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厨二的な能力やるからそれ使って乱舞(おど)れ - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/27(日) 21:08:51.32 ID:TWrtegDAO
厨二的能力やるからスレへようこそ
そしてこのスレを開いてくれて有り難う
ルールを読んだ後は厨二妄想を爆発させよう

【基本ルール】
貰った能力でロールする。
※授与スレは下にあります。

荒らしは全力で華麗にスルー。
※荒らしに反応した人も荒らしです。

チート無双、無理やりな防御&回避、確定攻撃は禁止。
※1 酷い場合はそっと言ってみよう。
 ただし煽るようなキツい言い方は好ましくないです。
※2 たまには攻撃に当たりましょう。
 いつもと違うスリリングな闘いをしてみよう。

老若男女に人外キャラまで自由にどうぞ。
※好きなキャラを演じてスレの世界を楽しもう。
 ただし鬼だから怪力、天使だから空を飛ぶ等は勿論なし。

一言「書き込む前に更新すると幸せになれるぞ!!」

――キミはもう 目覚めたかい――?


只今の能力授与スレ→http://yy72.60.kg/test/read.cgi/vipdetyuuni/1319886206/
@wikiURL→http://www26.atwiki.jp/vipdetyuuni/
vipが落ちてるときは避難所へ→http://yy72.60.kg/vipdetyuuni/
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :【魔嵐霊帝】 [sage saga]:2011/11/27(日) 22:00:30.25 ID:Zi3jv/6v0
前スレ>>1000
「いやほんと大丈夫です、こういうのはもう慣れてますから」
【ニィと無理やり作ったような笑顔でそう言い放つ】
【慣れたという言葉には様々な解釈が持てるだろう】

「あっ…とにかく、そちらもお元気で」
【ストールを受け取ってしまい、すぐに返そうとするも、体力が全く無くなってるので行動が取れない】
【またいつか返そうと決めつつ、青年は右腕を振って別れを告げたとさ】

/了解しました、お疲れ様でした。
3 :【絢爛舞遊】 :2011/11/27(日) 23:08:33.34 ID:fi2DgXsyo
誘導
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/net/1321459523/l50

こちらは削除か再利用で
4 :【絢爛舞遊】 :2011/11/28(月) 01:44:18.35 ID:1ROcfzmNo
新しいスレが立ちました
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/net/1322411325/
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/28(月) 17:57:58.03 ID:8PZ74H/SO
>>34は別スレ
ここ使えばいいと思われ
6 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/28(月) 22:19:39.18 ID:XrEbZAgYo
【夜ですね】
【……どうも、皆様こんばんは。私私、私です】
【どこかで、聞いた事がある声だって?……………気のせいでしょう】
【さて、話を変えましょう】
【夜です】

【今回、とある少女がスニーカーをザリザリと引き摺りながら向っているのは】
【其の名も、ずばり、とある公園】【本当です】
【なお、その少女はと言うと】


「──テッテッテテッテー」 「──テッテッテテッテー」

「───だーれもしらないしられちゃいけーないー」
「────キレンジャー がだっれなのーかー……」


【物悲しいほどに酷く閑散とした住宅街に、熱気と共に歌声を響かせています。五月蝿いです】


「 はぐっ」

「…………くぅ〜〜〜っ!! それにつけても、このカレーまんの旨さと言ったら!」
「────泣けるねっっ」

【注:一般人は泣けません。】
【少女が両目から涙をぽろぽろ流し……てませんね。はい。】
【因みに、少女が噛み付いているのはきっとご存知の事だと思いますがカレーまんです。】


「───ふんふ〜ん♪」

【金髪……というよりも、黄髪と言ってしまえるほど、黄色く染まった頭髪をポニテにして】
【少女は、公園を目指し、歩いているようなのです。】

//ja 何でもカモ━━━━щ(゚д゚щ)━━━━ン!!
//てか、こっちで良かったのかしらん?
7 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/28(月) 22:49:01.91 ID:eFc+Klth0
>>6
/まだ居りますでしょうか?
8 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/28(月) 22:49:40.27 ID:XrEbZAgYo
>>7
//おろらられれれれ!
//さーせん。 はい。 います!
9 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/28(月) 22:54:46.46 ID:eFc+Klth0
>>6

――――ウオアッ……ゴアッ……

黄髪少女がカレーパンの美味さに感涙している(注:してません)のも露知らず。
彼女が向かっている、ポツリポツリと街灯の点いた比較的明るい公園では、そんな野太い男のうめき声っぽい物が垂れ流しされている。

周りは閑静な住宅街。そちらからでも、耳がよければ聞こえるかもしれない。


そして、大切なのはその男の声なのだが。



「……ぐお……」



公園にある広場の中心に、大の字で寝転がるガタイの良い男1人。小さく呻く。
彼の、傭兵部隊かお前とでも言うべき体のあちこちには何かがぶつかったよな痣が十数か所に見られる。
彼の近くには彼の得物だったナイフが転がっているが、彼に取る気力は無いようで。ついでに体力も無いみたいで。


―――そして、そのまた近くのベンチに座っている少女が一人。


「……」


もうなんか哀れとかを通り越して「うわぁ……」とその男を見つめるその少女。

腰まで伸ばした黒髪のブレザー少女、よくよく見れば、右腕には白い腕章。
何を思ったか少女が携帯を取り出したその時ぐらいに、黄髪の彼女が公園に到着するだろうか。

/そいじゃ、お願いしますっ!
10 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/28(月) 23:05:31.20 ID:XrEbZAgYo
>>9



「……………………」



【だらだらだらだらだら】
【凄く、やってしまったっ顔をしてカレーまんを咥えています】
【なんて言うべきなんでしょうね?】
【こう、男と女が居て、片方がボコボコにされていて】
【それを少女が鬼畜な表情で冷ややかに見詰めているのは。】


「………………………」


【しかし、こんなことを目にしてしまった少女を責めるべきでは無いと、私は思います】
【少女は公園内部に入り込むまで全くその様な事に気付く余裕が無かったのです】
【無論。 カレーまんに注意を向けすぎた。 其れが理由なのですが】

【はてさて】
【なんと!少女は、自称ではありますが、なんたら戦隊ナンタラジャーの黄色い人なのです】
【と、言うわけでして、不承不承ではありますが】
【───何か、悪いことがあってはならないので────】


「…………野外で……SM?………」


【幾ら夜とはいえ、いまだに起きている少年少女が居る可能性大の住宅街です】
【目を見張りながら、凄く失礼なことを言っていますが、許さなくても構わないです。はい。】
11 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/28(月) 23:20:20.41 ID:eFc+Klth0
>>10

どう見たらそういう結論に達するんだよ……とかいう倒れ伏す男の意見は、ダメージゆえか、言葉に出ず。
無様に口をパクパクさせるだけ……いや、そう見て取られてもおかしくないかも。


『…………野外で……SM?………』


さて、突然公園内に入ってきた黄髪の彼女の声が、ベンチに座る黒髪少女の耳に確りと入ったようで。
「ん?」と声のした方に首を向けた少女。

冷静に、彼女が言った言葉を分析する。SM……SM……SとM……
2秒後、何かおかしい方向にとられたと確信して、少女は声を出した。


「……これをそう捉えるなら、あなた妄想好き?」


……相手以上に失礼だろそれと言われるだろうそれを淡々と口に出す少女。
相手の発言に対してとやかくは言わないらしい。

そして首を戻そうとするが、あ、本当のことを言うの忘れてた、と再び口を開く。


「この人、自称巷で噂の通り魔犯らしいんだけど。―――襲ってきたからボコっただけの事」


今まさに意外な新事実が。
誰だソイツとか、大人の事情です。
12 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/28(月) 23:32:03.68 ID:XrEbZAgYo
>>11


「え?」


【妄想好き……妄想が好き……妄想大好きっ子……妄想っ子mkU……】
【あ、いや、はい。 ふざけすぎました。】
【少女は、率直に意見を述べただけであったため、相手の言葉が自分に放たれた……】
【と、感じることは出来なかったので、きょろ きょろ と首を振って周りを見渡します】
【勿論、誰も(地面に突っ伏して鯉みたいに口をパクパクしている男以外)はいませんし】
【矢張り、此れはボクに向けられた────】


「───って、誰が、妄想大好きっ子mkU ファイナルエディション かっ!!」


【ものだと、感じたのでしょう】
【かなり大味なツッコミを繰り出しました。 多分、効果はいまいちでしょう】

【そして】
【突っ込んだおかげでしょうか? 少女はどこかすっきりとして】
【或いは、憑き物が落ちたような、晴々とした表情をして………】


「──へぇ〜? 自称なんだ…… 悲しいね……」

【えぇ】
【この少女も自称キレンジャーですので、どこか男に同情心が湧いたのでしょう】
【遠い目をして、虚空を見詰めて居ました】

【んが!】


「おっとっと」
「…………ボクのカレーまんが冷えちゃうZE☆」

【基本、カレー、及びそれに類するものが食べられればなんだって構わない症候群の】
【末期患者である少女です。】
【へったくそなウインクを相手にかましながら、カレーまんをがぶり】
【左手には、何だか、黄色っぽい袋。 カレーの匂いが立ち込めてきます。】
13 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/28(月) 23:50:35.93 ID:eFc+Klth0
>>12


『───って、誰が、妄想大好きっ子mkU ファイナルエディション かっ!!』


「……」


どうやって反応すれば良いのだろう……ノリツッコミに準ずるかもしれないそれを聞いてしばし考える少女。
……しばしっていっても5秒ほどだけども。
因みに男は「何だその突っ込み」と哀れんでいる。主に黄髪少女の突っ込み能力に。

そして黒髪少女。考えた挙句、出た言葉は―――――

「―――笑えばよかったかしら?」

最低だ、コイツ。
効果はイマイチ、というか元々、今ではめっきり減ったお笑い番組でもあまり笑わない人なので
もう「こうかはないようだ!」状態かもしれない。だとしても返し方としては最悪である。


「そう、哀しいでしょう? あの人が言ってたのよ。「俺は自称巷で噂の通り魔!」って。
 ……ボコったけど」

少女が彼に同情しているなんて知るわけもなく、
哀れに鯉の真似をする男を指差し、さらに彼の株をどん底まで叩き落そうとする少女。
無意識にしているらしい。

彼は彼で「とんでもない!」と言っているらしいのだが、勿論声に出てない。
同情されているのが分かっているのか、同情してくれる人に、自分のイメージを下げられたくない! と必死なようです。
あ、本当のことを言っているのは神のみぞ知る。


「―――――、良い匂いね。カレーかしら」


唐突に、彼女に首を向ける少女が気になったのは、彼女が持つ黄色い袋の様。
ベンチを立ち、彼女に向かって歩く少女。

「―――私、今日何も食べてないのよね……」

完全に食い物目当てなのがバレバレである。これはひどい。
14 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/29(火) 00:04:44.95 ID:vjNDHjSeo
>>13

【しらけっちまった悲しみに】
【少女は、味のある表情で口をすぼめています】
【多分、悔しさと、切なさと、心許無さが怒涛のように攻め寄せてきているからでしょう】


「ボクが悪かったです………」


【がくり】
【謝るぐらいなら、最初からやらなければやられなかったのです。】
【少女は頭を垂れ、危うく膝から崩れ落ちそうになっていましたが、踏み留める】
【微かに香るカレーのにほひが彼女の最後の心の拠り所なのです】


「───うん」
「──何故かは、『 分 か ら な い 』けど、途轍もなく悲しい気分にさせられるね……」

「………これからも、頑張って巷で噂の通り魔続けてね?」

【何故だか? はい。 少女は確実に何故だか分かっていますが】
【言えば、相手に馬鹿にされるような予感というか直感がしましたので、口をつぐみます】
【そして、男に向かって文章にしてみると異常なまでに人のことを馬鹿にしくさった言葉を発します】
【が、表情はいたって真面目。 いや、真面目真面目も大真面目なのです】

【神の味噌汁か、カニの味噌スープかは分かりませんが】
【少女の、男に対するイメージは、頑張り屋さんで固定されました。 動きません。】


「………… ぎく」

【いやぁ、本当に唐突ですね】
【少女も、呑気に構えていたのが?のように相手の言葉に耳を傾けます】
【近づいてくる相手】
【明らかに、危険な香り(カレー臭ではない)を感じ取った少女は────】


「……はぐっ!  むぐっ!むぐむぐっ!!」

【手に握っていた残り半分程度のカレーまんを口一杯に頬張ります】
【まるで、リスか何かのように頬を膨らませながら少女は、黄色い袋を防衛に掛かりますが】
【少女の、物理的な防御も、精神的な防御も ざる です】
15 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/29(火) 00:25:47.12 ID:jIO/MGC20
>>14

『ボクが悪かったです………』


「……? 謝る必要なんて無いのに」

何故か分からないが少女は口をすぼめ、なんだか形容しがたい表情で頭を垂れる少女。
そんな彼女に少女はと言うと、自分がその元凶なのにも気がつかず。とりあえずそんな感じで言葉を返してみた。
それは、少女にまたダメージを与えかねない言葉ではないのだろうか。


少女に代わって、すいませんでした。


『──何故かは、『 分 か ら な い 』けど、途轍もなく悲しい気分にさせられるね……』

『………これからも、頑張って巷で噂の通り魔続けてね?』


「とりあえずジェイルに連絡して、捕まえてもらおうかなと思ったんだけど
 それは、まぁ後で良いわね。動けないらしいし」


彼はもう泣きたいようです。
そして彼は少し後にジェイルへと出頭(通り魔は本当だったらしい)、投獄され、模範囚として云々。


そんなことどうでも良いとして、少女が彼に頑張り屋さんなイメージを固定したのはどうでも良く無いけれども。
明らかに食べ物目当てで彼女に近づく少女。無意識にデンジャラススメル(カレー臭ではない)を発していたようで。


「ちょっと、その中身見せてくれるかしら―――――」

リスのような頬をした彼女へと十分近づいたならば、ざるのような物理的防御網を潜り抜け、黄色い袋へと手を伸ばすだろう。
そしてその袋の中身を、覗き込む―――。


※1歩間違えば犯罪です
16 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/29(火) 00:36:10.79 ID:vjNDHjSeo
>>15


「………はぐっはぐはぐはぐっ!」


【少女がカレーまんを口に含んでいて良かったです】
【何も含んでいなければ、きっと、多分。確実に】
【少女は相手に物凄く……無礼です……な暴言を吐くことになってしまっていたからである】
【悲しみまわって、憎さ12.5倍と言いますし】
【視線に噛み付くようなものが篭められているのは間違いようが無いのですから】


【ごっくん】


「────ジェイル……と言えばっ!」

「阿鼻叫喚地獄に落ちるよりも厳しいと噂のあの!?」
「又は、こきゅーとすに落ちるよりも厳しいという噂のあの!??」

「……なんて、おにちく……」

【せんせー。きちくって読むんですよ。鬼畜って文字は】
【恥ずかしげも無く恥ずかしい読み間違いを繰り広げる少女ですが、明らかに間違った印象をジェイルから受けています】
【何処の、アウシュビッツ強制収容所だよ! ってなツッコミが入るぐらいには強烈です】


「………う………」

【カレーまんをごっくんしてしまった少女は諦めの悪い女の子なんです】
【だって、女の子だもん】
【しかし】
【まぁ、これでもかっ!てな程にざるな黄色い袋包囲網を相手は簡単に潜り抜けてしまい】
【諦めの悪さ? 何ソレ美味しいの? といわざるを得ないでしょう。 切実にっ!】


「…………カレーまんという、至高の逸品に御座いまする〜」

【口調がおかしいが】
【例の黄色い袋に入っていたのは、大量のカレーまん】
【カレーの臭いしかしない、黄色い袋なのでした。 ちゃんちゃん】
17 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/29(火) 00:56:43.08 ID:jIO/MGC20
>>16

「……無理に言おうとしなくて良いのよ?」

だからやめろと。

きょとんとする少女、しかし暴言を吐かれても1.25倍ぐらいにして返してしまう。「物凄く」が「もうヤバイほど」になるほど。
だから、カレーまんを口に含んでいて本当に良かったと言うか、何と言うか。
悲しみが回ると憎さが約13倍になると言うのは新事実だが、少女にそれは分からなかったようで。
噛み付くような視線をも華麗にスルーして(正確には何でそんな目をするんだろうと疑問に思って)。



「……ジェイルってそんな酷い所なの? ―――良かったわね、あなたそんな所に入れられるのよ」

男もジェイルの間違った本性を知らなかったらしく、彼女の言葉を聞くなり顔面蒼白。
これから始まる阿鼻叫喚、死屍累々の日々を想像し――――パタン。口から魂を吐き出し(注:イメージです)、気を失ってしまった。
最後に「……それは『きちく』だろ……」と突っ込んで。――――だがしかし彼はこれから以下略。


「いいじゃない、見るくらい」

明らかにその先を狙ってる少女は、容赦なく袋に手を掛け、袋の中を覗き見る。
中にあったのは――――彼女が先ほど食べていたのと同じ、カレーまん。

『…………カレーまんという、至高の逸品に御座いまする〜』

「……美味しそうね。……一個貰って良いかしら? 沢山あるみたいだし」

やっぱり、というか最早当たり前のように、そう彼女にお願いする少女。
お願いしてる感が全く見当たらないのは、やはり表情的に「お願いしている顔」では無いからか。
でも少女としてはちゃんとお願いしているのだから、表情が相手に与える印象は大きい。
18 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/29(火) 01:05:07.34 ID:vjNDHjSeo
>>17

「………あぅっ!………うう……」

【ああ、我等が少女の語彙の少なさと言ったら!】
【ボキャブラリーが足らなさ過ぎて、酷いことも 凄く酷いこともいえない少女なのです!】
【出来れば、愛の手が欲しいところであるが、まぁそれはよしとして】
【最早、唸り声を上げるのが精一杯の反抗といったところだろうか】
【襲い掛からないのは、多分負けるから(キリッ】


「……なんという、おにちくぶり……」
「閻魔大王も裸足ですっとぶ事になりそうだよ…」


【えー、只今。 ただいま、少女が暴言を吐きました。 ご注意ください】
【どう聞いても、てめぇは地獄行きだよ! です。本当にありがとう御座いました。】
【いや、もしかしたら、もしかして、ただ他意はなく、言いたかっただけなのかもしれないが】
【───そんなこと、今はどうだっていい】


「………………」

【泣きそうです】
【相手の鬼畜っぷりとか、そーいうのに泣きそうなんじゃなくて、自分が情けなさ過ぎて泣きそうなのです】
【何、差し出しちゃってんの? ボク? ってな訳です】


「うぃ……一個でも二個でも 三……個はちょっと厳しいかなぁ〜」
「うん。 三個はなぁ〜 あれだね〜 ちょっと厳しいよね〜」

【それでも気丈(?)に、カレーまんを差し出す少女】
【袋の中からとってけ、こんにゃろめーっ てな具合なのです】
【ただ、三個取ると、泣きそうな気配が ぷんぷんするぜェーっ!!】
19 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/29(火) 01:21:00.24 ID:jIO/MGC20
>>18


「この調子じゃ、明日にはもう生きていないかもね。通り魔さん」

もう既に気絶した男にそう言葉を掛ける少女。
当然それは男に届かないが、もし届いていたならば、本日2回目の気絶を食うことになっただろう。
彼女の言葉は少女には届かず、「何か言ったかしら?」なんて聞き返したりしている。
いや、本当に閻魔大王が裸足ですっ飛ぶくらい毒があるのだろう、この少女。無いか。


『うぃ……一個でも二個でも 三……個はちょっと厳しいかなぁ〜』
『うん。 三個はなぁ〜 あれだね〜 ちょっと厳しいよね〜』


「そう? それじゃ、2個貰っていくわね。……ありがと」

彼女が自分の情けなさに泣きそうなのは、案の定少女に伝わらず。
まさに一方的。3個取って彼女を本格的に泣かせるよりはマシなのだろうが、もう、なんかひどい。
それを無意識にやっている少女はカレーまんを一口。「美味しいわね」と彼女に微笑みかけた。何のプラスにもならない。

そして少女は使える左手で携帯を取り出し、どこかに電話を掛けたかと思うと。

「―――……――――はい。そういうことなんで、お願いします」

と、どうやら投獄されたら即地獄絵図のジェイルに連絡をしたみたいである。
20 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/29(火) 01:30:41.55 ID:vjNDHjSeo
>>19

【泣かないっ】
【少女は、まだ泣かない!】
【たとえ、自分の発言がガン無視されようと!】
【心頭滅却すれば火もまた涼し! あんまり、考えすぎないのが大切なのでしょう】
【可愛そう……】
【そんな、目つきで気絶してしまった通り魔を助けるわけでもなく生暖かく見守っています】


「………ぐふっ」

【会心の一撃】
【急所に当たった】
【効果は抜群だ】
【ありとあらゆる、プラス評価のダメージ補正を一個の行動に凝縮した行動が其処にはあったのです】
【いや、三つ取られていないために、ギリギリのところで踏みとどまっているのがなお、もどかしい】
【腹部に強烈なぼでーぶろーを直撃させられたみたいな効果音を口から吐いてカレーまんを見送ります】

【あおーげばーとおーとしー】

【或いは、国家が流れてきそうな、悲愴な表情を浮かべていました】
【が】

「────っ! 美味しいよねっ! うんうんっ!」

【微妙なところに食いつきました。 其れが少女クオリティ】
【ずぼっと袋に手を突っ込むと、更なるカレーまんを取り出します。 特に代わり映えはしません】
【ですが、表情に光が戻りました。 栄光への架け橋です!! 】

【なお】

「────この、中のカレーが美味しいんだよね〜」

【男の人の地獄への片道切符が発行されている様子は、全く持ってみていない】
【今までの同情心はなんだったのでしょう。 きっと、霧か霞の類だったに違いありません】
21 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/29(火) 01:47:59.46 ID:jIO/MGC20
>>20

因みに、と言って良いのか分からないが、ガン無視は少女クオリティだったそうで。
都合の悪い事は耳に入らない的な。


『………ぐふっ』


「……どうしたの?」

会心の一撃を彼女に加えたとは知らず、全くの素の表情な少女。何回も言うが、これはひどい。
カレーまんを口へ運びながら、彼女の口から出た異音の正体を探ろうとするが、少女にそれは一生分からない。
彼女が色々な意味で悲しげな表情を浮かべているのにも、頭にハテナが浮かんでいる。
が。


『────っ! 美味しいよねっ! うんうんっ!』
『────この、中のカレーが美味しいんだよね〜』


「そうね。――――ところで、こんな美味しい物を持っていた貴女の名前は?
 私はセアド・ローウォル。【学園】の生徒会長をしているわ」

言葉自体は冷ややかだが、顔は温和っぽい微笑。あくまで「っぽい」。でもプラスの感情なのは確からしい。
そして、またも唐突に彼女の名前を聞こうとした。聞く理由が強引過ぎるのは目を瞑ってほしい。

そして明かされる新事実。少女の腕にある腕章には、「生徒会長」の文字。
着けてて恥ずかしくないのかと思うであろうが、恥ずかしくないからつけているらしい。
22 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/29(火) 01:59:05.28 ID:vjNDHjSeo
>>21


「い……いや、なんでもない。なんでもないよ。 無問題さっ」

【さっきの一撃を喰らって、無問題……だと………!?】
【いいえ、ケ(ゲフンゲフン】
【いいえ、きっちりダメージは食らっていますが、余り此れを追求しすぎると】
【更に、傷が抉られることを学習したのです】
【ですので、少女は顔の前で手を横に振り、何ともなさそうな表情を顔に浮かべて言い放ったのであります】


「………スッーッ……」


【あれー?】
【あれれー?】
【そうね。の一言で締められちゃったぞー?】
【そんな、表情を浮かべた少女で、短く息を吸い込みました。】
【何が起こっているか、ボクにはさっぱりといった吸い込み加減であります】


「うーん……んんんん……」

「あぁ! ボクはね。 黄色井 花 って言うんだよ。 特に無職って奴だね」
「……でもって、キミ、せいとかいちょーなのかー……」

「────せいとかいちょーって何?」

【分かってなかった!】
【偉そうな響きだから、凄そうだな〜と反応していただけで何のことかさっぱりだったのです!この少女!】
【非常識……とも、言えないのではないでしょうか? 何しろ少女は学校に通っていません】
【なので、少女は少し恥ずかしげに 無職 という職業についていると話します。】
23 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/29(火) 02:14:20.23 ID:jIO/MGC20
>>22

「それなら良いんだけどもね」

若干の違和感的なものを覚えるが、それを追求するほど少女は探求者ではなく。
彼女が無問題だと言っているし手も横に振っているし、それ以上追求しないことにした。
結果的にそれは成功だろう。必ず傷が抉られていただろうから。


間違えないでほしいのは、少女は口調こそ冷ややかだが内心はそこまで冷ややかでは無いということ。
だから「そうね」にも不言の続きがあったりするのだがそんなこと分かるわけない。
言うのが面倒だったわけでもない。絶対に。

実際にカレーまんは美味しかったみたいで、早くも2個目を口にしていることからもそれが伺える……のか?


「黄色井 花、ね。覚えておくわ。……無職? 無職で何故カレーまんが大量に買えるのかちょっと不思議。
 ―――そうよ、特に誇ることはして無いけど」


適度に毒を差しながらも、とりあえず相手の名前を覚えたらしい。
誇ることをしていないというのも、この前なったばかりなのだから仕方ないのである。


「……ハァ……つまり学園生徒の長。あまり偉くないけどね」


露骨に(無意識に)ため息を吐き、簡潔に説明する少女。
実際は結構権力的な意味で偉かったりするのだが、そんなこたぁいいんだよ的な感じ。
24 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/29(火) 02:25:47.24 ID:vjNDHjSeo
>>23

「………ぎく」

【本日二度目の ぎく】
【痛いところを突かれ過ぎな気もするが、痛いところしかないのだから仕方ないでしょう】
【無職なのに何故かカレーまんが買えると言うことなのです】
【因みに、本当のところは、キレンジャー宛に振り込まれる現金で生き延びているのですが】
【この場合のキレンジャーというのは先代キレンジャーのことです】


「……いやぁー 国の方にお世話になりましてぇー」
「はい〜」


【それなんて、生活保護?】
【いやー、すんませんー と、やけに低姿勢なのは】
【少女が嘘を吐きなれていないと言う点に尽きているだろう。 即ち、怪しさ限度額を超えて破産へといったところです】
【たらり】
【そんな中、汗が一筋流れる。 夜と言うこともあって、此れだけ寒い中で流れるのは冷や汗ぐらいのものでしょう。】


「────…………」

【チッチッチッチッチッチッチッ チーン】
【口をすぼめ、何かに悩んでいる少女ですが】
【此れは、学生達 の 長 と言う、何だか最強の存在っぽい人間がまさか、女の子のはず無いのでは?】
【という、脳味噌筋肉的な考え方をしていました】
【しかし】


「おおおお!! 凄いなー! 最強なんだねっ!」


【凄まじい能力の使い手と言う事で、少女の脳内国会は閉幕したようです】
【本気で驚いている表情で、見直したように眼をパチクリしています】
25 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/29(火) 02:42:16.13 ID:jIO/MGC20
>>24


彼女はぎくぎく言っているが、いや、一度しか言っていないが、不思議なのは仕方ない。
無職でカレーまん……少女には、解決策が見えなかったようで。

『……いやぁー 国の方にお世話になりましてぇー』
『はい〜』


「国? ―――良いご身分なのね、貴女。詳しくは聞かないけれども」


国にお世話になってる→国から金を貰ってる→良いご身分!
なんだかおかしい式を一瞬で組み上げ、毒っぽいのを吐く少女。
詳しく聞かないのは、単に興味が無いのか、聞いちゃいけないと判断したからなのだろうか。
多分後者である。後者であると信じたい。

怪しいのは怪しいが、詳しく聞くとまた面倒そうなので……これも要因かもしれない。


『おおおお!! 凄いなー! 最強なんだねっ!』


「……なんか間違えてそうだけど……まぁ、良いわ。とりあえず、最強では無いわね。

 ……ん、ジェイルが来たみたいね。面倒だから帰るわね。それじゃ花、また縁があったら」


とりあえずどこで間違ったと気絶した彼なら言うだろうがもうそんなのに用は無く。
一点だけは修正しておいて、あとはどうにでもなるだろ精神で放っておいた。これは(ry

そしてジェイル隊員がパトカーで来るのか巡査さんみたく自転車で来るのかは知らないが、とりあえず近づいてきたらしい。
少女はそれを何故か感じ取り、入り口へと消え去ろうとした。

勿論通り魔は置き去りだが、広場で寝転がる男と通報しておいたから直ぐに分かるだろうと少女は踏んだのだった。
26 :【黄力旋風】イエローでレンジャーな感じ @wiki [sage]:2011/11/29(火) 02:51:41.17 ID:vjNDHjSeo
>>25


「何故に、そんな嫌味をっ!?」


【急なアッパーの様な毒に度肝を抜かれたのか、げげぇっ と飛びずさる少女です】
【今の少女でしたら、あらゆる行動が嫌味に見えるかも知れませんね】


「……………」

【最強ではない】
【この言葉に、一瞬で頭をオーバーヒートさせてしまいました。】
【なのに、長】
【脳味噌筋肉原理主義者である少女には、訳が分からないを通り越して、理解不能、理解不能っだったのです】

【が、そんな熱暴走も束の間】


「じぇ」
「……ジェイルが来たぁぁぁぁぁ!!……の? おにの軍団が来るんだ……」

「……ボクも逃げよ…… セアっち、またねー 」

【ええ、極悪非道を働いたものに、最早この世のものとは思えない残虐な刑を執行する】
【少女は、ジェイルのことをそう思っているのです。】
【ですから、少女のこの驚きようは、そんな人々に眼を付けられたら 困る。 と言うことなのでしょう】
【相手に同調するように、そそくさと他の方向の出口へと向かいます】


「あ」

【しかし、何かに気がついたようです】


「セアっちぃ! 今度、カレー奢ってねー」

【これは………】
【もう、傷を抉られて塩を塗りこまれる恐れもなくなったからでしょう】
【少女は相手の方へと振り向いた後、満面に笑みを浮かべて、壱つ要求しました】

【────少女の原動力を奢るように と】

//遅くまで絡みあり&乙津でしたぁー!!
27 :【虚冥醒眼】@wiki [sagesaga]:2011/11/29(火) 03:02:58.63 ID:jIO/MGC20
>>26

「良いご身分だと思ったから言っただけよ。それ以上も以下も無いわ」

彼女は何故か飛び退るのだが、少女はそれを嫌味だとは認識していないらしく。
逆に少女は、今ならどんなことでも嫌味に変換できそう。


「……大丈夫?」

一応心配する少女なのだが、全くプシューとする意味が分からない。
それもそのはず、少女は彼女を脳筋主義者とは思ってないからである。
少女がもしこの事を知ったら、彼女の外面と合わせて、此方の方が理解不能なのかもしれない。


「うん、また。―――――え?」


勿論少女もジェイルを鬼達と認識しているので、逃げるように去っていく。
だが、その前に彼女から声が掛かった。

『セアっちぃ! 今度、カレー奢ってねー』


「……良いわよ。それじゃ今度こそ、またね」

あっさり承認。それが彼女の原動力とも知らず。
たっぷり奢られるんだろうなぁとも思っていないらしく、闇夜に消えていく。
ジェイル隊員が公園についたときには、もう泡を吹いた男しか残っていなかったのだった。

/乙でしたッ!
28 :【我が心、紅蓮と共に在り】 :2011/11/29(火) 07:32:34.38 ID:HZfIuuNAO
谷山をさっさと追い出せ
29 :【???】 [sage]:2011/11/29(火) 16:54:26.86 ID:d84LuICAO
【天空は紅蓮に染まり】
【流れる雲はまるで焼ける雲】
【ビルの屋上にはそこから大通りを見下ろす若き男がいた】
「ひゅう!セーラー服のお姉さん、可愛い!」
【セーラー服の女学生は楽しそうに笑う】
【男もわらう】

【手すりにもたれ掛かり一瞥をおとし】
【帰宅途中の女子のそのスカートをセーラー服を眺める】
「なあ。知ってるか?あの可愛く見える女の子が着てるセーラー服は海軍の制服だ」
【独特な襟のデザイン】
【女学生は偽りの海兵だ】

【にたり】
【口元を不気味に笑わせ知識を見せびらかす子供の様に】
【それも誰に言うでもなく呟くのだ】
「今ある平和は所詮、戦争の終わった歴史にしか作られてねえ」
【がん】
【手すりを握りこぶしで叩きあらぶる】

【男は目元を細め】
【通りを歩く大衆を哀れむように語り】
「――――平和だと?戦争屋は平和を理由に人を[ピーーー]んだ、なあ?―――――?」
【  ――――――――――】
【呟かれた名前は静かに夕焼けへと燃え落ちる】

【去り際】
【奥歯を噛みしめ】
【それは悔しそうにいい放ち】
【屋上の扉をきつくきつく閉めるのだった】

/ソロール
30 :【敍柳風声】歌うまい。歌詞である程度感情、行動、治癒力等制御 E:マイク キーボード [sage]:2011/11/29(火) 17:55:39.59 ID:hzcLhTVKo
【木枯らしのふく街角で。こんなビラが配られ始めた】

『【劇団喜楽】冬の興行【かみふうせんバトル!】

急速に冷え込む今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回はみんなでぽかぽか温まれる興行に致します。ぜひぜひいらしてくださいね!
ささやかですが、参加賞もご用意してございます!

場所:劇団本部ビル前の路上
/つまり劇団スレです

期間:一日程度
/リアル時間で数日、最長で一週間程度をあてたいです

内容:
1.参加者は、身体のどこかに三つのイベント用紙風船(割るといい音とともに紙ふぶきや絵の具、小麦粉や水なんかが散る)をくっつけます
2.組み合わせを決めて、お互いの紙風船をわります。さきに相手の風船を全部割ったほうが勝ちです。
3.勝者と敗者の方に、景品をお渡しします(ささやかな小物ですが、ご用意しますわ)
期間内でしたら、何度でも挑戦をいただけます

武器は発泡スチロール製のこん棒、ピコピコハンマー、チャンバラ用のプラスチックの刀剣……など、おもちゃの武器を貸し出します(一通り倉庫にあります)。
能力者の方は能力を使っていただけますが、会場にわたくしの歌を流すことで殺傷力は死なない程度に抑えさせていただきます。
(いべんとますたーけんげん、というものですわね!)
☆ミもちろん、診療所の方にもお願いして、大きなケガなどしてしまった場合はすぐに治療していただくことにしますわね。』

/せんでんそろるです
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です) :2011/11/29(火) 22:50:08.79 ID:RaVMfx6Co
>>29
カッコつけてるけどあんたただの変態やん
32 :【我が心、紅蓮と共に在り】 :2011/11/30(水) 10:39:54.94 ID:IS6eP0wAO
授与スレに来るやつのモラルがねぇ
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/30(水) 17:04:21.99 ID:Cf1W7cYDO
異能者達が住まう街、その中心から少しずつ外に向かい、若干気だるげな雰囲気を伴ってランニングをする上下黒ジャージの女性がいる。
肩ほどまでに伸ばされた黒髪が足音と共に軽くはね、額には汗がわずかに滲んでいる。
彼女の能力なのだろう。横には、人ひとりを乗せられるくらいの『雲』が併走(?)している。
「ダイエットっ。ダイエッ、トッー、贅肉はー、敵ー。エーネミーは、サーチアン、デストロン様ー」
どれほど走ったかはわからないが、変な歌を歌う程度には、余裕があるようだ。
34 :【剣帝】 :2011/12/01(木) 09:09:06.92 ID:sae77xvAO
下手糞は消えろ
35 :【鏡中人形】 [sage saga]:2011/12/02(金) 22:00:12.89 ID:WFerQGz/0
【静けさの中】

【ポツリと影が一つ、見えます】

【白い肌に白いワンピース、静かにたゆたう長い黒髪】

【暗闇の中に佇むその姿は、まるで幽霊のようにも見えます】

【星を見上げています】

【冷たい風が吹いています】

【寒空の下で、光を灯さない瞳を空に向けています】


【女性が、佇んでいます】
36 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/03(土) 00:55:28.04 ID:mDxR3scX0
夜も更けだというのに、一向に人が消えることの無い繁華街。……の近くにある、公園。
閑静な住宅街が繁華街よりも近くにある所為か、深夜に其処を訪れる影は極少ない。いや、無いに等しい。


だが、今日は少し勝手が違うようだ。―――その公園に入り込む「物好き」が居る。


「――――ふむ。しかし、何巻まであるのだろうか、この本は……」


そんな独り言を口に出しながらパラパラと本をめくる女の影が1つ。
女は、公園内に幾つか設置されている街灯の1つのちょうど真下にあるベンチで、その灯を頼りにしながら本を読んでいた。
本と言ってもそれは百科事典の如く分厚く、重さもそれなりにありそうだ。重厚な茶色い表紙には金色で、「世界の神話 20」とだけ書かれている。

この女は思わずそう口に出したのだが、嫌々この本を読んでいるわけではなく、むしろ好きで読んでいる。
ただ、この本の巻数が気になっただけのこと。……まぁ、このシリーズはざっと150巻を越えているのだが、それはともかく。


クリーム色という珍しい髪色をした女は、ただただ其処で本を読み、何もなければそのまま朝を迎えることだろう。
実際女は夢中と表現してもよいだろう集中力で読み漁っている。時々揺れる長いストレートの髪も気にせずに。
全く周りを気にすることは無いのだが、案外その集中力はぷっつりと切れるものだ。


――――例えば、誰かが話しかけてきたりとか。

/ひとまち。
37 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage]:2011/12/03(土) 01:12:06.83 ID:EvQcHcfeo
>>36

「あかんわぁ……売れへん、全ッ然売れへん」

その静寂を破ったのは、男性の声にしては甲高いそれ。気付けば彼は、女の直ぐ隣に腰掛けていた。
上下共に黒いビジネススーツで揃え、頭に乗せたハット、革靴までもが黒――と黒ずくめの男。
気付いているのか、いないのか、女を尻目に季節外れの汗を袖口で拭い、星の無い濁った夜空を見上げる。

膝の上には金属製の鞄が置かれていて、刻まれた横縞の凹凸が街灯の光を反射して、銀色の煌めきを放っていた。


そんな事よりも、何よりも、女の注意を引くであろうは――――


「どっかにええカm……お客様、おらへんかなあ」
「金がのーなってもうたら、ワシャアおまんまの食い上げやでぇ」

妙な訛り――ではなく、緑色の肌、光沢を持った肌や光彩が大部分を占める大きな瞳、蜥蜴や蛙を思わせる五指。
"緑色のリトルグレイ"と形容するのが相応しいであろう人を外れたその姿に、他ならない。
38 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/03(土) 01:29:47.20 ID:mDxR3scX0
>>37

―――『あかんわぁ……売れへん、全ッ然売れへん』――――


「…………ん?」


長い読書タイムから開放された女は、「開放したそれ」に目を向ける。
「それ」は自分の横から聞こえてきて――――いや、これは横というか隣といったほうが正しいのか……。
そう考えながら首を向けると、そこに居たのは――――



「――――なっ!?」


そりゃ驚く。「いきなり」「自分の隣」に「ピシッとスーツを着こなした」「緑のリトルグレイ」がいたのだから。
いや、本当に驚いたのは「いきなり」の部分だけだったのだが……まぁ色々と突っ込みたいところはある。

女は「リトルグレイ」なんて言葉が「有名な宇宙人」のことを指すとは思っていないし、ましてやその言葉自体知らないが……。
とりあえず、金属製らしい鞄を持った黒尽くめで、目が異常に大きな「人あらざる者」ということはわかったらしい。


―――『どっかにええカm……お客様、おらへんかなあ』――『金がのーなってもうたら、ワシャアおまんまの食い上げやでぇ』――


女の驚愕を余所に、まるで自分が――隣にいるというのに――目に入っていないかのように呟くその男(?)。
少し心の裏の声が聞こえたような気がするが、女の耳には届かなかったようだ。


「―――な、なんで気付かなかったんだ私は……い、何時から……」


男のほうを向き、「あわわ……」といった表情で珍しくテンパる女の口から思わず出たその疑問。
男の耳にも、恐らく入るはずだ。
39 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage]:2011/12/03(土) 01:44:19.42 ID:EvQcHcfeo
>>38

「な、なんや!?なんや、なんや?」
(意訳:ん、何だ?誰だよ?)

