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ここだけ不思議の新世界★7 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2012/11/28(水) 20:36:21.99 ID:ibam5j6ro
ようこそ、異能使いが存在するもう一つの世界へ


ここは超能力者や魔術師などが存在するもう一つの世界。
今は、度重なるテロや紛争、そして大国同士の戦争で世界は荒れ、いたるところに戦乱の傷痕が残されている、混沌とした時代である。
しかしそんな世界でも、人々は逞しく生きていくものだ。
あるものは学生として、あるものは賞金稼ぎとして、警官、会社員、傭兵、公務員。皆が皆、生きるために足掻き、時に笑い、時に泣き、怒り喜んだりしながら今を精一杯生きている。
このスレはそんな彼らの足跡を記した、一つの物語。


そしてあなたたちは、その目撃者にして当事者でもあるのだ。


ここだけ不思議の新世界Wiki
http://www50.atwiki.jp/tf141/

ここだけ不思議の新世界@掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/internet/16555/

※前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1353655922/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :じゃんきー [sage saga]:2012/11/28(水) 20:37:59.43 ID:vOLM57CZo
>>1乙なの!
3 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 20:39:44.86 ID:BEAmM11Co

       ハ,..ハ,  . ,、
       ,:: ゚Д゚ ;. / ,i      ハ,,.ハ
   ,-ー-y"゙゙゙~""'''´ ミ     ,゙・ω・;:.
   `-、 :: ´ ∀ `  ;`     ミ,,.......,,.シ
     ミ::..,:'"""゙゙゙:`''''~"""""゙゙゙゙゙'''''':""""゙゙`;;
     ,:',ヽ)  >>1 スレ立て乙      、:゙,.,ハ
     ;;  ミ::...                ミ∀`'';
     `::.. `';,,.....__,,....__、、,,,._.,,_、,,.、_,,,_,,、、__,,,:c  :シ
      `(/    ∪            ゙u`'u''


4 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/28(水) 20:42:25.00 ID:1j/oNzSxo
.   (⌒⌒⌒).)   /⌒ヽ
    |    |:|.  (^ω^ )おっ?
──|    |:|‐─○──○──
    ̄ ̄ ̄~
               _
          (⌒⌒⌒).)
           | (;;;;,,,.. |:| ムギュ
          (つ___と)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        _
   (⌒⌒⌒).)   /⌒ヽ
    |^ω^ |:|   (^ω^ ) >>1乙お!
──|   :::|:|‐─○──○──

        __        __
.   (⌒⌒⌒)::)   .(⌒⌒⌒)::) ____
    | ^ω^ |:::| /⌒| ^ω^ |:::| | SALE |
    |____|__(^ω^|____|;;;|  ̄~||~ ̄
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|
   |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
5 :悪虫 肖 / 触手の怪人 :2012/11/28(水) 20:48:22.26 ID:vdqw0PXto
           ___刀、           , ヘ
         (|li|彡彡: : : : \_____/: : : : ヽ
     , -‐‐‐‐-、|  ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
   , '´, '''`v'‐-、  \   `  ̄ ̄ ̄フ: : : : :/
  , '  i OiO  |   ヽ        /: : : :/
  ,'   ヽ〇`、,ノ     !       /: : : : :/       |\
  i  (_          .|       /,': : : : /        |: : \
  .i  ヽ ̄ ̄ ̄`ヽ   /      /i: : : : :{         |: : : :.ヽ
  ヽ  i , ‐'""゛`|  ./       {: : : : :丶______.ノ: : : : : :} 
    ヽ、`‐‐----',,/       '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
     丶   ヾ         \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
こ、これは>>1乙じゃなくて       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
拙者がキテレツにたのんで作ってもらった新しいポニーテール
なんだから変な勘違いしたらいかんナリ!!
6 :小雪(幽霊?) [saga]:2012/11/28(水) 20:54:52.79 ID:qqNo1Fc/0
   他 そ 確 今   l          /            \
   ス れ か 日   ヽ    ,.ィ  |.   性.  気.  >>1  |
   レ ま. 20 の     | .,、-''"/フ´|.   質.  が.  乙    |
   で で. 時 ス    | | ,r'゙ i   |   な.  済  し    /
   遊. は 36 レ    | |  〉 i r''´|.   ん   ま   な  /   ,.ィ
   ん 眠 分. 立    |/ ,.イ l ゙i、. ヽ  だ.  な  い   l .//
   で れ    て   /  l,、-、| ヽ|  \     い  と  /´ /
   た な    は    |‐''゙    \ ./´ ̄ ̄`フ      _,.ィ' /,.イ
   ん い        // ,.、 ヽ i゙    ,;:/‐''゙"´フ´ ̄/  / /〃,ィ
   だ の      //.: /彡::ヽ     .:〃    /  /   / ///
      で   ,、   | ..: //::::::;}  、_     /  ''´ ,、___,..ノ,r'´::: / ,ノ
  `''ー 、.    /:: \,| /::::::::::/ /´  _,.     /`゙゙" /::: ,r'/!
    / `゙''" ''´ _,、ァ‐;イ、r;ジr' / __,,イ ,.イ i   / -‐z'´  ///レ/
    ゙i, /  ,.イジ/|゙i;;、;゙i,.:::l レ', r''´::::/ / l :{   .: /   / //./
    Y /ィ'/i /::::ヾーi;;| ///./_:::::::l./  |  Y     ..::::/  ,/ /./
     〈. |ハレ:::|. |:::::::::::`゙フ 〈./ /;;;"`゙''ー‐'^il  | /,r' /  // /
    /!|,! ゙i゙i::|、゙i:::::::/::. l !::/<T;;-、 ̄`ヾ /  /      / ノ
   /ィ' }/ il::|〃/   :: リl/ ::::.ヾー''ニゝ ,リ ,.-‐'''"´゙i    /
  ,r' '" l /  リ::r〈゙i      /      ::::rィ ,/  rr'T .!   /゙v''^゙、
     l/  レヘヽ,ー -         .::: ゙V   | レ' ノ // ,.へ,
        〉、`ニ,ヽヽ       ...::::   ,.、==''´:::/  ,.∠_ヽ,
       i゙::::ヽ、,,,_`''-          /ー一'''´ ゙i ノ─‐‐、ヾ、
       ゙、::::               /    /:    j  __  i,
        /`'-、、,,,____,.、-'":::   /::  /;;;`´;;;;;ヽi ゙i
7 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 21:06:29.14 ID:BEAmM11Co
前スレ>>998
「星の君……」

聞いたことがある。
というよりテレビなんかで報道されて知っている。
所謂ヒーローだ。
そのヒーローが何でこんなところに……こんな、正しく日の目の当たらないところにいるのだろう…

そう思っていると地下道を焼き尽くさんとするビームが放たれた。
一瞬、まばゆい光に照らされたグール達はビームに貫かれ、焼かれ、蒸発していった。

「な……何してるのよ、こんなところで…。ヒーローがっ」

言いながら焼き逃したグールに向けて矢を射った。
8 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/11/28(水) 21:06:32.87 ID:r7DKz/IGo
>>1乙です!

>>995
「犯罪とは、己の利益のために他人を蝕むことだと私は考えます」
 目を閉じ、考えを巡らせる。
「それが正当な防衛であり、罪の意識を感じているのであれば私はそれについて躍起になることはない」
 そして青年は目を開く。

「私は私の正義を――極論してしまえば、『気に入らぬ』と感じたならば私はそれを一切の躊躇も、秩序もなく殺します」
 杖をつかむ腕が震えた。
「だから私は、いつ殺されても構わない。死ぬ瞬間に、『良い人生だった』と感じられれば、それで良い」
9 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 21:08:41.97 ID:e9smW3Oro
/>>1乙ですー。予想通り絡まれなかったのでもう一度絡み文をば

とある商店街。
その中に、今でも店の明かりをつけるペットショップがあった。
看板には「ナイトバード」と描かれたその店のドア前に、箒を持った1人の女が居た。

上はパーカーだが下はホットパンツ。寒そう。

「―――……あー……つまんないなー……」

そう言って、箒でサッサッと表に落ちている木の葉やらゴミやらを掃いていく。

女にしては珍しく、思い切って店の前での掃除をしてやろう!と張り切って箒と塵取りを持ち出し、
数分やってみたは良いのだが全く続かない。しかし、変な正義感からか箒を放り出すことは出来ない。

「・・・…うぐー……」

仕方なく、女は手を動かすのだった。
10 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 21:10:15.32 ID:89GKGC6x0
>>994
「…………意味、無い。殺すか、死ぬか」

守宮を見もせずに答える。ナナシは常に無表情。欠片も表情を崩さず、恐ろしいまでに無感情な声を発する。
その間にも針は喰屍鬼に飛んでいく。投げる投げる投げる投げる投げる――――――!
喰屍鬼は頭や臓器を正確に狙い打たれ、次々と消滅していく。
ふむ、とナナシは考える。

「有効」
11 :葛葉 【商店街振興組合長 兼 魔王】 人間擬態モード [sage saga]:2012/11/28(水) 21:12:38.63 ID:vOLM57CZo
>>9
「やほ、暇そうだのー、夜鳥?」

からころ、と相手の頭上から下駄がぶつかる音が響いて、同時にとん、と目の前に何かが飛び降りる。
そこに居たのは、紫がかったピンク色の髪に紫色の瞳をした和装の少女である。
相変わらず寒そうじゃのー、とナチュラルに太ももをスリスリしようとする、セクハラだ。
12 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 21:12:52.97 ID:89GKGC6x0
/>>1乙です!
13 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [sage]:2012/11/28(水) 21:13:19.78 ID:ibam5j6ro
>>7
何をしているのかの問には答えず、自分の問を恵那にぶつける。
「グールを探すノウハウは持っているが、わたしにはグールを作るノウハウはない。
 グールを作った誰かがここにいるのだろうか?それとももう逃げたか?」

>>10
「オカルトの産物を殲滅するには全損させる必用があるのか。
 オペレーター。今の映像は受け取ったか?…よし、それならいい。」
 ナナシの仕事の記録をどこかの誰かに送っていたらしい。
14 :悪虫 肖 / 触手の怪人 :2012/11/28(水) 21:14:33.81 ID:vdqw0PXto
>>999
「ふうん。それは……なかなか面白い意見だな。確かに、気にしてても仕方がないし、キリがない」

霧はあるけどな、五里霧中だ――なんて。そんな冗談を付け足してみたりもしてから。
差し出されたコーヒーに、向けた触手を動かす。

「お。いいのかい、優しいね。貰えるものなら貰っておくぜ、疲れてたところだ」

さして早い動きでもないが、器用に缶を絡め取る。繊細な動きも可能らしい。
それを触手から普通の手へ持ち替え、何の遠慮もせずに飲み始める。
15 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/28(水) 21:16:03.59 ID:1j/oNzSxo
>>8
(いい具合に狂ってるね)

「すべてはキミのさじ加減ってことね。いいよ、面白い。」

つい本音が出てしまった。クリオネの行動理念である面白いか否かという考え。
そしてクリオネはヴィクターのことを面白いと思った。

「死ぬ瞬間にいい人生だったと思えれば良いって言うのは同感するよ。自分の人生だもん、自分の良いように生きなきゃね。
 ……それで?私のことは『気に入って』くれた?」

核心を突く。この返答次第でクリオネとヴィクターの当面の関係性が決定してしまうだろう。
16 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 21:16:46.25 ID:BEAmM11Co
>>10
無感情な声が聞こえてくる。
彼女…恐らく声の調子からして女なのだがいまいち確証が持てない、が投げているのは大きな針。
そう、針だ。
次々と消滅していくグールを見て、その狙いの正確さに思わず息を吐く。

星の君によってその大部分を蒸発させられたグールの群れだったが、まだ残党は残っている。
蠢く闇は、まだ濃い。

「腕は立つみたいだけど、き、気は抜かないでね!!」
17 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 21:21:05.69 ID:e9smW3Oro
>>11
「……んー、いやーもう暇すぎて暇すぎて……!?」

聞き慣れた声が聞こえて、全くだとばかりに相手を視認しようと視線を前に向けると……居ない。
慌てて左右に首を振ると、彼女は"上から"降ってきた。

「ビ、ビックリしたー……いやー、アタシとしてはあまり寒くないんだけどって、ちょ、何処触って……」

先ほど彼女の登場に驚いた女だが、今度は彼女の手が自分の腿をなぞり、また驚く。
と共に、ちょっと顔に赤みが差した。
18 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/11/28(水) 21:22:46.25 ID:r7DKz/IGo
>>15
「人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者。出番の時だけ舞台の上で、見栄をきったりわめいたり、そしてあとは消えてなくなる」
 狂ったような言葉を紡ぎ、青年は笑う。 
 穏やかに、和やかに。

「私を攻撃しない時点で、もうすでに決定しています」
 青年はほほ笑む。
「貴女も私と同じ存在なんですよ」
 その言葉の真意を理解できるだろうか。
 犯罪者、影の王国をそのままに放置することは、とても善人の行動ではないのだから。
 だからと言って、彼は彼女に嫌悪を抱くわけではない。
 彼の頭の中での人種は、「すぐに殺すべきもの」と「今は殺さなくても良いもの」、そして「守るべきもの」に分類される。 
 少女は、2つ目のようだ。
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 21:22:48.37 ID:HmSn7MLB0
>>14


「触手で人にはできないこともできる
それは誇れることだと思いますよ。」

簡単に缶コーヒー絡め取られてしまえば、にへら、と微笑んで。
しかしまあ、外気で温くなってしまっている

よいしょ、と立ち上がれば、
僕はこの辺で、とその場から立ち去るだろう

//お疲れさまでした!
20 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 21:23:15.82 ID:89GKGC6x0
>>16
「油断、ない」
ナナシは、油断をしたことはない。手の動きは全く止まらない。
その様は何の慈悲も無く、目標を達成することのみの為に存在する機械のようだった。
21 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 21:23:54.66 ID:BEAmM11Co
>>13
「し、知らないわ、恵那知らない」

実際に、知らなかった。ただ単にグールを見つけたから追ってきただけ。
それだけだった。
恐らく…多分、恐らくではあるが喰屍鬼を作った人物はここにいない気がする。
ここにいるのは大量のグール、他人を喰らう腐りきった人外だけだ。
何にせよ、グールは殲滅させなければならない。
そのために、目の前にいるヒーローの手は、借りておきたいところだ。

「それでも、来たからには成果を残して帰りたい、そんな所じゃないかしら?恵那詳しいこと分かんないけど」

言えばぽっかりと口を開ける地下道の暗闇を見やる。
まだ、グールは潜んでいそうだ。

「まだいるから、さっきのビームでやっちゃってよ」
22 :葛葉 【商店街振興組合長 兼 魔王】 人間擬態モード [sage saga]:2012/11/28(水) 21:26:14.60 ID:vOLM57CZo
>>17
「んー、こんなすらっとしたいい足しとるが、女の子は体を冷やしちゃいかんぞ?
 全く、このむちむちめ! むちむちめー! 今度毛糸のパンツでもプレゼントしてやろうか、お腹を壊すでないぞ!」

相手の発言を前に、ふとももすりすりしながら真面目な顔でお説教。
心配をするのか、セクハラをするのか何方かに集中しろ、というかセクハラをやめろ。
そして、数秒間のスタイリッシュ登場からの流れるようなスタイリッシュアンドビューティフルセクシャルハラスメントで太ももを堪能した後、つやつやした顔でほふぅ、と幸せそうに息を吐いた。

「いやなんだ、部下が増えたからの、少しばかり報告に来ただけじゃよ。
 ボルテックスと言う子での、まあ中々難儀な業を背負っとるようじゃが、悪い子じゃなさそうじゃよ。
 気軽にぼるっちとか呼んで仲良くしてやって貰えるかの?」

扇子で口元を隠しながら朗らかに微笑み、こてんと首を傾げる。
こういった要件でちょくちょく首を出す辺り、魔王とかよりもオカンと言ったほうが正しい世話焼きっぷりか。セクハラするけど。
23 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 21:27:27.97 ID:BEAmM11Co
>>20
機械のような手、それは違うことなく人間の――喰屍鬼の弱点を狙って放たれる。
グールはうめき声を上げる暇も無く霧散していく。、

「なら、いいの」
「あなた、強いのね、恵那感動」

恵那は言いながら、弓を引く。
狙いをつけて、一気に射る。
闇に蠢くグールの数は、少しづつ、減っていっている。
24 :悪虫 肖 / 触手の怪人 :2012/11/28(水) 21:30:24.39 ID:vdqw0PXto
>>19
「人にはできないことができる。……そうだよなあ。人にはできないことができる、ん、だよな」

悪逆な笑み。そこから感情は読み取れないが、何かを考えているよう。
缶コーヒーの温さに不快感こそあるが、受け取ったものにケチを付けるつもりはなく。

「おっと、それじゃあな。お大事に」

軽く手を振って見送ったあとに、少し考える。
『人にできないことができるのならば、それは人と呼べるのか』――?
もっとも、そんなことに結論が出るはずもなく。缶を捨てに立ち上がったきり、その思考はやめたけれど。

/こちらこそ、お疲れ様でしたー!
25 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [saga]:2012/11/28(水) 21:32:21.29 ID:ibam5j6ro
>>16
「次でバッテリー切れだ。車載兵器を携帯化させるためのテストだからな」
砲をもう一撃放つと、グールの群れは確かに大きく削られるが絶滅には至らず。

「テスト終了。グールや"人間"相手の単位次第では民間の警備組織にも売れるかもな。」
 装備品であるバリスティックトランジスタ砲を外すと、自分の新物質生成能力で装置を粉砕する。

「ではわたしは民間人、もしくは公的機関員のサポートに入る。
 定期通信はここまでだ。場合によっては戦場を離脱する。」

>>21
「グールは勝手には生まれない。人は死ねばもう動けない。
 グールを作った者がいる。可能ならば、デリートする。」

>>20
「魔術、呪術の類は使えるか?」確認するように尋ねる。
26 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/28(水) 21:35:55.10 ID:1j/oNzSxo
>>18
「役者……ね。神にでもなったような事を言ったと思えば逆のことも言う……」

ふふふと面白そうに言う。ヴィクターから感じていた危険性が少しばかりやわらいだ気がする。

「同じ? 私と似たような事するやつらはいっぱい居るけどヴィクターとは分からないね」

人の気持ちなどほとんど考えたこともないクリオネにはヴィクターの気持ちは分からない。

「とにかく現状敵対しないでくれて助かったよ。か弱い少女が怖い人に襲われるんじゃないかってヒヤヒヤしてたんだから」

片手でやれやれのポーズをとり相も変わらず軽口ばかり叩く。


27 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 21:35:55.26 ID:89GKGC6x0
>>23
>>25
「魔術、不可能、問題、皆無、全員、後退」
と言った後左手で自分の衣服をまさぐる。
―――――出てきたのは、破片手榴弾。大きく爆発して、破片を撒き散らす爆弾だ。
ピンを抜いた後、喰屍鬼に投げる。無論単なる爆弾だ。破魔の効果は薄い。

――――――その破片手榴弾に、手榴弾に続いて右手で少し遅れて投げた太極針が突き刺さる。
破魔の力が宿った大爆発が喰屍鬼の真っ只中で起こり、破片と爆風でかなりの成果をあげた。

「…………有効」
28 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 21:37:38.94 ID:e9smW3Oro
>>22
「アタシ、生まれてこのかた風邪なんて引いたこと無いんだけどー……
 アハハッ、ちょ、ちょっとやめてー葛葉ちゃーん!分かったからー!」

くすぐったかったのか、笑いながら問いに答える。
やっとセクハラが終わったのか、幸せそうな顔で此方を向く魔王。

その姿を見て可愛いと思っているあたり、イマイチこの女が魔王に忠誠を尽くしているとは思いがたいのだが。
しかし思っているのは本当である。話し方がアレなだけで。

「……へー。ぼるっちねー。
 んー、OK分かったよー。まー、明日にでも会いに行こうかなー。

 あ、お店の中入るー? 温かいお茶とかお菓子出せるよー?」

新しい部下。名前はゴツそうだけど。色々と妄想する。すごいゴツゴツした甲冑姿のおじさんとか。
そして彼女の微笑を見て無性に抱きつきたくなる欲求をぐっと堪え、そう提案する。
今頃店の中では、女と共に生活する少女がお茶を入れているはずだ。
29 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/11/28(水) 21:41:07.73 ID:r7DKz/IGo
>>26
「私を理解できるのは私しかいない。私だけが私を理解して良い」
 冗談っぽく、青年は笑った。

「いずれまた、会い見えるでしょう」
 そして、笑いながら青年は言う。
「か弱い少女? 一体どなたのことやら」
 青年も軽口をたたく。
 この男の本性がどのようなものなのか、到底推察することはできないだろう。
30 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 21:41:22.36 ID:BEAmM11Co
>>25
「テスト……」

耳に入った単語に首を傾げる。
今のこれは、テストだったというのか、だとしたら、なんて、なんて……
グールを作ったもの、という単語にピクリと反応する。

「黒幕は……黒幕なんて恵那知らない…私は、本当に、追っかけてきただけなんだから……」

しかしながら、これだけ大量のグールを作るにはそれなりの術者が必要なはずで。
放置するだけ放置してどこかに消えたとは考えにくい気がして。
しかし、恵那は一構成員でそんなことを考えることも、知ることもなく……

「ごめんなさい、恵那には、分からない」

言いながらも近付いてきたグールに矢を放つ。
もうそろそろ、一帯のグールは消えそうだ。
31 :小春(幽霊?) [saga]:2012/11/28(水) 21:41:41.08 ID:qqNo1Fc/0
「寒ぅ〜」

15歳ほどの長髪の少女。
この寒い中、プリーツに薄手のシャツというそれこそ季節に合わない服装で・・・空中に浮いている。

「…いや、まあ…この格好が悪いんだろうけど…」

この格好で普通の人間が寒くないわけがない。
普通はもっと厚着をするはずだ。

「…どこかもっと暖かいところに行こうかなぁ」

そう言うと、暖房が効いているであろうどこかの室内に入る。…ドアからではなく、壁をすり抜けて。
32 :葛葉 【商店街振興組合長 兼 魔王】 人間擬態モード [sage saga]:2012/11/28(水) 21:42:02.46 ID:vOLM57CZo
>>28
平時における葛葉の威厳の無さと変態淑女ぶりも中々のものであるので、正直な所夜鳥の態度も当然といえば当然だ。
葛葉本人(人?)としては、このくらいフランクな接し方の方が好ましい。
だからこそ、此方も気兼ねなく挨拶代わりにセクハラができるというものなのである。

「可愛いおなごであったぞ! おっぱいばいんばいんだったしの!
 んー、今日は寒いからの。では、少々ご相伴に預からせてもらおうかのう」

両手が触手のようにうねうねと不穏な動きをするものの、どうやら葛葉も中に入ることにしたようだ。
そして、相手の欲求をなんとなく見抜いたのか、ぴょん、とジャンプして相手の髪をくしゃりと撫でる。
にへへ、と笑う顔は、童女のようにあどけないが。瞳の深さが年齢を隠していなかった。
33 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 21:46:14.15 ID:BEAmM11Co
>>27
全員後退、その言葉に恵那はバックステップで従った。刹那巻き起こる爆風と爆発音。
ナナシの攻撃に思わず口笛を吹く。
アナログな方法を使っている恵那には思いもよらない攻撃方法だったが効いているようだ。

もうほとんど、グールは残っていない。
残党を一匹一匹、確実に射殺しながら恵那は後退していく。

「ありがと、助かった」
34 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/28(水) 21:49:40.12 ID:1j/oNzSxo
>>29
「ま、当然ね。そもそも人が他人のことを理解するなんて無理な話だし」

さも当たり前のように言い放つ。

「そうだね。また会う気がするよ。じゃあ」

右手を上げながらヴィクターが来た方向へ歩き出す。

(そう……今は敵対しちゃダメ。キミを殺したくないし私も死にたくない。ヴィクターが居ればもっと面白いことが起こりそうだし。
 せいぜい役者は役者らしく踊ってね)

ヴィクターから離れていく最中、クリオネは新たな事件の火種に心躍らせるのであった。

//ちょうど飯の時間ですのでこれで。一触即発っぽくてドキドキしました。
//楽しかったです。またお願いします。
35 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [saga]:2012/11/28(水) 21:51:33.04 ID:ibam5j6ro
>>27
「なるほど、グールの相手なんて初めてしたよ。
 こういうやり方でもいけそうだね。」
 片手をグールの群れに向け、虹色に光る粒子を流し込む。
 流すという優しさではない。削り抉り取るような勢いで粒子を流し込む。
 残ったのは骨。腐りかけた肉も纏っているグールにとっては良い相性だ。
 腱も削れて倒れる骨達。

>>30
「黒幕を散策する能力を持ったスタッフはわたしのチームにいない。
 あなたのような専門家達が頼りだったのだが、それならば仕方ない。」
 さて、グールの集団もそろそろ少なくなってきた。
「体力の消耗を抑えながらゆっくりと殲滅できそう。
 ここからは丁寧につぶしていこう。」
36 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 21:54:19.95 ID:e9smW3Oro
>>32
「ばいんばいん!? ぬぬ……ちょっと分けて欲しい……。
 はーい。んじゃ、箒と塵取りは此処らへんに置いてー……っと」

チラリとパーカーに隠された自分の胸を見る。ちゃんと下が見える。
曇った顔をして、あったらちょっと揉んでやろうと心に決めた。

彼女がくしゃくしゃと髪を撫でてくれたことでその曇り顔は解消されて、 
帰り際に抱きつこうと思いながら掃除道具を傍に置き、店のドアを開ける。

店の中は、犬猫は勿論、熱帯魚や鳥類。ガラスに仕切られているが、ニシキヘビも居たりする。

「あ、お疲れ様、お姉ちゃん。 ……組合長も来たんですか!?」

「上から降ってきたんだよねー。お茶とお菓子はもう1人分お願いねー」

中で丁度お菓子の準備をしていた少女は、組合長の彼女の登場に驚いたようで、女にそう言われて慌てて裏へと駆けていった。
店の中央にあるテーブルには丁度椅子が3脚あった。座ってー、と、女は勧める。
37 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/11/28(水) 21:54:46.11 ID:r7DKz/IGo
>>34
「夜道にはお気をつけてください?」
 穏やかな声で、「か弱い少女に」声をかけて杖をつきながら夜へと向かう。


「(俺だろうが誰だろうが、あらゆるものの人生は歩きまわる影法師に過ぎない。消えろ消えろ、短い蝋燭)」
 くく、と喉を鳴らし、青年は夜闇に融けていった。

//こちらもとても楽しい時間でした!またお願いします!
38 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [saga]:2012/11/28(水) 21:56:32.02 ID:ibam5j6ro
>>27
そして、高密度(≒高質量)の粒子を放って反作用で離脱する。
>>33
「近代兵器の通用する魑魅魍魎もいるというのは収穫だった。
 今日はなかなか勉強させてもらったよ。」
39 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 21:56:48.73 ID:89GKGC6x0
>>33
>>35
偶然とは言え星の君の戦いも見れ、ナナシにとっては十分なデータは取れた。目標の一つは達成と言って良いだろう。
星の君に、僅かに頷いた。
「了承」



40 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 21:58:02.76 ID:BEAmM11Co
>>35
「そう、恵那今日単独行動だったのよね…」

力になれなくてごめんなさい、そう謝ってみた。
謝ってみた後で、別に謝らなくてもよかったのではないかという疑問が湧いてきたが、それは黙殺し。

「その意見には賛成、残りは丁寧に、撃ち漏らしの内容にやっていきましょ」

星の君の言葉にコクリと頷くと、弓を構え矢を射っていく。
破魔の効果を持つ矢は一直線に飛んでいき、喰屍鬼を霧散させていく。

徐々に喰屍鬼は減っていく。
明滅する地下道内の電気が見えてくるほどには。
41 :葛葉 【商店街振興組合長 兼 魔王】 人間擬態モード [sage saga]:2012/11/28(水) 22:00:28.24 ID:vOLM57CZo
>>36
「んー、いつも通り賑やかじゃの。
 この子は新入りだの? いい飼い主に出会えればいいのう」

店の中に入り、ぱたぱたと店の中の動物たちを見て回る。
動物一匹一匹に話しかけつつ、からからと楽しそうに笑い声を響かせる。
ニシキヘビを前にしても、ネズミが美味しそうじゃのう、と舌なめずりするだけだ。(注:狐は鼠の天麩羅が大好き)

「やあやあ、小鳥ちゃんー。その発展途上の肢体が好みじゃぞ?
 頑張っとるようじゃの。夜鳥も見習って欲しいもんじゃが……」

ま、無理だの。とセクハラしつつ、他人をネタにするという器用な真似をしつつ、席に座る。
ほれ、お小遣いじゃ、と商店街の人間に振興券を渡す。凄い勢いで微妙な感じである。

「うー、部屋の中は暖かいのう。
 ……そうじゃ、奥の蔵から火鉢が幾つか出てきたんじゃが、一つ要らんか?」
42 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 22:04:33.45 ID:BEAmM11Co
>>38,>>39
蠢く闇はもうほとんど消えたといってもいいだろう。
恵那を覗き各々の得たいデータはそろったようだ。
明滅する地下道の電気に照らされ、視界はクリアになっていく。
ここに集まっていた喰屍鬼は消え去ったようだった。
恵那はその視界にほう、とため息を吐くとくるりと星の君とナナシに向き直る。

「別に恵那の為じゃないでしょうけど、結果的に協力してくれる形になったし、礼を言っておくわ」

「ありがとうございました!」
43 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [saga]:2012/11/28(水) 22:06:39.41 ID:ibam5j6ro
>>39
「うん?なにか君にとって面白いものは見れた?」
 深い襟、深い帽子、殆ど見えない顔に変声機。
「君にとって面白いデータはね…他の企業も掴んでいるよ。」

>>40
「自分の仕事をしようとした。それならそれでいいんじゃないかな。
 力になってくれればむしろ感謝するよ。なかなかなれないさ、お互いにね。」
 黙視した問題をぶり返したとも言えるが、フォローを入れてきた。
「ただ、力を貸して貰えるとありがたい時はあるかもしれないね。
 そのためにはわたしがあなたに明かさないといけない事も多いが。」

「食屍鬼…食屍鬼か。数体ならともかく数が多いな。」
 近づくグールの頭の中で新物質を破裂させたり、色々出来るようだ。
44 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [saga]:2012/11/28(水) 22:07:30.27 ID:ibam5j6ro
>>42
「簡単に頭を下げるな。つけこまれるぞ。
 それとも貸しにしておこうか?」
45 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 22:14:04.64 ID:BEAmM11Co
>>43
>>44
「へ……、だって…これは、この場合は……」

混乱する恵那。貸し借りや付け込まれることなんて想像もしていなくて。
困惑したように表情を暗くするとはっと思いついたように手を打ちあわせ。

「この場合の貸しは恵那個人にしといてくださいね!」
「AMSWAT名義にされたら個人行動を怒られちゃうから!」
46 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 22:14:34.63 ID:e9smW3Oro
>>41
「種類の多さがウチの売りみたいなもんだからねー」

楽しそうだねー、と言いながら駆け回る彼女を笑って見つめる。
動物たちは彼女の登場に嬉しそうに鳴いたりしているが、ネズミやハムスターの類の動物たちはちょっと怯えているようにも見える。

「く、組合長……や、やめてくださいよぉ。あ、ありがとうございますっ」

お茶とお菓子を持って、それをテーブルに置いた少女はいきなりのセクハラに顔を赤くしながら反論する。
しかし振興券は一転、笑顔で貰っていて現金な少女である。商才があるだけなのだが。

女はそんな様子を見て、今現在ですでに負けている胸だとか色々をちょっとだけ嫉妬しながら運ばれてきたお茶を啜る。

「え、ホントー? なら頂きたいなー、小鳥は寒がりだからねー」

「何時もストーブの前で寒がってるわけにもいきませんからね。ありがたく頂きたいです」

正直女のほうはあまり必要でないが、少女には今の設備じゃ不満らしい。
47 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 22:15:27.20 ID:89GKGC6x0
>>42
「分かった」
無表情、無感情で返す。
「解決、祈る」
何らかの原因でグールが発生したことは分かっている。
とはいえ単なる社交辞令で、別にナナシにとっては解決しようがしまいがどうでもいいのだが。

>>43
「見れた、お互い様」
他の企業などは、ナナシにとってはどうでもいい。
与えられた任務をこなし、報酬を受け取る。敵対者や邪魔な者は排除する。それだけだ。
星の君の能力には若干興味があったが、敵対する可能性を考慮したものである。
48 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [saga]:2012/11/28(水) 22:18:30.44 ID:ibam5j6ro
>>45
「ふふ…貸しにするつもりはない。
 これは業務範囲内だから、あなたは気に病まないでいい。」

>>47
「お互い様か。そうだな。お前のデータは頂いた。」
49 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 22:20:59.68 ID:BEAmM11Co
>>47
「うん、ありがとう」

社交辞令なんてまだまだ知らないお子様で。
解決を祈られてはニコリと笑って礼を言う。
この件は、上に報告しなければならないな、なんて思いながら報告書に頭を痛めてみたりなんかして。
50 :葛葉 【商店街振興組合長 兼 魔王】 人間擬態モード [sage saga]:2012/11/28(水) 22:20:59.87 ID:vOLM57CZo
>>46
「ぬっふっふー、私の妖力をおまけで込めておくのじゃよ!
 これで遠赤外線とかで体の芯までぽっかぽかじゃ!」

緑茶をずず、と啜りつつも、おばあちゃんのような面倒見の良さを見せる。
お茶菓子を一口噛り、幸せそうに口元をほころばせた。
一年中幸せそうだが、その実やっぱりお気楽で幸福な魔王だった。

「お前さんは丈夫だから良いじゃろうが、小鳥ちゃんはひ弱なんじゃからの。
 優しくしてあげんといかんぞ? 雇っている以上は福利厚生もだのう……」

と、夜鳥に対してくどくどとお説教。
幾ら自分たちが丈夫で、長生きで滅多なことでは風邪も引かないとはいえど、店員は人間だという事を忘れるな、と言いたいようだ。
51 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 22:22:41.74 ID:89GKGC6x0
>>48
「うん」
ぽつりと言う。それだけ。
52 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 22:23:59.50 ID:BEAmM11Co
>>48
「そうなの?ありがとう!」

言われていたにもかかわらずまたも言ってしまったお礼。

「業務範囲内?星の君も大変なのね、なんかいろいろと」

テストとか言ってたし、と笑って星の君の装備を指さす。
53 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/28(水) 22:31:41.55 ID:BEAmM11Co
「と、言うわけで、突撃グールの跋扈する地下道は完膚なきまでにグールを殲滅したことにより終わりを迎えたのでした!」

ってなわけで皆さんお疲れ様でしたー、あっけらかんとそう言うと、恵那は地上へと向かう通路を駆け出して行ったのだった。

/雑な終わり方で申し訳ございません。
/お風呂に入ってきますー、絡みありがとうございました!!

54 :星の君(小柄な英雄 変声機使用)新物質生成 E:バリスティックトランジスタ電子砲 [saga]:2012/11/28(水) 22:35:22.99 ID:ibam5j6ro
>>49,>>52
「では、わたしは撤収するぞ。
 もうグール以上の脅威はここにはいないのだな?」
 それだけを確認して地下道の出入り口へ歩いて行く。

「大変?仕事はすべて大変だろう。」
 嘲笑われてもゆっくり振り返りそして地下道の出入り口へ向かう。

>>51
「そうだ」
 シンプルな解答にシンプルな肯定。
「縁があればあえる。お前も強い。お前とお前。」
 恵那とナナシに「背中を守ってくれ。わたしもそうする」
 それだけ言うと、星の君は去っていった。

// お相手感謝します。キャラクターを変えますね。
55 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 22:36:56.46 ID:e9smW3Oro
>>50
「わー、ありがとうございますっ!温まるからには芯まで温まりたいですよねっ!」

「私も温まりたい時もあるからねー。助かるよー」

本当にありがたいらしく、火鉢がある光景を想像しているようだ。
何処におくのかも考えているらしい。具体的には居間付近に。

女もお茶を啜り、お菓子を頬張ると笑顔を咲かせる。そして、彼女の幸せそうな笑顔でさらに笑顔。
少女も、それを見て幸せそうだ。

「勿論だよー。確かに掃除洗濯炊事その他諸々は小鳥ちゃんにやってもらってるけど、風邪引いたら全力で看病するしー」

「お姉ちゃんには何時も優しくしてもらってますよ。お姉ちゃんにやれないことは、私がやらないといけませんしっ」

正直なところ女は家事が出来ないのだが、少女が寝込んでしまったら、それに対して全力で頑張るほどの愛情を注いでいるようで
少女の方もそれを受け取っているらしかった。

「んー、お菓子おいしー!」

今のこの光景を見る限り、妹に全部やらせているダメ姉に見えなくも無いが。
56 :仮面の男 [sage]:2012/11/28(水) 22:40:58.92 ID:QoRFcieFo

「金持ちのお嬢様が道端に転がってねーかなぁ?」

公園のベンチの上に寝転び、仮面の男は無い物をねだる。
だらけ切ったその姿は、あぶれ者に近い物がある。あながち間違いではないが……

「今日から俺の予定はブラククなのよねー。明日っからどうしようかなー?」

……そう言うのも、全ては彼がクライアントから見限られた事にあるのだ。
当の本人はクビになった事、明日からの予定が無い事を含め、気にしている様子は無い


寝床など元々なかった男は、この寒空の下、公園のベンチで一晩を過ごすつもりのようだ
57 :葛葉 【商店街振興組合長 兼 魔王】 人間擬態モード [sage saga]:2012/11/28(水) 22:40:59.41 ID:vOLM57CZo
>>55
「ん、ならばいいのじゃよ、仲良き事は美しき哉、だからのう」

互いに互いを思いやる様子を見て、嬉しそうな表情を浮かべて2人の頭をくしゃりと撫でた。
そして、その光景を見て、少しだけ羨ましそうな様子がよぎったのは2人には分かっただろうか。
その気持ちを紛らわすかのように、静かに葛葉は2人の肩を抱いて小さな体を預けてみるのだった。

「両手に花とはこのことじゃな! 酒池肉林じゃぞー!」

まあ、当の本人は真意をあまり表には出さず、またおっさんのような発言を繰り返しているのだが。
58 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E破片手榴弾、催涙弾×2<千本針> [saga]:2012/11/28(水) 22:41:21.63 ID:89GKGC6x0
>>53
「さよなら」
無表情で見送る。
>>54
「……………了承」

「背中、守る」
そう呟いたナナシは、どこか嬉しそうに見えた。

/お二人ともお相手ありがとうございました。
59 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 22:50:02.47 ID:e9smW3Oro
>>57
「えへへっ、ありがとうございますっ!」

「一緒に頑張っていくよー。アタシ、小鳥ちゃんが居ないと何も出来ないからねー」

彼女に頭を撫でられ、2人とも嬉しそうな表情を浮かべる。
おっさん発言は何時もの事で。その中に浮かべる何かに少女は気付かなかったようだが、女は何かに気付いたようで。

「ま、葛葉ちゃんもさー。これからも仲良くやっていこうねー」

と、両腕を使って軽く抱きしめて見たりする。かるーく。
60 :葛葉 【商店街振興組合長 兼 魔王】 人間擬態モード [sage saga]:2012/11/28(水) 22:54:21.22 ID:vOLM57CZo
>>59
「えへへ……」

夜鳥に軽く抱きしめられて、おっさん発言など無かったように頬を少し染めて目を細めた。
小さな手を背中に回して、ぽんぽん、と背中を軽く叩いて、体を離す。

「んー……っし、今日もセクハラポイントが良い感じに溜まったからの。
 そろそろ私は行くのじゃ。明日は少しばかり結界の仕事も有るからの」

けろり、とした表情ながらもどこか先程よりすっきりした様子。
2人に対してぺこりと頭を下げると、下駄を履き直して外にでていこうとする。
出ていく直前に一度振り返り、少しだけ照れた顔で。

「……その、なんじゃ。年甲斐が無くて済まんかったの。
 また今度火鉢背負って遊びに行くからの、お稲荷さんでも土産に持ってくるのじゃ。
 じゃあのー!」

ぱたぱたと手を振って、恥ずかしそうに小走りで葛葉は帰っていったのだった。

/異様な眠気がマッハですので、ここらで落ちさせてもらいます! お疲れでした、楽しかったです!
61 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/11/28(水) 23:02:02.66 ID:e9smW3Oro
>>60
「セクハラポイント……あ、ハイ。今日はありがとうございましたっ!」

苦笑いを浮かべながら、そう言って深々と一礼する少女。

「謝られることでも無いよー? 私は楽しかったしー。
 はいはーい、また来てねー!」

女も半分先ほどの感触を手に残して、半分また彼女に会えるのを楽しみにしつつ見送った。

/お疲れ様でした! 此方も楽しかったですよー!
62 :結愛五郎 (能力不明) [sage]:2012/11/28(水) 23:03:44.56 ID:jKSjuGQU0
【歩いてる】
どうしようか・・・
63 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/11/28(水) 23:08:36.99 ID:ibam5j6ro
>>62
「すみれ草、すみれはいりませんか?
 花はいりませんか?」
 花売りの少女が歩いている。
64 :結愛五郎 /格好いい訳ではないが悪いわけでもない (能力不明) [sage]:2012/11/28(水) 23:23:47.07 ID:jKSjuGQU0
>>63うむむ
【少女を見つけた】
分かった買おうかな?
65 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/11/28(水) 23:26:39.79 ID:ibam5j6ro
>>64
「買ってくれるの?
 ごめんね。すみれ草しか詰めなかったの。一束、100円だよ。
 花瓶に刺して、無かったらコップに刺してくれたら3日は咲くよ。」
 そういって、セロファンでくるんだすみれ草を差し出す。
66 :結愛五郎 /格好いい訳ではないが悪いわけでもない (能力不明) [sage]:2012/11/28(水) 23:29:21.60 ID:jKSjuGQU0
>>65「うん分かったよ」
すみれ草を受け取った
67 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/11/28(水) 23:33:04.07 ID:ibam5j6ro
>>66
「きちんとお水をあげてね。
 咲いていられるだけ咲きたいのがお花なの。」
 もうそろそろすみれの季節も終わる。
「またお花を買ってね。」
68 :結愛五郎 /格好いい訳ではないが悪いわけでもない (能力不明) [sage]:2012/11/28(水) 23:36:09.71 ID:jKSjuGQU0
>>67「うんわかった・・・散るからこそ美しいってことか」
そう呟いた
「うんまた買いたくなったら花を買うよ」
そういって歩き出した
69 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/11/28(水) 23:37:50.69 ID:ibam5j6ro
>>68
「散らなきゃ、枯れなきゃいいのに…」
 そう呟いてから自分の言葉を否定する。
「いいや、なんでもないよ。うん、ばいばい。」
70 :結愛五郎 /格好いい訳ではないが悪いわけでもない (能力不明) [sage]:2012/11/28(水) 23:42:56.06 ID:jKSjuGQU0
>>69(そうだな・・・)
そう思ったが言わなかった
「また会える日まで」
歩いていった
71 :結愛五郎 /格好いい訳ではないが悪いわけでもない (能力不明) [sage]:2012/11/29(木) 18:02:47.39 ID:iM/LA2Kj0
【彼・・・結愛五郎が歩いてる】
暇だ・・・
72 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 18:46:29.44 ID:QCxiOko90
【人気のない路地・真夜中】

あまりに人気のない路地である男がいた

「ハァ…ハァ…」

黒目のズボンに黒目のコート、鋭い眼をもった髪が斜め下にツンツンしている日本人だ

「ウグッ!」

バタリとそこで倒れこむ

「ハァ……ハァ」

とてもつらそうだ
73 :矢嶋 浩/スーツの青年 キャロル/テロリスト [sage]:2012/11/29(木) 20:05:42.22 ID:pVyvsik+o
>>909,>>861,>>962 (サクヤさん、水樹さん、ストリングスさん宛て)

弾丸がシャボンを穿ち、弾ければ──そこから吹き出す、濃ゆい白煙。炸裂し、目指すは直下へ放射状に。
一同の視界を、一様に封じていく。周囲一帯を覆う雲霞の先から微かに聞こえるのは、脱兎の如き逃走の音だった。
逃亡こそ、彼女の選んだ選択肢だった。命あっての物種と言う、己が命が、何より恋しい。

「…きょ!今日の所は勘弁してあげるわ──覚えてなさいッ!」

足音と、定型文を吐き散らす。振り向きざま、悔しげな顔が容易く察せた。それ程までに、業腹な声音。


「……ま、どうせ次なんて無いんでしょうけど」
「………ああ、あるかもね──その時は、たぁっぷり仕返ししてあげるからねっ?」

しばし経ち、安全圏に達した後、その声色をぐるりと転換(か)えて。
当初と同じく無邪気な声と、黄色い黄色い笑い声を上げながら。何処とも知れぬ、何処かへと、消えていくのだった。



『いやぁ〜ご苦労様ご苦労様』『君たちなら出来るって、信じてたんだよぉー?』

更に時は経ち、煙(けむ)も晴れ。後に残るは三人と、見渡す限りの炎に残骸。
矢嶋はその影からひょっこり顔を上げ、平手で拍手を打ちもって三人の下へ歩んでいた。

『アレが消えて無線も復活してさぁ、消防が来るはずだし』
『報酬の件とかもあるから……って』『…なんか、一人増えてない?』

名刺を二枚出して渡そうとした所で、見知らぬ男の姿に気づく。慌ててもう一枚取り出して。
74 :カイル :2012/11/29(木) 20:18:47.39 ID:KxkV7r280


「よし、治った……かな。
痛みはのこるけど……。」

白髪をウルフカットにした、童顔の青年
迷彩服を身に纏い、背には機械大剣を背負っている
片腕に巻かれた包帯をはずし、軽く肩を回した。

「このままじゃダメだな――
もっと強くならないと……。
自分の身を守れるだけじゃなくて、誰かを守れる力を」

機械大剣を抜き放ち、起動させ、ブォン、と風を巻き起こした
季節がら、起きた風は異様に冷たかった
75 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 20:23:42.21 ID:B94mCffIo
>>72
「……何やってんの?」

クリオネが通りかかったのは全くの偶然だが、この状況に興味を示したのは偶然ではない。
男を心配する様子は一切なく、男を見下ろしている。
76 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 20:29:17.84 ID:fSt8ZXqz0
>>75
「あ…」

と、呻きながら見上げる

「は…」

何とか声を出そうとする

「はらが…」

「腹が…減った…」
77 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 20:33:44.76 ID:B94mCffIo
>>76
「単純な物乞いにしては雰囲気が違うね」

これからどこかで食べようかと思って買っておいたサンドウィッチを男に見せながら

「これ、食べたい?」

口元を上げ、見下ろしながら男に言う。
78 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、変身スーツ(白) [sage]:2012/11/29(木) 20:35:38.51 ID:YztJYlxWo
>>73
「逃げましたか…」

余力もあまりないため、素直に見送る

「これはどうも、私はこういうものです」

正義の味方 水樹京一
と書いてある名刺を渡す

「ああ、あの人(?)はいつの間にか来てましてね、私もよくわかりませんね」
79 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 20:36:23.05 ID:Tc587gnT0
>>77
「た、頼む…なにか食べ物を持っているなら…」

と、言ってサンドウィッチが目に入る

「しょ、食したい…!、頼む…それを…私に…」

凄い剣幕で言ってくる
80 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 20:39:58.04 ID:B94mCffIo
>>79
「おっと」

男に勢いがつくとサンドウィッチを寝ている男の手が届かない位置へ上げる。

「まさか、ただで貰えるとは思ってないよね?」

クリオネがただで人助けをするわけもなく言い放つ。
81 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 20:42:44.76 ID:Tc587gnT0
>>80
「うっぐっ!」

立ち上がろうとしても力が入らないようだ

そこでその男が両手に妙な白いラインの入った黒い手袋と両足に同じようなブーツを履いているのにきづく

「う…な、何が望みだ?、金か?」
82 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 20:51:30.10 ID:B94mCffIo
>>81
「金は要らないよ。もう稼ぐ当てがあるからね。」

男の一般人とは思えない雰囲気とその見た目から表だけに住んでる人間じゃないと判断する。

「必要なのは情報。情報があれば生き残れるからね。
 なに、今すぐ全部払えっていう訳じゃないよ。とりあえず今後いい関係として、面白いことを知っているなら教えてほしいだけ」

いい関係の「いい」と言う部分を強調しつつ言い、サンドウィッチを男へ投げる。

「キミの名前と素性は?」

要求が断られようと失うのはサンドウィッチだけ。それに先に物を渡せば要求を断り辛くなる意図もある。
83 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 20:55:25.92 ID:Tc587gnT0
>>82
「ん、ならばなんだ?」

と、言うと同時にサンドウィッチが飛んでくる

>「必要なのは情報。情報があれば生き残れるからね。
 なに、今すぐ全部払えっていう訳じゃないよ。とりあえず今後いい関係として、面白いことを知っているなら教えてほしいだけ」

「わかった」

そういうとサンドウィッチを食べる

「本名は覚えていない、知ってるとすればコードネームだけだ」

と、たった一切れ食べただけで幾分か顔のつらさが消えている

「コードネームはオオワシ、素性は生き倒れだ」
84 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 21:00:17.24 ID:MOcOW8pZ0
>>73
爆発に紛れて銃弾をお見舞いしてやろうかと思っていたのだが、キャロルが選んだのは逃走。
「――――ふうん、こんな使い方もできるのか」
いい情報が手に入った。
「もう会わないことを祈っておくよ」
最後の一撃―――あれを受けても死にはしなかったと思うが、威力によれば大きく負傷していたかもしれない。
とにもかくにも、もう出会わなければいいなとサクヤは心から思った。


「ふん。民間人をおだてて調子に乗らせ、死地に送り込んでおいてよく言うよ」
望みどおりのヒーローにはなれたかい、と名刺を受け取りながらヒヒヒヒヒ。
「まあアンタのその性格は嫌いじゃないさね。報酬を払ってもらえれば十分だよ」
金欠ぎみなサクヤにとっては何だかんだで、金は必要だった。


85 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 21:03:30.94 ID:B94mCffIo
>>83
「オオワシね……」

明らかに本名ではないことが分かる。

「行き倒れなのは見たらわかるよ。職業は?まっとうなことしてたら行き倒れてないよね」

壁に寄りかかり腕を組みながら聞く。
86 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 21:05:18.12 ID:Tc587gnT0
>>85
「あぁ…」

こちらも質問をしようと思ったが主導権は相手のほうにあると思い止めた

「職業はぐん………傭兵だ」

一瞬ある言葉を言いかけたところで止める
87 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 21:11:54.18 ID:B94mCffIo
>>86
「ふーん……傭兵ね」

相手の全身を見ながら言う。傭兵と言うこと自体には興味は薄い。

「傭兵がなんで行き倒れてるの?この町だったら職に困らなさそうだけど」

このご時世、戦う力があれば職に就けて食べ物位買えるはずである。
88 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 21:16:06.42 ID:Tc587gnT0
>>87
「あぁ、傭兵だ」

と、普通に言う

「…………すまないがそこは言えない」

申し訳なさそうな顔をして言う

「ただ私は『無』能力者だ、なにより………」

と、口ごもる

「…俺に合う職は戦場にしかない」

「私から質問をしても良いだろうか?」
89 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 21:25:14.32 ID:B94mCffIo
>>88
「……」

言えないと言われて少し目を細める。機嫌が悪くなったわけではなく、事件の匂いがして気になったのである。

「人はそうそう生きる場所を変えられるものじゃないね。
 ……良いよ。答えられることならね」

男の素性についてもっと色々知りたいとは思ったが、あまりこっちからの質問だけでも向こうの答える気を削ぐだろう。
90 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 21:26:33.91 ID:Tc587gnT0
>>89
「………、すまない」

と、謝る

「………そして質問だが………貴方の名前は?」
91 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 21:29:07.77 ID:B94mCffIo
>>90
「別に謝ることじゃないけどね。
 名前はクリオネだよ。」

右手を少し上げながら答える。

//すいません、飯に呼ばれたので次少し遅れます。
92 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 21:30:37.41 ID:QxbOTuAho
路地裏、聞こえたのは何かを叩き潰す音と、断末魔。
その音の元には、一つの影がある。少女のシルエットだ。
少女のシルエットの右手からは、なにか長い棒のようなものが握られており、水滴が滴り落ちていた。

ちかり。
不意に壊れていたと思われていた電灯が点灯し、そのシルエットから夜闇のヴェールを剥ぎとった。
しかし、ヴェールを剥ぎ取られようともそこに居たのは黒い印象の少女に違いなかった。
ただ、照らされたことによって明らかになったことは、少女の右手に握られていたのが斧で有ったことと、目の前に死体が有ったことか。

「こちら、ジャンクだ。よ。
 標的、殺した。から、回収勝手に。しておいて」

眼の前にあった死体は、一撃で頭を斧で割られて即死していた。
脳漿は壁にへばり付き、ずるりと痕跡を残して血だまりの中に沈み、溶け込む。
死体の服に斧の穂先を押し付け、血と油を拭いこんでから、コートの内側に斧をしまい込み、溜息。

細い路地裏の高いビルによって長方形に切り取られた空を見上げてみれば、意地悪なほどに月が煌々と輝いていた。

「……あと、853回、か」

壁に背中を預けて、ポケットから取り出した水を一口口に含み、死体に浴びせ掛ける。
血を洗い流した後、少女はペットボトルを押しつぶし、ポケットにしまいこんだ。
93 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 21:33:09.53 ID:Tc587gnT0
>>91
「……クリオネ殿か…」

そういうとコートの中から名刺をとりだす

メアドがかかれている

「私は傭兵だ、だから雇われなければならない、良かったら雇ってくれ」

と、言うと渡す

//風呂入ってきます
94 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 21:56:27.30 ID:MOcOW8pZ0
>>92
少女に向けてゆっくりと、帽子を深く被った、みすぼらしい格好の女が歩いてくる。
「派手に殺したねえ、アンタ」
死体を見ても、特に驚く様子はない。
「さて、目撃者となる訳だが。アタシは何もする気はないよ。どうするかはアンタの勝手だがねえ」
そしてヒヒヒヒヒ〜と、不気味な笑い声を発した。
95 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 21:56:39.31 ID:B94mCffIo
>>93
「どーも」

質問は名前だけだったのだろうかと思いつつ名刺を受取り軽く目を通す。

「今傭兵を雇う用事は無いよ。まぁ私も雇われる立場にいる人間だし、今後もないだろうけどね」

名刺を入れ物に入れる訳でもなくコートのポケットに突っ込む。
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/11/29(木) 21:59:05.28 ID:pTxJ6mvIO
これって適当にキャラ作ってロールしていいの?
97 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 22:01:11.27 ID:QxbOTuAho
>>94
「仕事だから殺したけど。
 それ以外で殺すのは、必要じゃないと。しない。
 ……別に、バレた所で私。困らないし」

不気味な笑い声と、脅しのような言葉を聞いても、無感動な灰色の瞳はただ相手を移すだけ。
あ、と何かに気づいたような表情を浮かべて、少女はまた口を開いた。

「でも。これ、言いふらして回ったら、危ないと。思う?
 今回の、マフィア屋さん。の、仕事。だった、か。ら。
 見せしめ、とか。危ない、よ?」

と、相手を心配するような発言をする少女。
しゃべる様子は、言葉が細切れになっているものの、それ以外は普通の少女と大差ない。
恐らく、『スイッチ』の有るタイプの人間であると予測できるだろうか。
98 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 22:02:04.63 ID:MOcOW8pZ0
>>96
/はい、ルールさえ守ればそれでおkですね。
強力な能力の場合は、事前に検査スレでスペック晒すのが望ましいですが。
99 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 22:02:28.41 ID:Tc587gnT0
>>95
「いや、今じゃなくてもいい、もし何かあったら…という場合で構わない」

と、言う

「さて、クリオネ殿、他に質問は?」
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:02:29.27 ID:KxkV7r280
>>96
いいよー。不安なら、雑談じょんとこにキャラ見てもらえるところもあるよー
101 :三方紗夜【白髪の少女】熱操作 [sage saga]:2012/11/29(木) 22:06:41.23 ID:5EfuGqsIO
>>96
//新規さんいらっしゃい
キャラが出来たら一度ここに投下すればいいよ↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/16555/1351760798/l50
102 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 22:07:18.30 ID:B94mCffIo
>>99
「……じゃあ最後に一つ」

壁に寄りかかるのを止め、左手を腰に当てるいつものポーズを取る。

「キミは何か目的があって戦ってるの? それとも戦い自体が目的?」
103 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 22:08:34.00 ID:MOcOW8pZ0
>>97
「そうかね。助かったよ」
戦闘になるのは好ましくなかったため、サクヤにとっては都合が良い。
――――相手の反応を見て、何となく師匠を思い出した。

「言いふらすような愚かな真似は、元よりするつもりはないさね。ありがとう、アンタ優しいんだねえ。」
死体を目の前にしても、サクヤは少女を優しいと思う。この状況で他人を気遣うことは、サクヤから素晴らしく映った。
むしろ少し、少女に興味が沸いたぐらいだ。
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(千葉県) :2012/11/29(木) 22:08:48.41 ID:sHjwV/Qvo
さんくす。
ちょっといろいろみてみるね
105 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 22:11:04.76 ID:Tc587gnT0
>>102
「………」

ジッとクリオネの目を見る

「………目的は………ある、明確な目的が………」

と、言うと小さくある言葉をつぶやく

「我が魂は今もなお、日本帝国の中に在り………」

その両手に着けている手袋とブーツを見ながらそう、小さく呟いた
106 :三方紗夜【白髪の少女】熱操作 [saga sage]:2012/11/29(木) 22:12:17.08 ID:5EfuGqsIO
【町を歩いている】
107 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 22:12:35.48 ID:QxbOTuAho
>>103
「……やさしい、の?
 ちょっと、よく分かんない。かも。
 でも、人を殺すのは、悪いこと。だし。
 死ぬの、私嫌、だから。だから、他の人も、死ん。で欲しくない。殺すけど」

こてん、と首を逆方向に傾げ直して、良くわからないような表情を浮かべる。
外見年齢は恐らく10代中頃だが、対して中身が幼い印象を与えるはずだ。
言うなれば、無垢。空っぽ故の純粋さが、彼女には存在していた。
108 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 22:17:26.04 ID:B94mCffIo
>>105
(日本帝国……? 日本をそう呼ぶ人間が今居るとは思えないけど)

オオワシが手袋とブーツを見ているが、クリオネにその意味は分からない。

「その明確な目的とやらは教えては貰えないの?」

クリオネは面白いものを見つけたかのような表情をする。
109 :カイル :2012/11/29(木) 22:18:54.73 ID:KxkV7r280


「ううん。世界の趨勢は今だ混沌としている。
指導者はなにやってんだろうなぁ」

とある喫茶店のテラス、白髪をウルフカットにした童顔の青年は、新聞片手にホットコーヒーをすすっていた。
新聞記事には外国の爆破テロ。
911のような事件が、今は多発している。
予防もできないほど、国家の形態は衰弱しているのかも知れないが

「僕みたいな兵士なんて、本当はいないほうがいいんだ。
国家は、国民が安全に暮らせるように努力するだけでいいんだ。」

110 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 22:20:18.60 ID:MOcOW8pZ0
>>107
「うん、あたしゃ優しいと思うよ。殺人が悪いことだと知りつつ自分の目的の為に殺す。
 不必要な殺しはせず、むしろ他人を心配してみせる。アタシにとってはいい人の部類に入るね」
必要なら迷い無く殺すが、そうでない限りは人を殺さないサクヤにとってはその在り方はとても好ましかった。

「少なくともアタシはアンタのおかげで助かった。ありがとう、と礼を言うのは当たり前さね。
 感謝してるよ」
そしてヒヒヒヒヒと。
111 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/11/29(木) 22:21:15.17 ID:c00M7uUko
>>109
「相席、いいかな?」

ふらっ、と黒づくめの男が現れ、向かい側の席を指し示す
112 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 22:21:18.64 ID:Tc587gnT0
>>108
「………」

ツーと、一滴、涙がこぼれおち、拭く

「………知りたいか?、つまらんぞ?」
113 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 22:23:27.39 ID:B94mCffIo
>>112
「ここまで知ったんだから、最後まで聞かないと気になっちゃうでしょ」

流した涙に一瞬戸惑うも自分のペースは変えない。
114 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 22:23:42.06 ID:QxbOTuAho
>>110
「じゃあ、えと。
 どう、いたしまし、て?」

ぺこり、と頭を下げて疑問符を語尾につけながらどういたしましてと言ってみる。
そして、頭を上げて。なんとも言えない表情をしつつ、頭をぽりぽりと掻いて。

「あんまり。褒められない、から。
 どう、すればいいか。ちょっと。わからない。
 いっつも、お前は、廃棄品[ジャンク]だ、って言われてるから」

背中の斧を取り出して、布で拭き直しつつ、そんな事を口に出す。
どうやら、どうしたものかと悩み始め、手慰みに武器の手入れを始めたようだ。
斧はかなり長大で洗練された形の物で、中々のものだとわかるだろうか。
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:24:14.25 ID:KxkV7r280
>>111


「……――んああっ、どうぞ」

ちょっと慌てつつも、笑顔を浮かべて承諾し、新聞をテーブルの上に置いた
116 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/11/29(木) 22:26:52.09 ID:c00M7uUko
>>115
「どうも」

微笑んで一礼して、男が向かいの席に腰掛ける。やや捲れたコートの襟から一瞬拳銃が覗き、男は新聞をテーブルにおくと、何やらノートを取り出してペンを手にする
117 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 22:29:31.00 ID:Tc587gnT0
>>113
「………」

目をしばらくつぶり、開く

「二つある………片方はできることなら………だけどな」

「一つは、生き抜くこと………だ」

と、言うとスゥー、と息を吸う

「もうひとつは………日本帝国の再建だ」
118 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 22:32:05.08 ID:MOcOW8pZ0
>>114
「うん、それでよし!」
頭をポリポリ掻く少女に、なんとなく可愛いなあと癒される。

「今みたいにどういたしまして、ってお礼を言えばいいと思うよ。
 褒められない―――か。仕事は立派にやってるみたいなのにねえ。アタシなら礼は言うね」

と言いつつ斧を観察する。

「不備はないみたいだね。手入れされてて立派だと思うよ、アタシはさ」

119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:32:57.05 ID:KxkV7r280
>>116


「――」

拳銃が見えた。まあ、このご時世その程度ふしぎではないのかも知れないが
ただ、青年が気になったのは、男の雰囲気という奴で、何者なのか無性に知りたくなった。

「お仕事ですか?」

と尋ねてみる
120 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 22:34:28.22 ID:B94mCffIo
>>117
「随分な夢物語じゃないか」

