣らず支離滅裂である】

…お前ら、頼むから手を出すなよ、俺の入院費諸々が大変な事になる…なぁ、わかるだろ?
俺保険ないんだよ、なぁ? 国家の安全保障されてないんだよ、わかるか?
望む望まざるにも関わらず、入院して治療を受けちまった以上払わなきゃいけないんだよ、なぁ、わかるだろ金欠共…?

【反抗する気がないを通り越して全面降伏のポーズのつもりなのか、遥人は額を地に着けて『もうどうにでもして』のポーズ】
【着々と路地裏の人口密度を上げていくナース軍団の中、ひときわ恰幅のいいナースが、恐ろしい手際のよさで遥人をシーツで簀巻きにしてしまう】
【対能力者に対する異様なノウハウ蓄積…新世界では病院すら戦場である。主に脱走者の奪還的な意味で】

【そしてナース長らしき豪奢なキャップを被ったナースに担がれ、遥人は路地裏の闇から強引に連れ出されるだろう】

【その中でこげ茶色の瞳が恨めしそうに二人を眺めながら、一言】


―――――覚えてろよ…


【暖かくなるはずだった懐か、無駄に暖かいシーツの感触か】
【とにかく、遥人は半泣きになりながら、数多のナース達共々姿を消したそうな】


//すみません、ちょっと体調が芳しくないので、強引ですがここで…
//お疲れ様でしたー!
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 22:43:55.74 ID:44wTDLWJo
>>246

生まれながらではないと…

【彼はどうやら生まれながらに呪いの生を受けたようで】

そうか、
無理にとは言わん

それで、その呪いとは一生付き合っていくつもりか?
悲しむだけ悲しんだらそれで一時がいいかもしれないが

【雲に隠れていた月も出てきて】
【彼の殺気も消え、少女に問い掛ける】

俺は生まれながらにしてこの呪いを受けてた
そして、抗う事のできない生き様もな

【彼は左腕を彼女にかざす、ちょうど彼女の右目に当たる部分だろうか】
【手のひらを開いた瞬間鋭い骨が手のひらから突き出てきて】

これが、俺が生まれつき宿された呪い…
死ぬまでこの呪いが解かれることは―――ない

【彼の呪いはその骨…月の光を浴びて怪しくも神秘的に輝く骨は悲しくも思え】
【それを彼女はどう捉えるのだろうか――――――】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/20(金) 22:47:54.98 ID:ZKEqBWCa0
>>247
あらあら、
「やっぱり体の管理はちゃんとしておかないとこうなっちゃいますね」

【連れて行かれる遥人を見ながら言う】

「助けにいっちゃう?」
気が向いたらな

【遥人を見ながら桜は言った】

/お疲れさまでした〜!
/体調お気をつけ下さいね
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 22:49:51.08 ID:438SImHSO
【街中、大通り】
【雑踏に紛れて、濃藍の髪に白皙の人影が一つ、夜を行く】
【微温い空気を肩で切り、颯爽とした足取りで】

しっかし、正義≠ニ来たか。こりゃまた派手に喧嘩を売られたな……。
諍いが絶えないのは何時ものコトだけれど……悲しいやら、喜ばしいやら。

【それに反する小さな溜め息と、独り言とを零しつつ】
【行く当てもなく無目的に、寄せては返す人の波の間隙を縫ってゆく】

【青の紬を着流して、腰には長短、刀を三振り。白い素足に雪駄履き、と】
【上から下まで櫻の装いにも関わらず、その姿はさして人目も惹かず】
【矛盾した表現かも知れないが。確かな異彩を放っていながら、風景の一部のようだ】

……どうしよ。なまじ見えたり聞こえたりしちまうと、サボタージュって訳にも、なぁ。

【足を少し緩めれば、辺りを流すように無関心の篭った視線で見回して】
【またもごもごと小声でぼやき、影は彼方此方と繁華街を彷徨きつづける】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 22:50:21.20 ID:zxIjDs1xo
>>248

いいえ、そんなつもりは毛頭ございません。
先程言いました通り、「抗います」、――「振り回します」、「ひっくり返します」。

【誰かに教えてもらったフレーズで意志表明】
【そして、青年の身体を、呪われたそれを見――】

【……ぎりり、と、軋む音】
【それは、少女の口元――食い縛ったそこから漏れ出して】


――――、……何故、「ない」と言いきれるのです。
抗うことができ「ない」と、断言できるのです。

何故――――  諦める!?


【半ば、怒鳴るような音量で】
【叩きつけるように、問いかけた】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 22:54:36.69 ID:r5ug6ZkSO
>>242
/了解です、自分も良くやらかすのでお気になさらずー!
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 22:55:28.55 ID:49Y+6RCDO
>>233

【──その否定の言葉に、彼女はもう何も返さなかった】
【迷いが、生まれた。自分に、身体を預けた】
【少なくとも彼女にとって、「今は」それでよかったからだ】
【これ以上の何かを望めば──逆に関係が壊れてしまう可能性があることを】
【藍色の彼女は、感覚的に知っていたから】

【腕に感じる、小さな重み】
【其れを軽く抱き締め──彼女もまた、笑う】
【宝石色の藍が翡翠色の龍の笑みを見れなかったように】
【彼女の笑みもまた──カワセミには、届かないだろう】
【──ほんの刹那。一瞬だけ浮かべた其の笑みは】
【酷く薄らとして。深く澱んでいて──】
【端正な三日月の弧とは、余りにもかけ離れたものだった】


──嗚呼、ミーナちゃん
素敵だよミーナちゃん──
お礼なんていらないけれど……
変わりに、もっともっと、キミの姿を見ていたい──


【日の暮れた園に咲く、大輪の黒薔薇】
【彼女の宝石色は確かに其れを真直ぐに捉え──愛おしげに、吐息を零した】

/ぎゃー、遅くなって申し訳ない
/ただいま戻りました!
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 23:05:47.29 ID:44wTDLWJo
>>251

自分の呪いに抗うか…

【彼女の決意、それは力強く感じたのだろうか】
【しかし、青年の冷たく半ば自分の運命を受け入れている姿勢が今の時点では変わっていない】

抗う事ができない理由か…

それは、この呪いは俺の人生を蝕む存在であり、尚

――――――――俺を生かし守る存在でもあるからだ

【彼の言葉、矛盾だらけに聞こえるかもしれないが】
【確かに彼はその力によって悩んできたこともあっただろう】
【しかし、それと同じくその力で戦い、勝ち取り、身を守ってきたのも事実】

では一つ問おう

おまえはその呪いにどう抗ってきた
先ほどお前は「どうしようもない」「仕方ない」と言ったな?

お前も俺と同じではないのか?

【青年は先ほど少女が語った言葉を彼女に示し】
【所詮は自分と同じ、結局は抗えないのだと言うかの様に――――】
【この言葉は彼女に対して挑発にも聞こえるかもしれない一言】
【彼はそういい放った後、手の骨も戻し、だらりと手を地面にむけ――――】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/20(金) 23:06:07.94 ID:1pbbLNlFo
【路地裏、気だるげに歩く青年が一人】
【機関支給の黒いロングコートを纏っているが、ナンバー等は見当たらない】

     ナンバーズ
ったく、上の奴らのサポート業務って、聞こえは良いがただの現場派遣だろ…
本部で事務やってる方がずっとマシだっつの。

【腰まで伸びた銀髪を、邪魔臭そうに首を振って靡かせる】
【だが何よりも目につくのは、右肩に担がれた大鎌】

…まぁ、雑兵役の方が性に合ってんだけどな。
大層な役職もナンバーも、ねー方が気楽でいい。

【「そう言う訳だ、ロバート」と、小さく青年は呟き】
【ほんの一瞬だけ昔を懐かしむような、そんな目になった】

さーて、素敵な終末/週末、仕事日和ってか!
業務依頼は何か無かったかなーっと…

【左手ではレイント社製の携帯型端末を操作しており】
【赤い瞳はそれを注視しているため、前方不注意な状態だ】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 23:14:44.94 ID:zxIjDs1xo
>>254

そ、れは……っ

【揺らぐ、心が足元が】
【確かに、この忌まわしい毒花が咲いていたから。今の自分はかけがえのない人々に出会えたのだし】
【ここまで、成長することができたのだ。けれど】


…………諦めて、そこで朽ちてしまうよりは。
うだうだと根を伸ばしていたほうが、マシでしょう。
今はまだそう、そうですけれど――

――――私は、私はいつか、

呪いを解いて、自由になります……!


【本日二度目の、決意表明】
【乱雑にフォークを引き抜けば、ぱらぱらと砂が零れ落ちて】
【少女は青年に背を向けて、フォークを引き摺って歩き出そうとする】
【――去るつもりなのだろう、なにか伝えることがあるのなら、今言うべきだ】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 23:25:59.25 ID:44wTDLWJo
>>256

図星のようだな

【半ば笑った表情は彼女からみれば悔しいかもしれない】
【そして彼はゆっくりと口を開き――――】

いつか――――

ククッ…
そういう言葉を使う者は大概は途中で諦めてしまう者が多い
お前はその多数の部類か…そうではない少数か…

【彼はいつか≠ニいう確信が持てない言葉を使う人間をよく見てきたのだろうか】

立ち去るなら立ち去るといい
来る明日に感謝しながらな

【青年もどうやら立ち去る様で、彼女が去るであろう方向とは逆の方を向くだろう】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/20(金) 23:31:59.13 ID:ZLajRuWxo
>>253


家族…って、お父様しか居ないですけども…別れてから
私……ずっと……ずっと一人だったんです

もちろん、気のおけない人も居ました…が
ある時から、どこか、離れてる気がしたんです……
それは………多分、この闇を、受け入れてないから……だったのかもしれません

【ミーナの心を例えるなら堅牢で融けないダイヤモンド】
【だが、ひとたび罅が入ってしまえば、あとはあまりにも、脆い】
【裸よりも更に内側。象牙色の骨よりもずっと内側。】
【底抜けの明るさに秘めるは、途方も無い孤独だった】
【つまり、本当の意味で心を許したのかもしれない】
           【裏側も知らない、相手に】

ありがとうございます……。
この翼、自信が持てた気がします
もう、隠すのもやめます……シズリさんに褒めてもらった大事なもの、ですから!

【自分の全てを受け入れる、偉業を成し遂げた彼女には】
【心なしか、自分の翼が輝いて見えて────】


【同時にそれは、"日常"から、更にもう一歩遠ざかったということである】
【ミーナはそのことに、気付いていないだろう】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/20(金) 23:32:10.91 ID:zxIjDs1xo
>>257

……っ、〜〜〜〜っ!

【まさにその通り、まっすぐに図星を突かれていた】
【でも、それは絶対に認めたく無くて。もう一度ぎりり、歯軋りの音】

…………絶対、絶対にです。
私は、私は……昼の世界に戻ります……!

【ざり、ざり、ざり】
【フォークが砂を引っ掻く音は、少女のざわめく心をそのまま鳴らしたようなソレ、で】
【その音は、どんどん、遠ざかって消えていった】


 【――いつの間にか、少女はすっかり意地っ張りになっていたようだ。】
 【まったく、「誰に影響されたんだか」。】


//ありがとうございましたー!
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/20(金) 23:39:42.65 ID:44wTDLWJo
>>259

【図星を突かれ、意地を張る彼女に】

それだけ元気があるならまだいいがな

【彼は彼女を去る音を聞くと、反対側へと去っていった】

【彼女が昼の世界ならば、彼は夜の世界へと去っていったのだろう】

//お疲れ様でしたー!
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 23:42:59.72 ID:ZhvStPeQo
【街中】
【帰路に着くものやただただ徘徊する者まで、多種多様な人間が行き交う道】
【道沿いの店が閉まっている為か立ち止まる者が少なく次々に移り変わる風景の中、規則正しく進んでいた人の流れが突如乱れる】
【正確に事象をあらわすのなら、“彼女”の正面から進む人間の多くが目を疑うように、はたまた確認するように振り返っていた】

―――さて

【白銀に煌めきながら流麗に背を流れる髪を足元にまで届かせ、白磁のように白い肌とまるで精巧なビスクドールの様に整った顔立ちをした小さな少女は】
【その容姿に纏わりつかせる高貴さと可憐な雰囲気を滅茶苦茶にする様な、重力に従って地面に垂れ下がり手元がほとんど隠れるほど身にあっていない薄手の白衣の様な物だけを身にまとい】

私は動物園の動物だったのだろうか。

それなら、ミミズが良いのだが…動物園にはいないか。

【視線を集める少女はズルズルと白衣を引き摺りながら、蒼色の瞳を前に向けつつポツリと呟く】
【人それぞれの興味の示し方はそれこそ様々であったが、明らかに彼女は色々な意味において浮いているのは確かだった】


262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/20(金) 23:52:37.55 ID:49Y+6RCDO
>>258

それは──つらかったね、ミーナちゃん
でも、もう大丈夫だよ。私がいるから、ねーぇ?

──キミを独りになんか、この私が、させない
「約束」するよ──『愛し』のミーナちゃん


【──先ほど浮かべた歪んだ笑みは既に消え】
【彼女の表情に、再び端正な其れが宿る】
【僅かに「悲しげ」な──同情しているかのような色を、笑みに加え】
【一度だけ、翡翠色の髪を軽く撫でようとして──】

ふふ……そうするといいよ、ミーナちゃん
キミの助けになれたようで──本当に、『よかったよ』

(嗚呼──本当に、よかった)

【にこりと、ミーナに微笑みかけながら】
【彼女は思考の奥底に、言ノ葉を沈める】

さて──ミーナちゃん。そろそろ日も暮れ切った
早く帰らなきゃ──パッションちゃんが心配するんじゃないかなーぁ?

(翡翠に宿る、黒き薔薇──)
(ふふ、ミーナちゃん……)
(何も花言葉は──ひとつだけじゃあないんだよ)

【ミーナに帰宅を促しながら】
【脳裏には、別の詞を浮かべていた】

──忘れないでね、ミーナちゃん
私はキミの味方で、先輩で、『好意』を持っているということを
何かあったら──私を、頼るといい

(黒い薔薇──そう、その隠された花言葉はね、ミーナちゃん)

【其れを別れの言葉とするのだろうか】
【兎も角シズリは、ミーナが立ち去るならばそれを見送り】
【暫し他愛のない雑談をするのであれば──それに付き合うはずだ】
【そして──】


      ( ──黒薔薇の、花言葉はね、ミーナちゃん )

      ( 憎しみ=@だよ ────)


【──今宵もまた】
【全ての生き物に、夜が来る】


/っと、眠気が来たのでこのあたりで!
/最後駆け足気味になってしまい、申し訳ない
/それでは、ありがとうございました、お疲れさまでしたー!
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 00:04:38.36 ID:lv3xMRnDO
【公園】
 
 し、
 
【軽いジャブを拳闘家崩れの男に放つと、男はそれを腕で受けた上で怯んだ】
【情けない、とは思わない】
【競技的な格闘技じゃ、競技的な武道じゃ俺は倒せねえよと思いながら、ジャブを放った赤毛混じりの黒髪の青年は右拳を放つ】
【痛みに顔をしかめた瞬間を狙って放たれたその拳は、男の鳩尾深くに突き込まれ、横隔膜の動きを無理矢理止める】
【盛大に嘔吐した男は自然、前のめりになった】
【吐き出された吐瀉物から逃れるように一歩退いていた青年は、地面に対して傾いた男の顔面を前蹴りで歓迎する】
【ひゅがっ、なんて音が響いて男が仰向けに倒れる。赤毛混じりの黒髪の青年は懐から煙草を取り出した】
 
 所詮、ボクサー崩れだもんなあ。

【不良に毛が生えた程度の相手。造作もねえのは道理かね? ──そう呟いて青年は煙草の先に人差し指を押し付けた】
【やがて紫煙を立ち上らせて、青年ははあと溜め息を吐いた】

 物足りねえなー……。

【悪い虫。人の命を価値観の最上に置く癖に、青年の闘争本能は人一倍に強かった】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/21(土) 00:15:32.93 ID:HNtibdtYo
>>262

………はいっ!
「約束」ですよ、シズリさん
……ありがとうございますっ

【今日、何度、その感謝の言葉を述べたであろうか】
【勿論、どれをとっても偽りのない心からのモノ】
【お返しする術をほとんど持たない彼女から、今返せるただ一つのモノ】

っと、そうですね
ついつい、話し込んでしまいました…
パッションさんに、機関員の申請をするために帰るとしますっ

【やや空を向いて、ふぅと一息をついてから】
【ゆっくり、立ち上がって】

忘れません───絶対に。
また、どうしようもない壁に行き詰まったら………
話を聞いてくれるだけでも、嬉しいです。

……それではっ!

【後ろを向いて手を振りながら、前へ駆け出す】
【翼は折り畳まれ、邪魔にならない程度に収められているが、もう隠してはいない】
【公園に入るときと、表情は随分変わったに、違いない】

【ミーナが、深い深い根を張られたことに気付くのは、ずっと後】
【きっと、取り返しの付かない過ちをして、それから】

/お疲れさまでした!
/ありがとうございましたっ!
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 00:31:14.38 ID:BD7wqTfSO
【疎らに木の生えた森林地帯】

ピーーーーーー ピーーーーーー

【左腕に二の腕近くまで覆うような大きなグローブをはいた青年が笛を強く吹いている】
【ただ、笛の音は聞こえない為変人に見えるだろうか】
【所謂犬笛というやつで、人間には聞こえない高い周波数の音なのだ】
【人外の聴力を持つ物なら聞こえるのかもしれない】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 00:35:10.66 ID:cGr3r6PSO
>>263
【青年が物足りない、と言わんばかりに吐き出す紫煙が、すっかり夜気に溶けたころ】
【ぱち、ぱち、ぱち、ぱち。入り口の辺りから、疎らな拍手が聞こえてくる】

【彼がそれに向き直ったのならば、そこには紬を着流した白皙の人影が見える】
【車止めに腰掛けて、ふらふらと雪駄履きの素足を揺らし。倒れた方には一瞥も呉れず】

ストリートファイト、ってヤツ?……見たとこ、そもそも試合にもなってなかったっぽいけど。

【黒に程近い、肩ほどで切られた濃藍の髪を欝陶しげに軽く払って】
【地に足を着くと、興味深げに。それは、其方へと歩み寄るだろう】

【その腰には大小合わせ、刀が三振り。ぱっと見、浪人崩れのような成りだ】
//まだおられますかー?
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 00:52:12.73 ID:lv3xMRnDO
>>266
 ストリートファイトってよりかは、ピットファイトかね。一万賭けてやったんだわ。

【青年は紫煙を吐きながら白皙の人影に眼をやり、苦笑を浮かべる】
 
 こいつが起きたら一万頂くよ。……さすがに財布から金ブッコ抜く訳にゃいかねえしな。
 
【赤毛混じりの黒髪を揺らしながら笑った青年の顔は、快活そのもの】
【どうやら通り魔などといった人種とは違う、ただの戦闘好きのようだ】
 
 あんたもやるかい? 腰の大小は飾りじゃねえだろー?
 
【挑発じみた言葉だったが、青年のおどけるような表情をみるに、挑発というよりはただの誘いのようだった】

 物足りなくてな、どうも。

【青年の瞳の色は、赤みの混じる鳶色。その赤は常にゆらゆらと濃淡を変える】
【まるで、炎のように】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 01:21:30.49 ID:cGr3r6PSO
>>267

成る程……ああ、それが良いよ。見る奴が見れば要らん勘違いも招くだろうし。
それに、貰うもん貰って此処に置き去りじゃ、やっぱり後味が宜しくないからな。

【大袈裟に両手を揃えて前へ突き出し、手錠でも掛けられたようなジェスチャーを交えて語れば】
【治安の問題もあるしさ、等と付け加えて言葉を切り、中性的な造作の彼だか彼女だかは肩を竦める】

【彼の言葉が、派手にのびている相手の事を気に掛けたがゆえの物かは定かでないが】
【概ねそのように受け取ったらしく、さっぱりとした態度や面立ちも相俟ってか、不信や警戒を抱いた様子は無い】

応。丁度暇してたとこだし、良いよ。
素手でどうこうする自信は無いけど、得物有りなら。

【何とも軽い調子で誘いを呑んで、左手に寸延の短刀を抜くと、人影は低く構えた】
【火事と喧嘩は何とやら、と言う。その例に漏れず、こういった事は嫌いではないようで】


…………まあ、退屈はさせない、とだけ。

【その口端が吊り上がり、唇は緩い弧を描いた】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 01:37:56.79 ID:lv3xMRnDO
>>268
 おうおう、吹きやがる。
 
【青年はやはり快活に笑って構えを作る。左腕、左足を半歩前に出した、ある種王道的とも言える半身の構えだ】
【その瞳は緩い弧を描いた敵手の全体を俯瞰する】
【動作の起点となる腕や足を注視するのではなく、動作の予兆を捉えようとする見の法】
 
(短刀か。……刀抜かれるよりやり辛いな。長物なら一度懐に飛び込めば良いが……)

【赤毛混じりの黒髪の青年の顔は勝ち気な性根が浮かぶものだが、しかしその所作は武術に精髄したものらしく、隙なく慎重】
【敵手たる人影の挙動を、見る】

(……腰を落とした、か。……踏み込みが来るか?)

【青年のとった戦術は、待ち】
【──密かにその拳を握り締めて】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 02:13:44.41 ID:cGr3r6PSO
>>269

(待つか。……こっちから踏み込んで、張り付かれても厄介だよな)
(……さりとて、このまま睨み合いじゃ埒が明かない。ある程度は覚悟して動くっきゃ無い、か)

【静寂が、夜更けの公園に満ちる。こちらも構えは左半身、体重は右足に乗せて】
【短刀を鳩尾ほどの高さに据え、暫く待ちを決め込んでいたが】

……ああ。言っただけの事はやらなきゃ、な!

【焦れたのだろうか、ややあって重心を僅かに前傾させ、左足で浅く踏み込む】
【そうしつつ、横薙ぎの一閃。短刀を相手から見て右から左へと、コンパクトな動作で振るった】
【狙いは前に出した左手から前腕に掛けて。切り付ける、と言うよりは打ち払うのが目的か】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 02:44:41.13 ID:lv3xMRnDO
>>270
(短刀を薙いで来るとは──)
 
【内心だけに響く微かな驚きと共に赤毛混じりの黒髪の青年は動作を開始した】
【当てが外れたと言えば、外れた】
【赤毛混じりの青年がもっとも得意とするのは、相手が突いてくる動きに合わせての踏み込みだった】
【相手が右腕で突いてくるなら、相手の右側に。相手が左腕で突いてくるなら、相手の左側に】
【そうすることで、自分と相手の間に、相手が攻め手に使った腕を挟むことで相手の次の動きを阻害する、次手に繋がる踏み込み】
【短刀を持った以上、刺突が来ると踏んでそれを狙っていたのだが──】

(当てが外れた)
 
【のである】

(しかもコンパクトに──動きを凝縮して、しかも手首狙って打って来やがる。……出来るなコイツ)
(左手首を狙われりゃあ、左拳を切り飛ばされないために左拳を斬戟から回避させなきゃいけねえ)
(すると自然、一番バンドスピードが早い左ジャブが使えねえ。……そこまで読んでやがるのか)
 
【狙っていた交差踏み込みを封じられ、加えて牽制代わりに最も気安く出せる左ジャブも封じられたのだ】
【狙ってんなら大したもんだ、と内心で舌を巻く】

(──だが、)

【青年の体が動いた。斬戟に狙われた左腕を下方に引くと同時に腰を落として薙ぎの一撃を避け、右足が地を蹴った】

(舐めてもらっちゃあ、)
【左腕を下方に引く動きはそのまま、左腕を振りかぶる動きとなった。腰を落とす動きはバネを潰す動きとなる】
 
 困る────
 
【──青年の扱う術技は戦場で発達した武術。急所に頓着せず鎧ごと敵手を打ち砕き、鎧の上から叩き殺すことを流是とする殺法】
【故にその拳はその流是を体現する。その拳は、特別製だ】
【素拳を灼けた砂鉄に突き込み胴板に叩き付け鉄塊に打ち付け鋼に撃ち込み──そして流派奥伝の鍛打法によって鍛造した拳】
【それは怪我をしないように拳を保護するという、現代的で競技的な観念とは対極に位置する鍛練】
【柔な拳を徹底的に破壊し、殺害に用いる凶器へ造り変えるという、古式の硬功を幾重にも重ねて練り上げた先にある拳】
【流是を体現し、鎧を打ち砕くことを可能とする拳。人を殺す事を前提としなければ、造り得ない拳】
【────鋼鉄によって鍛造された、不破の拳】
【その拳による打撃は“咬み付く”ような性質を発揮する】
【その強堅さ重厚さゆえに振るわれた速度のまま肉へと食い込み──骨に拳頭という名の牙を突き立てる、肉食獣の顎のような性質を】

 ────よなあッ!!

【その拳が解放された】
【踏み込みと共に振りかぶるという下段に引いて斬戟を避ける動きをした腕は解放され、落とした腰という潰されたバネは圧力から解放されてはね上がった】
【放たれたのは、手前下段から奥上段へ、斜め前へと打ち込まれる左拳突き上げ】
【肉食獣の顎は、踏み込みの勢いと振りかぶりから放たれる腕力、落とした腰が元に戻ろうとする勢いの三つの威力を搭載して放たれる】
【狙いは、鳩尾。──否、その勢いは鳩尾狙いというよりは、鳩尾をブチ抜いて背骨に拳頭骨をカチ当てるのが狙いだと言うような勢いだ】
【鎧をブチ抜く鋼砕きの拳が、敵手の鳩尾目掛けて放たれる────!】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 10:02:09.28 ID:MvkTNawSO
【路地裏、気だるげに歩く青年が一人】
【機関支給の黒いロングコートを纏っているが、ナンバー等は見当たらない】

     ナンバーズ
ったく、上の奴らのサポート業務って、聞こえは良いがただの現場派遣だろ…
本部で事務やってる方がずっとマシだっつの。

【腰まで伸びた銀髪を、邪魔臭そうに首を振って靡かせる】
【だが何よりも目につくのは、右肩に担がれた大鎌】

…まぁ、雑兵役の方が性に合ってんだけどな。
大層な役職もナンバーも、ねー方が気楽でいい。

【「そう言う訳だ、ロバート」と、小さく青年は呟き】
【ほんの一瞬だけ昔を懐かしむような、そんな目になった】

さーて、素敵な終末/週末、仕事日和ってか!
業務依頼は何か無かったかなーっと…

【左手ではレイント社製の携帯型端末を操作しており】
【赤い瞳はそれを注視しているため、前方不注意な状態だ】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/21(土) 12:27:00.38 ID:qBvUnaN3o
【どこかの大きい公園。広場沿いの道、その一角のベンチ】

【汚れ一つない白いタキシードの下に赤いワイシャツをきっちりと着こなして、金色の双眸を持ち】
【同色のウェーブがかかった、所謂ソバージュの長髪。邪魔くさいのか後部はそれを一つに括っていて】
【首からは鏡で出来た十字架のネックレスを着用している、そんな目立つ優男】

【誰に向けるでもないヘラヘラした笑顔を携えて――何かの本を読んでいるが】
【カバーの所為でどんな本かはわからない】


―――ふー。ヒマだねー。なんか面白いことないかなー

【独り言にしては明るい口調で、そんな呟きを零してパタン、と本を閉じ】
【本当に何か面白いことはないかと、辺りをキョロキョロと見回し始める】

【薄い雲がかかった昼の空は、曇り空にしては妙に明るかった】

/こんな時間ですが絡める人がいれば是非!
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/21(土) 13:42:42.48 ID:HNtibdtYo
【カノッサ機関・氷の支部───とある部屋前、廊下】

えーっと……宮下さん、でしたっけ?
挨拶はしたこと有っても、いざ話してみようとすると緊張しますね…
しかも、先輩ですから…敬語とか使わないと…だめかなぁ?

【少し緊張しながらも、目の前のドアをこんこんとノックする影が一つ】

【翡翠色のさらさらなロングヘアに、同じく翡翠色のくりくりした瞳】
【機関には似つかわしく無さそうな明るい雰囲気を纏っていて】
【そして、それらと対を為すように、背中から伸びる黒紅色の不気味な翼】
【邪魔にならないように折り畳まれているが、人外を証明するには十分で】
【────そんな風貌の少女】

/予約です
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 13:44:06.13 ID:cGr3r6PSO
>>271
(甘かった。そう言わざるを得ないな、正直……。大分不味いんじゃないのか、これ)
(右の大振りを誘って、空いた脇腹に肘でも――なんて考えてたけど)
(……やっぱ、そう容易くは行かないか。この態勢からカウンターは無謀だ)

【この回避は、突きの為の予備動作。すぐに次が来る――恐らくは、大振りだ】
【が、後の先を狙うにはリスクが大きいと判断したか、回避に専念する事として】
【短刀が空を切ったのを確認するや否や、此方もまた動きを次に繋げる】

(しっかし、あの拳からして随分な鍛え方してるよな……身を以って威力を試すのは、出来るなら避けたいところ)
(一手ばかり遅いかも知れないが、上手く流せりゃ御の字だ……っ、と!!)

【振り抜かずに止めた短刀を引き戻しながら、右足を半歩分ほど相手から見て左へ踏み出し】
【同時に左足を引きつつ、右足を軸として肩と腰とを回転させると】
【その勢いを乗せたフック気味の右掌底を、突き上げられた左拳の側面へと打ち込み軌道を逸らしに掛かった】

【だが反応が遅れたか、或いは猛烈な勢いを逸らし切れなかったか。その左脇腹を拳が浅く捉える】
【みしり。左半身を引いたが故に叩き折る事こそ適わないが、肋骨を軋ませる感覚がその手に伝わる筈だ】

(芯を外して、これだ。後少し深けりゃ、肋が逝ってたかも……っ)

――――洒落になってねえ、っつうの……!

【殴打に邪魔な凹凸を文字通りに叩き潰され、より衝撃を無駄なく伝えるべく、フラットに鍛え抜かれた拳】
【人を殺せる鎧徹しの一撃は、宛ら戦鎚による殴打を想起させる。当たらなければ何とやら等とも言うが、驚異には変わりあるまい】
【受け損じた時の事を考えれば、そのプレッシャーは尋常なものでは無い。なまじ解ってしまうから、攻め倦む】

(ったく。殺意込めて打ってんじゃない?これ――)

【次いで人影はバックステップを踏み、離脱を図った。同時に左手が、袂の内へと引っ込んで】
【再び突き出した瞬間には、その掌中には小振りのスローイング・ダガーが握られている】

【そこから間を置かず、投擲。放たれたダガーの狙いは、体重を乗せた軸足だ】
【時間を稼いで仕切り直す。そんな意図が含まれている事は、想像に難くない】
//あわわわ申し訳ありません、初っ端から寝落ちてました……!
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 14:00:45.00 ID:VtgwzXFTo
【花曇の公園】

【隅っこのベンチに座り、その膝に置かれるはノートパソコン】
【通りゆく人々を気にも留めずに、黙々とタイピングを続ける少女】

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【長く伸びた白髪、色白の肌、こぎれいな白衣は】
 【薄暗い公園の中で、彼女の存在を一際目立つ物にしている】

  『 それは、自己主張をする空白 』

【空色の瞳に映り込むパソコンの画面には、おびただしい量の文字の洪水】
【無表情でその羅列をただ見つめながら、小さく何かを呟いている】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 14:00:48.57 ID:uNJ7SMJmo
>>274
【112自室】

【いたのは、当然―――112】
【黒いスーツに、赤いネクタイ。その上に暑くないのかとツッコみたくなるカーキのモッズコートを着て】
【黒い瞳に、黒い髪を短く切り上げた、身長170後半ほどの、年は20歳前後といった辺りの、結構爽やかな青年】

【いつもの土曜ならば、仕事に精を出して、外を出歩いているのだが】
【『後輩』が来るのを知ってか、今日は大人しくベットの上で読書に精を出していた】
【いや、精を出していたというのは語弊があるだろうか】

【ベットの枕元の近くに置かれてある、No.10のナンバープレートと、十字架型ドットタグとデータベース端末に、ちらちらと視線をやっており】
【どうやら、後輩が来るということで、心が躍っていたのだろう】

ん……来たかな……
【ノックの音を合図に、本を乱暴にベットに置いて】
【ドアの方へと躍る心を体現したかのような、うきうきとした歩みで、ドアへと進み】

【そのまま、ドアを引いて、『後輩』を快く自室へと招き入れるだろう】

どうも、こんにちは……
ミーナさん……どうぞ中に

【声色は、何処か楽しげで、友好的な印象で】
【ドアを開けて、どうぞ中へと手で催促する】

【部屋に入ると、机とテレビとベットとか普通な部屋で】

【ベットの近くには、机の物を抜いてきたであろう、椅子が置いてあって】
【どうやらここに座れということらしくて、青年が座るのは、おそらくはベットとなるのだろう】

【そして、ベットには、ナンバープレートと、十字架型ドットタグ、データベース端末が置いてあって】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/21(土) 14:13:08.54 ID:HNtibdtYo
>>277

あっ…こ、こんにちわっ!
ミーナですっ

【まず、何よりも先に頭を深々と下げた】
【なれた動き、というか、礼儀正しく育ってきた子なのであろう】
【誘われるがまま、部屋の内へと足を踏み入れる】

どうも、ありがとうございます
失礼しますね…

【ゆっくりと膝を折り、椅子に、座る】
【特に珍しい物を探しているわけではないが、】
【落ち着いて居られないのか、きょろきょろと周囲を見渡す】

……それで、宮下さん、お話ってなんでしょうか?
パッションさんに、行ってのお楽しみ、って言われたんですが…

【一息飲んで、宮下の方へ視線を向ける】
【真正面から見れば、ずっと透き通っていることがわかる、かもしれない】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 14:31:55.13 ID:uNJ7SMJmo
>>278

俺は宮下正次……だよ
知ってるとは思うけど……112


【自己紹介を忘れていたのだろうこの青年】
【少女の言葉でハッと思い出したかのように、自己紹介を返し】


【青年は、扉をゆっくりと閉じて、少女の後を追うかのように歩みを進めて】
【少女が椅子に座ったのを確認すると、自分もベットへと座る為に、更に歩みを進める】


【青年もベットに腰かけると、少女の、堅苦しい様子が気になったのか、機関員に似合わない、微笑みを零して】

硬くならないでいいんだよ……あ、もしかして緊張してる?

【初めて来た後輩を、からかうような、口調と言葉を少女へと紡いで】
【青年は最初は敬語こそ使っていたが、少女の礼儀正しい態度に、気が変わったのか、表情は柔らかくなっていて】


さて……パッションさんから話はきいてるよ……
機関員になりたいんだってね……

って事で、パッションさんからのプレゼントだよ……

【少女がナンバーズになるという事は、青年も理解しており】
【言い終わると、ナンバープレートと十字架型ドットタグとデータベース端末を自分の膝へともって来て】

まずはコレ……ナンバープレート……
前任者がいたらしいけど……10……お給料もいいんだろうなぁ……

【膝の上から、ナンバープレートを手に取り、少女へと、渡す為に手を差し出すだろう】
【10。紛れも無くそれは、上位ナンバーであって】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/21(土) 14:54:15.75 ID:HNtibdtYo
>>279

は、はいっ
ごめんなさい……その、宮下さんは先輩にあたるわけですし、
一度、緊張してしまったら、なかなかほぐれないタイプ、なのですよっ

【ミーナの子供らしさがこういう経験が浅いことを物語る】
【時折、声が裏返ったり、注意深く聞いていると面白いかもしれない】


プレゼント…わぁ、可愛いアクセサリーですね!
…あ、もしかして、パッションさんや他の方が付けてるものと一緒のアレですか?
機関員の証、的な……

【とても大事そうに、非常に丁寧に受け取る】
【銀色に鈍く輝くそれを、玩具にはしゃぐ子供のように目を輝かせて眺めて】

って、ええっ!?
わたっ、私がNo.10を…!?
そんなの貰ってもいいのですか…!?

【そして、宮下から告げられた、彫られた番号に、驚愕する】
【必ずしも上位ほど偉い、というわけではないが、重みがあることだけは解る】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 15:12:31.72 ID:uNJ7SMJmo
>>280

……っはははは!
良い子だね、ミーナ“ちゃん”

先輩だとか、そういうことは……俺気にしない性質だから……ね?

【一瞬、呆気を取られたような顔をしたいた青年だったが、それも数瞬の間】
【急に、笑い出して――】

【恐らくは、この少女が気に入ったのだろう。対等な関係を、望み、少女に同意を求めた】


機関の名に恥じないような事が出来るなら……だけどね

期待してるよ……?ミーナちゃん?

【少し、少女にプレッシャーを与えるような言葉を掛けるが、表情は相変わらず、笑っていて】
【期待してる――其の言葉に偽りはないだろう】
【機関員らしく、破壊し、殺戮し、暴虐の限りを尽くす機関員になってほしい――】

【そんな“機関員≠轤オい考えが、青年の頭を渦巻いてい】


【そして、ナンバープレートを受け取ってから、まだ膝の上にある2つの『証』を渡すつもりだろう】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 17:58:22.38 ID:tmlZSWsLo
【路地裏、気だるげに歩く青年が一人】
【機関支給の黒いロングコートを纏っているが、ナンバー等は見当たらない】
【首元には、黒く輝くφのモチーフがついたネックレス】

     ナンバーズ
ったく、上の奴らのサポート業務って、聞こえは良いがただの現場派遣だろ…
本部で事務やってる方がずっとマシだっつの。

【腰まで伸びた銀髪を、邪魔臭そうに首を振って靡かせる】
【だが何よりも目につくのは、右肩に担がれた大鎌】

…まぁ、雑兵役の方が性に合ってんだけどな。
大層な役職もナンバーも、ねー方が気楽でいい。

【「そう言う訳だ、ロバート」と、小さく青年は呟き】
【ほんの一瞬だけ昔を懐かしむような、そんな目になった】

さーて、素敵な終末/週末、仕事日和ってか!
業務依頼は何か無かったかなーっと…

【左手ではレイント社製の携帯型端末を操作しており】
【赤い瞳はそれを注視しているため、前方不注意な状態だ】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:03:38.75 ID:EKbF5U550
>>282

【その青年の前から、ゆらりと歩いてくる少年が一人】
【紅い眼と髪を輝かせ、背中の大剣を引きずったりしつつ、歩いてくる】

たく、霊鉄を上手く使う方法は思いつかんしなぁ
困ったもんだねぇ

【少し悩みでもあるような口調で話す少年】
【しかし、そんな風な事をしていると......】

のわぁぁぁっ!!!

【目の前の石につまずいた少年】
【当然、前にいた人の方へ......】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 18:05:44.86 ID:VtgwzXFTo
【花曇の公園】

【隅っこのベンチに座り、その膝に置かれるはノートパソコン】
【通りゆく人々を気にも留めずに、黙々とタイピングを続ける少女】

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【長く伸びた白髪、色白の肌、こぎれいな白衣は】
 【薄暗い公園の中で、彼女の存在を一際目立つ物にしている】

  『 それは、自己主張をする空白 』

【空色の瞳に映り込むパソコンの画面には、おびただしい量の文字の洪水】
【無表情でその羅列をただ見つめながら、小さく何かを呟いている】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:12:04.25 ID:tmlZSWsLo
>>283
ん………っとぉ!

【叫び声が聞こえ、顔を上げると倒れこんでくる少年が目に入り】
【すかさず身を捻り、さらりと避けた】
【受け止めたり支えたりしないあたりがどうも薄情な奴である】

あぶねー………ん?霊鉄とか言わなかったか?

【端末を注視していたため、話の内容は見えていなかったようだが】
【霊鉄という言葉にだけは何故か反応したようだ】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:16:22.82 ID:EKbF5U550
>>285

はいー?それがどうかしましたかぁ??

【顔面激突しながらも、きっちり返事はする少年】
【顔は赤くなっているが、なんともないらしい】

もしかして、霊鉄の良い使い方知ってますぅ??

【そこで少しばかり口調のトーンが変わった】
【半分真剣半分真面目と言ったところか】

あの、それなりにお礼するんで何か教えてくれませんか
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:19:56.73 ID:tmlZSWsLo
>>286
【少年が霊鉄の活用法を知らないと知ると、青年は少し考え込んで】

いや、霊鉄を武器に加工すんのが大好きなお姉さんを知ってんだけど…
乗りかかった何とかだ、ソイツ呼んでやろうか?

【「礼は…まぁ、そのお姉さんにでも」と言って、青年は何故か苦笑いをする】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:23:37.73 ID:EKbF5U550
>>287

イエェェェスゥゥゥ!!!

ありがとうございますぅぅぅ!!!

【ジャンピング土下座を行う少年】
【今の彼は、馬鹿モードになっている】

お礼は差し上げられませんが本当にありがとうございます!!

【テンションが高くなってきた少年】
【真面目な姿の見る影もない】

/ありがとうございますー。中々武器とかする機会なくて
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:32:05.21 ID:tmlZSWsLo
>>288
【少年のリアクションに「うおっ」と素っ頓狂な声を上げつつ】

OK、ちっと待ってな…

【首元のネックレスを握り、何かを念じる】
【すると五秒後、空間に黒い重厚感のあるドアが出現した】
【ばたりと乱暴に開かれたそれから、初老と思しき紳士が現れ】

「何の用だ若造!気安く吾輩を呼び付けるな!」

うっせーなジジイ、テメェじゃなくてアルちゃんに用があんだよ!

「解っておるわ!―――ああそこの少年、吾輩はジェネフ=ジランプール、崇高なる空間転移魔術師であr」

いーからアルちゃん呼べって!あ、でも俺アルちゃんに会いたくないからちょっとトンズラ…

【初老の紳士をぐいぐいとドアに押し込みつつ、青年もドアに入って行ってしまう】
【ドアが閉まった五秒後、再び勢いよくドアが開かれ―――――】

/いえいえー!
/どんなものが良いですか?
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:35:03.55 ID:EKbF5U550
>>289
/うーむ、やっぱり黒い日本刀ですかね
/あと、能力とかは後で個人的に決めてもいいですか?
/それとも、先にいっといた方が良いですか?
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:36:44.20 ID:tmlZSWsLo
>>290
/黒い日本刀、OKです!
/能力は後でご自由に決めて下さいー!
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 18:37:46.46 ID:EKbF5U550
>>292
/了解しましたー
/色々ありがとうございます
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:44:06.88 ID:tmlZSWsLo
>>288
【開かれたドアから、勢いよく登場したのは】

きゃー!私好みの男の子ーっ!!

【金髪青目、ビキニの上に白衣を纏ったお姉さん】
【ドアから出たままの勢いで、少年に抱きつこうとするだろう】

あっといけない、霊鉄を武器にしたいのよね?
霊鉄ちょっと預かるけどいいかしら?
お礼は後で体で、なーんてね!

【そう言って笑う彼女の首元には、黒く輝くφのモチーフがついたネックレス】
【先程の青年も、初老と思しき紳士も、彼女も同じネックレスを付けているようだ】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:44:40.40 ID:tmlZSWsLo
/おっと忘れてた、上は>>289の続きです
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 18:47:36.69 ID:EKbF5U550
>>293

サーイエッサー!!

【懐から霊鉄を取り出してお姉さんに渡す少年】
【ちなみに、抱きつかれてる状態である】

あれぇ?そのネックレスって一体??

【ここにきて、ネックレスに気付いた少年】
【それを疑問に思ったらしい】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:54:54.71 ID:tmlZSWsLo
>>295
【抱きついた状態のまま、暫く妙なテンションでいたお姉さん】
【「おいしそーうv」なんて言ってるのは、まぁ気のせいだろう】

うん、確かに受け取ったわ!

【少年を名残惜しそうに離しつつ、霊鉄を受け取り】
【ネックレスの事を問われると、軽く微笑んで見せて】

ああ、これはね。約束みたいなもの。
これをつけてる人達は、『お互いがどんな立場に居ようと仲間で居続ける事』を誓っているの。

―――――あ、武器作ってくるわ、ちょっと待っててねー!

【そう言って、霊鉄を持って再びドアへと向かおうとする】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 18:58:17.85 ID:EKbF5U550
>>296

行ってらっしゃーい

【妙なテンションのお姉さんはスルーする少年】
【だって彼は今ギャグモードだから】

約束、ねぇ
良いなぁ

【何処となく羨ましそうな――その声色】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:02:24.03 ID:tmlZSWsLo
>>297
【お姉さんがドアの向こうに消えた、5秒後】
【再びドアが開かれ、お姉さんが戻って来た】
【片手には、黒い日本刀を持っていて】

はーい完成!
霊鉄から作られているから、かなりの霊力を持った妖刀よ。
秘めた力はまだ解らないけれど、扱いには気をつけてね。

【そう言って少年に刀を手渡し、そのついでに頬にキスをしようとする】
【このお姉さん、随分男好きなようだ…】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 19:11:13.93 ID:EKbF5U550
>>298

ありがとうございます!!

【キスを受けながらもね日本刀を受け取る少年】
【そこで、自分が名乗って無い事に気付いた様で】

自分、神裂翼と言います。ありがとうございました!!

【そこで、少年は鞘から剣を抜いた】

はぁぁぁァァァア゛ア゛ア゛ァァァ!!!!!

【苦しそうにしながらも、剣に力を集中する】
【日本刀は炎を噴き出した後、さらに激しく燃えると、赤いオーラを纏い始めた】
【しかし、それもすぐに消えると少年が倒れこむ】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:18:34.87 ID:tmlZSWsLo
>>299
翼くんね!私はアルメリア・ウェッジストーズ。
アルちゃんって呼んでね!うふふ!

【そして、早速刀に力を籠める少年をはらはらした目で見守っていたが】
【少年が倒れ込むと、「やだ、大変!」と慌てて彼を受け止めて、壁に寄りかからせ】
【非常に慌てた様子で、再びドアの向こうへ行き】
【五秒後、再びドアが開くと】

何だ、もう武器作り終わったのか…アルちゃん相変わらず異常な早さだよな。
って何だ!?ちょ、お前大丈夫!?
まさかアルちゃんに襲われたとか!?

【少年の肩を支えて、そう問いかける】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:19:41.74 ID:tmlZSWsLo
>>300
/描写抜けてました…
/【ドアから現れたのは、最初に会った青年】とどこかに入れて下さい…
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:21:46.60 ID:EKbF5U550


ち.......が.....う

調子に.......乗り過ぎた.....

【出てきた青年に事情を話す少年】
【様は、妖刀に体力も魔力もすわれたというわけだ】

すんません......本当に....
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:22:55.73 ID:EKbF5U550
>>302

/書き方間違えてます
/>>300当てでした
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:26:49.22 ID:tmlZSWsLo
>>302
【少年の様子と、手にしていた黒い日本刀から事情を察したようで】

ったく…もう少し慣れてから使えっつの。
まさかいきなり使うとは………まぁ死ななかった辺り、素質はあるんだろうな。
普通の奴だったら死んでたぜ?

【そんな物騒な事を言いつつも、少年の肩を支えたまま立ち上がり】

ああ、俺はウェスカ・クルーガー、機関の下っ端。
一応悪の組織だからな、今回手を貸したのは内緒ってことで!

【そう言って快活に笑い、少年を近くの病院まで送り届けるだろう】

/すみません、急ですがこの辺で!
/乙でしたー!
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:29:48.67 ID:EKbF5U550
>>304

機関か........次あったら敵かもな

【そういって笑う少年】
【それは、何処か子供の様で――】

また、会おうな。ウェスカ

【にっこりとほほ笑むと、そのまま意識を失っていった】

/色々乙でした
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 19:37:38.60 ID:4kDAOq4yo
//イベ前にちょっと色が変わるかテスト
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/21(土) 19:42:25.79 ID:wgiB+Z+bo
【草原】

【海を臨める、丘にも似たその場所に在る$l間】

【漆黒に近い艶やかな黒い髪を短く切り揃えた、ボブカットの少女だ】
【艶めいていながら鋭い弁柄色の双眸は彼女の顔に瀟洒な印象を与えこそするも】
【髪と相対する様な純白のワンピースは実年齢より低めな身長や一見ひ弱な体躯を隠すことは無い】
【キシリ―――軋む様な音を立てるのはその肩から指先に至るまでを覆うそれ。嫌でも目立つ、その双眸にも鮮やかな血の色にも似た猩々緋の色をした手甲である】

五感、五体、思考、風向き、景色、香り全て良好
私の旅立ちの日にしては寧ろ出来過ぎている£に、だ

【ざぁ―――】
【風に乗って香る異臭=@錆びた鉄の其れに似た。戦場を幻視しそうな血の香り】

【発生源に有る≠フは肉塊であり死体=z


【引き裂かれ、剥がされ、潰され、貫かれ、抉られ、折られ、砕かれ、抜き取られ、捻じられ、本来二つだった身体を無理矢理1つにさせられたかの様なモノに至るまで】
【ありとあらゆる手段で行われた惨殺=@作り出された死体≠フ中】

【青々とした草原を、肉色をした塊を真っ赤に染めて置きながら存在する少女=z

【純白の衣を決して穢す事無く、唯一生存する少女は薄らと――――】

…………キヒッ

【―――嗤っている】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 20:00:04.85 ID:4kDAOq4yo
【株式会社ピリオド本社ビル、モニタールーム】
【無数のモニターやサーバー機が壁一面に並べられた其の部屋は、まさにITそのものを表している様な部屋で】
【さらに、そんな部屋の中でひときわ眼を引く物が或る】
【――其れは、5つの椅子とその横に置かれたヘッドセットだ】
【椅子は、へんてつもない椅子で、恐らくリクライニング機能付き。座れば居心地がとても良いだろう】
【そして、目立つのは、そのヘッドセット。クロスを描く様に、光の線が刻まれた其れは、所謂ヘッドマウントディスプレイに比べて大幅に重々しい】
【頭部に密着する部分には、複数の接続子が有り、何らかの電気信号を使用者に送るものだと分かるかも知れなかった】

【そんな部屋の中に居るキミ達の前に立つのは、ひとりの男性である。年の頃は40台後半頃】
【年齢に比して黒々とした髪をオールバックとして、細身でクラシカルなダブルのスーツを着て居る】
【メガネを掛けたその表情は、理智的と言えて、会社員というよりは研究者というのが正しい様な雰囲気を感じさせるだろう】
【そんな男は、目の前のキミ達に、軽く頭を下げて、口を開く】

はじめまして、皆さん。私が、株式会社ピリオド取締役社長、エヴァンス=エリッドと申します。

本日、皆さんに依頼したのは、近日全世界でサービスを開始する、ネットゲーム、StarT≠フテストプレイをお願いしたいのです。
コレまでの、ネットゲームと違い、我々自身≠ェ、ゲームの中で遊ぶことが出来る、画期的なシステムと成っているのです。
……ですが、だからこそ、外部の人にプレイングしてもらい、之で問題が無いかどうか、判断していただきたい。
故に、あなた方に私は依頼をしたのです。

そして、えー、ジャンルとしては、VRMMORPG……そうですね、分かりやすく言えば、体感式大規模オンラインRPG。
其れが、我々ピリオドのゲーム、StartS≠ナす。

本日遊んでいただくのは、初心者向けダンジョン、獣の森≠フ攻略です。
一応、我々もプレイして、ゲームバランスが調整はされていますが、それでも、初プレイ≠フ皆さんにプレイしていただきたい。

どうか、本日はよろしくお願いします!

【頭を下げて、話を終える】
【そして、顔を上げて、キミ達を見回して】

さて、何か質問などは有りますでしょうか?
開発には私も携わっています、大抵の質問には、お答えできると思いますよ?

【質問が、無いかどうか。問いかけた】

//では、イベント開始でございます!
//部屋の中では、隙なようにしていただいて構いません、本日はよろしくお願いします!
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 20:11:29.97 ID:FZsaQ3Vqo
>>308
「よろしくおねがいしまーす!」

【礼儀正しい相手の返事に、自身も元気いっぱいに返礼】
【そして部屋の設備、目の前の男性、これから自分が置かれる状況】
【全てに対し興味津々といった様子で首をせわしなく動かす、獣人の少女が一人】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αといった肉付き】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともすればはしたないとすらいえるその風貌だったけれど、今日は見知らぬ世界への期待で溢れている】

「おー…ぉ?」

ローズ、これからそれを被るですよ、わかります?

【目の前に置かれたヘッドセットをさした猫に応じ、説明するのは姿なき『声』】
【少女のような、ちょっと丁寧な言葉遣い。保護者か付き人といった様子である】

【猫少女は、15,6に見える。その基準から中肉中背という言葉を引用したが、それにしては仕草は幼すぎる】
【小学校低学年…或いはまだ幼年、猫そのものといった有様】

【しばらく見つめていた猫少女だが、少しするとヘッドセットを持っていない側の手を挙げる】

質問、というか、お願いが在るです。
えーっとですね、ステータスは共有でいいので、我々にはもう一つアバターをいただけますか?
私、身体が存在しないので、せめてゲーム中くらいはお供してあげたいですけれど、ダメですか?
あ、外見等の設定は自分でやりますです。

【声が、そんな風にエヴァンスに質問をするだろう】
【積極的な提案だが、当の猫は意味を解せず首を傾げている】
【やはり『声』のほうが精神年齢が高い様子だ】

【とにかく、質問の回答中もせわしなく動き、返事が完了するまでにはそのリクライニングチェアに突撃するように座るだろう】
【その柔らかさに恍惚としながら、わくわくを抑えきれないといった様子で】

さあローズ、今日はいっぱい遊ぶですよ!

「おーぅ!」

【使い魔の声に、素直にはしゃぐ猫少女。集った子ども達にも、状況にも一切警戒を抱いた様子はない】


(”本来はそのとおりだった…割のいい、ロゥの息抜き・社会経験…『将来への対策』の一つとして参加する、それだけのことだった”)

【未だ無垢にして無邪気な猫少女に潜む意思、魔法使いは、内面にて敵意への警戒を強める】

(”けれど事情が変わった、その真意、確かめさせてもらうぞ…エヴァンス=エリッド”)

【数日前、再開した彼が漏らしたその名を】
【苦しむ友が齎した『欠片』を逃がすまいと、彼は見えざる眼を凝らす】


//ブルーローズ(ライン&ベル)です、今日はよろしくお願いします!
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 20:17:44.07 ID:uNJ7SMJmo
>>308

す、すげぇカッコイイ……!

【部屋で、感嘆の、というか別世界過ぎて呆気を取られた声を部屋に響かせる】

【うーん、と顎に手をやって、立っていた声の主は、身長135cm辺りで、見たところの年齢は8歳程の小さな、少年】

【子供向けアニメがプリントされた、緑の半袖Tシャツを着て】
【膝丈ほどある、黒色のズボンを履いている】
【白色のキャップを被っていて、つばを後ろにした、所謂エロ被りをしていて】
【キャップの下には、綺麗な金髪の髪が広がり、濃い青の瞳は、目の前の世界を映し、キラキラと輝いていて】


【少年は、社長が挨拶をするまで、目の前の少年にとっての、夢の世界に入っていて】
【挨拶が聞こえると、ハッとした様子で、夢の世界より引き戻され】


俺は杉本健太。今日はよろしく

俺は質問とかは、特に無いから、早くやらないか?

【言い終わると、かなり勢いよく椅子に体を預けて】
【ヘッドセットを付けようとして、重さに少し驚いたが、普通のヘッドセットの重さを知らず】
【装着完了すると、眼を絶えず輝かせながら、これから起こる事、何かが映る画面を青い双眸に据える】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 20:18:16.05 ID:uNJ7SMJmo
>>310
/あう、つけたしを、健太中身です、よろしくお願いします!
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 20:20:59.01 ID:hDdF+zZUo
>>308

【ひとりの小柄な体躯の少女が、部屋の隅っこの方に佇んでいる】

(……ゲームのテストプレイをするだけで、大金が。)
(こんなおいしい話……そうは、無い。)

【くすんだ銀色のショートカット、林檎色の瞳】
【白色シャツの上に黒いパーカーを羽織り、下は黒のジーンズ】
【右眼は固く閉じられ、首全体が黒色の水晶で構成されている】
【水晶のように透き通った、翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【装弾数三発、トリガーが2つあるなどの特徴があるリボルバー式の銃を腰に提げている】

(最も、おいしすぎて少し怪しいけど……。)

…………宜しく。

気になることは、幾つかあるけど……。
簡単な説明はあるでしょうし……その後で、いいわ。

【興奮している他の二人の子供たちと違って、どこか冷めた感じ】
【部屋をキョロキョロと見回した後、ヘッドセットが置かれた椅子へと近づき、座った】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 20:23:15.64 ID:4kDAOq4yo
>>309
は、は、は。元気がいいね、お嬢さん方。

【姿無き声を聞いて、一瞬其の瞳に冷たい光が宿ったが、直ぐさま其れを覆い隠して】
【穏やかに、声を少女にかけて、エヴァンスは、声の頼みを聞く】
【一瞬、顎に腕をやり、そして、すぐさま返答を返す】

ああ、構いませんよ。
お安い御用です、快適なプレイ環境の構築は、私たちの悲願でもありますから。

ふーむ、でしたら、依頼後の報酬のプレミアチケットに、追加でアバターも付けておきましょうか。

【うんうん、と首を縦に振り、穏やかに笑う男性は、パッと見では、悪意が感じられないだろう】
【しかしながら、どこかのっぺりとした印象を、冷たい印象を、彼は与える筈だ】

>>310
ははは、気に入ってくれましたか。

【少年の様子を見て、楽しそうに言葉を駆けて】

はは、わかりましたよ、丁度、準備が終わるころだ。

【そうして、なにやら端末を取り出して操作した】

>>312
ええ、よろしくお願いします。

【しかしながら、冷めた様子を気にすること無く、社長は笑を持って答えて】
【三人が椅子に座ったのを確認する】

>>ALL

では、ガートルッド。入ってきてくれ。

【そう言った、直後の直後、部屋のドアがきぃ、と開き、一人の人が入ってきた】
【黒い長髪に、淀んだ黄金の瞳を持つ少女である。少女は黒いセーラー服の上にヨレヨレの白衣を羽織っている】
【その姿は、見て分かるほどに研究者≠ナ、白衣の襟元には《91》というナンバーが刻まれたピンバッチが付けられている】
【右腕には、統一征斗会科学部第十三研究所≠ニ書かれた腕章が、装着されている】
【そして、少女の纏う陰鬱な雰囲気は、その高い身長も相まってさらに増幅されているだろう】
【そんな少女は、社長の方を、ちら、と見て、か細い声で、言葉をつむぐ】

「お義父様…………、システ、ム……準備。終わり、まし、た」

【健太は、この少女を見たことが有るだろう。そう、ガートルッド=エリッドである】
【しかし、その姿と、表情は、かつて会ったときよりも、さらに無感情な物】
【唯でさえ枯れ果てた心を、さらに搾り取られたような、そんな印象を与える、生きた人形がそこに居た】
【そんな少女の方を、社長は振り返り、穏やかな笑を浮かべて】

ああ、ご苦労様、ガートルッド。
この子も、このゲームの設計に携わった人の一人ですよ。ご安心ください。

【そうして、エヴァンスは、ガートルッドの方を向いて】

さ、準備が終わったなら、遣ることは分かっているね。

「は………………い」

【そんなやり取りをして、ガートルッドは、三人の方を向くだろう】
【そして、三人が、装着を終えたのを、確認すると同時、スイッチをONに入れるだろう】

//分割です
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 20:24:09.37 ID:4kDAOq4yo
【ヘッドマウントディスプレイを付けたキミ達の意識は、徐々に光に包まれていくことだろう】
【そして、気がついたときには、とある場所にたどり着いている筈である】
【何らかの手段で、それに抗わない限りは、例外なく】
>>313,309,310,312
【そこは、鬱蒼と茂る森の入り口、というのが一番正しいだろう】
【森の奥からは、何かの唸り声が聞こえて、暗い森の中は、良く見えない】
【緩やかに流れる風は、清浄な空気を運び、まるで此処が現実の世界であるかのように錯覚を覚えさせる程である】

【入り口の前には、小さな妖精がふわふわと浮かんでいる】
【大きさは、20cm程、露出の多い衣装を来た、緑色の髪の少女である】
【愛らしい、筈≠フ其の顔は、今現在、もくもくと煙を出す草を咥えて、眉間に皺を寄せていた】

[???]
<……あー……、まじだりー、仕事ねぇとか暇だ……って、客ッ!?>

【妖精は、草を口に加えて、ぼやいていたが、キミ達が現れたのに気がついた時点で営業スマイルを浮かべてやってくるだろう】

[ナビコ]
<はじめまして、皆さん!この森のナビゲーター役を勤めさせていただく、ナビコ≠チていいます!>
<えーと、なんだったっけ……、あ、そうでした。このダンジョンの攻略は、ソロプレイでも問題は有りません。>
<しかしながら、ボスは初心者向けダンジョンながら、強力なのです!なので、私はパーティを組むのがおすすめなんですが、>
<皆さん、どうしますか?>

【ナビコという、妖精型ナビゲーターは、首をかしげてキミ達にそう問いかける】
【パーティを組む方が楽なのは確実だが、一匹狼基質や、恥ずかしがりやも居るだろう、故に、組むも組まないも自由である】
【そして、AIが無駄に人間臭かった】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 20:24:45.29 ID:4kDAOq4yo
>>314
//うわ、変なところに安価入った……、安価は一番上です、特に意図は無いです
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 20:29:29.98 ID:RuAKF9cOo
【路地裏】

(刀。広告塔。無知な暴力足り得る竜──)
(──正義の少年。闇に堕ちた恋慕の少女。母を求める呪術師)
(力を欲する男。夕闇に舞う蝙蝠。過去から来た冒険家……)
(根元が違う鏡写しに、嘘つき青年。さて、さて、さて──)

【藍色の長髪をまっすぐに伸ばした、エメラルド色の瞳の女性が歩いている】
【首元をささやかに飾るのは、アクアマリンが用いられたネックレス】
【身に付ける短いベアトップのシャツは
 きゅっとしまったウェストや豊満な胸部を見せ付けているかのようで──】
【しかし、肌の露出の多い上半身とは対照的に脚はベルボトムのジーンズを履いており】
【足元を彩る藍色のパンプスを素足で履きこなしていた】

(……散らばったルービック・キューブ。組み合わせ次第で絵柄は変わる)

さて、どう動こうかなーぁ──?

【──凛】
【右耳に付けたイヤリングが風に揺れる】
【≪No.CZ≫──耳の装飾品に刻まれた数字。其れの意味するところとは】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 20:37:22.52 ID:FZsaQ3Vqo
>>313,>>314
きゃっほぅ! これでローズと胸張って顔合わせできるのですよ!
そして何か報酬も増えたみたいですし、ありがたく頂戴しましょー!!

「ベルねぇ、よかったねー!」

えぇ、ローズも良かったですー!

「「ありがとうございまーす!」」

【女集はとても姦しい、二人しかいないにも関わらずだ】
【内側の彼もちょっと呆れていたけれど、溜息を漏らすようなへまはしない】
【まだ潜んでなければいけないのだ、息を殺す】

【呼び出されて、出てきた少女】
【研究者たるエヴァンスに近しい雰囲気を感じ取る】

「ぅ…??」

ほらローズ、始まるですよ! つけてつけてっ!!

【猫はただならぬ気配を感じ取ったようだが、声にせかされ、子ども達の見よう見まねでヘッドセットをつける】
【一変する景色に驚愕する間もなく、その下で眼を瞑り――――】

【空気が変わったのを感じて、眼を開けた】

【森だ、見紛う事なき森だ】

【空気感といい風の肌触りといい、無駄にリアルな森が目の前に広がっていた】
【頭が若干重たい事を除き、猫は違和感がなさ過ぎる光景に愕然としている】

【けれど、背が小さい】
【150あるかないかと言うレベルで、割と平均身長だった猫のそれは、いまや10センチ近く縮んで140弱】
【地面が小さくなって、手足も縮んで、とても驚いた様子で自分の姿を見ていたけれど】

ローズーっ!!

【隣から呼びかけられて、顔を向けると】
【そこにいたのは、蒼い少年】

【髪型は猫同様ボサボサの黒髪、全身を蒼い制服のような衣装に身を包み、口元はハイネックで隠れ気味】
【そこからはみ出した口の端は、彼が笑っているような顔のつくりをしている事を示していて、眼は糸目だった】

【彼は一同に小さく手を振り、ご挨拶】

ブルーベルなのです、よろしくお願いしまーす!

【ニコニコ笑顔で愛想を振りまく少年=ベルだったが、微妙に笑顔は引きつっていて】


(”何で声でねぇんだよ僕はっ!?”)


【中身は…潜む彼は、またしても自身に異常がおきっぱなしな事に密かに憤っていた】

うーむ、パーティですか?
私は、勝手がわからないうちは固まって動く事を推奨したいのですが、皆さんどうでしょう?

「するするー! パーティするー!」

【ベルの声にあわせ、首を傾げて疑問を投げかける『彼』】
【ローズは鼻息荒く、ベルに賛同しているようだったけれど】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 20:39:18.74 ID:uNJ7SMJmo
>>313

あ!ガートルッド!
お前もこのゲーム作ったのか、スゲーな!

【ガートルッドを(失礼ながら)指差して、彼女の風貌に似合わぬ声を張り上げて】
【純粋な、尊敬の意思をガートルッドに向ける】
【ハイテンションなのは、衣食住が確保されたからか、ゲームを前に舞い上がっているのかもしくは、両方か】


っおおおお……!
【光に抱かれて、思わず感嘆の声を辺りに撒き散らして】

っと……うお!?お?体が動くぞスゲエエェェェエエエ!

【手をカタカタとロボットを連想させる動きで、目の前に持ってきて】
【手をグーにしたり、パーにしたり動かしてる内に、テンションが上がったのか、叫び声を上げる】

よ、妖精か?
ナビコってなんかパッとしない名前だな……
【妖精を前にして、二言めには、失礼な言葉を吐いていて】
【悪意は無いのだろうが、恐らくはナビコに聞こえているだろう】

俺はパーティー組みたいなー!
なんかドラクエみたいだし!

【腕を頭の後ろで束ねて、無邪気な笑顔で、笑顔に似合う無邪気な声を辺りに撒き散らして】
【ドラクエ、恐らくは新世界の人には聞き覚えがないだろう】

【此れは、少年が異世界人で在る事を意味していて――】

【動機は措いて置いて、パーティーは組みたいらしい少年】
【力になるとは、思い難いが……】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/21(土) 20:40:39.58 ID:EbZZxAdUo
>>316

はぁ、、、病院生活はもう懲り懲りだぜぇ

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

しっかし、医学ってのはすげぇもんだ
あのケガをこんなに早く治してもらうなんてよ

でも、包帯巻いて寝てただけだったような気もしねぇが…まぁいいか

【一人ため息をついてブツブツ嘆きながら路地裏を歩いている青年】
【それはこの路地裏でさえ、珍しく感じる程の派手な格好】
【直に派手な格好の者が彼女とすれ違うだろう】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/21(土) 20:41:02.51 ID:c40tNroFo
>>316

「……なんか、いつも楽しそうだよな
いや……何となくなんだけどさ、見た感じで」

【路地裏の外から、中を覗き込んで】
【掛けられた声は、そう遠くも無い所に記憶が残っているだろう】
【溜息の様な音と共に、煙がゆらゆら揺れて漂ってくる】

『…………さむくない?』

【声は、もう一つ。きっと彼女なら、何度も何度も聞かされただろう台詞】
【こちらの匂いは、甘いチョコレート菓子の匂いだ】


「……動くって、昼の国か?」

【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上に≪死獸弌≫と描かれた袖無しジャケット】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪の、身長160cm程の少女】
【両手はズボンのポケットに突っ込まれ、口には煙草を咥えている】

【もう一つの声の主は、今は姿を見せていないが】
【少女の背後に、大量の黒いタールの様な液体が、何か赤いものを巻き込んで広がっていた】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/21(土) 20:41:45.68 ID:c40tNroFo
>>320
/おうリロード忘れ、退きます
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 20:43:57.59 ID:hDdF+zZUo
>>313>>314>>317>>318

(……あまり、好印象は抱けない。)

【無言で、ヘッドマウントディスプレイを装着し】

……ん…………。

【抗う手段など無く、する気もなく、意識が光に包まれていく】
【慣れぬ感蝕に、なんだか気持ち悪さを感じたが】
【特に何の問題もなく、ゲーム世界への転移に成功した】

(ゲームの中だし……もう少し、違和感があると思ったのに。)
(リアリティが、凄い…………。)

【辺りを見回したり、地面を蹴ったり、軽く歩いたり】
【仮想空間における自身の状態を、簡単に確認する】
【尚、ツインテールになってたり右目が開いてたり、微妙に外見が変化している】

(…………AI?)
(協力は苦手だけど…………。)

……私は、組んでも構わないわ。
損はない……だろうし。

私はチェルシー…………宜しく。

【微妙に生意気な態度でパーティを受け入れ、一同に向けて名乗る】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 20:51:08.81 ID:4kDAOq4yo
>>317>>318>>322
[ナビコ]
<えーと、一アカウント、アバター1。後は、2アカウント……っと>

【空中にふわふわと浮きながら、ホログラム画面を操作して】
【ナビコは、二人の方を向いて、話しかける】

[ナビコ]
<はーい、初めましてー、ローズさんと、ベルさんですねー?>

【ローズとベルに、愛想を振りまき、空中をふわふわと浮き回り続けて】
【しかし、直後の健太のその言葉を小耳に挟み、ぐりんっ、と回転、健太を睨みつける】

[ナビコ]
<あ゛ぁん゛!?ナビゲーションをする子だからナビコだくそったるぇ!!>

【かっ!!と目を見開いて、そう叫ぶが、直後の健太のその言葉を聞き】
【ローズとベルの方を向いて、提案をした】

[ナビコ]
<ローズさんとベルさん。此処のクソガキと、組んであげてくれませんかー?>
<ソチラもコチラもパーティを組みたいのなら、利害は一致しているでしょうし>

【そして、チェルシーの方の言葉を聞き、ナビコは】

[ナビコ]
<でしたら、皆様一緒にパーティを組んでくださいね!>
<えーと、では、準備はOKでしょうか?>

【みんなの様子を確認して、問題がないことを確認すると、指をぱちぃ、と弾く】
【直後、ぱりぃん、と音が響き、鬱蒼とした森に突如道ができる】

[ナビコ]
<獣の森、開放でございますー!では、皆さん、レッツゴーです!!>

【そう言うと、ナビコは皆を先導していくだろう】

【獣の森、第一区画】
【未だ、森は明るい。入り口が近いからか、がさがさと茂みが揺れている】

[ナビコ]
<えー、森の中には、マップガイドが有りまして……、通っていないマップの接続部には、紅いクリスタルが浮かんでいますよ>
<なので、動くときは其れを基準にするといいと思います!>

【ナビ子の先導する先に、分かれ道が】
【前に進む道は、鬱蒼としており、なにやら生物の気配を感じる】
【左へ進む道は、比較的明るいが、「ギャァッ!ギャッ!!」と猿っぽい鳴き声が聞こえている】
【何方へ進むかは、キミ達で相談するとよいだろう。または、多数決でも良いが】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 20:54:28.32 ID:OIXFn67DO
>>319

【珍しいといえば、彼女の服装もまた珍しい類のものだろう──あくまでも、路地裏に限っての話だが】
【露出の多いその格好。夏間近ということを考えれば、昼の街中にでも似たような者を見かけるであろうし──】
【或いは娼館などが立ち並ぶ通りに行けば頻繁に目にしそうな、そんな雰囲気の彼女】
【それでも此処は、人気のない路地裏】
【彼女のようなものが歩くには、余りに釣り合わぬ場所であったが──?】

【そして、前方から歩いてくる彼を。彼女のエメラルド色の視界が捉え──】
【そのまま擦れ違おうとした時。ひょこりと彼の顔を覗き込もうと身体を動かした】

──んー?

へぇ、すぅごい格好だねーぇお兄さん
櫻の国の歌舞伎役者が着ていそうなやつだーぁ
世に盗人の種は尽きまじ、だっけーぇ?
桜舞台の演出。あれは印象的なモノだったなーぁ

【くす、くす、くす】
【表情に端正な笑みを浮かべ。とある歌舞伎の一幕に出てくる台詞を紡ぎ】
【彼がそのまま歩行を続けるならば──後ろ向きに歩きながら】
【かつん、こつん。随分と馴れ馴れしく、言葉をかける】
/>>320-321
っと、申し訳ない、次の機会にまたお願いします
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 20:57:45.26 ID:tmlZSWsLo
【路地裏】

【機関支給の黒いロングコートを纏った青年が気だるげに歩いている】
【機関員なのだろうが、ナンバー等は見当たらない】
【眼を引くのは、右肩に担がれた大鎌】

あー、誰かナンバーズに会いたい所だけどな。
仲間だっつってんのに斬りかかられた良い思い出もあるし…今はそんな事ないのか?
つーかアイツの名前何だったかな…

【不意に、左手に持ったレイント社製の携帯型端末から、軽快な着信音が鳴り響き】

はいもしもーし…ああ、前任の情報処理事務担当は俺っすよ〜。
…決済書類ミスっちゃったの?あー役員の名前のスペルミスね…
3枚目なら大丈夫、役員は1枚目の自分の印鑑押す場所しか見ねーから。
ん、じゃ頑張ってー。

…え?
ZilanphoolをZilanfoolにミスった訳?
っはは!ウケんだけど!
まぁろくに仕事も出来ない『愚か者』には丁度良いんじゃね?あっはは!

【仕事の引き継ぎの話なのだろうが、赤い瞳は愉しげに細められ】
【銀の長髪は、彼が笑うたびにさらさらと流れる】
【後半からはただの雑談のようで、笑い声などが結構煩い】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 21:02:51.95 ID:FZsaQ3Vqo
>>323
【妖精の豹変にローズは驚き飛び上がるが、ベルはにこやかにスルーしながら】

個性的に仕上がってますねー、AIの返答バリエーションも富んでいて飽きさせないと思います。
判り易いツッコミどころもグーですよ、弄って遊べますし。

【親指立てて穏やかに批評。何か黒いものが声からも仕草からも漏れたけど】
【それから、インターフェイスについての説明を受けながら周囲を見渡すベルとローズ】
【ローズは物珍しさから節操なく首を振り回していたが、ローズは意外と冷静である】

初心者に配慮されたよい仕掛けだと思うですよ。
序盤はともかく、冒険が進むにつれて迷う事も多くなるでしょうから、マーカーの存在はありがたいと思います。
ちょーっとユーザーに譲歩しすぎかなとも思わなくもないですけど。

【妙に知った風に感想を述べるベル。ベルは自身の言葉にうなづきながら、糸目のまま周囲を見渡している】
【空気を味わっているようだ】


>>318
お、しょうねーん、いける口ですかぃ?
私はどっちかというとファ…おっととにかく、パーティ組むです、よろしくお願いしますね!
ローズはこう見えて強いですよー…っとと、自己紹介してませんでしたね?

「ローズです、よろしく!」

【この間、ベルはお口にチャックのジェスチャーを挟み、少年と握手を求めようとするだろう】
【続けて猫も、元気いっぱい名乗りながら手を差し出すだろう】
【握るときっと肉球が柔らかい】

【ちなみに、ベルの身長はローズよりやや高い。145くらいか】
【糸目にせよはみ出た口元にせよ、力を抜いて笑っているように見える】
【敵意の類は見られない『完璧』な笑顔】

(”異世界人か、また難儀だね”)

【溜息をその裏に隠しながら】


//すみません、続くのです
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 21:03:13.61 ID:FZsaQ3Vqo
>>326続き

>>322
チェルシーさんも、よろしくお願いします!

「よろしくねー!」

【丁寧な言葉遣いに反し、握手を求め手を差し出す仕草は、若干軽い】
【軽薄、というよりも手馴れた様子で、警戒心の強い彼女にはどう映るか】

【いずれにせよ、ベルは完全な無警戒に手を差し出すだろう】
【握ったらやっぱり肉球は柔らかい】

(”…なんだろうな、この無表情から何かを連想しそうなんだけど…”)

【彼は、相手の少女が表情に乏しくつっけんどんな様子を見て、首を捻っている】
【怪しまれない程度に、ごくごく小さく】


>>ALL

で、ルート選択なわけですね。
そうですね、まず前に進みましょう。何かアイテムが…

【分岐路に差し掛かると、ベルは冷静に提案しかける】
【ただし、ローズはサルの声が気にかかるようで、しきりにそちらへと向かいたがっているようだ】
【何とか首根っこを突っ込んで引き止めているけれど、途中で口を噤んで】

…メインはローズなので、私達は左に行きたいと思います。
どうでしょうか?

【急な方針変更、一同に受け入れられるかはわからないが、とにかくそう切り出して】
【ローズもみなの反応を気にしながら、ちらちらと左へ進みたそうにしている】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/21(土) 21:04:02.98 ID:EbZZxAdUo
>>324

まぁ、まだ無理はできねぇかなぁ

――――――ん?

【2人が擦れ違う時、急に声を掛けられ】
【半ば驚いた表情で彼女の方を向いて―――】

桜舞台知ってんのかぁ
わけぇのに中々分かってんじゃねぇか

【彼女は櫻の国の出身、または言ったことのある人間なのだろうか?】
【その台詞、その舞台にでてくる役のモデルとなった人物は実は青年であると言うこと】
【自分が舞台のモデルに成ることは若干恥ずかしい事もあったが、今はもう成れて】

いやいやねえちゃんも中々の格好だぜぇ
夜道は変な奴が多いから気をつけなよ
特にここら辺はよ

【2人がいるのは路地裏、そこは昼でも殺人、恐喝、人身売買が行われている場所】
【夜はさらに危険だろう、現段階ではそういう輩はいないかもしれないが】
【特に露出の多い女性は危険のはずなのだが――――――】
【ふと青年の視線が一瞬だけ彼女のイヤリングに―――特に青年は何も言わず―――】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 21:09:04.90 ID:hWivjXxLo
【公園】

【2.5mほどの大きさのロボットが草っ原に腰を下ろして何かしている】
走行テスト 一ツ サボッタ グライ デ 大ゲサ ダヨネー …… 。
…… イヤ 私ガ ワルイ ン ダケド サ …… 。
【この間テストをサボった事で散々言われたのだ】
【機械らしくもなく指を地面に押し付けてのの字をいくつも拵える。機械の指は容易に土を抉った】

…… 落チ込ンデテモ ショーガナイ ヨネ 。
ヨシ! 気ヲ トリナオシテ 今日モ 調査 調査 !
【重たそうな足を軽々と振って飛び起き、胴(兼、頭)上部のライフルを手に取り歩き始める】 
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 21:09:15.28 ID:uNJ7SMJmo
>>323>>326>>322



えっ!?
なんだこの妖精……俺が知ってるのと違う……

【ナビコに怒られても、懲りもせずに、また怒らせる燃料を投下した少年】
【恐らくは素なのだろう。幼いというのは、羨ましい】

あ、たしかに忘れてたな
俺は杉本健太、よろしくな!

ちぇるしー……だっけか?
お前もよろしくー!

【少年らしい、元気な声を森に響かせた】
【行動や、言動、容姿から幼稚な事は間違いないだろう】
【そして、出された手を握り返して、ぶるんぶるん、と手を上下に振るだろう】


んー、じゃあ俺も左行くよ
「ぱーてぃー」だしな!

【にかっ、と無邪気な笑みを零して】
【左に向けて、右手をピシッと、物語の中の海賊船の船長のよう左に向けて】
【主体性がない……とも言えるだろうが、我侭しないだけマシだろう】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/21(土) 21:10:06.15 ID:c40tNroFo
【夜の市街地】
【夜行性でも無いくせに、これからが一日の本番という様な人間は多い】
【この世界、能力者の跋扈する世界だから、なのだろうか?】


……さあ?能力なんて関係無いんだろうと思うけれど
ただ、日光は目に辛すぎると考える人が多いだけ、さ
月の明かりは不作法に踏み込んでは来ないのだから

【既に閉まった店のシャッターにもたれかかって、空を見上げて】
【誰に言うともなし、何を見るともなし、独り言を続ける者が一人】

【厚手のホットパンツの下に黒いボトム、赤い革のサイハイブーツ】
【左前のブラウスに白い毛皮のコートを重ねて、ターンクロスの首飾り】
【足跡刻まれぬ新雪の如き、長い白髪の少年】

【彼は、一人である。誰かと話している訳ではない】
【だから、この言葉も、誰かに向けられている訳ではない】


………踏み込んで来る強引さも、欲しい
其処まで求めるのは贅沢なのかな……?

さーあ、いらっしゃいいらっしゃい。安くはないよ、安くはないよ
安くはないけど一品限り、これを逃せば損をする。買えばその場で使えます
返品不可能、でも不良品は無し。貴重な貴重な商品だよー

【やがて、独り言にも飽きたのか、少年は商売文句を始める】
【近くに置いてある木の板には、『売ります』とだけ書かれていて】
【何を売るか明確にしない商売人は、夜に見合う程度に声を抑えていた】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 21:19:14.33 ID:hDdF+zZUo
>>323

…………腹黒……。
いや、黒さを隠してないから……腹黒でも、無いか。

【ボソッと、ナビコに向けて一言】
【無表情かつ声がかなり冷たい辺り、酷い】

(探検な以上、能力はあまり頼れない……。)
(……ガンナーとして、頑張るしか無いか。)

【ナビ子の後に着いて行き、森の中に入る】
【生物の声や、気配に対し警戒しているのか、右手で拳銃を抜いた】

>>326>>327

……ん、宜しく。
ゲームクリアを目指して……一緒に、頑張ろう

【特に警戒する様子もなく、差し出された手を握り返す】
【仲間に対しては警戒する理由など無いと、判断したようで】

【ゲームだからか、比較的幼い面子が集まったこの場】
【しかしこの少女はどこか大人びていて、落ち着いていて、ゲームに対する反応も薄い】
【この世界においては珍しくもないが、特殊な構造の銃を持っていることから一般人ではないし】
【もしかしたら分かる人には分かるかも知れないが──少女は、"人を殺した目"をしている】
>>330

健太ね……宜しく。
ちぇるしーじゃなくて、チェルシーだから……。

【発音が気になったのだろう。こんな指摘をして】

……それと、ここはもうダンジョン。
獣が集まってくるかも知れないから、もう少し声量を抑えて…………。
黙れとは……言わないから。

【指を口元に当てて、「静かに」と促す。委員長のごとく】

>>all

……左の道に進むのを、提案するわ。
これだけの数がいれば……真向勝負ならそう簡単に負けないでしょうし。
あそこまで自己主張してくれてる以上、対処も容易……。
逆に暗い道は視界が悪くて…………"事故"が、怖い。

…………それに右に行ったら、その子が納得しないと思うから。

【理論的に考えた末、他の三人と同じ答えが出たようで】
【最後にローズの瞳を見つめ、「違う?」と問いかけた】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 21:21:35.13 ID:RuKwHSZSO
>>329

【その公園に、人影がもう一つ「飛んで」くる】
【空飛ぶ人影は、ロボットが向かう出入口とは違う出入口に着地】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな格好をした、14〜5歳程に見える少年だ】

まだちょっと痛むかな……

【翼を軽く抑え呟く】
【どうやら最近まで怪我をしていたようだ】

……ん?あれは……?
………なんだろ?

【ロボットに気づき、おそるおそる近づいてみる】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 21:23:42.70 ID:OIXFn67DO
>>328

ちょっとした機会に恵まれて、ねーぇ。何本か、舞台は観たことがあるよ歌舞伎役者君
櫻独特の演劇だからねーぇ、歌舞伎は
其の中でもあの舞台は比較的有名らしいし──
特に、1ヶ月くらい前には一番ぴったりなモノだったんじゃないかなーぁ?

【青年が劇のモデルということには気付かず、笑みを浮かべながら彼女は言葉を紡ぎ続ける】
【其の話振りからして後者──何かの折に櫻の国へ行ったことがあるのだろう】
【そも、彼女の容貌事態が櫻の其れではないことからも、察することは可能か】

【──イヤリングを見られたことに気付いているのか】
【或いは、敢えてイヤリングを見せたのか】
【それは定かではないが──彼女はくすりとまた笑みを浮かべ、そっと体勢を元に戻し】

ふふ──優しいねーぇ、歌舞伎役者君
宛てがう台詞は石川じゃあなくて鼠小僧にすべき、だったかなーぁ?

【くす、くす、くす──】
【零れた笑みは、さざ波が如く空気を僅かに震わせ。ゆるりと路地の夜闇へ溶けて消え】
【其の豊満な双丘を見せ付けるように、彼女は腕を胸の下で組み──】
【と、と──薄らとグロスの塗られた、柔らかそうな唇に】
【白魚にも例えられそうな、細く白い指─右の人差し指─を軽く落とす】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 21:24:08.94 ID:4kDAOq4yo
>>326,327,330,332
[ナビコ]
<ガートルッドさんが、私たちAIを作ったのですよ>
<あの人、暗いんですけど、作る物が妙にコミカルなんですよね>

【ガートルッド、先ほどの白衣の少女である】
【覚えていれば、その腕に、統一征斗会≠ニ書かれているのに気づくだろう】
【要するに、谷山の関係者であった】

[ナビコ]
<まー、此処は初心者向けですからねー>
<因みに、噂によるとマーカーにでない道……げふんげふん>

【したり顔で、説明をするナビコだが、ちょっと秘密を漏らしそうになってげふんげふん】
【AIの完成度は、かなり高い。製作者の技術力が伺えるだろう】

[ナビコ]
<よーせーだってのぉっ!!道案内の妖精だコノヤロー!>
<健太な!覚えたぞテメェ、忘れねーからな!>

【怒りまくってるが、妙にコミカルなのは、やはりゲームなのだと思わせる要素であった】
【そして、チェルシーのその呟きに、一瞬みけんがぴくり、と動くが、反応はぎりぎり返さずに】
【キミ達の意見が決定したのを確認して、ナビコは左へと進みながら口を開く】

[ナビコ]
<では、みなさん左という事でいいですねー!いっきますよー!>

//分割です!
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 21:24:36.26 ID:4kDAOq4yo
>>>>326,327,330,332 >>335
【左を選んだ皆は、少しひらけた広場に辿りつくだろう】
【そして、森の木々ががさがさ、と動き、バサァッ!と何かの影が飛び出し、地面に着地した】

[???]
<<<ウキィイィィィイィィィィィイィイッ!!>>>

【現れたのは150cm程の猿である】
【しかしながら、その姿はやはりモンスター】
【腕が丸太の様に太く、そして顔が般若の様に凶暴であり、敵対は免れない事が伺える】
【注意すべきは、その腕に依る一撃だろう。足は、普通の猿の様であり、弱点はもしかすれば……?】

[マッシブエイプA]
<ウッキィィィイィィィイィェエェアァッ!!>

[マッシブエイプB]
<キキキキィッ!>

[マッシブエイプC]
<ウキキキッキッキ!!>

【それらを確認して、ナビコが口を開く】

[ナビコ]
<マッシブエイプというモンスターですね、頑張ってくださいねー!皆さん!>

【人事のように、ナビコは、そう声援を送った】
【直後】

[マッシブエイプA&B]
<ウッキィィィイィィィィツ>

【猿のウチ、二匹が纏めて、ローズとベルに襲いかかっていく】
【動きはそこそこ素早いが直線的、腕を振りかぶっており、隙が大きいだろう】
【そして、残りの一匹は、自分の胸を腕で叩きながら気勢を上げている】

[マッシブエイプC]
<キィィウキャアアアアアアアアアアアアアッ!!>

【ずん、と言う音と共に、エフェクトが起こり、猿の体から紅いオーラが生み出された】
【何らかの強化効果の発動だろうか?】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 21:29:00.54 ID:dVUuDoieo
【街中――】
【……と言っても、純粋な街頭で彩られた其処とは、すこしちがう】
【毒々しい色彩のネオンがぎらつく、ちょっとばかし治安の悪い街を歩いている、人影ひとつ】

ぬぁー……お金はいっぱい手に入った、ん、だけどっ、

【鮮やかな赤の外ハネセミロングと同色のツリ目が目に痛いかもしれない、そんな少女】
【赤のネクタイで締めたワイシャツ、赤チェックのプリーツスカートを身に纏い】
【赤黒ボーダーニーソを纏わせた足先――「赤いロッキンホース・バレリーナ」で、かるい靴音を鳴らす】

……なーんでこう、罪悪感びっしびしに感じてるんだろーネ、未だに。

【ちゃり。右の人差し指で、首に巻き付いたチョーカーの、紅い牙の装飾を弄って】
【たはー、っと苦笑い。その間にも、足を止めることはせず】
【所謂、「前方不注意」。「こんな街」を歩く上で、一番やってはいけないことを、彼女は――】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/21(土) 21:30:25.70 ID:sKKLQXrfo
膝が撃ち鳴れば、肘が撃ち鳴る。腰が響けば、背が金を切るような鳴き声を上げた。
歩く城塞、絢爛華美な重甲冑の上げる金属音、幾重に共鳴し合うそれは、さながら行軍歌のように。

然れば中身、奏者を指揮する主はと言えば―――――


「ふぃー……、今日も異常なし、ですかね」
「というか、今の今まで、一度も“そういうの”に出くわしていないんですケド」

「というか、それよりもですね―――――」

声変わりを果たしていない、青い声、厳かな外観とは似つかわしくない、愛らしいもの。
間接部から覗く肌は焦げたように浅黒く、頭部に垣間見えるのは、それとは対称的な金の単発。
ヘルムに包まれた幼い顔は著しく苦笑の色を示しながら、一つ大きく息を吐く。
やれやれと言わんばかりに少年は近くの石に腰を降ろし、一時の休息。


「―――――どこですか、ココ」

名も無い道、名も無き地を、少年は流浪し続けていた。
己の現在地も知らずに、日々巡察を怠らず、ただ機械のように先を行き続ける。

果ても変化も無い旅路に内心飽き飽きしつつも、彼にそれを拒む事は出来ない、しようとも思わなかった。


/新規です、中身ともども導いてやってくれると有り難いです
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 21:31:31.44 ID:hWivjXxLo
>>333
…… オ ?
【日の影がロボットを覆い、すぐに過ぎ去っていった】
【何かが陽光を遮ったのだろう。不思議がって辺りを見回すと】

オオホー !
【近寄ってきていた少年に気付くと、素っ頓狂な電子音声を上げて】

コレハ コンナ …… オホー ! コウモリ人間 デスネ !
【少年の背中から突き出した翼を見て、興奮を隠しきれない様子で叫ぶロボ】
【ドラゴンを連想するのが普通の反応だろうが、ドラゴンを見たことがないロボはコウモリだと思って】
調査 ! 調査 ガ 必要 デスネ !
【腕部マニピュレータの指をわきわき開閉させながら近づく。カメラアイのLEDがチカチカ。】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 21:31:42.51 ID:OIXFn67DO
/獅子堂の方へ、ご飯行ってきます!
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/21(土) 21:32:15.59 ID:zS0Dzfkto
>>334

まぁオイラは歌舞伎は見に行った事はないんだがな
ハハハッ
まぁいつかはゆっくり見てぇもんよ

【青年はおそらく櫻の国の出身だろうがまだ歌舞伎は見たことがないと】
【しかし、歌舞伎自体は櫻の国では有名な為、櫻の国の人間ならば殆どが知っている】
【故に恐らくは櫻の国以外の出身であろう彼女も見ているのだから】

鼠小僧かー!風で噂は聞くが会った事はねぇなー!
いつかは見てみてぇもんだ

【鼠小僧も盗人で有名なのだろう、だが彼も本物は見たことはなく―――】

そういや、街人が昼の国?っつーとこでよ
何か起こるらしいんだが、何だ?オイラは病院にいたから噂話を軽く聞いた程度なんだぜぇ
祭りでもあんのかねぇ?
ねぇちゃん知ってるか?

【どうやら昼の国で何か起こるらしいが、青年はそれを噂程度しか知らず】
【街の人間が昼の国で何か起こる程度の情報しか聞いてないのだろう】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/21(土) 21:33:43.51 ID:zS0Dzfkto
>>340
//了解ですー、ごゆっくりー!
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 21:34:32.49 ID:FZsaQ3Vqo
>>330
すみません、ローズが我侭で…ほらローズ、何か言うことがあるでしょう?

「ありがとっ、けんたにーちゃんっ!!」

【ぺこり、頭を下げるだけの教育はされているらしい】
【我の強いローズと、それを抑えるベルという組み合わせは、姉妹や兄妹といった、強いつながりを垣間見せる】
【少年とは違い我の強いローズだが、それ故に好意には素直だった】

>>332
【素直に握手に応じてくれたこの少女に、猫は非常に緩い笑顔を向けた】
【その身にまとう剣呑さを感じていたのかはわからないが、悪い人ではなさそうだと判断】

(”銃を持ちなれているな”)

【糸目の奥、声にせぬまま闇を見た蒼は】
【引き金にかける指の躊躇いのなさに、少し沈んだ】


>>336
ほんっとすみませんね、チェルシーさん。冷静な判断力、お見事だと思います。
ローズ、皆あなたよりもお姉さんやお兄さんなのですから、よく見て学びなさいね?

「はーい!」

【能天気に返事しながら、猫は突撃をかける】
【両手の指の隙間から、自分の半分ほどの光の線を生やし、六爪の構え】

【それにやや遅れ、悠然と歩きながら、ベルは右手を前に出し、その身体に魔力による蒼い線を走らせた】
【線の輝きは差し出された右手から漏れ出し、細長い形を形成。握り込むと、それは青褪めた槍となった】
【ベルの身長と同じ長さ、細身で軽快、軽さ重視の取り回しに優れた槍】
【頭の後ろに回して両手を掛け、気軽に構えている】

【さて、跳んで来たサルだが】
【ローズは速い、俊敏性に長けた戦闘能力を持っている】
【大振りな腕を屈んで回避し、回転するように縦と横方向への斬撃を見舞うだろう】
【蒼い線=爪の攻撃力は、普通の刀剣と大差ない物理攻撃で、鋭さに特化しているため重はない】

【ベルは手にした槍を、姿勢を変えぬまま身体の方向を変えることで、槍の尻が勝手に顎に当たる形にするだろう】
【命中したならそのまま跳ね上げて顎を強打、後方を回転しながら振りぬく動作で側頭部を叩き伏せる連携を狙う】
【打撃による強打だ、倒すにいたらないにせよ、命中すればスタンくらい取れるか?】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 21:37:59.77 ID:FZsaQ3Vqo
>>343
//対象の指定が抜けました、ローズがAでベルがBを攻撃したことにしてください
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 21:40:37.73 ID:uNJ7SMJmo
>>332>>335>>336>>343



チェルシーね!なるほど納得!

あ……静かに……わかった

【チェルシーの発音は、まぁ怒らないよね位にはなって】
【大げさとも思える程に、声量を落としたのは、子供だからだろう】
【皆、こういう経験はあるハズ。少なくとも中身はそうだった】

俺、研究所で働いてるけど
ガートルッドのはつめーには本当すごいんだぜ?

や、ヤクザみてぇ……

【チェルシーの注意が効いたのか、声量は小さくなり】
【ガートルッドの発明を、我が物顔で言うところも、少年そのもので】
【そして、又口から漏れた、漏らした飛んだ小僧だよ】

猿……?
【キョトンとして、素の言葉が、思わず口から漏れる】
【だが、すぐさま気を引き締めて、相手を見るが】
【これといったメインウェポンを持っていない事に気がついて】

…………どうしよう俺

【呟いた】

(やるしか無い……!女ばっかりの所で俺だけ何も出来ないとか……嫌だし!)

【そして、駄目元で、自分が持っているであろう能力。ゴムを操る能力を使う為に、ううう〜っと喉を鳴らすと】

【目の前に出現したのは、1m程の輪ゴム】
【輪ゴムを拾うと、引っ張ろうとするが―――】

あれ……?
【体の3分の2はあろうと言う巨大な輪ゴムを満足に引っ張れるワケも無く】
【あははは、と誤魔化しの笑みを情けなく響かせて、少女達に任せようとなんとも情けない決意を固めるのだった】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 21:41:13.15 ID:RuKwHSZSO
>>339

……え?コウモリ?
…僕は、竜人族なんですけど……

【少し眉間にしわを寄せ、ロボットの発言を訂正する】


わ、わ、ちょ、ちょっと……
…調査……?

【ロボットに近づかれ、少したじろぐ】
【調査という単語が気になったのだろう】
【少し警戒している様子】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 21:49:21.31 ID:hWivjXxLo
>>346
リュウ ? ドラゴン ノ 事デスカ ?
ホホー ナオ ノ 事 調査 ガ 必要 デスネ !
【かなり強引に近寄る】
【2.5mというけっこうな大きさと、近づく事でより鮮明に聞こえる内部パーツの唸りがまるで荒く息を吐いているようで…】

【カメラアイが胴部の細長い切り込みの中で転がるように動き、焦点を少年に合わせる】
【暫くピントを合わせるように光を収縮させた後、何故か言葉のリズムを楽しそうに跳ねさせ】
ナーニ 大シタ モノ デハ アリマセンヨ 。
翼ノ 一ツカ フタツホド チギッテ 解析スル ダケデスカラ ハッハッハ !!
【メチャクチャ物騒なことを言って翼に腕を伸ばす】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 21:49:55.83 ID:hDdF+zZUo
>>335

(……猿、か。)
(数は3。あの腕からすると、接近されるとキツい……。)
(私より大きいし……一匹ならまだしも、二匹以上は。)

【身長が130cm台と小柄な上に、身体能力が低い少女】
【MOBと云えども、肉弾戦に持ち込まれたら不利である】

(……オーラ、か。)
(安易に考えれば、身体能力アップだけど……。)
(あの太い腕が、更にパワーアップされたら……痛いわね。)

(…………けど、だったら接近させなければいいだけ。)
(バーチャルだし、絶対とは言い切れないけど……恐らく、遠距離攻撃はないはず。)
(いや、もし仮にあるとしても、撃ち合いなら私は負けない…………。)

(足は細い、機動力を落とすためには───)

見えた───そこ。

────……うるさいから、黙れ。

【両目を大きく見開き、狙いを定めると】
【銃口を猿Cの左足に向け、引金を引く】
【放たれるのは普通の銃弾ではなく"魔弾"、寸分の狂いもなく一直線に目標へ向かう】
【赤色の魔翌力を纏っている弾丸は、銃弾より殺傷性が落ちている分攻撃範囲が広がっている】

【ただ、思考時間が長い分初動が遅いという隙があるし】
【足を狙った一撃では、当たってとしても機動力は落とせても倒すまでには至らないだろう】

>>343

(……あの二人は、問題なさそうね。)

【戦闘中、二人が戦っている様子を横目でチラリと見て】

>>345

……情け無いと、思わないの?
戦う気がないなら……下がってて。
もし、戦う気があるなら──早く、力を使いこなせ。

…………あ、別に囮になってくれても構わないけど。

【笑みを浮かべてる少年に対して、厳しい一言】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 21:53:19.03 ID:4kDAOq4yo
>>343,345,348
[マッシブエイプA]
<キィィィイキィィイィゥキャァッ!?>

【猿は、速度は有るも、とっさに動きを変える事は出来ない】
【腕は、ぶぉっ!と風をかき回しながら、腕を振り、外し】
【すれ違いの、弐閃をその身に請けて、声を上げる】
【流石に、HPバーは表示されないようだが、派手なエフェクトが、ヒットの瞬間に弾けた】
【猿は、そのまま、腕を横薙ぎに振るい、攻撃直後のローズに攻撃をしようとするだろう】

[マッシブエイプB]
<キゲェァッ!!>

【がすっ、と打撃を喰らい、地面に叩きつけられて、一時的に気絶状態と成っている】
【狙い目であるだろう】

[ナビコ]
<とりあえず、戦闘中ですから、突っ込まないでおきます、感謝しなよ>

【もはや敬語も崩れ、酷い口調のナビコは、健太をじろりと睨み】

[マッシブエイプC]
<ウッキィィッ!?>

【足を、ゴォッ、と撃ちぬかれそうになると同時、マッシブエイプが動いた】
【直後、どぉんっ!と地面を叩く音と同時に、マッシブエイプCが宙を舞ったのだ】
【足ではなく、腕で地面を叩くことに依る移動であった】

[マッシブエイプC]
<キィィィイィィィィィイッィィイィッ!!>

【他のマッシブエイプに比べて、速度や跳躍力が1.5倍ほどである】
【恐らく、先ほどのスキルの発動が原因だったのだろう】
【発動スキルは、スキル名、《鼓舞》。己の戦闘意欲を奮い立たせ数十秒間戦闘能力を上昇させるスキルである】
【しかしながら、その代わりに、攻撃の回避が低下、防御面が疎かになる】

[ナビコ]
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 21:54:19.06 ID:4kDAOq4yo
>>343,345,348
[マッシブエイプA]
<キィィィイキィィイィゥキャァッ!?>

【猿は、速度は有るも、とっさに動きを変える事は出来ない】
【腕は、ぶぉっ!と風をかき回しながら、腕を振り、外し】
【すれ違いの、弐閃をその身に請けて、声を上げる】
【流石に、HPバーは表示されないようだが、派手なエフェクトが、ヒットの瞬間に弾けた】
【猿は、そのまま、腕を横薙ぎに振るい、攻撃直後のローズに攻撃をしようとするだろう】

[マッシブエイプB]
<キゲェァッ!!>

【がすっ、と打撃を喰らい、地面に叩きつけられて、一時的に気絶状態と成っている】
【狙い目であるだろう】

[ナビコ]
<とりあえず、戦闘中ですから、突っ込まないでおきます、感謝しなよ>

【もはや敬語も崩れ、酷い口調のナビコは、健太をじろりと睨み】

[マッシブエイプC]
<ウッキィィッ!?>

【足を、ゴォッ、と撃ちぬかれそうになると同時、マッシブエイプが動いた】
【直後、どぉんっ!と地面を叩く音と同時に、マッシブエイプCが宙を舞ったのだ】
【足ではなく、腕で地面を叩くことに依る移動であった】

[マッシブエイプC]
<キィィィイィィィィィイッィィイィッ!!>

【他のマッシブエイプに比べて、速度や跳躍力が1.5倍ほどである】
【恐らく、先ほどのスキルの発動が原因だったのだろう】
【発動スキルは、スキル名、《鼓舞》。己の戦闘意欲を奮い立たせ数十秒間戦闘能力を上昇させるスキルである】
【しかしながら、その代わりに、攻撃の回避が低下、防御面が疎かになる】

[ナビコ]
<来ますよー!!>

【そう叫ぶと同時、マッシブエイプは、チェルシーの頭上から両腕を組み、振り下ろしてくるだろう】
【体重と速度の乗った、強い一撃だが、その分隙は大きい。十分に狙えるだろう】

//途中投稿すいません!
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:03:13.85 ID:RuKwHSZSO
>>347

うわっ、やだっ、やめてっ!!

【翼を掴まれる直前に、ギリギリ手が届かない程の所まで飛ぶ】

じょ、冗談でも、やめて下さいっ……!!

【かなりの恐怖を感じた様子】
【すごく涙目】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 22:04:54.03 ID:FZsaQ3Vqo
>>345>>349
「お!? うぁぅ!?」

【派手なエフェクトに眼を奪われて、腕に激突、小さく飛ばされるローズ】
【左の二の腕に痛みを覚えて、自身の不調を確認】
【初期の敵だけ会ってたいしたダメージはないけれど、痛いものは痛い】

健太さん、武器がないならこれを!

