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【悪意は止める】能力者スレ【でも善意は回す】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 00:10:18.21 ID:DYL4ktJJo
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。

無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37115/

【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
エロ描写について
 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1308139016/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713613334/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) :2011/06/21(火) 00:33:19.09 ID:Kcos7Jz5o
>>1乙!
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) :2011/06/21(火) 00:33:53.77 ID:jJNVqc3AO
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 00:43:47.69 ID:2vQLhTnbo
>>1乙なのかな!
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:03:36.50 ID:SkA7T3/DO
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 02:02:47.21 ID:yrG+XDJvo
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 19:54:06.07 ID:XujNVT2Lo
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/21(火) 19:56:00.18 ID:bA21MLVeo
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/21(火) 19:58:19.92 ID:I/Ium9Cvo
>>1乙ゥ!
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 20:07:04.58 ID:yrG+XDJvo
前スレ>>1000

あの〜

【紫色のローブで全身を包んだ男が話かけてくる】

ぶっ殺していいですか?

【悪意のない、無邪気な...暴言】


/絡んでいいですか?ダメならスルーしてください
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 20:12:33.65 ID:Srn+GlwD0
>>10おおっと、自分は戦闘ロールはちょっと時間的には・・すいません。
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 20:21:28.57 ID:Srn+GlwD0
>>1000//ただいまです。

【茂みからゆっくりと出てくる少年】

ありがとう、ございます。

【息を切らしながらにっこり笑う少年】

すいません、ご迷惑をおかけして・・・。

【スッと頭をたれる少年】
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 20:35:43.62 ID:yrG+XDJvo
>>11
/じゃあ通常ロールで絡んでおk?

14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 20:36:25.53 ID:6hDh1oceo
【路地裏】

【呆けた曇天に、姿隠される月、今宵はどうやら、美しい姫は姿を見せないようで
街下に広がるのは仏蘭西銀貨が如きまばらなネオンサイン、町の明かりが、その暗さをものともせずに艶る
――――それでも、今は無き月を慕う、少女が一人】


……どういたしましょう、今の私は無力も同然
できることであれば、何もおこらなければ宜しいのですが――――……


【白銀の長髪をポニーテールのように黒いリボンで結び、メイドカチューシャを付け
スレンダーな身体を、強調するように胸下で大きくエプロンドレスの結び目を目立たせる
黒と白のロングスカートメイド服を纏った、巨乳の少女
黒いメイドブーツと、白い手袋、そして真紅の瞳が、妙に高貴な印象を与えるだろうか】

【しかし、その言葉はいとも簡単に踏み躙られて――――……
どこから呼んだのか、ガラの悪いチンピラが数人、彼女の姿を確認すると、路地裏へと入ってきた】


『へっへ……綺麗な肌だなぁ――――……傷つけてみたくなったぜ――――』
『ああ、まったく――――紅い紅い線を、刻んでやりてぇなぁ』


【少しずつ、にじり寄るように、彼女へと接近する男たち数人
彼女はその間合いを縮めさせまいと、じりじり、と後方に下がるものの
――――背に感じる、冷たい冷たい感触、路地裏の終わりが、直ぐ其処にあった】


(――――――――不味い、ですね)


【とくん、と心臓の鼓動が一つ、大きく響いた】
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 20:38:59.14 ID:Srn+GlwD0
>>13

私はソレでかまいませんが、>>1000の方にもきかないと
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 20:40:15.70 ID:yrG+XDJvo
>>15
/ふむ、では待たせていただきますよ
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 20:52:42.47 ID:iwsmRAvD0
>>14

【――コツ、コツ】

――うわぁ。なんというか、えげつない人たちですね……

【男たちの後ろから、足音と声】
【少女には、姿は見えるだろう】

【ともすれば夜の闇に溶け込みかねない、濃い灰色のローブを身に纏い】
【その首元には、ほんの少し金属の輝きの見える「L」の字の首飾り】
【左腰には抜き身の刀を差している。魔力や妖気の類を、周囲に薄く撒き散らして】


……さて、とりあえず貴方達には逃げることを選択するのをお勧めしますが?

【両手の親指にはまった指輪が、ほんのわずかな光を鈍く返す】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 20:53:37.48 ID:TvfDH2h5o
【街中】

「―――頭が、痛ぃ………」

【既に日は落ち、常人が活動する昼間より、狂人たちが活動を始める深夜へと時は動き出した】
【季節の為であろうか、冬のそれよりもまだ明るいのだが、夜には変わりない9時前後】
【一般人が街中を一歩でも踏み出せば、不良か犯罪者。はたまた血に飢えた能力者たちと遭遇しやすいこの時刻に】
【常に襲う頭痛の為か、包帯で巻いた頭を押さえつつ、1人の女が町へと足を踏み入れたのだった。】

「―――嗚呼、死体を摂取してないからか……具合悪い」

【スラリと伸びた長い足、月光を透き通すかの如く白い肌を持ち、腰ほどまである長い黒髪を束ね】
【赤色のコートを羽織った彼女は、外見さえ見れば常人と変わりないものの、明らかにおかしい点が幾つか有ったのである】
【眼の奥底の瞳孔は常に開いており、死んだ魚の様な目である。さらにその眼は1分、1時間たっても瞬きすることなく、簡単に言えば死体の用である】
【さらに彼女は、何故か2つの麻袋を担いでいるのだが、そのうちの1つからは甘酸っぱい林檎の香りがするのだ。】
【これは問題ない。問題があるのはもう1つの麻袋。底は残血の様な赤色で染まって――いや、袋のあちらこちらが朱で染まっていたのだった】
【さらに繊維の切れ間から、おそらく人間の指やら、臓器やらが顔を出していたのである。―死体を持っているとでも言うべきか】

「誰でもいいから新鮮な死体くれないかな…」

【壁伝いを這うようにして歩きながら、かろうじて聞き取れるほどの声量でそれを呟く】
【故に彼女、やはり常人ではなく。月光の元でしか生きられない人間であったのだ】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/21(火) 20:53:39.18 ID:PDQxLFrX0
>>14

【路地裏の深奥から見て、右側】
【二階建ての、ビルの子供を成長しないまま老け込ませたような建造物】
【灰色一色のそれの扉が、慟哭にも似た軋みを上げる】

………、――むぅン?

【そうして現れた影は、蓋し異貌の存在であった】
【踏み出された幅広の足の音は、地を鼓に変えたように重く響く】

 【炎で塗料を拵えたのかと思わせる紅蓮の装甲、炭にも似た漆黒のフレーム】
 【佩楯様の腰下の護りが、歩くたびにきゃらきゃらと甲高く哭き】
 【しきりに旋回し周囲の情報を探らんと光る単眼や、首周りのケーブルが無ければ】
 【重厚な鎧を纏う「真紅の騎士」としか言いようの無い――】

【緋緋色金を人形に固めたような巨体は、暫しの間】
【人語らしい声で疑念を示しながら、視線をこの場の者たちに行き交わせていたけども】

―――ヴァハハ、ハッ!

乙女の肌を赤くして好いのは時めきの火照りのみぞ!
若造とて、その程度は知っていると思っておったのだがなぁ!

……なあ?

【吼えるような笑い声を携え、その騎体は動き出し】
【不届き者どもと少女の間へと、立ちはだかろうとするだろう】

【まず――この威容を畏れぬか否かが、男たちの第一関門であり】
【見上げる、常人では丈の合わない2メートルを越す威容の兜には】
【『機関』の紋を刻んだ円形徽章と、双角の鍬形が掲げられていた――】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/21(火) 20:54:44.65 ID:PDQxLFrX0
//>>19、任務の失敗を確認
//ロールより撤退します、スレ汚しゴメンナサイ!
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 20:58:17.27 ID:yrG+XDJvo
>>15
/ちと別に絡みたい相手が来たんでそっちいく、すまぬ

22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 20:58:28.92 ID:6hDh1oceo
>>17>>20
/えーっと、今日は時間あるから三人でもできるけど、どうするー?
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/21(火) 20:59:54.62 ID:PDQxLFrX0
>>22
//自分の方は、そこまで時間がないですし
//久々ロールで二名様捌ける自信もありませんので、>>19は撤退の旨をもう一度お伝えします
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 21:01:21.46 ID:Srn+GlwD0
>>21

はい、わかりましたー
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 21:01:24.58 ID:/oHqNxXm0
>>18

―――――………糞が……

【彼女に気づかず、その横を通り過ぎようとしている一人の少年】
【弱々しい足並みで、夜の街を歩む】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

【また、傷口は新しいが、左足に酷くえぐれた傷痕があり】
【そのためか、松葉杖でゆっくりと歩いている】

【闘志を失ったともいえる、死んではいないが死んでいる眼】
【何か大切な物を失ったのか、それとも誰かを殺してしまったのか】

【はたまた両方か、よく分からないが何かを背負っているように見えた】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 21:02:05.83 ID:yrG+XDJvo
>>16

大丈夫...ですか?

【前スレとおなじ、紫ローブ】

死体なら家にいくらでもありますけど...

【すごく物騒です】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 21:03:00.13 ID:Srn+GlwD0
>>1000//ただいまです。

【茂みからゆっくりと出てくる少年】

ありがとう、ございます。

【息を切らしながらにっこり笑う少年】

すいません、ご迷惑をおかけして・・・。

【スッと頭をたれる少年】


//念のため、再投下です
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 21:04:14.21 ID:yrG+XDJvo
>>26
なにこれ、>>18へでした
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 21:06:34.95 ID:JFDlU//eo
>>12

いえいえ、これでためになったなら良かったですよ……

【軽く笑い返して】


…それにしても…かなり物騒な方のようでしたが?…


//すいません!!…少し居眠りしてしまいました…
/一応レス返しておきます…
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 21:12:33.56 ID:Srn+GlwD0
>>29//お気になさらず


え・・・と、あの人は家のものなんです

【頭をかきながらそういう少年】

ちょっと、出かけるだけなのに、ついてこようとするんです。

【途切れ途切れに話す少年の顔はいまだ良くならない】
【―――病気なのか?】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 21:14:26.16 ID:TvfDH2h5o
>>25

―――ど、どうしたのかぃ…?

【不意に一般の通行人とは異なる様子の少年が、彼女の横を通り過ぎようとした】
【この時間に出歩く少年といえば、遊びに行っていてつい時間を忘れてしまった少年か、はたまた彼女と同じく影に潜む不良】
【彼はどちらかといえば、その2極にすら属さない人間なのであろう。そんな彼は、意図も簡単に彼女の眼に留まったのであった】

【自分自身、頭部を軽く損傷しているものの、横を通り過ぎる彼の怪我は、自分のソレよりかは明らかに危険であり、若干ながら自らと同じ】
【"死体"の匂いすらやや漂うほどであった。故にこのまま長時間放って置くと命に関わるかもしれない―そう思い、彼の進行方向に体を移し、声をかけたのである】

――私が心配できるほどじゃないけど…と、兎に角大丈夫かぃ?

【声には妙な揺れがあり、それは一種のノイズの様だった】
【そんな彼女が彼に声をかけたのはもう1つの理由があるからである。彼女の前世―もう1つの赤井が彼を知っていたからである】
【今現在の彼女は、彼との記憶を断片的にも覚えていないのだが、体が勝手に反応したような物であろう】
【――かつての友人を助けに――】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 21:14:52.90 ID:TvfDH2h5o
>>26
/あれ…どうしましょうか?
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 21:16:09.96 ID:XujNVT2Lo
【酒場のカウンター席】

【アルコールの、ただし消毒用のそれでは無い、心惹かれる香りと】
【果実の甘酸っぱさに、血の鉄の臭いの混じる店内】

……親父。樽で酒
………それと、強者を見つける良案を頼む

「樽?うちじゃあ瓶での販売までしかやってませんよ小売ですから
と、情報に関しちゃ……あんまり安売りはしてませんがねぇ?」

【店主に対し、常識の範疇から外れた注文をしているのは、身の丈2mは有ろうかという大男】
【頭髪の黒と、呪文の様な文字が刻まれた黒い着流しは、櫻の人間であることを窺わせるが】
【既に幾らか飲みながら、まだ酔いを見せていない瞳は、兎のように赤い】


……正義組織とやらと、悪人とやらと

……どちらが、強いのか……

【注文はスルーされ、目の前に置かれたのはウイスキーの瓶】
【コルクを指先でつまんで引き抜き、飲み口から腹へと注いでいく】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) :2011/06/21(火) 21:16:14.06 ID:Kcos7Jz5o
【人気の少ない公園】
【梅雨という言葉で片付けるには強すぎる雨が降った】
【特に昼間から夕方にかけて、外に出ていた人間は漏れなく濡れ鼠である】
【天気予報をチェックし、信用していれば、皆傘は常備したのであろうけれど】

【時間も遅く、天候不順。おまけに立地が悪いその公園隅のベンチで、膝をかけてうずくまる姿が一つ】
【ベンチに足を上げて、体育座り。雨除けなんてないのに、傘も差さなかったのかずぶぬれ】
【それでも、自身がぬれる事なんてお構いなしに、とても落ち込んだ表情でじっとしていた】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともすればはしたないとすらいえる格好が、雨にぬれて透けようとお構いなしで】

【ボサボサの黒髪が、ぬれてしんなりしている】
【金色の眼の輝きも失せていて、果てしない悲しみを見える姿】
【抱えた膝を抱き寄せて、顔をそれに埋めた】
【かすかに震えているのは、寒さが原因、だろうか?】

【暗くなって、街頭も小さなこの場所】
【それでも小さく縮こまった蒼い姿は、通りすがりにも目立つ】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 21:16:35.42 ID:6hDh1oceo
>>23
/あいよー把握したぜー、無理強いしちまってすまない

>>17

【夜に浮かび上がる輪郭は、それが人の姿、であるということを明確に告げて
紡がれる声が、微かな音を響かせると、周囲へとしみこむ、一握の言葉の破片ともなる
それはまるで、抑止力のように、ピタリ、と男たちの言葉が止まるだろう】

【荒々しく、そちらを向き直ると、男の一人が、感嘆の声を漏らした
ローブのせいか、服装の下の形までは分からない
それでも彼等には、その自信ありげな言葉で十分であった】


――――……逃げっ――――!!


【彼女は、寸刻、危なげな様子を察した、今ここにいる男たちは、並のチンピラでなく、危ない人達、であると
故にか、最初に言葉についたのは、彼女の下へとやってきた、名も無き来訪者の身の安全
しかし、それは、たんなる音にしか響かず、声になる前に、男の一人に、口を、手で覆われた】


『まーまー、黙っといてよ、キミもたーっぷり、遊んであげるから、さ』

『その前に、コイツも剥いじまいたいなぁ、ローブの下は、きーっと、良い身体してるんだろうし』


【そのまま男の一人は、荒々しく彼女の頭を後ろの壁にたきつけ、言葉を防ぐ
残った男の二人が、ニタニタと笑いを浮かべながら、貴方の元へと歩み寄るだろう
手にはナイフ、であろうか――――鈍い色を光らせる、刃物が一片ずつ】

【たんたん、と歩く足音が、チラチラとナイフに反射されながら、周囲に響いていく】

【彼女は、壁にたたきつけられ、小さく苦悶の声を漏らすと、紅い瞳を、やや曇らせながら
貴方の身を案じるような視線を、向けるだろう】


36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 21:17:57.73 ID:yrG+XDJvo
>>32

/ごめん>>28
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 21:19:15.19 ID:TvfDH2h5o
>>36>>25
/いや…3人ロールになってしまうのですが、どう致しましょうか?
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 21:20:30.54 ID:yrG+XDJvo
>>37
/好きな方を
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 21:22:01.54 ID:/oHqNxXm0
>>31

あァ!?なんだよテメェ……

今は不機嫌なンだよ、別に何かあったわけじゃァ無ェよ

【あからさまともとれる否定と嘘】
【相手を拒絶する態度で返事を返す】

【目前の妙な声や異様な感覚】
【また、どこか自身が今までにあったことのあるような感覚が存在していたが】

【相手は女、自身の知りうる存在とは一線を伏していた】

【少年はゆっくりとした動きで女性の方に身体を向ける】

【そこそこに異質な容姿ではあったが、彼の出会ってきた中ではむしろ中の上程度の怪しさ】
【大騒ぎするほどのことでもない】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 21:22:27.08 ID:JFDlU//eo
>>30

はぁ…そうでしたか……

あなたは何か病気の様に見えますから…恐らくそれが心配何でしょうね……

【何となくだが理由を理解して】


でも、あなたが本当に嫌ならちゃんと断れば普通は分かってくれると思いますよ?…
…それか、本当はあなたが家から出てはいけないほどの難病か…
もしも後者ならあの人の気持ちも分からなくは無いですし……
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/21(火) 21:28:48.27 ID:oLvWGzjAO
>>34

【ぱしゃぱしゃ、と。水を蹴りあげる音が聞こえた】
【寒さすら感じる曇天の中、暗く沈む公園で赤チェックの傘が花開く】
【転がった鈴の音。いつか聞いたことのある、本当に幼いメロディー】

【ふと、彼女に掛かる雨が止んだ。】
【気付けば近付いていた気配が、必死に背伸びしてその身体を自分の範囲に入れている】

あ、あの、だ、大丈夫です、か。か?

【その特徴的な語尾は、記憶しているだろうか?】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 21:32:38.86 ID:Srn+GlwD0
>>40

あはは、難病?そんな程度じゃ、ありませんよ。

【難病という表現に、すぐに否定する少年】

それに、彼女は少し、過保護なだけです。
”生まれてからずっと”、この病気と、一緒に生きてきて、
いまさら、つらくもありませんよ、。

【その顔は、悔しさがにじんでいた】

でも、この体のおかげで、当主を継げたんだから、
皮肉なものなんですけどね。

【ポツリとつぶやく】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 21:33:05.41 ID:TvfDH2h5o
>>38
/では最初のヴァーデッドさんの方でお願いします…すみません

>>39

ぁぅ…ごめんなさい…す、すみません…

【拒絶を示した少年の言動に、怖気づいたののであろうか】
【彼女は腰から上を前後に小刻みに動かしながら、謝罪の意を表していく】
【彼女の体が揺れるたびに、目の焦点は人間では動かざる方向へと向き、背中の麻袋からは】
【人間の指が袋から抜け落ち、辺りに林檎の香りと、死体の異臭を撒き散らしていた】

あ…あのぅ…で、出来たら、オ詫びさせテ欲しいんですが…

【彼女の口から出る言葉の終点に、所々変なアクセントがついてくる】
【時たま出るノイズと混ざって、薄気味悪い上に聞き取り辛くなっていたのである】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 21:33:19.04 ID:hlOFYFAY0
【――――――――水の国 某廃ビル】

…………どうだった、奴の腕は?
「あぁ…………何とか繋がったよ? あんな化け物みたいな腕を扱ったのは、初めてじゃがなぁ……」

【傍から見れば、取り壊しの予算すら捻出できずに残っているビルだが、その内部には確かな人の営みが存在していた】
【微かな明かりの中で会話をしているのは、一匹――――失礼、一人のワーキャットと】
【少しばかり血で汚れた手術用白衣を着こんだ、年配の男だった】

「まったく……この年まで、長くモグリを続けてきたが、あんなお嬢ちゃんが化け物みたいな腕をしとるとは……世も末じゃな……!」
――――全くだ、な…………

【手袋をはずし、荒々しげな言葉を吐き出す闇医者に、ワーキャットも賛同する】

――――手間取らせて済まなかった。これが今回の代金、400000だ。確認してくれ
「うむ…………確かに?」
……で、奴の腕……回復の見込みはあるのか?
「分からん。あんなに人間からかけ離れちまってる以上、何の保証も出来んわい…………
じゃがま、元通りになるとして…………恐らくリハビリは1年や2年じゃ終わらんぞ?
――――断面が悪すぎた。半ば粉砕する様に、乱暴にたたっ切られておったからなぁ……
10年スパンぐらいに見てやらんと、左腕みたいには動かんだろうて…………気の毒じゃがな」
――――――――そう、か…………
(森島…………お前の言葉通り、この金は役立ててもらったぞ…………。それとも、やはりお前は「この結果はあんまりだ」と……言うのかもしれんな…………?)

【かつて返納された仕事の代金――――今回、手術を受けた少女の為に役立ててくれと言われた――――を、ワーキャットが医者に差し出す】
【そして続く言葉を耳にして、微かに肩を落とした】
【腕は身体と繋がっても、もう満足には動かせない――――戦士として、生きる為に戦わなければならなかった少女には、あまりに致命的な傷だった】

「ま…………そこのところは、あんたの口からあの訳ありらしいお兄さんに伝えといとくれ。そこら辺はお前さんが上手じゃろ?
悪いがわしは、疲れたんで早めに上がらせてもらうからの?」
あぁ……ご苦労だった。フケる手順は、いつも通りに…………

【医者が去って後、術を受けた少女が目覚めるまで、ワーキャットは、しばし、たたずむ】

(……先に話は通していたと言っていたが……もう一度、フィリンの手を借りるしかない、か…………?
――――――――それとイマミレイ…………こうも長く音信不通とは…………何をやっているのだ、あいつは……?
……っと、いかんな……ここでタバコの火はまずい…………――――)

【状況は、やはり芳しいものとは言えない】
【それどころか、不安材料ばかりが時の流れと共に山積していく】
【暗がりに息を潜めているにもかかわらず、パイプに手を伸ばしかけたワーキャットは、一人苦笑する】
【命を護るために『沈黙』を身に纏い、一行は廃ビルの中に無言の行を続けていた――――】

/絡み不要
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 21:36:27.01 ID:Kcos7Jz5o
>>41
【雨が自分にかからなくなって、影が差した】
【それに反応して顔を僅かに上げると、その姿が目に入る】

【目が合えば、少し死んでいるような印象を与えるかもしれない】
【なにかショックな事があって、塞ぎ込んでいる様子】

【もしかしたら、見ているのに、視ていないのかもしれない】

【鈴の音は、聞き覚えがあった。反応したのに、何も言わず】
【再び、膝を抱えて震え始めた】

【ただ、一つ違うのは】
【洟を啜る音が、至近距離の貴方に聞こえてくるだろうと言う事】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 21:36:57.60 ID:iwsmRAvD0
>>35

――うわあ。返す言葉も無いんですが。

【言葉だけで軽く鳥肌が立つ。一瞬だけ身震いをする】

【左腰の業物を引き抜く。両手で握り締める。――親指の指輪は何処にいった?】
【鈍く輝く一振りの獲物を、目の前に構える】

……さて、三対一とはいいハンデですね。
逃げたら逃げたで余りいい結果にはならないでしょうし、とりあえず今から天国行きの片道切符でも買ったらどうですか?
――ああ、そんなお金も無いですかね。

【その場に立ったまま、わざとらしく満面の笑みでそう告げる】
【告げた後も口が動く。にこやかに唱えているのはきっと、詠唱か何かだろう】

【そしてその笑顔は、少女にも向けられる】
【「大丈夫だ」と、まるでそう言っているかのように】

【非常にどうでもいいが、ローブで軽く着膨れしているが、典型的な少女体型である。勿論胸囲があるはずも無い】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 21:37:58.85 ID:JFDlU//eo
>>42

……そうですか…

【少年の様子を見て、深く探るのはやめておこうと】


それだけあなたの事が心配なんだと思いますけど…
それは理解してあげた方が良いと思いますよ。


当主……ですか…

【その言葉を聞いて色々と思い浮かべている様子で】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 21:41:57.55 ID:/oHqNxXm0
>>43

いっ…いやすまねェ、八つ当たりしちまった見てェだな…

悪かったよ、この通りだ

【相手のこちらに対しておびえている様な声を聞き、心が痛む】
【即座に頭を下げ、こちらも謝罪の意を表す】

お詫びィ…?いや別にかまわ―――

【その後、顔を上げると】

――――――ッッ!?

【麻袋からこぼれた指、恐らく人間の指】
【血の濁ったような、死臭の香り】
【そして……仄かに香るリンゴの香り】

【そのにおいがよく漂う、自身よりも全身を赤く染め上げていた一人の男性を思い出す】

【周囲に果物屋は見受けられない、相手が持っているとも思えない】

―――…テメェ、その指…赤井のかァ…?

【腰を低く下ろし、右手を強く握る】
【普通ならば指が見えた時点で殴りかかる少年だが、先程の意もあってか、相手の返事を待つ】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/21(火) 21:42:06.04 ID:oLvWGzjAO
>>45

【立っていたのは、薄紫色の髪の毛に翡翠の瞳をした一人の子供だった】
【傘と同じチェックのワンピースの上から、黄色いカエルのレインコートと長靴】
【あわあわと困ったような表情をして、必死に両手で傘を掲げ持ちながら相手を雨から守っている】

ど、どうし、たん、です、か。か?
えと、えと、その、あの―――か、風邪、引いちゃいます、よ。よ

【膝を抱える相手に、弱々しくも励ます言葉を投げかける少女】
【どうしたらいいのか分からず、それでも今この状態が体によくない、という事だけ必死に訴えて】

【――――りん、りん。鳴る首輪の鈴は、優しい音で世界に響いていく】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 21:44:14.02 ID:6hDh1oceo
>>46

【示された嫌悪感に、軽く心が揺れ動くようで
ピキッ、と音がしそうなほどに、単純に飛ぶ、彼等の理性】


『……うるせぇ!!そんな減らず口、叩けないようにしてやる!』
『そうだ!さっさとぶった押すぞ!!』


【哀しきは、人の性、余裕たっぷりの少女に舐められるのは、彼等にとっても屈辱なのだろう
何かしらぶつぶつ、と言っているのは観ることができた、しかし、それが何であるか、を理解するには少々程遠く
爆ぜる、彼等の怒号は、今にも砕け散りそうなぐらいに、響き渡る】

【途端に、前にいた男たち二人が、同時に貴女へと向かっていくだろう
速度は存外早く、油断していれば、足元を掬われるかもしれない
尤も、動きも直線的、回避も、そして――――迎撃も、そこまで難しく無いだろう】


んぅ……――――ふぐぅ……!!


【一方、口ごと頭を押さえつけられている彼女は、ぎゅぅ、と小さな両手で、彼女を押し付ける腕を握り締めた
しかしながら、単純な筋力に差があるのと、相手との身長さのためか、それは単なる手助けにもならず
目の前の少女に対する不安な気持ちが現れているようで、整った顔たちが、不安に揺れる】

【――――しかし、それも、一瞬のこと、貴女の笑顔に、思わず、あれ動く胸の鼓動が静まる
それはまるで、凪の訪れを告げられた、水面のように、彼女は抵抗をやめ、信じて、待つことにするだろう】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 21:48:30.91 ID:Srn+GlwD0
>>47
あはは、実は僕、こう見えても、”傭兵一族”の、長なんですよ。

【照れたように言う少年】
【その様子は年相応な雰囲気を漂わせる】

【少女が見たらどう思うだろう】

【こんな年端も行かない少年が、病気に侵されているのにもかかわらず】
【傭兵一族の家長を勤めているという発言を】
【先の女性の持っていたものを思い出せば、ただの”妄想”では片付けられないだろう】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 21:49:00.65 ID:Kcos7Jz5o
>>49
【りん、りん】

【どもるような言葉遣い】
【語尾を反芻するその口調】

【記憶が正しければ、】

…あ、あなた、老人ホームの…?

【猫は相変わらず伏せたまま、なのに少女の『声』だけが、明朗に反応した】
【あのとき、自分たちに結界の存在を知らせ、退避させてくれた少女】

ああ、すみません。ローズ、ほら、覚えてます?
あのトカゲの人の老人ホームで…。

「……ぅ…?」

【老人ホームの単語で、想起されるは、腐臭と枯れ草のにおい】
【再び顔を上げると、今度は確かに、彼女を『視た』】
【金の眼が、僅かに感情を取り戻した】
【同時に顔がぐしゃぐしゃになっているのに気付くだろう】

【この少女は、自分たちを助けてくれた】
【あの仕掛けを教えてくれて、心配してくれた、優しい子】
【思い出していくにつれ、呆けたような表情が、緩慢に歪んで行く】


「…っあああああ、あーーーーーーー!! あーーーーーーーーーっ!!」


【なりふり構わず、猫は少女に抱きつこうとするだろう】
【成功したなら、相手の迷惑顧みず、服にいろいろぐしゃぐしゃな顔をこすり付けて、泣き喚く】
【…ひどく、手酷く傷心したような仕草を、『声』は口惜しそうに見逃した】

【責任を感じているようですらある】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 21:53:29.42 ID:JFDlU//eo
>>51

よ、傭兵の…!?

【全く予想外の答えに流石に驚いた様子で】


…あなたも、かなり苦労しているようですね…

その年で…それにそんな体で当主なんて…
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 21:53:56.98 ID:TvfDH2h5o
>>48
【赤井、その名前を聞いたところから彼女の状態が一変する】
【さきほどまで、煩わしいほどに彼に謝っていた彼女は、突然、自分の顔を両手で覆い】
【その状態で、体をぶるぶる震わせながら、口元より一筋の紅い液体を流し始め】
【ノイズ交じりの声にて、言霊が入っていない記号の羅列の様に言葉をつむぎ始める】

―――ァカィ…?ァカィ……?そ、それは、私―
―――私はアカィ………赤井恭…平………

【何を思い出したのか、突然そう叫びながらその場に崩れ落ち、両目からも紅い液体を流す】
【今現在の彼女は、赤井恭平はもとより、通常の人間でもない風貌をしていたのである】
【はたして彼は、このような状態の彼女を、本当の赤井恭平であると気づけるのであろうか―】

/遅れました、すみません
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 21:54:12.63 ID:bMEiEHM9o
>>33
【カラン…コロン……】
【其の音を共に店内に鳴り響いたのは酒場のドアの開く音】
【一人の男が入って来る、身長は180程だろうか、体型は痩せ型、年齢は30程にも見えようか】
【男は黒いスーツに黒ネクタイ、その短髪からも、何処をどう見ても、一般のサラリーマンにしか見えない男が入ってくる】

【だが男は一つだけ、一般人には持っていないある物を持っていた、イヤ、担いでいたのだ】
【その長い布に巻かれた、巨大な十字架のような物、男より少し小さい其の十字架だが、巨大なことには代わりはない】
【その男より10pほど小さな、170pもあろうその十字架を担ぎ男は酒場に入ってくるのである】

【頭を片手でかきながら、十字架でかすぎるせいか、扉を入るその瞬間、柱に引っ掛かったり、そんな事もありながら】
【男はカウンターのに腰掛けた】

【大きな男がいたのか、その席を大男から2席ほど離れ、その十字架を大男から逆の席、そこに立てかけ腰掛けた】

マスター、それ…そのっ……右の奴お願い

『此れで…よろしいですか?』

そうそう、それ!ロックでお願いー…

【その大男の目の前に居た店主のような男に声をかけ、男はスコッチをロックで頼むのだ】

【そして男は注文したその後、大きな溜息をつくのであった】

「最後の贅沢か…フフッ」
【職を無くした男、住むところを無くした男、男は深くため息を付いて項垂れていた】
【その茶色のイ液体を待ちどうしく、その男がカウンターにうなだれる】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/21(火) 22:00:24.05 ID:oLvWGzjAO
>>52

ふぇ……?

【どこからともなく聞こえてきた声に、今更のように少女は驚いた】
【あの場では気付いていても気にする余裕がなかった、物凄い不思議な状況】
【話者はどこにいるのだろうと、思わず辺りを見渡しては頸を傾げた】

あ、えと、はい。そう、ですよ。よ

【それでも、素直な子供は『老人ホーム』の単語に頷き、傘を揺らした】
【此方もちゃんと相手を覚えている。――覚えている上で、心配しているのだ】

【此方を見詰める相手の、純度の高い蜂蜜のような瞳に灯った何らかの光】
【少女はそれを確認すると、ほっとした様子で息を吐いて微睡むように笑った】
【なんとか対話出来そうだと、次に、とりあえずこの場から移動しなければと提案しようとして――】

ふぁぁぁあ――っ!?

【抱き着かれる、とは思わなかったのだろう】
【両手を万歳のように掲げて若干爪先立ちという状態は抱擁を受け取りやすかった】
【そのままたたらを踏むことも出来ず、押し倒されるようにして少女はパシャンと尻餅をつく】

【レインコートを羽織っていた、というのが救いだっただろうか】
【濡れても気にならない衣服のおかげで、少女は憤慨した様子も欠片も見せず】

えと、えと……だ、大丈夫、ですよ。よ
よく、頑張りました。た

【なでなでと、片手で慣れない仕種ながら猫の頭を撫でようとしつつ】
【もう片方の手で、ギュッとその冷えただろう身体を抱きしめるだろう】
【暖かい子供体温は、其処に確かな存在を覚えさせるはずで――】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/21(火) 22:01:10.33 ID:96RsIHq50
前スレ>>841

【重役議員の根拠地らしくシックな様式で固められた室内に敷き詰められた雰囲気の全てを吹き飛ばすかのように、高々と響く大哄笑】
【完全に予想外であったと言わんばかりに、その光景にガリウスは目を丸め、意識せずとも瞬きを数回】
【狂人の背後で待機している清掃服の彼らも互いに顔を見合わせながら首を傾げ、次々と沸く疑問符を確認し合っては迷走する】

【――暫しの時間、部屋を静粛とした時間が支配する】


――…――っ、は


【やっと言葉が飛び出したかと思えば、それはあまりにも拍子抜けした、言葉にもならない忍び声】
【ガリウスは表情を何一つ変えず、小さく小さく、大きな間を置きながら唇を震えさせていく】
【清掃服らは上司の様子に再び顔を見合わせ、ますます困惑した表情を深める他にない】

【――かと思いきや、やがてガリウス同様の表情を浮かべるかのように、静かにほくそ笑んでいくのである】


――ぉ…――ぃ…ぞ――っ


【声を枯らしながらポツリポツリと飛び出すその言葉の一つ一つ】
【枠組みだけでも、それは次第に言葉に近づいていくのだ】
【やがて唇の震えも大きくなり、呼吸が荒れ――】


っ――――面白い


【――そしてやっと小さな言葉として放たれたそれは、狂人の意志に対する些細で単調な一評価】
【しかし――余白と共にそれは老人の秘めたる感情に火をつける】



――面白いッ――面白いッッ――!!

嗚呼、全くもって面白いじゃないかッッ!!!



【やがて爆発するに至ったその感情は異常な程の快楽として、声となり部屋を覆い尽くしていく】
【清掃服らは『これだよ』と言わんばかりに両手を上げ、苦笑しつつまたも首を傾げるのである】


ハッハッハ…嗚呼、実に愉快だぁー…っ…はぁ、気分が良くなった…っ!


――堪らない答えだったよ、狂人ッ…!


【御老体にも関わらず呼吸もままならないままに只管笑い続け、褒め称えんとばかりの言葉を並べ、やがて自らの笑いに耐えきれず顔を伏せる老人】
【彼の問に対して狂人は、傲慢なまでにこの世界を偽りを崩す真の正義を語り自らを満足させ、同志であることを証明せんとしてくれるとばかり当初は予想していた】
【しかし狂人がいざ放ったその答は、ある意味で老人の思想のさらに一歩上を行くものであったのだ――無論良い意味で、だ】

/続きます
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 22:01:24.53 ID:iwsmRAvD0
>>50

(――うわー、こういうことに弱いんだ、やっぱり)

【対する少女の余裕。この余裕は何処から来るのだろうか】


――はい、残念でした。いくらなんでも読み易すぎますよ?

【軽くしゃがんで上に跳躍。その高さは人をぎりぎり跳び越えられるほどで】
【恐らく、あのふざけた口ぶりで話した辺りから読んでいたのだろう。激昂して突撃してくると】
【男たちは足元を通過するだろう。そうでなくても男たちの背中側に跳ぶのが目的だったのだ】


【着地するとほぼ同時に振り向き、その振り向きざまに男たちのかかとの辺りを目掛けて刀を振るう】
【狙いはそれなりに深く、ともすれば腱を切断しかねない】
【幸い、少女の腕前はそこまでよろしくないが、それを補う体捌きと獲物の切れ味】
【気づけなければそのまま斬れてしまうだろう。気づくことが出来ればかわすなり受け止めるなり出来るだろうが】


【カラン、と乾いた音。銀色の指輪が一つ、地面に落ちた】
【詠唱が、終わっている――?】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 22:01:34.69 ID:Srn+GlwD0
>>53

【少女が驚いたことに気をよくしたのか少年は笑顔になる】

えへへ、すごいでしょ、それに、僕、
”カノッサ機関のbX00”
なんですよ!

【だが次に出てきた言葉は、とんでもないものだった】

【この世界において、知らぬもの無し、悪の代名詞ともいえようその名】

【あるいは恐怖し】【あるいは恨まれてきた】

【その名前を】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/21(火) 22:02:20.06 ID:mlQdjCaSO
【とある村・水田地帯】
【のどかな田が広がるその場所は、夜ともなれば昼間とは全く異なる体を示す】
【蛙の声、朧月、涼やかな風。伸び始めた稲がざわりと揺れれば、遠くで某かの鳥の声が聞こえた】


………、……


【その景色の中、畦道には。纏う黒のロングコートが汚れるのも厭わず、一人の男が寝転がっている】
【その服装は機関員の立場を示す物。だが、ナンバー等は身に付けていないようだ】
【長い銀髪は月光を浴びて、どこか人世離れした印象を受ける】


………すぅ…


【――…眠って、いる?】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/21(火) 22:02:20.79 ID:96RsIHq50
>>57

【――やがて老人は数回の深呼吸音を部屋に響かせ、静かに伏せていたその顔をやっと上げ】
【しかし、かと思えば微かに残る満遍の笑みの面影を消してゆく】

そう、過剰防衛…ある者はそれを人として有るまじき行き過ぎた行為とでも呼び、またある者はその生業を悪≠ニまで称するであろう――



…―――とんでもないッ!!

【机に強くその手を打ち付け、怒号にさえ感じられるような声で一寸のうちに立ちあがってみせる】
【狂人の抱える陰――堕ちた者の示す末路でも、這い上がることの出来ぬ奈落でもない】

【ガリウスにとって、それは周囲に這い上がる為の壁さえ存在しない、人が本来往き付くべき頂点の道≠ノしか見えなかった――!】

君のやり方は世界の概念そのものが肯定するべき“最も正当な”理論であるはずだ!そうであろう!?
私は強く、我が身の全てを賭けたとしても、そう言いきる自信がある!いや、言いきってみせようではないか!!
君自身もそうと結論付ける筈だ!何故正しき善≠ナある所業をその身で執行してきたにも関わらず、指名手配者という汚名を着されられねばならぬのか…!
自主的な治安維持には全く動こうともせず数多の一般人を見殺しにする割に、いざ指名手配の依頼が入るとなれば依頼の事情も伺う事なく直ぐこれだッ――

――つくづくこの世界の警察機関も堕ちたものだ――君も、そう思わんかね…?

【彼が差し伸べたのは救いの手でも情けの言葉のそれでもない】
【ジャステヴィルと全く変わらない――いや、それ以上なのかもしれない望んだ道=z

そうだ――正しく君のような人物を追い求めてきたのだ、私は

有罪が許され無罪が非を被るこの狂った世界を変えようではないか
自らが罰せられることがないと信じてやまない咎人に処刑人≠ニして奈落の底より酷な苦しみを与えていこうではないか

――私と共に歩まぬかね――?

【狂人の譲らない誇り――彼もまた同じ志を持ち、その同志を集い、そして統べる者であった】
【彼は狂人に問う――同志になれ≠ニ】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 22:03:00.53 ID:/oHqNxXm0
>>54

【変貌、とまでは言わないが突然先程の様な“人間らしさ”が消失した】
【口元から血と思われる物質を垂らし、しばらくして眼からも同じように】

ッ!?……おいッ!どうした!?

つッ糞ッ!!マジかよ…!大丈夫か!?

【彼女の肩を押さえるように触れ、軽くたたく】
【崩れ落ちた女性をその場でどうにかしようとするが、自身には何もできない】

失せろッ!失せろ糞餓鬼どもッ!!

【興味本位にこちらを覗いてくる少年達を追い払い、必死に左手で背中をさするが】
【当然ながら何の効果もなく、ただひたすらにパニックに成っていた】

【―――そのパニックに乗じてか否か、はたまた無関係だったのかは不明だが】
【少年は、やはり彼女が“男性”である赤井だなどと、気付き得ない】

63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 22:05:20.31 ID:XujNVT2Lo
>>55

「……ところで、シングルで?それともダブルで?」

【ロックグラスを取りだした店主は、客の注文を再確認する】
【弱い客にダブルで出して、残されたり倒れられてもたまったものではない、ということだ】
【答えを聞くまで氷は用意しない。室温で飲む前に溶けてしまう事を、嫌う人間もいるだろう】

【答えさえ聞けば、その量だけ氷に注いで、からからとステア】
【手早く注文通りに完成させて、男へと差し出すだろう】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 22:06:44.00 ID:JFDlU//eo
>>59

なっ───

【カノッサ機関と言う名前を聞いて、思わず言葉を失い】


そうですか…それはまた…凄い所に……

【しかし、目の前の少年から悪意を感じられずに、ひとまずは普通に接しようと考え】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 22:08:14.48 ID:Kcos7Jz5o
>>56
―――はっ、すみません!
ローズ、お嬢さんが迷惑してますから!

「うあああああっ、あああああああああ!!!」

【『声』が我にかえって諌めても、猫は泣きじゃくるばかり】
【何が悲しいのかもわからず、衝動のまま慟哭を続けるだろう】

【…そして、あなたの優しい手が触れたとき、声をあげることを、少し我慢した】
【しゃっくりに似た嗚咽を洩らし、歯を食いしばって、その暖かさを受け入れるしかない、子猫】
【悲しみは消えないけれど、手が振れ、抱きしめられている間は、内側から噴出す悲しみと闘うだけの余裕が出来たようだ】

このままでは、お互い大変な事になります。
可能なら移動しようと思うのですが、転移魔術に耐性とかありませんか?

【『声』は冷静さを取り戻したように、少女に問いかける】
【問いにYesと答えたなら、宣言どおり魔術が発動するだろう】

【つまり、キングクリムゾンの是非について】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 22:11:09.15 ID:6hDh1oceo
>>58

【眼前から消える、少女の残像、ひたり、と鼻を擽る、その残香でその残光を辿る
そうして、後方へと振り向こうとするものの、その行動は足元に奔る痛み≠ナ遮断される
悲鳴は描写しない、それはきっと、ノイズのように無意味な雑音であったから】

【腱を切断、とまでは行かなかったが、深くかかとを傷つけられ、脳裏に奔る痛みに思考が元に戻る
足元から来た痛みは、直通の封印列車で脳内へと染み渡り、彼等の思考を真っ赤に染めて
それはまるで、決められた道を辿るように、彼等は逃げるように、その場を去っていくだろう】


『なっ――――……くそ、ただのガキだと思ってたら……っ!!
こうなったら仕方ない、お前だけでも、道連れに――――……!!』


【彼女を掴んでいた彼の手が離れる、操り人形の絲を切ったように、支えを失った彼女の身体が、地面へと崩れ落ちる
彼の方が彼女より大分身長が高かったせいか、彼女は空中から落下し、脚を折りたたむようなカタチで座り込むだろう
――――彼女を眺めていれば、寸刻、表情がこわばっただろう、脚の打ち所が悪かったのだろうか】

【凛とした顔たちを、苦痛でぎゅぅ、と歪め、それを悟られないように、唇を噛み、瞼を閉じて、痛みに耐えた
次に瞼を開くと、その眼前に落ちる、一片の銀色の破片
それはまるで、涙のように、彼女の耳元に、潤いに満ちた、淡い残響を響かせた】


……っ――――……思いっきり、やってあげて……ください――――……っ


【思わず、零れ出る、彼女の感情、言葉というにはあまりにも荒々しく
音というにはあまりにも、意志を持ちすぎていて――――……それでいて、強く、小さく、周囲に響くだろう
どうやら、彼女の怒りも、けっこう含んでいるようで、あなたをそっと、後押ししようとする】

【男は今までの奴等とは違い、もう少しできるようで
軽いフットワークで、貴女との隙間を埋めていく――――……】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 22:11:09.37 ID:bMEiEHM9o
>>63

ああ、シングルでお願いー…
【男は、酒が弱いわけではない、だがシングルが一番好きなのだ、チビチビと、煙草を吸いながら】
【それで、量を飲む、其れが丁度いい、氷で薄まるその量も、シングルだと男のペースにはぴったりなのである】

【そういって男は、スーツのポケットから煙草とマッチを取り出して、それに火をつける】

まってるよー

【そんなお茶目な事を言いながら、店を眺めているのであった】
【男は、此処に来るのが、初めてである、偶然見つけたバーである、男は店の内装を見渡しながら待っているのであった】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 22:11:11.84 ID:TvfDH2h5o
>>62
【目元からは涙の如く、口元からは涎の如く溢れ出る血の様なもの】
【触れてみれば判ることなのだが、通常の血液の様に、人体によって温められた形跡が無い】
【さらには彼女自身の体も、暖かくなく、生を持たない屍のようであったのだ】

――し、死体……死体、ちょうだ…ぃ…・・・

【彼の両手により、辛うじて体を上げているものの、口からはとめどなく血が溢れてくる】
【おそらく彼女の言う死体とは、麻袋に入れられたあの手や臓器の事】
【少年がソレに気づき、彼女の口元まで指を持ってくることが出来るのだろうか―】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/21(火) 22:14:44.08 ID:oLvWGzjAO
>>65

だ、大丈夫、ですよ。よっ

【零されるのは努めて明るく、そして優しい声であった】
【なんとなく、少女は。自分を抱きしめて泣く子猫に対して『妹』というものを想起したのだ】
【悲しんでる、でもそれを飲み込んでまた歩こうとしている。内部にある葛藤を、なんとなくだが肌で感じて】
【いいこいいこ、今は大丈夫だよ、気にしないで。そういった言葉に出来ない沢山の感情が伝わるようにと、】
【精一杯、その頭を撫でて、抱きしめて。お互いの体温からその想いが行き来するの願った】

【『声』の問い掛けには、そっと頷く】
【別の誰かと喋るよりも、『妹』のような存在の相手をしてあげたかったのだろう】
【無視するようで申し訳なくなりながらも、彼女は魔術の発動を簡単に受け入れた】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 22:16:29.51 ID:Srn+GlwD0
>>64

えへへ、でも実際は、僕はほとんど、動いてないんです。
ほかのみんなが、働いてるんです。

【悪意を感じないという少女の判断は】

でも、さぼってるわけじゃ、ないんです。
カノッサの仕事じゃなくても、ほかの仕事は、してるんですよ
一応、路地裏の”掃除”とか。

あ、掃除というのはもちろん、







”[ピーーー]”方の、ですけどね

【はずれていた】
【】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 22:17:42.38 ID:DYL4ktJJo
【草原】

【既に深夜。明かりが消えていき段々と街が闇に包まれてくる、そんな時間帯】
【真っ暗闇の中で眩い光が煌めいていて、その光源に一人の少女がいる】

───《 光の槍 "Lance" 》

【少女の左手から、空目がけて一筋の閃光が放たれた】

…………ふぅ。
早く、この能力の扱いにも慣れないと…………。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃がそれぞれ両腰に提げられ】
【また、怪我をしているのか。少女の左手には乱雑に包帯が巻かれている】

【そして特徴的なのは背中にある"天使の如き光の翼"───だろう。これが眩い光の正体だ】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 22:18:47.52 ID:XujNVT2Lo
>>67
【注文の通り、男にはシングルでスコッチが差し出される】
【余分なものの混じらない、単純にして強印象のラウド・スピリッツ】
【喉に張り付き叫ぶ様な、辛味の強い一杯】

【注文されたものを出し終えれば、店主はまた別な方向へ】
【一人の客にばかりかかずらっている事は出来ないようで】


…………外で吸え。臭いが移る

【男が煙草に火を付けると、ラッパ飲みをしていた大男が】
【視線こそは向けていないが、確かな苛立ちを感じさせる声で、彼の行為を咎めた】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 22:20:59.85 ID:/oHqNxXm0
>>68

おっ…おう!分かったこれだな!

そらッ!

【全身が氷のように冷たい、しかし、今はそれどころではなく】
【少年は何を迷うことが無く、後ろの麻袋に手を入れ―――】

【――――――少し触感が怖く、鳥肌が止まらなくなるものの】
【“it”を目の前の女性の口に、ゆっくりと一つずつ入れていった】

【とりあえずは相手の出方を見ないと全っったく分からないため】
【ゆっくりと、それでいていつでも……おかわり可能なように】
【“it”を持ち、女性の目前に立っている】

【超余談だが、先程ガキどもを散らさなかった場合】
【少年は恐らく警察のお世話に成っていただろう】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 22:22:46.45 ID:Kcos7Jz5o
>>69
【許可が出ると、即座に地面から消失現象が始まる】
【消失の境界が上へ移動するにつれ、そこから周囲の空気が変わる】
【目の位置を超え、頭頂部を抜けると、既に周囲は室内】

【よくあるビジネスホテルの一室、角部屋だ】
【簡素なダブルベッドに備え付けのテーブル、最近普及しつつあるプラズマテレビ(小型)】
【私物の類が置いてある様子はないので、チェックイン直後だと思われた】

ほらローズ、まず着替えて、タオル出しましょう。
少し時間かかるので、今のうちにコートとか脱いじゃってください。

【闘うローズを諌めて、説得すると】
【猫は嗚咽交じりに、しぶしぶといった様子で少女を解放した】
【ここは土足で問題ない様式が、室内用スリッパに履き替えるのもいい】
【箪笥にレインコートをかけるスペースはある。本当に私物ゼロだった】
【すぐさまインナーに手をかけ、一気に上へ引き上げ、】

ちょーっとお待ちを!!!
ローズ、せめてバスルームでっ!!
「ぐすっ…ぅー…っ、ひぐっ、」

【ペースが戻ってきたのか、少しまた嗚咽を収めて、指示通りバスルームの扉を開けて中に消える】
【扉を閉めてしまったので中の様子は伺えないだろうが、音は少し聞こえるだろう】
【まず、塗れた布が落ちる音が二回、それを拾い上げて水滴が滴る音】
【そしてそれを激しく振り回して、なんか大量の乾いた布が降り積もる音がする】

【鍵は閉めていないようだ】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 22:23:13.83 ID:yrG+XDJvo
>>71

何事だ!?

【上空、真下から飛んで来た槍に刺されそうになる少年】
【彼の両腕は茶色い翼、髪は茶髪、服装は上下茶色のジャージ】

下からだよな?行ってみるか?

【そう呟き急降下する】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 22:23:53.83 ID:bjDsY4Lh0
>>979

……そ、う。
…………ずっと、誰とも会って無い、から。
そうでも、……、……ない、の。

【四人であるということには、ゆるりと頷いて】
【そして、次いだ言葉にはそう返す】
【どうやら、現在進行形ではない、と。そんなことを言いたいらしい】
【緩く緩く、ふらふらと頭を揺らしてから】

…………、ひとの頭が覗けたら、……こんなじゃ、なかったの、かな。
……そんなじゃない、そんな、じゃなくて、……、違うの、……違うの……。

【独り言に近い言葉に返されたためか、僅かに間が空いて】
【その後にぽつり、そんな問いかけのような言葉がひとつ】
【それが幸せに繋がるかはともかく、現状をこんな、なんて表現して】
【それから、相手に向けられるのは。ほんの少しだけキツさのある視線】
【相手の言葉を否定するのは、自分のためか、この場に居ないひとのためか】
【最後のほうの声は弱く、細く。また、ゆらゆらと頭を振って】

…………。
……だって、だって。
街中見たら、幸せそうなひと、だらけなんだ、よ?
恋人みたいなひとと一緒に居て、子ども連れてて、左手の薬指に指輪、して、……。
……なんで、なんでそれ、私じゃないの、? ね、ぇ。……なんでなの、私でもいいはず、なのに……!

【奪ったりしない。その言葉に、少女は小さく安堵の息を吐いて】
【そして続くのは、怨みとか妬みとか。そんな感情ばっかりを詰め込んだようなそんな言葉たちで】
【ぎゅう、と、さらに強く、自分の膝を抱いて】

……、期待、……してない、の。
ねえ、それは、……言質を、とられるから?

【幸せはプレゼント出来ない。言われて、そんな言葉と共に相手に向けたのは、ひどく鬱憤を溜め込んだ暗い視線】
【そして尋ねるのは、比較的どうでも良さげな、そんなこと。小さく首をかしげて】

…………いきざ、ま?

【さらに、首を傾げることとなる】
【元より丸い瞳を、さらに丸くして。たっぷりと首を傾げてから】

…………、……ね、え。それ。
お金なんて、ちょっとでいい、から。
それ、したら、……私のこと、褒めて、くれる?
好きになって、……くれる?

【相手の言葉は、きょとんとした視線を向けながらも、きちんと聞いて】
【それから、少し。間を空ければ、そんなことを尋ねる】
【どちらかと言えば、頷くことを前提にしたような、問いかけ】
【きょとんとした視線はいつの間にやら、相手に縋るようなものになっていた】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 22:23:58.09 ID:JFDlU//eo
>>70

そうなんですか…


掃除?…

【少し首をかしげ】


……やっぱりそうなりますよね…

【本当ならば戦いたい所だが、流石に機関の人間に無謀にも戦いを挑むつもりが無いのか会話を続けて】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 22:24:47.47 ID:JFDlU//eo
>>70

そうなんですか…


掃除?…

【少し首をかしげ】


……やっぱりそうなりますよね…

【本当ならば戦いたい所だが、流石に機関の人間に無謀にも戦いを挑むつもりが無いのか会話を続けて】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 22:29:55.95 ID:bMEiEHM9o
>>72

【男は、その差し出されたスコッチを、口内に流し込んだ】
【少しずつ、少しずつ、一気にには飲み込まず、その味を確かめるかのように】
【そして、そのグラスを、コースターに戻した頃、となりの席の大男から、苛々したような、そんな声が聞こえるのであった】

【初めて合った男にそんな敵対心丸出しで、そんな言葉が飛び出してくるとは思わなかった】
【だが、此処は酒場、男の行くそのバーでは、そんな話は聞いたことがない】
【タバコが吸えぬ、そんなところなど】

【しかし、喧嘩というのは些細なことで、どんな事からでも成り得るものだ】

「此処はあんたの店なのか?」
「それだったら外へ出るよ…店主が出ろというのならね…」

【言い方と言うものがある、初めて聞いた言葉がその敵対心丸出しのその言葉】
【この煙草の男にも意地がある、そう言わずには、居られなかった】

【灰皿に、その吸殻を落としながら、煙を真上に吐き、そういった】
【からかっている訳では無いのだ、男は只、煙草を吸って、酒を飲みたかっただけである】

【隣の男は酒だけを飲みたいのかも知れないが…どちらかが引かねば行けないのは分かっていたが、】
【ついつい言ってしまうのであった、】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 22:30:31.16 ID:TvfDH2h5o
>>73

…ふぁ…はぁぁぁ……

【至上の喜びなのか、とても嬉々とした表情を浮かべ、少年を見つめる】
【彼が手にし、彼女の口の中に入っていくソレを、やけに鋭い犬歯で一本ずつ】
【"噛み砕いて"体内へと入れていく。辺りには骨と筋肉繊維が砕け散る音と、くちゃくちゃという租借の音が広がった】
【ソレから溢れ出る血液が、彼女の肌に付着するたびに、その部位が一種の若返りの様に再生していく
【そして彼女の口元、目から流れていた血が止まっていくのだった】

…もっと…もっと死体…たべサせて…

【ゆっくりと、正座を崩したような体形になろうと、体を動かしつつ】
【麻袋を持つ少年に、そう要求したのであった】

/遅れてすみませぬ…
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/21(火) 22:31:29.79 ID:oLvWGzjAO
>>74

【普段ならば、初めての現象に興奮しただろうが今はそんな余裕もなくて】
【気付けばホテルの一室に泥まみれが一匹という状況に、目を瞬かせて】

ふぇ……あ、はい、です。す

【解放されると大人しくレインコートと、ついでにぐちゃぐちゃな長靴を脱ぎはじめた】
【ボタンを外したり、引っこ抜いたりと、色々な作業は幼いせいか手間取って】
【漸く脱げたはいいものの、しかし次は濡れたこれらの始末に困った】

え、えと、えと、どうしよう、あの……

【床を濡らすのはよくないと、それらを小さな手で抱きしめながらおろおろしていたが】
【最終的には声のお姉さんにどうしたらいいか聞こうと思ったらしく】
【ノックもなしに、バスルームの扉を開けながら、問い掛けるだろう】

あの、これ、どうしたらいい、ですか。か?

【――因みに。濡れたものを抱きしめたせいで、服もびちょびちょだ】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 22:32:00.25 ID:DYL4ktJJo
>>75

……ん……?

【槍が飛んでいった方向を見据えていたため、少女は少年の存在に気づく】
【鳥などがいないが充分に気を払っていたようだが──まあ、見落としたのか】

………ごめんなさい。
貴方の存在に、気付かなかった……。

【そして少年が近づいてきたならば、開口一番謝罪するだろう】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 22:36:18.70 ID:/oHqNxXm0
>>80

おぅ…!つーかよくそんなもん食うなァ…

【まぁ、人の好みは人それぞれである】
【少年はそう判断し、すぐに気にしなくなる】
【“it”も、ユッケだと思えば楽なもんだ】

【恐らく、彼女はすごい勢いで食べるだろうと思ったので】
【麻袋そのものを持ってきて】

【溢れ出さない程度にゆっくりと調整しながら】
【彼女の口の中へと注ぎこんでいった】

/強いて言うなら遅れてないよー
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 22:38:28.99 ID:Kcos7Jz5o
>>81
【扉を開けると、そこには堆く積み上げられた乾いたタオル】
【白地に蒼いラインのワンポイントが入っただけのシンプルなデザインだが、吸水性は抜群】
【ユニットバスのカーテンを閉めて、その内側で何か四苦八苦している様子だ】

えーっと、タオルの下に洗い物かごがあるので引っ張り出して…
っだーあつっ、あっつっ!!?
「にあぅー!?」
ちょっ、まっ、開けちゃだめーですっ!! 蛇口はこっちを捻ってですね…!!
た、タオル使っちゃって大丈夫ですよーっ!!

【…シャワーの温度調節を間違えたらしく、水音と悲鳴が聞こえる】
【悪戦苦闘しているようだが、相手の様子もしっかり観測できているようで、そんな指示を返した】
【ちなみに、タオルの山の中にはバスタオルが混じっている】
【それで身体を拭いておいて欲しいという配慮なのだろうけれど、如何せん数だけはむやみに多くて】

【ただ、そんなドタバタの最中、二回魔翌力反応があるはずだ】
【感知したなら、一度目は猫の体表、二度目は頭上が発信源であり】

あだっ!?
「にっ!?」

【そんな二人の悲鳴が聞こえるだろう】
【もう少し待てば、多分準備も終了して出てくるはずだが】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 22:38:30.72 ID:Srn+GlwD0
>>78

そうなんですよ、ほかにm「断罪様ー!!」・・・・・あ。

【少年が、続けようとした矢先、聞き覚えのある声が聞こえる】
【先ほど去った、女性だった】

「断罪様!一人で出歩いては護衛ができないとあれほど行ったではありませんか!!」

いや、だって、「だってもありません!帰りますよ!お体に触ります!!」

え、ちょっと、「では、行きますよ。」あーれー・・・・・・・。


【あっという間に詰め寄られ、あっという間にさっていった】

【恐らく、女性のほうもカノッサのものであろうか】
【何はともあれ、少女はカノッサの人間に会って】
【何も無かったというのは、偶然か、あるいは・・・・。】

//すいませんがこの辺で、お疲れ様でしたー!
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 22:38:55.55 ID:Srn+GlwD0
>>78

そうなんですよ、ほかにm「断罪様ー!!」・・・・・あ。

【少年が、続けようとした矢先、聞き覚えのある声が聞こえる】
【先ほど去った、女性だった】

「断罪様!一人で出歩いては護衛ができないとあれほど行ったではありませんか!!」

いや、だって、「だってもありません!帰りますよ!お体に触ります!!」

え、ちょっと、「では、行きますよ。」あーれー・・・・・・・。


【あっという間に詰め寄られ、あっという間にさっていった】

【恐らく、女性のほうもカノッサのものであろうか】
【何はともあれ、少女はカノッサの人間に会って】
【何も無かったというのは、偶然か、あるいは・・・・。】

//すいませんがこの辺で、お疲れ様でしたー!
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 22:40:53.81 ID:XujNVT2Lo
>>79
【煙草が吸えぬバーなど、探せばどこにでも見つかるだろう】
【偶然、男がそれまでに足を伸ばした場所は、そうではなく】
【そして大男が出向く様な場所は、そうだったという事だ】

………悪臭が、酒の匂いを消す
鼻がまともなら……考えもしない事だろう
増してや、再現なく広がる煙……

……煙と悪臭を一所に留められるというなら、吸え
酒を知ったばかりの子供で無いなら……だが

【酒は、味ばかりでなく香りも楽しむもの。煙草の臭いとは相いれない】
【大男にしてみれば、敵対心などは無いのだろう。電車で騒ぐ客を黙らせるようなものだ】


「……あーあ、無粋と無粋の喧嘩と来たもんだ
店を壊さないでくださいよ、こっちはこれで喰ってるんですから」

【店主は、こういう事も良く見慣れているようで】
【カウンターの中を、二人から離れた場所まで移動。何か、戸棚から取り出した】
【おそらくは護身具の類、きっと拳銃だろう。能力者に向けるには、不安が残る武器だ】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 22:41:17.27 ID:iwsmRAvD0
>>66

――あー、届きませんでした、残念。
まあ、これでしばらくは大人しくしてくれるでしょう。

【壁一杯に反響する雑音に顔をしかめながら再び振り返る】
【刀を大きく振って先端に付いた血を飛ばす。流石に拭っている暇は無い】
【左腰に自身の獲物を差す。もう使わないという意味か】


丁重にお断りさせていただきます。旅に出るつもりはありませんし。
地獄に行くなら貴方一人で行ってください。何ならお見送りくらいはしてあげますよ?

【ほんの少し呼吸は荒いが、まだまだ余裕綽々といったところか】
【口数も殆ど減らない】


――ええ、思いっきりやってあげます。「Μ」!

【向かってくる男に対して、同じ様に走り出す】
【それとほぼ同時、男のすぐ後ろから壁が競り出してくる】
【先ほどの詠唱の分だろうか】

【そして、向かってきた男の顔面に向けて、身長的に届かなければ胸部に向けて右手を伸ばす。
ちなみに少女の身長は割と低い】
【上手くいけばそのまま、たった今せり出した壁に押し付けようとする】
【その力は、ただの少女の力では、無い。何かの補正を受けているような、そんな感じである】

【左手の親指に、指輪がはまっている】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 22:41:42.33 ID:yrG+XDJvo
>>82

なんだ、ただの能力者か...

【降りてきて、両腕は元にもどっている】

ふ注意が大きな事故の元っておそわらなかったのか?

【若干カミ気味で説教を始める】

ところで、お前機関の人間じゃないよな?

【不安だから一応聞く】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 22:43:30.05 ID:JFDlU//eo
>>86

//お疲れ様でしたー!
//途中寝てしまい申し訳ないです
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 22:45:30.47 ID:TvfDH2h5o
>>83

…新鮮じゃないから、あんまり美味しくないケド…

【麻袋から流れ出したソレは、租借すらしなくなった彼女の喉を通る】
【耳や手、明らかに噛まなければ食せ無いものでさえ、彼女はそのまま通すのだ】
【一般人の食事よりかも豪快にソレを食べる姿は、やはり気味悪い】

【言葉とは真逆、彼女の表情はやはり嬉しそうであり、何処か最初のときより元気になった様である】

【そろそろ麻袋が尽きるころである】
【中身が切れればどうなるのか、それは彼女でも判らない】

/ありがとうです…!
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/21(火) 22:46:43.96 ID:oLvWGzjAO
>>84

はい、わかりました。た

【何やら忙しいを通り越して戦争状態の向こうを気にかけながらも、ホテル初体験の自分が行ったところで】
【なにも出来ないどころか邪魔になるのは理解しているので、指示通りに籠を取り出すとレインコートと長靴を入れた】
【それから大人しくタオルを一枚広げると、お化けのように上から被ってまずは髪の毛をわしゃわしゃわしゃ】
【……髪はあまり濡れていないのだが、どうやら癖なのだろう。次に、服の上から身体を拭きはじめる】

だ、大丈夫、ですか。か?

【しかし心配になるどたばたっぷりに、思わず声を掛けてみたりして】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 22:46:43.11 ID:p9D0vCybo
>>76

因果は別にその場で発生してその場で終わる物でもないですよ
囚われたが最後、それこそ最期まで続くものです。

【因果は縁とも言い換えられる】
【そしてその鎖は解くに容易くはなく……】

(少なからず理性はある……ようね)

【その視線は件の男性の為の物だろう】
【そして自分を保つ為の……】

そう、確かにその考え方は分からないでもない
誰しも他者の幸せは妬ましいもの如何なる聖者だって所詮人間、だから黒い感情をもっている。
今の貴方はその感情が少しばかり濃い。

【女性は他人の感情に飲まれない】
【必ず一歩下がったような視点で、謂わば観察に準じている】
【水槽の中と自分とを混同してはいけないから】

取れそうにない責任は負わないだけ、不確定な事を確定したように言いたくないだけ。
科学者とか魔術師とかは大体はそんな感じ、基本的にはつまらない人間なのよ、言質やら浅ましい意味は御座いません。

【だって少女の幸せなんて本当の意味で分かる筈もないのだから】
【誰かは誰かの幸せの尺度など分からない】

ふむ……好きになるかどうかは今後の顛末次第
先程申した通り未確定な事を断言する勇気はないのよ。
でもまあ、こちらが求める仕事をきっちりやってくれるというならば褒めるでしょうね、正当な報酬だもの。

【基本はビジネスライクな関係、そこから如何なるように進むかは未確定】
【未来の可能性は数多く枝分かれしていて世界は様々に分岐しているのだから】

それでも良いのならば、この手を取りなさい。

【紫紺のローブの袖から伸びる手】
【それは少女へと向けられ、それを握れば契約は始まる】
【立ち返るならば今、戻るならば今、握れば最後何が起きるか分からない】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 22:47:57.67 ID:DYL4ktJJo
>>89

……ごめんなさい…………。

【否があるのは少女側なので、ただ謝る】

…………いや、違う。
過去に……機関員の部下だった事は、あるけれど。

【無表情で、淡々と告げる】
【命を握られて無理やりやらされていた──というのは、少年は知る由もないだろうが】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 22:52:22.24 ID:6hDh1oceo
>>88

【男からの言葉の返事は無い、それはつまり、彼が物言わぬ木偶と化したから
恐らくは、接近戦となり、しめた、と思ったのだろう、表情には、趣味の悪い笑いが映っていて
そして、そのまま彼は、壁にたたきつけられ、気絶していた】

【これで、うるさかった雑音も消えるだろう
残ったのは、儚い――――それこそ、僅かなノイズが混じれば、消えそうなほど、か細い旋律
一紡ぎの言の葉が紡がれて、形となると、静かな響きが、辺りに零れていく】


……っ――――本当、に……有難うございました……
その、なんとお礼を申し上げたらよろしいのでしょう――――っ……


【メイド服の彼女は、ぱたん、と地面に座り込みながら、微かに言の葉を零していく
しかし、その言葉は途中でつまり、苦しそうに彼女は咳き込んだ
どうやら長時間の圧迫は、酸素を不足させているようで――――か細い喉を震わせながら、呼吸をなし、失われた破片を埋めていく】

【数刻して、落ち着いた彼女は、座り込みながら、貴女へと声を向けるだろう
脚をMの字に曲げ、座ると、スカートの裾から、彼女のブーツの先がほんの少し、覗けるだろうか
整った、粛然とした表情は、今は安堵のためか、幼さを滲ませる、微笑みの色を魅せていて
それでも、貴女よりほんの僅かに高いぐらいの彼女は、大分疲弊しているようであった】


それにしても……強いですね、なにか武道のおたしなみでも?
……どちらか、と言えば、何かしらの補正を受けていられた、というようにもお見受けしましたが……


【呼吸が落ち着いてくると、ふと疑問に思っていた出来事が、不意に言葉から漏れた
紡がれる言葉は、他愛も無い、世間話にも似た、柔らかな言の葉で
でも、そのおくには、貴女に対する信頼が、浮かんでいるようにも思えるだろう、か】

【しかし、傷は決して浅くなく、彼女は会話の途中で、ぎゅぅ、と表情を崩した
細い喉が震えて、言葉にならない、音を漏らして、右の足を右手で握り締めた
どうやら、くじいたのだろうか、荒い呼吸が、頬を伝う冷たい汗が、その傷の深さを告げる】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 22:52:52.04 ID:yrG+XDJvo
>>94

あ、そ、ならいいけど...

【安堵したようだ】

とにかく、むやみに能力は使用しない、練習なら鳥が飛ばないような上空でやること、その翼は何の為にあるんだ!

【先生のような、お母さんのようなお父さんのような、そんな説教】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 22:53:46.23 ID:bMEiEHM9o
>>87
【此処が、何方であるかなどは、男は知らない、確認をしなかった男にも落ち度はある】
【だが、どちらか解らない、そのままでは、男はその煙草が吸えぬ酒場であることは知る由も無い】

あんたはなにが言いたいんだ?
自分は酒の味匂いがわかる大人だと聞こえるんだが…

煙草を吸いながら、酒を飲む奴は、子供だと、そう聞こえるんだが……

価値観なんて人それぞれじゃないのか?あんたの意見は
自分の意見を押し通してるだけに聞こえるんだけどな

【大男の言っていることは、間違えではない、だが色んな者が入るのだ、男の価値観はそうであろう】
【だがこの男の価値観はまた、別の物である】
【なぜこんな事になったのか、男も苛々してたのだ、また別のことで、今とは関係の無い、その事で】
【その事から、そう言ったのだろう、】

【やはり言葉を出せば出すほど悪い方向に向かっていくのか、少々面倒なことになってしまったなと】
【男は頭をかきむしりながら煙草の火を消した】

悪いなマスター此れ置いてくは…
【そう言って男は、その代金を差し出した、】

【そして男は立ち上がる、その立てかけた十字架を持ち、外へと歩き出す】







98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 22:54:23.72 ID:/oHqNxXm0
>>91

―――……先に言っておいてやるけどな

俺は死ぬ気はねェし、襲いかかってきたら反撃するからな?

【苦笑交じりに空に成った麻袋を地面に置き、ふぅ、と一息つく】
【相手の顔色をみると……いや顔色は悪いのだが】
【表情はだいぶ柔らかく成っていた、決して現実的な意味ではなく比喩的な意味だが】

っと、自己紹介させてもらうぜ。

俺の名はヴァーデッド、ヴァーデッド・劫火・ニコラスだ

お前の名前と…赤井との関係性を教えてもらおゥか、知らない…ってことは無いよな?

【地面に倒れていた杖を左手で取り、体重をかける】
【先程の様子から杖がなくても歩いたりは可能なようだが、やはりしんどいのであろうか】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 22:54:31.75 ID:Kcos7Jz5o
>>92
【カーテンを開けると、毛皮がほかほか温まって、ちゃんと服も着た猫が出てきた】
【今の騒動で多少気がほぐれたのか、目は晴れていたものの、今は拗ねたような表情をしていた】

【問題は、その下にもう一匹猫がいたこと】
【これは普通のサイズの白猫だ。深い蜂蜜を溶かしたような双眸に、行儀のいい猫のような立ち姿、スタイルもいい】
【それだけなら普通の猫なのだが、魔翌力感知技能次第で、尻尾の数が変動して見えるのは特徴と言えるだろう】
【才能がなければ1本、少しなら2本…と言った具合に増えて、最大9本まで知覚できるはずだ】
【そこまで感知できれば、その魔翌力内臓量が猫を上回るかもしれない事もわかるだろうけれど】

【両者、額にこぶを作っていた】
【白猫もそのため涙眼、顔を洗う要領でこぶを摩っていた】

あー、はい、大丈夫です。
なんか事故で私が召喚されちゃいましたが、他は特に。
「…その、さっきは、ごめん、ね?」

【いきなり抱きついた事を反省したか、しおらしく少女に謝る蒼猫】
【対する白猫は、いたって平静。先ほどまでの『声』の主だとわかるように、人語を普通に話す】

【適当に挨拶が済んだら、猫は不要なタオルをインナーの中に仕舞い込んでいくだろう】
【どうみても質量保存の法則を無視してするする入っていくが、それを二人とも平然と見ていて】

それでは、ベッドがいすへおかけください。
立ち話もなんですから。えーっと…?

【バスルームからするりと退室しながら、白猫が訊ねる】
【そういえば、お互い名乗った事はなかったはずだと、蒼猫も聞きたそうな表情を浮かべて、少女を見ていた】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 22:57:34.22 ID:+qVhj2Xpo
【海岸。曇天の空の下、防波堤に座り、身を刺すような冷たい海風を浴びている少女が一人】

【 ザザ――… 】
【幾つもの波が、心地よい音を立てながら砕けてゆく】
【暗い空は夜の暗闇を深め、風を生んでいた。潮の匂いのする風は、大気を切り裂くかのような音を生んでいた】
【低い低い空の下、ただそれだけがこの場所を支配していた】

……………。

【防波堤には、街灯が幾つかあった。少女はその淡橙の光の下に座っていた】

【スラリとした痩駆の長身に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪】
【前髪は短く切り揃えられていて、紫色の双眸を持ち、腰には鞘に収まった刀を一本ベルトで固定させていて】
【袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた少女だ】

【闇の中に浮き出るような光の下、白い肌と紫色はとても異質な色彩を放っていて】
【足を投げ出して――しかし微動だにせず、今にも眠りに付きそうな眼で、砕け散ってゆく波を見つめていた】

【――時々、ゆら、ゆらと揺れているのは、本当に眠りそうだからか】
【だとすれば、海に落ちてしまう可能性も十分に考えられるだろう】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 22:57:52.58 ID:DYL4ktJJo
>>96

……この翼じゃ、飛べない。
これが無いと能力が使えないから、飾りというわけでも無いけど……。

【Q.その翼は何のためにあるか? A.能力のため】

…………それは……、や。
だから……、今度からはもっと、気をつける。

【少年の説教があまり応えていないようで、無表情で反論する】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 22:58:35.41 ID:Kcos7Jz5o
>>99
//すみません、ベッドか椅子へ、です
//細かいですけど訂正します、申し訳ない…orz
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/21(火) 22:59:26.78 ID:oLvWGzjAO
>>99
/すいません、ちょっと遅れます
/最悪1時間弱掛かるので、その場合は明日に回してもらえると嬉しいです。ごめんなさい
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 23:01:03.11 ID:SjvgnxsSO
【とある山中、登山道を外れた道】

ヒャッハァァァーーーーーッ!
[ギャハハハハハハッ!]
いーーーやぁぁぁーーーーっ!!

【旅人のように薄汚れたマントをはおり、袖口の広い服を着た少年が山道をゴロゴロと落石の如く転げ落ちている】
【大きなゴーグルを着けているため目元が隠れていて、どこを見ているのか窺い知ることはできない】
【少年が口から発する声とは別に声がするがどこから発声しているのか分からないが、聞こえてくる】


誰か止めガリッ!
[死ぬるふぅぅぅーーっ!?]

【こんな時間に山道、それも登山道を外れたような危険な場所に人などいるものだろうか?】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 23:01:30.89 ID:Kcos7Jz5o
>>103
//了解です、問題ありません。1時までは待てますから、それを過ぎたらまた後日、と言う事でー
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 23:02:28.24 ID:SjvgnxsSO
【とある山中、登山道を外れた道】

ヒャッハァァァーーーーーッ!
[ギャハハハハハハッ!]
いーーーやぁぁぁーーーーっ!!

【旅人のように薄汚れたマントをはおり、袖口の広い服を着た少年が山道をゴロゴロと落石の如く転げ落ちている】
【大きなゴーグルを着けているため目元が隠れていて、どこを見ているのか窺い知ることはできない】
【少年が口から発する声とは別に声がするがどこから発声しているのか分からないが、聞こえてくる】


誰か止めガリッ!
[死ぬるふぅぅぅーーっ!?]

【こんな時間に山道、それも登山道を外れたような危険な場所に人などいるものだろうか?】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 23:02:59.06 ID:TvfDH2h5o
>>98

……大丈夫…キミは襲わないからさぁ

【ソレを食べたことによる満腹感からか、軽くゲップを吐くと】
【ゆっくりと、立ち上がっている彼に合わせて立ち上がり、落ちている麻袋を再び担ぐ】
【そして彼の自己紹介を興味しんしんに聞き入り、なにやら自分の中で考察する】
【彼からの疑問である、赤井との関係性については――いいや、喋ってしまえ】

ヴァーデッドくん…私は赤井 恭平そのもの…ただ1回死んでいるの
今の私を構成しているのは、死体の中に微かに入っている、人間の魂…

1度死んだ私は、数多の魂――沢山の腐乱死体と融合して、女性として生まれ変わったわけ・・・

【直後、彼の横に回り、杖の代わりになろうと腕を組もうとする】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 23:03:24.78 ID:yrG+XDJvo
>>101

...

【沈黙】

とりあえず、きをつけてね、

【そう言い残すと踵を返し飛び去っていった、邪魔がなければ】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 23:04:14.60 ID:XujNVT2Lo
>>97

……言葉尻を捉え、揚げ足を取る事に終始する
それが、子供だと言っているだけだ……

……個人主義は、身勝手の免罪符ではない
喫煙の権利は、周囲に害を為さぬ場合に限るものだろう……?

【大男は、熱する事も冷える事も無い。調子を変えず、喧嘩を買う】
【価値観の違いを尊重するのなら、対立は何時までも平行線になる】
【だからこそ、力なり言葉なり、どちらかを屈服させる手段を取るのが常だが】
【この場合、より頑固なのが大男だったらしい】

【流れる煙を手で仰いで払い、大男は酒を飲み続ける】
【ストレートのウイスキーを、水でも飲むかの様な速度で】
【まだ、酔いは回っているようには見えない】

「……おや、大人しいお客さんだ。
 ありがとうございました、今後とも御贔屓に……」

【店主は、喧嘩する客のどちらに味方する訳でもない】
【この店での喫煙は可能か否か、もしも問われていたとしたら】
【昨今の対外の飲食店が行う様に、分煙という方法を提示していただろう】

【歩きだす男を、店主は頭を下げて見送る】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 23:05:10.89 ID:ppth2eX+o




  【────これは果たして何度目の問い掛けなのだろう。】


  【ノイズが走る、灰色の世界。瞳に映る虚無感の光景。】


  【そこにはあたし≠ェ居て、そしてあたし≠フような何かが立っている。】
  【黒一色で塗り潰したかのように色を持たないそれは、いつもあたし≠フ前に立っている。】


  【───また=Aだ。繰り返し。終わらない悪夢。徐々に鮮明になっていくその存在=B】
  【何が起きている、なんて分からない。ただその感情────恐怖に則って逃げた。逃げ続けた。】



  【沢山の矛盾が積み重なっていく。沢山の疑問が組み合わさっていく。】
  【────そしてまた、暗闇は全てを無くしていく。】


  【────ただひたすら逃げたい。それだけの感情を残して。】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 23:07:06.83 ID:DYL4ktJJo
>>108

……。
言われなくても……気をつける。

【特に邪魔する理由もないので、少年の背中を見送った】

/おつでしたー
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 23:08:08.43 ID:yrG+XDJvo
>>111

/おつー
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 23:08:48.60 ID:e4N9YD4jo
>>100

おいおい、そんなとこで寝てたら落ちちまうぜ?

【釣り竿を担いだ人影が風のようにフラっと後ろから現れて】
【どうやら夢を見そうになっている彼女が目を覚ますように声をかけて】

よいしょっと、ここら辺だと潮目が見えていい感じだぜぇ
光もあるしな

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

よし、んじゃ晩飯のおかずでも釣るか

【青年は金色で派手な装飾のついた釣竿とリールを使って海に疑似餌を投げ込んだ】
【釣りをしているのだろう……。それが彼女の邪魔にならなければ良いのだが】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 23:10:58.98 ID:iwsmRAvD0
>>95

……あれ、もしもーし?
……気絶しちゃいましたね、これ……

【止めとばかりに股間の辺り目掛けて蹴り上げる】
【ちなみに補正はかかっていない。流石に蹴り潰すつもりではなさそうだ】
【それでも、充分酷い攻撃だが】

【お役御免とばかりに壁が霧散し、路地裏の空気に溶け込む】
【残ったのは、少女二人と気絶した男。ある意味路地裏はこの光景の方が似つかわしいかもしれない】
【その気絶した男に腰掛ける。流石に軽く息が上がっており、額に薄っすらと現れた汗が、てらてらと鈍く光っている】
【これでもローブがまくれない辺り、相当ローブは大きいのだろう】


いやー、私が強いわけじゃないです。偶々この人たちが弱かっただけです
か弱い……とまでは言いませんがそんなに力も無いですし
だからちょっと力を借りている面もあるんですが

【謙遜、も一部入っているだろうが、大方本音である】
【柔和な笑みから流れ出る言葉は柔らかく、もはや何の緊張も示していない】
【座った状態なので分かるかもしれないが、向かって左側の腰の辺り(つまり、少女の右腰)に
軽く不自然な膨らみがあるのが分かるだろう】


――大丈夫、ですか? 立てますか?

【割と目敏いらしく、脚に何らかの異常をきたしていたらしいことを、読んでいた】
【というわけでもないが、座り込んでしまった辺り、やはり、足に何かあったのだろうと勘ぐって】
【半ば心配したような口調で、目つきで、尋ねる】

/御免なさい速攻で風呂入ってきます
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 23:11:39.83 ID:+qVhj2Xpo
>>113
/輝天さんの方でしょうか…?
/こちらミロワールの中身です。あやつで絡んでからそんなに日が経ってないのですが…
/大丈夫でしょうか?
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/21(火) 23:12:38.74 ID:t4FQ0sPAO
【裏路地】


〜〜♪


【ボロ布のようになったコートを羽織った、闇夜を思わせる黒い髪と、星光を思わせる金色の瞳の小柄な少女】
【その少女が、逆さまになった大きなゴミ箱を椅子代わりに、裏路地の片隅に座り込み、小さな声で歌を謳っている】
【街中の何処ででも聞けるような流行歌、決して珍しいものではないが……場所が場所だけに、人の注意を引くかもしれない】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 23:12:58.85 ID:yrG+XDJvo
【墓場】

退屈ー

【墓石をどけて下からでて来たのは、紫色のローブで全身を包んだ青年だった、フードで顔は見えていない】

誰か機関の先輩来ないかなー、

【彼はカノッサ機関 新 ≪No.666≫ で、実践経験0である、腕に666と書いた腕輪を付けて居るので機関の人間だとわかるだろう】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/21(火) 23:13:14.83 ID:mlQdjCaSO
>>100
【防波堤の傍を、丁度少女の方へと歩いてくる人影が在った】
【暗がりから街灯の下へ近付くにつれ、その姿が鮮明に浮かび上がる】


――…ブロークンハートっす…、はぁ。


【癖のある茶髪、穏やかな青の瞳に黒ぶち眼鏡を掛けた青年】
【上着を脱いでネクタイを外したラフなスーツ姿で、首元にはNo.15のプレートが下がっている】
【手には、誰かと飲むはずだったのか二本の缶コーヒー】


んー? …えっ、ちょっ、そこのキミー!!
危ないっすよ、そのままだとおやすみからおはようまでの間に――、ああもういいっす!!


【声だけでもまぁ煩いのだが、それだけでは意識を落としかけた少女には届かないと思ったか】
【防波堤の上に軽々とジャンプして、ゆれている少女が落ちないよう、肩を押さえようとする――…】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 23:14:08.79 ID:e4N9YD4jo
>>115

//あ、そうでしたか!気づかず申し訳ない・・・。
//自分はどちらでも大丈夫ですが、自分の絡みを無かった事にしておいてくださっても構いませんよ。
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/21(火) 23:14:20.03 ID:mlQdjCaSO
/あれれ、見落としてました…申し訳ない
/引きますねー
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 23:15:48.59 ID:/oHqNxXm0
>>107

つまり……赤井は死んじまってるって事かァ……?

マジか……?マジか………

【何度も連唱し、それでも襲いかかってくる失意】
【あくまでも本質的な意味で死んではいないとはいえ】

【ヴァーデッドにとって、自身の知り合いの姿にはもう会えない】
【それは心に突き刺す痛みとなった】

【無論、彼はそれを出来る限り隠そうとする】
【特に目の前に存在する“赤井”に対しては、特に】

―――それにしては全く性格違わねぇか?

あいつは確か一緒に向かった店で食い逃げをするような奴だったんだが……

お前はそんなふうな性格はしてない様な気がすンだけどな…?

【腕を組み、とはいっても杖を主軸にしてだが】
【考えるように、思い出すように言葉を返す】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/21(火) 23:21:14.31 ID:5BT6T8dko
>>117
/機関の者ではありませんが、絡んでもよろしいですか?
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 23:22:54.72 ID:6hDh1oceo
>>114

【――――貴女の柔らかい言葉に、まるで、彼女の汗を拭われるように感じる
彼女の視線は貴女を撫でて、様々な事に気づく
だが、それの一つ一つに触れていくことはしない、尤も――――……出来ない、といった方が正しいか】


力を借りている、とはどういうことでしょうか……あ、申し訳ございません
……助けていただいた身分なのに、こうも質問をしてしまいまして

――――実は、私も、貴女と同じように、刀を主に使っていまして
……何かの足しになれば、とつい、尋ねてしまいました


【お答えいただかなくとも、結構ですよ、と付け足した言の葉は、ふわりと舞って、貴女の前でひらめくだろう
夜の風は熱をはらんで、じんわり、と不快な熱気を辺りに漂わせている
路地裏の湿った空気は、あまり心地よい、とは言いがたい空間を演出して】

【心配したような口調で紡がれる貴女の言葉に、貴女の性格が、読み取れるような気がした
恐らく、優しい人なんだろうな、と彼女の心が、そんなことを捉えて
――――……思わず、思うより早く、行動に移った】

【貴女の問いの答え、とでも思いそうなぐらいに、彼女は、すっと立ち上がろうと、する
それも、中々に困難があったのだろう、右足を軸に立とうとすると、脚を焼かれたかのような痛みが彼女を襲って
ふわり、と倒れこむように、彼女の後方の路地裏の壁にもたれる、と、苦しそうに息を漏らした】

【それでも、両手で壁に触れ、かくかく、と長いメイド服のスカートをはためかせながら、立ち上がると
数歩、震えながら歩き、貴女の元へと向かい、そっとかがみこんだ】


……今の私では、これぐらいのことしかお返しいたせませんが……
――――それでも、少し、満足していただけたなら、幸いです
汗があっては、折角の可愛らしいお顔が、台無しですよ?


【どこから取り出したのか、彼女の右手にはいつの間にか、絹のハンカチがあって
彼女はそれで、貴女の肌を撫でようとするだろう、絹糸の包み込むような感触が、貴女の心を解すかもしれない
――――……が、長時間立っているのも辛いのだろう、彼女は思わず体勢を崩し、貴女を押し倒すように倒れこむだろう
上手く行けば、ふにゅぅ、とした柔らかい感触が、貴女に触れるかも、しれない】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 23:24:41.34 ID:yrG+XDJvo
>>122
/どぞどぞ
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 23:25:41.71 ID:bMEiEHM9o
>>109

俺は揚げ足をとったつもりはない、俺の意見を言っただけだ
あんたがそれでそう思うなら…それでいいだろ?

その言葉もそのままあんたにお返しするよ…

【男はその大男の横を通り過ぎる、喫煙、禁煙、その話に終点など無い、男は煙草を吸い】
【大男は煙草を嫌う、この口論に乗るとなれば、終わらぬ話になるだろうと、男は思ったのである】

いやぁー…喫煙家の肩身の狭い時代になったもんだ…
【そう男は呟き、笑いながら、大男の横を通りすぎるのであった】

【この男は言えばだらしがない男、はっきり言って出来た男そう言うには遠い存在である】
【ということは、心でモヤモヤは生まれるのだ、やはり此の男も何処かで頑固であるのだろう】



「あんたも此処で暴れられちゃ困るだろ?そんな物騒なもん手に持って、暴れるつもりは最初から無いさ」

「又来るよ、その時は、何かいい部屋を用意しといてくれ、」

【そう言って、男はその扉を開けるのであった】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 23:25:46.29 ID:TvfDH2h5o
>>121

―それは…いろんな人のぉ…体が入ってるからなの…
沢山の人の魂が入ってるから…違う人格になっちゃったの・・・・

【上手く説明できないらしく、目を下に向ける】
【そしてコートの下を両手で握り締めて、目から赤色の涙を流し始める】
【ぷるぷる震えているあたり、唯単に泣き始めただけだろう】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 23:29:18.63 ID:+qVhj2Xpo
>>118

【案の定、海風と波の音に掻き消されて、青年の呼びかけが届くことはなかった】
【だから、彼が近づいてくることなど、気付きもしなかった訳で――】

――ひゃっ!!

【肩に手が乗った瞬間、眼を見開かせて頓狂な声を上げるだろう】
【同時に力なく丸められていた背筋は一瞬にしてピンと真っ直ぐになり、いくらか座高が高くなった】

【そして間髪入れずに首を回し、背後の青年を確認しようとする】
【その時、チャリ、と渇いた金属音を響かせたのはNo.696とカノッサ機関の紋章が刻まれたドッグタグだった】
【首から垂らされたそれは、紛れもなく彼女を機関員≠セと証明する代物】

【さらに青年が魔翌力を感知できるのならば】
【彼女がどす黒い魔翌力を撒き散らしていることに気がつくだろうか】
【そして、その魔翌力の中に混ざる、“哲学者の卵”の禍々しい魔翌力にも――】

あなた……だれ?
ッ――機関の……人……

【ごく普通に当たり前の質問を投げた時、彼の首元のそれが眼に入った】
【――漆黒の魔翌力が、憎悪を孕んで肥大化する】

>>119
/いえ、wikiにも中の人のページを作ってないので仕方ないですよー
/残念ですが絡みはまたの機会にさせていただきます…
/ごめんなさいです
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/21(火) 23:31:50.60 ID:5BT6T8dko
>>124
/ありがとうございまっす!

うわっ!
【青年が墓石から出た時に近くで驚いたような声が聞こえる】

【交じりっけない黒髪】
【深く、どこか遠くを見ている黒い瞳】
【中性的な声で性別がイマイチわからない】
【黒いローブを身に纏ったどうみても女に見える顔の人物】

なんだ?..... 化け物か....?

【いきなり足元の墓石が動いて下から人らしきものが出てきたのだ】
【驚くのも不思議ではない....はず】

【まだ腕輪のナンバーには気付いていない】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 23:35:45.48 ID:XujNVT2Lo
>>125
/ええと、ここでおわりでしょうか
/そうならば、お疲れさまでした
/こちらの早とちりだったら、少々お待ちいただければ
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/21(火) 23:36:15.03 ID:oLvWGzjAO
>>99

【カーテンを開けて、とりあえずは相手の瞳に光が戻っていて喜ぶ】
【……立場的にはおかしなことなのかもしれないが、しかし、嬉しかったのだ】
【ほっとしたように頬を綻ばせてから、次に、白猫を見詰めて――頸を傾げると】

いち、にい、さん、し、ご……ろ、ろく、しち……ぅ……?

【指差しながら不思議そうに尻尾を数えはじめた――この少女、魔力が関係する事柄には“感覚的”に秀でている】
【技能ではないせいか、七本までしか視認出来ないものの「もう少し存在する」ということは分かるらしい】
【小さく唸ってそのトリックに挑戦しかけていたが、謝られると頭を跳ね上げて、ぶんぶんと頸を横に振った】

気にしないで、ください。ぃ
あの……な、なにか、辛いこと、あったんですか。大丈夫、ですか。か?

【それから、心配した様子で口にされる言葉は――少しばかり配慮が足りなかったかもしれない】
【沈黙による優しさ、というものを知らないせいか、掘り返すようなその内容だが】
【親切や憂慮からきてるのは、疑いようのない事実であった】

【案内されるがまま、ベッドに座り込むと促されて漸く名乗ってないことを悟る】
【慌てて口を開くと少女は、転がるように自分の名前と所属を言うだろう】

わ、私は≪ポイエーシス・オルガノン≫、配役は“やまね”。名前は、Quetzalcoatl=フランボワーズ=ルーチカです。す

【ルーチカ、って呼んでください。そう付け加えてから、少女は鈴を鳴らして笑った】
【その頸に嵌められた枷は、落ち着いて見ればファッション用でないと気付けるだろう。――愛玩動物用の、それだ】

/>>105
/ただいま戻りましたー
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 23:38:03.42 ID:bjDsY4Lh0
>>93

そう、……かな。

【相手の考えは、どうやら少女と違うものだったらしい】
【そんな風に返しながらも、注視すればきっと気がつける】
【ほとんど切れたと認識していた因果が、こんなだろうと繋がっているかもしれない、と】
【そう思えて、嬉しい。それゆえに、少女が。本当に少しだけ、嬉しそうな表情をしていることに】

……私でもいいはず、なんだ、よ。
他のひとが不幸になれば、いいのに。
…………不幸になっちゃえばいいのに…………。

【それを否定されない、とあらば】
【溜め込んで溜め込んで腐らせた怨み言は、吐き出してしまいたいらしい】
【これが発散になるかはともかく。不特定多数の不幸を願い、呪う】
【人を呪わば穴二つ、なんて言葉。きっと、忘れている】

……そ、っか。
でも、期待。しなくて、……済むの、かな、……それ。

【予想が外れたことに、たいして落ち込む素振りも無い】
【ぼんやりと、そんな言葉を返して。自嘲気味に、緩く笑んでみせるだけの余裕が出来たのは、いいこと、だろうか?】

いっぱい頑張ったら、いっぱい褒めてくれる、の?

【きちんとやれば、褒めてくれる】
【それは、病んだような少女からすれば、ひどく魅力的なことらしい】
【直前の自嘲気味な笑みは、新しいおもちゃを買ってあげてもいいよ、なんて】
【そんなことを言われたときの子どもみたいに、期待なんかできらきらとした笑顔に変わり】

【それでも、差し伸べられた手には、僅かに表情が変わり】
【悩むように、考えるように、黙り込む】
【そうすること、数秒ほど。ふと、少女は微かに口を動かして】
【「――――――。」
【何を言ったかは定かではないが、まるで誰かに答えを乞うように。そして、さらに黙り込むこと数秒】

――――…………。

【膝を抱いていた右手が解かれ、おずおずと。そちらに伸ばされる】
【ひどく色素の薄い、病的なまでに白く細い、その手】
【ためらいがちに伸ばされた手は、そのうちに相手の手へと触れる】
【その寸前に一度、人差し指に嵌められた蛇と林檎の銀の指輪が街灯の灯りを返してきらりと煌いた】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 23:38:59.70 ID:bMEiEHM9o
>>129
/ああ、何かキャラ的にそんな感じになってしまい、申し訳ないです
/私は、何方でも構いませんので、お任せします
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/21(火) 23:40:57.97 ID:XujNVT2Lo
>>132
/では、ここまでと言う事で、改めてお疲れさまでした
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 23:41:25.44 ID:bMEiEHM9o
>>133
/はい、お疲れさまでした、ありがとうございます。
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/21(火) 23:43:41.46 ID:mlQdjCaSO
>>127
【少女が声を上げて漸く、自分が焦り故に突拍子もない事をしていたと気付いて】
【振り返った少女に謝ろうとしたところで――、其のナンバーに気付いた】


……、あれま。お仲間さんっすか。
んー…にしても何で、お仲間さんに卵が――?


【哲学者の卵が放つ禍々しい魔力も、仕事柄嗅いだ経験が在った】
【故に敏感に其れを感じ取って、得たのは疑問】


あー、僕っすか?
スターダスト・シューティングス。長いんで星屑野郎とでも――…、


 ――。何すか?


【感じ取った憎悪に、お調子者の笑みが薄れる】
【青年はじり、と少女から僅かに距離を取った】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 23:45:13.64 ID:yrG+XDJvo
>>128

あ、どうもー、

【声は笑っているようだ】

この下に階段があって、その先僕の家なんですよー

【自分は人間だとアピールする】

失礼ですが...男性ですか?女性ですか?

【一応聞いて見ることにした】

【魔翌力が感知できなくても、勘が良ければ
、彼からあふれる醜悪な魔翌力を感じられるだろう】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/21(火) 23:46:29.09 ID:TvfDH2h5o
>>121
/眠気が凄いので寝ます、すみません…
/明日これたら着ますが、最悪日曜日になりそうです…
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/21(火) 23:47:55.06 ID:/oHqNxXm0
>>126

ちょっと待て……―――――お前は俺の中で赤井という名前の別のそれだというように認識する

構わないな?そうじゃァないと俺のイメージがバグるからなァ…

【頭をじっと押え、何とか整理するも、よくは理解しなかったようだ】
【とりあえず混ざったことと、彼女が昔に遭遇した赤井と同一生物であるということ】
【それらは何とか把握することが出来た】

【諦めは早いタイプなのだが、やはり少々落ち込んでいる】
【やはりもう二度と“彼”と会えないことに寂しさを感じているのだろう】

だからさァ、もう泣くなよ?

俺ァお前をもうたぶん絶対責めねェし、お前はお前なんだからな


【さわやかタイプのあんちゃんが女性に変わっていた】
【理解はしたが納得は難しい】
【その言葉の意味を嚙み締め、足で地面に付いている血痕を擦って消していた】


/すいませんおくれました……
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 23:54:31.18 ID:Kcos7Jz5o
>>130
【問題が解決したわけではない、単純に、当座の気分転換に成功しただけかもしれない】
【白猫が騒いだのも、きっとその一環。故意に場の空気を変えようとしたらしい】
【だから、蒼猫が話が出来る程度に落ち着いたのは計算どおりだし、嬉しい事だった】

おおぅ、結構見えますねー。
自慢じゃありませんがね、これ全て自前ですよー? フフフー。

【彼女には七本見えていたらしい。それに二本足で立ち、得意げに胸を張ってみせる白猫】
【見た目が猫なのに、振る舞いは人間寄り。妙な猫だが、使い魔としては正しいのかもしれない】

【先ほどまでの話題に触れると、猫の顔がまた少し沈んだ】
【じんわり眼に涙が溜まったけれど、蜂に刺されたように泣く、なんてことはなく】
【ただテンションを下げて、彼女の隣にぼふんと座った】
【白猫はその膝の上へ。立っていると邪魔になるからか、身体を丸めて首だけ話を聞く体勢をつくる】
【表情は苦笑。彼女の優しさが見えている証か、困窮した事態でも笑みは絶やさない】

「ぽ、ぽい…ぅ?」
ルーチカさん、ですよ。
「るーちか…ルーチカ。よろしく。ローズはね、ブルーローズっていうんだよ」
私は、名前をブルーベルと言いますです。ベル、とおよびください。

【名乗られて、二人とも名乗り返す】
【いつもより静かだったけれど、自分たちの名前は明朗に告げた】
【その瞬間、ベルは小さいながらも笑顔だったのだから】

…しかし、あなた方本当にアリス好きなんですねぇ。
以前の帽子屋さんといいサマナーさんといい…。

「…あんな『えがお』、はじめてみたの」

【ルーチカの素性に言及を始めたベルを遮って、ローズは先ほどの問いに答え始めたようだ】
【唐突で面食らうかも知れないという配慮は足りてないけれど、彼女の思うままを率直に】

「…わらってるのに、かなしい。たのしそうじゃなかった…みてるローズまで、かなしくなるようなかおだったの」
「へん、だよね…かれんは、まちがいなくわらってて、ついさっきとおなじかおだったのに…」
…助けを、求められたです。アヤカシに変じてしまいそうな友人に、この衝動を抑えられないかって。
マスターは、いくつか案を提示しては見たのですけれど、そのお方は結局、振り切っていってしまったのです。
…ローズの言うように、悲しい笑顔を残して。

【徐々にしょんぼりとしてくるローズを、ベルは気遣わしげに見ている】
【ベルもローズほど激しくは反応しないが、声は間違いなくトーンダウンしていた】

//おかえりなさいましー
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 23:54:33.09 ID:p9D0vCybo
>>131

(貴方がもし自分と誰かを比較しなければ幸せだったでしょうに――――)
(いや、比べるという行為はそのまま……人に根ざす物)

【フード下、瞳は冷たくも無く暖かくも無く】
【例えるなら好きでもないバラエティ番組を観ているような……】

労働にはそれに見合うような報酬を、「金」で無く「褒める」で済むなら事も無し
いや勿論お金も払うけれどね、いやらしい経営者じゃないですから。

【仕事をしてくれるならばその分だけ「褒められる」】
【正当たる働きには正当たる報酬を、それが基本方針】

……――――よろしい、契約は成立ですね。
(ああ……成程――――)

【視界に映るその円環】
【確かそれらのモチーフは……】

(堕落、か……)

【そう表現するならば言うもよし】
【堕落なくして人は生まれなかったのだから】

【数秒、手を握ったまま静かに離す】

さて、仕事をして頂くにあたって「道具」は必要です……これをどうぞ。

【袖に手を突っ込み、取り出したのは2つの鍵】
【手のひらサイズの其れは普通の鍵よりもやはり大きく】
【握りの部分にはそれぞれ赤と青の宝石が嵌めこまれているという代物】

【それを少女の手のひらの上に落とし、置こうとするだろう】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/21(火) 23:59:15.56 ID:5BT6T8dko
>>136
か、変わった家を持っているんだな...
【わざわざこんなところに作らなくても...と軽く引いてる】

【そして、女性か男性か聞かれて】
お、俺は男だッ! 勘違いするな!

【軽く顔を赤くしながらその右手人指し指を青年に向けながら言う】

クソッ....なんで女と間違われ....ん?
【....が、すぐにその顔の赤みが消える】

【魔翌力】
【青年から発せられるその魔翌力に反応したようだ】

【そして、青年の腕輪】
【ナンバーの刻まれたその腕輪を見てゆっくり口を開く】

お前は....機関に...連中か?
【静かな声で言った】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/21(火) 23:59:30.26 ID:4lcRTUmdo
【路地裏】

【コツ――コツ――コツン。路地裏に響く、革靴の音】
【音の主は、学生服を着た、茶髪の少年。無造作な髪型が、月光に照らされている】
【足を止めた彼は、ふうむ、と考え込むように右手を顎へ宛がう。束の間、右足でタン、タン、とリズムを刻む】
【やがて、それを止めて、右手を顎から放す。それから、口を開いて、一言】

――やっぱり、路地裏の絵なんか描いても面白くないよなあ。
うん、止めよう、そうしよう、うん。

【そうして、少年は踵を返す。大通りへ向かって、歩いていくだろう】
【どう見ても一般人に見える少年。これは、絡まれても文句は言えない…だろうか】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 00:00:26.54 ID:XG8dwZyQo
>>135

ッ――…訊かないで……

【憎悪がまた一段と膨れ上がった。歯を砕けるかという程に噛んで、スターダストを睨むだろう】
【その瞳からは少なからず狂気が感じとれるはずだ】
【この反応から、少女には何らかの理由で“卵”を忌々しげに思っていることが汲み取れるだろうか】

そう。……じゃあ星屑さんって……呼ぶ……

――?なにも……ないけど……

【憎悪の正体は――カノッサ機関だろう。それに反応したが故に、憎悪が魔翌力に滲み出たのだろう】
【それに気付いていないところを見ると彼女は、魔翌力を制御できていないのだろうが】
【勘の鋭いものでなければ、それを推測することは難しいか】

【ともかく、問いを返した彼女の言葉には、もう負の感情は乗っていなかった】
【ただ後ずさる彼を見て、何故だろうと怪訝そうに首を傾げると】
【彼が離れたことをいいことに、また波へと目線を移してしまった】

【波も幾分か穏やかになった気がする。相変わらず、空は低い】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/22(水) 00:05:39.94 ID:Q2K6MME70
>>123

うーん……ちょっと言葉で言うのは難しいですね……
まあ、別に聞かれても嫌ではないですし……お役に立てそうでは、無いですけど

【何の役にも立てそうにもないとことわって。でもその言葉が遠慮を払いのける】
【おもむろにローブの裾を捲り上げる。生々しい数多の傷跡が一番目に付くだろうが
右の腰に、鞘がベルトで付けられているのが分かるだろう】

要するに、これの力を借りてるんです。まだ刀も上手く使えませんし。

【鞘を指差してから、一秒としないうちにローブの裾を下ろす】
【流石に、傷跡をあまり他人に見られたくないのだろう】
【そしてその行動が、若干の拒絶を孕んだ様に思えて、自己嫌悪】
【空気が一瞬、一層生温く感じる】


【が、無理して立ち上がった姿を見、驚き、慌てた様な表情を見せる】
【今にも崩れ落ちてしまいそうな、そんな儚さが垣間見えた気がした】

む、無理しないでください! ふらふらじゃないですか!
それに、別にお返しとか、そういうのを期待していたわけでもないですし……

【軽く顔を背けようとするが、それは出来なかったし、したくなかった】
【優しくやわらかく、肌を伝う安らぎの感覚。それに一瞬心を奪われる】


か、可愛くなんかないですって――きゃっ!?

【突然だった。体が後ろに倒れこむ感覚】
【もしかしたら受け止められたのかもしれないけど、言葉に動揺して】
【路地裏の温い床の上に、背中から倒れこむ】
【柔らかな感触を布越しにうけ、しかしそれを愉しむ暇はない】

/ただいまもどりました
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/22(水) 00:14:12.88 ID:6pY7cbnHo
>>141

端くれだけどね、そうだよ、機関の《No.666》さ

【言い切る、悪事のはずなのに】

まだなにもやったことないけどね

【へへっと笑う】

でそれがなんだって?
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/22(水) 00:14:22.30 ID:1zfQLoIAO
>>139

やっぱり、もう少しだけ多い……ですよ、ね。ね?
“飼主様”なら、全部、見えるのかな……

【白猫の優しい気遣いを全て理解できるほど、少女はいろんな経験が足りなかった】
【けれど、白猫が蒼猫のことを考えた上で行動してるのは分かったから、】
【少女はなんとなく嬉しくなって、小さな菫が花開くような笑みと共に言葉を紡ぐ】

【涙を見せた蒼猫に、早計過ぎたと思ったのか此方も少ししょんぼりとした】
【相手の感情に引っ張られやすいのは幼さ故なのだろう】

ブルーローズさんと、ブルーベルさん、ですね。ね
ローズさん、ベルさん……あ、あれ、もう一人、居ませんでした、か。か?

【二人の名前を繰り返し、覚えたところで気付く違和感】
【あのテロの時、自分を詰問してきた声がもうひとつあったはずで――それを尋ねてから、二人の話を聞いた】

……あぅー

【悲しい笑顔。ルーチカは、それを見たことがある】
【けれど、彼は助けを求めない。全てを撃ち抜きながら、唯一を守る】
【だから少女は彼を『助けよう』とは思わなかった。ただ、『一緒に頑張ろう』とは思っていたけれど】

【何がしてあげられるかと、考えたとき。なにも出来なかったから、二人は落ち込んでいるのだと思った】
【“かりん”さんは、優しい人なのだろう。二人も、優しい人だ。不幸せはよくなくて、だから、どうにかしてあげたい】

えと、えと、えと……た、助ける、じゃ、なくて。あの……い、一緒に悩む、とか、あの、わ、忘れないように、印を書いておく、とか……ぅ……

【出てくる案は、拙いものばかり。やがて少女も、自分の言葉に自信が持てずに俯いた】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 00:14:53.10 ID:MVwkIeFSO
>>143
【この星屑は先程の唐突な行動といい、頭はよろしくない方だが――、少女が訊かれたくない事を抱えているのには、直感的に気付けた】
【瞳に宿る狂気も見止めて、この話題には触れない方が良いと結論付けた】


ん、了解っす! ……、あー気にしないで、うん。


【少女の琴線――其れは機関と卵に纏わる事柄であろう――には触れないよう、細心の注意を払いながら】
【再び波を見つめ始めた少女の隣にそっと腰掛け、手に持っていた二本のコーヒー缶と少女を交互に見】
【一本、少女に渡そうとするだろう。無糖のブラック、少女の口には合わないかも知れないが】


良かったらコレ、どーぞっす。
えと――…あ、名前訊いてなかったっすね…


【ナンバーから名前を知れる程には、まだ星屑はナンバーズには馴染んでいないらしく】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/22(水) 00:23:10.29 ID:nPrZutovo
>>145
そうか....
【と、言うと黒ローブは黙る】

【彼は一応、機関に恨みがある】
【彼らから受けた傷はまだ癒えていない】

【本音ならここで殺してしまいたい...と一瞬思うが】

(ダメだ...それじゃあ、前と変わらない)
【心の中で首を横に振る】

(なら...ここで...)
【黒ローブはその眼で青年を見据えると口を開く】

なぁ、「哲学者の卵」って知ってるか?

【「哲学者の卵」....機関に入っていない者でも知っている人がいる機関の兵器のようなもの】

【それの存在を知っているか....と青年に聞いている】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 00:25:22.53 ID:ynGOqzGBo
>>144

【それは、背徳感に似ていた――――……白い、無傷の新雪を
無意味に踏み散らかしたような、そんな、罪悪感に
罪の意識を感じるのはいつだってそう、全てが、過ぎ去った後に】

【彼女は、絶句する――――貴女の、その痛々しい姿を見て
言葉に詰まって、何と応えれば良いか分からなくて、だから行動で示そうとする
生温く感じた風は、彼女の吐息を交えて、微かな冷たさの予兆を感じさせる】

【皮膚に溶けてはじける、涙のような雫が、ほんのり、夜の中から零れ落ちるように感じるだろうか】


……傷は自然には完治いたしません、治ったように思えても、それは表面的な格好にすぎません
傷を治すのは、いつだって他人の手、その傷を哀れみ、癒そうとする他人の手があって初めて、他者から受けた傷は治るものです

すいません――――……貴女の傷口を、私の手で、汚してしまい
願わくは、その傷を拭う、手助けをさせて欲しいのです


【月が雲に隠れていて、彼女の表情はあまり、窺えない、けれども、声のトーンから、
彼女の言の葉の揺らぎは感じられるだろうか
押し倒したまま、というわけではない、すぐさま彼女は、左手を地面につき
両膝を地面につけて、上から覆いかぶさるような体勢となった、から】

【そして、彼女は右の手で、その手に握られた絹のハンカチで、貴女の輪郭を、そっと辿ろうとする
それが彼女なりの謝罪であるのだろうか、貴女に軽々しく踏み込んだ、彼女の行いに対して、の
――――……また、彼女にも似たような体験があったのかもしれない、視界に薄く映るであろう表情は
寸刻、鏡に映った自身を覗く、既視感にも似た、表情で――――……】


ふぁ――――……ぅ……だ、駄目……っ


【恐らくは、それは彼女に取っても予想外の出来事、本来なら彼女は、このまま貴女をハンカチを拭こうとしたのだろう
そして、それをとがめるが如く、彼女の姿に異変が現れた
まるで、カーテンコールを下ろされたように、彼女の姿が一瞬、影に包まれると、その奥から、新たな彼女が出現する】

【紅いキャスケット帽に、白銀の長髪を腰の辺りまで伸ばし、横髪の中からもふもふっとした狐耳がぴょこん
赤色の大きめのマントをマフラーのように纏い、翠のビキニの上に白のパレオを纏った露出度の高い格好
翠のロンググローブと、ニーソックスが白い肌に映える、巨乳の真紅の瞳の少女】

【きょとん、とした表情で、彼女は、人の耳がある位置にある獣耳を、ぱたつかせた】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/22(水) 00:28:38.11 ID:6pY7cbnHo
>>148

一応聞いたことはあるな、

【データベースで一度見たきりだったが】

我等の兵器がどうしたって?答えによっては死んでもらうが

【少し冷酷な声になり、魔翌力がより醜悪になる】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 00:35:13.57 ID:a4ZJh1hro
>>146
むむむ、お気づきになります?
あなたすごい才能ですね…実は9本あるのですよ。
もちろん、マスターは全てお見通しなのです。

【えっへん、自慢げなベル】
【彼の話をする際、それまでの暗さを吹き飛ばすような柔らかい表情をする】
【それは多分、『彼』が彼女を信頼している証であり、彼女が彼を信頼する証左】
【使い魔、という上下関係にありながら、実際はそれとは別の繋がりをも、透けて見えるやも知れない】

はい、もう一人とはおそらくマスターですね。
…件のご友人の件で、別の手段を模索して引き篭もってます。
案は出るんですけど実行リスクが高かったり、そもそもこの世界のルールじゃ使えないような手段だったりで…
難航してます、正直。

【一度妖怪化した人間の衝動を抑える】
【衝動に従い満たす以外の手段と言うのは、いわば吸血鬼治療のようなもの】
【その途方もない手段を探すため、話が出来る状態ではないらしい】
【『彼』も必死であり、それはローズもまた同様】

「いっしょに、なやむ…? しるし…?」

【提示されたのは、思いつきもしなかった事】
【ルーチカには言わなかったが、ローズはあの時、その手段を『彼』に丸投げしていた】
【そのことに未だ気付かないが故に…『彼』が何とかしてくれる、なんて、他力本願な事を考えていて】
【そこに自分を組み込んで『考える』事を、思いつかなかったのだ】

【それは多分、ローズ自身が気付くべき事】
【そう考えたベルは口を挟まず、蒼猫が首を傾げるのを黙ってみている】

「…そっか、ローズもいっしょなら…!」

【全てを理解してはいまい、きっと我々が考える以上に、ローズの思考は拙いだろう】
【でも、独りでダメなら、と言う考え方は、ぼんやり理解したらしく】
【ローズの顔が晴れた。子どもらしく劇的な変化、いろいろ想像して、うんうんとうなづいている】
【彼女の提案は、少なからず効果があったようだ。ローズも見た目以上に幼いのだ】

…ローズも少し、いい顔になったみたいですね。よかったよかったです。
ところでルーチカさん、あなたは何故あそこにいたのです?
雨の中一人で、お散歩ですか? それともご主人様からの命令、とかですか?

【ローズが思考に浸る間、ベルは相手にも話を振ってみる】
【あの場にいたこと、従属証明の枷から、その存在意義はなんとなく見当が付いているらしいけれど】
【あの場にいて、こうして話を聞いてくれる理由を、なんとなしに尋ねてみた】

【視線は柔らかくも、奥に少しだけきつい光があった】
【『ご主人様』達の得体の知れなさが引っかかっているのかもしれない】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/22(水) 00:35:42.52 ID:TFUSbJvR0
>>140

【ぶつぶつ、ぶつぶつ】
【そのうちに怨み言は、相手に聞こえるほどの音量も失って】
【そうやってしばらく聞こえもしない怨み言を繰り返していた、が】
【そのうちに飽きたか、他の話題に気を取られたか。それもに口にしなくなって】

じゃあ、じゃあっ、いっぱいいっぱい頑張るから。
いっぱいいっぱい――!

【「褒めて。」と。言葉では繋がらなかった、が】
【涙のせいだけでなくきらきらと輝く瞳が、梅雨の晴れ間のようにころりと変わった雰囲気が】
【そう、言っていて】
【顔を濡らす涙を、改めてワイシャツの袖で拭う。涙は、止まってしまったらしい、単純と言えば単純で】

【そして、指輪についてひとつ、すっかりと描写を忘れていたのだが】
【林檎の部分には、下手を打てば石英との見分けも難しいほどに質の悪い紅水晶が、一粒あって】
【質が悪いために、表現したかったかもしれない林檎の紅は表現出来ていないのだが。まあ、それはさらに余談】
【追加したからといって何になるでもないが、忘れていたので以上補足】

【そして、手を握られれば、少女は軽く、相手の手を握り返し】
【褒めてもらうとか、そんなことは置いておいて。ひとに触れることが嬉しいのだろう、軽く、笑っていて】
【そのうちに、手を離されれば。ほんの少しだけ寂しそうにもするが】

……? っ、と……。

【袖に手を入れる様子を、少しだけ不思議そうに目で追い】
【その後に手に落とされる二つの鍵。落とさないように、慎重に受け取って】

……かぎ?

【鍵。どう見ても、鍵】
【ただ、死体を動かす、という。そんな物騒なような仕事内容と、今渡されたもの】
【それの関連性がいまいち掴めていないらしい】
【右手に乗せたその二つを、左手で、そっとなぞり】
【視線は鍵たちへと向けたまま、小さく首を傾げて、疑問系を投げた】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 00:37:23.14 ID:XG8dwZyQo
>>147

………。

【星屑の言葉には何も返さなかった。ただ眼を合わせようともせず海を見つめる彼女の背中がは】
【「触れないで」と言っているのように、儚げなものだろう】
【機関と“卵”に触れなければ、彼女の憎悪は顔を出すことはない――のだが】

……ありがと……

『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』
ゼーロ・ウィオラーケウス
……今はこう名乗らなくちゃいけないけど……気にしないで

【そう名乗る彼女の口調はどこか機械的な、淡々としたものだった。だけどその要素は薄い】
【例えるならば、誰かに無理矢理言わされているような――そんな口調だった】

【礼を言って缶コーヒーを受け取ったゼーロは、しばしプルタブを開けるのが難しかったのか、奮闘していた】
【不器用にも指を滑らせて失敗し、手ごわいそいつを眺めつつの休憩を挟みながら――それを4,5回繰り返した後】
【ようやっと開けることに成功する】

【そして口をつけるも】

……にが……

【…どうやらお口に合わなかったようです。けどせっかく貰ったのでケチをつける訳にもいかず】
【両手で落とさぬよう握って】

――ねぇ……星屑さんは……

悪い人?……それとも……いい人……?

【漠然とした問いを投げるだろう。意図するところは不明だが】
【――具体的な言葉が綴られていない今、善悪の線引き、決定は、星屑が握っている】
【彼の人柄が如何なるものか、貴方はよく考えて返答することになる】

【空は相変わらず低かった。厚く黒い雲は――】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/22(水) 00:38:16.80 ID:nPrZutovo
>>150
いや、難しい事は言わない
何かあんたに難しい事言っても、可哀想だし

【黒ローブは余裕そうに笑って言う】
【ついでに、青年をバカにするような言動も】

その「哲学者の卵」を俺にくれ

【...........。】

【こいつは...なにを言っているのかしら】

【おそらく、お互いに沈黙してしまうかもしれない】

【本人はいたって本気で聞いているが】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/22(水) 00:42:20.94 ID:Q2K6MME70
>>149

【少女は奇妙な感覚――言うなれば、安心感を感じていた】
【その理由は、少女自身にも分からない】
【ただ、もしかしたら――踏み込んできたからかもしれない】

【何も答えることは出来なかった。言い出す言葉が何も見つからなかったから】
【ならば、とでも言うのだろうか。一切の行動を拒まず、受け入れようと】
【安らぎにも似たその一時が、不意に破られて】


――――!?

【その驚きは、一瞬。一瞬のうちに、塗り替えられて】

……――えー、と……

【今度は、言葉に詰まった。なんと切り出していいものやら、悩んでいるようで】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/22(水) 00:52:02.74 ID:1zfQLoIAO
>>151

九本……でも、九尾は確かな狐さん、で、……あれ?ぅ?

【……よくわからないところで思考がこんがらがったらしく、頸を傾げる少女】
【そんな彼女は『生物兵器』であり、人間ではない。故に、おそらくは“才能”ではないのだろう】
【けれど褒められたことが嬉しかったのか、ふふふーと頬を緩めて照れ笑いを浮かべた】

【『マスター』のことについては、小さく頷きながら話を聞く】
【少し難しい言葉があったりしたが、とりあえず彼もまた優しいということは理解した】
【だから――あの場に居たのだ、ということも】

えと、わ、忘れないように、写真を撮っておく、とか……?

【何か手元に残る印があれば、変化を遅らせることが出来るのではないか】
【少女はそんな風に提案しながら、ローズの表情が変わるのを待った】

【――他人の悩みに干渉したのは、本当に数える程度しかない】
【そして、その中でアイデアを齎した事は、きっと五回もなかっただろう】
【蒼猫への言葉と、この経験は彼女にとってもいい薬になったようで】
【輝く表情に嬉しそうに笑ってから、顔をベルへと移した】

……ふぇ? えと、お散歩、です。す
“飼主様”からの命令は……あの、沢山の人と、話すように、言われました。た
で、でも、あの……そ、そうじゃなく、て、えと……えと……

【その命令の意図は読めない。得体のしれない、あの紅蓮の髪の人物像】
【曖昧模糊なその考えは、未だ――しかしいつか、それは広げられるのだろうか】

【ともかく少女は、命令だから話し掛けた訳じゃない、と言いたいらしい】
【厳しい光にほんの少し怯えた色を燈しながら、必死に訴えようと言葉を探す】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 00:52:34.95 ID:ynGOqzGBo
>>155

【彼女もまた、寸刻、言葉に詰まった、彼女にとってもまた、予想外の出来事であったのだろう
彼女の獣耳がはためく、それはさながら、彼女の心を代弁するかのように
その狐の耳が、まるで、狐が貴女を騙していた、かのように感じるかもしれない】


……あー……やっぱり、そろそろ限界かな、って思ってたんだ
えっと――――……怖い、よね?……今すぐ降りるよ


【そう言うと、そそくさ、と彼女は貴女の上から降りようとするだろう
駆ける言葉には、どちらかというと、残念そうな、そんな心の奥を覗けるような言葉のニュアンスがある
彼女としては、このまま貴女に恩を返そうとしたかったのだろう
――――尤も、そう上手くはいかないのが、常ではあるのだが】

【彼女は貴女の上から降りると、数歩、ゆっくりと脚を引きずるように動いて、間合いを開けるだろう
ペタン、と脚をMの字に曲げて、座り込むと、彼女の白い太股が、くっきりと、パレオから、漏れて浮かび上がる
その質感といい、色といい、人のそれと殆ど同じに見えるだろう――――違うのは耳、耳だけが、獣の色に、濡れている】


んぅ……あ、自己紹介、まだだったよね――――カノン、カノン=ラン=パトリオット、って言うんだ
見ての通り、ホントは人じゃなくて……それで――――……


【彼女が続く言葉を見失う、その感情に比例して、彼女の耳も、しなれて、パタンと、折りたたまれるだろう
確かにある種、異形の姿である、嫌われると思っているのだろうか
――――そして、それでも、自分の名前を知っていて欲しい、とわざわざ自己紹介をしたのだろう】

【それはまるで、水面に放る、思いを込めた小石のように
妖精が出てくるのを願って、投げかけたそれは、結局は無音、ただの凪へと沈んでいく
かえってこない答えは、予想してたこと、そう思いながら、貴女の顔を直視できず、ぎゅっと、瞼を閉じた】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 00:54:07.31 ID:MVwkIeFSO
>>153
【彼女の物々しい名乗りを聞けば、星屑はぱちくりと瞬きをしてから――、】
【殺戮は怖いから置いておき(きっとこの馬鹿でも『殺戮』の意味位は解っている、筈…)】
【ユニット、プログラム、code――…この辺りを考え出した頃には、細やかな脳みそは限界を迎えていた】


――、―なるほど、なーるほどっ…!
うん、長いんで『ゼーロん』でいいっすか?

そっすねー…、いつか『ゼーロんです』ってだけ、名乗れる時が来るっすよ。僕の勘では。


【…なんとまぁ、馴れ馴れしい】
【そして『今はそう名乗らないといけないらしい』少女を思いやった結果か、変な台詞も付けたした】

【コーヒーへの素直な感想には、彼は悪戯が成功した子供のように無邪気に笑ってみせた】
【少女の口には合わないだろう事も、既に解っていたようで】
【そんなどこか穏やかな時の中――、掛けられたその問い】


――…僕は、そうっすね…


メチャクチャいい人っすよ。絶対。


【言い切った。馬鹿故に、酷く理由の無い自信に溢れた其れ】
【さて、この回答は如何に――?】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 00:56:27.22 ID:d40Sfj1Fo
>>152

鍵は扉を開く物、秘められた物を暴く物……
鍵無くして宝箱は存在せず、鍵無くして秘密は守られない。

【少女の指先に呼応するように鍵達は光る】
【少女が鍵に注目している一方で――――】

【女性の袖から幾つもの「符」が地面に零れていた】

鍵はそれだけでは意味を成さない
鍵には錠前が必要、暴く対象が必要、2つで1つ――――

故に必要なものは箱、閉ざされた世界は開けられる事を待つ
此処にあるべきは収めたい物から連ねるに、それは「棺」であるべきだ。

【地面に溢れそのまま山を創りそうな「符」は、しかし自身で意思を持つように動き】
【方陣の外に方陣、さらに外に円陣、さらに外に方陣、さらに外に円陣と魔方陣を創り上げてゆく】
【やがて形が定まれば「符」であったそれは地面に明確な「線」として残る】

くれぐれも扱いに気を付けるように、間違えて異相を開かないように。
鍵に暴かれる物はここにある――――、受け取りなさい。

【少女がその瞳を見上げれば、そこに在るのは人が1人入りそうな「黒い棺」】
【黒の中にぽつねんと金色の錠前、鍵穴がある】
【恐らく鍵の相方、半身というに相応しいモノ】

一先ず、赤い鍵を差し込んでみましょうか?
本題は赤の方なのでね、青はおまけ……というか偽装の為のものだから、ささどうぞ。

【女性が棺の前から一歩下がる、魔方陣は既に消えている】
【鍵穴は在るべきモノを待ちそこで揺らぐ、彼女欲するものは彼】
【――――赤い鍵】

【挿し込めばその棺は開き、中に広がるのは無限遠のような暗い空間】
【その空間に向けて大声を上げればそれは反響も返って来ず吸収されるように感じるだろう】
【中はそのまま異世界のような物、只管広く、出入口は鍵で開かれた時のみ現れる】

【それを用いて女性が言いたい事はこうだ】
【路地裏で回収した遺体をこの箱に入れろ、保存には調度良い、何より場所を取らない】
【臭いも辺りに撒き散らさず、そいった意味で目立つ事は皆無に近い】
【死体の蒐集にこれほどお誂え向きな道具はあるまい】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 01:05:25.92 ID:a4ZJh1hro
>>156
なんで9本かと言うとですね、私こう見えてそれなりに長生きしてまして。
マスターと一緒に魔術の修行なんかしてたら、いつの間にかこんな風に。
努力の賜物っすよー☆

【途中口調が崩壊するが、要するにネコマタの更にバケネコマタといいたいのだろう】
【『彼』との契約後も、共に歩む姿勢。それこそがベルらしさというつもりかもしれない】
【だからこそ築きあげてきた9本を誇り、使い魔である事を恥じない】

【何気ない事だが、ベルは反応を見ている】
【話題に突っ込んでこなかったのは、知識量の少なさから来る物かと推測して】
【とすると、この子は歪である、という結論にも至る】
【尻尾に気付いたのに知識がなく、それでいて『飼われている』立場】
【きな臭いものを感じ取るも、表には出さない。年の功というべきか】

「しゃしん…?」
そういえばこの子写真撮ったことありませんねぇ…うん、今度みんなで写真とりましょ、写真!
「しゃしんって、とるの?」
いぇーす! 今度作ってお見せしますよーぅ!
「おもしろそー…! やくそくね!」
すてきなお考えです、ルーチカさん! ありがとうございます!

【知識不足を露呈しながらも、猫二人はそんな約束を互いに交わす】
【そのやり取りは、彼女の提案をベルもまた受け入れた事に他ならず】
【ベルは小さく、頭を下げた】
【感謝の気持ちを…特にローズの顔がはれた事への気持ちを全身に満たして】

たくさんの人と、ですか?
なるほど、我々がローズに言いつけているのと同じように…。
って、あ、いや、もちろん声をかけてくださったのは貴方のご意思だというのは疑ってません!
おかげでアレだけ泣きじゃくって落ち込んでいたローズもこの通りですよ!
感謝しています、ルーチカさん!

「ありがとね、ルーチカ!」

【申し訳なさそうに立ち上がったベルだが、同時にローズも立ち上がって膝から転げ落ちた】
【猫のらしく着地には成功するが、いきなり毛づくろいをはじめて照れ隠しをする】
【その感謝の気持ちを伝えるべく、ローズもまた腰を折ってお辞儀するのだった】

【猫の癖に顔が赤くなるベルは、また器用だったりもするけれど】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/22(水) 01:07:09.01 ID:Q2K6MME70
>>157

――いえ、別に怖くは無いですけど……

【とりあえず、恐れは無いと告げるのが精一杯で】
【狐の少女が降りるとほぼ同時に、上半身だけ起き上がらせて】

【無意識に、視線がまじまじと少女の体を撫でる】
【足の先から、頭のてっぺんまで。そうしているうちに、段々と普通の思考が戻ってくる】
【何かを怖がっている様に思えた。その何かの正体も、分かった気がした】


――人じゃないから、何ですか?  別にそんなことで嫌いになるわけが無いじゃないですか。

【柔和な笑顔で返した言葉は、優しく、包み込むように】
【人ならざる者は今までに、何人も見てきた。流石に間近での変化は初めてだったが】
【だが/だから、何処に怖がる要素があるのだろうか】


……あ、御免なさい、名乗ってませんでしたね……。
リライズ。それが私の名前です。

【Realize--その名が示す通り、願っていた返事を、実現できただろうか?】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/22(水) 01:07:32.25 ID:6pY7cbnHo
>>154

あいにく、俺は末端オブ末端、そんなもの持ってない、

【両手をひらひらさせて】

ほしけりゃ機関に入るこった、

【手っ取り早いのはそれだと思う】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/22(水) 01:18:49.44 ID:XG8dwZyQo
>>158

むぅ……………なんでもいいや、……もう……
……そうは名乗らないから……安心していいよ……

【不服そうに唸って、それからもうどうでもよくなったか、あだ名に対しては諦めたような台詞を零して】
【だけれど、僅かに明るくなった口調はきっと、不快に感じていない証拠】

【馬鹿でもなんでも、名乗らなければならない名≠フことを深く追求してこないことは、彼女にとっては救いだった】
【そして、まるで本当に――小さな星々が光るが如く、明るく笑ってみせる星屑へ首を回し、初めて視線を合わせるだろう】
【その表情は、星屑につられたかのように、ほんの少しだけはにかんでいた】

【回答を受けると、手に持ったコーヒーにもう一度口をつける】
【変わらず苦いだけで風味など理解できなかったが、気持ちはリセットされた】
【生まれた笑顔は一瞬にして鳴りを潜め、無表情の中に現れる、真剣味】

――わかった……星屑さんを……信じる……

じゃあ……星屑さんは……なんで機関員になったの……?
誰かを……傷つける……為……?
誰かを…・・殺す為……?

【それは新たな問いを生んだ。いい人≠ナある彼が、何故機関に身を置くのか】
【口に出された二つの例を肯定するとすれば――彼はゼーロに嘘を吐いたことになる】
【彼女はいい人≠ナある彼が、悪の組織に所属する理由を、成したい目的を、問う】

【空を覆う闇が深まった。だが雲は薄くなった】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/22(水) 01:19:06.17 ID:1zfQLoIAO
>>160

ほぇ……すごい、ですね。ね

【長寿でありながら、未だ前進しようとする姿勢。それを素直に凄いと感じた】
【きっとそれは、普通ならば足を止めるであろう道程。もういいじゃないかと過去が誘惑する過程を、この猫は歩んできた】
【凄いと思う感情は尊敬と憧れにかわり、自分も、と考える。ずっと“飼主様”の傍を歩けるように、『自分も』】

【――もしかしたら、少しだけ立場が似ていたのかもしれない。】
【それはけれど符合と呼ぶには歪んでいて、幼かった。あまりにも】

写真、いいですよ。よ
『かりんさん』と、あと沢山のお友達と、一緒に撮ると、楽しいはずです。す!

【嬉しそうにはしゃぐローズと、柔らかく約束を結ぶベルの姿に頬を綻ばせて】
【沢山の人で撮れば、もしかしたらその思い出が理性を守る線となるかもしれない】
【純粋に相手を考えての提案は、予想以上の結果を齎して。少女の中で小さな自信となった】

はい、沢山の人、です。す
「物語は錯綜し、深みを増す。キミの物語の価値を高めるならば、まずは沢山の物語と出会うべきだ」って、飼主様が言ってました。た

えぅ……ど、どういたしまして。て!

【……どうやら、正式な『命令』という訳ではないようだ。また、そこに暴力的な要素はない】
【けれど煽られる不安は、それを伝えた彼女があまりにも純粋だからだろうか。あの中でその心は異物にも成りかねないほど】
【命令じゃないと信じてもらい、安心する様。お礼を言われ、照れる姿。どれもが普通であり、少しばかり歪んでいて】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 01:20:23.94 ID:ynGOqzGBo
>>161

【月は依然として、雲の間に隠れたままで、その残光すら覗かせず
ただただ曇り空の下、乱反射するネオンサインが、人工的な灯りを、路地裏にももたらして
それでも尚、明るいとはいえない、そこで――――……静かに時はすぎていく】

【それはまるで、支えを失った、幼い少女のように、落ち着いた口調で、心を語る彼女は非ず
どこか怯えた、子供っぽい、そんな彼女が――――……そこには居て
彼女は、微かに震えながら、弱々しい心を、明らかにして、瞼を開けた】


え――――……でも、だって……
いっつも、言われてたから――――怖い、とか……


【視界に映る、貴女の柔和な笑顔、確かに貴女にとって、彼女は、何人も見てきた内の一人なのであろう
それは人外とくくられる、総称であり、彼女にとっての貴女は、何人も見てきた内の一人
けれども、貴女は、事実を事実と、受け入れられる人、残念ながら、この世界でも、マイノリティなのであろうか】

【少なくとも、彼女の周囲には、殆ど、彼女を受け入れてくれる人物がいなかったのだろう
そして、それは、このようになった、状況も起因しているのだろうか
いきなり目の前で変化したのだ、怖がられてる、と思っても、仕方が無い、のだろうか】


リライズ、リライズね――――……そっか、信じちゃっても良いかな、その言葉
貴女の笑顔を見てると、何だか、その……胸がぎゅって、暖かくなるから……

今までも、こういう人がいてね、そんな人はみんな――――良い人、だったから


【親しげに、人であった頃と比べると随分と親しげに語る、彼女の言葉
視線を向けてみれば、またぎこちないながらも、微かな微笑を、その表情に浮かべて
貴女への信用を、その手に乗せて、貴女に差し出した】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/22(水) 01:23:10.07 ID:TFUSbJvR0
>>159

…………。

【何か重要なことを言っているかもしれないのに】
【少女は、どうやら相手の話をあまり真面目に聞いていない風】
【指先でなぞれば、鍵は返事のように光る。どうやら、それが彼女の興味を惹くらしい】
【ただ、最初は楽しかったそれも、そのうちに飽きてくる】
【そうなれば、ようやっと相手に意識を戻し、しかし、それはまたすぐに逸れることとなる】

ふ、あ、っ?

