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社畜兄と義妹 高校編

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71 :社畜辞めた656兄 ◆6t8ZTevFm6 [sage]:2013/09/15(日) 06:57:08.04 ID:Bk7N9adHo
義妹「わー すごーい! 気持ちいー!」

素直な反応を見せて、境内の真ん中へ小走り移動していく義妹。意外だ。オレも鳥居の脇にマイ自転車を置いて、ゆっくりと境内に足を踏み入れる。ジャリジャリ。

山を少し上がっただけなのにひんやりした風が吹き抜けて、鎮守の森からサワサワと葉ずれの音が落ちてくる。掃き清められた地面には、既にいくつかの足跡。早朝参拝に訪れた人がいるのだろう。

子どもの頃は、ここに来れば必ず誰か遊び相手が見つかった。いつから足が遠退いたのか、自問しても明確な時期は特定出来ない。

ここから振り返ると、町の大半部分を眼下に収めることが出来る。谷の合間を流れる川。その両岸に大半の人家と施設が密集していて、あとは田んぼ、畑、ビニールハウスがほとんど。当時のオレには見慣れた景色だったが、都会しか知らない義妹にとっては、お宮に上がっただけで一望出来る町というのは驚きだったらしい。悪かったな、田舎で。

初めて見る年齢相応の義妹の表情に気を良くしたオレは、いつの間にか横に立って同じ景色を見ている義妹に町のレイアウトを説明する。

オレ「アレが役場。親父の職場。斜め向かいが公民館。あそこに50mくらいの商店街っぽいのがあって、普段の買い物はそこで済ませて…」

フンフンと頷きながら、オレが指差す方を視線で追う義妹。なんだ。意外に素直な生き物なのかも知れないな、コイツ。

神社の何がそんなに面白いのかわからないが、義妹は物珍しそうにあちこちに視線を動かしながら、境内の奥へずんずん進んでいく。

オレ「夏祭にはこの辺に夜店が立って…って、あれ? どこ行った?」
義妹「うきゃっ!!」
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