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オーキド「ここに三匹の幼女ポケモンがおるじゃろう」 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:23:01.62 ID:ZbGLTrKr0
VIP+で飽きて断念。VIPで再開しようとしたがさるさんが多すぎて断念。それでパー速ではじめようと思いました。
温かく見守ってね!
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:23:56.37 ID:ZbGLTrKr0
オーキド「ここに三匹の幼女ポケモンがおるじゃろう」

レッド(ヤンキー)「は?」

グリーン(オタッキー)「ちょwwwwwwwwマジかwwwwwwktkrwwwwwwww」

オーキド(ヒッキー)「どれでも好きなのもらっていいよ」
3 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:25:07.38 ID:ZbGLTrKr0
レッド「幼女ポケモンってなんだ」

オーキド「実はじゃな、最近ポケモンを人体化する薬が全世界に広まっての、今のポケモンはほとんど人間と変わらんのじゃよ」

グリーン「俺得杉んだけどwwww」

オーキド「で、何が欲しい?」

グリーン「レッドさんからでいいですよ」ササッ

レッド「別にどれでもいいんだが…どれにしようかな天の神様(ry」

レッド「こいつでいい」ヒョイ

オーキド「中身はなんじゃ?」

レッド「知らん…出てこい」

キュポン

フシギダネ(幼女)「…」ギロ

レッド「なんか敵意剥き出しなんですけど」

オーキド「ああ、フシギダネはツンデレな性格が多いから」

レッド「マジかよ…」
4 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:26:07.32 ID:ZbGLTrKr0
オーキド「カワイイ幼女には棘があるってことじゃな」

レッド「(まぁ確かに可愛いが…)」

フシギダネ「…ふんっ」プイ

グリーン「おいじーさん、たしかフシギダネはくさタイプだよな…」

オーキド「ん、ああ。そうじゃよ」

グリーン「しゃっっ!だったら俺はほのおタイプのヒトカゲだ!」

レッド「な…」

グリーン「これでレッドにも圧勝だぜwwwwwwww」

レッド「ちっ…」

グリーン「おいレッド!」

レッド「んだよ…つーかテメーさっきまでレッドさんとか言ってたくせに…」

グリーン「う、うるせぇ!俺様とポケモンバトルだ!」

レッド「メンドくせーんだけど」ハァ
5 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:27:50.25 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「逃げんのか?」ニヤリ

レッド「」ピク

グリーン「あの『マサラの返り血に染められたレッド』が俺が怖くて逃げんのかよww」ニヤニヤ

レッド「ちっ…。いいぜ」

グリーン「そんじゃ、俺が勝ったらお前が負けたってこと公言させてもらうからなwwww」ニヤニヤ

レッド「さっさと始めろカス」イライラ

オーキド「あ、でも「しゃっ、いけぇ!ヒトカゲ」

キュポン

グリーン「フシギダネにかえんほうしゃだ!」ビッ

ヒトカゲ「ふぇぇ?」

オーキド「ヒトカゲ最初はひっかくしかできないよ。って言おうとしたんだけど」

グリーン「な、なあぁぁぁにいぃぃぃぃ!?」

レッド「それじゃ、こっちから行かせてもらうぜ」ズイ

レッド「フシギダネ。たいあたりだ」

フシギダネ「…」

レッド「おい」

フシギダネ「…別に、私がひんし状態になりたくないだけで、あんたのためじゃないから」ボソ

フシギダネのたいあたり!

オーキド「フシギダネたんはツンデレですなぁ」ハァハァ

なんやかんやでレッド勝利

グリーン「う、く、くそぉ…」

レッド「さーて、お次はてめぇを処刑する番だ」ボキボキ

グリーン「う、うわぁぁぁ!」ダー

レッド「ちっ…逃げ足の速い野郎だ」
6 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:28:54.98 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「痛っ…」ハァハァ

レッド「怪我したのか?」

フシギダネ「別に…あんたになんか関係ないし」プイ

レッド「あーそうかよ」

フシギダネ「そうよ…ってキャッ」フワッ

レッド「じゃぁ、俺がここでお前に傷薬をぬるのも関係ねぇよな」ヌリヌリ

フシギダネ「ちょっ、やめてよ///」カァァ

オーキド「(フシギダネたんカワユすなぁ)」ハァハァ

フシギダネはげんきになった!

フシギダネ「…お礼なんて言わないからね!」プイ

レッド「別に期待してねぇよ」ニヤニヤ
7 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:32:21.60 ID:ZbGLTrKr0
オーキド「それじゃ、ほいポケモン図鑑」

レッド「は?」

オーキド「これで全国まわって、図鑑完成させてね」

レッド「はぁ!?んなこと聞いてねーんだけど!つーかテメーでいけやコラ」

オーキド「えー?だってワシ家から出たくないし。ポケモンあげたし。というわけでよろしくー」ビューン!!

レッド「おい、ちょ!まて糞じじい!」

フシギダネ「…行っちゃったね」

レッド「ったく、孫が孫ならジジイもジジイだぜ…ん?」

レッド「おいガキ」

フシギダネ「は?私のこと?」

レッド「お前以外にだれがいんだよ」

フシギダネ「失礼ね!」

レッド「でも、実際ガキだろ」

フシギダネ「あんただってまだガキじゃない!」

レッド「それより、こいつはなんだ?」

フシギダネ「え?」
8 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:32:50.85 ID:ZbGLTrKr0
ゼニガメ(幼女)「は、はぁ…」

フシギダネ「ああ、ゼニガメよ。余っちゃったのね。かわいそうに」

レッド「ふーん」

ゼニガメ「あ、あの私、どうなっちゃうんでしょうか…」ウルウル

フシギダネ「知らないわ。でももしかしたら、一生博士の手の中かもね」

ゼニガメ「そ、そんなぁ…」ウルウル

レッド「…」

レッド「ちょっとそこのおっさん。このパソコンつかえるよな?」

助手A[え!?あ、はい!」

レッド「そんじゃ…」カチャカチャ

レッド「ほい、もうおまえ逃げてもいいぞ」

ゼニガメ「え?」

レッド「もうおまえは野生のポケモンってこった」
9 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:33:43.21 ID:ZbGLTrKr0
ゼニガメ「そ、そんなことできるんですか!?」

レッド「戻れ、ゼニガメ」

ゼニガメ「え?」

シーン

レッド「な、もどんねぇだろ」

ゼニガメ「ほ、本当だ…」

ゼニガメ「あ、ありがとうございます!」ペコペコ

レッド「さっさとどっか行けよ」

ゼニガメ「は、はい!」スタスタ

フシギダネ「…なんでこんなことしたの?あんた、ヤンキーなんでしょ?」

レッド「どこでそれを…。ま、気紛れだよ」

フシギダネ「…ふーん」
10 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:34:59.85 ID:ZbGLTrKr0
レッド「じゃ、行くか」

フシギダネ「ドコ?」

レッド「旅」

フシギダネ「…なんだかんだいって、結局いくんじゃない」フフ

レッド「うっせ。暇つぶしだよ。…ま、お前も笑えば可愛いな」

フシギダネ「な…!///」カァァ

レッド「お返しだ」ニヤニヤ

フシギダネ「ふ、ふざけないで!」スタスタ

レッド「どこ行くんだよ」

フシギダネ「旅に行くんでしょ!」プンプン

レッド「ハハ。了解」
11 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:38:11.12 ID:ZbGLTrKr0
―1番道路―

ポッポ(男)「いざ勝負!」

レッド「邪魔くせぇ」ボコォ

コラッタ(男)「俺と勝負だ!」

レッド「うるせぇ」ベキィ

フシギダネ「あんた、容赦ないわね」ブルッ

レッド「ポケモンも人型だと気兼ねなく殴れるってもんよ」ケッケッケッケ

フシギダネ「でも、これじゃ私のレベル上がらないんだけど」

レッド「ちっ…メンドくせーな」

キャタピー(ショタ)「僕と勝負しろー!」

レッド「おら、行ってこい」

フシギダネ「指図してんじゃないわよ」

フシギダネのたいあたり!

キャタピー「うわっ。やりましたねぇ!それなら!」

キャタピーのいとをはく!

フシギダネ「きゃっ!何、コレ…?」

フシギダネは手足を縛られた!

キャタピー「君、なかなか可愛いよねぇ。さて、どうしてあげようか…」ニヤニヤ

フシギダネ「きゃっ、どこ触ろうとしてんのよぉ!」

キャタピー「ふふふ」ニンマリ

レッド「なにやってんだガキ」ドゴシャァ

キャタピー「」チーン

キャタピーは倒れた!
12 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:38:44.52 ID:ZbGLTrKr0
レッド「さーてキャタピーは俺がやっつけてやったが…」

レッド「お前はどうしてやろうか」ニヤニヤ

フシギダネ「さっさと助けなさいよ」

レッド「口がワリィぞコラ」

フシギダネ「なんであんたなんかにいい口聞かせなきゃいけないのよ」

レッド「…くそ、女じゃなかったらぶっ飛ばしてるぞ」ホドキホドキ

―トキワシティ―

レッド「疲れた」

フシギダネ「何言ってんのよ。戦ったのは私よ」

レッド「その都度俺が助けたがな」

フシギダネ「う、うぅ」

レッド「おかげで経験値が分けられて俺のレベルまで上がっちまったじゃねーか」

フシギダネ「知らないわよそんなの…(てゆーか、人間にレベルってあるのかしら?)」

レッド「レベルは今10か…。結構頑張ったな」

フシギダネ「な、何よ。いきなり褒めだして///」

レッド「いや、これでやっとジムリーダーと戦えると思ったらな」

フシギダネ「え?あんたジム戦するの?」
13 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:41:32.42 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「多分やらないだろうと思ってたけど」

レッド「いや、小学生に負けた大人の泣顔が見てみたいからな」

フシギダネ「(いい根性してるわ…)」

―トキワジム前―

レッド「あぁ?鍵かかってんじゃねーか」

フシギダネ「ここに、『しばらく休業します』って書いてあるわよ」

レッド「アァ?じゃあ何のためにちまちま雑魚と戦ってたんだよ!」

フシギダネ「次のジムに行くしかないでしょ」

レッド「ちっ!」イライラ

じーさん「うぃ〜、お〜いがきんちょ〜ここを通りたきゃぁなぁ〜・・・ヒック///」ヨッパライ

レッド「うっせーんだよじじい!さっさと退けや!!」イライラ ダァン!

じーさん「ひ、ひぃぃ!!」

フシギダネ「(やっぱり不良は不良ね)」ハァ
14 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:43:59.54 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「つぎはニビシティね。トキワの森を通るわ」

レッド「お、マジか。じゃあピカチュウ捕まえる」ケロッ

フシギダネ「なんで?」

レッド「ピカチュウってなかなか現れないんだろ?つまりレアってことだ。レア物は普通に欲しい」

フシギダネ「ふーんガキっぽい心理」

レッド「ガキに言われたかねーよ」

フシギダネ「うっさいわねー!さっさと行け!」

―トキワの森―

レッド「なんか2番道路の勝負挑んできた奴ら弱かったな」

フシギダネ「ジム戦を見越して鍛えてたからね」

レッド「まぁ俺は金がもらえてウッハウハだけどな」ケッケッケ

レッド「さーて、ピカチュウを探すか」

フシギダネ「見つけたら呼んでねー」ファ〜

レッド「はぁ?お前も一緒に探すんだよ」

フシギダネ「いやよ面倒くさい。大体なんであたしが…」

レッド「あ?ここに置いてかれたいか?」

フシギダネ「…しょうがないわね」
15 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:45:09.58 ID:ZbGLTrKr0
―1時間後―

レッド「だーっ!見つかんねー!」

フシギダネ「分かってたことでしょ」

レッド「あーもう何処だよピカチュウ!」

ピカチュウ(JC)「呼んだかい?」

レッド「呼んだら出てくんのかよ!」ズッコケ

フシギダネ「まぁ見つかってよかったじゃない。これで休めるわ」

レッド「まぁいい。お前を俺のものにしてやる!」ビシィ!

ピカチュウ「え?」ドキーン!

レッド「さぁおとなしく…」

ピカチュウ「それって、つ、つまり…」カァァ

ピカチュウ「愛の告白///?」

レッド「え、いや違うけd「ああ、でも私達知り合って間もないし、だけどそうゆう強引なのもいいっていうか…、いやでも…///」

レッド「いやだから違うt「わかりました」

ピカチュウ「私、あなたと結婚します!」ドン!

レッド「聞いちゃいねぇ」
16 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:46:16.08 ID:ZbGLTrKr0
―ニビシティ―

ピカチュウ「〜♪」レッドノウデヲダキー

レッド「離れろ」グイ

ピカチュウ「い〜や♪」ダキー

レッド「なんでだ」

ピカチュウ「だって私レッドと結婚したんだし。これ位いいじゃん♪」ダキー

レッド「いや結婚してねぇし」

フシギダネ「よかったじゃない。素敵な奥さんができて」シラー

レッド「やめろ!つーかお前もツンデレだったら『ちょっと!何くっついてんのよ!』とか言いながら引き離せよ」

フシギダネ「何裏声で気持ち悪いこと言ってんのよ…」

レッド「くそっ」イライラ

ピカチュウ「〜♪」ダキー
17 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:48:54.58 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「だいたいツンデレっていうのは好きな人がいてそれを発揮するのよ。私はあんたのこと好きじゃないし。第一ツンデレじゃないし」

ピカチュウ「ねぇレッド〜遊ぼ〜よ」

レッド「あー!暑苦しい!大体なぁ!俺はテメーのことなんかこれっっぽっちも好きじゃねぇんだよっ!」

ピカチュウ「え…」

レッド「(やべっ、言い過ぎたか?)」

ピカチュウ「も〜レッドはツンデレさんだなぁ〜♪」

レッド「バカだったか…」トホホ・・・

フシギダネ「とりあえずポケモンセンター行きましょう。疲れたわ」

レッド「そうすっか…」

―ポケモンセンター―

チンチンモゲタ♪

フシギダネ「一応回復したわね」

ピカチュウ「元気百倍だ〜♪」

レッド「俺も疲れたし、今日はホテルに泊まるか…」ファァ

フシギダネ「!」ゴクリ

ピカチュウ「私もさっさと寝たーい」

レッド「んじゃ行くか」

ピカチュウ「はーい」

フシギダネ「(つ、ついに来たか…)」
18 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:50:35.99 ID:ZbGLTrKr0
―ホテル―

ピカチュウ「むにゃむにゃ…」スースー

レッド「ピカチュウすぐに寝ちまったな(まぁその方がありがたいが)」

フシギダネ「…」シーン

レッド「おい」

フシギダネ「…」シーン

レッド「おいってば!」

フシギダネ「え!?な、何!?シャワー浴びるの!?」ビク

レッド「何言ってんだお前」

フシギダネ「ま、まさかこのまま!?」ドキドキ

レッド「おいお前なんか重大な勘違いしてっぞ」

フシギダネ「え、だってあんた…」

フシギダネ「犯すんでしょ?私のこと」

レッド「」ドンガラガッシャンピッシャンピッシャーン

レッド「ど、どどどこでそんな言葉覚えやがった!」

フシギダネ「だ、だって、だって人間は」ビクッ

フシギダネ「メス型ポケモンを性奴隷として扱うんでしょ?」

レッド「ハ、ハァァァァ!?」
19 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:53:00.54 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「・・・お母さんが言ってた」

フシギダネ「人間は、ポケモンが人型になってからポケモンを性奴隷としてあつかうようになったって・・・」

レッド「なん、だと?」ピクッ

フシギダネ「だから、ずっと覚悟してた。人に捕まったら私は終わりなんだって…」

フシギダネ「私はずっと人間の性奴隷なんだって」ポロポロ

レッド「お、おい泣いてんじゃねぇよ…」

フシギダネ「あなたはどうするの?」グスン

レッド「!…」ハァ

レッド「ったく…いらねー心配しやがって…襲うわけねーだろ」

レッド「ま、まぁお前は一応仲間なわけだし?」

レッド「つーか俺はロリコンじゃねぇ!」

フシギダネ「…なぁんだ」グスッ

フシギダネ「大丈夫だったんだ…」ポロポロ

レッド「そうだよ。…だ、だから…もう泣くなよ」

フシギダネ「う、うん」ポロポロ
20 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:55:51.59 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「あ、れ…?」ポロポロ

フシギダネ「なみっだ…グスッ…止まんない…ヒック…」ポロポロ

フシギダネ「おか、しい…グスッ…なぁ?」ポロポロ

レッド「…」

レッド「(こういうとき男はどうすりゃいいんだよ…)」

レッド「はぁ…」

レッドの腕が伸び、フシギダネを抱きかかえる。

レッド「こ、今回だけだからな…」

レッド「おら、泣け。喚け」

フシギダネ「う…」

フシギダネ「うえぇぇん!うえぇぇぇんえぇぇうぇえええん!」

フシギダネ「ごわがっだよおぉ!うぇぇぇぇええん!」

レッド「…安心しろ。もう大丈夫だからよ」

その晩、フシギダネはずっと泣き続けた。
21 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:57:28.47 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「おっはー!レッドー!」ダキツキッ

レッド「だからくっつくなって…」

フシギダネ「こらー!何くっついてんのよ!離れなさい!」

レッド「へ…?」

ピカチュウ「ええ〜?昨日はそんなこと言わなかったくせに〜」

フシギダネ「な、なんでもいいからさっさと離れろー!」

ピカチュウ「やれやれ、怖いでちゅなー。心境の変化ってやつー?」

フシギダネ「べ、別にそんなんじゃ///」カァァ

レッド「…」ッフ

フシギダネ「な、何笑ってんのよー!///」ツルノムチ

レッド「おわっ!て、てんめ!何しやがんだこの糞がきー!!」
22 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 15:58:59.30 ID:ZbGLTrKr0
      \                     /
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            \         /
             \∧∧∧∧/
             <    俺 >
             < 予 し  >
             <    か >
─────────< 感 い >──────────
             <   な >
             <  !!! い >
             /∨∨∨∨\
            /  ∧_∧  \
          /   ( ´_ゝ`)    \
         /    /   \     \
       /     /    / ̄ ̄ ̄ ̄/  \
      /    __(__ニつ/  FMV  /_   \
               \/____/
23 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:00:00.36 ID:ZbGLTrKr0
―ニビジム前―

レッド「さて、ついにニビジム突入なわけだが」

レッド「とりあえず今のレベルは…?」

フシギダネ:Lv14
ピカチュウ:Lv13

レッド:Lv16

フシギダネ「なんであんたが一番強いのよ!」ガミガミ

レッド「テメーらが毎度毎度やられそうになるからだろうが!」ガミガミ

フシギダネ「うぅ…それは…」

ピカチュウ「怒っちゃ嫌〜ん♪」

レッド「ジム戦にまで俺の手を煩わせるようなことすんなよ。まったく」

フシギダネ「ま、ニビジムみたいな序盤のやつは簡単でしょ」

??「ほう、言ってくれるじゃないか!」

ピカチュウ「?だ〜れ?」

??「私はニビジムで修行している短パン小僧だ!」

レッド「あー前もいたな。そんなモブが」

短パン「モブって言うな!…まぁいい。とにかくタケシさんと戦いたかったらまず俺に勝ってもらおうか!」

―20秒後―

レッド「おら、どうせまだ持ってんだろ。寄越せよ」

短パン「いやホントこれ以上ないんで、マジ勘弁してください」

レッド「ジャンプしてみろ」

短パン「こ、こうっすか?」チャリーンチャリーン

レッド「持ってんじゃねぇか!!!」

短パン「ひぃ!すみません!!渡します!渡しますぅ!!」

フシギダネ「鬼ね…」ハァ

ピカチュウ「ドSなレッドもカッコいいな〜」キラキラ
24 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:01:07.14 ID:ZbGLTrKr0
レッド「で?タケシはどこだ?」」

短パン「こ、ここをまっすぐ行けばいいですぅ」

レッド「そうか。もう行っていいぞ」

短パン「はい!調子乗ってすいませんしたっ!!」

レッド「よし、行くぞお前ら」

フシギダネ「命令しないでよ」

レッド「ったくメンドくせーな」

アンアン イクゾ!イワーク! キテェタケシィ!

ピカチュウ「あれ?なんか聞こえるけど」

フシギダネ「本当ね。何かしら?」

レッド「…お前ら、ちょっと待ってろ」スタスタ

レッド「…」ソロー

タケシ(ムキムキ)「いく!イクゥ!しっかり受け止めろよイワーク!」

イワーク(ムキムキ男)「いい!いいよぉ!タケシィ!」

レッド「おえええええええええええええええええええええええ!!!!!」

タケシ「だ、誰だ!」

レッド「お、俺は…おえっ…レッド・・おえぇ…だ」

タケシ「ひどいじゃないか!俺たちの愛の時間を邪魔するなんて!」

レッド「だったら真昼間からこんなことやってんじゃねぇ!そしてさっさと服を着ろ!」

タケシ「ああ、そうするか」

―10分後―

レッド「さぁ、バトルするぞ…」ハァ・・・ハァ・・・

フシギダネ「なんか酷くやつれてるわね…」
25 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:02:25.95 ID:ZbGLTrKr0
審判「ただ今より、ジムリーダータケシ対挑戦者レッドのバトルを始めます!」

審判「なお、今回戦うのは一体のみとさせていただきます!」

レッド「そんじゃフシギダネにしとくか」

ピカチュウ「いいなーフッシー」

フシギダネ「それは私のことを言ってるのかしら?」

ピカチュウ「うん!可愛いでしょー?」

フシギダネ「辞めてちょうだい。そんなバカっぽいの」

ピカチュウ「えーいいじゃん別にー」

レッド「ごちゃごちゃ言ってねぇでさっさと行くぞ」

タケシ「俺はイワークにさせてもらう。イけっ!イワーク!」

イワーク「あいよ!」ドピュドピュ

レッド「きたねぇ奴らだ…。おら、行ってこいガキ」

フシギダネ「ガキって言うな!」シュタッ

タケシ「イワーク!たいあたり!」

イワーク「うおぉぉ!」

レッド「ガキ、避けてつるのムチ」

フシギダネ「ガキじゃねーっつーの!」

効果は抜群だ!