【左手で槍を下ろし、ローズの援護に向かうベル】
【途中、右手に小さな蒼い針を発生させ、健太の足元に投げるだろう】
【突き刺さった針は三十センチほど、厚さ一ミリだが強度は強く、短剣クラスの代物だ】

【そのまま気絶したBを放置し、Aの死角から槍を突き上げる動作】
【狙いは脇下、大体急所に当たるのだろうか】
【ステータスがローズと共有しているので、狙いが正確でも攻撃力そのものはあまりない】

【スタン状態とは、そのままずばり気絶】
【その間行動不能の敵をさっさと片付けるのがセオリーだが、時として放置して他者の援護にターンを回すほうがいい場合もある】
【集中して動く敵を片付ければ、目覚めた後残り一体を袋にすればよいのだから】

【もちろん、ベルに残りを放置するなんて選択肢はない】

【二本目の槍を気絶したBの頭上に急遽出現させ、急速に落下させるだろう】
【無論、打撃ではなく槍による突き刺し判定。痛いで済むか?】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 22:06:47.37 ID:FZsaQ3Vqo
>>348
(”魔弾か、あの外見年齢で使いこなすか?”)
(”いや、才能で片付けるには鋭すぎる…やはり…”)

【あまりにも冷静すぎるチェルシーの動向を横目に、彼は思う】
【この世界は、あまりにも業が深い】

//あばばばすみません抜けました…orz
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 22:10:16.21 ID:hWivjXxLo
>>351
ム …… ハッハ ジョーダン デスヨ 。
【ちょっと不満げに腕を引っ込めて、肩を揺らしながら笑う】
【表情のないロボットながら、伝わる感情表現は非常に……いや、異様に、人間らしい】

ダケド 調査トカ カンケーナシニ 面白イ ボディ デスネー 。
竜人 トハ イッタイ ナンデス ?
【指をカメラアイ下につけて体ごと傾ける】
【相変わらず左手にはライフルを提げていて物騒だ】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 22:12:26.65 ID:uNJ7SMJmo
>>348>>350>>352


ちぇっ……
(情けないことぐらいわかってるし……使いこなしたいけど……)

【半ばあきらめ顔に変わり、でいじけたような少年だったが、『囮』其の言葉を聴いて、刹那、表情が固まって】

(前死んだ人は、俺の囮になったのか……?)
(俺死にたくない……よな?)

【Tシャツの緑部分を強く握って、ぐしゃっと柄が崩れて】
【頭をよぎるのは、自分の非力故、潰されて、殺されていった人の姿】

【Tシャツの上から、掛けられたペンダントを包むように、掌を握りなおして】
【嵌められた緑の宝石は、


ありがと!ローズとベル!
後うるさいぞ!ナビコにチェルシー!
俺は……俺はっ……         
               
強いんだぞ―――!

【強がりとも取られてもおかしくない言葉だが、顔つきは、戦う℃メへと変わっており】
【足の近くに落とされた、針を取ると、体の前に1,5m程の輪ゴムを、出現させて】

【巨大輪ゴムは、先程の物と違い、先の方だけが、固定されているかのように空中に浮かんでいて】
【輪ゴムに、先程頂いた蒼い針を設置して、全部の体を使って引っ張り】

【カタパルト――否】
【パチンコのように、蒼い針をマッシブエイプCに向けて発射する】
【狙いは正確で、チェルシーに当たるといった事は、自ら当たりに行きでもしない限り、は無いだろう】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 22:15:55.29 ID:hDdF+zZUo
>>350>>352>>353>>355

…………いや。
そんな……無茶苦茶な。

【まさかの腕を使っての跳躍に、ぼやきつつも】
【冷静さは失わずに、エイプさんCを真向から見据える】
【《冷静沈着》:精神系バステにかかりにくい──というのは、冗談であるが】

まだ、探索は始まったばかり……。
……一撃だって、貰うわけにはいかない。

(銃ではパワー不足。ここは───)

《 Luminous Vista 》

───《 射出 》

【少女の頭上に、赤色の水晶が出現】
【襲いかかってくるエイプさんCの腹部に向けて、一直線に放たれた】

【但し能力操作に集中していたため、少女自身は全く動いていない】
【水晶を対処するなり、無理矢理突破するなりすれば、攻撃を加えるチャンスかもしれず】

【そして、もし水晶がエイプさんに当たったのであれば】
【《爆破》、と少女がボソッと呟く】
【赤色の水晶が光り、その直後──其れが、爆発するだろう】

…………だったら、最初からヘタレるな。

【チェルシーはその場から動かないため、健太の攻撃が当たる心配は無い】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:18:04.12 ID:dVUuDoieo
【街中――】
【……と言っても、純粋な街頭で彩られた其処とは、すこしちがう】
【毒々しい色彩のネオンがぎらつく、ちょっとばかし治安の悪い街を歩いている、人影ひとつ】

ぬぁー……お金はいっぱい手に入った、ん、だけどっ、

【鮮やかな赤の外ハネセミロングと同色のツリ目が目に痛いかもしれない、そんな少女】
【赤のネクタイで締めたワイシャツ、赤チェックのプリーツスカートを身に纏い】
【赤黒ボーダーニーソを纏わせた足先――「赤いロッキンホース・バレリーナ」で、かるい靴音を鳴らす】

……なーんでこう、罪悪感びっしびしに感じてるんだろーネ、未だに。

【ちゃり。右の人差し指で、首に巻き付いたチョーカーの、紅い牙の装飾を弄って】
【たはー、っと苦笑い。その間にも、足を止めることはせず】
【所謂、「前方不注意」。「こんな街」を歩く上で、一番やってはいけないことを、彼女は――】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:20:24.44 ID:RuKwHSZSO
>>354

冗談、ですよね?あー良かった……

【胸を撫で下ろした様子】
【一応ロボットの手が届かない所に着地する】

えっと、竜人族っていうのは、えーと……うーん……

【軽く顎に手を当て、考え込む】

……竜に変身できる人、ですかね。
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 22:20:29.90 ID:/Ab3ZaqSO
【路地裏−−】

【そこには、何も無い】
【……“生きている者は”、である。怪しげな木箱やら、忘れ去られたようなボロっちいガラクタやらは、当然のようにそこに居座っている】

【では、“死んでいる者は”−−?】

−−−−−−−−

【あふれるほど、沢山有った】
【裂かれて死んだ物、貫かれて死んだ物、原形を留めていない物−】
【死体しか無い、目を背けたくなる。そういう状況だ。然し】



【何故だろうか−−】
【「何かあるかもしれない」、と。そう思わせる“何か”が、此処には在った】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 22:24:00.36 ID:4kDAOq4yo
>>352,355,356
[マッシブエイプA]
<ウキィィイィィィイェアッ!!>

【攻撃を当てたのを感じて、猿が地面をどかどかどかとたたきまくっている】
【隙だらけであるが、序盤故、倒しやすいように調整されている為だろう】
【MOB相手に毎回死闘を繰り広げるのは、流石にアレであるのだから】

[マッシブエイプA]
<ウッキィィ!?>

【ざっくっ!と槍が突き刺さり、直後、Bにも槍が突き刺さった】
【そして、猿二匹の体が、一瞬ぷく、と膨らみ……】

【ぱっきぃぃぃん!】

【砕けて、猿二匹は消滅した。消滅地点には、ポーションのビンが一つと、猿の皮が落ちている】
【ドロップアイテムであった】

[ナビコ]
<あー、これ、回復ポーションですねー、拾っておくといいと思いますよ?皮は、素材か、換金に使えますよ!>
<あと、アイテムは、空間に収納できましてですね。皆さんの初期容量なら、20種類まで運べます!>

【そうして、ローズ達の前に、空間の裂け目が出来るだろう。そこに物を出し入れするようだ】

【そして、漢の顔≠ニなった健太の攻撃は、隙だらけのマッシブエイプの体に、ぐさり、と突き刺さった】
【大分深いダメージを追った様で、叫びを上げるが、それでもマッシブエイプは進んでいく】

[マッシブエイプC]
<キィィイィィィィィィィィィィィイィィイイイッ!>

【轟っ!!腕が轟音と同時に振り下ろされる、が】
【直後の水晶に、直撃した】

【ぱっきぃぃぃん!】

【爆発に巻き込まれて、エイプさんは砕け散った】
【倒れた点には、皮と樹の枝が有る】

【……アレ、針は?】
【針は爆発の影響で、健太の足元当たりに突き刺さるだろう】

[ナビコ]
<っへ、割とやるじゃ無いですか健太。只のガキだと思ってましたよ>
<ま、その調子でがんばりゃいいんじゃないッスかねー?>

【かなり素直ではないが、一応褒めている】
【そして、彼女は、モンスターが居なくなったのを確認するとキミ達を見回して】

[ナビコ]
<えーと、道は、また二つ、ですね>

【道は、入ってきた道から見て、まっすぐと右側】
【右の方からは、強い気配がするかも知れない】
【左からは、特に何も感じられないだろう】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 22:24:27.91 ID:OIXFn67DO
>>341

なぁに──人生は長いんだ
いずれ観る機会に恵まれるんじゃないかなーぁ、歌舞伎役者君
其れに、その鼠小僧にも、ね
最も──鼠小僧が実在しているかどうかは分からないところだけどねーぇ?

【「ま、キミが会いたいと願い続ければ会えるんじゃないかなーぁ、歌舞伎役者君」】
【最後にそんな言葉を付け足し】
【エメラルド色の瞳の彼女は──囁きにも似た笑みを零した】

嗚呼──昼の国かーぁ
あれはこの間、割と朝早くのニュースでやっていたことだけど……
そうだねーぇ、お祭りと言えばお祭りかもしれない
キミにとってはどうか分からないけれどねーぇ

──昼の国の統治者に逆らう貴族。その彼らをやっつけるお祭り
もしかしたら、貴族の蓄えた財宝が手に入る可能性もあるかもねーぇ?

【──くす、くす、くす】
【さざ波が、周囲に溶け込む】

/ただいま戻りましたー
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 22:30:45.87 ID:hWivjXxLo
>>358
ジョウダン ジョウダン ハハハ ……
【目(と言っても機械だが)が据わっているあたり、本当かどうか…。】

キワメテ アイマイ デス 。 ゼヒ 調査ガ 必要 …… オット ジョウダン ジョウダン 。
【危ない。】
イイナー 空ヲ 自由ニ 飛ベル トハ 。
私ハ 空ヲ 飛ブクライノ エネルギーヲ 噴出スルト スグ 息切レ シテシマッテ 。

…… アノ 竜 ニ 変身 デキマス ? イマ 。
【両指を組んでじーっと見つめ】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/21(土) 22:31:05.18 ID:eT75LfZS0
【町中】

うーん・・・
ここを拠点にするはいいけどそのための食い扶持探さないとな
どっかいい働き先ないかな

【17ほどの年の少年が歩いている】
【黒いパーカーに青いジーンズと平凡な服装だが】
【首もとの赤い赤い真っ赤なマフラーと背中の白猫が顔をのぞくサバイバルリュックがアンバランスで印象的だ】

なぁ?どう思う猫
そんな働き先あると思う?

『にゃあ』

【知らんとでも言いたげに猫がなく】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 22:31:29.51 ID:BD7wqTfSO
>>359
【ふと近道でも、と考えてしまったのか】
【一人の女がその空間に迷い込む】

何かしらこの状況…喧嘩ってレベルじゃないわよね……

【路地裏という薄暗い中でも目立つような全身真っ白尽くしな服装】
【服装以上に目立つ銀白色に輝く髪、しかも腰より下に届く程に長い】
【そしてデカい、あと2cm程で180に届く程にデカい】

なんかヤバイかしら?
早く通り抜けた方が良さそうね…

【服装や容姿だけ見ればどこかのご令嬢のような雰囲気だが、死体や血の匂いに対する恐怖や嫌悪感は不思議と持ち合わせていないような反応】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:31:58.21 ID:wgiB+Z+bo
【草原】

【海を臨める、丘にも似たその場所に在る$l間】

【漆黒に近い艶やかな黒い髪を短く切り揃えた、ボブカットの少女だ】
【艶めいていながら鋭い弁柄色の双眸は彼女の顔に瀟洒な印象を与えこそするも】
【髪と相対する様な純白のワンピースは実年齢より低めな身長や一見ひ弱な体躯を隠すことは無い】
【キシリ―――軋む様な音を立てるのはその肩から指先に至るまでを覆うそれ。嫌でも目立つ、その双眸にも鮮やかな血の色にも似た猩々緋の色をした手甲である】

五感、五体、思考、風向き、景色、香り全て良好
私の旅立ちの日にしては寧ろ出来過ぎている£に、だ

【ざぁ―――】
【風に乗って香る異臭=@錆びた鉄の其れに似た。戦場を幻視しそうな血の香り】

【発生源に有る≠フは肉塊であり死体=z


【引き裂かれ、剥がされ、潰され、貫かれ、抉られ、折られ、砕かれ、抜き取られ、捻じられ、本来二つだった身体を無理矢理1つにさせられたかの様なモノに至るまで】
【ありとあらゆる手段で行われた惨殺=@作り出された死体≠フ中】

【青々とした草原を、肉色をした塊を真っ赤に染めて置きながら存在する少女=z

【純白の衣を決して穢す事無く、唯一生存する少女は薄らと――――】

    キヒッ

【―――嗤っている】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/21(土) 22:34:35.21 ID:zS0Dzfkto
>>361

おう、オイラはまだまだやりてぇ事あるからよ!
それに生きてりゃその鼠小僧にも会えるだろうしな!

【彼は明るい口調で話をし】
【その後の彼女の言葉に耳を傾け】

にゅーす?それは今流行りの瓦版みてぇなもんだな!?
オイラは病院で寝っぱなしだったからよく分からねぇんだ!

へぇー、それは面白そうじゃねぇか!
だがオイラはまだ怪我が完全に治った訳じゃねぇしな…
それにオイラはただの盗人くずれよ、殺り合うのは苦手でね

【特に彼女の言葉を疑う事もなく】
【青年は足の怪我が完治していれば参加していたのかもしれない】

ねぇちゃんはその祭りに参加すんのかい?

【彼女はそのお祭りに参加するのかどうかを問う青年】
【ある程度情報を知っていて、尚且つ先ほどのイヤリングを見て何か思ったのかもしれない】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 22:35:56.48 ID:FZsaQ3Vqo
>>355,>>356,>>360
【眼をぱちくりさせて事態の推移を伺っていたローズ】
【起き上がりながら六爪を消し、ダメージを貰った場所をさすっている】

大丈夫ですか? いきなり苦戦してちゃまずいですよぅ。
皆様もご苦労様でした。特に健太さん、あなたカッコよかったですよ〜。

【ベルも槍を二本とも消滅させて、ローズに歩み寄る】
【口に乗せたのは軽い心配と呆れ。軽く叱るような様子ですらあった】
【なのにベルの表情は妙に晴れやかで】

(”久しぶりに全うな戦闘したぜぇ………!!”)

【益体もないことを考えて、満面の笑み。妙に艶やかである】

【針は消滅しない。時間がたつごとに魔力が世界ににじみ、確固たる実体(データ)として意味を持ち始めるだろう】
【つまり、健太少年が持ち続ける事も可能】

その針は持っておくとよいのです、この空間に武器としてしまえばよいのですから。
あ、ポーションは取っておきましょう。我々リ○ェネ使えますから。

【ステータス画面を覗くことが出来れば、ベルの言葉の真偽ははっきりするはずだ】
【スキル:オートリ○ェネ、時間経過での自動回復】
【非常に緩慢に、数値が満タンに近づいていくのがわかるだろう。ゆっくりと回復しているのだ】
【もし誰も手に取らなければ、皮とポーションをベルが拾い上げ、ポイポイと軽い調子で空間に放り込むだろう】
【ベルはその不思議な光景をしげしげと眺めていたが、ナビ子に示された道に早くも興味が移る】

「…なんかいるー…」

先ほどは我々の一存でルートを決めてしまったようなので、お二方に任せます。
ですがこういう場合、強敵を倒したほうがドロップアイテムの性能がいいことが多いというのは伝えておきます。

【二人は一歩引いて、健太とチェルシーの選択を待つだろう】
【ローズは謎の気配に若干ビビッている】

(”ゴムと、結晶爆発か。やはり能力者だったか”)
(”今のところ特に異常はないようだけど、なんだろうな、ゲームに没入して乱数計算したくなるような…”)

【順調な探索に、彼もまた気がそがれてきたのか、どうでもいいことを考えながら軽く空を見上げる】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:41:12.89 ID:RuKwHSZSO
>>362

変身……ですか?
すごく疲れるし、時間が掛かるんですけど……

【少し考え込む】


…じゃあ、良ーく見てて下さいね。


【ぐ、と体を低く構える】


ぅぅぅうううウウウウゥゥゥゥゥ……


【一度大きく羽ばたき、妙な威圧感を発しながら低い唸り声を上げる】
【すると、少年の胸の辺りに小さな黒い球が発生する】
【球はだんだんと大きくなり、やがて少年を完全に包み込んでしまう】
【邪魔しようと思えば簡単に邪魔できるだろう】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 22:44:17.35 ID:uNJ7SMJmo
>>356>>360>>367


うっ……!

【少年、二の句が告げず】

しょうがない……だろ……!

【と思ったら、紡いでいた】
【と言っても、苦し紛れに出た言葉な為に、より自分を危うくする事は間違い無しで】


―――危……!

【此方に飛んでくる針に気づき、バックステップを3回して、回避……というよりかはオーバーリアクションだろうか】
【攻撃が来ない、と理解出来た者ならば、こんな事はしないのだが、やはり元第三世界の人間。スレ補正こそあれど、戦闘慣れなどしておらず】

【ふぅ、と安堵由来の溜め息を付いて、てくてく、と針へと歩みを進めて、針を引き抜き】
【RPGの主人公になったかのような、いや、実際になったのだろう此の現実】
【喜びに満ちた青い瞳を針に向けて、針をなぞって】

あ、てっ……

【指に刺さった】

つか、ガキじゃねーよ!偽妖精!

【褒めているのには、気づかず、というかガキの言葉に異常に反応して】
【子ども扱いされるのは、いつの時代だって、嫌な者である】
【其れが幼稚であればある程に】

じゃ!強いほういこーぜ!
だって俺男だからな!

【今まで、一番女々しかったのは、何処のドイツだろうか】

【針を持って、針の先で示したのは、右側の道】
【3人の顔を見て、足だけ動かして、早くいこうぜ!アピールということだろうか】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 22:44:44.25 ID:CWQjXiDDO
【とある公園】


………えっ…?!そんな……何で…っ?!

【白のカッターシャツに青のネクタイを着け腰には二本の刀を携えた少年がベンチに座っていた】
【カッターシャツの袖には何処かの高校の校章を付けており、彼が学生であるのが分かるだろう】
【少年は所謂「童顔」だった】
【良く言えば「可愛いらしい」なのだが、同時に子供っぽさや女々しさを漂わせてしまった、そんな顔立ちをしている。】


……偽名…?同性同名って可能性も……
……いや、でも義足って…

…間違いない。これは”彼女本人”だ…っ
でも何で機関に…?

【今のところは誰もいない公園で、一人言をつぶやきながら】
【気難しい表情で、携帯端末の画面を見つめている。】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 22:45:16.43 ID:/Ab3ZaqSO
>>364

【死体の山を観察すると、幾つかの発見をする事が出来るだろう−】
【とは言え、常人の感覚をまだ忘れていないならば−−それは、少しばかり厳しい事かもしれないが】

【まず、どれもこれも、殆ど全てが、少なくとも「見た目」は悪人っぽい−−所謂、“チンピラ”。路地裏の加害者であり、最大の被害者】

【また、これは分かりにくいが……原形を留めていない物を除けば、彼らの受けたキズは、「鋭く」「良く斬れる」……恐らくは「刃」による物−】

【そして辺りには、幾つもの拳銃や、驚く事に「魔術の発動器(デバイス)」等が散らばっていて−−】
【チンピラ達も、“それなりに高度”な武装をしていた事が分かるだろう】



【そして】



【何より−−】
【「彼らの傷からは今だに血が溢れ続けている−−つまり」】
【加害者は、まだ「この辺り」に居る可能性が有る−−!?】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 22:51:49.82 ID:BD7wqTfSO
>>371
世も末よね…ちょーっと裏に入ればすぐ死体なんて
殺人鬼だってゴロゴロしてるしね

【死体の一つを見ながらため息を一つ】
【あまり警戒した様子が無いのは余裕か、単に抜けているだけか】

【ともかく隙だらけに見える】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:52:26.81 ID:RuKwHSZSO
/すみません>>368の描写忘れです
/変身を始めるまえに
/【少年はコートを脱ぎ捨てる】
/【コートの下には何も着ていなかった】
/【両腕には、手首から肩にかけて、黒く鋭い鱗がびっしりと生えている】
/【背中の翼と相まって、彼が『人』でない事が確信出来るだろう】
/これを追加して下さい本当すみません
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 22:52:43.29 ID:OIXFn67DO
>>366

【「そうだねーぇ」】
【そう相槌を返し──そのまま】
【彼が再び其の話題を出さなければ、もう彼女がこの話に触れることはないだろう】

ま、昔はそういう言い方をしたかもねーぇ。
其れは兎も角として──

ふふ、そっかーぁ
でもケガをしているのであれば、しょうがないねーぇ、歌舞伎役者君
それに私は、あまり戦いは好みではないからねーぇ
戦争なんて無粋なもの、好きじゃあないんだ

そういった意味では、キミとは似た者同士なのかもしれない、ねーぇ?

【彼の問いに対し、彼女はそう答えた】
【或いは、「戦いが得意ではない」とも取れる其の解答】
【数字を其の身に負う者としては──珍しいものなのかもしれない】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 22:54:42.71 ID:hWivjXxLo
>>368
ワザワザ ゴ迷惑ヲ オカケシマス 。
【律儀に頭を下げて】

…… オー 。
コレハ ゼヒトモ …… 。 エート 《REC》 開始 。
【やがて少年の胸で起こる変異を息を殺して見守るだけで】
【カメラアイに赤い光が明滅する。録画のサインだろうか】
【その様子を捉えたままじっと動かない】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 22:57:03.91 ID:hDdF+zZUo
>>360>>367>>369

……流石に、序盤の敵はこんなものね。
ゲーム……だし。

【皮と樹の枝を拾い、空間に収納し】
【また節約のためか、先程撃った弾丸も回収する】

(……………スキル、か。)
(別に無くても戦えるけど、強敵との戦いを考えると欲しい……。)

【チェルシー現在所持スキル:無し】

回復が使えるなら、今の内に強敵と戦って経験を積むのもいい……。
……私も、スキルが欲しいし。
だから…………異論は、無い。

【右側の道の方へと、足を向け】

…………移動してるうちに、もう少し自己紹介しよう?
お互いの能力とか分かってるほうが、戦いやすいし…………。

……私の能力は、「水晶操作」
爆発とか、水晶からエネルギー弾を放つとか……水晶を設置した後からが、本番。
MOB相手には、少し使いづらい……。

それと…………銃の腕には、自信があるわ。
"必殺の一撃"もあるから、最大火力が欲しい時には頼ってくれて構わない……・。

…………後、私は近距離技を持ってない。
戦闘では、援護に徹させてもらうから……前衛は、任せる。
……スキルも、今は持ってない。

【三人の答えも聞かず、取り敢えず自身のスペックについて勝手に簡単に解説】
【先程の戦闘を見ても分かるとおり、「遠距離特化」な性能である】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 22:59:57.15 ID:4kDAOq4yo
>>367,369,376
[ナビコ]
<おー、さすが能力者、ですねー。一般人の方も、ゲームの中だと能力使えるみたいですけど>
<ベルさんもローズさんも、ちょっと変わってますし>

【二人のステータスを、軽く確認していた様で、興味深そうにナビコは二人を見ているだろう】

[ナビコ]
<偽じゃねーしーっ!!ガキガキィッ!!>

【正に子供の喧嘩である、まあ、小ささで言えばナビコの方が小さいのだが】
【そして、ふん、と腕を組み、そっぽを向いて】

[ナビコ]
<ま、隙な方選べばいいんじゃないですかー?>

【そして、チェルシーも右へと行く様子を確認して、ナビコはふよふよとみんなを先導していくだろう】

[ナビコ]
<じゃー、いきまっすよー!ごー!>

【暫く会話をする時間は有る】

>>ALL
【そして、たどり着いたところは、行き止まりであった】
【しかしながら、小高い岩の台座が有り、そこに宝箱が置いてある】
【開くべきか、せざるべきか】

【因みに、コレまでの森のざわめきも無く、不自然なくらいであった】
【動物の気配は幾つかあるが、動く様子は無い】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 23:04:40.44 ID:RuKwHSZSO
>>375

【球の直径が3メートル程に達した瞬間、球が弾ける】
【その中心には】
【体長、およそ2.5メートル】
【闇色の翼、漆黒の鱗に覆われた強靭な四肢、鋭く輝く紅い眼光】
【そこには、人々が「ドラゴン」もしくは「竜」と呼ぶ生き物がいた】

『……こんな感じ、です』

【少しエコーが掛かった様な声だが、それは確かに先程の少年の声だった】

『……そうだ。調査がどうとか言ってましたよね?』

【そう言うと、右手で左腕に生えている鱗を一枚つまみ】

『っ……!』

【ぶちり】
【鱗を一枚ちぎり、それをロボットに渡すだろう】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/21(土) 23:07:23.80 ID:lHekwScn0
【公園】
【その中に植えられた木のそばに二人の男がいた】
『マジでやるんすか?サメジマ先輩』
仕方ねぇだろヒルヌマ…追手撒くにはあそこが最適だ。
【サメジマと呼ばれた男は革製のライダージャケットを肌に直に着ていた】
【痩せぎすの体躯だが軟弱な雰囲気はなく、代わりに狩りをする野獣のように荒々しくも清流を泳ぐ魚のような清々しい相反した精気を発していた】
【一方ヒルヌマと呼ばれた男は高そうなスーツに身を包みヘドロに塗り潰された様な黒い瞳でサメジマを見ている】
『まっ金は頂いたんで文句はないっすけど』
なるべく早くしてくれ…いつ奴らの追手が来るかわからねぇ。
『へいへい』
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/21(土) 23:07:25.85 ID:zS0Dzfkto
>>374

まぁ中途半端な状態で行けるもんでもなさそうだしな
万全の状態で行ってやるぜ!

【怪我のせいで今回は断念せざるをえないが】
【しかし次回こそはと意気込む青年】

まぁ今回はあきらめるぜ!
男はあきらめも肝心ってね!

まぁオイラも争いは好きじゃねぇなぁ
でも戦いが好まねぇ人間がここにいるのもなんちゃおかしいもんだぜ
ハッハッハ!

【青年も争いは好きではないと言う】
【しかしここは夜の路地裏、戦いを好まない人間が何故ここに?】
【彼は軽くカマを賭けてみるが?彼女が面白いと思ったのなら乗ってくるか――――?】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 23:12:05.01 ID:/Ab3ZaqSO
>>372

【−その時である】

【死体の一つ−−“最も原形を留めていない物”に、異変が起こる】
【死体−−あまりにも「えげつない」見た目のそれが、“神秘的な炎”に包まれて】

−−ああ、くそ。「また」か−−−−

【−−例えるならば、「不死鳥」】
【まるで何事も無かったかのような再誕である。傷一つ無い、その容姿は】

【巫女服染みた白装束に、夜空色の袴。純和風な服装で、右腰には、やはりと言うべきか刀】
【夜空色の紐で結んだ、きらきらと煌めく長いポニーテールの緑銀色の髪と、ぐりぐりと塗り潰したような大きな黒瞳が、「幻想的」な雰囲気を醸し出す少女−】



【紛れも無い、能力者】
【或いは、化け物か−−−−?】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 23:14:03.00 ID:FZsaQ3Vqo
>>369,>>376
【変わっていると言う指摘にベルは軽く動きを止めた】
【ローズの素性に気付かれたか、或いは、『ベル』の本性に切り込む何かか】
【おそらくその変わっている事の正体は、『TP』と『MP』が並立して存在することだろう】
【ローズの技でTPが、ベルの投影でMPが、別々に消費されているのだ】
【糸目を更に細めながら、動揺を押し殺して脚を踏み出す】

では、右へ行くという事で。

【ローズはビビリ続けていたが、総意というか、ベルの言葉に観念したかとぼとぼとついてくる】
【先ほどとは逆に、今度はベルの後ろをローズが歩く形だ】

ほほぅ、設置系ですか。
トリッキーな立ち回りを要求されるタイプの能力ですね。
ちなみに、その水晶は我々が動かす、なんてこともできますかね?

【チェルシーがはじめた自己紹介に応じるベル】
【それに対して応用というか、フォローは出来ないのかという提案だ】
【これが出来るなら戦術の幅が広がりそうだと、ベルは思案交じりの笑顔を浮かべている】

ローズは見てのとおり、近接戦闘特化タイプです。
速さに物を言わせた高速撹乱戦法を得意としますが、防御意識がローズ自身にかけていることと、遠距離への攻撃手段が乏しい事ですかね。
私は槍や針といった武器を投影する能力、だと思っていただいて構いません。
一度に沢山は作れませんし、今回なんかは特に、ステータスがローズに引き摺られる分、先ほどの『槍落とし』が必殺技扱いになるのでしょうか?
火力はそこそこですので、いざと言うときはお任せしますね、チェルシーさん。

【にこやかに自分達の能力を詳らかにするベルだが、聡ければ気付くのではないだろうか】
【姿がないはずのベルが持つ『撹乱戦法』と『武装投影』の二重能力に】


>>377
で、何もいないわけですが…。

「うーっ…!!」

【野生の感性か、ローズも森にあわせて酷く落ち着きがない】

【ベルも糸目ながら周囲を伺うも、どう考えても、この気配はあの宝箱から】

(”開けてくださいと言わんばかりだな…だがさっきのナビコの反応、気になるな”)
(”まあ、攻略に関する質問は多分弾かれるから、ここはおとなしく…”)

皆さん、何があるかわかりません、事前に体調をチェックして、万全を期してから宝箱を開けましょう。

【これが、今のベルたちに言える最大の助言か】
【ローズは宝箱に接近しようとせず、毛を逆立てて警戒している。ベルもまた、密かに】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/21(土) 23:14:22.24 ID:qBvUnaN3o
【公園。年季の入った簡易休憩所】

【日光を遮断する石造りの簡単な屋根の下、丸い木製のどう頑張っても一人しか座れない大きさの椅子が四つほどと】
【同じく木製の長椅子が一つ。そして、丸い石造りのテーブルが、一つ】
【そのどれもが昼間元気に遊ぶ子供たちによって砂がかけられており、長らく使われてきた証に傷が至る所に付いている】
【見れば長椅子の上に腰掛ける人影が一つ】

【汚れ一つない白いタキシードの下に赤いワイシャツをきっちりと着こなして、金色の双眸を持ち】
【同色のウェーブがかかった、所謂ソバージュの長髪。邪魔くさいのか後部はそれを一つに括っていて】
【首からは鏡で出来た十字架のネックレスを着用している、そんな目立つ優男だ】

【誰に向けるでもないヘラヘラとした笑顔を張り付けて、ただそこに、強いて言うなら暇そうに座っていた】

【彼の周囲は何故かキラキラと輝いており、魔翌力を感知できる者はそれが彼の魔翌力だと気付くのはたやすいだろう】
【さらにテーブルには鏡の板で出来た動物――竜や象、それからライオンなどなどが所狭しと並べられている】
【見ればわかるだろうが、なかなかクオリティは高い。お店で売れそう】

―――ヒマ、だねー

【実際暇だったらしい。独り言にしては明るい口調でぽつりとそんな呟きを零す】
【夜の公園は只その一角だけが、宝石をぶちまけたように綺麗だった】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 23:15:13.28 ID:nJHzOEhCo
【とある喫茶店にて】
【カウンターの2席、どうにも他の者たちと比べ明らかに騒がしいらしい】

…だからァ!宝探しのクルーはどうやって募集すればいいのって話してんだよー!
忙しいから一気にかき集める方法が欲しい訳さ!ただまず勇敢で危険へも立ち向かって行ける人材かどうかふるいにかけるけど!
でもいくらなんでも二人しか人材が見つかってねーのはマズイわけだ!

『…あーっと?そんなことは知らんよオレは、やった事ねえからなあ
ただ、掲示板に張り紙貼ればそういうのが大好きな奴はおまえに声をかけたりするんじゃねえかなあとは思うぜ』

【黒髪に骸骨のようなモチーフのヒ―ローのプリントが付いた柄Tシャツと黒いデニムの真新しいジーンズとスニーカー
上物の皮のベルトには携帯用工具入れをフックで填めて、その両手に機械の戦闘用ガントレットを装備した少年が通りすがりの男に話しかけている】

【問い詰められている男、不死鳥の象られた赤い腕章が左袖に結びつけられた…カーキ色のワイシャツに胸や襟にどこかの社章らしきマーク
そして何かの数字を縫い込んだような柄のスラックス…それ以外はまるで警察か…あるいは刑務所の看守のような服装の男】
【その社章らしきシンボルには…『第74留置施設エリア』と書いてある】

『宝探しとはずいぶん若さ溢れる冒険やるもんだなあオイ、それはそうとこっちも質問してもいいよな?
おっと、その前に『食堂の男』の伝説の情報が先だったか?』

おうとも、大した事に応えられる自信はねーけど…ん?

【彼が服のあちこちにくっつけている数字のようなアクセサリーにその少年は目をつけた】
【彼が右袖に縫い付けているワッペンに『No.9』、右足ポケットの上に縫い付けているのは『No.55』】
【背中には『三十二番』と書かれた布、何故か彼は複数の番号をその身体に身につけているのだ】

(…あれ、このナンバーってオレが聞いた噂に間違いなければ…でもなんでこの男こんなに…?)

【当然の疑問…しかもそんな男がなぜ自分に『この情報』を教えてくれるのか…?】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 23:15:24.17 ID:hWivjXxLo
>>378
フワーッ コンナ 感ジ ナンデスネー !
『ドラゴン』 トイウ物 ハジメテ 見マシタ ! 
【両手を合わせてぴょんぴょん跳ねて喜ぶ】
【もう調査とかそういうお構いなしに、純粋な感動の眼差しで見ていて】

ア …… ヒイイイイ !
【鱗を千切る様子を見て、頬(?)のあたりに手を当てて絶叫し】
イ 、 イヤー ! 痛イ デショウニ ドーモ スイマセン !
【ぺこぺこ頭を下げて、でもちゃっかり鱗は受け取る】
【鱗と少年を交互に見て】

…… コレハ 同ジ クライ ノ 大キサ デスネ …… 。
【腕をそーっと伸ばし、撫でようと】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 23:18:03.73 ID:BD7wqTfSO
>>381
えっ…何これ、生き返ったの?

【恐怖?いや、好奇心】
【少女をまじまじと見つめ】

えっと…あなたが殺人鬼さんなのかしら?

【本当にそうなら危ない事だが、平然と問い掛ける】
【この女、危機感が全く無い】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/21(土) 23:20:08.56 ID:eT75LfZS0
【町中】

仕事、仕事がほしいねー
ここを拠点にする間は何らかの方法で稼がないと
なにも食べられないぜ

【17ほどの少年が白猫を抱え町中の壁にもたれ掛かっている】
【服装は黒いパーカーに青いジーンズと平凡だ】
【しかし首もとの真っ赤なマフラーと背中のサバイバルリュックがアンバランスで印象的だ】

っていうか、腹減ったな

『にゃあ〜』

【ぐーという音だけが悲しく町に響く】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/21(土) 23:20:37.24 ID:uNJ7SMJmo
>>376>>377>>382

俺は多分、ゴムを操る能力

…………上手く使えないけどな

【少年自身も、上手く自分の能力を把握してないのだが、とりあえずは、ゴムが関係しているということは理解していて】
【後半は恥ずかしいというか、情けなくて、ボソッと呟く形になってしまったのだが】

【そして、身体能力も、8歳の子供の方では、上の方】
【強いて、良いところお上げるとするならば、小回りが利いて、そこそこ機敏という事だろう】
【つまり、低く。遠距離の攻撃も、能力を上手く使えなければ、足手まといだろう】
【そして、何で言ってしまったのだろうと後悔の念に襲われて】


本物は、ガキなんて言わないだろ!?

【正論……なのか?】
【少なくとも、少年の頭の中のイメージは、ピーターパンのティンカーベルである】
【一緒に空を飛び回りたいと思った経験くらいあるだろう】


あ!た、宝箱!
一番先に開けるの俺だからなー!

【ミミックとか、ひとくいばこを知らない、というか知ってるのだが、頭に無く、真っ先に宝箱に突っ込んで】
【ローズの言葉等、耳にも入れず、何も妨害がなければ、宝箱を開けるだろう】

【そして、この少年チョロいので、足でも引っ掛ければ、すぐに妨害は出来る】

【少年の頭に浮かんだのは】
【あの山まで、先に上った方が勝ちな!と小さな丘を指差して、遊ぶ同級生への憧れ】

【尤も、少年は、羨ましそうに其の光景を眺めていただけなのだが】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 23:20:54.16 ID:RuKwHSZSO
>>385

『………』

【複雑な表情で、されるがままに撫でられる】

『……他に、何か出来る事は……?』

【だんだん調査に乗ってきている】
【ちなみに、先程鱗を剥がした所からは、ぽたぽたと赤黒い血が垂れている】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 23:22:30.71 ID:tmlZSWsLo
>>379
―――――ねぇ。何の話?

【二人の元に、足音もなく寄り来る者が一人】
【黒い瞳に長い黒髪の、18歳位の少女。前髪はまっすぐ、後髪は緩やかにうねり】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【身長は170に近く、その容姿はファッション誌を飾るモデルを彷彿とさせるものだ】

【服装は―――――機関支給の、ロングコート】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 23:27:03.59 ID:hWivjXxLo
>>389
ホホー …… 。
【なんだか感心したような感じで撫でているが】 

!!
【血が流れているのを見てビクンッと体を震わせて】
ヒイイイイイ !
モウ 結構 デス ! ダカラ エート …… 止血 ! 止血 シマショウ !

エート …… ナニカ 押シ当テル モノ …… コレ ?
【傷のところにさっきとった鱗を押し当てようとする】
【もちろんくっつかないっていうか…結構強く押し当てるせいで逆効果になるかもしれない】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 23:28:18.43 ID:OIXFn67DO
>>380

ふふ──そうだねーぇ
何事も、出来るのであれば万全の状態で臨むべきだ
不完全なまま挑めば、何らかの形で不満や遺恨を残してしまう……

次回があるかどうかは分からないけれど──
もしあるならば、その時はキミも思う存分力を振るえるといいねーぇ

【「キミがどういう戦い方をするのかどうかも、分からないのだけれども」】
【くす、くす、くす──】
【エメラルド色を彼へ向け。彼女は囁くように笑う】

それに、ねーぇ歌舞伎役者君
こんな場所にいるのは、何も戦いを好む人間ばかりではない──そうは思わないかなーぁ?
其れは、キミが……戦いが苦手だと言ったキミがこの場にいることが証明している

住んでいる家がこの近くにある──
近道をするために、たまたま入り込んだ
或いは、捜し物をしていたり、もしかしたら戦う以外の目的があるのかもしれない

ふふ──歌舞伎役者君
その中で、私はどれだと思う?
私としては、キミの理由も知りたいのだけれども、ねーぇ?

【「ついでに言うと、キミの名前もねーぇ?」】
【──乗った】
【くすくす笑いを波立たせ。瞳に宿る宝石色を細めながら】
【彼女は僅かに首を傾げ、唇に当てたままの指先を軽く咥え】

393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 23:32:58.84 ID:RuKwHSZSO
>>391

『…いえ、大丈夫です。放っておけばじきに止まります』

【鱗を押しつけられる前に、ひょいと左腕を持ち上げ、傷の辺りを右手で抑える】

『…そうだ。僕はヘイロンっていいます。あなたは?』
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/21(土) 23:36:05.65 ID:lHekwScn0
>>390
ん?・・・・!!。
『運命の人に何時会えるかって話合っていたんです・・・こんなに早く会えぐぱぁっ?』
【いきなりサメジマがヒルヌマの顔面を殴り、地面にヒルヌマが倒れる】
こいつ・・・機関か・・・
『えっサメジマ先輩をついこないだまで雇ってて、今は口封じに殺し屋呼んでるアノ?』
予想外だ・・・ちゃんと撒いたつもりだったが・・・
『すいません僕はコイツとは何も関係ないので許してください』
てめぇな・・・
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 23:37:58.63 ID:hDdF+zZUo
>>382

サイズや重量は調整出来るから、動かすことは出来る……。
だから……私が起動スイッチになる小型爆弾としても、使える。

……上手く、役割が別れたわね。
私が後衛、貴方達が前衛で…………。

(…………ま、いいか。)

【なんとなくレベルではあるが、その問題に気づいたが】
【現在追求するメリットはないので、スルーする】

>>388

……強いんじゃ、無かったの?
自信がなければ……遠距離の援護に、徹してもらうけど。

貴方の能力の本領は、それじゃ無い筈…………。

【氷のように冷たい声で、またも厳しいことを言い放つ】
【「今のままでは足手まとい」だと、遠まわしに言っている】

>>a;;

…………宝箱?
単純に考えれば、中にはアイテムが入ってるけど……。

【宝箱を見つけると、拳銃に弾丸を補填し】

……明らかに、怪しいし。
そうね……わざわざ開ける必要も、無い。
壊して、中身を見れば────

【ミミッ○だとかひとくい○こだとかあく○のつぼだとかは知らないが】
【RPGをしていないため、ポツンと置いてある宝箱は罠のように思えた】

【ベル達の言葉にコクリと頷き、賛同したのだが】
【その言葉を聞かず、突っ走ってしまう少年】

…………ちょっと、止まってっ

【声をかけるが、それでは間に合わないと思ったのか】
【宝箱に銃口を向け、躊躇なく引き金を引く】
【放たれるのは、橙色の魔弾──色を除けば、先程のものと変わらない】
【自分で述べたとおり、壊して中身を見るつもりのようだ。罠ならば、破壊出来れば儲けものであるし】

【───最も、宝箱自体の耐久力は考えに入っていないようで】
【この一撃で壊れなければ、健太は妨害無く宝箱を開くことが出来るだろう】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 23:38:26.20 ID:/Ab3ZaqSO
>>386

−−何度死んでも死ぬのには慣れない。痛いし苦しいし、寂しい気持ちになる。

【それは誰に向けた言葉か−−】
【少なくとも、貴女に向けたモノでは無いのであろう。そちらを向かずに、汚れたビルの隙間から見える月を見て−】

−−私の血には長寿効果は無い。当然だが万病にも効かない−

【そう言いながら、漸くそちらを見た】
【死体の山に君臨する者は、人の王か、或いは化け物の王か】
【若しくは、死の環に捕らえられた、彼女も単なる被害者か−−】

それでも良いなら、答えてやる。
私は殺人鬼になった覚えは無い−−こいつらには、十三回ほど殺されたからな。お返しするのは、当然のコトだろう。

【断定するような口調で、有り得ない真実を語った】
【此処からはメタな話だが−−】



【彼女の能力は】
【何度死のうが、どう死のうが蘇る、人類が憧れやまない境地】
【<死に続ける能力>】
【一度死ぬたびに身体が“最適な状態”として再生し、蘇る】
【その代償として、「極端に打たれ弱く、どんなに弱い攻撃であろうが受ければ死ぬか瀕死になる」】

【弱点として「痛み苦しみはある」「短時間に連続で死に続けると暫く蘇らない」「神性の攻撃に弱い」「凍結・生き埋め・火山に投下・酸に漬けるなどの“永久に死につづける”状況に弱い」】

【現実的に言うなら−−“傷は出来ないがダメージは蓄積する”】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/21(土) 23:43:00.77 ID:zS0Dzfkto
>>392

まぁ人間色々だしな
別に誰がここにいたっておかしくはねぇが…

【確かにここは誰でも入ろうと思えば入れる場所】
【例え子供であっても入るだけなら不可能ではない話で】

そうだな……

じゃあ戦う以外の目的?とやらの理由にしとくぜ

【彼女の選択肢、どれも下手したら虚言かもしれない選択肢を】
【青年はとりあえず選び、答えを言うが勘でしかなく】

オイラか?
独り言言いながら歩いてたらこんな床に来ちまってよ
あと名前は獅子堂 輝天てぇんだ
おめぇさんは?

【どうやら彼は独り言を呟きながら歩いていたらここに入り込んでいたという】
【嘘か真かは表情では察せないかもしれないが】

つっても医者に金ふんだくられたせいで
持ち金がなくなっちまってな
安定した収入?って言うのか?
そういうのにも憧れるようじゃオイラも駄目だな

【青年の怪我を治すのに水の国の医者にかなりの高額治療費を取られたらしい】
【しばらく盗みもできない彼はどう暮らすのか…】
【彼ならその日暮らし程度どうってことないのかもしれないが】

398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 23:44:11.76 ID:tmlZSWsLo
>>394
【殴られ、地面に倒れ込んだ男を見て、少女はちょっと目を見開いて】

―――――あ、機関に用があるの?
このコート、借り物だから。
待ってて、今本人呼ぶ。

【そう言って、ネックレスを握りしめ、何かを念じ】
【すると5秒後、黒い重厚感のあるドアが出現し、そこから一人の青年が現れた】
【入れ替わる様に、少女はドアの中に消えてしまい】

どーも、サメジマさんにヒルヌマさん。
機関の下っ端、ウェスカ・クルーガーでーす。
上から暗殺依頼入ってるんで、死んでもらっていいですかねー?

【上は赤のTシャツ、下はスラックスという出で立ち】
【長い銀髪に赤い瞳、右肩には大鎌を背負っている】

【二人にとっては芳しくない事態、だろうか】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/21(土) 23:44:15.04 ID:hWivjXxLo
>>393
…… ホントー デスカ ?

ナラ イインデス ケド …… 反省 シマス 。
【足を内股に曲げてくねくね。】

オ? 私 ?
私ハ ーー… イロイロ メンドクサイ 製造呼称 ナド ハ ドーデモイイデス ヨネ 。
私ハ 『イツキ』 ト 言イマス 。 イ・ツ・キ 。
【言いながら腕を差し出し、握手を求める。機械の指ゆえ、ちょっと恐ろしげではあるが。】
ソノ スイマセンネ。 ワザワザ …… 。 ヨロシク
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 23:44:57.08 ID:nJHzOEhCo
【公園】
【懐から羊皮紙や印刷用紙を数枚ずつ取り出してベンチに並べ始めた者がいる】

…地図が一枚〜…地図が二枚〜、地図が三枚〜、四枚目からはチラシ〜…

【それは、黒髪に骸骨のようなモチーフのヒ―ローのプリントが付いた柄Tシャツと黒いデニムの真新しいジーンズとスニーカー
上物の皮のベルトには携帯用工具入れをフックで填めて、その両手に機械の戦闘用ガントレットを装備した少年の声だった】
【わざとらしい呻くような声と共に、彼は複数の紙を並べ始める】

…さあて…具体的にどうやって誘うべきか、やっぱり色気か、色っぽさか
それとも…熱!飢えをダイレクトに刺激してくるような熱気にあふれたのがいいか…さあどれがいいかなあっと
週刊漫画の新刊のようにワクワクするような物を作ってみてーが…どうすっかな〜っと

【最後に筆記用具を取り出して、何かを書こうとしている】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/21(土) 23:45:31.72 ID:4kDAOq4yo
>>382,388,395
[ナビコ]
<むー……?あれ、こんなトコロあったっけ……?>

【などと、不穏な事を呟いている】
【どうやら、少し仕様の外に有るようであった、まあβ版である、こう言うこともあるのだろうか】
【しかしながら、コレは、エヴァンス=エリッド≠フ作ったゲーム。何かの仕込みが会っても可笑しくはなくて】
【故に、注意はやはり必要と成るのだろう】

[ナビコ]
<そりゃー……、アレです。私を作ったガートルッドさんに文句を言ってくださいよ>
<なんか、開発の人にそそのかされたみたいですよ?ここだけの話>

【健太に、ぶっちゃけトークをしたナビコであった】
【見た目で言えば、ティンカーベルなんだけどね!!残念!】

[ナビコ]
<そうなんですよねー……、怪しいんですよー>

【AIすら、何か疑問を感じているようだ】
【しかし、魔弾の当たった宝箱は、破壊不能オブジェクト指定をされていた】
【派手なエフェクトを弾けさせるも、傷ひとつついては居なかった】

>>ALL

【そして、宝箱が開く】
【中から出てきたのは、一つの水晶?】

【それは、ふよふよと、浮かび、何かのうつろな映像を、映しだすだろう】
【一人の、少女であった、ホログラムで現れたのは】

[少女]
<……けて……っ!!……たす、…………っ!!
わた……、谷…………っ!z………………Zザザザザザザ>

【声が、一瞬かすかに聞こえ、ノイズの中に消えていき、最後に、テキストデータを残した】

【聖都スラウロット、第7研、Key:Genius】

【それだけのデータであった。何か、きな臭い物を、感じるかも知れない】
【しかし、確かに気づくかも知れない。先程の少女は、助けを求めていたことを】

[ナビコ]
<今のは……!?あれ、強制介入……?>

【ざざ、とナビコが呟いた直後、ナビコは、ぱきぃん、と砕け、消えていった】
【ザァッ!と茂みが割れるように開き、奥には洞窟が視えるだろう、色々、急に物事が発生した】
【此処で状況を確認するのも、良いだろう】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/21(土) 23:49:27.58 ID:tmlZSWsLo
>>398
/おっと、ウェスカの描写抜けてました
/【首元には、先程の少女と同じ、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】を追加で
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/21(土) 23:50:35.67 ID:RuKwHSZSO
>>399

『イツキさん、ですね。よろしく。』
(『人ってすごいな……。こんなロボットも作れるなんて……』)

【差し出された腕に応えようと右手を差し出そうとする、が】
【先程傷を抑えたせいで、右手は血まみれである】
【仕方なく脱ぎ捨てたコートで血を拭い、改めて握手しようと右手を差し出す】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/21(土) 23:52:24.55 ID:FZsaQ3Vqo
>>388>>395>>401
【少年の唐突な疾走、止める間もなくかけてゆくお子様】
【ベルは思わず手を伸ばすが、間に合わず、先ほどから微妙な齟齬を見せていた『声』と『彼』の思考が一致した】


((”ですよねーーーーーっっ!!!”))


【見事にハモるも、聞く者はおらず、ただ虚しくも銃声が反響――――】

(まあ―――――)
(”わかってた―――――”)

【見事なまでにセオリー通りの展開――――とは、ならず】

(”!?”)

【展開した光景、少女の姿、キーワード】
【気のせいか、今、誰かを呼んだ?】

【ローズはこれがイベントであると思ってはいない】
【そもそもゲームであるなどと、最初から考えていない。区別がついていないのだ】

【だから、異質な事態に対し即座に臨戦態勢をとる】

様子がおかしい、皆さん、警戒を!

【ベルもまた再び槍を取り出し、周囲を警戒】
【同時に、秘匿していた魔力による索敵、ローズと背を合わせ、360度を著しく警戒】

(”……まさか”)

【彼もまた、思考を取り戻す。この仕掛け人は、あの男だったと言う事を】
【そして一瞬耳にした呼びかけ、覚えの在る響き】

【と言う事は、このゲームは―――――】


……チェルシーさん、健太さん。『実戦経験』はありますか?


【油断なく、感情を殺し、機械的にベルは二人に問いかける】
【もはやこれは、】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/21(土) 23:58:08.76 ID:BD7wqTfSO
>>396
やーね、カニバる趣味なん無いわよ

【カニバる《動》:カニバリズムする】

何それ、不老不死ってやつ?
ホントにあんのね、そういうの…初めて見たわ

【珍しい物を見るような、というか本当に珍しい物なのでジロジロと少女をよく眺める】
【遠慮が無い】




/不死ってどうなんでしょう
/このスレ的にアウトくさい気がしますけど…
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 00:00:49.75 ID:gcazmgDSO
>>405
/やっぱ不死はやばいっすかね……
/とりあえず、この絡みは無かった事にしていただけると幸いです。ちょっと自分でも気になるんで、いろいろと修正してみます
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 00:00:54.25 ID:hnCRuHSR0
ちっ・・・まぁいい久々に軽く運動するとするか・・・なぁヒルヌマ・・・!!!
【いつのまにかソコにはヒルヌマはおらず】
【サメジマは近くの木のうろをちらっと見ると、視線をすぐ正面に戻す】
逃げやがったか糞ったれ・・・
【小声でつぶやくと】
なぁ?あんたナンバーズか?アイツがナンバーズを使うたぁ思えねぇンだが。
【彼を雇っていたのは議員アナナス・・・身内さえ疑い部下にナンバーズを置かない男だ】
【まぁこの場合は関係ない・・・苦し紛れに時間稼ぎをして隙を探すつもりらしい】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 00:04:56.83 ID:KVwohE1SO
>>406
/そういうギリギリな能力は動かす前に雑談とか実験場で皆の意見を聞いた方がいいかもしれませんね

/分かりました
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 00:06:06.14 ID:NQxfKzrFo
>>395>>401>>404



俺を騙して、先に宝箱開けようってつもりだな!

その手には乗らないからな!

【一体誰と戦っているのだろうか、この少年】
【響く銃声も哀しいかな、少年を止める決定打とはならず】

【開いた先に、少年の青が据えたのは、少女の願いで】

―――!?
ナビコも消えた?

【非常事態である事は、少年にも理解出来て】
【張り詰めた緊張の糸に、体を震わせて】


……ある。昼の国で一回、本当にヤバい奴と戦った事がある

【口調も真剣な物となり、頭に浮かぶは、非力故に、砕け散った命】
【数秒の間、頭を振るって、少し弱気になった弱い自分を頭から追い払って】

【針を持った手とは、逆。左手Tシャツの下のペンダントを掴んで】


【俺は、強いんだ――――】


【言い聞かせるように、呟いた】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 00:06:09.44 ID:RSIDrNsio
>>403
【しっかり握って軽く腕を上下に振った】
【力加減というのも理解しているのか、それとも気遣っているのか】

オット ソレデハ ソロソロ 私モ 特性テスト ノ 実行ヲ シナケレバ …… 。
【ぱっと手を離し、素早く敬礼】
ソレデハ マタ …… ソノ …… オダイジニ ネ ?
【最後まで罪悪感を感じて、心配しつつもくるっと踵を返して歩き去っていった】

/ねむけが…ありがとうございましたー
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 00:07:24.01 ID:KVwohE1SO
>>406
/そういうギリギリな能力は動かす前に雑談とか実験場で皆の意見を聞いた方がいいかもしれませんね

/分かりました
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 00:07:32.05 ID:RSIDrNsio
>>403
【しっかり握って軽く腕を上下に振った】
【力加減というのも理解しているのか、それとも気遣っているのか】

オット ソレデハ ソロソロ 私モ 特性テスト ノ 実行ヲ シナケレバ …… 。
【ぱっと手を離し、素早く敬礼】
ソレデハ マタ …… ソノ …… オダイジニ ネ ?
【最後まで罪悪感を感じて、心配しつつもくるっと踵を返して歩き去っていった】

/ねむけが…ありがとうございましたー
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 00:07:38.87 ID:NQxfKzrFo
>>395>>401>>404



俺を騙して、先に宝箱開けようってつもりだな!

その手には乗らないからな!

【一体誰と戦っているのだろうか、この少年】
【響く銃声も哀しいかな、少年を止める決定打とはならず】

【開いた先に、少年の青が据えたのは、少女の願いで】

―――!?
ナビコも消えた?

【非常事態である事は、少年にも理解出来て】
【張り詰めた緊張の糸に、体を震わせて】


……ある。昼の国で一回、本当にヤバい奴と戦った事がある

【口調も真剣な物となり、頭に浮かぶは、非力故に、砕け散った命】
【数秒の間、頭を振るって、少し弱気になった弱い自分を頭から追い払って】

【針を持った手とは、逆。左手Tシャツの下のペンダントを掴んで】


【俺は、強いんだ――――】


【言い聞かせるように、呟いた】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 00:09:25.86 ID:dKnL2nYDO
>>397

その通りだよ歌舞伎役者君
路地裏に立ち入り禁止という法律があるわけでもなし──
例えば六王がこの場に居たとしても、なんら不思議ではないんじゃないかなーぁ?歌舞伎役者君

【引き出す比喩は、あまりに極端なもの】
【この世界の神足り得る者が、路地にいる等という──不遜とも不敬とも取ることの出来る言葉】
【しかし彼女は其れを、どうとも思うことなく】
【端正な笑みを浮かべながら、咥えた指先に軽く舌を這わせ】

私の名前はシズリ。よろしくねーぇ、輝天君
親愛の証として、シズリちゃんとでもシズリさんとでも、シズりんとでもシズちゃんとでも
好きなように呼んでいいから、ねーぇ?

さて、さて、さて──なるほどキミはぼんやり歩いていたらここに来てしまった、と
よくある理由だねーぇ、輝天君
因みにキミが推測した理由は概ね正解だよ輝天君
私は──ま、所謂肝試しのようなものだねーぇ
要はスリルを楽しみに来たんだ
お化け屋敷じゃあ味わえないスリルを、ねーぇ?

ふふ──それに
安定した収入を求めるならば、どこかに就職することをおすすめするよ輝天君
どこか大きな企業にでも就けば、安泰なんじゃあないかなーぁ?

【くす、くす、くす──】
【笑いながら、彼女はそう言葉を紡ぐ】
【ちゅう──と、咥え舌を這わせた白い指】
【其れを口から離し──僅か、粘液が透明な糸を引き】
【だが其の糸は直ぐに切れてしまう】
【そして、その事を気にも止めていないかのように】
【ふわりと──彼女は、右親指のみを使い器用に、耳にかかる藍色を掻き上げた】
【まるで、右耳を飾る鈍銀色を】
【「数字」の施された其れを、見せ付けるかのように】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 00:09:57.09 ID:dKnL2nYDO
>>397

その通りだよ歌舞伎役者君
路地裏に立ち入り禁止という法律があるわけでもなし──
例えば六王がこの場に居たとしても、なんら不思議ではないんじゃないかなーぁ?歌舞伎役者君

【引き出す比喩は、あまりに極端なもの】
【この世界の神足り得る者が、路地にいる等という──不遜とも不敬とも取ることの出来る言葉】
【しかし彼女は其れを、どうとも思うことなく】
【端正な笑みを浮かべながら、咥えた指先に軽く舌を這わせ】

私の名前はシズリ。よろしくねーぇ、輝天君
親愛の証として、シズリちゃんとでもシズリさんとでも、シズりんとでもシズちゃんとでも
好きなように呼んでいいから、ねーぇ?

さて、さて、さて──なるほどキミはぼんやり歩いていたらここに来てしまった、と
よくある理由だねーぇ、輝天君
因みにキミが推測した理由は概ね正解だよ輝天君
私は──ま、所謂肝試しのようなものだねーぇ
要はスリルを楽しみに来たんだ
お化け屋敷じゃあ味わえないスリルを、ねーぇ?

ふふ──それに
安定した収入を求めるならば、どこかに就職することをおすすめするよ輝天君
どこか大きな企業にでも就けば、安泰なんじゃあないかなーぁ?

【くす、くす、くす──】
【笑いながら、彼女はそう言葉を紡ぐ】
【ちゅう──と、咥え舌を這わせた白い指】
【其れを口から離し──僅か、粘液が透明な糸を引き】
【だが其の糸は直ぐに切れてしまう】
【そして、その事を気にも止めていないかのように】
【ふわりと──彼女は、右親指のみを使い器用に、耳にかかる藍色を掻き上げた】
【まるで、右耳を飾る鈍銀色を】
【「数字」の施された其れを、見せ付けるかのように】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 00:10:15.90 ID:YBvX4W3lo
>>407
【サメジマの話を聞くと、ウェスカは小さく眉を潜めて】

…お察しの通り、俺はナンバーズじゃない。
つーかアナナスからの依頼だったのかよ!やる気無くすわー。

【はぁー、っとため息をひとつつく】
【下っ端と名のった筈の彼だが、何故遥か上位であるはずの議員を呼び捨てにしているのか?】
【そしてどうも、彼はアナナスの部下ではないようだが…】

あいつの下にはつきたくねー。ってな訳でこの依頼は却下だ。
ロバートからの依頼って事で、死んでもらうとするかー。

【勝手に依頼者を変え、彼の中だけで不条理を排除し】
【代わりに出したのは、議長の名】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 00:11:23.25 ID:t1PKRzZio
>>401>>404

……重要アイテムは、破壊できないか。
あまり現実的に考えるのは……良くない、みたい。

【リアル志向で、冷静沈着で、独創性に欠けた少女】
【このバーチャル空間に、あまり適応出来ていないようで】

───……水晶?

【警戒して、水晶に銃口を向けるが】
【映しだされた映像は、あまりにも予想外のもので】

ナビ……コ?
やっぱり……おいしい話は、無いか。

【誰が見ても明らかな、異変】
【報酬からして嫌な予感はしていたが、ここまで明確な形で突き付けられるとは】

(黒幕も、目的もまるで分からない……。)
(けど……リアルの肉体を抑えられてるのは、いい気がしない。)

…………豊富に。
その様子だと、何か知ってるみたいだけど……。

【この状況になっても、未だ無表情を崩さず】

あの洞窟には……確実に、何かある。
他に手がかりもないし、行くしかないと……私は思う…………。

【提案こそするものの、二人の答えを待たず洞窟へと向かって歩き出す】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 00:14:48.55 ID:b1478NaSO
>>410

『はい。そちらこそ、無理をして壊れたりしないで下さいね』
『では、またいつか会いましょう』

【そう言い、ロボットを見送っていった】
【彼の姿が見えなくなると】
【竜が黒い球に包まれ、縮み、弾ける】
【そこには、元の少年の姿が】

……疲れ、た……………

【どさっ】
【俯せに倒れてしまう】

………寒い…………

【手探りでコートを取り、それに包まり】
【そのまま眠ってしまった】



/乙でしたっ!
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/22(日) 00:15:16.39 ID:HSTiNM9Do
>>404,409,417
【既に、音は無い。ナビコも消えた、残るのは、3人のみ】
【洞窟の方へ、風は流れている、それから直後、ざわざわとした様子がもとへ戻り】
【何事もなかったかのように、そう、宝箱も、台座すらも無くなった】
【明らかな、隠蔽であった】
【騒がしさが、逆に空虚を感じさせている】

【魔力に依る索敵は、洞窟の中に、ひときわ強い気配を感じた筈だ】
【しかし、既に異様な感じは消え去っていて、今の状況は、ただのゲームである、と思わせる物である】

【だが、幾つか異常な点は、あった】
【ざざざ、とどこからかノイズの音が聞こえていたり、少し、空気がぴりぴりとしていたり】

【そして此処から先、ナビは無い。故に、己の判断で進むしか無いだろう】

【キミ達が洞窟の中に入っていくのなら、その先には巨大な猿が居たのが見えるだろう。大きさは2m50cm程】
【マッシブエイプ達と同じような見た目をしているが、確実に其れよりも遥かに強い】
【頭には王冠が被さり、腕や首には大量の貴金属が付けられている】
【これらは、このボスが奪い取った財宝であった】
【キミ達の侵入に気づいたボスは、むくり、と起き上がり、ドラミングをする】
【その動きで、洞窟がびりびりと震えを起こし、ぱらぱらと石の欠片を天井から落とす】
【そして、その石の欠片に触れれば、痛み≠感じるだろう】
【ゲーム内で一般人も遊ぶ∴ラに、痛みはかなり抑えられているというのに、普通に高所から石が当たるのと同じ痛みを感じる筈だ】

[《ドンパス》]
<ぶぉぉぉおぉおおっ!おで、おでの城に入ってきだなおまえら!!>
<おでの城、でてけ!!おで、このたから、渡さない!!>
<おでのたから、おでの家ここ!!敵、たおす、てき!!おで、敵たおす!>

【しかし、その中でも、イベントは着実に進んでいく、残酷に】
【洞窟は、鍾乳洞であり、上から石筍が垂れ下がり、下にも石筍が生えている】
【鋭い岩のトゲだ、当たれば危ないが、旨く使えば有用かもしれない】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/22(日) 00:20:25.08 ID:BASZ03h8o
>>415

シズリってぇんだな!
シズりん…シズちゃん…?

まぁ好きなように呼ばさせてもらうぜ!

【彼女の名前を確認した後、呼び名について迷った困惑の表情を示してはいるが】

肝試しかー、まぁ仏さんもいるだろうし
家に帰ったら塩でもまいとくんだな!

大きな企業ねぇ、オイラは機械は分かんねぇから
苦手だぜぇ

いっそ、櫻の歌舞伎役者にでもなっちまうか…

せめてちょくちょく賞金が貰えるとかなら助かるんだけどよ
まぁたかが盗人くずれを雇う奴なんざいねぇわな!

【彼女は大きな企業に就職すれば良いと言う】
【しかし、スーツも着たことのないような派手な者がまともな仕事に就けるとは思えない】
【彼女の見せる銀色の証を見ると――――】

ねぇちゃんはどっかに雇われてんのかい?
見たところ金には困ってねぇみてぇだからよ

【彼女はおそらくどこぞの組織に属しているのであろう】
【彼も知っているであろう有名な組織だが、彼は知らないフリをしているのか】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/22(日) 00:24:25.90 ID:yMDvi0E7o

列車を降りて新たな地の土を踏みしめた。どうやら、今日から自分が暮らす街は物騒みたいだ。
しかし、そのくらいが丁度良い。自分の異能を振るい”正義の味方”なんてものを目指すのなら、それくらいが。
とはいえ、全く見知らぬ土地に独り。心細いにも程がある――何かと不便なのも否めない。

16歳程度の”少女の様な少年”はVネックのシャツの首周りを掴み、ぱたぱたと風を送る。
薄らと額に滲む汗が少年の体温の高さを物語っていた。夏はまだと言うのに、どうにも蒸し暑い。
蒸れるホットパンツから伸びる白い脚に履いたニーハイを指先でくい、と調節しながら歩き出す。


「……さぁて、杏菜ちゃん始動だっ」


白のカチューシャが映える黒のロングヘアーを風に揺らしながら軽快に歩き出す。
未だこの街の理を知らぬが、これから学んで行けば良い――――今まで通り、悪は成敗だ。


/新参ゆえ、色々と至らぬ所はありますが・・・宜しくお願い致します。
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/22(日) 00:26:29.19 ID:yMDvi0E7o
>>421
/Vネックのシャツ → 黒猫がプリントされたVネックのシャツ
/これに変更で・・・細かいですが、一応。
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 00:26:35.90 ID:hnCRuHSR0
>>416
おいおい勝手に変えれるもんじゃねぇだろ依頼主わよぉ。
まぁ気分が乗らねぇのが辛いのはわかるぜ。
おれも中々今バトる気分じゃねぇんだが・・・そうだなシチュエーションがいるな。
今日は空気が乾燥気味だからな・・・噴水でもありゃ・・・
【突然ウェスカの足元の地面から何かが水面から飛び出る音がし、実際に地面から飛び出た右腕がその前腕の右側についたサメの鰭状の刃でふくらはぎを切り裂こうとする】
・・・いいんだがな。
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 00:28:02.76 ID:KVwohE1SO
【森林地帯】

ピィィーーーーーー ピィィーーーーー

【左腕に二の腕近くまで覆うような大きなグローブをはいた青年が笛を強く吹いている】
【ただ、笛の音は聞こえない】
【所謂犬笛というやつで、人間には聞こえない高い周波数の音なのだ】
【人外の聴力を持つ物なら聞こえるのかもしれない】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 00:28:59.27 ID:Bv0at+SBo
>>404>>417

では、死なないように。

【それだけ告げて、チェルシーに続いて洞窟に歩を進めるベル】
【ローズもまた警戒しながら二人についていくだろう。ちらちらと健太少年を気にしつつ、それ以上に、この異変の正体を見極めようと】

(”ログを取られるのはまずい”)

【彼が言葉を噤み続けたのは、これが原因だ】
【バーチャルリアリティの世界において、これは常に付きまとう話だ】
【全体を管理するために、それを円滑に行うためのツールが備わっている】
【例えば、行動のログを取られるのだってそうだ】
【正直こうしている間にも、一同の、特にローズの脳波を撮られているのでは気が気ではない】
【どうしてベルとして介入できるかまでは解析できないだろうけれど】

チェルシーさん、これが終わったら、ローズと食事でもしましょう。
奢りますよ、デザートが飛び切りおいしいレストランを知っているんです。
もしダメなら、予定がつく日で構いません。そのとき余裕があるかは、別の話ですが。

【話の脈略がつかめない話題転換。それは俗に言う死亡フラグ――――では、なく】

【伝われば、いいのだが。】


>>419
…奥に何かいますね。

「うー…っ、ヴーーーーーッッ…!!!」

【索敵に引っかかった反応を頼りに、皆に状況を知らせるベル】
【在る程度接近すると、ローズもまた六爪を構え低く唸り声を上げるだろう】
【軽く考えるのをやめていたベルの頬に、一筋岩が掠る】

【明瞭な電気信号による反射】

フィードバックレベルが上がっている…!? 皆さん、腹括ってくださいっ!!

【出し惜しみしていられなくなったか、ベルの糸目が開かれる】
【魔力で輝く蒼い瞳は、暗がりの城の中でその存在を誇示する】
【野生の勘にて俊足を見せたローズは、先手を取って突撃】

【反射神経で岩を避け、向かうは真っ直ぐ喉元】
【ゲームである事を認識していないローズは、急所を裂けば終わると短絡的に考えているようだ】

【ベルはそれに関しては口を挟まない、この場合推奨されるのは…】

チェルシーさん、いくつか細かい水晶を健太さんに…。

【ベルとローズでは火力が足りず、チェルシーは前衛に欠け、健太の武器はゴムと針だけ】
【だが、あわせれば充分な武器足りえる】
【ローズが気を引いている内に、裏方は裏方らしく準備を整えなくてはと、ベル『達』は意気込んでいた】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 00:35:59.72 ID:YBvX4W3lo
>>423
あっはは!まーそうなんだけどな。
俺が個人的に気にくわねぇ、ってだけ。

っと、今は下っ端なんだった…やれやれ。

【今更自らの立場を思い出したとでも言うように、肩を竦めて】

噴水ねぇ………っと!

【突然ふくらはぎを襲った、サメの鰭状の刃がついた右腕に素早く反応し】
【バックステップでひらりとかわす、同時に鎌を右手に構え直し】
【着地は少々荒い、先程の攻撃がかすったのだろう】

―――――っらぁ!

【大鎌が、まるでサメジマを“刈る”ように振るわれる】
【扇状に、広い範囲の攻撃の狙いは、サメジマの腹】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 00:39:27.25 ID:NQxfKzrFo
>>417>>419


あっ、!待てよ、俺も行く!

【身構えてはいたが、こんな所でじっとしてても、何も起きず】
【後を追うように、少年は駆け足で少女の後ろを付いていって】


【宝箱が消えたのには気づかず】
【だが、異様な雰囲気だけは、肌で感じ取っていて】


デカい……!
前の奴とは、ぜんぜん違うんだろうな……

――――ッ!?

【針をドンパスへと向けながら、少年は臨戦態勢を取って】
【刹那――肩を襲う痛み】
【一個で済んだのは、小柄で、運がよかった所為だが】

【前の戦闘で経験した、石がぶつかった痛みと謙遜無く、反射的に肩を抑えて】
【焦りは、着々と少年に芽生えてきて】

クソッ……!

出て来い……頼むっ……!

【少年が、懇願すると、目の前に現れたのは、1,5mと少年の背丈よりも大きな、巨大輪ゴム】
【先の方は、先程同様に固定されているが、違うのは、照準が上を向いているという事だろう】

【左手で引いて、手を放すと、固定されていた先方は、何事も無かったかのように、引っ張った反動で、天井へと飛んで行き】
【狙いは、天井の鍾乳石】
【狙い通り、鍾乳石はポキッと割れて】

【岩の槍が、ドンパスの頭上を襲う―――】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 00:45:35.96 ID:dKnL2nYDO
>>420

うんうん──好きなように呼ぶのが一番いいから、ねーぇ
私も輝天君のこと、好きなように呼んでるわけだし、さ

それに──ふふ
塩を撒くなんて発想は新しいね、うん
今までも何度か来たことはあったけど──あまりそんなことを思ったことはなかったよ
でも、言われてみれば確かにそうだねーぇ、輝天君
ありがとう。もしかしたらもう手遅れかもしれないけど──
今日からは、家に帰ったら塩を撒くことにするよ
嗚呼、もう少し暑くなったら海水浴に行くのもいいかも、ねーぇ

【果たして不浄なモノを祓う際、海水で効果があるのだろうか】
【或いは単純に、彼女が海で泳ぎたいだけなのかもは知れず──】

ふふ──機械が苦手だろうと、入れる企業はあるんじゃないかなーぁ?
或いは、誰かに雇ってもらうとかもあるねーぇ
それとも、キミが言う通り、歌舞伎役者になるのもいいんじゃない?
どっちもキミ次第だよ、輝天君

ついでに輝天君の問いに答えると──私の職場はカノッサ機関だよ
給料もなかなかなものだからねーぇ。
食うに困るってことはないかなーぁ?

【エメラルド色の視線を、ゆるりと彼に向け】
【己が所属を隠すことなく】
【むしろ好物を聞かれた時のような気軽さで、さらりと答えた】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 00:48:25.53 ID:t1PKRzZio
>>425

(…………成程。)

うん、別に構わないわ……。
此処みたいにうるさい場所ではなく……もう少し、静かな場所でね。
……私、騒音は嫌いだから。

【真意を読み取ったようで、世間話に応じる】
【騒音関係の言葉を適当に置き換えれば、意味は伝わるだろうか】

【同時に、答えを隠すことから、黒幕についても察し】

>>419>>427

……ボス、ね。
今、貴方には用は無いのだけど……邪魔するなら、倒す。

【石の欠片に触れても、顔色一つ変えず】
【それは、痛みに"耐性"があるなどというレベルを超え──"無効"の領域に、至っていて】

【「チェルシー」 種族:アンドロイド】
【特性:痛み無効……戦闘用に造られた存在のため、痛覚が存在しない】

【ベルの指示を聞くと、健太の方へと歩き出し】

(私の能力は……連打が出来ないから、細かい爆弾を複数は作れないけど。)
(……バーチャルなのが、幸いした。)

《 Luminous Vista 》─────

【スキルGET→《爆弾作成》】
【爆弾作成:能力を利用し、アイテム「水晶爆弾」を複数造り出す】
【(《爆破》以外の能力は使用できず、チェルシー以外の人物が爆発させることは出来ない)】

無理に、使う必要はないけど……。
火力が上がるから……活用して、健太。

【健太に、作成した「水晶爆弾」×3を手渡そうとする】

(…………ゲーム、か。)
(急所狙いは"バランス"だとかで封じられそうだけど、部位破壊なら……。)

─────……そこ。

【ボスの右目に銃口を向け、引金を引く】
【放たれるのは黄色の魔弾。性能は前述の通り】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/22(日) 00:52:57.48 ID:HSTiNM9Do
>>425,427,429
[《森の王ドンパス》]
<おおおおおおおおおおおおおお、おで、たおす、たおすぅぅぅうっ!>

【轟ッ!!腕の振りは、マッシブエイプよりも遥かに速い】
【大きさも正に規格外。ボスの名に相応しい物である】
【腕は、ローズを振り払う動きをして、そして、腕の振りに振り回される形で、回避を成功させた】
【ボスは、徹底した物理系に見えるし、攻撃もそうである、ならば、倒す手段もあまり考えすぎないほうがいいかも知れない】
【マッシブエイプとは違い、下半身も鍛え抜かれており、弱点は見えない。しかし、あくまで序盤ボス、倒せないはずは無い】

[《森の王ドンパス》]
<ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!おでのてき、たおすっ!!>
<おでの、たからっ!!あげないっ!!でてけー!>

【ぶんぶん、と腕を振り回す、ドンパス】
【隙は大きいが、そのかわりに攻撃力は異様に高い】
【そして、落ちてきた鍾乳石が、頭に、がっ、と命中して、エフェクトを散らし】

[《森の王ドンパス》]
<うぎゃああああああああああああああ!!いたい、いたいぞぉ!>
<だいちのせーれーよーっ!!>

【ふわり、とドンパスの体から、魔力が発露するだろう】
【そして、魔法が発動した。地面の岩が剥がれ、砕け、ドンパスの体を覆っていくのである】
【動きは、元の半分ほどになった】
【が、そのかわりに、かなり防御力と攻撃力が序章しただろう】
【そして、魔弾に被弾。どんっ、と爆発が起きて、ドンパスは鑪を踏んだ】
【しかしながら、岩の厚い装甲は、中々傷が付きにくいようで、大ダメージという程ではない】

[《森の王ドンパス》]
<すぅぅうううぅぅうぅぅうッ……>

【ドンパスは、腕を振りあげて、息を吸い始めた】
【大きな動作、なにか特別な攻撃の前動作だろうか】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 00:52:57.69 ID:hnCRuHSR0
【サメジマは軽く上体を後ろに倒し無駄なくさけようとする】
【しかし避けきれなかったのか腹部に赤い線が一本走る】
【と次の瞬間、素早く腕の正体が地面からサメジマとウェスカの間に姿を現したかと思うと、先ほどの刃の着いたガントレット状の両手にあるそれぞれ四つ発射口から小さな魚雷の様なものが八つ狙いを定めず発射される】
【それがウェスカにもし当たれば手に直に受けると一本指が飛ぶか飛ばないくらいの小爆発が起こるだろう】

/すいませんちょっとパソコンの操作をあやまってしまい文章を消してしまいました

432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 00:55:10.62 ID:hnCRuHSR0
>>431>>426あてです
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/22(日) 00:59:48.65 ID:BASZ03h8o
>>428

さすがに海の塩水じゃ意味はねぇと思うが…
下手すりゃ足引っ張られるぜ?

【海で泳ぎたい意思を感じ取ったのか怪談話になり】
【さすがに海水での浄化は望みが薄いか】

まぁ、適当にやりてぇ事やってくらしていくぜぇ
今までもそんな感じだったからな!

【妙な自信であるが、彼はその道に関してはある意味達人なのかもしれない】

へぇ、カノッサ機関ねぇ
何人か知ってる奴ならいるんだがなぁ
食うに困らねぇってならそれはうらやましいねぇ

【カノッサ機関の人間とは何人か知り合いがいるらしく】
【あえて名前は出さないようだが、偽りでもないだろう】

(何だか眠くなってきたな…それに女の子を深夜までいさせるのも悪ぃ気がするな)
んじゃオイラはここら辺でおさらばするぜぇ
夜道は気ぃつけなよ!

【しばらく考えた後、彼はここから立ち去ろうし】
【青年は軽やかに跳躍して近くの屋根に飛び移り去っていくだろう】

//眠気が…orz お疲れ様でしたー!
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 01:01:32.83 ID:YBvX4W3lo
>>431
【サメジマの腹部に走った赤い線に、嫌な笑みを浮かべるも】
【ウェスカの前に、腕の正体が姿を現し、ランダムな射撃が彼を襲った】

っち、こう言うのが一番厄介だ…!

【鎌を、三閃振るう】
【ウェスカに当たる前に鎌の刃に触れた魚雷は、小爆発を起こし】
【その反動で、ウェスカは後方に軽く吹き飛んだ】

いって、畜生…

【立ち上がる動作はやや遅い、ふくらはぎに喰らった攻撃も災いしているようだ】
【得物の鎌は、先程の衝撃で柄の部分がかなり損傷している】

お返し、喰らいなぁ!

【またも、恐ろしい速さで鎌を三閃】
【空気の刃が飛ばされ、腕の正体を襲う】

/全然大丈夫ですよー!
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 01:03:55.62 ID:Bv0at+SBo
>>427>>429>>430
騒がしいのは我々もごめんですよ、ローズってば、耳が良くて。
出来るだけ人がいない時間にしましょう、約束ですよ?

【ちらり、チェルシーを見た蒼が、ウィンク】
【意図を汲んでくれた彼女への礼儀、敬意を小さく示す】
【それは、ベル一人分のものにしては、少し『多い』けれど】

「ぐぅっ!?」

【振りが大きな攻撃だが、大きすぎて避けるのが不安になったローズは、流石に腕を束ねて防御姿勢】
【したたか壁に叩きつけられるが、直撃は避けた】
【フィードバックの有無ももはや関係ない、いつもどおり、むしろ。】

「―――――ぃっ!」

【わらって、】

ローズッ!!

【すかさず、ベルが飛び込んできた】
【槍を大上段、縦一文字に振り下ろすけれど、岩の鎧にあっさり弾かれてしまうだろう】
【物理特化の初ボス、わかりやすい】

と言う事は、弱点は非物理か土の反属性…!

【手持ちにはない、けれど、この面子なら行ける】

「ベルねぇ!!」

【飛び込んできたベルに、『いつもどおり』の笑顔を向けるローズ】
【埃を払い、痛みを無視。腰を低く構える両者】

大技が来ます、反応できるようにしつつ絶影で撹乱!!

「うぃっ!!」

【掛け声とともに、ローズの姿が消えた】
【二人の攻撃ルートを開けて、ほどほど正面に立つベルは、ただただ槍を低く構えて気を高める】
【一方ローズは、その強すぎる歩法に時々脚が地面にめり込んでしまっている】

【単純な衛星軌道、ボスの周囲をぐるぐる回るのが、金色の双眸と足跡の軌跡が証明する】

【二人は、そのときを待つ―――――】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 01:05:55.00 ID:dKnL2nYDO
>>433
/うあ、自分もそろそろ眠気ヤバくなってきたところでした
/返信が遅れ気味で申し訳なかったです
/では、お疲れさまでした、ありがとうございました!
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 01:11:54.66 ID:NQxfKzrFo
>>429>>430>>435



ありがとう、チェルシー

【緊迫した空気の中、針を持っていない左手で、顔の前に、お礼のサインをしてから】
【火力が不足している、少年にとっては、嬉しい物で】
【パチンコをしたり等、活用方法が頭に浮かべながら、受け取って】

(……岩の鎧か?まともに戦っても、勝ち目は薄そうだな……)
(息吸い込んでる!今がチャンス!)

【岩の鎧を、ドンパスが身に纏ったのを見て、ばつが悪そうに、唇の端を噛み締めて】

【そして、息を吸う動作。左手の水晶爆弾】
【パッと頭の上に、電球が一つ灯されて】


【針を悪く思いつつも、地面へと投げて】
【右手に生成したのは、普通サイズの輪ゴムだが、輪ゴム鉄砲をする際に、後ろの手が来る所の一部分が、太く厚くなっていて】
【右手の親指に輪ゴムを掛けて、左手の人差し指、中指と親指で、水晶爆弾を2つ、輪ゴムと人差し指と中指でサンドイッチして】

くらえ――ッ!

【思い切り引っ張り、パチンコの要領で、水晶爆弾を2つ、ドンパスへと発射して】
【水晶爆弾に気づかず、息を吸い込み続けるようであれば、チェルシーが何らかのアクションを起こす、そのハズだ――】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 01:13:23.66 ID:hnCRuHSR0
>>434
潜るぞ「ディープブルー」・・・
【腕の正体もといディープブルー・・・鋭い三列に並んだ歯に小さな発射口四門と大きめな発射口一門にヒレ状の刃のあるガントレットのような手、サメの尾ヒレの様な尾をもつサメの特徴を持つ人型のアートマンは本体とともに・・・】
【文字通り「地面に潜る」・・・モグラのようではなく魚のように着水音を立てながら】
【そうして刃を避ける】
【攻撃翌力は無いが、やっかいな能力だ・・・このまま逃げられたら追跡は困難だろう】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 01:20:23.82 ID:YBvX4W3lo
>>438
【地面への潜水で回避したのを見て、ウェスカは小さく感嘆の声を漏らす】

…あのアートマン、逃走には持って来いだな。
成る程、道理でアナナスの暗殺命令が今まで遂行できなかった訳だ…

【「これは、俺の手じゃ負えねーか」と呟き、相手の出方を伺う】
【再び地面から現れて、攻撃を仕掛けてくるのか】
【それとも、このまま逃走するのか】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/05/22(日) 01:21:36.77 ID:t1PKRzZio
>>430>>435

分かった……約束ね。
そのためには、まず、こいつを倒さないと……。

【軽く頷き、向けられた敬意に答え】

……硬い。

(必殺の一撃を除けば、私は火力が低い……。)
(爆発も……まず装甲に水晶が貫通できなきゃ、届かないし。)

【小手先に頼った戦い方をする少女は】
【こういった圧倒的な力押しには弱く、苦手としていて】

大技、か…………。

(厄介なのは……あの装甲。)
(私たちは、全体的に火力不足…………なら。)

【拳銃に、二発の弾丸を装填し】

《 mode - EX 》

私の方に来るなら……何であろうと、打ち破る───
来ないなら──その装甲をぶち抜いて、お前を倒すっ

【三つの弾丸に込められた魔力が、銃口へと集まり】
【七色の光となって、輝きが増していく───"必殺の一撃"の、前触れだ】

【尚、水晶爆弾は何らかの物体に触れた瞬間、爆発するだろう】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/22(日) 01:25:13.61 ID:HSTiNM9Do
>>435,437,440
【ガリィッ!】
【岩の鎧に、傷は出来たが本体には届かない】
【しかし、反撃が来る事は無い、反撃ができるほど素早くないのだ】
【徹底して、鈍重であり、物理特化。冷静に対処をすれば倒せない相手ではない】
【ドンパスは、すでに腕を振り上げた状態で、鈍重な現在、それに即座に対応は出来ない】

【水晶爆弾が炸裂、ドンパスの重厚な装甲を砕き、その内側にもダメージを与えた】

[《森の王ドンパス》]
<いぎゃああああああああああああああああああああああ!!>

【叫びを上げながらも、振り上げた腕に、ドンパスは力を込めた】
【技準備状態の、スーパーアーマー化である。ダメージを受けつづけるが、そのかわり怯まない】

[《森の王ドンパス》]
<おで、このしろ!まもる!!たおされないっ!!>

【ドンパスは、そう叫ぶと同時、咆哮を上げて、腕を――】

[《森の王ドンパス》]
<ぶもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!>

【ぶんっ!!振り上げた両腕を、ドンパスは地面に叩きつけた】

【ど        ご                 お                   っ  !!】

【途端、その衝撃でドンパスの装甲が砕け散り、そして――――】

【鍾乳石が雨あられと降り注いでいく】
【地面の鍾乳石も粉砕し、高速の石の礫と成って、襲いかかっていく】
【ドンパスの恐らくコレが必殺技。もちろんゲームであるため、当たっても即死はしないが、苦痛は現実レベルである】
【しかし、今のドンパスは、装甲が砕けた上で、隙だらけ。なんとかこの攻撃を防御すれば……!?】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 01:27:45.10 ID:hnCRuHSR0
>>439
【突然ウェスカの右のほうからアートマンだけが飛び出てき、すれ違いざまに背中を右腕の刃で切り裂こうとする】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 01:35:39.83 ID:YBvX4W3lo
>>442
【前方、後方へ気配を巡らせていたウェスカ、しかし鎌を持った右からの攻撃に反応が遅れ】

うあっ…!

【咄嗟に大鎌の柄で腕を叩きつけて距離を確保したものの、ウェスカの背からは鮮血が飛び散り】
【命にかかわる程深くは無い、だがこのまま出血を放置して戦えるほど浅い傷でもない】

畜生、長くはやれそうにねーな…

【ふらつきながら、忌々しげにそう呟く】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 01:37:35.41 ID:Bv0at+SBo
>>437,>>440>>441
【超絶高速移動を繰り返すローズ、構えて動きを止めたベル】
【二人は、ボスへの攻撃の様子を見ていてそれに気付いた】

【スーパーアーマー、ひるみモーションを潰して攻撃できる、ゲームの特殊状態】
【ただしその利便性故に、コンボ回数増加によるダメージ減衰補正が掛からなくなる場合が多い】

【ローズの双眸がひときわ強く輝き、その場に残留した】

【そのわき腹を駆け抜け、撫で斬り一閃。ダメージは軽い】
【けれど先ほどの速度だ、瞬きの間に同様の動作で四回は擦れ違い、時間経過ごとに攻撃回数が加速度的に増加する】

【今まで、その速度を回避、或いは瞬間的な攻撃にしかいかしてこなかったローズが、速度を保ったまま継続した攻撃に転じる事に成功した瞬間である】




―――――奥義、牙刃閃―――――




【無数にボスを切り刻み、余波で周囲の岩盤をも膾切りにするローズ】
【そしてベルも、その低く構えた槍を一直線に突き出した】

【蒼いはずの槍の先端が、血の様な紅を帯びる――――】

お借りしますよ!!!

【低空を翔けるベルは、そのまま鋭い突きを胸に向かって放つ】
【途中岩盤が肩に当たろうがなんだろうが、隠されてきた異能によって一時的に自身も変わる】

【スーパーアーマーの模倣である】

【紅の残像は、真っ直ぐその胸部に向かうだろう】
【熱があるわけでもなく、さされたから血が止まらないと言うこともないだろう】

【ただ、相手の防御を無視する、それしか能のない、愚直なまでに真っ直ぐな一突き―――――】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 01:46:55.62 ID:NQxfKzrFo
>>440>>441


やった……!

【装甲を砕いた水晶の行く末を、青い瞳に捉えて】
【喜びから、声が漏れたが、戦闘はまだ終わっていない】
【少年故、経験の少なさ故の、弱さ、甘さ―――】


―――!?
っ……ヤバい……

【焦りからか、辺りを見渡し、入ってきたのは、必殺の一突きを決めんと、体を張る少女】
【必殺の一撃を放たんと、銃に魔翌力を集める少女】


【其の時、少年は悟った】

【俺の出る幕はないな―――】


【情けないと思うかもしれないが、これといった必殺技≠持たない少年が打つべく最善の一手は見えていて】

頼むよ

【紡がれた言葉と共に、チェルシーの頭上を覆う、1m程のゴムの盾とも言える、ゴムの壁】
【ゴムの壁は、チェルシーの必殺の一撃を妨げんと、落下する石礫から、チェルシーを守り、最後の一撃の手立てとなるだろう―――】


【少年の意識は、大きな石を頭に受けて、今途切れて―――】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 01:53:34.99 ID:hnCRuHSR0
【すぐにディープブルーはウェスカのほうに方向転換し両手をウェスカに向ける】
【しかしこのまま撃っても確実に当たらない・・・】

【と次の瞬間、前の少し離れた地面からサメジマが上体を起し手から丸い機雷の様なものを一つウェスカの足元に投げる】
【威力は中型犬一匹が吹っ飛ぶ程度で接触の衝撃がスイッチのため避けても地面に接触すれば爆発してしまう】
【どうやらディープブルーの大きな発射口から取り出しといて自分はその位置に仰向けに寝転んで潜んでいたらしい】
【位置はディープブルーで確認ができるので心配はない】
【狙いは回避行動の隙をついたディープブルーの小型魚雷一斉発射・・・】
【しかしアートマンとの連携・・・ゲームのコントローラーを握りながら戦うようなもので、ディープブルーの射撃もズレや誤差がでるだろう】
【そこに回避行動の余地はありそうだ】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 01:56:11.12 ID:t1PKRzZio
>>441>>444>>445

……───っ

【てっきり、ゲームらしく"何か超常的な力"を使って】
【正面から強力な攻撃が飛んで来ると、思い込んでいた】
【しかし現実は、頭上から鍾乳石が降り注いできて】
【リアルなら有り得ないような、バーチャルに適応しきれなかったからこそのミス】

(…………仕方ない。)
(まだ無傷だし……一撃くらいなら、何とか。)

【そう思い、鍾乳石を食らう覚悟を決めるが】
【何時まで経っても、鍾乳石は降ってこず】
【ふと、上を見ると──ゴムの壁が、自身を守っていてくれて】

っ…………バカ。

【つい感情的になって、助けてくれた相手に対するものとは思えぬような暴言を吐く】
【痛覚が存在しない少女なら、一発くらいであれば無視できた】
【──しかし、もし頭などに当たっていたら、そんな事は関係なく即KOで】
【そういう意味では──健太は、恩人なのかもしれず】

全部……全部、吹き飛べぇ─────

───《 エクストラ・キャノン 》っ!

【引き金を引き、放たれるのは──"魔弾"ではなく、"魔砲"】
【虹の如き七色のエネルギーの塊が、ボスの胴体に一直線に向かっていく】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 01:57:03.65 ID:hnCRuHSR0
/>>446>>443あてです
/すいませんh決め手のパソコンでのあロールでどうも上手くいかず遅くなってしまいました
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 02:00:33.56 ID:YBvX4W3lo
>>446
【自身の方へ向ってくるアートマン、そして足元へと投げられる機雷】

(横に逃げてもあのアートマンから機雷が来る…それならっ!)

【だん、っと負傷していない方の足で、向かってくるアートマンの方へ飛ぶ】
【直後、背後で機雷が爆発し、ウェスカはその爆風に乗る形で勢いをつけて】

うおおおおおおっ!

【大きな鎌を、アートマンを縦に二つに裂くかのように、大きく振るい下ろそうとする】
【大ぶりな攻撃、しかし狙いは正確で勢いもある】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 02:01:52.93 ID:YBvX4W3lo
>>448
/おっと、大丈夫ですよー!
/慣れないと扱いにくいですよね、あせらずどうぞ!
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/22(日) 02:04:09.25 ID:HSTiNM9Do
>>444,445,447
【ざしゅっ、ざしゅしゅしゅしゅしゅしゅ】
【無数の斬撃が、ドンパスを襲う、傷を請けて、ドンパスが鑪を踏む】
【既に、スーパーアーマー状態は解除、普通に怯み、普通にダメージを喰らう】
【ドンパスの使える魔法は、岩の鎧ただ一つ、そして、MPの問題で一度しか使用できない】
【故に、敗北は既に必至であった】

【ずぶ、り】

【槍がドンパスを貫いた、ぐら、とドンパスが傾ぐが、ずん、と足を前に出して、持ちこたえる】

【それでも、ドンパスは既に満身創痍、ダメージを受けているのは確実、そう、あと一押し=z
【その一押しさえ、押されれば――――】

【その一押し、が来た=z

[《森の王ドンパス》]
<ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!>

【魔砲を食らった、ドンパス】
【七色のエネルギーが、ドンパスを飲み込んで】
【其の光が消えた頃には、ドンパスは――――】

[《森の王ドンパス》]
<おでは……、このしろ……、………………>

【仁王立ちしたまま、ドンパスは、派手なエフェクトを起し、砕け散っていった】
【からん、からん】

【後に残るのは、王冠が一つ、そして、ドンパスより幾分小さい、髑髏が一つ】

【アイテム名:王猿の冠[オウエンノカンムリ]】
【僅かな物理耐性を得る、豪奢な冠、すこし獣臭い】
【アイテム名:猿の髑髏】
【《森の王ドンパス》が所持していた髑髏、どことなくドンパスと良く似ている】

【そして、直後。洞窟の奥の壁が崩落】
【其の奥には金銀財宝が有るのが視えるだろう】
【近づけば、アイテムは弾けて3等分される】

【GET!:5000G】


【そして、金銀財宝が消えた跡には、小さな墓と、捧げられた墓が有って……】
【もしかすれば、ドンパスがこの洞窟を守っていたのは――――】


【財宝部屋には、転移陣が有り、其れに乗ればログアウト出来るはずである】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 02:14:44.05 ID:Bv0at+SBo
>>451
健太さんっ!!

【倒れ付した健太に慌てて声をかけるベルだが、技を終えたローズがふらふらとよろめいているのを見る】
【絶影…その速さを最大限生かした高速移動。当然のように負荷が掛かる】
【それを更に攻撃に昇華させたのだ、もはやローズに意識はなく、倒れるのも――――】

【けれど、ベルはその身体を抱きとめた】
【それから一度ゆっくり地面に下ろし、顔を上に向ける】
【眠っている。呆れるほど能天気な面で、すぴーすぴーと寝息を立てながら】

【隠れた口元がまた笑みをつくり、蒼い眼が開かれたまま細められる】
【その疲れ果てた頭を優しくなでると、その背におんぶしてドロップアイテムの元へ向かうだろう】

【骸骨と王冠、孤独な王の墓標】
【残念ながら両手がふさがっていて、健太は戦闘不能、チェルシーの性格ではスルーしかねない】
【一応回収しておくかとしながらも仕方なく足で小突くと、例のアイテム収納空間への扉が開き、それらを飲み込む】

【崩れた壁に隠された金銀財宝】
【ゲーム内通貨5000は使い道がわからないので、ベルは微妙な表情だ】

とりあえず、帰還しましょう。今回はこれで片がついたはずです。
ですが、お互い十全とはいい難いですね…約束は、また後日と言う事で。

【チェルシーに振り返って、首を傾げて微笑みかける『ベル』】
【同時に、倒れ付した小さな勇者にも視線を向けて、】

【そのまま振り返り、ログアウト用魔方陣に進入するだろう】
【その瞬間、再びローズの寝顔を見た『ベル』の顔は…】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 02:17:38.42 ID:NQxfKzrFo
>>447>>451>>452



【がっくり、ボスの行く末を見れずに、不満――】
【というワケでは無さそうで、達成感からか、表情は何処か嬉しそうで】

【相変わらず、意識は無い。起きないのも無理は無いが……】
【気を失っている事以外で、致命傷と呼べる物は無く】
【尤も、頭への被弾も、致命傷とは言いがたいが】


【とりあえずは、頭からドクドクと流れる血液が問題だろうか、帽子と洞窟の床を紅く染めて】

【何も出来ない。意識落ちたのだから、当たり前なのではあるが】  
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/05/22(日) 02:24:17.61 ID:hnCRuHSR0
>>449
【予想外の一撃、しかし大振りだったのが彼の命をなんとか繋いだ】
ぐがぁああっ!!
【大振りゆえの刃の到達のロス・・・これが突くことのできる武器なら彼は死んでいたかもしれない】
【ディープブルーはとっさにうしろに飛び後方に空中で回転して、頭を地に向けそのまま潜る】
【しかし避けきれなかったのはサメジマの腹部から腹にかけての深い傷を見れば一目瞭然だろう】
く・・・・!?
【アートマンを回収したものの崖っぷちのサメジマ】
【逃げれるが病院に行くかモグリに頼ばねばならず、そのさい見つかり殺されるのは確実といっても過言ではない】
【そのときだったサメジマの周囲を夜より深い闇が覆ったのは】
(ヒルヌマ・・・か・・・・近くにいるのか?・・・)
【次の瞬間にはサメジマはディープブルーを出し闇に潜り、闇も地面に吸い込まれるようになくなった】
(早く・・・『泥の街』まで・・・いかねぇと・・・)
【夜闇は先ほどの爆音を吸い込んだかのように静けさを増していく】

/すいませんこれで示させていただきます
/お疲れ様でした
/」それとちレスすみませんでした
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 02:26:02.13 ID:t1PKRzZio
>>451>>452>>>453

……当然の、結果ね。

【砕け散ったドンパスを見て、ふぅと一息つき】
【結果的には少女は無傷であるが、危ない場面もあった】
【しかし、この面子であれば負ける気がしなかったというのが本音である。口には出さないけど】

【スキルGET→《エクストラ・キャノン》】
【エクストラ・キャノン:虹の如き必殺の魔砲。発動にはタメが必要】

ん、分かった……。
楽しみに……その時を、待っている。

【結局無表情は一時も崩れず】
【本当に楽しみかどうかは怪しいものであるが、ベルに答え】

【倒れている健太へと近づく】

…………仕方ない。

【髪を結んでいるリボンを解くと】
【出口も近いことだし適当に、頭からの出血を止血し】
【作業が終わると健太の身体を乱暴に引き摺って、魔方陣まで一緒に歩いていく】
【洞窟の岩肌に晒された健太がどうなるかは、あえて触れない】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/22(日) 02:28:46.49 ID:HSTiNM9Do
>>452>>453>>455
【戻った先に居たのは、エヴァンス≠ナはなく、ガートルッド=z

「や……、あ。お帰り、どう、だ………………った」

【どこからか取り出した、浮遊椅子に座り込みながら、ガートルッドは戻っていたキミ達に問いかける】

「…………見た=Aかい」

【何を、とは聞かない。何故、エヴァンスが此処に居ないかも言わないが】
【ガートルッドは、このゲームの制作に携わっている=Bもしかしたら、あの少女のホログラムは……】
【その面影は、すこしガートルッドに似てるようにも思えるだろう】

「健太は、気絶。仕方がない、後で、連れて帰る」

【健太を見て、軽くため息を突き、そう呟いて】
【チェルシーとローズの方を向いて、真面目な顔を……といっても無表情を向けて】
【静かに、その乾いた口唇を開いた】

「コレは、私ができる最初で最後の反抗。聞いて、二人とも」

「聖都スラウロット、第7研、Keyは、Genius」

【先ほどの少女が言っていた、その言葉を、もう一度反芻するように、二人に言った】

「…………これ以上は、言えないから。ごめん、えーと、ブルー……なんとか、さん」

【ブルーラインの方を向くガートルッド】

「…………もし、谷山君に会ったら、コレを」

【何かの、データの入ったチップである、其れをブルーローズに差し出した】

「これ以上の、説明は。無理≠セか、ら。…………報酬は、しっかり、払う。今日は、帰って」
「あと……健太、には。この件、秘密に、しておいて、ほし、い。…………ウチで、働いてる、から」

【すっ、と頭を下げるガートルッド。これ以上の情報提供は、無理だろう】
【そして、衝撃の事実というか、ケンタくんはガートルッドの研究所で働いていたのだった】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 02:41:00.58 ID:1G6GeiUSO
>>454
【大振りな刃は、やはり掠りこそすれど芯には当たらず、ウェスカは爆風の勢いを消せないまま乱れた着地をする】
【アートマンとサメジマの気配が消えると、鎌を支えにして何とか立ち上がり】

あー…逃がしちまった、か。
元々アナナスが雇って口塞ぎ損ねたんだし、俺の責任じゃねーよなぁ…うん、大丈夫だろ。

【「それにしても、足と背中か…」と呟きながら、ウェスカは首に掛けたΦのモチーフを握り何かを念じる】
【すると5秒後、空間にドアが出現した】

傷治したら、鈍りきったこの体何とかしねーとな…

【ウェスカがふらりとその中に姿を消すと、5秒後にドアは消え】
【公園は、元の静寂を取り戻した】

/いえいえ、自分も短文ぎみで申し訳なかったです…
/そして携帯から乙でしたー!
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 02:44:54.81 ID:Bv0at+SBo
>>453>>455>>456
【戻ってきた蒼ーズ一行だが、一つ問題があると、誰かが勘付くか】
【身体の持ち主たるブルーローズが沈黙しているのだ、これでは動けるかどうか怪しい、そう思うはずだ】

【けれどブルーローズは起き上がって首を振り、若干乱暴にヘッドセットを取り払うだろう】

【その下に隠されたのは、糸目】
【表情が読みにくい『笑顔』】

あ、気が付きましたか、『ローズ』

【先に帰還していたベルに問われ、頷くローズ】
【口数が少ないが、疲れているのだろうか】

【迎えてくれたガートルッドには恨めしげな視線を向けるけれど、様子がおかしいことに気付いて、ここでは追求しない】
【話の内容は、わかる。先ほど見たアレについてだ】
【そしてデータを無言で受け取ると、頷いて、その腕章を認めた】

”…事情は、いくらか見当がついた。全容解明には程遠いがね”

【ここに来て、初めて彼が口を開いた】
【念話による、少年のような低いトーンの声】
【聞こえているのは、チェルシーとガートルッド、そして眠れる健太少年のみ】
【決してログに撮られない、心への会話】

”確かに伝えよう。君の願い、聞き届けた”

【猫の表情は毅然としていた】
【先ほどの、天真爛漫なローズはいまや眠りについている。ブルーベルを名乗った使い魔の仕草とも乖離した、三人目】

”ロゥは眠っている、ベルは使い魔、僕はライン…ブルーラインだ”
”君の反抗、ささやかながら手助けさせてもらうよ。谷山基樹は友達だしね”

【いいながら背を向けて、部屋から出て行こうとするラインは、最後の瞬間振り返り、糸目になって】

賞品はHDD内臓ノートパソコンがいいですね、10万も残ればいいから、フルチューンでお願いします。
皆様、お疲れ様でした。チェルシーさんも、またいずれ。

【ベルが、最後にそういい置いて帰るだろう】
【きな臭くなってきた事態に、溜息交じりに】


【余談だが】
【健太少年のポケットに、いつの間にか見知らぬガ○ャポンカプセルが入っているはずだ】
【中を開くと一回り小さいピンポン玉が出てくるけれど、これは健太少年の意志で『重さが変わる』】
【そして取り出してから蓋を閉じて振ると、次のピンポン玉が出てくる】
【この説明が書かれた取り説も同封されている。その末尾には、こんな一言】

【君の勇気に贈り物だ、小さな勇者様】


//お疲れ様でしたー!
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 02:47:56.35 ID:NQxfKzrFo
>>455>>456>>458


うぅ……

【現実世界に戻って、少し呻いたが、意識が無い事は変わらず】

【このゲームを通じて、成長したのは、明らかで】
【戦闘面でも、精神面でも明らかに強くなっている】

【紛れも無く、少女2人のおかげであって、新世界≠生き抜く――】

【否】

【戦い抜く、力を、心を与えたのは間違い無く】


【さて、この後は、ガートルッドの研究所にでも戻されるのだろう】

【少し重たくなった重いポケットを探って、ピンポン玉を見つけたり】
【賞品は、かっこいい!とかいう理由で、剣を選んだりするのだが、それはまた、先の物語――】

/主催者様、参加者様。乙でした!
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 02:57:18.91 ID:t1PKRzZio
>>456

【懐かしきリアルの感触】
【無事に返ってこれたことに、安堵感を覚え】

……正直、意味が分からないけど。
助けを求めてたのは……聞こえた。

私、気に入らないものは壊す主義なの…………。

【言葉のとおり、状況はあまり掴めていないが】
【かなり遠まわしに、協力を約束して】

(使い魔に、本体……。)
(二重人格だとしたら声がおかしいし……貴方は、誰。)

【猫の正体に疑問を抱くが、今は追求せず】

…………私は、銃を貰う。
後、同じ研究所で働いてるなら健太に……、
「足手纏いだったから、強くなって」……って、言っておいて。

【本心では、足手まといなどとは思っていないのだが】
【ただ伝えるよりかはこちらの方がやる気が出るだろうと、付け足す】

……じゃ、みんなじゃあね…………。

【そして、その場から歩き去り、帰路についた】

/お疲れ様でしたー
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/22(日) 02:59:49.32 ID:HSTiNM9Do
>>458>>459>>460
「……。これ以上は、話せないから」

【目を伏せて、無表情をそのままに】

「…………近いうち、征斗会≠ェ動く」

【それだけを言って、続くラインのその言葉を聞き】

「…………私、が…………直々に、作る、…………よ。
後日、送らせてもらう。谷山君に、も…………よろ…………し、く」

【無表情無感情に見えて、やはり人間、僅かに感情があった、ごくわずかに】
【恐らく、その僅かがガートルッドを突き動かしたのだった】

「…………礼、を。言わせてもらう」

【すっ、と頭を下げて】
【二人が去っていくのを見送って、椅子から降りて】

「…………後は、私には何も出来ない。…………エヴァンス……義父さま……」

【小さく、ぼそぼそ、と言葉をつぶやくと、ガートルッドは健太を自分の浮遊椅子に寝かせるだろう】
【そして、健太は、ガートルッドのカプセルマシンに載せられて、そのまま研究所まで、連れて行かれたのだった】

//皆様方、乙でしたー!!
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/22(日) 08:31:56.23 ID:QFgUSlVro
【昼の国、市街地】


いやーはっはっは、もうすっかり良い所になりましたねえこの国
白昼堂々歩いててもお咎めなーし、わたしゃ天下の国軍援軍と来たもんだ

……さて、さて、さて。今のうちに、用意をしとかないとなりませんねえ

【迷彩柄の軍服に黒のラボコート、眼鏡を掛けた女が、身長に見合った歩幅で早歩きしている】
【緑髪緑眼、身長は175cm程と高め、線が細いのが離れていても良く分かる】

【女は、ふと、道の真ん中で立ち止まると】

何から用意しましょ。データ?資材?それとも人手?
いやいやこういう事は形から入るもの、ならば必要なのは……そう、ネーミング!