【足元で繰り広げられるそんな光景に、また、瞳をまん丸にする】
【驚いたのか、未だにベンチの上、改めてぎゅっと膝を抱きかかえ】
【視線は足元に。いろいろなものに興味を示すお年頃、なのかは分からないが】
【まあ、好奇心が旺盛、といえば多少聞こえは良いか】

あ、えと……。
……う、ん、頑張る。

【気をつけるように「頑張る」、なんて】
【どこか不安になるような言葉だが、注意するつもりはあるらしい】
【途中で空いた間は、唐突に現れた棺に視線を向けたから。これくらいのことは、同時にこなしてもらいたいものなのだが】

えっと、……。

【赤い鍵。言われて頷き、いつの間にか握り締めていた手を開き】
【それから、わざわざ鍵の二つを、左手に持ち直す】
【そんな作業が終われば、言われたとおりに、赤いほうの鍵をそっとつまみ上げ】

開けて、いいんだ、……よね?

【「どうぞ。」と言われたことと、相手が前から退いたこと】
【念のためか、確認のような声を出しながらも、ふわりと、初めて立ち上がる】
【そうしてから、一歩、二歩。その黒い棺へと近づいて】
【そっと錠前に左手で触れて、角度を調整して。それから、ゆっくりと鍵を、挿し込んで】
【かちり、なんて。音はするのだろうか。ともかくも】

…………う、わぁ。
……これ、……どうなって?

【棺が開けば、眼前に広がるのは無限に見えるような暗闇】
【びくりと身体が跳ねて、髪に結われた鈴たちが鳴く。そんな音色も、暗闇の中、吸い込まれて】
【思わず、といった風に、一歩。後退りしながらも、そんな疑問は沸いて】
【視界の隅っこにその暗闇を映したまま、相手を見つめ。そう尋ねる】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 01:34:03.02 ID:a4ZJh1hro
>>160
はい、すごいのです!

【頭が緩いお返事は、きっと主の事だろう。自分を褒めたと思わず、主を先に】
【使い魔として、寄り添い続けてきたと言う自負はここに明かされた】
【その詳しい中身は、胸に秘める。一晩で語りつくせるほど、軽くはないのだから】

【そう、これはおそらく、特殊なケース】
【ルーチカには真似できないだろう。二者の原点が原点であるが為に】

「たくさん、たくさんでしゃしんとるの?」
そうですよー、そういうのは集合写真といいましてねー。
マスターのご友人やあなたの知り合い全員集めて、なんて事が出来れば、きっと素晴らしいものになると思うのです。
もちろん、そのときはルーチカさんも、ね?
「ほんと! ルーチカ、しゃしんとるときはきてね! ぜったいきてねっ!!?」

【冗談っぽいウィンクを飛ばしたベルに触発されて、ローズはルーチカに詰め寄った】
【真っ直ぐに目を見て、鼻息荒くそんなことを押し通そうとして】

あ、じゃあ今撮ります?

【突然、ベルがそんな提案をすると、宝石のような双眸がちかちか明滅した
【視線の先、机の上に重苦しい手甲が二つ現れ、動き出す】
【空中に浮翌遊していて、魔翌力によって構成されたそれは、掌をあわせ、小指側の底面を合わせた状態で開いた】
【中にはカメラ。いまどき珍しいインスタントだが、フィルム残量や画質は充分あるようで】
【もしルーチカが許せば、ローズはその隣に並んで写真を撮ってもらおうとするだろう】

そうですね、仰る事はわかります。
知識がいくらあったって、それは経験とセットで役立つものです。
失敗した事も成功した事も、喜んだ事も悲しんだ事も、両方あるから好いことを好い、悪いことを悪いといえるのです。

(…ということは、ここで開放しているご主人様の目論見は…)

【表情の上では、年の功を前面に押し出したしたり顔】
【説教めいた教訓を嘯いて頷いては見せるものの】

【隠された思考の下、自身の発言から導き出されたおぞましい想像図】
【おそらく、ろくでもないものだろう】
【気取られないよう、そっぽを向いて小さな溜息をついた】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/22(水) 01:35:22.08 ID:Q2K6MME70
>>165

【まるで不安定な、足元の覚束ないような感覚】
【それを一度味わっているから、或いは、気づいたのかもしれない】
【どこかで助けを求めているような、そんな音にならない叫びを】

――流石に、ちょっと驚きましたけど。
でも、怖くは無かったですね。襲われたら怖かったんでしょうけど。別の意味で。

【屈託の無い笑顔を浮かべる。軽い冗句を飛ばす辺り
一切の負の感情は、抱いてないらしく】


ちょっと――照れますね、そう言われると。

【「私みたいな人でも、人を幸せに出来るんだ」と、小さな声で呟いて】
【差し出された手を、ぎゅっと、力強く握る】
【信じてくれた、その気持ちを受け取って。感謝をその手に託して】


【空気を破るように、欠伸が出た】

――あ、あはは……ごめんなさい
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 01:40:25.54 ID:ynGOqzGBo
>>168

【貴女の欠伸に、思わずくす、っと微笑みの色が零れた
端正な表情が崩れ、浮かび出る少女の微笑みは、幼さを孕んだ、表情をしていて
彼女の大人びた顔達もあってか、妙に優しく感じられるかもしれない】

【そして、貴女の言葉から、笑顔から、そっと、舌先で貴女の抱いている感情を感じ取る
――――そして、彼女はまた、貴女の抱く感情の綺麗さに、感動するだろう】


あっ……もう、そろそろ時間かな、これぐらいで失礼するよ
でも良かった――――折角出来た友達に、嫌われなくって……

また、会えるよね、じゃあ――――バイバイ、リライズ


【そろそろ時間なのだろう、夜も更けた、肌に感じる熱気は変わらずとも
辺りに満ちる、夜の深さは容易に感じ取れるだろう、彼女の言葉が、貴女に向けられると
彼女はそっと、歩みだし、路地裏から一人、抜け出していく、はずだ】

【脚は随分と増しになったようだが、少々引きずっていた――――癖にならないといいが】


/乙でしたー!愉しかったぜー!
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 01:42:08.56 ID:MVwkIeFSO
>>163
【諦めた様子で、ただし少しばかりはにかんだ少女を見れば】
【彼なりに気でも遣っていたのだろう、星屑はほっとした表情になり】
【視線が合えば――、何やらどぎまぎした様子で、ちょっと逸らしてしまった】


(……、…可愛い)


【軽いようで奥手なのか、口には出さなかったが】
【そんな事を考えつつ、自身もコーヒー缶を開けようとして】
【問われたのは深い質問。成る程確かに、『いい人』ならば機関になど入らない――…】
【そこに在ったのは、深く歪な、と或る理由】


―…、どっちもハズレっす。
まぁ簡単に言っちゃえば、僕の父さんがAOEのなんたら役員だったから――親の七光り、ってヤツっすね。

暫くはただのAOE所属の事務員やってて、現場には出てなかったけど……、…ほら。この前の議長宣言。
あれでAOEが廃止になって、僕も父さんも居場所を失って――
議長宣言が出される切っ掛けを作った男…先輩の事だけは、復讐してやろうって…、殺してやろうって思ったっすけど。

やっぱ馬鹿だから、失敗しちゃって。
――殺されるかと思ったら、許してくれたんすよ。
そんで、このナンバーまで僕にくれて。

これで何を成すかまでは、難しくて何とも、っすね…
うっわ喋りすぎたっす、ごめんねゼーロん!


【思いの丈を言葉にしてから、慌てたようにそう謝罪した】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/22(水) 01:45:02.71 ID:1zfQLoIAO
>>167

ふぇぇ……私も、ちゃんと“良い子”に、ならなくちゃ……

【ぽつりと零された言葉は独り言だった】
【“良い子”。どのような意味が隠れていたのか分からないが、それを尋ねる前に】
【少女は変わらぬ笑みを浮かべると、写真の話を続けていくだろう】

わ、私も、いいんですか。か?
――――ッ!絶対、絶対行きますね。ね!

【誘われ、ぱちくりと目を瞬かせる少女】
【実は彼女、写真を撮ったことがない。あんなに写真を推していたのは、憧れも入り混じっていたのだろう】
【なので嬉しそうに表情を輝かせると、繋がりを確かめるように何度も頷いた】

……えぁぅ?

【それから、今撮るとの言葉に不思議そうにするも、現れた手甲とカメラに興奮したように頬に朱を混ぜて】
【「お願いします。す!」と此方もまた頷いて、ローズの脇腹辺りにギュッと抱き着こうとするだろう】

【カメラに意識を奪われた子供の言葉は、返らない】
【けれど――“飼主様”の目論み。それは、ベルの思うとおりにろくでもないものに繋がる布石なのだろう】

【わくわくとカメラのレンズを見つめる子供は、あんなにも純粋なのに――】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 01:47:32.97 ID:d40Sfj1Fo
>>166

正確な起源は知らないわ、ただ気付いたらそこに在った
これらはそいう物よ、貴方/人間達だって自身の起源なんて良く知らないでしょう?

【かちり、という音】
【鍵と鍵穴の合う音は律儀に普通の音】
【変な所だけ現実的な造りだった】

貴方は路地裏に在るだろう、出来るだけ新鮮な死体を見つける――――
そしてこの「箱」に入れる、ただそれだけの簡単な仕事よ。

【しかしその「箱」に入れた所で意味があるのか?】
【無限遠の中に遺体が浮かぶだけではないのか?】
【そういった疑問があるならばそれはつまらない回答をもって氷解するだろう】

「箱」と「鍵」はまだ他にもある、私個人で所有している物が丁度一対
そしてこの「箱」と私の『箱』は繋がっている、つまり内包する空間を共有しているらしいのよ
だから貴方が「箱」に遺体を入れれば、私は『箱』から遺体を回収出来る……という訳。

【例えるなら表玄関と裏玄関、中身は全く同じ】
【もしかして:四次元ポケット】

しかしまあこの「箱」の姿は目立つから、今後運用していく中で怪しまれ……
そして中身を見せろ、だなんて言ってくる輩とも出会うかもしれない――――

次、「箱」を一度閉じて、そして「青」を挿し込み開きなさい。

【路地裏という悪の象徴たる場には、正の象徴たる人間が現れる物だ】
【そんな人間と出会ってしまった時は「青」を使えば良い】
【騙すには事欠かない筈だ】

【少女が「青」の鍵を用いて開いたならばそこには……】
【なんの変哲もない、「箱」のサイズに見合うだろう空間が広がっているだけ】
【何も無く、しかし無限遠ではない普通の空間】

【詰まるところ説明してしまえば、「鍵」が「箱」の中に何を投映するか決めているのだ】
【赤であるなら無限遠の空間、青であるなら「箱」に見合う普通の空間】
【例え検問所で引っかかろうとも「青」で開ければ問題無い、だって中には何も無いんだもの】
【タネどころか仕掛けも見当たらないならば疑う事を止め、それ以上考える事を止めてしまう】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/22(水) 01:49:13.52 ID:Q2K6MME70
>>169

このくらいで嫌うなら――友達じゃないですよ。

また会いましょう。カノンさん。

【時はすでに深夜。空気はすでに汗を吸い尽くしていた】
【歩いていく少女を心配そうに見送ってから、彼女自身もまた、この場所を後にした】

/お疲れ様でしたー!
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 01:55:12.11 ID:a4ZJh1hro
>>171
「うあっ、う?」
それじゃ撮りますよー、はいわらってー!

【ルーチカの動きに合わせて、ベルもローズの頭の上に乗った】
【一人と一匹分の体重にふらつくけど、かろうじて支えて】

【なんだかわからないけど、笑わなければいけないらしい】

【ベルの突然の言葉に戸惑い、咄嗟に出てきたのはぎこちない微笑みだったけれど】
【暢気に伸びるベルや腹に抱きつくルーチカの熱が、心地よくて】
【少し間をおいて、ほにゃっと笑うことには成功した】

【手甲がスイッチを押し、フラッシュが焚かれたのも、それを待ってからだ】
【インスタントなのでここで現像する事はできないが、三人が映るそれはきっと、いい出来になるはず】
【完成すれば、少なくともローズの表情はいい笑顔、ベルは澄ましたウィンク】
【悪い思い出ではあるまいと証明されよう】

【それが済んだら、手甲は先ほどの逆再生の手順でカメラを仕舞い、砂のように消えた】
【頭の上からベルが降りると、ちょっと笑って】

よい子はこんな遅くまでおきていてはいけませんよ?
今日のところはお開きにして、またいつかあった時、遊びましょう!
そのとき写真もお渡ししますね!
「…ルーチカ、ほんとうに、ありがとうね」

【提案しながら時計を見るベル】
【確かに充分、夜は遅い。『いいこ』の時間ではない】
【でも別れの時が来ても、ローズは感謝の念を繰り返した】

【今日彼女がその顔を晴らしてくれたのは、紛れもない真実なのだから】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/22(水) 02:01:47.73 ID:1zfQLoIAO
>>174

ベルさん、笑って、です。す!

【楽しくて仕方ないのか、ローズの言ったことを繰り返してにぱっと笑う少女】
【いつもは菫のように小振りでささやかに笑う子供が、この写真の中では大輪の向日葵のように笑っていて】
【三者それぞれの笑顔が切り取られた写真。現像がとても楽しみだと、ルーチカはもう一度笑った】

ふぇ、あ、ほ、ほんと、です。す
えと、えと、ありがとうございました。た また、遊んでくださいね。ねっ

【楽しい時間はあっという間に過ぎ去る】
【ルーチカは、気付いてなかったというような反応をすると、レインコートと長靴を回収してから出入口の方へ進むだろう】
【それから一度、頭を下げるとそんな約束をして。嬉しそうに嬉しそうにはにかみ、ドアノブに手を伸ばして】

じゃあ、ローズさん、ベルさん。
ばいばい、“また”ね。です。す!

【再会を願う言葉を零し――扉から“飼主様”の居る場所へと、帰るように歩を進めていった】

【雨はもう降っていなかった】


/夜遅くまで、お疲れ様でした。ありがとうございましたー!
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 02:06:56.49 ID:XG8dwZyQo
>>170

【なぜか狼狽してしまった星屑を、不思議そうな眼で見つめるだろう】
【彼が眼を逸らした理由を、彼女は察することはできなかった。理由はいろいろあるが――割愛】
【じぃ、と向けられた瞳は、透き通るような紫水晶に似ている】


そっか。……それなら……いいけど……


【言葉少なに、そう紡いだ。AOEやら議長宣言やら、無知な彼女には理解できない】
【ただ――悪意があって機関に就いていたわけではないとわかると、胸の内で安堵した】
【彼がそう言ったからには、いい人≠ナあってほしいという願望があったのだろう】

……理由があって……なら……いいんじゃないかな……
わたしには……難しいことは……わからない……けど

星屑さんが……悪い人≠カゃないなら……ずっと……
ずっと……いい人≠ナいて……

間違っても……道を踏み外したり……しないでね……


……別に、……謝らなくても……いいよ……
わたしも……変なこと訊いて……ごめんなさい


【そう、難しい理由は、彼女には理解できない】
【理由があって人を傷つけることがまだ、正しいかどうか、それに口出ししていいかどうかはわからない】
【だけど、今話している彼はいい人≠ノ見える。だから彼の光が黒く染まることの無いよう】
【悪意に走らないように、拙い口調でそれだけを紡いだ】

【闇は確かに深くなった――しかし、雲の切れ間からは、確かな、光】
【それは――】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/22(水) 02:09:44.35 ID:TFUSbJvR0
>>172

そ、っか。
起源……、……ああ、うん、……知らない。

【その説明に、何となく納得したらしい】
【こくりと頷いて、そんなことも付け足す】
【泣きじゃくっていた頃とは、多少、態度なんかが違ったりするのだが】
【この場合、どちらが素なのだろう。それとも、どちらも素だろうか】

……新しいのがいい、の?
えと……、あと、あと。壊れてるのとか、は?

【まあ、腐ってるのよりかは新しいもののほうが……、なんて】
【どこか納得したような気配ではあるが、そんな問いと、もうひとつ】
【壊れているとはつまり、腕が無いとか足が無いとか頭が無いとか。損壊してしまったもののこと、のはずで】
【首を傾げれば、また。鈴たちが鳴いて、その声は暗闇の中へ】

えっと、……、入り口が二つある建物、みたいな、感じ?
お店のどの入り口から入っても、同じものが中にある、みたいな……、……、……あれ?

【中身は一緒、出入り口は別】
【そんな説明で、少女が想起したのは、四次元ポケットなんかではなく、そんなもので】
【ただ、言っているうちに良く分からなくなったらしい。あれれー、なんて声を上げながら、また首を傾げて】

【人が入るほどの大きさの箱。まあ、確かに怪しい】
【相手の言葉で、ようやくこれが怪しいものと見られる可能性を思い出したらしい】
【改めて、棺の大きさをじぃっと見やり。ちなみに、少女の身長は百六十センチと、靴の底の分が数センチ】

【そして、その指示には。大人しく従い】
【暗闇に対して多少の怯えなんかを見せながらも、ぱたりと、蓋を閉じる】
【そうすれば、小さく息――安堵の?――を吐いて。言われたとおりに、青の鍵を挿し込む】

【かちり、また音がして】
【少女の視界に入るのは、今度はただの狭い空間】
【人が入る程度なのだから、そこまで狭くも無いはずなのだが。赤のときの暗闇と比べれば、まあ、狭い】

えっと……、でも。
空っぽのこんな箱、持ってたら……。
……それはそれで怪しい、けど……。

【「こっちに何か入れてもいいの?」】
【空っぽの狭い空間に、そっと手を伸ばして】
【そのまま、箱の底に触れようとしながらも、そんな疑問を、相手に投げた】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 02:13:52.03 ID:a4ZJh1hro
>>175
「またねー!!」

【元気良く手を振って、ルーチカを見送るローズ】
【扉が閉まると、ベルに向き直ってにんまりと笑った】

「…ベルねぇ、いっしょに、ねよ?」
ええ、またこうして会えたらって、約束でしたものね。

【二者間の小さな約束を思い出して、二人は微笑む】
【ベルを抱き上げ、ベッドに仰向けでダイブするローズ】
【しばらくじゃれて、二人の時間を満喫するだろう】

【そろそろ寝ようか、とベルが言い出すタイミングで、ふとローズは呼びかける】

「…ラインにぃ」

"…なんだい、ロゥ”

【とても疲れた声で『彼』が応じる】
【一瞬怯えて、竦んでしまうけれど、意を決して呟く】

「かれん、たすかる?」
"僕は助けたい。助けるっていった”

「…ローズも、てつだうから」

【ベルがローズの顔を見た。小さな驚き顔が、複雑な様相を呈していく】
【それは、今までラインとベルが考えないようにしていたこと…『裏技』の行使】

"……きついかも、知れないよ?”

【警告を発しても、ローズは頑として態度を崩さない】
【決意の眼差し】

「ローズも、いまきめた」
「ローズもかれんをたすけるって」

【暫し沈黙が降りて、皆は語らず】
【ベルが手甲の指の部分で、電気を消した】

【その間際に、一言ラインが洩らす】


"………君がそれを、望むのであれば”


//お疲れ様でしたー!
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 02:24:21.66 ID:d40Sfj1Fo
>>177

壊れているのは……いや、壊れていてもそのパーツ自体が成立しているならそれでいいわ。
例えば眼球とか、心臓とか、腕とかそれだけである程度成立するものなら大丈夫
勿論派手に欠損しているような物は入れないでね、それはただの肉塊だから。

【黒い空間に浮翌遊する肉塊というのも些か風情がない】
【いや遺体が流れるだけで風情も何もないか……】

【ちなみに「箱」のサイズは成人男性が入れそうなくらい】
【葬儀場では扱いに困らない程度の大きさ】

……じゃあ持ち運びの時は鍵の中に入れなさい、そうすれば大丈夫でしょう
鎖か何かつなげて首に掛ければちょっと間違ったお洒落には見えなくもないだろうし……。

【「青」の鍵のその宝石の部分を「箱」に接触させれば】
【数瞬も経たずに「箱」は宝石の中へと封じられる、後に残るのは2つの鍵のみ】
【鍵は鍵でありながら箱を収める箱でもある、訳の分からない代物】

ああ、「青」の鍵で開けた状態の箱の中は好きなように扱って構わないわ、貴方固有のスペースって事で
ちなみにその「青」はそれ1つしかないから私は中身を弄れないので安心するように。

【収縮自在の収納ボックス的な扱いで良いのだろう】
【趣味の物やらなんやら詰め込めば良い、なんてったって少女だけのスペースなのだから】

……さて、他に説明は必要かしら?必要でないならこれまで。
ああ、そうだ貴方のお名前を聞いていないわ。危ない危ない忘れる所だった
じゃあ貴方の名前を教えてくれるかしら?……私?私の事は好きなように呼べばいいわ。

【魔術師や魔法使いは己の名をそう簡単には名乗らない】
【名乗るとしてもそれは通り名、その通り名すらない女性は何者かと問われれば】
【誰もしらないのだから答えようがないのである】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 02:25:41.33 ID:MVwkIeFSO
>>176
【ややこしい話をしてしまった、と。癖のある茶髪を空いた手でがしがし乱して】
【そして、いい人であってほしいと願うような言葉を聞けば】
【ちらりと……、…黒ぶち眼鏡越しの青を、薄紫と重ね合わせて】


――ふふー。道は踏み外さないし、『仕事以外では』いい人でいるっすよー。約束。
だから、ゼーロんも。

『仕事では』、頑張って悪い人になって下さいねー。
ここだけ、間違えちゃ駄目っすよー。

――…ってヤバーーーい!!! 先輩待たせてたんだったーっ!!!
ちょ、ごめっ、僕行かなきゃなんでっ!!


【含みのある言葉を放つ――も、直後の情けない姿で台無しである】
【慌てて立ち上がって、ひらりと防波堤から降りると。余裕も無いだろうに、もう一度ゼーロの方を見て】


……、…優し過ぎると、この仕事は酷っすから。
いい人貫くのはキツいっすよ、とだけ言わせてもらうっす。

――んじゃーねっ、またー!!


【言い残した言葉は、注意というよりは気遣い。伝わればいいなぁ、なんて曖昧な言葉】
【こういうお節介なところも、考えが詰まると髪をがしがし乱すところも、呆れるまでに先輩譲り】
【その先輩のため、彼は急いで帰途に着くのだった――…】

/この辺で、乙でしたー!!
/とても楽しかったですっ
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 02:37:51.11 ID:XG8dwZyQo
>>180

【途中までで終わっていれば、彼女は頷いて肯定し、もう一度笑顔を贈ったかもしれない】
【なのに――】

仕事では=c…?
あなたは――ッ!!

【嘘を吐かれた。ゼーロの頭の中は一瞬にして憤怒の感情で埋め尽くされた】
【彼女は仕事と普段を分けて、善悪を訊いたののではない】
【純粋に――悪行を働く人ではないと信じて、問うたのに】

【あとの言葉は既に脳には伝わって来ない。ただ彼の背中に注がれるのは】
【――殺意。その身を焦がさんと一心に注がれるそれには、彼への憎悪が滾っていた】


……次に会った時は……赦さない……


   ―――― “ また会おうね ”


【細身の身体から、漆黒の魔翌力を立ち昇らせて――彼女は立ちあがった】
【しばらく彼が走り去っていった方を狂気に満ちた眼で見つめると】
【やがて彼女もどこかへと去っていった――】

【厚い雲はいつの間にか晴れていた。だが闇の中で光った星屑は――】
【新たに生まれた闇に押しつぶされ塗り潰された】

/お疲れ様でした!
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/22(水) 02:48:13.39 ID:TFUSbJvR0
>>179

……えと。
ぐちゃぐちゃの腕とかは駄目だけど、綺麗な腕だけなら、……いいの?

【ぐちゃぐちゃの肉塊は駄目、なら?】
【綺麗な腕だけならいいのか、なんて】
【そんな、腕だけとか脚だけとかが綺麗に丸っと落ちていることはあまりなさそうなのだが】
【ともかくも、疑問点はとりあえず解決しておきたいタイプらしい。もしかしたら、ただの興味本位かもしれないが】

【そうして、しばし】
【自分よりも数十センチほど大きいであろう箱をじぃ、と見つめていたが】
【先ほどの鍵や符と比べて、何か動きがあるわけで無い。即飽きて、視線を相手へとやり】

……え、鍵の中?

【特に意味もなく、箱の中をぺたぺたと触り】
【木造、石造、または違う素材か。そんな手触りを楽しむでなく弄びながら】
【相手の言葉には、疑問符を返す】
【それから、相手の答えも特に待たずに、いろいろと試行錯誤】
【赤の鍵でいろいろ試し、青の鍵でいろいろ試し。最終的に、収納に成功】
【「わぁ」とか、そんな声を漏らしながら、青の鍵をじぃ、と見つめて――】

…………あ。出すとき、どうすればいいの?

【そういえば、聞いていない】
【相手は、なんだかいろいろしていた気もするけれど】
【彼女にそれが出来るかと聞けば、刹那も考えずに首を振る】
【現状はまだそんなことを聞かれていないので、変わりに首を傾げて、尋ねて】

…………あと、鍵モチーフのものは結構ある、……と、思う。

【ついでに、そんな付けたしひとつ。別にどうでもいいです】

……ほんとうっ?

【自分にしか見えない、秘密の場所】
【それは、非常に彼女の興味を惹いたらしい】
【瞳を輝かせ、非常に嬉しそう】
【小さな子どもがクッキーの缶なんかを宝箱として、石ころやBB弾なんかを集めたような。きっと、それに近いあれなのだろう、きっと】
【……ちなみに、少女は見る限り十六やそこら、である。ずいぶんと行動が幼かったりするのだけれど】

あ、うーん……。
思いつかない、けど……、多分、……大丈夫?
……あ、えっと。何かあったら紙にでも書いて、中に入れれば……、……だめ?

【思いつかない、なら大丈夫か、なんて言えば】
【多少の不安が残るらしい。曖昧に首を傾げてから、思いついたのはそんなこと】
【中の空間が共通なら、死体を入れる代わりに紙にでも書いて入れればいい、なんて】

えっと、鈴音。白神鈴音、……すずねじゃないよ。
……じゃあ、呼んで欲しい名前とか、は?

【名乗って、付け加えるのはどこかメタな内容】
【好きなように呼べ、との注文は。彼女には難しかったらしい】
【どんな風に呼ばれたいかを尋ね。……少し、困ったような表情である】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 03:12:30.13 ID:d40Sfj1Fo
>>182

大体はそういう事、レストアし易そうなのをね。

【壊れきった物は直せないし活用も出来ない】
【形を保つという事はまだ利便性があるという事】

出すときはこう……何か別の物に宝石を押し当てれば、また現れるわ。
ちなみに生物とかに押し当てても反応しないので注意する事、やるなら……そうねえ
壁とか地面とかが丁度いいかしら、どこにでもあるしね。

【材質は木材と鉱物の中間のわけの分からない物で構成されている】
【冷たくもなく暖かくもなく、普通……少なくともぱっと見は】

どうぞどうぞご自由に、血なまぐさい物以外なら好きなように入れるなりデコレートするなり。
ああ、でもナマモノは……鮮魚とかは入れないほうがいいかな、腐るし……。

【「青」の鍵で開けた「箱」の中は自然界の法則に縛られるらしい】
【肉とか魚とかすっごい腐るよ!】

紙であるなら多分大丈夫、そうね貴方の言う通り何か気になった事があるなら――――
手紙を突っ込めばこっちで受け取って返事しておくわ。

そうそう紙で思い出したけど「赤」の空間に生きている物は入れないように
常人をそこに入れたが最後色々と壊れちゃうから、間違っても好奇心に唆されて自分から入らない事。

【「青」は法則に縛られ、「赤」は法則を冒涜する】
【「赤」の空間は生者が入ってはいけない空間という訳だ】
【具体的に言うと「箱」の中と外との時間の流れがズレているので、浦島状態になったりする】

白い神とはまた……ま、ともかく記憶しました今後ともよろしくね。
…………そうね、クチハでいいわ今考えた名前だけど今度からそう呼ぶように。

【数瞬考えて、口から出るのは如何にも偽名っぽいそれ】
【今考えたなんて言っている時点でお察しなのだった】

それじゃ、今宵はこれまでかしら……
それではまた何時か会いましょう、さようなら鈴音。

【名前も互いに知ったし、言うべき事も文通すれば大丈夫だろう】
【今宵の邂逅はここまで、続きが何時かは神様にでも聞けば分かるかもしれない】

/このあたりでしょうか?
/二日間ありがとうございました!
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/22(水) 03:32:53.17 ID:TFUSbJvR0
>>183

……ん、分かった。
とりあえず、何か……、……綺麗なの、ね。

【こくりと頷いて、空いた間は】
【死体って綺麗なのかなぁとか思ってしまったからで】
【まあ、どうでもいい空白。鍵ごと握ったままの左手をそっと口元に添えて】

ん、それも分かった。
空とかだったら無い、けど……、……空になんて行けないし。
困らない、かな……。

【また、こくり。頷いて】
【確かに、空には地面も壁も存在はしないが。だからと言って、空にいけるわけで無し】
【完全に無駄な思考を廻らせながら、ふと見上げるのは夜の空で】
【そうして、少しだけ見つめてから】

生臭いものは……、……、入れる予定無い、かな。
中で何か飼うとか、そう言うつもりもないし……、んと。

【そう言う問題は大丈夫、らしい】
【入れる予定は未定、何かを飼うつもりも無し】
【きっと、安心して大丈夫。いや、お菓子のひとつふたつくらいは入れて忘れるかもしれないが】
【まあ、人の腕なんかが中で腐っているよりかはずっとずっとマシである】

じゃあ、何かあったら。そうすることにする。
……、……え。
……あ? え、うん、大丈夫。
入ろうとか、思って無いし……うん、大丈夫。

【何かあったら、お手紙を入れよう、と。そう記憶している最中に】
【言われたそんなことには、なんだか不安になるような返答】
【いかにも怪しいのだが、まあ。これから入らなければそれでよし、過去は過ぎ去ったものなのである。うん】

髪は黒いけど、って……。……ごめん、ふざけたの。
クチハ……覚えた。

【神と髪、音は一緒。だからって、こんなことを言う必要は一切なく】
【言葉通りに、子どものおふざけ。泣きじゃくっていた最初と比べれば、ずいぶん余裕が戻っていて】
【明らかに偽名宣言された名前にも、どうと思うことは無いらしい】
【にこりと笑んで、数度、心の中でその名を転がし、記憶に刻んで】

うん、またね、ばいばい。
……ありがと。

【別れの挨拶と共に、小さく右手を振って】
【見送るなり、見送られるなり。した、その後。どこかの宿で】

…………、……。
……わすれてた……。

【ベッドとトイレくらいしかないような明らかな安宿、ぼろい枕に顔を埋めながら】
【携帯電話片手に、日付の変わっていたことにようやく気がついて】
【また、泣いたらしい。今度は、朝まで。ノンストップで】

/おつかれさまでした、ありがとうございましたー
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 19:35:40.60 ID:a4ZJh1hro
【とある森の中、湖畔】
【今日は暑かった。急に気温が上昇した】
【特に前日まで豪雨が降り続いており、高温多湿】
【不快指数が高まっていたが、そんな時は誰しも涼みたくなるもので】

「それーっ!!」
ちょっ、まっ、ローズっ、サイズ差をっ、考慮してっ…!

【比較的浅い領域で、水を掛け合う二つの姿】
【片方は人間大だったが、もう片方が普通の猫だったのでワンサイドゲームである】
【ただ、その人物は状況に気付かず、水の冷たさや遊びの楽しさに熱中している。子どものようだった】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【今日はクリームイエローのセパレート水着を着ていたものの、普段とは肩や鎖骨周囲が露出している以外大差はない】
【毛皮も髪も水に塗れながらも、全身で喜色を表現するため、日が落ちてなお輝いているような錯覚を与えるだろう】

【対し、猫は白猫である。スマートな体型に落ち着いた物腰、蜂蜜を煮溶かしたような双眸】
【人間くさい振る舞いが目立つも、その尻尾は、魔翌力関知の才能に応じて本数が違って見えるのが特色だ】
【才能ゼロなら1本、僅かになら2本…といった具合に、最大9本まで変動する】
【7本以上見抜けるのなら、その埋蔵魔翌力量が青猫を上回っている事も感知できるだろうけれど】
【今はただ、お互い水遊びに興じるのみ】

くっそぅ…! あなたが容赦しないってのなら考えがありますからねーっ!!
「にあーっ! にげろーっ!!」

【不敵な表情になった白猫は、急にその目を明滅させて】
【中空に二つの手甲を浮翌遊させ、それでもって水を掛け返し始めた】
【はしゃいで逃げる青猫は、それすらも楽しんでいたけれど】

(これ終わったら修行、なんですけどねー…なんだかんだでたのしーです)

【遊んでいる最中、その思考をもらすのは無粋】

【ただ、いくら森のど真ん中だからって、通りがかるものには充分聞こえるほど、水音もはしゃぎ声も大きい】
【あるいは、同様に涼みにきた人物が、いないとも限らず】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 19:51:26.81 ID:K9sRBLtso
>>185

【ぴちゃん、と水音の刎ねる、音が一つ、周囲の喧騒へと紛れ込むだろう
それは、貴女方の耳へと届くには小さくも、水面に落ちる波紋から知るには大きくて
視線を向けてみる、と――――……こちらへ向けて微笑みかける少女が一人】

【彼女はスレンダーな体躯を、大き目の白いバスタオル一枚で隠して、長い髪の毛を、手ぬぐいでそっと、纏めている
それでも、手ぬぐいの隙間から覗く、月光にキラキラと反射する白銀の髪の色は、その少なさでも十分に艶やかで
ぷくぅ、と膨らんだ豊満な胸の谷間を強調するように、バスタオルが、強く、引き伸ばされて
――――彼女の紅い瞳が、貴女を覗くと、彼女の口が、ため息を零すように言葉を紡ぐ】


あら、同じ考えを持ってる人がいたのかな?こんなところで誰かと会うなんて珍しいこともあるものです
良ければ私も、一緒に水浴びに混ぜてくれないかな?一人で入るより、皆で入るほうが楽しそうだしね


【大人びた、冷静そうな表情から零れる言葉は、意外に人懐っこく、丸みを帯びた言の葉で
ふんわり、と微笑みかける、彼女の柔和な表情を、そっと静かに強調する
言葉と共に響き渡る、ソプラノのトーンが、貴女の耳へと流れ込む、だろうか】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/22(水) 19:52:37.22 ID:XDcD4xR8o
【公園】
【そこに、2m程の高さの分厚く重厚な樫の木でできた扉が浮翌遊している】
【扉は開け放たれており、中からは穏やかな魔翌力が漏れでている】
【扉の前には、『古書店子子子子堂=xと、ファンシーな字体で書かれた看板と】
【看板の上でだらん、と伸びて寝ている猫が居た】
【そして、宙に浮く扉から、人影が飛び出してくる。そのシルエットは女性である】

――今日は店じまいかしらねぇ?どう思うかしら、ノラちゃん?

【そう女性はおっとりとした様子で、寝る猫に問いかけた。その姿を描写するとすれば】

【黒髪黒目に紅いフレームの眼鏡が特徴的である】
【ふんわりとしたロングスカートに、ブラウス。そして首にはストールを巻いている】
【どことなく理智的な印象と抜けた印象を感じさせるだろう】

【といった所となるのだろう】

【いそいそと看板を片付けようとするも、猫が上に乗っているため、うーん、と唸り声を上げている】
【しばらくすると、看板を揺らそうとするが、力が足りないようで、全く動いていない】
【しまいには、立ち眩みでも来たのか、地面にばたりと倒れこんでしまったようだ】

ごほ……っ、ごほっ!ごほ、……っ!

【ぜー、ひゅー、と荒い息を吐いている】
【喘息の症状のようなものだろうか】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 20:00:37.58 ID:a4ZJh1hro
>>186
ほわー、美人さんですー…。
「ぅ? みずあそび、いっしょにするの?」

【優しい声色を聞きつけて、両者の耳がぴくり、と動いた
【同時に声の主を振り返ると、現れたのは見目麗しい美女】
【白猫は感嘆の声をあげたけれど、青猫は誰かいたという事実にしか興味がないらしく】
【金の団栗眼を数回瞬きして、にぱっと笑った】
【肯定の意だろう】

「うん! みずきもちーよ! いっしょにあそぼ!!」

【ニュアンスの違いに気付いていないらしく、青猫は無作法にも、いきなりあなたのほうへ水をかけようとするだろう】

ちょっ、あの格好の人に水かけたら…!

【咄嗟に浮翌遊する手甲があなたをかばおうと躍り出るが、如何せん面積が狭い】
【普通の水掛だ、回避は簡単なはず、だが…】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/22(水) 20:09:46.26 ID:bMPIkZt/0
前スレ>>871

…ッ!?

【その黒い魔翌力】
【少年は別に魔翌力に詳しいわけではない、ちょいと本で齧っている程度】
【だが、それでも分かった】

…な…なんだ…?

【ゾゾッと背中の毛が逆立ち危険を脳が訴える】
【とりあえず、このままでは猫が危ないと思いゆっくりと下ろし】

ちょっと、隠れてろ
そこの路地裏でいいから

【心配そうに買い物籠を噛ませ猫を路地裏のほうへと追いやる】

…とりあえず
その危なそうな「ナニカ」を引っ込めようぜ

【相手がその魔翌力を引っ込めてもらうのを期待しつつも】
【もしものために身構える】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 20:12:55.32 ID:K9sRBLtso
>>188

【――――……その肯定の言葉を聴くと、彼女は嬉しそうに、その表情を強めた
ため息を漏らしたくなるほどに、整った顔が、微笑を貴女だけに紡いで
ちゃぽん、と水の中に両脚を沈めこませ、湖畔に腰掛けたまま、ゆっくりと、貴女達の下へと、行こうとするだろう】

【その行動を止めるのは、青猫の、悪戯な行動
確かに、回避は簡単、なのであろうが――――……
突然の行動に、彼女もまた、数瞬、行動の判断が遅れて――――】


……っ……もう、まったく……いきなり、は酷いじゃないですか……
あらら……びしょ濡れですよ、私を怒らせると怖いんですよぉ?


【水を頭から浴びて、ぐっしょりと、彼女の身体全体が塗らされる
ぺたり、と肌に張り付いたバスタオルが、彼女のボディラインを、ぐっと強調して
胸の大きさと反比例して、人差し指でなぞれそうなぐらいに、丸みを帯びたくびれは細く、きゅっと、引き締まって
お尻も小さめの、両掌に収まりそうなぐらいで――――……タオルが、ぺたん、と張り付く】

【彼女は、と言えば、一瞬呆けたような表情を見せるものの、すぐさま笑顔に戻り、貴方達へと近づくだろう
――――それにしても、少しは怒ってもいいもの、であろうが――――……その理由は直ぐに、理解できるだろう
急に吹いた突風に弄ばれて、彼女の手ぬぐいが、吹き飛ばされて、白銀の長髪が、彼女の顔達を修飾していって
そして、ぴょこん、と飛び出す、人の耳がある位置にある狐耳=z

【多分、彼女もまた、白猫と同じ、獣人、なのであろうか】


あー……もう、もう少し隠してたかったのに――――……
こうなったら、お仕置きだよ?覚悟してねーっ


【彼女はその華奢な両手を、湖の中にもぐらせると、一気に振り上げる
雨のように降り注ぐ、結構な量の水、両猫を濡らすには十分な量で
ふふふ、と笑う彼女の表情が、悪戯っ子ぽく揺れた】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 20:18:45.92 ID:rvWwIYeWo
【 公園 】



……、…… ひー、 ふー 、 ――駄目だ、数えんの面倒臭ぇ。


【ベンチに腰掛け――、何やら、呟いている人物が一人】


【ミディアム・バイオレットに黒のラインが縦に奔るシャツ、上から茶のファーコートを羽織った男だ】
【腰まで伸びた黒髪は後頭部で纏め上げられており、其の結び目には菊花の簪≠ェ差されていて】
【光沢を持つ灰色のスラックス――其処だけベルトの通された左腰には、黒鞘と西洋風の刀を佩いている】



(……しっかし、身の丈に合わねぇ金ってのも、贅沢な話だな。)
(豪遊するのも勿体無ぇし――、どうすっか。)


 ………、…取り敢えず、飯でも喰いに行くか。



【見れば、男の手には『札束』――、ざっと、五十万は堅いか】
【強盗に襲われても可笑しくは無さそうな男は、それでも暢気な表情だった】


/余り遅くまでは居れませんが、其れでも宜しければー
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/22(水) 20:21:08.79 ID:XDcD4xR8o
【公園】
【そこに、2m程の高さの分厚く重厚な樫の木でできた扉が浮翌翌翌遊している】
【扉は開け放たれており、中からは穏やかな魔翌翌翌力が漏れでている】
【扉の前には、『古書店子子子子堂=xと、ファンシーな字体で書かれた看板と】
【看板の上でだらん、と伸びて寝ている猫が居た】
【そして、宙に浮く扉から、人影が飛び出してくる。そのシルエットは女性である】

――今日は店じまいかしらねぇ?どう思うかしら、ノラちゃん?

【そう女性はおっとりとした様子で、寝る猫に問いかけた。その姿を描写するとすれば】

【黒髪黒目に紅いフレームの眼鏡が特徴的である】
【ふんわりとしたロングスカートに、ブラウス。そして首にはストールを巻いている】
【どことなく理智的な印象と抜けた印象を感じさせるだろう】

【といった所となるのだろう】

【いそいそと看板を片付けようとするも、猫が上に乗っているため、うーん、と唸り声を上げている】
【しばらくすると、看板を揺らそうとするが、力が足りないようで、全く動いていない】
【しまいには、立ち眩みでも来たのか、地面にばたりと倒れこんでしまったようだ】

ごほ……っ、ごほっ!ごほ、……っ!

【ぜー、ひゅー、と荒い息を吐いている】
【喘息の症状のようなものだろうか】

//再投下
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 20:22:00.24 ID:a4ZJh1hro
>>190
あっちゃー…っ!

【予想通りの事態に、白猫は前足で額を押さえた】
【ぬれてしまった手甲を並列思考で振って乾かしながら、青猫へと向き直る】

こらローズ! あの人は水浴びを一緒にと言ったのであって、まだ遊びに着たのではありません!
いきなり水をかける奴がありますかっ!

「ぅ? でも、みずあびって…」

【幼すぎる蒼猫は事態が飲み込めていないのか、叱られながら困惑している】
【女性と白猫をちらちら見比べながら、何がいけなかったのだろうかと首を捻る】

とにかく、いきなりはいけません!
たまたまここにあなたと私しかいないからいいものの、男性がいでも、した、ら…。

【口にしながら、白猫の額に汗が浮かんだ】
【ローズと呼ばれた蒼猫の額あたりを、何処となく冷たい視線でにらみつけている】
【だからといって、特に何か起こったわけではないが】
【白猫の眼が据わって、小さく数度頷いた】

…えぇ、知らないのなら、いいんですよ。知らないんなら。えぇ、いいですとも。

「ご、ごめんなさぁい…」

【暗い念を吐き出す白猫をよそに、蒼猫が女性に近づいて、謝罪の意を伝えようとする】
【けれど途中、耳に気付いて、動きが止まった】

「ぅ…? みみ…ぅあーっ!?」

【無防備な猫に、飛沫が襲い掛かった】
【貯め動作の後にやってきた雨のようなそれを頭から被って、毛皮がまた少し身体に張り付く】
【女性ほど豊満ではないけれど、形状や肉感は人間の平均よりもやや豊かな蒼猫の体型が、また少し露になる】
【しりもちをついてきょとんとしていたけれど、すぐさまにんまりと笑って立ち上がった】

「やったなーっ!!」

【すぐさま水に手を大きく差し入れて、一気に女性へと掛け返した】
【それから間髪いれず、細かいのを二回。やたら楽しそうに、もはや視線なんかお構いなし】
【遊びに夢中になる蒼猫をよそに、白猫はいまだジト目で、あらぬほうをにらみつけて頷いていた】

…いーえ? 別に私は、マスターがあのお方に見とれていたなんて、これっぽっちも…。
まさかそんな、ねぇ? マスター、あれほど私一筋だっておっしゃってましたものねぇ? ねぇ?

【見えない誰かと、修羅場っているようにも見えた】
【もちろん、その声と様子は、飛沫を掻い潜れば女性にも聞こえるはずだ】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 20:24:10.79 ID:nQBUwgpto
>>189

――やれやれ
どうやらこの子はその猫が欲しいらしい
君たちは互いに相棒と呼べる程仲がいいようだが……

くくっ、ならばこの子から猫を守って見せろ

【少女の創造主であり、保護者でもあるであろうこの男。相変わらず嫌な笑いを浮かべ】
【彼女を宥めるべき存在であるに関わらず、仁王立ちでただ高みの見物を決め込んでいる】
【それどころか、まるで戦闘をけしかけるような言動さえも紡いで】

「―――ちょうだい?」

【少女は少年の言葉を全く聞き入れる気はないようで、漆黒の魔翌力は依然垂れ流されたまま】
【右腕を上げて――】

「――― アーテル・スフィア」

【掌の上に30cm程の中心ほど黒いグラデーションのかかった球体を作りだし、浮翌遊させた】


【このまま彼が何の抵抗も示さないのならば――彼女は少年を再起不能の状態へと追いやり、猫を奪うつもりだ】
【その証拠に、彼へと向けられたるは、確かな殺意=z
【両者の距離は、先程まで猫に触れることが出来る程に至近距離】
【何か行動を起こそうと思えば、直ぐにでもそれは少女へと届くだろう】

【スーツ姿の男は少女の後方――簡単には手は出せまい】

/ではお願いしますー!
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 20:29:34.31 ID:Z5mqNf61o
【市街地、広場にて】


【其処には、後ろ手に手錠で拘束された市民が20名ほど、座らされていた】
【性別は半々、年齢層は10歳前後から30代前半までと、あまり広くは無い】
【彼等に銃を突き付ける兵士は二人。何れもが背に、CANOSSAという文字を背負っている】


【そして、兵士のすぐ後方では】

「うがー、くそ暑いー……昨日から今日で季節が変わった気分だ……」

『…………あーつーいー……』

【二人の少女が、幾らか冷えている地面と交友を深めていた】

【片方は、膝までの白髪の少女。薄手のシャツに、≪死獸弌≫の印】
【片方は、短く揃えられた黒髪の少女。白襦袢に墨で、≪死拾弐≫の印】

「あー……どーせ大した仕事じゃないしなー……
 おい、適当に[ピーーー]奴と殺さない奴えらんどけ、基準任せるから」

『……………自分でやらないの……?』

【白髪の少女は、兵士に命令して、そこで拿捕されている人間の命を適当に終わらせようとする】
【誰が殺害され、誰が生き延びるのかは、この段階ではまだ彼等には伝わらない】
【逃げだそうという素振りすら見せないのは、或いは既に挑戦して失敗した為か】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 20:31:11.56 ID:z6/4fnqSO
>>187
どうした娘、大丈夫か?

【これといって変わった見た目をしている訳ではないのだが】
【厳しく鋭い、ギラリと光る獣のような目付きと肉食獣を思わせる鋭い犬歯から、粗暴な獣のような印象がある女性が慌てた様子で近寄ってくる】
【近寄るとそれまで両手に持っていた買い物袋をドサリと落としてしゃがみこむ】

病気か?薬はあるのか?

【ちなみに、袋から見える買い物の内容は肉ばかりで野菜が無い】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/22(水) 20:31:22.68 ID:bMPIkZt/0
>>194
…ったく

【深く深くわざとらしくため息を呆れたように吐いて】

俺は痛いのも怖いのも嫌いだ
なのにこれは酷だぜ…

【赤い赤い、炎のようなマフラーの締めを少しゆるくして】

大体、こういうのは親の躾だろうが…

【勢いよく地面を蹴り少女に向かって走り出す】
【あまりにも愚直な行為だ】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 20:36:20.60 ID:K9sRBLtso
>>193

【彼女は二人のやり取りに、思わず、くすり、と表情を微笑み色に濡らした
本来なら、もっと怒っても良かったのだが、二人の可愛らしい会話はそれを雪ぐのには十分で
彼女は自身へと向けられた、青猫の行動に注意を揺らす】

【真紅の瞳が、見つめる、青猫の姿は、水で濡れたのもあってか、月光に照らされて、キラキラと輝いて
その毛並みの一本までもが、一流のシルクのそれであるようにも感じてしまいそうなほどに、美しくて
彼女の表情が揺れる、単純に同性ではなく同族としての、表情に】


ふふ、別に良いよ、水浴びも、水掛けもそこまで大差ないしね
それに周囲には女の子しかいないし、何も、隠す必要なんて、ないでしょ?

……ふわっ、もう、やってくれたね――――!!


【彼女もまた、微笑を表情に浮かべながら、童心に戻ったような気分で、蒼い水面をはためかす
腕の動きに比例して彼女の豊満な胸は、たぷんたぷん、と大きく揺れる――――……バスタオルが、今にもはずれ落ちそうなぐらいに
キラキラ、と月光を反射して、水の一粒一粒が、印象派の絵画が如く、夜に浮かび上がって】

【そして、浮かび上がる、三人の喧騒は、さながら、一枚の絵画が如く、月の下に浮かび上がる、出来すぎた映像で
それを観る客が、月しか存在しないのが――――勿体無い、ぐらいに】


……マスター=H――――……つかぬ事を知りたいんだけど、そこに誰かいるのかな?
あっ、別に応えなくても良いよ、その――――私、あまり、会話上手じゃないから……迂闊な言葉で、誰かを傷つけちゃってばっかりだし

――――まだ、名前言ってなかったよね、カノン、カノン=ラン=パトリオット、って言うんだ、よろしくね


【彼女の耳が、パタパタ、と水を弾きながら揺れて、聞こえた言葉を、辿りなおした
そして、ご機嫌斜めの白猫さんへ、言葉の端を、差し出した】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 20:38:12.27 ID:XDcD4xR8o
>>196
が……はふ……っ!!

【体をひくつかせながら、キミの方を彼女は見た】
【そして、無理な笑みの表情を浮かべながら、口を開く】

すこ……し……ひゅー……、肺病、を…………。

あ、の……、げほ……ッ!店の、中、へ連れて行って、くれません……ひゅー……、か……。

【ぷるぷると、彼女の背後に有る、大きな扉を指さすだろう】
【空中に浮かび、敵意は無いが、強い魔力がそこからは漏れている】
【しかし、魔術に詳しいものであれば、弱い治癒魔術が恒久的に掛かっている事が分かるだろう】

【もし、キミが店に彼女を連れて入れば、そこを待ち受けるのは、大量の本の山】
【彼女の指示通り、本の山をかき分けて、奥に行けば、カウンターとその奥の自室が視えるだろう】
【彼女は、カウンターの安楽椅子に自分を座らせるように頼むはずだ】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/22(水) 20:44:13.23 ID:nQBUwgpto
>>197

大丈夫だ。……その子の攻撃は痛くも痒くもない
ただ――眠るように死ぬことができる。理想の死に方だとは思わないか?

躾ならちゃんとプログラムさせてある。安心したまえ

【ゆっくりとした動作で腕を組み、余裕の表情を湛えながら】
【やはり緩慢な動作で白猫が向かった方向へと歩き出した】
【もしも猫がまだ路地裏にいるのならば、スーツ姿の男は猫を探しにゆくのだろう】

【濁った水溜りのような彼の瞳は一度だけ少女を捉えた。だがすぐに猫の捜索へと足を運ばせる】
【一方、少女はと言うと】

「…………」

【右手の黒球を振りかぶり、突進する少年の腹部へとそれを撃ち込もうとするだろう】
【この黒球の性質はいくつかある。魔力吸収、体力吸収、そして威力吸収だ】
【黒球に触れてしまうと少年の持つ魔力は全てではないが奪われ、漆黒の魔力を身体に流し込むことで僅かだが生命力を奪う】
【そして斬撃や打撃といった攻撃の威力は殺される】

【その性質上黒球に実体はない。特別な魔法などでない限りは身体や実体をすり抜けてゆく】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 20:48:12.87 ID:lEb/PefHo
ーどこぞの公園

ふあ〜ぁっと…

【あくび、をしながら歩いているのは一人のスーツの男身長は18cmほどだろうか、其れの痩せ型である】
【背中には布で巻かれた巨大な十字架を背をっている、その男が両手を上げて大あくびをかいてブランコに座っている】

コレからどうすっかねぇ…住むところも無いし、職も無くなったし…ああ…絶望的…

【そんな小言を言いながら、】
【男は巨大な十字架を背負っている、その容姿からして何か教会、聖職者、まぁその類の仕事をしている人なのかと想像する事もできるやも知れない】

【だが、男は現在、無職、その仕事を首になり行く宛もない男である】

いや…マジでどうしよう…

神よー私はどうすればよいのですーおたすけあれー

【夜空の月に向いなにか喋っているのであった完全棒読みのその言語で】
【十字架を背負う物らしからぬその言語で、】

【物凄いダメ男が、適当な男が、呟いているのであった】
【20後半〜30代程に見えるその男が】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 20:49:57.90 ID:z6/4fnqSO
>>199
う、うむ、つかまっていろよ!

【といいながらもほとんど自身の力のみで女性を抱き上げる】
【早足で扉へ向かい中へ】
【彼女を指示通り椅子に座らせたあと見守るように少し間を置いて】

少しは、楽になったか…?
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 20:51:34.83 ID:a4ZJh1hro
>>198
「うわーぅ! たのしーぃ!」

【蒼猫の見た目は15・6ぐらいだろうか】
【体型もそれを基準として表現したものの、表情や仕草は、不相応に幼い】
【世間擦れしていない知識のなさや無垢さ加減は、ともするとまだ小学生レベルのパーソナルにも見える】
【だから相手の姿にも反応しないし、ここまで無邪気に没頭できる】
【月下に戯れる麗しい光景を意識する事無く、ひたすら遊びに】

【攻勢に転じた相手に、蒼い猫は逃亡をはかる】
【水に脚をとられ速度はやや緩慢、棒立ちのままならともかく、追いかければ充分追えるだろう】

【「女の子しかいないんだし」】
【その言葉を聞いた『誰か』が、ギクリ、なんてあからさまに動揺した】
【思念が、漏れ始めた。発信源は、全力で遊びに興じているはずの蒼猫】

【まずい場面に遭遇した、だの、不幸だ、だの、死にたくない、だの】
【言葉にはならないまでも、酷く場違いだと感じていた『四人目』の思念】
【話の流れから、明らかに思考形態は男性のもの】

【白猫の眼が細められた。同時に、不快指数に反比例するように、奥に納められた感状が凍えてゆく】


…まことに、その、まことに申し上げにくいのですが…。


【白猫は気まずそうに何かを告げようとした】
【けれど相手が気遣いを示して、いわなくてもいいと告げて、更に名乗りを被せる】
【すると漏れていた思念が、これまた露骨に安堵の念をあなたに伝えてしまうだろう】
【この制御系の不安定さ、おそらく動揺のあまり状況が見えていないらしい】

………お、お気遣い、感謝いたします。
私の名前はブルーベル。そっちの蒼い猫が、
「ブルーローズだよっ! よろしくっ、カノン!!」
…です。ご丁寧にありがとうございます。

【はしゃいでいる蒼猫…ローズに水を差さずにすんで、ベルも安堵の溜息を漏らす】
【彼女に発覚すると事だと理解したベルは、この場は黙り通そうと難く決心した】

【ゆっくり、あなたの心に届いていた思念が薄れていくだろうけど、直前、強いイメージが刺さるかもしれない】

【後で覚えていてください】

【そんなベルの念波に、尻込みする様な念を】
【…姿は見えずとも、かかあ天下である】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/22(水) 20:56:12.04 ID:bMPIkZt/0
>>200
へっ!そうかよ
そいつぁ親切だ…ッ!!!
でも悪いな、死ぬのはもっとごめんだね

(向こうに行った…オールを探しに行ったのか…)
(うまく逃げろよ…相棒)

【横目で相手の行動を確かめると】

っ!?

【黒球の接近に気づき右に避けようとするも】
【さすがにそんなに急には方向修正できない、苦しくも身体に掠ってしまう】

っあ?

【途端、先ほどよりも体の調子が先ほどとは違うことに気づく】
【だが、それでも構いはしない】

ちょっと位の調子の悪さで
旅人が倒れてたまるかっって

【そのまま走り出し、掌低を相手の顔に喰らわせようとする】
【それがただの打撃のみならば、確かに攻撃の威力はなく何の被害もないだろう】
【だが彼の能力は『熱』】

―んだよぉぉぉ!!!

【そのまま当たれば、かなりの高温が彼女の顔を襲うだろう】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 20:58:06.26 ID:XDcD4xR8o
>>202
【しばらく、椅子に体を預けて、荒い息を吐いていたが、徐々に落ち着いていく】
【カウンターの水差しから、コップに水を汲み、それを口に運び、含み、嚥下する】
【ご、く、り、と喉が大きく動き、飲み干した後、大きく息を吐く】

はぁー……っ、……ふぅ。

【そうして、気怠い様子ながらも、一応は大事を逃れた様子だ】
【彼女は、そしてキミの方を向き、柔らかな微笑を浮かべて、頭を深く下げた】

助けてくれて、ありがとうね。
おかげで、大分楽になったわ。

【頭を上げた彼女の表情にも、その礼の言葉にも心からの感謝が有るだろう】
【彼女は頭を軽くぶるぶると振って、眉根を寄せて一人ボヤく】

調子が余り良くなかったのだけど、ここまで酷い発作は二週間ぶり、かしらね。
全く、後でノラちゃんは叱らないと……。

【と、呟いた直後、店の入口から声が響く】

『すまぬ、子墨。このとおり、看板は私が回収してきた。
どうも、今日は陽気が過ぎていてな、夜の涼しさに、ついつい深く眠ってしまったのだよ』

【看板の上に載っていた猫が、しゃべっているのだ】
【尻尾が異常に長く伸びて、看板をぐるぐる巻きにして、運んでいる】
【玄関前にそれを置くと、猫は軽やかな様子で走り、彼女の膝の上に収まり、丸くなった】

うーん……、とりあえず、一週間またたびは抜くわね。
『おい、それだけは勘弁してくれ、子墨よ』

【と、どこか気の抜けるやり取りが繰り広げられていた】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/22(水) 20:58:21.76 ID:bMPIkZt/0
>>204
/生命力の減少の描写の仕方はこれでいいのだろうか
/いまいち、わからねぇや
/そしてタイムリミットがきやがりました
/また一昨日みたいに12時くらいまで戻れませんよトホホ…
/ただ、明日は昼ごろから八時までなら可能です、はい
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 21:03:49.59 ID:K9sRBLtso
>>203

【彼女の見た目は、18歳程度か、落ち着きを見せる表情や、凛とした顔たちはそれよりも高く見せるものの
今の彼女は、青猫と同じ、若い若い、少女のそれ、と同じようにも見えるだろう
言葉のレベルは、そこまでは落ちない、けれども、月光に反射させる、表情の一端は、貴女と同じように、愉しんでいる状態で】


ふふ……良い覚悟ですね一瞬でも、私から逃げ切れると思ったのかしらっ
だとしたらそれが酷い勘違いだってこと、教えてあげるわ――――……っ!!


【とんと、湖の其処を、彼女の素足が、強く蹴る――――とたんに、彼女の身体が、推進力を得、前方へと進む
水の抵抗を受けつつも、結構な速度だ、彼女の足腰の強さを確認できるだろうか
彼女は、水面から身体を出して、逃げる貴女を捕まえるように、ぎゅぅと、抱きしめようとするだろう】

【キャッチできたなら、もふもふ、と貴女の香りを確かめるように、そーっと、顔を貴女の首元に寄せ、くんくん、と香りを辿る
彼女の吐息が、貴女の首筋を擽ると、貴女の背中に当たる、やあわかい感触が、ふにふに、と優しい心地よさを伝えるだろうか
そうして更に強く、だきしめようとする――――それはまるで、その存在を、確かに感じるように】

【――――貴女とは違い、彼女は在る程度、思考能力は高いのだろう、それゆえにか、貴女よりも、世界に関する感受性は厳しい
それは、出会えた、自分と似た存在に、自分の全てを、委ねたくなるほどに】


ブルーベルに、ブルーローズですか……で、この思考は――――……?


【脳裏に流れ込む、思考の色、思念の音、状況を把握するには、少々の時間が必要で
状況を飲み込むには、少々の理性が必要であった
彼女の脳が、静かに回転する、今、此処で起きている状況を、知るために】

【――――――――もしかして、と彼女の頬が、赤くなっていく、だろう
白い肌が、赤色に染まっていく様子は、さながら一面に降りた白い雪に、赤いシロップを零したかのごとく】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/22(水) 21:04:01.41 ID:TejDb0mE0
>>126

ちょっと待て……―――――お前は俺の中で赤井という名前の別のそれだというように認識する

構わないな?そうじゃァないと俺のイメージがバグるからなァ…

【頭をじっと押え、何とか整理するも、よくは理解しなかったようだ】
【とりあえず混ざったことと、彼女が昔に遭遇した赤井と同一生物であるということ】
【それらは何とか把握することが出来た】

【諦めは早いタイプなのだが、やはり少々落ち込んでいる】
【やはりもう二度と“彼”と会えないことに寂しさを感じているのだろう】

だからさァ、もう泣くなよ?

俺ァお前をもうたぶん絶対責めねェし、お前はお前なんだからな


【さわやかタイプのあんちゃんが女性に変わっていた】
【理解はしたが納得は難しい】
【その言葉の意味を嚙み締め、足で地面に付いている血痕を擦って消していた】

/ヴァーデッドの人です。再投下です
/返答よろしくお願いします
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/22(水) 21:04:18.63 ID:XOy0VPKh0
>>195

【虐殺を遠目で見るのは胡散臭さを醸し出す、黒を基調としたスーツを身に纏い】
【黒髪で、オールバックの髪で、左腕を欠損している、胡散臭い男】
【悲鳴をBGMに、虐殺の光景を淡々と見ていた】

―――それでは駄目だ。
殺すからには精神的に殺さねば。
物理的に殺すのでは後処理が面倒でしょう。

【殺し自体を拒否しているのではない】
【そんな異質な男に気づくのは兵士か、それとも少女たちだろうか?】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 21:05:07.93 ID:rvWwIYeWo
【 草原 】

【――、遠くを見遣れば、視認出来るのは『街』】
【歩けば一時間弱……、単車なら、ほんの数十分、と言った所だろうか】

【そんな草原、田舎道に、一人の人物がバイクと共に佇んでいた】


(…、…この分だと、街には入れそうに無いな――。)
(今日は野宿にして、明日の朝に入るか……。)


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】



……、…… 流石に、引き返した方が良いか。



【――、まだ程遠い場所の空を見れば、黒い巨体が空を翔る】

【強大な魔翌力から導かれる回答は「龍」……、決して敵対的なものではない】
【人間の迷惑も気にせずに気儘に飛んでいる辺り、まだ子供なのかも知れない】
【だが、付近の街では旅人を迎え入れる余裕は無いだろう、と、思考して】

【…、…何処か穏やかでも有る其の情景を、彼は見遣っていた】


/余り遅くまでは居れませんが(ry
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 21:06:47.33 ID:z6/4fnqSO
>>205
体が弱いのか、大変だな…

【と、喋った猫の方を見つめて数秒】


お、おお……その、いい尻尾だ、毛並みの手入れが良くされていて…
それに耳の形も良い、びじ、美猫だな

【何を言うかと思えば、人間で言えば男性が女性を口説く時のような…】
【ただ、非常に口下手でたどたどしいが】

212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 21:12:21.07 ID:nQBUwgpto
>>204

……あの猫……どこへ行った?
全く、迷子にならなければいいのだが…

【少年には聞こえないだろうが、その声色は猫を心配しているようだった】
【どうやら迷子になるのを危惧して、猫を保護しようとしているらしい】
【まださほど遠くへは行ってはいないだろうと思考して、近辺を探し回っている】
【なにもなければ、しばらくすると元の場所へと戻ってくるだろう】
【猫を見つけることが出来たならば、猫を抱えて元来た道を戻ろうとするだろうか】

「―――!」

【少女は掌低の軌道を読み、咄嗟にかわそうと首を身体ごと傾ける】
【威力のついたそれは彼女の耳元を通過する。熱風が髪を揺らして空を切り】
【耳元で火花が散った感覚さえ覚えた】

「――― アーテル・スフィア」

【すぐさま体勢を整えて、屈む。同時に2つ黒球を両腕に生成し、突き上げるように2つとも彼の腹部へと叩きつけようとするだろう】
【確かに黒球一つ一つの威力は、あまりない。だが受け続ければ――身体の自由は奪われてゆく】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 21:14:56.74 ID:nQBUwgpto
>>206
/とってもいい感じです!
/了解です。では明日も待機しておりますのでよろしくです
/では一旦区切りましょう。お疲れ様でした
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 21:16:15.20 ID:XDcD4xR8o
>>211
ええ、そうなのよねぇ。
病気とか寿命じゃ死なないのだけど、死なないのに死にかける≠チていうのは、大分堪えるのよ。

【全く、困ったものよねぇ、とふわふわとした態度で、全く困って無さそうに言う】
【見た目は十代後半程だというのに、何処かかなりの年齢を感じさせる雰囲気が有るだろう】
【年長者特有に存在する、独特の空気と言えばいいか、要するに、そんな感じの】

【そして、膝の上の猫は、キミのそんな言葉を聞き、カウンターにとんっ、と飛び乗ると、奥から尻尾で椅子を引っ張ってきた】

『まあ、座るといい。あと、吾輩は猫である。名前は、ノラだ。よろしく頼む、麗しきお嬢さん。
お褒めに預かり、光栄だよ。キミこそ、その野性的な姿がとても私の目には魅力的に映るとも』

【しゃべる声は、かなり低音とビブラートの聞いた美声である】
【丸で深夜のバーで一人バーボンのグラスを傾ける、落ち着いた紳士の様な、そんな雰囲気】
【猫は、キミが椅子に座ったのを確認すると、『膝に座ってもいいだろうか、お嬢さん』、と問いかけるはずである】

あらあら、ノラちゃんが名乗ったのなら、私も名乗らなきゃねぇ。

【そして、安楽椅子に座る彼女は、くすくすと微笑み、キミに自己紹介をする】

古書店「子子子子堂」、店主。
わるいまじょ=A子子子子 子墨[ネコジシ ネズミ]よ、よろしくね、お嬢さん。

【魔女と、黒猫。組み合わせとしては最上とも言えるかも知れない】
【なお、もしキミがノラを膝に乗せることを承諾すれば、ノラの毛艶の良さをその手で感じることになるだろう】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/22(水) 21:16:28.52 ID:Wxfpm4A8o
>>208

【少年の言葉を受けてか、震えが段々と止まっていき、彼女の両目からも】
【赤い色の涙が段々と、引いていくようであった】

――ほんト…ぅ? 

【爽やかであり、尚且つ空気の読めない良く回る林檎屋から一遍】
【青年は女性へと。爽やかから電波系へと、この人間は変わっていった】
【かつて存在していた1人の青年は今は無く、代役として彼女が誕生したのだった】

【彼女は赤い涙を左手で軽く拭うと、ありがとうと呟きながら少年に会釈をする】
【会釈の後に浮かべた、赤い色の涙がちょっぴり残るが、その笑みは】
【かつての彼女を彷彿とさせる、爽やかな笑みだった】

  【―違うのは、それが女の子らしいということだけ…】

/お願いします!
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 21:18:38.58 ID:a4ZJh1hro
>>207
【見た目と仕草の不一致もまた、二者の共通点かもしれない】
【蒼猫は自分とペースが合う彼女にシンパシーを感じていた】
【自覚はないが、本人に言わせれば『居心地がいい』感覚】

「つかまったーっ!! ローズよりはやーい!」

【元々遊びのつもりで、本気で逃げていたわけではないけれど】
【捕まって、あっさり抱きかかえられたローズは、膝を折って笑った】
【全身の毛皮は、体型が見える程度ではあったけれど柔らかい手触りのはずだ】
【細かい点でがさつと言うか、気配りを知らないような蒼猫の体毛にしては手入れが行き届いている】
【それもまた、ベルの躾の賜物かもしれない】

「わわっ、やらかい…なにこれ?」

【更に、本人無自覚】
【特にこうまで密着する触れ合いに恵まれなかったローズは、その柔らかさの源に手を伸ばしてしまうだろう】
【なんでこんなに、ではなく、本当に正体がわからなくて、無遠慮な手つきで】
【指の先端部分か第一関節まで、そして掌に柔らかな肉球がついている】
【外猫にしては柔らかく、あなたのそれとほぼ同じ手応えが返ってくるかもしれない】
【なお、掌側の毛皮は若干薄い】


(こっ、このままではまずいっ…!!)

【そんな二者の邂逅をよそに、ベルは狼狽を見せる】
【『四人目』がバレると流血沙汰もあり得る。それは避けたいし、彼女の手を煩わせるまでもない(←ここ重要)】
【結果痛い目を見るのは二人だ、何とかごまかさなくては】

…あー、その、な、なんのことですか?
思念なんてなにも…我々は感じませんでしたよ?
ねーローズ?

【白々しいにもほどが合ったが、取り繕うように早口でそう述べる】
【必死の形相でローズに同意を求めるが、忘れてはならない】


「…ぅ? ラインにぃ、いるの?」


【ローズはまだまだ子ども。経験が足りず思慮も未発達である】
【白猫の顔が更に白くなった】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/22(水) 21:21:10.35 ID:Dat9WMIAO
【裏路地】

……さて、と、やらなきゃいけない事が沢山有るけれど、どれから手を着ければ良いのかさっぱりだよ。
手を着けた所で解決出来ないのが性質が悪いよね……全く、本当に機関はロクな事をしない……。

【漆黒のコートを身に纏い、腰に長剣を帯びた、黒髪緋眼の青年が、裏路地の壁に身体を預け、溜め息を吐いている】
【一部の人間には、その身体から人とは異なる異質な気配を感じる事が出来るかもしれない】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/22(水) 21:28:36.39 ID:TejDb0mE0
>>215

あァ当然だろ?

お前はお前だ、そこは履き違えンじゃあねェよ

【徐々に収まっていく相手の血涙】
【安心、それとともに些かの空腹】

は、何か安心したら腹減ってきたな……

お前ェは普通のもンでも食えるのか?

もし食えるんなら、行きつけの飯屋があるんだけど、行かないか?

【恐らく相手は満腹だろうか、それとも普通のものは口に合わないかもしれない】
【―――それでも、あえて少年が“そこ”を誘ったのは】

【彼が昔、赤井と食べた飯屋だったから―――だろうか】
【真意は不明、しかし空腹は本物であった】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 21:30:48.17 ID:K9sRBLtso
>>216

【彼女もまた、貴女と同じように、貴女との触れ合いに、心地よさを感じている
それはまるで、自分に居なかった妹を、欲しかった家族を、今、その手で感じられているが、如く
掌サイズの温もりは、他人を温めるには冷たすぎて、自身を温めるには熱すぎて
こうして二人で分かち合ってこそ――――……丁度良い温度で温まるのだろう】


……あら、綺麗な毛並みですねー……んぅー……このまま抱きしめてたいぐらいに……
それにしても、良く手入れをしてるね、身だしなみに気をつけれて偉い偉いっ


【彼女はニコニコ、と微笑を絶やさないまま、貴女の頭頂部へと、そっと、右の手を向ける
ふわり、と撫でるように、優しく掌を這わせて、貴女を愛でるように、感じ取る
左手で感じて、身体に広がる、柔らかい毛並みを――――まるで、自分のもののように、感じて】

【冷たい水の音色に、心地よい毛の歌声、そのハーモニーは、彼女の思考を蕩かすほどに
表情が緩むのも、無理なく――――ただひたすらに、彼女はその空間に身を委ねていて
――――故に、か、無邪気な侵攻に、反応が遅れた】


ひゃぅ……ふぁ……ろ、ろーず……んぁ……そ、そこは……らめっ――――……


【普段の、服を着ていたままで触れられても、びくっ、と身体が震えるほどに、彼女の感度は良好で
しかも、彼女が纏っているのは薄布一枚、それに、柔らかな肉球の感触が、彼女の神経を擽る
まるで、優しく解かれるように、彼女の脚が、力をなくし、かくん、と沈み込みそうになる
んぁ、と声を漏らす口が震えると、ぎゅぅ、と彼女は瞼を閉じて、その倒錯的な心地よさを、身に染みさせる】

【幸か不幸か、彼女は今こんな状況で、貴女の言葉を受け入れるには、少々不便か
しかしながら、言葉が届いているのは確か、いずれは、言葉の真意を確実に遂げるはずだ
故に、種明かしをするなら、そろそろ為した方がよいだろう】

【――――これ以上は、少々、不味い】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/22(水) 21:30:56.30 ID:nPrZutovo
>>162
何だよ....持ってないのか...俺はそんな機関なんかに入る気はサラサラ無いしなー

【黒ローブは少しがっかりした様子】

なんだ...ハズレかよっと!
【残念なのか背伸びをし、ポキポキと音を鳴らせながらくるっと回れ右をして歩こうとする】

持ってたら、戦ってでも奪い取ろうと思ったのに...

【ボソッと】
【小さな小声で言う】

【それは本音か】
【あるいは、挑発か】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 21:34:32.87 ID:z6/4fnqSO
>>214
うむ、ノラに子墨だな

【椅子に座るとポンポンと膝を叩いてノラを呼ぶ】

お嬢さんといわれるのはどこかムズ痒いな……私のことは鵺とよんでくれ
ほう…魔女……妖怪変化、ではないな、一応人間のようだが………

【一体どこで判別しているのか一見には分かりにくいが、実は数キロ先の水とお湯を嗅ぎ分ける程に鼻が良いのだ】

寿命も無い、と……だが、[ピーーー]ない訳ではないのだろう?
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 21:38:40.49 ID:Z5mqNf61o
>>209
【さて、男はここで、どういう行動を選ぶのか】

【直接接触し、意見を提示し、行動を変えさせるのか】
【それとも実力行使を以てして、行動を中止させてしまうのか】
【或いは、距離を詰めることなく其処に居て、成り行きを眺めるだけなのか】

【男が、どの道を選ぼうとも】


「十人だけ残せ、手足は潰しとけよー。こっちで使うのは……まあいいや、今は運ばなくても」

【選別は行われ、殺されることが決まった者達が、そこに放置される】
【兵士の片方は、殺されないことが決まった者達を立たせ、銃を突き付けた】

「………もー少し、観客増えてても困らないんだけどなぁ……」

【白髪の少女は、順調に進んでいく事の次第を眺めながら一言】
【当事者は自分達だけ。傍観者に意識は、おそらく向けているのだろうが】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 21:42:19.80 ID:a4ZJh1hro
>>219
【ローズには姉がいた、『兄』がいた】
【ただ両者とも、世間一般で言われるようなそれとは隔絶していたのは不運と言えよう】
【近くにいるのに触れられない…それは、カノンとの『触れ合い』にかつてない感情の揺らぎを覚えさせる要因】
【水で冷えた体温は心地よいけれど、体温(ぬくもり)が欲しくなってしまうのは、生き物のさがか】

「ローズはていれ、しないの。ねぇやにぃが、ローズがねてるあいだにやってる」
「およぐのはすきだけど、おふろはきらいだし…でもやりかたはしってる!」
「…えへへ、ほめてもらえて、うれしいかも」

【覚えているのに丸投げというあたり、ローズが二人に甘えていると言う証拠かもしれない】
【信頼と紙一重、境界を綱渡りするには幼すぎる】
【なんとなく目を閉じて、カノンの触れ合いすら堪能した】

【この感覚は知らない。でも心地いい】

【不思議な気持ちは、彼女の嬌声にかき消されて、思わず手を引っ込めた】
【猫には苦しそうに見えたからで、堪能するように閉じられていた目を開き、動揺したように振り返ってカノンを見る】

「だ、だいじょうぶ? どこかいたかったの?」

【本当に何がなんだかわかってない様子】
【本気で心配して、でも治し方がわからないから、とりあえず抱き寄せて頭をなでようとするだろう】
【その手つきは、今までよりも少し大人びている】
【心を込めて、でも強すぎないように優しく】


"…ラーズ、もう無理だよ、おとなしくごめんなさいする”


【溜息交じりに、少年の念話があなたに届くだろう】
【心や頭に直接伝わる、姿はないけれど確かな存在を主張する、不思議な声が】

"申し訳ない、カノン、さん…。僕は、ブルーライン。ローズの中に在る意思”
"…その、悪気は、なかったんだ…ただ、こんなことになるとは、思ってなくて…”

【ラインと名乗る声はしどろもどろ】
【やや要領は得ないが、とにかく事故だったんだ、なんて言い訳していて、非常に情けなく】

"………ごめん。”

【散々いいわけを並べてから、観念したように謝罪の言葉を述べた】
【白猫は、ローズの背後から冷ややかにその有様を眺めている】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 21:42:43.27 ID:XDcD4xR8o
>>221
『うむ、やはり硬い床よりも、人の膝の上の方が寝心地はいいな、うむ』

【膝に飛び乗ると、丸くなり、ごろごろと喉を鳴らした、なんだかんだで猫である】
【そして、キミのその自己紹介を受けて、魔女はくすり、と声を漏らす】

じゃあ、鵺ちゃん、と呼ばせてもらうわね。

【ちゃん付けは、彼女のくせのようなものである】
【おそらく、言っても無駄だろう、きっとだが】
【続く、キミのその判断に、首を縦に振り、肯定の印として】

人、よ。
まあ、ある程度長く生きているのは、否定しないけれどね。
あ、おばさんとか、そういう呼び方したら、贄にでもしちゃうから、気をつけてね。

【最後の笑みだけは、きっと心のなかでは笑っていない】
【元々、笑みというのは攻撃的な表情であることを、知っているだろうか】
【要するに――そういうこと≠ナある】

【キミの、死なないわけではないのだろう、との問にも、魔女は首肯を返す】

ええ、あくまでも、寿命と病魔では死なないだけ。
心の腑を突かれれば、当然のように死ぬわ。

それに、死なないだけで病気に掛からないわけじゃないの。
だから、私は肺病や、持病と百年以上付き合っているわけなのよ。

【死なないのに、死ぬほどの苦しみを持つ病魔に侵され続ける人生】
【其れは、死ぬのと、何方が増しなのだろうか】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/22(水) 21:43:06.42 ID:6pY7cbnHo
>>220

そうかい、

【がっかりした様子の彼を見ながら】

ただ、支部と、ある場所ならわかるぜ?

【挑発に乗ったようだ】

教えてほしいなら無理やりにでもきいてみな

【こちらも挑発するように】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 21:44:29.29 ID:lEb/PefHo
>>201
/訂正、18cmでは無く、180です、申し訳ありません……
/そしてもう一度募集してみます
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/22(水) 21:44:55.39 ID:Wxfpm4A8o
>>218

―あ、デも、名前は 赤井 恭だからネ?

【彼が自分をかつてと変わらぬまま見てくれるのは嬉しいのだが】
【姿形が変わっても、同じ名前というのは辻褄が会わないと思ったのであろう】
【自分で付けたその名前を、もう1度彼に名乗ったのであった】

うん…一応ネ......お肉やお魚も、死体でしょ?
またお腹が空いてきちゃったよ…早く早くぅ!

【彼女にとっての、死体の定義というものは、何かしらの生物が魂を失った後の殻】
【すなわち死んだ生き物の肉片ならば、人間であろうが豚であろうが、死体なのである】
【その死体も摂取出来ることが嬉しいのか、嬉々とした表情を浮かべた】

場所わかんないから…教えてネ?

【嬉しそうに彼の右手に手を回し、手を繋いでいこうとする】

/遅れてすみません…
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/22(水) 21:51:01.24 ID:nPrZutovo
>>225
乗り込んだら、無事では済みそうにないな...

【頭をかきながら言うが、】
【少し笑う】
【少し、ヒントを得れる...と】

聞かせてもらうさ、望み通り無理やりな

【そう言った瞬間】
【黒ローブはくるりと振り返りる】
【振り返ると同時に黒ローブの中なのか、どこからともなく出した片手剣を投げる】


【ブンッ!と音を立てつつ、回転しながら青年に向かってまっすぐ飛んで行く片手剣】
【別に光学兵器でも何でも無い、避けるのは難しくないだろう】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/22(水) 21:51:59.45 ID:XOy0VPKh0
>>222

【男が取る行動は一つ】
【能力行使による精神的な虐殺である】

【兵士も人質も、この場にいる傍観者以外の者すべて】
【義憤に駆られた訳では無い。この男に正義感など無いのだから】
【全ては殺し方が醜かったから。作品となる素材を粗末に扱われるのは我慢ならないから】
【どれもこれも素晴らしい素材である。一つ一つの感情や記憶を燃やされていく姿は醜くも美しい】


おや、これは兵隊さん。良き夜で。


【銃を見ても動じない】
【胡散臭さを相変わらず醸し出しながら笑みを浮かべ、兵隊の背後から歩み寄る】


物理的に殺すのは頂けない。実に頂けない。
殺すのであれば、精神的に。記憶も感情も。
その個人の根幹を壊してこそ初めて殺した。そう断言できるのだから―――


【男の欠損した左腕から紫色の腕が生え、伸びる。伸びる】
【そして二手に分かれた紫の炎は蛇のごとく兵隊に巻き付いた】

【巻き付いたそれは外道の炎。人を人の道から外す、外道の炎】
【それが男の炎。感情も記憶も燃やされた人間の末路は何だろうか】
【廃人。人であって人でない何か。それへと変貌させられる兵隊はいと憐れ】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/22(水) 21:57:38.93 ID:TejDb0mE0
>>227

把握把握、つーか死体なら何でもよかったのかよ…

まァいいか、さっさと行きたいからな、全力で

【悪態、というよりは苦笑に近い】
【まぁ、それもいいかなと内心考えてはいるのだが】

【ヴァーデッドは右手の手甲を外し、能力を解放する】
【その際、光ったり輝いたり紅色に包まれたりするのだが】

【赤くて大きな右手に成ったこと、それだけ分かればいいだろうか】

【杖と手甲を無理やり羽織の中に差し込み、落ちないように固定した後】
【赤井の方向に振り向き、左手を伸ばす】

さァ、フルスロットルで行こうぜェ?

俺はお腹減っちまってよォ!

【相手が自分の右手をしっかり持っていることを確認し】

【肩部から大きな炎を噴出し、加速】
【そのまま―――――宙を跳ね、飛び、駆けた!】

【目指すは路地裏の小さな飯屋―――――――――!!】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 21:59:56.13 ID:z6/4fnqSO
>>224
ふぅむ…よい手触りだ……この時期は抜け毛が困るというのに、おそらくこまめに手入れしているのだろうな…

【動物を撫でるその手付きはツボを押さえており、中でも四足歩行の動物にかけては動物の気持ちを知り尽くしている】

ちゃん、か…まあ良いが……

【カラカラと歯を見せて笑い】

ハッハッハ、それは怖いが、他人の歳をとやかくは言えんよ
何せ私ももう、大分年寄りなのでな…お互い様だ

【見た目以上に高翌齢なのはこちらも同じ事、ただ人間ではないが】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 22:00:58.00 ID:Z5mqNf61o
>>229

「……精神的に、なぁ……あー、ウチの兵隊におかしなことするなよー
 そうそう代えが効く程にヤワな連中じゃないんだぞー」

『………暑そう』

【兵隊が炎に巻きつかれる様を、白髪の少女は盛り上がりに掛ける反応で鑑賞し】
【黒髪の少女は、それが炎という事が重要なのだろう。分かりやすく、嫌そうな顔】
【尚、現時点でこの場に居る誰も、まだ殺害されていない事を追記しておく】

【その炎に、熱は有るのか無いのか。痛みが有るのか無いのか】
【傍から見ているだけの少女には、その事が何も分からないが】
【焼かれた一人の兵士の、茫洋とした顔。それが、異変だけは知らせてくれる】


「……感情を[ピーーー]、ねぇ……そいつはごたいそうな演説だこった
 それにしては、やり方が随分とつまらない気がするんだが……」

「それは、お前でなきゃ出来ない事か?」

【友好的でないのは確かな相手を確認して、少女二人は立ち上がる】
【白髪の少女は、男の口上を、なんともつまらなさそうな顔で聞いていた】
【質問の意図は見えるだろうか。あまり親切でない訊ね方、意図の隠し方】
【男の能力の餌食になった兵士を、黒髪の少女が指でつついていた】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 22:02:22.75 ID:K9sRBLtso
>>223

【貴女の言葉にはいくつかの疑問が生じるように思えた
単純に貴女に姉や兄がいる、と考えるには――――……少々の不審点があって
それを尋ねずとも、応えはいずれでてくる、ならば、彼女が踏み入れる必要は無い】

【ただ、彼女は――――嬉しい、と喜ぶ貴女に、更なる喜びを与えようと為す
それはまるで、お話をせがまれた、母のように、きゅぅ、と心の奥を呼ぶ、貴女の声がした
月明かりが、ただただ静かに水面に広がっていくと、水面にぽっかりと、月が浮かび上がる
水月を、乱しながらも、彼女たちは、静かにその交流を愉しみあう】


もう、悪い子ね、嬉しいといわれたら、もっと、褒めたくなるじゃない
……こんな顔して喜ばれたら、いいえなんて、言葉も浮かばないわよ


【呆れるように紡いだ言葉は、喜ぶように行動を付け加えさせる
貴女を撫でるその手を、更に気持ちを、込めるが如く
――――……高価な高価な、調度品を、汚さないように、優しく、労わるように】

【手を引っ込められて、きゅぅ、と求めるような胸の奥の疼きを、舌先で感じた
それを表情には出さない、出したくない、ハァハァ、と荒い呼吸を、とくん、と刎ねる胸の鼓動を
必死で押さえつけて、落ち着こうとする――――が】


――――――――っ……いえ、決して、そういうことでは――――……


【思わず、彼女の言葉が大人びた、それが仕方ない、と思えるほどに、一瞬で起きた、立場の逆転が、妙にしっくり来た
頭を撫でられると、心の奥の、ストレスで虐められた精神が緩やかに解れていく、彼女を緊縛する錠を、解除していく
恥ずかしさは感じない、むしろ、どこか安心したような気持ちで、彼女はしばし、撫でられているだろう
貴女の指先に絡みつく髪の感触は、水に濡れて、しっとりと、纏わりつく――――……するり、と指先を通る、滑らかな感触が、やがて訪れる、だろう】


……あら、そういうこと、でしたか――――……まあ、恥ずかしい気持ちは、大分存在していますが……
私も、体裁無く抱きついたりして、はしゃいでしまったり、と落ち目が在るのは重々承知しております

此処は喧嘩両成敗、としておきましょうか、私もそろそろ、水の中から出たい、と思っていたところです


【丁寧に紡がれる、落ち着いた言葉は、ローズに撫でられて、落ち着いたからか、はたまた、仕方ないと受け入れているからか
存外、心の底は、大人びているのだろうか、意外と落ち着いた様子で、彼女は言葉を紡いで、ローズを抱きしめる手を離し
すっと、湖畔へと上がるだろう】

【水を滴らせる、バスタオル一枚に包まれた、メリハリのある体躯は、月に照らされて、妖しい灯りを微かに呆けさせる
素足が地面を踏むと、しゃん、と優しい水の潰れる音がして、彼女に密着するバスタオルは、水に透けて、その奥の肌色を映す
ぺたん、と彼女に張り付いた白銀の髪が、彼女の端正な顔を修飾して、全身を濡らす、水滴が、微かに彼女を滲ませる】


Under Cover of Darkness


【――――寸刻、彼女の身体がやみに包まれた、と思うと
白銀の長髪をポニーテールのように黒いリボンで結び、メイドカチューシャを付け
スレンダーな身体を、強調するように胸下で大きくエプロンドレスの結び目を目立たせる
黒いメイドブーツと、白い手袋、黒と白のロングスカートメイド服を纏った姿へと、彼女を変化させるだろう】

【水滴一つついていない、その姿は、着替えた、というには、少々言葉が違う】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/22(水) 22:03:23.91 ID:Wxfpm4A8o
>>230

でも人の方が美味しいヨ?

【そうポツリと呟いた直後、彼の体が変わっていく】
【かつて見た事の有る気がする光景。それでも流石に驚くようで】
【目を丸くして、両手を口元にあて興奮気味に跳ねる】

ひゃっほーーーーいっ!
美味しいゴハン!シタイ!ゴハン!シタイッ!

【色々と履き違えながら、嬉しそうに抱きついた】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/22(水) 22:03:42.31 ID:bkxFSEzAO
【しと、しと、しと――真夜中の時雨が静かに街へと降り注いでいた】
【人通りが疎らになり始めたその場所で、傘も差さずに歩く、小柄な人影がひとつ】

【とりわけ急ぐ様子もなく、緩慢な足取りで街路を歩む栗色のボブヘアの女性】
【時折雲間から覗く月影が、左手首の銀の腕輪と左足首のアンクレットを輝かせる】
【雨を吸い込み重くなった純白のローブを靡かせつつ、濃緑の瞳が街中の風景を巡り見て】

――……、あ!

【ぱしゃり。水溜まりを派手に踏み越え散らしながら、彼女は何かに気付いたらしく】
【その視線が緩やかに、路地裏の奥で存在している『ある対象物』へと固定される】
【女性はおもむろに進路を変更して、吸い込まれるように其処へと入って行こうとするが――】
【――きらり、路地裏の暗闇の中で閃く金色がふたつ】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/22(水) 22:04:07.64 ID:6pY7cbnHo
>>228
【墓石の下から動くことなく、骨を召喚して止める】

うえっ...よしやれ、ワイトA!

【自分に刺さった剣を抜き、骨が近づいていく】

「オオオォォ!」

【剣を構え、骨が突っ込んでいく、剣技は達人並だが、速さと強度が足り無い】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 22:06:30.37 ID:XDcD4xR8o
>>231
『うにゃにゃにゃにゃにゃ……』

【ごろごろと膝の上で転がり、恍惚としていた】
【十数秒後、がばっ、と起き上がって】

『はっ……!私としたことが、野生に立ち戻っていただと!?』

【猫っぽく振舞うのが、個人的に気に入っていない猫のようだ】
【というか、尻尾がやたら伸びたりする時点で、マトモな猫手はないだろう】
【抜け毛が殆ど無いのも、そこからだろうか】

ごめんねぇ、癖なのよ、私の。

【悪びれもなく、そう言って】

あら、鵺ちゃんも、結構年行っているのねぇ。

【楽しそうに微笑んで、思い出したように、キミに問いかける】

そういえば、まだ助けてもらったお礼をしていなかったわね。

【そう言うと、キミの瞳を魔女は覗き込む】
【黒々とした瞳は、その実光の具合に依っては、真紅に見える】
【そして、優しい声色で、言うだろう】

――この店には、あなたの求める書物がきっと有るわ。

一冊だけ、あなたの求める書物を与えましょう。
魔道書だろうと、プレミアの漫画本だろうと、果てははるか昔の艶本だろうと、何でもここには有るのだもの。

さあ、貴女はどんな本を、求めるのかしら?

【魔力など欠片も込めていない声は、しかし、魔性=z
【彼女が魔女であることの証明であるように、その言葉はキミに投げかけられた】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/22(水) 22:14:06.20 ID:XOy0VPKh0
>>232

【共通して嫌悪感を示す少女たちに心を痛めることもせず】
【つまらないと評されて、顔を真っ赤にして反論することもせず】
【少女たちの言葉を無視して兵隊を人形へと変えていく作業に専心する】
【だが聞いていない訳ではないので、兵隊を人形に変え次第返答するのだ】


………どうも、兵隊では駄目ですねぇ。
美的観点から見ても駄作だ。燃えるまでの信念も無いか。
ああ、つまらない。実につまらない。

というわけで、捉えられた皆様方。
あなた方には私の作品の素材に成ってもらいましょうか。


【人好きそうな笑みをこぼしながら足の裏を基点として】
【紫の炎が人質を囲むように奔り、囲んだ後迫り寄る炎の壁として】
【急速に人質たちへと遅いかかる。間違っても正義ではないのだ】
【正義のヒーロー染みたことなどする訳がない】

つまる、つまらないの話ではないでしょう。
私以外でもできますよ?感情を殺すくらいのことは。
ただ、簡略化された手段を持つのが私くらいであって。
そして、この手段で人形を作るのが私の趣味であって。
他人はこれを愉快に思う事はないでしょうが。

【白髪の少女の方へと振り向き、不快感を刺激する笑みを浮かべ】
【芝居が掛かった口調で質問に答えた】

239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/22(水) 22:18:53.78 ID:5GNGFsrBo
>>235

まーた雨かよ……
風邪なんてひきたくねぇぜ……

【一人文句を呟いて和傘をさしながら路地裏を歩いている青年】
【青年の向かう方向には純白のその少女がいて――――】

子供は雨の日でも元気でいいねぇ……

【青年も奥に光る金色の二つの光に気づいたらしく】
【その光に向かっていく少女を見ているようだ】

なんだ…ありゃ……

【青年は雨のせいで機嫌が悪くなっているようで】
【特に光の持ち主であろう者にも警戒はあまりしていない様子だ。】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/22(水) 22:18:53.85 ID:Dat9WMIAO
【商店街】


【《No.300》と刻み込まれた首飾りを、ちゃりん、と鳴らしながら街を歩くのは】
【カノッサ機関の制服を身に纏う、陽光のような金色の髪と、翠玉のような碧色の瞳の、小柄な少女】
【その少女は、片手に布製の買い物袋を下げて、時々メモ翌用紙を取り出しながら、彼方此方の店に立ち寄っては、様々な品物を購入していく】


……えっと、買い忘れは……あ、まだ野菜を買ってなかったですね。
最近は暑いですから、冷たいお茶も欲しいですし、アイスも買わないといけませんね。
なら、次は彼処のお店に行ってお茶を買ってから……。


【だが、その買い物の内容は“カノッサ機関”と呼ばれる悪の組織の一員とは思えない、至って一般的な買い物で】
【その衣服や、ナンバーズの証である番号の刻まれた首飾りを見て警戒した人間は、少しばかり拍子抜けするかもしれない】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/22(水) 22:19:04.53 ID:nPrZutovo
>>236
.....ッ!

【黒ローブは左手を後ろに引き、右手を前に出す】
【その動作をした瞬間、先ほど投げた片手剣がカタカタと一人でに動き出し再び空中に浮かびだそうとする】

俺の魂削って作った剣だ...俺の思い通りに動いて当然だろう...!

【先ほどの左手を引く動作で片手剣を再び操り】
【右手を前に出す動作で、二本の目の片手剣を創造する】

【黒ローブは右手に握った二本の目の片手剣を骨に向かって切りつけようとする】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 22:21:37.97 ID:a4ZJh1hro
>>233
【その形容は、確かに語弊があった】
【ただ、ローズ自身の認識では、それがもっとも近いものだということ】
【特殊すぎる生まれ方をしたこの少女に、一般的な形容詞は、ほとんど意味を成さない】

【でもけれど、ローズは『知らなくて』も、『識って』いた】
【体温の暖かさ、知らない安らぎ。本能から漏れ出す気持ちは、ローズにとって確かで】
【それをくれたカノンの事を、ローズは決して忘れないだろう】
【今日と言う日の事を】

【目を細めて、にへへとだらしなく笑うローズ】
【毛皮を褒められる事は、同時に二人を褒められる事だと思っているローズ】
【自分の毛を通じて、カノンが二人を受け入れてくれた事が、どうしようもなく嬉しかったから、笑ったのだ】

「ほんと? ほんとにほんと?」
「…なら、よかった…」

【するりと通る髪は、ローズにとっては珍しくも羨ましい】
【猫の髪質は、毛皮とはまた違って太めで固く、一般的な女性の髪とはかけ離れていた】
【だからというわけではないけれど、心からの安堵の気持ちを示しながらも、手が離れる瞬間は、少しだけ名残惜しくて】
【終始、崩さないように気を使ったつもりだった。密かな乙女心の芽生えかもしれない】

"本当に、申し訳ない…ありがとう”
カノンさんの寛大さに感謝しつつ、それはそれとして後でお説教ですがね…。
"………うん、わかってる、しょうがないよね……ハハハ……”

【こうなってしまっては、『彼』に弁明の余地はない】
【地の底から響き渡るようなどす黒いお言葉を投げつけるベルに恐々としながら、ラインはやけっぱちに笑った】

【離れてゆくカノンに合わせてローズも立ち上がり、陸へとあがった】
【切り株の隅に、クリームイエローのへそだし袖なしインナーと、ベリーショートのカットジーンズが畳んでおいてあって】
【インナーを、タオルを干すときのように一度バフッと運動させる】
【すると、中から渇いたバスタオルが現れて、草むらに落ちた】
【拾い上げて切り株に座り、ぬれた自分の身体をそこそこふき取ってゆく】

【そういう異能を自身も行使するためか、ローズたちは驚いた顔はするも、それほど騒ぎ立てなかった】

「きもちよかったし、たのしかった!」
「ありがとう、カノン!!」
私からもお礼を。よい避暑と、ローズの情操教育になったと思います。
本当に、本当にありがとうございました。

"あの、僕からも…”
お黙りあそばせマスター。
"…はい。”

【朗らかに礼を述べるローズとベル。険のない言葉遣い…心からの感謝】
【対して、ラインはこの場での発言権が剥奪されているようで、おとなしく黙ることになった。しかたないね】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/22(水) 22:24:48.05 ID:TejDb0mE0
>>234

―――……人は肉を食うからまずいんだけどなァ

まァ食ったことない俺が言うのも何だが。。。

【疾速で空を刈り、向かうは飯屋】
【普段の彼なら抱きつかれると硬直するものだが】
【疾風の如く夜風が、彼の感情をただただ高揚させていき】

ひゃッッッほォおおおおおおおおおお!!!!!

【その結果、至極単純に】
【能力が最大限発揮され、高速で目的地に向かう羽目になった】

「ん?っとわぁ!店長!アイツです!みんな避難して―――――――!!!」

【店が目前に成った瞬間、目の前で働いていた女性が、必死に全員に呼び掛ける】
【慣れた手つきで外の客は中に入り、近くのテーブルを斜角でヴァーデッドに向ける】

【―――――衝撃!】

ひゃっはァ!ご無沙汰してまァァすッ!
赤井は大丈夫だったかァ!?ひゃははは!

【激しい爆音とともに店内に到着、同時に能力は消滅し、右手に戻る】
【ダイナミック入店、閑話休題】

【テーブルクロスのおかげでテーブルの木材は四散しなかったものの】
【こめかみに青筋を立てた先程の女性が、無言で立ち尽くしていた】

【―――衝撃。】

はゥわッ!!?

【ヴァーデッドの頭部に即座に拳骨をねじ込み、ため息をついて店に入っていく】
【周囲の客たちがこちらを見て大笑いしている、慣れているのだろう】

【とりあえず、席をとってみるのがいいかもしれない】
【―――ヴァーデッドは、気絶中である為】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 22:25:19.32 ID:Z5mqNf61o
>>238
【少女達の反応を、男は「嫌悪感」と見た】
【彼女達が背負う番号は、この様な光景を嫌悪する類の人間のものなのか】
【認識は、各個人で多いに異なる。認識の齟齬は、この場合は修正の必要はないだろう】

【白髪の少女の反応が、鈍かった理由はと言えば】

「……そうなんだよなぁ、別に出来る奴はいる。何せウチはカノッサだ。
 人殺しと破壊工作と嫌がらせのプロを集めた世界最大の集団だ。幾らでも居るだろうさ。
 その中で、あー……簡略化された手段=Hそれが、意味が有るのかどうかだよ」

「……駄目だな、上手い言葉が出て来ない。意味、伝わってるか?」

【どうにもこの少女、その理由とやらを言葉にするのに難儀していて】
【自分の意図が伝わったかを、相手に確認する始末だ】

【拘束された民間人を、都合良く助けに入るヒーローはおらず】
【二人の少女も、彼等を救う為に存在する様な、素晴らしい人間では無く】
【普通の火に全身を焼かれれば死ぬ。男の火は心を焼くもの、どっちにせよ人としては死ぬ】
【死人が幾つか出来あがった、この世界の日常の光景である】


「…………ああ、幾らか伝わりそうな言葉を見つけた」

「いやさ、他人を壊すのが好きってのは分かりやすいと思うんだ。自分の優位性を確認出来るから。
 でもお前のやり方だと、偶然持って生まれた能力を使うだけで、それが完了しちまうだろ?
 世の中の、策謀と弁論だけでそれをやり遂げる連中に比べて、達成感が薄い気がするんだよ。
 それを達成した事による、周りからの畏怖の度合いってのも」

「……そんなやり方で壊して、楽しいか?私は、そう聞きたかったのさ」

【少女の言う事を極端に短くすれば、「能力で壊して楽しいのか」である】
【この世界の中では、確かにこの手段を取るのは男くらいのものでは無かろうか】
【少女が知っている人間は、みなこう言う事≠ノ仕える能力というものは持たない】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 22:26:26.19 ID:z6/4fnqSO
>>237
うむ、自分がされて気持ち良い事は他人にとっても気持ち良い事なのだ……

【豊富な経験と実績に裏打ちされた、信頼できる技術です!】

まぁ、あまり良い年の取り方はしていないがな……

む、別に気にせんでも良いのだが…本、か……

【うーん…と唸りながら悩み】

そうだな…古い本は粗方その時代に読んでしまったし、魔術は人間の為の技術で私に使いこなせるとも思えんしな……
今更詰め込みたい知識も無いが…あっ…

『ワイクエV』……『ワイクエV』の攻略本はあるか…?
実は今途中なんだが、どうしても先に進めんのだ…古いうえにある有名ゲームのパチモン扱いでマイナーなのでな、情報も攻略本も見当たらんのだ!

【まさかのゲーム本】
【年寄りとは思えないチョイス、心は若い】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 22:32:32.76 ID:y9dZU1Ewo
>>240

煙草、煙草、…と

【少女の正面からやってきたのは壮年の偉丈夫】

【身長は180cmを越える程度。一目で鍛えられていると分かる、「自分は武闘派だ」と主張しているかのような筋骨隆々かつ引き締まった肉体】
【漆黒の背中まで届く長髪を前髪から背中へと流したオールバック。少し彫りの深い顔立ち。透き通るような水色の瞳】
【そして、額左側から口元にかけて縦に刻まれた古傷らしき傷跡と左眼の黒の眼帯。眉間に刻み込まれた皺と鷹のような鋭い目付き。無精ひげ】
【歴戦の傭兵のような、無意味に「少尉」と呼びたくなるような、整った顔立ちが、見方によっては冷たく鋭い印象を与える】
【黒のミリタリーブーツ。迷彩柄のカーゴパンツ。上は黒のミリタリーコートを素肌に羽織っている。眼帯には金糸でNo,XXX≠フ刺繍】
【見る者が見れば分かるであろう、その数字の意味】

【男が歩を進めるたびに、その大きな身体から発せられる威圧感が見えない壁があるかのように周囲の人を無言で押しのけていく】
【百獣の王のような男の行進を、進んで邪魔する自殺志願者は、どうやらいないようだ】

【小柄な少女の姿は男からしてみれば周囲の背景と同化してしまっているようで、未だ、その存在には気づいていない】
【だが、このまま進めば視界には入ってしまうだろう】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/22(水) 22:34:00.73 ID:Wxfpm4A8o
>>243
【気づけば店の上空に居たご一行。減速せずに突進していくのです】
【しっかり彼に抱きついてる彼女も、もちろん逃げる事など出来ませんので】

うわぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!!痛いよぉぉぉぉぉぉ!!

【そのまま彼と共に――落下したのでございます】
【しかしながら、言葉の割には痛みを感じていないらしく、ぴんぴんしながら店員に一礼を交わします】
【彼のほうは店の客店員諸共なじみなのでは有りますが、彼女は始めて見るのが殆どでして】
【ソレ相当に、彼の恋人なのではないか、などという議論も始まったわけです】

…とりあえず、ビールください!

【嬉しそうにカウンター席に座る彼女。ヴァーデッドは置いてけぼりである】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 22:36:05.88 ID:K9sRBLtso
>>242

【――――彼女もまた、貴女の存在を、強く感じていた
人で無い者に会うことは、少しであったが、在った事は事実であった
けれども――――……貴女との出会いは、単純なソレに、帰納はしない】

【掌に残っているのは、誰かの心に触れた後の、温もりの残香
そっと、香りを覗くと、そこに見える、儚い少女の香り
――――そして、その奥にある、二人の残光――――……】

【水面に訪れた静寂は、凪は――――乱れた月を、元の形へと戻していく
降り注ぐ月明かりが、この空間を照らすと、それはまさにシャンデリア以上にも思えるほどに
あまりにも完璧な光は、あまりにも完璧な色で、彼女達を、ライトアップしていった】


……いえ、此方こそ、良い休閑、となりました、それに、良い体験も、させていただきましたしね
ですから、それほどまでにお礼の言葉を言っていただけると、私には不相応な気がするのも、事実です
ここは、お疲れ様、と近づいて紡がれる方が、私としては嬉しいですし、相応しい、と思っているのですよ

――――……お疲れ様でした、また機会がございましたら、ご一緒したい限りです

あ、ブルーライン、貴方にはそんな権利、存在いたしません
誠心誠意、真心を込めて、謝罪の言葉を伝えていただかないと、この心の収まりはつきません


【――――……端正な、冷戦沈着そうな表情が、クスリ、と意地悪そうに微笑んで
彼女は貴方の反応を、愉しそうに感じているだろう
冗句の一種、ではあろうが、目が笑っていない気も、しないでもない……】

【彼女はそこまで紡ぐと、ふと、歩き出し、ローズの元へと歩み寄るだろう
歩くたびに、彼女の長いスカートが揺れ、彼女の雰囲気を、周囲の空間へと滲ませていって
そして、どこからともなく、新品のバスタオルを取り出すと、切り株に座った、ローズの頭から、バスタオルを被せようとするだろう
そうして、撫でるように、バスタオル越しに、手袋で包まれた両手を、置いてあげる】

【――――髪の毛を、拭いてあげるのだろうか、それはきっと、貴女の羨望の気持ちを、微かに感じ取ったから
猫の髪質を、毛並みを、汚さぬように、普段彼女が自身に為す、トリートを、貴女に施そうとする】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 22:36:38.54 ID:XDcD4xR8o
>>245
『うむ、その奉仕の精神は、とても良いものだ。
さあ、存分に吾輩の喉を撫でるといい』

【ずいっ、と体を押し付けて、すりすりとしている】
【なんだかんだで懐きまくっている。きっとキミの撫でテクのおかげだろう】

ふふ、年のとり方なんて、選べませんものね。
でもまあ、こうして生きているんですもの、死ぬよりかは大分マシだと思わないかしら?

【死ぬよりは、生きている方がいい、そう彼女は言った】
【病魔に侵されていても、死に立ち向かう強い意思が、彼女の瞳には有るのが分かるだろう】
【そして、キミの求めた、その本の注文に】

ああ、確か8ヶ月くらい前に、迷いこんできたわねぇ、その本。
パチモン臭はしたけれど、なかなか面白そうじゃないの、あのゲーム。

まあ、この店は、そういう物は無いのだけどね。

【ちょっとまってて、と言って彼女はカウンターに向き、右手をかざす】
【直後、手の元に魔方陣が生まれ、魔力が店内を駆け巡る】

えーっと、ワイクエV、攻略本で検索ワードは問題ないわね。

さて、検索開始

【検索開始、という言葉は口ではなく、魔方陣の上に右手の人差し指で書き加えられたものだ】
【直後、店内を無数の文字、探≠ニ索≠ェ店内を飛び回る】
【詳しいものが居れば、文字の持つ意味を使い魔として使役している事が分かるだろうが、魔術に詳しくないキミには分からないかも知れない】

あら、来た。
検索終了∞取り寄せ開始

【魔方陣に、再度文字を書き込み、新たな術式を開始】
【数秒後にはカウンターの上に、一冊の新品そのままの本が置かれていた】

……ふぅ、本が多いから、魔術でも使わないと見つけられないのよね。
とりあえず、これでいい筈よ、どうぞ鵺ちゃん。

【攻略本を手に取ると、キミに其れを差し出すだろう】
【帯も着いており、帯には「大丈夫?ハム通の攻略本だよ?」と不安を煽る様な文句が付いていた】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/22(水) 22:42:45.49 ID:bkxFSEzAO
>>239
【路地裏へと入ってきた女性は、やや駆け足。一体何を発見したのかと言えば、】
【金色の瞳を持つ黒猫が一匹。当然、走って接近されれば猫が警戒するのも無理はなく】

――あ、こらっ、待てっ……!

【女性の反射的な制止も、残念なことに黒猫が意に介することは全く無い】
【身体を大きく震わせ逃走体制を整えると、物音も立てずに一目散に駆け出して】
【向かった先は――和傘を持つ青年の方向。それはもう脱兎の勢いで逃げる猫、どうやら前方不注意の状態だったらしい】
【「ニャー」やら「ギャー」やらよく判らない絶叫を上げ、急な方向転換も急ブレーキも侭ならず】
【そのまま突っ込んでしまえば、猫は地面をたんとひと蹴り、青年の顔へと張り付いてしまうことになるだろう】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/22(水) 22:43:15.70 ID:Dat9WMIAO
>>246

【そんな男の存在を知っていてか、知らないでいてか、メモ翌用紙を再度確認する為に、少女は立ち止まったままで】
【男の接近に合わせて人が消え行く事に気付かず、暫くの間はぽつりと立ち尽くしたままだった】

……あ、いけませんね、買い忘れていたものが―――!!

【そして、買い忘れが有った事に気付き、慌てて振り返りながら、駆け出そうとして】
【相手の反応次第だが、そのまま、どん、と、体当たりをぶちかます事になるかもしれない】

【その場合、どちらがどんな目に逢うかは、少女の小柄な外見を見て察してあげて下さい】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/22(水) 22:45:35.44 ID:XOy0VPKh0
>>244

【悲鳴も無く、嗚咽も無く。ただ人としてあるべきモノを燃やされ、死に逝く哀れな人質】
【外道の炎はそれ自身が燃え盛るための糧をすべて喰らい尽し、満足したかのように消えた】

―――……カノッサ

【左腕を奪ったあの女が言っていたワード。それを聞き、どこかでほくそ笑む】


【―――】
【数秒の沈黙】


【どうやら少女の問いを要約すれば「能力で壊して楽しいか」】
【そう判断した男は少し考える。この能力自体は詐欺のために活用していたから】
【記憶を消すという部分が丁度良かったのだ。だから周囲からの畏怖だとかはむしろ邪魔なのだ】

そもそも、私の能力は私の仕事のために使っていてね。
カタギではない君たちには言っても構わないだろう。私は詐欺師で。
この能力はあくまで他者を壊す為の補助に過ぎない。
この能力単品で事を為すのであれば確かに達成感は薄いだろう。楽しくは無いだろう。

…ふむ。なんと言えば良いだろうか。そうだ。料理で例えよう。
素材は人間。料理人は私。そして調理器具は能力。
料理を行う際調理器具を使う事に愉しみを見出すものはいない。つまりそういう事だ。
あくまで補助に過ぎない。

【炎の腕を先端の尖った鞭のような形状に変え、心が壊れた塊を突き死体を弄る】
【死亡遊戯というものに属するが、まだ序の口にさえ到達していない】

要約すれば、私の能力「だけ」で壊すのはあまり面白みは無い。そういう事だ。
他にも壊し方があるのだろう?天下のカノッサ機関の人間よ。

253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/22(水) 22:50:22.98 ID:5GNGFsrBo
>>250


なんだ、ありゃ猫か?

【青年は奥に潜む金色の光の持ち主が猫だと知り】
【特に警戒する必要もなくなった訳ではあるが】

あんなに驚かすように走ってちゃ猫は捕まる訳が――――
ってあぶねぇっ!

【猫と対峙している状態で並の人間が真っ向から捕まえようとするのは至難の業で】
【少女から逃げ出したと思われる猫は、彼女に懐いていたという訳ではないのだろうか】
【さすがの猫もとっさの反応で遅れたのか……青年の顔面に飛びつこうとしていて】

おいおい、雨といい猫といい今日は色々とある日だなぁ!

【青年は飛び掛ってきた猫を捕まえようとして――――】
【猫が空中にいるのならば青年の捕獲行動への回避は難しいか、もし捕まえる事に成功したなら少女に手渡そうとするだろう。】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/22(水) 22:50:30.43 ID:TejDb0mE0
>>247

―――…俺はアップルジュースとボルカノ鍋でお願い

それと金はちゃんとここにおいとくから、今日は12万ぐらいでいいよなァ?

【気絶から治った少年が、赤井の隣の席に深く座りこむ】
【大きく息を吐き、胸元から札束を取り出し、カウンターに置く】
【当然修理費こみである、此処はそんなにぼったくりなわけではない】

【いつの間にか周囲は何事もなかったかのようににぎやかになる】
【―――まぁ、騒ぎ立て始めた面々はヴァーデッドが直々にぶちのめしただけなのだが】

【しばらくして運び込まれてくる、ビールとリンゴジュースと鍋、速い…】
【ぐつぐつ煮える温かそうかつ辛そうな、赤い鍋】

【レンゲでそれを掬って一口、はふはふと熱そうに飲みこんだ後】

はァ……そうだ、お前が何でそうなったのか、その理由はまだ聞いてなかったよな?

どうしてなんだ?誰かに殺されたのか…?

【ゆっくりと、語りかけるように質問する】
【真剣かつ本気の眼差しで、じっと相手の目を見つめる】

【―――あえて言うならば口元にアップルジュースのストローの先があることが、玉にキズだったが】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 22:53:07.35 ID:a4ZJh1hro
>>248
【ローズは言葉をなくして、彼女の姿を見た】
【語彙も少なく知識も足りない猫は、ただ綺麗としか言いようがない】
【だからこれは、その奥で彼女を見ていたラインの言葉なのだが】

【月光に照らされ、浮かび上がる彼女の姿は、息を呑むほど】
【プラチナを思わせる輝きを湖面が照り返し夜だと言うのに景色は明朗】
【ローズたちの主観に置ける世界で、カノンという存在が、プラチナもライトアップもその身に着ているようですらあった】
【生きた芸術…一つの魔法】

「そ、かな…うん、わかった」
「おつかれさま、カノン。ぜったいぜったい、やくそくだよ?」
はい、お疲れ様でした。また次回も良縁である事を切に祈ります。

【こういうときはありがとうと返す。そう教わっていたローズだけど、カノンの言葉には素直に従った】
【本人の意向に従う…それは、普段の『彼』の有様に近い、成長と呼べるものかもしれない、のだが…】


"…うん、申し訳ありませんでした。返す言葉もない…”
"本当は土下座したいんだけど、実体がなくて、これで勘弁して欲しい…ごめんなさいっ!!”

【やろーは女三人(うち恐妻一名)に囲まれ、平謝りするしかなかった】
【先ほど見せられた『魔法』への敬意も込めて、本気で平伏する姿が念として見えるかもしれない】
【邪心はない、無論、先ほど見た光景なんかかすりもしない、誠心誠意からの土下座】

【…それ以外の手段をとることなど、出来るはずもあるまい】
【こういうとき、男は決して逆らってはいけない。ラインはちゃんと弁えて、ひたすら謝意を伝え続けた】


「ぅ?」

【この髪質は生まれながら、というか、くせっけの極致のようで】
【ライン達がいくら丁寧に保護をしても、数日で元に戻ってしまうじゃじゃ馬だった】
【それでも、その優しい手つきにはローズも黙って、彼女の手に頭をゆだねた】

【柔らかな指使いは、肌にストレスを与えない】
【それどころか、普段よりも気持ちよくて、目がとろんと細められてゆく】
【その感触は、今日彼女が与えてくれた気持ちを集約したように、ローズの熱を冷まし、安らがせてゆく】

「……かの、ん……」

【徐々に、ローズの頭が傾ぎ始めるだろう】
【遊びの疲れが出たのか、眠ってしまいそうになる】
【それを先ほどベルが出していた手甲二つが支えた】

【カノンのトリートが終了するまで、猫は一応姿勢を維持する】
【傍らで、ベルがアイコンタクト交じりに頷いていた。あなたを信じ、一任すると】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 22:57:40.71 ID:Z5mqNf61o
>>252

「そーいう割には、不意打ちで能力の使用……ってやり方に見えたけどな?
 カップラーメンに湯を注いで、これは料理だって言う様に聞こえたんだ。
 ……ああ、気を悪くしたらすまないね。思った事を上手く伝えるのが苦手なんだ。
 でもまあ、無理に形にするとしたら……」

「そのお湯の注ぎ方じゃ、良い素材はそもそも調理が出来ないし、
 完成するのはどれも同じ味の麺になっちまうぞー……か、な?」

【相手の例えを借りて、相手より些か分かりにくい例】
【同じ味の面とは、壊れた人間の事。全てゼロにしてしまうなら、それしか生まれない】
【5だけ残したり、95に留めて少しずつ腐らせたり】
【そんな味わい方が出来ないのを、この少女は不満に思ったらしい】
【良い物ばかり喰って育つと、舌が贅沢になるのだ】


「能力だけで壊すのはつまらない、けど能力以外が介在した様子もなく。
 それとも、普通に調理をする時は、本人の力量が幾らか影響してくれるのか?」

「……残酷で有ると主張するには、ちょっとまだ優しいかなぁ……
 優しい人だぞー、って騙されてるなら面白いんだけど」

【「5人は残せよー」 死体の形状だけは、残っていないと仕事に差し支える】
【玩具遊びは程々にするように要求する、少女が言った言葉】
【それは、詐欺師が自分をだます事を、期待している様でもある】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/22(水) 22:57:56.46 ID:Wxfpm4A8o
>>254
【彼女はカウンターの上に頬杖を付きながら、彼が来るのを待つ】
【隣に座った彼に、にこっと微笑むと、運ばれてきた料理へと視線を移したのだった】
【そこにあるのは、いかにも辛そうな大きい鍋と、甘酸っぱいあの甘みが嗅覚だけで判るほどに】
【林檎らしい彼のリンゴジュース。そして、何故か注文したアルコールであった】

【鍋を素手で掴み、そのまま多少口の中へと流し込んだ後】
【隣で真剣に尋ねてくる彼に、申し訳そうな表情を浮かべながら】

「ごめんなさい……その、覚えてないのぉ…」

【ごめんね、ともう1度謝罪してから、手にしたビールを飲み始めた】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 22:58:03.34 ID:y9dZU1Ewo
>>251

【煙草を探してうろつく、ライオン男。無駄に鋭い眼光は獲物を肉食獣のようで】

――あ?

【ドン、とその胸板に軽い衝撃。少女一人がぶつかったところで、その両足が揺らぐことはなかったが】

【場に緊張が走った】
【ざわつく商店街で、その一角が静寂に包まれる】
【遠巻きに男を警戒していた人々の息を飲む声が静かに響いた】

【「やっちまった」「どうするんだ」「誰か助けろよ」「警察、とか呼んだ方がいいのかな」】
【そんな周囲の心の声が聞こえてくるようで】

【別に男は(まだ)何もしていないのだが、その風体から予想される、今後の惨劇から小柄な少女を救おうとする人々】
【周りから見れば、少女の行動は爆弾を起動させてしまったに近い】


【男は眼下にある小さな頭を、そのから流れる金色を無言で見ている】

――ん?

【唐突に漏れたのは、何か違和感のような声。何かに気づき、ちょっとモヤモヤと思い出せないなぁ、という疑問符】
【首飾りを見てしまえば一発なのだが――】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 22:59:33.72 ID:z6/4fnqSO
>>249
うむ、気に入ってもらえたようで良かった
(どちらかと言えば撫でられる側だったからな、主に…)
ふむ…ならば私の婿になるか?
そうすれば毎日撫でてやるぞ?
夏は木陰で、冬は炬燵の中でじっくりたっぷりとな……クックック…

【まさかの誘い】

うむ、まぁ命あっての物種、というからな


買ったのはまったく偶然であったのだが、これが中々………

ほう…言葉でなく文字でもって言霊を使役するか、いや、言霊というのも違うか……
なんにせよ珍しいな

【長生きしてるだけあって知識が無い訳では決してない、寧ろ知識量で言えば言葉通り生き字引、語られない歴史の裏側から今夜のおかずまで知っている】
【ただ、習得しようと思わないだけ】

おお!あったか!
すまんな、これでようやく塔の最上階へ辿り着ける……

【パラパラとめくり】

な、何っ!?そんなところ期間限定イベントだとぉ!?
お、おのれ………orz
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/22(水) 23:01:41.22 ID:6pY7cbnHo
>>241

【ぼきり、と腕ごと持っていかれた、】

おおう、こりゃひでぇや

【頭蓋骨にさっくり2つ剣が刺さっている】

生憎生物じゃないんでね、

【が、おぼつかない足取りで骨は歩いてくる】


/遅れた、ごめんなさい
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/22(水) 23:05:09.43 ID:Dat9WMIAO
>>258

うぁ、っ……。

【一方、少女はと言うと、ぶつかった衝撃で大きく身体をよろめかせて、危うく買い物袋を放り出しそうになる始末】
【それでも、こんななりでも、一応は何度もの戦いを潜り抜けてきた少女の身体は状況に的確に対応してくれた】
【僅かに重心を下に落とし、傾けて、よろめく身体をすぐに落ち着かせると、慌てて其方に向き直り】

すいません、前方……いえ、後方不注意でした。
お怪我は……無い、みたいですね、申し訳有りません。

【ぺこり、と頭を深々と下げて謝罪の言葉を口にするだろう】
【そして、頭を上げた時にはきっと、青年の視界に首飾りが入る筈であって】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 23:08:18.37 ID:K9sRBLtso
>>255

【目を凝らさずとも、姿は映る、網膜に映るのは、明確な色と形
貴方の謝罪の姿を、言葉のトーンから読み取ると、彼女は一つ、微笑を零して言葉を紡ぐ】


……よろしい、許してさしあげましょう――――これに懲りましたら、できるだけ、事態を予測し、動く事です
私などは、半裸を見られるのは……不本意ではございますが、慣れてしまっているため、そこまで動揺はいたしませんが
世の中には、怒りを覚える女性が多い、ということも事実でございます

――――お気をつけ下さい、その時に危害を被るのが、どなたか、想像がつかないわけはありませんよね?


【からかうようであった、言の葉が、ひらり、と冷たい薄氷の上に降り立った
紡がれる言葉は真剣で、触れると思わず、びくぅ、と背中を冷たくなぞるほどに
舌先で溶かせば、耳元で理解すれば、するほどに――――彼女の言葉の真意が、窺えるだろう】

【彼女にとってもまた、ローズは大切な者≠ネのであろう、か
そして、その大切な者≠ェひょっとすると、危害を被るかもしれない
――――その時に、貴方を恨まないでいられない、とは限らない、から――――……】

【思う気持ちが大きいほどに、慕う気持ちが強いほどに、ソレを失った時の反動も大きく、また心につける傷も深くなる
それを既に体験した、と言わんばかりに、彼女の瞳が、真剣な色を宿す
真紅の瞳は、泣きはらした瞳の色、艶やかな色の奥には、数え切れないほどの悲しみがあった】


……ほんの少し、私に貴女を委ねてください、大丈夫、直ぐ終わらせましょう
ですから、ローズは心配なく、落ち着いてくださいな


【押し当てるように、タオルを当てて、奥深くの水を吸わせると、撫でるように動かし、表面の水を拭う
髪の毛を揉むように、両の指を動かすと、細かい毛穴に落ちた水滴すらも、彼女の中へと飲み込まれていく
数分もしないうちに、綺麗サッパリ、と水を取りきって、しまうだろう】

【――――もし、もしもの話であるが、ローズが眠りにおちてしまえば
彼女はローズを、膝枕してあげるように、ローズの隣に腰掛け――――……そして
真剣な真紅の瞳を、白猫へと注ごうとするだろう、まるで、聞きたい事がある、といわんばかりに】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/22(水) 23:08:44.03 ID:bkxFSEzAO
>>253
【空中に躍り出た黒猫。黄金を閃かせながら、ひらり、華麗な体捌きで身を翻して――と、言うこともなく】
【実に、実に呆気なく青年の手によって捕獲されてしまう。が、どうにも人間に懐かないタイプの野良猫のようだ】
【身を捩る、四肢をバタつかせる、噛みつこうとしたり爪で引っ掻こうとしたりするなど、暴れて中々大人しくならない】

……そこのひと、大丈夫ー!?
猫が、飛び付いたみたいだけれどっ!

【一方、かの女性が青年らの元へと到着するのは、猫が捕獲されてから数瞬置いた後のこと】
【端々から水滴を滴らせつつ、青年の安否を案じて声を掛けながら、彼の正面に立ち止まる】
【そうして表情に多少の苦味を滲ませた微笑を浮かべ、】

何かごめんね、猫も貴方も驚かせちゃったみたいで……
……えっと、私に?捕まえてくれたの?

【謝罪と問いの言葉をそれぞれひとつずつ、青年へと投げ掛けてから】
【彼女は「ありがとう」と幼く笑って、手渡される猫を受け取るだろう】
【ただ、猫はこの上なく暴れる、暴れる。小さな身体の何処にこんな力が秘められているのか、想像以上に力強く】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 23:08:56.88 ID:XDcD4xR8o
>>259
『うーむ、なかなかに魅力的な誘いだが、その誘いにはNO、と返させてもらおうか。
吾輩は、もう少しこの世界を楽しみたいのだよ、飼い猫になるのは主義ではないのだ。
だからこそ、吾輩はここの店主の飼い猫ではなく、食客≠ネのだしな』

【とりあえず、勧誘は断られたようだ】
【というか、ここまで店に馴染んでおいて、飼い猫では無かったようだ】
【ちなみに、影を操って良く子子子子の代わりに買い物に行っていたりする、しかし野良猫である】

ふふ、わるいまじょ=Aですもの。
之くらいの外法は扱えて当然、そう言えないかしらね。

【くすくす、と何処か底知れない笑みを浮かべている魔女が一匹】
【キミとは、違う形の知識の塊≠ナある彼女】
【彼女が城≠ニ形容する、この店に有る書物の全てに、彼女は目を透しているのだ】
【故に、書物による情報は、全て彼女の脳内に、記憶されていた】
【経験に依るものとは又違う、百年以上で詰め込まれた書物の知識が、彼女の中にはあった】

【そして、楽しそうに攻略本を読むキミを見て、彼女も心から嬉しそうに笑いを零す】

【が】

【ぼーん、ぼーん、ぼーん】

【何処からか、鐘の音が響いてくるだろう】
【彼女は、キミの方を見て、言う】

鵺ちゃん、そろそろお店、出たほうがいい時間ね。
そろそろ、お店の場所が動く頃なのよ。

【店内の魔力が、緩やかに渦を巻いているのが分かれば、術式が自動で発動しているのが分かるだろう】
【広大な店全てを転移させる、術式。日に1度、自動で発動され、その入り口を違う場所へと転移させる物だ】
【術式の発動時間はランダムな為、今日はたまたまこの時間だったようだ】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/22(水) 23:13:14.95 ID:XOy0VPKh0
>>256

ふむ。感情、記憶を完全に燃やす事無く、か。
仕事ではないからね、どうしても仕事で抑えている部分をつい解放してしまう。
それが、作品として駄作となる原因か。一つ、学習 と言ったところか。

【それは感じていた】
【どうも仕事以外では無意識に物言わぬ人形にしてしまう】
【確かにそれでは少女の言う味の同じカップラーメンであろう】
【仕事の時は自身と会った部分の記憶と、自身への敵意などを燃やすのみに留めていて】
【趣味ではその制限を撤回し、タガが外れたようにすべてを燃やしていたのだから】

普通に調理するときは、それは、自分の力量が影響する。
尤も、今はする気にはならんがね。
仕事の時と趣味の時とは分けているのだ。そして今は趣味の時間。
それに仕事の時の雰囲気を持ち込むなんてことはしない。

【死亡遊戯をほどほどにしたらちょうど5体残った】
【ところで先ほど少女はカノッサと言った。これは腕を切り落とした女への撒き餌になるのでは】
【そう考えた。だから次の言葉は決まっていた】

ところで、カノッサ機関と言ったね。
私は、ゼーロとか言う人間の為にカノッサ機関を追っている女を追っていてね。
君はその女、ないしゼーロとか言う者を知っているかな?
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/22(水) 23:13:34.70 ID:nPrZutovo
>>260
死なないってなら....

【黒ローブは腕を持っていった右手の片手剣をもう一度横へ振る】
【狙うのは骨の足】

動けなくするだけさ....!

【もし何かしらの邪魔が入らない限り、その右手の片手剣で骨の足を砕き骨のバランスを崩させるだろう】


/構いませんよー

267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 23:17:27.57 ID:y9dZU1Ewo
>>261

ん? ――あぁ、構わねぇよ。

【少女の謝罪をぞんざいに流す男。うわぁ、意外と紳士!】

――それよりもだ。嬢ちゃん。その服、どっかで――

【少女がぺこりと頭を下げる。その動きに合わせて、ちゃりん、と少女の首元から下げられた首飾りが鳴った】
【そこに刻まれたるは、数字。ナンバー】

【記憶が合致する。そう。昔、といっても数ヶ月だが、毎日のように見ていた服】

そうか、

【点と点は線で繋がり、男の顔が歪んだ】

ナンバーズ、か。

【男は笑う。肉食獣のように】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/22(水) 23:17:51.51 ID:TejDb0mE0
>>257

――――――ッ……

そうか、まァ覚えて無いんなら気にすんなよォ?

【あの熱い辛い鍋を一気に……恐ろしい子…等一瞬驚いたものの】

【真剣に相手に対して気にするな、と返す】
【彼は、相手が気にするという行為に対して些か過敏に反応してしまうようだ】

しゃァ!俺も!

【―――何を思ったのか、少年は鍋の縁を掴む】
【ジュウゥ、と音が聞こえそうな熱気によって鍋をこぼしそうになるが】
【意地っ張りな彼は必死にそれに耐え】

【そのまま縁に口を添え】
【同じように一気に食べ―――――いや呑み込んだッ!】

【この時、赤井の分だとか相手の食べた時の場所とかは一切考えて無かった】

ッぷはァ……リンゴ!リンゴッ!!

【目を充血させ、必死に手探りでジュースのコップを手に取り】
【流し込む様にそれも飲む、美味しそうに】

【満腹といったように、お腹をさすると】
【柔らかそうな表情で、親指を赤井に向かって立てる】

―――お前は変わっちまって色々苦労や不便があるかも知れねェ!

自分が何故?と思うかも知れねェ!

だがな!どんなに悩んでも絶対に自暴自棄に成るな!諦めたり慰めたりするな!

それは…―――絶ッ対にお前の“プラス”にゃあならねェ!

【出会い頭、少年は自身の絶望に打ちひしがれていた】
【今の彼からは思いつかないほど、ひどく落ち込んでいた】

【成るな、と】

【自分の様には成るなと、そう、自身にも言い聞かせるように叫ぶ】

【周囲の客達から、オォオオ!!と歓声が聞こえ】
【どこか気恥ずかしくなり、少年は赤井に背を向ける】

それじゃあ俺は帰る!此処の勘定はすましてあるから何か頼みたかったら追加で大丈夫だァ!

じゃあな!“また”…“また”会おうッッ!!

【最後に、大きく左手を振り】
【杖を胸元から取り出し、それを巧みに使用して半ば転がるように猛ダッシュ】
【一瞬にして見えなくなる】

【ヴァーデッドにとっては、それが言いたかった、それだけの理由で】
【“この飯屋”に連れてきたのかも―――知れなかった】

/此処で終わらせてもらいますーお疲れ様でしたー
/やっぱりこの場所で終わる傾向があるなーw
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/22(水) 23:19:33.23 ID:a4ZJh1hro
>>262
"…うん、そういう事態のときは、退席する”
"もしくはもっと気合を入れて隠れてる。…僕の失態で、ローズが怒られるのは、理不尽だと思うからね”

【恐慌狂乱の思考を打ち消し、ラインも静かに冷却体制に入る】
【それがわからないほど、愚かではないつもりだったけれど、今回はそれこそ弁解の余地がない】

【…そして他にも、心当たりがある】
【ローズは純真だ。まだ。だから、守ってあげなくてはいけない】
【そう心に誓って、今日までを過ごしてきたけれど、先日少し、その意義が変わった】

【それはつまり、苛烈な宿命をローズが行くと言う事】
【せめて、自分の身は守れるよう、本格的に『鍛える』必要があるかもしれない】

【ラインが示したのは、決意と自嘲】
【ローズを受け入れてくれたカノンへの、全力での返礼を約束する】
【この子がよりよくあるために、と】



【舟を漕ぎ始めたローズは、もう半分夢の中】
【あなたが行っているケアを享受し、受け入れて、堪能している】
【言葉を持たない猫はわからないだろうが、見ていたベルは、彼女こそが姉のようだ、と感じた】

【ケアがすむと、手甲が促されるようにローズを彼女の膝へゆっくりと倒す】
【そして自分の近くに手甲を浮翌遊・待機させて、視線に答えるように対峙する】

【答えられる範囲でなら、何でもお尋ねください】

【視線に乗せて】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/22(水) 23:20:04.70 ID:6pY7cbnHo
>>266

あ、

【足がぼっきりいった】

しょーがないなー

【召喚、10体、酔い1レス】

おえっ...きぶんわるいー...

【彼の顔は真っ青である】

数でおしてやr...ゲロゲロゲロゲロ

【吐いた、汚ない】

いけ!B〜K!
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 23:20:24.46 ID:z6/4fnqSO
>>264
それは残念だ、これほどの雄は中々おらん
自身、経験がある訳ではないが、結婚は人生の墓場とも言うしな
どうせ長い生涯だ、気長に口説くとしよう

【冗談なのか本気なのか判断しにくい】
【素直に彼女の勧めに従って】

うむ、ではそろそろ失礼しよう
外に置いてきてしまった荷物も気になるところだ、烏なんかに掠められていなければ良いのだが……

【ノラを膝から下ろしがてら、本を脇に挟んで立ち上がり、笑う】

ではな、縁があればまた会おう!