クリオネはあまりにも予想外の答えに驚きを隠せない。

「どうやってするつもり?」

なぜするのかも気になったが、人の過去よりこれから起こる可能性のあることの方が気になる。
121 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/11/29(木) 22:35:17.69 ID:c00M7uUko
>>119
「ん?」

声をかけられると顔をあげ、自分の手元の筆記用具を見下ろしたあと、

「ええ、まあ。副業というか、パートみたいなものですがね」

曖昧にそう答えて、通りかかった店員にカプチーノを注文する
122 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 22:36:51.46 ID:QxbOTuAho
>>118
「……ん、わかった、よ。
 私、死んでも困らない人、だから。誰も、困らないって」

少女の言葉は、極めて端的で不恰好で分かりづらい。
それでも、この少女があまりいい労働環境に無いのは分かるだろう。
相手に、斧を褒められれば嬉しそうな表情を浮かべて無い胸を貼る。

「アドラステイア。私の、相棒。なの。
 他にも、沢山、あるけど。ね」

斧を拭き終えれば、手慣れた動作で斧を服の内側にしまい込む。
コートは大きいため隙間が多く、ぱっと見では斧を仕込んでいるとは分からない。
そして唐突に少女は首を傾げ、問いかける。

「そう、言えば。お姉さん、何者?
 なんか、こういうの。慣れてそう、だけ。ど」

無垢な瞳は、ただ純粋に気になっただけのようで、情報収集の意思や打算の気配は無い。
123 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 22:38:45.81 ID:Tc587gnT0
>>120
「あぁ、夢物語だ」

と、肯定する

「さぁな、考えていない」

と、答える

「こんなもの現実的に考えて不可能だ…、だが、できるだけやろうとは思っている」

と、言うと

「まず必要なのは…資金、武器、なにより人員だ、…こんな思想、乗る奴なんていないだろうがな

…言ったろ?、つまらん、とな」
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:42:11.86 ID:KxkV7r280
>>121

「副業……ですか?
本業は何をなさってるので?」

ずず、とコーヒーすすりつつ、副業ならまあいいかと邪魔になるにも関わらず質問を重ねて

125 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/11/29(木) 22:45:24.68 ID:c00M7uUko
>>124
「警官ですよ、PASF」

正確には本社からの派遣だけどね、と付け足す。もし知識がある人物なら、本社がAMS本社を指し示し、本社からの派遣はほぼICOD職員だとわかるだろう。

126 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 22:48:33.24 ID:MOcOW8pZ0
>>122
「………じゃあ友達でも作ったらどうだい?
 アンタはいい子だし、アタシは悪くないと思うんだ。少なくともアタシは友達になっても良さそうだと思えるね」

少女は恐らく依頼を受けそれを受諾して機会のように遂行する、それだけの存在なのだろう。
しかしそんな相手と仲良くするという考えは、サクヤにとってとても魅力的だった。
サクヤは平等の存在なのだ。

「アドラステイアか。覚えておくよ。いい武器だ。
 他にもあるなら、時間がある時にでも聞いてもいいさね」

そういうふうに仕舞うのか、とサクヤは感心した。

「ん?アンタ達から追われる立場、って感じさね。アンタに依頼が来たら、アンタと戦うかもしれないねえ」

サクヤは人を見る眼に命を掛けている。
何となくこの少女なら、ある程度は話しても問題ないと思えた。
この少女は必要最低限の殺ししかしないだろうからだ。



127 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/29(木) 22:49:15.46 ID:B94mCffIo
>>123
「そうだね。キミの目的には興味は出なかったよ」

(そう、目的にはね……。でもその過程は面白そう)

口元を上げながら答える。

「資金と武器は強力出来ないけど、場合によっては人員面で協力してあげるよ。私の力は便利だからね」

と、オオワシに背を向ける。

「必要になりそうなら呼んでよ。この辺でなんでも屋をやってるからさ」

右手を上げ、路地裏の闇に消えていく。

//ごめんなさい、睡魔がマックスで寝落ちしそうなのでこの辺で
//上手くできなくてごめんなさい。
128 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 22:53:20.56 ID:QxbOTuAho
>>126
「じゃあ、友達。なって、くれる?
 名前、教える。けど。
 私、は。ジャンク、不要品(ニードレス)の、ジャンク。
 よろ、しく」

友達、その言葉は少女にとってとても魅力的なものに思えて。
少し頬を緩めながら、両手を差し出して握手をしようとしていた。
その手は血に汚れ、斧や銃を扱っていたためか皮は固くなっている。
それでも、その小さな手を懸命に伸ばす姿は、精一杯の少女の意思表示だった。

「……依頼、来たら、殺す。よ?
 でも、それでも。いいな、ら。私、あなたと。友達に、なり、たい。
 どういうのか、よく。わからない、けど」

友達だから殺さない、という考えは持たないようで。
殺すかもしれないけどそれでもいいなら友達になってほしい、と言うのであった。
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:56:24.23 ID:KxkV7r280
>>125

「あー、あの民間武装なんたらとかいう……。
なるほど、どうりで。」

派遣? それがなにを意味するのか、そこまでは理解できなかったが
男から感じた、普通ではない雰囲気が理解できた気がした。

「で、副業でなにをなさってるんです?」

軽く立ち上がり、ノートを覗き混もうとして
130 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/29(木) 22:58:33.43 ID:Tc587gnT0
>>127
「だろうな…」

そういうと踵を返そうとしたが

「なん…だと…?」

それは協力といってもいい告白だった

「…時期が来ればな」

そういうとその場を去る

//お疲れさまでした、絡みありがとうございます
131 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/11/29(木) 22:59:42.39 ID:aFkCUG6IO
>>129
「新人への教師ってとこですかね」

ノートに並んでいるのは訓練メニューの草案たち。どれも軍事組織向けの訓練内容で、並大抵のものではない
132 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 23:03:49.98 ID:MOcOW8pZ0
>>128
「勿論さね。今のジャンクは不要品じゃないよ。少なくともアタシは、ジャンクが死ねば悲しむ。
 アタシの名前はサクヤだ。本名は別にあるけれど、それは次に会った時で。これから友達として宜しくね」
そしてヒヒヒヒヒと言う不気味な声と共に血まみれの硬い手をしっかりと握る。
「いい手だ。血まみれだけれどそれも含めて嫌いじゃないさね」
サクヤは笑みを崩さなかった。

「もちろん。その時はアタシも全力で立ち向かうよ。アタシは死にたくないからねえ。
 お互い手加減抜きさ」

賞金首が警官や正義の味方と仲良くなってはいけない理由は無い。
傭兵や賞金稼ぎと仲良くなっていけない決まりも無い。
例えそれが脆い関係だろうと、サクヤは全ての矛盾を受け入れると決心したのだから。

「死ぬまで友達、死んでも友達。文句はあるかい?」


133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 23:07:46.51 ID:KxkV7r280
>>131


「な・る・ほ・ど
次世代の教育って訳ですね
貴方はなんだかまだまだ現役な気がしますけどねー、」

だからこその副業なのかもしれないがそーいう教育は一線退いた者がするべきではと考えてしまう。
いちいち他人の事情に口出さないが。

席に座り直してコーヒーをずずず、とすすり

134 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 23:08:24.25 ID:QxbOTuAho
>>132
「サク、ヤか……。
 良い、名前。……よろ、しく、ね」

手を軽く握りしめて、上下にぶんぶんと振る。
暫く振った後に手を離して、頬を緩めて手のひらを眺めていた。

「じゃあ、私が。死ぬか。
 私がサクヤを殺すまでは、友達。だ、よ。
 文句、無い。……うれ、しい。よ?」

少女も、そんな脆い関係を良しとできる精神構造の持ち主だった。
きっと、何時かサクヤと殺しあう事になるのは間違いないことだろう。
それでも、少女は友達という物が出来たことが何よりも嬉しくて、そして幸せな感覚を感じていた。
135 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/11/29(木) 23:10:53.16 ID:AZ7dy7lAo
>>133
「イキがいいうちにこき使いたいんですよ」

働き盛りの30代。今が一番脂の乗る時期であるからこそ仕事が増えるということらしい。

運ばれてきたカプチーノに口をつける
136 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 23:18:56.75 ID:MOcOW8pZ0
>>134
「ジャンクが名前でも、悪くはない名前だと思うさね。
 不用品を必要とする変人が、一人ぐらい居てもいいだろう?」

手を眺めるジャンクに癒される。

「そうだね。死んだら肉の塊だった、こりゃ失敬。
じゃあ死ぬまでで契約完了ってね。これはお互いの意思で、任務じゃないけどさ」

―――――殺しあう日は来なければいいなあと思うけれど、心のどこかでサクヤは期待する。
親しい友達と全力で殺しあうのも、悪くはないと思えた。少なくとも、結果として殺される相手としては悪くない。
サクヤも幸せだった。平等の姫君はヒヒヒヒヒと笑い続ける。
137 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/29(木) 23:25:21.77 ID:QxbOTuAho
>>136
「ん、約束。破ったら。針、千本。飲まなきゃいけないって、聞いたから。
 死んじゃ、だめ。だよ? 約束、破ったら。針千本、飲まなきゃ、ダメ。だから」

どこかで聞きかじった話を鵜呑みにしている様子のジャンク。
そして、ほっこりした様子の2人で有ったが、その安息を破るように携帯電話の音声が鳴り響く。
無言でジャンクは携帯を取り出し、携帯に出る。

「……これ、で。
 残り、852回……、か。
 ……じゃあ、ね。サク、ヤ」

携帯を切り、少しふるりと頭を振れば、次の瞬間には色彩の無い灰色の少女がそこにある。
浮かぶ感情は、悪意でも善意でもない、中間値。灰色の少女、サンドリヨン。
斧を引きぬき、腰のベルトポーチから銃弾を弾けば周囲に銃弾が浮かび上がる。

先ほどと別人の様な様子を見せると、少女は淡々と歩き出し、夜の闇に消えて行くのだった。

/というわけでここらでお疲れでした!
/まさか友達ができるとは思わず、びっくりデス、楽しかったですよー!
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 23:26:20.99 ID:KxkV7r280
>>135


「あなたが使われるべき場所は、そんなんじゃない気もしますが。

……例えばこーいう暴動、を沈静化させる、とか」

新聞を手にとり、紛争地帯で起こった暴動に関する記事。
長らく続く紛争に国民が躍起になってしまったようだが……

「なんて、彼らの気持ちを考えたら、やらせとけとも思いますが――

あれですね、すいません、忘れてください。」

バカなことを言った
と感じて、伸びをして立ち上がる
ご苦労様です、これからも頑張ってください、
それだけ言い残して店をあとにした

/明日早いのでこの辺で……
/お疲れさまでした!
139 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/11/29(木) 23:28:05.99 ID:AZ7dy7lAo
>>138
「ま、いつかそんな日がきますよ」

お気遣いどうもありがとうございます、と返礼して、立ち去る姿を見送る


/やすーん
140 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 23:34:31.50 ID:MOcOW8pZ0
>>137
「針千本は嫌だねえ」
その声には本当に針を千回近く食らった者の恐怖が混じっていた。本気で怯えている。針は怖い、うん。

「また会おうねえジャンク。さようなら」

恐らく次の依頼が入ったのだろう。その豹変ぶりにサクヤは笑顔を浮かべつつジャンクの能力を冷静に分析する。
サクヤは手を振って、ジャンクを見届けた。

/サクヤは誰とも仲良くなれますよー。こちらも楽しかったです。お疲れ様でした!


141 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/11/29(木) 23:50:28.21 ID:MOcOW8pZ0
>>975
「殺し合いでその理屈が通用するなら、アタシは嬉しいんだけどねえ。
 アンタも立派に成長してくれたみたいで、サクヤさんは嬉しいよ」
フェミニストの気を発するストリングスに手をあげてやれやれ、と。

「と言ってる間に、キャロルのお嬢ちゃんは撤退したようだ。
 お互いに虚しい結果となった訳だが、死体の件は矢嶋さんに聞いて見ればいいさ。
 こんなご時世だ。余っている死体の一つや二つぐらい、在ると思うさね」

 
142 :通称・掃き屋 [sage]:2012/11/30(金) 03:48:43.89 ID:/PoGoUryo
とある公園のベンチで寝転がる人影−−−

「え?マジで?あかん、コレはあかん」

「コレはあかん!」

寒さで目を覚まし、ハッと気がつき立ち上がる







「ほんま堪忍やわぁ〜」

少し間を開け、冷静に考えたがーーー

「ーーー記憶があらへん」

身体中の力が抜け、ベンチによろめく様に座り、ぐったりと肩を落す…

/良ければ!
143 :ストリングス [saga]:2012/11/30(金) 05:48:40.58 ID:35WHQPx8o
>>73,>>78,>>84
「ただの通りすがりだよ。
 報酬とやらが出る仕事場だったのかい?
 それでも結構。本当に通りすがりだったんだ。

 それに、あの子の味方をしようとも考えていた。」
 それだけいうと、狩りの事も考え始めないとなと呟いて去っていった。
 
144 :ストリングス [saga]:2012/11/30(金) 09:42:33.25 ID:35WHQPx8o
【ある早朝の定食屋のお話】
 ストリングスは人の肉に飢えながらも人の食事でそれを抑えていた。
 安飯が売り物の個人経営店、一人のサラリーマンが店主に狩猟の話をしていた。
「失礼。おや、あなたは狩猟趣味をお持ちで?」ストリングスは人に話しかけてみた。
『ええ、この間は結構なサイズの鹿をしとめましてな。あなたは?』
「多毬と申します。…ええ、少しだけ狩猟に興味がありましてね。」

 人間を捕食する生物兵器と、ある人間の会話がいくつか交わされて、
 二人はおしゃべりに夢中になり少しずつだが意気投合してしまった。
 人間は言った。『いやはや、牝鹿だったんですが妊娠中でしてね。
惜しいサイズの獲物だったのですが、ここは残念な話ですよ。』
 それに対して生物兵器は「身重だと狩らないのですか?」と問う。

『そりゃあ、それはそうですよ。狩っても誰も問題を咎めはしませんよ。
 あ、わたくし猟友会にも所属しておりまして巽というものです。』
「巽さんですか。わたくし狩猟には興味があるのですが勝手がわからず。
 それにハンティングの作法も知らぬ上に、日々の生活にも忙殺されていまして、
 そんな忙しい中でですね、明日から始めよう。明日から始めよう、などと…。」
『はははは、色々な趣味にもありがちなお話ですな。明日からはじめようと。
 すぐに銃を購入し、狩猟会に登録して参加されないと、始められないものですよ。』
「いやはや巽さんの仰る通りなのですが。」
 人間と人喰いは共にはははと軽く笑う。
145 :ストリングス [saga]:2012/11/30(金) 09:43:00.00 ID:35WHQPx8o
 そして余暇を満たすにはまずは行動力ですよ、と。
 短い説教を垂れてから巽はストリングスに失礼と一言謝罪する。
『狩猟場は奈良、このご時世ですから天敵の人間もおらず獣害も多い地域です。
 老若男女問わずというものですかね。狩ってしまうのが正しい猟師なのですが…、
 母親を失った子鹿を殺すのが躊躇われてしまいましてね。』
「ほほう、子鹿はまだ生まれていないでしょうに。」
『それは冷たい意見ですな。私達は狩る対象を狩る時。
 それを狩ったら何が残り、何が失われるのかを考えるべきなのです。
 もしもあなたが狩猟を始められるのならば、僭越は無視して先輩の意見として聞いて下さい。』

 巽は温和な人物らしく、節操にかけたストリングスの意見も優しく諭した。
『私達人間も自然の生態系の中で生きている動物なのですよ。
 ただ、他の動物よりも傲慢不遜な代わりに少し優しく少し賢い。
 その優しさと賢さを他の動物に向けられる余裕が私達にあっていい。
 いいえ、あらねばならないのですよ。』
 人を捕食するストリングスはその巽の言葉に共感する。
146 :ストリングス [saga]:2012/11/30(金) 09:43:11.60 ID:35WHQPx8o
「仰る通りでございます。そのとおりですな。
 例えば、人が狩られる立場にあるとすれば…
 …人を狩る者にもそのような倫理が必用になるのでしょうか。」
 巽は苦笑する。
『う〜む。そういうのは人間ではない存在ですので、
 そのような者達にはその者達の倫理や道徳、色々あるでしょうね。
 そこまでいくとSFのお話になりますので、わたしには扱えませんね。
 現実の話においても害獣は人間的倫理観に従った狩猟は行いません。
 日本国内でならば熊などは、人相手に遠慮をしないでしょう。』
「ふむ…。狩るほうが縛られていますな。」
『スポーツハンティングですから仕方がないですよ。
 それに、人間は知恵も技術もある。
 体力の劣位など物にならないほど動物より強いのです。
 単純に食料を確保する狩りであれば話は変わってきますが。』
 巽の意見に対してストリングスは一つ尋ねてみる。
「単純に食料を確保するための狩りならばそこにルールはいらない?」
 巽の「要りませんね。」という返答にストリングスは再び考え込む。

『おっと、時間です。出勤に間に合う路線に乗り遅れられないので。
 では、ご縁があればまた合いましょう。失礼します。』
 サラリーマンは慌ただしく会計を済ませて店を出ていった。

「狩り、ルール、モラル…ふむ」コイルマン、ストリングスは何かを学んだ。
147 :ストリングス [saga]:2012/11/30(金) 10:02:19.45 ID:35WHQPx8o
ストリングスはまた学んだ。
人間が獣の中でも強い存在になり得たのは武器を持っているからだ。
148 :ストリングス [saga]:2012/11/30(金) 10:08:01.91 ID:35WHQPx8o
ストリングスはさらにまた学んだ。
人は群れる。群れを作る動物ならではの力を持っている。
これは悲しいかな、この世に一体しか存在しない生命体には真似できない事だ。

「仲間とは便利だな」仲間が羨ましくないのは群衆を作る生態にないからだ。
「だが、仲間とはなんだ。まるで同族を道具にしているような概念だ。」
ストリングスの生態は例えば犬より猫に近い。
コイルマンは基本的に群れない。
「好き嫌い意外に結託の理由はあるのか?」
ストリングスは人間の生態を研究する為に図書館の本を漁る。
149 :ストリングス [saga]:2012/11/30(金) 10:44:51.77 ID:35WHQPx8o
簡単な事じゃないかとストリングスは納得した。

人 間 は 絶 滅 さ せ ら れ な い 。

ここは実際の大前提である。人間はつよい。
だがここにもう一工夫の考えがある。

人 間 を 絶 滅 さ せ る 狩 猟 が あ っ て は な ら な い 。

なんだ、充分だ。狩っていい人間が見つかった。
これで人を喰らう事ができる。それは簡単な話だった。
あとは狡猾に、行方のしっかりしない獲物を狙えばいい。

友人に人間がいるのが心残りだ。申し訳なさもある。
しかし飢えとは本能上のものだ。食わねば身も心も満たされない。
この日、一人の孤独なホームレスが失踪した。ストリングスに食われた。

「ごめんなさい。いただきます。」

何日ぶりの人肉なのだろうか。ストリングスはそれを堪能した。
そしてそれは、人の失踪事件にも何にもならなかった。

- 事は終了 -
150 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/11/30(金) 19:13:36.09 ID:U+/Crk4to
 青年はコツコツと杖音を鳴らしながら歩く。
 その表情は薄い笑みを浮かべているが、目元だけは笑みを浮かべていない。
 虚ろな笑みで、青年は朽ち果てた街を歩く。
 青年の影は、月にしたがって長く長く延びていた。
151 :ジャンク チーム不要品(ニードレス)所属 傭兵 [sage saga]:2012/11/30(金) 19:56:31.13 ID:tJ6X7Ou6o
すいません、開始は8時30分頃になりそうです!
152 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/11/30(金) 20:06:27.82 ID:tJ6X7Ou6o
富士山麓、青木ヶ原樹海地下の研究所、第一階層。
前回の突入者によって探索され尽くした第一階層は、肉塊や虫の死骸などが嘘のように撤去され尽くしていた。
そして、第二階層への入口となる扉には、黒い箱が一つ、置かれていた。
その箱に君たちが近づき次第、箱からばしゅう、と音が響き、開く。

中に収められていたのは、手のひらサイズの携帯端末と、3枚のカードキー。
そのカードキーは、第二階層への扉のキーである。
6名に対して、3枚。これはどういうことか。

直後、黒い箱に仕込まれたスピーカーから音声が鳴り響く。

「――やァ。今回の依頼を受けてくれて感謝するよォ。
 私は、ANSWAT第七作戦会議室責任者の、まあ、G君とでも読んでくれればいいよォ。
 ここまでわざわざ来た以上、何をすべきかは分かっていると思うがねェ?
 一応、私からも、任務の最終確認をさせてもらおうかなァ」

相変わらず癇に障る、男か女か老人か若人か分からない声。
それでも仕事には忠実であるのか、ずらずらとキンキン声で得られた情報を垂れ流していく。

・施設は最近まで使用されていたような痕跡がある
・電気は通っている模様。しかし電力会社からの電力供給が無いため自家発電のようだ
・モニタールームで手に入った情報によると、地下三階層まで存在している模様
・巨大な虫や、能力を使用するニホンオオカミ、元人間と思われる肉塊などの存在が確認
・第二階層に入るためのカードキーは修復された為使用可能、予備を合わせて3つをチームで共有すること。
・今回はタブレット端末が配布され、その中に階層のデータなどが入力されている
・現在も電力などは動作しているようで、外部からではなく内部で電力を生産している模様、スタンドアロンで動いている

「あァ、そうだァ。
 カードキーの解析と複製が間に合わなくてネ。
 君たちには3枚のカードキーで潜入をしてもらう、ヨ。
 一人で行動するのは危険だしィ、ツーマンセルで動けばいいんじゃないかなァ?
 じゃあ、健闘を祈る、ヨ」

カードは3枚しか無い。
その為、二人組で動くのが安全とカードの都合で効果的だろう、と口にした。
その後はスピーカーがじじ、と電子音を立てて小さく爆発してもう音を吐き出さなくなる。

――依頼内容は、この研究所の化物の駆除、及び探索。
残された階層は、第二階層と、第三階層。
前回の突入で戦闘を経験した者ならば分かるだろう。ここは、油断のならぬ地であると。
存分に警戒を張り、先に進め。

第二階層への扉にカードキーを差し込めば、数秒後自動ドアが開く。
開いてから、戸の厚さが分かるだろう。厚さ6cmは有る合金製の一枚板だったのだから。
奥からは、第一階層の様な腐臭はしない。どころか、消毒された病院の様な不自然な清潔さすら感じさせる。

目の間にあったのは、省電力なのか薄暗い電灯に照らされた螺旋階段。
どこまで続くのか。今のところあなた達は降りる以外の選択肢を許されていなかった。
153 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/11/30(金) 20:14:37.89 ID:BVcDRWRX0
>>152
「了解」

ナナシはいつものように無表情、無感情で説明を聞く。
そして周りを見渡した。
154 :アラン・J・ロックウェル :2012/11/30(金) 20:22:27.90 ID:23U2JgyX0
>>152
「…………状況開始か」

今日も今日とて大量に持ち込んだ装備。その弾薬集積ボックスから腰を上げ、銜えていた煙草を携帯灰皿に落とし込むと、身を固める装備を確認する。
MG3機関銃、ベネリM4散弾銃、腰にはグロックマシンピストル、そして手榴弾各種と、隠し玉の火炎放射器。どれも艶消しされていて、弾薬はフルに充填されている。さらに前回の装備に加え、熱さ2.5cmの防弾シールドも用意してあった。

がしゃりと、身に着けたアーマードギアの接続部や装甲板が音を立てる。闇に佇立したアランの姿は漆黒の装備と相まって、どこか魔的な雰囲気を漂わせている。

「皆の準備は?」
155 :カイル :2012/11/30(金) 20:25:40.15 ID:o9C5PFgg0


「ハァァァァァ…………ッ!!」

白髪をウルフカットにした、童顔の青年
迷彩服に身を包み、機械大剣握り低く構えている
起動された大剣、中部のコアが眩しいくらいに輝き

最大出力で巨大な竜巻を公園に巻き起こしていた
156 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/30(金) 20:28:58.56 ID:PIwkq9dB0
>>152
「…了解した」

と、こちらも無表情で言う

黒い、妙な白いラインの入った手袋とブーツを身につけなおし、軽機関銃を装備する

しかし銃に詳しい者ならわかるだろう、種類が古すぎたことに

>>154
「整っている」
157 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/11/30(金) 20:37:17.68 ID:W58jKPduo
>>152
「HAHAHA! いやぁ、状況は聞いていたが、凄いな此処は!」

この前の捜索作戦では見ない顔が居た。ガッシリとした体型の男だ。
腰に一般的な拳銃と替えのマガジンこそ付けているが、それ以外の装備はといえば、防寒装備だけのようだ。

「おっと、俺はAMSWATの葉月。こっちの作戦が難航してるようだから、回されてきたぜ。よろしくなお前ら!」

と、そう簡単に自己紹介を終わらせた。

>>154
「随分重装備だな、俺は大丈夫だぜ」

と、装備をまじまじと見る。よほど物珍しいようだ。
158 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/30(金) 20:43:44.28 ID:V+XyGc8zo
>>152,>>157
「まあ、AMSWAT内の仕事はAMSWATで解決するべきだと恵那は思うわけで」

青木ヶ原樹海、鬱蒼と生い茂る木々たちと、どこかどんよりとした空気の中、不釣り合いな明るい女子高生の声が響く。
と、いっても若いと分かるのはその言動と顔立ちだけで、きっちりとAMSWATの制服に身を包んでこの場に臨んでいるのだが。

「ってぇわけでG君は恵那たちが成果を持ち帰るのを楽しみに待ってればいいと思うよ」

うんうん、と首を縦に振って頷く。どうやら箱と会話をしているようだ。大分痛い子である。
周りを見渡してみると見知った顔がちらほらといるような気がして。
更に特殊能力班の班長の姿を見つけるとぱあ、と表情を明るくした。

「班長!!葉月はーんちょ!!」

ぶんぶんと手を振って自分の存在をアピールする。

>>154
「おっけーでーっす、ってお兄さんの装備ごっついねえ……」

機能美というべきなのだろうか、洗練された鎧にもにた装備にほう、と嘆息をする。
159 :仮面の男 [sage]:2012/11/30(金) 20:45:35.47 ID:0ZvhZK5io
>>152

仮面の男は薄暗い螺旋階段を下っていた

「……やけに綺麗じゃん。次のステージに進んだって感じで悪くねーな!」
観光気分なのは相変わらずで、お化け屋敷を進んで行くかのような明るい緊張感に胸が高鳴っていく

今回は何で自分を迎えてくれるのだろうか? それを考えるとこの先が楽しみでならない


>>154
「こっちも問題ねーぞ!ってかスッゲーなこれ、どこで売ってたの?」

アランが身に着けているアーマードギアに馴れ馴れしく触る
160 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/11/30(金) 20:49:36.04 ID:tJ6X7Ou6o
>>153>>154>>156>>157>>158>>159
カードを通せば、あなた達の前には螺旋階段が広がった。
階段は長く、そして深く大地に根を張り、どんどん細く、そして狭くなっていく。
最終的に、10分は階段を降りる必要があるが、そこを降りれば大きな開き戸が存在していた。

――汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ

扉にはそう書かれている。
ロダン作、地獄の門に書き付けられている、有名な一節だ。
ここから先は地獄であるのか、それともここから先には地獄の住民が居るのか。

鍵は掛けられていないようだが、魔術的な気配が扉からは感じられる。
扉に触れれば、触れる相手に対して激痛を返し、吹き飛ばす効果が発動するだろう。
どうにかして、この扉を破壊しない限り、あなた達は先に進むことはできない。
161 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/11/30(金) 20:57:17.14 ID:BVcDRWRX0
>>154
「問題ない」

>>160
殺気にいつでも対応できるように警戒しながら一番に階段を降り、扉にたどり着く。
「望み、傍から持って無い」

何時に無く饒舌になる。そもそも戦場で意思疎通ができないのは致命的、まともに話せない訳がないのだ。
―――それは、ナナシが全力でことに当たることを示していた。
この中で魔術を使えるのは誰だろうか。ナナシはその手段を持っていない。

「誰か、使える?魔術」
162 :アラン・J・ロックウェル :2012/11/30(金) 21:04:44.59 ID:23U2JgyX0
>>156 >>157 >>158 >>159 >>160 >>161
「ゴツイのは仕様だ。そして非売品だぞ、試作品だからな」

やれやれと肩をすくめて、固く閉ざされた扉の前で腕を組む。何らかの術式による防護か何かが行われているのは間違いないが、となれば物理攻撃で破れるモノだろうか。最悪反射か何かが張られていてもおかしくはないから、自分の持ち込んだ爆薬によるブリーチングは最終手段になるだろう。

「だれか、あける手立てはあるか」

今回の参加メンバーの顔触れを見まわし、背中のガンラックに懸架していたMG3機関銃を手元におろす。金属のこすれあう微細な音は、次いで響き渡った初弾の装填音にかき消される。破壊兵器としての準備を整えた機関銃を手にして、紅い双眼の面装を手にすると、いつでも始められるようにヘルメットをかぶる。
163 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/30(金) 21:07:48.23 ID:PIwkq9dB0
>>160>>161>>162
自己紹介には耳を貸さない、生き残った者のみと名前をまじわすのだ

「…魔術は専門じゃない」

と、言う

「…銃弾は効くか?」

そういうと誰にも言わずに軽機関銃をすべて扉に向けて撃ちこむ
164 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/11/30(金) 21:16:53.79 ID:W58jKPduo
>>158
「おーおー恵那ちゃん! 君もこの作戦に?
 怪我しないように気をつけなよ!」

と、手を振りながら負けず劣らず明るい(おっさんの)声でそう返す。
しかし男としては花の女子高生がこんな危険な僻地に回されるのは些か不満であるらしく、少しだけ顔を曇らせる。
そうは思っても、来たからには引き返せない。

>>160-163
「いやぁ、嫌な注意書きだなHAHAHA」

そう快活に笑う。しかし自分も魔術は使えない。
……しかし真似事なら出来る。

「んー、これはあまり使いたくなかったんだけどなぁ……」

そう良いながら右腕を引くと、右手に光が集まってくる。そして十分に溜まったと思うと、
ハァッ! と、掛け声と共に扉に向かってその光を撃ち出す。速度はプロ野球選手のストレートほどだろうか。
扉に当たれば、強烈な衝撃が扉を貫通するだろう。
165 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/30(金) 21:22:02.81 ID:V+XyGc8zo
>>164
「はーい、葉月はんちょー、気を付けまーす!」

元気に言葉を返す。元気が取り柄の女子高生だ。
明るいパワーで皆を元気づけるのが任務、とでも思っていそうだ。

>>160
「は、はぁ、やっと着いた……ここ長すぎじゃない?」

10分もの長い距離を歩いてきたのだ、文句の一つも出ようというもので。
辿り着いた先、大きな開き戸が視界に入れば書かれた文字にぱちくりと瞬きして、

「うわお、なんだか本格的ぃ」

緊張感のない声で感想を述べる。其々の言葉には声を出して返答する。

「清めとか、祓いとか、そう言うのなら出来るけど……」

効きそうかな?と首を傾げて。
恵那の異能は破魔でありとあらゆる魔、及び邪の者を消し滅ぼす力を持つ。
熾烈なまでの穢れを払う行為が異能となるのだが、果たしてそれは扉にかけられた魔術にも効くのだろうか……
やってみるほかないだろう。

恵那は背中の弓を下ろすと、びぃんびぃんと弦を鳴らす。
地味だが鳴弦という立派な破魔の儀式である。

「はらいたまへ きよめためへ」
166 :仮面の男 [sage]:2012/11/30(金) 21:23:45.64 ID:0ZvhZK5io
>>160>>162>>164


「えーそれ売ってねぇの?俺も欲しかったんだけどなー」
売って無い物はしょうがない、とアーマードギアの入手を素直に諦める。


そんなやり取りをしている内に、誰かが扉に対して行動を起こした事に気付く。
見てみれば、何らかの術式を施した扉に、豪快にも右ストレートをぶつけているではないか。


「バカじゃねーの!?」
その豪快さを見せつけてくれたおっさんに、口汚く称賛の言葉を浴びせる。
167 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/11/30(金) 21:24:12.93 ID:35WHQPx8o
 公園の噴水近くのベンチで端末を弄っている少女。
 いつか髭面のおじさんに頼まれた人探しなのだが、
 それっぽい人物は見当たらない。手掛かりは似顔絵。
 休憩を挟んで人通りを眺めている。
168 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/11/30(金) 21:26:54.22 ID:tJ6X7Ou6o
>>161>>162>>163>>164>>165>>166

オオワシの放った弾丸は、扉に命中し僅かな弾痕を残すも、それ以上は何もダメージを受けては居ない。
だが、扉の防護の魔力がそこに集中しており、直後に葉月による衝撃が叩き込まれる。
びしり、びしりと門に罅が入っていき、あとひと押しと言えるであろう状況となる。
そこで、扉の防護術を完全に弱めようとする恵那の破魔の術が掛けられる事で、防護の効果は祓われ、次第に罅は大きく広がっていく。

しかし、扉を完全に破壊したのは、ほかならぬ扉の奥に居た者だった。
轟音を立てて扉があなた達の方向に向けて吹き飛ぶと同時、黒い影が扉からぬう、と飛び出した。
扉の向こうから現れたのは、人間の姿をした存在だ。

頭にはドラム缶の様な円筒状のヘルムを被り、全身も黒いボディアーマーに覆われた、現代版の騎士装束の様な格好。
四肢にはスパイクのようなものが装着されていた。
両の手には、一本でも数十kgは有りそうな、2mと少しの大剣が一振りづつ。
ツヤ消しの黒い刀身は分厚く、そして長大。

「………………侵入、排除」

この研究所で、初めて人語を口にする存在が現れた。
人に近い形をしているが、四肢が常人の1.5倍程度の異様な比率で長い。
鞭の様に振るわれるであろう剣閃は、きっと高い威力を誇っているに違いないだろう。

「A,AHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」

空間をびりびりと震わせる雄叫びと共に、黒騎士が、駆ける。
狙いは、近くに居た一番防護の弱そうな、恵那。
両の剣を横薙ぎに振るい、左と右から挟み込みながら引き裂こうとするだろう。

まともに当たるどころか、掠ったとしても骨に罅が入り、皮膚が引き裂けるほどの威力を持っていた。
169 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/11/30(金) 21:40:14.47 ID:BVcDRWRX0
>>168
――成る程、開けば地獄が待っている訳だ。
ナナシの手に生成されたのは、太極針。
狙うのは、黒騎士の剣である。
5本の針が剣に迫る。元よりシャボン玉さえ打ち落とす精度、命中すれば妨害の効果は期待できなくも無い。
170 :アラン・J・ロックウェル :2012/11/30(金) 21:44:15.05 ID:lxjnmKFO0
>>168
「ちいっ!」

飛び出してくる黒い影。自分のアーマードギアと同じような黒い甲冑の姿を視認すると同時、半ば以上反射的に体が動き、その動作を認識したアーマードギアのパワーアシストコントロールが作動する。瞬時に通電された人工樹脂の疑似筋肉が収縮し、爆発的な速度でステップを踏むと、恵那を挟み込もうとした剣閃の前に立ちはだかり、防弾シールドでそれを阻まんとする。

「くそ、さっさと始末するぞ」
171 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/30(金) 21:47:01.34 ID:PIwkq9dB0
>>168
「…」

事態を予測していたかのように扉から離れるとその黒騎士の狙いに勘づく

「…」

黒騎士の後ろに回り込むと二丁の軽機関銃をその背中と剣に向けて連射する
172 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/11/30(金) 21:52:32.75 ID:W58jKPduo
>>166
「ありがとよ仮面クン!」

それが賞賛の言葉だと気付いたのか、思いついたのかはいざ知らず。
何故か男は仮面の彼に感謝の言葉を述べる。
そしてその直後、壁が破られるのだった。 ……内側から。

>>168-171
希望を捨てろとはこういうことなのか、なるほど、道理で。

「あー……デッカイなぁおたく……」

動き出した黒い影は、あろうことか同じ隊員の少女を狙う。
あの強そうな甲冑男とかならまだ良いかも知れないが、此処は、自分が守ってやらねば。

とか何とか良く分からない義務感と共に、男は駆ける。
帽子の女性が針を投げ、甲冑男が盾で剣を守り、傭兵風の男は後ろから機関銃を連射しようとしている。
ここで自分がする事といえば・・・と男は一瞬考え、甲冑男に防がれているであろう剣をすり抜け、その黒騎士の土手っ腹に向かって

「オラァッ!」

と、光を纏わせた拳で右ストレートをお見舞いするだろう。あたれば、衝撃はそのアーマーを貫通し、内部にまで響くはずだ。
173 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/30(金) 21:58:11.64 ID:V+XyGc8zo
>>168
「えっ!?」

腐ってもAMSWAT職員、と言いたいところだが完全に油断していた。
後ろ…はダメだ、バックステップでは避けきれない。では横はどうだ、剣の間合いが長すぎる。では下だ、下しかない。
そう一瞬で判断すれば倒れ込むように地面へと突っ伏する。
その刹那、黒騎士と自身の間に割って入った黒い影に気が付くもそこで声をかける余裕はなく。
そのままごろごろと転がって黒騎士の前から離れていく。
そこで漸くいろいろな人が自分の為に動いてくれたのだと気が付くと

「ありがと、みんな!」

そう言って素早く膝立ちになり矢筒から矢を取り出し番え、ヘルムを狙い撃つ。
174 :仮面の男 [sage]:2012/11/30(金) 21:58:44.24 ID:0ZvhZK5io
>>168

扉を吹き飛ばし登場してきた者の姿を目視する。

不気味さを感じさえる黒い鎧、攻撃的な四肢のスパイク、ヤバそうな大剣、敵対の意思を示す言葉。
考えるまでも無くこいつは敵だと判断した

「……うわー、すんげー嫌な予感がする」

彼が予想したのは『この後起きる出来事』、では無く『あの鎧の中身』について。

外観の黒い鎧は立派で力強さを感じさせるが、中身は恐らく何時ぞやのキメラ同様グロテスクな物……
それもアレは人間をベースにしたキメラ。きっと眼を覆いたくなるような醜悪さが、鎧の下で待ちかまえているのだろう。


「―――あ」

目の前で名も知らない少女が襲われている。
これはチャンスとばかりに、仮面の男は少女を囮にして、鎧の脇を走り抜け部屋の奥へと進もうとする
175 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/11/30(金) 22:04:17.57 ID:tJ6X7Ou6o
>>169>>170>>171>>172>>173>>174
「U,UGGG、GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

剣に叩きこまれた太極針。
しかし、それを前にしても剣の威容は決して鈍りはしない。
弾かれ、そして針は砕かれた。
剣の破壊を針で狙うのは難しいかもしれない、尋常な硬度ではない剣と異常な膂力により振るわれる剣を砕くのは困難だろう。

「――――HUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!」

防弾シールドに叩きこまれた二つの剣閃。
剣閃は、あろうことかアランの突き出したシールドに罅を入れ、食い込んだのだ。
そして、荒れ狂う黒騎士はそのまま全身運動で、跳躍。
剣を盾に食い込ませたままに飛び上がり、全身をうねらせてアランをオオワシに向けて投げ飛ばそうとする。

装甲の厚さは、かなり丈夫なボディアーマー程度の為、攻撃が通らないわけではない。
ただ、アーマーの隙間から見えるボディスーツは、なぜかラバーの様な密閉性の高い素材で作られている。
但し、アランが食らったことによって理解できるかもしれない。
この柔軟かつ異様な動作は、第一階層で戦闘したあの肉塊の動作に近いということを。

掠ったオオワシの弾丸が、ボディスーツの関節部を引き裂き、ピンク色の肉をさらけ出す。
しかしながら、さらけ出されたボディスーツの裂け目は、即座に内部から浸潤する黒い液体に覆われて再生した。

「OoOOOoOOOoOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO……」

地面に着地し、黒騎士は前傾姿勢を取り、剣を肩に担ぐ体勢を取った。
着地の瞬間に、葉月が懐に飛び込み土手っ腹へと光を纏った右ストレートが叩き込まれる。
が、アーマーの内側ではぶちり、という音がしたのみで、苦しむ様子はあれど他に変な様子は見当たらない。
どうやら、衝撃に対するかなり高い耐性を持っているようで、アーマーの目的は耐衝撃よりも、防弾や防刃の目的が強いのだろう。

ヘルムに矢が叩き込まれるも、獣のように頭を振るい矢を振り払う。
多少の罅は入っているが、まだ問題は無さそうに見える。

>>174
仮面の男の想像は、恐らく間違っていなかったことだろう。
そして、男の行動は聡い。全体で対処に当たらずともなんとかなる状況であれば、誰かが部屋の奥に進むべきなのだから。
部屋の奥には、一つの長い通路が存在している。
通路から見える部屋の戸は、4つ。
右に2つ、左に2つ。右のルームの戸には、モニタールーム、左の手前には被験体保管室と書かれている。
奥には、ラボ入り口と書かれた扉が、左右に一つづつ。
どこに入るも自由である。
176 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/11/30(金) 22:11:37.96 ID:X4ijye0Vo
人通りの多い駅前の大通り。普段であれば楽しげな声が行きかう、煌びやかで鮮やかな町並みも。
しかし今日は、どうも様子が違うらしい。通りを横切るのは怒号と悲鳴ばかり。普段の明るい雰囲気は微塵も感じられない。

「悪く思ってはいけない。これも一つの正義のあり方なのだから」

周囲に漂う、肉の焦げたような臭い。通りに転がる、欠損した人々の遺体。中にはまだ息のある者もいるだろうか。
先ほどこの場所で、爆発があった。小さな小さな、爆発が。
それはとても小規模で、しかし人が密集した通りで大惨事を起こすには十分な。所謂、自爆テロというものだった。

「さて、命を賭して正義を貫いた遂行者に、献杯といこうか」

通りから少し離れた位置にある、こじんまりとしたバー。
バーテンと彼以外には誰も居ない静まり返った空間で、男はグラスを宙に掲げ、ゆっくりと口元に運んだ。
177 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/11/30(金) 22:12:27.48 ID:BVcDRWRX0
>>175
ピンク色の肉の肉を見てピンと来る。この生物の中身は異形であると。
――――なら、魔に効果がある属性を付加することに成功している太極針なら、有効なのかもしれない。
ナナシは既に守宮の件で異形に関してテストをし、退魔の術を得ることには成功している。
加えて退魔の力は物を伝わる。なら鎧越しでも数さえ撃てばどうなるかもしれない。

今度は、多少動きは遅くなるが三本の針を投擲する。狙うのは、胴体。
これが効くのかどうかで、ナナシの動きは変わってくる。

178 :アラン・J・ロックウェル :2012/11/30(金) 22:19:11.56 ID:1XJgbByx0
>>175
「ったく、面倒な」

シールドから手を放し、思い切りけりつけて黒騎士を押しやると、MG3機関銃を構えてフルオートで胸部から頭部にかけて間断なくフルオートで叩き込む。吹き荒れた鉛と暴力の奔流、黒騎士の鎧に火花が爆ぜて回り、ばらまかれた空薬莢がからからと転がる中、先ほど一瞬だけ見えた肉塊の一部へ対応するための武器を手にする。

(蒸し焼きにしてやる)

燃料カセットを取り付けた火炎放射器。それ自体に加工を施した霊装を兼ねていて、熱量は1000度を超えるほどもある。

「こいつにかまわず、行きたい奴は奥に行け……探索は早いほうがいいし、俺だけでもなんとかなる」

強がりでもなんでもなく、当たり前のことのようにそう一言だけ口を開くと、MG3機関銃の連射に併せて火炎をばら撒く。
179 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/30(金) 22:25:33.12 ID:PIwkq9dB0
>>175 >>178
「再生するのか…」

と、言うと軽機関銃をその場にほおって跳躍して飛んできたアランを踏み台にすると

いつの間にか手にもった日本刀を両手で握りしめる

「再生するなら…」

と、呟きながら構える

「切り落とす!」

宙返りをしながら右腕の関節部分に日本刀を突き立てて切り落とそうとする
180 :矢嶋 浩/スーツの青年 キャロル/テロリスト [sage]:2012/11/30(金) 22:26:12.27 ID:xew6+Adno
>>84

「あっはは、酷い言われようだねぇー」
「ま、僕としては勝ってくれりゃあそれで良いのさ」

キミらが負けてれば、僕も減給だしね、と。
キャロルの逃走の痕跡を見遣って、嬉しそうに顔を綻ばせた。

「あ、報酬の件なんだけどさ?」
「さすがに今すぐ用意は出来ないし、小切手でも良い、かなぁー…?」

大規模テロ犯の撃退、逃走を許して…と、暫くの間、ぶつぶつと呟いた後。
取り出した小切手に、すらすらと額面を記入して、サクヤへと手渡すのだった。

流石は天下のAMS。独身の人間なら、半年は楽に生活できる生活だった。

>>78>>143

「ん、ICOD、人材調達官の矢嶋でっす」
「こんなご時世だし、是非今後とも宜しくしておきたい所だねぇー」

けろけろと軽妙な笑みを浮かべつつ、名刺を交わす。社交辞令なのか、はたまた。
それからあ、報酬と言い足して、サクヤへ渡したものと同じ額面の小切手を手渡す。

「…ははっ……敵じゃないのは、わかるんだけどさー…」

と、ストリングスの方へ向き直り、一応の礼をしようとした…のだけれど。
彼は早々に後姿を見せて、その場から立ち去ろうとしていた所。
「もう行っちゃった」と少し名残惜しそうな顔をして、それを見送るのだった。
181 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/11/30(金) 22:30:45.02 ID:W58jKPduo
>>174
仮面の彼は、騎士をすり抜けて奥の部屋に進んでしまった。
だが男はそれを責めるつもりは無い。前の部屋の扉が開いているのなら、こんな騎士など無視して進めば良い。
ゲームの攻略法にそんなのがあったなと、そんなことを考えながら彼を見送った。

>>175
「異形……!」

騎士の振り向きざまに見えたピンク色の肉は、紛れもない、それが異形であることの証拠。
そして自分は、1班ながらも対異形組織の班長だ。

甲冑男の言うように、探索は早い方がいいだろうが・・・異形とあらば、黙っておけない。

>>177-179の攻撃で、多少は内部の肉が見えるだろうか。
見えなくとも、男は強い退魔性を持つその光を右腕に宿し、騎士に数発撃ち出す。
肉が見えていれば、それが異形の肉ならば、そして肉に光弾が当たれば、強烈なダメージになるだろう。
182 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/30(金) 22:33:44.38 ID:V+XyGc8zo
>>175
「ひっ、……なんなの、コイツ……」

人間ならざる異様な動作に恵那は戦慄する。
色々と異形は見てきたが、やはり最初に感じる嫌悪感には慣れることはない。
しかし異形ならばなんとかなる、それが恵那の異能だから。
だがその為にはアーマーが邪魔過ぎる。

と、そこに黒装束のアランから声がかかる。
これ幸いと恵那は奥の通路へと駆け出していく。

>>174
「貴方はどこに行くんです?」

仮面の男に向けてそう言いながら恵那はモニタールームに向かって歩いていく。
なぜならそこが一番安全そうだったからだ。だってモニタールームだし。
電気系統が自家発電で生きているならばいろいろな場所をモニタリングできるということでもある。
こんな便利な場所を探索しない手はないというものだ。
183 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/30(金) 22:37:40.84 ID:84wqBFLao
>>176
テロの現場に居合わせたのは全くの偶然。
そんな中、その他大勢とは違う目をした人物を見つけた。

「……」

クリオネは口元を吊り上げ、その場を去る男を追う。単純に興味があったのだ。
男がバーに入ったのを見ると、少しだけ間を開けてバーへ入る。

「……居た」

カウンターに居る男を見つけたクリオネは男の傍まで行き。

「隣いい?」

と笑いながら言う
184 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/11/30(金) 22:43:46.07 ID:X4ijye0Vo
>>183
「もちろん構いません。どうぞ」

閑散としたバーの雰囲気を壊さぬまま、男は静かに了承した。
この広い空間で、敢えて男の隣を選んだ女性の判断を、興味深いと感じたようだった。
185 :仮面の男 [sage]:2012/11/30(金) 22:48:17.85 ID:0ZvhZK5io
>>175>>182

「あ?俺はそうだな……」
どの部屋に行くか決めかねていた男が眼を付けたのは―――

「―――『被検体保管室』! そういうのもあるのか!」
この研究所の面白味の大部分を占めているであろうこの部屋に、男は興味を惹かれていた

「じゃ、お前もお前で頑張れよー」
適当な別れの言葉を幼女に告げ、男は何のためらいも無く扉を開けて『被検体保管室』の中へ入っていく
186 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/30(金) 22:50:25.63 ID:84wqBFLao
>>184
「ありがと」

男の入り口側の隣に座り、まずはバーテンに注文をする。

「何かおすすめを一つ頂戴」

言っておくがクリオネはおそらく成人していない。おそらくと言うのは正確な年齢が分からないからだが、間違いはないだろう。
そうして軽く男の方を向きながら

「この近くでテロがあったらしいよ」

なんでもない世間話かのように静かに言う。
187 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/11/30(金) 22:53:28.07 ID:tJ6X7Ou6o
>>177>>178>>179>>181
叩きこまれた、退魔の針。
装甲の表面に付き立ち、次の瞬間僅かに黒騎士は行動を停止させた。
苦しむうめき声がヘルムから漏れだし、その直後にアランの弾丸が黒騎士に叩き込まれる。

「U,UO,UGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

剣を盾にして、銃弾を防ぎきり、退魔針を弾き飛ばすも直後に火炎。
だが――、火炎を突き抜けてアランに肉薄していく、黒騎士が居た。
剣を振り抜き、腰を軸に体を振り抜き、銃弾を弾き飛ばしながら剣閃を右から左へと振り抜こうとする、黒騎士。

どうやら、弱点であった火炎に対抗する為の装備のようだ。
だが、それでも火炎と鉛玉の乱打によって、守られた内部が徐々にさらけ出されていく。
そして、アランに斬撃が迫る直前に、内部に火が回ったのか剣を取り落とし、黒騎士は地面を蠢き始めた。

そこに刃を突き立てようとする、オオワシ。
突き立てられた裂け目から飛び出したのは、人間の腕ではなく、骨格の存在しないスライム様の筋繊維の塊だ。
びちゃり、と相手の体に飛び散ったその筋繊維のスライムは、相手の皮膚を這いずり、顔へと殺到していくだろう。
鼻や口、耳など、穴という穴から体内に潜り込もうとするその存在が、黒騎士の正体だ。

だが、残った本体に撃ちだされた光弾。
それにより、切り落とされた右腕分以外の肉塊は、総て絶命する。
もはや文字で書くことなど叶わない異様な叫びは、なぜか人間の断末魔に酷似していた。

>>182(モニタールーム)
モニタールームは、まだ完全に動いていた。
しかしながら、すべての端末にロックが掛かっており、カードキーを通さなければ情報は手に入らないだろう。
カードキーを通すことで、情報を閲覧する事ができる。
ルームの中には、特段危険な様子は無く、放置された書類や菓子類などが散乱していた。

『表示されるマップ』
http://dl10.getuploader.com/g/the_new_world/4/map1.png

マップを表示すれば、表示したマップデータを各端末に送ることができる。
地下のラボは二つ。しかし、階段はマップに無いことから、どこかの部屋に階段への通路が隠されていると見るべきだろう。

>>182(被験体保管室)
仮面の男が入っていった部屋は、既に廃棄されていたのか生物の痕跡は見当たらない。
だがしかし、監視カメラは未だに駆動中。
レンズは仮面の男を性格に捉えていた。
188 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/11/30(金) 22:56:41.85 ID:X4ijye0Vo
>>186
「そうですか。物騒ですね、最近は」

空になったグラスを置いて、男は口元を歪め笑う。

「それで、人は何人ぐらい死にましたか」

そうして次のグラスが運ばれてくるまでの間に、彼は女性の方を見やってそう問いかけた。
どこか機嫌の良さそうな笑みを浮かべているように映るかもしれない。
189 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/11/30(金) 23:05:32.27 ID:BVcDRWRX0
>>187
やはり有効だったようだ。
魔術を使わなければ通れない扉、あの騎士はそこに閉じ込められていたのだ。
退魔の力が宿る攻撃が通る、という考えは正解だった。
実を言うとアランに爆発物の件を申し入れた時点で、ナナシは退魔の力を身につけることを決めていた。
科学はアランに任せて問題ない、ならこちらはオカルトで攻める。
それに、足手まといは大嫌いだった。

「少し、痛い。ごめん」
オオワシに接近すると、退魔の力を込めた太極針でオオワシの体に進入しようとするスライムに突き立てる。
オオワシの体にも、針をほんの少し突き立てて。針は先が鋭く、同時に短くて退魔の力を一点に集中させやすい。
スライムを祓うために、退魔の力をオオワシの体に循環させる。
190 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/30(金) 23:06:21.33 ID:84wqBFLao
>>188
「さあね、私が通りかかる時にはすでに終わってたし」

男の笑みを見てクリオネは可笑しくなってしまった。
この男は人の死を何かプラスなものと考えているようだと感じ、そんな男を面白いと思ったのだ。

「それに……」

バーテンがクリオネの前にグラスを置く

「キミの方が詳しいんじゃない?」

グラスに手をかけて男を見た。
191 :アラン・J・ロックウェル :2012/11/30(金) 23:10:42.94 ID:1XJgbByx0
>>187
「無力化完了」

転がった腕や残りの部分にカートリッジ残量すべての火炎を叩き付けて熱処理し、再装填してから腰へ戻す。ほぼ弾切れのMG3機関銃にも同様に装填し直し、初弾を薬室へ押し込んで、そこでようやくアランは面装を顔へとあてがった。
ぶぉん、と紅い双眼が瞬き、ゆらりと鬼火が揺れる。よしんばここが地獄だとするなら、この黒衣の戦士は煉獄からの使者といったところか。面装の装着と同時に、アランの体からうっすらと靄のようなものが漏れたのを見たものが、もしかしたらいるかもしれない。

「奥へいこう。物事は迅速にだ」

装具を鳴らし、銃口をあらゆる箇所へ向けながら奥へと足を向ける。
192 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、変身スーツ(白) [sage]:2012/11/30(金) 23:11:48.30 ID:7OT1ME4To
>>180
「はい、矢嶋さんですね、困ったときはいつでも呼んでくださいね」

小切手を受け取り、去っていく

//長い間のロールお疲れ様でした
193 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/11/30(金) 23:15:38.12 ID:X4ijye0Vo
>>190
ほう……と女性の言葉に感心して、彼はより一層表情を深める。

「わかりますか。貴女は中々に鋭いお人のようだ」

言葉はどこかわざとらし気で、ふざけているようにも聞こえた。
どうやら彼は最初から、彼女に後を付けられていたことに気付いていたらしい。
194 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/30(金) 23:16:11.59 ID:PIwkq9dB0
>>187
「…」

その断末魔には聞き覚えがあった…昔、何度も、何度も、これよりも酷い断末魔を聞いたことがあるからだ

>>189
「構わん、すまない」

と、一瞬めを向けて言うと扉の奥を見ている
チクリとしたがそれだけだ、後は何ともない、なにより

(雷光を出さずに済めたか…)

と、考え終わると同時にナナシの作業も終わる

>>191
「あぁ、行こう」

軽機関銃を拾ってリロードしながら言う
195 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/11/30(金) 23:19:35.36 ID:W58jKPduo
>>187>>189>>191>>194
「HAHAHA! 成仏しろよ!」

と、胡散臭い陰陽師的なことを肉塊をビシッと指差しながら言うおっさん。
まぁおふざけもそこまでだったようで、次の瞬間には先ほどのような、真剣な目つきに戻っていたのだが。

傭兵風の男に騎士の本体……スライムが飛び散って蠢く。
これは助けなければ……そうは思ったが、先に行動したのは帽子の女性。どうやらあの針、退魔性能があるらしい。
その作業も無事に終わったようで、改めて男は前を見る。長い通路。

「OKOK、先行こうか重装備さんよ」

初めて拳銃を取り出し、甲冑男同様、周りを警戒して銃口をあらゆる方向に向けて辺りを伺う。
196 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/30(金) 23:22:42.27 ID:V+XyGc8zo
>>185>>187
「ん、ありがと」

そう言って仮面の男と別れると、恐る恐るといった体でルームの扉を開けた恵那。
しかし内部は予想外に静かで。
端末に近づき操作してみるもロックがかかっていて、直ぐに操作が出来なくなってしまう。
そこで思い出したのがカードキーの存在。
制服の胸ポケットから取り出すとロックを外し、淡々と端末の操作を続けて。
マップを表示させて各端末に送信すると、部屋の中を見渡した後モニタールームを後にし。

「端末にこの階層の地図送りましたーー!!」

緊張感のない声で全員に聞こえる様にそう言うと、自分も端末の地図を見て。
階段を見つけるためにくまなく探さないといけないな、なんて思いながら第一ラボに向かって歩き出す。
197 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/30(金) 23:23:47.77 ID:84wqBFLao
>>193
男の言葉につい、ふふっと軽く笑いが出てしまう。

「それはありがと。キミはあのテロの関係者?」

普通、本当にテロの関係者だとしても大人しくyesとは答えないだろう。
しかしクリオネにそんなことは関係ない。聞きたいことは聞くのだ。
198 :仮面の男 [sage]:2012/11/30(金) 23:29:55.64 ID:0ZvhZK5io
>>187

この『被験体保管室』入ろうとした時、まだ見ぬ化物との邂逅に期待していた。化物に襲われると思い身構えていた。

「………………。」

だが何なんだこの状況は。出会い頭の手荒い歓迎も無ければ、化物など姿形も無い。
何と言う圧倒的な肩透かし。男の純粋な期待は叩きのめされ、絶望を感じざるを得なかった。

「………………。」
それでも何かあるはず。わずかな希望に期待を寄せて、部屋の探索を始める


>>196
端末にデータが送られてくるが、確認を後回しにする。
199 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/11/30(金) 23:31:24.72 ID:X4ijye0Vo
>>197
遠慮のない彼女の言葉に、男は小さく息を零して。

「テロを起こせるのは当事者だけ」

ひとしきりそう答えた後で、再び小さく息を零す。

「私は単に、その当事者と接点が有っただけに過ぎない」
「そして結局、彼は自分自身の考えに従って行動を起こした。それだけさ」

ようやく手元に運ばれてきたグラスを掴んで、彼はそう述べるに留まった。
200 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/11/30(金) 23:37:23.09 ID:tJ6X7Ou6o
>>189>>191>>194>>195
ナナシにより退魔の力を流し込まれたスライムは、弾き飛びながらぶすぶすと煙を上げ、溶けて死んだ。
どうやら、科学以外にも魔道を使用して作られた化物で有ったようだ。
それ故に、ナナシの退魔針の効果が強く現れたのである。

そして、もうこの場に敵は居ない。
先に進むほかないだろう。

アラン達が辿り着いた廊下は、広大で清潔な場所だった。
廊下に彼らがたどり着いた直後、各自に配布された端末に、このフロアのマップが受信されるだろう。
以下がそのマップである。
http://dl10.getuploader.com/g/the_new_world/4/map1.png

周囲には幾つかの監視カメラが置いてあり、それらが全員を認識していた。
どことなく、その向こうに人がいるような、そんな薄ら寒い気配も感じられたことだろう。
……この研究所には、恐らくまだ人がいる。そして、その人間は間違いなく、最下層に――。

そして、唐突。
先ほどまで全体の進路の先には何も居なかったはずなのに、小柄な少年の影が有った。
入院服を着て、裸足で皆の方まで歩いてくる、朧気な印象しか与えない姿。

「……君達は、地下に来る積りか。
 まあ、ここはやりすぎていた。
 潰してもらうのは僕としても嬉しいものだね。
 地下に僕の部下が居る。直ぐ帰ると思うけど、ここの顛末が気になるなら聞いてみるのもいいかもしれないね」

一方的にそう言うと、背中を向けて歩き出して、唐突に空間に溶けこみ消えた。
消え去り際に、第二ラボに指を指していたのは、どういうことだろうか。

>>196
どうやらこの階層を守っていたのは黒騎士くらいなものだったようで、危険な様子はあまり無い。
第一ラボにたどり着き、扉を開けば。そこには一人の少年が立っていた。
朧気な印象を与える、入院服の少年だ。

「……、ここまで来るとはね。
 このフロアは何もないよ。ここにもね。
 行くべきは、下だ。……君の善良さは、なかなかに眩しい」

足元や四肢の末端の輪郭が徐々に崩れていきながら、淡々とした様子で言葉を紡いでいく少年。
しかしながら、死霊などの気配はしない。しかしながら生物の気配も魔力も感じられない。
朧気な、本当に朧気な、人形の様な気配だけが感じられるだろう。

>>198
保管室を探せば、幾つかの書類が眼に入ることだろう。
それらの書類を見れば、魔術的な理論と科学を組み合わせて、新たな領域に生物を進化させようとする術が研究されている事が分かる。
そして、それらの書類には、逆さ十字に焼印が押し付けられていたことと、今、仮面の男の背後に誰かが立っているという事が問題だった。

「――君は、悪かい。
 それとも、善人、かい?」

それは、入院服を着た少年の幻影だった。
敵意を感じさせないが、どことなく不思議な気配を感じさせる。
唐突な問い。相手が応えるにしろ答えぬにしろ、少年は意味有り気な笑みを浮かべて消えていく。
201 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/30(金) 23:39:49.09 ID:84wqBFLao
>>199
「十分に関係者じゃないか」

口元を上げてグラスに口をつける。

(無関係……とは言わないんだね)

グラスをテーブルに戻すと、男の方を見るのを止める。

「普通、テロは手段で、最終的な目的がある。でも人間って不思議でさ、いつの間にかテロ自体が目的になってたりするんだよね」

男には目的が無いのだろうか、そんなことを考えながら口にした言葉は若干の憂いを帯びていた。
202 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/11/30(金) 23:41:28.86 ID:BVcDRWRX0
>>194
「無事、よかった」
ナナシは無表情を崩さないが、彼女の弟子ならどことなく嬉しそうだと分かるだろう。


>>196
「了承」
守宮がやってくれたらしい。簡単な地図ができた。
これである程度は自由に動けそうだ。
そこに少年が現れ、道を示す。ナナシは、迷わず第二ラボに向かうことにする。
少年の言葉を覚えておく。敵が居ないとしても何か大きな情報を手に入れることができる可能性があった。
この分では真っ先に行動できると言う点で退魔の力を持つ自分が先行するのも、悪くはないかもしれない。

「私、第二ラボ向かう。来る?」

全員にそう言うと無言で歩き始める。
203 :アラン・J・ロックウェル :2012/11/30(金) 23:47:20.36 ID:1XJgbByx0
>>201 >>203