フシギダネ「やたっ」

レッド「よしいいぞ。このまま畳み掛けろっ」

ピカチュウ「がんばれ〜二人とも〜」
26 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:04:14.89 ID:ZbGLTrKr0
―10分後―

フシギダネ「…(なんで?)」ハァハァ

フシギダネ「(なんでコイツ、何発もいいの食らってるのに倒れないの?)」

レッド「おかしい…」

タケシ「ハハハハ!そろそろ気づいたようだな!イワークの秘密に!」

レッド&フシギダネ「「!?」」

レッド「てんめぇ…何してやがんだ!?」

タケシ「いや、別に何というほどのものではない」

タケシ「イワークはなぁ…ドMなんだよ!」

レッド&フシギダネ「「ハァ?」」ズッコケ

タケシ「俺はイワークと出会ってから、何回も愛し合った…」

タケシ「しかし俺はSだったからいつもイワークをいじめてきた…」

タケシ「そしてイワークはドMの才能を開花させた!」

タケシ「おかげでイワークはレベルは低いのにHPだけは滅茶苦茶高いんだ!」

フシギダネ「そ、そんなバカみたいな理由で…」

タケシ「あ、言っとくけど」

タケシ「ジム戦で負けた場合は相手にポケモンを一体渡さなきゃいけないからな」ニヤリ

レッド「なんだとっ!聞いてねぇぞ!」

タケシ「いやーすっかり忘れてたよ。ごめんごめん。ま、この調子じゃイワークが勝ちそうだし、俺はそのフシギダネちゃんをもらおうかなぁ」

タケシ「知ってるか?俺ってバイなんだぜ?」ニヤァ

レッド「くそっ」イライラ
27 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:07:00.62 ID:ZbGLTrKr0
レッド「(だが、このままじゃ確かにやべぇ)」

レッド「こうなったら…」

フシギダネ「何かいい案があるの?」

レッド「ガキ、そこどけ」

フシギダネ「え?」

レッド「俺がやる」

フシギダネ「はぁ?何言ってんのよ!バカじゃないの!?」

レッド「いいからどけ」グイ

フシギダネ「きゃ・・」

レッド「ピカチュウそいつ頼む」

ピカチュウ「えっ、あ、うん…」

ピカチュウ「っていいの!?」

フシギダネ「ちょ、ちょっと!」

レッド「まかせろ。俺はあんな雑魚には負けねー」

フシギダネ「で、でもっ」

ピカチュウ「…フッシー、ここはレッドに任せよう」

フシギダネ「はぁ?」

ピカチュウ「あれはフッシーを賭けた男の真剣勝負なんだから、邪魔しちゃダメ…だと、私は思うっす」

フシギダネ「ぐ、ぐぅ…」

審判「ですが、ルール上…」

タケシ「いいぜ、審判。俺が認める」

審判「しかし!」

タケシ「いいじゃねぇか。ポケモンと人間、どっちが勝つか見ものだぜ?」

審判「はぁ、タケシさんが言うなら…」
28 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:08:00.10 ID:ZbGLTrKr0
イワーク「いいのか?死んでしまうかもしれんぞ?」

レッド「無駄口叩いてる暇あったらさっさと動けよ。お前が死ぬぜ?」

イワーク「ハハ!面白い!」

タケシ「イワーク!いわなだれ!」

イワーク「はっ」ガラガラ

レッド「っと、あぶねぇ!」

レッド「こんにゃろう!」

レッドの普通のパンチ!

イワーク「はは、かゆいわ」

レッド「チックショー…」

レッド「なら!」

イワーク「はは、何をしても人間のお前には…」

レッドのいわくだき!

イワーク「無理だ!…ってえええええ!?」

効果は抜群だ!

レッド「オラオラオラオラオラオラァッ!」

効果は抜群すぎる!

イワーク「ちょ、連打とかっ!」

レッド「オラオラオラオラオラオラァッ!」

イワーク「もう、無…理…」バタッ

イワークは倒れた。

タケシ「えええええええええええええええええええ!?」

タケシ「う、嘘だろ…?」

レッド「さーて…」

レッド「お次はてめぇだ」ゴゴゴゴ

タケシ「ひ、ヒィ!」

タケシ「ちょ、調子こいてすいませんした!」ダイチニキッス

レッド「…」

レッド「もうおせぇよ」ニヤリ

ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!
29 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:10:16.03 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「ほ、ほんとに勝っちゃった…」

フシギダネ「化け物ね・・・アイツ」

レッド「あー!?なんか言ったー!?」ボコボコボコボコボコボコ

タケシ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア」

10分後、そこには満身創痍のタケシがいた。

フシギダネ「ひどい…」

ピカチュウ「はは〜面白い顔〜」

レッド「ま、後はてめぇの全財産で許してやんよ」

タケシ「バイ…ボービボイベブビバベンベビバ(はい…調子こいてすいませんでした)」

タケシ「ボベベボブビバボベボンボッベビッベブババイ(どれでも好きなポケモン持って行ってください)」

レッド「うーんどれも地味だな…」

レッド「ん?この卵はなんだ?」

タケシ「バ、ボベバッ」

レッド「もっとはっきり喋ろ!」ボコ!

タケシ「ひぃ!すいません!そ、それはホウエン地方からもらった貴重な卵だからその…」

レッド「ほう…貴重、ねぇ」

レッド「これくれ」

タケシ「え!そ、そんな!」

レッド「あ゛?」

タケシ「ど、どうぞ」ガクブル

フシギダネ「お、鬼だ…」

ピカチュウ「鬼畜なレッドもカッコいいな〜」キラキラ

レッド「じゃ、バッジ寄越せよ」

タケシ「あ、はいどうぞ…」

レッド「うし、じゃ、またな〜」

タケシ「はい、また…(二度と来ないでほしい…)」
30 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:13:03.56 ID:ZbGLTrKr0
レッド「とりあえず、回復しに行くか」

フシギダネ「ええ。疲れたわ」

―ポケモンセンター―

チンチンモゲタ♪

フシギダネ「ふースッキリしたわ」

ピカチュウ「レッドは大丈夫なのー?」

レッド「ああ?こんなんかすり傷だよ」

ピカチュウ「ほんとかな〜?…えいっ♪」ツンツン

レッド「ぐぉぉ!」

ピカチュウ「やっぱり痛いんじゃん!いいねっレッド!漢だね!女に心配をかけさせないため、自分は平気なフリをする…!もー!惚れ直しちゃうよっ!」

フシギダネ「何バカなことやってんのよ…」

レッド「んだとテメェ!もとわと言えばテメェが負けそうになったからだろうが!」

フシギダネ「う、そ、それは…」

レッド「たっく、礼でも行ってほしいぐらいだぜ…」

フシギダネ「…とう」

レッド「あ?」

フシギダネ「ありがとうつってんのよ!この馬鹿!!」ボカ!

レッド「ぐはぁ!!!!」

ピカチュウ「あ、死んだ」
31 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:16:14.95 ID:ZbGLTrKr0
―3番道路―

レッド「あー痛ぇなーおい」スリスリ

フシギダネ「何よ!謝ったじゃない!」

レッド「気持ちがこもってねぇんだよ!」

ピカチュウ「まぁまぁお二人さんっ落ち着いて!」

ピカチュウ「お月見山だよ〜!」ニコッ


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      _,/′ ::::::::::::::::            ::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::
  .,,,/ヽ      ,/'
  ″         .,/::::::::::::::::    ′
          .,,/

レッド「でか…」

フシギダネ「凄い…」

ピカチュウ「そんじゃ、レッツらゴ〜♪」
32 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:20:20.74 ID:ZbGLTrKr0
―お月見山内―

レッド「暗っ」

バサバサバサ

ピカチュウ「きゃ〜レッド!なんか飛んだ!」ダキ!

レッド「どうせズバットかなんかだろ。あと離れろ」グイ

ピカチュウ「嫌!怖いもん」ダキー

レッド「…ちっ。だが、胸をくっつけるのはやめろ」

ピカチュウ「テヘ♪」ボイン

レッド「(でけぇ…)」

レッド「おいガキ、いんのかー?暗くて見えん」

フシギダネ「こ、ここよ」

レッド「うし、じゃあさっさと行くぞ」

33 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:20:46.23 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「…」

レッド「おい、早くしろ」

ピカチュウ「おやおや〜?もしかしてフッシー怖いのかな〜?」ニヤニヤ

フシギダネ「そ、そんなのあるわけないでしょ!」

レッド「ハハ、やっぱガキだな。手繋いでやろうか?」

フシギダネ「う、うるさーい!」

レッド「あ、そ。じゃ行くぞ」

フシギダネ「う、うぅ」モジモジ

レッド「…」ハァ

レッド「おら、手出せ」

フシギダネ「え…?」

レッドはフシギダネと手を繋いだ!

フシギダネ「どうして…」

レッド(裏声)「べ、別にあんたのためじゃなくて速く進まないとここから出れないからなんだからね///!」

フシギダネ「…何それ…」

レッド「お前の真似」

フシギダネ「なんですってぇ!」ハッパカッター!

レッド「うおっ!っぶねぇー!」

ワイワイ ギャーギャー!

ピカチュウ「…」

ピカチュウ「いいなぁ…」

フシギダネ「ん?どうしたのよピカチュウ」

ピカチュウ「う、ううん!なんでもない!さ、行こ!」
34 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:21:51.51 ID:ZbGLTrKr0
―20分後―

レッド「ふーだいぶ倒したな」

ピカチュウ「疲れたー」

フシギダネ「なんで私の出番はないの」

レッド「ピカチュウのレベル上げとかないといけねぇしな。おかげで10万ボルト覚えたぞ」

ピカチュウ「えっへん!」

フシギダネ「そんな威張らなくても…」

ピカチュウ「いいじゃん♪レッドォ〜きずぐすりぬって〜。疲れた〜」

レッド「ああ、そうっすっか。ってあと一個しかねぇわ」

フシギダネ「大丈夫じゃない?出口ももうすぐだし。負けそうになったら逃げればいいわ」

レッド「そうすっか」ヌリヌリ

ピカチュウ「あ〜癒やされる〜♪」

??「そ、それを返したまえ!」

レッド「ん?」
35 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:24:22.73 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「何かしら?」

ピカチュウ「見に行ってみる?」

レッド「ヤダよメンドくせー」

??「それはとても貴重なものなんだ!返せ!」

??「ヤダね!これは我が『ロケット団』だ持ってこそ活きるんだ!」

レッド「」ピク

レッド「貴重なもの、ねぇ?」ニヤァ

フシギダネ「あーあ、こりゃそのロケット団とかじゃなくてコイツに奪われるわね」

ピカチュウ「悪い顔のレッドもカッコいいな〜」キラキラ

レッド「お前ら、行くぞ」

ピカチュウ「は〜い♪」

フシギダネ「やれやれ…」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
??「返せ!」

ロケット団員「ヤダ!」

レッド「おいおっさん」

??「ん?…君もしかしてトレーナー?」

レッド「ん?ああ、そうだが」
36 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:25:17.41 ID:ZbGLTrKr0
??「ちょうどよかった!私は考古学者なのだが奴らに大切なものを奪われてしまって、どうか取り返してほしい!」

レッド「ふ〜ん。報酬は?」

考古学者「ほっ…!?じゃ、じゃあ何でも好きなものあげるから!(子供だし、ゲームとかなら大丈夫だろう)」

レッド「オッケー。じゃ、いっちょ行ってくるわ」ポキポキ

学者「ありがとう!…ってえぇ!?君!ポケモンは?!」

レッド「あんなの俺だけで十分だ」

学者「いや、でも…!」

ピカチュウ「大丈夫だよおじさん!レッドと〜っても強いから!」

フシギダネ「ま、人間じゃないことは確かね」

学者「そ、そうなのかい…?(可愛いなこの子たち)」ムクッ

レッド「おい、そこの黒い服着たおっさん」

ロケット「な、なんだ」

レッド「あいつから盗ったもん返せよ」

ロケット「はは!そいつは無理な相d…ぶぎゃらぁ!」

レッド「もう一度言う」

レッド「   か   え   せ   」ゴゴゴゴゴゴ

ロケット「ひ、ひぃ!(なんだこいつ怖い!!)」

ロケット「こうなったら…行け!アーボ!」

アーボ「御意」

学者「ああ!ポケモンが!」

ボコ!ガス!ベキョ!ドゴ!!

アーボ「ありゃりゃ〜おほしさまがい〜っぱいだぁ〜」

学者「」

ロケット「」

レッド「で?」ゴゴゴゴゴ

ロケット「調子乗ってすみませんでした!!!返しますっ!」」ダッシュ!

レッド「ふー…」
37 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:25:56.47 ID:ZbGLTrKr0
レッド「おらよ。取り返してやったぜ」

学者「あ、ありがとう!助かったよ!」

フシギダネ「でもこれ、一体何なの?」

学者「ああ、これはね。大昔のポケモンの化石さ」

3人「「「化石?」」」

学者「実は最近、グレン島で化石からポケモンを復元する技術があってね」

学者「僕はそのために化石採集をしているんだ」

レッド「ふぅん。…いいこと聞いたぜ」

学者「?」

レッド「で、約束の報酬だが」

学者「ああ、そうだったね」

レッド「この化石くれ」

学者「え?今なんていtt「この化石くれ」

学者「い、いやいやいやいや!無理無理無理!」

学者「だいたいこれがあいつらに奪われそうだったから君に頼んだのn「うるせぇ」

レッド「お前もああなりたいか?」クイッ

アーボ「ウフフ〜ちょうちょさ〜んまってよぉ〜」

学者「どうぞ」スッ

レッド「なんだ一つだけだったのかよ」

フシギダネ「…あんた、1つだけども感謝しなさいよ」

レッド「ま、許してやっか」

レッド「そんじゃまたな」ニカッ

学者「はい、また…(二度と会いたくないな…。ま、でももう一個の化石盗られなくてよかった)」

そんなことは露知らずレッドたちは、お月見山を抜け、ハナダジムへ向かうのであった。
38 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:27:44.57 ID:ZbGLTrKr0
―ハナダシティ―

レッド「やっと着いたか」

フシギダネ「つかれたわ」

ピカチュウ「フッシー疲れすぎ〜」ケラケラ

レッド「まったくだ。疲れた疲れた言いすぎなんだよ。だったらボールにもどれ」

フシギダネ「そ、それは、…あ、あたしが…戻った…ピカ…イチャイチ…しそう…」モジモジ

レッド「あ?何だって?」

フシギダネ「あーもうっさい!」ツルノムチ!

レッド「いってぇ!」

フシギダネ「きずぐすり買に行くわよ!」

レッド「なんなんだ一体…」

―フレンドリーショップ―

レッド「これとこれと…お、サイコソーダあんじゃん」

フシギダネ「ずいぶん買うわね。お金大丈夫なの?」

レッド「ん、たぶん結構たまってると思うし」

ピカチュウ「確認してみよ」

100万円があった!

フシギダネ「」

ピカチュウ「うわ〜、レッドお金持ちだね!」

レッド「さすがの俺もビビッタ」
39 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:28:38.38 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「…なんでこんなにあんの?まさかついに犯罪に…」プルプル

レッド「ちげぇよ!バトル挑んできた奴らから全額もらったし、タケシの野郎結構持ってたから、それがたまったんだろ」

フシギダネ「それにしても、これわないわ」

ピカチュウ「ねーレッド!これ買って!」

レッド「ぬいぐるみか。いいぜ。今俺様は大金持ちだからな」ハッハッハ

フシギダネ「すぐ調子に乗る…」

レッド「お前は何かいらねぇのか?」

フシギダネ「え?わ、私?」

レッド「ま、ピカチュウに買っちまった手前、お前に買わないっていうのもな」

フシギダネ「そ、それじゃ、…おいしいみずが…いい」

レッド「は?おいおい遠慮してんのか?おいしいみずとか」

フシギダネ「好物なのよ!悪かったわね!」プンプン

レッド「あーそういやお前草だったな」

フシギダネ「なんか馬鹿にされてる気分なんですけど…」

レッド「ご名答」

フシギダネ「[ピーーー]!殺してやる!」

レッド「うぉ!見せん中で暴れんな!」

ピカチュウ「仲がいいねー二人とも」

レッド&フシギダネ「「そんなことない!!」」

ピカチュウ「生きピッタリじゃん」ケラケラ

レッド&フシギダネ「「ぐぬぬ」」

??「あー!お前は!」
40 : ◆CmLdmdK0P0bD :2014/05/31(土) 16:29:53.65 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「…なんでこんなにあんの?まさかついに犯罪に…」プルプル

レッド「ちげぇよ!バトル挑んできた奴らから全額もらったし、タケシの野郎結構持ってたから、それがたまったんだろ」

フシギダネ「それにしても、これわないわ」

ピカチュウ「ねーレッド!これ買って!」

レッド「ぬいぐるみか。いいぜ。今俺様は大金持ちだからな」ハッハッハ

フシギダネ「すぐ調子に乗る…」

レッド「お前は何かいらねぇのか?」

フシギダネ「え?わ、私?」

レッド「ま、ピカチュウに買っちまった手前、お前に買わないっていうのもな」

フシギダネ「そ、それじゃ、…おいしいみずが…いい」

レッド「は?おいおい遠慮してんのか?おいしいみずとか」

フシギダネ「好物なのよ!悪かったわね!」プンプン

レッド「あーそういやお前草だったな」

フシギダネ「なんか馬鹿にされてる気分なんですけど…」

レッド「ご名答」

フシギダネ「[ピーーー]!殺してやる!」

レッド「うぉ!店の中で暴れんな!」

ピカチュウ「仲がいいねー二人とも」

レッド&フシギダネ「「そんなことない!!」」

ピカチュウ「生きピッタリじゃん」ケラケラ

レッド&フシギダネ「「ぐぬぬ」」

??「あー!お前は!」
41 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:30:14.56 ID:ZbGLTrKr0
レッド「あん?」

フシギダネ「あ、あんたは…!」

レッド「グリーンじゃねーか」

フシギダネ「なんであんたがここに?」

ピカチュウ「そうだよ!なんでいるの?」

ピカチュウ「―…って乗っかってみたけどこの人だれ?」

フシギダネ「かくかくしかじか」

ピカチュウ「ふーん。とりあえず屑ってとこだけは分かったよ!」

グリーン「おい!なに言ってくれてんだよ!」

レッド「まぁ屑だしな」

フシギダネ「屑ね」

ピカチュウ「屑はくずかごえ〜♪」

グリーン「泣きたい」グスン
42 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:31:36.91 ID:ZbGLTrKr0
レッド「で?なんだよ」

グリーン「はっ!そうだ!レッドバトルしろ!」

レッド「レッド?」ゴゴゴ…

グリーン「ひぃ!!れ、レッドさん…」

ピカチュウ「ヘタレだ」

フシギダネ「ヘタレね」

グリーン「く、くそぉバカにしやがってぇ…」

レッド「で?結局バトルすんのか?」

グリーン「お、おう!」

レッド「じゃ、まずピカチュウ言ってこい」

ピカチュウ「あいあいさー」

グリーン「ピカチュウは電気タイプ…だったら」

グリーン「行け!サンド!」

サンド(ショタ)「はーい」

グリーン「しゃぁwwwwwwサンドには電気タイプの攻撃きかんしwwwwwwww勝ったわwwwwwwww」

レッド「ちっ!相変わらずの屑っぷりだぜ」

ピカチュウ「大丈夫大丈夫!勝ってくるから!」

フシギダネ「ホントに大丈夫なの?あんた」

ピカチュウ「…相性だけが勝敗を分けるんじゃないってトコ、見せてあげるよ♪」
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/05/31(土) 16:34:00.83 ID:Er+6IM8DO
野生に返したゼニガメはレッドのあとをおってそうだな…
44 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:35:49.26 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「ねーレッド!」

レッド「なんだ?」

ピカチュウ「今回は私一人だけでやらせてくんない?」

レッド「はぁ?…まぁダメとは言わねぇが…勝てるんだろうな」

ピカチュウ「大丈夫大丈夫!…それに調子の乗ったお子様にはお灸を吸わせなきゃ♪」ククク

レッド「?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

グリーン「そんじゃ、始めるぜwwww」

グリーン「サンド!いあいぎり!」

ピカチュウ「かげぶんしん!」ヒュン

サンド「え?え?ナニコレ?」オロオロ

ピカチュウ「たいあたり!」ボッコーン

サンド「う、うわぁ!」
45 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:36:46.83 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「サンド!」

サンド「大丈夫!です!僕の方がHPは高い!」

グリーン「そうかwwwwwwwwwwなら安心wwwwwwwwwwwwww」

レッド「(確かに、ピカチュウはHPが低いのが弱点だ…。)おい、大丈夫か?なんなら俺が―…」

ピカチュウ「ノープロブレム!まっかせなさい!」

グリーン「いつまでその余裕もいつまで持つかなwwwwwwwwwwww?」

サンド「ふふんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ピカチュウ「それはこっちのセリフだよ!かげぶんしん!」ヒュンヒュン

グリーン「おいおいそれだけかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww?」

サンド「そんなもん何発かやれば当たりますwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!」

ピカチュウ「む〜っ!いいもん!かげぶんしん!かげぶんしん!かげぶんしん〜っ!」」
46 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:38:57.73 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「たいあたり!」

サンド「やぁ!」

ピカチュウ「にょろーん」ヒョイ

グリーン「いあいぎり!」

サンド「とぉ!」

ピカチュウ「ひょろー」ヒョイ

30分後

グリーン「だーっ!くそっ!全然あたんねぇ!!」

サンド「当たってもすぐにきずぐすりで回復されてしまう…」

ピカチュウ「ふふーん、大量に買ったからね♪…そんじゃもういっちょ!かげぶんしん!」

ピカチュウの回避率はもう上がらない!