【小さく手を振りながら退店した】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/22(水) 23:21:50.17 ID:z6/4fnqSO
>>271につけ忘れた


/お疲れ様でしたー
/どうもありがとうございましたー
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/22(水) 23:21:54.67 ID:6pY7cbnHo
>>270追加

【10もの骨が、特別な魔法で召喚を妨害されなければ、突っ込んでくるだろう】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/22(水) 23:22:24.29 ID:5GNGFsrBo
>>263

おとなしくしやがれ――――!痛っ!

【青年は猫を捕まえるのに成功したが、暴れまわる猫】
【青年の捕まえる方の片手は多少の引っ掻き傷がついていて】

おう、これくらい大丈夫だぜ。
おうおう、猫はこう見えても凶暴だからな、気をつけるんだぜ?

【少女の手の中で暴れる猫を見て、その凶暴さは青年の傷をみて分かるだろうか】
【人間からみると遊びで捕まえているだけかもしれないが、猫から見ると命がけな訳だろうし無理もないだろう】

傘は持ってねぇのかい?ずぶ濡れみてぇだが…。

【少女がなぜ傘もささず濡れているのか、聞いてみて】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/22(水) 23:25:39.97 ID:Wxfpm4A8o
>>268
/遅れました…オツかれさまでした!ありがとうございました!
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/22(水) 23:27:19.91 ID:Dat9WMIAO
>>267

ああ、良かった……ありがとうございますね。

【謝罪を受け入れて貰えた事が嬉しかったのか、少女は少しだけ微笑んでみせて】
【その後に続く男の言葉の真意を掴みかねたまま、首を傾げ、言葉の意味を問おうとするだろう】

確かに私はカノッサ機関のナンバーズですけれど、何か機関に用事でしょうか。
もしそうならば、罪滅ぼし、と言う訳ではないですけれど、私に可能な範囲内でなら、動かせて貰いますよ。

【そう、獣のような笑みを見せた男に対して応対する少女は、無防備で、自身を食らおうとする獅子に気付かぬ兎のよう―――に、見えなくもないだろう】
【これを認識出来るかは人次第だが、買い物袋を片手に、ただの街娘のような事をしていた少女の身体の重心の位置や、力の入れ具合は、咄嗟の戦闘行動にも対応出来るもの】
【迂闊に刃を向けたならば、決して軽くはない報復を予感させるには、十分過ぎるものだ】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 23:27:59.82 ID:XDcD4xR8o
>>271
『はは、まあ吾輩を口説こうというのなら、貢物などでは、釣れないと思ったほうがいい。
キミ≠フ魅力で勝負してくれることこそ、私としては一番嬉しいからね。
何時か、キミが吾輩の心を射止める事を、期待しておくとしようか』

【何様のつもりだこいつと言わんばかりの態度で、彼は返した】
【だが、まあキミを応援する気持ちは、十分に伝わるだろう】
【魔女は、キミのその心配に、くすり、と声を漏らして】

そうねぇ、もしかしたら、他の猫ちゃんに持って行かれてるかもしれないわね。
まあ、残っていることを、期待しておきましょう。

【ちなみに、ノラの居るところには、良く他の猫も集まる】
【先程までノラの居た、あの公園には――――ここからは想像にお任せすることとした】

はい、鵺ちゃん。
またのご来店を――――お待ちしております。

【笑顔で、彼女はキミを見送って】
【ノラは定位置とも言える、カウンターに寝そべって、尻尾をゆらゆらと動かし始めた】

ふふ……、鵺ちゃんの撫ででクタクタにされちゃってたわね、気持よかった?

『ふむ、素晴らしかった。とだけ、言わせてもらおうか』

そう、まあノラちゃんが、鵺ちゃんのお婿さんになっても、いいのだけれど、ね。
たまには、この店に遊びに来てちょうだいね?一人は、寂しいもの。

【猫は、魔女の膝にのり、その顔をぺろり、と舐めた】
【そうして、しばらく魔女は猫を抱いたまま、本を読み】
【まどろみの中で、店は移動していったのだった――――】

//乙でしたー!
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 23:28:02.78 ID:Z5mqNf61o
>>265

「……ま、本音を言えば見てる私がもの足りないのさ」

「だってそうだろう?どうやって相手の心を知り、相手の心に忍び寄り。
 何を見つけて何を思い、そして何処から相手の心を崩し始めるのか。
 使うのは?命を失う恐怖?他者が被害を受けるという事への嫌悪?利益をチラつかせる?
 どれだっていいさ、それが相手にとって最良の選択なら、なぁ?」

「綿密に、一人の人間を壊す為に秩序立てられた言葉。
 それはもう、音楽と言って差し支えないような至高至純の伴奏だと思うけどな?
 後はボーカルの代わりに被害者の声。怒りより泣き声の方が気持ち良い……あー、言ってたらゾクゾク来た」

【自分の言葉に自分が踊らされ、夏の暑さの中で身を震わせる少女】
【背筋を伝う冷たい感触は、誰が触れて生んだ訳でもなく、加害の夢想に呼び起こされた錯覚】

【少女は、一個の人格が別な一個を破壊する、それを見るのが好きなのだ】
【だから、人格の優劣関係がどうであろうと結果を生んでしまう、能力を】
【楽しい玩具として捉えられなかったのだろう】


【さて、話題が自分の楽しみから、カノッサという組織のものへと変われば】
【黒髪の少女に目配せを一つ。黒髪の少女が、白髪の少女のシャツのポケットに手を差し入れる】
【携帯電話の様なものを取り出し、操作を始めても、白髪の少女の手はズボンのポケットの中】

「……ゼーロ、なあ?どっかで聞いたよーな、聞かなかったよーな。
 生憎と私は記憶力が悪くってね、聞いてても忘れてるかも知れないなぁ……?
 思いだす為の材料が有れば、きっとあっさりと思い出すんだろうけど」

「ところでお前、私を素材にして料理出来るの?
 調理器具なんて無粋なもの使うなよー、包丁嫌いだ。指斬りそうになるから」

【この言い方は、知っている人間の使うものだろうが】
【知っているという事を余り隠さず、少女はやはり、自分を騙してみるように要求する】
【ただ、何も無く自分から情報を渡す、それが嫌だったのかも知れず】
【相手の力量を見てみたい、そんな要求を先に続いてもう一度】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/22(水) 23:36:32.42 ID:K9sRBLtso
>>269

【彼女にも言いすぎな部分もあるだろう、どちらかと言えば、口調がお叱りモードに突入しているようだ
それを彼女も気づいてか、少々、言葉を付け足した】


――――……少々、言い過ぎましたか、申し訳御座いません
つい先ほど会ったばかり、というのにこれほどでしゃばってしまいまして

普段の貴方を知らない以上、私が紡ぐ言葉は、どうしても偏った意見になりがちです
ですから、単なる世話好きの戯言、と聞き逃していただいてもよろしいです
――――ですが、この言葉が、誰の為を思って紡いだ言葉であるか、それだけは知っていただきたい、です

……私もまた、この出会いを大切にしていきたいんですよ


【少々、強気な言葉を悔いるように、ふぅ、とため息を漏らしながら、彼女は右手を、そっと額に当てて
じっと瞼を閉じて、反省の気持ちを強く、心に浮かべた――――……そして、瞼を開き、静かに虚空を眺める
誰の為、とは聞くまでも無い、紛れも無くローズ≠フ為、であろう】

【ついさっき出会ったばかりの貴女にここまで、心を傾けるのは、今までの過程が、彼女にとって、印象深いものであったから、か
無邪気に微笑むその笑顔を、そして、時折見せる、背伸びした表情を、これからも、辿っていきたい、と感じたから、か
貴方の言葉を、脳内で反復し、心に留める、貴方を信用する――――証として】

【スカートに包まれた両膝は、ふわふわの羽毛枕のように、柔らかい感触で
恐らく、眠りに落ちた貴女へと、余計な不快感は、感じさせないだろう
――――……貴女の寝顔を、愛しそうに眺めるように、視線を落として数秒、やがて顔を挙げ、言葉を探す】


……私と、あなた方はついさっき出会った程度の付き合いでして、長い付き合い、とは決して言えないでしょう
ですが、どうしても、知りたいのです、この状況についての、説明を――――……

もしそれが、私には不相応≠ネ説明であるなら、言っていただかなくとも、結構です
――――私も、子供ではございません、それを受け入れ、聞かなかった事に、いたします

私の質問は単純です、ローズの兄と、姉とは如何なる存在なのでしょうか


【切り込む刃は、紛れも無い真剣、一歩間違えれば、誰かを傷つける凶刃でもあって
それでも構わない、と彼女は言いたげに、その網膜に、一本の真剣を映す】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 23:37:31.78 ID:y9dZU1Ewo
>>276

そう、身構えんな

【相変わらずの射殺しそうな眼光のまま、気軽に話す男】

【気温に関係なく年中、羽織っているコートのポケットから取り出したのは煙草】
【頑丈さだけが取り得のような無骨でシンプルなZIPPOライターが、キン!という独特の音を響かせる】

【商店街で喫煙は…、この男にマナーを要求すること自体が無駄ではあるが】

【紫煙を吐き】

最近のオモチャの動きはどんなもんかと思ってな。

【おもちゃ≠ニいうのは、ナンバーズを含めた機関員のことだろう】
【尋ねているのは、機関の近況。何故、そんなことを聞くのか】

――知らねぇ、ってんなら、いいが

【その言葉は少女がアンダーナンバーであることを察してか】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/22(水) 23:45:05.15 ID:Dat9WMIAO
>>280

こればかりは、職業病ですから……少し難しいですね。
貴方が信頼に値する人物だったとしても、第三者からの介入も有り得る訳ですし。

……まあ、何故か人混みの空白になっているこの場所で、その心配は要らないのでしょうけど、ねっ。

【言葉を紡ぎながら、苦笑いをする少女、自分の言葉に違和感を感じたのだ】
【相手の腕が良くとも、周囲がこの状態では、不意を付くのは難しいなんて次元ではないだろう】

機関の動きでしたら、そうですね、大きな変化は、議会が廃止されて、ナンバーズが実権を握るようになりましたよ。
私としては、自ら纏まる機会を失ってしまったように見えるんですけどね、ナンバーズは個性が強い方が多いですから。

【取り敢えず一つ、最初に思い浮かんだ大きな変化点を挙げてみた】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/22(水) 23:47:35.06 ID:bkxFSEzAO
>>274
うっ、……わっ、意外とやんちゃっ――!?
うん、良かったっ、気をつけるよ……!

【暴れる黒猫、宥めようとする女性。幼子が取っ組み合いの喧嘩をしているようにも見える、かもしれない】
【そろそろ疲弊してきたのか猫は徐々に大人しくなってくるのだが、その表情は酷く不服そうである】
【そんな、疲れて濡れ衣のようになった獣を、女性は片腕で抱え、片手で優しく撫でつけながら】
【青年の片手に引かれてしまった傷を濃緑の瞳でじいと見つめて、ぽつり】

……ん、その引っ掻き傷。後からみみず腫になりそう
少し痒くなってから痛くなるかもしれない、かな
道具を持ってないから応急処置は出来ないのだけれど……
化膿したらきっと痛いわ、ちゃんと手当しておいてね?

【「痛いからね」と、やたらに痛みを強調するのだ】

【しとしと、降り続ける雨の勢いこそ増さないものの、とうとう月が覗かなくなってしまう】
【女性はふと、何の気なしに雨空を一瞥して。後からの青年の問い掛けに、再び苦笑いを浮かべて答える】

ん。そうそう、そういうこと。傘、持ってなかったんだ
降らないだろうなー、とは思ってたのだけれど。残念ながら、……ね

――あ、そうだ。さっき不機嫌そうだったのは、何か理由でも?
もしも私の見間違いだったらごめんね

【ばつの悪そうに肩を竦め、返すは肯定。どうやら特別な理由もないらしい】
【話の種に、と女性は軽く問い掛けてみる。先刻、青年が不機嫌そうな様子に見えたのには何か理由があるのか、と】

【これは余談かもしれないが――】
【雨中、真夜中、路地裏の真ん中に突っ立って会話することに、女性はあまり抵抗感を抱いていないようではあった】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/22(水) 23:51:05.13 ID:XOy0VPKh0
>>278

それは、さぞかし面白いでしょうねぇ。
楽器の代わりに阿鼻叫喚を使うとなると。ああ、実行に移せればどんなに良い事か。

【夏の暑さなどこの場では感じることは無かった】
【この会話自体寒気を催すものなのだから】
【その寒気を助長するは胡散臭い男と少女のアンバランスな取り合わせ】

(能力なしで、話術のみで、か。まぁそれもいいだろう)

【仕事の場合、9割方能力を行使している男】
【技術で成り立っているというよりも力技で成り立っている男の詐欺という仕事】
【話術に不安がある訳では無いが、錆びついているのかどうか果たして】

では、調理を始めよう。勿論調理器具など使わない。そんなものが無くとも料理は出来る。

【人間には言葉がある。感情がある】
【これらは暖かい幸せを引き出す一方で人を圧倒的な濃さで塗りつぶす虐殺も引き出すのだ】

どのように調理されることをお望みで?
素材の声を聴くことなしに調理するのは心が痛むのでね。
一流の料理人は素材を無駄にしない。
自身の技術に酔いしれることなくストイックに素材の魅力を十全に引き出すのだ。
私の独りよがりでは、調理はできないのでご了承あれ

/遅れました。すいません
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/22(水) 23:54:41.52 ID:y9dZU1Ewo
>>281

【平和なはずの商店街で、カノッサ機関ナンバーズ同士の会話が続く】
【それは、周囲に緊張感を否応無しに振りまき、災いの震源地のような印象を与え続ける】

随分と用心深いんだな

【適当で楽天家な馬鹿である男には少女のそれは杞憂に写ったようだ】

――議会の廃止…? …議会ってのは最高議会だよな?

【少女の言葉は、男の予想を超えたようで、その顔から笑みが消えた】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/22(水) 23:59:10.58 ID:5GNGFsrBo
>>282

ああ、このくれえなら慣れてるから大丈夫よっ!
こうすりゃ…完璧だ!

【青年にとっては特に気にすることのない程度の傷なのだろうか】
【おもむろに懐から徳利を取り出し口に中身の酒を含み、それを傷口に吹き掛ける。消毒のような物だろう】

そうか、まぁ今の時期不安定な天気だからな、仕方ねぇっちゃ仕方ねぇけどよ

特に不機嫌っつう訳でもねぇぜ?
まぁ雨より晴れのほうがオイラは好きだからっつーのもあるんだけどな!

【青年が不機嫌そうに見えたのは雨のせいであって】
【ジトジトしている雨より気持ちのいい晴れの方が好きなのだろう】

傘いるか?

【青年はさしていた和傘を少女に渡そうとするが、受け取るかどうかは彼女が決める事で】
【特に彼は濡れても良いという事なのだろう】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 00:00:26.22 ID:QCGHkVmbo
>>279
【確かな気遣いを見せる彼女は、間違いなく聡明】
【それに対して嘘をつくことは、憚られた。ラインが頭を振るような仕草が、念を通して見えるかもしれない】

"…いや、ありがとう。そこまでいってもらえるなら、この子も僕らも本望だよ”
"運命もカミサマも信じないけど…よかったと、心から思える”

【気にするなと返したのは、彼女の人柄が、言動から行動、先ほど見せた『魔法』から見えたから】
【それほどまでに『ローズ』を想ってくれる人物は、とても貴重だ】
【だから応える。その想いに、包み隠さない想いを】

【そのお叱りのおかげで、兜の緒が締まったのだからね、と】

【その思考は、どちらかと言うと兄よりも親寄りかもしれない】
【身近にいながら知らないローズを、ずっと想っている】
【慣れない事に戸惑いながらも、らしく寄り添っていこうとするように】



【ローズは膝の感触を、夢の中でなお堪能しているようだった】
【下半身は隣に、そこから上半身を倒して頭をおいているので、視線は外を向く形だろうか】
【暖かさが嬉しいのか、眠りながらにへらと笑う】

【ベルは、彼女の鋭さの理由を察する】
【話の流れ上、気付いているはずだ。『ラインにぃ』と『ベルねぇ』という、自分達への呼称】
【つまり、自分達の存在について問われている】

【説明するのが厄介ではあったが、彼女に対して隠し事をしたくないのはベルも同様】
【どう掻い摘もうかと頭を捻って、少しだけ間をおいてから口火を切る】

……生物的な意味で、ローズの親と呼べる存在は、いません。
様々な特殊な要因と…それこそ運命の悪戯と呼べるものによって偶発的に誕生したのが、ブルーローズです。
その身体も、一番最初はただの生きた人形に過ぎなかったのですけれど…ローズを宿した事で、本当の生命として、生を受けた。
だから、当初その身体を使っていた我々が、ずっと身近にいた。

"その中で、ラー…じゃない、ブルーベルが自分の事をベルねぇと呼ばせ始めたのがきっかけだ”
"この子は限りなく僕らに近く、それでいて遠いはずだった”
"同時に家族が存在しないローズにとって、ずっと一緒にいる僕とベルこそがそれだった”

"そして一番最初、僕はローズという命が生まれる前…まだ人形だった身体を使ってこの世界に介入していた”
"風渡る者、プレインズウォーカー、夢見る旅人…呼称は数多あれど、あえて名乗ろう”

"僕は、魔法使い(ウィザード)、ブルーライン”

その使い魔、ブルーベル。

【凪いだ風が、少し流れた】
【一同の周囲を渦巻くように、小さな風が吹いて、何処かへ駆け抜けてゆく】
【二者の…特にブルーベルの眼は、真っ直ぐあなたを見つめる。その中に虚偽は含まれておらず】
【荒唐無稽な話だが、両者は真実として語っていたのは、間違いない】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/23(木) 00:03:34.50 ID:1ONL2txAO
>>284

【そんな周囲に与える影響を考えたのか、少女は商店街の適当な店の店員に軽く挨拶をして】
【『大丈夫ですよ』と言うように、少しの合図を送ると、其処から雰囲気が緩み始め、元の商店街に戻っていくだろう】
【少女と店員のやり取りを見れば解るように、どうやらこの少女、割とこの商店街に足繁く通っているようで】

私は弱いですからね、もし不意打ちをマトモに食らってしまったら、立ち上がるのも難しいでしょうから。
だから、そうならないように、と、心掛けているんですよ。

【確かに、小柄な少女の身体は華奢に見えるだろうし、こればかりは、努力をしても、戦闘を幾ら重ねてもカバー出来ない弱点の筈だ】

其れ以外で、機関に議会なんて仰々しい物の心当たりが有りますか?

……まあ、驚くのも無理は無いと思うんですけど、ね。
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 00:04:27.01 ID:TIFxVGmlo
>>283

「どの様に?さあ?客の望みを察するのも料理人の技量、だと思うけどな?
 ……と言っても、此処までの会話じゃヒントが少なすぎるだろうし
 あんまり公平とも言えない……と、いう事で」

「一流の料理人って言うくらいなら、素材を知ろうとするのが先じゃないのか?
 素材をこれから入手するなら兎も角、そこにあるものだけで作るんだ。
 素材の性質を知って、それから客の望みがどれに近いか……探れば良いのさ」

「でも、今回は望みの部分だけ教えてやる。
 私はな、お前に快く、私が知ってる情報を教えてやりたいんだ。
 だけどカノッサの敵になるかも知れない奴に、そんな事は到底出来っこない。
 それにお前、私の部下に手を出しただろ?射殺されても文句言えない状況だよ」

【少女の所属する支部は、夜の国。支部長を筆頭として、あくどい企みを好む集団】
【この少女も御多分に漏れず、相手に何か支払わせないと気のすまない性質の様で】
【自分が受けた損失に釣り合うだけの利益を、何か寄こせとの言外の要求】


『………………たいむりみっと、用意するよ……?』

「……だってさ。それじゃ、急がないとなー。
 どうせ教えるなら役に立つ奴……って、こりゃ即物的に過ぎるか?」

【黒髪の少女は、携帯端末を操作しながら、口元を押さえた】
【目尻に僅かに浮かぶ涙。きっと、夜更かしが苦手なのだろう】
【タイムリミット。つまり、言葉を並べたてる量には限りが生まれてしまう】
【少ない言葉で、自分が「役に立つ奴」だと教えてくれ。設問としては、そんな形になるだろう】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 00:13:14.98 ID:2xYvyDw4o
>>287

【少女の和らげた空間を、男の眼がゆっくりと見渡す】

【たいしたもんだ=z

【そう、顔で笑う。この男には逆立ちしても出来ない芸当である。場の空気を和ませるなど】
【戦慄と死と闘争だけを振りまいてきた過去を一瞬、思い返し、先の少女の言葉が耳に返る】

――確かに、オモチャも個性的になったな。

【呆れのような。――だが、それは、どこか気持ちの良いもの、なのかもしれない。まだ分からないが】


最高議会が、ねぇ…、

【男は少し呆けた顔で、呟き】

まぁ、いいか。

【適当に納得した。考えるのは苦手なのだ】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/23(木) 00:14:46.30 ID:cLrMItHwo
>>286

【聡明、と彼女は形容されたものの、実のところ、彼女はそこまで知能は高いとは言えない
思考能力や判断力は優れたものがあろうが、単純な知能は、知識の積み重ねであり、それを怠った彼女には、その山は存在せず
故に彼女は、少々の時間が必要であった――――貴方の言葉を、完璧に理解するのに】

【幾度、風が吹いたであろうか、森のさざめきの残響が、すっと尾を惹いて、真っ白に消えてしまいそうなぐらい、時間をかけて
彼女はようやく、口を開くだろう、その事実に対する、答えを返すために】


なるほど……大まかな話しの流れは理解できました
あなた方の正体――――正直言って驚きを隠せませんが、そのような瞳で覗かれれば、嘘をついていらっしゃらない、というのは理解できます


【ふぅ、とふとため息が口から零れて、明確な音となった
やはり、にはかには信じられない事実であろう、聞きなれない単語が、彼女の脳裏にフラッシュバックする
辿るには明らかに重く、進むには暗い道、途中で行き返すのも、また正しい判断であろうか】

【けれども彼女は、気だるい一歩を、踏み出すことに決める
それは――――……単純なる好奇心と、明確なる意思の為
すなわち、ローズの、そして、あなた方の真意を知りたい、という意志の為】


……では、ローズはどういった存在なのでしょうか
私と同じ獣人≠烽オくは単純に人=\―――そして……予想もつきませんが、それ以外の何か


【――――恐らく、彼女の一番気になっていたのはこのことであろう】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/23(木) 00:24:01.73 ID:ihLWWpcd0
>>288

……ッククク。
それもそうだ。そして今ヒントを得た。閃きを得た。
今から料理を始めよう。そしてそれが「望む部分」と合致することを信じて疑わない。

【ヒントを得て、答えをひねり出す。悪の組織として知られている組織に所属している者が目の前にいるのだ】
【悪と言っても性質を十把一絡げには出来ない】
【圧倒的な力のみで悪を働く悪。恐怖、狂気をはじめとした感情を煽り悪を働く悪】
【自分の適性は後者。圧倒的な力こそ持っていないが、感情や都合の悪い記憶を消す】
【他者の信念を焼却する。そういった能力は扇動家として、裏で思考を張り巡らす事にこそふさわしい】
【そう考え、導き出したプレゼンテーションは―――】

カノッサほどの大きな悪の組織。
皆が皆、圧倒的な力を持っている訳では無かろう。
あくどい事を好み、扇動を好む部分もあるだろう。

【営業スマイルかの如き笑みを零し】

もし、敵対心正義感などを消せるとすれば。また、特定の感情のみを残せるとしたら。
もし、不都合な持つ記憶を消し去ることができたとすれば。
もし、正義の組織に所属する者の信念を消し去ることができるとすれば。

より良い混沌を生み出せると思うがね。精神干渉のなせる能力者は少ないように思えるが。
その少数に私は在る。そこらの凡百の兵よりも有用だとは思えないかな?
只の武力だけでは大きな悪は為せない。そこにより精密な感情操作を交えることができれば―――どうなるかはわかるだろう?

【短めとは言えないプレゼンテーション】
【自身の能力の長所を端的に述べたプレゼンテーション】
【相手がどう出るかは、不明である】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/23(木) 00:26:16.67 ID:1ONL2txAO
>>289

【ふんわりとした雰囲気を纏って、他の店にも挨拶をして、一言二言の会話を交わして、緊張を解いていく】
【そんな少女の姿は機関員から懸け離れているが、機関員として会話をするのに役立っているのもまた事実で】

【男は或る意味での、無自覚の中での、少女の『武器』を垣間見たのかもしれない】


個性が有れば良い、という訳でもないですけどねー。
個性が有り過ぎて上手く纏まっていない事実もありますし、それはそれで考え物です。

【困りますよねー、と、同意を求める声を投げ掛けて】

満足して頂けたなら、嬉しいです。
それと……私はもうそろそろ自宅に帰ろうかな、と思っているんですけれど、大丈夫ですか?
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/23(木) 00:26:20.26 ID:PDc/ju6AO
>>285
――わ、そんな治療の仕方あるのかぁ……!
それってお酒かしら、緊急時には役に立ちそうね?
何はともあれ、貴方が大丈夫って言うのならそれでいいの

【消毒方法に面喰らったみたく目を丸くする女性、表情に何やら感嘆を滲ませている】
【まさか真似しようとしているのだろうか……否、そんな訳があるまい、恐らくは】

そっか、……そうね。たまの雨もいいけれど、確かに晴れの方が私も好き!
太陽も微風も草原も、晴天の方がずっと気持ちよく感じられるもの
澄み渡る青空のもとで木登りなんて、最高じゃない?

【うんうんうん、とゆっくり大きく頷いて、女性は強く強く肯定を示しつつ。同意を求めるように問う】
【なるほど彼女も晴天を好むようだ、見た目通りアクティブな性分の持ち主らしい】
【――が、しかし。傘を差し出されると、不意に萎びたように縮こまって】

えっと、傘……
濡れちゃうけれども……いいの?

【恐る恐るそう尋ねながらも、猫を撫でる手が僅かばかり反応を表す】
【どういう理由か定かではないが、与えられるものを即座に断れない性分のようでもあった】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 00:36:04.75 ID:QCGHkVmbo
>>290
"こっちは話を聞いて割と冷静そうな君のほうがびっくりだけどね”

…でも、あなたはローズにとてもよくして頂いた。
我々はあなたを信じる。

【ベルはラインの意思をも代弁するように告げた】
【頭の回転が速く、知識はなくとも良識を備えたる彼女に応じる、最大限の礼として正直に応じた】

【この気温と湿度、おそらく今日は寝苦しくなるだろう】
【それでも風だけはいつもと同じように吹いている。汗ばむ肌から汗を奪うように】
【それが両者の思考を研いでゆく。その想いに応えたいからと、ひたすら】

【だから、在る程度率直に述べた】

…原因として推測されるのは『哲学者の卵の破片』、『人の憎悪』、そして身体が備えていた『能力』の複合です。
前者二つは、ある事情により以前の身体に混入してしまったものです。
これらは単体でも膨大な力を持ち、本来ならば即座に反転、暴走しかねない凶悪なものです。

"だけど身体に備わっていた能力は『模倣』”
"目で見る、などの手段で取り込んだ情報を、生成した魔翌力などの力の方向性を形作る性質を持つ”
"…元々、以前から想定外のことが起こる身体でね、僕が念話でしか会話できないのもそのせいなんだけど”
"破片と憎悪が混入した際に変な動作を起こしたらしくて…それらを元に『命』を模倣して、作り出してしまったらしい”

【若干曖昧に締められた結論は、それがまだ仮説に過ぎないことの証か】
【ベルは少し沈んだ顔をして、無意識か右手で顔を洗った】
【目が曇っていたのは、その性質に思うところがあるかなのかも知れない】

力の性質を改変する能力、と考えていただければ結構ですので、
ひょっとしたらこのままでも問題ない、かも知れませんけれど…。
実のところ素性が素性なので、私とマスターの二人係で、その暗い魔翌力を制御している状態です。

"今後の指針としては、その中の扱いきれない負の部分を、ローズ自身を損傷させないように切り離す事”
"でなきゃ、ローズ自身に命として完成してもらって、自力で制御する手段を覚える事”

【すなわち、成長するまで育てると言うこと】
【根本部分は爆弾だが、それがどうなるかは、結局のところローズ自身に掛かっている、と言う事で】
【膝の上で寝息を立てる蒼い猫は、そんな素振りを一切見せない】
【まだ、幼い猫のままだ】


"…この前、さ”

【話を終えて、ラインが唐突に切り出した】
【友達に内緒話を切り出す学生のような口調は、ちょっとはかなくて、少しだけ柔らかい】

"ローズがね、友達を助けたい、って、言い出したんだ”
"今まで、望みと言えば自分が生きるとか、楽しいことがしたいとか、そんなことばかりだったのに”
"…初めて、誰かを助けたいから、協力するって、言い出したんだ”

【少しずつ、先ほどまでの事務的な口調から外れた言葉遣い】
【本人は決して、明確に口にしないけれど、】

"…成長してるんだなって思った”
"この爆弾娘は、このまま迷惑掛けっぱなしで終わるのかなって思ってたけど、そんなことなくて”
"……信じたく、なったんだ”

【この魔法使いは、ローズの事を想っていた】
【不安でいっぱいだったけれど、成長を喜んでいて、一喜一憂して】
【まるで―――――】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 00:42:15.79 ID:TIFxVGmlo
>>291
【信念を圧し折るなら、武力と謀略の鉈に、言葉のナイフ】
【言葉を武器として名を知らしめた、とある能力者を上司に持つ少女は】
【そういった考えを、比較的深い位置にまで植え付けられていた】

【男は、言葉と言葉の争いを無意味な物として、一方的にそれを完遂する能力者】
【少女は、どう受け取るのだろう】

「……ああ、その考えで流行った玩具が有る。酷いもんだった。
 ああ、もしも信念なんてものを圧し折れたら、面白いだろう。
 だけど正義の信念ってのは、能力なんて労の要らないもので消して良いとは思わないね。
 それは信念を否定するだけの出来事を演出し、言葉で叩き伏せて漸く折っていいんだと思ってるんだよ」

「私の想う理想に、お前の能力は驚くほどに合わないんだ。それは、可能性を否定する。
 大敗を機に指揮官になった奴も居れば、勝ち続けた事で策略家として花開いた奴もいる。
 だけどそいつらの共通点は、勝つ為に頭を悩ませたことなんだからさ。
 勝つ為の方法を考えず、結果としてどうするかだけ考えるんなら……
 そりゃ、動かない的に銃弾打ち込むような気分を味わえるだろうよ」


「……さて、それを踏まえて」


【精神に干渉し、相手を壊す事で物事を有利に進める。きっと正しいやり方なのだろう】
【だがこの少女は、能力という『楽な方法』を選ぶ事を良しとはしなかった】
【相手を壊すのは、能力ではない。一個の人格が身に付けた技術でなければならない】


『……≪No.696≫ゼーロ・ウィオラーケウス。
 ……宮下っていうのが……仲間入りしたって、書いてる……』

「あー、あの氷の国の……って事はやっぱり気狂いの一人か?確か卵どうこうの奴だろそれ。
 あの支部かー、支部長が良く分からない奴だからなー……
 ま、割と好き勝手出来る支部らしいし、卵≠ナ苦しみながらも楽しんでるんじゃね?」

【然し、少女二人は、自分達が確認出来る限りのゼーロ≠フ情報を、相手に渡した】
【ゼーロという名の人物の、何が必要なのかは分からない。だから、見えたもの全てだ】
【別な言い方をするなら、これしか分からないという事でもある】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 00:44:00.66 ID:2xYvyDw4o
>>292

纏まらない、か

【ナンバーズは戦闘集団。機関の兵器にして凶器。――そう、男は認識している。だからこそ、ナンバーズとなった】
【剣は敵を切り裂くためにあるのだ。どれだけ優しく肌に当てても、剣は触れるものを傷つけることしかできない】
【何故なら、それは、そういうふうに作られたものだからだ。切り、刻み、刺し、殺ぐ。それだけの為に作られた】

【男はそう思う。だから、自分も機関の兵器にして凶器であろうとしてきたし、しているし、これからもそうでありたいと思う】

【目の前の少女はどうだろう】

【それは新しい形なのかもしれない。古い剣は、もう、使い物にならないのだろうか。時代は変わったのだろうか】
【男は自分でも気づかないうちに不安を感じていたのかもしれない】

【意思を恐怖で支配し、兵を纏める方法は、古いのか。――考えるのは苦手だ】

【男は思考を中断し、少女の同意を曖昧に濁した】

――ん? あぁ、悪かったな。もう大丈夫だ。

【少女の申し出を断る理由もない】
【たまたま寄った商店街で、たまたまナンバーズに出くわした。機関の近況を聞けたのはラッキーだった】

【男は大分、短くなった煙草を、指先で弾く。圧倒的な力を加えられたソレは、パン!という甲高い音と共に、文字通り、木っ端微塵となった】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/23(木) 00:46:15.26 ID:BPW2A2hEo
>>293

おうおう、オイラは少しくらいぬれても大丈夫だから気にしなくていいんだぜ。
ほらよ

【和傘を差し出すだろう。たとえ濡れても風邪を引く程度である。】
【大人よりも子供のほうが風邪の治りが遅いとの事も踏まえての事だろう】

おう、酒だぜ。
雨が降ってなきゃ高い所から夜空を見ながら飲むんだけどよ。
そりゃそうだ、晴れが一番気持ちいいもんよ!
木登りもいいねぇ、酒も旨くなるもんだ。

【あいにくの雨、機嫌が悪いと感じられたのもここから来ているのかも】
【普段なら気にでも登って飲んでいるのだろう】
【飲んでよし、消毒してよしの一石二鳥と言ったところか】

そういや、夜もおせぇことだしそろそろ家に帰った方がいいんじゃねぇのか?
雨だけどゴロツキがいやがるからな。

【夜の路地裏は危険。たとえ雨でもガラの悪い奴はいるかもしれない。】
【特に少女なら――――危ないはずである。】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/23(木) 00:55:21.84 ID:cLrMItHwo
>>294

【貴方の言葉に、軽く弁解をしたくなったものの、それを飲み込み、飽和の彼方へと送る
冷静、というには少々逸脱しているものの、確かに取り乱す様子は見せないだろう
――――それはきっと、ある程度の予想はしていたから、か……もしくは、事の重大さを理解していないからか】

【話を聞きながら、彼女は視線を、眼下の子猫にへと落としてみる
そのまま世界から切り取って、自分の家に飾りたい、と感じてしまいそうなほどにその寝顔に心揺らされて
寝息をたてる、その声を、子守唄のように、聞き入れる】


……なるほど、随分と――――重く、苦しい運命を、背負っているのですね
話を聞いて、全を理解できるほど、私の知能は優れては居ませんが
――――それでも、会話の断片を切り取れば、彼女の存在の奇跡は理解できましょう


【思わず、彼女の右手が、幼い子猫の頬を撫でようとするだろう
腕の中で、彼女の中で眠る、その姿に、心奪われそうになりながらも、その奥にある運命を、微かに透けて感じる
それは、あまりにも重く思えた、こんな、幼い貴女が、背負うには】

【だから、こそ――――であろうか、貴女の側には、頼り甲斐のある、二人がいて
一人で背負うには重過ぎる荷を、分け合い助け合い、背負っていく
――――……羨ましい、そう感じるのは、何も特別なことではない】


まるで――――両親のような言葉ですね……少し、いえ、とっても、ローズが羨ましいです
こんなに娘を思う両親がいらっしゃるんですもの、例えその先にどんな困難があろうとも乗り越えられる筈でしょう
それが親の役割であり、使命なのですから――――……


【口から零れ落ちる言葉は、ため息のように、心から直接出てきた、音
声のトーンが静けさに響く、ソプラノの旋律が、今にも泣き出しそうな音で奏でられた
隠そうとしても、口を押さえる小さな両手から、堪えきれない感情が漏れてしまいそうで】

【――――どうしても、羨ましく、そして、ねたましく、思ってしまう】


……あら、もうこんな時間ですこと、随分と長い間、ここに居ましたね
そろそろこの場を後にすることになさいましょう、ローズに是非、よろしくとお伝えいたしてください
それでは――――おやすみなさいませ


【彼女は、ローズをそっと、膝の上から下ろすと、切り株から立ち上がり、貴方方に背を向け、森の中へと歩き出すだろう
夜闇に紛れるように、その背中は、直ぐに消えていくに違いない】


/乙でしたー愉しかったぜー
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/23(木) 00:56:36.99 ID:ihLWWpcd0
>>295

【相手の言葉で然りと理解した】
【どうやらこの男と少女は致命的なまでに価値観が合わない】
【水と油どころではない。恐らく能力行使を絶対否定するだろう。男の存在自体否定するだろう】
【だからこそ、笑みを浮かべる。価値観が合わないのはこちらも同じなのだから】
【どうも正々堂々というのが嫌いなようだ。改めて知った自分の嫌いなモノ】

………。
なるほど、機関の人間でしたか。
道理で、カノッサを憎んでいた訳だ。クククッ、合点がいった。

(にしても卵?何のことだ?おそらく何かの苦痛を代償に何かを得るものか?)

【聞きなれない言葉に内心で思考を張り巡らすがどうも答えに行きつかない】
【だからそれも知る必要があるだろう。左腕を奪ったあの女に絶望を与え、それを以て最高の作品に仕立て上げるために】

一つ聞く。私はカノッサには不要かね?

【恐らく返事は―――決まっているだろう】
【この少女の思想に影響を与えた者が上に居るのであれば、自分は完全にイレギュラー】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 01:05:15.59 ID:QCGHkVmbo
>>298
【命に罪はない】
【言うのは簡単だが、ローズはいろんな意味で規格外だ】
【素体から誕生経緯に至るまで不安だらけで、ともすれば他者に害為す存在にもなりかねない】

【それでも、】

【なでられた瞬間、猫はフフフーとくすぐったそうに身体をよじった】
【多分太ももに髪がちくちく刺さるような、小さな痛みがあるだろう】
【でもそれは、姉のようなカノンの柔らかさを喜ぶ一心で】

【カノンが立ち去ろうとする瞬間、手甲がローズの身体を持ち上げ、その後切り株の上におろした】
【騎士鎧向けの強固なガントレットだが、その手つきは優しく、壊れ物を扱うようで】

"カノン。またあおう”
"ローズの事が一段落して…いや、いつでもいい。今度は君の話を聞かせて欲しい”

この身体が模した命は、きっと今までであった誰かによって形作られたもの。
あなたもローズと関わってくれたことが、きっとこの子に意味あるものになったから!

【消え行く背中に、二者は叫ぶ】
【ローズが慕う彼女に、ローズを想ってくれた彼女の痛みを知りたい】
【二人はそのとき思った。それこそが、きっと彼女の想いに報いる手段なのだと】

【横になっていたローズが身体を起こした】
【ベルが背中に乗って、二人は揃ってカノンが消えたほうをしばらく見つめるだろう】

【その目は、蒼】
【魔翌力によって闇の中でなお輝く、海より深く空より遠い蒼穹】
【暫し見つめて、瞑目した猫たちは、空を見上げた】

【これからきっと、あつくなる。】


//お疲れ様でしたー!
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 01:08:20.47 ID:TIFxVGmlo
>>299

「ウチの支部には要らない。昼にも合わないだろう、星は知らない。
 水だったら大概は扱いこなす。氷なら、お前は歓迎されるだろうね。
 今のカノッサ、支部の特色は結構支部長に左右される所が有る。
 支部長がそーいうの好きそうなのは、やっぱ氷だろ」

「……どっちのやり方が正しいか、短期で客観的に見りゃ多分そっちだ。
 面倒なこと考えないで、正義の味方全部廃人にすれば勝ち。楽なこった。
 でも長期的に考えると……それ、不毛なんだよな」

【個人的な好悪を抜きにすれば、男の力は寧ろ有用】
【但し、誰かの完全な制御化に置いた上で、と但し書きは付けられる】
【それは、『如何にも残虐非道な』行為を好むものに、広く受け入れられるだろう】
【カノッサ機関に相応しい能力、と思えた】

【だがそれは、そこで進歩を失う危険を孕んだ毒薬】
【毒蛇の子飼いの蛇達が、己の毒の代わりに用いるべきではない】


『……………ねむいー』

「ああ、悪い悪い、そうだな……
 ……カノッサを追う女なんて何千人もいるだろうし、そっちは知らない。
 ゼーロって奴の事は、今話したので全部だ……それで、満足か?
 味付けはそこそこだが、甘い物好きに唐辛子は合わなかった、ってとこだよ」

【黒髪の少女にシャツの裾を引っ張られ、そろそろこの会話を終わらせようとする少女】
【料理の例えをまだ継続して、相手への評価を完了すれば】
【後は、使えなくなった部下の代わりを、確保する為何処かへと向かっていくだろう】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/23(木) 01:19:44.01 ID:ihLWWpcd0
>>301

ふむ…では氷か水の国の支部とやらに顔を出しに行くとしようか。
出来ることならばこの遭遇を最後にしたいものだ。お互い。
また会うとすれば、穏便には行かないと思うからね。

【ここでも胡散臭い笑みを作り、見せる】
【ただ、二度と会わないことを願ったのは本心】
【今はこらえているが、次会ったときは完全に燃やしてしまいそうである】
【完全に、そう完全に。記憶も信念も感情も。すべて燃やしてしまいそうである】
【反吐の出る、そして1ミクロンたりとも理解できないその思想】

おや、甘党だったか。
もし次があったら甘いものを用意しよう

【自身の出したごみを振り返ることなく男はその場から去っていく】
【次なる目的は水か氷の国の支部に顔を出す事】
【そして―――ゼーロという者を「モノ」に変える事】

/絡み乙でした!
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/23(木) 01:22:38.60 ID:PDc/ju6AO
>>297
……ん、じゃあ……ありがとう
ひとの厚意は、受け取るべきよね

【そう呟いて、女性は和傘を受け取りながら黒猫を足下に放してやる】
【解放された黒猫は瞬間、疾走を始め。今度こそ路地裏の奥へと去っていく】
【三度、黄金が閃くことはない。彼は青年らの方向を振り返らなかったのだ】

高いところって見晴らしが良いし空気も澄んでいるもの、ね
それこそ『世界が見える』って言ったら大袈裟だけれど、視野が広いのは本当に心地がいいことだと思う
美味しさや楽しさもひとしお、ってところかしらね

【「本当にお酒好きなんだ」と微笑みながら、示すのは矢張り同意の言葉】
【彼女には何処かイエスマンの気があるのかもしれないけれど、】
【『晴天』と『高所』を好む点に関しては、彼女らは気の合う同志であることに違いない筈だ】

【それから青年の提案に、気丈な笑顔を浮かべてみせて、】

うん、そうね。そう言えば帰宅途中だったのよ、すっかり忘れてたわ
……もしも貴方がその“ゴロツキ”だったら、どうしようかな

【――なんて、場合によっては危険を招きかねない冗談を事も無げに言ってのける】
【これはまあ良くも悪くも相手への信頼の表れであるのだろう、その証拠に女性は笑顔を絶やさないまま】

じゃあ、そろそろ帰ろうと思うけれども
せっかくだし、最後に貴方の名前を教えてくれる?
私はシャロームって言うの、よろしくね

【簡単な自己紹介を交え、シャロームと名乗る女性は青年の名を問うた】

【別れの時刻も、もう間もなく訪れようとしている】
【降り続ける長雨はまだ止まなくて、しかし徐々にその勢力を弱めつつあった】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 01:27:50.81 ID:TIFxVGmlo
>>302

「……別に、お前に出くわした所で……
 私や他の連中が、燃え尽きるとは思えないんだけど、な。」

【最後に付け足された言葉が、真実なのかも知れない】
【何の苦労も無く、能力で外から突くだけで壊れる】
【そんな能力者しか居ないのなら、世界は数段平和だろう】
【良くも悪くも厄介者揃い。炎に飲まれて、尚も笑っている者もいるに違いない】

【そしてその中に、自分達も含まれるだろうと】


『………ねむいー……』

「分かった分かった、帰ってからだぞ?担いで行くのはちょっと大変なんだから……」

【二人の少女もまた、その場を去って行った】


/お疲れさまでしたー
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/23(木) 01:34:28.99 ID:BPW2A2hEo
>>303

お、行っちまったみてぇだな―――――。

【彼は猫が暗闇へと消えていくのを見て…気配は既に無くなった様】

そうだな、たけぇとこにいると世界の見え方が違うってゆうかな。
お天道様にも少しばかり近くなるから良いこともありそうだしよ!

【高い所は太陽に近い、太陽の日の光を浴びれるということは健康に良い】
【地上と違った景色が見えるのもさぞ彼らにとっては良い事なのだろう】

オイラがゴロツキねぇ……。
まぁゴロツキやる程腕っ節は強くねぇよ。はははっ!
オイラかい?獅子堂 輝天てぇんだ。
シャロームって言うんだな?覚えとくぜ。

【彼はゴロツキである事を否定して、彼女の名前を聞いた後自分の名を名乗って】
【そろそろ終わり行く会話に連れられるかのように青年もまた立ち去ろうと。】

じゃあな、今度会うときは猫につっかからねぇようにな!

【別れの言葉を少女に言い放った後、青年は印を組む】
【その刹那―――無数の桜吹雪が彼を取り巻くように現れ、それが美しく散って】
【その近辺にはもう青年の姿はもう無いだろう。】

//お疲れ様でしたー!
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/23(木) 01:56:55.47 ID:PDc/ju6AO
>>305
うん。……お天道様っていうのは、本当に。

【――感慨深そうに、溜息をひとつ】
【健康に良いのは身体面だけに限らないのだろう、多く太陽が崇拝されるのも頷ける話だ】
【或いは、天上からほぼ等しく地上に降り注ぐ『陽光』という存在は、無意識に生物が求めるものの一つであるのかもしれない】

――獅子堂 輝天。輝天ね、私も確かに覚えたわ
ええ、今度はもっと控えめにアプローチしてみる!じゃあ、またね

【散りいく桜吹雪と去りゆく輝天を見送ったシャロームは、ふと傘を傾けて天を仰いでみると】
【千切れた雲間から、再び現れる月影。以前よりその姿を多く顕して、地上に優しく月明かりを注ぐ】
【踵を返して水溜まりを飛び越えながら、彼女は帰路へと就く。――どうやら、明日は晴天になりそうだ】

/夜遅くまで有難う御座いました、お疲れ様でしたー!
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 06:15:23.00 ID:WxRxNItmo
>>270
(やっぱり...それ程硬く無い....)
【黒ローブはそう思いながらバランスを崩している骨Aの頭を踏み潰し、骨Aの持っていた剣を引き抜く】

さぁ....ってと...どうしようかな...
【いちいち一体ずつ相手をしてても時間がかかるだけ...と言いながら、骨達とその向こうの青年を見る】

(....やってみるか....!)
【何か活路を見つけ出したようだ】

【手の二本の片手剣を数秒の時間差をつけて投げる】

【投げる方向は二本とも青年の前にいる骨だ】
【青年が何かしなければすぐに骨をを砕くかもしれない】

【そして、砕く事に成功した時、後から投げた二本目の片手剣が青年に飛んで行くだろう】

/申し訳ない..寝落ちしていた
/一応、返しておきます

308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 17:00:52.88 ID:VSh1qowjo
【街中】

(街中は暑いな……あの国に居ると暑さと言うものを忘れてしまうが)
(嗚呼──そういえば、宮下正次に『卵』の事を聞くのを忘れていた)

【櫻国の民特有の黒髪を、赤い髪紐で縛ってポニーテールにした女性が歩いていた】
【紺色の小袖と袴という質素な格好に身を包んだ彼女は、瓶覗色の羽織を纏い】
【其の左腰には、漆塗りを施された鞘に収められた刀が提げられていた】

……わらび餅、か
あいつへの土産には丁度いい。──いや、返って身体を冷やすかな、氷の国では。

【ざ、ざ、ざ。地面を擦るようにして歩いていた彼女は、とある露店の前でぴたりと足を止める】
【露店の売り物はわらび餅や冷やしたきゅうり。夏の手前の今の時期。ふと食べたくなる食べ物で】
【赤い髪紐を微かに揺らし。仏頂面に僅かな笑みを浮かべて彼女はそう呟いた】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 17:16:13.92 ID:E6Ismh/Oo
>>308
【路地裏から、ふらふらと現れる人影が有る】

【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿で】

【髪は、黒ではないが。その顔立ちから、櫻の出身と分かるかも知れない】
【虚ろな目で、口をぶるぶると、動かしている】

―――路銀……が……、腹が………………っ。

【周囲をきょろきょろと見回しながら、キミの方へと歩いて行く、が】

【ば た り】

【真っ赤な髪の彼女は、真っ青な顔をしてキミの目の前で倒れこんだのだった】
【そして、直後】

【ぐぅぅうぎゅるるるぐうぅぅうぉぉおぉぉぉぉおぉんっ!】

【腹がものすごい勢いで鳴っている】
【之ほど推測しやすい、倒れた理由も珍しいだろう】
【少女は、キミを見上げるようにして、口を開く】

……何か、一品でいい、一品でいいから奢ってくれないだろうか……!

【凄まじく、縋る様な調子である】
【そして、彼女の体の文様からは、哲学者の卵の気配≠ェ感じられるだろう】
【もし、キミが機関とのつながりを持っているのであれば、気づくことも可能であるかも知れない】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 17:30:20.50 ID:VSh1qowjo
>>309

【最初は、人影の事には意識すら向けていなかった】
【或いは視界に入ったかもはしれないが、特別な感情を抱くことすら、なかった】
【街を往く通行人。そこに僅か視線がいったところで、数瞬後には忘れているものなのだ】
【故に、全く持って彼女は真紅の相手を見る事は無く──】

…………、…………。

【聞こえたのは、地を揺るがすが如き轟音。所謂腹の虫】
【其れには流石に興味を惹かれたのか、或いは別の理由でか】
【涼物を売っている屋台から赤き少女へ、黒き視線を向け】

【まるで相手を観察するが如く、数秒ばかり其の赤を眺め】
【彼女から発せられる気配には、明確に「哲学者の卵」のものだと気付くことは無かったが】
【其れが善からぬ物である事と、どこかで知った気配というのは悟り──】
【それでも、まずは目の前の「コレ」の空腹をどうにかしなくてはと思ったのだろう】

……胡瓜、では足りんだろうな。
5本程度なら買えぬ事も無いが、流石に胡瓜ばかりでは舌も飽きよう。
親父。胡瓜を二つ、わらび餅を……、4つ。一つは別に、袋に包んで頂けるとありがたい。

【──今しがた浮かべた微かな笑みは、既に消え】
【感情の分からぬ仏頂面。それで店の店主へ声をかける】
【一つは別に、ということは。この浪人のような風体の彼女もまた何かを買おうとしていたところだったのだろう】
【袋に包むのを望むと言うのは或いは、誰かへの土産へするつもりだったのかもしれず】

【そうして。屋台の親父から商品を受け取り、多くは無い代金を払った後】
【何も言わず、倒れた彼女の前でしゃがみこんで】
【冷えた胡瓜を二本と、紙コップにいれられたわらび餅数個×3つをひょいと差し出すはずだ】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 17:38:15.86 ID:QCGHkVmbo
【運動公園】
【街のはずれには、広大な土地を利用した運動公園がある】
【一般人がジョギングしたり、はたまた学校をサボった学生が暇を潰して遊んでいたりと、利用法は様々ある】
【自然を利用しているためちょっとした林があり、時間帯によってはかくれんぼにいそしむ子ども達の姿もあったりする】

【が、とある一角だけは一般人が近寄らない】
【木々の密度が上がり昼間でも暗く、時折異音がしたり爆発したり入ったら出られないとか、そんな話がまことしやかに流れる場所】
【能力者の修行スペースにはもってこいである】

【そんな鬱蒼とした森林の中、今日は木々が時々振動していた】
【誰かが鍛錬でも積んでいるのか、どしん、どしん…と音がする】

【林を掻き分け進んでいくと、中腹ほどに一つの姿がある】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕は、観察すればわかる程度に鍛えられている】
【特に左腕の下腕部にぐるぐる巻きにされた包帯も手伝い、武闘派の印象を与えるだろう】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【胸元や腰周りの曲線が性別を明確に主張するけど、なぜか少女と呼ぶことを憚られる雰囲気があった】

【不良少女は、ひたすら眼前の木に正拳を打ち込んでいる】
【その痕は正確で、同じ穴に寸分狂わず放たれていることを、見れば判るだろう】
【ボチボチ中腹に至るその穴は、不良少女の膂力か修行時間の長さを印象付けるはず】
【右手の拳は、赤くなるに留まっていた】

【さて、黙々と修練を続ける不良少女だが】
【この区画、散歩コースやジョギングコースに近いため、時折通りがかるものが怯えてさっさと遠ざかってしまう】
【つまりしこたま目立っていた】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 17:43:50.77 ID:E6Ismh/Oo
>>310
【じっ、と此方を眺めるキミを、彼女は見つめ返す】
【淀んだ真紅は、しかしながらその奥に決して侵されぬ火を宿しているようだ】

……た、たのむ……。

【相手の静かな気配に、奢ってくれるか心配に思ったのか、そう言葉を足して】
【しかしながら、キミが、屋台の方を向き、注文を始めたのを目の当たりにして、童女の様に顔を輝かせた】
【今の彼女は、空腹により、唯でさえ死合∴ネ外では回転の悪い頭の運動が止まっている】

【そして、キミが商品を受け取り、此方の方にしゃがみ込み、胡瓜とわらび餅を差し出したノを見て】
【にこぉっ!どころか、に゛こ゛ぉ゛っ゛!と言うくらい、なんというか心からの笑みを浮かべて、それらを受け取った】

【まず、胡瓜を一本】

あむぅっ!!

【一口。一本そのまんま口に放りこんで、ばりばりむしゃむしゃと咀嚼】
【口の中に広がる、良く冷えた胡瓜のみずみずしさが、熱さに火照る体を冷やしていく】
【胡瓜を食べ終わり次第、わらび餅をまず紙コップ一つ分口の中に放り込む】

はむっぅぅ!

【黒蜜ときなこの味、そしてわらび餅自体の優しい甘みを、舌に感じる】
【そして、涼やかな感覚、季節感をその味に感じ、遠き故郷をその味の先に見た】

【後は、ゆっくりと、と言っても他の人の十数倍以上の速度で其れらを平らげていき】

【最後に残った胡瓜を、名残惜しそうに見て、ばりぼりとかじり、食べていった】
【夢想するは、かつて、祖父と一緒にこっそり畑から取ってきた、胡瓜の味】

【そうして、彼女はそのすべてを合計して2分で平らげて、正座をしてキミの方を向く】
【ぱんっ、と勢い良く手をあわせて、すっ、と頭を下げながら、口を開く】

御馳走様でした!そして奢ってくれてありがとう!

【その礼は、とてもきれいなもので、感謝の感情が強く込められているのが分かる物だった】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 17:55:49.94 ID:TIFxVGmlo
【水の国の、とある街】

【豊かな水源を持つこの国の例に漏れず、この街も】
【夏が訪れれば、住民は川にまで出向いて涼を取って楽しむ】
【街を二つに分けるように、南北に連なる、この街の象徴】
【異変は、その川に起こった】


【かれこれ三十分程前からだろうか。川の水が、突然に赤く染まったのだ】
【街に住む老人すらも、この様な自体を経験した事は無い】
【水遊びをしていた子供達は、怯えて家へと転がり込んだ】

【赤い水は、幾らか色が薄まって】
【然しまだ赤であると判別出来る程度に、街を通過して行く】
【上流に有る水源を、確かめに行く勇気の有る者はいなかった】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 17:55:50.11 ID:VSh1qowjo
>>312

(──櫻は、立派に育っただろうか)

【渡した食料を、清々しいまでに勢いよく食い滅ぼしていく相手を見て】
【ふと女性は、そんなことを思考した】
【もう随分と長い間帰っていない、永遠に櫻の咲く故国】
【其処に遺した何かについて、彼女は刹那の思いを馳せ──】
【ぼんやりと見つめた赤い髪。其れを別けるかのように生えた二つの異物が、視界に入り】

……、もう食べ終わったのか。
まぁいい。旅は道連れ、世は情け。祖国の諺だ。
或いは──同郷であるのかな。

其れにしても、鬼が行き倒れるなどと言う話は余り聞かぬな。
餓鬼にしては随分と幸福そうに笑う。礼儀正しい妖というのも、珍しいものだ

【最後に手渡された、土産の袋を片手に持ち】
【ゆらりと赤い髪紐を揺らして彼女は立ち上がる】
【角の生えているものならば鬼だろう。そんな安易な考えの元】
【妖の種類としては、目の前の少女は一体なんだろうとそう考え】
【感謝の気持ちに対しては、遠回しに「気にするな」という趣旨の言葉を向ける】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 18:03:15.37 ID:E6Ismh/Oo
>>314
【そして、きれいな動作で彼女は立ち上がる】
【何らかの武道を納めていないと出来ないであろう、体幹のしっかりした物だ】

ああ、一応は同郷という事になるだろう。
いやはや、本当に感謝している、之で3,4時間は命を繋げそうだ。
其れまでに路銀を見つけなければな……。

【路銀を見つける。そう彼女は呟いた】
【要するに、財布を落として何も食べれなくて死にかけていたようだ】
【さらに、これだけ食べておいて、3,4時間程。燃費が悪いにも程がある体である】

いやはは、元々は鬼ではないからな。
剣客として旅するうちに、死にかけて気がつけば鬼になっていたんだ。

【頭の角に汚れが付いているのを不快に思ったのか、手で汚れを拭う】
【ぷるぷる、と体を震わせ、擽ったそうにしているあたり、敏感なのだろう】

【そして、剣客という言葉からは、彼女がやはり、櫻の出身である事を伺わせ】
【死にかけるという言葉からは、伊達や酔狂で剣客をしているわけではないことを分からせる】

【彼女は、紅玉の瞳を細めて、キミの腰の一振りを見定めるようにして】

キミも――剣客か。
中々良い子を持っているじゃぁないか。

【からからと、妖気溢れるというのに邪気の欠片もない笑いを上げる】
【妖怪という印象からは、完全にかけ離れたものに見えるだろうか】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 18:11:37.87 ID:E6Ismh/Oo
>>314
//すいません、洗い物してくるので、少し返信遅れます!
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 18:20:49.94 ID:VSh1qowjo
>>315

──随分と、空になり易い腹を持っているようだな。
最も、鬼だからという理由であれば其れは其れで納得は出来るが。

【呟きに対しては、彼女もまた呟くようにそう答え】
【「見つかるといいな」──思いだしたかのように付け足したその一言は】
【頼まれる事が無ければ財布を捜したり、或いは金を貸す気も無いことを示しているのかも知れず】

死にかける、か──
其れはまた面妖なものだな。余程戦いに執着があるのか、或いは。
嗚呼、そも戦に思い入れでもなければ剣客になどならないか。

【鬼になるほど戦が恋しいのだろうか。しかし自らも或いは、そうなるかもしれないのだろうか】
【そんなことを考えるも、直ぐに余計な思考だと其れを振りきり】
【妖にしては随分と人間染みている、と。要らぬ思いが、また一つ】

剣を持てば、自ずと身分の証明にはなる、か──御明察。
程よく手に馴染む、扱い易いもの。
銘も何も無いが──それでも、私は気に入っている。
刀は斬る物でしかないが……此れを褒められると、どこか嬉しい。

【ころりころりと表情が変わり、笑みを良く見せる紅蓮色とは対照的に】
【感情が露わにならぬ仏頂面で、黒色の彼女はそう言った】
【嬉しいというからにはその類の思いは持っているのだろうが──なかなか、どうして】
【表情が固まったかのように、訥々と彼女は言葉を紡ぐ】

/了解しましたー
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 18:33:32.23 ID:E6Ismh/Oo
>>317
いや、人の頃からなんだ。
昔から、一日に五食位食べないとどんどん痩せていってな。

まあ、鬼になってから、さらに食欲に拍車が掛かっているんだが。

【元から、異様な体質を持っていたようだ、それが鬼となりより強まっているようで】

(……まあ、理由は他にもあるのだろうが)

【己の中には、最近いつにも増して食欲が強くなり、腹がよく減るのか、理由の推察が有った】
【だが、それは目の前のキミに話すには、未だ親密さが足りない】
【それに、友≠ゥら掴むための藁を貰ったから、きっと大丈夫だ、そう己に言い聞かせて】
【キミの、その見つかるといいなという付け足した一言に、ああ、と言葉を返す】
【彼女も、キミに奢ってもらっただけで、十二分に感謝しており、これ以上の迷惑をかける積りは無いようだ】

―――そうだなぁ……、お祖父様に、私は剣を教えてもらったんだ、小さい頃から。
なんというか、その頃から剣戟という物が、一番趣味に合っていた、のかも知れない。
命と命を奪い合うという行為に、魅せられたからこそ、こうして剣客として行き、結果鬼になったのだしな。

だからこそ……ッ、戦いには戦い以外は必要ないと私は思う。
決着なんか、必要ない。私はずっと斬り合っていたい≠フさ。

強者と戦う高揚の最中でキミはそう思った事は、無いか?

【彼女の戦う理由に、大層な物など有りはしない。有るのはただ一つ】
【戦いが楽しいから=Aそれだけ故に逆に分かりやすい、まっすぐな理由のみだった】
【キミに、同意を求めるように問いかける彼女の表情は、何処か獣染みていて、やはり彼女が異形で有ることが、示されているような――】

ああ、伊達や酔狂で剣を持つ物など、居ないだろうさ。
趣味であんな重い物を持ち歩くのは、バカの遣ることだろう?
使うものだからこそ、我々は鋼を持ち歩くのだから。

【そういう、彼女の格好を見れば分かるだろう】
【彼女はその身に一つとして刃を帯びていないことが】
【しかしながら、その立ち姿も、思考や思想も、全て剣士として己を確立している故の事】
【そこに、僅かな違和感を漂わせているだろう。まあ、彼女の存在自体、この世界においては妖怪≠ニいう異物であるかも知れないのだが……】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 18:37:39.72 ID:QCGHkVmbo
【公園】

「いっちにーさんしー」

【広さそこそこ、遊具は隅に避けられた、市街地の只中に在る公園】
【その広場にて、元気に数を数えながら準備運動をする姿が一つ】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【布面積は少ないが毛皮に覆われており、なおかつ肉付きも許容範囲内なので健康的な雰囲気】
【ただ、この暑さが直撃しているのかじんわりと毛皮が湿っている】

「ふぃーっ、あついねー」

【それでも、ボサボサの黒髪を時折押さえ、額の汗を拭ったり快活な仕草】
【猫は一通り準備を終えると、手の指の中から光の剣を爪のように生やし構えた】
【片手に三本、いわゆる六爪の構え】

【ほぼ同時に、周囲にはいくつか案山子が突きたてられる】
【臨戦態勢、低く構えたままの猫は、金色の双眸で油断なくそれらを観察している】

【どうも修行をしようとしているらしい】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 18:51:03.35 ID:VSh1qowjo
>>318

……、おい、それはおかしい。人として。
流石に多いのではないか、その量は。
──余り、人のことに口出しをするのは好まぬが。

【赤き彼女と対面し、始めて見せた感情は抗議の色】
【口をへの字に歪めて目を細め、おかしいだろうと紡ぐ声はまだ、上手く感情が乗っていなかったが】
【其れでも、元より薄い感情の起伏。其れを動かされる程度には、何かしら思ったのだろう】

──ずっと戦っていたいと思っていた事は、多くある。
私は武家の生まれ。生まれた時から剣の道に生きる事を定められし身。
家督を継ぐことは叶わずとも──其れでも、気付けば剣を手放せぬようになっていた。
近頃は頭を使う戦いも見られるが……あれは邪道。
どうせ戦をするのであれば、真正面からすればいっそ清々しい物を、な。

【武家の生まれだ、と。会話の中、彼女はあっさりとそう言った】
【そのような身の彼女が何故このようなところで放蕩しているのかは──】
【矢張り答えは、言葉の中。家督を継ぐことが出来なかったからなのだ、と】
【生まれた時から、剣に生きる事を定められた彼女は】
【例えその運命から解放されたところで──或いは、他の生き方を理解できなかったのかも知れず】

……そうだな。
時に貴様は、何も持っていないように見えるが……
或いは鬼ゆえに、手の内から刃を取り出す秘法でも身に付けているのか?

【若しくは、異能を保有しているのだろうか、と】
【剣に生きる身ではあるが決して無いとは言えぬ頭を使い、彼女は静かにそう尋ねた】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 18:54:08.26 ID:VSh1qowjo
/かりんの人へ
/ちょっくら買い物行ってきます。今日は味噌鍋!
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 19:01:09.43 ID:cmi4ljiSO
>>319
【そんな少女を見つめる影が】

…猫…でもキメラでは無さそうねぇ……

となると無関係かな、ぅーん…

連絡付かなくなって結構経つし……諦めよっかなー

【白い袖無しのワンピース、麦藁帽子を被った少女はぶつぶつと何かを呟いていた】

……それにしても、身体能力高いなぁ

/まだいらっしゃいますかね?
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 19:07:59.48 ID:E6Ismh/Oo
>>320>>321
他の人より、生まれた時から体温が高くてな。それに、40度を超えても死なない体質だったのさ。
気合出せば、いくらでも体温が上がるんだが、そのせいで燃費が悪すぎた。

お祖父様の道場に居た頃は、剣を振るか、食べるしかしていなかった気がするな、そういえば。

【戦って戦って、そして欲望のままに食い散らかす】
【その様は、何方かというと、人よりも獣に酷似した生き様】
【刃を振るう生き方に、之ほど向く人格もそう無いだろうと断じられる在り方だ】

―――なんとなく、キミは私に似ているな、どことなく、親近感を感じるよ。
私も武家、という訳でもないがな、一流派の創始者の孫として、生まれてきた。
定められていたわけではないが、きっと刃を手に握ったのは、生来の業だろうさ、きっと。

【一流派の、創始者の孫という立場】
【キミ程、重い立場ではないものの、定められた宿命[サダメ]の様に、彼女は剣を執った】
【きっと、そこに後悔は無い。決して、それ以外を知らぬからではなく、そうしたい≠ニ思ったからこそ】
【彼女は己の生き方に迷いを抱くことはない、只決めたように行く、そうするだけだ】
【そして、彼女はキミのその戦いに関するスタンスを聞き、笑みを深める】

やはり、そうだろうさ。戦はぶつかり合ってこそ。
搦手が許されるのは、戦術にではなく、戦法にこそだ。
最近の輩は、其れが分かっていないものが多すぎる。

あのカノッサ%凵Aそれの最たるものだ!
裏でこそこそ暗躍し、人の肉親に狂気を刻む……ッ!!
そんな事をして、何が楽しいというのだ!何故、そんな事が出来る!
只、戦うだけなら私は何も言わぬどころか、楽しんで動乱に巻き込まれようではないか……!
だが、だがだ……、奴らの動きは哀しみ≠生む、そう、私のようなキチガイ∴ネ外にも。
それは、許せない=Bそう思わないか?

【彼女の話題が逸れ、苛烈さを秘める言葉が紅蓮の如く吹き上がる】
【もし、キミが機関のデータベースを観るようなら、気づくかも知れない】
【カノッサ機関にたった一人で宣戦布告をしたバカな女がこの少女であることを】

【そして、キミのその問に、彼女は笑みを作って左手を前に伸ばす】

人から鬼になったといったろう?
その時に、体に妖刀を取り込んだから、人じゃなくなった。
だからこそ、私こそが刃≠ネのさ。

【左手の文様から熱気が生まれ、蜃気楼が発生していく】
【彼女は、どこか透徹した様な表情で、緩やかに口唇を動かした】

――――Y星の、剣よ――……。

【直後、妖気の奔流が左腕から迸り、一本の刃を構成した】
【血と焔を鋼という形を持って刃金に押し込めたかのような、紅蓮の刃】
【刃からは高熱が発せられており、ゆらゆらと刃の周囲には蜃気楼が生まれている】
【これが彼女の刀≠ナあった】
//ハーイ了解です!そして実はかりんじゃなくてかれん≠ネのさ!
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 19:09:52.41 ID:QCGHkVmbo
>>322
「う?」
はーいローズー、余所見はいけませんよー。
修行中は集中! これ約束!
「ぅー…!」

【声を掛けられて、一度は振り向きかける蒼猫だったけれど】
【軽やかな少女の声に窘められて、不服そうに姿勢を維持した】

【さて、声の主だが、あなたの足元にいる白い猫のようだ】
【世間一般でいう猫の姿をしている。白い毛皮にすらりとした体躯、立ち姿】
【蜂蜜を煮溶かしたような二つの眼や表情は人間くさいけれど】
【その尻尾は、魔翌力検知の才能によって、1本から最大9本までに増えて見える】

申し訳ありません、アレは今修行中です故、あしからず。
ところで、どうかなされたのですか? なにやら呟いておいでですけれど。

【この白猫、人語を発声して器用に小首まで傾げた】
【見た目にそぐわず人間くさい、変な猫だ】

【で、蒼猫だが、前方に三体、左右に二体ずつ、計7体の案山子に囲まれていた】
【集中してそれらを窺っていると、案山子達にランダムに蒼い点や線が浮かんだ】
【と同時に、前方へ両腕を翼のように広げて突進、】

「ひゅっ…!!!」

【小さく息を吐きながら通過すると】
【ボロボロと、案山子たちがその一部を吹き飛ばしたり、倒れたりと損傷を示した】
【もしや、この蒼猫がやったのかもしれない。かなりの速度だが】

「ぅー…っ!」

【なぜか蒼猫は、悔しそうだった】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 19:10:40.34 ID:QCGHkVmbo
>>322
//\ここにいるぞー/
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 19:12:15.04 ID:E6Ismh/Oo
>>321
//自分も御飯作ってきますっ!!
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/23(木) 19:23:54.14 ID:IT5QVPB60
>>212
『フーッ!』

【相手が視界に入ると】
【毛を逆立てて抵抗の意を示す】
【近寄れば引っかかれるなりなんなりされるだろう】

くっ!?
よけられた…ッ

【相手の球体による攻撃に気づき】

…そうか、そうだよ、そうだわな
力ずくなんて俺には似合わないよな…ッ!

【そういうとあえて能力もなにも使わず】
【相手の両手へと手を伸ばし、掴みにかかる】

…ッッ!?
ったく、んだよこの能力は…

【もちろん諸に食らっているわけであるからして先ほど以上に体が】
【生命が削られる】
【身体は重く、呼吸も若干辛くなってくる】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 19:28:02.32 ID:cmi4ljiSO
>>324
【独り言であった呟きに反応され、身体はびくんっと身体を震わせ】

あ…ぇっと…お邪魔しちゃいましたかねぇー?

【と、気まずそうに微笑んだ】

(……猫…よね、どう見ても…)

(人工声帯?…いえ…これは……魔翌力…?)

(そういえば少し尻尾ら辺が『ブレて』見えるかもなぁ…よく解らないけど)

(……便利なものよねぇ…しかし)

【と、続いて視線を蒼猫と案山子へ】

…凄いですね、何をしたのかもよく見えませんでしたけ…ど……?

【と、そこで蒼猫の様子がおかしい事に気付く】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/23(木) 19:28:45.84 ID:qCNU+ycbo
【町外れ】

【バン、と。辺り一帯に一発の銃声が響く】
【周囲は人通りが減って静寂に包まれているため、音はよく響き渡るだろう】

…………。

【そこにいるのはリボルバー銃とオートマチック銃、二丁の拳銃を構える少女】
【どうやら壁に描かれた×印を狙って引金を引いたようで】
【放たれた弾丸は的のど真ん中───から、僅かに外れていた】

……やっぱり、腕が鈍ってる。
最近戦うことが少なくなったから……かな。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳】
【七色の星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 19:34:30.06 ID:bpTQSA1So
>>327

お、見つけたぞ
くく……気を荒立てなくてもいいぞ
ただお前を主人のもとへと連れて行くだけだ

さ、来るがいい

【猫を見つけると威嚇する猫に対しそう言葉をかけ、一歩歩み寄る】
【そして、膝を曲げて両手を前へ。その動作はまさしく「こっちへ来い」と言っているようで】
【無理にでも連れて行こうとしないところをみると、今は猫に危害を加えるつもりはないのだろうが――】


【――急に攻撃の意志を失くし、能力の行使を中断する少年】
【伸ばされた手は攻撃後の彼女の手へと伸び、容易に掴むことが叶うだろう】

「………なにを………する……」

【抵抗しようと手を引いて逃れようとするだろうが、身体能力は見た目相応なのか】
【その力はあまりにも弱い筈だ。両腕を封じられている今、能力の行使もできないようで】
【形勢、逆転か】

/始まったばかりですいません…ごはんです…
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 19:34:34.72 ID:VSh1qowjo
>>323

……体温が高い、か。或いは異能を有する身か。
人は温度が上がりすぎると湯で固まって死ぬと言う。
貴様がそうならないのは、もしかすれば剣を握るためなのだろうな。

【刃を鍛えるには熱き焔が要る】
【ならば其れを持ち更なる刃を極めるには、異常な温度がいるのだろうか】
【たった数度の違いとは言えど、或いはそのために赤き彼女は熱いのだろう】
【そんな、どこか異国の物語にも聞こえる言葉を彼女は紡ぎ】

互いに剣に生きるもの。通じ合うのもまた定め。
剣を通じてしか分かり合えないことも在るのだろう。

武家の生まれに、創始者の孫.
恐らくは此れも何かの導きなのだろう。
互いに戦場で生きる身でもある──今此処で剣を振るわけにはいかないが……
生きている以上、何れ何処かの戦で斬りあうことも有るやも知れぬな

【然程多くは語らず。然し語り足らないということも無い程程の言葉で彼女は答えた】
【街中ゆえに、戦う事は出来ぬものの──それでも、互いが剣士であり続けるならば】
【或いはどこかで、命のやり取りをする事になるだろうと】
【唯、淡々と。しかしどこか期待するような声色で、そう紡ぎ──】

────機関には様々な人間が居る。
近頃は裏で動くことも多くなったが……それを好まぬ者も、多い。
許せぬというよりも──気に入らぬ。
其れでいて機関に逆らおうと思わぬのは、矢張り其処が居場所でもあるからなのだろうな。
……貴様とは、恐らく敵であるというのは今知った事だが。

【データベースは、確かに観る。しかし情報全てを記憶しているほどには、熱心でもない】
【要は便利な連絡網代わりとして、自分に必要な情報のみを選りすぐって記憶しているのだ】
【此れが或いは、情報を己の鎧と刃として歩むものなら話はまた別だったのかもしれないが】
【生憎と彼女は、己の身体と得物を頼りに戦場を駆ける者だった】
【低く低く、言葉を紡ぐ。其処に寄せられた感情は、矢張り簡単に窺うことはできなかった】

刃の鬼──剣鬼とでも表現するべきか。
なるほど、合点がいった。
美しい刀だな、其れは──

【手放しに綺麗だ、華麗だとはしゃぎ褒める事が出来ないのは、彼女の人格故か】
【或いは──目の前の少女が、己の敵だと理解してしまったが為か】
【僅かに息をすぅと吐き。目を細めて口元を微かに綻ばせるその姿は】
【それでも。機関とその敵という係わりではなく、剣士としての対話を望んでいるようでもあり──】

/にほんごってむずかしい。今までかりんだと思ってましたごめんなさい
/ただいま戻りましたー&了解しました
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 19:39:20.87 ID:QCGHkVmbo
>>328
いえいえ、私は手が空いてましたので問題ないです、はい。
…ただ、キメラがどうとか聞こえたので、少し訂正をば。あの仔は列記とした命ですよぅ。

【白猫は丁寧口調でありながら、終盤はちょっと棘があった】
【蒼猫を人造生命体と呼ばれたことが、少し気に障ったようであるけれど、今のところ少しだけだ】
【すぐに表情を凛としたものに戻して、蒼猫に視線をやる】

あれはですね、示したマーカーに対して、順番どおりに、なおかつ短時間で連続して正確な攻撃手段を選ぶ訓練なのです。
点は突き、線は斬撃…といった具合だったのですが…。
あの仔ってば、面倒くさがって手前からばっさり行ったようです。そんなわけでマスターがお説教中です。

【こともなげに訓練内容を明かして見せるが、十中八九ツッコミが入るような内容で】
【おまけに、独りの猫を誰かが説教している、なんていう】
【やれやれと首を振って見せる白猫だが、集中すれば少しずつ聞こえるはずだ】

"速さだけは足りてたけど、あれじゃダメだ。反射神経に思考が追いついてないよ”
「にぅー…むつかしーよーぅ…」
"じゃあ理解できるまで反復。もう一回!”
「うぇーっ!?」

【少年のような念話が若干厳しい口調で命じて、それに不満を訴える蒼猫】
【同時に、損傷した案山子が消えて、蒼猫を中心として同じ陣形に再配置される】
【蒼猫は渋々それに対し、警戒の視線を向けた。マーカーと思しき蒼い光が現れるのを観察しているらしい】

ああ、すみません、もしかしてこちらがお邪魔でしたか?
退屈だとか使う予定がある、というなら立ち退きますけれど…?

【麦わら帽子の少女に対して、白猫は遠慮気味にそう尋ねた】
【申し訳なさそうな表情だった】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/23(木) 19:46:03.52 ID:IT5QVPB60
>>330
『フーッ!フーッ!』

【警戒しながらも近づいていく】
【攻撃的な様子を見せなければ何もしないだろう】

何をする?
こっちの台詞…だっ!
この野郎[ピーーー]気かよ…

【はぁ…っとため息を吐くと】

いきなり、欲しいから奪うなんて野郎にうちのオールはやれねぇな
能力を持ってるからってそんなことに使うのか?
馬鹿(ぶぅわか)だろ?

【相手に顔を近づけ睨む】

【だが、少年自体は攻撃する気はない】
【また、後ろも無法備だ。また生命力も低くなっている】

【先ほどの男に後ろから撃たれる】
【―などということや少女からの足払いを受けると簡単にやられるだろう】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 19:55:56.89 ID:cmi4ljiSO
>>332

【ピクンッ】

……『れっきとした命』…

【そう呟き、少女がほんの僅かに眉をひそめた、ような気がした】


あぁ…いかにも…と言っては失礼ですかねぇ?猫らしいと言いますか…

【そして、声を聞く】

……?

この声が『マスター』という方のものなのですかね?……えぇと

【そこで、名前を聞いていない事に気付いたようだ】

…最低限の礼儀を忘れてましたね…アタシの名前はリコリスです。
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 19:56:53.70 ID:E6Ismh/Oo
>>331
……そうかも知れないな。
この体質を恨んだことは有ったが、それでも之に助けられたことも有る。

そういう点では、この身にきっと意味は有るのだろう。

【多くは語らないが、その体質が彼女に苦難を与えたことが感じられる】
【そして、其れがあったからこそ、今の彼女は彼女としてある事を、彼女は知っている】
【きっと、熱に浮かされる程の勢いで、彼女の物語は駆け抜けていくのかもしれない】

なぁに、戦場に行けば、きっと出会える。
お祖父様が戦場で死んだように、私の死に場所も戦場と決めているのでな。
もし、敵として出会うことがあれば、その時は――――


――――笑いながら殺し合おうじゃぁないか、楽しんで、さ。

【その、在り方、口調、達観は、どことなくキミの知らぬ祖父に似ていたのだった】
【己の恩人、気持ちの通じる物、気の合う者。普通ならば、仲良くしたい≠ニ思う相手】
【だが、である。いや、だからこそ、であるのだ。それゆえに彼女は思うのだ斬り合いたい≠ニ】
【言葉や、優しさでは伝わらぬ、己の全て≠ぶつける殺し合い】
【彼女は、キミの事をもっと知りたいと思うがゆえに、斬り合いを求めるのだ】
【きっと其れは、普通は理解出来ないであろう、当然だ。コレは狂人の思考で有るのだから】
【だが、葉隠の一節にも、こう有るのだ武士道は死狂いなり=Aと。だからこそ、剣士という在り方からすれば、其れはきっと、正しい=z
【死に酔い、死に溺れ、死に狂い、死の中で生きていく。その狂った在り方こそが、剣客のあるべき姿である、そう言えなくもないかもしれない】

…………そうか、お前も機関員。
疑問に思う、私は。何故、お前や、ガルニエの様な武人が、その様な場所に属するのか。
だが、お前らにも事情が有るのだろう。

今日は、借りが有る、故に襲いはしない。
だが、次会うときは事情ごと叩き斬る=Aその積りでいろ。

【口調は、重く殺気のこもった物となる。キミを呼ぶ言葉も、キミ≠ゥらお前≠ヨ】
【殺気を左手の刃に込め、角が徐々に伸び、異形の形質を強く見せる】
【おそらく、先ほどのバカな少女も、目の前の化物も。両方が彼女の姿で、真実なのだろう】
【一頻り、殺気を放っていたが、左手の刃を砕くと同時、殺気を霧散させる】

……その褒め言葉には、礼を返しておこう。

【素直に言葉を還せなくなったのは、残念だが】
【それでも、己の身に宿る二振りの妖刀が、キミの言葉に喜んでいるのが分かる】
【だからこそ、一言だけ言うことにした】

――櫻の国、東部の辺境の一流派。
花鳥風月一派戦術%ケ場、二代目頭目――花城 火憐[ハナシロ カレン]だ。

問おう、悪なる者。
お前の名は、何という?

【おそらく、彼女は名を聞いた後、去っていくだろう。これ以上敵と話す積りは無いかのように】
【しかし、目の前の似通った者の名が、どうしても気になったのだ】
【故に、花城 火憐は問う。キミの、名を――――】

//まだ完成まで余裕があったので、返信します
//またせるのもアレなので、締めれるようにしておきました
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 20:04:43.40 ID:QCGHkVmbo
>>334
【眉をひそめるその仕草に、ふと白猫は視線をやった】
【何かに勘付いたような、或いは違和感程度かもしれないけれど】
【少しだけ、麦藁帽子の少女への警戒を強めた】

この手の訓練はずっと継続していますけど、今日は一段とめんどくさいんです。
それは理解していますけど…ある意味本人の希望ですから。

【幼い子どもが強くなりたいと言い出したので、実際に全米チャンプと同じ訓練をさせる】
【そんなスパルタなニュアンスが込められていた】
【ただ、それを論じながら白猫の眼は真剣そのもの】
【本気だから、見守るに留めて口を出さないのだ】

【その間、蒼猫はひたすら待った】
【こうして持久力や集中力を維持するのも訓練に含まれているのか、貯めは長く】
【構えを継続させながら、蒼猫は鼻をむずむずさせていたりする】

はい、私の主、ブルーライン様のものです。
申し送れました、私はブルーライン様の使い魔、ブルーベルと申します。単にベルとおよびください。
それで、あそこで特訓中なのがブルーローズです。

「ローズだよっ…あっ」

【自分の名前が出たら名乗る習慣なのだろうけれど】
【同時にマーカーが瞬間的に流れ、消えた。失敗である】
【ローズ涙眼。】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/23(木) 20:04:50.31 ID:bpTQSA1So
>>333

うむ、いい子だ
さあ、あの少年のところへ帰るぞ

――そろそろ、ひと段落している頃だろう

【もしもこのまま猫が近づくのならば、スーツの男は猫を抱え上げ元来た道を辿って戻ろうとするだろう】
【この男は別段猫を欲しいともなんとも思ってはいない】
【ならばなぜ――少女が猫を催促した時、駄目だと諭したのに、彼女の暴挙を止めようとしなかったのだろうか】


「ええ………殺す。………殺して……奪う……」
「それが――わたしの……使命………」

【一気に膨れ上がったのは殺意だけではない。この場を埋め尽くし喰らいつくし無に還さんと】
【漆黒の魔力が、周囲を覆い尽くしてゆく】
【俯き加減の顔から覗かせるのは――狂気に満ちた、兇猛な笑み】
【その形相はもはや、深淵より這いずり出た黒き死神が如く】

「――― アーテル・アキュリス」

【身体に纏う魔力が収斂されてゆく。一か所だけではない、渦を巻いているのは――4か所。それも同時に】
【やがてそれぞれの場所からは漆黒の槍が生成され、その穂先は全て少年へと向けられるだろう】

【抵抗しなければ――殺られる。少年は果たして、立ち向かうか、それとも】

/ただ今戻りました!
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/23(木) 20:15:16.70 ID:IT5QVPB60
>>337

『フニー』

【警戒はしつつもとりあえず】
【横においてあったレジ袋を引きずり近寄っていく】

…[ピーーー]、か
くだらねぇ…殺して物を奪うのは人間がやることじゃねぇ
獣がすることだ
使命とか言う不確かなものは理由にはならねぇよ!
人と人の出会いは一期一会だ!
わかったらてめぇの使命じゃなくて“氏名”を言いやがれ!

【攻撃は四箇所、即座に腕を放し】
【避けようとするも間に合わず】
【四本のうち二本が身体に突き刺さる】

ッ!
か…っ…はっ
…はぁ…はぁ…

【今まで受けた分の攻撃もあり、ダメージは蓄積されていく】
【肩で息をするようになり、身体も重くなっていく…】
【それでもなお少年は攻撃はせずただ立つだけだ】

ほら…撃てよ臆病者
終わったら握手して友達になってやらぁ

/おかえりー
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/23(木) 20:17:11.12 ID:VSh1qowjo
>>335

森羅万象、意味の無い事など無い
貴様に焔の如き体温が宿ったことも。私が家督を継げなかったことも
其処には何らかの意味がある。私はそう思う。

【物事には必ず、理由がある。理由なき行動など、存在しない】
【理性無き行動はこの世界に溢れてはいるものの──それでも】
【其処には強い感情や衝動といった理由が、必ず隠されているものなのだ】

──生憎と、笑うことは不得手。
だが、約束しよう。此方も、悔いる刃は持ちあわせぬ故に。

【返す言葉は、矢張り必要最小限。然し約束とは、そのようなものだ】
【刃を振るうたびに悔いていては、戦場では生を紡げない】
【故に。彼女なりの約束の言葉を、低い声で感情の浮かばぬ色で、はっきりと紡ぎあげ】

事情など言い訳に過ぎぬ。事情有る身で戦場に立つは、死に逝くのと同義。
故に──機関の敵。戦場での私は、唯の剣士であり唯の人間だ。
貴様こそ、忘れるな。鬼は人に斃されるものだ。

【篭められた殺気には、反射的に腰の刃へ手が伸びた】
【然し彼女は、剣を抜くことはしなかった】
【きっと、今この場で刃を抜くほど相手も愚かではないと、そう直感したから】
【そして約束の次に、彼女は紡ぐのだ】
【斬れるものなら、斬ってみよ、と】
【貴様が機関の敵として、私を斬ろうというのなら──】
【私は人として、鬼の貴様を斬り咲かせてみせよう、と】

──櫻の国、同じく東部の出身。姓は天辰、名を桜。
天辰家長女でありカノッサ機関氷の国支部所属が構成員。

ではまた、いずれ戦場で遭おう花城火憐

【まるで夕暮れ時。明日の再会を約束するような口調で、彼女は──天辰桜はそう言った】
【己の出自も、何故長女でありながら家督を継げなかったのかも語らぬまま】
【寡黙な彼女は必要最低限の事だけ紡ぎ──再会を、約束する】

【日の暮れた街中】
【ふと天を見上げれば、其処には星が、煌いていた】

/では、このあたりで
/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 20:21:30.59 ID:E6Ismh/Oo
>>339
【去っていく、キミを火憐は見て】

……名に桜を持つ者は、之で二人目、か。
なにか、巡り合わせという物を感じてしまうなぁ。

【小さく、彼女は言葉を紡ぎ】

物語の鬼は、人に倒されるかもしれん。
しかし、コレは現実だ、流れの通りに進むかどうかは、桜、お前次第だろう。

【一人、星を見上げながら、そう呟いて】

さぁ……、財布を探しに行くか。

【軽い足取りで、火憐は路地裏に入っていったのだった】

//乙でしたー!
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 20:29:35.08 ID:cmi4ljiSO
>>336

あらら……

【失敗してしまったローズを見て少し申し訳なさそうに】

ブルーラインさんとブルーベルさん、ブルーローズさんですね

そしてブルーベルさんは使い魔…なるほどぉー

………

【他にも聞きたい事はあるだろうが、リコリスは何かを考えるようにし】

特訓なら……実戦経験も必要だと、思いませんかぁ?
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 20:30:03.10 ID:pCOYlnYCo
>>307
策もなしにやるとでも?

【右手をかざして、こう言った】

集まレ!

【骨合体10mバージョン、酔い5レス】

うえっぷ、久しぶりにやるからな、又吐きそう

【もう胃には何も無いだろう】

ワイトキング「グァォォ」

【足に剣が刺さっただけで、10m級の巨大な骸骨はびくともしない、】

ワイトキング「ガァァァァ!」

【咆哮をあげつつ足で踏みつぶそうと突進してくる、しかし、所詮骨、スッカスカである】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 20:33:27.69 ID:JWwLXz8t0
【水の国・路地裏】

【ガシャリ、ガシャリ。そんな耳障りな脚音が木霊する】
【何時もながらに血生臭い其の通路は、何故か其の音に吊り合っている気がした】
【果たして。何時の間に、馴染む様になってしまったのか――】

 ………くだらん

【其れの重い足取りであった脚音が終わった。残るのは掠れて呆れた言霊と適度な月明り】
【偶々当たった月明かりは、其の容姿を露呈させる。化けの皮が、剥がれる瞬間である】

【其の両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより】
【「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」の其の顔が印象強い、正に機械染みた異形】


 目標……不明。検索開始。

(……。まぁ……何も無ければ良いのだが)


【息を顰めて気配を消し。周囲を見渡す異形】
【其の容姿は妥協するとして、口調さえも人間を保っていない】
【意味も無く。周囲を幾度も見回す様子からも探索機≠フ様な異常な印象を受けるかもしれない】

【一先ず、異形にとっては正義組織の構成員と何ら変わりは無い事をしていたのだった】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 20:33:56.15 ID:bpTQSA1So
>>338

よしよし

【猫を抱え上げると肌触りのよさそうなその白い毛並みを堪能しようと、頭に手を置こうとする】
【成功すれば「お、これは確かに癖になるやもしれん」とかなんとか洩らして】
【そうして、路地裏からゆっくりと歩いて出てくるだろう。樗色の髪を、揺らしながら――】

「わたし……わたしは……」
「『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Truth-002』」
「ゼーロ・ニグルム」

これでわかったろう?――臆病ものでも何でもない。彼女は私が作った兵器≠ネのだよ
この子とお友達になりたければ、死体になることだ

【彼女の――ニグルムの名乗りは確かに自身を兵器≠ニ示すモノ】
【命令されているかのような口調で淡々と、無表情で名乗る彼女は、宛ら人形のようで】

【ゆらりと戻ってきたスーツの男は、開口一番に少年が僅かに抱いていたであろう希望を】
【粉々に砕く台詞を吐いてみせる】
【酷く冷めた目で、濁った瞳で――その手に抱えられているのは、少年の相棒である、白猫】
【猫の運命は今、男の手の内にあった】

そうだとわかっているのに、君は随分と甘いのだな。少年よ
自分の飼い猫ですら守れないのか?

【挑発するように言葉を続ける。しかし言葉では怒りを煽っていても、やはり猫には手を出そうとはしない】
【だがニグルムはそうはいかない】

「―――アーテル・アキュリス」

【さらに4本、漆黒の槍を生成し、浮翌遊させた】
【放てる状態になるまでまだ時間があるのか、撃とうとはしない】
【――この間は、隙になっている。至近距離の位置関係にいる今、一撃見舞おうというのならば容易いだろう】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 20:34:35.48 ID:QCGHkVmbo
>>341
いえいえ、集中力不足のローズにも問題があるのですよ。

【容赦のない言葉遣いだが、真剣さが滲む】
【同時に周囲の案山子が掻き消えて、ローズがとぼとぼとリコリスとベルの元へ】
【どうやら訓練は切り上げになったようだ】

"……リコリス、でいいんだよね”
"もしかして、君が相手してくれるの?”

【しょぼくれるローズを置いて、念話の少年=ラインが確認する】
【若干の躊躇の念が混ざってはいたが、話の流れからなんとなく推測は出来た】

【それを察知しているのか、ローズは六爪を仕舞わない】
【接近を途中で中断し、五メートルほどの距離がある地点で立ち止まった】
【ただ、推測できていても確信が持てないようで、ベルとリコリスを交互に見つめている】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 20:40:47.42 ID:IT5QVPB60
>>344
ありがとう、最高のほめ言葉だ

【相手の『ずいぶんと甘いのだな』という台詞に】
【口元をにやりと歪めて】

じゃぁ一番の憶病者はあんた…ってことだ
自分ひとりでは人も殺せねぇんだ
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 20:43:46.75 ID:cmi4ljiSO
>>345

…相手……訓練のお相手…はい、そうですっ

【と、リコリスは明るく笑い】

というわけでどこからでもかかってきて良いですよーあははっ

【戦い易い程度の距離に立った、そして】

………

………と、……が………な……

【何かを呟いたような気もした】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 20:45:32.70 ID:IT5QVPB60
>>346
/しま…!
/途中送信してしまった…
/つづき

えーっと、ニグルム…だっけ?

【一歩、また一歩と踏み出す】

悪いが俺は死ぬ気はねぇ
…こんなところで死んでたまるかよ
だから、その攻撃は止めさせてもらう

【相手のほうに近寄り】
【そのまま相手の腹に殴りかかろうとする】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 20:49:59.64 ID:TIFxVGmlo
【とある街の上流、小さな湖】
【この湖から流れる川が、下流の街への水源となっている、】
【つまりは多くの人々の、生活の根幹】


「……はー……やっと一仕事終わったー……
 やっぱり汗流した後の水は美味いなー」

『………………あれで、おわり……?』

【あまり深くは無い位置で、二人の少女が水に浮いていた】
【1人は、膝までの白髪。水中でも、何故か手袋は付けたままで】
【もう一人は、短く切り揃えられた黒髪。ぱちゃぱちゃと犬かきの様にして浮いている】

【一仕事、とは何か。彼女達の近くを見れば、予想は付くだろう】
【おそらく数時間程前まで生きていたのだろう、手錠を掛けられた人間が数人。いや、もはや数体】
【首を失った彼等は一様に、泳ぐ少女達に跪くような姿勢を取らされていた】

【近くの木にひっかけられたシャツには≪死獸弌≫、襦袢には≪死拾弐≫】
【身分証明の代わりの番号を、隠しもせずに曝している】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 20:50:36.40 ID:QCGHkVmbo
>>347
【至近距離でリコリスを見ていたベルは、様子がおかしいことには気付いた】
【ただ、違和感止まり。拭いきれないと言えども確証が持てなくて、首を傾げながらも戦闘圏外へ退避する】
【そして疑問の視線を浮かべるローズに、頷いて見せた】

「りこりす、だね? よろしくーっ!」

【とりあえず、相手になってくれると言うのはわかった】
【不思議な呟きも意に介さず腰を低く構え、すぅと息を吐く】

【指から伸びる六爪は、非殺傷設定の打撃武器状態】
【いわばただの棍棒である。触ったからと言って打撲以上の傷は発生しない筈】

「いっくよーっ!」

【元気に宣言すると、ローズは俊足にて距離をつめる】
【一歩目で距離は半分、二歩目でリコリスの左方を陣取り、三歩目で真っ直ぐ突きを肩に放つ】
【右腕を真っ直ぐ伸ばしただけ、相手の実力を見るのはこちらも同様、牽制にして先制】

"………?”

【何か、引っかかる】
【姿が見えないラインは、場の違和感に疑問符を浮かべていた】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 20:52:08.94 ID:WxRxNItmo
>>342
クッ....デカイ!

【黒ローブは右手を引くとそれを合図に投げた二本の片手剣がそれぞれ黒ローブの右手、左手に戻ってくる】

(今の俺じゃ火力が足りない...!)
【中身がスカスカなのは何となくわかっていたが、少々時間がかかる】
【黒ローブは少し考え、すぐに行動に移す】

【足を振り下ろす直前】

【前に飛ぶ】
【あの巨体なら小回りは効かないと踏んだのか前に飛ぶ事でよける気だ】

【そして、転ぶ事で青年の前に飛ぶーー!】

うおおおォォ!
【ワイトキングが足元をすり抜けた黒ローブを攻撃するよりも早く】

【右手に握ったその剣を青年に投げるーーー!】
【もちろん、峰打ち】
【[ピーーー]気はない】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 20:53:21.89 ID:QCGHkVmbo
>>350
//失礼、描写不足でした


【右腕を真っ直ぐ伸ばしただけ、相手の実力を見るのはこちらも同様、牽制にして先制】
【訓練だからと舐めているのか、当てる気も半分程度、いくら俊足とはいえ遊んでいるような動き】
【見えていれば充分回避できる】

【傍から見ていたベルは、前足で額を押さえ呆れた】

//と追記します
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 20:58:26.34 ID:pBRooOz6o
ー夜の山奥

【太陽が沈み、その日光が消え、街は暗闇に覆われはじめる、そして月が現れ、その街を優しい光で包み込む】
【山から見る景色は絶景だ、その月の光、その人の作った光、家々の明かりも灯りはじめ、その様々に光る物は、なんとも言いがたく美しい】
【自然を壊し、底に現れた様々な建物、コレを美しいと思うのは、男が人間であるためか、】
【その山の生物たちはこの景色をみて、美しいなどと思うのであろうか?】

はあ…たまには良いもんだ…こうやって景色を眺めるのもな……
なぁ…そう思うだろ?

……ああ

【男が一人、その山の開けたところで一人その夜景をみている、何かに、誰かに語りかけながら】
【男の周りには誰もいない、ただの独り言?そう思うかもしれない】

【スーツを来て、その横に巨大な人間程の大きさもある十字架を手に夜景を見ている男がいる】

平和だな…

【少なくとも、今の男は平和であるのだ、この夜景の中に、誰かが不幸になっているかも知れない】
【なにか事件が起こっているかも知れない、だが今の男は平和なのである、溜息を吐きながら男は只々、その明かりを眺めているのであった】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 21:01:31.15 ID:pCOYlnYCo
>>351

む...り...おえええええ!

【たまたま吐く為に少し頭を下げた為、直撃は免れる】

あ、...

【が、ローブが切れて顔が露わになる、その顔は、...白く、薄めで、目はぱっちりで紅く輝いている、黒のオールバックヘア】

【簡単にいえば、色白でなかなかいい男】

...許さん、やってしまえ!キング!

【黒ローブの真上から拳骨を落とすつもりだろう、片手を振り上げている】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 21:10:24.25 ID:cmi4ljiSO
>>350
【――リコリスは何もしなかった】

【非鋭利な爪はリコリスの肩へとめり込む、一見華奢な姿であるから、へし折れたように見れたかもしれない】

……なら……にが……の……かな……?

【そんなリコリスの様子は一見異常だろうか】

……アタシが……なら、……のアナタと……のかな……?






【ブチュッ!という音を立て、爪のめり込んだ肩の皮膚が裂ける】



アタシが『れっきとした命じゃない(キメラ)』なら、『れっきとした命』のアナタとはナニか違うのかな?


【その皮膚の下から細長い触手がイソギンチャクのように現れた】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/23(木) 21:13:59.81 ID:ihLWWpcd0
【氷の国の公園】
【一年中寒さに包まれ、白銀の雪が舞い落ちる土地】
【そこに黒を基調としたスーツを身に纏い、黒髪オールバックで、ひじから先が無い左腕を紫の炎で補う】
【胡散臭げな、蛇のような眼で薄ら寒さを感じさせる詐欺師の男がベンチに腰かけていた】

…ふぅ。どうも寒いですねぇ。
この国は初めて来ましたが、今までいた場所が遥か彼方に思えますよ。
あちらは茹るような暑さに支配されて、こちらは刺殺するような冷気に支配される。

【懐からタバコを取り出し、口に咥えた後紫の炎の腕をタバコの先端へと持っていき】
【ジジジッ、と先端を燃やし、煙を出した】
【これからの行動は、カノッサ機関氷の国支部に所属するか、それともいつも通り単独で動くか】
【それらを考えながら、座っていた】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/23(木) 21:15:58.34 ID:j8+Qm5V/0
>>353
【そんな男の右方から足音が聞こえるだろう】
【野生動物のものではない、しかし人間かというと、どこか人間味らしくない】
あれがこの世界の人間の街か・・・
『そうだよ管男・・・でもいいのかい?Mr.presidentが怒るんじゃない?』
管男じゃねぇ、TUBEだ・・・それにかまやしねぇよ・・・街一つくらい喰ってもよう。
【それと物騒な会話も聞こえてくるだろう】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 21:16:07.07 ID:bpTQSA1So
>>346>>348

ふ……く、くくっ――なかなか、どうして
私が一人で闘えないとでも?
生まれ持った魔翌力の全てを解放すれば街を消滅させるほどの力を有する私が

――貴様一人ごときを殺せないとでも、本気でそう思っているのかね

…だがこの魔翌力は――君の為に使うのはいささか勿体ない
私には限度があるのだよ。故に君一人に感けている理由などない
この子で十分だ

【少年の力強い口調、反論に邪悪な哄笑を零し――その刹那】

【   ゴ  ォ  ッ  !!  】

【鳴りを潜めていた彼の魔翌力が一気に噴き出した。魔翌力の中心にいる彼は、不敵な笑顔を携えて】
【――力の鱗片を覗かせただけだというのにその魔翌力は、眼に見えるほどに濃く】
【淀んだ樗色が、力を護持するかのようにうねり、渦を巻いている】

「―――かはッ!」

【少年の一撃を腹部にもらい、身体をくの字に曲げた。浮翌遊していた槍は全て地面に落ちて霧散し】
【彼女の意識が途絶えたことを示す】
【ぐったりと少年へと身体を預けようと倒れ込むだろうが、直後、彼女の身体が光り始める】

ふむ、この世界には強い能力者が多いらしいな
先日もそうだったが―― 一筋縄ではいかなさそうだ
あまり目立った動きをするのはよくないということか。――だが
私は、諦めない

【長い長い独り言の後――男が取り出したものは――転移装置】
【気付けば男から発せられていた魔翌力はとうの昔に霧散していて、今は見る影もない】
【そして、男の周りにも光の粒子が飛び始め、やがてそれは加速してゆく】
【抱いていた猫は、「返しておくよ」と一言吐き捨てて、降ろし、少年の元へと返すだろう】

【攻撃を受け続けても尚、手を出さなかった彼の優しさは――ニグルムという少女には届かなかった】
【その甘さは、スーツ姿の男に掌握されきっていた】
【だが――腐った思考よりも、未熟だがこれから期待のある者の方が遥かに共感が持てるわけで】

ではな、赤いマフラーの少年よ
また会える日を楽しみにしておくよ

【陰険な笑みを零しながら――光の中へと呑み込まれ】
【やがて転移していった】

/すいません遅れました。ここまでとさせていただきますっ
/ではお疲れ様でしたー!!
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 21:17:22.65 ID:WxRxNItmo
>>354
クッ!運の良い奴め!

【そう言って腕を振ると投げた片手剣が大きく円を描いて返ってくる】
【後ろから青年を狙う】

【フードが切れた時に青年の顔を見て】

良い顔じゃんか、俺みたいな女顔より
【笑ながら言う】
【余裕のようだ】
【ちなみに、自分と違った男前の顔にちょっとだけ嫉妬】

【上からくる拳骨】

.....ッ!

【黒ローブはいったん横に飛んで何とかよける】

ちょっと....キツイかな...
【地面を転がった後、ワイトキングを見据える】

本気でいかないと...な
【そう言うと、青年は左腕を前に出す】
【その動作がなにを意味するか...青年はには、まだ分かりにくいかもしれない】

360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 21:21:05.03 ID:QCGHkVmbo
>>355
!?
"うわぉ…”
「なぅっ!?」

【三者、動揺。特にローズ以外は、彼女が発した言葉に対してのもの含まれ、絶句すら覚える】
【ただし、ローズは迷わない。再び距離を置いて、今度は本腰を入れた警戒の様相を見せる】
【六爪の性質は変わらないけれど、相手が見た目どおりではないことに対し思考を切り替える】

【或いは思考停止。そういうものだと受け入れる】

先ほどの発想…まさかあなた…!

"単純に答えるなら人工じゃないから、なんだけどね…”
"ベルが否定したのは、ローズをモノ扱いするニュアンスだと思うよ”
"勘違いだったなら申し訳ないけど”

【ベルがリコリスの正体におぼろげながら言及しつつ、ラインが問いかけに答える】
【澱みなく、油断なく吐き出されたのは、若干の不審交じり】
【ベルの魔力が練られてゆくと、少しずつ、見える尻尾の本数が増えてゆくのが見えるはずだ】
【これは技能に関わらない、表面化した力の顕現】

「すごいね、リコリス! いよーっし!」

【それでもローズは明るく、先ほどより本腰を入れて駆け抜ける】
【左を叩いたから今度は逆、と言う単純な発想で右側へ】
【ステップは同様だが一段と早い】
【今度は突きではなく、上方からの振り下ろし】
【先ほどよりは若干早いが、動作が見えていたなら回避は可能】

【まだ、可能だが】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 21:21:59.97 ID:pBRooOz6o
>>353
「ん……?」
【その右耳から聞こえたのは足音と、人の言葉】
【動物の足音では無いようであるが、なにか聞きなれないその音】
【だがその、人の言葉を話している当たりからして人間なのか?、そう思いながら、その音が聞こえてきた方向を振り向く】

「だれか…?いるのか?」
【こんな山奥に人が通るなど珍しい、この男もその珍しい人間の一人ではあるのだが】
【その音は、その言葉は初めはよく聞こえなかったようであったが、街一つくらい喰う…その言語だけははっきり聞こえた】

【その物騒な話し合い、その言語に緊迫した声色で、男は振り向いた、その手にもつ己の武器に触れながら】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage saga]:2011/06/23(木) 21:22:14.93 ID:yHN4mP5AO
【街中】

……気晴らしに、と、思っていたが……なぁ?

【深い赤色の眼に短い銀髪、黒いローブを身に纏った女性】
【ローブの袖が少し長いせいで両手は隠れている】

こんな格好、出来る訳も、ないし……

【現在地はショーウィンドウ前、更に言えばショーウィンドウの中身は夏物の服】
【それを見ては首を傾げ、自分の体を軽く見た後、短い溜め息を吐く】

【それを少し動いては繰り返している彼女は、傍から見れば変な人、かも知れない】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 21:22:51.61 ID:pBRooOz6o
>>361
/安価ミス申し訳ないです、正しくは>>357宛でした…
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 21:23:42.87 ID:pCOYlnYCo
>>359

ワイトキング「オオオォォ!」

【そのまま横へ腕を振る、】

なんか来そうだね...うぷっ...暫くキングで頑張るか...

【この言葉の意味は、召喚酔いで胃がやばいと言う意味だが、分かるだろうか】

お前声だけじゃなくて顔も女なのな(笑)

【蒼白な顔で言われる、むっちゃくちゃ腹がたちそうだ】

いざとなったら、自爆するぐらいでがんばろ
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 21:23:50.02 ID:LAS5psBSO
【路地裏に、ふたつの靴音が響く】
【肩を並べて歩いていたのは、壮年の紳士と今時風な若者】
【その二人の関係を推測するなら、厳格な父親と不良息子といった辺りが適当だろうか】


――…機関に立ち向かうには、仲間が要る。
奴らはとても私達二人で敵うものではない、故に――、


「…justiceに。何度も聞いた。」


――ああ、すまないね。君は息子と違って物分かりが良いのだった。
昔からの習慣というものは中々抜けては呉れなくてね、困ったものだ


【壮年の紳士は、整えられた短い銀髪に赤の瞳】
【グレーのスーツに紺とピンクのストライプのネクタイを締めている】
【年の頃は50代の後半、だろうか】

【今時風の若者は、肩まで伸ばしたボサボサの黒髪に黒い瞳】
【赤のトレーナーに付いたフードを深く被って、迷彩柄の弛いズボンを腰で穿いている】
【耳元にはイヤホン、コードはトレーナーのポケットの中へ伸びていた】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 21:27:10.59 ID:IT5QVPB60
>>358
っ!?

【相手のすさまじい魔翌力】
【それに足ががくがくと震え】
【戦意すらも失い、ただ恐怖に駆られた】

【殴った相手も目に入らない】
【思考もとまるほどの、力に対する恐怖】

【気づいたころにはもう相手はいなかった】

…っちく…しょう…
結局、何もできなかった…
結局…なんだかんだいって…最後には殴っちまった…

【ぎりっと歯軋りをし相手がいた方向へ睨む】
【自分の無力さが生み出した結果】

…強く…強く…なりてぇ…

【心だけでは何も変わらない】
【それを徹底的に教え込まれた】
【少年はここからどう歩むのだろうか…】

/乙でした
/なんだかロールが自分語りみたいになって申し訳ない…
/ではでは
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 21:34:23.20 ID:G4AmEAeFo


【────水の国、水時計広場=B】

【正確な時間を刻む類の正確な時計では無い────と言うよりは、時計としての役割を期待されていない、何かの美術品と言った方が正しいのかもしれない。】
【ガラス張りの床の下の水、水統王神殿から真っ直ぐに流れる清めの水≠ェ暑さを和らげる作用があり、昼間でも夜間でも変わらず人通りが多いスポット。】



【その中で、ガラス張りの向こうの月────朧気に月を映す水面を見守る人影が居た。】
【───銀髪金眼。頭に着けたヘッドセットの大きさがアクセントになっていて、彼女の小柄さが目立つ。】
【燃えるような紅の着物が彼女の存在を更に際立たせているが、彼女に近付こうとする者は一人も居ない。】



【────結論から述べると、彼女の居る地点は人々の意識から欠落≠オていた。】
【通行人達は何を意図するでもなしに、何も気付かないままに、彼女の居る場所を迂回すると、元のルートに沿って真っ直ぐ歩く。】
【咎める者は誰も居らず、それを当然の動作として道を空け、また先に通っていく。】
【──そして一度たりとも視線を向けないままに、去っていく。彼女の存在も、その周りの全ても無い≠烽フであるかのように。】


【彼女の方もそれに全く気を払う様子を見せず、身動きすらしない。】
【異質≠ネ魔術の展開を続ける彼女の意識の全ては、水面の月≠ノあって────】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/23(木) 21:35:49.77 ID:1ONL2txAO
【裏路地】

さて、知ってる限りの“卵”の事を話して貰おうか……って、気絶してるね。
ヒラの機関員みたいだし、ロクな情報は得られないとは思ってたから、良いんだけどさ。

【どさり、と、機関の制服を纏った人間を放り投げるのは、漆黒のコートを纏い腰に長剣を帯びた、黒髪緋眼の青年】
【放られた人間はとっくに意識を失っているのか、何一つ抵抗する事無く、壁に衝突し、その場に倒れ伏す】

やれやれ、何か簡単に“卵”を得られる方法は無いのかな。
こんな事をやっているだけじゃ、半年経っても進展が無い気がするよ……。
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 21:39:06.42 ID:quJbx+hHo
【公園】

んー……集中、集中……っと

【人気も無く静まりかえった公園の中で、一人小さな声を上げている者がいる】
【褐色の肌に、特徴の薄いどこか冴えない顔つきをし】
【水の国ギルド連盟より支給されるジャケットに袖を通した身長170cm程の痩せ型の男であった】

【男は腰に取り付けられたガンホルダーに右手を添えて、正面に意識を集中させている】
【その視線の先には、木の台に乗った三つの空き缶】

……よっし、気合入れて行くぜ!そいやっ!

【男が目を見開き、右手を動かした瞬間】
【ガンホルダーからリボルバーを引きぬき最短距離で目標位置に到達、三度の発砲】
【動体視力に優れない者であれば、いつの間にか銃弾が放たれていると錯覚するような高速のクイックドロウ】
【放たれた弾丸は三つの空き缶に到達し、二つを真っ直ぐに吹き飛ばし】
【一つは僅かに狙いが外れたのか、上空に音を立てて打ち上がった】

ふっ……決まったのだぜ!
我ながら惚れ惚れするような銃捌き!
久々にやったけど、俺の腕もまだまだ錆びちゃいないようで――あいたーッ!

【銃をクルクルと回し、格好付けた仕草でホルダーにストンと仕舞い】
【満面の笑みで自画自賛していた男の頭に、先程自分で打ち上げた缶が直撃】
【結果、いい歳した男が人気のない夜の公園で頭を抱えて悶絶しているというシュールな光景が、そこに広がっていた】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 21:39:51.20 ID:WxRxNItmo
>>364
女顔って事は気にしてんだよ....
【若干イラっとしたようです】

相手もこんなにデカイもん使って1対2だ...こっちも使わせてもらおうか...いけるか?ワルキューレ。

【そう言うと、左腕の袖をめくる】
【そこには、紋章が】
【人にも見えるし、物にも見える抽象的な紋章が輝く】

「勿論ですよ。主」

【現れたのは胸元、肩、胴、脚を露出した鎧を見に纏い腰に両手剣を装備した金髪の女性】

頼んだぞ、ちょっとだけ厄介な敵だ
「了解〜。あのお方が敵ですね、面白い技を使っていますね」

【ワルキューレと呼ばれたその女性は、美しく微笑みながら青年を見る】

【まだ、何の行動も起こさない】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/23(木) 21:40:10.92 ID:j8+Qm5V/0
>>361
あ?人間いんのかよ?
【どすの利いた声・・・喰うと発言した方だ】
「ん?さっきからいたけど?」
【この声はMr.Presidentなる人物を口にしてたもう一人の方だ】
なんだよ早く言えよ・・・気づいてたらもっと早くに・・・
【だんだん足音が近づいて来る】
景気づけに・・・
【そして】
いい悲鳴(おと)ならすのによぉ。
【現れたのは髪も髭もドレッドヘアのように編みこんだ黒人系の大男と、男にしては白い肌に短い金髪と冷笑的な目と縁なし眼鏡に張り付いた笑みをもった痩せた男】

【・・・人間?】

さぁてどう奏でキィイィィン。
ちっ。気を抜くとすぐ可聴音域超えるな。
『仕方ないよ。まだ君は能力使うわけにはいかないし』

/すいません遅れましたOTL
【】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 21:44:10.98 ID:E6Ismh/Oo
>>367
【術式を展開する、キミの背後から掛けられる声が有る】

あらあら、面白そうなことしているのねぇ。

【そこに居たのは、一人の女性】
【黒髪黒目に紅いフレームの眼鏡が特徴的である】
【ふんわりとしたロングスカートに、ブラウス。そして首にはストールを巻いている】
【どことなく理智的な印象と抜けた印象を感じさせるだろう】
【地上から5m程の所に浮き、安楽椅子に座っているのが分かるだろう】

それ、魔術よねぇ?
月、ずっと見ているけれど、其れに関係する魔術かしら?

【にこにこと、微笑みながら、そう問いかける】
【魔術に於いて、星辰は、必須とも言える要素、予想は当たっているのか、否か】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 21:48:37.24 ID:cmi4ljiSO
>>360

あら…?キメラがモノ扱いなの…?だったらアタシはモノなのかもねぇ…あは

【どうやら先の発言を『キメラは命として認められない』と受け取ってしまったらしいリコリスはブルーラインの言葉には耳を傾けない】

【そしてローズの攻撃を右肩に受ける――】

……痛みだってあるの…でもそうよね

【そのままふらふらと距離をとるように数歩下がる】

『れっきとした命』っていうのは…こういう身体を言わないよね

【そしてワンピースの裾を掴み、ススッと上にゆっくり引く】

アタシはリコリス…元ノアのキメラ……

【スカート部が上げられ、ふとももがあらわになる――そして】

アタシの身体は…無数の小生物を産む…ッ!!

【下半身部分から蛸のような数本の触手が現れた、さらにボトボトと鼠のようなモノも落下する】

【そのうちの一本がローズの胴目掛けて横薙ぎに振るわれた】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 21:51:31.74 ID:pCOYlnYCo
>>370

ひゅー、いい女、にしても...

【彼はふと思う】

(言えない、卵を自分で使ったなんて言えない)

【そんな相手に巨大な骸骨の横殴りが飛んでいく】

ま、気絶させて機関に引き渡すか

【いいつつ、自分は墓石を閉めていく】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 21:53:42.95 ID:pBRooOz6o
>>371
【男には疑問が残る、まず一つにMr.President…一体誰のことを指しているのだろうか、本名ではなさそうだが…】
【2つ目にその街を喰うといったその発言、なにか嫌な響きだ、宜しくない事、人物であるのか?、とそう頭を働かせながらその暗闇の先を見つめていた】

【そして、その男達、2人ほどの男か、その姿がはっきりと見える】
【一人は見るからに大きな男、一人は対照的に真っ白な痩せた男】

「いやあー……悪い冗談かなにかか…?」

【その近づく言語はやはり不気味な言葉で、その十字架の男之前に現れた人間の容姿をした者に尋ねた】

「街を喰うやら…いい悲鳴…やら…怖いねぇ…」

【右手を上げ、肩をすくめて、冗談に対処するような、そんな言い方、容姿は人間であるからにしての対応である】
【だが、次の言葉で、男の警戒は更に増すことに成る、痩せた男の言った言葉、能力を使うわけにはいかない…】
【こいつら能力者であるのかと…】

【その話の内容的には大男は能力を使えないらしい、其れが嘘か真かは分からないが、警戒する事に越したことは無い、そう思う男である】

「おっと……何を企んでるかわからんが、先に質問に答えなよ…君らは一体何者なんだ?」

【その近づく男ふたりに問いかける】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 21:58:04.64 ID:4lSSLAnso
【公園】

【キシリ―――】
【金属の擦れ合う音と共に其れは飛来する】

【其れとはふよふよと舞う人魂の群れ。人の生きた残照】
【キシリキシリ―――怨嗟にも笑い声にも似た音と共に進みゆく】

【音を鳴らす、誰か≠ニ共に】

No one will ever forget that night and what it meant for this country.
But I will never forget the man and what he meant to me

【その誰か】
【漆黒に近い艶やかな黒い髪を短く切り揃えた、ボブカットの少女の唄声が響く】
【艶めいていながら鋭い弁柄色の双眸は彼女の顔に瀟洒な印象を与えこそするも】
【髪と相対する様な純白のワンピースは実年齢より低めな身長や一見ひ弱な体躯を隠すことは無い】
【キシリ―――軋む様な音を立てるのはその肩から指先に至るまでを覆うそれ。嫌でも目立つ、その双眸にも鮮やかな血の色にも似た猩々緋の色をした手甲である】

【引き連れた人魂の群れをあやす様に歌うその光景、他人にはどう見えるだろうか?】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/23(木) 21:58:06.43 ID:qCNU+ycbo
【町外れ】

【バン、と。辺り一帯に一発の銃声が響く】
【周囲は人通りが減って静寂に包まれているため、音はよく響き渡るだろう】

…………。

【そこにいるのはリボルバー銃とオートマチック銃、二丁の拳銃を構える少女】
【どうやら壁に描かれた×印を狙って引金を引いたようで】
【放たれた弾丸は的のど真ん中───から、僅かに外れていた】

……やっぱり、腕が鈍ってる。
最近戦うことが少なくなったから……かな。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳】
【七色の星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

/再投下、みたいな。
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 22:01:20.25 ID:WxRxNItmo
>>374
あの骨、いけるか?
「当然、お礼に化粧品の一つでも買ってね〜。あーるーじ」

【そう言うと、ワルキューレと呼ばれた女性は両手剣を引き抜くと】
【ワイトキングの横殴りの拳にむけて受け止めようとする】

【ちなみに、彼女の体は人間とは比にならない程丈夫】
「そんなスッカスカの体で我にお相手出来るかしら?」


フッ.........!
【黒ローブは少し姿勢を低くし、青年に向かって駆ける】

【両手には片手剣】
【近距離で決着を付ける気だ】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 22:04:01.97 ID:QCGHkVmbo
>>373
なっ、そういうつもりではなくっ!

"…完全に失言だったね、これはまずい…”

【過剰な防衛意識が裏目に出た形、失策】
【白猫は動揺を顔に出すが、ラインは冷静を保つ】
【三人もいて一人くらい冷静でなければ、最悪の場合の収拾がつかない】
【わかっているはずだったが、奇しくも懸念の一つが実現してしまう】

【ラインかベルの失態が、ローズに危害を及ぼす】

「うあぅ!?」

【反射神経だけは一人前で気付いては見せるも、腹部に直撃】
【リコリスの後方へ転がり、地面に叩きつけられる】

【咳き込んで、体液を吐いて】
【ローズは痛みに腹部を押さえるが、俯いた状態で視線は窺えず】

「……ふぅーっ、ふぅーっ……!!!」

【ぞわりと体毛が逆立ちながら、幽鬼の如く立ち上がるローズ】
【顔を上げると、完全に思考が切り替わっているようで、目が本気モードだった】

【非殺傷設定はそのまま、無駄口を叩いたり明るさを表に出すことはなくなり】
【実戦に限りなく近い状態】

【それでまず行ったのは、六爪のうち左右から一本ずつ爪を消す事だった】
【両手には二本ずつ残る形になるが、残りは…?】

【再び真っ直ぐ走り出すが、やや手前で飛び上がるローズ】
【勢いをつけた状態で空中で回転し、かかと落としを見舞おうとする】
【予備動作が派手なのでどうとでもなるが、受けようとしないほうがいい】

【消えた六爪の二本分がかかとに集束して、小さな釘を形成していた】
【狙いは左肩、命中すると炸薬のように爆発し、表面を焼いてしまうだろう】

"くっ…ロゥ…!!”
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 22:05:43.61 ID:G4AmEAeFo
>>372

【────少女の集中の乱れ≠ェそのまま空間に現れたかのように、ノイズの走る映像の如くブレる=B】

────さあ、分からない=B

【自らが展開する魔術でありながら、少女はそれの仕組みを理解していない────否、する筈も無かった。】

…何を、してるんでしょうかね。
分からないにも関わらず、形≠ノはなる。

──それが当然であるかのように。

──神が、摂理がそれを許すかのように。


────明滅刻む定点は、虚無に満ちてただ道を示す

【たん、たん、とリズムでも刻むかのように靴底で地面を叩くと、その場に種別≠熈年紀≠熈色≠熨Sく異なった式が構成されて行き、一本の線となって────】


【──────唐突に、飛来する。】
【光。圧倒的な光量を持つ光の束。それが一度に放出される。】



【それは境界≠抜けた瞬間に、違和感≠ェ閉め切った部屋を空けるかのように辺りに放出され、埋め尽くしていく。】

【──自身の何らかの準備動作を隠す為の結界、であったのだろうか。】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 22:07:40.82 ID:pCOYlnYCo
>>378

気分よくなったー!

【顔色白が少しよくなる】

ってきたー!

【召喚5体分の強度の骨、酔い2レス】

お前の相手はこいつじゃー!

【片手剣をうけとめようとする骨】

うえっぷ...

【ヨタヨタと階段を降りていく】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 22:10:47.62 ID:pCOYlnYCo
>>381追加

【両手剣で止められるも、中身無いが力はあるらしく、強引に力押しをしようとする骨王】

ワイトキング「オレモ...アルジノタメ...」

【こいつ、喋るぞ...】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 22:11:55.59 ID:E6Ismh/Oo
>>380
……あらあらこの手の魔術って、慣れていないのよね。
頭がクラクラしちゃいそう。

【そういうと、安楽椅子を地面に降ろし、少女を見守るように、後ろに座り続ける】
【理由を問われればきっと「暇だったからやったのよ、後悔はしていないわ」と答えそうな、そんな感じ】
【たまたま体の調子が良かったから、たまたま外に出てみようと思ったから】
【理由としては、そんなもの。しかし、そんな理由で出た彼女に取っては目の前の光景は面白そうな物だと思えた】

【始まった、キミの魔術行使】
【ごちゃまぜの、何がどうなっているかも分からない、そんな式がまとまっていき】
【直後、其れを覆い隠すような、結界が張られた】

【彼女は眼鏡の奥の瞳を、一瞬細めて】
【何処からか使い込まれてきた年季を感じさせる真鍮製の煙管を取り出した】

灯せ

【右手の指先で、そんな文字を書いた直後、煙管に火が入って】
【其れを口に加えて、煙を吸いながら、己の周りに煙による防護結界を貼っていく】
【あまり強いものではないが、他人の術式の中に居るのがあまり安心できなかったようだった】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/23(木) 22:14:22.86 ID:j8+Qm5V/0
>>375
俺達が何か?化け物、悪魔、神、ケダモノ、ドラゴン、エイリアン、クリーチャー、怪物・・・だいたい、こんくらいか?
「ハハ・・・僕がこっちに来て居なくなってからも管男達は何も変わってないんだね・・・というか彼の聞きたい事は僕たちの『最初の名前』じゃないかな?」
あぁそうか・・・だったら『兵器』だな。
【黒人系の男の皮膚が破け、人型ではあるものの、まったく別の生物の姿になる】
そんでもって管男じゃねぇ、TUBEだ!
【黒いエナメル質のところどころ筋繊維の見えた巨躯、ただでさえ大柄だった男の体がさらに巨大になっている】
【頭のドレッドヘアと同形の髭は黒いプラスチック製の蛇腹ホース状になる】
【その先は髭は胸に髪は背中につながっており、どこか戦闘機乗りの酸素マスクにも似ている】

【と次の瞬間、ゾウの鼻の様に口元についた一際太い蛇腹ホースが伸びて、男に巻きついて拘束しようとする】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 22:19:23.21 ID:TIFxVGmlo
【路地裏、浅く】

【ざあざあと雨がコンクリートの壁を叩き、屋根を伝って雫と流れ】
【落ちて溜まった水の上に、また雨粒が波紋を作る】
【広がる波が端に辿り着くより先に、靴が文様を踏みつぶした】


―――……問題なのは、それが悪と断じられるかどうかなんだ。

正義の反対は別の正義、そんな言葉は良く聞くけれど、
人を殺してはいけないという正義の反対は……人を[ピーーー]という行為の正当化?
[ピーーー]という行動を、其処まで重要視する事は、果たして本質を見失わずに居られるのか……

【誰へとも無く進められる講釈、善悪論などという青い文句】
【沈思より生まれたものではないのだろう。浅く、軽い。その声と同じ様に】
【戯ればかりの思考実験は、完成を向かえない】

【机上の空論の論者は、傘もささずに其処に居た】
【小袖の帯は前で結んで、その上に帯を締めないで色振袖を重ねて】
【腰までの白髪は結いもせず、伸びる侭にして簪一つ】
【大きく開いた襟と肩から、雨が小袖の内側へと滑り落ちていく】

……つまるところ、正義の反対は不義、もしくは悪と定義をしたい、というだけ。
そして何を正義とするかは……買ってくれるお客さん次第

いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。安くは無いよ、安くは無いよー

【誰かが聞いているなどとは、思ってもいないのだろうに】
【商売人の真似をして、売れそうもない、売り文句】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 22:19:23.63 ID:cmi4ljiSO
>>379

うふ…ふふ……別によかったんだよ…?アナタがキメラじゃないならキメラじゃないで…

キメラじゃなかったのかーそっかぁー猫ちゃん可愛いねぇーで良かったのに…

……良かったのになぁ…

【身体能力に差があるのはあらかじめ分かっていた】

【なのでリコリスはローズが近付いてきたと同時に身体を捻りながら後方へと身を投げる】

【上半身ごと勢いを付けて振られた両腕から二匹の蛇が牙を剥けて飛び出してきた】

【体内から産んだ蛇なので毒は無いが――】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 22:23:19.43 ID:WxRxNItmo
>>381
ばーか、俺の相手はこんな傀儡の骨野郎じゃねぇよ
【そう言って間に割り込んだ骨の間に二本の片手剣をーーー投げる】

【狙いは青年】
【階段降りるのを阻止しようとする】

今度は顔なんか狙わねぇ...その腹に食らいやがれッ!
【当然、二本の片手剣を投げてしまったのだから、その骨達に大きな隙を見せた事になるが】
【それすら覚悟なのだろうーーー笑っている】

最初に言ったぞ!無理やりでも聞かせてもらうとッ!


「主が頑張るなら我も頑張らないとっ」
【口調も軽く、余裕の表情でワイトキングの拳を受け止めるワルキューレ】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 22:24:42.84 ID:G4AmEAeFo
>>383

【唐突に。】

【そう、唐突に響く。】

【───何かが罅割れるかのような音が、響き渡る。】


【それを何かの契機にしたかのように、全ての術式が破棄、収縮していく。】
【先程撒き散らしていた違和感も、破壊の予感≠焉A全てが巻き戻し再生を見るかのように吸収され、そして何もかもが消えた。】


────ぁ。
【不意に漏れた声、それは威嚇でも何でもない、恐怖を表す声。】

何が────一体何が起き────て─────?

【────】

【違和感の残滓は、まだ彼女の内にあって────】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 22:27:28.92 ID:ygPSN3Gto
>>376

…………歌?いや、声?

【人の憩う場の公園に響く、歌】
【偶然にも耳に入ったのかベンチに座っていた人物が顔を上げれば】
【そこには手甲の少女】

(……手甲だ、いやそこも重要だけどアレは……人魂?)
(わあ……初めて見た……)

【淡い真珠色をした長い髪、緋色の瞳、整った顔立ち】
【ブラウスの上にシルクのカーディガンを羽織った女性は驚きの表情を浮かべ少女を見つめる】
【なんせ人魂なんて物を公園という場所で見るなどと思いもしなかったのだ】

(人魂に手甲、むう……)

【女性の脚の間には結構な大きさの麻の布袋が置いてあり】
【その袋の撓んだ口から白銀の手甲が顔を覗かせていた】
【女性が手甲に意識を向けるのはそういった意味があるのだろう】

…………………。

【声を掛けるべきか否か、微妙に悩んでいるらしく】
【軽く首を傾げ顎に手を当て「むう」とまた呟く】

えっと、そこの君……どうもこんばんはー……。

【意を決して声を掛けるが、どことなく失敗した感】
【やってしまったもっと気の利いた感じで話しかけられるだろう、と後悔したとか】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 22:30:53.71 ID:E6Ismh/Oo
>>388
我、煙管の魔の元請い願う
其れは焔、其れは万物を燃やす熱き壁、其れは熱きを持って鋼を融溶させる
その熱の一端よ、かの者を囲む防壁と成れ

【右手を高速で動かし、そんな一文を空中に書き綴る】
【直後、左手に持つ煙管の口から火が吹き出した】

―――大丈夫?

【吹き出した焔は、キミを囲むように焔の壁を創りだすだろう】
【何が起こるか分からない以上、ある程度の対処は当然と言えた】

……術は、失敗かしら。
なにか、嫌な気配がするのだけど。

【長年魔術師をやっていた、彼女の勘が嫌な気配を感じる】
【未だ、終っていないような、そんな感じが】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 22:31:23.19 ID:QCGHkVmbo
>>386
【外して、地面に叩きつけられて、爆発】
【その勢いで反対周りに回転をつけて着地すると、ローズはリコリスをじっと見て】

【六爪を納めた】

【蛇にも右腕をあっさりかまれて、痛そうに顔をしかめる】

"ブルーローズ!?”

【ラインが大声を(念)を出して止めたけど、ローズは無事な左腕を横に差し出して、来るなのポーズ】
【ベルも言葉をなくしている】

「…なんだか、よく、わかんないけど…」

【ローズの眼から戦意は消えていた】
【なんとなく、右腕を蛇にかまれていて、痛いのか時々、反射で目を閉じる】
【うっすら涙が浮かんでいたけれど、リコリスをじっと見つめている】

「さっきの、いたかった…だからローズも、かっとなっちゃった」
「くんれんてつだってくれるって、いってくれたのに、わすれて、いたいのやりかえすって、…」

「ごめんなさい…!」

【そして涙声になりながら謝罪して、頭を下げた】
【腰を折った姿勢で、痛みが原因なのかかすかに震えながら動かず】

【あっけに取られていたのはベル。完全に予想していなかったと、顔に出ていた】
【それはラインの念からもうっすら感じ取られたけれど…彼もまた、謝意を伝える】
【念を通して直接】

"謝って済む問題じゃないけれど…君の素性を知らず、配慮に欠いた発言をしてしまった”
"…使い魔の不出来は、主の不始末だ。そしてこの仔の教育不行き届きも、そして僕自身の不出来も、だ”
"申し訳ない…”

【その言葉に我に返ったベルも、ローズの正面に躍り出た】
【ぺたんと地面に頭を低く下げて、必死に】

申し訳ありませんでした…!