…………良案が出ませんねえ、中々に

【メモ帳とペンを、袖口から這い出してきた触手に持たせ、何かを書き始めた】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 10:29:24.87 ID:lcKhU0YD0
【昼の国―――西部】
【リゾウムシティ海岸方面―――船停泊所】

【様々な国からの連絡船が通っているその停泊所、今回来たのは櫻の国≠ゥらだ】
【そんな船から降りてくる一人の人物】

いやー最近支部に帰ってませんねぇ……出張ばかりでついてないです…
まぁ今回の作戦には参加できませんし、まったりとしてましょうかね

今回もいいデータが取れるといいですねぇ……ククククククク

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【相も変わらず呑気にリゾートを満喫している人々を眺めながらそう呟く】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 10:30:00.39 ID:lcKhU0YD0
>>463
//一時ぐらいまではいるかと
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 10:32:49.99 ID:s5PCZ1s3o
【国外――廃墟】

【嘗ては人も住んでいただろう廃墟】
【巨大な木を中央に、円形に広がった小さな集落の残骸】
【今や誰も居らず、自然に任せ朽ちていくのみとなった場所】

…………………………。

【外見年齢15歳ほどの少女が、其処に居た】
【少女の肌は陶器の様に白く、肌理細やかな肌は手入れが行き届いているのを感じさせる】
【ポニーテールにされた腰ほどまで伸ばされた銀色の髪の上に、やや大きな黒のシルクハット】
【身体を隠すのは身の丈に合わぬ、膝上数cmを隠す同じく黒のロングセーター】
【肉の薄い細足は黒色のニーソックスに包まれており、背にも同色のマントと】
【全身黒に包まれた少女が、一つの廃屋を見上げている】

【蒼い双眸は無感情で、傍から見れば何か哀しんでいる様に見えなくも無く】
【ただ立っているだけの少女の足元には、なにやら黒いもやが広がっている】
【もし魔翌力を感じられるならば、それが「黒色の曖昧な魔翌力」であると気付くだろう】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 11:30:56.75 ID:gVT6XfCBo
>>465
/まだ、いらっしゃいますか?
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 11:31:40.79 ID:WpoXVST+o
【草原】

【海を臨める、丘にも似たその場所に在る$l間】

【漆黒に近い艶やかな黒い髪を短く切り揃えた、ボブカットの少女だ】
【艶めいていながら鋭い弁柄色の双眸は彼女の顔に瀟洒な印象を与えこそするも】
【髪と相対する様な純白のワンピースは実年齢より低めな身長や一見ひ弱な体躯を隠すことは無い】
【キシリ―――軋む様な音を立てるのはその肩から指先に至るまでを覆うそれ。嫌でも目立つ、その双眸にも鮮やかな血の色にも似た猩々緋の色をした手甲である】

ふむ、誰も来ぬな
とは言えまた暴漢に来られても困るのだが……

【ざぁ―――】
【風に乗って香る異臭=@錆びた鉄の其れに似た。戦場を幻視しそうな血の香り】

【発生源に有る≠フは肉塊であり死体=z


【引き裂かれ、剥がされ、潰され、貫かれ、抉られ、折られ、砕かれ、抜き取られ、捻じられ、本来二つだった身体を無理矢理1つにさせられたかの様なモノに至るまで】
【ありとあらゆる手段で行われた惨殺=@作り出された死体≠フ中】

【青々とした草原を、肉色をした塊を真っ赤に染めて置きながら存在する少女=z

【純白の衣を決して穢す事無く、血と肉の散らかる草原で唯一生存する少女は薄らと――――】

    キヒッ

【―――嗤っている】

【今は、切り株に腰かけて】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/05/22(日) 11:44:13.37 ID:HSTiNM9Do
>>467
【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く、澄み渡る紅玉の瞳を煌かせて】
【その両腕には、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、5cm程の角が二本生えていて、童話に出てくる鬼に視えるかも知れない】
【そんな少女が、背に風呂敷を背負いながら、てくてくと歩いていて】

……死臭か。

【すんすん、と鼻を動かし、血と死体の生々しいかほりを嗅ぎつけて】
【誘われるように、少女は死体のあるところへ向けて歩いて行った】

……こ、れは。
…………成程、やはり戦いは必至。拒むべくも無いか。
戦いこそが私の常道だしな。

【ちり、と一瞬彼女の周囲で火の粉が舞い、死体に落ちて】
【死体を踏み分けながら、少女に話しかけた】

やあ、いい朝だな。

――何故、殺した?

【穏やかな調子で、言葉は紡がれたが、その中には、鮮烈な劫火の殺意が込められている】
【言外に、理由を言わねば斬る。理由を言っても理由次第では斬るとの意味がその言葉には会った】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 11:44:39.96 ID:HSTiNM9Do
//うあ、色レスまんまやった……
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 11:47:51.69 ID:s5PCZ1s3o
>>466
/はい、少々遅れましたがこちらにー!
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 11:55:14.26 ID:gVT6XfCBo
>>465

――――…………ぁぁぁぁぁぁああああああああああ

【晴れ渡った空から、一匹のお魚さんが悲鳴を上げながら落ちてくる】
【いわゆるファフロッキーズ現象というアレ】


……へぷぁっ!?

【隕石の如く墜落し、周囲の地面を大きく凹ませる】
【生じた凹みは辺りへ伝播して】
【水面に石を投じたときのようなうねりが地面を駆け抜けた】

【残骸や廃屋が壊れるかは微妙だけど、わりと洒落にならない揺れだ】

【そんななか、震源地を見やったなら】
【一匹の人魚が漫画のように目を回し、仰向けに伸びているはず】


>>470
/わぁい!
/拙くて申し訳ないのですけど、よろしくお願いします
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 11:59:59.50 ID:WpoXVST+o
>>468

【肌が高温を、鼻が肉を焼く異臭を、眼が歩み来る貴女を捉える】
【その後、薄らとした笑みをほんの僅か、深くしたか……】

【脚を組んで、両手の指を突き合わせて。貴女を正面に見据えると】

おはよう。いやもうそろそろ昼時だからこんにちは。かな?

それにしても、面白い聞き方をされたな
そんなに戦いたがっているのに、私を殺す様な気配を見せていて
言葉はまるで人を殺したらいけないと言っている様だ

【年相応…見た目からすれば14〜5位か。 よく似合う♀yしげな笑いを喉から零す】
【言葉から察するにこの殺し≠ノついては悪とは思っていない様で、否定も無くこの惨状を作り出したのは自分だと黙認した】

しかし、何故と聞かれたら答えねばなるまい

【ゆるり、貴女を受け入れるかの様に。両腕を開いて見せながら】

義≠ノ因って
将又正当防衛≠ニでも言えば良いのだろうか?

【頸を傾げ、理由はそれで満足してくれただろうか…と。視線で尋ねて】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 12:08:59.74 ID:HSTiNM9Do
>>472
こんにちは、ま、どちらでも良いだろうさ。
お天道様だって、呼び方一々気にしちゃいないだろうしな。

【時間など、どうでも良い、と軽く笑みを零しながら、答えて】
【続く少女の問に、口角を釣り上げ、犬歯を剥き出しにして】

いや、殺すのは咎めちゃいないさ。
何故殺したか=A其れが問題なだけでな。

【殺人は殺人に過ぎないが、重要なのは理由である。それは彼女特有の価値観で】
【かつて、誇り無く人を惨殺≠オた者には、躊躇なく刃を向け、殺しにかかった】
【殺すか殺さないかは、彼女の価値観に引っかかるかどうかであって、究極の自分勝手とも言えるものだった】

義≠ゥ。

【すっ、と紅玉でありながら、鋼玉すら秘める瞳を細めて、相手の言葉を脳内で精査し】

まあ、多かれ少なかれ、襲うということは、襲われる覚悟なしにはしてはいけないことだ。
ということは、此処の死体は自業自得。殺気を向けてすまなかったな。

【さっきまでの殺気は雲散霧消、穏やかな調子を感じさせつつも、少しお調子者な感じの表情を浮かべて、少女に歩み寄っていくだろう】
【そして、風呂敷に腕を突っ込み、アルミホイルに巻かれた何かを差し出した】

一応、お詫びだ。
そろそろ昼時だろ、丁度飯をくおうと思っていたんだよ。

【要するに、おにぎりであった】
【風呂敷の中身をよく見てみると、大量のおにぎりと2Lサイズの水筒が視えるだろう】
【おにぎりのサイズも漢の握りこぶしくらいはある巨大サイズ。どれだけこいつは喰うのだろう】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 12:13:18.43 ID:s5PCZ1s3o
>>471

――――――、…………。

【ぼんやりと廃屋を見上げていると、ふと聞こえてきた謎の音】
【よく耳を澄ませれば、それは何か声のようで】
【「邪魔された」という負の感情と、「何だろう」という好奇心】
【少女は、遠くから聞こえた筈の音の方へと向き直ろうとして】

……っ、――――――――!?

【声を上げていたような気がする何かが地面に直撃し、周囲の地面が大きく撓む】
【周囲に建っている――残っていると言うべきか――建物が、幾つか完全に倒壊】
【他の廃屋も、一部が崩れたり屋根が落ちたりと、それなりの被害が生じた】

【当然、遠くない位置に立っていた少女もその煽りを受け】
【揺れる大地に足を取られ、転ばないように地面を踏み締め】
【少しして、揺れが治まった頃に、大きく凹んだ震源地へと視線を向ける】

――――………………、え、えー、と……?

【今一状況が理解できていない様子の少女は】
【困り顔のまま恐る恐る、中心で伸びている"知り合いだろう人魚≠フ元へと歩いていく】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:26:46.24 ID:gVT6XfCBo
>>474

【ウェイブの掛かった長い髪を持つ、18歳程の少女が伸びている】
【白の水兵服に、青い波模様に並んだ鱗を持つ、魚の下半身】
【No.151の黒い腕章――知り合い≠ノ間違いない】

【先ほど地面に発生した大きな波紋が】
【大地や大気に、大海の現象を発生させる人魚の力の効果であることは】
【一度戦ったことのある彼女に説明する必要はないだろう】

……、……うぅ……

【自分の起こした被害も知らず、混濁した意識の戻らない人魚】
【にわかに顔をしかめて】

【――負の感情が残っているなら、それを晴らしても構わないし】
【起きるまで放っておいてもいい】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 12:26:51.88 ID:WpoXVST+o
>>473

ふむ、それもそうかな?
それじゃあ改めて、こんにちはございます。

【曖昧な時間故に、挨拶も曖昧に…そんな感じにふざけて】

うん?
其れじゃあ貴様は人を殺すのに一々理由を考えるのか?
面倒以前に自身も殺される可能性も在るのに?

【どうやら少女はその価値観≠ノ興味を持ったようで】
【この様子では――理由なく人を殺すのも悪い事≠ニ思っていない様で】

【さて、今し方の言葉義=@それは決して正義≠フ為とは言っておらず。儀=@人の為でも無い】
【では、ソレ≠ヘなんなのだろうか――――?】

【疑問もそこそこに、差し出されたそれを視てキョトンとすると】

お詫びか。 不快な気に等なって居ないが
一応有り難く貰っておこう。丁度腹も減っていたしな

【差し出されたアルミおにぎりホイルを受け取ると、アルミホイルを丁寧に解いていくだろう】

【その際、今自分が座っている切り株の端に寄って 彼女が座れるだけのスペースを開ける】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 12:36:05.41 ID:HSTiNM9Do
>>476
はっはっは!
ああ、こんにちはございますだ。

【高笑いを響かせて、少女は、紅蓮を相手に向けて】

いや、相手に殺される覚悟があれば殺す。
それ相応の場≠ニいう物があるだろう、死合≠するのには。
そうだな、理由を求めるとすれば死合≠ナあるとき、それのみさ。

殺し合い以外じゃ、普通で居たいのさ、私はな。

【あくまで殺すのは殺される覚悟がある者のみと決めている】
【少女のその価値観は、剣士≠フもので、少し普通とは異質なものかも知れなかった】
【そして、殺し合い以外の時は、今のように穏やかで優しげな態度を取る】
【まるで二重人格のような二面性が、彼女の本質であった】

【少なくとも、この少女も正義の側に居るものではない】

ん、沢山あるから遠慮はするな、えーと、多分其れはしゃけだー!

【何故か鮭のところで叫んだが気にしちゃいけない】
【そして、少女が切り株にスペースを作ってくれたのを見て、ありがとう、としっかり礼を言って、隣りに座った】
【風呂敷を膝の上に置き、風呂敷を解くと、その中には、恐らく同じサイズのおにぎりが20個以上入っていた】
【そして、2L入りの水筒を横にどん、と置くと手をあわせて】

いっただきまーすっ!

【凄いバカっぽそうな挨拶をしながら、おにぎりを頬張り始めた】
【先程までのシリアス調はどこへ行ったのか、其れは誰にも分からない】
【同じサイズのおにぎりを、大体1口から2口で平らげていく少女、異様な光景であった】
【そして、機嫌の良さを表しているのか、頭の上から生える二本の角が、少しにゅっ、と伸びていたりする】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 12:36:30.81 ID:HSTiNM9Do
>>476
//あ、ちょっと飯食ってきますー!!
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/22(日) 12:38:41.02 ID:edTKVvnFo
【どこかのレストラン。窓際の席】

【汚れ一つない白いタキシードの下に赤いワイシャツをきっちりと着こなして、金色の双眸を持ち】
【同色のウェーブがかかった、所謂ソバージュの長髪。邪魔くさいのか後部はそれを一つに括っていて】
【首からは鏡で出来た十字架のネックレスを着用している、そんな目立つ優男が、その席に腰掛けていた】

【誰に向けるでもないヘラヘラした笑顔を張り付けて頬杖をつき、窓の外を眺めている】


――さて、今日はなにしよっかなー

【独り言にしては明るい口調でそんなありきたりな言葉を零すと、頬杖を解いて、ミルクティーを一口含んだ】
【テーブルにはミルクティーと何も乗っていない皿があり――つまり、昼食は食べ終えている】
【再び頬杖をつくと、また外を眺め始めた】

【どんより暗い、昼の空を】

【因みに、優男の向かいの席は空いている】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 12:38:46.72 ID:s5PCZ1s3o
>>475

【新しく出来たクレーターを下りて、人魚の元へ】
【歩きながら浮かぶのは、「見事なクレーターだなぁ」という場違いな感想】
【とことこと、人魚の元へと辿り着けば】

………………うー。

【顔を顰めて唸る声を真似る様に、一言ふざけて】
【意識を取り戻せていない人魚の横に、よいしょ、と座り込んで】
【少しの間、その顔をまっすぐに見つめた後】

――――えい。

【片手を鼻に、もう片手を口へと伸ばし、人魚の鼻と口を塞ごうとする】
【特に何も無ければ、何か変化が起こるまでずっと塞ぎ続けるだろう】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:51:49.82 ID:gVT6XfCBo
>>480

…………

【小鼻と口とを塞がれる】
【数秒は、そのまま。変化なし】

……っ

【ぴくっ、と人魚特有のエラ耳が反応した】
【パタパタパタ】

【そして、一分が過ぎた頃】

ん、……んんっ

――んーん、んん!?

【苦しげに頬を膨らませて、変な顔】
【だって呼吸できないから仕方ない】
【魚の下半身が、何度も何度も地面に打ち据える】

【両腕は、あらぬ海面を求めるように中空を掻いて】
【その際、彼女の腕に当たるかもしれない】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 12:57:29.69 ID:WpoXVST+o
>>477

ふむ。
では今回、私が殺したのは間違いなのか?
あいつ等は嬉々として私を殺そうとしたが殺される覚悟は微塵も無かった
群れれば私1人どうと言うことは無いと思ったのだろうな。
1人1人丁寧に、最後の1人に至るまで、後悔させてやったとも

【最後の1人、と言う際に。転がった肉塊へと視線を向けた】
【嗚呼、では―――この少女が殺したのは、その肉塊だけ≠ナは無く】

【そして、貴女の最後の言葉「普通で居たい」と言う言葉に対して】

…………

【もくり。 言葉を漏らすより先に。貰ったおにぎりを含んだ】
【「○○○」 なんて、初対面で言いたくないから】

【そして、おにぎりを一口含んだところで具を鮭だと言い当てられると】

………あーっと、もしかして
好物だったりするのか?

【鬼っぽい彼女と違い、至って普通におにぎりを食べる少女は】
【一気におにぎりを平らげる彼女の姿に少々戸惑いながら、そう尋ねるだろう】
【…食べかけとは言えほんの少し。何なら別のと取り替えて貰うつもりで】

/お昼行ってらっしゃいませ
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 13:01:32.00 ID:s5PCZ1s3o
>>481

…………、……お。

【暫く押さえ続け、特に何も無いまま数秒】
【ぴくりと反応した耳に、微妙に嬉しそうな感情の混じる声】
【そのまま、其処で手を離す事無く塞ぎ続けて】

……ん、――――っと。

【遂に酸素不足で暴れ始めた彼女の腕に、押さえていた腕を払われ】
【下手に叩かれても堪らない、と、両手を引いて身体も引く】
【そして、押さえていた間の彼女の反応を見た少女は】

…………肺呼吸、なんだ。

【ぽつり、と。そんな事を呟いた】
【悪びれた様子は全然無い】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 13:07:19.73 ID:HSTiNM9Do
>>482
ああ、殺そうとする奴で、覚悟のない奴は、少なくとも居ないと思っているからな。
心の何処かには、会っただろうさ。忘れた≠セけでな。
人は集団になると気が大きくなる物だ、まあ、私は人じゃないんだがな。

【咎めることは無い。殺すならば死ぬ覚悟が出来ていると決めてかかる】
【肉塊に目線を向けながら、答えるその言葉は、一貫していて】
【そして、最後の言葉、人ではないとの呟きには、軽い苦笑が含まれていた】

【少女の、沈黙に、こく、と首を傾げて、目線を向けた】
【その所作だけを見れば、先ず間違い無くただの少女であって】

いやいやー、大丈夫だ、安心してくれ。
この風呂敷は便利でな、知り合いの職人に作ってもらったんだが、収納力がすごいんだよ。

【よく見てみよう。彼女の風呂敷に有るおにぎりは、一個減るたびに一個増えている】
【少なくとも、半端ではない量のおにぎりが収納されているのだろう】

そっちこそ、何か他に食べたい具は無いか?
鮭、梅、たらこ、いくら、おかか、つなまよ、五目、昆布、ひじき、明太子、キムチ、チーズおかか、ごはんですよくらいなら入っているけど。

因みに全部私の手作りなんだよ!はっはっは!!

【無い胸を張って自慢気にそう言い放つ彼女】
【大量のおにぎりが沢山の種類で用意されている。もはやおにぎり屋が開ける勢いである】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 13:13:07.67 ID:gVT6XfCBo
>>483

……ぷはっ

【気道が確保されると同時に、上半身を勢いよく起こす人魚】
【息を荒げて、新鮮な空気を取り込む】
【――胸が上下してる。やっぱり肺呼吸だ】

ち、地上でエラは使えませんよ……

……って、ルシア様……?

【呟きに反応して、隣の彼女に視線を移した】
【それから、ペタペタと顔を触ると】

…………何するんですか

【※断定。見てないけど、大方見当はついたらしい】
【じとっ、と目を細めて】

【――一連の騒ぎの後でも、まだ「黒色の曖昧な魔力」を保っているのであれば】
【それに気づくかもしれない】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 13:13:20.69 ID:YBvX4W3lo
【路地裏】
【ざあ、と雨が降り始める中、悠長に歩いている男が一人】

あー、どっかで休みてーけど…
こんな得物持ってちゃ茶店にも行けねーしな。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/05/22(日) 13:13:35.36 ID:x2HJBkzK0
>>479
【その優男の向かいの席にうなだれもたれている少年と白猫】
【若干つんつんした黒髪に】
【黒いパーカーに青いジーンズと平凡だが】
【首もとの赤い赤い真っ赤なマフラーが目立つ】

うぅ、やっぱりトースト一枚じゃ足りないよなぁ

『にゃあ』

【飲食店だというのにぐーとお腹が鳴る】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 13:22:24.94 ID:oGZxpKXE0
【深い森】

うぉぉぉォォォぉぉぉ!!!

【動きやすそうなジーパンとTシャツ】
【紅い眼と髪をした少年が、日本刀を振るっていた】
【この日本刀、見るものが見れば妖刀だということが分かるであろう】

【また、そのそばにはまた別の日本刀――】
【傷だらけの物が刺さっている】
【こちらは、それなりに使われてきたと分かるだろう】

ク......ソッ

【日本刀を振るっていた少年が倒れこむ】
【妖刀の力に、まだ耐えきれない様だ】
【辛そうにうめきながらも、再び妖刀を持とうとする】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 13:22:49.66 ID:WpoXVST+o
>>484

何と言うか…随分と、都合がいいのだな

【それは、彼女の言葉のどの部分に向けて言ったのだろうか】
【だが間違いが無いのはその言葉に少々。呆れに似た感情が籠っている事で】
【―――あと人じゃないのは角を視れば一目瞭然である】

ふむ。それでは残った分を少し分けて貰うとしよう
…その、なんと言うか
貴様がお腹いっぱいになる前にコレ1つを食う自信が無い

【と、今自分の手に在るおにぎりを一瞥して言って】
【豪快な食べっぷりに目を奪われながらでは、そこそこ時間がかかりそうなのだろう】

ああ、後…今更だが、ソレは何だ?

【頭の上ににょきっと生えている角を指さして頸を傾げて】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 13:28:33.61 ID:s5PCZ1s3o
>>485

あ、エラはあるんだ。そりゃそうだよね。

【魚だもんね、と納得して、一つの頷き】
【ぼんやりと、此方に視線を向けた彼女と目が合って】

……ゼノアちゃんこそ。
折角人が似合わない感傷に浸ってたのに、急に降って来て。

【「貴女こそ、何をしてたの?」】
【そう付け足して、首を傾げてみせる】
【自分の行いに対しての反省や謝罪の色は全く無い】

【「黒色の曖昧な魔翌力」は、大地の揺れと共に一度流れて消えたが】
【今また、ルシアの周囲に非常に薄くだが、溜まり始めている】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 13:29:57.60 ID:HSTiNM9Do
>>489
いいんだよ、世の中難しく考えると面倒だ。
だったら簡単に考えるほうがいいに決まっている。

【バカであって、バカであることを知っている為、難しく考えないことにしているようだ】
【呆れの言葉を掛けられるのには、慣れているのかあまり反応を返さなかった】

そうか、分かったぞ。
じゃー、ちょっと舞っててくれ。

【もしゃもしゃ、というよりは、ひょいぱくひょいぱくという擬音がお似合いという様子でおにぎりを口の中に放り込んでいく】
【約二分間、其れを続けて、恐らく腹の中に入ったおにぎりは30個ほど】
【そして、となりの麦茶の水筒を手にとって、ごっきゅごっきゅ、と中身を一気に飲み干して、ぷはー!と声を出して】

うーん、余は満足ぢゃー!

【風呂敷の上には、あと5つほどおにぎりが残っていた】
【食後に、続く、少女のその問に、頭の角をつんつん、とつつきながら】

――角だな。うん。

【分かってるよバカめ】
【まあ、これだけじゃあれだと思ったのか、少し真面目な表情に成って】

まあ、私は、元人間≠ネ訳なんだが、ちょっとばかし、死にかけてな。
その時に、妖刀と融合して、鬼≠ノなったんだよ。
詳しいことは良く解らんが、そういう事だ。

【一応、納得は突くだろうか?もし、気配や何かに敏感であれば、体から発せられる妖気を感じるだろう】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 13:40:48.57 ID:gVT6XfCBo
>>490

……これ、飾りじゃないですよ?
水中で溺れる人魚とか、いやじゃないですか

【魚のえらのような耳を、ピコピコと動かしてみせる】
【閑話休題。すん、と鼻を鳴らして】

……大怪鳥に捕まっただけです
なんですか、みんな、揃いも揃って寝込みを襲って…

【ルシアちゃんも、「みんな」に含めれているようです】
【軽く恨みを込めて睥睨した後】

(……感傷…?)

【理由が分からず、首を傾げた】
【クレーターの中からでは、丸く切り取られた空しか見えないのだ】
【完全に立ち上がれば、そうでもないのだけど、脚がお魚】

その魔力、ルシア様が武器にしてたあれと似てますね
……なんだか、漏れてるようですけど?

【薄く溜まり始めた魔力を】
【ひらひら、右手で扇いでみる】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 13:41:33.40 ID:gVT6XfCBo
>>490
/すみません、ご飯食べてきます!
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 13:42:45.80 ID:WpoXVST+o
>>491

…………………

【ポカーン、と 約二分の間。彼女が黙々と食べる姿を呆気にとられた様に見ていて】
【――こういう時、なんて言ったらいいのだろう。どんな表情をしたらいいのだろう】
【分からなくて、思い浮かばなくて、ただ―――】

…早食いは身体に悪い、デスヨ?

【なんかスゲェって感じたらしく。敬語になりながら、そんな言葉を漏らして】
【その後もう一度角へ視線を戻すと】

あー。ゲフン
よく分からんが分かった。つまり今現在貴様は鬼になって角が生えて
ついでに言えば食欲旺盛になったと・・・・・・・

【この際、彼女の凄い食欲もそのせいにしておこうとして】
【そうでなければ、納得できないのだろう】

……………ああ、そうだ
次いでと言ってはなんだが聞きたい事が有る。
少し探し物≠していてね

【と、唐突に言って】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 13:43:16.30 ID:YBvX4W3lo
【路地裏】
【ざあ、と雨が降り始める中、悠長に歩いている男が一人】

あー、どっかで休みてーけど…
こんな得物持ってちゃ茶店にも行けねーしな。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 13:48:15.23 ID:HSTiNM9Do
>>494
あー、よくお祖父様にも言われていたなー……。
でも、おにぎりって戦場の食べ物だし、急いで食うものじゃないか?

【きょとん、とした様子で、少女はそう答えて】
【因みに、おにぎり以外でも速い、それも半端じゃなく】

そうそう、鬼な。

因みに、腹がへるのは人間の頃からだぞ?
今ほどじゃなかったけど、それでも一日五食位食べてたんだけどな。

【衝撃の事実、食欲は元からだった】
【まあ、難儀な彼女の体質から来る仕方がない事情もあるのだが、知らないならば、驚くかも知れない】
【因みに彼女は、生まれた頃からそんな体質の為、既に其れが普通となっていた】

捜し物か。

【目を細めて、風呂敷に水筒を仕舞い込みながら、言葉を鸚鵡返し】

で、何を探しているんだ?

【問いかける少女。殺し合い以外では、少なくともある程度の思いやりができる子であった】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 13:58:18.71 ID:WpoXVST+o
>>496

常日頃から急いでどうするのだ。
と言うか……………

【急いで食べると栄養がry と言いかけた所で】
【何故か―――じっと、貴女を見つめる】
【具体的に言えば、貴女の頸より下、胴より上を視て―――――】

………やっぱ其の儘でいいか。うん。
仲間が減るのはヤだし・・・・

【1人でうんうんと頷きながら、そう呟いて】
【――――何の仲間だろうか】

そ、探し物。
山本 正勝と言う男を探している。
御座る口調の唯の人間≠な

【知らないだろうか? そう言って頸を傾げる少女は】
【その名を呼ぶ際にも、殺意も敵意も憎悪も無く――ただ本当に物探し≠している様で】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:03:05.24 ID:HSTiNM9Do
>>497
うーん、癖かな。
拙速は何にも勝る、急いでも困らないなら、急いだほうがいいだろう。

【うんうん、と頷く少女。今ちょっといいこと言ったかも、と呟いたが別にそんな事はない】
【そして、顎より下、胴より下の部分は、正に板≠ニいうのが正しい物、女という性別にしては割と背が高いのがさらに其れを目立たせる】

むー?仲間って何だ?
キミも、妖怪だったり?

【首をかしげながら、問いかける】
【バカだった、こいつは】
【そして、続く少女のその言葉に、一瞬目を瞬かせ】

正勝さんか。
知っているよ、と言っても、今どこにいるかは知らないけど。

この前、技を一個だけ教えてもらってね、その時に色々話をしたんだが……。
特に、この先どこに行くとかも、聞いていないから、手がかりは無いなぁ……。

【面識が、会ったようである】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 14:04:24.93 ID:s5PCZ1s3o
>>492

いやまぁ、判ってるよ?
ゼノアちゃんは人魚なのはご存知の通りです。

【それでも、人魚という存在其の物が興味深いのか】
【ぴこぴこと動くその耳を、やや熱の篭った視線で見詰めてみたり】
【然し、目線は割と動く。直ぐにまっすぐ、彼女の顔へ】

……いや、私は別に襲ってないし。
手を伸ばして下ろしただけですし。

【言い訳にもならない言い訳】
【子供のような言い分を振りかざしながら、気まずい視線をスルー】

【首を傾げるゼノアに対し、同じように首を傾げて返し】

――――、ん。
……ああ、うん。気にしない気にしない。

【指摘されて気付いたようだ。周囲を見渡して其れの存在を確認して】
【気にしないでいいよ、と手を振って見せた】

【扇がれた魔翌力は、風を受けてぐるぐると渦巻く】
【放って置いても自然の風で流れて行きそうだ】

>>493
/PCの不調で遅れました、ご飯把握ですー。
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:09:14.54 ID:WpoXVST+o
>>498

…………………………夢ってさ、壊れやすいものだよね

【その姿に、未来の自分を重ねてしまう】
【胸でなく文字通り胸板≠ネ自分の姿を、幻視してしまう】
【大人になれば、大きくなるだろうなんて――――――】

【考えたく無かったのか、両手で顔を覆ってしまって】

…こんな事なら男に生まれたかった

【両手の下から零れた言葉は、どんな呪詛よりも…強い】
【差別と言うのはどう足掻こうとも生まれてしまうのだと―――この少女は知っていた】

【ちょっと泣きそうになるが、それを堪えて両手を顔から離すと】

へぇ……

【知っている≠サの言葉だけで十分な収穫であった】

この世界に居る。それは間違い無いのだな……?

【確認する様に、優しい――似合わない声で、もう一度尋ねて】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:14:30.00 ID:HSTiNM9Do
>>500
確固とした意思を持って立ち向かえば、叶わない夢など無いさ!

【キリッ】
【気づいていない、目の前の少女の感情に、こいつは気づいていない】
【まあ、こいつの場合は、多分鍛えまくって体が締まっているのとかも原因だろう】
【要するに、そこまで悲観することはないということである】

男に生まれても、やることは変わらんがなー。

……大丈夫か?

【心配そうに少女に目線を向ける少女】
【相手の、その確認するような言葉に、首肯を返して】

ああ、間違いないね。
なにせ、お祖父様も昔一度死合ったらしい。
之で間違いだったら二代続けて幻影と関わったことになるだろうさ。
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 14:17:47.49 ID:gVT6XfCBo
>>499

【彼女の言い訳を聞いて、「ふぅん、そうなんですかー」と、棒読みの返答】
【絶対納得してない】
【気持ちを切り替えるように、瞬きして】

……そう、陸上の生活に難儀する、可哀想な人魚です
せめて此処からは出たいので
肩を貸して頂けませんか?

【彼女に向かって、両腕を「んっ」と伸ばし、おんぶを要請するポーズ】
【申し訳なさそうな笑顔の割に、遠慮がない――】


危ないものではないのですか?
こう言っては何ですけど、それには苦しめられた記憶しかありませんもん

【超気にしてる】
【黒い魔力が、渦巻く様子を見て――】
【――少しだけ、風を強まった】

【否、強めた。密かに大気の流動を操作して、吹き飛ばしてしまおうと】

/ご飯食べてましたので、無問題ですよー
/ただいま戻りました!
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 14:20:08.71 ID:lcKhU0YD0
【昼の国―――西部】
【リゾウムシティ海岸方面―――船停泊所】

【様々な国からの連絡船が通っているその停泊所、今回来たのは櫻の国≠ゥらだ】
【そんな船から降りてくる一人の人物】

いやー最近支部に帰ってませんねぇ……出張ばかりでついてないです…
まぁ今回の作戦には参加できませんし、まったりとしてましょうかね

今回もいいデータが取れるといいですねぇ……ククククククク

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【相も変わらず呑気にリゾートを満喫している人々を眺めながらそう呟く】

//再利用しちゃうぜ!
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:25:56.72 ID:WpoXVST+o
>>501

…………うん、有難う

【何だろう、思わず膝を突きたくなるような感覚を少女は味わっている】
【言いも切れぬ敗北感≠ワだそうと決まっている訳ではないが―――分かる】
【自分も将来そう≠ネってしまう事に】

【心配そうな言葉には、静かに頷いて―――】


あのバカは…何処でも戦うのだな。本当に
まぁ、生きて居るならいいか

【呆れた様に、しかしどこか安心した様に小さく吐息を漏らして】

【スッと、その場から立ち上がろうとする】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:28:30.62 ID:HSTiNM9Do
>>504
ふっふ、楽しそうだな。

【少女の、その様子を見て、穏やかに微笑んで】
【そして、少女が立つのと同時に、此方も立ち上がった】

さ――って、そろそろ、行くかな。

あ、そういえば名乗っても居なかったな。

私は、花城 火憐[ハナシロ カレン]。……まあ、どこにでもいる、ただの剣士さ。

キミの名は?

【名を名乗り、相手の名を待つ】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 14:34:34.12 ID:s5PCZ1s3o
>>502

…………難儀、してるんだ?

【そこに疑問を持つのか】
【とはいえ、人間体が無ければ陸上は色々と不便かもしれない】
【足が無いというのは、割と深刻な事でもある】

……、まぁ、いっか。

【両腕を伸ばされれば、何を要求されているかを何となく把握し】
【もう少し傍まで歩み寄り、背中を向けて座りなおす】
【背に手を伸ばして、相手を受け入れる体勢に】

気にしないでって。悪さはしないよ。
私の意志が無ければ、だけど。

【ルシアが垂れ流しているのか、勝手に漏れているのか】
【そこは掴めないが、とにかく気にしないでの一点張りで】

【少しだけ強くなった風。軽い黒は、その風に攫われて、遠くへと流れていく】
【が、それでも。ルシアから随時、黒色の魔翌力がじんわりと流れ出ている】

/お、お帰りなさいませっ
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:35:19.51 ID:WpoXVST+o
>>505

花城か、覚えておこう
私は――――うむ、そうだな

【一歩。貴女よりも先に一歩前へ踏み出して】

早乙女、と言う姓だ
名の方は―――もし仲良くなれたら教えようじゃないか

【肩越しに、何処か楽しげに笑みを湛えて見せて】

おにぎり、美味しかったよ。有難う

【そう言って、肉塊には目もくれず―――歩き出した】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:39:25.53 ID:HSTiNM9Do
>>507
早乙女、か。ん、よろしく。

【にっ、と割とカッコイイに分類される笑を浮かべて、火憐は早乙女に背を向けて、肉塊を踏み荒らしながら、歩き去っていった】

さぁー、て。
旅は続くが、何があるかなー!?

【なんて、呟いたりしちゃって】

//乙でしたー!!
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 14:40:00.09 ID:WpoXVST+o
>>508
/乙でしたーっっ
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 14:45:17.48 ID:gVT6XfCBo
>>506

【あまりに簡単にお願いを聞いてくれたので】
【思わず頬が緩んでしまう】

難儀は、
まぁ、嘘なんですけどね

【彼女が背を向けて座ると、肩の上ではなく、その下】
【有り体に言えば、両腋に手を差し入れようとする】
【――通常モードには、ちゃんと足ついてますから】


(……意思があれば、悪さするんですか
不安要素は吹き飛ばしておきたいな…)

【飛ばしても飛ばしても、湧き出してくる黒】
【源泉を止めることは出来ず、対処療法しか出来ない】
【風は以前、ほんのりと強いままだ】
【潮の香りがするので、ゼノアが操作していることが推察できるかもしれない】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 14:59:43.97 ID:s5PCZ1s3o
>>510

んー……――――嘘、つくんだー?
ふーん……?

【彼女の緩んだ頬は、背を向けている為見えないが】
【嘘、という単語に反応し、雰囲気が少しだけ変わる】
【今までが普通だとしたら、少し、ほんの少しだけ冷たく】

【彼女からは見えないだろうが、ルシアの口元にも、小さな笑み】

【負んぶをする為に向けた背。然し、彼女の腕は両脇に差し込まれ】
【脇腹に一瞬感じたくすぐったさに身体を震わせ】
【如何したものか、と思考。身動きを止める】

【不意に風が吹き始めた、そんな気がしてルシアは首を傾げ】
【然し、涼しさを感じられる風である内は、特に気にすることは無いだろう】
【当然のように、黒色の魔翌力は漏れ続けるが、直ぐに風に攫われて】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 15:14:11.66 ID:gVT6XfCBo
>>510

……正面からでは、借りを返せませんからね
不意をうてるなら、多少卑怯な手でも使いますよ

勝てば官軍、とも言いますし

【ルシアらしくない雰囲気に怯むものの、ここまできて中止は出来ない】
【むしろ、止めたら何されるか分からないし】
【宣戦布告した以上、無事にこの状況を切り抜けるには、是が非でも勝たなくてはいけないのだ――】

【一度、軽く深呼吸して】

クイズ、その一
あの夏の日、ルシア様が戦闘で何をしたでしょうか?

クイズ、その二
意地を張る相手を、傷つけずに屈服させるには、どうしたら良いでしょうか?

クイズ、その三
寝ている人は、どうやって起こせばいいのでしょうか?

【自分で言っているうちに、だんだん不意打ちした罪悪感が消えてきたらしい】
【振り返れば、多分、四つ角マークを浮かべた笑顔の人魚がいるんじゃないかな】


……答えっ!

【細い指で、彼女の腋をかき回すように擽ろうとする】
【積年の恨み――、というほどのことではないけれど、全力だ】
【彼女の背中に、ぎゅうっと身体を密着させて、全神経を指に集中】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 15:14:53.91 ID:gVT6XfCBo
>>512
/アンカーミス、>>511さん宛てでした
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 15:30:39.10 ID:oGZxpKXE0
【深い森】

うぉぉぉォォォぉぉぉ!!!

【動きやすそうなジーパンとTシャツ】
【紅い眼と髪をした少年が、日本刀を振るっていた】
【この日本刀、見るものが見れば妖刀だということが分かるであろう】

【また、そのそばにはまた別の日本刀――】
【傷だらけの物が刺さっている】
【こちらは、それなりに使われてきたと分かるだろう】

ク......ソッ

【日本刀を振るっていた少年が倒れこむ】
【妖刀の力に、まだ耐えきれない様だ】
【辛そうにうめきながらも、再び妖刀を持とうとする】

/再投下です
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 15:36:31.98 ID:s5PCZ1s3o
>>512

…………借り?
いまいち何の話やら――――

【判らない、と言おうと思った】
【が、続いた、と言うべきか。彼女から出題されたクイズに、言葉を止める】
【「クイズ、その一」。自分が何をしたかなんて、忘れるはずも無く】

【続く出題。その二も、その三も、恐らく答えは同じもので】
【自分は背を向けて、しゃがんだ状態】
【相手は此方の脇に手を差し込んだ状態】
【状況の不利は、火を見るよりも明らかだ】

【腕が差し込まれているため、首だけを捻って背後へ振り向き】
【何処か怒ったような――笑顔を浮かべた彼女を視界に捕らえて――】

――――――ぃ、ひぁっ……――――!

【突然とも言える、弱い箇所への攻撃】
【痛みは無く、くすぐったさを与えるだけの其れに、思わず上擦った声を漏らし】
【然し、高い声が漏れたのはその一瞬。慌てた様に片手を口元に当てて、声が漏れるのを防ぎ】
【背中に感じる彼女の感覚を楽しんでいる余裕は無い】
【ん、とか、ぅ、とか、時折小さな音を漏らしながら、擽り攻撃に耐えようとする】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 15:53:05.00 ID:gVT6XfCBo
>>515

……あれー?
嘘をつかれて怒ってたんじゃないですか?

とっても楽しそうですけど

……ふふふ

【悪い子の笑顔だ――】

【声を堪えるルシアの反応が可愛いくて愉しいのか】
【或いは、いつもやられっぱなしだった形勢が逆転していることに酔っているのか】
【横たえた人魚の尾が、パタリパタリと嬉しそうに振られている】

急に黙られると、寂しくなってしまいます
何かお話ししてくださいよ

たとえば−、何に対して感傷を抱いてたか、とか

【彼女を責める手は休めず、話を振ってみる】
【によによとした口調は、その表情を見ずとも、得意げになっていることが分かるようで】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 16:18:53.81 ID:s5PCZ1s3o
>>516

た、楽しくなんて、ぅ、っ――――!

【口を押さえたまま、くぐもった声で反論しようとするも】
【擽られている状態、口を開けば声が漏れそうになって、上手く反論すら出来ない】
【悔しさと、くすぐったさと、その他色々の感情が入り混じって】
【頬に朱が差し、目頭に涙を浮かべながらも、必死に耐えて、堪えて】

――――――話して、欲しかったら、っ……

……その、手ぇ、……はなし、てっ……!

【話を振られても、答える余裕が無い】
【片手で口元を押さえながら、脇を締めて手の動きを阻害しようとしつつ】
【もう片方の手を、"間接の動きを無視して$^後ろに――ゼノアの首元へと伸ばした】
【もしその手が首に触れることが出来たら、やわやわと首を擽り始めるだろう】

/申し訳ない、遅れました
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 16:43:32.79 ID:dKnL2nYDO
【街中──雨上がり】

んふー、超雨が上がって超いい風が超吹いてきました!
やっぱこれくらいの時期が超丁度いいですね!

【浮翌遊する掃除機、という珍妙なモノに乗った中学生程の少女は、今日も街中を飛び回る】
【掃除機の上には少女の他に、10の歪な人形たち】
【彼女と共に遊ぶかのように、人形たちは思い思いに動いていた】


【同刻──廃墟群】

……今日の鍛練は、このあたりにしておきましょうか──
日は長くなりはじめたとはいえ──また、雨に降られると厄介です、し……

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした少女は、すぅと空を見上げた】
【足元の水溜まりは、崩れた建物と灰色の雲を写し出し】
【地面に出来た鏡の上に、小さな火の粉が舞い降り、消えた】


【ひとつは≪魔道具製作者≫の物語】
【ひとつは≪約束の少女≫の物語】
【どちらの本を読みすすめるかは──貴方次第】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 16:46:55.76 ID:gVT6XfCBo
>>517

……ルシア様って、暖かいですねー

【彼女のセリフを意図的に無視して、上半身を寄せた】
【人魚の体温は常人のそれよりも低く】
【相対的に、ルシアの方が温かく感じられるのかも】

……話して頂けたら離しますよー
だって、普通にしてたら絶対誤魔化されるじゃないですか

「気にしないで」とか

――――あ、でも、話さなくても良いですよ
これもなかなか楽しいですから

【楽しそうに耳をピコピコ動かした】
【脇を閉じられて、片手が拘束される】
【しかし、セーターの外側で蠢くようにくすぐり続けて、止める気配がない】

【あまりにも有利で一方的な状況に油断していたのだろう】
【伸ばされた手は、悪あがきのようにみえて、対処しなかった】
【結果、以前も触れられた弱点≠ヨの接触を許してしまって】

……ふゅっ……!?

【唐突に、変な声が漏れた】
【首を右側に倒して、防御になってない、防御を】

(そ、そうだ、ルシア様の手は……、人体じゃないんでしたね…)
(……うかつ…)

……っ、…………ちょ、……っだめ、です ……ズル

【くすぐったい感触に、小さく息が漏れる】
【両手が緩むのは一瞬】
【逃れられなければ、ルシアの力を奪うために、更にペースを上げようとするだろう】


/大丈夫ですよ!
/むしろ私がごめんなさい
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 16:57:27.55 ID:MaF5Xcyt0
>>518

【――――選ばれたのは、魔導の本】
【――――交差するのは、二人の魔導師】

――――お、おい!! 退いてくれぇぇぇッッ!!

【唐突に、掃除機の少女の横手から、そんな叫び声が響く】
【その声に視線をやれば、次の様な人物がいる事だろう】

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」】

【その身一つで空を飛んでいるのだが、ものすごいスピードで掃除機の少女に向かって迫っている――――そのままでは、衝突の危険があるだろう】
【無論、銀髪の少女とて進路を反らせようとしてはいるのだが、いかんせんスピードが乗り過ぎていた】

【――――銀髪の少女のそばには、付き添う様に数匹のカラスが一緒に飛んでいた】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 17:10:42.93 ID:s5PCZ1s3o
>>519

ん……く、っ……!

【身体を寄せて、密着されれば、伝わってくる微妙な冷たさ】
【擽られる事で上気した身体には、その冷たさが妙に心地よく】
【然し、擽られている故気を緩めている場合ではない】
【恥ずかしい声が漏れない様に、片手で確りと口を閉ざす】

んーっ! ん――――!

【擽られていては、話をすることも出来ず】
【かといって、話さなくても擽られ続け】
【結局、無理にでもこのくすぐったさを除外する他無い訳で】

【浮かべた涙を気にもせず、いやいやと首を大きく左右に振って】
【拒絶の意思表示か。それとも、「誤魔化さないから」という意思表示か】

(……とどい、た!)

【伸ばした手は、ゼノアの首に確実に触れた】
【痛みは無い。関節なんて、ルシアに取っては飾りのような物】
【触れて、擽りから抜けられるならば、勝機が見える】

……ずる、なんかじゃ――――ないっ!

【叫びながら、口元を押さえていた手で脇を擽っていた手を除けようとする】
【除けることが出来たら、そのまま前方に跳ぶように立ち上がり、距離を取るだろう】

【距離を取れても、距離を取れなくても。ルシアの片手は"元の長さを無視して<[ノアの首元を擽り続ける】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 17:18:14.33 ID:dKnL2nYDO
>>520

【──昼下がり。穏やかな夕暮れ時】
【逢魔ヶ時と呼ばれる時刻。出会いは四辻】
【魔に逢いやすい刻と場所】
【彼らが交差したのは偶然か、必然か】

──ん?
わ、わ、わ、わ……ちょ、何事で──『つー』!『ニシン』!

【ピンク色のキャスケット帽をかぶり】
【桃色のシャツと白いシフォンチュニックを重ね】
【色の落ちたジーンズに、少しだけ底の厚いサンダルといった──】
【ごくごく普通の格好をした少女。異質な点は、掃除機と動く人形くらいか】

【叫び声に気付いた彼女は、ぎょっとした表情で迫る少女を見つめるも】
【取り敢えずの危機は脱しようとしたのか】
【高らかに呼ばれる、2つの名】
【歪な人形。其の2体から生まれる、白色と黄色の魔翌力】
【「発動」したのは──首が途中で括れた首締め人形と、口だけが大きな嘘つき人形】

【掃除機に騎乗する少女は、避けるという発想が浮かばなかったのか】
【そのまま、引きつった表情で相手を見続け──】

【──ぽぉん】
【2体の人形が、主人たる少女の目の前に飛び出した】
【そして生まれる、無色透明な「防壁」──2度攻撃を当てると必ず砕ける性質の其れと】
【まるで相手と「防壁」のクッションを果たすかのように発生した、「突風」だった】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 17:27:45.69 ID:MaF5Xcyt0
>>522

う……おぉぉぉおおおぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉっっっ!?

【単純にブレーキを掛けるだけでは間に合わない――――銀髪の少女は、そうした思考の上で身を反らすと言う選択肢を取っていたのかもしれない】
【そこに、発動する『突風』――――身を避けようとしていた横っ腹に浴びた格好となった少女は、急速に姿勢を崩して、そばの建物の壁へと――――】

――――ぐ、ええぇぇえぇいいい!!
『ペガサス・ウィンド』!!

【しかし、少女も幸いにして、状況に合わせて動きを変えるだけの機転を利かせる事が出来た】
【迫る壁を蹴り出すと、自身を浮遊させる魔術を再発動させ、減速した所に一気に制動を掛ける】
【――――この一連の動きが幸いして、二人の少女は衝突することなくその場に留まる事ができた】

…………っあー…………すまねぇ!!
まさか空に俺以外の人間が飛んでるなんて思わなくてよ…………
さっきまでゲーセン行ってて、スピード感が抜けて無かったってのもあるが…………本当に悪い!!

【どうにか衝突を回避できたと分かった時、真っ先に銀髪の少女は平謝りに謝った】
【確かに、空には道路も標識も――――そして通常ならば鳥以外の障害物も存在しない】
【更に、この少女――――如何にもな魔術師然とした恰好に似合わず、ゲームセンターでゲームに熱中していたと言う】
【自分に非がある事は疑いようもなく――――それ故に少女はひたすらに頭を下げていた】

【――――側を飛んでいたカラスたちは、近くの屋根に鈴なりに停まり、銀髪の少女の事をじっと見つめている】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 17:30:52.64 ID:gVT6XfCBo
>>521

【彼女を屈服させていないのに、自分だけ声を出すにはいかない】
【これはもう、ある種の意地なのだ】
【尾を激しくばたつかせて、耐えがたい感触を圧し殺す】
【しかし、首ばかりに気を取られていたため】
【ルシアの脱出を許してしまって】

…………っ、……あっ

【驚きの声が口をついて出た】
【もっとも、その表情は不随意の笑みに染まっている】

【――ルシアの腕が、伸びた?】
【自分だけが解放されていない】

……くひゅぅっ

そん、にゃ……!

――………く、ふふ……

【声が、喉の奥から突き上げてくる】
【苦しげに、長い髪を振り乱すように身を捩り】
【自由になった両手で、ルシアの片手を引き剥がそうとするだろう】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 17:47:04.38 ID:dKnL2nYDO
>>523

────っ、っ、っ……!

【掃除機の少女自身は、あまりこのような危機的状況に出くわしたことがないのか】
【銀髪の彼女の、咄嗟の行動や鮮やかな魔術行使──それらを、呆然とした様子で見つめ】
【驚いたように、ぱくぱくと口を開閉させていた】

【一方、術式──防壁と突風を発動させおえた後の人形2体は】
【力尽きたが如く、ぱたりと主人の膝の上に落ち】
【其れと同時。2体が出していた術の効果がはたりと消え去った】


──っぅえ、い、いえ超大丈夫ですよ!
確かに、自分以外の人間が超飛んでるなんて思いませんし……
私も、ぶっちゃけ空で交通事故超起こしかけるだなんて超思ってなかったですし──

【しかし、相手の言葉を聞いて意識が現実に戻ってきたのか】
【はっとした表情となると、ぷるぷると首を振って相手のフォローに──】

っていうか、そんな超前時代的、おっと超失礼しました、その超礼式ちっくな格好でゲームセンターって、超勇気がありますね!
利織ちゃんにはとてもじゃないけど超無理です
その勇気を称え、超今回の件は水に流しましょうじゃないですか、超!

【──フォロー、に……】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 17:49:09.67 ID:s5PCZ1s3o
>>524

【拘束から逃れた事で、呼吸的にもかなりの自由が取り戻せた】
【口に当てていた手を離して、大きく息を吸って、吐いて、吸って――】
【少しだけ、割と密着してた状態を名残惜しいと思いながらも】
【背に腹は代えられない。呼吸を落ち着かせて、ゼノアへと振り返る】

はぁ……、はぁ……、ん――――、ふぅ。

……………………ぅー。

【目尻に涙を浮かべたまま、じっとりとゼノアを恨みを篭めた瞳で見詰め】
【セーターから不自然に伸びた手で、彼女の首を撫でる様に擽り続ける】
【擽られていた際に、マントやら髪やらが若干乱れたが、そこは気にせず】

【形勢逆転。然し、擽りに抵抗するゼノアによって、片手は直ぐに引き剥がされ】
【伸びたゴムがゆっくり縮んでいくかのように、滑らかな動きで元の腕の形へと戻った】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 18:00:16.86 ID:MaF5Xcyt0
>>525

――――はぁぁぁ……危なかった…………

【謝罪の言葉を口にして後、ようやく銀髪の少女は安堵のため息を漏らした】
【先ほどは見事な動きで姿勢制御を取り戻していたが、実際にはそこまで場数を踏む様な物でも無かったらしい】
【左手を胸元に当てて、高鳴った鼓動を抑えようとしている姿は、自然な反応と取る事が出来る】

…………それでも、周囲の把握を怠ってた俺にも非はあるぜ……申し訳ねぇ

【気が抜けていた――――この一連の騒動の中で、どうやら見た目以上に自分の失態を気にしてしまっているらしい】
【重ねて、もう一度だけ頭を下げる】

お…………おいおい、流石に俺だって無理があるっての……!
この格好は、簡単に切り替えられるんだよ……こんな風にな!

【確かに、その外見は良くも悪くも目立つ。ならば、少女はこの格好で日常を過ごしているのかと言えば、どうもそうでもないらしい】
【先ほどカラスたちが停まった屋根の上に降り立つと、右手の杖を高々と掲げる】
【少女が杖をかざすと、手に持っている杖や、身につけているマントや冠は、小さな光の珠となり、胸元に集まる】
【そして、金の台座に赤と青の布で花飾りが成された、小さな赤い玉を中心に収めるブローチとなった】
【今の少女の姿は、質素なドレスの下にズボンを履いているだけと言う、簡素な姿だ】

普段、仕事じゃねぇ時とかは、こうやって過ごしてんだよ
逆に、仕事の時はこういう魔道具が要り様だから、ああいう恰好をしてるって訳……だ!

【胸元のブローチを、むしり取る様に乱暴に手に取ると、それを中空へと掲げる。瞬間、激しい閃光が起こり】
【ブローチは3つの光の珠となり、1つは手の中に残り、1つは頭に飛び、1つは少女の首に回る。閃光が納まると、光の珠はぞれぞれ別の物体に変化していた】
【1つは先端に玉が施された細い金属製の杖、1つは悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠、1つは表が青で裏地が赤と言う不気味なマント】
【――――先ほどと寸分違わぬ姿に、すっかり少女は戻っていた】

――――『ペガサス・ウィンド』……っと…………
して、そっちもひょっとして同業者か? 魔術師みたいな不思議な術、さっき使ってたけどよ?

【装備を展開すると、浮遊術『ペガサス・ウィンド』を発動させ、再び掃除機の少女のそばに飛翔する銀髪の少女】
【そうしてそばに寄りながら、ふと質問を飛ばす】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 18:05:44.87 ID:gVT6XfCBo
>>526

【かわいらしい、それでいて悪魔のような所行を行った手が】
【ルシアの元へ戻っていく様を眺めつつ】
【すとん、と腰を下ろした】

くぅ……、……、……

――――、んぅ

【お魚も、熱い息を吐けるらしい】
【全力疾走後のように、肩で息しつつ、擽られた部分を庇うように摩る】
【時折、喉を鳴らしたりしながら、潤んだ瞳でルシアを見つめ返して】

……それ、で

話して頂けるんですよね?
先ほどの、質問の答え……

【努めて平然とした態度を取りつつ、話しかける】
【恨みを込めた視線を受けても、悪びれた様子一つ見せない】
【むしろ、仕返し足りない上に、また擽られたので】
【雰囲気がギラギラしてるような】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 18:17:55.76 ID:dKnL2nYDO
>>527

んー、でもでもお互い超ケガはなさそうですし──もうこれ以上の「ごめんなさい」は超なしです!
あんまり謝られると、超居心地が超悪くなっちゃいますし……
それにそれに、なんだか超凄い動き超見せてもらいましたからね!
私にはあんな芸当超無理です、超かたつむりです
だから、あれ見せてくれたこととあなたの超今の格好で、今回の件は超帳消しです!

【膝に落ちた2体の人形。其れを介護するかのように、ぽふぽふと撫でてやる少女】
【残った8体の人形たちも、その2体を案じるかのようにぴょこぴょこと周りを跳ねていた】
【それにしても──歪な、人形たちだった】
【大きさは片手で持てる程。布と綿でできていそうな質感から、人形よりはぬいぐるみの表記が適切なのだろう】
【目だけが大きかったり。片腕だけが長く太かったり】
【首にロープが巻き付いていたり。赤い口で笑っていたり】
【──魔術的な道具、というよりも。呪術的な道具】
【そんな雰囲気が、漂っていて】

おー、超なるほど!
収納か何かの術でしょうか──?
それにしても、それはなんだか超便利ですね……

そしてそして、超ご名答です!
私は魔術協会の超天才魔術師──南雲利織(なぐも かがり)!
所属班は魔道具開発班!
この子たちはみぃーんな、この利織ちゃんが作った子たちなんです!

【服の変化と、浮翌遊術】
【それらを見て、少女は一度人形から手を離し。感心したかのようにぱちぱちと手を叩いた】
【そして──同業者かという問いかけに対しては】
【あまりに呆気なく、警戒心の欠片も抱かず──自身の名や所属を告げ】
【誇らしげに、人形たちや掃除機にぐるりと視線を向けた】
【──天才、かどうかはさて置き】
【浮翌遊する掃除機に、動く人形である】
【センスとしては、前衛的。或いは電波的、なのだろうか──】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 18:29:19.30 ID:s5PCZ1s3o
>>528

……「何に対して感傷を抱いてたか」、だっけ。

【戻ってきた右腕の調子を確かめるように肩を押さえてぐるぐると回し】
【目尻を擦って、浮かんでいた涙を拭う】
【そして、乱れた髪の毛とマントを適当に直して】

【ゼノアの追求に、ルシアは少しだけ発言を躊躇】
【然し、このまま適当に誤魔化しをしても、彼女は納得しないだろう】
【再び捕らえられ、擽られでもしたら堪ったもんじゃない】
【それに、今更隠すような事でもなく。誰かに話したって、何の問題も無く】

――――ここね。

【ルシアは両手で周囲を示し、言葉を紡ぐ】
【示した先には、一本の大きな木と、其れを中心に円状に並んだ廃屋】
【風化して、中には焼け焦げたように真っ黒な、原型を殆ど失った建物共を示して】

私の、生まれ故郷なんだ。

【完全に廃墟となった村の中】
【ルシアは、昔を懐かしむ訳でもなく、ただ過去を説明するように、言った】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 18:32:17.23 ID:MaF5Xcyt0
>>529

ん、あー……確かにな……!
分かった。そっちが良いって言ってくれんなら、この事は水に流そうぜ

【しつこく謝罪するのも、居心地が悪いもの】
【相手の少女のその言葉は、銀髪の少女にも十分に納得が出来るものだった】
【故に、彼女もまた、これ以上先ほどの件を持ち出す事は止めにする】

(――――ま、間違っても子供が遊ぶような道具じゃないわな……
実戦的なそれ…………もしかしたら、さっきみたいなのはメインの使い方じゃなくて、儀式的に用いるものなのか……?)

【チラリと、視線を人形たちに落とす】
【子供たちがこれを片手にはしゃいだりおままごとに明け暮れる姿は、いくらなんでも想像しにくい】
【やはり、魔術的な魔道具の一種なのだろうと当たりをつけ】
【――――『置く物』と見た少女の中で、先ほどの使い方は想定外なのではないかと言う想像が生まれる】

逆だ逆……こうしないと不便でしょうがなかったんだよ
前は普段からこう言う格好してたんだけどさ。やれ『魔王』だの『俺は死んじまったのか』だの言われるからよ……
しょうがねぇから、こう言う収納術を開拓したって訳さ

【先ほど、こんな目立つ格好じゃ行動できないと言っていた少女だが、どうやら前にはその姿で行動していた時期があったらしく】
【そしてこれも想像するのはたやすいが、やはりその見た目が悪い意味で目立ちまくっていたらしい】
【そこは、彼女も魔術師――――そうした不便を解消する自分用の魔術を開拓し、解決したのだろう】

――――ッ!?
魔術、協会…………なるほど、ねぇ……
――――どうりで、こういうのを使いこなしたり、作ったりできる訳だ……

【――――彼女の中で敬遠している『魔術協会』の人間であると言う告白に、一瞬言葉が詰まる】
【その違和感を少女は、魔道具に感心したという態度を上塗りする事で、打ち消した】

――――俺はイマミレイ=シーク…………魔法薬の販売で生計を立ててる、フリーの魔術師さ……

【少女――――利織の自己紹介を受けて、名を名乗り返す少女――――イマミレイ】
【――――以前、魔術協会の人間に激しい敵意をぶつけられた『黒魔術師』と言う言葉は、意図的に使わない様に隠して】

しっかし……家電製品の形をした魔道具ってのも、すごい着想だな…………
これ、一般に販売したりしてるのか?

【やはり、強く目を引くのはその『掃除機』だろう】
【しげしげとそれを見つめながら、イマミレイはそんな事を聞いてみる】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 18:42:28.55 ID:gVT6XfCBo
>>530

【思いの外、素直に話してくれたので、少しだけ毒気が抜かれたらしい】
【ゼノアを包む雰囲気が和らいだ】

……生まれ故郷……

【下半身を折りたたみ、座高が上がる。背筋を伸ばす】
【ルシアの指し示す全景を、見渡して】

【紅い瞳に映り込むのは、終了を迎えた村だった】

(ま、まま、まさか、さっきの衝撃で…!

 ……い、いやいやいや、落ち着け、落ち着きましょう、
 建物が焼け焦げたり風化してるってことは、だいぶ前のことなはず、ですよね)


…………何が、あったんですか?

【呆然としたかと思うと、やや、間があって】
【この村の惨状の原因を求めた】
【――安心したいわけではありません】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 18:42:41.83 ID:PCy3m6AHo
【雨の落ちる街の中】

最悪だ、雨降りやがった……。

【新雪のような白い髪、深い緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツの上にフード付きの灰色パーカーを羽織っており】
【その右袖が風に煽られパタパタと揺らめくのは右腕の不在証明】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、反対も同様】
【小さな身長(160cmくらい)の少年が雨の軒先で忌々しそうに曇天を見上げていた】

ああもうくっそー……いつ止むんだよオイ。
つーかオレが出かけている時に降るな空気読めよバカ。

【左手を雨の領域に伸ばせば雫が垂れる】
【しずく、雨だれ、ほんの少しの透明の液体は掌に当たりその身を変幻させる】

チっ…………いいよもう、どうせ自然にゃ人間は敵わねーんだ。
止むまで待ってやるよ、フン。

【濡れた手をズボンで軽く拭いて背中を壁へと預ける】
【そうして腕を組んで楽な姿勢になろうとしたが、手応えはない】
【右腕がないのだから必然そうなるのだが少年はそれに対しても気に入らないような表情を浮かべ】
【また小さく「フン」と鼻を鳴らすのだった】

【まだ雨の止む様子はなかった】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 18:51:36.34 ID:Wz8sixDAO
//すいません、したらばが何故か見れないので変わりに此処で報告を
//アカリの人、居ます
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 18:58:41.39 ID:s5PCZ1s3o
>>532

ん、生まれ故郷。

【此方の言葉を反芻したゼノアの呟きに答えるように、念を押すように】
【ルシアは、此処が生まれ故郷である、という事を前面に押し出して】

【木造だった家は、大体が焼けて焦げて、九割方原型を留めて居らず】
【土や石で組まれた家も、過去に何があったのか、至る所が破壊され】
【焼け焦げて真っ黒になっていたり、雨風で削り取られていたりと様々】
【完全に原型を留めていると言えるのは、村の中心部に聳え立つ一本の大木】
【この木だけは、奇跡的にも焦げ痕一つ残っていないようだ】

【そんな風景の中。何故こうなったのかと説明を求められ】
【――微妙にさっきの衝撃も無関係ではないが、本当の理由はもっと別にある】

――――まぁ、うん。色々とあって、さ。


私が、壊したんだよ。この村を。


【質問に、そう、答えた】
【ルシアの視線はゼノアを越え、よく目立つ大木を見上げるように】
【蒼色だった瞳には、どす黒い紅色が混じり始め】
【垂れ流しだった「黒色の魔翌力」もまた、流れ出る量が少しだけ増えた】

/申し訳ありません、御飯を食べてきますっ
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 18:59:49.98 ID:dKnL2nYDO
>>531

【「んふー、じゃあ、超そういう事で!」】
【にま、とした──どこか悪戯っぽい子供のような笑みを浮かべ】
【少女はこくりと頷いて──】
【そうして、この件はこれまで。きっとこれ以降、彼女からこの話題を出すことはないはずだ】

【相手の思考などいざ知らず。人形たちはひょこりひょこりと思い思いに動き続けている】
【呪術的要素を先に組み込んだのか。或いは魔術的要素を先に組み込んだのか】
【もしくは──偶然、呪術的要素に合致してしまったのか】
【人形たちは彼女の言葉を知る術もなく。答える音も持たない】
【その疑問を解消するとしたら──利織に直接、問いただすしかないのだろう】

……って、じゃあじゃあ、以前は超その超派手な超格好で超外出してたんですか!?
ち、超凄いです、勇気超ありまくりです
確かに昔の呪術や魔術は超格好もしっかりした方が超効果は明らかですけど──超、うわぁ。

【超、超と耳障りな言葉を連発させ。利織が浮かべたのは苦笑い】
【確かに彼女の、利織の服装は魔術師らしからぬ普通の格好ではあったが──】
【それにしても、少しばかり言い過ぎではなかろうか】
【最も、単純に利織自身が派手な格好を好まないという理由でもあるのかもはしれず──】

んふー、超そういう事です!
シークさん、ですね、なんだか超かくれんぼしてそうな超名前ですねー……
とにかく、超よろしくです!
よろしくついでに何か超作って欲しいものとかあったら超利織ちゃんに言ってくださいね!
最も──シークさんも超魔術師ですから、超その必要性はないかもしれませんけど

【──なんて。よろしくついでに自分の宣伝をするあたり、どうもちゃっかりしているのだろう】
【このちゃっかりさ加減のせいで割といろいろな事態に巻き込まれていたりするのは、それはそれで別の話】
【しかし魔術師相手に同じ魔術師の宣伝とは──】
【空気が読めてないのか、はたまた自信があるのか。もしくはただのバカなのかもしれない】

んーっと、まだまだ完全には超一般販売はできてないですね
上の人が、超許可くれないんですよ。家電の魔道具なんて、って──ったく、超頭かったいですよね!
将来的には、この子たちはみんなみんな、一般の方でも超入手できるようにはしたいんですけれど、ね──

というわけで、今はまだまだ宣伝の域を超出ないんです。
顧客はすでに超何人か超確保していますし、たまに超依頼が来ますから生活には超困ってませんね。
本題をやっと超言いますと、今のところ、私に直接依頼する形でのみ超販売って感じです!

【そういって、利織はまたにまりとした笑みを浮かべた】
【どうやら彼女曰く、完全に一般へ流通するのはまだまだ先の話らしい】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/22(日) 19:06:18.25 ID:Wu/1IO320
>>533
【しとしとと、雨の降る中、何か上の方で物音が響く】
【ごろごろ、転がるような音を立てている『原因』は、すぐにでも姿を現す】

【――――べしゃっ】
【少年が雨宿りしている軒先、その上から何かが落ちて、目の前にある水たまりへとダイブした】
【否、誰かと言った方が正しいかもしれない】

【その誰かとは】

―――‥‥いってぇ
ったく、なんで食い逃げしただけでこんなハードな逃げ方しなきゃいけねえんだよ

【少し崩れたマッシュルームヘアの黒髪、黒い左眼、黒い薄手のTシャツに紺色のスラックス】
【上に紺色のブレザーを着た、顔やらなんやらに包帯をぐるぐる巻きにした人物】
【身長はおよそ170cmほどで、恐らくは男性だろう】

【びしょ濡れになり、泥などで汚れ、雨の中横たわっているその人物は】
【少し寝がえって空を見つめ、恨めしそうに独り言を呟く】

―――‥‥ん

【そのまま上体を起こしたところ、軒先の少年に気付いた】
【包帯の隙間から、黒色の瞳が覗いている】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 19:15:14.67 ID:MaF5Xcyt0
>>536

(……まぁ、別に深く突っ込んで聞く様な事でもねぇか……)

【自律的に動いている人形たちを見ながら、その疑問を閉じていくイマミレイ】
【あるいは、研究中の代物かもしれないと言う判断が出てきたため、聞くことをためらったのだ】

――――そっちの方が商売に便利だったからな
一種のハッタリだけどよ……こういう姿を見せれば、そして多少なりとも術を使って見せれば、魔術に疎い連中はみんな『凄い術者だ』って錯覚するんだ
そうやって見せれば、品物の売れ行きも良いんだぜ? ……ま、確かに魔力のブーストが一番大きな理由だけど、もう一つ言えば、これは仕事用の『制服』って所だな……

【てらいなく言ってしまえば、新興宗教の教祖などの人間がやっている一種の『ハッタリ』の為の服装と言う事になる】
【しかし、彼女自身宗教など立ち上げる気は無いし、『必要なく』人を脅かす様な人間でもない】
【それに、先ほども言った通り、彼女は『自作の魔法薬で生計を立てている』のだ。客に購入させる為にも、必要な事なのだろう】

へっ……まぁな…………。けど、得手不得手ってもんが、人にはあるだろ?
……そっちだって、何か魔法薬関連で要り様な物があったら俺に言えよ?

【魔術協会の人間に頼ると言うのは、あまり気分の良い話では無かったが、そうした事はおくびにも出さない】
【そうした一時的感情を飲み込んでいける世界を、彼女は知っていた】
【むしろ、そのちゃっかりさ――――イマミレイの場合は『あざとさ』と言うべきかもしれないが、それはどうやら共通しているようで】
【何か、欲しい薬など無いかと、さりげなく聞き返したりしている】

…………なるほど、なぁ…………
まぁ、商品化するとなると、規格とか術式の統一とか、魔術の暴発の防止対策だとか、色々とうるさい事情もあるんだろ?
……多分、自動車だって、最初は交通事故がどうのこうのって、うるさい事を言われまくったりしたんだろうしよ?

【実際に製作している人間からしてみれば、中々認可が下りないと言うのは歯がゆいものであろうことは、イマミレイにも理解できたが】
【なにかを販売すると言う事は、それなりに難しい事である事も、彼女は知っている】
【イマミレイも、自身の販売する魔法薬の品質管理には非常に気をつけている】
【そうした事が、『上の人間』の気がかりなのだろうと考えて】

なるほど、完全にオーダーメイドか…………
って事は、これは何も掃除機の形だけじゃなくても良いって事か?

【魔術的な興味は尽きないらしく、更に質問を重ねるイマミレイ】
【そうした中でも、眼下に停まっている連れのカラスたちは、身じろぎもせずにイマミレイを見上げていた】

/すいません、飯行ってきます
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 19:21:34.33 ID:gVT6XfCBo
>>535

(……故郷)
(生まれ育った場所。心の拠り所。自身の原点。価値基準の基盤。両親の居るところ)
(私には、無いもの。概念だけは知っているもの)

(ルシア様が、喪ったもの――)

【凄惨たる村の状況】
【目に映る風景の中に、直接的な死のイメージを喚起させるものがないのは】
【やはり、ある程度の年月が過ぎたからだろうか】
【――風化している部分があると言うことは、相当過去の話なのだろうか】

【細かい箇所に目を向け始めたときだった】
【ルシアの方から、「事件」「事故」よりも衝撃的な解が齎された――】
【――嗚呼、しかし、生き残りというなら納得も…】

…………ぅ、…嘘ですよ!

ルシア様は、そんなことが出来る方じゃありません
……戦闘能力的な意味ではなく…、性格的に……無理です

それに……、何年前の話ですか?
ここが終わってしまったのは、……それなりに昔だと思うんです
……ルシア様が、今より若いとなると

【今日出会って初めて、真剣な声を出した】
【瞳に真偽を問うため、じぃっと見つめようとして】
【――ルシアが、自分を見ていないことに気づく】

【彼女の視線は、自分を飛び越えて上方】
【怪訝に思って振り返り】
【ゼノアは――、この村の中で傷一つ無い、不思議な大木を仰ぐだろう】

/りょ、了解しました―!
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 19:25:52.55 ID:PCy3m6AHo
>>537

ん……?――――

【気配を察してか頭上を見上げた時にはしかしもう遅い】
【空から男あ落ちてきて、そして水溜りに落ちたからには飛沫が飛ぶのが道理】
【少年はもろにそれを被ってしまい】

…………[んでんでんでwww]。

【わなわなと身体を震わせるのだった】
【怒り混じりの視線を現れた男へと向ける、雨でなければ幾らか温和であっただろうに】

なんでオレがお前のその食い逃げ云々でこんなにならなきゃなんねーんだ。
取り敢えずお前、オレをビチョビチョにしたのだから謝れ。

【自分は未だ悪い事はしていないのに、訪れた不幸】
【その怒りの矛先は自分を濡らした彼に向けられるのは必然で】
【ともすれば腰に掛けたナイフを引き抜いて彼の肌へと突き立て兼ねない声色であったとか】

/遅くなってしまいすいません
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2011/05/22(日) 19:31:41.61 ID:Ea3mdOVZo
         【昼の国、僻地――――シャトー・ボタニーク付近】

【地面が動く。そう認識させるような規模、隊列で『昼の国軍』は進んでいた】
【感じられるのは威圧感と僅かな高翌揚。戦いを前にしている事もあるが、此度は別】

【正規軍、国軍、官軍―――そういった言葉が、世界的に悪と蔑まれる機関員を高翌揚させた】
【『我々は正義の軍なのだ、立ち向かうものこそが悪なのだ。』と、いう文句も分かりやすい】
【総指揮官は戦好きと言われる鉄の女王≠ナあり、その真っ直ぐな姿勢や態度も頼れるモノ】
【他にも諸々、信頼に足る要素が在って。今宵の機関は、一言で云えば気合が入っていた。】
 
  『(今回の戦い、大勢自体はほぼ決している……だが、懸念はただ一つ。)』
  『(城を落としても、貴族に逃げられては意味が無いという、その一点―――。)』

  『――――、―――………特別、ヤツだけは逃せんな。』

【そして、空中。鳥の見えない暗がりの蒼穹に、一機のヒトガタが浮いていた】

【全長は約10m、フォルムは鋭くブロンズカラーで、幾筋もの紫色をした蛍光線が目を引く存在】
【ブースター付きの脚部以外は装甲が薄く、頭部はのっぺりとしていて、青く光る。】
【装飾なのか、刻まれた十字架は兵器ながらも神聖さを感じさせる――――そんな機体である】

【ふと、その頭部が開く。高所故に風が強いが、敵も味方も見下ろせるという指揮官の位置に】  
  
   『―――聞け、我が国軍の戦士達よ!貴様らは世界の人間に愛される正義≠フ存在となったッ!=x
   『しかし、未だに旧時代の間抜けや腑抜けが邪魔をする!どうするのか答えは一つ、蹴散らすのみだッ!!=x
  
   『剣を抜けッ!銃を構えろッ!化石に等しい賊どもを討ち取り砕け!徹底的に撃滅しろッ!!=x
   『目指すものは現状を更に超えた新秩序=I負けなどは在り得ないッ!なぜならば―――――!!!=x

【蒼い軍服に、褐色の肌と銀の髪。真新しい軍帽と、左肩にかけた紫地に金糸のマントが特に目立つ】
【強風と戦意の真っ只中、声を大きく広く響かせる彼女は立って、能力を最大限に発動する】
【そうして機体の背に顕現する、八枚の輝く巨大翼。或いは、天使か戦乙女のようにも見えるそれは】


    『―――貴様らはこのマーク・マーギュリス・ガルニエの率いる、最強の軍団だからだッッ!!!=x


【機体の左手に、8mはあろうかという真っ赤な槍が現れる。嗚呼、もはやコレは兵器と呼べるのか】
【宛ら『本物』のような姿となった機体を駆ってガルニエは発進、急降下―――それに続いて、各軍が各門に攻勢をかける】

【こうして、戦いの火蓋は切って落とされた。正義には加護を、悪には鉄槌を。世界の大好きな、二元論】
【そのすべてをぶち壊してやるとでも云うような突撃は止まらず、止めず、止める気も無く。】

【だが宿敵達よ、屈服してはならない。正義というのは絶対ではなく、見るものによって価値を変える】
【ガルニエの誇示する正義と、此度“悪”である諸君の正義は違うのだ。胸を張って、主張すると良い】
【『正義とはこういうモノなんだ』、と。正面切ってぶち破れば、反論する口も無くなるのだから。】

        【 ###――――シャトー・ボタニークの攻防:反駁戦――――###】

/これよりイベント開始となります。投下側は投下を、対ガルニエ戦の方は待機をそれぞれお願いします。
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/22(日) 19:34:51.65 ID:QFgUSlVro
【シャトー・ボタニーク、城壁の内側】


【土地というのは、なだらかな丘になっている事もあれば、突然に高さが変わる事もある】
【その造形の理由など、それを作った神にしか理解出来ないのだろう領域なのだが】

【丁度そこは、段差の様になっている場所だった】
【高低差が1m程度の段差が幾つも並び、とても人の歩ける地形では無く】
【仕方なしに中央に、横幅の広い階段を通して、如何にか通行を可能にしていた】
【人の足が踏まない部分は、大小様々な植物が広がり、芝生よりも柔らかく】
【だが、背の高い木は幾らか遠く、少なくとも十数秒は走らなければ届かない位置にある】


【彼女達≠ヘ、階段を一段一段踏みしめて昇っていた】
【その視線の先に有るのは、大きな壁と一つの門】
【この門をさえ抜ければ、次の壁まで一気に走り抜ける事も可能だろうその場所の守備兵は】
【既に突撃を行い、そして二度と帰還する事が叶わない身となっていた】

「あーっはっはっはっはっは、こいつぁ愉快だいや全く!
 まーさか私等カノッサが国軍だなんてねえ!勝つ前から官軍たあ初めてじゃないですか?」

【高らかな笑い声は、やけに静かになってしまった戦域に響いた】
【その女は、黒いラボコートと白い肌を薄赤く染めていた】
【右手に持つのは一丁の拳銃。返り血の薄さは、これが理由なのだろう】
【眼鏡の下の目は、本性とは裏腹に何時も優しげな笑みを浮かべていて】

「……さあてさて、いよいよです。今日が記念すべきプロジェクトの発令日
 貴女にはたーっぷりと働いて貰わないとなりませんからねえ」

【左手に掴んでいた鎖をじゃらりと鳴らし、その隣を歩く少女に語りかけた】

【だが、きっとその声は聞こえていないだろう】
【少女は、何も見えず、何も聞こえず、何を言う事も出来ない状況にある】
【両目を覆うアイマスク、耳当て型の重厚なヘッドホン、そして摩擦を起こさない為の革の口枷】
【両腕は背中に回されて、右の手首と左の肘、左の手首と右の肘をバンドで固定し】
【首輪とバンドが鎖で繋がれ、その端がラボコートの女の手にある】


「……雑兵は私が散らしたんだ、もうそろそろ限界でしょう?
 たっぷりと気を晴らしなさい、美味しい獲物は直ぐそこに……」

―――――ぅ、――――……ぅぅぁ……

【少女は、言葉による返答を行えない】
【呻き声もきっと、返答として発せられたものではない】

【女は、階段の下から、おそらくは上に居るだろう敵を】
【自分達を見降ろしているであろう敵の姿を探そうと、視線を巡らせる】
【自分の玩具と、何処かの誰かと、果たしてどちらが役に立つのか】
【興味関心の一切を、傍観者としての立場に基くものとして、女は笑っていた】


/≪No.41≫です、クレプシドラの人宜しくお願いします
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2011/05/22(日) 19:34:57.40 ID:Ea3mdOVZo
【シャトー・ボタニーク―――館の手前、最終関門となる一段】

【突っ込んでくるのは、機械と能力で創り上げられた戦乙女】
【背には八枚の光翼、手には八mの槍、操縦席たる頭部は閉まって、蒼い光を見せる】
【乗っているのは、言うまでもなく諸君らの宿敵である機関昼の国支部長、ガルニエ】

【どうにも自らは貴族だと、かの城の持ち主であるマーギュリスの姓を名乗っての戦陣である。】


【さて、この戦乙女に対して打ち出した貴族らの策は、単純に大きな戦力をぶつけるというモノで】

【今、巨大な門壁の前に広がる場に居るのは誰もが強力な戦士―――傭兵の類は、一人も居ない】
【当主のマキャヴェリという人物はこう言った。『あの仏頂面をさっさと倒して』、と】
【そして、それに見合った報酬を支払った。貴方達は、何かしらの形で応えなければいけない】


  『――――さあ、始めようじゃないか敵対者たる“悪”の使徒ども=x
  『とはいえ、今回ばかりは貴様らもどうしようもあるまい……今なら、見逃しても良い=x

  『だが、それには貴族共という対価が必要だ。とっとと退いて、門を開けろ。=x


【周囲、見当たる兵器は古風な導線に火をつけるタイプの大砲が数門程度】
【他には多すぎる程の様々な植物。花に野菜に蔦に、食虫に―――本当に、色々な。】
【ガルニエの機体は地上2mほどの場所に浮いている為、攻撃するには工夫が必要となるだろうか】


【それから一つ、“悪”とされる君たちに、貴族筆頭のマーク・マーギュリス・マキャヴェリが告げている】
【『僕は植物を弄ることが出来る。だから途中で声が聞こえたら、素直に従うと良いよ』、と。】

【尚、彼の容姿は分かりやすい。光の加減で色の変わる虹色の髪に、白い軍服という出で立ちなのだ】
【左肩には家紋扱いらしい、紫地に金糸のマントをかけていて―――少々、隠し事の出来ない人間】
【曰く、ガルニエが貴族を名乗るのは真実であり、このままなら負けは確定だろうね、とのこと―――だが。】


  『繰り返すぞ似非正義を名乗る賊め、即時降伏すれば悪いようにはしないでやる。=x
  『足りない頭と見えない眼を凝らして世界を見ろ。貴様らに勝ち目など、無い。=x
  

【そんな予測も言葉も、打ち壊せ。その力があるからこそ、諸君は此処に立っているのだ】
【どんな手段でも構わない。目の前の戦人は、今回の戦における首であることに違いはない】
【落としてしまえば、勝ちなのだから。さあ武器を取って、――――――戦おうじゃないか。】


/こちらが対ガルニエ戦の投下になります
/谷山君の方、双葉君の方、エレットさんの方よろしくお願いしまっす!
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/22(日) 19:41:25.61 ID:Wu/1IO320
>>540
―――‥‥あー

【「やっちゃった」とでも言わんばかりに、気だるげな声を漏らし】
【濡れた少年を見つめて対処に困っていた】

もう死にたくない

【少年の言葉に、適当に答える男】
【冗談のつもりなのか、それとも本気で言ってるのかは定かではないが】

ああ、ごめんなさいね色々と、もう食い逃げなんてしないよ
あれなんだ、正直言ってここに人がいるとは思わなかったんだ

【偶然過ぎる出来事ではあるが、少年が濡れた原因は自分にあるということも事実】
【感情が籠っているかと聞かれれば答えはNOだが、一応男は謝罪の言葉を送る】
【雨に濡れた髪を掻きあげて、面倒そうに立ち上がって】

【―――ふと、男の身体から漂う微かな『腐臭』】
【それに気付くかどうかは少年次第だ】

/お気になさらずー!
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 19:43:21.84 ID:Wz8sixDAO
【シャトー・ボタニーク付近】


正直に言ってしまえばやり方は気に入らないですけど。
でも、確かにこれが一番効率的に、反抗の意志を削ぐ手段になるんでしょう。

【これから戦いが始まる場所には、不似合いな、少女の姿】
【陽光を思わせる金色の髪と、翠玉のような碧色の瞳の小柄な少女】
【だが、その躰に纏うカノッサ機関の制服が、少女が今この場においての“正義”である事を証明していた】

なら、私はそれに反対する理由も無いですし。
“悪”に属する皆さんと、貴族の方々には悪いですけれど、刃を抜かせて貰う事にしましょうか。

……殲滅戦を、開始しますっ。

【淡々と、自分を説得させるように呟いて】
【かちゃり、と、腰に吊された細剣を引き抜き、カノッサ機関の少女は、戦場に、飛び込んだ】



//《No.300》アカリです、対戦相手の方、宜しくお願いします。
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 19:43:49.12 ID:HSTiNM9Do
>>543
【着崩した学ラン姿が特徴的で小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【白骨よりも白い髪は、右目を隠すように伸ばされている】
【髪の奥には、拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【見た目は、少々派手であるが、その表情を見れば、どちらかというと善人に分類される、優しそうな少年に視えるかもしれない】
【そんな少年が、館の前に立ちはだかっている】

――。
(……コンディションは、言うまでもねぇか。最悪≠セ。だが――――それでも戦わなきゃならねぇ。其れが、俺の正義≠ネら)

……行く、か。

【すっ、と足を進めていく谷山。左腕を、確認するように徐々に握りこんでいく】
【左目の白銀は、鋭く前を見据えていて。この学生服の少年が、戦闘者であることを分からせる】

よぉー、ガルニエ。

【にぃ、と笑を浮かべて、ガルニエの機体を睨みつけて】

――教えてやるよ、俺が善≠ナも悪≠ナもなく、正義≠セって事を。

そして、そうそうに帰りな、マーク・マーギュリス・ガルニエッ!!

【ギチィッ、左腕を完全に握りしめて、直後右腕をガルニエの機体へ突きつける】

頭が足りねぇのも、目玉一つだけもとうに承知ッ!!
行くぞ――――ッ!!

【Justice in my heart!/正義は己の心の中にあり!】
【谷山は、悪というレッテルを背負い、正義の為に突き進むッ!!】
【左の義手が、機体に向けて振るわれた。五指の先から伸びるのは、銀糸】
【総重量500kgまで耐えぬくことができる、超強度のワイヤーブレード】
【其れを、機体の足に絡め、巻き戻すことで機体に移ろうとするだろう】
//ガルニエさんの方、双葉君の方、えレットさんの方、本日は宜しくお願い致します!
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 19:48:44.28 ID:dKnL2nYDO
>>538

なるほど──その方法は超思いつきませんでした
やっぱ他者との会話は超大切ですね、ありがとうございますシークさん!
私も今度超その方法を超試してみます!

【──えっ】
【この会話の中で、よからぬ発想でも浮かんだのだろうか】
【ひとりぶつぶつと何かを呟いていたが、すぐにぱっと顔をあげるとにまりと笑い】
【きらきらと目を輝かせて礼の言葉を彼女は述べた】
【或いは──「超ローブとかでしょうか」「超帽子?超マントとか……」「色はやっぱ黒ですよね」】
【そのような類の、主に服装に関する独り言が聞こえるかもしれず】
【──何をしようとしているのかは。勘がいいものには明らか、だろう】

んふー、確かに薬とかは利織ちゃんの専門外ですからね
必然とあらば、超頼らせてもらいます!
あ、これが超私の携帯の番号とアドレスです

【「気軽に超使ってくださいねー?」】
【にま、とした悪戯笑顔はそのままに。連絡先のかかれた紙をポケットから取り出して、イマミレイに渡そうとする利織】
【割とフランクな性格らしい。近代的な魔術師──そう形容することも可能、だろうか】

そうそう!
でも、見た目が「家電」なのが嫌って態度が超みえみえなんですよー!
規格とか安全性は、超ばっちり重視してます!
テスト試行だって超何度も何度も重ねてるんです!
その費用も抑えるためにも、入手が楽で安価な家電を超選んでるのに──お偉いさんたちは超何もわかってないです!
第一、一般販売するのに費用面に気を使うのは超当然!安全性は超大前提!

……お偉いさんたちは、古き良き魔術なんてものが好きだから、超しょうがないんでしょう、か──

【「──まぁ、家電ってのは確かに私の超趣味嗜好も多少なりと超混じってはいますけど……」】
【イマミレイの言葉に触発されたかのように、蓄めていたらしい不満を吐き出す利織】
【どうやら、彼女には彼女なりの思想があるらしく──】
【それが受け入れられないのが、何よりも歯がゆいらしかった】
【最後の最後。ぽつりと寂しげに呟かれた言葉がその何よりの証明、だろうか──】

っとと、確かに掃除機じゃなくても超可能です!
でも、掃除機が飛ぶって超ロマンじゃないですか!
あ、依頼があれば、空飛ぶ洗濯機でも空飛ぶ炊飯器でも超作りますけど──
やっぱ掃除機の方が超おすすめです、かっこいいですし、超

【家電から 離れろ】

/いってらっしゃーい
/此方もご飯に行ってきます!
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 19:50:19.48 ID:1G6GeiUSO
【路地裏】
【ざあ、と雨が降り始める中、悠長に歩いている男が一人】

あー、どっかで休みてーけど…
こんな得物持ってちゃ茶店にも行けねーしな。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/22(日) 19:51:45.54 ID:2NlL1xJy0
>>543

【少女は、静かに待ちうけていた――】

(相手が支部長クラスや議員クラスなら、多少の無理をしても可能な限りは殺害、或いは拘束を優先すべし)
(特別な地位も役職も持たないナンバーズは、基本的に自身の生存を最優先、かー…)
(――なーんの意味があるのかは知らないけど、将軍様も変な命令出すもんだよねー)

(………)

(…今は“起こさない”方がいっか)

【一人呟く訳でもなければ、他者との連絡を試みている訳でもない】
【ただ自分の世界に浸るかのように、城を見上げながら微動だにしないのだ】

(…おっ)

【――その虚ろな姿も、あくまでも相手が来るまでの話である】

(――来た来た来た――…って、アレを相手にするの――!?)

【姿を見せたのは装甲を纏った巨大な人型兵器、それである】
【思わず目を丸くしつつも、それに負けじと言わんばかりに彼女は深くそれを睨みつけ】

……二級処刑人£エ絶魔法美少女エレットメルト様、只今参上ーッッ!!

【堂々名乗りを上げたのは、妖しさ全開のラメの混じった黒紫色のローブを纏った、10代後半と思われる少女】
【服と共通した色彩であるストレートヘアーの前髪の裏では、青色と緑色のオッドアイが仄かな光を放っていた】
【身の丈に合わぬサイズの緩いズボンを見る限り、機敏に動くのは難があるように感じられるかもしれない】
【その手には、先端にポリゴン状である無色の結晶が備えられていた】

…あ、まずは面子の確認確認、っと――

【まず彼女は、周囲に控えるであろう己の仲間となる存在の確認に移った】
【見渡せば、彼女の視界には彼等二人の姿が映し出されることであろう】

/エレットメルトの者です!
/ガルニエさん、谷山さん、双葉さんの皆様宜しくです!
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 19:56:28.05 ID:t1PKRzZio
>>543

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着け、】
【そんな青年──天ヶ谷 双葉が、館の前に立ちはだかっている】

わざわざ、語るまでもないだろ。

───俺達が、正義だッ!!

【既に左手には、彼の象徴たる蒼穹の魔翌力が十二分に集まっていて】
【右手の処刑剣の先端を、ガルニエへと向け】

長話する必要もない──てめぇはここで、ぶっ倒すッ!!

────《 ロイヤルストレートフラッシュ 》ッ!!

【青年の左手から放たれる光の奔流】
【ガルニエの機体の胴体を狙って、一直線に進んでいく】
【相手が攻めて来ることが分かっていた以上、魔翌力は事前から溜めていた】
【"必殺技"には及ばないものの──強力な一撃であることに、変りない】

/主催者の方、谷山くんの方、エレットの方、よろしくお願いします、
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 19:58:43.01 ID:ysEwwi7M0
>>542

【時を切り取り刻に背を向け、駆け抜けた数秒間】
【――それでも。完膚なきまでに先を越された】

【「友軍」と解釈できただろう、下に並んだ有機体のカタマリは】
【今となっては紅いぬかるみと肉色の小山に過ぎず、寄ったなら邪魔なだけ】
【活力の失せた指の一本一本が、手招きをしているようで】


(――――嘆くべきか、僕の弱さを……)


       【 ほんとうは、怖くて 】
      【 こわくて、仕方が無かった 】


【――――なのに】
【ふんわりウェーブした桜色の髪は、赤いリボンで花束のような短いツインテに】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に、華奢な身を包む】
【そんな風采の中高生ほどの「人物」は】

……あははは、でもねぇ
これはなかなか、面白い趣向じゃないかなぁ――

あらゆる「法」に背く者が、まさか「法」になるなんて
革命は僕達の一族をはるかな昔から悩ませてきたけど

こんなことは――流石に、初めてだよぉ。

【有ろうことか、柔らかな笑みを浮かべていた】
【ポップな印象さえ抱かせる、デッサンの歪んだような笑みは】
【見る者が見れば、自棄(やけ)すら読み取れる其れ】
【のんびりした声で饒舌だから、言葉は長く、長く、】

【階段を登り切った5メートルほど先、開かれた門の向こう】
【次の大段丘に続く広い石畳に。待ち構える彼とも彼女ともつかぬ者】
【その、名を―――】

さーぁて、今回僕は、既存の法を支持させてもらう
いろいろ言いたいことはある、きみ達の支配の正当性とか、気になるけども
細かいところは抜こうねぇ、どうせ僕達は戦いあうんだから

そう、なぜなら僕は、きみ達が大嫌いな――


 「対機関連合」……その末席を汚す者

   “セシウス・クレプシドラ”なんだから、さぁ――!


【官軍か賊軍か、そのような事に興味はない】
【「法を捨てた法の番人」たる、この者は】
【英雄を求む一心で、漆黒の円盾と剣を翳し――】

【―――かち、かち】
【「時」が刻まれるような、耳触りな音】
【それが――囀りの如く、木霊する】

//クレプシドラです、よろしくお願い致します
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 19:58:45.95 ID:gcazmgDSO
【シャトー・ボタニーク周辺−−】

【“正義の軍勢”の中に、異質が一人】
【ジャングルのような地帯−−家主の植物好きが生んだ、異質な空間に居たとしてもまだ、それでも異質な男である】

【右耳に補聴器のような機械、狐を思わせる細い目で、口元に穏やかな笑みを浮かべる白髪の男】
【背は高く、白いドレスシャツの上から黒いスーツを着ており、左胸には青色の薔薇のコサージュ。暗黒色のベルトの両腰に高級そうな革のポーチを装置した、いかにも「キザ」っぽい服装−−】

【“ホストクラブ”にでも居そうな風貌の彼は、然し確かにカノッサの先兵】

−−儲かったかもしれねーヨ

【やれやれ、とでも言いたげな様子で、足を止めて】
【確実に来るであろう“悪”を警戒するように、辺りを見回した】

/遅れて申し訳ありません! シャンドリヨンです。お二方よろしくお願いします!
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 20:01:13.04 ID:Bv0at+SBo
>>552
いい戦場じゃねぇか。

【シャトー・ボタニーク、城壁内部】
【盛大な宣戦布告により、見事悪の砦と化した城砦の壁面、壁に足をかけて俯瞰する姿があった】

【ウルフカットの黒髪、焦げ茶色のジト目、今日はへの字口がにぃと獰猛につりあがっている】
【ノースリーブから伸びる腕は、左はギプスで固定され、首に巻かれた白い布で吊り上げられている】
【けれど右腕は健在、ほどほどに鍛えられた腕を曲げたり伸ばしたり、指を鳴らしたりと喜びの表情】

【タイトなジーンズ、腰周りを隠すほど裾の長いシャツ】
【胸元といい腰周りのラインといい、シルエットは女性であると主張するが、纏う雰囲気が少女であると言う断言を憚ってしまう】


お国をぶっ潰して報酬もらえるなんざ、なんてボーナスタイムだ?
いいねぇ、今の俺は素面とはいえ、こういうのも悪くない。


【漏れる喜色を抑えきれず、飛び降りて、相手の正面に躍り出る】
【右手を見下ろし、握って開く】
【怪我人といった体裁だが、体調は悪くない、大体回復している】
【力も入る、問題ない】

魔力はまだまだだが、たいした問題じゃねぇ。
来なよホスト野郎、退屈しのぎに遊んでやる。

【口の端を不敵に吊り上げ、人差し指で挑発する狼少女】
【仁王立ち、迎撃用意万端。これでもかと相手を舐めた態度は自信の表れか】

【いずれにせよ言えるのは】

【ただの喧嘩慣れした不良ではない、歴戦を物語るような不可思議な威圧感は、戦場の空気に呑まれる事無く存在を主張し続ける】

【内に眠るモノは姿を見せないが、少女の闘気は、善悪の彼岸を越えて尚健在】
 
                          エゴイックロータス
【自身の闘志にあまりにも正直な竜殺しの少女は、この強 我 の 輪を作る三竦みの一辺足りうるのか】


//竜崎遥人です、シャンドリヨンの人、黒澤さんの人、よろしくお願いします!
//それからいきなり申し訳ないのですが離席します、マッハで帰ってきますので進めて置いてください!
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 20:03:54.58 ID:PCy3m6AHo
>>544

「あー」って言いたいのはこっちだっつうに……。

【水分を余計に吸った髪の毛はくるんと捻じれる】
【雨だれは滴りそして落ちる】

チッ……まあもう濡れちまったものはとやかく言ってもアレだしな。
しかし謝ってるなら言い訳みてーなのすんじゃねー、こっちがイライラする。

【感情の有無はそれほど気に掛けていないらしく】
【少年が怒ったのは言い訳のように聞こえたそんなところ】

ん?……お前なんか悪い物でも食ったか?
なんだか臭いぜ、食い逃げするならするでまともな料理を出す所で食い逃げしろよな全く……。

【空気中に漂う水分で幾らか鼻の利きは悪くなっていたが】
【生来その腐臭というものは人間にとっては「不快」の部類に入る物】
【それ故にわずかながらでもその臭いを感じ取ったのだろう】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/22(日) 20:04:30.08 ID:+HdN3iVzo


【───とある、公園。】
【遊具の数は少なく、空き地だった場所にとりあえずベンチだけを置いたという印象を受ける、殺風景な公園内。】
【街灯の数は少なく、夜になれば中心部分は殆ど何も見えない、そんな公園内に銀髪の少女が佇んでいた。】


【──月の光を反射しているかのように、淡く輝く髪を持つその少女。】
【その手には拳銃が握られており、銃口が向く先には数人の男が地に伏している。】


───…ま、お財布を持ってたのは評価出来るっすね。


【ふと浮かべたにま、という笑顔で静謐な雰囲気を台無しにする。】
【拳銃を握る手の、もう片方の手には丁度“地に伏す男達の人数分”と同じ数の財布が握られており、時々それを揺らして財布の中身である小銭の音を確認する。】


【その音に反応してか、男の内の一人がぴくりと反応するのだが、少女はそれに向けて拳銃から数発の“何か”を撃ち出してそれを止める。】
【ふわり、と髪を揺らして男達に背を向けると、今まさにこの場から立ち去ろうとしていた。】

(……美味しいモノ…いや、購入費に消えそうっす…)
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 20:05:09.33 ID:NQxfKzrFo
>>545

【"悪≠ニ"正義≠ェ交じり合う戦場】
【在るのは思想で、"悪≠"正義≠煌ヨ係無いのかもしれないが】

【今戦場を歩いている少年は、本物の……とは言い難いが、心に在るのは"正義=z

【容姿はと言うと、身長165cm、年齢は15歳程と思われる】

【曇りの無い、真っ直ぐな黒い瞳。長くもなく、短くもないぺったんこの黒い髪】
【時折、袖から除く、腕輪のような物が月明かりを反射して】

【身の丈にピッタリの、黒い学生服をキッチリと着こなすこの少年。異質とも言えるのは、腰の2つのホルスター】
【其の中には、銃が1丁ずつ入っており、右のホルスターに入っている銃は、今この瞬間にも魔翌力を溜めている】
【魔翌力を感じることの出来るのであれば、魔翌力の感知は容易だろう】

「しっかし、セコいことするもんだな、カノッサも」
『まぁ悪らしいっちゃ悪らしいからいいんじゃないのかな』
『ま、尤も"正義≠ヘ僕たちなんだけどね』

【声を発したのは、学生服の少年では無く】
【証拠としては、口は硬く閉ざされて、顔つきも、友人同士の会話のような、柔らかいモノとは違い―――】

【発生源は、少年の左右の腰。『銃が喋った』と考えられる】
【実際に、"喋る*oeなのだが】
【データベースには、黒い学生服の少年と、喋る魔銃の書き込みがあり、敵対者である事は間違い無く】

【少女の姿が見えると、足を止めて、カノッサの制服に身を包んでいた事から、敵であると判断し―――】

      【―――しかし何故?】

【真っ先に浮かんだのは、戦意よりも、疑問】

「随分と可愛らしい、"正義の味方≠セな」
『相手挑発させるような事言わないの。傷つくの重太郎なんだから……』
「ちぇー……」

【皮肉たっぷりの漫才を連想させるかのようなやり取りを見せたのは、腰の2丁の銃だった】
【喋るという事実を隠すつもりは無いらしく】

……何でカノッサなんかに所属してるんだ?

【最初に少女に向けたのは、銃口でも、刃でも無く、頭の上の疑問符】
【答えるか、答えないかは、自由だが、この少年が、少女の敵となる事は間違い無いようで―――】


/重太郎です。アカリさんの方本日はよろしくお願いします
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/22(日) 20:08:03.55 ID:s5PCZ1s3o
>>539

…………ありがと、ゼノアちゃん。
でも、嘘じゃないんだ。

【彼女がこの言葉を信じないのも、無理は無いだろう】
【嘗ての戦闘で、ルシアは倒す所か、まともな攻撃すら行っていない】
【他の事象ではその限りでは無いが、それでも他人を傷付ける行為を嫌うこの少女が】
【――そう思うのも、無理は無い】

【ただ、ルシアはゼノアの言葉に感謝の言葉を紡いで】

――――――――七年。

私が12の頃だから、其れ位じゃないかな。

【七年という年月。村を廃墟とするには十分な時間か】
【それとも、此処まで破壊されてから、更に自然劣化が上乗せされたか】
【どちらにせよ、長いとも、短いとも言えない時間。ルシアは其れだけ昔に】
【恐らく大人も子供も暮らしていただろう、この村を、終わらせた。と】

【仰がれた大木。既に枯れているのか、葉の残っていない大木】
【見上げていた視線を少しずつ下げながら、ルシアは話を続ける】

この木はね、あの頃は、不思議な位青々と繁ってたんだよ。
夏場になるとこの辺り一面に日陰を作ってくれて、皆何時もこの辺りに集まってた。
向こうの方に行けば公園もあったんだけど、日陰の方が涼しいからね。

村の皆は、この木を「守り神」だって言ってた。この村を厄災から守ってくれる神様だって。
だから、誰もこの木を傷付けたり、登ろうともしなかった。登った子達はこっぴどく叱られた。

【「私も、何度も叱られたもんだよ」と】
【昔を懐かしむような声。自嘲気味な笑いを少しだけ漏らして】

――――まぁ、話すと長くなっちゃうからざっくり省略するんだけどさ。

そこ、木の根元の辺り。十字架が立ってるの、見える?