「なんというか、こういう手合いはどこも同じか」

目の前に現れて消えた少年にうんざりしたように肩をすくめると、ナナシの問いに首肯で返し、腰から3つのM67破片手榴弾を手にする。装具の音を鳴らしながら隔離室の前へたどり着き、ドアの前で手榴弾の安全ピンを引き抜くと、

「突入に際しての基本講座だ」

背後の仲間たちに視線だけ――鬼火のように揺らめく双眼が、ゆらりと皆を射る――向けると、突入していいかね?と首をかしげる。が、尋ねるだけで返事を待つつもりはないらしい。隔離室の扉をほんの少しだけあけて、隙間から手榴弾を投げ込む。

「敵しかいないなら、まずは手榴弾の熱く激しい挨拶からだ。っていってもこんなところで効果があるかどうかは不明だがな」
204 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/11/30(金) 23:50:09.83 ID:X4ijye0Vo
>>201
グラスの酒を一口飲み込んで、男は女性の言葉に小さく頷き肯定する。

「つまり貴女は私の目的を知りたい。そういうことかな」

彼は再び彼女の方に向き直ると、今度は笑うこともなく話を続ける。

「それなら答えは簡単だ。私はね、人間をやり直したいと思っているのだよ」
205 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/11/30(金) 23:51:26.84 ID:PIwkq9dB0
>>200
(魂ではないな)

と、その少年の姿を見ながら思う
恨みつらみ、怨霊の声なら既に『宿って』いる

>>202
もともと人間観察は嫌いじゃないと思う彼だ、その内側の思いに少しだけ気付く

>>203
「…」

その様子を見ながら先に爆発した後に自分から入っていく
206 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/11/30(金) 23:55:33.94 ID:W58jKPduo
>>196>>200>>203>>205
「ありがとうね恵那ちゃん! ……ふむ」

少女の声を聞いてそう返事をしながら、受信されたマップを確認する。まだ2部屋、正確には3部屋あるようだ。
どっちに行こうかなと迷っていると、瞬間。

「!?」

突如現れる人影。
咄嗟に視線、そして銃口を向けるが、少年はまるでカセットテープのように、一方的に話をして、そして消えた。

地下。まだワンフロアあるようだ。
階段が見当たらない。つまり階段は、この部屋の何処か。そして、少年が消え際に指した指の先は、隔離室・第2ラボだ。
他に何か、「部下」やら「顛末」やら言っていたが、とりあえずは今はどうでも良いといった感じで。

半ば自然に、無意識に隔離室への扉へと歩く。

「おうおう、派手だなぁ。やったれやったれ!」

とか呟きつつ、甲冑男の手榴弾が爆発する様を耳で聞き、収まったら傭兵風の彼の後ろで、警戒しながら室内を見渡すだろう。
207 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/11/30(金) 23:56:50.55 ID:V+XyGc8zo
>>200
「わっ、びっくりした」

第一ラボの扉を開くと、唐突に表れた少年に恵那はびくりと肩を震わせる。
死霊の類かとも思ったがその気配は感じられず、というより何も感じることが出来なかった。

「ホログラム……?」

何なのだろう、この少年は、そう思ったので素直に聞いてみた。

「貴方は……何者なの?恵那の事、褒めてくれてありがとう…」

少年が消えてしまえばそれまでのこと。
もし答えずに消えてしまったのならそのまま第二ラボの入口、隔離室の扉の前まで移動するはずで。
208 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/11/30(金) 23:58:53.34 ID:84wqBFLao
>>204
「話が早くて助かるね」

一瞬驚いたような顔をするが、驚きはその後に聞かされた言葉で消し飛んでしまう。

「人間をやり直す……?」

その言葉だけでは真意は分からなかった。クリオネは2つの可能性を考え付く。
1つは、目の前の男個人がやり直したいということ。これは恨む人物を殺したり、何らかのオカルトで若返るなどして人生をやり直したいということだ。
2つ目に人類そのもののリセット。世界から人間をいったん消してその上で人類を再スタートさせる。
思いつくのはこのくらいだが想像にすぎない。

「どういうことだい?」

聞き直すしかない。
209 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 00:03:12.43 ID:SAdJXW+Mo
>>200

幾つかの書類を入手した男は、書類に軽く眼を通し、ここで何をしていたかを理解する

「……無理矢理進化させる、ねぇ」

一体何の為にそんな事を? しばらく考えて仮面の男が辿り着いた答えは『神からの離反』
科学者がこんな惨い実験をするには些か不純な動機だと思うが、男はとりあえずこれで結論付けておく事にした


探索を続けようとしたその時、背後から少年が問い掛ける。『悪か、善人か……』

「―――お前がなって欲しい方になってやるよ。あとお前に聞きたい事が……ってアレ?」
少年の問いに答え、男も少年に問いかけようとするが、そこにはもう誰も居ない


若干のバツの悪さを感じながら、再び保管室の探索を始める。
210 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/12/01(土) 00:10:58.07 ID:jhaMymzoo
>>208
「貴女にだって、願うことがあるだろう」

どこか遠くを見つめるような表情で男性は静かにそう告げる。

「それと同じで私たちが願うのは虚無と再生、ただそれのみ。他には何も望まない」

虚無と再生の先に何があるのか。それはわからない。
しかし恐らく、女性の想像は間違ってはいないだろう。
211 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/12/01(土) 00:12:41.82 ID:ORGoTzUSo
>>207
「……さあね。
 僕は、メイザース。
 この名を標に、僕の正体にたどり着けたなら。その時は君を歓迎しよう」

じゃあね、と一言残して、少年はこんどこそ消えていった。

>>202>>203>>204>>205
隔離室に投げ込まれる手榴弾。
轟音、衝撃。爆風と破片によって蹂躙された隔離室の中は、砕けたガラスなどで酷い惨状となっている。
幾つかの狼が居たようだが、殆どが爆風に飲み込まれ絶命。他の狼もガラス壁の破片で半死半生の状態となっていた。
狼は、静かな光を宿す瞳で、全体を一瞥した後に、遠吠えを一度響かせて、死んだ。

直後、第二ラボの方から轟音が響く。
そして、壁を粉砕して――絶望が現れた。
背丈はおおよそ3mは有っただろうか。毛むくじゃらの腕に、煌々と輝く宝石のような4つの瞳。
そこに居たのは、間違いなく、科学の影響など欠片も受けていない、間違え用のない化物――悪魔。

『……ふ、ン。
 退魔の力が2人。他にも能力者に魔術師に――、盛りだくさん、だな』

悪魔は、4つの瞳をぎょろぎょろと動かし、全体を睨め回す。
が、しかしそれでもこの悪魔からは敵意はそれほど感じられない。
警戒は有るため、戦闘に持ち込めばその場で戦いは始まるだろうが、即座に始まる様子は無いだろう。

>>209
保管室をさらに探索していったとすれば、他にも実験データを纏めた書類と、燃やされた痕跡が残る。
そして、保管室の奥の奥まで行けば、まだ動物が一匹だけ残っている檻が有った。
ラットの入った小さな籠であり、恐らくここを処分した者が見逃したのだろう。

皮膚の表面からは、あのピンク色の肉が飛び出している。
しかしながら、鳴き声を響かせて仮面の男に視線を送る姿は、普通のそれと変わらなかった。
212 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/12/01(土) 00:22:20.74 ID:p1haQ/HX0
>>203
「同意」
兵法の基本戦術だ。
隙間があるなら手榴弾をそこから投げ、突撃するのがベター。

>>211
退魔の力を見切られている―――――か。
おそらくそんな異能の持ち主か、事前に自分達のことを知ったか。

「私達の他、侵入者は居なかった?それとも、貴方、少年の部下?」

とりあえずは情報を聞き出すことが先決だ。
この悪魔がこれまでの実験の、完成体という可能性もある。
そうだとしたら、死力を尽くしての戦闘になるだろう。

「私達、ここ通る。貴方守る?ここから去る?」

逃げるのならとっとと逃げて欲しかった。
無駄な戦闘をする理由は無い。


213 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 00:22:23.82 ID:tHClysLSo
>>210
「願い……生きる事以外にないけどね」

男に聞こえるかもわからない小さな声で言う。そこにはいつもの挑発的な笑みは無い。
虚無と再生と聞いたところでクリオネは2つ目の予想が当たりだと考える。

(なるほど、人類を滅亡もしくはそれに近い状態にするために世界を混乱させる必要がある。そしてテロね……)

クリオネは世界に恨みなどない。劣悪な環境に居ながら世界を壊そうと考えたことは無かったのだ。
しかし同時に守ろうという気も無い。世界が滅んでもそれはそれで構わないと思っているのだ。

「虚無の後に再生があるとは限らないんじゃない?」

もう一杯頂戴、とバーテンに注文をする。
214 :アラン・J・ロックウェル :2012/12/01(土) 00:25:42.81 ID:chQQysIa0
>>211 >>212
「そそ、基本なんだが……」

目の前の、圧倒的に過ぎる巨躯にうげっ、とため息とも呻きともつかない奇妙な声を漏らし、機関銃をいつでも打てるように保持する。もし戦闘になれば、この相手は骨が折れそうだ。見た感じ、腕力だけで装甲そのものを持って行かれかねない。

「そちらの目的、あるいは任務は? 意思疎通ができるなら、可能な限り穏便に済ませたいのだが」
215 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 00:28:46.18 ID:78cRA8P/0
>>211
「…」

その悪魔を見上げる

「交戦意思はない、ここを通してほしい、障害となるならば打ち砕く」

簡潔に、そう言い放った、無駄に話す意思はない
216 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/12/01(土) 00:30:03.32 ID:rev9Yl0Po
>>211
「おうおう、ついにそれっぽいのが出てきたじゃねーか」

すでに絶命した狼達には目もくれず、目の前の「絶望」に口角を上げただけの笑みを見せる。
退魔の力を見透かされているのは、まぁ、悪魔だからだろう。頭の中で強引に決着をつけて。

「戦う気がないなら帰った方がいいぜ? 俺達は、早く此処を通りたいだけだからなぁ」

と、一応諭してみる。戦闘の意欲は感じられない。だが

―――もしも戦うことになった場合、コイツは強いぞ。

直感的に、そう感じ取った。銃は、依然その手から離れていない。
217 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/12/01(土) 00:35:05.88 ID:jhaMymzoo
>>213
「……確かに、虚無の後に再生が訪れるとは限らない」

寂しげに、しかし微笑みながら、彼は女性の言葉を肯定する。

「そこは恐らく、時間との戦いになるだろうね。険しく、辛い戦いだ」

しかし、と前置きして、男は言葉を続けた。

「私はね、時間に負けたことは一度も無いんだ。これまでも、これからもね」

そう言って口先だけで笑いながら、グラスの中の最後の一口を飲み干す。
次の一杯はもう必要ないだろう。

「……申し送れたね。私はサン・ジェルマン伯爵。良ければ貴女のことも教えて貰いたい」
218 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 00:35:51.03 ID:OlPX6rjUo
>>211
「メイザース……」

少年の名を反芻し、脳裏に刻みつける。
これは収穫だ、もしかしたら全員が知っているかもしれないが、とにかく収穫だと思った。
歓迎する、とはどういうことだろう……今考えても答えは出ない、か。
そう結論付けると恵那は第二ラボの方に向かうことにした。

突如響き岩たる轟音、慌てて隔離室に駆け込んだ恵那が見たものは悪魔、というべきに相応しい物体だった。

「な――」

言葉を失う恵那の前で、なんだか自然に質問が飛び交っていたのだった。
ただ――皆が言う様に戦闘の意思は感じられない、あの黒騎士のようには…少なくとも知能があるのだ。
となれば可能な限り戦闘を回避したいのがこちらである。
皆の言に賛同するように頷くと、一旦黙した。
219 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 00:37:25.16 ID:SAdJXW+Mo
>>211
「ネズミじゃん」
もう何も居ないと思って居たものだから、このネズミとの遭遇は予想外だった。

ここで会ったのも何かの縁。例えそれがネズミであろうと、何かしら縁があるはずだ
そう考えた男が取った行動は、ネズミを檻から出す。

「じゃあな、達者でやれよー。それと恩返ししろよー」

ネズミを檻から解放したあと、この部屋の探索を終了し出口を目指す
220 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 00:44:43.56 ID:tHClysLSo
>>217
(時間に負けたことは無い? 時間に負けるってどういうこと……?)

男についての情報があまりにも乏しい為、言葉の真意を考えるもこれと言った答えを出すことが出来ない。

「サン・ジェルマンね。私はクリオネだよ。
 ……伯爵って呼んだ方がよかった?」

若干目を細めながら軽い口調で言う。
221 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/12/01(土) 00:45:52.27 ID:ORGoTzUSo
>>212
『俺は。使い魔さ。
 お前らが戦ったあの肉塊に、形を与えてくれてな。
 ……貴様からは、俺の嫌な匂いがするが、敵意は無さそうだ。
 通りな、針使い。奥に主が居る、主がその少年とやらの部下だろうな、きっと』

悪魔は、朗々とした様子で言葉を紡ぎ、自分があの肉塊であると告白する。
だが、理性を取り戻し、異形の姿とはいえどまだ生物と認識できる外見を得ている時点で、他の肉塊などとは格が違う。
形を与えてくれたなどの発言から、この悪魔はむしろ救われた側と言えるだろう。

>>214
『俺は、危険そうだから見てこいと言われただけだ。
 話をするだけなら、通しても構わんと言われている。
 火炎放射器を置いていくなら、通ってもいいぞ。……焼かれるのは嫌でな、弱点なんだ』

どっか、と壊した壁を塞ぐように座り込む悪魔。
ずらりとナイフのような牙が並んだ口を開き、笑い。
日本刀よりも尚鋭い爪をさして、相手の火炎放射器を捨てれば良いと条件を提示した。

>>215
『通れ通れ。
 そう簡単に負ける気はねぇが、骨が折れそうだしな。
 主ももう仕事を終えた、喧嘩の必要はねぇだろ』

はぁ、と溜息を付いてぼりぼりと角を掻いた。
近くの狼の死体を拾い上げ、生でボリボリと咀嚼している辺り、やはりバケモノだった。

>>216
『早く通りたいだけなら、まず銃を降ろせ。
 主も戦いを望んでいないんでな、平和的に行こうじゃねぇか、なあ』

爪を相手に突きつけつつ、銃を降ろせば通してやる、と条件提示。
もしそれを了承すれば、爪を相手から外すことだろう。

>>218
『なんだ、ビビッてんのか、姉ちゃん。
 まあ、あの黒騎士と同類と思われればしゃぁねえがな。
 だが、俺は知性派。姉ちゃんを取って食おうだなんてことはしねぇって』

気さくな様子を見せる悪魔。
コレだけ強大な力を持つ者が使い魔だと言うのだから、主の実力も推して測れるというもの。
座り込んだ悪魔は、次の狼に手を伸ばし、またその場で食べ始めるのだった。

>>219
檻から飛び出した鼠は、じゅっ、と短く鳴いた後に仮面の男の脇を通ってどこかに消えて行くのだった。
この選択は、正しかったのか。はたまた――――。
その後、出口を目指しても危険は無く、第二ラボの方から話し声がしてくることだろう。

>>全体
座り込む悪魔の脇には扉がある。
敵意を見せないもの、条件を満たしたもの、武器に手を掛けないものは先に進むことができる。
進んだ先に有るのは、広大なラボ。しかしながら、殆どの研究成果は既に焼き払われており、うず高く灰が積もっていた。
そして、奥の壁には大穴が空いており、そこから地下への階段が伸びていた。
222 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/12/01(土) 00:55:22.87 ID:p1haQ/HX0
>>221
「そう………………よかった。また会うかも?」

やはりあの肉片が完成した存在が悪魔だったらしい。
科学と魔術が完全に合わさった存在。それがこの悪魔なのだろう。
ナナシは敵の目的が、薄々分かりかけていくのを感じる。
しかしそんなことは、今はどうでもいい。

ナナシは地下に続く階段を見下ろした。

「突入、する」
はっきりと大声で皆に言うと、無表情で階段を下りていく。
いつでも針を投げられる体制だ。
223 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/12/01(土) 00:56:42.71 ID:jhaMymzoo
>>220
「好きなように呼んでもらって構わないよ。よろしく、クリオネ君」

男は口元を吊り上げて微笑むと、右手を差し出して告げる。

「ここで会ったのも何かの縁だ。記念に握手でもしてもらえないかな?」

その行為にどんな意図があるのかは、分からない。
224 :アラン・J・ロックウェル :2012/12/01(土) 00:57:45.57 ID:chQQysIa0
>>221
「そんなことでいいのか?」

なら捨ててやるさ、と火炎放射器を部屋の隅へと投げて捨てる。がしゃんと音を立てて転がった火炎放射器を見やり、腰のブットパックの中でスモークやスタントいっしょくたになっている焼夷手榴弾のことを考えたが、向こうが気付いていないならそれはそれでいいだろう。

「通らせてもらうぜ」

がしゃん、とコッキングレバーを引いて弾丸を撃てるようにして、MG3機関銃をしっかり保持したまま、悪魔の横を通り抜ける。一応この悪魔が信用できる前提で行動しては見たものの、いったい何が起こるか分かったものではなく、気を抜かぬまま、皆の盾になれるように位置取りを気を付けて、奥へと進む。
225 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 00:59:43.36 ID:qvYdLagq0
>>221
「了解した」

と、いうと軽機関銃を二丁、日本刀を捨てる

「では行かせてもらおう」

手袋とブーツをしっかりと身につけてから小走りで奥に進む
226 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 01:05:10.06 ID:tHClysLSo
>>223
「私は君って柄じゃなんだけどね。サン・ジェルマン」

どうやら呼び方はサン・ジェルマンにするようだ。

(何の意図があるかわからない……人形に接触させればよかったかな)

と差し出された手を見てその意図を考える。

「悪いけど、握手はしない文化で育ってね」

流石に無理と判断する。この流れでいきなり握手は必ず意味がある。その意味が全く分からない以上、誘いに乗るわけにはいかない。
227 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/12/01(土) 01:05:12.15 ID:rev9Yl0Po
>>221
「ほうほう、あのクサレ肉塊の進化系かアンタ。害無き者には手を下さないからな、俺」

悪魔が帽子の女性に話していることを聞いて、あのピンク色を思い出す。
自分で思い出しておきながら気持ち悪くなって、顔がちょっとげんなりするが、今はそれどころではない。

「はいはいーっと。そうだなぁ。平和的に行かなきゃなぁ。すっかり忘れてたぜ。
 ……主、ねぇ」

爪を突きつけられるが、男は大した動揺はせず。
悪魔に言われ、躊躇うことなく銃を降ろす。外された爪。悪魔をチラリと見ながら横を通り、ラボへ、そしてその奥の大穴へと進んでいく。
勿論、悪魔を撃つつもりは無いがその後の警戒は怠らない。
228 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 01:07:13.23 ID:OlPX6rjUo
>>221
バリバリ、と狼を咀嚼する姿に戦慄を覚えない方が無理というもので、
なんだか本人?は気さくな調子で語りかけてくるものの油断はできない。
そう思ったものの、先に進めなければ何の意味もない。
と、考えをまとめると武器を全て背中に背負い、悪魔の脇の扉をくぐり、ラボへと入室する。
そして、灰を吸い込まぬようハンカチで口元を押さえながら地下への階段へ進んでいく。
229 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 01:09:31.08 ID:SAdJXW+Mo
>>221

次に行くべき部屋はどこかを考えていた。
モニタールームは少女が既に探索済み、隔離室の方が騒がしい、きっと誰かが探索をしているのだろう。

「んじゃ、余ってんのはこっちの部屋か」

男が向かったのは第一ラボ。隔離室の方も気になるが、ここは『研究所の探索』の依頼を優先する。
普段は気まぐれで依頼を適当にこなす癖に、この依頼だけ妙にきっちり仕事をこなす。

まぁ、どうせそれも気まぐれなのだろうが……


隔離室の扉に背を向け、仮面の男は第一ラボの中へと入っていく
230 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/12/01(土) 01:13:43.52 ID:ORGoTzUSo
>>222>>224>>225>>227>>228
『喧嘩すんなよー。
 武器抜いたら俺がバックから襲いかかるからな』

最後に悪魔はちょっとした念押しをすると、皆を見送るのであった。
後ろから強い存在感が有ることから、監視をし続けていることは間違いない。

「っだ、おいおいおい、敵意ストップ、交戦の意志は無いからさ」

全員が階段を降りてそうそう、そんな声が聞こえる。
何方かというと軽薄、しかしどこか理知的な気配も感じさせる声だ。
その部屋は、狭い。おおよそ6畳程度の部屋だ。そして、天井がやたらと高く、床にはびっしりと魔法陣が刻まれていた。
そして、白熱灯の明かりに照らされて立っていたのは、長身の男だ。

ピンク色の髪をツンツンに逆立て、右目と左目にはカラーコンタクトを入れてオッドアイ。
服装は、うらぶれたスーツに、白衣というなんとも言いがたいファッションセンス。
口元には引きつったような笑みを浮かべ、左の手の甲には魔法円と三角形が複雑に組み合わさった焼印が押されている。

「その様子だと、上の子たちを倒してくれたようだね、感謝するかなぁ。
 これでやっと家に帰れるからねえ。
 あと、一つだけ言っておくとあの肉塊とか虫を作ったのは自分じゃあない。
 元から居た子に形を与えて意志を取り戻させただけだからね。
 あ、なんでとか効かないでくれるかな? 自分は天才だからね、そりゃあもう天才になにをとか聞くのは無意味だろう、そうだろう?」

一人で凄まじい勢いでマシンガントークを始める男。
そして、この研究所の化物を作ったのは自分ではないと、保身のような発言をした後に怒涛の自慢話が始まっていく。
この流れを断ち切らない限り、延々と話がつながっていくだろう。

>>229
「ああ、まさかまだこの部屋に人が来るとは。
 ……紅茶でも飲むかい? 中庸君」

朧気な幻影の少年が、ラボの椅子に一人で座っていた。
幻影の紅茶を、幻影の机を作り出して相手の前に置き、ああ飲めないか、と苦笑した。
今の状態ならば、なにか話を聞けるかもしれない。
231 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/12/01(土) 01:15:49.74 ID:jhaMymzoo
>>226
「……残念だ。どうやら私と君は友人になることは出来ても、味方同士にはなれないらしい。

芝居がかった口調で、男は残念そうに呟く。そしてその後、自嘲気味に笑った。
今の行動にどのような意図があったかは定かではないが、女性が選択を行なったことで、それは完遂されたらしい。

「それでは私はそろそろ失礼しよう。次に会う機会はあるかどうかは分からないが、その時もこうして語らうことが出来たらと思うよ」

バーテンと一度だけ目を合わせて席を立つ。どうやら会計は必要ないらしい。
232 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 01:24:52.43 ID:tHClysLSo
>>231
「それは残念だね。是非ともいい関係になりたかったんだけど」
(キミの言う味方って言うのは一体どういうものなんだろうね……)

笑いかけながらグラスに残ったカクテルを飲み干すが、席は立たない。

「また会う気がするよ。その時語り合いの時間があるかは分からないけどね」

座りながら顔だけをサン・ジェルマンへ向け、答える。
233 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/12/01(土) 01:25:21.65 ID:p1haQ/HX0
>>230
「天才か、どうか、どうでもいい」

ばっさり切り捨てるとナナシは敵意を収める。

「貴方、目的、悪魔を作る。違う?」

ナナシは無表情に語る。
ここは元々科学実験のための施設だったのだろう。
そこにこの男が現れ、魔術を施行。そして肉塊を強化した訳だと思う。

「真の依頼、目的、あなたの救助。狂人の、救出」

ナナシは鼻で笑う。
仕組まれてたのだ、すべて。自分達はこの男の実験に付き合わされただけだ。
この男を消せば、任務は不達成になり、自分達は依頼した組織から追われることになる。
―――――どうする?

ナナシは皆の様子を伺う。



234 :アラン・J・ロックウェル :2012/12/01(土) 01:29:07.25 ID:chQQysIa0
>>230
「はぁ……あんたの自慢話やどうでもいいお話を聞きに来たわけじゃないんだ」

OK? と銃口を下して話をさえぎり、男の服装を改めた後に、手の甲の模様と部屋を埋め尽くす魔法陣に目を留める。アランは魔術師である。それも魔術師の総本山、英国の時計塔で学んだことがあるエリートであって、もし彼の記憶が確かであれば、部屋の中の魔法陣などが何を目指してどういった目的でどのような効果を想定して組まれたかがわかるかもしれない。

「で、あんたは?」

見たところただの阿呆というわけでもないだろう。こんな場所にいるからにはそれなりにいわくつきか、そうでないにしても癖のある人物だろうなと思いつつも、こちらの様子をうかがったナナシに肩をすくめて見せる。[ピーーー]理由は今のところない、が、なにか有益な話ぐらいは効きだしておきたかった。

――――だいたい、上の肉塊やらと無関係なわけがない

アランにはわかる。結界師であり、かつて魔法の領域へと踏み込んだ人形師の技術を継承したアランには、あれが禁忌に抵触するものだと見ただけで理解できた。目の前の男が、何か知っているならば聞き出したい。
235 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 01:31:29.02 ID:qvYdLagq0
>>230
「…」

そんな自慢話を聞き流す

「お前の話を聞いている暇はない、さっさとここから出ろ」

と、無感情な声質でいう
236 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/12/01(土) 01:33:52.14 ID:rev9Yl0Po
>>230
「……相手に喧嘩の意思があるか確定してないから武器抜いてんだろうが……」

悪魔に小さく悪態を付きつつ、M1911A1をついにホルスターに仕舞う。まぁ、これはあくまでサブなのだが。

「……む」

なんとも言いがたいと、男は思う。
びっしりと描かれた魔法陣は機能を維持しているのか分からないし、そして立っている男は妙なファッションセンスだし。
とりあえずはコイツが悪魔の言ってた主なのだろう。なるほど、確かに戦闘の意思は無さそうだ。

「……でもそういうのに興味ないんでお前が何者か教えろや」

今は彼の話よりも、用事が優先だ。
237 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 01:36:23.57 ID:OlPX6rjUo
>>230
「はーい」

念押しをする悪魔に対してこちらも気楽に返事をして。
階段を下り切る、どうやら自分が最後の様で、仮面の男の姿は見当たらない。
ピンク色の髪にオッドアイ、なんだかファンキーでエレキトリックな男がそこにいた。
怒涛のごとく喋り続ける男の言葉を止めるために恵那は両手を振り回す。

「ストップストップストップ!」
「でも、貴方の使い魔だってあの悪魔は言った」
「あれが完成形?悪魔の創生が目的?貴方、メイザースの部下?」

あちらがマシンガントークならこちらだってマシンガントークだ。
ぽんぽんと飛ぶ話題だが、自分なりのポイントは押さえているようで。
とりあえず聞いてしまいたいことを聞いてしまうと首を傾げて。
238 :サン・ジェルマン伯爵 [saga]:2012/12/01(土) 01:38:14.98 ID:jhaMymzoo
>>232
「また会う気がする……か。ならば、また会おう」

扉に手をかけ、男は外へと出て行く。遠くからは、まだ何かが燃えているような臭いがする。

「……クリオネ。彼女が障害となるか否か」

細い路地を歩きながら、男は思案する。彼の計画に必要な駒は、既に揃いつつあった。

「それを知るには、もう少し先の時間へ跳ぶ必要があるらしい。名残惜しいが、仕方ない」

男は小さく、何かを呟いた。それは呪文のような、しかし判然としない言葉で。
そして何より重要だったのは、その瞬間に男が姿を消したことだった。
人気の無い路地では、風が運ばれた炎の香りだけが漂っている……。

/お疲れ様でしたー!絡んでもらってありがとうございます
/また機会があれば是非……お願いしますねー!
239 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 01:38:18.77 ID:SAdJXW+Mo
>>230

「お前さっきのガキか?……まぁどうでも良いけどよ」

これはまた面白そうなものが目の前に居るではないか。
相手が子供なのが不満だが、男もそこら辺にある椅子を引っ張り出して、少年と向き合い話を始める

「ここ、魔法と科学を使って生き物を進化させてるらしいな」
そう言って、手に入れた書類を少年に見せる。

「この研究所、一体どういうモンなのか詳しく教えろ。それと飲める紅茶をよこせ」

知りたい事は沢山ある。『誰がこんな事を始めたのか』『何の為に進化を求めるのか』『進化をさせて何をするのか』etc......
そんな疑問を一つの言葉にまとめ、少年に問いとしてぶつける。
240 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 01:46:13.74 ID:tHClysLSo
>>238
「サン・ジェルマンね……あれもなかなかの狂人だったね」

口元を上げながら楽しそうに言う。

「世の中はどんどん混沌としてくるよ。でも私は、私だけは生き残って見せるからね」

誰かに語りかけるような物言いで、ある種決意のようなものが見て取れる。

「……また来るよ」

テーブルに金を置いて店を出る。
遠くから聞こえる騒ぎを背に路地の闇に消えていくのであった。

//お疲れ様でした。こちらこそ付き合っていただいてありがとうございます。
//またお願いしますね。
241 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/12/01(土) 01:49:25.76 ID:ORGoTzUSo
>>233>>234>>235>>236>>237
「ざぁんねん、だ。
 自分たちは、ただ単純に自分たち以外に悪が存在している事が我慢ならないだけ、さ。
 だぁから、こんな外道な実験や、非道な事をしていいのは、自分たちだけ、自分たち以外にこんなことはさせられないわけだわかるね?」

朗々と、青年は語る。
己が善人ではない事、しかしながらこの研究所の敵である事を。
悪として悪を滅するが、悪としての行いを厭わない者、それも一人ではない組織が、有るようだ。

「まあ、彼らに魔道の薫香を分け与えたものが居たのは事実だけどねー?
 自分が始末しちゃったから、心配は要らんかなあ。それに、同業者のケツ拭きって大切だからね?」

はぁ、と溜息をつきながら、足元に転がる生首を蹴り飛ばし、ナナシの足元に転がす。
これが犯人ね、と異形と貸した何かの瞳が、ナナシを見据えていた。

「……狂人と言われるのは心外だけど、概ねそうだ
 結界張られてて外からじゃないと開けなかったんだよ、ニックじゃ無理だったし。
 あ、ニックは上の悪魔君のこと。肉塊から出来た悪魔だからニックだね?天才的なネーミングセンスだろう?」

ナナシの発想は、半分程度が当たっていたといえるだろう。
あの少ない情報から、これだけの発想ができる。その事実に男は内心では舌を巻いていた。
その後、アランと葉月の問いかけを受けて、溜息。
そして、尊大そうに、ちょっとバカらしく胸を張って、声を張り上げる。

「自分の名前は、ガープ! 当然偽名だ!
 まあ、ちょっとばかしね? 能力者とか人類の敵とかやってまっす、って感じかな?
 ちなみに自分は、平和主義者だ。出来れば君たちと戦いたくはないね? 参謀タイプなんだよ、あと天才だしね?」

アランが部屋の中を見回せば、かなり改造され、原型を留めていないにしろ男の手の甲の術式が召喚術や契約のそれに近い事は分かるだろう。
かなり高度な魔術師の作った式なのか、それ以上は分からない。
そして、それに比べれば部屋の中の術式は高度ながらも稚拙にしか見えないレベルだという事も理解できる。
部屋の陣は既に男の手によって断ち切られており、効果は失われていた。

「いやいやいや、君結構話すね、口数多いとモテないよ?」

恵那に対して、自分を棚に上げたような事を口にしつつ、んー、と首を傾げて。
口を青年は開く。

「いや、ちょっと可哀想だったもんでね。ここの術師は下手なもんだ、自分ならもっと上手くやる。天才だからね?
 だから、ちょっとばかし、自分の手を加える事で、ここの術師がやりたかったことを完成させてあげただけさ。まあ、術師君はもう死んでるけどね。当然殺したのは僕だ、天才だしね。
 ……メイザースさん、やっぱ出てたか。まあ、部下というか、友人だね。会いたければ探せば彼には会えると思うよ、求めが有れば出てくるタイプの人だ、隊長によるけど」

軽い態度で答えたが、青年はふぅ、と溜息を吐き、腹を抑える。
ぐぎゅるるる、と轟音が響き渡り、たはは、と苦笑。

「天才でも飯を食わなきゃ流石に辛いようだね、表に連れて行ってくれるかい?
 なんなら僕に携帯食料とかを分けてくれてもいいんだけど。……あ、肉塊はやだよ? 天才でも食べられないものはあるからね」

天才天才うるさいが、要するに、良くわからない立ち位置の男だ。
そして傲岸不遜に、警戒心を顕にする相手を前に、上につれてけ飯をよこせとのたまってみせる。
この余裕は、強者故か。それとも――虚勢か。

>>239
「ああ、さっきは悪かったね、地下になると少し出歩きにくいんだ」

苦笑をこぼしつつ、悠然とした動作で紅茶をすすり、相手と視線をあわせる。

「……ここは、いうなれば超人を作ろうとしていた研究所だ。
 どんな手段でも、この荒廃した第三次世界大戦後の世界を救うためになりふり構わず実験を繰り返していてね。
 科学には飽きたらず、魔術に手を出して。気がつけば最初の目的を忘れて狂気に陥って、こうなってしまった、という所さ。
 まあ、気に食わなかったからガープ君に頼んで潰してもらったんだけどねえ。まさか、最後に命を張って結界を貼るとは思わなかったから、君たちが来てくれて本当に助かった」

「あァ、報酬はしっかりと、出させてもらうよォ……。
 君たちはァ、僕の予想よりもォ。働いて、ェ、クレタからねェ?」

ボイスチェンジャーを通して聞こえるのは、あのスピーカーの声。依頼者は、この少年だったのだ。
242 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/12/01(土) 02:05:34.51 ID:p1haQ/HX0
>>241
「そう。通りで。悪魔を作り出し、自分が正しいと思う正義を施行する」
その在り方は歪んでいるようで、実は正しいのかもしれない。そんなことは、ナナシにとってはどうでもいいのだが。
――――いずれは自分達の敵になるかもしれない。特にAmswatやAMS対邪神戦略情報局が黙っているだろうか。
正義の在り方によっては警察とぶつかり、軍にぶつかり―――――戦争になるかもしれない。
少なくともあれだけ自分達を苦しめることができるこの男になら、それが可能に思えた。
おそらくその自分の考えも、この男には全て分かっていることだろう。

ナナシは無言で自分の携帯食料を差し出す。無論毒は入っていない。

「帰る」

ナナシは怒っているのか、恐怖しているのか、何も考えていないのか。
傍から見たら分からないだろう。


243 :アラン・J・ロックウェル :2012/12/01(土) 02:07:57.50 ID:chQQysIa0
>>241

――いかれてやがる

手を覆う鋼鉄のグローブで、MG3機関銃のグリップをぎっと握りしめる。なるほどこいつはいかれている。狂人というのはまさしくその通りだろう。悪を悪として始末しながら自身が悪であると語ってしまう、自身ら以外にこんなことをさせるつもりはないと、何の臆面もなく口にできる。

そういう役作りでも、虚勢でもなく、本当に心底疑うことなくそう思っているのだと、理解できた。
理解できたからこそゾッとして、了承できないからこそ、無意識に指はトリガーへ向かおうとする。引き金に向かおうとする指の無意識を意識して打消し、感情なき双眼を男の顔へひたと据える。意識しなければ撃ってしまうかもしれない。そう懸念せざるをえないほどに、アランはこういった狂人の手合いのおかげでひどい目に合わされてきた。

「AMSWATの依頼も、嘘っぱちか……邪神局が動き出しそうだ」

誰に言うでもなく、しかし聞かれないようにつぶやくわけでもなく。こんな相手に黙っている邪神局ではない。そしてPASFの暗部、AMSの諜報部門も早晩動き出すかもしれない。そう考えただけで、関与した自分がどれほどの調書を欠かされるのか……。
部屋の中の術式はそれなりのもの、少なくとも正規の教育を受けた連中のレベルだが、男の手の甲はそれを上回る。相当長けている、間違いなくプロの術式であって、自分が着込んでいるアーマードギアの結界式が見破られないだろうな、と一瞬思案する。別に見破られても無力化のしようがないのだが、気持ちのいいものではない。それは裏を返せば、相手が大魔術を見るだけで役を理解できる相手だからだ。

「飯ならこいつでも食え」

ぐるぐるとめぐっていた思考を断絶させた腹の鳴る音に詰めていたため息を吐き出し、腰のポーチからコンパクトにまとまった最新の糧食を投げてよこす。
244 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/12/01(土) 02:27:17.76 ID:rev9Yl0Po
>>241
「……」

耳垢を指で穿りながらも、男はちゃんと彼の話に耳を傾けていた。

……悪が悪を始末して、自らを世界の敵と言い張って、でも平和主義者で、後食料よこせとか言ってくる。
こりゃあ大したイカレ野郎だ。ぶっとんでやがる。

男はAMSWATのこの作戦の責任者をぶん殴りにいきたかったが、そういえば分からなかった。G君、とか言ってたか。
とりあえず男はこの問題に対して、全力で調べ上げることにしたようだ。AMSWATの特殊能力班、班長として。
その過程で何者かに暗殺されるようなオチがあるような気がしなくも無いが、そのときはそのときだと思う。
245 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 02:29:53.17 ID:OlPX6rjUo
>>241
「口数多いとモテないのは男性だけですぅー!」

女の子は可愛けりゃモテるのよ、なんて爆弾発言をしつつふんっ、と顔を背ける。
としかし、聞こえてくる台詞には耳をそばだてて。

「可哀想だったから、完成させたって言うの?天才の考えることってわっかんない」
「メイザースさんには……いずれ会う必要がありそう、体調ってことはどこか悪いのねそれは心配」

考えることが口に出るのは少女の悪い癖かもしれない。
それでも、目の前の彼がさん付けするほどあの少年は位が高いのかと思えば、自身も知れずさん付けしていて。
少年が入院服だったのが気にかかっていたのだが、なるほど、体調がよくないらしい。

「天才なら肉塊も食べられそうだけどね!」

残念ながら恵那は食料を持っていない。そう憎まれ口を叩くとじいと男を見る。見れば見るほど妙ちくりんだ。

「で、結局これって依頼は成功したの?」

誰にともなくぽつりとそうつぶやいた。
246 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 02:31:32.33 ID:SAdJXW+Mo
>>241

「ハハハハハハッ!!暴走した研究を潰したの良かったけど、化物と一緒にこの研究所に閉じ込められたって話か!」
目の前の少年が自分達の依頼人だが、そんな事は関係無く、マヌケな話だと仮面の男は笑う。

「お前らの期待にバッチリ答えてやったんだ、報酬は弾ませろよ?」

そう言うと男は椅子から腰を上げ、少年に背を向ける。
もうここには用が無い。この部屋から出ようとして扉に手をかけた時、ふとした疑問が頭をよぎる。


「―――そうそう、お前何モンだよ。ホログラムか? それとも幽霊か?」
247 :イベント:富士山麓研究所突入 第二次作戦 @ GM [sage saga !nasu_res]:2012/12/01(土) 02:40:00.88 ID:ORGoTzUSo
>>242>>243>>244>>245
「おぉっと、間違っちゃあならない。
 あくまで自分達は、悪でね。正義なんかじゃないのさ。
 ま、携帯食料ありがとう、お姉さん?」

携帯食料を受け取ると、その血まみれの場所で躊躇わずに食べ始める。
もっきゅもっきゅ、と咀嚼しつつ、水がほしいなあ、と愚痴を言う辺り、図太い。
去っていくナナシを見ても、特段引き止めることはせず、じゃーねー、と腕を振るだけだ。

「嘘じゃあない。
 自分の友人が式を組んで、ちょっとばかしAMSWATの人を動かしただけだよ。
 いくら僕が天才でも、外と中を概念的に分断されちゃあ、どうしようもないからね? 天才だけど。
 そういう意味で、外側から君たちが入ってくれた時点で君たちの本当の仕事は終わったわけだ、報酬は正規に払われるから、好かったねえ?」

青年は、相手の装甲について何も言うことはない。
ただ、意味有り気に目を細めて、口の端を歪に釣り上げて、ヒクつかせるだけだ。
軽妙で、頭の軽そうな口調ながら、先程からその視線は一度も笑っていない。
理性的な狂人が、この男の正体だ。

「……ひゅぅ、流石に一週間? くらい閉じ込められてるといくらでも入るね。
 水も血ぃ啜って何とかしてたから、しょっぱかったり気持ち悪くなんないのは有難い、いやいや、報酬増やすように言っておくよ.
 もちろん、天才的に――ね?」

しかし、表面上はどこまでも軽薄に。
男は水を飲み、糧食を食らってその場にパッケージを散らかして貪っていた。

「完成もせぬまま、這いずる肉塊で居させるくらいなら、自由意志とまともな体を与える方がマシだろう。
 悪は、卑小じゃ行けないんだよ、お姉さん、いやJK?
 そして天才はもう、こりゃ徹底的に尊大であるべきだ!
 だから、自分は天才的な悪として、尊大かつ優しい悪をやっているわけだ、アーユーオーケィ?」

そう言いながら、青年は最後の食料を食い終えた。
指をぱちりと鳴らせば、足元の死体も何もかもも灰に帰っていく。
最後の恵那の問いかけには、苦笑を零し。

「送迎くらいならしてあげようかね。
 転移魔術は大得意だ、プロだからな、あと天才だから!」

そう言うと、青年は僅かに瞑目し、目の前に魔法陣を作り出す。
入れば帰れるよ、と一言言い残すと、青年は一足先にその陣に足を踏み込んだ。

「自分たちは、世界の敵だ。
 いつか、君たちと闘う日も来るかもしれないが――、その時は精一杯の正義感を翳してかかって来てくれよ?
 それが自分たちの存在意義だ。そう、僕達――――円環の楽園[リング・オブ・ユートピア]のね。
 じゃあ、またいつか」

最後に呟いた言葉は、一体何だったのか。
きな臭い気配を残して、男は消えてしまった。
今後何か動きを見せることはない。今の内容について残ったもので話し合うも良し、とりあえず外に出るも良し、だ。
ちなみに上に居た使い魔も既に消えていた。

>>246
「だろう?
 だから、あんまりこの話は口外しちゃいけない、分かったね?」

此方も楽しそうに笑い声を響かせて、去っていく相手の最後の問いに、崩れていく像は応える。

「僕は僕だ、ゲーティアさ。
 またいつか、出会える定めならば君と会える。良い人生を」

そう言えば、少年は姿を消した。
この研究所に満ちる重苦しい気配もなくなって、依頼は終わったと考えて良かったろう。
248 :ナナシ/帽子を深く被った黒髪黒眼のブサイク女E,催涙弾×2、三式対戦車手榴弾 丙×1<千本針> [saga]:2012/12/01(土) 02:51:22.58 ID:p1haQ/HX0
>>247
「悪として悪を裁く……理解、納得」
しかしそれも一つの正義の在り方だとナナシは思う。それを口に出せば怒るだろうか。
正義と悪に異常なまでにこだわる、狂人。
矛盾を理解したまま行動するその男のことは、弟子を思い出させてナナシは嫌いではなかった。
「ん。また会う。必要あれば、戦闘」
そもそもナナシに正義感などない。依頼を受ければ相手が正義だろうが悪だろうが、関係なかった。

ナナシは無表情を崩さずに去っていった。

/お疲れ様でした。

249 :アラン・J・ロックウェル :2012/12/01(土) 02:51:58.52 ID:chQQysIa0
>>247
装甲に関しては見破られたとみて間違いないだろう。厄介な奴、と胸中に吐き捨てつつ、魔法陣の向こうに消えたその姿をしっかりと記憶しておく。面装に組み込まれた戦闘記録装置も作動しているから、後で役立つだろう。

「…………殺しておいたほうが、よかったかもな」

そう短くつぶやいて、転移魔術の術式へ踏み入る。外へ戻ると、澄んだ空の向こうには星々の海が浮かんでいて、アランは面装を外してヘルメットを解除し、蒸れた髪を指でかき分ける。無性にタバコが吸いたくなって、ポーチからスモーキンジョーを取り出すと、一本振り出して加える。
まったくクソッタレな依頼だったと思う。内容はそれほどでもないが相手が相手だ。リング・オブ・ユートピア、そして最後に残した発言。その意味を反芻するより早く、アーマードギアに内蔵してある戦術リンクシステムがAMSへと送りつけた情報をみた係官が、内容を危険度上位にカテゴライズして、詳細報告を求める通信を送り込んでくる。

「……対邪神局につないでくれ、大至急。あと、AMS情報部に今回の情報を送って」

つながれる無線。あわただしくなりそうな予感に、そっとため息をついた。
250 :アラン・J・ロックウェル :2012/12/01(土) 02:52:30.06 ID:chQQysIa0
>>247
おつさまー
251 :葉月(ガッシリしたおっさん) -Bored Bright- E:M1911A1 :2012/12/01(土) 02:57:44.23 ID:rev9Yl0Po
>>247
「誰だよ・・・いとも簡単に動かされた奴は・・・」

仕方ないとは思うが、男は苛立ちを隠せない。
と言うか、もう誰が操られていたのかは問題ではない。新たな脅威が立ちはだかったから。

トンッ、と転送の魔法陣へと足を踏み入れ、直後に外に帰還する。

「円環の楽園……さーて、帰ったら調べる事尽くしだぞー!HAHAHAー!」

そう大声で、今までの疲れとかいろいろを振り払うように、そこを立ち去っていった。

/お疲れ様でしたー!
252 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 03:03:29.48 ID:OlPX6rjUo
「オーケーオーケー、よくわっかんないけど」

適当に返事を返す。ちなみに自分はJKだ。

「でもAMSWATを利用したのは許せない、っばーか!」

消える寸前の自称天才に向けて簡潔かつ子供じみた罵声を浴びせる。
恵那には難しいことはよく分からなかった。しかし、世界の敵と彼らが言い張るのなら自分の敵だと認識した。
結局の所なんだったのだろう…自身も魔法陣に足を踏み入れながらそう考える。

「リング・オブ・ユートピアに、メイザースという名の少年…」

ヒント十分はもらった、そんなような気がする。しかしもう少し知りたいのも正直なところ。
自分で調べるしかない、そう帰結させるとうーんと伸びをして、帰路へとついたのだった。

/お疲れ様でしたー!!

253 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 03:04:20.37 ID:SAdJXW+Mo
>>247

「ふーん、その名前覚えておいてやるよ。じゃあな、テメーも良い人生送れよ」
あの身体で人生などあるのかなど、野暮な事は考えない。仮面の男は少年を見送った後、部屋の外に出た


「あ、そういや他の奴らどうしてんだろ。くたばってたりすんのかな?」
今更になって他のメンバーの事を気に掛ける。第二ラボの方へ行こうかと考えるが、今日の所は帰還を選ぶ。

ここまで来た道を戻り、長い階段に愚痴を言いながら上がっていき、研究所から脱出。
正直、得た物は多いと言えないが、それでも仮面の男は満足しながら去って行った


//お疲れ様でした!
254 :通称・掃き屋 [sage]:2012/12/01(土) 04:42:03.89 ID:ClLa4p8Po
>>142
誰かいれば…!
255 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 04:56:23.27 ID:chQQysIao
絶望的な眠気と頭痛のなか今日は
256 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 12:23:29.56 ID:chdBIwbRo
 青年は杖をつきながら街の通りを歩く。
 コツコツという杖音は人ごみの中に掻き消えたが、青年の姿はどこか異質さを帯びている。
 黒い燕尾服に、白いグローブの、執事風の青年。

 青年は人ごみにまぎれて、裏通りへと入った。
257 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 12:27:26.76 ID:rEnVQFuK0
>>256
裏通りには既に先客がいた
その先客の周りは三人の男が気絶していた

「…」

そのその死体の近くに白いスーツと黒いズボンを着て両手両足に妙な黄色いラインの入った手袋とブーツを履いていた
258 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 12:30:09.88 ID:chdBIwbRo
>>257
「何をしたんです?」
 温和に、笑みさえ浮かべて青年は問う。うわべだけの、薄い笑みで。

 そして青年は周囲を見渡す。戦闘になった時のために。
 時刻は昼、場所は裏通り。影は多いが、何分「薄い」。
「(ここで戦いたくはないな)」
259 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 12:33:47.93 ID:rEnVQFuK0
>>258
「…不良に灸をすえてやっただけだ」

と、目をつぶったまま言う
良く見るとその三人の男たちは無傷だった

「貴様こそ、ずいぶんと『血の匂い』がこびりついているようだが?」

と、言った言葉とは裏腹にその男からは警戒心などは見えない
260 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 12:38:03.17 ID:chdBIwbRo
>>259
 ほう、と青年は息を吐く。
「見事なお手並みですね」
 あくまで警戒をしたまま、青年はくすくすと笑う。

 その言葉に、青年は驚いたように目を見開き、口元を吊り上げた。
 薄い笑みではない彼の本来の笑み。肉食獣のような、犬歯を露出させた笑み。
「さて、なんのことやら」
 冗談っぽく、青年は笑った。
 獰猛に、狡猾に。
261 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 12:40:25.66 ID:rEnVQFuK0
>>260
「…」

目をまだ男はつぶったままだ

「…とぼける必要はない、俺もその世界に深く入っている…」

と、敵対心も警戒心も含まない声で言う

「…貴様の名は?」
262 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 12:43:51.66 ID:chdBIwbRo
>>261
「ふふ、何人も殺しましたからね」
 青年は笑顔で言う。
 狂気をはらんだ笑み。

「ヴィクター・フォックストロット」
 心底うれしそうに青年は言った。
「貴方のことは、なんとお呼びしましょうか?」
263 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 12:47:29.80 ID:rEnVQFuK0
>>262
「…」

ようやくその男は目を開く、まるで心の奥底まで見ようとする目だ

「ヴィクター…か…」

そしてこちらも名乗る

「本名は言えん、言うわけにはいかない、コードネームだけは言おう、…オオワシだ」
264 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 12:51:19.53 ID:chdBIwbRo
>>263
 青年はその目をまっすぐに見つめる。
 青年の瞳は、例えるならば夜闇。
 全てを受け入れるようで、それでいて焦点は合わない。

「お見知りおきを」
 よろしく、とは言わない。
 この男は危険だ、と青年の経験が訴えていたのだから。
265 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 12:52:50.47 ID:rEnVQFuK0
>>264
「…信念を忘れた目だな」

と、小さく呟く

「…、よろしくなどと言っておきながら警戒心を解かないのか?」

こちらはそんな気はないのに、とでも言いたげだ
266 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 12:57:47.82 ID:chdBIwbRo
>>265
「否、否否否」
 笑みは溶け落ち、青年は悲しげに首を振った。
「私は信念を持って行動している。私は私の『正義』にしたがって行動している」
 彼の掲げる正義は狂気そのもの。

「貴方は表の世界の人間ではないのですから、警戒心なんて解けるわけがありません」
 青年は楽しげに言う。

267 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:00:10.59 ID:rEnVQFuK0
>>266
「…、分からないようだな」

と、また目をつぶる

「…そうか…」

と、言う

「…、正義とは何か、言ってみろ?」
268 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 13:02:08.97 ID:chdBIwbRo
>>267
「正義とは、己の信ずるもの」
 ぽつりとそう漏らし。
「私の正義は、あらゆる犯罪者を殺すこと」
 悲しげに、青年は笑った。
269 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:03:41.09 ID:rEnVQFuK0
>>268
「我が正義とは違うな」

カッ、と目を見開く

「…、やってみろ、私は傭兵だ、貴様のいう犯罪者に入るのではないか?」
270 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 13:05:49.93 ID:chdBIwbRo
>>269
「貴方は私の眼前で殺しをしてはいない」
 くすくすと笑いながら青年は言う。
 青年は今のところ、現行犯の殺人鬼しか裁く予定はない。
 ただし、彼に襲いかかれば話は別だが。
271 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:08:16.73 ID:rEnVQFuK0
>>270
「…なるほど」

と、オオワシと名乗った男は言うと、その場にいる不良の内の一人の頭を持ち上げる

「ならば…、私がコイツの頭を握り潰して殺したならば…貴様からすれば悪になるのか?」
272 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 13:10:09.63 ID:chdBIwbRo
>>271
「どうぞ。『お出来になるなら』」
 こともなげに青年は言う。
 彼は正義の味方ではないのだから。
 人がいくら死のうが知ったことではない。
 彼にとっては誰も彼も、影法師なのだ。
273 :ジャンク [sage saga]:2012/12/01(土) 13:14:57.18 ID:ORGoTzUSo
>>271>>272
「――なんか。危険?」

血の香りと共に、一人の少女の声が投げかけられた。
路地裏の奥から現れたのは、恐らく十代初めから中頃くらいの少女。
服装は、軍服にトレンチコートという、その外見にはそぐわない物々しい装備。
髪の色も瞳の色も、総てがくすんだ灰色で、その外見が灰被り(サンドリヨン)という二つ名の元だった。

そして、彼女の右手には――斧。
それも、血が滴り、べっとりと脳漿がへばりついている、それ。
服にも点々と真新しい血痕が残されていて、彼女がこの斧を誰かに振るったことは想像に難くない。

そんな物騒な少女当人は、なんとも言えない無表情を浮かべている。
灰色の瞳は、善でも悪でも無い、灰色の感情と意志を宿して2人を視界に収め、首を傾げるだけだった。
274 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:17:54.71 ID:dfcYDuq60
>>272
「…」

パッ、とその不良の頭から手を離す

「…、貴様は歪んでいるな…芯はあるがその芯が歪んでいる」

と、無表情、無感情な声で言う

>>273
「…」

その斧を見ても何も思わない、ただ

「殺し屋か?」
275 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 13:19:18.37 ID:chdBIwbRo
>>273
 青年は笑う。狂ったように、堰を切ったように。
「ははは! これは傑作だ! 最高だ!」
 一体何がそんなに面白いのか、青年は笑う。
 
>>274
「私の狂気は貴方が保証してくれる、というわけですか」
 呆れたように青年は言う。
「貴方の正気は、『一体どこの誰が保障してくれる』んです?」
 くだらない、とでも言いたげに、青年は言った。
276 :ジャンク [sage saga]:2012/12/01(土) 13:21:28.93 ID:ORGoTzUSo
>>274
「傭兵。だ、よ?」

細切れの言葉で、端的に事実を伝えて。
斧を振り上げて振り下ろす動作で、血肉を地面に払い落とした。
常識的に作られた、ドア破壊等に使われる堅牢なタクティカルアックスだとしても、その長柄斧は大分重い部類だろう。
それを軽々振るう辺りから、少女の戦闘力が思い知らされるか。

>>275
「笑ってる。
 ……何か。面白い、事。でも、あった。の?」

狂人を前にして尚、少女は崩れることはない。
子供の無垢を宿した瞳には、殺意も敵意も無いのが、物騒な外見とのアンバランスを引き立てる。
笑わず。少女は只困惑の表情を浮かべて、首をかしげているだけだった。
277 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:24:58.53 ID:dfcYDuq60
>>275
「あぁ、そうだな…」

と、言うとしばらく顔を伏せた後にまた上げる

「…いつ私が正気だといった?、私も十分、狂気にまみれている」

>>276
「…同業者か」
278 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 13:27:02.03 ID:chdBIwbRo
>>276
「いやいや、失礼しました『お嬢さま』」
 くく、と喉を鳴らしながら青年は言った。
「私はヴィクター・フォックストロット。貴女の名を伺いたい」
 無垢な少女が担ぐ凶器が、彼はとてつもなく面白かったのだ。

>>277
「狂気の物差しでは狂気は測れない」
 青年はつぶやく。
279 :ジャンク [sage saga]:2012/12/01(土) 13:30:20.69 ID:ORGoTzUSo
>>277
「うん。さっきも、お仕事。行ってきた」

斧をくるくる手元で回して遊んで、少女は胸を張った。

>>278
「ジャンク、だよ。みんなに、要らない、要らないって言われてる。
 要らず(ニードレス)のジャンク、な、の。他には、サンドリヨンって呼ぶ人も。居るけど」

細切れる言葉、拙いながらも懸命に言葉を伝えようとする態度。
斧や血痕が無ければ、少し精神年齢の幼い只の少女でしか無い。

「ヴィクターさんは、私と。
 友達に。なって、くれる?」

斧を担ぎあげながら、少女はにこりと笑って問いかけた。
友達というものができてから、本を読んでみた。
友達100人できるかな、と効かれて、作ってみようと思ったのだ、友達を100人。
280 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:33:06.76 ID:dfcYDuq60
>>278
「…、それは道理だな」

と、納得したように言う

「…貴様のその芯はなぜ歪んだ?」

>>279
「そうか…」

と、その少女のない胸を少しだけ見た後思案する
281 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 13:35:49.75 ID:chdBIwbRo
>>279
「ジャンク、ですか」
 青年は悲しげに目を伏せた。
「ひどい名だ」
 小さく小さく、青年はつぶやく。
 
「……」
 青年は口を小さく動かす。
 青年に残った最後の良心は、友達になれ、という。
 しかし、それは青年の正義とは違う。
「……友達には、なれませんね」
 今まで殺してきたものをただの肉塊にしないために、彼は正義を貫いた。
「ですが、私は貴女が何もしなければ害を加えない。私の前で何かを殺さなければ、それだけで良い」

>>280
「……世界に裏切られたから」
 話したくない、というように青年は言う。
 

 
282 :ジャンク [sage saga]:2012/12/01(土) 13:41:32.24 ID:ORGoTzUSo
>>280
「これで、あと847回、なの。
 だから、頑張らないと。ダメ、なんだ」

斧を布で拭きながら、何かの回数を口にする。
発言の大抵が突然な為、突拍子もない印象を受けるだろうが、少女の中では話がつながっている。
単に、言葉と言葉を繋ぐ単語が足りなかったり、細切れになっているだけなのである。

>>281
「だって。私、何も。ないから。
 だから。ジャンクなの。私達は、死んでも。誰も、困らないから」

不要品、捨て駒、廃棄物。
それらが、彼女と彼女の所属する集団に対して付けられる称号だ。
決して弱くはない、強力な捨て駒。それが、少女であり、少女の仲間だった。

「……そう。まだ、友達。一人。
 頑張って、100人、私。作るん、だ」

しゅん、と珍しく寂しそうな表情を浮かべて、俯く少女。
しかし、ふるり、と少女は首を横に振る。

「仕事なら、私は殺す。私を殺そうとしたら、私は殺す。
 それ以外じゃ、誰一人も。殺したくないけど。
 だから。ヴィクターさんの。前で、殺さなきゃ。ならない。なら、私は。
 やっぱり、殺す。よ。相手が、ヴィクターさん。でも」

これが、少女の思考。
己の総てを取り戻すためだけに生きている少女の、スタンス。
どんなに殺したくなくても、大切な人でも。殺す必要があればその時は殺す。それだけだった。
283 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:46:52.47 ID:dfcYDuq60
>>281
「…そうか」
と、だけ言う
その青年の深い悲しみを垣間見えたからだ

「…貴様の中に、悪はあるのか?」

>>282
「…」

その回数の意味はいったい…

(…なんらかの目的が達成されるのか?)