【地面額をこすりつけて、猫達は揃って頭を下げる】
【猫二匹も、しばらく頭を上げることは無かった】

【攻撃のチャンス、では在る】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 22:33:55.74 ID:pBRooOz6o
>>384
「ははは…化物…悪魔…神…ケダモノ…ドラゴン…エイリアン…クリーチャー…怪物……いやあ…冗談にしては度がすぎやしないかい…」

【その言語が本当なのかは分からない、だがその全ての言葉が人間には当てはまらない言葉】
【人間の容姿をするその男から、まさかそんな言葉が出るとは思わなかったらしく、少々笑いが引き攣っている、言わば苦笑いである】

【そして大男の次の言葉から、その苦笑いも消えることと成る『兵器』その言葉と同時に男の容姿が、その人間の姿が】
【皮を破り、忌まわしいその姿を露にする…男の笑みは止まった、これはヤバい…マジもんだ…と】

「ヒューッ!兵器…そりゃ結構だなッ…っと!」

【その姿を見て、強がりのつもりなのか、声は弱々しい者の、その化物と言っていいほどのその男に言葉を放つ】
【そして自身に迫ってくるその蛇腹のホースのような物、自身に迫ってくるではないか】

【これは不味い、あれに捕まるととりあえずやばい、誰もがそう思うであろう、男は行動した】
【その警戒していた体制もあり、そのホースを避けようとする】

「恐ろしいもんだなこりゃあ…」

【そう一言呟き自身のその身体能力、身軽である事、敏捷性が高いこと、鍛え抜かれた体操選手のような動きで、】
【素早く横にロンダード、無駄な動きであるようだが、走るより素早い、その自身の体のバネ重心移動を使い、その場から右へと飛ぶ】

【その飛びながら男は手に持っている布に巻きつけられたその十字架を空中に投げる】
【その男が布の端を持ち、空中に投げられたその十字架は空で見る見るうちに解かれていく】

【そしてその姿を表すだろう、十字架の中心に穴があき、十字の取っ手がついた、巨大な十字架が】
【その左右上下にあるカードリッジ、アタッチメント、刀で言う鞘の部分か、それが空中で一瞬にパージされ何処かえ消えた】

【そして現れたのは4本の十字架の形をした剣である、左右上下についたその凶悪な刃、その十字架が男の周りを浮翌遊している】
【男の身長が180cmほどありその十字架其れより少し小さいくらい170cmほどであるか…その一本を手に取り大男の右側に着地した】

「物騒だなぁ…おい…恐いったらありゃしねーよ」

【と言いながら。男はその十字架を構えるのであった】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/23(木) 22:38:19.11 ID:qUn9pbXNo
【どこかの海岸―――】


「流石にここは、まだ涼しいですねー……」

―――そうだね、ただ……なんだか寂しい

【砂浜の上に立っている二人は、静かに海を見つめていた
     ―――只々闇の広がる、夜の海を。何かを探すわけでもなく、穏やかに、或いは虚ろに】


アレから結構経ったなぁ……私も、ずっと休んではいられないかな

【一人は漆黒の長髪に合わせた黒い軍帽を被り、夜色の仮面を付けた人物】
【ポニーテールにされた長髪と着込んだ衣服の上からでも分かる身体の起伏が、それを女性だと認識させるだろう】
【装飾の少ない学生服にも見える暗黒色の洋服に身を包み、その背には暗い青緑色のマントが】


「えーと―――確か≪R.I.P.≫の、話ですか?
   ……あ、だったらそろそろ四十九日なのかな。あれ?もう過ぎてる?」

【傍らにいるのは、淡い翡翠色の長髪と葡萄色の瞳を持った、やや小柄な少女】
【こちらは淡い白と紫の長袖シャツに短めの黒いスカートと、前者に比べて】
【しかしその腰には妙に機械的な柄を備えた、刃引された曲刀と思わしき物体が二つ、対称型に提げられていて】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 22:39:39.82 ID:pCOYlnYCo
>>387
【普通の骨によるパンチ】

あっぶねぇ、痩せてなかったら死んでた、

【腹を少し抉られた、が、致死Levelではないだろう】

キング「オオオオ!」

【王は、女性戦士に苦戦していた、】

B「ココカカカカ」

【骨パンチは黒ローブに当たるのか?】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 22:41:28.48 ID:cmi4ljiSO
>>391

…………………

……………

………

……

【リコリスは二人?を見る、そして数秒、いや数分だったかもしれない沈黙】

…なにやってんの…?

……

………たたかって…とりあえず…むりやりおさえこむなりすれば、よかったじゃない

……てきに、なってたのに……なんであやまるのよ…

【身体がリコリスの中に引っ込む】

ちょうどいい、実戦相手だったんじゃないの?
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 22:43:44.09 ID:G4AmEAeFo
>>390

じゅ────つ──?

【────明らかに、驚いた様子が見える。まさかそんな事を言われると思っていなかった、とでも言いたげな表情をして】

違う>氛氛氛汕痰、っすよ……

…あたし≠カゃ…ないっす……ッ


【──拒絶。その言葉と共に違和感≠フ残滓も漸く消えていく。】

……違う=Aそんな訳が────…

【聞こえない程の小声。自分に言い聞かせるかのような表情。危険信号、と取れる行動を先程から続けている────】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 22:43:44.96 ID:4lSSLAnso
>>389

「今宵の事は忘れない。」
そう謳った直後に出会い≠ェ有る

【キシッ―――――】
【軋む声≠ノ似た音が止み、月光と人魂の冷えた明りを頼りに貴女の姿を視認する】

こんばんは。だけじゃあつまらないな
折角私が忘れないでいようとしているんだ。

【首だけ向けていたが、言いながら身体ごと其方を向くと。同意を求める様に首を傾げ】

初めまして。
こんなに夜遅くに出歩いてたらお化けに会うかもよ?

【なんて、現在進行形で人魂の群れを連れながらそう言って】
【少女自身は、何処か大人びた愛想のいい笑みを浮かべている】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 22:43:51.76 ID:LAS5psBSO
【路地裏に、ふたつの靴音が響く】
【肩を並べて歩いていたのは、壮年の紳士と今時風な若者】
【その二人の関係を推測するなら、厳格な父親と不良息子といった辺りが適当だろうか】


――…機関に立ち向かうには、仲間が要る。
奴らはとても私達二人で敵うものではない、故に――、


「…justiceに。何度も聞いた。」


――ああ、すまないね。君は息子と違って物分かりが良いのだった。
昔からの習慣というものは中々抜けては呉れなくてね、困ったものだ


【壮年の紳士は、整えられた短い銀髪に赤の瞳】
【グレーのスーツに紺とピンクのストライプのネクタイを締めている】
【年の頃は50代の後半、だろうか】

【今時風の若者は、肩まで伸ばしたボサボサの黒髪に黒い瞳】
【赤のトレーナーに付いたフードを深く被って、迷彩柄の弛いズボンを腰で穿いている】
【耳元にはイヤホン、コードはトレーナーのポケットの中へ伸びていた】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/23(木) 22:45:41.56 ID:j8+Qm5V/0
>>392
「管男・・・わかってると思うけど、能力は使えないんだから眼球とか人間時の感覚器官で戦えよ。それとそれ以上、体を戻すのもNG」
わかってキイイイィイィィああブゥウウウウン
【ホースは避けられた『兵器』となった男の右肩に人間の口の様なものができ金髪の男に返答する】
そしてキィTUBEだっ!
【更に髭が変化したホースが四本、胸から抜け左右から男を驚異的な力で縛り上げようとする】


400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 22:49:20.12 ID:E6Ismh/Oo
>>396
……。

【無言で、混乱する彼女を見て】
【生み出した火の壁を、煙管を振るい、右手で消えよ≠ニ文字を書き掻き消す】

――とりあえず、落ち着きなさいお嬢さん。
何をしていたか、聞いてもいいかしら?

落ち着ける場所がいいのなら―――

【女性の体から、魔力が発露し、その背後に扉≠ェ現れる】
【樫の木でできた、重くて丈夫そうな大きな扉だ】

―――私の店で、お茶でもごちそうするけれど、いかが?

【敢えて、安心させるように、ふんわりと微笑むだろう】
【そして、キミが中に入るのをよしとすれば、店の中にキミを連れて入っていくはずだ】

【店の中は、無数の本に埋め尽くされた、古書店で】
【カウンターの上には、毛並みの良い猫がおり、キミの方を金色の右目で観るだろう】
【そして、キミに椅子を進めながら、紅茶を入れ始めるはずだ】
【店の中には、精神安定の魔術と肉体治癒の魔術が恒久的にかかっている】
【落ち着く上に、体がやすまる感覚が有るだろう】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 22:51:10.97 ID:ygPSN3Gto
>>397

ん?あ、はい……何かすまない……。

【忘れない、とは何の事だろうか?そう思ったが言葉には出さない】

というか今、正におばけのような物を引き連れた子に出会った……
それはやはり人魂の類なのかな?

【年相応ではないその笑みはどこか誘われるようでもあったという】
【だが残念ながら女性は其処ではなかったらしく、若干焦り気味に袋に手を突っ込む】
【光っている手甲に手を当てて、しかしこの輝きを収めるにはどうすればいいか分からず困惑】
【仕方ないので魔翌力を流したら数瞬でその光は止んだ】

ふう……あ、そうだ何だったら隣に座るかい?
立ち話も何だし……ね?

【出会っていきなり自分の隣に誘うのもどうなのだろう】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/23(木) 22:53:25.40 ID:1ONL2txAO
>>377

十分精確だと思うけどね、相手の武器を狙い撃って取り落とさせたりするなら、不足かもしれないけどさ。
それに、戦う事が少なくなったのは、それなりに喜ばしい事だと僕は思うんだけれど……違うかな。

【かつん、と、静寂の中、妙に大きく響いて聞こえる靴音と、掛けられる声】
【其方を向けば、其処には、漆黒のコートを身に纏い、腰に長剣を帯びた、黒髪緋眼の青年が立っているだろう】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 22:55:01.34 ID:QCGHkVmbo
>>395
「だってリコリス、いまかなしいかおしてたもの!」

【問われて、顔を上げたローズは泣いていた】
【顔をゆがめて、いろんなものでぐしゃぐしゃになりながら、叫ぶように】

「このまえ、ローズはじめてしったの…『かなしいえがお』があること!」
「たのしいはずなのに、かなしいかおがあったの!!」
「…やなのっ、ローズっ…そんなのやなのぉっ!!」

【頬を流れ落ちる涙を拭う事もせず、ぎゅっと拳を握って、想起したのは】
【ラインは無言だったが、期せずして念が漏れた】

【友と呼んでくれた少女】
【変わってしまう自分に戸惑って、助けを求めてきたのに】
【何も出来なかった】

【強い後悔の念は、きっとローズも同じで】
【同じものを見て、三人は同じように無力を悔いた】
【それをローズは、思い出してしまったようだ】
【あなたの真意はわからないけれど、言葉から読み取ってしまったのだ】

"……あまりにも、礼を失している”
"知らなかったじゃ済まされない…酷い侮辱だ”
"それを放っておくなんて、出来ない…。そんな顔をさせておいて、体よく利用するなんて、僕には出来ない”

【ベルはそのまま、動かず】
【ラインは心情をそう吐露した】

【琴線は人それぞれ異なる。良くも悪くも】
【だからといって、それに予期せず触れてしまった事をよしとできず】
【言葉を交わした相手なら、礼を尽くさなければならないと思っていて】

【素性はどうあれ、あなたの痛みをついてしまったのだから、と】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 22:56:23.71 ID:WxRxNItmo
>>394
【飛んでくる骨パンチ】
グッ....!

【腕でガードしている】
【仮に一発一発が弱くてもこの数だ、全部は防ぎきれない】

まだまだァ!
【たとえ殴られていても、飛んでいる片手剣の操作は怠らない】
【自分の周りにいる骨を押しのけるような動作で同時に片手剣の操作】

【投げた片手剣はぐるりと再び円を描いて青年の背後から狙う】


「そーっれ!」
【ワルキューレはワイトキングの拳を流して、そのままワイトキングの足を狙う】

「このサイズだもの、バランス崩れたら面白そうね」

【ワルキューレは居合の構えを取る】
【たとえ離れていても、剣を振った時の風圧でコンクリートをくだく一撃】

【普通のサイズの相手なら軌道も読みやすく避けるのも難しくはない】
【しかし、このワイトキングにこの近距離でそれが出来るか...?】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 23:00:20.16 ID:pBRooOz6o
>>399
【その最初の攻撃を避けたのは良かったが、さらなる攻撃が男に迫っている】

「間髪無しなのね…まいったねー…」

【男の体は、その身軽さはあるが、自身のダメージにはめっぽう弱い、大男の力がどれほどかは分からないが】
【その容姿からして掴まれるとまずいことになるだろう…男はそれに捕まるわけにはいかない】

(捕まった時点で…アウト…だねぇ…コリャ)

【男は更動く、とりあえず動いて、錯乱させる作戦である、だが、自分が近づかなければ攻撃方法など無い】

【男は更に横に走りこみ、その大男の周りを旋回するように走る】
【そのホースが付いてこれるかは分からないが、とりあえずそのホースからは逃げるのが先決であると】

【男は走りだす、だが男は走る前にある行動をとった、その自身手に持ったその武器を相手に向い投げつけたのだ、ブーメランのように】
【男はこの武器を思うがままに操作できる、投げて手元に戻すことなど容易な事である、もちろんその他の3つの十字架も同じく、自身の手の届きやすい方向に】
【自在に操作できるのである】
【だが一つ注意点がある、此の十字架は男が『触れていない』この十字架は『形が有るものの、実態が無いに等しい』】
【と、言うことはである、その投げられた十字架は『通り抜けるのだ、全ての物、その大男に当たっとしても通り抜ける』『切れることは無いのである』】

【言えばハッタリ、その大男が十字架を避けようと、その十字架をつかもうとターゲットを写したその隙に自身は大男に突っ込むとそういう作戦である】

【そんな事を考え男は走りだす、その男の周りを】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/23(木) 23:04:29.30 ID:G4AmEAeFo
>>400

落ち着──……そうっすよ、そんな訳が>氛氛氛

【暗い表情で、何度も何度もそんな言葉を繰り返して、それが一段落すると】

────。
【無言で、こくりと頷いて肯定の意を示すと】

【──彼女にとってはらしくない°気を纏って中に入る。】
【促されるままに、座って、飲んで。そして視線をさまよわせる。】

────。



【────何かから逃げよう≠ニしている、またはしていたようだが、その内容を逃げる為に∴鼬に話をしようとはしない。】
【落ち着く筈なのに、安らぐ筈なのに。】

【彼女の中で、頭の整理が阻害されているかのような、強制されているかのような、そんな様子をずっと見せた後に。】

…分からない>氛氛氛泄ェからないっす…
何も────話せない≠チす…

【──話す事が出来ない=Aその事だけを伝える。】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:04:46.87 ID:cmi4ljiSO
>>403

………ふぅ…

(……なんだろう、変な感覚…)

(そもそも初対面の相手なのになんなのこの……あーぁ…)

(…今まで会った事無いタイプ……)

……なんか、もう良いです、気にしなかった事にします

【ため息混じりにそう言った】

(……ずっと、戦いの中にいたから……常識がズレちゃったのかな)
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 23:05:03.07 ID:pBRooOz6o
>>405
/補足です、読み返してみると自分もよくわからなかったので…
/とりあえず十字架は男が触れていないと、実態がなく、全ての物は通り抜ける
/なので投げたその十字架は触れても切れることもなく、只通りぬけるだけです…申し訳ないです…
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 23:08:15.13 ID:pCOYlnYCo
>>404

ばらけろ!

【途端、王はばらけ、居合の間合い、から外れる】

召喚!

【自分と剣の間にすべりこませるも...】

がふっ...

【骨を砕いたせいで若干軌道は逸れたが、肩に刺さる】

あー...死にたくないから言う、降参...

【いい加減胃も肉体も限界だった】

支部なら氷の国がいいと思う、そこの金庫に卵はあるはずだ、ちなみに、俺の体内にも一個ある

【喋った、が、氷の国の支部は屈強な奴らが多いと聞いたから言って見た】

/もし襲撃するんだったらだれか氷の国支部の機関員に舞台裏で聞いてからしてください
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 23:10:04.80 ID:E6Ismh/Oo
>>406
―――、そう。
なら、話さなくてもいいわ。

【キミの、話すことが出来ない≠ニいう言葉に、意外なほど簡単に了承の声を返す】
【今のキミと、さっきまでのキミとの態度や口調の差から、何らかの頂上的な現象が起きている事は想像に難くない】
【だからこそ、無理強いをすることこそ、無理な相談であって】

…………さて、どうしたものかしらねぇ。
貴女、困っているみたいだから、力になりたいのだけれど。
でも、何をすればいいのか、分からない=Bコレって、結構困るのよ。

だから、とりあえずその紅茶を飲んで、落ち着いて、ね?

【自分も紅茶をすすり、微笑みを作って】

――貴女が話せる事≠、話しましょう?
貴女の名前くらいなら、聞いてもいいかしら?
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 23:10:45.17 ID:TIFxVGmlo
【とある街の上流、小さな湖】
【この湖から流れる川が、下流の街への水源となっている、】
【つまりは多くの人々の、生活の根幹】


【そこには、おそらく下流の街から引っ張ってこられたのだろう、死体が幾つか】
【手錠で手を後ろに回され、首を失い、地面にひれ伏す】
【罪人の様な有様の彼等を、二人の少女が、水の中から見上げていた】

「んー……もうちょっと放置してからが良いか?」

『…………形がくずれたら、こまらない……?』

「あー、そうだなー……んじゃ、そろそろ流してやるか?」

【この光景の異常を、さも当然そうに見ている彼女達】
【きっとこれを作ったのが、そもそもこの二人なのだろう】

【近くの木にひっかけられたシャツには≪死獸弌≫、襦袢には≪死拾弐≫】
【身分証明の代わりの番号を、隠しもせずに曝している】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/23(木) 23:11:48.30 ID:j8+Qm5V/0
>>405
【かわされたホースは木に当たりホースの勢いにしては妙にほんの少し大きな破壊音を奏でる】
いい音だ。
【と敵の攻撃、『兵器』管男は右に移動して攻撃の軌道から自身を遠ざけようとすると同時に先ほどの四本をさらに伸ばしたわませた上に背中から二本ホースを追加してそれぞれ弾こうとするが・・・】
!?
【すり抜けられたことにより隙ができる】
【なお金髪の姿は見えない】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:12:55.22 ID:4lSSLAnso
>>401

いやなに、謝られる様な事でもないさ
だが折角の運命だ。悪い思い出にならない様に楽しもう

【年上であろう女性に、素直にはいと返事されたのが少し可笑しかったか。浮かんだ笑みが僅かに深くなる】
【それは少女が浮かべるにしては少々、艶すらありそうで】

ふむ、残念ながらおばけのような物とも人魂の類でも無いな

何せおばけそのもの≠ナ人魂そのもの≠ネんだから

【口元を丁度隠す様に、手甲を嵌めた両手の指を突き合わせ】
【視線は一瞬貴女の袋の中身…その手甲へ向くも。口ではそう言い切った】

隣…か。
…………酷く不快になり、運が悪ければ憑りつかれ、最悪の場合一睡も出来なくなり綺麗な肌がガサつく様になり婚期も逃し、宝くじを外し、運良く気を失っても悪夢しか見れずすぐに目が覚め、祓えば高額請求(後払い)をされ水商売に身を落とす事になるもボロボロになった身体では客も付かず店にも見捨てられて無職で1人寂しく路地裏で朽ち果てる様な人生が待っているかも知れないが?

【それでも構わないだろうか?なんて。問いかけた】
【………聞くだけで少女の後ろに居るのが質の悪い悪霊と分かる上に案外近づくだけの決断にも勇気が必要かもしれない】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 23:16:23.96 ID:QCGHkVmbo
>>407
【その出来事が衝撃的過ぎて、ローズは一種のトラウマになっているらしく、反応は過敏で】
【溜息を聞く前に、その場でへたり込んでぐしぐし目を拭い始める】

【白猫は頭を上げて、リコリスへ接近する】
【しょんぼりと項垂れて、】

本当に申し訳ありません…猛省します。
"いいって言ってるんだから、蒸し返すなよ”
"えーっと、リコリス? 本当にごめん”

【蒸し返すなって言っておいて、繰り返す阿呆がいたけれど】
【愚直な彼らは、やはりそういわずにはいられないらしい】

"その、暑いし、水分とか、要る?”

【…いきなりそんなことを言うと、白猫の眼が明滅して、空中に手甲が一組出現する】
【ふよふよ浮かぶ手甲の掌には、ペットボトルのお茶が二本ずつ】
【左手がそれを一つローズに投げると、泣きながらキャッチして蓋を開け、そのまま泣きながら口をつけた】
【いろいろ不安になる】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/23(木) 23:17:21.96 ID:qCNU+ycbo
>>402

……カレル…………。

【声に気づくと、銃をしまって青年の方を向き】

確かに、少なくなったのは嬉しい……。
けど……戦わなきゃ為せない事も、あるから。

【相変わらずの無表情。性格面は、そう簡単に変われないのだろう】
【火傷を負ったり片膝砕かれたり、結構な頻度で怪我をしていたりもする】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:20:58.33 ID:ygPSN3Gto
>>413

むう……うん、分かった。

【何が分かったのか分からないがコクリと頷く】
【ちなみに女性の身長は170cmくらい、結構大きい……胸も】

正真正銘、人の魂という訳か……。
凄いな、そんな物を制御する術を持っているんだね君は。

【これも何かの縁だろうかと、少女の視線の先の手甲を袋から取り出す】
【がちゃん、と自分の太腿の上に乗せる、銀色の手甲は甲の部分に月をモチーフにした文様がある】

……多分大丈夫、今も取り憑かれているような物だから……?
そんな訳で座って大丈夫だよ、どうぞ。

【自分で「取り憑かれている」と言って、しかし言葉終わりには疑問符を浮かべ】
【ともかくとして悪霊の類は気にしていないらしく隣のスペースをポンポンと叩き座るように促すのだった】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/23(木) 23:23:28.86 ID:G4AmEAeFo
>>410

────ぐうぜん=B

たまたま、偶然、こんな事が起きたに決まってるっすよ──
本当にたまたまで、少し呆けていただけで─────

【───沈痛な面持ちで話す少女は、考える事すらも放棄し始めていた。】
【そっちの方が、辛くない。そんな、安易な感情で──────。】


…天月(アマツキ)っす。取り敢えず、紅茶は頂くっすね…

【────笑みにつられたか、微かに笑みらしき物を口元に浮かべていた。】

【────恐らく優れた術者であっても、彼女を調べて分かる事は無いだろう。】
【今の彼女には操られているかのような異質の気≠焉A何かを引き起こす物質≠煢スも無いのである。】
【身体は至って普通の能力者≠ニ言える物であって、頭の中でも覗かない限りは、何も分からないようであった。】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 23:24:00.52 ID:pBRooOz6o
>>412
【自身を追ってくるそのホースは後ろに横に男に迫る、そのホースに気を向かせつつ、】
【大男の反応を伺う…】

(ビンゴッ…!ハラハラしたが…成功だねっ…)

【そのホース、男の体をすり抜けるその十字架、十字架は個を描き男の前に戻ってくるであろう】

【其れによってできた大男の隙、今しかないと、ハッタリは2度は通じない、この機会を逃すと正面勝負、非力な男には確実に不利な状況になる】
【男は行動した、その大男に向かって地面を蹴る、】

【そして再びロンダードからの加速である、ロンダートからの宙返り、その宙返りにより男は空に飛ぶ、体操選手のように】
【現在は空中で大男に背を向けている状態である、その状態から更にその体を捻り勢いを付ける】

【そしてその体を捻り男に急降下、その十字架の剣を両手に持ち、真上から振り下ろす、そういう作戦である】
【うまく行くといいが、と思い男はその地面を蹴りつける、そして宙に舞うつもりである】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/23(木) 23:25:12.14 ID:WxRxNItmo
>>409
【肩に刺さり、相手が降参したのを確認した】

氷の国...行った事ないな...ふむ
【腕を組みながら言う】

なるほど、よくわかった。
一応、礼は言っておく、ありがとう

【そう言って青年の肩から剣を乱暴に引き抜いて代わりに包帯を投げ渡す】

今回は見逃してやる、それまで死ぬんじゃねーぞ
「あら、優しいですね」
うるせぇよ...

【そう言いながら振り返り歩き出す】
【ーーーあ、と声を出して立ち止まる】

ついでに俺の名前は白髪 桜だ、覚えとけよ
「我はワルキューレでございますよ」

【そう言って歩くだそうとする】

/3日間にわたりありがとうございましたー!
/襲撃なんて物騒なロールはする気はありませんが、一応考えておきますね
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:29:32.11 ID:cmi4ljiSO
>>414

……頂きます

【ペットボトルのお茶を受け取り】

(泣いてる…泣いてるよぅ……なにこれどうすればいいの…)

【身体を変化させて両肩を治癒させつつ】

……怒ってないといえば嘘になるますが…許します

……そちらこそ大丈夫ですか?アタシも手加減せずに攻撃しちゃったんで…
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/23(木) 23:29:40.84 ID:1ONL2txAO
>>415

そうだね、何もかもが話し合いで解決出来るんだったら、戦争なんて……いや、喧嘩の一つも起きないだろうね。
でも、そんな事有る筈なくて、だから力を振るう必要が有るのも解るけど……無茶して、死んだりするなよ?

【ゆっくりと青年は少女に歩み寄って、少女が許すのならば、軽く頭を指でこつん、と小突くようにするだろう】
【当然、当たっても痛くも痒くもはないだろうし、ただ、場合によっては、少し鬱陶しいと感じさせるだけだろう】

無茶するな、なんて言う権利は僕には無いし、怪我をする位の覚悟で挑まなければ為せない事もあるだろうから、そこは何も言わないけど。
無茶をして腕や脚を無くしたりとか、命を落としたりとか、そんなのは、止めて欲しいかな。
漸く最近になって、枕元に溶けたアイスが置かれてたりとかの怪現象にも慣れてきたのに。
それがこれから二度と無くなってしまったりしたら、寂しいから、さ。

【怪我をする事を咎めはしない、無茶をする事を制止もしない、だが、死ぬな、とだけは言っておく】
【多少の怪我なら、手当てをすれば良いけれど、取り返しの付かない事にだけは、させたくなくて】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/23(木) 23:30:02.47 ID:j8+Qm5V/0
>>418
【隙に付け込まれ近づかれて・・・そして敵は今は宙からの攻撃をしようとしている】
【とその時、ゾウの鼻の様な鼻から口当たりに基点を持つ太いホースが巻きついた木の成人男性の二の腕より二まわりほど太い枝が、男に向けてホースの収縮する力を利用しラリアットの様に向かてくる】
【何故か戻ってきてないゾウの鼻の様な太いホース、かわされた瞬間戻せばいいのに木を砕いて行った、妙に大きい破壊音・・・稚拙だが意識外ならその威力は大きい】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 23:30:39.27 ID:E6Ismh/Oo
>>417
―――そう、そのほうが楽だものねぇ。

【猫なで声で、彼女は同意をする】
【何処か、逆らいたくなるような、反感を覚えさせるような、甘い声を】

【思考の放棄は、人であることを辞めることだ、と彼女は思う】
【故に、目の前のキミを、人で居させて上げたい、そう感じたから、わざとそのような態度を取っている】
【彼女は、優しく見えて、やさしくない】
【立ち向かう道を、彼女はキミに示そうとしていた】

――天月ちゃん、ね。
うん、かわいい名前。

【くすくす、と声を漏らして笑う彼女は、只の人の様で】
【だがしかし、キミを観る目だけは、笑っていない】
【店の中のことは、よく分かる。其れの応用で、キミのことも見て≠ンたけれど】
【何も分からなかった。けれど、良くないとは思った】

【そして、魔女はキミの自己紹介を受けて、己の名を名乗る】

子子子子 子墨[ネコジシ ネズミ]よ。
この本屋の店主にして、わるいまじょ=B

【己のことをわるいまじょと語る彼女は、キミの方を意地悪そうな笑みで見つめる】

――逃げたところで、いつまでも逃げ続けられるわけじゃ、無いわよ?

【呟く声は、何処か強い実感のこもった響だった】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/23(木) 23:30:58.38 ID:pCOYlnYCo
>>419

包帯よか、胃薬がほしかったな...

【包帯を肩、腹に巻き、家にかえる】

帰るぞー!

【骨といっしょにぞろぞろと】

/初戦闘ロールでしたんで至らないところもございましたが、お疲れ様でした
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:32:47.13 ID:4lSSLAnso
>>416

【―――暗い、と言うのが幸いか】
【少女の眼はまだ女性の胸に向いていない】
【まだ、少女が圧倒的敗北感を胸に戦う必要は無さそうである】

無論。紛い物の魂など此処には無い。
尤も、之は制御していると言う訳じゃないのだがな

【力強く、全てが人のそれであると言い切れる】
【何処かで他のものが混じったと言う事は有り得ない≠ニ】
【その理由も、少女が憑かれて≠「る理由も、踏み込まねば分からない】

では、失礼させて貰おうか
ああ因みに先程の無駄に長い演説は大体冗談だから安心すると良い。
こいつらは、私にしか憑かないからな

【人魂数個を引き連れて、ふわりと貴女の横に腰かける】
【他の人魂も彼女が其処に座れば辺りを漂いだして辺りが無駄に明るく感じるだろう】


貴様も憑かれている、と言ったが。
之が関係しているのか?

【問いながら、貴女の膝の上の銀の手甲を細かな意匠。疵に至るまでを見つめて】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/23(木) 23:36:18.82 ID:j8+Qm5V/0
>>422追加/ かわされた瞬間戻せばいいのに木を砕いて行った】の後に四本のホースを追加
/すいません、稚拙なのは私のタイピング技術ですねOTL
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:36:45.62 ID:2xYvyDw4o
【街】

【時間は夜。一人の少女が夜を歩く】
【人の目を釘付けにしてしまうほどの美しい黒髪を腰まで伸ばした漆黒のゴスロリ服に身を包んだ顔立ちの整った少女】
【対照的に引き立つ肌は雪のように白く、いろいろと控えめな体躯。夜を歩く】

――♪

【時間は夜。一人の少女が夜を謳う】
【少女の瞳には温度が無い。服と同じく、ふわふわとした足取りで人の視線を受け流し鋭利な刃物のような視線を楽しそうに月に向ける】
【白と黒が対称的に釣り合った少女。爪にはうっすらと鱗のような模様。夜を謳う】

【ふと、足を止め】

暑い…。暑いし熱いし篤いし厚いし…、、、もぅっ…!

【闇に愚痴る】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage saga]:2011/06/23(木) 23:36:57.04 ID:QCGHkVmbo
>>420
【暫しローズはぐずついていたが、お茶を飲むと涙は収まったらしい】
【インナーに手を突っ込んで白いタオルを取り出すと、顔を拭き始める】
【洟かんでるのには突っ込まないでやってください】

「くふぁっ…う゛ん…だいじょうぶ、いたいのは、やだけど、なれてる…」

【そこは頭が回るのか、たたみ方を変えて無事な面を前に出し、顔をごしごし拭い、再びインナーに仕舞った】
【質量保存の法則を無視していたが、猫達は言及しない】

【目は真っ赤だったが、相手の変化による治療には目をまん丸にして、瞬きをする】

「…リコリス、すごいね? てがこう…ぶわーってなったり、へびががーってでたり」
「かっこいーかも」

【擬音を多様しているものの、好奇心で少しずつ顔色が晴れてくる】
【ものめずらしそうに近づいて、なんとなく肩に手を伸ばそうとするだろう】
【指先と掌には肉球がついていて柔らかいはずで、壊れ物を触るようにふにふにと】

【白猫は少しほっとした顔になった】
【ローズも調子が戻ってきたし、リコリスから言質は取れた】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:41:51.35 ID:ygPSN3Gto
>>425

それじゃあ、えっと……つまりは人魂に憑かれやすいといった感じか?
もしそうなら霊障やらで色々大変そう……ああ、だからさっき私にあんな事を言ったのか。

【婚期を逃すやらなんやら】
【そういった不運(?)の類に襲われるのも人魂を少女が御していないからだろうか】

……って冗談か、それなら一体どういう訳で人魂を連れてるんだい?
おお、明るい……けど何とも不気味な感じだね。

【人魂と聞いて恐れを感じない人間はそんなにいないだろう】
【女性も少なからず恐れを抱いているようだった、にしても口調が穏やかなのは】
【件の憑き者で慣れているからかもしれない】

うんまあ大体はそんな感じかな、厳密には憑かれているというより封じている?
手甲の左右それぞれに1つの魂が封じてあるんだ、昔の人間の魂が。

【今は1つしか出していないがもし少女に魂を感知する能力があるのならば……】
【女性の言っているように手甲の奥底に魂の存在を感じることが出来るやもしれない】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/23(木) 23:43:47.83 ID:qCNU+ycbo
>>421

そんな事、分かってる……。
私が……死んじゃいけないこと、くらい。

【純粋な「死にたくない」ではなく、義務感のような。そんな言葉】
【彼女の経歴からすれば、仕方ないことなのかもしれないが】
【小突きを受け入れるが、軽く目を閉じたくらいで、反応が薄い】

それでも──私は、"戦いたい"。

【林檎色が、緋色の瞳を見据える】
【無論、戦いが大好きとか、そういう意味ではない】

…………なら、別の悪戯を考えるから。

【ボソッと】
【余計な一言を言ってしまったようです】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/23(木) 23:50:22.66 ID:cmi4ljiSO
>>428
格好良い……ねぇ

……確かに、普通とは違うけど…でも……自慢の身体です

…………

【特に抵抗する事は無く触れられる】

【泣くのが止まったからほっとしたようだ】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/23(木) 23:51:32.49 ID:G4AmEAeFo
>>423


────心配のし過ぎ≠チすよ?

…たまたま、こうなるって可能性は無い訳じゃないっすよね?

【────考えていた。だが、考えた上で、逃げていた。】
【しかしながら、本当に偶然≠ナあったのかもしれない。そこまで、彼女は至って普通≠フ状態であって────】

────ふへへへへへ、わるいまじょ≠ウんっすか。
…なら、それっぽい物を持って来るっすね。にこやかーにわるいまじょ>氛氓ニいう言葉は、男には変な事を考えさせるっすよ?


────はッまさかそっち系の人っすか────ッ!?

【わざとらしいリアクションで、座ったまま顔と顔の距離を空ける。】

【────飛んだ。話がすっ飛んだ。】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 23:52:58.18 ID:pBRooOz6o
>>422
【男の目の前には大男、その刃は両肩を狙っていたはずであった、その体を捻り、男に向いその刃を振り下ろそうとするその時】
【、男にとって想定外の事が起るのである、唯でさえ多いその攻撃手段、何本物ものホース】

【戻ってこなかったホースのことなど気にかけている暇では無かった、まさか木を持って襲いかかってくるなど予想にもしていなかった】

【男の真横から襲いかかるその木、横目をやるがもはや目前】

「ひゃあーやばいもんが来たねぇー…」

【通常の一般の人間であれば其のままの姿でその木をマトモに食らったであろう、】
【だがこの男の反射神経を舐めてもらっては困るのである、その身体能力に加え、その反射神経、大男は想像していただろうか】

【男は自身の真横に十字架を展開し、その十字架を掴みガードのその体制に入る】
【残念ながら、男の攻撃は失敗である、この攻撃を防ぐことが最優先】

【男はその木を食らう、その十字架越しに、外相ダメージは無い、だがその衝撃は男を遅い真横に飛ばされる】

【そして男は吹っ飛ぶ、真横に、かなりの距離を飛ばされる】


【そして男は飛ばされる、その離れた距離の木の茂みに、此のままでは木に正面衝突である】
【男はとっさの判断でその手に持った十字架を構え、今ぶつかるであろうその木に向かい叩きつける】

【その十字架は木に横から当たり、その飛ばされた衝撃を和らげる、】
【だがその勢いのまま木に向かって叩きつけたのだ、木にはぶつからなかったにしろ、その十字架をもった手には衝撃が走る】

ーーードサッ

【そしてそのまま下に落下、草が生い茂っていたのか、その落下の衝撃はそれ程でもなかったが、一瞬息がとまる】

「ガハッ……」
【口からは吐血し、その手は痺れ、仰向けに転がる、】
【どれくらい飛ばされただろうか、そうそう早く追いつける事も無いであろうか?そう思いながら男は必死で立ち上がろうとする】
【今の状況を見ようと、その痺れる手を地に付け立ち上がろうとする】

/遅れました…すいません。




434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/23(木) 23:53:53.22 ID:4lSSLAnso
>>429

憑かれ易い、と言うか縛り易い。か?うん?

【自分でもよく分かっていないのか。ぐーっと首を傾げて】
【御す御さないのレベルでなく人魂は多すぎる気すらする】

どういう訳、と言われてもな。 私が殺せば憑かれる。周りで死なれれば憑かれる。
おかげで一度戦場に出たらこの様だよ

【キシリ―――手甲が、啼く】
【多くの怨嗟を代弁するかの様に、貴女に仇を討ってくれくれと言わんばかりに――囁きかける】

【―――キシリ】
【多くの死を、少女と共に見た手甲が】

ほほう。夫婦かはたまた英雄のそれか
詳しく聞いてみたいのだが…宜しいか?

【そう確認する様に尋ねて】
【此方の事ばかり教えるんじゃあフェアじゃないと…少女の眼が貴女を見つめる】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/23(木) 23:56:05.21 ID:pBRooOz6o
>>426
/了解しましたです!
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/23(木) 23:56:15.86 ID:4Vel3bmn0
【路地裏】

…………うわぁ、ん。

【腿ほどまで届く烏羽色の髪を、右で小さくサイドテールに結って】
【残りは全て、ストレート。下ろした髪には無数の鈴を結び付けていて】
【第二までボタンを開けた、白のワイシャツに、黒のプリーツスカート】
【黒のオーバーニーソックスに、黒のブーツを履いて】
【左手の薬指に、紅水晶で作られた林檎を咥える銀の蛇。そんなデザインの指輪】
【首から、握りの部分に青い宝石の埋め込まれた、掌サイズほどの鍵を。鎖で通してさげた】
【そんな、少女が】

……蛇神様ぁ、私越夏出来ない……。
暑すぎて死んじゃう……、もう誕生日なのに死んじゃう……。

【服が汚れるだとかを一切気にもせず、地べたに座り込んで、壁に寄りかかっていて】
【誰も居ないというに、誰かに向けてそんな弱音を吐いていたりした】
【夜の静寂の中での無数の鈴の音。きっと、目立つはずである】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/23(木) 23:58:56.28 ID:QCGHkVmbo
>>431
「おー…?」

【ぺたぺたと相手の身体を触っては、その不思議な感触に顔を輝かせる】
【見た目15・6なのに、全体的な動作や感性は小学生低学年並み】
【身体のでかい子猫だ】

ローズの怪我や打撲は、二晩もすれば完治しますので大丈夫ですよ。
自己回復力が優れているのが自慢なのです。えっへん。

【なぜかベルがそんな風に威張る。バカ親】

"…戯れるのもいいけど、そろそろ遅いよ?”
"今回はいろいろ迷惑かけたけど、今度は正式に、修練に付き合って欲しいな、リコリス”

【公園の時計が、そろそろ日付が変わることを告げる】
【ラインはそれを確認して、ローズとリコリスを苦笑交じりに促す】
【ローズは無遠慮な手を放して立ち上がり、もう一度目元をぐしぐし擦った】

「こんどはローズ、まけないんだからね!」

【何の禍根も見せない満面の笑みを浮かべて、ローズはペットボトルを煽った】
【しょっぱい、と舌を出して見せるが、主に全て自分のせいである。ラインとベルは何も言わない】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 00:02:31.75 ID:0ZriHeCSo
>>432
――そう、まあいいわ。
私のことじゃないものね、困ったことが有れば、この店を尋ねなさい。
一応、多分天月ちゃんよりは長く生きているから。

【それ以上、突っ込むことは辞めた、しかし、つながりを残しておこうとする】
【なんとなく、此の侭放っておくのも不安だったからだ】

【そして、キミのその見当違いのリアクションに、眉根をぴくぴくと動かして】

我が城よ、我が城に遍く、偉大な知識よ

【つぅ、とカウンターに指を走らせた、直後】

【かさかさ、かさかさ、かさかさ】

【英語日本語イタリア語ラテン語中国語フランス語ロシア語等、千差万別の文字が、本棚の方から群れとなって近づいてくるだろう】
【黒い文字の集団がかさかさと音を立てて動く様は、まるで蟲の群れを想起させる物だ】

――正真正銘の本の虫≠諱B
攻撃力はないけど、貴女に数週間は消えない文字を全身に書きこむくらいは出来るわ。

―――まあ、私は強くもないし、人を殺したことだって、殆ど無いわ。

でも、それでも私はずっと前からわるいまじょ≠ネのよ。

何故かは、秘密よ。
今日は話す気分じゃないの。

【蟲はざざざ、と本棚の方に戻っていき】

―――ごめんなさいね、今日はそろそろみせじまいみたい。
又いつか、会いましょう?天月ちゃん。

【ぐにゃり、とキミの周囲の景色が歪んでいき、気がつけばキミは公園に戻っているだろう】
【魔女の姿も無く、扉も消えていた】
【まるで白昼夢の様な光景だけれど、キミの足元に輝くものが有るだろう】

【ヘアピン≠セ】
【メモがくっついており、メモには心を落ち着かせる作用があるわよ、と可愛らしい筆跡で書いてあるだろう】
【魔女の、心配からの、餞別であった】

//ごめんなさい、凄く眠いです、ここらで落ちさせてもらいます、乙でしたー!
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 00:02:58.48 ID:su2ETCwTo
>>434

むう……、君自身もあまり良くわかっていないのか?
でもまあ霊魂に好かれているというのは語弊があるかもしれないが間違いないようだ。

【百鬼夜行は確か化物の行列だがこの人魂の群れも似たように思えた】
【人という要素に近い分恐れも多く】

それは大変、と口で言うのは簡単だが……
君自身何の弊害も無いの……いや、無さそうだね……。

【少女は見た目平気そう、というより普通の少女】
【一方女性は、手甲の啼き声に気づくか気付いてないでか完全にスルー】
【しち五月蝿い魂と付き合えば、適当なあしらい方も身についてしまうのか……】

まあ話す分には構わないよ……。
そうだなあ、まず両方共女性の魂らしい英雄かどうかは知らないけど
少なからず私の家系に縁のある人物だと自称している、大体はそんな感じかな。

【魂の出身を話した所で何がどうなる訳もないだろうとつらつらと話し始める】
【魂が自称しているということはつまり手甲に封じられている魂は会話出来るらしい】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 00:04:44.79 ID:IfbRvNVR0
>>433
聞こえるぜ。
【次に管男派は鼻ホースで枝の断面図を男に向け投げる】
【当たれば痛いじゃすまされない・・・が男には当たらないだろう】
【しかし男が這いつくばったままだと男がぶつかった木のちょうど男のぶつかった場所に枝が当たり、勢いを失った枝が男目掛けて落ちてくるだろう】
【外れたのではなく外した・・・恐ろしく正確・・・だが男は遠い茂みを抜けて行ったので目視できず音から男が木にぶつかった場所を割り出したようだ】

【十字架を弾こうとして伸ばした背中のホース二本が縮んで近接戦闘に適した長さになっていく】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/24(金) 00:07:34.62 ID:vcFr2KVAO
>>430

なら、良いんだ、生きていてくれるのなら、それで良い、それだけで良いんだ。
あと、ちょっとだけ余計な事を言わせて貰うけど……あんまり、気負いすぎたら駄目だよ。
まだ、時間は沢山有るんだからさ、なのに焦って、道から脚を踏み外すのは馬鹿らしいから、ね。

【少女の性格は何となく把握している、だから、過去に自分のした事の償いをしようとしている事が、なんとなく感じられて】
【少女が道を選んだのだから、それを今更止める事はしないけれど、あまり気負い過ぎないように、そうとだけ伝えて】

気持ちは、解るよ、誰かを助ける為に動きたくて、余計な事ばかりやってきた僕だから。
それに、君はもう自由なんだし、さっき言った通り、死ななければ僕は何も言わない。

だから―――好きにやってくれば良い、チェルシー。

戦いを続けて心身共にボロボロになったりした時にも、安心して戻れる場所になれるように、僕も僕なりに努力するから、さ。
尤も、居心地が悪いと感じたら、一言告げてくれれば改善するし、こんな場所は嫌だ、って出て行っても、僕は何も言わないよ。

…………まあ、割と本気で寂しくなる気はするけどね。

【何だかんだで、悪戯される事も含めて、今の生活を割と楽しんでいる青年の本音は、最後の言葉なのだろう】
【初対面の相手にも簡単に情が移ってしまう青年だ、ある程度親しい相手と離れる事は、不本意に決まっている】

……うん、少し落ち着いてほしいかな、僕は斬新な悪戯を仕掛けてくれと言った訳じゃなくてだね?
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 00:08:01.84 ID:IfbRvNVR0
>>440 追加
/気にしないで下さい自分もパソコンが不慣れで遅いうえに文章は小学生の作文以下ですから
/むしろ自分が無理な展開をさせてしまってる気がして申し訳ない
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 00:09:03.92 ID:7VIJVtzSO
>>437
……そうですね、機会が有れば…宜しくお願いします

【と、ローズの方に視線を移す】

……それでは、また
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 00:11:20.50 ID:Eso3j2Xzo
>>443
「じゃーねーっ!」

【ベルがローズの頭に飛び乗り、ローズが公園から駆けてゆく】
【快活に笑って、手を振っては見せたけれど】
【多分今日は、いろんな意味で忘れられない】

//なんか無茶しちゃってすみません…お疲れ様でしたー!
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 00:15:15.94 ID:ew8NDWAFo
>>439

解って居るのは私に憑くのは決まって私の知っている$l達って事
それと多分…私の魔力の様な氣の様な中途半端な力のせいって事位か

【一度、月へ手を翳して。その手甲に覆われた手を見つめた】
【殺した者、巻き込んだ者、助けれなかった者――様々な死が、少女の身に圧し掛かっている】
【尤も、そんな事で挫ける程足腰は弱く無さそうだが……】

いや、大変だとも
毎晩毎晩寝ようとすれば怨みや辛みで叩き起こされて
傍に居る者に失神させて貰わなければ寝れない毎日だとな。

【あっけらかんと言ってのける。それこそ冗談の様に】
【困ったものだろう?なんて同意を求める様に首を傾げるが……そんな寝覚めの悪そうな事、体験した事も無いだろう。多分】

ふむ、成程……
家系と言えば貴様の名を聞いていなかったな。
出来れば戒名と一緒に教えて貰えると有り難い

【と、彼女に名前と――――何か別に生きて居る間に無くても良いモノまで尋ねた】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/24(金) 00:21:16.39 ID:lJjsshj9o
>>433
【男は立ち上がる、その口に着いた血を袖で吹き】
【そして立ち上がった目前にその木が突き刺さる、男の正面に】
【見上げると、底には一本の枝、コレのお陰で助かったのだ、そう男は思うであろう】

「へへっ…コレ一着しか無いのにねぇ…どうしたもんだか…」
【男のそのスーツであろう、現在男は家がないのだ、放浪中であるのだ、なので服など、一着しか無い】
【その右手で拭ったシャツの袖についた血を見ながらそう呟き】

【目の前の一度拾い上げ、その場に投げ捨てる】

「運が良かったのか…はたまた…相手が手を抜いたのか……」

【呟きながら、男は歩く、その枝の飛んできたその方向に、両手にその巨大な十字架を持ち、男は歩み寄る】
【ダメージはそこまでない、だがその痛みは感じる…果たして、自分の動きに支障はでないだろうか】

【そんな事を思いながら歩み寄る……】

(ちょっとまて…何で俺は向かっているんだ…勝てるかもわからない相手に…)
(殺される可能性がある相手に……相性が悪すぎる…、しかしなぜ俺の足は…)

【向かっている最中に、男はそんな事を思う、だがその足は止まらない、その枝の飛んできた方向に向かうのである】

「フフッ…分からんねぇ…自分が…」
【なぜその方向に向かっているのか…それは分からない、だがその足は現に向かっているのだその大男の方向に】
【しばらくすると顔を見せるであろう、巨大な十字架をもったその男が、大男の目の前に…】

(そういえばあの金髪はどこいったんだ…逃げたか…?いや…余計なことは考えまい…)

【余計なことを考えながら、自分の息を落ち着けながら、男に歩み寄る】

/いえ、全然問題ないですよ、全然遅くないですーむしろ私が遅いくらいで
/気にしないで下さい!私も展開を持っていくのは苦手なのでそうやっていただくとありがたいです
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/24(金) 00:22:41.32 ID:lT3IMbtSo
>>441

……皆、優しすぎる。
貴方が私を許してくれても……私は、私を許せない。
だから……、気負ってるくらいが丁度いい……。

【人殺しの記憶に苦しむとか、そういったことはない。とっくの昔に慣れてしまったから】
【だがそんな自分のことが、彼女は嫌いなのだ。】

…………言われなくても、やる。
あの家以外に、私に帰る場所はないし…………。
カレルの存在が邪魔になったとしても……、貴方を追いだして私は残る。
うん…………、私は、残るから。ね?

【大事なことなので二回言いました。本音ではないはず、きっと】

じゃあ……、どんな事、されたいの…………?

【答えと正反対の事をやってやろうとか、そんな事を密かに思いつつ】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/24(金) 00:25:48.11 ID:lJjsshj9o
>>440
/申し訳ない…安価ミスが酷いですね…
/>>446>>440宛です…
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 00:28:44.70 ID:su2ETCwTo
>>445

というと……私が死んだりすると君に取りついたりするのか、何か嫌だなあ……。
中途半端というならその力を操る訓練でもすればその人魂共を何とか出来たりするんじゃなかろうか、なんて思ったり。

【一応は“知っている”範囲には入っているだろうと、自分のもしもの死後を想像して自己嫌悪】
【今宵の月は如何なる形だろうか】

強力な睡眠薬をこう……、その分だと試してそうだね。
しかし寝る為に失神は辛いだろうに、やはりその能力を早く制御するべきだと思うな。

【悪夢を見て目覚める事はあるにしてもそれは少ない頻度】
【少女のように耳元で人魂にお世話になるような事は一回たりともなかった】
【手甲の魂達はそれなりにモラリストのようだ】

ああ、私の名前はエルヴィアという……戒名は未だ決めてない
死ぬ予定も無いしね、まあもし私が死んで君にまとわりつくような事があったら適当に付けてくれていいよ。
あ、そうだ君の名前も教えて欲しいな、なんて。

【彼女の出身に戒名を付ける風習があるかどうかはさて置いて】
【自分の名前だけ答えそして少女の名を尋ねる】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 00:31:53.94 ID:IfbRvNVR0
>>446
ほう・・・まだ俺に破壊音(メロディ)を聴かせてくれるのか

【管男たわませていた四本のホースが巻きついた太めな枝のお世辞にも鋭いと言えない・・・故に刺さった時のダメージも深い枝の断面を男に叩きつけようとる。それぞれ頭、腹、左右両太もも目掛けての攻撃だ。】
【枝は先ほどより数段細く折れやすいが、たゆませて長さを持たせてたために管男は動かないでも攻撃は届くだろう】

じゃあ一曲聴かせてくれよ。

451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 00:35:45.36 ID:IfbRvNVR0
>>450/たびたび修正すみません
   /たゆませて長さを持たせてたために→ホースを十字架を弾いた時にたゆませて長さを持たせてたために
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/24(金) 00:39:42.82 ID:vcFr2KVAO
>>447

それがチェルシーの選択なら、これ以上は何も言わないよ、野暮ってものだろうからね。

【人を殺したい、等の明らかに誤った選択でないのなら、進言こそしてみるが、それ以上の干渉はしない】
【彼女の生きる道は彼女自身が決めるべきであって、青年が指示するものではないと、解っているから】

うん、相変わらず僕を蔑ろにしてくれるよね、逆に“変わらないな”って安心感すら覚えるよ。
まあ、取り敢えず、不足が有ったら言って欲しいかな、“椅子が欲しい“とか、そんな感じでね。

【何だか、どちらが住まわせて貰っている立場なのかが解らなくなっている力関係を感じながら、取り敢えず会話を続けて】

……んっと、そうだね、何でも良いから、もう少し微笑ましい悪戯にして欲しいかな。
朝起きて一番に、溶けたアイスに蠅が集っている惨状を目撃するのは流石に堪えたからね……。

【一瞬、どんよりとしたオーラを放つ青年、少女の悪戯は想定外の威力を得て青年に襲いかかったようだ】
【割と切実な声で、懇願するような口調で、青年はそう言った】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 00:42:09.30 ID:ew8NDWAFo
>>449

あー、その辺は平気さ。
私と同じ戦場に出て、君だけが死ぬなんて多分無いだろうし
それと、中途半端っていうのは力の質≠フ事でね。勘違いさせたならすまない

【ふわり…浮かんだ人魂の数は多く。月が増えた様な錯覚すら覚える】
【傍から見れば儚げだが。それら全てが怨みや辛みを持ってると思うと風情も何も無い気がする】

無論試したとも。 ……人間って死を感じると寝付けないものみたいだね。
其れでも寝ないといけないから失神せざるを得ない。 いやはや、困ったものだ

【少女の力は良い香りのする餌≠ニ同じで…霊を其処にとどまらせる】
【しかし餌は所詮餌…それで釣れる℃魔ヘ有っても御す事は出来ない】

エルヴィア………ああ、ググったら   じゃなくて
私は早乙女≠ニ名乗っているのだが…………うん

【彼女  を見て一度頷く】

矢張り戒名は必要だと思うぞ?
ほら、不慮の事故で死んだらアレだろう?

【彼女の を見て、両手をゆるりと持ち上げて】






ちょっと貴様その胸の贅肉削がせろ


【彼女の胸を見て圧倒的敗北を感じ】
【少女は無念の涙を流した―――】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/24(金) 00:47:21.32 ID:lT3IMbtSo
>>452

ん……、ありがと、カレル。

【深く干渉しないという青年に、自然とお礼の言葉が口から出て】

……じゃあ、携帯が欲しい。
その……──、友達から、アドレス、貰ったから。

【少し気恥ずかしいのか、俯いた状態で言う】

分かった…………。
次からは……、もっと、えげつないのにする。

【素直になれないお年頃とか、思春期とか、反抗期だとか。多分、そんな感じ】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/24(金) 00:51:33.55 ID:lJjsshj9o
>>450

「ハハッ…怖いねぇー…俺は音痴だけどいいかねっ…?」
【何故この状態で笑っているのか、冗談を飛ばせるのか、それは男が平常心を保つためであり】
【そう言っていなければ、男の震えはとまらない、その恐怖心を抑えるため、男は笑うのだ、冗談を吐くのである】

【大男は枝を持ち、それで攻撃を仕掛けてこようとする、振りかぶる、その時であるその男に目がけて振りかぶるその時】
【男は動く、直線的なその攻撃である、男は十字架を構えた、その手にもつ2本の刃を】

【そして枝が当たる瞬間、男は冷静であった、その反射神経を生かし、自身に迫るその枝全てを切り落とす】
【その十字架の真ん中にあいた穴に手を通し、2本の十字架を回転させながら、まるで扇風機のようにして】

【そして再び構えるのであった、その十字架を】

【その四本のホースがある以上迂闊に相手に近づくことは出来ない…様子をみるしか無いのだ、回復を待ちながら、】

「どうした…?もうこないのか?」

【誘いだす、その相手の攻撃を、自身のその場に来る攻撃を、反撃するチャンスはただ一つ、そのホースが全て、自身に向かってきたときである】


456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 00:53:18.12 ID:su2ETCwTo
>>453

うんまあそう簡単には死なないとは思う、幼い頃から剣技は習っているし。
ん?質……?となると何とかできそうもない?

【そうならば難儀どころの騒ぎではないだろうに】
【少女がこの状態を続けていけばどうなってしまうのだろうと少し、心配】

そこまで深刻な状況なのか……いっそ魔除けの結界のような物を貼ってみるのはどうだろうか?
魔も人魂も似たようなものだろうし、もしかしたら上手くいくかもしれないよ
ほら実際私の手甲で魂を封じられているんだし、そこから考えればむしろ出来ない方がおかしいんじゃないかな。

【高度な結界であるならばもしかしたら……】
【流石に寝る度に失神していては何時か身体が壊れそう】

早乙女、というと櫻の国の出身なのかな?そういえば一度行った事があるなあ……。
あとググら無くていい。

【おおメタいメタい】

死んだ後の事で私自身は困らないさ、だってもう死んでいるもん。
…………胸の事で泣くな、惨めになるぞ。

【死んだ後の事は死んだ時、ケ・セ・ラ・セラ】
【滂沱の涙、ポンと少女の肩を励ますように叩いたとか】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/24(金) 00:53:30.42 ID:lJjsshj9o
>>451
/何となく分かったので大丈夫ですよ!
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 00:55:49.75 ID:nrklqA+n0
【公園】



『みーみー』

【公園のベンチに座り込んでいる少年と白い猫】
【少年の服装は白い無地のタンクトップに蒼いジーンズと夏らしいが】
【その首元にある、赤い赤い燃えるようなマフラーが服装のすべてを台無しにしている】

…強く…なりてぇ…
目の前のむかつく奴一人、殴れるくらいに…
強く…なりてぇ…

【俯き自分の拳を眺めつつ】
【ぽたぽたと…涙が零れる】

/こんな時間に投下…
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 01:05:09.31 ID:ew8NDWAFo
>>456

ほぉ……剣技、か

【ずぃ、と 其処に興味を持ったか身を乗り出して】
【戦ってみたそうなのが、凄くよく分かるだろう】
【むっちゃ手を握ったり開いたりしてる】

それも無理だな。言うなれば私の手甲と貴様の手甲は同じ≠ネのだから

【キ――――シ】
【時計を見れば、丑三つ時が近い】
【草木も眠るその時間―――之よりは闇の時間である】
【人魂と、月明かりの下で。赤い手甲からは 誰か≠フ血が、滲みだす。滲んでは、地面を濡らす】

残念ながら、異世界の人間だ。
元居た世界が壊れてな、命辛々お供と共に此方に来たのだ

【じーっと   じーっと   じーっと】
【穴が開きそうな勢いで、その羨ましさの結晶(胸)を見つめて】

【一分くらい見つめてから――溜息と共に肩を落とした】

……なぁ、片方だけでも…

【削いじゃダメかと聞いてみたり】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/24(金) 01:09:51.30 ID:vcFr2KVAO
>>454

礼を言われるような事はしてないよ、チェルシーの道を決めて良いのはチェルシーだけ、当たり前の事だからね。
でも、うん、此処は素直にどういたしまして、って言っておこうかな……。

【そう言って、小さく微笑んでみせて、そのまま少女の欲しがる物を聞くだろう、そして】

……ん、解った、じゃあ明日にでも一緒に買いに行こうか。
こればっかりはお金を渡しても『保護者の方が〜』と言われてしまうのが目に見えてるからね。

【連絡を付ける手段が有るのは便利だと思った事もあり、凄くあっさり了承した】
【恥ずかしがっているらしい様子を見て、少しだけ微笑ましい気分になりながら、其処には触れないようにして】

いや、待って、本当に待って、アレ以上えげつないのってどんなのなのさ。
限度を超えてしまうと、僕の硝子の心が木っ端微塵になってしまうんだけれど。

【自称ガラスハートの青年だけれど、変な所で頑丈なので、悪戯の範疇で済む程度の事なら耐えきるだろう】
【安心してえげつない悪戯を仕掛けて大丈夫、な筈だ】

……って、話していたらもうこんな時間なんだね。
僕はそろそろ帰ろうかと思うけれど、良ければ一緒に帰らないかい?



【そして、後日談になってしまうが、約束通り青年は少女を連れて携帯電話を買いに行き、少女に使う携帯を選ばせた後】
【この子は自分の妹だとか、従姉妹だとか、姪っ子だとか、取り敢えず適当な関係を店員に告げて、携帯電話を購入するだろう】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 01:11:05.30 ID:su2ETCwTo
>>459

いや今日は流石に戦わないぞ?時間も時間だし……
君みたいに戦闘意欲も湧いてこない、あるのは少しの眠気だけだ。
まあ今度チャンスがあったらその時にでもお付き合い願うよ。

【フフ、と微かに笑みを浮かべながら手甲を仕舞おうとするが】
【視界に入った異常にその動きを止める】

なんだ……それは?君の血か?

【“同じ”という事は少女の手甲も魂を封じる事が出来ているのだろうか】
【疑問が湧いたがそれよりも血に意識がゆくのは人の性】

いやいやいや胸の事よりも血だよ血、地面に流れているぞ。

【つい最近の戦闘で胸をばっさりやられてちょっと抉れたのは別のおはなしだトカ】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 01:15:16.55 ID:IfbRvNVR0
>>455
クククククそうこなくては・・・
【四本のホースは切られた枝を離し縮んで、先に縮めた二本と同じくらいの長さにする】
それじゃ行かせてもらおうか。
【全部ホースを出そうとした瞬間だった】
「ストップ」
【今までどこに居たのか・・・金髪が現れて管男を制す】
「Mr.Presidentからだ」
なんだと・・・
「とりあえず帰って来いって」
ふざけるなよ・・・糞やキィイイイン
「こちらの世界で能力を使えない今するより後の方がいいと僕は思う」
【人間の可聴音域を超えながらも悪態をつき】
また今度聴かせてもらうぜ・・・てめぇの断末魔(うた)をな。
じゃ、そういうことで。
【と話を終えた途端に人間のものではない驚異的な跳躍力で二人(?)とも遠くの茂みから木の上また茂みと飛び移りながら去って行った】

/すいません眠気で頭が・・・ここで切らしてもらいます
/お疲れ様でした
/新設定につきあっていただきありがとうございました
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/24(金) 01:21:39.63 ID:lT3IMbtSo
>>460

……だから、誠に遺憾なのだけど。
仕方なく……、カレルと一緒に行くことにする……。

…………なんて、2割くらい冗談だけど。

【恥ずかしい部分に触れられなかったことで、いつもの調子に戻るチェルシー】
【まあ、これも人間らしくなった証なのだろうか】

───……砕け散れ…………。

【ボソッと。目を伏せて、淡々と言い放った】

……やだ……………。
って、言ったら……どうする、つもり?

【何だかんだ言いつつも、二人一緒に帰るだろう】

【適当な関係を設定した際、「カレルお兄ちゃん」とか言ってノリノリだったのは、全くの余談】
【純白の携帯が買えて機嫌が良かったというのも、これまた余談】

【尚、数日後仕掛けた悪戯は、とても描写できるようなものではありませんでしたとさ。】

/お疲れさまでしたー。
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/24(金) 01:26:37.36 ID:lJjsshj9o
>>462
【男達が去った後此処に一人の男が倒れこむ】
【気が抜けたのか、その腰の痛みか、満点の星空を見その場に仰向けに成るのだった】

「はぁ…死ぬところだったな………」

【そう言って寝ながらポケットに入っていた煙草とマッチを取り出して携帯灰皿を取り出して】

「悪運が強かったか……」
「まだまだ…だまだ俺は弱い…」

【そう言いながら、その星空を眺めるのだった】

【ちなみに、もし此の戦いが続くのであれば、男は其のまま突っ込む気で居たのだろう】
【最後の力を振り絞り、前方宙返り、そこからまず邪魔なホースをたたき切る、そんな事を考えていたが】
【その腰のダメージからか、成功するかは解らなかった、ホースがまた生えたりしてきたら】
【その攻撃で怯まず自身を襲うのであれば、男の命はそこで終わっていたのかも知れない】

「神はいるのかも……知れないねぇ…」

【そんな自分勝手な考えを展開しつつその星空を眺めていた】

/いえ、こちらこそありがとう御座いました
/初戦闘ロールで、上手く表現できないところが多数合った事をお詫びします
/ありがとう御座いました!おやすみなさいませ
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 01:28:13.63 ID:ew8NDWAFo
>>461

逆に考えるんだ、こんな時間だからヤる価値はあると

【多分無いです】
【しかし強制するつもりもないらしく、乗り出した身を引いて】

残念。之は

【よっと声を出しながら立ち上がり。両腕を広げて見せる】
【両腕を水平に上げれば、肩まで覆う籠手全体から血が滴っているのが解り】
【その影はまるで磔にされた聖人の如く儚げであり】

―――彼等≠フモノさ

【ゆるり、見上げた空に在るのは空と、月と、星と、  既に散った者達=z

私が巻き込んだ者。私を巻き込んだ者。私を生かそうとした者。私を殺したかった者。私の護りたかった者。私の殺した者。
私に好意を以て接した彼等。私に悪意を以て中った者達。私に肉親を殺された者、愛人を殺された者。
私の肉親を殺した者、愛しい者を殺した者。

 スベテ―――   …彼等が遺したモノさ

【……一時たりとも、忘れはしない】
【殺した相手の無念の顔も、死に際に残した呪詛も、抉った肉の感触も】
【守りたかった者の最後の言葉も護れなかった者の死に様も。あの、温もりも】

【忘れぬように、手甲に刻まれている】
【忘れぬように、手甲は外さぬ】
【例え最高の結界が有ったとしても、呪われたソレごと入るなら…意味は為さないのだ】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/24(金) 01:34:34.80 ID:vcFr2KVAO
>>463

何だ冗談か、と言いたい所だけれど、八割が本音なんだね……くぅ。

【少しからかって調子を乱した方が良かったかな、と後悔するが、時は既に遅く】
【次からは本調子にさせないように気を付けようと、心に誓ってみる青年だった】

頼むから僕のか弱い心をこれ以上責めないで、精神的な負荷で死んじゃうから。

【どうやら、青年の語る自身の精神力は兎と争えるレベルらしい】


……やだ、って言われたら、そうだね、多分、拗ねて壁に向かって体育座りをしながら朝日を迎える事になってた。
イジケて非行に走る可能性も十二分に有るから注意してね。

【なんて、馬鹿な事を語ったり、どんな携帯が良いのかを話しながら、ゆっくりと、月明かりの下、帰路に着くのだろう】
【そして、翌日、携帯電話を手に入れて上機嫌な少女を見て、青年は買って良かったな、と感じたとか】



【それと、数日後に青年が精神的な何かで寝込みかける事になったのはまた別の物語】


//お疲れさまでしたー。
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 01:36:38.80 ID:su2ETCwTo
>>465

逆に考えるんだ、時間は有限だがそれでも使いどころというのがあると。

【エルヴィアの発言もなんだかよくわからない】

(死者の想いの具現?……それにしたって目によろしくないな)

【鮮血、滴るそれは人が己の内に流れながらも嫌悪する物】
【或いは魂、或いは代価、或いは情報、或いは証】

フムン、君はその歳にしては随分と色々な物を背負っているようだ……。
しかし――――

【しかし、死者が執着する物が生者の想いだとしたならば】
【少女が背負うそれは……】

いや、無粋か……何でもない。
でもその状態のまま居続けるのはよろしくないのは君自身も理解しているだろう?
初対面の分際でこう言うのはどうかとも思うけど、やはり早く対処した方が良いよ。

【死者に憑かれる、それは身近に死が存在するという事】
【死に触れ合えば触れ合う程、生の実感はそれにより薄れやがて消える】
【儚い少女の姿はどこかそんな感想を持たせた】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 01:45:59.71 ID:ew8NDWAFo
>>467

更に逆に考えるんだ。太く短く生きれば途切れるまでは楽しいって

【もう駄目だ。深夜だからいろんな意味で壊れかけてる】

年齢なんか関係ないさ
何の意味も無く齢を重ねた者だって居る。
若年で年寄より達観した者とて居る。
そして、私はたまたまこうしたかった≠セけさ

【くすり、と…最初の様に】
【何処か大人びてさえ見える艶のある笑みを薄らと浮かべると】

エルヴィア。
貴様は人を殺した事は有るか?

【黒い髪と白い服。モノクロなのに、その手は赤く染まっていて】
【瞳の赤すら血を彷彿とさせる】

【進んでモノを背負う少女は、細い声で問いかけた】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 01:53:19.83 ID:su2ETCwTo
>>468

逆に……もうなんでもいいや。

【折れた方はエルヴィアだった】
【この女、何気に面倒臭がりである】

年を取るなら誰でも出来る……か
しかしやっぱり物は言いようだよ、人にはあるべき姿というものがあると思うんだ

【こうしたかった結果、果たしてそれは本当に自分から望んだ姿なのだろうか】
【ただエルヴィアは問いかけない、静かに思考するだけ】

随分と答え難い事を聞くね……
まあ、間接的にも直接的にも殺した事があるかも……しれないな。
私はこういう話題になる度に思うのだけど、殺しはどう言葉を並べようとも正当化は出来はしないよね。

【正義か悪か、その物差しを使おうとも死は死である】
【如何なる理由があろうともそれが正当化される事はあってはならぬ】
【人が人という形を保つ為にはその境界を越えてはならぬ、エルヴィアが言いたい事はつまりはそういう事なのだろう】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 02:11:05.92 ID:ew8NDWAFo
>>469

答えにくいってだけでもう答えを言っている様なものさ。
普通ならとんでもないと声を荒げ、正義を掲げるなら鼻を高くして自慢し、そして、貴様の様な答え。
尤も、何とも思って無い人間はまた別の答えなわけだが

【血の滴る籠手を下げ、もう一度エルヴィアの隣に座ると】

ああ、正義だろうと悪だろうと殺しと言うのは正当化できるものではない
相手が殺しに来たから、赦せない程の悪だったから、その程度で自分の手が綺麗なまま°盾轤黷髢が無い

故に、私は罰≠求めたんだ

【キシリ、誰かの血が詰まり、籠手の継ぎ目から音が鳴る】
【耳を澄ませば怨嗟ともとれそうな、それが】
【この籠手こそ、少女の求めた罰℃Eした亡霊を刻み込み、少女の力がそれを繋ぎとめる】
【その結果少女は文字通り死ぬまで苦しみ続ける】

…無論この程度で赦されるものとも思っていないがな

【そう言って、少女は笑って見せた】
【外見だけは、気丈に】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 02:27:56.35 ID:su2ETCwTo
>>470

そこは人間らしく、少なからず罪だと思っているよ。
もっとも罪を自覚した所で出来る事はそれ程もなく、人間は無力だ……。

【袋の口紐を引っ張り縛る】
【手甲は抗議の声を上げるようにガチャリと鳴るが、鳴るだけで抵抗もなし】
【装備者の魔翌力無くしては動かない物の力はその程度】

自分の罪を自分で罰するか、そういう生き方もまあ有りなのだろうね
ストイックな生き方だ、そうそう長生き出来そうにない。

【生きているならば少なからずそういった事は考える歳を取ってそんな事も考えないヤツは人間ではない】
【しかし人間は、こと自分の事となるとその死の認識が欠如している】
【人間は自分の目の前に死神が現れるまで自分が死ぬだなんてこれっぽっちも思わない】

しかし幾らの罪を自分に与えれば赦させる時は来るのだろうね、私はそれも無理だと思う
永遠に背負い続けなければならないだろうと、ね。

【例え裁きの名の下に人を殺そうとも、それも罪に成り得る】
【そしてまともな人間であればあるほど赦す事が出来ない】
【因果な物だ】

さて、そろそろ考えもグチャグチャになってきた
多分今後話そうとしたら意思の通ったまともな言葉は話せそうにない。
そんな訳で私はここらで失礼するよ、それじゃあね早乙女……今度会ったら模擬戦でもしよう。

【エルヴィアは立ち上がり、布袋を肩に掛ける】
【何も無ければ早乙女の頭を軽く撫でてから去ってゆくだろう】

願わくば君の耐用限界の前に、ね……。

【そんな小さな言葉を残し】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 02:46:06.69 ID:ew8NDWAFo
>>471

それでも何とかしたがるのが人間さ
私も……そうだったんだろうけどね

【キシリ……貴女の其れと違って意志の籠る少女の両手】
【今も、聞こえている。 少女自身を責める、数多の声が】

罰するべき人は私が殺した。私が護れなかった
ならばこそ、私は自身で罰するしか術を知らない。簡単な事だろう?

【ストイックでも何でも無い、単にそうするしかなかった】
【罰するべき人間も、世界も、全て壊れたのだから】
【死んだ先、地獄の一片を味わう事でしか――】

赦せなくても、何もしないよりはましさ
罪人なればこそ、ね

【解って居ても。やらないと気が済まない】
【罪などと言うものを自覚すればするほど変わって≠「く】

ん、また会おうエルヴィア
私はそう簡単には死んでやれないから安心すると良い

【頭を撫でられそうになればスッと避けて】
【其の儘彼女の背を見送った】

/お、そくまで、お疲れ様でしたー!
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 03:11:53.25 ID:su2ETCwTo
>>472

それでも人は罪を赦されるのを望む……
願わくばいつか君が君を赦す日がくればいいね。

【罪には罰を、終わらない連鎖は現世で永久に廻り続ける】
【円環の中、惑いながら……】

むう……(やはり撫でさせてくれないか……)

【事も無げな表情だが、その胸中はちょっとだけの悔しさが芽生えていたとか】
【次こそは撫でてやろう、とか思ったそうです】

/お疲れさまでしたー!(
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 18:07:57.57 ID:1kQSf7qwo
【とある街の上流、小さな湖】
【この湖から流れる川が、下流の街への水源となっている、】
【つまりは多くの人々の、生活の根幹】


【川へと、幾つかの死体が、流されている】
【不法投棄と言うには物騒に過ぎるそれ等は、腕を縛られて仰向けにされ】
【衣服を剥ぎ取られ、胸に刃物で、深く文字を刻みこまれている】

【もしもこれが下流の街まで流れ着くか、途中で誰かの目に止まれば、読む事も出来るだろう】
【「カノッサより対機関連合へ」】
【「仲間の情報を売る様な奴、置いといて良いのか?」】
【「そいつの首と引き換えなら、捕虜を返してやっても良いぞ」】
【些か、状況を知らない者には説明不足の感が有る】


『………あんなので、良いの……?』

「あれくらいで良いだろー、地味だけど。本当に地味だけど。
 川に流すってのがポイントだな、誰かは拾うから」

【死体を湖から川へと流している、元凶の少女が二人】
【何れも水遊びをしながら、時折作業を行うという気紛れな勤労態度】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 19:45:33.20 ID:Eso3j2Xzo
【路地裏】

暑い…。

【今日も今日とて、殴打音が木霊する路地裏】
【直接日光が照らすわけではないが湿度は高く、全体的に気温が上昇している今日などは、表より多少マシ、程度でしかない】
【そんな中何かしてたらやっぱり暑いわけで】

【地面に倒れ付した量産型不良の数五名】
【特に顔面をしこたまぶん殴られて倒れ付す姿は無様の一言に尽きる】
【だが最大の問題は、地面の暑さでじわじわスリップダメージを受け、なおかつ行動が取れないと言う点に尽きる】

【一方、その場の覇者たる人物はポリバケツに腰を下ろしていた】
【不良たちを見下ろし、包帯でぐるぐる巻きの左腕で強奪したと思しき財布を弄ぶも】
【右手を手内輪にして煽がなければやっていられない、と言いたげだった】

【ウルフカットの黒髪にジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕はうっすら鍛えられているのが見て取れる】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツを着込んでいて、一見すると少年のようでもある】
【そんな服装や纏う雰囲気の成果、腰周りや胸元の曲線が女性を主張しても、少女と断言する事を憚ってしまう】

…くそが、まだ六月だぞ、なんでこんなに暑いんだ…っ!!

【苛立たしげに眉間に皺を寄せ、飛び降りる。腕や額、髪から散る汗が地面へ吸い込まれる】
【そしておそらく自身が行動不能に追いやった不良のうち一名に近づき、右足を少し後方へ流すだろう】

【このまま見逃せば、彼の腹部にそのつま先が突き刺さる】
【いろんな意味でまずい光景だが、不良少女は暑さにやられたか周囲への警戒が若干おろそかになっていて】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 19:47:51.51 ID:vWAlY2QSO
【路地裏に、ふたつの靴音が響く】
【肩を並べて歩いていたのは、壮年の紳士と今時風な若者】
【その二人の関係を推測するなら、厳格な父親と不良息子といった辺りが適当だろうか】


――…機関に立ち向かうには、仲間が要る。
奴らはとても私達二人で敵うものではない、故に――、


「…justiceに。何度も聞いた。」


――ああ、すまないね。君は息子と違って物分かりが良いのだった。
昔からの習慣というものは中々抜けては呉れなくてね、困ったものだ


【壮年の紳士は、整えられた短い銀髪に赤の瞳】
【グレーのスーツに紺とピンクのストライプのネクタイを締めている】
【年の頃は50代の後半、だろうか】

【今時風の若者は、肩まで伸ばしたボサボサの黒髪に黒い瞳】
【赤のトレーナーに付いたフードを深く被って、迷彩柄の弛いズボンを腰で穿いている】
【耳元にはイヤホン、コードはトレーナーのポケットの中へ伸びていた】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 19:55:46.96 ID:0ZriHeCSo
>>476
【だぁんッ!!】

【唐突に、路地裏に着地する人影が一つ】
【着地地点は、ちょうどキミ達の進路、5m先程】

―――ふぅ、撒いたか。

【地面に着地し、呟くそのシルエットは、かなり小柄だ。その姿を描写するとすれば】

【着崩した制服姿が特徴的な小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【夏服なのか、上半身はYシャツで、当然のように裾を出してボタンは3つ開けていて】
【白骨よりも白い髪は、オールバックにして後ろで小さく縛っている】
【右目を覆うように拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【なんというか、傷や眼帯や白髪の要素がなければ、唯のどこにでも居る普通の不良のような見た目である】

【と言ったところか】
【左腕が、路地裏に面するビルの屋上に向けられており、その指先からは銀色の線が伸びている】
【その糸で、どうやら着地速度を低下させ、こうして飛び降りてきたと、分かるかも知れない】
【糸は、空気に溶けるように消えていき、少年はすくっ、と立ち上がる】

あ゛ー……、くそ、暑いぞ、ちくしょう。

【シャツの胸元をばたばたと動かし風を送り込む】
【走っていたようで、額には球のような汗が視えるだろう】
【そして、おもむろに前を見ると、親子っぽい二人組が】

【なんというか、情けないところを見せてしまい、なんとなく愛想笑い】

えーっと……、コンバンハ?

【首を傾げて、キミ達に挨拶をしてみたりした】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 20:04:21.07 ID:kr3MMDpR0
>>675

暑ィ……つか熱ィよ!

今半夜だろ!?何でこんなに―――――

【同じようなことを愚痴っている少年】
【あえて割愛するが大体同じ内容の“暑い”である】

【その割には、この時期にしてはかなり特異な】
【というか“暑苦しい”容姿をしていた】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【鋭く睨みつけるその眼光は、周囲に敵意をふりまき続けている】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

【また、傷口は古く、えぐれたような跡が左足にあり】
【そのためか、松葉杖でゆっくりと歩いている】

【カチカチと何度も歯ぎしりしながら接近していく少年】
【接触すれば、トラブルは避けられそうにない】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 20:16:54.65 ID:Eso3j2Xzo
>>478
【脚は止まらなかった】
【気配の察知には成功して意識はそちらを向いたが、減速し打点がずれたに過ぎず】
【叩き上げられたのは下腹部。『直撃』こそ免れたが、不良少年は股間を押さえ、意識を失った状態で泣いていた】

あ゛ー…?

【暑さのためか据わった目で接近してくる少年をみた不良少女】
【だらだらと汗をたらし、息はやや荒い物の】
【羽織から、視線は右手へ。細められた瞳孔は鋭く】

…へっ、いくらか面白そうなのが来たな…。

【不良イジメに飽いたように、足元の彼らを視界の外へ追いやる】
【同時に、周囲に闘気を放った。拳を握って薄く笑い】

【一歩を踏み出す。少年に向かって】

【暑さを忘れたか、或いは当てられているためか目の輝きは尋常ではない】
【徐々に速度を速めながら、ゆっくりと拳を振り上げて顔面へ】
【完成した型によるストレートだが、『揺らいで』いる。多分当たらず、少年の左頬のギリギリ、大気を打ち据えるはずだ】

【回避に成功して、少女に接近した場合】
【その身体が激しい運動直後のように高い熱を帯びている事を、ひょっとしたら感知できるかもしれない】
【呼吸も荒く視線も泳いでいて、服が汗で張り付き、体のラインを浮かび上がらせ…】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 20:19:26.55 ID:vWAlY2QSO
>>477
/あああ文が…もう暫しお待ちを…
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/24(金) 20:21:16.92 ID:R+wQMXK60
【路地裏】

これでざっと20枚か…この作業、久しぶりだな…

【ペタ、ペタ。】
【蒸し暑い中、おもむろにポスターを貼る男。】
【夏を感じさせる水色のYシャツに赤色のネクタイ、青のスラックス。】
【そして黒のソフト帽を深くかぶったその男は、こまめに汗を拭きながらその作業を進めていく】

【ポスターの束を左手に抱え、右手で器用に貼っている彼の左側の壁には】
【彼が貼ったであろうポスターが一定間隔に張られていた】

見たらびっくりする奴もいるのかねぇ…「もう終わった組織じゃなかったのか?」とか。
それにしても…ホント間が開いてしまったのは痛いな…あー右肩凝ってきた
知名度のない組織はこうでもしねぇとメンバーが集まんないっていうね…カノッサとの戦争考えたら2,3人は少なくとも欲しい訳だが…

【いろいろ独り言を零しながらの作業である。彼が貼っているポスターが何なのかは実際に見て確かめてほしい】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 20:22:53.19 ID:0ZriHeCSo
>>480
//うい、了解でございまする
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 20:25:30.52 ID:Oltul73U0
【――――巡り巡ってゆく世界の中での、無数に偏在する物語――――】



【――――氷の国 市街地】

……く、ヒっ…………ッハハははハはははハ…………

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【不気味な笑みをちらつかせながら、一人夜道をフラフラと歩いている】
【さびしい街灯の明かりの下を、亡者の様に歩くその姿は、異様な雰囲気を湛えている】

【――――杖を握りしめている右腕の肘周辺が、皮膚病にでも掛かった様にどす黒く変色し】
【その変色範囲の中心には、黒い光沢を放つ『石のような物体』が、半分顔を出して埋め込まれていた】

「―――ぁっとと…………てめぇ気をつけろ!!」
――――――――ッ!?
「うっ…………ひ、ひぃ…………!」

【そうした歩きが災いしたか、通行人とぶつかり罵声を浴びる】
【しかし、少女のにらみ返し一つで、彼はおそげをふるって逃げ出した】

(……ドこだ……どコダよ…………ドコニ居ルンだ……?)

【逃げゆく男の背中を睨みつけながら、外からは窺わせない焦燥が、少女を襲っていた】
【――――少女の肘の『石のような物体』が、脈を打つように蠕動する――――】



【――――所かわって、水の国 大噴水前】

――――どうすれば…………

【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のどこか虚ろなオッドアイを持ち】
【白いワンピースの上から、明らかに身の丈に合っていないボロボロのコートを着込んだ、10歳くらいの少女が】
【大噴水の前に備え付けられたベンチの上で、膝を抱えてうずくまっている】
【その身からは、尋常ならざる量の魔力が感じ取れるかもしれない】

お父さん…………嫌だよ、私…………

【ゆるりと顔を上げ、大噴水にその虚ろな瞳を向ける】
【何かを探す様に、食い入るような視線を噴水に向けるが、その瞳は何も映さない――――】



【――――そのいずれもが、今と言う時の中に紡がれる物語】
【先に動きを見せるのは、果たしてどちらなのか――――】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 20:26:07.79 ID:nrklqA+n0
>>481


【向こうから白い猫を連れた少年が歩いている】
【容姿は白い無地のタンクトップに蒼いジーンズ】
【とても夏らしいのだが首もとの】
【赤い赤い燃えるようなマフラーのせいですべてが台無しだ】

ポスター…?
青義同盟…?

【虚ろな目でポスターを眺めている】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 20:33:46.21 ID:oTfUeSIAO
>>483

【選択されたのは――――生物兵器≠フ少女】

【ふわり、と。彼女の足元に、赤いリボンのあしらわれた真っ白なシルクハットが転がってくるだろう】
【風に飛ばされたらしいそれに気付けば、小さな足音が前方から響いてくる】

―――……すっ、すいません、それ、拾ってください。い!

【悲鳴のような幼い声。】
【向かってくる魔力は、此方も尋常ならざる量を孕んでいて――】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 20:34:49.91 ID:vWAlY2QSO
>>477
【突如、目の前に飛来した少年】
【紳士の方は彼の着地を見てから、漸く僅かに目を見開いたが】
【青年が彼を捉えた反応は其れより遥かに速かった、視覚よりも聴覚よりも】
【路地裏に指す光の彩度が、飛来する少年により僅かに翳ったのを、肌で感じ取ったのだ】


――…ああ、こんにちは。ほら――ええと。挨拶なさい


「…こんにち、は」


【表情を穏やかなものに戻した紳士、一方の青年は警戒した視線のまま――…存外に、まともな挨拶を返した】
【他にも違和感を挙げるなら、紳士が何故か青年の名を云えなかった事か】


君は…何者かに、追われていたのかね?随分と急ぎのように見えるが…
私達で良ければ助太刀しよう――…特に、機関に関する件なら。


【飛び降りて来ると言うことから、ただならぬ事を感じ取ったようで】
【黙りこくる青年をよそに、紳士は饒舌に彼に問うた】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 20:35:14.52 ID:kr3MMDpR0
>>479

あァ…?

【迫り来る拳、絵空事の様に感じていた】
【こちらに向かってくる風が、少年の意識に現実感を与えていき……】

ンだテメェッ!!!

【直撃する寸前、右手を振り上げて防御する】
【ぎりり、と拳同士が激突しあい、軋むような音とが発生し】
【勢いを付けていた相手の分、こちらの右手に衝撃が伝う】

【直撃は避けたものの、右手にそこそこのダメージを負った】
【だが】

―――――あァ楽しいねェ、楽しいたのしい楽しいィィィィいいいいい!!!!

【口を大きく歪ませ、狂ったように叫ぶ】
【いつの間にか、右手の手甲を外れており、彼の右手が顕わになっていた】

【―――――右手の甲に緑色の石が埋め込まれており】
【そこから尋常ではない魔力が噴き出され続けていた】
【説明するならそれだけで足るだろう】

ひゃっははっははァッ!!お前はイカレた野郎ォだってことだよな?

ことだな?うん、ことだ!俺が決めたし俺が認めた。

だから殴らせろ、文句や異論は認め……無ェ!!!

【理不尽ともいえる言い分】
【突然殴りかかられたのだから当然ともいえるが】

【少年は左手の杖を離し、ぐらつきながらも勢いをつけ】
【拳を大きく引き、思いっきり相手の腹部に向けて打ち込んだ!】

【余談だが彼は今、熱によってハイになっている状態なので】
【色欲につられている暇も余裕も感情もない】

/今更ながらミスってました!すみません!
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 20:38:03.83 ID:kr3MMDpR0
>>487

/たびたびすみません
/打ち込んだ を 打ち込もうとした に変えておいてください!
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 20:38:49.88 ID:vWAlY2QSO
>>486
/彼らの挨拶を「こんばんは」に修正しておいて下さい…申し訳ない
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 20:41:06.88 ID:0ZriHeCSo
>>486
おう。

【ひょこっ、と行動や外見に反して、妙に親しげな雰囲気を感じさせるかも知れない】
【紳士の、その言葉に、顔の前で右手を振り、答えた】

ああ、いやいや、気にすんな。
まあ、確かに機関絡みだけどな、結局ネタも奪えなかったし、糞が。

【はぁ、とため息を突き、壁に背を預ける】

一応、追ってくる奴らは居ない……と思ったんだがなァ……。

【問題はない、と言おうとした直後、黒服が二人ほど路地裏に入り込んできた】
【すっ、と壁から背を外して、黒服に少年は相対する】

――で、なんだよ。
もう用なんかねーぞ、帰れ帰れ。

【挑発の様に、そんな事を少年は言った】
【オトコたちは、無言で拳銃を構え、少年に向けるだろう】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/24(金) 20:41:41.91 ID:R+wQMXK60
>>484

…ん?

【その少年の声、特に「青義同盟」というワードに反応し、男は声の方向に顔を向ける】
【そして彼の上から下まで軽く見ると、一言】

何故この時期にマフラーしてるかは知らないが…「ウチ」に興味がある…のか?

【「ウチ」という単語、そして2、3か月前では街中に貼られていた「青義同盟」のポスターを貼っていることから】
【この男が青義同盟に所属していることが分かるであろう】

【彼の貼っているポスターの内容を下記に明記しておく】
【先ほどにも書いたが、これは2,3か月前に作られたものである】
【その点が、最終行の「RIPでも〜」という文でわかるであろう】
【なぜなら、もうすでにRIPは壊滅したのだから】


【新正義組織 「blue justice/青義同盟」】
【俺達の組織と、justice・対機関連合等の正義組織との違いは2点ある!】
【相手が悪といえども基本的には殺しはタブー という点と、 目的が悪の排除ではなく、悪の更生 である点だ!】
【俺達の組織の悪人に対する行動は、基本的に3種類。】
【1、更生が完全に成功→その場で解放 まぁこれが1番だわな。】
【2、更生成功の判断がしにくいor更生不可だが自警団に引き渡せる状況→自警団へ これが一番多くなるかと思う。】 
【3、更生不可能&自警団に送れない状況&超危険人物と判断→特例として殺害許可 これは仕方がない。】
【…というわけだ。こんな感じで善悪関係なく救おうという活動をしていく。】
【現在メンバー大募集中だ!!少しでも気になったら連絡してくれ!!】 
【お電話はこちら、リーダー「マーシャル・T・ロウ」のtel ○○○−△△△−□□□まで!!】
【全員救えないなんて解ってるけど、それでもできるだけ1人でも多く救おうと頑張ってみないか?】
【俺のクソ甘い考えに賛同できる奴!!悪人善人関係なく救ってやろうという器のでかい奴!! 】
【そういう奴を俺らは求めている!!ポスターじーっと見てりゃあスカウトしにいっからヨロシク!!】
【RIPでもカノッサでも救ってやるからかかってこいや!! by マーシャル・T・ロウ】

492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 20:43:56.29 ID:Eso3j2Xzo
>>487
ああ、楽しいなぁおい、楽しい…ククッ、クククッ!

【哄笑を浮かべるは少女も同様】
【受けられて、手甲から魔石が露になって、強い魔翌力を感じる】
【目が、金色に染まる。その魔翌力の詳細を調べようと、魔眼へと姿を変えた双眸】

【やはり狂喜に染まっていた。久方ぶりの同類…!!】

そーだな、ああそうとも、最近欲求不満だったんでな…。
イカれてるとも、ああ、強い奴を殴りたくて殴りたくて仕方なかったんだ…!!

【拳を引いて溜め、今度は真っ直ぐ鼻っ柱へストレートを放つ】
【金の眼に染まるや否や、ある程度思考が安定したらしくブレが納まっていた】


殴っていいのは、殴られる覚悟のある奴だけ…っ、だっ!!


【腹部への鉄拳を受け、胃から何かが込み上げるも】
【拳は若干引き戻されたに過ぎず、ワンテンポずれて、やはり鼻へ】
【反吐を気合で耐えたため威力も狙いも落ち込むけれど、拳を放つことはやめない】

【だがこの少女、色欲云々より】
【正常な思考が保てない精神状態にある可能性すら、無きにしも非ず】
【ダメージにより、正気に戻された目が再びぐるぐると渦を巻き始めていた】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 20:46:02.23 ID:Oltul73U0
>>485

――――私…………何のために、生きるの…………?

【虚ろな瞳を噴水へと向けたまま、ポツリとつぶやく少女】
【心ここに非ず、と言った表現がピッタリだろう――――思考の迷宮の中を、ひたすらにさ迷い続けていた】

…………あ――――?

【そんな少女の心を引き戻したのは、転がってくるシルクハットと、切羽詰まった叫び声】
【――――未だ虚ろな夢に半分足を突っ込んでいる様な状態ながらも、少女はベンチから降りてそれを拾い上げる】
【そうして、それの持ち主が誰なのか、ゆっくりと周囲を見回した】

【――――心の中に生まれた迷宮は、非常に複雑怪奇だったらしい】
【かつて聞いた事のあるはずのその声が、記憶の中の人物と一致しなかったのが、その証左となるだろう】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 20:52:34.23 ID:nrklqA+n0
>>491
…あぁ、このマフラーは俺の大事な宝物だ
だからつけている

【よくわからない答え方をした後】
【マフラーを少し緩くし】
【ぽつりと言葉を漏らす】

…志は同じだけど
俺には、そんな力ねェよ…
高々人造人間だかと友人になるどころか戦闘をしちまったし
目の前のむかつく悪党一人ぶんなぐれねぇ
よわっちぃ俺にはさ…

【自分に力はないから誰も救えない】
【彼の思いは、詰まるところそんなところなのだろう】

…そういや、あんたは?
この青義同盟ってやつの宣伝部か何かか?

【壁に張ってあるポスターと相手をそれぞれ見比べて】
【とりあえず雑談に使われているんだろう…くらいにしか思っていないようだ】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 20:52:55.04 ID:oTfUeSIAO
>>493

【ぜぇはぁと、やがて人込みを縫って一人の少女が現れるだろう】
【薄紫の髪は綺麗に梳かされて翡翠の瞳は疲れたのかぎゅっと閉じられている】
【ブルーグレーのワンピースはフリルが沢山あしらわれており、かわいらしく】
【ちょっとだけ大人っぽいレースアップサンダルが、よく似合っていた】

あ、ありが、と、ござい……ま、す……っ……!

【息も絶え絶え、とした此方は顔を伏せた状態で必死に呼吸している】

/ごめんなさい、ラベンダーちゃんと前回絡んだ時の記憶無い……^q^どんな絡みでしたっけ?
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 20:54:09.78 ID:vWAlY2QSO
>>490
【機関絡み、という言葉を聞けば。青年は黒い瞳をすっと少年に向け】
【直ぐに、現れた黒服二人を視界に入れた】


「機関員――…?」


っ少年! 危険だ、下がりたまえ!


【目の前の光景に動じない青年と、状況を察して退避を促す紳士】
【共通点は――、臨戦体勢にあること】
【青年は両腕を歪に変形させ始め、紳士はぐっと握りしめた両拳に雷を纏わせ】

【少年が何か行動を起こすか、黒服達が攻撃を始めるのが先か――…この先の展開を、窺っている】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/24(金) 20:55:09.54 ID:oTfUeSIAO
/ラベンダァイスちゃんでした、申し訳ない
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/24(金) 20:55:34.93 ID:iYBNQ4yK0
【街中、どこかのカフェ。道に面した、テラス席で】

……、私のお誕生日知ってるのにお祝いしてくれないひとなんて、盛大に転んで地面で顔面強打しちゃえばいいんだ……。

【微妙に潤んだ目元に、鬱々とした声色】
【声の大きさを気にすることも無く、ぶつぶつとそんなことを呟きながら、チョコケーキを食べている。そんな人が、一人居て】

【腿ほどまで届く烏羽色の髪を、右で小さくサイドテールに結って】
【残りは全て、ストレート。下ろした髪には無数の鈴を結び付けていて】
【第二までボタンを開けた、白のワイシャツに、黒のプリーツスカート】
【黒のオーバーニーソックスに、黒のブーツを履いて】
【左手の薬指に、紅水晶で作られた林檎を咥える銀の蛇。そんなデザインの指輪】
【そんな少女。非常に機嫌が悪いような、落ち込んでいるような】

……怜司なんて、そうやって転んで怪我しちゃえばいいんだ……。

【もぐり。最後の一口分を口に押し込んでから、ひどくしょんぼりとしながら呟いた声も。周囲に気遣った様子は無く】
【鈴の音に、大きめな独り言。静かにコーヒーなんか飲んでいたいようなひとには、ひどく迷惑か】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 20:57:21.32 ID:fMU5+Q20o
【水の国のどこか・街の入口のような場所】

【少々早くも真夏の夜、不快指数がダダ上がりな環境に】
【紺のレインコートと長靴を履いた暑苦しい人物が一人、立っていた】
【背の大きなバックパックも邪魔なことこの上なく、取り敢えず目立つのだが】

(……ここがあの水の国かぁ。雷の国より涼しいかな?)
(それと人も多いし、ここなら多分………。)

でも、それより先ずはホテルとお腹とお金を用意しないと――――

【そんな人物は一路、ゴム特有の「ギュッ」という音を立てながら街の中へと進んでいく】

【さてもしかすると、辺りをキョロキョロとしているから誰かにぶつかるかも知れない】
【また別の可能性では、彼のバックパックから落ちた“何か”を誰かが見つけてくれるかもしれない】
【が。後者の場合は注意が必要だ。何せ、落ちたものは赤い液体の付いたナイフだからである。】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 20:59:53.67 ID:0ZriHeCSo
>>496
――未だ慣れてねーから、決めるの頼む。

【そういった直後、男二人が発砲した】
【ぴっ、と血の花が路地裏に咲いた、が】

【打つ瞬間には、少年はすでに跳躍していた】

――――よぉッ、っと!

【空中で右腕を壁に向けて振るうと、コンクリートの壁面が砕けて、右手首から先に灰色の装甲を創りだす】
【その腕を壁に突き刺して、己の体を固定すると、左腕を地面にいる黒服に振るう】

とぉっ!

【直後、左腕の五指の先から、銀色の線が生まれ、地面の黒服達の足や腕に絡んでいく】

……ちぃ、まだ操作が慣れねぇ。

【ぎりぎり、と糸で締め上げようとするが、操作に慣れていないのか、気絶させるほどではない】
【しかし、今ならオトコたちを倒すのは簡単だろう】
【因みに、左腕はシャツの生地をすかすように、無数の光の線が浮かんでいる】
【魔力は感じられないのに、魔術の術式であることが詳しければ分かるだろうか】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:01:38.32 ID:wT6d5QdTo
【公園】

んー、……

【濃紺の襟のシンプルなセーラー服を着た、菫色の瞳の少女が。ベンチに座って、何やら唸っている】
【襟と同色のプリーツスカートから伸びる脚は、何故だか靴下も靴もはいていなくて、涼しげ】
【お尻を隠す程度にまで伸ばされた藤色の髪は、腰の辺りで「緑のリボン」に纏められて、風に遊ばれていた】

……だめです!
環境を変えれば作業がしやすくなるかと思いましたが、……
アナログ作業、ぜんぜん慣れませんね……

【泣きごとに似たひとりごと、のち、大きく伸び】
【そんな彼女と相席しているのは、積み上げられた数冊の本である】
【よくよく見れば、それらは「魔術協会」の蔵書であることを示す印が在った】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 21:01:54.39 ID:kr3MMDpR0
>>492

ッ…かはッ…!

ひゃは、効かないねェ!利かない聞かない無効かないッてェ!!

【直撃、思わず後ろに仰け反る】
【鼻から血が垂れるも、それを右手で拭き取り、相変わらずの軽口、もしくは挑発】
【どんどん歪んでいく少年の表情、こちらは“マイナス”に向いているようだ】

マジ気に成ってきたわァ!アハハハハ!!

このぶッッち上がったテンション如何にかするにゃァ

お前を擂り潰して押し潰して捻り潰すしか思いつか無ェッての!!

あッッッははッはははああああはッはッ!!!とォめェてェみィろォよォおおおおおおおおッッ!!!!!

【恐るべき狂気、滾る戦意】
【いや、もはや“戦欲”とすら言えるだろうか、奇声に近しいそれを言い放つように叫ぶ】

【それと同時に、少年の右手が逆鱗に包まれていき】
【肩部にまで、右腕全体に紅色の逆鱗が纏わり付く】

【―――――それは、先ほどとは一線を服す見事な“異質”に成りていた】

うらァ!!!

【巨大化した右拳で、狙いを特に定めず、勢いのみで相手に向かって殴りかかる】
【先ほどとは威力が桁外れであろうことは、一目瞭然だった】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 21:01:58.55 ID:Oltul73U0
>>495

…………えーと…………

【夢心地の様な表情に微かな活力が宿り、ようやく少女は動きに精彩を帯びてくる】
【しかし――――オッドアイの中の虚無は、未だ傲慢に居座り続けていた】

あ、あなた……でしたか…………どうぞ

【走り込み、息を上がらせて顔を伏せている少女に、そっとシルクハットを差し出すオッドアイの少女】
【受け取ろうと見上げれば――――その、どこか虚ろな瞳が目立つだろう】

(あ――――――――あれ…………?
前に、どこかで…………?)

【その時、オッドアイの少女は『同類』である事を主張するその膨大な魔力を感じ取って、わずかに怪訝そうな表情をする】
【相手の少女が顔を伏せていた事、そしてその服装が変わっていた事。何より少女自身が尋常な精神状態に無かった事】
【様々な要因が重なって、オッドアイの少女は、顔見知りの相手である事に気付かなかったのだ】

/ルーチカちゃんがゆだってた所に親子→石を凍らせてプレゼント→情報交換→首輪から“飼主様”の話題に→キレかけたラベンダーをラギュが押しとどめ、何食わぬ顔で別れる
/大体こんな流れです
/そして申し訳ない……絡み始めて早々ですが、風呂に行ってきます
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 21:05:05.51 ID:1kQSf7qwo
>>499

……ああ、驚いた。こんなものが落ちてるなんて

【彼の、おそらく後方になるのだろうか】
【路上に落ちたナイフを、水仕事をしていないだろう指が拾い上げた】
【白い皮膚を、液体が赤く染める。それを、寧ろ望んでいるかの様に】
【その人物は、指先でくるくるとナイフを弄ぶ】


……気付いてるかな?気付かないなら、着いて行くのも楽しそうだ
こういう物騒なものを持っている人が、これからどんな事をするのか……
興味深い、ね。猫を殺してしまいそうに

【小袖の帯は前で結んで、その上に帯を締めないで色振袖を重ねて】
【腰までの白髪は結いもせず、伸びる侭にして簪一つ】
【広く開けた肩と首周り。首から下げるのは、逆十字のネックレス】

【ナイフを拾い上げて、姿を隠しもせず、彼の後方を歩くその人物】
【彼に気付かれる事が無ければ、建物の中にでさえ着いていくことだろう】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/24(金) 21:06:38.29 ID:ugGY0i0Go
>>499

落としましたよー!

【しかしそんなナイフを指摘する猛者がいた】

【振り返ると、鷹が足でナイフを掴んでいる姿と、茶髪に茶色のジャージ、両腕が翼になっている少年が飛んでいるだろう】

こんな物騒な物落として、自警団にかんちがいされたらどうするんですか!

【精肉業者とでもおもっているのだろうか、飄々とした態度で言う少年】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/24(金) 21:07:41.77 ID:ugGY0i0Go
>>504に譲ります
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 21:07:42.18 ID:oTfUeSIAO
>>503

あ、はい、どうもありがとうございます。す……ぅ?

【漸く呼吸も整ったのか、一度深呼吸すると頭を跳ね上げてお礼と共に受け取った】
【そこで、少女は頸を傾げる。ちりんと鳴ったのは忌まわしき首輪の鈴で】
【やがて――相手を認識すると、少女の顔は久しぶりに再会した友人との出会いに綻んでから】
【次に、虚無を纏ったかのような薄灰色の雰囲気に、不安そうに表情を曇らせた】

えと、あの、……ラベンダァイスさん、ど、どうしたん、ですか。か?

【そっと名前を呼ぶ――隣に彼女の“父親”が立ってないことも、少女が不安になる要因のひとつだった】

/すいません、ありがとうございます。思い出しました
/ごゆっくりー!
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 21:10:09.90 ID:Eso3j2Xzo
>>502
ならもっと強くぶん殴るだけだっ!!

【ひたすら、ひたすらに挑発に乗り返す】
【今の不良少女に後退の二文字はなく、拳を握って獣のように笑い戦意をむき出すのみ】
【心底状況を面白がっていて、熱量が上がったことすら気にならない】

テンションをどうこう、だぁ!?
ナマ言ってんじゃねぇぞガキが! そんな簡単に、俺が折れるわけねぇだろおおおおおおお!?

【気温に加え両者の熱気が、この路地を瞬く間に焦熱地獄へと変えてゆく】
【あまりの事にうかうか寝ていられなくなった足元の不良たちも、三々五々散ってゆく。生存本能は一人前のようだ】

【もちろん不良少女はそんなもの気にしない】
【眼前の少年が異質になった事にすら喜色を浮かべて、真正面から走りぬけ後方に、】

【まわろうと、したようだが】

【包帯が巻かれた左腕が、突然別の生き物のように跳ね上がった】
【少女は後ろへ動いていたのだが、左腕は拳を求めるようにそちらを向いていて】

【不良少女は、それが想定外の事態だったように驚愕の表情を浮かべていた】
【口の端から流れる胃液の残滓を拭う間もないほど、呆けて】

【じり、包帯の下で紫の光が蠢く】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 21:14:39.65 ID:vWAlY2QSO
>>500
【少年の一連の動き、そして其の言葉を聞けば】
【二人は頷きで応え、だっと地面を蹴った】


「……、…!」


【先ず青年が、変形させ終えた左腕――…象の足で、片方の男の腹部を殴り付けようと迫る】
【見た目からも強力な一撃だが、死なない程度に加減されているのが見て取れる筈】


往くぞ――、喰らいたまえ!!


【次に紳士が、もう片方の男の頬に雷を纏った拳を撃ち込もうとする】
【脳震盪と雷撃による麻痺を狙ったものだろう、こちらもしっかりと加減がされていた】

【攻撃の成否に関わらず、二人は素早く拳を引いて、少年をサポートできる態勢に戻るだろう】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:19:02.55 ID:fMU5+Q20o
>>504

【かの人物は、あの足音を定期的に鳴らしながら街を進む。気付いては居ないのか】
【商店街に寄ってりんごと砂糖一袋を買い求め、途中街に並ぶホテルを眺め】
【それでも止まらず、またやはり気付かず―――やがて着くのは、郊外。】

【以前は栄えていたのだろうが、今ではシャッターばかりが降りているような建物街である】
【当然ながら、廃墟も多い。その一軒一軒を、レインコートは見比べて】

(こういう所は立ち入り自由なのかな……開いてるみたいだし)
(表の看板も錆びてたから、もしかすると所有者も忘れてたりとか―――。)

お邪魔しまーす………って言っても誰も居ない、かな?

【六軒目、シャッターすらないガレージのような建物に、紺の影は姿を消す】
【内部は煩雑として饐えた匂いがするが、どうやら奥にもう一部屋ほどあるらしく】
【あくまで人物の追跡を続けるのなら、そこを覗き込むなりするほか無いだろう】

【ただ、一つ。ガレージ内は物だらけで、つまりは中々無音というのが難しいだろうということが挙げられるが】
【奥の部屋からは重々しい「ドサリ」という、バックパックが置かれたらしい音がする。】

>>505-506
/申し訳ないです、また機会があればお願いします。
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 21:19:19.38 ID:kr3MMDpR0
>>508

ヒャハハハハハハッ!折れないんなら圧し折ってやるし

負けねェンなら突っ伏させるだけだァ!!!

【膨れ上がった相手の戦意、自身の糧とばかりに特攻】
【巨大な拳に、さらにさらにさらに力を込める―――――!!】

【少年は、自身の異常なまでのテンションの高ぶりに気付いていなかった】
【そのためもあるか、相手の左腕から放出されている紫光に気づかない】

【溢れんばかりの“それ”に全く気付かない】
【それがどんな効果であるのか、そんなことは一縷も考えてなどいなかった】
【―――当然と言えばそうだが、普段の少年なら気付いていたはずである】

【もはや……勢いを止めることは不可能】
【相手の“不確定”に対して、“未確認”のまま攻めるしか選択肢は存在し得ない】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 21:22:42.00 ID:0ZriHeCSo
>>509
【結果、当然少年により拘束された機関員に回避をするのは不可能であり】
【キミ達の攻撃は、当然のように当たり、機関員は気絶した】

あででで……。

【壁から右腕を引きぬき、地面に着地する少年】
【頭を狙った銃撃だったようで、右の耳たぶの一部が削げて派手に出血をしていた】
【白い夏服のシャツがぽたぽたと落ちる血で赤く染まっている】

【そして、機関員の方を向くと、左腕を動かし、生成した糸をさらに相手に巻きつけていく】
【ぐるぐる巻きにしている間、ずっと左腕は発光し続けていて、ある程度、まるでミイラの様にぐるぐるにされたのを確認すると、糸を切る】

……とりあえず、バレないように。

【そう言うと、男ふたりを抱えて、路地のゴミ箱に叩き込んだ】
【一連の動きを終えると、耳たぶを左手で抑えながら、そちらに歩いて来るだろう】

あーっと、手伝ってくれてありがとう。
助かったよ。

【にっ、と見た目の不良臭さに反する、純粋そうな笑みを浮かべてキミ達に少年は礼をした】

なんか、礼したい所なんだが……、そうだ、あんたら、飯食ったか?
食ってないなら、奢ってもいいんだけど……。
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/24(金) 21:22:58.85 ID:wwOzG14po
【路地裏】

うんっ、今日は平和でとってもいい感じです!

【夜になっても暑い今日この頃、路地裏は日陰な分、気温が上がらず】
【そんな場所で、顔をにこやかに微笑ませ、涼しげに闊歩する少女が一人】

【翡翠色のさらさらとしたロングヘアに、同じく翡翠色のくりくりした瞳】
【ワンピースに似た形状の黒色のバトルドレスに身を包んで】
【そこから見える肌は、石英のように透き通って、見るからに華奢だ】
【更に特徴的なのは、彼女の背中から伸びた、龍のような大きな翼である】
【純朴そうな持ち主と対照的に、不気味な黒紅色をしている】

やっぱりお仕事がない日は散歩に限りますね!
意外な出会いとかもあるかもしれませんしっ

【悪意渦巻く路地裏でのんびりと呑気なことを言っていられる理由は、その翼か───】
【それとも、首輪のように巻かれたチョーカーから伸びた十字架型のドッグタグであろうか】
【NO.10の数字が刻まれていて、カノッサ機関員であることを疑い無く証明するものである】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 21:27:14.13 ID:Oltul73U0
>>507

あ――――る、ルーチカ…………ちゃん……………………っっ!?

【少女――――ルーチカの顔を見て、ようやく彼女――――ラベンダァイスは、相手が誰であるのかを理解した】
【思いもよらなかった全く不意の再会に、どういう態度を取ればよいのか分からない】
【――――こうした形で面食らうと言うのが、何よりラベンダァイスが不安定になっている事の証明と言える】

――――――――っ…………
…………――――ぅ、っ…………うっ……うぅ――――…………っ…………!

【更に。自身の『父』の事を聞かれた事が、ラベンダァイスの心を刺激してしまう】
【痛みをこらえる様に、歯を食いしばった――――そんな抵抗も、長くは続かず】
【シルクハットを差し出した姿勢のままで、ラベンダァイスは声を押し殺す様にして、とめどなく涙をあふれさせた】
【――――瞳の中の暗闇は、涙に洗い流されるどころか、更に深く、暗いものになっていって――――】

/ただいま戻りましたー!
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/24(金) 21:27:50.07 ID:R+wQMXK60
>>494

…宝物なら、仕方ない…のか? …ま、そんなことどうでもいいか。

【そして男はいったん「ゴホン」と咳をし、のどの調子を整えると】

…奇遇だな。俺も半分自信無くしてたところでね

(昔は「賞金稼ぎ界最強!!」とかアホなことぬかしてたのにな…今は亡きカーネルやジャッキーニに右足をやられた時からか…)

で、とりあえず、そういう時はどうすれば強くなれるんだって思ったのさ。
その結果たどり着いたのが、まあ単純に言えば「諦めるな」ってことだった。

…力は「つける」物だろ?弱いならつけろよ。「つけるのは無理」とかいうならそいつはもうそれまで。
自分自身の力を見限ってしたいことを諦めちゃあ…もう駄目さ。それでどんな奴も最低一回は何かにぶち当たっている物だと思うが…
その何かを…恐怖を、躊躇を、疑心を。これらを全て押しのいて…「強い」自分を目指す…!!
そういうことができる奴が所謂「強者」って部類にようやく属せると思うんだ。

…って言っても俺がそれを実行できてるか、と言ったら、そうじゃあないけどな…あ、なんか説教臭くなっちまった…

【ポスターを抱えていない右手でポケットのハンカチを取出し、額の汗を拭きながら、彼の発言に対し経験をもとに自分の意見をぶつけた】
【さらに続けて】

…ま、俺は「スカウト兼広報兼戦闘員」みたいなものさ。…でどうだ、「ウチ」に入る気はないか?

516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 21:29:25.05 ID:Yv/aKx9lo
>>501
どうするか...無闇に突っ込んでも...いやしかし...

【なにやら考え事をしている人物が公園を通りかかる】

【交じりっけない黒髪】
【深く、どこか遠くを見ている黒い瞳】
【中性的な声で性別がイマイチわからない】
【黒いローブを身に纏ったどうみても女に見える顔の人物】

今の俺じゃ....いやいや..自信を無くしてどうするんだ....

【前に一度会った人物だ】
【勿論彼女が覚えていたらの話だが】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/24(金) 21:30:07.14 ID:ugGY0i0Go
【墓場】

...うー、きぶんわーるーいー

【彼は棺桶のベッドで寝そべってる】

昨日の戦闘で召喚しすぎた、酔ったー...外の空気吸ってこよ、

【階段を上がり...墓石を動かす】

ぷはー!いいね!

【墓石の下から顔だけ出して深呼吸している...紫のローブを着た、黒のオールバックのちょいイケメン】

【その姿は滑稽極まりない】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 21:31:10.92 ID:Eso3j2Xzo
>>511
吹いたな小僧っ!!
じゃあやってみせろや!!

【元より折れるつもりなど毛頭ない】
【折り、圧し折るといわれてはいそうですかと了承するほど、物分りが良くないようだ】

【挑発に左腕への思考を打ち切り、なら好きにさせてみると決断する不良少女は】
【その左拳を持って相手の炎へと真っ向へぶつかった】

【いうまでもない、少女も魔翌力による補助は会ったが、それをしたって力押しでこられるこの状況で叶うはずもない】
【打ち合いは、少女が吹き飛ばされて終わり】
【体勢を立て直し、ボロボロになった自分の上着を脱ぎ捨てて戦闘続行を示すも、熱ダメージが回ってきたのか足元がおぼつかない】

【だが、少年がその腕の魔翌力をきっちり制御しているのなら、気付くはずだ】
【接触の際、紫の魔翌力が左腕全体に発生していたこと】
【それはとある悪性兵器の『黒い魔翌力』と、更に少女のものとは違う二種類の魔翌力により構成される『魔翌力侵奪能力』】

【結果、威力は本人が想定していた4分の3程度に留まっているはず】
【だから少女は、まだ立っているのだ】

【包帯は、今ので消し飛んだ】
【下腕部を覆っていたそれが消えて、現れたのは回路図のような線】
【肘の辺りから指先までびっしりと張り巡らされたそれは、混ざり合う紫色のような暗い力によって動く】

【少女はソレを見て、今までの狂喜が僅かに冷えた】
【左腕を暫し見つめると、瞑目し、小さく呟く】


――――そこにいたか、ゼーロ。


【ソレまでの狂態から一転、僅かに優しげに呟いた少女だが】
【顔を上げ、目を見開くと再び狂える衝動に身を任せていた】

【内なる戦意、それが指し示すまま】
【熱射病と言う限界すら超えて、少女は再び笑い、走る】

第二ラウンドだっ!!!

【今度はスライディング、足元を狙って低くすべる】
【バランスを崩す事を狙った動作だが、攻撃判定が足裏の僅かな場所しかない】
【多少すばやいが、回避は容易である】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 21:32:26.29 ID:1kQSf7qwo
>>510
【爪の先まで、過酷な労働を厭う様に磨かれた、ともすれば容易く圧し折れそうな指】
【ナイフの刃の銀が白と相まって、液体の赤に染められて光を失う】
【それは、血なのだろうか。着物の人物は、近づけた鼻を、ひくと動かした】

【活気などとうの昔に失ってしまった、生きているかどうか定かでない街】
【図らずも尾行する形となってしまい、彼を追って歩いていく】
【和装だが、靴を履いている。足元に不安は見られないが】
【裾の可動範囲に限界を定める、衣服の形態の問題は解決しきれない】
【時折、ぱたぱたと足を早め、見失わない様にと急いだ】


……宿を取るのか……と、思ったけれど
残念、どうやらそういう気分では居ないらしいね
でも……その方が、話し易いかも知れない

【辿り着いた場所は、真っ当な身分の者が住まうには、少々荒れているように見えた】
【灯りと暖かい食事の確保された宿ではない。他人の事ながら、それが不満で】
【ぷぅと頬を膨らませ、建物の中へ歩を進める】
【やはり、足音は消していない】

【奥に見つけたその部屋にも、踏み入る事は躊躇わずに】

……こんばんは。これ、君の?
感心しないよ、武器を落としていくなんて……

【赤い液体の滴る刃と指と、その双方を】
【液体と同じ程に赤い舌で、舐めとり、啜りながら、彼へと問うた】
【その返事が有ろうが有るまいが、着物の人物は部屋の奥へと】
【彼へと手が届く距離まで、近づいていこうとするだろう】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:33:49.80 ID:63QBeXoIo
【星の国 公園】

……ふむ、全てが人の手により管理される世界か。
人の叡智の結晶と言えば聞こえはいいが、どうにも肌に合わぬものじゃな。

「……はい、そうですね(よ、洋服はどうしてこう肌の露出が多いのでしょうか……?)」

【人工のドームに覆われた世界、星の国】
【その内部にある公園で、二人の人物がベンチに腰掛けて話をしていた】
【一人は、長い黒髪を後ろで尻尾のように束ねた、黒いスーツに身を包む小柄な女性】
【もう一人は黒髪をポニーテールに結った、セーラー服にも似た衣装を纏う少女】
【どうにも凸凹でアンバランスな組み合わせだが、本人たちはその辺りを気にしている様子はない】

……ふぅむ、どうにもこうにも情報が少ないのじゃ。
先ずは国の事を知らねば何処から探ってよいかも判らぬ。

ネットワークで情報を集めてみるのも一つの手かの?
現状では鳥を飛ばしたところでさして効果も望めぬじゃろうしな

「この国に詳しい方の助力が得られれば最良なのですが……(足元が……スースーします……。)」

【二人は何やら考え事をしているようで】
【あーでもないこーでもないと会話を交わしている】
【声量は然程大きくないため、内容を聴くならばある程度距離が近づかないと難しそうだが】
【公園に立ち入ること自体は問題ない。二人に接近することも簡単だろう】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 21:34:12.68 ID:oTfUeSIAO
>>514

は、はい。えと、あの……えと……

【驚いた。つまり、彼女は自分を『ルーチカ』として今まで認識していなかった】
【勿論、少女はこの状況でそれで落ち込むほど自分勝手でなく、把握能力もあった】
【何かあったのだろう――明らかに、それが正しい考えだ。】
【しかし、「大丈夫か」と告げられなかったのは……足元を震わせるような恐怖が、あまりにも――――】

あっ……!

【零れはじめた感情に、しまったと思った時にはもう遅かった】
【少女は一瞬だけうろたえて、しかしすぐに気丈な表情と鮮明な意志を持つと、】
【咄嗟にポケットから一枚の栞を持ち出して、ラベンダァイスの手を握ろうとするだろう】

【それは移転装置だった】
【泣く姿を大衆の前で晒すのはあまりにも可哀相、という判断であるらしい】
【彼女が拒まなければ――二人は、ルーチカの『部屋』へと移動するだろう】

/おかえりなさいーっ
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:35:40.60 ID:wT6d5QdTo
>>516

んー、……

【伸びの体勢から欠伸へ、移行して】
【そのまま何度か目を擦り擦り。ふるふる顔を横に振り】

(……なんだか、きいたことあるような音が)
(あー……でも、音声認識が……できない、眠い)

【ぽす。本を枕にして、ベンチに横になり】
【瞼を、とろりと、落として、――】

【――スリープ。きっと、余程のことがない限り、彼には気づけない】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 21:37:31.80 ID:vWAlY2QSO
>>512
【戦闘が終着し、ふぅと一息ついて――、紳士は少年の負傷に気付いた】
【急いで駆け寄り、懐から取り出したハンカチで止血を試みようとするだろう】


ああ…すまない!! 何という事だ…
早く来てくれリッカ、気はまだ使えるだろうね――…


「――…ラァス。 もう間違えるなと言ったのに、」


【青年は、リッカと呼ばれるときっ、と紳士を睨み付け。紳士もしまった、といった表情を見せた】
【不機嫌な様相のまま青年――ラァスは少年の側に寄り、気を集めた右手を傷に近付けようとする】
【拒まなければ、傷口は気を受けてゆっくりと自己再生の兆しを見せ始めるだろう】


「…食事、まだだけど。」


ああ、良ければご一緒したい。
ただし――…奢るのは年上の役目、ではないかね?

若し良い店があるなら、教えてもらえると有難い。


【少年の提案に口の端を少し上げて、紳士はそう応えた】
【ラァスは食事と聞けば、やけに嬉しそうに黒の瞳を輝かせ】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/24(金) 21:39:34.63 ID:nrklqA+n0
>>515
…そうだな
そうだ、そうだった
俺らしくもねぇや

【軽く笑い、相手の顔を見据えると】

優志 龍麒
旅人、だ
あんたの組織の志は俺と同じだ
入らない理由がねぇ
よろしく

【相手に友好の証に右手を差し出す】

えっと・・・
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 21:41:23.11 ID:Oltul73U0
>>521

ひ…………ひっ、久し……ぶり…………ッ

【こみ上げてくる嗚咽に言葉をおしのけられて、上手く言葉が繋がらない】
【必死になって応答しようとすればするほどに、その声は圧迫され、要領を得ないものになってゆく】

うぅ……っ、っく…………あ――――?

【噛みしめようとすればするほど、泣き声は漏れてしまう】
【しかし、言葉を尽くして説明をしようとすればするほど、それは要領を得ないものになっていく】
【どうしたらいいのか――――拙い混乱状態に陥りかけていたラベンダァイスの手が、ルーチカによって握られる】
【それを拒む事は――――今のラベンダァイスには、そうした発想が浮かんでくる余地が無く、そのままルーチカと一緒に『移転』する】

え…………あ、どうした……の?

【自分の身に起こった不思議な現象に、しばし嗚咽が止まりキョトンとした表情を見せるラベンダァイス】
【何が起こったのか理解できていない様に、部屋の中をキョロキョロと見回すだろう】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 21:44:25.90 ID:Yv/aKx9lo
>>522
いや....でも......ん?

【悩み事の途中でふと少女の存在に気付く】

あ、ヴォルフィーレじゃないか。

【そう言うと公園に入ってヴォルフィーレの近くに行く】

ん?寝てるのか...?

【横になってるヴォルフィーレと同じ高さになる様にしゃがむ桜】
【そして、人指し指でぷにぷにと突つこうとする】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 21:44:32.61 ID:kr3MMDpR0
>>518

(なんだァ…この感じ…まるで生命力が擦り減っていくような……)

オイオイオイオイオイィィィ!!!小細工何ざ使ってンじゃあねェよォ!!

【少年にとって、魔力と生命力は完全に“リンク”している】
【つまり、少年はわずかとはいえ異様なダメージを負った】
【―――いや、正確には物理的な“ダメージ”ではなく】
【精神的違和感、戦意を削ぐ効果が高かったともいえよう】

【しかし、もはや止まらない―――いや、止まる薬品はあるのだが、そんなものに意識は向くことは無い】
【相手がこの攻撃を食らいながらも倒れていない、既にこちらの意地的にも】

【―――絶対に引けない】

【しかし、不意に聞こえる違和感】
【いや、既聴感に近い】

(ゼーロ…だと?いや、気の所為だ……忘れろ!集中しろッ―――)

【振り被ろうとした拳を止め】
【頭を振ってしまう、無意識かともいえるが、それが彼にとっての障害でもあった】

【足元に気が寄っていなかったこと、自身の左足が不自由であったこと】
【重なる―――――不都合】

【右足に直撃する、当然左足一本では自身の体重を支えられず】
【その場から前に倒れ込む】

【そして、あまりにも巨大な右手が逆に失策】
【受け身を取れず、そのまま倒れ込む】
【―――――この間、完全に無防備な背中を相手に晒した】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 21:47:35.03 ID:oTfUeSIAO
>>525

【こじんまりとした部屋だった】
【別に窮屈だとか、そういった印象は与えない。綺麗に纏まった内装だ】
【ルーチカ程度の子供ならば二人は寝れるくらいのベッドに、クローゼット】
【タンスの上には熊の縫いぐるみや絵本、ノートなどが並んでいる】

【しかし最大の違和感は――この部屋には、窓も扉もないことだった】
【それが妙な圧迫感を生み出して、少々息苦しい感じがするかもしれない】

わ、私のお部屋です。すっ
えと、えと……ラベンダァイスさん、座りません、か。か?

【生憎と、この部屋には椅子がひとつしかない】
【故に少女は、ベッドの上をぽんぽんと指し示してから率先して座るだろう】
【見渡されて恥ずかしいのか、少しだけ照れたように笑う姿は――いつもどおり】
【決して彼女を、もう一度、意図的に泣かすつもりはないだろう】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 21:48:39.85 ID:0ZriHeCSo
>>523
ああいや、なんだ。
この程度の怪我は良く有るからな、大したもんじゃないさ。

まあ、心配してくれたことは、感謝するけどよ。

【ハンカチは、容易にその白を紅へと染め上げていく】
【肉体の末端部は、怪我をするとかなり痛いのだが、慣れているという言葉から、相応の境遇に有ると予想は可能だろう】
【そして、青年の気により、傷は徐々に再生の様子を見せていく、が。もし青年が生体に詳しければ、何処か人から外れた異様な気配を感じるだろう】
【人という存在に、何種類かの存在が混ざり合って、一体としている、そんな気配が】
【まあ、要するに少年は人間から外れた、人外であったりしたようだった】

……うーん、礼をしたいのは、俺なんだけどな。
でも、無理を言っても其れは其れでそっちの意向を無下にすることになっちまう。

うし、分かった。
奢ってもらう代わりに、とびっきりにいい店を教えてやるよ。

【そう言うと、付いてこいとばかりに歩いていくだろう】
【しばらく歩き、たどり着いたのは、統一征斗会料理部直下営業カフェ小野妹子=z
【リーズナブルかつボリューミーな学食風メニューとパティスリー修行の学生の手による本格スイーツが売りの店だ】

【店内に入ると、店員に軽く手を振って】

ういっす、奥開いてる?

「あ、はい、谷山さん。じゃあ、奥案内しますね」

ん、さんきゅ。

【そう言うと、谷山と呼ばれた少年を含む、私たちは奥のボックス席に案内されるだろう】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:49:17.36 ID:fMU5+Q20o
>>519

【室内の臭いとはまた違うが、どちらかと言えば不快になるようなタイプの香り】
【赤い液体の臭いというのはそんな所。少なくとも、血であることには違いないらしい】

【さて室内だが、此方も雑然としており且つ埃っぽい】
【湿度こそ低めだが、床に置かれたバックパックによって、細かな砂塵なども舞い上がる】
【環境は最悪と言えるだろう。ホテルが雲なら、ここはまさしく泥である】

ぁ……え、っと………そう、かな……?
……いや多分、そうだとは思うけど……武器っていうか………。

(………、……落としたのかな?というか、どこで……?)
(というかそんなことより、いつから居たのかな、このひt――――)

―――――、―――……あのそれ、死んだ魚の――――。

【案外、表面的な驚きは少ない。叫びもしなければ突然攻勢に出たりもしない】
【どちらといえば困惑だろうか、ナイフを見るとバックパックの口を広げて探すも、見つからず】
【そうこうするうちに近付くことは容易だ。人物の荷物も顔も、見ることが出来るだろう】

【――――そう。果たして見える荷物の中身、その第一は葉に包まれ、鱗を剥がれた魚である】
【腹が裂かれていて、血は赤い。同じ臭いであり、舐めればきっと味も同じで】

【また人物の顔を見ると、二十歳には届かないが精悍な顔つきをしていて】
【瞳は服と同じ紺色、髪は黒、肌は白っぽくはあるが、白人と呼べるほどでも無いと分かる。】


【ところでだが、時間の経った魚の血が美味いか、体に良いかを私は知らない。】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:49:28.39 ID:wT6d5QdTo
>>526

――――、――――

【彼女に近づけば、穏やかな寝息が聞こえる――だろうか】
【それは否、だ。何故かと言われれば、「息をしていないから」という単純な答えに行きついてしまう】

――――、――――

【彼の指先が触れた彼女の頬は、ヒトの柔らかさは有していたが】
【いちばん大切な、「体温」が。ぽっかりと欠落しているのである】

――――、――――。

【彼女は、「人形のように」動かないまま。自分がヒトではないことを明確に、アピールしていた】


//ヴォルフィー「ネ」なんですなこれが……
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 21:53:48.98 ID:Oltul73U0
>>528

ルーチカちゃんの…………部屋…………

【ぼうっとした様子で、キョロキョロと部屋のあちこちに視線を飛ばすラベンダァイス】
【これまで生活してきた自分の部屋と比べて、なんと綺麗で華やかな部屋なのか】
【思わず涙が引っ込んでしまうくらいに、ラベンダァイスは『見とれていた』】

あ……ありがとう…………じゃあ、失礼するね…………

【示されたベッドに、少し遠慮がちに頭を下げながら座るラベンダァイス】
【――――幸か不幸か、事ここに至ってようやくラベンダァイスの涙は流れを止めた】

えっと…………ごめん
いきなり泣いちゃったり、して…………

【座って一呼吸置いてから、ラベンダァイスはおずおずと頭を下げる】
【まるで、ルーチカが『泣かせた』ような状況になっていた。その事を、まずは謝る――――そして】

――――――――お父さんがね…………死んじゃったんだ…………

【ポツリと。たった一言で、これ以上なく的確に事情を説明する】
【よくよく見てみれば、ラベンダァイスの羽織っているボロボロのコートは、かつてラギデュースが着込んでいたもの】
【――――ラベンダァイスにとっては、このコートはラギデュースの『形見』だったのだ】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 21:55:06.72 ID:Eso3j2Xzo
>>527
【スライディング命中、滑りぬけて即座に立ち上がる】
【心得があるのか動作は鋭敏…あるいは、その一瞬に全てをかけたのかもしれない】

【右腕に、赤褐色の鉄塊を出現させた】
【一片が異様に長いL字…スパスなどのショットガンに近いが、ポンプアクション用ではない】
【トンファーを持ち替えたようなそれは、銃口から反対側、グリップの付け根までを、一切の光が反射しない黒い線が天辺に引かれていた】

【トリガーを引くことはないにせよ、指はかけたまま背中に突きつけようとする】
【その呼吸が荒いのは、背中を向けていてなお聞こえるはずだ】

……俺の、…。

【勝ちだ、と宣言するつもりだったのか】
【出来るのならば押し付けて威圧するつもりなのだろうが、呼吸は荒く、同時にめまいが襲い掛かってきたらしく、たたらを踏む】

(……負け、だな……)

【ショットガンを取り落として、仰向けに倒れ込もうとする不良少女】
【そんなことを思った理由は、いくつかある】

【ケンカに銃を持ち出した事もそうだが、】

(…これをケンカの道具にした俺に、勝ち名乗りを上げる資格なんて、ねぇな…)

すまねぇ、ゼー、ロ……。

【目を閉じて、敗北を受け入れた少女は、その名を再び口にし、謝罪しながらゆっくり倒れてゆく】
【熱中症とダメージが高じて、意識は朦朧としていたけれど】
【その言葉だけは、きっと明瞭に】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 21:57:40.99 ID:Yv/aKx9lo
>>531
ん?.......
【息が聞こえない事に少々疑問に思う】

息してないし...体温も...
【彼女の体に触れた時、温かみを感じなかった】

っ!......まさかっ!
【一瞬、最悪の状況を想像してしまい、思わず首筋に手を伸ばして脈を測ろうとする】

あ.....そういえば...
【この前あった時の最後に聞こえた音】

【機械のような音の事を思い出す】
あ...焦らせやがって....

/すみませんッ!
/お仕置きにかるーく拷問受けてきます
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/24(金) 22:00:48.60 ID:R+wQMXK60
>>524

【こっちも笑顔で答え、深くかぶった帽子を少し上げ、黒の瞳を晒し】

「スカウト兼広報兼戦闘員」…兼リーダー、マーシャル・T・ロウだ。
先に言っておくが…「不殺」は通常の戦闘よりも遥かに高度…そしてリスクも尋常じゃない…

故にもしある戦争…たとえば正義組織全体とカノッサがぶつかり合ったりした時…
結果次第で世界の運命が決まる時…!!
その時は「基本的に不殺強制」を解除する…おそらく不殺なんて余裕かましている場合じゃねーからな…これは「妥協」だ
まぁその時の判断は個人に任せる

…それで…これを持っとけ。

【ある程度の説明を済ませると、彼はポケットからblue justiceのロゴ入りの青いカードを見せる】

これはぶる★じゃすカード。メンバー全員に配ってるものでな、集合場所の水の国の酒場、「BAR FATE」の全商品3割引きの便利なものだ。
で、左下の12ケタの数字があってだな、【blue database】っていうメンバーの情報交換のためのホームページがあってだな、
その12ケタの数字がお前…いや、龍麒クンのパスワードだ。

…絶対に奪われんなよ?

【最後にそう付け加えて、カードを渡す】

536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 22:02:36.03 ID:1kQSf7qwo
>>530
【雲も泥も、水気の有る場所には変わりない。そう思えば、まだ心は安らぐか】
【いや、やはり空に浮かぶか地に這うかの違いは大き過ぎるものだろう】
【呼吸器を苦しめる埃に満ちた空間、出来る限り荒らさない様にと摺り足で】


………あまり、鮮度は良くない。けれど、不味いとまでは言えないかな
人によってはお腹を壊しそうなものだけど、そんな事より……
もっと明確に、致命的な何かを壊してしまってるよ、この味は

【味覚は、相当に鋭敏なのだろう。いや、嗅覚による分が大きいのか】
【それが魚の血で、あまり新しいものではないと、その人物は認識する】
【刃から赤が抜けるまで、赤い舌は液体を口の中へと運び続ける】
【付け根から切っ先まで、舌を切らない様に。慎重さは無いが、心がけてはいた】

【致命的な何か、とは?】
【それはおそらく、ムードとかそういうものの類だろう】
【どうでも良いが、身でなければ少々の時間経過なら味は然程落ちない筈】
【生物の血液が体に良いかどうかは、それを摂取する生物の種別によりけりとなるだろうか】


……あーあ。獣か、人か、そんなものを期待してたのになぁ……
一番無難で、何事も無く平和に過ぎる。待ってたのはそんな結末だなんて
こんな所まで追い掛けてきて、お魚捌いただけでした。面白い話だね

………ところで。葉につつんでも、臭いが染み付くのは免れないと思うよ

【「人だったらなあ」 もう一度言う辺りは、相当残念に思っているらしい】
【兎角、このどうやら他者に害を与えそうにない青年の荷物を、上体を折り曲げ覗きこめば】
【中に詰まっているのは魚。焼けば美味そうな魚である】
【夏にこれは辛いだろ、真っ先に浮かぶそんな考え。すぐに、言葉にしてしまう】

【ナイフは、血を落とした後も、指の間に収まったまま】

……櫻……いや、目が違う、か

【薄暗い建物の中、青年の瞳を、赤い瞳が覗きこんだ】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 22:03:49.78 ID:kr3MMDpR0
>>533

【転倒、その場に突っ伏してしまう】
【杖を使い始めて初めてこけたが、此処まで立ち上がり辛いとは】

【ガチャリ、と鉄の擦れるような音が聞こえ、撃ち抜かれると思い】
【その場で諦めたように眼を閉じ、衝撃に耐えたが】

(―――……?)