サンド「!」

グリーン「しゃっ!もうあがんねぇぜ!wwwwwwww」

グリーン「女だろうがボッコボコにしてやんよwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ピカチュウ「ふふ〜ん♪」

グリーン「あ?あいつなんで余裕顔なんだ?」

サンド「グ、グリーンさん」

グリーン「なんだよ」

サンド「いま、あのピカチュウの回避率はもう上がらないんですよね?」

サンド「それってつまり…回避率が最高ということ…」

グリーン「!」

グリーン「ま、まさか攻撃が?そ、そんな馬鹿なwwwwwwwwwwww」

ピカチュウ「ふ〜ん信じないんだ〜。じゃあ、試 し て み れ ば ?」ニコッ

グリーン「」
47 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:39:25.02 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「ふるぼっこターイム!」

5分後

サンド「ァ…ァ…」ピクピク

グリーン「サンド!サンドォォォォォ!」

ピカチュウ「だいしょーり!!」ブイッ

レッド「はは、あいつスゲーな…」

フシギダネ「案外頭いいのね」シレッ

ピカチュウ「むむ!フッシー!それってつまりバカって思ってったってこと!?」プンプン
48 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:40:20.71 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「くそぉ…負けちまった…」

グリーン「ここはヒトカゲで挽回してやる!」

レッド「ヒトカゲか…たぶんもうあっちも炎系の技を覚えてるだろうな…」

レッド「ピカチュウ、もう一回いけるか?」

ピカチュウ「そうしたいのは山々なんだけど…」

ピカチュウ「技ポイントがけっこう減っちゃった…」

見てみると攻撃系の技ポイントがあと2〜3ほどしかない。

ピカチュウ「まぁ特攻でもすれば…」

レッド「バーカ、んなことさせねぇよ」

ピカチュウ「へ?」

レッド「お前は苦手なタイプのサンド戦で戦った」

レッド「だったら、お前もできるだろ?」

フシギダネ「当ったり前よ」フン

レッド「だ、そうだ。お前は休んでな」

ピカチュウ「あ、ありがとう…」
49 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:41:42.31 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「いけっ!ヒトカゲ!」

レッド「いけっ!ガキ!」

フシギダネ「名前で呼びなさいよ!」

レッド「(そういやぁ、ヒトカゲってずっとグリーンの所にいたが…襲われてやしないだろうか…)」

ヒトカゲ「…」

ヒトカゲ「はぁ?私戦うの?ダリィわー」ガムクッチャクッチャ

レッド「…」ボコボコ

グリーン「いたいいたい!」

グリーン「な、なぜ殴る?」

レッド「どうせ、お前が変態なせいでこんな可哀相な性格になっちゃったんだろ?」

グリーン「ば、馬鹿野郎!」

レッド「あ゛?」

グリーン「ひ、ひぃ!お、俺にそんな勇気ないですぅ…」
50 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:42:29.25 ID:ZbGLTrKr0
レッド「そっか、そりゃそうだよな。お前屑の上ヘタレだもんな」

フシギダネ「ゴミね」

グリーン「う、うるさぁい!!」

グリーン「お、俺だって最初はすっげぇ可愛がったさ…」

時をさかのぼること一昨日
―――――――――――――――――――――――――
グリーン「デュフフwwwwwwwwヒトカゲたんはかわいいなぁwwwwwwww」

ヒトカゲ「…」ビクビク
―――――――――――――――――――――――――

レッド「オラぁ!」ドゴシャア!

グリーン「ペンツ!!」

グリーン「な、なにするんだy「あ゛?」ですか!!」

レッド「どこが可愛がってんだよ!」

グリーン「こ、これが俺なりの可愛がり方なんです!」

フシギダネ「キモ…」

ピカチュウ「気持悪いね!」

サンド「コレはひいた」

グリーン「くぅ…サンドまでがそっちサイドに…」
51 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:42:53.71 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「まぁ、だんだん甘やかしてたら性格がドンドン図太くなってね…今ではこんな性格なんです…」

レッド「結局お前の所為じゃねぇか」ケリ

グリーン「あいっ」

ヒトカゲ「ちょーうけるんですけどー」ケラケラ


グリーン「それじゃ、戦闘開始だ!」

レッド「ガキ、どくのこな」

フシギダネ「もう怒る気にすらならないわ…」サラサラ

ヒトカゲ「うわっ何これキモッ」

ヒトカゲ「苦しいんですけど」ハァハァ

グリーン「くっ、毒か!お前の考えそうなこったぜ!」
52 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:43:53.55 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「だがヒトカゲはいまやひのこが使える!毒が回る前にお前なんて倒せる!ヒトカゲ!ひのこ!」

ヒトカゲ「ほいっと」ヒュン

フシギダネ「ひゃん!あ、あつっ!」

レッド「おい、大丈夫か」

フシギダネ「こ、こんなのかすり傷よ」

レッド「だけどHP半分以上減ってんじゃねぇか」

レッド「ここは俺が…」

フシギダネ「まって!」

レッド「ああ?」

フシギダネ「私、ほとんどのバトルであんたの助けをもらってた…」

フシギダネ「だけど、今回だけは自分の力で勝ちたい!自分自身の力を上げたい!」

フシギダネ「だ、だからあんたは技名言ってればいいのよ!」

レッド「…負けんなよ」

フシギダネ「冗談言わないでくれる?」フフッ
53 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:44:24.90 ID:ZbGLTrKr0
レッド「とりあえず、もう一発ひのこをもらったらアウトだ。きずぐすり使え」

フシギダネ「ふぅ…。まぁ、助かったわ」

グリーン「ふん、そんなことしてたら埒があかないぜっ!ひのこ!」

ヒトカゲ「たぁ」ヒュン

フシギダネ「うっ!」

レッド「(確かに…こんなことしてたらマジで埒あかねぇ…。どうする…?)」

レッド「(なにかねぇのか!なにか!)」バックガサゴソ

フシギダネ「早く指示しなさいよ!」

レッド「待ってr…これは…」

レッド「使えるか…?」

フシギダネ「早く!」

レッド「ちぃ!一か八かだ!おいガキ!」

フシギダネ「何よ!」

レッド「てめぇの大好物だ!」ポーン

フシギダネ「え?!」キャッチ

フシギダネ「おいしい水…これを飲んで回復しろっての?」
54 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:45:03.90 ID:ZbGLTrKr0
レッド「ちげぇ」

レッド「ぶっかけろ」ニヤ

フシギダネ「え、ええ?」

レッド「早く!」

グリーン「まさか、ヒトカゲに?」

レッド「(ちっまずい!バレた!)」

レッド「フシギダネ!つるのムチだ!」

レッド「それでいけ!」

フシギダネ「う、うぅ…。分かったわよレッド!」

フシギダネがつるのムチでおいしいみずを掲げ、ヒトカゲにかけた。

ヒトカゲ「うっ」

グリーン「くっかかったか!だが、これぐらいなら!」

レッド「尻尾だ!」

フシギダネ「はぁ!?」
55 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:45:27.28 ID:ZbGLTrKr0
レッド「まだ余ってるのを尻尾に!」

フシギダネ「え、ええい!!」ピシャァ!

ヒトカゲ「ふぇ…!」バタン

グリーン「え?お、おいどうしたヒトカゲ?」

グリーン「あ、あんな水鉄砲にも劣る量の水なんて平気だろ!?」

レッド「ヒトカゲの尻尾の火を消すとひんしになる…」

グリーン「はぁ?」

レッド「たっく、親父のうんちくのおかげってのが気に食わねぇが…」

レッド「これで俺たちの勝ちだねグリーン君」ニコニコ

グリーン「ひ、ひぃぃ!!(その笑顔が怖い)」

レッド「[ピーーー]」

ドコッバキッグシャッベキョッドカンッドゴシャア"!
56 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:46:15.11 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「ぜ、全財産です…」ヨロヨロ

レッド「ひぃふぅみぃ…6万か。まぁまぁだな」

レッド「おら、もう行け。その顔二度と見せんなよ」

グリーン「は、はいっ!」ダッシュ

レッド「はぁ、やっといなくなったか」

オーイレッド―

レッド「ん?グリーン…?」

シネバーカ!

レッド「ああん!!!!?」ガタッ

ヒィニゲロ!

レッド「ちっ。最後まで屑だったか」

フシギダネ「屑だったわね」

ピカチュウ「屑だねぇ」

チクショー!
57 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:46:56.45 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「ねーねー」

レッド「んだよ」

ピカチュウ「さっき二人とも名前で呼び合ってたよね?」

レッド&フシギダネ「「はぁ?」」

レッド「ないない」

フシギダネ「ありえないわね」

ピカチュウ「ぶぅー。言ってたもん!」

レッド「んなこといってねぇよなフシギダネ?」

フシギダネ「そうねレッド」

レッド&フシギダネ「「…」」ハッ

レッド「うぎゃああ!!!!死ぬううううううううう!!」

フシギダネ「口が腐るううううううううううううううう!!」

ピカチュウ「大げさだなぁ」
58 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:47:23.28 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「ま、これは二人が仲良くなったということにして…」

レッド「なってねーよ!」ガバッ
フシギダネ「なってないわよ!」ガバッ

ピカチュウ「同時じゃん」ケラケラ

レッド&フシギダネ「「ぐぬぬ」」

レッド「あわせんな!」
フシギダネ「あわせないでくれる!?」

レッド&フシギダネ「「ほらまた…!」」

ピカチュウ「仲良しだねぇ」

レッド「誰がこんなガキ」
フシギダネ「誰がこんな不良」

レッド「んだとてめぇ!?」
フシギダネ「なんですって!?

ピカチュウ「仲良しだなぁ…嫉妬しちゃうよ」ボソッ

レッド「ん?」

ピカチュウ「なんでもなーい♪」フフ

フシギダネ「(ピカチュウ…)」

ピカチュウ「でさーほかにも聞きたいことがあるんだけど…」
59 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:48:23.16 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「さっき親父がどうこうって言っててじゃん?」

フシギダネ「そういえば言ってたわね」

レッド「は、はぁ?そんなこと言ってたか?」

ピカチュウ「おやおや〜?」キラリーン

ピカチュウ「もしかしてこれはレッドの弱点なのかな〜?」

レッド「…う」

ピカチュウ「う?」ニヤニヤ

レッド「うるせー!!んなもんどうでもいい!とりあえずポケモンセンターに行くぞ!!」

ピカチュウ「話題をずらさないでほしいな〜」

レッド「うぅ…」

レッド「時期が来たら…話す…」

ピカチュウ「ホント?ホントにホント?」

レッド「あー!男に二言はねぇ!」

ピカチュウ「ふふっ。楽しみ〜」

フシギダネ「はやくポケモンセンター行きましょ…。疲れて疲れて…。」

レッド「お、おう」
60 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:48:54.75 ID:ZbGLTrKr0
チンチンモゲタ♪

ジョーイ「あっしたー。ったのっらいてんをー」ホジホジ

レッド「もう6時か…ジム戦は明日にしよう。なんかねみー」フワァ

―ホテル―

レッド「お前らはまだ起きてんのか?」

ピカチュウ「うんっ!元気が有り余ってるんで全然眠くない!」

フシギダネ「本でも読んどくわ」

ピカチュウ「えー?フッシーと一緒に大富豪しようと思ったのにー」

フシギダネ「…それ二人でやったらつまんないやつでしょ」

レッド「なんでもいいが、うるさくすんなよ。俺は寝る」

ピカチュウ「おやすみー」

フシギダネ「永遠にね」

レッド「死んでたまるか」

―レッド就寝から1時間後―

フシギダネ「はい、革命」

ピカチュウ「うぉー!Aとか2みたいな高いカードを温存してたのが仇となったー!!」

フシギダネ「ねぇピカチュウ」

ピカチュウ「なんだいフッシー?」」

フシギダネ「さっき言ってた『嫉妬する』って何?」

ピカチュウ「…なんでそうゆう事さらっと言っちゃうかなーフッシーはー」
61 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:50:11.16 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「…フッシーはさ」

フシギダネ「何よ」

ピカチュウ「レッドのこと好き?」

フシギダネ「バッ…///何聞いて「…私は好きだよ?」

ピカチュウ「私はレッドのことが、す、好き///…それで、フッシーはどうなのかなって」

フシギダネ「だ、誰があんな奴っ!」

ピカチュウ「し、真剣に答えて!」

フシギダネ「!」ビク

ピカチュウ「あ、ごめん…」

フシギダネ「…別にいいわよ」
62 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:51:39.64 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「…」

フシギダネ「…」

ピカチュウ&フッシー「「…私はっ」」

ピカチュウ「フッシーいいよ…」

フシギダネ「…あんたから言いなさい」

ピカチュウ「わ、わかった」

ピカチュウ「私はね、最初レッドに出会ったときはそんなレッドのこと好きじゃなかったんだ」

フシギダネ「え?」

ピカチュウ「ホントはね、ちょっとからかってみようって思ったの」

ピカチュウ「でもだんだんレッドにひかれていって…」

ピカチュウ「今日、はっきりした」

ピカチュウ「私、レッドが…好き///」

フシギダネ「…」

ピカチュウ「…で?フッシーの話は?」

フシギダネ「…えーっと、そうね…」

フシギダネ「話す気が失せたわ」

ピカチュウ「そんなっ…」

フシギダネ「私はもう寝る。…あんたも早く寝なさいよね」

ピカチュウ「…うん」

フシギダネ「それじゃ」

ピカチュウ「…ずるいよぉフッシー」

フシギダネ「…ごめん」

そして、二人は静かに眠りについた。
63 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:52:48.92 ID:ZbGLTrKr0
―朝―

レッド「ふぁぁ〜ねみー」

フシギダネ「しっかりしてよね。今からジム戦行くんだから」

レッド「へいへい分かってますよ〜」ファァ

ピカチュウ「ここは私が目覚めのちゅーで起こしてあげるよ!」

レッド「さて!今日も頑張ろうぜ!」

ピカチュウ「何でそこで急に元気になるんだよぉ!」プンプン

レッド「とりあえずメシだ。メシにすんぞ」

―レストラン―

レッド「うめー」モグモグ

ピカチュウ「ホントだねー」モグモグ

フシギダネ「水がまずいわ」ゴクゴク

レッド「食い物の感想言えよ」ツッコミ

レッド「…」ジー

フシギダネ「…」ゴクゴク

ピカチュウ「…」モグモグゴックン

レッド「…なぁ、お前ら昨日喧嘩でもしたのか?」

フシギダネ&ピカチュウ「「!」」

フシギダネ「そ、そんなことないわ」アセアセ

ピカチュウ「わ、私達とっても仲良しだよ?」アセアセ

レッド「ふーん…なら、いいんだが」カチャカチャ

レッド「くだらねーことで喧嘩してんだったら、さっさと仲戻せよ」モグモグ

レッド「一応、これからも一緒に旅していくんだからな」ゴックン

ピカチュウ「う、うん」

フシギダネ「…」
64 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:54:52.19 ID:ZbGLTrKr0
―朝食後―

レッド「俺は今からシャワー浴びてくっから、留守番しとけよ」

ピカチュウ「はーい」

フシギダネ「…」

レッド「…そんじゃ」

キー ガチャ バタン

ピカチュウ「…」

フシギダネ「…」

フシギダネ&ピカチュウ「「(き、気まずい!)」」
65 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:55:47.67 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「…」

ピカチュウ「…」

フシギダネ「ねぇピカチュウ」

ピカチュウ「ひゃ、ひゃい!?」ビク

フシギダネ「…昨日の、ことなんだけどさ」

ピカチュウ「う、うん。何?」

フシギダネ「私、レッドのこと――…」

ピカチュウ「…」ゴクリ






フシギダネ「そ、その…好きかどうかよくわからない…の!」

ピカチュウ「へ?」

フシギダネ「私は、まぁレッドにたくさん助けられて…これでも一応感謝しているつもりよ///」

フシギダネ「でも、好きっていう感じじゃなくて…」

フシギダネ「ああ、もう何て言えばいいのかっ…///」

フシギダネ「まぁと・に・か・く!今の所、私とレッドが付き合うことは無いの!」

フシギダネ「うー///」

ピカチュウ「…」
66 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:56:25.26 ID:ZbGLTrKr0
フシギダネ「な、なにか言いなさいよ///」

ピカチュウ「ふふっ」

フシギダネ「な、なによ///」

ピカチュウ「いやー、フッシーてばかわいすぎるよ!」コチョコチョー

フシギダネ「ちょっ///いきなりっ…何すんの///」

フシギダネ「く、くぅぅ」

ピカチュウ「ほらほらー我慢せずに素直にくすぐったがれよー」コチョコチョー

フシギダネ「ちょ、やめなさいってば!」

ピカチュウ「ほーれこちょこちょー」

フシギダネ「このぉー!」
67 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:57:44.35 ID:ZbGLTrKr0
―5分後―

レッド「あーさっぱりした」ホカホカ

レッド「あいつらは大丈夫かねぇ?早く戻るか」タッタ

ガチャ

レッド「よーキチンと留守番できたか…ってなにしてんだお前ら…」

ピカチュウ「ちょ、フッシー!つるのムチでくすぐるの、ププッ反則ぅ…」プルプル

フシギダネ「だったら、うっくぅ…あんたもさっさと、キャッハ///こちょこちょ…やめな…さい///」

フシギダネ&ピカチュウ「「くすぐったい〜!!」」アッハッハッハッハ

レッド「何やってんだか…」

レッド「(ま、仲直りはできたみてぇだな)」

レッド「ほれ、さっさとチェックアウトすんぞ」

ピカチュウ「はーい…」ハァハァ

フシギダネ「腹筋がイタイ…」ゼィゼィ

ピカチュウ「ねぇフッシー」コソコソ

フシギダネ「なによ…」コソコソ

ピカチュウ「私達、ライバルだからね」コソコソ

フシギダネ「…だから私はレッドのことなんか好きじゃないって言って…でもずっと友達って言いたいわけ?」コソコソ

ピカチュウ「え!?う、うん!」コソコソ

ピカチュウ「なぁ〜んだ。フッシーちゃんとわかってるじゃん。心配して損した」コソコソ

フシギダネ「ふん」

レッド「おい、何コソコソしてんだよ」

顔を合わせるフシギダネとピカチュウ。そしてにっこり笑いあう。

フシギダネ&ピカチュウ「「なんでもなーいっ」」フフフ

レッド「なんなんだよ。たっく…」
68 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:58:30.92 ID:ZbGLTrKr0
マジで俺しかいねーのか
69 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 16:59:26.86 ID:ZbGLTrKr0
―ハナダジム前―

レッド「さて、いよいよバトルするわけだが…」

レッド「ハナダのジムリーダー女じゃねぇかぁぁぁ!!!」ウォォォ

ピカチュウ「それの何がいけないの?」

レッド「おれぁなぁ、小学生に負けた大人の男の泣顔が見たかったんだよ…」

レッド「女泣かしても、『うわー…』って空気にしかならねぇじゃねぇか」

フシギダネ「そういえばそんなこと言ってたわね」

レッド「あーあー気乗りしねぇなー。ボッコボコにして全額奪ってやろうと思ってたのに…」

フシギダネ「…そういえばあんた、最初会った時から妙に女には優しいわよね」

ピカチュウ「あーそういえばー」

ピカチュウ「道端でバトル挑んでくる人でも女の子だったら全額盗らないもんね」

レッド「おい、盗るってなんだ盗るって」

ピカチュウ「もしかしてレッドってなんだかんだで女の子には手出しできないの?」

レッド「そ、そんなことねぇよ…。お、おれぁ不良だからな…」

フシギダネ「動揺してるんですけど」

レッド「う、うっせー!!女なんて嫌いだー!」

フシギダネ「急にホモ宣言しないでよ変態」

レッド「んだと!?」バッ

フシギダネ「何?殴る?」

レッド「う、うぅ…」プルプル

レッド「ジムだ!今はジム戦だぁ!」

ピカチュウ「ふふ、レッドかわいいなぁ〜」
70 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 17:00:27.55 ID:ZbGLTrKr0
レッド「たのもう!」

カスミ「はーい」

レッド「お前がジムリーダーか?」

カスミ「あらら?挑戦者?」

レッド「おう。マサラタウンのレッドだ」

ピカチュウ「ピカチュウです」

フシギダネ「何自己紹介してんのよ」

ピカチュウ「こっちはフッシーです」

フシギダネ「ちょっと、間違ってる上に教えないで」

カスミ「フッシーちゃんね」

フシギダネ「ほら、間違えて覚えられたじゃない」ポカ

ピカチュウ「フッシーのが可愛いのになー」ブゥ

レッド「とにかく、バトルといこうじゃねぇか」

カスミ「そうね…。手加減しないわよ」

レッド「望むところだ」
71 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 17:00:53.73 ID:ZbGLTrKr0
カスミ「いけっスターミー!」