「…貴様の名前は?」
284 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 13:50:08.99 ID:chdBIwbRo
>>282
「やはり世界は狂っている」
 青年は呟き、もう一度世界を呪う。
「いつの日か、貴女のような人があふれんばかりの幸せを享受できる日を、成し遂げます」
 言って、青年は気づく。
 目の前の少女も犯罪者なのだ、と。 
 
「貴女が私の眼前でものを殺したのなら、私も貴女を一片の躊躇なく殺します」
 悲しげな声で、青年は言う。
「それが私の『正義』だから」

>>283
「私の中の人種は、『今すぐ殺すべきもの』と『今は殺さなくても良いもの』、『守るべきもの』しか存在しないのです」
 善も悪もない。彼が気に入るか、気に入らないか。
 ただ、それだけ。
285 :ジャンク [sage saga]:2012/12/01(土) 13:53:53.26 ID:ORGoTzUSo
>>283
「ジャンク。要らず(ニードレス)のジャンク」

端的に、己の名を名乗る少女。
傭兵ならば知っていてもおかしくない、とある部隊名。それが、要らず。
戸籍を持たず、記憶を持たず、名前を持たない者達で構成された、絶対の捨て駒部隊。
どんな汚れ仕事でも、どんな戦場にでも駆りだされ、死に、生き。殺し、殺されてくる。そんな捨て駒達の集いに、この少女は身を落としていた。

>>284
「正義とか。悪とか。
 ちょっと、分からないの。私、分からないから、そういうの。
 だから。私が危険なら、私は私の大敵の大敵になる。だけ、だ、よ。
 でも、普段は。殺したくないの。人殺しも、血も。好きじゃ、無いから」

相手が自分を殺すと発言しても、少女は動揺する事は無い。
殺すに足る理由があれば、殺害という手段に出るのは間違っては居ないと思う。
だが、好んで殺したいわけではないのが、少女だったから。
286 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 13:55:27.23 ID:dfcYDuq60
>>284
「…私がその今すぐ殺すべきものにならぬよう、気をつけよう」

と、言う

>>285
「…なるほどな…」

と、それだけ言う

「仕事はついさっき終わったのか?」
287 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 14:01:58.79 ID:chdBIwbRo
>>285
「人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者。 出場の時だけ舞台の上で、見栄をきったりわめいたり、そしてあとは消えてなくなる」
 ぽつりと青年がつぶやく。
 彼のゆがんだ人生観そのものの言葉を。

>>286
「私の眼前で殺しをしなければ、一つ目になることはない」
 そういうと、青年は踵を返す。


「何とも興味深い時間でした。今度はカフェででもお会いしましょうか」
 コツコツと靴音を響かせ、青年は裏通りを歩いて行った。

//お相手ありがとうございました!
//魅力的なキャラに出会えて幸せです。所要があるので落ちます。お疲れさまでした。
288 :ジャンク [sage saga]:2012/12/01(土) 14:04:20.65 ID:ORGoTzUSo
>>286
「さっき。終わって。
 お腹、へったの」

腹を抑えて、斧をコートの内側に仕舞いこむ。
ぱちり、と音がして斧が固定され、次にポケットに手を突っ込みチョコバーを取り出した。
包装を剥き、この緊迫したような状況で一人お菓子を楽しんでいた。

>>287
「難しいけど。
 私は、私じゃないから。私になるために生きているの。
 それ、だけ。だよ」

そう言って、青年を見送った。
そして、少女も又、溜息を吐いて踵を返す。
一言、おなかへった、と呟いて。きっとラーメン屋でも入るのだろう。

/お疲れ様でしたー!楽しかったですよー!
289 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 14:07:58.36 ID:dfcYDuq60
>>287
「…、二つ目には…入るのだな…」

というと、その青年を無言で見送った

>>288
「…、行きつけの店がある、一緒にどうだ?」

と、相変わらず無感情、無表情でいう
290 :ジャンク [sage saga]:2012/12/01(土) 14:09:29.03 ID:ORGoTzUSo
>>289
「……今日は、一人で。
 食べる、気分の。日?」

こてん、と首を傾げると、少女もまた歩き去っていくのだった。
最後の一言、またね。と言い残して。

/ちょいとWiki編集とかもしなきゃならんので、コレにて乙でしたー!
/又今度よろしくですよぅ
291 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 14:12:29.19 ID:dfcYDuq60
>>290
「…そうか」

と、だけ言うと背を向けてオオワシもさる

//お二方、おつかれさまでした
292 :ロクレネ :2012/12/01(土) 14:32:58.90 ID:p1haQ/HX0
ロクレネはレンガ造りの古びた建物で、ワークステーションを打っていた。

(サクヤとナナシから送られてきた金と情報は……と。
 キャロルの件はいいとして、問題はナナシが言う円環の楽園ね。
 悪として悪を裁き、自分が正義の敵だと公言する……ナナシが言うには単なる狂人らしいけれど
 本質は違うわね。必要悪ってやつかしら)


ロクレネはこの建物から、今まであまり出ていなかった。
ロクレネは駒枝京子の姿形をしている。そのお客さんとしてサクヤが居る。
これは周囲の目をロクレネに向けさせるためだった。
賞金首の姿をしている人間の近くにホームレスとして本物の賞金首が居る。
しかもロクレネの住民票はしっかり隙が無く偽造してあり、来た人間に笑顔で料理を振舞っている。
美味しくて安く、リピーターは居たが周囲の人間に止められるか薄気味悪さを感じて来なくなる。
いつしかこの家は、魔女の家と言われるようになった。

ロクレネにとっては、とても都合がいいことだ。

問題はここ最近、サクヤが動きすぎていることにある。
Z.O.の人物、兵器と接触し、何かを気づき始めた。賞金稼ぎも殺した。
しかもICODの依頼を受けて、爆弾魔の対処をするという彼女らしからぬ振る舞い。
火のない所に煙はたたない。逆に言えば火のある所には、必ず煙がたつ訳で……。
彼女について調べられるのは、大変困る。
なら、どうすればいいか。もみ消すのも長期的な視野で見ると得策ではない。

(円環の楽園……接触してみましょうか)

となると調べるのはメイザースと呼ばれる男だろう。
調べていれば、必ず彼に突き当たる。彼の興味を引いて接触するのが目的だった。
自分の想像が正しければ、円環の楽園はかなり大きな組織のはず。
……火のある所には、必ず煙がたつのだ。

ロクレネはニヤリと笑うと、無表情でワークステーションを高速で動かし始めた。
ハッキングにクラッキング。彼女の得意分野だ。
293 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 15:01:56.49 ID:ORGoTzUSo
>>292
唐突だった。
ロクレネのワークステーションに前触れ無く知らないであろうインターフェイスのチャットウィンドウが開く。
どこからアクセスされたかは、分からない。そもそもタスクにもプロセスにも、このチャットウィンドウが動いている証拠が無いのである。
何らかの超常的な干渉によって、このウィンドウは現れたのである。
-------

A∴O∴:初めまして。ロクレネさん。
A∴O∴:僕の名前はメイザース。君が探そうとしている、君の求めていた情報を持つ者だ。
A∴O∴:君の知り合いとは先日合わせてもらったよ。僕の部下が狂人と言われて少しへこんでいた。

-------

A∴O∴と名乗る、謎の男のメッセージがチャットウィンドウに浮かび上がる。
そして、その男は自分の正体をメイザースと語った。
求めに応じて現れたのか、それとも気まぐれか。

だが、求める情報を持つ者は、あなたの前に現れていた。
294 :ロクレネ :2012/12/01(土) 15:09:50.15 ID:p1haQ/HX0
>>293
ロクレネは無表情で返す。

こまき 初めまして、メイザースさん。
こまき こちらは貴方の組織に入る意思がある。
こまき 必要悪になるのは、大歓迎だ。

気まぐれでも構わなかった。興味を引けたのなら、漬け込む余地はある。

ロクレネは無言でチャットを開始する。
この相手には、嘘を付くのは得策ではないと判断。慎重にかつ大胆に。
295 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 15:16:18.55 ID:ORGoTzUSo
>>294
--------
A∴O∴:僕達は、悪を喰らう悪です。
A∴O∴:そして、悪として世界の敵になる覚悟が有るならば、僕達はロクレネさんを歓迎します。
A∴O∴:但し、僕達の仲間になるには、通過儀礼[イニシエーション]を通り抜けなければならない。その儀礼を通り抜けてまで、悪に徹するつもりは。ありますか?
--------

チャットウィンドウに、悪の組織に居るとは思われない穏やかな言葉が並べられていく。
相手を受け入れつつも、仲間になるならば条件と覚悟が必要だと伝えるメイザース。
聞けばきっと内容は教えてもらえるだろう。
296 :ロクレネ :2012/12/01(土) 15:25:16.07 ID:p1haQ/HX0
>>295

こまき 分かっています。
こまき 私は駒枝京子として参加させて頂きます。
こまき コードネーム、偽名はそちらが付けて構いませんが、その方がそちらにも都合がいいかと。
こまき 通過儀礼とは強い苦痛を伴うものか、裏切ることができない魔術的な何かを肉体にかけるもの……ですか?

自分の目的を達成するためには、悪くないかもしれない。
ロクレネが駒枝京子として死ぬ。その事実があればいい。
組織に入るのなら、数日後にはロクレネが駒枝京子だと街中に噂を広める。
実際行方不明になった地下には武器の数々。さて、どうなるか。

金は全て別の所に移し、ナナシに管理してもらうことにする。
条件は全て揃った。

297 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 15:34:20.29 ID:ORGoTzUSo
>>296
--------
A∴O∴:そう。通過儀礼とは、果てしない苦痛を伴う儀式。
A∴O∴:それを越えれば、君もまた僕らと同じ車座に座る友となる。
A∴O∴:君の覚悟は認識した。ならば――――
--------

「――――君と顔を合わせて話すのも良いかもしれない。そう思ったよ、ロクレネさん」

少年の様に高い、しかし少女のように可憐で、老人の様に重々しい。
そんな声。それが、ロクレネの背後から投げかけられ、存在感が現れた。
立っていたのは、朧気な輪郭の入院服の少年だ。

口元には穏やかな老人のような笑みを浮かべて、ロクレネを見ていた。
量の手の甲と胸元には複雑精緻な魔法陣や魔法円が焼印として刻み込まれている。
恐らく、通過儀礼とはこの焼印を体に刻むことを示すのだろう。

威圧感も敵意も無い。
その存在はただ、朧気に。そこに有った。
298 :ロクレネ :2012/12/01(土) 15:41:53.51 ID:p1haQ/HX0
>>297
「こんにちは」

ワークステーションをしていたロクレネが、ゆっくりと振り向く。
そこに居た少年に微笑みかけた。

「本体かそうでないのかは知らないけれど礼儀正しいのね、貴方。私の覚悟は決まっているわ。
 苦痛を受ければいいだけ、なのね。必要なら耐えてみせる」

実際、必要なら命をかける覚悟はとうの昔にできている。
苦痛も孤児院の虐待を受け続けていたロクレネなら、耐えてみせる。
魂を苛むような儀式でも、構わなかった。
299 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 15:48:30.96 ID:ORGoTzUSo
>>298
「その強き魂ならば、きっと君の望む悪を君は成すことができると思う。
 ――ならば、印を刻もう。我が友の遺志と我が真命の名の元に、貴様を我々の同胞として迎え入れることを約束しよう」

相手と視線を合わせて、色を意識させない虹色の瞳を瞬かせて、口を開いた。
相手の覚悟、相手の意志。それを認識し、相手を受け入れることを決めたのである。
右手を空中に掲げれば、手のひらの上に炎が灯り、引き伸ばされて陣を作り上げていく。

六芒星を大元とし、そこにセフィロトの樹のモチーフを組み込むと同時に、契約の印とした陣。
それは、かなり複雑な陣であり、確かにこれを装飾品として身につけるだけでもかなりの負荷が掛かることは想像に難くない。
そして、こんなものを直接肉体に刻みこむとなれば、それは魂を陵辱され、喰らい尽くされるに等しい苦痛が襲いかかる事に相違ない。

「希望を聞こう。
 この陣を、君はどこに刻みたい?」

体のどこでも構わないから、と付け足して。
朧気な体から膨大な存在感を放つ少年は、首をかしげた。
300 :ロクレネ :2012/12/01(土) 15:55:12.05 ID:p1haQ/HX0
>>299
「分かりました――――之から宜しくお願いします、メイザース様」

周囲に魔方陣が展開されていく。やはり魂を苛むような苦痛なのだろう。
ロクレネは、痛みに耐える覚悟を決めた。

「腹部にお願いします」

はっきりとメイザースの眼を見て答える。
301 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 16:04:02.86 ID:ORGoTzUSo
>>300
「分かった。ロクレネ」

一言、それ以上のことはいらない、必要ない。
ロクレネの服をまくり上げ、腹を出すと同時に、そこに右手を翳した。
朗々と口に出されるのは、古き言葉、古き呪文。

「Pallida Mors aequo pulsat pede pauperum tabernas regumque turris.
(青ざめた死は、貧者の小屋も、王者のそびえ立つ館も等しい足で蹴りたたく。)

Ede, bibe, lude, post mortem nulla voluptas.
(食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし。)

Misce stultitiam consiliis brevem, dulce est desipere in loco.
(僅かの愚かさを思慮に混ぜよ、時に理性を失うことも好ましい。)

Vive memor mortis. Meus amicus.
(友よ死と共に歩め、悪徳と共に生きよ)」

悪性の全肯定、死の覚悟と生の覚悟。
それらを求め、それらを相手が了解すれば、相手の身には陣が刻み込まれる。
その直後に、刻まれた陣を中心に、体内を焼けた鉄の棒を数十本差し込み、這いまわるような熱された激痛がロクレネを襲いだす。

それを見てメイザースはきっと、泣きそうな顔をしていたことだろう。
己が相手に苦痛を与えることを知っていて、だが、そうせざるをえない様な、覚悟の混ざった哀しい顔。
そして、相手が落ち着くまで、相手の傍らに立ち、メイザースは相手を見据え続けていた。
302 :ロクレネ :2012/12/01(土) 16:14:48.45 ID:p1haQ/HX0
>>301
無言でメイザースの行動を見る。
呪文の一句一句を脳裏に刻みつけた。

「了承」

大師匠のように答えると、焼けた鉄の棒が複数体内に入っていくのを感じる。

「―――――――!!!」

痛みで声が出ない。いや、叫んでいるのかもしれない。ロクレネには分からない。考える余裕はない。
だがロクレネは下手な拷問よりはるかに苦しく残酷な苦痛の中、メイザ―スの眼を強い意志で見続けていた。

303 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 16:22:25.37 ID:ORGoTzUSo
>>302
「――――、良く。耐えた。
 君は今日から、僕らの友だ。ロクレネ――いや、マルファス」

何時間立っただろうか。
ロクレネが幾度か意識を失いかける度に、メイザースはロクレネに回復魔術をかけて回復をさせた。
数時間後、未だに相手の体には激痛が残っていただろうが、それでも会話が出来ないわけではない程度の痛みに治まっていただろう。

「君に、72の魔の座の一つを与えよう。
 君のコードネームは、マルファス。情報を支配し、優れた友を見つける鴉の悪魔の名だ。
 君にも、かの大総裁の如き働きを期待している。……よろしく頼むよ」

にこり、と微笑んで。
少年はロクレネに陣の刻まれた右手を差し出す。
握れば、ロクレネに魔力が流し込まれて、魂の経路[パス]が通ったことが分かるだろう。

そう、この儀式とは文字通りに運命を共同のものとする覚悟の行いだった。
少年の手の甲から血が溢れている所から、彼もまた同じ苦痛を味わっていたことに気がつくかもしれないし、気が付かないかもしれない。
304 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 16:34:06.82 ID:p1haQ/HX0
>>303
「十度、は、[ピーーー]たわ。これでロクレネは、死んだわね」

ロクレネは倒れそうになるも、こらえた。
ソロモン72柱、序列は39番目。
大層な名前を授かったものだ。幹部クラスかもしれない。

「一生、よろしく、ね。いいセンス、してるわ」

こちらも左手を差し出して握手する。
この名前は、大事にしようとぼんやり思った。
これよりロクレネはマルファスとなり、円環の楽園の幹部に名を連ねることになる。
死ぬまで、だろう。

「ありがと」

メイザーズの様子を見過ごす訳はなく、今はただ感謝することにした。

305 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 16:39:34.41 ID:ORGoTzUSo
>>304
「――なに、気にするな。
 僕は、ただ――悪でありたいだけで、悪を求めているだけだから。
 だから、今は暫し眠るといい。……忘れた頃に、天才天才うるさい奴が来ると思うから」

相手の手をしっかりと握りしめ、そして左の手で相手の目元を隠し、何かを呟いた。
次の瞬間には、披露した魂と体を休めるために、眠気が襲ってくることだろう。
数時間後目を覚ませば、支部の場所と支部長の名が書かれたメモが書かれ、あなたはベッドの上に寝かせられていた筈だ。

結びの言葉には、Boni amant bonum.と書かれている。
意味は、善人は善を愛する。と言ったところか。
逆に考えれば、悪人である我々は――。

/と、こんな感じでよろしかったですかね? 乙でしたよー!
306 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 16:45:29.71 ID:p1haQ/HX0
>>305
「そう……おやすみ」

疲労が襲ってきた。
今はマルフィスは眠る。意識を手放して。
Boni amant bonum.と書かれた文章を見つけて、ニヤリとするのは数時間後の話であった。

/乙でした。もちろんです。ありがとうございます!
307 :園生香里奈(美女)Initiator [saga]:2012/12/01(土) 16:46:49.13 ID:C1Jq0ORco
ロクレネ…いやマルファスのワークステーションが起動する。
Z.O.への侵入を不審に思った誰かが仕込んでおいたウェア。
ハッカーの相手をするならばハッカーの留守を狙うもの。
ハッカーは育てられるのではない。生まれるものなのだ。
今日はハッキング、クラッキング合戦なんて面倒を行う気分にはなれない。

「ふ〜ん、例のデータへのアクセスじゃなくてお目当てはテストパイロットっすか。」

朝作って、もう乾燥しきってカピカピになったホットドックを齧ると、
面白いものを見つけた。言い方を変えよう。面白い通信記録の穴がある。

「道具は全て認識の仕方で魔道具になりうるって事っすかね。」

白紙の通信履歴の連続を見て彼女は…



「魔術関係は興味ないんですよ。これはパス、パス。」
電子の世界で足跡を消しながら彼女はマルファスの端末から去って行く。
308 :園生香里奈(美女)Initiator [saga]:2012/12/01(土) 17:07:05.03 ID:C1Jq0ORco
>>306-307
「何をどこからどこまで掴んでいるかくらいは調べとくか。
 給料分は働かないといけないのが辛いサラリーマンすね」

さてこのハッカー、それほど間抜けではないのだが、
侵入の形跡をそれこそこれでもかとわざとらしく残し、
見れる情報だけは見て、無理な物は諦めて、
何にせよ「あなた指名でハッキング受けてますよm9(^Д^)」
そんな無言のメッセージを置いておいたファイルとして残して待つ。

「意図のわからない阿呆ならシステムを潰すだけっすよ、ははは」
技量は互角かマルファスが彼女より少し優っているだろうか。
だが、技術だけではどうしようもない機材の充実度の差がある。
309 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 17:21:35.16 ID:p1haQ/HX0
>>308
マルファスは眼が覚めてワークステーションを確認する。
―――これは喧嘩売ってるわね。まあ全ての準備は終わってるしいいのだけれど。
自分を引き出して、情報も引き出そうとようとする腹だろうか。
普通なら無視するだろうが、今は傲慢に生きるのも悪くない。
いいだろう。情報を司るマルファスの名において、喧嘩を買ってやる。
悪らしく、最初にZ.O.と言う大企業の機材でも壊すか。

これから始まるのはハッキング、クラッキング戦だ。
マルファスは無表情でキーを叩き始める。
310 :園生香里奈(美女)Initiator [saga]:2012/12/01(土) 17:33:31.70 ID:C1Jq0ORco
>>309
 しばらくスナック菓子をかじりながら目の前の端末を見ていたら待ち人は来た。
「さて、何を探りに来たかくらいは教えてもらうっすよ。
 仲良く慣れても、慣れなくても、仕事にそれは関係ないっす。」
 まずはチャットへ誘導する。まあ挨拶くらいはとの考えだ。
 無視されるならそれはそれでいい。情報の探りあいは同時にする。

 社会情勢を揶揄する言葉に「右手で握手し合いながら左手で拳銃を向け合う」という表現がある。

- はじめまして、わたしはイニシエーター(導き手)というハンドルネームの者です。あなたのお名前は? -

 挨拶をしながら個人契約している回線からブラウザを開きOSのセキュリティ・ホールを確認する。
- わたし…女の子なんであなたとある程度以上は親密に慣れる事はありませんよ? -

 自分で開発したGUIアプリでセキュリティ・ホールの穴を見る、見る、見る。
 可視化された情報を読むでなく、見ながら視て侵入経路を確認しながらしつこく挨拶する。

- こんにちは。イニシエーターです。変なアクセスがあったのでチャットのお誘いかと思ったのですが。 -
311 :カイル :2012/12/01(土) 17:42:05.48 ID:bMXEPsDU0


「―――今日はカレーにしよう
三日は作らないで住むし、いきなり依頼がきても対応できる」

白髪をウルフカットにした、童顔の青年
迷彩服に身を包み、背には重厚長大な機械剣を背負っている
買い物袋を手に下げて、八百屋さんの前で品定め……。

「――おわっ!」

袋にひっかけて、サトイモがどばばばば
312 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 17:45:20.92 ID:C1Jq0ORco
>>311
「汝…珍しい里芋の皮むきである。
 アスファルト…石畳…砂利の床…これは革命。
 常識の蹂躙であるな。皮剥きの覇道を極めしもの汝。

 ひさしぶりだな」
 全身鎧のなんかデカイのがいる。
313 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 17:45:48.38 ID:p1haQ/HX0
>>310
-こまき、と申します-

まずマルファスが送り込むのはSir Camと言われる危険なウイルスをアレンジしたもの。
このウイルスはセキュリティーをすり抜けて入るもので、高性能でも逆に見破れない可能性すらある。
今は時代が進み簡単に一掃できるようになったものの、分身をし感染のスピードも速い悪名高いウイルスだ。

-私は可愛ければ、女でも好きになれますよ?-

独自に製作した基本のトロイの木馬系ウイルスを大量に送り込み、カモフラージュも忘れない。
武術であろうと科学であろうと、意外にシンプルな方が効果的な場合があるのだ。
相手の機器が精密なものなら尚更だ。

-チャットですか、喜んで-

314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 17:53:23.30 ID:bMXEPsDU0
>>312


「あ、お久しぶりです――

じゃなくて! ええと、ああ、なんと言えばいいのか
ややこしく惨状を表現しないでくださいよ! 故意ではないです!」

鎧の人に挨拶を返しつつも、すぐ我に返ってしゃがみこみ
あわあわしながらもサトイモを拾い集める

「み、見てるなら手伝ってくださいよ!」

鎧を着ているのに無茶を言う
考えればわかることだが、そこまで頭が回らなかった
315 :メイザース [sage saga]:2012/12/01(土) 17:53:52.07 ID:ORGoTzUSo
『――ああ、そうだ。
いい忘れていたが、君はマルファスだ。
君の紋を理解し、君の役を理解できれば。君は、君の本質を極めることができる。
情報という物の本質を、考えるといい』

『悪として、気高く進め。
 君の信ずる悪が、君の力となる』

そんな声、実像を持てないほど疲弊しながらも、やさしく投げかけられる声。
ノイズの混ざる声がマルファスに聞こえ、そして音は消えた。
316 :園生香里奈(黒髪の美しい女性)Initiator [saga]:2012/12/01(土) 17:54:27.65 ID:C1Jq0ORco
- え〜女の子でもいいんですか。 -
 なるほど、相手は女性らしい。
 ネカマが白を切り続けているだけかもしれないが。
- えっと、このチャットのIDはわたしから送ったんですが… -
- その前にわたしのPCに こまき さんてアクセスしてますよね -
- わたしのIPアドレスとか、IDとかどこで手に入れられたんですか? -
 白々しく台詞を返しながらSir Camは回避する。
 有害なソフトウェアが存在するというアラート。
 削除しますかの問には勿論「OK」だが、トロイは残しておいた。
- あれ?あれ?ごめんなさい。手元の端末に危険なプログラム(=トロイ)が -
- インストールされていますって表示されて、ダイアログがたくさん出て… -
- ごめんなさい。どうしたら良いの?これってコンピュータ・ウィルス? -
 トロイをウィルスと呼んでも良いかも知れないが、まあ違うだろう。

- たすけて(><)チャットしたい -
317 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 18:01:47.50 ID:C1Jq0ORco
>>314
「気が回らなかった。手伝おう。」
 普通に巨大な全身甲冑が手伝ってくれる。
「里芋は…籠手では滑るな。」
 呟く覇王の片手から里芋が一つ逃げた。
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 18:08:36.71 ID:bMXEPsDU0
>>317


「かたじけないです。」

ひょい、ひょい、とかごに放る。アスファルトで軽く削れた身からねんまくが出てる、落ちた分すべて弁償になりそうだ。
目に見えるものすべてかごに放ってそちらを見たら
なかなか拾えず悪戦苦闘している鎧、無茶いっちゃったな、と思いつつ転がった最後のサトイモ拾い直し

「あー、無理いっちゃいましたね
でも手伝ってくれてありがとうございます。

――えーと、こんなところでなにを?」

サトイモの代金を支払い、お礼と一つ手渡そうとしつつ尋ねて
319 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 18:15:14.29 ID:p1haQ/HX0
>>315
『膨大な情報と知識さえあれば、世界をある程度操れる。世の中はそうなってると思うわ、私』

『アドバイスどうも』

気高く獰猛な悪として生きよう。今は相手を情報で破壊する。

>>316
- 私は昔から、かわいい物が大好きでしたから。-
駒枝京子としての情報を流していく。
軽いジャブのようなものだ。
- 私は実はチャットして友達を作りたいのならならここに送ればいいと-
-ボランティアをしている人から聞いたんです。-
自分の手の内を明かしていく。今となればどうでもいい。
-ウイルスを仕掛けられたのですか。私はパソコン初心者ですので、分かりません…-

-触らないのが一番では?残念ながらチャットは諦めるしかないかもしれません-

次に送り込むのはハングアップさせるためのウイルス達。
端末を直接クラッシュさせる。
txtファイルを埋め尽くすウイルスも続々と送り込む。
ハッカーは攻撃重視で防御しなければやっていけない。





320 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 18:17:42.61 ID:C1Jq0ORco
>>318
 静かに語る全身鎧の兜の中で両眼が赤紫色に光る。
「ふふふ、知れたことよ。職探しである!!
 我が道は破壊と蹂躙、そして創造…否!
 再生の前には必ず破壊が無ければならぬ。

 汝、汝は古屋の屋根の上に新築を立てるか?
 我は新たなる建造物を更地の上に建造する。
 覇王である吾輩であってもそうである。
 覇王でない汝ならばどこに新築を立てる?!」
321 :園生香里奈(黒髪の美しい女性)Initiator [saga]:2012/12/01(土) 18:24:46.90 ID:C1Jq0ORco
>>319
- そうですか、ごめんなさい(ToT) -

 香里奈はマルファスに対して気の短い相手だなと一瞬思ったが、
すぐに思い直した。送られてくるファイルは最適化の進んだもの。
つまり行動と手が早いのか。こういう相手には嘘は言わない方がいい。

- もう少し化かし合いを楽しみたかったのですが -

 手の内を明かす事にした。

- こまきさんの本名もこまきさんの所属も知りません。 -
- こまきさんが我が社にハッキングを仕掛けてきた理由をお尋ねします。 -
- お互いに単刀直入に問答をした方が楽でしょ?何を探っていたんです? -
- うちはそこそこ大きい会社ですので、探られると困ることが結構あるんです。 -
- でも、見られても困らない事も結構あるんですね。 -
- あなたの狙いは? -
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 18:27:25.90 ID:bMXEPsDU0
>>320


「そんな物々しい鎧着てちゃ商店街で働けない気がするんですけど……
――というより、え? 覇王さん仕事ないんですか!?」

なんという見かけ倒し
驚きを隠せない様子。偉い人ではなかったのかっ!?

「――あー、えーと、新築限定ですか?
更地なんてそんなないんじゃないと思うんですが
たてるより空き家を見つけたほうがいいんじゃないですか?」

んでちょっと勘違いをした発言を
323 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 18:36:34.82 ID:p1haQ/HX0
>>321
-すみません。私もこういう会話は好きですが-

-どうやらこれではこちらが不利になるだけなのでね-

-大したことではありません-
-友人が問題を起こしたのですよ-
-知りすぎると碌でもないでしょう?特に貴方の会社の場合は-
-その友人のデータがそこにあるのか否か。どこまで知られているのか、安全かどうか-
-私が知りたいのはそれだけですね-

半分本当で、半分嘘だ。
ロクレネとしてはサクヤを心配し、マルファスとしては少しでもここの会社の情報を知りたい。
科学と魔術。どちらも円環の楽園には必要な情報だ。
科学兵器に関しては、Z.Oを越える物は少ないとマルファスは踏んでいた。
324 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 18:47:57.73 ID:C1Jq0ORco
>>322
「汝、刮目して見よ!我が覇道の道は我が世界に残る!
 すなわちこの世界に吾輩の敷いた道はないのである。
 よってこの世界では吾輩は何者をも蹂躙した事がない。」

「ふむ、空き家か。廃墟を再生するのは吾輩の宿命ではない。
 破壊である!無遠慮で無慈悲で一切が残らぬ破壊!
 そこに創造の道もある物であると知れい!」

 意味の変わらない説教がはじまった。

「…つまりだな。新築を建てたい者がいるとするではないか。
 新築だ。賃貸ではなく新築だ。ここはわかるな?」

 鎧をガチャガチャ言わせながらジェスチャーで何かを伝えようとする。

「良い立地があるとする!そこにすでに家がある。ならばどうするか。
 すなわち破壊である!」
325 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 18:52:51.43 ID:chdBIwbRo
 青年は朽ちた廃墟のがれきに腰を下ろす。
 廃墟探索は彼の趣味の一つでもある。
 額に杖を当て、青年は目を閉じる。
 夜を享受するために。
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 18:56:14.76 ID:bMXEPsDU0
>>324


「――えーと、解体業者になりたいんですか?」

端的に、本当に端的に、それであっているかわからないが
鎧さんの気持ちをなんとか汲み取って、いやあってるか分からないが
上記を、口にしてみた
327 :園生香里奈(黒髪の美しい女性)Initiator [saga]:2012/12/01(土) 18:59:31.49 ID:C1Jq0ORco
>>323
 ふむ、どうだろう。そのためにZ.O,にまでハッキングを?
 その理由、行動原理を推理すると香里奈はなるほどと納得する。
- 匿いたい方でも?…それが誰かは答えなくて結構ですが。 -
- なんだ、腹を割っても結構話せるものですね。 -
- ご友人を大切にしたいというそのお話を信じましょう。 -
- 故に詮索はいたしません。お友達をお大事に。 -

 ロクレネのマルファスとしての顔など知らない香里奈は七割ほど話を信じる事にした。
- さて、Z.O.は治安維持について特に関心がありませんよ。なんなら社長に合います? -
- わたしは秘書官ではありませんが、一応口利きくらいはできる立場にあります。 -

- 希望されるならこの場でYesと、拒否されるならばこの場でNoとお答え下さい。 -
 エンターボタンを押して、溜息をつく。
 出来れば社長と一緒にこのこまえという人物に会ってみたかった。
 公認のPaTHとのダブルスパイである彼女には連絡役以上の事はできない。
「こまえさんか、面白そうな人だな。」
328 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 19:03:22.26 ID:C1Jq0ORco
>>326
「汝、それはなんぞ?」
 興味津津、解体という破壊的な言葉に業者という社会的言葉。
 破壊が仕事になるだと?!
「汝!それを吾輩に説明する言葉をもっているか!!」
 実力以上の、いや本来の実力に見合った覇気が漏れ出る。
 街の野鳥と野生動物は逃げ、人々に怖気が走る。
 本来ならば国を崩壊させられる元覇王はカイルを睨む!
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 19:09:43.28 ID:bMXEPsDU0
>>328


なんという覇気、威圧感
経験したことはないが大群と対峙したときはこんな感じになるのだろう
直立不動、気をつけの姿勢をとる

「は、はっ! それは廃棄物と化した自動車や建築物を取り壊す業務でございます!」

――上司でもない無職相手にここまでかしこまるとは思いもよらなかったカイル青年
330 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 19:14:57.73 ID:p1haQ/HX0
>>327
-そうですね。それが近いです-
-分かればいい。分からなくともそちらのデータを破壊すれば、安全は確保できたも同然ですから-
-はい。友達は大事にしています-

―――――そう。友 達 は大事にしなければいけないわね。
にやりと笑うと、円環の楽園に連絡を開始する。
自分が直接向かうのは危険すぎる。どうするべきか。
サクヤの話を聞くと、Z.O.かそれに近い場所に洗脳能力を持つ存在がいる可能性は極めて高い。
その存在はZ.O.に雇われているのか、捕らわれているのか、それともお偉いさんか。
少なくとも自分が操り人形になるのはまっぴらごめんだった。

-少し考える時間を頂けませんか。そんなに長くは待たせません-

『願っても無い機会ね。どうしましょうか?』



331 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 19:16:40.00 ID:QUp+w6+7o
「さて、今日もパトロールを開始しますかね」

モノクロマスクを被った男が彷徨いている
332 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 19:22:27.11 ID:C1Jq0ORco
>>329
「それこそまさに創造!
 それこそまさに我が覇道を阻まぬ創造!
 貴様ァ!!カイルと言ったな!大義である!」
 ボソっと…脅かせてごめんと聞こえた気がする。
「行くぞ!我が宿命を捨てず、その道をも捨てずに、
 ただただ破壊の道を進み、破壊の道から逃れもする道!
 言葉にすればあるはずの矛盾はその歩みの中に無し!!」

「解体業である!解体業である!」
333 :園生香里奈(黒髪の美しい女性)Initiator [saga]:2012/12/01(土) 19:28:33.01 ID:C1Jq0ORco
- データ破壊は物理的に無理っすよ。 -
- 一つのネットワークでつながってないんで。 -
- ほら、金融とかやった事あります?あれと同じっす -
 なるほど、複数のネットワークを一つ二つの中継点でつないでいるようだ。
- じゃあ社長には伝えておくっすね。場所はどこか… -
- まあ適当なバーでも見繕っ -
 一旦通信が切れる。
 そして復旧する。

- こんばんは。うちの部下が妙な事を口走って申し訳ない。 -
- いやぁ、チャットなんてひさしぶりですよ。オフ会もですよ。 -
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 19:29:40.63 ID:bMXEPsDU0
>>332


「き、恐縮です……」
(なんなんだこれは……!!)

思わず苦笑いを浮かべた

「――その、なんですか
よかったですね、職業見つかって」

なれた訳でもないのに、まだたぶんどういったものかもわかってないのに
社交辞令のように有り余ったサトイモをまたあげようとした
335 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 19:34:39.40 ID:C1Jq0ORco
>>334
「まっていろ。」
 近くの八百屋に近づいていき何かを購入して戻ってきた。
「その芋、いただこう。そしてこの鶏ミンチと人参を汝に賜ろう」
 ググイと強引にビニール袋を押し付ける。
 里芋の煮っころがしが最も作りやすいが他にも使い道のある食材だ。
「汝…名はなんという?我が名は鉄鋼鬼神ボルテックス。」
336 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 19:38:30.14 ID:C1Jq0ORco
>>331
「花はいりませんか?花は…今日は寒いね」
 花籠の中の花に話しかける。
 そして水樹を見つけると呟いた。
「あ、不審者だ。」
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 19:38:56.96 ID:bMXEPsDU0
>>335


「あはは、どうもです。」

ビニール袋を受け取り、買い物袋にいれた

「――カイルともうします。以後お見知りおきを、ボルテックスさん」
338 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 19:39:21.39 ID:chdBIwbRo
【BAR】

 青年は、笑みをこぼす。
 青年にとって、少しばかり幸せなことがあったのだ。
 青年からは素人にもわかるほどの血の香り。
 
339 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 19:40:57.95 ID:p1haQ/HX0
>>333
ガープさんに任せる話を脳内でした所で、様子が変わる。

-なるほど、そんな仕組みでしたか、分かりました。凝ってますね-
-はい。それでは適当なバーで-
ぷつんと切れ、現れたのはお偉いさんらしい。
オフ会のことを口走ってるということは、例の社長か、もしくはブラフか。

-いえいえ。楽しく話せました-
-私はこまきと申します。はじめまして-


340 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 19:43:34.79 ID:C1Jq0ORco
>>337
「良きにはからうがいい。
 その材料だからといって里芋の煮っころがしにせねばならぬ法も無し。
 そのような宿命は吾輩が蹂躙して粉砕する。」
 何に満足したのかよくわからないが頷くボルテックス。
「では、吾輩は建築業者を数件破壊してこようと思う。
 これぞ破壊の誇示である!」
341 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 19:45:50.11 ID:Va6c/wVco
>>338
やけに血なまぐさいな、とアランはその元を辿るように視線を巡らせる。その先にいたのは一人の青年。

「きな臭いねぇ」

/おそらく亀レスになりますが絡みよろしいですかい?
342 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 19:46:01.27 ID:QUp+w6+7o
>>336
「不審者ではありません、正義の味方です」

しっかり聞こえていたらしく、訂正する
343 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 19:47:18.82 ID:C1Jq0ORco
>>339
- はじめまして、いやはやお声から察するにお若いかたでしょうか -
- 部下が貴方に随分なご無礼を働いたようでして、 -
- お詫びに夕食と晩酌をごちそうしたいのですがいかがでしょう? -

// >>338ちょっと悪いことを思いついちゃいましたw
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 19:47:30.82 ID:bMXEPsDU0


「かたじけないです。
では、これにて!」

再度礼を述べれば、その場から去っていった

お疲れまさでした!
345 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 19:49:00.77 ID:C1Jq0ORco
>>342
「不審な正義の味方さん?」
 しばらく考えて彼女は話を続けた。
「覆面をするのは悪い人だ。
 でも正義の味方は覆面をするよね。
 正義の味方って悪い人達なのかな?」
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 19:49:01.57 ID:bMXEPsDU0
>>344>>340あてで
まさではなくさまです、失礼
347 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 19:49:21.49 ID:chdBIwbRo
>>341
ぐるり、とヴィクターは青年のほうを向いた。
「きな臭い? はて、何のことでしょう」
 くすくすと青年は笑う。酒が入っているようだ。

//OKですよ! 

>>343
//かまわんよ!


348 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 19:50:26.57 ID:C1Jq0ORco
>>344
「うむ、さらばだ。また会おう。今度の我輩は有職者である!!」
//お引き留め申し訳ない。お相手感謝です。
349 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 19:51:51.20 ID:C1Jq0ORco
>>347
// サクヤさんがリボックと面会してくれたらですが、
// 同じ店にするというのがわたしの悪巧みですw
350 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 19:51:53.96 ID:Va6c/wVco
>>347
「血の匂いがちょいとね」

くわえ煙草の男が、こんだけ匂いがすると目立つさ、と青年にかたをすくめて見せる

/あざーす!
351 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 19:52:31.78 ID:QUp+w6+7o
>>345
「…まあ、それでいいでしょう」
釈然とするが納得する

「正義と悪は表裏一体、見用によっては悪が正義に、正義が悪になるのはそう珍しくもありません
 難しいものなのです」

「おや、その花籠、花売りをやっているのですか?」
花籠に気づく
352 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 19:55:06.41 ID:chdBIwbRo
>>349
//戦闘に持っていくと確実に死人が出るぞ!!

>>350
「先ほど殺したせいでしょうかねぇ」
 青年は心底うれしそうに笑う。
 そして、グラスの酒を飲みほした。

「彼にも同じものを」
 マスターに言う。
353 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 19:55:25.20 ID:rev9Yl0Po
この地域にある、AMSWAT支部。
特殊戦術班という仕事柄もあり、デスクワークを強いられていた女……いや、少女はんーっと背伸びをして

「終わ……りません〜!」

どうやら今日は特別に書類が多いらしい。あと1〜2時間は帰れなさそうな量だ。
3時間ほど夢中で書類を片付けていた少女もさすがに疲れ、ため息を吐きながら休憩室へと向かう。

そして休憩室。

自販機で紅茶を買って、一口飲んでソファに座る。

「ん……」

と、その溜まった疲れがたたったのかうとうととし始め、終いには寝てしまう。
紅茶は手に持ったまま。このまま握る力が抜けてしまうと、零れてしまうだろう。起こしたほうがいいかもしれない。
354 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 19:56:27.88 ID:C1Jq0ORco
>>351
「今日は競り負けたからお花がすくない。
 お花をきちんと買ってくれる人に悪いかな」
 水樹の目を見て真正面から尋ねる。
「あなたが欲しいのはどのお花?
 綺麗でいい匂いがするお花と、暖かいお花があるよ。」
 花売り、マッチ売り、何にせよそういう商売だ。
355 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 19:57:05.20 ID:p1haQ/HX0
>>343
-そうでもないです。もちろん足が付かないように声は変えてますね。性別もお会いするまでは明かせません-
-無礼を働いたのはこちらのほうですよ。彼女は大変私に良くして下さりました-
-私、実は食事に眼が無いものでして。こちらとしても在り難いです。宜しくお願いしますね-

『ガープさんは変装して戴けると助かります。お偉いさんなら実験施設での姿形はばれているでしょう。
 おそらく相手は魔術に関しては疎いはずです。方法はあるかと思われます』
356 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 19:57:42.02 ID:TJVeG7sIO
>>352
「ほぅ?」

青年の隣に無断で腰掛けて、タバコを灰皿へ押し付ける。

「ずいぶんと物騒な事をいうな」
357 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 19:58:47.82 ID:C1Jq0ORco
>>352
// 戦闘に持って行くと確実にリボックが死ぬw
// あとサクヤさんと言ったのは中の人の名で誘ったのはマルファスです。
358 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 20:01:35.30 ID:QUp+w6+7o
>>354
「だれかが多く取れば誰かが少なく取ることになる
 仕方ありませんね」

「じゃあ、暖かいお花を買いましょうか」
359 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 20:01:58.04 ID:chdBIwbRo
>>356
「あぁ、失敬。どうも酔うと理性が保てなくなるんですよ」
 冗談っぽく、青年は笑う。

「しかし貴方も人を殺したことがあるでしょう?」
 凍てつくような、見透かすような瞳で、青年は問うた。

>>357
//いや、どうなるかわからんです
//BARが一触即発になるぅぅぅ!!
360 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 20:03:08.23 ID:p1haQ/HX0
>>357
//実際に行くのはガープさんですね。どうなることやら……。
361 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 20:04:19.34 ID:ORGoTzUSo
>>355
『悪は逃げるし、卑怯な手もとるけどさぁ。
 自分たちは、自分の悪だけには嘘を付けないんだよ、分かるかな? 天才じゃなくても分かると思うけど。
 君の付き添いとしてなら、自分は行こっかなぁ。上司だけ危険地帯に生かせて君安全地って、いくら自分が天才だからってなぁんか嫌だし?
 逃げる事には自信有るから、安心しておくといいよ。後、今キミの後ろね』

とん、とドアが静かな音を立てて開ききり、マルファスの背後に一人の男が立っていた。
190cmに近い、やたらとひょろ長い痩身に、右手には白手袋。
髪はどういう理屈か真っ黒に染め上げられて、オールバックに纏められていた。
服装も、普段のよれよれのスーツではなく、かっちりとしたドレス・スーツだった。

「やあ、来たんだけどさ、天才的に。
 場所、どこな訳?」

煙草を取り出し、口の端に加えて火を付ける。
吸ってもいいとは聞かず、吸うから、と宣言していた。
362 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 20:05:07.92 ID:C1Jq0ORco
>>355,>>359,>>360
「さて、園生さん」
 ジャンクフードの包装の中でむくれる、
 綺麗にすれば美しいはずのだらしない女が「なんすか?」と答える。
「食事にはまた連れて行って上げます。
 今日は来ないで下さい。」
 だろうなと、「そうですね」と応えて社長に答える。
「あれについては気付いていないようなので、
 少しだけオフ会を楽しんできます。お留守番おねがいしますね。」
 リボックの頼みごとは時に業務命令より強い。
「しかたないっすね」園生香里奈も二つ返事だ。「お気をつけて。」

「ええ、気をつけていってきますよ。」そう言い残してリボックは出かける。
// 鉄火場になったら守ってね☆
363 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 20:06:29.94 ID:C1Jq0ORco
>>358
「暖かいお花…オーラルだけだけれどいい?
 ホテル代はお客様持ちだから。」
 何か言い出した。
364 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 20:07:53.60 ID:OlPX6rjUo
>>353
AMSWAT支部の演習場にて弓を射る人影が一つ。
半弓と呼ばれる弓道の弓よりも短いそれを持って、射る、射る、射る。
百発百中とはいわねどかなりの精度の射撃技術である。

しかし人影はそこで撃つのをやめると半弓を置いて休憩室へと歩いていく。
休憩室の扉を開け、目に飛び込んできたのは眠りこける少女の姿。
とはいっても彼女は見た目のまま少女ではないのだが…
しかしその手に握られている缶を見れば今にも落ちてしまいそうなことになっていて。
慌てて少女に駆け寄ると肩を手でぽんぽんと叩き、のんびりとした調子で声をかける。

「陽向さん、もしもーし、おきてくださーい」
365 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 20:08:07.65 ID:TJVeG7sIO
>>359
「なるほどね」

青年の方を見ぬまま、運ばれてきたグラスを手に取り、

「ま、並よりは、多いだろうと思う」
366 :マルファス(ロクレネ) :2012/12/01(土) 20:10:42.04 ID:p1haQ/HX0
>>362
『ではよろしくお願いします、ガープさん』

そうガープさんにテレパシーを送ると、マルファスはベットに倒れた。
痛みが治まりきらず幻覚が見える中、何が自分を動かし続けたのだろうか。
これが自分の在り方、意義。あとはガープさんに任せることにする。
ベットに倒れた瞬間、一瞬で意識を持っていかれた。

367 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 20:10:59.50 ID:QUp+w6+7o
>>363
「………あの、春を売ってるんじゃなくて花を売ってるんですよね?」
何かヤバイものを察して尋ねる
368 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 20:11:43.80 ID:chdBIwbRo
>>362
 青年は酔ったまま、笑みを浮かべた。
 この街は本当に面白い、とでも思っているのだろう。
 ざわりざわりと、影がうごめく。

>>365
「我々は同じ穴の狢なんですよ」
 くすくすと笑いながら、青年は言う。
「人を殺し己を殺し、愛すべきものを殺しつくしてもまだ足りぬ」
 小さく、青年はつぶやく。
369 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 20:15:08.51 ID:C1Jq0ORco
>>367
「花で生計が立つならいいのにね。
 春も売っている。でもこんな子供はいらないか…。
 いや、そういう人もいる。でもそうならそれでしたいよね。」

「でも、そっちは売りたくないし、こまったな。」
370 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 20:15:40.68 ID:Va6c/wVco
>>368
「なるほどたしかにそうだ」

アルコールの注がれたグラスを揺らし、水面に視線を落とす

「ただ、お巡りさんのまえでそれは言わない方がイイ」

かたん、と警察のバッチがテーブルに載せられる
371 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 20:16:29.08 ID:ORGoTzUSo
>>366
「困った子だなあ。
 まあいい、もう仲間だし。天才は雄大で悪人は寛大だ。
 大天才で大悪人の自分がこの程度で怒るはずが、無いからねえ」

からから、と楽しそうに笑い、男は一歩を踏み出し、消えた。
容易く空間の裂け目を通り抜けて、待ち合わせ場所の近くにたどり着き、現れた。

>>362
待ち合わせ場所には、一人の男が立っていた。
190cmに近い、やたらとひょろ長い痩身に、右手には白手袋。
髪はどういう理屈か真っ黒に染め上げられて、オールバックに纏められていた。
服装も、普段のよれよれのスーツではなく、かっちりとしたドレス・スーツだった。

「やあやあ、貴方がリボックさんか。
 悪いね、実はネカマだった、という訳なんだけど、とりあえず中でゆっくり話でもするかい?」

気さくな様子で、小洒落た格好の男は、流麗な動作でバーの中を指さした。
敵意も無く、そして威圧感なども感じられない。
どこにでも居る、ひ弱な研究者肌、と言った印象を感じるだろうか。
372 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 20:17:45.53 ID:C1Jq0ORco
>>366
待ち人には店の場所を教えてある。
都市部の治安なら戦前より少し悪い程度か。
女の独り歩きも大丈夫だろうし、タクシーもある。

>>368
「やあ、あいてた。ここの店主はごく偶に気紛れを起こすんですよ」
373 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 20:19:07.09 ID:chdBIwbRo
>>370
 わずかに青年の顔が驚愕を浮かべるが、次の瞬間青年は獰猛な笑みを浮かべた。
「救いをもたらさない警官に、私を止めることはできない」
 携える杖を、青年は固く握る。
 まるで、財宝でも詰まっているかのように。

>>372
 カウンター席には二人の男。
 その後ろ姿だけではだれかわからないだろう。

 店主はそっけない挨拶を行う。
374 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 20:20:23.51 ID:rev9Yl0Po
>>364
「……んぅ……!」

何となくあざとい寝息を立てて眠る少女だが、肩を手で叩かれて漸く覚醒する。
もう少しでずり落ちそうな缶は確りと握られ、とりあえず衣服が濡れることはなかったようだ。

目をゴシゴシとこすって周りを見渡せば、そこには本当に少女な彼女の姿。

「あ、恵那ちゃん……おはよう〜」

えへへと笑いながら紅茶缶をテーブルに置き、立ち上がってんーっと背伸びする。
しかし、立ち上がっても彼女と同じぐらいの身長だ。
375 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 20:20:59.82 ID:QUp+w6+7o
>>369
「なかなか世知辛いんですね…」

同情する

「とりあえず、私もそっちを買う趣味はないので
 花を買うだけで済ませてください…」
376 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 [sage]:2012/12/01(土) 20:24:06.06 ID:Va6c/wVco
>>373
「ただの警官ならな」

やれやれと肩を竦めた男の首元には大きな斬疵。ため息をついて新しいタバコを取り出すと、剣呑な色を帯びた青い瞳が、青年をすっと射る

「今日、何人殺した?」
377 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 20:25:11.04 ID:fIhcw77wo
月が輝き出した頃、雲が翳り月光は遮られたが、代替として街頭が街中を照らし出す
廃色の刀を鎖に縛り付け、腰に巻いた黒いスーツの少女は、街中に佇んでいた
常に何かを口ずさみ不気味な雰囲気を醸し出す青髪長髪の彼女は、目の前に居る倒れ込んだ男を睥睨する

「──路地裏に引き込んであんな事やそんなことをして良いのはお兄様だけなんだけど?」
「いや、あの、自分道を尋ねようと……っていうか腹踏まないで──ッア!」
「そんな事より私手芸が趣味なの」
「い、いみがわからん!」

男の腹部を強く踏みにじりながらも、廃色の鞘から刀を抜き出す青髪
刀からは黒い煙が吹き出し辺りを覆ったと思えば、煩わしいというように青髪はそれを薙いだ

「さて、何処からがいいかしら?太腿?」

街中で堂々とこんなことをすれば、誰かに見つかり大変なことになるだろう
男に助けの手は差し伸べられるか
378 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 20:26:13.41 ID:C1Jq0ORco
>>371
「おやおや、男性でしたか。
 すっかり騙されてしまいました。
 あなたは女心をよく理解されているようですね。せっかくです。
 軽くネット上のお遊びのお話からでもしましょうか。

 ああ、わたくしリボック・オーレンです。ハンドルネームではなく本名です。」
 ニコニコした好意的な紳士だ。右足が悪いのか右側の杖を使っている。
「うらやましい体格ですね。」

>>373
「ここですよ。ガイドブックにも載っていましてね。
 旅につかれたらここに行けと、この冊子にもかいてあったんです。」

>>376
(物騒なお話ですねぇ…わたしの言えたことではありませんが。)
379 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 20:26:44.97 ID:OlPX6rjUo
>>374
「おはよう〜えへへ、じゃないですよぅ…」

ごしごしと目をこする姿に可愛いな、なんて思いながら少女の姿をした女性の動向を見守る。
こんなところで缶を握ったまま眠っていたのだ、相当疲労がたまっていたに違いない。
そう思えば、心配になってきて。胸元で両手をぎゅうとにぎると首を傾げて問うてみた。

「大丈夫ですか、お疲れなんじゃないですか?…恵那心配」
380 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 20:28:03.87 ID:chdBIwbRo
>>376
 にぃ、と青年は口角を吊り上げた。
 今まで自分が知るどの人種とも違った男。
 それが青年には、とてつもなく面白かった。

「今日は2人。愚かにも私に襲いかかった2人を『刺殺して』やりました」
 青年は酒を飲みながら答える。
 青年の携えている杖の先端は、丸い。

>>378
 マスターは注文を聞く。
 その前に腰掛ける二人からは、どことなく危険な香り。
381 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 20:29:30.76 ID:C1Jq0ORco
>>375
 そう言われて答えた。
「あなたは優しくて清らかな人。
 闘争の世界に清浄はない。だから、あなたは…傭兵?
 何かは知らないけれど引退した方が良いと思う。
 すみれ草が今月で終わり。全部で100円でいいよ。」
 
382 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 20:31:10.86 ID:ORGoTzUSo
>>378
「まあ、自分に掛かればあのくらいはどうって事ないからねえ。なにせ天才なもんで。
 自分は、シモン・コランさ。ああ、コレは本名だからねん。ま、よろしく」

軽く会釈しつつ、自己紹介。
そして、体格の事を口に出されて、首を傾げる。

「いやあなに、無駄に縦に伸びすぎてしまっただけかな。見れば分かる通り、細いしね?」

>>376
軽口を叩きながら店に入る男。
カウンターに座るアランを見て、ひゅぅ、と小さく口笛を吹いた。
この男、真っ向から正体を隠す気が返送以外存在していない。

>>380
店内に入る男は、どう見ても小物か何かにしか見えない存在だ。
だが、どことなく他者と違うような、薄ら寒い気配を感じたかもしれない。
383 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 20:31:22.62 ID:Va6c/wVco
>>380
「ホトケは二名か」

やれやれ、かわいそうに。そう肩を竦めると、取り出したマッチを擦る。じっ、と燃え上がった燐の匂いがツンと鼻をつく。

「ずいぶんと殺しが得意そうだ」

マッチを懐に戻すついでに、そっとホルスターのロックを外しておく。男は視線をまたグラスに戻して、チビチビと口をつける
384 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 20:31:30.52 ID:p1haQ/HX0
>>377
そこに現れるのは、帽子を深く被ったみすぼらしい格好の女。
いつものようにヒヒヒヒヒ〜と言いながら現れる。

「ん、と。こんな所でそんなことをしたら、そのアンタのお兄さんが迷惑するかもしれないよ?」
男を心配する様子は、特になさそうだ。見物のつもりなのだろうか。

「路地裏でやった方がいいねえ。そうすれば、今の時代ならそうはバレない」



385 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 20:33:04.69 ID:Va6c/wVco
>>382
口笛にはかすかに視線を動かしただけで、興味はないといいた気に視線をそらす
386 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 20:34:59.62 ID:QUp+w6+7o
>>381
「傭兵ではありません、正義の味方です」

やはりそこを訂正する

「そうかも知れませんね
 私は物事を楽観的で純粋にに捉えがちだと自分でも思ってます
 しかし、自分がやるべき事だと思ってますからまだ引退はしませんよ
 では、買わせてもらいますね」

男は100円を渡して去っていった

//風呂に入ってきます

387 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 20:38:27.76 ID:rev9Yl0Po
>>379
「あはは〜……ちょっと長時間デスクワークしてただけですよ〜」

そう言うと、心配してくれてありがと〜、と彼女の頭は数回優しく撫でる。
……しかし、疲れが溜まっているのは事実で。
白魔法を使っても結局は自分の魔翌力なわけで、あまり意味が無い。

もう少し此処に居ようかなと思いながら、再びソファに腰掛ける。

「でも〜、恵那ちゃんも疲れてるんじゃないですか〜? 昨日、あの研究所に行って来たんですよね〜?」

それは勿論、「円環の楽園」の研究所の事だろう。
派遣されたAMSWAT隊員2人の報告で、その事は既にAMSWAT全体に広まっていた。

ま、座って〜と、自分の体をずらして彼女の座るスペースを空けた。
388 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 20:38:30.72 ID:chdBIwbRo
>>382
 青年は笑う
 酔いが回っている成果、それとも他の何かかはわからない。

>>383
 青年は杖を握る。
 確信があったわけではないが、この空間が危険だと告げていたから。
 そして青年は、小さく床を杖で打った。
 目に見える変化は、なにもない。

「数年前から、殺し続けていますからねぇ」
 くすくすと笑いながら青年は言う。
 彼を狂人と見るのか、それとも他の見方をするのかは人によるだろう。
389 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 20:39:51.75 ID:C1Jq0ORco
>>380
「あ〜、最初はショットガンをお願いします。」
 名前は物騒だが、飲み方も豪快なカクテルでバーボンかウィスキーに
レモンスライスを乗せて砂糖を固めた物を乗せたカクテルがそれだ。

>>382
「食事は抜きにして、そうですね、オードブルで腹を満たせて、
 晩酌から始めながらお喋りでも楽しみませんか?」
 ニコニコしながら提案する。
 空腹でもピザやココット等がバーにはありますし。
390 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 20:40:48.91 ID:C1Jq0ORco
>>386
「そう…お花。買ってくれてありがとう。
 大切にしてあげてね。」
// いってらっしゃいです〜
391 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 20:41:49.34 ID:Va6c/wVco
>>388
「なるほどなるほど」

多いに結構だと言わんばかりに苦笑し、マスターにジャックダニエルがないか確認する。

「殺しの道具は普通の得物じゃあ、なさそうだ」

大事そうにしている杖に何か感づいているのか、半分ほど燃え尽きたタバコを揺すって灰皿へ灰を落とす
392 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 20:46:27.94 ID:ORGoTzUSo
>>385>>388>>289

「アースクエイクと、包み揚げピザで」

さらりと軽食と共に、カクテルを頼む。
カクテルは、アブサンとウィスキーとドライ・ジンをシェイクしたカクテルだ。
アブサンの強烈な香味も有り、かなり人を選ぶ類のものである。

「……ん、構わんよぉ。
 と言っても、天才は他者との話があんまり上手くはないんだよ、選ばれし者の悲哀ってやつだけどさ。
 だがまあ、リボックさん。アンタの力は、中々面白そうな物だねえ?」

くっくく、と喉を鳴らして笑う男。
相手が能力者だと看破した状態で、それで無防備にここに居るのだった。
393 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/01(土) 20:48:20.39 ID:C1Jq0ORco
>>382
「シモンさんとお呼びしてよろしいですかな?
 おっと、気にされてましたか、これは失敬。
 しかし長身は羨ましいものです。」
394 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 20:48:22.96 ID:chdBIwbRo
>>389
慣れた様子でマスターはシェーカーを振る。そして数秒ほど経つと、慣れたようにテーブルを滑ってグラスがリボックの目の前へと到達する。

>>391
 マスターがジャックダニエルの瓶を探し、グラスに少しついだ。
 一級品です、試してくださいとでも言いたげな顔だ。

「杖ではありませんよ」
 青年は笑いながら言う。
「この杖を血にぬらしたことはただの一度もないのですから」
 
 青年はくすくすと笑いながら額を杖につける。
 かつての幸せだった頃を思い出していると、一体だれが想像できるだろうか。

>>392
 慣れた様子で、マスターはピザをオーブンへと投げ込む。
 そして、アブサンを探し当ててシェーカーへと注ぎ、ジンを混ぜる。
 規則正しい音が、空気を揺らす。
395 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 20:49:11.66 ID:OlPX6rjUo
>>387
なでなでと、優しくなでられる頭は心地よくて、思わずうっとりしてしまう。
思わず、にへらと力の入らない笑みを浮かべては恥ずかしそうにして。

「んー、気疲れはしましたけどぉ、大丈夫です、恵那、元気が取り柄ですし!」

“あの”研究所とは昨夜の研究所の事だろう。
ガープと名乗ったファンキーな自称天才男とメイザースと名乗った入院服の少年。
両者が語ったことを思い出すと自然と表情が暗くなり。
しかし、座ってと促されれば小さく「ありがとうございます」と言って陽向の隣に座る。

「昨日はいろんな人がいたんですよ、全身黒いアーマーの人とか、仮面被った人とか…!」

そう言うと表情を明るめのものに戻し、昨日会った面白い人の話をしだすのだった。
396 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 20:50:00.04 ID:C1Jq0ORco
>>392
「いいえ、不愉快な能力です」
 ニコニコしながらはっきり言った。
397 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 20:55:09.80 ID:C1Jq0ORco
 これはこれは、わたしのような民間人には不釣り合いな殺伐とした様子になっていますな。

>>394
リボックは一杯目はきつい酒と決めている。
ショットガンをテーブルに叩きつけ鳴らすと一気に煽る。

「マスター、パターソルト・ピーナッツとワイルドターキーを。
 年代はお任せします。ただ、まどろめるのが…
 12年物はありますか?」
398 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 20:58:18.51 ID:ORGoTzUSo
>>393>>396
「不愉快な能力、と言うのは自分にとっては果てしなく好ましいものだぜ?
 一つ人には悪業を、二つ不幸は愛でるもの、三つ淫らは美徳なり、四つ世迷いの言葉吐け、とね。
 影が会ってこその光だ。自己に疎ましい点を持つ人とか、心に闇が有る人こそ本当に輝く存在なのさ。天才の感性からすればな」

男は、かなり独特の感性と思考を持っている。
果てしなく、悪に寄り添った立ち位置の男は、悪なのだろうか。
だが、爛々と子供のように輝く瞳は、どこまでも無邪気であり、純粋だった。

>>394
「……ん。」

やってきたアースクエイクを一息に飲み干し、テーブルにグラスを置く。
そして、カウンターの置くのアブサンを見て、一言。

「デリリウムを。
 角砂糖とアブサンスプーン、後マッチを貰えないか。水もくれ」

古典ゆかしいアブサンの飲み方をするつもりのようだ。
あまり好かれない味の物だが、この男はこの銘柄が好きでたまらなかった。
399 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 20:59:43.70 ID:fIhcw77wo
>>384
気づけば、自分より不審な人物が助言してきた
ふむ、と髭をさするような動きを見せながらも刀をその人物へと向け

「私はこれでいいのよ、こいつが襲ってきたんだものもしかしたら私の貞操が……
あら、貴方。もしかしてこの方の彼女さん?」

あらぬ質問をした

/すんません風呂行ってやしたああ──!!!
400 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:01:14.39 ID:Va6c/wVco
>>394
マスターに軽く礼をして口をつけ、その能面を幸せそうに綻ばせる。満足いく一品だったらしい。

「というより、想像しえる普通のモノかどうかも怪しいな」

頬杖をついて青年の方に目を向けると、

「名前は?」
401 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 21:04:30.74 ID:p1haQ/HX0
>>399
「襲ってこられたんじゃ仕方ないねえ」
ニヤニヤしながら話す。何となく、昔の自分を思い出して微笑ましくなった。

「残念ながら違うねえ。オトコは作らないようにしてるんだ。殺して大丈夫ならいいんじゃないのかい」
やれやれと思う。色恋沙汰に手を出す気など、サクヤにはなかった。


402 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 21:05:00.73 ID:rev9Yl0Po
>>395
「やっぱり若いって良いですね〜、私はもうおばさんですし〜」

元気が取り柄なんて言えないですね〜、と外見は確り少女で説得力の無い少女の呟き。
しかし表情は力の無い笑み。本当のようだ。

「お父さんから色々と聞いていますよ〜。皆、とても強かったみたいですね〜。
 ……特に、その黒いアーマーなんですけど〜。とても特殊な装備のようですよ〜」

少女の夫、特殊能力班班長は、その辺の事もしっかりと調べていた。詳しいことは分からなかったらしいが。
AMSWATもあんな装備を導入した方が良いんですかね〜と考え、缶に落としていた視線を、彼女に向けた。

「あ、何か飲み物奢りましょうか〜? 頑張ってくれたお礼です〜」
403 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 21:05:08.83 ID:chdBIwbRo
>>397
 マスターはカウンターをあさる。
 このBARにはすべてがそろっている、というのがマスターの口癖なのだから。

 ようやく目当ての物を発掘したのか、軽い音とともに瓶が置かれた。
 マスターはグラスを2つ新たに出してパターソルトとワイルドターキー12年物を注ぎ、リボックに差し出す。

>>398
 手慣れたようにマスターはスプーンにアブサンを注ぎ、角砂糖を載せた。
 火をつけるのはお客の楽しみ、とでも言うように、ウィンクをしてマッチと水を差しだす。

>>400
 マスターは誇らしく笑みを浮かべる。
 そして、グラスになみなみと、ジャックダニエルを注ぐ。

「想像できないことなど、この世界には何一つ存在しえないのです」
 ふふ、と笑いながら青年な言う。

 そして、青年はマスターから受け取ったジンライムに口を付けた後、呟くように言葉を紡いだ。
「ヴィクター・フォックストロット。貴方は?」
 独り言ともとれるような言葉の調子で、青年は問う。

 
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 21:06:43.88 ID:bMXEPsDU0
キャンプ座間
研究所

「さて――」

白髪をウルフカットにした童顔の青年がいる
迷彩服に身をつつみ、背には重厚長大な機械剣を背負っている

「とにかく、場所だけは見つけないと――地下室への入り口の」

405 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:08:15.46 ID:Va6c/wVco
>>403
「ありがとう、マスター」

一言謝辞を添えてグラスを掲げ、大事そうに少しずつ口をつける。

「俺は想像力に乏しいのさ」

だから得物が何かはわからんね、と付け足して、煙草の穂口を銜えると、

「アラン・J・ロックウェル」
406 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 21:09:53.72 ID:C1Jq0ORco
>>398
「おやおや、思い通りになる物なんてあっても楽しくありませんよ。
 物事は思い通りにならないくらいでないとつまらないのです。」
 そして飲み物をゆっくり口に含み、飲み下すとこうもいう。
「確かに物事は思い通りにさせたい、動かしたいのですよ。
 しかし、過程があまりに薄いと…そう、張り合いがない」
 テーブルの上で手を組む。
「基準は善悪ですか。わたしは利潤ですねぇ。
 慈善事業なんぞ糞食らえですが、やはりわたしは善の側のようです。
 結果は悪、残虐非道、無慈悲に過ぎるのが困ったものですが。」

「随分と古いアブサンの楽しみ方をされるのですね。」

>>400
「血なまぐさいですな。わたしよりもずっと潔癖なはずなのに。」
407 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 21:11:27.59 ID:fIhcw77wo
>>401
常に不快な微笑を浮かべる女
何故だか分からないが、鬱陶しい。月が雲から垣間見た瞬間に、筋肉の収斂を利用して近づき、首を掻いてしまおう
その為に足元の男を蹴り飛ばし、払った

「いいわ、逃げなさい。いえ、行きなさい
──貴方、もしかして空は好きかしら?」

女が答えた時分には、月光が地上に降り注ぐだろう
その時に青髪が取る行動は、懐に入り刀を横に薙ぐ、という物だ
408 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:12:04.85 ID:Va6c/wVco
>>406
自分の事を言われた気がして、ん?、と目を向ける
409 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/01(土) 21:12:47.36 ID:JmBuhzAio
「流石に最近は寒いなぁ」
【公園のベンチに座る男が一人いた】

「大人しく部屋にいた方がいいかな」
【そう言い終えた後に手に持っていたホットのミルク紅茶を一口飲む】
410 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 21:16:19.47 ID:ORGoTzUSo
>>403
「――さってと」

にぃ、といい笑顔を浮かべた男は、マッチを擦って角砂糖に火をつけた。
めらめらと燃える、アブサンに浸された角砂糖を言い頃合いでミネラルウォーターを注いで消火。
そして、焦がした角砂糖をアブサンの中に投入し、アブサンスプーンで良く崩して混ぜ、一口含む。
70%という強い度数に、カラメル化した角砂糖と、癖の半端ではなく強いニガヨモギの複雑な味わいが口の中に広がる。

「……ん、コレだなあ」

満足気な表情を浮かべて、ちびちびとアブサンを口に運んでいた。

>>406
「ああ、言ってしまえば自分は悪党でね、そして天才だ。
 もっと言えば――世界の敵なんかが職業でね。あと天才だし」

もう、正体を隠す気が、無い。
髪の色はいつの間にか逆立てたショッキングピンクに変わっていて。
服装も、うらぶれたスーツに、ヨレヨレの白衣。そして色違いのスニーカーにカラコンと言う外見。

その状態で、楽しそうに男は笑い、アブサンを半ばまで飲み干した。

「新しいものが最高とは限らんし、カビの生えたくらい古いもんでも味わいが有る。
 ま、アブサンは自分の趣味に一番合ってる、ってだけだけどな。
 んで、アンタは何が目的で自分に接触してきたわけだい?」

極彩色の青年は、瞳を細めて相手と目線を合わせて、意味有りげに笑うのだった。
411 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 21:16:44.87 ID:C1Jq0ORco
>>403
「ははは、いやいや。いやはや。
 これが中々滑らかな味わいでして。
 ありがたいはなしですよ。ボトルでいただきますね。」

>>408
「そんなに人殺しは気負うほどの事でしょうかねぇ。
 そりゃあ大罪です。誰からも許されない。そして…。」
 振り返る。
「自分が自分を許せなくなる事がある。これが最初の段階。
 次の段階、その次の段階がありまして…
 しかしその道具を用意した我々には罪悪感がないんです。
 これは事実なんですよ。しかし、罪深いのはどちらでしょう?」
412 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 21:17:47.91 ID:OlPX6rjUo
>>402
「そんな!陽向さんだってまだまだ大丈夫ですよぅ!」

実年齢を知ってはいたものの、まだまだこれからと思えば元気づける様なにこやかな笑みを送り。
胸の前でぐっと拳を握ると、うんうんと頷いて。

「班長が色々見てましたか、流石ですねぇ…」
「あれは、凄く特殊っぽかったです、人では無理な動き?とかしていた気がしますし」

思い出すのは黒騎士に襲われた時のアーマーの動きで。
どんな設備が整っていればあんな動きが出来たのだろうと首を傾げる。

「え、ほんとう?わーい、嬉しいな!陽向さんありがとう!」

奢り、の話には年相応の少女の顔になり、嬉しそうに表情を明るくする。
じゃあじゃあ、ピーチサイダーがいいです、なんて言いながら。
413 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 21:20:24.34 ID:chdBIwbRo
>>405
「以後、お見知りおきを」
 青年は笑う。
 全てを見透かすような、なにも見ていないような、そんな虚ろな瞳で。

>>410
 その表情に、マスターは満足げにほほ笑んだ。

>>411
 マスターは笑みを浮かべたままボトルを差し出す。
414 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 21:20:55.88 ID:p1haQ/HX0
>>407
空気が変わった。注意が男から、自分に変わったようだ。
「―――――やれやれ。アタシはアンタのこと、嫌いじゃないんだがねえ」
というより、サクヤに嫌いな人物など居ない。苦手な人物は居るが。
サクヤは常に平等だった。

「空―――か。昔住んでたけれど、いい場所じゃなかったよ。地上が一番さね」

狂人のような言葉を吐くが、サクヤは至って真剣だ。静かに化勁を始めると
両手をだらんとさせる。
無表情になりながら。今のサクヤを無防備に思える人間は、多いだろう。
目の前の存在がどうかは知らないが。
415 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:22:46.71 ID:Va6c/wVco
>>411
「ふむ」

誰だこいつ、と思うより先に、その発言内容へ意識が向いた。
意識の段階、いま自分はどこだろうなと思いつつも、「用意した我々」という言葉に、武器商関連かと当たりをつける。

「使う側……かな? いや、場合によるさ」

>>413
「まあ覚えておこう」

未来の逮捕者候補に乾杯、とグラスを掲げる
416 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 21:27:49.95 ID:C1Jq0ORco
>>410
「なるほど悪党ですね。しかし天才かはまだ名乗らなくても良いのでは?
 天才というのは新しい価値観、新しい概念を生み出す人ですよ。
 人が出した問いに答えきれる才能があなたにはあるのかもしれない。」
 グラスの中で氷を鳴らす。
「命題を説ける才人は天才でなく例えば秀才等と呼ばれるものです。
 天才は問題を作る、見つける、そして突きつける人達のことですから。」

「ガーブ…」呟いた。
「いやいや、お恥ずかしい。
 一企業グループの諜報能力では円環の楽園の組織図すら作れないのですよ。
 情けない話です。まったくもってええ…。何が目的で近づいたかですって?それは
 こちらの質問ですよ。必要悪の担い手としてZ.O.の持ち物をどれくらい把握しているのでしょう?」
>>413
「酒は若くても老いてもいけませんな。」
>>415
「理性的な方ですね。落ち着きがある。場合によりますか…。」
417 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 21:28:29.35 ID:fIhcw77wo
>>414
「嫌いじゃない?──人は見た目で判断するなと、言われなかったかしら?」

一瞬、腰を浅く落とし、瞬発
刀から醸し出す黒煙がアナスタシアとは逆に動いた
それはアナスタシアが風に反する様に動いたという事
もしかすれば女は黒煙の動きでアナスタシアの動きを見ることができるかもしれない
女に近づいたと思えば、距離が足らない──否、違う
普通ならばこの距離程度なら1歩で済むはずなのだ、過信ではない
──怯えている?