何故撃ってこねェ?何故だ!俺を……俺に情けをかけようってのか…ッ

【能力が自然消滅する形で、右腕から消失する】
【諦めが伝わり、感情的に敗北したということだろうか】

畜生…!畜生……ッ!!

【悔しそうに右手で何度も地面を叩き付ける】
【手の皮が剥がれ、血が滲むも、少年は叩き付けることをやめない】

【後ろでバタリ、と音が聞こえたが】
【少年はそれに気づかず、泣くかのような表情でただ―――只叩きつけ続ける】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 22:04:41.32 ID:oTfUeSIAO
>>532

ラベンダァイスさんが、二人めです。す

【此処に招いたのは――そういって笑う少女】
【この部屋は綺麗だったが、あまりに整えられていた。この年頃の子供が理想とする部屋でありすぎた】
【まるで、ミニチュアで作った完璧な部屋をそのまま持ってきたような、不思議な空間。】
【此処にいれば満足な暮らしは送れると、そう囁きかけてくる錯覚が―――】

【ベッドにラベンダァイスが座ると、ルーチカは無意識に距離を詰めようとした】
【可能ならば、ぎゅっと。肌が触れ合うくらいの距離感で、彼女を覗き込む】
【それは別に、相手のことを考えたという訳ではなく、たんなる癖だったから】
【故に――もしかしたらこの距離感は、すっとラベンダァイスの中に納まるかもしれない】

いいえ、気にしないでください。い
……この間も、ローズさんが、急に泣いてきましたから、だから、ちょっとだけ、慣れました。た

【ローズ、というのは彼女の知り合いだろうか。少しだけはにかんで笑うと】
【じっと彼女を見詰め――翡翠の瞳で、その感情を受け止めようとした】

…………え

【けれど、それも無理な話だ。】
【友達の父親が亡くなった――あまりにも、衝撃的な話。ざわざわと、胸が恐怖に押し上げられる】
【どれだけ大事な存在か、なんて理解は出来ない。けれど、自分の“飼主様”が死んだと考えた時、】
【あまりにも、あまりにも。その衝撃は大きすぎて――少女の許容量が、パンクするくらい。酷かった】

ふぇ……

【泣き止んだラベンダァイスのかわりに、とでもいうよう溢れはじめた涙】
【どれだけ辛いのか分からないのが辛くて、ルーチカは水晶に似た、澄んでいる感情の欠片を零すと】
【ぎゅうっと、ラベンダァイスが抱える寂しさや辛さや悲しさや虚無感を、少しでも自分が受け取れられるように】
【その小さな身体で精一杯。大切な友達を、抱きしめようとするだろう】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 22:05:08.93 ID:vWAlY2QSO
>>529
【果たして青年は、生体のエキスパートであって。少年の傷口の細胞活性を促す中で、異質にはいち早く気付けた】
【幾つものナニかが混じりつつも、人がベースであると推測して――、彼に出来得る最善の処置を施す】


(――…)


【抱いた疑問は着いた先で、と。再びイヤホンを耳につけ、谷山の後をついて歩く】
【深く被ったフードの中から、微かにしゃかしゃかと音が漏れ出し始めれば、青年は再び沈黙に戻った】

 【そして、カフェ小野妹子】

【案内された奥のボックス席に座り、紳士は物珍し気に店内を見回した】
【感じ取るのは学生達の活気、自然と目元には昔を懐かしむような気色が浮かぶ】


さて、遠慮せず頼んでくれたまえ。 ――…ああ、何かお勧めはあるかね?
品が来るまで、遅ればせたが自己紹介でもしようか。


「……、…」


――…ラァス、イヤホンを外しなさい。


「…わかった」


【相も変わらず、青年だけが不機嫌な表情――…】
【二人の関係とは、果たして…?】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:10:26.21 ID:wT6d5QdTo
>>534

【彼の指が触れて、数拍、そのあと】
【眠りの海に沈んだ少女は、ようやく意識を水面まで浮かべ、口を開く】


――――「外部接触反応確認。自己防衛用、仮設プログラムを起動します」


【――ただし、その口から洩れる言葉は。以前逢った時の、ニンゲン味のあるそれではなくて】

 【ふいっ、と。少女の指が、虚空を滑る】
 【その先に現れたのは、電子における窓――パソコンの、ウィンドウのような長方形】
 【突如として現れたそれは、決して立体感を持つことはなく。人工的な光を、一定に放っている】


「警告します。接触を止めてください。
 十秒後に接触が解かれなかった場合、迎撃措置を取らせて頂きます」


【平たく言えば、「手を放せ」と】
【機械めいた口調で、彼女と同じ声色で。彼女と同じ唇は、そう告げる】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 22:13:25.97 ID:0ZriHeCSo
>>539
あーっと、おすすめは、カレーとかカツ丼系。
大抵のものは、量が多くて旨いよ。
おじさんみたいな人なら、むしろソフト麺とかにノスタルジーを感じたりしないか?
給食再現メニュー企画の期間中だから、今なら揚げパン定食とか、ソフト麺セットとかも有るぞ。

【他にも、パフェ等も有るのだが、パフェは10名以上推奨のキチガイサイズの為、敢えておすすめはしなかった】
【因みに、全てのセットには、デザートを追加でき、その場合は、¥100程安くなる】

……えーっと、俺はカツ丼超特盛りとスーパージャンボパフェ一人用バージョンな。

【店員に、そうメニューを頼んだ。やはり育ち盛りか、よく食べるものだ】

【そして、自己紹介を促されて、腰のベルトポーチから名刺を取り出した】

あーっと、まず、助けてくれてありがとう、二人とも。
俺は、Justiceと統一征斗会……、このカフェはその末端だけど、まあそういう組織のもんだ。

名前は谷山 基樹[タニヤマ モトキ]、よろしくさん。

【キミ達に、そうして名刺を差し出すだろう】
【統一征斗会新聞部部長/編集長兼Justice所属という肩書きと】
【谷山 基樹という名前。そして】
【「現在、情報共有システムの試験運用中、正義組織に提供したい情報が有れば、是非」という一文が添えられている】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 22:13:30.72 ID:nrklqA+n0
>>535
元から人は殺せるような人間じゃないから大丈夫だ
それに、殺しちまったら
もう出会えないだろ?

【二カッと笑うと、カードを受けとり】

酒場三割引は
やりくり難しい俺にはありがたいなぁ
こんどよってみるか・・・

【カードを満遍なく調べつつ】

…なんにせよ、よろしく
リーダー!
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:13:58.43 ID:su2ETCwTo
【深い森の中】

っ――――、……クソったれめ……。

【清々しいとまではいかないまでも森の空気は都会のそれとは違う】
【本来ならばそこに癒しでも求めるのだろうけど、彼女は違った】

(まさかアタイがここまでやられるたあ、……油断したか)

【大樹の根本に背中を、その体重を預け座り込んでいる人影が1つ】
【極度のツリ目そして眉間の深いシワ、その瞳の色は藍色】
【右目には物々しい黒い眼帯、丁度軍人とかが付けているような物を想像すれば良い】
【これといって手入れをしていないのか所々外に跳ねている赤黒い色の腰まで伸びた長い髪の毛】
【それらの特徴のどれを取ってもどこか攻撃的な様の女性】

ああ、クッソ……逃げられたかこりゃ……。

【女性の身体は傷だらけだった、真赤だった】
【身体のいたる所に刀によるものだろう切傷が刻まれていた】
【しかし五体満足ではあるようで血まみれの手で髪を掻き上げ、溜息を吐く】

………………………。

【女性の足元には砕かれた刀、その残骸が無数】
【肩に刺さっている刀を見れば恐らくは女性を襲った者の武器だったのだろう】
【それを引き抜こうにも血で手が滑り掴めないようで、暫くすると力なく頭を垂れ、そして息を細くしてゆく】
【森の中は赤色に塗れていた】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 22:14:57.98 ID:Eso3j2Xzo
>>537
はぁ、はぁ…く、そ…!

【立ち上がろうともがくが、身体に力が入らない】
【酷い頭痛とめまい、天地が逆さまになるような感覚】
【身体は丈夫だと思っていたのに、急激な気温の変化が不調をもたらしていたようだ】
【胸が大きく上下していた】

…ちが、う…これは、…ゼーロの、ゼー、ろ、の意思、を…。

【うわ言の様に、繰り返している少女は、名を呟くと僅かに上体を起こした】
【耳鳴りが酷く、顔も赤い。意識を保つので精一杯なくせに、彼女を呼ぶ間だけはなぜか、そんなことすら可能にしていたようだ】
【その意志力は今、ひたすら一点に向けられていた】

…あいつは、たた、かって…あいつ、のたたかい、を…おれが、よごす、わけに、は、いかない…
おまえ、は、強かった…ケンカで、銃を抜いた、俺の…そして、自分の、都合で、あいつの、力を…つかった、俺は…
……おれ、は……。

【情けをかけたわけじゃない】
【俺が弱かっただけだと、敗北を認める言葉を、必死で吐いて、】

【前方に倒れ込みながら、腕をついて額を地に着けまいと意地を張る不良少女】
【もう言葉を吐く気力もなく、全身から水分を垂れ流して、少しずつ痙攣が始まっている】
【完全な脱水症状、放っておくのは、よろしくないかもしれないけれど】

【目は焦げ茶、疲労のために光が消えかけていたけれど】
【うわ言のように、音もなく名を呼び続ける】
【左腕の紫は、いまや沈静化していた】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 22:17:11.93 ID:Yv/aKx9lo
>>540
は......?
【彼女の機械的な口調に一瞬驚いてそのままで空中のウィンドウをじっと見ている】

な...なんだ....
【思わずじっとしていたが、】

【やっぱり機械だったのかとボソッと言いながら】

えっ.....ちょ....,迎撃!?
【迎撃すると言われ思いっきり手を首筋から離す】

【ついでに距離も2メートル程離れて】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 22:18:45.28 ID:Oltul73U0
>>538

(――――でも…………この部屋、なんだか…………?)

【確かに綺麗な部屋だった。だが落ちついてくると、その違和感にも気がついてくる】
【外との連絡を全く断ってしまう様に、部屋に窓も扉も存在しない】
【自分たちは、確かに先ほど『転移』によってこの部屋へとやってきた。それならば、入口に当たるものは確かに絶対必要と言う訳でもないのだろう】
【しかし――――『扉』はともかく、『窓』がないのはどういう事なのか――――おぼろげなものではあるが、ラベンダァイスの中に疑念が芽生えた】

(――――落ちつかない、な…………変に、落ち着かない…………)

【その『完璧さ』も、ラベンダァイスには慣れないものだった】
【元々、ラギデュースと共に、山野で生活をしていたラベンダァイスは、自然に触れる機会が非常に多かった】
【そうした感性が、この『完璧すぎる』部屋に、何か馴染まない物を感じさせた】
【――――もし、ルーチカがいない、一人きりの空間だったなら。きっとラベンダァイスは黙って座っている事が出来なかっただろう】

――――ルーチカちゃん……ありがとう…………

【――――逆を言えば、この場ではルーチカがそばに居る事が、非常にありがたかった】
【体温を感じる事ができるのでは、と言う距離まで近づいてくるルーチカに、そっと微笑み返す】

え――――ろ、ローズさん、が……!?

【ラベンダァイスも、ローズと言う名前に聞き覚えがあった】
【幼さがあったが、非常に快活だった――――そんな印象があるだけに、自分みたいに泣きつく姿と言うのは、想像できなかった】

……………………――――――――

【気まずい沈黙が、部屋の中に横たわる】
【事情を説明するとは言え、今の言い方は無かったのだろうか。ラベンダァイスはそんな事を考える】
【――――こんな事、聞かされる方も困るはずだと】

――――な…………なんで、なんでルーチカちゃんが、泣いちゃう、の…………?

【ルーチカが、ぎゅっと抱きついてくる。そして、はらはらと涙を流す】
【何故、自分の事なのにそれほどまでにルーチカは悲しむのか――――ラベンダァイスには分からなかった】
【――――普段の彼女なら、それぐらいの斟酌は出来たはずなのに。やはりまだ、その事実が彼女を混乱させているのだろう】
【そっと、自分を抱きしめるルーチカを、優しく抱き返す――――否、抱き締めさせて『もらう』】
【その体温が、今のラベンダァイスには、とても恋しいものだったから】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:21:43.03 ID:fMU5+Q20o
>>536

はあ、それはまたなんとも……毒見をどうも………?
……というか、人の道具を何時までも味わってないでくださいよ
壊すっていっても、それがあればモノによっては直せるんですから。

【順応するのが割と早い。そしてどうやら、結構なマイペースの持ち主か】
【加えて、ナイフで何かを直せるとも言うが――少し珍しい言い回しだ】

【さてふと、レインコートは相手の言葉を聞いてバックパックに目を落す】
【「ハッ」とした動作、思えば確かにそうである。実に生臭いのだ、酷い状態である】
【元より悪い空気が二、三段、様々な理由でどん底の更に下へと落ちて行くのがよく分かる】

【―――と、ため息を一つ。落ち着いたのか、相手へと視線を戻して】

……いやいや、よく考えれば文句言うのはこっちでしょう

ナイフを拾って届けてくれるのは兎も角、追いかけるなんて性質が悪い
しかも、当然の様に人の血ならとか……僕にだって生き方ってものがあるんだ
夢追っかけて、善とか悪とかはニュースの中の出来事でもいいじゃないですか

元々僕の住んでいた場所じゃ、実際そうだった……し………?
………、……えっと、それがクイズなら“雷”が正解、だと思うよ……?

【目が合うと少しビックリ、あるいはドキリとする。初心とはまた違う気もするが】
【自らを雷の国出身だと言って、今更「相手は少し危ない人物では」と思い、僅かに下がって。】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 22:24:53.96 ID:IfbRvNVR0
>>543
いや本当に助かったよ
「・・・・・・・・」
【そんな女性の後方から草をかき分け進む音と成人男性と少女のものと思われる声がする】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:25:51.20 ID:wT6d5QdTo
>>545

「警告対象からの接触中断、及び警告対象の移動を確認しました。
 引き続き警戒体勢を、を、――――」

【睡眠姿勢から上体だけを起こし、ウィンドウに乗せた人差し指の先を彼に向けて】
【瞼を開いた、その向こうの菫色は。無感情に透き通っていた、が】
【ここにきてようやく、彼の姿にピントを合わせ――きゅい。瞳が、一回転したような――】


――――……ぁふ。
いつの間に、寝ちゃってたんでしょう……

…………あれ、桜さん、でしたっけ。
どうか、されたんですか?

【――――】

【目が覚めたらしい、少女の声色にはもとどおり。体温が、通っていた】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 22:27:14.63 ID:kr3MMDpR0
>>544

ゼーロ!?ゼーロの意思って何だよッ!?

お前は……一体……いやッ!

【少年は起き上がり、倒れこんでいる相手の前に立つ】
【そして 、右手の人差指で相手を指し、言い放つ!】

お前はッ!それは甘えてるって言うんだよッ!

銃を使おうとしたァ?俺は能力を使ってたじゃねえか!!

それとも何だ、俺の能力何ざ殺傷力なんか存在していなかったって言うのか!!

自分の都合ォ!?自分の使える力を全部使わないで何が喧嘩だ!何が本気だッッ!!

それはゼーロの所為にしてるんじゃねェのか!?甘えてんじゃねェのか!!

馬鹿にすんじゃねェ!そういうのを見下してるって言うんだッッ!俺にも、ゼーロにも!!

【相手について何も知っていることは存在していなかったが】
【少年は、怒った】

【少なからず手加減され、それでいて完全な“敗北”に決したことに】
【そして、そんなことを言う負けた自分に…―――】

俺の名ァヴァ―デッドってんだ、お前の名前は何だ?

ゼーロかァ?違うだろ!たとえそうだとしてもそれは別の“お前”だ!

一緒じゃねェ!分かるか!もう一度言うぞ、“一緒じゃあねェ”んだ!!

【自分の思ったことを、流水の様に言い放つ】
【思いの乗った言葉は歯止めを聞かず、ただただ垂れ流すように】

【全てを言いきった少年は、疲れたように座り込み】
【にやりと、笑みをこぼした】

551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 22:28:29.00 ID:oTfUeSIAO
>>546

【ラベンダァイスに個人の部屋はあったのだろうか】
【仮にあったとしたならば――その部屋には、父親の愛が染み付いていたはずだ】
【成長を見守る優しい感情が、子供を穏やかに包み込む――それは生活していけば、自然と刻み込まれるもの】
【極端なところ、違和感の原因はそれだった。ルーチカの部屋には、まるで拭われたように感情が無かった】

っひ、ぅ……らべ、だ、いす……さ……ッ

【感謝も、ローズの話も、今は気に止められない】
【抱きしめられると彼女は、痛くはないが力一杯ラベンダァイスを腕の中に閉じ込めた】
【寂しいや悲しいは、痛いのだ。それは辛くて、こわい。最終的に感情は真っ黒に潰されてしまう】
【色を授かる彼女達には、自分の色を上から消す漆黒はひどく恐ろしいだろう。嗚咽を繰り返して、泣いて】

だい、じょ……です……よ……っ

【必死に伝えた言葉は――大丈夫、のひとこと】
【此処には私しかいないし、私も泣いている。だから、いっぱいいっぱい泣いても恥ずかしくないよ。誰も気にしないよ――】
【ぽんぽん、とたどたどしい手つきでラベンダァイスの背中を撫でるその温もりは、父親よりも頼りなくて小さいだろうけど】
【でも、ラベンダァイスを、友達の事を想う気持ちだけは――父親に勝るとも劣らないものであった】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/24(金) 22:30:53.63 ID:qA+XDqvIO
>>542
/パソコンが急に荒ぶり出したので
少々遅れます
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 22:32:12.65 ID:Yv/aKx9lo
>>549
い...いや.....
(なにも覚えてないのか...?)

【何でもないよ。と言って立ち上がる】


(よくできたロボットだ...随分作り込んでる)
【ヴォルフィーネの体をまじまじと見ながら考えてる】

【けっして変な事h(ry】


そういうお前はここで何してるんだ?
【ヴォルフィーネの持っている本を指差し言う】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 22:32:30.83 ID:vWAlY2QSO
>>541
【少年の提案は、まさに紳士の感じ取っていた懐かしさに合ったもので】
【紳士は薦めの通りに揚げパン定食を頼み、ラァスは少年の注文を聞いてから少し考え込んで――…】
【カレーの、盛れる限り大盛りを頼んでみたりした】

 【そして、紳士は名刺を受け取り。自己紹介を聞いて少しばかり驚いたような表情を見せた】


――…やぁ、礼なんて。 君の技があって初めて、手助けできたようなものだった。
しかしまさか、こんなに早くjusticeの関係者に会えるとはね。

私はイェン・クルーガー。 そして此方は――…


「…雲類鷲(うるわし)ラァス」


【名乗りを終えると、紳士は真摯な表情で――決して洒落ではない――谷山を見据え】
【思い切ったように、justiceの彼へ告げる】


単刀直入に言わせてもらおう。 私達を、justiceの仲間に迎えて貰いたいんだ。
その代わりと言っては難だが、とある機関員について、知り得る限りの情報を出そう。


【そこまで言って、谷山の答えを待つ】
【…ラァスは「とある機関員」の言葉が出た辺りから、眉根を寄せて俯いてしまい】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 22:34:17.74 ID:1kQSf7qwo
>>547

ああ、御免御免。だけどやっぱり、どうにも壊れた雰囲気は治りそうにない
傷の類を直せるのなら、医者の真似事程度は出来そうなものだろうけど……
と、少し待ってもらえるかな?

【着物の袖口でナイフを拭って、手に持っても水気を感じない程度にして】
【直接渡すのでは無く、足元の地面に突き刺し、一歩後退する】
【手から手へ、凶器を引き渡す。その行為は、やはり危険に過ぎる】
【そしてこの空気は、まだ暫くは修正出来そうにない】

【何せ、魚なのだ。海だの川だのを泳いでいる、あれ】
【栄養は中々多い。肉より脂肪が少ない為、蛋白質を摂取するのにも良い】
【種類によって味が大きく異なるのも利点。秋の秋刀魚、冬のししゃも等はもう堪らない】
【そんな御馳走も、低温の元に保管されなければ、鮮度はみるみる内に落ちていく】
【さて、普通の人間の嗅覚でも、異変は捉えられる段階だろうか】
【そうでないのなら、まだ希望は有るのだろうが】


いやいやいや、文句を言うのはこっちだってば

だって、血の付いたナイフだよ?そこからどんなドラマが広がるか、夢を見るのも仕方が無い
あの人は何をしたのだろう。もしかしたら指名手配犯で、強盗殺人の帰りかも知れない
もしかしたら法で捌けない悪人を殺害する義賊紛いの人で、血は悪徳役人のものかも知れない
血に濡れたナイフを見た時の、心躍る間隔。それが分からないの?酷い人だ

……にしても、変わった事を言うね、君

【ナイフを取らせる為に後退して開けた距離を、自分から踏み込んで台無しにしてしまう】
【そうさせたのは、青年の言葉。「元々僕の住んでいた場所じゃ」】
【彼の言葉の通りなら、彼は雷の国の生まれ。この世界の人間で】

……善悪がどうの、物騒な事件がどうの。そんなの、何処にでも転がっている
気を抜けばテロリストが起こした騒動に巻き込まれてしまう、それがこの世界だと思ってたけど……
もしかして、結構良い所の生まれ?

【あまり危険の臭いが感じられない彼の言葉を、生まれに由来するものだとでも思ったか】
【心なしか赤い瞳が、輝きを数段階程増した気がする】
【何故こんな所で寝泊まりしようとしているのか、という事実には目を向けていないのか】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:34:17.81 ID:su2ETCwTo
>>548

………………。

【女性のイライラはもはやピークのそれを凌駕しつつあった】
【普段から怒っているような感じではあるが、自分よりも年下の人間】
【まあつまりは女性をボコボコにした人間にやられた事が何よりも許せなかった】

(……チッ、んだよこの状況でまた変なヤツが来やがったか……)

【回復の為の静かな深い息を止める、気配を[ピーーー]】
【死にそれなりに近いのだからそれも容易であった】

(刀は切っ先だけ、動こうと思えば動ける……)
(出会い頭に、ブン殴る――――)

【指先から足先まで微かに力を入れ、駆動可能と判断】
【その後の回復に難儀しそうではあるが命あっての物種である】
【拳を握り、来訪者が視界に入るのを静かに待つ】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/24(金) 22:34:25.71 ID:nrklqA+n0
>>552
了解です
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 22:34:58.24 ID:Eso3j2Xzo
>>550
…あいつには、

【関係を問われかけて、精査する余裕すらなく】
【愚直に返事しかけて、やめた】

【朦朧とした頭でも、正論だとしか思えないかった】
【熱にうなされて、なんていいわけも消し飛ぶほど、いつもの『少女の論理』だった】

【とどのつまり、ここで敗北を喫したのは事実】
【自分にも天候にも、この少年にすらも、完膚なきまでに】

【普段なら全力で否定しにかかるのだが、体力もないし返す言葉もない】
【目元を左腕で覆い隠しはしたものの、口元は薄く笑っていた】
【荒々しく胸や肩を上下させてはいたものの、】

竜崎、遥人……。

【自分の名を、名乗る。明朗な声色で】
【…ただ、そこまできて本格的に落ちつつあるのか、いよいよ腕の力が抜けて地面にうつ伏せで突っ伏す】

…み、みず……。

【マジでやばい】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 22:36:36.61 ID:0ZriHeCSo
>>554
【注文を受け、店員はパタパタと手際よく走り去っていった】

――イェンに、ラァスな。
うし、覚えたよろしく、二人とも。

【にっ、と笑みを作り、続いて紳士が此方に投げかける、提案を聞き】

……うーん、情報か。
ジャーナリストとして、情報はほしいところ、だけどな。
二人の素性をある程度知りたい。

疑うわけじゃない、だけど何も知らずに入れるわけにも行かないだろ?

【組織に所属する以上、二つ返事で了承するわけには行かず】
【キミ達が何者なのかの証明を求めたのだった】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:38:28.75 ID:wT6d5QdTo
>>553

そですかー。あ、もしかしてお散歩ですか?
だったら駄目ですよー、夜にひとりで出歩くのは危険ですから。

【からりと笑う彼女には、先程の凍りついた無表情の影すら見えず】
【本当によくできた、ヒトを模した人形であることを伝えている】

わたしですか、わたしはですねー……
図書館で本を読むのにちょっと疲れちゃったので、外で本を読んでみようと思って。
手続きを行って、借りてきたんですよ。

【全然捗りませんけど、ね。そう答えながら、彼女はまた楽しそうに笑うのだった】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 22:42:38.35 ID:Oltul73U0
>>551

(――――まるで、住む為の部屋じゃない…………みたいな…………)

【――――その違和感の根本へとたどり着くには、いささか神経を削り過ぎていた】
【しかし、答えの一端に、ラベンダァイスは辿りつく事が出来た】
【かつて住んでいた『老師』の家。現在厄介になっている『風霊統主の城』の部屋。そして、最近行き来するようになった酒場『八福尽星』と、世話になっているワーキャットの家】
【そこには――――四者四様で、一概には言えないのだが――――良くも悪くも生活臭があった。それだけは共通していた】
【しかし、ここにはそれが無い――――人の『息吹』が無い】
【それを、ラベンダァイスはおぼろげながら、そして問題意識が欠如したまま、認識していた】

ル…………ルーチカ、ちゃん…………し、っ……しっか、り…………!

【抱きしめながら、抱き返しながら――――ラベンダァイスの声も震えてくる】
【隣でこんなに泣かれては、自分も悲しくなってきてしまう】
【ようやく止まった『涙』と『震え』が、またぞろ身体の中から突き上げてくる――――身体をフルフルと小刻みに震わせながら、何とかルーチカを落ちつかせようとする】

――――――――ッ
…………うっ、うぅあ……ぁ、っ…………お、とう…………さ、ん…………!
うぁぁぁぁ…………――――っぅぅうう、っく…………、っ…………
あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!

【いくら涙を流しても、流し足りないと言う事は、決して無かった。いくら泣いても、この悲しみはいつまでも、消える事は無かった】
【本当なら、泣いて泣いて、そのまま消え入るぐらいにまで、泣いていたかった】
【――――しかし。『泣ける場所』と言うのは、そうそうある物でもないのだ。一人で泣く場所は、確かにある。しかし、いつまでも泣いてばかりはいられない】
【――――そうして張り詰めていた心の『箍』を、ルーチカは取り去ってくれる。拙いその言葉は、しっかりとラベンダァイスの胸に入り込んだ】
【もう、見栄も外聞もかなぐり捨てた――――強く強くルーチカを抱きしめたまま、ラベンダァイスは泣いた――――泣き叫んだ】
【胸の内の辛さ――――それを全て捨て去りたいと願い、力の限り『泣き叫んだ』】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/06/24(金) 22:43:37.06 ID:0aSfx8GU0
【街の広場】
【先ほどから烈しい爆音が響き渡っている――】


――――ッとォ!!
フゥ〜〜ッ…… ッとによォーー……レベルは上がってるハズなんだけどなァーーッ


【やがて止んだ音と共に、零れるのは溜息交じりの声】
【見れば、其処には。ツンツンの金髪に上半身裸の上から真っ赤なジャケットを羽織っただけというド派手な容姿の少年が立っているだろう】
【その両手には紫のエレキギターがある。どうやら、先刻まで響いていた爆音の正体はコレらしい。ストリート・ライヴの終演だろうか】


そろそろよォーーッ どッかのレコード会社からお声が掛かっても良いとは思うがッ!
一向に来ねェってのはよォ……つまりアレかァ?オレ様に遠慮してやがんのかッ!
へッ、そいつァ要ら無ェ気遣いだぜ……オレ様の準備はッ!何時でも整ってるッてのによォーーッ!


【……と、とんでもない希望的観測を、周囲にも聞こえやすい独り言でのたまっているだろう】


【しかし少しでもギターに精通していれば分かることだが、少年の周囲にはアンプやエフェクターといった機材は全く無い】
【一切の機材を使わずに、今しがたのような音を出すことは不可能なハズだが――(というかそもそも、周囲には電源すら無いのだ)】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 22:45:40.69 ID:IfbRvNVR0
>>556
【姿を見せるまであと少しというところで足音は止まる】
どうしたんだい?
「生・・・体反応・・・おそキィイ人間」
へぇちょっと挨拶して来るか
【今度は男一人だけ近づいて来る】
すいませんちょっと・・・
/すいませんちょっと用事が急に入ってしまい遅れました

564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 22:49:17.56 ID:kr3MMDpR0
>>558

竜崎ね、覚えた

つか、女の名前じゃァないよな?まあよくあることだが

【ふぅ、と息を吐く】
【夜はさらに増したが、それでも暑い】

【羽織の胸元から一本の水の入ったペットボトルと、一錠の薬を取り出した】
【怪しいことこの上ないが、少年は近づいてそれを手渡す】

【なお、この暑い中、水を持っていないはずがないので】
【ぶっ倒れても壊れていないペットボトルを持っていても何一つおかしくなんかない】

ほらよ、ただの水とちょっと強力な鎮痛剤だ

目の色が一時的に薄く成るが、それ以外は特に副作用は無いから、飲んどけ

【そういうと、少年は少年でペットボトルを取り出し】
【リンゴと思われるジュースが入ったそれを飲み始めた】

【少年は苦笑いに近い表情で竜崎を見つめる】
【もしかすると、少しだけ自分が優位に立ててうれしいのかもしれない】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 22:49:30.32 ID:Yv/aKx9lo
>>560
そういうお前もこんなところで寝るなよ...
【おまえもな....と言った感じで呆れて言う】

読書か....そういやあんまりした事ないな....
【ちなみに、彼は学校に行ってないため本を読む機会が極端に少ないのだ】

【そう言って置いてある本の一冊を手に取る】

どれどれと.....ふむ....

【手にとったのは「実戦用魔術ノ心得」と書かれたあやしげな本】


..........。
【そのまま....眼だけ移動させて停止】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/24(金) 22:49:40.58 ID:pyUaJ+Syo
>>562

今日は雨が降ってねぇな!
ん、何か聞こえるな……

【青年はどこからか聞こえるメロディが聞こえてきて、それに釣られるように音の出元に近づいていって】
【広場に到着した時に青年がそのメロディを弾いているであろう人影に近づいていって】

ここらへんにも芸者がいるんだな。
あれが異国で流行ったって言われるエレキギターって奴か。

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

【顎に手を当てながら少年のライブを見つめているよう。】
【派手な格好なので気づくのは容易だろう。】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 22:50:13.75 ID:oTfUeSIAO
>>561

【泣く、という行為は大変だ。喉は枯れるし眼は腫れるし、なにより体力を使う】
【けれど、それ以上に――誰かと一緒になって感情を分かち合い、泣くというのは、立ち止まった人の背中を押してくれるものだった】

【『お父さん』、と。父を呼んで泣く子供。どれだけ辛いかなんて計り知れず】
【わんわんと、二人で泣きあうその声は、この部屋の“外”まで――よく響いた】


ひ、ぅ……っけほ……

【やがて、暫く経ったころ。】
【泣いて泣いて、少し疲れてきた頃に――ルーチカは自分の顔をごしごしと拭った】
【二人とも、どっちつかずの酷い顔をしているのだろう。それでも、へらりとルーチカは、笑うと】

ラベンダァイス、さん。私、は、ずっと、一緒ですから、ね。……ね?

【ぎゅっと、彼女の手を両手で握りながら――そう約束しようとするだろう】
【ずっと一緒。死なないよ。それは、親の死を間近で見た少女には少し信憑性の薄い言葉かもしれなかったが、】
【けれどその中に込められた、鮮やかな菫色に染まる沢山の感情に気付けないほど。ラベンダァイスは愚かでないはずだ】


【――ふと。】
【こんこん、と。どこからともなく、ノックの音が響いた】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/24(金) 22:52:27.37 ID:R+wQMXK60
>>542

そう呼ばれるのは久しぶりだな…
とりあえず、うちは今人手が足りない。だから一応リーダーの俺もこうして地道にスカウトとか宣伝とかしてるんだよ
…というわけで、この分、お願いね。…じゃ!!…あ、勝手に気に入った人物スカウトしていいからな!!

【と言うと、左腕に抱えていたポスターの束、ざっと30枚以上を彼に渡し、そのまま逃げるように去って行った】
【路地裏には、仕事を押し付けられた少し可哀そうな少年が1人ポツンといる状況であろうか】

/遅れました、ありがとうございました。
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:52:59.02 ID:fMU5+Q20o
>>555

【カツンと突き立ったナイフを見て、取るべきか待つべきか、僅かに悩む】
【取り敢えずバックパックは引っ張って、中の魚を取り出し】
【と、臭いからするとまだセーフの領域だろうか。何か冷たいものでも、荷物にあるらしいが】

【そしてこれまた、だ。そうこうしているうちに、ナイフを安全に取る機会が踏み詰められる】
【もっとも人物は嫌な顔をするでもなく、相手の目を確りと見て】

むぅ……そういわれると悪い気もするけど、やっぱり違う。
こっちは真っ当な堅気だし、君のは殆ど言いがかりじゃないか
人間観察が趣味ってわけでもないし、例えがナイフの方なら分からないでもないよ

色に形状、切れ味質感。ナイフ見てるほうがよっぽど僕は心が躍るよ……?

【なにか言ったかな、と口を閉じる。いや、言ってはいないはずである】
【あくまで思ったこと、加えて自身にとっての現実を口にしたまでなのだ】

……そりゃ、週末はどこそこで襲撃があったとか
でなきゃなんとかって組織がどうなって、こういう影響を、とか

そういうのは聞いたことあるさ。でも雷の国なんだ、平和じゃないか
水の国ほど栄えちゃいないけど、その分静かで襲撃なんて殆ど無い
……それにその、僕の出身は特に田舎っていうか……言っておくけど、お金は無いよ。技術だけだ

【如何に機関だろうと、或いはそれに準ずる存在などでも、世界全土で戦争をしているだけではない】
【だから、この人物は偶然にも平和な所で生きることが出来た。そして、今はそこから出てきたのだろう】

【「キィン」と、紺の瞳が相反するように光を落す。比喩ではなく、実際に調節するかのように暗くなる】
【わざわざ嘘を付くような者にも見えない。ただ時折口にするのは、俗物よりただの物の方が良い、という趣旨の言葉である。】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:53:20.02 ID:wT6d5QdTo
>>565

わたしですか? わたしは大丈夫なんですよー、多分ですけど。
自衛は一応できますし、ねー。

【そう口にしながら、本に伸びていく彼の手を見】
【それから、停止してしまった彼を見。首を傾げる】

……その本になにか、あるんですか?
言っておきますとわたし、活字に慣れたいがためだけに本を借りてきたので、
ジャンルがかなりばらばら、なんですけど……

【ちょっとばかし不安げに。訊ねてみた】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:55:39.32 ID:su2ETCwTo
>>563

(――――来た)

【現状で出しうる最高のスピードで起き上がる】
【敵が視界に入れば後は殴るだけ】

――――ッラ゛ァ!!

【幾らか凝固したとはいえまだ流れている血液をそのままに】
【走り出し、男性の腹のど真ん中に向けてアッパー気味に殴りかかろうとするだろう】
【殴られれば吐きそうな程度には痛い……かも】

【回避は比較的容易】

/大丈夫ですよー
/それぞれの文を行変えした方がいいかなーなんて
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/24(金) 22:55:49.76 ID:FuEUtPIoo
【草原。街からはそう離れてはいない、海に面した断崖絶壁の上】

【――風が強い。あてもなくふらふら歩いていたらあと一歩で楽になれる、そんな場所へと来てしまった】
【――波が煩い。心がとても不安定だ。だからあと一歩で苦から解放される、こんな場所へと来たのだろうか】

【スラリとした痩駆の長身に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪】
【前髪は短く切り揃えられていて、狂気を湛えた紫色の双眸を持ち、腰には鞘に収まった刀を一本ベルトで固定させていて】
【袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた少女は、そこに立っていた】

【海とも奈落とも見分けのつかない、足元の闇を、見つめながら】

……こわい……

【――底が見えない訳ではない。うねる波が砕ける度、煩い音と共に白く浮き上がって底があることを教えてくれた】
【覗きこむとやはり恐怖を覚える。死ぬことがどんなことかは知らないが】
【これだけ怖いのだから、きっともっと恐ろしいに違いない】

【いくつもの風切り音を立てながら、風が全身を叩いてくる】
【強風は長い樗色を乱雑に靡かせ、ワンピースの裾でさえもどこかに飛んでいきそうなほどにはためいて】
【首元の鈍色に光るNo.696とカノッサ機関の紋章が刻まれたドッグタグもまた、無機質な音を立てて暴れていた】

【魔翌力を感知できるなら、ある程度まで近づけば少女の周囲にどす黒い魔翌力が漂っているのがわかるだろう】
【そしてその中に、僅かだが含まれるのは“哲学者の卵”の黒い魔翌力にも――】

【闇の中に溶ける彼女の姿は、遠くからは視認しにくいが】
【草原の中に散らばる魔翌力を辿ればその姿を見つけられるだろう。また、視力が一定以上高ければ】
【彼女の白い肌は、闇の中でも確かに浮き上がって見える筈だ】

【――またその影は強風の所為でゆら、ゆらと揺れている。場所が場所だけに酷く危なっかしい】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 22:55:51.77 ID:Eso3j2Xzo
>>564
【強奪するように水を受け取り、薬ごと一気に飲み干す】
【副作用と指摘された変化は、焦げ茶が琥珀色になったくらいだ。特に本人が確認しようもないので気にしない】
【飲み干して大きく息を吸い込むと、明度を増した目に暗い感情を宿してにらみつけた】
【少し赤く腫れていた】

俺を女扱いするな。

【断ち切るような口調は、既にいつもの切れが戻っていた】
【もちろん大立ち回りを再び演じれるほどの体力が戻っているわけではない】
【壁伝いにゆっくり立ち上がって、ヴァーデットに一瞥もする事無く、その場を後にしようとする】

【礼の一言もなしか、無愛想な様子だったが、気負いの類はもはやなく】
【後ろにひょいと、空のペットボトルを投げつける。おそらく足元に落下するだろうが】
【ラベルが剥ぎ取られて透けるであろう、名刺が入っている】
【ただ、電話番号とメールアドレスが白地の上に書かれただけの、名刺と呼ぶかも怪しいもの】

体調がいいときに再戦だ。
次は負けない。

【捨て台詞を残し、よろよろ立ち去る遥人だったが】
【言葉に迷いは、もうなかった】

//こんなところでしょうか、お疲れ様でしたー!
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/24(金) 22:57:20.25 ID:nrklqA+n0
>>568
・・・へ?

【ぽつんとポスターを渡された少年一人】

・・・まぁいいか

【そういうとポスターを張り始めた】

/いえいえ、気にしてませんです
/こちらもありがとうございました
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/06/24(金) 22:59:26.68 ID:0aSfx8GU0
>>566

……ま、言ッててもしゃァねぇな。
オレ様はオレ様で、何時ものよーにココでギターを弾くだけだ……。
必ず何時かは……こんな広場の何十倍も拾いライヴ・ホールで演ってやるけどよォーーッ

【ふ、と微笑みながら、少年はそんなことを呟いて】
【構えていたギターを外そうとしたところで、相手の姿に気付いたようだ】

よォ、オマエさん。オレ様の演奏に興味があるのかい?
残念だったなァ、今日の分はもうオシマイさ。
あんまりやりすぎるとよォーーッ 周りのメーワクになっちまうからなァ〜〜ッ

【そう言って申し訳なさそうに笑いながら、少年は傍らのベンチへ歩いて行く】
【同じようにベンチの方へ視線を向けたなら、――そこには、カスタムされた電動の車イスが見えるだろう】
【背もたれの後ろにギターケースを取り付けてある――ということは】

それに、オレ様もオレ様で体力ッてェのがあるしよォー
流石に陽が沈む頃からブッ通してたんだ、休ませてくれや

【案の定、というべきか。少年は、その車イスに取り付けられたギターケースにギターを収納すると】
【どかっ、と腰掛けて。手元のレバーで操作しながら、青年の方へと寄ってくるだろう】
【足が不自由なのだろうか?先ほどまでの振る舞い、とてもそうには見えないが――】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 23:01:13.10 ID:Yv/aKx9lo
>>570
ふむ........ふむ...........。

【ヴォルフィーネの言葉に耳を貸さず、一気にその本を読んでいく】


【普通の本に比べ、かなりの厚さでほとんどが活字】
【時々魔方陣などの絵が入った本だ】

【速読だろうか】
【間違いなく一般的に分厚いに分類されるその本を5分で読み終わる】

............。
【読み終わった後に少し眼をつぶると】

覚えた.....

【こいつは一体なにを言っているんだ】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 23:01:50.37 ID:Oltul73U0
>>567

う、うぁあ…………っぅぅぅぅぅううううう…………!

【力の限り、泣いた――――力の限り、叫んだ】
【『泣く』と言うのは、心を持つ者にとって、非常に有効なストレスの発散方法だ】
【心の重荷を取り払い、溜まり切ったものを洗い去ってくれる】
【「泣く事は、心を洗う事だ」という言い回しは――――決して馬鹿にしたものではないだろう】



ご、め……ね…………ルーチカ、ちゃん…………!

【ようやく落ちついてきた頃合いで、ラベンダァイスはまだ息を弾ませながら、ルーチカに謝る】
【自分の悲しみを、背負わせてしまった。ルーチカまで悲しませてしまった。そうした想いがある――――しかし、もっと大きかったのは】

うん…………うん…………!
ありがとう…………!

【――――こんな風に自分を想ってくれる人がいたのに、自分は父の後を追って死のうとしていた】
【その事が、なによりラベンダァイスには苦く感ぜられた】
【自分を待っててくれる人がいる――――自分を案じてくれる人がいる】
【それを忘れて――――父を殺した『災厄』と共に、この世界から消えようとしていた】
【もう二度とそんな事はすまいと、ラベンダァイスは己の心に刻みつける】

【――――――――だが、こうまでして涙を流したにも関わらず、その瞳の虚無は、未だ姿を消していなかった】
【無論、ラベンダァイスの表情の『やつれ』は、ほとんどが流れ去り、涙でぐしゃぐしゃになりながらも、笑顔を取り戻している】
【――――――――だと言うのに――――――――】

あ――――――――だれ、か…………

【そんな時に、響いてきたのはノックの音】
【ラベンダァイスは、慌てて涙の跡を、ぶかぶかのコートの裾で拭い去る】
【誰かが来ようとしているのに、そんなみっともない顔を見せている訳にはいかなかったからだ】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/06/24(金) 23:02:27.58 ID:0aSfx8GU0
>>575
/誤字 何十倍も拾い→何十倍も広い
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:03:42.18 ID:vWAlY2QSO
>>559
【素性を問われれば、それもそうだと頷き。真摯な気持ちはどうやら焦りとも為ったようで】
【長くなるが、と前置きして。イェンは言葉を紡ぎ出す】


――…私もラァスも別段何の肩書きもなければ、少し前に知り合ったばかりの関係でね。
機関のとある人物に因縁がある事が、唯一の共通点と言える。

ただラァスは…生まれてから17年間、機関所属の研究所で…酷い扱いを、受けていてね。


「――実験動物。人間の突然変異種だからって、いろんな、いろんな実験に使われた。
 17年調べ尽くされて、要らなくなって捨てられた。
 突然自由を貰って持て余してたら――、彼に逢った」


【イェンが言えずにいた言葉を、何でもないようにラァスは良い放って】
【「彼」とは「とある機関員」の事だろう、募る憎しみを堪えるように、ぎりりと奥歯を噛み締め】


――…その「彼」とラァスの因縁は、話せば長くなってしまうが。
結論から言えば、ラァスは裏切られて…一度、死に至らしめられた。
その憎たらしい「彼」、「とある機関員」の名は、ウェスカ・クルーガー。

何を隠そう、私の息子だ。


【ふぅ、と長い息をついて。】
【深紅の瞳の奥に焔を湛えて、谷山を見据えた】


とうの昔に勘当した息子の成れの果てが、機関員。
奴に苦しめられた子が、現に私の隣にいる。

――…親として。 不出来な息子の「責任」を取らねばならない。
こんな理由では――、いけないだろうか?


【想いは、強い。 果たして、谷山の返答は――…?】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/24(金) 23:05:07.71 ID:kr3MMDpR0
>>573

あっ…おい!

―――……行っちまった…ゼーロはどうしたんだと聞きたかったんだが…

【もはや後の祭り】
【素直に相手の投げてきたペットボトルの中のメールアドレスと電話番号を抜き取る】

ははっ、これが初めてのメールアドレス交換ってか?

いや、俺の受け取ってねェから違うか…

【またしても、とはいっても別の苦笑をし】
【携帯にその番号を登録する】

さて、と、此処に居続ける意味はねェなァ…

【地面に置いてある手甲と杖を拾い直し】
【竜崎の向かった先とは逆方向に歩みを進める】

【その表情には、敗北したとは思い辛い】
【すがすがしい笑顔が垣間見えた―――――!】

/お疲れ様ですー
/初めてのメルアド交換っ♪
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 23:06:12.18 ID:1kQSf7qwo
>>569

ぶーぶー。つまんなーい
平穏な日常を求める心も分かるけど、何時かは飽きが来る
一度、刺激に身を委ねてしまうと……平穏という微温湯じゃ物足りない
危険という熱湯に頭まで沈んでしまいたくなるんだよね……
ナイフを眺めているだけじゃ、あまりに物足りない。動かないよ、それ?

【余りに、何事も無さ過ぎる。平和に過ぎる。青年に、この人物はこんな評価を下していた】
【特に目立つ事も無く、奇妙な考えも無く、敢えていうなら平穏が特徴】
【動く世界より、動かないナイフ。隠者の様にすら聞こえる】


……んー……寧ろ、君には『何が有る』か聞いた方が早いのかな?
無い物を数えて並べていけば、地平線にまで辿り着いてしまいそうだ
折角、こんな場所でこんな美人と二人きりだっていうのに……
それに心地良さを見いだせなくなるのなら、平穏無事な世界って、退屈じゃない?

と、そんな事を言って無いもの探しを続けてても仕方がない
逃げないで欲しいなぁ、流石に傷つくよ。君を襲うつもりは、今は無いのだから

【多くの能力者がそうであるような、世界の中で流れている人とは反対側の】
【静かに暮らしてきたのだろう彼の、『有るもの』に、着物の人物は着眼した】
【本当に、何も無い人間なら、その瞳の異変も無いだろう。技術などと口にもしないだろう】


……技術、ね。それは、誰かを愉しませられる技術?
お金になる技術だったら、こんな所では眠らないのだろうけど……ん

………良く考えたら、尋問をしてるみたいになってるね

【ふと、自分ばかりが相手を問い詰めている様な、この状況に気付いて】
【「僕ばかり御免」と一言詫びて、暫く口を噤む】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:10:20.71 ID:0ZriHeCSo
>>579
研究所、ね――――。

【短く、言葉を紡ぐ。ぎ、しりと握りしめる音が空間に響くだろう】
【彼の感情の高ぶりに答えるように、左腕がぶぅん、と起動音を漏らして】
【テーブルの上の灰皿が分解され、掛けたりした】
【谷山も、かつて幼き頃は研究所に囚われ、実験の被験体とされていた身。人事ではないのだ】

【そして、全ての話しを聞いて、ふぅ、と深く息を吐く】
【鋭い瞳。失った右目の代わりに輝く左の白銀がキミ達を射ぬく】

――分かった、あんた達の所属を、了承しよう。
人事じゃねーからな、実験体っていうのは。

【冷静に見えて、そのウチには熱く燃える灼熱を谷山は持つ】
【その焔が言った。この者たちに、手を差し伸べろと】

……えーっと、時間のあるときでいいから、本部に行ってくれ、そしたら色々設備とかも仕えると思う。
悪いけど、俺は殆ど本部居ないでそこら辺飛び回ってるからな、何か有れば、連絡でもくれ、すぐに行くから。

とりあえずは、集積情報、仕えるようにしておくから、暇のあるときに挨拶しておくといい。

【手際よく、説明を済ませていく少年】
【説明が終わる頃には、注文したメニューが来るだろうか】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/24(金) 23:11:25.95 ID:pyUaJ+Syo
>>575

おっと演奏はもう終いみてぇだな。

【少年の行動からみるに今日の演奏は終わりを告げて】

あーそりゃ残念だったぜぇ。
来たばっかだからあんまり聞けなかったけど中々いい演奏だったと思うぜぇ?

【彼の耳には少年の演奏は良く聞こえていた。それ故に】
【大舞台を目指そうとしている志も納得できると思っていて。】

ありゃおめぇさん足が悪いのかい?
疲れたからじゃ…ねぇよな――――?

【先ほどに少年がベンチの方へ歩みを進めているときに車椅子とギターケースが目に入って】
【歩ける少年が車イスを使うと言うことは、足が弱いのか又は疲れているからと考える。】
【車イスを難なく扱う少年はどう答えるのか――――】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 23:11:35.78 ID:wT6d5QdTo
>>576

……覚えた、のですか。
それを、ですか……?

 【ふつ、ふつふつ、ふつふつと】
 【湧き上がる、正体不明の熱が。回路を侵して、ダウンしてしまいそうだ】

(……こんな、短時間での暗記。桜さんが言っていることが本当ならば)
(「機械」と同等、……いや、それ以上の能力を持っている?)

 【ああ本来ならば、こんな機能なんて持ち合わせないはずなのに】


(人間は、……ああ駄目。わたしはもう、この場から離れなければならない)

……すみません、桜さん!
わたし、ちょっと用事を思い出しましたので、もう帰りますねっ!

【そんなことを言いながら、やや強引に本を取り戻して】
【勢いよく踵を返し、ぺたぺたぺたと。裸足が地面を打つ音をテンポ早めに鳴らし】
【公園を、後にする――】



(……あれも、これも、持っていて……人間は、ずるい)

【――その、苛立ち紛れの動力源は。羨望と嫉妬の、どろどろの気持ちだった】


//やや強引ですが、ここら辺で。ありがとうございましたー!
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/24(金) 23:12:38.75 ID:R59Zy1CSO
>>572

【彼女の後ろ、約10メートル程の地点】
【そこに、見覚えがあるであろう人影が飛来する】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな格好をした、14〜5歳程に見える少年だ】

…この感じ……もしかして……

【少年は魔力を感知できる】
【と言っても、「妙な気配」として感じるだけだが、それでも彼女を見つける事は出来た】

…ゼーロさん……?

【ぺたぺた足音を立てながら、彼女に近づいていく】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 23:12:57.30 ID:IfbRvNVR0
>>571
【見えた男の姿は明らかにただの一般人】
【軽く借り上げられた短い金髪に冷笑的で無気力な少し垂れ気味の目に縁なし眼鏡。】
【服装も白いYシャツにジーンズと飾り気もなく武器も持ってない】

あれ?

【とぼけた声を発しながらも、わずかに左に体をずらして攻撃をかわし次の瞬間には右手で相手の顔をつかもうとする】
【もし成功すればそのまま相手より前に進み柔道の大外刈りの様に右足で】
【ただし大外刈りとは違い両足裏を引っ掛けてそのまま後頭部から地面に激突させようとするだろう】

/確かにその方が読みやすそうですね・・・ちょっとパソコンは不慣れで難しいのですがやってみます。
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:14:00.79 ID:U6Lt68k80
>>57,>>61

 俺が……面白い、ねぇ――つくづく、呆れる爺さんだ………

【初であった。誰かに認められた事等。誰かから進んで救いの手が伸ばされる事を】
【彼はこの瞬間から何時にも増して顔が蒼白になった。然し、其の笑顔は自然ではあって】

 コイツは先程も言った筈だが……伝わらなかったみたいだな。もう一度チャンスを遣る……


 俺は、自分の身分を汚名に着せられただの何だの想った事も

 自分が正当なんて思った事もねぇ。否……無い。言い切っちゃならない事もある

 ……美談で語れない事もある。他人の理想より遥かに遠く離れてるなんて事はざらに在る


【左手の人差し指を上に向けて立て、ガリウスに見える様にする。冷静であった声色】
【其の双眸一寸瞬きをしていた。眉根を顰める。先程と変わらない顔。双眸は老人から離れない】
【意地でも態度は、変えたくないらしい。飽くまでも彼は自分なりに狂人として。接していた――】

/初続き!
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:14:50.94 ID:U6Lt68k80
>>587

  
 大体、我がままに生きて来た俺が誰かに従うとでも言うのか?


 …………フフフ、フフフフフッ


【口調が戻った。蒼白な顔も戻った。……戻した】
【含み笑いながら、俯き双眸を瞑る狂人。正に「我」が「まま」に生きた記憶】

【彼は一体何をしたのか。其の答えは過激防衛と殺人数件だ。其れも全て無法者が被害者である】
【其れ以外でも殺人を起している訳ではない。只、其の殺戮の仕方が余りに酷いだけ】

【彼の口から「平和」と言う言葉が出る事が在った】
【純粋と言える迄求めた正義の先の理想も持っていた。彼を作った、主人格も。其れを望んだ】

【然し、彼はこの通り、自暴自棄で頑固なのだ】
【矛盾している、性格。以前は其れが精神系の能力の所為であった】

【が、ある日を境に其の理由がはっきりとして来た】
【正義との出会いと、様々な共闘と。何より、理解者との出会いで全ては変わった】
【過去の惨劇を拭い去り、他人を煽り、自分を逆と認識させる事で――】

【自分の無力さを肯定される事=z【其れこそが、目的であると】


【要するに彼は其の時、反面教師に成ろうと誓ったのである】
【全てに絶望し、意味の無いと思っていた戦いが、意味の在る戦いになった瞬間であった】

【例え、貧弱な力でも相手が誰であろうと正面から戦い、力に媚びず、生きて来た】
【例え、どれ程煽られようと。汚名を着せられようと。自分の意地を貫こうとして来た】

【前世に棄てた命を活用しようと、彼なりに努力をする事にした】
【そして、遂にその結果さえも知る事を諦めた】

【其の頃の彼は、無法者を甚振る事全てに置いても、最早その過程に過ぎない鬼となった】
【其の無力さ≠ヘ時として武器となり、彼の道から外れない唯一として絶対無二の力となった】


 多寡が………其れだけ、か。身の程知らずにも。程が在るぞ……!


【その結果、彼は自分の力量が解っている。共に堕ちる事は無い。巻き添え等、必要ではない】
【そんな事を本気で思っている所以で、彼にとっては讃える言葉さえも。救いの手で在った】

【馬鹿なのかもしれない。阿呆だっただけかもしれない】
【彼はそう言った理由で、其れに如何しても賛同したくは無かった】

【何よりも経験から、誰かに認められない事こそに、意義が在った】
【振り回す様を見るのは御免被ると思って来た。彼の意地は複雑な構成で雁字搦めに成っている】
【故に声色も低くなり、冷静を演出する其の呟きは、何時にも増して響く様な気がした】

 ……。まぁ、俺は俺の道を行くが其れでも良いなら、其の誘いを受けよう

【今迄は彼の意地の話。】
【彼には自分を認める老人を、自分を切り捨てる事で切り捨てて良いのかと言う疑念も在った】
【故に、彼は彼なりに、老人に応える。今度こそ、瞬き等はしない双眸で老人の双眸を捉えた】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 23:15:07.43 ID:Eso3j2Xzo
>>572
【傷だらけの気配が、彼女の背後に迫る】
【足取りは覚束ないし息も荒く、おとなしく帰ればいいのにとすら言われそうな満身創痍】
【だが両腕にぱんぱんに膨れ上がったコンビニ袋を抱え、何故か表情は少しだけ晴れやか、にも、みえ、る?】

………お。

【その人物は、彼女に気付いた】
【おそらく魔翌力検知に優れる彼女なら、振り返らずとも魔翌力で気付くかもしれない】
【薄まった黒い魔翌力は、それでも小さく自己主張を続けているのだから】

【ウルフカットの黒髪にジト目、への字口。顔の表面に小さな火傷のあと】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕はうっすら鍛えられているのが見て取れるし、ここにも細かい傷が】
【左腕の肘から先を包帯でぐるぐる巻きにして…この少女の黒と、彼女に馴染み深い『汚れた』魔翌力、そして紫の力をうっすら発散していた】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツを着込んでいて、一見すると少年のようでもある】
【そんな服装や纏う雰囲気の成果、腰周りや胸元の曲線が女性を主張しても、少女と断言する事を憚ってしまう】

【それに気付かずとも、不良少女は無遠慮に接近を続けるだろう】
【コンビニ袋をがさがさ揺らし、足音も隠す様子はなく】

よう、正気か、ゼーロ。

【相手の状態も気にせず、そっけなく言葉をかけるだろう】
【背後にどさりと、大量のコンビニ袋三つを下ろしながら】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 23:15:55.44 ID:oTfUeSIAO
>>577

「どういたしまして、です。すっ」

【「ごめんなさい」も「ありがとう」も、言いたいことは全部分かる】
【聞いてはいないが、自分だって“飼主様”が死ねば後を追うことくらい考えた】
【だからそれを責めることはしない――ただ、彼女が後ろを振り返った時に】
【にっこりと笑う姿を、一緒に泣いた姿を思い出してもらえるような友達に、なりたかった】

ふぇ、あ、っは、はい。ぃ!

【ノックの音に普通に驚いたのか、ルーチカは声を乱しながら返事を返す】
【故にラベンダァイスの虚無には気付くことなく――そして、面白い現象が起こった】

【今まで普通だった壁の一部が、沢山の紙に変わったのだ】
【それが整列するように横に移動して、二人の正面に扉が浮かび上がる】
【やがて鈍色のドアノブが、ゆっくりと回転し――其処からひとつの痩躯が姿を現した】

【印象的なのはその紅蓮だ。どの色にも埋没しない、赤々とした気高い深紅の髪】
【肩辺りで切られたその髪は、この暑さで邪魔だったのか後ろでちょこんと結ばれている】
【ブラックとオレンジの毒々しいストライプのカッターシャツも、袖は肘辺りまで捲られて包帯だらけの腕を晒していた】
【ベストワンピースとスラックスはどちらも漆黒、その下はやはり包帯の巻かれた素足で、瞳を隠すオレンジの色眼鏡】
【片手ずつに持った水差しとふたつのコップが、なんとなくこの人物の不可思議な印象から張り付けたように違和感だった】

「……五月蝿い。何を泣いてるんだ」

【ちらり、ラベンダァイスを一度見るも、なにか言うことはない】
【興味がない訳ではないが、それよりも聞きたいことがあったのだろう】
【二人に近い机に水差しとコップを雑ながらも置きつつ、中性的な声は少しばかり感情が乱れているようだった】

ご、ごめんなさい。ぃ
あっ、で、でも、お水、ありがとうございます。すっ!――――“飼主様”っ

「いいから飲め。……そこの、友達もな」

【枯れた声が聞くに堪えないというように呟くその人物――“飼主様”、と。弾んだ声で呼ぶルーチカの頸元で鈴が鳴った】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/24(金) 23:16:03.95 ID:Eso3j2Xzo
>>589
//すみませんリロード忘れです、ひきます!
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/24(金) 23:18:29.31 ID:Yv/aKx9lo
>>584
....なんか俺、こういう魔術? 魔法っぽいのは結構得意なのかなって...ってオイ!

【走り去るヴォルフィーネの後ろ姿を見ながら言う】

やれやれ...ん?
【ふと、右手に持ったその本を見る】


こいつ借りてくぞー
【そう言って桜も歩き出す】

/乙でしたー!
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/24(金) 23:18:33.57 ID:oTfUeSIAO
>>590
/最初のルーチカの台詞、括弧取り忘れてますね……申し訳ない
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/06/24(金) 23:20:01.71 ID:0aSfx8GU0
>>583

へっ、センキューなッ!でもな、まだまだコレじゃァ足りねェよ。
オレ様は何せッ!『世界一の超ビッグ・スター』を目指してんだッ!!
こんなトコで足踏みしてるヒマは無ェ。もっともっと『上』を目指さなきゃな……!
それが今オレ様に出来る最善のコト……こういう姿勢の大切さを、オレ様は鈴鳴先パイから教わったんだッ

【晴れやかな笑顔でそう告げる少年の表情に、曇りや迷いというものは無い】
【きっと心から純粋に、『世界一の超ビッグ・スター』というものを目指しているのだろう】

【なお、『鈴鳴先パイ』というのは――かつてこの世界で『大会』が行われていたころ、
 よく司会を務めていた歌手であり声優『月詠 鈴鳴』のことなのだが】
【それを青年が知っているかどうかは分からない。しかし、話の流れからして歌の道における先人だとは分かるだろう】
【ついでに鈴鳴は自分のキャラではないことを明記しておく】


……あぁ、オレ様の足かい?
まっさか、疲れたからッて車イスに乗るヤツがあるかよ。
オレ様の足はなァ、元々これッぽっちも動かねェんだ

【そして、彼は笑顔を絶やさぬままに、衝撃的な言葉を告げるだろう】

さっきまで歩いてたのは、オレ様の『能力』の補助があったからさ。
ま、常時発動してたらキツいからよォ、何時もはこォやって車イス使ってるワケだ

【――とのことらしい。確かに車イスに腰掛ける今、その両足は不自然なほどに不動だが――】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 23:20:39.13 ID:su2ETCwTo
>>586

ッけ……んじゃ――――ねえ!!

【訳:避けんじゃねえ!】
【まあ残念ながら自身の攻撃は外れあれよあれよという間に地面と激突する事と相成る】
【グチャ、という嫌な音は人間であるからこそ生理的な嫌悪を誘う】

が――――……。

【頭を強打し視界が歪む、景色の補正が間に合わない】
【普通の人間であればこの一撃で倒れ気を失うのだろうが】
【女性は普通ではなかった(血まみれの時点で普通とはかけ離れているといえばそうだけども)】

【彼女は強化人間のような物、そうそう簡単には気を失わないよう丈夫に出来ている】
【恐らく掴んだままであろうその右手を今度は自分の右手で握ろうとし】

【そのまま無造作に青年から見て前方に投げようとするだろう】
【女性の力は剛力というに相応しく、成人男性といえども容易に吹き飛んでしまう可能性は十分にある】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/24(金) 23:20:53.89 ID:FuEUtPIoo
>>585

【草木を掻き分ける音と、足音が風の音を縫って耳に届いた】
【崖から転落してしまわないように気をつけながら、ゆっくりと振り返る】
【そこには見覚えのある、一度見れば忘れないであろうシルエットを持った若き影が】

――ヘイロンさん……?
……久しぶり……だね……

【もしかすると、背丈が高校生並に高くなっているので信じられないかもしれないが】
【森の中で邂逅した時の彼女の面影は、確かに残っていて】
【顔をはっきりと見ることができれば、ゼーロである≠ニ確信できるだろう】

こっち……来たら……危ないよ……?
ここから先は……崖になってる……から……

【そう言うと視線を足元の闇へと戻す】
【波が砕ける音と共に、恐怖感が背筋から駆け登ってくる】
【だがなぜか――生と死の境界線のようなこの場所から、彼女は動こうとしなかった】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:23:06.34 ID:vWAlY2QSO
>>582
【奇しくも、谷山もかつて自身と同じ境遇に在った】
【其処までは読み取れなくても、ラァスは彼の燃え滾る怒りを察する事が出来た】


「――…あり、がとう」


【ちらりとその左の白銀に視線を合わせ、彼の精一杯の感謝の言葉を伝えた】
【そしてイェンも、谷山の言葉を聞いて、緊張した面持ちをようやく崩し】


感謝する、谷山君。
本部には近い内に赴くことにしよう。 有事の際には、貰ったこの連絡先に掛ける。

集積情報か――私達の自己紹介と、知り得る限りの機関の情報を提供する事を約束しよう。

――…おや、ディナーの準備が整ったようだね。


【その気配を感じ取れば、穏やかな表情で】
【いち早く匂いを嗅ぎ付けたラァスも、期待の表情を見せた】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/24(金) 23:27:56.19 ID:pyUaJ+Syo
>>594

そうか、上を目指すのはいい事だぜっ!
大舞台に乗れるといいな!

【男なら上を目指す物、それは男なら誰しも思うことで】
【この二人も例外ではなかったのだろう。】

へぇその鈴鳴先輩ってのが恩師なんだな!
あんだけいい演奏してたんだ、その恩師もいい音楽を聞かせてくれるんだろうなっ。

【青年は鈴鳴先輩という人物を知っているわけではないが、】
【少年の演奏はとても良くきこえていて、その先輩ならばさぞ素晴らしい楽曲だと思って】

成る程な、まぁずっと術なんてやってたらバテちまうわな!
まぁオイラはここら辺で育った訳じゃねぇからそのエレキギターってのは見たことねぇんだ。
もしよかったら触らせてくれねぇか?

【能力をずっと発動しながらの演奏はかなりの体力を消費するだろう。】
【青年は少年のギターを拝みたいと頼んでみる。特に青年にギターをどうこうする悪意は見られないようだ。】
【ただ本格的に見たのは今回が始めてで、かなり興味深そうで眼差しである事は間違いない。】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 23:29:05.61 ID:Oltul73U0
>>590

…………!

【ようやく、父を失って以来、心からの笑みを覗かせる事が出来た】
【今までも、散々泣いてきたが――――その中でも、もっとも『良かった』】
【共に悲しみを分かち合う、そういう『友達』がいる事が、どんなに素晴らしいか――――ラベンダァイスは、少しだけ分かった気がした】

…………?

【ノックの音に慌てるルーチカを見ながら、自分は何か大事な事を忘れている様な気がした】
【感情が昂ぶりに昂ぶって、何か大事な事を、ルーチカに関する何か大事な事を、忘れてしまっている様な気がしたのだ】

あ…………!
(壁が動いて、扉が…………。隠されてたんだ、扉……!)

【壁の中に、扉が隠されていた――――ラベンダァイスは目を見張る】
【こんな仕掛けがあったとは、終ぞ気付かなかった。扉は存在しないのではなく、隠れていただけなのか――――】
【呆然と、ラベンダァイスはその光景を見つめていた】

――――――――え
(…………ッ、そ……そうだ…………ルーチカちゃんと一緒に居るって事は…………この人が、『マスター』!!)

【入ってくる人物への、ルーチカの応答。それがラベンダァイスに、一気に意識の覚醒を齎した】
【――――大事な友達を、ペット扱いにしている、許し難い人間が――――目の前に居る】

す…………すいま、せん…………いただきます…………
(でも…………でも、ルーチカちゃんにとっては…………!)

【しかし――――――――その怒りを表に現す事は無かった】
【自分だって、マスターであるラギデュースの事で、こうも心の平穏を乱しているのだ】
【それは、恐らくルーチカだって同じ事だろう――――自分の事をこんなに案じてくれたルーチカを、悲しませるような事は、してはならない】
【そうした思いが、私情を押し殺させる力となり、『泣きつかれて憔悴したが故の無感情』を装った礼を口にしつつ、コップへと手を伸ばした】

(…………水を飲んで、一度……落ちつかないと…………)
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 23:30:20.40 ID:fMU5+Q20o
>>581

………なら、僕はまだそういう熱湯を知らないってだけだ
ジャンキーじゃあるまいし、あまり知りたいとも思わないけど

動かなくても形は変わるよ。人間が変わるのは考え方だけじゃないか
例えば、ただのナイフでも組み合わせ次第で何百通りにも変化する
そりゃ用途はやっぱり、傷つける為っていうのが多いんだろうけど

【すこし、口調が砕けてきたか。徐々に“物好き”らしいことが分かっていく】
【それでも些か噛み合わないのは、きっと二人のタイプの違いで】

むぅ………、そりゃ美人……いや、美人と仮定して
こんな場所に居たんじゃ輝きすぎて近づけないよ
それに、今じゃなかったら襲われるのかなんてゾッとすること聞いたらね。

……技術って、例えば手品とかが愉しませられるものなんだろうけど
僕のは、物作りだ。お金になるかは見る人次第で、愉しいかといえば詰まらないんじゃないかな

【でも、今は襲われないのかと考えて、実際どうやら敵意も無いらしいのを見て】
【荷物の中からタオルを取り出し、片手の魚を包み、代わりに何かを取り出し】
【それから相手に一歩近づき、足下に突き立つナイフを左手で取ろうとし】

………じゃあその、こっちからも少しだけ質問
名前とか、君がなにをやってる人なのかとか……ぁ、僕の名前はザクセン。ザクセン・シェルナ。

それから、これ。見てどう思うか、というか……感想有ったら、聞きたいかな

【と言うと、先程バックパックから取り出した物―――淡い蒼と銀の輝きがある髪留めを差し出す】
【もっとも髪留めなんて言っても簡素なもので、挟んで止めるタイプの物が光っているに過ぎない】

【が、果たして気付くだろうか。この輝き、先程の魚の鱗のものなのである】
【生臭さや汚れは見えず、その点で見ればまあまあという品だ】
【貶すも褒めるも凡庸と一蹴するも良し、作り手は感想が聞きたいというのだから、好きに言ってやればよいのである。】


601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:34:19.36 ID:0ZriHeCSo
>>597
……なぁに、気にすんな。
困ったときは助けあう、コレは俺の考えの一つでな。

今のうちに恩でも売っときゃ、いつか巡り巡って俺に来るんじゃないかっていう、希望的観測でもしているのさ。

【冗談めかして、軽い調子で言う谷山。しかし、その口調や態度からはキミ達に重みを背負わせないようにしようという思考が会った】

……ん、りょうかい。

【イェンの、その言葉にも、谷山は了承を返して、そして来るメニューを谷山は見た】

【そこにあるのは、イェンの物以外は、以上な量であった】

【まず、谷山のカツ丼。分厚く大きいカツが12枚卵とじにされており、洗面器の様な容器に其れが盛られている】
【セットの味噌汁も、ラーメンどんぶりに入って出てきている。学生向けチャレンジメニュークラスの一品だ】
【谷山は其れを見て、きたきた、上手そうだなオイ、と慣れた様子で自分の前に置いた】

【そして、ラァスのカレー。其れは、なんとも形容しがたい量である。大皿というよりは、オードブルの皿と言えば分かるだろうか】
【其れに、巨大なる山が築かれている。米はおそらく10合程か。カレーは後からかけるタイプの様で、横にカレールーが3種類置かれている】
【チキン、ポーク、ビーフだ。三種類の味を好きに楽しめる、欲張りな一品。唯一の問題は量。それのみである】

【唯一、マトモなのは、イェンの揚げパン定食である】
【揚げパンとワンタンスープと鯨の唐揚げというノスタルジックを感じさせるメニュー】
【牛乳は瓶と紙パックと脱脂粉乳で好きなものが選べ、場合によってはミル×ーク(伏字に出来ていない)も追加できる】
【一番常識的勝つ、美味しそうなメニューである】

【谷山は、箸(環境に配慮して割り箸ではなく塗り箸)を持ち、手をあわせて頭を下げて】

いっただきますっ!

【ばくばくがつがつと、男らしい勢いで口の中に洗面器に入ったカツ丼を突っ込み始めたのだった】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/24(金) 23:35:03.79 ID:IfbRvNVR0
>>595
ん?

【また間抜けな声を発し、今度はこちらが投げられ軌道上にあった木にぶつかり逆さの状態で地面に落ちる】

やぁ今晩は。
ところで出会いがしらに攻撃を受けた際の返答として、さっきの行動はどのくらい正解かな?

【さかさまの状態でずれた眼鏡をなおしながら言う】
【ひどく滑稽だ】
【そして奇妙だ・・・この男、殺気が全くない・・・消してるのか、それとも反撃しといて戦意は無いのか】

おや怪我をしてるのかい?
よかったら応急処置くらいは手伝うけど。

【後、もう一人はどこに?近くに居るはずだが男を助けに来ないのか】

【そしてまださかさまである】

603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/06/24(金) 23:37:56.47 ID:0aSfx8GU0
>>598

おうよッ!そんときゃぁよォー、オマエさんも是非とも観に来てくれよなッ!
特等席を用意しといてやるからよォーーッ!

【車イスに腰掛けているため、どうしても少年からは青年を見上げる形になるが】
【それにしても、本当に快活に、よく笑う少年だ。両足が不自由だというのは、色々と大変だろうに】
【彼は、そんなことは一切感じさせないほどに明るい雰囲気を持っていた】

あぁ、あの人はスゲぇ人さ……他にもヤードさんや澪音先パイ……
サバトのヤツだってそうだ……オレ様の前には、スゲー人たちがイッパイ居る。
オレ様も何時か、あの人たちと同じラインに立って……それから、ブチ抜いてやるぜッ


……オレ様のギター、かい?

【その申し出は予想外だったのだろうか、少年は焔のような朱色の瞳を灯す眼を瞬かせて】

そうだなァ……こいつはよ、オレ様の生命の……リアルに考えて、次の次の次くらいに大切なモンだ。
ずっとガキのころから、こいつだけはオレ様と一緒だった……文字通りの相棒さ。


“だからこそ”いいぜ。オレ様の「親友」を色んな人に知ってもらえるのは、こっちも嬉しいんだ。
ただよォー、乱暴には扱わないでくれよな?
ミスター・ジンジャーが強化改造してくれたとはいえ、それでも繊細なんだからよォーッ

【言いながら彼は、車イスの後部から紫色のエレキ・ギターを取り出し】
【両手で抱えながら、青年に差し出そうとするだろう】
【ギターは見た目以上の重量感で――何より、持ってみればその「年季」というか】
【少年の『魂』が篭っていることが、よく分かるだろう。とても使い込まれた――しかし、綺麗に手入れが行き届いたギターだ】
【弦を一撫ですれば、心地よい、キレのある音色を返してくれるだろう……先ほどのライヴ時のような、効果の掛かった音色ではないが】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/24(金) 23:38:41.58 ID:oTfUeSIAO
>>599

【扉の奥は、薄暗かったもののちゃんとした廊下を確認することも出来ただろう】
【一応は部屋として機能しているようで、しかし此処が『何処』であるのかは今だ分からない】
【ルーチカ一人ならば、信じられたはずだ。何があっても外に送ってもらえると】
【しかし其処に不穏分子があらわれた今。――本当にラベンダァイスは、外に出してもらえるのだろうか?】

【彼女のマスターは、勿論、見えるところに鍵を持ってなどはいない】
【水を飲みはじめた子供二人を、というよりラベンダァイスをじっと見詰めながら】
【どうやら少し暑さに弱いのか、彼女たちが暑いと思わない気温ながら手扇で肌を扇いでいた】

“飼主様”、えと、わざわざありがとうございました。た!

「何回も言わなくていいよ。――で、この子はお前の友達かい?」

はい。ぃ!
ラベンダァイスさん、です。すっ

「……そうか。ラベンダァイス……キミも、この子と同じQuetzalcoatl≠ゥな」

【友達を紹介するのは、初めてだ】
【力いっぱい頷くルーチカに小さく頷くと、その頭を撫でる為に手を伸ばしながらラベンダァイスに視線をやった】
【オレンジで遮られた瞳は感情が読みにくいとはいえ、その中に“家畜”を見るような色は込められてなく】
【頭を撫でられて嬉しそうにはにかむルーチカの姿は――いろいろと、重ね合わせることも出来るだろう】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/24(金) 23:40:06.92 ID:R59Zy1CSO
>>596

はい。お久しぶりです。

【翼をぱたぱたと羽ばたかせながら、そのまま進んでいく】

…崖?
いや、大丈夫ですよ。飛べますから。


……それにしても、時間が経つのって早いな……
もうそんなに大きくなっちゃったんだ……

…やっぱり、変ですよね?
貴女がそんなに大きくなるくらい時間が経ったのに、僕はちっとも変わってないんですから。

【どこか悲しそうな表情で話し掛ける】
【知らないうちに長い時間が経ってしまったと勘違いしているようだ】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 23:46:56.85 ID:1kQSf7qwo
>>600

ナイフは、自分で歩きまわって世界を変えないよ?
見知らぬ土地の情報を持ってきてくれる事もない、我儘で困らせる事もない。
自分の手元に有れば、有るだけ。変化が無いじゃない?
人と係わる方が、変化の多い生き方を楽しめるだろうけど……

……ちょっとまった。仮定して、とは失礼な
この麗しく長い白髪を、傷一つない磨き抜かれた玉の肌を
ルビーも霞む輝く瞳を前にして、美人でないなどという評価が出来ようものか?
そんな事を言う意地悪な人は、襲ってしまっても心が痛まないと思う

【自分を美人と言うだけの事は有り、その宣伝文句も立て板に水】
【さらさら口から零す文句も、話題が移れば途切れる】

【自分が何をしているのか。話題が此処へと至れば】
【口元を着物の袖で隠し、顔の全ては見えぬようにして、うっすらと笑みを浮かべる】
【口の端、頬の吊り。表情は断片的だからこそ、想像力を働かす余地が生まれる】


……僕は白蘭、白狼の白蘭。何をやってるか、という問いは……いろんな答え方をしたくなるね
今この瞬間だったら、君と話しをしているだけの平凡な人さ。だけど、平時の事ならば……
情報からドラッグ、果ては僕自身まで……お金次第で何でも売る、所謂『何でも屋』
本当はね、何か買って貰おうと思って着いて来たんだ。物騒な人は大好きだから
血の臭いと共に抱かれるのは……夏の湿気も忘れる程に、気持ちが良いから

【二つの問いを、一つの文脈で自然に解答する事は、流石に難しい】
【素性の問いを返している間は、青年が差し出した髪留めは、話題の外へと追いやられている】

【この名乗りから、時間軸は後方にずれる事だろう】
【差し出された髪留めに、白蘭は顔を近づけ、鼻をひくつかせる】
【赤い瞳を大きく開いて、銀色の光を眼球一杯に受け止めて】

……どう思うか……際立って良い、とまでは思わないね
だけど、変わった品だとは思う。材料……これ、魚だよね?
防腐処理とか確りしてある様だし……うん、面白い。色々と

【髪留めへの評価は、その美術的な側面では、然程高くないが】
【魚という素材を、それを使っていると分かる程度の加工で、この品質】
【技術的な面に於いて、白蘭は興味を示した】
【指先を近づけて、爪で突いて強度を確かめようとしたり、触れて感触を確かめようとしたり】
【店で商品を弄りまわす子供の様に、自分を抑えたりしないで欲望のまま、である】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/24(金) 23:47:11.68 ID:pyUaJ+Syo
>>603

特等席とはありがてぇ!
その日が早く来る事を楽しみにしてるぜっ!

【少年の明るい声は青年にも心地よく聞こえていて】
【特等席を用意してくれるとは心の広い少年で、青年も嬉しそうに感謝を表す。】

おう、大事に見させてもらうからよ!
ありがとなっ!

【青年はギターを少年から受け取り、眺める。】
【見た目以上に重厚感があり、彼の魂を感じる。先ほどの太い音は少年の演奏技術とこのギターの賜物だろうか】
【そして細部まで手入れが行き届いており、触った物はうっとりする程の一品だろう】

こりゃすげぇぜ……
おうそうだ、ちょっと奏でてみていいかい?

【青年は開放弦をジャーンと鳴らして―――綺麗でハリの音色を聞いて】
【見よう見まねで弾いてみたいのだろう。】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/24(金) 23:50:07.22 ID:Oltul73U0
>>604

…………ん、んっ…………――――ふぅ…………
(――――どこかに繋がっている……それは間違いない…………でも、この人…………)

【コップで水を飲み、ようやく人心地がついた】
【その中でラベンダァイスは、未だに虚ろが纏わりつくオッドアイを、落ちつきなくキョロキョロと動かさせる】
【――――自分の同類を『ペット』として扱っている人物が側にいる今、なるべく情報を集めておかなければならないのだ】
【しかし、そうして視線を泳がせる事は、相手に怪しさを感じさせるのではないか――――そんな恐怖が、情報を効率よく集める事の阻害をしていた】

…………はじめまして…………ケツァル・コアトル=ラベンダァイス=カエデ=キャニドップです……
あの……お水、ありがとうございました

【そうして、話が自分に及んだのを感じると、ラベンダァイスはすっと頭を下げながら名を名乗る】
【無論、その名乗りが相手の問い――――『ケツァル・コアトル』である事への肯定となり】
【ファミリーネームを持つと言う事が、彼女にも『マスター』に当たる人間がいる事を明かすだろう】
【――――もっとも、『マスター』は『いる』のではなく『いた』と言った方が正しいのだが――――】

…………
(――――お父さん…………――――――――
…………どう、なんだろう……ルーチカちゃん…………やっぱり、ルーチカちゃんは幸せだと思う、お父さん…………?)

【ふと、ルーチカへと視線を向けると、主に撫でられて嬉しそうな表情を覗かせている】
【かつては、自分もラギデュースに撫でてもらうのが好きだった――――その事を思い出す】
【もし、さんざ泣いた後でなければ、その事を思い出して、また胸を詰まらせていただろう】
【――――そうして、嬉しそうなルーチカを見て、ラベンダァイスは今は居ない『マスター』に、届くはずの無い問いを、心の中で投げかけた】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/24(金) 23:53:51.19 ID:FuEUtPIoo
>>605

すごい。……飛べるんだ……

【竜という存在に出会ったことが無い彼女にとって、彼は未知の塊】
【相変わらず凍りついたような無表情なのだが、どうやら好奇心はあるようで】
【翼をまじまじと見つめながら、呟く。触れることが出来る程に近づいたのならば、そっと優しく触れようとするだろう】
【棘や鋭い鱗があった場合、よほど露わになっていない限りその存在に気付いていないので、不用意とも言える】

【そして、どうやら勘違いを引き起こしている彼に】

……違う。時間が経ったから……じゃない……
……ヘイロンさんは……“哲学者の卵”って……知ってる……?
わたしが……強くなる……代わりに……憎悪を植え付ける……“卵”……

わたしの心臓に……それがある。……それのせいで……背が高くなったの……

【彼女の魔翌力には、今は微弱だが確かに以前とは違う禍々しさを感じとれるだろう】
【それが“哲学者の卵”のものと理解するまでは、そう時間はかからないはずだ】
【“卵”を植えられたことで生まれる憎悪=\― それがどんな物か彼が知っているかはわからないが】
【いい予感がしないのは、確かなことだろうか】

【悲しげな顔をされると、ほんの少しだけ早口になって、説明――というよりは経緯か、それを始めて】
【それが終わると、やがて何かを思い出したようにピクリと顔を動かし、ヘイロンを見つめて】

――そう言えば……変身……できるんだよね……?
前……見れなかったから……見てみたいな……
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/24(金) 23:54:31.85 ID:su2ETCwTo
>>602

ガキが調子に乗ってんじゃ……よっと……。

【背筋を使い跳ね起きる】
【顔に纏わり付いた血液を拭い取り去る】

はぁ?何を言ってんだか全くもって意味不明だが……
まあ答えんなら不正解も不正解、速攻でボッシュートだなアタイがイライラしてる時に現れんじゃねーよ。

【理不尽もいいところである】
【これだけ憎まれ口を言えるのだからそうそう簡単には死にそうにはない】
【まあ血が流れるなら殺せる、ただ人という種の中では死に難いのだろう、身体に刻まれた切傷が物語っていた】

あ゛?見ず知らずのガキに手当して貰う程弱くねえんだよ、偉そうにしてんじゃねーぞオイ。
………………………。

【相手に聞こえるように大きな舌打ち、アンチ癒し系とは正にこの事】
【さておき意識が覚醒したからその次いでに肩に未だささったままの刀を引き抜こうとしたらしく】
【無言のままズボンのポケットに手を突っ込む、どうやら何か探しているらしく数秒して取り出したのは……】

【何の変哲もない、魔術的な補正や呪いなど全くない手袋】
【それを広げ手に嵌めようとする、恐らくは柄を握った時の滑り止めとして使うつもりらしかったが】

…………あ゛ー、あのクソガキご丁寧に……。

【ズボンのポケットも例外なく切り裂かれ、中身も同じく】
【手袋を広げたらばハラハラと布地が地面に落ちて、それはもはや手袋として意味を為していなかった】

仕方ねえか――――オイ、この刀抜きな小僧……。

【相変わらず血でベトベトの掌では引き抜く事は不可能と判断したらしく】
【片目で青年を睨み、肩に刺さった刀を指差しそう呟いた】
【もし青年の耳がよければ「抜かないと[ピーーー]……」なんていうアグレッシブさ満点の台詞が聞こえたかもしれない】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/06/24(金) 23:54:55.85 ID:0aSfx8GU0
>>607

奏でてみるのかい?いいぜ、だが……それならよ、チョイと待ちな。

【自らの愛用する楽器を素人に触られることは、そんなに気持ちの良いことではないはずだ】
【だが、それでも彼は本当に快く了承するし、それを喜んでいるようにも見える】
【それは、彼が目指すのがあくまで『一流のミュージシャンや歌手』ではなく】
【『世界一の超ビッグ・スター』であるから――なのかもしれない】

【……青年の行動を一旦制した少年は、ふと目を瞑り――】


……アートマン……――――≪ ディーサイドッッ!! ≫


【――開眼と共に、叫び。さぁ、青年には視えただろうか】
【少年の座る車イスの背後。一瞬だったが、魔力を帯びた人影が出現したのが】
【黒い流線的なフォルムの鎧と仮面に身を包み、顔では白い無機質な唇だけを露出させたヒトガタが】
【……『アートマン』という能力形態。知っていれば、理解は容易か】


……さて、いいぜ。弾いてみなよ

【そしてそう告げる少年の言う通りに弾いてみたなら――今度は、軽く弾くだけでも大きな音が奏でられ】
【ライヴハウスの本格機材にも負けないぐらい、強烈で――俗に言う『カッコイイ音』が響くだろう】
【少し音量は抑え気味だが、先ほどの少年の演奏で見せた、一切の機材無しでのあの音は、どうやら彼の能力の産物らしい】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/24(金) 23:56:43.68 ID:vWAlY2QSO
>>601
【話も一通り済み、イェンは一息ついて、何物かを運んで来た店員を何気なく見遣り――…絶句】
【慣れた様子の谷山と、ここに来て初めて瞳を輝かせたラァス。イェンだけがまぁ、一般人であった】


えぇと――、頂きます。 ほら、ラァス。


「う…、頂きます。」


【早速化物カレーにがっつこうとしたラァスを、たしなめてから】
【イェンは自身の前に並べられた品をじっくりと見る。なんとまぁ、懐かしい品々】
【特に鯨の唐揚げなんて、数十年はお目に掛かれないでいた品だ】
【今の人達は良く「不味い」「噛みづらい」と言うものだが、これを食べて育った年代からすればまさに至高の品】
【加えて、無機質な味が癖になる脱脂粉乳。これもまたノスタルジーで――…】


…ラァス。カレーが跳ねているだろう、全く…
あいつも食べ方がなってなくて、良く服を汚した物だが…


「んぐ、…ん?」


【ナフキンでラァスの口元を拭ってやって、はっと我に返る】
【隣に座る青年と、かつて彼くらいの年だった頃の息子を、知らず知らずに重ねていた】
【ラァスに着せた服も、其れしか家に無かったからと息子のものを着せていた。それが更に拍車を掛けていた】


――…まだまだ捨てきれてないな、私も…


【ぽつりと溢した言葉は、幸せそうにがっつく彼らにはきっと届かないと】
【願うように、そんな事を考えたん】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 00:02:58.24 ID:803YYRDYo
>>612
【がっしょがっしょがっしょがっしょ】
【丸で重機のごとく、カツ丼を平らげていく少年】
【その子柄な肉体の何処にそれだけの物を平らげるポテンシャルが有るのか】
【まあ、新しい腕が重かったり、能力がかなりエネルギーを消費するなど、理由が色々とあるが、ぶっちゃけ元からよく食うタイプ】

【そうして、谷山はカツ丼を食べ終え、パフェも食べ終えると、ふぅ、と息を吐く】

……さて、と。
わりぃ、俺はそろそろ、新聞の仕事だ。

部下の記事、確認しなきゃいけねぇんでな。
伝票、ウチのに言って、少し安くしておいてもらった、今日はごちそうさま、ありがとう。

【そういうと、谷山はすっ、と立ち上がり、立ち去っていった】
【机の上には、ナプキンに手早く書いた、本部への地図が有った】

//えーっと、明日イベがあるので、ここらへんで!乙でしたー!
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/25(土) 00:03:44.59 ID:n8Jx11qAO
>>608

【ふ、と。そんなラベンダァイスの恐怖を受けとったように飼主様は相好を崩した】
【薄い笑みは柔らかいとまではいかないものの、鋭くはない。】
【警戒する小動物を見て、くすりと気が抜けたように笑う――そんな表情の作り方であった】

「あぁ、こんにちは。私の名前はクニャージ、――ただの誤植だ。
 ラベンダァイス、と呼ぶべきなのかな。それともカエデ?キャニドップ、は少し硬いだろうか」

あ……わ、私、カエデさんって呼びたい、です。す!

【頭を下げたラベンダァイスに、此方も座ったまま頭を下げる。そこに無駄なプライドといったものは存在しない】
【ただ、彼女の名乗りを素直に受け入れて、どちらを使用するべきか尋ねた。勿論、彼女の『マスター』を尊重しての意だ】
【そしてルーチカは、彼女の名乗りにはっとしたようにして提案する。父親が願いを込めてつけた名前を、呼びたいと】

……えと、あの、か、飼主様。その……

「なんだい」

……ラベンダァイスさんにも、その……わ、私みたいに、してあげて、くれませんか。か?

「――――さて。此処でもし嫌がられたら悲しいのだが、私は」

【思考に沈むラベンダァイスの傍で交わされる会話】
【ルーチカは、彼女の頭を撫でてあげてほしい――そう、お願いしていた】
【警戒心がないようには見えない少女に、飼主様はほんのすこし軽口を言うも】
【そっと彼女の頭にも、包帯で包まれた掌を置こうとするだろう】

【ルーチカよりも大きく、硬く、薄い手。想像以上に暖かく】
【ふわりと漂う埃や血の香は――彼女の父親が身を置いた戦場を思わせる】
【勿論、何の魔法も使われていない掌。拒否するのも跳ね退けるのも、彼女の自由だ。……“ルーチカ”という『人質』がいなければ】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 00:08:04.01 ID:TeAOVvfSO
【大通り】

うおぉぉ…………

【一人の少女が、大量の買物袋を背負って歩いている。】
【中身は、食べ物ばかりだ。スナック菓子のような安っぽい物から、それなりに本格的な惣菜パンのような物まで……】

【背負っている本人も、時々よろめいている程の量だ。】
【どう見ても、この小柄な少女が食べ切れるとは思えないが――?】

(一月分のくいもん……! 全財産注ぎ込んだ一月分のくいもん……っ!!)

【赤髪ロングヘアーで、瞳は翠色、白いストライプが入った赤いジャージの上下を着ており、見るからに暑苦しい】
【額に玉のような汗を浮かべ、右に左に少しだけ、よろめいて】

絶対放さないぞー!

【……荷物の大きさ・歩きの不安定さのせいで、他の通行人に、何度もぶつかりそうになっている】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/25(土) 00:09:35.95 ID:svyVUV6n0
>>610

【相手のアンチ癒し系名発言にも口元のニヒルな笑みを崩さない。】
【それどころか面白そうにハハハと笑うと】

了解。

【と言うとやっと立ち上がり近づいて来る】

痛くても怒ったり殺したりしないでね。

【そういうと刀の刃に触れないように左の指で刀の腹を挟み一気に抜こうとする】
【・・・とそのまま刀が半分抜けたところで右にわずかに刀を捻って刀を抜き、後方に投げ捨てようとする】


617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 00:10:48.79 ID:fCCfuFqWo
>>606

それはそうだけど、今のところ僕は僕の生き方を楽しみたいんだ
つまり、世界を変えるよりもナイフを変える方が僕は楽しいのさ
………他に一切興味がないかと言われたら、また違うけど

っ、嘘だようそ、本当は美人だと思う思います!
……でもその………なんでもない。

【ナイフを拾ってしまえば、言葉を交えながらあっさりと下がる】
【次は落とさないようにと確りしまいこみ、荷物の影にあった袋――先程のりんごと砂糖――を取り】
【そちらも荷物にまとめてしまい、ふぅと一息吐いて】

【それから、相手の目を見て耳を傾け、質問の答えを待つ】
【隠された表情も視界に入るが、如何にも先の話題から直視は出来ず】
【取り敢えずは目だけを見て、また自身の紺の瞳を数段、明るくして】

(情報から自分自身まで………わかりやすい売り文句だな……)
(でも、買い物か……余裕は無いし、欲しい物も特に―――あ。)

……正真正銘、君がさっき血を頂いた魚が原料だよ
技術を持ってるって自称するくらいの自信はあるんだ、一級品じゃないけどね

【白蘭の名、仕事、また考え―――それらを聞いて、頭の中では考え事】

【それから、自身の作品が弄られることには口を出さない。寧ろ、どこか楽しげである】
【強くひっかけば傷がつくし、下手に撫でると表面が荒れるなど――そういう事も、起こりうるが】
【もしそういう事があったとしても、シェルナという人物は感謝こそすれ文句は言わない】
【不良な点があれば治すきっかけになるし、感想を元に次の作り物を考えられるから、なのだが。】

……あの、さ。買い物とは違うんだけど、白蘭は情報も売ってるんだろ?
だったら、技術士として僕の事を覚えておいてくれないかな。
もちろん情報として売ってくれてもいいんだけど……この辺で、働こうと思ってるからさ

【「宣伝みたいな感じででどうかな?」と、口を開いて持ちかける】

【働くということは、工房でも開くのだろうか。だとすれば此処は郊外、確かに宣伝は有ったほうがいい】
【それに、情報を売るのであれば得な話じゃないかな、と。レインコートの人物は、相変わらず相手の目を見たままに話をする。】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/25(土) 00:13:25.45 ID:y33MQoRSo
>>611

―――――っ!

あれは…口寄せの類か…?

【一瞬だけ少年の背後に出現したヒトガタを見て驚く青年】
【青年は瞳術を発動していなかったので詳しくは見切る事はできなかったが、ヒトガタを捉えることが出来た様で】

ああ、んじゃちょこっとだけ弾かせてもらうぜっ。

【先ほど現れたアートマンに驚きの表情を見せつつも彼はギターを弾き始めようとして】

――♪〜―♪―♪〜

【彼が最初に奏でたのは、平調子・古今調子を使用した和風なフレーズ】
【彼出身の櫻の国の民族音楽で、演歌や樂長唄の様な和≠感じさせるメロディだろう。】

おお、すげぇ!
坊主がさっき弾いてた奴にちけぇのはこっちか―――?

【大きな音とそのギターの弾きやすさに驚いた青年は少年が好きそうな音楽を弾こうとして】

  ―♪――♪!♪〜!
       ―♪♪〜♪♪―♪!

【先ほどの和を感じさせるメロディとは違い、少年が好きそうな激しいメロディを奏でて】
【所謂ペンタトニックを使用した所謂典型的なロック・ブルースのメロディ】
【続いては流れる様に流麗で美しいメロディを奏でて―――】
【わかりやすく言えばハーモニックマイナーやディミニッシュなどを用いたネオクラシカルな速弾きフレーズの様な物だろう】
【おそらく青年が各地を旅をしていて聞いた音楽達だろう。】

おお、こりゃ楽しいな!
見よう見まねで弾いてみたがこりゃいいギターだぜ!
おっと、ありがとな!

【青年はこのギターを気に入った様で、先ほどの演奏もこのギターが素晴らしい物であるからだろう。】
【そして少年にお礼を言って、ギターを返そうとするだろう。】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 00:14:46.59 ID:CjPI+xISO
>>613
【あっという間に平らげ、席を立つ谷山に】
【イェンは驚きも混じりつつの笑顔を見せて、彼を見送った】
【残されたナフキンの地図を手に取り、ふっと哀しげな笑みを浮かべ】


――…谷山君、か。
うちのアレも、彼のように真っ直ぐ育ってくれたなら――…


「…代わりは、出来ない」


【気が付けば、こちらもすっかり完食したラァスが此方を見据えていた】
【思わず問い返そうとして――、ああそうか、と一人納得した】
【何のためにjusticeを望んだか、それを忘れる訳にはいかないのだ】

【――…それでも。 悲しい程に捨て切れない、親子の情】


/乙でしたー!スピード遅くてごめんなさい…
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 00:18:31.18 ID:UzdGYVcSO
>>609

(初めて会った時、飛んだ覚えがあるんだけどな……)

【彼女を変に嫌な気分にさせないために、その事は黙っておく】

…何度か触られたけど、やっぱり恥ずかしいな……

【翼に触れられ、少しくすぐったそうな表情】


【そして彼女の語る「哲学者の卵」については】

…なんか、恐いですね、それ。
そんな物が、貴女の心臓に……
僕が貴女だったら、多分パニックになって、心臓をえぐり出してでも「それ」を取り出そうとすると思う。

【自分の左胸を軽く抑え、呟く】


…変身?
じゃあ、ちょっと待って下さい。

【コートを脱ぎ始める】

【コートの下には何も着ていなかった】
【両腕には、手首から肩にかけて、黒く鋭い鱗がびっしりと生えている】
【背中の翼と相まって、彼が『人』でない事が確信出来るだろう】

――うううぅぅぅゥゥゥウウウ……

【体制を低くし、妙な威圧感を与えるであろう低い唸り声を上げる】

【すると、彼の胸の辺りに小さな黒い球が出現】
【ゆっくりと球が大きくなり、やがて彼を包み込む】

【もしも邪魔しようと思ったなら、簡単に邪魔できるだろう】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/25(土) 00:19:36.26 ID:AVbOFWg30
>>614

(…………ルーチカちゃん…………)

【ふ、と笑みを漏らす主――――クニャージに、真っすぐな視線を投げかける】
【その笑顔は、恐らくは自分を安心させようとしてのものなのだろうが――――どうしても、もう一つ信用ならない】
【――――まさか、ルーチカが自分で“飼主様”と呼び出したはずもなく、自分で『鈴が欲しい』と言い出すはずもないのだ】
【そうした事実が、ラベンダァイスがクニャージに心を開かせる事の、妨げとなっていた】

【――――しかし、微笑みかけられたのは僥倖だった】
【お陰で、違和感なく視線を向けられる。少なくとも、クニャージには『今すぐ』には自分に対する敵意は無い】
【その事を確認できただけで、自分の不自然な所作を、落ちつかせる事が出来る】
【――――そうして視線を向けられたクニャージには、ラベンダァイスの虚ろな瞳が覗きこめるだろう】

……みんなには、『ラベンダァイス』か『ラベンダー』って……呼ばれてます
でも――――ルーチカちゃんなら……『カエデ』でも…………

【普段は、やはりその名前を取って、無難な呼び方をされているようだ】
【今の所、自分を『カエデ』と呼ぶのは、父か、特別に親しい間柄の数人しかいない】
【だが――――そこにルーチカを加えてもいいのではないか。ラベンダァイスは、ルーチカの方を向くと、そう告げた】

え――――――――
あ……ありがとう、ございます…………

【――――ルーチカの言葉は、意外なものだった】
【ひょっとしたら自分を慰めようとして、クニャージにそれを頼んだのかもしれない】
【心情的には、穏やかなものではないが――――しかしルーチカの優しさを、無駄にもしたくなかった】
【結果的に、クニャージの手を受け入れるラベンダァイス。今はルーチカの機嫌を損ねない事が、一番の重要時だった】
【そうして、クニャージの手を受け入れて、すっと目を細める――――やはり、人に撫でられると言うのは、心地が良かった】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 00:21:35.48 ID:qLlsBTjZo
>>616

――――っ!…………。

【僅かばかりの血飛沫を上げ刀は身体から解き放たれ、後方へと放物を描く】
【切れ味に富んだそれは地面と触れるやいなや突き刺さる、鈍色の木】

今更痛みが増えた位でギャアギャア騒がねーよ……。
ついでに言えばこんな怪我なんざ慣れてるしな……、しかしまあ殴りたいのは殴りたくもある。

【この女、礼など一切言わない】
【礼儀の「れ」の字も恐らくは知らないのだろう】
【きっと脳味噌の大部分は筋肉で出来ているに違いない】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 00:22:20.36 ID:sA4IfnHdo
>>617

でも、その?続きはどんな言葉が入るのかなぁ?
言いかけた事は全部言わないと、すっきりしないよー
これから商売相手になるのに、そんな事を隠さなくてもね

……いや、軽口は抜きにして
生物素材の加工は……獣の皮なら、分かるんだ。膠で補強したりして
だけどこれは……見た感じじゃ、どうしたのかも分からない

普通だったら鱗なんて小さいもの、どれだけ集めたって吹けば飛びそうだ
加工云々の前に、それに対して作業を行えるというだけで……珍しい技術だと思うね
どちらかと言えば伝統工芸の類より、機械関連の方に回れそうな細かさだ……

【アクセサリの類でも、生物由来の品となれば、琥珀だったり骨だったり】
【まさか魚を加工して、このような形を作ろうなどとは、誰も考えもしない】
【発想の勝利、というのも違う。考え付いても、誰でも出来る訳ではない】
【ひとしきり突いて楽しんで、この奇妙な品の鑑定を終えた】


………君の情報を、誰かに渡せ。そういう事になるのかな?
世間にそれなりの人数が居るだろう技術者の中で、君を覚えておいて
何かの際に、君の名を優先的に紹介しろ、と

それは、聞き入れられない事もない注文だ
君が僕にとって良いお客様になってくれるのなら、僕はそれに応と答えられる
……勿論、君の『売り』はもう少し欲しいけどね。アクセサリ製作だけじゃ弱い
もう少し……技術士と言うからには、出来る事は有るよね?

【この青年について持っている情報は、他人に売り渡すには少なすぎる】
【広告に書く文字が、魚で作ったアクセサリ、だけでは物足りないと】
【もっと他人に聞かせられる事が有るなら教えろ、そんな要求をしつつ】

【もう一つ。「良いお客様」とは、どんな存在だろうか】
【それは勿論、白蘭に利益を運んでくれる存在、買い物をしてくれる人間の事だ】
【早い話が、金を払うか何か注文してくれ、という事だろう】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/06/25(土) 00:29:26.36 ID:hoNaJ9NN0
>>618

……ほォーーッ、こいつァ……正直よォ、驚いたぜッ

【青年の演奏を耳にしながら、少年は思わず目を見開いて。そして聴き入っていたようだ】

思わずリズムにノっちまった……オマエさん、なかなか良いセンスしてんじゃねェーかッ!
そんだけ弾いてもらえンなら、オレ様の『リージョン』もゴキゲンだろうよッ!

【『リージョン』とは、どうやら少年のエレキギターの名前らしい】
【青年の演奏が気に入ったようで、少年はまだ笑顔でギターを受け取り、ギターケースに仕舞うだろう】
【「こりゃ、オレ様も負けてられねェなァーーッ……」なんて少年が呟いた、その時であった】


「…………イルゾル?こんなトコに居たですね?」


【不意に――青年たちの背後、広場の入り口付近から細い声が聞こえるだろう】
【其方に視線をやれば、そこには。朱色のネコミミのような帽子に、大きな三日月の飾りと氷のネコバッジをつけた】
【外ハネの金髪に白いストール、そして首から透明なホイッスルを下げた、少女が立っているだろう】
【その瞳は宝石のように深い紫色を湛えているが――光は、ややくすんでいる】

【少年は、その少女の姿を捉えると驚いたように車イスを反転して】

オマエさん……ベリルじゃねェか!もう大丈夫なのか、出歩いて?
「うん、ちょっとずつだけど回復してきたから……ですね。……それより、さっさと帰ってくるですね。
 こんな時間だけど、キミ宛てに手紙が届いてるですね。……なんか、巫女さんからみたいですね」
巫女さんだァ?何だそりゃァ、オレ様別に信心深ェわけじゃねェぞ…………っと、


悪ィなァ、オマエさん。どうやらオレ様よォー、もう行かなきゃならねェみてェなんだ。
また機会があったら色々話をしようや……今度はどっかで腰でも据えてなァ。


名乗るのが一番最後になっちまったなッ!オレ様の名前はイルゾルッ!
イルゾル・ビッグスターだ……いずれ『世界一の超ビッグ・スター』になる男さッ!覚えといて損は無ェぜッッ!!

【どうやらここでお暇(いとま)らしい。少年――イルゾルは、青年に再び振り向くと、矢張り快活に。元気よく、そう名乗って】

あ、あとついでに――


『六王教団・聖都勝利王支部』にも所属してるから、何か厄介ごとがあったら言ってくれよな


【  えっ  】


さァて、それじゃあなッ!今度会ったときは、もっともっとテンションの上がる演奏を聴かせてやるよッ!
また会おうぜッ!

【そして、やがて彼は車イスを操作して広場の入り口に現れた少女の元まで行き、去っていくだろう】
【少女はというと、一度青年の姿を見遣ると。どこかたどたどしい様子で会釈して、その車イスを押して去っていくはずだ――】


/申し訳ないです、明日も朝から用事があり眠気もあるのでこのあたりで!
/お疲れ様でした、有難う御座いましたー!
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 00:33:25.00 ID:bUyFlOjSO
>>615
ん、ちょいとそこのお嬢さん

【そんな危なっかしい少女に後ろから声をかけるのは】
【長く伸ばした金髪を後ろで束ねた保安官】
【深夜に時々やってる古い映画に出てくる様なウエスタンな服装で、両方の腰にはキチッとリボルバーまで持っている】

手ぇ貸そうか?
フラフラと見てて危なっかしいぜ?
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 00:33:29.83 ID:IhlOTJHDO
>>900(セシリアさん)


“僕達のいる世界”、それが…貴女の望む“世界”――『幸せ』…なんですね。
【護は、そう言いながらそっと肩を掴むセシリアの手に視線を移す。】

僕も、同じです…

【そして彼も自分の答えを言葉にし始めた。】


僕も皆とずっと一緒にいたいです。
セシリアさん、特に貴女は僕にとって一番必要な人だ…だからっ

だから…どうか僕の傍に居て下さい。

【護にとっての『幸せ』も――やはり“セシリア・ランツといる世界”だった】
【心は未だこんなにも遠いのに】

【実はお互いがお互いを求めて合っていて、互いの幸せは近くで存在しあっていた。】


さぁ……っ!
答えは出揃い、合致した…ッ!

【それさえ判れれば後は簡単だ。】
【護はニヤリと笑って】

後は、貴女が“こっち”へ手を伸ばすだけですっ!それで終わりますっ
何も心配しなくていい!

貴女が手を伸ばした先には―――僕が居ますからッ!!
その差し出した手は僕がちゃんと握り返します!!

だから…僕を信じてッ!
僕達は未だ、やり直せるんだぁあッ!!


【護はセシリアに向かって手を出したのだった】
【これを掴めば望んだ幸せ、掴なければ望んでもない幸せ。ここはセシリアにとって大きな分岐点となるだろう】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/25(土) 00:34:35.98 ID:n8Jx11qAO
>>621

【――はたして、どうなのだろうか】
【与えたものに意味を持たせることは、誰にだってできる。そこから勘違いすることも】
【首輪の意味は。『飼主様』の意味は。その表情の理由は。――貴方は何役として、少女の傍にいるのか】

【自分を射抜く虚ろな瞳に、孔を見た】
【埋められない隙間、破り取られた頁、欠けた色彩。そういったものだ】
【彼女が少しばかり不自然であっても、気に止めはしなかったが――しかし】
【その空虚に嵌め込むものを探すくらいは、構わないだろうと思った】
 【“ルーチカ(我が子)”の『友達』ならば――優しくするのは普通なことだ】

「ならば私もラベンダァイスと呼ぶかな。流石にまだ初対面であるのだから、些か馴れ馴れしいことになる」

えぅ……と、特別、ですか。か?
でも、あの、あの……えと……

「ルーチカ。“特別”は宝だ。むやみに広げようとするものではないよ」

は、はい、です。す

【クニャージは彼女をラベンダァイスと呼ぶことを承知したが、困惑したのはルーチカであった】
【おそらくは、飼主様よりも上位の立場になったことがなかったのだろう】
【飼主様も一緒がいいな、というようにラベンダァイスへと視線を投げかけたが、それはクニャージによって止められる】
【ルーチカは特別であり、そのマスターは特別でない――普通ならば当たり前の事が、この二人を前にすると】
【おかしなことに、なぜだか上手く嵌まらない。なんとなく脅しの意味を持つ、そんな雰囲気があった】

「ふふ。どういたしまして」

【零された笑いは、存外に色が豊かだ】
【彼女の髪の触り心地が気に入ったのか、穏やかにそれを撫でる指使いは甘く】
【物語を朗読するような声音は――ほんのりと警戒を解こうとするだろう】

「頑張ったものに、褒美が与えられなければ不公平だ。
 代わり、とはなれないだろう。当たり前だ。けれど、キミの頑張りを褒めるものがいないのもまたおかしな話。
 こんなにも、もがいているのだからね。お疲れ様。少しばかり休憩してから、またもがくといい。沢山の記憶と共に。
 ――――それがキミの力となる」

【そう。あんな大きな声で泣いたのだ】
【だいたいの事情は理解している。彼女を褒めるような言葉には、嘘の色もなく】
【頭を撫でる飼主様に触発されたのか、ルーチカもまたラベンダァイスの頭を一緒に撫でようとするだろう】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/25(土) 00:35:39.12 ID:svyVUV6n0
>>622

殴りたい?
そこらへんに手ごろな木はたくさんあるから遠慮なくやればどうだい。
怪我の具合からすると慣れてるらしいけど、余りお勧めできないけどね。

【冗談ではなく本気でそんなことを言う】

ところでどうだい?治療が必要でも病院に行くとそのまま捕まりそう、だけどモグリの知り合いもいないっていう感じなら僕がそれなりに処置してみるけど?
さっきは大丈夫と言ったが、もし人間でないと仮定しても君の傷は処置が必要だろうと思う。
あと返り血と服もどうにかしないといけないかな?

【そして礼を言われなかったことを微塵も気にしてない・・・・どこか人間らしくない様に見えるかもしれない】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/25(土) 00:39:12.73 ID:y33MQoRSo
>>624

そうかい?
それはきっとこの『リージョン』がすごく良いモノだからだぜっ!

【少年の相棒はどうやらリージョンという名前らしい】
【彼にとってリージョンとは素晴らしい相棒だろう】

将来のスターは今からでも忙しいみてぇだな!
おう、今度会う時は演奏楽しみにしてるぜ!

【少年は今から行くべき所があるらしい、付き人らしき少女と共に行くのだろう】

オイラは獅子堂輝天てぇ名だ!
『六王教団・聖都勝利王支部』だな!何かあったら尋ねてみるぜ!
それじゃあ特等席たのしみにしてるぜっ!

【青年は少女の介釈に手を振って答え】
【車椅子で去りゆく少年と付き人の少女を見送っるだろう】

//お疲れ様でしたー!ありがとうございました!
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 00:39:56.67 ID:IhlOTJHDO
>>626
/細かいですが訂正を
/【護はセシリアに向かって手を出したのだった】 →【セシリアに向かっ手を差し出した】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 00:43:13.91 ID:fCCfuFqWo
>>623

【少しばかり恥かなにかがあるのだろう、結局の所続きは言わないと真先に記す】
【が、後に続く言葉に少しほっとしたような反応。最後に、「機械関連の」という音が耳に入り】
【そこで明らかに見て取れる反応、「ギクリ」或いは「ビクリ」と身動ぎするのである】

【実を言えば、白蘭の解析は非常に正しい。その手にも進めるのではないかとシェルナには思えたが】

……珍しさでなら、目を引くかな。
原料もタダだし割と身近だから、良さそうだ……感想をありがとう、白蘭

それからお金だけど、僕は本当に大した額は持ってないんだ
だから、今は払えない……けど、後払いならどうだろう
君が紹介してくれたお客さんの買い物、代金の2割を君に回すっていうのは?

(問題は『売り』……作れと言われれば、余程のものじゃなきゃ作れる自信はある)
(魔術や現代兵器じゃなければ、だけど……そうだ、なら―――)

【ずうっと着ていたレインコート、そのボタンに手をかけて】
【プチ、ぷち、と一つずつを外していく。すると、徐々に鉄の噛み合う音が聞こえてきて】
【やがて顕になるのは、関節と爪が鉄らしい素材で出来た肉体である】
【肘や指、肩。それらとは別に、背には大きな歯車が見え】

……あまり他人に話して貰いたくはないから、君が理解してくれれば話が早いと思うんだけど

僕は半人半機、つまりは半分人で半分機械、っていう生き物なんだ
種族じゃなくて能力……そのせいで、こういう体なわけだけど
情報通の君でも、『機械の精密さと人間の柔軟さ』を持ち合わせた技師っていうのはそう知らないだろう?

……だから、そう。『義手義足からアクセサリーまで』って文句で、どうかな
実物を見た君なら、僕の事を詳しく話さなくても精密さは伝えられるだろう?

【と。今度は解りやすく、目の明かりを幾度か光らせ曇らせとさせてみて】
【あまり見られることを好まないのだろう、直ぐ様レインコートのボタンを閉じ】
【果たして自分の提案は受け入れられるのかと、眼前の麗人の言葉を待つ。】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/25(土) 00:47:53.74 ID:Tn/eDVCBo
>>620

【どうにも中身とゼーロはヘイロンが飛翔する姿を忘れていたようです。猛省】

………。

【しばらく翼を触り続けていたが、堪能すると手を離し】
【数秒の間手に残った不思議な感触を確かめるように指を擦り合わせて】

―― そんなことすると……死んじゃうから……だめ……

もう、身体の……中に……あるから……どうしようもない……
でも、……皆が少しずつ……なんとかしてくれようと……頑張ってくれるから……
大分……ましになった……
……あと、……もう少し……だと……思うのに……どうにもできない……
それに……“卵”をどうにかしたって――

【“卵”の恐怖を、彼は自分のことのように錯覚したのだろうか】
【それは――植えられた者にしかわからない、いや、植えられた者にもわからないのかもしれない恐怖】
【ゼーロは、悪鬼の卵がどうかこの人にも及ばないようにと、心の奥底で、そっと願う】

【後半の呟きは独り言に近かった。“卵”を消滅させたところで、まだ何か問題が残るのだろうか】
【少しだけ辛そうに表情を変え、俯いてしまった】

―――!

【だが様子が徐々に変わってゆく彼に気付き、顔を上げる】
【人のモノではない黒き鱗は、宵の闇に溶け込んで――】
【月光を反射して浮き上がる輪郭は、畏怖を抱かずにはいられない】

【暗闇に響く、強風の音にも負けぬ重音に声を出すことを忘れ、思わず数歩、後ずさってしまった――その時、だった】


………ぅ、あっ――


【がくん、と視線が低くなる。片足が踏み場を失う】
【ヘイロンの視界からは一瞬の内に彼女はいなくなるだろう。そう、彼女は――崖から落下してしまったのだ】
【せめて岩肌から離れようと地面を蹴ったようだが、落ちたことに変わりはない】

【彼が助けなければ、彼女は――】


/ごめんなさい、遅くなりました
/お風呂入ってきます。次遅れるかもしれません…
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 00:48:05.45 ID:TeAOVvfSO
>>625

【振り返る事は、出来ない。】

【聞こえてきた声に、気付いていない訳では無いのだが――】

て、てっ、手伝ってくれるのはありがたいんだけどぉっ……手渡せないんだッ!!

【身体の小ささが災いし、荷物を持つのでやっとなのだ。】
【紐のような何かで荷物を縛り上げ、なんとか落ちないように維持だけはしているようだが……それも、やや心許ない。】

だから、押さえといてくれ!! 落ちてパンとかがぐちゃぐちゃになったら台なしだからなっ!!

【そう言うと、彼女は人通りの少ない方向へと、歩いて行く。】
【体勢を立て直す為、そして、コケても安心なように、であろう――】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 00:50:06.04 ID:qLlsBTjZo
>>628

そうだなあ、主に生物、特に人間を殴りたい……凄く殴りたい。
泣いた面を見てみたいなあ……。

【嗜虐癖というものは、多分嗜好の中では最低の部類に違いない】
【そして残念ながらその嗜好を女性はもっているらしい】
【更に残念な事にその願望を叶える事が出来るような腕力も兼ね備え、つまりは最悪】

魔翌力的な怪我じゃねー限り自然治癒で十分間に合う、医者と病院は嫌いなんだ胡散臭えからな
見ず知らずの人間に治療しようかなんて言う人間も同じくだ、表はそう言いつつも腹ん中は何考えてっか分からん。

【常人であれば死に直結するような怪我だけれど、女性は耐久力に優れていた】
【凡そ物理的な攻撃ならばそうそう簡単には止められない】
【つまり彼女をここまで傷めつけた存在というのは相当な使い手であるという事だろう】
【まあ青年にとっては至極どうでも良い事に違いない、ただその刀の使い手が未だ潜伏している可能性は十分にある】

【現に後方に飛ばされ、地面に刺さった筈の刀が消失していた】

服にしたって……予備はある、筈……。
つーかガキが年上の事を一々心配してんじゃねー!生意気なんだよ!

【若干口調がはっきりしないのはタンスの中身が心もとなく】
【ついでに預金通帳も心許ないのを思い出したからとか何とか】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/25(土) 00:52:54.03 ID:AVbOFWg30
>>627

(…………分からない。どうしても……分からない――――)

【ラベンダァイスの想像の中の、ルーチカの主は、恐らく血も涙もない、他者を道具としてしか見做さない様な人間だと、思っていた】
【しかし、いざこうしてクニャージと会い、言葉を交わすと――――そうした想像とは違う一面が見えてくる】
【果たして、クニャージの真意はどこにあるのか。ラベンダァイスは、自分の認識が間違っていたのかと、自分に対する疑問を覚えずにはいられなかった】

……よろしくおねがいします、クニャージさん…………

【ともあれ、クニャージの言うとおりだ。自分たちは初対面なのだ】
【ならば――――自分の『勝手な先入観』で、態度を硬化させるのは良くない。そう思えた】
【――――抱いていた違和感を『勝手な先入観』と、片付けようとする心の働きが、どこかで生まれていた】

はぁ――――ぁ…………

【――――やはり、撫でられると言うのは心地よいものだった。凝り固まった心を、身体を――――解かしてくれる】
【誰かに撫でられる事が、これ以上なく好きだった――――ラベンダァイスの表情が、トロンと緩んでいく】

――――はい。分かっています…………
私は、『道の上に立っている』から…………それを、忘れてないし…………忘れちゃいけない、から…………

【――――ラベンダァイスの瞳の虚無。それは『マスターを亡くした』事が、何よりも大きな原因となっていた】
【そう――――誰にも埋められない『虚無』なのだ。其れを埋められる唯一の人間が、この世を去ってしまったのだから】
【しかし、そんなラベンダァイスを支える言葉を掛けてくれた人物がいる。『生きろ』と、ハッキリと伝えてくれた人物がいる】
【ならば、埋められない『虚無』も受け入れて、主を失った『ケツァル・コアトル』のままに、生きていこう】
【クニャージの言葉とルーチカの優しさが、ラベンダァイスにそう決心させたのだった――――――――】



…………今日は、ありがとう……ルーチカちゃん、クニャージさん…………
――――私、そろそろお暇しないと…………みんなが心配してるかもしれないし…………

【――――クニャージと、そしてルーチカの愛撫が一段落つくと、ラベンダァイスはそう切り出す】
【もう夜も遅い――――『風霊統主の城』の面々にも、心配を掛けているかもしれない。そう思って、辞去する意志を伝えた】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 00:56:36.90 ID:bUyFlOjSO
>>633
はいよ、任せろ

【上から片手を伸ばして荷物を支え、もう片手は不安で頼りない紐をしっかりと掴んでおく】

オイオイ、こんなに食い物ばっかり…どんな大食いなんだ?

【そもそも一人で持ちきれない量を買うのがどうだとか言いたいことはあるのだが、とりあえず少女を落ち着かせるために移動を手伝う】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 00:59:31.48 ID:qLlsBTjZo
>>628
/すいません、明日ちょとばかり早いので次辺りで締めさせていただいてもよろしいでしょうか?
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 01:02:31.08 ID:sA4IfnHdo
>>631

二割……悪くない条件だ。お得だね
それだけのバックが有るのなら、僕も忘れる事は少なくなるに違いない
……お勧めするなら、櫻の国関連の出来事に首を突っ込んでみるとか
あの国も狙われてる様だし、需要はこれ、から……―――

―――……これ、は……!

【予想以上の好条件だの、自分が興味を持つ戦地への誘導だの】
【考えていた事を全て吹き飛ばす程に、彼のその姿のインパクトは強かった】
【生体と機械の融合。神が作った人、人が作った金属部品】
【そんなものが、外から見ても、これだけの時間を共にしても分からない程の自然さで組み込まれる】
【両目の開き具合が歪になる程の驚愕】
【花に引き寄せられる蜂の様に、白蘭はふらふらとザクセンに近づいていく】

……驚いた。義肢は幾らでも見た事が有るけれど……
こうまで違和感無しに体と機械を繋ぐ、そんな技術は……
この世界でも、十分に通用する、そう考えても良さそうだ

だけど、嗚呼、だけどそんな事はどうでもいい、どうだっていいんだ
こんな魅力的な身体が、そこに有ると言うだけで……

【力は強いのか、どれだけ精密に動かせるのか、体温は有るのか】
【可能ならば直接触れて、また触れられて、確かめたかった】
【ザクセンがすぐにボタンを閉じなければ、実際にその手で触れてしまっていただろう程】
【比喩では無い鋼の肉体は、中毒的に逞しく映った】


……義手、義足。この世界では常に需要が有り余っている
この見た目なら、十分に宣伝出来る……うん、十分すぎるほどにね

成立、としよう。これは素晴らしく個性的で斬新だ

【元より、己の労力は然程費やさない。否定する素材は、何処にも無かった】
【思わず詰めてしまっていた距離を、意識的に後退して引き剥がして】
【会話を行う適正距離を保ち、深呼吸をして心を落ちつかせた】

……気紛れから始めたけど、思った以上に収穫は有ったね……
少なくとも、今夜の仕事をこれ以上続ける必要性を感じない、それくらいには
何か、君から知りたい事は有る?有るなら、出来る限り答えるつもりでいる

特に、無いのなら……

【確認の問いを投げかけながら、白蘭が向かうのは建物の片隅】
【青年が居る部屋の、角。壁を二つ、後方における場所で】
【其処に、両足を体の横で揃えて、ペタリと座りこむと、着物の袖から腕を抜く】
【着るというより羽織る状態に変えて、壁と頭の間に袖を挟みこんだ】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/25(土) 01:05:14.62 ID:svyVUV6n0
>>634

腹の中に脳みそははいってないから安心しなよ。
ま、治療の必要がないなら無理強いはしないけど。

【オーバーに手を広げてジェスチャーを交えながら今度はただの冗談を言う】
【しかし親切心から治療をしようとしたわけでないのは確かだ】

後、僕は人間でない上に生物かどうかは微妙だ。
悪いが周囲の木で我慢してくれ。

【まるでシャボン玉を飛ばすように軽く人外発言】

予備?いくらか余裕が有るならできれば分けてくれないか?
周囲を警戒してくれてる連れが居てね。
訳合って君と似て非なる状況なんだ。

【ちなみに生意気や年下だのはスルー】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/25(土) 01:05:49.10 ID:n8Jx11qAO
>>635

「あぁ、宜しくどうぞ。ラベンダァイス
 ルーチカの友達に、流石に嫌われたくはないのでね」

【優しさ、と言い切ることはできない。けれどそれは確かに優しかった】
【微笑む表情、柔らかい声。少しの軽口。障りのいいものばかりだ】

「最後に、忠告しようか。ラベンダァイス
 キミの中にある孔に嵌まる代用品は、この世の何処を探そうとも存在しない。
 けれど、キミはその孔を早く埋めるべきだ。孔というものは何かが入り込めるもの
 ――蛇も狐も、好むのは隙間だ。気をつけることだよ。時が経てば経つだけ、キミの孔には邪が貯まる」

【飲み込まれれば、それはそれで愉快だ。とは、言わなかった】
【虚無を受け入れる、では物足りない。それは結局のところ隙である】
【狡猾な化け物はみなそれを狙っているのだ。――なにせ、Quetzalcoatl。彼女達は生物兵器なのだから】


「ん。そうだな……ルーチカ。送っておいで」

はい、わかりました。た
カエデさん、水の国で大丈夫ですか。か?

【辞退の言葉にクニャージはふと視線を宙に逃がし、ルーチカに見送りを命じた】
【少女は頷くと、目的地をラベンダァイスに尋ねてから栞を取り出すだろう】
【訂正があれば、変更してからその場所に。空間転移を行って】
【ルーチカは、家へと帰るラベンダァイスをきちんと見送るはずだ】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 01:07:12.63 ID:UzdGYVcSO
>>632

【少女が落下するその刹那】
【少年を覆う黒球が弾ける】
【少年がいた筈の所には】


【体長、およそ2.5メートル】
【闇色の翼、漆黒の鱗に覆われた強靭な四肢、鋭く輝く紅い眼光】
【そこには、人々が「ドラゴン」もしくは「竜」と呼ぶ生き物がいた】

『…あれ? ゼーロさん……?ゼーロさん!?』

【ここで初めて少女が落ちた事に気づく】

【急いで崖から飛び降り、少女を捕まえようと手を伸ばす】

(『間に合って――!!』)

【その祈り、届くか否か】



/了解です
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 01:14:57.06 ID:TeAOVvfSO
>>636

ありがとな、助かる!

【そのまま、ある程度歩いて―】
【――人通りが少ない場所。】

――……うん、……うぅん?

【一息ついて、背中の買物袋を地面に置いた。その時―】
【どさどさ、と。袋から幾つかの小さく分けられた袋――ヨーグルトや、缶詰等の長持ちする食材中心のそれらが零れ】
【また、表情にも、困ったような物が零れた。落ちた食べ物にも、気付かない。】

あー……お礼とか……、……出来ないんだけどなー……?

【困惑の理由は、これだ。】
【落ちた袋に目を向け、拾い上げながらそう言って――】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/25(土) 01:21:05.69 ID:Tn/eDVCBo
>>641

【死のビジョンが浮かぶ】
【比例するように脳裏をよぎるものは――走馬燈、なのだろうか】
【ならばなぜ、この記憶はこんなにも真っ黒なのだろう。まるで、全てにモザイクが掛ったかのようだ】

【生きようとヘイロンに手を伸ばす彼女の顔は、恐怖に引き攣っていて】
【思考は一滴の諦観を残して停止し、死≠ノ収束してゆく】

【―――だが】

―――ッ!

【重力に逆らった衝撃が、手首から全身へと伝わった】
【フェードアウトしてゆく空は時間が止まったかのように静止し、身体が空中に浮翌遊する】

――あ、ぁ……ぅ、…っは…あ……

【しばらくすると顔の筋肉が生き返ったように動きを再会し、奥歯をがちがちと何度も鳴らし】
【恐怖の所為で声がうまく出せず、声にならない声が喉から漏れる】

【だがなんとかヘイロンのおかげで九死に一生を得たようだ】
【彼の手は確かに――彼女の手首を捉えていたのだから】

/ただいまですっ
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 01:22:30.57 ID:qLlsBTjZo
>>639

腹に脳味噌ってなんのこっちゃ……。
ああ、遠慮しておく。治療とか言って訳のわからん事されちまったら敵わねーからな。

【医者と魔術師と魔法使いは信用するな】
【彼女が自分の人生で得た数少ない教訓であった】
【その教訓も身内が原因なのだけどそれは別のお話だトカ】

ほう、そうかいそうかいじゃあ人間じゃないってんなら良心を痛める必要さえない訳だ
化物相手なら幾ら殺したって誰も迷惑かかんねーだろうしなあ……。

【人間>>その他、という価値観らしい】
【もっとも口から出まかせ、その場その場で適当に考えて喋っている可能性はなきにしも非ず】
【というか多分そんな感じだろう、だって大分血液が減っているのだから頭も碌に回らない筈だ】

今この場にあるわきゃねーだろ、あれか?それともこの場で脱げってか?
冗談じゃねー何が悲しくてこんなトコでストリップの真似事なんざせにゃならん、一昨日きやがれ。

【腕や手が自由に動くのなら中指を立てて挑発しそうな勢いである】
【それはさておき、女性はその片目を見開きようやく忽然と消えた刀に気が付く】
【音も気配も感じ無かった、瞬間緊張が走る】

…………ち、オイ!クソガキ、この辺は危ねーからとっととその相方でも何でも連れてどっか行きやがれ
まだこの辺にゃあ人外が彷徨いてるみてーだ、死にたくなきゃ早く逃げな……――――。

【彼の相方の警戒網を逃れ刀を取る方法がどれほど在るかは分からないが】
【現に刀は消失しているのだ、つまり敵はどこかで息を潜めて隠れているに違いなく】
【そしてこの戦いは彼女の私的な戦闘、他者を巻き込まないという最低限のルールは自分にあるにしても】
【彼女の敵にあるかどうかは分からない、故に危険】

ま、縁があったらその時……その時に気が向いたら服の1つくらいはやんよ
ほいじゃな、アタイは逃げる――――。

【言うが早いか彼女は痛む両足に鞭を打つ】
【自分がここから去れば他者に危害が及ぶ事は少ないだろう、という考えのもと】
【些か残念な感じに切り刻まれてるスーツを脱ぎその場に投げ捨て去ってゆくだろう】

/すいません>>637に書いた通り、明日早めに出かけなければならないので
/この辺りで失礼させて頂きます、お付き合いありがとうございました!
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/25(土) 01:22:50.11 ID:AVbOFWg30
>>640

……はい…………

【ふっと、自然な笑みを作って、ラベンダァイスは返事を返す】
【しかし、その笑みが自然であればある程――――虚ろな瞳は、その存在感を増す】

――――邪が、貯まる…………

【そうかもしれないと、ラベンダァイスは感じる】
【――――『初期化』の行程を経ない限り、自分の『マスター』は、死んだ彼一人だけだ】
【しかし――――只の兵器であれば、そんな理屈だけでも立派に通用しただろうが――――ケツァル・コアトルには、良くも悪くも『心』がある】
【『マスター』の不在は、兵器としてのシステムにも、人間としての心にも、傷を作っていた】
【――――『兵器』としては、まだ良い。使う人間がいなければ、どんな兵器もただのオブジェに過ぎないからだ】
【しかし、彼女は、自分で自分を使用できる『兵器』で――――しかも『人間』としての『心』がある】
【そこに付け入られないか――――クニャージの指摘は、正鵠を得ている様に感じた】

分かりました…………何とか、自分の心に問いかけて、考えてみます…………
――――私が、本心から望んでるのは、一体何なのかを…………

【自分でも良く分からないもの。自分ではどうしようもないもの――――ラベンダァイスの瞳に宿る『虚ろ』は、そうした類のものだ】
【しかし、クニャージの言うとおり、これを何とかしない事には、自分は最悪の場合、殺戮の道具に堕してしまう】
【その事を、ラベンダァイスは心に刻みつけた】



うん……お願い、ルーチカちゃん
クニャージさん……今日は、ありがとうございました…………

【ルーチカに転移をお願いすると、ラベンダァイスはクニャージへと礼を言い、転移によって部屋を後にする】
【そうして、見送りに立ったルーチカにも礼を言って、ラベンダァイスは風霊統主の城へと帰る】

(――――クニャージさん…………確かに、少し厳しい所はあるけど…………
でも――――優しさとかが、ない訳じゃ…………ないよね……?)

【帰路、ラベンダァイスはクニャージについて考えていた】
【思い描いていた人物像とは大きく違っていたその言動が、ラベンダァイスに考えさせるものがあったのだ】
【容赦の無さは確かにあるかもしれないが、醜い心の持ち主と言う訳ではない――――ラベンダァイスの最終的な判断は、ここに落ち着いた】

――――ありがとう…………ルーチカちゃん、クニャージさん…………
お陰で、少しだけ…………やる事が見えたよ…………

【涙雨――――上がった後の空は、雲に覆われて、星の光は見えなかった】
【しかしラベンダァイスは、いずれそんな空にも自分だけの小さな光を見つけ出そうと、力強く空を見上げる】
【力強い虚無の瞳と言う、どこか歪なオッドアイを輝かせながら、ラベンダァイスはどこまでも歩き続けた】

/乙でしたー!
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 01:28:32.21 ID:fCCfuFqWo
>>638

【今思えば、レインコートはまるでゴムで出来るかのように、厚かった】
【それはつまり熱いのが好きだとか、単に奇人だとかではなく】
【白蘭が非常な興味を抱くこの肉体を隠すため、その為に他ならなかった】

【――しかし、当人はあまり好ましくは思っていないらしい】
【その技術こそ誇るが、肉体披露ということは極力嫌いな様子が見えて】

……櫻の国っていうと、あそこにしか無い素材も沢山あるって聞くね
戦いは別として……行く行かないで言うと、行く方に興味は示しておこうかな

それと、よかった。どっちも納得する商売が出来そうだ
先ずは工房そのものを作って、他にも色々と準備もいるけどさ
君に良く評価されると、なんだか大丈夫そうだよ。

【バックパックを持ち上げ、部屋の端――白蘭とは向かい――に静かに置き】
【先程、魚を包んだタオルはガレージ側にあったドラム缶へと放りこみ】

知りたいことは、特に無いかな。君が言うように、今はね
少し頭に引っかかってるのは、さっきの櫻の国の話だけど……

【興味はあるが、深く知りたくはない。つまり、話す必要は無いも同じ】
【やがて、レインコートはなるべく埃を立てないようにしながら荷物の場所まで歩いていき】

(……少しというか、結構変な人だけど、幸先は良いのかな)
(色々と学べるところもあったし、感想が真っ直ぐで分かりやすいし)
(ただ、口には気をつけよう。きっと口論になったら勝てないだろうから―――)

――――、―――……取り敢えずお休み、白蘭。

【何か言えば「夜道に乙女を放り出すのか」なんて言い返されそうで】
【今日一日でそれとなく理解したザクセン・シェルナは、ゆっくりと床に腰を下ろし】
【バックパックを枕か、クッションのようにしてそのまま息を静めていった。】

/こんな感じでしょうか、お疲れさまでしたー!
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 01:34:52.11 ID:bUyFlOjSO
>>642
ん?あぁ、いいっていいって、気にすんな

【自分も袋を一つ拾い相手に差し出す】

オレが好きで声かけたんだ
それに、可愛いコが重い荷物持ってたら、手伝うのが当然だろ?