レッド「そんじゃー行けガキ」

フシギダネ「もう何も言わないわ」

ピカチュウ「(そういえばハナダのシムリーダーは水ポケモン使いだっけ)」

ピカチュウ「(私とフッシーどっちも水タイプに強いし…結果はまぁ…)」

―5分後―

カスミ「負けた…」グスン

レッド「なんか楽勝だったな」

ピカチュウ「相性的にねー」

フシギダネ「な、なんか体がムズムズするんですけど…」

レッド「ああ?小便ならさっさと行ってこい」

フシギダネ「乙女に何を言ってるんだお前は!」ポカン

レッド「いてぇ」
72 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 17:01:27.51 ID:ZbGLTrKr0
レッド「乙女ってがらでもねぇだろうに…」

フシギダネ「ガルルル」ゴゴゴ

ピカチュウ「あんまフッシー怒らせちゃだめだよぅ」

フシギダネ「でも、ほんっ…とに///体がっあ///…むずむず…しゅるのっ///…ぉぉ」

レッド「お、おい大丈夫か?」オロオロ

ピカチュウ「あーもしかして…」

レッド「なんだ?なんか知ってんのか!?」

ピカチュウ「大丈夫だから、ちょっと見てて♪」

フシギダネ「っ///…も、もう///だっ…らめぇっっ///!」ピカーン

レッド「お、おい!なんか発光してるけど大丈夫なのか?」

ピカチュウ「おーやっぱ進化だよ進化!」

レッド「え?進化?マジかよ」

レッド「つ、つーことはあいつは成長するってことか…?」

ピカチュウ「うーん。そうなのかなー?」

レッド「ええええええええええええ!?」
73 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 17:02:23.52 ID:ZbGLTrKr0
レッド「(俺は、今まであいつを散々ガキガキ言ってきた)」

レッド「(だがあいつが成長するとなると…)」

フシギソウ『おいガキ〜(笑)』

レッド「うぉぉ!そんなの嫌だぁぁ!!」

ピカチュウ「え!?レッドロリコン!?」

レッド「そうじゃねぇぇ!!」

??「あ、やっとむずむず止まった」

レッド「お、おいガキ?(成長してませんように成長してませんように成長してませんように成長してませんように)」

フシギソウ(幼女)「あ、レッド。私なんか変わった?」

レッド「しゃっっっ!!」

フシギソウ「なにがうれしいのよ…」

ピカチュウ「なんか服装だけしか変わってないねー」
74 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 17:03:27.81 ID:ZbGLTrKr0
フシギソウ「えー!?身長とか伸びてない!?ねぇ!?」

ピカチュウ「うーんまぁそこはかとなく伸びた気もしなくも…」

レッド「でもなんで服装だけなんだろうな」

オーキド「そこはわしが説明しよう!」

レッド「うぉ!オーキドのじじぃ!どっから湧いて出やがった!」

オーキド「君のポケモン図鑑からじゃ。あ、ちなみにこれホログラムね」

レッド「手の込んだことしやがって…」

オーキド「だって、外でるのやじゃもーん」

オーキド「まぁそれはいいとして、どうして服装だけしか変わらないかというと…」

レッド&フシギソウ&ピカチュウ「「「いうと?」」」

オーキド「人体化したからじゃ」

レッド&フシギソウ&ピカチュウ「「「人体化したから?」」」

オーキド「まぁー、今君の手元にいるフシギソウたんやピカチュウたんは技が出せるだけで人間とはあまり変わらないだろう?」

レッド「まぁな」

オーキド「人体化したポケモンというのは人間とほとんど構造が同じなんじゃ」

レッド「つーことはつまり…」

ピカチュウ「成長速度も…」

フシギソウ「人間と同じってこと!?」

オーキド「うむ、そうじゃ」

フシギソウ「そ、そんなのって…」

オーキド「まぁ、人体化ポケモンはまだまだ研究が進んでないからのう」

オーキド「そんじゃね」

フシギソウ「あ、ちょ、待て!糞じじい!」
75 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 17:04:08.11 ID:ZbGLTrKr0
レッド「結局なんで服装しか変わらないのか言ってねぇし…」

ピカチュウ「まぁ、進化しましたって証なんじゃないの?」

フシギソウ「くそぉ…進化してレッドより大人になってレッドに『ガキ、ガキ』いてちゃろうと思ってたのに…」

レッド「はは、お前にゃ一生無理だよ(危なかった…)」ホッ

ピカチュウ「あ、そういえばさっきレッドねぇ…『ピカチュウが成長するかも』って言ったら『そんなの嫌だぁぁ!!』って言ったんだよ」

レッド「! あ、あれはそうゆう意味じゃねぇ!」

フシギソウ「ついに本性を表したわね!ロリコン!」

レッド「くそぉ…助かったと思ったら…」
76 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 17:04:39.54 ID:ZbGLTrKr0
カスミ「あのーさっきからガン無視なんですけど…」

レッド「うぉ!?なんだいたのか…」

カスミ「(地味に悲しい)」グスン

カスミ「はい、ジムバッジ」

レッド「お、サンキュー」

カスミ「…ねぇあなた、次の町でもジム戦するのよね?」

レッド「ん?ああ」

カスミ「…気を付けて、次の町のマチスってかなりの変態って噂だから」

レッド「ふーん。ま、大丈夫だろ」

ピカチュウ「レッドが守ってくれるもんね〜」

フシギソウ「こいつは人間じゃないから」

カスミ「そ、そうなの…」ポカーン

そういって、レッドたちはハナダシティを後にした。

カスミ「大丈夫だといいけど…」
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/05/31(土) 18:01:59.80 ID:Er+6IM8DO
ヒトカゲはガングロ幼女になりそう
78 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:21:31.38 ID:ZbGLTrKr0
―クチバシティ―

レッド「ついたー」

フシギソウ「毎度ながら疲れるわね」

ピカチュウ「でも、だいぶレベルも上がったよね」

フシギソウ:Lv23   ピカチュウ:Lv23







レッド:Lv29

フシギソウ「だ・か・ら、なんであんたが一番レベル高いのよ!!」

レッド「だ・か・ら、テメェらの所為だろうが!!」

フシギソウ「くそ!ずるいわ」

レッド「ずるいってなんだよ!」

ピカチュウ「レッドは強いねぇ〜」
79 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:22:40.34 ID:ZbGLTrKr0
レッド「お前らももうちょっと頑張れよな」

フシギソウ「が、がんばってるもん!」

レッド「ほほう。頑張ってあの強さですか」

フシギソウ「何?私が雑魚って言いたいの?」

レッド「そのとうり」

フシギソウ「くっそ〜」ワナワナ

レッド「や〜い雑魚〜」

フシギダネ「タネマシンガン!」ドドドドドド

レッド「いでででででででっ!?」

フシギダネ「これでも弱いかー!?」

レッド「強い弱い以前に何してくれてんだよ!」

ピカチュウ「なんか日に日に喧嘩が多くなるなぁ」
80 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:23:39.29 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「まぁ、喧嘩するほど仲がいいってことか…」

レッド&フシギダネ「「よくないっ!」」

ピカチュウ「む〜二人ばっか仲良くなって〜」ビリビリ

レッド「え?…ピカチュウさん?」

ピカチュウ「十万ボルト〜!!」チュウゥゥゥゥゥゥゥゥ

レッド「あいででででででっ!!なんで俺だけぇぇぇぇ!?」ビリリリリ

レッド「(日に日にこいつらの凶暴性が増してやがる…やべぇな…)」マックロコゲ

すると何処からか拍手が聞こえてきた

??「OH!スバラシイ電撃デしたー!!」パチパチパチ
81 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:24:11.88 ID:ZbGLTrKr0
レッド「あん?誰だてめぇ」

??「ワタシハマチスといいマース」

レッド「マチス…って、ジムリーダーのか?」

フシギソウ「(これが変態って噂の…)」

ピカチュウ「(一見普通の人っぽいけど…)」

マチス「ハイ!ソウですよー。モシカシテ、挑戦者サン?」

レッド「ああ、レッドだ」

マチス「! ホォ、アナタがレッドサンですカ…」

レッド「ん?俺のこと知ってんのか?」

マチス「ん?え、エエ!モチロンです!レッドサンハ有名ですカラ!」

フシギダネ「(なんか臭いわね…)」

マチス「ソレジャ早速バトルとシマスカー!」

レッド「いや。まずポケモンセンターに行くわ」
82 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:25:05.30 ID:ZbGLTrKr0
マチス「ナニを言っテイルんデスカー?ソレ駄目でーす!」

レッド「あ゛?何言ってんだお前?」ピク

マチス「アナタはサッキ、ワタシが『挑戦者サン?』と聞イタラ『ああ』とコタエマしたー」

マチス「コレハ僕にジム戦を挑ンダと言ウコトデース」HAHAHA

レッド「何だと…?」

マチス「挑戦シテカら、ぽけもんせんたー行クノダメデース」

レッド「…ハメやがったな」クッ

マチス「サテ?何のコトデスか?」

レッド「…まぁいい。力ずくでもポケモンセンターに行かせてもらうぜ」

マチス「ソレハ無理でーす」

レッド「そいつはどうk「なぜならあなたはもう包囲されていまーす」

レッド「何っ!?」バッ

フシギソウ「こ、これは…?」

ピカチュウ「電線?」

マチス「ソノトオリデース。チナミにソノ電線には100万ボルトの電流が流レテイマース」

レッド「何時の間に…っ」

レッド「だが、さすがに準備がよすぎる…。何故だ…?」

マチス「…タケシさんデスヨ」

レッド「…あん?」
83 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:26:28.99 ID:ZbGLTrKr0
マチス「タケシさんガ教エテクレマシター!レッドトイウ挑戦者が町に来タラコウシタラいいト!」

フシギソウ「タケシ…!」

ピカチュウ「ニビシティの?」

レッド「ちっ…。復讐ってワケか。あんにゃろう…」

レッド「(今俺の手持ちは、ガキ、ピカチュウの二体…。なんかのタマゴは未だに孵化しねぇ…)」

レッド「(しかも2体ともHPを4分の1以上消費している…。技ポイントもだ…。)」

レッド「(きずぐすりもあと3個しかねぇ…。なんせ、こっち来てからまた買うつもりでバンバンつかちまったからな…)」
レッド「くそ!どうしたら…!」

フシギソウ「…おらぁ!」タネマシンガン

レッド「あ゛い゛でででででででででででででででで!!?」

レッド「てめぇ!?なにしやがる!?」

フシギソウ「ふんっ」プイ

レッド「おい!」

ピカチュウ「…フッシーはね、『もっと私達を信用しろ』って言いたいんじゃないかな」

レッド「あん?」

ピカチュウ「だって、さっきからレッドは私たちが負けるだろうって仮定してものを考えてない?」

レッド「う゛…」

ピカチュウ「…私達、頑張って勝つからレッドも私たちのこと信用してよねっ」

レッド「あ、ああ」フシギソウヲジー

フシギソウ「…」プイ

レッド「…わるかった」

フシギソウ「…さっさと始めるわよ」

マチス「バトルスタートデース!!」
84 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:28:12.37 ID:ZbGLTrKr0
マチス「イキナサーい!ビリリダマっ!」

ビリリダマ(女)「は〜い!」

レッド「いけっ!ガキ」

フシギソウ「いい加減にしろっ!」

ビリリダマ「ねぇ〜マチス様ぁ〜。最近全然Hしてくれないじゃな〜い」

マチス「ウルサイデスよメス豚。この勝負ニ勝ッタらヤってアゲマース」

ビリリダマ「は〜い♡」

レッド「どうやら変態ってのは間違いないようだ」

フシギソウ「そうね」

マチス「オヤオヤ〜コレは心外デスねー」HAHAHA


85 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:29:29.57 ID:ZbGLTrKr0
マチス「ソレジャ、囲ッテクダサーイ」パチン

すると黒服の男たちがフシギソウとビリリダマの周りを電線で囲った。

レッド「何してやがる!」

マチス「タケシサンカラ聞きマシター。アナタハ自分ノポケモンがマケソうにナルト自分自身で戦ウソウデスねー?」

レッド「くっ、バレテやがったか…」

マチス「マァ、コレハイワイル予防線デース」HAHAHA

レッド「…(もしもの時は俺が助けてやろうと思ったが…)」

レッド「(これで絶対に負けられなくなった!)」ギリ

フシギソウ「…えいっ!」ツルノムチ

レッド「いってぇ!」

フシギソウ「ふんっ」プクー

レッド「(…信用、しなくちゃな)」フッ

レッド「しゃっぁぁ!!いくぞフシギソウ!!」

フシギソウ「ええ!レッド!」

ピカチュウ「(まーた名前で呼び合ってら)」ブスー
86 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:30:03.12 ID:ZbGLTrKr0
マチス「ビリリダマッ!いやなおと!」

ビリリダマ「gjkdwgさhkdfqwアkmcウェhヵdcna.f,s,n」

フシギソウ「うっ」

フシギソウの防御力がガクッと下がった。

レッド「フシギソウ!ツルノムチ!」

フシギソウ「えーいっ!」

ビリリダマ「きゃっ」

マチス「フンッ特攻シナサイ!じばく!」

ビリリダマ「えっ!?そ、そんな…」

マチス「 ヤ リ ナ サ イ 」

ビリリダマ「はっ、はいぃ!」ドッカーン

フシギソウ「きゃぁぁ!!」ドカッ

レッド「フシギソウ!」

フシギソウ「…ぅ…ぁ…れっど…」ピコンピコン

レッド「(やばい、ほとんど虫の息だ…。これじゃ、きずぐすりを塗っても…)」

レッド「ピカチュウ!」

ピカチュウ「ほいさ!」

レッド「いけるか?」

ピカチュウ「もちろん!」

フシギソウ「…わたし…まだっ…」ガッ

レッド「休んでろ」ポンッ

ピカチュウ「あとはお姉さんに任せなさい!」

フシギソウ「…負け…ない…で…」

レッド「ああ」
87 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:30:30.61 ID:ZbGLTrKr0
レッド「いけ、ピカチュウ」

ピカチュウ「フッシーの敵はとるよ!」

マチス「イキナサーい。ピカチュウ」

ピカチュウ(男)「OKだぜ。ブラザー」

レッド「あっちもピカチュウか…」

ピカチュウ「負けないもん!」

ピカチュウ♂「それはこっちのセリフだぜ。キュートガール」

レッド「ピカチュウ、でんじは!」

ピカチュウ「やぁ!」ビリリッ

ピカチュウ♂「OH!」

マチス「でんこうせっかデース!」

ピカチュウ♂はまひして動けない!

マチス「ファック!!」

レッド「かげぶんしんだ!」

ピカチュウ「ほっ」ヒュンヒュン

マチス「でんこうせっか!」

ピカチュウ♂「おらっ!」

ピカチュウ♂の攻撃は外れた!

マチス「オーマイガッ!」
88 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:31:05.91 ID:ZbGLTrKr0
―5分後―

ピカチュウ「はぁ…はぁ…」

ピカチュウ♂「はぁ…はぁ…」

ピカチュウ♂「やるねガール…」バタッ

レッド「しゃっ!」

ピカチュウ「…ふぅ」ヘナ〜

マチス「中々ヤリマスネー」パチパチパチ

レッド「(くそっ!余裕ぶりやがって…)」

レッド「ピカチュウきずぐすりだ…」

ピカチュウ「…ありがとっ!」

レッド「じゃ、塗るz「させねぇよ」パリーン

レッド「!?」

レッドが振り返ると銃を持ったマチスがいた。

マチス「回復なんてさせねぇよ」ニヤリ
89 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:32:27.48 ID:ZbGLTrKr0
レッド「てめっ…!?何をっ!…てかっ…日本語っ…?」

マチス「はは、どうやら混乱しているようだな…」

マチス「私は普段は周りから馬鹿にみられ、油断させるように片言で日本語でしゃべっている、が実際はこの通りだ」

レッド「うますぎだろ…」

マチス「米軍にいたころ、諜報員をしていたものでね軽く38か国語は言える」

レッド「…なんできずぐすりを割りやがったっ!!」ビキビキ

マチス「…そのピカチュウが欲しくなってね」

レッド&ピカチュウ「「!?」」

マチス「おいおい何を驚いているんだい?ジム戦で負けた方は相手にポケモンを一体渡す。これぐらい知ってるだろう?」

レッド「そ、それは知っている。けど、これはルール違反じゃねぇのか?」

マチス「…君はMr,タケシの所で自分自身が戦ったがそれはルール違反じゃないのかね?」

レッド「くっ、それは、あいつも合意の上だ!」

マチス「い〜やぁ?Mr,タケシの方は無理やりそうゆう事にされたと言っているがぁ〜?」

レッド「んなバカな!?あいつは確かに… !…そうか。復讐、か」

マチス「That'right!頭がいいようだね君」

レッド「ふん」

レッド「だが、これをポケモン連合に話せば…」

マチス「ジムリーダーの僕とただのトレーナの君。どっちを信じると思う?」

レッド「…卑怯者が」

マチス「ありがとう。最高の褒め言葉だ」
90 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:33:12.02 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「…どうして、私が欲しいの?」

マチス「おーっ、いい質問だね君」

マチス「君は高い戦闘能力を持っている。元米軍の私が見ればわかる。今はまだでも、トレーニングすれば最強になれるだろう」

マチス「それに何より君は…美しい」

マチス「うち二度のポケモンよりも美しいよ!君は僕の手元にあるべきだ!!」

ピカチュウ「うぅ…」ササッ

レッドの後ろに隠れるピカチュウ。

レッド「この変態野郎」

マチス「…心外だね、まったく」
91 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:34:23.33 ID:ZbGLTrKr0
レッド「ピカチュウ」コソコソ

ピカチュウ「何?」コソコソ

レッド「俺はマチスと喋って隙を作るから、お前はきずぐすりを塗れ」コソコソ

マチス「させねぇよぉ!!」パン!パン!パン!

マチスは一発で残りのきずぐすりをすべて割った。

レッド「…てんめぇぇぇぇ!!!!!」ダダダッ

マチスに殴りかかろうとするレッド。

レッド「おらぁ!!」ヒュン!

マチス「おっと」ヒョイ

レッド「よ、避けた…?」

ピカチュウ「レッドのパンチを…」

レッド「くっそぉ!」ヒュン!

マチス「振りかぶりが大きすぎる!」ヒョイ ドゴッ!

レッド「ぐはっ!」
92 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:36:05.17 ID:ZbGLTrKr0
マチス「さっきも言ったようにこれでも私は元米軍だ!貴様のようなチンピラ!20秒で殺せるぞ!」

レッド「くっそぉ…」

ピカチュウ「や、やめて!バトル再開しようよ!」

マチス「…それもそうだな」スッ

レッド「うぅ…ゲホッゲホッ」バタンッ

ピカチュウ「大丈夫?」

レッド「ああ、大丈夫だ。心配すんな」ハァハァ

マチス「それではいこうか!いけ!ライチュウ!!」

ライチュウ「わかりましたマスター」

レッド「ピカチュウ、大丈夫か?」

ピカチュウ「まっかせといて!それじゃ、行ってくるね!」

レッド「(ああは言ってるが正直やばいな…って!俺が信頼しなきゃいけねぇんだ!)」

マチス「…なぁレッド君」

レッド「何だ?」

マチス「さっき私はね、調整したんだ」

レッド「調整?何をだ?」

マチス「 君 の ピ カ チ ュ ウ の HP を 私 の ラ イ チ ュ ウ の で ん こ う せ っ か 一 発 で 倒 れ る よ う に ね 」ニヤァ

レッド「な…?」

レッド「ぁ…あぁ?んなバカなことが」

マチス「できるんだ。それが―」

マチス「ジムリーダーだよレッド君」

レッド「ピカチュウ!かげぶんs「ライチュウ!!でんこうせっかっ!!」

ライチュウ「了解しました。マスター」シュンッ

レッド「やめっ…!!」

ピカチュウ「きゃぁぁ!」

バキィッ!!
93 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:36:32.93 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「…ぅぁ…れっ…ど…」フラフラ

ピカチュウ「」バタッ

レッド「ピ、ピカチュウ!!」

マチス「それじゃ、次は―…虫の息したフシギソウだったかな?」

レッド「…」

マチス「多分すぐ終わると思うけど、どうする?」

レッド「…―だ」

マチス「なんだって?もう一回行ってくれるかい?」ニヤァ

レッド「…」

レッド「…降、参だ」
94 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:37:11.65 ID:ZbGLTrKr0
―ポケモンセンター―

フシギソウ「…妥当な判断だったと思うわ」

レッド「…」

フシギソウ「あたしでも、あそこは一旦引いて次の勝負で勝つわ」

レッド「…」

フシギソウ「ねぇ」

レッド「…」

フシギソウ「ねぇレッド!」

レッド「…次って何時だよ」

フシギソウ「はぁ?」

レッド「つぎって何時だっつってんだよっ!!!!」バンッ

フシギソウ「…っ、次は、…次よ」

レッド「ああん!?じゃあなにか!?お前も回復して!いいきずぐすり買えばお前はマチス達に勝てんのか!?俺は断言する!一体だけじゃ無理なんだ!」

フシギソウ「そ、それなら、レベル上げを―」

レッド「俺らがチマチマレベル上げてる間にピカチュウはどうなると思ってんだ!!?」

フシギソウ「…う、うぅ…」

レッド「くっそ!」イライラ
95 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:38:28.78 ID:ZbGLTrKr0
レッド「(どうするどうするどうするどうする!?)」

レッド「(考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ!!)」

レッド「(マチスから無理やり奪い返す…。返り討ちにあうだけだ!)」

レッド「(強いポケモンを借りれば…いや、ポケモンの貸し借りは法律で禁止されている…。この際法律なんて…!)」

レッド「(ポケモン協会に…無理か…)」

レッド「ああ!くそぉ!どうすりゃいいんだ!!!」

パァチィン!!と乾いた音がポケモンセンター内に響く。

レッド「…?」

レッドの頬は赤くはれ、頬打ちを放ったフシギソウは泣いていた。

レッド「…てめぇ、俺は今真剣に!「あんただけがっ!」

レッド「?」

フシギソウ「あんただけが悲劇のヒーローってわけじゃないのよ!!!」
96 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:38:53.72 ID:ZbGLTrKr0
フシギソウ「何よっ!何よ何よっ!ピカチュウがいなくなったぐらいでそんな顔して!私だってそんな顔したいわよ!」

フシギソウ「でも!そんな顔している暇なんてないのよ!」

フシギソウ「私たちは!なんにせよ今すぐ!ピカチュウを助けなきゃいけないのよっ!」

レッド「…フシギソウ」

フシギソウ「…っひっく…ぐずっ…」

レッド「……俺が悪かった」

レッド「そうだよな…。俺たちは絶望してる暇なんてねぇんだよな」

フシギソウ「わがればい゛い゛のよ゛っっ!!」グスン

ぴこん!ぴこん!
97 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:39:44.87 ID:ZbGLTrKr0
レッド「ん?なんの音だこりゃ?」

フシギソウ「…きゃっ!」ビクッ

レッド「どうした!?」

フシギソウ「れ、レッドのバックがモゾモゾ動いてる…」

レッド「え?うぉ!マジだ!」

フシギソウ「ちょ、ちょっと!中身確認しなさいよ!」

レッド「へ!?お、おおう」

レッド「…」オソルオソル

レッド「おりゃぁ!」ガバッ

フシギソウ「…ど、どうだった?」

レッド「!こいつは…」
98 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:40:15.55 ID:ZbGLTrKr0
―クチバジム―

マチス「見れば見るほど君は美しいねぇ。ピカチュウ。」

ピカチュウ「…」ブッスー

マチス「その顔もとてもチャーミングだよ」フフッ

ピカチュウ「レッドが…」

マチス「ん?」

ピカチュウ「すぐにレッドが来て!あんたなんかコテンパンにするんだからね!」

マチス「ほほう。それは楽しみだね」HAHAHA

ピカチュウ「ふんっ」プイ

マチス「…まぁ、それも一理ある説だ…」

マチス「早めにやっておかないとな」

ピカチュウ「え…?」

マチス「ふんふ〜ん♪」カチャカチャ

ピカチュウ「ちょ、なにするつもり…?」

マチス「君もさっき言ったように、もしかしたらレッド君が来てしまうかもしれないからね」

マチス「さっさとヤることはヤっておこうか」

ピカチュウ「い、いやぁ…!」

マチス「ピカチュウ♂、ライチュウ、抑えてくれ」

ピカチュウ♂「OKブラザー」ガタッ

ライチュウ「了解しました」ガタッ

ピカチュウ「ちょっ、いや…!離して!」

マチス「ハハ、嫌がる顔も可愛いねぇ」

ピカチュウ「い、いやぁ…やだ…やだぁ!くんなぁ!」

マチス「怖がらなくていいよぉ」

ピカチュウ「…けて。助けてレッドォ!」
99 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:40:35.14 ID:ZbGLTrKr0
レッド「おら゛あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」ドゴォォシャァァ!!!!!