一方の男も売れない"商品"に気を遣っていたせいか、女には気付いていなかったらしく。
不気味なまでに大きく、円らな瞳を見開いてくるりと、女の方へ。


「―――……いや、誰やねん姉ちゃん、ホンマに」
「もしかして、客か!?そうなんか?客なんか?」

突然現れた―少なくとも、彼にとっては―少女への驚き半分、先の消沈半分、といった面持ちと語気。
だったかと思えばどうにも要らぬ勘違いをしたらしく、唐突に顔色を明るくさせて、両生類的な顔で女へと迫る。


40 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/03(土) 01:57:48.15 ID:mDxR3scX0
>>39

『―――……いや、誰やねん姉ちゃん、ホンマに』


「……それは此方が聞きたいな。―――いや、まぁとりあえず……私はただ此処で本を読んでいただけだけど」


不気味なほど大きく丸い、円らとも言える瞳をこちらに向けられ、やや恐々とした顔でそう答える女。
……しかし間違えてはいけないのが、「その姿に」ではなく、「いきなり現れたことについて」である。
つまるところ、その顔よりは突如として現れ出たことのほうが驚きが大きかったのだ。

女にとってはいきなり現れた相手。まずはそっちから……とも言おうとしたが、一先ずはと、男の質問に答える。
曖昧な答えだが、個人情報を言うわけにもいかないし……ということだ。


『もしかして、客か!?そうなんか?客なんか?』


そのうち男はそう言いながら、突として顔色をパッとさせ、その顔で迫ってくる。
が、「宇宙人」を知らない女にとっては、「人間はこんな顔の種類もいるのか」位にしか思っていない。


「―――客? ―――何か売っているのか?」


少しだけ興味が出たらしい女。見れば男は鞄を手にしている。あそこに「売り物」が入っているのか。
そう思った女は、そう両生類顔に向かって質問してみるのだった。
41 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage]:2011/12/03(土) 02:14:42.38 ID:EvQcHcfeo
>>40

「ワシか?ワシはサーヴェイ、"人間みたいなカエル"の商人や」
「で、人様に名乗らせるっちゅー事は勿論姉ちゃんも名乗ってくれるんやろうな?」
「対等と公正は商売における双璧やからな、怠ったらエーヴェさんのバチが当たるでぇ」

息継ぎを極力抑え、矢継ぎ早に自己紹介。この宇宙人じみた風貌を持つ男は、どうやら蛙の亜人らしく
おもむろに懐から取り出し、女へ差し出した名刺には、概ね彼の言葉と同等の情報が書き込まれていた。
妙な点はいかにも会社員な風貌に反して、そこに社名は刻まれていなかったくらいか。


「売ってるでぇ、ま、大体のモンは売ってるし、作れる」
「オマケに激安や、ただし一回しか使えん、安物買いのなんとやら、よー言うたもんやで、ホンマ」

女の言葉に対し、亜人は待ってましたとばかりにアタッシュケースのロックを外し、開いてみせる。
何か商品が入っているのかと思わせぶりな仕草、それに反して中にあるのは
貧相な木製のステッキ―――それを、機械と思しき何かで補強したものだった。

42 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/03(土) 02:31:29.86 ID:mDxR3scX0
>>41

『ワシか?ワシはサーヴェイ、"人間みたいなカエル"の商人や』

「……蛙の亜人というわけか……なるほど―――おっと、ありがとう」

妙に納得する女。先ほどから何かに似ているなと思えば、両生類の蛙に似ていないことも無い。
言うと失礼そうなので言わなかったが。
名刺をもらい、ホントに商人だったかとまたも合点がいったように小さく頷いた。

『で、人様に名乗らせるっちゅー事は勿論姉ちゃんも名乗ってくれるんやろうな?」』
『対等と公正は商売における双璧やからな、怠ったらエーヴェさんのバチが当たるでぇ』

別に今、物の売り買いをする気は無いのだが……と思いながらも、「エーヴェ」さんの罰が当たるそうなので、と。

「―――エーヴェさんが誰かは知らないけど―――まぁいい、私はエネン=ルナ=アルト」
「とある組織の組織員をしている……どんな組織かは機密上言えないがね」

「自分は神様です」とかはあまりに馬鹿にされそうなので黙っておいた。……とはいえ、「とある〜」は真実。嘘を言っていない分良いだろう。


『売ってるでぇ、ま、大体のモンは売ってるし、作れる』
『オマケに激安や、ただし一回しか使えん、安物買いのなんとやら、よー言うたもんやで、ホンマ』


そんな言葉と共に開けられたアタッシュケースには、なにやら機械機械した木製のステッキ。
どうやらステッキを機械で補強しているらしいが、それ以上を期待していた女にとっては、少し拍子抜けだったらしい。

「ほぉ……でも、私には縁が無いな。まずお金が無い」

……これでも、その技術は凄いと感じているらしい。

大抵こういうときでは「1つ譲ってくれないかなぁ〜?」的な下心がありそうなものだが、女に限ってそんなことは無かったようで。
ただ純粋にそう言ったらしかった。
43 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/03(土) 02:43:41.93 ID:mDxR3scX0
/眠気が……すみません、凍結お願いします……。
/誠に申し訳ない……。
44 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage]:2011/12/03(土) 02:48:35.13 ID:EvQcHcfeo
>>42

「ん、エーヴェさんはワシらが信仰する商売の神さんや」

要するに、メタな話をすれば恵比寿に相当する存在らしい。
亜人は杖を取り出し、揚々とそれを振る仕草をしてみせる、売り込んでやろうという気概が、ひしひしと感じられた。


「して、アルト……いや、エネン言うた方がええんかな?エネンはん」
「今日は一体全体何をご所望――――え、『金が無い』ィ?」

そんな彼にとって女の言葉は晴天の霹靂以外の何物でもなく。
驚愕と、その言葉を問いたださんとする腹積もりを含んだ視線を、女の瞳へと遣る。


「……あかん……またや、また売れへんかった……」
「このままやとワシャぁ野垂れ死んでまう、どうすりゃええんやぁ……ッ!」
「明日の食事すら用意できへん、おまんまの食い上げやでぇっ!」

彼の声音は邂逅した時と同じ弱々しいものへ豹変し、項垂れて、溜め息。
45 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage]:2011/12/03(土) 02:48:55.84 ID:EvQcHcfeo
>>43
/了解しました、おやすみなさいです
46 :【艦混放魂】@wiki [sage]:2011/12/03(土) 18:08:10.19 ID:KneFpOU0o

 街中にて今、一人の修道女が腹部を鉄の槍に貫かれて命を落とした。
 眼球を限界まで飛び出させ、口の端からは血反吐を流し続ける彼女が、最期に何を思っていたのか。
 別れの言葉の時間も与えずに常世へ送った槍が速やかに抜き取られ、辺りに血潮を振り撒いた。

「サハート、ご苦労だった。お前の槍を穢させてしまったな」

 槍の持ち主の隣に立っていた褐色肌の男が、口を開いて声を紡ぐ。
 低くよく通る様な声音には、深い慈愛の念が込められていただろうか――。

『構わぬさ、主人。アタシも、槍も、全ては主人に仕える為の物でしかないんだ』

「そうだな、気にし過ぎていたかも知れぬ」

 赤髪のポニーテールを揺らしながら頭を振る少女の様子を見て、思わず苦笑を浮かべてしまった。
 能力で召喚したモノに気を遣い過ぎであろうか…―――胸中に小さく呟き、やがて底へと沈ませていく。

 血に濡れた鉄の槍を携えた活動的な少女と、その主らしき、ターバンを頭に巻きマントを羽織った男。
 街中に合って一際浮いてしまう組み合わせであったが、今は何より、
 修道女が殺された現場という事もあって、多様な人間が野次馬となって現場を鑑賞していた。
 男は辺り一帯に、その黒く艶のある双眸を向けて、意味あり気に光らせて見せる。
47 :【艦混放魂】@wiki [sage]:2011/12/03(土) 18:09:23.76 ID:KneFpOU0o
>>46
/サハート→サラート
/なんというケアレスミス…
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です) [sage saga]:2011/12/03(土) 20:07:25.89 ID:66BRj6+E0
>>46
/まだいらっしゃいますか?
49 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/04(日) 00:26:07.40 ID:Ha00wQc+0
>>44

『ん、エーヴェさんはワシらが信仰する商売の神さんや』

「ほぉ……『神様』か……」

自身が神であるだけに、その話は結構興味深いといった様子で聞いた女。
「そういえば天界で聞いたような……」と思うのだがそれはまぁ良いとして。


杖を振る男からは、「儲けるぜ!」とかいう一種怪しい気がひしひしと伝わってくるのだが……

前述した通り、女には手持ちが無い。


女にとってはこんな所に商人がいるとは思うわけなく、持って来なかっただけのこと。
だが、男はそんな女を余所に驚きを包み隠さず表している。

『……あかん……またや、また売れへんかった……』
『このままやとワシャぁ野垂れ死んでまう、どうすりゃええんやぁ……ッ!』
『明日の食事すら用意できへん、おまんまの食い上げやでぇっ!』


「……」


なんだかこういう様子を間近で見ていると、どうにもすっきりしない。
そこで、ハッと気付いた女は、

「……そういえば……」

と、ポケットの中をゴソゴソと探る。
――――数秒後、女がポケットの中から取り出したのは……

「と、とりあえずこれをっ」





何故持っていたのか、大塚製○のカロリーメ○ト(チョコレート味)。

/再開お願いします、遅くなって申し訳ない……!
50 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage saga]:2011/12/04(日) 00:57:36.30 ID:dB42PLrN0
>>49

失意にくれ、先までは虚空へ遣っていた目線を、今度は一転して地面へ。
どんよりと曇った眼からは、塩分混じりの零すらこぼれつつあった。


「…………ええんか?」

差し出された所謂栄養食を前に、沈んだ声音で問い掛ける。
言葉から察するに、女もまた恵まれない境遇だろうに。
無言で受け取り、封を切る。半日分の栄養を補給できる食品を前にしても、彼の意気が軒昂する事は無かった。

彼が最も気に病んでいるのは眼前の惨状、"芳しくない"と形容する事すらおこがましい程の売り上げ。
彼──商売人にとって最も危惧すべき事案は赤字である、例え衣食住に困らずとも、
逆説的に言えば、衣食住すらままならずとも、商品を客に供給出来さえすれば、彼はそれで良かった。


「ありがとうな、ありがとうな……っ!………ッ!」

目の前の糧食に生唾を飲みながら謝意を示しつつ、直後、待ちきれんとばかりに頬張る。
両生類に近い体を持つ彼にとって、乾燥した食品は肌に合わないと言えた。が、背に腹は代えられない。

咀嚼・嚥下する能力も人間の水準を下回る彼にとって、それを食する事は苦行に近い。
喉に詰まらせたのか、苦しそうに頭を上下させながらも、何とか一口目を胃に押しやる。


/いえ、お気になさらず……こちらも書き出しが遅れて申し訳ないです
51 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/04(日) 01:18:00.21 ID:Ha00wQc+0
>>50

『…………ええんか?』

「いいさ。私にはこれぐらいしかできることは無いからね」

分かっている。男が今、何を1番を必要としているのかは。それが「売り上げ」だということをも。
だが自分にはこれしか彼にやれることは無い。売り上げに直結するであろう「生活」の厳しさを少しでも和らげる為に。


『ありがとうな、ありがとうな……っ!………ッ!』


そう言いながら栄養食を頬張る男を、母のような目で見守る女。
だったのだが、なにやら男は苦しそうだ。

「……!」


そういえば、彼は両生類っぽい顔をしていた。それなら、体内器官も両生類……?
考えた女は、持って来た荷物の中に何があるか確認し――カロリーメ○ト&本だけだが――何も無いと悟るや否や
次は周りに何か無いか見渡した。……自販機は在る。だがお金は無い。
水飲み場……これだっ!

「水が欲しいなら、ほら、あそこに水飲み場が……」

考え始めてから言い出すまでの時間、僅か1秒弱。
それもこれも、男を案じての行動だった。
52 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage saga]:2011/12/04(日) 01:45:28.65 ID:dB42PLrN0
>>51

水飲み場───その言葉の響きの、何と素晴らしい事か。
亜人にとって必須でもある水分が、タダで。商売人気質の彼にとって、まさに楽園──言い過ぎだろうか。

何にせよ彼はふらふらとした足取りで女が指す水飲み場の方向へと歩み出す。
コックを捻り、噴出する水を口──だけでは物足りないとばかりに帽子を脱ぎ捨て、頭から被る始末。
見れば、先まで乾燥し、罅割れてすらいた彼の肌が、艶──
ではあるまい、ぬめり、粘液に覆われているのが解るだろう。


「いやあ、生き返ったで、ホンマ」
「……スマンな、水を見たらコレや、ホンマは我慢したかったんやけど」

彼がそう語り掛けたのは、水分が全身に行き渡ったであろう頃合いだった。
前述の、より人外、両生類めいた光沢の肌への変化は水を浴びていないはずの胴や下半身にまで及んでいた。
毛髪の無い頭部が、骨ばった第一関節から先だけが丸い指が、街灯の無機質な光を反射して、あだっぽく。


「ほら、人様の前やしな?同族やったらまだしも、人間はこんなもん見慣れてへんやろ?」

常人なら、悲鳴の一つも上げる所だろうが──生理的嫌悪を催させる彼の風体に、女はどう反応するのだろうか。
53 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/04(日) 02:04:56.97 ID:Ha00wQc+0
>>52

男は女が指差した水飲み場へとふらふら歩き、そのまま飲むのかと思いきや。


「……ぅお……」

女が声を出したのは、1つは頭から水を被るという夏ぐらいしかやらないだろそれという行動にあったのかもしれないが。
一番の原因は、その水を浴びた男の体が、ドンドン光沢を帯びていくからである。光沢と言っても、それはねばねばした粘膜なのだろうが。
その言葉だけを取れば衝撃的な光景に息を呑んでいると思うだろうが、実際は少し驚いているだけ。


『……スマンな、水を見たらコレや、ホンマは我慢したかったんやけど』

「あ、謝る必要は無いさ。必要な物だったんだろう?」


若干言葉につまりながら言う。テカテカと無駄に光る男の体は、先ほどの男とは何かが違っていた。
元気を取り戻しただけなのだろうが、何か……肌のハリ的なものも戻っているのか。そう考える。


『ほら、人様の前やしな?同族やったらまだしも、人間はこんなもん見慣れてへんやろ?』

「―――まぁ、見慣れてはいないが……。昔は君みたいな奴を何人と見てきたから、私は特に驚いたりはしないよ?」


神様と言っても色々種類があり。その中にはは当然、所謂「化け物」も何人かいるわけで……。
職業柄それを見てきた女にとっては、さほど驚くべき事象ではない――それでも、先ほどの男の変貌振りにはおどろいたが――。


「しかしすまないな、本当に。私に出来ることがなくて。―――あ、そうだ」


罪悪感を少し覚えたのか、再度謝ろうとする女。しかし、何か思い出したようだ。


「私はとある組織員と同時に、ある喫茶店でも店員をしているんだ。
 どうしても食に困ることがあれば、此処に来てくれ。私が居れば、何か食べさせてあげるよ」

紙とペン(もう一度探っていたら見つけた)を取り出し、サラサラと何か書き始めた女。
「私が居なくても、そこの店に君の事を伝えて、私の名を出したら何か食べさせてあげるようにするよ―――」などと言いながら。
男に手渡そうとしたのは、紙に描かれた店への簡単な地図だった。
54 :【心訪創神】関西弁のリトルグレイ [sage saga]:2011/12/04(日) 02:23:15.38 ID:dB42PLrN0
>>53

「ま、これが本来の姿っちゅー事や、服なんざも着ぃひんしな」
「そう言って貰えたら助かるわ、やっぱ自然体が一番ええねん」

挙句スーツまで脱ぎ出して、恐らくは本当の普段着であろう、麻のパンツ一枚になる始末。
とはいえ外見があまりに人から逸している関係で、むしろその姿の方が自然なように見えた。

「……喫茶店?」

濡れた手で受け取る紙の上には、新参者の彼でも解る簡潔な地図が記されていた。
もう一度「ありがとうな」、次いで「この借りはいずれ返──したいんやけども」
この惨状では返す事など到底出来る筈も無く、今は我慢してくれと言わんばかりの視線。


「じゃあ、ワシはそろそろ行かせて貰うで?」

脱いだスーツを肩に掛け、先の弾みで落下したジュラルミンケースを片手に提げる。
もし呼び止めなければ、そのまま夜の闇に消えていくのだろう。
55 :【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki [sagesaga]:2011/12/04(日) 02:41:33.27 ID:Ha00wQc+0
>>54

「ハハ、だろうね。みんな自然体が良いに決まってるさ」

麻パン一丁の男にそう笑いかける。思えば堅苦しいスーツの方が不自然なのだ。
それじゃどうしてこんな格好を……そりゃこの世界で生きていくために必要だったからかな……など自問自答するが、口には出なかった。


「何、借りなんてそんな大層な物じゃない。返さなくても、良いって事さ」

喫茶店――勿論、不殺同盟が深く関わる、あの店――への行き先は、どうやら分かってもらえたようだ。

そして、その懇願するような視線の意図を汲み取り、軽くそう言い返した。
女にとってはお礼とかそんな物に興味はなく、少し大げさだが、ただ助かってもらえれば良いのだ。
故にそんな物必要なく、やんわりと断った。


「――――あぁ、もう行くのか。それじゃ……また」

呼び止めるだけの用件はなく、鞄を持ち、闇に消えようとする男を女が止めることは無い。
簡単に別れのあ札をすると、その姿を見送ったのだった。


男が去った後、女はもう一度本を読み始めようとするが……

「……忘れないように、早くしないとな……」

そう呟いて立ち上がり、件のお店へと歩き出す。
後日、店の奥にある掲示板には、妙にリアルな緑色のリトルグレイの絵と、
「この人が来たら――――」と短く書かれた張り紙が、追加されることとなる――――。


/乙ですかね?
/2日間ありがとうございました!
56 :【光慈拓望】【万世統治】【廻り巡る紛いの血潮】【陛に坐する燦々たる王】【我が心、紅蓮と共に在り】 :2011/12/04(日) 18:06:13.83 ID:Byw3CFSWo
      上、      /⌒ヽ, ,/⌒丶、       ,エ
       `,ヾ   /    ,;;iiiiiiiiiii;、   \   _ノソ´
        iキ /    ,;;´  ;lllllllllllllii、    \ iF
        iキ'     ,;´  ,;;llllllllllllllllllllii、    ナf
         !キ、._  ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fサヘ.
       /  `ヾ=;三ミミミミヾ仄彡彡ミミヾ=`´  'i、
       i'   ,._Ξミミミミミヾ巛彡////iii_    |
       |  ;if≡|ヾヾヾミミミミヾヾ、//巛iiリ≡キi  |
        |  if!  |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi  |
      |  ,if ,f=|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリ=t、キi  |
        |  ;iナ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ キi キi  |
        |   iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi  |
       |  iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,キi キi  |
       |  iサ ;サ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,キi :キ、  |
        ,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,キi `ヘ、
      ,√  ;サ, |彡彡彡彡ノ川川|ゞミミミリ ,キi   `ヾ
     ´    ;サ,  |彡彡彡彡川川リゞミミリ  ,キi
         ;サ,  |彡彡彡彡リリリミミミシ   ,キi
         ,;#,    |彡彡ノリリリリミミミシ    ,キi
        ;メ'´    !彡ノリリリリリゞミミシ     `ヘ、
       ;メ      ヾリリリリノ巛ゞシ       `ヘ、
      ;メ        ``十≡=十´         `ヘ、
                 ノ    ゞ
57 :【絢爛舞遊】 :2011/12/04(日) 18:07:38.58 ID:Byw3CFSWo
誤爆した
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です) :2011/12/04(日) 19:54:41.34 ID:IOXZ2rFDo
誤爆を装う谷山も立派な愚痴スレ民だな
59 :【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×4 水晶の剣 [sage saga]:2011/12/05(月) 13:21:40.64 ID:vK6dZvMf0
空を灰色の雲が覆う
そこから雨粒が零れるように降り続けて
大地にぶつかり、細かな音を立て鳴らし続けて・・・

「・・・・一体いつになればマシな天気になるんだ?」
「いつまでもこんなところに留まりたくはないのだが・・・」

暗い洞穴の内から、少しだけ顔を覗かせて、空を見上げて呟いた
連日続く悪天候、雨に打たれながら旅を続けるつもりはさらさらない
それゆえ、偶然発見したこの洞穴に身を潜めて、天候が良くなるのを待ち続けていたのだが・・・

「雨が止むまで眠るか・・・・」

洞穴の土壁に背もたれながら、ゆっくりと瞼を閉じる
耳障りな雨音を遮るように、身に纏っているローブのフードを深く被りながら
目が覚めた時に、晴れていれば良いのだがな・・・
60 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/05(月) 21:08:49.99 ID:y9rgETQP0
――ぺたり。

 ガス灯の柱に、掌を当ててみれば、思わず息を震わせる冷たさを感じる。
 欄干の傍、粉雪を運ぶ潮風が、“独り”の月毛色の髪を櫛る。
 息急き、火照り、頬に紅葉を散らす彼女の、熱りを冷ますには、もしかしたら丁度いいのかもしれない。

――しゃり。しゃり。

 水を吸った氷の粒を踏み、長い吊り橋を、そろそろ渡り終える頃。
 みゃあ、と啼く、ガス灯に留まる海猫を、眼帯のかかっていない右目で眇め。
 届きもしないのに、海猫に手を伸ばすと、海猫は羽根を落として飛び去る。

――……

 欄干を叩き。
 積もった雪を、掴む。

 骨を刺すような、冷たい感覚が、握りしめた雪から伝わる。
 “独り”は、表情にこそ出さないが、雪を潰すその仕草は、どことなく。
 ――悔しそう、に感じるかもしれない。
61 :【物理加速】 [sage saga]:2011/12/06(火) 20:11:34.09 ID:pjVCw4Dz0
【とあるどこかの森】
zzzzz
【木の幹に頭を乗せて、安らかに眠る男が一人】
【こんな寒い中でよく眠れる男である・・・・】
zzzz・・・・・ビクッ!
【なんか時々動いているが】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です)(千葉県) :2011/12/06(火) 22:08:39.17 ID:3twEeUivo
ランカーズ附属の病院脇にあるやや狭い公園で、wiki参照の少女が瞑想をしている
何故この糞寒い中、野外で瞑想しているのかは聞かないで欲しい。病院は特殊なのだ。

「―――……」

意識を闇に溶け込ませながら、風を感じる
都会から、街から、村から、海から、山から、他の大陸から運ばれて来た風が、混ざり、複雑に絡み合って
少女の頬を、髪を、肩を撫でていく


//凍結があるかも…置きレスになるかも…遅レスかも……それでもなんでもぼっしゅー
63 :【風帝斬空】 :2011/12/06(火) 22:09:53.04 ID:3twEeUivo
//名前がっ!
64 :【暗蟲毒罰】 [sage]:2011/12/07(水) 08:59:25.53 ID:nYGksjSAO
下手くそは消えてくんねーかな
65 :【蒼雷魔法】@wiki :2011/12/07(水) 16:05:00.12 ID:6GR6bCfto
それなりに大きな公園に突っ立っている、それなりに大きな木。その中程くらいに引っ掛かってる、茶封筒
恨めし気に視線を送っては見るけど、それだけでは魔法は起こってくれなかった。残念。分かってたけど

「……ああ、もう、めんどくさ」

バイト先の給料日とあって浮かれていた事は否めない。というか十中八九、それが原因だ
いやでもだって、まさか給料を取り出そうとして禿げたオッサンにぶつかるとは思わないじゃんか
手から擦り抜けた封筒が風に巻き上げられてあんな処にひっかかるなんて、増々もって予想外だ
もしこのままあの金を諦めたらきっと、余りのひもじさに余りのひもじさにはげ上がってしまう。さっきのオッサンみたいに。まだ16なのに

こっちの事情も知らずに好き勝手吹きやがる北風は冷たく、思わず身を縮めながら、改めて問題の封筒に目をやってみる
身長が180とかある奴なら届きそうなものだが、残念ながら俺はその20cmくらい下に位置している。大器晩成の辛い所だ

「……はぁ」

こうなったら、本当に魔法でも使ってやろうか
そんな事を考えては見たけれど、大事なものまで黒焦げになりそうだ。それは、流石に、無理
代わりに出てきたのは、やっぱり溜息だけだった
66 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 19:16:22.45 ID:1FjXR/Jx0
 昏い空の下、海に架かる吊り橋の上、波濤の音が耳に届く。
 ガス灯の明かりで照らされ、欄干の傍。
 寒空の凍て雲のように、柱の傍、そこへ佇む“独り”の影が浮く。

 冷たい雫は月毛色の髪を伝い落ち、口元にはバレッタ。
 眼帯のかかっていない方の赤い瞳は、時折、両岸を眇める。
 それは、誰かを探しているようにも、待ち伏せているようにも見える。

「――、……」

 濡れそぼつソールで、足元を、とん、とん、と叩いていた。
 帰ってしまおうかと、落胆し、溜息を吐くと、白い息が上る。
 指先の感覚も、鈍くなってきた――もう、帰って温まろうか。

 ばさり、とまとめた髪をはたくと、雫が白くなった足元へと消え。
 手にしたバレッタで髪を留め、ポニーテールにまとめる。
 首を撫で、ポニーテールを櫛る夜風に、思わず息を飲む。

「――」

 何も言わず、ソールを一つ、とん、と叩く。
 それは苛立っているようにも、何かのリズムを刻み終えたかのようにも、もしかしたら見えるのかもしれない。
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新鯖です) [sage saga]:2011/12/07(水) 20:23:24.01 ID:XfNhRV/P0
>>66
/まだいらっしゃいますか?
68 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 20:27:30.51 ID:1FjXR/Jx0
>>68
居ります
69 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 20:28:02.48 ID:1FjXR/Jx0
>>68
アンカーは>>67でした
70 :【其の喉こそ呪詛】 [sage saga]:2011/12/07(水) 20:34:47.41 ID:XfNhRV/P0
>>66

【橋の上にエンジン音を響かせ現れたのは、一台の大きいワゴン車】
【派手なブレーキ音を立てて、女性からやや離れた場所で急停車し】
【言い争うような複数人の声と共に、後部扉が乱暴に開け放たれて】


「うわぁーっ!」


【ある紳士の間抜けな叫びとともに、黒ずくめの塊が海へ放り込まれた】




/ではお願いします!
71 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 20:43:28.76 ID:1FjXR/Jx0
>>70

 ワゴン車の一台や二台、珍しいものではなかった。
 お目当てのものではないと、左目で確認すると。
 そのすぐ後――ブレーキの音を立て、ワゴン車は止まり。

――。

 黒い塊、それは、独りには、一人の人に見えた。
 その塊は、間違いなく海の方へと飛んで行き――。

「……?」

 独りは訝しげに、その陰を追う様に、海の方へと顔をのぞかせた。
72 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/07(水) 20:52:57.73 ID:XfNhRV/P0
>>71

「ぶへぁっ!」

【飛沫を飛ばして水面に顔を出す、間抜けな紳士】
【派手に着水したのに、シルクハットが潰れず頭に残っているのは不思議だが】
【とにかく、今はそれどころではないようで】


「ゲホッ、、た、すけ、てっ、く、れぇっ……!」


【目を開けた時、偶々視界に入った少女の影に】
【海水と一緒に、必死に救援を求める声を絞り出した】
73 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 21:08:54.18 ID:1FjXR/Jx0
>>72

「……」

 独りは考える。
 ロープを出せるような能力ではない。
 かと言って、一見男性を抱えて上がれる体力を持ち合わせている自身はない。

 欄干の傍に設置されていた、救命用の浮輪と救命具を。
 狙いをつけたうえで男性の傍へと、落とす。

 浮輪には、ロープを付けてあるので、頑張ればきっと登って来られる。
 はずである。


すみません、助ける方法が思い浮かびませんでした……
74 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/07(水) 21:23:53.01 ID:XfNhRV/P0
>>73

「おぉっ……!」

【スルーされる予感を、良い意味で裏切られた事に軽く感動する紳士】
【天から垂らされた其れに、地獄のカ●ダタの如くしがみ付きよじ登る】
【紳士の細腕にはかなりキツいが、足りない筋力は気合いでカバー】


「よっ、 ほっ」


【頑張って】


「うっ、 くっ」


【なんとか】


「ふっ、 ぬっ」


【上り切り】


「ハァ…あ……りがと…」


【切れ切れのお礼を述べながら】


「、う……」


【欄干にもたれ、力無く座り込んだ】




/いえいえ、此方こそ無茶振りすいません……
75 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 21:33:19.04 ID:1FjXR/Jx0
>>74

「……」

 こういうとき、どうすればいいのだろう。
 救急車を呼ぼうにも、携帯電話を持ち合わせていない。
 心肺蘇生も、見た感じでは不要である。

「……無事で、何より。――です」

 黙っているのは、申しわけがなかった。
 切り出したのは、社交辞令ではあるが、囁く様に。
 そしてそれは同時に、安否を問う意味での言葉だった。

「……生憎、毛布も、こたつも持ちあわせては。いないの、ですが……」

 テンポの悪い、丁寧語が語る。
 仮にも、毛布もこたつも持ちあわせていたらそれはきっと普通ではないと思われるだろうが。
 コートの開き、内ポケットを探って、でてきたのは。

「……要り、ますか?」

 首をかしげながら、カイロと、すっかり温くなってしまった缶飲料のコーンポタージュを差し出す。
 少しでも、暖かくせねば、との判断だった。
76 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/07(水) 21:53:02.64 ID:XfNhRV/P0
>>75

「あぁ、何せこの寒さだ」

「貴様が居なければ、遠からず凍え死にだったろうな」

【救助されれば、礼儀正しいと見えたのは格好だけで】
【中身の態度は、とても傲岸不遜で横柄な感じだが】
【…まぁ、キャラ付けなので仕方ない】

「む。 では頂こう」

【相手が差し出した其れを、鋭い爪の付いた異様に長い手指で受け取る】
【同時に、空いている左の手指を鳴らして能力を発動】

「――、良し」

【右掌の上にあった温かい2品を一瞬で消失させ】
【代わりにその場所に、古びたバスタオルが一枚出現した】
【紳士は手にした其れで、早速濡れた服を拭い始める】
77 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 22:03:10.34 ID:1FjXR/Jx0
>>76

「……」

 “貴様”。
 恐らく、男性に悪気はないのだろう。
 ない事は想像できるのであるが、なんだか、ひっかかる、高圧的なものを感じた――気がした。

 そして特にそれに触れることはない。
 そう、そういう人もいるのだと、納得するように努めるのであった。

「大分、温くなって――いますけれど」

「……。……?」

 あくまで、自分の経験から。
 それから考えれば、少しだけ、“不思議な”ものを感じた。
 鋭い爪と、長い手指に――。

 そして、あることを想像する。
 ――映画の撮影の、帰りなのだろうか。と。
 少なくとも、お菓子をあげれば悪戯をされない日はひと月以上も前にすぎていたはずである。

 それから、何となく、顔をのぞいてみようとする。
 どんな、特殊メイクをしているのだろうか、そんな興味を含めながら。


「……」

 思わず、息を飲んだ。
 手品は何回かみてきたが、やはり種が分からなければそれは不思議なものにしか見えない。
 ――その現象がまさか、能力によるものだとは、まだ分からなかった。

 バスタオルが出てきても、それは手品なのだろう。
 程にしか思っていないのであった。

「……面白い。ですね?」

 ――能力が、ではなく、手品が、という意味で。
 あくまでも。
78 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/07(水) 22:23:18.25 ID:XfNhRV/P0
>>77

「うむ、そのようだな」

【別にどうでもいいと言った感じで、さらりと流す】
【相手が顔を見ようとするのも、全く気にしない】
【どうせ見られたところで減る物でもないし】

【そして、覗き込んだ女の目に映るモノは】

【耳と鼻は、やや尖り気味で】
【刺すような眼は、金色に輝き】
【口元からは、長い牙が数本突き出した】

【何処ぞの三流芝居に出てくるような、安っぽい悪役顔】

「――?」

【下から覗き込まれて、不思議そうな顔をする紳士】
【ちなみにこれは、勿論メイク。ではなく地である】


「そうかね? これくらい普通だろう」

【出て来るのが当たり前のような、平然とした態度】
【此れで、益々マジシャンに見られるかもしれないが】
【それは紳士の知るところではない】

「…興味、あるかね?」

【濡れた首筋を丁寧に拭きながら、何げなく質問を投げ掛ける】
79 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 22:33:47.44 ID:1FjXR/Jx0
>>78

(……まるで、そういう生き物みたいにしか見えないのね……)

 メイクの出来のよさに、感心しながら、牙や肌を覗く。
 眸の金色も、カラーコンタクトだろうか、最近は目に良くないと聞く、大丈夫だろうかと心配をしつつ。
 “何処ぞの三流芝居に出てくるような、安っぽい悪役顔”は、まるで――悪魔の様に見えた。

 そして何より前提が異なる。
 男性のその顔は、メイクではない。

 それから、不思議そうに独りに気がつく男性に。
 独りは視線を向ける。

「……」

「あ、ごめんなさい……」

 いくらメイクだとしても、覗きこむのは失礼か、と、反省しながら、視線をそらし、見ないようにした。
 ――メイクではない、のに。


「そう。ですか――」

 手品業界では、とても普通な出来事であるらしい。
 そしてその解釈が大きな誤りであることに、まだ――気がつかない。

 剰え、“手品師”が興味あるかね?
 と問うものであるから。

「――興味は、ない。……ことも、ありません」

 目をそらしながら、返答。
 その間は、一瞬でも誤解を生みそうな間隔であった。
80 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/07(水) 22:50:05.99 ID:XfNhRV/P0
>>79

「いや、気にするな」

【神経質な女に対して、宥めるような口調】
【こういう反応には慣れっこであるらしい】

「ふぅむ…………」

【意外と食い付きが悪かった。此れは計算外】
【顎に手を当て悪魔の思考を働かせる】
【暫しの沈黙が流れて】

「――あぁ、此れは失礼。 聞き方を間違えた」

【合点がいったという風に】
【ぽふ、とバスタオルを打つ】

「…では、改めて訊ねよう」

【赤く長い舌で、薄い唇をちろりと舐め】
【シルクハットを格好をつけて被り直し】




「 『 願 い 』 は、なにかね?」




【牙を剥き出しにして、ニヤリと笑い】
【更なる興味を引き出そうと】
【わざと曖昧な表現を使って、相手を手中に誘い込む】
81 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 22:59:25.76 ID:1FjXR/Jx0
>>80

(気を悪くしていなければ、いいのだけれど――)

 ふぅ、と一つため息。
 反省を含めたそれは、白い息をあげる。

 ――ああ、そうだ。
 独りは手品に感心していたが、元々、こんな寒い時期の、こんな出来事なのだ。
 男性は、風をひかないだろうか。


「……?」

 どうやら、何か誤解があったようだ。
 改めて男性から出された言葉は。

『 『 願 い 』 は、なにかね?』

「……。……え?」

 願い。
 願い自体は、たくさんあった。
 ただ、曖昧で、分かりにくいものや、何だか子どもっぽいものばかりで――。

「願い。ですか……そう。ですね――」

「……」

 もしかして、この人は、願いをかなえることができる、神に近しい存在なのかもしれない。
 ――そんなことも考えたが、冷静になってみると、それはないだろう。

 ならば、もしかして能力者か詐欺師なのだろうか。
 後者ならば警戒するに越したことはないが。
 前者ならば、先程の手品にも納得がいくところが見えてくる。

「……そう、ですね、例えば――あなたが風邪をひかないように。というのは駄目? ――でしょうか?」

 心配はしていた。
 しかし警戒もしているわけで。
 すこし、ひねった――もしくはひねくれた回答を、男性に返すのだった。
82 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/07(水) 23:25:49.76 ID:XfNhRV/P0
>>81


「……おいおい」

「それを叶えたとして、貴様に何の得があるというのだ」

【意外や意外】
【女の口から出てきたのは、優しくささやかな「願い」だった】
【しかし、それに対して紳士は凄く脱力顔】
【諭すような、呆れるような口調で相手の其れを切り捨てる】

「――あのな、此れは先程の行為に対するほんの “お礼” なのだ」

「我が恩人の利益にならぬモノを、現実にする事は有るまいて」

【そんな説明を付け加えつつ、再び右手の指をパチリ】
【相手の話も尤もだという事で、能力を使って着替えるつもりらしく】
【手にしていたバスタオルと生乾きの服があっという間に消え去って】

「…ちっ、外れか」

【男の服装は、何故かどぎついピンクのハート柄パジャマ(※女物、ヘアキャップ付き)姿へと早変わり】
【当の本人は渋面だが、傍から見たら猥褻物何とか罪で刑務所粋な怪しげな生物へと変貌してしまった】
83 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/07(水) 23:42:15.01 ID:1FjXR/Jx0
>>82

「得。ですか……そう。ですね、確かに私は得はしませんけれど」

「私もあなたも、損はしない。ですよね?」

 格好つけようとして言ったわけでは決してなく。
 誰かの得の為に損がもしあるのだとしたら。
 ならば互いに損をしない方法を選べば、きっと平和だと感じた、故の返答。

 それなりに独りは捻ったものの。
 実際――。
 願いなんて、その場その場で咄嗟に思いつくほど、独りには簡単な質問ではなかった。

「――恩人かも。しれませんけれど」

「私は、見返りの為にあなたを助けたつもりは、なかった、ですから」

 もしあのまま放っておいても、能力で男性は助かったかもしれない。
 ただ、だからといって見過ごすというのは、殺人と変わりはないのだろう。

 お礼は、要らない。
 単純にそういうものではあった。
 ――もしくは、今は、ない。というだけ。


「……。……。……、……」

 独りは、言葉を失った。
 なぜならば、目の前の男性の服装が変わったから。
 ――変わったのが、まさか女ものであれば、不思議ではないことだろう。

「随分と、可愛い趣味。なのですね……」

 手品師、といい、どうしてこんなにも誤解が多いのだろうか。
 変わった趣味、それくらいにしか思わないのだった。
84 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/08(木) 00:05:34.59 ID:5MYMOv8G0
>>83

「あー、我が輩、 『そういうの』 は好かん」

【女の望む小さな「平和」を乱す、冷淡な一言】
【まさか本当に気分を害したという訳ではないようだが】
【先程に比べて、心なしか表情が厳しい】

「愛だの厚意だの善意だの気まぐれだの、勝手極まる片方からの押し付け」

「そういった、与えられるだけ若しくは奪われるだけの一方的な関係は、不公平だ」


「甘ったるくて、反吐が出そうになる」

【押し付けがましい持論をくどくど並び立てる変態紳士】
【このまま放っておいたら、本当に反吐を履きそうである】
【勿論、この光景を目撃する哀れな通行人が。だ】


「……まぁ、我が輩の趣味や主義主張はどうでもいい」

「それより、今は貴様の話だ」

【感情に流されて、余計な事を喋り過ぎたのにようやく気付いて】
【元の不遜な表情に戻り、ぷいとそっぽを向く】
【――拗ねても全く可愛げがないのは、服装の所為だろうか】

「…その目は、どうした」

【話題を転換すべく、相手の眼帯を長い指で指し示す】
【此れは、隻眼の理由を問うているのだろうか】
85 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/08(木) 00:20:00.36 ID:m/mOvIfZ0
>>84

「嫌い。でしたか――」

 男性は、冷淡に。
 しかし、そうは言われたものの。

 男性は困っていたし、助けを求めた。
 見逃すほど敵視をするにも値せず。
 ならば、どうすればよかったのだろう。

 厚意ではあった。
 しかし、それが気に入らないと言われてしまっては――。

 なにが、正解だったのだろう、願いを言ってしまうことが、正解だっただろうか。
 ただ、独りには思いつく願いはなかったのだ、いずれにせよ、正解は得られなかったのだろう。