【昔話は此処で終わり、と言わんばかりに勝手に流れを断ち切り】
【右手で大木の方を指差し、そこにあるよ、と示す】
【今居る位置的に、少し背伸びをしないと見えないだろうか、大木の直ぐ傍には】
【ルシアの言うとおり、余り太くない丸太を二本、紐で結び付けただけの簡単な十字架が立っている】
【非常に場違いで、非常に浮いた存在の其れは、先の衝撃の影響で、少しだけ傾いていた】

/ただいま戻りました! お待たせしましたー!
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/22(日) 20:11:41.09 ID:QFgUSlVro
>>551

「対機関連合、懐かしいですねえ。ナンバーズの口車に乗せられたおバカさんが作った組織だ
 それをだーれも知らない、知らせない。そうしてこそこそ膨れ上がった、バカがバカ呼ぶバカ集団
 好きか嫌いか?ノンノン、私の作品の一つですよ対機関連合ってのは」

「……これも、新たな作品だ。この環境も、これから見せて差し上げるものも
 そしてこれから世界に羽ばたかせる私の最新作、これまでの数倍の準備期間を設けた作品
 法という盾、世間の声という盾を失って生身になったおバカさんの群れが耐えられるんで?」

【見つけた。そう知った時には、女はもう言葉を紡ぎ始める】
【くいと鎖を引っ張って、少女を階段から、その近くの草の上へと降り立たせると】
【滔々連ねるは、もはや誰も覚えていないような、だから証明も反証も出来ないような過去の話】
【反機関の能力者を一所に集めるという目的で行われた、過去の策の自慢気な披露】
【そしてそれ以上に自慢げに綴ったは、これから過去を作るニューモデル】


「―――……プロジェクトハスクバーナ℃n動!」

【バチン、と音を立てて、少女の腕を固定したバンドが外れる】
【首輪の金属部分が自動的に展開し、チェーンごと地面に落ちる】
【両腕を解放された少女は、黒い手袋を嵌めた両手を、だらりと重力任せにぶら下げた】

………………すぅ……

【ヘッドホンが、口枷が、女の手によって外されていく】
【呼吸できる最低限の状況から、新鮮な酸素に触れて、少女は大きく息を吸い込んだ】
【半開きの口、一片の欠けも無い白い歯を、獣の様に唾液が伝って零れ落ちる】
【解放された両耳が、この戦場の風の音を取り込み始めた】

【アイマスクが外れて、固く閉じられた瞼に、背後から女の指が触れる】
【持ち上げられて開かれたそれの下には、全体が黒に染まった眼球が収まっていた】
【白目と黒目の境界の無い、何処を見ているのか分からないような】
【その目が、相手の方へ向けられたような気がした、その時】


………ぎ、い゛、い゛い゛、い゛ああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ァッッ!!!


【少女は、解放された全身を仰け反らせて、吠えた】
【震える大気、草木、土。耳を塞ぎ、後方へと跳び退る女】
【女が数m程の距離を取ると同時、『それ』が起こった】

【膝までの長さの白髪が、金属補強された戦闘靴が、両腕が、赤く空間に残る色鮮やかな光を発した】
【光が消えるまで、数秒。消えた瞬間に轟くのは、『斬』と空気を断つ刃の声】
【光の周囲に存在した草木、土、或いは空を飛ぶ羽虫、空気中の塵などが、切り裂かれる=z
【長く靡いた髪は、避けていなければラボコートの女すら巻き込んでいただろう】


「……実験体第一号、魔斬 香月。さあ、貴方『達』の性能を私にたんと見せてくださいな!」

【半ば地面に転がる様に逃げた女が、これからセシウスが戦う敵≠フ名前を告げる】
【少女は、香月は、まだ離れている敵≠ヨ、ゆるりと歩み寄り始めた】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 20:11:54.13 ID:MaF5Xcyt0
>>547

え? ……う、うあぁ…………なんか良く分からねぇけど……
(…………真似される、ってか? ……まぁ、商売敵って関係にはならなそうだけどよ……)

【何かのヒントになった。その事がイマミレイにはすぐには分からなかったようで、面食らいながら礼の言葉に答える】
【その後の呟きが耳に入ると、流石にその心中が察せられたようで、苦笑しながら肩をすくめて見せた】

【――――魔術協会の人間だから、と言う理由で構えていた心が、わずかに緩んだ】

おぅ、連絡先だな……っと
あー……けど悪ぃな……俺は携帯とか持ってねぇからさ……
……そうだな、俺に用がある時には、『八福尽星』って酒場を尋ねてくれよ。そこのアーディン=プラゴールって人に俺の事を伝えれば、取り次いでくれるからよ

【連絡先の掛かれた紙を受け取り、ポケットの中に仕舞い込みながら、イマミレイは自身への連絡手段を伝える】
【ゲームセンターに通ったりする辺り、近代の機械文明に対して理解が無い、と言う訳ではない様だ】
【しかし、自分で生計を立てていると言う所からして、携帯電話を持つだけの余裕が無いのかもしれない】
【人づてに、連絡を伝える手段を彼女は多用している様だ】

――――家電なのが嫌、ねぇ…………
確かに、機械と魔術って言うのは、基本的に相いれないし、同じように利便性を追求する物であっても、その性質は対極的…………
『家電ベースの魔術付与』ってのが、頭の固くて古い魔術師には我慢ならないってか……?

【利織の言葉に、『上の人間』の渋っている態度が容易に見える気がしたイマミレイ】
【恐らくは、魔術を『機械の付属品』として扱う事に難色を示しているのだろう】
【それは、ある面から見てみれば『機械科学技術に対する、魔術技術の敗北』を意味しているとも取れるからだ】
【――――そんな小さい事に拘っている様では、本当に魔術と言う者はその程度の存在へと至ってしまうだろう】
【何故、より魔術の研鑽を意識しないのかと、イマミレイは微かな呆れを覚えた】

えーと……ちょっと待った…………
基本的に、込める対象と込める魔術は、よっぽど喰い合わせが悪くない限りは自由だろうけど…………
――――何故に、洗濯機や炊飯器を飛ばす必要があるんだ?

【思いっきりジト目を作りながら、おずおずと問うイマミレイ】
【空を飛ぶ――――その為に乗り込むと言うのなら、椅子やベッドの方が実用的ではないかと、疑問に思ったのだ】
【無論、『なぜ家電を飛ばすのか』と言う根本的な問題もあったが、まずは上げられた商品名への疑問の方が先立っていた】

/戻ってきましたー
/そして了解ですー
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 20:13:51.26 ID:Ea3mdOVZo
>>546

 『谷山 基樹か。結構、鉄に刻み込めるものなら、やってみろ。=x
 『だが、失敗成功は問わず生命という賭けは……当然、してもらうぞ?=x

【ワイヤーが絡む。巨大な機体故に小回りが効かないというのは、よくあること】
【だから、谷山は容易く移る事ができるだろう――――が、しかし】
【背の八枚、光の翼とは別に『五枚の機械で出来た羽』が機体から離脱する】

【大きさは一枚、6m。単独飛行が可能なようで、剣のような形をしたそれはふわふわと宙を漂い】

>>549

 『二級……処刑人?知らん名だが、私の前に立つという意味は分かっているな?=x
 『最早名乗りの後になってまで見逃す気はない。即ち、死んでもらおうか。=x

【五枚の巨大な羽、その内の一枚が剣状の先端を少女に向ける】
【大きさが普通のそれとはまるで違って、印象は大きなものへの恐怖が先だろうか】
【或いは、人によっては先端に意識が行くか――――兎も角、狙いを定めるように、一枚だ。】

>>550

【言葉を語るより先に、光線が走った。爆発音―――5枚の羽、内の2枚がゴミとなって、花園に落ちる】
【機体に直撃しなかったのは、左手に持っていた8mの槍のお陰である】
【能力を灯した巨槍が一撃を曲げた、というのが真相と――――まあ、そういうことで。】
 
 『………一番良い。そういった行動は好みだぞ、天ヶ谷 双葉。=x
 『だが、二度は上手くいかん。同じ技を使うにしても、使いどころを無い頭で考えるのだな―――?=x

【エレットと同様、5枚の―――いや、3枚の内の一枚が、双葉へと先端を向ける】
【想像できるのは“串刺し”。そうならないようにどうするか、時間はあっという間に過ぎていって】

>>ALL
 
 『……さて、あくまで貴様らは反抗するらしい。ならば言葉のとおり、排除一択――――。=x
 『初めて扱う玩具なのでな、加減が効かずとも文句は言うなよ―――?=x

【二枚の羽が、動き出す。エレットと双葉へ向かって、相手を串刺しにしてやろうと真っ直ぐに】
【然し。当たれば恐ろしい話だが、何せ挙動は読みやすい。真っ直ぐだから、避けることも出来よう】

【ただ一つ想定外だろうことは、迫る途中に先端から一筋の貫通型レーザーが放たれる事】
【突き刺さる前に高速の一撃を放つことで、二人の邪魔者を早々に葬ろうと言うのである】
【尚、この二枚は回避されれば地面か壁にぶち当たり、爆発―――二度と動かないシロモノとなる】


【さて更に、谷山少年に対しても羽は動く。最後の一枚が、ハエたたきのように側面で彼を打ち据えようとするのである】
【不安定な機体側面、回避できるかは彼次第――――さて、ゆっくりと機体の高度が上がっていく】
【2m、3m、5m―――放っておけば8mの高さにまで浮翌遊して、ガルニエの機体は巨大な槍を下方へと向けるだろう】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 20:14:09.14 ID:sIoHHdNO0
>>552

【コツ。コツ。コツ。と一定のリズム刻む足音が聞こえるであろう】
【どこからかぬっとあらわれたその男、喪服を着た黒髪の男】
【ぎらぎらとした目で少女をちらりと見てからホストのような男に視線を向ける】

ククク…皆正義とか悪とかどうでもいいことに振り回されちまってなぁ…
まぁいい。
俺が求めるのは――殺し合いの熱…言うならば「狂熱(ヒート)」…そして

――「感動」。

【そう言うと右手に握られていた黒いネクタイがどろどろとしたオーラを醸し出す黒刀に変る】

さぁ…「感動」させてくれよぉ!!

(戦いは…初太刀…!!そこが一番肝心…!!)

【そう吼えると彼はホストかぶれの男に向かって低い前傾姿勢で突っ込み間合いを詰める】
【詰まり次第横一線の一撃を繰り出すつもりだ】

562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/22(日) 20:14:17.03 ID:Wu/1IO320
>>554
【服についた水滴を適度に手で拭い、泥を落とす】

―――別に言い訳じゃ‥‥イヤ、何でもない
分かった分かった、もう言わないよ

【言い訳じゃない、というのも言い訳になるかもと、口に出しかけた其れを中断して】
【代わりに、少年の言葉に了承した】

誰がそんな臭いするもん食うかよ‥‥ちゃんとしたラーメン屋です
気のせいじゃねーの、もしくは雨の日特有の土の匂い

【と、男はそんな「匂いのするもの」は口にしてないらしく】
【男は考えてから、臭いの推測を語った】
【何かを、うやむやにしたようにも取れる】

/ちょっと飯落ちです、かっこんできます
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 20:17:27.55 ID:sIoHHdNO0
>>561
/おっと忘れてました。黒澤我信です遅れてすみませんみなさんよろしくです
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 20:21:16.26 ID:Wz8sixDAO
>>556

ん、えっと……私がカノッサ機関に所属している理由、ですか。
そうですね、私の理想を追うのに、尤も都合が良かったからですよ。

【銃口も、刃も、殺意も向けられなかったからか、少女も直ぐに剣を向ける事はしなかった】
【碧色の視線で、少年の黒い瞳を、じ、と見つめて、さほど大きな声では無いが、真剣に返事を考えて、返す】

カノッサ機関が“正義”だとは私も思っていませんよ。
でも、それ以上に機関は、この組織の力は強かったんです。
私は延々と続く戦いを終わらせたい、もう、無意味な死を人に与えたくない、その為には。
どこかの組織が勝利して、統一して、統治する、そうするのが何よりも手早いと思ったから、ですよ。

【そう答える少女の瞳に、偽りの色は無い】
【それを根拠に少女の言葉が真実だと思うか、人を騙し慣れているだけだと感じるかは、少年次第なのだが】

駄目で元々、私からも質問です。
この戦いから手を引く気は……有りませんよね?

【最初から無理だと知りつつも、そう、質問する少女】
【わざわざ戦力で勝る相手に立ち塞がってくる人間だ】
【『覚悟』なんてとっくに決めているだろう、そう知りながら、尚、聞いたのだ】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 20:21:35.88 ID:1G6GeiUSO
【路地裏】
【ざあ、と雨が降り始める中、悠長に歩いている男が一人】

あー、どっかで休みてーけど…
こんな得物持ってちゃ茶店にも行けねーしな。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 20:23:11.74 ID:HSTiNM9Do
>>549,550,560
【他の、仲間と成る物に、視線をすっ、と向けて一応の確認をした】

(二人とも、見覚えはねぇな、行くか)

【こくり、と己にそう言い聞かせて、左目に、蛍光色の翠を宿して】

は、馬鹿じゃねーの。
こちとら何時だって命かけてんだよ、今更言われるまでもねぇよ。

【はん、と鼻で笑う谷山】
【機体の足を超える高さまで、遠心力を利用して己の体を引き上げ、絡めたワイヤーを引き戻す】
【機体上部2m程に跳躍した、谷山】

(……嫌な気配だ、あの兵器。…………俺の勘が言っている)

【すっ、と機体の攻撃を確認して、何が一番有効かを考える】

(……内蔵火気にも依るけど、相手の行動を疎外するのは、いい手だな)
(……しかし、味方側の能力が分からねぇ、火薬の散布は未だ先か、そ・し・て……ッ!!)

来たかッ!!

【迫る羽を確認、しかし、谷山は宙に居る】
【そして、谷山の背から、途端爆炎が生じ、高速で移動をする】

っぶね……ッ!!

【とっ、と機体の右肩に、降り立った谷山】
【異能により、義手と肉体が融合している。ある程度、形状の変化が可能となっており、其れを利用して、移動を可能としたのだ】

――――とりあえず、強度の確認とでも生きますかッ!!

【ヒュッ、機体の肩へ、谷山の左腕が貫手の形で襲いかかっていく】
【関節部に腕をねじ込み、破壊しようとするだろう。もし、腕が中に潜り込めば、内部で火薬を放出、爆破をするつもりである】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 20:29:28.83 ID:PCy3m6AHo
>>562

そうそう、いっそ素直に謝っちまえばいいんだ。
余計な言葉は余計な争いを生む、となるとオレの言葉もそうなのかね。口は災いの元……か。

【取り敢えずだけでも自分の頭を乱暴に撫で回し水を散らす】
【例え水が飛んでももうどちらも濡れに濡れているのだから問題はないだろう】
【ただそれでもその身に迫る寒さだけはどうしようもなさそうだった】

ラーメン屋食い逃げかよ……もっと高級そうなところでやればいいのに。
どうせ捕まるならいい思いを、それも特上のをしてから捕まった方が功利的だぜ?

【ラーメン一杯で捕まるのなら高級料理のフルコースで捕まった方が良い】
【自分が咀嚼して胃袋に落とした物はもう誰にも奪われないのだから、それならば良い物を】
【少年が言いたいのはつまりはそういう事】

雨の日の土の臭いはこんなんじゃねーよ、腐ったような臭いじゃない。
だとするならアレだな、きっとお前が腐ってるんだよ例えばその性根とかさ。
いや、オレも人のことはあんま言えねーけどな。

【まともな食事をしたならばこの臭いのルーツは彼以外にない筈だ】
【しかしそれを冗談めかして言うという事は少年はそこまで気にしていないのかもしれない】

/了解です、ゆっくり食べてきてくださいな
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 20:30:25.08 ID:gVT6XfCBo
>>557

【お礼の言葉に、「嘘じゃない」と付け足されて】
【――それでも、信じ切れないような、悲しそうな顔で黙り込むしかなかった】

【どうして、そんなことを? 今はこんなに、優しいのに】
【彼女を擁護するようなセリフが、浮かんでは消えていく】
【ルシアを責めるつもりはない。自分にだって不安定な時期はあったし】
【この両手も、綺麗なものではない】
【腕章をつけている限り――外見的にも社会の澱だ】

【静かに大木の話を聞いて、ふと、視線を返した】

木登り、ですか
むかしから活発だったんですね

……ああ、もしかして、小さい頃から、そんな格好をされてたんですか?

【ふと、彼女の格好を見て、首を傾げた】
【――正直、彼女が19歳というのも、上手く飲み込めなかったりする】
【その要因の一旦は、その服装が担ってるんじゃないかな】

【閑話休題】
【ルシアに促されて、木の根元の方へ視線を――――、見えない】
【腰を浮かして、尾の膂力で以て身体を持ち上げ、それをみつけた】

……ええ、見えました
二本の丸太で作られた、十字架が

……何方かのお墓、でしょうか?

【質素な――】
【――誤解を恐れない書き方であれば、慣れない者が作ったような十字架を見つけて、頷いた】


/おかえりなさいです!
/こちらも、ご飯食べてきますね!
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 20:33:31.03 ID:ysEwwi7M0
>>558
……知らない方が、綺麗な視界は得られるのではないかなぁ
僕なんてさぁ、知ってしまったが為に、
一度は歩みを止めてしまった人間だからねぇ――

盾なんて、元からそれほどでも無いさぁ
むしろ――「これから作りたい」なんて思ってたところだよ

【呑々と言葉を交わし続けるのは、女性が好きだからでは無い】
【相手が何であろうと、形式上は言語が通じるならば】
【最後の最後で――いっときの気の安めにはなる】
【クレプシドラは、そう考えたのかも知れず】

 【彼に斯様な思考を抱かせるに至った、最大の要因は】
 【もう一人の役者が、意思疎通の期待を持たせてくれないからだ】

(………“見られた”。
 ―――、―何か来るっ!)

【さて。胸と顔を護るように、少年は咄嗟に盾を構えた】
【咎を誇ることも、弁明することも無い、人型の異形を眼下に】
【浮かせた盾の隙間の向こうに、のぞき見れば――】

【――――ちりり、り】
【断たれた万象が、黒い風とともに舞い上がる】
【“余波”は、須臾のあいだ視界を侵して】

 【物理的に考えれば、何のダメージもない】
 【今のままでは、牽制の価値すら持っていない「攻撃」は】
 【“少女”のメンタルに、少しだけ罅を入れた】

不味い、かなぁ……
踏み込むなら一瞬、いや――それより早くなければ

【笑みは嘘のように消え去って】
【そのニッチを埋める冷たい顔色は、しかし飽くまでも冷静だ】
【まだ、決定的に心を砕かれた訳は無く】
【彼は――「剣」と「盾」を、静かに構える】
【距離が近づいたために、その全貌も明らかとなるだろうか】


  【宵闇にまかれて漆黒に見えていた盾は、実際には】
  【昏い燻銀色をした、直径にして60センチほどの円盾】
  【紋章の代りに、「1」から「12」までが縁側に等間隔に刻まれ】
  【中心からは現在の分を差して、「長針」と思しき物のみが伸びている】

  【右手に携えた剣も盾に隠れる形だったけども】
  【実際のところ、それには「刀身」と呼べる物が無く】
  【代りに70センチほどの、病的に白い一筋の光が】
  【いつのまにやら――柄の中央の窪みから、突き出ていた】
  【剣として評価すると“短めで幅白・肉厚”と言うべきだろう】


【古代のグラディエーターを思わせる、戦闘の出で立ち】
【クレプシドラは続いて、盾を水平に構え――】

 ――― クロック・チック =c…!

【くるり。時間を無視して長針が回頭する】
【指し示す先は、暗闇に浮かぶ幽鬼の姿】
【――それを文字通り指針として、「魔力」が放たれた】

【幾つもの風を切って、顔面へ飛んでいくのは】
【腕時計のそれを研いだと言うべきか、白く鋭利な魔力の小針】
【十数本。ひとつひとつは、何につけても「小さい」けれど】
【速度は悪く無いため、迎撃や不注意を誘う牽制としては充分】
【相手がまだ階段に乗っている事を、意識している――】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 20:35:25.78 ID:gcazmgDSO
>>553
【聞こえた来た声にも、彼は明確な怒りだとか狼狽だとかを見せない】
【ただ、そちらをチラリと見て】

−−やっぱり、金貰ってんのか……

【口元に浮かべた「道化者」あるいは「ナンパ野郎」染みた微笑は、「悪人」と言うよりは「小悪党」のような】
【彼の右側に、あまりにも唐突に「鎧を着た黒いかみきりむし」が出現する−−魔翌力探知の術があるならば、それが“魔翌力による構成物”だと分かるだろう−】

/一応返しときます!

>>561

……感動だぁ? ツマンネー事考えてるもんだなーヨ。

【突っ込んで来た喪服の男にも、焦りは見せない−−】
【少なくとも、現状を“1シーン”にして見れば「一対一」に近いのだ。少女が動いていない以上は……】

【振るわれた刃。対するは】
【否−】

【対さない】
【後ろに跳ねる事で、攻撃を回避しようとして−−】
【その際にスーツが僅かに裂ける、が。身を斬るには至らないだろう】

>>両者

さて、“得したお前ら”に提案だーヨ

【彼が口を開くと同時、彼の右側に浮翌遊するそれと同じようなモノが、彼の周囲に総勢8体出現】
【それは、彼を軸にくるくると周り始めるが−−“今のところ何も起こらない”】

【単なるブラフか−−】

【彼はただ、笑顔で言葉を続ける】

大衆的な「正義」と「悪」……つまらない争いだヨ。
その為に身を粉にして策を練る馬鹿も、戦う馬鹿も、「ご苦労様」だが、俺からするとただの馬鹿だヨ。

【カノッサ機関も、対する正義も】
【何もかも否定して、この男はその目に何を見るのか?】

その点から考えるに、貴族から金を貰い何と無ぁく戦うお前らと、幾年と「悲願」している世界の支配の為にいろいろと策を考えてこのスバラシイ作戦を考えた機関となら、お前らの方が賢い訳だーヨ。

つまり、だ。俺はここに来て「一種の後悔のような感情」を抱いている……今回の作戦に背いて貴族に付いた方が儲かったかもしれないなあ−−と。

【−−“利益”】
【この男は、それを重視している。今此処で吐いている言葉が、何割方本心からの言葉かは、計り知れないが……】
【恐らくは、機関に絶対的に「賛成」している訳ではなさそうだ……?】

提案、って言うのはだな……

お前らが貴族から貰った金の半分ずつを俺に渡せば、俺はこの場から引いてやっても構わない……という事だーヨ。

【さて−−どうする?】
【これは取引だ。それも、“本気”の】
【金を払えば、彼は本当にこの場を去ってしまうだろう−−然し】



【それは、「この件の無血解決」となる美味しい話であるが……】
【「何か」……「何か」、裏があると思うならば。或いは「戦い」を望むなら−−】

【答えは、自ずと決まるだろう−】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/22(日) 20:35:29.97 ID:2NlL1xJy0
>>560

(一人は知らない人かなー…あの名乗りからして、別の正義系統組織の一員――なの、かな?)
(でも、もう一人のあの少年――もしかしてスプドリーが戦ったって――いや、まさか――?)

【谷山(>>546)と双葉(>>550)の方向に目を向け、少女は彼等の動きや名乗りを分析する】
【この戦いに生き残った場合、彼等との再接触の可能性も否めない――間抜けな表情の裏で、密かに様々な思考を張り巡らせていた――】

…ガルニエ

――じゃあまさか、あの機体に乗っているのって――

【しかし>>546の言葉が耳に入ったと共に、その表情は一変した】
【不思議な雰囲気を漂わせるあどけない少女から、人を殺めることに意義を見出した魔女へ――】

(…もしもの時は“起こす”から)

【相手の出方は、大型の武器を一枚飛ばすのみ】
【まだ仕留めには掛かっていない――牽制、か――?】

(まずは、援護から――)

【敵にも味方にもその思考を悟られぬように――いや、それとも主張すべき正義を持っていないのか】
【羽根が放たれたと同時に、杖は少しずつ薄い橙色の光を宿していき――】

(とりあえず、ダメージは中≠ノ与えることが大事)

【バックステップで羽根を避けることを試みつつ、少女は杖を人型兵器へと向け、振るった】
【すると杖からは橙色のオーラのような、目に見える魔翌力が直径50cm程度の塊となって放たれた】
【それに宿されし魔翌力は熱=\―機体に損害を与えるのではなく、少女の狙いは搭乗者に対して直接ダメージを与えることであった――】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 20:35:42.02 ID:qF3F6XwRo
【路地裏】

【街の光も届かない、完全な闇に覆われた場所】
【生ごみの腐臭、響く雨音、その中に佇む一人の少女】
【濡れることも厭わずに、無機質な無表情だけを携え】

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【長く伸びた白髪、色白の肌、こぎれいな白衣は】
 【黒に沈んだ建物の狭間で、彼女の存在を一際目立つ物にしている】

【夜空を仰ぎ、淡青色の瞳で雨雲を見つめながら】
【ぽつりと、呟く】

・・・ふむ、私にも星は綺麗に見えるのだな・・・


【 暗い暗い路地裏は、闇と少女と、水音だけの世界 】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/05/22(日) 20:38:34.36 ID:t1PKRzZio
>>560

(……逸らされたか。)
(ガルニエ自身の腕もある。リスクなしじゃ、攻撃を届かせられない。)

あぁ、確り考えておくさ。てめぇを倒す、策をな。

【再び、左掌の中に蒼穹の魔力が集まりだす】

(威力はヤバそうだが、これくらいなら回避は───)

…………なっ!?

【羽だけなら、ほぼ確実に回避は成功していたが】
【そこで放たれたレーザー──彼からすれば、完全に予想外で】
【それでもただでは終わらない。レーザーが見えた瞬間、右腕が反射的に動き】
【処刑剣の刃を盾のように用いてガードに成功する。刃が幅広なのが幸いした】

……っ…………!

【しかし、防御から次の羽の回避までの切り替えが少し遅れ】
【左に跳んで羽根本体を回避しようとするが、右脇腹に掠った】
【傷の範囲は狭いが、流石驚異的な威力の攻撃。羽が当たった箇所が綺麗に抉られている】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 20:47:27.57 ID:NQxfKzrFo
>>564

世界平和の為に、カノッサに居るってこと……?
『力で平和をもぎ取るって事じゃないのかな』

「嫌なもんだなー、悪の組織が戦いを終わらせるだなんて」

【また、頭の上に疑問府を浮かべる少年だったが、答えたのは、腰の銃で】
【確かにそうかもしれない―――そんな考えが頭をよぎったが、右手で拳を作り、胸に叩き付けて、己の信念、正義を確かめて】


【少年は、少女の言葉を嘘だとは、思っていないようで、尤もこの少年は人を簡単に信じる脳みそなのだが】

カノッサが統治して、世界が平和になるワケないだろ…………!
だから……だから俺は、この戦いから手を引くワケにはいかないんだ!

【拳を胸の前で強く握り締めて、少女の瞳を、見つめ返す】
【自らの心臓の奥に問い質すように、ゆっくり、ゆっくりと言葉を紡いで】


【今―――銃はホルスターより抜かれて】


【今―――其の銃口が少女へと向けられて】


【しかし、引き金に手は掛けられてなく】

【所持している武器から、遠距離型である事は間違い無く】
【間合いを詰めるのが、一番だろうか】

【尤も、向けられた銃は飾りでは無い為、注意が必要だが】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/22(日) 20:47:31.48 ID:QFgUSlVro
>>569
【少女の歩みは、決して早くは無い。ゆらり、ゆらり、陽炎の様】
【だが、二者の距離を考えれば、数十秒も猶予が有る訳ではない】
【そしてこの少女は――それが見た目だけかは兎も角――獣にも似て】
【何時走り出すか、それも分からないのだ】

【上から下へ、角度を持って打ち出された魔翌力の針、複数】
【顔に向かって何かを打ち出されれば、払おうとするのが生き物の常だ】
【増してや、理性を何処かに捨ててしまった様なこの少女なら】


「………ふむ、ふむ。魔翌力による遠距離攻撃、しかし見た感じは然程威力は無し
 見た感じだと……時計に関する能力?十二種類くらいの攻撃が有るんですかねえ……」

………………ぅるあっ!!

【他人ごとの様に観察している女とは対照的、おそらくは期待されただろう結果の通りに安直に】
【少女は、手を顔の前に持ってきて、手袋で針を受け止めた】
【薄くは無いのだろう、指や手の甲に突き刺さって、反対側までの貫通は見られない】
【手というパーツの作りも鑑みれば、骨や筋に突き当たって止まったと見るべきか】

【効果として特に挙げるのならば、手が顔の前に移った僅かな時間の隙】
【時間にして、数秒程度だろう。それ以上は、実戦では期待出来ないが】
【だがその数秒が流れを決めてしまうのも実戦だ】


【か、かん。階段を金属板が叩き、少女が駆けあがり始める】
【見た目こそは、160cmも無い小柄な少女。だが、その脚力はと言えば】
【おそらく、まだ全力には程遠いだろうに、アスリート並みの速度を生んでいる】

【接近ルートは、最短距離を真っ直ぐ。その間、攻撃の様子を見せない】
【先程の能力発動を見ても分かる通り、この少女の主戦場は近接の距離なのだ】
【このままならば、次の呼吸の際には、少女の間合い。攻撃が可能になる距離】
【近づかれれば、危険。如何に距離を保ち、先制の攻撃を当て続けるかが課題となるだろう】

「……ロード、≪ワーカホリック・デス≫」

【女が、小さく一言呟いた】
【少女の体から、黒い魔翌力が。一時期世界を騒がせ、また最近蔓延りだした】
【哲学者の卵%チ有の黒い魔翌力が、地を這う様に流れ出し始める】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/22(日) 20:48:45.74 ID:Wu/1IO320
>>567
成程、つまり俺は災いだらけってことか
‥‥げ、包帯も濡れまくってやがる

【冗談めかして笑った後、嫌そうな声を出して自分の包帯を右手でいじっている】
【引っ張ったりつついたり、やがてそれにも飽きて手をおろす】

俺だって逃げるなら他の所で食い逃げるっつの
けどね、近かったらもうそこでいいやってなるじゃん
もしそれが極限まで空腹の状態だったら尚の事じゃん

まあ、今回は場所が悪かったけどな‥‥
‥‥ああ、さっきの店主思い出して寒気してきた、何だあの筋肉は

【男曰く、極限まで腹が減っていたらしい】
【そこで筋肉ムッキムキ店主に殺されそうになって、現在に至ると】
【男は先ほどの出来事の一連を思い出し、濡れた寒さも相まって少し震えていた】

お前はともかく俺の性根が腐ってるとかお前見る目ねーな、滅茶苦茶ピュアだろうが
この俺様の純白の心が見えねえのかぁ、ええ?

【少なくとも、食い逃げの前科を残している時点でピュアとは言い難いものがあるが】
【そして「お前はともかく」とか言ってるあたり、腐ってるのは正解かもしれない】

まあ、ネタばらしすると、俺ゾンビなんよね

【それほど隠すことでもないか、とか心で結論付けた結果、切り出した正体】
【顔の包帯と腐臭は、恐らくはそれが理由のようで】

/戻りました!
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 20:50:49.95 ID:Bv0at+SBo
>>561>>571
おー、威勢のいい争議参列者だな。
しかもわかってるじゃねぇか、正義だの悪だのまどろっこしいのは置いてさ、

【先行した喪服男に軽く同調しながら、狼少女はとても愉快そうだ】
【ホストの提案を最後まで聞き終えると、唐突にせせら笑う】

てめぇの提案は却下だ。
俺だって金が掛かるし、しかも俺の報酬は『情報』も含まれている、わけられるもんじゃねぇ。

【ハイになっているのか、内情をペラペラと喋る狼少女】
【ここまで饒舌なのはとても珍しいのだが、一同初対面、気にするはずがない】

【とにかく、報酬として要求した情報の内容は、まだ漏らさない】
【おそらく食いついてくるのではないか…そんな期待は、ないも同然だけれど】

第一、てめぇの面が気にいらない。
なんだその格好、戦場舐めてんのか。おまけに魔性のカミキリムシとは悪趣味な…蟲の様に跳ね回ってろよ。

【こちらも様子見か、特に動かない。黒澤の行動に感心はしたものの、少女はいくらか冷静なようだ】

【相手の笑みをへらへらというなら、こちらはニヤリ、闘争本能を包み隠さない獰猛で黒い表情】

【じわり、少女の体から黒い霧が滲む】
【それは、獲物を求めて周囲を索敵する、狩人の意思】

【魔力感知能力があるなら、その幽かな霧を感知することは出来よう。まだまだ薄いのだ】
【そして戦場に立つ戦士の心得があるなら、明瞭に感知できよう】

【その黒は、殺意と愉悦の黒だと】


//私は帰ってきたあああああ!のです、お返しします!
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 20:59:01.63 ID:Ea3mdOVZo
>>566
【ドォン!という音が鳴る。打ち損なった羽と足の、鳴り合う音である】
【そして、潰そうとしていた対象は肩へ―――止める術を、巨体は持たない】
【更に、強度。これが以外なことに柔らかく、人工筋肉のようなもので出来ていて】

【『ず、ぐィ』―――貫手は深く、先端は骨格のような位置にまでめり込むだろう】

 『―――まあ、良い手だな。相手の関節を狙うというのは、私もやる。=x
 『だがそれがキチンと効くのはマトモな生き物相手のみだ、谷山。=x

 『伝えておこうか。=@  私の目の前で片腕を使えなくしたのだ、貴様は。   』

【肩に乗ったということは、すぐそこに頭がある。操縦席――僅かな隙間から、碧い双眸が見える】
【そして、溢れる光―――谷山少年へと、ガルニエ直々の光槍が伸びて、胴体を狙う】

【この間は、難しい。めり込ませて火薬を放出まではいいが、槍が撃たれるのも同タイミング】
【成否に関わらず腕は吹き飛ぶわけだが、果たして少年がどうなるかは―――爆煙で、ガルニエは見えず】

>>571
【バックステップでかわされた―――そのような形になった大きな羽は墜落、爆発、そして炎上】
【攻撃の手が一時止まり、少ししてから機体の右腕が根元からはじけ飛ぶ】
【更に熱。これが辺り、爆発と合わさって高温に。―――とは言え、直ぐには結果は出ないか。】

 『ふん……軽くなって丁度いい。10トンなどというのは重すぎる。=x
 『攻撃は片腕で十分だ、さて次は――――こう、だったか?=x

【と、ガルニエは片腕となったことなど気にせず、左腕の槍を構えなおす】
【するとその先端がパカリと開いて、砲台のように。更には輝き、照準を少女に合わせ】
【撃ち放たれるのは1mほどもある光弾―――それも三発。当たれば衝撃と、僅かな爆発が身を襲うだろう】

>>573
【ドンッ!と、エレットへも放たれた光弾が一発、追い打ちのように双葉へと放たれる】
【それが終わると砲身は閉じて、元の異様に長い槍へと形を戻し】
【また能力か、光の刃が空中に現れて右肩の傷をきれいな形に切り落とす】

 『………さ、次はこれまた強烈な一撃だ。凌げるかな首領の君?=x

【ドサリと、気色の悪い音と共に腕の残骸が落ちる。それと同時に、左腕の槍が投擲される】
【勿論目標は双葉で、光弾が届くかどうかという“目眩まし状態”の時に投げられるので――少し、危ないか。】
【とはいえ、風を切る音は大きい。何が起きているのか、想像すること自体は難しくないはずだ。】

>>ALL
 『(さて、どうしたものか……イーグルからの連絡がまだ無い以上、何とも動け―――、)――――ん?』

  「―――あー、ハローはろー。こちらマキャヴェリ、君らの雇い主で、貴族だけど」
  「もしかしてちょっと苦戦中?だったら壁越しだけど、支援するからやっちゃってよ。早く、ね?」

【声が。エコーのかかった、放送のような声がする。確かに君たちの依頼主、マキャヴェリの声に違いない】
【何事か―――それは、ガルニエの機体を見れば分かる。その両足に、爆煙に紛れて無数の植物が絡みつき、“足止”しているのだ】
【最初のとおり、声には従うべきか。僅かな時間だが、ここから暫くは動きを止められそうに見える】 
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 20:59:06.78 ID:Wz8sixDAO
>>574
完全な平和は、無理かもしれませんね。
けれど、今のこの状態が延々と続くよりは、遙かに良い状態にはなりますよ。
少なくとも、こんな馬鹿みたいな戦いに巻き込まれて死ぬ人は、出なくなる。

【言葉を紡ぎ終えた瞬間に、ぽぅ、と、少女が手にした刃に光が灯る】
【相手が退かない以上、此方に退く気が無い以上、道は一つだけ】

だからその為に私は、剣を振る。
貴方が悪だとは思わないですけれど、ね。
私にも譲れない物はあります、だから、容赦はしませんよ―――!

【そう言いながら、少女は、強く地を蹴りつけて、走り出す】
【躰を前に傾けて、向ける視線は少年の構える銃の先端、銃口を注視する】
【少女の動きは、単純に早く、油断していれば一気に距離を詰められてしまうだろう】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/22(日) 21:02:23.55 ID:s5PCZ1s3o
>>568

【木を見上げるルシアの瞳は、今も濁りを湛えたまま】
【然し、その表情は、恨み辛みよりも、悲しみの色が滲んでおり】

……まぁ、ね。
この村は見ての通り狭いから、村全体が遊び場みたいな物だったんだよ。
公園も、誰かの家も、この木も、この道も。全部が遊び場。

【大木にしか向けていなかった視線を再び周囲に廻らせ】
【昔を思い返しているのか、時折瞳を閉じれば】
【直ぐに表情を無くし、再び、視線を大木へ】

この格好はちょっと前からだよ。
マントとシルクハットは、当時からの愛用品だけど。

【服装について指摘され、静かに首を横に振りながらそう応えて】
【ルシアはゼノアの横を通り過ぎるように、大木の元へ歩いて行く】
【特に止める事が無ければ、そのまま大木の元――十字架の傍まで移動】

【立っている十字架の足元。そこに、一輪だけ、小さな花が供えられていた】
【季節外れの紅い彼岸花。枯れ果てたこの場所に、紅い其れは不思議と目立って】
【その花のお陰で、余計にその十字架は墓に見えても仕方の無い状態にある】
【だが、ルシアはその予想を肯定せず】

――――お墓、でもあるかな。確かに、此処に眠っている子は居るよ。

―――――――殺されたんだ。私の妹が。
この十字架に縛り付けられて、皆の前で。

【傾いた十字架を見詰めて、呟く声は、然しゼノアにも聞こえるだろう】
【この十字架は、今は墓としての役割だが、当時は磔に使われていた、と】

/了解しました、が、遅くなりました!
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 21:02:34.25 ID:sIoHHdNO0
>>570

ククカカカカ…そこそこは、やる、と。
(…伸ばせば当たる。というわけだが)

【其の身のこなしに対し「楽しくなってきた」と言わんばかりの妖しい笑みを浮かべる】
【そして右側に浮翌翌翌遊する8体のカミキリムシを凝視しながら彼の提案に対し】

…愚問だな。俺は貴様とは違い正直金とかはどうでも良い…

(まぁ、金融業の仕事につく俺が言うセリフではないがな…)
(そしてあのカミキリムシ…魔翌力か?そうならばこの「蛭」が其の魔翌力、削ってやろう)

むしろ戦う為…「感動」する為に来た。金に群がる虫には興味ないが、そこそこ戦えるなら別だ…と言うわけで

――害虫駆除でも始めるか

【相手のカミキリムシに多少注意を向けながら、先ほどと同じ攻撃を繰り出そうと間合いを詰め出す】
【しかし間合いを詰めながら左手の手のひらを彼の黒刀、「蛭」にあてがい、血を流す】

ゴキュゴキュッ ゴキュッ

【その血を刀が吸収し、刀身が3cmほど伸びる――が、3cmの違いは一見分からないだろう】

(これで先ほどと同じなら…かするっ…!!かすればそれで十分…!!)

【この刀、名を「蛭」。妖刀「蛭」と呼ばれる】
【切れ味は人を一刀両断できるほどであり、刀身は75cm、全長は約110cm。そして血を吸うほど剣の切れ味が増し、刀身が長くなる】
【この剣で切られた部分からは長い間血が止まらないために「蛭」の名がついた】
【その仕組みは、切っ先から微量に出る血液の凝固作用を妨げる成分を持つ透明の液体が切った箇所に流れ込むというもの】
【さらにこの液体には相手の魔翌力を削る成分が含まれている】
【そして魔翌力・能力によって生まれた攻撃に対しこの剣を振るうことで威力を多少軽減させられる】

【低い姿勢で間合いを詰め、徐々に歩幅を大きくしてスピードを上げていく――】





582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 21:04:22.81 ID:PCy3m6AHo
>>576

少なくともオレにとっては、これが災いじゃなかったら何なんだ。
ったく、風邪引くのだけは怠いから勘弁して欲しいな。

【右腕が通っていない服の裾を掴み、そして絞る】
【滴り落ちる水は地面に在る水溜りと出会いやがて一つとなる】
【ただそれだけ水を捨てても焼けた石に水を掛けるが如く寒さは消えない】

それはお前、どうせ空腹なんだからもう少し我慢した所で空腹は変わらんだろ。
極限だろうがなんだろうがゼロはゼロさ、それ以上は減らない筈だ。
だったらもう少し堪えてまともな所を探せばよかったのに……。

その結果が……まあオレが言うのもナンセンスだろうけどさ。

【彼の震えが意味するものは多分……】
【南無南無と少年は心の底で呟くのだった】

フン、人に謝るってえのに感情の「か」の字も篭ってないような謝り方するようなヤツも大概だけどな。
そして自分からそんな事を言うヤツには碌な人間はいないんだよバーカ。

ってゾンビとか……オレの肉は食べるなよ?毒どころの騒ぎじゃ済まなくなるからな。

【ゾンビとはつまり人肉を喰らう者、というのが少年のゾンビ観らしく】
【少しばかり警戒するが、ラーメン屋の店主に恐れているような者を恐れる必要があるのだろうかと】
【結局少年はさして警戒もせずに気楽、というかいい加減な風体のままでいるのであった】

/お帰りなさいませ
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/22(日) 21:06:24.89 ID:XXK0IazAO
【草原】

【強めの風が吹く其処は少し前に雨でも降ったのか、濡れた土の匂いに溢れていた】
【ぽつ、ぽつ、ぽつ。遠目から見渡せば、密集しながらもランダムに立つ石のような何か】
【接近すれば分かるだろうそれは、とても古い地蔵が墓標のように並べられているのであった】

―――……Twinkle Twinkle Little Star

【ふと聞こえる、ささやかな歌声】
【母がお腹の中で眠る胎児に唄う、優しく甘やかな歌――その皮を被った声だった】
【どろりと甘く、麻酔のように揺れるそれは、草原の波を掻き分けて、誰の耳に届くのか――――】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 21:07:09.01 ID:HSTiNM9Do
>>571,573,578

(……柔らかいな。装甲で、中身に攻撃が密集する。腕一本、貰えるか)

【しかし、直後の言葉に、はっと息を呑む】

おいおい、能力も一緒に使えるのかよッ!!

【甘く見ていた。そうだ、己の相手は、昼の国支部長マーク・マーギュリス・ガルニエ=A鉄の女=z
【戦闘においては、かなりの強さを誇ると思われるこの相手と、谷山は、これまでに二度出会っていたが】
【何の因果か、戦闘をするのは初めてであった、故に、少年は相手の戦力を知らぬ、そう、能力さえも】

【直後、爆発が起きる、腕が吹き飛んで】

【爆炎の中から、ずっ、と黒≠ェ伸びた】

……ッ、ぐ……ッ!!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!

【ギャリリリィッ!義手ではない、右腕≠滑るようにして、槍は逸らされた】
【しかし、脇腹に、そのまま槍は突き刺さって】

【そこに居たのは、人から外れた、バケモノだった】
【右腕の肉を突き破り、覆うのは、白刃ではなく、黒刃】
【袖がちぎれ飛んでおり、右腕の付け根には、未だ孵化はしていない哲学者の卵が見える】
【肉の見える部分は、ざっくりと裂けて、蛍光グリーンの血液≠零す】

くっそ、でも一本頂いたぞッ!!

【そう叫ぶと、コックピットに向かい、右腕の肉を突き破り生える刃を、散弾のように飛ばすだろう】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 21:08:55.16 ID:ysEwwi7M0
>>575

【少年はここに到着するまでの間に、「能力」を一度使っている】
【戦闘に支障が出るほど疲弊している】
【――と言う程では、決してないけども】
【魔力を研ぎ澄ます為の時間は、出来る限り稼ぎたかった】

 【時を操る能力の行使に、時を先延ばしにしていく】
 【そんな自分に、虚しいものを覚えそうになる――】

(……接近されるまで、僕もこれ以上はできない
 黙って近寄られては、すぐに終わる――)

――いや、僕は、終わらないっ

【――脈絡無い独り言は、女性にしてはハスキーな声だけども】
【少年だと思えば、とてもとても澄んだ音色だ】
【根拠が無いとは言い切れないけども、借り物の自信を奮い立たせて】
【それ以上の迎撃は無く、猛進する獣を静かに待つ】
【武装も相俟って、彫像になってしまったよう―――】

 【されど。闘いの意思をタオルと一緒に放り投げたなんて事は無い】
 【――葡萄色の眸が、数瞬鎖されれば】
 【低い円柱状の魔力光が生じ、盾の円周を包みこみ】

【かち、かち、かち、かちかち、かちかちかちかちかち――】
【トンボでも捕まえるかと言う程、長針は目まぐるしく回転する】

【勝負のはじまりは、ここからだ】


 ――― クロック……  
              ………、――クラック =\――!!

    
      そして、 クリティカル・クラッシュ =I


【魔斬の眼には「急加速」した様に見えるだろうか】
【動体視力の限界には収まっているけども、人のスピードでは無い】
【そんな速度で――クレプシドラが、何歩か飛び込んだ】
【何故だか、早回ししたのとほぼ同じに、声が歪んでいる――】

【ほぼ頭から突っ込む形で、左手を引きながら前傾で急接近】
【そして思い切り突き出した腕――つまり、盾を用いて】
【少女の顎に打撃をひっかける様に、下方から打ち据えんとするだろう】
【小柄なためか、腕はこれでもかと大きく振られ】

 【玄人にはなれない踏み込みだけども、能力を併用すれば】
 【そのスピードと反応力は、歴戦の勇士すらどこかで凌ぐ程になる】

【短い脳しんとうを誘発するような攻撃が利くかは、賭けだけども】
【三回、不自然に素早いバックステップを試みてから】
【歯車が壊れたかの如く、クレプシドラは一度停止する】
【――「長針」は、ぴったりと今の時刻を刺していて】
【それだけが、現実感を儚く揺蕩わせた】

【ここまでの行動に妨害を挟むことも、間に合えば当然可能だろう】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 21:12:47.25 ID:gcazmgDSO
>>577 >>581
【口元の笑いに、苦笑いが混ざった−】

ケッ、けちな奴らだヨ。

【終わった取引について、長々と「愚痴」を言うのは「無駄」で、「利益」にはならない−】
【零す程度の暴言を吐き、切り捨てた】

(あの女の情報、とやらは気になるが−−多分、ハッタリだな)
(報酬とは言え見ず知らずの女に渡せる程度の「情報」なんぞ知れてるしな……そうならばやはり、どうでもいい−−)

……俺が害虫ならお前らはなんだーヨ? 馬か鹿か、馬と鹿のキマイラか? ケケッ

【つまらない洒落を挑発にして、彼は動きを見せる−】
【スーツの中から、右手で、小さな拳銃を取り出して。喪服の男に向け】

んで、感動も良いが−−お前は痛みで咽び泣いてれば良いんだーヨ。

(あの女の魔翌力もヤバいが−−この喪服野郎の“得体のしれなさ”もヤバいな……)
(恐らくはあの「刀」に何か絶対的な自信があるんだろうヨ……んなもんに当たってやるかクソが)

【喪服の男から距離を離すように再びバックステップをしながら、引き金を引く】
【刀は、僅かばかり彼の腹部に傷を付けるだろう−−然し】

【魔翌力を削られた程度では、このホスト男はまだ「気付いていない」……?】

【「膨大な魔翌力の源」でも、持っていると言うのか……或いは、単に“それ程危険だとは思っていない”のか】

【それより今危険なのは、それなりに至近距離から放たれた実弾だろう。狙いは喪服男の右肩−−当たれば、痛い】


【そして−−発砲を合図に、かみきりむし達も、動きを見せる】
【彼の両腰のポーチの中へ、我先にと飛び込んで行くが……「何をする気だ」?】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 21:15:06.38 ID:NQxfKzrFo
>>579

…………クソッ

【己の唇の端を噛み締めて、銃を握ったままの右手で、右の太腿を叩き】
【相手にとって何の意味も無いと思われる行為は、言い返せない悔しさから来るモノで】
【機関と正義組織が対立する状況よりも、機関に対立する物等無く、機関が支配する世界の方が平和と言う事は理解出来て】

でもっ……!でもっ……!

【誰に対して言ったか、其の言葉】
【言いたい事こそ在れど、言の葉にするには、まだ足りなかった――】

「光?ガルニエみたいな能力か?」
『わかんない、でも関係してる事は間違いなさそ――――来たっ!!』


速い……ッ

【少女の早さに、怯みながらも、銃口を向ける事は続けて】
【バックステップを取り、其れと共に、左手の銃から少女の足目掛けて、実弾を発射】

【何の変哲も無い実弾。だが、機動力を削がれるというのは、かなり厳しいだろうか】
【銃口が向いていた時間も長く、軌道も真っ直ぐ。距離は近いが、引き金から手を引く動作を見れば、来る所の予測は簡単】

【故に、回避は難しくない】


【問題なのは、右手の銃だろうか、空気中から魔翌力を常に吸収していて】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 21:21:44.54 ID:Bv0at+SBo
>>580
地獄の沙汰も金次第…こちとら生活掛かってんだ、ここの防衛はついでだよ、ついで。

【詰まらなそうに唇を尖らせる狼少女。意外と現実的というか、ドライな思考回路を持っているらしい】
【そういう点ではある意味シャンドリヨン寄りの思考と言えなくもないが、それはそれ】
【続いた言葉に、再び哄笑を浮かべ】


しかし害虫駆除に感動…か、悪くないな。


【やっぱりダメだった!】
【そんな物分りがいい性格なら、そもそもこんなところに来たりはしない】
【ひねくれもので自己中心的、おまけに戦闘狂の気がある狼少女に「せかいのはんぶん」は無価値なのだ】

>>586
馬にせよ鹿にせよ、人間よりはずっとわかりやすい。
ああ、できる事なら成り下ってしまいたいもんだが、そうも行かないんだ。

【少女は、漸く一歩を踏み出した】
【ゆっくりとホストとの距離を詰め始めるけれど、動作は緩慢】
【誘ってすらいるようだ、悠然たる足取り】

【がしゃん】

【突然、少女があげた右手に何かが握られていた】
【赤褐色の鉄塊…側面から見れば一辺が異様に長いL字…現実でいうスパスなどに類するショットガンに似ている】
【その天辺には、如何なる光も反射しない黒い線が、銃口から尻に至るまで真っ直ぐひかれている】

【この武装選択を見たシャンドリヨンへのプレッシャーとなるか】

【何故なら、ショットガンは面制圧に長けた武器であるからだ】
【カミキリムシを無数に操る、彼の能力に対して著しい効果を期待できるはずだ】

【その銃口は、真っ直ぐカミキリムシの集団に向けられていた】

【けれどポーチに帰還していく集団に怪訝な顔をする少女だが】


(……なんだ?)


【何をするつもりだと、銃口をシャンドリヨン本人へスライド】
【無言のまま引き金に指をかけ、ゆっくり接近を続ける】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/22(日) 21:23:18.07 ID:Wu/1IO320
>>582
ですよねー
まあ悪かったって、マジで

【バツが悪そうにまた謝る包帯男】
【何度も謝るのはそんな好きじゃないらしく、微妙な声で】

我慢って俺の一番嫌いな言葉じゃないですか
それに一日飯を食わなかった場合と七日ほど水しか飲んでません、だったら流石に違うだろ?
まあ俺は今日ちゃんと三食食べてるからあんまり関係ないけどな

【震えから立ち直り、男の口から放たれる妙な理論】
【ちゃんとした自分の意見かと思いきや、自分でその意見を否定する】
【頭を右手でボサボサと掻いては、左手で前髪を面倒そうに持ち上げる】

まあ、そこも愛敬って言う事でここはひとつ
ってかゾンビ舐めんな、そんなちんけな生きもん‥‥生きもん?ともかく、そんなんじゃねーよ
人の肉食うような種族がラーメン食い逃げするわけねーだろが

【少し、自分でも生きているかどうか迷い、生き物という単語で首を傾げる】
【一度死んで、また蘇ったからゾンビと言っているのだからどう呼べばいいだろう、そう思い】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/22(日) 21:25:58.31 ID:2NlL1xJy0
>>578

(えっと、次――)

【杖をさらに構え直し、新たな一手を打たんとする少女】
【しかし彼女は、どういう訳だろうか気づいていなかったのだ】
【その際に自身へと迫っていた、二枚の羽根の存在そのものに――】

…え、っ――!?

【唯一幸いだったのは、その軌道が直線的で避けやすいことだった】
【その接近に気付いたと同時にほぼ反射的に、少女は酔っているかのような緩やかな動きでその二枚の羽根を避けようとしていた――が】

―――!!

【不意を更に急襲する一撃――言うまでも無く第三波の熱戦に対応出来るまでの備えは行っていなかった】
【ガルニエが意図していたかどうかは定かではなくとも、それはまるで狙ったかのように少女の横腹を貫く――】
【この一撃は大きかった――少女は地面に膝をつき、苦しみの表情を見せつつ左手で焼けた脇腹を必死に抑える――】

(ま、間に合え――ッ!!)

【杖の先端の結晶が青色に輝くと、少女はそれを掲げ、目を閉じる】
【同時に飛来した光弾によって巻き起こる爆発――周囲の地面は吹き飛び、人体への影響はおそらく察するまでもないか】
【極め付けに放たれた三発の光弾は、身動きの取れない少女に決定的な一撃を与えるはずだ――】

………ッ

【――しかし、少女は傷だらけになりつつも意識をハッキリさせ、そこに陣を布いていた】
【周囲の地面は凍結し、氷が張っている――何らかの魔術か能力により、氷による防御を図ったのかもしれない――】
【だが彼女は防御に徹してしまった――ガルニエにとっては、このまま更なる攻撃に踏み込む事も十分可能であろう――】

【ここまでの戦いから、おそらく戦場の状況判断と相手の分析力に優れる者であれば気づけるかもしれない】
【この少女、異常な程に二発目以降に対する隙≠ェ多いのだ――】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 21:26:01.12 ID:t1PKRzZio
>>578

(使うのは、初めてだけど。)

"吸収媒体 ジユウ"──『光』

【ポケットから小型の八面体を取り出し、光弾へと投げる】
【八面体が光弾に触れた瞬間、その中に光が吸収された】
【指定した属性を吸収する八面体。以前、ボスラッシュイベントで手に入れた品】
【以前の戦闘でガルニエの能力は分かっていたため、念のため対策として持っていたのだろう】

【尚、八面体は消滅せず残っているが、再利用には手間がかかるため回収はしないようだ】

──……凌ぐさッ!!

【早いタイミングで光弾を処理できたため、目眩まし状態にはならなかった】
【そのため、槍は充分に目視できて】

(足止めしてる。邪魔な槍が消えた。魔翌力は充分溜まった。)
(攻撃は来てるけど……いつでも来てるから、槍一本ならまだマシッ!)

……そろそろ、行くぞッ!

【上体を前に倒すと、機体に向け接近しようと駆け出す。攻勢に出る】
【接近を重視したため、途中、飛んできた槍が左腕を僅かに抉るものの】
【目視出来ていた以上、現状支障が出るレベルの傷ではない。】
【先程脇腹に受けた傷と合わせた上で、戦闘が長引いてきたら分からないが】

【左手に集まっている魔翌力は、大気中の魔翌力を吸収して大きくなっていく】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/22(日) 21:27:27.54 ID:2NlL1xJy0
>>590
/しまった、こんな時に…
/第三波の熱戦→熱線です、すいません…
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/22(日) 21:28:42.70 ID:QFgUSlVro
>>585
【少女の鍛えられ方は、人間でありながら人間の域を突き抜けていると言っても良い】
【腕の振りを伴わない、二足歩行での、車両との併走。単騎で壁を跳びこえての、建物への侵入】
【爆発的な脚力が生むスピードこそが、この少女の武器だ】
【そして、そのスピードを生むからには、其れ相応の動体視力が必要となる】
【動体視力が追いつかないのなら、自分の行動で自分が潰れてしまうのがオチだ】

【そう、大概の攻撃は、軌道を見切る事は容易い筈なのだ】
【理性が飛んでいても、反射で対応出来る筈。想定していたが為に】
【その光景は、女を。夜の国支部長、カリナトゥスを驚愕させた】


「……あん?ありゃ、おや、ちょ、なんですか?」

【大概の攻撃を回避する筈の少女が、顎を垂直に打ち上げられていた】
【踏み込み、退く過程を、カリナトゥスの目は捉えていない】
【捉える目に『する』事は出来るが、そうしようと意識する時間が無かった】
【ごつん、と鳴った頭蓋の音。たたらを踏んで二歩、階段を下りる少女】

【だが、少女は近接格闘の専門家であり、そして今の少女は獣である】
【クレプシドラが打撃を行う瞬間、踏み込みに使おうとしていた右足を持ち上げていた】
【ぶつかるのは、高さから考えてクレプシドラの腹部。蹴りでは無く、相手が走り込んだ勢いにぶつけるだけ】
【攻撃というよりは、衝撃を幾らかでも分け合っての、咄嗟の防御というべきだろう】

【妙は、もう一つ有った】


「ふむふむ、こいつぁ面白そうだ!欲しい、データがもっと欲しい!
 かき集めろ、もっと引き出せ、肉片にして持ち帰れ!
 この子供の手品の種、暴いて売りさばいてしまいましょーう!!」

………………―――ひゅぅ、う…………ぁあ

【相当な勢いで顎に打ち込まれたというのに、少女は突撃が止まっただけだ】
【もしも打撃の手応えからダメージを推測するだけの技量が有るならば】
【骨をすら砕いた、そんな間隔が手に伝わっていただろうに】

【こちらの、カリナトゥスの手品の種は直ぐに解かれる】

【かた、かた、かた。肉のつかない顎が、歯を打ち鳴らす】
【少女の頭部に外側から被さる様に、頭蓋骨が張り付いていた】
【砕けたのは、この頭蓋骨。これが、少女の顎を衝撃から守り、意識を飛ばす事を防いでいた】


「アダーが残したデータから解析した≪ワーカホリック・デス≫!
 威力は兎も角手数は十分距離も十分、こいつぁ中々厄介なもんだと教えておいて差し上げましょう!
 さあ、避けろ、避けてみろ!そしてその力を魅せなさいな!」

【女の、観客席からのヤジの様な叫び。それが終わると同時、少女の両肩の上に一つずつ、頭蓋骨が出現する】
【かたかたと歯を打ち鳴らし、笑い(肉が無いから表情は分からないが)、地上3mほどにまで舞い上がると】
【そこから真っ直ぐ、クレプシドラの両脚に向かって一つずつ飛んでいく】

【頭蓋骨が脚まで接近すれば、それ等はクレプシドラの膝に、頭蓋に残ったままの歯で喰らいつこうとするだろう】
【「威力は兎も角」、骨が砕ける程ではない。だが、近くの血管を潰し、神経を痛めつけるだけの威力はある】
【「距離も十分」、射程はおそらくそれなり以上だろう。クレプシドラが後退して回避する為には、階段を上る必要が有る】
【速度重視の能力を選んだ≠フは、そう言った理由からか】

【そう、選んだのだ。先天性である事が多い筈の能力を、使用者ではなく赤の他人が選んだのだ】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 21:30:53.62 ID:dKnL2nYDO
>>559

【「うん、超なんとなく超分かりました。黒けりゃ超いいんじゃないでしょうか」】
【──なんて、イマミレイの問いには答えず自己完結した模様】
【次に彼女を街で見かけた時──彼女は、一体どのような格好をしているのだろうか】

んふー、八福尽星のプラゴールさん、ですね!超分かりました

【こくん、と元気よく頷き】
【プラゴールさん、プラゴールさん、と何度かその名を口にして──】
【続く話題には、一度だけ小さくため息をついた】

ま、超そういうことじゃあないでしょうか
超くっだらないことですけど、ね
科学は超発展を続ける。なら、魔術は──?
魔術もまた、古い形態から超新しい進化を、超発展を遂げるべきなんです
魔術と、科学の融合──それは、魔術の発展には超欠かせないものです
魔術と科学が互いを食い合うのではなく、超互いを支え合う
そうなる時代が来れば。それを認める人が超増えれば、魔術は変わる

──中々、簡単には超いきませんけれど、ね

【真剣な表情を浮かべ。彼女はそう語る】
【科学と魔術の融合を──】
【おちゃらけたようにも見える彼女ではあるが、その行動の裏にはちゃんとした理由があったのだ】
【だが、保守的な人間が組織の上層部に多いのもよくある話】
【新しい思考が認められないのも、またよくある話だった──】

──え、だって超楽しそうじゃないですか、空飛ぶ炊飯器
超想像してみてください。気持ちのいい朝。仕事に超行こうと超玄関を出たら、お隣に住んでる課長も超出社しようとしてるんです。

     ──空飛ぶ、炊飯器に乗って。

スーツ来た超いい年にもなる課長が、超大真面目な顔して超炊飯器に乗って超出社──
ほら、超楽しそうじゃないですかぁ!

【 お前は 何を 言っているんだ 】

【「ま、そうなったら笑い堪えるので超精一杯。ろくに表を超歩けません」】
【「だから、炊飯器や洗濯機は超飛ばさないんです」】
【──なんて、どや顔でぺらぺらと語る利織】
【だったら掃除機はいいのだろうか、と突っ込みをしたくはなるも】
【それはそれで、またいい笑顔、或いはきょとんとしていた表情で】
【「いいに決まってるじゃないですか、超なに言ってるんですか?」】
【──なんて、言いそうで怖いのだけれども】

/ただいま戻りました!
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 21:31:22.63 ID:Wz8sixDAO
>>587

貴方は……っ。

【少年は言い返す事が出来なかった、少女にとっては良い事、なのだろう】
【だけれど、だが少女は、僅かな間だが、明らかに不満そうな表情をした】
【舌戦をしたかった、と言う訳では無い筈なのに、だ】

狙いは正確、みたいですね。
でも、最初から見ていれば……!

【銃の引き金に手が掛けられて、それを引かれる瞬間に、少女の身体は小さく右に動く】
【弾丸が身体を掠めるか、掠めないか、そんなギリギリの動き方だ】
【故に、動きは小さく、隙も小さくて、更に少女は距離を詰める事が出来る】
【バックステップされた分、開いた距離も、埋める程に】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 21:32:11.23 ID:sIoHHdNO0
>>586

【低い姿勢で詰め寄る黒澤は彼が銃を取りだし自分に構えたのをしっかりと両目で見たが】

痛みで咽び泣くだと?…痛みというのは最高の素材だ…!!むしろ受け入れるっ…!!

最高の「感動」を、「狂熱(ヒート)」を生み出すいわば…出汁っ…!!

【「構わん」と言わんばかりに無視し、斬りかかり、それが腹に当たった、いやかすった。そして】

バスッッ!!

【右肩を思いきり貫く銃弾―――与えたかすり傷に比べたら大きすぎる代償】

ッグゥッ…!!…クククハハハハハッ!!!いい…いいねぇ…この痛み、このスリル、緊張感、死と常に隣り合わせ…

…たまんねぇ。

【痛みでふらつく足を抑えるように片足をつきながら痛みを喜ぶ彼】
【「蛭」の腹を傷口に当てることでまた血をすする音が響く】

【今度は血の量が多いせいか、剣の伸びる様が目に見えるように分かる】
【12cm程度か、先ほどの3cmを足し、剣の長さは15cm伸び、刀身は90cm、そして切れ味は普通の鉄なら一刀両断できるほど】

【どちらにしろ彼が重症なことには変わらないが、ホストかぶれの方の傷は「蛭」が与えた1撃】
【小さい傷でもじわじわと相手を蝕む】
【腹のかすり傷から出る血は勢いが良く、長い時間出続けるであろう】

(まだまだ始まったばかりだ…あのポーチから何が出る?さぁ、「感動」させてくれ…!!)
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 21:33:03.41 ID:PCy3m6AHo
>>589

フン……。

【彼はどこか不機嫌なまま】
【濡れた身体をどうしたものかと静かに考える】

そりゃあ違うけど一日飯を喰わないくらいならどうって事はないさ。
ま、正直どっちでもどうなってもオレには関係なさそうだからどうでもいいけど。
だってオレ食い逃げとかしないし、例えしたとしても店主に追いかけられるようなヘマはしないし。

【腹が満ちていれば人は満足だ】
【そしてやがて人間は次に違う充足を求めだす】
【少年は少し嫌なヤツの部類する生き物だった】

ひとつもふたつもねえよバカ、クリーニング代よこさないだけ有り難く思えっつうに。
リビングデッドがラーメンってのはまあ笑い話にはなりそうだけどな、しかし変なヤツ。
ゾンビ……なあ……。

【死んでいてしかし生きている、その矛盾】
【彼の身体はその矛盾をどう処理してそしてどう生きているのか】
【少年はその事が疑問であった】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 21:34:47.25 ID:gVT6XfCBo
>>580

【過ぎ去った記憶を掘り起こし、打ち明けてくれる彼女】
【平時なら――羨ましかったり、温かくなったりするのだけれど】
【この状況では、過去が愉しいそうなものであるほど――悲しくなってしまう】
【服装について、回答を得て】

そうなんですか?
てっきり……今は村を出たときの格好をしているのかと思いましたよ

アクセサリー、外されてますよね
……兎のネックレスとか、猫睛石の指輪とか…

【ゼノアは知らないけれど、猫睛石の指輪は前回の敗因の一端だったりする】
【他には、その格好で木登りをしたら、別の理由で怒られるんじゃないかな】
【とか思ったりもしたけど、杞憂でした。よかった】


――えと、あんまり離れないで……

【ルシアが横を通り過ぎようとした時だった】
【人魚は半身を翻して、彼女の両肩を掴まえようとする】
【なんというKY】
【「あちらに行くなら、一緒に……」 なんて、情けないセリフを付け加えて】

【避けるのであれば、重荷なしで十字架の元へ行けるだろう】
【両肩の借用を許容したのであれば、魚の尻尾を引き摺って行くことになる】
【体重を操作しているのか、見た目の半分ほどの重さしか感じられないけれど】

【どちらにしても、続くルシアの言葉には】

……儀式ですか?……弾圧、ですか?
……どうして、そんなことに

【磔と十字架から聯想される二つの推測が、口をついて出た】
【――彼岸花の方へ、視線を投げかけて】


/ただいまもどりました!
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 21:46:34.27 ID:MaF5Xcyt0
>>594

(……会った時、どんな反応をするのか…………ちょっとばかり楽しみだな……)

【名前を口の中で反芻する利織の姿を見守りながら、ほっとほくそ笑むイマミレイ】
【そのアーディン=プラゴールなる人物は、実は人間ではない。その姿を見た時、利織がどういう反応を返すか、それを想像するのが面白かったようだ】

――――互いを食い合うのではなく、互いを支え合う……か…………

【利織の言葉に、イマミレイは難しい表情を浮かべて微かに顔を俯けつつ、眉間にしわを寄せて真剣にその言葉の意味するところを吟味していた】
【利織の言うとおり、魔術は旧態依然とした姿のままで終わって良いはずもないだろう。そして、革新を快く思わない人間と言うのも、確実に現われるだろう】
【自身も、魔術で生計を立てている身である以上、利織の語る『魔術の今後』と言うのは、イマミレイにとっても決して他人事ではないのだ】

――――確かに、言うとおりだ。利織…………
魔術とて万能ではないし、また科学とて、万能とは言えない…………
両者の相乗効果を見出す事が出来れば、確かに、人間は更に一歩発展の道を歩むだろうさ……

【利織の言葉は、理にかなっている】
【魔術も科学も、それが人間の作りだした技術である以上、万能である事などあり得ないのだ】
【イマミレイもまた、一人の魔術師としてその限界と戦っている一人である】
【ならば、その両者を引き合わせる何かが実現すれば――――?】
【利織の製作したこの掃除機などは、まだ途中の段階だろう。科学と魔術の融合という命題は、この程度の代物で終わるはずもない】
【その先は、まだ想像できるものではないが――――もし実現すれば、人間は、更に多くの事象に手を伸ばす事が出来るようになるだろう】

あー…………いや、あのな?
炊飯器や洗濯機を通勤に使ったら、家で困るんじゃないか……ねぇ……?

【その自由闊達――――悪く言えば奇妙な発想は、イマミレイには(にも)理解しがたい物があったようで】
【何とも言えない微妙な表情で、その話を聞いているしかなかった】

まぁ……最終的に目指す姿がどういうものかは俺には分からねぇが…………
まずは、暮らしの身近な所から、って事なんだろうな
……いつか、一般に広く流布するのを見る日が来るのを、楽しみにしてるぜ…………

【しかし、とりあえず奇妙は奇妙ながら、実にしっかりとした未来を見通しながら情熱を傾けている事は、理解できた】
【魔術協会の人間と言う所に、まだ引っ掛かるものはあったが、それでもイマミレイは、魔術を志す一人の魔術師として、利織を激励した】

/おかえりですー
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 21:46:53.03 ID:rlyz83GDO
>>583
/未だいますか??
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/22(日) 21:48:00.39 ID:Wu/1IO320
>>597
さいですか、一回食い逃げの恐怖を味わえばいいよ、良い人生経験になる
‥‥勘定払わずに追いかけられないって、けっこうな神業だぞ
もしかしたら店主が六王レベルの能力者かもしれねえぞ?出来るのか?

【要らぬお勧めを、少年に押し付ける包帯男】
【その店主への推測は、ぶっ飛び過ぎてはいるが】

あざーっす、旦那
変な奴なんて聞き飽きたわ生前に。むしろ褒め言葉の領域だわ

【悪びれている様子は、無さげである】
【生前でも変な奴だったことに、自覚はあるらしく、慣れていると切り捨てて】

―――‥‥どしたよ、えー、と
一応言っとくけど俺は黛 結城っていう、お前は?
言いたくなけりゃ答えなくていい

【少年の様子が気になったのだろうか】
【気だるげに、尋ねるその時に、名前を知らない事実に気付く】
【ついでとして、相手に自己紹介を添えて名前を尋ねた】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 21:51:43.81 ID:ysEwwi7M0
>>593

【これが「単純な急加速」の能力であれば、突き出された足は】
【破壊力の面において、只の蹴りが及ばないほど昇華しただろう】

 【――だけれども、もしも《C.C.C》が】
 【ただ極限まで肉体を加速する単純な異能であったのなら】
 【そもそも、文章で指摘された通りに。少年は「潰れている」のだ】

【確かにセシウスは、腹部に痛みを感じている】
【ステップは拙い型を崩され、一度だけのかなり短いものになり】
【性別を問えば答えは一つしか反らない、端整な顔に】
【どこか、苦いものが浮かんでいは「した」――】

【しかし。見掛けよりも双方に帰る衝撃は少ない、なぜかと言えば】
【クレプシドラ自身は、特別に素早い動きを行ったわけでなく】
【――「歪んだ時間軸」の中を、ごく普通に機動しただけなのだから】

(……僕にこんな事ができたのかってぐらい、重い手応え)
(いやしかし、彼女は―――!?)

【さて。呼吸を整えながら思考し面顔を上げ / まず、我が目を疑う】
【人間の顔に頭蓋の仮面が被さった情景を】
【即座に納得してしまえと言うのは、酷なものだ】
【「能力」と朧気には理解できるだけ、彼はすこし賢かったけれども】

……ふ、避けると言っていいのかな、これは!

 ――― クルス・クリエイター!!

………地獄から迷い出た亡霊め、
十字を嫌って、砕けてしまうといいさっ

【「死」のイメージをこれ以上なく瞭然と突きつける】
【そんな頭蓋を前に、思わず舌を打ち】
【階段を登りながら――背後で、剣による十字を文字通りに切る】

【中空に刻まれた架は、剣を持つ手が腰に収まってからも残光として残り】
【高低差が生まれた事により、いま少女の「脚」に近い高さになった】
【――つまるところが、罠である】

【発揮された効果は、斬撃による切断効果の“時間”の延長】
【一直線に突き進んでいく嗤う屍は、十字の端と端に引っ掛かるように】
【ぐしゃぐしゃとある意味爽快な音を最期に奏でながら、砕け散ってゆくだろう】
【その間にクレプシドラは、先と同じ石の踊り場に戻っている】

【今はまだ、体力に余裕が有るからこそ出来る芸当】
【だが。実際「多芸」なのは――恐らく、少女の側であり】
【猛攻の中で、これが果していつまで保つのか】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 21:51:50.94 ID:NQxfKzrFo
>>595

【少年も舌戦がしたいワケでは無かった】
【信念や、正義を話す事はあっても、相手を論破しする頭等持ち合わせておらず】

【その筈なんだけども、少女の表情を不思議に思ったが、其れ以上の思考はせず――】

【――否】    
        【叶わず――】


「おいヤバイって!」

分かってる……!

【少女と近づいた事実を認めたく無かったが、少女は目の前にいて】
【バックステップを止めて、右足を軸に、慣性の法則に従う自分の体にブレーキを掛けて】

【左手の銃で、トンファーの要領で少女の脇腹に殴り掛かる】
【威力も速度も一般人の上程度だが、銃という鈍器がある為、ダメージは大きいだろう】

【近距離を得意としない少年が殴り掛かった理由とすれば、相手が女の子だから=z
【そんな法則が新世界で通じるとは考えづらいが、近距離で銃を使うと言うことは、死亡フラグを立てるようなモノで】
【出来る行動が此れ位しか無いと言うのも事実】


【尤も、カウンターで剣で刺されたりすれば、一溜まりも無いけども】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 21:52:07.76 ID:gcazmgDSO
>>588 >>596

キメェ……ドMかーヨ

(“血を吸ったら伸びる刀”か−−コイツは、“長引かせたら駄目なタイプ”−!)

【“明らかに伸びた”……先程は分からなかったが、今は気付いた−】
【「血が止まらない」事には、まだ気付かない。“少し血の出る勢いが早いな”程度の感覚である】

(んで、あっちはショットガン……)
(この喪服野郎も巻き込んでくれりゃ儲けもんだが−−まあ喰らう訳にはいかねえよなあ……)

【「喪服男からの攻撃が止んだ」今のうちに距離を取ろうと、彼は後ろにじりじりと下がって行く】
【端から見れば情けない、が……ショットガンと刀使い。それを目の前にして後ずさらない方が、不自然だろう−】

【また、彼の身体に魔翌力が集まり始めているのを、感じ取れるだろうか−】

【そして……「隙」は見せない。再び発砲する。狙いは、男の腹である】

【そして】

>>両者

【ポーチから飛び出したカミキリムシ達には、ある変化が起きていた−−】

【全員が、“ダーツ”−−「通常のそれより少し細い」それを、抱えている】

【まず、その内二匹が動いた。シャンドリヨンの周囲から、一匹は「く」の字を、一匹は「つ」の字を描き、少女を左右から挟撃しようとする】
【速さは並、軌道は厄介。当たってもただ単に刺さる程度だが……この男が得意とする“反撃し難い”手】

【更に、残り六匹の内、一匹が動く】
【実に真っ直ぐに……つい先程放った弾と全く同じ軌道で、腹に向け飛んで行く】
【こちらは、カミキリムシ自体が“ジャイロ回転”する事で貫通性を高めていて、それなりに危険だ】

【残り五匹は、彼の周囲を旋回する−】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 21:53:43.37 ID:ysEwwi7M0
//>>602に、描写の忘れ

【この攻撃に際して生み出された十字架は、頭蓋を迎撃すると】
【輪郭を急速にぼやかしながら、闇に呑まれて消えていく】
【そこには、突撃を妨げる物は残らない】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 21:54:33.50 ID:Ea3mdOVZo
>>584

 『私も一応、卵の保有者でな。能力の増強・併用にワケはない。=x
 『あぁそれと……面白い物を持っているな。どれ、手を加えてやろう―――。=x

【視線―――冷たく品定めするような、それでいて楽しげな瞳が覗く】
【肉を、刃を、血を、卵を見て。ふいにコックピットから黒い泡が溢れ出して、少年へと迫る】
【泡は精神を汚染し、或いは何らかのスイッチになりうる存在だが―――さて。】

【また、同時。少年が刃を飛ばしたのは泡を放ったのと同じようなタイミングで】
【ザクリと言う音と、血。何処かしらに辺りはしたようだが、少々見えづらく、場所までは分からない】

>>590>>591

【先ず少女。ガルニエに取ってはラッキー、と言うべき状況―――見逃しは、しない】
【それから青年。光弾が消え、槍が刺さり、一見武器が消えたと思えるだろうか】
【いや違う。機体の背後に在るだけだった光翼が大きく開いて、地上に向けられ】

【そこから無数―――本当に数えられないほどの、“刃の雨”とも言うべき―――白い羽が降り注ぐ】
【先端は尖り、側面はカミソリのように鋭いが、触れただけで消えるような耐久性】
【そういう強烈な一撃が彼と彼女を襲う。――――だがこの時、また声が響いて】

 「もしもしこちらマキャヴェリだけど、二人とも葉の大きい植物の近くに走るといいかも知れないよ?」
 「ほんの少しだけ、僕の能力で分厚くしておくから……多分、凌げると思う」

 「………あぁけど、そんな事したら暫く能力使えないからね」
 「つまり、あの人を止めておけるのはおそらく今が最後……決めるなら早く頼むよ―――?」

【そうした後に、グオッ!というような音と時を同じくして、周囲の植物が急速な成長、肥大を始める】
【確かに、中には無数の羽を防げそうなモノも在るが―――問題はそこに、入ることが出来るかどうか】
【入れれば防げよう。だが入れなければ、難しかろう。そういう話で、刻一刻と羽は高度を落としていく】

 【またこの時、巨大な槍が自動で空へと昇って、機体の左腕へと収まることとなる。】
 【機械なのだ。そして、作ったのはカノッサ機関―――当然、とも言えるような高性能さで】

>>ALL

【何か、聞こえる。石が砕けるような音―――背後、館か、或いはその更に後ろから】
【しかし、そこにあるのは絶壁だったはず。気のせいだろうか、マキャヴェリも気付いていない様子で】

 『……貴様、マキャヴェリ。今なら殺さずにおいてやる。=x
 『さっさと姿をみせて降参しろ。そして、今直ぐにこの邪魔な生ゴミを退けろッ!=x
 
 「いやだなあガルニエ姉さん、バカじゃないんだから止めるわけないって分かるでしょ?」
 「こっちとしても迷惑なんだよね、のんびり暮らしたいだけだって云うのにさあ」
 「だいたい昔からそうなんだよ。どうして貴女はそうや、っ――――!!!」

【そうして、音声が途切れる。石が砕ける音は何時しか止んで、木が砕ける音へと変わっていた】
【何が、一体―――門が開いて、全貌が分かる。館が崩れているのだ。それも徹底的に】

【一人、立っている者が居た。蒼い軍服を着た、スキンヘッドに鷲鼻のメガネをかけた男である】
【左上半身は裸で、左手には義手を付け、大きな鉄球を持ち、逞しい肉体を唸らせる】
【――――まさか、だ。絶壁を鉄球で駆け上り、館を一人で崩して、彼はそこに立っているのだった】

 「―――おっと。ハロー“悪”の連中!俺はイーグル・スマートって名前でね=v
 「ナンバーは78、ガルニエ支部長の部下だ……ま、覚えといてくれると嬉しいんだが=v

 「ところで話は変わるが、あんたらちょっとした片付け手伝ってくれるかい?=v
 「ちょいとやりすぎたみたいでねえ、“人数”数えるのに時間が掛かりそうなんだ=v
 「なあに礼はするさ。俺が上手く口利きすりゃきっと支部長も――――=v

 『―――イーグル。遊んでいる時間ではない。さっさと貴族共の首を―――。=x

【―――と、いった具合。まだ、ガルニエの機体は動けない状態が続いている】
【しかし、諸君らは気を乱さずに攻撃できるだろうか?出来るなら、攻撃は確実に届くだろう】
【効くかどうかは別として、攻撃のタイミングは今しかない―――それは絶対不変、真実の事である。】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 22:02:46.75 ID:Wz8sixDAO
>>603

【少女の駆ける勢いは、そう簡単に止められるものではない】
【先のように、最初から銃撃を回避するつもりでいたならば話はまた変わるのだが、今回は違う】
【だから、少年が銃を鈍器の代わりにして殴りかかってきても、今更回避出来る筈は無かった】

【―――――がきん】

【だから、少女は少年の振るった拳、否、拳銃を、細剣の柄付近、正確に言えば、剣を握る手を護る柄飾りで防いで】
【お返しだ、とばかりに、左足での蹴りを少年の腹部を狙い、叩き込もうとする】
【小柄な少女の華奢な体躯から放たれる蹴りだが、加速による補助を得たその威力は馬鹿に出来るものではない】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 22:04:29.94 ID:Bv0at+SBo
>>596
【黒澤の哄笑に呼応して、少女もまたにぃと笑みを深める】
【痛みとは、少女にとってもまた身近で重要なものだったからだ】
【多少捉え方の違いはあれど、そこには共感する】

【なるほど、この対戦表、運命的だと言わざるを得ない】
【こいつと自分は、似ている気がする】

【密かに、少女は密かにそう考えていた】

【齟齬の存在にも、気付いていたけれど】
【今そんなことは、重要じゃない】


>>604
【重要なのは、敵の存在】
【存在証明のためには、自己保存よりも先に、】

【敵の殲滅を最優先とする―――――】

【迷わず発砲、カミキリムシ諸共、シャンドリヨンに向かってだ】
【集弾性及び射程距離絶無、短時間で拡散し、壁となるシェル】
【正面のカミキリムシの迎撃もだが、同時に中途で小粒の弾薬が爆発し、視界を塞ぐだろう】

【拡散榴弾】
【シャンドリヨンと少女の間の空間を埋め尽くす】
【熱波はそこそこ、攻撃を狙ったものではないが、むやみに突っ込めばカミキリムシは焼ける】

【そのまま姿勢を低く右側を向きつつ、ショットガンを器用に持ち替える】
【逆手に持ち替え、更に反転。銃口を肘のほうから背後に向け、トンファー状に持ち返る】
【向きを変えたため、正面と背後から襲い来るカミキリムシWithダーツに対し、正面にショットガンの尻を突き出す】
【インパクトの瞬間引き金を引くと、側面の装甲が展開して紅蓮の魔力光を放熱した】

【同時に、ごく狭い距離に集束した魔力の杭が生まれて、跡形も残さずダーツとカミキリムシを焼き尽くすだろう】
【反応は正確、野生の勘によるものだ、直撃すれば灰すら残らない】

【もちろん、隙がある】
【反動で大きく歪む姿勢、背面から向かってきたカミキリムシが右肩に突き刺さる】
【苦悶の表情を浮かべるも、即座に押し殺し、痛む右手でショットガンをシャンドリヨンに向けなおす】

【照準のブレが大きくなっているけれど、視線は真っ直ぐホストを見据える】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/22(日) 22:06:31.19 ID:s5PCZ1s3o
>>598

――――仕舞ってあるよ、指輪も、ネックレスも。
此処に来るときに、外してきたの。ちょっとだけ意識してたんだよ。
流石に、当時の服を着るのは無理だったから、ね。

【よく見てる子だなぁ、と感心しながら】
【何も嵌めていない手を見せ、そんな返答】
【一応意識はしていたらしい――描写不足ではない】
【因みに、当時木登りする際にスカートじゃなかったとは一言も】

――――――――、…………。

【横を通り過ぎようとしたとき、がっちり両肩をホールドされて】
【足を踏み出そうとした体勢で一瞬の硬直】
【その後、ゼノアの方を振り返り、数秒顔をじぃ、と見詰めた上で】

【ずるずると、そのまま引き摺る様に、十字架の元へ】

【十字架には、目立つ血痕のような物は付いていない】
【が、よく見れば、十字架其の物が全体的に薄く赤黒く染まっている様にも見える】
【単純に最初からそういう色の木なのか、それとも――】

……この村は、大分閉鎖的でね。行商のおじさん以外、外部からの入村は受け入れて無かったの。
なんでも、「異能を持つ物は悪魔の子」なんだって。無能力の人から見たら、そう見えるのかもね。

【言いながら、ルシアは足元に今だ広がる「黒色の魔力」に目を向ける】
【これも、異能の一種だ。異能を受け入れない村で育った、異能を持った少女】
【それはつまり、どういうことか】

あの子は――私の妹は、私の為に死んだんだ。
私の罪を、私への罰を一身に背負って。「悪魔の子は殺された」んだ。

【断片的な情報。吐き捨てるように紡がれる言葉は、結論だけを端的に述べて】
【解釈は如何様にも出来るだろう。姉が異能者であるならば、妹もまた――とも取れるし】
【無能力者の妹が、異能者の姉の罪を――とも取れなくは無い】

/おかえりなさいませ!
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 22:07:18.90 ID:PCy3m6AHo
>>601

そんな毒にも薬にもならないような経験なんぞいらんわ。
やらん、そんな阿呆らしい事はお前にぴったりだ間違ってもオレみたいなまともなヤツには務まらない。

【危険を侵すぐらいならば手を出さない】
【自ら炎の中に飛び込む事はせず、或いは飛び込む時を選ぶ】
【軽犯罪で牢屋にぶち込まれるのもどこか不本意だろうから】

なんだお前……なんか可哀想なヤツめ……。
生きてれば、いや死んでいればか?ともかくその内良い事あるよ……多分。

【酷い励まし方は哀れみからいづるもの】
【少年の瞳はなんだか生暖かく、例えるならショーケースの中の犬でも見るような】

どうもしねーよ死んでろゾンビ、ああもう死んでいるのか。
ん?ああ、オレはエルフェスだお前と違って一応生きているからな。
間違っても人肉やら腐肉は喰らわない真人間だからな。

【黛 結城という人物の性格を大雑把であるが把握したのか】
【少年の口調は棘々しくしかしその言葉本来の意味は持ってはいない、言うなれば冗談の部類の言葉】

さてさてそろそろ雨も……止んでないけど、しかしこのまま濡れていると風邪引くし
もう濡れてんなら雨の中を歩いてもさほど変わらないよな?うっしそろそろ行くかな。
お前は寒い中で雨が止むまで待つといい、雨の中傘もささずに踊ってろ。

【幾らほど小雨になったものの雨が流れている、曇天は空にある】
【少年はそれを見上げて溜息を吐く、そして思い立つ】
【濡れているならば変わりはないと雨の下を歩く決心を……】

ま、お前は死んでるだろうから風邪は引かないのかな?
どっちにしても身体を労りたいならどこかの廃墟内で身体を乾かした方が良い。
濡れていると腐るのが進むだろうからな、ほいじゃオレはこの辺で……風邪引いたらお前のせいだかんな。

【青年に向けて心配か心配でないかの言葉を残し】
【些か逆恨みのようでもある言葉もおまけにと残して少年は引き止めもなければその場を去っていくだろう】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/22(日) 22:07:23.35 ID:QFgUSlVro
>>602

「………ほーう……成程成程、まだ分からない
 しっかしヒントになるのは幾つか有る、となりゃあ次にやるべきは……」

「(予測がつきにくいもの。回避の難易度は気にしない)
 (それにどの程度の対応をしてくれるか、で見極めますかねえ)」

【物体の見かけの質量と運動速度。衝突した結果を予測するのは、難しい事ではない】
【だが、眼前の光景は、その予測を見事に裏切った結果となる】
【接近の速度の異常。それとは裏腹な、衝撃の小ささ】
【観客の目は、頭は、データの収集にくるくる忙しく動きまわる】


「よーし決めた!ロード、≪クレイジー・トレイン≫!
 こうなりゃ積載量の限界まで行ってみましょーう!」

が、があぁ……ぁああああああああああぁーーーーーっっ!!

【決定、宣言。少女の体から、更に流れ出す黒い魔翌力】
【狂気か、苦痛か。少女の声というのは、兎角良く響くもの】

【破壊された頭蓋骨の残骸を、少女の足が轢き潰す】
【今度は、飛びこんだのではない。何かに押される様に、段差の上を『滑り出し』た】
【重力を無視し、下から上へと階段を滑りあがる少女】
【初速ゼロの状態から動きだしたというのに、加速はかなり大きい】
【例えるならば、拳による殴打と同速度で、全身で突っ込んでいくようなものだ】

【進路は、やはり真っ直ぐ。クレプシドラへ、最短距離】
【近づいても少女は攻撃体勢に入らず、そのまま体当たりを仕掛けようとするだろう】
【体重45kg、軽量の彼女だ。大の大人の体当たりに比べれば可愛らしい威力、とも思えようが】
【速度は、その軽さを補って余りある程となっている】

【衝突の成否に係わらず、少女は、現在のクレプシドラの位置より暫く後方まで進んで止まるだろう】
【靴の金属板と階段が、ぶつかって火花を散らすような急なブレーキの後に】
【ぶら下がったままだった両手が、頭を抱えるように持ち上げられる】


「……速度『だけ』。技術もなんにも無いしフェイントも無いし、真っ直ぐ進むという猪能力
 さーあてさて、どのタイミングで避けるんでしょうねえ?」

【女の緑の目は、いつの間にか黒目と白目の配色が逆転して】
【走るでも無く突っ込んでいく香月を、スローモーションで観察していた】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 22:09:43.37 ID:sIoHHdNO0
>>604

(先ほどは攻撃を優先しただけ…!銃の出所、打つ角度さえ見えれば…)

どうということは無い!!

【片膝をついたまま剣の腹で銃弾を弾く】
【そして追い打ちのダーツだが、同じ軌道ならたやすくガードできると其のまま剣の腹で受け流そうとする】
【しかし】

ギィィィィィン!!

【と言う重い音の後、彼は軽く後ろにのけぞる】
【貫通まではいかない。なぜなら「蛭」の切れ味も上がり、丈夫になっているから】
【しかし先ほどの弾丸とは違う「重み」を感じ、手にしびれが伝わった】
【ダーツの勢いに押されたのはジャイロ回転もあるが、何より肩の怪我が大きいか】

っう…!!
(通常なら折られていたかもしれん…!!こいつ、かなり楽しめる…!!良い「感動」ができそうだ…!!)

【一瞬、にやり。としてから、おもむろに立ち上がりまたもや低い姿勢で突っ込む。】
【彼には飛び道具が無いため、突っ込んで間合いを詰めるしか無い】
【しかし剣の伸びた分だけリーチが広がる】

【次の攻撃は、突き。突きの方が肩を動かさずに済むからだ】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 22:14:43.86 ID:HSTiNM9Do
>>590,591,606
チィ……ッ!!

【舌打ちを零しながら、谷山はそれでも機体の上で立ちまわる】
【刃は、確かに通ったが、その瞬間に、泡に右腕の指先が浸る】

――――――ッ!!

【轟ッ!!谷山の体から、数式が吹き出すことで、その泡を吹き飛ばした】

……ッ!!あ……ッ!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!
(アクイニミヲ……ユダネ……ロ!!アクヲコロセッ!!)

フッザケテンジャネェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!

【卵に、びきり、と大きな罅が入ったが、孵化をなんとか防ぎきった谷山】
【左目の白銀は、悪意を押しつぶす、強い意思を込めている。指先程度の悪意では、谷山の卵を孵化させるのは不可であったようだ】

……っは……はぁ……ッ!!

【荒い息を吐きながら、鋭い目で、谷山はコックピットを睨みつけて】
【直後、起きる破壊、立ちはだかる、新たな敵】

【其れを見て】

ヤルなら、今しかない――――――ッ!!

【そう、谷山は理解した。出し惜しみは、コレまでだ、と】

《行くぜ――――――ッ!!》

【谷山の声が、ノイズ混じりに響き渡った、もはや人とは言えない異形の声】



          《――――Hello!/ようこそ!》


《――――Truth worlD!!/この糞っ垂れな真実の世界へッ!!》



【叫びと同時に、谷山は己の右目を覆う眼帯を引き剥がした。その奥にあるは、何もなき空虚】
【そこに、無数のノイズが集積し、一つの宝石を創り上げた。虹色に輝く宝玉の目である。之が、谷山の能力発動形態】

《Slot.1FLIGHT FLAME=ISlot.2SILVER MIRROR=ISlot.3&4ARTS=I》

【何かを、谷山は叫び。数式が谷山の左腕を覆っていく。そして、数式を飲み込み、完成したのは、一本の杭と言える腕】
【腕の表面は、銀色に輝く。コレは、宮本重太郎の能力の模倣】
【背面には、焔を圧縮した、火の玉が生まれていて、その熱量が圧縮されている、徐々に】
【そして、義手はその拳を杭の形とし、一本の棒と化した。一番衝撃を咥えるに相応しい、そんな一撃を放つために】

【腕を構え、背の火を限界まで圧縮し、鏡面の腕に魔力を通し硬度を上昇させる】

《ARTS={FLIGHT FLAME+SILVER MIRROR=∞Break brit /紅拳銀弾<b!!》

《行くぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!》

【直後、背の火球が炸裂、急加速をし、コックピットへと谷山は直進していく】
【相手の攻撃の回避等不可能な、突撃技。しかし、その杭の腕の一撃は、コックピットも抜けるような一撃であるかも知れず】
【複数能力の融合による必殺技。一人ではない£J山だからこそ可能な必殺技の行くすえは――――!?】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 22:17:14.83 ID:dKnL2nYDO
>>599

【イマミレイの心中を察することなく】
【「超どんな人だろうなぁ」──なんて、考え】
【今度超その酒場に行ってみよう、なんて発想すら、浮かんでくる】
【果たして彼女がアーディンに会ったら──】
【反応は、実際に会ってのお楽しみだろう】

──そうは言いましたけど……
果たしてそれが、人間にとって超良いことなのかは、超分かりません
科学が、技術が進めば争いもまた超増える可能性がある

ただ──私は超諦めません
そこに創れる可能性があるならば、私は自分の欲求を満たすためだけに超創る
私はね、シークさん
魔術師であると同時に、技術者でも超あるんです。
≪創りたいと思ったから、創る≫──可能性があるなら、創りたいと僅かにでも思ったなら、創る
それが、モノ作りに関わる人が持ち得る本能。私の本質

……魔術と科学の融合
そして、民間人が気軽に魔術を使えるような──魔翌力を持たぬ人が使える魔道具を創る

んふー、これが今の、私の超目標ってとこです
初対面の人に超言うようなことじゃ、超なかったかもしれませんけど──
なんか、超熱くなってしまいました

【今までの話を、すべて纏め。最終的に、自分の目標を、真剣な表情で彼女は語った】
【方向性は、やや迷走気味とはいえ──しっかりとした夢自体はあるのだ】
【其れは或いは。若さ故に抱ける理想、なのかもはしれないのだけれども】
【そして最後に、またにまりとした悪戯笑顔を浮かべ】
【ほんの少し、恥ずかしそうに首を傾げて──】

っと、いつの間にか超こんな時間です!
んふー、時間が過ぎるのは超早いものですね
私は超この辺りでおいとまさせていただこうと超思います

それじゃ、シークさん
また、ご縁があえばまた会いましょう!
私は普段、魔術協会の魔道具開発班の研究室にいますからね
協会の図書館裏に、日曜日しかこないアイス屋さんがあるんです!超おすすめですよー!
もし今度会えたら、超一緒に食べましょう!ばいばーい!

【──ふと周囲を見れば、日もとっぷりと暮れていた】
【その事に今更気付いたのか。慌てたように掃除機の機首を協会方向に向けなおし】
【やや騒がしい別れの挨拶をして──】
【ぴゅう、と協会の寮へ、飛び去っていくはずだ】


/っと、このあたりでしょうかっ!
/ありがとうございました、お疲れ様でしたー!
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 22:21:08.97 ID:NQxfKzrFo
>>607

!?

――――うッ!!

【防がれた後どうするか、考える暇等無く】
【というか、攻撃の時にでも考えていればよかったのだが】

【反転する視界。聞き覚えのある両手からの、心配の声】

【とにかく少女の蹴りが、モロに腹に入った事は間違い無く】
【体は、少女の速度による恩恵を恨めしい程受けて】

【とにかく体は、1m程後方に吹き飛ばされて――】

【之も距離を遠ざける為の行動なのだが、1mという距離は、少女のスピードと、銃使いの少年にとっては心許無い】


【すぐさま膝立ちになって、左手の銃から少女の太腿目掛けて実弾を発射する】

【先程と違って、予備動作は多く無いが、其の代償に狙いは甘い――】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 22:23:37.22 ID:ysEwwi7M0
>>611

(……全然関連性が無い、)
(有ったとしても、僕の想像力じゃどうしようも無い――)

(あの女、病院のテレビで見た気がする……カリナトゥス、だったかなぁ)
(どう見ても司令塔だけどアレを叩くとしたら――城を放置する事になる)
(まだだ。「こっちの戦闘の意義」がある以上、それはまだ選べないねぇ……)

【能力が影響した恒常的な効果である、思考速度そのものの「加速」】
【それと無い程度のアクセルでも、冷静である限りは損になる事は無い】
【「複数能力を扱う能力=vと結論付け、まずは】
【暴走特急と化した少女に、どう対処するかに思考の大半を注いで】


  …… クロック・クラック =I


【瞬きしたならばすぐさま轢かれる。その寸前まで引き付けたなら】
【既に一度行使したのと同じ「技」の名を、巻き舌で唱える】
【―――少年が、時間を抜き去る】

【左側に転がって、少しばかりの余裕を残して突撃を回避すると】
【右手に握った光の束を、線路に「渡す」ように緩く突き出すだろう】
【馳せること無く疾駆する、少女の右足の進路状に】

【切れ味はただの刃と大差なく。少女の勢いがあったとしても】
【蒼白の光刃は、骨までを断ち切るには至らないはず】
【少年の膂力と腕のリーチに不安が有ると言うのも、また理由だけど】
【然し足を武器にする彼女にとっては、痛手と呼べる傷が残るかも知れず――】

………く――、っ。

【ただし、その勢いはただ無意味な物では無かった】
【「連合」の戦士の中でも指折りに貧弱だろう彼の腕を】
【鈍く重たい衝撃が、駆け抜けていく―――】

【物理現象に干渉する魔力と言うのが、能力の本質なのだから】
【彼の側が干渉「される」事も、考えられなくはない?】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/22(日) 22:23:57.48 ID:2NlL1xJy0
>>606

(援護…?)

【やはり巨大兵器ということもあってか、相手も強力な攻撃を連発してくる】
【これまでの攻撃で、肉体精神共に与えられたダメージはかなりのもの】
【それでも心なしか貴族の支援の声が響けば、少女は微かながらも安心感を覚えられた】
【杖を構え、落ち付いて次の一手を打ちたい――】

【勿論この戦いでは、自分の命を最優先した行動を取ることを自身と約束していた】
【――だが、それでもこの戦いで出来る限りの損害を機関に与え、貴族を救いたい】
【願わくば、支部長≠フ首を頂く――!】

(――しまっ――た――!!)

【しかし、このタイミングでの新手の登場――防衛線の裏を突く相手の策に、填まった】
【これでまた、多くの犠牲を出してしまうことになるのか】
【少女の表情は、さらに曇っていく――】

【だが同時に、相手は完全に的≠ニなっている】
【可能であれば、ここで決定的な一撃を放ちたい――!】
【しかし彼女には、同時に二種類の魔翌力を扱う程の力は無い――】
【つまり攻撃が防御か、今選べるのはそのニ択】

【ここで攻め込む事を選べば、連携次第で一気に戦況を変えられるかもしれない】
【実に惜しい――惜しい――この絶好の機会で、それを見す見す見逃すのは――!】

【――が、多大なダメージを受けた今の彼女には、何に置いても自身の防御を優先するという手を打たざるを得なかった――】
【少女は顔を顰めると杖に水色のオーラを纏わせ、必死で痛みに耐えつつ膨れ上がる植物の方向へと走り出す】

(まずはこれで安全地帯≠作り出す――!!)

【少女は杖を振りかざし、水色の――冷気を纏ったオーラを巨大な葉へと目掛けて飛ばした】
【その強い冷気はおそらく葉を凍らせ刃をより確実に防ぐ事は勿論、場合によって様々な攻撃に耐えうる強力な盾となるかもしれない】
【少女は足を浮かせ転びそうになりつつ、それでも何とか体勢を保ちつつそこへ飛び込んでいくだろう】
【敵への一撃を逃しつつも味方に対しての支援の意を込めた、配慮と苦渋の決断であった――】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 22:27:03.18 ID:gcazmgDSO
>>608 >>612

【過程はさておき−−】
【シャンドリヨンは、少女の「驚異性」を再確認する−“野性のカン”】
【全て目論見通りに行くとは最初から思っていなかったが−−】

(……チッ。単純な威力だけじゃない、厄介なヤツだな)
(“身体能力”“熟練性”“勘”−−どれを取っても一級品だ)

……やれやれ、割に合わねーヨ

【それでも、一匹当たったのは僥倖であると、シャンドリヨンは思う】
【「カミキリムシ」の真価は−−“此処から始まる”と言っても過言では無い】

【「まだ、止まらないのだ」】
【右肩に刺さってなお、カミキリムシはダーツを抱えたまま“進み続ける”−】
【ねちっこい、然し、効果的な技……そして、彼の敵は“もう一人”】

お前が厄介なんだヨ葬式野郎……ッ

【“食らうとまずい”】
【分かっていても、「難しい」事はあるのだ。咄嗟に、残り五匹の内、三匹が、刀の軌道を崩そうと、刀身襲い掛かるが−】

ぐフっ…………

(なんだ−−“魔翌力を削られる”!?)