フシギソウ「ちょっと!なに壁こわして入ってんのよ!」

レッド「こっからピカチュウの声がしたんだよ!」

マチス「」

ピカチュウ♂「」

ライチュウ「」

ピカチュウ「レッド!」パァァ

レッド「ピカty」フシギソウ「ピカチュウ!!」

ピカチュウ「フッシーまで!」

レッド「おいテメ何俺の声遮ってんだよ!」

フシギソウ「あんたがとろとろ喋ってんのが悪いんでしょう!?」

レッド「んだと!?」

フシギソウ「何よ!?」

マチス「シャラップ!!」
100 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:41:43.39 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「あうぅ…」ビクッ

レッド「ん?ああ、いたのかおっさん」

フシギソウ「気づかなかったわ」

マチス「あなた方は、自分たちのしでかしたことをわかっているのかぁ!?」ビキ

レッド「わかってるに決まってんだろ。何言ってんだおっさん」

マチス「ああん!?」ビキビキ

フシギダネ「私たちは助けに来ただけよ」

レッド&フシギダネ「「仲間をっ!」」

マチス「…ふざけたことぬかしやがってえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」ビキビキビキ

マチス「いいだろう!もう一回勝負してやるよ!そして今度はそのフシギソウを奪ってやるよぉぉ!!」ビキビキビキビキビキ

レッド「寝言は寝て言えってママに教わんなかったのかよおっさん」

フシギソウ「つーか口臭いんですけど」

マチス「」ブッチーン
101 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:41:58.03 ID:ZbGLTrKr0
マチス「ビリリダマァ!!」

ライチュウ「失礼ですがマスター。奴は自爆したまままだ回復しておりません」

マチス「ああ!ならピカチュウとライチュウ2体でいい!これでも楽勝だ!」

レッド「そいつはどうかなー」

マチス「うっせぇぇぇ!さっさと戦うぞ!!」

フシギソウ「うるさいおっさんね」

―闘技場―

マチス「ぶっ殺してやんよぉ!」

マチス「いけぇ!ピカチュウ♂」

ピカチュウ♂「OK」

レッド「…なぁおっさん」

マチス「あん!?」

レッド「あんた勘違いしてるようだけど…」

レッド「だれが、フシギソウ一体しか持ってきてないつった?」
102 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:42:26.45 ID:ZbGLTrKr0
マチス「!?ま、まさかほかにもポケモンを…?」

レッド「ああ、そうだよ」

マチス「くっ、だが意表を突かれただけで、ついさっき草むらで捕まえたようなポケモンに負けるわけないわ!」

レッド「そうかよ…。だったら行くぜ!」

レッド「こいつが俺の、新しい仲間だ!」


ノズパス(幼女)「頑張る」ドーン


マチス「」

レッド「ん?どうした?驚いて声も出ないのか?」

マチス「ッ…ププッ…」

ノズパス「?」

マチス「ぶわっはっはっはっはっはっは!!その逆だよ!呆れてものも言えなかったんだ!」

マチス「それ知ってるぜ!?ホウエン地方のノズパスだろう!?かろうじて岩タイプが入ってるが、なんだこりゃ!?Lv5じゃねぇか!」

マチス「こんなのでんこうせっかで一発だぜ!」

ノズパス「笑われた…」ショボーン

レッド「大丈夫だノズパス。お前の力見せてやれ」

ノズパス「うん」
103 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:43:00.81 ID:ZbGLTrKr0
―時はさかのぼりポケモンセンタ―

レッド「なんだこいつ?」

フシギソウ「ああ!卵からかえったんじゃないの!?」

レッド「え!?じゃぁこいつが、ホウエン地方の?」

フシギソウ「図鑑で調べたら?」

レッド「そうすっか」

レッド「えーと、ふーん。なるほどな。こんな感じなのk…これは!」

フシギソウ「な、何よ」

レッド「フフフ、フフフフハハハハハハハハハハハ!!!!!」

フシギソウ「な、何!?ついに頭おかしくなったの!?」

レッド「ばーか!んなわけねぇだろ」

フシギソウ「え?」

レッド「こいつが俺らの救世主だ」
104 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:44:49.12 ID:ZbGLTrKr0
―時を戻してクチバジム―

マチス「おい、お前、それでどうやって勝つつもりだ?」ププッ

レッド「…これでさ」ドーン

マチス「わざマシン…?」

ピカチュウ「あ、あれって…」



―また時をさかのぼりハナダシティ―

カスミ「で?どれ持ってくの?」

レッド「そうだねぇ…(女から物を奪うのもな…)」

レッド「お?わざマシンあんじゃん。これでいいや」

カスミ「え?それでいいの?

レッド「いいよ、これで。で、これのわざ何?」

カスミ「『やどりぎのたね』よ。この前わざマシンを製造している企業のCMに出てもらったのよねー。」

レッド「ふ〜ん」

フシギソウ「ちょっとー早く出発しないと、野宿するわよ!」

レッド「お、マジか。じゃな」
105 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:45:25.86 ID:ZbGLTrKr0
―また時を戻してクチバジム―

ピカチュウ「あの時の…!」

マチス「見たところそれは最近新開発されたというわざマシンか?使用済みのようだが、それがどうしたというんだ?」

レッド「コイツに覚えさせたんだよ」

ノズパス「…覚えた」ドーン

マチス「(何のわざマシンかは知らんが、しょせんはLv:5!俺の敵ではない!)」

マチス「ピカチュウ♂!でんこうせっかだ!」

ピカチュウ♂「OK!行くぜgirl!」ドガッ

マチス「一発で終わりだな。くだらん」フンッ

ノズパス「きゃっ!」

ノズパスのHPはみるみる減っていったが、あともう少しのところで留まった。

マチス「ちっ。運がよかったか…だが、貴様はどうするつもりだレッド?運にも限界があるぞ?」

レッド「ノズパス。やどりぎのたね」

マチス「…な!?」

レッド「これでどうだよ、おっさん」

ノズパスのHPは全開まで回復した。

マチス「さっきのわざマシンはやどりぎのたねだったか…(やどりぎのたねは相手のHPの最大8分の1を回復する…レベルが低いものほどHPも比例して低い。それを逆手に取ったか)」
106 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:46:08.36 ID:ZbGLTrKr0
マチス「…」ハァ

レッド「どうかしたか…?」

マチス「正直、ガッカリしたよ」

レッド「?」

マチス「私は君の自信からしてどんな技をノズパスに覚えさせたのかと少なからず期待していた」

マチス「だが、まったく、ふぅ…、やどりぎのたねなど取るに足らない技を覚えさせたとは、残念だよ」

レッド「…」

マチス「…さっきは運がよかったが、今度は一発で終わらせてもらう」

マチス「ピカチュウ♂。もう一度でんこうせっかだ。[ピーーー]気で行け」

ピカチュウ♂「OK」ヒュン!

ノズパス「きゃっ…」ドガッ
107 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:46:39.30 ID:ZbGLTrKr0
マチス「…」ハァ

レッド「どうかしたか…?」

マチス「正直、ガッカリしたよ」

レッド「?」

マチス「私は君の地震からしてどんな技をノズパスに覚えさせたのかと少なからず期待していた」

マチス「だが、まったく、ふぅ…、やどりぎのたねなど取るに足らない技を覚えさせたとは、残念だよ」

レッド「…」

マチス「…さっきは運がよかったが、今度は一発で終わらせてもらう」

マチス「ピカチュウ♂。もう一度でんこうせっかだ。[ピーーー]気で行け」

ピカチュウ♂「OK」ヒュン!

ノズパス「きゃっ…」ドガッ
108 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:47:33.77 ID:ZbGLTrKr0
その後、なんどもマチスはでんこうせっかを繰り返したが、ギリギリのところでひん死にならず、
やどりぎのたねで回復し、そしてたいあたりを食らわすというラッシュで、30分かけてピカチュウ♂を倒した。

マチス「ピカチュウ♂めぇ!!!弱い攻撃翌力しやがってっ!!」イライライライラ

ライチュウ「マスター…」

マチス「…ライチュウ、お前のでんこうせっかなら、奴を倒せるな?」

ライチュウ「了解しました。倒します」

マチス「いけっ!ライチュウ!」

レッド「ノズパス!その調子だ!」

ノズパス「…褒められた///」エヘヘ

マチス「ライチュウ!でんこうせっかだ!!!!!!!」

ライチュウ「了解しました」ヒュン!!

ノズパス「うわっ…」ドガッ

ノズパスのHPがぐんぐん減る。

マチス「(これなら…!)」

しかし、ノズパスはギリギリのところで耐えきった。

マチス「」プッチーン
109 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:48:06.28 ID:ZbGLTrKr0
マチス「レッッッッッッドォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ

レッド「うるせーぞおっさん」

マチス「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!何をしたぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ

レッド「何もしてねぇよ」

マチス「嘘をつけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ

レッド「…おっさんよぉ。あんま怒ると血圧上がるぜ?」

マチス「…こんのぉぉ糞餓鬼がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」パーン

フシギソウ「ふんっ!」ツルノムチ

ツルノムチで銃弾をそらすフシギソウ。

マチス「くっっっっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

レッド「…まーだわかんねぇのかよ。おっさん」

レッド「特性だよ」

マチス「ナニ?」
110 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:48:36.49 ID:ZbGLTrKr0
レッド「ノズパスの特性。知らねぇか?」

マチス「知らん!!!!」

レッド「…いいぜ、教えてやんよ」

レッド「ノズパスの特性、一つは『じりょく」!もう一つは――…」

レッド「『がんじょう』、だ」フフン

マチス「!!」

レッド「おや?おっさんにもやっとわかったかな?」

マチス「…が、がんじょう…」

マチス「(一撃必殺、またはそれ同等の技を食らってもHPが必ず1残り、HPが全開にまで回復したら何度でも効果を発揮する、あの…)」
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/05/31(土) 18:49:05.99 ID:ZbGLTrKr0
マチス「な、それじゃ…」

レッド「…ああ」

レッド「これはレベルの低い今でこそしか発揮できない、必勝法だ」ドーン!!

レッド「こいつが生まれてきたときは、マジで感謝したぜ」ナデナデ

ノズパス「…えへへ///」

レッド「…まぁ平たく言うと」


レッド「お前の負けってこった」


マチス「わっ、私がっ…、負けるっ?」
112 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:50:30.55 ID:ZbGLTrKr0
マチス「私がっ…この私がっ…こんなチンピラ風情にっ…!」

マチス「負けるわけにはいかないんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダダダダダッ

レッドに殴りかかろうとするマチス。

レッド「あのよぉ。俺ってさ、知っての通りポケモンの戦いに手ぇ出しちまうんだ」

レッド「だからかな。あんときお前と戦ったときも全開じゃなかったつーか、疲れてたっつーか…」

マチス「そんな戯言ぉぉ!」ビュン!!

レッド「おっと」ヒョイ

マチス「!?」

レッド「…さっきさーものすんごく痛かったんだよねー」

マチス「オラァ!!」ヒュン

レッド「フシギソウにも怪我させるし」ヒョイ

マチス「このぉ!!」ヒュン

レッド「ピカチュウも泣かせるし」ヒョイ

マチス「[ピーーー]ぇ!!」ヒュン

レッド「「…」パン!

マチスのパンチを受け止めるレッド。

レッド「…覚悟はできてんだろうな?」ギロ

マチス「…ひぃっ」ガクブル

ドゴッ!バキッ!グシャッ!ベキョッ!ドゴンッ! \ゴ、ゴメンナサイー!/\ユルスワケネーダロ!!/ バガッ!ダンッ!ドゴシャァ!ゲキョッ!ゴキッ!ボコッ! \コレイジョウハシヌー!!/\ソウカ!ジャアシネ!!/
113 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 18:56:22.91 ID:ZbGLTrKr0
マチス「な、何か?」

レッド「お前、貯金通帳ぐらい持ってんだろ?」

マチス「えっ!でもそれは…」

レッド「よしおめぇら、今からクチバジムををぶっ壊すぞー」

マチス「出します!」キリッ

―5分後―

レッド「うぉ、500万もあんじゃん。ウッハウハだぜぇ」

マチス「(さようなら、俺のミサイル買う費用…)」

フシギソウ「屑にはこれぐらいちょうどいいわね」

ピカチュウ「やっぱりレッドはかっこいいな〜」キラキラ

レッド「てめぇとは二度と会いたくねぇぜ。じゃあな」

マチス「は、はい…(願ったり叶ったりです!!)」

そして一行は、ポケモンセンターで回復をし、タマムシシティへと向かった。
114 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:05:28.74 ID:ZbGLTrKr0
クチバを後して、次の町へと向かったレッドたちだったが、日が暮れてしまいその日は野宿となった。

ピカチュウ「これが、ノズパスちゃんか〜」

ノズパス「…そう」

ピカチュウ「私を助けてくれてありがとう〜」ギュー

ノズパス「く…苦しい(特に胸)」

フシギソウ「ほら、嫌がってんじゃないの」

ピカチュウ「そんなことないもんね〜ノズちゃ〜ん」

ノズパス「うぅ…」

フシギソウ「早速あだ名つけとんのかい」ツッコミ

女子達「キャッキャ ワイワイ」

レッド「…(これはまずい)」

レッド「(男がいねぇじゃねぇか!)」

レッド「(仲間が全員女ってのは正直嫌だ)」

レッド「ここは何としても男ポケモンを手に入れなければいけねぇ!!」

フシギソウ「うっさい!」スパーン!!

レッド「いってぇ!」

フシギソウ「近所迷惑!」

レッド「てめぇ!近所も何もここは森ん中だぞ!」

フシギソウ「あ、そうか」

レッド「『あ、そうか』じゃねぇよ!!」

ノズパス「…」オロオロ オロオロ

ピカチュウ「だいじょぶだいじょぶ。いつものことだから〜」
115 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:07:37.89 ID:ZbGLTrKr0
―翌日―

レッド「…」←目の下クマ

フシギソウ「…」←目の下クマ

あのケンカの後、「決着はトランプで決めよう」とピカチュウが言ったので神経衰弱で勝負したが
二人ともいつも同じペア数でピカチュウが勝ち続けた。三回戦あたりでノズパスは寝て、六回戦になると、
なんか変なテンションになっていき、箸が転がるだけで大爆笑という状態になった。
そして、そのまま徹夜してしまった。

ピカチュウ「おっはよ〜」

レッド&フシギソウ「「お前はなんで元気なんだよ!」」

レッド「あ゛−ね゛み゛−」

フシギソウ「そんなこと言ってないで早く出発…zzz」

レッド「おい、白目なって…zzz」

ノズパス「…大丈夫?」

ピカチュウ「まったくもー。だらしないなー二人とも」

―森の中―

レッド「…迷った」

フシギソウ「はぁぁぁ!?」

ピカチュウ「ありゃま」

フシギソウ「地図もっててなんで迷うのよ!?」ガミガミ

レッド「えーと、な?ほら、寝不足だったし、な?」シドロモドロ

フシギソウ「『な?』じゃないわよ!どうすんのよ一体!」

レッド「うっせぇぇぇぇぇ!!元はと言えば昨日テメェが喧嘩吹っかけてきたからだろうが!!」

フシギソウ「うわっ!逆切れな上私になすりつけてんじゃないわよ!」

ピカチュウ「まーまー喧嘩してないでさー。どうやったらここ抜けられるか考えようよ?」

レッド「う、うむ…」

フシギソウ「そ、そうね」

ノズパス「…(なんとかしなきゃ…)」オロオロ
116 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:08:29.56 ID:ZbGLTrKr0
??「…!…!」

ノズパス「…?」

レッド「ん?どうしたノズパス?