「……それは、……申し訳のない事を」

 独りは。
 ただ、謝ることしかしなかった。


「……私。ですか」

 男性よりも。
 独りの話。
 その話題は、眼帯。

「……め、目、ですか……生憎、私の目は一見、普通ではない。ので……」

 聞かれたくない話題だったのだろう。
 目をそらし、眼帯の方の目を、男性から遠ざける。
 そして、きゅっ、きゅっ、と二歩ほど、雪を踏みながら下がる。

 男性が嫌いだったわけでは決してなく。
 逃げたかったのは男性の、話題そのものからだった。
86 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/08(木) 00:42:21.19 ID:5MYMOv8G0
>>85

【助けは求めた。ああ確かにその通りだ、肯定しよう】
【しかし、其処で止めてはいけない。たったそれのみで終わる筈がない】
【受けたものは返さなければならない。奪われたものは取り返さなければならない】
【この世を動かす厳然たる事実にして大前提。等価交換の法則】

「……ふん」

【紳士は、願いを叶える。絶対に】
【其れをしなければ、存在理由が無くなってしまうから】


【そうして、ようやく話は戻り】




「 な ん だ 、ちゃんと出来るではないか」




【ニンマリと、黒い笑顔】
【ようやく紳士好みの、良い風向きになってきたらしい】


「 お い 」


【(スリッパの脚を)一歩踏み出し】


「 厭 なのだろう?」


【もう一歩、大きく詰め寄り】


「自分の目が 嫌い なのだろう?」


【ぐい、と顔を近付け】


「――あぁ、理由は聞かん」

「そんなものはどうでもいい」


【一瞬、視線を逸らし】


「我が輩が聞きたいのは “願い” のみ」


「貴様は、その目を ど う し た い ? 」


【再び、女に食らいつく】
87 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/08(木) 00:56:30.58 ID:m/mOvIfZ0
>>86

「厭? どうして?」

 ぴたり。
 その場に止まり。
 男性に向けるのは笑顔でも疑問でもなく。

 怒りにも、敵視にも似た、表情と睥睨。
 眇めるその目を、男性の金色に向け。

「私は、目が嫌いなのではなく――この目を笑う人が、嫌なだけ」

「あなたも私のこの目を見て、異常者だと嘲る?」

 ふわりと、ポニーテールが舞うと同時に。
 すらり、と眼帯を外す。
 眼帯の下には――。

 しっかりと、赤い眸が、男性を睥睨する。
 目は、ある――。



 しかし、仄かなガス灯のもとでもわかるのは。
 眸の色は左右で異なる赤と紅。
 能力を持つと、瞳に現れる家系の一人である、その証で、射るような視線を向ける。

「人と言うのは、残酷な生き物――誰かと違えば、変わりものを排除する」

「あなたが私を排除しようとするのならば――、  」

 するのならば。

 どうだと、いうのだろう。

 闘志を剥きだす、重みのある言葉を叩きつけ。
 それでいて、男性を信じての、思い切った行動。
 男性は、独りを、排除しようとするだろうか。
88 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/08(木) 01:21:02.67 ID:5MYMOv8G0
>>87



「 は ? 」



【ぽかーん】
【口をあんぐり】


「排除?」

「貴様の能力も知らないのに?」


「非効率的だ」


【やれやれ、と】


「排除だ?」

「眼の色が異なるという理由のみで?」


「非論理的だな」


【首を振って】


「排除だと?」

「もし死んだら、生き返らせねばならんのに?」


「全く、非生産的過ぎる。話にならん」


【大きく、ため息をつく】



【と、そこまで】
【一息に言い尽くして、一旦両目を閉じ】

「……貴様は、大事な “お客” だ」

「其れを排除してどうする、馬鹿馬鹿しい」

【流石に言い過ぎたと思ったのか、適当なフォローを入れ…】


「大体、貴様らと見た目が異なるのは我が輩も同様」

「高次元な存在である『モノ』達からしてみれば」

「正直なところ、サル共の毛並みの違いなどどうでもいい」

【――なかった】
【結局のところ。 容赦なく、思いっ切り馬鹿にしただけだった】
89 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/08(木) 01:31:27.25 ID:m/mOvIfZ0
>>88

「……そう。――ですか」

 意外と、受け入れられる。
 変わり者が、どちらなのか。
 独りか。男性か。

 冷静になってみれば、実に、愚かしい事だった。
 独りは、自分の事は嫌いでは決してなかった。
 だから、厭かと聞かれた時に、心の底からそれを否定した――実に単純だ。

「……ごめ、なさい――……」

 それはまるで。
 ばか、と言われて。
 ばか、と言い返して――叩き合いの喧嘩をしてしまう子どもの様で、嫌だった。


「……」

 フォロー、らしき、否、フォローではない何か、圧迫感に押されながら。
 苛立ちにも似た、何か、取り残される感覚に陥る。
 ――何だか、ばかにされたようで。

「……、言っている意味が……いえ、良い、です」

 ばかにすることが、きっと楽しいのだろう。
 ――高次元の存在である、人間でないもの、という思考には、至らない。

「……取り乱して、……ごめんなさい」

 溜息。
 そして、眼帯をつけ直す。
 男性がたまたま、受け入れることのできる人間だっただけなのかもしれない。

 だから、眼帯をし直す。
 ――それに、眼帯を取るときは。
 “今”では少なくとも、なかったはずであるから。
90 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/08(木) 01:54:45.62 ID:5MYMOv8G0
>>89


「むぅ」

【相手の反応が弱い事に、小さく眉を持ち上げる】
【この反応は、紳士にとって予想外だったのだろうか】


「……貴様は少々、神経が細やか過ぎるようだな」

「もっと図太く生きても、バチは当たらんだろう」


【付け直した眼帯を見ながら、再び静かに語りだす】

【先程に比べて、大分穏やかな口調】
【今度こそ、ちゃんとしたフォローを入れるつもり…】


「 『その程度』 の些事を気にしたところで何も変わらんし、誰彼も気にしちゃくれん」

「足元を這うちっぽけな虫の如き矮小な存在など、気に留める者の方が少なかろう」


「貴様を見て笑ったとかいうヤツは、真なる物好き、としか言いようがないな」



「最早呆れを通り越して、深く尊敬できるレベルだ」


【――――は、まだ無いらしい】

【大げさな身振り手振りを加えつつ】
【余計な解説まで笑顔で付け加えていた】
91 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/08(木) 02:08:17.96 ID:m/mOvIfZ0
>>90
>>90

「……?」

 予想外、だったらしい男性に。
 独りは訝しむ。
 何か気に障るようなことをしてしまったのだろうか。

 男性の眉が小さく動いた――気がしなくもない。
 そんなことを気にしていると――

『貴様は少々、神経が細やか過ぎるようだな。もっと図太く生きても、バチは当たらんだろう』

「……」

 現在進行の状態で、その言葉を浴びせられる。
 さて、反論の言葉は。
 ない。


「そう。ですか――生憎、私のこの目は、災厄と謳われ忌み嫌われた、ものですので」

 過去は、語るまい。
 関わってほしくなかったわけではない、と言えばうそにはなるが。
 何より巻き込むのはやはり嫌だった。

 迷惑がかかるからでは決してなかった。
 誰かの命を追い詰める――それが、嫌なのだ。
 狩人には分かるまい、獲物の恐怖、と言える。

「……私のこの目を見て、嫌いにならなかった人は。そう居ません――ありがとう」

 くるり。
 背を向け、二歩すすみ、そして止まる。

「――、私は、願いなんて今はないけれど――いつか困ることが来たら、その時は、……」

 そして背中で、風の囁く様に言葉を置き去り。
 男性の言葉を少しだけ、待ってみるのだった。

 止めさえしなければ、返事を聞き。
 そのまま、橋の端へ、去ることだろう。
92 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/08(木) 02:42:29.27 ID:5MYMOv8G0
>>91


「ふん、災厄、か。 たかが人間如きには不釣り合いな、大それた二つ名ではあるが」

「その 『ネガティブ思考』 だけは災害Levelかもしれんな」


「気の弱い者なら、貴様と話しているだけで鬱病に罹ること間違いなしだ」


【ニヤニヤと輝く笑顔】
【間違いない。この紳士、絶対に楽しんでいる】
【フォローする気など、最初から無かったのだ】


「……まぁ、色々脱線し、下らん掛け合いも沢山したが」

「我が輩、不思議と貴様の事は嫌いになれん」


「捻くれ者の我が輩にさえ好かれる貴様は、中々の逸材と見えるな」


【あれ】
【何かフォローのように聞こえるが…多分気の所為だろう】
【何気に良い笑顔で凄い事も言っている感じもするが、それもまた気の所為】
【この紳士が、そう簡単にデレたりする筈がない】


「あぁ。 その時は是非、我が輩の事務所に来てくれたまえ」

「貴様なら、興味深い 『愚痴』 が聞けそうだからな。 何時でも歓迎しよう」


【女の背に明るい返事を掛けて】

【ついでに、ある大事な事を思い付く】


「そうだ、我が輩の棲み処を教えておこう」


「此れを持っていけ」


【ポケットから取り出したのは2枚の紙】
【普通のビラ(http://www26.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/478.html)を一枚と】
【もう片方の、魔界の文字で 『 仲 介 人 』 とだけ書かれた小さな名刺を】
【長い指で抓んで、女の背に投げ掛ける】


「……今宵は、名は訊かん」

「貴様が願いを話す気になった時、改めて伺う事にしよう」


「では、さらば」


【相手が拾うのを確認することなく、背を向けながら軽く右手を振って】

【パジャマにスリッパ姿の、怪人という名の紳士は足音も無く歩き出し】


【そのひょろりと長い体躯は、すぐさま深い闇に消えていった】
93 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/08(木) 03:21:00.70 ID:m/mOvIfZ0
>>92

「……言ってくれる。――じゃないですか?」

 慣れはしないものの。
 この男性が、どういうものなのかは、何となく。
 はっきりとはしないものの、理解しえてきた。

 もしかしたら、からかうのが楽しい――。
 確証は、ほとんどなかったが。

「……一つ。訂正するのならば――ポジティブがプラス、ネガティブがマイナスだとして、私はきっと」

「――ゼロ。ですよ」

 自覚がないのか。
 それとも、自信があるのか。
 プラスを肯定はしなかったが、マイナスは否定するのだった。

 ゼロ。
 プラスとマイナスの中間。
 ――否、“無”。

「それに、笑う人はうつ病には。ならない。……と思いますよ」

 負けず嫌い。
 男性の言葉に、逆らい、言葉を紡ぐ。
 やはり、子どもの喧嘩なのだろうか。


「私は、あなたの事はきらい。です――会いたくないとは、思わない、ですけれど」

 嫌いなのは、ばかにされたから。
 会いたくないとは思わないのは、残酷ではないから。
 多分、敵とは少なくとも思ってはいないのだろう。

「――ええ、憶えていたら。是非」

 ビラに、名刺。
 それらを預かり、缶飲料とカイロをしまっていたポケットにしまいこむ。

「――“また”」

 雪煙りに、二人は阻まれた。
 夜の、靉靆とした橋の上での出来事だった。


絡みありがとうございました
憎たらしいユニークな人で面白かったです
微妙に頭が回らなくなってきたので〆方向にさせていただきましたが楽しかったです
おやすみなさい
94 :【其の喉こそ呪詛】@wiki [sage saga]:2011/12/08(木) 03:43:58.26 ID:5MYMOv8G0
>>93

【女と別れて橋を降り】
【紳士は夜道を、一人でテクテク歩く】

【ふと】
【まだ暗い夜空を見上げ】


「ぜろ、か……」


【微かな光を放つ星々に、微かな問いかけ】
【その静かな輝きに、紳士は何を見たのか】

【やがて、大きく首を振り下げ】


「――はっ、」

「全く、くだらん。 思考に留める価値もない」


「此れなら、あの女の呼び名を考える方が、幾らか建設的だ」


【忌々しげに、ブツクサぶつくさ】
【まぁ、こんな風に生意気な事を言えるという事は】
【この男も案外、負けず嫌いなのかもしれない】

【勿論、単なる嫌がらせの可能性も捨てきれないけれど――――――――――――――――】




/絡み乙&ありでしたー!
/そうですね、此れはどう見てもウザキャラです。本当に(ry
/勿論、自分の方もとても楽しかったです!
/ではではお休みなさいっ
95 :【片眼変態】魔眼とか使います @wiki [sage]:2011/12/08(木) 20:40:43.06 ID:m3FyQEUco

────黄昏

今、丁度時計の長針が55を指す時、全ては黝(あおぐろ)く染まっていた。
空も
大地も
人々も染まっていた。
若しかすると、誰しもの心の中の奥に存在する霊魂さえも、そうかも知れなかった。


唯一、例外を挙げるとすれば、其れは黄ばんだ羊皮紙を想わせる月。
濁った河の底に沈澱しているヘドロを掬い上げて空に浮かべた様な雲の陰から見え隠れする月。
其れだけは、全てが淡い単色に染まる世界を拒絶して輝いていた。


「────不味いな、此の煎餅」


醜女の下卑た嬌声の如き、胸糞と精神の衛生が悪くなる音を立てて湿気た煎餅が割れる。
劇臭のする腐った川の腐ったヘドロを口に含んだ様な表情を浮かべる彼の心境は、
言い知れない憂鬱感と、理由の無い愁いが煙に似た混沌さを獲て、立ち昇っている事だろう。


「──あーっ、たく。 寒いなコンチキショー」


街に雪が降り積るのは幾星霜とは言わずとも、もう少し先になるが、夜も間際の公園は冷え込み始める。
されど、遊具の撤去され切った公園の物悲しさも又、心に寒さを感じる。
何もかもが冷え切り、熱いスープと、人肌に恋しさを覚える公園の一角に、一人の男が座り込んでいた。

彼の名は、”仁王山 巌” と言う。
矢張り、黝く染められた、天上に浮かぶ月と似た風景への拒絶を感じさせる程、大仰な眼帯で両目を覆い、
むしろ、天上に浮かぶ月と似た輝きを放ち、されど、風景に溶け込んでいる、山吹色の杖を右手に掴んでいる男の事だ。


//なんだか、色々と色々だけど
//なんでもカモ━━━━щ(゚д゚щ)━━━━ン!!
96 :【片眼変態】魔眼とか使います @wiki [sage]:2011/12/08(木) 21:22:04.94 ID:m3FyQEUco
>>95
//まだいますほ
97 :【封火鍜鍛】 :2011/12/08(木) 21:54:30.82 ID:oxNI8GE90

渡す人間……間違えた……かもな……
【法に守られた世界の裏側】
【日夜殺戮が繰り返されるその場所で】
【またひとつ、光が消えた】

【封火鍜鍛――リタイア】
98 :【片眼変態】魔眼とか使います @wiki [sage]:2011/12/08(木) 22:10:13.74 ID:m3FyQEUco
>>95
//今日はもう一回だけ……っ……sageっ
99 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/08(木) 22:12:37.79 ID:qqk/Egp1o
735 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2011/12/08(木) 22:06:13.11 ID:4bBNuzeUP
絡んで良いと思えるレベルの中身
星空、幻鶏、鋼鉄、創名、獣皇、超霊、谷山、剣帝、真双、第四、痛痕

絡んだら時間の無駄になると思われる中身
鋼劇、蟇弧、ビッチ、無貌、黒龍、超動、血機械、神罰、超蟲

お前たちの為に今のスレを楽しむためのガイドライン作ってやったから感謝しろよ
100 :以下、三日土曜東R24bがお送りします [sage]:2011/12/09(金) 02:31:06.26 ID:/+eET0GAO
「私が若かった頃は血の飛ぶ戦いなんてなかったさ」

【女はマドラーを置きカクテルを口に運ぶ】
【一息いれてから再び口を開く】

「判ってる、貴女が“向こう側”じゃないのは知ってるから」
「だからと言って、私は貴女のことを味方とは認めないけど」

【グラスを荒々しくテーブルに置く】
【酔っているのか、怒っているのか】
【指は髪をいじってはいなかった】

「で?どうするつもり?私は貴女がどこに行こうが止めない」
「でもあの子を貴女が巻き込んだ、だから勝手に死ぬのだけは許さない」

【ギラギラと目を向けて、今にもグラスを握り割ってしまいそうな勢いを、そちらに向けたまま】
101 :以下、三日土曜東R24bがお送りします [sage]:2011/12/09(金) 02:33:54.61 ID:/+eET0GAO
>>100
うー、途中送信です…
102 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/09(金) 23:35:06.87 ID:7IcrA9Zk0
――しゃり、しゃり

 横殴りに吹き付ける雪は、潮風に運ばれ。
 鋼橋に積もる雪を踏む音と、“独り”の姿。
 夜空には凍て雲、星も月も見えない。

――ふわり

 月毛のポニーテールは冷たい風に吹かれ。
 冷たい風から免れる様に細められる、眼帯のかかっていない方の左瞳は、赤。
 白いタイツに包まれた脚は、平静を装う一歩一歩を踏んでいく。

――ぱちん

 バレッタを解き、口に咥える。
 拭ったようであるが、微かに赤い線を引く口元。
 手負い、なのだろう――よくみれば、足跡に紛れて、赤い斑が見えるかもしれない。
103 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 17:29:54.70 ID:dcik16r60
【普通の人なら近寄らない程廃れたビル】
【だが物好きな少女がぽつんと其の空間に佇んでいた】


━━━流石セブンイ○ブン。美味い。


【・・・カルビ弁当を頬張りながら】
【静寂の中に響く咀嚼音】
【腋目も振らずに只管に食べ続け然して二つ目と思われる海苔弁に手を伸ばす】
【他人が居る恐れは微塵も考えていないようだ】


今日どこ泊まろうかなぁ。

・・・寒っ。


【身震いをし缶珈琲を開ける】
【━━━心無しか悲しげな顔をして】

【弁当が異様な雰囲気の原因となっていることは言わずもがなである】

/辛味マッチ
104 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 17:50:10.16 ID:1510j2fk0
>>103
/まだいらっしゃるでしょうか?
105 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 17:52:36.55 ID:dcik16r60
>>105
いますよ〜。
106 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 17:53:15.41 ID:dcik16r60
>>104
安価ミス(´・ω・)スマソ
107 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 17:58:10.48 ID:1510j2fk0
>>103
/それではっ

【コツ、コツ、コツ】
【誰かの足音が、不意にビルの中に入ってきた】

【ぼろぼろのコンクリートを鳴らしながら、誰かの足音はちょっとずつ少女の居る部屋に近づいてくる】

【こんな所に来るという事は、足音の主も"物好き"なのだろう】
【とはいえ、いきなり誰かの足音が聞こえてくればちょっと警戒ぐらいするかもしれない】
108 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 18:07:09.66 ID:dcik16r60
>>107
【未だムシャムシャと飯を喰らう少女】
【カツンカツンと倒突に狭いビルに響く足音】

……?

【弁当を食っていても流石に気づいたのだろう】
【レジ袋に弁当を突っ込み部屋の隅にうずくまる】
【が缶珈琲がレジ袋の中から転がり出て】


━━━━カコーン…。カラカラ…。


【ご丁寧に快音を響かせた】


やっばぁー・・・。
109 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 18:10:23.55 ID:1510j2fk0
>>108
【誰かの足音は、丁度、缶珈琲がコンクリの床に叩きつけられた時】
【ほんの一瞬だけ止まり………そして、先ほどより少し速く、少女の部屋に近づいてきた】

【そして】

【部屋にひょっこりと足を踏み入れたのは】

「…あれ?」

【濃い緑のローブを纏った、一人の青年だった】
【青年は首をかしげながら、足元の缶珈琲を拾い上げ】
【ますます不思議そうな顔をするのだった】

【まだ缶珈琲に気がいっていて、隅に誰かがうずくまっている事には気付いていない】
110 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 18:20:43.08 ID:dcik16r60
>>109

(完璧にまずった)


【併し姿勢はうずくまった状態で固定】

【然して入ってきた人物は】
【…物好きそうな青年】
【然も少女には気が付いていない】


・・・チャンス!?(小声)


【突然に少女の右腕に紫色の光が灯り】
【バチバチと音を立て始めた】

【どうやら電激を浴びせて意識を飛ばそうとしているようだ】
【サッと立ち上がり】
【青年に向けて飛びかかった】


おりゃぁっ!
111 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 18:26:44.61 ID:1510j2fk0
>>110
「?」

【誰かの声が聞こえたような気がした、と辺りを見回し始める青年】
【まだローブの中にある右手は、無意識のうちに青年が腰に下げた小太刀へと】

「お、っと!?」

【隅で起こっている電撃に気付き、少女が飛び掛ってきたのが視界に入った瞬間】

【ひゅっ、と青年のローブの中から小太刀の刃が、少女の攻撃を受け止めようと飛んできた】
【が、ちょっと勢いが強すぎて、少女ごと跳ね飛ばしてしまうかもしれない】
112 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 18:38:52.71 ID:dcik16r60
>>111

(いける・・・!)


【倒突に腹部に衝撃】
【然して見事に後ろにノックバック】
【後ろ向きに着地し数回後転】

【が、後ろ手に地に手を付け体をしならせ跳んだ】


…おっとっと。


【見事体操選手のように無事接地】
【腹部を抑え】


痛いぃ・・・。


【壁に手を付き苦しむ】
【傍から見たら中々衝撃的な光景である】
113 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 18:43:12.58 ID:1510j2fk0
>>112
「…あれ?」

【青年は、すぐに小太刀をローブの中にしまうと】
【ようやく、そこに居るのが少女だと気付く】

【ちょっと力を入れすぎてその少女を傷つけてしまったようだ】

【ぽりぽりと頭をかいて】

「………え、あー、あの、何か、ごめんね」

【苦笑いしながらとりあえず謝る青年だった】
【痛そうにしているから、一応、ね】
114 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 18:53:08.17 ID:dcik16r60
>>113

【辛そうにはしているが】
【内心は弁当の詰まった腹を殴られ】
【吐きそうになり堪えようとして思い切り腹を叩いたのだが其れが鳩尾に入り】
【結果恰も太刀で殴られ、痛がっている構図になったのだ】

【そんなこと知らない青年が謝る必要はないのだが】


…責任とってよ。


【此の女出来る】
【内心殴っといてなんでごめんねしかねーんだよ、とか思ってるだろうが】
115 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 18:56:39.14 ID:1510j2fk0
>>114
「…は?」

【苦笑いから困った表情】
【入った所が悪かったのだろうか、救急車でも呼ぼうかとか考えている青年】

「…」

【ちらりと左手に握った缶珈琲を見ると】

「あ、これ君の?」

【とりあえず場を繋げようと、缶珈琲を相手に差し出すのだった】
116 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 19:07:19.40 ID:dcik16r60
>>115

【コクリと頷く】


でもいらない。間違えて買ったやつだし。
どっかに捨てて置いて。


【飲み掛けの缶珈琲を要らないと言う辺非常識なのだが】
【少女は知る由もなく要らない、という手振りをする】
【不機嫌そうな表情のまま問う】


・・・ていうか君誰?
なんでこんなところにきたの?暇人?


【・・・凡人なら苛立ちすら覚える言い草である】
【凡人なら、だが】
117 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 19:11:25.92 ID:dcik16r60
>>115
/飯なので遅くなるかもしれません
118 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 19:12:27.84 ID:1510j2fk0
>>116
「…そ、そう」

【いらないといわれて、処理に困った缶珈琲を】
【とりあえず地面に置く】

「…うん?僕?」

【しかし青年、あまり嫌そうな顔はせず】
【薄く微笑みを浮かべながら】

「まあ確かに暇人…かな」

「で、君は?っていうか、何で襲いかかって来たの?」

【一番の疑問をここで聞いておく】
119 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 19:12:48.40 ID:1510j2fk0
>>117
/了解です
120 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 19:54:09.58 ID:dcik16r60
>>118
【ほんの一瞬怪訝な顔をする】
【が、元の表情に戻って】


…追われてるから。いろんな人に。


【核心には触れない云い方を選んだ】
【自身の事情と他人の事情を分けるボーダーラインを引くように】
【濁した】


だから住む場所がないの。そしたら…君が。
敵かな・・・って思って。


【と区切ると近くにあったレジ袋をさぐり、飲み物を取り出す】
【どうやら自分から深く話す気はないようだ】

【ジーッと青年の方を見ている】
【何か話せとでも言いたげに】


/遅くなりました
121 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 20:00:55.61 ID:1510j2fk0
>>120
「…ふーん、そう」

【何となく察したのか】
【変に追求はしない青年】

「怖がらせちゃったみたいで、ごめんね」

【ともう一度謝る】

【が、相手にジーッと見つめられても青年は特に相手を助けられる物を持っている訳ではない】
【なにせ、青年にも家とか、そういう留まれる住居が無いのだから】

【まあ、青年はそれが気に入っているのだが、その事を話しても相手の不快を買うだけかもしれないので、言わない】

「………あ、そうだ」

【青年はふと、何か思い出したかのように少女に向き直ると】

「『学園』とか、行ってみれば?」

【とある男と話した時に手に入れた、もう忘れかけていた名前を】
【口にした】

/全然大丈夫です
122 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 20:12:05.59 ID:dcik16r60
>>121

『学園』・・・ね。止めておくよ。


【少し俯き】
【こう呟いた】


ちょっと前、父さんに聞いた。『学園』って七不思議とかあるんだって?

…怖いっつーの。(小声)


【父さん、と無意識に口に出してしまっているが少女にとって問題ではない】
【併し怪奇を怖がる辺】
【案外普通の女の子なのかもしれない】


まぁ、幽霊とか能力以外に有り得ないよね!


【…多分】
123 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 20:15:22.32 ID:1510j2fk0
>>122
「…そう」

【ちょっと意外そう】
【まあ、あそこは結構噂あるしなー、とか考えている】

【相手の呟きは聞えなかったようだ】

「…」

「いや、まあ、案外魔物とかはその辺にいるよ」

【といって苦笑い】
【ちなみにこの青年、5割どころか7、8割は魔物である】
124 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 20:25:24.74 ID:dcik16r60
>>123

・・・へ、へぇ〜そうなんだー。


【少しだけ手が震えている】
【やはり怖いようだ】


で、でもさぁ、ソレって能力とかが原因なんでしょ?


【信じられないのか、はたまた信じたくないのか】
【この問い掛けは二つの意味をなしていた】
125 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 20:28:12.79 ID:1510j2fk0
>>124
「ウン、僕、見たし」

【自分が魔物、という事は伏せておく】
【…が、相手が怖がっていることに気付いている訳ではないようだ】

「え、いや、多分能力とは関係ないんじゃないかな…」


「もしかしたら逆に、魔物が能力を作ったのかもよ」

【と冗談っぽく笑う】
【青年にとってはただの冗談である】
126 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 20:39:18.94 ID:dcik16r60
>>125
【あうあう、と口をパクパクさせる】
【どうやら信じてしまったようだ】


アハハ・・・。そーなんだー。


【最早、体の震えは気づかない訳がない程大きくなっていた】
【・・・そんなに怖いか】


・・・いや能力は誰でも作れるんじゃない?
だって私の能力は人に貰ったもん。


【青年の言葉が冗談とは思っていないようだ】
【然して袖をまくり右腕を見せる】
【其処には禍々しい呪印が刻まれていた】


なんにせよ・・・。能力なんて存在しないほうがいい。
此れの所為で何人も傷つけた。


【もういらない。と呟く】
【其の様は悲しくもあり、哀れとも見えた】
127 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 20:45:48.19 ID:1510j2fk0
>>126
「うん、っていうか…」

【といいかけ、ようやく相手が怖がっていることに気付く】
【ちょっと驚いたような表情を浮かべると】

「あ、あれ?怖かった?」

【と確認するように聞いた】


【相手の右腕を一瞥すると】
【少し顔をしかめ】

「…その意見には同感だけど」
「ソレは、あんまり人に見せる物じゃないよ」

【と、相手の右腕を指差した】
【その表情に浮かんだ感情は、同情の類ではない、少し別の何か】
128 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 20:55:52.88 ID:1510j2fk0
>>126
/飯落ちです、次ちょっと遅れます
129 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 20:56:07.09 ID:dcik16r60
>>127

怖くないもーん。


【威張って見せる】
【威張るところじゃ無いぞ】


別に・・・。能力持ちの人にしか見せないし?


【サッと袖を降ろし右腕を隠す】
【突然何か思い立ったように顔を上げ】


でも!・・・此れのおかげで会えた人も居る。普通出来ない絆も、経験も出来た。
・・・あの時の事は後悔してない。


【あの時、が何を指すのか少年には分からないだろうが】
【悲しい様に見えるかもしれない】
130 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 20:56:37.46 ID:dcik16r60
>>128
/了解です。
131 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 21:12:41.01 ID:1510j2fk0
>>129
「………そ、そう」

【苦笑いしながら、頬をぽりぽり】
【が、これ以上怖がらせないようにこの話題はやめにしよう、と思っている】

「僕はただの放浪人だよ」

【といって笑う】
【が、顔をあげた相手の言葉を聞くと、その笑顔は若干薄れる】

「…そう、そうだね、そんな考え方も、いいと思うよ」

【不自然な笑みを浮かべながら】

「じゃあ、僕はもうちょっとこの辺をうろうろしにいくよ」

【といいながら、青年は部屋の出口へと歩いていく】
【呼び止める事は容易だろう】

/遅くなりました。ただいまです。
132 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 21:24:29.57 ID:dcik16r60

>>131

…今までの経験上こんな廃れたビルにわざわざ来る人間は能力者か不審者のどちらかなんだけど…。


【青年が出ていこうとしたに気づく】
【然してレジ袋を漁り】
【割り箸の袋を見つけた】


ちょっとまってね・・・。


【其れを弄り始めた】


・・・出来た!


【青年に向けて手を突き出す】
【その手の上には】


これ。持っておいて。・・・此れが絆だよ。


【綺麗な、作りの細かい小刀の折り紙が有った】
【此れが屹度少女なりの"誠意"なのだろう】


/おかえんなさい!
133 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 21:34:24.49 ID:1510j2fk0
>>132
「いや…本当に放浪人だって」

【と苦笑する】
【事実である、経験も何も事実】


【青年は足を止め】
【相手から、半分押し付けられるように渡された折り紙を、不思議そうに見つめる】

「……ああ、うん、分かった」

【そして青年は、優しい微笑みを浮かべると】
【その折り紙をローブの中にしまった】

「じゃ、このお礼はまた今度、ね」

【缶珈琲でもいいかなとか考えながら】
【青年は、出口へと足を進め、そのままふっと姿を消した】
134 :【妖炎刀】@wiki [sage saga]:2011/12/10(土) 21:36:26.35 ID:1510j2fk0
>>132
/と、絡みありがとうございました
135 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/10(土) 21:42:32.26 ID:dcik16r60
>>133

また今度・・・ね。


【そう言い窓に近づく】
【赤い月が浮かんでいた】

【然して言った】



今日も野宿か。



/絡み乙でした!楽しかったです。
136 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 20:06:19.30 ID:+KB84mzLo

 新造駅のエントランスほど近未来的で寂寥感を纏う物は無い。
 白と青を基調とした色使いは、過去との決別を明確に表し、それ故に温かさと掛け離れている印象を与える。
 深々と六辺香が降り注いでいるからでは無い。見た目が、伝わる印象が何よりも寒いのだ。
 タイルを張り巡らせた通路を革靴が踏み締めて、薄っすらと積もった雪を液化させながら辺りに散らす。

 耳朶を打った水飛沫の音に、革靴の主が思わず眉を顰めてしまった。
 心地の良い軽やかな音色とは云えぬ物であるのだから、男の反応も大仰とはいえ違えた物では無いだろう。

「―――…人が少ないですね。寒々しいまでに、空虚だ」

 民族衣装が夜風に揺らされてはためくのを感じ取りながら、空を見上げて青い満月を視界に入れた。
 真珠と云うには少し違うかも知れない。純白の輝きよりは青みが強い、そう、風情を壊してしまうが――蛍光灯に近いか。
 夜という紺色の闇を照らすべく天頂に備えられた、丸く美しい天然の蛍光灯。
 右の肩に掛けた大型の楽器ケースの中に納めた弦楽器が、夜闇に音色を奏でる事を望む様に音を立てた様な気がした。
137 :【万世統治】 [sage]:2011/12/12(月) 20:44:05.17 ID:H+r4/K9no
>>136
その、無機質なエントランス。
そこに色を、そこに命を、そこに有機を与えるかのように。
声が、響きわたっていった――――――。

「Old King Cole was a merry old soul(オールド・キング・コールは愉快なお方)
And a merry old soul was he;(愉快なお方はコール王)」

かつん。
タイルをエナメルのソールが叩く音が響く、その音は甲高く、何かが喜びを示すような音の色。
そして、何処からか朗々と、拙いながらも楽しさあふれる声が連なっていく。

「He called for his pipe, and he called for his bowl(パイプを持って越させ ボールを持って来させ)
And he called for his fiddlers three.(ついでに三人のバイオリン弾きを連れて来させた)
Every fiddler he had a fiddle,(バイオリン弾きは一つづつバイオリンを持ち)
And a very fine fiddle had he;(一つづつのバイオリンをバイオリン弾きが持った)」

この空虚に、この寂しさを埋めるかのように、声が響いていく。
そこの声は、人に取っては只の歌声にしか過ぎない、だが。
このエントランス全体が、その少女の伸びやかで幼い歌声に喜びを覚えている。

「Oh there's none so rare, as can compare(どれもこれも比べようも無く素敵に見える)
With King Cole and his fiddlers three.(コール王とバイオリン弾きとバイオリン)」

――――歌が終わる。

しぃん、と無音という音が、あたりを満たした。
直後、エントランスの地面が、僅かにびりびりと震えたのを感じるかも知れなかった。

貴方がもし、歌声の方向に視線を向けたとすれば、隅っこに座る一人の影が見えるだろう。

蒼穹の如く澄んだ眸と、白磁の様に美しい柔肌が、目に痛い。
綺麗に巻かれた縦ロールは、動くたびにふわふわと動き、彼女に良く似合っているとアピールして。
黒を身にまとう、ゴシックロリヰタの服装も、彼女にしてしまえば普段着の装いだ。
足元を彩る真紅のエナメルブーツ、其れが黒と白と青のアンサンブルをまとめ上げている。
言ってしまえば―――見るからにお嬢様、と判断できる少女だった。

しかしながら、今の彼女は尻の下に段ボールを敷き、体に段ボールを巻いていた。
お嬢様に見えるのは間違いないが、またホームレスに見えるのも間違いない格好であった。

「……う、歌で気を紛らわそうとしてもさすがに寒いですわ!」

ぷるぷると震えながら、白い息をはーっ、と吐いて涙目だった。
彼女がちょっと泣き言を漏らそうとする度に、周囲の地面が少しうごめいているのが分かるかも知れなかった。
138 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/12(月) 20:44:58.68 ID:H+r4/K9no
/*メ欄修正*/
139 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 21:01:09.37 ID:+KB84mzLo
>>137

 耳を澄ませて風の音を楽しもうかと、考えたのも束の間。エントランスに響き渡る歌声の存在に今更ながら気付いた。
 距離が離れていたせいか、それとも注意力不足か、水飛沫に気を取られていたせいか。
 理由は定かで無くとも、今は良い。

「良い声の持ち主の様ですが、こんな所に……?」

 耳朶を打った少女の声は、喜びを孕んでいる様なのびやかな物で、男に心地好い満足感を齎していたが。
 それ故に―――柔らかな少女の声である為に、疑問が生じた。

 その疑問を晴らすべく視線を天頂から切って歌声の元へと目を向ければ、そこに見えたのはやはり少女。
 身なりや容姿を合わせ見るに、上流階級であろうと安易に推測を付けれた――筈であるが、

「―――…段ボール、ですか……」

 身体に段ボールを巻き、同じく段ボールの上に腰を下ろしていたとなれば印象は変わる。
 凋落した上流階級であろうかと云う失礼極まりない推測が浮かび、口に出すのは流石に憚られた。

 暫し少女の様子を遠めに眺めつつ逡巡する男だが、相手の様子を見ていると放っておく気にはなれなかったらしく、
 肩に掛けた楽器ケースのベルトを一度確りと握り直してから、距離を詰める為にゆっくりと歩み始める。

「こんばんは、綺麗な歌声を持っているね。……こんな外に居て、大丈夫かい?」

 社交辞令としての柔らかな微笑を浮かべつつ、声を掛けてみた。
 何よりも少女が寒がっている様子が気になっていたので、率直に本題を切り出す事になってしまう。
 周囲の地面が蠢いている事には、まだ気付けていなかった。
140 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/12(月) 21:09:58.09 ID:H+r4/K9no
>>139
「うふふ、有難うございますわ。すみませんわね、このような格好では無礼でしょうに」

貴方の声に対して、穏やか極まりない口調と雰囲気を纏って言葉を返す。
ふわりと揺れる巻き毛も、独特の気配も、それらすべてが彼女が人畜無害と示しているだろう。
逆境に有っても尚、まったくもってブレる様子無く、お嬢≠ニしてそこに居ようとする、そんな態度も見られるかも知れない。
そして、貴方の心配に対して彼女は苦笑を顔に浮かべることで態度と成し、続いて言葉をつなげていく。

「―――正直言って、寒いですわ」

ちょっとキリッとした顔をしているが、顔は青い。
ダンボールの前を寄せて、風を防いでいる物の、そのフリル満載の格好は存外に寒いのである。
よく見れば、彼女の周囲だけ建築の構造が違うのが分かるかも知れない。
極力彼女に風を通さないようにできているかのような出っ張りが壁の随所からハリ出ているのだ。
そして、それらは偶に先端を伸ばして彼女の方に先端を向けて、しばらくして元に戻っていた。
まるで、彼女の周囲の無機物だけが、彼女の意思を汲み、彼女と意思を交わしているかに見える、そんな光景だった。

「……まさか、お父様に口座を止められるとは、予想外でしたの。
そろそろ……、夢見る家出少女も終わりなのでしょうか」

家出少女、彼女はよく通る声でそう呟いた。
その表情は、暗い。先ほどまで歌っていた姿や声色とは全く違う。
戻りたくない理由、家を出た理由が、恐らく存在していたのだろう。
141 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 21:27:59.48 ID:+KB84mzLo
>>140

 穏やかな声、気配、態度のどれもが、外見通りの気品を表わす物に感じられた。
 見かけ倒しでは無いのだと納得しながら相手の言葉に、思わず「いえ、大丈夫です…」と少しばかし畏まった口調で返してしまう。
 相手の全身から溢れ出るオーラとでも呼ぶべき物が、無作為ながらも立場の違いを教えてくれるようであった。

「……だろうね。今晩はいつも以上に冷え込んでいるし、そんな格好では尚更だ」

 表情を無理に取り繕おうとしているらしいが、隠しようが無い程に青ざめているのが見て取れる。
 男は口調を元に戻しつつ徐に周囲の様子を窺った所で、ようやく異変に気付く事が出来た。

―――地面が、人工物の本来見せるべき無機質なだけの印象とは異なる物を運んできている。
 それは地面に限った事では無く、壁などの物体等も例外なく含まれていた。
 しかも心を宿している様な印象のそれらの意志は、少女の方へと向いている様に感じられる。
 隠せないほどにオーラを纏う少女が何かしらの力を及ぼしているのか―――否、情報が不足していて推測の域を出ない。
 そもそも、詳しく追求する必要の無い事柄であろう。それと断定できる状況になれば、自ずとわかる事。

 男の短い思惟は、少女の口から零れた言葉に引っ掛かり、一気に現実に引き戻される事になった。

「―――家出、かい? 君ほどの歳ごろの少女がそんな格好であるのは、そう云う事か……」

 思わず鸚鵡返しに単語を繰り返しつつ、合点がいったと云わんばかりの表情で首を縦に振る。
 真っ当な一般常識を併せ持つ者として取るべき態度は、一つしかないだろう――が、