「咲きなさい──枯葉姫!」

相対する女とは距離を起き、刀から虎の様な物を射出した
虎は一直線上の軌道に、女へとかなりの速度で向かっていくであろう
418 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:32:30.90 ID:Va6c/wVco
>>416
「理性的ではないさ」

自嘲の笑みを浮かべ、

「武器を売るのはニーズがあるからだし、うる側にも生活がある。そして武器とは使う側の意思なしには働き得ない」
419 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/01(土) 21:33:05.36 ID:chdBIwbRo
>>415
 青年も未来の抹殺候補に乾杯、とグラスを掲げる。
 チンッ、という音が響き、青年は一気に中身を飲みほした。

「さて、それでは失礼いたしましょう」
 殺されないうちに、と呟き、青年BARを後にした。
>>416
 一人の青年が千鳥足で BARから出てゆく。

//グダグダなロールもうしわけない、そろそろ落ちます。
//絡みありがとうございました!
420 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:34:23.17 ID:Va6c/wVco
>>419
「夜道は危ない」

気をつけろ、と付け足して、その背中を見送る

/おつさま!!!
421 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 21:35:17.43 ID:ORGoTzUSo
>>413>>416
「そうだなあ。
 アンタの価値観はきっと正しいよ。リボック・オーレン。
 だがな、それでも自分は、天才と名乗り続けるよ。それが自分の生き方だ」

この悪は、まっすぐな生き方を選択していた。
悪である事に誇りを持ち、自分の悪性に対して嘘をつかずに生きることを選び、ここに居る。

「――さあねえ。一つだけ言えるのは、自分が円環の楽園の支部長の一人だって事位だ。
 そして、もういくつか言えば。あんたらの懐の中にも、あんたらの仲良しの死の商人のグループにも。
 もしかしたら、俺たち円環の楽園が居るかもしれないなあ。
 理由を問われりゃ、これは単純よ。仲間に頼まれて代わりに来ただけだ、いい酒飲めたからそれが収穫かねえ。
 報告は、酒とピザが美味かった、ってことにでもしようかね」

からから、と楽しそうに笑う男の口調は、段々崩れつつ有った。
基本的にこの男は衝動的で享楽的。理由を求めても、大した理由があるわけではない場合が大半だ。
422 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 21:39:36.00 ID:C1Jq0ORco
>>418
「武器を研究し、武器を作り、武器を売る。
 私達はまさに死を売る死のの商人ですよ。
 ふむ、偶々とはいえ兵がここにいるわけですか。」
 少し考えてから話を続ける。
「恨まれない生き方はしていない。恨みたい人は恨めばいい。
 社会貢献は法人がすればいい。人間は会社に貢献すればいい。
 それだけなんですがね。なかなか世の中上手く回らないものですな。」

>>419
「おやおや、飲ませすぎましたかね。」
423 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 21:40:34.35 ID:rev9Yl0Po
>>412
「そう言ってくれると嬉しいですよ〜」

お世辞とは思えない彼女の口調と、その笑顔に少しだけ元気になった少女は、
先程よりかは少し元気になった笑みを返した。

「電気系統、魔術系統……沢山運用方法はありますが〜。
 どちらにしろ、お父さんや恵那ちゃんから聞いたそのアーマーの活躍ぶりは、並大抵のものじゃないですね〜。
 
 まぁ、惜しいのはその人の所属が分からないことですかね〜」

分かれば、そこから色々考えが出ると思うんですけど〜、と、少ししょんぼりする。

「お礼にはちょっと物足りないかもしれませんがね〜……わかりました〜……―――」

嬉しそうな彼女をチラリと見ながら立ち上がり、自販機の最上段にあるピーチサイダーのボタンを押した。
がたんと落ちてきたピーチサイダーを彼女に渡し、自分は紅茶缶を飲み干して、はー、と息を吐いた。
424 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 21:41:05.59 ID:p1haQ/HX0
>>417
「アタシの親しい存在の一人はひどく不細工で非情に見えるけれどいい人でねえ。
 もう一人の友人は優しそうだけれど異様に黒いんだ。戦略のみで能力者の施設を崩壊に導きかけた」

サクヤは無表情を崩さず、恐ろしいまでに無感動な声を発する。
相対した女が後退する瞬間、サクヤは動いていた。
左手で太極針を一本取り出し、腹部に投擲する。

そして直進する虎を、大きく左に跳躍して回避。
既に右手はPx4 Stormを抜いていた。

「アタシは二人の中間、半端者だけれど共通している点がある。
 自分に襲い掛かる者は、潰すってことさね」


425 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:43:12.30 ID:Va6c/wVco
>>422
「死を売っても使うのは別人さ」

上物のジャックダニエルを飲み干して、

「うまく回ったら、退屈だろう?
426 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 21:47:40.05 ID:C1Jq0ORco
>>421
「馬鹿だねえ…世の中が歪んでいるんですよ。
 確かな直行線のグリッドの引かれた世界じゃないんだからそこで真っ直ぐに、生き
 ていても、元から座標がぐにゃぐにゃ曲がってる所でまっすぐに生きても意味は無い。」

「ですが」そこに続ける。
「おもしろいですねぇ。それも面白い。善悪という価値観ですか。新鮮です。
 我社の製品を買ってくれるならそれがわたしにとっての正義の味方ですよ。
 こっちは営利団体なんです。わかります?利益をくれる方は全て正しい」

>>425
「そして残念ですね。人間、喧嘩を望んで喧嘩はしてないでしょう?
 でも、望みがあるから喧嘩をするわけです。どうしようもないですね。」
427 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 21:47:58.31 ID:SAdJXW+Mo

商店街のどこかで、しわがれた歓喜の声が木霊する


「おぉ〜っ!じい様や、本当にアタシの下に戻って来てくれたんじゃのぉ〜!!」

かなりの高翌齢である老婆が、仮面の男に抱きついていた。
シワシワの細腕からは想像できない凄まじい力で、仮面の男の胴をガッチリと抱き締め、逃げる事を許さない

「だから俺はテメーの旦那じゃねぇつってんだろ!!いい加減にしろババァ!!」

男は何度も説得を試みているのだが、暖簾に腕押しも良い所。
老婆は、仮面の男を今は亡き旦那の生まれ変わりだと言い張り、話を全く聞かないのだ。


「だって、アンタは言ってくれたじゃないかぁ!『生まれ変わったら、お面を被ってお前の所に戻ってくる』って!」

「ジ、ジジィーッ!!ふざけんなーッ!!」

老婆と仮面の男の熱い夜は、まだまだこれからだ。
428 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 21:49:52.35 ID:OlPX6rjUo
>>423
先ほどよりも元気に見えた笑みに内心ほっとする。
この人は元気な笑みが似合う、そう思うから。

「そうですねぇ、所属なんて聞く暇なかったですし……お話も出来ませんでしたし…」
「あ、でも非売品って言ってました、当然でしょうけど……」

うーん、と考え込む様な姿勢を取ると昨日の皆の言動を思い出す。
一個だけ、非売品との単語を思い出せばそう言ってみるも、それは当然と言えば当然で。

「分かりやすく、所属、記入しとけばいいのに!」

そう言えば、陽向がピーチサイダーを渡してくれて。
嬉しそうにプルタブを開ければ一口コクリと飲み込んで。

「ふあー、おいし!」
「そうそう、陽向さんにおごってもらったなんて言ったら、主に男性職員から恵那たこ殴りにされちゃうくらいのお礼なんですよ!」

知ってました?と陽向を覗きこむようにしながら言ってみる。
429 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 21:51:14.02 ID:Va6c/wVco
>>426
「人間が全滅でもしない限りはしかたがない」


新しい煙草を銜える
430 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 21:52:00.27 ID:C1Jq0ORco
>>429
「そいつは違いないね」
 なぜか笑えてきた。
431 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 21:52:55.27 ID:ORGoTzUSo
>>426
「ああ、曲がって生きていくのが正しいし賢い。
 だがな? 俺たちは悪だ、間違ってもいいんだよ、なにせ悪だからな。
 どんなことをしたっていい、なぜかといえば悪だ。
 悪である限り、俺たちはあらゆるしがらみから自由で居られる、そう、善の敵である限りは永遠にな」

この男は、間違い続けることに正しさを感じたからこそ、悪に身を落とした。
だからこそ、歪んだ世界でまっすぐに生きていくことを愚かと言われようと、ダメージを負う事など、無い。

「ああ。
 それによォ、俺はあんたらとちょいとお金のな、関係を作りたいわけだ。
 俺たちは裏の生き物。だが、表にでかい顔を持つ奴らと付き合わずして生きていける筈はねぇ。
 ……金の話をしようぜ。リボック・オーレン。
 武器と機械がいるのさ、言い値で買って次いでにお得意様にもなってやろうと思うんだが――、友達にならねぇか?」

この男、ここに来た目的は無いと先ほど言ったが、アレは嘘だった。
要するに、もとより取引をするつもりでここに来ていた。
利益をくれてやるから、互いにいい関係でいようじゃないか、そうガープは言うのである。
432 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 21:54:50.02 ID:fIhcw77wo
>>424
先程、自分は何かに対する恐れを伴ったのか、踏み出しが甘かった様で、相手に斬撃を届かす事もなく違った攻撃に変更してしまった
特有の雰囲気か、確か近接戦闘を得意とする者はこういった物を纏う
アナスタシアも剣術を得意とするが、兄である髭面のオリジナル、多対一特化の傭兵の剣術
相対用の剣術もあるのだが、慣れていないのであまり使いたくはない
予定とは大きく変わってしまえば、この展開は美味しいかもしれない
と、極太の針と、女が武器を構えたのが視界に入る。走った膂力は消えているので、回避するには簡単だ

「──あなたの友人は、さぞ素敵な方ばかりなのでしょうね。迷惑だわ」

言うと、アナスタシアは今度こそ刀を横に薙いだ
黒い煙が分散すると、先程の月のように銀色の光が垣間見れたと思えば、黒色の陰影の様な虎を射出した
極太の針を飲み込むように、駆けた虎。すると針の動きが緩慢になり、アナスタシアはそれを一瞥し、横に歩いた

「遅いわ、超遅い」

虎が針を通過すれば、早さは戻りアナスタシアを掠めた
血が確かに滴ったが、触れた物質の動きを緩慢にする虎は、確実に女へと走り出している
強力な攻撃を連打すれば掻き消え、尚且つアナスタシアに攻撃を与えられるだろう
433 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 22:01:24.41 ID:rev9Yl0Po
>>428
「まぁ、次に会ったときに聞けばいいですよ〜。
 この世界は意外に狭いんです〜。必ず会う時が有りますよ〜」

彼女の非売品という単語に対しては、少女とて意見は同じ様で。

「フフ、この世界はそこまで甘くないみたいですね〜」

そう言って、彼女に優しく笑いかけた。


「……え〜? そうなんですか〜?
 ……私が奢ったくらいで、どうしてでしょうか〜?」

どうやら全く知らなかったらしい。夫の方がそっちに居るとはいえ、班の違いが大きな原因だろうか。
……そういえば、この前少し食事を奢った男性職員が翌日顔をパンパンに腫らしてた。それもそうなのだろうか。

そう考えながら、その不可解な現象の原因を探る。しかし彼女が答えを言わない限り、永遠に解は導けないだろう。
434 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 22:03:08.49 ID:kgkchaj1o
>>430
「あるいは皆が隣人愛に目覚めるか」

あり得ないけどさ、と
435 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 22:03:55.95 ID:C1Jq0ORco
>>431
「ほほう、言い値ねぇ。
 思った以上のリスクはないじゃないか。
 ところで君の一番好きな酒は何かね?
 乾杯しようじゃないか。この取引は成立した。」
 
436 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 22:06:19.80 ID:ORGoTzUSo
>>435
「かなあ――り、大口の取引先になってやれる自信は有る。天才だしな。
 金にも困ってねえし、今必要なのは、より広いパイプさ」

けらけらと笑いながら、相手に右手を差し出して。

「俺は、アブサンで頼む。
 他の酒はあんまし好きじゃないんだよ、癖も外連味も足りやしねえからな」
437 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 22:07:55.96 ID:p1haQ/HX0
>>432
「素敵だねえ。みんないい子さ。アンタもいい子になるつもりはないかい?」
平等の姫は無表情で返す。跳躍の後にはPx4 Stormを虎に向けて7発ほど発砲。
貫通するのなら、相手に対する牽制にもなるだろう。
耐久力が把握できない為、多めに発砲した。開いた左手は一瞬で針か手榴弾を取り出せるようにしておくことにする。
だらんとしているが一瞬で武器を取り出せ、投擲の威力を発揮するのには都合がいい。

Px4 Stormに装填されている40S&W弾が残り10発となった。



438 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 22:10:31.97 ID:C1Jq0ORco
>>434
「ありえたらいいねえ…」そこで不気味に笑い出す。
439 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 22:12:20.04 ID:C1Jq0ORco
>>436
「ならばわたしも久々にアブサンを楽しむとしようか。
 さて、この取引にもう一つ加えたい事があるわけだが、
 君の組織に持て余している人材がいればうちにくれないか?」
 人をよこせと言い出した。
440 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 22:12:23.03 ID:kgkchaj1o
>>438
「実際のところないわけではないのかもしれない」

問題はそのきっかけがない、そうつぶやく
441 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 22:14:23.04 ID:OlPX6rjUo
>>433
「そうですねー、ううん、次会ったら、かぁ」

次に会った時もあのアーマーを着ていてくれるのだろうか、
そう思ったが陽向の笑顔にこちらも元気づけられ、笑顔になる。

「うーん、人生イージーモードで良いんだけどなあ……」

などと人生舐めきった発言をしているJK。
しかしAMSWATに入っている時点でイージーモードからはかけ離れた生活を送っているのに少女はきづいていない。

「陽向さんにはファンクラブもありますからねえ」

っていってもはんちょーがいるんで、そんな無茶苦茶懸想は出来ないですけどぉ、と続ける恵那。

「憧れてるんですよ、みんな、陽向さんの暖かさに」

自分もその中の一人だという様に笑んで見せるとごくごくとサイダーを飲み。
442 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 22:14:42.70 ID:C1Jq0ORco
>>440
「そう、あるかないかはわからない。
 きっかけがない。あっても人間には見つけられないのかもしれない。」
443 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 22:16:13.17 ID:ORGoTzUSo
>>439
「人材、か――。
 まあ、そこは追々な。後日そっちに誰か送るさ」

(……んー、気配的に、洗脳とか駆けられるっぽいからなあ。
 術的なものならいいんだけど、それ以外なら解き辛いか。
 なんとかしてから、マルファスちゃんを送り込んでも面白いかもなあ、っけけけ)
444 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 22:17:22.81 ID:kgkchaj1o
>>442
「見つけて欲しくないね」

隣人愛に溢れた世界はつまらないからな、と
445 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 22:23:31.40 ID:fIhcw77wo
>>437
黒虎に抉りこむ銃弾達は、緩慢な動きを見せる
黒虎は苦い物を噛み切るような表情を浮かべ、しかし主を守るためにと苦しみの虎嘯を上げる

「あら、大変な事になってしまったわね。
──もしかしてあなた、私と友達と仲良くなりたい?」

虎は虎嘯し終えると、三発をアナスタシアの方向へと向かわせてしまい、霧散するようにかき消えた
回避の動きとして右に跳躍をしたが、間に合わなかった様で、一発が腹部へと穿った
倒れ込み、空を仰ぐと廃色の雪が降り出したのを確認し、避けるようにと黒いスーツを脱いで頭に被せる

「どう?引き分けって、無しかしら?」

武器を向けられているのだろうか、構わずに座りこむアナスタシアは影に笑みを見せた
気づくだろうか、雪が貴方に触れるたびに、傷をつけることに
何か着ているのであれば徐々に傷をつけ、切り刻んでいくであろう
アナスタシアは腕が傷つくのを構わずに、手を差し伸べた

「さぁ、和解しましょ」
446 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 22:26:00.96 ID:C1Jq0ORco
>>443
「恐縮ながら勘で話しているが、不要な人材で結構だぞ?
 あるシステムを作るのに生態部品が必用なだけだからね。」

>>444
「わたしは見つけたいがね。
 そのためなら、その隣人愛とやらや博愛に一時は背いてもいい。」
447 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 22:27:44.27 ID:ORGoTzUSo
>>446
「へぇ。
 了解、後でそっちに7,8人送り込んどく。
 そういう用途なら先に言えよ、材料は余るほど有るからな」

出てきたアブサンに、火を付けてまたクラシックなスタイルの水割りを作って。
相手のアブサンとグラスを合わせようとするだろう。
448 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 22:30:20.11 ID:rev9Yl0Po
>>441
「電話番号も何も聞いてないから〜、そうするしか仕方ないですよ〜」

「此処は一応治安維持組織ですよ〜?イージーも何もないですよ〜。
 ……それに、特殊能力班に入った恵那ちゃんは、とても凄いと思います〜」

そこに突っ込みを入れた後、一転、僅かに悔しそうな顔になる。
自分は戦闘中にアドバイスを送っているが、夫の直接的な役に立てないのが、少しばかり悔しいようだ。
そして、夫の傍にいる彼女が、ちょっと羨ましいようで。

「……え〜!? ファ、ファンクラブ、なんて〜……。
 ……な、なんか衝撃的な発言が有りましたけど〜、皆の役に立てているなら、私は嬉しいですよ〜」


少女、動揺。いきなり自分のファンクラブがあるなんていわれたら、そりゃビックリするだろう。
……というより、夫は気付いているのだろうか。少し心配だ。クラブ会員が。

そして、彼女の笑みに、もう一度彼女の頭を優しく撫でる。
449 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 22:35:23.99 ID:C1Jq0ORco
>>447
 リボックには二つの顔がある。
 その二つの顔も一つの顔が分離したものだが。
 いつかこの世の中を良くしたい、今を地獄に変えても。
「改めて問うが、君をコンタクトマンとしてガーブと呼んでいいんだね?」
 アブサンのグラスを合わせる前に確認する。
「さて、Z.O.の中にも外部に漏らせられない部所はあるのだよ。
 ゴシップ雑誌の世界じゃなくてこれが現実なのだよ。」

「ほほぅ、7〜8人送れると。能力の詳細は予め教えて欲しいね。
 わかるかな。わたしは悪でなく利潤を追及している。
 無駄が嫌いなのだよ。」
450 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 22:35:41.66 ID:p1haQ/HX0
>>445
「そうだねえ。友達は欲しいと思うよ。アタシは」
サクヤはヒヒヒヒヒと声をあげる。
無表情は崩さないが。

降る灰色の雪。自分の体が傷ついていくのを感じる。
「いいねえ。元々こちらは、戦いたくないんさ」

こちらは左手に太極針を持ち、一瞬で仕留められる体勢でいながら
拳銃を仕舞った右手を差し出す。
凶器をぶつけ合って仲良くなるというのも、悪くないように思えた。
相手を信じなければ、仲良くなれないだろう。
しかしサクヤには無防備に握手するという選択肢はなくて。

「アタシも実の兄を愛していたから、アンタとは仲良くなれる気がするよ」

サクヤは自分の腕が傷つきながらも、握手することを選んだ。

451 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/01(土) 22:38:49.07 ID:kgkchaj1o
>>446
「そうかい?」

ま、がんばれ、と笑う
452 :ガープ [sage saga]:2012/12/01(土) 22:39:04.62 ID:ORGoTzUSo
>>449
/うああ……、すいません、妙に頭が重くて、文章が思いつかなくなってきました
/申し訳ないのですが、この後、取引を済ませて、人員を送る約束をした、という事でキンクリできませんでしょうか……、ちょっと頭が働かなくて
453 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 22:41:37.10 ID:OlPX6rjUo
>>448
「そうですね〜、今度会ったら電話番号くらい聞いてみようかな……ってなんか逆ナンパみたいですね」

でもJKからの逆ナンパならいいのかな?なんてまたまた妙な発言をして。

「あ、確かにそうですね。治安維持組織にイージーも何もなかったです」

テヘペロ、と舌をだし反省のそぶりを見せる。

「えへへ、そうですかね?ありがとうございます。
 恵那、頭良くないから陽向さん尊敬してるの。その陽向さんから褒められたら今すっごく嬉しい」

陽向の心中を知る由もなく照れたような笑みを返す。

「あれ、そんなに衝撃的でした?えへへ、陽向さんは人気者なんですよぅ」

撫でられる頭に嬉しそうに頬を緩ませて陽向の人気っぷりを語りだす。

「うちの班の隊員なんてほぼ皆陽向さん好きですもん、あ、でもこれはんちょーに言ったら怒られるんですよねー、内緒内緒」
「こないだ清水君なんて陽向さんに挨拶されたってだけで天にも昇りそうな顔してましたし、でぼさっとするなってはんちょーに叱られてました」
454 :リボック・オーレン(右ステッキの紳士)洗脳 [saga]:2012/12/01(土) 22:42:33.11 ID:C1Jq0ORco
>>451
「ふふ、あんな若そうな男にそう言われるとはな。」

>>452
//了解です
「いい取引ができたね。わたしはあなた達を事業に使わせてもらうよ」
 そう言って右手で相手の右手を握った。
455 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 22:44:54.33 ID:fIhcw77wo
>>450
危なかった、このまま何方かが死ぬまで戦闘をするつもりはなかったのだ
気分屋の兄である髭面に見習って気分で動くことにしているが、こういうこともあるのだ
兄は大好きだが、これに関しては反対だ。治してもらいたい
刀を座り込みながらに仕舞うのは難しいが、ややあって苦労しながら刀を仕舞うと手を取ると

「あら、貴方もなの?──じゃぁ気が合うでしょうね
……さぁ雪を消すから、来て」

引き込もうとした

456 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 22:45:29.55 ID:QUp+w6+7o
「正義のパトロールー♪」

花束を持ったモノクロマスクの男が彷徨いている
457 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 22:46:31.66 ID:fIhcw77wo
>>455
/相手が凶器を持つ事に対して躊躇いも見せずを追加しといてください!すみません
458 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 22:50:51.39 ID:p1haQ/HX0
>>455
サクヤは無表情を崩す。
握手をして何も起こらなかった時点で戦意を解いていた。

「昔の話だけどねえ。遺伝子レベルで結ばれてたよ。その兄は他の女と駆け落ちしたけどねえ」

そのまま相手に従う。
―――――この雪は、灰色でも綺麗すぎた。何となく自分には合わないとサクヤは思う。
459 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage]:2012/12/01(土) 22:53:39.18 ID:ifCHc7uE0
/こんばんわー
460 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 22:57:54.75 ID:C1Jq0ORco
>>456
目の前に凶悪で禍々しく兄弟な甲冑が立っている。
461 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 22:58:10.45 ID:p1haQ/HX0
>>457
/はい〜

>>459
/こんばんは。
462 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage]:2012/12/01(土) 22:58:58.55 ID:ifCHc7uE0
「zzz」

例のごとく、また公園のベンチで寝ている。
463 :陽向(少女みたいな36歳、3児の母) -White Magic- :2012/12/01(土) 22:59:18.92 ID:rev9Yl0Po
>>453
「恵那ちゃん可愛いから、そう思われますよ〜」

ニコニコと笑顔を見せながら、本音を語る少女。
本当に逆ナンパでもいいんじゃないですか〜……なんて、変な事を考えても居たりした。

「なんか、そんなこと言われると、こっちまで嬉しくなってきちゃいますね〜」

尊敬されていることはとても嬉しいが、同時に、それほどの責任を持たないといけないということ。
密かに、改めて思いを整える。頑張らなくては、と。

「……な、なんか私の知らないところで、色々起こってるんですね〜。
 人の一番大事なことを見ちゃった気分ですよ〜」

これも同じく。表情は嬉しそうな笑みだが、心情はそれに、固い決意をプラスしている。


「……さて〜。仕事もまだまだ残ってますし〜、私はこのあたりで戻りますね〜。
 じゃあ恵那ちゃん、また明日〜」

立ち上がってそう言うと、最後にとびっきりの笑顔を彼女に向けて、仕事場へと歩いていった。

/絡みありがとうございました!
/gdgdと続けてしまい、すみませんでしたっ
464 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 23:02:20.85 ID:QUp+w6+7o
>>460
「………あの、なにか御用でしょうか?」

あまりの禍々しさに驚き、恐る恐る尋ねる
465 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 23:03:10.70 ID:fIhcw77wo
>>458
ふ、と笑みを浮かべると自分の暖かさを伝えるためにと深く抱きしめた
いつしか髭面と抱き合った頃は、忘れもしない初めて交わった──
思い出すたびに幸せになる、自分もまだまだ純情だな、と空を仰ぐ
陰っていた筈の月は、顔を見せてアナスタシア達を照らしていた
雪が美しく見えるのは、そのせいか

「ふふ、貴方のお兄様に対する愛が足りないのよ……それって、もしかして一方的な物じゃなかった?
相思相愛に見えても、相手は相思相愛という形だけ見せて、自分はそれに溺れて
違う?
もういいわ、十分に楽しめた──Macha's gut」

アナスタシアは女の耳に囁くと、雪がいつの間にか消えていた
効果を失った雪は静かに大地へと溶け込んだ
466 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:04:12.20 ID:C1Jq0ORco
>>464
「吾輩が生涯と宿命は覇道。
 破壊と蹂躙であるが、対象が悪であればその道はいかなるか…
 青年よ…答えよ!悪を蹂躙するは正義かッ!」
467 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 23:07:31.31 ID:QUp+w6+7o
>>466
(い…いきなり何を聞いてくるんだこの人は!?)
「も、もちろん悪を破るのは正義だと思います」

突拍子もない話しに驚きつつも答える
468 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/01(土) 23:08:47.99 ID:OlPX6rjUo
>>463
「えー、そうですかぁ、恵那照れちゃうなっ」

にこにこ笑顔にこちらもつられてにこにこ笑顔。
頬に手を当ててきゃっきゃと照れる姿は十代の女子そのもので。
はたから見ればここは女子高生が二人いるとみられてもおかしくなかっただろう、きっと。

「嬉しがってくださいよう、嬉しい笑顔の陽向さん大好き」

「そうですか?恵那だったら自分のファンクラブなんてあったら嬉しくて舞い上がっちゃうけどなあ……」

その分陽向が大人なのだろうと思えば自分を納得させて。
もし、なんてありえないのだがそんな想像をすればにへへと頬を緩ませる。

「はい、ジュースありがとうございました!また明日〜!」

最後の間延びした口調は陽向のそれがうつってしまった模様で。
とびっきりの笑顔に胸をキュンとさせるとジュースを飲み干し、自身も休憩室を後にする。

/こちらこそ絡みありがとうございましたっ!
/いえいえ、楽しかったですよーっ、またお願いします!
469 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:12:21.15 ID:C1Jq0ORco
>>466
「吾輩もそう思う。
 実際には正義を通した結果が悪滅であるが…。
 よって正義を愛して徘徊する不審な青年よ。
 吾輩についてこい。悪を踏破し、悪を蹂躙し、悪を抹殺する。」
 ついてくればだがそこには廃ビルが一棟立っている。
 そこを選挙しているのは異能のホームレス集団。

// 短〜いイベントをします。
// 参加希望の人はどうぞ。
470 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 23:14:09.09 ID:p1haQ/HX0
>>465
悪くない感触だった。
最近、こんな暖かさに包まれてばかりいる。
子供のように、アナスタシアの中で震える。

「子供のころ、私は自分がロボットだと思った。この思いのままに動く機械みたいで、この思いを押し殺そうとした。
 ――――愛、してたんだけどなあ。本当に」

兄が選んだのは、自分の従妹。天女は二人居て、男は一人を選ぶ。それは当然のことだ。
取り残された天女は、暴れて人間に迷惑をかけるも姫として皆と仲良くなることを望む。
それを望んだのは、紛れも無い自分の心だと信じたかった。

雪が――――溶けていく。それはサクヤの痛んだ心を溶かしているようだった。
471 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/01(土) 23:15:01.37 ID:QUp+w6+7o
>>469
「その通りだと思いますが…」

ついていく

「…あなたにとっての正義とは?」

ホームレス集団を横目に言う
472 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/01(土) 23:15:32.51 ID:JmBuhzAio
>>462
「・・・ん?」
【別のベンチを見てみると寝ている男がいた】

「・・・起こしたほうがいいかな」
【寝ている男に近づき身体を揺さぶる】
473 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:16:35.59 ID:C1Jq0ORco
>>469はアンカーミスがあります。すみません。

>>467
「吾輩もそう思う。
 実際には正義を通した結果が悪滅であるが…。
 よって正義を愛して徘徊する不審な青年よ。
 吾輩についてこい。悪を踏破し、悪を蹂躙し、悪を抹殺する。」
 ついてくればだがそこには廃ビルが一棟立っている。
 そこを選挙しているのは異能のホームレス集団。

// 短〜いイベントをします。
// 参加希望の人はどうぞ。
474 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 23:17:52.57 ID:tHClysLSo
>>473
//ホームレス集団を倒すイベントですか?
475 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 23:18:02.84 ID:HMo31A8J0
【蕎麦屋】

そこにその男はいた

「ズズズズズ…陀杯追加だ」

ざるそばを山のように周りに並べ、次々と食べ

さらにはそれでさえまだ注文している
476 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:22:06.04 ID:C1Jq0ORco
>>471
「吾輩に正義なし。
 吾輩が大義は破壊と蹂躙と殺戮である。
 だがその果てに何があるのか?
 我輩に正義なし。
 ならば吾輩はこれより正義を求めて動くのみ!」
 2mを超える全身甲冑が水樹の前を歩く。
 自分がリーダーだからという僭越な感情ではない。
 ホームレスの攻撃は自分が受ける!受け止めて弾く!

 ところが加藤の風使いとしての能力は強力だった。
 加藤、それは廃ビルを不法占拠するホームレスのリーダー。
477 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:25:18.49 ID:C1Jq0ORco
>>474
// ですです。
// 加藤 圧力使い
// 吉永 パイロキノ
// 堀井 テレポーターです 
478 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/01(土) 23:26:27.00 ID:0R5m4SpI0
>>473
//参加してもいいでせうか?
479 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage]:2012/12/01(土) 23:27:21.55 ID:ifCHc7uE0
>>473
/参加させてください
480 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 23:27:23.23 ID:fIhcw77wo
>>470
アナスタシアは小刻みに揺れる女を抱きしめながらに思った
数分前には相対していたというのに、今はこうやって暖かさを共有している
平和な事なのだろうか、否、街中で抱き合う女二人など異常だ、先程から通りすがり人間の目線が痛い
女には見えていないのだろう、自分が下で、相手が上だから、嫌なことからは目を背ける事ができるのだ

「恋に恋するなんて女なら絶対に通る道よ
なら仕方ないじゃない、私は恋に恋する事が悪いなんて思わないわ
こじつけの愛だって愛、嫌がられてしまえばそれは愛ではない、別の何か
だから、愛されなかったのならば、どれだけ貴方が愛そうが、相手には愛として受け取ってもらえない
貴方は負けたの、だけれども終わってはいないわ

これから自分の愛を誰かにぶつけて、受け取って貰うまで貴方は負け続けるの
こじつけであろうが何であろうが、足りるまで満杯になって零れ落ちるまで愛して愛してもらって愛して愛してもらって──」

完全なストーカーの理論だ。だがしかしアナスタシアはうん、と頷き

「愛を勝ち取るの……って、あぁ!!お兄様!!!!やっと会えたわ!!!!Leben Sie Wohl!!!!
ほら、立って、まだ先はあるわ!先見の明よ!」

立ち上がり、通りすがろうとした髭面に抱きついた
481 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/01(土) 23:27:39.33 ID:QUp+w6+7o
>>476
「やれやれ、よくわかりませんがわかりましたよ」

何と無くわかったらしい

「近づくだけで攻撃をし掛けて来るとはロクな連中ではないようですね!」

加藤のヤバさを感じ、加藤を狙って特性の矢を撃つ
482 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 23:27:39.51 ID:tHClysLSo
>>477
//ではクリオネで参加させて頂きたい
483 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:28:47.60 ID:C1Jq0ORco
「この世界が力に、能力に寛容であればこの程度の連中は…
 …丁寧に捕縛できたのだろうか。潰してはいけないのだな…。」
// 加藤 圧力使い
// 吉永 パイロキノ
// 堀井 テレポーターです 

>>478,>>479
どうぞ
484 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/01(土) 23:30:42.75 ID:0R5m4SpI0
>>483
//では茶髪の青年で参加します
485 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage]:2012/12/01(土) 23:33:37.84 ID:ifCHc7uE0
>>483
「なんか、物騒な空気がして来てみれば」

少年が突然、その場に現れる。

/レインで参加させていただきます
486 :異能ホームレス [saga]:2012/12/01(土) 23:33:59.80 ID:C1Jq0ORco
>>478,>>479,>>482
加藤 「お前たちは出て行け!出て行けと俺達に言うが、どこに行けと言うんだ!」
吉永 「俺たちゃぁ屋根のある所にすんじゃいけねえのかよ!」
堀井 「面倒のない所に引っ越そうかな。」

>>481
吉永 「普通にねぐらをよぉ、探してる俺らを追い回してる連中がロクでもないんだよぉ!」
487 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/01(土) 23:36:40.42 ID:vajOEBEY0
/ただいま
488 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/01(土) 23:37:13.37 ID:QUp+w6+7o
>>486
「あの、すいません、あの人たちの行動で何か実害を伴っているのですか?」

今更ながら鎧の男に尋ねる
489 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/01(土) 23:37:34.50 ID:JmBuhzAio
>>487
//おかえりなさいです
490 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/01(土) 23:38:29.95 ID:p1haQ/HX0
>>480
ゆっくりとサクヤは立ち上がった。
「そうするよ。自分の愛をぶつける。――――――アタシは、平等を愛することを決めたからね」
そこにある居たのは自信を持ち、ニヤリといやらしい笑みを浮かべる女。

「――――――今から全員と友達になることでも、目指してみようかねえ。悪くないかもしれない」

髭面に手を挙げる。
「アンタ、幸せ者だよ。妹を大事にしてやりな」
そしていつものようにヒヒヒヒヒと笑った。

/お風呂入ってきます。私が戻ってから続ける意思はありますが、ここで終了して頂いても構いません

491 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/01(土) 23:43:42.98 ID:HMo31A8J0
【廃墟】
そこは誰も知らない場所

そこはある男が住んでいる場所

「…フゥ」

右手に持つ小さな杯に日本酒を少し入れて飲み、息をつく

この場を知っているのは自分以外、少ない
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/01(土) 23:44:30.95 ID:lf7xKrnL0
てす
493 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 23:45:09.80 ID:tHClysLSo
>>486
「何やら騒がしいから様子を見に来てみれば……」

当てもなく散策中、廃ビルを通りかかった所で騒ぎに気づき様子を見に来たクリオネ。
どうやらホームレスがいざこざを起こしているようだ。

「屋根のあるところに住んじゃいけないのかだって……?」

その言葉にスラム街生活を思い出す。

「当ったり前じゃん。雑魚に屋根のある場所で寝る権利なんてあるわけないでしょ」

あははっと笑いながらホームレスに言い放つ。
実際クリオネが屋根のあるところで寝泊まりするにはいろいろと苦労があった。
どのような事件か事情を知らないが、ホームレスたちの言い分が気に入らない。

494 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 23:46:16.19 ID:tHClysLSo
>>486
//参加承諾ありがとうございます
//安価があったので参加承諾と受け取りました
495 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage]:2012/12/01(土) 23:47:29.15 ID:ifCHc7uE0
>>486
「不法占拠は犯罪だぞ」

そういって懐から魔導書を取りだす。
496 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:47:50.34 ID:C1Jq0ORco
>>488
「うむ、民法だったか商法だったか、はたまた刑法だったか。
 市役所にある特別事業部に言ってみたら施設の不法占拠犯がいると聞いてな。」
 そして指差す。
「そしてそれがあのモノ達であr…
 …能力者の人別写真の人物が一人足りないぞ?
 異能でなく魔術師で強化魔法の輪島がおらん?!
 建物の補強に向かったか。いや、こちらに向かっているか?」

// 相手を選んで下さい。先着順です。
// 異能 加藤 圧力使い 
// 異能 吉永 パイロキノ(火炎使い) 
// 異能 堀井 テレポーター 
// 魔術師 輪島 
497 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/01(土) 23:48:09.80 ID:0R5m4SpI0
>>486
「いや…別に住んじゃいけねぇとは言ってねぇけどよぉ……」
呆れたようにそう言い
「でもよぉ…場所考えようぜぇ、場所をよぉ……浮浪者さん達よ」
と完全に舐めたような口調で続ける。

本人は話し合いで解決したいと思っているが、それと裏腹にこの態度
話し合いだけでの解決は難しいだろう。
498 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/01(土) 23:48:11.64 ID:FYtqGzFEo

「メチャかわ……女子の…シーン別コーデ……?」
「大人レディのヌケ感…ゆるふわコーデで…愛され女子に変貌…?」

とある公園。ベンチに腰掛け、雑誌の類に目を通す、少女の姿がありました。
浅黒くもハリのある肌に、艶やかな黒髪。そして…どう見ても古代ギリシャ≠ネ、身を覆う綿の布。


「……」
「と、とにかく、これを実践すれば愛され……つまり、友達が増える、と」
「す、少しはずかしいですが…試してみるのも、悪くはない、かもです」

言葉から察するに、どうやらファッション雑誌の様子。
(見た目)古代ギリシャ人がどう見てもギャル系のそれを読む様は、どこか、こう……滑稽。
499 :アナスタシア【傭兵】──青長髪不規則発言女 [sage]:2012/12/01(土) 23:50:02.24 ID:fIhcw77wo
>>490
微笑して、一瞬だけだが片目を瞑り合図を送り、髭面の方へと向き直し、アナスタシアは満面の笑みで髭面の胸に顔を埋めた
女の手には錠剤が幾つか入っているだろう名前の明記された白い封筒が握らされているだろう
それはアナスタシアが髭面と一緒に居ないと起こしてしまう発作を抑えるための物で

「ふふ、お兄様!私初めて友達できたんです!褒めてください!」
「お、おう……そ、そそうかぁ!へ、へへ
──おい、そこのねぇちゃん。何があったか知らんがありがとな。そんで頑張ってくれ」

アナスタシアは再び女へと視線を送りつつ

「今度あったら、もっと仲良くなりましょうね」

手を振り、それを挨拶として人混みへと消えて行った

/長い間おつかれしゃした!サクヤさんとは前々からからみたかったんで楽しかったです!
/またいつか、再会を楽しみましょう!今度は髭面付きで!
500 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/01(土) 23:51:47.46 ID:tHClysLSo
>>496
//能力がどの程度強いのかよくわかりませんが、とりあえず吉永を希望します
501 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage]:2012/12/01(土) 23:51:57.34 ID:ifCHc7uE0
>>496
/輪島で
502 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/01(土) 23:52:05.15 ID:QUp+w6+7o
>>495
>>496
「弱きを挫くのは心が痛みますが…
やむを得ませんね」
そう言って敵に弓を向ける

//では輪島で
503 :ホームレスのみなさん [saga]:2012/12/01(土) 23:52:23.43 ID:C1Jq0ORco
>>496から任意の相手を選んで下さい。
重複するとその下の人、その下の人が選ばれていたら更にその下の人があなたの相手です。

>>493
「屋根を作っちゃいけないならあるモノつかうしかねえだろうが!
 おまえ、頭わるいんじゃね?」

>>495
「生存権の破棄は憲法違反だボケ!国が憲法破って俺らが法律守る義理はないね!」
504 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/01(土) 23:53:13.36 ID:QUp+w6+7o
/先に取られていたので堀井でお願いします
505 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/01(土) 23:54:08.86 ID:0R5m4SpI0
>>496
//誰でもおkです、残った人で

506 :仮面の男 [sage]:2012/12/01(土) 23:57:15.52 ID:SAdJXW+Mo
>>491

命辛々(?)老婆から逃げて来た仮面の男は、身体を休める為に廃墟を訪れる。
ここの事を知る者は少ない。故に人が来る事はごく稀……なのだが今日は先客がいるようだ。

「……おっ?アイツって確か……」
酒を飲む男を良く見てみれば、先日の研究所探索で見知った顔ではないか。

彼で暇を潰そうと思い、酒を飲んでいるに近づいていく。

「よぉー!こんな所で一人酒とは寂しいモンだなオイ!」

気軽に、悪く言えば馴れ馴れしく、仮面の男は話しかける
507 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/01(土) 23:59:37.83 ID:C1Jq0ORco
「では吾輩は情け容赦のない解体工事に移る。
 ふははは、業者登録もすませ有限会社も作ったぞ!」
 覇王の不敵な笑い声にホームレス達が憤る。
「おのれ!役所の犬め!」

// 加藤(圧力使い)vs. 茶髪
// 吉永(パイロキノ)vs. レイン
// 堀井(テレポーター)vs. 水樹
// 輪島(魔術)vs. クリオネ

 ホームレス討伐開始である。※先手はどうぞ
508 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 00:00:19.49 ID:oY9f1hj/0
>>506
「…同業者か」

と、その声を聞いてもなンとも思わずに言うと、また一口飲む

「…名前はあるか?」

と、問いかける
509 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/02(日) 00:01:41.46 ID:ODiGvSF+o
>>503
「あはっは。キミは勘違いしてるよ」

ホームレスの罵倒など特別気にする様子もない。

「別にすでにあるものを使うのは構わないけど、自分より強い奴が来たんだからさっさと退けって言ってるんだよ。
 それに、キミみたいなのが雨風凌げる場所で寝泊まりしたいって言うのが間違いなの。そもそも前提が間違ってるのがなんでわからないかな」

右手を手の平を上に向けながら上げて言う。
クリオネの言っていることは本心だが、相手の挑発は戦術であり、クリオネの中ではすでに戦闘は始まっている。
510 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/02(日) 00:03:39.13 ID:ODiGvSF+o
//私の相手って輪島だっけ……?
511 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 00:04:39.67 ID:H8t2QOlpo
>>507
「まあ、遅かれ早かれにしろ似たようなことが起こって
おいだされるでしょうからね、仕方ないですね」

手始めに自分の唾液を塗った矢を撃つ
512 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 00:08:30.26 ID:1isGPq/h0
>>507
「ま、挨拶代わりに送ろうか」

魔導書を開く。

「『光の剣、彼を殺して光の剣』」

にわかに光る洋剣が3本、相手に襲いかかる。
513 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/02(日) 00:09:02.49 ID:ODiGvSF+o
>>509
誤字
最終行
相手の挑発→相手への挑発
514 :仮面の男 [sage]:2012/12/02(日) 00:09:22.29 ID:rn1BBUVAo
>>508

「名前、か……」
名前を聞かれ、少しの間黙りこむ。……何か不味い事でもあるのだろうか?

「……『コバルト=バルト』それが俺の名前。バルバルって呼んでくれると嬉しいなー」
おどけながら自己紹介し、仮面の男は瓦礫に腰掛ける。

「こっちが自己紹介したんだ。そっちも自己紹介するべきだろ?」

こちらも相手の名前を問う。
515 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 00:10:34.64 ID:oY9f1hj/0
>>514
「…」

また一口飲み、言う

「オオワシだ…」

と、だけ言うと

「…仮面の意味は?」
516 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 00:15:54.94 ID:GrYABSdu0
>>507
「さぁてと…始めますか?浮浪者さんよぉ」
そう言うと指をポキポキと鳴らそうとするが…全く鳴らない。
何度か鳴らそうと試みるが、鳴らなかったらしく…不満気な表情を浮かべ加藤の元へ視線を戻す。

「……っと茶番はここまでにして、今度こそ初めてますかぁ?浮浪者さんよぉ」
と…言うや否や、サッカーボール程の大きさの火の玉を生成し
「俺も手加減はしねぇぞ…」
と決めセリフをいい放つと、炎の球を加藤に向けて飛ばす。

スピードこそ早いが…弾道が一直線と単純なため。よーく見ていれば充分避けられるだろう。
517 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 00:15:56.09 ID:NaaUleGIO
>>498
「なにしているんだ?」
みた事のある少女に声をかける
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 00:18:26.75 ID:wyvq3ESE0
//このスレに参加して見てもいいですか?
519 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/02(日) 00:18:38.08 ID:oaT3XmMNo
>>509 輪島
「能力は強く高いだが知能は弱い…実際に何歳か知らないが見た目どおりの存在」
 ルーンを唱えると眠りの気を発する。精神力次第では耐えられるだろう。
 しかしその精神力を削ぐ眠気が襲ってくる。魔術の中ではつまらない術だ。
「軽口を叩く前に一つでも術式を展開すればどうだっただろうな?
 君は軽口が過ぎるんですよねぇ。」
>>510あってますよ。

>>511 堀井
堀井「ちっ」被弾する。圧迫止血しながら次の攻撃を待つ。もっと集中せねば。
それ以前に吉永(着火能力者)が水樹の相手ならば楽もできたろうに。

>>512 吉永
吉永「はははは、グリモアを隠して開くべきだったな。」
吉永が睨むだけで燃える魔導書、そして失われる奇跡、霧散する洋剣。
吉永「おれ、ラッキーかも?何この相性?ひゃはは♪」

>>516
「俺達は何があってもこのビルを立ち退かないからな!」
 避けなかった。つまり運動エネルギーであるから圧力をかけて止めた!

// 加藤(圧力使い)vs. 茶髪
// 吉永(パイロキノ)vs. レイン
// 堀井(テレポーター)vs. 水樹
// 輪島(魔術)vs. クリオネ
520 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 00:18:50.82 ID:NaaUleGIO
>>518
どぞー
521 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 00:19:27.78 ID:GrYABSdu0
>>516
誤字が……
×初めてますか
○始めますか

×弾道が一直線
○一直線と単純

訂正しといてください
522 :ホームレス達 [saga]:2012/12/02(日) 00:20:12.38 ID:oaT3XmMNo
>>521
了解です
523 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 00:21:54.65 ID:sMDeU5Kbo
>>517

「おお、あなたはいつぞやの」「や、少し髪型や服装を変えてみようかと思いまして」

見知った顔に反応し、腰を浮かして頭を垂れる。

「どうやらこういうものが、巷ではめちゃモテ…つまり流行らしいそうなので」

開いてみせたページには、『昇天ペガサスMIX盛り』なる髪型の写真が大きく取り上げられていた。
長髪を角のような円錐状に盛り上げた髪型である。世間一般におけるキャバクラ嬢に対するイメージと、ぴったり合致している。

煌びやかな衣装と合わせて、純朴な顔立ちをしている彼女に似合うかどうかは………言うまでもないだろう。

参考画像
http://blog-imgs-27.fc2.com/l/u/v/luvehatexxxxluvhate/1339.jpg
524 :空条・ジョルノ【キラーワールド・黄金の回転】 :2012/12/02(日) 00:22:06.33 ID:wyvq3ESE0
>>520
さんきゅー
525 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 00:24:24.93 ID:oY9f1hj/0
>>524
ちょっとまてぇーい!、…もうちょっと名前にひねりを…
526 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 00:24:28.81 ID:NaaUleGIO
>>523
「ファッション?」

アーサー自身はファッションとは無縁の男である。興味深気に、目の前に差し出されたページを見て……


「これは……ナイな」
527 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 00:24:54.72 ID:H8t2QOlpo
>>519
「今だ、ウジよ湧け!」
矢に塗った唾液からウジを発生させ
本体は第二射の姿勢に入る
528 :ジョルノ・テファナ【キラーワールド・黄金の回転】 :2012/12/02(日) 00:26:30.45 ID:wyvq3ESE0
>>525
これでおk?
529 :ホームレス達 [saga]:2012/12/02(日) 00:26:43.87 ID:oaT3XmMNo
>>527 輪島
「何だ?続きがあるのか?
 指先の灯火となる炎よ…」
530 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 00:27:18.00 ID:oY9f1hj/0
>>528
OK、できれば能力も…
531 :ホームレス達 [saga]:2012/12/02(日) 00:28:09.33 ID:oaT3XmMNo
>>529は無しでお願いします、すみません。
532 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 00:29:19.21 ID:GrYABSdu0
>>519
「おいおい…避けねぇと死んじまうぜ……っておい、止めやがったよアイツ」
その能力に驚きつつも…対抗策を練ろうと必死に思考を回転させる。
しかし…対抗策は見つからず、考えてもしゃーないか…と妥協する、この妥協こそが彼の悪い所だ

「んじゃあ…これなら」
ピンボール程の大きさの氷の礫を生成、散弾のようにして飛ばす
533 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 00:30:51.30 ID:wyvq3ESE0
>>530
じゃあこれでおk?
534 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 00:31:52.41 ID:oY9f1hj/0
>>533
OK!(ズドン)
535 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 00:32:55.68 ID:wyvq3ESE0
>>534
こっからよろしくね
536 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:1体 :2012/12/02(日) 00:34:39.85 ID:ODiGvSF+o
>>519
「催眠ね……何を見せてもらえるのかと思えば、どこでも見られるようなものね」

と輪島に言ってみせるが、確かに眠気は来ている。
即席の対抗手段として口の中を出血するほど噛み、眠気を抑える。当然相手に血は見せないし、痛がるそぶりも見せない。

「でもその術、割と面倒だよね」

コートの中から投擲用のナイフを出し、相手めがけて投げる。
これは能力で生成したものではない為、手を離れても消えることは無い。持ち歩いている投擲ナイフは3本の為、残り2本。

「ドール」

と発声すると同時にクリオネの目の前にのっぺらぼうのマネキン人形が現れる。手に持つのはロングソード。
ナイフの後を追うように輪島に接近し、間合いに入れば袈裟から切りかかるだろう。
537 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 00:35:02.67 ID:oY9f1hj/0
>>535
まずはここに行こう
http://jbbs.livedoor.jp/internet/16555/
538 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 00:35:31.67 ID:1isGPq/h0
>>512
「フハハハハハ、甘い、甘いぞ!」

手元にまた同じ魔導書が現れ、『光の剣』が飛ぶ。
539 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 00:37:30.43 ID:wyvq3ESE0
>>537
一応一通り目は通してある
540 :仮面の男 [sage]:2012/12/02(日) 00:38:31.81 ID:rn1BBUVAo
>>515

「オオワシちゃんね。おっけーおっけー、渋い見た目にピッタリな名前だ。バッチリ覚えた」

「で、俺の仮面の事だけど……言うなれば人間でいる為の素敵アイテムだな」
また、おどけた語調でオオワシの問いに答えた。

//すみません。諸事情で返信が遅れてしまいました
541 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 00:38:48.37 ID:sMDeU5Kbo
>>526

「…ナイ、のですか?」

彼女もまた、ファッションには無知と言って良い程に疎い。
首を傾げ、頭に疑問符を浮かべてから、誌面へぐいっと顔を近づけて、舐めるように見詰めた。


「ふぅーむ、では、こういうものは」
「ぼく、これでも冥王に仕える神官でありますから、こういうものだと、おどろおどろしくて良さげのような」

続いて繰り出したのは、『ガイアの囁き』だとか『孔雀は堕天使の象徴』だとか。
とにかくこう、アクセサリーと黒色を多用した、言わば中二病的コーディネートが横行している雑誌である。

「アーサーさんにも、存外似合うかもしれませんね」

にこりと笑んでから、誌面を共有するように、そちらへ雑誌を差し出す。
……ビシリとポーズを決めた黒ずくめの男が、ドヤ顔で『邪神すら食い[ピーーー]ワイルドさ』というコピーに飾られていた。
542 :クロエ/修道服姿の女性 光魔法 E:長剣×2 [sage saga]:2012/12/02(日) 00:39:10.60 ID:sMDeU5Kbo
>>541
ピー→殺すですね!
543 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 00:43:09.03 ID:NaaUleGIO
>>541
「どうしてこう……どこか突き抜けたデザインばかりなんだ?」

ややげんなりした様子で、やれやれと頭を振ってため息を漏らす。

「俺には似合わないよ」
544 :ホームレス達 [saga]:2012/12/02(日) 00:44:53.32 ID:oaT3XmMNo
>>527 堀井
「蛆虫?!」
 知識だけでなら知っている。
 腐肉を喰らい傷を癒す蛆と、肉を喰らう凶悪な蛆虫がいる事を。
「ちっ、瞬間移動のタイミングを逸したか。」

>>532 加藤
「はああぁぁぁああ、また温度差か。
 温度によるもっとも顕著な変化は圧力なんだよ。
 おじさんが見本を見せてやろうか?」
 圧力とは物理学の世界では加速度と同義である。
 加藤は茶髪に向かって急接近し、加速度の乗ったパンチを打つ。打つ。
「お前さん分子運動使いだろ。おじさんが面白い使い方を教えてやってもいいぞ。」

>>536 輪島
「…我は地王ベヘモットに契約の履行を命ずる。土よ砕けて泥濘め。」
 そして沈めと術式は完成した。地がぬかるみクリオネの足を捕らえる。
 どうじにクリオネの投げたナイフが輪島の体中に刺さりぶら下がる。
「痛っててっててえててて!魔法使いながら他の何かするって、儀式をなめてんのか?!」
 憤慨しながら輪島はクリオネを指さす。ガンドという呪いの砲弾だ。
 知っていれば避けようもある。知らなければ、強い熱病の症状に冒される。

545 :ホームレス達 [saga]:2012/12/02(日) 00:46:48.99 ID:oaT3XmMNo
>>538 吉永
「アホくさい千日手だなおい。お前が燃え尽きて終わりにするか?」
546 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 00:49:30.54 ID:H8t2QOlpo
>>544
「あくまで形を真似ただけな物で
これは普通の虫よりもっと凶暴な物ですよ」

丁寧に解説した後、さらにもう一発撃つ
547 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 00:50:08.47 ID:sMDeU5Kbo
>>543

「……うぐ」

「そ、そこまでおっしゃるのでしたら、是非見せて頂きたいものですねぇ……アーサーさんのセンスとやらを」

言葉を詰まらせ、しばらく黙りこくった後。
頬を膨らして不満げに、厭味ったらしく言うのだった。

「幸い、あそこに服屋があります」
「…まっさか昇天ペガサスコーデ≠ェ超えられないだんて事、ありません、よねぇ?」

道路の向こうに構えていた、24時間営業の衣料品店を指差して。とてつもないご都合主義だが、気にしてはいけない。
承諾すれば、二人でそこへ向かう事になるだろう。
548 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 00:53:12.01 ID:1isGPq/h0
>>545
「ふふん。で、お前はどれが本物かわかってるのかにゃん?」

そこには、10人のレインがいて、30本の光の剣が一斉に息のねを止めにとびかかる。
549 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 00:55:36.63 ID:NaaUleGIO
>>547
「俺のセンスは皆無だぞ」

うへぇ、とあからさまに嫌そうにしたあと、仕方ないなとため息を漏らして、頭を掻く。

「負ける予感しかしない」

だがしかたない、と衣服店へ歩き出す
550 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 00:58:01.20 ID:AkDyQV3u0
/さーて、イベントでもやるか?
551 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:2体 :2012/12/02(日) 00:58:02.35 ID:ODiGvSF+o
>>544
「なるほど、便利な術だね。……っ!?」

自分に指が向けられ攻撃の用意に入っていることを確認する。

「ドール!」

あの攻撃は魔術的なもので、食らえば致命的と判断する。
輪島に向かって走らせていたドールを自分と輪島間に入らせ、接近が完了したドールはクリオネに指先を向けている腕を切り落としにかかる。
同時に先ほどの発声で地面がぬかるんでいない場所に一体目と同じ見た目のドールを生成し、クリオネを横へずらすと同時に引き上げる。
こうすれば、例え打たれてもまず当たるのは切りかかるドールである上、たとえ貫通しても自分は二体目のドールに引き上げられていて射線上には居ない。
552 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 00:58:12.74 ID:GrYABSdu0
>>544
「うっわ…やっぱ効かねぇーのかよ」
面倒くさい奴に当たったなー…と考えながらため息をつく

「って早ぇ…くっ!」
直前半透明の壁を出現させ…攻撃を防御しようとする。
…が、所詮は窒素分子を押し固めて作った壁。
充分に加速度の乗ったパンチを受け、ガラスの様に砕け散る。

「っと…痛ぇーな…」
一発目は防ぐが…二発目の攻撃は防ぎきれず、衝撃で後ろに少しよろける

「ったたた…え?そりゃ…まぁ、是非…教えてもらいたいね…」
「何せ、この能力は使えるようになったばっかで…まだ慣れてねぇーんだよ」
はははと笑い、攻撃を受けた場所を擦りながり加藤に向けて興味深々…と言わんばかりの視線を向ける。
553 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 00:59:08.67 ID:EDQXR8rJo
>>550
//どんなですかな?
554 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:00:35.23 ID:AkDyQV3u0
>>553
/多分クッソみたいに長い
/何ていうの? グランドクエスト的な?
555 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 01:02:05.62 ID:wyvq3ESE0
>>554
//いつごろやるの?
556 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:04:03.12 ID:AkDyQV3u0
>>555
/やろうと思えば今からでも
/まああまりにも大きなイベントだから最初の部分(チュートリアル)をとりあえずやる感じで
557 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 01:04:15.56 ID:EDQXR8rJo
>>554
//長いのか・・・
//グランドクエスト・・・ちょっと調べてこよう
558 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 01:06:24.49 ID:sMDeU5Kbo
>>549

『イラッシャイマセェーwwwwwwゴユックリドウゾォーwwwwww』

店のドアをくぐると、とにかく肌が黒く、奇抜なメイクと髪の色をした生物に話しかけられた。
人語を解するようだったが、あれを同じ人間とは思いたくない。

「ルールは単純、お互い相手の服をチョイスして、相手に渡すのです」
「それを着て、センスがあった方の勝ち……それでいいですね?」

承諾を求めてから、ざっと店の中を見渡す。
店員はあんなだが、品揃えは悪くない。まともな服も売っているようだった。

「あ、これなんて」と、フライング気味に男物のレザージャケットに手を伸ばす。何故かタンクトップの形をしていた。
559 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:06:28.50 ID:AkDyQV3u0
>>557
/いや、グランドクエストってのはmmoでよくある『そのゲームのメインクエスト』て意味な
560 :ホームレス達 [saga]:2012/12/02(日) 01:09:08.30 ID:oaT3XmMNo
>>546 堀井
「…くっ、この虫はお前の傀儡なのか?」
 ここでテレポーテーションを使い、水樹の真後ろから懇親の拳を叩きつけようと試す。
「あの子は無事に産ませる!」

>>548 吉永
「なんだと…?」
 目を凝らす、擦る、もう一度見直す。
「は…はははは。能力の使い方も上手いんだな。
 けれどおじさんたちね。ここを立ち退きたくないわけだよ!」
 例え300本の光の剣に串刺されようと10人のレインを倒さんと炎を纏い飛ばし、
離れた場所にも着火して吉永はパイロキネシストの迫力を残してレインに向かう。
「お前はボコすがあの子が生まれるまでの時間があれば良い!」

>>551 輪島
「へえ…お嬢ちゃん。おじさんさぁ。ボクシングとか好きでさ。
 なんかそれっぽいよな。この決着ってさ。負けちゃったか…。
 あの子は産ませてやりたかったなぁ…。」

>>552 加藤
「そもそもサイコキノとテレポーターのどっちが強いの?なんて話は立っても他はない。
 安心しな。おまえさんも物質操作系能力者なんだろ?