【下腹を、刃が貫いて、鮮血が散る】
【然し、それは「喪服男の位置を固定」する事にもなる−】
【刀を弾こうとしていたカミキリムシ達は予定を変え、“ジャイロ回転”で喪服男のそれぞれ「頭」「左肩」「右足付け根」に向け襲い掛かる】

【威力は、語るまでも無いだろう−−】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/05/22(日) 22:27:20.72 ID:Wu/1IO320
>>610
自分の事をまともとか言う奴にまともな奴はいませんよ?
此処にいる俺が証拠

【自分で言っていて、虚しくはならないのだろうか】
【自分自身を、反面教師として例に出した】

―――‥‥おい、その眼をやめろ
何なんだその腐った蜜柑を見る目は、何だその保護動物を見る目は

【流石のゾンビも、何かとその瞳には堪えるらしい】
【「やめろおおおお」とか言いながら崩れ落ちる姿は傍から見れば滑稽である】

もう二度と死にたくないッッ!!
エルフェスさん把握、っつーかテメエ、俺が人肉腐肉を食うとでも言いたいのかこの野郎

【orzとでも表せそうなその体勢で、自分の思いを叫んだ】
【立ちあがってから相手の名前を、適当に復唱して記憶に刻む】
【冗談に苦笑いをこぼしながら返して】

せんせー、何かと言葉が酷いでーす
何だってんだよ、俺前に怒られるような事―――、一個あったね、うん
もうお前なんか暖かい布団に埋もれて死んでしまえばいいんだわ

俺のせいになる前に早く帰って着替えてくれ
ったくよ、最後の最後まで俺が腐ってる腐ってないとか言うなっつーの
―――‥‥まあいいや、じゃあな

【やれやれと息を吐くゾンビは、言葉とは裏腹に会話を一しきり楽しんでいた】
【そのまま、少年を見送ってから適当なところへとぶらつき始めるだろう】


【その後、ラーメン屋の店主に見つかり生死の狭間の大激闘が勃発したのは、また別のお話】

/乙でしたー!
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 22:30:45.30 ID:Wz8sixDAO
>>615

【助走を付けて放った蹴りの反動は、それ相応に高かった】
【故に、少年の次の攻撃が来ると理解出来ていても、少女は回避動作を満足に取れなかった】
【始めから狙いが太股だと理解出来ていれば、慌てずに身体を動かせたのだが、そうはいかなくて】

―――っ。

【右足に直撃こそしなかったが、その弾丸は少女の脚を掠め、肉を削いでゆく】
【だが、怯まずに少女は刃を構え直しつつ、袖の内側からナニカを取り出して、左手を、ぶん、と振るう】
【ひゅん、と風を裂いて飛来するのは―――手裏剣だ】
【狙いは肩口、銃を持てなくするのが目的なのだろう】

【そして、相対する少年は気付くだろうか、剣に宿る光が膨れ上がり、段々と膨張している事に】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 22:34:04.53 ID:MaF5Xcyt0
>>614

――――悪い事なんか、微塵もないぜ……利織…………
技術の進歩、大いに結構じゃないか…………全てのものは、使い方次第なんだ
それを作る事に、罪があるんじゃない……それを悪用する事に、罪があるんだ…………
強大な技術を悪用して、滅ぶような人間なら、滅んでしまえばいいのさ……
それに、そうやって『作る』事を糾弾されるなら、人殺しの道具に使われる包丁なんざ、歴史上に残る愚かな発明って事になっちまうだろ?
普段自分たちが大きく世話になってて、長く人と共にある物なのに……だ…………
だから、物作りの姿勢に物怖じする必要なんて、ない…………ヒトの持ちうる可能性を、自ら閉ざす必要なんて、無いんだぜ…………

【全てを聞いて、素直な気持ちをイマミレイは言葉にした】
【――――自身も、亡き母を蘇らせたい一心で、天涯孤独の身を興す為に黒魔術と言う道に入った人間なのだ】
【例え人からそしりを受けても、それが新たな可能性を開く事なら、途中で諦めるべきではない。それがイマミレイの矜持だった】
【それにイマミレイの言うとおり、作る事を罪と言うのなら、人間は一切の道具を放棄しなければ、論理破綻をきたしてしまうだろう】
【そう考えている限り、イマミレイは作る事に何の抵抗も感じていないのだ】
【もっとも、作る事自体に責任を持つ事は大事である。良心に耳を貸さない研究者と言う存在がいれば、先の批判も通る事になろうだろう】
【そして、利織の様な人間ならば、自分の行いに責任を持たないなどと言う事は、あり得ないだろう】

――――っと、確かに遅くなっちまったな……!
俺も、そろそろ家に帰って、魔法薬の調合に入らなきゃならねぇ……今日は失礼するぜ!
また会えると良いな! それまで元気でなぁー!!

【ふと気が付くと、夕暮れは完全な夕闇に変わってしまっている】
【掃除機に乗って空を駆けて家路を急ぐ利織を見送りながら、イマミレイもまた、その背中に別れの挨拶を告げた】

…………魔術協会とはいえ、かなりしっかりした奴だったな、南雲利織…………赤木の様な野郎とは、違うってか…………

【その背中を見送りながら、ふと魔術協会に苦手意識を持つきっかけとなった人物の事を思い出す】
【しかし、それはイマミレイにとっては不愉快な記憶。また相手にとっても、この事は不愉快な出来事として認識されているだろう】
【無駄に思い出す事は何の意味もない事だと、イマミレイはその記憶を脳の奥底へと押し込める】

【――――イマミレイの友人である、行方不明の桜花鈴音の消息。そのカギを握っているのが、正しく利織であり、赤木怜司と浅からぬ関係にある事など、終ぞ気がつかなかった】

さぁ………行くぞ! お前ら!!

【その事に気づく時は、いずれ訪れるのかもしれないが、少なくともそれは今ではない】
【イマミレイの言葉に、大人しく停まっていたカラスたちが反応すると、あっと言う間にイマミレイの側へと飛び上がる】
【そうして、多くの従者たちを引き連れて、イマミレイもまた、自身の住みかへの家路を急いで空を駆けていった】

/乙でしたー!
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/05/22(日) 22:34:41.25 ID:t1PKRzZio
>>606

(マズ、い。この数は、対処しきれな──)

……あぁ、分かったッ!!

【マキャヴェリの声が聞こえ、辺りを見回して手頃な木を探すが】
【運が悪いことに、羽の雨を防げそうな植物から彼は離れていた】
【其れまでには間に合わないと踏んだのか、防御力は劣るものの近い植物に隠れる】

く、ぅ……────

【剣を掲げ、植物だけでは足りぬ部分を補うが】
【それでもガードしきれず、防げなかった羽が彼の身体に降り注ぐ】

【殆どの攻撃を、少ないダメージで対処してきた彼だが】
【逆に言えば、少ないダメージであれど殆どの攻撃を食らってしまっている】
【『塵も積もれば山となる』──彼の身体には、着実にダメージが溜まっていて】

武器は回収された──けどっ
チャン─────

【羽の雨が止むと、機体の方へと左手を向ける】
【千載一遇にして、もしかしたら最後かもしれぬ好機】
【逃せるはずもないのだが──そこで、予想外の人物が現れる】

(なっ────新手ッ!?)
(背後は、断崖の……いや、いるって事は、登ってきたのか。)
(……どうすれば…………っっ)

【無い頭をフル回転させ、最善の答えを模索する。その、結果は】

────《 ロイヤルストレートフラッシュ 》ッ!!

【強大な光の奔流を、"男に向けて"放つ】
【今回の戦闘2度目の大技であるが、男にとっては初見か】
【この選択肢を選んだ要因として、谷山がコックピットに突撃しているのが見えたのが大きい】
【彼の魔術では、下手に攻撃しては巻き込んでしまうかもしれず】
【ならば、先手必勝と──突如現れた男に対して、攻撃を仕掛けたのであった】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 22:36:20.92 ID:PCy3m6AHo
>>619
/お疲れ様でしたー!
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 22:39:04.47 ID:Bv0at+SBo
>>612,>>618
【潜行を続けるカミキリムシに気付き、舌打ちする少女】
【このまま続けば持っていかれかねないと、やむをえない決断をする】

【ちらり、傷口に視線をやる】】
【すると傷口を媒介とし、ダーツ諸共カミキリムシを『焼き払う』】

【数少ない魔力を防御に回す事は非常に許容しがたいが、放っておけば使い物にならなくなる】
【その判断から多少の余力を割く事にする。即座に高熱に達し、袖の片隅が焼けるほどの瞬間火力】

【痛みも在る、傷も焼いて止血すると言う荒っぽい防御手段だが、その間歩みを止める事も視線を切る事もない】
【徐々に接近しながら、切り結ぶ両者にぶれるショットガンを向け続ける】

一瞬でいい、下がれ。

【警告から一泊を置いてもう一発発砲】
【今度は榴弾ではない、ただの弾丸の塊が、主にシャンドリヨンに向かって襲い掛かる】
【極力黒澤を巻き込まないよう最大限配慮したつもりだが、前述の警告と痛みによる照準のブレにより、そもそも弾の命中率が極悪に低い】
【だが爆発もほとんどないが、射出速度が速いベアリング同然。下手に命中すれば埋没し、貫通しにくいまま体の機能を阻害するだろ】

【発砲と同時に後方に流れるショットガンは、三分の一ほどで二つに割れて展開、空になった薬莢三つを排出する】
【大きな隙だし、手の内を晒す事になる強烈な痛手】

【しかし、別の少女の武器はショットガンだけではない】

【大きな音を立てて展開されたままリロードされないショットガンが取り落とされると、今度は右手に鎖が発生、巻きついて腕輪になる】
【垂らされた一本の先端には三センチほどの『鏃』。これが、次の武器か】

【複合要素により、少女はまだ攻勢に出ることは出来ない。攻撃準備段階だ】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 22:41:05.81 ID:gVT6XfCBo
>>609

【「当時の服を着るのは無理だったから」と言われ】
【ルシアの肩に掴まりながら、きょときょとと彼女を眺めたり覗き込んだり】

……えっ
……どの辺りが無理だったんですか?

【無礼。超無礼】
【首を傾げて、わりと真剣に不思議そうなのが、より一層たち悪い】

【数秒、見つめられると】
【「…………な、なんですか」と、至近距離でも聞こえないような声量で呟いて】
【ふぃ、とそっぽを向いてしまった】
【――……ズルズル】


【黒色の魔力に視線を落として】
【ルシアの話を、静かに聞いて。聞いて】
【自分の思ったことを口に出して良いのか逡巡した後】
【やはり控えめに、言葉を紡ぎ始めた】

……異能は、世界のルールを根本から崩してしまいますからね
人の敷いたルールなんて超越して…
…だから、秩序を保ちたい人が異質なものに敏感になる気持ちは、すこし分かりますし
閉鎖的な場所なら、尚更だと思います

……それでも、異能者なら
『死すべき』ルールも、超越してしまえると思うんです

【十字架の香りを嗅ぐように、すん、と鼻を鳴らして】

…………抵抗、なさらなかったんですか?

その妹さんと、ルシア様は…

【周囲の惨状は、その結果のなのか――?】
【しかし、それでは彼女の妹が死んでしまった理由が分からなくなる】
【彼女の妹が、無能力者か否か】
【何を考えて、罪を引き受けたのか】
【その答えを知りたいのだけれど、傷つけないような聞き方を思いつかなくて】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 22:43:21.40 ID:rlyz83GDO
【とある公園】


さて……今の状況は最悪…だ。

【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えたその少年はベンチに座り、呟く】
【カッターシャツの袖にはどこかの高校の校章を着けており、彼が学生なのが分かるだろう。】
【その顔立ちは幼く、所謂童顔だった。それは良く言えば可愛いらしいが、意地悪く言えば子供っぽい、または女々しい。そんな表情をしている】


うぅん〜、どうした物かなぁ…

【それから、はぁ。と溜息を付くと】
【少年はバタンと横に倒れて、そのままベンチに寝転んだ。】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/22(日) 22:49:29.32 ID:QFgUSlVro
>>616

「………………見えた」

【そのヒントは、『転がる』という動作。幾分か重力の影響を受けるアクション】
【それに加えて発動タイミング、おそらくは十分に見て回避しただろう少年】
【考察のヒントは、少しずつ溜まっていく】

【≪クレイジー・トレイン≫、馬鹿げて早いが融通が利かない】
【この能力は致命的なまでに、設置系の能力と相性が悪い】
【発動後に進路にトラップをセットされたら、避ける方法もなく突っ込む事になるからだ】
【本来なら、その完了までの速度もある。あまり大規模な攻撃は受けないが】
【刃を進路に置くだけという単純なトラップが、この能力には非常に大きな効果を生む】

【黒と赤のグラデーションを描くズボンが、赤一色に変化した】
【正面から大腿に割り込み、骨まで到達する斬撃】
【筋肉と血管の幾つかを、十分すぎるほどの威力で切断したその刃】
【ブレーキ、後に襲いかかる慣性を、動かなくなった脚は支えられなかった】

【クレプシドラより、幾らか階段の上。少女は、屏風の様にぱたりと倒れた】
【これが通常の戦闘だとしたら、完全に決着はついたのだろうに】

「……ふっふっふっふっふー、成程ねえこりゃあ厄介だ。
 これで私の予想が何処まで正しいかは兎も角、手持ちのデータじゃ如何にかなるのが少なすぎる。
 この子に合わせて格闘用の能力ばっかり用意したのが失敗でしたかねえ……
 光栄に思いなさい、貴方『達』。私は貴方達で、これを実験したくなりました」

「ロード、≪ピュア・マーダー≫、アーンド≪―― ――――≫」

【二つの能力の名前。後者のそれを口にする時だけ、カリナトゥスの声量はゼロに近くなった】
【『ロード――Load――読みこみ』、その名の通りだとすれば、外部から能力を読みこみ使用させる】
【少女が最初に見せた能力は『斬撃』、そして続けて『骸骨』に『高速移動』】
【この局面で新たに2つ、これで少女の持つ能力の合計は5つだ】


【考えても欲しい。もしも急に、自分の脳内に5つの未知の言語を送りこまれたら】
【果たしてそれを用いて、会話などしていられる余裕が有るのだろうか】

………あが、がぅ、ぐぁあああああああっ、あがぁあああああああっ!?

【少女の脳は、普通の人間と同じ作りをしている。ならば、外部から急に情報を大量に書き込まれれば】
【耐えきれる筈も無い、筈が無い。今度の叫びは明確に、苦痛から来るものだった】

【大腿の傷口を覆うように、右足が円筒形で金属状の物体に固定される】
【少女の背後に、3つの頭蓋骨が出現。ふわふわと浮翌遊し、少女の周囲を回り始める】
【そして、少女の右手に収束を始めるのは、これまでとは性質の違う純粋な魔翌力】
【火だ水だ雷だと何かに偏る事の無い、完全な無属性の魔翌力だ】

【一つダメージを与える毎に、それ以上のダメージを受ける。ならば、どうするか?】
【簡単な事だ。ダメージを受けるより先、一手で潰してしまえば良い】

「……流石に4つも入れるのは無理でしたかねえ、壊れかけてら
 まあ良いや、その内慣れて馴染むでしょ。ねえ?」

……ぁー、あ―――……ああ、そうだろう、さ

【壊れて、漸く人の言葉。皮肉とは言い難いか】
【過剰積載の武器を全て用意して、少女は最後の構成の用意を整える】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 22:51:50.01 ID:sIoHHdNO0
>>618

【痛みに耐え、右手を突き出し、それが見事に下腹部を貫く】
【貫いた瞬間、ジュルジュルと血をすすりぐんぐん伸びる「蛭」だが―――】
【伸びた分、抜きにくい。】
【そしてそこを狙ったホストかぶれの攻撃はいかにも合理的―――しかし】

詰めが…甘いぞッ!!

【彼が最初にネクタイを剣に変えた所を覚えているであろうか―――というわけは、逆もまた可能】
【剣をネクタイに戻し、簡単に下腹部から引っこ抜く。そして】

【いったん後ろに下が―――らない。】
【抜いた瞬間もう1度剣に戻す。しかしいったん戻した「蛭」の長さは最初の刀身75cmに戻っている】
【最小限の動きで当たれば即死の頭への一撃だけに意識を集中し、避ける。そして】

【2発のダーツが左肩と右足の付け根を貫通―――彼は既に満身創痍】

グハッッ…!!
(くそ…流石に受け入れがたい痛みだ…!!)

【しかし間合いはほぼ密着状態。初期状態の「蛭」でも右腕を伸ばせば届く。】
【そして相手もまた満身創痍。血は止まらずさらに魔翌力は削られる。我信は激痛が走るが腕を伸ばすだけならできる。】

ならば―――お前も苦しめっ…!!

【体重を前に乗せて腕を自分が食らったところと同じ右足の付け根に向かい伸ばす―――突きが彼を襲う】
【どっちにしろ彼の脚は地面を踏ん張ることができない。このまま前に倒れるであろう】
【しかしまだ戦えないというわけではないのかもしれない。彼の狂気を見ていれば簡単には死なないことが分かるか】




629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 22:54:17.85 ID:NQxfKzrFo
>>620

【手裏剣が来るのを黒の双眸で捕らえると、軌道にB5ノートサイズの鏡を出現させるが――】
【間に合わず、被弾地点と思われる、肩口に小さな鏡を出現させて】

【手裏剣は、小さな鏡に当たり、衝撃は鏡だけで抑え切れず】
【手裏剣は跳ねて―――】


―――ッ!?

【跳ねた手裏剣は頬を掠めて、顔に紅いラインを引いて】
【頬を掠った程度だったのが、まだ幸いだったのだろう、洒落を言うつもりは無いが、目にでも当たっていれば、目も当てられず】
【尤も、もっと先にガードするか、先にガードせず、着弾地点に大きな鏡でも作れればこんな事には為らなかったのだが】

【どちらにせよ、少女の狙いを阻止出来たのは確か。と言うのも事実】

『ねぇ……あの剣……』
「ん?俺の気のせいじゃなかったって事か」

【気づいたのは、少年では無く、両手の魔銃で】
【ん?と声を漏らしてから、少年も、少し目を細めて剣を見て】

【何か来るのは分かった。ならば俺も大きな力をぶつけるだけだ―――】

【悟ると、少年は右手の魔銃に魔翌力を籠め始めて】
【右手の銃から滲み出る黒い魔翌力】
【哲学者の卵の其れとは違い、もっと暖かい物だが】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 22:58:29.94 ID:Ea3mdOVZo
>>613

【視界が、紅い。なぜだかは知らないが、蒼い光の下のはずなのに。】
【泡が黒く、光が青く、何故だか紅く、眼がどうかしてしまったのか】
【そう、考えた時だった。コックピットの隙間から、もっと強い光が来る】

 『(……何度目だ、こういうのは。変化が来るたび、走馬灯だな。)』
 『(それでも、いつも見るのは戦いばかり………、……そうでもないか。)』

【装甲は、薄いのだ。戦いやすさを求めた結果が、他種の半分程度の装甲である】
【別にそれは金属部でも変わらず、増して全力の一撃を止めるなど夢の夢】

【丁度、ガルニエの正面を貫く形だろうか―――コックピット、そのものが貫かれる。】
【そして、確かな感触。何かを引きちぎった。そして聞こえるかも知れない、こんな単語が】


       『――――、―――……すまない、ミリー。』

                                        【と。】

>>622

 「……おいおい、いくら毎度大怪我だからって笑えないな。=v
 「というより、俺を狙って来るとは……中々やるな坊主、だが――――=v

【轟音がする。男が鉄球を投げ、双葉の一撃へと叩きつけたのである】
【まるで鐘を鳴らしたかのような音。均衡し、潰えるかとも思われる】
【しかし、小細工なしの大技では―――残念ながら、イーグルの方が力足りず。】

【物理的な話ではない。多量の魔翌力と、ただの鉄と力がぶつかればどうなるかという話】
【徐々に押し戻され、鉄球を抱えるような形になって、やがては本流に呑まれ――――。】


【また、エレットの創りだした盾、これにも見せ場が来る事となる】

>>617 >>ALL

【上空、谷山との戦いでパイロットを半ば失った機体は、ゆるりと重力に引かれ始める】
【またこの時、八枚の光翼―――これが弾けて、全方位へと切っ先を向け飛んでいく】

【それを最後として、巨大な機体は墜落。上手く凍った葉に乗る形で、地に落ちて】
【幸いにも誰かの上に落ちるようなこともなく済み、動きを停止】
【落下の衝撃からか、ガルニエは双葉やエレットの居る方向へと飛ばされていて】

【その右目には谷山の飛ばした刃が。右腕は、肘から先が綺麗になくなっていて】
【僅かに覗く骨は白銀に煌き、左目は僅かに空いていて、左手には真新しい軍帽を持って】

【イーグルという男はと言えば、此方も同様に倒れており】
【メガネにはヒビ、服は避けて痣や出血。意識はあるのか、ゆっくりと起き上がろうとしている。】

【さあ、どうするかだ。直ぐ様首を狙うか、様子を窺うか、でなければ自らもノックダウンか。】


「あのさぁ……空になにか見えるのは、僕の気のせいとかじゃ………ッ。」

【マキャヴェリだ。門の近くに、頭から血を流しながら倒れていた】
【空を見る。すると、そこに浮かんでいるのは巨大な飛空艇―――そして、徐々に大きくなる黒い点が二つ】
【人だ、人が降りてくるのだ――――さあどうする正義よ。急がなければ、誰とも知れない二人組が降りてこよう。】

【いや、さて。今の谷山少年なら、その二人というのがぼんやりと誰か、分かるのだろうか。】
【二人とも“和”、“櫻”の気配。一人は既視の存在で、もう一人からは“茶”の香りがするが――――。】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/22(日) 23:04:34.96 ID:Wz8sixDAO
>>629

鏡を創る異能、ですか。
うん、迂闊に光魔術を放たなかったのは、良かったのかもしれませんね。
ビームを撃ったら私の身体に穴が空いていました、では洒落にすらなりませんから。

【そう、余裕を見せるような発現をしながらも、内心では少しばかり困っていた】
【力では勝てない為、搦め手を多様する少女にとって、彼の持つ力のように、的確な防御を行える能力は厄介でしかない】

(……まあ、だからこそ、これを使うんですけどね)

【そして、光は徐々に大きくなって―――刹那、炸裂した】
【威力なんて微塵も無い、只の目眩ましだ】
【だが、武器に纏わせる事で、少年は確かにこの光を警戒して、剣を見てしまっていた】
【その為、この目眩ましの回避は困難だろう】


【――――そして、怯んでしまったのなら、その瞬間に】
【この少女は、魔翌力を蓄えた銃を持つ、少年の右腕に、細剣を突き立てようとするだろう】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 23:05:02.58 ID:gcazmgDSO
>>624>>628

チッ……ざけんなァッ!!

【全身を“包み隠す”ように、魔翌力が展開されて−】
【彼は「一瞬の内に、遠目では蒼い薔薇の塊にしか見えなくなる」−−所謂、“防御魔術”である】

【然し、ショットガンの凶暴な破壊を完全に防ぎ切るには、少し力不足】
【数弾が守りをかい潜り、彼の身体中に−−具体的に言うなら「右肩」「右太股」「腹」に減り込んで、血を撒き散らす】
【そして男の「蛭」による一撃は決定的なモノだ。彼の足は、その機能を停止】

…………ぁ……あ……ッ

【直後、蒼薔薇は散り−−】

【−−その時、切れた】
【“決定的な何か”とでも言うのか、“理性スイッチ”とでも言うのか−−】
【彼の身体から、魔翌力が溢れ出す……!】

……―wwヘ√レvv―

【仕留めるなら今か−−然し、逆に言うならば今を逃せば−−】
【間違いなく、「とてつもなくヤバい」窮鼠の反撃が、待っている−−!!】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 23:07:29.15 ID:HSTiNM9Do
>>617,622,630
《……ッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!》

【その声すらも、撃ちぬいて、拳を振り抜いた】
【ミリーが誰かも知りはしない。だが、倒さねばならない敵だ】
【ならば、ためらうこと無く進まなければならない≠フだ】

《――――ッと!》

【左の義手の杭はゆがんでいたが、糸をなんとか繰り出せたのか、機体に引っ掛けて、地面に着地をして】

《…………どうにも、敵だってのに。やっぱり後味が悪いな》

【ガルニエの方に、視線を向けて。そう、独りごちた】
【義手は、完全に壊れていた。ぐっしゃぐしゃに、である】
【そして、上に突如現れた飛空艇を、マキャヴェリが言う前に、谷山は気づいた】

《(この気配……ッ!!)》

《番匠屋 昊かッ!?……ということは、もう一人は……ッ!》

【きききき、右の虹色の瞳が、光を纏い、降りてくる者を、谷山は認識しようとした】
【左腕は既に使い物にならず、右腕を、降りてくる相手に向けて警戒をしている】
【背には、焔がゆっくりと集まっていき、その密度は、かなり低い。本来の能力の20%程の再現であるためだ】
【それでも、谷山はまだ戦うつもりであった】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 23:12:22.17 ID:ysEwwi7M0
>>627

【ブロック崩しの裏側の絵柄のように、少しずつベールが剥がされていく】
【カリナトゥスの脳裏に、まだ「時計」のイメージが残っているなら】
【そろそろ、推論は戦闘面では結論に等しいものに成るのだろう】

 【「停止」要素を本質的には含まない、盾を用いた時間の操作能力、それと】
 【周囲と自己の時間を「分断」する性質が捻くれて発露した】
 【特殊な魔力のブレイドと、針状の魔力ビーム】
 【―――種を明かせば、それ以上語れるほど奥の深い能力では無い】

(……不味いな、心が壊れようと関係は無いんだ)
(それは、あくまでも「供述」を聞かなきゃいけない僕には、今の今まで理解できなかった)
(最悪――首の皮がいちまい繋がってる限り、襲ってくるねぇ)

【頭骨の内をシェイクするような絶叫に、葡萄色を顰め】
【増していく恐怖を埋め尽くす様に、闘いに特化した思考を展開していく】
【「法を護る一族」の生まれの癖して、それだけは中々優れているのは】
【若しかすれば――英雄的な活躍を想像するしかない日々が有ったからかも知れず】

……すっごーく苦しそうだけどさぁ
きみ、何か弱味でも握られてるの――?

別にさぁ、僕が殴ったり斬ったりしたせいじゃないでしょ?

法の鎖に繋がれているのは、当然だけど哀しいことだ
それ以外の鎖は――理不尽で、哀しいことだろう。

 【いま酷薄な笑みを湛える / 背を冷め切った汗が伝う】
 【階段の前に居るのがなぜか恐ろしくて、何歩か横に足を向けた】

【不可避の火力を叩き付けられた時この超時空能力が与えてくれるものは】
【幾ら堅牢でも細い腕に支えられただけの、小さな盾しか無く】
【紡がれた言葉は気丈にも震えてはいないが、尖っていて】
【それでいて、苦し紛れを匂わせる――】

(……「積載ギリギリ」なら、避けてからの方が分は有りそうだ)
(今能力を発動して駆けよって全力で切り刻んでも、僕じゃ浅く三回斬るのが限度)
(明らかに卵≠組み込まれている人間を――それで殺せるなんて、絶対に思わない)

【時間を支配する能力は、非常に凝り固まっている】
【しかし、その運用のパターンは極めて柔軟だ】
【その可能性に賭けるように――力を託した少女の言葉を、信じるために】

【眼前の「映像」を。敢えて暫時シャットアウト】
【瞑目して、まどやかな盾に魔力を集めていく】
【「針」は――まだ、正常な時の運航を伝える、のみ】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/22(日) 23:12:26.46 ID:s5PCZ1s3o
>>625

――――――あのね、ゼノアちゃん。

人ってのは、成長するんだよ?

【「何故無理だったのか」と問われれば】
【ルシアはともすれば満面の笑みを浮かべて、そう答えて返す】
【笑顔を見せてはいるが、微塵も笑っていない】

【ゼノアを引き摺って十字架の元へ辿り着いたら】
【肩に置かれた手は剥がして、少しだけ距離を取って立つ】
【特に意味も理由も無い】

……あの子は、抵抗しなかったんだろうね。
ずっと笑って、「大丈夫だから」って、私に言ってくれてたもの。

だから私も、大丈夫だって思い込んで。
本当は、全然大丈夫なんかじゃないって判ってたのに。
私は、何も出来なかった。何もしなかった。助けもしなかった。

【余り細かく語らないのは、長話になるから、という理由の他に】
【細部まで思い出したくないという、気持ちの問題もあるのだろう】
【それでも、誰かに聞いてもらいたい、という気持ちもルシアの胸中にはあり】
【結果として、断片的で掴み辛い昔話に変わってしまっている】

当時の私の能力は、"無から有を取り出す能力≠セけだった。
自分含め誰も見ていない、という条件下で、小さい物を自由に作り出せる能力。
今でも小物の持ち運びに使ってたりするけど、当時はそれでジュースやお菓子を作ってたの。

言ってしまえば、それだけだったのよ、私のした事って。
所詮子供の能力だし、それ以外の使用方法なんて考えもしなかった。
けど、所詮子供の能力でも、異能である事には変わりないんだよ。

【言って、左手を一度スナップを利かせて振るう】
【それだけの動作で、ルシアの手の中には一枚のトランプ――スペードのAが握られていた】
【手品のような能力。生きて行くために、金を稼ぐ為に、子供の頃考えた手段】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 23:14:13.63 ID:Bv0at+SBo
>>628
【指示に従わなかった黒澤の有様に、片眉を上げて感心する遥人】
【こりゃ想定外に根性あるな、なんて考えている】

【無論、それ以外に表情の変化も視線のブレもない】
【思考ノイズを戦闘に迂闊に反映するほど、戦場の遥人は甘くない】

じゃあそのまま固めてろ。


>>632
ふざけているのはどっちだ。

【絶叫、防御魔術】
【それに対し少女は、先ほど浮かべた感心の表情すら完全に黙殺して鏃を振り回す】
【一回転ごとに大きさを増し、三十センチほどのものになったとき、振りかぶって、】

(くっ……!)

【ずきん、肩が痛み、力なく、地面に落ちる鏃改め錨】

戦場に出ておきながら報酬半分で手を打つだと?
闘いたくないから賢い選択をしろだと?

それこそ噴飯モノだ、闘争の場に自ら身を晒しておいてその言い様、戦いへの侮辱でしかないぞ…っ!!

【歯を食いしばり、重みを増した錨を振り回す】
【吐き出された怒りは、遥人の逆鱗に僅かながら触れた】

【闘争の徒への侮辱…それこそ、この少女がもっとも嫌う事】
【その生き様故に】

【ただし、右肩をやられたのが効いているのか攻撃手段が少ない】
【ショットガンも展開されたまま放置されていて、もう拳とこの鎖だけだ】

【それでも、何とか遥人は、狂態を晒しつつあるシャンドリヨンの頭に向かってイカリを投げる】
【照準がぶれて、若干狙いが狂う、勢いも足りない】
【何らかの妨害ですぐさま弾かれてしまうかもしれない】

【それでも、】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 23:20:14.93 ID:1G6GeiUSO
【路地裏】
【ざあ、と雨が降り始める中、悠長に歩いている男が一人】

あー、どっかで休みてーけど…
こんな得物持ってちゃ茶店にも行けねーしな。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 23:22:17.59 ID:NQxfKzrFo
>>631

余裕ぶりやがって……

【クソッと汚い言葉を心の内で吐き出して】
【少女が挑発のつもりで余裕を見せたのならば、其れは成功となるだろう】
【挑発の心算でなくとも、少年は怒りの感情を抱いたので、有利にはなるだろうが】


「何か来るぞ!」
分かってる!

【大きくなる光を黒い双眸に据えて】
【銃の引き金に手を掛けて、此方にやって来るであろう攻撃に対抗せんと身を構えたが――】

【――光が襲ったのは、体ではなく、視界であって】


【文字で表せぬ声を零して、左手を曲げて、視界を覆うが、眼は開けられず】

『あ!来てる!』
光が来てるくらい分かってるって!
『違う!あの子が!』

【恐らくは、銃は光の攻撃が効かなかったのだろうが、問題は少年】
【は?と状況を理解していない声を出した矢先に、感じた剣の感触】
【左手を体の横にやった後、辛うじて黒の双眸を開き、視認出来たのは、細剣を突きたてられた我が右腕】


「一本取られたってワケか」
……俺をどうするつもりだ

【この状態で攻撃を仕掛けるのは無理だ――】
【刹那に悟り、体を動かそうとせず】

【絶望的な状況―――だが諦めたような素振りも、表情も見せず】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 23:24:00.21 ID:t1PKRzZio
>>630

【マキャヴェリが言うより早く、空の陰に気づく】

…………ッ、増援かッ!

(万全な状態には、程遠いけど──)

───やるしか、無いな。

【曲がりなりにも対機関連合のリーダーである彼。戦意が折れる、筈もない】
【処刑剣の柄を、一層強く握り締め】

起き……るな、よッ!!

【左手で、パーカーの内側から短剣を取り出す】
【短剣ソードの2≠ニいう──これは、エキシビジョンマッチで貰った品】
【剣を持っている右手を用い、無理矢理短剣から鞘を外し】
【起き上がろうとしている男を狙って、勢い良く投擲した】

【しかし、彼は短剣投げは不得手であり】
【急所も関節も狙えず、狙い易い胴体に向かって短剣は進んでいく】
【身体能力も一般人クラスでは「上」だが、戦士としては「並」。更に肉体は負傷済み】
【他に手がないとはいえ、追い討ちとしては不十分かもしれず】

【攻撃の成否に関わらず、空いた左手で魔翌力を溜め始めるだろう】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 23:23:57.78 ID:sIoHHdNO0
>>632

【彼の突きが、青い薔薇により止められる】

くそ…血を与える暇があれば…くっ…

【ガクッ。膝から崩れ落ちる彼。】
【握力もダーツを受け止めた時から弱っており、カランカランと右手から零れ落ちる】
【完全にエネルギー切れ。出血量の多さもありもう彼は動けないだろう。と思った矢先―――】

[ドクン   ド  クン   ドクドクドクドクドクッ!!!!]

が…ガァァァァァァアァァアアァア!!!! ウオォォ!!!グ…ぐうぇあああぁぁぁァァ!!!!

【突然、胸を押さえて苦しみ出す―――この痛みは、ホストかぶれに浴びせられたものではない】
【手が震えており、口からは涎が飛び散る】

やめろぉぉぉおおおおっつ!!なんだこの…ガ…!!痛みは…ッツ!!!

【のた打ち回る彼の頭の中で、1つの原因が浮かび上がる】

…!!    

―――「卵」かぁぁぁぁあああっ!!!! 漸く!! 目覚めて!! くれるかッ!!! ウッ…

[ドッドッドッドッ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨]

【心臓がとてつもないスピードでビートを刻む】

ウォアアアアアアアァァァァァ!!!!

【彼の獣のような叫びが五月蠅く響くであろう】

641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/22(日) 23:30:29.75 ID:2NlL1xJy0
>>630

【葉の裏へと飛び込み、何とかして降り注ぐ刃を防ぐことには成功した】
【しかし汚れと傷に塗れた服と肌――正しく満身創痍≠ニ言った状況である】
【それでもここまで戦った――最早、ここで引く訳にはいかない】

(――“起こさなきゃ”――)

【少女は深く呼吸をすると、杖を支えに立ち上がり、覚悟を決めた】
【そして――ゆっくりと、彼女はそっと体を向け――】


―――  え  ―――  っ  ―――?


【振り向いてみれば、そこに広がる光景は鮮やかで凄惨な終結の間】
【上を見上げれば機体に穴が開き、空には異型が浮かぶ】
【向こうを見渡せば倒れる男、そしてそれに“打ち勝った”と見える少年が】
【これは一体――いや、まだ終わってはいないかも――と、彼女は血眼になって周囲を観察する】
【それでも己の、味方の、そして倒すべき敵の――人々の果てしない姿に、彼女は立ち尽くすしか無かった――】

――あ…っ!

【しかし不意に上空から落下して来た人型を捉えるや否や、彼女は即座に地面へしゃがみ目を閉じ己の頭を上から抱える】
【それが葉の上に落ちたことに気づいたのは、落下して10秒以上経過した後である】
【そっと頭を上げ、慎重に周囲を窺う“弱さ”が表面に露出した少女――そして、彼女は見てしまった】

……!

【ガルニエ、だ】
【数m先に現れたその無残な姿の女を、少女は意図もせずにハッキリと捉えた】
【再び立ち上がる少女のその表情には、先程の弱さは全く残っていなかった】
【もしかしたら…もしかしたら、まだ生きているかも――支部長を務めた人間を、生かしておく訳にもいかない――】


【殺 さ な き ゃ】


【――だが全く休む間もなく訪れる新たな何か≠、少女は確認せざるを得ない】
【空に現れる飛空艇――敵か、味方か――誰≠セ――?】
【杖に魔翌力を宿し、いつでも動けるように――武器を眼前に構えると、今は細かく目視出来ないその点を視野に捉える】
【それでもガルニエの周囲から離れない――生死は定かでないとしても、エレットは明らかにガルニエの殺害を狙っていた――】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/22(日) 23:34:21.97 ID:QFgUSlVro
>>634

「言葉で、誰かを抉ろうというのなら。このタイミングは不味いですねえ
 もう少し貴方が不利になって、相手が言葉を聞く余裕を見せた時か
 もしくはさっぱり反撃を行わず、相手が疑問を抱き始めた時かでしょう
 あんたボコボコにされた相手に同情されてハイそーですかってのが人間だとお思いで?」

「さて、鎖に繋がれてるらしい貴方にお聞きしましょう
 貴方は、どうして此処に居る?私達を殺してしまう為?
 それとも正義の味方を気取って、かわいそうな貴族を守る為?
 まあ、どちらだとしても……―――」

【金属のような物体で覆われた右脚の形状は、一本の巨大な棘へと変化している】
【コンパスの様にその先端を階段に突き刺し、使えぬ脚を無理矢理に支えとした】
【≪ピュア・マーダー≫、毒蛇の王の寵童の能力】
【体の任意の部位より棘を出現、或いは身体を棘へと変化させる攻防一体の能力】
【近づけない場合は、移動の補助にも使う。応用性は高くないが、だが意外な場面で重宝する力だ】

【出現した頭蓋骨3体は、少女の背中に周り、ぴたりと張り付く】
【背中に板を当てて、身長でも測ろうとしているかの様に、だ】

「最後に一発、派手に行きましょ。どーせ私は痛くない、っとお」

【少女の右手が、クレプシドラへ向けられる】
【魔翌力の収束は、既に完了した】


【クレプシドラの言葉は、少女の耳には届いているのだろう、が】
【端的に言ってしまえば、カリナトゥスの言葉の通り】
【耳を貸すタイミングではない。答えを返せるタイミングではない】
【今は、相手を片付けて生還出来るか、出血多量を放置して死ぬかの瀬戸際だ】

「同情する『フリ』は今更遅い、よーく覚えておきなさい!
 さあ機は満ちた、ぶっ放せ!肉の一片くらいは採取させなさいよー!」

「テスト運用はこれが初、撃て!≪Ruin Blaster≫!!」

【属性も何もなく、ただ収束させた魔翌力。それを、拡散させて】
【細かな狙いは付けず、広範囲への放射。クレプシドラの方角へと放つ】

【特殊な性質は何も無い。衝撃で吹き飛ばし、破壊するだけだ】
【単純明快、捻りなし。溜めた魔翌力を打ち出すだけの】
【初級攻撃魔術を一つのベクトルへ向かって強化し続けた魔術、≪Ruin Blaster≫】
【反動で、少女の脚が浮き、身体が浮いた】
【放射の時間は数秒間。重心である腰を中心に、少女の体は後方へ回転するようにまた倒れ込む】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/22(日) 23:35:15.03 ID:gcazmgDSO
>>636 >>640

【もはや、語ら/騙らない】
【余裕の鎧は剥がされ、残るのは−−】

―wwヘ√レvv―−−∧__/ ̄∨\__

【ノイズ染みた声は、何を表すのか】
【少なくとも、彼には−−彼には、既に残された時間は少ないようで−】

【白髪が逆立ち、糸目が見開かれた】
【虫ッケラも薔薇も消え去って無力と化した狂人は、虚空を見て、何を思う−?】

−−ァあ……ひ、ヒ

【口元からは、血が流れ落ちる。それでもまだ絶えない笑みは、とてつもなく、不気味なもので】
【首を傾け、身体を逸らし、少女の怒り/錨は、頭では無く彼の右肩を完全に破壊する−−】


【右腕がべちゃりと、地面に落ちて】
【溢れ出した、暴走した魔翌力の意味が、漸く−−】

【男なら、気付けるだろうか−−】
【気づけたとしても、時は既に遅い。シャンドリヨンの身体から溢れ出す魔翌力の質が変化する】

【“哲学者の卵”−−とも、また違う】
【“異質”な“危険”】

−−< D・O・R・Aァ>

【呟いた羅列は、意味する物の名】
【彼の“右奥歯に仕込まれた”、「麻薬」の名前−−】
【かみ砕かれた驚異は、彼を変質させるのだ。あまりにも、異質に−−】

【最初の異質が始まる】
【近くにいる男の顔面に向けて、“拳のような像(ビジョン)”が突き出される−】
【純粋に破壊的なそれは、特殊な効果がある訳でも無い。ただ単に破壊】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage saga]:2011/05/22(日) 23:38:17.76 ID:Wz8sixDAO
>>638

【挑発―――と言うよりは、自身の不利を相手に悟られたくなかった為に吐いた台詞だったのだが】
【まあ、効果が有ったのならば何よりだ、と、少女は前向きに考える事にした】

【幸いにも、少女の“切り札”である目眩ましには成功して、有利な状況に立てているのだから】

そうですね、まずは武器を捨てて貰いましょうか。
大切な物でしょうし、貴方から奪ったり、壊したりするような真似はしないと約束しますから。

【細剣を突き立てた右手は、未だ剣を握り、抜き放とうとはしない、空いていた左手には手裏剣がまた握られる】
【そして、細剣に淡い光が宿り、その刃は鋭さを増してゆく、手裏剣の先端が光を宿し、光が伸び、光輝く短刀のように変化する】
【持ちにくい事この上ないが、抵抗しようとする相手の首を裂くには、これでも十二分に働く筈だ】

【少女が剣を僅かにでも動かせば、短刀のように変わった手裏剣を振れば―――どうなるかは、明らかな状況】
【だが、命を奪うつもりはまだ無いのか、投降を勧めた】

断るな、とは言いませんよ、この勧告は、人を殺したくない私の自分勝手なんです。
本来は、敵である貴方は此処で殺すべきなんでしょうから、ね……。
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 23:43:02.88 ID:gVT6XfCBo
>>635

【「えっ、ルシア様がそれを言うんですか?」とか】
【「16……、いや14と言われても通せるような外見してるじゃないですか(※ゼノア主観)」とか】
【「ルシア様を見ていると、必ずしもそうではないと思われます」とか】
【まぁ、色んなセリフが過ぎったのだけれど】

…………ソウデスネ、ゴメンナサイ

【人魚は素直に謝ることにしました。笑顔が怖かったから】

【手が剥がされれば、「あっ」と声を漏らして、それだけ】
【引き留めることはしないし――】
【――もし、掴まれたくなければ、縋られたくなければ】
【十分に距離をとって、離れて歩けば良いのだ】


【引き剥がされた場所に腰を下ろして、ルシアの妹の話に耳を傾けていた】
【同情、悲しみ、好奇心。そのどれでもない気持ちが沸き上がってくる】
【名前をつけるとするなら、共感――だろうか】

……妹さんは、きっと
お姉様のことが、大好きだったんですね
命を賭けても、良いくらいに……

……あぁ、……ルシア様の妹さん
お名前は、なんというのでしょうか?

【全て、話を聞いた上での推測に過ぎないけれど】
【ゼノアには、話の中の彼女の行動が、とても綺麗なものに聞こえたらしい】
【――少し、視点がズレているかもしれないけれど】
【家族の中で姉であるルシアと、妹だった期間の長いゼノアであれば、感性に差異があるのは当然のことで】

【出現したトランプを見つめて、前回のことを思い出す】

確か、奇術師もされていたんでしたっけ…
……今の能力とは、少し違いますよね

いえ、むしろデュアルスキル……
後天的に、追加されたのですか?

【先ほどの手のこともあるし――】
【再び、何となく黒い魔力を見やって】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/22(日) 23:44:24.00 ID:Bv0at+SBo
>>640>>643
【命中を確認した錨を引き戻し、振り回して汚れを取る】
【その間、二人の様子が著しく変貌するのを見た】

――――――おい、

【黒澤、そしてシャンドリヨンの変貌】
【特に黒澤の変貌の原因であろう黒い魔力を、遥人はつい最近、感じた】

【人の意思を汚し、汚染する『卵』】

【闘いへ臨む意思を穢す、悪意の結晶】

【どこかで見た、感じたその汚れの原因】
【記憶を瞬時にさかのぼり、見つけたのは、】



【―――さあ、ね………思い……出せない…】

【その程度のコト、…だから】

【――――――アハッ】



【目が、ジト目が大きく見開かれた】
【琥珀色の海のような目の色が変わる、金色、細い瞳孔…内に秘めた魔性の具現】

【憎悪が、殺意が満ちて、漂う黒い影が濃くなる】

【目覚めるのは、遥人自身の熱】

【遥人は知らない、哲学者の卵の詳細を】
【機関員なら手に入るとか、世界に蔓延しているとか、そんなこと知らない】

【だから、目の前の事実を即座に結線した】



――――――お前も汚れやがったか―――――!!!!



【左腕を拘束しているギプス、それを吊り下げる白い布を、右肩の痛みを放って強引に引き千切る】
【そのまま乱暴に右側へ振り捨ててから、急激に腕力が増強した右腕で肘の部分を圧し折った】

【白く厚い手甲となったギプスを振り乱し、振りかぶり】
【強く握った左拳を『黒澤』に向けて突き出す】

【距離があったはずだが、その拳圧は減衰どころか増大し、そのバランスを崩そうと襲い掛かるだろう】
【百歩神拳…距離に関わらない拳法の奥義】

【激昂した遥人は、染み出す暗黒の魔力によって下方からの風を受ける】
【そしてまどろむ影が、その背に徐々に形を成してゆく―――――】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/22(日) 23:47:43.40 ID:YBvX4W3lo
【路地裏】
【ざあ、と雨が降り始める中、悠長に歩いている男が一人】

あー、どっかで休みてーけど…
こんな得物持ってちゃ茶店にも行けねーしな。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/22(日) 23:50:30.85 ID:Ea3mdOVZo
【飛空艇―――カノッサ機関・昼の支部が誇る『真貂』、その力の一端か、二人はゆっくりと下りてくる】

【一人は黒子、後腰には刀を下げる。下から見える形になっているというのに、不思議と顔は見えず】
【また、もう一人は緑と茶の和服を着、白い布の冠を被った人物である】
【腰に下げた黒鞘の刀は申し訳程度にも見え―――結局の所、どちらも見てくれはひ弱だ】

>>633

【けれど、知っているだろう。黒子はあくまで黒子だが、補助の役割は絶対にこなす】
【実際に語って、会って分かっている谷山で有れば―――。】

  『……まだやるのであれば、私は全力で相手をしよう。』
  『だが、それは櫻の……また違う戦場で、するべきだ。』
  『もう一度だけいっておく。戦うのなら、此方も全力で相手をする。』

【両手に、10本の鉄絲が在る。見えるかどうかの瀬戸際という細さだ】
【それだけ。決して攻撃を仕掛けはしない。しないが、されれば一体、どうなるのか。】

>>639>>641

【ザクリと、短剣はイーグルの右肩を深く捉える】
【血が更に流れて動きが止まり、倒れ――――無い。】
【滲む赤を拭いながら男はニヤリと笑ってみせ、なおもゆっくりと起き上がり】

……いや、いや。このあたりで終にしては如何ですか、若人がた

既に勝負は着きましたでしょう、貴族の方もお一人は、確実に生きておいででしょう
目を失い、腕を失い、これ以上戦士から何を奪うと仰るのか。

分かりませんか。侍は、刀を持つ手を失った時点で死んだと同じなのです
視界の半分を失って、恐らくは利き腕であろう武器を無くした彼女は、既に死に体
あるのは僅か、風前灯火の命だけ……貴方がたはそれまで、取りますか。

【言葉が、かかる。詭弁、非常に独善的な感のする言葉である】
【話すのはそう、和服の人物で―――黒子と共に、ガルニエのすぐ側へと降り立ったのだ】

>>ALL

申し遅れました私……亞北、刻永と云う者でして。

一応、私たちは機関員では有りません。とはいえ、貴方がたの味方でもない
お知りの方も居らっしゃるかもしれませんが、櫻の国で乱をと思う男です。


……どうです、今日のところは此処で終わりにしてみては。
私が、戦場を用意致します。そこでまた、ガルニエ殿と戦っては。

私は惜しいのですよ、彼女のような武人がここで散ってしまうのは
そしてこのまま包囲されて、貴方がたのような屈強な人が消えてしまうのもまた惜しい
で、取引というのはどうでしょうか。ガルニエ殿とイーグル殿を一時逃す……
その代わりとして、包囲する軍隊は引かせる………気合で、貴方がたは軍隊を蹴散らせるので?

……そう、それから。脅しではありませんが、増援はまだ居ります
かつて、機関の頂点に立った方。かつて、水の国の大会で二位となった方。
軍隊含めて、断られるのなら彼らも敵と成り得ましょう、が………お選びください、皆様方。

【ざり、ざり。イーグルが血を流し、痛みに顔をしかめながら歩いて来る】
【位置的には双葉の横を通るような事になるのだろうか―――攻撃などは、しないようだが】

【反対に、亞北という男は平然とした表情で言葉を紡ぐ。】
【小狡いとも、賢いとも、何とでもとれる弁をする男である】
【双葉や谷山なら、知っているだろう人物を引き合いに出して。あの“大会”の入賞者を、手段として。】


      【勿論、応えずに襲撃をかけてしまうというのも手ではある。】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 23:50:32.00 ID:NQxfKzrFo
>>644

…………

「早く放せ」
『放さなかったらどうなるかは分かるでしょ?』

【少年は、また黒の双眸を瞼で閉じて、10秒程度の間思考】
【この少女の言葉は本当か?】

【考えても、答えは出ず――少年を導いた、というか背中を押したのは両手の銃で】
【応じなければ、少年の行く末は――――死】
【理解はしていたが、"友≠「いや"家族≠失うかもしれないのは辛く】


わかった……でも、本当に、本当に何もしないんだろうな?
約束しろ。じゃないと放さない

【死は怖くないのか、この少年】
【引き金から人差し指を大げさに離したが、銃は放さず】
【それほどまでに大切なのだろう】

【だが、銃の安全の約束さえすれば―――】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 23:52:04.85 ID:NQxfKzrFo
>>649
/あっ、レス呼んでなかった。書き直してきます
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/22(日) 23:55:11.33 ID:sIoHHdNO0
>>643

ウォアアアアアアアァァァァァ!!!!

【吠え続ける彼に拳の像が襲う―――】
【が、彼は今までで1番速い動きで剣を拾い、そして後ろに下がり避ける】
【先ほどのケガが無かったような其の俊敏な動き】

【気付くだろうか】
【彼から出る黒い魔翌力、そう、とてつもなく大きな、不吉を呼ぶような魔翌力。そして】
【彼を囲む赤いオーラ。燃えるような、其のオーラ。其の赤は血の色―――】

…ヒヒヒッヒヒヒ。ヒャアハハハハァァアア!!!コレガッ!!!オレノッ!!!新たな…能力!!!
これで俺も…能力者ァァァァ!!!!

さぁ寄越せ…ヨコセヨコセヨコセヨコセ…!!!命ヲッ!!!狂熱ヲッ!!!そして…「感動」をっ!!!!

【先ほどと様子が違うのは一目瞭然。そう、卵が孵化したのだ】
【無能力者の彼が手に入れたのは赤いオーラ。まだどんな能力が秘められているのかは謎だが】
【オーラは両足に向かい移動している】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 23:59:00.68 ID:HSTiNM9Do
>>639,641,648
《……ま、得策じゃねぇわな》

【既に必殺技を放った後。体が非実体化し始めている】
【恐らく、これ以上の能力の行使をすれば、命の危機もあり得て】
【此処で戦って死ぬよりは、一端引くほうが懸命だ、と理解して】

【ず、ずず】

【右腕を覆う刃が、元に戻っていき】

【ぱ、き、ぃ、ん】

【仮想的に生み出された目が砕け散った】
【右手を器用に使い、眼帯を装着すると、全身から鮮血が吹き出して】
【地面に方膝を突く形となった】
【そして、続く相手、亞北刻永を見て】

……テメェ、かッ!!櫻の国で戦乱を求めるのはッ!!

【激昂するも、左目だけは、冷静に相手の姿を覚えて、そして、記録して】

……ッ、覚えておけ。お前らの好きなようにはしない。
少なくとも、戦いが起こったとしても、お前らの望む戦場にはならないと知れ。

俺は、戦いが嫌いなんだよ。だから、お前らとは決して相容れない。

【冷静な様子で感情論を叩きつけるのが谷山の在り方である】
【しかしながら、動く様子は無く、一応は相手の意向に沿うつもりのようだった】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/22(日) 23:59:10.14 ID:NQxfKzrFo
>>644

…………

「早く放せ」
『放さなかったらどうなるかは分かるでしょ?』

【少年は、また黒の双眸を瞼で閉じて、10秒程度の間思考】
【この少女の言葉は本当か?】

【考えても、答えは出ず――少年を導いた、というか背中を押したのは両手の銃で】
【応じなければ、少年の行く末は――――死】
【理解はしていたが、"友≠「いや"家族≠失うかもしれないのは辛く】

わかった……

【銃から手を離し、銃は今地面に当たり、辺りに金属音を響かせて】


それで俺をどうするんだ、拷問にでも掛けるのか?

【態度は次の瞬間にでも死んでもおかしくないとは思えないモノで】
【殺されるつもりも無いが、言われるがまま、と言う心算も無いらしく】


/此方の不手際で待たせてすいません……
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/22(日) 23:59:37.59 ID:ysEwwi7M0
>>642

 【恐らくランディングギアとして、棘をロック】
 【全身の脈を直結させたとでも言うべきか、驚異的な魔力の収束、不味い】
 【頭蓋骨は――「肉片」でも、取りに来る心づもりか?】

【攻撃を放たれるまでは、極めて冷静に思考が動いた】
【相手から「返答が無い」と確認できた事は、また無意味と言う訳でも無い】
【意図を口にすれば、負け惜しみのようではあるし】
【どちらにせよ、論戦は女性に分が有る様に思えるけども】

……良いじゃないか、別に
少し試してみたいと思う事だって、衝動的には有るさぁ

………さて、腹を括ってみよう
首をくくらないといけなくなる、その前に


  ―――― クロック・クラック!!! =\――


【さて置き。また、平等な筈の時間は置き去りになる】
【膨大な魔力消費による苦痛を覚えながらも、底を付いた訳では無い】
【「正常」に―――世界のシステムを、短期的に壊す】

(……「遅く」しても、充分速いなぁ)
(隙間をくぐろうと思ってたけど――、…一筋縄じゃ)

【魔力衝撃の暴風雨を掻い潜らんと、少年は移動を開始した】
【ある波には身を翻し、ある波は伏せて斬り抜け、ある波は掠らせて】
【そうしている内に。着衣には、夥しい傷が発生し始めた】
【――限界ぎりぎりも良い所、そんな回避方法なのだ】

【かと言って、攻撃の範囲外に逃れる程には、能力は維持できない――】
【激流に身を任せ、ひとつひとつ応じていくしか無く】

 【ついに、その行動にも綻びが生まれる】

なっ、えっ――

【皮肉にも、流れ弾がブチ当たったのは『盾』】
【――ある一点に叩き付けられる、纏まった衝撃によって】
【クレプシドラの身体のバランスが、ぐわんと崩れ去る】


 ……ぐ、がああっ―――!!!


【絶大な衝撃が、数え切れないほどクレプシドラの身体を襲った】
【紙屑のように吹っ飛んでいく彼が上げた悲鳴は、便宜上斯様なものとして置くけども】
【時間操作能力の影響か、文字に起こせるものには非ず】

【城の構造上生まれる、「次の大きな段差」のほぼ手前まで吹き飛ばされ】
【距離が少し離れ過ぎたきらいはあるが、大きな隙が生じた】
【腕か足か、どこかの骨が砕けた様な音が】
【雨上がりの冷えた空気に伝播し、伝わっただろうか――】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/23(月) 00:03:06.28 ID:MdrOpktB0
>>646
/レス見てませんでした。すみません。
/移動した際に避けたということで
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 00:06:02.29 ID:NLlaO0FAO
>>649

約束しますよ、絶対です。
証拠なんて何も無いですから、貴方が信じてくれるかどうか、それ次第なんですけど、ね。

【相変わらず、剣を突き刺した手は緩めない】
【手裏剣から放たれる光刃は消えずに、今も少年を狙ったまま】

【強いて挙げるのならば、証拠は、この状態を得ていながら、少年を殺したがらない少女の甘さ、か】
【信頼関係にあるらしい二丁の銃を壊し、人の心を傷つける事は、多分望んでいないのだろう】

……私は貴方が銃を手放したら、脚で貴方が簡単に拾えない位置に銃を少し動かします。
それ以上は、絶対に何もしません。
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/23(月) 00:07:16.39 ID:Aco1HDOSO
>>646 >>651

【現れるのは、ヒトガタだ】
【雪のように真っ白で、のっぺりとした外観と質感を持つヒトガタ】
【体中には、多種多様な言語の多種多様な恨み言が書かれている−−】

<大爆苦笑(ビッター・ラッヘン)>

【この出現が、第二の異変である】
【ヒトガタは、黒澤に向けて再び、その右拳を振るう−−】
【狙いは、喪服の男の腹だ】

【そして、その左腕】
【こちらは、少女の顔面に向けて−−】
【破壊力は、絶大。回避するのは、難しい速さでは無いが−】

【シャンドリヨン自身は、動かない−】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 00:13:11.04 ID:/omUd5rmo
>>656

…………

【少年は少女の言葉を聴いてまた、しばらく思考して】
【答えが出るのは、そう遠く無かったが】

「早く放せって。死ぬよりかはよっぽどマシだろ?」
『白口の言うとおりだよ』

……わかった

【パッ、と銃から手を離して、銃は地面に当たり、辺りに金属音を響かせて】


それでどうするんだ?俺から情報でも抜き取るつもりか?

【見た所、銃以外武器を持って無く、身体能力も低く、少女に対抗する術無しと言った少年】
【数秒後、いや一瞬後にでも死んでてもおかしくない状況に置かれた少年だが、態度は強気で】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/23(月) 00:13:42.41 ID:SkY7/mylo
>>653>>657
ふざけんじゃねぇぞ…!!!

【如何に速い速度で避けようが、どれだけ遥人が手負いであろうが】
【もはやそんなもの、思考から消し飛んでいた】
【シャンドリヨンも例外ではないが、黒澤の中で孵化し、赤いオーラと化した負の感情を見た遥人は烈火のごとく怒り狂っている】

【戦いとは、自らの意思で立つ事】
【それこそが闘いであると、遥人はその身に刻んでいる】

【それ故に、だからこそ、】
【二人が意思を放棄し、別のものに委ねてしまった事実が我慢ならない】

【がしゃん、音を立てて元の形に戻るショットガンは、次の瞬間その下に空いた穴に飲み込まれる】
【即座に遥人の右腕に帰還し、向かってきた左腕に真っ直ぐ銃口を向けた】
【反応は間に合った、そして打ち出されたシェルもまた、魔力によって攻撃力が十全に高められている】
【至近距離で集束して直撃するも、殺しきれず、左腕のギプスで受ける】

【その一撃でギプスは砕け散り、また、未だ完治しない腕の内出血が悪化する】
【これ以上酷使すれば、腕がイカレるかもしれないというのに】

……それが、お前の力か!?

【それでも、右腕のショットガンを持ち直すと、その天辺の線をなぞるように、紅蓮のビーム刃が展開する】

【その勢いで、まずシャンドリヨンへと突撃する】
【刃を形成する赤い魔力は熱量を伴っており、ショットガンの銃口から先にまで指突に特化した刃を作り、射程を延長している】


そんなものがお前の欲しかったものか、ホストおおおおおおおおお!!!

【絶叫≒咆哮】

【左にスライドしながら振りかぶり、動きに合わせて右へ切り抜ける】
【胴を横一線両断する軌道だが、怒りの為か動きが荒い】
【行動が完遂すれば左手を真っ直ぐ黒澤へと伸ばし、モーションゼロで黒澤の足元に鎖の楔を打ち込もうとするだろう】
【到達までの時間は約三秒、妨害されなければそのままそちらへ飛び移り、とび蹴りにて頭を打ち据えようとするはずだ】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/23(月) 00:14:54.28 ID:SkY7/mylo
>>659
//あうあう、すみません、シャンドリヨンさんへの攻撃は全てヒトガタ対象に差し替えてください
//お手数をおかけします…
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/23(月) 00:15:39.04 ID:8l8XagbFo
>>645

【謝ればよし、と言わんばかりに大きく頷き一つ】
【ふぅ、と溜息を吐いて、大木を見上げ、十字架を見る】

【斜めに傾いた十字架。妹の墓を前に、一方的な暴露大会をしている】
【そんな現状を冷静に顧みて、思わず自嘲気味な笑みを零し】
【自分は弱い存在だな、と。改めて今此処に実感してみたり】

…………そうだといいな。
あの子、最期まで私に何一つ文句も愚痴も言わないで。
此処で殺される直前まで――殺された後までも、ずっと笑っていたから。
辛い思い、させた筈なのに、其れすら判らないんだもん。

【妹は何を考えていたのか。自分の代わりに殺されたのは判っても】
【どうして其処まで自らを犠牲として払ったのか、其処が理解できずに】
【もしそうであれば、嬉しさと共に、不甲斐無さが溢れて来る】
【考えるのは程ほどに、ルシアは当時の後悔を頭を振って追い払い】

ん、名前?
あの子は――レミア。レミア・マリカ。
私とは似つかない、金髪が綺麗で大人しい女の子だったよ。

【名前を問われ、特に躊躇う事も無く妹の名前を教える】
【レミア・マリカ。"今現在<泣Vアの妹を名乗っている少女も、また同じ名前で】
【然し、その少女と会った事が無いだろう彼女には、そんな事は関係ないかもしれない】

【取り出した――作り出したとも言えるトランプを、再びいとも簡単に消し去って】

うん。今は、芸やってるだけでも儲かるから。
楽だし、種ばれる心配も殆どないし。天職だと思ってるよ。

……こっちの能力は、そうだね――憤怒、憎悪、とでも言おうか。
妹が殺されて、頭に血が上って。気がつけば、使えるようになってた。

【広がる黒い魔力は、未だ足元に垂れ流されたまま】
【ふよふよと、少しだけ集まった「黒色の魔力」のもやが、ゼノアの元へと流れていった】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/23(月) 00:16:33.35 ID:0lMhVSKso
>>654

「言葉ってのはねえ、返答する事で寧ろ追い詰められる様に
 幾らかの余裕を持たせて使うものなんですよ
 ほら、今の貴方に私が何かを言った所で、それどころじゃあ無いでしょうしねえ」

「……しっかし、やっぱりこの子じゃ駄目ですねえ
 原型なら隙間も作らず、高出力レーザーの代わりになったってえのに
 魔翌力の量の違いが才能の違いか、それともシステムの不備……はて、さて」

「まあ、良いでしょう。戦闘行為の終了を命じます、データ収拾お疲れさまー
 意外に持ちましたねえ、脳みそぶっ壊れるかと思ったのにあっはっはっは」

【吹き飛び、距離が開いた。十分に安全は確認出来た】
【これ以上の戦闘の継続は、すくなくとも自分の玩具の側では無理】
【仮に相手がそれを望んだとして、もう自分でも対処は出来るレベルだろうと】
【自分自身の安全を確信して、カリナトゥスはようやっとまた、戦地の中心に近づいた】

【反動で仰向けに倒れている少女の足元、しゃがみ込んで傷口をぐいと押し付けて】
【適当な布などで止血を施し、逃亡の用意を重ねていく】


……鎖がどーしたよ……訳が分からない
何が言いたいのかさっぱりだ………分かる言葉を使ってくれ

【強引に詰め込まれた能力4つが消えて、元の1つだけになって】
【戦闘以前に施された何かの細工も消えたのか、ようやっと少女が真っ当な返答をしたのだが】
【生憎と、クレプシドラの言葉の意味を理解出来なかった為に、返答も返答にならず】

………言葉遊びで、逃げられる……そんな鎖じゃ、ない、から………

【それでも、分からないなら分からないなりに、足りない頭で辿り着く答え】

【弱みを握られていて、イエスと答えたらどうなのだ】
【法が当然でそれ以外が理不尽だから、どうしたというのだ】
【そんな事より眼前の問題をどうにかしてくれ、理想は食えない、布団にならない】
【少女は、夢や思想の海を泳いでいられる類の生き物では無かった】


「……どーやらあちらでも何やかんや進展有ったようですねえ、あららでっかい飛空艇
 ふむふむ、何かやってるんでしょうが見えない聞こえない、こりゃ参った参った
 データ取るには、もっともっと実戦見てみたいというのに……」

【カリナトゥスの目は、高空へ。何処かに出現した飛空艇の方へ向いた】
【クレプシドラへの攻撃は行わない。それより、壊れかけの玩具の修理が優先事項なのだから】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/23(月) 00:16:59.06 ID:SkY7/mylo
>>659
//そしてちょっと動きすぎですね、最後の行は削ります、射出するまでです
//たびたびすみません…orz
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/05/23(月) 00:20:57.55 ID:1KAQE40Co
>>648

(……戦況は、あまりにも不利か。)
(こいつら二人だけなら、まだ何とかかもしれないけど……更なる増援、か。)

【正義サイドと機関の違い。数の差が、露骨に現れた形となる】

──……戦場なんか、いるかよッ!!
俺は其れを無くすためにも、戦ってるんだッ!

【「戦場を用意する」という一言に対し、明らかな怒りを見せ】

……これ以上戦っても、得がない。
そっちが退くなら、退くさ。

【魔力を増幅させているが、既に戦闘続行の意志は殆ど無い】
【あくまで警戒のためであり、無事に取引が済めば何の問題もないだろう】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/23(月) 00:23:50.22 ID:eMCAugCd0
>>648>>652>>664

【杖を構えたまま、少女は現れた人物へ目を向けた】
【未だにその目に、敵≠ノ対する殺意を宿したまま――】

亞北、刻永…さん――ね

【少女は一人、流れるように飛び出していくその言葉を聞いていく】
【杖の先端は水色に輝き、徐々にその光の強さは増していく中、彼女は言い放った】

脅しで引き下がるつもりは――ないよ?

【これは、はっきり言えば賭け≠ナあった】
【この傷でこの人物らと戦った場合、自らが生き残れる可能性は極めて低い――何とかこの死にぞこないだけ、置いていってはくれないものか】
【だが、少女の言葉は賭けの為に作った偽りの感情だけで構成されているかといえば、そうでもない】

私は昼の国の寛容な政治には、まだ好感を持っていたんだよ?
だけれどさ、軍力使って国を乗っ取って――まあ、機関に媚を売る各国も各国だけどさ…
そして今日、挙句の果てに敵対する貴族の討伐なんか始めちゃって…それで、大人しく逃がせ、と――?

【最も、彼女らの組織の主義は徹底的な敵対勢力の撲滅】
【その為には目を奪おうと、腕を奪おうと、全く物足りない】
【心も体も殺そうとも、まだまだ足りない】
【奪い尽くし、それでも人としての存在を潰し、辱める――】
【しいて言うなら、悪≠謔閧熈悪=\―その思考は陰惨を求め、嬲り殺しに快楽を求める――何よりも薄汚い程に】

支部長を務めた人間を一人殺せば、それだけで機関の威厳はガタ落ちって事になるし…
ここで殺しておけば、お釣りが来るって私は思ってる



もう一度言うけど、脅しは効かない
私…引き下がるつもりはないよ



それでも――軍を引く程度の代償で…頼むの?

【おそらく勝ち目は無い――それでも、彼女は見た目に合わない強い口調で彼等を押し続ける】
【また、彼女はここでは知らなかった――カノッサの金獅子≠、そしてその実力を】
【しかしその存在を知っていたとして、彼女は本当に素直に身を引いたのであろうか――】

(にしても、櫻の国で乱…アキラの言ってた情報って、本当だったんだ…)

(――一体誰からそんな情報仕入れたんだろう…?)

【杖の光が一際強くなったと同時に、杖の先の結晶は強い水色の色彩を宿す】
【乗るか、反発するか、圧力を掛けるか、それとも牙を剥くか――相手はどう出るのか】
【今回共に戦った仲間の反応にも気を向けつつ、少女は、再び覚悟を決めた――】

/エレットの者、なんとかもう少し続けられそうです
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 00:28:37.14 ID:NLlaO0FAO
>>658

では、直ぐに手が届かないようにだけ、させて貰いますよ。

【そう言って、靴先で地面に落ちた銃の位置を少しだけ動かす】
【直ぐに拾える位置では、武装解除させた意味はないから】

拷問をして吐かせるのは、まあ、無難な考えですよね、でも、人によっては堅い意志を貫いて、口を開かないでしょう。
その面倒を避けるなら、マトモな思考を出来なくする薬に頼って、貴方を質問に答えるだけの道具にしてしまえば楽に終わるでしょうね。
最悪の場合は、殺して脳を引きずり出して、記憶から情報を抜き取るという手も有ります。
機関の人間の中には、それを出来る人間は幾らでも居るでしょうからね。

【そこまで語って、少しだけ間を置いて、少し小さくなった声で、少女は言葉を紡ぐ】

でも、やっぱりそんなのは嫌なんですよ、人を傷つけるのも、人を悲しませるのも。
だから、貴方の口から、自分自身の意志で言って貰えませんか。
貴方の、知る限りの情報を、対機関連合など、正義を掲げ、機関と相対する人達の情報を。

【】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/23(月) 00:30:38.99 ID:2HW6Q8xc0
>>662

……なるほど、ねぇ
有り難いご教授―――だなぁ

【根本的に、クレプシドラは性格が「拗れている」】
【老獪だとか悪い奴だとか言うより、消極的な所があるのだ】
【傍目には理解し難い行動は、その為】

【攻撃を続ける事を想定していたなら】
【もう少しは、納得のいく返答に繋げる事も出来たのだろうけど】
【時を操る人間が時を見誤ったのは、滑稽と言わざるを得ない】
【攻防を意識しすぎた無茶な回避の祟りは、大きい】
【皮肉めいたか細い声は、ふたりぶんの、しかし密度の無い答え】

 【魔力が残っている以上、時間を吹き飛ばす事は造作も無いだろう】
 【数秒程度の発動なら、経験則上あと二度は使える自信が有ったけども】
 【四肢の半分より多くが壊れた段階で、それに意味が有るのか】

【今の自分の状態に、ひとつの「限界」を見いだす】
【それは、ネガティブな物以外には成りえず――】

(………認めてもらうつもりとしたら、半端すぎたかなぁ)
(ほんとうの英雄は、何を犠牲にしてでも――)

【ただ。そのうえで何を考えようが、やはりそれに意味は有るのだろうか】
【クレプシドラは、芋虫のようにのたうちながら】
【心なしか輝度の低下した剣を構えて膝を付くのが、やっとだ】
【銃撃、植え付け、其の気になれば捕獲】
【興味を抱いたのなら、生命の危険は気にせずに出来るレベルの状況だろう】
【興味が湧かないのなら、どこに行こうと止められはしない】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/23(月) 00:38:56.00 ID:MdrOpktB0
>>657

クククカカカカ…!!!さぁ「感動」の素材となれェェ…!!!

【脚に集中する血の色のオーラ】
【これは厳密には彼の狂気を具現化したもの】
【狂気を脚に溜めて――爆発させる!!】
【其の爆発がブーストの役割をしてさらに高スピードで動く――!!】
【左側に大きく飛ぶように移動して、そこからさらに右へ】
【「く」の字にヒトガタを回避し彼に向かってブーストに乗せて一直線、またしても突き。今度は左足の付け根】

左足貰ったぁぁあぁぁ!!!!


【そしてこのオーラ、徐々にだが減っている。さらにブーストに使ったオーラ、全体の3割程度が霧散している】
【現在は最初の約6割程度か、減りは早い。全部消えれば――戦闘終了か】
【さらにこのオーラは痛み止めの機能をしている為にどんどん痛みが増していくのだ】
【しかもブーストは脚への負担から一回きりしか使えないらしい】

【現在の残りオーラ、60/100】

>>659

【ふと、後ろから声がした。】
【「お前も汚れやがったか―――――!!!! 」とかという、憎悪の満ちた声】

【彼は脚にオーラを溜めているときに後ろを向かずにこう言った】

汚れた?この黒澤我信、もともと心は闇に満ちている!!!殺し合いを求め乾いた心は…健在だ!!!!!!

――――こんなチンケなものが俺の「感動」への思いを奪えるかッッ!!!!!

【そう。確かに少し様子は変わったが、「感動」の単語がところどころ出ることから、彼の意思は変わっていない】
【もともと狂った思考であったことがこのような結果をもたらしたのか、まだ孵化したばかりで脳への干渉が少ないのか】
【それはまだ分からないが、彼の芯、「感動」は確かに健在】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/23(月) 00:40:47.85 ID:Aco1HDOSO
>>659 >>668

−−−−「無償の愛」「無償の絆」、糞喰らえ−−世の中は“利益”“我が一番”

−−「金」「情報」「人情」「尊敬」「地位」「名誉」「力」「コネ」「仕事」「権利」−−

アぁ−−…………ハ、は、HA、覇ッ

【ヒトガタの身体が裂かれて。黒澤の突きが脚を貫いて】
【−−シャンドリヨンの身体にも、紅の線が走った−−】

−−ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは−−ッ

【……どさ、ん】

【スノウウル=シャンドリヨン−−死亡】
【死に際に、「大量の、普通より少し細いダーツ」をバらまいて−】
【拾いたいならば、拾ってみるのも、面白いかもしれない−−】

/お二方はまだ長引きそうですし、明日それなりに早いので、そろそろ落ちますね。
/一足先に、お疲れ様でしたっ!
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 00:43:26.95 ID:5pSkac/Po
>>652

相容れないということは、利害が対立すると見てよろしいでしょう
なれば、人は人である以上争わずにはいられない
自分は違うと仰らないで下さいな、意思が在る以上は貴男も人だ

……そうですね、早ければここ一週間。
遅くとも夏までには挙兵してご覧に入れましょう

>>664

………私には夢が有りまして、一番になりたいという物なのですが

男であれば、誰しもそういう夢は持ちませんか。
そして誰もが無理だと思って諦める……ただ、私は出来ると思っただけの違い
叶える過程で、私の思考において戦乱が要るというだけの話。

【イーグルはやがて青年の横を通り、亞北らと同じ側に立つ】
【こうしてみると、大きい。かの金獅子に近い身長はありそうだが】

それから一つ、貴方に提案を致したい。
折角「対機関」を名乗るのですから、その名をもっと上手く御使いなさい

かのガルニエ殿は、武力を持って国軍を動かした
貴方達は兵を持ちませんから不利ですが、義を以て“借りる”ことは出来ましょう
旗はアチラの貴族に持たせ、貴男は名で以て各国を周る
そうすれば、数では互角です。後は能力者という特殊な戦いの次第で勝敗は決します。

……私から言わせていただきたいのは、この程度でしょうか。

【しかし語る口からすれば、余程おそろしいのはこちらの小柄な男性か】

>>665

………お嬢さん、ハッキリと申し上げます。

政治をを容易く乗っ取られる程度で、何が国家ですか。
昼の国は、或いはその原型たる存在は古くからあったのでしょう
それが、どうです。新米の機関ごときに乗っ取られるなど、驕りと堕落の結果でしか無い

文句をいうのは良いでしょう。しかし、負けたのですよ公正は
敗者は歴史上、余程の名がなければ狗同然……今の国の状態は、至極道理に適っています

そして脅しがダメというのなら、言葉でハッキリと言いましょうか。
貴女では無理だ。ガルニエという女性の先代が、今我々の真上に居るのです
世界の名士が集った大会で、曲がりなりにも二位を勝ちとった青年が我々の真上に居るのです
大乱を起こそうという私、それを補佐する有能な隠密、そしてガルニエ殿を助けるイーグル殿。

……勝てる要素を見いだせるというのなら、私は何処からでも受けて立ちましょう。

【ハッキリと言い放つのは、あくまで物腰柔らかな口調で、だ】
【それゆえに、真剣味が大きい。変に硬くなるよりも滔々と語られる方が、余程きつく聞こえるハズで。】

>>ALL

………それでは、これで話は終わりとなりましょう。
ガルニエ殿直々でないとはいえ、イーグル殿の言葉が有れば直ぐにも軍は引くはずです
それまでの僅かな喧騒、各々考えるべきことが在るのではないですか。

……世界は甘くない。私もイヤというほど味わっている所です
貴方がたも是非一度、自らの状況と出来ることを見つめ直しては如何か。

【イーグルがガルニエを静かに抱え、それを折として四名の影がフッ、と浮く】
【やがて彼らは空高くへと昇り、真貂の内へと消えて――――そして、終わるのだ。】
【彼の言葉の意味を捉えるか否かは、人其々。兵が引くまで、そうそう時間もかからないだろうが。】

/これにて対ガルニエ戦は終わりとなります。皆様、お付き合い有難う御座いました&お疲れ様でしたー!
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 00:47:59.84 ID:tmInjl+wo
【路地裏】

休暇取るのは久々だな…何したらいいかわかんねー。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 00:48:38.79 ID:senR+qh5o
>>664,665,670

……チ。

(そういや、処刑人とか言っていたか……、金の国にも、同じような奴が居たな……
こいつも、か。…………こいつ、も)

【しかし、今の谷山は、動けない】
【そして、亞北刻永の言葉を請けて、それでも】

――それでも、俺の前で人か傷つくのは、耐えられない。
だから、少しでも傷つく人が減るようにするのが、俺の仕事であり使命だ。

争いは無くせなくても、犠牲者は減らせるだろ。

【ぎろり、と男を睨みつけて、そして、その宣言に、ち、と舌打ちをした】

…………、ち。糞が。

【去っていく四名に、罵倒を零して、ぐ、ぐ、ぐ、と足に力を込めて、ふら、ふら、と歩いて行く】

【――戦場へ】

【少しでも、速く戦いを終わらせるために、己のウチから噴き出る正義に従うために】

//乙でしたー!!
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/23(月) 00:48:40.33 ID:0lMhVSKso
>>667

「んー、しっかし実戦運用してみると良く分かりますねえ
 素体がナンバーズクラスでもないとまともに使えやしない
 量産するには不向き、性能を落とせば役立たず、か……
 ふーむ、どっから治しましょ。思考力ですかねえ」

「……っと、そうそう、忘れてました
 どーしましょ、どーしましょ、こう言う時にはハゲタカがお約束よ、っとお」

【今回の戦闘の観測結果から、次の改良すべき点を割り出す】
【日常繰り返している作業の真っ最中、カリナトゥスの視界に入る、それ】
【手足をもいでしまえば、きっと似合いの姿になるのだろうと思いつつも】
【カリナトゥスは、武装しないままでクレプシドラに近づいて行った】


「さて、これは今日最後の実験です、えーと……セシウス・クレプシドラ」

【十分に近づいて、顔を覗き込む様にしゃがみ。笑みの質は、現れた時と同じまま】
【少女の傷口を塞いだ為に、手と顔が血まみれになっているが、それは誤差の範囲でしかなく】
【テレビなどに移った顔が、公共の電波に乗ったあの声で問うのは】

「私に、どうされたいですか?」

「今、この状態。貴女はまな板の鯉って奴だ。恋は下心たあ言いますねえ、私も下ごころはたーっぷり
 だけどまあ今の私はデータが手に入って機嫌が良いんで、結構色々と受け入れられる心境なんですよ
 はてさて貴女はこの状態で、私にどんな事をお願いしてくれるんでしょう?
 いやねえ、こーいう事は知ってて損は無い。何せ、見た事無いタイプの能力でしたし
 ならば思考の方も面白い結果が待ってると期待しても良いでしょうそうでしょう?」

「殺しても良いし、捕まえて拷問してもいい。楽しいでしょうねえ、三角木馬に鞭打ち、水車
 薬品実験に使うも良し、改造してしまってもそれは楽しい楽しい
 ああ、流行りのグッズなんてどうです?哲学者の卵とか、或いは改良中の作品とか
 いっそペットにしても良い。立派な小屋を作ってあげますし、ちゃあんと餌もお風呂も用意しますよ
 この子と同じような境遇でも、もっと惨めな境遇でも………ご自由に、どうぞ」

【その問いは、本心からのものだ。だから、カリナトゥスなのだ】
【こんな事を相手に問い、その答えを本心から期待する】
【もしもこの問いに、自分にとって都合の良い答えが返れば、カリナトゥスは飛び付くだろうし】
【そうでなければ、それはそれで解答として思考実験の材料に】
【自分は、何もしない。口を動かすだけ】
【過去、世界に悪妙を轟かせたこの女のやり口は、何時もこうなのだ】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/23(月) 00:50:16.97 ID:eMCAugCd0
>>670

【最初から分かり切っていたはずのことだった】
【だがしかし、それでも無理でないと分かっていたのだ】

―――…

【暫しの沈黙が漂う中、少女は何も答えられなかった】
【返事をする気力さえも、彼の力に圧倒されてしまっていたのかもしれない】

(私は所詮“この程度”なんだな――)

【今は尚、去りゆくその人を見つめる】
【これが己の力量と力、そして限界なのだったと悟るしかなかった――】

/何とか最後まで書き込めました、時間が無いので最後雑で申し訳ありません
/丁度落ちなければならないので失礼致します!皆さん有り難う御座いました!!
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/23(月) 00:50:44.15 ID:Ctl2+mKgo
>>661

……ルシア様が気に病むことは、ないんですよ
好きな人の役に立ちたい、って思ってる方は
大抵、目的が達成できただけで満足するものです
……自分を救おうなんて、思ってないんです

………ルシア様にも、経験があるんじゃないですか?

【――自分を犠牲にしようとした経験は、あるだろうか】
【頭を振る彼女を、心配そうに見つめて】
【ゼノアは、ルシアの後悔を少しでも和らげられたら良いな――くらいにしか考えていない】
【諭すつもりも、考えを押しつけるつもりもないのだ】
【だから、話半分に聞いて、受け流してしまっても構わない】

【 『レミア・マリカ』 】
【聞いた名前を心の中で繰り返す】
【確かに、記憶にない新しい名前だった】
【――サージが聞いていれば、別の疑問が浮かんだかもしれません】

……その力が、今でも使えるのは
黒い感情が、能力発露のスイッチだったから、なんですか?

……それとも、まだ――村が、無くなった後も――その頃の感情を引き摺ってるんですか?

【ふっ、と短く目を伏せる】
【どうにもこのセリフは、彼女を直視して言えそうになかったのだ】
【ルシアの足許に広がる黒い魔力を見つめて】

(ん……)

【漂い、流れてくる彼女の黒】
【気がついて、視線で追ってみる】
【風で吹き飛ばそうと思えば、出来ないこともなさそうだったけれど】
【何となく――直接、害がないのなら――受け入れてみても良いんじゃないかって】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [saga]:2011/05/23(月) 00:53:29.56 ID:SkY7/mylo
>>668
なんだと!?

【変わらぬ言動に若干の戸惑い】
【以前はああはならなかった、あの時はただ、その意思を汚染され、衝動と言う名の飼い犬が暴れまわる状態】

【…いや、あの時は元々兆候があった。それをあの卵が加速させた…?】
【ならば、それをもってして意思を保ち続ける事も可能?】

【それとも単に、これ以上狂う余地がなかったのか】

【いずれにせよ、似ている】


…いるもんだ、バカ野郎が…!


【呟きが表す色とは、果たして】

>>669
【消える人型、弾け飛ぶ姿】
【見届けて、肩で息をしながら、遥人はショットガンを取り落とす】
【黒澤の足元に刺した鏃はそのまま、鎖と自身の二点にて結線したまま】

【しかし左腕が本格的に壊れかけている、肩の傷も放置できないし、ターゲットもロスト、防衛目標完遂。そろそろ引き際か】
【だが、あのバカが簡単に逃がしてくれるとも思わない】

どうする、続けるか、バカ。
付き合ってやってもいいぞ、なんか、ソレも悪くないと思う自分がいるからな。

【挑発的に目を細め、奥に獣性を宿した少女は問う】
【もし彼が承諾したなら、遥人は口の端でにんまり笑って、その鏃をアンカーとし接近するだろう】
【満身創痍の身でありながら一切衰えない回し蹴りで、頭部を打ち据えるように】

【ソレもいいと思ってしまうのは、会戦当初より濃くなってしまった黒い霧のせいか】
【或いは、】

//シャンドリヨンの人、お疲れ様でしたー!
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 00:56:29.80 ID:/omUd5rmo
>>666

…………

【今の気持ちを適切に表す言葉とすれば、絶望だろうか】

【攻撃する手立てとすれば、鏡もしくは、右手のワイヤーハンド】
【しかし、動きを見せた時点で、殺されるのは間違い無し】

【殺されるだけなら、まだマシなのだろうが。記憶から情報を抜き取る。其れが本当ならば、損害は大きく】
【哲学者の卵でも取り出して、植えれば、為る様になるのだろうが、動いた時点で死】

【銃2丁も、下手に口を出せば、主人の状況を悪化させてしまい】
【言いたい事はあったのだが、其れを必死に抑えて】

【少年の思考はぐるぐるぐるぐると巡り巡って】
【考え付いたのが、ちゃんとした情報を何個か与えて、相手を満足させる】
【尤も、全部話していないと疑われた時点で、何が待つかは理解出来た】

         

             【ゴメン、皆】



【ぽつり、―――呟きは泡のように】

対機関連合リーダー天ヶ谷 双葉。
能力は知らないが、戦闘方法は、魔術を溜めて撃つ。後剣を使う
副リーダー黒野カンナ
能力は、鋏を出したり、ボンドみたいなのを出してた。それとアートマン使い
長谷部沙莉菜
能力は、よくわかんないけれど、生命に関する能力って本人が言ってた
セシウス・クレプシドラ
時間を操る能力らしいけど、詳しくは分からない

俺が言えるのはこんくらいだ……

【唇の端を血が出る程の強く噛んで、左手から、血が出るほどの強く握り締めて】
【話し終えると、下を向いて、涙を流して】

【内容についてだが、対機関連合のリーダーと副リーダーについての情報が出たのは、少年の所属する組織が対機関連合だからだろう】
【連合を抜けたくは無かった。だけど、仲間を売ったこんな自分を置いておいてくれるだろうか】
【尤も、これが一番の方法だったのかもしれないけれど】

【脳内の記憶を抜かれれば、会合の記憶を抜かれて、対機関連合だけではなく、Justiceの記憶も抜かれてしまう為、それが最悪のパターンだろう】
【少年が取った行動は、最良なのかもしれないけれど、これから背負う罪としては、あまりにも大きすぎて】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 00:57:30.55 ID:/omUd5rmo
>>666
/ごめんなさい、風呂はいってくるので、次のレス遅れます
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/23(月) 01:06:29.55 ID:2HW6Q8xc0
>>673

【どうしようも無い、どうしようも無いのだ】
【選択肢は提示されたけども、方向性は提示されていない】

【例えば、機関ではまだそれほど知られた存在で無い「竜騎兵」は】
【相手の言葉に対応して、少しずつ誘導していくような手口を取るが】
【しかし彼女はある意味で素直で、魂胆が透けて見える所が有る】
【この辺り――格 / 核の違い、と言うのだろうか】

さーて、どうしようか、なぁ?
……放っといてくれたら、結構嬉しいんだけど

【震える喉を押さえる手、片方が動かない】
【片方は剣を握り続けているから、動かせない】
【――視線を真っすぐ合わせるのが、精一杯】


「病院に連れて行け」を聞くほど、律義な人間じゃ無いだろ
こういう時、どう答えればいいのか……少し、わからないんだけどさぁ

【ここで、何秒か思考を挟む】
【何を考えているのか、窺い知る事はできなかったが】
【危うさを帯びた眸の下す決断は、案外早かった】



 僕はまだ冷静だから―――


                  そうだねぇ、……ああ、そうだ……。



       ………、……――哲学者の卵、貰うよ



【――――】
【――――――】
【―――――――――】


【「冷静」と自己を評したのは、何かの冗談なのだろうか?】
【今にも泡を吹きそうな具合に体を震わせながら】
【彼は、くすりともせず―――】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 01:09:29.41 ID:1KAQE40Co
>>670

……忠告、ありがとよ。
参考には、させてもらうさ。

ただ──てめぇらの考えは、ぜってぇぶち壊してやるからなッ!

【もう一度宣戦布告をするが、それだけ】
【消えていく4人の影を、睨むようにして見送り】

(分かり切ってはいたが、今のままじゃ機関には届かない。)
(対機関も、俺自身も、もっと強くなる必要がある。)

───もっと、強くならねぇと。

【力不足は、今までに何度も思い知った】
【だからこそ強くならなくてはならない。リーダーとしても、魔術師としても】

…………くそ……ッ!!

【心から湧き上がる悔しさを、近くの木をぶん殴って解消すると】
【生き残り達の治療をしようと、館の跡へと駆けていった】

/お疲れ様でした!!
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 01:10:53.39 ID:NLlaO0FAO
>>677

ここまでが、対機関連合の情報ですね。
隠しているんじゃないかと疑う事も出来ますけれど……それ位は、信じますよ。

【唇を噛み、血を流す程に悔やんでいる姿を見て、自身のやった事に僅かな後悔を覚えたが】
【『敵』を倒す為には、理想に手を伸ばす為には、平和の為には必要な事なんだ、と、自分に言い聞かせて】
【今は、ただひたすらに、非情になって、機関の利の為に《No.300》として動く】

あとは……“Justice”の情報ですね。
対機関連合『など』の正義側の人間の情報を、と、私はちゃんと言いましたから。

……それ以外の組織や個人で活動している人に関しては、聞きませんよ。
今一番の敵対勢力である“Justice”と“対機関連合”。
この二つに関する事が聞ければ、私はそれで良いです、これ以上は求めません。

//風呂把握しましたー
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/23(月) 01:11:02.65 ID:MdrOpktB0
>>669

【脚を貫いた蛭は急激に成長して長さが15cm伸びる。切れ味も鉄を切り裂くほどに上がり】
【そして】


ッ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!! 来た来た来た来た来た来たぁぁあぁァァァァァぁ!!!!
俺はッ!!!今ッ!!!

――――猛烈にッ、猛烈に猛烈に超猛烈にッ!!!!

―――― 「   感     動   」し・て・い・る!!!!!

殺してやった!!!こいつを!!!この蛭で!!!傷つきながらも!!! 
この感動を得るためにッ!!俺は命を削るっ!!粗末に扱う!!!そしてそうしながらも…生・存しているぅぅぅうううう!!!

【彼の求めていた真の、彼による彼のための彼にしかない「感動」に浸る。浸りまくる。】

【そしてさらに。】
【彼女の「付き合ってやってもいいぞ」の声に対してゆっくり振り返ると】

【ニヤァアァァァァァという、不気味な笑み。いや、文字だけでは伝えきらない邪悪さといったものがあり】

…フフフフフフ。止めておけ。今の俺に勝てるとでも?
…しかし俺とお前は似ている。なかなか好印象だぞ?今の俺は気分がいいんだ。かかってきたとしても殺さないでおいてやる…
しかしやるなら手短に頼むぞ…この能力、長く持ちそうにないんでな…

【かかってくるかどうかは彼女に任せる。というわけだ。しかし今の彼はとてつもない狂気に満ちている。】
【おそらく今が彼の人生の中で1番強い時】
【今は亡きシャンドりヨンの血を蛭にすすらせながら彼はそうゆっくりと答える】
【刀身の長さ、MAX120cm。(通常は75cm)そして、現在のオーラ、50/100】



683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 01:18:01.44 ID:SkY7/mylo
>>682
まったくだよ、戦闘狂(どうるい)が―――――。
いいぜ、短期決戦と行こうじゃねぇか。

【あろうことか、遥人は承諾した】
【自分から誘っておいて、ここで反故にするほど落ちぶれていない】

【内から滲む黒い感情…この一週間、晴れていたはずの心を、再び染め上げる闘争への火】


竜崎遥人(りゅうざきはると)だ、忘れんな。


【名乗りを上げてから、遥人は宣言どおり鎖を巻き取る】
【高速で距離をつめながら、引っ張られる痛みに片目をつぶるも、両足は無傷だと言う長所を生かし、頭部に向かって跳びまわし蹴りをかける】
【打点となる足刀は魔翌力を纏っており、刃にすら拮抗して見せるだろう】

【腕がダメだから脚という、単純にして狂的なまでの闘争本能】

【狂おしいまでに似通った二人の、短い舞踏が始まる】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/23(月) 01:23:39.97 ID:0lMhVSKso
>>679

「ふむふむ、成程成程。連れてっても良いですよ?夜の国支部経営の
 人体実験の被験者は、何時でも幾らでも募集中でしたんで
 まあ、放っておけと言われるなら、それも有りですが……」

「……それはつまらないから却下」

【機関と言えば卵、そんな連想ゲームも成り立つような】
【悪行の代表例が、無辜の民に卵を植え付けて悪人にする事で】
【それを自ら提案するという、きっと美味しいと思える様な状況】
【カリナトゥスは、悩みもしないでノーと答えた】
【その理由は、と言えば】


「使ってみりゃ分かります、ありゃ代替品だ
 確かに役に立つっちゃあ役に立つ。ですがねえ、あれが要らない人間ってのも居るんですよ
 私とか、とある機関員のSさんとか……卵なんざに頼らなくっても問題ない
 卵≠ヘ、本当に有効な手段の代替品だ、ってねえ」

「卵≠ヘ、簡単な手段だ。それを理解していないから、うっかりバラ撒きすぎる
 今じゃあ卵≠ェ何処にでもあるから、いざという時のカードにすら出来ない始末だ
 安っぽい方法で引きずりこむと、安っぽい方法で取り返される
 本当にこっちに堕としたきゃ、言葉と策で精神ガリガリ削るのが一番確実なんですよ」

「と、言う訳で。進化アイテム兼悪い事しても許される免罪符はプレゼント出来ません
 だってつまらないですしー。そんなもの頼らないで居てくれた方が面白いですしー
 悪人になりたきゃ自分でなりなさい、能力欲しいってんなら別な手段をどーぞ
 生憎と私は、その提案が魅力的に思えませんのでねえ」

【以前は、カリナトゥスは、積極的に卵≠ばら撒く立場だった】
【何時頃からだろうか。安易に引き込むと、安易な手段で取り返されると実感してから】
【兵器の開発目的以外で、卵≠使用する事はまず無くなってしまった】

【卵≠ヘ代替品、切り札ではない。本当の切り札は、言葉であり交渉術だ】
【実際にばら撒いてしまえば、それまで。だから、渡せない】

【こうまで理由を、種をバラしたのは、きっと威圧のつもりもあるのだろう】
【自分は、こういう生物だ、と。過剰なまでに主張して】


【ラボコートの隙間から這い出した数本の触手が、倒れていた少女を担ぎあげる】
【175mの身長、肩に少女を布団干し状態で乗っけると】

「ってなあ訳でして、私は第二候補の『放っておく』を実行に移す事に致しましょう
 いや何、卵℃Tきたがる子は探せば見つかると思いますし?そっちで良いんじゃ?
 多分、貴方の望むような結果になるのは其方でしょう――私の予想が当たってるなら」

「それじゃ、さよーなら。次に、出くわす事が有るかどうかは知りませんが
 その時に卵≠入手してたら、少しばかり興味が増してしまうかも知れませんねえ」

【人間一人の体重は、細い女には辛いらしい。ふらふら、ふらふら、左右に揺れて】
【やがて足が向かう先の空間が罅割れ、ぽっかりと黒い穴が開く】
【そこへと足を踏み入れれば、吸い込まれる様に姿が消えて】
【やがて、声すらも何処か、何処か遠くへと去って行った】


/お疲れさまでしたー
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/23(月) 01:30:27.88 ID:MdrOpktB0
>>683

ククカカカ…来るか遥人…!!デザート程度にはなるかぁぁあぁ?

【先ほどのシャンドリヨンがメインディッシュ。そして彼女、遥人が、デザートというわけか】
【しかしオーラが減っている分、体の痛みは増している――――が、彼の狂気が痛みを「超越」している】
【このテンションが痛みを忘れさせているのだ】

【そして今の「蛭」、先ほど90cmの時の切れ味は普通の鉄を切れるほどと言ったと思うが、】
【現在はMAX状態。と、言う訳は】

(この長さの「蛭」は鋼鉄をも楽に切り裂く…!!!)

受け止められるかぁぁぁあぁぁあぁぁ!!!!!

【飛び回し蹴りに刀を合わせる】
【剣を振る速度も孵化前より格段に上昇しており、右手の握力をカバーするために両手で剣を振るう】

【現在の彼のオーラ、40/100】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 01:33:53.78 ID:/omUd5rmo
>>681

【疑われた事には、何も返さず、ただ、もっと強く、唇を噛んで、左手を握り締める】
【余りにも、自分が、情けなくて】


“Justice”はあまり知らない……
谷山基樹
俺の能力をコピーした。詳しくは分からない……

話しただけだから、よく分からない
貴宝院 織守
“Justice”のリーダーらしいけど、話しただけ


【話し終えると、黙りこくり、ぽたぽた、と土に塩水を垂らして】

【話し終えても、死に近いと言うことは変わらず】
【この少年生かすも[ピーーー]も自由自在】

【もし、そうするならば、銃2丁が黙っていないだろうが。文字通り=z

/待たせてすいません、ただいま戻りました
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/23(月) 01:36:16.01 ID:2HW6Q8xc0
>>684

【なるほど、冷静だ】
【自分も冷静なつもりだったが、もっと冷静だ】
【クレプシドラは、狂った「様な」人格に期待していたのだけども】
【長身を仰ぎ見ると、こういう狂い方も有るのだと分かる】

(……「卵」の破壊の手段が有る事が、バレている?)
(そうで無く、単純に「あんな思考」なのかも知れないけど――)

【機関側の卵のリスクを体現する人物が、確かに世界には存在している】
【その程度の事までは、想像が至るらしい】
【三流芝居のように唐突に身体の震えが収まり、思考が冴え始めるのは】
【死の恐怖から逃れた、なんて――酷く、情けない理由だ】

………羨ましい限りだなぁ

僕も、あんな風になりたいや

【どこまで行っても「自分」にしか成れない事に、彼は苦悩する】
【加えて、他者から与えられた言葉を、原動力とするが故に】
【言葉の威力と言う者も、理解していないはずは無かった】

 【誰も居なくなった広場で、夜が明けるのを待つ】
 【葡萄色の万華鏡に浮かぶ憧れの景色は、美しいものでは無い】

【「卵」を撃たれるまでも無く、この少年は】
【正義と言う方法論を取るだけの、心が歪んだ只の人間――】
【されど。その芽はまだ、土の中】

//お疲れさまでした!
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 01:37:41.29 ID:SkY7/mylo
>>685
【かち合う足刀と蛭…だが、本領を発揮している剣の前に、魔翌力による防壁が貫通していく】

【このまま続けていくと不利でしかない、即座に判断し、脚力だけで身体を折り曲げて蹴り込み、上に跳ぶように避難】
【足が無傷なのが幸いしたか、地面との距離、大体二メートル五十】

【いい的だが、反動を利用して身体を回転、左の鎖を消してから右手に腕輪を再構成、遠心力を持って射出】
【バカの一つ覚えか、再び足元を狙った一撃】
【強化状態の彼なら、鎖どころか鏃を捉えて握り込む事すら可能なのではないだろうかと思わせる】

(…これは、アイツのせいか?)

【遥人の胸は躍っている、この強敵を前に、満身創痍の身体で対峙しておきながら】
【黒い影は、遥人にまとわりついている。詠う様に、踊るように】

(…いや、違う)

【けれど、その影は今、魔翌力を吸い尽くされて沈黙している】
【時々、まかり間違って笑い声が聞こえるだけ】

【だからこの感情は、きっと】

【生まれてこの方ずっと育まれ続けてきた、遥人の意思】
【自身の本能、衝動】

【殺意じゃない、そんなどろどろしたものじゃない】

【強者と戦うことが楽しい、それだけ、単純明快にして純粋な衝動(ねがい)―――――】


(………楽しい……!!!)
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/23(月) 01:49:22.63 ID:MdrOpktB0
>>688

クカカカ…逃げるか。まぁ良い判断…か。逃げるのは嫌いだが…

【彼もまた、勝負の熱、彼が言う「狂熱(ヒート)」を楽しんでいた】
【そして向かってくる鎖に向かい軽く笑みを浮かべると】

しかし…小細工もそこで終わりだな…!!!

ウォォォォォォォオオ!!!!

【両手で剣を握ったまま、思いきり腰を捻り横一線に振りきる】
【孵化状態でしかできない、飛び道具、赤いオーラのかまいたちが超高熱を帯びて鏃に飛んでいく】
【勢いだけなら鏃を超えてそのまま彼女に襲いかかるが、鏃に当たった時どのようなことが起きるか】

【彼のテンションがMAXなためにオーラの消費が少なくて済む。】
【シャンドリヨンを殺さなければこのようなテンションにはたどり着けなかったであろう】
【オーラの減り様は自然消費で1割、飛び道具で1割と言うところか】

【残りオーラ、20/100】
【さて、そろそろ痛みがテンションでごまかせなくなった来た頃か】

690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 01:49:28.68 ID:NLlaO0FAO
>>686

解りました、ありがとうございますね。

【そう言って、細剣を引き抜き、手裏剣に宿った灯りを消して】
【だが、反撃に対しての警戒だけは解かずに、会話を続ける】

さっきの約束は守ります、銃を壊したりしませんし、貴方に手出しもしません。
当然ですが、其方から手を出してきたりするなら、話はまた変わりますけれど、ね。

……あ、最後に、貴方の名前だけ、良いですか?
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 01:56:24.49 ID:/omUd5rmo
>>690

宮本重太郎
そっちの銃は、白口と口黒

もうこれで満足だろ……


【所属はあえて言わず、というよりせめてもの抵抗だったのだろう】
【涙を流しながら、重い足取りで銃へと近づいて、拾い上げて、ホルスターへと戻すだろう】
【少女の妨害さえなければだが】

【攻撃の意思は無い事は、小さな背中が物語っている】

『じ、重太郎……』
何も言わないでくれ……

【そして、そのまま夜の闇に消えていくだろう】
【やりたい事があるなら、今が最後のチャンスだろう】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 01:57:10.40 ID:SkY7/mylo
>>689
誰が逃げた…!!!

【鏃の方向を、腕を振ってギリギリ操作】
【衝撃に対し相殺を狙うけれど、明らかに殺しきれず、余波が遥人の姿勢を崩す】
【しかし、そのオーラから相手へ接触するラインを鏃からトレース】

【戦闘中、感情の爆発から多少回復した魔翌力全てを注ぎ込む】

【これにより起こる現象は、右腕に巻きつけた鎖の腕輪の周囲に、紫の輪が発生すること】
【そして黒澤と、周囲の重力が五倍から六倍に跳ね上がる事】
【この重力場は、因果が切り離されている】
【重力に蛭が接触しても、魔翌力を吸い上げ機能を停止することはできない】

【それは無論、遥人すらも例外ではない】
【衝撃に姿勢を崩したが、結果上方に押し上げられ、重力場の生成によって急激に元に戻される】
【落ちながら、遥人は右足を振り上げる】

『Ready』

【垂直に振り上げられた足の上に、今度は紅蓮の光による陣が発生】

『Ready』『Ready』『Ready』『RRRRRRRReady』

【奇妙な電子音が連続して鳴り響き、あわせて無数の輪がその上に積み重なってゆく】
【落下が加速、黒澤の頭上に到達する瞬間、遥人は足を勢い良く振り下ろし―――――】


『『『『『Discharge』』』』』


【全ての陣が一気に起動、蓄積され圧縮した炎がその身に叩きつけられるだろう】
【最後の最後に残った大技だ、どういう結果になろうとも、もはや遥人に戦闘能力は残らない―――――】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 02:12:27.94 ID:NLlaO0FAO
>>691

ええ、情報は十分に貰えましたから。
私は、これで満足ですよ。

さようなら、重太郎さん。
出来れば、戦場では二度と逢わない事を祈ってます。

【少女も、其処まで無理に聞こうとはしなかった、それも当然の話だろう】
【戦果は十分だ、ならば、相手を刺激して戦闘になり、殺されてしまうような道は選ばない】
【少女が得た情報は持ち帰って共有して、初めて意味が有るのだから】



【―――そして、そのまま夜の闇に消える少年を見送って、少しの後に】
【はぁ、と、安堵の溜め息を吐くのであった】

【嘘に嘘を並べていた事がバレずに良かった、と】
【正常な思考が出来ないまで薬品で思考を破壊したら、情報の信憑性に問題が出る】
【殺した後で簡単に脳から情報が引き出せるなら、とっくにカノッサ機関はJusticeや対機関連合の全容を把握出来ている】
【そういった事を出来る人間は存在するのかもしれないが、少なくとも、少女と、その知人にそんな力は無かったのだ】
【だから、重太郎が自らの意志で話してくれなければ、少女は情報を得ることは、絶対に出来なかった】
【それを少年に伝えれば、傷付いた心を折れる気はしたけれど、矢張り、そこまでやるのは躊躇われて】
【結局、行われないまま、こうして少年と少女の戦いは、終わる】




上手く情報を引き出せたのは、良いんですけど、ね。
やっぱり、こういうのは私の柄じゃないな、と思いますよ……。

【戦いを終えた少女は、細剣を腰に吊り下げた鞘に仕舞い、飛ばした手裏剣を回収した後に】
【ぺたりと地面に腰を下ろして、夜空を見上げて、悲しげに、そう呟いたのだった】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 02:14:05.83 ID:/omUd5rmo
>>693
/お疲れ様でした!ありがとうございました
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/23(月) 02:16:32.97 ID:MdrOpktB0
>>692

うまくいなすか…!!!こっちも限界近いんでな…決めるか

【其の彼に振りかかる重力】

グッ…!!!重い…が、

――――俺の「狂気」がッ!!!「狂熱(ヒート)」がッ!!!それらを凌駕するッ!!!