「僕にも……その経験はある。少し経験を交えての話ならできそうだけど、此処じゃ寒いかな」

 寒空の下で長話をするのも憚られ、二つの選択肢を思い付いた。一つは普通で、一つは個性的な選択肢。

「近くに、よく行く喫茶店があるんだ。そこで話すのも良いし、或いは……不思議な世界で話をするのも面白いかも知れない」

 まだ少女が男の話を聞くと決まった訳でも無いが、少しばかりの悪戯っぽい笑みを浮かべつつ提案をしてみる。
 出会った人との会話を何よりも重視し、楽しませる事に思考を費やす―――それが優れた詩人となる為に導き出した経験則であった。
142 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/12(月) 21:38:42.10 ID:H+r4/K9no
>>141
くすくす、と貴方の畏まった態度を見て微笑んで「楽にしてかまいませんのよ?わたくしの方が年下でしょうし」、と呟く。
彼女の動作や態度、口調は確かに気品や作法はシッカリとしたものではないが、型にハマりすぎたものでもない。
適度に相手に緊張を強いることの無い程度の気品、程良く砕けた態度である事が感じられるかも知れない。

ともかく、貴方の口調が元に戻ったのを聞き、少し笑みを浮かべた。
どちらかと言うと気楽に接してもらえる方が好ましいようである。

「ええ……、寝袋とかも有ったんですけど。警察に全部持っていかれてしまって。
家に連絡される前に必死で逃げてきたんですの」

案外行動的な少女、まあ家出という行動に出れるだけの行動力が有るのだ。
警察からの逃走だって恐らく不可能なことではないと思えるかも知れなかった。

そして、貴方が異変に気づいた事に気づいて。

「……もう良いですわよ。お疲れ様でしたの、壁さん、床さん」

床と壁に労るような声をかけつつ、軽く撫でて。
少し嬉しがるように身をよじる=Bその光景はシュールだろうか?
しばらく床と壁はうごめいていたが、ゆっくりと出っ張りが引っ込んでいき、床の動きも収まった。

「――――家出、ですの。……二ヶ月、位でしたわね。割りと長く持ったのですが」

こくこく、と頭を縦に振って、なんとも言えない表情を浮かべる。
家が恋しいけれど、帰りたくない理由も有る。そんな表情だ。


―――そして、貴方の提案は、彼女の耳朶を震わせて。
どこまでも純粋、どこまでも夢を見続ける無垢な魂は、迷うこと無く後者を選んだ。
何故ならば、その方がきっと面白いから、それだけだ。

「―――不思議な世界でお願いしますわ!」

わくわくと、親に寝る前の絵本を呼んでもらう子供のような純真な瞳を輝かせて。
ゆっくりと立ち上がると、貴方を見上げて微笑むだろう。
冬に咲く花が―――そこにあった。
143 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 22:00:18.92 ID:+KB84mzLo
>>142

 相手の微笑みを見て、確かに少し意識し過ぎたかも知れない、と思い直して微かに微笑を浮かべてしまった。
 気品を感じられるのは間違い無いが、相手を圧倒するような上から目線のそれでは無い。
 初見である故に畏まってしまったが、慣れてしまえば、礼節を正す事を望む物とは異なるのだと気付けた。

「―――…」

 想像以上に活動的な少女の話を聞き、思わず言葉が出てこない。
 警察に寝袋を取られて尚、諦めずに逃走劇を続行するとは、中々に行動的である。
 そう云った点に置いて女性は強いのだろうか。男なら間違いなく泣き崩れるだろう、男泣きと云う詭弁に隠れれる為に。

 少女が床と壁に触れ、労りの言葉を掛けるのを聞いて、何事かと思うのも一瞬。
 直後に眼前にて繰り広げられた光景は、中々に興味深い物であった。出来れば、もう一度ぐらい観察したい物である。
 そんな欲求が湧き上がりつつも、本題では無い為に口には出さない。

「―――二ヶ月、か。確かに持った方と云えるけど、僕には何とも言い難いかな」

 同じことをやった事のある身としては、ついつい応援したくなってしまう物であるのだが、
 年上であるという事実が、常識と云う物を加味して大きな障害となってしまっていた。
 建前上は注意すべきなのだろうが、それをしない事で適当に立場を曖昧にする。――体験談を語るのは如何なのか。


「そう言うだろうと思ったよ、了承した。ネタは二種類あるんだ、選んでくれ」

 肩を竦めて大仰にリアクションを取りつつ、表情を綻ばせてしまった。
 純真な瞳の輝きと云うのを向けられると、自然と意欲が湧いてくるもので、より良い物を見せようと云う気になる。
 立ち上がった少女の可憐な笑みを眩しげに見つつ、右手を上げて指を二本立てた。

「一つは水の都≠舞台にした陽気な世界、もう一つは氷のホテル≠舞台にした幻想的な世界」

 この寒さならば、陽気な世界を多くの者が選ぶであろうか。だが、氷のホテルを侮ってはいけない。
 北国は年中寒いのではなく冬に極寒になるのであり、極寒を知り尽くする事は寒さの中で得る暖かさの真価を知る事である。
 だからと云って、水の都を蔑ろにしては陽気で洒落た美しい景観をみすみす見逃す事になってしまうであろう。

 男が現状で提示できる、最大限に魅力あふれる、それ故に選び抜く事が難しい二つの選択肢であった。
144 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/12(月) 22:15:48.20 ID:H+r4/K9no
>>143
「……むむっ、嘘と思いましたの? ほら、コレが証拠ですのよ?」

どうやら、警官ともみ合ったようで、まくり上げた腕には痣が残っていた。
少女の細腕で鍛えられた警官からどうやって逃げおおせたのかは、これからの会話で明かされるのだろうか。
だが、どちらにしろ。泣くことよりもその状況を打開し、前を観る強さを彼女は持っていた。
力はなくとも、小さくとも。只前を見て状況に、現実に向かい合う、それが彼女のお嬢≠ニしてのポリシーの一つだ。

「ええ、若気の至りですもの。人は年を取るといろんな物に縛られる。昔読んだ本に書いていましたわ。
でも、だからこそ今しかできないからわたくしは動きたかった、それだけですわ」

己が若い事を知っている、己が常識を知らないことを知っている、恐らく間違っている事も知っていた。
それでも遣る価値が有る、それでもそうしなければならなかった、だからやる。
彼女が言った事は、ようはそういう事。シンプルで、感情的だからこそその考えは力強い。
そして、貴方が素直に応援できない事も、彼女は理解していたからこそ応援は求めなかった。


貴方から提示されたのは、二つの演目、二つの幻想。

一つは、水の都。
彼女は脳裏にその幻想を想像し脳の光景に創造する。

(―――昔読んだ本に在りましたわ。川を船が行き交い、舟歌が響く壮麗なる街。
小さな路地裏には小さな店が在り、そこの隙間を縫うように子供が走り抜ける。
そして、それを追う様に走るのは―――海から登る潮風。空は青く、白壁が光を照り返す。
……憧れましたわね。飛び出て一度は、行きたかった場所ですの)

……憧れであった、一度は行こうと己の心に刻んだ物。
このままいけないので有れば、この光景を選ぶべきだろうか?だが、提示されたのは一つではない。

一つは、氷のホテル。

(……何時の頃か忘れた、何の本かも思い出せないでもとても好きだった物。
その中に有った、氷の宮殿。きっと、この世に存在しないはずの光景。
それに、限りなく近いものが見れるのならば、私がいけない場所ならば――――)


沈黙。


そして、少女は目を開く。その目は、己に対する決意と、ここより始まる世界を期待する瞳。
堂々と、良く聞こえる声を張って、少女は選択する――――。

「わたくしは――――氷のホテルの幻想を選びますわ!」

何時か行きたかった場所、これからいけなくなるかも知れない場所を選ばない。
そこには自分の力で″sくと決めたから。誰かの力を借りることはない。
だから、夢見る少女≠ヘ、昔の子供の自分の夢≠見ようと決めたのであった。
145 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 22:55:17.60 ID:+KB84mzLo
>>144

「―――…いや、嘘と思った訳じゃ無いけど。それに、女の子がそういう風に武勇を誇示するのは良くない」

 袖を捲り上げた少女を見て小さく嘆息すると、呆れた様な表情でその行動を窘めた。
 外見からは想像できないほどの強さを持つ事は伝わったが、逆にその内面によって台無しである。
 強さの見せ方と云うのにはもう少しお嬢≠轤オい品の良さを、求めて欲しかった。――出過ぎた真似であろうか。

「成程……その言もまた然り、だ。僕の様に縛られない者もいるが、全体から見れば一握りでしかない」

 少女がシンプルに若さと云う時期の限られる利点を生かして行動する事は、素晴らしいと感じれた。
 一方で自身はと云えば、大人でありながら社会の歯車の一に成らずに済んでいる人種である。
 それを必要以上に喜ぶ事も、歯車になれなかった事を悲哀の念で思い返す事も無い。
 男の立場は自らの力で勝ち取った物であり、そのための努力を果たしてきたと云う自負がある。
 縋る事は絶対にせず、誇る事のみで示し続けるのだ。――これから披露する能力もまた、研鑽の末に得た財産であった。

 少女の逡巡をじっと黙って見守り、選び抜かれる物がどちらであるかを待ち構える。
 果たして、少女が選択したのは―――

「―――…よし、それでは直ぐに始めようか」

 元気よく少女が口にした選択を聞いて、男は満足気に大きく首肯した。
 そして少し辺りを見回す様な仕草を取った後、少しの距離を置いてベンチが存在するのを街灯の光の中に確認。
 視線を少女の方に一度戻して軽く目配せしてから、そちらに向かって歩き出し、到着するとすぐに楽器ケースを膝の上に置きながら腰掛けた。
 ケースを開いて中から大型の弦楽器を取り出しながら相手を待ち、ケースを椅子の横に移動させながら弦を二三軽やかに弾く。
 夜の黒い闇の中に乾いた弦の音色が響き渡り、舞う様に振り続ける小雪の中へと溶け込んでいった。

「それでは、始めようか…―――」

 相手が隣に腰を下ろせば一つ息を吐き出してから両手を弦に掛け、肩の力を抜く様な仕草を見せるのも一瞬、
 左右の五指を勢い良く動かして、冬の寒気を震わせる様に曲を紡ぎ始めた。

 最初はゆっくりとした曲調の音色が、段々と激しい物に移り変わって行く。
 何も無い海沿いの平原に深々と雪が舞い降りて、薄っすらと白さが見える程に積もって、やがて深く、深くなっていく様に―――

 曲の上へ乗せる為の詩が、徐に開いた男の口から零れ始め、やがて詩歌の世界が辺りを柔らかく包み込んだ。


/先に前半を! 詩の方はもう少しかかりますので、お待ちを…っ
146 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 23:04:12.13 ID:+KB84mzLo
>>144

 【吟遊乃世界】―――――――――発動

“海が近くに見える。見晴らしの良い平原で、空白の様な日々が過ぎた。
 孤独な王は其処に留まり、多くの臣下が其の場に屯し、人々は渇望を覚えた。
 何よりも喉が渇くでは無いか。飢えが絶望を運び、飢餓が死の音を運んだ。
 冬の寒さが心骨を凍て付かせ、大地を凍り付かせるのをその目で見たから、人々は恐れを為した。
 戦に敗れて辿り着いた先に、人々は無の大地を見つけたのだ。”

“人が居らぬと思われたその地に、草の根も無い最果ての荒野に、先住の者共は居た。
 断崖の下には港が置かれ、岩肌を刳り貫いて通路が設けられていた。
 王は誇りを捨て、装飾具を置き、彼らと言葉を交わす道を選んだ。
 臣下の多くは涙を流し、現状に深く泣き、王の必死さを嘆いた。
 王は臣下の態度を快く思わず、態度の良くない者には憤慨して怒りを露わにした。”

“彼ら先住の者共が選んだ道は、王を迎え入れ、彼に従う者を歓迎する事であった。
 王を嘲るような態度を取った臣下は取り残され、絶望し、彼ら臣下を襲ったのは冬であった。
 冬の到来が間近となると、平原の中に忽然とホテルが現れ、王と臣下は驚きの声を、驚嘆を見せた。
 ホテルは透き通るような氷で、叩いても壊れぬ雪の結晶で作られていた。”

 詩の第一章として語られた物語の通りの世界が、男と少女の周囲に展開され、先まで腰掛けていたベンチだけが残っている。
 第一章の終わりはホテルの内部に案内される所で終わり、ベンチはそこに存在している事になった。
 先に男が口にした通りの氷のホテル≠ヨの案内を、少女がどう感じるのか。男は一度口を休め、反応を窺うだろう。


/後半です! 遅くなって申し訳ない!
147 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/12(月) 23:11:11.49 ID:H+r4/K9no
>>145
「ふふふっ、世の女の子が皆大人しいと思ったら大間違いですのよ?」

なぜか得意げな顔で少女は無い胸を張り上げた。
何かと遣ることなす事、見た目や雰囲気等に似合わずアクティブで、性格も案外おしとやかではない。
内面はどちらかと言えば果てしない自由を掲げる子供の純粋さ、と言うほうが良いのかもシレなかった。

「ですが、あなたの言葉もごもっとも、ですわね。失礼しましたわ」

と言っても、話を聞き入れないわけではなくて、袖で腕を隠してスカートを払う。
そして、しっかりと謝ってから、気品ある笑みを貴方に見せるのである。


そして、彼女の選択に対する、貴方の行動を、彼女は今かと待ち続ける。
貴方の目配せに、軽いウィンクを返してみる。そして、ベンチの方へ貴方と共に歩いて行き。
小さく地面に向けて何かを呟くと地面が隆起して豪奢な作りの一人がけの椅子を創り上げた。

そして、貴方が紡ぎだすのは、氷結の物語。
寒い。この冬の寒さを押して尚、寒いと彼女は思った。
だけれど、不快な寒さではない、むしろこの寒さは歓迎すべきものであったから。
だから彼女は、この一曲を何よりもの笑みを以てして迎え入れることとする。

「わ――――ぁ」

声にならない声、その声の原因は、作り出される光景、氷の芸術。
いつしか彼女が座っていた土の椅子も又氷の椅子へと変状していた。
貴方が彼女に視線を向けたときには既に少女は椅子の上には居なかっただろう。

「すごい、すごいですわ! 全部氷ですの!」

ぺたりぺたりと壁や床に触れて、静謐な冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んだ。
顔は紅潮して、とても嬉しそうに口元は緩んでいた。
昔憧れた童話の世界の王宮の様な、氷で出来た建物、今自分がその中にいる事がとても幸せだったのだ。

「凄いですのね、お兄さま!」

貴方の方に駆け寄りながら、輝く笑顔で貴方の創り上げた光景を少女は賞賛するだろう。
凄いばっかりだが、その単純な言葉が、何よりも彼女の中にある驚嘆を表しているとも言えるだろうか。
148 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 23:37:05.03 ID:+KB84mzLo
>>147

 少女の得意げな顔を見て自信あり気な態度を見ると、何も言えなくなってしまう。
 純粋なまでに前向きな様を見ていると、羨望の念が先行して、否定など出来ないのだから。
 そしてその後に少女が見せる気品のある笑みに、何よりその切り替えの速さに感心してしまった。
 
 地面を隆起させて作り上げた椅子に座る少女を傍に、詩歌を紡ぎ出した男は、
 ひと息吐く様にベンチの背凭れに身を預け、直ぐに身を起こして腰を上げて内装を見回した。

「気に入って貰えたようだね……っと、細かい所は代理に任せよう」

 弦楽器をベンチの上に置くかどうかを迷った男は、ふと名案を思い付いたような顔で笑みを浮かべ、

“王の臣下の中には良き演奏家が居た、弦を奏でる事に特に秀でた物であった。
 彼はカンテレを手にし、柔らかくそれを受け取ると、美しい音色をホテルの中に響かせ始める”

 都合の良い詩歌を織り交ぜて、弦楽器の演奏を独りの音楽家の手に委ねたのである。
 そして今度こそ満足そうに首肯すると、駆け寄ってきた少女の方に向き直った。

「いや、お兄さま……か。慣れない呼び方をする物だね」

 そう言う二人称もあるのかと感心しつつ、どうにも慣れないと云う念が先行してしまう。
 それでも細かく気にする事では無いと雑念を振り払ってから、ホテルの内部を見回し、

「満足して貰えたのは僕の方としても喜ばしいけど、本題は其処じゃないからね」

「バーがあっちの方にあるから、話はそっちでしようか。別に構わないよね?」

 詩の世界を堪能して貰うのも蔑ろにできる事では無いが、飽くまでここは舞台でしかないのだ。
 それにしては気合の籠った詩であったが、それは匙加減を間違えたとしか言い様が無い。――細かい点では不器用なのだ。

 男の問い掛けに少女が応じれば、扉を一つ抜けた先にあるバーへと向かう事になる。
 氷で出来たカウンターが照明の光を煌めかせて青白く光り輝き、部屋を構成する柱も全て氷柱で完成されていた。
 適当なカウンター席に腰掛け、男はすぐにジンジャエールを頼む事になる。アルコールを頼まないのは、話の質を下げる事になると抵抗があるのか。
149 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/12(月) 23:50:48.13 ID:H+r4/K9no
>>148
「ええっ、夢の様な光景ですわ!」

はわぁー、と気の抜ける声を漏らしつつ周囲をきょろきょろと見回していて。
そしてホテルの中に響き渡る弦楽器の音に、彼女は酔いしれる。
口元は、先程からずっと緩みっぱなしだ、どんなことでもどんなものでも素直に楽しめる。
それもまた、彼女の長所であるかも知れなかった。
どちらにしろ、彼女は貴方が創り上げた世界をとても気に入っていたことは間違いない。

「うーむ、ですの。年長者のお方ですし、おじさまと言う年でもないでしょうし。
あなた、と言う程固いのも好ましくない、そうなるとわたくしはお兄さまと呼びたいんですの」

彼女なりに悩んだ結果の呼び名だったらしい。
まあ、サラリとお兄さまとか言われて戸惑うのもまた当然であるのは仕方が無いのだが。

「……忘れてましたの」

貴方の言葉を聞いて初めて本題を思い出した、完璧に彼女は忘れていた。
少しだけきりっとした怜悧な表情を取り戻した彼女は貴方の言葉に首肯しあゆみを進める。
そして、バーの中に入り、少女はまたあたりを見回して。

「はわぁ……」

と、感心した声を零すのであった。
それでも、彼女は少しだけでも真面目な様子を保ったまま、カウンターの貴方のとなりに腰掛けた。

「……トニックウォーターでお願いしますわ」

カクテルの割り材たるトニックウォーターを頼んだ彼女。
微妙に選択が酒飲みの其れであるが、トニックウォーターはノンアルコール、全く問題はない。
そして、少女は貴方の方に視線を向けて、薔薇の唇を動かした。

「そういえば、申し遅れていましたわ。
わたくしの名前はザヴィア=ザンティピー、何処にでも居る只の家出少女、ですわ。
よろしければ、お兄さまのお名前を教えていただきたいですわ」

と、己の名を誇るように名乗り、貴方の名を求めた。
名乗りに嘘は無く、偽名などではないと分かるだろう。

/*そろそろ寝る時間ですので、凍結お願いできますでしょうか?*/
150 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/12(月) 23:52:04.70 ID:+KB84mzLo
>>149
/先に了解の旨を伝えておきます。お休み乙です!
151 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/13(火) 00:13:00.07 ID:I2CRKaqOo
>>149

 声を上げつつホテルの内装を眺める少女の様子を見ていると、男の方も満足気に笑みを浮かべてしまう。
 何よりも詩歌を人に聞かせる事を好み、それで人を楽しませる事を目的にするのだから、嬉しいのは当然。
 気に入ってくれている様子を見れば、それだけでこの上ない充足感を得る事が出来た。

「成程……確かにその通りかも知れないね。でも、迂闊にその呼び方を乱用しない方が良い」

 「人の嗜好に見事に合致する場合もあるからね」と小さく呟きつつ、僅かに視線を逸らした。
 苦々しげな表情を男がほんの僅かの間だけ見せたのは、そういう嗜好が微細ながらも己にあると気付いてしまったからか。

 忘却の彼方に置き去りに仕掛けたのは、詩歌の作成に熱中した男の方も同様だったので言及は出来ない。
 付いて来る少女をそのままに、笑みを浮かべるだけで口を開く事無く、先行してバーに足を運んだ。

「ああ、自己紹介も何もまだだったね。僕の名前はアルヴィット・カルヤライネン、色々な場所を旅する吟遊詩人かな」

「家出少女と云うザヴィアに合わせて言うと、僕は『理想郷』と云う所に住居を構えていたりするね」

 サラッと相手の事を名前で呼びつつ、簡潔に自己紹介を済ませる。
 折良く運ばれてきたジンジャエールのグラスを掴むと、詩を紡いだことで乾いていた喉を潤す為に直ぐに呷った。
 乾杯をすると云う発想は無く、盛り上がる場面でも無ければ、そもそも得意とする事でも無い。

「じゃあ、軽く家出≠ニ云う題材について話をしてみようか。中々できる事じゃないからね、どちらからしようか?」

 グラスを置いて少女の方へ顔を向けると、面白がっている事を隠さぬままに問い掛ける。
 滅多に無い機会であるし、折角の家出経験者同士その理由と過程や結果を打ち明けてみるのも面白いだろう。
 極端に話が長くなればこのホテルとも別れてしまうが、その時はその時で考えればいい話であった。
152 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/13(火) 20:07:15.44 ID:aFR2lRClo
>>151
「……一応、親しみを覚える方だけですのよ? そういう呼び名をするのは」

眉根を寄せて、お兄さまと呼ばれたい嗜好ってなんなんでしょう、と小さく呟く。

バーにおける己の名乗りの後に、貴方から名乗られた名。
その名を口の中で転がすようにつぶやき、くすり、と微笑みを浮かべる。

「アルヴィット……さん? さまの方がよろしいかしら……いえ、やはりさんにしますわ。
とても、良い名だと思いますわ、それに理想郷……、書物の中でしか知りませんけど。
さぞかし、美しいところなのでしょうね、なにせ理想郷なんて名前なんですもの」

貴方の全てを好意的に彼女は受け止めており、邪気のない憧れは爽やかである。
そして、出されたトニックウォーターのグラスを掴み、すぅ、と口に運び含み、嚥下する。
余りにも白い喉が、こくん、こくん、と扇情的に動くも、小さな両手で持って飲む姿は小動物的だ。
グラスの水位を僅かに下げる程度に中身を飲むと、氷のカウンターにこつん、と小さな音を立てて置く。

「……家出について、ですのね。……うー、わたくしは後で良いですわ。
アルヴィットさんの家出のお話、気になるんですの!」

貴方の提案に、少々込み入った事情が有る少女は、後から話す事を選んだ。
自分で言うのも何だが、色々と面倒な事情が有ったからだ。
貴方を見つめる蒼空の双眸は純真な色を含み、貴方の話を今かと待ち続けている。
どんな話も歌も楽しんでくれる客は、吟遊詩人としてはいい客だろうか?

/*返信しておきます!*/
153 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/13(火) 21:07:16.87 ID:I2CRKaqOo
>>152

「それなら、良いんだ。……深く気にしちゃいけないよ」

 有耶無耶に逸(はぐ)らかしてしまいながら、他でも無い自分の記憶を曖昧にしてしまう。
 一時の気の迷いですらない錯覚なのだろうと思い込んでしまう事にした。誰よりも自分が深く気にしてはいけない。

「ありがとう。ザヴィアという名前も、僕は良い名だと思うよ。
 うん、美しくて良い住人ばかりが居る所だ。興味があるなら、後で場所を紹介してあげよう」

 少女の邪気の無い様を見ていると、己の方も浄化されてしまう気がして、
 小動物に近い雰囲気でグラスを傾ける相手の様子を見ていた男は、僅かに目を細める事になった。

 かつて自身がそうされた様に、年下の者相手には面倒見るような態度を取る事の多い男だが、
 目の前の少女ほどに礼節の成っている者を相手にすると、何故か面白く感じてしまえたのだろう。
 背伸びしていると云うには品格が板に付いているが、それでもギャップという物は健在で。
 こんな事を考えていると口にすれば、機嫌を損ねてしまうかも知れない…―――そんな考えがあって気を付けてはいても、
 少女の方を見る男の視線の中には、薄っすらとそんな恣意が、隠せぬままに混ざり込んでしまっていたかも知れない。

「おっと、こちらが先に話す番か。そんなに期待されても困るけどね」

 少し苦笑染みた表情を浮かべつつも、その声音は満更でも無いといった様子。
 ――語る事を好む詩人にとって、目の前の相手はこれ以上無い程の客と云えたのは間違い無い。
 順番に関しては深く興味を持つ事なく、やはり話づらい事情があるのだろうと簡潔に考えを纏める程度である。
 何よりも自分が今は話す番であり他の事を考える気は無い、というだけかも知れないが。

「僕は北方の国に住んでいてね、山なども無い平地と湖だけの場所で育ったんだ。
 景色は基本的に緑系統だけなんだけど、冬になると今度は一面真っ白に成ってしまうほど雪が降る。
 僕自身としては自慢の故郷ではあるけれど、其処に古くから伝わる英雄叙事詩という物があってね―――」

「幼い当時の僕はこれに甚く影響を受けてしまったんだ。それこそ、人生の進路を大きく変えてしまう程に。
 叙事詩の主人公は大変に優れた詩人で、作り上げた詩で様々な出来事を起こす力を持ち、種々の活躍を収めるんだ。
 この詩人に僕は憧れてしまい、彼の様になりたいと考えて、そして成るために行動を起こす事にした」

「先ずは多くの詩の文献を漁る所から始め、次に叙事詩を語り継ぐ吟遊詩人たちにも話を聞きに行ったりしたよ。
 でもね、その途中である大事な事に気付いてしまったんだ。

 ―――詩歌を紡ぐためには多くの景観を目にし、多くの人と会話を交わすべきだと。
 故郷は素晴らしい所だったけれど、この二つを達成させるには少しばかり北にあり過ぎて、人が居なさすぎた」

 家出のバックボーンを滔々と語り始める男は、話の中に出てきた詩人への憧憬の念を表わす様に眸を輝かせていた。
 それは子供の様に無邪気な物で、純粋さその物を表わしていると形容しても何も過言では無いと云えただろう。

/遅くなりました、大変申し訳ない…
154 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/13(火) 21:23:13.41 ID:aFR2lRClo
>>153
「ふふふ、コレでも由緒正しい名ですのよ?
ええ、有難うございますわ。一度、観光にでも行きたいですもの」

己の名を誇っているのか、堂々とした様子で貴方の褒め言葉を受け取った。
気品、そして己が己で有る事をただ貫けるという簡単ながらも稀有な性質。
それらが、独特の只礼儀正しい訳ではない雰囲気につながっている。
礼儀と言う形を守るのではなく、目の前の相手に対する思いやりを行動にするのだ。

そして、貴方の視線にそこらへんに敏感な少女の視線が交差する。
一瞬目と目が合って、そして暫しの沈黙が、貴方と少女の間で生まれるだろう。
んー?と首を傾げつつ、少女は目線をずらした。何を考えているかまでは掴めなかったらしい。

「いえいえ。アルヴィットさんはわたくしでは在りませんわ。
ならば、あなたの語る話は、此れまでのわたくしは得なかった物。未知程面白い物は有りませんわ」

未知を好む。知らない場所を恐れること無く、好奇心で歩みを進める。
小さな冒険家である、自分の知らないことを自分で知ろうとしているのだから。

そんな彼女の言葉より然程間をおかずに話される貴方の過去。
物語の英雄に憧れて己の道を決めて、そして行動して此処に居る。
だが、少年の世界は狭くて、広い所に出る必要があった、というところだろうか。

貴方の話を目をらんらんと輝かせて聞く少女。
僅かに身を乗り出して、淡桃の唇から音を零して行く。

「それで、どうなったんですの?」

お話の続きをセガム子供は、貴方の言葉が続くのを待ち望んでいた。
155 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/13(火) 21:46:38.12 ID:I2CRKaqOo
>>154

 少女独特の雰囲気を感じ取りつつ、どうすればこの様な物を身に付けれるのだろうか、とふと疑問に思った。
 出自の差によるもの以上に、先天性の素質のような物であるのかも知れない。
 皆がそうであれば過ごしやすいかも知れないが現実は異なり、それ故に少女の雰囲気がより尊い物に見えるのだろう。

 暫しの沈黙が生じた事へ、男は俄かに焦りを感じてしまったが、何事も無く終わった様で一安心。
 あまり思考を零さない様にしようと意識する事にしたが、そもそも考えねば良いのだろうか。

「当時の僕はまだ9歳だったかな。両親に旅に出る事を相談して、当然のように却下されてしまった」

 まるで子供の様に続きを促してくる少女を見て、顔を綻ばせてしまいながら、
 同時に、自身もまた語る事を純粋に楽しんでいると云った風に弾んだ口調で、話の続きを再開した。

「あまり怒りと云う物を表に出さない僕だったけど、その時ばかりは勝手が違ってね。子供なりに夢を叶える為に必死だったんだろう。
 拙い持論を展開しては、父親に上手く言い返されて泣き言をいうしか無い位だったよ。で、結局――」

「思い立ってから半年後に、家出をする事になったんだ。
 最低限の荷物だけを纏めて、ひたすら見たことの無い土地を回り続ける日々。――辿り着いたのは、この土地だった」

 男は一度言葉を切ると辺りを見回してから少女の方に視線を戻し、おどける様に肩を竦めて見せる。

「此の世界に来る前の街、そして氷のホテルが立っている場所、その両方に辿り着いたんだ」

「前者で僕は幾つもの出会いをして、何よりも己の未熟さを学んだ。
 後者ではとても偉大な詩人と出会い、詩の技術についての多くを学ぶ事になったんだ」

「家出をしてまで得た経験は、掛け替えのない大切な物であったと云えるだろうね。あのまま故郷に居ては、得られない物ばかりだった。
 でも相応に危険な旅であったと、今更ながらに身に染みる思いで実感できるよ。殺人犯に間違われる事もあったからね」

 旅で遭遇した出来事を回想する男の表情は、懐かしさを感じるそれから、楽しそうに口元が綻ぶそれに、そして険しい物へと変容する。
 プラス面ばかりだけを収穫した訳で無くマイナス面もしっかりと味わってきた――それ故に、今の自分があるのだろう。

「僕の話はそんな所だね。結論から言えば、僕は多くの経験を家出によって得る事が出来た。
 実家に帰ったのは家出から1年後だけど、帰宅した日から一週間も間を開けずに、今度は9年かけて新しい旅に出て行く位楽しい物だからね」
156 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/13(火) 22:05:54.39 ID:aFR2lRClo
>>155
貴方から紡がれる、話の続き、旅路の話。
生きた言葉、生きた経験は何よりも彼女の心を揺さぶるのだ。
先ほどの詩歌の時と同じくらいに貴方の口から紡がれる音に没頭していた彼女。

貴方の話の中で、出てきた。このホテルが存在しているという事。
だけれど、己の世界には存在していないという事をしり、少し悲しくなる、が。

(……だからこそ、今見せてもらったことに価値がありますわね。
アルヴィットさんの見てきた経験を、そのままわたくしに見せてくれているんですもの。
感謝、感謝ですわね)

そして、貴方の話には、旅とは危険と隣り合わせだという事も有る。
それは、数カ月とは言え、彼女もまた良く知っていた物だ。
だからこそ、貴方の感じた危険は本物だったのだろう、だが、それが貴方を創り上げた。
その尊さに、彼女は感銘を受けたのである。

話は結ばれていき、終端へと至った。
わずかな間を於いて、息を吐くのも忘れていた少女は、ほうぅ、と息を吐いた。
白い息がほわほわと登っていき、霧散する。綿菓子のような、そんな心穏やかな光景だ。

「――――とても、いいお話でしたわ。アルヴィットさんの得た経験は、あなたにしか得られなかったもの。
それは、間違いなく素晴らしいものでしたでしょう。だって、今わたくしが其れを身をもって知っているんですもの」

氷のホテルを見回して、心の底からの微笑をあなたに向けた。
その笑みは、心無きもの≠ワでもを魅了する、そんな笑みだった。
数瞬の間。それを置いて、少女は軽くトニックウォーターを口に含むと覚悟を決めた。

「……次は、わたくしの番、ですわね。では、お話させて頂きますわ」

すぅ、と一礼して、彼女は話を始める。

「まず、わたくしは能力者でしたの。その能力は―――見せたほうが、早いですわね」

そう呟くとカウンターに視線を落として。
言い聞かせるようにゆっくりと言葉を紡いでいく。

「グラスをわたくしに渡してくださいな」

そう言った瞬間、カウンターの氷が形を変えて、腕を形作った。
その腕が蠢き、グラスを掴み彼女に手渡した。
それを口に含み、手に軽く触れてカウンターにグラスを戻すと手は元のカウンターに消えていく。

「――という風に、わたくしは昔から、心の無い存在と心を通わせる事ができたんですの。
大地も、木々も、氷も、水も、世界がわたくしを愛し、わたくしは世界を愛していました」

先ほどのエントランスでの光景は覚えていただろう。
そう、アレは命令をしていたとういよりも、周囲が彼女に自然と従っていたのである。
命令ではなく、彼女を愛するがために彼女に世界が従い、彼女はその世界を愛していた、だが。

「……父も、母も。親族も。それを疎みましたわ、木々と話をし、大地と心を通わせる私を。
ザンティピー家は、財閥ですの。そして、わたくしは長女。人が普通心を通わせられない物と心を通わせるのは
さぞかし不都合だったのでしょうね。傍から見ていれば、ただの変人にしか見えませんもの。
いつ頃か、わたくしは部屋から出されなくなりましたの。気がつけば、わたくしの部屋は地下に移っていましたわ」

そこまで語り、一息を着いた。生まれ、周囲の目。それらが、自由な心を持つ彼女を檻に閉じ込めたのだ。
157 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/13(火) 22:18:13.94 ID:I2CRKaqOo
>>156

 氷のホテルの内装を見回して微笑みを向けてくる少女を見て、男は嬉しそうに目を細めてしまう。
 詩の世界を作り上げる事は今までに幾度もあったが、その経緯を説明して楽しんで貰う事は滅多に無く、
 それを込みで更に楽しんで貰えたとなれば、詩人としてこの上ない喜びを得る事が出来た。
 少女の笑みが非生物までをも魅了する物だとは、直ぐに気付けなかったが――。

「―――…心の無い存在と心を通わせる事が出来る力、か」

 目の前で実演された能力を理解するために概要を口にしつつ、少女の話を静かに聞く。
 自分が先にしたような明るい物では無く、真面目な切実な理由からの家出であった事は明白で、
 沈黙を以てと云うには重苦し過ぎるが、それでも冗談めかした態度を一切許さぬ物である事は感じ取れた。

 少女が世界を愛していたという事はその態度からも容易に察せられ、その逆もまたよく理解できる。
 だからこそ、少女の両親がその立場故に扱いに困ってしまったと云うのも、不本意ながらも頷ける話であった。
 部外者だからこそ非難したい気持ちが上がるが、部外者が口を出していい事柄では無い。

 続きを確りと聞く事を示す様に真摯な眼差しを向けたまま、口を開かずに続きを促した。
158 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/13(火) 22:40:02.61 ID:aFR2lRClo
>>157
「―――そうして、外に出ない日々が……そうですわね。10年ほど、続きましたわ。
欲しいものは何でも在りましたわ、どんな玩具もどんなぬいぐるみもどんな本もなんでも手に入った。
ですが、わたくしは――、1つだけ手に入らないものがあったのです、それは……」

物はあった、それこそ無数に、大量に。
だが、彼女が欲しい物は、それでは無かった、そうではなかった。

「……愛、ですの。わたくしは、ただお父様とお母様に抱きしめて欲しかった。
わたくし、5年以上両親の顔を、見ていませんのよ?」

世界を愛し、世界に愛されていた少女は、しかし両親の愛だけは受けられなかった。
余りにも、皮肉じみたことだっただろう、その状況は。

「逃げれば。お父様もお母様もわたくしを探してくれる、そう思っていましたの。
だからこそ、外でカードを使ってわざと足がつくように動いたり、ランカーズに入ったり。色々しましたわ」

袖元から、ランカーズのバッジ、777の数字が刻まれた其れを取り出す。
気づいてくれ、どうか見つけてくれ、そう叫ぶように、彼女は家出した、だが。

「……使いの者すら送られませんの。そして、先日ついに、口座が閉じられましたわ。
おそらく、厄介払い。なのでしょうね、わたくしの世話をする必要がなくなったんですもの」

淡々と紡がれていく言葉は、少女の心の痛みを逆に顕とするだろうか。
先ほどまでの優しい言葉とは打って変わって、そう務めるかのような固い声だ。
表情も、感情を見せないように、繕った表情を浮かべていて。

「―――……私は……っ、人に。お母様に、お父様に……!
誰でもいいから、愛して@~しかっただけですのに……!」

声は、鈴の音は悲痛をはらんだ。俯いた顔からは、雫が零れ出す。

「……それでも、わたくしは、だれも嫌いになれませんの……。
だって、皆、わたくし、大好きなんですもの。この家出で出会った人々は、とてもいい人ばかりでした。
わたくしにかっぷらぁめんを食べさせて下さったホームレスの方。何かと心配してくれた大熊猫軒の店主さま。
わたくしを心配して下さったツトムさん。一緒にケーキを食べて、語らいあったアヤメ。
不良に狙われた所を助けて下さった、燈姉様。道に迷ったわたくしを招き入れて下さった屋敷の方々」

旅での出会い、彼女の家出での出会いは、大きな幸せを彼女に与えていた。
だからこそ、悲痛で、心が痛んでも。彼女は親を嫌いになることすら、できないのである。
どこまでも純粋で優しいからこそ、その心は痛みを、軋みを感じるのだ。

「―――皆、わたくしは愛していますの。地下室から飛び出したあの日は、間違いではなかった。
……だけれど、お母様とお父様だけは、私の心が通じなかった。……それが、何よりも、悲しいんですわ」

目を晴らし、鼻水をすこし漏らしながら、目元をぐしぐしと擦った。
彼女が人を好む根幹。それは、孤独感、それに尽きるのかも知れない。
一人の部屋で10年も生きていれば、それは当然人恋しくなるというものなのだから。
159 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/13(火) 23:19:05.41 ID:I2CRKaqOo
>>158

 愛……か、と小さく胸中に呟き、少女の話を聞きながら思惟を巡らせた。
 男自身が知っている以上に少女はそれがある事の意味を理解し、それが無い事もまた深く識っているのだろう。
 普通の人以上に多くの愛を生物に、そして心を持たぬ物へと注いでいるのだから、
 普通の人以上に両親からの愛を望み、渇望してきたのだから、男には想像の絶する域であった。

 両親からの愛を求めて、それを何としてでも手に入れようとした相手は、結局は手に入れる事が出来ずに終わるのかも知れない、
 逆にその為に行動を起こさなければ、多くの人々との出会いを得られず幸せを与えて貰えずに終わったのかも知れない。

「―――…僕は、君が家出をした事について過ちだとは思わない。ご両親の態度もまた、社会的に正しい行為なのだとは理解できる。
 正しい事をしているだけじゃ、軋轢を解消する事は出来ず――不和を浮き彫りにするだけなのだろうね」

 神様なんて物が居るのであれば、今回の出来事によって少女に伝えたかったのだろうか。
 両親からの愛はもう望めないと、その代わりに社会には多くの幸せがあり、それを望んで生きていくべきだと。
 だが、人は神の思い通りに思考を回すことは出来ない――。

「解決策を言うなんて事は出来ないし、僕程度の人間では思い付かないのが正直な所だ。
 冷たい言い方になってしまうけど、ご両親の事を諦めてしまうのが君にとって一番良い事だと、考えてしまう」

「例えばこの世界の中であるなら、僕は君のご両親を作り上げる事が出来る。
 偽りの演目を演じる役者として君に純粋な愛を注がせる事も、容易だ。だけど、それは――」

「やってはいけない事であるし、君自身もそんな物は望まないだろう? 今回の出来事を聞くに、もう望みは薄いのかも知れない。
 それでも、君は――――――ご両親からの愛を求め続けるのかい? それとも、諦めて旅を続ける気なのかな」

「こうして出会って話を聞いた以上は、無愛想に『はい、そうですか』なんて切り捨ては出来ない」

 少女が哀しみを感じているのはよく理解できた。
 声音からも態度からも、痛い程によく伝わって来たのだから、見過ごせる訳が無い。
 こんな時に両親がもしいたのであれば、優しく抱き留めてやれたのだろう―――だが、現実にそんな感動的なシーンは用意されていなかった。