 掴めるものは掴め、握れるものは握れ、そんで振り回せ。
 勝手に強く慣れるさw 俺達はな…最強の能力を持ってる異能なんだぜ?


 …と。」
 廃ビルから赤子の産声がする。力強い、生きる事をそのままあらわすような声だ。
561 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:10:17.56 ID:NaaUleGIO
>>558
「……………」

よもや邪神の巣窟じみた魔境とは思わなんだ。くそめ、と吐き捨てるとルール説明に対して「構わない」と一言だけ返し、自分がベストと信ずる衣服へ手を伸ばす
562 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 01:10:27.49 ID:EDQXR8rJo
>>559
//おぉ。そうゆうことでしたか。
//説明ありがとうございます
563 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 01:13:31.34 ID:wyvq3ESE0
>>556
/そんなに長いのか
564 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 01:13:39.16 ID:H8t2QOlpo
>>560
「そんな物ですね…あれ?いない…後ろか!」

音で背後敵に気づき、背後からハエを数十匹作り、反撃する

「くっ…あの子とは誰のことですか!?」
565 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:13:40.12 ID:AkDyQV3u0
>>562
/ま、つまりしばらくは今からやろうとしているイベントが中心にきちゃうわけだ
/いやでもそのイベントに関わることはあると思うが……皆、良いか?
566 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:15:43.68 ID:AkDyQV3u0
>>563
/あれだよ。ドラクエみたいな感じ
/魔王出る→世界ヤバイ→勇者頑張る→魔王倒す 的な
567 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:15:44.71 ID:NaaUleGIO
>>565
内容は?

あとシステムにコンマは絡む?
568 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 01:17:20.03 ID:EDQXR8rJo
>>565
//ほむ・・・なるほど。
//どんなのかによりけど私は時間があれば大丈夫かな
569 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 01:17:28.01 ID:GrYABSdu0
>>560
「まぁ…よく知らんけど一応、物質系能力者?…なのかね」
と曖昧な回答をする…そこら変は本人もあまり把握していないのだろう。

「掴める物は掴め、握れる物は握れ……か、よく分かんねぇーけど、分かったよーな気がする」
と…話の大部分は理解したようだ。
「何はともあれ、ありg……あれこの声は赤ん坊?」
礼を言おうと口を開けた瞬間、どこからか赤ん坊の声が聞こえ途切れる。
570 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 01:18:07.94 ID:wyvq3ESE0
>>565
//俺はいいぜ
571 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 01:18:18.94 ID:sMDeU5Kbo
>>561

「これと、これと、これと……」

腐っても女の子=A多種多様な服に気分が踊るのか、うきうきと、男物の衣服を手に取っていく。
レザージャケットを筆頭に、これまたレザーのパンツにサングラス、黒のTシャツ……と。

「…これで、一丁上がりです!」

暫くの時間を置いて、チョイスし終えた衣類一式をアーサーへと手渡すのだった。
残すは試着のみ。全て着ると、下のようになっているはず。まだマシ…と言って良いだろう。
http://majicom.jp/images/contents/bz.jpeg
572 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:2体 :2012/12/02(日) 01:18:21.14 ID:ODiGvSF+o
>>560
「私、ボクシング見たことないんだけど」

知能が弱いとか言われた仕返しにアイアンメイデンでも作って入れてやろうかと思った矢先、赤ん坊の泣き声が聞こえ、そちらの方を向く。

「なに、赤ん坊? まだ誰か居る訳?」

勝敗はほぼ決したが、念のため自分を引き上げたドールに盾を装備させて自分と輪島の間に立たせておく。
573 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 01:18:31.04 ID:1isGPq/h0
>>560
「はぁ、とりあえず」

手錠をポケットから出して吉永の手首にはめる。

「ここのビルにも一応、土地の管理者がいる。そこを勝手に使った罪は認めろよ」
574 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:21:05.64 ID:NaaUleGIO
>>571
「うぅむ」

センスという単語と徹底的に無縁の男である。ゆえに選択した衣服は黒いスラックスに小豆色のシャツと赤いネクタイ、そして黒いジャケット。
渡された服と交換し、着替えて試着しつから出てくる。

「どうだ?」
575 :ホームレス達 [saga]:2012/12/02(日) 01:25:54.79 ID:oaT3XmMNo
>>564 堀井
「誰の子だろな。母親が結構な阿婆擦れでね
 …休戦、申し込んでいいか?ていうかわたしの負けだ。」
 抵抗を辞める堀井。
「で、その虫は意念で作っているのか?それとも虫を操っているのか?
 面白い能力を持っているんだな。」

>>565
あらら、何ざましょw

>>569 加藤
「あの声は…生まれたのか!生まれたんだよな?!
 残念〜、お前らの負けだ。けっはっはっははは。
 生まれたんだよ。

 …おい、小僧ついてきな、良いのを見せてやるよ。」

>>572 輪島
「生まれた…。来るか?」

>>573 吉永
おとなしくなり手錠をはめられる。
「土地を占拠した国家の罪は問わないのか?
 いや罪は国家が決められるんだな。
 国家の悪は問わないのか?」
576 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:27:13.62 ID:AkDyQV3u0
>>567
/内容はあまり言いたくないが………
/簡単に言えばこんな感じ

2年前、何者かが冥王ハデスを召喚
世界はハデスの手により、荒れ果てていく

魔術師達の結界により、どうにか人々は生き延びる
しかし人々の住む場所は格段に狭まった
ハデスは北極に召喚されたハデスの城に移り、そこから魔物を放出し始める
世界は、魔物によって埋め尽くされつつある

そこで立ち上がるプレイヤー達
プレイヤー達は『解放軍』を作り、人々の住める場所を増やし、最終的にはハデスの撃退を思案する

ーーーーーこれより、世界解放作戦を開始する

/コンマは絡むし推理もいれる
/というかメインクエストはボクやユーリが管理するとして、その他はメインクエストを基準として今までとおりかな
577 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 01:29:01.01 ID:H8t2QOlpo
>>575
「本当にすいません、理由があってやっていたのにこんな真似をして」

謝罪する

「意念で作った虫ですね
相手を倒すのには向いてませんが確保するのには向いていない能力です」
578 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:30:21.61 ID:AkDyQV3u0
>>575
/何コレ、ボク嘲笑われたの?
579 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:1体 :2012/12/02(日) 01:31:02.87 ID:ODiGvSF+o
>>575
「ここまで来たら気になるし……いいよ。付いていく」

輪島の近くに控えさせていたドールを消し、自分に追従させている盾持ち一体だけにする。

(なるほど……この必死さの理由がだんだんわかってきたよ)

クリオネは輪島に近づき、輪島が動けばその後を追うだろう。
580 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 01:31:30.08 ID:sMDeU5Kbo
>>574

お互い試着を追え、試着室を後に。着替えたアーサーを見て、開口一番。

「……ぷ、ぷぷっ」笑った、今笑ったよコイツ。
「くすくす……けほん、なんでもありません、なんでもありませんよ?」

弁解するように首を振ってから、今度はアーサーへ見せびらかすように、くるりと体を捻ってみせた。

「なんだか、大人びて見えますね。こう、ちょっとそれっぽい°Cもしますし」

黒一色に暗い赤をあしらった色使いは確かに、闇の神官というイメージに合致しているかもしれない。
「ただ、その……すごく、ぶかぶかなんですけど」
見れば、スラックスは裾を何重にも折っていたし、袖口に至っては、だらりと垂れていた始末。
耐えかねたのかジャケットを脱いで、シャツ一枚の状態で、恥ずかしげに頬を染めてぶーたれるのだった。
581 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:31:59.92 ID:NaaUleGIO
>>576
サイドストーリーというかもはや外伝どころか並行世界だな


んー、そのレベルとなるとスレを一つ使うレベル、ここはここで活動したいから別途にスレを立てるか
582 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 01:32:19.42 ID:sMDeU5Kbo
/先生!ハデスの神官設定なこのキャラはどうすればいいですか!
583 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:34:38.13 ID:AkDyQV3u0
>>581
うーん………別スレとなるとなぁ………
いやぁ、このスレメインイベントないなぁと思ったから提案したんだけど、別スレかぁ………
別スレになると皆面倒くさいだろ?
584 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:34:46.95 ID:NaaUleGIO
>>580
「…………にあわなかったか」

凄まじく似合わないというわけではないが、アーサーにはあまりあっていないのかもしれない。

「すまん、男性用しか無かった」

あまりのぶかぶか具合にみかねたのか、跪いて合わせられないかどうか自分の手で調節し始める
585 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 01:35:35.44 ID:wyvq3ESE0
>>582
//このハデスは作り物みたいなのは?
586 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 01:35:49.93 ID:1isGPq/h0
>>565
/俺はok。
>>575
「確かに、国家に罪はある。しかし、だ。もし、国家が無くなったらこの国は本当の意味で滅ぶだろう。そして、もう一つ。国家が罪を重ね続ければそのつ罪はどこかで必ず償われていく。それが国ってものなんだ」

そういうと、産声のした方へ体を向け

「新たなる魂に神の祝福を」

と言って祈りと祝福をする。
587 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:35:54.81 ID:NaaUleGIO
>>583
なにせ世界観が別物レベルだからな
作品としていえば全く別物、混同避けるために別にせねば
588 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 01:37:52.54 ID:GrYABSdu0
>>575
「は?…何が負けなんだよ、良くわかんねぇーな」
加藤の言っている事、急に笑い出した事…そしてこの泣き声
全てが理解できていない。

「いいもん?……まぁ…見てみてぇーな」
そこに行ったら加藤の言葉の意味が分かるのか…と期待に胸を膨らませる。

(そういやぁ…俺、何しにここに来たんだっけ……)
(確か…殴られて、強くなるヒントを教えられて……あれこの人いい人なんじゃ…)
なんて考えながら加藤に着いていく、最初の目的はどこへ行ったのやら…
589 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:37:53.14 ID:AkDyQV3u0
>>582
/ハデスと共に召喚されたけど座標指定ミスって日本に召喚→その時の衝撃で記憶喪失 的な
590 :彼方(キャスケット帽の少女) -Tarot Master- E:タロットカード一式 :2012/12/02(日) 01:38:21.45 ID:FmRIu+Qdo
/別スレの方が良いと思います
/あまりイベントが本スレを占有するのはどうかと
591 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:39:46.77 ID:AkDyQV3u0
>>590
/うーん………
/………人が来る気しない
/それが一番怖い
/わ、悪かったなビヒリで!
592 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 01:40:12.41 ID:H8t2QOlpo
/私も、別スレの方がいいと思いますね
イベントの途中って他の人がロールし辛いですから…
593 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 01:40:54.90 ID:1isGPq/h0
/別スレでここの平行世界的な設定とかどうよ
594 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:41:13.08 ID:AkDyQV3u0
>>592
>>591
595 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:41:34.97 ID:AkDyQV3u0
>>593
>>591
596 :彼方(キャスケット帽の少女) -Tarot Master- E:タロットカード一式 :2012/12/02(日) 01:42:57.00 ID:FmRIu+Qdo
>>591
/パー速じゃなく、避難所の方ならば人は来ると思います
/それに、イベントの所為でロールが出来ないのもちょっと
597 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 01:43:05.30 ID:sMDeU5Kbo
>>584

「……ふふ、この構図──そうだ」

自らの傍へ跪くアーサーを見て、思わずほくそ笑む。
不意に靴を脱いで、近くの椅子へどさりと腰かければ──女王様と、それにかしずく僕A、といった絵面の完成である。

「えへへ…これはどうして中々、愉快なものですね」
「話によると男の人って、こういうのを嬉しく感じるらしいですね」「ねえ、そうなんですか?」

ぐいぐいと、裾上げを試みるアーサーへ、足を押し付けてみる。
どうやら、完全に調子に乗ってしまっているようで。
598 :ボルテックス [saga]:2012/12/02(日) 01:43:28.90 ID:oaT3XmMNo
>>577,>>579,>>586,>>588
ホームレスの不法占拠など珍しくもない。
しかし、今回は事情が違ったようだ。
一人のホームレス女が出産を控えていた。
第三次世界大戦後の世界である。福祉はあてにならない。
邪魔者は邪魔なので、居てはいけない所から出ていけである。
かのホームレス達は医師でもなんでもないが、せめて場所を。
せめて場所だけをその女に用意してやりたかっただけだった。

「故あっての不法占拠であったか。出産…邪魔出来ぬ。
 これは吾輩の不始末であった。責任はとる。すまぬ。
 そして吾輩を破砕に利用とした責任も取らせる。」

ホームレスの女がさっきホームレスの産婆が拾い上げた子供。
力強く「僕はここにいる」と世間に誇示しているようにも見える。
力強く泣き叫ぶ男児の赤ちゃん。

へえ、なるほど赤ちゃんなんだ。赤い肌の小さくて無力な子がそこにいた。
赤いから赤ちゃんなのだ。その子を抱きしめているのは母親、傍らにいるのは父親。
今は二人で赤ちゃんを抱きしめている。

「この建物の破砕、倒壊、粉砕、破壊は性急に過ぎる…
 ちょっと吾輩は市役所を裁くために役所を破壊してくる。」

 全身甲冑は役場へ向かおうとする。

>>578
すみません。ちがいますー!
599 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:45:05.32 ID:AkDyQV3u0
>>596
/いや、別にずっとメインイベントやってるわけじゃないぞ?
/メインイベントは定期的にやるだけで、他は今まで通りだし
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2012/12/02(日) 01:46:01.34 ID:oaT3XmMNo
>>577,>>579,>>586,>>588
// このような物語でよかったのか心残りです。
// 何はともあれ、お相手感謝します。
601 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:47:09.76 ID:NaaUleGIO
>>597
「むぐっ……」

足を押し付けられ、何事かを顔をあげて……

「……………楽しそうだな」

一瞬で何もかもに自己完結的なケリをつけ、諦めたらしい。やれやれ、と足をつかんで、そっと地面へ下ろすと、

「娯楽なら付き合おう」
602 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 01:47:17.02 ID:H8t2QOlpo
>>599
/定期的でもロールが出来なくなるのは困りますね…

603 :彼方(キャスケット帽の少女) -Tarot Master- E:タロットカード一式 :2012/12/02(日) 01:47:39.90 ID:FmRIu+Qdo
>>599
/イベントをやっている間、本スレは普通のロールがしにくくなるんですよ
/この前のイベントでも、そういう声が見受けられました
/それが定期的に続くのなると、自分は別スレを立てたほうが賢明だと思います
604 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、モノクロマスク、バック :2012/12/02(日) 01:47:59.29 ID:H8t2QOlpo
>>600
//いえいえ、楽しかったです
寝ます
605 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:50:55.23 ID:AkDyQV3u0
>>602->>603
/あぁ、前にもあったな………
/別スレを立てるとして……皆は来るか?
606 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 01:50:59.45 ID:1isGPq/h0
>>600
/ありがとうございましたandお疲れ様でしたー。
607 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 01:52:23.44 ID:GrYABSdu0
>>600
//いえいえ、楽しかったですよ、為になりましたし
//こちらこそ誤字の多い文章でしたが、お付き合いありがとうございました
608 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/02(日) 01:52:45.99 ID:ODiGvSF+o
>>598
「……帰る」

つまらなさそうな顔をしながらホームレスたちに背を向け、ドールも消した。

(生ますのは勝手だよ。でも、生まれた子はこの環境で生まれて幸せなわけ……?)

これから自分が送ってきたような生活を今生まれた子もするのかもしれないと考え、複雑な表情をしながらその場を去っていくのだった。

//お疲れ様です。たのしかったです。
//と言うか初戦闘だったのでドキドキしました。
609 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 01:53:01.85 ID:1isGPq/h0
>>605
/問答無用。立てるなら参加させてもらいたい。
610 :茶髪の青年 不幸体質<トラブルメーカー> 分子運動操作 [saga]:2012/12/02(日) 01:53:28.67 ID:GrYABSdu0
>>605
//私は行くと思います
611 :彼方(キャスケット帽の少女) -Tarot Master- E:タロットカード一式 :2012/12/02(日) 01:53:48.57 ID:FmRIu+Qdo
>>605
/避難所に立てるならば、むしろ来ない方が不思議だと思います。
/パー速だと分かりませんが。
612 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 01:54:38.23 ID:NaaUleGIO
避難所はコンマないんよ……
613 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 01:54:43.79 ID:sMDeU5Kbo
>>601

「娯楽なら、ですか。ふむ」

うーん、と顎に手を当て、唸っていたけれど。
『ヤダー』『キモーイ』『バカップル?』……周囲の人外が、どうも気にかかる。


「や、興が削がれました」「今日の所は、勘弁しておいてあげます」
「ぼくも眠いですし…あ、お会計はお願いしますね」「稼いでそうなお仕事ですし…ここは、ねぇ?」

馬鹿にしているとしか思えない奴らの態度に睨みを利かしてから
腰を上げて、ふぁ、と欠伸をするのだった。
614 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 01:54:48.53 ID:EDQXR8rJo
>>605
//私に時間があるかと、自分のやる気と、人が多すぎないか
//それ次第で私はいくと思いますよ
615 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:55:32.46 ID:AkDyQV3u0
>>611
/いやいや、ボクが言ってるのは『皆は』来るのかだよ
/多分立てるとしたらパー速だし
616 :ジョルノ・テファナ【デスペラード】 :2012/12/02(日) 01:55:53.61 ID:wyvq3ESE0
//今日は落ちる
おやすみ
617 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 01:56:25.31 ID:EDQXR8rJo
>>616
//お休みなさいです
618 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 01:56:59.90 ID:AkDyQV3u0
>>616
/やすやすー
619 :彼方(キャスケット帽の少女) -Tarot Master- E:タロットカード一式 :2012/12/02(日) 01:58:23.92 ID:FmRIu+Qdo
>>615
/正直自分はなんとも言えません
/その時やる気が有れば、行くと思います

/パー速に立てるとしても、参加立候補者は居るようですし、大丈夫だと思いますー


/というわけで自分は落ちます、おやすみなさい
620 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 02:01:08.18 ID:NaaUleGIO
>>613
「騒がしい奴らだ」

煙草が無償に、非常に吸いたかったが我慢する。衣服に臭いはつけられない

「勘弁されたか……支払いは俺持ちだな」

レルの言うとおり、たしかにアーサーの稼ぎはなかなかのモノ。その上に娯楽へ金を使わないとくれば、貯蓄は増えるばかりであるから、こう言ったところでは奢る側であり続ける

「眠いか」
621 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 02:02:11.68 ID:EDQXR8rJo
>>619
//おやすみなさいです
622 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 02:02:16.99 ID:1isGPq/h0
>>616,>>619
/お休みなさーい
623 :スバル 主に光を操る能力 E:コンバットナイフ :2012/12/02(日) 02:04:04.68 ID:AkDyQV3u0
/とりあえず別スレの件はまた今度

おやすみー
624 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 02:04:41.58 ID:NaaUleGIO
/ねたひとおやすん
625 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 02:05:28.43 ID:EDQXR8rJo
>>623
//おやすみなさいです
626 :レル/褐色盲目女 神官ボクサー E:グローブ [sage]:2012/12/02(日) 02:06:07.95 ID:sMDeU5Kbo
>>620

「ふふふっ、じゃあ、お願いしますね?」

ヤマンバ人外に精算とツケの旨を告げて、レジに商品を通す。

「でも、形だけでも…案外面白いかもしれませんねえ、主従関係って」
「ぼくが覚えていたら、その時は……もう少し遊んでみましょうか?」

くすり、と小悪魔的な笑みを浮かべてから、一足先に店を後にするのだった。
627 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 02:09:29.72 ID:NaaUleGIO
>>626
「ああ……気をつけてな」

人外からやや目を逸らして清算を終え、レルの後を追うようにして店を出る。

「…………ま、暇つぶしにはなったか」

/アーサーには見栄が無かった
628 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/02(日) 02:14:07.29 ID:1isGPq/h0
>>623
/お休みなさい
/自分も寝ます。おやすみー。
629 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 02:19:35.69 ID:EDQXR8rJo
>>628
//お休みなさいです
630 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 15:05:30.91 ID:XvUdDaM4o
 青年は街を歩く。
 いつもの燕尾服に、いつもの杖で。
 
「……」

 コツコツという杖音が、人波に融けてゆく。
 
631 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 15:33:49.63 ID:NaaUleGIO
ーAMS対邪神戦略情報局オフィスー

情報局のオフィスは、AMS本社施設に併設される形で存在している。ここ日本支部本部施設の広大な敷地にあって、情報局は地下の一角を割り当てられていた。

情報局第3情報群 実働部門
それがアーサーの勤務先であり、現在第2情報群と同じように、俄かに騒がしくなり始めた諜報畑の余波を受けて慌ただしく稼働している部署でもあった。

「昨日出た捜索分隊は!?」
「この書類はA8の棚にいれてくれ、あとそれはG1」
「課長、予定されていた会議ですけど……」

がやがやと騒がしいオフィスを尻目に、アーサーは煙草を銜えてPCを睨み合いを続けていた
632 :ミヒャエル・リントヴルム [sage saga]:2012/12/02(日) 15:40:38.59 ID:y5G06n4xo
>>631
「いやいや、皆さん忙しそうですねえ、アーサー君?」

アーサーの背後から、紅茶の良い香りを漂わせて、暢気な声が投げかけられた。
相手のテーブルにも、カップに入ったミルクティーが置かれる。
どうやら淹れたてのようで、良い香りと湯気が周囲には浮かんでいる。

「……で、何か大変な事でも有ったようだね。
 まあ、僕はさっき起きた所だから、よく把握してないんだけど――、力になれる事は、あるかな?」

公には第一情報群の、とある奥まった倉庫で聖遺物や魔術書と共に寝泊まりしている変人、それがミヒャエル。
だが、知る人は、彼がF分遣隊に於いて、少なくとも40年は怪異と戦い続けている大ベテランである事を知っている。
この、どう見ても中学生か小学生程度の少年は、所属機関だけで言えば、貴方よりも先輩なのであった。
633 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 15:46:30.67 ID:NaaUleGIO
>>632
「そりゃ、またどこかのバカが大々的にやらかしそうな様子だからな」

差し出されたミルクティーをさも当然そうに受け取り、礼の一言もなしにカップへ口をつける。

「今できる事は書類や物資運搬の手伝いぐらいだろうし、休んでていいんじゃないか?」

話しかけられてもPCから目を逸らさず、淡々とキーボード操作に明け暮れる。相手が自分の先輩に当たり、ベテランの一人だと理解していても、目の前の仕事を中断する気は無いらしい
634 :ミヒャエル・リントヴルム [sage saga]:2012/12/02(日) 15:51:32.06 ID:y5G06n4xo
>>633
「まあ、私が出来ることは、埃を被った物を管理することくらいですからねえ。
 また、新しい魔導書の読解でもしていますかねえ。もう解読されていない物が無いので、新しいものを持ってこないと」

未解読の魔導書を読み解くスペシャリストでもある、ミヒャエル。
中々良くわからないタイプの人間であった。

「……何もしないというのも暇ですねえ。
 荒事は神が望むことではないとはいえど、こうも出動が少ないといざという時に体が動かなくなりそうです」

はは、と溜息を付き、ベテランの悪魔払いは右手を軽く振るう。
右手の軌跡には、金色の線が一瞬浮かび、そして消えた。
635 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 15:59:09.66 ID:NaaUleGIO
>>634
「たまには諜報畑の多忙さを見習ったらどうなんだ?」

呆れたようにため息を漏らす。カタカタとキーボードが鳴り、ディスプレイに表示されているチャット画面にあらたな書き込みが投下される。
チャットの壁紙はSISのマークであり、局員同士の情報交換チャットだとわかるだろう。

「逆にこちらは多忙だ多忙。
ここ最近出動も増えてる」

根元まで燃え尽きた煙草を灰皿へ捨てると、新しい一本を銜えてライターを取り出す
636 :ミヒャエル・リントヴルム [sage saga]:2012/12/02(日) 16:04:15.90 ID:y5G06n4xo
>>635
「僕に諜報活動ができるとは思えませんからね。
 餅は餅屋。僕は、のんびり紅茶を飲みながら魔導書を読み解きますよ」

裏ではちょくちょくゾンビに掌底を食らわせたり、吸血鬼を貫手で殺したりしているが、表面上は第1情報群の為、表向きの活動の話をする。
紅茶を一口、いやらしいほどに堂に入った動作で口に運び、含み、嚥下。

「いやいや、大変ですね。
 肩でも叩いてあげましょうか、治癒魔術は苦手ではありませんしね」

こくり、と指を鳴らして、いい笑顔で青年は笑った。
637 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 16:18:14.97 ID:NaaUleGIO
>>636
「ならうちの喧嘩チームのお手伝いとか、後輩の教育のお手伝いとかあるだろう」

あーやだやだ、とディスプレイの書き込み相手につぶやいて、きゅっと眉根を寄せる。
小さな電子音と共に増える書き込みの一つ一つに、なにか大事なモノが無いか確認しているのだ。

「大丈夫、まだそんなことしてもらう段階じゃないんだ」
638 :ミヒャエル・リントヴルム [sage saga]:2012/12/02(日) 16:20:17.80 ID:y5G06n4xo
>>637
「いやいや、僕は精々彼らに酒を奢るくらいしか出来る事はありませんから。
 ……さて、お邪魔をしたようですし、また魔術書をよみに戻りますか。
 あ、ここにポットで紅茶置いておくので、好きに飲んじゃってください」

では、と言い残すと、にこりと微笑んで少年は歩き去っていくのだった。

/ちょっtお使い行ってこい言われたんで、おちまするすいません!
639 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 16:27:11.84 ID:NaaUleGIO
>>638
「ああ、ありがとう。
良い読書を、楽しむといいさ」

これ幸いとポットから新しい紅茶を注ぎ、少年を見送る。

/あちゃー……ざんねん
640 :犬飼春彦 :2012/12/02(日) 16:35:06.86 ID:3G5Whllc0
何処かの廃ビルの屋上、真っ黒な帽子を被った青年が立っていた。
口には煙草をくわえて、何かを待つように眼を瞑っている。
手には6枚ほどのチラシを持って、しばらく立ち尽くしているとフワッと風が吹く。

「…いい風だ、飛ばしてくれ!」
そう言って、チラシを屋上からばら蒔く。
風に乗って何処かに飛ばされているのを見て、満足そうに煙草をふかす。

飛ばされた一枚のチラシは電柱にぶつかり、地面に落ちていく。
チラシにはこう書いてあった。

「育児から拷問までなんでも執行します。ご連絡は○○ビル三階まで」
「価格はご相談、女性サービスします。」


【新規です、よろしくお願いします!】
641 :ウィリアム=リンデッド 黒帽子の青年 :2012/12/02(日) 16:36:33.75 ID:3G5Whllc0
>>640
【名前を間違えました…】
642 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 16:44:44.93 ID:NaaUleGIO
>>640
/よろしこー
643 :彼方(キャスケット帽の少女) -Tarot Master- E:タロットカード一式 :2012/12/02(日) 16:54:26.11 ID:FmRIu+Qdo
/>>640
/よろしくお願いしますー
644 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/02(日) 16:55:27.39 ID:EDQXR8rJo
>>640
//よろしくです
645 :連立方程式『賞金首・5600万』 :2012/12/02(日) 17:01:39.07 ID:xx78Kwcn0
「・・・・・・」

路地裏で、男性は、『炎殺』した、女性は、『射殺』し、少女が『爆殺』した、
646 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 17:40:55.25 ID:1HpCybq6o
>>515

「オオワシちゃんね。おっけーおっけー、渋い見た目にピッタリな名前だ。バッチリ覚えた」

「で、俺の仮面の事だけど……言うなれば人間でいる為の素敵アイテムだな」
また、おどけた語調でオオワシの問いに答えた。
647 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 17:42:33.75 ID:Pj4hcdHI0
>>646
「…」

クイッとまた一口飲む

「…なるほど、理解した」

と、だけ言う

「…外せばどうなる?」
648 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 17:56:34.44 ID:1HpCybq6o
>>647

「別にどうにもならねーよ。ただ、怪物の顔が拝めるってだけだ」

「何もない真っ暗な場所から生まれた顔の無い怪物、それが俺の正体だったりするのよね」
「ま、今の所はこんな仮面で素顔隠してるチンケな一般人だけどな!」

語調が変わらない為、その言葉の真偽は分からない。


//ホント、すみません。用事で一旦落ちます!
649 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 17:58:52.59 ID:Pj4hcdHI0
>>648
「…なるほど」

と、言うと日本酒と杯を目の前の古いテーブルに置く

「…生まれた国は?」

そこでようやくオオワシはコバルトのほうを見る

//わかりました!
650 :カイル :2012/12/02(日) 18:41:17.94 ID:cnGvj2zm0


「なるほどなぁ……」

白髪をウルフカットにした童顔の青年。
迷彩服を身にまとい、機械大剣を所持している
公園のベンチで、大戦の記録に関する書物を読んでいる
651 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 18:46:53.14 ID:XvUdDaM4o
>>650
 コツコツという杖音が響く。
「こんな時間に、外で読書ですか?」

 黒い燕尾服の、執事風の青年は、温和な声でそういった。


//絡みよろしいでしょうか?
652 :通称・掃き屋 [sage]:2012/12/02(日) 18:47:06.52 ID:8L46k6bno

とある公園のベンチで寝転がる人影−−−

「え?マジで?あかん、コレはあかん」

「コレはあかん!」

寒さで目を覚まし、ハッと気がつき立ち上がる







「ほんま堪忍やわぁ〜」

少し間を開け、冷静に考えたがーーー

「ーーー記憶があらへん」

身体中の力が抜け、ベンチによろめく様に座り、ぐったりと肩を落す…

653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 18:51:36.86 ID:cnGvj2zm0
>>651


「ん、ええまぁ。――寒いですけれど
借り物なんで今日中に読んで今日中に返す寸法です」

にへらー、と微笑みながらこんばんはと挨拶をしたあと
上記話して、散歩ですかー? と。
読んでいる書物には、図書館のシールみたいなんが貼られている
/.もちろんですともー

654 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/02(日) 18:52:33.39 ID:H8t2QOlpo
「さて、今日もパトロールを開始しましょうかね」
モノクロマスクを被った男が彷徨いている
655 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 18:56:37.40 ID:1HpCybq6o
>>649

「……さぁな。どこで生まれたかなんて、こっちが知りたいぐらいだ」

先程話した通り、この男は何も無い暗闇の中から生まれている。
そんな男に、自分が生まれた場所がどこかなど、知っている筈が無かった。

「そういうオオワシちゃんはどこで生まれたのよ? そっちも訳の分かんねー場所で生まれたって事は無いだろ?」


//ただ今戻りました
656 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 18:57:01.80 ID:XvUdDaM4o
>>653
「なるほど。しかし奇妙な本をお読みになりますね」
 彼からしたら興味すらわかないジャンルの本に、青年は多少驚いたようだ。

「えぇ。散歩のようなものです」
 そして、隣に座ってもよろしいですか? と問うた。
657 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 18:58:23.93 ID:DoG6VtGe0
>>655
「…そうか…」

とだけ言う

「…日本だ」

//お帰りー!
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 19:00:26.35 ID:cnGvj2zm0
>>656

「参考になりますよ。
こんなことがあったんだー、って
なりません?」

どうぞー、と隣に座るのを許可した
ちなみに読んでいるのは第二次のほう
相手の意思が読み取れず、つい確認を出してしまった
659 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 19:02:27.86 ID:NaaUleGIO
ー某都市地下坑道ー

しんと静まり返った闇の中。
そこは時間の停滞した一つの異界であり、魔が巣食う本物の魔境としては十分に過ぎるほどの邪を蓄えている。

そこは魔の根城、人に仇なす怪異がたむろする一つの地獄である。
もし警察関係者ならば、ここに入り込んでもどって来なくなった行方不明者や、時折見つかる人骨の話は耳にしているだろう。
水道局などの地下工事関係者なら、地下に住まう魔物の噂を耳にし、あるいは不気味な囁き声や、闇の奥で蠢く影や瞳を目撃したものもいるだろう。

そんな死と邪に支配された地下を、一人の男が彷徨っている。
ありきたりなホームレスでも、時折行方不明者の仲間入りするオカルトマニアでもない。
闇と同じ黒い戦闘服。重ね着しているのは黒のタクティカルベストであり、腿や手には自動拳銃や軍用短機関銃。
明らかなプロの戦闘員が、闇の中を探索していた。



660 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 19:05:12.97 ID:Zm5NPpeQo
>>659
こつん、こつん、地下坑道にブーツの音が反響する。
少女は歩いていた、昏く、深い闇の中を。
と、カチリと静かな音がして、少女の前にさっと明るい一筋の光が射す。
少女の持つペンライトの光だ。
少女の光は暗闇の中暗躍する人影を照らし出し光の輪を揺らす。
咄嗟に少女はペンライトを口に銜え、背負っていた弓矢を構える。

「にゃにもの!!」

矢の先をひたりと人影に向け、眼光鋭く問うてみたはいいものの、
もごもごと動く口元の所為でちょっと間抜けな登場シーンだった。
661 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 19:05:39.77 ID:XvUdDaM4o
>>658
「多少興味はありますが、自ら調べるほどではありませんね」
 青年はベンチに座る。手にもつ杖は固く握りしめられて地面に突き立てられている。

「二次大戦のものですか」
 てっきり第三次だと思っていた青年は、そう呟いた。
 表情はわずかに悲しみを帯びる。 
662 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 19:07:45.86 ID:1HpCybq6o
>>657

「生まれた場所は日本……じゃあ生まれた時代は何時頃だ?」

「お前がこの前の研究所探索に持ってきた機関銃……アレ結構古いモンだろ」

今度はこちらがオオワシに質問をする。
663 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 19:14:11.13 ID:NaaUleGIO
>>660
誰何の声より、構えられる弓より、アーサーの銃口はまず恵那のペンライトに反応していた。

「動くな」

かしゃっ、と小さな音と共に持ち上がった9mm径の銃口がひたと恵那へ据えられ、それを構えた黒衣の男も、最新型のバリスティックゴーグル型暗視装置の向こうで細めた瞳を照準器越しに恵那を睨めつけている。

膝立ちの男は、警戒姿勢というよりは射殺前段階のようで、引鉄に指が添えられている。

「名をなのれ」
664 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 19:16:18.17 ID:DoG6VtGe0
>>662
「…」

わずかながら顔の色が変わった

「…知ってどうする?、と、言いたいところだがそちらが答えてくれたからな、答えよう」

「日本がまだ日本帝国だった時代のころ、第三次世界大戦も起きていない昔

第二次世界大戦の始まる少し前くらいだ」
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 19:17:52.58 ID:cnGvj2zm0
>>661

「そうですかー……。」

確かに、現在がもはや悲惨な時代なのに、過去の悲惨な記録を調べるのはおかしいかも知れない
書物のページ、見開きがヒトラーだった

「第三次を調べてたら、二次のほうも気になりまして――
比べることではないですが、悲惨さで言ったらあまり変わりませんよ、ほら。歴史は繰り返すんですね」

ユダヤ人大量虐殺、その様子をのべる記事、それを指差し相手に見せる
666 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 19:21:31.41 ID:XvUdDaM4o
>>665
「……数年前、第三次大戦でもあったことじゃないですか」
 表になるか、ならないかの違いだけで、と小さく付け加え。

「歴史が繰り返すのではありません。戦争が変わらない、それだけのことです」
 至極くだらない、とでも言いたげに、青年はつぶやいた。
667 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 19:21:53.03 ID:Zm5NPpeQo
>>663
射るような声に内心心臓を跳ねさせるも、こちとらだてに修羅場をくぐってはいない。
一先ずは撃たれたくないので弓矢をおろし、口からペンライトを取るとふくれっ面で口を開く。

「人に聞くときはまず自分からっておばあちゃんに教わりませんでしたかぁ?」
「それにそんな尊大に動くな、とか、名乗れ、とか言われる筋合いないんですけどぉ」

やれやれ、と大仰に首を振って見せるとそこで漸く両手を上げる。
668 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 19:26:58.96 ID:1HpCybq6o
>>664

「知ってどうするって言われても、ゴシップ誌に売るネタにしちゃショボいだろ?」

男の事情を知っても、どうする事は無い。ただ興味があったから聞いただけだ。
目の前に居るオオワシと言う男が、一体何者であるかを


「……へぇ。見た目の割には、結構な御高翌齢だ事で」
「普通の若づくりって訳じゃなさそうだけど、何したらそんなに若く見えんの?」

見た目に関してはいくらでもやり様はあるだろうが、推察するよりも本人に聞いた方が早い。
と言う訳で、また質問をする
669 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 19:28:22.48 ID:NaaUleGIO
>>667
「名をなのれ」

今度はゆっくりと、しかし威圧的に重ねて、構えたMP5K-PDWの筒先をそっと下ろす。どうやら撃つ気はないが、自分から名乗る気も同じようにない、という事らしい。

「ここでなにをしていた?」

さりげなく恵那のつま先から頭のてっぺんまで精査したあと、周囲へ視線を走らせる

670 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 19:30:34.55 ID:DoG6VtGe0
>>668

「…フン」

たいして不機嫌ではなさそうだ


「…」

日本酒を杯に入れて一口また飲む

「…氷漬けにされていた…これでいいか?」
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 19:32:32.85 ID:cnGvj2zm0
>>666

「そこなんですよ、第三次でもあったかもしれない
公にされてないだけで、政府が揉み消しただけで
この国でもあったかもしれないんです」

もしあったら、どういう反応すればいいのかは分からない
だが、もしそういう隠し事があったら――自分の近辺でそういうことがあれば――気になってしまうものである

「まー、それもそうですが、歴史が繰り返すなら、また平穏が訪れるってことにもなりますし」

なんだかくらい様子の青年に、彼は少し明るく笑って
672 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 19:35:57.66 ID:XvUdDaM4o
>>671
「だからどうしたというのです?」
 人の死に、虐殺の記憶に対して、男は呆れかえるほどに無感情で呟いた。
「人生は歩きまわる影法師にすぎないのです」
 
「ふふ、なんとも前向きな考え方ですね」
 言って、青年は気づく。この混沌の時代が続けば良い、と。
 殺し、殺される世界が続けば良い、と。
673 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 19:37:51.32 ID:NaaUleGIO
/しばし飯落ち
674 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 19:38:26.15 ID:Zm5NPpeQo
>>669
「うーわ、その態度!なんなのよ、そんなに聞きたいなら名乗ってやるわよ!」

少女、どうやら怒りの沸点は高くないらしい。
手に持っているペンライトを地面に叩きつけんばかりにわななかせると、光の輪が震えた。

「恵那よ、モリミヤエナ、可愛い可愛い女子高生ですー」

本日はAMSWATの制服を着こんでいる。自分から言わなければ年齢不詳で通せただろうが恵那はそれをしなかった。

「なにそれ、そこまで言わなきゃいけないわけ?」
「任務です、に・ん・む!!」

精査するような視線は何となく感じた。だからこそ不快指数は上がるというもので。
とりあえず、恵那は眼前の男性の事にあまり好感は持たなかったのだ。
675 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 19:41:41.26 ID:1HpCybq6o
>>670

オオワシの回答を聞いて一言

「マンモスかよテメーは」
氷漬けにされている物で思い浮かべたモノが、スッと口に出てしまった。
相手の答えが余りにも意外で、気が緩んでしまったようだが……それにしても失礼だろう

「お前って冷凍保存されるぐらい大事にされての? ひゃー、羨ましい限りですわー」
嫌味たっぷりの言葉を相手に聞かせる。

「俺なんて大勢の人間からボッコボコにされたぞ。……まぁ自業自得なんだけどね!」
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 19:44:35.44 ID:cnGvj2zm0
>>672


「誰かが気づかなければ
気づいて止めに入らなければ、
変わらない気がします、こういうことは
誰かが変える努力をしなければ」

なんて、自分にどうにかできることではないのだが
少し、目を伏せてささやくように答えた

「希望がなくては、生き地獄ですよ。」

青年の心情を察した訳ではなく
ただ一つの意見として、彼はそう答えた
677 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 19:47:36.00 ID:DoG6VtGe0
>>675
「……フフッ」

その返答にほんの少しだけ笑う

「……できれば……あの時、俺は死にたかった…」

と、言うと日本酒を今度はそのまま口につけて飲む
678 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 19:48:07.17 ID:XvUdDaM4o
>>676
「もう人間が生まれてから2000年、その間ずっと争ってきたのです」
 こともなげに青年は言う。
「人の一生、100年ごときでそれを変えられるものですか」
 だから青年は、2000年間のやり方に従っている。
 力での屈服に、正義の名の下の殺戮に。

「希望があるから、絶望が深くなる」
 吐き捨てるように青年が言う。
「貴方は世界でありふれた不幸に触れなかったようだ」
 悲しげに、青年は笑った。
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 20:00:04.86 ID:cnGvj2zm0
>>678


「――そう、でしょうか……それならば、平和と言う言葉は生まれなかったです。
Jロックの書物には、人の自然状態は争いであるとありました。
それは屈服させるためではなく、保身のための争いです――

戦争はその延長線上でしかありません――その戦争すら
一発の銃、たかがその程度のきっかけで起こります――

一瞬の出来事でなにかが変わります、いい方向にも、悪い方向にも。
100年もあるならば、いくらでも変えようがあります

ありふれた不幸も、ありふれた幸せも、変えられると思います……。」

そこに先ほどの朗らかな笑顔を見せた彼はいない
小さいが、それでも確かな叫びだった
確かに彼は、ありふれた不幸には触れたことがないのかもしれない
それでもその発言には、思いが込められていた
680 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 20:02:40.75 ID:1HpCybq6o
>>677

「おいおい、折角生きてんだ。もっと明るい言葉吐けよ」
相手がどんな思いで生きてるかは知らないが、目の前で死にたいと願われるのは気分が悪くなる

ヒロインよろしく頬にビンタでもして、説教をかましてやろうと思ったが、今はこらえる

「お前が死んで悲しむヤツが居る事を思い出せ、そうすりゃ行きたいと思えるはずだ!たぶん!」
とりあえず適当な言葉を掛けてみる。正直焼け石に水だと思うが
681 :連立方程式『賞金首・5600万』 :2012/12/02(日) 20:05:42.54 ID:W6BTBMHM0
「・・・・・」
一人の男が、殺しに来た、だけどそいつは、『圧殺』した
682 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 20:06:35.77 ID:XvUdDaM4o
>>679
 その言葉に、満足げに青年は笑みを浮かべる。
「貴方ならば、変えられるかもしれませんね」
 応援するような、そんな口調。

「ですが私は、この世界が我慢ならない」
 不意に青年の笑みが溶け落ち、獣のごとき殺気が放たれる。
「世界に裏切られた私は、この狂った世界のために尽力するつもりにはなれません」

「貴方が思うように、世界を変えてみてください。私は私で、世界を変えて見せる」
 泣き出しそうな顔で、青年は笑った。
683 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 20:10:26.83 ID:DoG6VtGe0
>>680
「……私はその時、ナチスとともにドイツのある研究所である兵器を開発する主任だった
そして完成した次の日、ソ連軍の爆撃により研究所は破壊、その時に私は部下たちに無理やり……
まだ未完成だった冷凍保存装置のシェルターに入れられた…未完成だったせいなのか
何時まで眠るかを設定されていなかった為かわからないが数十年以上眠っていた
…第三次世界大戦中、偶然そこで廃墟となったドイツの研究所が襲われ
その際の衝撃により俺は目覚めた」

「何処の軍だかはしらない、だが俺はその軍を残滅した」

と、そこまで言うと日本酒を一気飲みする

「…俺のことを知っている奴は、もうこの世にはいない」

飲みきった瓶を握りつぶす

「…私のことを悲しむことができる者は、もうこの世にはいない」

そして右手を握りしめる

「…しかし生きる理由はある…、入れられる間際、その入れようとした戦友たちは言った
『生き抜いてくれ』と…、その望みをかなえるために、俺は今生きている」
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 20:11:03.37 ID:cnGvj2zm0
>>682

「――はい……」

その応援に彼は応えられないかもしれない
だがしっかりと、答えた

「――はい……、
お互い、頑張りましょうね」

再度、彼はうなずいた。それは、悟りだ。
相手の中には、深い闇がある。どうしようもない闇が
それを悟った。――彼は立ち上がる

少し暗い会話のあとにし、彼は去っていった

/夕飯なのでこの辺で!
/お疲れさまでした!
685 :連立方程式『賞金首・5600万』 :2012/12/02(日) 20:13:53.54 ID:W6BTBMHM0
「・・・」
とあるマフィアのボスは、肩から血を流しながら、助けてくれ、と言ったが、

『轢殺』して、死んだ、
686 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 20:15:26.09 ID:XvUdDaM4o
>>684
 おたがいがんばりましょう、という言葉に、青年はたまらず笑みを漏らす。
「ええ。そうですね」
 
 去ってゆく青年に向けて、男は小さく呟いた。
「私のようにはなるな。私のような男には」

//お疲れさまでした!こっちのキャラだけはっちゃけて申し訳ない。
687 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 20:20:13.98 ID:NaaUleGIO
>>674
「そうか」

名前を聞ければそれで良いとばかりに短い返事のみ残して、MP5K-PDWに安全装置をかけると手を離してスリング任せにする。

「ANSWAT……若いな」

アーサーの服は恵那とは真逆で、外見から所属を推測できるものは何ひとつない黒一色だ。唯一目立つのは、右胸のポーチに貼り付けた「Arthur」のネームワッペン程度のものであり、目元もバリスティックゴーグル型暗視装置で隠されている

「そうか、こちらもだ」




688 :連立方程式『賞金首・5600万』 :2012/12/02(日) 20:21:25.47 ID:W6BTBMHM0
「・・・・・」
歩いていると、少女が、『自殺』した、なぜか、こちらを見て、にらんでいた
689 :歩/黒い少女と愉快なお友達 [sage]:2012/12/02(日) 20:24:21.91 ID:ms+sP1too
「ねぇねぇ、多数決って知ってるかナ?あれ、凄いよネー。」

木偶の如く建ち並ぶ不粋なビル群共を、一際高い其処から見下ろして彼女は言う。
視線は、柵の外。黒い甲殻を纏った異形に胸倉を掴まれて、宙吊り。
不安気に足を浮わつかせるそれへと嬉々として向けられている。
何処かの潜入工作員、だとか何とかだったらしいが、彼女に肩書の意味は無し。
少女は、平等にそれを迎え入れようとしていた。

「何が凄い、って、いや、説明出来ないんだけどサ―――――――――」

パチーン、と指を鳴らす音と共にそれを唯一支えていた手が離される。
瞬間。怨めしげで、憐れみを誘う叫び声が響き渡って、すぐに雲散霧消する。
彼女は柵から身を乗り出して、下を見た。
暗闇故、今し方落下した彼の状況は知りえない。
見えるのは、陰鬱に揺らめく、人工の灯火だけであり、それに不機嫌そうに頬を膨らませる。

「―――――――――こんなに気兼ねなくお友達を作れるって、素敵だよネ?」

異形の左と人間的な右の指を絡め合わせながら、そう続けた。
690 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 20:27:52.14 ID:Zm5NPpeQo
>>687
「ちょっとぉ、恵那言ったはずよね?名前を名乗るときはまず自分からって」
「恵那名乗ったんだから、貴方も名乗るのが礼儀じゃない?」

短い返事にカチンときたのは当たり前の事。
しかも自分だけ名乗らされたのなら、不快指数はどんどん上がっていく。
完全に銃の狙いが自分から外されたことを確認すると、つかつかと歩み寄って二人の距離を埋めて行き。
淡々と喋る目の前の男に半眼の視線を向けては溜息を吐く。

「こちらもってことは……えーと……、何者?」

聞きながらも恵那は考える。
同じような任務を与えられる組織といえば……?
691 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 20:30:42.08 ID:1HpCybq6o
>>683

「……良く出来た部下をもって良かったな、オオワシちゃんよぉ。ちょっぴり羨ましいぜ。ちょっぴりな」

『ちょっぴり』の部分も含めて、その言葉に偽りは無い。

誰かを犠牲にして今を生きられている男を、自分の為に命を犠牲にしてくれる誰かがいるオオワシの事を
ほんのちょっとだけ、仮面の男は羨ましいと思っている

「じゃ、酒も無くなった事だし今日はお開きってとこかな!」
オオワシの話が終わったところで、男は瓦礫から腰を上げた。
692 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/02(日) 20:36:34.62 ID:uW4lIRXz0
>>689
「素敵だねえ。友達は、大事さ」
そこに現れたのは帽子を深く被った、みすぼらしい格好の女だった。

「アタシもさあ、アンタから逃げて色々考えた訳だけれどねえ。
相手が善だろうと悪だろうとみんなと友達になることにしたんさ」

そこでサクヤは、鋭く歩を見やる。

「――――――――でもそれは人間として、サクヤとして、だ。化け物としてのアタシとしてじゃない」
平等の怪物の前に、平等の姫が現れた。

「アタシはアンタの仲間にはならない。でも友達にはなりたい。いけないかい?」
と言いつつも、攻撃されるであろうことははっきりしているだろう。しかしサクヤは諦めなかった。
693 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 20:37:31.86 ID:DoG6VtGe0
>>691
「…あぁ…本当に…良い戦友たちだった…」

と、悲しそうに言う

「うむ、そうだな」

清々しい顔をして言う

「…コバルト…いや、バルバルよ…貴様は…なぜ、傭兵になった?」
694 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 20:37:44.11 ID:NaaUleGIO
>>690
「アーサー・ビショップ、階級は准尉」

詰め寄る少女に、微かに片眉を吊り上げる。敵意こそないが、細く眇められた碧眼は鋭利にして冷淡な、いっそ殺し屋じみた、と形容しても違和感のないほどに剣呑な雰囲気を漂わせる。

「AEG-SIS……対邪神戦略情報局…実働部第4捜索中隊、第2小隊所属」

これでいいか?と言わんばかりにまくし立て、恵那のやってきた方の闇を見据える。


695 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 20:49:16.44 ID:Zm5NPpeQo
>>694
ものが切れそうな様な視線とはこういうのを言うのだろうか。
真っ向からその視線を受け止めては恵那はそう思う。

「あー、邪神局、邪神局の人ね」

ぽんと手を打つような、実際にはライトを持っている為打てないのだが、
そんなあっけらかんとした口調で恵那は相手の所属を口にする。

「んー、おっけー、ビショップさんね。名前が分からないと呼べないじゃない。それともねえ、とかおい、とかの方がお好みなの?」

先ほどとは打って変わって鼻歌でも歌いだしかねないほどの上機嫌。
名前が分かればいいのだと言わんばかり。
そして、アーサーの視線に気づくと、自身も後ろを振り返り、首を傾げる。

「恵那が通ってきたとこには何もいなかったけど?」
696 :コバルト=バルト(仮面の男) [sage]:2012/12/02(日) 20:50:37.25 ID:1HpCybq6o
>>693

「んなもん好きな事やりたい放題やる為に決まってんだろ? 傭兵になりゃ仕事って名分でやりたい放題じゃん!」

それが、コバルトの傭兵になった理由。
あまりにも幼稚で自分勝手な理由だが、この自由こそがコバルトの全てだった。


「じゃあな、オオワシちゃんよ。良い時間を過ごせたぜ〜」

尻についた砂埃を掃いながら、仮面の男は廃墟を立ち去っていった


//絡みありがとうございました!
697 :歩/黒い少女と愉快なお友達 [sage]:2012/12/02(日) 20:52:22.12 ID:ms+sP1too
>>692
「貴女ハ―――――――――」

みずぼらしい乞食か何か。確か此の女には、借りがあったと少女は思考する。
柵を引き千切り、異形が歩の傍まで歩み寄り、そのまま襲い掛かろう、と試みるのを片手で制し。
敵陣深くまで潜入してきた、お転婆なお姫様へと、親しげな笑みを浮かべると。

「此処までこれたのは褒めてあげル。でも、ネ――――――?」

そう、悟す様に切り出した、後。

「駄目なんだよ、完璧な『終わりにして始まり』を作るには、全部塗り替えなキゃ!!
 私の言う事に逆らわない、崇高かつ優秀、秀逸な『友達』を造り出すんダ!!
 今のままじゃ、低水準過ぎル!!余りにも低レベルなんだヨ!!」

叩きつけるようにそう吐き散らして、少女は片手を下ろす。
制止していた異形は、大きく咆哮すると、一直線にサクヤへと掴みかかる。
698 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 20:54:50.29 ID:NaaUleGIO
>>695
「俺の呼び名は好きなようにすればいい」

そういいつつも、アーサーは奥の闇を見据える。と、腰から発炎筒を取り出して、発火させて奥へ投げ込む。
ぼんやりとした、しかし眩い光が坑道を照らし出し、アーサーは暗視装置を解除して、肉眼に切り替える

「実際のところお互いの認識だけが重要だ……ところで……」

君は一人か? あるいは、仲間を連れてきたか?
闇から目を逸らさぬまま、短機関銃の安全装置をかちり、とフルオートへ切り替える。

699 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/02(日) 21:01:12.35 ID:uW4lIRXz0
>>697
「そうか――――それさあ、友達じゃなくて『寄生』って言わないかい?」
挑発すると、無表情になった。

「アンタはやりすぎた。正直アタシの友達が侵食されると迷惑なんだよ。
 死ぬのはまだいい。アタシは助けるけどねえ。
 しかし異形としてお前に生かされる。それは見過ごせないんだよ、あたしゃ」

無感情な声が響く。

「気に入らないから―――――――

大きくバックステップすると共に右手でPx4 Stormを取り出す。
異形に向けて3発ほど発砲。

叩き潰す!」


700 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 21:04:08.70 ID:Zm5NPpeQo
>>698
「何それつめたーい、人間だったらお互い名前で呼びたいのが心情ってもんでしょう」

後は呪術的にも、だろうか。
等と考えていると自分の上を発炎筒が通り過ぎて行った。
あっぶないなあ、なんて思いながらも眩しい光に目を窄め坑道の奥の奥を見るようとし。

「え?恵那一人だけど?」

その質問の意味は測り兼ねたが、何となく続く光景は想像できて。
一旦戻していた弓矢をそっと手に取ると弓に矢を番えながら奥の闇を睨み付けて。

「何か……いる?」
701 :カイル :2012/12/02(日) 21:11:47.06 ID:cnGvj2zm0


「光は、闇を照らすもの
本来光さえあれば、闇なんて存在しないんだ
闇が存在するのは、光以外に、なにかが存在するからなんだ」

白髪をウルフカットにした童顔の青年
迷彩服を身に纏い、機械大剣を背負っている
そうだよね、といつかの野良猫にミルクをあげていた
702 :オオワシ 傭兵 [saga]:2012/12/02(日) 21:12:01.12 ID:DoG6VtGe0
>>696
「…フフッ」

何処までも、縛られるのが嫌いな男なんだな

「あぁ、じゃあな」

//お疲れさまでした
703 :歩/黒い少女と愉快なお友達 [sage]:2012/12/02(日) 21:14:57.75 ID:ms+sP1too
>>699
異形の身体を穿つ鉛弾。衝撃に暫し足を止め、異形の双眸が睨み付ける。
歩は、両腕で頭を抱えて、地団駄でも踏み出し兼ねないような。

「―――――――――うるっっっっっさい!!!!!
 他人に文句言われるのは嫌いなの!大大大っ嫌い!!!!」

喚き散らす幼児の様に、そう騒ぎ立てて、片手を上げた。
そして、間もなく。其の腕の先に現れるのは、一つの黒い球体であり。

「もういい!ちょっと早いけど、始めちゃうんだから!
 零に回帰し、零より産み出される、『侵食感染』!!」

其の叫びと共に、それは唸りを上げながら街中の陰鬱を吸い上げて、肥大化して行く。

サクヤを睨み付ける異形の両腕に、三本の鋭い爪が現れる。
それを構えて、再度。怪物は攻撃を再開する。
704 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 21:15:04.25 ID:NaaUleGIO
>>700
「俺は、俺の名前は記号程度でいいと思っている」

一人、という返事に、ゴーグルを掛け直して、MP5K-PDWのコッキングレバーをやや後退させ、装填を確かめる。

「どうやら愉快なお友達のようだ」

闇の奥で揺らめいたのは、異形の紅い眼。発炎筒に照らされて、闇から現れたそれがディティールを持つ前に、跳ね上がったアーサーの銃口が、3度のバーストをソレに叩き込む
705 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 21:22:13.03 ID:Zm5NPpeQo
>>704
「名前には愛着持たないと、つけてくれた人に失礼だよ」

先ほどまでの明るさはどこへやら、静かに諌める様にそう言うと、一瞬だけ悲しげに睫毛を揺らす。

「お友達ね、ビショップさん、センスないって言われないっ!?」

闇に蠢く異形の影に恵那は引き絞った弓により矢を放つ。
狙いは頭部、その矢が当たる前にすでに二矢目を番えると引き絞りさらに射る。
706 :ヴァレリー・メリーゲート :2012/12/02(日) 21:27:09.23 ID:+yQoEwVIO
>>701

「ほう、面白い事を言う面白そうな兄ちゃんがいるじゃあないか。
それじゃあ俺が光以外のモノの名を一つ挙げてみよう、
そうだな……人間ってのはどうだ?」

青年に向かってづかづかと歩いて近づけば、その横で猫に手を伸ばす男がいる。
カデットブルーのコートに身を包んだ金髪の軽薄そうな男は、
その印象に違わぬ適当な口調で、しかし己の持論を述べる


「人間、誰しも見られたくないものや教えたくないものがあるもんだろ?
そいつが悪か善かは置いといて、知られたくないと秘匿したそこに影が生まれる。
だがそれを闇だと断じちゃあ少女の淡い恋心さえ悪徳になっちまうってもんさ」

言う事は尤もなものかもしれないが、
大の男が猫に手を引っ掻かれ、目に涙を浮かべながら右の手をぶんぶんと振って痛みを堪えながら言う姿に
青年のほうには何か感じるものがあるだろうか。
707 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 21:29:06.23 ID:NaaUleGIO
>>705
「俺の名前は孤児院のネーミングだ」

にべもなくそう切り替えして、腰だめから肩付けへとMP5を切り替える。
と、サイドのレーザーポインタが灯り、細い赤光を闇へと伸ばした。

「言われるよ、かなり」

恵那の2射で、頭部を射抜かれた人型がどさりと倒れこむ。飛び出してくる後続にアーサーも弾丸をばらまき、弾切れと同時に弾倉をリリースして挿し直す。

「こいつら下級グールか」

708 :大坂澪(食事処みおつくし店主) [saga]:2012/12/02(日) 21:31:07.50 ID:fdbbi7GV0
「はぁ〜…かなわんなぁ…」

買い物袋を提げて自分の店(兼自宅)に向かい商店街を行く少女。
今日は定休日と言うことで日用品など色々買い込みに行って、今は帰宅途中だ。

「この季節は外出を控えたいわ…寒い」

この頃めっきり寒くなった。
寒さには弱い。もちろん暑いのが好きと言うわけではないが、寒いのは嫌いだ。

//ルーター周りの調子がおかしいので、予告無しに突然落ちても構わないなら絡んで下さい!
709 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/02(日) 21:32:11.45 ID:uW4lIRXz0
>>703
「そうかい?人の忠告は聞いておくべきだと思うけどねえ。アタシは相手の意見を受け入れて成長できるのが
 友達のいいところだと思うよ」

サクヤは冷静に相手を見据えている。意見が反発し、ぶつかり合う。
――――――ワンダーランドか。

自分が能力者だったころ、過去の能力、一番初めの異能は不思議の国の鏡<ミラー・イン・ワンダーランド>。
人の異能をコピーして奪う、悪魔のような能力だ。
後から魔術師となってその能力は無くなったのだが……。

サクヤも、なんとなくこの少女のことを嫌いになれそうだった。

左手にステンレス製、15cmの太極針を一本取り出す。大きく後ろに跳躍し、歩に投擲しながら
空中で宙返りして左手のみで着地。一瞬のみ倒立、勢いをバネにして更に後方へ跳躍する。
触れられてはまずい。サクヤは回避と攻撃を同時に行うことにした。
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 21:36:44.55 ID:cnGvj2zm0
>>706


「――確かにそれもそうですねぇ……。」

猫にひっかかれる青年を、そのことには非情にも無関心で
青年の発言にふむ、と考えさせられた

「闇は必ずしも悪ではない、ということになりますね。」

一つの結論、嬉しそうな笑顔を浮かべてそう述べた
711 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/02(日) 21:39:30.06 ID:H8t2QOlpo
「正義のパトロールー♪」

モノクロマスクを被った男が彷徨いている
712 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 21:42:15.63 ID:Zm5NPpeQo
>>707
「……あ、」

アーサーの言に一旦言葉を失う。名付けてくれた人は親ではないのか。

「それでも、名前には願いが込められているはずなの!」

それでも、それでもそう言うともう一射、射るために矢を引きぬくと番えたまま小さく弦をはじく。
鳴弦。破魔の行為である。

「はらいたまえ きよめたまえ」

小さく祝詞を唱えると少しばかり、祈る。
下級グールという呟きに敏感に反応すると、弓を引き、周囲を警戒する。

「上級も出てくるかもしれないって訳ね…」
713 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 21:46:04.73 ID:NaaUleGIO
>>712
「喧嘩に強くて王様やってた」

闇の向こうの異形に、さらに弾倉1つ分の9mm弾を叩き込み、マガジンを取り替えて薬室を閉鎖する。

「俺は、UKの生まれだ……だから王様の名前はアーサーなんだよ」

苦々しげに、気に食わんとばかりに吐き捨て、セレクターをセミに合わせて慎重に射撃を継続する。

「数が多い、さがれ!」



714 :ヴァレリー・メリーゲート :2012/12/02(日) 21:46:59.57 ID:+yQoEwVIO
>>710

「くー……っ、意外とやるなこいつも……
やっぱ猫ってのは強いもんだぜ、なにせ大量の「闇」を抱えておきながらケロっとした顔で生きていける。
ちょっとしたことでうじうじ悩む俺たちとは大違いってわけだ」

引っ掻かれた右手を摩り、時折フーフーと息を吹きかけながら答える男、
齢にして20と後半といった姿の人間が取るに相応しい態度ではないが、
そんな事を気にするタマではないということもまた外見や印象から読み取れるだろう。

「そういうこったな。
闇とか光とか俺にゃよくわからないが、何にしたって悪いことばかりじゃあない。
だが、逆もまた然りでな?
何かを照らす光だからってそれが善とは限らないのさ」

再び手を伸ばし、しかし猫が爪牙を振るうに合わせその手を引き、
また伸ばしては今度は横へと回避、を繰り返しまるで自分の腕を猫じゃらしのように扱い遊びながら言う男だが、
その内容自体は経験則から来るような、「そういうものである」という強固な前提の上に立つような言い分だ。
715 :歩/黒い少女と愉快なお友達 [sage]:2012/12/02(日) 21:47:43.04 ID:ms+sP1too
>>709
「違うんだかラ!私の言う事をなんでもきいてくれテ!
 私の事を何時でも護ってくれて、私の為に全部を捧げてくれル!それが友達なんだから!」

首を振って、耳を塞いで、サクヤの言葉を無理矢理に否定する。
ただ、それにばかり気を取られ、胸に突き立てられるまで、其の針の存在に気付けず。
じわり、と黒色の衣の一部が、薄汚く染め上げられる。

「ひ、いぃ――――!!」

しかし、心の臓を貫いている筈のそれに、流血と、激痛に悶える素振りは見せる物の。
絶命には、至っておらず。

上空の黒い球体が、少しづつ、ドス黒く、肉付けされて行く。
其の闇黒に見え隠れする大きな瞳が、サクヤを睨み付けていた。

異形が咆哮すると、それの脚部がより強靭に変形する。
そして速度をあげたそれがまた、喉元に狙いを定めて襲い掛かる。
716 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 21:53:28.44 ID:Zm5NPpeQo
>>713
「……あ、そ」

短絡的な名づけに目を瞬かせるとこちらも端的に息を吐き出して。

「自分の名前、嫌いなの?」

ポツリ、ポツリ、ゆらりゆらりと増えていく赤い光、異形の双眸。
それを見ると同時に鼓膜を震わせたアーサーの言葉。
コクリと頷くと地を蹴って走り出す。
アーサーの隣を駆け抜け、奥へ奥へと駆けていく。
717 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 21:58:37.87 ID:NaaUleGIO
>>716
「どうでもいい、それだけだ」

恵那が横をすり抜けて退避したのを確認し、自分も弾倉をうち尽くすと、腰から手榴弾を取り出して、ピンを抜いて転がしておく。

全身を揺さぶる炸裂音。
熱風を背中に感じながらも、先行する恵那を追って、背後の気配が消えるまで走り続けた。

718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 21:59:09.73 ID:cnGvj2zm0
>>714


「猫は基本前向きな生き物ですしねぇ
――結構爪鋭いから気をつけたほうがいいですよ」

ようやっと青年の惨状に触れた。
気持ち程度のアドバイスをして、牛乳のパックをくしゃりと潰す

「むむ、いろいろ経験しているようですね。
なにをなさってる方なんですか?」

相手の、なんというか、開き直ったような感じの、
それでも前向きな感じの意思、雰囲気、それを感じ取った
それは経験した人間にしか持ち得ないなにかだ
719 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:02:12.28 ID:XvUdDaM4o
>>711
 視界の端に燕尾服の青年見えるだろうか?
 