ノズパス「…あっちから、声が…」

レッド「おお!マジか!」

フシギダネ「さっすがノズパス!…どっかの使えない野郎とは違うわー」ギュー

レッド「んだと!?」

ピカチュウ「もー!喧嘩してないで早くいこー」

ノズパス「…(フッシーちゃんさんは、ギュってされても苦しくない…)」
117 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:09:00.56 ID:ZbGLTrKr0
レッド「で?どっちだノズパス?」

ノズパス「…えっと」

??「…!…!」

ノズパス「…こっち」スタスタ

ピカチュウ「ノズちゃん凄いねー。私聞こえないよ」

フシギソウ「大きい耳あるのになんで聞こえないのよ…」

??「…!…!」

ノズパス「…こっち」スタスタ

レッド「あ、道が見えてきたぞ!」

フシギソウ「よかった…」ホッ

ピカチュウ「ノズちゃんえらーい」ギュッ

ノズパス「(ピカチュウさんは、ギュっとされたら苦しい…特に胸…)」
118 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:10:04.91 ID:ZbGLTrKr0
レッド「ん?なんだこれ?」

          ______
        _lエエエエエエ,i_
          | ロ| ロ | ロ | ロ|
          | .|  .|  .| .|
          |.=========.|
          | ロ| ロ | ロ | ロ|
          | .|  .|  .| .|
          |.=========.|
          | ロ| ロ | ロ | ロ|
          | .|  .|  .| .|
          |.=========.|
          | ロ| ロ | ロ | ロ|
          | .|  .|  .| .|
          |.===門====.|
^''''"'"'"~'"'"''"'"'"''"~"""'"''"'"'"''"'"'"''"

ピカチュウ「大きいね」

フシギダネ「…なんか不気味ね」

レッド「お、ここになんか書いてあるぞ。…ポ、ポケ…ちっ、読みにくいな・・・ポケモンタワー?」

ノズパス「…(この中から声が聞こえる…)」
119 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:10:40.03 ID:ZbGLTrKr0
誰も読んでないかな・・・
120 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:13:43.83 ID:ZbGLTrKr0
??「おぬしら、そこで何をしておる!!」

フシギソウ「!」ビクッ

レッド「誰だ!?」

お婆さん「わたしゃここらをいつも掃除している清掃係だよ!!」

ピカチュウ「人間かぁ〜」

レッド「驚かすなよばぁさん」

お婆さん「そんなことより、ここで何をしてるんだい!」

フシギソウ「わ、私達道に迷ってしまって…」

お婆さん「なんだ、そうだったのかい。最近墓を荒すやつが増えていてね…。あんた達もその類かと思ったよ」ホッ

レッド「墓?墓なんてどこに…?」

お婆さん「それだよ」

フシギソウ「え?このポケモンタワーっていうのが?」

お婆さん「そうさ、ここはポケモンの墓なんだよ」

3人「「「ポケモンの墓?」」」

ノズパス「…(あ、声やんだ…)」
121 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:14:28.81 ID:ZbGLTrKr0
―お婆さんの家―

お婆さん「人がポケモンと共存してから、ポケモンの死を悲しむものも多くなってねぇ」

お婆さん「そんな人たちの願いでポケモンタワーが立てられたんだよ。はい、紅茶」

レッド「で、さっき言ってた墓荒らしっていうのは?」

お婆さん「ああ、ロケット団さ」

フシギソウ「ロケット団ってあの?」

ピカチュウ「なんかお月見山であったよね。レッドがやっつけたけど」

ノズパス「(この紅茶、苦い…)」

お婆さん「ナニ?それは本当か?」
122 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:14:57.95 ID:ZbGLTrKr0
お婆さん「最近ロケット団が墓を荒してポケモンの骨を取っていくんだよ。そして、マニアに高く売る…。最低な奴らさ…」

ノズパス「(砂糖ないかな…?)」キョロキョロ

お婆さん「…あんた達、ロケット団を退治してくれないか?」

レッド「うーん」

ノズパス「(…あ、あった)」サラサラ

ピカチュウ「助けてあげようよレッド」

フシギダネ「レベルも上がるしいいんじゃない?」

レッド「…メンドくせぇな…」

お婆さん「お礼と言ってはなんだが、やっつけてくれたら「ひでんわざマシン」をやるぞい」

レッド「のった!」

フシギソウ「あんたって現金ね…」

レッド「へへ〜ん、なんとでも言え」

ノズパス「(…お塩だった…しょっぱい…)」
123 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:15:43.60 ID:ZbGLTrKr0
―ポケモンタワー入口―

レッド「じゃあなばあさん」

お婆さん「気を付けての〜」フリフリ

―ポケモンタワー内部―

フシギダネ「外見も不気味だったけど…」

ピカチュウ「仲はもっと不気味だね〜」

レッド「薄暗ぇな」

ノズパス「…怖い」マッサオ

レッド「大丈夫か?」

ノズパス「…手、繋いで?」ジー

レッド「お、おお(な、なんかすっげぇ可愛かったな今の…)」ドッキンドッキン

フシギソウ「何顔赤くしてんのよ!このロリコン!」

レッド「ち、ちげぇよ!」

ピカチュウ「レッドってやっぱり…」ウルウル

レッド「てめぇも勘違いすんな!」

ノズパス「…」テレテレ

レッド「て、照れないでくれ…」
124 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:17:24.15 ID:ZbGLTrKr0
レッド「なー、今更なんだけどさ」

フシギソウ「何よ?」

レッド「ロケット団がくるまで俺たちここで待機か?」

フシギソウ&ピカチュウ「「あ」」

ノズパス「…それは絶対に駄目」ウルウル

レッド「泣くなよ…」

フシギソウ「でももしかしたらもう来ているかもしれないわよ?」

ピカチュウ「一回全フロア回ってみる?」

レッド「うむ、そうするか」

レッド「…げっ、ここエレベーターねぇじゃん。階段とかダリーなぁ」

フシギソウ「文句言ってないでさっさと行く!」

レッド「へいへい。…うわ、ココはまた一段と暗ぇな」

ノズパス「…」ギュッ

レッド「いててててててててて!強い!力強い!」
125 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:18:49.29 ID:ZbGLTrKr0
レッド「まさかノズパスの握力がここまですごかったとわ」

フシギソウ「ためしに岩とか砕いてみてよ」

ノズパス「…これ?」

ピカチュウ「え〜?無理じゃない?」

ノズパス「…えいっ」ボコッ

ピカチュウ「…えっ?軽石?」

フシギソウ「…えいっ……ナニコレ超固い」

レッド「…よし、ノズパス。フシギソウと手を繋ぎなさい」ポンッ

フシギソウ「いや、ちょっと!何勝手に決めてんのよ!」

レッド「おめーもビビリだろーが。ビビリ同士手ぇ繋げよ」

フシギソウ「で、でも・・・こうゆう役目は…ピカチュウでしょ!」

ピカチュウ「いやいやいや!私の手がなくなっちゃうから!こうゆう時こそレッドが!」

レッド「ふざけんなよ!俺の手が粉砕骨折のオンパレードになんぞこら!」

フシギソウ「だったら私に繋がせようとしないでよ!」

ピカチュウ「いやフッシーも人のこと言えないからねっ!?」
126 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:19:27.69 ID:ZbGLTrKr0
3人「わーわーぎゃーぎゃー」

ノズパス「…」

ノズパス「…皆、私と手、つなぐのいや?」グスッ

3人「繋がせてください!!!!!!」ドゲザ



レッド「結局…」

フシギソウ「私たちが繋ぐのね…」

ノズパス「…♪」ギュッ

レッド&フシギソウ「「あいててててて」」

ピカチュウ「(助かったぁ…)」
127 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:20:05.29 ID:ZbGLTrKr0
―2階―

レッド「あ、手の感覚無くなってきた」

フシギソウ「あんたまだその段階?次は痺れてくるわよ」

レッド「マジかぁ…」

??「お!お前は!」

レッド「ん?…なんだお前か…」

フシギソウ「…今、かまってる暇ないんで、じゃ」

ピカチュウ「おひさ〜グレーくん」

グリーン「いや!グリーンだから!緑だから!っておい!ちょっと無視すんな!おーい!」

ノズパス「…(誰だろう?)」
128 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:21:07.12 ID:ZbGLTrKr0
レッド「なんだよ?お前のポケモン死んだのか?」

グリーン「縁起でもないこと言うn「あ゛?」言わないでくださいよ!」

ピカチュウ「毎度ながら面白いねー」ケラケラ

フシギソウ「ただのビビりでしょう」

グリーン「俺はここにいるフジ老人って人に会いに来たんだ」

レッド「だれだそいつ?」

グリーン「ここの管理人みたいな人かな…。まぁその人が持っている『ポケモンの笛』が必要でね」

フシギソウ「随分メルヘンな笛もあったもんね」

グリーン「実は12番道路に野生のカビゴンが寝ててな、通りたくても通れないんだ」

グリーン「だけど、そのポケモンの笛を吹いたらあら不思議、カビゴンが起きるじゃございませんか」

レッド「ノリがうぜぇ」ボコッ

グリーン「ずびばべん調子乗りました」
129 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:22:13.50 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「まぁ、そんなこんなでポケモンの笛が必要なわけだが―…」

グリーン「レッド!尋常に勝負d「あー今俺忙しいんで、じゃ」

グリーン「っておいぃぃぃぃぃぃっっ!」

レッド「んだようっせぇな」

ノズパス「…怖い」

レッド「おら、うちのノズパスも怖がってんじゃねぇか」ボコッ

グリーン「グヘェ!…お、お願いだ。勝負してください…」

フシギソウ「私達今はちょっと…」

グリーン「お願いします!」ドゲザ!!

ピカチュウ「うわぁ…必死すぎて気持ち悪いね♪」

グリーン「な、なんとでも言え!レッド!勝負だ!勝負しろー!」

レッド「んー、なら金寄越せ」

グリーン「えっ?それって普通戦いに勝った人が「じゃぁな」あ、払います!払いますぅ!!」
130 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:22:40.07 ID:ZbGLTrKr0
レッド「なぁ、今更だがなんで俺と戦いたいんだ?」

グリーン「そ、それは…、5年前のあの日…」

レッド「あ、そうゆう語りとかめんどくさいんでいいわ」

グリーン「くそったれっ!」

グリーン「まぁいい…行け!サンドパン!」ポンッ

サンドパン「お久しぶりでーす!」

ピカチュウ「おーサンドパンに進化したんだね!」

サンドパン「はい、おかげさまで」テレッ

レッド「よし、行け、ノズパス」

ノズパス「…うんっ」

フシギソウ「ちょ、大丈夫?今のノズパスLv:12でしょ?もう、あの策は…」

レッド「まぁ見てなって」
131 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:23:01.98 ID:ZbGLTrKr0
レッド「おい、サンドパン」

サンドパン「はい?」

レッド「そのノズパスな、お前と握手したいそうだ」ニヤッ

フシギソウ&ピカチュウ「「!?」」

ノズパス「…?」キョトン

サンドパン「え?そうなんですか?」

レッド「ああ、お前の大ファンでな」

サンドパン「へぇ…いいですよ!まぁ僕の場合爪ですがねwwww」

レッド「よしノズパス、サンドパンと握手しろよ」

サンドパン「(うっわーこの子可愛いなー!こんな子が僕のファンかー!もしかしてあんなことやこんなこともできちゃうかも…?)」ムフフ

ノズパス「…えいっ」ボキボキボキボキボキボキャァァァ!

サンドパン「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」バタンッ

グリーン「サンドパァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!」
132 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:23:34.89 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「くそっ…。サンドパン、お前の死は無駄にしない!」

レッド「よし、よくやったぞノズパス」ナデナデ

ノズパス「…えへへ」テレテレ

ピカチュウ「いいなぁ、レッドのナデナデ…」

フシギソウ「…私だってされたことないのに…」ブー

ピカチュウ「え?フッシー今何か言った?」

フシギソウ「え!?いや!なんでも!なんでもないの!」

グリーン「ノズパスは岩タイプ…。だったら行けっ!ニョロゾ!」

ニョロゾ(紳士)「わかりました」

ノズパス「うぅ…(水、怖い)」
133 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:25:37.03 ID:ZbGLTrKr0
グリーン「お前のなみのりであの雑魚を吹き飛ばせwwwwwwwwww」

ニョロゾ「紳士的にはあまり気乗りしませんが、男性的には女性の濡れた姿に興味があります…」

ニョロゾ(飢えた男)「つーわけで濡れてもらうぜぇ!ひゃっはーー!」

レッド「っちぃ!やべぇ!」

グリーン「ニョロゾwwwwwwwwwwwwwwww!なみのりwwwwwwwwwwwwwwww!」

ニョロゾ「ああ!今やtt「水…かけるの?」

ニョロゾ「ああ?」


ノズパス「…水、かけるの?」ウルウル


ニョロゾ「」ドッキューン!

ニョロゾ「水も滴るいい男ぉ!!」ザッバーン

グリーン「おいぃ!何自分にかけてんだぁ!」
134 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:26:10.65 ID:ZbGLTrKr0
ニョロゾはノズパスにメロメロだ!

グリーン「メロメロボディでもないのになぜっ!?」

レッド「あ!グリーンの野郎うちのノズパスの体が貧相だっていってるぞ!」

ノズパス「…ひんそう?」ウルウル

ニョロゾ「[ピーーー]ェグリィーン!」オウフクビンタ!

グリーン「なぜぇぇぇ!おばばばばばばばばばばばばばば!」

―5分後―
ニョロゾ「うーん」バタッ

ニョロゾは倒れた!

レッド「いいぞ!ノズパス」

ノズパス「…えへへ」テレテレ

レッド「おい、グリーン。次は―…」

レッド「気ぃ失ってら」

フシギソウ「どうすんの?」

レッド「俺らの勝でいいだろ。実際押してたし」
135 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:26:40.85 ID:ZbGLTrKr0
レッド「えーっと…」ガザゴソ

ピカチュウ「何してるの?」

レッド「金だよ金。勝負代とは別にもらわなきゃな…お、あった」

フシギソウ「ああいう大人になっちゃ駄目よ」

ノズパス「?」

レッド「うっせ」ガザゴソ

レッド「ん?なんだこのゴーグル?」

フシギソウ「なんか機械がついつるわね」

ピカチュウ「なんだろにゃー」

レッド「売れば高いかな…」ボソッ

3人「「「それはやめて」」」

レッド「じ、冗談だよ冗談」ハハ

フシギソウ「あんたの場合冗談にきこえないのよ」

レッド「何気にひでぇな」
136 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:27:18.16 ID:ZbGLTrKr0
ピカチュウ「クローン君に聞いてみたら?」

グリーン「グリーンです!」

レッド「あ、起きた」

グリーン「はっ!え?俺負けたの?」

レッド「んなこたどうでもいいから、コレはなんだ?」

グリーン「どうでもいいの!?」

レッド「…」イラ…

グリーン「し、シルフスコープですぅ…」

4人「シルフスコープ?」

レッド「なんだそりゃ?」

グリーン「じ、実はここの6階で…」

グリーンはこのタワーの6階で幽霊が出現したので、それを確かめるためシルフスコープをロケット団から取り戻した。と言った。
137 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:27:39.47 ID:ZbGLTrKr0
レッド「へー。お前がロケット団から…」

フシギソウ「意外とやるじゃない」

グリーン「へへ…。(まぁホントは隙をついて盗んだんだが…)」

レッド「これ、貸してくれよ」

グリーン「ええ!?そ、それはちょっと…」

レッド「あとでちゃんと返すからさぁ」

グリーン「でもポケモンの笛が…」

レッド「それも取ってきてやっから」

グリーン「ええぇ〜?でもぉ〜?」

レッド「…あんま調子乗ってと潰すぞ?」ボソッ

グリーン「どうぞ!」

レッド「サンキュー」
138 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:29:34.90 ID:ZbGLTrKr0
レッド「よし、行くか」

グリーン「いってらっしゃい(幽霊に取りつかれてしまえ!)」

レッド「…あ゛?」

グリーン「ひぃぃ!すみませんでしたぁ!」ドダダダダ

フシギソウ「…何今の?」

レッド「ためしに言ってみたら案の定、奴が俺に頭の中で暴言でも吐いてたんだろ」

フシギソウ「…ヘタレね」

レッド「ヘタレだな」

ピカチュウ「ヘタレタレ」

ノズパス「…ヘタレ?」


グリーン「チクショーーー!!」
139 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:30:14.83 ID:ZbGLTrKr0
―6階―

レッド「うーし、ようやく6階に着いたわけだが…」

フシギソウ「何だったのよっ!あの変なこと言ってた連中はっ!」

ノズパス「」ガクブル

ピカチュウ「ノズちゃんに至ってはもう喋ることずらできないよ」

レッド「俺が知るわけねぇだろ!」

フシギソウ「たっく、なんて不気味なとこなのかしら!」

ピカチュウ「まぁまぁ、早く7階行こうよ」

レッド「しかし幽霊ってのはどこにいるんだ?」

ノズパス「…―あ」

レッド「どうしたノズパス?」

ノズパス「また聞こえてきた…」

フシギソウ「何?」

ノズパス「…声」


??『タチサレ!タチサレ!』
140 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:30:56.70 ID:ZbGLTrKr0
レッド「うおっ!?なんだ今の!?」

フシギソウ「きゃっ…え?何?ちょっとぉ…」

ピカチュウ「もしかして…幽霊?」

レッド「と、とりあえず!シルフスコープをつけるぞ!」

レッドはシルクスコープを装着した。

レッド「ん?こりゃあ…」


ガラガラ(女)「タチサレ!タチサレ!」


レッド「ガラガラ…?」

ガラガラ「タチサラナイノナラ…」

ガラガラのずつき!

レッド「うおっあぶねぇ!」
141 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:31:24.54 ID:ZbGLTrKr0
レッド「仕方がねぇ!フシギソウ、バトルだ!」

フシギソウ「…えっ?バトルたって…」

フシギソウ「見えないのにどうすればいいいの!?」

レッド「あっ、そうkゴフッ」

ガラガラのずつき!

レッド「カハッ…!」

ピカチュウ「れ、レッド!?どうしたの!?」

ガラガラのずつき!

ガラガラ「シネッ!」

レッド「ちっ!おらぁっ!」サッ

ガラガラの攻撃は外れた!

レッド「…この幽霊ガラガラ、攻撃してきやがる」

フシギソウ「攻撃っ!?そんな…見えないのにどうすれば…」

レッド「とりあえず、この場は俺がッ」ヒュン!

レッドのマッハパンチ!

ガラガラ「グッ」

レッド「ハハ、幽霊でもパンチは当たるんだな」
142 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:31:58.64 ID:ZbGLTrKr0
ガラガラ「ナメルナ」ヒュン

ガラガラのほねブーメラン!

レッド「おっと!」ヒョイ

レッド「はは、こんなもん避ければなんtゴフッ?」

ガラガラ「…」ニヤリ

レッド「なーる、ブーメランかよ…」

レッド「だが、全然効いてないぜ?」

ガラガラ「シネッ」ダッ

レッド「くっ!」

フシギソウ「…激しい戦い繰り広げてるっぽいけど」

ノズパス「…見えない」

ピカチュウ「と、とりあえずレッドがんばれー!!」
143 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:32:15.92 ID:ZbGLTrKr0
―10分後―

ガラガラ「…」

レッド「ちっ…なかなか倒れねぇな…」

ガラガラ「…シナイ」

レッド「あ?」

ガラガラ「オマエタチニカラカラヲコロサセタリハシナイ!!」

レッド「…どういううことだ?」

ガラガラ「エ?」

レッド「カラカラってなんだよ?」

ガラガラ「エ?イヤー、アノ、…ロケットダンノカタデスヨネ?」

レッド「いや、違うけど」

ガラガラ「…え?」
144 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:32:41.97 ID:ZbGLTrKr0
ガラガラ「申し訳ございません!!」

ガラガラ「私ったらてっきり勘違いを!」ポカポカ

レッド「いや、それよりあんたは幽霊なんだよな?」

ガラガラ「はい!」

レッド「さっきまでの喋り方は?」

ガラガラ「ああ喋った方が怖いかなぁ…と」

レッド「そんな理由かよ…。で?さっき言ってたカラカラとかロケット団ってどうゆうことだ?」

ガラガラ「…はい、実は…」

ガラガラは語った。
ロケット団がカラカラの頭につけてる骨を売るためにやって来たこと。
そして、それを阻むために自分がロケット団にむかい、死んでしまったことを。

ガラガラ「…今、そのカラカラはここの7階にいます」

ガラガラ「そしたら、この前ロケット団がまたカラカラを探しにやって来たんですよ!」

ガラガラ「その時は私がなんとか追い払いましたが…このままでは…」
145 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:33:15.06 ID:ZbGLTrKr0
レッド「…ふーん」

レッド「…そのカラカラってのは女か?」

ガラガラ「え?いいえ、男の子ですが?」

レッド「…そうか。なら、ちょうど男の仲間が欲しかったんだ」

ガラガラ「?」

レッド「そいつ、俺の仲間にする」

ガラガラ「い、いいんですかっ?」

レッド「別に守ってやるわけじゃねーぞ。普通にバトルにも参加させるし、雑用もさせる」

ガラガラ「…」

レッド「ま、それが嫌だったら俺を倒せばいいんじゃねーの」

ガラガラ「…カラカラを頼みます」ペコリ

レッド「ま、後はてめぇが成仏しろや」

ガラガラ「…有難うございます。あなたのことは一生忘れません」

レッド「一生っつってももう死んでるがな」

ガラガラ「あ、そうでした」

レッド「…じゃあな」

ガラガラ「は…。さよ……ら」シュウウン

レッド「(逝った…か)」
146 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:33:57.82 ID:ZbGLTrKr0
レッド「おい、オメーら…って、うぉっ!」

振り向くとフシギソウたちは泣いていた。

レッド「(声だけ聞こえてたのか…)」

ピカチュウ「いい…お母さんだねぇ…ぐすっ…わだし…わだし…」グスン

ノズパス「…ぐすっ…ぐすっ…がなしい…ぐすっ…」グスン

フシギソウ「な、泣いてんじゃないわよっ!は、早くいくわよ!」ボロボロ

レッド「そういうお前が一番泣いてっぞ」

フシギソウ「こ、これは、アクビよっ!」グスン

レッド「はいはい」

レッド「あー俺、ちょっと下降りてくるわ」

ピカチュウ「…なんで…ぐすっ…」

レッド「モンスターボール落としちまってな。これじゃカラカラも捕まえられん」

フシギダネ「早く…ぐすっ…戻ってきなさいよねっ!」グスン

レッド「ああ」タッタ
147 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:34:28.91 ID:ZbGLTrKr0
そして、5階に降りたレッド。

レッド「さっき、誰かが5階から上がってくる気配がしてきたんだが…」

レッド「やっぱお前らだったか」

ロケット団員A「ちぃ!バレタか!」

ロケット団員B「まぁいい!捻り潰す!」

ロケット団員C「ポケモンを置いてきたのは間違いだったなぁ!」

レッド「…3人か」

ゴンッ!!

ロケット団員達「!?」ビクッ!

レッド「俺ぁ今イラついてんだよ…」

レッド「まとめてかかってこい」クイクイ

ロケット団員A「か、かかれ!」

ロケット団員BC「おうっ!」

レッド「ふんっ」ボギャァ!