【相手が可愛くなくても、年寄りでも男でも結局は手を貸すのだろうが】

ホラ、重いやつは寄越しな

【そういうと重そうな袋をいくつか手に掴んでいく】
【それほど力持ちだったり腕力に自信のある訳ではないが、職務上それなりに鍛えてはいるし、小柄な少女にくらべれば遥かにマシだろう】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/25(土) 01:36:15.26 ID:n8Jx11qAO
>>645

【――其処は、ラベンダァイス、見たルーチカの部屋とはまた少し位相の異なる空間だった】
【まほろばじみた薄昏い仄闇を湛える閨は浮遊する籠の中にいる光の鳥で作られ】
【置かれたソファーは、塗料で粧しこまれた革の鮮烈かつ極悪なオークレッド】
【まるで水槽のようなこの場の底は、一面がチェスのキングによって作られた極彩色に埋められている】
【膝掛けの位置からは包帯色をした素足がぶらりと力無く雪崩れており】
【そこの主人はオレンジ越しの胡乱な斜視を宙に預けながら、月の蒼い輝きが似合うセルロイド染みた頬を吊り上げた。口許に皮肉の花弁が開く】

優しさの模倣は容易いな。人魚姫の魔女には怒られるべきタブーだろう

【誤植は『優しさ』を『人魚姫の魔女』へと受け渡し、かわりに何かを得た】
【故に――そう、本来ならば感情の中で『優しさ』だけは存在しない歪な人型であるのだが】
【笑みの形、声のトーン。全ての再現を可能とするのが所有する異能“完全記憶”の中のひとつであった】
【勘違いさせるのは上手くいった。優しい主人。今はそれでいい。今はまだ】

【――ぺら、と。紙のめくれる音がした。小さな気配が其処に増えた】
【幼い純粋さは鳴りを潜める。朱に交われば赤く染まる。澱んだ世界を見れば色は濁っていく】

―――ルーチカ。おいで。話してあげよう、私の物語を

【視界の中に入る矮躯を手招き、紡ぐ物語は世界の汚さと不条理を染み込ませる】

 【――それでも。】
 【突き刺さる棘の煌めくような薄紫は、芯までは澱ませず。】
【それが愉しくて、飼い主は面白い玩具へ微睡むような愉悦を滲ませた】



【  (まだ壊れてくれるなよ、と。)】


/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/25(土) 01:37:24.66 ID:svyVUV6n0
>>644
あらあら行っちゃたか・・・案外やさしい人間だったね。

【そのまま女性の去った方角を眺め】

ほら君もいつまでもそんなとこ居ないで降りて来なさい。

【すると突然男の後方の木から、一切の光を逃さず吸収したような黒い長髪とすべての光を受け入れず反射したような白くきめ細かい肌を持つ少女が飛び降りてくる】
【その少女の体にはまだ新しく固まりきってない返り血が着いている】

さて、あの人間が言うには危険だそうだから僕らも行こう。

「キ――ン」

君もまだ人間後は難しそうだな・・・

【そして森の深い闇の中に二人とも消えてくようにその場を後にした】

/すいません見逃してましたOTL
/お疲れ様でした
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 01:40:45.58 ID:UzdGYVcSO
>>643

『っはぁ…ま、間に合った……』

【しっかりと少女の手首を掴む】
【その感覚を噛み締めながら、ゆっくりと上昇】
【元々いた崖際に着地する】

『はぁ…はぁ……』

【息を切らしつつ、少女を安全な所に下ろす】

『……すみません、びっくりさせちゃって……』

【責任を感じたのか、少女に向かい深々と頭を下げる】



/おかえりー
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 01:42:08.38 ID:sA4IfnHdo
>>646
【櫻の国の戦場は、まだ大きなものは生まれていない】
【むしろこれから、戦地になる事を阻止するのが目的であるのだが】
【それは、また別の機会。それがあれば、話す事にもなるだろうか】

……ああ、お休み。紳士的な人は良いけどね……
そうだね、どうせなら。紳士の仮面に、獣の本性を据えても良いんじゃない?
多かれ少なかれ、凶暴な方が……

【その話題は、後日。今は、取引が成立した事を喜び】
【翌日へ備え、ぐっすりと眠る事が最優先となる】

【壁際で、体を縮め、早くも眠気が来た様で】
【目を閉じ、瞼の上を手で擦りつつも、お休みという言葉だけは返す】

【朝も早くに目を覚まし、白蘭は去る事になるだろう】
【そして、その時まで、肝心な事は一つだけ、知らせないままだ】
【自分の性別という、極めて些細な一つの事実だけは】


/送信ミス……回線の重さが恨めしい
/お疲れさまでしたー!
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 01:54:35.12 ID:TeAOVvfSO
>>647

そ、そうかぁ……? (……あ、食べかけのチーズとか…………いや駄目だよなー)

【ポケットの中に感じる、若干溶けたチーズ(三角のやつ)の存在――】
【――は無視する事にした。】

……か、可愛い……えへへ、嬉しいな。それじゃ、頼むな!

【自身は残っている軽い袋――】
【スナック菓子、小さいパンとか、そういう物が入った物を、手にとって】

/申し訳ありません、そろそろ眠気が深刻になりつつあります……
/次の返信から、やや遅れるかもしれません
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/25(土) 01:59:27.65 ID:Tn/eDVCBo
>>650

はっ………はっ……は……、……っ……

【鼓動をすぐ傍に感じる。死に近づき、帰ってきたからこそ生を間近に感じる】
【足が竦み、上手く立つことが出来ない。故に降ろされても、ぺたんと地面に尻もちをつき】
【恐怖心が強すぎて思考が纏まらないが、彼の声はちゃんと聞こえてきて】

……ヘ、ヘイロン……さんの……所為……じゃ……ない
わたし……が、……こ、……こんな……ところ……っ…に……いたから……

あ、…謝らない……で……

【頭を垂れる彼の姿は既に、幼い容姿を残した風貌はとっくに消え失せていて】
【まさしく竜、鈍く光るその色は見る者に依れば邪竜と形容されるかもしれないような、そんな彼になっていて】


……ごめん……なさい……


【迷惑をかけてしまったと、悔恨と申し訳なさから涙を一粒零して謝るだろう】
【もしここにいたのが彼でなければ、今頃死んでいたのかと思うと――】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 02:00:59.04 ID:bUyFlOjSO
>>652
おう、で…なぁ…
コレ、全部食うのか…?

【両手に感じる重みを確認しつつ改めて思うこと】
【少なくとも二人でなければ運べない量の食料をこの少女はたった一人で消費する気だったのかと】

どう見積もっても多過ぎねぇか…?




/辛いようでしたら無理しなくてもいいんですよ?
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 02:12:23.31 ID:TeAOVvfSO
>>654

ん? 一日で食うって訳じゃないぞ? 一ヶ月分なんだ!

【そう言いながら、彼女は歩いて行く。】
【静かな夜道に、快活な笑い声が響き】
【買物袋を揺らしながら、夜風に長い赤髪を揺らしながら―】

さ、て――! そろそろ、スイの家に近づいて来たし、持つよ。ありがとな、保安官!

【振り向いて、笑顔で。貴方が運んでいる買物袋の群を、再び預かろうとする―】
【というよりは、引ったくろうとする】

【特に抵抗しなければ、彼女は――火事場の馬鹿力とでも言うのか。】
【重い荷物を支えながら、その場から歩き去ることだろう】

/正直言って結構辛いですね……
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 02:14:25.57 ID:UzdGYVcSO
>>653

『そ、そんなに謝らないで下さい……』
『助かって、良かったじゃないですか。』
『だから、泣かないで下さい。ね?』

【おどおどした様子で声を掛ける】
【姿が竜でも、その声と態度は元の少年の物だった】


『(えーと…)』
『(どうしよう……?)』
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 02:25:31.97 ID:bUyFlOjSO
>>655
1ヶ月って……おまっ、腐るだろ…
もう夏だぞ…?

【腹こわすなよ…?と不安げな声をかける】

え、あっ、本当に大丈夫か?
今度からは自分で持てる量にしとけよー?

【少々呆気にとられながら少女の背中を見送った】


/はいはいっ、お疲れ様でしたー
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 02:27:21.31 ID:TeAOVvfSO
>>657
/お疲れ様でした
/本当に、申し訳ありません
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/25(土) 02:32:55.88 ID:Tn/eDVCBo
>>656

う、…ん……ごめん……なさい……

【口を突いて謝罪の言葉が出てくる。恐怖感は薄れてきたが、足はまだ動かないようで】
【目線を上へと移動させると、明らかに困惑した彼の姿が映った】
【見た目は立派な竜になっているというのに、その姿は気弱な少年のそれ】
【そして少しずつ心が落ち着いてくると】

ごめんなさい……迷惑掛けて……
……助けてくれて……ありがとう……

――死ぬかと……思った……怖かった……

【そのギャップが可笑しかったのか、強張った気持ちが溶けるのが早まったような気がする】
【平生ならばクスリとでも笑みが零れるだろう光景だが、まだその余裕はないようだ】
【けれど、足は動くようになってきた】

【震えているが、無理に立ち上がって】
【――彼を、見据える。その瞳には死に対する怯えと、躊躇いの、色】

ねえ――――――

【 ――――――― 】
【一際強い風がだだっ広いだけの草原に吹き荒ぶ。その風音の所為で彼女の言葉は掻き消されてしまった】
【それは一体なんだったのか。彼女はもう一度言葉にしようとするが、すぐに口籠り】
【「やっぱりなんでもない」と言ってしまうだろう】


……そろそろ……帰るね……
もう一人でも……大丈夫……だから……
ヘイロンさんも……帰りには……気をつけてね……

【それだけを彼に告げると、引き留めない限り彼女はどこかへと歩き去ろうとするだろう】
【風にドッグタグを揺らしながら。波音に無機質な音を混ぜながら――】

/夜も遅いのでここまでにしておきます!
/絡みありがとうございましたー
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 02:56:57.83 ID:UzdGYVcSO
>>659

『いや、だからそんなに謝らなくても…だから、えっと…』

【額に手を当て、何を言うべきか考える】

『えーと、どういたしまして、で良いのかな…?』

【その後の少女の台詞には、何とかそう答える】



『えっと、はい、そうですね。夜も遅いし。』
『では、さようなら。お元気で。』

【そう言って、少女を見送るだろう】



【少女の姿が見えなくなった時、竜を黒い球が覆い、縮み、弾ける】
【そこには元の少年の姿が】

……疲れた……

【そう呟き、脱いだコートを拾い、それに包まり、そのまま眠ってしまった】




/遅くまでご苦労さまでした乙でした!!
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 07:23:02.09 ID:fwXy0/xSO
【路地裏】
【少し大きめの黒と灰のチェック柄の長ズボン、白く柔らかなブラウスの上に学校の制服を思わせるベージュのブレザーを羽織った】
【ペパーミントの髪色、琥珀色の瞳の少年がキョロキョロと辺りを見回しながら歩いている】

もしかしてまた迷い込んじゃったのかなぁ、トホホ…
怖い人に絡まれる前に早く大通りに出ないと

【言動から察するに、少年は誤って路地裏に入ってしまったようである】
【道を探しながら歩く姿は余りにも無防備】

【今は、微かに小鳥の囀りが聞こえる麗らかな朝……然りとて、そこは路地裏である】
【何者かに襲われないという保証はない】

はぁ〜お腹空いたなぁ…
昨日から何も食べてないよ

【その事に気付いていない様子の少年は、緊張感なく空きっ腹を擦っている】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 14:20:19.80 ID:sA4IfnHdo
【水の国、市街地にて】

【今日も今日とて、やはり暑い】
【こんな日は、カノッサの構成員ですら、服装はかなりだらしないものになる】

【そこに居た兵士は、おそらく制服なのだろう軍服を、大きく胸を開けて着ていて】
【頭から真っ白い羽織を、日避けの代わりに被っていた】
【水をボトルで飲みながら、ファイルで顔を煽っていた所】

「おーい、煙草と飯!一時間以内に買ってこい!」

【上司から、サボリの公認とも取れる命令を受けて、兵士は走って行った】


「……あー、くそ暑ぃ。都会はアスファルトが有るから嫌いだ」

『あーーーーーーつーーーーーいーーーーーーーー………』

【路上に何故か設置されたパラソルの下で、うだっている少女が二人】
【一人は、膝までの白髪。薄手のタンクトップには、≪死獸弌≫の印が刻まれていて】
【一人は、切り揃えられた黒髪。幽霊の様な白襦袢には、≪死拾弐≫の刻印】

【だが、彼女達も仕事くらいはしているらしい】
【其処には、かなりやっつけ仕事だが、一つの立て札】

【「対機関連合へ、さっさと捕虜を引き取りに来い」】
【「じゃないと首だけ冷凍にして送り返すぞ」】
【文章を作る労力すら、何処かへ捨てている様ではある】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 14:20:32.32 ID:tOnT5l+I0
【町からやや離れたところにある工事現場】

【重機が所々にある、一面が砂と山だらけの、人のいないさびしい場所がある】
【本来なら今は工事が進められ、人と重機がせっせと動きビルなどの建造物が、後に建造されることになるだろう】

【だが不景気により工事は中断され、再開の目処も立たないまま放置された現場】
【いつ再開されるのかも分からないゆえ、いるのはせいぜい忍び込んで遊んでいる子供くらいである】
―――――――――――――はぁ、疲れました。

【そしてここに、忍び込んだ少年がいた】

【顔はやや中性的で、幼さが抜け切れていないような感じである。車椅子に乗っていて黒の半袖の寝巻きを着ているのだが】
【首から下、そのすべてが包帯に覆われているのである】
【まるで重病患者が病院から抜け出したかのような、そんな格好である】

【恐らく破れたフェンスから忍び込んだのだろう、車椅子の少年の他にも子供の姿があった】


【そのすべてが、死体であったが】

あ〜あ、血がついちゃいました。

【数人の子供の死体、そのそばにいる返り血を浴びた車椅子の少年】
【人はこの少年をどう思うだろう】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 19:02:09.34 ID:Zgj+eyJgo
【妖怪…そう言った者をご存知であろうか?】
【昔から言い伝えられてきた者達、実在するのかすら解らぬ者たち】
【だがその話は長きにわたり伝わり、現に今現在も言い伝えられているわけである……】

へぇ……良い所じゃない…

【悪いことをすると、襲われるぞ、いい子にしてないと喰われちまうぞ〜!】
【その伝わる話はそう言われる事も多く、子供に対する躾?悪い子に育たぬように、いい子で居させるように…】
【それを願って作られた話なのかもしれない】

それにしても…暑いねぇ……昔はもっと涼しかった筈なのだけどねぇ…

【その話で出てくる妖怪という存在、その姿は醜く有り、美しく有り、何方にせよ人とはかけ離れた、そのような姿で伝えられている】
【その話が本当か…嘘なのか、其れはその者達に会ったことがある者達にしか解ることはない、】

【その話を真実だと受け止める、そういった者も少ないであろう】
【だが今は……そんな話はどうでも良い】

さあて……どれにようかしら…

【女が一人、場所は古い日本家屋が並ぶ通りの一つの和菓子屋、そのショーケースに並ぶ和菓子を睨みつけ】
【何を呟いている、そのショーケースに並ぶ和菓子を見ながら……】
【何をしているか?見れば解るとは思うが和菓子を買おうと思っているのである】
【だがその量に、その種類が多すぎて、ドレにしようか悩んでいるそんな具合】

【着物を着た女が、髪を上で束ね夜会巻きにしたそんな女性、その容姿はこの世の者ではない、そんな美貌を持つ女】

あああ…もう…もう全部食べちゃいたいぐらい…悩むわねぇ…

【そう、唸りながら、その和菓子屋に居るのであった】

【おっと、一ついい忘れていたが、その姿が極端な者ほど気をつけたほうが良い】
【醜すぎる物、美しすぎる物、どちらにせよ……そういう者は人間では無い確率の方が高いのだから】

【そしてこの女も、例外ではないのだ…そういう者達には気をつけたほうが良いのである…】

【ましてや此の時代に着物を来て、日本刀を手に持っている女は何方にせよ怪しくはあるのであるが……】

665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 19:24:04.15 ID:qLlsBTjZo
>>664

(おや?……先客さんですか?)

【和菓子というものは中々に人気がある、男性女性問わずその姿形に惹かれる者は多いのだろう】
【そしてそれが故郷に深く根ざす物ならひとしお、である】

(ま、のんびり待ちましょうか……――――)

【女性が菓子を選んでいる最中に現れたこの人間もそんな感じの生き物】
【甘いものに目がないという訳ではないが、それなりに好き】

(――――……この感じ、……)

【よく時代劇の旅人などが被っている笠を頭に被り、その笠の影の為か人物の顔は捉え難い】
【その身は紫色を基調にした厚手の法衣、お坊さんの着ているアレを想像すれば良い】
【右手には大きな粒の木製で出来た数珠、左手には鈍い光を放つ錫杖が握られていて】
【言うなれば東方の僧のような姿をした青年は眼前の女性に違和感を持つ】

化物……。

【影の下の紫瞳が輝く、その目は人外を定める瞳】
【青年は、そう化物退治を生業とする物だった】
【残念ながら場所が場所であるので今直ぐに殺しに掛かったりはしないようだが】
【感性が深ければ向けられる殺気に感付くだろう】

/まだいらっしゃいますかー?
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 19:26:29.75 ID:sA4IfnHdo
>>664
【はて、何を持って人は、他者を妖≠ニ断定するのだろう】
【姿が違うものか。それならば、獣と呼べば良い様にも思える】
【思想の違うものか。それは異端者と呼び、敵対するべきだろう】
【習慣の違うものか。それはただ、知らぬ世界に住む者というだけで】

【この世界、人と異なる生物は、それこそ幾らでも存在するが】
【それらは亜人≠ナあったり魔物≠ナあったり】
【呼び名すら、統一される事は無い】


……櫻の人?こっちの国の服装じゃないね
だったら、こういうお店を見つけるのは苦労したでしょう?
どうしても大陸の品は、向こうに比べると微妙な味の加減が……

【ショーケースを覗きこむ女性に、後方から掛けられた声】
【足音、気配、何れも消す事なく、その人物は近づいてくる】
【立ち止まるのは、二歩程離れた場所。会話をするには適当な距離、か】


簪が物足りない様に見えるよ、マダム。扇の飾りをお勧めしようか
全部買うなんて選択肢を取れるなら……それくらい、購入するのは訳ないだろう?

その序で、僕のお客様になってくれれば……尚、嬉しいね

【小袖の帯は前で結んで、その上に帯を締めないで色振袖を重ねて】
【腰までの白髪は結いもせず、伸びる侭にして簪一つ】
【そんな様相の者が、商売用の愛想良さを浮かべて立っていた】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 19:27:23.60 ID:sA4IfnHdo
/おっとリロ忘れ、>>666退きます
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 19:40:57.34 ID:pJEvDXJYo
【夜の森。微かな光と蒼い影が支配する、その場所の中】
【空を映す鏡のような――湖。その表面をわずかに揺らす人影、ひとつ】

……おかしい、何かがおかしいネ。

【鮮やかな赤の外ハネセミロングと同色のツリ目が目に痛いかもしれない、そんな少女】
【赤のネクタイで締めたワイシャツ、赤チェックのプリーツスカートを身に纏い】
【普段なら、赤黒ボーダーニーソが纏っていた足先に存在した「赤いロッキンホース・バレリーナ」……今はその、靴音は鳴らず】

【水に沈めた脚――膝から先を動かして、ぱしゃ。水面を弄ぶ、そんな音だ】
【湖の縁に腰掛けた彼女のとなりには、前述の赤い靴がふたつ鎮座していて。中に、畳んだニーソが収納されていた】

何でこんなに……いきなり暑くなるの……ぅ。
やってらんない、本当にぃ……

【さて、今日の彼女の容姿描写に、少々の補足を付け加えるとしよう】
【前述の通り、現在素足。白いシャツの袖は、二の腕の半ばまで捲られていて】
【肩よりちょっと長い髪は、黒い髪留めでまとめられてポニーテールになっていた】


【――すべては、彼女の独り言に集約される。暑い、暑いのだ】
【そんな苛立ちを爪先に乗せて、――ばしゃん。ひときわ大きく、水を蹴った】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 19:44:37.67 ID:Zgj+eyJgo
>>665
【その和菓子を真剣な眼差しで選んでいる女、誰かが入ってきたが、此処は和菓子屋】
【特に珍しい訳でもない、女はその行為を中断することもない】

【その女の着物は白を基調とした物であり、金の刺繍や彼岸花の刺繍があらゆる場所に施されている】

【其の髪も…人とは思えぬ程の金、白く輝くほどの金その女の真紅の目が和菓子を真剣に見定めているのである】

これにしようかしらねぇ……

【女は決めたようである、その悩んだ挙句、何を買うかを決めた、そしてその中腰の状態から立ち上がり】
【奥に居るであろうその店主を呼ぼうと声を出そうとするが……】

ん……(何かしら…?……)

【女の背後から放たれるのは異常であるその殺気】
【女は店の奥を見て立ち上がる其の姿勢を返し、入り口の、その殺気を放つ人物の方向へと向ける】

【その目の前の人物は、その出で立ちからして僧なのであろうか…女の生れた国に居るような、】
【その男の表情は笠のせいもあり、女が確認するのは難しかった、だがその男から放たれる気】

【その殺気は痛いほど感じ取ることが出来る、これまで生きてきて、何度か自身に向けられた事のあるこの感じ】
【憎しみなのか。恨みなのか…その自身に向けられる殺気………】

なに……かしら?あなた…?私に何か用でもあるの?

【妖狐の女にはその禍々しい物を感じ取ることなどたやすい事であるのである】

【女はその右手で顔の横に垂れるその髪を、ゆっくりと耳にかけ、その瞳で男を見据える】
【殺してやろうなど、そんな事などは思ってもいない】

【だがその自身に向けられる其の気に気づき、なにもしない女でもないのである】

/いますよー!よろしくお願いします。
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 19:46:20.20 ID:Zgj+eyJgo
>>666
はい、又よろしくお願い致します。
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 19:53:56.13 ID:tOnT5l+I0
【町からやや離れたところにある工事現場】

【重機が所々にある、一面が砂と山だらけの、人のいないさびしい場所がある】
【本来なら今は工事が進められ、人と重機がせっせと動きビルなどの建造物が、後に建造されることになるだろう】

【だが不景気により工事は中断され、再開の目処も立たないまま放置された現場】
【いつ再開されるのかも分からないゆえ、いるのはせいぜい忍び込んで遊んでいる子供くらいである】

―――――――――――――はぁ、疲れました。

【そしてここに、忍び込んだ少年がいた】

【顔はやや中性的で、幼さが抜け切れていないような感じである。車椅子に乗っていて黒の半袖の寝巻きを着ているのだが】
【首から下、そのすべてが包帯に覆われているのである】
【まるで重病患者が病院から抜け出したかのような、そんな格好である】

【恐らく破れたフェンスから忍び込んだのだろう、車椅子の少年の他にも子供の姿があった】


【そのすべてが、死体であったが】

あ〜あ、血がついちゃいました。

【数人の子供の死体、そのそばにいる返り血を浴びた車椅子の少年】
【人はこの少年をどう思うだろう】

//一応再投下です
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 19:56:38.63 ID:qLlsBTjZo
>>669

(美しく在るが……度を過ぎればそれは妖魔に等しく)
(というか、この感じは間違いなく妖怪の類……)

【青年はもはや菓子を選ぶ事など忘れていた】
【明確な敵が目の前にいるのだ、優先度的には菓子よりも倒すべき妖怪】
【彼の持つ金色の錫杖に霊力が練りこまれていく】

(しかしまあ……場所が場所)
ああ、いえ何でも御座いませんよ?ただ妖怪も和菓子を食べるのだなあ……と思った次第で。

【しかし妖怪よりも日常の保護が更に優先】
【ここで戦闘に発展しよう物ならば、それがどのような影響を及ぼすか理解していた】
【幸いにも彼女も戦闘意欲はないようで少しばかりの安心を覚える、同時に迂闊だったと反省】

どうぞ、僕の事など気にせず菓子を選んで下さい。

【妖怪に対して常に敵意を己のその内から引き出すように教育されている】
【それをそうそう手懐ける事も難しくはあった、青年の言葉遣いはこの段階では未だ柔らかなそれ】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 20:05:11.42 ID:803YYRDYo
//イベ前にテスト
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 20:08:06.17 ID:Zgj+eyJgo
>>672

へぇ…妖怪でも和菓子を食べるのだ……

【何故その男が自身を妖怪だと分かったのかは解らない】
【此の姿は誰がどう見ても人であるその姿、だが男は言ったのだ、妖怪だと】
【自身に向けてその言葉を放ったのである】

なんでわかったのかねぇ……
変化には自信があるんだけど……フフフッ…

【その男の容姿からして、その男の金色の錫杖に流されている霊力を察知して】
【男が何か、特殊な其の力を持っていると判断する、見るからに、妖怪と対立していそうなその姿であり、その行動】
【女はその分かった理由と言う物を何処かで感じていた、女も同じような力をもつものであるからその妖力を持つものであるから】

【女は、男が自分を妖怪だと言ったことに驚きもせず、寧ろ何か誂うかのように男に言葉を返す】

【気にするなと言われても、気にしないことが不可能であると、女は和菓子よりもその正面のその男】
【その僧のような姿をした男に興味を持っていたようである】

【その自身に敵意を向けている男を見る、その妙にニヤつくその表情で、何を考えているか解らぬようなその表情で】
【その場から動かずに、ただ、男の方えと声と目をむけるのであった】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 20:12:35.69 ID:tN8K18QL0
【星の国 / スラムエリア】

【持て余す程の技術力を、周辺大国へ小出しに売り込んで】
【代わりに食料や鉱産資源を得ることで、人々は生活の平仄を合わすこの国】
【安い土地には闇市組合や中小企業の倉庫も、点々と見え】
【この“ビルの屋上”からは、それを凡そ一望する事が出来た】

【その内の、傍目にも堅実な作りの倉庫の前で】
【額に汗して作業員連中が荷降ろしに励み、内では検品も始まろうかという時】
【その光景を或いはその周辺物を、薄笑いを帯び監視する者が居る】

「……“スクリミル”の搬入は、完了も同然。
 さてさてさてさてさて――、邪魔など、入らないとは思いますけども?」

「………フランカも私も、流石に血から遠ざかり過ぎましたわ」

【身長に比例しない高さから、粘性の視線を這わす】
【白色をした柔らかい羽飾りが付いた、焦げ茶のミニベレーと】
【膝下丈の黒いブーツに、紺地金ラインが物々しい立襟左前の軍服風コート】
【そして。斯様な重たい装いに負けないほどに富める双丘を持つ少女】
【彼女の目線が高いのには、ビルの上に居ることの他にも理由があった】

【滲んだ街の灯を浴びて、彼女が「跨る」物が映し出されれば】
【訪問者は――それが、“竜”であることに、気付くかも知れず】
【彼の炯々たる蒼穹の眸は、地に天にと向けられている――】

【もし階段や能力を利用し、ここを訪れたなら】
【彼女たちの眺望を共有する事も出来るだろうけども】


【同刻――星の国 / シティエリア】

【そこもまた何らかの中高層建造物の屋上】
【微笑む月に比して、趣に欠けるまでの光が街には溢れていた】
【夜の概念を忘れさせんばかりに、宵闇に遍く照り輝き】
【フェンスで頬杖を付いている小柄な姿を、はっきりと明るみに出した】

んー、機械の国ってゆーくらいだからサ
もしかしたら、ベンヌのパワーアップとかも出来たり――ねー?

『ぶぉっほん……尤も、私の力には魔術的なところが大きいですからな
 副兵装は別として、『魔装鉄槌』の強化は不能に近いかと思われますぞ。』

……、発想がつまんなーいの。

【装いはデニムの半ズボンに、ピンクのパンダがプリントされたTシャツ】
【兎のピンバッジ付きポシェットを右肩から提げ、値打ちのしそうな「紅い指輪」を嵌め】
【紅眼白皙、癖の強い黒髪が特徴的で、小学上級生ぐらいの容姿】
【そんな風采の――勝気そうな童女であり】

【円やかで尖りが無い。例えるなら煮溶かした玉蜀黍のような男声が】
【いずこよりのものか、その少女の言葉に受け答えしていた】


【同じ偽りの星空の下で、似て非なる場に在る少女たち】
【もしも興が乗ったのであれば、選びたまえ。今宵の物語の種たる者を――】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 20:12:44.02 ID:803YYRDYo
《魔城ピリオド:第一階層黒龍山脈=t

【キミ達は、統一征斗会の依頼を受け、この階層の攻略を任せられた】
【生徒会の武道系の部員等により、ある程度は攻略されているが、このボスフロアのみが攻略されていない】
【ガートルッド=エリッドの情報提供によれば、黒龍山脈は高レベルダンジョン、ボスもかなり強いようだ】
【キミ達は、屋内だというのに、寒い山中の頂上に有るほら穴の前に居る】

「……皆さん、協力していただきありがとうなのです」

【一部の物は、その姿を見たことが有るだろう】
【獣の森のナビゲーター、ナビコが現実世界に現れている】

「此処から先に、ボスが居ますが、統一征斗会の部員は一瞬でやられました。
皆さんも、気をつけてください。きっと、あの女の子が、この城には居るのですから」

【もう、退くことは出来ないだろう】
【魔城と化したピリオド本社の周辺は、ダンジョンと化し、徐々に空間を侵食し始めている】
【何があろうと、この城を攻略しないことには、その空間侵食を止める事はできないのだから】

【キミ達が、先に進むのなら、そのほら穴の奥にいる竜≠観るだろう】
【大きさは15m程。かなりの大きさと鈍重さを感じさせ、飛ぶ事は難しそうだ】
【二足で立てるタイプの様で、その前足は鋭い爪と発達した筋肉に覆われている】
【キミ達を竜は認識すると、ひゅぉぉぉおぉっ、と息を吸い、雄叫びを上げた】


ギィィイエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!


【びりびりびりと咆哮を響かせ、ずぅん!と足を進める、竜】
【この竜こそが、この黒龍山脈のボス、黒竜カイガス≠ナある】

「ひ、ひひぃ!み、みなさん、お任せします!わ、私は、後ろに引っ込んでいますので、頑張ってくださいっ!」

【ナビコは、キミ達の後ろに引込み、応援をしていた】
//それでは、皆様よろしくお願いします!
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/25(土) 20:18:34.57 ID:DnMkA2yYo
【水の国、人気の少ない郊外の町】

【夜空にぽっかりと穴を開ける、白濁色の月が、さやかにその灯りを落としていく
街灯とかき混ぜられる月光が黒い黒い道路を白く染め上げて
――――そして黒い闇の中に、浮かび上がる白銀が一つ】

【白銀の長髪をポニーテールのように黒いリボンで結び、メイドカチューシャを付け
スレンダーな身体を、強調するように胸下で大きくエプロンドレスの結び目を目立たせる
黒と白のロングスカートメイド服を纏った、巨乳の少女
黒いメイドブーツと、白い手袋、そして真紅の瞳が、妙に高貴な印象を与えるだろうか】

【彼女の乳白色の唇が揺れて、夜に言葉を漏らすと
それは凪に放った小石のように、静かな夜の水面へ、波紋を拡げた】


……さて、どういたしましょう――――今日は能力が使えるため、持ち運びに不便はございませんが
この様子をどなたさまか、に見られるのはあまり好ましいことではございませんね


【彼女は歩く、影を揺らしながら、白い白い道路のキャンパスに描かれる、黒いシルエット
華奢な女性の姿以外にも、沢山の紙袋のような陰が踊っていて
見ると、そこには、中空にういた紙袋が大量に、彼女の側にあって
紙袋には、それぞれ大量に、荷物が入っている】

【彼女は更に両腕で荷物の一杯入った紙袋を抱えながら尻尾を振るように、彼女は髪の毛を震わせながら
夜の道を、ただただ白銀で染めていく】


……まあ、その時は、忘れさせてあげればよいでしょう、ね


【彼女の足元から伸びた黒い影が、空気中へすーっと伸びて、大量の紙袋を抱える
その様子は、まるで――――……幻想のように、靄のように、薄く視界に硝子を張られたかに思うの無理が無いほどに
――――明らかに、可笑しな光景であろう、か】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 20:22:53.82 ID:qLlsBTjZo
>>674

変化に自身があろうともその変化能力を見破ることが出来るように人は進化するのですよ。
いつまでも弱いままに生き物ではないのでね……。

【嘲笑混じり、妖怪に対してだけであるが青年は性格は余りよろしくないらしい】
【ずり落ちた丸眼鏡をカチャリと直す、その瞳は能力に特化している為か視力が弱い】

…………選ばないのなら僕が先に購入しても良いでしょうか?

【妖怪のその美貌に見惚れる事はない、青年にあるのは少しの嫌悪感だった】
【人の外の者共に恐れる事がないようにその精神は化物に対してより攻撃的になるよう育てられた】

【まあそれはともかくとして、青年もここにいるからには菓子が目当てで】
【興味がズレたのか菓子を購入する素振りも見せないその姿を見て、溜息を吐き】
【自分が先に買っても良いか尋ねるのだだった】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 20:26:33.29 ID:Kjj/+0EVo
>>676
「ナビコ! ひさしぶりー!」
相変わらずご健在のようで、何よりです。

【二匹の猫が、らしくなさすぎるAIに親しげな挨拶を交わした】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【布面積は最小限度といえたが、幼くも天真爛漫と言える所作の一つ一つが親近感を与えるだろう】
【ボサボサの黒髪の奥、意気込みを宿す金の双眸。今日はいつになく使命感に燃えていた】

「ローズだよ! 今日はがんばるっ!! よろしくーっ!!」

【一同を振り返って、蒼い猫が手を上げて胸を張る】
【幼いドヤ顔だが、本人なりに真剣なのはわかってもらえる表情だろう】

【その後方、白くてスマートな猫が歩く】
【琥珀色を煮溶かしたような双眸は凛としていて、表情もどこか人間くさい】
【細くしなやかな尻尾は、魔翌力検知技能によって本数が変わって見える】
【ゼロなら1本、少々わかるなら2〜5本…といった具合で、最大9本まで変動するはずだ】
【秘めたる魔性をあらわすその尻尾があらわすとおり、彼女の魔翌力は蒼猫のそれすら凌いでいた】

私はブルーベルと申します。お初にお目にかかる方は、以後お見知りおきを。
後方支援をば。四大属性初級魔術程度なら無詠唱でいけるのです。
ですが、私の魔術は牽制程度のものです。あまり期待なさらないでください。

【軽やかな少女の声で丁寧に自身の役割を述べて、恭しく一例をする】
【ぽふぽふと消音性に優れた蒼猫の後方を保ち、同じように足音すくなに前進する】

「ひふっ!?」

【進んだ先、響き渡る咆哮にローズは飛び上がり、あっという間に金の眼の奥に恐怖を見せる】
【だが振り返ってベルと見つめあうと、再び真面目な顔に切り替えて頷いた】

【指の隙間から生やすは蒼い線…剣状の光】
【片手に三本、計六本。六爪の構え】

【腰を低く構えながら、見据えるは竜】

【今日は逃げないと決めて、ローズはベルとともに対峙する】
【脳裏に反芻するは、あえて沈黙する『兄』の言葉】

【"これを乗り越えれば、君も誰かを助けるための力を、少し手に出来るかもしれない”】

「…にぃああああああああああああっっ!!」

【かなしいえがおを二度と見ないためにと堅く決意し、ローズは駆け出した】
【白猫をその場に残し、勇壮に咆哮しながら】

【ローズが接近する間、ベルは瞳を明滅させて、竜へと魔術を仕掛ける】
【頭上から降り注ぐ水滴。宣言どおり、ほとんど威力はないけれど】
【最初から役割を弁えているベルは、それが多少でも注意をそらせれば成功なのだ】

【それで注意がそれてもそれなくとも、鈍重な竜の足元をローズが駆け抜け、右足に撫で斬りを仕掛けるだろう】

【二匹は行く。『誰か』のために】


//ブルーローズ(ライン&ベル)です、よろしくお願いします!
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/25(土) 20:29:08.05 ID:gYgoEC6Qo
>>676
ふむ・・・・・

【黒い服、漆黒のマントに手袋、腕に闇の様に深い黒色の腕輪を身につけた】
【白に赤色のメッシュの入った髪、双眸は紅と蒼のオッドアイ】
【優しげで中々に整った顔には不敵な笑みと自信にあふれた眼光を張り付けた男が】

ふむ・・・・ちゃんと歯を磨いていないな・・・・・

【咆哮の余波を其の身に受け、マントを靡かせながら龍から20mほど離れた地点で佇んでいる】

これだから野生のナマモノは嫌なのだ・・・・

【何もない空間から常に彼が身につけている仮面が出現し】

前回の様に小出しにしていては三枚目を気取ってしまうからな。

【顔に装着すると、カシュンと後ろが閉まりフルフェイスのように頭全体を覆った】

最初からグランドフィナーレと行かせていただく!!

【左手の甲に紅く輝く、羽根のような文様が浮かび】
【その手に羽根を模した装飾が施された全長3mほどの巨大な長弓が出現する】

私に力を・・・・・私の女神様・・・

【彼は小さくつぶやいた、祈るように儚く、しかし願う様に力強く】


/ラグナロク、参上しました
/宜しくお願いします
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 20:34:25.31 ID:eVDd5APPo
>>676

【黒竜の前に一人の少女が現れる】

……うるさい…………。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳の少女】
【七色の星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

(竜……見た目通り、大きな壁だけど。)

…………負けるわけには、いかない。

《 I r i s 》───、発動。

【両人差し指で口元を押し上げ"笑顔"を形作ると、少女の背中に天使の如き光の翼が出現した】

【左手に回転式拳銃、右手に自動式拳銃。そして、背には翼】
【能力を発動し、得物である二丁拳銃を構える少女。戦闘準備は万端のようで】

貴方を……、撃ち抜くっ

【竜の眼光を真っ向から見据え反し】
【まず様子見に、竜の胴体にリボルバーの狙いを定めて引き金を引く】
【放たれるのは赤色の魔弾。通常の弾丸より殺傷性が落ちている分、攻撃範囲が広い】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 20:35:47.80 ID:tOnT5l+I0
>>677//まだいますか?
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/25(土) 20:39:26.40 ID:fFZqK6uho
>>676

久しぶり、ナビコ

俺は杉本健太
魔術とかは、よくわからないけど……
戦い方も……正直よく分からない

【そこに居たのは、身長135cm程、齢は8歳程と思われる少年】

【緑色を主とした、幼児向けアニメのキャラクターがプリントされたTシャツ】
【プリントされた柄は、新世界のモノでは無く、少年が異世界出身である事の証拠と成り得るだろう】
【膝頭を隠すほどの、黒いズボンを履いた少年】

【右の腰には、紅い柄の刀身が薄く長い西洋剣を佩いて】
【左の腰には、長さ30cm、厚さ1o程の蒼い針を提げていた】

【濃い青の瞳に、白いキャップのつばを後ろにした、いわゆるエロ被りをしている】
【白いキャップの下には、綺麗な金髪の髪が広がっている】

【眦を決したのか、双眸は据わっており、いつもとは違う雰囲気を纏っている】

やっぱり、ナビコはナビコだな!
それじゃ、いってくる

【けれども、経験が足りないのは、誰の目から見ても明らか】
【緊張を隠すかのように、乾いた笑みと強がりをナビコに向ける】

(なぁ、ガートルッド。俺は、多分ヒーローにはなれっこないんだろうけどさ)
(だけど、俺―――精一杯、頑張るよ)

【歩きつつ、Tシャツの膨らんだ部分を握り締める】
【自分に言い聞かせるように――心の内で呟いて】

【少年は、手元に1つ輪ゴムを出現させる】
【一部分が厚く、太くなった、パチンコのように何かを投げるのに特化した輪ゴム】
【ポケットから、ピンポン玉を取り出して、太くなった所にピンポン玉を置く】

【そして、ピンポン玉毎輪ゴムを引っ張り、手を放すだろう】
【ゴムの反発によって、竜の顔目掛けて飛んでいくピンポン玉】

【ピンポン玉の重量はかなり重く、当たれば、それなりのダメージは負うだろう】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 20:40:40.92 ID:pJEvDXJYo
【夜の森。微かな光と蒼い影が支配する、その場所の中】
【空を映す鏡のような――湖。その表面をわずかに揺らす人影、ひとつ】

……おかしい、何かがおかしいネ。

【鮮やかな赤の外ハネセミロングと同色のツリ目が目に痛いかもしれない、そんな少女】
【赤のネクタイで締めたワイシャツ、赤チェックのプリーツスカートを身に纏い】
【普段なら、赤黒ボーダーニーソが纏っていた足先に存在した「赤いロッキンホース・バレリーナ」……今はその、靴音は鳴らず】

【水に沈めた脚――膝から先を動かして、ぱしゃ。水面を弄ぶ、そんな音だ】
【湖の縁に腰掛けた彼女のとなりには、前述の赤い靴がふたつ鎮座していて。中に、畳んだニーソが収納されていた】

何でこんなに……いきなり暑くなるの……ぅ。
やってらんない、本当にぃ……

【さて、今日の彼女の容姿描写に、少々の補足を付け加えるとしよう】
【前述の通り、現在素足。白いシャツの袖は、二の腕の半ばまで捲られていて】
【肩よりちょっと長い髪は、黒い髪留めでまとめられてポニーテールになっていた】


【――すべては、彼女の独り言に集約される。暑い、暑いのだ】
【そんな苛立ちを爪先に乗せて、――ばしゃん。ひときわ大きく、水を蹴った】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 20:41:01.68 ID:Zgj+eyJgo
>>678

そうかい…あたしゃ弱いなんて一言も言ってないんだけどねぇ…
怖い坊やだ事…

【その態度は決して良い態度といえる物ではない、初対面で会い、そんな事を言われれば不快になるのが当たり前のこと】
【だが、女も長年生きてきた妖狐、そう言う風に言われることは慣れていた、妬まれ続け、恨まれ続け、】
【女が此れに対してヒステリックに怒る事はない、その嘲笑ったかのように自身を何か生き物と扱わないかのようなその雰囲気】
【自身の美貌に虜に去れないとしても気にすることはない、女に取ってはこの容姿などどうでもいい事であり、】
【自身のことを美しいなどとも思っては居ないから】

【そういう態度が感じられる男であったが、女の態度は変わらず、相変わらずニヤついてその返事をするのである】

いや…あたしはもう買う物を決めているからね、勿論買うさ
アンタはその次わかる?

【個々まで図々しい態度だとは思っても居なく、なぜ個々まで人に対して横暴な態度がとれるのだろうかと女は考えるのであった】
【もちろんその男が人間と話していることを見たことがないから、自分達、妖怪にだけそういう態度であることは知る事もない】


【そして女は振り返り、その自身が決めた其の和菓子を取り店主を呼び出した】
【買ったものは八つ橋、其れにあんころ餅、何方も甘いもので、女の甘いものが好きだということは解るかもしれない】

【そして女は出てきた店主の老婆にお金を払い、その店を出ていくのであった】

ねぇ…あんた、後から話そうじゃないか?
通りを出た神社でまってるよ…

【そう言い残して、女は去っていく、その自身にたいして険悪感剥き出しであるその男に呟き去っていく】
【神社はこの通りでは一つしか無いその神社、女は底で待っていると言ったのであった】

【女はその神社の鳥居を越えたその先に居るだろう、その数段しか無いその階段に座っているであろう】
【先程買ったその八つ橋を食べながら】

686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/25(土) 20:43:44.82 ID:DnMkA2yYo
>>682
/いるよー!
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 20:44:01.53 ID:fCCfuFqWo
>>675

【ビル内部――屋上へと続く階段に、「ギュッ」というゴムの音が響く】
【定期的に上昇を続けるそれは、やがて「キィ」と扉の開く音で、一度止まり】
【紺のレインコートに長靴という姿が、“スラムエリア”の風に触れ】

(都会にも出てきたばっかりだし、先ずは素材をなんて思ったけど)
(話に聞く以上にゴミゴミしてて面白い場所だなぁ、とか……あ………?)

――――、―――……星の国に竜?

【片手は扉のノブにかけつつ、見たままの光景をその人物はゆっくりと呟いた】

【ちなみに人物、としたのは顔がフードで見えないためであり、体の線も隠れているからだ】
【背にはバックパックを負っている辺り、異国人らしいが―――果たして、先客からはどう思われるのか】

/まだいらっしゃいますか?
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 20:44:17.92 ID:803YYRDYo
>>679[蒼ーズ]>>680[ラグナロク]>>681[チェルシー]>>683[ケンタ]
【竜の背には、朧気な影の如く、黒い魔力が存在しているのが分かるだろうか】
【禍々しい魔力と、存在感が竜を塗りつぶすかのように、存在している】

《あはははぁ……っ!あははははははは……あそぼうよォ、ねぇ、皆ぁ……》

【何処からか、声が響いてくる。幼い10にも満たない少女の声が】
【子供ゆえの、残酷さを感じさせるような、そんな声が、鳴り響く】

【直後】

【竜の背に存在する魔力は禍々しい魔力を己の立つ竜に送り込んだ】
【直後、竜の姿が変貌していく】

アギグゥゥゥウアアアアガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

【べきべきべきと、鱗が剥がれていき、その奥からポリゴンやワイヤーフレームが剥き出しになっていく】
【その剥き出しのワイヤーフレームを塗りつぶすように、黒々としたバグデータが竜の体を覆っていく】

GUAOどいうfヴぁhsんjrmltbkぱせym:、かん@s「@tざsぷjbmpzdjO!!

【竜が、咆哮を。否、咆哮というには、悲痛過ぎる雄叫びを、響かせた】
【この竜は、鳴いているのではない、泣いているのだ】
【この城の主の気まぐれに依る、拷問のような存在の蹂躙に】

【完成したのは、異形の竜】

【背からは10本の捻れた黒い触手が生え、四足で地面を踏みしめている】
【鋭かった顔のシルエットは崩れ、顔のポリゴンの割れ目からは無数の目がキミ達を覗く】
【大きさは、20m程。先程よりも一回り大きくなり、その禍々しさをより増している】

――――ギィ。

【竜の声は、先程までの勇ましい声からはかけ離れ物とされていた、が】

【ず、ぅ、ん】

【足を踏み鳴らす瞬間、地面を構成するポリゴンを引き剥がし、変性させ、黒い波動として己の周囲に解き放つだろう】
【魔城ピリオド内の魔獣の全ては、現在悪性情報の集合に依って成り立っている】
【その黒い波動には、物理的攻撃力は殆ど無いが、触れれば精神に何らかの形で変調を生み出す物だ】

【そして、触手がキミ達の方を向く】
【触手の先端に、黒い魔力が圧縮されていくのが分かるだろう。チャージ攻撃のようだ】


【キミ達の攻撃は、結果として命中した】
【チェルシーの攻撃は、竜の装甲に罅を入れた。だが、身じろぎするのみで重大なダメージの様子ではない】
【健太の攻撃は、竜の頭に命中したが、顔の罅を広げ、中に飲み込まれていく結果となった、だが】

――――ギギィ……。

【ダメージは受けているようで、魔力の収束が少し遅くなったようだ】
【ブルーローズの攻撃は、悪性情報の波動を抜いて攻撃する覚悟が有れば、その右足に傷を刻めるはずである】
【どうも、感覚の殆どが先ほどの魔力により奪われたようで、その反応は緩慢である】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 20:48:39.26 ID:tOnT5l+I0
>>677

―――――――――――――はぁ、疲れました。

【夜道を歩く少女の前に、少年がいた】

【顔はやや中性的で、幼さが抜け切れていないような感じである。車椅子に乗っていて黒の半袖の寝巻きを着ているのだが】
【首から下、そのすべてが包帯に覆われているのである】
【まるで重病患者が病院から抜け出したかのような、そんな格好である】

【よく見ると、車椅子の少年の他にも複数の子供の姿があった】




【そのすべてが、死体であったが】

あ〜あ、血がついちゃいました。

【数人の子供の死体、そのそばにいる返り血を浴びた車椅子の少年】

【少女はこの少年をどう思うだろう】

//ではよろしくお願いします!
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 20:51:10.75 ID:CjPI+xISO
>>684
【がさり、と。湖の近くの茂みから何者かの気配が漂い…やがて月の元に、その正体が曝される】
【一見すれば、不良青年。ボサボサの黒髪に黒い瞳で、耳元にはイヤホン】
【腕を捲った赤のトレーナーに、迷彩柄の弛いズボンを腰で穿いている】


――…こんばん、は。


【足を水に沈める少女を視界に捉えると、そんな挨拶をした】
【感じの悪そうな外見からすれば、少々意外かも知れない。そんな真っ当な挨拶】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 20:51:53.59 ID:Kjj/+0EVo
>>680
やだ、かっこ…よかったのに…。

【仮面をつける前のラグナロクにたいし、そんな感想を漏らす白猫】
【黒い仮面をつけるや否や、少しだけ上ずりかけた声色を露骨に落胆させた。ひどい】

"………”

【彼は何も言わなかったが、呆れの溜息に近い念を密かに漏らした】
【誰にも届いていない…はずだ】


>>681
「うぁぅ、チェルシーなにそれ! すごい!! かっこいーっ!」

【戦闘中だというのに、彼女の出した光の翼に目を輝かせる蒼猫】
【動作が鈍る事がないのは幸いだが、状況を弁えず嬌声をあげる】

…それは、もしや、新たな能力ですか?

【ベルも臨戦態勢は崩さず、視線だけを向けながら小さく感嘆していて】
【硬質だった以前の彼女とは…いや、前回見せた柔らかい表情そのものを体現する翼を、温かい目で見守る】

>>683
"その剣を信じろ”

【名乗りに対し、それだけを小さな念が告げた】
【多くは語らない、ただ背中を押すように、そんな念を、彼は告げる】



>>688
「ひっ…!?」
ひるんではいけません、進みなさい!!

【子どもの声と竜の変貌に、得体の知れない波動。小さな悲鳴を上げるローズ】
【攻撃に成功し、切り抜けて後方に回って、少し怯むが】
【ベルの叱咤でかろうじて我に還り、再び六爪を構えなおす】

攻撃翌力が足りませんね…マスターも今日は手出ししないと仰っていますから…。

【状況を分析しながら、ベルは相手のチャージ攻撃を補足】
【照準がローズに向いている事を確認して、ボソボソと小声で何かを呟き始めた】

…蒼の代行権限、指令(コード)α、炎帝の抱擁…!!

【つむがれる言葉にその魔翌力が練られて行く】
【無防備だが、こちらもチャージで返そうという心積もりなのかもしれない】

【この間、ローズは後方を回り込んで竜の右方へと移動を試みる】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:00:30.48 ID:pJEvDXJYo
>>690

【唐突に響く物音に、少しだけ肩を震わせて反応し】
【きりりと吊り上がった目を、さらに尖らせて。音がした方向を見て――】


……こんばん、は?

【――少々、面食らった。】
【尖った瞳はくるりと丸まり、牽制として言葉を放とうと準備した咽は上ずった音を漏らす】
【ともあれ、少女は素足を水面から抜き出して――ちょっぴり警戒したまま、青年を見る】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:00:30.58 ID:qLlsBTjZo
>>685

フン……、貴女の方が遥かに怖いでしょうに……。

【嘲笑うような女性の態度に少しばかり苛立ちながらも】
【そのペースに飲み込まれてはいけないと自制する】

それは失礼しました、申し訳ない。
こんな場所で妖怪に会うとは思わなかったので少々取り乱していたようです。

【確かに焦りすぎではあったのだろう】
【自身に刻み込まれた対妖怪殺衝動は理性と拮抗する形で存在する】
【それを悟られたくないようで、口調はいつまでたっても丁寧のまま、取り繕ったまま】

(……―――――)

【女性の背後から向けられる青年の視線は鋭い】
【どの菓子を買おうかしら、とケースの中を右に左に視線を泳がせる】
【そんな事をしている間に願ってか願っていないでか告げられる彼女からのお誘い】
【その誘いは到底良い物とは感じられず、しかし好都合とも思った】

了解しました、買う物を買ったら直ぐに向かいます。

【台詞を後に、青年も菓子を購入】
【桜餅やら栗羊羹やら、何の因果か青年も甘いものはそれなりに好きらしい】
【そんなこんなでお金を払い、そして袋を下げて青年は店から出る向かう場所は言わずもがな】

【少しばかり歩き鳥居を潜る】
【ここは敵地か、と己の警戒の度合いをより引き上げてゆく】
【そうしてその視界に彼女が映れば……】

…………調子が狂う、……して何の御用でしょうか?

【誘ったからには罠の1つや2つあるだろうと思っていたのに】
【彼女は座って八つ橋を食んでいる、その姿に拍子抜けし】
【小さく溜息を吐き、態とらしく何の用かと尋ねた】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/25(土) 21:02:19.98 ID:DnMkA2yYo
>>689

【ソレが軽症者なら、彼女は少々怒りながら貴方へと注意を為しただろう
ソレが重傷者なら、彼女は怒りを表しに死ながら貴方へと注意を促しただろう
ソレが、死者であったからこそ、彼女の鮮血の如き、赤き瞳が、その色を深くした】

【寸刻、大きな風が一陣、吹いたように感じるであろうか
貴方が視界に、彼女を捕らえていれば、一瞬にして、視界を犯すであろう、純白の布の色
それが、彼女のスカートの色であると、気づくのに、時間はかからないであろう】


――――……もし、間違いであるならば、私は申し訳ございません、とこの身を持って謝罪を為しましょう
ですからお答えくださいませ、今の貴方の状況についての、弁明を


【従者≠ヘ、凛とした言の葉を翻しながら、ソプラノの旋律を辺りに舞い散らせる
気づけば、彼女の元居た場所には、紙袋が大量に浮いていて、ふっと、絲が切れたように、地面へと落下していく
彼女の姿は、貴方の直ぐ前、であろう、風と共に、歩むが如く、その間合いを詰め、現れたのだろう、か】

【片膝を立て、スカートの裾を、地面に濡らしながら、彼女は下から覗き込むように、貴方へと視界を向ける
紅い紅い、彼女の視線が、貴方と交錯する刹那
彼女の右手に握られている、刃の煌きを、視界の端に捉えることができるだろう】


……先に述べておきます、私は貴方のことを信用なさってはいません
ですので、賢明なご判断を――――……お待ちしておりますよ?


【右の手に握られた日本刀は、すっと、持ち上げられ、刀身を横に倒し、刀の側面を、彼女は貴方の右肩に置こうとする
丁度、貴方と彼女の前を交差するように刀が在るような状況に、刀の刃の部分を外側にし、貴方には逆の部分を向けたのは、せめてもの慈悲か】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 21:04:13.55 ID:tN8K18QL0
>>687

【存外に大きな竜の耳朶が、ゴムが擦れる音を捉え】
【引き絞るが如く視線を尖らせながら、首を左右に小さく振る】
【その仕草を見た段階で、彼女は来訪者の存在を知ったらしくて】
【背の手綱を引くと、連動した金具の刺激により、竜は扉へと振り向く】

ええ……森に虎はあり、荒れ野に獅子はあり――
そしてこの世の空は、竜の領分だと愛好家は語りますわ?

……星の国とて、漏れることはありませんの
例えその空が、人工天蓋の見せる精巧な立体映像――。
プラネタリウムの親玉のようなものであったとしても、ね――?

【竜の上体の揺れにあわせ、金髪のサイドポニーが揺れ】
【半自動的に人物へ向けられた黄に近いヘーゼルの眸は、細められていた】
【睥睨の類では無く。高貴とも尊大とも取れる、微笑の色だった】

(……敵対者でも、味方でもない)
(早合点かも知れないけど――きっと、正しいわね)
(今日はどうも舌が回らない、監視の仕事も無くは無い)
(気晴らし程度に言葉を交わして、できるなら――と、ね。)

初めまして、こんばんは。
あなた様は、貴男……それとも、貴女?
突き詰めればどちらでも宜しいのですけども……?

……行商の方、かしら?

【書き起こすと疑問符が大量発生する、穏やかにして粘性な声】
【竜の上ではあるけども、恭しく胸に手を当てて一礼したなら】
【それを緩やかに風に溶かし、思った事を尋ね始めるだろう】

【竜の方は、呼吸と足音を除けば沈黙を保っているが】
【鼻をひく付かせて――、―臭いから、探ろうとしているらしい】
【隠匿の意図も見えなくは無い、まさに影のような彼の姿を】

【もし、青年に血や火薬、金属、オイルなどの臭いがある程度付着しているなら】
【竜はくるりと首を回して、少女とアイコンタクトを図る】
【それを汲み取れるのかは甚だ疑問だけど――】

//反応が遅れたけど、ここにいるです
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/25(土) 21:04:31.37 ID:pqiSQDjC0
【路地裏】

……け、帰ってきたからと言って。
そこでお仕事終了、はいお疲れ様でした、……なんて。
明らかにわりに合いませんわ、こちとら比較的大変な思いをしましたのに。

【暗闇の中に、嫌に輝く二つの瞳と、不機嫌そうに響く声】
【そちらを見やれば、そこに居るのはひとりの少女で】

【鈴を通した赤のリボンで二つに結った、長い黒髪】
【猫のようにまん丸な、グリーンアップルの瞳】
【同じくグリーンアップルのキャッツアイがトップを飾る、ペンダント】
【リボン飾りを適度に散らばした黒のバルーンワンピースに、黒のドレスグローブ】
【黒のオーバーニーソックスに、黒の編み込みブーツ】
【そんな風に黒尽くめな、少女】

……とりあえず、どうにかしてもう少しお金を落としていただきませんと……。
依頼者が子どもだったのは、そこはまあ。いいところでしたけれど。
いくらでも騙せますわね。

【元々狭い路地裏をさらに狭くするかのように置かれた荷物の山】
【その中ほどに、器用にちょこんと腰掛けて。ぶちぶちと、なんだか不穏なことを呟いていた】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/25(土) 21:10:31.15 ID:gYgoEC6Qo
>>681
・・・・・・・・・

【前回、精神的に射殺された記憶がはっきりと残っていたのだろう】

・・・・・・・

【彼女の姿を確認したがあえて触れなかった、傷つきたくなかったため】

>>683
(ま、又か!又あのなんちゃって輪ゴム戦士か!!)

【彼の存在を確認し】

(輪ゴムを使うのならそれだけで戦えよ!!)

【変なオーラをおくる、怨念に似たそれを】

>>691
【ちらり、と8本の尾を持つ猫を見つめ】

(ふむ・・・・次回よりタコネコに変名だな・・・・)

【と、ブルーズの脳内名称を泥棒猫のキャッツアイから既に化け物タコネコとゆかいな仲間たちに変更した】

>>688
ふむ・・・・・・祟り神を彷彿とさせるな・・・・

【竜の背に背に存在する魔翌力、それを取りこんだ竜の変異】
【それらを見据えながら、冷静に言葉を紡いでいく】

こちらの方が殺り易い、と思うのは私がまだ甘いからか?

【そんな独白を口にしながら右手に魔翌力を集中】
【魔翌力によって生成された剣、と言うには巨大であり無骨な其れを生成】
【さらに紅と蒼の光を放つ幻影剣をそれぞれ生成し、刀身に纏わせる様に巻きつけ、絡ませる】

幻影剣・極式化・複合!”貫く意思”《ゲイホルク》!!

【其れを弓に番え、ギリギリと引き絞り、竜の胴体に狙いをつける】

之を使うのは貴様が初めてだ、化物、しかし安心しろ。

【引き絞った弦を離し】

貴様を[ピーーー]には十二分だ!!

【射った、放たれた剣は螺旋如く回転、白色の尾を引いて竜に迫る】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/25(土) 21:12:57.63 ID:iBE7W9ie0
【水の国、郊外】

【人工的な街灯の黄ばんだ光が月の淡い白銀の光を風情なくかき消して、眩しいくらいに道路を照らす】
【その光が完成度の低いボコボコの道路を露わにする】
【光に照らされた濃いグレーの道路が何十mか先までずっと続く…が、ある個所でグレーが黒ずんだ赤に変わっていた】

…ククク…
こんなヤロー殺しちまえってことは   自分も殺されてもかまわないってことだ   そうだろ…?

――――そういう意味なんだろ…?

【若い男の、ぞくっとする、冷たい声。】
【その声は黒ずんだ赤の個所から聞こえてきた】

「あ…あ…もう…やめろ…!!いや、やめてくだ「ザシュッ」

【その音の後、重いものが倒れる音がした。そして、赤が広がる。】

覚悟も持てない屑がチンケなナイフで脅しか…?
死ぬのは必然よ…!!

【そう言葉を吐き捨てたのは喪服の男】
【その黒髪の、すらっとした細身のおそらく20半ばの男は、もともと鋭い目をさらに鋭くして、目の前の死体を軽蔑した】
【その死体の胸の大きな切り傷は、男の右手に収まっている黒刀に切られたものだろう】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 21:13:17.63 ID:eVDd5APPo
>>683

…………頑張って、ね。

【たった一言だけ。少年に向かって、応援した】

>>691

……ありがと。

そう……これは、私の新能力……。
純粋な光操作の力だと、考えてもらっていい……。
まだ扱いには慣れていないけど……、見た目だけとか、がっかりはさせないから。

【戦闘中のため残念ながら固い無表情ではあるが、それでも、きっと似合っているのだろう】

>>697

……ふ…………。

【何か言いたげな気がしたので、取り敢えず鼻で笑ってやった】
【戦闘中なので、それ以上の事はしないけれど】

>>688

……この声は…………。

【何時ぞやの研究所でも聞いた声。】
【聞いただけで嫌な予感がして、その予感は当たってしまった】

姿が、変わった……。
しかもあの黒いの……、触らない方が、良さそう。

【変貌した竜の姿を見て、ゴクリと息を飲む】
【しかし驚愕したのは数瞬だけ。無表情で、冷静に、集中する】

(しかし…………、許せない。)

【悲しげな竜の雄叫び。サポートではなく、遊びのような。そんな少女の行為がちょっとムカついた】

(……攻撃のダメージは、薄い。)
(装甲が硬いし……何か、チャージしてる……。)

…………なら私も、次の布石を。

───《 光の杖 "Wand" 》

【彼女の頭上に「光の杖」が出現。その先端に光が集まっていく】
【言葉のとおり、チャージして次に繋げるつもりなのだろう。彼女自身はその場から動かず】

700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 21:16:40.22 ID:CjPI+xISO
>>692
【警戒した様子の少女に気付けば、青年は少しばかりおろおろして――…何を思ったか、突然その体を変形させ始めた】
【まずは俯き、その表紙にフードが頭に掛かって顔が隠れ。そんな間にも、180cm程あった身長が異音と共に縮みだす】
【収縮が160cm程になった所で、頭を上げる。その拍子に顔を隠していたフードはもう一度外れ――】


――…ごめん。
いきなり男が来たら、驚くよね。


【そんな問題じゃない】
【兎に角…先程まで青年の姿だった其れは、彼女と同年代程の少女に姿を変えていた】
【ぱっつんの前髪に腰までのロング、服は男物だった為まぁ酷く緩い見た目になっていて】


今日、暑いから。涼みに来た。
――…あんたも?


【感じの悪さは相変わらずな、不良青年改め不良少女は小さく首を傾げて、そう問い掛けた】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/25(土) 21:16:51.45 ID:yP4zXX4Eo
【路地裏】

うんっ、今日は平和でとってもいい感じです!

【夜になっても暑い今日この頃、路地裏は日陰な分、気温が上がらず】
【そんな場所で、顔をにこやかに微笑ませ、涼しげに闊歩する少女が一人】

【翡翠色のさらさらとしたロングヘアに、同じく翡翠色のくりくりした瞳】
【ワンピースに似た形状の黒色のバトルドレスに身を包んで】
【そこから見える肌は、石英のように透き通って、見るからに華奢だ】
【更に特徴的なのは、彼女の背中から伸びた、龍のような大きな翼である】
【純朴そうな持ち主と対照的に、不気味な黒紅色をしている】

やっぱりお仕事がない日は散歩に限りますね!
意外な出会いとかもあるかもしれませんしっ

【おまけに、首に巻かれたチョーカーに十字架型のドッグタグが下げられている】
【刻まれたNo.10の数字は少女の役職をこれ以上無く表すものである】
【もし貴方が功績を上げたい正義の徒であるならば、
 上位ナンバーなのにコレほど呑気、まさに格好の餌食だろう】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:19:17.58 ID:fCCfuFqWo
>>695

……はあ、いやそれより………初めて見ました、竜。
種族とかあるんでしょうけど、結構小さいんですね?

(……竜っていえば、全身が宝物みたいな存在だと思ってたけど)
(歯や爪、鱗、骨はともかく……心臓や目も、っていうのは本当かな)
(そりゃあ威圧感たっぷりだけど、なんせ実際初めてだし――――。)

【人の目で見えるのは、紺色の瞳が精々か】
【竜の鼻で探る臭いにしても、レインコートの素材らしいゴムのそれが非常に強く】
【ただ、うっすらと。ゴムの臭いに混じって、金属とオイル、加えて砂糖類の香りが有る】

一応、男ですけど……呼ぶなら、ザクセン・シェルナという名前の方で。
「あなた」や「君」って話し方を長く続けるの、苦手なんです

それから行商っていうよりは、単純な買い物客かな
新しく店を開こうと思うんですけど、目玉商品をと思って素材を探しに。
………ちなみに、“お二人”はなにか用事でも?
態々空気が悪いところに来ることもないでしょうし………。

【竜も一人という単位で数えつつ質問に答え、また此方からも質問し】
【今度はハッキリとした「ギュッ」という足音を立てて、一歩だけ歩み寄ってみる】
【それは竜への好奇心からであり、話しやすさを考えてのことでもあるのだが―――さて。】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:20:10.84 ID:Zgj+eyJgo
>>685

そうかねぇ…あたしは確かお菓子を選んでいただけの筈だったんだけど…
そんな怖がれるとは心外ねぇ…

【少年の声色はあくまで平常である、だがそのいらだちや理性の奥にある何かがチラチラと見え隠れするのが解る】
【何か心の奥底にあるその自分に対した何かを感じている男】
【その何かが何で有るのかは女も解らないが……良い物ではないことだけは不思議と感じていた】

【その言語になにも言わずに和菓子を買って店を後にする】
【自身を平気で妖怪と言い放つ男】
【妖怪に慣れているのだろうか?】
【何も恐れはしないというのか…なぜ男がそこまでの何かを自身に向けてくるのか】
【そんな事を考えながら神社に向かう】


【そしてその階段で座り込み、和菓子を買ってきた男が女の視界に入る】
【あんな事を言えば、直ぐ様駆けつけてくると思ってはいた女であるが、しっかり和菓子をかってきた男に女も男と同じ気持ではあった】
【調子が狂うと……まぁ…女が言える立場でもないのではあるが】

調子が狂うってかい…?
あたしも同じさ、まさかあんな所でアソコまでの殺気をだしてたアンタがしっかり菓子を買ってくるわけだからねぇ…

【そうして女はその八つ橋を食べながら、口を動かしながら言うのであった】
【その口に物が入っているせいもあり、その言葉は少々聞き取りづらいかもしれないが……】

話ってのはねぇ、なんであたしが身も知らずの他人に
その殺気をたてられなきゃいけないんだって事さ

あたしが何かしたのかい?どうなんだい?

【その場では抑えたものの、やはりその和菓子屋であったことが引っかかっていた】
【背後からの以上な殺気、身の覚えもないその感情、その訳を女は知りたがっているようであった】

【妖怪に対する恨みとか、そんな解答が帰ってくるのな、とそんな事思いながら】
【男の心情など解るはずもなく、その思いはただの女の予測であるからにして、その男の解答をまつ女であった】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:20:37.58 ID:fFZqK6uho
>>688>>691>>699>>697


【少女の声が聞こえると同時に、ビクッ、と少年の体が震える】
【体が、心が、一斉に拒絶を引き起こす】

【体が止まりそうになる。頭が、少しずつ、白く――】

(ッ……俺の馬鹿―――)

【立ち止まるな、足を動かせ、剣を、ガートルッドを、仲間を信じろ】
【小さく、でも力強く、少年は呟く。今日の少年は――立ち止まらない】

【ありがとな――小さいながらも、透き通る声で、礼を零す】
【誰に向けた礼かは、明確だろう】

そんなんでビビる俺じゃないぞ……!

【鞘と刃が擦れた、金属音と共に、腰の西洋剣を引き抜く】
【切っ先を竜に向けると、巨大な2mはあろうかと言う輪ゴム】

【一部が空中に固定されているような輪ゴム。それにプロレスのロープのように体重を預ける】
【限界まで、輪ゴムが引っ張られた後、少年は地から足を離すと――】
【かなりの速度で、龍の足へと迫っていくだろう】

【龍に近づく事が許されたのならば、そのまま西洋剣で龍の足を一閃するだろう】

【ただし、滞空時間は、隙といって差し支えなく】
【攻撃を受ければ、どうなるか―――】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 21:21:27.50 ID:tOnT5l+I0
>>694

【間合いがつめられても、紅い視線が下から映し出されても、刀の峰がその肩に置かれても】

へぇ、速いんですね。

【少年の雰囲気は、いまだ”病人”のままだった】
【刀に何の反応も見せないのは、刃が向いていないからか、または、”余裕”か】

状況説明、ですか・・・?。

【これほど近いなら、少年の様子がよく分かるだろう】
【ポツリ、ポツリと話す少年は、ずっと何かの苦しみに耐えている、というのが】

あぁ、”コレら”のこと、ですか? ただ”裁いた”だけですよ。

【弱く、ニッコリと、笑う】

コレらはね、先ほど、万引きをしていたんです。
”ゲーム感覚で”、だそうです。犯罪を犯した人は、年齢に関係なく、裁かれるべきですよね。
僕は、自分の名のとうり、”裁いた”んです。

【転がる小さな死体を一瞥し、紅い視線にあわせる】
【やさしい笑みを浮かべる少年、これだけならいたってなんてことは無いのだろうが】

僕の名前は黒笠 断罪。

黒笠一族の37代目当主でカノッサ機関氷の国支部所属、ナンバーズの一員です。

【その笑みは、この場においては、一層の奇妙さを放っていた】

706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 21:24:03.94 ID:803YYRDYo
>>691[蒼ーズ]
【竜の足は、結果として切り裂かれ、少し態勢を悪くしたようだ】
【10本の触手のウチの一つがベルへ、そしてもう一つはローズの方を向く】

《教えてあげる、痛いのってね、げんどをすぎちゃうと、すっごく気持いいんだからぁ……、あはははぁ……!》

【轟ッ!と黒い波動が、ベルとローズに向けて撃ち放たれる】
【本来この竜の攻撃は爪等の物理攻撃なのだが、魔王≠フ干渉を受け、変質したようだ】
【黒い悪性情報の波動は、速い速度であり、高速で移動しているであろうローズには直撃しない程度だが、ベルが動かなければベルには当たるだろう】

【当たれば、5秒程の間、生きたまま脳髄を引きぬかれていく痛み≠感じるだろう】
【それだけで、生きている事を諦めそうになる激痛だ。しかし、物理ダメージは無い】

>>697[ラグナロク]
【ラグナロクの、攻撃が此方を狙う。だが】

《あははは……!!楽しいねェ、ねえ、ねえ、もっと、もっともっともっともっと、遊ぼうヨ……!》

【狂った声と同時に、触手が蠢き、チャージされる魔力のウチ、触手三本分を撃ち放つ】
【それにより、螺旋の剣は軌道を変える結果となった】
【しかしながら、変わった軌道が竜の左前脚をエグリ、バランスを崩させる】

【二本の触手が、お返しとばかりに螺旋を描く魔力のレーザーを撃ち放つだろう】
【貫通性が高く、当たれば、脳内に狂気の様な狂喜≠ェ叩き込まれるかも知れない】
【もし、それが通れば異様な多幸感が、キミを襲い、戦闘に集中をさせない効果を発揮するだろう】

>>699[ニナ]
《ねぇ……、あそぼうよォ……、ねえ、いいでしょ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ!》

【ずるり、と触手二本がキミの方へ伸びて、黒い魔力の刃を二本生成し、打ち出した】
【威力はなかなかの物だが、狙いが甘い。回避は不可能ではないだろう】
【そして、声は言っている。あそぼうよ≠ニ】

【そう、コレは遊び≠ネのだ。この城の主に取っては】
【すでに、魔城周辺においては、死人までも出ているというのに、それも含めて、遊びと言うのだ】
【そのあり方は、もはや狂人のそれと言って差し支えない】

>>704[ケンタ]
《今日は、おともだちがいっぱい……!あはははははぁ……っ!!》

【キミが、接近するのを見て、少女の声が弾む】
【残る触手が、その触手自体に魔力をまとわせて、丸で鞭の様に、キミに向けて振るうはずだ】
【肉の塊とは言え、その重みと込められた魔力は強い。さらに、キミの速度が問題となるはずである】
【回避するとすれば、その剣を振るい、触手を切り裂くくらいだろうか】

//すいません、親にお使いを頼まれたので、マッハでコンビニ行ってきます!
//30分程で帰ってきます!
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 21:24:32.81 ID:Br/qmdco0
【路地裏】

―――信じてた、気がした……

【目眩が襲いかかってくる】
【頭が割れるように、まるで誰かから怒られているかのように】

【――――――痛い】

【路地裏の壁に身体を寄り添い、冷や汗を流しながら座り込む】
【虚ろに成り替わるその眼に、諦めの色がじっとりと宿っている】

ひゃはは……そろそろ…俺も……“終わり”なのかもなァ………

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【右手の甲に埋め込まれた緑色の石、慟哭するように鈍く光るその石は】

【おぞましい程に濃密な魔力を放出し続けていた】

【また、傷口は古く、えぐれたような跡が左足にあり】
【そのためか、松葉杖を使用している】

【不思議と冷たいその壁に、身を押しつけながら】
【―――――誰に言うでもなく、ただ…苦笑いを空に向けている】

【ゆっくりと右手を、広げながら空に向けてひらく】
【周囲に気も摂らず、ただただ上を向いて】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/25(土) 21:25:38.85 ID:zz4W48l+0
>>701
あちぃ〜

『ぶみー』

【路地裏にポスターを抱えて胡座をかいている17歳ほどの少年とその中にうずくまる白猫】

【服装は白い無地のタンクトップに青いジーンズとまさに夏といった感じだが】
【首元の燃えるように真っ赤なマフラーがすべてを崩している】

…暑さで頭がイカレタらしい
人間に翼があるわけ無いわな

『ふに〜』

【相手の方を見たあと】
【ないないと首を横にぶんぶん降る】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:28:49.94 ID:pJEvDXJYo
>>700

――、っ!?

【目の前で起きる、「彼」の変化。瞳孔がもう一回り小さくなった】
【少女が理解できたことは、この事象が「変身」ではなく「変形」であること、くらいか】
【身体がかたちを変える音を耳で捉えて、思わず中途半端に口内に残っていた空気を嚥下させる】

……んー、いやね……男じゃなくても吃驚すると思うのネ。
というか、変形しちゃったことのほうがよっぽど驚きなんだけど。

【瞳のサイズはそのままに、二回ほど瞬きを繰り返せば多少は落ち着いたのか】
【とりあえずのツッコミを、「彼女」に返す】


そ。……いきなり暑くなっちゃったよネ、まったく。
心なしか水温も高めな気がするんだよネー……

【問い掛けに対しては、肯定。頷くのに合わせて、赤いポニテが揺れる】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/25(土) 21:30:38.43 ID:7bpoI2Pao
「もしもし・・・」

【 大通り 】
【幾らかの書類を片手に、手当たりしだい、通行人に声を掛ける】【白衣の少女】
【カセットテープの様に、同じ質問を繰り返している】【聞き込み調査、だろうか】
【殆ど取り合って貰えず、やりきれないといった様子で】

「あのう・・・・・・あっ、ちょっと・・・・・・・」

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【腰の辺りまで伸びた髪は、空中に溶け込むように白く】
 【まだ子供であることを示す、つんと張った肌は雪の様に白く】
 【小学〜中学生くらいであろうか、小さな身体でぶかぶかの白衣に身を包み】
 【蒼空を写し取った様なアクア・ブルーの瞳】

「少し話を・・・・・・ちょ・・・・・・」

【もし貴方が通りかかれば、声をかけられるかもしれない】
【定型文のような質問文句、それは「この人たちを見かけませんでしたか」、と】
【手に持った書類にプリントされた、3人の少女の姿。とても奇妙な事に】
【服装を除いて、彼女らを探している"この少女"と瓜二つなのだが】【ルパンごっこだろうか】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/25(土) 21:33:19.18 ID:DnMkA2yYo
>>705
/ホントにゴメン、急用が入ったから抜けないといけなくなっちゃった
/だから無かったことにしてくれると、嬉しい、ホントにゴメン……
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 21:34:23.34 ID:tOnT5l+I0
>>711

//あいわかりましたー
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 21:34:33.54 ID:Kjj/+0EVo
>>697
(あれ、ひょっとして結構見えてます?)

【邪念をスルーして、尻尾に向けられた視線(?)に、僅かに面食らう白猫】
【確かに彼の攻撃は魔翌力主体で、なおかつ偏重率が高いことから才覚は以前から窺えていた】
【見てくれはいまいちだが実力は半端ではないと、白猫はその評価を更新していた】
【視線が少し好意的になった…かもしれない】

>>699
(あなたの強さは能力だけではありませんから、心配してませんよ)

【あまり話し込んでもあれなので、そんな思考をウィンクに載せて返答】
【特に彼女もチャージ行動、自身も詠唱に気を裂いているので、これが最大限の返答だった】

>>704
【今日、彼の役目は見守る事】
【非常時には出て行くつもりではいたけれど、皆、成長している】
【それが好ましくて…なんだかずっと、見ていたくて】

【返事は返さない。ここで手を出さない事こそ、今日は返礼になるのだと思っていたから】


>>706
…解体っ! 機能分断っっ!! 自動詠唱っっ!!

【詠唱は中断されない。直撃の寸前、ベルはその思考を切り分けた】
【無論直撃。痛みに狂いのた打ち回るも、魔翌力制御と詠唱は勝手に喉から滑り落ちる】

ぅううっ、ばっ、バーンストライクVerβ!! レプリカ4!!

【脳の機能を分割し、痛みを受けている自分と指定した行動を続ける自分へと分割したのだ】
【痛みが治まるや否や前足で頭を抑えるも、そのときは既に詠唱は完了していた】
【しばらく動け…いや、口からよだれをたらし、涙すら流して半ば意識を失いつつも、唇は次へと攻勢をつなぐ】

…蒼の代行権限、指令デルタ、重苦の雷…っっ!!!

【その足元、地面から四つの爆発が連続】
【ローズが行った脚への攻撃に続き、姿勢を崩す事に特化した衝撃である】

【ベルにいい含められていたのか、苦しむ白猫を見ながら、ローズは竜を見据える】
【これに当たってはいけない、触手の雨と波動を高速移動で掻い潜るも、肩に被弾】
【バランスを崩しかけたが、痛いだけだと再び疾走】

「ぐぅうっ、…そんな、のっ!!!」

【言葉足らずだが反論する。本能が告げる、それは真実であり否定するものではない】
【しかし、だからと言ってばら撒いていいなんてことはない。】

【壁面を駆け上がる俊足、間違いなく重力を無視していたが、その意志力で落ち込まないほどの速度】
【途中で蹴り込み、触手へ向かって跳ぶローズ】
【羽のように広げた六爪を、触手の根元へと振り下ろす】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 21:35:17.07 ID:sA4IfnHdo
>>707

とーう!!!

【何事も唐突なのがこの世界だが、その中でも特に唐突な部類で】
【何処かから、高らかな叫びというか気合いの入った声が聞こえた】
【もしも少年が、その声につられて視線を持ち上げれば】
【それと擦れ違う様にして、屋根から飛び降りてくる影を見る事となるだろう】


定時の見回りをしていれば、何やら異端の気配!
教会≠フ末席を汚す者として、これは見捨てては―――

―――……あら?

【赤い布地の中心に白い十字架が描かれたチュニック、細めの黒のトラウザーズ】
【軍隊風の革のブーツ、爪先と踵に金属板の補強を施し、
【両肩から足首近くまでの丈のマントを羽織り、明るい橙色の髪を襟上で揃えた少女】
【建物の屋根から、音も無く着地した彼女は】

あのー、大丈夫ですかー……?

【少年の怪我に気付いたのだろう。傷口を指差し、訊ねた】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:39:26.36 ID:qLlsBTjZo
>>703

今日はお菓子を買う予定だったのです、それを曲げたくなかっただけですよ
まして妖怪の為にその計画を曲げるというのは些か許せないので、まあ小さいプライド故ですよ。

【ああ、もし戦闘になってしまったらお菓子が大変な事になるなあ】
【今更になって少しの考え無さに後悔を覚える】

そうですね……あやかしを[ピーーー]のに何か理由が必要ですか?
人間に害をなす存在に敵意を向けて何がいけないのでしょうか……。
まあ僕が化物退治屋というのもありますけどね、これは半ば本能のような物ですよ「妖怪を殺せ」とね。

【妖怪を恐れるな、殺せ】
【そういったプログラムが遺伝子レベルで入力されているような存在、それが彼】
【だからこそ妖怪を退治するという事に何の罪悪感も沸かない】
【そういった感情はより効率良く妖怪を退治する為にカットされている】

ですが貴女が胸を張って「私は人間に危害を加えた事は無い」と言えるのであれば……
僕は積極的には貴女を倒そうなどとはしないですよ、……多分。

【敵であるなら倒す、そうでないなら倒さない行動原理は比較的シンプル】
【ちりん……と錫杖を鳴らす】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 21:40:00.51 ID:tOnT5l+I0
>>698

//まだいますか〜?
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/25(土) 21:40:30.14 ID:yP4zXX4Eo
>>708

……ん

【進行方向に人影があれば、否応無しに視界に入る】
【そのまま歩を止めること無く歩き続け、一人と一匹に近寄っていって】

こんにちわっ!
毎日毎日、うんざりするぐらい暑いですね〜

【澱み、濁りの全くない、太陽のように輝く笑顔を見せながら】
【少年へ向けて軽く会釈をして、気さくに話しかけた】
【同時に、十字架がチョーカーに当たり、小さく金属音を立てる】

頭がどーのこーのって聞こえましたけど…大丈夫ですか?
熱中症とかって命にかかわったりして意外と危ないのですよ?
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 21:41:38.59 ID:tN8K18QL0
>>702

【竜のそれは、体高150cm、頭から尾先まで6メートルほどの体躯】
【双翼の帆を広げても、超弩級という印象は受けない】
【四足で構えている限りは、座高も馬とほとんど変わらず】

この竜――フランカの種名を、私は存じ上げませんわ
なぜなら新世界の学者には、彼を定義することは出来ませんから

ですけども、誇って下さいまし。その推測は正しいのですわ
フランカは、文化的には『騎竜』という分類をなされるものですから、
誉ある竜騎兵の跨って戦うに易い、馬に近いサイズなのでしてよ。

【引っかかるところはあれど、好奇心を煽るか満足させるか、際どい程には】
【それなりに道に通じた者らしい概説を、この少女は口にした】
【その先を求めるかは、偏に男の意思に委ねられるが】

【誉ある竜騎兵――甘美に奏でられた語が示すのは、誰なのだろうか】

……ザクセン・シェルナ様ですわね?
簡便を尊ぶことは個人的好みでは有りませんけど、美徳とは思いますのよ?

ふむふむふむふむふむふむ……店開き、ですわね?
此の様な場所に足を踏み入れるなら、工務店の類と見ましたわ
道理でフランカはあなた様に「臭い」に、違和感を感じた
機械の臭いというのは――思うより、染み付いてしまうものですものね?

【竜を高く見てもらえたことに、一定の評価を示したか】
【少女は鞍の上に跨ったまま、フランカの顔の前で軽く親指を立てる】
【この合図を受けた途端、その射竦めるような眼の色は褪せ】
【歩み寄る男に対して、一吠えとて楯突くことは無くなってしまった】

わたし達は――土地を見ていた。と言ったところですわね
降り立つに丁度良さそうなビルが、ここに有ったものですから?

……時にザクセン様の店は、「星」に開くお積もりなのかしら

【人差し指の爪で、ルージュの入った唇をそっと撫ぜると】
【小奇麗に小首を傾げて、少女はそう問うだろう】
【先ほどまで見ていたシャッターの向こうでの作業は、まだ終わりそうも無かった】

719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 21:42:11.48 ID:CjPI+xISO
>>709
【少女に突っ込まれ、漸く自身が突飛な事をしていたと気付いて】
【また「ごめん」と、無愛想ながらも存外素直に謝って。彼女の肯定を聞くと、そっと側に寄って湖に手を浸し】


――…本当だ。少し、ぬるいかも。
でも…まぁ、ましかな。


【そう言うと、先程まで少女がしていたように。靴を脱いで裾を上げ、湖に足を浸すだろう】
【そして少女を見上げ、少しばかり考えてから問い掛ける】


「自分」は、ラァス。雲類鷲(うるわし)ラァス。
あんたは、何て名前の「ニンゲン」?


【普通ならば、名前だけを問うところ。そこに彼女は「ニンゲン」という項目を足した】
【其れはどこか、目の前の少女は人なのかはたまた異質の存在なのか、探るようでもあった】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/25(土) 21:44:38.49 ID:iBE7W9ie0
>>716
/います!
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/25(土) 21:44:51.21 ID:gYgoEC6Qo
>>706
・・・・っく・・・・

【鼻で笑われ、ムカァっと・・・・・なることもなく】

(随分と乗ってくれるのだな、あの時もそうだったが表情の割にノリがいいタイプか?)

【仮面の下で不敵に笑いながら視線を返す】

>>706
【左前脚を剣がえぐったその瞬間】

ふ、かかった・・・・・

【剣、放たれた其れの芯が爆裂し、辺りに衝撃波を撒き散らし】
【左横腹にそれが迫る】
【爆発したのは至近、その威力は減衰することなく襲いかかる】

【そして】

ぬぁあ!!

【ラグナロクはレーザーに飲まれた】

/車に気をつけて、言ってらっしゃい

>>713
【彼の能力は、一言で言うならば魔翌力の精密操作】
【才能と努力により極限まで研ぎ澄まされた其れはコンマ単位で魔翌力を振り分け、マイクロ単位で操ることが可能】
【当然、魔翌力の探知能力も底上げされ、十分に一流の域に達している】
【むしろ全て見れなかったことに対して全身を悶えさせながら悔しがるかもしれない】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/25(土) 21:47:52.36 ID:zz4W48l+0
>>717
あぁ、だいじょ…

【言いかけて】

…えーっと

【目があった後、暫くしてから夜空を見上げ】
【もう一度相手の方を見る】

…ちょっと引っかいて見てくれオール

『にゃふ』

【言うか早いか猫に顔をずたずたにされ】
【顔があれなことになり路地裏には叫び声が響くのであった】

痛い、痛いと言うことは
夢でもない!?
一体なんだその翼!
何者!?

【大げさにだが相手に問いかける】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 21:48:18.26 ID:Kjj/+0EVo
>>713
//あれれおかしいなわかりにくい
//>>706へのレスをいかに差し替えます

>>706
…解体っ! 機能分断っっ!! 自動詠唱っっ!!

【詠唱は中断されない。直撃の寸前、ベルはその思考を切り分けた】
【無論直撃。痛みに狂いのた打ち回るも、魔翌翌翌力制御と詠唱は勝手に喉から滑り落ちる】

ぅううっ、ばっ、バーンストライクVerβ!! 複製(レプリカ)4!!

【脳の機能を分割し、痛みを受けている自分と指定した行動を続ける自分へと分割したのだ】
【痛みが治まるや否や前足で頭を抑えるも、そのときは既に詠唱は完了していた】
【しばらく動け…いや、口からよだれをたらし、涙すら流して半ば意識を失いつつも、唇は次へと攻勢をつなぐ】

…蒼の代行権限、指令デルタ、重苦の雷…っっ!!!

【竜の足元、地面から三つの爆発が連続】
【ローズが行った脚への攻撃に続き、姿勢を崩す事に特化した衝撃である】

【残り一つはベルの足元】
【白猫は強制的に宙へと舞うが、その間も詠唱と魔翌力の練成は止まらず】
【先ほど以上の隙。痛みに光をなくしつつある目は、竜に対し挑発的に向けられていた】

【ベルにいい含められていたのか、苦しむ白猫を意図して無視、ローズは竜を見据える】
【これに当たってはいけない、触手の雨と波動を高速移動で掻い潜るも、肩に被弾】
【バランスを崩しかけたが、痛いだけだと再び疾走】

「ぐぅうっ、…そんな、のっ!!!」

【言葉足らずだが否定する。本能が告げる、それは真実であり否定するものではない】
【しかし、だからと言ってばら撒いていいなんてことはない。】
【それを主張したのは、本能ではなく『ローズの意思』】

【壁面を駆け上がる俊足、間違いなく重力を無視していたが、その意志力で落ち込まないほどの速度】
【ものすごい勢いで駆け上がってゆくが、まだそれだけ】
【高度をこれ以上あげる前に叩き落す余裕はある】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:49:33.21 ID:pJEvDXJYo
>>719

まー、それにしても緑の中にいると何となく涼しいような気はするよネ。

【隣に座った彼女ににっと笑いかける、大分緊張もほぐれたのだろう】
【ばしゃ。もう一回水面を蹴って、飛沫を向こうへ飛ばす】

ラァス、覚えた。多分っ。
あたしは夕月、夕の月って書いて「ゆづき」って読むんだけど、……

……うん、多分ニンゲン。

【返した答えは、なんとも曖昧で。あさっての方向を見ながら、首を傾げる】
【自身を語るにしては不自然すぎる間を持って、そう、口にした】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 21:50:47.53 ID:eVDd5APPo
>>706>>713>>721

……ダメ…………。

こんなの、遊びじゃないから……。
だって遊びは……もっと、楽しいものだもの。

…………だから、もう。こんな事は、止めて。

【説得は通じないだろうとは思うが、】
【相手は経歴が特異な幼い少女。万が一があるかもしれないと、呼びかける】
【──なんて、合理的な考えはなく。これはつい口にしてしまった、心からの言葉であった】

【リボルバーの引金を引き、魔弾で片方の魔翌力の刃を撃ち落とす】
【しかし、もう片方の刃への対処はせず、体を軽く捻ったのみで】

……、……っ。

【直撃は避けたものの、刃が彼女の右脇腹を穿つ。】
【決して軽くない怪我。純白のシャツが真っ赤に染まっていく】
【しかし痛みを知らぬ彼女は、それで怯むことはない】

【竜の方へ駆け出し。近くもないが遠くもない、中距離の辺りで立ち止まる】

解放 "Release"
&──、《 光の斧 "Ax" 》っ

【彼女に追随して着いて来た光の杖が、光を放ち】
【一瞬のうちに大きな光の斧へと、その形が変わる】

(顔は一番ダメージが通りそうだけど……、得体が知れない。)
(だから、ここはあえて────)

…………胴体っ

【そして彼女の頭上に浮翌遊している斧を、竜の方へと飛ばすと】
【宣言通りに胴体目がけて、勢い良く振り下ろす】

【動きが鈍く。隙が大きく。対人戦では使いづらいような一撃】
【だが大柄な竜にならば当てることも充分可能だろうと、彼女は踏んだようだ】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 21:52:11.89 ID:tOnT5l+I0
>>698//ではよろしくお願いします!

【薄暗い夜道に、さらに一人の人間が現れる】

―――――――――――――はぁ、疲れました。

【夜道を歩く少年がいた】

【顔はやや中性的で、幼さが抜け切れていないような感じである。車椅子に乗っていて黒の半袖の寝巻きを着ているのだが】
【首から下、そのすべてが包帯に覆われているのである】
【まるで重病患者が病院から抜け出したかのような、そんな格好である】

【少年が斬られたであろう人影と、斬ったであろう人影を目に入れた】

・・・・・・・・・・あ、悪いひとだ。

【ポツリとだが聞こえるように言う】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:52:43.57 ID:fFZqK6uho
>>706

【速度は、決して遅くは無い。だが問題は重さ】
【身長は小さく、それに比例して体重も当然低い】

【だけど、ポケットの中には、―――】

【ポケットの中に入っているのは、夢だけでは無い】
【ブルーラインから貰った、ピンポン玉が3つ】

(!?ヤバイ、駄目だ――)

【死にたく無い――強く願ったその時、ピンポン玉は重くなり】
【落下しながらではあるが、そのまま触手を切るだろう】

【もし、もしも切った場合の話だが、少年はそのまま落下】
【着地時には大きな隙が伴う】

【足腰が不十分な少年が十分な着地を取れるワケが無く】
【予想するのは、そう難しく無いだろう】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 21:52:47.90 ID:tOnT5l+I0
>>698//ではよろしくお願いします!

【薄暗い夜道に、さらに一人の人間が現れる】

―――――――――――――はぁ、疲れました。

【夜道を歩く少年がいた】

【顔はやや中性的で、幼さが抜け切れていないような感じである。車椅子に乗っていて黒の半袖の寝巻きを着ているのだが】
【首から下、そのすべてが包帯に覆われているのである】
【まるで重病患者が病院から抜け出したかのような、そんな格好である】

【少年が斬られたであろう人影と、斬ったであろう人影を目に入れた】

・・・・・・・・・・あ、悪いひとだ。

【ポツリとだが聞こえるように言う】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 21:53:47.69 ID:Br/qmdco0
>>714

―――……?

【ふと視線を向けてみると少女が上方から飛びおりてきた】
【何が“異端の気配”何だろうか、彼女の世界は飛びおりる信仰なのか】

ひゃはは、心配ありがとォございますってェ

だけどな、アンタが探してる異端はたぶん俺も含まれてると思うぜェ…?

【ふ、と軽く笑みを浮かべ、目の前にいる少女に視線を合わせる】
【若干自虐的に、少女にとって害のある存在だと知らしめるかの様に】

【少ししてから、少年は頭を左手で押さえながら】
【ふらふらと、もたれ掛けていた壁から背を離し】

悪いなァ……今はなンかどォにもテンションが上がん無ェんだ……

すまねェが……此処で倒れてもらうぜ…?

【ノロノロとした動きで、ゆっくりと右手で少女を殴ろうとした】
【そこに相手を本気で倒そうという気迫など微塵に存在していなかった、が】

【それを回避しなければ、それなりに痛いことは確かではある】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 21:54:18.59 ID:UzdGYVcSO
>>706

うわあああ遅れてすみませぇぇえんっ!!

【戦闘真っ最中のその場に、さらにもう一つ人影が飛び込んでくる】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな格好をした、14〜5歳程に見える少年だ】

はぁ…はぁ…
僕はヘイロンっていいます!遅れてすみませんよろしくお願いしま……!?

【膝に手をつき一息に名前の紹介と遅れた詫びを告げようとする、が】

……なに、あれ………
あれが、竜……?

【目に入った異形の竜】
【あれが何か、考える暇は無さそうだ】

と、とりあえず……
あの背中のやつ、どうにかした方が良いよね……?

【コートを脱ぐのも忘れ、異形の竜に向かい飛翔】
【触手の生えた背中に到達できたなら、一番手近な触手の根本に爪を立てるだろう】



/本当に遅れてすみませんヘイロンですよろしくお願いします!
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:57:10.48 ID:Zgj+eyJgo
>>715

そうかい、また口の悪い坊やだねぇ、余計な一言が多いよねあんた…
言われないかい?そう言ってさ?

【お菓子を買う予定であったこと、その事は実行すると、女は其れに関してはなにも言えない】
【女も同じく、お菓子をかって此処で食べる予定があったから、だから男がそうなのであればそれはそうなのである】

本能ねぇ……ほんと自分等中心なんだねアンタたちは、妖怪を[ピーーー]のに理由はいらないとね…
じゃあアンタ達もアタシたちの事言えないんじゃないのかい?妖怪のすみかを奪ったりさ、

人に粗末に扱われその恨みから妖怪になった者も居るっていうのに……あーあ…殺生なことだよまったく…

【女はその男の話しを聞き、素直に自身の思っていたことを話す、いや、この者だけではなく】
【他の者、ほかの妖怪も思っていることであるかも知れない】

【たしかに人を好んで[ピーーー]妖怪も居る、だがそんな者ばかりじゃない、人の血を吸わなければ生きていけない者もいるであろう】
【その辺りは定かではないが、妖怪とて、人と同じく心をもっているのだ、それを決めつけて害をなす物としてあつかわれるのは女にとっては不服であった】

【男の意見も解る、何もしていない人間が妖怪の餌食になったこともあるだろう、だからその男の事も攻めることはできない】
【女も、自身を害をもたらす物、同じ種族に害をもたらすものがいれば、男と同じことを思うであろう】

じゃあさ、あたしが殺した事が有るって言えば、アンタはあたしを[ピーーー]んだね
それにどんな理由があったとしても、仲間を無闇に殺された事があったとしても、それは実行されるのかい?

【もちろん女は、驚かしたぐらいはあるが、人を殺した事は無い、ただその男の反応を見たくて、そう言っただけ、】
【ただその興味によって言っただけである】

732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 21:59:02.13 ID:CjPI+xISO
>>724
【少女――…夕月の名前を、記憶に刻むようにちいさく繰り返してから】
【曖昧な、傾首まで伴った其の答えを聞けば。不思議そうに、夕焼けを連想させる赤の彼女を見詰めた】


多分――…? …もしかして、確実には解らない、の…?


【そんな疑問を、遠慮など無しにそのまま夕月にぶつけてしまってから】
【あ、不味かったかな、なんて。窺うような視線をそちらに向けた】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 22:02:25.91 ID:803YYRDYo
>>713
《あははぁ!竜さんが、凄く痛がっているよぉー、いたいいたいいたい、ってねあははは!たのしいね!》

【竜は爆風を受けて、態勢を崩す】
【がくん、と体が崩れ落ちるようになった、が】
【全身に操り糸のような魔力が纏わり付き、無理やり立ち上がらせられる】
【異形の竜は、もはや本体の意思など関係なしに、少女の狂気の糧とされるのみだった】

【が、直後の触手への斬撃】

――ギグィ……。

【ばき、ばきと罅が入っていき、触手のウチの二本が崩れて落ちた】
【だが、その瞬間他の触手の一本がローズを捉えるように、襲いかかるだろう】
【締め上げて、純粋な悪意の情報をローズに叩き込み、精神を汚染しようとする筈である】

【まるで、己の同類を作ろうとしている≠ゥのように、感じられるかも知れない】

>>721
【ばきり、と前足が至近の爆発に飲まれ、粉砕する】
【粉砕する所を無理やり締め上げて、竜は強制的に立たされているが、満身創痍である】
【だと言うのに、動きは衰えていない。本体や弱点がどこかにあるのだろうか】

【それは、爆風により中身があらわとなった脇腹の内部に有る】
【ちらりと、見えたかも知れないが、赤黒い鍵のような物を収めた宝石が体内に浮かんでいる】

>>725
《私は、たのしいよ?なんで、おねえちゃんはわらわないの?たのしいでしょ?ねえ、たのしいでしょ?ねえねえ!?》
《だから、あそぼうよ、きっと、おねえちゃんも、わたしみたいになれば、たのしいよ?あはははははははぁ!?》

【狂っている。確実にこの城の主は、狂っていた】
【おそらく、先ほどから精神攻撃を多用するのは、壊れた己の同類をつくろうとする、無意識の行動だろう】

【そして、近づいたキミが、斧の攻撃を竜へと放ち】

――ぐぎぃ……あ……

【ばきりっ!と表面の皮膚が大きく砕けて、内部をさらけ出す】
【胴体の大半は消滅し、骨格のみで動いているも同然である】
【しかし、キミは見ただろうか。竜の頭の割れ目から覗く、無数の目がキミを見ている事を】

>>727
【ざんっ、と触手の3本が切り裂かれる】
【龍の動きは鈍くなっており、キミに追撃が仕掛けられることは無かった】

>>730
[【遅れてやってきたキミの攻撃は、触手の一本に突き刺さり、ポリゴンを粉砕する】
【しかし、残る触手がキミを狙い、魔力の波動をキミに打つだろう】
【凄まじい衝撃と、唐突に襲い来る衝撃的なほどの哀しみ≠ェキミを襲う筈である】
【あらゆる攻撃に精神攻撃が付随すると考えるべきだろう】



【竜のダメージ】【残る触手:4本】【胴体のコアのような物があらわとなっている】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 22:02:39.20 ID:sA4IfnHdo
>>729
【高所から飛び降りる事が信仰告白、そんな奇習は見てみたいが】
【不幸にもこの少女の信仰には、そのような内容は含まれていなかった】
【ただ、そこが一番、渋滞と無縁だっただけである】

……あのー、どうみても怪我してますよね
こんな所に居ると危険ですし、何処か安全な場sy……

……って、ちょっと待って下さいって!

【己へ向かってくる拳のスロー加減。焦りはするが、避けられないものではない】
【ぱし、と左手で相手の拳を打ち上げて、更に首を傾けて回避しつつ】
【一応ばかり一歩後退、距離を稼ぐ】


私が知っている異端は、そうも『助けてくれ』なんて雰囲気を発していません!
いえ、確かにその魔翌力は異端と呼ばれる者に分類出来るかも知れませんが、兎に角……

これ以上力を振るうつもりなら、近くの教会まで連行しますよ!

【警告、なのだろう。攻撃してくれば対処するという、意思の表明、だが】
【その前に混ぜた言葉は、少年の耳にどのような形で届くか】
【少年を、何かに助けを求める者だと、断定する様なその言葉】

【少女は、左手を腰に、右手は真っ直ぐ伸ばして前方に、それぞれ拳を作らずに置く】
【戦闘態勢は、十分に整っている様である】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/25(土) 22:02:46.78 ID:yP4zXX4Eo
>>722

わぁぁっ!?
い、一体なにしてるんですか!?

【目の前で傷だらけになられたら、誰でも驚く】
【慌てて同じ目線までしゃがみこんだ】

【鞄から消毒薬を取り出し、ティッシュに染み込ませる】

ちょっと染みるかもしれません
でも、ばい菌とか入っても危ないですし…
……動かないでくださいね?

【ひっかき傷に沿うように、ティッシュで拭いていく】
【消毒薬のツンとつく匂いが、鼻につくかもしれない】

あ、えーっと……まず、翼はその、能力みたいなものです
何者かと言えば、龍です。ドラゴンですよー!

【やや傷が深いところに絆創膏を貼りながら、落ち着いて質問に答えて】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:07:14.20 ID:fCCfuFqWo
>>718

騎竜……竜騎『兵』っていうと、君は軍人かなにか?
それも国ごとにあるような常備軍じゃなくて、どこかの種族とか……
フランカって親しげな呼び方だったり知識だったり、そう思えただけなんだけどさ

……ところで、脱皮とかってしないのかな
でなきゃ爪を切るとか、そういうことは………?

【目線自体は自身と然程変わらない。しかし、存在の大きさは圧倒的だ】
【一歩こそ踏み出せたが、近づいてみるとより強く、竜というものを思い知って】

別に、ザクセンでもシェルナでもなく「あなた」でもいいんだ
自分がどう呼ばれるかは割と気にしないタイプだからさ。
むしろ、例えば「フランカ」って呼び捨てにしてもいいのかってほうが気になるかな

………流石。こう見えても技術が取り柄で都会に出てきたんだ
『義手義足からアクセサリーまで』、『機械の精密さと人の柔軟さで』が売り文句さ。

【それでも近付くのを止めない辺りは、技術者という言葉の裏付けか】
【言うなれば極上の素材が目の前にあるのだからついつい引き寄せられる、と】
【このザクセンの場合は初見ということもあり、諸々の好奇心が強いのだろう】

店、工房は水の国に開くつもりだよ
郊外にいい具合の空き家があったからそこに……星の国は、少し敷居が高いし
僕はまだ駆け出しだから、細々と堅実にやろうと思って

……土地っていうと、この辺りの区画整理もされてなさそうな辺りを?
人を見る、ならこの間あったけど……土地観察が趣味とか?

【大体、竜に飛びかかられれば避けられないような距離まで歩みを進め、そこで止まる】
【口調も徐々に砕けてきて、どうやら敵意もないらしいと―――そう、ザクセンは考えたらしい】
【基本的に平和そうな人物ではある。そして興味から体をずらし、少女が見ていた『土地』を覗こうとして。】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:09:18.77 ID:pJEvDXJYo
>>732

うん、きちんとは解んないの。
というか……覚えてない? うん、そうなの。
あたしは、うんと昔の思い出をどっかへ失くしちゃったんだよネ。

【そんなに気にはしていないんだろうか、からりとそう口にする】
【その言葉を要約すれば、「私は記憶が欠落しています」ということになり】
【実はこの名前適当につけたんだよネー、なんて笑い交じりに言ってみる】

だからあたしは、物凄いバケモノだったりするかもしれない。
どんなイキモノであるのかはまあ、判明してからのお楽しみってことでー?

【解ったら教えてあげるよ。ちらりと歯を見せるように笑いながら、そう告げた】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/25(土) 22:11:24.19 ID:iBE7W9ie0
>>728

悪い人ねぇ…まぁ今の状況ではそうにしか見えないだろうな…

で…普通の奴なら悲鳴を上げて逃げ出すのだが、お前は逃げないのか?

【後ろから聞こえた声に対し振り向かずに、一言。】
【こういう時に出会う奴は大抵が逃げ出し、たまに正義感の強いやつが突っかかってくる。】
【しかし、「あ、悪い人」などと言う薄めのリアクションは彼にとっても初めてであった】

【彼は後ろを向いたまま死体に剣を突き刺していた】

[ゴキュッ ゴキュッ ゴキュッ]

【その行為は少年からはこの男の体で遮られ、見えないであろう】
【その剣が死体の血を吸って刀身を長くしているということは分からないと思われる】
【不快な血をすする音が響くだけで】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/25(土) 22:11:52.76 ID:zz4W48l+0
>>735
ッ!?
もう少し優しく…

【傷口に染み、顔を少し歪める】

能力…
と言うことは能力者か

【ふと相手のナンバーが目に入り】

ん?その数字なんだ?

【質問ばかりである】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 22:14:25.63 ID:Kjj/+0EVo
>>721
("…ああ、やっぱり”)

【白猫は臨戦態勢なので応じる事ができず、出てゆかないと決めたラインは歯噛みしていた】
【それでもなお、ラグナロクの様子を見ていて、少し喜んでいる】
【悪いことしたな、と申し訳なく思いながらも、それでも、彼への好意を膨らませてゆく】

("…やっぱり、いいバカだ”)

【彼には決して伝えないし、伝えれば間違いなく怒られるけれど】
【ラインにとって、この場合のそれは褒め言葉だった】

>>730
("おぉ、竜の援軍か”)

【傍観者と言うのはいろいろ歯がゆいが、開き直って状況を俯瞰するラインは、新たにやってきた戦友を密かに歓迎した】
【戦闘力は未知数だが、あっさり散らされる、なんてことはあるまい】

("…あいつが見たら発狂するだろうな…”)

【竜二騎。知り合いにそういう状況を喜びつつも嫌うバカがいることを思い出していた】
【無論、そのバカとヘイロンが知り合いである事を知らないまま】


>>733
「ぎっ、…ぅあううううあああああああああああ!!!???」

【ローズは、右腕にまとわりついた触手から流れ込む悪意に悲鳴を上げた】
【右手の爪三本は落ち、空中で消える。砂のように】
【左腕を振り上げるが、脳の命令が途中で途絶し書き換えられる】

【抗うな、運命を受け入れろ】
【楽になりなさい】

「あっ、ああああああああああっ、ぅあああああああああああああああああ!!!!」

【声がする、声がする、声がする】
【囁きかける声が、自分の性質を書き換えてゆく感覚】
【体の操作が途絶して、感覚が失われて、】


っっっ!!! 重複起動、多重詠唱、ライディイイイイイン!!!

【その有様に正気に戻ったベルは、中途で詠唱を書き換えた】
【空間、ベルの頭上に開いた穴から、鳥の形をした雷が現れ、一度羽ばたいた】
【電撃を含む突風が竜の表面に襲い掛かるが、前述どおり威力はない、見掛け倒し】
【ただしその波動に対しジャミングをもたらす効果がある。動きを止めた上でローズへの干渉を薄める効果があった】

【それらの効果発揮を確認せず、二度羽ばたいたら『ライディーン』はきえる】
【後は、】

【悪意の汚染、ローズの左手に嵌められていた薔薇の指輪が、砕け散った】
【整流作用の限界、堪え切れなかったようだが、ローズの顔が歪む】

"ローズ、ブルーローズ”

【狂喜と闘うローズへと、遂にラインが声をかける】
【優しく暖かな口調は、一見すると諦めにすら似ていたけれど】

"どう、したい?”

【問いかけたのは意思、意思の確認】
【自分を汚染する黒を体内に感じつつも、ローズは必死に抗う】

【ライディーンの効果や他者の奮戦によって、その対話の結果も変わるだろう】
【ベルもローズも、動けない】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 22:15:58.12 ID:Br/qmdco0
>>734

【弾きあげられた右手は、その衝撃に任せて】
【物理的に自然な位置に戻った、逆に可笑しく見えるほどに】

ひゃはははァ…アンタは優しくて正しくていい奴だな

だが、悪いなァ……どォしても、ッ……―――どォしても止めらんねェッ…!


【目の前の彼は悲痛に顔を歪ませ、泣きそうになりながら】
【いや、“助けてほしそうな”顔に成りながら】
【もう一度、殴りかかろうとする】

避けろよ…?もしくはさっさと俺を戦闘不能にしちまいなよォ……?

何なら……―――――

【口元は悲痛から……自虐の笑みの表情に一瞬変わり、戻る】
【“コロセ”と、唇が動いた時には、少年は攻撃に向かっていた】

【右足を軸に半回転し、その勢いを付けてもう一度】
【相手にめがけて殴りかかる、先程よりはるかに強い一撃】
【確実に、本気の一撃である】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 22:18:53.52 ID:tOnT5l+I0
>>738

はい、にげません。

【きっぱりと、静かに言う少年。】

・・・・・・・?

【何かを飲むような音が少年の耳に聞こえた、だが少年にはソレが何なのかは分からない】

まぁでも、ちょっとだけ、困ったことになりました。

【頬を軽くかき、笑顔で言う少年】

僕、実は傭兵なんですよね

【その笑顔は】

でも、全然殺し合いの機会がなくて、ちょっと欲求不満なんです。

だから、あなたを殺そうと思います。

【獲物を見つけた、獣のような、笑い】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 22:25:01.43 ID:CjPI+xISO
>>737
【さして気を悪くする風でもなく、答えられたその内容を聞いて。ラァスの方が少しばかり、切ない表情を見せた】
【思い出をなくしてしまう、其れが引き起こす苦しみを、と或る仲間が経験していたから】


きっと、思い出せないだけ。いつか、取り戻せる。
…「自分」も、願っとく。

――…え、適当…? でも、素敵な名前。


【彼女が名乗った名も、彼女自身が考えた新たな名だったりしたが、其れよりもずっと良い名前だと思って】
【続く夕月の言葉を聞けば、少しばかり目を丸くしたが。彼女につられて、ふっと笑顔を見せる】


――うん、解ったら教えて。聞きたい。
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/25(土) 22:25:19.51 ID:svyVUV6n0
【寂れた街の路地裏】

くそっ!

【そこに一人男が立っていた】
【2mを超える筋肉で固められた巨躯、プラチナブロンドの長い髪とラウンド髭、どこを見てるかわからない金色の瞳、歳は40位か?】

【肌にじかに着た金ブレード、金紐、金ボタン、等が施された真紅のムラが美しいロングコート】
【足には黒いOリングベルトのブーツ】
【また両方の手から前腕にかけて星形の鋲を打たれた黒いセスタスを装着している】
【そしてそのセスタスの手の甲で交差した部分の中央には髑髏の飾りがある】

いらねぇところで時間食っちまった。

【そこに何か大きな力に押しつぶされた様な三人の男の死体が倒あった】
【全員、前時代的な武器を装備している所から見ると、農村出身の貧乏傭兵だ】

このままじゃ釣りあわねぇ
代わりにコイツを貰うか。

【巨躯の男はその前時代的な武器の中から、俗にチェーンハンマーなどと呼ばれたりすることがある、モーニングスターというスパイクの着いた鉄球を鎖でつないだフレイルを取る】
【このフレイルやけに鎖の部分は長く、鉄球もバスケットボールくらいありそうだ】
【対して円錐形のスパイクは浅く、見る人が見たら某機動戦士のそれを思い浮かべるかもしれない】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:27:21.92 ID:QKzQ+VTDo
【とある街外れにて】
【日が落ちてもなお蒸し暑い夜道に吹く生温かい風を受け不快そうに苦い顔をしながら呟きながら歩く者がいた】


―――――…うわ、生温かッ、6月下旬ってどうしてこう空気スッキリとしないかなあ
もーやだ、今日は仕事なんかやめて家に帰ろう、うん


【そう気だるそうに呟いたのは、茶髪に染めた前髪をはみ出させた黒のソフトフェルトハットに
左目の部分に黒の丸いオーソドックスな眼帯を巻いた白の半袖Tシャツに緑の迷彩色を施された防弾仕様のオーダーメイドベスト
黒の特殊ジーンズの両腰部分に黒光りするリボルバー銃を収めたホルスター付きの弾薬ベルト
そしてかかと部分にスプリンク機構の搭載された仕込みブーツを履く青年だった】


―――それはそうと、機関の奴ら最近妙に騒がしいな、以前二対一の劣勢に追い込まれた身としては
極力会いたくないモンだが、そういう訳にもいかんだろうな


【ハットを右手で被り直し、左腕に巻いた腕時計に目を向けながら現在の時刻を確認する】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 22:27:38.48 ID:sA4IfnHdo
>>741

……職業柄、助けて欲しがってる人は割と良く見ますので……!

どうしても止められないなんて、そんな事が有りますか!
足が地面につかなければ、幾ら動かしても走らずに済むんです!

【両手を引き離した独特の構えから、両足は軽く開いただけに留めて】
【小刻みに小刻みに、時計の秒針より早いステップを始める】
【跳ねるというよりは、揺れる。一人彼女の空間だけ、振動を起こした様な姿】

【「それは後で決めます」】
【殺せという命令系の言葉を、彼女はどうにも優柔不断に流した】

【タン、と一度、地面を強く蹴り飛ばす】
【現在の間合いを更に詰めて、相手の拳の到達点より奥へ】
【そうする事によって、拳≠ナはなく腕≠ェ、自分にぶつかる様にする】
【更には、右腕を顔の側面に運び、盾にして衝撃を緩和】
【軽量の体が祟り、ラリアットを受けたプロレスラーの様に、後方に一回転させられるも】

……っ、とぉ……!魔翌力持ちのくせに格闘主体ですか……!

【左手から着地して、後方に体を捻り軟着陸】
【痺れる右腕を庇う様に左半身を相手に向けて、構え直し】


そんな、お化けを見た子供の様な顔をして……何が怖いんです!?

【右足で体を推し出し、相手への距離をまた詰める】
【十分に近づけば、左手の指を伸ばしたまま、相手の目より高い位置で横に振るうだろう】
【攻撃を外そうとしている訳ではない。目的は、爪で相手の眉を、横に裂く事】
【目の上から出血を起こさせる事で、視界の悪化を狙っているのだ】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/25(土) 22:27:39.85 ID:yP4zXX4Eo
>>739

ご、ごめんなさいっ
頑張ってください!

【その訴えは歯医者さんで治療中に右手をあげるのと同じことである】
【傷を全て消毒し終えるまで、沁みる痛みは続く】

まぁ、どちらかと言えば種族の能力ですね
人間さんが言葉を喋れるのと同じで、龍だから、翼があるのですよ
ちなみに、さらに細かく言うのであれば、古龍です

【ちょっとだけ偉いのですよ、と微妙に誇らしげである】

…これですか?
機関員のナンバーですっ
私はまだまだ若輩者ですのでこんな数字を頂いたのはすごい恐縮なんですけどね…

【ドッグタグを手に取り、そちらに見やすいように傾ける】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 22:29:59.15 ID:Br/qmdco0
>>742

――――――……!

【大きく目を見開く、目の前の現実に対して】
【相手は、“こちらを本気で殺害しに来ている筈だ”】

【その瞬間、苦痛にまみれていたその顔が】
【動物を見るかのような安堵の表情に変っていた】

ひゃはははッ…!こいつは傑作だなァ…!

まさか、まさかってェ感じだ、アンタなら俺を“殺せる”筈だろォな…!

【一度、足を止める】
【殴りかかっていた勢いを無理やり殺す】

【殺意を向ける相手に、生温く殴りかかるのは……冒涜だ】

―――お前の名前は何て言うんだァ?

俺の名はヴァーデッド、ヴァーデッド・劫火・ニコラスだ

刻め、それがお前が殺すつもりの名前だろォ…?

【無理やり言い放つと、腰を急激に低くし】
【右手を地面に向けて振り上げる】

そして……俺だって無残に殺されるつもりはねェ…!

抵抗しない生き方に……死に方なんて存在しねェからな―――――!

【気付くと、少年の右手が巨大な紅色の逆鱗に包まれた、巨大な腕に成っていた】
【少年はそれを地面に振りおろし、飛びあがる】

【飛びあがった方向は相手の居る上方、そのままの勢いで殴りかかった!】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:30:55.98 ID:pJEvDXJYo
>>743

……ん、ありがとっ。

【名前を褒められたことに関しても、それ以外に関しても】
【少女はそれを受け止めて、嬉しそうに(そしてちょっぴり照れ交じりに)笑って、頷いた】
【ぱしゃん。再度蹴った水面の音は、今までよりは幾分軽い】


そーいやさ、ラァスは一体「何」なの?
カタチを変えられるイキモノって、あたし知らないんだけど。

【あたしばっかり喋って不公平じゃん。今度は蹴らずに、水面下で脚を動かしながら】
【首を傾げて、目の前の少女の本質について、さして物怖じもせずに問う】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 22:31:00.60 ID:tN8K18QL0
>>736

軍人と捉えて頂いて、さほど問題は有りませんわ?
とは言えこの身に流れる血は、正真正銘純粋な人間のもの
竜の扱いは――、―――「騎士団」で覚えたものですのよ

【この世界で竜騎士団と言えば、風の国に存在するものが有名か】
【とは言え彼らが主に騎乗するのは、より小振りなワイバーンである】
【完全なドラゴンナイトが、そこに居るかは不透明であり――】

【「脱皮はしません」「爪はまれに」「呼び捨てで好」など】
【細かい受け答えの後に、会話は大元の軌道へと戻る】

大は小を兼ね、AでありBでもある――それは、面白いですわね?
「ヒトの柔軟さ」を求める方法がどこにあるのか、どう結実したのか

あなたの途中成果を、是非とも知りたい所ですわ
こう色々と詮索して、端無いのかも知れませんけども……ね?。

【歩を進める男を前に、フランカは人で言うなら「眉ひとつ動かさず」】
【ただ。自分を素材として見ていることは、薄々感じているのか】
【少女の命令に反して、軽く鼻を鳴らして牛の唸る様な音をあげた】

【――少女の方は、自惚れが透けた顔で。会話を楽しんでいる】
【慇懃のメーターが振りきれて、無礼になるかも知れない】
【十分に美声なのに、妙にねっとりした其れで】

なるほど、既に土地は確保されておいでですのね?
確かにこの国は、都市部ほど閉鎖的なきらいが有りますもの
余所者には――、一定の才か、何かしら庇護者の在る事を求められるわね

そう。思っていらっしゃるよりも活気がありますのよ?
そして常に蠢動する街並みは、退屈させませんわ
動物園にも似ますわね……喧嘩沙汰も、上から見れば花見のようなものですの?

 【平和的な人物かは、果たしてどうだろうか】
 【「兵」と言うからには、殺しを生業に出来る人間であるのだろう】
 【そして、この発言――すこし、普通ではない訳で】

………しかしそれは、
「人の」街の、正しい在り方とは呼べないとも思うのです

【然し。その印象を消すためか、香水のように振り撒かれたのは】
【ふっ、と――この街を憂うような、儚げな声音】
【微笑が孕む感情も、心なしか傾いた気がした】

【――果たして、計算か?】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/25(土) 22:32:41.80 ID:eVDd5APPo
>>733

【攻撃を終えると光の斧は消滅する】

……楽しくなんか、無い。
こんな……殺し合いや、戦いなんて。
それに私は、ちゃんとした遊びを知っているから…………。

…………貴方だって、知らないだけ。

【彼女は一貫して無表情を崩さない】
【こんな戦い、楽しくもなんともないし】
【冷静さを失ったら負けがグッと近づくことを、知っているからだ】

【近距離戦が苦手な少女。脇腹の怪我を庇うようにゆっくりと、後退していき】

…………っ!?
私を……見るな…………。

【見られているだけのはずなのに、何か凄く嫌な感じがする】
【胸に込み上げてくる、嫌悪感】
【しかし別に、精神攻撃を受けたわけではないのだ】
【少しの間無表情の仮面が剥がれたものの、彼女は自らに冷静になるように呼びかけ】

…………食らえ……───

【二丁拳銃の引金を、両方一気に引く】
【放たれる赤色の魔弾と、実弾】
【狙いは自らを覗き込む"無数の目"。少しばかり冷静さを失った彼女は、他の狙いを思いつかなかった】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:33:05.81 ID:qLlsBTjZo
>>731

人間からは特に何も……。

【つまりは妖怪からは言われた経験がある、という事】
【もっともその妖怪は現世にはもういない、妖怪の友人などいない】

そんな事、言おうと思えば幾らでも言えるでしょう。
まあ確かに貴女の言い分は分からないでもない、そういった争いは何も妖怪と人間という図式だけで成立する訳ではない
人間同士でも領地の争いは絶えなかったり憎み合ったり、そういう意味であるなら共感は出来ますよ。

【アンタ「達」という事は、つまりは青年以外の人間からも似たような扱いを受けたのだろうか】

そうですね、もし貴女がそうであるならばきっと殺します……殺さずにはいられない。
……ですが、うん……正直なお話をしますと僕は依頼が無ければそうそう退治はしないんですよ
貴女が誰かに恨まれてそういった依頼が世に回っているなら兎も角として……ね。

【本能に従ったまま、行為に及ぶ事は出来ない】
【幾らかの制約があり実行するにも順序があるのだろう】
【もっとも自分に、彼自身に危険が及べばそれは別の話でもあるが】

/遅くなってすいません1
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/25(土) 22:34:01.91 ID:gYgoEC6Qo

>>733
【レーザーに飲まれたラグナロクは・・・・・】

・・・・・・・何もないではないかぁ!!

【至って普通の状態で佇んでいた】
【彼が身につけている仮面は決別の仮面と言う、ある種のマジックアイテム】
【自分の変えたい性格の部分を正反対にし、自分の抑えている欲望を開放するにする】
【要は、性格を狂わせるアイテムである、つまり・・・・・】

くそ!!期待させおって!!

【そう言いながら地団太を踏む】
【元から狂っている上に欲望を開放しているため、常に幸せ丸出し、ほとんど効果はなかった】

止めだ!!

【射られた剣にまとわりついていた紅と蒼の幻影剣、それらを操作、元の形に変形させ】
【竜の核と思しき其の宝石に向かって真っ直ぐに飛来する】

>>730
【少年の叫びに反応して振り向き】

・・・・・・・龍人か?

【少年の容姿からそう判断する】

(少々巻き込んでも大丈夫、だな)

【と、次の攻撃に移るために魔翌力を集中していく】

>>740
【今ある攻撃手段を使い果たし、さらなる追撃を行うため魔翌力を集中】

ん?

【と此処でなぜか白猫が気になり、凝視】

(うっすらと・・・・・もう一本見えるな・・・・)

【うっすらと見えるもう一本の尻尾を発見】

(九尾だったか・・・・・ん?九尾・・・・きゅうび・・・・・・QB・・・・・QB!?)

【ふと、頭がグワヴァっと開きながら魔法少女になってと契約を迫り接近する白猫を想像してしまい】

(な、なんと恐ろしい・・・・・だが私が魔法少女か・・・・・・悪くないかもしれない・・・・・)

【白猫に対する好感度を自らの妄想で下げつつとんでもないことを考える】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 22:34:12.73 ID:Br/qmdco0
>>748

/し、失礼しましたァあああ!超間違えてしまったァ!!!
/>>746にしておくのと一番上に
/【目の前を裂かれ、真っ赤に視界が煙るが】
/【少年は何故か視界を上げ】
/を追加しておいてください、マジにすみませんでした!!!
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 22:39:05.28 ID:UzdGYVcSO
>>733

や、やった……
あと4本……
っ!?

【触手の破壊に成功し、残る4本に目をやった】
【その時放たれた魔力の波動】

(やばいっ……!)

【急いで竜から離れる方向に飛ぼうとする、が】
【波動が翼の端に掠ってしまう】

ぅわああああっ!!

【強い衝撃に襲われ、バランスを崩し落下】
【受け身も取れず、背中から地面にぶつかる】
【幸い翼がクッションになり、致命傷は免れた、が】

な、なに、これ…
なにこれ、なにこれぇぇぇぇ!!

うわああああああああ!!!

【頭を抱えてうずくまり、泣き叫ぶ】

【言うまでもないが、かなりの隙である】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/25(土) 22:39:27.92 ID:zz4W48l+0
>>747
ツッッッ!

【今更ながら自分で自分を傷つけることに後悔したのだった】

古龍か…
人間なんてちっぽけに見えるんだろうなぁ

【しみじみと物思いにふけった風な顔をする】
【が、頭の中で考えてるのは夕飯だった】

機関員…?

【なんだそりゃと言う風な顔になるが】
【質問責めはいかんよな、地雷踏むのもいやだし】

【と、思い】
【問いだ出さないことにする】

あーっと
俺の名前は優志 龍麒
こっちの猫はオール
あんたの名前は?

【右手を差しだし握手を求める】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/25(土) 22:40:38.10 ID:iBE7W9ie0
>>742

【「傭兵」「殺し合い」】
【その言葉を聞いて初めて振り返る】
【「ニヤァァアァァ」という擬音がぴったりの表情の変化、狂人にしかできない部類の笑いと共に】

【そして車椅子の彼を見て、そして「お前を[ピーーー]」と言われると、高翌揚が声に現れた】

ククククククク…クハハハハハァーッ!!!

…奇遇だなぁ…!!俺も渇いているんだ…!!ならばァ…お前の血で喉を潤し…そしてお前の死体という素材でできた…

――――「感動」を喰らうのだよ…!!さぁ、その体からどうやって俺を感動させてくれる…?
どうやって「狂熱(ヒート)」を感じさせてくれる…?

【少年の目に映ったのは、刀身約90p程のどす黒いオーラを放つ黒刀を持った戦闘狂であろうか】
【その眼は、少年と同じくまるで「獲物を見つけた獣」】
【いや、彼の場合は「蛇」というべきか】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:41:17.63 ID:fFZqK6uho
>>733

【攻撃を受ける事無く、着地を済ませて】
【着地の際に起きた足への痛みから、生の実感を感じる】

【だらりと嫌な汗が額を流れる】
【死んでもおかしくは無かった。無傷でいられるのが、不思議な程】

【――いや、だけど今はそんな事考えてる場合じゃない】
【振り返る暇があるのならば、足を進めなくちゃ――】


【ぎゅっと剣を強く握り締めて、辺りを見回す】
【相手の装甲……という言い方は正しいのかどうかは定かでは無いが】
【内部は見えている。だがそれよりも目に留まったのは、ローズとベル(>>740)】

――おい!大丈夫か!?

【あの2人が、普通の攻撃では無いのだろう】
【反射的に、声を振り絞る】

【意識が、黒い龍から完全に蒼ーズに移った】
【それは今、一番やってはいけない――】

【隙が出来る。仲間を作るなら、今かもしれない――】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 22:41:33.35 ID:sA4IfnHdo
>>754
/あのー、今のままだと大分、やりとりが不自然になる気がするのですが
/訂正箇所は、それだけで良いのでしょうか……?
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 22:42:24.69 ID:CjPI+xISO
>>749
【問われれば、確かに訊いてばかりだった、と。わたわたと言葉を紡ぐ準備を始めて】
【ただ単に無愛想なのではなく、人との会話に不馴れなような――…そんな印象を、受けるかも知れない】


「自分」は、人間の突然変異種。
このカタチが正しいカタチなんだけど、一度命を狙われたから…別人に擬態してた。
感情が揺れたりして、細胞統制が乱れれば簡単に崩れちゃう、けど。

――…完璧にとはいかないけれど、動物とか、いろいろ擬態できるよ。


【最後はどこか、誇らしげに。もっとも擬態のレパートリーは最近増やしたばかり、おまけに長くは続かないのだが】
【試しにとばかりに、右腕を虎の前足のように変形させて】
【「がおー」なんて、棒読みながらも夕月に向けてみたりした】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/25(土) 22:42:51.24 ID:svyVUV6n0
>>745
/>>744ですが他の方はほとんどイベントでこのままだと絡まれなさそうですし絡みませんか?
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 22:46:58.80 ID:803YYRDYo
>>740
《あは、あははぁ……っ、わたしの、おともだちに、なろうよぉ……、ねぇ、いいでしょ?》

【すっ、と黒い影がローズの前まで移動してきて、ローズの顔を覗き込む】
【物理的にローズに干渉は出来ないものの、悪意の塊が目の前に立つ光景は、醜悪そのものだろう】
【そして、触れない腕でローズの頬に触れようとした瞬間】

【竜の真上から襲い来る、ジャミングが影の形を乱した】

《い、や……ぁ……ッ、いや、いやいやいやいやいやいやイヤイヤ嫌ァッ!!やめて、やめてやめてェァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!》

【ジャミングによる、魔力の干渉は影にも影響を与えたようだ】
【影が、ざざざ、と乱れて少女の泣き叫ぶ声が周囲に響き渡るだろう】

《いや、……ぁ、いや……やめ、やめて……、ひぅ……、あ……、ぃ》

【緩慢な、竜の動きがさらに緩慢になる、そして、悪意の量は少し減ったかも知れない】
【存在への干渉≠、この影は極めて恐れ、苦手とするようだ】

>>751
《いや、だ……ぁ……、やめて……、ちかづかないで……、……エヴァンス、おじさん………………っ!》

【竜の上に居る影が、ぶるぶると震え、崩れて、再生していく】
【そうして、不安定なところにニナの言葉が入って】

《いや……、もう、ひとり、は……、いやああああああああああああああああああああああああああ!!》
《わたしから、うばわないで、!やめて、やめてぇ……いやああああああ!!》

【竜の顔の割れ目が、大きくなっていき、そこから黒い光≠ェ漏れ出していく】
【それと同時に、目がごぼりごぼりごぼり、と転がりでていき】
【その目が、キミの銃弾を受けて、ぱぁん、と全てはじけ飛んだ】

【目≠フ中には、大量の黒い液体が入っていたようで、周囲に大量の液を飛び散らせる】
【それは、物理的攻撃力を持たないが、触れれば丸でガムの様に粘りつき、動きを阻害するだろう】

>>753
【幻影剣が、その宝石に突き刺さる】
【べきべきべきべき、と罅が入っていき、竜がびくびくびく、と痙攣を起こす】
【だが、あと一押しが足りない上に、そこに魔力が集中していき、魔力で剣を引き抜こうとする】

>>755
【竜の、触手のうち二本が、ヘイロンに向けられる】

《もう……、いいっ!なにも、ないなら、ぜんぶ、わたしが!こわす!》

【触手の先端に、鋭い魔力の針が生まれ、それでヘイロンの両足を貫こうとするだろう】
【龍の瑕は深く、速度は遅いため回避は不可能ではない。】

>>758
【黒い影が、キミの方へずるずると、触手を伸ばしていくのに、気がつくだろうか、だが、その瞬間】

「ばかぁ!なにやってるんですかチビガキ!」

【ナビコの叱咤が飛ぶだろう】

「カイガスの弱点データ、見つかりました!!というか、もうあと一歩で倒せるんですよ!?
まずは、カイガスを倒しなさいよ、ケンター!!」

【ナビコが、叫ぶ。その叫びに、触手が反応し、ナビコの方に伸びていくだろう】
【ここに、竜に隙≠ェできた。ナビコは怯えた様子で、触手を惹きつけている】
【機は、ここであるかも知れない。健太は、ここでHEROになれるのか】
【竜のダメージ】【コアに剣が突き刺さっている、後一押し】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 22:51:39.75 ID:tOnT5l+I0
>>757

【少年を見る狂った”蛇”に少年は】

えへへ、僕は見た目どうり病弱でして、体力が無いんで、長くは戦えないんです。

【まるで友達のように話を続ける。】
【そして、寝巻きの胸ポッケから、黒い携帯端末を取り出し、掲げる】

でも安心してください、そのための”力”はあります。

――――――――――出番だよ、”Hod”ちゃん。

【一瞬、少年の体が光り輝く】
【光が消えたとき、そこにいるのは”病弱な車椅子少年”ではなかった】


【全長は2m程だろうか、大きな所々が鋭いヒトガタの兵器である】
【全体は黒をベースとした配色で、紫に光る蛍光ラインが張り巡らされている】
【装甲はスマートな西洋式の鎧のようであり、中々の厚さのように見える】
【背面には、機体を覆い隠せる程の大きさの四枚の黒い翼のような装甲が伸びている】
【頭部も西洋のヘルムのような形状で、バイザーから赤いモノアイが光っている】
【腰部の背面には、下に伸びたテールブースターがある】


【頭部には十字架が刻まれており兵器でありながら神聖≠ウもかもしだす不可解な雰囲気の存在だ】

どうですか?かっこいいでしょう?

【黒い兵器に身を包んだ少年は、楽しそうな声でいう】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 22:53:34.57 ID:Br/qmdco0
>>759>>746

/えっと、じゃあさっきの無しにしてください、ホントすみません!

【直撃させたはずの右腕に、直撃した感覚がない】
【―――…手慣れている、少年にはそれをすぐさま察知させた】

ひゃははは、心配してくれんのかァ…?

悩める子羊ってやつか?なら俺の名も刻んどいてくれや…!

ヴァーデッド、ってんだ………

ああ、嬉しい、嬉し……いねェ………!

【嬉しいという言葉とは逆に】
【少年の表情には苦痛が含まれ、握りしめられた拳は震えていた】

だけど、確かにあんたの言うとォり、怖えんだよ……!

この痛みが、この右腕が、この石が、このッ力がァッ―――――――!!!