//こんばんは。まだいらっしゃいますか?
720 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/02(日) 22:03:54.34 ID:uW4lIRXz0
>>715
「もう、それで、いい」

サクヤはとても静かな気持ちだった。殺気に敏感になり、集中する。
一撃でも触れられたら、私は私で無くなるかもしれない。

――――――ならどんなに早くとも、触れさせない!

襲い掛かる左からの喉元鋭い爪。それを右に移動、首を傾けかわす。
見切る、最小限の動きで回避する。そのまま異形の右に転がって抜ける。
すると異形と歩の間に入ることになり、異形から突然サクヤが出現することになる。
つまり不意うちできる訳だ。相手の速度が速いのなら、速さを利用してやればいい。

右手から銃弾が5発歩に向けて発砲される。
そしてサクヤは素早く立ち上がって転進、異形の方を向く。
背後からの殺気にも気を配りながら。
721 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 22:04:16.62 ID:Zm5NPpeQo
>>717
「うそつきー」

何となく、何となくだがそう思った。
どうでもいいなんて思うはずがない、そう思ったから。

駆け抜ける背に感じた爆発音。爆風に煽られる様にしながら走って走って走った。
722 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/02(日) 22:04:54.27 ID:H8t2QOlpo
>>719
「中々おしゃれな人ですねぇ」

視界に入っているようだ

//まだいます
723 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:06:52.90 ID:XvUdDaM4o
>>722
 青年は、口角を吊り上げて笑みを浮かべた。
 獣が捕食するような、獰猛な笑みを。

「あなたにとって正義、とは何でしょうか?」
 こつ、と杖を鳴らし、青年は問う。
 その隠された凶器に、彼は気づけるだろうか?
724 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:07:22.42 ID:XvUdDaM4o
>>722
//凶器→狂気です、申し訳ない
725 :ヴァレリー・メリーゲート :2012/12/02(日) 22:09:00.68 ID:+yQoEwVIO
>>718
「なに、これでもじゃじゃ馬には乗り馴れて……っでででで!
なるほど、こいつは大物だ……」

爪を避けた先にもう片方の爪による攻撃を置かれ、
無残にも傷が十字となった男は、わりと本気で痛そうな顔で立ち上がる。


「ああ、昔からいろいろやっていてなぁ……
今はヒーローをやっている、「ストレイバード」を名乗って邪神狩りさ」

そう言ってコートの内側に手を入れて、中から取り出したるは
指先から肘のあたりまでの大きさの、一目見ただけではいたって普通な十字架。
しかし、二目見ようとも見た目に普通との相違を見つけるのは難しいだろう。


「俺は機械とか異能とかより魔法寄りの人間でな、
十字架で祈るんじゃなくて殴って戦ってる。
あんたもその背のデカいのを見るに一般人ってわけじゃあないだろう?
あんたはいったい何と戦ってるんだ、お兄さんに教えてみな」
726 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 22:10:06.97 ID:NaaUleGIO
>>721
「…………」

恵那の追求には返事をよこさず、背後をチラリと振り向いて、気配がないと確認してから脚を止める。それなりに走ったから逃げ延びたと判断したのだ

「大丈夫か?」

弾切れしたMP5を手にして、弾倉を入れ替える
727 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/02(日) 22:11:58.78 ID:H8t2QOlpo
>>723
「無論、勝利することですね
 …何の御用でしょうか?」

狂気に気づくとまでは行かなかったが、
異常な気配を察し、模造ハエを数体作って多角度から相手を観察する
728 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:15:28.88 ID:XvUdDaM4o
>>727
「……失礼、名乗りもせずにぶしつけな質問でしたね」
 ふう、と青年は息を吐いた。
「ヴィクター・フォックストロットと申します。少々禅問答がしたくなったので」

 その名は、裏の世界を少し知るものならば噂程度に聞いたことがある名前のはず。
 「影の王国」と呼ばれる男の名。
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 22:15:33.68 ID:cnGvj2zm0
>>725


「ヒーローさんですかー……邪神狩り? とはいったい?」

聞きなれない単語に首を傾ける
邪神とはいったいなんなのか、彼にとっては初耳であった
ちなみに猫はミルクを残して去ってしまった

「殴って戦う――でもこれ十字架ですよね、キリストが張り付けにされた

――僕はただの兵士というか傭兵です
依頼があれば、誰とでも戦います、たぶん」

違いは分からないが、処刑器具なら武器にもなるのだろう
という極めて安直な考えで納得した
730 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 22:16:21.97 ID:Zm5NPpeQo
>>726
「大丈夫、こう見えても、かけっこは得意分野なの」

がちゃり、と耳に聞こえるのは弾倉を入れ替える音だろうか。自分こそ使わないがAMSWATには銃器も支給される。
詳しくは知らないものの、弾倉を入れ替える=弾切れということ位は知っている。
矢に限りがあり精度で攻めるしかない恵那とは違い、牽制にもなる銃器に引け目を感じていないとは言えない。
しかし、今はそんなことを考えている場合ではなかった。

「逃げ切った……のかな、悔しいけど恵那だけじゃあんなにいっぱい相手にできないもんね」

矢に限りもあるし、と歯噛みしながら恵那は言う。
731 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 22:20:40.61 ID:NaaUleGIO
>>730
「ならいい」

きづかいだってそれ程長くは与えないらしう。短く切り上げて、坑道の壁に寄りかかると、煙草を銜える

ライターは……とポケットをまさぐると、出てきたのは古びたジッポライターで、火を煙草の穂先へ火を点けると、手首のスナップで蓋を閉じる

「こちらもあれは厳しい」
732 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/02(日) 22:22:04.66 ID:H8t2QOlpo
>>728
「これはどうも丁寧に、私は水樹京一というものです」

礼をする、犯罪者や賞金首には詳しい彼であっても、
表のニュースなどに出てこない裏社会には疎いようで、名前を聞いても何の反応も示さない

「ところで…ならばあなたにとっての正義とは何でしょうか?」
733 :歩/黒い少女と愉快なお友達 [sage]:2012/12/02(日) 22:22:14.77 ID:ms+sP1too
>>720
正確に、五つの穴を歩に空けて、其の身体は冷たい床に沈められた。
頭上の肥大化を続けていた球体が、急停止の後に沈黙する。
闇黒を束ねた様な禍々しいそれは、黒き太陽の如き偉大でもあった。
そして歩は、冷たい床を這いつくばり。虚ろな瞳でサクヤを見据えていた。

「はぁ……くっ……私は……私は……。侵食感染は……。」

其の言葉の後に、黒球は活動を再開する。
不定形の存在が凝縮され、形を成して行く。
先ず、二本の棒状の何かが現れて、其処から五本の指の様な物が出来。
其の五、足腰、最後に巨大な一つの目玉を中心に据えた頭部が出現して完成する。

此処は、建ち並ぶビル群の内の、最も高い物の屋上でありながら。
其の怪物は、歩とサクヤを、覗き込んでいた。


「『終わりにして始まりなる者』。私の、侵、食感染、は、こ、の、ため、に。」


血の塊を不快に吐き出して、歩は言った。
734 :ヴァレリー・メリーゲート :2012/12/02(日) 22:25:40.97 ID:+yQoEwVIO
>>729

「そうだな……人々の平和を脅かす化け物みたいなものだと思ってくれ、
一言一句外れちゃいないからな。
そいつらが一般市民に危害を加えるまえに殴り倒すのが俺の仕事さ、撃ったり斬ったりもするがね」

その言葉と共に十字架の横木が魔翌力を纏う。
銀色の刃を纏ったようなその十字架を手元から手首の動きと合わせ滑らせるようにして落とすと、
地面に魔翌力の刃が突き刺さることで切れ味を証明する。

「こういうものを使ったりして戦ってるわけさ。
……って喋りすぎたかな? 
いろいろと衝撃的だろうが、傭兵をやるなら邪神だとかいろいろなものに触れる機会もあるだろう」

十字架への魔翌力を止め、屈みながら拾ったそれをコートの内側に収納しながら言うと、
そのまま内ポケットから名刺を取り出して手渡そうと差し出す

「ま、連絡先みたいなもんだ。
その手の化け物が出て、助けが必要なら呼んでくれ。
その代わりといっちゃあなんだが……あんたの連絡先も教えてもらえるかな?
傭兵って事は報酬を用意できれば共闘できるだろう?」
735 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:26:43.96 ID:XvUdDaM4o
>>732
「私の正義は、犯罪者の抹殺です」
 矛盾を秘めたその言葉を述べ、とん、と杖で地面を打った。
 名前に反応を示さないことは意外だったが、それも良い、と彼は笑う。
 そして、飛び回るハエを警戒するように、能力を発動する。

 彼の影から真黒な茨が伸び、彼の周囲をゆるく包み込む。
 目は粗いが、その異様さは比類ない。
736 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 22:27:55.07 ID:Zm5NPpeQo
>>731
「ちょっとぉ、こっち喫煙者じゃないんでやめてもらえます」

女の子の前で気遣いってものが出来ないんですか?と言って見せるとわざとらしくごほごほと咳をして見せて。
地下坑道で何を言うのだといった感じだが、女子高生なので仕方がない。
髪の毛に臭い付いちゃう、なんて言いながらぶーぶーと頬を膨らませる。
737 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/02(日) 22:28:49.94 ID:FmRIu+Qdo
気温もそろそろ氷点下に近づくだろう夜。
なのにこの女はパーカーにホットパンツというクソ寒い格好で外を出歩いている。

「あー、またやっちゃったー・・・」

足元からのワンワンという鳴き声を聞きながら、女はため息をつく。
また昼間に昼寝してしまい、起きたら18時。
そこから何やらかんやらあって、今となってはもう22時である。

「……お前達は可愛いけど、やっぱ深夜に出歩くってのはねー……」

20匹ほどの犬たちをリードで繋いで片手に持ちながら、女は黙々と歩き続ける。
黙ってないけど。
738 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 22:30:45.24 ID:NaaUleGIO
>>736
「どうせ俺の近くにいれば火薬臭くてたまらんだろう」

気にするな、いちいち。そうつけたして、穂口を銜えてそっと吸い込む。酸素を得た穂先が灼熱する様を眺めながら、

「奴ら、数が多いな」
739 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [sage]:2012/12/02(日) 22:31:53.07 ID:H8t2QOlpo
>>735
「犯罪者を[ピーーー]のが正義ですか…
 犯罪者を勝手に[ピーーー]というだけで犯罪では?」

当たり前の矛盾に対して突っ込む

「…!それがあなたの能力ですか?」

異様さに息を呑みつつ、言う
740 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [saga]:2012/12/02(日) 22:32:28.30 ID:H8t2QOlpo
ピーーー=殺す、です
saga忘れてすいません
741 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:35:02.70 ID:XvUdDaM4o
>>739
「誰かが恨みを晴らさなくてはいけない。司法は温すぎると思いませんか?」
 青年はもっと単純に物事を考えている。
 気に入らないから殺す、と。

「間違っても私に攻撃しないでください」
 悲しげに青年は言う。
「私の名を知らないものを、殺したくはない」

//おきになさらずー
742 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 22:36:51.76 ID:Zm5NPpeQo
>>738
「えー、本当?」

言いながらアーサーにづかづかと近寄り纏う漆黒の衣服に鼻を近づける。
つんと鼻を刺すような火薬臭に素直に顔を顰めると、二三歩退いて。

「ホントだった……」

「どこかに“製造者”がいるんでしょうね…あんなに量産して何かいい事あるのかな?」

製造者は恐らく吸血鬼だ。
それも逃げてはおらず、まだこの地下坑道のどこかに潜んでいるのだろう。そう考えた。
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/02(日) 22:40:03.69 ID:cnGvj2zm0
>>734


「なるほど……それは……一大事ですね。結構な。
父さん、母さん、世界は戦争以外の恐怖にも晒され始めてるようです」

最後の言葉、それは独り言、目の前の十字架も合間って
まるで祈るようにささやいた
そう、加護を祈るように――

「――わかりました。報酬はなくてもいいです。
その代わりあなたも、こちらが協力を必要としたときは協力してください。」

気を取り直して、彼は名刺を受け取り、自身の連絡先が入った名刺を渡した。

「――さて、僕はそろそろ行きますね。ヴァレリーさん」

名刺で名前を確認すれば、相手の名前を呼び別れを告げた――

/お疲れさまでしたっ!
744 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [saga]:2012/12/02(日) 22:41:24.19 ID:H8t2QOlpo
>>741
「確かに司法は暖かすぎるかも知れませんが…
 厳しすぎたら自首する人間なんて出てこないでしょうし、
 皆が皆必死に隠蔽して事件を発覚させるのも難しくなりますよ?」

彼も温いと思っている部分はあるが、かと言ってそこまで極端にやる必要は全くないと考えていた

「…今、ヴィクター・フォックストロットと名乗りましたよね?
 無論、直接誰も傷つけなければ何もしませんよ」

イマイチ、言葉の意味を把握しきれていないようだ
それに、ヴィクターのことを行き過ぎた死刑必要論者と考えているようだ
745 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/02(日) 22:41:46.42 ID:uW4lIRXz0
>>733
背後からの気配に振り向く。
――――――これはまずい。

サクヤが最初に思ったのはそれだった。
これは別格どころか勝負にならない可能性すらある。サクヤが今持っている攻撃が効くかも怪しい。
まず大きい。次に大きい。

しかしサクヤは冷静だった。
右手でPx4 Stormの中の銃弾を巨大な怪物に2発発砲しながら
ポケットから取り出した左手に持った破片手榴弾を、倒れている歩に投げる。

破片手榴弾は大きく爆発して周囲に無数の破片を振りまく。
本体を狙うのは定石手段だ。

これが防がれて効果が無かった場合、サクヤは逃走を選択肢に入れる。
有効な攻撃が無くなるからだ。
746 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 22:43:03.56 ID:NaaUleGIO
>>742
「煙草なんて微々たるもんさ」

ほうっ、と吐き出した紫煙が坑道に滞留し、霧散する。その行く先は頭上の古びた換気ダクトであり、そのつながる先だ。

「腹が減っているだけだろう」

でなけりゃ無計画増産なんてするか、と

747 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:44:36.08 ID:XvUdDaM4o
>>744
「私もそう思っていました。数年前の『あの日』までは、私はガラにもなくヒーローだった」
 肩を大きく上下させ青年は心底楽しげに笑う。
「人を傷つけることはあっても、決して人を殺すことはない、模範的なヒーローだった」
 青年は独り言のような調子で呟く。

「……」
 茨が地面に落ち、影に混ざる。
 その言葉を信じたのだろう。
748 :ヴァレリー・メリーゲート :2012/12/02(日) 22:46:09.03 ID:+yQoEwVIO
>>743
「あー……行っちまったか……」

一つ、断ろうとしていたことを有耶無耶にされたまま話が終わってしまった。
これは重大な誤解を招きかねない、名刺を片手に途方に暮れてから数分が経った。

「……まあ仕方ないってことだな。
あくまでも双方に依頼の形式で、ってことにしておかないと酒かっくらって寝てる時にも呼ばれかねないってな」

あの純情そうな青年にゃわからないことか、と半ば諦めるように、しかしその表情に本気での悔いを残さずに歩き出す。

「さて、どうするのかねあいつは。
まだまだ世界には知らないことが山ほどあるんだ、
その現実に拠って立つ精神的な基盤をやられなきゃいいがな……」

そう言うって後頭部に両腕をやると、
そのままホテルへの帰路を辿り始めた。

/お疲れ様でした!
749 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [saga]:2012/12/02(日) 22:49:17.60 ID:H8t2QOlpo
>>747
「つまり、今のあなたは…ヒーロでないと、言うことですね」

更に人を殺す、と言う部分も把握したが、言わないでおく

「こちらも失礼しましたね、ついつい警戒してしまって」

交戦の意図はないと察してハエ達を消滅させる
750 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/02(日) 22:52:26.09 ID:FmRIu+Qdo
>>737
/取り消します

751 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 22:53:12.75 ID:XvUdDaM4o
>>749
「始めて人を殺した瞬間から、否、『彼女』を殺された瞬間から、私はヒーローではない」
 泣きそうな顔で、青年は笑った。

「貴方のようにまっすぐに正義を貫く人は羨ましい」
 青年の口から紡がれたのは羨望の意志。
 ヒーローになれなかった青年の、羨み。
752 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [saga]:2012/12/02(日) 22:58:15.24 ID:H8t2QOlpo
>>751
「…自分の信じる道を貫けるならば、それはヒーローですよ
 たとえ曲がっても、自分の意志で変えたならばヒーローの道ですよ」

相手の羨望や、自責の念を察し、ヒーローでは無いなんてことはないと言う
753 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 22:58:40.06 ID:Zm5NPpeQo
>>746
「どこをどう生きてきたらそんな匂いがする人間が出来上がるのよ」

わっかんないなあ、とばりばりと頭をかき乱す。
恵那には分からなかった、軍人という生き方も、何も。

「じゃあ、その吸血鬼は相当の[ピザ]ね」

ばっさりと言い捨てると首を振る。

/電話が着てましたすみません
/ついでに次ぎも遅れますごめんなさい
754 :『全ての終わりにして始まりなる者』 [sage]:2012/12/02(日) 22:59:36.71 ID:ms+sP1too
>>745
ズブリ、と二発の銃弾が巨人の身体に沈み込む。
しかしそれを気にかける事は無く、巨大な手でビルを『鷲掴みに』した。


何か、傍に転がって来た様な気がした。目を向けてみれば、それは丸々と熟した果実であった。
ゆっくりと片手を伸ばした。瞬間、それは閃光と共に消えて無くなってしまった。


フワリ、と身体が投げ出された。まるで空を飛んでいる気分で、とても心地が良かった。
けれど、夢は何時かきっと醒める物であり。目前に迫るコンクリート。
ぐしゃり、とひしゃげた私。私の物だった私の身体は、私の物じゃ無くなってしまう。
それでも、まだ眠れない私に。最期の子守歌を、余りにも乱暴に見事に叩きつけられて。
橘 歩という一人の人間は、何処か遠くに飛ばされちゃうんだ。



                                     終幕



黒色の巨人は、サクヤをジッと見つめている。それは、怨念や敵意よりも。
好奇の眼差しに等しいかもしれない。
755 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 23:01:36.53 ID:XvUdDaM4o
>>752
「違う。私はヒーローではない」
 自分に言い聞かせるような、そんな調子で。
「守るべきものを守らず、己を殺し他人を殺し、『彼女』を殺しつくしてもまだ殺し足りない」
 杖をつかむ腕が震える。
「私は『世界』を殺さなければ、止まらない」

「貴方は優しい。優しすぎる。貴方にならばこの心臓をくれてやっても良い。そう思える」
 狂った言葉を青年は吐いた。
756 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 23:02:02.43 ID:NaaUleGIO
>>753
「むしろ戦う側なら誰でもこうなる」

火薬の匂いは誇りだとばかりに口元を歪め、軍人そのものの怜悧な視線をもときた道へチラリと向ける
敵の気配は、ない

「横にばかりでかいのがいやだな」

弾が効きづらいから、とため息を漏らす

757 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/02(日) 23:08:04.04 ID:uW4lIRXz0
>>754
―――――――少女は死んだ。アタシが殺した。

そもそも[ピーーー]気で行ったのだ。
それでも友達を作りたいというあの子の思いは本当だった。
心が、とても痛い。
あの少女は自分の使命を達成できて嬉しかったのだろうか、悲しかったのだろうか。
それとも何も感じなかったのか。


でもアタシは、ここで死ぬ訳にはいかない。


「………アタシを、[ピーーー]かい?」

サクヤは巨大な怪物に文字通り自分の命を握られている中、驚くほど冷静だった。

「アタシの名前はさ、く、や。サクヤって言うんだ。よろしくね」


758 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [saga]:2012/12/02(日) 23:12:32.75 ID:H8t2QOlpo
>>755
「ならば聞きましょうか、世界を殺して、あなたはどこへ行こうというのですか?何を目指すのですか?
 どうなったら自分をヒーローだと認められるようになるのですか?」

自分の信じる正義から外れ、それでも悪をさばき一体どうしたいのだ、と尋ねる

「遠慮しますよ、正義のヒーローは人からは何も貰いませんからね」
759 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/02(日) 23:18:28.53 ID:XvUdDaM4o
>>758
「私が行くところなど、決まっているじゃあありませんか」
 くく、と喉を鳴らして青年は笑う。
「私は地獄へ逝くのです。逝かなくてはならないのです」

「ヒーロー。そうですね……私の『正義』が、成し遂げられた暁に」
 青年は笑う。本当に、楽しげに。

「それは残念、本当に残念だ」
 青年は大きく息を吸い込んだ。
「いずれまた、どこかで」
 青年は夜へと歩き出す。


//お相手ありがとうございました。そろそろ寝るので落ちます、お疲れさまでした!
760 :水樹京一(インセクトホワイト) E.複合弓、玉、バック、モノクロマスク [saga]:2012/12/02(日) 23:23:54.36 ID:H8t2QOlpo
>>759
「…自分を大切にできない人間が、他人を大切にはできませんよ
 一つ言っておきましょう、きっとあなたは善良な人を傷つけ、自分と同じような人間を作ることになる、とね」

破滅的な理想を聞き、それを否定する
…きっと、こんな言葉では何も変わらないだろうが

「ええ、また会いましょう」

仮面の男も夜の街を歩き出す

//お疲れ様でした!
761 :『全ての終わりにして始まりなる者』 [sage]:2012/12/02(日) 23:32:00.69 ID:ms+sP1too
>>757
さて、侵食感染(ワンダーランド)の女王様たる少女は、不思議の国そのものに文字通り踏み躙られた。
その思い如踏み躙られたかはともかくとして。彼女ならば感じ取れる事が出来るだろうか。

―――――――――この巨人は、侵食感染の根源である。

先の少女が行使していたそれとは密度の異なるそれその物は、一つ目の奥底からサクヤを覗き込む。
其の名を聞いた後。彼はジッ、と見据え続けた後。何か、奇怪な呻き声の様な物を発した。

「―――――――――※※※※※※※※※※※※※※※※。
 ※※※※※※※※※※※※※※※※、※※※※※※※。」


およそ人間界には存在しない音。音には書き著すには少し難しい形容し難い音だ。
其の言葉は、何か問い掛けの様な趣があり。其の後、巨人は黙り込んだまま。
ジッ、と。見据え続けていた。
762 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 23:36:39.02 ID:Zm5NPpeQo
>>756
「そっか」

ふうん、と気のない返事をして、そんなもんですか、と納得する。
確かにAMSWATにも火薬のにおいがする人はいる。
だがここまで染み着いていると逆に歩んできた人生が気になるというものだ。

と、耳に届くアーサーの科白にぱちくりと瞬きして。

「後ろに後ろにいかれたら威力弱まっちゃうもんね…」

恵那も同じだぁ、とこちらも同じく溜息を吐くと肩を竦める。

/ただいま戻りました!
763 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/02(日) 23:38:40.74 ID:FmRIu+Qdo
気温もそろそろ氷点下に近づくだろう夜。
なのにこの女はパーカーにホットパンツというクソ寒い格好で外を出歩いている。

「あー、またやっちゃったー・・・」

足元からのワンワンという鳴き声を聞きながら、女はため息をつく。
また昼間に昼寝してしまい、起きたら18時。
そこから何やらかんやらあって、今となってはもう22時である。

「……お前達は可愛いけど、やっぱ深夜に出歩くってのはねー……」

20匹ほどの犬たちをリードで繋いで片手に持ちながら、女は黙々と歩き続ける。
黙ってないけど。

/やはり再投下・・・ッ!
764 :アーサー・ビショップ :2012/12/02(日) 23:43:15.30 ID:NaaUleGIO
>>762
「軍人だから」

それだけぶっきらぼうに返すと、吸い切ったタバコを踏み消して、落ち着いた表情で、壁に体重を預けきる

「脂肪が多いと衝撃が通らないし」

ポケットをまさぐったアーサーが取り出したのは飴玉。レモン味をのそれを恵那に差し出し、

「舐めるか?」
765 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/02(日) 23:47:43.31 ID:uW4lIRXz0
>>761
――――――私は、ここで死ぬのかなあ。

何となく、巨人の正体については感づいていた。

「私は、皆と友達になりたかった。皆様々な個性があり、皆様々な思いがある。
 どうしても見過ごせなかったの。全てを侵食して、生命体の理性を奪う貴方が」

言葉は分からず、ほとんど勘で話していた。

「私は賞金首。社会の敵ね。それでも人の意思を尊重して、全ての存在と仲良くなる覚悟を決めた。
 貴方、私達人類と共存できない?私達を侵食せずに、本当の友達になってくれないかしら?
 私は貴方の友達を作ろうとする考え方、嫌いじゃないの」

そしてにっこり笑う。
766 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/02(日) 23:54:07.31 ID:Zm5NPpeQo
>>764
「そ、っか」

この人は、軍人じゃない自分を想像できないタイプの人だな、と勝手に恵那は思う。

「脂肪?ああ、その点異能の恵那は大丈夫ね」

先ほどの太った吸血鬼の話だろう、そう思えば兵器の彼はその点大変なのだろうと考えて。
自分の手に持っていた弓を大事そうに撫でると唇を真一文字に引き締めて。
きりっとした表情はどこへやら、飴を差し出すアーサーに飼い主にまとわりつく子犬の様に跳ねて近付くと飴を受け取り。

「貰うー!わーい飴ちゃん」

どこか幸せそうに飴玉を口内に放り込むとそのまま壁にすかる様にしてずるずると坑道にしゃがみ込む。
767 :『全ての終わりにして始まりなる者』 [sage]:2012/12/03(月) 00:00:03.48 ID:5LiFEXaeo
>>765
巨人は、サクヤの言葉を身動き一つ取らずに聞いていた。
街の喧騒も消え失せて、今だ響くのは不定期な窓硝子の割れる音。
次の音だ。

「―――――――――※※※※※※※※※※※※※※※※※※。」

             我は、全ての終わりにして始まりなる者なり。



其の呻き声には、ある程度の法則性がある。恐らく、人間の言葉に似た。


「―――――――――※※※※※※※、※※※※、※※※※※。」

               我は、眷属を産み続け、やがて星を支配する。

「―――――――――※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※。」

              我にも敵は存在する。それを退ける為にも、力を蓄えるのだ。


そう言って、ビルを掴む其の手に力を籠める。凄まじい音と共に、ビルが壊れて行く。
倒壊にも、時間の問題だ。
768 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 00:00:57.86 ID:setjHr1IO
>>766
「まあ、頭を狙えば別だが」

飴を目の前に跳ね回る恵那に、きょとん、と驚いた眼差しを向ける。いささか意外だが、喜ばれるのは悪くない。ポケットから他の飴も取り出して、ほれ、と差し出す

「うまいか?」

何の気なしにそう尋ねた瞬間、頭上の換気ダクトで、ざわと何かがうごめいた気がした。
じり、とうなじのあたりがざわめいて、アーサーは意識を背後へ向け、

「……そこを動くな」

769 :クリオネ 人形使い 生成中の人形:0体 :2012/12/03(月) 00:02:19.76 ID:cp7gbNu7o
裏路地に居るのクリオネと一人の男。
男は倒れこみうめき声を上げ、クリオネはエアコンの室外機に腰掛け男を見下ろしている。

「あははっ! キミ弱いねー」

男は立ち上がろうとするも力が入らず呻いているだけになっている。クリオネには一切傷がない。
傍から見ればクリオネが一方的に男を嬲っているだけ。状況を見れば男から吹っ掛けてきたなどとは思わないだろう。
770 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 00:07:28.76 ID:yG6/9itoo
>>768
「恵那知ってる、ヘッドショットってやつだよね」

もぐもぐと、飴玉を舐め転がしながら頷いて。
かんきつ類の仄かな甘酢っぱさに頬を両手で挟み込みほくほくと幸せそうにする。

アーサーの問いにぱちっと瞬きをするとにっこりと年相応の笑顔を向け――ようとして空気が凍った。
動くなと言われればこくこくと小刻みに頷く他なく。真面目な視線をアーサーに向ける。

771 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 00:11:13.92 ID:zz4Gh4fW0
>>767
サクヤは、どうやら自分の要求は受け入れられなかったようだと悟った。
左手でもう一つの破片手榴弾を巨人の顔に投擲すると
右手で銃弾を9発フルオート。ビルを掴んでいる手に放ち全弾吐き出しながら自分は屋上のドアに走る。
772 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 00:17:13.05 ID:setjHr1IO
>>770
幸せそうな恵那の動作に、胸中が淡い温もりを灯らせる。これを和んだ、というのだろうかと思案したのは0.1秒にも満たない刹那のこと。

換気ダクトに潜んだ何かの気配。それがぬっと這い出てくるのを知覚しながら振り向き、MP5は間に合わないと判じて腿のM96A1を引き抜く。

天井からだらんと垂れ下がったソレ。血の気の失せた顔に、ゆがんだ笑みを浮かべるそいつは、紛れもない上位のグール……

「ひゃはっ」

そいつの腕が振るわれるのと、アーサーの拳銃が火を吹くのは同時で……

「がぁっ!」
「ひぎゃっ!」

お互いがお互いの一撃で弾き飛ばされる。


773 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 00:24:18.60 ID:yG6/9itoo
>>772
上か、と気付いたのはグールが上から垂れ下がってからで。
完全に油断していた、と内心で舌打ちする暇があればこそ。
瞬時に背中の矢筒から矢を二本取りだすと、番え、弾け飛んだグールの背中を狙って一つ二つ、連続で撃ち出す。
破魔の力を宿した矢がグールに向かって飛んでいくのを確認してから恵那は口を開く。

「ビショップさん!!」

跳ね飛ばされたアーサーの名を呼び安全を確認すると、続けざまに矢を取り出しグールに狙いを定める。
774 :『全ての終わりにして始まりなる者』 [sage]:2012/12/03(月) 00:27:40.43 ID:5LiFEXaeo
>>771
銃弾は、巨人の身体に呑まれ。手榴弾の破片が、目や顔に突き刺さる。
が、身じろぎ一つせずに。階段へと逃げる其の背中を見つめた。

「―――――――――※※※※※※※※※※※※※※※※。」

                 逃げ出すか、地球人

巨大な手に加えられた力は、そうして建物を倒壊寸前まで追い込んだ。
そうしてそのまま、静止する。少なくとも、サクヤが此のビルから逃げ出すまでは。
自分の足下。サクヤが、其の入り口から出てこれたのを見届けようと視線を俯かせ。
もし、サクヤの姿を確認出来たなら、彼はまた、呻き声を挙げる。


「―――――――――※※※※※※※※、※※※※、※※※※。
               ※※※※※※※※※※※※※※※※。」

              しかし地球人、我を前にして其の態度、気に入った。
              今回は其の態度に免じ、見逃そう。


「―――――――――※※※※※。※※※※※※※※※※※。」

              次あった時は 話くらいは聞いてやろうか
775 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 00:29:22.55 ID:setjHr1IO
>>773
「ごほっ………けほ……」

地面を転がったアーサーは立ち上がろうとして倒れ伏し、くるしげに胸に手を当てる。胸を殴られたらしく、息を整えるので精一杯だ。

一方のグールはといえば、アーサーの弾丸を胸に受けて吹き飛び、なおかつ追い打ちの弓が腿と腰に突き刺さって、いまいましげに「ふひひひ」と声を震わせる。

そして、跳躍。脚へのダメージで速度が落ちはしても、人並みには素早い。

776 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 00:37:26.16 ID:yG6/9itoo
>>775
「くっ……」

遠目にアーサーが倒れ伏しているのが見える。
自分一人でコイツと相対しなければならないし、何より、今のアーサーを標的にさせてはならない、
そう判断した恵那はアーサーからできるだけ離れながらもう二発、跳躍し高い位置にいるグールの腹に向けて矢を射った。

「こっち!こっちよ!!馬鹿グール!!」

高く声をあえて出し、グールの気を引こうとする。
777 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 00:38:23.07 ID:zz4Gh4fW0
>>774
「――――――これは、見逃してもらえたと思った方が良さそうだねえ」

入り口から出る時に、巨人と眼が合った。
攻撃は全く効いていなかったようだ。こちらを殺そうと思えば、幾らでもできたはずだろう。
しかし今、自分は生きている。気まぐれのようなものかもしれない。

「ありがとう。また会おうね」

そう言って巨人に手を振ると、サクヤは走って去って行った。
もしかしたら、あの巨人と友達になれるかもしれないと思いつつも

――――――装備を整えるために、円環の楽園に入りマルファスとなったロクレネの家に向かって。

/絡みありがとうございます!お疲れ様でした。

778 :グーグル…………あ、ミスミス、グール :2012/12/03(月) 00:41:21.40 ID:setjHr1IO
>>776
「ひゃはっ!」

飛びかかったところに矢が2本。実際のところ矢がもつ運動エネルギーはそれなりのものであって、以下にグールといえど2発も喰らえば押し返される

目算よりも手前に着地したグールの腕は空を切り、しかし諦めず、再度押し倒さんと飛びかかる

779 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 00:48:47.64 ID:yG6/9itoo
>>778
グールの跳躍をバックステップで回避しながら、もう一度、矢を取り出す。
番え、引き、狙いをつける。狙いは…怪しく光るグールの眼。
ギリギリまでグールを引きつけると弦を持っていた手を離す。

「いっけ!!」
780 :グーフィー……じゃないよグールだよ :2012/12/03(月) 00:55:15.81 ID:setjHr1IO
>>779
「いひゃっ! ひぃっ!」

飛びかかったグールの目に矢が突き刺さり、反対側へ抜ける。しかし食らうことを覚悟してうたのか、グールは恵那を押し倒していた。

「ひひひっ……ひゃ……ひふっ」

脳に損傷を与えられたがゆえに、だんだんと動きが鈍くなる。とでドロリとした口を開け、一矢報いようと恵那の首へ顔を寄せーーーー

タンッ、タタッタンッ

轟く銃声。吹き飛ばされたグールが地面に転がり、脳漿をドロリと滴らせる。

恵那が銃声の方をみれば、拳銃を構えたアーサーが壁に寄りかかっているだろう


781 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 01:05:54.28 ID:yG6/9itoo
>>780
「…あっ、やだっ!!」

気付いた時には坑道の地面に押し倒されていた。
腐臭のする口元が笑みの形に歪んで近づいてきてなおどうにかできないかと脳を働かせ。

蹴り倒そうと一発腹部に膝を入れようとした刹那、銃声が行動に響き渡る。
吹き飛ばされたグールの脳漿がこちらに飛び散ってくるのを嫌そうに避ける恵那。
銃声のした方を見るとアーサーの姿があり……

「ビショップさん!!」

慌てて起き上がるとそちらの方に駆け寄っていく。
と、途中で振り返り、念のため、とグールの腿に一矢射っておく。
782 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 01:13:05.72 ID:setjHr1IO
>>781
「ちくしょう……」

10発全てをグールに叩き込んで、死亡を確認するように、その死体を睨めつける。
思い切り殴りつけられた胸はジンジンと疼いたが、骨に支障はなさそうで、大丈夫だと手をかざして弾倉を入れ替えると足速に、出口のある方へ向かう

「ここを……出るぞ」



783 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 01:18:13.41 ID:yG6/9itoo
>>782
「了解っ!」

言うが早いかアーサーの横を通り過ぎ出口の方へ向かう。
途中振り返ると口の横に手のひらを立てて小声で叫ぶ。

「早くしないとおいてきますよ!」
784 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 01:25:22.31 ID:setjHr1IO
>>783
「先に行っていい……っ」

痛みに顔を顰め、しかし必死に追従し…………

ー外、公園ー
「いてて」

ベンチに身を沈めて呻く
785 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 01:30:50.88 ID:yG6/9itoo
>>784
―公園にて―

「だぁいじょうぶですかぁ?」

なんだかのほほんとした声音で呻くアーサーを見つめる恵那。
本当は押し倒されたときに打った腰とか肩が痛かったりするのだがそんなそぶりは見せることは無く。

「あ、なんか飲み物でも買ってきましょうか?飴のお礼!」

ポンと手を打ち提案すると勝手に自販機の方に歩いていき、微糖のあったか〜い飲み物を買ってきた。
そしてはい、と差し出すとにっこりと笑ってこう云った。

「120円です」
786 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 01:36:14.27 ID:setjHr1IO
>>785
「なんとか……」

ゆったりと胸を上下させ、虚空を見つめながらそう答えると、小さくむせて顔を顰める。グールの一撃を食らってなお立ち上がれるだけで異常だが、この程度となるとますます人間離れした強度だ

「え……おい…………ったく」

こちらの返事も聞かずに飲み物を買ってきた少女が、代金よこせと手を差し出せばため息を漏らし、

「お礼で金をせびるか」

500円玉を投げてよこす




787 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 01:41:55.95 ID:yG6/9itoo
>>786
「なんだかんだ、丈夫ですよねえ」

これまたのほほんと言ってのける。余裕と仲の良さがあれば打撲したところをつんつんとつついていたところだ。

「買ってきてあげたのがお礼なんですぅ」

そう言うと自分の為に買ってきたサイダーを開けようとして――寄越された500円玉をキャッチする。

「っと、良いんですか?おつり、出しませんよ?」

ほんのりケチっぷりを見せながら自分のポーチに500円玉を忍ばせる。
788 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 01:47:37.12 ID:setjHr1IO
>>787
「知り合いの魔術師のおかげでな……黒いアーマーとかつくってる」

防護服、ということらしく、それゆえに頑丈なのだろう。それにしても頑丈なのは確かだ

「なるほど理解した……かまわんよ」

ワンコインくれてやるさ、と缶を開ける


789 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 01:52:01.60 ID:yG6/9itoo
>>788
「黒いアーマー!?」

それってこんなの?と地面にしゃがみ込み絵を描きだす。
が、下手糞で何が何だかわからない。
外角だけはかろうじてわかる程度のそれだ、果たして伝わるかどうか…

「わーい、ありがと、あーさーおにいちゃん」

語尾にきゃぴ☆っとつきそうなほどのぶりっ子で言ってみる。
目を何度も瞬かせ、キラキラモードである。
790 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 01:57:23.90 ID:setjHr1IO
>>789
「そうだが……?」

地面に描かれるそれは、あまりに稚拙すぎてイラストとすら言えないが、アーサーには憶えがあった。

「アーマードギアだな……どこでこれを?」

やたらと元気な恵那に苦笑しつつ、「おにーちゃん」と呼ばれれば悪い気はしない訳である

「金で喜ぶとはな」
791 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 02:03:35.93 ID:yG6/9itoo
>>790
「青木が原樹海の研究所、合同作戦で、青い目のお兄さんが着てた」

そう言うとアーマードギア、という単語を脳裏に刻みこむ。
AMSWATが欲する情報を目の前の彼は握っているのだ、多分。
そう思えば自然と視線は鋭くなるものだが、恵那のそれは変わらずにいて。

「まさに現金ってやかましいわっ!」

一人で乗り突っ込みをしてはきゃらきゃらと笑う。非常に楽しそうである。

「でもその言い方なんかやだー、訂正を要求するっ!!」

びしいっとアーサーに人差し指を突きつけるとまたも楽しそうに笑う。
792 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 02:08:54.33 ID:setjHr1IO
>>791
「ほう…………そりゃ親父だ」

父が着ていたものだよ、と新しい煙草を銜えてジッポライターで火を灯す

「HaHa、じゃあ守銭奴ガールだ」

愉快そうに笑顔で返す
793 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 02:13:45.33 ID:yG6/9itoo
>>792
「……?随分若いお父さん?ね」

自分が見かけた男性はまだ親というほど年を取っていたようには見えなくて、
疑問符を頭の上に沢山浮かべながら話す。

「あ、」

アーサーが漏らした笑顔にぽつりと単音を零せば口をあんぐりあけて。
794 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 02:18:12.95 ID:setjHr1IO
>>793
「義理の親父でまだ35だよ」

言ったろ、俺は、孤児院の出だ。そう言うと小さく笑んで、煙草を吹かす

「? どうした?」
795 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 02:22:41.00 ID:yG6/9itoo
>>794
「ほほう、義理の……」
「孤児院で、喧嘩強かったんだよねー?」

納得したように頷く、その後にへへ、と笑うと会話を蒸し返してみて。

「笑顔、今日初めて見たなと思って」

笑わない人かと思ってた、そう言うともの珍しそうにアーサーの顔を見やる。
796 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 02:25:32.04 ID:setjHr1IO
>>795
「で、親父がどうした」

無敗だ、無敗。そう胸を張って、どこか誇らし気に鼻を鳴らす

「あぁ……なるほど」

どうやら、よくあることらしい。納得して頷く。
797 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 02:31:45.40 ID:yG6/9itoo
>>796
「あ、ああ、お父様にはその節はどうもお世話になってって違う違う、あれの出どころってどこなの?」

黒騎士に襲われた時の事を思い出せば、どこか神妙な表情でお礼を言いかけるも、寸でのところで思いとどまって。
懸念事項を思い出すとワイドショーのレポーターさながらにずずいと近寄って聞く。
無敗、と誇らしげにするアーサーにくすくすと手を口元に当てて笑いを漏らす。

「じゃあ、やっぱりいい名前じゃない、アーサーって」

「笑ってた方が良いよ、うん、笑ってる方がずっといい」

ビショップさんイケメンだし、と付け加えると真面目な顔でね、と首を傾げて。
798 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 02:37:40.87 ID:setjHr1IO
>>797
「元祖はナチスの装備……あそこまで開発したのは親父だ」

縮まる距離にやや気圧され、しかし恵那を見据えたまま、しっかりと通る声でそう返す。興味があるなら、後日引き合わせようかともつけたして名刺を差し出し、

「王様呼ばわりは心外だよ」

笑顔は苦手だと苦笑する。恥ずかしいのかほおが赤い。
799 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 02:44:07.39 ID:yG6/9itoo
>>798
「ほんと!?じゃあ一点ものなんだ……」

お父様凄いね、と付け加えるとしっかと名刺を受け取る。

「やったー!ひょんなことから連絡先ゲットでチュウ!!」

わーい、とぴょんぴょん跳ねまわりながら喜びを全身で表した後ピタリと動きを止めて。

「王様ってそんなにいや?」

そう訊ねるとずずいっと顔を近くに寄せる。

「えー、照れてるのかニャー?頬が赤いぞっ、アーサー君!」
「普段無表情な人が不意に零す照れた笑顔っ!!それに乙女はキュンキュンするのですよっ!!」

なんて全然いらない知識を披露してはエッヘンと胸を張る。
800 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 02:48:30.95 ID:setjHr1IO
>>799
「ありゃ変人さ。結界に特化してる」

そう語るアーサーは何処か誇らし気で、口元には微笑すら浮かんでいる。父が誇りなのだろう、誰が見てもそうわかる。

「さて、そろそろ俺は、報告に戻るぜ」

煙草を携帯灰皿へ落とし込む。

「王様ってのは責任の塊。独裁者の言い換えだからな」

やめろ恥ずかしい、と顔を背ける
801 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 02:56:19.93 ID:yG6/9itoo
>>800
「お父様が大好きなんだね」

いいなあ、と少し羨ましげに双眸を細めてアーサーを見る。
報告、という言葉にピクンと肩を跳ねさせる。自身も報告をしなければならないからだ。

「そうかなあ、いい面もいっぱいあると思うけど……」

彼の王さま論には聊か反論があるようで。納得いかないといった体で頬を膨らませるもそれ以上いうことは無く。

「あら、アーサー君ったら可愛い反応するじゃない、っていうか今日はありがとねー」

背けられた顔、その頬にちゅっと可愛らしくキスをするとパッと踵を返し。

「じゃねーばいばーい!」

あっけらかんとした明るい台詞を語ると恵那はその場を後にしたのだった。


/最後に暴挙すみませんでしたwwww
/長い間お付き合い感謝です!お休みなしあ
802 :アーサー・ビショップ :2012/12/03(月) 03:01:01.78 ID:setjHr1IO
>>801
「まさか」

お反論する彼の横顔はしかし微笑んだままで、「いい面」について反論しようとしたところにキスをされれば、何が起こったのか理解できずに、ぽかんと口を開く

「あ、ああ、また、な」

/おつさま!
/かわええ、恵那かわええwwおやすもなしあ
803 :カイル :2012/12/03(月) 18:22:58.52 ID:83wPvILp0


「今日はオフだからな……」

白髪をウルフカットにした、童顔の青年
迷彩服に身を包み、背には重厚長大な機械剣
――そんな彼が歩いていた……。

804 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/03(月) 18:33:55.73 ID:fSVVK2XXo
>>803
 目の前から燕尾服の青年が歩いてくる。
 正義の問答を行った、狂った青年が。

 青年はカイルを見つめると、目を細めた。
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 18:39:08.30 ID:83wPvILp0
>>804,

「おや、昨日の――
こんばんは、元気ですか?」

適当な挨拶を返したあと、当たり障りのない質問
しかし、それでも、闇を抱えたヴィクターへの気遣いが多分に含まれていた
806 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/03(月) 18:42:47.29 ID:fSVVK2XXo
>>805
「えぇ。こんばんは。いつも通りですよ」
 にこり、とヴィクターはほほ笑む。
 
「ヴィクター・フォックストロットと申します。貴方の名は?」
 ヴィクターは問う。
 元ヒーローの、現裏の世界の「影の王国」は、そう問う。
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 18:46:12.44 ID:83wPvILp0
>>806


「いつも通りですか?」

それは、元気だ、と受け取ってもいいのだろうか
少し不安になる、恐らく違うのだろう
分かりつつ、それはよかったと微笑んだ

「僕はカイルですよ、そういえば名乗ってなかったですね。
今日は――散歩ですか?」

こちらも名乗り返した
808 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/03(月) 18:49:40.29 ID:fSVVK2XXo
>>807
「よろしくお願いします」
 罪のない人間にとってなら、ヴィクターは心強くも感じられるだろう。
 犯罪者にとっては、恐怖以外の何物でもない。
 ヴィクターは温和な笑みで、そういった。

「えぇ。こんなに『良い夜』ですから」
 とん、と杖をつくと、気のせいかヴィクターの影がうごめいた……気がした。
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 18:55:19.33 ID:83wPvILp0
>>808


「そうですね
冬は空気が乾燥していて星がよく見えて美しいです
――………?」

揺らいだ気がした影に思わず首をかしげた

810 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/03(月) 18:57:25.87 ID:fSVVK2XXo
>>809
 ヴィクターの影は、もう動かない。
「ええ。星がきれいです。妬ましいほどに」
 執事的な、上っ面だけの笑み。
 ヴィクターは狂気をちりばめてそう言った。
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 19:02:49.52 ID:83wPvILp0
>>810


「僕は、希望にも見えます
闇に浮かぶ点々とした光は――

あなたには、どう映りますか?」

愚問、なのかもしれない。
それでも、空を見上げてそう尋ね
812 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/03(月) 19:05:43.84 ID:fSVVK2XXo
>>811
「……涙、ですね」
 らしくない言葉を、ヴィクターは呟いた。
「救われぬものの涙、救われるはずだったものの涙」
 とん、と杖が鳴る。
「救いたかったものの、涙」
 不意にヴィクターは、泣きそうな顔で笑みを浮かべた。
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 19:12:15.26 ID:83wPvILp0
>>812


「涙……ですか?」

ふと、そちらを見つめた
泣き出しそうな顔で微笑むその笑顔に

"――ああ、この人の涙も含まれてるのか"

そう悟った。

「なるほど、そうですね。
遠くから見ると、それでも美しい。」

親からの受け売りの言葉を口にして
そろそろ行きますね、とその場から去っていった

//夕飯なのでこの辺で!
お疲れさまでした!
814 :【影の王国】ヴィクター・フォックストロット [saga]:2012/12/03(月) 19:13:27.67 ID:fSVVK2XXo
>>813
 青年の後姿を見送り、ヴィクターは大きく息を吸い込んだ。
「私は泣いてはいけない。私はただの暴力装置で良い」

//お疲れ様です!
815 :カイル :2012/12/03(月) 20:33:00.72 ID:83wPvILp0


「きれいな星だなー。」

白髪をウルフカットにした童顔の青年が空を見上げて歩いている
迷彩服に身を包み、重厚長大な機械剣を背負っている
前方不注意、前になにかいればぶつかってまう
816 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 20:41:00.59 ID:2P0/i7NC0
>>815

前方に高校生ぐらいの男が歩いてきたが
その男が寸前によける。
「前を見て歩くのを忘れるぐらい綺麗でしたか?」
少し皮肉ったふうに
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 20:43:42.01 ID:83wPvILp0
>>816


「――ああ、すいません。
ついつい見とれてしまって……」

そちらに気づき、頭をかきながら謝る
怪我はないですか? なんて気遣ってみて
818 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 20:48:26.57 ID:2P0/i7NC0
>>817

「いえいえ、別にいいんですよ。
僕もここ最近じゃ星なんてあまり見ていませんでしたしね。」

ちょっと意味深な発言をしている
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 20:54:13.48 ID:83wPvILp0
>>818


「へぇ……なにか事情でも?」

興味深そうな顔して言及し
無理なら答えなくてもいいですがと付け足して
820 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 21:00:35.78 ID:2P0/i7NC0
>>819

「いえ、別にそこまでの事情でもありませんよ、ただ最近は忙しくて
星とかを落ち着いてる見る時間が無かったものですから。
あなたはよく星とかって見るんですか?」

ちょっと物哀しげに言うが、すぐにごまかそうとする
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 21:08:31.82 ID:83wPvILp0
>>820


「――大変なんですね。
僕は……意識して見ようとしたことはありませんが、ね。
今日久々に見たら、きれいだったので……。」

もう一度空を見上げて、ホゥと白く息を吐いた

背の機械体験がかちゃりと鳴る
822 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 21:13:27.88 ID:2P0/i7NC0
>>821

「たしかにやたらときれいですよね
それにしても背中に凄いものつけてますね」
興味深そうな顔をして聞く
823 :ストリングス(麗人)実は紐状の生物兵器 [saga]:2012/12/03(月) 21:14:11.09 ID:85u31Y7Fo
 通りすがりに耳に入る声と言葉。
「空?星?」
 今日は快晴。
 こんなに明るい街の中でも空の星々の輝きは失せはしない。
 暗い星はさすがに見えないが空は綺麗なものだ。
「薄雲が月を隠して、また月を見せる。
 大自然の演出です。これはいいものだ。」
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 21:16:59.24 ID:83wPvILp0
>>822


「ま……傭兵ですからね――
またこれからもとある依頼をこなしにいきます
ついてきますか? なんて」

――とある依頼――
それについての概要は割愛して
冗談でそんな提案をして
825 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 21:25:26.17 ID:2P0/i7NC0
>>824

「こんなに丁寧な人なのに傭兵なんですね。
てっきり普通の会社員とかかと思ってましたよ。
依頼ってどんなことするんですか?」

興味を持って聞いているが、おそらく心のどこかでかなり気を使っている
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 21:36:13.28 ID:83wPvILp0
>>825


「――」

傭兵っぽくないのかなぁ
と少し傷ついてしまう
無精髭でも生やしてみようかな。なんて

「依頼内容は、国立の研究所から盗み出された兵器の設計図の奪還です
――その窃盗団というのも、最近発足されたらしいです――
コピーをとられていたら燃やしてこいとのこと

なに、大丈夫です。相手は初心者らしいですよ。
肌は青白く、痩せ細っていて
――リーダー格や幹部以外の団員は全員目がくりぬかれている、という不可解な情報もありますが……」

依頼内容を説明したあと
ついてきますか? と
827 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 21:41:04.95 ID:2P0/i7NC0
>>826
彼が傷ついた様子にきかづかず話を進める
「行かせてもらえるのなら行かせてほしいですね」
828 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/03(月) 21:46:16.57 ID:UUrmTBlI0
「あー、コーヒーうまぁ」

例のごとく、公園にたたずむ少年。自宅とかいう概念は持ち合わせていない。
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 21:50:19.42 ID:83wPvILp0
>>827


「んじゃあ行きましょうか。
やつら薄暗い洞穴掘ってそこを拠点としているらしいですし」

なんでそこまで情報があるのに、自分達でいかないかというと
初心者集団相手に時間を割く暇なんざないらしいから傭兵に依頼をした。

しばらく歩くと、軍用車両があり、それに乗り込む――
運転手抜いて、中は二人だけだ。

何時間かすると、例の場所につく
830 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 21:55:48.67 ID:2P0/i7NC0
>>829

「ここですか……たしかに薄暗いですね……
それにしても全員目がくりぬかれているなんて恐ろしいですね」

と普通の感想を言うが顔は恐ろしいなんてうかがわせる
表情はしておらず、むしろ少し笑っているようにも見える。
831 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/03(月) 21:56:14.05 ID:UUrmTBlI0
ケータイが鳴る。

「あー、もしもし。こちら正義のヒーローですぅ」

某大統領
「もしもし、私だよ。ちょっと君に依頼があってね」

「はぁ、めんどくさそうなことだよなーそれ?」

某大統領
「すまないね。実は、キメラの術式が外部に盗まれたんだ。ジャパンの国立研究所に預けてあったんだ。それを奪還してくれ」

「へいへい、わかったよ。報酬は?」

某大統領
「億を2桁ほど」

「okわかった。それじゃあな」

ケータイを切って、動き出す。
832 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/03(月) 21:58:19.28 ID:UUrmTBlI0
>>829
「ん? カイルじゃないか」

仲間に声をかける。
833 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 21:59:05.89 ID:setjHr1IO
「だいたいにおいて、なぜ殺されるようなことをする」


理解できん、といいた気に吐き捨てて、足元の死体を見下ろす。額に穴をあけた男の亡骸は天を仰臥していて、その問いかけに答えることはない


ここは殺害現場。
殺し屋の、殺害現場。
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 22:08:12.63 ID:83wPvILp0
>>830


「全員じゃあないけど
リーダー格とかは普通に見えてるらしいよ」

『アッ……アッ……アアアアアアッ!!』

かちり、懐中電灯をつけて洞穴に入ると、異変に気づいた下位層、目をくり貫かれたもの達が一目散に奥へ逃げ出した
全員内容通り肌は青白く、痩せ細っている……この季節で、身に纏うのは腰巻きオンリーだ

「もっと先に進もうか。
一本道とは考えられないけど、足音がよく響く。
逃げた先は容易に判断できるからね」

気にも止めずにさらに進む二人の背後に、
"目のある"青白い男が……
835 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 22:12:00.28 ID:2P0/i7NC0
>>834

後ろにいる男に気付き、銃を反射的に足に撃つ
「誰だ!」
と言いなおも警戒態勢を解かない
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 22:20:52.28 ID:83wPvILp0
>>835


「っ!?」

『〓〓〓〓※※※※〓〓〓〓』

カイル青年は不覚にも気づかなかった
背後にいた男は、安全装置のかかった拳銃を握ってこちらを睨み付けつつ
――いわゆる、韓国語、その言語を叫んでいた。

「ちょうどいい、彼に道案内をさせよう。
……逃げていいよ」

足を怪我した男から拳銃を取り上げて分解する。
殺意のないことを両手をあげて証明しても、その憎しみに満ちた目付きは変わらない。

それでもすべがないから、洞穴の奥へと足を引きずりにげていく

「彼についていこう」
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 22:21:46.12 ID:83wPvILp0
>>832
/す、すいませぬ、気づきませんでした……。
838 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/03(月) 22:25:13.26 ID:UUrmTBlI0
>>837
/こちらこそ、突然入ってスミマセン。


「んー、あいつが何でここに?」

頭に疑問を浮かべながらも、尾行する。
839 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 22:27:51.36 ID:2P0/i7NC0
>>836

「ああ、分かったよ」

とりあえず銃をしまい、カイルへとついていく。しかしまだ警戒はしている

「なんであの人は韓国語をしゃべっていたんでしょうね?」
当然のような質問を言い、場を繋ごうとする。
840 :守宮恵那/能力:破魔 E: 弓矢 :2012/12/03(月) 22:32:28.83 ID:yG6/9itoo
>>833
「死にたかったから……、なんてことはないか」

じゃり、革靴の靴底が路地裏の砂利を噛む。
ほんのたまたま、通りかかっただけだったのだがそこで殺人が行われていた。
男は双眸を細めてその光景を見やると、はあ、と小さく嘆息し、そう言ったのだった。
841 :志野了/パイロキノ E:軍刀 :2012/12/03(月) 22:32:57.83 ID:yG6/9itoo
>>840
コテミスです、すみません!!
842 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 22:33:09.51 ID:zz4Gh4fW0
サクヤは、違和感に襲われていた。ロクレネの所でゆっくり休み、十分な休息を取ったのだが――――
何かがおかしい。でもその何かが分からない。サクヤにはロクレネ――――マルファスの変化が分からなかった。
師匠としては失格だろうが元より戦略と口先の上手さで、サクヤはロクレネに勝ったことは一度も無い。