 男は自身が何をすべきなのかまだ掴めていない。せめて力になるべきだろうと思うが、優しく接する以上に今は聞き出したい事があった。
 聞き出すと云う格好を取れば、強引ながらも少女の意志を確固たるものにできる筈……強引過ぎただろうか。

/遅れました、すいません…
160 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/13(火) 23:38:01.90 ID:aFR2lRClo
>>159
愛を求め、愛を与え。しかし、一番求めた愛だけは何時までも得られない、おそらく、これからも。
孤独を埋めるように振る舞うのだろう、それ故の愛、それ故の優しさなのかも知れない。
だけれど、彼女はそれでも――――。

「ええ。誰も間違ってはいませんのよ?ただ――――わたくしも、お母様もお父様も。
互いに交わることが出来ない天運の元に生まれてしまったのでしょう、恐らくですが。
……天により授かったような力があって、世界の愛を受けられても。人間一人の心すらままならない。
それが、能力者という物、ですわよね。本当に、わたくしは無力ですもの」

赤く晴らした瞳で、圧倒的に人生経験の少ない少女は、しかし大凡普通の人の得ない環境で生きたが為に、彼女独特の悟った思考を生み出した。
大地に命じ壁を作り風を避けても、両親の愛すら得られない、能力者なんて所詮そんなものにすぎない。
その無力が、今の彼女にとっては何よりも悲しいものであった。

「わたくしは、人にも、世界にも。真の愛を捧げていると思っていますわ。それは、慢心でも誇張でもなく
ただ、わたくしはそう有る事を選び、そう生きたいからそうしたんですもの。
だからこそ思いますわ。誠でない愛、仮初の愛は、いくら優しくてもそれは受け入れられませんの」

あなたから提示された、仮初の両親に愛を注がせる事は当然として断る。
愛を言う物を知っているからこそ、それは何よりも悲しい事がわかるから、決して望みはしない。
確かに、一刻でも抱きしめられれば心は喜ぶ。だが、それは仮初だ、偽物だ。
きっと、心のどこかに虚ろが生まれる。只の喪失よりも悲しい、胸の穴がぽっかりと。

どうするのか、そう彼女は問いかけられた。
うつむく、泣く、鼻をすすり上げる。そうして10秒、頭を上げた。

「――――理解はしていたのですわ。世界に命じ、館から逃げ出した時、父は私が飛び出したことに気づいていましたの。
視線を向けましたわ、気配のする方向に。そのとき物陰から聞こえた父の声は、私を恐怖していました。だから、一縷の望みをかけた逃走でしたの」

そう。愛を得られない事を覚悟した上での、家出。
だからこそ、今回の確実な死刑宣告は、彼女の心をより傷つけた、だからこそ。
少女の目が、強い光を持った。戦いに向かう戦士のそれと遜色ない覚悟と意思が。

「……愛して欲しいとは言いませんわ。……ですが、一度。わたくしは両親に会おうと思います。
そこで抱きしめられれば、わたくしの選択は間違っていなかったことになりますの。
そこで受け入れられなければ――――その時がわたくしの決別でしょう。泣き叫び、恐らく街の何処かに逃げこむのでしょう。
それでも――――そう、しますわ。愛されないことから、わたくしは逃げたくありませんのよ」

そこまで語り、息を吸って。そして、何よりも悲しいのに、何よりも美しい笑みを浮かべた。

「お礼を言ってきます。わたくしを、わたくしにしてくださって有難うございました、と。
何があろうと、どんな理由があろうと。わたくしはあの二人の娘なんですもの。
別れる前に――――一言くらい、言いたいですもの。何も言わずにお別れなんて、出来ませんわ」

愛を得られない事を知って、最後の愛を捧げに行く。彼女は、そう道を決めたようだった。
161 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/13(火) 23:59:42.47 ID:I2CRKaqOo
>>160

 少女の考えは独特の物を作り上げていて年齢以上に達観した物であると、男には感じられた。
 能力者である事を理解し、無力であると気付いてしまっている。
 その上で先程までの様に明るく振る舞え、努力する事が出来ているとは―――純粋に感心出来た。
 無論、そんな事を口に出せる状況で無いのは明白で、口を挟めはしないのだが。

「だろうね、その選択は何も間違っちゃいない。それを聞けて良かったよ」

 紛い物の愛を生み出せると引き合いに出したのは、少女の求める愛がどれ程までに本物であるのかを確かめたかったから。
 断固たる口調で断る相手の様子を見て、提案を否定された事を逆に喜ぶように小さく微笑を浮かべる。
 偽物の与える一時的な心地好さを求めないのであれば、少女はきっと強くあれる筈だ。――そう、確信を抱く。

「―――…そうか、それが君の選択なんだね。立派だと言ってしまっていいのか解らないけど、僕はそう思う。
 確りと、両親と向き合ってくれば良い。それがどんな結末を齎そうとも、君は全てを受け入れれる筈だ」

「―――それを可能にするだけの強さがある。正面から現実を受け止めて、今以上にたくましくなれるだろう」

 少女の決断を聞いて、男は柔らかな笑みを作りつつ励ましの言葉を掛けると、
 右手を伸ばして少女の頭を軽く叩こうとした。成功すれば、笑みを大きくしつつ冗談めかす様に仕草を取るかも知れない。

 前向きに生きようとする少女の決意に、悲しさを含みつつも美しい笑みに、今までの湿っぽい雰囲気はそぐわないから。
 だから、些か強引ではありながらも明るい空気に、変化させてしまおうとしたのだろう。

「僕としては奇跡が起きてハッピーエンドになる事を望むけど、物語の紡ぎ手として、そうならない事も重々承知している。
 だから逃げ込む先として先に話した理想郷について、場所を教えておこう。あそこでなら、きっと新しく始めれれる筈だから」

 男は笑みを湛えた顔を相手に向けつつそう言うと、バーのマスターに一声かけてペンと紙を持って来させると、
 理想郷に辿り着く為の手段を簡潔に書き、綺麗に追ってから少女の方に差し出した。

「今の決意が揺らぐといけないから、中にはまだ目を通さないでくれ。ひょっとしたら、嘘かも知れないよ」

 肩を竦めつつ冗談を言って、いざと云う時の選択肢の確実性を暈す。
 必要になった時には、きっと答えを教える事になる筈だ。――勿論、紙にはきちんとした道のりが描かれてはいる。
162 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/14(水) 00:13:57.84 ID:ZAFHBf9So
>>161
「―――……ええっ行ってきます≠」

その笑みは、ただ可憐ではない、ただ美しくはない。
野薔薇の笑みだ。自然の中で強く生きるからこそ美しい、生きているという物を感じさせる物。
だからこそ、彼女は己が己として生きるための選択をした。自分らしく有るために、自分だけの選択をしたのだ。

「ふ、ふふっ、くすぐったいですのよ?」

頭を軽く叩かれて、目を細めてきゃー、と声を小さく漏らした。
大分、気を許している態度であった。自分の過去を話せる程度には、貴方を信頼していたのだ。
もう、泣かない。いや、きっと泣くだろうけど、泣くのは決別のその時にだ、だから今はもう泣かない。

「―――ええ、見ませんわ。わたくしは、最後まで幸せの結末を信じていますもの」

紙片を受け取り、袖の内に仕舞い込んで。
そして、唐突に気がついたかのような表情を浮かべて。

「もし、行くことになったら遊びに行かせて頂きますの。
良ければ、お家を教えていただければ幸いですわ」

と紙片を再度貴方に手渡そうとするだろう。
きっと、ハッピーエンドでもバッドエンドでも。彼女は貴方を訪ねてくるだろう。
163 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/14(水) 00:29:26.71 ID:2R6kCe6ro
>>162

 美しく強い少女の笑みを見て、言葉を聞いて、確りと首を縦に振った。
 自分がこれ以上掛けれる言葉は何も無い。ただ黙って出発を見送り、良い結果を祈るだけだ。

 そして空気を変える為に取った行動が成功した事に、小さく胸の内で安堵の息を吐いた。
 改めて少女の強さを感じるが、理由を知っている以上は羨望では無く感心の念ばかりが込み上げる。
 根本的に立場が違うのだと最初に感じたのは、こういう芯の強さによる物だったのだろうか。

「うん? ああ、別にその位は構わないよ。何時でも歓迎だ」

 再度渡された紙片を受け取ると、すぐに自宅の位置を案内する為の記述を施して少女の方に返す。
 少しの意外性を感じたが、ではその時までに何か面白い詩でも考えておこうかと思考を切り替えた。
 ――が、そろそろ詩の世界が終わる頃合いだと思い出して、思考は一時中断。

「……っと、僕の能力ではそろそろ元の世界に戻らなくちゃいけない。
 ちょうど話も終わったぐらいだし、タイミングは良いと云えるけど……最後に一つ」

「この建物のミニチュアをガラス製で作れるけど、いるかい? 君の選択でこの世界に来たわけだから、記念品として」

 悪戯っぽい様な笑みを浮かべつつ問い掛けると、先の弦楽器を預けていた臣下からそれを受け取る。
164 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/14(水) 00:37:24.95 ID:ZAFHBf9So
>>163
「ふふっ、楽しみですわー」

暢気を取り戻した表情で、貴方の自宅に思いを馳せてみたいrして。
戻ってきた紙片の中身はまだ観る時間ではなかったから、だから彼女はそれをしまう。
また、なにか聞けるのだろうか。そんな期待も、ちょっとしてみたりなんかしちゃって。

「……いただきますわ!だって、こんなに綺麗な場所なんですし――それに、大事な事を決めた場所ですわ。
だから、忘れないでしょうけど。形が欲しい、そう思いましたわ」

すぅ、と頭を下げて。少女はミニチュアの形ではなく、中に収める思い出を求めるのであった。
きっと、今後何かがあっても、それを見れば自分の一度の覚悟を思い出せる。
だから、自分は強くあれるだろうと、そう思ったから。
165 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/14(水) 00:55:09.28 ID:2R6kCe6ro
>>164

 期待されるほどの自宅では無いと男自身は自覚しているらしく、何とも云えぬ表情を浮かべてしまう。
 それでも詩歌を作るのは事実であるから、的外れな期待をされてる訳でも無い。

「うん、わかった」

 頭を下げた少女を見つつ微笑んで、臣下から受け取った弦楽器を膝の上に乗せると、口から詩を零し始めた。

“臣下の一人が王に言葉を掛けた、冬の終わりを前に、一つの提案を持ち上げた。
 別れの前にこの氷のホテルを、美しき透明な宮殿を、どうにか模倣できない物かと”

“王は悩んだ。昼には氷を外から眺め、夜には内から眺め、その美しさに溜息を吐いた。
 彼は一人の臣下を呼びつけ、腕の立つガラス職人を召喚し、命を与えた。
 類稀な技を以て作り上げよ、美しき氷の宮殿を、如何な大きさであっても構いはせぬ”

 短い詩が終わると、ガラス職人と思しき臣下がバーの中に現れ、少女に氷のホテルのミニチュアを渡すと直ぐに消える。
 透き通るようなガラス細工は、氷と同じほど涼しげで、しかし決定的に違うのは本当の冷たさを持たぬ事。

 男は弦楽器に両手を載せると弦を弾き始め、軽やかに音色を奏で始めると、終わりへ向かう詩を紡ぎ始めた。
 春が訪れ氷のホテルが消えていく詩―――それは、少女の旅立ちを応援するかのように前向きな詩で、曲もまたそれに合わせた物であった。


【吟遊乃世界】―――――――――解除


 先程のエントランスにあるベンチに、二人は腰掛けている事になる筈だ。
 深々と降り注ぐ雪はまだ勢いを衰えさせず、深い闇の中に白を与えつつ同時に静寂を作り出している。
 男は弦を弾くのを止めると、楽器ケースの中に弦楽器を納め、ベンチからゆっくりと腰を上げた。

「どうだったかな。これが、僕が旅で得た経験と共に会得した能力だ」

 少し自慢げに笑みを浮かべつつ、少女の方を振り返ってそんな事を言う。
 演奏会の感想を求めてしまうのは、少し芸術家としては異端かも知れないが――そんな事で男の立場は揺るがない。
 独善的で自己満足に走るきらいがあるが、その要素あっての詩人としてこうして活動している。
166 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/14(水) 01:05:18.49 ID:ZAFHBf9So
>>165
ホテルの雪解け。冬が終わり、春が来た。
彼女の手には、ミニチュアのホテルが乗っていて。
気づけば既に彼女はエントランスのベンチに腰掛けているのだった。

貴方の感想を求める言葉には、心よりの笑みを以てして答えるほかないだろう。

「―――素晴らしかったですわ。唯一無二、あなたさまにしか出来ない詩歌は、唯一の美でしたもの。
ですから、わたくしも―――――!」

すぅ、と立ち上がって。少女は両の手を広げて、世界に響き渡る声を張り上げた。

「……聞きなさい!わたくし、ザヴィア=ザンティピーは此れより帰宅いたします!
お父様とお母様に、あの二人が疎んだ私を見せつけ、私という物を見てもらいたいという所存ですわ!
故に、世界よ!わたくしの声を聞きなさい、わたくしの愛に答えて下さいませ!」

大地が鳴動する、エントランスが揺れ動く。
世界が、彼女の言葉に答えていく、彼女の声を聞いた大地が、壁が、全てが。
彼女が愛を与えるように、彼女に親愛慈愛を以てして返答を返すのだ。

「――――一緒に帰りますわよ=I」

直後、少女の足元の大地が隆起した。
ごごご、と床がひび割れ、盛り上がり。生まれたのは5m程の巨人である。
その肩の上に少女は乗っており。さらに周囲の雪たちが勝手に集まって雪だるまを作り後ろに列を作る。
周囲の街路樹は、見送るように揺れ動き、雪を振り落として枝を動かした。
巨人の肩の上からぶんぶんとあなたに手を振って、少女は全力で声を張り上げる。

「アルヴィットさん――――ッ!本日は有難うでしたのー!では、いってきますの!」

そうして、巨人は足を進める。
親に疎まれた原因たる力を、誇らしげに行使して。

「―――――ごきげんよう、ですわー!」

そう彼女は言い残すと、雪だるまと土の人形の大名行列を引き連れて少女は去っていくだろう。
余りにも豪快、だが、逆に其れが彼女らしかっただろうか。
さり際の彼女の横顔は、何よりも誇らしげで、そして何処か満足気な表情を浮かべているのだった。
167 :【万世統治】 [sage saga]:2011/12/14(水) 01:05:45.00 ID:ZAFHBf9So
>>165
/*おつでしたー!さすがにねむいので、そろそろねるです!
楽しかったですー!*/
168 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/14(水) 01:15:54.70 ID:2R6kCe6ro
>>166

 相手の言葉に満足しつつ頷いた男であったが、流石にその後の状況には目を見開いてしまった。
 余りにも豪快な能力の行使、そして威風堂々たる雰囲気、大地と少女との間にある大きな大きな愛。
 それらを感じ取ったからこそ、相手の決意を納得する事が出来た。
 少女は確りと自分の全てを以て、両親と対峙するのだろう。

「ああ、それじゃあ……またね」

 巨人の方の上に乗っている相手に向けて手を振り返し、去って行く姿をのんびりと見送る。
 あれが彼女らしさである事は間違いなく、その生き方を是非とも貫いて貰いたい物だと考えていた。

 男は一度腰を椅子に下ろし直してから、少しの物思いに耽る事にする。
 自分はまだ知らない事があったのだな、とよりによって年下に気付かされてしまった。しかも、愛、と云う物を。
 経験が無いのは勿論、他人のそう云う物も目にしなかった故、まるで見当が付かない。

 愛とは何か……――――――男の思考は、やがて雪が止み朝の陽光がエントランスを照らし上げる時まで、続いた。

/絡みあり乙でしたっ! こちらも楽しかったです!
169 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage E:銀色の玉]:2011/12/14(水) 20:08:28.55 ID:jdaBkzuq0
 陽は落ち、こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいの、落ち始めるころ。
 倉庫街の陰、仄かにガス灯に照らされたコンテナに寄りかかる、“独り”の姿。

――みゃあ、みゃあ。

 海猫が群れ、啼く中。
 頬に一粒の雪が落ちて、目が覚める。

「――、生きて、いるみたい。ね――」

――のそり

 眩む視界、口元を拭えば、手の甲には赤い線が伸びる。
 月毛のポニーテールのところどころに綯う、赤い筋。

「――、変わり者、め……」

――とん、とん

 羽織るジャケットや傷を見て。
 財布もあれば、致命的な深手もない。

「――、――!」

――、

 一斉に、海猫が飛ぶ、“独り”がコンテナを右手で叩くと同時に、コンテナの壁面を潰したから。
 顔は、無表情ながら、黒い霧の中で握る手は、どうやら、悔しそうで――。
170 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/14(水) 20:09:34.04 ID:jdaBkzuq0
>>169
うわぁ。


 陽は落ち、粉雪の、落ち始めるころ。
 倉庫街の陰、仄かにガス灯に照らされたコンテナに寄りかかる、“独り”の姿。

――みゃあ、みゃあ。

 海猫が群れ、啼く中。
 頬に一粒の雪が落ちて、目が覚める。

「――、生きて、いるみたい。ね――」

――のそり

 眩む視界、口元を拭えば、手の甲には赤い線が伸びる。
 月毛のポニーテールのところどころに綯う、赤い筋。

「――、変わり者、め……」

――とん、とん

 羽織るジャケットや傷を見て。
 財布もあれば、致命的な深手もない。

「――、――!」

――、

 一斉に、海猫が飛ぶ、“独り”がコンテナを右手で叩くと同時に、コンテナの壁面を潰したから。
 顔は、無表情ながら、黒い霧の中で握る手は、どうやら、悔しそうで――。
171 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/15(木) 04:44:47.44 ID:Zh9GZzkg0
 朝陽が射すよりも少し早く。
 海猫の群れの中に“独り”の人影が一つ。
 埠頭に、佇んでみた。

 潮風に、まだ沈まない月明かりの色で染めた様なポニーテールを靡かせ。
 波の立てた泡沫に、緋色の瞳を向け――ただし、右目には眼帯をかけ。
 梢の様な小指に、皎い歯を立てていた。

「――……。お腹が、空き。ますね――」

 “独り”は、誰に話すわけでもなく。
 宛ら、鴎や海猫に訊ねているようにも見えるかもしれない。
172 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/15(木) 10:16:29.82 ID:CHG4AyrXo
剣帝[ピーーー]
173 :谷山 :2011/12/15(木) 17:38:12.28 ID:YLgmbyCAO
剣帝失せろ
174 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/15(木) 18:50:03.44 ID:/+o6hTeZo
剣帝引退しろ
175 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/15(木) 22:54:46.56 ID:p0N374Lbo

 深夜の草原に身を置いて夜風を楽しんでいると、まるで静寂の中にただ一人放り出された様な気分になる。
 一人の男が、身に纏った民族衣装を大きくはためかせ、被ったニット帽より零れる金髪を靡かせながら、そんな事を考えていた。
 顔は至って真面目でふざけている雰囲気でも無く、遠くに見える、今は濃い黒の影となってしまった山脈を眺めながら、
 何かを考え込む様に時折眉を顰めたりして、寒気の真っただ中に突っ立っている。

「暗い闇、遠くに見える山々、そして何も無い草原―――何か浮かびそうで、浮かびませんね」

 曲のヒントになる物を求めてこの地にやって来たのに、収穫を得られなかった訳で無いのに、成果を出せない。
 詩人として此処を訪れたのではなく、今回は演奏家として曲の題材を求めていた。
 右肩に掛けた大型の楽器ケースの中で、まるで主の不甲斐無さを嘆いてしまう様に、弦楽器が静かに哭いた気がする。

 早く弦を弾かせて、夜闇に曲を奏でて見せろと。
 誰もいない空間で弾奏を続け、孤独な演奏会を開催して見せろと。
―――そう言わんばかりの楽器の自己主張に、男は僅かに苦笑を浮かべてしまいながら、首を小さく横に振った。

「やはり、お客さんがいてくれた方が良いに決まっている」

 満天の星空に視線を移しながら、正直な心情を口にしてみる。
 独善的な詩人は、ただ自己満足の為だけに、他人に演奏を聞かせる機会を欲していた。
176 :【吟遊世界】@wiki [sage]:2011/12/15(木) 23:40:56.43 ID:p0N374Lbo
>>175
/再募集、とか
177 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 11:06:24.36 ID:54sn+MUAO
剣帝失せろ

吟遊世界も消えろ
178 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 11:25:51.09 ID:JA9CNIH1o
吟遊世界は早く引退して他所へ行け
179 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 14:14:55.54 ID:Jnq/BcPBo
吟遊世界氏ね
180 :以下、三日土曜東R24bがお送りします [sage]:2011/12/16(金) 16:19:15.63 ID:1pKnAMIAO
【廃駅、ホーム】
【ひび割れた木製の椅子にショルダーバッグを置くブレザー姿の女学生】
【癖っ毛の金髪をぱたぱたとはたきながら大胆にも煙草を吹かす】

【――――のだが】

「……げほっ、あ、駄目っ、これ駄目、っげほっ、けほっ」

【喉への刺激に口元から思わず白い塊を離し】
【枕木に放り投げる】

「あ゙ー……悪いことするもんじゃないなあ……」
「……臭いもついちゃった……」

【高めの鼻をブレザーの生地に近付け嗅ぎ】
【顔をしかめる】
【二度と口にすまい】
181 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 16:38:00.21 ID:i3oEEw6IO
>>180
お前そんな下手なロールで絡んで貰おうなんて失礼じゃない?
182 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 17:48:02.38 ID:54sn+MUAO
同意、相手の事を考えろよな
183 :【陛に坐する燦々たる王】 :2011/12/16(金) 18:38:23.48 ID:jCO0Liz0o
新しいスレが立ちました
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1323736367/
184 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 19:10:32.52 ID:JA9CNIH1o
本当に谷山はクズだな剣帝と一緒に表裏にでも行けよ
185 :以下、三日土曜東R24bがお送りします [sage sage]:2011/12/16(金) 19:28:36.89 ID:zSHme8NM0
表裏は既に元能力者民で溢れているがな
186 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 19:37:30.77 ID:JA9CNIH1o
453 名前:以下、三日土曜東R24bがお送りします [sage sage] :2011/12/16(金) 19:30:39.11 ID:zSHme8NM0
まったくはた迷惑ですね、人の名前を勝手に使って暴れ回って‥
お前が消えろって話だよマジで

そろそろネオチの方も実力行使で潰しません?


谷山はこんな人間です皆さんも絡まないようにしましょう
187 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/16(金) 19:40:01.32 ID:JA9CNIH1o
谷山を追放しろ
188 :【変態界主】震えるぞ(ry @wiki [sage]:2011/12/16(金) 22:00:28.57 ID:CwoKOHy9o

ぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅん ぎゅうううぅぅぅぅぅぅん
獣の咆哮である。
確かに此の獣は情欲の塊である。
だが、此の咆哮は余りにも、余りにも無感情に星無き夜空に散る。

ぎゅぅぅぅぅぅぅん
獣はある類の愉悦を持って、其の身を震わせ地を削っているようだ。
其れは、まるで、地下に高価な宝物を見つけ出した子犬の飛び跳ね回るが如し。

ぎゅいいいいいいいいん

そう。
機械と言う手段によって、『人類の欲望』が、壱つの意思を持ち
現実も理想も、善美も汚濁も、遍く全てを貪りつくす『欠乏』した生物が啼いているのだ。


「星………見えねぇなぁ」


右方に顔を傾ける。


「──バスも………来ねぇなぁ……… ちくしょうめ」


再度、頭上に広がる、ただただ、漠然とした投げ遣りな夜が広がる空を眺める。

男は銀髪であった。
いや、銀髪と言う表現は正しくない。むしろ、間違っていると言っても良いだろう。
男は、鏡を被っていた。
正確に言うならば、”鉄メッキを施した直後の糸が頭髪として生えている”のだ。
此の鏡は如何に空に太陽も、月も、星も、或いは希望すら存在しなさそうな夜ですら、人工の光を受けて瞬く。

その様な男。
座っているのは、錆びた柱がぎぃぎぃ叫ぶ屋根の下。
眠気すら北風が吹き飛ばしそうな、寒く、昏い、バス停の待合用ベンチ。

──空は未だ、白む気配すら無い。

//何でも募集ん!
189 :以下、三日土曜東R24bがお送りします [sage]:2011/12/16(金) 23:04:48.86 ID:54sn+MUAO
キメェ
190 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/17(土) 04:43:06.78 ID:cj68bXu90
 海に架かる鋼橋も、この時間、雪も降っていれば尚更、人の姿は少なかった。
 そよぐ潮風は、粉雪を乗せ、鼻も、目も、聊か痛みを覚えることだろう。

――しゃり、しゃり。

 欄干の傍、ソールは雪の上に足跡を残し。
 それに沿う様に、赤い斑が並ぶ。
 そして冷たい風に靡く、月毛のポニーテールに綯われる、朱。

――はーぁ

 凍て雲の下。
 重たい溜め息が、空に溶けていく。
 眼帯の掛かっていない、滲む紅い左睛が、それを眇める。

――、

 鼻をすする音が虚しく。
 しんしんと落ちゆく雪に消えていく。
 頬も鼻の天辺も、紅くそまる。

「……」

 その音は、寒さから出た音なのか。
 あるいは、目尻に溜めた涙が、別の理由を物語っているのかもしれない。
191 :【禁断聖杯】 [sage]:2011/12/17(土) 17:58:36.64 ID:w22R76tAO
剣帝失せろ消えろ
192 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/17(土) 21:24:41.34 ID:qNh8Vn/c0
【寒々しい空の色】
【少し人通りの少ない大通りから一本外れた路地に佇み】
【座り読書に耽る少女の姿が有った】
【其の成りはワンピースに青いマフラー然して薄茶色のブーツ】
【明らかに雰囲気とは合わず浮きだっているのが分かる】


・・・・・・ハッピーエンドかよ。つまらないな。

【本を読み終わったのか栞も挟まず閉じてしまう】
【ハッピーエンドの本が嫌いなのだろう】
【僅かに嫌悪感を抱いた顔をし】
【本を肩から下げているカバンに仕舞った】


暇だなぁ。何か起きないかね。

【然して本の代わって取り出したのは丁寧に4分の1サイズに四角く折られた折り紙】
【しゃがんだ姿勢のまま其れの形を変えていく】
【余り周りの事は気になっていないのだろう】
【まるで何時も通りとでも言うように平然と只紙を畳み広げを繰り返している】

/絡み待ちです。
193 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/17(土) 23:10:51.90 ID:qNh8Vn/c0
>>192
/まだ募集してます。
194 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/17(土) 23:44:05.89 ID:hzd5sCDGo
>>192

「だー、かー、らー。うるっさいって、ここ通らせてって言ってるだけでしょ」

一本外れた路地の奥側から、誰かのイラ付いた声が聞こえただろう。
声の色は鋭く、確実に雑談や何かの気配ではなさそうである。
もし、貴方が声のする方に歩いていったとすれば、復数の人影が其処に見えるだろう。

その光景は、言ってしまえば不良に絡まれる少女、という分かりやすい構図であった。
ただし絡まれている側の少女が全く怯えたりしていないという点が定番とは違うが。

3名の不良に壁まで抑えこまれている少女は、余りにも幻想的な印象を観る物に与える姿であった。
鋭く細められた蒼純の双眸がよく目立つ。余りにもその目は純粋に蒼い。
黒いフレームのメガネを掛けているのは、多少なりとも悪い目つきを誤魔化す為だろうか。
陽の光を余り浴びていないのか白く染まっているその肌は、不健康的であり儚く見え。
黄金の髪もサラサラと流れて今にも消えてしまいそうなほど朧げに感じさせる。
格好は、もこもこのコートにもこもこのブーツにもこもこの帽子に毛糸のぽんぽんの付いた手袋と言う物だ。
当然として全て真っ白な色を基調としていて、この少女の異様な儚さを更に助長していた。

「ふ、ふひひっ、こ、こいつ犯しちゃいましょうよ兄貴」
「そうだな、こんな上玉そうは居ねーよなぁ、やっちゃん」
「おいおい、やっちゃん、みっちゃん。いくら俺が外道とはいえ、無理やりはイケねぇと思わねぇか?」

まあ、男の劣情も煽ってしまうのは、仕方が無いのかも知れない。
明らかな嫌悪の表情を浮かべて、少女は不良たちを睨みつけていた。

この光景を見て、貴方はどう思い、どう行動するだろうか?
195 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/18(日) 00:01:54.19 ID:Ux97J3vJ0
>>194
【折り紙に勤しむ少女】
【併し同性の危機を見逃し悪を蔓延らせる程甘い人間では無かったらしい】
【声が聞こえた方にトテトテと歩いて行く】
【然して複数のチンピラ&モコモコな女の子を発見】


Shut the fuck up!こちとら集中してんだよ!

【━━━━なんてこったい】
【少女が発したのは罵声━━━詰まり喧嘩を売ったという訳か】
【女の子からこちらへ注意を惹きつけるのは良いが何も其処まで間が抜けているんだ】


・・・可愛い!!

【何を言っているんだ】
【あろうことか女の子に向けて走っていく】
【苛立ちを覚えるほどチンピラを全力スルー】
【最早ボコボコにされても可笑しくないレベル】
【近づくや否やもこもこのコートに触れ】


ねぇねぇ!此れ何処で買ったの!?

【状況が把握出来ていないのだろうか】
【それとも単なるアホか】
【どちらにせよ女の子ないしチンピラにとって少女は世間知らずだと思われるだろう】
196 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 00:10:52.36 ID:AZbJF97Do
>>195
路地に響き渡る、露骨に喧嘩を売りつける様な少女の言葉。
余りにも、それは考えなしな行動と言って問題ないだろう。

「――――んぁ?」
「なんだ一体、テメェも犯されてぇか!?」
「ふ、ふひひっ、この子も可愛いですなぁ、フォカヌポウ!」

個性が強すぎる不良たちが一斉に貴方の方を振り向いて、睨みつける。
約一名、舐め回すように貴方を見て、更に舌なめずりしていたが、キモヲタじゃない、DQNだ。

そして、唐突に近づかれて、更には不良ガン無視で此方に話しかける貴方を見て、少女は面食らった様子で。

「……えっ、えっと……、あーっ、っと。
……あ、後で話すから、ちょっと、盾になれ名前も知らない頭の緩そうな奴!」

此方に向かって、殴りかかって来る不良を見て。
貴方の体を掴み、ぐるり、と不良の方に向かせるだろう。
初対面の少女を何の躊躇いも無く、盾にする当たり、この少女もなかなかいい性格をしているようだ。

(――――、今日調子悪いから。そろそろ……っ、やっぱり――――――


――――――――飛んで、消えて、死ねよ下衆ッ!!」

そして、貴方の右と左を迂回するように、飛び掛ってくる不良の内の二人に向かい、純白が襲いかかってくるのが見えただろう。
しかしながら、貴方に向かってくる最後のガタイが大きめの一人だけは迎撃されていない。自分の体を守るならば、闘うしか無いだろう。

貴方の左右を走り抜ける純白の正体は、ちなみに羽であった。
大きな羽に鎧を装着し、光の魔力を集中させて不良に叩きつけ、吹き飛ばしたのである。
197 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/18(日) 00:24:49.22 ID:Ux97J3vJ0
>>196
【犯す?】
【とでも言うように首を大体60度右に傾ける】


…クソゆとりが。

【罵りは健在、と】
【そんな事をしていると盾にされる】


えっ?ちょっ、うわ・・・。

【併しそれで二人まとめてやられてしまうなんてことはなく】
【少女がたじろいでいる間に次次とチンピラが吹き飛んでいく】


(綺麗・・・。)

【なんて思っている場合では無いのだ】
【女の子を守らなくてはならない】
【最も今は守られている側だが】

【迫り来るチンピラを見据え】
【深く息を吸い込み右腕に電力をチャージ】
【然して】


━━━━はぁっ!

【激しく右足で地面を蹴り】
【チンピラ目掛け強く踏み混み】
【みぞおちに強い、強い掌底を打ち込む】
【勿論紫電のオマケ付きで】

【掌底の名残で捲れ上がった袖からみえた右腕には禍々しい呪印が刻まれていた】


・・・大丈夫?

【クルリと振り向き笑顔】
【併し僅かながらに苦悶の表情を浮かべ左手で右手を抑えながら】
198 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 00:36:48.38 ID:AZbJF97Do
>>197
「ぁーん?なに言ってんのよねぇちゃんよォ」
「ふひひひ……!そ、そんなこと言っちゃう子は、お、おしおきするぞぉ!?」
「……まあまあ、落ち着けよ舎弟ども。冷静にな――――ふざけてんじゃねぇぞ糞ボケアホダボハゼェ!」

…………どうしようもない。
兎にも角にも、理性を無くして飛びかかってきた。
それをみて、少女も多少は申し訳なく思ったようであり。

「とりあえず、言っとく。ごめんっ!」

盾にしておいて勝手に謝りやがった。
まあ、謝らないよりは幾分かましだろうか、少しだけは。

「ふひひぃ――――っ!?」
「ぐぁーん!?」

不良の内、二人ははでに吹き飛び壁にたたきつけられて気絶して。
そして、最後の不良は――――。

「ぐ、あ……て、ぐ……っ、なめて……ぴぎぃ!」

貴方の打撃を受けて、もはや息も絶え絶えだった所に羽の一撃を受けて、地面に埋め込まれた。
顔面が地面にめりこむくらいド派手に叩きつけられた不良は、きっと素敵に顔面が整形された事だろう。
貴方の紫電の効果もあり、不良はぴくぴく、と震えていた。大分かわいそうな状態だが自業自得だ。


そして、振り向き話しかけてくる貴方を視界に収めると。
眉根を寄せて、ばっ、と頭を下げるだろう。その動きでばさり、と背中の大きな羽が音をたてる。

「ごめんっ!とっさに盾にしちゃった!」

そうして、頭を上げた瞬間に、自分の背中の事を思い出したようで。
ばさばさと背中をせわしなく動かした跡に、慌てて羽を畳んで、泣きそうな目になる。
それでも、どうやら貴方の様子には気づいていたようであり、

「……ぼ、ボクは大丈夫だけど、キミは?」

と、心配そうに問いかけるだろう。
もう一度、少女の姿を見てみれば、その姿はより現実離れしたと言えるだろう。
純白の格好にさらに大きな純白の双翼が顕現し、周囲の光景に対する白の比率を上昇させている。
その格好は、見るからに天使と言えるだろうか。だが、彼女が背の翼に見せる目の色は、明らかな嫌悪と憎しみであった。

/*そろそろまずいので、凍結おねがいするのです!*/
199 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/18(日) 00:50:46.98 ID:Ux97J3vJ0
>>198

【見事な追激だ】
【拍手のジェスチャー】
【クスッと北叟笑んで】


ぴぎぃ、だって。このクソ豚が。

【押し殺した声で言う】
【にじみ出る殺気━━━━いや狂気か】


あぁ、良いよいいよ。2人もやっつけちゃうなんて凄いね。ってか羽綺麗・・・。

【さり気なく羽を眺める】


…え?まぁ大丈夫!こういう能力だからね。慣れたってのもあるけど。

【本当のところはもう少し電力をセーブすれば良いのだが】
【今更遅い】
【併し痛みは早く引くので問題ないという顔をしている】


ところで貴方は…能力者…?

【倒突に質問をする】

/了解です!置いておきますがいつごろ大丈夫でしょうか?
200 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 00:54:42.43 ID:AZbJF97Do
>>199
/*明日はちょっとばかし試験があるので、大体夕方くらいだと思ってくだされば!*/
201 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/18(日) 00:59:19.32 ID:Ux97J3vJ0
>>200
/了解しました!試験頑張ってくださいね。
202 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 16:18:35.72 ID:AZbJF97Do
>>199

「――――、とうっ」

おもむろに不良に蹴りを繰り出して不良をふっ飛ばした。
路地の隅っこに不良たちが寄せられていき、完全に意識を吹き飛ばされただろう。
貴方の狂気とは別ベクトルではあるが、彼女もまたバイオレンス気味な人間であった。

「……まあ、雑魚っぽい不良どもなんて何人居てもあんまし変わんないって、大したことないし。
……う……、そういう事あんまし言われたこと無いな、うん」

自分の強さについては、特に感慨も抱いていないのか、それとも先を見据えているのかドライな反応で。
しかしながら、己の外見について肯定的な意見を受けると、途端に慣れていないのか態度が揺らぐ。
背の翼も、己の能力も何もかもがこの少女のコンプレックスであることの一端が態度に現れていた。

「ちょっと、手出して。一応こっちが悪かったし」

そう言いながら、唐突に右手で貴方の手を取ろうとするだろう。
いつの間にかその手には純白を基調として、漆黒の文様の刻まれた篭手が装着されていて。
貴方の手を握ったその瞬間に、手から光が生じ痛みを緩和し、無くしていこうとするだろう。
簡単な回復魔法でありながらも、発動を無詠唱でする当たり、そこそこの技術と言えるかも知れない。

――、まあ。能力在りきで魔術を使用している為、素では平均以下なのだが。

「…………ま、そういう事になるね。こんな力、要らなかったけど」

貴方の手を握りながら、少女は己の体を包む篭手や、背から生える翼を憎々しげに睨みつける。
能力にまつわる、なんらかの経験が、今の彼女を形作っているのだろうか。

/*帰ってきたので返信しときます!*/
203 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/18(日) 20:06:38.62 ID:Ux97J3vJ0
>>202
(中々に暴力的な…。)


【そう思っても仕方の無い雰囲気が女の子からは発せられていた】
【近いオーラが出ている事はスルーすべき点だろう】


…経験値で置き換えてみろ、って事ね。成程。

【気が揺らいでいる事にも気づかずゲームに置き換えている】
【かなりのゲーム脳の様だが女の子に分かるだろうか】

【途端に右腕を掴まれる】
【其処には能力の源】
【呪印が刻まれている訳だが】


余り良い物じゃないよ…。

【知りつつ期待せずには居れないのだろう】
【敢えて自ら隠す様な事はしない】
【特別袖を抑えつけたりしない限りは呪印が視界に入るだろう】
【徐々に痛みが緩和されていく】


要らない…って何さ。世の中には能力を持ちたくて持った人間も居るんだ。
能力に"選ばれた"んだからもっと…胸を張るべきだと思う。

【と言い自分の右腕を睨みつける】
【よく見れば左手を固く握り締めているのがわかるだろう】
【其れから少女は選ばれなかった人間と分かるかもしれない】

/遅れました…。
204 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 20:16:39.86 ID:AZbJF97Do
>>203
光が貴方の腕を包み込み、次第に痛みを消していく。
そして、呪印にも鑑賞しようとしたが、干渉は弾かれた。

「――――、それ。聖痕?」

貴方の腕の呪印を見て、少女はおもむろにそう問いかけるだろう。
聖痕、と呼ばれるものとは、恐らくそれは正反対だろうに、咄嗟にそんな言葉が出てきた。
そこから、彼女の能力の源について思考すれば予想することが出来るかも知れなかった。

「選ばれた? っはは。それこそ笑い事だよ。こんなもの、これさえ無ければ、ボクは……ッ!
――――ッ……いや、なんでもない」

翼が生えた時から、彼女の精神状態は不安定だといえるだろう。
そして、少女は言葉を激情に乗せて紡ぐ最中で踏みとどまって。
貴方から手を離すと、篭手のハメられている右手を握って、そして開く。

「…………、ごめん。ちょっと、不安定なだけだから。気にしないで。
あと、きみにも、なんか事情があるのはなんとなくわかるから、気に触ったら、ごめん」

翼を隠すように、小さく翼を畳み、目を逸らしながら呟いた。
貴方が選ばれなかった側で、此方が選ばれた側、確かにそれはそうだ。
だが、望む望まざる関係なく与えられる其れは、時として悲劇をもたらすことに思考が行くだろうか。
205 :【奏滅雷腕】 [saga sage]:2011/12/18(日) 22:02:32.63 ID:Ux97J3vJ0
>>203
【呪印が干渉を拒むのは特質によるもの】
【それを理解していたなら呪印を聖痕と誤ることは無かっただろうか】
【しかし問題は女の子に有るわけではない】


…聖痕?初耳だね…。

【少女が聖痕を知らなかった事にあった】


選ばれた事に間違いは無いよ。…それが良い傾向をもたらすとは限らないけどさ。でも其れを笑おうと思わないよ。

【此が少女に出来る最大の同情】
【いや其れに似た感情だろうか】


不安定なら誰かに縋れば良いよ。周りは君を見て見ぬ振りをするほど非情ではないはずだから。

【恐らく誰か、には少女も含まれているのだろう】
【やはりそれほど情けの無い人間では無いのだろう】
【其れを感じ取れる言い方か、は問題外だが】
206 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 22:14:22.70 ID:AZbJF97Do
>>205
「――聖痕症候群。正体不明の病気であり――――、発症者は異能に覚醒するケースが多い謎の病。
……言ってしまえば、この翼はそんな訳のわからない病気のせいで生えてしまった物って事だよ。
自分の意思で出したり出来る物でもない、不便過ぎるものさ」

そっぽを向きながら、聖痕について説明していく少女。
聖痕というのならば、体の何処かに貴方のように痣かなにかが浮かんでいる筈だが。
パッと見では、貴方の目には痣は映らないだろう、だが。

「――――縋る……? わかんないよ、そんな事。それに、ボクは。
……もう、後戻りもしないし、決めてるんだ。こんな運命に、復讐する事を。
神様から授かったらしい、こんな力要らなかったって、この力で神様に復讐する、って」

背を向ける、少女。
翼が突き抜けて、コートが捲れ上がり、背中が顕と成っていた。
其処にあるのは、巨大な痣。貴方の呪印と名前を違い、由来を違うもの。
その形は、翼の生えた一本の大剣。その剣の翼が、背から突き抜けるように生えていたのである。
余りにも、歪で異常な力の形質、そして背中にはいくつもの傷跡が存在しているのが、分かるだろう。
その傷は、何度も、何度も。背中の痣を切り取ろうとした跡、背中の翼を切り落とそうとした跡だ。
高校を卒業しても居ないであろう少女は、ふつうこのような背中はしていないはずであった。

「…………こんな、こんなヒトゴロシの手で、いったい誰に縋ればいいんだよ。
ボクは――、誰にも頼れない。そうじゃなきゃ、ボクは……、ボクは」

彼女の背にある、聖なる印は、しかし彼女に取っては呪いの証にしか過ぎなかった。
己の道を決めた、その力。己の運命を変えてしまった、強大な力。
既に、彼女のその手は、二人分の紅に染まっている、いくら洗い流そうとも、決して消えない汚れが。

その手の汚れがついてまわるからこそ、彼女は誰の手も取れなかった。
だから、一人で強く有り、一人で己の復讐を果たそうとして、こうなったのである。

/*おかえりなさいー!*/
207 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/18(日) 23:04:27.05 ID:Ux97J3vJ0
>>206


そんな物があるなんて信じられないよ…。
病気が元で能力に目覚めるなんて、そもそもどう言う仕組なのかも分からないんでしょ?
…理不尽じゃないかよ。

【説明を受け単純ながら感想を述べる】
【詰まるところ信じてはいないのだろう】

【――――――――が】


神様なんて、運命なんて無い!君がそうなったのも原因あっての物だし、
複讐なんてなんの意味も無━━━━!!