【少年の限界、苦痛に意識が負ける】
【通常、その場合は失神するはずだが、少年は】

―――……

【右手を異質な紅色の巨大腕に変化させながら】
【虚ろな目で相手を見つめていた】

【―――いや、もはや見詰めてはおらず、ただ目が開いているだけだ】
【先程の少年に感じられた“精気”、すでに感じられない】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 22:54:06.22 ID:Kjj/+0EVo
>>762
"君がそれを望むなら、僕は引き止めない"
"身を委ねて楽になってもいい…”

【そんな、甘言】
【ラインは苦しむローズにたいして、そんな言葉を吐いた】

【楽に、なる?】
【この苦しみから解き放たれるなら、それもいいかもしれない】

【けれど、一瞬、自分への干渉が途切れる一瞬】
【何かが見えた、気がした】
【『魔王』だ、あの哄笑を浮かべる、異変の元凶たる少女の姿が見えた、気がした】
【彼女は笑っていた、気がする。手招きしている、気がする】

【…でもローズは、その顔に見覚えがあった】
【狂える自分の中に再生されたのは、とある少女】

"心のそこから、本心からそれを願うのであればね”


【鬼に変わる最中、助けを求めて、そして「わらった」、あの、】

【続く『魔王』の変貌で、確信した】

「…っっっ、!!!!」

【嫌だ、嫌だ嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!】
【その顔は、ダメだ!!】
【その顔にだけは屈せない!! 負けられない!!!】

「にぃ、ローズは、ローズはっ!!!」
「たたかうっっ!! あのかおを、あのかなしみとたたかうっっ!!!!」
「まだかれんになにもしてない!! カノンもゼーロも、みんなにもっとわらってほしい!!!!」
「あのこもっ!!! あのこもすくいたいっっっ!!!」

【喉を潰すような絶叫、吐き出して、】



「だからっっっっ!!!!」



【これで楽になる。受け入れれば、きっと楽になる】

【『それでも、』】
【りぃん。りぃん、りりぃん。】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:54:12.45 ID:fCCfuFqWo
>>750

【へえ、と首を小さく縦に動かして、納得の意思を示す】
【頭の中では「軍人の割に話せるな」だとか、「そういえば風の国に」、とか】
【少々固まっていたイメージが解れるような、新鮮な事象が起きていて】

【また続けて発せられた少女の言葉に、背のバックパックをドサリと下ろし】
【そこから何かを取り出しながら、唸る竜にビクリと顔を上げ】

……あぁバレたか、ごめんよフランカ
でも、君だって肉の塊を見たら少しくらいご飯の事を考えるだろ?
僕にとって三食と物は一緒でさ………ほい、っと。

【まあまあと宥めるように語りながら、何かを少女へと放り渡す】

【それは、髪留め。銀と蒼の輝きが美しい、手作り感のある一品である】
【素材はなんだろうか―――触ると僅かにザラつき、無数の花びらが集まったようなイメージがあるが】

白蘭って美人さんの受け売りなんだけど、さ。
魚の鱗っていうのは小さいし脆いし、普通商品になんてされないんだ
けど、髪飾りにすると割と綺麗だろう?勿論最高級品じゃないけど、自信はあるんだ

………ねっ。人間ならではのイメージと、機械並の精巧さって点は売り文句に使えそうかな?

【少女の態度を気にするでもなく、求めるのはその品の感想だ】
【そういえば先程言っていた。元来、人や食よりも物が好きなのだろうか】
【因みに、評価は好きに行ってしまうのが良いと思われる。貶すも褒めるも自由である】

……まあ、ほとんど無許可ではあるけど。
才能があってもお金は無いし、庇護者なんて居るわけもないしね

そりゃ活気があるのはいいけど、個人的には苦手かな
退屈しないけどスパイスが効き過ぎてて、僕なら胃もたれしそうだよ
動物園と違って管理されていないから、限度も青天井だしさ

【多なり少なり普通でないところは同じだからか、特段の気がかりは感じない】
【が、やはり印象の変化というのは大きい。尊大に感じられたのが、急にしおらしいような】

………っていうと、君は何か考えてるのかな
聞き方によっては少し……物騒な感じに繋がりそうだけど?

【バックパックから髪飾りをとったままの姿勢、つまりは片膝をついた状態】
【上下で交錯する視線、自然とフードに隠れた顔も見えるだろうか】
【僅かに明るみを増したように思える紺の瞳は少女を見つめ、色白の表情は疑問に歪み―――。】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 22:54:47.14 ID:Kjj/+0EVo
>>765
//…すみません、続きます
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:55:24.31 ID:pJEvDXJYo
>>760

……じょーだんだよ? 怒ってないからネ?

【首を傾げたまま、ちょっとばかし眉尻を下げてフォローを入れてみる】
【遠慮と言うモノが不足している性質であるこの少女、そういった行為は不慣れなんだろうか】
【こちらも多少、わたわたしてみたり】

突然変異、……ふーん。
命を狙われる、って、何かやらかしたのかネ?
なかなかハードな生活を送ってらっしゃるようで、ッと、

【がおー。向けられた虎の前足を見、目を丸くして】
【そろっと、それの「掌」――「肉球」が存在するであろうそこに、手を伸ばしてみる】
【抵抗されること無く触れることが出来たなら、思う存分ぷにり始めることだろう――】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 22:55:47.93 ID:Kjj/+0EVo
>>765
【ベルの表情が変わった】
【落下して、倒れ付したままの猫が宙に浮かび上がり、周囲に円環状の異界文字にて陣を展開】
【痛みをなくしたような表情で、人の聴覚では聞き取れない無数の詠唱を輪唱する】

【その姿にノイズが走る。猫の姿に、別の姿が重なる】
【少女、9つの尾を持ち、豊かな髪をポニーテールにまとめ、凛とした眼差しを真っ直ぐローズへと向ける少女】
【眼差しもたつ姿も力強く、その周囲に鈴の音すらも輪唱させて】

【りぃん、りりぃん。】

【ローズは瞬間、その触手を振り払った】
【高度がある、落下してゆく姿は、力ない】
【同時に、ベルも、あの少女の姿も消えた。霞のように、目を閉じて】

【意識を手放したようなそれは、直前でくるりと優雅に着地して見せて】
【背筋を伸ばして立ち上がる。顔が汗や涙で塗れていたのを、右手でさっと拭い去り】

【目を開けた】

【そこにあったのは、『緑』】


"…いけるね、ロゥ”
「"うん、大丈夫だよ、ラインにぃ”」


【少しだけ、大人びた口調。視線は揺らがず、恐怖ももはやなく】
【緑の眼をした蒼い猫は、消した六爪を再び展開した】

【ただし、構えない】
【力を抜いて腕を下ろし、静かに呼吸を整える】

【ローズは、苦しむ少女に向かって優しく微笑を向けた】
【今までの子猫の顔とは違う…どこか、『彼』に似た笑みを浮かべて】

「"君のやり方じゃ、いろんな人が悲しむ”」
「"ボクも、それだとトモダチにはなれない”」

【だからと、再び壁面を駆け上ったローズは、真っ直ぐ竜のコアへと六爪を投げた】
【動きがなければ、剣の周囲を取り囲むように六本が突き刺さるはずだ】

【そして結果に関わらず】


「"君は、そんなところにいちゃいけない”」


【ローズは、落ちながら少女へと手を差し伸べる】
【自らの意思で、彼女を『救う』ために】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/25(土) 22:56:48.26 ID:yP4zXX4Eo
>>756

そんなことは無いと思いますよ?
少なくとも私はそうですね
他の方は………ちょっとわからないです、ごめんなさい…

【たとえ別のことを考えていようともそれは彼女の知らない話】
【真面目に、懇切丁寧に答えて】
【表情からはその場繕いで言った様子は見受けられない】

っと、ご存知無いですか?
ではそれほど重要なことでも無いので、なかった事にしていただければ…

【顔と疑問符から、敏感に掴みとり、あはは、とごまかすように笑って】

私の名前はミーナ=ヴィリクって言います!
そちらの猫さんともども、よろしくお願いしますっ!

【育ちの良さが伺えるほど、深々と頭を下げてから】
【細く、しなやかな腕を差し出し、ぎゅっと握手に応じた】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/25(土) 22:58:36.37 ID:gYgoEC6Qo
>>762
っち、しぶといな・・・・・・

【コアに突き刺さった幻影剣は四散し、光粒と化す】

(やはり・・・・・燃費が悪いな・・・・・今ので半分は使ってしまった・・・)

【この後に何があるかわからない以上、これ以上の魔翌力消耗は避けたい】
【よって】

【何もない空間から刀が出現、それを掴み】

後はこいつで何とかするか・・・・・

【刀にてを添えて居合いの構えを取る、防御に回るようだ】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 23:03:46.67 ID:sA4IfnHdo
>>764

……子羊のように大人しく生きるのは、少しばかり性に合いませんが
羊の様に有るべし、という事ではない。神の従順な子という例えに、用いられるのがその名なら……
悩める子羊と呼ぶ事も、そう間違いとは言えないでしょう

ヴァーデッドさん、ですね
人の名を刻むのは、墓碑銘だけにしておきたい所ですが……

【爪を振るった左手を引き戻し、顔の高さに構えて】
【間合いは、先程詰めた距離のまま。つまりは、近接格闘の距離】
【移動する必要も無く、相手の攻撃も自分の攻撃も当たる距離】

………恐れる必要などありません、って言いたい所ですけど……

(聞いてくれなきゃどうしようもないじゃないのー!)

【変貌し、もはや意識が有るのかも定かでは無い相手】
【少女も、これまでの調子を続ける事に、早くも限界を感じていた】
【彼の言葉通り、叩き伏せる必要が有るのだろうと】
【理屈ではなく、本能の段階で理解させられた】

……分かりました、その恐怖も狩って″キし上げましょう!

【最初から、全力で、出し惜しみもなく。これは、異端への狩りなのだ】


【肩幅に開いた両足が、大地を力強く踏みしめる。見開かれた双眸が、敵を視界に捕捉する】
【左前腕が顔の前に運ばれ、その上に更に右腕が重ねられ、出現する斜めのCross】

【皮膚を掻き毟るかの様に曲げられた五指。その先に光る爪―――人の物で在りながら、それは刃の様でいて】
【然し敢えて敵に向ける事は無く。己の目と向かい合わせ、内に鋭さを隠し続ける】
【額の前で交差された両手首、霧を払う様に腰の左右にまで落とし】

           ≪ 変 身 ! ! ≫

【同時。身を大きく反らせ、天に晒した喉よりの咆哮】
【渦巻く熱気、溢れ出す魔翌力。歪む景色と戦場の認識、そして己の視界】
【少女の華奢な骨格が、白銀の装甲に覆われて行く―――】

【交差した両腕からは、目を焼く様な白の閃光が、路地裏を覆って行く】
【短時間だが、相手の視界を奪い、行動を阻害する光は】
【この瞬間、自分に生まれる隙を消す為の、防御手段なのだろう】


/まったく別のレスに対する内容をそのまま返されると、流石にやりとりが難しいので……
/レス時間が十数分遅くなる程度なら、何も困りませんので
/こういう事が有ったら、普通に書き直して頂ければ幸いです
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 23:04:10.89 ID:tOnT5l+I0
>>757さんへ

//すいませんが風呂です。
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:04:32.17 ID:Zgj+eyJgo
>>752

【人間からは何もか…女は其れがどう言った意味なのか解らなかった】
【その男が人間と対話しているのを見れば話は別なのではあろうが…】

人間からはなにも言われないってかい……なんだろうねぇ
あんたは同種の前ではいい子にしてるってかい

【女もそうである、敵対しているわけではない、嫌っていない相手に対しては底まで戦闘的な態度はと取ることはない】
【その者自体を区別したかのような言い方、女にはそう聞こえた言い方、】
【まぁ自然なことである、この女も人間は人間と区別しているのだから、悪意はなくこれも同じく、余計な一言と言えばいいのだろうか】

そうだねぇ…結局当事者同士の問題さね、其れに巻き込まれて他の悪くない妖怪も悪く言わないでくれって事だよ
あたしも人のことは言えないけどさ

あんた等、まぁいろいろ昔から言われてたから私も人間には不信感があるってことさ、

【妖怪とは忌み嫌われている存在であり、昔からそうであった、面白がって人の敷地に入り込み、肝試しと称して、人の住む場所を荒らす】
【そして開拓等と言って、その場所自体をも取り壊す、まぁ長年生きていけばそんな事もある、】
【人の妖怪は全く別の者であり理解し会う事など難しいのであろう】
【達と行ったのはまたそんな理由からであろう、その行為を人間全体の責任として行為として認識しているからそう言ったのだ】
【男が妖怪を殺したいと思うその衝動と同じようなものである】

………へぇ……其れを聞いて安心したよ、実はあんたのあの菓子屋での殺気を感じてあたしゃーー……
あんたが妖怪、まぁ私達の事なんだけど、それを無闇矢鱈にただ殺したいだけの人間だと思ってさ

そういう事であんたを此処に呼んだわけさ、もしそうなら……私もあんたを[ピーーー]しか無かっただろうさ……

【その言語は尻下がりに強くなって行く、言葉を噛み締めるように、無実な人間と同じく無実な妖怪に手出しはさせないと言うように】
【だがその男は女が思っていたような者ではなかったようである、最後に安心したかのように溜息をつく】

【女も無駄な戦いはしたくはないのだ、】

でもさ、その依頼主がもしも嘘を付いていたとして、
あなたがその依頼をひきうけたりしたのなら、私もそれを邪魔するかもしれないけどさ…アハハッ!

【そう言って苦笑いでも嘲笑いでもなく、自分を笑い飛ばしたかのような笑い、その言葉を笑い飛ばすかのような高らかな声をあげる】
【そしてその尻尾女の9本の尻尾が現れるのである、何故か…気を抜いたのだ、その男の言葉に】
【男の本音を聞いて気が緩み、その変化の一部が解かれたのである】


775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/25(土) 23:05:41.61 ID:zz4W48l+0
>>770
別にそんな風に丁寧にされなくてもいいんだけど
まぁ、いいや
優しい奴なんだな

【にっこり笑い】

あ、いや
記憶喪失って奴だから
いくら有名でも丸きりわからなくてさ

【はははと軽く笑いながら頭をかく】

人と人の出会いは一期一会
その相手が龍なんてもっと確率が低いんだろうな
よろしく、ミーナ

【力強く握手をする】

ついでに龍ってどんな感じなんだ?
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/25(土) 23:09:49.08 ID:eVDd5APPo
>>762

……そうね。
私は……、悪意には、悪意しか返せないから……。
…………優しい皆とは、違って。

だから……、貴方の悪意を、今ここで終わらせる。

【無表情で、淡々と言い放つ】
【しかし少女が発狂するさまを見て、何か思うところがあったようで】
【そんな隙は、戦いの中ではマイナス方向に向かうだけで】

……う……………。
何、これ…………邪魔。

【運悪く自分の方まで飛んできた液を、頭から浴びてしまった】
【粘っこい液は銃の引金を引くにも邪魔、歩くにも邪魔で、見事に彼女の行動を阻害していて──けれど】

…………食らえ。
これで……、止め────

───《 光の槍 "Lance" 》

【今の彼女には、能力があった】

【片方の翼から放たれた光線が、一直線にコア目がけて向かっていく】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 23:09:55.37 ID:UzdGYVcSO
>>762

ぅあああぁぁ…

だ、駄目だ、泣いちゃ駄目だ……泣いちゃ……

【精神攻撃をなんとか耐え、緩慢な動作で立ち上がる】
【その時、向かって来る2本の針】

ぅわあっ!!

【反射的に横っ跳びし、少し針が掠るがなんとか回避】
【すぐに元の場所に戻り、少しでも助けになればと触手2本を纏めて掴もうとする】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 23:14:39.10 ID:CjPI+xISO
>>768
【入ったフォローで幾分か落ち着いたようで、ラァスは長くなると前置きして言葉を紡ぎ始めた】


「自分」の命を狙ってる相手は―…元は、仲間だった人なんだけど。
戦いの中で傷付いて、倒れちゃって…真っ当な流れなら、彼は死に行く筈だった。
それを「自分」が、無理矢理にこの世に留めた。

――…生き返った彼は、思い出だけが戻ってなかった。
…仲間を、すっかり忘れてた。片っ端から、彼の蘇生に関わった仲間を殺しだした。
「自分」も其の時に殺され掛けたけど、こんな身だから、何とか息長らえた。


【思い出が戻らなかった故に、凶行に走ったと或る男に纏わる話】
【夕月にも、少しばかり掛かる所がある話だろうか。尤も、この男の行動は少々行き過ぎているが】

【そしてこの長い話の間、肉球は完全フリーである。思う存分プニれるだろう】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 23:14:44.29 ID:Br/qmdco0
>>772

―――……

【混濁した意識化の中、ぼやっとした感覚が周囲を襲う】
【“それ”は、自分に向かって襲いかかってきているように感じる】

【実際には、自分が襲いかかっているのだが】
【今の少年の状況下、そんな事には気がつかない】

【よってか、相手のこちらに対する言動も、半分ほどにしか受け取れず】
【また聞こえているようにも見えない】

――――――……!

【怖い、恐い、恐怖い―――――ッ!】
【恐怖は自身の体を無意識に動かし、襲いかからせる!】

【右腕を大きく振るったと同時に、肩部から炎が噴出し】
【加速しながら相手に向かって殴りかかった】

【偶然か、もしくは必然か】
【気を失っているとも取れる虚ろな目とは裏腹に】

【―――その表情は、悲痛に染まっていた】

/わかりました、今後気をつけます!
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:15:31.75 ID:fFZqK6uho
>>762

――俺はチビガキじゃな……!

【半ば反射的に声の元へと振り返り】
【ナビコと黒い触手を視認すると、すぐに状況を悟り】

ありがと、ナビコっ!

【緊迫した雰囲気ながらも、ちゃんと感謝の意思が篭った声を出して】
【西洋剣を投げるような形に持ち替える】


【次に振り絞ったのは、有りっ丈の力】
【全身の力を、総動員して、西洋剣"HERO≠投げるだろう】

【剣は、夜の帳に差し込んだ、一筋の光の如く、真っ直ぐに】
【狙いは勿論、コア。速度は速くは無いが、十分に届く力強さ】

届けっぇぇェェ!

【投げ終わると、剣の行く末を、願うかのように見守るだろう】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/25(土) 23:18:29.93 ID:iBE7W9ie0
>>763

…ククク…その十字架さえ無ければそこそこなんだがなァ…

ま、見た目などどうでもいい…大事なのは俺を「感動」させられるかどうかだ…!!

【彼が光に包まれて黒い兵器に身を包むまで、ずっと微動だにせずニヤついていたその男は】
【そう言葉を返すのと同時に、剣を握っている右手を強く握り低い前傾姿勢で間合いを詰める】
【もし間合いが詰まったなら、左から右への横一線の薙ぎ払いを繰り出すであろう】

【彼の右手に握られた黒刀、名は「蛭」】
【この剣に切られたものは蛭に噛まれたが如く、血が長い間止まらず、浅い切り傷でも多く体力を奪う】
【そして血を吸うことで「成長」する】
【具体的には長さが伸び、強度、切れ味が増し、次にあげる特性が増す】
【この剣、もともとの切れ味も人体を一刀両断できるほど良いが、血の吸う量次第では鋼鉄をも切り裂く】
【今回はもうすでに死体の血を限りなく吸っているのだ、切れ味は最高を誇る】
【そして特性、この剣最大の特徴は魔翌力を削ること】
【この剣に切られた物は魔翌力が若干だが削られる、そして魔翌力、能力によっての攻撃に合わせることで若干攻撃を緩和できる】

【そう、この剣は相手をじわじわと追いつめる、そう言う剣である】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/25(土) 23:19:37.61 ID:tN8K18QL0
>>766

(……機械職人が、いったい何を?)

【フランカは、応とも否とも告げずに短く唸るのみ】
【少女はと言えば、不快感を感じない事も無かったのだけども】
【どちらかと言うと、彼の言葉の意図を探る事に気をやっていた】

 【――工業といえば機械、という先入観があるのは】
 【星の国を拠点としていることの、弊害なのであろうか】

【「ああ、成程」――とでも、言いたげに】
【彼女が誰にともなく頷くのは、差し出された其れを受け取ってから】
【剥がれ落ちはしないだろうかと、触る手つきはお上品】
【猫の頭を撫でるように、その感触を見分したなら】

……へぇ。
こういう事が、あなたには出来ますのね?
ふむ、このような名工はわたしの故郷にも居りませんでしたわ――。

竜の骨身を商材に求めた事は――不問にしましょう?
いやはや、はたして、これは……うふふふ?

【べた褒め、である】
【ナルシストとは言え、他の美に鈍感な訳では無いのだ】
【「女」として生を受けた以上、それは尚更であり】
【諸手の内にそれを包み隠しんがら、「幾らですの?」と訊く始末で――】

【これほどのものを作り出す指、どれほどの物かと】
【僅かに身を乗り出し、暫時彼の手元を凝視してしまう】
【竜の方は――興味なさげに、視線で周囲を哨戒していたけども】

【やがて、「物騒」という言葉を彼女の艶唇は繰り返し】
【はっとしたように、元の体勢に戻るだろう】
【花吹雪を固めたようなアクセサリーは、ひとまず男の手に差し出し直し】

(……、…嗚呼、「欲しい」――ですわね?)
(理由を付ければ、召抱えることは簡単でしょうけど)
(その為には、彼自身を口説かねば……。)

そう、ですわね――。
この国はこう見えても、火急に是正せねばならない程には貧富の差が激しい国ですのよ
然しながら、世に言う「正義組織」には、今のところ見向きもされていませんわ
彼らは、大乱がお好きなように思えますもの――ね?

……その状態を脱却したいと願う人間が現れる事は、当然
そのような人間が徒党を組む事も、また然りです

「彼ら」は、あなたのパトロンになる事が出来る財力がある
そして、この国の一部層における基盤を持っております

…、……彼らは、余所者には寧ろ寛容でしょう
商業的な取引が成り立てすれば。ですが――

【暗に示すのは、体制転覆のため巨大な力が動いているということ】
【それを自分が知っていて、青年にとって魅力的な要素もあるということ】
【ただ。後ろ暗いことでもあるのか、まだ誘いはせず】

【複雑な表情を形作り、少女のヘーゼルは跪くような姿勢の彼を見つめる】
【――この構図に快感をおぼえている事を、ひた隠して】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/25(土) 23:21:38.75 ID:yP4zXX4Eo
>>775

あら、記憶喪失なのですか?知らなくても無理は無いですよね
……それよりも、大変でしょう?
応援することしかできませんが、頑張ってください。
記憶が無事に戻ることを心から祈っています

【今出会ったばかりなのに、他人事とは思えないような調子で】
【恩を振りまいているわけではないが悪く言えば、おせっかい焼きでもある】

言われてみれば、そうですね
私が言うのもなんですけど、きっといいことありますよ

【手を離し、もう一度輝くような笑顔を見せた】
【純粋無垢、この言葉がこの上なく当てはまる、そんな笑顔である】

う〜ん……どんな感じ、と言われましても…
人間さんと違う点を挙げようにも、
こんな姿をしているだけで、私は人間さんではないですからねぇ…

【唇に人差し指を当てて、困ったような表情を浮かべる】
【精一杯何かを言おうと思案しているようだが、ただ時間だけが過ぎていく】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:21:38.85 ID:qLlsBTjZo
>>774

違いますよ、同種の前では普通なだけです。
貴女達の前だと少し理性を失いかねないだけで……。

【より本能に近い感情で行動するというのは】
【行動そのもに絶対的な行使力があるようなものと言って良い】
【だからこそ殺害に躊躇はない】

それ故に相容れないとも言えますがね、人が陽か妖が陰か、或いは逆か。
悪く言っていたでしょうか?それは失礼、どうにも感情が先立ってしまって……。

それは結構、それではその不信感を大切にして下さい。
そうすれば余計な諍いは無くなるでしょうから。

【相互の利益の為に、とは人間と妖怪の間ではそうそう上手くはいかないのか】
【やはり違う種族となると難しいのかもしれない】

理性……そう、理性の縛りがなければ貴女が仰るような人間にもなれますよ。
その場合ですとそれこそ自分の身体が壊れるまで殺し続けるマシーンになってしまうのでしょうね
無論僕もそんな状態にはなりたくないのでしませんがね。

【血まみれの結末は一応は回避されたのか】

ふむん、そういうケースの場合では然るべき人間にその依頼主を粛清して貰う事になってます。
でもどうなんでしょうかね、妖怪退治の依頼を受けた手前それを反故するのも些か……
貴女が邪魔をしてくれるというなら貴女を退治する理由になりますね。

【理由が先か行為が先か、その序列は狂っているに違いない】

ほう……狐、ですか尾は九本……
前言撤回です貴女は僕が敵いそうな相手ではない、とんでもないじゃないですか……。

【九尾と言えば言葉に聞いた妖怪のハイエンドの1つではなかっただろうか】
【だとしたら未熟である自分が敵う相手ではない、青年は自分に見合う相手の判断は付く人種だった】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:23:25.46 ID:pJEvDXJYo
>>778

……生き返った、の?

【連ねられたラァスの言葉から、そのワンフレーズを拾い上げて】
【言葉を吐いて、息を吸って。肺に到達する前に、気管の途中で詰まらせる】
【何て言えばいいのか、解らないのもあったけれど。ふと回想される風景を思い出して、】

 【――――墓場。ゴミ溜め。駄目になったものを眠らせる、そんな場所】

【――――。】

【肉球の感触を堪能していた手は、ゆるやかに動きを止めて】
【ラァスの手、全体を包み込むように、両手を使ってきゅうと握る】


……ねえ、そいつってさあ。
今、何処に居るか、とか。解んない?

【ゆるやかに持ち上げた視線が、僅かな懇願の色に染まりゆく】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 23:24:13.79 ID:803YYRDYo
>>765,769[蒼ーズ]

《……なん、なの、なんで、なんで、なんでェ……ッ!!》

《分からない、なんで、なに、なぜ、わたし、幸せなのに、なんで、なんでないてる》

【影の形が、ぶるぶると震え崩れていく】
【そんな、ところに、差し出される、手】

《……ぁ》

【手を、延そうとした、が】
【ぼこり、と影の腹から、黒髪オールバックの中年男性の顔≠ェ出てきた】

『ひ、あ……ひひひ……っ、被験体、666ゥゥゥウ!!お前は、化物だ!お前が、幸せになんか慣れるはずが無いんだよォ!!
ぎひ、ぎひひひひひひ!!狂ってしまえ、そうだ、お前に、救いなどは、いらない……ッ!!ひやは、……っ!1ひゃははははh!!
実験体、が……ァ!幸せになろうなど……、おこがましいィィイィィイ!!』

【その、顔はエヴァンス=エリッドの残留思念=Bおそらく、少女の心が緩んだのを機として、最後の力を振り絞って、少女を不幸≠ノ落とそうとした】
【あの、狂気の科学者の我は、未だ残っていたのだ。それを、今度こそ少女は影のうちに飲み込んだが】

《…………………………ぁ、 ……は…………ぁ?》

【ぺたり、と竜の背の上で、ヘタリ込み】
【結局、その手を、取ることは、無かった】

《だれ、でも……いいから……、助けて、よ……ぉ………………》

《……もう、いやだ……、こんなに、くるしいなら…………っ》


                《ぜんぶ、なくなっちゃえ》


【そう言うと、少女の影はその濃さをより濃いものへとして行く】
【あの地下研究所にいた、少女の実体が、現れたのだ】
【へたりこんだまま、虚空を焦点の合わない瞳で見据えている】

>>771
【コアのダメージは、あと一歩の上、操っていた少女が今は正気を失っていて、実質竜はほぼ敗北である】

>>776
【コアに、大きな罅が入っていく】
【砕けていき、竜の足や、尻尾が徐々に崩れていく】

《な……んで…………、わたし……、が…………》
《なにもない、の……だから…………みんな、なかよくする、には……》
《ぜんぶ、なくさない、と…………。そうだ、ね…………うん、エヴァンス、おじさん》

【狂った言葉が、淡々と崩れていく竜の上で、紡がれていくのが聞こえるだろうか】

>>777
【触手は、コアへの攻撃で崩れ始めていて、キミの動作で簡単に崩れていった】

>>780
【そして、最後の一押し≠ェ、押された=z

【ぱきぃんっ!】

【コレまでの大変な戦闘が、嘘のような、軽い音を立てて】
【直後、竜の全てが、粉砕した!】

//続きます
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/25(土) 23:24:56.75 ID:803YYRDYo
>>ALL
【竜が、崩れていく】
【消滅した竜の代わりに、残ったのは、この城の主】
【呆けた様子で、座り込む、一人の少女】

《………………なん、で……》

《…………あ、は……ぁ…………》

【しかし、コレまでよりも、さらに壊れた笑み】
【往生際の悪い、エヴァンスにより、決定的とも言えるかも知れない傷を付けられた心で、少女は立ち上がった】

《…………私は、魔王…………、魔王<xール・ゼファル》
《魔王の、することは、人を苦しめること、世界を、壊す、こと……》
《…………なんかあった、けど……もう、いいや、それ、で》

【ゲームのシステムに、食い込む形で力を得ていた彼女が、己の自我を崩壊させていくことで】
【現実の少女と、ゲームの魔王がごちゃまぜになった、なにかになってしまった】

《まだ、あそびは、おわらないからね……、あははっはぁ……!》
《だから、もっと、もっと……、あそぼうよ……っ!あははははっは!!》

【そう言い残すと、少女は空気に溶けるようにして、消えていったのだった】

【消えていったところには、蒼い涙型の宝石≠ェ一つ】
【触れれば、温かい。少女が落として言った人の心≠ナあった】

【ほら穴に残ったのは、それだけ】
【穴の奥の壁が崩れていき、次のステージへの道≠ェ出来た】
【依頼は、達成である。だが未だ終っていない#ロ、これから始まった=z
【少女を。否、魔王を倒すまで、絶望はきっと続く。だから、キミ達がどうするか】
【それがきっとこの物語[ゲーム]の結末を決めることとなるのだろう】

//一応、これでイベントは終了となります!乙でしたー!
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 23:25:46.04 ID:sA4IfnHdo
>>779
【少年の放った拳は、光の中に居る少女の、顔面を捉えた筈だった】
【それは、手に伝わる感触。顔特有の、あの段差の多い手触りで分かっただろう】
【頭蓋を大きく揺らし、首を仰け反らせ。脳震盪で、意識を刈り取るに十分値する筈だった】
【拳を加速させる炎の余波は、おそらく皮膚を幾らか焼いただろうに】


……加減出来る相手でないと分かったので、少々酷い事をします
悔いるなら……正気に戻ってから、神様の前で悔いなさい!

【少女の負傷は、何故か左腕に集中していた】
【皮膚全体が焼けただれ、幾らか見える肉には黒い痣が出来て】
【体の一部の負傷とは言え、こうも広範囲なら重傷と言えるだろう】
【だが、攻撃が命中した筈の顔には、一片の傷も無く】
【脳が激しく揺さぶられた筈の少女は、未だに意識を強く保っていた】

【光が完全に収まった時には、少女はその姿を変えていた】
【両肩、胸。分厚く、且つ鋭角的なデザイン。身を守る為に、十分な強度を持つ装甲】
【膝からブーツを巻き込んで足首まで。動きやすさを重視した簡素な装甲】
【腰から背に掛けての装甲、背には一機のブースター。魔翌力を取り込んでキィキィと音を鳴らす】

【仰け反らした喉、衣服から露出した手。何れにも表れる白色の体毛】
【掌に出現する肉球は、高所からの着地を見据えた物か】

【最たる異形は両手の爪。指一本一本から伸びる爪は、70cm程の長さを持つ両刃の剣へと変化していた】
【握る事も出来ない両手。顔の高さに構えて、ゆらりと揺らし】

…………にゃあぉぅ

【人の声で、猫を真似た】


【ト、小さな音と共に、少女は斜め前方へ飛びだす】
【目標地点は少年の左手側、壁。垂直にそそり立つ、足場ですら無い場所を】
【跳躍の勢いそのまま、少女は両脚で蹴り飛ばし、強引に軌道を変更した】

【少年の左手側から、狙うのは左脇腹。跳んだ勢いのまま、右膝での蹴りを狙い】
【それが命中すれば、右手を伸ばし、長く伸びた爪で相手の右肩を、壁へと縫いつけてしまおうとするだろう】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/25(土) 23:31:26.30 ID:zz4W48l+0
>>783
(一つだけ思い出すことはあるけどな)

ありがとう

【お節介であろうと気遣ってくれていることに代わりはない】
【素直に例を言う】

あーっ
何もなかったらなにも無いでも別にいいぞ?
わざわざ踏み込む気もないし

【相手が困ってるらしいことに気づき】
【彼なりにフォローする】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/25(土) 23:36:22.85 ID:Br/qmdco0
>>788

【激突させた一撃、振りきったはずだが】
【その勢いに左足が耐えられず、その場で崩れ落ちる】

【“視覚的に”世界を見ていない彼にとっては】
【何故顔面にあたった攻撃が左手に向かったのか、把握することはできない】

【よって、とある方向から視覚すれば面白く成っていたであろうそれを】
【―――――少年は不幸にも幸福にも、“見て行動に移す”ことはできなかった】

【崩れ落ち、右手で地面を押して立ち上がろうとするが】
【突然聞こえた猫?の声には些か反応を示し】
【周囲をきょろきょろと見回す、当然見えてはいないが】

【―――その一瞬の無防備がさらに悪を成した】

【脇腹を狙ったであろう相手の飛び蹴りは、しゃがみこんだ少年の顔面に激突し】
【見事とばかりに弾け飛ぶ、痛みは感じないが、きりもみ回転で、だ】

【しかし、身体を下げていたため、相手の伸ばした右手は当たらず、空を切る】
【ただし、壁に激突し、頭を項垂れているこの状態は】

【ある意味縫い付けられているともとれる】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 23:37:01.94 ID:Kjj/+0EVo
>>787、788
【その思念を、緑の双眸が捉えた】
【『ローズ』はエヴァンスを、最初であった形でしか知らない】
【二度目のときは眠っていて、全てをラインが肩代わりしていたから、知らない】

【はず、なのに。】

【緩やかに着地して、消え行く思念を見上げたローズは、悲しげに】

「"……救われちゃいけない魂なんて、ないの”」
「"生きてる…ただそれだけで、確かな種を掴んでるのに”」

【彼女はまだ、救われる余地がある】
【死者がそれを縛っちゃいけないと、悲しげに首を振って呟くローズは、まるで】

”…ごめ、ロー…なんk…接続が…”

「…にぃ?」

【目は緑のままだけど、急速にその場から『ライン』の意志が消えてゆく】
【ベルの姿も消えて、ラインの意思も感じ取れず】
【ローズは今、一人】

【緑色に染まってしまった目を、細めるだけ】

…そっか、『聖典』が…。
…大丈夫、だよ。ちょうど一人で、練習したかったところ、だから…。
だから…、ボクは…。

【彼女の落とした宝石を拾い上げると、それに一つしずくが垂れた】
【後から後からわいて出るそれは、ローズの瞳から溢れている】

【目の前に開いた大穴が敵地への進路なら】
【二人が消えた心の穴は、ローズが始めて体験する、真の孤独】

【しずくは止まらない】

…修行、だもの…っ、皆、やってるんだものっ…っっ! 大丈夫だものっ…!!!!

【一人猫は、しゃくりあげて】
【蒼い雫を抱いて、しばらくそうして泣いていた】


//お疲れ様でしたー!
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/25(土) 23:39:54.12 ID:CjPI+xISO
>>785
【生き返りに反応を示した夕月を見て、ラァスは首を傾げつつも】
【手を両手で握って問われた其れに、答えられるだけ答えたいと。今まで伏せていた或る物を、そっと懐から出した】


――…、


【其れは、φのモチーフがついた指輪。それを握り暫し目を閉じてから――、ラァスは再び目を開けて】


近くの国に、いる――と思う。
機関員だから、路地裏とかによく現れるはず。

――…今すぐ呼ぶってのも、出来なくはない、けど


【最後の其れは明らかに身の危険を伴う選択肢、だが夕月が望むなら――と】
【恐々ながらも、付け足すように提示した】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/25(土) 23:42:37.59 ID:yP4zXX4Eo
>>789

いえいえ、どういたしまして!

【ありがとうに対する言葉は、昔から決まっている】
【彼女は人に親切するのは当然とみなしていて】

むぅ……思いつかないです…
ごめんなさい、希望に添えなくて…

───でも、実際のところはそう大差ないのかもしれませんよ?
私もまだまだ未熟者ですし…

【ひどく申し訳なさそうに声のトーンを落として】
【何とか出せた答えは結局答えになっておらず…】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:43:43.46 ID:fCCfuFqWo
>>782

【アクセサリー。案外丈夫であり、普通に着用したり、触れる分には問題無い】
【ただ、ナイフや爪でひっかけば傷が尽くし、下手に逆なですれば鱗が落ちる】
【髪を止めるにしても簡素な挟むタイプであり―――成程、確かに一級の品とは言いがたい】

【しかしながら、駆け出しだという彼の作品と考えれば、中々だ】
【また作品が褒められればうれしげにし、竜の件については苦笑して】

もしお店で出すとすれば2000くらい………
……でも、実際のところ原価はタダみたいなものだし、いい感想も聞かせてもらえたし
よろしければそれはどうぞ、貰ってもらえると嬉しいんですが――――っ。

【と、商人口調ながらに、差し戻された髪留めを両手を前に出して受け取りを拒否し】
【そして柔に渡そうとしつつ――――相手の視線を手元に感じると、そこは奇妙】

【彼の手は、案外綺麗だ。というより、顔と同じように白く、ゴツゴツとした感じはない】
【それでも少しばかり太い彼の指、その先にある爪は―――何かキラリと、金属製の光を見せる】
【―――そして、そこまで。理由は、彼が両手をレインコートの袖に隠してしまうから。】

…………、……まあ確かにテレビなんかだとそうですね
Justice辺りは戦争関係にしか名前が無いって印象ですけど
それに、歩いてきたから分かるけど……確かに、此処はそういう場所でもないし。

【彼は、中立的な人間である。これまでは平和な立ち位置にいたのだ】
【だから意見は流れやすく、それでいてどこか客観的で】

状況を変えようって考え方も、まあ分かるけど……
……でもパトロンっていうと、スポンサーですよね?
僕は駆け出しの若輩技術者、その人達に得は無いんじゃ?
品を一つ一つ作っていく程度じゃ、還元なんて何年かかっても足りないし………それに?

【実際、魅力的だ。水の国の端も端、廃墟じみた場所と待遇を比べてみれば一目瞭然】
【しかし美味しい話には裏がある。まして、「軍人」が「パトロン」なんて言葉を使うのは何時の時代か。】

【―――少し、妙な予感はした。しかし、続く話を聞くつもりはあるらしい】
【体勢が変わらないのは、集中したときの癖だろうか。図らずして、少女には愉悦を与えるようだが】
【このレインコートの人物は至極真面目に紺の瞳を輝かせながら、耳を澄ませて次を待つ。】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/25(土) 23:46:15.00 ID:gYgoEC6Qo
>>786
ふむ・・・・おわり、か。

【刀を腰に帯び】

やはり、戦いは数、か・・・・・・

【体の具合を確かめるように全身を動かす】

無傷・・・・か・・・・・・

【仮面に手を添えると、カシャリと音を立てて後部が開き】

ふぅ・・・・・幸運だった、な。

【素顔を露にし軽く髪をかきあげる】

/おつかれさまでしたー

>>791
さて・・・・・

【泣いている、青猫に歩いて近づき】

【懐から、カードを取り出す】
【前回研究所でもらった彼女の連絡先の付いた名刺】

・・・・・・

【其れを手に、彼は優しげに泣いている彼女を見つめ、泣きやむまで待ち続けた】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:47:24.74 ID:pJEvDXJYo
>>792

……ん、おっけ。ありがと。
路地裏かぁ……うん。行くの、久しぶりかも。

【一回だけ頷いて、次に浮かべた笑みは――、】
【今までの悪戯っぽいそれとは多少異なった、どこかが正しくずれている表情で】
【するりと手を放して、右手のひとさし指をぴっと立てる】


や、あんたはソイツに狙われてんでしょ? 危ないでしょーがっ。
あんたを危険に晒してまで、願いを叶えようとは思わないっ。

【そしてそれを、ラァスの額あたりに向けて伸ばして】
【抵抗がされなかったなら、一回だけかるーく。そこを押す】
【おでこ、つん。親しい友人に掛けるような、そんなモーション】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 23:48:42.16 ID:sA4IfnHdo
>>790

(……外した!? ……いいや、違う、外れただけだ)
(向こうが意識を取り戻す前に、動けない様に……いや、取り戻させるのが正解?)
(……………)

……動きを止められれば同じ事です!

【自らの予想とは違う形だが、どちらにせよ行動を止めたという結果は同じ】
【剣と化した両手の爪をぶら下げたまま、少女は少年から1m程の距離にまで近づく】
【この距離ならば、殴られるにしても加速に限界が生まれると、打算の上で】


……起きてますか?

私は、貴方を叩き伏せに来たのでは無いのです
そう、言葉と言葉を交わし、可能ならば私の言葉に耳を傾けて頂き……
全ての良き人を救われる、神の御言葉を知って頂きたかったのです

……残念なことに、こうして暴力を振るう羽目になり
貴方が何故そうしているか、一片足りと知れずに居ますが……

【今度こそ、声が届くかどうか確かめる】
【元々、少年を殺害する事など、目的では無いのだ】
【何故彼がこうしているのか、それが分からないでは、何をする事も出来ない】
【追撃を捨てて、言葉での交流を試みる】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/25(土) 23:49:39.55 ID:zz4W48l+0
>>793
…お、重い!空気が重すぎる!
(気にしなくていいって!)

【空気の重さをひしひしと身に感じる】
【ついつい本音と建て前が逆になるのであった】

なにかこのエレベータ内のような空気を打開できる方法は…

【ちらりと白猫の方を見てみる】

『みー』

【空気を感じ取ったのか猫は相手の方へと歩む】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/25(土) 23:50:28.60 ID:tOnT5l+I0
>>781

【黒い騎士に放たれた黒刀の一閃】

Hodちゃん、”タナトスランス”。

「は、はいマスター!あんな奴ぶった切ってください!」

【おどおどしている割には好戦的な少女の声と共に、黒い2mほどのギロチンの刃がついた槍が転送される】

残念!

【そしてすかさず、槍で防御する】

//ただいまです。
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/25(土) 23:51:22.70 ID:8j9gdlJAO
>>626
うぅ……う゛う゛うぅぅぅ──っ!!!

【護の言葉に涙腺が崩壊する】
【そうだ、簡単なことだったのだ。助けを求めれば良かったのだ】
【楽に見える道へ逃げて逃げて逃げて逃げて───……】
【根っこにある望みに素直に従えばここまで道を逸れることは無かっただろうに…】

【小さく震える左手で護の手を握り、ゆっくりと立ち上がる】
【『私の脚になってください』】
【護も知っている、とある女郎蜘蛛に籠絡された時に口にした言葉だ】

───っ……
(違う……
この人とは……)

【今、セシリアは護を本当の意味で信じることが出来た】
【だから】

(だから……
この人とは……)

護君……これからの道を、私と一緒に歩んでくれますか?

【共に生きていくことを望むのだ】


【そして護の手を意味有り気に、本当に気付くか気付かないかの力で軽く引いた】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/25(土) 23:55:54.20 ID:Kjj/+0EVo
>>795
【堪えようとしても、涙はこぼれ続ける】
【歯を食いしばっても、悲しみは消えない】
【ただただ、耐えるのみ。二人の姿が見えずとも、近くにあらずとも】
【あの場面で、二人が確かなものを残してくれたのは、間違いない】

…ら、らぐ、ラグナロク、さん……っっ!!!

【ローズとは、初対面なはずだった】
【なのに悲しみに揺らぐ緑の瞳は、彼を知っているかのように振舞う】

【『ライン』の記憶に間違いがなければ、この場にいる中でもっとも古い知り合い】

…あのっ、あのねっ…あのねっ…に、にぃがっ…にぃがっ…!!!

【言葉にはなり損ねたのは、彼のこと】
【自分の中にあった彼の意思は、今はどこかに消えていて】
【それでも、金と混ざり合った蒼という形で、そこにはちゃんと残っていた】

【ラグナロクに嫌われていることは知っていた】
【でもラインは、彼のことが好きだった】

…〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!

【唇を結んで、へたり込んだローズは、何も言えず】
【胸に宝玉を抱いたまま、また泣いていた】

【声なき慟哭】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/25(土) 23:57:48.00 ID:eVDd5APPo
>>786>>787

……エヴァンス…………、
こんな、ところで────

【行き場のない怒りや憎しみが込み上げてくる】
【人を弄ぶような奴は、やっぱり大嫌いだ】
【けれどその矛先である男は、もう死んだ。イラつくけど何も出来ない】

…………すぅ……はぁ。

【なんとか心を落ち着かせようと、大きく深呼吸】
【胸の中のもやもや感は残ったままだが、無表情の仮面は戻った】

【どうせもう能力は使わないのだ】
【彼女は残った力を振り絞って、体に纏わり付く黒い水を浄化】
【作業を終えると、力を使い果たした光の翼が消滅し】

止めないと……───

【立ち上がると、城の奥を見据えて決意を新たにした】

/お疲れさまでしたー。

803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:01:01.69 ID:Ekwk8YV/o
>>786>>787

黙れ……黙れよ!
お前なんかが、他人の幸せを踏みにじるなっ!

【エヴァンスにぶつけたのは、私情にして、私怨】
【湧き上がる不快感を吐き出さずには居られなかった】

【助けを求める少女に視線を移す】
【言いたい事が山ほどあった、だけどすでに消えかかっていて――】

【待って――言おうとしたその刹那】
【少女は空気に溶け行くように消えて】
【どんなに頑張っても手は届かない――?】

【疑問が強く浮き出た碧眼は、未だ少女が消えた所を捉えていた―――】


/お疲れ様でした!
絡みたいという類稀なる方がいれば是非とも絡みたいです
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 00:01:52.90 ID:TKRaILPGo
>>801
・・・・・・

【必死に、自分の感情を、口にしようとする少女】
【だけどもそれを制御できず、逆にあるれるそれに飲まれ溺れる】
【その姿を見つめ】

・・・・・・・・・・

【彼女からもらった名刺、それをもう一度懐に仕舞い直し】
【目の前まで接近、しゃがみ込んで】

【ポンと、頭に手を優しく載せる、何も言わず、只優しく見つめたまま】
【彼女のその溢れる涙が止まるのを待ち続けた】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/26(日) 00:04:07.94 ID:JqZrSTcx0
>>797

―――……ァ……

【声を聞き入れたのか、うめき声にも近いそれを上げる】
【それと同時に右手の状態も普通に戻る】

【しかし、断片的にしか聞きいれられていなかった為】
【少年はそれを理解したわけではなく、ただ戦意を感じ取れなかっただけの様だ】

【少年は悲痛の表情をゆっくりと安堵に変えた途端】
【もしくは、無茶が限度を超えたのかもしれないが】

【ゆっくりと、瞼を閉じていく】
【元々何かを見ているわけではなかったみたいだが】

【――――少年は暫らくしてから、意識を失った】
【その場で眠るように、死んでいるかの様に】

/此処で終わります。お疲れ様でした―
/度重なるミスとその対応のしかた、本当にすみませんでした!
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 00:04:27.29 ID:7Jmnqr9SO
>>796
【おでこを小突かれ、思わず目をぱちくりとしてから――少しばかり照れたような、そんな表情を見せて】
【そして、気遣われる経験が少なかった為に酷く慣れない様子ながらも…夕月の言葉に、ちいさく笑みを溢した】


ありがと、う――…じゃあ、見つけやすいように。特徴とか。
彼の名前はウェスカ、銀髪で赤い瞳。
大体は大鎌を担いでるけど、無闇矢鱈に攻撃してくるタイプじゃない。
普通の話は、出来ると思う。


【探しやすいように、思い出せる限りの特徴を夕月へ伝える】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:05:29.43 ID:b8KAS1mdo
>>784

あら…そういう事…其れは納得ね…私も同じようなものかも知れないしね…

【男が妖怪は[ピーーー]べき対象だと決めているのであれば、その言語は自然なものでありなんら不思議なことではない】
【肉食獣が獲物を狩るように、本能のみで動くのと同じ事であり、女にもそんな時が有るのかも知れない】

まぁそうだね、私は特に妖怪、人が皆仲良く生きていけますよーに、みたいな事は考えちゃいないし
結局自分らが平和だったら何でもいいのさ、

それはどんな種族にもイヤ誰にでも言えることさね、だから相容れない、まぁ自然な事ね…

へぇ…感情を自分で抑えられない衝動があるって事かい?
さっきのアンタその殺気はそりゃもう酷いもんだったよ、全てを殺さねば気がすまない見たいなねー……


なんだってそうさ、おたがい不信感を持っているってことかい、難しいねぇ、せめて妖怪だから、とか人だからとか
そんなのは辞めたいとは思うんだけど…私もそうだしなんとも言えないか

【やはり先入観というものがある、人と人でもそうであるように、国が違う人間、思想が違う人間が理解することは難しい】
【ましてや種族すら違う物どうしであるのならば難しいものではないのだろうか?守るべきものが全く違うのであるから】

【求める物が違うのだ、根本的に違いすぎるのである、女はそれも分かってはいるが、言わずには居られない、】
【女にも、人間に恨まれることばかりは嫌だという願望、そのようなものがあるのからかも…しれない】

ハハハッ…殺人マシーンとはまた恐れ多いねぇ…
理性の縛りか…まぁあんたがそんな状態になりたく無いって言うならそれはいい事を聞いたよ

もしもそうなった時は、恐怖だねぇ…理性がない奴ほど怖いもんは無いさ…まったく感情を感じない機械のような…
少なくとも私は…そんな奴とは会いたくないね、勿論、牙を交えたくもない

【男のその言語は男が喋るほど、その最初のイメージと違っており、話が分からない相手ではないのだと】
【人もこんな者がいるのかと、そう感じていた、ましてやその妖怪狩りである者が言うのである、その男の言語は女に取っては衝撃的で】

へぇ…そんな決まりごともあるんだね、なにか人もちゃんと考えているんだねー…
まぁあんたが邪魔するならその時はそのときさ、その時にならなければ分からない事など沢山あるからねぇ
まぁそうならない事を願っているさ

【その時にならねば分からないことは沢山ある、女もその時に邪魔をすることすらも解らない】
【だが男にはその信念的ななにかがあるのか…時々見せるその心に安心はしきれないような女である】


あら…素直な坊やなのねぇ…でもあんたの力、あたしも危ないと思ったんだから…
解らないわよ?人はあたしたちには解らない力を発揮するからねぇ……その時になったら…あたしも危ないかもね

【いくら女が九尾だからと言っても、その男と力は解らない、人間は強いのだ、女が思ってもいない力を出す時だって有る】
【この男も、その女を食らい尽せるような、力があるかもしれない、その時にならねば解らないのである、人は強いから、】

【女が負けるすることも有るであろうし、男が負けることもある、少なくともその女は男のことを格下だとは思っては居ないようであった】

って……あらバレちゃったのね…あたしもまだまだ見たいね…気が抜けるとはねぇ…

【その尻尾が出てきたのには女は気づいていなかったようだ、その男の狐かという言葉を不思議に感じ】
【そこで初めて、その尻尾が現れていたことに気づく】

やってみなきゃ解らない事だってある、見なきゃ解らないことだって有る
こんなふうに、あんたが敵いそうじゃないといった相手もドジをするもんさ…

【そう言って、その姿は、完全なる狐の姿になるのであった、人間大ほどの、九尾の狐に…】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/26(日) 00:05:45.79 ID:C9gx1DpPo
>>798

ごっ、ごめんなさいっ!

【慌てて頭を下げて、両頬をペシペシと叩く】
【元々、彼女もこういった空気は苦手で、】
【再度顔を上げたときにはやや取り繕った感が残るものの、
 暗さを吹き飛ばすような笑顔に戻っていて】

むっ、猫さん、どうしたのですか?
お腹が空いたとか?

【寄ってくる猫へそっと両手を差し伸べて】
【小動物が好きなものの、龍ということでオーラ的なもので避けられてしまう】
【故にたまにあるこういう触れ合えそうなときには両目をきらきらと輝かせて】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:06:50.79 ID:b8KAS1mdo
>>784
/物凄い遅れまして…こちらこそ度々申し訳ないです…
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/26(日) 00:07:10.30 ID:DjK33rm5o
>>803

……バーカ…………。

【だれかが なまえ(?)をよんでるよ!】

…………なんて、1割くらい冗談だけど。
どこか、怪我してるところはない……?

【少年の前に現れたのは、銀髪サイドポニテの少女】
【相変わらず、無表情と毒舌は健在であった】
【因みに問いかけた少女自身は、脇腹に怪我をしていたりする】


/じゃあお言葉に甘えて突っ込みますの。
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 00:07:58.75 ID:2jwciUxoo
>>804
【しゃくりあげて、しゃくりあげて、待つ事数分】
【目を真っ赤に充血させて、いまだ言葉は出ないにせよ、奔流は納まったらしい】

…あ、ありがとう…。

【ぐしゃぐしゃになってしまった顔を拭おうとして、それが果たせない事に気付くと】
【インナーの中に手を突っ込んでまさぐり、一枚のタオルを取り出して顔に当てた】
【乱暴に顔をふき取り、仕舞いには洟まで噛んで、たたみなおし再びインナーへ】

【表情はいくらか落ち着いていた】

あの…にぃに、用事があるんでしょ…?
ごめんなさい…いま、にぃとお話、できないの…。
…ずっと前から、気にしてたのに…本当に、ごめんなさい…。

【俯いて、少しだけ尻すぼみに謝る】
【また涙が染み出してきたけれど、何とか腕で拭った】
【毛皮がぬれても、しばらく拭って】

【上げた顔は、少しだけ引きつった笑顔】

ありがとう、ラグナロクさんっ

【待ってくれた彼の気遣いに礼を述べて、無理やり笑って見せた】
【まだ悲しみは残っていたけれど、涙を拭うだけの気力が戻ってきたらしい】
【この辺の気丈さは、誰に似たものか】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/26(日) 00:08:16.90 ID:7lJ5pN+SO
>>786-787

っはぁ…はぁ……
…終わった……?

【その場にへたり込み、崩れていく竜を呆然と眺める】

【崩れていくほら穴の壁】
【それを虚ろな目で眺める】

…まだ、続くのかな……でも………
……なんだか、疲れた………

【意識が遠のいていく】
【そのまま、ふらりと倒れてしまった】

/乙でしたー
/迷惑かけてしまい本当にすみませんでした
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/26(日) 00:08:32.09 ID:oKaJXk810
>>799

…ほう。…少しは感動できそうだなァ…!!

(まだ切れ味が最高ではないのか?それともあちらの材質が鋼鉄よりも固い…いや能力なら軽減できるがそれを加えても…?)

【強者の予感がした。だから彼は微笑んだ。】

【左手で思い切り刀身をつかみその状態で槍とのつば競り合いを仕掛ける】
【無論左手から血が出るのだが、其の血を全て剣が貪り尽くし、剣が5p程伸びる】
【しかし体格ではあちらのほうが完全に勝っており、彼もそのことは承知であった】

【彼の戦闘スタイルは、所々にギャンブル的な要素を突っ込んだ近接戦闘型】
【今回のギャンブルは切れ味が勝り槍を切るか 切れずに力負けし後ろに吹っ飛ぶか】


【正直3:7くらいで吹っ飛ばされそうな気がしたが、それでも彼はノータイムでつば競り合いを決意し、実行に移した】

/おかえりです。ロール遅いのはすみません…



814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/26(日) 00:09:52.36 ID:kvqfJWXt0
>>794

ふむふむふむふむふむふむ……。
では、あなた様のお言葉に甘えて、その髪飾りは頂戴しましょう

……きっと、似合いますわね?

【それで、相手も喜ぶと思ったのだろう】
【四の五の言わず、腕を引き戻すと少女は小さく一礼し】
【鏡も見ていないのに、やはり自己愛の浮いた言葉を紡ぎながら】
【コートの幾つものポケットの一つに、それをゆっくりと通す】

 【青年の爪には、グロスやマニキュアとは異種の光を見たけども】
 【今は。それについては、主題にしていない】
 【頭の端に留めると言うか、留まると言うべきか――】

「義手義足」から「アクセサリー」まで……。
誠意ある宣伝文句であれば、少なくともその二つはお作りになるのでしょう?
いや、「卑近な素材の昇華」――も、いま拝見しましたわね?

……思うに、あなたのような若輩技術者など居りませんわ
恐らくは「能力者」――或いは、人を超えた何かの力に連なる者。
そのような人間を抱える事は、そして現場の「技術者」の信頼を得る事は。
彼らにとっては――けして、無価値という訳が有りませんのよ

【初期投資という概念が、この世界にはあるのだし】
【それに加えて、青年には世の常のものでは無い「何か」がある、と】
【幾人もの技術屋を見て来た彼女は――太鼓判を押すが】

さて……ぼやかして話すにも、限界が訪れたようですわね?
今から、不本意ながら単刀直入に尋ねさせて頂きます


 ―――、――「カノッサ機関」こそ、ここまでに述べた組織である。


……、…世間の目には悪の枢軸、なのですけども?
まず「これだけ」なら、あなたは。
……彼らとの取引を――、―拒みますの?

【あろうことか。】
【「ここまで述べた」――と言うことは、彼のスポンサー候補であると同時に】
【この街の貧民を救おうとしている組織さえも、「機関」であるのだと】
【自身にさえ憂いを帯びたような表情を演じ、彼女は告げた】

【そうして彼女は、ふところから一つの「黒い端末」を取り出すだろう】
【危険なものでは無さそうだが、上部にはディスプレイが鎮座し】
【例えるなら――スマートフォンの類にも、見えるかも知れず】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:10:06.37 ID:thV8q9DSo
>>805
【言葉が通じたのは、最初ばかり】
【後は、動物の様に暴力をぶつけあっただけで】
【終わってみれば、何かが変わった訳でもない】

………私程度の言葉、聞く価値もない、ですか

【答えを受け取る事の出来なかった少女は】
【それを、自分への不満、自分の不足によるものだと思ったのだろう】
【それ以上の言葉は、何も言う事が無かった】


【少年を放置したまま、少女は路地裏を出ていく】
【達成感とは無縁の、怒りともまた違う表情】
【己への苛立ちばかりが、はっきりと浮かんでいた】


/お疲れさまでしたー
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:13:51.39 ID:H1TnA2GSO
>>806 //携帯に移動しましたっ

ん。ウェスカ、ね。
おっけーおっけー、探してみるネ。

【もう一度頷きながら、水面から脚を引き抜いて】
【かるく表面を拭いて、ニーソックスを履きはじめる】


さぁて、もーそろそろ遅くなってきたネ。
あたしはそろそろ寝に行くけど、ラァスはどうする?
行くトコ、ある?

【ガーターの留め具を装着、底の厚い靴を履いて立ち上がり】
【高く昇った月を見、次いでラァスを見。そんなことを訊ねてみる】
【ちなみに。あると言うのならその場所まで送ってゆく心算だし、無いと答えたなら適当な宿まで着いていく気です】
【とりあえず、ぎりぎりまで一緒に居たい、らしい。】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:18:47.77 ID:Ekwk8YV/o
>>810



バカじゃないぞ俺は!

【半分、反射のようなものだろうか】
【バカと呼ばれたら、バカじゃない。もうテンプレである】
【急に気を取り戻したかのように、振り返る】

1割……?
えーと100円の1割引きが90円だから……
ほとんど冗談じゃないだからバカじゃない!

【例えが家庭的なのは、おそらくはそういう環境にあったからだろう】
【少し元気を取り戻したように見えるのは、相手がチェルシーだから――でしょうきっと】

俺……?

【少年の体を見ると、触手を斬った際に肉が付いたくらいである】
【怪我なんて、ほとんど無いに等しい】

【少女の言葉に触発されてか、チェルシーの体を見ると、わき腹辺りに怪我が】

――!?
だ、大丈夫なのか?

【脇腹を指差しながら、心底不安そうな顔で問いかけるだろう】

/幻覚じゃなかった!
それじゃあお願いしますね!
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 00:20:08.36 ID:TKRaILPGo
>>811
【くしゃり、と頭を撫でながら】

大丈夫だ、別に今話そうとは思っていない。

【すっと、もらった名刺を見せ】

連絡先はきいてある、話そうと思えばいつでも、な。
今は泣いている君が心配だった、それだけだ。

【優しく微笑みを返し、声をかける】
【自らのそういった部分を弱い部分と切り捨て、決別したにもかかわらず】

きにするな、私が好きでしたことだからな。
それに、無理はするな、泣けるときはしっかりと泣いておけ。
胸を貸してほしかったら喜んで貸す、出来ることはそれくらいだからな・・・・・
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/26(日) 00:26:12.06 ID:DjK33rm5o
>>817

……逆。
100円で言えば……10円分、冗談。

…………やっぱり、バカ。

【今日もチェルシーは絶好調です】

ん……、大丈夫……。
怪我、し慣れてるから…………。

【純白のシャツの左脇腹部分が真っ赤に染まっている】
【致命傷からは程遠い。だが決して軽い怪我ではなく】
【平然としているのは、少女には痛覚がなく自身の怪我への価値観が狂っているため】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:27:49.61 ID:3RBstmAZo
>>807

この世界は複数の種族が生きるには狭すぎる……
残念ながら相互に理解し合うなんて事は永久に不可能でしょう。

【自分と違う姿の者を見た時、一番に湧き上がる感情、それは嫌悪感】
【そしてそれは幾ら理性で覆おうとしても根源に根ざすのだから隠す事など出来ない】
【その感情が己の内にあるのを理解しているが故に分かり合う事なんて出来ない】

理性よりも衝動の方が強いでしょう?睡眠欲やら食欲に抗えないですよね?それを利用したわけですよ
獣に近い貴女方ならそういった物は理解しやすいと思います、人間も言ってしまえば獣ですからね。

【考える頭脳があろうとも人は生物の1つ、ならば獣の内にある何かとは繋がりはあるのかもしれない】

殺人じゃないですよ、やめてください勝手に僕を殺人鬼にするのは。
だって理性が無ければ人間とは言えないじゃないですか、……僕がそんな事を言うのも変ですけど。

確かに、極端な者は恐ろしいですね。全く感情が無しに[ピーーー]人間と、荒ぶる感情に任せ[ピーーー]人間……
相手をするには命が幾つあっても足らなさそうです。

【願わくば今際の際まで人でありたいが、青年を構成する要素がそれを赦さなさそうではある】
【そも何かを[ピーーー]職業にいる人間が幸せな結末に至るなど在り得てはいけない】

ふむ、貴女は積極的に争いごとに介入する方ではないみたいですね
話してみてなんとなく思っただけでけど、戦場で会わなければまあ大丈夫でしょう。

【こんな風に話していて、彼女がその気になれば恐らく自分はとっくの昔に肉塊と化しているだろう】
【幾ら自分が退治屋といっても妖怪と人間とでは身体的なスペックが違い過ぎる】
【それをしてこないというからには彼女は理性的な者なのだろうと判断したようだ】

霊力程度そこまで危なくないでしょう、後は妖魔の識別くらいですか?……
(……呪いを溶かすなんて役に立たないどころの話じゃないですし)

【力はあれども今現在振るう気はない、だったらその力も意味はない】

ドジかどうか見分けは付かないですよ、もしかしたら僕の油断を誘っているのかもしれませんから。
妖怪って狡猾ですし……ね。

【「ふう」と息を吐き、青年は目頭を抑える】
【彼の特殊な瞳は妖怪を見る事に大分堪えているようだった】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 00:29:08.39 ID:7Jmnqr9SO
>>816
【夕月が立ち上がったのを見れば、ラァスも湖から足を抜いて、ついでに忘れかけてた右腕を元に戻し】
【いく場所はと訊かれれば、少しばかり考えてから】


…適当な、廃墟とか。
少しいった所に一軒あったから、とりあえずそこ、かな。


【ラァスが指した方へ、森に少し入っていけば、ひっそりと佇む廃墟の洋館があって】
【彼女は、そこを一夜の宿とする積もりのようだった】

/了解ですーっ
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 00:29:36.29 ID:dFLPlkgI0
>>813//おきになさらず!

【男の一瞬驚いた顔を見た少年、現黒い騎士はいう】

もしかして、切れるとでも思ってました?
残念ですが、刀が切れるのは、”力”が、切る物体にちゃんと働くからです。
刃にそっと触れても、切れることなんて、ないでしょう?

【だから少年は、受け流したのだ。力を真正面に受けず、分散させたのだ。】
【この発言から、男の予想どうり、少年は只者ではないと悟るだろう】

力比べ、ですか?生憎、結果は見えてますよ。

Hodちゃん、”カラミティウィング”お願い。

「は、はい!ご、五体吹っ飛んでいもむしになっちゃえー!」

【槍を持つ力に一層の力を入れる。そして、背中の黒い四枚羽を大きく広げる】
【翼の生えた騎士は、神聖な雰囲気に拍車をかける】
【そして、両手足に向かって気弱なAIの声と共に、光弾がそれぞれ放たれる。】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 00:30:48.98 ID:2jwciUxoo
>>818
わっ…。

【突然頭をなでられて、一瞬声が出た】
【その感触はとても優しくて、ローズが好きな暖かさがあった】
【なでられるのは好きだ。今も昔も、ずっと】

…うん、わかった。
もしにぃとお話出来たら、連絡するね。

【話の内容は、ある事情からローズにも見当がついている】
【それでも、今時分を気遣ってくれた優しい人の言葉のほうが大事で】
【暖かな気持ちに目を細めて、今度は屈託のない笑顔を返した】

…大丈夫。にぃに戦うって言ったもの。
にぃは応えてくれた…今度は、ボクが応えるばんなの。
約束したから、闘う。ボクは、この悲しみと闘う。

【きっと生涯、ローズは今日を忘れない】

【一度目の転機は、ともの悲しみを前にして】
【二度目は、それを受けて癒してもらって】
【三度目の今日は、世界が少しだけ広がって見えた】

【悲しみは消えない。それはずっと、決意の傍に】
【だからずっと、忘れない】

…ボクね、今のラグナロクさんのほうが、さっきより好きかも。

【にへへと、悪戯っぽく笑ってみせる】
【泣き腫らした目の、赤と緑のコントラスト】
【嘘か真かわかりにくい言葉のように、真意は輝き続けている】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/26(日) 00:31:03.61 ID:XhpOi+s30
>>808
(でかしたオール!)

【心の中でガッツポーズ】

『みーみー』

【どうやらそうらしい】
【仕切に相手の掌を嘗めている】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:33:42.36 ID:lOSNLV9Zo
>>814

ええまあ、一応は自信作ですし、似合わないと困ります
仮にそうだった場合は、いくつでもつくり直して差し上げますよ

【と、商品に関する時は口調が戻る】
【その辺りも臭いと同じで、染み付いているのだろうが】

魚の鱗に始まって、廃材や鉄くず、或いは植物や虫の甲殻
素材は何でも使えるし、現代兵器や魔具でなければ大体は作れるつもりは。
一番得意なのは家具だけど、それは今後………

……竜騎兵って、竜と同じくらい勘が良いみたいだね

【「褒めてくれてありがとう」と言葉を伝え、また案に彼女の言葉を肯定して】
【自身の異能を如何にして今後生かすか、それを静かに思案する】
【明かりを“調節”するかのような紺の瞳はそんな中、少女の手にした端末を捉え】

(パトロン……身分も実績も無い僕に、お金を出してくれるのは嬉しい)
(環境は最高だし、そもそも工房をこんなに早く持てる技術者なんてそう居ない)

(………けど、あのカノッサ機関なんだよね。白蘭の言ってた、『熱湯』だ)

【揺れ動くのは理と利である。平和に貧しく生きるか、危険で充ち満ちたその道か】
【今日まではただの一般市民という立場――――非常に、重い選択だが】

……僕は、一技術者だ。物を作って生きていければ、それでいい
話を聞いていればカノッサ機関は、その……Justiceよりも、“それらしく”感じるけどさ

取引だけなら、良いよ。カノッサ機関をお得意さんにするだけなら、別にいいんだ
何か作ってくれと言われたら作るし、考えろって言われたら考えるのも別に良い
けど、入るのはゴメン、出来ないよ。お客さんは選びたくないからね

えっと、だから……その、『秘密裏に協力』っていうヤツなら――――?

【繋がりは、持ってもいい。しかし、自分がそちら側に立つのは拒否したい】
【中立的立場に居たいという考えが重いのだろう、結局の意見はそれである、が】
【果たして技術者の端くれ、視界に捉えていた端末は気になって、「それは?」と尋ね――。】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:37:15.73 ID:H1TnA2GSO
>>821

……え、廃墟でひとり?

【怪訝そうな顔をしてみせる少女ではあるが、こいつはこいつで墓場で寝るつもりであって】
【五十歩百歩の、百歩の場所に位置するような。お前が言うな感漂う声色で、訊いてみる】

ねー、それ……寂しくないの?
あたしだったら断然お断りなんだけど。

【やっぱり、ラァスから五十歩離れた場所から言うような物言いで】
【そんな自己中っぷりに盛大に隠されてしまった、少しの気遣いを含めて】
【確認するように、訊く】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:41:15.80 ID:Ekwk8YV/o
>>819

え?え?
ああもう!分からない!
だけどバカじゃない!

【脳みそぶっちぎりだよ!】

【傷口を直視した瞬間に、背中がゾクッと震えが奔る】
【戦闘には慣れた故、血には大分耐性が出来たハズなんだけれど】
【やっぱり、見知った人の傷となると、怖いというか、見たくないというか――】

慣れてても、駄目だって……
はやく病院いったほうがいいし……

―――慣れた?

【青ざめつつも、助言を零し】
【そして、大分反応が遅かったのは……】
【その、お察しください】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 00:44:11.00 ID:TKRaILPGo
>>823
そう、か・・・・・・君は強いのだな。

【頭をくしゃくしゃと撫で回す】
【自分の今の表情を好きだと言ってくれた彼女を】

私は、それに負けてしまったからな、どうしても、勝つことができなかった・・・・・・

(何を言っているのだ、私は・・・・・)

【何とナンセンス、何と馬鹿げた、何と愚かな】
【数度しかあったことのない少女に対し、自分の愚痴を聴かせてしまった】
【其のことを恥じ、もう一度仮面を身につける】

君は勝て、私はだめだったが君なら大丈夫だ。

【と泣きはらした彼女の目を見つめながら、願う様に、言った】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 00:51:03.56 ID:7Jmnqr9SO
>>826
【今は宿無しの身分ではないラァス、だが未だにその頃の気儘さが抜けていないようで】
【手頃な住処を見つければそこに住み、いい寝床があればそこで寝る体たらく】
【17年間、研究所の同じ部屋の同じ場所で眠っていたラァスにしてみれば。それは謂わば心踊る冒険であった】



――…一緒に、寝る?


【そして問い掛けから何を汲み取ったか、そんな言葉を掛けた】
【寂しいかと訊かれれば、まぁ寂しい。今まではそれを実感できていなかったのだ】
【――彼女には、誰かと共に眠った記憶なんて無いのだから】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/26(日) 00:51:30.95 ID:C9gx1DpPo
>>824

…あっ、あははっ、くすぐったい!

【くすぐったいと言いながらも手は引っ込めない】
【空いている側の手で、恐る恐るその背中に触れて】

うわぁ!
もふもふ!もふもふです!
最高ですよ猫さん!

【大変嬉しそうにはしゃいで、つい声を大きくしてしまう】
【毛並みを確認するようにゆっくりと手を滑らせる】
【そしてぐいーっと伸びて、尻尾をつかんだ】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/26(日) 00:54:20.81 ID:DjK33rm5o
>>827

……だから、私は大丈夫。
これくらい……新能力を使えば、直ぐに治せる。

【極あっさりと、嘘を言う】
【こう言いつつ直ぐに治さないということは、治せないという事で】

…………うん……。
私は沢山の殺し合いを経験してきた……、殺人鬼、だったから……。

───……怖い?

【俯いた状態で、彼女は自らの境遇をばらす】

【本音を言えば、怖いのは自分。健太の反応が、怖い】
【けれど、隠したきりにしておくのも嫌であったし】
【これで嫌われたら──それも罰なのだと、彼女は思う】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/26(日) 00:56:53.56 ID:kvqfJWXt0
>>825

【自分が中立であり続けられれば、仕事の先は選ばない】
【危険性も孕むが、或る意味では扱いやすく、そして一般的な思考】
【取り敢えず、第一にして最大のハードルは超えたと】
【少女は、笑みの色を濃く。僅かに淀んだ、煮詰まったものに転じた】

うふふふふ、そうですわね……
下手が横好きで乗れば、たちまち振り落とされてしまいますし?
付き合い方を少し間違えたなら、敵よりも先に爪牙の餌食に………
そのような者を扱うのですから――鍛えられも、しますわ

(……「出来ない」事は、ちょうど私たちの技術で補強できる)
(それで良い、星の国に足りない、そして必要なもの――)

【少し褒められただけで、ここまで自画自賛を塗り足せるのは】
【もしかしたら、才能と呼べるものなのだろうか】
【確かに。無能な竜騎兵という事は無いはずではあるが――】

【それでも、挙措だけは粛々としたものを保っており】

ええ、最初から構成員になる事を希望していませんわ?
ただただ、有能な「技術者」――
それも、機械と生体の間を彷徨うような術の遣い手こそ、望ましかったのです
しかも?内密が望ましいのは、こちらも同じですもの。

【機械と生体の間を彷徨う――その言語は、技術を視野に入れて紡いだもの】
【ただ。彼女の「勘」と推測によるものかは、分からないけども】
【白き麗人には魅せた彼の身体は―――それこそ】

まだ上奏していない以上、断言は出来ませんけども?
きっと、近いうちに仕事をお願いしますわ――、星の国に、工房を構えて頂いてね?

【ここまでを悠然と述べたなら、少女は端末を二三度操作し】
【すると――彼女の連絡先がと名前が、ホログラフの形で浮かび上がった】
【特筆すべきは、それが余りに鮮明な映像だということである】
【もし根底に端末がなければ、召喚術と疑ってしまいそうな程に――】

 【文言は「フェーデ・ファルクラム / カノッサ機関No.373」】
 【色とりどりの数字による国家観通信網の携帯電話番号が、それに添えられていた】

【無言の笑みは―――、――“記録しろ”……と言うことだろうか】
【妙にハイテクなくせに、肝心な所で痒いシロモノである】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 00:58:17.70 ID:2jwciUxoo
>>828
【なでられながら、ローズはラグナロクをじっと見た】
【外された仮面の下、痛みに苦しむ表情を見た】
【仮面で消えてしまっても、写真のように焼きついて離れない】

【ローズは、人の表情に敏感だった】
【そして今なら、その言葉の意味がわかる】

…あのね、ラグナロクさん。
前、ベルねぇが言ってた言葉があるの。…ボクが生まれて、一番最初に聞かせてくれた事。
『真の敗北とは、膝を屈して立ち上がらない事だ』って。

【仮面の向こう、眼があるであろう場所をじっと見つめて、ローズはその教えを口にした】
【以前、とある少女に反射的に使ったそれは、そのときは意味がわからなかったけれど】

大丈夫だよ。
ラグナロクさんは、まだダメじゃないよ。
だってまだ、闘ってる。ちゃんとまだ戦ってるよ。

【多分、本当に必要なのは彼のほうだと、なんとなく感じたから】
【胸に抱いた宝玉をインナーの中に(物理法則を無視して)仕舞いつつ、右拳を彼の前へ差し出す】
【浮かべた表情は、涙の跡が消えない、少しだけ凛々しい笑顔】

ローズも負けないから。

【それに応えてくれても、くれなくても】
【確かにそう宣言して、ローズは踵を返すだろう】
【独りになってなお、その胸には、やっと手にした強い願いがある】

【これがある限り、ローズは負ける気はない】

じゃあね、ラグナロクさん! ボク、がんばるから! 一緒にガンバロっ!!!

【白い歯を見せながらにっと笑うと、ローズの姿が掻き消えはじめる】
【背を向け、出口へ向かって駆けてゆきながら、その姿は徐々に薄れて】
【最後は、風のように溶けた】

その尊厳と共に在れ、って言うんだよね、こういうときはっ!!

【誰かの受け売りを一つ、その場に残して】


//お疲れ様でしたー!
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:58:42.52 ID:H1TnA2GSO
>>829

【一緒に、寝る】
【――数秒たっぷりの静止は、思考にあてられたそれだったんだろうか】
【ぱち、ぱち、ぱち――三度の大きなまばたきののち、口から零れた声は、】


…………いいの?

【期待と、気恥ずかしさとで構成された小さめのそれだった】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/26(日) 00:59:00.43 ID:XhpOi+s30
>>830
【その光景をほほえましく見ていた少年】
【だが尻尾をつかんだときその表情が一気に引きつる】

…あ

『ふーっ!』

【途端猫は毛を逆立て彼女に襲いかかるだろう】
【その猫にとってそこは逆鱗なのだ】
【たぶん】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [saga]:2011/06/26(日) 01:01:53.60 ID:oKaJXk810
>>822

…俺は理論では動かん主義でな…ククククク…久々の当たりだァ…!!

【彼には理論などどうでもよかった。ただ戦いの熱、即ち「狂熱(ヒート)」を得て、そして最終的に「感動」できれば良かった】
【彼は左手を柄に沿え、反発してくる槍の力に身を任せるかのように後ろに自ら飛ぶ】

(不本意だが…いったん間合いを取る…!受け流せない攻撃は…ある…!!)

【空中でそうシミュレートしていた矢先、黒い羽を広げての光弾、4撃。】

…!!くそっ!!

(空中…!!回避不可能…!!ヤバイ!!)

【彼は一心不乱に剣で円を描くように振る。両手で握り自分のMAXの力で。そして――】

【ドォオオォォォン】
【と文字では表現できようか】
【街灯の光など比べ物にならないくらいの眩しい光が彼を包んだ】

【やがて爆風が止み、あたりの景色が見え始める】

…ククククッ…っ!!

【彼は痛々しい姿で左膝を付きながら剣を握りしめて笑っていた】
【四肢はまだある。が、左足左腕が明らかにに重症。肉がそがれている部分が痛々しい】
【もちろん右半身も決して無傷ではないが、軽症で何とかすんだ様】

【最後の苦し紛れの一振りが、「蛭」の特性が彼の命を繋いだのだ】


――そろそろ、「感動」の出汁が出尽くした所か…よくやったぞ餓鬼…だから――

――もう不要だ 死ね

【そのセリフとともに溢れ出す――殺気、殺気、殺気。】
【周りの景色が歪んで見えるほどのドロドロとした血の色の覇気。さらに――】
【先ほどには微塵も感じなかったであろう――黒い魔力】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 01:04:02.09 ID:b8KAS1mdo
>>820

ええ…そうね、人と人が無理なのだから、妖怪と人など到底無理な話

【誰でもそうである、自分とは違うものを見て、勝手に恐怖し、勝手に恨み】
【勝手に自分の都合のいい方向に持っていく、それが自然なことである、男の言葉には反論はなかった】
【女も、常に思っていることであり、其れが真実、簡単に世界平和という者よりも信頼できる言葉である】

そうさね…自身の命が危なくなると、危機になると初めに思うのは、其れを解消すること
その為には…何でもやってしまいそうさね…まぁ…現にあたしたちはやっているんだけど…
あんたも…あたしもね…

そう言ってしまえば…人間と妖怪の諍いなんて、小さな物ね、
…あんた…いい考えしてるのね…フフッ

【動物を殺し肉を食べ、そういう事を自分の欲を解消するためにやっていいるのだ、それは本能的な物であり】
【自然なこと、弱い物がかられ、強いものが狩る、そこには理性など無い、ただ生きるためにやっていることであり、なにも罪悪感などもない】
【女もやっている、男もやっている、そんな事を考えていたら、自然に笑みがこぼれてきた】


…最初はあんたもそんな人間だって思ってたさ、でも違うみたいね正直に話すと、少し安心したよ
そんな者じゃない事がわかってね

そう、でもそれが自然なのよ、理性なんてないそんな状態が…それが一番自身が生きれる…自然なこと、
人間の中に長食い過ぎたせいか…あたしも変な考えがうまれたみたいだけどさ、


【生きるために必要なことは善とし、其れ以外の無駄な殺生は悪とし、突き詰めれば突き詰めるだけ解らなくなってくる】
【どちらにせよ[ピーーー]人間殺される人間何方にとってもその結果は同じであるから、その行動を善ととるか悪と取るかなど、誰も決める事はできないのであろう】

まぁ…必要とあらばね…何だってするさ、あんたの敵にもね…
人間の敵にでもなんだってなるさ、其れが無いことだけを祈るしか無いねぇ、運命はどうなるか分かんないからさ

まぁ…でも今はそんな気は無いけどさ

【今は襲うことは無い、少なくとも今は、だが将来どうなるかは、解らない】

いや、自分と違う力は恐ろしく感じるものさ、舐めて掛かると痛い目にあうからね、
だから、相手は自分より強いと思ってたほうが、いいさ

やってみなきゃ解らない、なんだってそうさ、全ては、経験しなきゃ解らない、やってみなきゃ解らない

【これは女の思うこと、舐めてかかり痛い目に会うのであれば、格上に見て痛い目に会うほうが、まだその準備ができるというものである】

フフフッ…用心だねぇ…安心しなよ、さっきも言ったけど別に食ったりしないさ

【男は目頭を抑えだす、その行動が何かはおんなには解らない、】

どうしたのさ?そんな押さえちゃって、頭でも痛いのかい?

【ただ単純に、そう思ったのである、目頭を抑える男にむけてその感想】
【まさか自分を見ることに耐えているなど思いもしないのだ】

/連続で遅くなってしまうとは…申し訳ないです…




838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 01:09:22.68 ID:Ekwk8YV/o
>>831

あの翼……    カコイイ

【何処か遠くを見るような、焦点が定まっているか定かでは無い双眸】
【何か聞こえたのは、多分本音だろう】

【それで納得してしまうのも、馬鹿というか、少年らしく単純】
【素直、――という事なのかも】

【殺人鬼――すぅっと、少年の瞳孔が小さくなる】
【怖いのだろう、恐怖を抱かないワケが無い】

………、――怖いよ

でも―――でも……さ
怖いけど、チェルシーは、違う……

殺人鬼じゃなんかじゃ、無いよ――

【自分と同年代で明らかに戦闘慣れしている】
【殺人鬼、――というのも頷ける】

【少年の口から出たのは、真っ直ぐで、素直な言葉】

【おかしい所でいっぱいだけれど、心を伝える――という意味合いでは、ちゃんと、これ以上ないくらい機能した、そんな――】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 01:10:11.46 ID:TKRaILPGo
>>833
・・・・・・

【彼女が言った、ダメじゃないと言う言葉】
【其れに答えることなく】
【差し出されて右拳を合わせる】

ああ、君は負けるな、決してな。

【がんばろうと声をかけてくれた彼女に手を振って消えるまで見送った】

・・・・わたしはもう

【何もない空間から青と、水色の刀身を持つ無骨な剣が二本、目の前に現れ、浮翌遊している】

負けてしまった、逃げてしまった。
自分からも逃げ、気持ちすら犠牲にして・・・・・

【其の二振りの剣をじぃっと、見つめ】

私は、弱いな・・・・・

【悲しげにつぶやいた】

/お疲れ様でした
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 01:13:35.67 ID:dFLPlkgI0
>>836

【空中では回避は容易ではない、そう判断したのは少年だけでなくAIもだ】

ナイスシュー。「え、えへへ、やりましたねマスター!」

【相手は満身創痍といっても過言ではないだろう。次の一撃で決まると思い込んでいた】

!!

「え、ええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

【だからこそ、溢れ出してきた殺気には驚いた】
【少年は先も行ったとおり傭兵だ、殺気なんてよく知ったものでもある】
【だから普通、この状態で殺気をなお放つのは最早異常としか取れないのである】

へぇ〜、その言葉、久しぶりに聞きましたよ。

「な、なんですか!まだヤル気ですか!」

【タナトスランスを突きの姿勢で構える】
【翼はやや縮めて置いた状態で】
【赤いモノアイが、男を捕らえて離さない】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 01:17:35.72 ID:7Jmnqr9SO
>>834
いいよ。


【即答であった。初めて誰かと一緒に眠れる事が、嬉しくて仕方ないようで】

【そしてそのまま、夕月を森の少し奥にある洋館へと案内するだろう】
【廃墟とはいえある程度手入れがされ、明かりが無くとも一杯の月明かりが入るその館の三階、湖を見下ろせる主人室】
【少しばかり埃が積もってはいるが、人が三人は寝れそうなふかふかのベッドがひとつあり】


――…ばふっ


【疲れていたのか、ラァスは早々と着替えもなしに床へ沈むだろう】
【纏う服こそ男物だが、今は少女。まぁ怪しい事もなく、むしろこの場は少女同士のお泊まり会のような様相を呈する筈】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 01:21:05.58 ID:3RBstmAZo
>>837

やはり自分可愛さがありますから、結局は自分が一番ですよ命あっての物種とも言いますし。
いい考えというか打算的な考え、ですかね。世間一般では認められませんよ残念ながら。

【自分の思考パターンが変わってきたのはいつからだろうか】
【訓練を経て実戦に向かった時だったか、死に瀕した時だったか、もう思い出せない】
【それ程青年は遠くに来てしまった、気づけば異常者の仲間入り……】

成程、貴女のその考えは人の社会の中で育まれた物という訳ですか
道理で和菓子屋なんかで買い物をするわけだ……。

【それは少しの皮肉交じりの笑み】
【恐らく彼女は耳が良いだろうから、彼が「フフ」鼻を鳴らした笑みの声が聞こえただろう】

失礼ですが僕は未だ貴女を信用してはいないです
ので「食ったりしない」なんて言われたからといって警戒しない理由にはならないですよ。

【妖怪と付き合うのならば此れ位の立ち位置が良いのだろう】
【数少ない会話の経験でそんな事を思ったり】

……あ、いや少しばかり疲れまして……職業病のような物ですお気になさらず
…………――――――――。

【彼の瞳は浄眼である、化物を見分け力の流れを理解する】
【そして何より、呪いと呼ばれる物を瞳の内に取り込み浄化する力を持つ】
【そんな能力があるのだからその弊害も無論あり、視力低下の理由はそれ色彩感覚もゆっくりではあるが失いつつある】
【目頭から手を離せば指先に赤色、言うまでもなく血液で】

…………、全く困った物だ……。

【手拭いを出し拭き去る】
【陰鬱な声色の後、深くため息を吐き痛みに耐える】
【しかし痛みまでは拭えはしないのだ、誰一人とて……】

/いえいえ大丈夫です
/が、ちょっと明日朝早いので次辺りで締めさせていただいてもよろしいでしょうか?
/何か不都合があるようでしたら、言ってくださいまし
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 01:22:14.79 ID:lOSNLV9Zo
>>832

【「コクリ」と一度、頷いてみせる。】
【それは相手の理解に対しての賛同、或いは感謝にも似たそれであり】

【また、まだ膝を付いたままの姿勢でバックパックの口を閉じようとする】
【そんな時に聞こえたのが「機械と生体の間」―――僅かに一瞬、動きが止まるが】
【先程同様に手元を見せない形で、ゆっくりとファスナーを閉めて】

(………水の国に店を持つのは、少し先になるかな)
(出来ればその時は、星の国と違って自分の力で―――。)

……言い方が悪いけど、資金提供してくれるならできるだけ早くお願いしたいかな
技術士なんて言っても工房がなきゃ手芸が精々だし、格好もつかないから
それから連絡は………いや、早いうちにこっちからするよ。今は持ってないんだ、携帯。

【「キィン」という酷く小さな音を立てて、ザクセンの紺色をした瞳がホログラムに向き、固定され】
【その後、僅かに数秒―――どうやら一目で覚えたらしく、目を下ろして荷物を背負い】

それじゃあ、僕はこれで……急ぎじゃないけど、もう何も無いだろうし
もしあるんだったら、今言ってくれると助かるかな――――。

【圧倒的な技術、つまりは少女の持つ端末と――それから、フランカを一瞥して】
【長靴の「ギュッ」という音を定期的に鳴らし、開け放しだったドアまで歩く】
【そうしてノブを掴んだ時点で立ち止まり、言葉があれば聞いて、最後には屋内へと消えていくだろう】


 【また、この出来事から数日してフェーデに一本の連絡が入る】
 【えらく簡素に「携帯を買ったので」と話すのは勿論ザクセン・シェルナであり】
 【こうして、秘密裏の繋がりは確りと形を持って出来上がることとなるのだった。】

/終盤なのですが眠気が危ういのでこれでっ、お疲れさまでしたー!
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/26(日) 01:27:04.10 ID:DjK33rm5o
>>838

【健太の言葉に、ゴクリと息を飲む】
【もっと酷い反応が来るのを、彼女は覚悟していたので】
【より一層、その言葉が甘美に──感じられた】

……ありがとう。
健太は……バカ優しいね。
…………バカ優しい……バカ。

【思わず、クールな彼女の口元が緩む】
【笑顔をキーにして、背に光の翼が顕現する。戦闘後のため、エネルギー切れで小さいが】

だから……、これが、その御礼。
……ご褒美とも、言う。

【ポケットから飴(苺味)を取り出し、包みを外して】
【一歩健太に近づくと、(容赦なく)口の中に突っ込もうとする】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 01:30:13.43 ID:H1TnA2GSO
>>841

【洋館。先にベッドに沈んでしまったラァスを見、小さく笑って】
【彼女もまた、靴を脱ぎ捨ててベッドへダイビング】

しっつれーい、っと……うわー、ふかふかだネー。
こりゃー久々に良い夢見れそう……ふぁ。

【柔らかなマットの上に寝転んでしまえば、自然と瞼が重くなるもので】
【欠伸をひとつ零しながら、彼女はこんなことを口走る】


…………おやすみ、ラァス。


【――それはきっと、ひとりで寝ることしか知らなかった少女たちにとって】
【はじめての、寝る前のあいさつだったのではなかろうか】


【相変わらず夜は暑いままだけど、朝日はきっと心地いいんだろうな。なんて、考えながら】
【少女――夕月は、久方ぶりにベッドの上で眠りに就いた】


//こんなところでしょうか、ありがとうございましたー!
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/26(日) 01:30:55.70 ID:kvqfJWXt0
>>843

【返す言葉は、彼女のそれにしては何れも歪な精細を欠くものだった】
【ホログラフを一瞬で記憶した事には、流石に目を丸くしていたけども】
【連絡すれば良いと思っているのか、最後の言葉も「また会いましょう?」の程度】

【フランカが監視していたシャッターの向こうでは、まだ作業が続いていた】
【指揮官がビルの上で会話に興じている間、健気にも】
【そうして1時間ほど後まで、スラムの闇の帳に竜が潜む光景が有ったという】


【――それから】

【スラムエリアとシティエリアの中間辺りに位置する、ラボと倉庫】
【それが、数日後に彼に与えられることになるだろう】
【内装に付いては、自由に設定して頂きたいのだが】

【恐らく在るだろう作業机の上には、最初から黒い「ラジオ」が置かれていた】
【その背には、真鍮色で一筋の流れ星の意匠が刻まれ】
【添えられた手紙には女性らしい書体で、次のように記されている筈だ】
【「いつでも取り出せる場所に置いて、大事にしてあげて下さいまし。」】
【「それが“仮説星の国支部”庇護下の者のひそかな証ですわ」―――、と】

//お疲れ様でした!
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 01:32:58.24 ID:7Jmnqr9SO
>>845
/はい、お疲れ様でしたー!
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [saga]:2011/06/26(日) 01:33:27.29 ID:oKaJXk810
>>840

ククククク…発動したのはこれで2回目…お前、死んだなァ…!!

【圧倒的に不利に見えるこの状況】
【しかしこの男には負け、即ち自分の死など想像もつかなかった】

ヒャハハハハハハハハハッハハハハハァ――――――!!!!!
狂気ダ…モット…モット狂気をォォォォォ…!!

【その叫びと共に黒い魔力が燃えるような真紅のオーラとなり彼を包む】
【そして今までの怪我を苦ともせずに立ち上がる――】

狂気…お前にはまだまだ狂気が足りねぇぇぇぇぇええ!!
…狂気が…最後の一線を越える唯一の存在なのだッ…!!

【このオーラ、痛み止めの役割も兼ねているが、だんだんと時間とともに減少していくために痛みもじきに増えるであろう】
【そして狂気と魔力をブレンドしたものがこのオーラ。狂気、オーラの量に比例して身体能力を上昇させる】

…もう小細工などは通用しねぇぞ…ヒヒヒヒヒヒヒ…!!
後悔するんだな…本気にさせたことをよォォオォォォ!!!!!

【先ほどより明らかに、速い突進】

(突きをまともに受け流せるかァ…!!)

【そして――身体を大きく捻り、右足の大きな踏込みとともに右手を突き出す】
【腹めがけての突きである】
【剣の切れ味も、パワーもオーラが上昇させているこの突きが通じるであろうか】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 01:39:36.58 ID:Ekwk8YV/o
>>844

やっと、素直になったか、チェルシーめ……!
あ、でもバカじゃない!

【へへっ、と照れくさそうに笑みを零す】
【つられて笑ったのだろうけれど、その笑顔は心の奥底からの笑顔】
【淀み無い、綺麗な双眸がその証拠】

――あ!
羽だは―――へぶっ!?

【羽を見て、はしゃぐ少年。はしゃいで声を上げるという事は口が開かれる】
【そして、苺飴ストレートが口の中ど真ん中にストライク】

はべふんは!?(なにすんだ!?)

【飴のせいか、上手く発音が出来ず】
【理解できるか、できないかの境界線に立った言葉】

【言葉でなくとも、表情で理解するのは簡単だろう】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 01:49:12.90 ID:b8KAS1mdo
>>842

そうさね、自分が一番可愛いさ、他人を守るとか言ってる方が、信用できないもんだよ
だからアンタはその者たちより信用できるってわけさ…

死に直面したときにコロっと態度を変える奴よりいいだろ、

【女も人の知り合いが欲しいわけではない、ただこの男の話が人としては珍しくて】
【その話を聞いてみたい興味が最初より強くなりつつあったのだ】

聞こえているんだよ、アンタのその笑いはね、
でも其れには全く反論できないねぇ…落ちぶれたもんだよ九尾もさ…

【その皮肉をこめた笑いは聞こえた、だがそれに対して怒ることもなかった、自身でも分かっていたから】
【その女も自分にたいしての皮肉の言葉、人を嫌っていたはずななのに、何故、人に興味が湧くのか…女はそんな自分も嫌ではあったのだ】

ええ…全然失礼じゃないさ、信用されても困るからねぇ…
変な情けがついても…お互い気まずいじゃない…?

【入れこまず、入り込みすぎず、それは正しいこと、恩はは気まぐれであり狐は騙すのが得意であり】
【その女の本心はどうにしろ、その対応は間違っては居なく、女もそれに関しては同じことを思うのだ】
【やろうと思えばこの辺り一体を火の海に変えることも可能である、だが其れはしない、ただその己の妖力を当たりに放出するだけ】
【警戒を込めてなのか、信用しすぎるなとの忠告なのかは不明であるが、その神社全体に広げられた妖力に男はきずいているだろうか…】

……
【その手にまとわり付く血液を見て、女はただ黙っていた、】
【目の前に出る血液、男は無理をしてるのだろうか、その力を制御しきれていないのだろうか】
【それは分からないが、その痛みは男にしか分からない、女が今此処で何と言おうと、男に取っては只の言葉でしか無いのだ】

【知らぬ物の勝手な解釈で偏見に満ちた言葉でしかないのである、だから女はなにも言わない、ただ黙ってみているのである】

【だがその代わりに男の真上に雨を降らす、ポツポツと、その雨はただの雨なのか、狐の妖力なのか、男には解るか分からないか、】
【だがその雨は何も男に危害を加えるわけでもなく、振るのであった】

/はい、ありがとうございます!
/了解です、全然問題ないですよ!

851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/26(日) 01:50:26.01 ID:DjK33rm5o
>>849

……私は、いつだって素直。
健太がいつもバカなのと……、同じように。

【小さな笑顔は直ぐに消え失せ、翼も解除される】
【そして毒舌が戻ってきてしまった】

飴……あげた。

【何聞いてんの? とでも言いたげに見据え】

…………じゃあ、そろそろ帰る。
健太も、こんな場所にいつまでもいないでしょ……?

【背を向けると、帰路に着こうと出口へと向かっていく】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 02:00:51.18 ID:dFLPlkgI0
>>848

【狂気が男を包み、ソレによって立ち上がる様は、まさしく】

僕も何度か、いわれましたけど、”化け物め”。

【突進してくる男にただ構えたままの黒い騎士】

「マ、マスター!間合いならこっちが上です!剣ごとぶっ貫いちゃえば」

いや、だめだね。

【受け流すことなど不可能に近いと判断した少年は、すばやくバックステップするも速さで男の刀が上回る】

くっ!!

「キャアアアアアアアア!!」

【装甲を貫通ということは無かったが、内部にいた少年には大ききな衝撃を受けることとなる】

あ・・・・ぐ・・・・

「マ、マスター!しっかり!」

【病弱な体にはダメージが大きかったか、黒の兵器を纏った少年は腹を抱えるそぶりを見せる】

くっ・・・・Hodちゃん、”ヴォイジストレーザー”!

「は、はい!消し飛んじゃえー!!!」

【黒い騎士の胴体部分、そこから黒いレーザーが不規則な軌道を描きながら、男の足元に放たれる】
【放ち終えると同時に、腰の背面についたテーブルブースターを起動させ】

いったん引こう、Hodちゃん。

「へ、へーんだ!勝ってたのはこっちですからね!」

【空へと飛び上がり去っていった】

//すいませんが眠気が限界です。お疲れ様でしたー!
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 02:02:03.86 ID:3RBstmAZo
>>850

確かに仰る事は至極当たり前ですが、心から「他人を守る」だなんて言えたのならどれほど素晴らしいか……。

ま、僕が死ぬ時は周りにいる妖怪共も道連れですよ
幾ら妖怪とて濃度の高い呪いには打ち勝てないでしょうし、死なばもろとも……ですね。

【他者を守ると心から言えてそして守りきれるならば】
【それはとても尊いのだろう、その道すらももはや遠く届かない……】
【胸中にあるのは昔を懐かしむ心のみ、他は全て伽藍洞】

恐らく貴女は長生きですよね?でしたらその歳の歩みが生存競争の勝利の証ですよ
結局死んだら何も残らない、生きている事で初めて様々な事がなし得るんですから。

【遺体は喋らず動かず、何も生み出せない】
【生み出せたとしてもそれは残された者の悲しみや怒り、感情だけ】

僕の方は貴女に情けなど全く無いですから、大丈夫です。

【胸をはってそう言う辺り嫌なヤツだった】

……――――っ、雨ですかね……。(何かしたか……?)
まあいいです、ここらが頃合いという事でしょうきっと……
時間も丑三つです妖怪に恨まれている僕はさっさと逃げる事にしましょう、それではさようなら九尾の狐さん。

【傘に滴り幾らばかりかの血を洗い流す、血は地面にながれ、消える】
【その不自然な雨に何か感じたようだが敵意というものは無い、となればきっと頃合い】
【青年は彼女の名前も聞かず去ってゆくだろう】

【流れる雨に、彼の持つ錫杖が反応し「リィ――ン」と鳴いたという】
【錫杖は仕込み刀、その柄と鞘の隙間から浄化の霊水が漏れ出て、雨と混ざって血と混ざって地面に消える】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 02:04:20.79 ID:Ekwk8YV/o
>>851

【とりあえずは飴を口の中でいい感じのポジションに持って行き】

嘘付け!

【舌の上で飴玉を転がしつつ、ビシッとツッコみを行う】
【切り替えの早さは、チェルシーに負担を掛けさせたくないだろうか】
【とりあえずは、少年なりにもちゃんと考えているのだろう】

……ありがと

【そのとおりすぎて、何も言い返せない少年】
【観念(?)したのか、素直に礼を言う】
【少し捻くれているが、根っこは素直なのだろう】

……うん
ガートルッドにも言いたいことあるし……
そろそろ帰る

【少年もチェルシーの後をついていくように、歩くだろう】

/ここらへんかなっ
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/26(日) 02:11:29.22 ID:DjK33rm5o
>>854

嘘つけって……いい加減、認めよ……?
貴方が、バカだってこと……。

……どういたしまして。

【そんな軽口を叩きつつ、魔城から去っていく】
【きっとまた来ることになるだろうとか、そんな事を思いつつ】

/お疲れさまでした。
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 02:12:35.53 ID:Ekwk8YV/o
>>855
/お疲れ様でした!
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [saga]:2011/06/26(日) 02:16:06.95 ID:oKaJXk810
>>853

小賢しいッ…!!

【レーザーの不規則な起動も彼には見えている】
【足元に向かうのがわかると体のオーラの7割を右足に集め、その足でレーザーを蹴り消し飛ばした】

…消し飛んだのはそっちのほうだったなァ…ッククク
(まぁ、こっちのオーラもごっそり消えたが…)

【そして彼が逃げる】
【彼女?の捨て台詞とともに】

…クククッ。まぁ、この状態の俺にとっては相手にならなかった、そんな印象か?

【彼は心の中で確信していた】

(其方から仕掛けておいて逃げるなど…まぁ醜態の極みだが…正解だったな)
(正直後10秒あったら…殺せてた。勝ってた。)
(…卵がピンチにしか動いてくれないのは痛いが…理不尽なパワーだ)

【自分の勝ちだ、と。】
【実際には本当かどうかはわからないが、逃げた時点で自分の勝ちを悟ったのだった】

【彼は、極度の負けず嫌いである。】

/こっちが遅いからですね、すみませんでした
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 02:24:29.08 ID:b8KAS1mdo
>>853
そんな者が居るならあってみたいさ、ホントに入るのか分かんないけどねぇ…

フフッ、怖いこというのね、あたしはアンタには近づかないようにしとくさ

【やはり此の男にとって妖怪は敵であり的なのであろう、そんな正反対の者の意見】
【そんな意見を聞いた貴重な時間、女はそれだけで満足である】

【守るためには自身も守らなければならない、自分の全てを犠牲にして他者を守るなど】
【そんな聖人君子のような者、居るわけがないと、女は思う】
【男の生き方は正直であり、その言語も偽りがなさそうだ、人を守りたいと願い、その道から大幅に外れてしまった者】
【そんな生き方をしてきたからこそ、その言葉には重みがある、他人を守るという言葉の素晴らしさ、その男が言うからこそ価値があるという物ではないかと感じるのである】

そうね…死人は何も語らない、死んでしまえば全てはおしまい
だから生き続けるのね、

……相変わらずなのねあんたも…馬鹿正直というかなんと言うか…まぁいいさ、
【その言葉も今となっては、何となくではあるが、解る気がした】
【男のその歩んできた道は知らないが、そのしっかりした言葉、揺れぬ信念、その話しを聞き何となく、なにかを感じたのである】

ええ…さようなら…妖怪狩りの坊や…
帰り道は…気をつけることね…アハハッ…
【それは悪戯のつもりか悪態のつもりか、その言葉はニヤけた口調であり、その瞳は怪しく光っていた】
【その錫杖の鳴る音を聞き、何かゾクッとするような感覚に襲われるが、その音は耳に残るものであった、ただ虚無に、耳に鳴り響くものであった】

【そして男はその場を去った、その菓子袋と傘を手に、女はその背を見ながら呟いた】


次は…どうなることかしらね…

【そして狐はその場を去る、階段から飛び降り、久しぶりにその山に帰るのだろうか、】
【その足はそびえる山脈があるその方向に進んでいた】


/お疲れさまでした…度々の遅レス申し訳有りませんでした
/そして絡んで下さりありがとう御座いました。
/なにか問題点などがあれば、行って頂ければ幸いです、
/それではありがとう御座いました!
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 02:32:12.37 ID:3RBstmAZo
>>858

貴女も、妖怪退治屋は1人じゃないですからね
月夜ばかりと思うなよ……です、生きたければ十分に気を付ける事です……ね。

【濡れた背中を晒しながら、小さく忠告めいた事を言う彼】
【妖怪に対する武器である彼がそんな事を言ったのはきっと雨のせい】

【神社から去って、暫くして】
【瞳の痛みに彼は道端で蹲る】

……っ!……後、何年保つやら……。
全く、笑い話にもならないです……――――。

【また呼吸を整え、瞳を見開き彼は家へと帰っていったという】

/お疲れさまでした!
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 10:06:39.07 ID:/b/TW4TWo
【朝靄の色が、昼下がりに溶け込んで、その灯りを薄く混ぜ込まれると
黄金色の日差しが、ふんわりと、辺りの木々から流れ込む】

【チューブから取り出した、人工色の黒い影を、たっぷりの水をつけた筆で擦ったような陰が
周囲の道路へと、印象派の絵画のように、塗りこまれていく
穏やかな昼下がり、それを予感できるほどに、今宵の朝は、期待に満ちて
心なしか、人通りも多く――――感じられるだろうか】

【水の国、噴水広場
街路樹のように、ぐるり、と大きく噴水を囲む、木々の隙間から零れる木漏れ日
道路に映された木々の影を、煌かせて、周囲の景色をドレスアップしていく
――――そんな様相を眺めながら、周囲の注目を集める少女が一人】


……駄目ですね、すっかり手入れを忘れあげてました
いくら忙殺される、とは言いましても、少々迂闊、というものでしょう
……私の腕前も、落ちたものでございます


【ベンチに座っているのは白銀の長髪をポニーテールのように黒いリボンで結び、メイドカチューシャを付け
スレンダーな身体を、強調するように胸下で大きくエプロンドレスの結び目を目立たせる
黒と白のロングスカートメイド服を纏った、巨乳の少女
黒いメイドブーツと、白い手袋、そして真紅の瞳が、妙に高貴な印象を与えるだろうか】

【彼女は左手で抜き身の日本刀を握りながら、右手でぽんぽん、と打ち粉を塗っている
刀身に反射する紅い瞳は、今にも解けそうなくらいに、妖艶で、魅惑的な真紅の色を滲ませながら
衆目に敵意は無い、と伝えるが如く、穏やかな色を為している】


これに懲りましたら、衝動で武器を買うのは止めるべき、でございましょう
――――……んー……手入れだけで、もの凄い時間がとられます、ゆえ……


【彼女は、おもむろに、左手の刀を、自身の左隣に置くだろう
――――カラン、と響く、心地の良い、鉄と鉄が触れる音
見てみれば、手入れが終わった刀が、数十本程度、積まれている】

【そりゃ、周囲の注目を浴びるだろう……】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 10:30:58.64 ID:TKRaILPGo
>>860
/まだいますか?
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 10:37:24.98 ID:/b/TW4TWo
>>861
/いるよー!
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 10:46:55.06 ID:TKRaILPGo
>>862
/なら、絡ませてもらいます

>>860
ぬ?

【黒い服、漆黒のマントに手袋、腕に闇の様に深い黒色の腕輪を身につけた】
【白に赤色のメッシュの入った髪、双眸は紅と蒼のオッドアイ】
【優しげで中々に整った顔、、不敵なまでに溢れる自信を表情と眼光にを張り付け】
【其の腰に一振りの刀を帯びた男が】

此処で刀の青空市でも開くのか?

【メイド服を着た女性が刀を手入れ、しかも公共施設で白昼堂々と言う】
【なんとも異様、がしかし絵的には悪くないかもしれない光景を目撃】

刀自体は良い物のようだが・・・・・何故こんなところで?

【自らの胸の内に生じた疑問を解消するべく、ゆっくりと歩いて接近する】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 10:57:40.45 ID:/b/TW4TWo
>>863

【声に後ろ髪を惹かれ、そちらの方向へと視線を向ける
そして彼女は柔和な笑みを、その表情に浮かべて、貴方へとそそぐだろう
端正な顔が微笑みに染まると、大人びた雰囲気に、少女の香りが寸刻混じった】

【――――どうやら、まだ若い、16ぐらいで、あろうか
接近してくる貴方へと警戒の念を魅せず、彼女は乳白色の唇を揺らした】


いえ、そんな事は為しません、全て私の刀ですから
――――それに、どれも大分使っていますし、売れるような物はございませんよ


【響く旋律は、心地の良いソプラノの響き、鈴の音を鳴らすような音が、静かに染み込んで
貴方の琴線を揺らそうとしながら、その脳内へと溶け込ませようとする
舌触りの良い言葉は、シュガーに彩られた、劇薬のようにも見えなくはない】

【彼女は使っている=\―――と述べた、それはつまり、その刀で人を斬った、ということか
尤も、嘘の可能性もある、少なくとも、貴方の眼前の彼女は、丁寧な物腰で、貴方へと微笑を向ける
降り注ぐ日差しに、髪の色を、はためかせながら、夏風に弄ばれる横髪を、そっと左手で押さえる】


家……と、呼べるほどのものでもありませんが――――……そこではあまり拡げることができないので
盗まれる可能性もあれば、誰かがこれで怪我をする可能性もある
ともすれば、外で行うのが尤も手っ取り早いでしょう

――――それに、鉄の香りに惹かれて、良い方が引かれてくるやもしれませんしね
現に貴方だってそうでしょう?


【クスリ、と彼女は表情をほころばせて、言葉の修飾を為す
地面についた足は、スカートに多くを隠されて、その姿は窺えず
彼女が少女らしく、微かに揺らすと、大きくその色香をはためかせた】

【微笑みと共に、瞼が閉じて、にっこり、と表情を深く揺らす
彼女を修飾するパッチリとした睫が、風にそよいで、儚く揺れる】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 11:13:33.57 ID:TKRaILPGo
>>864
ふむ・・・・・

【大分使っている、その言葉に対し一瞬思考を巡らせる】
【魅入られているのだろうか、と】
【刀を振い、人を斬ることに、人を殺めることに、人を奪うことに】

(だが、血の匂いはない・・・・・どういうことだ?)

【風が運んだ彼女の香】
【それは年相応の、大人へと成長していく、果実が熟れていくかのような甘ったるい其れには】
【血のような生臭さは無い】
【ここで思考を中断、考えたところで無駄だと判断】

にしても、少し本数が多いのではないか?
使うにしても5本程度だと思うのだが・・・・・・・

【少女の隣、手入れの済んだ刀の前にしゃがみこんで】

少し刃を見させてもらってもかまわないか?

【可憐な刀の主に対し、許可を求める】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 11:25:58.82 ID:/b/TW4TWo
>>865

【確かに彼女から漏れる香りは、蘭のような甘い甘い、それで
人工甘味料とは違う、柑橘系の爽やかな甘さが、舌一杯に広がるであろうか
それは、確かに――――刃を振るう者の香りではない、ようにも思える】

【――――しかし、少し、集中すれば、気を刀にへと、注げば
センスの居る行為ではあるが、その刀の香りに気づくだろう
拭き取られた、にしては……薄すぎる、ようにも感じるかもしれないが
ソレは紛れも無く、血液の、人の死の、香り】


確かにその通りではございますね、ですので、持ち運ぶのは一本だけにしています
あまり力が強くないためそれ以上持つのは、還って危険ですから


【そう紡ぐと、彼女は貴方の問いに、ええ、と言の葉を返すだろう
明確な許可がだされ、貴方の眼前に広がるであろう、大量の刀
どれもが丁寧に手入れされているのだろう、ショーウインドウを切り取ったかの如く、刀の一本一本が、綺麗な色合いで】

【自然の灯りに映し出される白銀のスラリと伸びた刃は、一種の芸術品と言っても良いほどの物で
――――それはまるで、白銀の髪の、彼女とオーバーラップしそうなほどに、互者は似通っている、かもしれない
鉄の香りが、微かに貴方の鼻腔を擽り、流れ込むだろうか】


ところで、貴方も剣を嗜む方、でいらっしゃいますか?
その刀を見る目つき、単なる初心者、とは思えませんが……

(……貴族、のような雰囲気が漂っていらっしゃいますね――――教養、で身につけた程度、でしょうか
それにしては、身に纏う雰囲気は歴戦の剣士のソレにも似通っていますが……)


【彼女の舌先が、貴方の香りを届ける、電気信号で滲む味覚が、視覚とリンクして
目の前の高貴な貴方の影を、ほんのりと覗き込む、貴方の色を、確かめようと
――――風が紡ぐのは、明確な、相互の香り、どちらともの、証明を為そうとする、風】

【彼女は空いた両手を軽く組んで、胸の下に添えた――――大きな胸が、彼女の腕へと、微かに落ちる
真紅の瞳は、微笑を歪曲させると、貴方へと真剣な眼差しを注いでいる
――――そこに、少女の色は無く、ただただ冷酷な従者≠ェ映っている、かにも思えるだろうか】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 11:38:29.95 ID:wFBXgkrno

【――灰色の荒野=Bノイズで装飾がされた、仮初の場所。】



「――――」


「――――くだらない=B本当に、自分でもそう思いますね――」


【誰かの影≠ノ立つ少女は、自嘲的な笑みを浮かべながらそう呟く。】


【何も無い世界の中心。瞳を開こうとも、映るのはただ黒白のみ。】


【しかしながら、少女は何かを見て嗤って≠「て――――】



「――――少し、遊んでみましょうか」



【そんな呟きを漏らした直後に、その世界は閉じて消えた=B】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 11:44:15.69 ID:TKRaILPGo
>>866
では・・・・・・

【懐からふくさを取り出し、刃を上に向け、鞘に刀身が触れないよう音をたてず抜く】
【現れた刀身を刃を上に、直接手が触れぬようふくさを当てて刀文、刃の状態を確かめていく】

(確かにこれは・・・・・・人に血を吸っているな・・・・・)

【鈍色の光、鉄の香、それらの中に薄く、しかし何度も人を斬ったことのあるものにしかわからない程度に残された】
【人の膚の下、其処に流れる命の潮、生臭い血の匂い】

良い刀だ、手入れの行き届いた、いや行き届きすぎた、と言ったほうが正しいか?
使わない限り、1月ほどの周期の手入れで十分状態を維持することはできる。
角の手入れは刀身に傷をつける、注意することだ。

【刃を優しく刃に納める】

ん?私の顔に何か付いているか?

【こちらを見つめる彼女に、疑問の声をかける】
【其の彼女の、柔らかく、甘酸っぱいような香を身に受けながら】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 11:56:13.86 ID:/b/TW4TWo
>>868

【貴方の言葉を嗜みながら、彼女は静かに、貴方の刃を眺める様相を見つめる
気づかれたかもしれない、そう思うのは無理も無く、また同時に何をなすべきか分からないのも当たり前のこと
だからといって、彼女に出来る事は無い、ただただ静かに、貴方の言葉に答える】


それほどまでに言っていただけると、持ち主としては、感謝の極みです
……なるほど、折角のご忠告、心にとどめておくことになしましょう


【元来、注意は受けずとも、彼女の中では、既に知っていた行為であろう
それでも、彼女は何も反応せず、ただ微笑みを添えて、貴方の言葉を受け止める
それは、何ゆえか、答えを推し量るには、少々の時間や推理が必要かもしれない】

【けれども、貴方を見つめる、彼女の微笑みは――――その仮説の一つを、よいしょ、と支持する
それはつまり、嬉しいのだろう、愉しいのだろう、貴方に気を使ってもらうことが
その言葉に触れられるなら、自分を消しても良いと、思うほどに――――……彼女の従者≠ニしての心が揺れる】


い、いえ――――……ただ、綺麗な瞳でいらっしゃる、と思いまして
申し訳御座いません、私などが……勝手に見つめてしまい、出すぎた真似、でしたね――――


【故に、彼女の心に生まれるのは緊張感、貴方の何にも触れないように
刃を無くした空虚な言葉の柄を、震える両手で握り締めながら
護身としては物足りない、自身の心を護るための、視線を向ける】

【――――真紅の瞳の奥には、淋しげな色が滲んでいて
それも、隠そうと、彼女は凛とした顔たちを、維持しようと揺らす
傍から見れば、彼女は変わらず、貴方から見た彼女は――――如何に変化しているのか】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 12:22:33.99 ID:TKRaILPGo
>>869
ふむ・・・・・

【彼女の紅い双眸、微笑みと共に向けられているそれをじっと、見つめる】
【其の微笑みに載せられた感情は歓喜、喜びなのだろう】
【だが、何故それを向けられるのか】
【只自分は、刀を扱う者ならばだれでも知ることを言っただけ】
【しかも偉そうなまでに尊大に】

(表情を隠すのがうまいのか?いや・・・・)

【てめぇナニ当たり前のことをドヤ顔で言ってんだよww】
【ちょwwwwwwまじうけるんですけどーwwwwww】

【とまでは行かないまでも、感謝の言葉をかけられることはない、はずだ】
【と、彼女の表情、一瞬ではあるが違和感を感じた】

(ん?何故、今・・・・悲しげな)
(私が何か傷つけるようなことを言ってしまったのか?)

【彼女の凛とした表情に、負の感情の陰りが覆ったのを一瞬ではあったが見てとった】
【先ほどの笑みを見ていなければわからないほどの薄い物であったが】
【明るい色ににわずかでも暗色が垂れればどうしても目立ってしまう】
【それほどまでに先ほどの笑みは彼にとって美しく、輝いて見えた】
【そして彼は】
【刀身の無い柄を握り締めた彼女に】

すまない、何か君を傷つけるようなことを言ってしまったか?

【疑問と言う言葉の刃を、言葉にのせて鞘走りさせ】
【尋ねた、単純ではあるが確かな力を持って】

/遅くなった、ごめんなさい
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 12:34:09.50 ID:/b/TW4TWo
>>870

【確かに、貴方の言葉は、推測は正しいだろう、確かに、可笑しな行動であろう、貴方からすれば
――――尤も、彼女にとっては、ある種の自然の行動であるのだ、他人に気を使われる、その大切さ、を彼女は感じていて
それは、殆ど他人から相手にもされなかった、という過去の表れ、かもしれない】

【それほどまでに、他人の心を推し量るのは難しい
貴方の思考を巡る、幾数億もの思考、そのどれもが、彼女の何にも触れない可能性は高い
それでも、その可能性を低くすることはできる、彼女の言葉が、貴方へと向けられる】


――――その、ですね……貴方の瞳が、とても似ていらしたんです
昔、お使えしていた、方に――――そして、あの方を思い出して、少し……
ひょっとすると、貴方は、どこかの王子様でいらっしゃるのかもしれませんね

……貴方に原因はございませんよ
申し訳御座いません、誤解を招くようなマネを……


【彼女は両手を、膝の上に添えると、深々と、ベンチに座ったまま、礼をするだろう
彼女の長い長い後ろ髪が、尻尾のように揺れて、微かな香りを貴方へと滲ませる
次に彼女が顔を上げたとき、その瞳から、淋しげな色は消えていて】

【――――そして、その残香を消すが如く、彼女は手袋に包まれた右の手で瞳を撫でる
ごしごしと響く衣擦れの音が、妙に空っぽに響き渡る
そして、ためらいを含みながらも、彼女の唇が震える、言葉が、明確な形として生まれる】


お名前をそういえば、申し上げておりませんでした……カノンです、カノン=ラン=パトリオット
貴方のお名前を、教えていただけると嬉しく存じ上げます


【再び向けられた微笑からは、滲む色は無く、原色の、混じりけの無い微笑の色
太陽に、日差しに照らされて、くっきりと色を濃くした】


/気にしてないぜーマイペースでごゆるりとっ
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 12:51:25.07 ID:TKRaILPGo
>>871
昔の主に、か・・・・・

【彼女のその様子を見つめ】
【もうこれ以上は詮索すまい、と】
【そのような無粋な行為を行った自分自身を恥じる】

其れはさぞ苦労したのだろうな。
私に似ていた、と言うのであればさぞ聞き分けのなく、扱いづらい暴君であっただろう。
目だけ、でも相当に、な。

【目は口ほどにものを言う】
【そう思っているため自分と同じ眼をした人間に仕えていたのならば】
【気苦労が絶えなかったのでは、と思考する】

私は王子ではないが、一応貴族、だ。
公爵のドラ息子、だがな。
私はラグナロク、だ。
本名は別にあるが、今の私にはそれで十分、これからもその名で名乗る気はないが、な。

【寂しげに、哀しげに、何処か諦めた声色で言った】

今は誰かに仕えているのか?
その格好で居るところを見ると仕えている人はいるようだが・・・・・
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 12:55:04.69 ID:lOSNLV9Zo
【木漏れ日の温かな何処かの森林】

【そこに「コン、コン、コン」という木製楽器にも思える音が響いていた】
【或いは、まるで巨大なキツツキが居るような音だが】
【何者かが引き寄せられて見に来れば、そこに居るのは紺のレインコートを着た人物で】

(あれでもないこれでもない……木の見極めなんて普段はしないし、難しいな)
(材木でも買えばとは思うけど、看板くらいは自分でとも思うし………。)

うーん……重機か剣豪かよっぽどの力持ちとか、探してこようかな
これじゃ伐ったら伐ったで運び出すのも一苦労だし――――。

【手には小さなハンマーのようなものを持ち、どうやら音源はそれらしく】
【幾つかの木々を回って幹を叩き、音を聴き比べて、しばし悩む】
【この人物はそんなことを繰り返しているようだが、近くに置かれたバックパックは彼の物だろうか。】

【また、もし此処に近付くものが居たら見えるかも知れないものが一つ】
【それは爪。化粧とは違う金属のような、そんな異質な色と質感の爪がかの者の指先には有って。】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 13:00:04.87 ID:/b/TW4TWo
>>872

【――――……瞼を閉じると、くっきりと思い浮かべる事ができる、貴女の表情
でも、心なしか、細部までハッキリとは思い出せないようになってきた
それが、とても怖くて、苦しくて――――……だから、淋しげな表情が、浮かんだのかもしれない】

【貴方の言葉に、クスリ、と表情が揺れて、そうですねーと、彼女は愉しそうに紡ぐ
両手をそっと、絡ませてぐぐーっと伸ばして、離し、彼女のベンチの両側面に下ろす】


いえいえ、とーっても、聞き分けの良い、素直な可愛い子でございました、そうですね、よき友人という感じでした
ですので、きっと、貴方も本当は心の優しい、素直な青年、なのかもしれませんね

――――いえ、少なくとも私には、そう思えますよ
心配りのできる好青年、これ以上の評価は、ございません


【貴方の声色を噛み締めながらも、紡いだ言葉は、それ以上修飾しない
少なくとも、彼女にとっては本心、心からの言葉であろう
ゆるり、と揺れる言の葉が、それを確かに証明する】


……誰か≠ノは仕えてはいませんし、これからも仕える気はございません
この服装は、喪服のようなものです――――……一生かけて償う、とお約束しましたので


【表情は変わらない、声の調子も一寸も揺れない
それはきっと、仮面を被ったから、薄氷の微笑色の仮面を、そっと彼女は顔に乗せて
――――そして、取り繕うように言葉を付け足す】


ところで、お立ちしたままではお話しづらいでしょう、どうぞ此方へ
今、お片づけいたします


【彼女が右手の指を鳴らすと、彼女の側にあった刀が一瞬にして、消えていく
彼女は最後に手入れしていた一本だけを、鞘に居れ、膝の上に乗せると、どうぞ、と目配せするだろう
真紅の瞳が、強く揺れる】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/26(日) 13:08:00.59 ID:C9gx1DpPo
>>835

【少年の表情の変化に、え?と首を傾げて】
【次の瞬間には、不意打ちを食らい、上体が後ろに仰け反る】

───きゃあっ!?

わわっ!
えとっえと、猫さんっ、ごめんなさい!

【路地裏のひんやりとした地面の上に倒れこみ、】
【お腹の上に猫が乗っている、そんな構図である】
【しかし、焦るあまりか、まだ尻尾は離しておらず…】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 13:11:56.23 ID:XhpOi+s30
>>875
志村ーッ!尻尾尻尾―ッ!

【一応助言してみる】
【いや、相手の名前は志村ではないのだがそこはノリである】

『フーッ!』

【途端猫は彼女の顔を引っかきにかかる!】
【所詮猫だ。腕でもつかめれば余裕で防げる】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 13:16:09.86 ID:TKRaILPGo
>>874
【彼女の顔に感情が浮かぶも、気にすることなく】
【無粋なことは、もうする気はない】

子、か・・・・・

【懐かしむような、その声色】
【友、と言うよりも弟のことを話すような其れを聴き】

心配りのできる、か・・・・

【そう評価してくれた彼女の言葉を】

其れはない、な。

【斬り捨てる、真っ向から】

もし私が心配りはできていたのなら・・・・・・

【目を閉じ、思い出を巡らせる】
【今はもう、離れて行ってしまった自分の大切な人との思い出を】
【心配りがで居ていれば今も傍で微笑んでくれたであろう其の人を】

・・・・・・・

【自然と、表情が強張り、手に力が込められ、ギリリっと、軋む】
【だが其れも一瞬、すぐさま元の表情に戻り】

仕える気はない、か。
残念だ、もし開いているのなら私に仕えてほしかったのに、な。

【軽口をたたく、先ほどまでの其れを振り払う様に、拒むように、逃げ出すように】
【心の奥底で、馬鹿げていると罵りながら】

では、隣に失礼させてもらう。

【彼女の開けたスペース、その左側に腰掛ける】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 13:20:34.07 ID:wFBXgkrno

【――水の国=B人通りの多い街の中心。】


【銀髪金眼の少女≠ヘ、ふわりと重力を感じさせない動作でその地に降り立つ。】
【能力者≠フ居る街では、日常的な光景。しかしながら、いつもとは少し、ほんの少し違っていた事があった。】


【それは、降り立つ者が、破壊≠望んでいた事。】

【それだけ。たったそれだけの事で、この場にあった平和≠ヘ脆くも崩れ去ろうとしていた。】


――――天へ舞え


――目覚めよ夜天の極光


――混沌を齎せし者よ、我が瞳の前にその力を示せ

――支配の静寂よ、覆い尽くせ


【世界に語り掛けるかのような透き通った声が、響き渡る。】
【少女を中心として創造された灰色の四面体が、世界を塗り潰して″sく。】



――――――枷に其の身を、委ねよ



【――――バチッ、と弾けるような音が響く。】

【街中に展開された灰色の四面体。物理的障壁は擦り抜けて、何処までも何処までも広がって行く図形。】
【その内部が、水の入った水槽の中に変わったかのように、歪んだ。】


【――歪んで、淀んで。】


【そして全てが消えた=B】


【代わりに現れた灰色の荒野=Bその中心で、少女は立ち尽くしている。】

【冷やかな笑みを浮かべて。】

【受け入れるかのように、手を広げて。】



――――…鬼さんこちら



【少女は――――識槻 天月≠ヘ、遊び相手≠、待っている。】



――――――――――世界の終わる方へ


【――――――】

//14:00に行動を開始します。
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/26(日) 13:23:46.25 ID:C9gx1DpPo
>>876

へっ!?
尻尾っ!?
尻尾がどうかしましたか?

【彼女の視線が猫から離れて、背中側、つまり地面へ向こうとする】
【先程自己紹介したとおり、紛れもなく本物の龍である】
【当然、尻尾は付いているわけで……】

私の尻尾はなんともなってませ…痛っ!

…こらっ!
いくら猫さんでもおイタはダメです!

【その原因は本人にあるのだが気付かずにそのまま掴み続け、】
【もう片方の手で、めっ!と指を指した】
【ひっかき傷で白い肌に映える真っ赤な線が走るが、】
【ものの1分ほどすれば、傷が痕も無く消えていく】
【このあたりも、さすがは龍といったところだろうか】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 13:24:24.52 ID:/b/TW4TWo
>>877

【貴方の言葉に、時折表情の微笑を傾けながら、彼女は隣に座る彼の体温を感じる
肌が感じる貴方の温もりに、直ぐ側にある貴方の存在を感じ取って
ふと、彼女へと流れ込む貴方の香りは、もっと、近くによりたいほどに、魅惑的で】

【さんさん、と降り注ぐ、蒸すような太陽に
――――夏の訪れを、心で感じて、少し、嬉しくなった】


少し、先ほどから気になっていらしたんですが……その腰の刀のことです
どうやら中々の業物、とお見受けいたしますが、どうでしょうか?

……よろしければ、私めに魅せていただけると、嬉しく思います
こんな汚らしい従者に、相応しいものとは、思えませんが……


【それはまるで、背伸びをするように、遠い遠い貴方へ、少し目線をあわそうとして
くいっと、爪先立ちをして、貴方へと届こうとする、そんな幼い妹のような態度で
やはり、身分の違い、でも感じているのか、少し、ドキドキ、と胸に踊る、とくん、とした雫を感じつつ】

【揺らめく心を、表情に出して、貴方へと紡ぐ】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/26(日) 13:30:13.41 ID:soJRsZEIo
>>878
【黒髪黒目に紅いフレームの眼鏡が特徴的である】
【ふんわりとしたロングスカートに、ブラウス。そして首にはストールを巻いている】
【どことなく理智的な印象と抜けた印象を感じさせるだろう】
【そんな少女が、安楽椅子に座りながら、現れた】

―――あらあら、これは、困ったわねぇ、うふふ。

【口の端には、既に火の入った煙管を咥え、眼鏡の奥の瞳は怪しい赤を孕んでいる】
【天月に相対する一人は、わるいまじょ=A子子子子 子墨】

――こういう仕事は、いいひと≠フ仕事なんでしょうけれど。
最近、溜まっているのよね、私。
ノラちゃん、遊んであげて頂戴、私は後ろで術式組んでいるから。

【とんっ、と地面に降り立ったのは、毛艶の良い黒猫】
【金の右目と、灰の左目を持ち、尻尾が異常な長さを持っている、そんな猫】

『まったく、猫使いが荒いぞ、子墨。まあいい、しばらく時を稼げばいいのだな?』

【猫の体が蓋回りほど大きくなり、爪が鋭くなっていく】
【そして、後ろの魔女は空中で魔法の行使を開始した】

枷を外せ、その理は眼の前の者を救うがために

知識に埋もれし、我が力よ

文字の海よ、文字の土よ、文字の空よ

その奥に埋まりし、宝を差し出せ

我こそがその力の主、我こそが、その力の行使者なのだから

【空中に光の文字を右手で書き綴っていく】
【同時に、その文字が分解され、彼女の周囲で魔方陣を創り上げていくのが分かるだろう】
【封印解除の術式だと、詳しい者には分かるだろうか、解除には2レス程かかりそうだ】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 13:30:46.45 ID:soJRsZEIo
/*いぎゃああああああ!色レスゥ!*/
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 13:36:57.34 ID:XhpOi+s30
>>879
いや、そいつの!猫の尻尾!

【違う違うと必死にジェスチャーを交えて教える】

『フーッ!』

【そうしてる間にも猫の怒りは収まらない】
【指を引っ込めなければその指を噛もうとするだろう】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 13:40:56.53 ID:TKRaILPGo
>>880
ん?
この刀、か?

【彼女の香、先ほどよりも近くの為、濃いそれに若干当てられるも】
【心を落ち着け、何事もなように振る舞う】

別にかまわないが・・・・・

【腰に帯びた其れを鞘ごと手渡して】

魅入られぬように、な。

【其れは刀を手渡す彼女に対してか】
【それとも彼女を前にする自分自身に対してか】

銘を蒼穹、水の魔翌力を帯びた妖刀、だ。

【刀身は雲ひとつない空の如き蒼、刃文部分は色が薄くなっている】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/26(日) 13:46:04.09 ID:C9gx1DpPo
>>883

猫の尻尾!?
あっ、ああっ!こっちですか!

【漸く気付いて、尻尾を握っていた手の力を抜いて、離す】
【コレで一件落着────と、思いきや】
【気付くのが、そして離すのが、あまりに遅すぎた】

ふぇ?ちょっ!猫さんストップ!ストップ!

みぎゃ─────っっ!!!

【かぷり。】
【狭い路地裏に少女の声が反響する…。】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 13:50:03.64 ID:XhpOi+s30
>>885
…大丈夫か?

【不機嫌にうずくまってる猫を抱き上げ】
【相手と目線をあわせる】

…そのなんかごめん
動物の尻尾はあまりさわらないほうがいいとだけは言っておく

【申し訳なさそうに謝り、相手に警告を促す】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 13:52:23.53 ID:/b/TW4TWo
>>884

【彼女は、貴方から差し出された刀を受け取ると、左手で鞘を、右手で柄を握る
質感を確かめるように、手を小さく動かしながら、ぎゅぅ、と握り締めるだろう】

【そして、それは――――……超えてはならない一線を越えるが、如く
一思いに、それでいて、ゆっくりと――――……その刃を、鞘の中から曝け出す】


……確かに、魅入られそうなぐらいに、綺麗な刀でございますね
妖刀、と知らずとも、何か妖しげな魔翌力があるのではないのでしょうか、と言えるほどに、です


【はぁ、と感嘆の声を漏らすように、彼女は心情を弱く吐露した
照り行く蒼天の如き、蒼き刃、日差しを浴びて、その藍の色を、強く煌かせる
思わず心蕩かすほどに、そのリキッドは、鋭敏な色をしていた】

【彼女はその刀を鞘へと戻すと、貴方へと手渡すだろう
そして、その瞳には――――少し、残念そうな表情が浮かんでいる
本当は、何か別の目的、があった、のだろうか――――】


それにしても、素晴らしい刀です……どこかの国や貴族の宝と、言われても納得できるくらいです
何かその由来や伝承など存じ上げておりませんか?


【人懐っこく、紡がれる彼女の言葉は、一定の敬意を払いながらも、恭しい態度でなく
むしろ、信頼の気持ちを、強く押し出して、貴方へと紡がれていく
それは兄を尊敬する妹のそれでもあるし、主人に好意を寄せる、従者のそれでもあるように思える】

【貴方の眼前に踊る従者は、そんな色を除かせながら
――――太陽の下、その日差しを一杯に浴びて、自身を飾り立てていく
日差しにドレスアップさせられた横顔は、白銀の髪が、風に弄ばれて、香りを散らすのも手伝って
さながら、絵画のように、端正な表情を、潤いを満たせたまま、そこに在らせた】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 13:55:06.93 ID:Ekwk8YV/o
>>878

――矢張り外は出てみる物だ
引き篭もる奴の心境が自分には、分からぬ
尤も、奴らには、自分の心境などサッパリなのだろうが――

【足を止めて、少女の方に目を遣り】
【ふっ、と溜息もしくは歓喜かどちらとも見当の分からぬ溜息を街に溶かす】
【溜息の後に、愚痴を零す。余裕があることの裏返しなのだろうか】
【とにかく、只の青年では無い事は確かで】

【もみあげや、耳付近が黒という一風変わった銀の短髪】
【射抜くような、冷たく、鋭い碧眼】

【装飾の少ない黒の軍服を着した、身長190cm、二十歳頃辺りだろうか】
【若年である事は人相から分かるのだが、青年活気さを感じさせぬ青年】

……、……―――面白い魔術を使う娘だ。興味深い

【少女が行使したと思われる魔術を実に興味深そうに眺め】
【「もし、神が許せばこのような魔術使ってみたものだな」なんて羨ましそうに吐いて】

自分のような男でもよいのならば、是非とも遊び相手と成って遣ろうでは無いか
こんな身形だが、子守は嫌いでは無いぞ―――?