ロケット団員B「ガッ…ハ…?」

レッド「…手加減しねぇぞ」ポキポキ
148 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:35:15.12 ID:ZbGLTrKr0
―1分後―

ロケット団員A「ぐぅ…」

ロケット団員B「つえぇ…」

ロケット団員C「ば、ばけもんだぁ…」

レッド「おい」グイ

ロケット団員B「ひぃ!」

レッド「お前らのボスは何て名前だ?」

ロケット団員B「そ、それは…」モゴモゴ

レッド「言え!!」クワッ

ロケット団員B「言う!言うよ!だから殴らないでくれ!」

ロケット団員B「サ、サカキ様だよ…」

レッド「サカキ…」

ロケット団員B「こ、これを俺が言ったって誰にも言うなよ!」

レッド「ああ」
149 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:35:38.34 ID:ZbGLTrKr0
―1分後―

ロケット団員A「ぐぅ…」

ロケット団員B「つえぇ…」

ロケット団員C「ば、ばけもんだぁ…」

レッド「おい」グイ

ロケット団員B「ひぃ!」

レッド「お前らのボスは何て名前だ?」

ロケット団員B「そ、それは…」モゴモゴ

レッド「言え!!」クワッ

ロケット団員B「言う!言うよ!だから殴らないでくれ!」

ロケット団員B「サ、サカキ様だよ…」

レッド「サカキ…」

ロケット団員B「こ、これを俺が言ったって誰にも言うなよ!」

レッド「ああ」
150 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:42:56.62 ID:ZbGLTrKr0
レッド「ところで…あのガラガラを殺したのはお前らか?」

ロケット団員B「…ああ」

レッド「そうか…」

ロケット団員B「なぁもういいだろ?逃がしてくr「オラ」ボキィ

ロケット団員B「え」

ロケット団員Bの腕が折られた。

ロケット団員B「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!いでぇえええええええええええ!!!!!!!!!!!」

レッド「まだおわんねぇぞー」ボキィ

レッドは次々と骨を折っていく。

ロケット団員B「いでぇ!いでぇよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

ロケット団員A「…な、なにやってんだよお前…」ガクガク

レッド「よーし、これでもう悪さもできんだろ」

ロケット団員C「B!おいB!」

レッド「次はお前らだぜ」

ロケット団員A「ゆ、ゆるしてくれよぉ…」

レッド「…黙れ」

ロケット団員A「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

レッド「許すわけねぇだろ」

―5分後―

レッドはロケット団員達の腕、足をすべて折った。
ロケット団員は全員失神していた。

レッド「…本当なら殺してもいいんだがな…。聞いてねぇか…。」

レッド「…ロケット団…サカキ…」


レッド「…潰す」ボソッ
151 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:43:20.27 ID:ZbGLTrKr0
―6階―

レッド「今戻ったぞ」

フシギダネ「遅いわねぇ。何してたのよ」

レッド「モンスターボールが中々見つからなくてな」

ピカチュウ「そんなことより、早く7階行こうよ!」

ノズパス「…カラカラ、待ってる」

レッド「ああ、行くか」

―7階―

レッド「よし…カラカラとフジの爺さんは…」

フジ「誰だね君達は?」

レッド「あれか」

レッド「あんたがフジの爺さんか?」

フジ「そうじゃが」

レッド「ポケモンの笛をくれよ」

フジ「いいけど」

レッド「サンキュー」

フシギソウ「なんか淡々としてるわね」

フジ「君達みたいな人がよく『カビゴンを起こしたいからポケモンの笛をくれ』といてくるからのう」

ピカチュウ「へぇ」
152 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:43:39.16 ID:ZbGLTrKr0
レッド「で、カラカラはいるか?」

フジ「ん?カラカラになにか用かい?」

レッド「仲間にしようと思ってな」

フジ「何?それは本当かい?それはよかった。あの子は母親が死んで寂しがっていたからねぇ」

レッド「さっさとカラカラどこか教えろよ」

フジ「ぐぬぅ…。最近の若者はせっかちじゃのう」

フジ「カラカラよ。出ておいで」

カラカラ(男の娘)「…」

レッド「ブッ!!!」

フジ「ど、どうしたんじゃ!?」

レッド「これのどこが男だ!女じゃねぇかよ!」

カラカラ「僕は男だ!」

レッド「はぁ?ふざけんのもいい加減にしろ」

レッド「くっそ〜!あのガラガラ俺に嘘つきやがったな…」

ピカチュウ「でもまぁ、女の子でも仲間にしてあげようよ」

ノズパス「あげようよ」

フシギソウ「男も女もそんな変わんないでしょ」

カラカラ「だから男だって!」
153 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:44:09.00 ID:ZbGLTrKr0
レッド「はいはい。男でいいからさ」

レッド「お前、俺らと仲間にならねぇか?」

カラカラ「!」

レッド「どうだ?一緒n「お前らロケット団だろ!」

レッド「はぁ?」

カラカラ「騙されないぞ!そう言って僕の頭の骨を取るつもりだろ!」

レッド「おい、勘違いすんな。ロケット団なら5階にいr「なんと!あんた達ロケット団だったのか!」

レッド「爺さんもかよ…」

フジ「危うく騙されるところじゃった!カラカラすぐに逃げなさい!」

カラカラ「うん!」ダダダダダダダ

レッド「ちょ、おい!」

レッド「俺らはロケット団じゃねぇって言ってんだろうが!」

レッド「追いかけるぞ!」

フシギソウ「ええ」

ピカチュウ「うん」

ノズパス「…(走るの苦手…)」
154 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:44:39.95 ID:ZbGLTrKr0
―シオンタウン―

カラカラ「来るな〜!」ダダダダダ

レッド「待てって!」ダダダダダ

グリーン「あ、レッド!ポケモンの笛貸してもらえた〜?」

レッド「グリーン!そいつ捕まえろ!」ダダダダダ

グリーン「へ?」

カラカラ「ねぇ!僕を助けて!悪い奴らに追われてるんだ!」

グリーン「は?」

レッド「よし!いいぞグリーン!そのままそいつ逃がすな!」

カラカラ「あいつだよ!あいつが悪い奴!」

グリーン「ちょ、待って…。何が何だか…」

カラカラ「お願い!僕を助けてよぉ!!」ウルウル


グリーン「」ズッキューン!!

グリーン「(なんだこの可愛い女の子ぉぉぉぉぉ!!こんな可愛い上僕っ娘だとぉぉぉぉx!?ハイスペックすぎる!
そんな女の子が、俺に泣きながら『助けて』…。これはフラグか!)いいよ」キリッ

カラカラ「ありがとう!」

グリーン「レッド、悪いがこいつはわたせね「あ゛?」わたせません!」
155 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:45:17.51 ID:ZbGLTrKr0
レッド「何言ってんだお前?」

グリーン「こ、この子は俺のポケモンにする!」

レッド「…」

グリーン「(うぅ…。やっぱりボコられるかなぁ…。痛いだろうなぁ…。で、でもこの子は渡せん!!)」

レッド「あ、そ。じゃあな」スタスタ

グリーン「へ?」

レッド「あとこれな」ポーン

グリーン「あでっ!…ポケモンの笛だ」

レッド「じゃ」

フシギソウ「ちょ、いいのレッド!?あいつに渡して!」

ピカチュウ「しまいにゃ犯されちゃうかも!」

グリーン「どういう意味だよ!」

レッド「いいよ。別に」スタスタ

フシギソウ「そ、そう…」

カラカラ「お兄さん、強いね!」

グリーン「へ?あ、いや、あ、ああ!強いだろう!」

レッド「…」ギロ

グリーン「すみません嘘つきました弱いです」

ノズパス「…(やっとついたけど、何があったんだろう…?)」ゼェゼェ ハァハァ
156 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 19:46:12.91 ID:ZbGLTrKr0
―ポケモンセンター―

チンチンモゲタ♪

ジョーイ「ったー。っのってんっをー」ホジホジ

フシギソウ「なんで、グリーンに渡したのよ」

レッド「あいつも、俺なんかより一緒に居たいと思えるやつといた方がいいだろ」パンヲモグモグ

レッド「それに、シルクスコープもロケット団から奪い返したって言ってたしな。ロケット団くらい追い返せるだろうさ」

フシギソウ「レッド…」

レッド「というのは建前で、本当は女はこれ以上増やしたくないんだよねー(ふん)」パンヲモグモグ

フシギソウ「そっちが本音かぁ!つーか逆だよ!」ハッパカッター

レッド「いでででで!お前!刃物系は駄目だって!」

フシギソウ「葉物系よ!」シュンシュンシュン

レッド「うまくねぇよ!」

ピカチュウ「ふふ」

ノズパス「…どうしたの?」

ピカチュウ「いや、たぶんあれが本音なんだろうなーって」

ノズパス「?」

レッド「ちょ、このままじゃ血まみれになるだろ!」

フシギソウ「名は体を表すのね!」シュンシュンシュン

レッド「こんな意味でなりたくなかった!」
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2014/05/31(土) 21:44:30.36 ID:Er+6IM8DO
俺は読んでるし発言してるのにスルーですかい?
ちなみにピーーとなるのはフィルターに引っ掛かってるからでメール覧にsagaと入れれば死ねなどはピーーとならないよ
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/05/31(土) 23:15:01.37 ID:B8DP976Mo
まだ途中までしか見てないが期待してる
159 : ◆eN9KdBg3KY :2014/05/31(土) 23:57:14.68 ID:ZbGLTrKr0
あ、見てくれてる方いたんすね。
続きはまた明日投稿します。
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/01(日) 01:49:21.23 ID:HmOJOHBuo
板違い
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2014/06/01(日) 02:01:21.53 ID:KVe6sdzX0
楽しみにしてるぜよ。
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2014/06/01(日) 02:09:48.14 ID:x+VEGZXvo
追い付いた。面白いから期待
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/06/01(日) 02:52:14.15 ID:qTzbCsfF0
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/01(日) 04:44:58.74 ID:0rp2uBer0
追い付いた
期待
165 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 11:49:19.81 ID:rKAjyfn90
それじゃあ投稿します
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/06/01(日) 11:50:19.26 ID:rKAjyfn90
―ホテル―

フシギソウ「明日、出発するの?」

レッド「いや、まだ残る」

ピカチュウ「なんで?」

レッド「聞いたところによると、次のジムのエリカっつー奴は中々手強いらしい。ポケモンタワーでレベル上げすっぞ」

ピカチュウ「え〜?なんかあそこ怖いのにな〜」

レッド「文句言うな」

ノズパス「」ガタガタブルブル

レッド「…頑張ってくれ」

ノズパス「…うん」ガタガタブルブル

フシギソウ「…電気消すわよー」パチッ
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鹿児島県) :2014/06/01(日) 11:51:02.95 ID:rKAjyfn90
―その夜、グリーン達―

グリーン「さーって、皆風呂入るぞー」

リザード&サンドパン&ニョロゾ&カラカラ「はーい」ゾロゾロ

―銭湯―

リザード「ちょっと男子ぃ。覗かないでよぉ?」ニヤニヤ

グリーン「の、覗かないって///」

リザード「フフ(こうゆう反応が可愛いのよね〜)」スタスタ

グリーン「くそぅ…またからかわれた…」

―男湯―

グリーン「ふぃぃぃ。いい湯だなぁ」

ニョロゾ「見ろ!これが紳士クロールだ!」

サンドパン「あんま暴れないでくださいよ…」

カラカラ「すごーい!」キャッキャ

グリーン「(うんうん。ニョロゾもサンドパンもカラカラも、皆元気だなぁ…)…ってカラカラァァ!?」

カラカラ「うわっ!びっくりしたぁ」

グリーン「なななななんで!?君女の子でしょ!?」

カラカラ「あー!またかよー!」

カラカラ「僕は男だって!」ブラーン

グリーン「ブ、ブラーンって…(男の娘だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!)」

グリーン「(まぁそれでも別に萌えるからいいんだけどね!)」キリッ

カラカラ「もう間違えないでよ!」

グリーン「うんー、ごめーん」ニコニコ

カラカラ「?」
168 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 11:52:33.13 ID:rKAjyfn90
―翌日、シオンタワー―

ゴース(男)「おらぁぁ!」

フシギソウ「やぁ!」


ゴースト(男)「どりゃあ!」

ピカチュウ「えいっ♪」


ゴース(男)「ギャーッハッハッハ!」

ノズパス「…うぅ…えいっ」


レッド「うーし、大分レベルが上がったなぁ」

フシギソウ:Lv30  ピカチュウ:Lv30 ノズパス:Lv29







レッド:Lv37

フシギソウ「だからなんで(ry」ガミガミ

レッド「だからテメェら(ry」ガミガミ

ピカチュウ「レッドはやっぱり強いなぁ」シミジミ

ノズパス「なぁ」シミジミ?
169 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 11:54:36.51 ID:rKAjyfn90
短パン小僧「ゲンガーどこかなぁ…」

レッド「ん?あいつは…」

フシギソウ「ニビジムの短パン小僧じゃない」

ピカチュウ「なつかしいねぇ」

ノズパス「ねぇ」シラナイケド

ノズパス「…?」

レッド「よぉモブ」

短パン小僧「モブ言うなっ…って、レッドさんじゃないっすか!」

レッド「お前、タケシの所で修行してんじゃなかったか?」

短パン小僧「ああ…。僕、見ちゃったんですよね…」

短パン小僧「タケシさんとイワークが…その掘らrむぐぅ!」ジタバタ

レッド「こいつらにはまだ早ぇ」ギロ

短パン小僧「はっ、はい」ビクビク

ピカチュウ「?なにを掘られたの?」

短パン小僧「いっ、芋です芋!」

フシギソウ「なんで、芋掘ってるだけでやめんのよ?」

短パン小僧「い、いやぁ…」チラ

レッド「…」ギロ

短パン小僧「あ、あはははは!(ガンバレ俺!)」

レッド「まぁ、このモブがタケシのとこ出てったのはいいとして、ここで何してんだよ」

短パン小僧「いやぁ、実は今僕も、レッドさんみたいにジムバッジを集めてて…って言ってもまだ一個も集まってないっすけど」

レッド「ふーん」
170 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 11:56:06.17 ID:rKAjyfn90
短パン小僧「それで、今度ヤマブキシティのナツメってジムリーダーと戦おうと思ってるんです」

短パン小僧「それでナツメはエスパータイプの使い手だから、相性のいいゴーストタイプを捕まえようとしてるんですよね」

レッド「ほほう」

フシギソウ「ゴーストタイプって、ゴーストとかゴースのこと?」

短パン小僧「はい。じゃ僕はこれで」スタスタ

短パン小僧はどっかに行った!

レッド「ケケケ、いいこと聞いたぜ」ニヤニヤ


レッド「つーわけで、俺らもゴーストタイプを捕まえようと思う」

フシギソウ「へー」

ピカチュウ「仲間が増えるね!」ワクワク

ノズパス「ね!」ワクワク

フシギソウ「でもそんな簡単に捕まえられるの?」

レッド「レベルも上がったし、大丈夫だろ」
171 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 11:58:01.95 ID:rKAjyfn90
ゴースト(男)「おりゃあ!」

ピカチュウ「えい♪」ビリリ

ゴースト「」チーン



ゴース(男)「そりゃ!」

フシギソウ「とぉ!」ハッパカッター

ゴース「」チーン



ゴースト(男)「けーっけっけっけ!」

ノズパス「…うぅ…やぁ!」ゴン!

ゴースト「」チーン


レッド「さーて、皆凄くレベル上がったよな」

レッド「もう、ゴースもゴーストも一発で倒せるくらい上がったよな」

フシギソウ「…ふん」

ピカチュウ「てへ?」

ノズパス「…」モジモジ

レッド「レベル上がりすぎたぁぁぁぁ!!!!」ガーン!
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/01(日) 12:23:48.97 ID:Qe66KSNDO
ワロタ
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/06/01(日) 12:39:35.86 ID:xh1ujDkq0
w
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/01(日) 12:44:39.20 ID:Qe66KSNDO


フシギソウはこんな感じ?
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/01(日) 14:15:30.99 ID:HmOJOHBuo
SS速報でやれ
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/01(日) 15:00:04.14 ID:KwFHP8UOo
続き待ってる
177 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:13:59.23 ID:rKAjyfn90
レッド「くっそ〜…こんままじゃ全員一発で倒しちまう…」

短パン小僧「あ、レッドさーん。捕まえられましたか?」スタスタ

レッド「あぁ?」ギロリ

短パン小僧「すいませんでした!!!!」ドゲザ

レッド「…お前は捕まえたのか…?」

短パン小僧「あ、はい」

ゴース(男の子)「どーも」ペコリ

レッド「くっそぉぉぉぉぉ!」

短パン小僧「ど、どうしたんすか」ビクゥ

フシギソウ「かくかくしかじか」

ゴース「はぁ、それならあの人と捕まえればいいと思います」

レッド「…誰だよ」

ゴース「ふっふっふ、それは…シオンタワーの女王です!」

4人「シオンタワーの女王?」
178 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:15:02.62 ID:rKAjyfn90
>>174
そんな感じ
179 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:16:19.44 ID:rKAjyfn90
ゴースト「ええ。僕らゴーストやゴースの間では有名ですよ。僕は見たことないんですが、なんでもシオンタワー唯一のゲンガーらしくて」

レッド「ほぉ」

ゴースト「Lvもかなり高いらしいですよ。今はシオンタワーの7階を拠点としてるみたいなんですが、結構放浪してます」

レッド「…なるほど」ニヤ

レッド「そいつ、俺のにする」

ピカチュウ「女の子みたいだけどいいの?」

レッド「背に腹は代えられねぇよ」

フシギソウ「ま、あんたならそう言うと思ったわ」

レッド「行くぞ!」ダダダダダダダダ

ピカチュウ「おー!」ダダダ

ノズパス「…おー」ダダダ

フシギソウ「ちょ!待ちなさい!」ダダダ


短パン小僧「行っちゃった」

ゴースト「大丈夫ですかねぇ」

短パン小僧「大丈夫だと思うよ、あの人強いし」

ゴースト「いえ、そんなことではなく…」

ゴースト「女王は、自分を探す人間はここから追い出そうとありとあらゆる手段を使いますから」

短パン小僧「へー。まぁ俺には関係ねぇや」スタスタ

ゴースト「それもそうですねぇ」スタスタ
180 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:18:01.53 ID:rKAjyfn90
レッド「さーて、ゲンガーはどこに居やがる?」

ピカチュウ「呼んでみれば?私の時みたいに」

レッド「ほう、いい手だ」

レッド「どこだーゲンガー!!」

ゲンガー! ゲンガー!  ゲンガー  ゲンガー    ゲンガー     ゲンガー       ゲンガー

声が響く。

レッド「畜生。出てきやがらねぇな」

フシギソウ「まぁそう簡単には…って!きゃあ!」ズルズルズル

レッド「どうした!?」バッ

フシギソウの方向を見ると、フシギソウは地面を這いつくばって、いや、見えない何かに引っ張られていた。

レッド「な、なんだこりゃ?」

ピカチュウ「フッシー!大丈夫?」

フシギソウ「大丈夫じゃないわよ!(…ってこれ、スカートめくれちゃうぅ///)」ズルズル

レッド「とりあえず今引っ張ってy「来ないで!」

レッド「はぁ?」

フシギソウ「あんただけは来ないで!」
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/01(日) 16:18:38.23 ID:BGYKW+aeo
きたか…!(ガタッ
182 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:19:49.61 ID:rKAjyfn90
レッド「何言ってんだお前?」

フシギソウ「いいから!ピカチュウかノズパスが来て!」

レッド「んなこと言ってる場合か!いくら俺が嫌いでも我慢しろ!」

フシギソウ「そ、そういう問題じゃなくて…///(キャアアアアア!これ以上はホントに見える!)」ズルズル

フシギソウ「あ、あんたはあっち向いてなさい!」

レッド「たっく、往生際がワリィな…」

レッド「ピカチュウやノズパスには無理だ!だかr「だったらもう助けなくていいからぁ///」

ピカチュウ「フッシ〜そんなこと言ってる場合じゃないって〜」ニヤニヤ

フシギソウ「…(…こいつ、わかってるな///!)」

ノズパス「…はやく、助けなきゃ」

レッド「っつーわけだ!ほらいくぞ!」ダッ

フシギソウ「ちょ、やめ、その、待ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
183 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:22:00.33 ID:rKAjyfn90


ファァサァァ


ん…… ?


何故か俺の目の前には、真っ白になった。


ん?


なにかあるぞ?


あ、くまのプリンt「みるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」ドッゴーン!!!


―5分後―

レッド「俺なんか悪いことしたか?」ボロ・・・

フシギソウ「…」

ピカチュウ「まぁまぁ、フッシーももう許してあげようよ」

レッド「…あのさぁ、確かにテメーのを見ちまったが、あれは不可抗力だろう?」

フシギソウ「お、お、お、お、おお乙女のぱぱぱぱぱぱぱんつみみみみみみたのよっ///あんたはっ///」プッシュー

ピカチュウ「なんかもう沸騰してるね」

レッド「たく…別に見たいわけねーよお前のパンt「何…」

レッド「ん?」

フシギソウ「乙女に何言ってんだあんたはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!あんたが私の パ、パンツ 見たんでしょうがぁぁぁあ!!!!!!!!!」ハッパカッター!!!!!