【女の子が背を向け少女が見たのは】
【少女の印と似ても似つかないもの】
【驚愕を隠し切れぬほど動揺を誘う其れは】
【明らかに普通の人間には無い者だった】


……人を―――――――殺したのね?

【僅かに躊躇い】
【其れを口に出す】
【併し確かに少女は汚れた手を拭う訳では無く取ろうとしていた】
208 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 23:16:42.73 ID:AZbJF97Do
>>207
「遺伝、正体不明の病原体、様々な学論が飛び交っている病気さ。
…………当事者のボクにだって、どんな病気かも分からない。だったら、神様くらい、憎んだっていいじゃないか」

貴方が信じていないことに、淡々と事実を追加していく少女。
己の中の絶望が、彼女の心を固く冷たく閉ざし尽くしているのだ。

「…………病原菌憎んでも、遺伝子憎んでも、どうやって復讐するんだよ……。
其そくらいだったら、まだ神様の方が分かりやすく喧嘩売れる。……この、どうしようもない気持ちの矛先が無ければ。
ボクはきっと、正気で居られない。……もしかしたら、もうおかしいかも知れないけど」

現在の少女の敵は、教団であった。
神を信じ、神を奉る能力者達の集団は、己の憎悪をぶつけるには調度良かったから。
だから、どんなに危険でも、どんなに恐ろしくても、少女は己の身を復讐にやつそうとする。
理性的に見えて、彼女の行動原理の全ては理性とは程遠い所に存在しているのである。

そして、投げかけられた躊躇い混じりの貴方の疑問。
差し出される手に気づいても、彼女はその手を取りはしない、――――取るという選択が出来ない。
俯き、顔を見せず、後ろを向いて。極限まで感情を廃した声が、零れていく。

「……2人だ。ボクが、これまでに殺した人間の数は、2人。お父さんと、お母さん。
――――有る日、この翼が生えてから、全てが壊れたんだ。全てが、おかしくなった。
この力がなければ、きっと。きっと、ボクは、普通に高校生出来てて、普通にお父さんの服臭いから別ねー、とか言ったり。
そんな、他愛ない日常が、遅れていたけど。――――もう、無理だよ」

その声の色は、絶望ですら無かった。――――諦観が、そこにあった。
強力な力を得て、使いようによっては幾らでも人を救えるようなそんな力を得て。
出来たことといえば、望んでも居ないのに両親をこの手で殺してしまったこと。

その後悔が、その記憶が。彼女に救済を求める事を躊躇わせるのである。
209 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/18(日) 23:35:38.07 ID:Ux97J3vJ0
>>208


受け入れ…ればいいんじゃないかな…。

【俯きながら言う】
【其れは無理だと理解しての言葉だろうか】
【絶望とは受け入れ難い物だと――――少女は身を持って知っている】


複讐したって、誰かを怨んだって、君が変わる訳じゃない…。
君の聖痕が治るわけでも無いし…。
…でも解るよ。私も味わったことが有る。両親は、私のせいで離れてしまったし
此の能力を消そうともした。

【少女は元は普通の人間だった】
【が能力を貰ったがために持っていない場合と持っていた場合の世界のズレに】
【呑まれてしまったのだ】
【女の子と同じくして少女は現実に納得していないが変わった世界に適応した】


…君が殺したのは人じゃなくて、そんな他愛も無い――――――――日常じゃないの?
思い出との落差、以前までの日々との差、其れを受け流して生きなきゃいけない。
…其れがそうなってしまった人に課せられた、運命だよ。

【敢えて心の丈をぶつける言葉】
【其れは非情でもあり】
【又畏敬とも似ている優しさでも有った】
210 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/18(日) 23:52:49.51 ID:AZbJF97Do
>>209

「――――分かってるさ。間違っているのも、なにも変わらないのも、分かってるさ。
だけど、……、だけどさ。……っ、ボクは、この気持ちをどうすればいい。
この、この力とどう向きあえばいい。復習のために振るうと決めて、やっと向き合えたこいつに、どう向きあえばいいんだよ……!」

翼も、篭手も。何もかも、それらは彼女が後天で得た力、異質の1。
元より持っていたのは、僅かな魔力と魔術の心得だけ、本来なら彼女は教団のシスターになる予定だったのだし。
だからこそ、少女は思う。神なんか信じないと、信じていたのに、祈ったのに。与えられたのは絶望だったから。

受け入れろ、受け流せ。そんな言葉が、彼女の耳朶を揺らす、心にも刺さる。
貴方の言葉に、少女はぎしり、と篭手を纏う右手を握りしめた。
少女の翼が、ぶるぶると震えて、落ちていく羽に魔力が篭り、周囲を照らしていく。

「――――それが、運命だって言うなら。……ボクは、そんな運命、要らない。
抗い尽くしてやる、受け入れてなんか遣らない……、ボクがボクを殺そうとした両親を殺して、それが正しいなんて間違ってるから。
だから、ボクの行き場のないこの恨みは、ボクの運命に振るうしか無い。運命なんて言葉に踊らされる積りは、さんさら無いんだから」

少女が、ようやく貴方の方を振り返る。
振り返る頃には、少女の右手には背丈ほどの大剣が握られており。
いつの間にか全身を美麗極まりない純白の鎧が包み込んでいるのである。
輝く翼も相まって、その姿は文字通り天使か何かに見えてもおかしく無いもの。
ただし、その瞳は、激情に歪み、憎しみに濁っていたが。

「――――――止めるなら止めればいい、間違っているなら間違っていると言えば良い。
でも言っておく。……、言葉如きで止められると思うなよ。正しいのは分かる、でも、認められない=v

剣を無造作に持って、闘う様子を見せずに、ただ貴方を睨みつけて。

「……他人のままでいたいなら、ここで背を向けて帰れ、ボクも困らないし、貴方も困らない。
――――認めさせたい≠ネら……。認めさせてみろ≠諱v

そう言うと、背を向けてゆっくりと歩き出そうとするだろう。
貴方が考えた末の行動くらいなら、どんな行動でもきっと間に合うくらいの、暗くて遅い足取りだった。
211 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/19(月) 00:15:59.58 ID:XgAzZYa80

【間違っていると知りながら何故変わらない】
【と口には出さない】
【多分届かないと分かっているから】


複襲…なんて…。

【そこから言葉を紡げなくなってしまう】
【女の子にとって其れは戯言だと思い込んだから】


抗う…ね。じゃあやってみるといいさ。抗って、抗って、抗い尽くしてみれば良い。
世界は君を修正するだろうからさ。

【振り向いた女の子―――――――――いや彼女の成りは】
【眩いばかりの装飾に包まれていた】


やって見せよう。君を認めさせる
…名を聞こうか。私は『ブリジッテ』能力名【奏滅雷腕】

【と名乗る】
【構え受けの体制に入る】

/スイマセン…そろそろ寝なきゃなので凍結していただきたいのですが…。
/明日の4時30分には居ると思いますが・・・ヽ(´Д`;)ノ
212 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/19(月) 00:16:35.69 ID:XgAzZYa80
>>210

【間違っていると知りながら何故変わらない】
【と口には出さない】
【多分届かないと分かっているから】


複襲…なんて…。

【そこから言葉を紡げなくなってしまう】
【女の子にとって其れは戯言だと思い込んだから】


抗う…ね。じゃあやってみるといいさ。抗って、抗って、抗い尽くしてみれば良い。
世界は君を修正するだろうからさ。

【振り向いた女の子―――――――――いや彼女の成りは】
【眩いばかりの装飾に包まれていた】


やって見せよう。君を認めさせる
…名を聞こうか。私は『ブリジッテ』能力名【奏滅雷腕】

【と名乗る】
【構え受けの体制に入る】

/スイマセン…そろそろ寝なきゃなので凍結していただきたいのですが…。
/明日の4時30分には居ると思いますが・・・ヽ(´Д`;)ノ
213 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/19(月) 00:17:30.52 ID:XgAzZYa80
/…二重送信だぜ(キリッ
214 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/19(月) 04:44:45.21 ID:YyCY1OTt0
 薄絹のような雲がかかる月の下。
 潮風の冷たい、コンテナガレージに、“独り”と数羽の姿があった。

 コンテナの上に座り、月明かりに染めたようなポニーテールをふわりと揺らし。
 傍で一羽の海猫が『みゃあ』と鳴くのも、眼帯のかかっていない左瞳は見向きもせず。
 ホットサンドを齧り、咀嚼、嚥下するのだった。

「――口を利けたのなら、情報と交換であげられるのに。ね?」

 左手にまいた包帯は新しく。
 しかし鮮血には染まってはいないようであった。

 隙を狙ってみては、海猫は“独り”から朝食を頂戴しようと試みるのだが。
 そうはさせまいと、反対側の手や肘で阻むのだった。

「だーめ、……欲しければ、この傷の犯人が居る場所くらい、教えて?」

 無表情ながらも。
 とても、意地悪そうな目で、口も利けない海猫に言うのだった。
215 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/19(月) 21:20:26.55 ID:hphkvn99o
>>212
後ろを向く少女から、全く持って感情というものは読み取れない。
堅固に凝り固まった意思が、彼女を心身ともに強くしているのだ、そう、それが覚悟だ。
手を汚す事も、誰かを傷つける事も、つけられる事も、何もかもを目的のためならば受け入れるのが、彼女なのである。

「――――上等。憎悪の前にはどんな綺麗事も消えてしまう。
どんな修正を受けようとも、ボクはやってみせるさ。その為にボクは強くなるんだから」

あなたのその言葉に、少女はそんな虚勢とも取れる強すぎる言葉を以て返答と成した。
背中の翼が、光を強める。彼女の感情に呼応して、魔力が励起状態へと遷移していくのだ。
後ろから響く、貴方の確りとした名乗り、それを聞いて少女は、後ろを向いたままよく通りながらも儚さを持つという矛盾をした声で名乗りを上げた。

「……、クラウ=エリア。能力名は、【光慈拓望】《Apprentice of Hope》。
聖痕症候群の第二病変と、第三病変の狭間の能力者、さ」

右手に持つ大剣を軽く振り、半身になって貴方に振り向く。
その瞳は、光を背にして生まれる闇、影そのものの濁りを得て。
光が影を生むならば、光を扱う彼女こそが、寧ろ影に最も近き場に居るのだ。

「――――来いよ。叩き潰してやる=v

唐突に、少女の背後に5本の大剣が生成されて、地面に突き刺さった。
詳細は不明であるが、ともかく少女も臨戦形態になったようである。

/*寝落ちすいません&遅くてすいませんこんばんはー!!*/
216 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/19(月) 22:31:05.20 ID:XgAzZYa80
>>215

【なら仕方ない】
【と小さく呟き】
【ジャリ、と地面を強く踏みにじり反応出来る体制へ推移する】


そっか。良い名前だね。こんな状態で言うことじゃないけど。

【上着の袖を引き上げ呪印を露にする】

【―――――――――蓄電開始】


じゃあお言葉に甘えて行かせて貰いましょうか…。
後で泣いても知らないよっと!

【十分に固定されていた足元を蹴り上げ彼女の方へ突撃】
【腕は肩の高さまで上げている】
【其れは限りなく直線的な動きに見えるだろう】
【右腕には既にチャージ限界まで蓄電済み】
【接近され直撃を喰らおうものなら意識を飛ばす程度の電力にはなるだろう】
【併しかなり回避は容易だろう】


/全然大丈夫ですよ〜。
217 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/19(月) 22:46:16.46 ID:hphkvn99o
>>216
「――――、あんたも。悪く無いと思う。……こんな場で言うことじゃ、無いけどね」

そうして、貴方の名を彼女も同じようにたたえてみせて。
此処から先は、戦いだから。彼女は無駄口を叩くことはしない。
視線は、既に貴方だけを向き、脳の中はどうやって貴方を倒すかだけに向けられる。
背部に突き刺さる5本の剣が、光を放つ翼に呼応するように内部の魔力を励起させ、共鳴させ増幅していく。

そして、直線的な動きで貴方が接近してくるのを見て。
五分程度に魔力を蓄積した背後の剣群に視線を向け、手元の剣を握り締める。
剣を右手で高らかに掲げ、少女は冷静かつ、冷酷な声を以て力を動かしていく。

「…………1[アイン]、2[ツヴァイ]、3[ドライ]――――魔力開放、術式展開」

貴方が打撃を放つ、その瞬間。少女の右手に握られる大剣に強い光が宿る。
同時に、背後の剣の内3本が粉砕。内側に眠る魔力を大剣一本にチャージし、横薙ぎに斬撃を放つだろう。
踏み込みに躊躇いはなく、回避ではなく少女は迎撃を選択したのである。

この術式は、まだ彼女の試作段階の構想の物である。
言ってしまえば、同時に復数の武器で魔力をチャージしておく事で、高速で大量の力を運用できるという物。
ただし、弱点としては一箇所にとどまらなければならないことと、突き刺した刃の運用だろうか。

どちらにしろ、十分に魔力を蓄積した剣一本と、五分の魔力を蓄積した剣三本分の魔力がその一撃にはこもっている。
ここで貴方が気づけるかどうかは分からないが、彼女自身から感じる魔力は一般の魔術師には劣る物だ。
これだけの強大な力を扱えるのは、何らかの理由があると見て間違い無いだろう。

光の斬撃は前方に力場と化して解き放たれて、高速で貴方に迫る。
ぶつかった瞬間凄まじい衝撃を受けて、貴方を吹き飛ばそうとするだろう。
218 :【奏滅雷腕】 [saga sage]:2011/12/19(月) 23:14:48.75 ID:XgAzZYa80
>>217
【そりゃどうも、とほくそ笑む】

【がそうとばかりしている場合ではない】
【なんせ命が掛かっているのだ】
【恐らく彼女に殺意は無いのだろうが少女ならふとした拍子で気に障る事でも言ってアッサリやられて仕舞うかも知れない】


(恐らく…光の強さで部位に集まっているエネルギーが違うのかも…。)

【推察を垂れる】
【と彼女が術式を述べる】

【唐突に迫り来る斬激】
【しかしながら少女】
【半端な運動のセンスをしていない】
【とっさの判断で体をバネの様に使い】


そりゃあっ!

【飛び上がる】
【其の名残で空で体を捻り彼女に近づく】
【そのまま腕を振り勢いを残したまま激しい拳骨+とっさの判断で威力の弱まった電撃を浴びせようとするだろう】
【因みに此の紫電、食らった者の能力を1ランク下げる呪いがある】
219 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/19(月) 23:30:33.57 ID:hphkvn99o
>>218

己の放った初手にして高い威力を誇る斬撃。
しかしながら、それは素早い動きで相手に回避されて。
だが、少女の眼はメガネの冷たいレンズ越しにあなたの動きをしっかりと確認していた。
激情の憎悪を抱くが為に、その感情は逆に凍結し、冷静どころか冷酷へと特化していた。
その冷酷さが、正確な考えられた対応を可能とするのである。

「そこを避けるか。だけど――――ッ」

少女の背後で残った二本の剣が砕け散る。
既にその時点で剣に満ちていた魔力は大凡8分。そして、その魔力の行き先は――――翼だ。
翼に纏わり付く装甲が強い光を放ち、そして少女は貴方への警戒を説かぬまま、前を向き――――。

「――――、4[フィーア]、5[フュンフ]開放。……術式起動――――っ、翔翼<b!」

夜暗を裂き、一閃の閃光が走り抜けた。
貴方が拳を振り下ろすその瞬間には、既にそこには少女は居なかった。
そう、飛び上がった貴方の下を、強化した羽の推進力と身体能力で一瞬で駆け抜けたのである。
少女の纏う鎧に、羽の魔力の余剰を向けて、他の術式を起動させていく、そして速度は落ちる事は無い。

(…………そして、練光≠起動。徐々に上げてかないと)

がりがりがり、コンクリートを削る音が響く、何処からだ。上だ。
移動する速度を殺さず、翼をはためかせ、少女は壁を駆け上ったのである。
そして、壁を強く蹴り、地面から8m程度の高みにたどり着くと、大剣を大きくふりあげて魔力を練る。

「――――――ッ、はぁァァァァアァアァッ!!」

瞬間、翼をはためかせ、羽の軌跡を残して少女が急降下してくるだろう。
重力に寄る落下と魔力に寄る身体能力の構造、そして翼に寄る推進力。
それらに加えて、魔力を込めた一閃の唐竹割りは、普通の剣技とは違う、異形の剣技に違いない。

ほぼ真上≠ゥら迫ってこようとする斬り下ろし。
剣術等の素人臭さを補うために、彼女が考えたのは、ただ1つ。
己の持つ、この憎くて堪らない力を全力で生かし尽くすことであるのだった。
220 :【奏滅雷腕】 [sage saga]:2011/12/19(月) 23:56:11.13 ID:XgAzZYa80
>>219

【強く振り降ろした腕は宙を描いて彼女に当たる事は無かった】
【刹那少女は推する】


(…能力は装備を生成し、其れとエネルギー…否魔力を使役するのみではない?)
(空間に関連する能力の可能性も------!?)

【複雑な思案も突然の頭上からの音にかき消された】
【其れはガリガリと、コンクリートを削る音だった】

【すると彼女は翼をはためかせ少女に向けて降下してきたのだ】


(なんて速度…。避けきれない!)

【狭い路地裏】
【此処で空からの攻撃は不利と言わざるを得ない】
【少女が選択したのは】

【蓄電開始】

【“見る事”だった】


【降下してきた彼女の剣撃を】
【極めて近距離で回避】
【否最小限の被害に押さえたのだ】


……ぁぁがああああぁっ!!

【腿の外側を抉った一撃の刹那、叫びの合間に】
【再度限りない近距離で電撃を放つ】
221 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/20(火) 00:13:49.65 ID:dtkKP2X3o
>>220

腿を抉り地面を砕き、コンクリートに魔力が叩きこまれて地面を広範囲に粉砕しようとするだろう。
それは、貴方の体勢を崩そうとするには、十分な程度には強力に足場を崩す。
それ故の振り下ろし。そして、外したと見て、隙を見せたと見て、避けれぬと見て。
少女は――――、目も瞑らなかった、諦めもしなかった。


 ――――命中。


ぶすぶすと彼女の体から煙が上がり、意識が飛んだかと思うかも知れない。
実際、彼女の体は、一瞬崩れ落ちそうになった、が。

「…………舐めッ……るな……ァ!」

貴方の電撃により、身体能力と技術が下げられた彼女。
しかしながら、彼女は元より身体能力には限界がある、技術も限りなく素人の其れに近い。
ならば――――さげしろ≠ヘ、それほど存在しないのである。

それに、彼女の本質は、能力者である事ではない、剣士である事ではない、魔術師である事ではない。
ただ――――、復讐に生きる一人の人間である事だけなのである。
そして、それが貴方の行動の結果、気絶という一つの終結を――――変化させた。
一瞬の間、時が止まったような無音の間の中で、きちり。金属が軋む音が響き、直後。

「こ の て い ど……ッ!! い たく 無いんだよォォォォォオォオォォォッ!!」

口からしとどに血を溢れさせながら、弱まった魔力でも並以上の威力を発する袈裟の切り上げが襲いかかるだろう。
そう、彼女は意識が失われるその瞬間に、己の舌の一部を噛み切り、その激痛で無理やりに意識を覚醒させたのである。
その叫びは、冥府の亡者の其れよりも恐ろしい、生気有る絶望≠孕み。この様な感情と向かう経験が少ないものならば威圧を受けるほどのものだった。

(痛くない……ッ!!こんなの、こんなの……!もっと もっと痛い、もっと怖いこと、ボクは知ってる……!
だから――――ッ!!)

「届けェェェエェェエェエッェエェェッ!!」

雄叫びと同時に、剣速が加速していく。
それでも先程程の威力も速度も無い、叫びにより一時的な脳のリミッターを解除してもだ。
だが、気迫は違った。己の前に広がる壁を見て、己の不利に立ち。そこから這い上がり、泥を啜る覚悟。

――――ここからが、彼女の全力を出す場である。

/*質問なんですが、下がるのは身体能力と技術と有るのですが、能力のスペックまで下がるのでしょうか?*/
222 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/20(火) 00:34:53.69 ID:nX43UgFr0
>>221

【直撃】
【とほぼ同時に足下が消えバランスを失い崩れた足場にへたり込む】

【元依り気絶させることが目的だったのだが其れは叶わなかった】


くっ…うぅ―――――――。

【余り此の戦いに勝機は消えつつ有る】
【少女がそう判断しても】
【少女の心が其れを否定し】

【――――――蓄電完了―――――】
【痛みをも消す、それ程激しい電激を腕に宿した】

【長らく貯め続けた電力がチャージを終えたと唸り】


まだ終われないィ―――――――――終わらないんだよォ!

【右手の呪印は禍々しく輝きを放ち開放されようと少女の中で暴れ回る】
【が精神が其れを上回ったのだ】

【痛み抉れた足でもう一度跳んだ】
【がその途中で斬り上げが抉られ少し下がった位置にあった片足の膝から下を引きちぎった】
【併し今更止まるわけには行かない】

――――――――うらァッ!

【此れこそ至高の紫電雷】
【彼女の腋、斬り上げで出来た唯一のスキに向け思い切り拳を飛ばした】


/多分能力は下がらないと思います。
223 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/20(火) 00:51:30.99 ID:dtkKP2X3o
>>222

斬撃が己の腕に凄まじい負担をかけつつも、走り抜けて。
貴方の片足を刳りとり、吹き飛ばした。同時に、彼女の右腕の強化も弱まっていたのか腱がおかしくなる。
それで、その手からは、武器が落ちて行き、そこに迫っていく、貴方の拳。
だが――――、その隙は、消える。

「――――、ヤールングレイプル」

そう呟いた瞬間貴方の拳と、彼女の間に。一つの巨大な盾が顕現した。
べきり、盾に貴方の腕がめり込む、そして突き抜けて少女に当たりそうになる、が。

「……ッ再製=c…!」

貴方の腕を締め上げるように、盾に開いた大穴が再生していくだろう。
そして、貴方の拳が、彼女を捉えかけた、が――――。


「…………ち  く  し ょ…… ぅ ……!」


最後の最後で力尽き、鎧の少女が倒れたのであった。
意識は残っているが、体の力が此処に来て抜けて、限界に達したようだ。

……この勝負、貴方の勝ちであった。
224 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/20(火) 00:52:05.54 ID:dtkKP2X3o
>>222
/*ごめんなさいー……、とうけつお願いしますです*/
225 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/20(火) 01:01:12.31 ID:nX43UgFr0
>>223
【殴り付けた腕が盾に阻まれ砕ける】
【其処で電力を開放する】
【が彼女には届かなかった】


ぐあぁあぁぁ!――――――――アァッ!

【なおも盾に腕を押し込もうとする】
【と此処で彼女が意識が途切れる】

【勝利という訳である】
【支えも無く地面に落ちる】
【勿論足の有る方で】


くぅ…痛い……痛いってレベルじゃねーよクソったれぇ…。

【天を仰ぎ息も絶え絶え喘ぐ】
【倒れている彼女に話かける】


…此れからどうするかねぇ…?

【と良い再度電力をチャージ開始】

【蓄電が終わり次第荒っぽいAEDをブチかますだろう】
226 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/20(火) 01:02:11.19 ID:nX43UgFr0
>>224
/おっと、更新忘れ。
/了解です。では置いておきますので。
227 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/20(火) 04:44:50.91 ID:ghi0LZlG0
――しん、しん

 明かりの射さない夜の黒。
 鋼橋に積もる、雪の白。
 風は冷たく、そして痛い。

――きゅ、きゅ

 雪を踏み、ガス灯に照らされるのは、“独り”と。
 駆ける、黒い影――それは、異能の人形だった。
 シャボン玉のように、輝く球体が三つ、異能の人形の周りを漂うと。

――、      ――−−

 輝く球体――“ニセモノ”の星は、爆ぜ。
 異能の人形を吹き飛ばした。
 盗られた財布は、雪の上に落ちる。

「――、それでも、“狩人”。なのですか?」

 “独り”は、盗人の安否よりも先に、落ちた財布に手を伸ばす。
 多少は傷ついたが無事な財布に溜め息をこぼせば、夜空に白い煙が上がる。
 財布に付いた雪を払い、懐に戻し、漸く消えかけの、異能の人形に睥睨を落とす。

「尤も、私は“獲物”ではな、いのですが――本体を、狩ろうとも思、い、ません……」

 テンポの悪い丁寧語を零し、ずれた眼帯をかけ直し。
 それから、橋を岸に向かって渡り始める。
 静かな街の方に向かって。
228 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/20(火) 18:53:46.01 ID:dtkKP2X3o
>>225
雷撃を従え、此方に迫る貴方。
その貴方の気配を感じて、少女が意識を取り戻した。
青い瞳は、茫洋とした光を宿し、貴方の虚ろに見つめていたが、直後。

「――――ぅ……ぁ……ひ……」

怯えた表情。恐らく、復讐心や何かの奥に隠れていた、素の少女の感情が、貴方の前にはあった。
後ずさり、壁に背を向けて、頭を掻き毟って、涙を流す。
少女が見ているのは、貴方の足。失われた部位より流れる、その血である。

「…………い、や……だ。しなない……で」

幼子の声、拙い喋りは、己のトラウマから来る一時的な幼児退行か。
滂沱の涙を流して、ボロボロの体で少女は立ち上がっていき。
血を体から零しながら、切り落とした貴方の足を、拾ってくるだろう。

……篭手の右手には、治癒の光が。

「や、だ。……もう、ころしたく、ない。……ころすのは、あと。ひとり、だけ。だから……、しなないで」

少女は、能力者であること以外は、只の16歳に過ぎない。
結局のところ、大半の能力者は能力者でしか無い≠フである。
戦争なんか止められないし、己の過去すら変えられないし――――己の手で屠った父と母を取り戻す事も叶わない。
それが分かっているからこそ、彼女は極限の絶望に落ち、復讐に身をやつしていたのである。

「……あ、し。だして」

そう言って、貴方が治療に同意すれば、少女は貴女の足を応急程度に接合しようとするだろう。
人を傷つける為に振るっていた力は、ひっくり返してみれば、人を救う力にもなった。
だけれど、それでも彼女は。光を従えながらも光に手を伸ばすことは出来なかった。
背の翼の如く、光を背負うのであれば。いつまでも少女の目の前には影しか無いのだから。

/*返信しておきます、本日もよろしくお願いいたしますー!*/
229 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/20(火) 19:52:40.12 ID:nX43UgFr0
>>228
【能力の気配に敏感なのか】
【AEDをするには至らず目を覚ます】


…惜しい。(ボソッ

【中々下衆である】
【なんせ此の少女、能力を貰った相手にもタメ口で接するという姿勢の持ち主】
【自分が意識を飛ばした相手にさえ遠慮を持たないのだから】
【併し其れに彼女は気づかないだろうが】


あぁ…別に大したことないよ。止血さえすれば死ぬこともないだろうし。

【死ぬ死なないは今問題では無いのだが】
【心配させぬ様に出た言葉なのだろう】
【だが施しを拒むほどでは無い程愚鈍ではないで】


はい。イテテ・・・。

【苦悶の声を上げつつ足を重々しく足を出す】
【表情自体に苦しさはさほど出ていないが内心痛みを堪えている状況だ】
【何故少女はこれ程痛みに強いのだろうか】
【其れは能力を得る時に三日三晩激痛に耐えた】
【其の経験が痛みへの耐性、然して能力を主としない戦い方をさせるのだ】

/遅れました!こちらこそ宜しくです!
230 :【光慈拓望】《Apprentice of Hope》 [sage saga]:2011/12/20(火) 20:10:59.63 ID:dtkKP2X3o
>>229
「――――……、っ」

今の少女に、まともな会話能力を期待するのは酷と言えただろう。
ただでさえ羽の生えている間は感情が不安定な上に、貴女の出血にトラウマを写し込んだ。
それが、今の少女の精神を極めて強く疲弊させていて、だからこそ、こう言う状況になっている。
普段であれば、恐らく闘うこともなかった。それは、当然少々意見がぶつかるくらいはあったろうけれど。

「…………魔力、収束、収束……、治癒、開始……!」

貴女の足の傷を、全力で魔力を引き出しながら治療しようとする。
淡い光、冬の暖炉を思わせるような、文字通りの癒しが、貴女の足へと纏わりつき。
しかしながら、それを成す少女の顔は、負担で目の下に隈ができ、危険と言って仔細無い状態であった。
それでも、僅かに己にも治癒を掛けるのは忘れていないようで、先程の舌を噛み切った鈍い傷を止血程度に再生させていた。

数分後には、表面上はある程度くっついた状態には鳴るはずである。
ただし、歩けば痛いし、骨も完全には接合されていない、言わば仮組みの様なものである。
四肢の切断をされた以上、細菌感染などの危険性もあるのだから、病院に行くべきだと判断できるかもしれない。

傷を受けるのは慣れていた、羽を抉られ、痣を千切られ、体には消えない傷が刻まれた。心にも暗い澱みが生まれてしまった。
だが、この少女は。……誰かを傷つける事を厭う程度には、まだ決定的に堕ちきれない、そんな中途半端な存在。
自分でも、まだ戻れる余地はある。そう無意識に分かっていても、彼女は幸せすらを忌避してしまうのである。
それは、己の成した罪業。背負う十字架は、二人分の死。それは、16歳の身空には余りにも重すぎたから。

貴女の治癒を確認すると、少女はふらりと立ち上がるだろう。
そして、翼をはためかせて、宙に舞い上がろうとする。
空中から貴女を見下ろす少女は、既に普段の表情と眼の色を取り戻し始めていたが。

「――――。ブリジッテ。あんたの言い分が、正しいんだろう。分かっているよボクにだって。
でも――、いや。だからこそ、譲れない。まだ、止まれない。ボクは既にブレーキ壊れた人間だから。
………………ありがとう。そして、ごめんね。……もう二度と会わないことを願う」

そこにあったのは泣きそうな、笑顔。
ばさり、二つの白が、空気を叩き、少女の座標が縦に動き。
次第に貴方と彼女の距離は、離れていく。遠く、遠く。普通のしゃべり声が届きそうな距離にいる間に、表情が見える間に。
一つの雫と、一つの純白をそこに残して。溢れる言の葉が落ちて溶けた。

「…………さようなら」

今宵の月空に白線を引き駆けるは一人の絶望。
何時かまた出会う時は、来るのだろうか。そして、その時が来るとしたら、一体――――――。

/*といふわけで乙でしたー!長らくお付き合いいただきまして誠に有難うございました!お疲れ様でした!*/
231 :【奏滅雷腕】@青髪ロング、白いシフォンワンピ、+防寒具 [saga sage]:2011/12/20(火) 20:29:00.71 ID:nX43UgFr0
>>230

【血を見るのには慣れている】
【最も怪我も同じくとは言えないが】
【然しながら付けられた傷を付けた張本人に治される】
【というのは初めてである】


あぁ…。脚ぐらい片方無くても生きて行けるのに…。

【少女は一人の生活で人の汚い部分に触れすぎて困れば助けて貰えるという定理の様な物を覚えてしまった】
【人とはそれ程悪に染まり難い生き物なのだと】

【此の発言は其れに基づいて発せられたもの】
【気づけば怪我はある程度治癒され少女の表情も柔らかいものとなっていた】


…クラウちゃん。人間って安外しなやかに出来ていてさ。君も過去に屹度辛いことがあったんだろうけど、今もこうして―――――――――――生きて居る。割と人生捨てたもんじゃないよ。

【と笑って見せる】


さよなら!また会いましょ〜!

【然して飛び立つ彼女に向け言う】
【もう一度会ってみて彼女を変えたいのかもしれない】

/長いロールお疲れ様でした!本当に有難うございます!
232 :谷山 [sage]:2011/12/22(木) 22:58:26.16 ID:xwCZJhLAO
特異物質消えろ
パクりキャラでなに偉そうにしてんだカス
233 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/23(金) 04:31:14.48 ID:N/vdh+0x0
――ふーっ

 溜め息にも似た息吹きは、凍て雲の下、湾の上、鋼橋の真ん中で。
 潮風に紛れ、粉雪に塗りつぶされていく。
 傘を差さなければ、コートの全面、肩や胸の上に、雪がしがみつく。

「――、」

――、ぱちん

 銀色のバレッタを解けば、ポニーテールはふわりと広がる。
 凍てつく風は、月毛の髪を櫛り、ところどころに赤い髪を綯うのを暴く。
 眼帯の掛かっていない方の、紅い左目は、きっ、と後ろを眇める。

「――追手は、なし。か」

――とん

 雪の敷かれた足元に、ソールで一度叩き。
 肩を下ろしたのは、どこか安心したからか。
 ガス灯の柱に寄りかかり、微かに、警戒心を解く。

――、
  ――――

「……冷たい」

 ガス灯に積もっていた塊が、頭に落ちてきた。
234 :以下、三日土曜東R24bがお送りします [sage]:2011/12/23(金) 13:06:35.83 ID:YdB+07cAO
輝星骸燃もしつこいな、大して上手くもないのに
235 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/23(金) 20:58:24.47 ID:g+kKUkzLo
>>234
早く引退したら良いのに
236 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/23(金) 20:59:46.85 ID:g+kKUkzLo
【白刻之歴】は二度と雑談に来るな
237 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/23(金) 21:00:10.42 ID:g+kKUkzLo
【白刻之歴】ウザい
238 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/23(金) 21:46:03.45 ID:2foCbv8IO
皆さんこんなスレを見習わないようにしましょう
人気が無いスレの末路です

来い…能力者達よ…【終着世界】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1320156767/
239 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/23(金) 22:56:05.44 ID:dUr4fL7Y0
240 :NICO Touches the Walls - マトリョーシカ :2011/12/24(土) 04:43:54.49 ID:3PKQ9ysJ0
てす
241 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/24(土) 06:25:56.87 ID:Gbot7xeSO

ジャッジ
242 :FLOW - WORLD END [sage sage]:2011/12/24(土) 17:24:49.38 ID:0BoiPTNU0
【魔翌流神祖】ってチートじゃね?
243 :ネギ・スプリングフィールド(佐藤利奈),神楽坂明日菜(神田朱未),近衛木乃香(野中藍),桜咲刹那(小林ゆう) - 1000%SPARKING! :2011/12/24(土) 20:28:14.08 ID:e9wWwvrIO
てすと
244 :戸松遥 - motto☆派手にね! :2011/12/24(土) 20:28:50.17 ID:e9wWwvrIO
てす
245 :Get Over :2011/12/24(土) 21:07:25.59 ID:GRADcPVqo
出た!!幕弧さんの糞マグロロールだぁぁぁ!!
何故身体能力が高いわけでもないのに電灯に飛び乗れる!?

本当にいい加減自分がマグロであることに気が付かないのか?
とりあえずその【なんとか避けた】ってのやめろマジで
246 :Natural High - だから、私は歌う :2011/12/24(土) 23:30:22.13 ID:c7g70cOUo
じゃあとりあえず幕弧は全体でハブるって方向で行きましょ
247 :飛蘭 - Blood teller <未来日記 ED> [sage sage]:2011/12/25(日) 12:14:45.47 ID:jjkHpI160
そうしましょうそうしましょう




592 :【銀狼灰騎】@wiki:11/12/24 22:37:24 ID:76S40ag/
【蟇弧護法】宛てです!

・wikiを読みますと『痛覚神経も上がるので素手で触れたものは約10倍の痛みが襲う』
という記述が在り、これは恐らくは『感覚が研ぎ澄まされ過ぎて、物に触れると10倍の痛みを伴う』
という形になると思われるのですが、こちらの描写が見当たりませんでしたので、一つ質問のほどを……!
痛覚神経といっても、痛みと触覚は結構イコール……なはずですので、少し疑問を感じた次第です

・加えて、『3レスが過ぎると激痛が生じ、筋肉痛になる』という記述もあり、その処理の説明もお願いしたいほどですっ……!
3レス過ぎた直後に症状が出るのではないかな?と思いましたので、疑問とさせてもらいましたっ!

・"ブレスレット"の効力はおおよそ『身体能力全般』を跳ねあげるものだと思われますが
技術等が上昇すると言った記述はなく、あなたの能力自体につきましても弓の扱いについての記述は無いように思えます
勿論、弓を主体とする戦闘スタイルのはずですので、素人並みとはいいませんが、『達人級』の描写は不適切ではないでしょうかっ

あと、これは疑問と言うよりかは指摘になってしまうやもしれませんが……
マジックアイテム、それと同等な高能力のアイテムを持ち過ぎではないでしょうか
一つ程度ならまだ大丈夫だとは思いますが、見た所戦闘に有用そうなアイテムが三つ四つ伺えます
また、戦闘スタイルにつきましてもアイテムに大きく頼っている様に見え、
『射手』をテーマにしていると思われる能力から大きく外れているのではないか?と考えれます
どちらにせよ、かなりマルチスキルっぽい感じだと思われますので、私目からはアイテム使用の自重が必要だと思われましたっ……!


長々と申し訳ないです……もし、気分を害されませんでしたら、ご返答をお願いしますっ!



