社畜兄と義妹 高校編

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309 ：社畜辞めた656兄 ◆6t8ZTevFm6 [sage]：2013/10/02(水) 18:20:15.63 ID:Whf/+a59o

オレ「…綺麗な胸してるね。さすが現役の弓引き。その面構えも悪くない。どんな弓を引くのか、見たくなってきた」
後輩「どうも。身体の締まりには自信ありますよ」

後輩の視線を正面から受け止めて、片手を伸ばす。手探りで肉片を一つ摘まんで、口に運ぶ。

オレ「でも、いまのオレにはこっちの方が魅力的」

見つめ合ったまま、数秒の沈黙。

後輩「…フフッ。指一本でも触れたら大声出すつもりでしたよ。先輩の相手がくだらない男だったら許せない」
オレ「君は義妹のことを…」
後輩「その質問は禁止」
オレ「…じゃ、オレは合格なのかな」
義妹「まぁ、生ハムに負けたのは引っ掛かるけどギリ合格かな」
オレ「要求水準がシビア過ぎる」
義妹「あの先輩が選んだ男なんでしょ？ これくらい当然。まぁ、でも、やっぱりそういうことなんですね。納得。フツーの男はこうじゃないんだなー」
オレ「人間関係は出来るだけシンプルに維持して、無駄な摩擦が発生しないようにする。あと、リソースは複数対象に配分するより、厳選した対象に集中投下する投資スタイルなんだ」
後輩「状況的にアドバンテージはまだ私にあるんですよ。やっぱり襲いたくなってきたかも」
オレ「その格好で言われると説得力あるね。でも、服を着てくれ。最近は義妹とチャート相手にしか立たない体質なんだ」
後輩「はー そーですか。やっぱりなんかこう…二人とも純度が高過ぎ？ つけいる隙ないってゆーか、相互補完状態…もはや二人の世界？」
オレ「付き合い始めて1年経ってないからね。誰でもそんなもんじゃない？」
後輩「いやー、なんか違うんだなー うまく言えないんだけど、それにもしてもこの生ハムはやっぱりうまいんだなー」
オレ「君もそろそろ寝た方が良さそうだね。明日の新幹線、何時？」
後輩「昼過ぎだからゆっくりで大丈夫。あ、でも…」
オレ「なに？」
後輩「帰りの運転はお兄さんがいいかも。こう…首が前後左右にガックンガックンなって無事故なのにムチ打ちなりそうなんで」
オレ「わかった。眼福のお返しに、エリーゼ本来の走りを味合わせてあげよう」
後輩「油断させておいて、最後に先輩いないところで手出すのはナシっすよ」
オレ「心配しなくていい。ゲインとバランスしないリスクを取る趣味はない」
後輩「ムカつく。そんなに皮肉ばかり言う人でしたっけ、お兄さん？」