昨日の戦いは、精神的に疲れるものだった。その疲れが、取れきっていないのかもしれない。
とにかく、今は歩いて何かからの不安を紛らわせたかった。
843 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 22:35:47.71 ID:setjHr1IO
>>840
「自殺なら自分で、だ」

お前は?と、視線と共にゆらりと拳銃を持ち上げ、声の主へと狙いを定める。
もし妙なことをすれば撃ち抜かれるだろう
844 :志野了/パイロキノ E:軍刀 :2012/12/03(月) 22:38:53.88 ID:yG6/9itoo
>>843
おっとおっと、と男は両手を上げる。撃たれたくはないらしい。

「自分で死ぬ勇気なんて、誰にもありゃしないと思いますけどねえ」

男は僅か渋面を作る。

「ま、だからと言って人の手を煩わせるのは良くないですな」
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 22:39:20.83 ID:83wPvILp0
>>839


「さぁ……。韓国語、ってのは確かに不可解だね。
とにかく奥に進もう。何かわかるかもしれない」

――事実から言えば、この空洞で、依頼で、この謎は解けない――

分かれ道はいくつもあれど、男についていくと通路はほぼ下り道
奥に進むにつれ、通路が広くなる。

「これは――」

いずれ開けた空洞に出るとそこはバカみたいに広く
――それこそ、野球場のように――
その隅っこで、目をくり貫かれた人達と……
中心部に、巨大な機械獣……。頭部には、目のある人間
目のあるものはすべからく、深い憎悪を込めた目でこちらを睨み付けている

――盗み出された兵器の設計図は、作り出すのに結構な年月がかかる
だがそこには、確かに盗まれた設計図をもとにした、兵器が存在していた
846 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 22:41:07.10 ID:setjHr1IO
>>844
「そりゃそうだ」

まったくごもっとも、と神妙に頷き、しかし拳銃の筒先はピクリとも動かず、男の胸へ狙いを定めている。

「それで君は自殺志願かな?」
847 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/03(月) 22:42:27.47 ID:UUrmTBlI0
>>845
「最悪、だな」

後ろから現れる。機械獣に驚きを見せながらそういった。
848 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 22:46:15.11 ID:2P0/i7NC0
>>845

「――これはつまり……
かなりのピンチってことでいいの?」
ジョルノは、明らかに驚いた表情を見せる。
「この兵器って攻撃した方がいいのよね…」
――デスペラードで機械獣に触り爆発させようとする

849 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 22:46:23.27 ID:7H+wj7Eyo
>>842
「あ〜くそさみぃ・・・」
【凍えながら歩いてる】

「・・・ん?あれは?」
【歩いてると前見かけたことある女性を見つける】
850 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/03(月) 22:48:34.30 ID:yG6/9itoo
>>846
「ンなわけないでしょう」

男の眉間の皺は深くなる。目線を相手の握る拳銃の銃口を見据えている。
ひらひらとあげている両手を振って見せるとその状態のまま器用に肩を竦め。

「通りすがりのか弱き一般人ですよ」

だから、その銃下ろしてくれません?そう言って軽くウインクしてみせる。

/所持品にベレッタM92FSを追加しました、後だしすみません;
851 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 22:50:12.75 ID:85u31Y7Fo
>>842
 「お花、季節のお花はいかがですか?」
花売りの少女がいる。そして客がいる。
 「お、お嬢ちゃん、本番は?生は?」
 「本番なし、生もないよ。オーラルだけ」
852 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 22:50:56.37 ID:zz4Gh4fW0
>>849
「アンタか。久しぶりだねえ」
サクヤは手を挙げて返すが、元気がなさそうだ。
というより、実際元気がない。それに加えてこの相手とは長い間話したくなかった。
勘の鋭さは脅威だ。友達にはなりたいのだが、学生時代のようにうまくいくだろうか?
853 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 22:52:56.93 ID:7H+wj7Eyo
>>852
「よう。久しぶり。」
【こちらも手を挙げる】

「・・・なんか元気無さそうだが大丈夫か?」
【心配そうに近づく】
854 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 22:54:00.48 ID:zz4Gh4fW0
>>851
「蛍子か。あの時はありがとうねえ。……邪魔したかい?」
何の話をしているのか察したサクヤは、恐る恐る声をかける。
その様子からいつものふてぶてしさは、感じられない。
855 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 22:55:33.17 ID:setjHr1IO
>>850
「やだなぁ、見られてそう簡単には返してやれないね」

すっとアランが目を細め、了の脇の膨らみから、ショルダーホルスターに収まった拳銃の存在を確かめる。
さらに、腰には堂々と軍刀をぶら下げている有様で、

「武器持ってるし」
856 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 22:58:34.88 ID:zz4Gh4fW0
>>853
「その通りだねえ。ホームレスにも事情があるのさ」
サクヤは溜息をつく。自分の周りで良くない事が起こり始めているような不安。
友達を作りたいという、自分と似た思考の人を殺した疲れ。その二つに押しつぶされそうになっていた。
押しつぶされた所ですぐに立ち上がるのだが、ロクレネの所に居た方が良かったと後悔する。
今の自分は、恐らくいつもより無防備だろう。
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 22:58:59.39 ID:83wPvILp0
>>847

「うぉぁっ!? い、いたんですか?」

かなーり驚く、まさかいるとは思わなかったようです

>>848

『ZIGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッッ!!!』

機械獣は雄叫びをあげる――
触れられる前に、機械獣はその巨体からは想像もつかない俊敏さで飛び退く

『我らを地に追いやった大日本帝国の糞共に――
死を越える絶望を――絶望を凌駕する恐怖をッッ!!』

機械獣頭部にいる人間は、日本語でその内容を叫ぶ。
回りの観衆が雄叫びをあげる。
殺れッッ!という言葉と共に
機械獣は口からミサイルを放つ――着弾点は三人の前方地点。爆風と共に鋭利な破片が飛び交う
858 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:01:27.67 ID:7H+wj7Eyo
>>856
「そうなのか・・・う〜ん・・・」
【少し悩んだ後に頭をポンポンと叩く】

「これで元気が出るとは思わないが、まぁ元気出せよ
 何があったか知らずに言ってるから失礼かもしれないが」
【優しそうな声で言う】
859 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/03(月) 23:02:00.96 ID:yG6/9itoo
>>855
「あらー、そいつはまいったな」

声かけなきゃよかったよ、なんて言ってみるがその声に後悔の色は含まれておらず。

「ありゃ、ばれた?ってこっちじゃないよ、拳銃の方」
「両方持って出ろってうるさいからさ、職場の方が」

こっち、と示したのは腰の軍刀。
なんてことは無い、といった風に、それこそ友人と喋る様に気さくにしゃべり続ける男。

「あ、こっちには交戦の意思はないよ、あんたがどう思ってるかは知らないけどねえ」

やだやだ、喧嘩っ早い人って、と内心思いながらも口を動かしていく。
860 :ジョルノ・テファナ【デスペラード・スケアリーモンスターズ】E.H&K USP、M1911 :2012/12/03(月) 23:05:02.80 ID:2P0/i7NC0
>>857

――ミサイルを放たれた瞬間に銃の弾を翼竜に変える
「あぶないところだったな」
翼竜は自分を連れ機械獣の後ろえ周り、爆弾化した弾を撃つ


//誠に勝手なんですが用事で落ちることになってしまいました
すいませn
861 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 23:05:17.08 ID:setjHr1IO
>>859
「普通なら口封じ確定なんだよ」

さてどうしてくれようか。細めた青い瞳がぎらりと刃物そのものの剣呑な色を帯び、生殺与奪を握っているアランは真剣にし案を始める
862 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 23:06:42.34 ID:zz4Gh4fW0
>>858
「……そうだね、ありがとさん」
この男は昔から変わらないなあと思う。
この遠慮のなさが、サクヤにとっては心地よかった。
863 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/03(月) 23:07:08.65 ID:UUrmTBlI0
>>857
「仕方がない。これは、賢者の意思を勝手に使った罪を与えなければ」

少年の、若者の雰囲気が溶けるように消えてなくなる。代わりに現れたのは、どこか冷たく重い気配。

「『我の中にとどめられし、人々の憎悪よ。我にその憎しみをぶつけ、悪魔へと変えろ。我は力を求める」

体が、変化していく。トゲトゲしい外装を身にまとい、背中には漆黒の翼が生える。まさしく、それは悪魔だった。

「これぞ、魔の深淵」
864 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:09:18.08 ID:85u31Y7Fo
>>854
「サクヤは友達。邪魔じゃない。」
 そう言ってから、言葉の意味を考える。
「サクヤ、落ち込んでいる。どうして?」
865 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/03(月) 23:09:23.24 ID:yG6/9itoo
>>861
「あ、俺口軽い方じゃないよ」

オッケーオッケー、となんだか軽い調子で返す男。

「ちなみにこの路地、俺以外にも一般人通ると思うんでこれからは気を付けた方が良いっすよ」

生命を眼前の男に握られているというのに飄々とした態度を変えない男。
別に恐怖がないわけではないのだが……

「まあ、それでも[ピーーー]ってんなら自分も抵抗させてもらいますけどねえ……」

こちらも双眸を細める。
866 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:09:25.49 ID:7H+wj7Eyo
>>862
「どう致しましてだ。」
【頭から手を離す】

「う〜ん・・・流石にこの時間から飯はな・・・」
【何かしら話題を出そうとしてるのか考え始める】
867 :レイン・フォーカス(茶髪の学ラン) E:黒い宝石の指輪 【政府直属の魔術師】 [sage age]:2012/12/03(月) 23:09:37.61 ID:UUrmTBlI0
>>860
/お疲れ様でした。
/すみません、自分も落ちさせていただきます。
868 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:12:16.15 ID:85u31Y7Fo
>>866
「ところでさっきからサクヤといるあなた誰?」
869 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 23:14:03.49 ID:zz4Gh4fW0
>>864
「友達……か。アタシも友達だと思ってるよ」
その言葉だけで、元気が出てくるのを感じる。
「ちょっと死に掛けてきたって言ったら、信じるかい?」
にやりと笑うといつもの軽口を叩き始めた。
870 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:14:20.64 ID:7H+wj7Eyo
>>868
「ん?俺は空風銀(そらかぜ ぎん)だ。」

「・・・って確か前誘拐されそうになってた奴じゃないか?」
【自己紹介をした後にふと前にあってたことを思い出す】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 23:16:52.68 ID:83wPvILp0
>>863
/了解です、では、ちょっといるけどいない感じで話進めちゃいます。
>>860>>863

ミサイルの危機はジョルノの機転によって避けられた。
放たれた爆弾銃、機械獣は片足に受けてしまう

『GIAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッ!!!』

『邪魔をするなァァァッッッ!!!』

雄叫びをあげる機械獣
腕、というより羽を広げて旋回すると、背後に回った三人をのせた竜に裏拳を当てるも、結果としては三人を分散させる形になるだろう。

「フォーカスさん! 僕が囮になりますから!
なんとか決めてください!」

機械剣を抜き放ち、突風を放つ。狙いは操縦者の男。
突風に煽られ、うまく操縦ができなくなる
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2012/12/03(月) 23:17:36.71 ID:83wPvILp0
>>867
/おぎぉおぎぉぎぉぉ……わかりました、お疲れさまです。
873 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:18:02.17 ID:85u31Y7Fo
>>869
「嘘は言わないと思う。でも嘘ならいいな。
 本当なら…危ないことをしちゃだめだよ。」

>>870
「誘拐…あの人にできるかな。
 でも、推理を手伝ってくれてありがとう。」
874 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 23:18:39.97 ID:zz4Gh4fW0
>>866
「約束してたもんね、でも食事には早い」
今はキャロルの件で金に余裕がある。
「実はアタシも、口下手でねえ。気が合いそうだ。じゃあアンタの名前でも、教えて貰えないかい?」
名前を聞いた覚えはなかった。

「アタシはサクヤって言うんさ」
875 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 23:21:02.30 ID:setjHr1IO
>>865
「最近戦い足りなくてな」

にやり、と浮かべた笑顔の中で目だけが笑っていない。酷薄さをたたえた口元、細められた眼差し、どちらも戦意に溢れている。

「戦うのも悪くない」
876 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:21:59.04 ID:7H+wj7Eyo
>>873
「さぁな。けど実際には出来なかった。それが結果だな
 ん?いや。どう致しましてだ。」

「っと。名前なんていうんだ?」

>>874
「ん?早いのか。なら待つとするか。」

「互いにか。気が合うか・・・そうかもしれないな。おっと。教えてなかったか。俺は空風銀(そらかぜ ぎん)って言うんだ。宜しくなサクヤ」
【ニッっと微笑む】
877 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 23:23:25.15 ID:zz4Gh4fW0
>>873
「それはお互い様、さね。でも嬉しいよ、ありがとう」
銀はさっきの男とのことだと思ってくれるだろう。いい人だけれど鈍いし。
「アタシも死にたくないさね。友達が沢山できた。アタシは死ぬ訳にはいかない……なんてねヒヒヒヒヒ」
878 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:23:27.10 ID:85u31Y7Fo
>>874
「そうだ、サクヤ。
 お友達ができたよ。魔女みたいな格好で少し頭が弱い子。
 怪物を使役していて、歩っていう名前だった子だよ。
 またいつか紹介するね。
 悪い子じゃないんだけれど、きっと悪い事をしている。 
 でもいい子。」

>>876
「わたしは螢子。花売りの一人。あなたは?」
879 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:24:12.76 ID:85u31Y7Fo
>>877
「サクヤ、顔を見せて?目を見せて?」
880 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:26:02.46 ID:7H+wj7Eyo
>>878
「俺は空風銀(そらかぜ ぎん)だ。一応賞金稼ぎもどき・・・かな
 よろしくな蛍子」
881 :カイル :2012/12/03(月) 23:27:11.83 ID:83wPvILp0


――そんなこんなで紆余曲折ありずたぼろになりながらも辛くも機械獣に勝利した後
報酬を適当に山分けしました。

その後、似たような事件が相次ぐことになります。
犯行に及ぶのは皆目をくり貫かれた青白く痩せ干せた人間
話す言語は大体が韓国語、たまに日本語。
彼らの目的は――復讐
882 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:27:13.09 ID:85u31Y7Fo
>>880
「うん、空風銀…空風銀…覚えたよ。
 銀て呼んで良い?」
883 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:27:55.39 ID:7H+wj7Eyo
>>882
「ん?あぁ好きに呼べばいいさ。
 俺は蛍子って呼ぶけど・・・いいよな?」
884 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:29:28.18 ID:85u31Y7Fo
>>883
「いいよ。それがわたしの名前だもの。」
885 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> :2012/12/03(月) 23:30:25.14 ID:zz4Gh4fW0
>>878
「歩さん?怪物を使役していて、頭が弱くて……」
言葉が小さくなっていく。こんな可能性も、あったはずだった。歩という名前は、サクヤは知らない。
知らないが―――――――急に吐き気に襲われる。というより、サクヤはいつのまにか吐いていた。
吐きながら考える。自分は精一杯友達になる努力はしたか?[ピーーー]以外の方法はなかったのか?
後悔が押し寄せてくる。分かっていたことだ。人を[ピーーー]というのは―――――重い。
「………………」


886 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:32:41.36 ID:7H+wj7Eyo
>>884
「うし。それじゃぁ改めて宜しくな!」

>>885
「お、おいサクヤ!?大丈夫か!?」
【背中をさする】
887 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/03(月) 23:35:08.24 ID:zz4Gh4fW0
>>876
「よろ、しく」

>>879
吐きながら蛍子の目を見る。今の自分は、どんな目の色をしているだろうか。
結局自分は学校時代から何も進歩していないのだ。気に入らないから、叩き潰しただけ。
むしろ悪化したとさえ言えるかもしれない。開き直ったのだ。それがいけないかどうかは分からない。
しかし自分は友達の友達を殺したことは事実で。どうしようもない現実だった。
888 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/03(月) 23:38:02.32 ID:zz4Gh4fW0
>>886
「さて、ねえ。大丈夫だと思える神経を持っていたのなら、もっと楽に生きられたのかもしれないねえ」

吐きながら、途切れ途切れに答える。
889 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/03(月) 23:38:53.91 ID:yG6/9itoo
>>875
「あら嫌だ、俺持て余した戦闘欲の捌け口にされちゃうのね」

たまたま通りかかっただけなのにー、と嘆いて見せるもそれもどこか現実味がなくて。

「んじゃま、やりますか」

両手を上げたまま、トントンと革靴の先で地面を叩く。
そうすると琥珀色の瞳で相手であるアランを睨み付け、念じる。
この男の異能はパイロキネシス、炎を自由に発生させる能力である。
と、アランの肩口に炎が現れ、アランを燃やさんと牙をむく。

戦いの火ぶたは切って落とされた。
890 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:38:59.81 ID:85u31Y7Fo
>>885-886
 銀に背中を擦られて嘔吐するサクヤを心配そうに見ている
「サクヤ、大丈夫?気分が悪いの?お水汲んでくるね。」
 螢子はサクヤに欠けたマグカップに満たされた水を渡す。

「…何かあったの?」
891 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:40:32.73 ID:85u31Y7Fo
>>887
 目の前にいるのも人殺しのはずだ。
 なんとすんだ目をしているのだろう。そこが恐い。
「サクヤの瞳は綺麗だよ。だから大丈夫。」
892 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:41:34.55 ID:7H+wj7Eyo
>>887
「あ、あぁ。それより大丈夫かよ・・・」
【背中をさすり続ける】

>>888
「・・・とりあえずその意味が現状のことなのか別のことなのかわからねぇが。
 今は傍にいてやるよ」
(・・・歩って人物・・・これがキーワードか?)
【考えながら背中をさすり続ける】

>>890
「ありがとな蛍子。」
【さすりながらお礼を言う】
893 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 23:43:18.23 ID:setjHr1IO
>>889
「パイロ、か」

炎が生まれる前の、空気の蠕動。そして了の常人とはどこか微細に異なる力を得た目を見るや否や、アランはとんっ、と背後へとびすさっていた。

まずもって相手の装備に刀がある。近接するのは現状好ましくなく、なによりもアランは遠距離でこそ生きる生粋のガンナーでもある。

慣れた動作で懐から自動拳銃を抜くと、大気を灼熱する火炎の向こうへ、4発立て続けに放つ
894 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:45:19.75 ID:85u31Y7Fo
>>888
 話を少しずつ聞いていき、経緯を少しずつ理解していく。
「そう…サクヤが歩ちゃんを?歩ちゃん。助けたかったね。」
 達観したような言葉で返してきた。
 この子は天使か悪魔か。
 人を越えた判断を当り前のようにする。

>>892
「すくなくとも銀には関係のないお話だよ。
 今からどうにかなるなら、頼りたい、甘えたい、助けて欲しい。
 でもね…全ての事が終わった話だから銀には関係ないんだ。」
895 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:48:16.90 ID:7H+wj7Eyo
>>894
「・・・そうか。分かった」
【自分は関係ない。そして終わったことならどうしようも出来ない
 だから銀は考えるのを止めてさする事に集中することにした】
896 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/03(月) 23:48:47.52 ID:yG6/9itoo
>>893
アランが後ろへ飛び退るのと同時に了もその場から横に飛びのいていた。かすめていく4発の弾丸にひゅうっと口笛を吹く。
火焔を見切られた時点でなんとなく相手の力量はわかるというものだ、相手は――強い。
遠距離になってしまったのでこちらも懐から拳銃を抜き2発、アランの影に向かって撃ち出す。
近づくチャンスを狙いながら……
897 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/03(月) 23:51:02.33 ID:zz4Gh4fW0
>>890
「あったねえ。アタシは、どうやらとんでもない事をしてしまったらしい」
叫ばれて殺してもらえた方が、まだ楽かもしれなかった。
「アンタの友達とは、もしかしたらもう―――――」
そこで区切る。

>>891
「綺麗なのか、アタシの瞳は」
―――――そうだねえ、アタシは元天女で、姫様だった。それなら当たり前だねえ。
なんて、ぼんやり馬鹿げたことを考え込む。

>>892
「もう、大丈夫だよ」
自分が、罪悪感を感じたのは何回目だろうか。今まで多くの人を殺してきた。
必要な時は、一般人だろうが人を殺して生き延びる。矛盾を抱えながら殺して殺して殺して―――――
自分は友達を作らなければいけない。地獄に落ちるまで。アタシは姫だ。狂った姫だ。
矛盾を抱えたまま生きる。そう決めた。
898 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/03(月) 23:51:35.06 ID:+g2MJHdF0
久しぶりに外に出た気がする。まあ、少し買い出しに行くだけなのだが
それでも最近は少し外に出るのもあまりしたくない。
最近は、外に出るたびに変な奴にあう。

<遅いですけどこんばんわー
899 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/03(月) 23:54:58.22 ID:setjHr1IO
>>896
「さて…………」

距離が空いたなら、向こうも拳銃を持ち出すだろう。手中の拳銃を前へと向けたまま、腰のホルダーのナイフをそっと確かめる。

近接戦闘は確かに得意だが、パイロキネシス相手に近づくのは遠慮したいし、何より軍刀がただの軍刀である保証がない。

(……まずは遠距離から様子見だ)

さらに2発ずつ6回ばら撒いて、弾倉を切り替える
900 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/03(月) 23:55:09.95 ID:85u31Y7Fo
>>895
「ごめんね、邪険にしているわけじゃないから。」

>>897
「サクヤは友達。歩も友達。でも歩はおそらく…
 お友達になって時でもすでにもうおかしくなっていた。」
 しばらく黙っていた螢子はサクヤに謝る。
「ごめんね。歩ちゃんはわたしが殺さないといけなかったかも。
 なのにサクヤにさせてしまった。本当にごめんね。」
901 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/03(月) 23:57:04.96 ID:7H+wj7Eyo
>>897
「ん、そうか」
【背中から手を離す】

「まぁ・・・さ、俺に出来ることは無いけどさ。
 相談に乗れるようなことがあったら乗ってやるよ。もしかしたら他に頼る奴がいるかもしれないけどさ」
【苦笑いしながら言う】

>>900
「んいや。大丈夫だ。
 そっちはそっちの問題があるんだろ?俺のことは気にしなくていいぞ」
902 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 00:01:16.97 ID:wZ8Puq/l0
>>900
「多くの人間を化け物に変えてて、ビルを丸ごと占拠してたよ」
真実を伝えることにする。あの建物の中は本当に地獄だった。
殺さなければならないと思ったその最初の思いは変わらない。

「アタシが殺そうと思った。だから殺した。蛍子がそう言う必要は、全くないさね。
あたしは罪を、他人に押し付けない」
そう、過去の過ちは繰り返さない。
903 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 00:02:24.16 ID:a8OnbW/0o
>>899
距離が開いた、こちらとしては近接の方が戦いやすい。
となれば、奇襲をかけて接近するのが望ましいだろう。
ばら撒かれる銃弾を転がって避けると、弾切れを確認してからアランに向けて駆け出す。
途中小さな火球を生成しアランに向けて投げつけ、流れるような動作で軍刀――妖刀「?羅」を抜き、アランに燃え盛る切っ先を向けようとする。
904 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 00:07:15.71 ID:wZ8Puq/l0
>>901
「ありがとう。……アンタは昔から変わらないねえ」
ボソリと呟く。聞こえることは分かっていた。自分の心の弱みかもしれない。
905 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 00:08:31.57 ID:PKTWW4oHo
>>898
少年の前方、街の中心部から笑い声が聞こえる。少年にも、その声の主が2人、見えてくるだろう。

・・・変な奴というなら、この女も十分変な女に入るだろう。
なんせこの寒い中、パーカーにホットパンツといういかにも寒そうな格好で歩いているのだから。

その女の隣には、ちゃんと寒さ対策をしているのだろう、コートを着た少女の姿。レジ袋を持っている。
すると、何かにつまづいたのか少女の方が転んだ。

「キャァッ!」

「あっ!? だ、大丈夫ー?」

レジ袋の中からは、食料品がゴロゴロと出てくる。
少年の方にも、リンゴが3個ほど転がっていくだろう。

/こんばんはー
906 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 00:09:18.09 ID:zQqr/1bIO
>>903
迫る火球。喰らえば黒焦げ程度では済まないな、などとのんきな思考をする間にも、腰からしゃらん、とナイフを抜く。

ナイフが闇の中で青白く煌めいたのは幻覚ではない。内部回路を通じて循環したアランの魔翌力が、所定の動作通りに刃を半霊体へと変換したーーそこに介在する魔翌力の煌めき。

異能への拮抗と業の弱体化を旨とする刃が、迫る軍刀を迎え撃つ。
907 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 00:09:33.65 ID:3wQgt5mvo
>>901
「問題…さっきも言った通り。
 もう、無くなったよ。歩ちゃん…。」
 肩を落としていなくなった友達の名を呼ぶ。

>>902
「かもしれないね。
 だけれどやめさせられないかなと思ってた。」
 説得の効かない相手を説得するつもりだったらしい。
「ううん。無理だったらわたしが消さないといけない。
 だって、少しだけでも親しくなれた子だもの。
 サクヤ…傷つかないで。」
 短い腕でサクヤを抱きしめ、小さな手で頭をなでる。
「わたし、殺人は悪い事だと思う。絶対に悪い事だと思う。
 それでも殺人が必用になったから誰かが背負うのが消去。
 本当はそういうのは治安維持機構のお仕事なんだよ。

 それはサクヤがしなくていい事だったのに機会がサクヤにさせた。
 サクヤがやったからサクヤが傷ついた。でも誰かがしたよ。」

「歩ちゃんを止めないといけない人。順番で言えばわたしもその前列にいた」
908 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 00:10:28.84 ID:gjhGFJvIo
>>904
「いや・・・ってん?昔?それって・・・」
【昔と言われて思いつくのは高校時代つまり・・・】

「・・・けどサクヤって奴はいなかった・・・誰だ?」
【しかし自分の友人にサクヤなどいない。つまり偽名。理由は分からずともばれたくないってことだろう。】
909 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 00:12:26.34 ID:3wQgt5mvo
>>898,>>905
「汝ら、事の易き出来事もこなせぬ程に頼りないのか。」
 2mを超える全身甲冑が落とした食材を拾ってくれる。
910 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 00:13:01.44 ID:gjhGFJvIo
>>907
「・・・そうゆうことか・・・」
【なくなった・・・つまりはもういないってことだろう】

「・・・」
【無言で頭をポンポンと手で叩く】
911 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 00:14:13.52 ID:t/N3PyXf0
>>905
····言ってるそばから居た。変な奴だ
とてつもなく寒そうな服を来た女性と、見かけは普通だがアニメ見たいな転けかたをした少女だ
とりあえず、こちらの方に転がってきたリンゴを無言で少女に手渡す。
912 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 00:15:57.31 ID:3wQgt5mvo
>>910
「もういない。もっと一緒に居たかった。
 そんな子だったけれど、危ない子だったな。」
913 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 00:16:47.70 ID:t/N3PyXf0
>>909
····今日は最近でも特に変な奴と会った。コスプレなのだろうか?この格好
一応、どうも。とだけ挨拶しておく
914 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 00:17:15.46 ID:gjhGFJvIo
>>912
「・・・そうか。
 辛くは・・・ないはずないよな・・・」
915 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 00:18:31.99 ID:a8OnbW/0o
>>906
ギィン、と鉄同士が触れる音が裏通りに響き渡る。
並みのナイフの刃ならバターの様に切り落としてもおかしくない温度を持つ軍刀の刀身。
それに対応する相手のナイフにはっと息を飲む。
これは特殊な刃……先ほど見たのが正しいならば魔術的な何かで強化された刃だ。
ぎりぎりと拮抗する力、至近距離で見上げる形となるアランの顔を見上げるとにやりと笑い。

「アンタ、強いね、でもこっちにも矜持ってもんがあるんでねぇ」

そう言うと右足を上げ相手の腹部に蹴りを食らわせようとする。
916 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 00:19:09.42 ID:3wQgt5mvo
>>913
「この果実、汝のものではないのか?」
 夜鳥のりんごを差し出す。
917 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 00:21:52.34 ID:PKTWW4oHo
>>909
少女はいたたた・・・と言いながら立ち上がりながら、拾ってくれた人に感謝しようと顔を上げて

「……!?」

一瞬で女の陰に隠れる。2m超の甲冑の人物に、普通に恐怖しているようで。

>>911
少女は隠れてしまい、代わりに女が受け取る。

「あははー、ありがとねー」
918 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 00:22:23.02 ID:wZ8Puq/l0
>>907
「アタシも説得はしたんだけど、ダメだったみたいだ。友達の蛍子から説得すれば、違ったかもしれない」
項垂れていた。
「アタシは、あの子の敵だった。友達だから―――って事なのかねえ」
自分は悪人でも、人殺しでも友達になると誓ったはず。何が正しいのか、今のサクヤには分からない。



「誰が殺すべきとかなんて私、分かりそうにないわよ」


919 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 00:22:23.08 ID:t/N3PyXf0
>>916
このしゃべり方もキャラか?そうであってほしい
「いや、あちら女性のですよ」
>>905を指差して言う
920 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 00:25:28.54 ID:wZ8Puq/l0
>>908
「自分で調べれば、出てくると思うわ。貴方のことは、私はよく知ってる」
それだけ答える。サクヤの頭の中は、ぐちゃぐちゃになっていた。
921 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 00:27:43.55 ID:zQqr/1bIO
>>915
「おっそろしい刀だこと」

突き出される蹴りはしかし、了に対して半身に構えたアランのコースとをかすめるだけであった。
アランは基本的に真正面をよしとしない。相手に対して斜めに位置取るか、常に半身で応対したがるのは昔からのくせである。

「切られたら炭化じゃ済まんね」

ケラケラと笑うと同時、了の首もとめがけて、弾切れした拳銃の筒先が勢いよく打突せんと突き出される。
922 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 00:27:45.15 ID:t/N3PyXf0
>>917
あの鎧に驚いて少女は隠れてしまった。まあ、僕も正直結構驚いてるし仕方ないよな····
「····寒くないの?」
とりあえず一番疑問だったことを聞いてみる
923 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 00:29:02.56 ID:gjhGFJvIo
>>920
「俺を良く知ってる女性?・・・なぁその帽子取ってもらっても大丈夫か?」
【自分を知ってる女性・・・思い当たる節は少しはある。だが確信できる証拠が欲しかった】
924 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 00:30:12.90 ID:3wQgt5mvo
>>917
 しかしその女性相手に身構える。
 いや、恐怖?この鉄鋼機神が、若い女に恐怖している。
「ふふはは、ふははははは!汝何者ぞ!我が名は鉄鋼機神ボルテックス。
 全てを殲滅し蹂躙する異界の覇王なり!貴殿はただものではないな!
 只者ではあるまい!だがこの商店街は魔王陛下の領土である!
 侵略者はすべてこの鉄鋼機神が押し潰し、圧し潰しそしてただ潰すのみ。
 さあさあ、名乗るがいい!そして決闘し!この陣形を超えてみせよ!!」
 一応相手が強い人かどうかはわかるらしい。

>>919
「む?」獣帝 夜鳥に近づき一礼、りんごを渡して構え直す。
925 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 00:32:41.34 ID:3wQgt5mvo
>>918
「誰なら止められたかくらいは考えられたはず。
 すまないな。」
 友人が死んだのにあっけらかんとしている。
 これがスラムの住人だ。親兄弟も簡単に死ぬ地域。
926 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 00:34:11.99 ID:t/N3PyXf0
>>924
····さっきからなんなんだろうこの人。とりあえず思考を聞いてみるためにヘッドホンをつける
※真君は能力でヘッドホンをつけることで人の思考を聞くことができます
927 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 00:36:59.13 ID:PKTWW4oHo
>>922
ん? と女は首を傾げる

「いや、全然ー?」

さも当然と言った風だ。そして少女もおずおずと出てくると

「あ、ありがとうございます」

と小さく頭を下げる。

>>924
身構える甲冑。大して女は冷静沈着に……いや、相手の名を聞いた瞬間少し驚くと

「……ボルテックスー?……ということは、葛葉ちゃんに新しく出来た四天王って、貴方の事かなー?
 えーっと、アタシは夜鳥。貴方と同じ、葛葉ちゃんに仕える四天王だよー」

よろしくーと、あっけらかんに言う。
928 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 00:37:32.89 ID:3wQgt5mvo
>>926
今考えていることはこうである。
・定職がほしい
・魔王様に奉仕したい
・食べ物を落とした人がいるので拾ってあげよう

あと、色々である
929 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 00:39:31.93 ID:PKTWW4oHo
>>927
/そういえばまだ4人もいなかった
/四天王→配下でお願いします
930 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 00:39:41.84 ID:a8OnbW/0o
>>921
「チッ――-」

コートを掠める蹴り、勢い余って蹈鞴を踏むように前につんのめる男。
耳障りな笑い声――喧嘩の最中にはそぐわない笑い声に反応する暇があればこそ、迫りくる拳銃の銃口に双眸を見開く。
寸でのところで頭を下げて回避すると右手に持っていた拳銃をアランに突きつける。
こちらはまだ弾が入っている。殺したくはない、そう思った故の牽制だったが果たして相手には通じるのだろうか。
931 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 00:41:34.44 ID:wZ8Puq/l0
>>923
「いいわよ」
そして現れるのは、茶髪の短い髪に赤い眼をした女。
「と言っても、分からないんじゃない?銀さんは」

>>925
「はあ……ヒヒヒヒヒ。分かったよ」
軽く答えて返す。意図を何となく汲み取ったようだ。
「ありがとう」
そのあっけらかんとした態度が、逆に嬉しかった。
932 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 00:43:22.54 ID:3wQgt5mvo
>>927
「獣帝 夜鳥…だと?
 女、それも若く美しき乙女ではないか!
 それで戦力になるのか?いや、なるから四天王か。
 四天王は欠番メンバーが多いと聞くが…というのも四人いないッ!!」
 ガチャガチャ言わせながら全身鎧は夜鳥の落としたりんごを渡す。
「魔王陛下を守護しうる四天皇、揃っているのか?
 ああ、そうだ。吾輩は鉄鋼鬼神ボルテックス。
 貴殿と共に魔王陛下を守り支える者だ。」
933 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 00:45:01.30 ID:3wQgt5mvo
>>931
「あのね?そのね。」
 螢子はサクヤを抱きしめる。
「笑えるなら笑ってもいいけれど…あなたは今、ここで、大声で泣いていいんだよ。」
934 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 00:46:29.71 ID:t/N3PyXf0
>>928
ひ、一つだけ浮いてる思考があるッ
魔王様〜とかの中に定職が欲しいって何でそんな切ない思考が···
>>927
凄く寒そうだが···でも彼女の表情は我慢してるとか無理してるとかそう言う風には見えなかった

「礼を言われる事じゃないよ」
と無表情なまま言う。
935 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 00:47:21.24 ID:gjhGFJvIo
>>931
「・・・」
【短い茶髪に赤い眼・・・こんな女性は学校にはいなかった。】

「・・・あぁ、サクヤみたいなやつは見たこと無いな・・・
 けどな・・・思い当たる節がある」
【違うとは思う。これはただの勘なのだから】
936 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 00:53:05.26 ID:wZ8Puq/l0
>>933
「……………蛍子ちゃんにはかなわないわね」
最近、こんなことばかりだなあと思う。これでは友達というより母親かもしれない。
歩を殺してから今まで、涙は流していなかった。しかし蛍子に抱きしめられていると
その気がないのに自然に涙が出てくる。
毛布に包まって一緒に寝たことを思い出した。花の香りがする。

―――――――サクヤはそのまま、蛍子の胸の中で暫く涙を流し続けていた。
937 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 00:53:28.26 ID:PKTWW4oHo
>>932
「そうそう、4人居ないからさー。とりあえず配下ってことにしておこうー」

言い間違いに気付いて訂正する。
彼(?)が拾ってくれたリンゴを後ろの少女の袋の中にいれ、乙女とか言ってくれたことに対してもありがとーと言いながら

「いやー、それにしても、すっごい重装備だねー……。
 フフフ、でも知ってるよー? ……ぼるっち、実は女なんでしょー? 葛葉ちゃんから聞いたよー?
 
 さーさー、そのメットを取って顔を見せてー?」

とか、何気に渾名で呼びながら、フッフッフと笑って自分で外しにかかる。

>>934
「全然寒くないんだよー。体質でねー」

まぁ、体質と言っても単に人間ではないだけである。それもそれでおかしいが。

少女は無表情のまま吐き捨てる少年に対し、

「ダメですよっ! 自分に向けられた感謝は受け取るべきですっ!」

と、先ほど怖がっていたのは何処へやら、そう強気になって言いはなった。
938 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 00:53:39.39 ID:3wQgt5mvo
>>934
「少年…さっきから黙って何をしている?」
939 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 00:56:01.78 ID:zQqr/1bIO
>>930
「速いな」

ナイフで軍刀を強く押し返し、右足を軸にして時計回りに身を翻すと、背中合わせ背の姿勢から回転の勢いそのままに右手の肘を後頭部へと突き出す

「せあっ!」
940 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 00:56:13.09 ID:wZ8Puq/l0
>>935
「貴方の勘は、おそらく当たっているわよ。こんな時に外したことを、私は見たことがない。
 怜も何だかんだで、銀さんのことを淋しがってたわ」

銀さん……で分かってもらえたかしら?
941 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 00:56:35.02 ID:3wQgt5mvo
>>937
「とりあえずとはなんとも…」
 考え込んでいるうちに正体の話を振られて…
「なんだと?!陛下!その種明かしはあまりに!あまりに!」
 背中にスイッチ、もといレバーがある。
942 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 01:00:10.91 ID:3wQgt5mvo
>>936
「女の子はね、いつ泣いてもいいんだって。
 お母さんが言ってたよ。我慢しちゃ駄目なんだって。」
 サクヤを強く、その涙でコートが濡れるまで抱きしめる。
「歩ちゃん…できればいい子になって欲しかったな。
 いい子に慣れたと思う。
 人恋しくて、人懐こくて、可愛い子だったよね。
 どこで、何がおかしくなったんだろう。」
943 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 01:01:34.66 ID:t/N3PyXf0
>>937
「体質かぁ···ちょっと羨ましい気もするな。寒くないって」

「ご、ごめんね····」
···なぜか怒られた。よくわからない子だなぁ···
>>938
「聞いてるだけだよ」
あえて、何をとは言わないでおく
944 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 01:03:57.29 ID:3wQgt5mvo
>>943
「そうであるか、聞くだけならば良い。
 むしろ話を聞かぬ輩が気に食わぬ!」
945 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 01:06:50.46 ID:gjhGFJvIo
>>940
「・・・まず1つはサクヤの言うとおり『銀さん』ってのだ。けどこれはまだ曖昧なままだな。俺をそう呼ぶ人は案外いるからな。」
「2つ目は帽子を取ってもらうときに分からないってことが分かってたことかな。案外自身があることは確信を持って言うことが多かった気がするからな」
「3つ目は俺を良く知ってるってことだ。多分これは俺だけじゃなく高校の奴殆どのことだろう」
【どんどん理由を述べていく】

「・・・っと怜もいるのかよ・・・『京子』」
【自分がそうだと思った名で呼ぶ】
946 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 01:07:14.50 ID:PKTWW4oHo
>>941
「言いじゃん良いじゃんー、どっちにしろ配下には変わりないんだからさー」

とケラケラ笑う。
少女も相手が女だったことに驚きながらも、ちょっとずつ出てきた。

「速すぎたーって感じかなー?
 まーまーそんなこと気にせず、お顔拝見ーっと!」

背中にレバーがあった。
此処だなーと思ってニヤリとすると、一気にレバーを降ろした。

>>943
「寒いなら重ね着すれば良いんだよー。 暖房使ったりさー」

でも私の場合、暑いのが苦手だからねー。と言ってため息をつく。極度の暑がりのようだ。

「分かってくれたなら良いんですっ」

そう言って少年に微笑みかけた。
947 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 01:07:49.95 ID:a8OnbW/0o
>>939
ナイフで軍刀を押し返され左手が浮き、このバカ力か、と内心毒づく。
相手の次の手に反応する暇も、気配に気付く間もなく、後頭部に一撃、肘鉄を入れられると前にがくりとつんのめる。

「…っくぁ」

ぐわんと揺れる視界、一瞬脳が揺れて平衡感覚を失う。
そのまま一歩踏み出し何とか倒れるのを回避すれば、
踏み出した足に体重を乗せ左手に握った軍刀を振り返りざまにアランの方向へ振りぬく。
948 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 01:08:26.89 ID:wZ8Puq/l0
>>942
「そうなの。知らなかった」
お母さんと別れた時、死んだ時、蛍子は今の私みたいに涙を流したのだろうか。
「私はそんな姿を見たことないから、分からない。でも蛍子ちゃんが言うのなら、そうだったんでしょうね。
―――――私も見たかった、歩ちゃんの姿」
949 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 01:13:41.49 ID:wZ8Puq/l0
>>945
「ええ。今となっては五千万円の犯罪者。元生徒会庶務の駒枝京子。
 正解よ、銀さん。全く、こういう時には頭が働くわね、貴方」

素直に相手を賞賛することにした。

「……勢いで明かしちゃったわ。うん、私は馬鹿ね」
950 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 01:15:58.99 ID:gjhGFJvIo
>>949
「・・・まさか賞金首になってるはな・・・
 頭が働くって言うか・・・勘が冴えるというか・・・」
【五千万の賞金首ってことに驚きながらも答える】

「別にいいんじゃねぇか?それともそれほどまでに隠しときたかったのか?」
951 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 01:16:30.60 ID:zQqr/1bIO
>>947
肘に打撃の手応えはあったが、どうにも物足りない。内心の舌打ちとは真逆の能面のまま、捉え損ねた相手へと目を向け、

「なるほどな」

つんのめるようにして、しかし体制立て直した了は、崩しかけていたバランスに救われたらしい。

反撃の剣閃をバックステップで回避し、高熱で焼かれて一部が蒸散した襟の焦げ臭さに顔をしかめ、

「どうする? 続けるか?」

自分からしかけた男のセリフではない。
952 :桜庭真(目に光がない少年) [!美鳥_res sage saga]:2012/12/04(火) 01:17:13.97 ID:t/N3PyXf0
>>946
「そうなのか···」
極度の暑がりの様だ。羨ましいと思ったけどそうでもないかな

アニメ見たいな、人形みたいな、可愛い、凄く良くできた笑顔だ
「じゃあ、僕はこれで」
軽く微笑んでその場をさった。だが、目には相変わらず光がない
>>944
はぁ····と軽く相づちをうつ

<寝ます。絡みありがとうございました!
953 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 01:17:26.71 ID:3wQgt5mvo
>>946
 ガシャガシャと音がなり、ガコンと一気にプロテクターが浮き上がる。
 そして甲冑がどんどん畳まれるように一つの人型のオブジェになる。
 全長2m?
 中身は170cmくらいか。
 女性にしては長身のボンキュボン!肌が地黒の女性が出てきた。
 その前に立っていいるのは一人のウェーブヘアーの女性。
「見たら破滅と壊滅を約束する。」照れ隠しの一言がこれである。

954 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 01:18:21.95 ID:3wQgt5mvo
>>952
// おやすみなさい、絡みは大義であった。
955 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 01:20:28.44 ID:3wQgt5mvo
>>948
「見たかった?みれるでしょ?」

>>949,>>950
「お二人ともおしりあい?」
956 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 01:21:37.51 ID:gjhGFJvIo
>>955
「あぁ、どうやら昔の知り合いだったようだ。
 こっちは全く気づいてなかったんだけどな・・・」
【苦笑いしながら答える】
957 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 01:22:17.78 ID:3wQgt5mvo
>>956
「へえ、そう。よかったね。」
958 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 01:24:20.64 ID:a8OnbW/0o
>>951
じゅっと何かが焼け焦げる音がした。周囲に立ち込めるのは何かが焼けたときの香りで。
反撃を悠然と避けた男に、チッと音を鳴らし舌打ちする。

「やるわけねぇよ、これ以上はお断りだね」

年甲斐もなく、嫌そうな顔を隠すこともなく舌を出し終戦の返しとし。

「…おたく強いねえ、いやー、こんなとこ通るんじゃなかったよ、まったく」

言いながら腰の鞘に軍刀を仕舞う。続けて拳銃を懐のホルスターに戻すと、肩をグルグル回す。
959 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 01:25:27.47 ID:PKTWW4oHo
>>952
「でもアタシは冬が好きだからさー、この体質も結構良いもんだよー」

それなりに体質を上手く使っているらしい。

「え、えっと、さようならっ!」
「ばいばーい」

そして去り行く少年に、少女は丁寧にお辞儀して、女は軽く手を振りながら見送った。

>>953
「き、綺麗です・・・」

思わず声に出す、後ろに隠れる少女。
女はというと、おおーっ!と声を上げながらパチパチ拍手して

「アタシのこと乙女って言ったけど、ぼるっちのほうが乙女だよー!
 えっと、じゃあこれからよろしくねー!」

そう言って手を差し出す。
960 :サクヤ/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 01:26:03.84 ID:wZ8Puq/l0
>>950
「学校の汚点と言う扱いになってたから、知らないのも無理ないか」
と言うと、次の言葉に驚く。
「……銀さんを信用しなかった私が馬鹿だったみたいね」
やれやれと思う。

>>955
「………どういうことかしら?ちなみに銀さんとは同じ学校、能力者高校って施設に通ってたのよ。
 学友だったわ。」
961 :空風銀(銀髪蒼目)黒コート 右E:木刀 [sage]:2012/12/04(火) 01:29:24.67 ID:gjhGFJvIo
>>957
「あぁ。本当だよ。」
>>960
「汚点ね・・・まぁそうなるか。」

「まぁ賞金首だ。隠したくなるのもわかるっちゃ分かる。
 もう少し話したいがそれはまた今度で。じゃぁな」
【その場から去ってく】

//吸いません寝ますね。お疲れ様でした
962 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 01:34:05.00 ID:3wQgt5mvo
>>959
「え?でも吾輩、男の人みたいにゴツゴツしてるし…
 綺麗なんかじゃないし…だって、ゴツゴツしてるし…」
 ギリシャ彫刻顔負けのカットされた肉体美。
 この女性美は通常の女性の可愛らしさでも無く、
 母性のものでもなく、トップモデルのものでも無く、
 そう!女性アスリートがもっている美のものだ。
「そ、そのよろしく。でも鎧は返して欲しい…」
 握手に応じながらはずかしそうにしている。
963 :駒枝京子/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 01:35:20.09 ID:wZ8Puq/l0
>>961
「実は怜のことについて言わなければいけないことがあるの。
 今度合った時に話させて貰うわね。銀さんありがとう」

/お疲れ様でした!お休みなさい。
964 :香莉(ボランティアの女性)能力不明 [saga]:2012/12/04(火) 01:35:31.48 ID:3wQgt5mvo
>>960,>>961
「学校…学校にかよっていたの?」
 羨ましそうに見ている。

965 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 01:38:20.33 ID:zQqr/1bIO
>>958
「そちらもななか」

半霊体から実体へと戻したナイフを鞘へ収め、拳銃もホルスターへ戻す。

「面白い刀だな」

そう言って指し示したのは了の腰の軍刀で、先ほど高熱を発していたのに興味があるらしい
966 :駒枝京子/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 01:42:30.83 ID:wZ8Puq/l0
>>964
「裕福な暮らしをしてたわ。私にも金持ちだった時代がありました……」
遠い目をする。
「今は蛍子ちゃんと変わらないわ」
967 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 01:43:13.52 ID:a8OnbW/0o
>>965
「あ、これ?」

胸ポケットから煙草を取り出すと慣れた様子で一本抜き出し口に銜える。
そうしながら視線を自身の腰の軍刀に落とすと、苦笑交じりに口を開き。

「難儀な刀だよ。嫉妬深い女に憑かれてもいいなら熨斗付けて献上するけどな」

言うと煙草の穂先をじいと見つめる、すると煙草に火が付き、昏い路地裏にホタルのような赤が浮かぶ。
968 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 01:43:53.58 ID:PKTWW4oHo
>>962
「そんなことないよー? ゴツゴツって言うか、筋肉がついててカッコイイ感じかなー。
 しかもつき方が綺麗だから、傍から見るととっても綺麗なんだよー」

これ、本心である。後ろにいる少女もうんうんと頷いている。

握手しながら恥ずかしそうにする彼女に笑いかけると、

「ぼるっち可愛いー! あ、鎧はもう付けていいよー。ごめんねー」

ちょっと申し訳無さそうに手を離すと、鞄から一枚チラシを取り出し、彼女に渡そうとする。
「ナイトバード」と大きく書かれ、店長……女の写真や店の位置などが乗っている。

「私達はペットショップやってるんだー。暇なら遊びに来てねー」

なんか動物たちを買ってくださると嬉しいです!と、こっそり少女も宣伝する。
969 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 01:45:04.29 ID:3wQgt5mvo
>>966
「ねえねえお金持ちってね。お金がない人達と何が違うの?」

970 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 01:46:27.04 ID:zQqr/1bIO
>>967
「女付きなら何でももらうのがおれの主義だが」

こちらも愛好するスモーキンジョーの紙箱を取り出して、一振りして一本銜える。そして紙箱と入れ替えにマッチ箱を手にすると、ジッと擦って火をともし、

「ただの炎刀ってわけじゃないか」
971 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 01:48:29.46 ID:3wQgt5mvo
>>968
「覇王である。可愛いという事なかれ。
 ところでそのチラシは一体?」
 しばらく読み込む。
「買い手を選ぶのか。命を大切にしているのだな。
 暇でなくても暇をつくって訪問させていただこう。
 だが、今の職がないのである!!」
972 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 01:50:35.94 ID:a8OnbW/0o
>>970
「あんた、女泣かせるの得意だろ」

対するアランの言い分に再度苦笑を漏らす。
そんな主義だと泣かせた女性も多かろうと推測しての発言だ。

「怪異付きだよ、怪異、仕事の流れでなんか俺のとこ来ちまってさ」

言いながらも煙を吐き出すと、空いた片手で愛おしそうに刀の鞘を撫で。
973 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 01:53:14.93 ID:zQqr/1bIO
>>972
「泣かせるより拳銃向けられるタイプだ」

いたって真面目に、そして苦々し気な表情である。よほどひどい目にあってきたのだろうが、それにしては懲りていない

「怪異? AMSWATか、邪神局?」

あるいはフリーかな?と首を傾げる
974 :駒枝京子/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 01:58:12.01 ID:wZ8Puq/l0
>>969
「そうねえ。まず食べ物には困らないわ。
 家のローンもすぐ返済できて、嗜好品に手を出せる贅沢な暮らしができる。
 まあ私も今はけっこうお金あるから、事情がなければホームレスやってないわ。
 住民票はけっこう簡単に取れるから楽でいいわね」

975 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 01:58:44.69 ID:a8OnbW/0o
>>973
「おーコワ、俺には真似できませんわ」

どうしたら拳銃を向けられる羽目になるのだろう、考えても答えは出ずに。
大仰にぶるりと身を震わせては自分を抱くようにしてみせる。

「お、知ってるねぇ。邪神局だよ、邪神局」

傾げられた首にぱちくりと瞬きを落とした後に口元を笑みの形に歪める。
976 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 02:00:04.76 ID:PKTWW4oHo
>>971
「分かったよ覇王さーん。あ、じゃあ女性って言うのは隠しておいた方がいい感じかなー?」

そうだったら隠しておくけどー。と、少しニヤニヤ。
別に皆にばらそうとしている訳ではなく、秘密を知っているととても面白くなるのだ。

「そうですっ、大事にしてくれる人に、その子を預けるんですっ!
 良かったら来て下さいねっ」

ちょっと誇らしげな少女。今の職業にプライドを少し持っているらしい。

「葛葉ちゃんに相談すれば良いんじゃないかなー? お店貸して貰って、後は得意なことすれば良いと思うよー?」

実際、女もそういった手法でペットショップをやっている。
ぼるっちに似合うのはー・・・んー……なんて、悩んでいたりする。
977 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 02:01:29.64 ID:zQqr/1bIO
>>975
「ついでに撃たれたぞ」

ほれ、と前髪をどけると、額には銃弾のかすめた痕があって、それなりの長さになっている。

「アーサー・ビショップって、しらないか?」
978 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 02:02:03.26 ID:3wQgt5mvo
>>974
「住民票!市民権!お金で買えないって嘘だったんだ!」
 目を輝かせてその話に食いつく。
979 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 02:06:32.15 ID:a8OnbW/0o
>>977
「…………」

ぽろ、と銜えていたたばこを思わず落としてしまう。
絶句という奴だ。まさか本当に撃つ女性も女性だなとぼんやり考える。
修羅場、というのはこういうのを指すべき言葉なんじゃないか。

「アーサー、おお、知ってる知ってる!…んで、そのアーサーがどうしたんだ?」

唐突に相手の口から出てきたのは同僚の名前で、軽く頷きながら知人だと告げる。
何故その名前が出てきたのか分からずに今度はこちらが首を傾げる。
980 :駒枝京子/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 02:06:54.77 ID:wZ8Puq/l0
>>978
「知らなかったの?役所に提出したら、住民票だけは何とかなるわよ?特に働く意思のある人間は。
 書類を出せば……今は都市が大きくなってるし、ボランティアも盛んだから
 蛍子ちゃんの年齢考えると宿泊所に住むか孤児院に行くことぐらいはなんとかなると思うけれど」
981 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 02:07:39.30 ID:3wQgt5mvo
>>976
「うむ…知られては困るな。
 女であるというだけで舐められる。覇道の邪魔だ。
 覇王は覇王。それだけが望ましいが頼めるか?
 嘘は強要しない。嘘は弱い行動だからだ。 だから。
 聞かれれば吾輩が女性であることは明かして良いが…吾輩は吾輩であり、覇王である。」
 嘘はつかなくても良いが、宣伝も喧伝もするなという話になる。

「ふむ、仕事の相談は魔王陛下にしてみるか…。それがよさそうだな。」
982 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 02:09:03.76 ID:zQqr/1bIO
>>979
「情事のあとでな」

いやぁ〜、意識が2日吹っ飛んでたよ、とケラケラ笑うその笑顔はどこか暗澹としていて恐ろしい。トラウマの一角のようだ

「そいつおれの養子な」

さらりとそんな事をいうと、旨そうにタバコを吹かす
983 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 02:10:26.65 ID:3wQgt5mvo
>>980
「孤児院…」
 そういった法整備が整う前からしている仕事もある。
 施設に入るのは中々難しいが、市民権はえられるならありがたい。
「サクヤ、サクヤと友だちで良かったよ。
 嬉しい話、サクヤから聞けたから。」
984 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 02:13:30.43 ID:a8OnbW/0o
>>982
ますますもって修羅場だ、何が彼らをその道に突き落としたのだろう……
意識が吹っ飛ぶほどの怪我だったということにも驚きだ。
何にせよ、これ以上ないほど暗い笑みを見せている相手にもうこのことは語らせまいと誓ったのだった。

「へえ、養子ね……って養子?!おい、親父がこんなところで人殺ししてていいのかよ!?」

落としてしまった煙草はまだ長く、もったいねえと心中で思いながら火を踏み消す。
途中養子という意味を理解すれば慌てた風に相手の方を見て。
985 :駒枝京子/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 02:14:38.53 ID:wZ8Puq/l0
>>983
「前々から変だと思ってたのよね。だって命がけの仕事してるにしては、その暮らしはおかしいわ。
 相当あくどい企業に居たんじゃない?私は一回の仕事で半年分の金が貰えるぐらいだったわよ?
 色々調べてみた方がいいと思うわ、私も権利やら義務やら税金やらの本持ってきてもいいし」
そしてエヘン!
「サクヤさんに任せればいいさ、ヒヒヒヒヒ〜」
986 :獣帝 夜鳥(金髪ショートの見かけ20歳)ペットショップの名ばかり店長 E:七首×2 :2012/12/04(火) 02:15:10.38 ID:PKTWW4oHo
>>981
「オッケーわかったよー。ぼるっちの意見、尊重するよー」

少女も、分かりましたっという。やる気は十分のようで。

「それがいいかなー。アタシのペットショップは自分で決めたんだけどねー」

まぁ、自分のやりたいことすれば良いと思うよー。と、地面に置いていた鞄を再び持つ。
どうやら帰るようだ。もう夜も深い。

「そんじゃー、また会おうねーぼるっち! ばいばーい!」
「さようなら、ボルテックスさんっ」

女は明るく片手を振って、少女は丁寧にお辞儀を付けて去っていく。
2人とも性格はまったく違うようだった。

/からみありがとうございましたー
987 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 02:15:54.31 ID:zQqr/1bIO
>>984
「あいつだって3rd IGpの一員だ」

知らんのか?というふうに首をかしげたあと、もう一度紫煙を吸い込んで。

「邪神局は暗殺業務も行うぞ」

ついでにそいつはヤクザな。
と死体を示してまた一息
988 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 02:18:51.59 ID:3wQgt5mvo
>>985
「隠す事なんてないよ?」
 不思議そうな顔で問尋ねる。
「皆そうでしょ?わたしは新兵器、実験兵器のテストパイロット。
 雇い主は代わりにわたしに報酬と教育をくれるの。
 悪くない取引だと思った。まだわたしは騙されている?」

989 :ボルテックス(全身鎧)商店街の無職さん [saga]:2012/12/04(火) 02:21:00.24 ID:3wQgt5mvo
>>986
「また会おう。貴殿らは気に入った!」
 そう言うと2m超える全身鎧も商店街に消えていった。

// 絡み、及びエスコートありがとうございました。
990 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 02:21:01.65 ID:a8OnbW/0o
>>987
「知ってるよ、そんなこと」

自分だって第三情報群の一員だ。
暗殺業務を行ったこともはないが、それは知っている。

「いや、だってあの調子で殺ってて任務なんて思わんだろ」

つーか、任務なのか?と渋面を作り不思議そうにする。

「あんたいったい何者だ?あー、アーサーの親父ってのは無しな、もう知ってるし」
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2012/12/04(火) 02:23:49.92 ID:FP6996TIO
ここだけ不思議の新世界★8
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1354555409/
992 :駒枝京子/帽子を深く被った茶髪赤眼の女E太極針、破片手榴弾×2、ダルマ、Px4 Storm、【黒髪黒眼姿が賞金首、五千万】<無能力者> [saga]:2012/12/04(火) 02:24:21.41 ID:wZ8Puq/l0
>>988
「うーん、どう説明すればいいのかしら」
困った。上手く説明するには……。
「そうね。本来ならもっと裕福な暮らし、さっき私が言ったような暮らしができる仕事を蛍子ちゃんはやってるのね。
 少なくとも皆は違うわ。ちゃんとした家に住めるし。
……貴方を雇っている企業について、ものすごく聞きたいわね」

自分の予想が正しければ、あの名前が出てくるはずだ。
993 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 02:24:47.10 ID:zQqr/1bIO
>>990
「んーまあおいたはすぎたかね」

HAHAHAHAHAHAと楽しそうに笑って、了を見やり、

「ただのお巡りさんさ」

肩を竦めてみせる。その動作はいかにも慣れている様子で、これまでに何度も繰り返したのだとわかる

「さて、そろそろいくかね」
994 :小寺京太郎(中性顔の優男)ミサイル生成 E:Beretta M92FS [saga]:2012/12/04(火) 02:28:47.86 ID:3wQgt5mvo
>>987,>>990
「お?あれは…。お〜いアラン、アラン」
 アランに近づいて副部所掛け持ちのワンマンエアフォースワンは、
歩く大隊に「あの子はどの地獄に投下されたの?」とこっそり尋ねる。
995 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 02:31:09.79 ID:3wQgt5mvo
>>992
「コンタクトの人?
 これはお友達でも言えない人だよ?
 国際企業の社長さんらしいし、秘密。」
 隠せていないw
996 :志野了/パイロキノ E:軍刀,ベレッタM92FS :2012/12/04(火) 02:32:08.56 ID:a8OnbW/0o
>>993
「すぎ過ぎだろ……」

結果的に殺してしまっては……どうなのだろう。

「お巡りさん、ああ、PASFか」

なんだ広い意味で言えば同僚じゃん、と軽い調子で納得し、こちらも小さく肩を竦める。

「そうだな、あー、久々に喧嘩したかも。楽しかったぜ、えーと…アーサーの親父さん」

途中歯切れが悪かったのは相手の名前が分からなかったからで。
名前を名乗るときはまず自分から、そう思えば名乗り、右手を差し出して。

「自分は邪神局の志野了、以後宜しく」
997 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 02:34:23.06 ID:zQqr/1bIO
>>996
「おれはアランだよ、少年」

差し出されたてをしっかり握り、さてかえろうか、と促して裏路地を出る。

「気をつけてかえれよ」
998 :蛍子(花売りの少女)金属質生成 [saga]:2012/12/04(火) 02:36:19.04 ID:3wQgt5mvo
>>996,>>997
// 乱入Okですか?
999 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 02:36:44.38 ID:zQqr/1bIO
>>994
「あの子って、どの子?」

はて、と首をかしげて肩を竦める
1000 :アラン・J・ロックウェル【治安機関職員】E:SW1911PD 、 SIG P210 :2012/12/04(火) 02:37:06.21 ID:zQqr/1bIO
>>998
おkす〜

そのうち寝ますが
1001 :1001 :Over 1000 Thread
☆.。 .:* ゜☆.  。.:*::::::::::::::::゜☆.。. :*☆:::::::::::::::::: 。.:*゜☆.。.:*
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      `ー-、_    く´ =@    /     ヽ  
         ,!     `!  l              ヽ、__ノ    このスレッドは1000を超えました。もう書き込みできません。
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          l  . =@ ,=@ヽ、 、_ ,ィ      ノ               
         l、_,!   し'   l =@  `l     =@               ://vip2ch.com/
1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
ここだけ不思議の新世界★8 @ 2012/12/04(火) 02:23:30.93 ID:FP6996TIO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1354555409/

【これが】VIPdeAVA【戦犯兵】 @ 2012/12/04(火) 01:41:54.08 ID:g/wPsplO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1354552913/

ククリ「えばんげりおん?」 @ 2012/12/04(火) 01:24:48.77 ID:DrU1WOEn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354551888/

中二病でも恋がしたい!にドハマりしたので安価 @ 2012/12/04(火) 00:33:52.08 ID:dhUrhVxo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354548831/

ゆまとゆーなと3人目のスレ主のスレ(このスレは自動的に建ちます) @ 2012/12/04(火) 00:31:23.54 ID:Mou0iSALo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1354548683/

【ガルパン】まほ「ちょっと大洗女子に行ってくる」エリカ「は?」 @ 2012/12/04(火) 00:28:58.96 ID:/5FuNYfB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354548538/

嫁宣言して60分以内に嫁AAにお断りされなければ結婚避難所 @ 2012/12/04(火) 00:14:20.84 ID:CU9hnRo+o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1354547660/

アップル雑談 @ 2012/12/03(月) 23:19:56.75 ID:mSfNXUSWo
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