コイツも何かウザいんだけど
248 :石川智晶 - 不完全燃焼 <神様ドォルズ OP> :2011/12/25(日) 13:11:23.92 ID:mAHEymiuo
氏ね【蟇弧護法】
249 :石川智晶 - 不完全燃焼 <神様ドォルズ OP> :2011/12/25(日) 13:11:53.08 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】消えろ
250 :TWO-MIX - RHYTHM EMOTION <新機動戦記ガンダムW OP> [sage]:2011/12/25(日) 13:33:47.61 ID:AjJWZgrAO
【銀狼灰騎】が指摘しなければここまで大事にも成らなかった
251 :Mayn - Brain Diver <ファイ・ブレイン 神のパズル OP> [sage]:2011/12/25(日) 13:37:05.05 ID:F5ndYTfIO
害悪浮き彫りにしたんだから功労者だろ

愚痴スレ民確定だけどなwww
252 :となりのうなな ◆Imz5OzwNOI :2011/12/25(日) 13:51:36.31 ID:xPxJcM+Uo
2、
253 :茅原実里 - TERMINATED <境界線上のホライゾン OP> :2011/12/25(日) 13:51:52.17 ID:don0qyFIO
てs
254 :茅原実里 - TERMINATED <境界線上のホライゾン OP> [sage]:2011/12/25(日) 13:52:21.61 ID:xPxJcM+Uo
誤爆しました
255 :水月陵 - メグメル (クリスマス撲滅配信) :2011/12/25(日) 14:00:45.39 ID:o3NVmuCRo
【蟇弧護法】は正しい愚痴スレ民に負けるな
256 :水月陵 - メグメル (クリスマス撲滅配信) :2011/12/25(日) 14:01:07.53 ID:o3NVmuCRo
【蟇弧護法】は正しい愚痴スレ民に負けるな
257 :中村繪里子・長谷川明子・今井麻美・下田麻美・原由実・沼倉愛美 - Colorful Days (M@STER VERSION) (クリスマス撲滅配信) :2011/12/25(日) 14:02:45.80 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】氏ね
258 :中村繪里子・長谷川明子・今井麻美・下田麻美・原由実・沼倉愛美 - Colorful Days (M@STER VERSION) (クリスマス撲滅配信) :2011/12/25(日) 14:03:06.78 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】消えろ
259 :中村繪里子・長谷川明子・今井麻美・下田麻美・原由実・沼倉愛美 - Colorful Days (M@STER VERSION) (クリスマス撲滅配信) :2011/12/25(日) 14:03:28.31 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】消えろ
260 :angela - オルタナティヴ :2011/12/25(日) 14:06:45.01 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】はこのスレの評判を落とした
261 :angela - オルタナティヴ :2011/12/25(日) 14:07:10.98 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】のせいで新規が来なくなる
262 :angela - オルタナティヴ :2011/12/25(日) 14:07:48.45 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】とロールするのは止めようロールした奴は同罪だ
263 :angela - オルタナティヴ :2011/12/25(日) 14:08:20.58 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】は自分せいで住人が居なくなる責任をとれ
264 :angela - オルタナティヴ :2011/12/25(日) 14:09:20.34 ID:mAHEymiuo
【蟇弧護法】消えろ
265 :栗林みな実 - あんりある?パラダイス :2011/12/25(日) 15:04:28.96 ID:knAVVhyDO
新規です
マグロアーチャーこと【蟇弧護法】とその中身ごと消し去る能力くだしあ><
266 :栗林みな実 - あんりある?パラダイス [sage]:2011/12/25(日) 15:05:09.54 ID:AjJWZgrAO
【銀狼灰騎】が指摘しなければここまで大事にも成らなかったわざわざ逆撫でするような書き方するし
267 :坂本真綾 - マジックナンバー [sage sage]:2011/12/25(日) 15:09:20.32 ID:jjkHpI160
648 名前:【蟇弧護法】 :11/12/25 14:35:17 ID:fOLop0Uj
>>646
はい、確かに相手の調子が最高なら内臓は破裂していたと思います。
しかし相手は足・わき腹に被弾していました、
右足が震えていたなどの描写から、自分は重い致命傷から、軽い致命傷の描写へと変更しました。

>>647
了解しました、今後からはアイテムの使用に一層注意をかけます。


笑い死ぬwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
268 :【陛に坐する燦々たる王】 [sage]:2011/12/25(日) 23:59:39.33 ID:jCJ+QnaYo
最低のショーだったわwwwwwwwwww

ttp://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1323736367/
269 :五條真由美 - ゲッチュウ! らぶらぶぅ?! [sage]:2011/12/27(火) 05:11:52.03 ID:UQOrvgHAO
270 :シェリル・ノーム starring Mayn - オベリスク [sage sage]:2011/12/27(火) 22:51:20.11 ID:1sAovfHy0
【神】
271 :佐藤ひろ美 - 祝祭のカンパネラ [sage]:2011/12/28(水) 02:07:05.40 ID:+rS93MPAO
お前ら神を見てみぬ振りをしてるけど本当はめちゃくちゃムカついてるんだろ?
272 :《埼玉県・「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」OP》Galileo Galilei - 青い栞 :2011/12/28(水) 22:08:45.31 ID:8+L5V3NIO
能力者スレのちゃんとした後継スレを建てましたのでよかったら参加お願いします

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1325077438/
273 :【輝星骸燃】暗黒星雲を掌から作り出し、“ニセモノ”の星を作りだす能力 [sage saga E:銀色の玉]:2011/12/30(金) 04:51:13.79 ID:tn7073xL0
 静かに、夜空の黒を塗りつぶしていく冷たい白。
 潮風が運ぶ牡丹雪から逃れるように、“独り”は殺風景な倉庫の中にいた。

――こつ、こつ

 静かな音、例えば、吐息さえも微かに響く空間に。
 ブーツのソールが床をたたく音が谺した。

――ぱちん

 雪で濡れた、月毛色のポニーテールを留めるバレッタ。
 それを片手で外し、血の掠れる唇に咥える。

――

 もう片方の掌で、髪を梳る。
 冷たい雫は、ぽつ、ぽつ、とコンクリートの床に染みいっていく。
 ――先客の、傍で。

「――ちょっと、効、きました。ね……」

 眩みながらも、足元を確りと踏む。
 ――怪しい取引をしている、先客二人と交戦。
 代償として、小さな怪我を負ったようである。
274 :【陛に坐する燦々たる王】 [sage]:2011/12/30(金) 17:56:14.72 ID:PaOuri7No
新しいスレが立ったので誘導

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1325169213/
275 :【或狼或人】@wiki [sage saga]:2011/12/30(金) 18:10:13.07 ID:Q/acp3o1o
>>274
了解しました
276 :伊藤かな恵 - メタメリズム [sage]:2011/12/30(金) 22:22:25.37 ID:ZDDnqDiIO
536 名前:【或狼或人】@wiki [sage] :11/12/30 22:18:21 ID:cAz1okUX
うん、さすがに酷い

違う種類の小説書きながらやるとひどいことになるね… 土下座ものだよ
【白鳳撃突】さんスイマセンでした


いつも通りでしたよwwwwwwwww
277 :【蟇弧護法】 :2011/12/31(土) 14:22:38.03 ID:f5MGijL+0
【それはいつ生まれたのか誰も知らない】
【避難所の雑談スレで、ひとつの細胞が分かれ増えていき、みっつの生き物が生まれた】
【彼らはもちろんまともではない。また、上手でもない】
【だが、その醜い体の中には俺TUEEEの意思が隠されているのだ】
【その生き物、それはマグロ人間である】

相手を無視して生きる おれたちゃマグロ人間なのさ
ひとに誠意を見せられぬ 自分本位のこの絡み
(早く俺TUEEEEEしたい!!)
愚痴スレの視線を吹きとばせ
(偽神!蟇弧!ビッチ!)
マグロ人間
278 :お疲れ様でした [sage]:2012/01/10(火) 00:56:42.51 ID:F6BDj7JAO
【廃遊園地、メリーゴーランドを眺める、見た目女子高生が居た】
【金髪をベレー帽で隠しブレザーのにおいを気にしながらも】
【煙草を吹かしていた】

「子供の頃は好きだったけどねぇ」

【しみじみとしながら煙を飲み】
【馬車をじっと眺めてから、むせ始める】

「げっほ・・・きっつ・・・」

【自分には無理だと分かると、足元に煙草を落とし】
【ローファーで火を踏み消した】

「あ゙ー・・・カッコ悪・・・」

【頭を引っ掻きながら、今度は観覧車の方へ向かった】
279 :【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×4 水晶の剣 [sage saga]:2012/01/10(火) 22:01:36.25 ID:qrO8ch450
月の光が差さないほどに、閉ざされた暗い森の中
木の葉のざわめく音しか聞こえないほどに、静寂に閉ざされた森の中

「ハァ・・・・・」

うっそうと生え茂る木々、その中で一回りほど大きな木に、私は身を寄せていた
身に纏っていた黒いローブは、裾が若干泥などで汚れており
傍らにあるリヤカーも、タイヤの部分に大量に泥がへばりついている

「ぬかるみがあると知っていれば、こんな道は選ばなかったのだが・・・・・・」

足元を見ると、これまた泥だらけになった靴がある
この閉ざされた森の中へと入る道中に、大変不運なことだが・・・
前日に降り注いだ雨により、ぐちゃぐちゃになった道に足を踏み入れてしまった
その結果が現在の、泥にまみれた靴、タイヤ、ローブ・・・

「・・・・夜が明けたら、川を探すか」

フゥ、とため息を吐きながら、私はまぶたを閉じた
280 :以上パー速にかわりましてアニソンスレがお送りしました [sage]:2012/01/11(水) 03:10:45.51 ID:s/rJ9z0AO
【夜中、川沿い】
【金髪にベレー帽を被せる、見た目はブレザーの女子高生】
【手にはパック飲料】
【暗闇に一つ、赤い光が彼女の口元に灯る】

「赤くて、丸くて、大きくて、美味い」
「嫌いじゃないかなっ、げっほ・・・ぅ゙あ゙〜・・・」

【紙パックを空にし、煙を飲みこむ】
【その途中でむせて煙を溢す】

「くう・・・格好つかないなあ・・・はあ」

【げほげほいいながら、煙草は捨てない】
【空のパックも潰して手に持つ】
281 :【蒼雷魔法】@wiki [sage]:2012/01/11(水) 21:00:17.60 ID:dB/1Mm3Zo

その罠は、暗い夜道にあった
外灯の光はか細く明滅を繰り返し、足元を明瞭に照らす程の効力は持ち合わせて居らず、
道ゆくものを、不安にさせた。その所為もあってのことなのか、通行人は皆無といえる
そんな隘路の曲がり角。灰色の毛並みを寒風に靡かせ、大柄な狼が身体を丸めて寝息を立てていた
曲がり角を曲がってきた人が踏んづけてしまいそうな、絶妙な位置で、
ひょっこりと飛び出した尻尾は気持ち良さげに左右に揺れている
もし踏みつけでもしたら、どうなるやら。罠と形容するに、相違ないだろう
加えて言うと狼の左の足首には真新しい傷があるようで、それが外灯の微かな光を受け、紅いラインを形成していた
果たして誰がこの道を通り、何をどうするのだろうか。或は誰も、通る事は無いのだろうか。
何れにしても、夜は更けていく
282 :【凍魔纏狼】@wiki [sage]:2012/01/11(水) 21:00:49.78 ID:dB/1Mm3Zo
>>281
/っと、名前欄こっちでー。何でも募集です。
283 :オカマーチャー :2012/01/17(火) 14:14:40.81 ID:DRkyGfvAO
ちんこもげてしまいました、確認しました
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/01/17(火) 15:00:37.19 ID:mzGgQGZIO
おいしい特典まで使ったのに残念でしたね
万能兵器AEDも失くなったし、次はどんな奇跡を見せてくれるのかな
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/01/17(火) 23:05:56.78 ID:kNjWdBtX0
早く乱舞(おど)れよ
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2012/01/26(木) 23:21:36.59 ID:r+ghM2eAO
まだやってますかな・・・・??
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/01/26(木) 23:23:27.82 ID:oLbkjkL/o

避難所→http://yy72.60.kg/vipdetyuuni/

厨二能力を授けよう Act.26
http://yy72.60.kg/test/read.cgi/vipdetyuuni/1323445334/
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/02/02(木) 00:27:54.75 ID:+tzn3C88o
能力者スレに他所のスレを荒らして追放された奴が復帰するので
荒らされないように気をつけてください

議論専用スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14029/1321447264/
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/02/10(金) 18:06:18.53 ID:t8xL2ReAO
ts
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/02/15(水) 18:17:23.12 ID:0yEZJI9AO
ts
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/02/23(木) 10:08:34.71 ID:t/sividAO
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/02/26(日) 15:40:30.21 ID:JsLCA9ooo
ts
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/02/26(日) 17:38:37.39 ID:kxL48wSo0
おい乱舞(おど)ろうぜ
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/02/26(日) 17:53:01.91 ID:8Blr3lkAO
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/02/26(日) 18:40:16.53 ID:BlTrQnfIO
ts
296 :【陛に坐する燦々たる王】 [sage]:2012/03/10(土) 16:47:48.03 ID:asUfId79o
機関に対する意見を受け付けています
出来る限り御参加ください

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1331285354/
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/10(土) 21:45:51.57 ID:k5UEiegAO
ts
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/11(日) 14:58:50.72 ID:RVkN1hXAO
t
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/03/11(日) 18:29:49.70 ID:d1jl5CUIO
ts
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/11(日) 19:56:24.74 ID:wEVsJwbWo
84 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2012/03/11(日) 19:52:08.38 ID:yMIL7xC00
>>82
あまりにオリジナリティがないって話だよ
ロウさんとレギンは能力者でも屈指のパクリ男だから仕方無いかもしれんがなwwwwww
ところで同じパクリ好き仲間の谷山さんはそろそろ厨二を滅ぼしてもいい頃だと思うんだが
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/12(月) 13:14:58.66 ID:dm2PcDGAO
ts
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/03/12(月) 16:47:56.07 ID:dAnsd+YIO
ペス
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/13(火) 02:20:59.94 ID:glRXi4lAO
test
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/03/14(水) 19:53:59.47 ID:vOpNtYSIO
tsってなに?
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/14(水) 21:41:29.31 ID:iaKqLEe5o
ここをなりきりアンチスレにしよう(提案)
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/15(木) 08:49:24.07 ID:NVX6GNRIO
300 名前:【蟇弧護法】 [sage] :12/03/15 00:31:18 ID:QcP/9myu
表戦闘スレ埋めについて少しお邪魔します、
今回のイベントに関して、自分は協力したいと思います。

具体的には、
・【蟇弧護法】が先陣を切って通常ロールで荒し確認、
・イベントで【魔翌嵐霊帝】か【混沌刃鞭】を参加

メリットに関しては
・通常ロールでの探索の人員が一人埋まる。
・一気に埋めるイベントの数に入る。

またデメリットでは
・何回か自分は晒されているので逆に火に油を注ぐ状態になる。
・自分がいなくとも言える事なのですが、荒し確認の為の通常ロールで、もし荒しがいた場合に相方がちゃんとそれに動揺せずにロールできる胆力を持っているか。

という感じになります。

このイベントは一気に表戦闘スレを埋める為、つまり自転車走行のはずです、
自分なら遅くても15分以内に返せる自身があるのと、晒された事による慣れがあるため、あえて参加したいと考えています。

自分の参加については皆さんの意見で決めちゃってください。
もう落ちなければいけないので、明日の昼辺り、また来ます。


自分辞めれば荒らしが少しは減るって気づかないの?馬鹿なの?死ぬの?
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/03/15(木) 17:45:50.95 ID:/SgycJy1o
議論でまたパー速に戻る事が決まりそうなのでよかったら参加お願いします


【長く短い物語は】能力者スレ【終わりと始まりを繰り返す】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1331783507/
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/18(日) 04:50:08.12 ID:7twNZdsAO
ありえん
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/18(日) 04:52:03.69 ID:7twNZdsAO
.
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/03/21(水) 14:48:12.91 ID:HOrSdsUAO
.
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sage]:2012/03/24(土) 21:36:25.14 ID:Wd1/qvTY0
ts
312 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sage]:2012/03/24(土) 23:29:39.34 ID:Wd1/qvTY0
【音を失ったかのように静かな廃墟群】
【かつては栄光を湛え、繁栄が大手を振った街道も荒涼があるのみである】

「永遠の都など、どこにあろうや
我が死から逃れうるなどありうるだろうや」

【大柄の人の形をしたくず鉄の人形の肩に乗った子供の姿をした老人は、言葉をこぼす】
【荒涼の中にも、時間は流れ、新しい時を作り出す】
【それなのに、己は条理に抗いこちら側にしがみついている】

「未だ死を求める頃合いにはあらずとも、いずれは迎えねばならぬものよ」

【死は確実、時は不確実とは、よく言ったものである】
【だからこそ今を生きてゆけるし、死の影に怯えもする】

「奴はそろそろ起き出す頃だろうか……
我も、しばらく休む準備をせねばなるまい」

【星も口を閉じた夜の中で、子供は取り留めも無い思索に身を委ねていた】

//さて、人待ち
313 : [sage]:2012/03/24(土) 23:32:38.72 ID:6jeG7pQI0
515 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/24(土) 14:33:21.62 ID:Iun74BpZi
某所2に害悪が多いのは
バカが考えないでクソ強い能力を与えるからなんだろ?


516 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/24(土) 14:49:23.52 ID:Tpx2WObEi
ビッチきめえな


517 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/24(土) 15:01:10.67 ID:FBeDksSRO
家具の悪口はやめろ
あいつは自称調整神だぞ
神への冒涜だ

まあキチ械やGとかオナホや猿の身内升スペック授与とか長文デュアル授与とかが多いのもアレだけどな
キチ械とかわけわからん
俺の考えた能力見たい?
いや言わないで良い分かってるって!
ほらこういうカッコいいのが欲しかったんだろ!?(20行くらいのデュアル弱点なしカッコいい能力バァーーーン)
てだけだろ


518 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/24(土) 15:06:08.78 ID:Tpx2WObEi
まあ強能力でも升じゃないならいいんだがな
問題なのは能力じゃなくてその運用方法だろ


314 : [sage]:2012/03/24(土) 23:34:03.94 ID:6jeG7pQI0
62 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 15:46:34.70 ID:qe7GwHr40
179 名前:【名無始参】名も無き能力者 :12/03/11 05:26:56 ID:pIY+AN9M
公園で一人ユラユラと歩いて居るのは黒パン少女である。

青白い色の髪にage嬢のような髪型に赤い瞳の少女。
肌は白く穂が少しピンクになっている(化粧)。
上半身には白を基調としたドレスの様な服で袖は無く、肝心の下半身には、黒のパンツしか穿いていない。
非常に危ない格好である。本人は個性が大事だと言っている。
背中には機械翼を出させる装置が着いている。
充電が必要である その翼の姿はまるで悪魔のようである。
羽が左右に二つずつ出てきて合計4個のコウモリのような黒白い羽
其れと一緒に肩に背負っているのは戦闘意識が沢山ある【オクセント・キャノン】
之も黒白い 赤のラインが入っており悪魔の兵器である。
聖騎士をイメージにして昔作られたようだが明らかに違う
それは、聖騎士のような感じだが殺気が出すぎていてそうとは言えない
そして その銃には発電機がある 白く黒いのがその銃の下についている。
明らかに不振な物という事は分かるだろう。

「ふふっ、強き者を探してやりますの」
「"正義という名の全てを潰す計画"」

誰もいないと思って口に出した言葉。
非常に危ない事を考えているようだ。

//人待ち


見てるとなんか翻訳にかけた日本語に感じて来る、ぎこちないというか


63 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 15:53:10.66 ID:yMIL7xC00
上手い人の文章には綺麗な流れがあるんだけどこいつは凄い蛇行してるんだよな
タイプは違うが血機械さんも相変わらずそんな感じ


64 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 16:00:01.81 ID:cReIiLWdO
普段文章読まないんだろうな。自分で書いてておかしいと思わないんだろうから
おそらくラノベにすら触らないタイプ


315 : [sage]:2012/03/24(土) 23:35:05.48 ID:6jeG7pQI0
96 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 21:14:23.30 ID:1nTjA3oC0
月光って自分から引退のタイミング捨ててるだけだろ
フラグ言い訳にして絶対死ぬ気ないだけ、剣帝みたいな糞チートより性悪だわ


97 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 21:19:07.70 ID:qX3ZTRIGO
単発黒IDのリクを授与者総スルー
単発黒IDのリクに家具が升授与
インフレに近づく2スレ

家具の授与を止めさせないと2は死ぬ


98 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 21:22:33.35 ID:yMIL7xC00
たった一人の授与者で母数が多い厨二スレを潰すことはできないだろ
確かに家具は香ばしいけどな


99 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 21:29:04.40 ID:qX3ZTRIGO
しかしやつは自称神だからな


100 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/11(日) 21:30:26.71 ID:gjrsLuraP
840 名前:【風仭暴脚】@wiki [sage] :12/03/11 18:25:29 ID:HJMSx/9y
今日で震災から一年です。
黙祷で笑いこらえるの辛かった…。

犠牲者のご冥福を祈りつつこんばんわです。


厨二ってなんでこんな香ばしいの
316 : [sage]:2012/03/24(土) 23:35:51.22 ID:6jeG7pQI0
153 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/12(月) 18:38:58.61 ID:H5cCFE5DO
土塊不気味


154 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/12(月) 18:52:20.39 ID:rpjOcOdQ0
土塊って奴は生命って奴と同じ香りがする。それより酷いかもしれん。
自称ドSと同じレベルでナルシズムの塊くさい。


155 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/12(月) 19:11:16.36 ID:H5cCFE5DO
酵素のやつから能力調整した能力もらってたしな
自キャラと絡めて作り上げたシチュエーションでツヤツヤしてて嫌
自キャラ絡みで注意うけても議論で駄々こねて思い通りにならなきゃヤダヤダー感パねえ
今のはさすがに注意うけて授与能力つかってるが初参加が自作能力ってだけでアウトというか今のも升改造してるし


317 : [sage]:2012/03/24(土) 23:37:40.44 ID:6jeG7pQI0
252 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/14(水) 01:46:51.75 ID:Szhptbgw0
>>251
能力名【蟇弧護法】  通称マーチャー・マグチャー・AED
マグロ系害悪+アイテム貰い魔+勘違い主人公

此処では、他人から貰った携帯型AED()で生き返ったことが話題になった
その他にも対応力の低さが目立つ某所2害悪の1人


253 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/14(水) 01:58:00.39 ID:kH5FxDAm0
>>252
その調子で、気になっている人を全部紹介してくれないだろうか。
専門用語が多すぎて分からない事も多い。報酬は言い値で出す。


254 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/14(水) 02:27:44.45 ID:JBAw8QFw0
マーチャー以外は有象無象
つーかマーチャーが言うほどマグロじゃないのがあれだな、語呂はいいけどさ


255 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/14(水) 12:50:08.46 ID:OJBT6z5g0
薔薇の害悪レベルはどれほどか
俺的にはそれ程じゃ無いと思うが


256 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/14(水) 14:15:12.59 ID:Szhptbgw0
>>253 ほらよ、とりあえず新規害悪2人

森寵
能力名:【森寵七武】他
新規害悪・馴れ合い厨・上から目線

今年2月に入ってきた新規。
後述の虚無と幾度となく馴れ合っているため、途轍もなくウザイ

虚無
能力名【虚無乃闇】他
厨房系害悪・馴れ合い厨・上から目線

森寵とほぼ同じ時期に入ってきた新規。
森寵と気でも合うのか幾度となく馴れ合い、しかも厨房なのか日本語力が低すぎる害悪の1人。
【黒機翼銃】も同じ中の人である

2人とも雑談ではその日本語力の低さから上から目線が目立つ。



http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1331285354/532n-
318 :【齧自左爾】 [sage saga]:2012/03/24(土) 23:39:31.40 ID:ZvbUfHk2o
>>312

「――――はぁ、金さえありゃ世は事もなしとは言うが…………徹しきれねぇのは、甘さ――――かねぇ」

そんな呟きと血臭を引き連れて、一人の男が廃墟を歩く。
歩くのは艶ある黒髪をオールバックにし、サングラスを掛けた男性だ。
服装は細身のダークカラーのスーツであり、恐らくブランド物。
革靴やアクセサリの随所に、目立たないながらも金が掛かっている事が見て取れる。
シャツの胸元を開け、眉間に皺を寄せて歩く図は日々暴力を振るい慣れている事を予想させた。

「……ん、なんだ?」

独り言の様に、ぽつり、と声を漏らす。ダミ声だ。
何かに感づいたのか、ゆっくりと、小さな大人の元へと男は歩いて行く。
口さびしいのか、何なのか。口元には安タバコ。金はあるというのに金鵄を吸うのは趣味だった。
使い古したオイルライターで火を付け、紫煙を吸い込みながら、煙を線引いて歩く、ただそれだけ。

「……おう、坊主。こんな時間にこんなところ歩いてっと、怖いおっさんに目ェ付けられんぞ?」

案外にも気さくな口調で話しかけるのは、面子と金が絡まない場面だからか。
ほぅ、と息と同時に煙を吐き出して、鉄くず人形を見上げてみた。
319 : [sage]:2012/03/24(土) 23:46:52.84 ID:6jeG7pQI0
191 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/13(火) 21:05:13.61 ID:hNNNYqFa0
61 名前:【黒機翼銃】殺気もMAX 露出もMA]幼女@wiki[sage] 投稿日:12/03/13(火) 20:55:22 ID:qlmc6+5o [11/11]
さぁて、お昼にとある良いロリコンさんにヘッドホンを買ってもらって機嫌が良い少女
殺気は、勿論出ているが顔は笑顔である
青白いage髪のような髪型をしており瞳は真紅のように赤いである。
肌は白く 頬に大小の赤い綺麗な丸がメイクされてある。
上半身には白を基調としたドレスの様な服で袖は無く、肝心の下半身には、黒のパンツしか穿いていない。
耳には、とあるロリコンさんに買ってもらった黒が全般で其処に白の丸やラインが入ってあるヘッドホンを掛けている
容姿的にイケナイ格好だが少女の趣味らしい。ズボンを履けと言われても戦闘の邪魔とか言って履くのを拒絶する。
肩には、自分の背より長い黒白い銃を背負っている。
その黒白い銃には赤いラインと小さな黒と白の発電機がある。明らかに不振とは分かる。
この銃からは殺気が異常に出ている。この銃が戦闘意識を出させている物 悪魔の兵器である。
背中には、機械翼を出現させる小さな機械を背負っている。
発動しようとしたら其処から黒く大きな黒い蝙蝠、悪魔のような翼が出現する
左右に2つずつ合計4つの羽である。地上に戻ると消える。

とりあえずテンプレのような容姿を貼り付けた後
少女は、ウキウキと街中を武器ねって歩く

「ふふっ この曲良い曲ですの」

聞いている曲?
もうロックですよ ロック

とりあえず今街を歩いている少女はかなり怪しく思う

//誰でも 殺し合いでもどぞ(自分逃げるかもしれないが)

>少女は、ウキウキと街中を武器ねって歩く ← どういう意味だよ
>とりあえず今街を歩いている少女はかなり怪しく思う ← 誰をだよ

貼り忘れ
320 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sage]:2012/03/24(土) 23:53:18.02 ID:Wd1/qvTY0
>>318
【静かな夜を壊したのは、だみ声の男だった】
【人形ごと振り返って見た所、随分とやくざ者の要素を持っている】
【高級と思われる衣類・装飾品】【それでいて粗野な印象を抱かせてしまう】
【しかし、この程度のチンピラならば簡単に押し潰すことはできるだろう】

「ほう、怖いおっさん、か?
そなたをそう呼べるのならば、我はさしずめ恐怖の大魔王であろう」

【冗談を重ねてみる】【が、直後に感情を警戒の線に上げる】

「だがせめて、幼子に話しかけるならば、血なまぐさいのは頂けんな
少しは身だしなみに気を使うといい」

【先ほどの冗談にも思えるが、血の部分に触れた分、警戒はしている】
【心なしか、人形も大きな動きを可能にする態勢になっている】
321 :ウェスカ [sage]:2012/03/24(土) 23:54:32.55 ID:6jeG7pQI0
これで愚痴スレ民は自分の正体がバレルのが恐くて
ビビッて愚痴スレにも書き込めなくなるだろうから良かったな
322 :【齧自左爾】 [sage saga]:2012/03/25(日) 00:00:52.24 ID:aurqkb0oo
>>320
「あぁ、そうかい。そりゃー怖いわなぁ。
 だがよ、モノホン鉄火場に比べりゃ黙ってる鉄くず一つでビビりゃしねぇさ。
 ま、分かるけどな、何となくだけどだが――――坊主。お前さん見た目よか年食ってんだろ」

眼の前に立ちはだかる鉄くずを見上げつつも、しかし態度は自然体。
煙を吸い込み、吐き出し。ちち、と灰を落として口に咥える。
武闘派だから、というだけではなく、場慣れなども有って、脅威に感じることはあれど恐れることはない。

「おうおう、悪うござんしたね。
 安心しとけ、こりゃ俺の血だ」

よく見れば、サングラスは歪み、服には皺が寄り、打撃痕がのこる外見。
何らかの形で、落とし前を付けてきた帰り、なのだろうか。
323 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sage]:2012/03/25(日) 00:14:14.10 ID:NVD6bDMZ0
>>322
「『黙ってる鉄くず一つでビビりゃしねぇさ』か
なるほどなるほど、随分と豪胆な事だ。荒事ではとても勝てそうに無い」

【随分と楽しそうに言葉を紡ぐ、子供には現在のところ敵意もない】
【その上、少し言葉を聞いた位で化けの皮を見破った】

「然り。我は……ここで言うことも無いか、唯の年寄で構わん」

【思い切った名乗り口上を切ろうとしたが、気分が乗らずに穏やかな言葉に戻る】
【この場は公でなく、私の世界であるのだから】

「そなたの血か、それもそれで問題であろう
血の匂いで釣れる魚は、そなたを取って食ってしまうかもしれんからな」

【やくざ者なのだから、あまり通り魔も目をつけるとは思えないが、ここは魔境ともいえる町である】
【傷だらけの身では、いい獲物と見られてもおかしくはない】

「体裁だけでも、直すべきではなかったのかね?」 

【余計なことに巻き込まれないように、といった心配をかけているらしい】
【要らぬおせっかいなのかもしれないが……】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(千葉県) [sage]:2012/03/25(日) 00:14:38.41 ID:BdvFn4sRo
お前らの中にも愚痴スレ民がいることを忘れるなよ
ttp://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1331285354/
325 :【齧自左爾】 [sage saga]:2012/03/25(日) 00:26:00.75 ID:aurqkb0oo
>>323
「っかか、いくら強い力が有ろうと、慣れが在るのと無いのとじゃ雲泥の差だわな。
 後は、胆。どんだけ恐ろしかろうが動けなきゃ力があっても意味は無ぇだろ?」

いつの間にか安煙草故の燃焼の速さと短さで、既に煙草は短くなっていた。
くしゃくしゃになった煙草のボックスを取り出して、軽く叩いて一本を飛び出させる。
其れを口で咥えて引っこ抜き、風が当たらないように手で覆いながら火を寄せて、火を付けた。
いつもどおり、と言った動作は、見た目や口調こそ末端を思わせても、ある程度の位置に居る物の深みを感じさせるものだった。

「――んじゃ、爺さんか。で、俺ぁ若造って所だな」

だはは、と笑いを漏らしながらも、僅かに態度を変える。
年長には敬いを。年功序列を重んずる任侠だからこそ、そこは譲らない。
子供に対する其れとは、態度が変わったことが分かるだろう。

「鮫とかじゃない限り、逆に俺が取って喰うかもしれねぇがな。
 伊達で武闘派張ってる訳じゃないんだ。それに喧嘩を売られたなら、それは何にしろ買うもんだ」

サングラスを直しながらも、不敵な笑みを浮かべてみせる。
己が最強とはつゆも思わず、慢心せず。だが、強さを自己評価する事は出来る。
客観として己の強さを理解している故に、強者に怯えず弱者に驕らない様が生まれた。

「――――一応、落とし前だかんな。直ぐに直してはいオシマイ、じゃ面子が立たない訳だ。 な?
 つっても、堅気の爺さんにゃ、ちィと分かりづらい世界かもしれんがね」

廃墟の壁に背中を預けて、ぺっ、と血の混じる痰を吐き捨てる。
指を落とされては居ないようだが、恐らく何らかのヘマでもやらかしたのだろう。
だが、その様には全く後悔という物は見られなかった。
326 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sage]:2012/03/25(日) 00:53:05.63 ID:NVD6bDMZ0
>>325
「力があっても……か。我にも大いに賛同できるのだか
そちらの方が、身体で感じているゆえにより意を得ているのだろうな、強き若造よ」

【笑っている子供の中身にも、修練を積みつづけた時期はあるが】
【動けなくては力はあっても意味はないというのは、言葉を少し変えれば刺さる言葉である】
【そのため、すこし表情が曇ったが、すぐに笑顔を作り直す】

【そして、少し畏まった態度が向こうから見えたので、子供は首を横に振った】

「あまり良くないな。この場では、我らは公の虚飾無く語らう場である
歳ごときで、敬意を示されては興も冷めよう」

【二人だけの空間に、社会の序列はあってないようなもの】
【ここには二人の人間が唯あるだけ】【そして語らうのみ】

「手負いでも、十分に恐ろしい。ますます手を出せなくなってしまった
街のやくざ者には金輪際世話にならない様に気を付けさせてもらおう」

【不敵な笑みの中にただ人には無い何かを見つけ
下っ端では収まっていないのだと見せつけられた様に感じてしまった】
【こんな物を持っていればどこでも頭角を現してしまいそうである】
【まさしく、嚢中の錐である】

「面子の稼業であったな、そちらは
確かに我には遠い世界よ、学業に引き籠り世にはあまり関わって来なかったのだから
されど、ここにきて学業では得られない言葉やあり方を見ることができた
ここにもそれはあるのだ」

【新しいものを教えてくれて感謝する、そう子供は男に伝える】
【任侠の人間の姿、落とし前や面子に縛られる姿など、本にはそうない】
【さらには、誇りあるこの男の姿も】

//遅くなりました…
327 :【齧自左爾】 [sage saga]:2012/03/25(日) 01:10:39.35 ID:aurqkb0oo
>>326
「一五ン頃に親父――――、つっても血はつながってねぇが。まあ、拾われてな。
 その頃から鉄火場出張って気付きゃ若頭補佐さ。力がなきゃ、此処に居ねぇわな」

煙の輪を複数空に解き放ち、その軌道を追いながら口を動かす。
相手の心の動きなど知る由もないが、怪我をしてると昔を思い出した。
今よりも弱く、分別もなかったが、より真っ直ぐであった頃の己を。
少しだけ、それもそれで羨ましいと思ってくく、と喉を震わせて笑いを零した。

「……んじゃ、気をつけるけど。つか、アレだな。爺さん頭良さそうだ。
 俺なんか喧嘩と金以外に取り柄なんかねーからよ、結構憧れるぜ?」

顔の血痕を拭いとりながら、男はからからと気楽に声を上げる。
面子を保つ必要のない場ならば、男も只の三十男で在るのみだ。

「ってェよりも。ある程度喧嘩慣れしてる奴なら分かるんじゃねェか。
 手負いの奴の方が躊躇いなくなるから怖ェんだよ。鉄砲玉然り、迷いの無い奴程厄介な奴は居やしねェ。
 だからこそ、俺も喧嘩のときゃ迷わねぇぞ。殺したらどうなるとかは殺してから考えるし、勝つ以外は考えねぇのさ」

そう言いつつ、右手を相手にかざして、見せようとするだろう。
手の平を大きく貫通して、おそらく刃を掴んだのか五指に傷を負っている。
コレだけ見れば、彼の肝が、どの程度かも見て取れるか。

「学者サンの方が俺達よか、遥かに上等だと思うがなァ。
 俺達は言っちまえば社会の隙間で、表には出せないもん扱う仕事でよ。
 だからこそ、他の物に比べて、面子や誇りってもんを大切にしなきゃやってらんねぇだけだ。
 飽くまで俺達ァ、屑でヤクザ物。そこの基本は、忘れちゃなんねぇと思うんだがねェ」

呟くと、短くなった煙草を地面に捨てて。
革靴でくしゃりくしゃりと踏みにじって、サングラス越しに夜空を見上げる。
右手を伸ばして、月を握るように、閉じた。

「――――ま、それでも俺ァこれでいい≠オこれがいい=B
 なんだかんだで、親父には感謝してんだ。俺の命も、俺の力も、俺の金も。
 俺ァ親父に捧げるためだと思ってるかんな」

折れた歯抜けの口で、不器用に笑ってみせる男。
歪んでいて、下にいて。だが、それでもそこで生きると決めたから後悔をしないし、そこで成り上がってみせる。
そんな、強かな男が一人。月の下に居た。
328 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sage]:2012/03/25(日) 01:40:49.02 ID:NVD6bDMZ0
>>327
「場が人を作るとも言う
力も見合っていたのだろうな、高みに上れたのだから」

【教育環境が鉄火場ならば、鉄火場に適応した存在が生まれるのが当然である】
【子供にも、男がどのように思っていたのかわからないが、愉快な気分を見せてはいた】

「それでよいが……頭が良さそうに、か
言っても信じないかもしれないが、これでも昔はこのような人形を数多作る魔道士だったのだよ
こちらも現世離れしている分、世に根付いて生きている姿は逞しくもうらやましくも見える
それに、隣の芝は青いものでな」

【男の笑い声につられて、子供も笑い出す】
【屈託のない、心からの笑いであった】【その笑いは、子供としてか老人としてかは定かで無い】

「そう……なのだな
後先を考えずに、前にのみ全力を傾ける
このように生きてゆけたら、後悔の少なそうなことだ」

【こちらが戦いを起こそうとしたら、後先まで考えないと不安になってしまいそうになる】
【迷いなく向かってくる相手は、いつでもどこでも恐ろしい】
【学業でも喧嘩でも、全く違いはない】【お後はよろしくない時もあるが】

「表だけ、キレイゴトだけで世の中は回るまい
学者の内、結構な数は無駄なことをこねくりまわしているだけなのだから
しかし汚れても社会の潤滑剤になるだけ、役に立っていよう?
必要だから、屑も世にあるのだからな」

【言葉を述べて、思い切り伸びをする】
【少し、子供の体には無理があるらしく欠伸が出てしまった】

「己のあり方に文句がないなら誇りを持てばよかろうて
どのような汚れ仕事でも、親のためと思えば格好も付くものよ
我が、今の世には用済みでしかない分野を究めることを誇るようにな」

【そういって、子供は人形の上から降りた】
【そして、月下の下、男に足を進める】
【男のもとへ向かうと、子供らしい小さな右手を差し出した】
【どうやら握手のつもりらしい】
329 :【齧自左爾】 [sage saga]:2012/03/25(日) 02:01:39.48 ID:aurqkb0oo
>>328
「――かもな。なんにしろ、手に入れたものをムダにするつもりもさんさら無ェ訳で。
 俺は無駄が嫌いで金と女が好きなんでな」

次の煙草を取り出そうとするも、もう空っぽで。ちぃ、と舌打ちをして空箱を投げ捨てる。
その動作も行動も、教養なんてものは全く感じられない有様。だけれど――――ただ、力強い。

「……すっげーな、爺さん。つか、俺も実は魔術使えんだわ」

に、と少しだけ自慢気な顔で笑って、サングラスをずらしてみせる。
サングラスに隠された左目には眼球が無く、その奥からは何かが覗いていた。
ちろり、と飛び出したのは――――尻尾。悪魔が左目に住み着いていたのだ。
一瞬だけ見せると、男は元に戻して素知らぬ顔をした。

「その時その時でやれること全部やったらよ。
 後で思い出しても、あの時ああしときゃ良かったとはとりあえず思わずに済むしな。
 後悔は少ないさ。怪我は多いし、死にかけるけど。それでも、文句は言いやしねぇし」