【彼の体の負担も最大限になり、彼の筋肉、骨、細胞が悲鳴を上げる】
【しかし彼の狂気が最後の輝きを見せ、その痛みへの麻酔となる】

こっちも見せてやろう…!!!俺の「奥の手」…!!!

――――命を燃やせ…「狂火(クルイビ)」ッ!!!!

【そう吼えると左手からオーラが出て、剣の形になっていく――――】
【狂火とは、この刀の名――――】
【狂気のオーラが生み出した超高熱の刃が圧倒切れ味を叩き出す刀。刀身は60cmと初期状態の蛭よりも短いが】
【其の切れ味は、MAX状態の蛭を軽く凌駕する―――!!】

【そして彼は蛭を手放し、「狂火」1本で勝負することを選んだ】
【狂火はオーラなために重さが無い。賢明な判断と言えよう】
【そして両手で狂火を握り、頭上の彼女の脚に合わせる―――!!】

【オーラ残り10だが、どっち道彼もこの攻撃が最後であろう】
【狂気も限界に近い】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 02:16:50.92 ID:NLlaO0FAO
>>694
//お疲れさまでしたー、今日はありがとうございます
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 02:20:14.31 ID:SkY7/mylo
>>695
【靴の仕掛けが開放されて、いよいよもって魔翌力も体力もない遥人】
【体力の強制的な魔翌力変換、並びに同一式の多重起動】
【これによる相乗効果で威力を跳ね上げる、遥人が持つ魔剣以外の奥の手】

【物理戦闘において、魔翌力が切れた場合の最後の手段だが、それ故にもう全てがすっからかん】

【反撃に反応する事もできず、相殺して、吹き飛ばされ、噴煙の中を転がる】

【しばらくソレにより視界が確保できず、重力場も解除されるだろう】

【そして煙が晴れたとき、遥人はその向こうで立ち上がっていた】
【驚異的な精神力、異常とすら言える執着】
【だが立ち往生である、動く事もままならず、両腕を垂らし、胡乱な目でしばし佇み…倒れ込むだろう】

【直前、自動帰還機能かショットガンがあの異空間に飲み込まれるが、そのとき近くに転がっていたダーツを一本巻き込んでしまう】
【結果、血の痕に一つ不自然な痕跡が残るだけ】

【その後、戦場の後処理に来た貴族の救護班に回収され、遥人は再び病院送りとなったわけだが】
【目覚めてまず考えたのは、自身の体調ではなく、再戦】

(…また、やりてぇな…)

【生まれながらにして闘いに浸かった少女は、しばらくぼんやりと空を眺めては溜息をついていたそうな】
【らしくもないが、らしいオチといえるか。】


//gdgd引っ張ってすみません、これにて自分は落ちます!
//お疲れ様でしたー!!
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/05/23(月) 02:34:16.14 ID:MdrOpktB0
>>697

【お互いの全力がぶつかり合い、相殺】
【煙とともに彼もまた後ろに吹き飛ばされる】
【煙が消え去ると、彼もまた彼女と同じように立ち上がっていた】
【似た者同士は行動もまた似るということか】


…ククク。ここまでとは…な。グッ…クソ…
【そう言って片膝をつく】
【彼の体はもう限界のあと一歩まで来ていた】
【たまたま蛭の転がる近くにいたので蛭をネクタイに戻すと】

…これは、あいつのダーツ…

―――「感動」ついでに貰っておこうか―――

【地面にシャンドリヨンのダーツを見つけ、拾いポケットにしまう】
【そして彼女の倒れた姿を発見し、一言、ボソリと】

…お前もメインディッシュの一部に食い込んでたよ。じゃあな、遥人。黒澤 我信の名を、覚えておけ―――
…グフッ。

【前によろけた倒れそうになった瞬間、「蛭」を具現化して杖代わりにする】
【そのままよろけながらも彼はその場を後にした】

/乙でした!!
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!蒼_res]:2011/05/23(月) 06:43:57.92 ID:5pSkac/Po
          【昼の国、僻地――――シャトー・ボタニーク付近】


【門は、悉くが打ち壊された。一部は守ることが出来たものもあるが、やはり大勢では無駄だった】
【加えて、最も護るべきである貴族も、大半が潰れた館に埋もれ、生死すら不明】
【唯一生き残ったと言えるのは青年が一人、マキャヴェリというマーギュリス家の当主である】

【まあ、まあ大きく見れば勝ちといえるだろうか。然し、締めに出された言葉はこうである】


  『戦士諸君……ご苦労だった。戦いは終わりだ、古城などは打ち捨てて包囲を解き、退け。=x
  『我々は勝った。貴族もほぼ全てを根こそぎにし、ナンバーズ個人の戦績を見ても悪くはない。=x
  『無論、全て最上とは言わん。綻びは在るだろう。私自身、此度の戦役で右目と左腕を失った。=x

  
  『……だが、そこで私は提案したい。機関は、今回のように集えば勝てるのだ。=x
  
  『そして、長らく疑問だった。機関は財力兵力、共に国と云える段階なのに何故分断するのかと。=x
  『AOEなどという不明瞭な本部は捨て、結集するときではないのか。決して破れぬ、国として。=x

  『だからこそ、先ずは土台をと思う。私は此処に筆頭貴族として、更には支部長として、宣言する。=x
  『昼の国は今後、機関で所有する、と。そして同時に、私以外の貴族の資金を全て凍結し、没収すると。=x
  『全世界の市民にも、伝えよう。機関員が歩きながらも完全な、そういった国を。=x

【単なる放送では、ない。全世界に向けての同時中継、以前の布告と同じ手である】
【画面に移るガルニエの顔色は悪く、右目には包帯をして椅子に座り、確かに左腕は肘先が消えていて】

  『税は取らない。軍事や公安は世界最強のカノッサの軍勢が承ろう。=x
  『代わりに、徴兵と度重なる戦火の覚悟をしてもらう。それだけがこの国の、今後のあり方だ。=x
  『市民と、機関員と、正義の諸君に告げる。昼の国はそういった、カノッサの為の国とする。=x

  『最強の軍事権、最大の財源、最高の身分……私が国主として、何か問題あるのか。=x
  『異論を唱えるべき他の貴族は、先程みな何処かへ逝ってしまった。だから、私一人でそれを決める。=x

  
  『言うことは、他にない。失礼だが、放送はこれで終わりだ―――――考えろ、貴様ら。=x

【ぷつんと映像が途切れ、誰かの倒れるような音がして、放送が完全に切り替わる】
【要約しよう。彼女は国を乗っ取るどころか“正統に”私有化し、中身をそっくり機関に入れ替えようというのである】
【だから、各国の機関員や支部に集えと呼びかける。市民には、税は取らないと甘い面を見せる。】

【――――だが、どちらもそうそう引かれては来ないだろう。機関員は訝るし、市民は恐れるからである】
【なに、改革はすぐに行われる。結果出るのは何事も後。すぐさま変わるのは、トップに立つものの首くらい】

          【 ###――――シャトー・ボタニークの攻防:反駁戦――――###】

                  【公の敗北、歴史の荒廃を表すかのように緑の城は赤々と、天を焦がさんばかりに焼けていた。】


/これにてイベント全体を終了と致します。
/参加者の皆様、今回は本当に有難う御座いましたっ!
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/23(月) 14:37:07.25 ID:cRSkIMhH0
【路地裏】

だれかたすけてー!!

【路地裏を、情けない声を出しながら走っている青年がいる】
【金髪金目で深緑色の着物を着ている】
【背中には白のランドセルを背負った白一色のメイド服を着た少女をおんぶしている】
【少女はどうやら眠っているようだ】

(まてやコラぁー!!)    <逃がすかぁー!!> 

くそー、たかが足踏んだだけだろーが! ・・・・しかもなんで二人がかり!!

【どうやら絡まれているらしい】
【少女を背負っているせいか青年のスピードは落ち始めている】

あぁーもう・・・・・・・・・・・たぁーすけてーーーーーー!!

【再び、情けない声を上げる】

701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/23(月) 16:34:55.70 ID:cRSkIMhH0
>>700

/すいません これは無かったことに。くわしくは舞台裏のさかばで
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 16:54:43.10 ID:BTedJ5v+o
【しとしとと雨の降る公園。雨空を見上げることのできる広場】

【その一角のベンチに、一人の少女が傘もささずに俯き、じっと地面を紫色の双眸で見つめて座っている】
【降り注ぐ雨粒よりも冷たい視線で、無表情で、ただほんの少し、悲しげに】

【ずっとその場所に居たのだろう。樗色の挑発は、今はすっかり濡れていて】
【短く切り揃えられた前髪も額に張り付いている】
【袖の無い濃紫のワンピースも同様で、生地はこれ以上水を吸収しきれず、裾から雫が雨に混じってぽたぽたと滴っている】
【そして腰には鞘に収まった刀を一本ベルトで固定させている】
【その体躯は痩せていて、立ち上がればスラリとした長身だと予想できるだろう】


―――――………。

【軽く肩を上下させて小さなため息を、一つ。すぐに雨に掻き消されてゆく】
【帰る場所はないのだろうか。動こうという気配はなく、雨に身を曝すことも厭わない様子で】

【ただ只管、なにもない砂だけの地面を見つめている】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/23(月) 17:09:58.19 ID:DW0szgx6o

「ましたーっ……」

どこかの街、市道の片隅でブルーシートを敷き、その上で胡座をかく、女。
踵を返して歩き出す男に小さく手を振りながら、およそ接客とは思えない一言。
瞼の重さに逆らおうとしない目を一層細めて、落胆するように視線を落とす。
シートの上に並べて置かれた――遺跡の出土品だろうか――古臭い土偶や仮面等の骨董品を視界に納め、首を捻って。


「――――なーにが、足りないのかなあ?」 全部だよ。

「品揃えかなあ?これ以上のものは出せないし――値段は付けてないし」
「場所?でも、移動は面倒だしぃ……捕まるかもだしっ」

無造作に伸びた金の長髪の上に乗ったテンガロンハット。
そこに貼り付けられたワッペンは、女の言動を嘲笑うような笑顔を浮かべていた。
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 17:12:14.09 ID:5pSkac/Po
>>702

【不意にひょこりと、少女の視界にもう少し年下らしい少女が現れる】
【髪は桃色で肌は褐色、瞳は爛々と青くて、見た目では8~9歳くらいか】
【薄手の服は乾いており、背にはリュックが有り、そして右手首には紅いブレスレットをしていて。】

――――、―――――………さむくないの?

【下向きの視界に入ったということで、この少女の姿勢はしゃがむというもの】
【そんな状態で水玉の白い傘を差しながら、ふと尋ねかけてみて。】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 17:24:23.69 ID:BTedJ5v+o
>>704

―――ん……?
大丈夫……わたし……寒さには丈夫だから……

【突如現れた少女に気付き、短く声を上げると】
【そういう問題ではない気がするが、誤魔化しに見えなくもない返事を返す】
【答えるより先に紫の少女は、目の前の少女と眼を合わせるだろう。虚無を捉えるように、虚ろな視線で】


……あなたは……ひとり…?
おかあさん…は?

【ぽつりぽつり、その言葉は全て呟くように零される】
【こんなに雨が降っているのに一人で公園に来るのを、少し不思議に思って】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 17:25:40.28 ID:w2b1UkuK0
【路地裏】

(あァ―…こんなもンが俺の“限界”かァ…)

【小さな路地裏の道なりに】
【雨の中、傘もささずに歩く少年が居た】

【その眼には幾ばくかの精気のみ残っており】
【自身の目的や遥か目の前にそびえたつ“限界”の壁に対する諦めが見える】

【少年は深く沈んでいたが、自身の特徴的な服装の為】
【数少ない路地裏に潜む無数の視線を浴び続けていた】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【しかし今はその双眸すら輝きを失いつつあるのだが】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

【五月雨に打たれ、鮮やかな羽織は輝きを失っていくが】
【少年にとってはただ前に歩き続けること以外に眼を向けることは叶わなかった】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 17:34:56.30 ID:5pSkac/Po
>>705

ぅ……そう、なの?
でもでも、ミリーはさむいのダメなんだよっ?

【どうして丈夫、或いは平気そうなのか―――そんな質問にも思える言葉】
【時たまくるんと傘を回しながら、対照的に明るい瞳で相手の双眸を確り捉え】
【なんとなく目を合わせたままなのもと思ったらしく、にこりと笑いかけて見せ】

んっと、ねー……うんっ、ひとりだよ
ママはおしごとでかえってこないから、お外であそんでるんだっ。

………おねーちゃんは、ひとり?

【周囲に人影は見えず、嘘を付く理由もなく、少女はただ真実を告げ】
【逆に、貴女は――――と、同じような質問を返す】
【僅かに小首を傾げる動作、ひとりを嫌がるような様子は一切無くて。】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 17:40:42.41 ID:1KAQE40Co
【ファミレス「BRA」】

【微妙な時間帯ということもあり、人の出入りが少ない店内】
【青年が一人ぼっちで、隅っこの方の席に座っている】

(……色々と問題が、出てきたけど。)
(まずは目先のことから──.一つ一つ、かな。)

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着け、】
【霰を連想させるような幅広で白色透明な長剣を、抜身で腰に帯びている。】

うまー。

【テーブルの上には、スパゲッティミートソースとドリア、後パフェ】
【スパゲッティをフォークでクルクル巻いて口に運び、感嘆の声を一つ】
【"一般人レベルの中では"、充分に食事の量が多いと言えるだろうか】

【誰かさんを待っているのか、時折入り口の方にチラチラ目を向けている】

/すみません、予約です。
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 17:48:09.20 ID:Oa8QmWH40
>>706


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!

【そんな少年の前で】
【今日も妖刀を振るう少年一人】
【紅く輝く髪と眼、さらに背中に背負われた大剣が印象的な少年だ】
【Tシャツには汚れは付かず清潔で、ジーパンも綺麗である】

あぁー、これが限界かねぇ

んまぁ、限界だろうが超えてやるから、関係ねぇんだがよぉ
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 17:54:46.25 ID:BTedJ5v+o
>>707

うん。なんでかわからないけど……暑いのも寒いのも、……平気なの
……だから…気にしないで……

【一年中暑さ寒さで困ることはなさそうな回答】
【雨の所為で無邪気なその笑顔がよく見えなくて、手で少し払いのけて、】
【それでも、やっぱり無表情なまま】

そう………なんだ……
寂しく……ない…?

【一人で時間を過ごすことは、とても寂しくて、つまらないことを彼女は知っていた】
【だけど、目の前の少女は何故かそれでも笑っていて、それが不思議で】

【問いかけられた、言葉には】

―――ひとり、……なの
わたしは……あんまりいい子じゃないから……

【まるで一人でいないといけないかのように、両手を強く握ってそう紡いだ】
【表に出る悲しさが、少しだけ、強くなる】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 17:56:20.31 ID:/omUd5rmo
>>708

【重い足取りで入って来たのは、青年もよく知っているであろう人物】

【黒い学生服をキッチリと着た、身長165cmで、年齢は見た所15歳程の少年】
【短くも、長くも無いぺったんこの黒い髪】
【黒い双眸を持っているが、白目部分は赤く、先程まで涙を流したりしていた証だろうか】

【いつものホルスターは付けていない為、失恋して、傷心した学生とも見えてもおかしく無く】


【店内を先生に呼び出しされた中学生のようにおどおどとしながら見渡し】
【尤も呼び出したのは、少年なのだが】

【我らがリーダーの姿を黒い双眸に小さく映すと、余り怒っていないような様子に驚いて】
【どういう顔をすれば良いのかさえも分からず、一晩寝ずに立てたプランもぱっと消えて行って】

【其の場で口をぱくぱくと動かして、声に成っていない呟きを零して】
【後ろめたさからか、顔を俯かせながら、青年の座る席まで、重い足を動かすのであった】


…………双葉さん
お久しぶりです……

【まず最初に謝ろうだとか、プランは前述の通り頭にあったのだけれども、青年を前にして自分が自分じゃ無くなった気がして】
【今の少年には、俯いた顔を少し青年の方に向けて上げて、他愛も無い挨拶では始めるのがやっとだった】

【まず最初に出た言葉がこれいうのが情けなくは感じたが、どうすればいいのか分からず、挨拶だけすると、焦点の定まらない黒い瞳を下に向けて、棒立ちするだけだった】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 17:57:00.71 ID:/omUd5rmo
>>711
>>708
/なんでこういうの忘れるんだろう俺
それではよろしくお願いします
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 18:05:55.57 ID:w2b1UkuK0
>>709

チッ…うぜェなァオイ…!

【あからさまに嫌悪の眼を向け、鳴り響くように舌打ちを鳴らす】
【どう見ても敵意であろう】

【そのままその少年の前を横切ろうとする際】
【小さく微笑を浮かべたかと思うと】

【歩きながらの勢いに乗せて】
【相手の右足をひっかっけようとした】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 18:06:03.74 ID:5pSkac/Po
>>710

へぇ〜……ミリーは、あついのもさむいのもヤだなっ
でも、ぁ……うん。………いいなぁ

【少しだけ羨ましそうに、そして本気で感心するように、呟いて】
【ふと体勢をしゃがみから起立へ。足でも、しびれたのか】
【どうしようかと悩んでから、「となりにすわっていい?」と相手に尋ねる】

【まあ勿論雨だから、ベンチも濡れているハズ――】
【しかしそれを、ミリーという少女はあまり気にしない様子で】

……ん、と。……なれちゃった、かも。

でも、おねーちゃんみたいにお話ししてくれる人がいるからっ
だからミリーは、あんまりさびしくないんだよっ!

【と、話せるだけで楽しいというような口ぶり。】
【性格からして、明るいのだろう。実際、笑顔に曇というのは見えなくて】

………、……それじゃあ、さっ
おねーちゃん、ミリーとおともだちになってくれないかなっ?

【―――――、――――――――?】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 18:11:17.67 ID:Oa8QmWH40
>>713

うざい?褒め言葉さね(キリッ)

【うざいという所を一切否定しない少年】
【だって今からはギャグの予感がするから】

【なお、彼が今持っているのは悪意】
【悪戯程度のだが】

のわぁぁぁっ!!

【そこでこける少年】
【だがしかし、彼の両手は目いっぱいのびていて】
【明らかに相手にごとタックルをかましてこける気だ】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 18:18:51.66 ID:w2b1UkuK0
>>715

のわッ!?てっ…テメェ!!

【直撃、しかし流石に距離も勢いも大したことが無かった為】
【その場で軽い尻もちを着いただけで済んだ】

【少年はうまく受け身を取ることには成功したのだが】
【両手を地面に隣接させている状態で】
【上に独り乗っている状態では立ち上がることができず】

【何度か右足で少年を浮かせようともがいているだけだった】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 18:23:08.59 ID:Oa8QmWH40
>>716

ごめんなさいを言わないとどかねぇぞぉ???

【上に乗った状態でニヤニヤ】
【なんとも彼らしい】

さぁ、謝るんさね

【悪い】
【とても悪い微笑みである】
【それは、まるで小悪魔の様だ】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 18:36:00.90 ID:BTedJ5v+o
>>714

えっと……ミリーちゃん?…は、……わがままだねっ……

【ミリーというのが相手の名だろうと、だが一応確認するように呼んで、そしてからかうように言ってみせる】
【羨望とか感心の感情が伝わってくるが、心頭滅却すれば―――、なんて言葉は出てこなくて】

【座っていいかという問いには、「ちょっと待ってね」と言葉を掛け】
【彼女の服を少しでも濡らせまいと手でベンチの水を除けてから「いいよ」と答えるだろう】

そっか……

【慣れてしまうくらい一人の時間が多かったのかなと、そしてそれに何か原因があるならば】
【下手を打てば悲しませてしまうかと思い、短い言葉だけを残して】

【そして、】


――――――――――ッッッ

【眼を見開いて、その提案に驚いて。一瞬いいよと言ってしまいそうになる】

【だけど違う。本当はこの子とも話していてはいけない。けれど、一人は嫌だ。誰かとお話していたい】
【ぐらりと視界が歪むような感覚が襲ってくる。その葛藤が、精神を揺さぶってくる】

【どろり――紫の少女からどす黒い魔翌力が滲み始める。魔翌力を感知できるならそれがわかるかもしれない】
【ミリーは知らないかもしれないが、その中には卵≠フ魔翌力も混ざっていて】
【少しの沈黙の後――静かに口を開く】


―――だめだよ。……わたしは……いい子じゃないから
だから……ねっ?…風邪引いちゃうから…お家に……帰った方が…いいよ。ミリーちゃん

【最後にもう一度「ねっ?」と促すように付け足して、どこか必死そうに、顔を曇らせて】
【その表情は形だけ¥ホっていた。何もかも諦めたような、温かいとか、優しいからかけ離れたそんな笑顔だ】

【こう言わなければならない理由が、ある。だって――】


知らない人と、……あんまりお話ししちゃ……だめなんだよ?
……怖い人≠セったら……どうするの……?


/だあああああ遅レスごめんなさい。言葉が出てこない…
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 18:36:28.06 ID:w2b1UkuK0
>>717

断る!!つかぶッ潰してやらァ!!!

【眼を大きく見開き、額に青筋を走らせたのち】
【少年は押さえていた両手の内右手を無理やり下に降ろした】

【瞬間、右手が光に包まれ、一瞬で肥大化、紅色の逆鱗に包まれた獣の腕のようになる】

もうキレちまったからよォ!!!いまさら“ごめんなさい”じゃァ済まさねェぞ!!!!

【右肩の部分を見ると大きな空洞があり】
【その部分から異常な熱気が発したかと思うと】

【大量の炎を噴出し、上空に飛び上がった】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 18:45:22.56 ID:Oa8QmWH40
>>719

いいねぇいいねぇ最っ高にぃ........

楽しくなってきたぁぁぁぁぁぁ!!!

【少年は背中の大剣を構える】
【すると、その刀身が解け始め、日本刀が現れた】

俺の新技の其の一を見してやんよぉぉぉぉっ!!

【すると、今度は懐からまきびしを空中にまく】
【そして、剣の先を空中の敵に対して向けると.....】

新技【炎流れ】ぇぇぇぇぇぇ!!

【それを合図に、空中のまきびしから炎が発射される】
【何発も何発も、大量の火柱がまきびしから敵に向けて突っ込んでいく】
【何というか、ファンネルの様な感じだ】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 18:53:23.02 ID:w2b1UkuK0
>>720

そんなカスみてェな飛び道具で様子見かァ!!?舐めてンじゃあねえぞォ!!!!!

【空中で乱回転、拳を相手の方向に向ける】
【その後、先ほどよりも遥かに強大な炎が肩から噴出し、加速する】

うらァァァああああああッッ!!!

【瞬間の加速が相手に見えたか否かは不明だが】
【突き出した拳によって炎の着いたまきびしを弾き飛ばす】

【その際にいくつか拳に突き刺さったが、関係無い】
【隕石の様な勢いで少年に、ついでは少年の剣の先に向かって】

【文字通り“殴りかかった”】

/ご飯ですので返信遅れますーすみません
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 18:56:35.50 ID:5pSkac/Po
>>718

うんっ。ミリーはわがままでよくばりやさんなんだよっ?
すきなものはスキだしっ、ヤなものはヤだもんっ

【色々と、お子様だ。外見からしてもしょうがない面も、あるのだろう】
【ただ本人が自覚しているというのはこれまた、ちょっとだけ性質が悪くも思えるが】

【そして、「いいよ」と言われればすぐに少女は腰を下ろす】
【傘は差したまま、ちょっとだけ隣の人物に近づいて】
【結局少しずつ濡れながら―――二人して、傘に入ろうというのだ。】

………えっと、ね?ミリー、かんがえたんだけどっ
ミリーとおねーちゃんがおともだちになれば、ふたりでしょ?
それだったらきっと、たのしいかなっ……って………?

【―――違和感。それが何かというまでは、幼い少女には分からない】
【けれど、実は魔法使いを志す彼女にとって、魔翌力というのはとても身近で】

……ミリーだって、よるにお外であそんじゃうわるい子だよっ。
おねーちゃんだって、さむくなくてもかぜ、引いちゃうよ?

【非常に、距離は近い。形としては、低身長のミリーが相手の少女を僅かに見上げる形か】
【この少女は、誰かと一緒にいるのが好きで、楽しいのだ】
【だからかは分からないが、駄々をこねる。帰らないと言って、濡れるのも構わず、もっと近付こうとして】

………こわいひととお話しちゃ、いけないの?なんで?
ミリーは別に、こわいひととでもお話できるよっ?

【「それに、おねーちゃんは――――」――――、―――。】
【彼女はとても子供である。怖さを知らない、純粋な無垢。ある種、とても危うくて。】

/いえいえいえいえ、こちらも同じですからお気になさらずっ!
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 18:56:59.20 ID:1KAQE40Co
>>711

【視覚と聴覚をフル活用させていたため、いち早く来店者の存在に気づく】
【予想通り或いは予想以上の少年の様子に、色々と考えを巡らせる】

……。

【少年の挨拶に対し、ドリアを口に運んで一旦間を置くと】

───何か、言うことはないのかよ。

【挨拶も返さずに強烈な一言を】
【蒼穹の瞳が、重太郎の瞳を真っ直ぐに見据えている】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 19:01:04.47 ID:Oa8QmWH40
アハハッ、ギャハハハハハァァァッ!!

【剣の先に殴りかかられた少年がとった行動】
【それは、拳が来る方向と同方向に体ごと回転させるという事】
【つまり、拳を空回りさせ、一撃を叩きこもうというのだ】

【しかし、相手は気付くだろうか】
【少年の腰には先ほどの妖刀がある事】
【そして、もう一つの切り札がある事】

/了解ですが、時間が八時までしかありません。
/その時間になったら、悪いですが抜けさしてもらいます
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 19:09:31.77 ID:bchNF/bno
【街中】

【傘をさした少年が歩いている】
ぴーすけ、今日はどこにいこうか?
【肩に乗せた鷹に話しかけている】
【黒い瞳、7:2:1分けの黒髪、茶色のジャージズボンとこれまた茶色いTシャツ】
【身長は170cmくらいだろうか】
「クエェェ」
濡れるのが嫌だから建物がいい?しょうがないなぁ....
【鷹に話しかけている姿は正直きしょく悪い】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 19:12:30.36 ID:/omUd5rmo
>>723

【視線と、言葉を受けて、ぐっ、と強く拳を握り締めて】
【言うべき事は分かってるだろ、――そんな聞きなれた声が頭に響いて】


………

【腹は括った。覚悟は出来ている。組織を辞めろと言われても、可笑しくは無い】


すいませんでしたっ……!

【上半身を90度直角に曲げて、机に頭が当たらないか、当たるかどうかというところで頭が止まり】
【何に対して謝ったのかは、ご存知だろうが】

【少年は、頭を下げたまま、体をぷるぷる震わせて】

【――怖いのだろうか、これから先に何を言われるかが】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) [sage]:2011/05/23(月) 19:18:09.85 ID:eBbxbsGLo
>>725

【街中を歩いていると、雨と一緒に突然空から隕石のような物が降ってきて】

【地面に激突―――――爆音と衝撃が鳴り響き…丁度落ちた場所が彼の目の前】
【地面からは煙がモクモクと立ち上がり、どうやら直径5m程度の物体が落ちたようだ】

【なにやらシャッター音に酷似した物音が聞こえるだろう】

ココハ…、ザヒョウ ヲ マチガエタヨウダナ

【その人影は煙の中から少年に近づいていくだろう】
【全身がツルツルの銀色の皮膚、服は着ておらず、その双目は赤い色で発光して。身長は150cm程度】
【男か女か分からないが、声は機会音声と肉声を混ぜたような感じだ】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 19:19:06.39 ID:w2b1UkuK0
>>724

(――ッ!殴りきれてねェ…!?)

【感覚でクリーンヒットしていないことを察知するも】
【加速した身体は既に止まらず、地面に拳をめり込ませる】

やるなァテメェ…!面白ェ!!
俺ン名はヴァ―デッドってんだ、死んじまっても覚えておきな!

【相手が体を捻じったのち、こちらに何かを向かわせようとしていることは明らかだったが】
【勢いの反動は必ず存在するため―――】

【――やはり、身構える以外の回避方法は有り得なかった】

/ただいまだドンです
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 19:23:24.35 ID:N31aGqMB0
【森の中に在る湖。絵の具を混ぜた水の様に、青く澄んだ色合いの其れは、魔力を含んでいるのか、淡く発光している】
【湖からは、幽かに、ブルー・ハワイシロップの香りがした。其処の辺には、ソックスとブーツが一組置かれている】

【やがて、白の飛沫が一つ上がった。飛び込んだ影は、一部分歪な、赤と黒の色彩】
【深く沈むと、視界に飛び込んで来る、鮮やかな蒼の世界。記憶する様に其処を見詰めた後、力を抜いて上昇する】
【地に脚を着くと、水面から、肩まで出せる高さだった。顔を拭い、口の中に残った味覚に、思わず漏らした言葉】

……。……甘い。……

【旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌、右頬に深い傷跡。死者の様に生気の失った、然し、淡く輝くオレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色の、レースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

(……遂に、……対機関連合の、リーダー達が……確定した。……)
(……新しい連合員の……情報も。……)

【群青の闇の中、柔らかに頬を照らす水を掻き分け、天を仰ぐ。思考した文章は、組織に関するものだった】
【青に、ぽつんと立つ、グロテスクな赤。場違いな、吐気を催す色彩は、思案する様な表情で、瞳を伏せた】

……。あの人も、……復帰した。……

【最後に紡いだ言葉は、何処か、恐怖を孕んだ声音だった。響いた後、闇に溶け込んでしまいそうな、小さな声】
【毛先を伝って、滴り落ちた雫は、波紋を立てる。何事も無かったかの様に、直ぐに終ってしまう、些細な変化だった】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 19:25:46.43 ID:Oa8QmWH40
>>728

俺の名は神裂翼。一晩寝ても忘れるなぁぁぁ!!!

【捻じった体の勢いのままに、日本刀を相手のギリギリにまで近付ける少年】
【瞬間、日本刀が炎に包まれると大剣が再び現れる】

悪戯心のオチビちゃんは、とっととお家に帰んなぁぁぁ!!!

【今回は多少手加減をしているらしいが、大剣の一撃は好きのあるからだには重い】
【それを踏まえての変化だ】

/お帰りっす
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 19:29:05.28 ID:1KAQE40Co
>>726

それで、いいんだよ。

【表情や声から分かるかもしれないが、双葉は真剣ではあるが怒っていない】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 19:29:10.20 ID:BTedJ5v+o
>>722

……そう。……でも、ご飯はちゃんと…食べなきゃ駄目だよ……?
好き嫌いすると…おかあさんに……怒られるから…

【窘めるようにそう言って、軽く注意しておく】
【ミリーにとってどんな存在かわからないお母さん≠ニいうワードを不用意に口走っていることに、彼女は気付いていない】

【ふと、髪を打つ雨が無くなったのに気付いて、隣に腰掛けたミリーを見遣ると、その距離は近くて】
【そして、傘の位置も近いことに気付く。ああ、と心の中で納得して、雨が傘を打つ音を聞く】

【―――でも、近づいちゃいけない。わかっているのに、こうして近づかれると誰かと一緒に居たい、】
【その気持ち、ミリーと同じ気持ちが、距離が縮まるほど募っていって】


―――――――………。

【ミリーの疑問が、質問が心に直接刺さってゆく気がした】
【俯いて元の無表情を作り、再び数秒間の沈黙を経て、――】


―――うん。わたしも風邪引いちゃうし………一緒=cだよね……

【顔を上げると、また諦めたような笑顔を作った。マイナスの感情で作られたそれではなく】
【プラスの、ミリーの純粋な心に負けたことで作られた小さな笑顔】
【彼女は、続ける】


でもね―――こわいひととお話してると…もしかすると…どこかに連れて行かれたり…けがさせられたりするんだよ…?
それでも……ミリーちゃんは…いいの?

……わたしに……そんなことされても…―――ッ

【ここまで紡ぐとハッとして、自分よりも幼い子供になんてことを言っているのだろうと後悔した】
【そうだ、ミリーは別に目の前の人物が悪い人だなんて思ってないから、そんなことを言っているんじゃない】
【それなのに――】


……ねえ……ミリーちゃんは……わたしが悪い人に……見える?

【まるで濁りも穢れも知らない泉の中に放り投げるように、呟いた】
【純粋だからこそ、嘘偽りない本当の言葉が返ってくると信じて】

/今度はご飯…ダッシュで食べてきますね!
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 19:29:30.76 ID:1KAQE40Co
>>731
//途中投稿です。申し訳ない。
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 19:31:16.91 ID:bchNF/bno
>>727

ぴーすけ、あれなんだと思う?
「クエっく」
【鳥と会話中)
えっとー.....こんばんは
【笑顔で奇妙なモノに話しかける】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 19:35:18.63 ID:1KAQE40Co
>>726

それで、いいんだよ。
……頭上げろ。

【表情や声から分かるかもしれないが、双葉は真剣ではあるが怒っていない】
【但し、いつものような優しさは、あんまり無いが】
【ちゃんと謝らなかったら蹴り飛ばしていたかもしれないが、そんな心配は最初から無用か】

最初に言っておくが、俺はお前を辞めさせるつもりはない。
お前の力は、まだまだ対機関に必要だからな。
それを踏まえた上で、話を聞け。

【フォークを一旦、机の上に置いて】

さて、と。
今回の失敗の原因は、お前が弱かったからだ。

それくらい、分かってるよな?
勝っていれば、秘密なんてばらさなくて済んだんだから。
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) [sage]:2011/05/23(月) 19:36:46.41 ID:eBbxbsGLo
>>734

【煙の向こうから声が聞こえてきたのだろうか】
【その方向へと人影は顔を上げて】

ムム、オマエ ハ ダレダ ?
ココハ ワレワレノ イタホシトハ ミナスガタが チガウ

【人影のいた星とは光景もすんでいる種族も見たことがないようで】
【この影もこの星の人間から見れば奇妙な物だろう】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 19:39:59.61 ID:SkY7/mylo
【とある病院、病室】
【もう夜も更けてきており、本来なら面会時間も限られてしまうようなタイミング】

”…で、その大馬鹿とやり合ったら楽しかったと”
《そうだよ、悪いか》
「あぅあぅ…」

【個室には、二つの姿があった】

【一つは、人型の猫というべきか】
【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きをした、猫の獣人少女だ】
【クリームイエローの臍だし袖なしインナーに、ベリーショートのカットジーンズといった最小限の布面積】
【ともすればはしたないとすら言える風貌だが、今日は相手の剣幕に押され、若干オドオドしている】
【ボサボサの黒髪に隠れた金色の双眸は、不安で揺れる】

【もう一つは、不良少女…だと、思われる】
【ウルフカットの黒髪に焦げ茶のジト目、不機嫌そうな眉とへの字口】
【今日は無様にも両腕を固定されて吊られており、身動きがほとんど取れなさそうだった】
【白い布団の中は、やたらめったら強固なベルト群で固定されていて、上体を起こすのがやっと】
【額にも包帯を巻いており、不機嫌そうなその顔は退屈と不満で溢れている】
【不良然とした雰囲気を纏っているせいで、身体のラインは女性らしいのに少女と呼ぶことを憚られる】

《そっちこそ、好き放題やってるみたいじゃないか。ドールの中にガキこさえてさ》
”事情があったんだよ仕方ないだろ? 僕は他にもいろいろ考える事があって、頭痛が痛いよ”
《てめぇの事情なんか知るか、趣味で苦しんでるマゾヒストにゃお似合いだね》
”君にだけは言われたくないよ”

「あぅ、あぅあぅ…」

【狼少女は、その場にいないもう一つの姿なき声と言い争っている】
【近くにいれば普通に聞こえる程度の、指向性の薄い念話は、少年のようなトーンだ】
【威圧する狼少女とかち合って険悪なムードを漂わせている】
【そのため、猫少女は自身の上側、虚空と少女に視線をせわしなく動かしてオロオロしていた】

【なお、暑さ対策か窓と入り口の扉が全開になっており、見ようと思えば中を覗き込めるようになっている】
【そもそも狼少女の声が妙にでかい、誰かに聞きとがめられるかもしれなかった】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 19:42:14.45 ID:w2b1UkuK0
>>730

完ッ全に舐めてんだろ!!!ぶっ潰す!!!

【もし隙の少なく素早い技で来られた場合、回避は不可能だったであろう】
【しかし大きく隙のある技相手ならばこちらにも反撃のチャンスはあった】

“飛行形態”ッ!!!

【瞬時に右手の逆鱗が剥がれ落ち、背中に大きな両翼が生える】
【その翼で体を囲う様にし、衝撃を大幅に防ぐ】

ッ…!その程度かァ!?ぬる過ぎて笑っちまうよクソガキがァ!!

【硬質の翼は相手の攻撃により、剥がれて血を出していたものの】
【少年に効果的なダメージを与えたとは言えないだろう】

今度はこっちの番だよなァ!!!
≪塵爆のボメルト≫ッッ!!!

【身を大きく翻させ、空に浮かび上がる、当然の様に飛べるようだ】

【羽を大きく震わせ、大量の何かを散らす】
【火薬の様なそれは相手の少年の眼の前に大量に散る】

【少年からみて東の方向には何故か火薬は散っていなかったが】
【このままでは恐らく爆発してしまうだろう】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 19:49:38.54 ID:/omUd5rmo
>>735

【頭を上げろ、と言われても体を更に震わせるだけの少年だったが】

【辞めさせるつもりは無いと耳に入ると、ぴたりと震えは止まり】
【安心の証だろうか、とりあえずは心配事項は1つ消え去った。だが問題は山積みだろうが】

【ゆっくりと、体を起こして、少しは抜けたが、まだ抜けきらない怯えの混ざった瞳を双葉に向けて】

それは……分かってます
もっと力さえあれば……強ければ……っ……!

【強く、唇の端を噛んで、強い後悔の念に襲われたが、今更取り返しもつかず】
【哲学者の卵でも自分で植えつけたり、自分で頭を、友達≠ナブチ抜きでもすれば情報は漏れずにすんだのだろうが】
【其れが出来ない状況に置かれたのも確かだが、少女の嘘を見抜いて、自らの死を選べば、こんな事にはならなかったのだろう】

【少年は力を、とは言ったが必要なのは、精神的な強さかもしれず】

【尤も、力さえも足りていないのも事実だが】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 19:49:55.58 ID:5pSkac/Po
>>732

ん……うんっ。ミリーも、おこられるのはヤだもんっ
おねーちゃんもおこられるの、ヤでしょっ?

【幸い、と言うところだろうか。特別、拒否のような反応は無い】
【この少女は幼いが、先程わかったように自分の事が分かっている】
【恐らく、キチンと区別できるのだろう―――そういう面だけなら、大人なのかも知れず。】

【二人の間で傘を差しても、ミリーは寧ろ濡れていく。】
【けれど寒さに文句だとか、相手から離れるというようなことは、一切無く】

うんっ!ミリーもおねーちゃんも、いっしょだよっ!
ぅ……ぁ、そういえばそのっ、おなまえは?

【大人が使いそうなフレーズを真似して、今更ながらに名を尋ねる】
【そして意図はしてないだろうが、お互いの名前を知るというのは大きなスキンシップと成り得て】
【果たして相手が答えてくれるのか―――ミリーはただ笑んで待つのみで。】

――、―――……おねーちゃんはミリーにそんなこと、しないでしょっ?

【否定だ。悪い人になど見えず、何かをされるなども思わず、確信している】
【或いは、盲信の類なのかも知れないが―――自分と近づいてくれる相手が、悪い人なものか、と】
【髪の色と同じように、表情も雰囲気も明るく、ミリーという少女は質問に答えて。】

/いってらっしゃいませー!
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 19:50:27.38 ID:Oa8QmWH40
>>738

あーあ、これだからクソガキ野郎は.....

もーいー。全力だクソ野郎

【少年は背中に大剣を戻すと『燃え始めた』】
【爆発は火の一種じゃね?とか思ったこともあるのだが.....】

陽炎ぅぅっ!!【陽光一閃】っ!!!

【少年と抜かれた妖刀との間で魔翌力が循環される】
【そして、少年は燃えながら足裏から炎を噴き出す】
【その炎の余波で飛び上がりながら、少年に向かって光速の一戦を放つ】
【その威力は、大剣の比などでは無い】

うぉぉぉぉぉぉぉぉぅ!!!

/やばいです、次が最後のレスになりそう、ていうか、次のレスはかえせそうにありません.....
/この続きは、また今度の辺りにしてくださいませんか??
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 19:51:27.31 ID:AdJz8kwuo

【───とある、公園。】


【遊具の数は少なく、空き地だった場所にとりあえずベンチだけを置いたという印象を受ける、殺風景な公園内。】
【街灯の数は少なく、夜になれば中心部分は殆ど何も見えない、そんな公園内に銀髪の少女が佇んでいた。】


【──月の光を反射しているかのように、淡く輝く髪を持つその少女。】
【その手には拳銃が握られており、銃口が向く先には数人の男が地に伏している。】


───…ま、お財布を持ってたのは評価出来るっすね。
戦闘行為で、プラスを得られるってのはかなり大きいっす。

その辺の“バケモノ”を倒しても金は手に入らないっすからねー。


【ふと浮かべたにま、という笑顔で静謐な雰囲気を台無しにする。】
【拳銃を握る手の、もう片方の手には丁度“地に伏す男達の人数分”と同じ数の財布が握られており、時々それを揺らして財布の中身である小銭の音を確認する。】


【その音に反応してか、男の内の一人がぴくりと反応するのだが、少女はそれに向けて拳銃から数発の“何か”を撃ち出してそれを止める。】
【ふわり、と髪を揺らして男達に背を向けると、今まさにこの場から立ち去ろうとしていた。】

(……美味しいモノ…いや、購入費に消えそうっすね…)
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 19:51:37.17 ID:bchNF/bno
>>736
そうですか....で?貴方はなにをしにここへ?

【根本を聞いてみる】

「クエェェ!」
ぴーすけ、落ち着いて、僕が居るからね

【鳥と会話する姿はなんとも奇妙である】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/23(月) 19:53:50.63 ID:w2b1UkuK0
>>741
/分かりましたー明日いけるのならば4時半からなら行けますよー
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 19:54:51.30 ID:bchNF/bno
>>736
/飯行って来ます、すいません
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/23(月) 19:55:12.98 ID:3cDi5QEDO
>>729
/未だおりますか?
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 19:58:46.06 ID:N31aGqMB0
>>746
/居ます!
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) [sage]:2011/05/23(月) 19:59:13.43 ID:eBbxbsGLo
>>743

シンリャク ダ

【少年に対していきなり侵略だと言うと】
【その銀色のヒトは指先を少年の喉の中心に向け、黄色いビームを放とうとする】
【直径1cm程の貫通力に優れたレーザービームで相当な速度で撃ち出される】

ココハ シゲント ドレイ ガ タクサン イルヨウダ 
ワレワレノ ドレイニ ナルカ シヌカ エラベ 

【感情の篭っていない機械的なしゃべり方で放しているヒト】
【一体何を考えているのだろうか】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 20:07:20.88 ID:1KAQE40Co
>>739

……お前は今回、運が良かった。
相手が穏健派だったから、命を命を奪われずに済んだ。
けど運が良くても、情報を取られたんだ。

それが──実戦においての、敗北の意味だよ。

…………じゃあ、強くなるにはどうしたら良い?

【どっしりと椅子に腰掛けたまま、動かず、強い口調で問いかける】
【特筆すべき点として、常に重太郎の瞳を見据えている事が挙げられる】
【少しでも重太郎の思いを読み取ろうとしてるような、強く、淀みのない瞳】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/23(月) 20:09:31.03 ID:8l8XagbFo
>>675

…………、そういうものかな。

――――、そういうものかも。

【忘れていた。少し前までは、自分も同じような考えで居た事】
【最近は物忘れが酷いような、そうでもないような、曖昧な感覚】
【大切な人の為なら、命だって投げ出せる。其れくらい、相手が大切ならば】
【ともすれば、妹も彼女を大切に思っていたと言うことか】
【穿って見れば、"抵抗できなかった♂ツ能性も無きにしもあらずでは有るが】

……んー。
そうだといえばそうだと言えるし、そうでないとも言える、ような。

あの日以来。というか、あの事件以来、私の中にはもう一人、"私≠ェ居るの。
この間の戦いの時、貴女と直接対峙してたのもそっちの"私=B
私の中の怒りや憎しみ、恨み。要するに、「負の感情」って言うの?
其れが固まって、精神として形を成したのがそっちの"私=B

【判りにくいよねー、と】
【苦笑を浮かべながら頬を掻いて、言葉を捜す】
【実際に対峙して、幾つか言葉も交えて。微細な性格の違いにも気付くかもしれないが】
【外見的な変化は「瞳の色」しか無い為、判りにくいだろう】

だから、感情を引き摺ってるのかと言われれば、「引き摺ってる」よね。
今だって、当時の村の人達の事赦した積りはないし。
一時期は他人ってものがそもそも受け入れられなかったり。
今では大分緩和したけど、やっぱり捨てられるような感情じゃないもんね。

【目を伏せたゼノアから視線を外し、ふと周囲の廃墟を見渡す】
【どの辺りに何があったか。どのタイミングで誰を殺したか】
【割と細部まで、鮮明に覚えている。忘れようにも、忘れられない光景】

【ゼノアの元へと流れていった黒は、彼女を包むように左右に広がり】
【特に暖かさも無く――どちらかと言うと冷たさをもって、その場にふわふわと留まる】
【風が無ければ、その場から動く事無く。微々たる魔力を帯びたまま、其処にあるだけ】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/23(月) 20:12:50.83 ID:Ih9i2HY8o
【路地裏】

【街の光も届かない、完全な闇に覆われた場所】
【生ごみの腐臭、響く雨音、その中に佇む一人の少女】
【濡れることも厭わずに、無機質な無表情だけを携え】

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【長く伸びた白髪、色白の肌、こぎれいな白衣は】
 【黒に沈んだ建物の狭間で、彼女の存在を一際目立つ物にしている】

【夜空を仰ぎ、淡青色の瞳で雨雲を見つめながら】
【ぽつりと、呟く】

・・・ふむ、私にも星は綺麗に見えるのだな・・・


【 暗い暗い路地裏は、闇と少女と、水音だけの世界 】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 20:15:33.44 ID:BTedJ5v+o
>>740

うん……わたしも…ヤだ…

【ばつが悪そうにそう言って、ちょっとしょげる】
【でも、肯定の言葉を示してくれたならいいかと思い】

【ここでようやくミリーが濡れていることに気がつくと、すこしだけ傘をミリーの方へ押そうとするだろう】
【「本当に風邪引いちゃうから」と言葉を掛けて。自分はもうびしょ濡れだから、ミリーだけは濡らせまいと】

【名を問われると――】


『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

ゼーロ・ウィオラーケウス


―――ごめんね、へんなこと言っちゃって……気にしないで

【どこか機械的な、事務的な口調で前置きと自分の名を名乗る。その単語の意味をミリーは知っていてほしくないし、知らなくていい、】
【ゼーロはそう願う。そして次の瞬間にはもう元の口調に戻っていた】

――――………しないよ……絶対しない。約束する…!

【――いや、人にもよるだろうが、ゼーロは悪い子だ。人を傷つけたりもする。けれど、それは自分の意思でではない】
【だけど、こんなにも真っ直ぐに自分を信じてくれる子を傷つけたりは絶対にしない。この笑顔を絶望で塗り替えたりしない】
【固く固く、心にそう誓って】

だから、……その……友達≠ノなろっか……

【素直に受取れなかった提案を、自分から出した】
【一緒にお話しできるこの瞬間をいつまでも、続けられるように。またどこかで会っても、できるように】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 20:20:59.69 ID:senR+qh5o
【路地裏】

ふ、っ。

【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く、澄み渡る紅玉の瞳を煌かせて】
【その両腕には、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、5cm程の角が二本生えていて、童話に出てくる鬼に視えるかも知れない】
【そんな少女が、路地裏の血溜まりの中に立っていた】
【目の前には、和服を着て刀を持った男の死体が一つだけ、メラメラと音を立てて燃えていた】

――いい勝負だった、ご苦労さん。

【くす、と微笑みを零して、少女は、燃える死体に手を伸ばして】
【その頭に触れた瞬間、死体はさらに強く燃え上がり、数十秒を掛けて灰となった】
【少女の右手には、真紅の太刀≠ェ一振りだけ、それ以外の武装は無く、紅い路地裏に、紅い少女が佇んでいる】
【静寂を破る物が居れば、間違いなくこの場に於いて、少女が気づかないということはないだろう】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 20:25:11.94 ID:1KAQE40Co
>>749
/飯落ちです。
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/23(月) 20:25:14.30 ID:5VNttndAO
【森:川辺】
【穏やかなせせらぎと、時たまどこかで静かに鳴く鳥の声が耳に優しい夜】
【水を叩く音がぱしゃぱしゃっと響き、ついで、小さな鐘の音が転がった】
【やがて漂う腐敗と枯草の香は、この場所では少しばかり馴染んでいて】

【黒のキャスケットを被った、灰色の髪に群青の瞳の少女が川の中で立っていた】
【胸元に黒いフリルのリボンがあしらわれた、赤と黒のチェックシャツを纏い】
【ジーンズ生地のホットパンツから伸びる生足は細く、真っ白な肌を晒している】
【川自体はかなり浅いらしく、彼女の足首より上が濡れることはなさそうで】

まったく……プーシュカ、何処行ったんだろぉ
まだ傷塞がってないしぃ、しかも腕が違うし……早く見付けて連れて帰らなきゃあ

【つまらなさそうに呟かれた、甘い声の囁く内容】
【僅かに覗く月が、少女の顔半分を覆う真っ白な仮面を反射していた】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/23(月) 20:25:19.43 ID:3cDi5QEDO
>>747
/ではよろしくですっ!

>>729

【そこへ現れる『何か』…――その姿は未だ闇の中だが】
【ここは夜の森の中だ。……ならば現れるのは獣だろうか?】

【その答えはすぐに明らかになる。『何か』はやがて月明かりに照らされるところまで来て、ついにその全貌を見せる。】


………レモン…さん?

【―――それは獣でも何でも無く、『何か』は只の人間、それも彼女の友人たる少年だった】
【因みに何故カナなのは今使ってる携帯がどうしてか変換で漢字を出せないからである。】
【…それはともかく、容姿を描写する】

【白のカッターシャツに青のネクタイを着け腰には二本の刀を携えた少年だ】
【カッターシャツの袖には何処かの高校の校章を付けており、彼が学生なのが分かるだろう】
【その顔立ちは幼く、童顔だった。良く言えば可愛いらしい、が同時に女々しさや子供っぽさを感じさせてしまっている。】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 20:30:02.00 ID:/omUd5rmo
>>749

【双葉の言うとおり、首と胴体を離されていても可笑しくは無く】
【貰った傷が、頬に出来た薄い紅い線一つと、腹への蹴りだけというのは、本当に運が良かったのだろう】

【いつも、戦いの時は隣に、仲間≠ニまでは行かないかもしれないが、共闘してくれる味方は居た】
【仲間にしろ、敵にしろ、居なければ、死に掛けていたという事もたくさんあったし、精神的支えにもなってくれた】

【双葉の言葉で、昨夜の戦闘で認識を改めさせられる】

【「強くなるには……ですか」と呟くと、顎へと手をやり、しばし思考して】
【思考を止めると、また黒真珠のような瞳に、目の前の青空を映す】

まず、身体能力が足らないです
女の子相手にも……

【少女相手に、近距離を持ち込まれて、ほとんど抵抗も出来ず、剣を突き立てられたなんて情けない】
【遠距離主体で、近距離が苦手なんてのは、分かっているが、余りにも出来なさ過ぎる、と】
【努力はしているのだが、成果は余り出ず】

【之は今までずっと掲げていた課題】
【昨日の戦いで気づいたのはもう1つ】


銃以外の、 武器となるような物……
それが足りないです

【武器、そう重太郎は言ったが、双葉のような魔術――は無理だろうが、魔術をもっと習得したり】
【格闘術であったり、剣術であったり、銃に頼らない術――】

【現時点で、明らかに足りないのはこれくらいだろう、と口を閉じて、双葉の言葉を待つ】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 20:30:44.96 ID:bchNF/bno
>>748
奴隷?いやですよ、そんなの
【断固拒否】
こき使われる位ならシんでやりますよ!
<I can fly>
【腕が翼に変化する、確かめるように数回羽ばたくと、】
シにたくもないですけど、
【飛び上がる】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 20:32:48.09 ID:5pSkac/Po
>>752

【「なら、いっしょだね」、と。薄手に水を吸わせながら、彼女は言う】
【誰かと何かが同じというのは、純粋に嬉しいことであったりする】
【それに、きっと好意―――それから傘を押したのだろうと察して、抗さず押され】

【―――さて、幼い彼女には分からない単語がとても多い】
【「自立」「自動」「殺戮」「ユニット」―――後の方などは、何といったかも処理出来ていない】

………ゼーロ、おねーちゃん。

【けれど、それでいいのだろう。嬉しそうな、その笑顔で十分】
【これで知り合い、知らない人ではないし、決して話しちゃいけない間柄ではない。】

ねっ!だから、ゼーロおねーちゃんはこわいひとなんかじゃないよっ。

……それに、うんっ。おともだち、だもんねっ
おともだちならいっしょにいて、おはなししてもいいんでしょっ?

【何の問題も無かった。二人の少女は、ごく普通に友達になれたといえるだろう】
【少なくとも、桃色の髪をした彼女はそのつもり。今は、とても幸せな気持ちで】
【――――そろそろ、ちょっとは雨も弱まるだろうか。随分と長く、雨音を聞いている】

……ね、ゼーロおねーちゃん。また、会えるよね?

【ああ、こうしてずっと一緒に居たい。けれどそれは無理だから、次を尋ねる】
【会うことに、もう障壁はない。だから後は、相手がどう答えてくれるかだけで―――。】

/今度は此方がご飯ですー直ぐ食べてきますねっ!
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 20:35:03.57 ID:SkY7/mylo
【森の中、とある湖】
【夜も更けてきた森の中、昼間活動する動物達は眠りにつき、夜行性の動物とテリトリーを交換する時刻】
【けれど、湖面は小さな水音を立てて畔にまで波紋を広げていた】
【誰かが泳いでいるのだろうか】

【一瞬、バタ足の音が止んだ】
【直前に大きな息を吸い込み、湖の中にもぐったのだろうか】
【しばらく無音、ただただ、沈黙】


「…っっぷっはあぁ!」


【二十秒を数えきらないぐらいか、その人物が勢い良く浮上した】
【黒い髪を水で濡らし、頭頂部には猫耳】
【水面で呼吸を整え、顔を何度か洗ってから開いた瞳は、金】
【童女のように真ん丸な瞳が、楽しそうに煌いていて】

【しばらく、音を立てて湖を泳ぐだろう】
【一人だけでも、とても楽しそうに】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) [sage]:2011/05/23(月) 20:42:21.68 ID:eBbxbsGLo
>>758

ホウ、 カトウセイブツ モ トベルノダナ

【このヒトらしき人物は少年を見下していて】
【先ほどの物体に乗り込んで、その物体が少年と同じ高度に飛び上がり】

【いきなり謎の光を照射するだろう】
【その光を受けても、傷など生まれないのだけれども】

ククク オマエニ ダイイチノ ドレイノ タネヲ ウエツケタ
ソノヒマデ セイゼイ タノシク クラスガイイ

【謎の音声の後に、空からやってきたであろう物体は空へと消えていくが】
【もし先ほどの光を少しでも浴びたのであれば、彼の胸元にπに似た紋章が刻まれているだろう】
【それが何の証かは分からないが】

/お疲れ様でした。
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 20:43:37.74 ID:N31aGqMB0
>>756

【闇の中から、光の境界線の元に現れた人物。浮かび上がった容姿は、記憶に刻み込んでいる彼】
【月光の煌き。其の中で、一際輝く存在。彼は、紅い異形にとって、大切な存在だった】

……。護……

【其の名を、友人の名を呼ぶ。甘味の海を、音も立てて、掻き分けながら移動し、彼の居る方向の辺に近付こうとする】
【湖は、陸地との段差が激しい、プールの様な形状だ。 やがて、湖に身を浸したまま、辺に寄り掛かり】

……久しぶり、……元気だった……?

【告げて、小さく微笑むだろう。言葉を掛けながら、想起した光景は、以前、草原で戦った記憶だった】
【戦った後、和解し、眠りに落ちて。 そこまで考え、何か、引っ掛かる事が有った】
【あの時、詳しく聞けずに、うやむやになってしまった事柄。其れを思い出せずに、何処か、呆とした表情を見せるだろう】

/宜しくお願いします…!
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/23(月) 20:46:33.51 ID:bchNF/bno
>>761
あっぶね、

【空中での機動性は高いらしくすんでで回避】

誰がやられるか!ヴァーカ!

【暴言である】

ぴーすけ、ちょっと食事にいこうか

【ファミレスを探しに飛んで行く】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/23(月) 20:46:43.35 ID:Ctl2+mKgo
>>750

【すこし同意してくれたと見えてゼノアは、ほっと胸を撫で下ろす】
【相手の心情を察することは、あまり得意じゃないし】
【複雑な事情を抱えている彼女のことであるならば、尚更】
【気持ちを汲み取って、心に大きく踏み込んでいくことが出来ない以上】
【拙い自分の言葉が、多少なりともルシアの慰めになったのなら――嬉しい】

【『判りにくいよねー』という彼女の言葉には】
【首を横に振ることで応じた】
【むしろ、違和感で固まっていた謎が氷解した感じだ】

……なるほど
あの時、自分のことを「あの子」と呼んでいたのは、そういう理由だったのですね

「負の感情」が別に固まっているはずなのに
ルシア様自身も、結構ヒドいことされるのは、この際おいておきましょう
……いえ、本当は良くないですけど、全く良くないですけど

【口元に右手を当てて推察した後、ジト目でルシアを見据えた】
【人魚の小娘が大概無礼なことも、この際おいておきましょう】

(他人が受け入れられなかった……?)
(……ルシア様ほど、他人を受け入れようとする方なんて、……他にはあまり知りませんよ)
(――――友達、なんて言いだしたのは、ルシア様からじゃないですか…)


……それでも、……今日、ここに来られたのは
レミア様のお墓参り、なんですよね

……『感傷に浸っていた』だけで、立ち戻る気は、無いんですよね?

【――どうして、「負の感情」の象徴である黒が、こんなにも吹き出しているのか】
【その理由を考えないようにして、問いかけた】
【自身の周囲を取り囲む魔力なんて――まるで見えないように、振る舞って】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 20:53:42.48 ID:bLH74cQ0o
【街中――】
【……と言っても、純粋な街頭で彩られた其処とは、すこしちがう】
【毒々しい色彩のネオンがぎらつく、ちょっとばかし治安の悪い街を歩いている、人影ひとつ】

ぬぁー……お金はいっぱい手に入った、ん、だけどっ、

【鮮やかな赤の外ハネセミロングと同色のツリ目が目に痛いかもしれない、そんな少女】
【赤のネクタイで締めたワイシャツ、赤チェックのプリーツスカートを身に纏い】
【赤黒ボーダーニーソを纏わせた足先――「赤いロッキンホース・バレリーナ」で、かるい靴音を鳴らす】

……なーんでこう、罪悪感びっしびしに感じてるんだろーネ、未だに。

【ちゃり。右の人差し指で、首に巻き付いたチョーカーの、紅い牙の装飾を弄って】
【たはー、っと苦笑い。その間にも、足を止めることはせず】
【所謂、「前方不注意」。「こんな街」を歩く上で、一番やってはいけないことを、彼女は――】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 20:57:38.63 ID:BTedJ5v+o
>>759

【短く肯定の言葉を返して、ミリーを見遣る。その双眸は初めの虚ろなものではなく】
【喜びを少し宿したものになっている筈だ、でも次の瞬間】

へくちっ!!

【盛大なくしゃみをするだろう。寒さには強いのだろうが、身体はどうもそれを受け付けてはくれなかったようで】
【幸福感をいい意味でぶち破りそうな、間の抜けたくしゃみだ】


―――そう、だよ……そうじゃなかったら……おともだちじゃ…ないもんね…

【友達、か。以前の姿のままで出会えたのなら、釣り合っていたかもしれない。今は少しだけ背が高いから】
【でも、純粋な友達を作れたのには素直に喜ぶべきことで、ゼーロも今は幸福感に満ちていた】

【――気付けば、雨も弱まって、もう傘をささずともいいほどになっているだろう】
【手を少し伸ばして確認すると、ミリーに傘を畳むように促すだろう】


うん…また会えるよ、絶対
……だってわたしたちは……友達だもん…

【そうだ、こうやってお話しする分には何の障害もない。ただ自分の心持と――卵≠フ暴走さえなければ、それで】

【やがてゼーロは立ちあがるだろう。そして一つしかないワンピースのポケットに手を突っ込んで、あるものを取りだす】
【それを掌に載せて、ミリーへと差し出すだろう】

それじゃあ、ちょっとだけ遊ぼうか……これ、知ってる?

【乗せられているのは、ダーツだ。ある人から貰った、普通よりも細いダーツ】
【どうやら、これで遊ぼうと思っているらしい】

/いってらっしゃいませー!
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 20:59:37.06 ID:/LRoppSZo
【森の中】

……カノッサ機関、知らぬ間に随分と力をつけたものだ。
やれやれ、こうして何時までも座して居るわけには行くまいな。

「そう、ですね――タッ!ハァッ!」

【森の中の拓けた場所に、二つの人影が存在した】
【一人は大きな切り株に座る、櫻の文様が刻まれた和装に身を包んだ黒髪長髪の小柄な女性】
【もう一人は、巻藁に拳を打ち込んでいる着物を羽織ったポニーテールの少女】

【人気のない森に、打撃音と静かな囀り声が響き】
【反響することもなくただ静かに夜気に飲まれて消えていった】

(Justiceを何時までも放っておくわけには行かぬか)
(頭の必要性が薄い構造とはいえ、何もせぬのでは士気に関わるというもの)
(……さて、さて。どうしたものかの)

【女性はふっ……と、吐息を風に乗せた】
【そこに籠められた感情は何か、それを知ることが出来るのは本人だけか】

【二人のいる場所は、特に障害もない森林地帯】
【迷いこむ事も、気配を察し訪れることも難しくはないだろう】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/23(月) 21:03:59.75 ID:3cDi5QEDO
>>762

お久しぶりですっ
少し入院とかもしましたけど、僕は今はこの通り元気ですよ

【少年―護は、くるりと身体を一回転させ】
【近いてくる彼女に、身体は万全な事をアピールして見せる。】


レモンさんこそ、あれから元気でした?

【友人に会えると言うのは、うれしいものだ】
【それは今の彼の表情にも現れていた、微笑み返しながら護は問い返す。】
【同時に果たして、一度死んだ人間に元気と言う概念はあるのか、と言う違和感も感じているが】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 21:09:15.71 ID:NLlaO0FAO
>>767

【がさり、がさりと、何かが草葉を掻き分けて進む音】
【その音は、徐々に二人の女性の居る場所へと近付いて行く】
【暫くした後に、風が吹き、木々が揺らぎ、森の中に月光が差す】

【照らされた姿は、十字架を思わせる長剣を背負い、漆黒のコートを身に纏う、黒髪緋眼の青年だった】
【開けた場所に足を踏み入れて、其処の様子を一瞥して】

剣の修行を、と思って足を運んでみたら……何というか。

【和装に身を包んだ女性二人を見て、狐に化かされたような、奇妙な表情を見せる】
【森の中に、何でこんな人達が、と、そう思っているのだろう】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 21:11:11.86 ID:tmInjl+wo
>>753
/いらっしゃるかしらー
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 21:13:27.36 ID:senR+qh5o
>>753
//イマスヨー!でも、多分間で御飯挟みます
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 21:15:05.84 ID:1KAQE40Co
>>757

うん、身体能力は重要だな。
直ぐに伸ばせるものじゃないが、鍛えておいて損はない。

【そんな双葉の身体も、そこそこは鍛えられている】
【魔術師であるため、トレーニングにはあまり時間は割けないようだが】

確かに、それも重要だ。
手数や戦闘の幅を増やせるし、弱点も埋められる。
俺で言えば、メインが魔術でサブが剣。

【いつも腰に提げている処刑剣が、彼のサブウェポンである】

───ただ。
サブウェポンはサブウェポンであって、強みにはならない。
特に、機関員などの強力な能力者相手ではな。

お前の最大の武器が白口と口黒である事は、お前自身が何より分かってるはずだ。
更にその長所を伸ばすか、サブとメインを組み合わせたりするかは、お前次第だけどな。

【足りない要因だけではなく、伸ばすべき要因を挙げる】
【自分自身の経験も、織り交ぜて】

/ただいま戻りましたー。
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:15:09.81 ID:5pSkac/Po
>>766

―――え、へへ。
やっぱりおねーちゃんも、さむいのはダメみたいだねっ

【きっとそれは偶然だろう。が、良い破り方、壊し方だ】
【少しばかりしんみりとも取れるような幸福感なら、少しごちゃごちゃとしている方が良い】
【と、ゼーロに促されて傘を畳みベンチに置いて】

【それから一つ、大きな頷きを返して立ち上がる】
【薄手の服は濡れているが、少女は健康そうな肌色のまま、風邪等の心配は無さそうで】

ぅ………?これって、たしかこうやって――――。
……でも、あのまるいやつがないよっ?

【ダーツを右手で受け取ると、針というかなんというか、刺さる側を前にして持ち】
【丸いヤツというと、点数のかかれたアレか――それが無いのでは、と言って。】
【どうやら、ダーツ自体は知っている様子。けれど、それでどう遊ぶのかが問題で。】

/戻りましたのですー!
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 21:17:46.88 ID:tmInjl+wo
>>771
/了解ですのー!

【少女の方へ、ゆっくりと歩いてくる足音】
【足音の主はまだ、少女には気づいていないようで】

休暇取るのは久々だな…何したらいいかわかんねー。

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】

って…あー、だっせーな俺…
本部でぬくぬくしてる間にこんなに鈍るとはな…

【ロングコートの前ははだけられており、覗いた胸板には包帯が巻き付けられていて】
【歩き方は若干右足を引きずっているようにも見える】
【手負い、なのだろうか】

ん…人の焼ける匂い、か?

【そこでようやく顔を上げ、紅い少女を視界に捉えた】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 21:19:16.43 ID:N31aGqMB0
>>768

【元気に動く彼を見て、安堵の笑みを浮かべる。然し、聞いた言葉は、どうしても、気に成るものだった】
【自分への問い掛けに、答えながら】

……そっか。
……うん、……僕は、元気……

……でも、……護。 入院したって……

【思わず、呟いた。 護は、正義組織に属する少年だ。ならば、事件に巻き込まれた負傷かもしれないと推測した】
【自分も、彼に怪我をさせた事が有る身なので、申し訳無く思うが、 其れでも、】

……。どうして。……そんな、酷い怪我を

【気になってしまった】
【戦闘による怪我ならば、誰と交戦した故の結果なのか、知りたかった。機関等の、悪組織で有る可能性が高いと考えたが】
【其れを問い掛ける最中でも、あの時、彼が告げた事を思い出せずに。どろどろとした感情が、渦巻くばかりで】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/23(月) 21:20:28.76 ID:Ih9i2HY8o
【とある路地裏】

【街の光も届かない、完全な闇に覆われた場所】
【生ごみの腐臭、響く雨音、その中に佇む一人の少女】
【濡れることも厭わずに、無機質な無表情だけを携え】

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【長く伸びた白髪、色白の肌、こぎれいな白衣は】
 【黒に沈んだ建物の狭間で、彼女の存在を一際目立つ物にしている】

【夜空を仰ぎ、淡青色の瞳で雨雲を見つめながら】
【ぽつりと、呟く】

・・・ふむ、私にも星は綺麗に見えるのだな・・・


【 暗い暗い路地裏は、闇と少女と、水音だけの世界 】

/再投下です
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:20:51.20 ID:IhRc/e9+o
【風霊統主の城が近くにある森の中】
【人気はそれほどないその場所に僅かながらの気配】

(ついこないだまでは迷ってたけど、まあ慣れたもんだよな)
(バカでもバカなりに学習する……ってか)

【新雪のような白い髪、深い緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツの上にフード付きの灰色パーカーを羽織っており】
【その右袖が風に煽られパタパタと揺らめくのは右腕の不在証明】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、反対も同様】
【小さな身長(160cmくらい)の少年が歩いていた】

…………………。

【きっと散歩でもしていたのだろう、彼の歩みは実に適当】
【散歩なのだから確固たる目的はないのだ、敢えて言うなら歩く事が目的か】
【とも少年は森の中をぼーっとしたまま歩いているのだった】

/エルフェス中身です、シルヴァーグさんの方よろしくお願いします
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 21:21:43.56 ID:senR+qh5o
>>774
……ん、人か。

【灰の一部を、ぎゅ、と握りしめると、灰が消えていき、角が少し、1cm程伸びて】
【鬼そのものな姿の少女が、男を視界に収めた】

や、コンバンハ。

【ひょこっ、と軽く手を上げて、挨拶をするだろう】
【路地裏は、鮮血にまみれており、しかし死体は無く、足元には灰が有るのみ】
【そして、少女の右手には、血と焔を固めて作ったような、真紅の刀身を持つ刃が握られている】
【穏やかそうな所作と、その笑みが逆にこの状況ではアンマッチであった】

その鎌、大きいな。
鎌を使う奴は、初めて見たかも知れないぞ。

【興味深そうに、鎌を見ながら、徐々に近づいてくるだろう】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:22:37.60 ID:/LRoppSZo
>>769

……ふむ。
神衣よ、来客だ。修練はその辺りでやめておくがよい。

「え?……あ、は、はい!」

【近づく気配を感覚か、それとも別の手段かで察した女性は】
【思考を打ち切ると、巻藁打ちをしていた少女に声を掛けて動きを止めさせる】

【それは青年の姿が現れる数秒前の光景】
【そして、彼の姿が二人の前に現れると】

何というか、何かの?
感想があるならば聞かせて貰いたいところじゃがな

【女性は猫のように目を細めてその姿を見る】
【青年の表情などから多少察しつけたためか、警戒ではなくただ単純に彼の言葉に声を重ねる】
【答えるも答えないも自由。ただ会話の始まりとして青年の言葉を拾っただけだ】

【ポニーテールの少女、神衣は無言のままに女性の後ろに立っている】
【こちらからは多少の警戒の意志が感じ取れるだろうか。拳をぎゅっと握りしめて何時でも動けるような体勢を作っていた】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/23(月) 21:23:38.75 ID:8l8XagbFo
>>764

……、大切なもの、か――――。

【無いとは言わないが、優先順位が下がっている気がする】
【自分にとって大切なものは何だったか、忘れかけている気がする】
【改めて、考え直す必要があるかな、と】
【一言呟きながら、ルシアはそんな事を考えて】

うん、そういう理由。
一応区別は付けないと、紛らわしいことこの上ないからね。
現状でも紛らわしい事に代わりは無いけども。

………………私、別に酷い事しないよ?
…………しないよ?

【しないとの事です】
【じとりとした視線はにこやかにスルーして】
【自覚が無いのは恐ろしい物ですね】

【ルシアがもう一つの人格をもう一人の自分として自覚している以上】
【区別し、別固体として扱うのが、"混ざらない為≠フ工夫】
【とはいえ互いに受け入れあった今、その工夫も必要ないのだが】

【ゼノアの言葉に、ルシアは少しだけ身動きを止めて】
【俯いて、瞼を伏せて、ふ、と一つため息を吐いて】

――――どうなんだろうね。
過去と決別しに来た積りも無いけど、あの頃に戻るかと言われれば。

……戻りたくは無いよね。暗いし、黒いし、苦しいもの。

だから、きっと。
心配しなくても大丈夫だよ、ゼノアちゃん?

【ふわり、と】
【ゼノアを取り囲んでいた黒色が渦を巻いて広がり、霧散して、消えた】
【気がつけば、ルシアから漏れ出していた其れも今では確認できず】
【にこやかな笑顔を浮かべた一人の少女が、十字架を背に立っているだけだった】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 21:24:24.25 ID:senR+qh5o
>>774
//そして、来やがった、飯食ってきますっ!!3〜40分で戻ってくるかとっ!
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/23(月) 21:27:51.33 ID:KzgoGJUAO
>>777

……見る限りじゃ、こっちだったよな?
……木の上に登るのも、なぁ……雨怖いしな……

【そんな事を呟いて、同じ場所を歩く彼女】
【深い赤色の眼に短い銀髪、黒いローブを身に纏った女性】
【ローブの袖が少し長いせいで両手は隠れていて】
【あまりやる気なさげにその手に傘が握られていた】

……あ、いた、エルフェス

【そう呟いて、彼の名前を呼びながら、そちらに足を進めた】


/ では、よろしくお願いします
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 21:33:46.05 ID:BTedJ5v+o
>>773

………そうみたい……

【苦笑気味に笑って、ずずっと鼻を啜った】
【笑顔が笑顔を生んでゆく。それがきっと幸せというものなのだろうか】

【的のことをいっているのだとわかると、ワンピースの裾を少し巻くって、手を突っ込んだ】

じゃーん!

【服の内側から出てきたのは四角い木の板。そこには数字こそ書いていないものの、丸い的が】
【それをベンチの脇の木に留め具でくっつけると、3mほど後退して】

【身体を左へ向けて、顔だけを前へ向け、少し木の方へ身体を乗り出し、効き目の前へダーツを持ち上げ狙いをつけ】
【そして――投げる】

【スコォン!】

【言い音を立てて見事に的の真中に命中するだろう】


……どうかな?

【ちょっとドヤ顔で言ってみせるだろう。気に入ってくれればいいなとか思いながら】

/お帰りー!
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:35:44.59 ID:IhRc/e9+o
>>782

ん……?あ、なんかいた。
あれれ、なんでお前がこんな所に――――ってああそっか。

【聞き覚えのある声色の方向へ目を向ければ見知った顔】
【なんでこの場に彼女がいるのだろうと少し考えて、その答えは直ぐに導かれる】

ようよう変な所で会うじゃんか、まあそっちの目的は察したけどもな。
多分アレだろ?刀の鞘の件だよな?

【小雨は木々たちの葉で防がれて気になる程ではない】
【シルヴァーグの方へとこちらからも近づいていき】

まあともこんな所まで来てもらってありがとよ。
でもあの城に届けて貰うよりもこっちが取りにいった方が良かったかな?
下手すると迷い兼ねないしなあこの辺……御免なー。

【結構無茶な届け先を指定した事を軽いノリで謝るのでした】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 21:37:22.57 ID:NLlaO0FAO
>>779

こんな時間のこんな場所に女の人が二人も?

と、思ったんだ、夜の森で人間を見かける事は、余り無いから、ね。
正直に言えば、そっちの人の特訓している音も、最初は熊か何かが暴れている音だと思っていた位だよ。

それに……いや、これは良いか。

【口にするのを止めたが、彼女達が櫻の国の特徴的な衣服を纏っていたのも、青年が驚いた理由の一つ】
【以前、森で出会った人狼の少女のような人物なら、此処まで驚きはしなかった】
【でも、衣服だけで判断して人にどうこう言うのは悪いと感じたのか、青年は最後まで語らず】

ん、警戒させてしまったみたいだね、まあ、僕みたいなのが剣を持ってたら当たり前か。
取り敢えず、この武器は置かせて貰う事にするよ、話をするのには邪魔なだけだから、ね。

……あのさ、剣に手を伸ばした、とかそれだけで早とちりして、殴ったりしないでね?

【冗談混じりの口調で――でも、最後だけは割と切実に言うと、青年は背負った長剣に手を伸ばして、それを鞘ごと、がしゃん、と地に落とした】
【ポニーテールの少女が警戒する体勢に入った理由は、自分の背負った武器にある、そう判断したのだ】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 21:39:53.80 ID:tmInjl+wo
>>778
【少女の姿をまじまじと見て、「スタイリッシュ痴女…」「俺好み…」などと呟いたりして】
【挨拶されると、青年も左手を軽く上げ】

ん、人。コンバンハ。
しっかし、同じ人間の焼ける匂いだってのに…何でこんなに甘ーい良い匂いなんだか。
…ああ、勘違いすんなよ。頭がおかしい訳じゃねー。

【そう言って、路地裏一杯に広がる血の匂いも肺腑に吸い込んで】
【目の前の、穏やかさと危うさを孕んだ少女の問いに応える】

あー、俺専用の特注だからな、コレ。
なーんの付加能力もねーけど、それなりに愛着があって手放せねーんだ。
機関に入って初めて貰った武器だし。

そりゃー、メインウェポンにする奴は余程の酔狂者だろうからなぁ。
刃を敵に向けりゃースキは出るわ大振りになるわ…
まともな奴は持たねーし、持ったとしてももたねーよ。

【愉しげにそんな事を言いながら、近づいてくる少女にまるで少年のような笑みを見せ】
【そして、彼女の手の真紅の刃を見て】

その得物も初めて見るな、何製だ?ソレ。
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 21:40:02.32 ID:/omUd5rmo
>>772

【残念な事に、重太郎少年は筋トレなり、有酸素運動なり、身体能力の強化に割いている時間は多く】
【足りないのは、武術。と言う事だろうか】


【双葉の言葉を聞いて、ふと頭に浮かんだのは、いつもの腰からの声】
【もしこの場に居たならば、どんな言葉を掛けてくれるかは、すぐに分かった】

【まだ俺は2人を巧く扱えてないのでは?】
【それに、2人の限界はまだまだ迎えてない無いハズ。俺も限界を迎えてるなんて全然思わないけれども】

…………ありがとうございます

【ふと、黒い学生服の袖から、何処か遠くから、光が覗いたような気がして――】
【――多分、多分だけれども、俺にとって、3人にとっての希望の光】

【光を掴み取るためにする事は何か?】
【機動力の強化。もっと魔弾を撃てるようにする】

【―――答えは何処に?】
 
                      【俺達の心に―――】

/おかえりなさい。後レス遅れてすいませn
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 21:40:47.48 ID:tmInjl+wo
>>781
/おっと、了解っす!
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/23(月) 21:45:11.87 ID:KzgoGJUAO
>>784

ん、そういう事だな、もっと分かりやすい場所にするべきだったと思うよ

【先ほどの状態に追加だが、彼女はフードを被っていた】
【目的は恐らく雨避け、傘を持っている辺り、そういう事だろう】

いや、気にするな、とりあえず城の方まで案内して貰ってもいいか?
流石に、雨が本降りになったら怖いからな

【雨に濡れる前に、早く雨が降らない場所に移動したい所】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:46:10.49 ID:5pSkac/Po
>>783

…………………ぇ、……おぉーっ!

【突如、という言い方もアレだが――現れた的板に、声。】
【まさか有るとは思っていなかったのだろうし、本物を見るのは初めてのようで】
【数字が無くともムードだけで、既に彼女は楽しげで】

――――すごいすごいっ!
ゼーロおねーちゃん、すごいかっこいいっ!

ねえねえ、どうやるのっ?ミリーもあんなふうにやりたーい!

【小さくだが、拍手まで。大好評と言うに相応しい反応だろう】
【そして、少女もまた相手のフォームなんかを真似して、身を乗り出し】
【取り敢えずはそこまで構えて、「どうかなっ」、と尋ねかける。】

【まあ、見た目はいいが何せ初体験。指導しなければ、的どころかきちんと飛ぶかもわからない】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/23(月) 21:50:37.53 ID:+PVOlWOR0
>>775

えっと足の根をやられて、立てないようになり三週間程…

【檸檬の察し通り、護のそれは戦闘によるものだ】
【だがしかし】

まぁ、自業自得…ですけどね、

【護はそれを相手のせいではないと言う】
【それは決して、相手をかばている訳ではない】
【護は心の底からこれは自業自得だと認識して、言っている】

僕の想う人はシズリさん…彼女じゃなかった。もっと近くに大切に想ってくれていた人はいたんです。
今更になって、僕はやっと彼女のその気持ちに気づいてあげられたんですよ
その結果、その…罰だったんですよ。あれは

【そう話す護、その彼のふと名前が一つ出】
【もし檸檬が聞き逃していなければ、きっと前回護が話していた悩みを思い出し】
【そしてそこから、物語の欠片は彼女の頭の中で繋がるだろう】

/pcに移動です。
 
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:51:48.29 ID:/LRoppSZo
>>785

まぁこの時分、女子(おなご)二人で森におればそうも思われるかの。
夜になれば魔物の類も活発になる故、男であれど腕に覚えがなくては立ち入るまいからな

【青年の言葉に納得したように声を返す】
【自身の懐に右手を差し入れ、扇のようなものを取り出すと】
【それを雅やかな仕草で口元に当てながら】

それにしても熊とはまた、女心の分からぬ男よ。
こういう時はの、世辞でも鳥が囀っておるとでも言うておくものじゃ。

御主が神衣に殴られるとするならば、別の理由になりそうじゃな?

「……」

【女性は小さな声でコロコロと笑う】
【神衣の眉根が少しだけへの字に曲がり、何とも言い難い微妙な表情で彼を見ている】

……さて、御主時間はあるかの?
ここで会ったも何かの縁かもしれん。少しばかり話でもせぬか?

客人にこう訊ねるのは妾の趣味のようなものでな
暇があるならばちと付き合ってくれると嬉しいのじゃ

【扇の先でちょいちょいと手招きをしながら、そう言って青年を誘う】
【森の中で、妙な格好をした女性がこのような言葉を発する姿は、少々ばかり怪しくも見えるだろうか】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/23(月) 21:52:25.62 ID:0lMhVSKso
【夜の街、歩道の上】

【人通りが多い訳ではないが、それでも通る人間を妨げない位置に】
【使い古されたござが一つ、皺を作って敷かれていた】
【直ぐ近くには、「売ります」とだけ書かれた看板が置いてあって】


……どうしようかな、本当に
また単身で飛びこむのは……次は流石に入り込めないだろうし
かと言って、誰かを雇うのはあまり良い手段じゃあないだろうし……

……やっぱり地道に、協力者でも探すべきなのかなぁ
あーあ、僕らしくもない。作り笑顔も浮かびやしないよ

【ござの上の枕に、うつ伏せに顔を埋めて、脚をばたつかせているものが一人】
【長い白髪が背中に広がって、首から肩の辺りを隠しているが】
【腰回りの骨格や、アルトとテノールの中間程度の声。それが少年≠ナある事は判別できるだろうか】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 21:53:22.53 ID:IhRc/e9+o
>>789

この時期だったらお前は雨とかもキツいだろうしなあ……。

【確か吸血鬼は水とかが苦手だった筈とどこかで得た知識を思い出しつつ】
【天上を見上げて見れば曇り空、降るかどうかも分からないが備えるに越したことはなく】

ん……りょーかい、んじゃ付いてきな。
オレを見失ったりすんなよ、ここで出会えた偶然がまた起きるとは限らないからな。
ほいじゃレッツゴー、だ。

【数瞬彼女を城に入れてもいいものなのだろうかと考えたが】
【まあ危険な人物では無い、むしろ一瞬でも疑った自分の理性を疑い軽く自己嫌悪しかしそれは顔には出さず】
【ポケットの中に片手だけ突っ込んでてろてろと城まで歩いて行くだろう】

【キンクリしちゃいますか?】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 21:55:47.27 ID:senR+qh5o
>>786
【因みに言っておくがスタイリッシュ痴女だが胸は無い、まな板である。有るのは露出度だけだ】

ふむ、人の焼ける匂いは嗅ぎ慣れているがな。
まぁ、嫌いな臭ではないのは、確かさ。死合をした、という実感が湧く。

【はっはっは!と馬鹿っぽい高笑いを路地裏に響かせて】
【そして、頭がおかしい訳じゃねーという訂正に、にぃ、と口元に笑を作り】

剣士っていうのは、キチガイだらけ、さ。
じゃないと、殺し合いを楽しむ≠ネんて出来ない、そう思わないか?

【紅玉の双眸は、澄み切っており。悪意を持って殺しているのでは無く、只そうしたいからそうしている=z
【そんな、子供の様な危ない純粋さと】
【剣士としての意識をしっかりと身につけたゆえの、穏やかさが両立された不思議な雰囲気を持った目である】

ほう、武器に愛着を持つというのは、いい事だな。
愛着のない武器よりも、扱いづらくとも愛着の有る武器の方がいいに決まっているさ。

【はっは、と楽しげに声を零して、鎌に目を細めて視線をやり】
【そして、相手のその問に、刃を軽く振って、答える】

うーん……、私製=Aってところか。
私の妖気と熱気と体内の鋼を練りあげて作るからな。
普通の金属とも、ちょっと違うのさ。うーん……焔と鋼で出来ている妖刀ってところかな。

【刀を見れば、そこにもう一人少女が居るかのような存在感を感じるだろう】

//ただいまでっすっ!
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/23(月) 22:00:04.14 ID:Ctl2+mKgo
>>780

…………、何かを大切に思うとするなら

……それは、壊れにくいものが良い

ゼノアは、そう思います

【ルシアの紡いだフレーズに反応したのか】
【呟くように、聞かれてもいない自分の考えを漏らした】

【これまでの昔話、全編を通して人死にについて深く聞かなかったのは】
【ゼノア自身が殺人という罪に向き合いたくなかったからなのだけど】
【――それはまぁ、関係の無い話】
【意図的に避けたい話題もあるということ】


(…………人の呼吸を止めたりするのはヒドくないんですか、そうですか)

【すっごい棒読みな感想】
【疑うような目つきを向けるものの、暖簾に腕押しだと悟って、止めた】
【ナチュラルにやってるなら勝てません】

……「あの子」ともうひとりの私=@って言い方も、紛らわしいと思うのですけど
後から発現した方のルシア様に、名前はないのですか?

【ふと、思ったことを聞いて】


【周囲から魔力が霧散すると、あからさまに力が抜けたように】
【「――ふぅ」と息を漏らした】
【これでも気を張り詰めていたらしい】
【両肩から力を抜いて、胸の前で、互い違いに指を組んだ】

心配なんて、してませんよ
……してませんから

【大丈夫だって、思ってる=z
【根本的なところは何も解決していないし】
【ルシアが持つ件の感情は、燻ったままだろうし】
【きっとゼノアには、取り除くことも出来ないけれど】

【それでも――、いま、こうして笑顔を浮べている彼女を見ていると】
【まだ、大丈夫なんだ、って信じられる】

【ぎこちなく、微笑みを返して】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 22:00:16.76 ID:1KAQE40Co
>>787

ん、構わないさ。
これもリーダーの勤めだし、礼じゃなくて実績で返してくれよ。

【話も、一段落着いたようで】
【再び、青年は少し遅くなった夕食へと手を伸ばす】
【──いつの間にかお説教から流れが変わったのに、気づくかどうか】

あぁ、言うまでもないだろうけど、俺以外の奴にも謝っとけよ?
能力バレするのは、結構辛い。

【パフェをさくらんぼだけ綺麗に残して、もぐもぐ】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 22:02:52.67 ID:BTedJ5v+o
>>790

【ほんとどこからでてきたんだろうねっ!】

【とにかく、ミリーが喜ぶ様子に顔を綻ばせて笑顔を零し、同時に気に入ってくれたことに安堵して】

んーと……持ち方はこうで…姿勢は……こんな感じで……

【代名詞ばかりで具体的なことは全て自分がフォームを作ることで教えている】
【そう言えばだれかになにかを教えることなんてしたことがない。難しいな、と心の中で呟いて】

【一通り指南が終われば、「やってみて」とうながすだろう】
【全てをキチンと理解して投げれば、きっとなかなかのいい場所に投げれるようになるかもしれない】
【なにせ、プロから教わった投げ方だ】

【その後、ひと段落すると――】


―――ねぇ…ミリーちゃん…

これ、一つだけあげよっか……。お友達に、なってくれた、……お礼に

【ダーツを指差して、そう言うだろう】
【全部あげたいのは山々だけれど、なにせ3つしかない宝物だ】
【だけど、ダーツよりももっとかけがえのない大切な友達ができたのだ。だからミリーにならと】
【きっと、誰とも遊べないときにでも、これがあればしばらくは練習して暇をつぶせるだろう】

それでね―――今度会ったときに……勝負、しよっか

【そしてダーツを口実にそれとなく、また会うことを約束させようと―――】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/23(月) 22:04:48.80 ID:KzgoGJUAO
>>794

だから夏が嫌いになったよ、元々好きな訳でもなかったけどな

【吸血鬼が苦手な物としては、日の光だったり十字架だったり】
【他にも色々あるが、有名なのはそれぐらいだろうか】

まぁ、大丈夫だろう、余程の事が無い限りは

【恐らく、この辺りでその余程の事は起こらないだろうが】

/ YESキンクリ
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 22:09:47.88 ID:bchNF/bno
【公園】

暇だな....
「クエ...」
【鷹を肩に乗せた少年が座っている】
【細かい容姿は>>725参照】

ぴーすけ、お前この状況どう思う?
【鷹に話しかけている】
「クックエー」
なるほど、ここで待機か、いいかも、
【会話が出来るようだ】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/23(月) 22:09:58.78 ID:5VNttndAO
【海岸】

【砂浜の上に点々と繋がる足跡を、緩やかな波が静かに攫っていった】
【どこからともなく空砲のような耳鳴りを催す音が響き、海岸を揺らして】
【潮風に馴染まない枯草と火薬の香りが、ただひたすら其処に揺れて靡いた】

【襟足ほどの灰色をした髪に切れ長の群青の瞳をした、青年がいた】
【白いVネックの上から黒い薄手のジャケットを羽織り、襟には帽子のピンバッチ】
【濃い色をしたジーンズ。スニーカーは、けっこう使い古したもののようで】
【手には夜色の手袋をしっかりと嵌め、左手で黒い安物の傘を握っていた】

(……義手との稼動誤差が15%もあるな。戦闘は難しいかもしれん)
(身体自体は、脚が微妙に動かない。これはまだまだ癒せないだろうな)
(最悪、教会を利用して……いや、難しいか。あの方には頼れないし、)

…………どのみち、“お預け”か

【ほそり、呟いた声は強い落胆に染まっていて――青年は手に持った傘で、】
【まるで八つ当たりをするように、砂浜をザクザクと抉りはじめた】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 22:10:24.66 ID:NLlaO0FAO
>>792

うん、そうだろうね、僕も修行の為に魔物退治をするつもりで、此処に来たくらいだから。
僕の場合は、腕に覚えがある、とは言い難いんだけれどね。

【扇を取り出し口元に運ぶ、その一連の動作に、気品のような物を感じ】
【優雅っていうのはこういう事なのかな、なんて考えが頭を過ぎる】
【実際は、見慣れぬ異国の文化に必要以上に強いインパクトを感じているだけだろう、とも感じながら】

流石の僕も、あれだけの打撃音を聞いて鳥だとは思えないよ。
まあ、でも失礼だったのは確かだと認めるから――――殴らないで下さい。

【神衣と呼ばれた少女が、明らかに不快そうなものに変わったのを見てか、再度そう言う青年】
【身の丈程の長剣を背負い、魔物退治に来た割に、少女を怖れるこの青年は、端から見れば凄く奇妙なのかもしれない】

ん、僕は一向に構わないよ。
長々と歩いて疲れたし、少し休みたいと思っていた所だからさ。
それに、やっぱり暗い森で一人は嫌だから、ね。

【そう言って、青年は少しだけ其方に近付いて】
【雑談するのに支障が無く、近付き過ぎない程度の位置に移動するだろう】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 22:12:55.14 ID:N31aGqMB0
>>791

……足を、……

【眉を寄せ、惨たらしい傷だと思った。殆ど動けない状況になる怪我は、深刻なもので】
【微笑みは、既に消えていた。引き締めた口元からは、暫し、言葉が出る事は無かった】

【そして、耳にする。脳が蕩ける様な、妖艶で、甘美な響を持つ、強(したた)かな女性の名】
【鼓膜を震わせた三文字に、激しく動揺した。既に動いていない筈の心臓が、激しく高鳴る様な、疑似体験】
【童子に、違和感が掻き消される。欠けていたピースの部分に、当て嵌まるものが見付かった感覚】
【今迄、思い出せなかった事を、恥ずかしく、申し訳無く思う。そうだ、彼は。あの時、悩み≠】

……、

【シズリ=B現在、異形が、乗り越え切れない恐怖を感じる人物】
【同職の女性で有り、機関員の名に恥じない、闇を抱えている様に感じた人物】

(……。つまり……)
(……。護の、好きな人が、……シズリに、……惹かれてしまって、)

【彼の話から、ぽつり、確認を取る様に思考する】
【本来ならば、彼に好きな異性が居た事を知って、応援したり、彼を茶化す雰囲気になっていたのかもしれない】
【だが、違った。機関員の女性の名が出てしまった以上、危機感を持つべき状況だと】

……。もし、……良ければ……
……其の事、……詳しく、聞いても。……大丈夫……?

護は……シズリと、その子と、……何が、あったの?

【途端に、浸かっていた砂糖汁の海が、生暖かく感じた。本来ならば、冷たい温度の筈なのに】
【緊迫する思考の中。申し訳無く思う事だが、シズリを好きになったその子が、どうなってしまったのか、気になった】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 22:15:54.93 ID:IhRc/e9+o
>>799

【余程な事は起きずに平和のままで城へと到着して】
【流石に周りの視線がある中で刀やらを取り出すのもどうなの?という事からエルフェスの自室へ】
【これといった装飾品もない簡素な部屋へと案内するのでした】

取り敢えず適当に座っていいぞー、しかしおもてなしとか期待すんなよ。
オレが言うのもなんだけどこの部屋にゃあ碌な物ないからな。

【フッツーの机に椅子が2つ、それを指差して座るように促して】
【エルフェスは冷蔵庫をあさりつつ取り出したるはビンのコー◯】
【ナイフを抜いて器用に蓋を外し、そしてシルヴァーグと対面するようにして座るだろう】

それでも飲み物を出さないのはどうかと思うからホラ。
飲みたきゃ飲め、嫌いなようならスルーしちまえ……。

【無論冷蔵庫から取り出したのだから冷えていて、ビンの表面には水滴が滴る】
【きっと蒸し暑い夏だったのならそれがこの場にあるだけで爽快感をかもちだすかもしれない】

…………………。

【まあそんな事はさて置いて】
【エルフェスはソワソワしていた、何故かって刀の鞘がどうなったのか期待に期待をしているからだ】
【でもそれを露にするのも恥ずかしいので隠す、いやソワソワしている時点で微妙に隠せていないのだけど】
【そんなこんなでまだかまだかとエルフェスは件の物を楽しみに待っているのでした】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 22:16:27.25 ID:5pSkac/Po
>>798

………んぅ、むずかしいんだねっ
でも、たぶんこんな、かんじっ………?

【見て聞いて、同時に体を動かして、促されれば従って】
【ヒュン、と矢が飛ぶ。そしてカコンと音がして、見れば取り敢えずは的に刺さっていて】
【まあ大体、点数をつけるなら十中の六、七。学び取るのが速いのか、教えが上手いのか】

【本人はうーん、と唸っているが、呼ばれれば素直にそちらを向き】

……え?あ、でもっ、これってだいじな………。
ミリーなんかに、あげちゃっていいのっ?

【少し不安げだ。何せ相手は的まで持っていたのだから、きっとダーツは大切な何か】
【何となく見たことのある物よりも細く感じたし、腕もあった】
【それほどのものを、ただの友達である自分などが貰ってもいいのか、と。】

それじゃ、えっと、その……まけない、よっ?

【けれど、最後の言葉で態度を変える、ゆっくりと。】
【相手が望んでいるのなら―――それなら、と、一駆けしてなんとか木から的を外して戻り】
【最後に一度、「いいのっ?」と問うて。良ければ、刺さった外側のダーツを、小さな手に取ることだろう。】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 22:16:48.31 ID:tmInjl+wo
>>795
死合、か…
そういやまともな戦闘なんて4年振りだったな…
道理でものの見事にこーんな情けねぇ手負いの姿になった訳だ!

【そう言って、青年もまた笑い】
【少女がもし人並み外れた嗅覚を持ち合わせて居るなら、青年の背と右足から血の匂いを感じるかも知れず】

ああ、そうだな…殺し合いってのはたまらなく良い。
まぁ大体が仕事での殺しだけど、たまーにそういうの抜きでやりたくなるんだよな。

しっかし、“喰う”のを楽しむ鬼か。”餌(人間)”的にはおっかねーもんだなぁ。

【少女の澄んだ瞳とは裏腹に、危ない純粋さを持った言葉】
【言葉こそおどけた調子だが、心中では(変った奴…でも、悪い奴じゃねーな)と一人呟いて】

へぇ、焔と鋼の妖刀ねぇ…。
君の分身みたいなもんか。そりゃー手に馴染むだろうなぁ。
火力もとんでもなさそーだ。

【戦う者として、相手の得物にはとても関心を持つ。同時に、それを振るう相手への敬意も】
【そして青年は、何かを思い出したような顔をして】

………あ。名前聞いてなかったな。
俺はウェスカ・クルーガー。下っ端機関員。

【相変わらずのおどけた調子で、そう言った】

/おっかーです!
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 22:18:23.20 ID:/omUd5rmo
>>797

はい……!

【また、頭を下げるが、最初の其れとは何処か違う雰囲気を纏う物で】
【最初は、辞めさせられるのかなだとか、殴られるのだとか、色々不安だったのが本心】
【これに気づくのも後になるのだが】


……分かってます
双葉さん以外の人にも謝るつもりです

【かなりの被害が出たことは間違い無く】
【対策を練られたりしてもおかしく無く、情報が漏れた者が戦闘で不利に成る事は間違い無く】

―――さて

話したい事は大体終わりましたが……

【ぐぅ、と腹の音のような音が辺りに響いて】
【そう、お腹減りましたの合図である】
【一瞬の内に、視線を横にずらし、腹を押さえたが、バレバレである】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 22:24:08.73 ID:/LRoppSZo
>>802

夜分の森に一人では、気を休める暇も作れぬじゃろうからな。
修練をするにも適度の休息が必要じゃ。
余り良い場は用意してやれぬが、ゆるりと翼を休めていくがよい

【森は視界を遮られ、更に環境に適応した原住生物は何処から牙を剥くか分からない】
【火を炊くなどの手段もあるが、それも魔物などになれば通用するものではない】
【故に夜の森は危険であり、相当に手馴れているか防衛できる者でないと安息することは難しい】

【それを踏まえた上で、女性はそんな言葉を掛けて】
【自分の座る物から少し離れた位置にある切り株を扇の先で指し示した】
【恐らくは座るようにと促しているのだろう】

……ふむ。何を語るにせよまずは互いに名を知っておかねばな
この場に誘ったのは妾じゃ。ならば、妾から名乗るのが礼儀というものか

【女性は、扇をバサリと開き自身の口元を隠す仕草を取り居佇まいを正しながら】
【会話の始め、簡単な自己紹介の流れに持って行こうとする】

妾の名は貴宝院織守。ちょっとした慈善活動をしておる身じゃ
後ろの者は妾の守護役を務める貴宝院神衣。
――差し支えないならば、御主の名も聞かせてもらってもよいかの。

【女性――織守は、自身と守護役の名を語り青年にそう訊ねた】
【彼女の名に聞き覚えなどはあるだろうか。】
【広く公開された名であるため、あったとしても無かったとしても特に不思議はないだろう】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 22:28:21.50 ID:senR+qh5o
>>806
道場飛び出してからは殺し合いの毎日、さ。
私だって、一度両腕失っているからな。

【よく見れば、少女の両腕の付け根には、うっすらと線が走っており。何らかの理由で、それを取り戻したということだろう】
【両腕の文様からは、妖気が発露しており、それが、少女の腕が存在する理由の一つで有るかも知れず】
【そして、鼻ではなく、目≠ナ負傷を理解した。剣士として物心付く前から剣術を習い続けた少女は、重心≠ノとても敏感である】
【故に、相手が体の一部をかばっているのを、看過した様である。しかしながら、それを指摘するつもりはない、少なくとも、話ができるのならと思ったから】

お祖父様の代から、実戦≠実践≠オていたからな。
お祖父様は、既に死んでしまわれたが、死ぬときも戦場だったな……。

まあ、あんなお祖父様だからこそ、憧れて私も剣士になったのだが。

【お祖父様、という存在に、少女はかなり強い思い入れが有るようで、祖父に付いて語っている間だけは、只のどこにでも居る少女の表情を浮かべた】
【そして、こぼした相手の言葉に、ぴくり、と反応を返して】

人を辞めたのは、数週間前、さ。
まあ、死合≠好むのは、人だった時から、だけど。

【彼女は、妖怪であるが、人間らしさをかなり感じさせる】
【それは、彼女がもともと人間だったからであった。そして、だからこそ、バケモノ≠ノはなっていないのだ】

そりゃーもう、な。
人間だった時から、特異体質持ちでな、鬼になって、完成した、ってところだ。

【そう言うと、刃を握る腕に、軽く力を込めて、ヒュッパァッ!、と剣を振るった】
【切っ先が壁のコンクリートに触れた瞬間、切っ先が爆ぜて、コンクリートが軽く弾ける】

……ま、コレくらいはな。

【しかし、彼女の動きを見ればわかるかも知れない】
【かなりの速度と威力を誇るが、その構えや動きは、防御を殆ど考慮していない、受け≠フ無い剣技だと】
【正道の剣技にはあり得ぬ、異形の剣であった。そして、刃は手のひらの中に、ず、ず、ずと飲み込まれていき】
【相手の、自己紹介を請けて、此方も相手と目をあわせて、名乗りを上げる】

花城 火憐[ハナシロカレン]だ。
肩書きは……、そうだな。花鳥風月一派戦術%ケ場二代目頭目、といったところ、かな。
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 22:33:23.74 ID:bchNF/bno
飛ぶか、
<I can fly>
【鷹と共に、少年は腕を翼にし、飛んだ】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/23(月) 22:34:02.04 ID:KzgoGJUAO
>>804

【予想以上に大きいな、とかそんな事を思いながらエルフェスの部屋へ】
【来るのは勿論初めて、部屋に入ってまず回りを見渡して、席に着いた】

あぁ、本当に、何もないな
まぁ……炭酸はあまり好きじゃないんでな

【何だかんだで断った、理由を言えば、水滴が怖い】
【水滴を拭いてから飲むのもあれだし】

さて、まぁ本題だが……ほら

【そう言ってローブから渡されていた刀を取り出した】
【渡された時と違うのは黒色の鞘に入れられていた】

外側は金属で、剣を受け止めても問題ないぐらいには作ってる
まぁ、中の材質は知ってもどうしようもない事だから言わない

【鞘の説明は終わり、細かい説明は求められればするだろう】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/23(月) 22:35:27.64 ID:8l8XagbFo
>>796

……壊れ難い物。

壊れ難い者――――。

【それは詰まる所、多少ぞんざいに扱っても壊れない物という意味か】
【壊れ難ければ、失われ難く。確かに、ゼノアの言葉にも一理ある】
【もっと深く、複雑な意図があるかも知れないが、ルシアはそう取った】

――――「ルカ」。
この子の事を、私はそう呼んでる。
けどまぁ、そもそも2人の私を知ってる人自体少ないからね。
ルカって呼ばれることは、滅多に無いんだけど。

【今更隠すような名前でもないため、素直に答えるルシア】
【自分の名前の頭と尻を取っただけの簡単な名前】
【それでも本人は納得しているらしく、その名に文句は無かったらしい】
【どちらにせよ、本人同士では名前で呼び合わないので】
【名付けはしたものの、殆ど利用されない名前である】

……、そっか。

それなら、大丈夫だね。うんっ。

【心配はしていないと、そう返されて】
【「少しくらい心配してくれてもいいのよ?」なんて思いながらも、口には出さず】
【其れよりも、心配されない事を信頼されていると置き換えて】
【自信が有るわけじゃない。が、きっと何とかなる気がする】
【信じてくれている友達の為に、まだまだきっと、頑張れる】

【ぎこちない微笑みを浮かべるゼノアに、ルシアは笑顔のままとことこと歩み寄って行き】
【直ぐ傍まで近付けば、唐突に両手を広げ、ゼノアに抱き着こうとするだろう】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 22:36:31.51 ID:BTedJ5v+o
>>805

うん、そうそう……

―――すごい、……とっても上手だよ!ミリーちゃんっ

【きっと教え方はそれほど上手いわけではなかっただろう】
【でもミリーはちゃんと学びとってくれて、初めて投げたのにいい場所へ投げれたことを素直に喜んで】


……うん、全然いいよ
ミリーちゃんは……わたしの、…友達だから

【笑顔で返すと、「言ったな〜?」と悪戯っぽく挑発するように言って】
【ダーツよりももっともっと大切な友達の頭を撫でようとするだろう】


ミリーちゃんは……何時にお家に帰るの?