【掌を己の胸の前で上向きに開き】
【魔翌力を球体上に出現させ、少女へと歩みを進めた】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 13:58:37.35 ID:dFLPlkgI0
>>878

【時代錯誤な少年が、現れた】

これは・・・・・。

【顔は女と見間違うほどの美少年】
【銀の髪を腰まで伸ばし、白い袴に水色の陣羽織を羽織っている】
【腰に刀を差していた】

妖術・・・・・で、ござるか?

【目の前に起こる現象に、静かに、ただ目を丸くしていた】
【だが、刀に手を掛け、いつでも抜刀を出来るようにしている。】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 13:59:31.08 ID:lOSNLV9Zo
>>878

(―――――、――――………は?)

【「ざりっ」という音に「ギュッ」というゴム特有の音】
【それら二つが合わさった足音が、少女の近くで鳴って止まる】
【見れば、そこに居るのは紺のレインコートに長靴、という出で立ちの人物で】

(………いやいやいや、さっきまで街中に居たハズ……だよな?)
(だってこんな光景が有ったかといえば無かった………、……?)

……えっと、ナニコレ。

【「ドサリ」、レインコートの人物が背負っていたバックパックが地に落ちて】
【彼は辺りを見回しながら、フードに隠れた紺の瞳を明るく“調節”し】
【また加えて、歯車を動かしたような「カチリ」という音がどこかから聞こえ】

魔術はサッパリだけど……術者っていうのは、君かな
……困るんだ。僕にも仕事が有るし、帰してくれない―――?

【やがて正面から暑苦しい格好のまま、主犯らしき少女を見据えて。】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 14:06:45.83 ID:TKRaILPGo
>>887
由来、か・・・・・

【彼女から刀を受け取り】

これは・・・・だな。

【期待を向けられた其の表情】
【もしかしたら、彼女の前に仕えていた主人の手掛かりを探しているのだろうか】
【どちらにしても、其れを尋ねることはせず】

この刀自体は最初はなんの力もない、強いて言うならば魔翌力の伝達率が非常に高いだけ、だな
これ自体は二年ほど前に手にいれたものだ
それに私自らが魔石から魔翌力移し替えたのだ。
自分で、な。

【ばつの悪そうに言った】
【期待された其れを裏切るような気がして】

役に立てなくて申し訳ない・・・・・
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/26(日) 14:11:10.26 ID:C9gx1DpPo
>>886

指をちょっと噛まれたぐらいなので大丈夫ですよ
丈夫さが取り柄ですので!

【やや深めに歯が食い込んだのだろうか、血液がそれなりに垂れて】
【その血液が地面へと滴り落ちる前に、指を咥えた】

……ゔ…
以後、気を付けます

【血が止まる頃合いを見計らって、唇から離した】
【一応、念のため消毒をしようとしたところで、ボトルからはもう一滴も出ず】
【おそらく、少年のひっかき傷の時に使い切ったのであろう】

………ツイてないみたいですね…
ま、消毒薬の補充も兼ねて、猫さんをこれ以上怒らせないためにも、そろそろお暇しようと思います

……それではっ!

【もう一度深く、お辞儀をしてから、少年とすれ違うようにまっすぐ進み始める】
【特に呼び止めなければそのまま別れることになるだろう】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 14:12:32.52 ID:/b/TW4TWo
>>891

【――――……彼の言葉に、表情は揺るがない、あら、そうなんですか、と相槌の言葉をうつだけ
ひょっとしたら、他愛も無い、会話の一部であっただけ、なのかもしれない】


いえ……そんな、私が勝手に聞いただけですし、気に病む必要は御座いませんよ
それに、今の話だけで、十分私には興味ぶかく思います


【そこまで紡ぐと、貴方のばつの悪そうな表情を見てか、ぽん、と貴方の右肩を叩くだろう
そして、自身の方へ、向くであろう貴方へ柔和な笑みを向けるだろう
少女の色が色濃くでた、その微笑みは、大丈夫、といっているかのごとく】

【貴方を支える、優しさの象徴でもあって――――……】


あら、もうこんな時間ですこと、お話が愉しすぎて、ついつい、長居してしまいました
それでは、これで――――機会があれば、またお会いしましょう、では……


【紡ぐ言葉をほどほどに、彼女は立ち上がり、その場を後にするだろう
貴方の方向を向いて、振る手は長く、いつまでも、後を引きながら
ゆっくりと、彼女の姿は、郊外に消えて、残る香りもまた、ただただ惹かれるように、消えていく】


/乙でしたー愉しかったぜーぃ
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 14:15:07.55 ID:wFBXgkrno


【――魔術式。魔術を構成する為に、魔翌力を適当な場所へと配置する紋様が、多数彼女の近くへと浮かび上がる。】
【その全てが攻撃≠フ為に構成された式であり、別々の魔術を構成する式でもある。】

【――――それらの纏まりが流星の如く虚空へと散り、灰色の夜空≠彩る】
【無差別の攻撃≠ェ、始まろうとしていた。】

【止める手立ては恐らく――――彼女自身を止めるしかない。】

>>881


――ああ、あの子が≠ィ世話になりましたね。

特別に貴方から消し去ってあげたい所ですが、少々予定が立て込んでいるようで――――


――――――尽くを閉ざせ



【歌声の如く響いた声が、冷酷さを交えた響きが、漆黒の球体≠ニなってこちらへと飛来する。】
【球体の状態での物理的効果は無いが、それは身体を通過した瞬間に、鎖となって身体に絡み付く。】

【――――破壊する事は容易いが、それまでの間拘束した部位を凄まじい力で締め付けるだろう。】
【特に首等の部位に巻きつけば致命的≠ネダメージを負う事になるかもしれない。】


――――まずはこの程度で、確かめさせて頂きますね?

【――――にこり。浮かべた笑みは、何処までも明るさからはかけ離れていて――――――】

>>882

――――銀狼、その御名の下に疾風を滅せ


【不意に少女が上から下へと振り下ろした掌が、青年、その真上にある空を覚ます=B】
【天に散りばめられた複数の術式、その一片から天の雷の如く多数の光が降り注ぎ、青年、そして青年の周囲に在る存在を消し去ろうとする。】


私の相手が貴方に務まるのなら、是非ご一緒させて頂きたい所ではありますが――――ね。



895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 14:15:28.60 ID:wFBXgkrno
>>889

>>882に向かって飛来する膨大なエネルギー波=B距離自体は離れているが、この位置であろうとも視認は可能であろう。】
【地を穿つ破壊力を見れば、其れがただ怪我をする£度で済まない事が理解出来るだろうか。】


――――遊びましょう……?


【少女が不意に振り向いて、そして見つけられてしまった少年=B】
【その存在≠フ下にもまた、天光≠ェ降り注ごうとしていた――――――】


>>890


――――嫌、ですかね。

…まあ、一つ帰る方法はありますよ?こんな場所から、居なくなる&法が。



――――天上の業火よ、その輝きの下に


【舞うかのように、くるりと回転する彼女の掌から、ついで≠フように放たれた炎弾。】
【炎が球体となった物、その小さな弾がレインコードの人物に放たれて】


【――――そして手から離れて数秒後、前触れも無く大爆発≠引き起こした。】

【やや手前の位置での爆発であるが、その爆風、飛び散る炎がレインコートの人物を襲うだろう。】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 14:17:18.54 ID:wFBXgkrno
>>895
//>>882は全て>>888の事です、申し訳無い
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 14:18:02.19 ID:XhpOi+s30
>>892
な…ならいいけど

【顔を少し引きつらせたまま相手の怪我を見て】

あぁ、それじゃぁまたな
縁があればまた会おうぜ

【手を振って挨拶を済ますと】
【少年もまた彼女とは逆方向に歩いていく】

/乙でしたー
/自分のせいでgdgdになって申し訳ないです
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/26(日) 14:20:14.34 ID:TKRaILPGo
>>893
そう言ってくれるとありがたい。
役に立てず申し訳なかったな・・・・・・

【叩かれら型、微笑みかける其の表情を見つめ】
【こちらも微笑み返す】

ああ、長くひき止めてしまって申し訳ない。
機会があれば、また、な。

【後にする、彼女の背が消えるまで見つめ】

・・・・・・・

【ぐったりとベンチにもたれかかり、空を見上げた】

/お疲れ様ー、そう言ってくれてうれしいです、こちらも楽しかったっす、ありがとうございましたー
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 14:25:24.82 ID:soJRsZEIo
>>894
我が手に鍵を

あらあら、ノラちゃん我が前に錠前を♀謦」ってねぇ。

【キミのその言葉に、雑談を交えつつも、右人差し指を縦横無尽に駆け巡らせて術式を組み上げていく】

文字の金庫よ、知識の錠前よ

魔の鍵を以て、開くが良い

【魔方陣が姿を変えていき、錠前≠ニ鍵≠ヨと徐々に変化していくだろう】
【封印を解くための魔術。鍵と錠前の完成は、おそらく次のレスになるか】
【文字による魔術行使という、あまり例を観ない術式が、組まれていく、目の前のキミに、その力を振るうために】

【そして、ノラがキミの攻撃に反応して、動く】

『ふむ、裂いてみるとするか』

【たぁん、と軽やかに猫は跳躍し、球体へと近づいていく】
【己の足元にある影を、引き摺り出すように引っ張り、己の周囲に防護膜として、その球体にぶつかっていく】
【ぎしり、と締める鎖に、影の防護膜が拮抗し、同時に弾ける】

『ニャァァァッ!!』

【猫特有の空中での踊るような動きで、爪を離れるキミに振るう】
【キミに向けて、三本の影の爪が襲いかかっていくだろう】
【威力は低い牽制の物だが、速度はなかなかのものである】
【たん、と軽やかに猫は着地をすると、目を細めて、にぁあ、と声を漏らした】

『やれやれ、厄介ごとに首を突っ込みたがるのは猫故か。
好奇心は猫をも殺すというが、まあ死なないようにするしかあるまいよ、はっはっは』

【などと、軽口を猫は叩いていた】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 14:32:35.76 ID:lOSNLV9Zo
>>895

(居なくなるんじゃ困る……そうだ、折角一歩踏み出せたのに)
(そんな所で躓いて終わりなんて絶対に嫌だ―――!)

………冗談じゃない、僕は“帰って”みせる

【「カチリ」―――レインコートの両裾から、白刃が一本ずつ姿を現す】
【両刃で輝きは鈍いが、切るには十分と見える―――しかし、それで焔に対抗は出来ない】
【そこでまた「カチリ」「カチリ」「カチリ」と三度、歯車の動くような音がして】

っ………折角涼しかったのに、もう―――ッ!
少しくらい痛くても僕のせいじゃ無いからね!

【「ジュウ」という音は水の蒸発する音。何処からか水が出現して、人物正面の火を相殺したのである】
【そうすると発生するのは蒸気―――薄いながらも煙幕足りうる存在で】
【その奥から「ひゅう」と、少女目掛けて三枚の小さな鉄片が飛ばされる】

【しかし―――爆風は服装が重く人物には効果が無いらしかったが、鉄片は少し別である】
【薄っぺらい刃のようなそれはふわりと風に揺れ、微妙に機動をズラしながら少女へと向かうのだ】

【そしてまた、人物もそれだけでは終わらない。攻撃に乗じて少女に近付こうと駆け出して―――!】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 14:34:53.79 ID:Ekwk8YV/o
>>894

【光を瞳の端に感じた瞬間、青年は足を動かす】
【歩いていた状態から一瞬の内に加速し、光の範囲内から逃れる事に成功】

最近の鬼ごっことは実に過激になったものだな
こうして屈強なる戦士の礎が出来るというものか

―――私も負けてられんな

【こんな状況に遭っても、軽口を叩けるというのは、元よりそういう性格なのだろう】
【言い終わった刹那――掌の魔翌力の球体がゴォッ、と音を立てて燃え上がる】
【魔翌力を媒体とした炎生成の能力と予想は容易だろうか】

《 ブライユ・バレット 》――ッ!

【炎の弾丸と呼ぶべき炎が、少女目掛けて発射された】
【大きさはサッカーボール大のものが2つ】
【速度はそれほどまで速くはない為に回避は容易い】

【炎の接近と同時、青年も地面を強く踏みしめて少女に接近する】
【両手には、魔翌力の塊が攻撃の予備動作が――】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/26(日) 14:36:25.99 ID:C9gx1DpPo
>>897
/お疲れさまでしたー
/いえいえ、こちらもねおちしたりと申し訳ないです
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 14:37:08.85 ID:2jwciUxoo
【森林】
【街から程近い、面積そこそこの散歩コース】
【七月を前にして既に猛暑と言えるこの季節には、木々をすり抜けるそよ風や日陰が嬉しいスポット】
【中ほどには小川が流れていて、散歩がてら納涼に来るには最適な場所だった】

…にぃ、ねぇ…。

【その小川の真ん中、脛の下辺りまでを水に浸からせて物思いに耽る少女が一人】
【流れる風もせせらぎも意に介さず、ぼんやりと突っ立って上流のほうを眺めていた】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーにベリーショートのカットジーンズ】
【布面積が極端に少ないのは、彼女の毛皮が十二分に衣服の役割を果たしているせいかも知れない】

【けれど今日は、それ以上に】
【ボサボサの黒髪の下、エメラルドのような緑眼を宙に彷徨わせて】
【少し物悲しげに見えた】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 14:43:33.43 ID:dFLPlkgI0
>>895

【いつの時代も、自然が人の文明を育み、また共生することは不思議ではない】
【だが、自然はいつの時代も脅威となり、人々に牙を向いてきた。】
【その脅威を、免れる人間もいれば、脅威にさらされ命を落とす人々もいる】

なんと、天をも操るとは、やはり御主妖術師か。

【少年の頭上に展開される術式と少女を見やりながら、少年は自分なりの予想を立てる】
【まぁ、魔術と妖術はにているようで違うのだが】

【降り注ぐ天からの光を、大きく右へ飛ぶことで回避する】

童から遊戯の誘いを受けたのは初めてでござるが、御免こうむる。

【少年は刀を抜きながら、静かに断りの意を述べる】

【少年が抜いた刀は、抜いた瞬間、水を纏い始める。まるで刀から水が湧き出ているかのような】
【刀でありながら、美しさをかもし出していた】

―――――――――”鯉昇流・飛瀑”

【刀を高速で十字に振り、纏った水を少女へと飛ばす】
【高速で飛ばされた水の塊は強烈な打撃技となり、まともに食らえば吹っ飛んでしまう可能性もある】

(まずは小手調べ)

905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 14:52:38.81 ID:1fFenHtN0
【墓地】

――――ラギデュースはとうとう死に、ラベンダァイスは失意。レイドは実質的に右腕を失い、銀鶏もまた犠牲になった…………
状況は、悪化の一途だな…………

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【露の陰気な雨模様を見上げながら、その身を濡らして思考に入り浸っていた】

――――仕入れた情報も、そろそろ古くなり始めている……それに、敵の拠点が次には見えない……
どうしたものか…………

【雨に打たれ、その身が濡れていくのも厭わず、彼は空を見上げながら物思いにふけっている】
【墓地と言う場所柄も合わせ、どこか重々しい雰囲気を発していた】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 14:53:19.83 ID:wFBXgkrno
>>899

――――面白い、ですね?

でもその程度が効かない事は、本能でお分かりでしょう?


【ぱち、ぱちと疎らな拍手をした後に、少女はまた身の周りから術式≠引き寄せて――――】



>>900

――――ならば、楽しみましょうか――――。

是非――エスコートしてあげますよ。

【金色の瞳で彼の動作を眺めて、くすりと少女は嗤う=B】


>>901

――――子供らしい、遊びですよ。
貴方方が着いて来て頂ければいいのですが――――!

【少女は舞うかのようにして、術式を四方へと配置している。】
【何かの前触れだろうか、警戒しておいた方が良さそうだ。】


>>904

【――――たん、と少女は地面を踏みならして舞いを止めると、先程から構成していた術式を発動する。】
【それぞれが彼女に向かって攻撃を仕掛ける中、それらの位置を正確に把握すると。】







――――全てを変える一撃を



【円形の術式の展開と共に、両腕を広げて一回転。】


【――――振りかぶる掌に、光≠込めてそれぞれの方角へと解き放つ。】
【絶大な魔翌力の奔流、それがそのままの形≠ナ前方を破壊する力へと変貌した。】

【――――氾濫した川の如き破壊の流れが、一直線に彼らを呑み込もうとする――――!】



【攻撃と防御を兼ね、更に多数の方向へと放出される魔術。】

【即時構成、そして万能とも言える応用力。】

【これ程の力が、果たして能力者=\―――人間≠ェ、使えるものなのだろうか――――】

//少々次から描写量を調整します、クオリティの低下に関しては申し訳ないですー。
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 15:01:48.37 ID:2jwciUxoo
>>905
【猫の脚は、肉球によって衝撃を吸収する】
【そのため本来足音は少ないのだが、地面が塗れているとなると話は変わってくる】

【彼の背後で水がはねたのは、きっとそんな足音】
【人の気配に振り返れば、そこには一人の少女が傘を手に佇んでいる】

あ、あの…。

【猫人間の前に現れたのは、同じく猫の少女】
【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【布面積が極端に少なかったが、おそらく彼女の毛皮が服の代わりを果たすため不要なのであって】

塗れちゃい、ますよ?

【彼の重苦しい雰囲気に、少しだけ尻込みしながら】
【なんとなし、傘をその頭上へと預けようとする】

【ボサボサの黒髪の向こう、エメラルドのような緑色の瞳は】
【小さな傘から背中がはみ出し塗れてなお、相手の顔をじっと見つめていた】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 15:06:26.12 ID:soJRsZEIo
>>906
【魔女の目の前に、錠前が完成し、そこに光の鍵が差し込まれていく】

錠前完成

開け―――扉よ

【かちり、と鍵が回されて、錠前を基準として空間が縦に避けて行く】
【そこから現れたのは、無数の紙の群れ】

―――久しぶりね、《ゴギョウ》。

【紙の群れは、女性の左腕に集まり、束ねられ一冊の本へと姿を変えた】
【五行の星のそれぞれの頂点に宝石が付けられた表紙の本で】
【それ自体から、莫大な魔力が吹き上がっている】

「そうですね、子墨。起きたのは、10年ぶり程でしたか。
それで、敵はあの少女ですか?」

ええ、そう。
でも、殺してはダメよ、私が殺しを嫌うの、貴女は良く知っているでしょう?

【右手で、空間の裂け目からマントと三角帽を取り出し、身につける】
【その姿は、まさに物語の魔女そのもので】

『むぅ、これはマズイぞ―――!』

【ノラは全力で掛け、対比していこうとするが、光に飲み込まれていく】

【その、直前】

検索開始=u終了」

発動=u水防壁、ページを5枚消費します」

了承=u開始します」

【宙に浮く魔道書のページが、ばらばらばら、と踊り、その中から5枚のページが飛び出した】
【そのページが崩れ落ち、術式を開放。水の防壁がノラを守るように展開された】
【しかし、力が強く、全てを殺すことは出来ず、ノラは吹き飛ばされていった】

『ぐぅ、すまん、子墨。あとは任せた。吾輩は少し後ろに退避している』

ええ、かまわないわ。
久しぶりに、楽しそうじゃないの。うふふ……。

【魔女は、地面から数センチ程浮かび、距離を離しつつ、魔道書を捲る】

「構成が速いですね、速射をメインにするべきでしょうか」

どうかしらねぇ、すこし様子見もしてみましょうか。

【そう言うと魔女は魔道書からページを二枚ほど引き抜くと、己の手に握りしめて、キミを睨みつけた】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 15:07:54.34 ID:dFLPlkgI0
>>906

【少年は剣士であり、魔術のことなどこれっぽちも分からないし、魔力のことも分からない】

妖術師ではなく”妖”か?

【故に、膨大な魔術を扱うものは理解の範疇を超える】

【魔力の激流とも呼べるその技に、少年は】

激流を昇りし鯉は龍となるという、なれば拙者はおぬしを倒し”龍”となって見せよう。

【今度は大きく上に跳躍し、刀を構え】

”鯉昇流・飛瀑・十連”

【先ほどの技を術式の中心にいる少女に、空中で、今度は十回叩き込む】
【威力は劣ることになるが、その分は数で補うつもりだろう】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 15:10:47.20 ID:lOSNLV9Zo
>>906

――――なっ、に――――――!?

【「チャリン」と硬貨が落ちるような音と共に、鉄片が落ちる】
【そして同時に、レインコートの人物は防ぐ術なく地に叩き伏せられて】
【ゴム製の服であるからまだマシとはいえ―――確かなダメージを負い】

(ぐ、っ……卑怯臭いぞ、今の………!)
(……でも、何だ?こういうのは初めてだけど、話にだって聞いたこと無いぞ……?)

………なんだよもう……君って人間…………?

【フードが降りて、黒い髪と白い肌が顕になる。どうやら、男であるらしいが】
【彼はほとんどうつ伏せに近い状態から、右手の指を少女へと向ける】
【五本の指先には――内三本の先には何も無いが――鉄製の爪が付いていて】
【それを銃弾のように二枚ほど、懲りることもなく少女へと撃ち出し】

【後続して、「パリッ」という音―――電気の爆ぜる音が小さく響く】

【これによる効果は以下のとおり】
【二枚の鉄片による攻撃、その軌道を追うように伸びる幾らかの電流】
【したがって、もし少女が鉄片に掠りでもすれば――電圧こそ高くは無いが、痺れる程度の感覚に襲われる事となるだろう。】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 15:11:47.52 ID:1fFenHtN0
>>907

――――正義の徒が後手に回らざるを得ないのが、良く分かると言うものだ…………
機関支部はともかく、『暴蜂』の連中には、こちらから打って出る事が出来ない……か

――――――――む!?

【空を見上げた姿勢のまま、彼は物思いにふけっていた】
【容易く解決できない問題を抱えているのだろう。雨に濡れる事も厭わずにいられるなど、よほどの事だ】
【――――しかし、そうして一種虚脱している様な状態にあってなお、その耳はしっかりと雨音以外の音を捉える】
【耳をピクリと震わせると、猫人間はさっと身を翻し、背後の人物の姿を見る――――】

な――――――――
…………わ、ワーキャット…………か?

【そうして、その姿を目にした途端、彼の表情は呆けたものになる】
【左の頬付近に刻まれた、深く古い傷跡。驚きがぼかしているものの、相手を射殺す様な鋭い眼光。先端が不自然に2つ裂きにされている尾】
【背後からでは分からなかったかもしれないが、彼もまた、猫人間(ワーキャット)だった】
【――――そうして、人間社会では滅多な事では姿を見る事は出来ない『同胞』の存在に、驚いていたのだ】

…………い、いや…………濡れる事は、構わない…………
頭を冷やして、考えなければならない事が山ほどあったからな…………

【数瞬の後、その驚愕から立ち直ったらしい彼は、右手で顔をぬぐいつつそう答える】
【しかし、差し出された傘を拒む様な仕草は見せない。少女の出方次第と言ったところか】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 15:13:52.51 ID:Ekwk8YV/o
>>906

最近の子供というのが羨ましくて堪らん
自分も幼き頃にこのような遊戯に身を講じていれば――――なッ!

【何処か冗談めいた響きを荒野に零しながらも、動きは鈍らない】
【只のお喋り屋何かとは決して違う】
【お喋り屋なのは、事実なのだろうけれど】

【魔翌力の奔流が目前へと迫る。だが、足は止めない】
【回避もしない。己の腕を信じろ、恐怖に身を委ねるなんて真似はしない】
【手中の魔翌力を大きく、濃く―――】


《 ブライユ・バースト 》ッッッ―――!


【先程の炎の弾丸とは、密度も、大きさも違う魔翌力弾】
【威力も其れに比例して、先程のとは桁違い】


【燃え盛る業火は、青年の心情を表現し、光の奔流を飲み込みながら、少女へと向かうだろう】
【だが、大きさが、スケールが足りない。炎の弾丸が受け切れなかった光が、青年の左肩を襲う】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 15:19:43.65 ID:2jwciUxoo
>>911
わ、ボクと、同じ人…?

【振り返った彼に対し、目を僅かに丸くして見せる猫少女】
【不躾に傷やらなにやらを眺めようとして、途中でその無作法に気付く】
【思わず、顔を背けて傘で表情を隠した】

頭を、冷やす…。
そうだね、そういうのも、必要かもしれないね。

【猫少女は、そんな彼の言葉を肯定した】
【傘を折りたたんで、自分も雨にぬれる】
【毛皮も服も髪も塗れて、すぐさまずぶぬれになる】
【小さく天を仰いで、うっすら目を開いた】

…変なの。前は、雨にぬれるの、嫌で仕方なかったのに。
最近少し暑いから、ちょうどいいかもね。

【それからうっすらと、笑みをこぼす】
【両腕を広げて、雨の中を踊るようにくるくると回って見せる猫少女】
【言葉通りに楽しんでいるような輪舞は…何故か、少し寂しげだった】

【頬を伝うのは、雨か、或いは、】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 15:31:22.76 ID:1fFenHtN0
>>913

(――――人間社会に飛び出してくるワーキャットは、そう多くは無い…………どこの部族だ……?)

【思いがけず、同じ姿をした仲間に出会って、彼もその視線を少女から外せなかった】
【それだけ、彼等と同じ姿をした者には、容易くは会えないのだ】

――――時に、心を静めてみる事も大事だ…………。人の心は、常に定まった形をしているものではないからな
……そこは身体と同じだ。健康な時と、健康を損ねている時とでは、どうしたらいいのか、変わってくると言うものだ…………

【心が健康であるうちは、この様な行為、無駄に体力を消耗するだけの事でしか無い】
【しかし、心の平穏が乱れている時には、こうしてある種の自傷行為をする事が、却って心には治療効果をもたらす事がある】
【そんな事を、彼は諭すような口調で述べた】

――――これからはもっと暑くなる…………鬱陶しいかもしれないが、この雨もまた、確かな恵みだ…………

【ささやかにはしゃいで見せる様な少女に、ふっと微笑みを見せながらそう声を掛ける】

(…………この子も、やはり何か抱えて生きているクチか…………
――――本当に、今の世情と言うのは…………どうしようもないな…………)

【しかし、その微笑みの裏には、どこか物憂げな感情が張り付いていた】
【はしゃぐ少女の姿の、微かに垣間見える寂しさが、ハッキリと見えたのだ】
【そうしたものが、彼にはやるせないものに感ぜられた】
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 15:32:40.57 ID:wFBXgkrno
>>908

――まだまだ遊び≠ヘこれからですよ?


そんな目で見られると――――疼きます=\―――


【狂気に満ちた瞳を向けて、再びの術式待機=B】
【即時発動が可能なのは、銃に弾が込められたような状態である為か】



――――――駆けろ閃光


【――ピストルを作った手=Aその先を此方に向けて。】

【轟音。魔銃でよく利用される炸裂の魔弾≠放射した。】


>>909(1/2)

――――ッ!!

成程、ここまで接近して来るんですね――――?


【予想外、なんて言葉を漏らしつつも、その表情は嬉しげで――】
【先程から構成されて来た魔術群=Aそれを一重に放出する。】

【炎、雷、水、鉄、光。様々な魔術が迎撃し、水流≠上回る量が少年に向かって行く。】
【ただ、これが彼女が用意していた手札であり、現状で繰り出せる魔術の最大数であって――――】


>>910(1/2)

【――――躱し、損ねた。】

【待機≠ウせていた魔術を全部使い切った状態で来た攻撃は、自らの身体能力で躱す他無かった。】



――――――。少し見くびっていた事は、認めます。


【――――頬を掠めた鉄片、そこから流れる血に触れる。】


ですが――――――



916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 15:33:07.45 ID:wFBXgkrno
>>909(2/2)


【――追い討ち。】


【彼女が返して来た魔術の対応に追われるであろう少年の腹部目掛けて、>>908に放ったのと同じ炸裂の魔弾≠放射する。】




>>910(2/2)


――――望む形に魔翌力を操る事≠フ出来る私に。


全ての魔術を利用¥o来る私に。


簡単に勝てるなんて、思わないで下さい――――ねッ!!


【空に待機させていた天光≠数個発動し、>>910に向けて落とす。】
【エネルギー砲″Xに、弾数は空に散らばっている数個がまだ残っている。】

【注意する必要がありそうだが、この瞬間にも少女は魔術を構成していて――――】


>>912

――――――ッ!!


【――咄嗟に、だろう。】
【空中に跳ぶ事で回避した彼女は、地上程に身動きを取る事が出来ない。】

【多数の攻撃を受けている者も居るが、この瞬間、彼等にとっては絶好の隙が出来ていた。】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 15:36:48.83 ID:wFBXgkrno
>>916
訂正
>【エネルギー砲″Xに、弾数は空に散らばっている数個がまだ残っている。】
【エネルギー砲≠フ役割を果たす魔術であり、そのデバイスは先程からまだ空に数個配置≠ウれている。】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 15:39:56.42 ID:soJRsZEIo
>>915,916
術式行使、二枚同時開放。

「先刻発動の水≠謔閾木≠発動します」

【一枚のページがぱきぃ、と砕け、術式が発動される】
【マントを振るうと、マントの繊維を構成する麻が成長し、防壁を作る】
【木は植物の操作であり、水の力の発動から繋げることで、強度を上昇させていた】
【だが、炸裂する魔弾は、その爆風によりその奥の魔女に衝撃を伝える】

―――っ……、痛い、わね……ぇ……、でも―――っ!

「水≠謔阡ュ動した木≠ノ繋げ、火≠発動します」

【直後、マントから伸びる麻の蔦に火が付いていく】

劫火の鞭よ、敵を打ち据えて

【右手で、そう空中に文字を書くことで、その火を操作していき、二本の火の鞭がキミを両端から挟む様に振るわれていく】
【魔女の手はぶるぶると震えており、かなり打たれ弱い事が分かるだろう】
【猫が尻尾で安楽椅子を飛ばし、魔女は其れに背を預け、ぐったりとしている】
【荒い息を吐いていることからも、この形での戦闘は負担が大きいことが分かるだろう】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 15:41:11.42 ID:2jwciUxoo
>>914
【彼の言葉には答えず、なんとなし雨に打たれていた猫少女】
【しかしひとしきり回って、回って、回りつかれて】

【目を回して、しりもちをついた】
【くらくら首を揺らして、くしゃみを一つおまけに】
【不満げに顔をしかめると、再び手に持っていた傘を差した】

やっぱり寒い。ぬれるのはダメだよ。

【……気まぐれなのか音が素直なのか、即座に意見を翻す】
【それからインナーの中に手を突っ込むと、何処にしまっていたのか乾いたタオルを引っ張り出して全身を拭き始める】
【ぬれた地面に胡坐をかいて、傘の下でごしごしと水分をふき取ってゆく】

いきなりごめんなさい。でも、ちょっと気が晴れたの。
たまには雨にぬれてみるのも悪くないかもね、たまには。

【気遣いの言葉へ、ここでまとめて礼を述べて】
【ひとしきり拭いたら、傘の下でぷるぷると水を切るように体を揺らした】
【まだ少し、子猫染みた仕草。口調が多少落ち着いていても、やはりまだ幼さは消えない】

そういえば、あなたは誰?
ボクはブルーローズって言うんだけど…。

【傘を小脇に挟みながら、身体を更にふき取って】
【少しだけ赤くなった緑眼で、相手の猫の名を問うた】

【少女が口にした名は、もしかしたら聞き覚えがあるかもしれない】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 15:47:09.59 ID:dFLPlkgI0
>>915

【少年の攻撃に対応する方法は二つ】【回避か】【受けるか】
【空中で身動きをとることが出来ない少年の判断は一瞬】

(受けるしかないでござるな)

―――――――――――ッッッッ!!

【弾こうと思えば刀が耐え切れないと踏んだか、両の手足を交差し、体を小さくする】

>>916

クッ!

【そして、魔弾も受けた。】

かはっ!

【空中で二度の攻撃を受けた少年は遠くへと飛ばされ、地面に叩きつけられる】
【受けたダメージが大きかったか、起き上がってこない少年】



【このままでは格好の的だろう】

921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 15:50:13.14 ID:1fFenHtN0
>>919

――――っふ…………

【どこか、幼い仕草。それを見守っていた彼は、どこか可笑しそうに、そして暖かい笑みを漏らした】
【まるで、小さな子供の様だ――――フラフラと移り気で、落ち着きが無い】
【――――それを見ている彼の目が、どこか『父親』の様な暖かさを湛えていた】

そう、だな…………雨が、心を晴らしてくれる事もある…………
物事は『表裏一体』……必ず『表』と『裏』があり、そのどちらもが『真実』だ…………
――――まぁ、確かにこう言う事は『たまに』でなければならないがな…………

【そう言いながらも、彼は袖で水を拭い、さっさっと頭を振るって水気を飛ばす】
【――――まだ、少し心情的に『濡れ足りない』のかもしれない】

――――ブルーローズ……?
アストラの言っていたのは、お前の事か?

【聞いた名前は、確かに覚えのある物だった】
【伝えてきた人物の名前――――アストラの名を口にしながら、彼はそれを確認する】

俺の名前か?
俺はアーディン=プラゴール…………ただのケチな用心棒だ……

【そして、名を名乗り返す男――――アーディン】
【その名前は、今まで幾度か聞いてきたものだろうが――――覚えているだろうか】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 15:52:37.11 ID:lOSNLV9Zo
>>915-916

【「カチリ」――――紺色の瞳が、少女の頬に流れる血を見る】
【「カチ、カチ、カチ」――――全ての魔術を使えても、血は流れるのだなと理解する】

【やがて、「ガリ、ガリ」という音に変わる。切れた唇をぬぐいながら、彼は笑って】

(血が流れるって事はダメージがある……しかも、治ってない)
(簡単に勝てるなんて、っていうのはつまり、難しいけど勝てるって事……!)
(………だったら僕だけじゃないんだ、勝てるハズ――――)

【周囲に居る、味方らしい人々。それを見てから、頭上の“天光”を睨み】

【それから「ガチッ!」という音を境にして、鈍重と思われていただろう彼は、俊敏に動く】
【まるでニトロを積んだ改造車の様に―――走るという表現よりも、更に早い】
【スタートダッシュの際、肩に“天光”が着弾するも意に介さず、そうして彼は少女へと進んでいって】

魔術がいくら使えたって偉くないだろッ………この、ォ―――!!

【「ギィイ」と軋む音。彼の両膝が45°ほど曲がり―――やがて、跳ね戻る】
【飛び上がったのだ、まるで膝にバネが入っているかのように、強烈に】

【そして勿論、跳んだ先に居るのは少女―――彼は、両裾の刃を振りかぶり】
【恐らくはそうなるだろう交錯の時に、相手の何処かを強く斬りつけようとする】
【後は、落ちるだけ。走って跳んでは早かったが、落ちるのは割とゆっくり―――そこは、的だ。】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 15:55:32.77 ID:Ekwk8YV/o
>>915>>916

【肩には、痛みが奔り、体を動かすのを躊躇させる効果がある筈だろう】
【だが、青年は武人。戦いに身を興じる者】
【痛みで身を動かすのを躊躇しているのならば、今頃この地に立ってられる筈なんて無い】

【といっても―――左肩からは血が垂れて、だらりと情けなく左腕がぶら下げられた】
【手数が1つ減った事は、これからの戦いの障害となる事は明確だろう】

【右手一本に出現させた魔翌力。左手の分も右手に集中させる】
【大きさはバレットの時よりも小さく、テニスボール大】
【けれど、分かるだろうか、練られた魔翌力は、バーストに劣らない程】


【だけど、攻撃はしない―――】

【まだ魔翌力を練る。密度をさらに深く、濃く―――】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 15:59:23.97 ID:2jwciUxoo
>>921
そうだね、いつも雨にぬれてたら、風邪引いちゃうもの。
どうしても、そんな気分になったときだけ、ね?

【微笑んでくれる彼の気持ちが、嬉しくて】
【同じく微笑み返す。父へ娘がするように】
【途中、細められた緑の奥で、誰かに向けた気持ちが煌いて、そして沈降する】

【ぬれたタオルを仕舞って、今度は両手に一つずつ】
【片方は自分の首にかけながら、もう片方を差し出す】

気が済んだら使って。風邪引くのはダメなんだよ、いろんな人が心配するから。

【そのタオルが雨にぬれないよう、傘を差し出しながらだったけれど】
【それで自分がまた少しぬれているのに気付いて、自分を傘の中に縮こまらせた】
【まだまだ未完成な猫だ】

アストラ…。うん、多分そうだよ。
ボク達、少し前にアストラと知り合いになったんだ。

【素直に頷いてみせるローズ。だが、いくらか話を聞いているなら違和感もあるはずだ】
【彼らとであったとき、ローズはもっとずっと幼かった】
【それがいつの間にか、もう少し物分りが良くなっているという変異】

アーディン、さん…。哲学者の卵、の人、だっけ?

【紹介されたときは、そういう枕詞が着いていた気がする】
【現物については彼に当たれと、紹介された】
【でも…】

…ごめん、なさい。いろいろ遅くなっちゃって、それに…その、

【急にまた落ち込んで、目を伏せるローズ】
【少しずつ呟いたのは、遅くなった事への謝罪と】

…ラインにぃたちが…。
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 16:13:46.14 ID:1fFenHtN0
>>924

…………ん

【少女――――ブルーローズの言う通りだ】
【度が過ぎれば、今度は身体を壊してしまう。そう言うブルーローズに、アーディンは頷き返してみせる】

っ、良いのか?
…………すまないな

【差し出されたタオルに、やや驚きの表情を浮かべながらも】
【その好意を無下にする事は無く、軽く礼を述べながらアーディンはタオルを受け取り、半ズボンのポケットへと突っ込む】

(……成長した、か……?
――――確か、あの時には…………アストラは銀鶏と一緒だと言っていたな……)

【その違和感は、アーディンの中ですぐに解消された】
【特殊・特別な存在であると、アストラから聞いていたのだ――――あるいは、精神的に速い成長を見せたのかもしれない】
【それを考えれば、一応の答えと成す事は出来た――――それよりも、彼が懸念している事が、一つある】
【ブルーローズの知り合った人物の一人は、もう既にこの世を去っていたと言う事実】

…………あぁ。確かに俺はアレをいくつか持っている…………
確か、調べる為に必要だったのだな……?

【本人と会うのはこれが初めてだが、共通の知人の言を受け、ある程度の事は知っている】
【『哲学者の卵』と『黒い魔力』――――それを調べたいと言っていたはずだと、アーディンは覚えていた】

――――――――ライン?
…………ブルーラインと、ブルーベルが…………?

【――――何か、あったのだろうか】
【伝え聞いた話の限りでは、真に意思決定を行っていたのは、その二者】
【しかし、今のブルーローズの様子は、何か穏やかならぬものを感じさせる】
【急かす事に一抹の不安を抱きつつも、アーディンは詳細を促す。促さざるを得なかった】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 16:21:23.00 ID:2jwciUxoo
>>925
大丈夫、いくらでもあるから。

【タオルについては、強がって笑ってみせる】
【以前からその柔らかさに魅せられて、しこたま隠し持っている】
【子猫時代の癖は続く。まさに三つ子の魂百まで】

うん、本当は、ボクを解析するのに使うつもりだった、みたいなんだけど…。
そういえば、アストラや銀鶏たちは元気? また会いたいなぁ…へへへ。

【その懸念は正しい。あの時事態を一切把握していなかった子猫は、二人の行動を認知して口に出す】
【同時に、知人たちを思い出して、尋ねてしまう】
【彼の懸念もその事実すら、何も知らない故に、無邪気に】

…ボクね、初めて自分の目標をもったの。
それを叶える力が欲しいって言ったら、ベルねぇとラインにぃは、やれる事をしてくれたの。
…でも、それから、二人とも、いなくなっちゃって…。

【最初は力強く、確かな意思を感じさせる言葉】
【続けて二人の名を出しながら、その感謝を滲ませつつ】
【少しずつ萎んで、肩を落としてしまうローズ】

【表現が若干曖昧で、どうとでも取れるけれど】
【ローズが二人の不在を寂しがっていることは、間違いない】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 16:23:20.79 ID:wFBXgkrno
>>918,922


【殆ど身動きの取れない空中。火の鞭≠ヘ、刃≠ヘ、吸い込まれるように少女へと向かっていた――――】


――――無礼者


【――――だが、しかし。】


【少女はいとも簡単に、魔術防御≠ヨと移行。自分の身体の周りに薄く、そして堅牢な氷≠生成し、身を守る盾とする。】
【氷は切り裂かれ、そして融解した――――だが、与える筈だったダメージの多くを軽減するまでに至っていた。】

【確実に致命傷を与えられた筈の隙、だがそれも、彼女の動作を阻害する程のダメージを与える事が出来なかった。】


【――攻撃とは別方向にあった氷が真下の地面に突き刺さり、彼女はそれに向かって降り立つと、全員が接近しつつあった中心から逃れる。】

>>920

【――――隙はあったが、狙う暇も、手段も無い。】
【攻撃に使う為に作った待機魔術≠ヘ、先程の攻撃でどうやら打ち止めであったようで――】


>>924

【――――危機を感じたのか、彼女の真下に落ちた氷を蹴って、大幅に距離を空けた。】
【流れる血を拭って、灰を払って、少女は彼等に向かって呟く。】



928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 16:23:41.41 ID:wFBXgkrno
>>ALL


灰砂の帳≠顕現するに足る魔翌力量が足りなくなって来ましたね――――


【灰砂の帳=Aとは恐らくこの正四面体の異空間の事を指しているのだろう。】
【この異空間は外部に居る者に対して大規模魔術の存在∞違和感≠隠蔽する効果を持っている。】
【街を焼き尽くす程度の規模の魔術の存在≠、この場に居る者以外が感じ取れない理由であった。】

【無論、水統王の神殿が付近にある事もあり、結果的に被害は殆ど無い――――のだが、】
【カノッサ機関水の国支部≠ノとっては、結界を発生させる事に因る疲弊は、動く理由に成り得た。】


――――次はもう少し、準備してから始めるべきでした。

…反省点として次からは£正致しますので――――


【不利、と感じたのだろうか、彼女は逃走の意志を見せて――――】



光彩陸離、色即是空=\―


――――其は、生命を揺らす幽玄の炎、その輝きが現すは永劫の脈動――



――――其は、瞳に映せし清廉の水碧、その輝きに宿すは純粋なる意志――



――――其は、闇夜を切り裂く月牙の輝煌、その輝きが導くは無限の創世――



【バチ、バチ、と弾けるような音と共に、街に向けられていた大規模魔術≠フ砲口が、正四面体≠フ内部に向く。】
【つまり、片付けてから始めようとしていた事≠、片付ける為に始めようとしていた=B】



【このまま何もしなければ、確実にこの場はただでは済まない=B】
【だが、止める為に少女に向かっていけば、確実に対策≠ウれる事になる。】

【目論見は恐らく阻止出来た――――――――この場は逃走した方が賢明=Aか。】


929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 16:30:04.81 ID:soJRsZEIo
>>927,928
【いとも容易く、防御をされてしまったのを見て椅子の上できょとんとした表情を浮かべる】

……あらあら?これは、……。

「無理ですね、子墨。あそこの猫を回収して逃げるのが懸命でしょう」

『……吾輩はこの手の事には詳しくないのでな、吾輩も回避をおすすめしておこう』

やっぱり、慣れない事を突然するものじゃないわねぇ。
というわけで、今日は打ち止めよ、さようなら皆様方。

【そう言うと、椅子に座ったままくるりと転身する】
【猫は水流の操作で膝下へ移動させられて、直後目の前には、大きな扉が出来た】

――すこし、悔しいわねぇ、何も出来なかった、っていうのは。
新術式、研究するしか無いのかしら。

【呟き、魔女は扉の奥に消えていき】
【数瞬後には、その扉も消え去っていったのだった】

//乙でした0!
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 16:33:42.23 ID:1fFenHtN0
>>926

そうか……ならば、遠慮なく頂くぞ?

【左手をそっとかざして、先ほどよりも丁寧な礼の態度を見せる】
【まさか、個人的な嗜好によって大量に持っているとは思っていなかった】

――――――――……………………

【言葉尻が下がっていくのを聞いて、微かに眉を潜めるアーディン】
【不要になったと言う事だろうか――――それとも他の理由でもあるのかと、考えて】

…………いなくなった?
(確か…………その二人は思念体の様な存在…………『力を与えて』、そして消えた……?)

【事情が、どうももう一つ飲みこめない】
【異世界から、思念のみで干渉する様な存在であったとも聞かされていたが、それがどういう意味かは、直接当人たちに会って問いただすつもりだった】
【そのプロセスがどういう意味を持つのか、アーディンにはいまいち見えなかった】

――――積もる話は、場所を変えてからにしよう…………何時までも二人揃って『濡れ鼠』でいても仕方がない…………
(それに……こうも意識が沈んでいる時に、無駄に痛みを上塗りにする事もない……事実は落ちついてから、伝えるべきだ……)

【まだ、雨はあがらない――――そんな中で何時までも話し込んでいても仕方がない。故に、場所を変えようとアーディンは提案した】
【確かに、ただ濡れない場所へと移るだけでも、話しやすさは変わってくるだろう】
【それに――――辛い話を立て続けにするよりは、合間にクッションとなるアクションを挟んだ方が良いとの判断もあった】



【――――アーディンのそばに立つ墓標――――『東 銀鶏』の文字が彫られた墓標――――に、ブルーローズが気づかなければの話だが――――】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 16:37:47.77 ID:dFLPlkgI0
>>927-928

・・・・・・・・・・・!

【痛みをこらえ、何とか立ち上がる少年】

(狙ってこない?)

【少女が攻撃を仕掛けてこないことに違和感を覚える少年】
【そして、自分には分からない何かが始まろうとしているのを見て】

(よくは分からぬが、逃げるが得策か・・・。)

失礼いたす。

【すぐさま踵を返し、逃走を開始した】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 16:38:55.87 ID:lOSNLV9Zo
>>927-928

(っ………ダメか、切れてない……!)

【「ダンッ」という着地の音、感覚からして、切れてはいない】
【改めて見返しても傷があるようには見えず、「カチリ」と一度音を鳴らし】
【それがスイッチなのか、両裾の刃が内に消え】

なんなんだよ、本当にもうっ………!
……魔術は分からなくても、逃げろってこと―――?!

【自分に、この破壊行為を止める義理はない。】
【そもそも偶然通りかかって、降りかかった火の粉を払っただけなのだ】

【さて――先程のように、途轍もないスピードで自身のバックパックにまで走る彼】
【なんとか片手で引っつかむと、まだまだ速度を落とさず距離を離し】
【レインコートの中で汗みどろに、うっすらと蒸気すら見せながら、少女の最終攻撃を避けようとして。】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 16:44:48.34 ID:2jwciUxoo
>>930
うん、どうぞっ

【実はベルが非常用にと仕込んだのが元だったりするが】
【それを結果的にローズが気に入ったのが運のつき。時々どういう手段でか補充しているらしい】
【彼女の口からは語られないけれど】

…なんていえばいいのかな、この身体を正式にボクのものだって、明け渡してくれたんだよ。
そしたら、身体の機能が生命体寄りになって、今までと同じルートで関われなくなってたの。
多分、元いた場所で二人とも気にしてると思うんだけど…。

【途中つっかえながら、少しずつ状況を説明してみるローズ】
【乖離し、混在していたラインの回線とローズの意思】
【全体を馴染ませると、ラインたちが介入する余地が薄くなってしまった、と言う事だろうか】

【いずれにせよ、不可思議なのは】
【ローズが拙いながらもそれを説明した、という一点】
【彼女の説明は、未だ不完全である】

うん、わかっ――――――?

【場所を変えようという提案に乗りかけて、ふと視線が周囲を泳ぐ】
【なんとなく赴いてみた場所であり、ここが墓地だという認識が薄かったようだ】
【だとすれば、彼がここにいたのは十中八九墓参りである、とローズは考える事が出来たらしく】


………え?


【見てしまった】

【凍りついたローズは、一度目を擦って、再び】
【傘を取り落として墓石に近づくと、それは間違いなく彼の】

……な、なにこれ……。

【膝を折って墓石の正面に座り込む】
【傘も取り落として、愕然とした表情で何度も何度も墓石を、】


あ、あ…あっ、う、うそ、うそだ……!!
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 16:45:36.27 ID:Ekwk8YV/o
>>927>>928

砲口か……口惜しいは、自分の能力であれに立ち向かうのは無理―――
だが、只では帰らん。相手の最後の一撃だけでも華麗に決めてやろうでは無いか――


往くぞ―――?

―――《 ブライユ・ブラスト 》ッッ!


【右手より、炎が、少女目掛けて射出される】
【大きさは小さく、テニスボール大】
【故にか、速度は今までのどの炎よりも速く、真っ直ぐ、一直線に】

【もし、炎が何かに当たれば、炎は内に秘めし、魔翌力を開放し、爆発を起こすだろう】
【しかし裏を返せば、石ころ1つでも当たれば、攻撃は不発に終わる】
【直撃する前に迎撃さえすれば、爆風を喰らう事はあるかもしれないが、爆発本体を喰らう事は無い】

良い夢を見よ、少女よ
眠りの中の夢より、起きて見る夢の方が幾分も素敵で気持ちが良い事だろう―――?

【"夢=\―そう言う青年の表情には何処か哀愁が漂う】

【それだけ言い残すと、青年は逃走を図るだろう】
【引き際くらいは、心得ている。只では帰らんというだけで――】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 16:58:51.67 ID:wFBXgkrno
>>ALL



【――――轟音。耳を劈くような音が一瞬°ソいて。】
【彼女が作り出した異空間=B】

【残っていた者は、そこから掃き出されるかのように、唐突に何も起きなかった街≠ヨと回帰する。】
【破壊の残滓も何も無いその場所≠ヘ、先程の光景がただの夢であったかのように感じさせて――――】


【少女の姿は何処にも無い。それが当然であるかのように、今日≠ヘ過ぎ去っていく。】



>>934

「――――華麗、ですか?」


【少女はふ、と自嘲的な笑みを浮かべた。】


【――――何も無い灰色の世界≠フ中で。】

【立ち尽くす少女には、傷一つ無い。】
【先程行われた筈の破壊≠焉A爆風を浴びた炎球の傷も、何もかも。】


「まあ、この位やればあの子≠燉揄するでしょう――――――」

「狂気=Aとは分かってはいますけど――――ね…」



【灰色の世界=B嗤い続ける少女は、果たして=\―――】

//割とノープランで始めましたが、取り敢えずここで終了です。
多人数相手に慣れておらず、拙い文章に付き合って頂けた方、本当に有難うございました。
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 17:00:51.45 ID:dFLPlkgI0
>>935//お疲れ様でした〜。
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 17:00:54.00 ID:1fFenHtN0
>>933

明け渡した、か…………
――――元々が、物質と意識のハイブリッドだったのが、物質寄りになったと言う事か……
ならば…………意識を取り出す。より意識寄りの状態を、一時的にでも作り出せれば、コンタクトを取り戻せるかもしれん、な…………

【聞いた話から、解決の糸口を探り出すアーディン】
【要は、回線を閉ざす事でブルーローズの肉体を完成に近づけようとしたのだろうと、推測できる】
【ならば――――『回線』に対しての有効な手段は『チューニング』】
【この場合は、意識寄りに『チューニング』を行う事が、問題解決の糸口となるはずだと口にする】

(だが…………ここまで精神的にレベルが高かったとは聞いていない……?
あの後に成長した、あるいはその『明け渡し』の為に進んだと考える事も出来るが…………彼女はどこから『それ』を知った?
――――事態が発生した後では、ブルーライン達との意思疎通は、出来なかったはずだ…………)

【拙いながらも、大まかな要点をかいつまんで説明したブルーローズの言葉に、微かに引っ掛かるものを覚えるアーディン】
【しかし。それに対して答えを出してくれるであろうブルーラインは、この場では干渉できない】
【疑問は疑問のままに留めておこう――――そうアーディンは決着させた】

――――――――ッ
(しまった…………言いだすのが遅かったか…………ッ!!)

【場所変えの為に移動しようと、足を一歩進めた時だった――――ブルーローズに、銀鶏の墓に気づかれてしまったのは】
【――――墓標には『義に散った闘士 東 銀鶏 ここに眠る』と、刻み込まれている】

――――――――銀鶏は死んだ…………レイドは右腕を失い、アストラは足を焼かれた……………………
全て、レイドとアストラの父親…………そして、その手下たちによるものだ…………

――――――――銀鶏は、レイド達を助けようと、最期まで奮戦して…………敵の能力者と刺し違え、共倒れになったと…………そう聞いている…………

【――――観念したように、アーディンの口から溢れ出る。『銀鶏は死んだ』と言う事実を】
【それだけに留まらない。レイドも、アストラも、生きては居てもそれぞれに大きな痛手を被ったと言う事実までも、アーディンは語り】
【それら全ての元凶が――――よりにもよって、レイドとアストラの父――――家族の悪意によるものであると言う――――】

【――――――――彼等が『希望』に対して、どこか斜に構えた態度を見せていた訳が、これでハッキリと理解されただろう】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 17:03:13.77 ID:VsOzJwUlo
【氷の国──カノッサ機関氷の国支部】
【とある部屋の、廊下側の扉】
【その直ぐ横に置かれた折たたみ椅子に座っている、1人の女性がいた】

【櫻国の民特有の黒髪を、赤い髪紐で縛ってポニーテールにした女だ】
【紺色の小袖と袴という質素な格好に身を包んだ彼女】
【其の左腰には、漆塗りを施された鞘に収められた刀が提げられていた】
【彼女は何をするまでもなく。感情の浮かばぬ仏頂面で虚空を眺めていたが──】

南雲利織。先日の土産は、どうだった。

【ぼそりと。話し相手もいないというのに、彼女は唐突に言葉を放つ】
【廊下に彷徨う霊体がいるのかと思えば、どうやらそのような様子でもなく】

「……、超、おいしかった」
「今度は、超、かきごおりが、いい」

【──と。扉の向こう。部屋の中から、小さく少女の声が返ってきた】
【超、超、と何やら不可思議な言葉は口癖なのだろうか】
【すす、と。扉の向こう側からは台詞と同時に衣擦れの音も微かに聞こえ】

──ならば、外の雪でも食べるがいい。
砂糖水程度なら食堂で見繕えよう。

【一方、廊下側。赤い髪紐の彼女はそう言って淡々と「声」に答える】
【冗句か、真剣な其れか】
【仏頂面ゆえに言葉の真意が分からないのは──或いは些か不便でもあった】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 17:08:46.27 ID:lOSNLV9Zo
>>935

【気が付けば――――それは見慣れた世界、足が縺れて前に転がり】
【とある建物の壁に背を打ち付け、それでも視線を向けて見れば】

………、…………なんなんだよ畜生―――。

【何も無かったのだ。こっちは汗だくで、蒸気をあげながら苦しんでいるというのに】
【悪い夢でも見たのか―――いいや、それは爪の欠損が否定していて】
【なんにせよ終わったのか、と彼は全身から力を抜き、バックパックを開いて】

(……怪我はそんなに無かったし、爪と水は補給すれば戻る)
(他にも何人か戦ってたけど……一応、覚えておいたほうがいいかな)

【取り出すのは水と砂糖。どちらもたっぷりと補給して、それから彼は立ち上がり】
【誰かに何かを聞かれるより先、そそくさとその場を立ち去った。】

/お疲れさまでしたー!とても楽しかったです!
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 17:09:30.45 ID:2jwciUxoo
>>937
【ラインたちの行った『何か』により、ローズは間違いなく成長していた】
【思考も多少大人びて、ある程度の常識を備えたものに昇華し】

【そして今回はそれが完全に裏目に出た。それだけのこと】

レイド、アストラ…その、父親っ…!!!

【アーディンを見る目は、否定して欲しいと訴えていた】
【でも彼の様子を見ているとそれが嘘でない事を理解してしまう】
【墓石を見つめていると、少しずつまた表情が沈んで、】

………お疲れ様、銀鶏。

【それでも、慟哭は堪えた】

【搾り出すようにそういうのが精一杯だったけど、泣き喚くなんてことはなく】
【震えながらも、彼の墓前で手を合わせた】
【唇を噛み締め、もう吐き出すことをせず、ひたすら内に内に押し込めて、彼を想う】

【もっと話してみたかった。】
【もっと、いろんな事をしてみたかった。】
【いつだって人は、なくしてから気付く】
【ローズにとってのそれは、この一週間ものすごい密度で押し寄せてきた】

【顔を濡らすのは雨か、体液か、判然としないけれど】

……泣いてばかりも、いられない。

【ぐしぐしと、腕の毛皮で顔を拭って】
【アーディンに顔を見られないよう、すばやく立ち上がって踵を返す】
【声も身体も震えていて、傘も落としたままだったけれど】

【昨日の今日で、その決意を撤回するわけには行かない】

ここっ、さむいからっ…っっっ
せめて、部屋の中で、つづきをっ……。

【雨にぬれるのは、もういい】
【彼が何処へ行こうとしていたのかは知らないけれど、とにかく前へ歩き出した】
【両手で顔を押さえながら】

【追いつくことも、キングクリムゾンも可能であると前もって記述する】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 17:18:17.59 ID:Ekwk8YV/o
>>935

――ん?
楽しい戦いも之にて終いと云う訳か……

【視界に映る景色が、戦場の其れから、日常の其れに変化した】
【左肩に視線を遣った後、溜息を一つ、街中に溶かした】

病院に行かねばな、唾を付けて直る――というワケには行かぬだろう


夢とは―――綺麗で儚い物だよ
幼き頃の物ならば、尚更―――

【誰に向けてかは分からない。独り言のような物だろう】
【そんな、羨望が滲む言葉を零して、歩き出す――――】

/お疲れ様でした!ありがとうございました!
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 17:22:33.75 ID:1fFenHtN0
>>940

(――――知ってしまった『事実』は、消せるものではない…………後は、当人の意志の問題だ…………)

【墓石に向かうブルーローズを、冷徹な眼で見守るアーディン】
【断片を知ってしまった以上、全てを伝えるのが知る者の義務だと、そう考え、全ての事実を伝えた】
【その結果が、ブルーローズに衝撃を与える事など分かっている。その後で、下手な慰めの言葉を掛ける事も出来るだろう】
【しかし――――事実の認識と精神的ショック。そこまでは絶対に経なければならないプロセス――――通過儀礼なのだ】

(――――意外に、強い心を持っている様だ…………)

【そうして、墓前に手を合わせるブルーローズを見て、心配は杞憂だったかと、微かに安堵する様な表情に変わる】
【やはり、彼女もまた『強さ』を持ち合わせた人間だと、実感した】

あぁ…………行こう……………………

【歩き始めたブルーローズと共に、再び歩を進めるアーディン】
【ともあれ、話しておかなければならない事は多々あるのだ】



【――――――――そして、一行は歩き続け――――――――】



――――散らかっているが、そこは勘弁してくれ…………一人暮らしは、どうしてもこうなってしまう…………

【――――アーディンの家】
【さしたる特徴もない、コンクリートで固められた平屋の家】
【中は、一人暮らしの気楽さか、色々と散らかっており、テーブル、ベッドなど、いたるところに刃物が突きたてられている】
【ただ、一角だけ綺麗に整頓された個所があり、そこには遺影と思しき一枚の写真が飾ってあった】

「にゃー…………」[っむぅー…………]
よしよし…………ちょっと待っていろ、イダテン、ベンテン…………

【中に入るや、淡いグリーンの毛並みをした、2匹の猫がアーディンの足元にすり寄る】
【猫用のミルクを皿に用意して差し出すと、アーディンはキッチンへと立った】

――――――――冷えた身体を温めた方がいいだろう…………

【そう言って、リビングに通して、恐らくは座らせて待たせたブルーローズへと差し出すのは、カップに入ったホットココア】
【いくら梅雨とは言え、雨に打たれた身体では寒いだろうと、アーディンは考えたのだ】
【事実、自分も寒かったようで、その手にはもう一個、ココアの入ったカップが握られていた】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 17:22:43.52 ID:/b/TW4TWo
>>705
/えーっと、時系列は変えずに、夜の最中って、ことでお願いしますっ

【月光が落ちる、二つの影を、靡くように、纏わり憑くように照らしながら
依然として、彼女は刀を少年の首元へと置きつつ、射抜くような視線で、彼を眺めている
その紅き瞳は、一片の躊躇無く、微塵の躊躇い無く、人を斬れる目であろう――――否、人を斬った目で、あろう】

【整った顔たちは、凛とした表情で、冷静沈着な従者≠、服装も手伝い、思い浮かばせるだろうか
――――しかし、彼女は貴方の名を聞くと、微かに表情を濡らす、それはまるで、理由ができたかのように】


黒笠≠ニは……随分とアンティークな名を……既に潰えたモノ、と存じていましたが……
どうやら、子孫が機関≠ヨと入り、その名を繋いでいる、という噂は本当でしたか


【彼女は刀を引く、右手を上へとかざすと、それに光れるように刀の切っ先が上空を向き
くるり、と手首で刀を回転、切っ先を下方向へと向け、左手に握った鞘の中へと、刀を納めた
彼女は納刀した刀を、左手で左腰に沿え、貴方の方へと眼光を注ぐ】

【見れば見るほどに、加害者、という言葉より、被害者、という言葉が似合いそうな貴方
その無邪気な笑みの奥にある意味を、どうしても知りたくなった】


申し遅れました、私はカノン、カノン=ラン=パトリオット
機関内の組織Knights of Cydonia∴皷栫Aそこの長を勤めさせていただいております


【彼女は、刀を持ったままの左手と、空になった右手で、スカートの裾を掴み、軽く、スカートを拡げると
左足を後方に下げつつ、身体全体を深々と下げ、礼を為す
たゆん、と彼女の胸の大きな膨らみが揺れると、清楚なメイドの色が色濃く増えていく】

【Knights of Cydonia=\―――機関に居る者なら、名前だけは聞いたことがあるかもしれない
ある者は、役に立つ駒として、ある者は鬱陶しい見張りとして、その名を口にするだろう
機関に存在するいくつもの特殊部隊の一つ、特別大した名を聞いていない可能性も高い】


……本来なら、貴方の言葉ごと、その笑みを斬り伏せたところでございますが
貴方が、同じ組織の者である、と知っては、そんな行為は致すことはできません


【吐き棄てるように、それでいて、冷静さを表情に保ったまま、彼女はその言葉を紡ぐと
しゃがみこみ、周囲の死体へと、彼女は近づこうとするだろう
そして、近づけたなら、労わるように、自身の手で、死体の汚れを拭いていく
白い手袋の純潔が、黒死色に染まるのも気にせず、彼女は行為を為していく】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 17:35:14.19 ID:2jwciUxoo
>>942
【道中、しゃくりあげて顔を拭いながら、ローズは黙し】
【ただ銀鶏の事を思っていた】
【死者に対し生きた人間が出来るのは、ただ想う事だけ】

【それを『知っていた』ローズは、強く強く彼を想う】
【彼を二度殺さないために】





【そして時は進み、猫たちは彼の家へ】

【到着する頃には、いよいよ持って涙も枯れ果てていた】
【ひたすら目を真っ赤に充血させ、なおかつ引き摺られたように少し死んでいて】

【散らかった部屋を意に介することはなかった】
【写真も、この時点ではまだ気付かない。それどころではなかったからだ】

【猫の鳴き声に反応すると、そこには緑の猫が二匹】
【足元に擦り寄る姿は、二匹が彼をよく慕っていることの証】
【なんだか和んで、生気が緑の眼に戻ってくる】

あ、ありがとう、アーディンさん…。

【カップを受け取ると、静かに口をつける】
【猫舌と言う事はないらしく、少し息を吹きつけ覚ましたら、後は速いペースで飲み干してしまう】
【今度は表情の硬さが落ちた。ホッと一息をついて、胸に手を当てるローズは、疲れながらも笑って見せた】

あったかいし、おいしー…。

【その顔は、少しだけ以前の子猫を髣髴とさせた】
【無論彼は知らないだろうけれど、相手の気持ちを信じた、親愛の情を込めた笑顔】

【落ち着いてきたら、行儀良く正座して見せて、姿勢を正す】
【それからじっと、アーディンの言葉を待つ】

【彼が話している間に、ローズも言葉をまとめるつもりだろう】
【沈静化したが、まだ少し動揺していて、なにを話せばいいかと戸惑っている】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 17:42:16.95 ID:dFLPlkgI0
>>938

【自分の一族を知っているかのような女性の台詞に、笑顔が一層明るくなる】

知ってらいたんですか、うれしいです。近頃は祖国でも知っている人がいなくて、

一応昔は栄えていたんですけどね・・・。

【だがすぐその笑顔も徐々に暗くなり、落ち込んだ様子を見せる】
【明るくなったり暗くなったり、表情がすぐに変わりやすいのはやはり子供ゆえか】

同じ組織の人だったんですか、意外です。

う〜ん、すいません。Knights of Cydonia≠ニいう組織は聞いたことが無くて

すいません。

【知らないからという理由ですぐ誤る少年、ぺこりと頭をたれる】
【顔を上げ、女性が死体を労わる様子を首をかしげて尋ねる】

なにをしているんですか?

【きょとんとした表情で尋ねる。少年にとって、自分が殺して出来た死体なんて最早ただの塊確か見れなくて、むしろ血や肉片がうっとおしいものとしか見れないのである。】
【どこまでも純粋な表情は、どこまでも歪んでいるようにみえるだろう】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 17:49:31.18 ID:1fFenHtN0
>>944

「…………」[…………]

【ぴちゃぴちゃと音を立てながらミルクを口にする猫たちは、ブルーローズへとチラチラ視線を飛ばすが、あまり警戒じみた色は無い】
【あまり人を怖がる性質ではないのだろう。悠々と自分たちのペースを保っていた】

あぁ…………なに、タオルの礼とでも思ってくれればいい…………

【そう言いながら、自分もココアに口をつける】
【ブルーローズとは逆に、ゆっくりと味わう様な飲み方だ】

(――――さて、どこから、そして『どこまで』話したものか…………)

【一息つくと、アーディンは先ほど受け取ったタオルで水気を拭きながら、思案する】
【――――この一件、あまりにも凄惨な現実がそこかしこに転がっている。そしてそれを一つ一つ拾い上げなければ、全てを話す事は出来ない】
【その裁量を、アーディンは悩んでいた】

――――レイドの腕は、俺が手配した闇医者に繋いでもらった…………が、まともに動くには、どんなにリハビリを重ねて、その上に何らかの奇跡が起こったとしても、10年は掛かるそうだ……
奴は腕を諦めて、今義手の手配に向かっている…………戦う為に、必要なものだからな…………

【まず、アーディンが選んだのは、ブルーローズも知っているであろう『レイド=E=ヴェイス』の容態】
【腕を失い、義手を求めて――――まだ、戦い続けるのだろう】

それと、アストラの方だが…………あいつはまだ軽傷だ。しばらくは、足が随意に動かないだろうが……これは一時的な事…………
治れば、こっちは後遺症なんかも残さないだろう…………

【もう一人、アストラは比較的被害は軽いと言う。アーディンもブルーローズを安心させるために、まず顔見知りの現状から口にしたのだろう】

……………………ふむ

【そこまで話すと、一息入れるアーディン】
【何かブルーローズの方で聞きたい事があれば、それに答えるつもりなのだろう】
【――――ヴェイス兄妹の父親については――――ブルーローズから興味を持たない限り、話さない事に決めた様だ】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 18:06:45.31 ID:2jwciUxoo
>>946
【猫たちがちらちらこちらを窺ってくるのは、ローズも途中で気付いたようで】
【なんとなく急いで飲んでしまったココアに後悔しつつ、小さく手を振って笑って見せた】
【敵意がないことの表明だろうけれど、彼の話半分なので、それほど長引かせない】

腕…つながっても、動かないんじゃ…。
……でっ、でも、命に別状がないなら…。

【悲観を吐きかけて、無理やり訂正してはみるも、言い切ることは出来ない】
【彼らの周囲を覆う現実の重さは、アーディンの振る舞いの一つ一つが明確に物語る】
【その点に関してなけなしの配慮を見せるローズは、場の空気の重さに息が詰まりそうだった】

…れ、レイドといえば、ラベンダーは?
あの子、ボクもベルねぇも気になってて…それに、イル・ディザスターは…。

【話題を変えようと、レイドと一緒にいた彼女の話題に触れてみる】
【思い起こされたのは、別れ際の虚ろな表情。あの時は意味がわからなかったが、今となっては、よくないものだと感じる】
【関連付けられた彼の災厄には、少しだけ表情を引き締める】

脚…っ。
か、簡単な自己再生促進なら、手伝えるかもっ…!!

【後遺症なく、いずれ治る。それなら自分にも何とか手伝えないか、と提案してみる】
【自分の身体に使われている技術の一つを、明け渡そうと口にするも】
【その発言は『ローズ』から少し離れていた】
【ローズがそれに気付いているか否かは定かではないが、知人に対して何か出来る事は無いかと、必死な形相だった】
【返答を聞くまで、それに関して先走った行動をとる事はあるまい】

…レイドとアストラをそんな風にしたのは、確か、二人の「おとうさん」、なんだよね?
………どんな、人なの?

【声を低くして、彼が合えて遠ざけた話題に食いつく】
【近頃、こと『父親』がらみの問題に巻き込まれており】
【それに煮え湯を飲まされた経験を密かに根に持っていて、小さいながらも怒りが滲む】
【ぎり、と奥歯を噛む音が部屋に響くだろう】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 18:16:44.85 ID:dFLPlkgI0
>>945//うわアアアアア今きずきました!安価ミスです!>>938ではなく >>943です!

すいません!!
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 18:18:01.81 ID:/b/TW4TWo
>>945
/ゴメン、見落としてた

【――――静かに彼女は、貴方の表情の移り変わりを眺めながら、違和感を感じた
それはやはり、狂気と形容されるべきものであろう
幼さと、猟奇が入り混じる、その色に――――どうしようもない、不安感を感じながら】


……そうですか、ともすれば、貴方達がその黒笠家≠復興させたがっていらっしゃる、という噂は本当のようですね
素晴らしいこと、と思いますよ、何事も、過去の栄光に縋らず、むしろ、その過去を取り戻そうとする姿勢には好感が持てます

同じような状況にある者、としては、貴方を応援していますよ


【遷ろう花の色のような、貴方の表情に、ふぅ、とため息を一つ
理解するのは難しく、また、飲み込むには苦すぎて
彼女が紡ぐ言葉も心なしか、心労の色が滲んでいるようにも、思えなくは無い】

【貴方の反応に、彼女の表情が、しゅんとなったのが窺えるだろう
――――それは、明確な、落胆を、示していて、そして、それを取り繕うように、彼女は微笑んで、言葉を紡ぐ
貴方に頭を下げさせて、それで自身だけ、ショックを受けるのは、あまりにも対応がなっていない、から】


……いえ、お気になさらず、私一人の組織ですから……知名度が無いのも当然です
実は、私も貴方のように復興=\―――を目的にしてるんですよ?
この組織はその一歩……といっても、大した活動もできてはいませんが……

分かりませんか?せめて死化粧だけは、為してあげたいものでして


【彼女は自身の手袋が汚れるのも気にせず、死体に触れて、その汚れを拭っていく
よいしょ、と死体を抱え上げると、近くの木陰へと、寝かせていくだろう
ご丁寧に、それぞれの両腕を、胸の前で、抱えるように合わせておきながら】

【全て終わるのは大体10分程度かかるだろう
彼女は嫌な表情一つ見せず、ただただ、行動を為していく】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 18:22:11.10 ID:1fFenHtN0
>>947

「…………」[…………]

【一通りミルクを味わうと、手を振ってきたブルーローズの足元に、猫は擦り寄ってくる】
【話をする上では邪魔かもしれないが――――どこか無邪気だ】

――――まぁ、あいつなら大丈夫だ…………すぐに義手の方へと意識を持って行けたなら、まだ大丈夫だろう…………
あいつの心は、まだ負けてはいないだろうからな……

【ブルーローズの心配を汲み取ったのか、そう言葉を掛けるアーディン】
【本来なら、そのまま心を折られてしまってもおかしくは無かったのだが――――それでも、レイドはまだ抗う事を諦めてはいない】

ん……!? そうか……ラベンダァイス達の事も、知っていたか…………
――――そっちは、もう何も心配しなくていい…………イル・ディザスターは死んだ。ラギデュースも……俺の友達も、ようやく解放されて死ぬ事が出来た…………
ただ……ラベンダァイスは、どうなるか分からん…………奴と一緒に死にたがっていたのを、俺と、君の伝えてきたエルメア=ミルフォードとで止めたが…………
その後、奴がどう生きていくかまでは、俺には分からん…………もう一度奴が死を欲するのなら……その時は、もう俺には止める術は無い…………

【せめてもの朗報。イル・ディザスターはあの伝言が功を奏し、死なせる事が出来たと言う】
【そしてラベンダァイスの望んでいた、ラギデュース=キャニドップの『死による解放』も、成ったと】
【しかし――――同時にラベンダァイスは現在、不安定な精神状態のままにいるとも言う――――】

ん――――?
…………ならば、風霊統主の城に顔を出してやると良い…………レイドとアストラ……あいつらは今でも、あそこに居るからな…………

【必死に進言するブルーローズの様子に引っ掛かるものを思えたが、アーディンはすんなりとそれを容れた】
【ヴェイス兄妹にしてみても、ブルーローズと再会する事は悪い事ではないだろうと考えて】

――――いくつもの企業を束ねる、『ヴェイスグループ』の支配者だ…………そして、密かに能力者による戦闘部隊『暴蜂』を抱えている…………
レイドとアストラが、家から飛び出して自身に反抗をするのを、潰そうとしているのだ…………
――――レイドには、下に妹が一人いたのだがな…………それがとある事件で植物状態になった時、奴はそれを幸いにと、妹……リイロを拉致して、自分の支配下に置いた……
そして、その体からクローン兵士を作り、あろう事か、本人をも生物兵器に改造して…………レイド達を襲わせた
レイドの腕を落としたのは――――その子、生物兵器に改造された、レイドの妹なのだ…………

【――――決意を持って、自分に聞いてきたのだろう】
【そう判断したアーディンは、全てを話す――――レイド達が、自身の妹と戦う事を強要されている事も、その妹がレイドを殺そうとしている事も】

――――奴の名前は『シュバルツ=L=ヴェイス』…………強く、残酷な、恐ろしい男だ…………

【そして口にする。その名前を――――】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/26(日) 18:23:07.39 ID:AaTeWrkDO
>>800

はい!貴女がそれを望んでくれるならっ、
僕はずっとセシリアさんの隣を歩き続けますよ。

【泣くセシリアとは対照的に護は笑っていて】
【そう即答した。まるでセシリアがその問いをするのがわかっていた様に】
【そう錯覚させてしまう程に彼の答えは単純明快で、たった一つしかなかった】

貴女がまた道を踏み外しそうになったらッ
また隣からこうして手を出して引き戻してあげますから、

それには僕が《Justice》だからだの何だの、そんなのは関係ない。そんな糸で僕を勝手に縛り付けんじゃないですよッ!
僕は…“正義の味方”としてじゃなくて
『護』という一人の人間として…男として貴女の傍にいたいんですッ

【護は弱く握られたセシリアの手をぎゅっと強く握り返そうとする。成功したならそれからこういうだろう】


――――お帰りなさい。セシリアさん

/よろしくお願いします。
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 18:27:34.04 ID:1fFenHtN0
/次スレです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1309080423/
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 18:36:45.48 ID:dFLPlkgI0
>>949

【自分の一族の復興を応援してくれるという言葉は、一族を背負う少年としては身に
染みたのだろう、少年はまた笑顔になる】

ふふ、ありがとうございます。

死化粧・・・・?ですか、へぇ〜死体をそんな風にするなんてやっぱり分かりませんね、僕には。

【やはり少年には、死者を弔うと言うことが心のそこから分からないようだ】
【死体に関心など持つなと育てられたのか、あるいは、変えられてしまったのか、
いずれにしても、この少年にはどこか、常識に欠けるものがあるのだろう】

ふふ、カノンさん、実はですね、その子達は、

――――――――――――――――――――――――――――”万引きなんてしていないんですよ”。

【女性が離れた木陰にいるのを見ながら、ポツリとつぶやかれた言葉は、もし聞こえてしまえば
驚愕ものだろう。】
【少年は、罪を裁くと理由で子供たちを殺したのではなかった、ではなぜ?】
【その理由は、聞かれれば答えるのだろうが・・・・】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/26(日) 18:41:38.95 ID:5xE79EDAO
>>951
───っ!!

【涙を流したままこくこくと頷き、その顔を見られるのが恥ずかしく、俯いて護の左肩に顔を軽く押し付けようとする】
【右腕が使えなくて顔を隠せなかったからだ】
【何か喋ろうとしても嗚咽で言葉にならない声しか出なくて、すぐに止めた】

(もう少しだけこのままでいよう。焦らなくて良い。だってこれからはずっと一緒なんだから……)

【そうして暫くの間はセシリアは目立ったアクションを取ろうとはしないだろう】
【次のレスまでには喋れるようになる位に落ち着いている筈だ】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 18:42:13.65 ID:2jwciUxoo
>>950
【擦り寄ってきた猫たちに和まされているローズ】
【少々面食らったが、そろりと手だけ伸ばして、頭をなでようとするだろう】
【形状は人だが、指先と掌には肉球がある不思議な手で、おそるおそるといった手つきで】

…なら、よかった。
…まだ、生きてる。生きてるうちは…。

【心が折れていないと言われて、ローズは安堵する】
【彼女がどんな惨状になろうとも、本人が再起するなら、道はある】
【それを想ってから、自分に向けるようにそんな言葉を呟く】
【ローズは独りだったが、負けるわけにはいかない。レイドのように、まだ負けないと決意を新たに】

…ディザスターは、死んだ…死んだ、か…。
…ラインにぃ、再戦したがってたけど…エルメアさんに伝わって、身体の人が、開放されたんなら…いい、かな。

【喜んでいるような、悲しんでいるような、複雑なローズ】
【それはひょっとすると、自身の根源の一つである彼に対する、屈折した想いなのかもしれない】
【でも、それも続く言葉で消し飛ばして】

……ラベンダー、が? ………。

【たっぷり悩んで、悩んで、呻くように頭を抱えて、ローズが出した結論は】

………ダメだ、それは…死んじゃ、ダメだ……。

【自身が口にした思いの重さを心得ているらしい】
【アーディンに伝えようとして、ではなく、独白のように呟いて、また顔をゆがめた】
【煩悶して、苦悩するのは、その気持ちを理解した上でのことかもしれないけれど】
【それでも、ローズはその言葉を撤回しなかった】

わかった、今度、行ってみるね。
…なにができるかわからないけど、ボクは、レイドやアストラの力になりたい。
…ラインにぃは、嫌われてるって想ってたけど、僕もにぃも、必死で闘ってる二人が好きだったから…。

【嫌われてるけど好きだから】
【ローズとラインに共通する想いは、ローズを積極的に頷かせた】
【『それでも、』力になりたいという思いは、偽者なんかじゃない】

…アー、ディン…、父親って、なんなの?
この前見た『父親』も、子どもを好き勝手に縛り付けて、苦しめてた…。
でもラインにぃは…そんなの違う、それは父親なんかじゃないって感じてたのに…。
ボクには…ボクには、わかんないよ…。

【概念的に、知識的に承知してはいても、ローズに『父親』は存在しない】
【父親代わり、事実上の父は存在していたが、今は両者共に、】
【困惑していたローズは、自身の整理できない気持ちを吐露して、また俯いて震え始める】

【小さく、『黒』の名を反芻しながら】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 18:44:38.49 ID:/b/TW4TWo
>>953

【それは、聞きたくなかった言葉、一片の可能性を僅かに――――否、多量に、感じていた
でも、結局は思い違い、そう信じたかった、心
――――死者を弔う、彼女の指先が、そっと虚空を撫でた】


……では、一つ尋ねましょう、貴方は何故、その万引きなんてしていない¥ュ年たちを殺したのでしょうか?
信じてたんですよ、貴方が明確な理由をもって、仕方なく、殺人を犯した、と
だから私は――――……彼等が、せめてもの……旅立ちをできるように、と、弔いを為しました


【声のトーンは静かだ、そして同時に、夜に途切れてしまいそうなぐらい、微かで
それでもキチンと聞き取れるだろう、それだけ、周囲には音は無く、ただただ静けさに満ちていたから
たん、と彼女が地面を踏む音がやけに空虚に響き渡る】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/26(日) 19:02:18.50 ID:AaTeWrkDO
>>954


…あ…あぅ…っ?セシリアさん…ッ?!

【右肩に顔を押し付けられた途端に護の顔が朱く染まっていく】
【どうやら此処で素に戻ったらしい。】
【そこにいたのは女子とこんなに急接近する事に慣れていない、只の思春期の少年だった】


……えっ…え…と…

【アタフタしている。】
【こんな時どうすれば良いのか分からないのは、経験の少なさ故である。】

【それから、護も特に行動を起こさずに】
【とりあえずセシリアが落ち着くまでそっと待つのだった。】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 19:03:26.26 ID:1fFenHtN0
>>955

「むぁぁー」[ぬーん…………]

【家の中で飼われている猫のはずだが、比較的人に慣れている様だ】
【手が触れるのをあっさりと許し、気持ち良さげに喉を鳴らす】

――――そう。まだ生きている…………
(それが、どれほどのを意味を持つかは…………まだ、分からないか…………)

【生きている事は、即ち希望とイコールで結ばれるとは限らない。それをアーディンは知っている】
【しかし、それを口にする事はしなかった。レイドは確かに、まだ闘志の牙を折っては居ないし、まだ戦えるだけの力を残しているのだ】
【ならば――――あるいは活路を開く事も、出来るかもしれないのだ】

……正確には『封印された』と言うべきだがな…………『死』という概念を持たないあいつには、『封印』を『死』と形容すべきだろう…………

【ささやかな訂正を加える――――それは、あるいは『封印が解ける可能性』を示唆している様にも聞こえるが、アーディンはそれを心配していない様だ】
【決着を見届けた身として、もうディザスターは脅威たりえないと、確信しているのだろう】

…………奴は、人間ではない……従属する、生物兵器だからな…………主であるラギデュースを失った痛手は、我々人間には理解できないものがあるだろう……
これが人間ならば、まだ『そういう相手への』説得の仕方も分かるが……ヒトと似て非なるラベンダァイスには、迂闊な言葉は刃になりかねない…………
奴の心の傷は恐らく、どんな事をしても癒せないだろう……

【アーディンの懸念。それはラベンダァイスが『兵器』としてのアイデンティティを持っていると言う事だった】
【それだけで、ただの人間とは大きく異なる精神構造を持っている事になる】
【あの『虚無』は、恐らく生きている間、癒せる可能性は無いだろうとアーディンは口にする。その結果、ラベンダァイスが再び『死』を選んでも、止めようがないと――――】

――――アストラなら大丈夫……気が立っているだけだ…………今のあいつなら、話せば分かる…………

【『嫌われている』と言うのは、アストラを指しての事だろうと察しがついた。故にアーディンは、とりなす様な言葉を口にした】
【もし、人間不信が極まっていた昔のアストラなら、そんな事は一切耳を貸さなかっただろうが、今は違うと】

――――――――そうだ。そんなもの、父親ではあり得ない…………
俺にも、今はどうしているかは分からないが、娘がいる…………俺自身、父親と言うものがどういうものかは、分かっている…………
子供を気に掛けない、不当に苦しめる人間など…………元より人間として欠陥品だ――――『親』などではない…………ッ!

【ブルーローズの肩に、そっと手を添えながら、アーディンはその目を怒らせる】
【子供を気に掛けない親など、もとより『人間』として欠陥があると、力強く口にする】

――――子供を苦しめるのも、あるいは『子の為を思って』の事なら、あり得ない事は無い…………
しかし、シュバルツは少なくとも違うだろう…………子供同士で殺し合いをさせるなど、端から自分は子供に愛情も責任も持たない存在だと、自称している様なものだ……!

【その『欠陥品』の最たる存在が、シュバルツ=L=ヴェイスなのだろう】
【彼に対する怒りを、アーディンは隠そうともしない】

――――――――ブルーローズ……これだけは分かってくれ…………
ごくごく普通の『親』ならば…………子供を気に掛けないはずが、ないのだと言う事を…………

【そうして怒るのは、彼自身が『親』であり、家族の『主』であったから】
【――――見れば、一角に飾ってある写真は、女性のワーキャット】
【かなり前に死んだ、アーディンの妻で――――そしてその周りには、まだ若いアーディンと、家族の写真が飾ってある】
【散らかっている部屋の中で、この一角だけが今でも整頓されていると言う事は――――死別し、あるいは生き別れた家族を、アーディンは今も大事にしているのだろう】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 19:07:42.16 ID:dFLPlkgI0
>>956

【まさか聞こえていると思わなかったのか、少年はまるで悪戯がばれた子供のように頬をかきながら】

あ、あはは
聞こえちゃいましたか?

でもね、カノンさん、僕ら黒笠は、”殺人”なんてものに、常識なんて持ち合わせていないんですよ。
傭兵一族、と名乗りましたけど、みんな”殺し”に条件があるんです。

【静かに話す女性に対し、少年の声は明るいままだった】
【こぼれる言葉に、これ以上無いくらい不釣合いな】
【明るい声】

”人殺し”しか、殺さない人もいれば、”ニンゲン”なら、誰でも殺すなんていう殺人鬼じみた人もいます。

理由なんてそれでいい、情や恩なんて必要じゃありません。

必要なのは、報酬と、自分の命の保障、そして、受け入れてくれる”家族”があれば、それでいい。

【黒笠にまともな人間などほとんどいない】
【共通することは一つ】

【孤独でなければそれでいい】

ちなみに、僕の条件は”健康な人を殺す”です。

その子たちが元気に遊んでいたから、ですよ。

【微笑み】


       【血にまみれ、汚れ、壊れ、見下し、踏みにじった、不愉快で、純粋な”微笑み”】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 19:16:54.66 ID:dFLPlkgI0
>>956//すいません飯です
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/26(日) 19:21:19.99 ID:5xE79EDAO
>>957
………………はぁ。しょうがないなぁ

【顔を赤くしてただ待っていた護に呆れながらも穏やかに笑みを浮かべる】
【そしてその笑みに悪戯好きな少女のそれが混じったかと思えば】


【護の唇に柔かな何かが一瞬触れる筈だ】
【不意を討つような口付けは避けるのは難しいだろう】

……ふふっ。背伸びしたら届いちゃったっ♪

【後には護に負けず劣らず──いや、それ以上に顔を真っ赤にした少女がいる】
【そしてセシリアは左手で恥ずかしげに頬を掻きながらも】

(さっき手を引いた時に期待してたんだけど…流石に言うと可哀想かな……)

【なんてことを考えて、やっぱり呆れの混ざった笑みを浮かべるのだった】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 19:27:02.79 ID:2jwciUxoo
>>958
【今この場で、猫たちだけがローズの心を解きほぐしていた】
【なでられて気持ちよさそうな二匹を嬉しそうに、なおかつ羨ましそうに眺めて、交互に撫でる】

…そう、だよ、まだ、まだ…!

【それが希望であるとは、ローズも言わない】
【でも、決意と共に学習した一つの真実がある】
【戦うということは、=希望ではない】
【『それでも、』楽になってはいけないのだ】

…そ、っか………。

【封印という訂正にも、ローズは曖昧な反応を返すのみ】
【何を想っているのか定かではないが、穏やかならぬ胸中は透けて見えるだろう】

ボクだって、人間じゃない!
『こう』なってわかった…ボクは普通の命なんかじゃないっ!
でもっ…でもにぃとねぇは…それでも『ボク』をっ……っっ!!

【ケツァルコアトルという概念を、ラインもローズも持たない】
【思わずアツくなって身を乗り出しながら、持て余した熱を吐き出しかける】
【…途中、それが愚かしい押し付けである事に気付いて座りなおしたが、】
【『ラベンダー』に死んでほしくないという気持ちだけは、ずっとくすぶり続けていたようだった】
【立て続けに知り合いに二人も死なれたら、いくら成長したとはいえローズには相当堪える筈だ】

【それに、アストラを疑ってはいない】
【二人が好きな人間は、聞く耳を持つ全ての人だ】

【アーディンが置いてくれた手は、暖かかった】
【握り返して、震える。その熱を信じたくて、でも涙は、】

【ぽた、ぽた】

【それは、ローズの心が震える痕跡】
【床に落ちた雫に気付く事無く、ローズは声もなくまた泣き始めた】
【悲しみとはまた違う暖かな気持ちを受け止めて】

【その最中、何度か呼吸を安定させるべく上を見た】
【途中で目に飛び込んできた家族の写真…誰かはわからないけれど、その周囲だけ空気が違うことは理解できた】
【大切な人なのだと理解すると、今度は今はいない二人への気持ちがあふれ出す】

【泣いてばかりの自分が、少し嫌になったけれど】
【その自己嫌悪の何倍も何十倍も、こうして諭してくれるアーディンの心や、にぃとねぇへの気持ちに溢れていた】

【以後、ローズはこの瞬間を思い返すだろう】
【かなえしいえがおと、やさしいなみだの存在を、いつまでも】

//うぉう続きます申し訳ないorz
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 19:27:33.63 ID:2jwciUxoo
>>962続き

【ひとしきり泣いて、ローズは顔を拭う】
【再びタオルを取り出してごしごし拭いて、すばやく仕舞って、もう一度目を拭う】
【そろそろ洟が荒れそうだった】

…ありがとう、アーディンさん。

【そんなことを、昨日も言った気がする】
【誰かに頼ってばかりの自分がいるけれど、同時に彼らもまた、優しい人たちなのだと知る】
【世界は、痛みばかりではない】

…ボクね、そろそろ帰るよ。
お話できてよかった…これで、にぃとねぇが還って来るまで、戦える。

【気丈に笑って、ガッツポーズを作ってみせるローズ】
【彼の想いに答えるべく、元気をアピールして】

…それでね、お願いがもう一つ、あるんだ。
一つだけでいいんだけど、哲学者の卵を、分けてもらえないかな。
もうボクは、変わっちゃったけど…それでも、別の手段を、二人とも考えてたから…

【遠慮がちに頼むは、当初の目的】
【もう意味を成さないかもしれないけれど、今はいない二人の思念を、引き継ぐべく】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 19:29:32.81 ID:1fFenHtN0
>>962-963
/このタイミングで申し訳ない……飯に行ってきます
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 19:31:48.73 ID:2jwciUxoo
>>962
//了解しました、ごゆっくりー
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/26(日) 19:34:04.21 ID:/b/TW4TWo
>>959

【言葉は最早、音に過ぎず、ただただ単純に、雑音として、彼女の脳内で処理される
久方ぶりに、心が躍る、雑踏を踏む、彼女の脳内の怒り
――――……ぐっと、唇の端を噛むと、染みこむ、彼女の心】

【彼女はそっと、貴方の方向へと振り向く、表情はいたって冷静であるが、その奥の怒りを隠しきれて居ない
未熟な若さが、その色を抑えきれず、伏せた両の掌の隙間から、心情が零れ落ちていく】


……ふざけないでください、人の命を、何だと思ってるんでしょうか
殺人≠ノ常識も、条件も、報酬も、保証も――――何もかも、不釣合いなものでございます
人を殺す、という事が、どれだけ重いのか……知らないんですか……っ!!


【狂っている、貴方へと向ける、いたって――――いたって通常な、真っ当な人の台詞
紡ぐ言の葉は、怒りに濡れ、今にも破裂しそうなぐらいに、赤色に染まっていく
その場から、ふと、踏み出す、一歩は重く、吐き出してしまいたくなるほどに
貴方へと向ける、真紅の瞳が、怒りに満ち溢れていく】

【端正な顔は、怒りの色を滲ませると、より艶やかに彩りを増していく
彼女が死≠否定すればするほどに、彼女の中の生≠ヘ謳歌を唄う
それが気に食わないと、ばかりに、彼女は地面を強く、踏んだ】


……健康な人を殺す、ともすれば、私達の組織の誰も彼もが、標的になりうる可能性がございます
ならば、そんなイレギュラーは、事を起こす前に抹殺するのが、組織の為、という事でしょう

私は刃でございます、いつもはその柄を誰かに握ってもらい、自身を棄て戦ってきました
――――今宵は、その柄を私で握りましょう、自身を護るために、戦うために――――!!

Last Shadow Puppets=I!


【貴方の元へと吹く、一陣の強い風、途端に翻る、彼女の大きなスカートの裾
体勢を低くし地面を疾走する彼女は、黒い道路を、白く白銀の雪が如く、染めていって
降りしきる雪の中を、ただ一人、駆け抜けていこうとする】

【貴方との距離をそうして、駆ける事で縮めようとし、彼女は貴方と数mの位置まで接近しようとするだろう
成功したならば、彼女は左手に握った刀の柄を、右手で握る、納刀されたままの刀は当然鞘に包まれていて
彼女はその鞘を左手で握り締め、強く離さぬように、と誓う】

【貴方の直前まで接近すると、彼女は強く、頂点から見て、逆時計周りに、身体を捻り、寸刻、そのまま止まる
彼女の行動に遅れて追従する、白い純白のメイド服が、彼女の行動を修飾するように、視界の狭間で揺れて
スカートが、彼女の後方で、踊る、貴方の視界に、白い白い、百合の花が、咲くが如く
音が、遅れて聞こえるが如く、辺りの静寂を撫でて、やがて、静寂へと戻っていく】

【月下に咲く、一輪の残光、彼女は捻った身体を思い切り引き抜くと、同時に刀を抜刀、そして、そのまま貴方の腹部へと斬りつける
俗に言う居合い=\―――その速度は、刀を抜いた音が、聞こえたときには、彼女が既に、刃を仕舞う音が、聞こえるほどに
――――尤も、今回の攻撃はそこまで早くなかった、刀を抜いた音は、彼女が振り切った瞬間に聞こえる程度の速度】

【行動の後、彼女の刃はすっと、右側へと伸びきった、右手の先に在るだろう】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 19:36:59.42 ID:soJRsZEIo
【廃墟】
【少し、表通りから離れ、裏通りの奥まったところにある廃工場の拓けた駐車場のスペースで人影が動いている】

――――ふぅッ!!はァ!!だらぁッ!!

【びゅっ!しゅっ!しゅっ!しゅっ!】
【鋭く両腕で突きを放ち、こまめにローを入れている動きが有る】
【何らかの格闘戦の鍛錬だろう。足元のアスファルトは汗で湿っており、長い間動いていたであろうことを伺わせる】

【その姿を描写するとすれば】

【着崩した制服姿が特徴的な小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【夏服なのか、上半身はYシャツで、当然のように裾を出してボタンは3つ開けていて】
【白骨よりも白い髪は、オールバックにして後ろで小さく縛っている】
【右目を覆うように拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【なんというか、傷や眼帯や白髪の要素がなければ、唯のどこにでも居る普通の不良のような見た目である】

【そんな、少年だ】

――――ちぃ……ッ!錘の重さ、絶対ミスってる、辛いぞくそがー!!

【両腕と両足には、バンドが巻かれており、錘により負荷を欠けている事が分かる】
【その後数分腕や足を振るい続けると、倒れこむように地面に経たりこんだ】

……っは!っはぁ!

【げほっ、げほっ、と咳き込みつつ、買ってきたスポーツドリンクを浴びるように飲んでいる】
【うっすらとその左腕からは魔力の光が漏れている事が見れば分かるかも知れない】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 19:43:30.14 ID:VsOzJwUlo
【街中──路地裏近く】

「暑いです、超。超、超、超、超」

──其の格好では尚更、だな。
以前の外出から暫し時期が空いた。気候が変わるのも当然だな

【二人の人影が、人目を憚るように静かに静かに、歩いていた】
【1人は女性。櫻国の民特有の黒髪を、赤い髪紐で縛ってポニーテールにしており】
【紺色の小袖と袴という質素な格好に身を包んだ彼女】
【其の左腰には、漆塗りを施された鞘に収められた刀が提げられていた】
【更に上から纏うのは、すぅと涼しげな瓶覗色をした夏羽織】

【もう1人は、年齢不詳。声色と背丈から、女子供なのであろうか】
【超、超と奇妙な口癖と共に歩むその人物は】
【こんな時期なのにも関わらず質素なローブで全身を覆い】
【更にはすぽりとフードで顔の半分辺りまで隠していた】

「あーつーいー」

……夕刻であったのが幸いか。
然し多少暑いほうが、かき氷には適している。違うか?

「──ぅ、え?」

【ざ、ざ、ざ、と羽織の女性が地面を擦るように歩き】
【とて、とて、とてと、ローブの人物が小さな歩幅でゆっくり歩く】

【暑い暑いと、我慢を知らぬ子供のようにさんざ太陽へ向け悪態を吐いていたところ──】
【羽織の女性が、感情の浮かばぬ仏頂面。さらりとそんな事を告げ】
【さて、かき氷を売っている売店でも探すかと言わんばかり】
【ひゅるりと赤い髪紐を夕刻の風に揺らし、周囲をぐるりと見渡した】
【ローブの人物はそのことが予想外とばかりに、口をぽかんと開けてその場にぼぅと佇んでおり】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/26(日) 19:50:41.59 ID:AaTeWrkDO
>>961

………セシリアさん…もう大丈夫でs……――


――――………………ふぁうっ?


【護には一瞬、その瞬間に一体は何が起こったのか理解は出来なかった。】
【理解は出来なかったが、認識は出来ていた。】
【唇に当たる柔らかい感触。】
【これは何処かで感じた事のある柔らかさだ―――あの星の見えた夜の森で感じたのと確か同じ…。】


――――…あ……あ…

【そして、次に朱く染まるセシリアの顔を認識する。】
【二つを認識した一瞬の、次の瞬間には】


…………………ぁえええっ!?

【思考はまた廻り出していて、自然と護は驚愕していた】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:03:25.37 ID:soJRsZEIo
【廃墟】
【少し、表通りから離れ、裏通りの奥まったところにある廃工場の拓けた駐車場のスペースで人影が動いている】

――――ふぅッ!!はァ!!だらぁッ!!

【びゅっ!しゅっ!しゅっ!しゅっ!】
【鋭く両腕で突きを放ち、こまめにローを入れている動きが有る】
【何らかの格闘戦の鍛錬だろう。足元のアスファルトは汗で湿っており、長い間動いていたであろうことを伺わせる】

【その姿を描写するとすれば】

【着崩した制服姿が特徴的な小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【夏服なのか、上半身はYシャツで、当然のように裾を出してボタンは3つ開けていて】
【白骨よりも白い髪は、オールバックにして後ろで小さく縛っている】
【右目を覆うように拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【なんというか、傷や眼帯や白髪の要素がなければ、唯のどこにでも居る普通の不良のような見た目である】

【そんな、少年だ】

――――ちぃ……ッ!錘の重さ、絶対ミスってる、辛いぞくそがー!!

【両腕と両足には、バンドが巻かれており、錘により負荷を欠けている事が分かる】
【その後数分腕や足を振るい続けると、倒れこむように地面に経たりこんだ】

……っは!っはぁ!

【げほっ、げほっ、と咳き込みつつ、買ってきたスポーツドリンクを浴びるように飲んでいる】
【うっすらとその左腕からは魔力の光が漏れている事が見れば分かるかも知れない】
//再投下ー♪
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:17:08.87 ID:bq3MGZiL0
>>970

 ……。見事な拳動だな。

【其れを見物する者が一人居た様で。然しながら其の耳に捉える音は】
【がしり、がしりと言う耳障りな音と、低く枯れた声の賞賛であろうか】
【ともあれその脚音は少年の背後、その少し離れた位置で止まった。もし、振り返れば】

【其の両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより
 「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」の其の顔が印象強い。そんな異形が佇んでいて】

 ――鍛練は感心だが、辛いのなら外せ

 体を痛めつけた後に、再起不能に成っても知らんぞ

【口調自体は厳しく偉そうであるが、要するに心配をしているらしい】
【因みに、左手を視界に納めてはしているが、今の所異変に気付く事は無さそうだ】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/26(日) 20:17:16.13 ID:5xE79EDAO
>>969
………お、男として私の傍にいたいんでしょ!
護君しっかりしてよ!私だって恥ずかしいんだ…か……ら……??

【恥ずかしさを紛らわせようと真っ赤な顔で叫んでいると、右肩に違和感】

い……いった……ッ!!
【違和感は痛みに変わり目をぎゅっと閉じたところで、ぶちぶちっという音と共に右肩から何かが飛び出した】
【飛び出してきたのは卵≠セ。自身から根≠伸ばし、それを脚のように動かしてビチビチと気持ちの悪い音をたてながら茂みに逃げ出そうとする】
【このまま逃がせばまた悲しみと憎しみを撒き散らすことになるだろう。斬るなら、今】
【セシリアは地面にがくりと膝をつき、右肩を押さえて脂汗を流しながら目を閉じて痛みに耐えている】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/26(日) 20:21:54.68 ID:eyh6NOzAO
>>968

超、ね、まあ、間違いないと思うんだけれど、確証は取れない、それでも。
取り敢えずは……出来る限り動いてみるのが吉、なんだろうな。

【かつん、かつん、と、横道から響く足音、現れる人影、その人物は二人の進路に立ち塞がるようにして、歩みを止める】
【人影を月明かりが照らせば、その正体が、漆黒のコートを身に纏い、腰に長剣を帯びた、黒髪緋眼の青年だという事は解るだろうか】
【そして、その青年の懐からは、目が大きな人形が顔を出していて、じたばたと忙しなく身体を動かしている】

……ああもう、少しでいいから動くんじゃない、ほら……。


//最初の1レスは少し返信が遅れますが、それで良いなら絡めますか?
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:25:22.94 ID:soJRsZEIo
>>971
【キミの賞賛に言葉を返すこと無く、2Lのペットボトルの中身を少年は全て飲み干した】
【あ゛ぁッ!と息を吐き、そちらに目線だけを向けて、口を開く】

――実戦なら、甘い事は言ってらんねぇだろ。
辛くないなら、鍛錬じゃない。
之でも、自分の限界も、分かっているしな。

【そう言って、キミの方へ少年は振り向いた】
【額には、球のような汗が浮かんでいるが、スポーツドリンクでクールダウンしたようだ】

―――最近、物騒だろう、カノッサとかがさ。
だから、少しでも己の力を御せるようにしておかねぇと。
戦いたいわけじゃないけど、戦う事になったら、困るんだから。

【少年は、返答もそこそこにまた立ち上がる】
【次は、錘を外して。手首が少し赤くなっており、負担の程が伺えた】

唯でさえ、能力は最近実戦じゃほとんど使っちゃいねーからな。
だからこそ、いつでも仕えるように鍛えておかなけりゃいけねぇ、そうだろう?

【なんとなく、目の前の男もまた、戦う側に居ると感じられて】
【戦う必要がないに越したことは無いが、戦うなら戦えるようにしなければならないとの事に、同意を求めた】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:26:28.49 ID:soJRsZEIo
>>974>>971
//すいません、洗い物してくるので返信少しだけ遅れます
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 20:28:50.33 ID:1fFenHtN0
>>962-963

「むぅ」[なぁん]

【とうとう猫たちの方から、自分の顔をブルーローズの手に擦り寄せる】
【その人懐っこさは、アーディンが可愛がっているのも分かると言うものだろう】

…………途中で、命を落とさない様に……俺たちも力を貸してやる。そして祈る…………その程度の事しかできないのが、辛いところだな…………

【――――敵の力は圧倒的なのだろう。少なくとも、銀鶏を死に至らしめるぐらいには】
【いずれ、その刃がレイドの胸元を切り裂かないという保証は無い。周囲に出来る事は、そうならない様に『頑張る事』だけ】
【そうならない様に『する』事は、誰かが出来る事ではないのだ】

……………………ラギデュース…………

【そっと。視線をそらしながら、ポツリとつぶやくアーディン】
【彼にとっては、死んだラギデュースは友人だったのだ。いくらか、知人の死になれる程度には人生を積み上げてきた彼でも、辛さが無い訳ではない】

――――そうだ。例え人間ではなくても、想ってくれる人がいる……それは分かるだろう?
なら…………それを失った時の痛みも、君には分かるはずだ。ブルーローズ…………
――――だが、同時にラベンダァイスにも分からせなければならない、な…………『想ってくれる人の死』と『自分を想う人の悲しみ』…………天秤には掛けられなくとも、両立しえるものだと言う事を…………

【――――アーディンも、ラベンダァイスには死んでもらいたくないと考える一人だ】
【ラベンダァイスは、言ってみれば友人の子供。そして子供を大事にするアーディンからしてみれば――――実の子供の様なものだ】
【そんな存在が死に急ぐ事など、心穏やかに見逃せる事ではない】

――――――――忘れるな、ブルーローズ…………お前は一人ではない。一人ではあり得ない…………
お前が、お前の想いを……お前の『道』を一途に貫く限り…………
必ず、お前の味方になってくれる人は現われる…………同じ『道』を行く味方は現われる……『必ず』、な…………

【肩に手を置くだけに留まらず、更にアーディンは、その肩を抱く様にしてそっとブルーローズに手を回す】
【その涙を、ブルーラインとブルーベルがいない事が原因だと、アーディンは考えたのだ】
【だからこそ。恐らくは『寂しさ』を――――二人だけに非ず、銀鶏も死んでしまったのだ――――感じているであろうブルーローズに『一人ではない』と言葉を掛け】
【同時に、微かに自分が娘の温もりを追いかける気持ちもあったが、ブルーローズを『親』として、包み込もうとした】

――――気にするな。世の大人たちは、何時でも次の世代を担う子供の味方だ…………

【ブルーローズの礼の言葉に、頷いて見せるアーディン】
【自身の娘もまた、どこかで生きているだろう。そして、多くの子供たちもまた、同じ――――】
【彼等を育む事が、アーディンは自分の役目であると、考えていた】

――――『卵』を、か…………いいだろう。これだ…………
しかし、管理は気をつけてな。厳重の上に更に厳重に…………保管するんだぞ?
…………一度は、俺も飲まれかけた。だからこそ、これの危険性は承知しているつもりだ…………

【ズボンのポケットから、黒い『石のような物体』を一つ取り出して、そっと差し出すアーディン】
【研究の為だと、アーディンも聞いている。ならば、アストラ達の推薦で間違いは無いとアーディンは踏んだのだ】
【もっとも、注意喚起はしつこいぐらいに行わなければならない――――自分も、危うく犠牲者になりかけたのだから】

――――そして、困った事があれば、何時でも戻ってきて構わない…………気をつけていくんだぞブルーローズ。お前の道を…………

/ただいま戻りましたー
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 20:29:47.55 ID:dFLPlkgI0
>>966//ただいまです。

【”ふざけている”といわれたとき、少年はピクリと肩が動いた】

ふざけてなんかいませんよ、いたって真面目です。真面目に”嫉妬”してるんですよ。

【地面を駆けることが、走れることが、誰かと遊べることが、誰かと友達になれることが】



――――――――――――――――――――――――――”殺したくなるくらい羨ましいんですよ”



【少年は、笑っていなかった】
【気のせいかもしれないが、少年の瞳、女性を見つめ、映し出すその瞳は】
【真っ黒に染まっていた】

いやですねぇ、味方まで殺すわけ無いじゃないですか、僕らは”傭兵”ですよ。

雇い主の同業者を殺すなんて、傭兵失格ですよ。

・・・あ、でも”原罪さん”はやばいかもしれませんけど。

【そう”笑顔”で言う少年は、車椅子の車輪を後ろへと回し回避する】
【女性の放った居合いの一撃は虚空を切り裂くことになる】

おっとと、ですから、原罪さんを除けば、僕らは”同業者”には手を掛けませんよ、まぁそれも

”カノッサ”が望まない限りは、ですけど。

【少年は戦う意思が無いそぶりを見せるが、少年の右手、それが寝巻きのポッケにはいっていた】
【もしこれ以上攻撃すれば、そのとき、少年は”ソレ”を使うことになるだろう】

978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 20:30:31.89 ID:VsOzJwUlo
>>973

「え、え、え、天辰、さん」
「ひょっとし、て……、超、そのため、に?」

──食べたかったのではないのか?
或いは先ほどの言葉。ただの──、む

【ローブの人物の方は、矢張り口元しか見えない】
【それでも、顎のラインなどから其れが「少女」であることは、窺えるだろうか】
【途切れ途切れに言葉を紡ぎながら、ローブの彼女は尚其処に立つのみ】
【恐らくは、現れた青年の方に気付いていないのだろう】

【一方、「天辰」と呼ばれた羽織の女性】
【腰に一振り、刀を提げて。また一歩踏み出そうとしたところで──】
【ぴたり。櫻の国の、黒曜の瞳が彼を捉えた】
【元より感情の読みきれぬ其の瞳が、まるで彼を警戒するようにすぅと細められ】
【自然と刀に伸ばされた左腕。密かにそっと、鯉口を切った】

/是非とも!
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 20:44:43.42 ID:/b/TW4TWo
>>977

【彼女の行動の残響が、夜の中へと染み込んでいく、貴方の言葉が一片も残らないほどに間を空けて
彼女はようやく、言の葉を紡ぐことを選ぶだろう】

【振りぬいた右手が、虚空を斬った事に、ふむ、と小さく感嘆の言葉を漏らしつつ
低くした体勢を、元の自然体に戻すように立ち上がり、彼女は刀の切っ先を下方向へと向ける
弄ばれる白銀の髪は、蘭の心地よい香りを辺りに漏らしながら、静かに揺れている】

【貴方の黒く染まった瞳を、見つめながら――――寸刻、彼の言葉の裏にある、思いを推し量った
でも、けれども――――貴方の行為は許されることでなく、許すべきものでもなく
ただただ、断罪するための、もの】

                     サイドニアの騎士
……私は傭兵とは異なった存在、Knights of Cydonia=c…自身の刃に誇りを持つ騎士の端くれでございます
どなた様かの、道具でも無ければ、ただ単に自身の好きなように生きる、蛮人でもありません
自身に忠を尽くし、自身の良心に従う――――それが、私の信念

――――……ですので、私は味方まで殺しましょう
それを、私が正しいこと、と選んだわけですから……!!


【彼女の言葉を聴いていれば、彼女が絶対に貴方を[ピーーー]ことは無い、と理解できるだろう
何故なら、彼女がその言葉を紡いだ時に流れた心臓の鼓動
それはまるで、両親に隠し事をしている少女のように、くっきりと、嘘だと、心が伝えている】

【それが恐らく、彼女の死≠ノ対する意識の現われであろう
右手で強く、刀の柄を握り締めると、彼女は更に言葉を告げる】


原罪=c…黒笠 原罪≠焉A貴方の一族でありましょうか――――


【不意に問いかけた言葉の尾が消えぬ刹那に、彼女は行動を開始する
右手に握っている刀を持ち直すと、刀の刃部分が、貴方の方向に向く形となり
彼女は右足を、自身の斜め左前へと踏み込ませ、身体を大きく、捻った】

【そのまま、勢いに乗せ、斜め左上へと、刀の一閃を、貴方へと振るいつつ
左足を地面から離し、更に右足を軸に、頂点から見て、自身の身体を反時計回りに回転
そして、左足で、貴方の車椅子の車輪に向け、攻撃を加えようとするだろう】

【その後彼女は右足で地面を蹴り、軽く空中で体勢を整え、地面に音一つ立てず降りようとする
はためくスカートの裾を、両手で押さえながら、右手の刀を、再び左手の鞘へと納めるだろう】

【彼女の攻撃は、いずれも、後方に下がれば回避できるだろう】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:45:31.42 ID:bq3MGZiL0
>>974

 フフ……杞憂であったか

【全てを聴いた後、執拗に詮索する異形では無い様で、ふと目の前の少年を見て銀色の瞼を閉める】
【含み笑った後一度程、頷いて。其の儘俯いていった。異形のとっての思案顔といった風である】

 ――嗚呼。全くもって物騒な世だ……戦いたくなくとも。戦わなくてはならない事もある

【異形も、その意味は解る心算だ。然し、飽くまでも心算の上である】
【故に其の言葉も、堅い。所謂、説明口調で其の言葉を解いた後】


 ……。ふむ。あんたは、正義の組織の構成員なのか……?


【――異形の興味は全て此処に在ったのかもしれない】
【瞼を開き、其の禍々しい双眸を少年の双眸へ向け首を捻っている】


 嗚呼、そうだ。俺はゼビレイ。青義同盟の、ゼビレイだ


【自己紹介を据える辺り、多少の常識もあるのかもしれない。首を戻し、少年へ会釈をしている】
【先ほど言っていた其の言葉も、「青義同盟」を訊けば色々意味が解るだろうか】
【然し、説明口調であった故異形にとっても余り興味の在る事では無い事も伺えなくも無い】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/26(日) 20:46:40.99 ID:I4GIBp8go
【 街中 】


【――、路地の方向から、一人の人物が通りへと出て来る】
【この界隈に詳しければ…、…路地の奥は、余り『宜しくない場所』と判るだろうか】
【エロからグロまで幅広く、或いは狭く展開される、所謂、暗黒街≠ニでも言う様な場所――】



 ――……、…… やっぱり駄目、か。



【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】

【どうにも、そんな場所に用の有りそうな風貌では無いが――】
【少し疲れた様子の青年は、溜息を一つ。 …、…路地の入り口近くの壁に、背を預けた】

【或いは通行の邪魔で有ったり、似つかわしくない様子が目に付くかも知れないが――】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:47:35.81 ID:bq3MGZiL0
>>980

/追記

>>975

/はい、把握致しましたー ゆっくり洗ってってね!
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:51:01.22 ID:soJRsZEIo
>>980
そうだな、っしゅ!

【ひゅっ、ひゅっ、と拳を軽く振り、腕の疲れを取ろうとして】
【右腕だけを振っているのは、左腕は疲れを知らない鋼だからか】
【そして、キミのその問いかけに、少年は首肯を以て、答え】
【キミの自己紹介に、己も自己紹介で返すことにした】

青義同盟か、ロウのヤツとは、この前会ったな、そういや。

統一征斗会新聞部部長、兼Justiceのメンバー、谷山 基樹[タニヤマ モトキ]だ。
ま、よろしくさん。

【ひょこっ、と手をひらひら、と振り、挨拶をする姿は、そのような肩書きの物とは思えないほど、フランク極まりない物】
【妙に話しやすい雰囲気と、年齢に見合わないほどに肝が据わる、場慣れした様子が目立つかも知れない】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/26(日) 20:53:05.72 ID:2jwciUxoo
>>976
【擦り寄ってきた猫達に、くすぐったそうに笑うローズ】
【本質的に似ているのか、やはり命の暖かさや感触に触れている時こそ、ローズは安らぐ】

ボクも、手伝う。
レイドもアストラも、ボクにできないことをしてきた…けれど、二人に出来ない事を、ボクができるかもしれない。
まだ、終わってない。

【悪魔の不在証明すらも、そう笑い飛ばす】
【証明されていないから、そのいずれもありうるから】
【全ての決着を笑ってつけるために、ローズは頷いた。もう泣かない】

【彼のことを知らなくとも、ローズは決めた。ディザスターと、それに抗った彼を忘れないと】
【彼が悪でも、なんであっても、決して忘れまいと胸に刻む】
【アーディンの表情を見ていて、そうすべきだと思った】
【ずっと覚えていよう、そういう漢がいた事を】

…うん、わかるよ、アーディンさん。
ボクは生きる。生きて、悲しみと闘うんだ…!
にぃに約束したもの…帰ってきた時、胸張って迎えて、そして…、

【続きは言わない。すごく勝手なことだって、言おうとして気付いたから】
【首を振るローズの姿は穏やかで、そしてまだ、呆れるほど信じている】
【二人の帰還を】

………アー、ディ……。

【抱き寄せられて、少し戸惑ったけれど】
【体温も感情の熱も、温かくて、心地よくて】
【同じく抱き返したのは、ほとんど反射のようなものだった。力強く、抱き寄せるように】

……お、とー、さ……。

【無意識に、呟きかけた言葉に戸惑って、思わず放れる】
【酷く驚いていて、顔を少し赤らめて、瞬きを繰り返して】
【くるりと背を向けて、胸を押さえるようにしてしまった】

【なんだかいま、とんでもない事を言いかけたような】
【早鐘のように鼓動がなっていて、それほど強い気持ちを、ローズ自身が持て余していた】

…え、えへへ…うん、わ、わかったよっ、アー…ディン、さんっ

【答えなければと振り返って、上ずりながら出された声は途切れ途切れ】
【インナーからタオルを出して、頭から被った。顔を隠すためだったが、口元は見えている】
【頬の辺りが、毛皮の上からでも少し赤い】

わかってる…これがどれだけ大変か、にぃ達もボクも、身にしみてるもの。
迂闊なことはしないよ。

【タオルの端から片目を出して、丁寧に、包み込むように『石のような物体』を受け取る】
【触れていると、その中で胎動する悪意や魔翌力を感じたが、露出した目がちかちかと明滅すると、それが途端押さえ込まれた】
【外見的にはほとんど変化がないが、魔術的知識があるなら、それが簡単な封印魔術であると気付くだろうか】
【ローズが、行使したようだが】

【頭に被っていたタオルに包んで、インナーに仕舞い込む】
【少し嫌そうな顔をしたが、取り込まれる、と言った様子はない】

【最後に猫達の頭を平等になでて、ローズは立ち上がる】
【散らかった足場を踏み潰さないように注意しながら扉に向かい、傘を開いて、外で振り返る】

…ま、またね、アーディン、お、おとー…っっっ!!

【最後まで言い切らず、扉を閉めて、ブルーローズは雨の中駆け出した】
【正体不明の感情に、足取りを軽くしながら】


//お疲れ様でしたーっっ!
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 20:56:54.03 ID:7Jmnqr9SO
【水の国支部付近、と或る路地裏】
【右肩に大鎌を担いだ一人の男が、壁に寄り掛かって何かの端末を操作している】


――…夢幻檸檬。 やはり、か。
はてさてどうすっか… 「合図」を待つしかない、よなぁ…。


【端末を懐に突っ込み、長い銀髪をがしがしと乱しながら】
【暗い赤の瞳を、頭上に浮かぶ月へ向けた】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/26(日) 21:02:32.22 ID:eyh6NOzAO
>>978

ああ、警戒されちゃってるみたいだね、まあ仕方ないとは思うけれど。
敵意は無いから、安心してほしいな、僕はある人に頼まれて人捜しをしていてね、其方の子の背丈が、その人の特徴と似ているから、少し気になってさ――。

【ある人、と言うか、人形を通じて、魔道具を売っていた少女から伝えられた、少女の危機を示すメッセージ】
【そして、青年の知っている人物の中に、『超』なんて奇抜な口癖の人物は、その少女以外存在していなくて】

――だからさ、少しで良いんだ、確かめさせて貰うことは出来るかな。


//遅れましたー、宜しくお願いします。
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 21:04:22.66 ID:+f4Qfc8ko
【公園】

『――――』

           『――――』
『――――』

……ふむ、未だ有益な情報はなしか。

【公園のベンチに、一人の女性が腰掛けていた】
【黒いスーツに身を包み、黒く長い髪を後ろで結った】
【身長150cm程の童顔気味な面立ちをした東洋風の女性である】

【女性の近くには数羽の燕のような白い鳥が飛んでは離れてを繰り返しており】
【その鳥に視線をやり、耳を澄ましながらも首を横に振る仕草を見せていた】

……こちらも情報は無し、じゃの。
動きが見えぬことには察することも難儀じゃろうが
手遅れになることだけは避けねばならぬ。何かしらの手がかりが掴めればよいのじゃがな。

【携帯電話を開き、画面に目を通すもすぐに懐に仕舞い】
【飛び交う鳥たちを見やりながらも小さく溜息を一つ】

【女性のいる場所はただの公園のベンチ】
【また、ある理由から周囲広域の音を敏感に聞き取ることが可能である】
【何らかの理由で関わることは難しいことではないだろう】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 21:09:00.35 ID:dFLPlkgI0
>>979

【女性の存在はまさに少年にとっては厄介だろう】
【自身の行為が許されず、しかし同時に味方でもある。そんな人間が殺しに来れば、少年としては殺すわけにはいかないし、かといって攻撃を受けるわけにもいかない】
【だからひとまずは回避に徹しようと思っていたがそうも行かなくなった】

騎士ですか、”Hodちゃん”といっしょですね。

【”笑顔”の少年】
【殺気を持った女性】
【交わされる会話も、どこかかみあっていない】

カッコいい台詞を汚すようで悪いんですが、あなた、殺す気なんて無いでしょう。

ばればれですよ

【少年は見抜いた、女性が心のそこから殺す気が無いのを】
【ソレは以前”黒い蟲使い”にもあったことだがどうやら黒笠は察しが悪いような人間はいないらしい】
【戦いで優位に立つ方法は、心得ている】

えぇ、そうですよ。もしかしてお会いになられましたか?

【女性の刀の一撃を、また後方に車輪を回し、回避するが】

うえぇ!

【女性の放ったけりは車椅子を転倒させるにいたる】

・・・・・うっ・・・・・くぅ・・・・・・・・

【少年は立ち上がろうとするも、まるで足に力が入っていないかのような、いや、腰についたソレは、飾りのようなものにも見えるほどに】

【少年の右手には黒い携帯端末が握られていた】
【画面には”オメガ・アイン=TYP-8”Hod”という文字がある】

・・・・・・・うぅう、・・・・あっ・・・・・くぅ・・・

【先ほどのまでの笑顔は消え、顔には苦痛に耐える表情を見せていた】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 21:10:57.60 ID:bq3MGZiL0
>>983

 Justice……?

【其の言葉に反応し、体が自然と動く。】
【異形は、彼に向けて深く礼をしたのであった】


 谷山か……先ずは、済まない。青義同盟一構成員として謝罪する


【謝っても許される事は無いと解ってはいる。然し彼は頑固だ】
【改善するにしても、其の過程の中に謝罪が無くてはならない事は誰よりもよく知っている】


 だが。リーダーも貫きたい事が在ったのだと俺は思う

 あんた等の正義とは違うとは思うが、リーダーの正義も少しは、解ってやってくれ……。


【異形は義理硬く、真面目過ぎるといった印象が以前からあった】
【故に、今回もその例に漏れず異形は異形なりに謝罪をしている】

【―― 礼は、深い。未だ直る様子は、無い】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 21:11:13.17 ID:1fFenHtN0
>>984

――――その通りだ。ブルーローズ
『個性』と言うのは、誰かには出来て、誰かには出来ない事を……その『誰か同士』が協力する為に、あるものなのだ

【――――遺伝子レベルの話になるが、生物に『多様性』が存在するのは、何かの病などが蔓延した時、全滅する事を防ぐ為にある】
【世界の真理と言うのは明快だ――――ずっと卑近な例に俯瞰しても、同じ理は、そのまま通用する】
【それをアーディンは分かりやすく言い換え、ブルーローズを後押しした】

そうだ……それでいい。戦うと決めたのなら、それを貫けばいい…………!

【力強く、アーディンは頷く】
【とかくこの世界は絶望が覆い尽くしている。しかし、そうした無数の『あがき』が、やがては一筋の『光』を齎すだろう】
【――――ラギデュースの死も、銀鶏の死も、その蓄積であって、決して無駄ではないのだ】

ん…………ブルーローズ……?

【何かを言い掛けて、それを仕舞い込まれてしまった】
【少し、不思議そうな表情で、背を向けるブルーローズを見つめる】

(――――ディザスターが封じ込まれた物と……原理は違うのだろうが、似た様な術式だ…………ならば、心配はあるまい)

【魔術の行使は、魔力の流れで認識できた】
【彼自身は、それほど魔術については長けた人間ではなかったが、一応の認識はしている】
【それ故に、ブルーローズの行った処理の内容を理解して、安堵する様子を見せた】

あぁ、気をつけてな『ローズ』!

【外へと駆けだしたブルーローズの背中を、初めて『ローズ』という、愛称の様に簡略した呼び方で見送るアーディン】

――――『お父さん』か…………
俺の様な人間では、そう言ってもらえる事が、どれだけ嬉しい事か…………

【無論、そんな呼び方をしたのには、れっきとした理由が存在する】
【――――アーディンは、ブルーローズの言い掛けていた言葉の内容を、ハッキリと理解していたのだ】
【故に、最後の最後で、そう呼びかけた――――自分を『父』と呼ぶ事を、躊躇う事は無い、自分は受け入れると言う、意志表示だった】

――――だからこそ、シュバルツの齎す絶望に、一矢を報いなければならない…………
その為に、俺も尽力しなければならない…………立ち止まっている時間など、ない…………な

【姿が見えなくなるまで見送り、戸を閉めると、アーディンはソファーに身を預け、パイプを取り出しタバコをふかし始める】
【一人の希望を見届け、仲間の死と言う絶望を振り払う事が出来た。その期に乗じるのが、今の最善手だと信じて、新たな方策を練り始める――――】

/乙でしたー!
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/26(日) 21:14:53.02 ID:dFLPlkgI0
>>988//すいません

【多少動くだけで、少年の足は機能仕切れていなかった】

コレが抜けてました
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 21:16:29.54 ID:soJRsZEIo
>>989
――うぉっ

【キミの謝罪に、ぎょっとした表情を浮かべた谷山】
【そして、どうすりゃいいんだか分からないような、おろおろした様子を十数秒続けて】
【すぅ、と息を吸って、吐き、声をかける】

……とりあえず、顔上げてくれ、頼むから。

【落ち着かない様子で、そんな言葉を紡ぎ】
【キミが、顔を揚げれば、谷山は話しを続けるだろう】

正義が一つじゃないのは、当然だろう。
だから、俺は青義同盟の正義に着いては、否定の気持ちは持っちゃいねーよ。
ただし、俺の正義とそっちの正義がぶつかるなら、俺は俺の正義を押し通すだけだっていう話しだしな。

だから、謝るなよ。
謝る位なら、自分の信じる物を貫いてくれたほうが、よっぽど嬉しいんだからよ、こっちとしちゃ。

【生真面目な、そちらに比べ、あくまで砕け、フランクな口調で返す谷山】
【しかし、おもむろに呟く】

Justice in my heart.さ。

なんだかんだ、組織がどうのこうの言っても、最後に貫かなきゃならねぇ物は自分の正義≠セ。
それだけは、忘れないでくれ。大義≠掲げるより小義≠貫くほうが、大切なんだから。
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/26(日) 21:17:29.90 ID:VsOzJwUlo
>>986

──確かめて、それで。
其の後、もしもこやつが貴様の探し人と合致すれば、貴様はどうする。

生憎とこやつは我らが要人。そう易々と触れさせるわけには参らぬ
私とて、貴様の用件を叶えてやりたい気持ちはあるが──
此れも与えられた任務の一つ。其れに逆らうわけにはいかぬ故に。

【示された答えは、「否」──或いは此れも、当然の事か】
【天辰は目を細めたまま、女性にしては低めの声で訥々と言葉を紡ぐ】
【ひゅう。日の暮れた四辻の往来。渡る風が、赤き髪紐をくるりと揺らし】
【切った鯉口は未だ其のまま。それでいて、いつでも抜く覚悟は既に出来ていた】

「…………っ、、」

【そしてようやく、ローブの彼女は青年の存在に気付いたのだろう】
【彼の懐から覗く、懐かしい姿をした人形の存在もまた、然り】
【だがローブの人物は何を言うまでも無く。まるで怯えるかのように、びくりと震え】
【ぎゅうと自身を抱きしめて、しわくちゃのローブに更なる皺を作り出す】

【彼の探し人は、機関へ囚われの身となっている】
【もし探し人がローブの人物と同じなのであれば】
【或いは──口止めでも、されているのかもしれない】
【もしくは、外出した時に「機関」の人間と話を合わせろとでも、言われたか】
【逃げれば。話せば。助けを求めれば、暴力を振るうと脅されでもしたか、実際にされたのか】
【そうでなくては、折角捕獲した人員。いとも簡単に逃げおおせられてしまう】
【フードの奥で、きゅうと一文字に結ばれた小さな唇は】
【この状況をどう捉えるべきかを迷っているようにも、見えた】

/では、よろしくお願いします!
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [saga]:2011/06/26(日) 21:18:01.16 ID:oKaJXk810
>>987

…この公園に貼ったやつも全部消されてら。まぁそんなものだよなぁ、世間からしたらすでに終わった組織だろ?

【黒いスプレーの落書きが書かれた公園の薄汚い壁にポスターを貼っている男が1人】
【何やら自虐的なことを言って苦笑いを浮かべている青いスーツに赤ネクタイ、そして黒のソフト帽をかぶった男は】

【でっかく「blue justice/青義同盟」と書かれたポスターの束を抱えていた】

…ホントは情報収集に行きたいんだがなァ…人数少ないからスカウトも宣伝も必要だし…何より「あいつ等」との同盟も必要だ

…やることだらけじゃねーか

【いろいろブツブツと文句を言いながらも、せっせとポスターを貼る作業を続ける男】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/26(日) 21:18:04.92 ID:bbhp1GyZo
>>987

今夜は月がより一層と輝いているな―――――。

【その男は全身が白い肌で銀色の長い髪と翡翠の瞳を持ち、年齢は10代後半程度に見え】
【上着が水色、下半身が黒灰色で上着は袖が長いゆったりとした着物を着用しており】
【表情や雰囲気はかなり落ち着いてはいるが、どこか希望めいた瞳をしていて――――月を見ながらひっそりと公園の電灯の上に立つ】

ん―――?
    あれは……

【ベンチに座っている女性に気づき、それが東洋風な顔立ちというのを確認すると】
【どこか懐かしく思えて、この青年もどちらかというと櫻の国出身の顔立ちであるから不思議ではないのだが。】

【電灯の上から飛び降りて、彼女の方へ近づいていく――――】
【静かに近づいていっているが、音を敏感に感じ取れるならば十分気づいているだろうか】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/26(日) 21:19:04.45 ID:/b/TW4TWo
>>988

【揺れる、それは心の水面に小石を放られたが如く
漏れる、小さな小さな、呼吸の音が、それはまるで、貴方の言葉にYESと答えるが如く
頬を伝う、冷たい汗が、彼女の焦りを、助長する】


……っ……そんな、そんなこと、ございません――――……私は、貴方を殺します
貴方の首へ、刃を突き立てて、躊躇無く切り落とし、子供たちへの供物と為します
……何を、何を――――出鱈目をおっしゃってるんでしょうか


【微かに呼吸が荒くなり、自分でも制御が出来ないほどに、心のトーンが強く揺れる
左手に握る刀の柄に、右の手を添えると、自身を落ち着けるように、再び強く握ろうとする
――――……それでも、倒れた彼の様子を見て、彼女の様子も変わる】

【尋常の無い、苦しみようである――――……それは確かに、今までとは打って変わって
彼女の心が再び嵐の中に落ちる、今、苦しむ彼を、このままにすべきか、そうでないのか
答えが出るより先に、彼女は動いた、彼の後方へと周り、彼の脇へと腕を挟もうとする】


……少々お待ち下さいませ……今、乗せてさしあげます……っ
Last Shadow Puppets


【彼女が右手の指先を動かすと、しゅるり、と闇から伸びる影が一滴
液体のようにスルリ、と動きながら、車椅子を立て、彼女の下へと押してくる
そして、可能なら、彼女は再び彼を、車椅子へと座らせようとするだろう】

【成功したなら、今度は彼女は彼の目の前へと回り、汚れたであろう服の裾を、パンパン、と払おうとするだろう】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/26(日) 21:20:01.35 ID:7Jmnqr9SO
【水の国支部付近、と或る路地裏】
【右肩に大鎌を担いだ一人の男が、壁に寄り掛かって何かの端末を操作している】

【その端末を眼を凝らして見たならば、月明かりに光る銀の外装に刻印された、レイント社の名が読み取れる筈】
【何よりも纏う黒のロングコートが、彼が機関員である事を雄弁に物語っていて】


――…夢幻檸檬。 やはり、か。
はてさてどうすっか… 「合図」を待つしかない、よなぁ…。


【端末を懐に突っ込み、長い銀髪をがしがしと乱しながら】
【暗い赤の瞳を、頭上に浮かぶ月へ向けた】

/激しく描写不足だったので手直し
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/26(日) 21:20:14.39 ID:+f4Qfc8ko
>>994-995
/お二方共、複数絡みは大丈夫でしょうか?
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/26(日) 21:22:57.92 ID:bbhp1GyZo
>>998
//自分は大丈夫ですが…
//先行者さんが無理な場合は自分の絡みは無かった事にしておいて構いませんので…。
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [saga]:2011/06/26(日) 21:25:24.97 ID:oKaJXk810
>>998
/おkです
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
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ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
嫁宣言して60分以内に嫁AAにお断りされなければ結婚避難所 @ 2011/06/26(日) 21:22:51.15 ID:+f5yEpMKo
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バイトの同僚がホモっぽいんだが @ 2011/06/26(日) 21:08:28.59 ID:bfyoh85E0
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あおい「へ、へぇ……聖ちゃんって言うんだ……」 @ 2011/06/26(日) 21:04:16.83 ID:CjugTxko0
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★★★ A雑の大思慮 ★★★ @ 2011/06/26(日) 21:02:30.50 ID:XIpAfe5po
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ここだけ没落の戦場。コンマ00で死亡 @ 2011/06/26(日) 20:00:07.36 ID:Vwf/TuFco
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【夏休み】ここだけ日常世界【海行こうぜ】 @ 2011/06/26(日) 19:54:46.72 ID:YiFjJOMho
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「future gazer」「only my railgun」が御坂美琴の声に聞こえる件 @ 2011/06/26(日) 19:52:22.16 ID:O727BHao0
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いきなり仲が良い友人からメールで告白された件 @ 2011/06/26(日) 19:18:10.32 ID:Wxaxm+CSO
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