己の拳に目線を向けて、軽く握りしめてみる。
ぎしり、重い音がする。日々、人を殴り、胸ぐらを掴み、恐れを生み出す力の根源だ。
この拳を振るう事に、この拳で傷つける事に――――迷いはあり得ない。

「……ま、な。――――なんつーか、アレだな。
 普通ヤクザ者なんざ鼻つまみ者にされるばっかなんだが。
 そういうふうに接されると、ちょいと慣れねーわ」

へへ、と照れたような少年のような声を零して、スーツを少し直す。
仕立てが良いため、多少汚れていようとも、体格の良さも相まって、似合う。

「――――っは、若頭に成るだけよ俺ァな。
 盃を交わした以上、俺は俺の命を親父に預けて、俺ァ親父の後を預かるだけ。
 だからこそ、生き様に土は付けられねぇ。面子に傷をつけちゃ、行けねぇわけだ」

そう言いつつも、降りてきて右手を差し出す相手を見下ろして。
一瞬、困ったように顎を掻くと、右手を伸ばして、がしり、と乱暴に掴んで適当に上下に振り回した。
慣れていない様な、ぶっきらぼうな振る舞いで、手には血が付いていたが。
――――その手は大きく強く、暖かかった。

「煙草は切れたし、傷は痛ェし……酒も入れてぇところだが……。
 ソープでも行って忘れることにすっかねぇ。
 ……つう訳で、ガキの見た目の爺さんはこっから先はアウトって事で」

そう悪戯気な顔で言い放つと、おもむろに携帯を取り出して、何処かに電話。

「おう、今から予約な。240分全盛コースで。女の子はミキちゃんな。
 ……おう、おう。直ぐ行くから。あと救急箱でも用意しておいてくれや」

露骨に下な感じの話が展開されて。携帯を閉じるときりっ、とした顔で。

「急ぎの用事だ。じゃーな。気を付けろよ」

言葉を残して、夜の街に男は傷だらけで繰り出していったのだった。
本当に図太く、本当に力強い。ある意味では、人間の強さを感じさせるほどだったろう。

/*という訳で、おつでしたー!*/
330 :【地土御都】ゴーレム作るよ!@wiki [sage]:2012/03/25(日) 02:23:26.71 ID:NVD6bDMZ0
>>329
「酒と女の魅力から逃げられる男は、そう居らんからな
それを望むならば、十分に味わわなくては」

【享楽を追い求めるのは、全く当然のこと】
【それを否定したら、人間の欲望の全否定になる】

「今は全く使えんよがな
しかし、あの凄みもここから来ていると思うと、納得よ」

【目に異形が間借りしているとなると、いよいよ底知れない】
【このようなやくざ者と、衝突はできることならしたくないものである】
【子供には、この街の恐ろしさが染み渡る】

「燃え尽きること叶えば、悔いは無いというか
全く、畳の上で[ピーーー]るかこちらが心配になってしまう」

【あんまりにも思い切ったセリフである】
【だが、それゆえに力も感じる】

「あまりお世話にもならないからな
悪い部分を見ていないというのもあるから少しばかり理想化して見ているところもあろう」

【やくざ者に助けられたものと、虐げられた者とが感じる反応に差があるのは当然である】
【それと似たようなことがあるのである】

「それでも、人生に誇りを賭けて進めるのは傍から見ても格好の良いことよ
それが裏街道でも表街道でも変わりはなかろうて」

【少年のような姿も見せる男は、随分と今の姿が生きざまによく合う】
【そしてその手は、男の持つ硬い外側の内に、滾る熱さがあった】

「色欲は、随分と前に失せてしまったよ
ここからは、若さを存分に発揮してくるといい」

【大きく笑い、笑い終えると、人形の肩に乗り廃墟の奥に子供は消えていった】

//絡み乙ありでした!!
//途中かなり遅くもなりましたが……
331 :ウェスカ [sage]:2012/04/01(日) 10:00:47.08 ID:A+i7fY1H0
:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/28(水) 20:33:30.51 ID:Ci5myo3lO
調整神がwwwwww
声出して吹いたwwwwww


683 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/28(水) 20:34:50.18 ID:M8Kq47FA0
調整神()
[ピーーー]ばいいのに


684 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/28(水) 20:45:41.56 ID:whxd5A2F0
調整神のプロフィールよろ


685 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/28(水) 20:56:01.15 ID:Ws9lFTAr0
カグツチは社会人なのに馬鹿すぎだろ
短文準マグロだし
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/04/01(日) 10:01:27.49 ID:A+i7fY1H0


688 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/28(水) 21:03:39.48 ID:Ws9lFTAr0
538 :【混沌刃鞭】:12/03/28 20:59:56 ID:Pttf5NXC
【街の中の小さな公園 (夜)】

【次々と花が芽生えていく生命の季節】
【冬に比べまだ空が明るい公園で、少し騒ぎ声が響き渡っていた】

「んぐ…んぐ…っ! くそっ!マズイ!」『…ジョン、病み上がりなんだから控えたらどうだ?』
【もう児童がいない寂れた公園のベンチに、見た目が不良な少年と様々な無機物が転がっている】
【ショートソードらしきものやプレゼントをするのか赤い包みが施された長方形の物質】
【果てには喋る長剣など、このサングラスをかけ似合わない帽子をかぶっている少年が只者では無い事が判断されるであろう】

【そして当の本人は、片手にワイン瓶を握り締めながらドップリとベンチの背もたれにもたれかかっていた】

「ああわかってらぁ…こいつで最後にする…くそっあいつら…不毛の時のを持ってきやがって…」『………』
【喋る長剣に弁解をしつつラッパ飲みをする少年、ベンチの足元に転がっている瓶を合わせると三本目である】
【彼の顔を見ると頬辺りが綺麗に染まっており完全に酔っている事が分かる】
【そして例の長剣は愛想を尽かしたのか何も喋らなくなった】

【時々車が公園を横切る以外静かな公園、少年は容姿らしく未成年飲酒法を行う】
【何故彼は機嫌が悪そうなのか、少なくとも余り近づかない方がいいのだろう】

突っ込むべき所が多すぎて腹筋が不毛の時wwwwwwwwうぇwwww


689 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/28(水) 21:08:19.87 ID:whxd5A2F0
頑張って長文書こうとしてる初心者の文を3ランク落とした感じ


690 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/03/28(水) 21:09:35.93 ID:EQ6ZO+PM0
下手糞が無理に長文書くからこうなる
身の丈に合った分量にしておけよな・・・
333 :taniyama :2012/04/01(日) 10:02:23.97 ID:A+i7fY1H0
777 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 09:13:18.30 ID:cTgZTt9yO
土塊はもう何もしないで大人しくしててくれ・・・
するにしたって早すぎるし面子アレだしやり方他にもあったし
チーターのお前のやることじゃねえよ・・・
まず正規授与じゃないオモイカネ何とかしろよ
スレ壊したいようにしかみえねえ・・・


778 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 09:54:46.47 ID:PmhzzMyH0
厨二はそろそろ能力の制限強めないとインフレが止まらんぞ
まず長文系を止めるべき、キチカイみたいなゴミを生む


334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/04/01(日) 10:16:38.09 ID:8BVd7RZAO
志村、名前欄ー
335 :kagututi :2012/04/01(日) 11:23:19.21 ID:A+i7fY1H0
779 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:05:23.39 ID:QGK99DY1P
原因は明らかに害悪共の後先考えない身内授与


780 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:09:47.94 ID:knekXYsO0
いや家具だろ
神()


781 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:11:33.96 ID:xI0crrRR0
未だに身内同士でチート能力授与しあってんのか厨二は


782 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:16:28.21 ID:PmhzzMyH0
【天逆空亡】なんてチート能力害悪の星に扱えるワケねーだろ…
第一空亡なんて妖怪の最強設定を何故奴に授けた

マーチャーとか土塊とかキチカイとかアイテム収取家と長期間同じキャラを使う奴にロクな奴がいない


783 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:20:17.13 ID:cTgZTt9yO
短期使い捨ての地雷のがひでえよ
死ぬから升許してね^^とか一回目で勝とうともしない自殺ロールとか


336 :taniyama :2012/04/01(日) 11:24:12.02 ID:A+i7fY1H0
790 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:32:54.71 ID:A2H+yHbl0
>>787
正直虚無とかの新規害悪よりビッチとかマーチャの方が酷いな
アレはおかしい


791 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:34:26.29 ID:gxJwF/Ss0
sage忘れごめん
でもマーチャーは早くなりきり止めてくれないかな
あの主人公気取り何時見ても鬱陶しい


792 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 10:39:53.07 ID:cTgZTt9yO
パー速荒れた原因は一つじゃねえけどさ
まあ多分0上事件のがでかいかもしれんがマーチャーはAEDが原因って自覚を持ってくれ
それで「自分も協力します(キリッ」されても殴りたくなるだけなんだが
やめろとまで言わねえけどスレのルールを理解してくれ


793 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:20:36.98 ID:bFkdIUsF0
予定も無いと暇ね

やあ、自称・調整神()だよー
バランスの良い能力ってどうやって作れるの?(^q^)
337 :taniyama :2012/04/01(日) 13:50:59.32 ID:A+i7fY1H0
794 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:26:07.15 ID:6ibslbbjO
愚痴のないよう見てると厨二も酷くなったな
ヲチしてないから解らんが古参共は嫌気が差してスレ去ってもおかしくないな


795 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:36:01.12 ID:PmhzzMyH0
雑談の家具クソワロタ、なぜなりきりの社会人は池沼が多いのか


796 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:42:22.63 ID:bFkdIUsF0
>>795
前々から言いたかったけど
俺、学生だよ


797 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:45:33.47 ID:A2H+yHbl0
とりあえず家具ここに来るなよ


798 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:47:10.34 ID:bFkdIUsF0
>>797
そんなこと言われても……
ひと月くらい前から、ROMって参考にしてたもの……


799 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:52:04.93 ID:gxJwF/Ss0
>>793
マジレスすると能力作るのはセンス要るだろ
何時までも神()とかと同レベルの物作ってる家具に能力作りは向かない
要約すると、なりきりヤメロとはいかないが授与やめろ


800 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:55:25.04 ID:A2H+yHbl0
ROMって見るのに文句は無いけど書き込むなよ
なりきり辞めろ


801 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:58:31.74 ID:bFkdIUsF0
>>799
たしかに、いつもセーブしながら作っても
完成するとチート能力になるもんね

人口と比べて、授与者が少ないから
頑張って作ってたけど、止めておこう

>>800
むう、俺がここが荒れる原因になるなら
書き込むのは止めよう
しかし、なりきりは止めたくない


338 :taniyama :2012/04/01(日) 13:52:26.71 ID:A+i7fY1H0
802 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 11:59:23.29 ID:cTgZTt9yO
なりすましだろうけどヲチ民公言の時点で(ry
家具もスレを壊したいんだな


803 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:00:17.09 ID:6ibslbbjO
とりあえず0上事件起こした奴のような事起こせや
そうすればなりきり止めれるぞ


804 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:03:35.46 ID:bFkdIUsF0
>>802
いやいや、逆だよ
ここで言われてる事は、結構正しいから
それを知って、直していけば良いロールが出来ると思ってる

ただ、むこうに凸するのは止めてほしいけど……


805 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:06:45.63 ID:BVEaz5i20
参考にしてるとか言う奴は大体クズ
某所のマスター然り院長然り


806 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:07:41.81 ID:A2H+yHbl0
君が今やって居る事は俺達に凸して来て下さい
って言って居るようなもん


807 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:08:13.14 ID:gxJwF/Ss0
>>804
誰のせいで凸されてると思ってんの?
339 :taniyama :2012/04/01(日) 13:53:26.86 ID:A+i7fY1H0
807 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:08:13.14 ID:gxJwF/Ss0
>>804
誰のせいで凸されてると思ってんの?


808 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:10:38.44 ID:bFkdIUsF0
>>805
新参者だから、その人達知らない……
でも、本気で参考にしてるよ!

>>806-807
そうなのか……
ごめんなさい


809 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:13:08.59 ID:cTgZTt9yO
なりすましは止めとけ
本人でも理由関係なく身元バレカキコの時点で駄目だろ
VIPが荒れてて2民になったとかいうけどお前がスレを現時点でも荒らしてる自覚を持て
ROMして悪いと思ったならなぜ今まで直さなかったんだ
直してるつもりだとしたら余計質悪い


810 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:17:12.99 ID:bFkdIUsF0
>>809
その質の悪い方でして……

今一度、俺の問題点を纏めてくれると助かります
把握しきれてない問題点もあるかもしれない……
340 :taniyama :2012/04/01(日) 13:53:52.74 ID:A+i7fY1H0
811 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:28:42.22 ID:69TOE2fY0
便所の落書きどころか池沼のお絵書き参考にしてるとか馬鹿か


812 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:31:12.17 ID:cTgZTt9yO
・・・本人かよ
だとしたら無意味じゃね・・・?
上で凸の原因がお前と言われても原因作り続けるなら直らねえし纏めても労力無駄にしかならないだろ
わざわざ言わせておきながら直さないとか悪質にも限度ある
ちょっとは考えるようにした方がいいぞ・・・
じゃなきゃ直すとか無理


813 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:34:32.46 ID:bFkdIUsF0
>>812
そうか……
じゃあ、ここには書き込まないようにしよう……
とりあえず、過去の批判を漁って
ひとつずつ修正するか


814 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:37:39.66 ID:zLaaEDSdI
ラグナもよく凸してきたな


815 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 12:51:21.69 ID:Wbgeqq/p0
なりすましかと思って雑談見たらガチで本人か
とりあえずこいつがここで陰口叩いてスレ潰そうとしてたことは発覚したわけだし
一人完全に死んだな、ここに名前出して書き込んだ時点で言い訳出来るわけがないし


816 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 13:16:04.38 ID:3AL0KbyU0
450 名前:カグツチとか [sage] :12/04/01 10:33:22 ID:IMmp4evM
>>449
あ、そなの?

愚痴スレやアンチスレは反省のタネになるから見てるけど
こっちにあのノリを持ち込まないで欲しいなぁ……

ところで、おはようございます



817 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 13:42:08.68 ID:xI0crrRR0
雑談で愚痴スレの話題でてるって事はもう手遅れだな
1年持つといいね今のうちにロールしとけよ
341 :taniyama :2012/04/01(日) 13:55:56.31 ID:A+i7fY1H0
見ての通り、調整神こと【荒迦倶槌】【黒玄十字】【黒鋼銃甲】-BlackPatriot-【魔剣招来】の中身は愚痴スレに凸した
342 :taniyama :2012/04/01(日) 18:47:12.37 ID:A+i7fY1H0
820 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 15:06:24.77 ID:Wbgeqq/p0
いつの間にか森寵が今の厨二の中心人物の一人になってるな


821 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 15:10:08.28 ID:PmhzzMyH0
出現頻度が高いとそう見えるな


822 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 15:11:02.73 ID:hMaxJJG20
森寵カグツチ個人虚無魔素
こいつらが頻度高くてしかも害悪


823 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 15:40:36.25 ID:Wbgeqq/p0
514 名前:カグツチとか[sage] 投稿日:12/04/01 15:24:16 ID:IMmp4evM
私、表で晒されちゃった・・・///
だが、それが良い!

こんばんは



^^;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
343 :taniyama :2012/04/01(日) 18:47:43.88 ID:A+i7fY1H0
827 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 16:04:55.63 ID:cTgZTt9yO
家具は荒らしに成り下がったな
専ブラはNG推奨


828 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 16:08:33.33 ID:He8zFU7r0
某所2久々に覗いてみたら俗に言うマグロが蔓延っていたでござるのまき


829 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 16:21:48.87 ID:hMaxJJG20
カグツチを誰か止めてくれ
アホみたいな組織提案して周りに止められても「うまくやります^^」だしロールはマグロ
あいつは究極のエリート愚痴スレ民だよ
344 :taniyama :2012/04/01(日) 18:47:59.77 ID:A+i7fY1H0
839 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:22:55.05 ID:TDNE+/i20
授与スレ酷過ぎワロエナイ
切れた人gj


840 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:25:03.85 ID:hc5UUN6LP
じえんおつ


841 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:26:21.58 ID:knekXYsO0
個人なんちゃらも害悪だな


345 :taniyama :2012/04/02(月) 21:48:43.72 ID:SGAd8yv10
845 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:48:31.53 ID:hMaxJJG20
チキン出張中星空行方不明で月光は拘束されまくり獣王と四元と芸人は出席頻度が微妙
頼みの綱の超霊は自分から動く事が少なく、スレを動かすのは害悪のカグツチややり過ぎの魔素
特に魔素はひどいよな、学園裏からどこでも歩けるキャラを脱走させた時のログを見れば片鱗が見えるぞ


846 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:53:39.50 ID:ShlCEKUF0
厨二の実態とかどうでもいいから
見てて面白くないから新しいヲチ対象が欲しい


847 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:54:00.60 ID:PmhzzMyH0
厨二民さんちーす


346 :taniyama :2012/04/02(月) 21:49:07.47 ID:SGAd8yv10
849 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:55:31.92 ID:cTgZTt9yO
おい凸すんな

家具は一週間自粛するみたいだが
一週間逃げたにかわりないな
いても解決なんてしなかったろうけど
とんでもない置き土産だ
どう落とし前つけるんだよ


850 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/01(日) 18:55:56.87 ID:xI0crrRR0
一番面白くなりそうなのは厨二だろ
他が死んでるから矛先は厨二にしか向かない
347 :【】 [sage]:2012/04/05(木) 15:07:55.60 ID:uQ5aRvuAO
【桜が咲いていた】
【桜の並木道に一人の女が歩いているのだった】
【ベレー帽の下金髪に、羽織るのはブレザー】
【見た目女子高生、なのだが】
【手には火の付いた煙草】

「げふっ、あー、煙草ダメなのかなぁ私」

【煙を吸っては噎せ】
【眉毛をハの字にして困らせ】
【桜の幹に寄りかかる】

「うーん・・・サエコは煙草似合うって言ってたけど吸えないんじゃちょっとカッコつかないもんね・・・」

【まだ半分も灰になっていない煙草はポケット灰皿にしまう】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/04/06(金) 19:20:49.09 ID:gx4ZOCFn0
65 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/05(木) 23:38:53.25 ID:aqe5BXjj0
212 名前:【鬼羅刹那】【鉄鋼龍拳】 :12/04/05 23:26:08 ID:Z05R1keu
<<Variable range>>
<<Absolute territory>>
でイメージ出来る能力を募集します。
どちらか一方でも複合でも歓迎いたします。
明後日の24時まで募集しますが、3つ能力が来た時点で締め切らせて頂きます。
よろしくお願いします!


[ピーーー]ぞ


66 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/05(木) 23:50:12.43 ID:B75AWah70
それって何か変なの?


67 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/05(木) 23:58:07.27 ID:fCbQWH7x0
>>65
殺人予告で通報すればいいの?


68 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/05(木) 23:59:51.25 ID:LqUfBQB/i
なにがまずいんだ


69 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 00:00:26.19 ID:aqe5BXjj0
マジで授与スレ秩序なさすぎんよー(呆れ顔)


70 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 00:00:35.68 ID:LR5OIcH40
きめえな


71 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 00:07:42.61 ID:UmShwy7E0
厨二民って全員厨二スレのルール知ってて当然みたいな思考で気色悪い


72 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 00:15:52.85 ID:+nalps4R0
細菌、もとい最近いる厨二民は以前以上に知性が感じられない


73 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 01:34:39.54 ID:SKl06Arq0
僕ちゅうにすれの事知らないけど>>65って頂くんじゃなくて貰ってやるみたいな感じですね
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/06(金) 19:21:07.79 ID:gx4ZOCFn0
74 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 03:25:51.59 ID:b5mKxfkF0
授与側もうんこだからどうしようもない


75 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 09:09:00.92 ID:UL7BsX7JO
裁判勢力のトップなんだあれモロに升能力じゃん
授与したのだれか分かるがもらう方も大概だな
前世は前世でイッツーさんだし升専か
エゴイストなのはキャラじゃなくて中のry(


76 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 10:42:58.92 ID:WxdXwg4ui
能力読んでみたがあれそんなに強くないじゃん
レーザーが撃てる(しかも遅い)、翼が重い、翼に触れると電撃+爆発効果ってだけ


77 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 11:48:44.68 ID:qXg+iuFj0
チートかは運用次第(とはいっても強能力ではある)だが
どっちかっつーとあそこでは避けられるべきデュアル以上な能力であることの方が気になる
ある現象一つでできる能力であってもあそこでは別々の能力として授与されてるくらいだし
分けて別々で使われてて良いバランスになるんじゃね、って主観的には思う

デメリットばかり上げられてもねー、って感じだな、使ってる本人も強すぎるから云々って言ってたし

あとは中身の問題だな、上でも出てたけど
組織放置で知らん顔して戻ってくるってのは無責任すぎる上我儘
なりきりで動かす点でいえばトップ不向き、メンバーに迷惑かけるだけ


350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/06(金) 19:21:27.15 ID:gx4ZOCFn0
78 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 11:57:52.89 ID:vp80zI69O
勢力の長は継続的に参加できてかつBランク以上の奴がやるべきだよ
予見なんてD-がいいとこだから誰もついて来ないだろ


79 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 13:52:48.67 ID:UmShwy7E0
強すぎるって自覚してるくせに弱体化させないのは升使いだからな
気が向くまでは死にたくないから絶対弱体化認めないはず


80 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:09:29.05 ID:aZ1ltfVJ0
D-がもっていい能力じゃないな
勢力の長は面倒な代わりに能力が強いわけで、その義務を果たしてないなら強い必要はない


81 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:17:32.83 ID:UmShwy7E0
勢力の長は升能力もらっていいとか死ななくてもいいみたいなルールなんだろ?


82 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:29:13.73 ID:aZ1ltfVJ0
戦争以外で死なれても引き継ぎが面倒だろ
それに三人集めにゃならんから、チート貰えるってわけじゃない


83 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:32:55.92 ID:LR5OIcH40
古参は升貰ってもいいの間違いだろ
まあ某所2の古参はほとんど自重できてるっぽいけどな


84 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:43:26.99 ID:UmShwy7E0
戦争って何?
戦争以外じゃ死なないって事は普通のロールできないのか
ずっと生きてる奴は戦争に勝って存命してるって事?
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/06(金) 19:21:54.14 ID:gx4ZOCFn0
85 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:45:24.16 ID:UL7BsX7JO
古参で名だしすりゃ簡単に升もらえるのが2
アンリ、チキン

古参なら雑魚能力は蹴るのが許される
神様()、グロスキー

名前出したら身内から授与されて名無しならスルーが暗黙の了解
アンリにいたっては黒ナントカからもらった身内授与
自重できてると言うが実際キャラで格好つけるために戦闘になったらTUEEEするじゃん
普通の能力でこいつらと対等に戦うとか無理ゲ


86 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:51:50.02 ID:UmShwy7E0
殺されない相手には負けたりして升も使わないから「自重してます」って顔するけど
殺されそうな相手には升使って永遠に生きていくんだろ?


87 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:52:21.91 ID:aZ1ltfVJ0
>>84
月光とか勢力関係以外のロールはほとんどしないだろ、そういうことだよ
戦争になったら殺し合いになるから死ぬこともあるだろうが

身内授与っていってもそんな人数いないんだからしゃあないと思うけどな
チートかチートじゃないか判断すればいいだけ


88 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 14:56:38.15 ID:UmShwy7E0
月光って奴がどんなロールしてるかなんて知るわけないだろ
ずっと生きてるって事は知ってるが


89 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 16:57:54.29 ID:LR5OIcH40
ロリコンアンリはそれより殺し合い専用キャラ()がウザいし地雷だわ
キャラ量産するのは勝手だがなんの因果も脈略もないお前の使い捨てキャラにいきなり襲われてこっちのキャラ心中させられっか。そのくせ自重もできず戦闘は升でクレーマーだし絶対絡みたくねえ


90 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/06(金) 17:26:37.18 ID:UL7BsX7JO
本音言えば地雷じゃないキャラがまともに居た印象さえない
セクハラにロリコンだけみれば変態紳士と超猿と変わらない
それにあわせて強能力プレーヤーだからなあ
絡まれたとき切りたかったし、延々能力自慢ばっかで[田島「チ○コ破裂するっ!」]の付き添いマジ苦痛
紳士・猿とともに固定キャラことオナホがまた升使いなんだよなあ
紳士以外悪い人じゃないんだが


352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/07(土) 20:13:54.74 ID:OSYpcwEK0
112 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 14:03:04.34 ID:IaWlN65w0
おいおいサラッと死ぬなよ・・・


113 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 14:04:17.73 ID:5XpoGD/l0
またキャラポイ捨てですか


114 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 14:16:04.20 ID:gtw/fupyO
昔からあることなんだから今さら目くじら立てる事でもないだろ
殺し合いなんだから仕方ねーよ一々いちゃもんつけんな


115 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 14:19:54.94 ID:5mCRys4Xi
だな、生き死にくらい自分で決めさせてやれ
相手が死んだわけでもねえ


116 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 14:32:35.33 ID:+vAyBLok0
長生きする方が変だろ
死にたくないからって短命はダメみたいな風潮つくりやがって


117 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 14:43:45.99 ID:Ds7ZlaB80
いや長生きも即死も別にそいつの自由だろ。本当にそいつの望んだ結果なら
他人のキャラを無理やり[ピーーー]だとかやる奴は例外なく屑だが


118 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 14:49:07.10 ID:5XpoGD/l0
中の人が殺したがるロールは絶対やだな
どっかのロリコン害悪とか
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/07(土) 20:14:21.38 ID:OSYpcwEK0
119 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 18:36:40.21 ID:fWJeIYiI0
60 :むげんのひと :12/04/07 18:34:09 ID:0R3IFk5F
>>57
そんなこといっても!
意味不明な会話と意味不明なホラー要素を詰め込んだキャラなのでこの流れは正しいのですよ……。
あとはあの会話文やってみたら面白そうって事で。

だからって相手が明らかにやりにくそうなロールすんなよクズ
その相手が主人公様の個人だからいいけどなwwwwww


120 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 18:40:38.98 ID:+vAyBLok0
こんなクズがいるのに何で某所2には新規が来るんだろう


121 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 18:44:19.82 ID:6XyC2YXU0
某所1も2も毎日常駐してるのは同じ奴らばかりでツマラン
2は人数がいるからまだマシだがその分害になる奴も多い


122 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 18:54:34.27 ID:QMLaCiUJ0
>>120
某所も流行ってた時期は右も左も屑だらけだったけど新規バンバン来てたろ
勢いあれば人は集まるんだよ、玉石混合どころか九割九分石だけど


123 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 18:58:00.53 ID:fWJeIYiI0
今の厨二に週一以上のペースで来てBランク越えてる奴って5人もいないだろ
獣王芸人剣帝は稀にしか来なくなったし
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/07(土) 20:14:39.79 ID:OSYpcwEK0
124 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:04:19.65 ID:5XDPKzqw0
むげんって自分のこと上手いと思ってるだろ、Dレベルだから自覚しろよ


125 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:08:03.27 ID:foSr1MBxO
上手いといわれるのがチーターしかいない


126 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:10:35.31 ID:5mCRys4Xi
上手い→チート級能力でもOKの流れだけどな
チート→上手いってわけじゃないから誤解すんなよ


127 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:16:40.44 ID:foSr1MBxO
まあ許されてもないけどな


128 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:29:04.89 ID:fWJeIYiI0
いつでもどこでも上手い奴が正義だから
今いるかどうかは知らん


129 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:30:14.57 ID:6XyC2YXU0
上手くてもあまりにぶっ飛んでると叩かれるがな、ハブとか


130 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:34:38.12 ID:QMLaCiUJ0
上手いやつが正義って流れおかしいよな
そのせいで俺が評価されなかったし
上手いやつばっかりちやほやされて俺が褒められないのはおかしいだろ
これは上手いやつのせいだ、叩いてやる

ってノリの奴昔いっぱいいたよな


131 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:44:24.35 ID:foSr1MBxO
まあチーターがイベント計画したらご覧の有り様なんだがな
チーターがツエーするためのイベントに5人も来るわけねえだろ自惚れんじゃねえ
それどころか上手くもねえしなあいつ


132 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:52:07.01 ID:+vAyBLok0
上手い奴は升貰えるとか言ってるけど古参の奴は升貰えるの間違いだろ


133 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/04/07(土) 19:59:23.83 ID:gtw/fupyO
土塊とか家具の糞イベントは参加する価値がない
だから落月、星空、剣帝のイベントが恋しくなる
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/07(土) 20:15:37.59 ID:OSYpcwEK0
[田島「チ○コ破裂するっ!」]マスターの星空と
パクリばっかの剣帝が恋しいとか言われるとか厨二も末期だなwwwwwwww
356 :【】 [sage]:2012/04/17(火) 11:18:27.19 ID:Se4QY8WAO
【春の陽気真っ盛り】
【桜の咲く公園のブランコに寂しく座っている、】
【見た目女子高生がいるのだった】

「・・・いや、でも喉痛いしな・・・」

「ああでも吸えるようにはなりたいし・・・う〜む・・・」

【ベレー帽の下からは金髪のロングヘアーがのぞき】
【ブレザーの袖から見える手にはタバコの箱が】
【しかし吸うのをためらっているようだ】

「・・・吸ってから悩もう・・・あれ?」

【ポケットの奥、ライターを探すが】

「・・・ありゃ」

【タバコは吸えなそうだ】
357 :【】 [sage]:2012/04/20(金) 13:26:38.23 ID:+GoU4g4AO
【昼下がり、とある公園】
【ベレー帽に金髪、ブレザー着用の見た目女子高生がベンチで大勢に囲まれていた】

「おー君たちも昼寝かい」

「悪いけどベンチはもらったよ」

【大勢とは猫である】
【あいにくベンチに集まる猫からすれば】
【× 寝床よこせ】
【○ えさよこせ】
【なのであるが彼女はおかまいなし】
【でもベンチで寝ようとすれば】

「・・・君、食べ過ぎ、重い重い」

【腹の上に猫が乗る】
【安眠妨害だ】

「かわいげのない・・・」

【他をあたるほうが確実だと思われる】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/22(日) 18:00:42.40 ID:TExvrE2So
ここで雑談しましょう

邪気眼、厨二、ファンタジー系なりきりのゴミ溜め
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1333454575/
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) :2012/04/30(月) 21:25:30.06 ID:Zu8D3rFS0

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360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/04/30(月) 21:25:43.32 ID:FIxroux6o

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361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) :2012/04/30(月) 21:25:58.48 ID:STYp3ftVo

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362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/04/30(月) 21:26:01.75 ID:fhotFokIO
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363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) :2012/04/30(月) 21:26:07.44 ID:Zu8D3rFS0

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364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/30(月) 21:26:45.27 ID:TKSkjRaIO

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365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2012/04/30(月) 21:27:12.83 ID:ito94ObN0
ここはもうだめだ
白羽の矢が立ってしまった・・
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/04/30(月) 21:27:28.87 ID:TKSkjRaIO

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ふふ、呼んでみただけ♪
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367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/06(日) 01:42:41.19 ID:aoCByu6y0
768 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 01:55:22.45 ID:Wy3W9ivw0
虚無スルーされててワロタ


769 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 09:27:12.96 ID:OQOKYuKMO
荒家具は相手がロールしたくないだろうに居る必要ないだろう
ロールされる相手が迷惑だな


770 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 09:50:49.79 ID:GfVmoV+W0
>>769新参乙

荒家具じゃなくて家具もしくは調整神()だ


771 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 15:52:04.49 ID:07L5Tsiy0
やっと厨二は滅んだのか馬鹿どもがwwwwwwww
どうせ固定メンバーだけで延々糞ロールやってたんだろ?w
古参優遇で内輪授与とか新規が来るわけあるかボケナス


772 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 16:25:52.45 ID:qmirSn9H0
マジで滅んでるな
あれほどいた古参達は一体どうなったんだろ


773 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 16:27:38.33 ID:OgruA1LP0
上位ランカーは星空魔女創名チキン芸人が
中堅ランカーは他力爪牙呪槍四元ロリコン真似輪舞ネガ北が

前に挙がってたこいつらのうちどれくらいが有用だったのか分からんけど、凄い減ったよな


368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/06(日) 01:43:17.28 ID:aoCByu6y0
791 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 22:48:26.01 ID:eWjqP3rm0
マーチャーはどのキャラ使っても香ばしいな


792 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 23:05:51.40 ID:OgruA1LP0
計弾の雑談がうぜぇ
何となくだが腐女子っぽい雰囲気


369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/06(日) 01:43:36.47 ID:aoCByu6y0
800 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 23:37:24.26 ID:FeYxfNAs0
最近の厨二は雑魚しか残ってないな

まともなの月光、超猿、谷山、変態、鱶鮫、キチ械、魔素くらいしかいないだろ
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/06(日) 01:44:16.30 ID:aoCByu6y0
808 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/05(土) 23:59:38.16 ID:OQOKYuKMO
最近のパソコン様は落ちてもないスレのログも見ないのか
そりゃ本スレも廃れるわ


809 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/06(日) 00:00:31.61 ID:GfVmoV+W0

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いやマジで
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    ゝ ノ     ヽ  ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



810 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/06(日) 00:02:01.88 ID:8a+ceXdu0
>>808
叩かれすぎてて誰の事を言ってるかわからないんだよ
個人か?家具か?物理か?


371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/06(日) 01:45:28.31 ID:aoCByu6y0
814 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/06(日) 00:08:47.35 ID:LD0vdLED0

   /\___/\
   /''''''     ''''''::\
   |(●),    、(●)、.| で、凸しねーの?
   |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:|
   |   `-=ニ=- '  .:::::|
   \  `ニニ´  ._/
   (`ー‐--‐‐―/  ).|´
    |       |  ヽ|
    ゝ ノ     ヽ  ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
以前はあんなに楽しそうだったじゃん
    /\___/\
   /''''''     ''''''::\
   |(へ),    、(へ)、.
   |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:|
   |   `-=ニ=- '  .:::::|
   \  `ニニ´  ._/
   (`ー‐--‐‐―/  ).|´
    |       |  ヽ|
    ゝ ノ     ヽ  ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



815 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/06(日) 00:09:23.65 ID:XlOwJLv60
お前が凸したら考えてやんよ


816 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/06(日) 00:10:43.30 ID:QWIOL5I30
>>814
>>1を読めよ
ゴミをまき散らすとかキチガイの所行以外の何物でもないだろ


372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/06(日) 01:46:01.09 ID:aoCByu6y0
823 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/06(日) 00:22:14.57 ID:LD0vdLED0

   /\___/\
   /''''''     ''''''::\
   |(●),    、(●)、.| もういいわ
   |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:|
   |   `-=ニ=- '  .:::::|
   \  `ニニ´  ._/
   (`ー‐--‐‐―/  ).|´
    |       |  ヽ|
    ゝ ノ     ヽ  ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お前らもなりきりも[ピーーー]
    /\___/\
   /''''''     ''''''::\
   |(へ),    、(へ)、.
   |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:|
   |   `-=ニ=- '  .:::::|
   \  `ニニ´  ._/
   (`ー‐--‐‐―/  ).|´
    |       |  ヽ|
    ゝ ノ     ヽ  ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



824 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/06(日) 00:23:47.97 ID:QWIOL5I30
                    /::::::::::::::::::::::ィ       /
                    /::::::::::::::::://      /
             __ /:::::::::::::::://        /
       , -==ニr´:::::::/:::::::::::::::://        /
     /::::|_::/:::___/::::::::::::::://人__    /
   ,ィ_::ノ:::::::::::::Y:::::::::::::::::::// イふ: :そ /
  ノ:::::::::::::::::::::::::::::ノ::::::::::::://    ヽ: : く
イ´:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::://     / \ヽ
:::::::::::::::::::::::::::/::::::::::://      /     ヽ\
:::::::::::::::::::::::::::|::::::::://      /        ヽヽ
:::::::::::::::::::::::::::|:::://      /          \ヽ
:::::::::::::::::::::::::::/ > ――― >            \\
ヽ::::::::::::::::/ /      /                  ヽ: \      都合の悪いレスは無視wwww?
 \:::::/ /      /                  ヽ: : ー- 、  逃げないでよwwwwwwねえねえ
   ヽ ∠__   _ /                   _): ^p^ : ヽ_ さっきの質問に答えてくれないかなwwwwww?
         ̄                      ̄て人: : : ノ ̄  ほらほらどうしたのwwww?
                                    ̄     最初の勢いはどこいったのwwwwww?
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/06(日) 01:47:05.80 ID:aoCByu6y0
月光か谷山か家具か誰か知れんがお前らの中に愚痴スレを煽っている馬鹿がいるぞ
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/09(水) 22:53:53.36 ID:VIYwRgKB0
902 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/07(月) 07:24:33.64 ID:UTHfOVtE0
家具は愚痴スレ民なのもネタ要素
ロールで笑えるのは個人だな


903 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/07(月) 13:19:39.16 ID:dNL3q4aAi
だな
あいつほど痛い奴はいない。こっちが恥ずかしくなってくるレベル


904 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/07(月) 17:44:15.58 ID:P+ci+cYA0
個人の文体が月光を意識し始めてるのがすごい笑える
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/09(水) 22:54:28.97 ID:VIYwRgKB0
916 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 20:03:50.09 ID:WEJUUoJ3O
マカロニが某所2をぼかしてくれなかった日から終焉をさとった
しかも頻繁に利用していたから嫌気がさした
そのくせまだPLとして居座るから俺が外部へ移動した
相変わらず不死身キャラのリクやワガママなクレームしてて笑いも出ない
早くアク禁されろ


917 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 20:08:39.98 ID:o7XDBZwr0
マカロニって誰だ?


918 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 20:59:38.20 ID:98NQpI5WO
血機械之王のこと
グロスキーで、ネガ吐き野郎


919 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 21:05:26.39 ID:BvyeTNSF0
長文至上主義者も追加で


920 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 21:05:28.44 ID:o7XDBZwr0
あーアイツか、ロールは冗長だし雑談にたまに来りゃムカつく発言しかしないよな
奴が最投下する時に/付きで書く内容も慇懃無礼すぎていらいらする


921 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 21:30:45.27 ID:VIErovQ20
あの陰険野郎の駄文は糞薔薇に似ててイライラする
チート能力と吸血鬼好きって所も同じだし
てか暈してくれなかったって何だよ?愚痴スレ民だって自白したの?


376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/09(水) 22:54:54.88 ID:VIYwRgKB0
922 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 21:45:10.86 ID:98NQpI5WO
特定余裕な内容をここやしたらばで愚痴ってたんだよキチカイは

因みに糞薔薇とキチカイと爪牙のせいで吸血鬼が大嫌いになった


923 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 23:14:44.65 ID:BvyeTNSF0
俺も爪牙は嫌い
あそこまでなんというか、あんなに自分勝手で偉そうな奴とは絶対絡みたくない


924 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 23:32:10.65 ID:vvj9iTYG0
かの李の人も吸血鬼キャラを使ってたそうな


925 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/08(火) 23:36:11.91 ID:Ku33cHer0
爪牙の持ちキャラが嫌いだ。絡んでる時中身の性悪さがにじみ出てて嫌だった
更に下半身直結厨だったし、雑談や個別愚痴スレで暴れた挙句しれっとした顔で戻ってきやがった
スレの衰退のきっかけを作った絢爛や糞薔薇、偽神の次に嫌いな害悪だよ


377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/05/09(水) 22:55:39.42 ID:VIYwRgKB0
950 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2012/05/09(水) 19:50:45.57 ID:QM5zWsxE0
厨ニはVIPに進出するのか
本当に荒らされないと思ってるのかね


378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/05/13(日) 22:24:21.41 ID:CDwtc25AO
テステス
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/05/24(木) 19:18:55.59 ID:61+mfoIAO
ts
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) :2012/05/27(日) 19:22:08.79 ID:MTEsJqsM0
てす
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/05/30(水) 23:12:44.00 ID:rBECaYRAO
――――――――――静かすぎる――――!
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/06/10(日) 19:40:12.20 ID:1pjxBLPAO
てす
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/06/13(水) 17:41:19.65 ID:BL+dyZvAO
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/06/16(土) 20:59:48.37 ID:dBsmd01W0
        
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/06/27(水) 23:30:57.27 ID:q/IcksLAO
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