【ちょっと寂しげに、そう問うだろう】
【別れは寂しいものだ。そしてその時間はいつかは必ずやってくる】
【それまでは楽しく遊んでいたかった】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 22:39:00.41 ID:bchNF/bno
【海岸上空】
>>801を発見】
なにしてるんだろ?
近くで見てみるか

【高度を下げるそっちからも見えるくらいまで】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 22:40:37.31 ID:NLlaO0FAO
>>808

それじゃあ、有り難くその言葉に甘えさせて貰う事にするよ、ありがとう。

【そう言って、指し示された切り株に歩いていき、其処に腰を下ろす】
【適度に開けたこの場所に、目の前の女性が座る物と、自分が座る物、椅子に丁度良い切り株がある】
【此処は彼女達が休憩し易いように整えた場所なのか、と疑問が浮かび】

此処は、最初から都合良く休憩の出来る場所になっていた……って、訳じゃないよね?

【青年は、素直にその疑問を口に出す】

貴宝院織守と、神衣だね、宜しく。
僕はカレル=レナント、自慢出来る事じゃないけれど、君達みたいに特別な事はやっていないかな。
しかし、何でだろう、絶対に初対面なのに、その名前は知っている気が……。

【貴宝院織守、何処かで聞いた名だな、と思い、空を見上げて少し考えて】

……あ。

【と、少しばかり、間抜けな声を出した】

もしかしなくても“Justice”のリーダーの人、だよね。
まあ、雑談には何の関係も無い事だから、別に、そうだからって特別気にする訳じゃないんだけれどさ。

【つい最近まで、必死になって接触しようとしていた組織のリーダーであった事を、思い出した】
【だが、この青年、それはそれと割り切る性格なのか、それを雑談に持ち込んだりする様子は微塵も無い】
【これを良く思うか悪く思うかは、其方次第なのだろう】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 22:41:00.13 ID:1KAQE40Co
>>807

……ん、なら良い。

【パフェの容器の中。最後に残ったさくらんぼを口の中に運び、ニコニコしながら頬張る】
【※ケーキの苺は最後まで取っておくタイプ】

──じゃ、俺はそろそろ帰るから。
ドリアとか残ってて勿体無いから、食べといてくれ。
リーダー命令、なッ!

じゃ、また──次に会う時を、楽しみにしてるぜ?

【席から立ち上がると、会計を済ませ】
【一度重太郎へと手を振って、店から立ち去っていこうとする】
【まだドリアもスパゲッティも半分ほど残っている。パフェは完食】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/05/23(月) 22:42:12.20 ID:5VNttndAO
>>814
/あっと、申し訳ないです
/ちょっと用事で落ちないといけなくなったので、絡みはなしにしてもらえるとありがたいです
/また機会があった時、宜しくお願いします。本当にすいません
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 22:42:57.52 ID:IhRc/e9+o
>>811

ん、こんくらいの水滴もアウトなのか……?
ふーん日常生活も難儀しそうだなあ……ま、要らないならオレが責任を持って飲むからいいよ。

【風呂とかどうするのだろうか、とは思ったが口に出すのは失礼だろうと言葉を飲んで】
【自分の分のコー◯が増えたと喜びながら自分の近くへと引きずり移動させ】

おお!……いいじゃんいいじゃんシンプルな感じが凄く良いじゃん。
黒鞘かーいいなあ有難うなシルヴァーグ、有効活用させてもらうよ。

【邪魔にならない程度に鞘ごと机の上に置いて】
【まるで宝物を扱うかのように刀でなく自分の身体を動かして上下左右を観察】
【ニンマリとした表情だったとかなんとか】

金属製把握、って事は殴っても十分痛い訳か……丈夫なのは良い事だな。
……ってそう言われると気になるじゃんか、教えてくれよ中の材質ー。

【ツンツンと鞘を突付いてみて】
【シルヴァーグのつっけどんな言葉が気になったらしくブーたれながら材質について尋ねる】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 22:45:07.23 ID:tmInjl+wo
>>809
【少女の話を聞いて、ウェスカはますます笑みを深め】

殺し合いの毎日、か!そりゃー愉しそうだ!
俺も思う存分遊びたかったんだが、職場の人事の奴らがこれまたクソでさぁ。
遊びたい盛りにずーっと事務やらせといて、今更になって現場に出しやがった。

一度怠けるのを覚えちまうと、なかなか昔の勘は戻らねーもんだな。
その点、君はずっと戦いに身を置いてんだ。お祖父様っつーでっかい目標持ってな。
羨ましいったらありゃしねー。

【そして、それまでの愉しげな表情から一転、真剣みを帯びた表情で】

…ただ、両腕無くしちまうのははしゃぎすぎだぜ?剣士の命だろうが。
………あー、説教する気はねーんだ、悪い。
とにかく、取り戻せて良かったな。腕。

【異形の彼女の持つ人間味は、彼も十分に察していた。だからあえて、それ以上は言及せず】
【そして、彼女が剣を振るう様をしっかりと見据えて】

確かに、とんでもねー火力だな。
…ちょっとだけ、腕無くした原因が解りそうだが。

【防御を考慮しないその剣技の、力強さと危うさを感じつつ】

火憐ちゃん、ね。…へーえ、頭目だったのか。
初代はさしずめお祖父様、か?
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/23(月) 22:50:04.90 ID:dsEX3/Xeo
【廃工場】

【街の明かりが少し遠くに臨める場所】
【鬱蒼と茂る雑草の海の中に、錆びたフェンスに囲われた工場の廃墟があった】
【機器類は全て撤去され、内部は広い空洞と化している大きな工場跡のみが残っている】

【夜も深まってくる時間。普段であれば、静寂だけがあるはずのそこなのだが】

 【「はあ……はあ……はあ……──」】

【工場跡の内部に、何かの気配があった】
【止まない雨音に、憔悴した荒い息が混ざる】

 ──よくもこれだけ……揃えやが、ッて……暇人、が……

【顔を濡らす汗と雨の混じった雫を、舌打ち交じりに拭う】
【一人の青年が、廃工場の中央にうな垂れながら立っていた】

【白皙の肌を持った長躯】
【乱雑に白く染まった烏羽色の髪は、水を含んだ重い艶を帯びて】
【枝垂れた前髪の奥から、ぎらついた光を湛えた真紅の瞳が覗く】

【その装いは、暗灰色で縁取られた深黒の外套に、黒いスラックスと同色のブーツ】
【褐色のベルトの上に、赤銅色をしたベルトを一本斜めに着用、といったものだったが──】
【既に至る所が裂け、破け、あるいは焦げ、ほとんどその体を保っていなかった】

【彼は、黒い血反吐を苛立たしげに吐き捨ると、】
【自分を満身創痍にした原因“たち”を、“見渡し”た】

 「────」               「────」
              「────」
      「────」             「────」
                  「────」

【──彼の周囲を取り囲う、極光色をした無数の人型たち】
【目も鼻も口も無いのっぺらぼうのそれらは、海底に生える藻のように身体と手足を揺らし】
【中央にいる青年の周りを、嘲るように蠢きまわり、這い回り、あるいは飛び跳ねていた】

 ……──あァ、クッソ……
 あと、一匹、少なければ……どうにか、なるンだが、な──

【唇の端を歪めて搾り出す冗句はしかし苦しげで、その窮地を物語っていた】
【担いでいた燻銀色の大鎌を再び構えなおすも、切っ先は弱々しく震えていて】

 「────」               「────」
           「────、――」

【その様を見て、ついに、と言った様相で異形らが彼に肉薄し始めた】
【歪なる極光色の魔力光が滾り、硝子も残っていない窓から外に漏れ出していく】

【「……クソっ、たれ──」】
【絶命の危機に、青年は奥歯を噛み締めて──】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 22:50:25.91 ID:5pSkac/Po
>>813

ふ、ぇ……そ、そうかなっ?
でも、ゼーロおねーちゃんのほうがじょうずだよっ!

【そうして褒め返して、褒められたことに関して、また笑みを作る】
【よく笑うのだ。やはり、気質が本当に明るいタイプ】
【頭を撫でられれば表情は更に喜びに満ち、ダーツを一つ、受け取って】

………そのっ、ママはたぶん、かえってないとおもうんだっ。
だから、あとちょっとだけなら……その、きっと………。

――――うんっ。ちょっとだけ、もうすこしだけダーツ、おしえてっ?

【もう少しだけ、遊ぼうと。そして的を木にかけ直しに行き、戻り、ダーツの矢を構え】
【そこからは、先ほどと同じような展開になるだろうか】
【そんな事を数回も繰り返せば、やがては少女にも眠気というものがやってきて】

【大事に、ダーツの矢をリュックへと納め。そして手を振って、公園から出てゆくはず】
【来るべき別れはあっと言う間。けれど、楽しい時間の記憶というのは、そうそう忘れる物ではなくて】

【いつか、また。最後に告げれば―――さよなら、だ。】


/うあーちょっと強引なのですが、ごめんなさい眠気がっ
/これにてお疲れさまでした&有難う御座いましたなのですー!
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/23(月) 22:50:53.25 ID:/omUd5rmo
>>816

(さくらんぼ好きなんだなぁ……)

【其の光景を目にして、思った事がそっくりそのまま顔に出るが、気づいて、表情を不自然に硬くして】

えっ!?
リーダー命r……さようならっ!今日はありがとうございます!

【硬くなった表情を柔らかくしてくれて、辞めないで良いと言ってくれたばかりではなく、これからの自分の方向性も示唆してくれた】
【去っていく双葉に、本日3度目の深いお礼をして、自動扉の開閉する音が聞こえると、頭を上げて】

【とりあえず席について、「リーダー命令」のドリアとスパゲッティを食べるのに取り掛かり】
【それだけでは、腹は満足と言わないので、追加注文したりするのは、これも後の話―――】

/ここらへんでしょうか、ありがとうございました。乙でした!
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 22:51:29.86 ID:1KAQE40Co
>>822
/乙でしたー
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 22:53:44.39 ID:/LRoppSZo
>>815

ここは妾もよく使っておる場所じゃからな
それなりに「場は整えておる」し、「考えても」おる。

言うたじゃろう?客人とこうして語らうことが趣味であると
ならばこそ都合が良いようにしてあるのじゃ……これで、よいかのカレルよ。

【座るための切り株は恐らく樹を切り倒し作ったのだろう】
【そしてこの周辺には何故か、魔物の気配が薄い。これも、「何らかの手段」によって場を整えた結果だろうか】
【其れに該当する術や能力は、然程珍しいものでもない】

……ほう、知っておったか。
最近は名を売るような動きもしておらんかったのじゃがな。

【知っていることに対しては、特に気にした様子もない】
【街の掲示板に名前を張り出している身、不思議なことではない】
【織守は、こちらの素性を知っているならば幸いとばかりに】

気にせぬならばそれでもよい。
妾の立場や組織に対して用事があるならばそれでも構わぬよ。
何も取り留めのない雑談だけが語らいというわけではなかろう。

妾の仕事は、民らの声を聞き応える事じゃ。
こうした場を作っておるのも、皆から悩み事や世情を聞くためでもあるのじゃ。
そういった繋がりから出来る「縁」こそが、妾達を支える地盤にもなるからの

【つまりは「趣味」とはそういう意味らしい】
【人々の声に耳を貸し情報を得たり悩みを聞いたりする】
【これも社会に根ざした「表」の正義組織であるJusticeの役目の一つであった】

【だが、特に組織や「貴宝院織守」に用事がなければ気にする必要もないだろう】
【他の話題を持ちかけたとしても、気分を害することには繋がらない。この辺りはカレルの自由である】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 22:57:20.00 ID:SkY7/mylo
>>820

”どうかしたかい、青年”


【夜も遅いし街から遠い廃工場】
【足音すくなに、青年の後方から横に並ぶ現れる姿があった】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きをした、猫の獣人である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともすればはしたないとすら言える風貌だが、その物腰は落ち着き、不思議な存在感を主張する】

【ボサボサの黒髪に隠れた糸目が薄く開かれると、蒼い輝きが漏れ、周囲を伺う】
【ヒトガタ、無貌のモノ共】
【異質に過ぎる集団を、しかしその少女は毅然と見返して】

”必要とあらば、手を貸そうか?”

【魔翌力を右手に集束、身体に奔る蒼い光の線が漏れて、青褪めた槍を形作るだろう】
【ソレを低く構え、青年を守るように躍り出る猫の獣人は、少年のような低いトーンの念話にて呼びかける】


”生き延びたいかい?”

826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 22:57:49.91 ID:senR+qh5o
>>819
成程ー……、私は、ずっと箱入り娘だったからな。
道場を出たのも、つい数ヶ月前、さ。道場破りに行くことはたまにあったけどな。

だが、まあ。鎌という武器を使いこなせる技量だ、暫く修行でもし直せば、戻せそうじゃないか。
今度会ったときは、ぜひ刃を交えてみたいところだな。

【うんうん、と自分の言葉に納得するように頷いて】
【見た目はスレンダーかつ長身であるのに、動作が妙に幼いのがギャップである】

それがだな……、うん、戦いすぎで燃え尽きたんだよ。体温が上がりすぎちゃって。
まさか、一気に腕が炭になるとは思ってなかったな、凄く痛かったんだあれは。

【うー、と思い出してしかめ面を浮かべて】
【相手の、その付け足した言葉に、はは、と軽く声を漏らして】

図太さには自信と定評が有るんだ、気にすることはないよ。

【そして、相手のその言葉に、こくり、と首肯を持って返し】

私の焔は、己を燃料とする≠謔、なものさ。
だからこそ、強いし、だからこそ、危ない。だが、コレしか私にはないからな。

焔と刃、結局コレが私の本質。

……そういえば、やさしいひとごろし=Aって誰かに言われてた、か。

【最後のその言葉は、聞こえるか聞こえないか曖昧な堺に有るくらいに、小さかった】
【相手の、その質問に、うむっ、と腕を組み、無い胸を張って、自慢気に】

そうだぞ!
お祖父様は、櫻の花の剣気の使い手でな。
それはもう、強かったのだ!というか、今の私で、やっと晩年のお祖父様とトントンというのは、ちょっと可笑しい気がするぞ……今さらだけど。
お祖父様、昔のほうが強かったって言ってたけど……、うむぅ、想像がつかない……。

……ま、お祖父様はな。
《R.I.P.》のメンバーと殺し合って、最後には剣士として死んでいかれたんだ。

だからこそ、私もお祖父様のように、戦場に立ってみたかったんだ。

【その目は、どこか遠くを観るようであった】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/23(月) 23:00:11.16 ID:BTedJ5v+o
>>821

えへへ……そんなことないよ……

【照れくさそうに笑って、頭に置いた手をゆっくりと引っ込めて】
【無垢なミリーの笑顔を見ていると、なぜか自分も笑顔になってくる】
【不思議なことだ。始めはあんなに躊躇っていたのに――】


――そっか…じゃあ、わたしと一緒に遊ぼっ
わたしも……帰るところ……ないから…

【寂しげに紡いで――でも、せっかくだからこんな顔をしていてはいけないと、すぐに笑顔に戻って】
【自分のダーツを握り、的の前へ立つ】

【――そして、別れのとき】
【別れを惜しむように控えめに手を振って、ミリーを見送るだろう】
【また会える日を願って】


   ―――――― “ また会おうね ”


【雨上がりの夜空の下、そんな玲瓏な声が響いた、ような―――】


/いえいえ、どうやって終わろうか決め倦んでいたので助かりました
/楽しかったです!ありがとうございましたー!!
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/23(月) 23:01:01.09 ID:KzgoGJUAO
>>818

いや、普段は気にしないけどな、何か怖い
それに、別にそこまでして飲みたいとは思わないからな

【喉は乾いていない、乾いていたとしても、怖い思いをしてまでは】

今更だが、それどうやって抜く気なんだ?
鞘抑えられないと刀身抜きづらくないか?

【何だかんだで喜んで貰った様でよかった】
【彼女も満足げに軽く笑っていた】

あんまり乱暴に扱いすぎたら曲がって使えなくなるからな
……聞いても、本当に意味ない事だからな?

【言うのが面倒臭いのか、更に念押し】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/23(月) 23:07:24.14 ID:Ctl2+mKgo
>>812

【ルシアの捉え方で、おおよそ問題ない】
【もう一歩踏み込むのなら】
【それが壊れにくいほど、失って悲しむ心配も、自身がブレる恐れも少ないということ】
【この人魚は、何かに依存していなければ自分の行動方針を保てないから余計に――】
【――という話は、前回しただろうか】

【取り立てて、説明するような話じゃないから、口には出さないけれど】

ルカ様、ですか

うん、覚えました
二人を知っている数少ないお魚として、この名前は忘れません

ちゃんと、解決するまでは、必ず――

【近づいてくる彼女に向かって】
【或いは、その内面に潜むもう一人に向かって、宣言した】

【ぎゅっ、と抱きつけば、ヒンヤリとした柔らかな感触】
【全体的に、胸以外は細めの、華奢な印象を受ける】

……ル、……ルシア様?

【本人はといえば、特徴的な人魚耳をパタパタと動かして、戸惑っている】
【尻尾で身体を持ち上げて、身長を合わせているあたり、満更でもなさそうなのだけど】
【両腕は胸の前で畳んだままで、ルシアの方へ回そうとはしない】
【やっぱり、恥ずかしいらしい】

…………あの、……ですから…

……今のご自身を、大切にしてください

でないと……
……安心して好きになれません

【超小声】
【目を泳がせながら、恥ずかしいついでにそんなことを言って】

【――居心地が悪くなったのか、もぞもぞ身体を動かし始めた】
【控えめに、彼女の両腕から逃げようとしてる――】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 23:09:46.33 ID:IhRc/e9+o
>>828

……別に毒とか入ってないぞ?ホラ今さっき開けたばっかだし。

【なんか違う方向に勘違いしたらしいです】
【そしてこれ見よがしに飲んでみたり】

……?おおう……その辺全く考えてなかったぜい……。
ま、なせばなるよきっと多分。最悪こう身体をひねりながらぐぃぃっと引き抜けば良いじゃんか。

【上半身を捻りながら抜く素振り】
【最悪「黒色」使って腕の替りを創って引き抜くという方法もあるし】
【そこまで深刻には考えていなかったりしたのでした】

むう、多分そこまでアグレッシブには使わない……。
けどもまあどこかで戦うかもしれないから壊れる可能性も無い訳でもないからそん時はまた直してくれな?な?

えー、逆に気になるじゃん……けちぃぞ……。
……はっ!まさか言うも悍ましいような素材を使ってるとかそういうオチか……?

【ここまで言うのを躊躇われるのだから危険な素材かもと推測】
【若干引き気味になったとかなんとか】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 23:14:11.16 ID:NLlaO0FAO
>>824

ん、ありがとう、満足だよ。
失礼な言い方になってしまうけど、良く出来たよね、こんな木を切り倒すなんて……。

【魔術や能力を使って倒した、という想像に至らないのは、青年が魔術に頼らないからだろう】
【だから、自然と織守が鋸を引き、大木を切り倒す光景を想像してしまっていた】

隠すような事でも無いから言ってしまうけど、Justiceと接触したくて色々と調べたんだよ。
この前、吟雪って子と偶々逢って、機関の《No.15》の事を知りたい、と頼めたから、もう良いんだけどね。
あと……そうだね“Justice”のリーダーである君にも言っておこうかな。

ありがとう、君達みたいな人が居てくれて、本当に助かったよ。

あとさ、こんな事を聞くのは悪いけど……そうやって、何時も仕事の事を気にしていたら、疲れないかい?

【申し訳なさを含んだ声で、青年は、多少失礼とも思える質問をする】
【だが、其処には悪意は無くて、単純に、織守が背負い過ぎていないかを心配しているようだった】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 23:17:42.79 ID:bchNF/bno
【海岸】

カモメさんカモメさん、僕はどこで練ればいいんだろう?

【15歳くらい
茶色のTシャツに茶色のジャージズボン
身長170cmくらい
黒髪7:2:1分け、そんな少年がカモメに話しかけている】

ぴーすけ、今日も野宿だってさ、カモメさんも知らないって、
「クック〜」
【残念そうな声で啼く鷹】

うー....あったかくはなったけどまだ寒いなー
【腕を翼に変化させ、】

セルフ羽毛毛布〜☆
【[たぬき]口調で独り言を呟く】

833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/23(月) 23:18:13.94 ID:+PVOlWOR0
>>791

………えっ?
話さなきゃ…駄目ですか…?

【檸檬の言葉に、護は少し戸惑う】
【その表情は、もはやあの時の様な正義の味方の面影はなく】
【今は、ただの思春期の少年の顔だった】
【好きな人に着いて話す、というのはそれはそれは恥ずかしいらしく】

……セシリア・ランツ
檸檬さん、機関に最近そんな名前の新人が入りませんでしたか?

【暫くしてからようやく話し始める】

―――彼女が、その……僕の好きな人なんです

【またしても檸檬に聞き覚えのあるであろ名前だ】
【まずは、想い人の名を出して、話を始めるのだった】

【聞いてくれると言っているのだ】
【ならば、聞いてもらっおう、そして、相談に乗ってもらおう――……】
【こんな時、友人の存在というのは本当に有難いものだ。喋りながら彼はそんな事を思っていた】

/遅くなってすいません
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 23:20:41.17 ID:tmInjl+wo
>>826
君程の剣士にそう言って貰えんなら、自信も湧いてくるってもんだな。
まー仕事やら何やらで適当に刈りつつ、勘戻していくしかねーか。

あっはは、そうだな…火憐ちゃんになら、焼かれてもいーかも。なーんてな!

【戦いの誘いだけは、どこか茶化すような言葉でかわして】

…自熱で腕燃やすって…
アホだな。いや俺が言えた事じゃねーけど、アホだろ。

【凄く痛かった、で締めくくる彼女に呆れた様子を見せつつも】
【説教じみてしまった自分の言葉で、場の空気が悪くなってしまわず良かったと安堵して】

(やさしいひとごろし、か。似合ってやがらぁ。)

【小さな呟きを拾って、微かに笑みを見せ】

はっは、人間辞めてもトントンって、そりゃー馬鹿みてーに強いお祖父様だったんだろうなぁ。
ただ…焦って追いつこうとしても、どんどん遠ざかっちまうぜ。
あー、これ俺の経験論な。どーでもいい経験論。

【遠くを見るような少女に、そんな言葉を掛け】
【警戒を抱くことを忘れてしまいそうな程に、自然な動作で大鎌を掲げて―――――】

ヒュン、

【見た目には一閃。正解は五閃だが】
【火憐からやや離れた壁が、数秒遅れてがらりと崩れるだろう。位置的に、彼女には危険が及ばない筈】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/23(月) 23:21:49.31 ID:dsEX3/Xeo
>>825

 「──、────!」

【──今まさに、異形の頭部から無数の触手が出現し】
【それらがさながら豪雨となって青年に襲い掛かろうとした、瞬間だった】

 「────」
                  「────」
         「────」

【異形らがその獣人を認識すると、ぴたりと動きを止め】
【青の輝きに気圧されるように、異形らが触手を引いて一斉に後退していく】

 (──……な……?)

【青年が、僅かに瞳を見開く】
【様々なものに対する驚愕だった】

 【──この都合の良さを我が悪運の強さと捉えるか否か、だとか】
 【獣人? 一体何者だ、とか──そして、念話の使い手──】

【様々な念が胸のうちで渦巻いたが、今はそれを省いて】
【その背中を怪訝そうに見つめたが、やがて口の端が小さく笑み】

 ……ふん
 偉ぶった人間どもの手なら全くお断りだが……

 ……『猫の手』なら、借りても貸しにはならないだろ

【陽炎のようにその身をゆっくりと揺らがせ、大鎌を担ぎ直す】
【重い身体をなお突き動かし、前に立たれるのは気に食わないと言った風で、右横に並ぶ】

 ──おい猫、一匹だけ減らせ
 そうすれば、後は俺一人で十分だからな

【体力は消えかけでも、口は減らない】
【尽きかけの余力を更に燃やし、首を鳴らす──と、】

 「────!」

【その時、獣人の左方から三体の異形が襲い掛かっていく】
【腕を触手のように伸張させ、その身体に巻きつける形で捕縛せんとしているようだ】
【伸びていく三対の腕。軌道は一直線で、速度もたいしたことはない】

 「────」

         「────」

【──うじゅる】
【残った異形らは、彼らを完全なる円形の形で包囲していく。数は多そうだが──】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/23(月) 23:24:44.15 ID:KzgoGJUAO
>>830

いや、毒って訳じゃあないんだが、触るのが怖いし
……別に羨ましいとか、そういう訳は無いからな?

【エルフェスの別の解釈に少しばかり苦笑い】
【流石に毒の有無を疑ったりはしない】

片手で抜ける様にしておくべきだったな……

【鞘の下の方に突起でもつけておけばよかったか】
【足で踏んで、引き抜く感じで】

はぁ……一番内側に合成樹脂、樹脂と金属部の間に木、それから金属
大した材料は使ってないからな?だから引くなよ?
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 23:26:57.91 ID:senR+qh5o
>>834
結局、勘を戻すのは、実践しか無いな。
まあ、頑張ってくれ、応援してるよ。

はっはっは、焼き加減は黒焦げしか無いけどな。

【大真面目に、火憐は戦うつもりだったようだ】

ふふふふ、舐めるなよ。
兄妹とお祖父様とお祖母様には、バ火憐とよく呼ばれたものさ!はっはっはっはっ!!

【胸を張って悪役的高笑い、こいつバカだっ!】

ああ、だいぶ前に、それは知っている、さ。
だからこそ、お祖父様の通った道を追う≠フではなく、私の道を突き進む≠ニ決めたのでな。

【火憐は、前を観る。否、前しか見ない、そんな少女】
【頭が足りない故に、純粋に剣士として前しか見ずに突き進める、そんな存在であった】
【そして、直後の男の斬撃の初動の瞬間に、瞳孔がきゅぅ、と締まり】

――四までは見えたけど、五つめが、よく分からないな。

なんだ、強いじゃないかウェスカ。

【感心した様子で、驚いたり敵意を剥き出しにした様子は無い。胆力は、やはり持っている】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 23:33:36.53 ID:/LRoppSZo
>>831

樹の一本二本、術法の一つも使えば難しいことではないのじゃ。
剣士が鎧を砕く技を持つように、術師にもまた切り倒す為の術があるということじゃよ。

【そう言うと、織守は手元に紙のようなものを「出現」させると】
【その紙を操作し空中で何度か折りたたみ「小さな鋸」のような形状の折り紙を完成させる】
【これが貴宝院織守の術。名の通りの「オリガミ」であった】

うむ、存分に感謝するがよい!
お主達の感謝の声が、妾達の心の糧となるからの。
その件に関してどれほど力になれるかは知れぬが、皆の力があれば情報も手早く集まることじゃろう。

一人の人間に出来ることなど程度が知れておる。
何かあったならば、こうした縁を辿って相談してくれればよい。
今日を以て、カレルと妾も知らぬ仲ではなくなったのじゃからな

【ふっ、と何処か不敵な笑みと共にそう応える】
【少々上から目線な語り口は、彼女の癖のようなものなのだろう】

――……ふむ、それに関しては御主が気にする程の事もなかろう。
最近はこうして森の中で静かにしておる事も増えてきたからな、負担という意味では然程重いものではない。

【「疲れた」、などという弱音は元より限られた人物にしか吐くことは出来ない】
【そうでなくとも今の「織守」は活動的ではない為、以前の其れと比べれば格段に負担は少ない事も事実だ】

それに立場上ある程度は背負わねばならぬ物、目を背けてはならぬものもある。
その事を知った上で歩んだ道じゃ。ならば、心配されるほどの事もないのじゃ。覚悟の上でのことじゃからな。

(――……そう、答えるのだろうよ)

【故に、織守は心配されたときのテンプレート的な返しを笑顔と共に返した】
【恐らくある程度親密になるか、深く踏み込むことにならなければその先に進むことは出来ない】

【織守は扇をパタン、と閉ざす】
【「自身の体調に対する話題」を打ち切るかのように】
【気分を害したわけではない、ただ、続けづらい話題だったからだろう】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 23:35:49.94 ID:Nn23HrvSO
【とある廃墟群、にて】

一部外装をパージ、バレルオープン。ラインは一番から五番まで接続。

【明かり取りの窓すら無い、夜闇と静謐が充満しただだっ広い空間――恐らく、倉庫か何かだったのだろうか】
【敷かれた打ちっぱなしのコンクリートは皹割れ、錆びた鉄扉がぽっかりと口を開いた、その中で】

フィールド展開、圧縮率は……うん、順調に上昇中。チャンバー内、エネルギー充填完了。
コンディションオールグリーン、セイフティ・リリース、っと……。

【じり、じり。煙草が燃え落ちるようであって、それより少し耳に障る音】
【今にも爆ぜそうな熱を孕んだ何か≠ェ、微かに夜の黒を揺らがし】
【それに合わせて柔らかな声が、耳鳴りがしそうな程の沈黙を破る】

【それから、ややあって――――】


それじゃ、久しぶりに……もうどうにでもなぁれーぇっ!

【投げやりな掛け声と共に、どごーん、とか、ばぎゃーん、とか】

【コミカルな擬音で表すのならばそんな感じの轟音が、一帯に響き渡り】
【閃光が廃墟の内を、真昼よりも尚、明るく照らし出すだろう】

【良くも悪くも、目立つ事請け合いだ。この異変を感知するのは、ひどく容易い】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/23(月) 23:40:33.53 ID:IhRc/e9+o
>>836

やっぱ触るのが危ない訳なのかー……。
んじゃあ今度はコップか何かに入れて出すことにするよ。

【厚めのコップならば露に濡れたりする事はないだろう】
【今度があるかは分からないけどもしあるなら気を付ける事にしようと思案するのでした】

んーその辺は気にしなくて良いよ、刀引き抜く手段なんか腐る程あるんだからさ。
ぶっちゃけ鞘のまま殴るというアウトローな方法がだな……。

【無論壊れないような運用を心がけるのが大前提で話しております】

おお……!なんかすっごい加工してんのな、つーかそれを隠す必要ないじゃんか。
むしろ更に有難うなレベルだし、自分の功績を隠すとか変なヤツめ。

【鞘とは単純に、木であるなら木一つで、鉄であるなら鉄一つで作るものだと思っていて】
【だから今回のシルヴァーグの加工は複数素材も用いられてるから驚き、同時にそこまでして貰い嬉しくあった】

ま、そこまでされたなら大切にかつ有効に使わせて貰うよ。
っていうか使わない手はないよなー、なんだか今からワクワクして来た……。

【喜びながらついに素敵アイテムゲットである】
【机に置いたそれを手に持って自分の椅子に立てかける】

ホント有難うなー、お金とか掛かっただろー?その分いつかお返ししてやるから覚悟しとけよシルヴァーグ。
さて要件も終わったし、そろそろ帰るか?迷うとアレだろうし途中まで送るんだぜ?

【よっこらせと椅子から腰を上げシルヴァーグが帰るならば森の出口まで案内をするだろう】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/23(月) 23:41:09.64 ID:SkY7/mylo
>>835
”承知”

【口調や状況への疑問を置き去りに、猫は小さく屈んだ】
【そのまま触手の軌道に槍を振るい、絡みつかせようとするだろう】
【成功する、しないに関わらず、発生源となった異形の頭上に一本ずつ、計三本の槍を練成、遠隔操作で叩き落す】

【注文を受けたにもかかわらず、二体への狙いは頭部。残り一体はその若干手前、二対の触手を切り裂こうと軌道が微妙にずれている】

【そのまま周囲の異形を警戒、包囲をはじめる異形と青年の様子を伺う】

”悪趣味な造詣だね、何これ? 実験生物でも取り逃がした?”

【状況に対し動揺を見せないまま、猫は軽い口調】
【場慣れしているというか危機感が足りないというか、いろいろと変な猫だ】

”さっきの反応からちゃんと感知しているんだろうけど…なんだろうね、これ”

【浮かぶ感情は嫌悪と疑念】
【この状況、理解できずにいるも、思考は冷静に対処すべく次の動作を待つだろう】
【一つ片付ければいいと豪語した彼の手腕も】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/23(月) 23:43:15.41 ID:8l8XagbFo
>>829

大した名前じゃないんだから、忘れても良いんだよ?
どうせ如何呼ばれたって反応する訳だしね。
なんだかんだ、仲良くやってるつもりだから。

【今や、ルシアはルカでもある。逆もまた然りだ】
【どちらが如何呼ばれようとも、自然に反応できる位に順応している】
【が、今は裏に隠れている"ルカ≠燒檮Xでも無い様で】
【形は如何あれ直接対話した仲故か、ゼノアに対し好感を抱いているようだ】

【そして、ルシアはその好感を割りと直接的に表現したがる節がある】

【徐にゼノアに抱きついたルシアは、ひんやりとした冷気を直接感じながらも】
【華奢な女性の柔らかな感触を、抱き締めることでその身に感じ】
【両の腕が胸元に挟まれているため、身体を密着させる事は出来ないが】
【抱きついてる事に意味がある、と言わんばかりにぎゅーぎゅーと腕に力を込めて】

…………うん。
この命は、皆に生かされての命だもの。

ちゃんと、大切にするよ。
詰らない事で、無くしてしまわないように。

【「貴女が安心できるように」】
【非常に小さな声でも、これだけ近くに居れば聞こえないことは無い】
【恥らうゼノアに対し、耳元に顔を近付けて、少し声量を下げて囁く】

【――逃げようとする彼女の動きを察知したか】
【背に回した腕にまた力を篭めて、逃がすまいと強く抱き締める】
【強く抵抗されない限り、まだ放すつもりは無いらしい】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 23:43:44.21 ID:N31aGqMB0
>>833

【思春期の、歳相応の表情を浮かべた彼に。はっとして、其の後、不謹慎ながらも、頬を緩ませてしまった】
【確かに、恥ずかしい事だろう。自分も、好きな人の事話してと言われたら、泣きながら、無理ですと答えているかもしれない】
【そして、聞いた名は】

(……セシリア・ランツ。……確か、……僕と、同じ支部の……女の子)
(データベースだと……今月くらいに、機関員に。……)

……。確かに、……セシリア・ランツは……最近、機関に、入っている
……未だ、……会った事は……無いけれど。……

【彼が問い掛けて来た言葉は、事実だった。 近い内に、接触を試みなければいけないかもしれない。ぽつり、暗雲渦巻く胸の内で、呟いて】
【其処から、次々と連鎖して行く、勝手な予測】

(……同じ、支部の……宮下が。……あの子に、卵を撃ったんだよね。……)
(其れから……パッションが、……セシリアを……支部に、勧誘して)

【データベースの記憶から、其れが、セシリアという少女が、機関員になった流れかもしれないと考えた】
【シズリは、其処に関わって居なかったのだろうか。浮かぶ疑問。 当たってはいないだろう、思考を巡らせ】

……、その子が……

【兎に角、今は、彼の話を全て聞くしかない。散らばっているピースを、一度、無理矢理一まとめにする様に、心情を切り替えて】
【自分は口下手だから、良い返答は、思いつけないかもしれない。其れでも、彼の抱えている問題を、聞きたかった】

【陸地に上がり、両脚に湖を着けながら、辺に腰掛ける姿勢になると】
【彼を呼んで、隣に座らないかと、問い掛けるだろう】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/23(月) 23:47:05.65 ID:tmInjl+wo
>>837
おお、頑張るさ。
…そん時はまぁ、ミディアムレアで、な。よろしく。マジで。

【黒焦げと言う言葉がリアルなだけに、あまり笑えていない】
【おバカ丸出しで高笑いしている様子だけ見ていれば、気を許せそうなのだが…】
【もっとも、彼女に通っている熱い“芯”が、並大抵では揺るがないという事は察せられ】


【―――――そして、自身の斬撃で崩れた壁を、ウェスカは無表情に見据え】

4まで見えてる、か…。ああ、5で正解。
いーや…鈍ったもんだ、前は7までいった。

【ぎり、と柄を握りしめ、そう言って暫しの後】
【軽く頭を振ってから、火憐の方へ向き直る。表情は、おどけたそれに戻っていて】

まー、火憐ちゃんに強いって言ってもらえんなら悪くはねーか!
妥協する気はさらさらねーけど。あっはは!

【快活に、笑う―――――と、ほぼ同時に、彼の懐から電子音が鳴り響く】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/23(月) 23:50:44.91 ID:bchNF/bno
>>839
うおっ?
【海岸からでも聞こえる轟音,】
なんだ?なんだ?
【パニック状態】
ぴーすけ、行ってみるぞ
【そっちの方向に鳥のような青年は飛んで行く】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 23:53:31.10 ID:senR+qh5o
>>844
因みに、之でも料理は得意だ。

【にっ、と笑を浮かべて、描写を忘れていたがこいつは腰に風呂敷を付けている】
【その風呂敷から、大きなおにぎりを取り出して、差し出すだろう】

というわけで、おにぎりだ。

【一瞬、そのおにぎりを握る腕から妖気が発露し、おにぎりはできたてホヤホヤのように温まった】
【能力の無駄な使用である、でも便利である】

……7、か。
私は一発を最速でぶち込むタイプだからな、なかなか参考に成るよ。

【ふふ、と優しい微笑みを浮かべながら、答えた】
【そして、ウェスカの懐で電子音がしたのを確認すると】

……じゃ、そろそろ行くかな、多分死合に勝ったけど、刺客来るだろうし。

【じゃーなー!とバカっぽく、別れの言葉を言うと、とんっ、と地面を蹴り、手のひらから伸びる刃をコンクリートに突き刺して跳躍】
【ビルの屋上を軽やかに駆け抜けていった】

//乙でしたー!!
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/23(月) 23:54:23.85 ID:NLlaO0FAO
>>838

【紙のような物体の出現から、鋸のような物が完成するまでの一連の動作を、じ、と眺め】
【素直に、その技術と魔術――いや、術法と言っていたか――兎に角、それに感心する】

僕にも紙飛行機を作って遊んだ記憶はあるけれど、凄いね、そんな複雑な物は、不器用な僕には作れそうにないよ。
それと……失礼な言い方になってしまうけど、変わった術だね。
火焔を放ったり、肉体を強化したり、そういったのは何度も見たけれど、こんなのは初めてだ。

色々と見て、世界を少し知ったつもりだったけど僕はまだまだ、って事なんだろうね。

【そう、自分の未熟さを自虐するかのような台詞を、何故だか楽しそうに青年は呟いて】

在り来たりな言葉だけど、本気で感謝してるんだよ。
まだ、結果は出ていないけど、誰かが助けようとしてくれている、って解っただけで気が楽になったんだ。

なら、何か困って、自分ではどうにもならなくなった時は。
また、相談させて貰う事にするよ、ありがとう。

当然、逆も然り、って事でさ。
今、顔を合わせたばかりの僕を信頼しろなんて無茶は言わないけど、何時か気が向いたら何か言ってくれると嬉しいかな。

【そういって、口元に小さな笑みを浮かべる青年は、僅かな間に大分心を開いたらしい】
【助けて貰えるのなら、変に遠慮したりはしない、代わりに、自分も助けたいと】
【初対面の筈の相手にも、そう言った】
【当然、直ぐに語ってくれるなんて微塵も思っていないから、何時か気が向いたら、と付け加えて】

なら、良いんだ。
御節介で悪かったね、織守。

【何となく、青年も雰囲気を察したのか、そう言って、この件に関しての会話を打ち切った】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/23(月) 23:54:27.73 ID:KzgoGJUAO
>>840

そこまでして貰うのは流石に悪い、次があっても気にしなくていいよ

【別に何かを出して欲しい訳じゃない】
【気持ちだけ、それだけ受け取っておくので彼女は満足】

あぁ、それと、一応研いでおいたからな、それ

【このタイミングで言うって事は、その使い方は控えて欲しいらしい】
【元々の目的も攻撃を防ぐ用で作ったつもりですし】

別に言わなくてもいいと思ってな、知っても仕方ないだろ?

【材料を聞いてくる依頼人はそれほどいない】
【無償で作って貰ったのなら尚更いない】

使わないのが一番なんだけどな……まぁ、仕方ない、か
あぁ、お金の事は気にするな、私がやりたくてやった事だから

流石に迷わない、道は分かってるからな……っと

【そう言って、彼女は軽く伸びをして立ち上がる】
【伸びをした際に、首元にネックレスが見えた】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/23(月) 23:55:36.99 ID:1KAQE40Co
【町外れ】

【住宅街から、更に外れ】
【建造物もあまり多く見当たらぬ自然が散見する地帯に、佇んでいる小柄な人影】

…………二丁拳銃、か。

【くすんだ銀色のショートカット、林檎色の瞳を持つ少女】
【白色シャツの上に黒いパーカーを羽織り、下は黒のジーンズ】
【右眼は固く閉じられ、首全体が黒色の水晶で構成されている】
【水晶のように透き通った、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

反動的には、問題ないけど……。
重量のバランスが悪いし……二つ同時に狙いを定めるのが難しい。

……実戦で使うには、まだまだ練習が必要。

【左手には、装弾数三発で何故だかトリガーが2つ存在するリボルバー銃】
【右手には、オートマチックタイプの黒い大口径拳銃】

【二つの銃口を近くの木へと向けている】

【まだ引き金を引いてはいないため、銃声が響いたりなどはしていないが】
【二丁拳銃というのは、見るものが見れば充分に興味を惹かれる存在なのではないだろうか】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/24(火) 00:00:30.90 ID:wjD7Zq9lo
>>839
廃墟?....うおっまぶしっ!
【暗闇に慣れた目が光に当たって痛くなる】

やべっ、おちるおちおちちんおちうわああああ!!
【落下したようだ】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 00:04:56.60 ID:VMkBgy0zo
>>848

むう、そうか?……ならまあ仕方ないか……。

【納得しない感じではあるが本人が言うならばそれ以上無理強いするのもナンセンスだろう】

研いでもくれたのかー、なんか変な感じになんなかったか?
いわくつきの刀なんだぜソレ、ホラなんか物々しい感じがしないでもないじゃんか。

【鞘に収まっているからか今はその気配は薄れているが】
【シルヴァーグが刀を研いでいる時には多少気分が悪くなったりしたのかもしれない】

自分の所有物が何で出来てるかは把握したいじゃんか。
知は力とも言うし、もしかしたら活用出来るかも……だろ?

【知らないよりは知っている方が良い、そんな感じ】

今のオレはそうもいかないのさ、お前の言う事は分からないでもないけどな。
んー分かったよ、仕方ないからお礼だけで済ましてやる……。

そっか、それならいいんだけど雨には気をつけろよー。
……あれ、お前アクセサリーとか大丈夫なのか?ネックレスとか銀製が結構多かったような。

【微かに見えたそのネックレス、そういったアクセサリを付けているのが以外だったのか】
【ドアまで歩きつつきょとんとした表情を浮かべなんの気なしに尋ねるのだった】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/24(火) 00:07:17.18 ID:ylQaCfqTo
>>841

 「──、──、────!!」

【放たれた槍は、全てが異形らを穿ち切り裂いた】
【ぶしゃっ、と異形の身体から吹き出たのは水銀のような飛沫】
【同時、金属板を引っ掻きむしるような異質の悲鳴があがる】

【槍を頭部に受けた二体は、その身をヘドロのように融解させながら地面に染み入り消えていく】
【腕を切り裂かれた一体も、腕の断面から銀色の液体を撒き散らしながら、極光色の水溜りへと変わる】
【獣人に絡みついた腕らもその形を保てなくなって、どろりと滴っていくだろう】

【青年は、いとも容易く崩れ去っていく異形らを横目で見ながら、】
【自らにも襲いきていた二体を、大鎌の横一閃で斬り裂いていた】

 あァ三体もやりやがったな貴様

 全部片付けたら教えてやるから……
 後で釣りを払えよ……丁度、金が必要な時分なン、だ──

【と、切り裂いたはいいが、その後がくりと力が抜けて、】
【鎌を杖代わりにしてその身を支え、荒い息をつき……そのまま、動けず】

【── 一匹減ったぐらいではどうにもならぬという、冗句】
【このような数、実際問題、彼一人でどうにかできるなら既にどうにかしている】

【……】

【──と、その時である】

【びゅう、と── 一陣のつむじ風が、異形らの中から巻き起こる】
【それは、無数の黒い薔薇の花弁と、濃厚なブランデーの香を孕んでいた】

 ──あら。こんな日に、また出会えるなんて

【声が響く】
【つむじ風の中心に、一つの人影が姿を成す】

【──表情の欠損した、白磁の貌。琥珀色の髪に、真紅の瞳】
【喪に服すような漆黒のコルセットワンピースと、燻銀色の魔杖──】
【リリセール。蒼き獣人とは二度目の相対となるそれが、そこに現れた】

 …………────

 ……また、だと
 何だ貴様、まさか『コレ』と知り合いなのか

【青年が、荒げていた息を急に止めて】
【うな垂れていた頭を起こし、背中越しに声を投げる】

853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 00:13:13.64 ID:CEtJKP9zo
>>842

…………っ……、

……な、仲良く?
会話、できるんですか?

【強く強く、抱きつかれて、一瞬だけ息が詰まった】
【まぁ、出会い頭のアレに比べたら、可愛いものです】
【たずねながら、不思議そうに首を傾げて】


そうして、頂けると――

【何か言いかけて】
【不意打ちで、耳元に掛かるルシアの吐息】

――ふぁぁっ!?

【控えめな悲鳴を上げながら】
【反射的に反対方向へ首を傾け――小さく震えた】
【そんな痴態が恥ずかしかったのか】
【面白いように顔を真っ赤に染め上げて、そっぽを向いてしまった】

【先ほどまで忙しなく動いていた耳が、今は力なくヘタっている】

…………ぅー、……ぁー……。

【胸元に挟まれた手を、上方へ伸ばすと】
【ルシアの頬を挟んで、自身の顔とは逆方向を向かせようとする】
【こっちみんな、もとい、もうやるな、意思表示】

【より強く抱きつかれてしまったので、逃げることはあきらめた】
【元より、本気で脱出したかったわけでもないし――】
【――何もなければ、ルシアが満足するまで、その体勢のままでいるだろう】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 00:14:40.53 ID:nCcrwkCSO
>>845>>850
【光に目が眩み墜落する彼が始めに接触するのは、固い屋根や床ではない】
【かといって柔らかいとは言い難いが、少なくとも怪我をするような事は無い筈だ。多分】

痛、っつぅ……推力調整、軽くミスったかもね、こりゃ――。
……え、わ、ちょ、うわわわわ何ぞこrむぎゅっ!

【下敷きになって衝撃を緩和したそれが何であるのかは、見ずとも解る。人だ】
【ややあってその目が通常の機能を取り戻し、声に反応して下方に視線が向いたなら】
【カッターシャツと黒のスラックスに身を包んだ、長身の青年が視界に納まるだろう】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 00:15:29.03 ID:ryMFpQLjo
>>847

珍しい術であろう?
折り紙芸術より発祥した術法じゃ。
似たような操作・生成術はあろうが、貴宝院の術師と同じ芸当と為れば血筋の者以外には扱えぬ。

世の中には千差万別、妾でも想像のつかぬような異能や術で溢れておる。
短い人の生で世界の全てを知ることなど出来ぬのじゃ、カレルも妾も見聞の広さを比べれば大した違いはなかろう

【織守も様々な経験から無数の能力をその目で観てきた】
【しかしそれですらもごく一部に過ぎないことは、知っている】
【手元の折り紙の鋸をパラパラと四角形の紙に戻すと、次は鷹のような形にして天に向かい羽ばたかせて行った】

悩みを誰かに口にするだけでも、肩の荷は幾分も軽くなるものじゃ。
人と人との縁は、いずれ必ず其の者のを救う力となる。
この世界は「個人」が強大な力をもつが故に、其の傾向が特に強いのかも知れぬのぅ。

【カレルの言葉にふむ、と声を返す】
【織守は「縁」というものを特に重要視する性格のようであった】
【この考えが正しいのかは分からない。救うものもあれば、裏切る者もまたいつのが人間なのだから】

そうじゃな、逆も又然りじゃ。
何分Justiceもまだまだ余裕が無い。
御主の力を借りることもあるやもしれぬな。
そのような巡り合わせがあったならば、その時は遠慮せずに御主の力を借りよう。よろしく頼むぞカレルよ。

【カレルの言葉を真正面から受け止めて、そう語る】
【織守は、その言語の後に手元に小さな紙を出現させ、ピン、と指で弾き彼の元へと送る】

――妾の連絡先と、拠点の位置を記しておいた。
用があれば、訪ねてくるがよいぞ。

【其の紙には、織守の携帯電話の番号と城の住所が記されている】
【何事もなかったならば、今回の会話はこの辺りで終了になるだろうか】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/24(火) 00:18:35.74 ID:CYSQXFtko
>>852
【加減して腕を刺したのに、形を崩す異形】
【安定していないのかと疑問を呈し、眉を寄せる猫】

”思ったより脆かったんだ、二体くらいでいいと思ったのに”

【銀の飛まつが毛皮に付着、顔をしかめて取り払おうとするだろうけれど、】

【覚えの在る香りが、その鼻腔を刺激して、目を見開く】


”……リリセール、ゲーティア”


【蒼が、魔翌力によって輝く蒼がソレを捉えた】
【あの時と変わらぬ姿、気配、存在感、念話】
【忘れもしない、あの鮮烈なる『十一』の使い手】

”面白い巡り会わせだ、確かに、こんな場所で出会えるとは夢にも思わなかったよ”

【あの時は使い魔の『声』が代弁し、争った事を、彼女は記憶しているだろうか】
【それとは異なる念話による対話は、ただ再開を喜ぶだけのものではないけれど】

”『コレ』とは失敬な。前はどうあれ、今は列記とした生命体なのだけれどね”
”…それで、君こそ彼女と知り合いなのかい?”

【基本、視線はリリセールに固定したまま、青年にも事情を問う】
【この状況は、ともすると彼女に追跡されているのでは】
【そう思わざるを得ないタイミングのよさ…場合によっては、両者を敵に回す可能性も…】

【笑顔のような表情の下、事態に対する思考をめぐらせる蒼い猫】
【内心は、とても複雑怪奇な迷路模様】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/05/24(火) 00:19:11.00 ID:wjD7Zq9lo
>>854
ん?んー....
【めをしぱしぱさせるハーピーのような 少年 】
ああっ!ごめんなさい、すぐどきます!
【腕を戻してわたわたとどく、その際2、3回蹴ったのは内緒だ】

すいませんしたー!
【土下座、頭に鷹が乗っている】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/24(火) 00:24:06.34 ID:2gXrobaAO
>>851

……いや、気にする様な事は、特に

【実際、この鞘を作っている間体調が良くない時もあったが】
【それは原因が分かっていたからか、言わなかった】

……活用出来ないと思うけどな

【ぼそりと彼女は呟く、心に仕舞っておかない】

ん?これか?これは……あれだ、貰い物
銀製品じゃないからな、これは大丈夫
それに付けなきゃ何か勿体無いだろう?

【少しだけ言い方が変わった気がする、本当に気がする程度だが】
【そう言って彼女はネックレスをエルフェスに見える様にしてみた】

【小さな赤い石のペンダントがついている以外特徴のない地味な物だ】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 00:24:58.77 ID:inKFKawSO
>>846
レンジ要らず…
まー有り難く貰っとくわ、サンキュ。

【温まったおにぎりを左手で受け取って、「あっつ!」とか騒ぎ】
【電子音が響くと、わたわたとおにぎりを抱えつつ懐を探り】

わりーな、今度逢ったら腹割って話そうぜ!

【おどけた笑顔でそう言って、去っていく火憐を見送った後】
【懐の携帯型端末を、鎌の柄で押す。同時に着信音は止み、代わりに男の声が響き始めた】

『ウェスカ。任務依頼だ』

おいおい、今は休暇中だっつったろ?

『ふざけた事を言うな、昨日のガルニエの声明を聞いただろう!奴は力を持ち過ぎた、いずれは我ら機関の脅威にも…』

―――――黙れ。

【場が凍りつくような威圧を持った言葉に、受話器越しの男の声が引きつり】

怖くて俺に泣きつくか。愚図が。
机の上で囀ずるだけのお前らと、手傷を負って戦果を出した彼女。
ナンバーズとお前ら(役員)の上(議員)は、一体どっちを評価するだろうなぁ…?

『ち、調子に乗るな!…はっ、まさか貴様も…』

【憔悴しきった男の声が響くなか、ウェスカは片手でゆっくりと抱えたおにぎりの封を解き】

ガルニエのやり方は好きだ、だが奴にはつけない。
…俺がついていくのは、アイツだけだ。

(―――――なぁ、ロバート)

【がぶり、とおにぎりに噛みついて。未だに何やら喚いている端末を、鎌の柄で押して止めた】

/乙でした〜!
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 00:33:52.88 ID:nCcrwkCSO
>>857

わー、いだだだだっちょっこれタンマタンマ鼻骨は駄目ーっ!
…………っ、と。えーっと、顔上げてくれて構わないよ、所謂ところの落下系少年くん?

【少年が退いたのならば、青年は右手で顔を押さえてゆっくりと立ち上がる】

【げしげしと足蹴にされて、文字通り踏んだり蹴ったりだった彼。だが】
【その行為が故意によるものでない事は、理解しているのだろう】

【地面から、スラックス同じく黒の帽子と上着を拾い上げて付け直したなら】
【語気を荒げることも無く、柔和な笑みを浮かべてそう促す】

【腕と一体化した翼を地に着き、慌てて頭を下げる姿に、ほほえましい物を感じてか。くす、と小さな笑い声を零しつつ】

【――とまあ、寛大に決めた感じなのだろうが、鼻血が滴ってる辺り格好が付かない】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 00:36:11.20 ID:0+B4JMkAO
>>855

芸術から発展した術法か。
そういえば、魔術を見る機会は多々有ったけれど、そのルーツを知る機会は無かったかな。

全く、この世界は本当に―――何処までも楽しい世界だよ。

【鋸から鷹へ、道具から生物へと変わり、天に舞う折り紙を見送って】

悲しい事に、平然と裏切りを行うような人も居るんだけど、ね。
それでも、僕も縁や繋がりは大切だと思うよ。
この辺りに来て、色々な人と出逢ってさ。
辛い思いをする事も有ったし、血を流すような目にも逢ったけど。
以前よりは、ただ独りで旅をしていた時よりは、遙かに充実していると思う。

【そう言って、天を見上げる青年の緋色の瞳からは、確かに不満や苦痛は感じられない】

うん、お互いに宜しくね、織守。
これは僕の連絡先と住所だから、取り敢えず持っていて欲しいかな、使う使わないは別にしても、ね。

【紙を受け取って、代わりに、メモ帳の1ページを切り取って、それを織守に送ろうとする】
【先に言った通り、お互いに助け合う関係を望むからこそ、だ】

……もう、こんな時間だし僕は去らせて貰おうかな。
有益な時間を、ありがとう。
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 00:44:27.24 ID:VMkBgy0zo
>>858

ふーん、そんらないいんだけど変に無茶すんのは止めろよな。

【彼女は他人に隠してでもそういった事をしそうだとエルフェスも悟ったのだろう】
【軽く忠告というかそんな感じの事を言って】

貰い物かーなんだちゃんとした知り合いは一応いるんだな、良かった良かった。
確かに物は使わなきゃ意味がないからな、悪くないよ結構似合ってるんじゃね?

【シルヴァーグという人は悪い人物ではないからまともな知り合いの一人や二人いて当然だろうけど】
【やはり確認出来るのとそうでないのでは安心の度合いというものが違うのだ】
【プレゼントをくれるという人間関係が彼女にある事を喜んだのか、からからと決して嫌味ではない笑みを浮かべ】

んじゃ城の外までは送らせてくれよな、そんくらいしたって罰はあたらないだろうし。

【そして一応は城の出口まで、とトコトコ歩いて】
【城の外、少し出た辺りまで見送るだろう】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/24(火) 00:44:49.56 ID:03zdHY+Eo
>>853

うん。2人で1人だからね。
今こうしている状態も、この子は私を通して見て、聞いてるしね。
頭の中でだけど、お話もちゃんと出来るよ。

【リアルに声に出して会話していたら、変人扱いされるだろうが】
【思考という形で会話が出来るのは、それなりに便利かも知れず】
【然し、結局元が同じなので、参考になる意見が出たりする訳ではないが】

…………、んー……。

【ゼノアの反応に気を良くしたか、嬉しそうに喉を鳴らして】
【相手の逸らされた顔に、頬擦りしようとしたりして】
【「可愛いなぁ」とわざと聞こえるように呟きながら】

【手を伸ばされ、顔を無理やり逸らされた為、頬擦りは未遂に終わり】
【其れならば、と。自分の頬に触れた手の感触を楽しむかのように】
【顔を左右に振って、その手に頬を押し付けてみたり】

【暫く――何もなければ十分程――色々と楽しんで、十分満足したら】
【ルシアは回していた腕を解き、その手をゼノアの両肩に乗せるだろう】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 00:47:00.07 ID:ryMFpQLjo
>>861

……ふむ、よい目をしておる。
妾に会う以前より余程出会いに恵まれておったのじゃろうな。

大切に思える者がおることは、それだけで心の充足に繋がるものじゃ。
繋いだ縁が途切れぬよう離さぬよう、大事にするのじゃぞ

【そんな事を告げながら、織守は閉じた扇で自身の掌をパシンと叩く】
【其れに呼応するように、天へと昇った鷹が星々の瞬きの中で砂のように散って混ざっていった】
【これが何を意味したものであったのか、それは解釈次第で様々に考えられるだろう】

【織守は、扇を懐の中に仕舞い込むと】
【空いた手をカレルの方へと差し伸べてメモを受け取り、其れも着物の袖に入れ】

うむ、機会があれば使わせてもらおう。
妾こそ、今宵の縁は有意義なものであった。感謝するぞ――では、またの。

【感謝の言葉と、小さく頭を下げて礼を一つ。】
【そのまま切り株の上から、彼を見送ることだろう】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 00:49:32.39 ID:SZyBEpzE0
/すみません、護君の方、お風呂行って来ます
/そして、携帯移行です
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/24(火) 00:54:11.19 ID:2gXrobaAO
>>862

……分かってる、分かってるよ

【そんな事を、これまで結構言われてきた気がする】
【そんなに無理するように見えるのか、私は】

そうか?……まぁ、褒められるのは悪くない、な、うん

【あまりそう言った事を言われ慣れていない彼女】
【おかげで最初に言われたちゃんとした知り合いの下りはスルーだ】

まぁ、任せるよ、それは

【それを言い終わる頃にはもう歩いていたが】
【特に気にせず並ぶようにして、城の外まで歩いて】

……なぁ、エルフェス、カノッサの事はどこまで知ってる?

【去り際、そんな短い質問を投げた】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 00:54:35.46 ID:0+B4JMkAO
>>864

当然、と答えておこうかな。
最初から上手く繋がった縁も、長々と時間を掛けて何とか繋がった縁も、纏めて護る。
今生まれたこの小さな縁も、大切にさせて貰うよ。

織守も神衣も、また逢おうね。それじゃ、また今度。

【そう言って、青年は闇の中に消えて、消えて―――】
【―――長剣を忘れた事に気付いて、慌てて取りに帰ってきて】
【今度こそ、本当に、森の作り出す闇に消えていった】


//絡みありがとうございましたー!!
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/24(火) 00:56:09.78 ID:ylQaCfqTo
>>856

 ……、──?

 ……貴様、『アレ』はまだしも、
 何故『俺の名前』まで知っている

【青年が獣人に言った。『俺の名前』──と】
【──微妙に噛みあわないまま、疑問同士が飛び交っていく】

 ────…………

【どちらも『何故?』が尽きず、まさに迷路にいるような心中である中、】
【リリセールは、そんな二人の思惑を予想していたかのように、悠然と小首をかしげた】

 ──『リリセール=ゲーティア』は、私の名前だもの
 あのとき、私は確かにそう名乗ったもの──ねえ?

【リリセールが、異形らの群れの中から綿毛のように浮かび上がって】
【そのままゆっくりと、彼らの前方に距離を開けて降り立ち、獣人を見つめる】

 ……俺の知らないところで、そんなふざけたことをしていやがったのか

【大きく息を吐き出し、青年が大鎌を担ぎ直してリリセールを睥睨し】

 ──ふざけてなんか、いないわ
 主様は、もう死んだもの。私が、その後を継いだのよ

【と、両者の間で交わされる言葉は、他者には不可解だろうか】
【だが、二つはっきりすることがある──青年と女性は、敵対もしくはそれに準ずる関係であるということ】

【そしてもう一つは──】

 でも、丁度良いわ──
 『心』を奪い損ねた人が、二人丁度揃っているのだから

 ──ここで纏めて、私が貰い受けるの

【──リリセールが、二人に対し害を齎そうとしている存在であるということ】

 「────!」
                      「────!」
           「────!」

【瞬間、彼女が魔杖の先端を二人に向けると、】
【異形らが一斉に跳躍して、中心にいる二人に向けて降り注いでいく】
【正確な狙いも何もあったものではない、量による圧殺を狙ったような攻撃である】

 ……──クソったれが

 おい猫、ややこしいお話は後だ
 その手と、足も貸せ……潰す一体は『アレ』に決まりだ

【と、獣人に投げかけながら歯を食いしばる青年】
【だが、身体は思うように動かず、回避が叶いそうになく──】

【──が、既に異形らが脆いことは明白で】
【獣人が何らかの策を講じることは、さほど難しくないだろうが──果たして】


//申し訳ない、何故か体調が優れず、レスがすごく遅れ気味です
//投下しておいて誠に勝手ながら、ここで一度切って後日に再開という形でも大丈夫でしょうか?
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 00:56:34.89 ID:ryMFpQLjo
>>867
/乙でしたー
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/24(火) 01:02:12.99 ID:CYSQXFtko
>>868
//了解しました、それでは、次回再開時は舞台裏にて呼びかけてください。七時以降には反応できると思います
//お大事になさってください、お疲れ様でした!
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 01:06:24.72 ID:VMkBgy0zo
>>866

褒められた時は素直にその言葉を受け取ると良いらしいぞ。
そんな事をどっかの誰かが言ってたような気がする。

【適当な事をぼやきながら歩く】
【装備していたナイフも部屋に置いて来たので幾らか身軽だった】

ん?まさかお前から機関の話を聞くとは思わなんだ……。
最近だと、そうだなあ……こないだ公園で機関員と会ったなあ、確か名前はセシリア・ランツとかいうヤツだったかな。
両足義足の女だ、話せそうなヤツだったけどもし会ったら気を付けろよ。

【シルヴァーグは知り合いだしこのくらいの情報ならば教えても大丈夫】
【それに情報があれば危険から逃れる為の役に立つだろうと】
【エルフェスはついこの間に遭遇した機関員について軽くこぼすのだった】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/24(火) 01:13:48.19 ID:2gXrobaAO
>>871

……頑張ってやってみるよ、出来る気はしないが

【素直に受け取ったら、少し恥ずかしくなってくる】
【だからわざわざ少し曲解して受け取ってると言うのに】

ん……そうか、ありがとう、気をつけるよ
(No15の事は知らなさそうだな……)

【彼女の知りたい情報は多分ない、そう思えた】

それじゃあ、またな、エルフェス
あんまりジャンクフード食べ過ぎない様にな

【そう言って彼女は立ち去ってしまった】


/ この辺りかな、お疲れ様したー
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 01:13:57.56 ID:CEtJKP9zo
>>863

…………

【失礼にも、返答がない】
【頭の中では、色々考えているのだけど――】
【例えば、記憶や感覚の共有があるのは珍しい、とか】
【「負の感情」の集合と呼ばれているルカ様は、ISHにも近い働きをしてる点が興味深い、とか】
【そもそも、発生条件が特異だった点から見ても、多重人格とは全く違うみたい、とかとかect】
【――さっきやられたことで、いっぱいいっぱいなので】
【悔しそうに口を結ぶだけでした】


………っ

……、……、……、……、……、……

【「可愛い」なんて言われて、小さく息を飲んだ】
【このタイミングでなければ、お世辞か何かだと流しただろうけど】
【今のは明らかに「反応」の話だ】
【頭で理解するよりも早く、手が動いた】
【ルシアの頬を、うにうに、指先で捏ねようとする。――何度も何度も】
【時間にして、およそ30秒くらい】
【頬を手に押し当てるより、より強く、指先の感触を感じられたんじゃないかな】


【腕が解かれると同時に、ゼノアも頬から手を離した】
【まだ熱っぽさの残る顔を彼女の方へ向ける。口元がへの字だ】
【照れ隠しだろうか――――微妙に睨んでいるような気もする】


…………?

【両肩に手が乗せられると、不思議そうに目を瞬かせて】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 01:29:01.95 ID:VMkBgy0zo
>>872

ま、お前が直ぐ死ぬような輩には見えないからある程度は安心してるけどな。
でも本当に注意するに越したことはないから気ぃつけろよ。

【それなりに歩いてここらで良いかなと立ち止まり】

おうよまた今度、鞘は大切に使わせて貰うぜ!何度目になるか分からないけどありがとうな!
……うっせ!食べ物は胃袋に入れば何でもいいんだよ!!
そっちこそ不摂生な生活すんじゃねーぞ、ほいじゃーな!

【言い返し難い忠告をなんとも情けない反論で返して】
【段々と遠ざかっていくその背中へと軽く手を振り見送りとするのだった】

/お疲れ様でしたー
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/24(火) 01:31:27.74 ID:03zdHY+Eo
>>873

ん、んむー…………。

【頬を指で捏ね繰り回されて、なんとも情けない声を漏らす】
【然しその感覚も不快では無いらしく、されるがままに受け入れて】
【うにうにと、ルシアの柔らかな頬の感触が伝わるだろう】
【その表情は、何処か嬉しそうな其れである】

【此方が腕を解くと同時に、顔を無理やり背ける手が離れた為】
【真っ直ぐ、正面からゼノアの顔を覗き込むように】
【両肩に乗せた手にぐ、と少しだけ力を篭めて】

――――――好き?

【唐突に、そんな疑問符と共に、首を傾げた】
【何が、とか、何を、とか。主語もへったくれもない問い掛け】
【だが、話の流れ的に、何を問うているのか判るかも知れない】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/24(火) 01:33:33.75 ID:tzx8oSfe0
>>843

…それですれ違いとかの事で、彼女とは一度は戦闘になったけど、最後にはちゃんと和解したんでです。
でも、僕は、僕達は2人ともシズリさんに惑わされていたんですよ。

その和解の後、シズリさんがその場に現れて、僕はその事に気がついたんですけど…
セシリアさんは…


――結局、彼女はシズリさんの方を選んで僕の下から離れて行ってしまったんです、

【女郎蜘蛛の糸はセシリアをかなり強く縛っていた】
【シズリの糸の巣には隙が、漬け込む余地が殆どなかった、】
【護が論戦を挑むも、彼女には既にセシリアから信頼があった】
【それを利用し護の方がおかしいという、流れに持って行かれたのである。】


………もう一度、セシリアさんと話す機会があればいいんですが、
機関に入った事で、それも難しくなってしまいまって…


これ、どう決着をつけようものでしょうか……?
あ、隣、失礼します

【そこまで話して】
【護は檸檬の言葉に導かれるかのように、彼女の隣に座ろうとするのだった】



/遅くなってすいません、一旦乙でした!
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 01:59:51.58 ID:CEtJKP9zo
>>875

【限りなくシンプルな単語一つ。】
【それだけでも、問われている内容は、判った】
【――否、たぶん、そういうことかな、と思う】

【だから今、ゼノアが曖昧の表情をしているのは】
【『問いの意味が分からない』からではなく】
【『自分の気持ちが分からない』から】

…………えと

【見せかけの不機嫌さも、今ではすっかり形を崩して】
【五里霧中の迷い一色】

……その

【紅唇をもごもごと動かした後】
【視線を、ぐぃーんと、あらぬ方向へ投げて】


…………嫌い、……じゃ、ないです

【すごく生意気な答えを吐いた。なんというKY】
【そもそも、本当の気持ちはさっき言ってしまったし】
【短い間に二回も、それも今度は真正面からなんて、ムリです。絶対ムリです】
【ゼノアには堪えきれません】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 02:43:59.77 ID:CEtJKP9zo
>>875
/すみません、眠気が限界に…
/次で切られても構いませんし、もし続けても良いのであれば、明日も大体同じ時間に参ります
/一旦お疲れ様でしたー!
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 16:39:35.76 ID:atlxJEcJ0
/神裂さんいますか?
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 16:48:23.08 ID:OIHdHFTy0
>>879

/ただいまきましたー
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 16:58:11.54 ID:atlxJEcJ0
>>741

【少年は実に楽しそうに口を歪ませた後】
【大きく翼を広げた】

ハッハーッ!!その火薬にゃあ攻撃以外の意味も持つんだぜェ!!!

【火薬が、大量に爆発する】
【それに誘導され、さらに大きく爆発を繰り返す】

【神裂の飛びあがっている場所にまでは届かなかったにせよ】
【その爆風は少なからずヴァ―デッドを“押し上げた”】

【すんでのところで大剣による突進をはるか上空に回避する】
【あえて言うならパラシュートの原理だろうか】

【風圧によって神裂も多少勢いがついたのは確実だが】
【巨大な双翼を持つヴァ―デッドの方がより高く飛び上がった】

882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 17:05:35.36 ID:OIHdHFTy0
>>881

アハッ、ギャハハハッ!!!

【手に持っていた妖刀を納めると、強化された能力で炎を背中から噴射する】
【そして、大きくはばたくと、ヴァーデッドに近づいた】

全力ってやつを見してやるよぉぉぉ!!!

【翼は、大剣が変化した日本刀を手に持つ】
【すると、その周りにまるで花弁のごとき火の粉が現れる】

『炎桜――散』

【真横に放たれた一閃は、前方百八十度を一気に迎撃する】
【一気に花弁の波が来るような攻撃だ】

――燃え尽きろ
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 17:06:33.15 ID:B3vgMieu0
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 17:23:39.83 ID:atlxJEcJ0
>>882

―――ッッ!!!

【まさか、ここまで追い付かれるとは思っていなかった】
【いわゆる“緊急回避”を使用したヴァ―デッドは】

【既に攻撃を避けるすべを失っていた】

うおおおおォォォッッッ!!!

【両手をクロスにし、再度双翼を体に包み防御するも】
【先程より明らかに至近距離、直撃】

【地面に向かって吹き飛ばされる】

【――凄まじい衝撃が背中に広がっていく】
【力を振り絞り、激しく損傷を受けた翼で地面に対して受け身を取り】
【地面の衝突を防ぐ】

…ハァ…ハァ…っ!
お前…“俺によく似た能力”を持ってやがンなァ…

【強制的に翼を解除され、只の右手に戻る】
【右手の甲に大量の魔力を消費する緑色の石がはめ込まれていたが、今は関係が無いだろう】

仕方無ェ…久しぶりに『本気』だすかァ…――

【非常に嫌そうな顔をしつつ】
【羽織の胸元から瓶を一本取り出す、薬と思われる】
【それを一錠だけ飲み込んだ】

【フッ、と】

【瞬間、少年の瞳が薄くなり、先程までの怒気が消え失せる】
【そして、唯一つ、敵意のみが残る】

……此処からは、俺はもう全力しか出せない。
止まれもしないから逃げるのならば、全力で逃げてくれ…

【恐ろしい殺意が、ヴァ―デッドから吹き出した】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 17:32:34.65 ID:OIHdHFTy0
>>884

止まれもしない??

――俺を舐めてんのかオイ

良いね良いね潰してやるっ......って所だが、今回は潰せねぇ

能力の制御法による下剋上を教えてやる

【翼は、まず左手に大剣より変わった日本刀を持つ】
【そして、右手には妖刀を持つ】
【軽く息をすると挑発するように叫ぶ】

オクスリのまなきゃ戦えねえ情緒不安定野郎に――

戦いの恐怖を教えてやるよ
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 17:48:18.06 ID:atlxJEcJ0
>>885

まず一つ、これは痛み止めと精神安定剤だ…
クスリとは違う、一緒にしないでくれ。

【先ほどとは打って変わったように軽く足で地面を蹴った】
【挑発には乗らないようだ】

だが、下剋上という点においては有り得るか
お前の其れは所詮“妖刀”だろう…

【こちらからも挑発して返す】
【感情がのっていないため、挑発というか意見のようにも聞こえるが】

【先程の傷が回復したわけでは無い為か、何度か右手を閉じたり開いたりしている】
【右手のみ、何故か震えが止まらないようだった】

仕方ない…『劫炎翔』だ
今度は…逃れさせない…!

【右手から力を抜く、その後下半身から胸までが光が包まれ】
【先程の右腕の様に紅色の逆鱗が絶え間無く生えていた】

【大きさは足の太さとさして変わらず、先程等に比べ威圧感を感じさせない】
【しかし、よくよく見比べると、先ほどの様に脆そうだった逆鱗が】
【今は圧倒的に硬質化している】

『ドクンッ』
くっ………

【突然、ヴァ―デッドが体を折り曲げ、口を押さえる】
【地面に垂れた液体の色から“血”であることが判明する】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 17:58:32.75 ID:OIHdHFTy0
>>886

ギャハ、まぁいいや......

ま、楽しいパーティーと行こうか

【翼の方も挑発には乗らない】
【彼はある程度感情の制御ができる】
【色々あってそこにたどり着いたのだが】

さぁ、てめえは能力を制御出来んのか??

【まず、左手に持った妖刀ではない日本刀を燃え上がらせる】
【そして、右手に持った妖刀には紅いオーラを纏わせる】

うぉぉぉりゃあああっ!!!

【すると、それぞれの刀身から炎の衝撃波が吹き飛ぶ】
【それと同時に、翼も二撃を叩きこもうと突っ込む】
【なお、重いのは二撃の方であり、なおかつ妖刀の方が強い】

/飯食ってきます―
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 18:17:37.81 ID:atlxJEcJ0
>>887

はははっ…まぁ気にしないでくれ

【口を拭き、脚に力を込める】
【熱気が周囲に立ち籠り、圧縮されて足から噴き出る】

【走り出す、凄まじい速度で】

【目の前に迫った一発目の衝撃波に対し、直前で垂直に飛びあがって回避する】
【その後、急降下し足元に存在した炎の衝撃波を勢いごと踏み潰し、消滅させる】

この状態に成った俺を…“ズル”だとは思うなよ…?

【踏み潰した瞬間、土煙が吹きあがり】
【その勢いで神裂に向かって走り出す、凄まじい速度で】

――あいにくモーションの隙なんてものは既に捨ててしまったからな…ははっ……

【口元に静かに微笑を浮かべ、思いっきり蹴りかかる】
【スピードと勢いが乗っているが、一言で言い表すとするならば只のハイキックである】

【――蹴る瞬間に足の後ろ側から炎による加速さえなければ。だが】

/いてらーです
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/24(火) 18:33:01.32 ID:03zdHY+Eo
>>877

【首を傾げたまま、言い難そうにしている彼女をじぃ、と見詰めて】
【質問の意図は伝わっている、という謎の自信を元に】
【口をもごもごとさせ、言い淀むゼノアの様子を楽しんでみたり】

【少し前の言葉。「安心して――」の件を聞いていたルシアは】
【今この状態で、どのような答えが返って来るか】
【素直な答えか、照れ隠しか、はたまた――――】

……………………。

【そっぽを向いて、照れ隠しとも取れる返答】
【微妙に不機嫌を装う様な仕草も相俟って】
【その様子に、ルシアは驚いたような、嬉しいような、そんな表情で】
【目を大きく開いて、数瞬の間を置いて】

―――――っ!

【我慢できない、と言わんばかりの勢いで両手を開いて】
【再び、向こうを向いてしまったゼノアを抱き締めようとする】

【抱き締めることが出来たなら、ルシアはまた耳元に口を寄せて】

……私は、好きだよ?

【小さく、そんな事を囁いた】

/帰宅したので返しておきます!
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 18:39:54.48 ID:OIHdHFTy0
>>888

あぁ、そうさしてもらおう

【微笑を浮かべながらも多少心境が変化し始める翼】
【さしずめ、「こいつは本気じゃなきゃ勝てない」と言ったところか】

甘いねぇ

【妖刀を再び腰の鞘に戻すと、右腕でガードする】
【ハイキックはなかなかの威力だったが、炎は炎で相殺されている】

良い筋だが、甘いのさ

【そういうと、受けた右腕で軽く足をあしらおうとする】
【様は、バランスをくずそうとしているわけだ】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 18:55:14.24 ID:atlxJEcJ0
>>890

卑怯と言ってくれて構わないんだがな…?

【確かにアンバランスではあった立ち方だった上に】
【重心は前を向いていたが】

【相殺したとはいえ全力で蹴りつけた右腕では】
【防御特化の脚にダメージを与えることはできない】

相手が装甲を纏っているんだ…素手はもはや甘えだと思った方が…

―――身の為だぞ…!

【一本足で立っている状況から】
【右足を宙に浮かせたまま、既に左足も宙に浮いていた】

【人間では有り得ない動き方だが、恐らく炎を使ったのだろう】
【そのまま神裂に向かってドロップキックの様な形で蹴りかかる】

【足元にはボコボコと赤く光る何かが沸き上がっており】
【今度は体で受け止めることは得策ではないといえるだろう】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 18:57:08.26 ID:atlxJEcJ0
/すみませんがご飯ですー
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 19:18:57.87 ID:SZyBEpzE0
>>876

……、

【話を、全て聞き終え。隣に座った護の顔から、一度瞳を逸らす。浮かべていた表情は、憂いの含んだものだった】
【ふと、少年と少女に、愛の言葉を紡ぐ、彼女の姿を思い浮かべた。想像の中の彼女も、矢張り、微笑んでいた】
【惑わす女郎蜘蛛。其の糸に掛かってしまった、二匹の蝶。言葉に絡み付く心。美しく、物悲しい情景】

(……シズリは、……目的が有って。……其れを、行ったのかな……)
(……。其れでも、 ……僕が、口を出せる、……立場では……無いけれど)

(……だけど。……)

【再び、透明掛かった蒼の雫が、髪を伝った。甘い香りが鼻腔を擽って、我に帰った。現実も、想像も、酷く、冷たく感じた】
【愚図な自分が、本当に腹立たしく感じた。 もう一度、彼を見る。橙の双眸に映る、幼く、愛らしい顔立ち。 そして、迷った末の返答は、】

……僕は、……彼女と、同じ職場だから

セシリアと、接触する事は……出来る。……

【自分と彼女。同じ居場所に居る者ならば、接触は容易かもしれないと、予測した】
【然し、会ったとしても、を考えると。 異形が続けた言葉は、希薄で、自信の無い声音で紡がれた】

……会えて、……護の事を……彼女に、話しても。……
……彼女が……君と、会ってくれるかは。……

【セシリアが、完全に。機関に、シズリに、心を囚われているならば。護に、不信感を抱いたままかもしれないと】
【彼と会う事自体、拒否してしまうかもしれないと、消極的な意見を出す】

【友人の為。出来る事なら、状況の打開に、協力したい】
【例え、抗えない運命だったとしても、抗う事は、平等に赦されている筈だと考えていた】
【其れなのに。名案が、浮かばなかった。圧倒的に、異形は、頭が弱い】

……護は、

セシリアの事、……好き……だよね……?

【ふと、紡いだものは】
【確認を取る様な、声だった】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/24(火) 19:20:30.10 ID:EyX+sUHKo
【水の国】

【ここは、貿易用の船が出入りする、比較的大きめの港】
【コンテナや倉庫、クレーン等々、一般的に市中で見るものとはどれも規模の桁が違う】
【広い筈の土地が狭く感じられる程、物が集まっている場所だ】

【幾つかの船が碇泊し、物資の積み下ろしをしている中】
【誰ともなく、或いは複数人が同時に、港の奇妙な異変に気付いた】


【「おい、桟橋の……あれはなんだ?」】

【もしも、その声に従って、あるいは何らかの別な理由――――異臭、赤さ、人のざわめきなど――――で】
【桟橋まで訪れたのならば、あまり心地良いとは言い難いものを見る事になるだろう】


【桟橋には、白い染料で、魔方陣のようなものが描かれていた】
【丸く縁取られ、その内側には六つの平行な線。丁寧に図って描いたのか、太さには寸分の狂いもなく】
【だが、これだけでは遠目に見た際の、赤の説明にはなるまい】

【魔方陣(便宜上こう呼ぶ)の上には、巨大な『鳥の様なもの』の死体があった】
【二本の脚、二つの翼、首に二つ、胴に二つ、金属の杭の様なものが突き刺さったその死体】
【見れば頭部は鳥の形状ではなく、黒く長い髪をした子供のそれであり】

【死体漁りの烏すら近寄らない、異形の死体と魔方陣は】
【野次馬に踏み荒らされる事もなく、撤去される事もなく其処にある】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/24(火) 19:29:20.01 ID:atlxJEcJ0
>>890
/ただいまです
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/24(火) 19:30:44.75 ID:CYSQXFtko
>>868
”は?…何の話、だ?”


【猫は、かつての名乗りをそのまま返しただけだ】
【おかしいとは思う、けれど、この青年がその名を冠しているとはとてもじゃないが考えられない】
【敵対しているはずの相手と同じ姓名と同じ名…家族や親類と言うにしては、剣呑過ぎて】

【だが混乱している場合ではない】
【再び動き始める異形たち、囁くようなリリセールの念話】
【先ほど叩き落した三本の槍を消し去り、手元の一本だけを冷静に構え直す】


”…やることは相変わらずなんだね、リリセール”
”そうだね、あのときの続きをやろう。もう一度踏ん付けてさしあげよう”

【何を思い出したかくっくと笑う猫、中々いい根性している】
【しかし臨戦態勢にある猫は油断しない】

【小さく動きを見せつつある異形の集団に、鋭い視線を浴びせながら高速で思案】

【後方に控えた青年は身動きとれずの状態】
【自分が迂闊に動くと攻撃が彼に集中する。それはまずい】

”…猫、ね。確かに、ゆっくりお話している暇はなさそうだ
”お互い、切り抜けられるといいね”

【確かに以前とはいろんな意味で状況が違う】
【あの時は手札はなかったがしがらみもなかった。その気になれば捨て身もいけたが、今はそうも行かない】

【だから、猫はその視線に力を込めた】
【魔翌力で輝く蒼い視線が、落下する異形の群れと自分達の間に像を結ぶ】

【何とか自分達の頭上をカバーする程度の大きさを持つ、ラウンドシールド】
【地面に突き立てた槍とあわせるとまるで傘のようだが、重量過多のため長持ちはしないだろう】
【けれど紅蓮のような色をした盾は、接触した異形たちに向けて爆発するように砕け散るだろう】
【追い討ちとばかりに、突き立てた槍の尻が爆発し上昇、撒き散らされた紫電が異形の体表を舐める】
【あの脆さならしとめられるかという、ギリギリのラインを見極めるための一撃でもある】
【打ち漏らしたら、炎を纏った拳にて振り払うだろう】

【盾から漏れた異形は地面に落下するはずで、側面がふさがれる可能性が高い事も留意】
【当座圧殺を仕掛けて来た異形が自分達に及ばないようにするための積極防勢である】


”そうそうリリセール、君の名前を聞いてからずっと聞きたいことがあったんだ”
”72と言う数字に心当たりはあるかい?”


【世間話のように軽い問いは、目的が見えない】


//こちら青線中身、待機中です。暫し離席しますが、返しておきます!
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 19:58:44.26 ID:CEtJKP9zo
>>889

【「嫌いじゃない」なんて答えじゃ、怒られるかも、とゼノアは思っていた】
【けれど、ルシアの表情を横目で見る限り】
【自分の感情は、とっくに見抜かれているようで】
【それがどうにも空恥ずかしい】

【再び抱きつかれると、今度は焦ったように背筋を逸らして】

…………ル、…ルシア様……っ

そんなに、……そんなにくっついたら、……風邪ひいちゃいますから…!

【※そこまで冷たくありません】
【体裁を保つためだけの言葉だ】
【愛情表現は嬉しいけれど、やっぱり素直にはなれない】
【頑なな声色で、少し強めに身体を離そうと――】


――――ひゃふっ!?

【囁かれたのは心地よい言葉】
【なのに、鳥肌の立つ奇妙な感覚が、ぞわぞわと半身を駆け抜ける矛盾】
【両肩から背中まで、完全に脱力して、小刻みに震えていた】

……、……、……、……―――

【――耳だけは、本当にダメなのだ】
【いつかの、どこかの、ロボット技師の尻尾ほどじゃないけれど】


……に……
…………二回目は、ゆるしてあげません…!

【顔を真っ赤にして、涙目、すっごい涙目。きっと悔し涙】
【ルシアの肩を両手で掴まえたなら】
【魚の下半身をバネのように使い、思い切り押し倒そうとする】

【もし成功したとしても、跨ぐことが出来ないので拘束力は微妙】
【ルシアは両脚の内側に、すべすべの鱗の感触を感じるだろうか】
【肩を掴まえられてなければ、すごく抜けやすそうです】
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/24(火) 20:24:04.55 ID:03zdHY+Eo
>>897

【確りと抱きついて、抱き締めて、身体を密着させて】
【彼女の言葉にも、寧ろその冷たさを楽しむかのように】
【頬を擦りつけようとしてみたり】
【やたらくっ付きたがるのは、精神年齢の問題か】

大丈夫大丈夫、なんとかは風邪引かないとか何とか。

【自分で言った】
【兎に角、風邪なんか引かないから大丈夫、と】
【此方を受け入れまいと頑なに拒否しようとするゼノアに言って聞かせる】
【何を言われても聞かないし離れないような、そんな感じ】

んー……。

――――――、……ぃ、あっ?

【暫く、彼女の感触を楽しむようにしていたが】
【いや、楽しんでいたが故、ゼノアの微妙な様子の違いに気付かず】
【顔を真っ赤にして涙目になった彼女に両肩を掴まれ】
【そのまま、地面に押し倒されてしまう】
【その勢いで、被っていたシルクハットが落ちてしまうが、気にする事では無い】

【押し倒されたルシアは、何が起きたか今一把握できないままに】
【両足に感じる鱗の感触に足をもじもじとさせて、抵抗らしい抵抗は無い】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 20:33:48.31 ID:VvBiJcDjo
【どこかの通りで】

【幾らかの書類を片手に、きょろきょろと、首を動かす】 
                           【 二つの、白い影】

 【そのうちの一つは、幼い少女だった】
 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【長く伸びた白髪、色白の肌、こぎれいな白衣は】
 【黒に沈んだ建物の狭間で、彼女の存在を一際目立つ物にしている】

    「 ・・・目標は見つかったか? 」

【世界が白と黒のバイナリに落ち込んだような光景の中で】
【幽かに光を反射する、アクア・ブルーの瞳がきょろりと動く】
【視線の先には、もう一人の少女。小さく俯き、首を横に振る】

      「いや、ロストした・・・」
     「そうか。 ・・・ふむ、何処へ逃げ込んだのやら・・・」

【奇妙なことに、彼女らはまるで“鏡映しの様に”そっくりで、気味が悪いほどに瓜二つ】
 【双子と言われれば納得しそうだが、それでも違和感を拭いされない程に】

    「まったく、早く“観測者”をよこせばいいものを・・・」

【見つめていればいるほど、服のしわまで同じに見えてくる――】

    【二つの白衣が、見計らったかのように同時に靡く】

               【四つの蒼い眸が、闇の中に妖しく浮かんでいる】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/24(火) 20:35:55.36 ID:K8g3Nplvo
【路地裏。大通りから近くもなく遠くもない、無理をすれば近道に使えそうな位置】

【 ―――――――― 】

【大通りまで届きそうな甲高い悲鳴が、そこに木霊した。喉が裂けるかという程の絶叫】
【もしもこの場所へと誰かが踏み込めば、それはそれは奇妙な光景に出くわすことだろう】

【20代前後と見られる女性が、恐怖で顔を歪ませてそこに立ちつくしている】
【外傷はなく、目の前には、誰もいない。目の前には】

――――……ごちそうさま

【ゆらり、と女性の背後で何かが揺れた。女性と同じくらいの、スラリとした長身】
【口元は大きく歪んで三日月型を作り、紫色の眼光は愉悦と狂気に染まっている】
【腰に届く程長い樗色の髪を、心成しか冷たい風にゆらゆらと靡かせて。袖のない濃紫のワンピースの裾も、】
【そして機関員の証明であるNo.696の文字が刻まれたドッグタグもまた、鈍色に反射して首元で揺れていた】

【腰には一振りの刀をベルトに固定させ携えて―――その闇は、今目の前の女性を包んでいた】

【首に抱きつかれている女性は抵抗する素振りがない。それどころか、動こうという気配すらない】
【立っているのが精いっぱいという様子で、恐怖から足を震わせて、その場は膠着していた】

【女性の顔は死人のように真っ青で、生気がみるみるうちに失われていゆく】
【何が起こっているのかはわからないがこのままでは――やがて命を失うだろう】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 20:37:04.25 ID:z44kS3Cj0
【水の国、街中】


【――はたり、はたり】


 (同情、ねぇ……)――ハッ……くだらん

【人通りが多い筈だろうが、其の場所の一角だけは違って。壁に只一人存在する人影】
【其処には人が寄らない理由が在って。其の両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより
 「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」の其の顔が印象強い。そんな異形は自嘲気味に哂う】


【其の脇には銀色の包帯で巻かれた紙束を置き。壁一帯には、破れて廃れる寸前のポスター】
【そんな途方も無いポスターを只々作業的に黙々と貼り変えているのであった】


【ポスターを見れば――】
【新正義組織 「blue justice/青義同盟」
 俺達の組織と、justice・対機関連合等の正義組織との違いは2点ある!

 〜中略〜

 P.S 何なら文句でも構わねぇぜ?腹立ててる連中もいんだろ?お互いの正義を語り合おうや。実力も見ておきたいしな】

【其の内容を一目見れば青義同盟だろう事が推察できるだろうか】
【兎も角、「そんな物を態々貼り変える」と云う事は此の柄で構成員の可能性もある訳で――】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 20:38:38.55 ID:N0Xus2cDO
>>893

……ふぇっ――…あぅう…
ぼ……僕は…僕は……――、

【“セシリアが好きか?”―…彼女の質問に護は再び照れ臭そうな表情を見せ】

――好きです…セシリアさんの事が…好きです……っ
【そして、赤面はしながらも、確かに『彼の答え』はその口から、紡がれた。】

……だから、だからこそ、決着を付けたいんです…っ
僕は、このやっと気づいた自分の気持ちを、気づいてあげられた彼女の気持ちも――…、


―――中途半端なままに終わらせてしまうなんて、そんなの絶対に嫌ですっ!

【答えを紡ぎ、全て吐き出した。】


/遅くなりました…
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/24(火) 20:39:12.08 ID:ylQaCfqTo
>>896
 「────!」
                       「──、──」
           「────、──」

【──ぎゅ、ぱぁんっ!】
【名伏し難い極光色の豪雨は、途端、銀の飛沫と化して盛大に散った】

【爆散する盾たちをまともに受け、彼らを押しつぶすには至らず、】
【さらに追撃の槍は、周囲の異形たちを次々銀色の水溜りに変えていく】

【やはり、かなりの脆さ。異形らは今ので大きく数を減らされた】
【残った者たちは緩慢に後ずさりし、狭めていた円形の包囲網を広げる──が】

 「────」

          「────」

【──うじゅる、と、粘性の水音】
【なくなった分だけ再補充、とでも言わんばかりに、】
【そこかしこの地面から、芽吹くようにしてあの極光色の人型たちが現れていく】

【その様を見て、青年が雨と汗の混じった液を手の甲で拭いながら、言う】

 ……ふん
 何なら逃げ出したっていいンだぞ
 見ず知らずの貴様が命を張る義理もないだろうからな

【と口の勢いだけは減らないのだが、この攻撃中に彼のしていたことと言えば殆ど棒立ち】
【礼の一つでも返せばいいものを、彼にとってはそれさえも無駄口の範疇にあるようで──】

 ──……『72』

【ふと、リリセールが零すような念話を紡いだ】
【獣人から投げかけられたその言葉には、青年も僅かに眉根を潜めた】

 ──『72』は、『私の数字』よ
 十二ノ罪を六つに分けて得られた数字
 その最後を司るのがこの私だもの──ねえ、そうでしょう、元・主様

 ────…………

【「七十二は、自分の数字」】
【──リリセールは、そうとだけ言って】
【青年はリリセールの振りに声を返さず、ただ射殺すような視線を向けていた】

 ──それが、どうかしたの?

【と、最後に軽い口調でそう返すリリセールは、しかし──】
【その途端、膨大な量の術式を展開し始め、魔力を練り始めた】

 ……揃いも揃って、呑気に……駄弁り、やがって

【丁度その時。ぴき、ぱき──と、硝子に皹が入っていくような異音が雨音に混じった】
【音源は青年。見たならば、彼の白皙の表面を、漆黒の漣が駆けていくのが分かるだろう】
【それは緩慢ながら全身を覆いつくし、刺々しく禍々しい漆黒の甲殻となって彼の身を装甲していく】

 あァ……来るぞ、猫
 尻尾巻いて逃げるならここが最後のチャンスだ

 ……この華麗な変身も長くは持たないンでな、
 アレと因縁があるようなら……はあ、はあ……貴様はアレだけ存分に狙うといい
 ……はあ……はあ……周りの舞台は、……はあ、はあ……俺が綺麗にしておいてやる

【言い終えるが早いか、彼から発せられる魔力量が著しく上昇し、周囲に旋風すら渦巻いた】
【再び大鎌を構え直し、獣人にこれが最後の猶予だと言うように視線を向けた】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 20:48:16.19 ID:0+B4JMkAO
>>900

その辺りで、止めておけよ。

【投げ掛けられる、氷のような冷たい声、その声のした方向を見たならば、其処には】

【漆黒のコートを身に纏い、柄と鍔が異様に長い、十字架の様に見える長剣を背負う】
【黒い髪と、緋色の眼を持った青年が、不快そうな表情を隠そうともせずに立っているだろう】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 20:49:28.18 ID:/oz7B9fAo
>>900
【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く、澄み渡る紅玉の瞳を煌かせて】
【その両腕には、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、5cm程の角が二本生えていて、童話に出てくる鬼に視えるかも知れない】

【そんな少女が、そこを通りかかって】

――――……この、気配は?

【ぴく、と片眉を釣り上げて、少女は路地裏へと歩んでいく】

……ゼー、ロ……?

【きょとん、と、正に虚を突かれた表情で、少女は紫の少女を見据えていた】
【ちり、ちり、と腕からは妖気が発露していて】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 20:50:01.89 ID:/oz7B9fAo
>>905
//おーっとォッ!被ったっ!すいませんこのレスは無しでっ!
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/24(火) 20:51:39.68 ID:K8g3Nplvo
>>904>>905
/自分は複数でも構いませんよー!
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 20:53:06.01 ID:/oz7B9fAo
>>907
//もう一人の人がいいのでしたらお願いしたいです
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 20:55:54.88 ID:0+B4JMkAO
>>908>>907

//此方も構いませんよー
//順番などはお任せします
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 20:56:02.03 ID:ryyW775Lo
【何処かの廃墟ビルの屋上】
【申し訳程度に転落を防ごうとする錆塗れのフェンスにぐるりと囲まれた此処は、なにかの牢獄のようだと思った】

……、……にゃあ。

【そこに存在したのは、鮮やかで爽やかな薄緑色の瞳を持つ、黄緑のパーカーに身を包んだ少女】
【丈が長くてミニスカワンピースみたいになっているその服には、フードに三角耳と背中に尻尾のお飾り付き】
【濃緑のショートカットは、何故だか左サイドの一房だけ長くて。「鈴付きの紫のリボン」で結ってある】

【――――119。レスキューナンバーの刻まれた、銀のチョーカーは。正しく「従属」を表していた】

【牢の扉、屋上への入口であったドアから顔を覗かせた白黒模様の猫】
【少女はそちらに挨拶をしてみたのだが、彼は背を向けて逃げ出してしまい】
【ぽつん、緑の猫のなりそこないがひとつだけ。屋上に立ち尽くす】


…………うん。それで、いいや。

【獄中にひとり取り残された猫は、人間的な悲しげな顔もせず、狂人的な笑顔も見せず】
【平淡平坦な顔で、目を細めて、それだけだった】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 20:56:52.98 ID:OtXQjmyi0
【水の国 街中】

――――コンタクトには、一応の成功を見ました…………
後は、細かい詰めと、実行の為の準備を行うだけですが……

【グレーのビジネススーツに身を包んだ、淡褐色の肌に明るめの紫色の髪をした女性が】
【物憂げに何事かを考え込みながら、通りを歩いている】
【その胸元には、逆三角形の金のプレートに蜂を象ったバッジを留められていた】

しかし、それでも日常の業務をおろそかには出来ないと言うのが、また大変なものですね……
――――ともあれ、あなた方にも今日は働いてもらいますよ?
「「――――了解」」

【その女性の後ろには、小さな影が付き添っていた】
【黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの2人の少女】
【少女達の額には、それぞれβ、εという文字が刻まれており】
【βの少女は水色の、εの少女はピンク色のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

【軽く両者の意志疎通を通すと、女性の表情は自然に引き締まり、歩調に力が入る】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 20:58:12.51 ID:CEtJKP9zo
>>898

【頬を擦りつけられれば、少なからず微笑ましい気持ちにもなったりする】
【それこそ、感情を含む色んなしがらみが無ければ、こちらから抱き寄せたいほどに】

【ルシアの発言に、小さく首を傾げて】
【波打つ長髪が、ルシアの首筋に垂れ落ちた】

……その俗説、間違っていますよ?
エルフェス様が具合悪そうなところ、お見掛けしましたから

【    あれ? それってどういう意味なの?】
【きっと深く考えてはいけない】
【ルシアが「なんとか」であることを否定してあげないことも含めて、考えちゃいけない】


【もじもじ、もぞもぞ、と動くルシアの両足を拘束できない】
【思案ように、眉を顰めて】

(……やっぱり、陸上だと動きづらいです、ね
うまく、マウントが取れません……困りました……)

【魚の下半身の構造上、】
【腹部に腰掛けたり、胴回りを跨いだりできない】
【身体を浮かすこともままならないので、向かい合って覆い被さる形になってしまう】
【どうやっても坐りが悪い】

【長い尾鰭を海蛇のように左右に捩って、全身を擦りあげ】
【彼女の正面に、顔を覗かせた】


…………私=@思ったんです

この土地に残る思い出が、ルシア様の後ろ髪を引くなら
……それ以上の鮮烈なイメージで、塗りつぶしてしまうのが、一番良いって

…………嫌だって言っても、やめませんよ?

私≠フ我が儘を認めないことを、ゆるしません

【片手はルシアの肩を押さえつけたまま】
【あいた方の手で、邪魔な横髪を耳の後ろへ掻きあげた】
【僅かな二人の距離を、緩やかに詰めて】
【自身の桜色をルシアの唇へ、ゆっくりと落とそうとする】

【――繰り返しになるけれど、脱出はきっと容易だ】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/24(火) 21:02:05.46 ID:CYSQXFtko
>>903
【やはり、脆い】
【炎の拳を振るうまでもなく、雷電にて一層出来たこいつらは、元々捨て駒、替えの利く雑兵】
【以前召喚したアレから考えるに、まだまだ次が来るだろう】
【それで充分とすら考えられるほどに『彼』は憔悴しているのがわかる】

”そんな君を放って、はい帰りました死にましたってのも寝覚めが悪いんだよ”
”そもそも君ら、放っておくには面白すぎる取り合わせのようだし、毒を食らわば皿までだよ”

【減らず口を返し、不敵に笑う猫】
【彼に負けず劣らず、言葉選びが粗雑な一面があるようで、彼の減らず口にも軽口で応戦】
【猫の気まぐれにして、尋常ならざる物好きといったところか】

【二名の会話の内容も気にかかる】
【ある程度の推測が出来る程度に情報は出揃いつつあるようだが、統合する余裕はない】
【とにかく、明確なのはリリセールが敵であるということ】

”…君の数字、ね”

【返答を聞いて、猫の口元が歪んだ】
【酷く楽しそうな、期待値を超えた回答へ漏れる感情】


”ゲーティアときたら72…これほど美しくも力強い数秘術(ゲマトリア)はありえない”
”そう思ってはいたけれど、君がか…『強かたる盗賊神』”


【何を知っているのか、念話で漏らす】
【異界の知識、猫の称号を証明するような呟き】

【それ以上、猫に告げる言葉はない】
【最初に槍を三本、続けて一本弾丸として打ち出した以上、後はほぼ素手に頼るしかない状況】
【炎を拳に、全身に竜気を纏い、息吹にて短く集中】

【『彼』の変質、変貌】
【おそらく開放に類する、彼自身の力の顕現だ。奥の手だろう】
【底知れないなと眉をつりあげ、感心した猫は首を振って彼の言葉を否定する】

”猫の尻尾は伸ばしてナンボさ。それに逃げる道理もない”

【踏み込みの下準備、腰を低く構える】
【そのまま一歩を踏み出すと、その瞳の蒼い輝きだけをその場に残してリリセールへ真っ直ぐ疾走する】

”彼女は僕の敵だ、任せたよ”
”君も決して、無理はしないように”

【逃走の猶予を蹴り、踏み潰し、赤熱した拳を振りかぶって進む猫】
【足は速いが、距離は十二分にある。何かを間に挟み、防御させる事も可能か】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/24(火) 21:04:42.08 ID:K8g3Nplvo
>>904

【彼女の耳に声が届くと、女性の首からは離れずに首だけをそちらに向けるだろう】
【もしも真後ろに居たならば、横顔からは睨み[ピーーー]かのような眼光が、其方に向けられるはずだ】

アハッ―――……やーだ…

この人の全てを奪うまで……止めない

【全て――真っ先に挙げられるのは、生命だろう。その他には金品だろうか】
【だが、紫の少女はそれを奪おうという様子はない。純粋に、命≠欲している】

>>905

【さらに眼を動かして、捉えるは――鬼のような女性】
【忌々しげに僅かに眼を細めて、口元をもう少しだけ歪めて見せるだろう】

そうよ―――わたしは……
『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

ゼーロ・ウィオラーケウス

【彼女ならわかるだろう。その単語が持つ意味を。彼女を兵器≠ニ示す、その言葉を】
【以前の時とはまた違う――異質な雰囲気を纏わせて】
【女性からゆっくりと、身体を離す。手が首を通過しようというところで――】

「――――――!!!」

【グッ、と両手で首を掴んで絞め殺そうとするだろう。このまま続ければこの女性は、間違いなく――死に至る】

>>二人

【鬼の少女には最早その行動は意味を成さないが――彼女は見境がなくなっている】
【漆黒の魔翌力を這わせ、二人に魔翌力がないかを調べようとするだろう】
【よほど魔翌力に敏感でなければ、その行動には気付けない筈だ】

/では、よろしくお願いします!
/複数に付きレスが遅くなると思いますが、できるだけがんばりますっ
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 21:13:21.68 ID:SZyBEpzE0
>>902

【返答は、飛び立つ鳥の、羽音の様にも聞こえた】
【冷たい胸に、暖かなものが、滲んで行く感覚がした。眩い光を、両の手に、包み込んだ様な】

分かった

【三角関係。絡み取られる意図。関係の無い自分が、割り込むのは、申し訳無く思う】
【其れでも、決意したかった】

……。僕も、……
……護を、……手伝いたい

……其れに。……友達の、恋は。……応援しなきゃ、……いけない……

【何処か、冗談を、交える様に。小さく微笑みながら、想いを伝えようとした】
【若干、ドヤが混じった様にも見える表情だった。紡いだ言葉も、抜けている。異形】
【もしかしたら。彼と、彼女の出来事は。一人の機関員が、怨嗟を張り巡らせ、蠢き始めようとしている陰謀の、ひとつかもしれないと思う】
【だが、暗闇の中でも、光を忘れなかった護を。確かな感情を、忘れなかった彼を見るのは、敬愛したかった】

……、護

【思い付き、今述べる案は、無謀か、意味の無い行動になってしまうだろう。其れでも、動かないよりは、マシかもしれないと】
【直情型の、異形の提案】

兎に角……僕は……セシリアを、探す
……見付け次第、……連絡を取るから……

あと……。シズリを


……殴ろう


【 】


【本当に、】
【其れは、何の解決にも、なっていない】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 21:14:33.84 ID:/oz7B9fAo
>>904
……妹なんだ、殺さないで欲しい。

【ちらり、と成年の方を見て、少女は、そう懇願するように、言うだろう】
【見た目はとても似ては居ないが、そこに居るのは、妹を思う姉の姿で】

>>914
ゼーロ……ッ!!

【火憐は、理解した。かつてのゼーロは、理性を失って狂っていた=z
【だが、今のゼーロは、会話ができるだけの理性を持っている、確実にこの前とは違う】
【しかし、目の前に居るのは、妹=Bかけがえのない、大切な、妹≠ネのだ】

――――やらせない、キミに、重みは背負わせたくない。

人殺しのキチガイは、私だけで十分なんだ。

だから――――――っ

【轟ッ、火憐の腕の文様から吹出す妖気=B魔力とは、その形質を異とするそれ】

――――その手を離せ。

【ず、ず、ず。角が、伸びていき、腕から吹出す妖気が、血と焔を練りあげて創りだされた鋼の刃金となり、真紅の刃を構成する】

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

【びりびりびりびりびり】
【剣を持ち、咆哮を上げるは鬼≠ェ一匹】
【た、と間合いを詰めていき、殺気≠ェゼーロを襲うだろう】
【そこから退かなければ斬り殺される≠ニ、そう思わせるほどの、圧が掛けられるはずだ】
【当然、殺すつもりは無い。だが、殺気を向けてでも、ゼーロを止めたかった】
【大切な妹に、殺意を向けるという行為に、火憐の心は、痛む。だが、それでも、やらねばならぬ′フに、やるのだ】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 21:17:20.29 ID:0+B4JMkAO
>>905

……アレは、君の知り合いなのか?

【妖気を放つ女性に、一言、声を投げ掛ける】
【ゼーロと名前らしきモノを口にしていた事と、驚いている事から推測したのだけれど、多分間違ってはいないのだろう】

>>914

そうか、なら、仕方ないね。
あの子みたいに、殺しをせざるを得ない事情が有るのなら。
不本意ながら、そうしているのなら、強く咎めるつもりは無かったけど。

【身の丈程も有る、背の長剣の柄に、手を伸ばし、力を込めて一気に引き抜いて】
【地面を強く――舗装された道路に罅が生まれる程に――蹴りつける】
【当然、青年の身体は前方に向けて急激に加速する、妨害が無ければ一気に距離を詰める事が出来るだろう】

【因みに、青年は魔術を一切扱わないが、相当な魔翌力を保有している】
【但し、青年の持つ魔翌力の質は明らかに異質】

【“人間”のものでは、ない】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/24(火) 21:21:18.89 ID:bXyCQeAho
>>910

【かん、かん、かん、と階段を上がる1つの足音が響いて】

【少し後に足音は止んで、代わりに響いたのは、3つの悲鳴】

【その内の1つは、きっと少女にも聞き覚えがある声で】
【いや、それよりも記すべきは、足音が1つなのに、声が3つあると言うこと】
【空を浮いて来てるのか、それとも腹話術でもしてるのか、よくは分からないが】

【この話は一先ずお終いにして――また、階段を上がる足音が響き、入り口のドアから顔を覗かせたのは、先程の猫ではなく、身長165cm程の少年だった】

【短くも長くも無いぺったんこの黒い髪に、同色の黒い双眸】
【身の丈にピッタリな黒い学生服をキッチリと着こなし、左右の腰に1つずつホルスターを付けた少年】

【ドアは全部開かれず、半分くらいでぴたり、と止まり、黒い瞳に、緑を映すと、「悲鳴聞かれてたかな」なんて頭に浮かんだりしたが】
【次の瞬間には、扉を少年1人が通るには十分な程広げて、屋上へと一歩を踏み出して、少女の方に視線を向ける】


ひさしぶり、元気してた?

「『?』」

【挨拶を紡ぐと、また3歩程歩き出して、止まって】
【疑問符が腰のホルスターから飛び出したが、少女が知る術は無く】
【夏休み後の同級生に向けるような笑顔をして、少女の次の言葉を待つのであった】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 21:24:27.79 ID:0+B4JMkAO
>>917

//うわ、自分タイミング悪いなあ。
//という訳で、火燐に向ける台詞を訂正ー!


……妹、ね。
解ったよ、加減はする、でも、誤って深く斬らないとは言えない。
僕が勢い余って斬り倒す前に、さっさとあの馬鹿を止めるんだ。

【“妹”との単語を、女性と彼女の関係を聞いた瞬間、確かに青年の放っていた殺意は、収まった】
【偽りでは無く、本当に、最初から[ピーーー]つもりでは挑まない事にしたようだ】

【ただ、戦いの中で断言できる事なんて絶対に無い】
【時間が経てば経つ程に、“偶然”命を奪いかねないのは、戦い慣れた人間なら知っている筈】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 21:25:02.54 ID:1p5NHmGDo
【大通り】

氷の国に支部長代理、か………
一度くらい、会って話はしておきたくもあるが

(まあ最も……見るべき意見は、その下か――――。)

【一人、褐色の肌に銀髪という蒼い軍服の女性が歩いていた】
【右目を隠す形で包帯をし、左腕は肘から先の服がぺたんと潰れていて】
【加えて、何かの端末を右手で弄っており―――所謂、前方不注意状態なのだが。】

/序盤遅くなるとは思いますが、それでも宜しければ
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/24(火) 21:25:22.33 ID:03zdHY+Eo
>>912

――――――え、あ……え?
それって遠まわしに――っていうか、直接的に――――――

…………ん、いや、なんでもないや。うん。

【もしかして: なんて、思っても言わない】
【きっと彼も、彼女に似たようなことを言ったんだろう。そうに違いない】
【その上で風邪を引いていたなら、こう言われても仕方ないことだろう】
【そうでない場合の事は考えない。思っても言わない】

ん、ぅー……な、なにするの……?

【割と自由に動く足をもぞもぞさせながら、少しずつ現状を理解し始める】
【が、だからといって如何するでもなく、鱗の不思議な感触に身悶えするのみで】
【身体が密着した状態なら何でもいいのか、大して抵抗の意思は見えない】

【尾鰭が捩られ、全身を擦り上げられる感覚にぞわりと背筋を震わせ】

――――――――、……。

…………ゼノア、ちゃん――――――、

【ゼノアの顔が、ゆっくりと近付いてくる】
【肩を押さえられては居るが、抵抗できない状態ではなく】
【望めば、拒絶だって容易に出来る状態】
【それでもルシアには、"拒絶≠キるという選択肢は初めから持っておらず】

【そのまま唇が落とされれば、ルシアの其れに静かに重なるだろう】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/24(火) 21:28:40.67 ID:K8g3Nplvo
>>916

それも――ヤダ……

【吐き捨てるように呟くと、刹那――】

【    ゴ  オ  ッ  !!   】

【彼女の身体から悍ましい魔翌力が溢れ出る。空に立ちのぼり、夜をも漆黒で染めようと】
【この一瞬、今宵この空からは――星が消えることだろう】

アハッ――……アハ、ハ、アハハハハハハ!!!!!


  ――――  おいで、無力化してあげる


【およそ少女が発するべきでない、どす黒い殺意を、かつての姉に、向けるだろう】

【その要求には、いとも容易く応じて女性の首から手を離す】
【支えを失くした女性は操られていた糸が切れたかのように、地面へ倒れ込むだろう。意識は、おそらくない】

【その殺気も今となっては――ココチヨイ】

>>917

【奇遇――彼女のそれも、最早ヒトのものではない】
【青年が魔翌力を感知できるならば、どす黒い魔翌力を認知できるだろう。その中に潜む、卵≠フ魔翌力も】

   ―――― アーテル・スフィア

【青年が駆けだすと同時、両腕を広げ、なにかを呟いた】
【すると掌の上に直径1m程の、中心ほど黒いグラデーションのかかった球体が現れるだろう】
【そして背後の青年へと身体を向けると同時、左手の黒球を投擲する筈だ】

【直撃すれば青年が持つ魔翌力を奪い、さらに漆黒の魔翌力をその身に流すことによって体力を奪う黒球だ】

【彼女が放つ殺意が、まず青年へと降り注ぐ】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/24(火) 21:28:46.48 ID:0+SLMHsdo
【夜の街中】
【ゆっくりと動くのは、車椅子を押す一対の影】

ええ具合に暖かくなってきはったなぁ。
今日はお寒うないやろし、気分ええやろ、ばーちゃん。

【押しているのは、黒髪を赤い簪で荒く纏め、緑の瞳が穏やかな印象を醸し出している青年】
【紫の地に金糸が入った、艶やかな牡丹の柄の着物を纏い】

そうだねぇ…いい天気だねぇ…

【まるで老人のように、非常にゆっくりと返事を返すのは、車椅子に座った幼い少女】
【澄んだ青色の髪、瞳は閉じられ、ピンクの可愛らしいパジャマを着ている】

【二人の首元には、黒く輝くφのモチーフがついたネックレス】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 21:29:25.60 ID:ryyW775Lo
>>918

――――――や、

【ゆっくりと振り返る、】
【猫耳つきのフードの紐が、相変わらずぼろっちいままのスニーカーの爪先が】
【「仲良くなった少年」の方に、向くんだ、が】

 【恐らくそれは、彼に見覚えのないはずのパーツ】
 【程よく日に焼けた肌色をした首に巻きつく、無機質の】
 【つめたい銀色の――番号付きの、首輪】


   「はじめまして」、じゅーたろくん。


 【――――119、119。一体それは、誰に向けた数字なのだ?】

【はじめまして、な訳がない。彼と彼女は、他愛ない話をして、それなりに仲良くなったはずだ】
【仲良くなったのなら、何故こんなに、少女の眼は「敵を睨むかのように」尖っていて】

 【――笑って、いない?】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/24(火) 21:30:10.74 ID:0+SLMHsdo
>>923取り消しますー
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/24(火) 21:34:27.01 ID:0+SLMHsdo
>>920
【彼女がもし、そのまま前方不注意な状態だったのなら】
【背の高い男の、胸板にぶつかるかもしれない】

っと。気をつけなよお嬢ちゃん。

ん…?
…レイント社製の、端末…?

【長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年】
【機関支給のロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない】
【首元には、黒く輝くΦのモチーフがついたネックレス】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/24(火) 21:35:14.86 ID:MprbCqeAO
【路地裏】

【排他的なものが密集する無法地帯でも、人さえいれば商売は成立する】
【よくよく見渡せば、朽ちた看板や何かも分からない怪しげな品を置く小さなショーウインドーなどが存在していて】
【そして――勿論そこで取引されるものは、必ずしも金品で与えられるものでは、なかったりするのだ】

【ズンッ、と一度、腹に響く轟音がした。その後、幕が落ちたような静寂が戻る】
【やがてひとつの、上のほうに小さな看板がついた、なんらかの店の扉が開いた】

……上出来、か
しかし使い物にはならなそうだ……これは、俺では馴染まない

【埃を払うような動作と共に、出てきたのは一人の青年だった】
【襟足ほどの灰色をした髪は小さく結ばれ、切れ長の瞳は群青に染まっている】
【白いVネックの上から黒い薄手のジャケットを羽織り、襟には帽子のピンバッチ】
【濃い色をしたジーンズ。スニーカーは、けっこう使い古したもののようで】
【手には夜色の手袋を嵌め、左手で黒い安物の傘を握っていた】

【呟きながら、足元に溜まったがらくたを蹴りだしつつ外へと出る】
【渦巻く、枯草と火薬の匂いが濃厚で――少しばかり酔いそうでもあった】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 21:35:40.00 ID:/oz7B9fAo
>>917,919
……本当は、凄く優しい子なんだ。

…………だから、私が止める<b!

お姉ちゃんらしいこと、何にも出来ていないからな……ッ!!

【見据える目は、紅玉の中にさらに燃え盛る劫火が入っている】

――痛み入る、名は何という。私は、火憐だ。

【当然、偶然でも命を奪いかねないのは、戦場を掛け、死線を超え続けた彼女は良く知っている】
【だからこそ、平時のようには、戦えない、殺さない$いというものの難しさは、痛いほど、分かって】
【それゆえに、彼女は、青年のその努力に、確かな感謝を覚えていた】

>>922
……ゼーロ……。

腕の一本や二本や三本や五本は覚悟しておけ。

その後、げんこつだッ!!

【それでも、火憐は諦めない、前へ進むことを、決して】

気炎万丈ッ!!

【ドォウッ!!と火憐の周囲の空気が膨張する】
【破壊力の無い、妖気の爆発で、女性は路地裏の端まで吹き飛ばされて、一応は巻き込まれないようになって】
【そして、その時点で創りだした刃はお役御免、己の肉体に取り込んで】

――――ヤラセはせんッ!!

【ぎち、地面を踏みしめる足に、紅蓮の妖気がまとわりついて】

【ッドゴォンッッッ!!】

【地面のコンクリートが砕けると同時、火憐は一直線にゼーロに躍り掛って】
【そして、男を守るように、火憐は黒き球に真正面から突っ込んでいき、そして、突き抜けていくだろう】
【速度は低下し、妖気も減る。疲労感が彼女を襲う】

【だが】

止まれないんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!

【その、漆黒を突き抜けて、振りかぶった高熱の左拳が、ゼーロの鼻っ面に叩き込まれる筈だ】
【殴ってでも、止める。決して殺しはしないけど、ここでゼーロを止められなかったら、きっと己も妹も、後悔するから】
【決して後悔をしないために=A火憐は前へ突き進んでいく】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/24(火) 21:36:06.34 ID:ylQaCfqTo
>>913

【──降り続く雨粒は、剥き出しになった屋根の鉄骨の合間を素通りしてくる】

【この場もほとんど屋外と変わりない状況であるのだが、しかし、】
【リリセールの周囲だけ雨粒の軌道が歪み、彼女を避けて通っていた】
【原理は単純である。リリセールは、自身の周囲に微弱な魔力の膜を纏っているのだ】

【五月雨の紗幕の中を、くっきりと浮かび上がるリリセールの無機の貌】
【異形の甲殻を纏い、ぎらつく瞳で荒い息をつく青年とは、全くの対照的だった】

 ────……?

【そんな、人を焦らし嬲るような声色だったリリセールが、ここに来て】
【その獣人からの呟きを聞いても、小さく首を傾げるだけで、何の返答も返さなかった】
【──まるで、何を言っているのか全く理解できないといった風で】

【そんなリリセールの様を見て、青年の口角が僅かに笑んだ】

 ……物知り猫様には感心だが、
 生憎とその知識は俺やアレには当てはまらない

 ──『紙』きれが『神』でないように
 ……俺が<Solomon>でないように
 アレも<Andromalius>には程遠い、ただの出来損ないの悪魔だ

【言い終え、雨で滑らぬよう、大鎌を握るその異形の腕】
【しかし、その短剣のような左の薬指には、銀環が嵌っていた】
【──雨に濡れて、鈍い艶と輝きを帯びるその表面に、彼の横顔が写りこむ】

【その貌は、猛禽のように笑んでいた】

 ……貴様は面白い奴だな
 猫の好奇心が猫を殺すとは、新鮮な皮肉だ

 ──鼠に噛まれないようにな

【言い残し、刹那。彼が地を蹴りつけ、さながら一本の矢となって低空を疾走】
【雨の幕を弾き飛ばし、異形らの群れに真っ向から飛び込んでいくと──】
【──猛る獅子のような咆哮が上がり、異形らが軽々しく宙を舞いそして弾けた】


//うげえ申し訳ない、続きます
930 :929 [sage saga]:2011/05/24(火) 21:37:45.58 ID:ylQaCfqTo
>>913

【一方のリリセール。悠長に言葉を紡げる猶予はなく】
【自身へとまっすぐ向かってくる獣人へと、その魔状の先を掲げた】
【途端、リリセールのすぐ前方に、大きな光の魔法陣が出現し──】


 【“The Invocation of the Heart Girt with a Chain, or, The Bornless Ritual”】
      【鎖を纏いし心臓の召喚、又は生まれ無き者の儀礼=z


【號──ッ!】
【濃密な魔力が質量を持って噴出し、衝撃波となって獣人へと向かっていく】
【が、それは大した威力を秘めているものではない。これは単なる副次的なものに過ぎない】

 【────≪ 序列ノ十一:自裏餘 -Aarecante- ≫】

【──そう、これは以前に見せた召喚術】
【リリセールの前に出現したのは、あの日と同じ異形の人型──】


  “──イ 唖 あ ア゛ 亞 ァ ア゛ ア゛ あ゛”


【──『アーレカンテ』】
【白銀の卵のような無機質の頭部。右の側部には、紅い片翼が生えていて】
【朽ちた燕尾服を纏い、右手に携えるは大剣と見紛うほどの大きな片刃鉈】
【その刃の表面には、何かの象形文字のような紅い紋様が刻まれている】

【その異形は、召喚されたと同時、間髪を入れず】
【真っ向から獣人を迎え撃つように前方へと疾駆し】

 “ア゛ ア゛ あ゛ ー──っッ!”

【振りかぶられた拳などまるでものともしない様子で、】
【右腕に握った大鉈を、獣人の左肩から斜め下に切り裂かんとする軌道で振るう】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/24(火) 21:44:28.99 ID:bXyCQeAho
>>924

…………?

はじめまして?

【また1つ少年の頭の上に疑問府が増えて】
【疑問符を掲げた少年に対しても、また疑問符を1つずつ浮かべた腰の2丁だった】

【銃が感じたのは、少年の口調からして、目の前、といっても目は無いのだが、少年と対峙した少女は知り合いではある筈】


【なのに、なぜこんなに、冷たい―――?】


【頭の中で、考えは巡り、廻っていくが行き着く先など在らず】
【次に口を開いたのは、戸惑いの色を隠しきれない少年だった】

あ、え、えっと、その首輪?であってるよね……
どうしたの?

【視線を、四方八方に散らばらせながら、いかにも困惑した素振りを見せる】
【数字は今のところ気づいていないらしいが、首輪の方に視線が行ったとなると、いつ<oレても≠ィかしくは無く】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 21:46:02.15 ID:1p5NHmGDo
>>926

【右目不良に、もう片方は端末へ―――そんな状況なので、まずぶつかる】
【その時は「むっ」という可愛気もない声を出し、左の碧い瞳を相手に向けて】
【先ずは鎌を、それから顔を見て、最終的に目が留まったのはロングコート】

………お嬢ちゃんなどと呼ばれる歳でも、筋合いも無い
……まあ、ぶつかったことは謝るがな―――?

―――、――――……誰だ?

【そして、そうだ。彼女の持つ端末は、機関員が持つそれに違いなくて】
【ただ、相手が誰かをこの女性は知らず―――抽象的な、問いをして。】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2011/05/24(火) 21:48:48.50 ID:ITKEDGkx0
【乳繰り合う二人の下に、突如現れた人影】

"一緒に焼肉たべるー?"

【容姿はまるで石炭のように黒く、いや、この世の物とは思えないほど黒い!】
【左手は親指、人差し指、中指を立て、右手に大剣を構え、それを二人に向け投げつけた】

"それは俺のカルビだッ!"

【まさかとは思うが、この瞬間に左手に茶碗をもち、右手にステンレス製の箸を持つ彼の姿が!】
【彼は本当に焼肉が食べたかったのだ・・・】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 21:49:42.00 ID:0+B4JMkAO
>>928

カレル=レナントだ、好きに呼んでくれて構わないよ。

【優しい子、と聞かされれば、ますます刃を振るう意志は鈍る】
【目の前の少女は、何処から何処までも、とある少女の境遇を思い起こさせて】

火燐、僕が派手に動く。
隙を見て、一発殴って目を覚まさせてあげてくれ。

>>922

【残念ながら、青年に魔術の心得は微塵も無い、故に少女の魔翌力にも気付かない、気付けない】
【保有している魔翌力も、ただ持っているだけで、何の意味を成さず、宝の持ち腐れにしている状態だ】

魔翌力か、触れないのは苦手だよ……!

【だが、視認出来る程の魔翌力を感じられない程、鈍くもない】

【足に力を込めて、地面を蹴って宙に舞い上がり、裏路地に存在する壁を、古びた家屋の壁を、更に蹴って】
【少女の斜め上側から、少女へと飛びかかるように、接近する】
【何も抵抗が無いならば、青年はそのまま少女の身体を、剣の側面で“打つ”ようにするだろう】
【剣自体の重量も相当な為、加減はしているが、威力は十二分に有る、当たれば、骨の一本二本は容易く折れてしまうだろう】

【だが、その刃は空を斬る】
【少女に当たらず、寸前をぶおん、と素通りするだろう】

【それもその筈、青年は、今に限っては攻撃を当てる意志が無い】
【偶々共同して闘っているだけの、薄い関係だが、今は確かに“仲間”が居る】
【なら、自分の役目はその仲間に攻撃を当てさせる事、そう思ったのだ】

【それ故の、派手な空振り】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2011/05/24(火) 21:51:57.90 ID:ITKEDGkx0
>> 921
【乳繰り合う二人の下に、突如現れた人影】

"一緒に焼肉たべるー?"

【容姿はまるで石炭のように黒く、いや、この世の物とは思えないほど黒い!】
【左手は親指、人差し指、中指を立て、右手に大剣を構え、それを二人に向け投げつけた】

"それは俺のカルビだッ!"

【まさかとは思うが、この瞬間に左手に茶碗をもち、右手にステンレス製の箸を持つ彼の姿が!】
【彼は本当に焼肉が食べたかったのだ・・・】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 21:52:16.30 ID:ryyW775Lo
>>931

……あぁ、これね。貰ったんだよ。

【フードに手をかけて、頭を覆うその布を取り払う】
【濃緑の髪の、一房だけ長い左サイド。其処に結ってある鈴がりぃんと啼いて】
【……それだけ。笑いもせず泣きもせず。少しだけ目を細めて、少年を見据える】

今のところの「ご主人様」に、

【そして少女は、動こうとはしなかった】
【手を伸ばしても届かない、けれども意志を持って踏み込めば近付ける】
【その距離は、正しく――――】


 カノッサ機関、水の国支部長。
 レギン「様」に、頂いたんだよ。


【――――「敵対」を、表していた】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2011/05/24(火) 21:56:25.33 ID:ITKEDGkx0
>>921
【乳繰り合う二人の下に、突如現れた人影】

"一緒に焼肉たべるー?"

【容姿はまるで石炭のように黒く、いや、この世の物とは思えないほど黒い!】
【左手は親指、人差し指、中指を立て、右手に大剣を構え、それを二人に向け投げつけた】

"それは俺のカルビだッ!"

【まさかとは思うが、この瞬間に左手に茶碗をもち、右手にステンレス製の箸を持つ彼の姿が!】
【彼は本当に焼肉が食べたかったのだ・・・】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 21:57:46.37 ID:Lvnyq3gTo
>>703

不意にドスの効いた、いかにも路地裏、正しくアンダーグラウンド―――そんな、男の怒声が響く。
その震源は青年から見て右方、異国のものであろう、複雑怪奇な文字を写す看板を掲げた、店の軒先。

幾ばくかの後、不自然な、誰かに投げ捨てられた事が見て取れる体制で飛び出す、一つの影。

地面に胴を強か打ち付け。ぐえ、と気の抜けた声を上げるそれの声色は、高い。女性だった。
無造作に延びたゴールドアッシュの長髪、チューブトップにジーンズのカウガールスタイル。
例え喧騒と闇の蠢く路地の中であろうと、一連の騒動は誰でも、はっきりと確認できただろう。

青年の足元にテンガロンハット―――カウガールの象徴と言って差し支えないそれが、はらりと舞い降りる。
彼女のものだろうか、山の部分に貼り付けられたスマイリーのワッペンは、皮肉と取れるほど快活な笑みを湛えていた。
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 21:58:07.71 ID:CEtJKP9zo
>>921

【ルシアが逃げる素振りを見せないのであれば】
【全幅の信頼を置いて、瞼を閉じる】
【艶やかな、柔らかい感触が触れあって】
【さらに、小さく一押し。唇は、瑞々しい桃のように滑って】

【さほど長い時間を掛からずに――】
【それこそ、必要最低限の印象だけを与える程度の時間で、離れていくだろう】

…………

【顔を離したゼノアは、柄にもなく満ち足りた笑顔を浮かべていた】
【頬は紅潮しているものの、行為自体に悔いはないらしい】
【小さく鼻を鳴らすと】


……黒い心象風景に、色を混ぜてあげました
これも、ひとつの征服欲なんでしょうか

…………ふふふ

【なんか、まぁ、照れ隠しなのだろう】
【ゼノアが考え得る限りの悪そうなことを言って】
【尾を振る犬のように嬉しげに、魚の下半身をうねらせた】

【――、無意識なのだろうか】
【滑らかな鱗の感触に反応するルシアは、もう二度ほど見ている】
【最初は偶然だったかもしれないけれど】
【こうも重なると、なにか、復讐じみた意図があるのかもしれない】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 21:58:33.03 ID:Lvnyq3gTo
>>927

不意にドスの効いた、いかにも路地裏、正しくアンダーグラウンド―――そんな、男の怒声が響く。
その震源は青年から見て右方、異国のものであろう、複雑怪奇な文字を写す看板を掲げた、店の軒先。

幾ばくかの後、不自然な、誰かに投げ捨てられた事が見て取れる体制で飛び出す、一つの影。

地面に胴を強か打ち付け。ぐえ、と気の抜けた声を上げるそれの声色は、高い。女性だった。
無造作に延びたゴールドアッシュの長髪、チューブトップにジーンズのカウガールスタイル。
例え喧騒と闇の蠢く路地の中であろうと、一連の騒動は誰でも、はっきりと確認できただろう。

青年の足元にテンガロンハット―――カウガールの象徴と言って差し支えないそれが、はらりと舞い降りる。
彼女のものだろうか、山の部分に貼り付けられたスマイリーのワッペンは、皮肉と取れるほど快活な笑みを湛えていた。
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 21:59:38.67 ID:Lvnyq3gTo
>>927

不意にドスの効いた、いかにも路地裏、正しくアンダーグラウンド―――そんな、男の怒声が響く。
その震源は青年から見て右方、異国のものであろう、複雑怪奇な文字を写す看板を掲げた、店の軒先。

幾ばくかの後、不自然な、誰かに投げ捨てられた事が見て取れる体制で飛び出す、一つの影。

地面に胴を強か打ち付け。ぐえ、と気の抜けた声を上げるそれの声色は、高い。女性だった。
無造作に延びたゴールドアッシュの長髪、チューブトップにジーンズのカウガールスタイル。
一連の騒動は余りに唐突、かつ滑稽で。例え喧騒と闇の蠢く路地の中であろうと誰でも、はっきりと確認できただろう。

青年の足元にテンガロンハット―――カウガールの象徴と言って差し支えないそれが、はらりと舞い降りる。
彼女のものだろうか、山の部分に貼り付けられたスマイリーのワッペンは、皮肉と取れるほど快活な笑みを湛えていた。
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/24(火) 21:59:40.86 ID:CYSQXFtko
>>929>>930
【衝撃波に僅か怯み、速度を落とす猫】

【しかし視線は真っ直ぐ前に釘付け、現れた異形は、かつて見た姿】
【序列ノ十一…流布名どおりなら『Gusion』となるはずの存在、アーレカンテ】

【左肩への痛撃は避けるべく、若干右手を低く溜め、その鉈の側面から軌道をずらそうと掌底を撃ち出す】
【姿勢の急激な変更により自身も軌道から外れ、若干の無理があったか腰の辺りを押さえつつ、アーレカンテから距離を取るだろう】

【彼からの捕捉に目を細め、おとなしく聞き入る】
【終わるまで、そして彼の攻撃終了までその反応はなく、最後に納得したように頷いた】

”…それも当然か。『彼』も渡る世界の数だけ数多いた…原典も誤植も同様、数多に”
”なるほど、こちらの『彼』もまた叡智を尽くしたのだな…やっぱり凄いな、到底及ぶべくもないか”

【名を直接口にする事はない】
【自身もまた、ある意味彼の後続たる存在であるが故の、ささやかな敬意のつもりか】
【悔しそうな、嬉しそうな、物思いの表情を短く浮かべる】

”何度か噛まれたよ、そりゃあ痛かったさ”
”死に損ねたけれど、慣れるもんじゃないね。その都度自分を呪うよ”

【熱した掌で自分の頬を叩き、気合を入れなおす】
【浮かぶ自嘲を闘志でもみ消し、再びアーレカンテへ向かう猫】
【以前は丸腰ながら、一発技を使ってかろうじてもぎ取った勝利】
【手数は増えた、けれどそれに甘んじかねない自分がいる】

【あのときを思い出せ、なんて考えない】

【成せる最善を成せ、慢心を抹殺せよ】

【ならば、今なせる最善とは何か】


”今度こそ埋葬しよう、『十一番』”


【言うまでもない】

【眼前の敵を、リリセールとアーレカンテから視線を切る事無く】
【真正面から、今度こそ決着をつけるだけだ】
【よどみのない決意を、蒼い瞳に満たす】

【身体をねじり、右手を振りかぶる】
【拳に纏った熱が膨れ上がり、周囲の景色を陽炎で揺らす】
【そして身体のばねを開放し、解き放たれた炎は、三本の爪跡にも似た衝撃をアーレカンテへ飛ばした】
【単純な軌道だが巨大、集束していないのか、命中しても防御しても、表面を舐める程度の派手な『牽制』】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/24(火) 22:02:28.34 ID:K8g3Nplvo
>>928

【一つ、描写忘れがある。この黒球が吸収できるものは、魔翌力と体力だけではない――】
【ゼーロは火憐の拳打の軌道に合わせて、残った右手の黒球を操作】
【何もなければ、火憐の拳は黒球の中に呑み込まれ――その威力を失うこととなる】
【これが黒球の持つもう一つの性質。威力吸収。更に黒球に触れることにより、火憐の体力は更に奪われるだろう】

【そしてそれと同時に上半身を曲げて自身は拳の軌道から退避。そのまま右横へとサイドステップをするだろう】
【流れるような一連の動作の後、火憐の横腹に】


   ―――― アーテル・リリース-黒撃-


【左手での掌底が繰りだされるだろう。その腕は振りかぶられると同時、漆黒の魔翌力を纏う】
【甘んじて受けてしまったのならば、なにか鈍器で殴られたような衝撃が身体を駆け巡るだろう】

………止まるよ?……だって…

【ニタリ、――向けられるは、狂気に光る紫水晶のような双眸。そして、殺気】

止めるんだもの―――

【どうしようもなく、狂っている。まるで全てを忘れたかのように、ただ命を奪う兵器になってしまっている】
【もう、ヒト≠ナはなくなってしまったのだろうか――】

>>934

【陽動作戦――のつもりだろうが、今のゼーロにはあまり意味を成さない】
【ただ眼の前の脅威をぶちのめすだけの、兵器≠ニなってしまっている】
【それくらいでは狂気に染まった心は動かない】

【だが、カレルが彼女の間近に来たことによって、次の選択肢は大幅に広がるだろう】
【ゼーロは火憐に掌底を撃ち込んだばかりだ。動作後の彼女は隙だらけ、どのような行動を取ることも難しくはないように見えるか】


残念―――……あたってない…よ?

【そして彼女は陽動作戦だと思っていもいない。ただカレルが攻撃を外してしまったと勘違いしているようだ】
【チャリ――剣圧で首元のドッグタグが揺れて、渇いた金属音がその存在を誇示する】

【背から感じとれるだろうか。異常なまでの魔翌力への執着から来る、殺意。カレルの魔翌力を感じとったその時から、彼女の意識はカレルに集中している】
【下手を打てば―――どのような行動をとるか、わかったものではない】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 22:02:58.40 ID:Lvnyq3gTo
/やってしまった……申し訳ありません
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/05/24(火) 22:04:53.38 ID:VbRsadFF0
【街の広場の一角】

「……あー、買い込んだね!うん、我ながら劇的ビフォーアフターって感じかな!」

……あの、……スバ、ル。…………やっぱり僕、なんか、……。恥ずかしい、ような……。

【そこに設置された背もたれ付きのベンチ、ぼんやりと淡く光る街灯の元】
【ふたりの少女が、大きくなった買い物袋を隣に置き、座って会話をしていた】


……足とか、……なん、か。……寒い、し……。

【一方は――短い白髪。前髪の一束にだけ、黒のメッシュを入れた特徴的な髪色】
【赤チェックを基調としたブラウスの胸元には、かわいらしいリボンが結ばれていて】
【淡いベージュ色のキュロットに黒いレギンスを合わせ、足元にはパンプスの彩り】
【そしてその頭部からは小さな黒い角が生えている、やや幼い少女で――】


「大丈夫だって!私がコーディネートしたんだもの。私も勢いに任せてイメチェンしたし。
 堂々としてればいいんだよ、可愛いんだからさー」

【そしてもう一方は、ドクロの飾りがついた髪留めを付け、首にベルトチョーカーを巻いた少女だ】
【パッと見セミショートだが後ろで長い髪を一つ結びにしており】
【白いシャツにベストを羽織って、七分丈のジーンズに青いチェックのスカーフベルトを着用】
【また、左腕にもベルトタイプのレザーブレスレットを着用している】
【そして、首から鏡映しのような逆向きの「S」を象った銀色のペンダントを下げている――】


【ふたりは和気藹々と会話を楽しんでいるようだが――もし2人のことを知らないとしても】
【少なくとも、一方の少女の頭部に生える黒い角。或いは、もう一方の少女が片手に持っている、甘い香りを振りまくアイスは】
【通りかかった誰かの、興味を惹くかもしれない】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/24(火) 22:05:41.56 ID:0+SLMHsdo
>>932
【女性の答えを聞いて、青年は軽く笑って見せて】

あー、ごめんごめん、馴れ馴れしいのが俺の良い所だから。

【明らかに欠点だ。そして、誰か、と問われると】

俺はただの下っ端機関員。ウェスカ・クルーガー。
あんたは?ナンバーズ?
つーかその格好、その負傷具合、まるでこの前の中継に映ってた…

【おどけた笑顔で、そんな事を言いかけて、彼女の姿をもう一度確認し】

………ガルニエか。

【赤い瞳が怜悧に細められる。彼の醸していた軽い空気は、突然に霧散して】

先日の勝利、そして昼の国の完全支配。鮮やかな采配だった。
もっとも…失ったものは、大きいが。その右目と、左腕…
それを補える自信は無いが、せめて代わりに俺を好きに使ってくれて構わない。

ああ、あとあの言葉。
「AOEなどという不明瞭な本部は捨て、結集するときではないのか。」
感動したぜ?―――――まぁ、当の本部の役員さん達は、机の上で唾飛ばして囀ってたけどな。

【下っ端と名乗った割に、妙に上層部の内情を知った言葉で彼は語る】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2011/05/24(火) 22:07:49.77 ID:ITKEDGkx0
>>921
【乳繰り合う二人の下に、突如現れた人影】

"一緒に焼肉たべるー?"

【容姿はまるで石炭のように黒く、いや、この世の物とは思えないほど黒い!】
【左手は親指、人差し指、中指を立て、右手に大剣を構え、それを二人に向け投げつけた】

"それは俺のカルビだッ!"

【まさかとは思うが、この瞬間に左手に茶碗をもち、右手にステンレス製の箸を持つ彼の姿が!】
【彼は本当に焼肉が食べたかったのだ・・・】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 22:09:26.87 ID:OtXQjmyi0
>>945

――――急ぎましょう
……そろそろ、時間が迫っています
「「了解……」」

>>911の面々が、やや足早に広場に足を踏み入れる】
【どこか、目的の場所を求めて移動しているらしく、その動きはどこかせわしない】
【ベンチに座る二人の少女には目もくれず、ただ歩を進めていた】
【――――先頭を行く女性はさておき、後に付いていく2人の少女の姿は、ベルトチョーカーの少女には、見覚えがあるだろう】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/24(火) 22:09:27.53 ID:MprbCqeAO
>>941

【つ、と。青年の視線が動く】
【怒声と投げ捨てられたような女性の姿を見止めて、しかし】
【何故そんなことを――と、正義の心を燃やさない程度には、この男もまた路地裏の住人であった】

【それから足元に転がってきたテンガロンハットを意図的に無視すると】
【スニーカーで、やや鈍った動きで両脚を運びながら彼女へと接近する】

……死んでるか?

【問い掛ける五文字は淡々としていた】
【仮に死んでいれば返答出来る訳がないというのに、彼はあえてその言葉を選び】
【相手の反応を待つと同時――静かに、外傷などを確認するだろう】

/新規さんでしょうか?
/ここでは、台詞以外の地の文は【】で括るのが主流になってます
/勿論強制な訳ではないのですが、同じようにした方が早く馴染めますよっ
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 22:11:04.08 ID:/oz7B9fAo
>>934
そうか、カレル。

分かった、行かせてもらうっ!

【既に、火憐は駆け出していて。武器は既に無く、殺さないために素手で戦う積りの様だ】
【やさしいひとごろし≠フ鬼は、大切な物を守るためならば、己が傷つくのを厭わないから】
【だからこそ、己の歩みを進みを、救いを、助くのには、感謝を覚えていた。だからこそ、全力で駆け抜けなければいけないと、そう思った】

>>943
……私は。

ゼーロを守るって、決めたから。

【すぅ、力を失った腕を振り抜いて、そして、火憐の体から、力が失われる】
【足が、がくり、と崩れ落ちそうになるのを、無理矢理に踏みとどめて】
【しかし、直後襲い来る、衝撃】

……が、っ……は……ッ!!

【ご、ほ。口から、血のようなそんな液が飛び散って】
【しかし、退かない=z


――――人を辞めているけど、それでも。


【火憐の両腕が、ぼこぼこと形を変えていく、皮膚を突き破り、真紅の刃が現れて】
【背の皮膚を突き破るように、6本の刃が、現れた】


それでも、私は。お姉ちゃんだから、行くぞ。


【轟】


【路地裏を、真紅が包んだ、火憐は、打撃を受けたところ、そこには居ない】


紅劒鬼――――ッ!!


【全身から突き出す刃から、劫火を噴射しての高速移動である。その姿は、既に人の域に居ない、異形=z
【しかしながら、その拳には刃は無い】

【火憐は、ゼーロの真上を取るように跳躍して、そして、脳天を殴り飛ばすように、左腕を振りかぶり、急降下していくだろう】
【速度は、先ほどの比ではない。殴られて、死なない程度、病院送りにしてしまうかも知れないほどの力が、込められている】
【……視えるだろうか。迫る火憐の目尻には、涙、が。その涙すら、高熱で蒸発させて、鬼≠ヘ迫る】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 22:11:11.91 ID:CEtJKP9zo
>>947
/ああ、すみません!リロってませんでした!
/折角絡んで頂いたのですけど、見ての通りの遅レスなので複数できる余裕もなく
/そちら様との絡みは、また別の機会に回させて頂きたいのです
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/24(火) 22:12:32.29 ID:bXyCQeAho
>>936

――――え?

【言葉が耳に届いた瞬間に、感情は言葉になっていた】

【頭にあるのは、理解出来ない、――それだけ】

【理解をしたくなかったの間違いかもしれない。己の正義を教えてくれた、直してくれた少女が
 倒すと決めた、機関の一員である事実≠】

【いや、おかしい。拒絶の言葉を、辺りに零して】


『ねぇ……重太郎……』
「要するに目の前のこの子は敵ってことだろ……?」

【開いた口が塞がらない少年に代わって、次に響いたのは、数字を視認した、腰の2丁で】
【以前会ったときは居なかったが、紛れも無い少年の友達である其れ等】
【的確ではあったが、今の少年には、少々残酷であったかもしれず―――】


ね、ねぇ……
俺が対機関連合≠セって覚えてる……?

【本来ならば、今にでも銃を引き抜いて、其の銃口を向けるべきなのだろうが】
【攻撃の意思等無く、口を動かすばかり】

【先日データベースに投稿された情報は、対機関連合に関する物が多く】
【彼はもっと情報を知っている筈だ。Justiceに関する物も、恐らくは知っているだろう】
【尤も、ただでは喋らないだろうが】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 22:15:53.23 ID:N0Xus2cDO
>>915

お願いします………それで本当に、有り難うございます。

やっぱり…持つべきた良い親友ですね。

【護はそう感謝する。これも紛れもなく彼の正直な気持ちだ。】
【朱く染まっていたその表情はいつの間にか再び微笑みに戻っていた】


シズリさん……

そうですね。あの人は、
僕も殴っとかないと、いけないと思います。あの人にはそれ程に借りがありますからね

【そして―――意外にもレモンの単調な発言に乗ったのである。】
【それが正しくなくって、何の解決になら無いのは承知だ】
【それでも彼も人間だった。怒りをぶつけたい衝動に駆られるのはそれは自然な事だ】


僕は、今回ばかりは正義の味方なんかじゃない。justiceだとか関係ないっ

―――僕は僕です!只の“護”だッ、
一人の男としてこの物語に終止符を付けますよ。レモンさん
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 22:21:14.32 ID:1p5NHmGDo
>>946

ふん……まあいい、非が此方にもあるのは違いないからな

しかし、名前を知っているのならナンバーも知っているだろう
ナンバー77、昼の国の支部長……そして確かに、ガルニエという名だ

【す、と端末を仕舞って、その右手を腰に当てる】
【話す姿勢、といった所だろうか。ある程度以上、惹かれる相手と見えて】
【さあいざ、耳を傾けると昨今のナンバーズとは又違う人物に思え】

……ウェスカ・クルーガー、そういえばデータベースに在ったな
使ってくれというのなら、幾つか頼みたいことが有るが。

それと、褒める言葉は結構だが、あまり言うな。
私の立場上でやれる、そしてするべきことをしたまでだ
目も腕も、失うに相応しい戦いが出来たと思っているからな

【無表情とも取れる硬い表情で、彼女はそう言う】
【戦い好きとの話が有る彼女としては、失ったのも全てがマイナスでは無いようで】

しかし……それならいっそ、支部の兵器で無理矢理にでも焼いてしまえばよかったな
機関はナンバーズ単位までなら、強力であるというのは十分に分かっている
それを僅かに歪ませているのが権力階級……ただ居るだけの、クズ共だろう。

……で、お前は何だ?随分と知っている割に、ノーナンバー。
さっき言った連中のスパイか、或いはそれに準ずる“例外”か?

【気になることは、真っ直ぐに。そしてまた、思ったことも口に出す】
【臆面というものは存在せず、ただただ彼女は話を進めて。】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 22:22:26.35 ID:0+B4JMkAO
>>950

ああ、頼んだよ。
僕は彼女を救えないから、君が頼りだ。

【青年は、彼女達の関係を知らない】
【でも、火燐の、この姉の様子を見る限りでは、彼女は心からあの少女の事を思っている】
【きっと、少女を救えるのは彼女だけなのだろう、少なくとも自分ではない】

>>943

……嗚呼、ミスをしたね。

【何度も言うが、青年の武器は身の丈程も有る長剣だ】
【故に、空振りした隙は決して少なくなく、振り抜いた長剣に身体を引かれる始末】
【そのまま、青年の身体は其処で一回転してしまうだろう】

【それを隙だと思い、攻撃の態勢に入ってしまったなら】
【青年が回転しながらも、少女の太股辺りを狙い放った苦無が突き刺さるかもしれない】

【逆に、怪しいと警戒し、青年の様子を伺ったのならば】
【放たれる苦無は容易く見切れるだろうし、青年は今度こそ本当の隙を晒す事になる】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 22:23:05.71 ID:ryyW775Lo
>>952

――――うん。見たよ、「ミヤモト・ジュウタロウ」の名前。
そこそこ有名みたいでびっくりしちゃった、昼の国支部長様もキミのこと知ってるみたいだね。

【口調こそ、それこそ友人に話しかける軽さのトーンなのに】
【吐き出される言葉は、ささくれ立ったざらざらの、不快なそれ】
【りぃん。再度、鈴が啼いて】


……そうだ、自己紹介しようかな。初対面だしね。
所属は「カノッサ機関水の国支部」、ナンバーは「119」。

ボクの名前は、「セラフィナイト」だ。べつに覚えておかなくても良いよ、


   敵だし。


【それだけ。言って、少年の反応を見るように、口を閉ざす】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/24(火) 22:23:46.35 ID:ylQaCfqTo
>>942

【がいィン──と、掌底によって鉈の軌道は逸れ、】
【美味そうな肉を横目にしたような名残惜しさを伴い虚空を斬る】

 “──ぁ 唖 亞 ァあア……”

【体勢の崩されたアーレカンテであったが、】
【ざりり、と、靴裏が円弧を描いて床を擦り、再び獣人を正面に見据え】

 ──良いわ、その瞳
 必ず、私のものにするの──=@

【貌は無機のままだというのに、】
【念話の声色は、明らかな微熱を伴った】

 “────っッ!”

【そして反撃と言わんばかりに放たれてきた、飛来する炎の爪を視認】
【刹那、アーレカンテは左手にも大鉈を生成すると、それを眼前で交差】
【合わされた二枚の大きな刃を×字の盾として、炎を爪を防御──】

【──が、同時、アーレカンテは違和を感じ取る】

【見た目の割りには、威力が明らかに低い、と】
【防御こそしたが、あまりに完璧に行き過ぎている──】
【そんな、確固とした根拠を伴わない、第六感のような感覚が背筋を擽る】

 ──貴方も、黄金郷に連れて行ってあげるわ

【──本体であるリリセールも、同じようなことを思ったのだろうか】
【防御の瞬間から一刹那置いた後、魔杖の先端を前方に掲げる】

     「────!」

   「────!」

【瞬刻、リリセールの近くに控えていたあの極光色の人型らが、】
【弾かれたように跳躍。群れを成して、また獣人に飛び掛らんとし──】

【──びゅン】

【風斬り音。銀色の疾風が、そこを駆け抜けた】
【同時である。跳躍してすぐの異形らが、銀の飛沫に変わった】

 ──あァ、雨で手が滑った

【疾風の来た方角に、もし目をやったならば、】
【獰悪な笑みを浮かべる青年がそこにいるだろう】
【彼が、援護とでも言うように大鎌を投擲していたのだった】

 (────…………)

【──人型らは散り、アーレカンテは防御の直後で動けない】
【明確な隙が、ここに生み出されたと言えるだろう──好機か】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 22:24:26.30 ID:Lvnyq3gTo
>>949

「……半分くらい、でも、生きてる」

【べたりと胸、顎を地につけたまま、臀部を上げた状態で、青年の問いに、なんともファジーな答えを返す】
【近づいてみれば成る程、細い瞳の下や頬、唇にと、様々な部位に痣をこさえているのが見受けられた】

【何らかの暴行を受けたであろう事は明白であり、かといって情けをかける者が居る程、裏の世界は甘くはなかった】
【往来する人々の邪険な視線を浴びながら女はそのまま青年を見上げて、青く腫れた唇を開いて言葉を紡ぐ。】


「酷いもんだよね、“本物”だからってちょっとふっかけたら、これだもん」
「手前の店じゃ、それより高い偽物を平然と売ってるってのにさ…………“あ”」

言わんとしている事の補足にと、後ろ手に先程自分が放り出された店を指先で示す】
その店先には怪しげな像や仮面、金貨といった商品が陳列されており、そこが古物商である事を証明する役割も果たしていた】
言葉と状況を鑑みるにこの女、商談を上手く纏められなかったのだろう】


「―――――お兄さんお兄さん、幸せになる壷、買ってかない?」

【最後にそう付け足して、ぐったりと脱力しつつ、息を吐く。】
【売ろうとしていた商品を、そのまま青年に押し付ける魂胆だった】


/ですです
/そうでしたか……さしたる拘りも無いので、そうさせて頂きます、どうもですっ
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/24(火) 22:25:26.12 ID:03zdHY+Eo
>>937
/申し訳ないのですが、場合も場合ですし、何よりこのタイミングで複数突入も
/時間的に厳しいものがあるので、乱入は無しにしてもらいたいです、はい。
/あと、途中乱入の場合は絡んでる2人に許可を得てからの方が問題が無くて良いと思います。

>>939

【両者の唇が、触れる。そっと瞳を閉じて、その感触を受け入れる】
【たった数瞬。然し、短くも長くも感じられる時間を経て】
【離れていったゼノアの表情は、とても満ち足りているようで】

【見下ろせば、割と珍しい恥じらいの表情を浮かべたルシアが見えるだろう】
【割と白色の頬に朱を混じらせ、蒼の瞳はほんの少しだけ潤んでいるようにも見える】
【呼吸も少しだけ乱れているような――そうでもない、ような】

……ぁ。――――――ん。

【良く判らない声を一つ漏らし、間をおいて、もう一つ】
【一つ目は混乱混じりの、二つ目は納得と、何かが混じる音】
【ゼノアの表情、そして台詞に、ぼんやりとただ見ていただけのルシアは】

………………ふふっ。

――――ありがと、ゼノアちゃん。

【何が可笑しかったのか、小さな笑みを零した】
【続けて、こんな行動にでた彼女に対して、感謝の言葉】
【全ては自分の為を思っての事。そう思うと、嬉しいという思いが込み上げて来て】
【自然と、ナチュラルな笑顔が浮かんできてしまう】

【が、笑みが浮かぶのはただ其れだけでは無い様で】
【未だ足の内側に触れる鱗の感触。くすぐったいような感触もまた】
【ルシアの表情が緩んでいる理由の一つとも言える かもしれない】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/05/24(火) 22:27:16.27 ID:VbRsadFF0
>>948

カンナや、お兄ちゃんたちの仲間の……朔夜さん、だっけ?
あの人たちに見せたら驚くんじゃないかな?うん、きっと驚くよ!

【ドクロ飾りの付いた髪留めを着用する少女は、恥ずかしそうに俯く一方の少女に向かって、嬉しそうに話す】
【――が、その海のようなアクア・マリンの瞳は、視界の片隅の違和を逃さなかった】

(…………――――え?)

「…………ん、……スバル?」

……ああ、いや。なんでもないよ。
ねぇワーズ、ちょっと一人で帰っててくれない?…………お願い

「…………――――分かっ、た。……あんまり無茶、しないで」

【……見間違えるわけはない。“それ”は、己の大切な親友の、妹の「影」だ】
【「スバル」と呼ばれた少女は、一方の少女――ワーズ――に荷物を預け、彼女を帰宅させる】
【そして、せわしなく歩みを進める三者に再び視線を遣ると】


(……違いない、ね。……レイドに、連絡を――――)


――いや。暫くは、……いい、か。

【小さく、そう呟いて。ゆるりとベンチから立ち上がり――尾行を、開始するだろう】
【通行人に紛れるように、とても自然に。まるで家が其方にあるかのように、自然な挙動で後を追おうとする】

961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/24(火) 22:30:03.88 ID:EyX+sUHKo
【櫻の国】

【東部と西部の国境から、幾らか東に進んだ所の山中】
【お世辞にも温暖肥沃とは言い難い、草木もまばらなこの山を】
【登り続けていると、突如、開けた草原に突き当たる】

……此処が、伝承のスタート。此処を探れば手掛かりは見つかるかも知れない
現地調査かあ……結局、この手段しか無いのかな
折角の絶景、誰かと飲んで安らぎたいものなのだけれど

……あーあ、一人で旅行なんてするものじゃあないなぁ

【小袖の帯は前で結んで、その上に帯を締めないで色振袖を重ねて】
【腰までの白髪は結いもせず、伸びる侭にして 簪一つ】
【和装に似合わず足元は靴を履いている者が、其処に居た】
【背の低い草を、更に寝かせて余計に低くして、その上に仰向けに寝て】
【頭の近くに置いた盃には、半分程度までに濁り酒】

……『ヤツルギ様』伝承……か

マイナーな所を持ちだしてきたものだよ、全く……

【肩も肌蹴そうな程緩く着付けた着物を、それでも窮屈そうにしながら】
【とっくりを傾け、酒を直接、口へと注いだ】
【月は半分ばかり、その姿を夜に浮かばせている】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/24(火) 22:34:55.01 ID:MprbCqeAO
>>958

そうか、残念だったな

【「――死に切れなくて」】
【付け加えられた言葉は、やはり優しさに欠けていた。が、彼女の顔を見ると】
【ほんの僅かに彼の纏う枯草と火薬の香りが濃厚になり、爆ぜたような錯覚がした】
【しかし怒りを見せた、などのものではない。表面は何も変わらず】
【古物商のショーウインドーと彼女の可哀相なくらいに痣の出来た顔】
【その二つをしばし見比べてから、話を聞き流した手を目の前に差し出すだろう】
【捕まれ、ということか。握れば、手袋の下で弾力がなく硬質で冷たい感触がするはずだ。――どうやら、義手か】

……幸せ、か

【彼女が手を掴んでも、拒んでも。彼は静かに呟いてから悩むように頸を傾げた】
【その仕種ひとつひとつにどことなく品が有り、それなりに教養のある人物だというのが雰囲気でわかるかもしれない】

/そうですか、ようこそ能力者スレへ!
/戦闘などで不安があれば、舞台裏の鑑定スレへどうぞ。雑談所で話を聞くのもオススメですよっ
/台詞には「」を付けても付けなくても平気です、付いてると個性っぽくていいかもしれないです!

/それでは、口煩く忠告するのはこの辺で終わりにしますね
/絡み、宜しくお願いしますっ
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 22:37:03.40 ID:OtXQjmyi0
>>960

今のうちに、もう一度今日の行動を確認します
――――β、あなたは私と共に行動を……εが内部に侵入するまでの時間稼ぎを行います
ε……あなたはその隙に、最上階の目的地点に移動…………その寸前まで到達した場合、合図を送ってください……
それを受けて、我々はεと合流……目標を確保します
「「――――任務、受領完了…………」」

【早足で歩く3人は、確かに気がせいていたようだ】
【自分たちに尾行が掛かっている事も――――そしてそちらも、現在抱えている事項と同等以上に重要な事態である事も、気付かなかった】
【――――そうして、街灯に彩られた、中途半端な夕闇を突き進みながら、3人は手早く何らかの打ち合わせを遂げる】



【――――数分後】



…………ここですね
お頭様に立てつこうとする、愚か者の巣は…………

【歩みを止めた女性は、一軒の建造物を憎悪の視線で見上げる】
【それは、とある不動産企業の持ちビル――――ビルと言う程のものではないが、会社そのものが保有する事務所だった】
【――――尾行者には分からないだろうが、そこはヴェイスグループの傘下企業体の一つとして、業務を行い続けていたのだ】

ε、早速頼みます……!
今一度、彼等を戒めておかなければなりません……!
「了解」

【――――しかし、この会社の責任者が、ヴェイスグループを裏切ろうとしていると言う情報が、運悪く彼等の耳に入ってしまった】
【いうなれば、これは粛清の一環、と言うところだろうが――――】
【ともあれ、女性の指示を受けたピンク髪の少女は、一行から離れて建物の裏へと向かおうとする】
【そうして、残った女性と水色の髪の少女は、その場で立ち止まり、時計へと視線を落とす】
【――――彼女たちの作戦行動が、始まったようだ】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/24(火) 22:37:36.04 ID:K8g3Nplvo
>>950>>955

【以前の彼女よりかはすこしだけ身体能力が上がったといっても、所詮はまだ年齢相応のそれしか持ち合わせていない】
【動体視力とて例外ではなく、人外の速さをゼーロが捉えられるはずもなく――】

―――――!!

【文字通り、消えた。目の前から、火憐が。眼に映らぬ速さを対処できず】
【故に皮肉にも――その涙が、視えない】

【だが、見えなければ見えないなりに対処法は、ある】


――― アーテル・オースクルム ―――


【ちょうど火憐が真上へと跳躍し、拳を振りかぶった時か】
【漆黒の魔翌力の柱が彼女を中心に立ちのぼるだろう。高密度のそれは、火憐の持つ体力を根こそぎ奪おうと迫るが】
【発動のタイミングが遅かった。決定打には程遠く、その拳打の威力も完全には削げそうにない】
【無論、漆黒の柱は隣のカレルへも襲いかかるだろう】

【さらに―――】

ぐっ…………ぅあ―――

【カレルの剣が太ももに直撃する。集中が途切れ、魔翌力の出力が低下させられてしまった】
【大剣が突き刺さった方の足からは鮮血が流れ落ち、それと共に力も抜けてゆく】
【結果体重を支えることが困難となり、片膝をついてしまうだろう。そして】


―――――――――ッ!!

【火憐の拳打が、ゼーロの頭部へと直撃する。多少は黒柱により威力が低減されていたかもしれないが、やはり強力】
【最早叫びは口から出ない。彼女の軽い身体は宙を舞い、廃墟の壁へと一直線に突っ込んでゆく】
【強かに身体を打ちつけると、地面へと落ちて路地裏の薄汚い塵を舞わせるだろう】


【――――だが、】


―――ア…………ア…ッ……


【ゆらりと、その中から立ち上がる。頭部への衝撃により、脳が揺れ、焦点が定まっていない。視界はきっとぼやけきっているだろう】
【それでも血を流す足を引きずって、魔翌力を頼りに、カレルの方を向き歩き始める】

【これだけ痛々しい姿になっても尚、その魔翌力を奪おうとしているのだ】
【例え戦闘できる身体でなくても――全てを奪えと、その衝動が彼女を突き動かしている】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 22:38:23.66 ID:VMkBgy0zo
>>961

あ、酒の匂いがする……酒……。

【虫は樹液の甘い匂いに誘われ集まるが】
【酒の匂いに釣られてやってくる者は何者なのか】

あたしは思いました二日酔いになりたくないならずっと飲み続ければいいのだと。
それを実践しようにもお金がなくて、身体を売ろうにも当てがなくて……。

【ふらりふらりと身体を揺らしながら背後から近づいて来るは】
【軽いウェーブのかかった肩あたりまでの黒髪に黒い瞳の女性】
【彼女の姿を一言で表すならばそれは修験僧のような格好だった】
【首には何重にもした数珠を掛け、彼女の性格なのか胸元は大きくはだけていてサラシで巻かれているの分かる】
【その姿に不釣合いな青い和傘を帯の間に挟んでいて】

そんな訳でお酒を下さい死んでしまいます……。

【亡者のそれにも似た淀んだ声を上げながら】
【その方へと手をポンと掛けようとするだろう】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/24(火) 22:39:00.33 ID:CYSQXFtko
>>957
【射出後、アーレカンテが防御姿勢に移行した瞬間、猫は既に走り出していた】
【その歩調は速い、疾風と言う形容が良く似合う俊足】
【攻撃命中直後だと言うのに、瞬く間に距離をつめる】


”…君には無理だ”


【色を持ったその念話に、猫もまた強い意志を込めた念話を返す】
【瞬間、直進しながら急激に二歩分右へスライド、蒼い視線が横一文字の残像を描く】
【その目が、スライドする一瞬に三つを捉えていた】

【アーレカンテが狙いに気付き、滲む動揺】
【リリセールの杖がこちらを捉え、あの脆弱ながら数は多い異形たちが襲い掛かる様】
【『援誤』と思しき鎌の一撃】

【絶好の機会、逃す手はない】

【猫は両腕の炎を収め、一気呵成に攻め込むべく再び青褪めた槍を取り出した】

【穂先は低く下げられていて、猫自身は軌道を碗状に歪曲させながらアーレカンテの左方に肉薄】

”黄金郷? 興味ないね”

【がしゃん、穂先が変質した】
【急激な変化、瞬きの間にその穂先が薄く、刃を形成するかのように伸びて、変形】

【『彼』の鎌だ、槍が、鎌に姿を変えた】

【鎌の刃は内向き、腕を動かして振りかぶると、アーレカンテに向けられていた鎌の先端が槍に対して垂直を描くように移動】
【形容するなら、逆刃の薙刀】
【刃はアーレカンテを向いている。峰打ち=直撃だ】


”君に蒼は遠すぎる”


【かくして襲い掛かるは薄刃の一閃】
【重みはない、魔術的意味もない、ただ鋭く極薄なだけ、切れ味ばかりが只管鋭い軽羽の瞬き】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/24(火) 22:40:17.23 ID:bXyCQeAho
>>956

…………っ

「お、おい……」

ちょっと黙ってて……

【八つ当たりだろうか、ぱんっ、と学生服の黒いスラックスの太腿部分を、叩いて】
【何を言いたいのか自分でも分からなくなった言葉が、歯軋りが鳴るほど強く閉じた口の隙間から漏れた】

【居た堪れなくなったのか、左の腰の銃が、声を掛けたが、心配を振り払うと、銃はまた黙りこくり】


君の名前は、ウィンディ・クリノクロア……だろ?

きっと君は、機関に捕まって記憶操作でもされてるんだ……
はやく、元に戻ろう……?

【きっと、機関の事だ。拉致されて、洗脳されててもおかしく無い】
【そうとしか思えなかった。そうとしか、思いたくなかった―――】



【言い終わると、自分の物じゃあ無くなったような感覚のする足を動かして、少女へと歩みを進めていく】
【自分にとって、都合の良い事が起こるかもしれない】

【そんな儚い―――期待を胸にして】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/24(火) 22:40:31.97 ID:0+SLMHsdo
>>954
【あの中継を見ていたとはいえ、初対面】
【彼女がNo.77…昼の国支部長・ガルニエであると気付くのに、ある程度の間を要したのだろう】

ああ、何でも言ってくれ、支部長。
下っ端だからな、俺。

【空いている左手をひらひらさせつつそう言う。だが、赤い瞳は怜悧に細められたまま】

そうそう、ただ居るだけのクズ共。ナンバーズに無能な上なんか要らない。
ナンバーズが合議体制で本部を運営するのが、あるべき機関の形だと俺は思ってる。
そのためには、役員連中の抹殺と…各ナンバーズのまとめ役、つまりは支部長級の協力。

そして何より、形骸化した議会の解散。
…もっとも、この話は議長のロバートにつけるべきだ。そこは譲れない。

―――――ああ、俺と言う一下っ端の“思ってる事”だ。間に受けなくていいぜ?

【最後の最後で冗談めかすが、笑みなどは微塵も見せず】

あー…だから、“ただの下っ端”さ。
捨て駒の一つ。価値なんてない。そう扱うべき存在、ただそれだけだ。

【ここでやっと、赤い瞳の鋭さを隠し、おどけた笑みを見せた】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/05/24(火) 22:48:32.25 ID:VbRsadFF0
>>963

(……人通りが無くなってきたね)

【進むにつれて、恐らく。少女が紛れ込めるだけの人ごみは薄れ行くのだろう】
【そうなれば少女は、その体捌きを明らかなまでにシフトする】
【それは、ごく自然な挙動から一転、洗練された尾行者の足運び】
【足音も気配も殺し、静かに這い寄る。――少女が、“かの組織”にて培った技術】
【『標的に気付かれずに“射程範囲内”に至り、音無く“暗殺”するための技術』だ――】


(……お頭様?…………ああ、レイドのお父さん――シュバルツ、だったかな)
(部下、とみて違い無いか……リイロちゃんのクローンは……シュバルツの私兵だったはずだし)

(……マズったなぁ、面倒なところに遭遇しちゃったよ。せーっかく新しい服買ったのに……)

【陰に潜んで様子を窺いながら、少女は内心で溜息を吐く】
【彼女を知っている者が見れば分かることだが――少女の容姿、服装はかなり変わっている】
【きっと、気合を入れてコーディネイトしたのだろうが……一夜で無駄になってしまうかな、なんて】


(……彼我の戦力差が大きすぎる。真っ向からじゃ間違いなく死ぬね)
(リイロちゃんが一人ビルに行った……あっちが本命で、あとは陽動部隊ってところか)
(なら、私がすることは……――)

【思考は完結に。少女は、昴は即座に行動を開始する】
【息を殺し、足音を潜め。獲物に這いずる蛇(ヴァイパー)のように】
【建物の裏手へと向かった、ピンクの髪の少女の後を追おうとするだろう】
【近付くことはしない。距離は保っている――それでも、少女に「位置探知機能」などが備わっていれば、気付かれるか】
【その場に残ったふたりは、気になるものの――今は、捨て置こう】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/24(火) 22:48:32.70 ID:EyX+sUHKo
>>965

………あー、そのー、えーと

……体を売るならばそういうお店が集まっている町に行くのがお勧めだ
お客さんに評判聞くのは駄目だね、裏方の事情が見えない
こっそりとお店を回って、働いてる子の評判でも聞いて
一番境遇良さそうなお店に「働かせて下さい」って言えば良いよ

まあ、未経験者だったら技術指導から何からの名目で結構稼ぎが―――そうじゃないそうじゃない

【背後、おそらくは頭の側の事だろうか】
【仰向けのまま、視線だけを動かして、其方の姿を確認し】
【独り言なのかどうなのか、反応するべきかどうなのか、悩みはしたが】
【一応は本業という事で、アドバイスまがいの事を言ってみたり】

……お酒を飲む相手は、もう少し風情が有る方が嬉しい、かなぁ……

【虫の声は心地良いが、虫の羽音の様な声はそうでもなく】
【苦笑いを浮かべながらも、肩に置かれた手に、自分の手を重ねようとする】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 22:48:56.57 ID:/oz7B9fAo
>>955,964

……ッアアアアアアアアアアアッ!!

【咆哮。それは、相手を害すためのものではない】
【目の前の、愛する者を救うことの出来ぬ己への、叱咤である】
【黒き柱に、火憐は飲まれるだが、それでも】

まだ、燃やす物≠ヘ有るッ!!

己を燃やし尽くしてでも――――ッ!!

ゼーロッ!!キミを、狂気から奪い取っていく≠シッ!!

キミが、魔力を奪うように――――ッ!キミを、私は、この手に抱きたいからッ!!

【ゼーロは、魔力を奪い、体力を奪い、全てを略奪しようとする】
【火憐も、その本質は変わらない、侵掠如火――侵し掠める事火の如し】
【全てを火で塗りつぶし、万物を破壊によって奪い取るのが、火の在り方で】

【地面に、火憐は叩きつけられる、ご、と口から、息が吹き出して、それでも、立ち上がって】

――――――駄目だ。…………やめてくれ、……ゼーロ。

【全身から突き出す刃は砕け散り、付きだした後から、鮮血を吹き出しながら、火憐はゼーロの背後から抱きつこうとするだろう】
【離す積りは、無い。ぎち、ぎち、ぎち。軋むように、火憐は強くゼーロを抱きしめるはずだ】
【……後ろから、ぽたり、ぽたり、と何かが溢れるだろう。それは、熱い、液体。透明で、悲しい、そんなものが】

おねがぃ、だから……さぁ……っ。ぜぇーろぉ……、やめて、よ。

おねぇ、ちゃん、かなしい、よ?

【溢れる言葉は、妹を、思い、泣く、ただの少女の、そんな言葉、しかし、重い思いの力が、それにはこもっているだろう】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 22:49:53.03 ID:ryyW775Lo
>>967

【歩み寄る少年に対し、僅かに片眉を上げる】
【この場所で彼らが遭遇してから初めての、反応といえば反応】
【ざり。おんぼろスニーカーの右脚を、半歩分、引いて】


……とぉんだ甘えんぼさんだね、君ってやつは。
百万――や、百億歩譲ってボクが洗脳されていたとしても、
そうやって丸腰のまんまで「機関員」に近づこうだなんて。……死ぬよ?
せめてさあ、その腰にぶら下げた煩いソレを抜いて、引き金に人差し指をひっかけてからおいで。


何てったって僕らは――――「敵同士」だよ?


【突き出した、右の掌。「止まれ」を意味するかのように、少女と少年を分かつ】
【その部位には、まるでそこを防護するかのように包帯が巻かれていて】
【明らかに、「戦闘のために」そうしているのが解る、はずだ】



//わーいたらたら書いてたら時間ががが。
//てなわけで持ち越し、お願いできますでしょうかっ
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 22:56:26.57 ID:Lvnyq3gTo
>>962

このくらいなら、慣れてるよ。
今回はレアケース、ちょっとばかりイレギュラー混じりだけど、ね?

【上体を起こしながら、ちらりと青年を見遣る。切れ長の双眸に湛えられた茶色が、淡いネオンを反射して動物のように輝いた】
【垣間見えるのはどこか青年を意識しているような、薄ら笑み。小さくウィンクを飛ばして青年の手を取り、今度は体を】


ふーん、優しいんだね、お兄さん。

【―――――“此処の人にしては”】
【彼の冷淡な言葉を真似るように、依然微笑を貼り付けたまま、無感情を装って一言】
【本来人肌が持ち合わせる温もりの無い手袋、張りの無い感触が意味する事を察しながらも問いはせず】
【掌に収めた冷たい硬貨から感じ取れる一抹の暖かさを確かに実感しながら、ポケットへと押し込んだ】


正直眉唾ものだけどね、“そんなもの”。
誰かにとっての幸せが、誰かにとっての不幸になる。そんな世界の中で絶対的な幸福を与えられる存在なんて、あると思う?

【誰に言うでもない青年の呟きに呼応して笑顔のまま切り出すのは、禅問答じみた問い】
【燦々と、太陽を思わせる輝きを瞳に込めながらじっと相手を見据え、その答えを待つ】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 22:56:31.82 ID:0+B4JMkAO
>>964
//放ったのは苦無ですけどねっ!
//まあ刃物ですから何とか辻褄は合うでしょうし問題無さそうですけど

っ、と、持って行かれたか……。

【敢えて平然とした口調で言うが、内心で舌を打つ】
【無理矢理、回転しながらもその軸となっていた足に力を込めて、跳躍】
【直撃は避ける程度には動けた、だが、確かに僅かな時間当たってしまった】

【それだけで―――身体が重い、眩暈がする、力が入らない】


>>971>>964

やれやれ、姉妹二人が仲良くしてる所に無粋だけれど、さ。

【かつん、かつん、と、歩み寄り】
【敵対していた少女の手に、自分の手を、合わせた】
【魔翌力を敢えて奪わせるように、狂気じみた衝動からだけでも、救う為に】

火燐、今、その子は『魔翌力を奪う』とか言ってたよね。
なら、僕のを持っていけば、どうにかなるだろう。
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 22:56:45.43 ID:1p5NHmGDo
>>968

考え方は近い。昼の国という強い土台が出来た今、役員などという存在は論外だ
だから、仮に支部長としての私が要るのなら、その時は協力するとしよう

……しかし、ロバート・レイントは未だ居るのか?
私は相当長い期間に渡ってアレの姿を見ていない
加えて、レイント社自体も平常事業以外に目立った動きも無いだろう

だから、解散には賛成してもやり方には疑問符が付く
思っていることだろうが、なんだろうがな。

【左だけの碧、それは鋭く、相手の赤い瞳に合わせられ】

では、下っ端。お前に少しばかり頼みたいことがある

先ず、『出来るナンバーズ』を探せ。
所属だけして、恩恵に預かり、結局は動かないという者が多いからな
そういった出来ない者を見つけたら、“叩け”。私の名を出しても構わん、ある種の更生をさせろ

また、出来る者を見つけた場合はAOEを焼くか否か
そして、お前の言う合議制……その賛否を聞いてみろ
仮に運営をするのなら、先に言ったとおり昼の国を貸してやるとも、な

………さて、何か質問や意見は?

【対して、鉄仮面。笑いなんて微塵も見せず、語りを続ける】
【もっとも『どうせ暇なのだろう』という台詞を付け加える辺り、心の中では笑っているのかも知れないが。】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 22:57:57.99 ID:SZyBEpzE0
>>953

【言葉を聴き、瞳を伏せる。彼が浮かべる感情の炎が、熱く感じた】
【護としての。捕らわれない、個人の戦い】

……、

【瞼を落とす。思考を過ぎる光景は、彼との出逢い。会話した街中。前回の、絶望と希望の闘い】
【考えれば、考える程に。彼を、大切な存在に感じた。澄んだ想いを忘れない、愛らしい顔立ちの、一人の少年】
【そして、護が。いずれ、倒さなければいけないと、明確な意思を向ける事になった人物。想起する、美しいエメラルドの双眸】

……。男らしく、……なった、……。護、

……。やっぱり、……君は。強い……
……誰かの、為に。……何にも、カテゴライズ、されずに
……行動……する事は、……、

【其れは、余りにも、眩しくて。掻き消されない、尊いものだ】
【開けた視界には、矢張り、彼が居た】

……、僕の、……連絡先。……
……何か、あったら、……此処に

【告げながら、ソックスとブーツの下から、連絡先の書かれた紙片を、手渡そうとするかもしれない】
【メールアドレスと、電話番号。彼女達と再会した等、進展が有った際に、情報を、教えて欲しいのだろう】
【白の上、か細く踊る黒の文字。湖の発する光に、照らされていた】

【不安と、希望に彩られた心情だった。どの様な結末を迎えるか、未だ、判らない、少年と、少女と、女性の物語】
【少年の力に、なりたいと願う自分だが。恐らく、何の力にも、なれないだろう。愚図で、役立たずで、頭も良くない】
【だとしたら、】


【光は、貴方が持っている】


……護。……泳ごうか、……?

【ぽつり。思わず、紡いだ言葉は。突拍子も無い、ふざけた提案だった】
【服を着たまま、再び、蒼い砂糖の湖へ飛び込もうとするだろう。飛沫が、周囲に飛び散るかもしれない】
【湖の地面に座り込むように、深く沈んで。気泡と共に、シロップの中で、何かを呟いた。 其れは、恐らく、決意の言葉だった】

/遅れてすみません…
/そして、此の辺りでしょうか…
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 22:58:09.74 ID:Lvnyq3gTo
>>962
/っと、せっかくですしここの色に染まろうかと……!
/能力等については既に投下してあり、問題無しとの事なのです
/では、よろしくお願いしますーっ
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 22:58:19.78 ID:VMkBgy0zo
>>970

その手の店って文字通り肉体労働だしあたしそういうの苦手だから、出来れば楽な――――
あー……本音を言うと働くの怠い例え楽でも怠い……。
働きたくないでもお金欲しい、というかお酒欲しい……くれてもいいよ?

【重ねられる手に特に警戒もせず】
【もうこの時点で大分酔っているんじゃねえのというくらいに口調はふにゃふにゃ】
【やる気の無さが人の形をしたような、そんな感じで終いには地面にぐだぁっとうつ伏せに倒れる】

あ、もうダメだエネルギー切れだお酒が足りない、三大欲求よりも酒が足りない。
そこで心優しい貴方はあたしにお酒をくれるに違いない、違いない……。

【肩に手を置いたまま軽く身体をゆすろうとして】

ところでさっき偶然耳に入ったのだけど『ヤツルギ様』だっけ『ミツルギ様』だっけ?
なんか面白そうだから酒の肴に話してもいいよ?

【気だるげながらも耳を立てていたのか】
【伝承と言われるそれを極めて怠そうにしかし偉そうに尋ねるのでした】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 22:59:33.55 ID:CEtJKP9zo
>>959

【ルシアの見せる珍しい表情を】
【網膜に焼き付けるように見つめて、楽しんでいたりするのだけど】
【本人も恥ずかしくないわけじゃなかったから――まぁ、自爆みたいなもの】

【感謝の言葉を向けられると】

……ぅー、……

【どこか、居心地悪そうに呻いて】
【じぃっと、見つめ直した】

…………お礼を言われるようなことなんて、何もしてないですよ

お願いされてないことを、好き勝手にやっただけ
……心配性なのです。 私≠ヘ

【魚の下半身をルシアの脇へ投げ出すと】
【思い切り身体を引き離すように、起き上がる】
【それから、照れくさそうに頬を掻いて】

…………でも、感謝して頂けるのなら
勇気を出した甲斐があったというか……

…………ルシア様

【言い淀むような口調から一転】
【真剣な口調で、彼女の名前をもう一度呼ぶと】

この近くに、川とか海って、ありませんか?

【       】
【両腕を前に伸ばしやがります】
【そう、これはたぶん、本気の要求】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 23:00:10.89 ID:OtXQjmyi0
>>969

【――――そろそろ良い頃合いですね。我々も向かいましょう】【――――了解】
【裏手へ回る1人を追ったなら、背後からこうした2人の声が聞こえてくるだろう】
【時間を合わせた陽動作戦――――その詳しい内容は不明ながらも、恐らくは2つのルートを伝って内部に侵入し、何らかの行動を完遂する事が目的なのだろう】

【――――故に、裏手に回りながらも、ピンク髪の少女の動きは慎重で、先を図ったものになっている】
【恐らく、後ろからの追跡者――――昴の存在には、相手からのアクションが無い限り、今のところは気付かないだろう】

「ん…………子供か?」「なんだ、こんな所に……道にでも迷ったか?」
――――ごめんなさい。お兄ちゃんとはぐれてしまって……

【裏手に回ると、別な出入口があり、そこには2人の警備員と思しき男たちが立っていた】
【その眼前に、悠々とピンク髪の少女は姿を見せ、弱々しい声で――――それが演技の類である事は、本性を知っている昴には一目瞭然だろう――――答える】

「なら、いいか……この道を真っすぐ歩いて行ってだな…………っ…………――――――――」
「お、おいどうし……!? …………――――――――」
――――無力化、確認…………

【一人がしゃがみ込んで、少女と視線を合わせながら道を教えようとした瞬間。警備員は突然脱力し、その場に倒れ込む】
【異変を察知したもう一人も、アクションらしいアクションを起こす事も出来ずに、意識を失って倒れてしまう】
【――――このリイロクローンが何かを行った事は、間違いないだろう】
【倒れた2人をチラリと見やると、クローンはドアのノブに手を掛ける】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/24(火) 23:04:21.91 ID:ylQaCfqTo
>>966

【眼前に構えていた鉈の防御を解いた瞬間、アーレカンテは戦慄した】


 【「──彼奴が、消エた?」】


【アーレカンテが正面に見据えていた筈の、あの獣人の姿がない】
【時が止まったような錯覚の中、存在しない脳が焼け付くような焦燥】

【そして背筋に落雷を帯びたような怖気が疾ったときには、既に手遅れであった】

【──ひゅン】

【鋭利な風斬り音】
【鎌鼬のような疾風が、白銀の頭部の左側面を駆け抜けた】

 “──ィ 忌……ア”

【──ぴっ、と、金属質の頭部の表面に、一筋の蒼い線が描かれる】
【そこからゆっくりと、頭部の上下がずれ始め──やがて、頭の上部だけが床に落ちた】

【疾風の正体は、薙刀による一閃】
【その閃光のような刹那の斬撃は、硬いはずのアーレカンテの頭部を、】
【それが実は豆腐で出来ていたかのように、綺麗に上下に裁断した】

 ──────っ、──!

【その瞬時、リリセールの細い体躯が、電撃でも浴びたように急激に跳ねた】
【その桜色の口唇から、漆黒の血飛沫が花咲くように散って──がくり、と、床にへたり込む】
【──頭部という箇所に受けた傷は、強烈なダメージとなってリリセールに還ったのだ】

 ──な、ぜ、拒否、するの
 そこはとっても、幸福な、とこ、ろ

 あらゆるものが、存在、する、楽園、なのよ──

【千々に乱れた琥珀色の髪、うな垂れた華奢な身】
【リリセールは、途切れるような声を紡ぎ、動こうとはしなかった】

【──決着、なのだろうか】

 “────────”

【頭部の上半分を失ったアーレカンテは、ただ動かずに直立したまま】

【青年は、異形らの群れの中で一人奮闘し、】
【その人型たちを一つまた一つと銀の液体に変えていく】

【──ともすれば、獣人はリリセールを如何様にも出来そうな状況だったが、】
【何ゆえだろうか、その場には不可解な空気と瘴気に満ちていて──】

【どう動くかは、獣人の自由ではある】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/24(火) 23:05:14.33 ID:bXyCQeAho
>>972

「……うるさいってのは気に入らねぇけど、この子間違っては無いぜ……?早く取れ」

…………

【右の掌を向けられ、左のホルスターからの声に、ぴたりと足が止まり】
【ホルスターから、其れを引き抜こうとせず、1歩、2歩と後退りして】


「おい、お前からもなんか言ってくれよ……」
『……とりあえず、この子は敵だから……ね?』

【今まで、口を噤んでいた右のホルスターの言葉も、戦いを勧めるモノだった】
【しかし、其の言葉を聴いても、少年は銃を抜くのはおろか、手にも掛けず、少女を見据えるだけだった】


【何故?――――】

【瞳が示しているのは、頭を渦巻く疑問】

【瞳に戦闘の意思は無い。仕掛けるならば、今が好機】

/了解しました。それでは詳しいことは舞台裏でお願いします
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/24(火) 23:05:43.98 ID:MprbCqeAO
>>973

……そうか

【対して青年、魅力的なウィンクにも憮然と頷くのみで何か言いそうな様子もない】
【手に手を重ねられればぐっと力を込め、腕の力のみで引き上げる――】
【どうやら細身の身体とは裏腹に、それなりの力があるようではあった】

【優しい、と感想を零されても頸を傾げるのみで苛立ちなどを表す訳でもない】
【そもそも彼は、幼い少女の頭部にしか興奮しない異常性癖持ちなので】
【そういう意味では、目の前の女性はただの“人物”にしかなりえないのだった】

…………さて
あればいい、と答える程度に留めるか。別に俺は、自身の幸福など興味がない

【――その言葉はがらんどうな彼の内部で、よく響く】
【沈黙と共に失われた感情は、痣塗れでもなお輝く彼女の瞳に見透かされそうなほど、一瞬だけだが静かに揺らぐのだ】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/24(火) 23:09:48.16 ID:EyX+sUHKo
>>978

……えーと、これは僕が君に奉仕活動をしなければならないのかな?
生憎とそういうのは有料サービスだから、応と答えるのは……
というか君、それをいきなり僕に言われても何をどう答えたら良いのやら……

【唐突に表れて、目の前で気力の無さをアピールされて、流石に困ったらしい】
【肩に置かれた手をひょいと引きはがし、ついでに上体を起こして、やや引き気味】
【一度、自分は赤の他人なのだと主張して、距離を置いて】

盃一杯、三百。格安でご提供します
手酌は……そうだね、サービスしよう。そんな所までお代は頂かないよ

【酒を飲み交わす相手ではなく、どうやら『客』と認識されてしまったらしい】
【本音が見えていた表情が一点、営業スマイルに切り替わった】

【営業スマイルは、キーワードに触れられても揺るがない】

……肴は、別料金です。こっちは高いよ?
ちゃあんと相応のものを支払ってくれないと駄目。ね、お姉さん?

【客に何かを提供するなら、別な何かと引き換えに】
【お客様は神様です、どんな相手でも料金を支払ってくれるのならと条件付きで】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/05/24(火) 23:12:39.91 ID:VbRsadFF0
>>980

【追跡の最中、昴は想う――】

(……皮肉だな。“あの頃”と訣別するつもりで、服装を変えたってのに)
(結局、やってることは“あの頃”とあんまり、変わらないんだね)

(……心の奥に、居る人が。……気持ちの軽さが、ぜんぜん違うけどさ――)

【――いや。そんな感傷は、今は振り切って。集中、すべきだ】


【そして、其のリイロクローンが。演技の末、警備員を突如無力化したのを確認して】

(……なッ、…………スタンガン?いや、そんな類じゃない……何が?)
(ああもう、こんな時“シャル”が居れば……あの洞察力なら、見抜けるんだろうに!)
(……あのふたりが生きてるかどうか。気になるけど……仕方ない。私も使わせてもらうよ、そのルートを)

【リイロクローンがドアノブに手をかけた時点では、まだ動かない。少し先に進ませる心算だ】
【代わりに、気づかれないように壁際まで移動を試みる。先に行かせすぎては見失う――】
【その行動を取りながら、矢張り昴は思考を重ねる】


(最上階で落ち合う、みたいな話をしていたね。……どうするかな)
(あのクローンを暗殺するのは、難しくないはず。私の尾行には気付いてない……この距離ならヴァイパーの射程内)
(でも、そうすると分が悪くなる。多分、定時連絡とかあるんだろうし……)

(……最上階まで泳がせて、そこを抑えるか)
(…………――隊長らしいあの女を捉える。クローンたちは『駒』だ……あっちを抑えても意味が無い)
(『頭』の命を私が握る。それが『取引』の条件――……決まり、だね)


……(と、なれば…………)

【――そこまで考えて、昴は何を思ったのか。リイロクローンの様子を窺いながら、慎重に携帯電話を取り出す】
【そして、『ある人物』に電話をかけるだろう――昴の『親友』にして、彼女ら『暴蜂』と最も関係の深い人物――】


【――“あの腕”で、電話に出られるのかな?と、少しだけ思ったけれど】
【久しぶりに、こんな『生死の境界』に踏み込む前に、会話しておきたいという小さな感情も、そのボタンにかけた指を押した】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/24(火) 23:15:43.00 ID:0+SLMHsdo
>>975
【協力する、との言葉に、赤い瞳は愉しげに細められるも】

奴は、居る。
いつ姿を現すかは、まだ不確定だが。
俺が保証する。

【ロバートの事を語る時だけは、その瞳は強い光を内包して】

…ただし。
俺の譲れない所と、ガルニエ支部長の疑問を一挙に解決する手段がある。

【そこで、ウェスカはどこか少年のような笑みを見せて】

―――――“事後承諾”。
議会の解散以外の事をぜーんぶ済ませてから、ロバートに「わり、勝手にやっといた」って報告する形。
あいつならきっと笑って許してくれるさ。
ふざけんなって言って本気で殺しに来たとしても、俺が代わりに死んどくから問題ねー。

もし議会の解散承諾が取れなくても、どうせ既に十分な程形骸化してるんだ。
“改革”の邪魔にはならない。

【議会解散以外の事なら、進めてしまえばいいと。合法的な抜け道を提示して】
【そして、彼女の頼みごとを聞き】

了解。
俺が言いだした事だし、その件には責任を持つさ。
出来ない奴の更生は…まぁ、支部長命令って事でやらせてもらう。

【ガルニエの言葉に、「暇はあり余ってる、というか今は絶賛休暇中」と言っておどけて見せて】
【そして、また左手を振って見せて、「質問なーし!」と言い】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 23:15:48.74 ID:Lvnyq3gTo
>>983

そっけないなあ、もうちょっと喜ぶ所だよ?そこ。
こんな魅力的な“レディー”を捕まえておいてその程度じゃあ―――お兄さんもしかしなくても、友達居ないタイプ?

【露出の多い服装に、崩れた口調。そこに今現在のシチュエーションを加え、踏まえた上で彼女が淑女足りうる存在でないのは明白だった】
【無論自覚はしている、その証拠に笑みはより一層深く、口角を釣り上げさせた表情は茶化すようなもの】
【青年の痩躯から引き出される力に内心では驚きを禁じ得ないのか、わざとらしく取られた手を振ってみせた】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/24(火) 23:16:39.76 ID:K8g3Nplvo
>>971

―――離して

【火憐の想いとは対照的に――冷たい言葉が放たれる】
【足を伸ばす先は、カレルがいて、彼の魔翌力を奪おうと。火憐の腕を掴んでその束縛を解こうとして】
【だけども力が入らない、元より力で適わないのだから、振りほどける訳はなく、諦めると、火憐の腹部へと】
【精いっぱいの力で肘打ちを繰り出すだろう。何度も、何度も、だけどそれに力はなくて、ただの虚しい抵抗に終わるはずだ】

―――――!

【そして、伸べられたカレルの――手。火憐への肘打ちを中断すると、躊躇いなく彼の手を真っ白いその手で握るだろう】
【当然、何が起こるか、彼は予想しているのだろう。触れられれば魔翌力や体力が全て数秒の内に吸い取られてしまう】

【魔翌力を吸収する途中、何かが肩に落とされた気がした】
【熱い何か。想いを宿した何か。悲しみを帯びる――何か。彼女はそれがなにかこの時点では≠ネにかわからなかった】


【     ビキィ     】


【一瞬、身体の中に卵≠フ亀裂が深まる音が駆け巡った】
【同時に、より高密度の卵≠フ魔翌力が噴き上がる。彼女の意志を絡め取るように、押さえつけるように】


【  だが  】

―――――火憐………お姉……ちゃん…?

【卵≠フ支配から彼女の意志が浮かび上がった。この戦闘の記憶が一切ない様子で、口を開く】
【それにより、カレルへの力の吸収は9割――命を奪う寸でのところで留まるだろう】


【右も左もわからない、自分の置かれている状況が理解できない。ただ、背後には大切な人がいて】
【顔を上げて、その人の顔を見る。何故か泣いていて―――次々に落される涙が、彼女の頬と肩を湿らせて行く】


/ぎゃああああクナイでしたか!久しぶりにその文字を見たから何かわからんかった…ごめんなさい
/展開に支障はないので、気にしないでください!すいません
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 23:16:45.18 ID:Lvnyq3gTo
/途中送信……もうしばしお待ちを!
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/24(火) 23:17:35.58 ID:CYSQXFtko
>>981
【アーレカンテへの攻撃成功】
【形成した刃は極薄、裏面の『峰』すらもカードか何かのようにすら薄く、物を受けるには適さない】
【軽さ重視、切れ味重視の形態を持つ薙刀の一閃は、猫本人が想定していた以上に軽すぎる】
【調整が必要かと、若干訝った次の瞬間、リリセールへダメージが移行した事を知る】

【ダメージへのフィードバックか、脳への痛ましいまでの衝撃】
【経験がある、防御の為にと出した鎧が受けたダメージを、あの時は制御不安定状態のため自身にも返ってきたのだ】
【思い出して、苦笑。僅かながらの安息の吐息】

”現世が幸福じゃない、とでも言いたげだね”

【途切れ途切れに吐き出される言葉には、物憂げに目を細める】
【かなりのダメージを受けているのだろうけれど、フィードバックレベルの差異が掴みきれず】
【まだ生きているから、多少は減衰されたのではないかと、仮説を立てる】

”そして世界は未完で、欠けているとも、君の言葉が告げている”

【猫は、頷いた。そのとおりだと言葉を肯定した】
【その上で、再び薙刀を振り上げる】
【はじめたのだ、終わらせなければいけないという、過去の決意を無為にしないために】


”…人の手に、生きとし生けるものたちに全ては余るから”
”これで、いいのさ”


【瘴気、異質な気配】
【それでも、例えどれほど残酷でも、完遂せねばならないから】

【目は閉じない、真っ直ぐ、アーレカンテを見据え、奥にリリセールを透けて見ながら】

【縦一閃、振り下ろす】
【覚悟はできた】


【それでも、と】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/24(火) 23:22:47.11 ID:OtXQjmyi0
>>985

「…………」

【内部に入り込むと、クローンはただ無心に上階への移動を続ける】
【痕跡が残りやすく、逃げ場を失いやすいエレベーターは用いず、ひたすら階段を使っての移動だ】
【内部に居るはずの職員、あるいは警備員の類は、ほとんどその姿を見ない。本隊の言っていた、何らかの形での『陽動』が、上手く効果を発揮しているのだろう】

「…………目標地点到達。合流までの予想時間は…………」

【そして、5階の社長室の前まで来ると、ピンク髪のクローンは扉の前で立ち止まり、腕時計に目を落とす】
【そして――――ここで初めて周囲の様子をうかがい始める。恐らくは、時間までに待機行動に移り、姿を認められない様に、周囲を警戒しているだろう】



【――――電話は、問題なくコール音を呼び出し、相手を呼ぶだろう】
【そうして、コールが6回鳴り終わったその時――――】

[――――はい、レイド=E=ヴェイスです……]

【――――昴の『親友』、レイドの声が耳に届くだろう】
【現在は、風霊統主の城を中心に、あまり積極的な活動を行っていないが、ともあれ、彼女は無事だった】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 23:24:53.36 ID:/oz7B9fAo
>>974
……う、ん。

【ずぞぞ、と鼻を啜る音が響き、火憐はゼーロの後ろで首肯を返すのが視えるかも知れない】

……でも、なにか、おかしいんだ。

ゼーロ、前は、奪うだけで、殺そうとは、しなかったのに。殺意も、無かったのに。

【ぽつり、ぽつり、と言葉が零れて行って】

……突然、変わったのには、理由が、有ると、思うんだ。でも……。

>>988

……っぐ、が……っ……。

【肘打ちを、撃たれても、彼女は、離さない】
【顔を、涙と鼻水でぐちゃぐちゃにしながらも、それでも】
【妖気によって、生命を保つ火憐の体は、今現在、おぼろげである】
【ぱ、ら、り。皮膚の一部が、肘打ちを受けるたびに、風化するように、崩れ落ちて】

【そして、カレルの魔力を吸って、そして、卵に、ヒビが入る音がした】

【そして、ゼーロ/妹≠フ、声が。己を呼ぶ、愛しき妹の、声が、した。したのだ】

……ぜーろぉ……っ。

【ぎゅぅ、と火憐は抱く腕に、力を込めた。抑えつけるものではなく、慈しむような、そんな抱きしめで】

……よか、ったぁ……っ!よかったっ……。ぜーろぉ……っ!

【嬉しいやら、さっきまで悲しいやらで、涙のスコールが降り注ぐ勢いだった】
【火憐の、普段の冷静な姿ばかり見ているゼーロは、驚くかも知れない。あの、桜の国の戦いの時も、火憐は、泰然としていたのだから】
【だが、火憐は、失う≠アとを、恐れる存在だ。己の祖父を失って以来、それは、より強くなって】
【だからこそ、かけがえのない己の妹を失うことは、怖かった=A悲しかった≠フだ。ぎゅぅ、と抱きしめて泣く火憐は、弱々しい、一人の少女だった】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 23:25:30.81 ID:VMkBgy0zo
>>984

ち……そう簡単にはいかないか、世の中難し……。
というかサービスなのに有料とはこれ如何に?サービスだから無料であるべきだと思うの。
そりゃあ貴方……酒を持っている→あたしが飲みたい→貴方がくれる→幸せ、みたいな?

【度重なる飲酒できっと脳内もアルコール塗れなのだろう】
【彼女一人で山に篭って生きてお酒があるならばきっと永遠に幸せな脳味噌】

安い?……ええとでも一応路銀はある筈……。
二百五十しかないし、これは酷いオチ……五十くらいまけてよオニーサン。

【それなりにあった筈の路銀を一体何に使ったのかしらん?と思案すれば】
【その思案すら必要なく間違いなくそれは酒の為、だから女性の身体はなんだか甘い酒の匂いがするとか何とか】
【これもある種の絡み酒かもしれない、だって原因が酒にあるのだから】

肴までお金取るのー?世知辛い世の中……。
お金が無いからそれじゃあこの和傘とかどうよ?ほら結構良い品だよ?
丈夫だし色も青いから目立つこと請け合いなのよ……。

【ごろごろとしたまま器用に帯に挟んだその和傘を引き抜いて】
【ずずいっと差し出す、青の和傘、骨は竹製で丈夫な品物】
【色的には滅多にお目に掛かれないかもしれない】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/24(火) 23:28:23.32 ID:03zdHY+Eo
>>979

…………ん。

うん、でも、お礼は言っておきたいよ。
私の事、心配してくれてるんだよね。

【じぃ、と見詰められれば】
【真っ直ぐにその瞳を見詰め返して】
【口元に浮かぶ微笑は、どこか嬉しそうで】

【ゼノアの身体が離れれば、ルシアもまたゆっくりと身を起し】
【髪、マント、セーターの順に適当に付いただろう砂含め埃を払う】
【そして、直ぐ傍に落ちていたシルクハットを拾って、被って】

ん、なあに?

【真剣な口調で語りかけてくるゼノアに】
【次はどんな話かと内心わくわくしながら返事をし】

――――――あー。

【割と大事な問題なのだろう。ゼノアの口調が其れを証明している】
【付近にあっただろうか。なにぶん昔は外出許可が無かった為、外を余り覚えていない】
【が、色々考えた結果、悩んでも仕方が無いという結論に至り】

――――近くは無いけど。
少し遠くまで行けば、確か海があったような……。

【曖昧な証言である】
【少なくとも、近くの国から此処までの道のりには川も海も無く】
【あるとしても、地平線の向こう側。村近辺からは見えない位置】

【それでもよければ、と。ルシアは伸ばされたゼノアの両腕を取って】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2011/05/24(火) 23:28:24.41 ID:Lvnyq3gTo
>>983

そっけないなあ、もうちょっと喜ぶ所だよ?そこ。
こんな魅力的な“レディー”を捕まえておいてその程度じゃあ―――お兄さんもしかしなくても、友達居ないタイプ?

【露出の多い服装に、崩れた口調。そこに今現在のシチュエーションを加え、踏まえた上で彼女が淑女足りうる存在でないのは明白だった】
【無論自覚はしている、その証拠に笑みはより一層深く、口角を釣り上げさせた表情は茶化すようなもの】
【青年の痩躯から引き出される力に内心では驚きを禁じ得ないのか、わざとらしく取られた手を振ってみせた】


私はあると思うな、そうじゃないと“楽しくない”じゃん?
自分の幸福に興味が無い人でもさ、夢というか目標、目指す所ってあるでしょ?

――――って、何浸ってるのさ……今の、結構効いてた?
ほら、やっぱり気になるんじゃない、そういうの。クールなナリして、案外中身はシャイボーイだったり?

【青年が言葉を受け取った刹那に見せた空虚を、女は見逃さなかった。せせら笑いながら、何かが欠落した瞳へ向ける視線を、より強く】
【本質は未だ見抜けずとも、彼にそういった節で腹に何か抱えているのは、察する事が出来た】
【赤の他人が踏み込むべきでない領域でも探検家特有の好奇心は意に介さずに、土足どころかロードローラーで、開拓せんとしていた】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/24(火) 23:29:19.60 ID:0+B4JMkAO
>>988

これは……想像してた、以上、かな……っ。
と、言うか……洒落に、ならないぞ……!!

【限界ぎりぎりまで力を注いで、後は手を無理矢理離させて】
【敢えて酷い言い方をするならば、“餌”を与えて立ち去る程度の気持ちでいたのだけれど】
【実際に試し、そんな次元の問題で無いと知り、其処で漸く自身の過ちを理解し、焦燥した】
【“餌”を与えたら腕まで喰われた、そんな状態だったのだ、無理矢理手を離す程度の余力すら奪われた】

【偶々、火燐の涙の所為か、少女の奪う力が緩んだ御陰で何とか手を離せたが―――危うく、死ぬところだった】

>>992

……成る程、ね。
詳しく聞きたい、けど、今はいいや……。

【語りたい事は、聞きたい事は沢山有る】
【だが、限界を越えた疲労感からか、質問すらまともに考えられない】
【だから、その場に尻餅を着くように倒れ込んで、御世辞にも綺麗とは言えない地面に身体を投げ出した】
【そうする意志が無くても、こうなってしまったのだろうけど】

…………疲れたよ、畜生。
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/24(火) 23:30:48.57 ID:1p5NHmGDo
>>986

ふむ……えらく自信があるようだな
まあ、いい。保証するのなら、居るとしておこう

そして、随分と上手い手を思いつくものだ
というよりは些か狡いが………あぁ、一つだけ
私は殺されん。だから、もしもの場合でも貴様が死ぬ必要はない

……AOE廃止、議会解散、ナンバーズの選定
こういったことは急ぐに限る。あまり、ゆっくりとしてはいられんぞ?

【『とはいえ、場合によっては回るがな』と加えて、その口を閉じ】
【やがて腰に当てていた手を下ろし、一つだけ息を吐いて】

では、な。私としても以上、支部長命令で一切構わん
こちらはこちらで国のほうを改める必要もある……任せたぞ

【最後にそれだけ言うと、相手の横をすり抜けるようにして歩いて行く】
【目なし腕なし、戦って数日ながら、既に次の自体を想定する】
【おそらくは、最も急進派。そんな彼女が任せた事、果たしてどんな結果を生むのか―――。】

【その全ては、下っ端たる彼が今、握っている。】

/お疲れさまでしたー!
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/24(火) 23:30:46.86 ID:/oz7B9fAo
//次スレっですっ!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1306247391/
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/05/24(火) 23:36:49.15 ID:VbRsadFF0
>>991

(……不味い、見失う……――)

【――行動を開始する。相手が電話に出るのを待っている暇は無かった】
【足音を立てないように……小声の会話が届かない、それでいて相手を見失わないギリギリの間合い】
【その位置をなんとか割り出して、緊張感に精神をすり減らしながら、昴は】
【――電話口から零れた、そのよく聞きなれた声に】


……――――二度言わない。よく聞いて


【名前は名乗らない。電話を口に近づけることもない】
【ただ、不気味なまでの静寂の中で響く小声――分かってくれ。そして、届いてくれ――】


『暴蜂』を抑えた。スーツの女とクローン2体。追う
……そのまま切らないで、何も喋らないで。録音して



場所、“−−−− −−−−”
電話が切れたら、ごめん。助けて



【最も簡潔に、今の状況を。……お願いだから、これだけで伝わってほしいと。切に】
【今居る建物の住所を告げ、そして付け加えた言葉の意図】
【それは信頼。巻き込むことに遠慮は無い。真なる信頼関係を信じて告げた言葉だ――】


【……最上階。昴は壁の陰に身を潜めながら、リイロクローンの様子を窺うだろう】
【下からこの場に至る階段やエレベーターを抑えられる絶好の位置までは見つからなかった】
【だが、この場所なら。社長室の扉の前は、よく見える】
【……待つ。あの女性と、もう一人のクローンが現れるのを】

【そして、社長室に突入する前に――(……≪ Viper ≫)……あの女性を、抑える】
【『取引』を持ちかけるのだ。此方が差し出すものは、女性の『命』】
【あちらが差し出すものは、『目的内容の詳細』……何事もなく、切り抜けたい】
【女性の『命』が、任務より優先する重要なものであることを願って】
【そして、己の狙いが成功することを祈って。昴は、物陰に潜みながら。右腕に、『銃砲』を具現する】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/24(火) 23:39:28.79 ID:EyX+sUHKo
>>993

サービスを売る仕事、というのも有るんだよ
だから、お姉さんのその理屈は当てはまらない、受け入れられない……困ったね
困ったと言えば、お姉さんがお酒以外に何を望んでいるのかが分からないのも困った
お酒をあげたらそれまで、なんて薄い縁じゃ淋しいだろう?

だから、ね。繋がりは多くしておいて損はない
こんな世の中だからこそお金という繋がりも――――――え、250?

【営業スマイルが消えて、露骨に嫌そうな顔に変化した】
【商売人というものは、兎角金の無い客には厳しいものなのだ】
【これで二百五十万というのだったら、それこそ走って酒を買いにいったかも知れないが】

……お姉さん、僕をからかってるのかい?
もしもお姉さんが、風情風流を解する人だったら、それは好ましい事だけれど……
酔い方の見苦しいお客さんは、何処に行っても嫌われる。覚えておいた方が良いよ?

【商売モードから完全に通常の、営業を度外視した態度に切り替わる】
【盃の中身を全て自分の喉に注いでしまい、「売らない」という意思を示した】


【ところが、二転三転。代金として差し出された傘を見れば】

………ん?

……ふーん、変わった品物だね……あまり見ない種類のものだ
だけど、竹製か……強度とかそういう面で……
これが金属製だったら、また用途もあるのだろうけれど……

何か、見た目以外で、特記事項は有るのかな?

【幾らか興味が戻ってきたらしく、傘に顔を近づけて鑑定紛いの事を始める】
【花より団子、だが外側の醜い団子は不味く感じてしまう】
【花はある、後は食って美味いかが知りたいらしい】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【進撃せよ進撃せよ進撃せよ!】能力者スレ【Tes.!】 @ 2011/05/24(火) 23:29:52.66 ID:/oz7B9fAo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1306247391/

握手券の恨みは怖いAKBSKEスレ @ 2011/05/24(火) 23:16:41.91 ID:eVuJUhgyo
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かまってかまってほしいーのー @ 2011/05/24(火) 22:51:35.97 ID:sHDCpBNyo
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【梅雨きのこ】きのこたけのこ大戦 会議場★53【たけのこ梅雨】 @ 2011/05/24(火) 22:29:11.38 ID:GPcl7Bfdo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1306243751/

海外へ脱出したい @ 2011/05/24(火) 21:14:38.52 ID:sQ58124AO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1306239278/

【A雑】ストライクウィッチーズ【ムリダナ(・×・)】 @ 2011/05/24(火) 21:26:18.30 ID:ACqL/t85o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1306239978/

滝壺「それでも私は、超能力者のかきねを守るよ」垣根「…無能力者が何言ってやがる」 @ 2011/05/24(火) 21:01:03.86 ID:onBRgLPr0
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さやか「大嫌いの裏返し」 @ 2011/05/24(火) 20:40:25.71 ID:h6r1fleF0
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