レッド「ちょ、この量はさすがに死n」グサグサグサグサ バタ
184 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:24:28.33 ID:rKAjyfn90
―また5分後―

レッド「[ピーーー]気かテメーは!!」フッカツ

レッド「今日ほど、『生命って凄い』と思った日はねーぞ!!」

フシギソウ「あああんた悪いんでしょ!?///」ブスー

レッド「だからってありゃねーだろ!」

フシギソウ「どうせならあの時記憶を抹消すればよかったのに!///」

レッド「んだとテメ…はぁ」

フシギソウ「な、なによ(い、言い過ぎちゃったかしら…?)」

レッド「…足、痣できてんぞ」ハァ

フシギソウ「はぁ?こんなの…っっ」アイタタタ

レッド「たく、ガキのくせに強がんなっつーの」オンブ

フシギソウ「ちょ、な、なに!?」

レッド「これじゃあるけねーだろ?」

フシギソウ「で、でも///」

レッド「…なら、ボールに…」ガサゴソ

フシギソウ「あ、まっ、いやっ」


フシギソウ「…こ、このままがいい…///」ギュゥゥ


レッド「お、おう///(え、何今の?)」タジタジ

ピカチュウ「むぅ…。やるのぅフッシー」

ノズパス「…?」
185 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:26:44.31 ID:rKAjyfn90
レッド「しかし誰に引っ張られてたんだよ?」

フシギソウ「私が知るわけないじゃない」

ピカチュウ「…まぁ状況から考えてみたら…」

ノズパス「…ゲンガー」

フシギソウ「な、なんでゲンガーが?」

ピカチュウ「うーん…。捕まるのが嫌なんじゃないの?」

ノズパス「…そうかも」

レッド「はっ!上等じゃねぇか」

レッド「捕まるのが嫌だろうがなんだろうが、俺の仲間にしてやんぜ」ケケケ

フシギソウ「…ドS」

ピカチュウ「まぁドSなレッドもカッコいいけどね!」

レッド「うっせ。ドSドS言うな」

ノズパス「…?(どえす?)」
186 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:27:34.18 ID:rKAjyfn90
それから3時間!レッドたちはゲンガーを探した!…が、

ピカチュウ「きゃぁぁ!!///」

レッド「どうした!?」

ピカチュウ「む、胸が誰かにぃ///」モミモミ

レッド「…(目がっ…目がぁぁ!!)」ジー

フシギソウ「何ガン見してんのよ!この変態っ///」ハッパカッター

レッド「お前、この量のハッパカッター一回受けてみ?絶対死n」グサグサグサ! バタン


こんなことや――…
187 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:29:19.24 ID:rKAjyfn90
ノズパス「…怖い」ガクガクブルブル

レッド「うぉ!ノズパスが浮いてやがんぞ!」

ピカチュウ「何時の間にそらをとぶを!?」

フシギソウ「バカか!あんたたちは!さっさと助けなさい!」

ピカチュウ「いやでも2メートルぐらいあるんだけど…」

レッド「ジャンプすれば届くな」

フシギソウ「そうゆうことならさっさと跳びなさい」

レッド「命令すんなよ…っと!」ヒュン!

レッド「大丈夫か?」ガシッ

ノズパス「きゃっ///」←体をつかんだ際、手が胸を握っているが、まな板な故気づかず

レッド「?顔赤いぞ?」

ノズパス「…お胸に…手が…///」カァァァ

レッド「あ、ワリ「この変態がぁぁ!」ハッパカッター

レッド「本日3度m」グサグサグサ! バタン

こんな感じでレッドが死にかけたり死にかけたりした。

ピカチュウ「レッドって本当に人間?」
188 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:30:25.73 ID:rKAjyfn90
レッド「ノズパスはともかくピカチュウのは俺が悪いわけじゃねぇだろ!」ギャーギャー

フシギソウ「鼻の下伸ばして見てたじゃないのよ!」

レッド「そればっかりは本当だけどよ!」

フシギソウ「本当なのかよ!」ツルノムチ

レッド「いっでぇぇぇ!」

レッド「くそ…命がいくつあっても足んねぇぞ…」

ピカチュウ「まぁ、たしかにフッシーはちょっとやり過ぎだと思うよ?」

ノズパス「…うん」

フシギソウ「…ぶー」プクー

ピカチュウ「フッシーかあいいよぉぉぉぉぉ!!!!!!!」ダキツキ!

フシギソウ「うわぁぁ!寄るなぁぁ!」ツルノムチ

ピカチュウ「あいてて…ただの冗談なのに」

フシギソウ「あんたの場合なんか本気っぽいのよ…」

ピカチュウ「むむ?それどういう意味?」プンプン
189 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:30:56.35 ID:rKAjyfn90
そんな話をしていたピカチュウに、不穏な影が…。

ゲンガー「…」ソー

ピカチュウ「ソレハシンガイダヨ!」プンプン

ゲンガー「…くっくっく」ギュッ←ピカチュウの尻尾を引っ張る

ピカチュウ「ちゅうううううううう!?」ビリビリビリビリビリビリビリ

ゲンガー「ええええええええええ!?」・・・バタン

レッド「どうした!?」

ピカチュウ「いや…誰かに尻尾を捕まれたと思って思わず放電しちゃったんだけど…」

ピカチュウ「…ゲンガーゲットしちゃった♪」テヘペロ
190 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:34:36.17 ID:rKAjyfn90
ゲンガー「…うーん」バタンキュー

レッド「よくやったぞピカチュウ!」

ピカチュウ「えへへー。撫でて?」

レッド「おう!」ナデナデ

フシギソウ「…ふん」ブー

ピカチュウ「(ごめんねフッシー♪)もっと〜」

レッド「…こんだけな」スッ

ピカチュウ「え〜?ぶーぶー」

レッド「(俺が恥ずかいしいんだよ…)」

レッド「それよりもこいつをボールに入れるぞ!」

レッド「つか…考えてみれば、こうやって倒してポケモン捕まえるの初めてだな…」

フシギソウ「そういえばそうね。私はオーキドからあんたに渡されて」

ピカチュウ「私は合意の上だったもんね」

ノズパス「…気づいたら、仲間だった」

レッド「よし!こいつは記念すべき第一号だ」

レッド「おらよっと」ポーン

キュポン!ポーンポーンポーンタータータータララッタラー!!
ゲンガーを捕まえた!
191 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:36:14.48 ID:rKAjyfn90
―ポケモンセンター―

チンチンモゲタ♪

ジョーイ「ありがとうございましたっ!またのご来店を!」キビキビ

ゲンガー「はっ!?」ガバッ

レッド「よう、目が覚めたか」

ゲンガー「え?…あ、え?」

フシギソウ「どうしたの?」

ゲンガー「え?いや…私…え?捕まった?」

ピカチュウ「うん。まぁその通りだね!」

ゲンガー「え?この私が?え?嘘?ドッキリ?」

レッド「戻れ、ゲンガー」

ゲンガー「え」キュポン!←ボールにもどる

レッド「出てこい、ゲンガー」

ゲンガー「ぷはっ」ビュゥン

レッド「な?」

ゲンガー「…」

ノズパス「…仲間」エヘヘ

フシギソウ「ま、よろしくn「ヤダ」

4人「え?」

ゲンガー「ヤーーーーーーーーーダーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」ビリッ!
192 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:37:28.46 ID:rKAjyfn90
レッド「うっわ声でか!」

フシギソウ「こ、鼓膜が…」

ゲンガー「家かーーーーーーーーーーーーーーーーーえーーーーーーーーーーーーーーーるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

ピカチュウ「耳が…耳がぁ!」

ノズパス「…うぅ」

ゲンガー「かーーーーーーーーーーーーーーーーーえーーーーーーーーーーーーーーーーーるーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

レッド「わかった!わかったから落ち着け!」

ゲンガー「かえしてくれるの?」

レッド「と、とりあえずなんで帰りたいんだ?」

ゲンガー「えっとねー。タワーに入ってきた人間にイタズラしたいしー、私縛られたくないしー」

レッド「なおさら解放できねぇわ」

ゲンガー「いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

フシギソウ「ちょ、レッド…この声…どうにか…してー!!」

レッド「んなこと…言ってもなー!!(こんなもん女王は女王でも我儘女王じゃねーか…)」

ピカチュウ「あ!わかった!」

ゲンガー「え?」

ピカチュウ「私たちがシオンタワーよりもっと面白い所連れてってあげるよ!」
193 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:38:01.15 ID:rKAjyfn90
ゲンガー「面白い所?タワーより?そんなのあるわけないよ」

ピカチュウ「それじゃ、あなたはこの町から出たことがあるの?」

ゲンガー「ううん」フルフル

ピカチュウ「確かめもせずに断言するの?」

ゲンガー「うーん…」

ピカチュウ「ずっとこの町にいるより、世界中を回った方が楽しいよ?」

ゲンガー「楽しいの?」

ピカチュウ「うん!」ニコッ

ゲンガー「じゃぁー行ってあげてもいいかなー」

ピカチュウ「じゃあ、決定ね」ニコニコ

ゲンガー「うん!」


フシギソウ「ピカチュウ、凄いわね…」

レッド「普段からガキの扱いにはなれてんだろ?」

フシギソウ「…私のこと?」ハpp

レッド「まて、さすがに4度目はキツイ」

フシギソウ「結局私のことか!」ハッパカッター

レッド「たっく…、もう俺疲れt」グサグサグサ!
194 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:39:21.54 ID:rKAjyfn90
―10分後―

レッド「…さて、ゲンガーも仲間に引き入れたことだし」ボロボロ

レッド「出発すっか」

ピカチュウ&ゲンガー「「おー!」」

ノズパス「…おー」

フシギソウ「バカなことやってないでさっさと行くわよ」

ピカチュウ「もーノリ悪いなぁフッシーは」

ゲンガー「おー!って言えー!」

フシギソウ「絶対やらない」プイ

レッド「たく…喧嘩が多いなこりゃ…」

ノズパス「…次、どこ行くの?」
195 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:40:53.21 ID:rKAjyfn90
フシギソウ「今度は迷わないでしょうね?」

レッド「少しは信じろよな。行くぞ!」

ゲンガー「おー!」


―1時間後―

レッド「…ここはどこだ」

フシギソウ「しっかり迷ってるじゃな
いの!」

レッド「うるせー!だいたいテメェが蛇を見た瞬間どっかに行っちまったせいだろうが!」

フシギソウ「う、うぅ…。お、女の子に罪をなすりつけないでよ!」

レッド「なすりつけてんのはテメェだろうが!」

ピカチュウ「うーん…これは…」

ノズパス「…デジャヴ」

ゲンガー「お腹減った」グ〜
196 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:41:31.13 ID:rKAjyfn90
??「きゃぁ!」

ピカチュウ「むむっ?誰かの悲鳴だよ?」

レッド「ん?そんなの聞こえたか?」

ピカチュウ「聞こえたんだよ!行こうよー!」

レッド「道を知ってるやつかもな。行くか」スタスタ


??「あいててて…」サスサス

レッド「ん、あ、おいアンタ」

??「え?」

レッド「悲鳴が聞こえたんだが、大丈夫か?」

??「え、ええ。まぁ、はい。大丈夫です。転んだだけなので」

レッド「そうか…。って、血ぃ出てんぞ」

ピカチュウ「ホントだ。痛そー」

??「…ふぁぁ」クラ・・・

レッド「お、おい大丈夫か!?」

??「す、すいません。どうも血は苦手で…」

ノズパス「…消毒した方がいい」つ消毒液

フシギソウ「バンソーコー。あるわよ」

ゲンガー「痛覚を無くしてやろうか?」

レッド「ゲンガー。それだけはやめろ」
197 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:42:16.80 ID:rKAjyfn90
レッド「そんじゃ、ちょっと沁みんぞ」

??「〜〜っっ」

レッド「我慢しろ」

??「は、はい(この人、カッコいいな〜///)」

レッド「絆創膏は自分で貼れるな?」

??「え、あ、はい(そっけない所がまたいいなぁ〜///)」

ピカチュウ「やっぱレッドって女の子には優しいね」

レッド「うっせ」デコピン

ピカチュウ「あうっ」

??「(はうぅ〜かっこいいなぁ〜///)」ジー

フシギソウ「 ! (なんか…今不安がよぎった…)」

レッド「そういえば、あんたなんていうんだ?」

??「(カッコいいn)って、え?」

レッド「名前だよ」

??「え、あーっと、はぁ(キャーーーー!!名前聞かれちゃった!キャーーーーー!!)」


??「エ、エリカでしゅ!(…噛んだーーーー!!!)」orz
198 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:43:31.37 ID:rKAjyfn90
レッド「エリカね…(噛んだよな今)」

ピカチュウ「いい名前だね!(噛んだー!)」ケラケラ

フシギソウ「エリカって…タマムシジムの!?(噛んだなぁこの子)」

エリカ「な、なぜそれを!?」

レッド「え?何、お前ジムリーダーなの?」

エリカ「はぁ…(うぅ…この人的には戦う女ってどうなんだろうか…?)」

レッド「とろそうに見えるけどな。すげぇじゃん」

エリカ「は、はい///!(やったーーーーーーーーー!!!!!好印象!!!!!!!!!!!!!)」

レッド「ところで悪いんだがー…」

エリカ「これはもう遠回しの好きなんじゃないかしら。そうよね。というか私結構可愛い部類に入ると思うし、うん。やっぱりこれは愛の告白と受け取っても大丈夫よね。あー、なんて返事しようかな?あ、もちろんOKなんだけど、
    やっぱりOKっていうのにも可愛く見せたいよね!うーんっどうしようかな?『不束者ですが』?ダメダメ!古臭すぎる!うーん。ここはやっぱ、普通に答えよっかな。その方が安心かも♡」ブツブツブツブツ

レッド「え?いや、何言ってんの?」

エリカ「え!?あら、嫌だ私ったら!声に出してた?キャー恥ずかしー!まぁでも、そんなのも二人に愛に比べれば何の問題もないよねっ♡きゃっ♡言っちゃった♡ねぇねぇ、新婚旅行はどこにする?やっぱりオーソドックスに
    ハワイかなぁ?いや、でもハワイ人多いから私、やっぱ苦手かも、それより――…」

レッド「」

フシギソウ「」

ピカチュウ「」

ノズパス「」

ゲンガー「お腹減ったぞーレッドォー」グイグイ

レッド「しっ!名前ばらすな!」
199 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:45:03.89 ID:rKAjyfn90
エリカ「え?あなたレッド様というお名前なの??ジムリーダー連合から通達があったけど…こんなにカッコいい人だったなんて!きゃっ♡言っちゃった♡それより、レッドっていい名前よね♡情熱的って言うかんじ?私達の愛みたいに?
    きゃっ♡またまた言っちゃった♡」

フシギソウ「逃げましょう」

レッド「ああ」

ピカチュウ「二人ともそんなところで何してるの!?早くきなって!」ダダダダダ

ノズパス「…逃げるべき」ギュウ←ピカチュウにおんぶしてもらっとる

ゲンガー「鬼ごっこするの?」ダダダダダ

レッド「はや!すでに200メートルはいってんぞあいつら」

フシギソウ「出遅れたか…」

レッド「とにかく行くぞ!」ダッ

フシギソウ「きゃっ///(お、お姫様抱っこ…///)」カァァ


エリカ「 ね ぇ レ ッ ド 様 ? ど こ 行 く の ? て い う か そ の 女 誰 ? 」ダダダダダダダダ

レッド「いやーあはは…(こえええええええええええええええええええええええええ!!!!)」ダダダダダ

それから1時間!捕まったら即死の鬼ごっこが続けられた。


―タマムシシティ―

エリカ「すみませんでした!私、好きな人の前になるとどうしても周りが見えなくなっちゃって!」

レッド「あ、ああいいよ(この子、俺の本気ついてきやがった…人間か?)」ゼェゼェゼェ 

ピカチュウ「終盤の追い上げが…もう…もう…」

ノズパス「…般若の顔」

ゲンガー「鬼ごっこって楽しいなー!」

フシギソウ「コワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ」ギュウウウウウウウウウ

レッド「おい、もう大丈夫だから離れろ」

フシギソウ「…ほんと?」ウルウルウルウル ジー

レッド「っ…あ、ああ、本当だ(なんだ今の…ヤベー…)」

エリカ「…」ジー
200 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:46:20.81 ID:rKAjyfn90
レッド「ん?どうしたエリカ…さん」

エリカ「さっさと離れた方がよろしいのでは?(これは…女の勘がビンビン来てますわ!)」

フシギソウ「う…うん」

フシギソウ「って!勘違いしないでよ!この女が怖かったんのよ!もうホント怖かった!あーもう怖かった!」

エリカ「…レッド様、その無礼なお方…ヤッてもいいですか?」カチャ

レッド「お、落ち着け落ち着け」ドウドウ

フシギソウ「やっぱコワイ…」ギュウウウウウ

エリカ「あー!またレッド様にくっついた!」

レッド「いやこれはな…」タジタジ

フシギソウ「コワイコワイコワイコワイ」

レッド「とりあえずお前は離れてくれ…」タジタジ

ピカチュウ「おお…あのレッドがタジタジしてる…かわいーなー♡」

ノズパス「…珍しい光景」 

ゲンガー「なーごーはーんはー?お腹ペコペコだよお・・・」


レッド「誰か助けろ」
201 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:47:35.35 ID:rKAjyfn90
エリカ「そういえばレッド様って、私と戦いに?」

レッド「まぁ、そうだな」

エリカ「そうですか。なら今からやります?」

レッド「いや、明日にするわ…。今日はもう疲れた」

エリカ「あら大変。それならゆっくり休んでくださいね」

レッド「(その原因がお前とは言えんな)ああ、じゃあな」


―ホテルー

レッド「今日はここに泊まるぞ」

フシギソウ「いつもよりすこし豪華ね」

ピカチュウ「ふかふかベットだ!」

ノズパス「…ジュース装備つき」

ゲンガー「おー!ゲームあるぞゲーム!」

レッド「この町はカントーでも1位2位を争う大都市だからな。いつもと同じ値段で、いつも以上のホテルに泊まれちゃうわけよ」
202 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:48:16.13 ID:rKAjyfn90
ピカチュウ「あー、私ココ住みたーい」ベットピョンピョン

ノズパス「…同じく」ゴクゴク

ゲンガー「このゲームおもしろーい!」ピコピコ

フシギソウ「はぁ…みんなガキね」

レッド「お前もな」

フシギソウ「なんですってぇ?」ギラ

レッド「さっき冷蔵庫にあった。ウルトラおいしい水見つけて喜んでたじゃねぇか」

フシギソウ「な…。勝手に見てんな変態///!」ポカ

レッド「そんだけで変態呼ばわりされちゃ世の中皆変態だよ!」ギャーギャー

ゲンガー「ねー私お腹ペコペコー!」

レッド「そうだな。なんか食いに行くか」

ゲンガー「わーい!やったー!」キャッキャッ

レッド「(なんだかんだでこいつが一番ガキだなぁ…)」トホホ

その後夕飯を食べ、各自シャワーを浴びた後は、旅や恐怖の鬼ごっこの疲れによりすぐ寝てしまった。

203 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:49:28.62 ID:rKAjyfn90
―翌日―

レッド「おーし、準備できたかお前ら」

4人「はーい」

フシギソウ「って、ついつられて…」

ゲンガー「フシギソウもまだまだ子供だなー!」キャハハ

フシギソウ「あ、あんたに言われたくないわよっ///」プンプン

レッド「喧嘩すんなよ。これからバトルだからな」


一行はタマムシジムを目指した!


―タマムシジム―

レッド「…でけぇな」

フシギソウ「大きいわね…」

ピカチュウ「今までのジムの2倍くらいかな?」

ゲンガー「凄ーい!ねぇねぇシオンタワーと同じくらいだよ!?ねぇねぇ!」

ノズパス「…歩くの大変そう…」

レッド「とにかく、ここで怖気づいても何にもならねぇ。行くぞ!」

スタスタスタ…


ピカチュウ「あれれ?通れないよ?」

レッド「ん?んなワケ…なんだこの木」

フシギソウ「あ、それいあいぎりで切れるわよ」

レッド「なんだ、んじゃガキ。やってくれよ」

フシギソウ「覚えてないわよ」

レッド「…」

レッド「ピカチュウは?」

ピカチュウ「同じく!」エッヘン

レッド「ノズp(ry」

ノズパス「…同z(ry」

レッド「ゲn(ry」

ゲンガー「(ry」
204 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:50:02.74 ID:rKAjyfn90
レッド「んだよーもー。誰か覚えてろよー」

フシギソウ「無茶いうんじゃないわよっ」

レッド「あーもうメンドクセ。俺がやるわ」シュトウ

4人「え」

シュン!!

レッド「よし、行くぞ」

ピカチュウ「レッドって…ゴニョゴニョ…宇宙人…ゴニョゴニョ…」ヒソヒソ

ノズパス「…その可能性は…ゴニョゴニョ…大きい…ゴニョゴニョ…」ヒソヒソ

ゲンガー「宇宙人ってなんだ?」

レッド「聞こえてんぞー」

フシギソウ「(わ、私だって本気出せばできるもん!)」
205 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:51:47.39 ID:rKAjyfn90
エリカ「(レッド様まだかなぁ…)」ソワソワ

レッド「来たぞー」

エリカ「レ、レッド様!よくぞいらっしゃいました!どうぞお茶でも…」

レッド「いや、いい」

エリカ「え…」

レッド「今日はマジバトルモードだからな」ニヤ

エリカ「…そうですか。なら、全力でお相手を務めさせていただきます」フフフ

レッド「そんなこと言うなって。お手柔らかに頼むぜ」

エリカ「フフ…では審判。ポケモンバトルを開始しましょうか」

審判「はい。それでは、バトルスタート!」

エリカ「行きなさいウツボット!」

ウツボット(女)「はっ!」シュン

レッド「行け、ピカチュウ」

ピカチュウ「あいあいさー!」ヒュン

レッド「ピカチュウ、かげぶんしんだ」

ピカチュウ「ほーい」ヒュンヒュンヒュンヒュン

エリカ「ウツボット!まきつく!」

ウツボット「そりゃ!」



端折る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
206 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:53:39.52 ID:rKAjyfn90
エリカ「素晴らしいバトルでしたわ」

レッド「ああ、おめーのラフレシア強かったぜ」

エリカ「指揮してるレッド様、とてもカッコよかったですよ」ニコッ



ゲンガー「なんか一瞬で終わってなかった?」

ノズパス「…気のせい」
207 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:54:55.48 ID:rKAjyfn90
エリカ「…あの、行ってしまわれるのですか?」モジモジ

レッド「ああ。やることあるんでな」

エリカ「…また来てくださいね…?」

レッド「ああ、んじゃな」ザッ

エリカ「…素敵なお方…///」


―ポケモンセンター―

チンチンモゲタ♪

ジョーイ「っしたーっのってんっをー」ホジリホジリ

フシギソウ「で?これからどうすんの?」

レッド「…-まず、行くところがある」ピカーン

フシギソウ「っ!…(こいつのこんな真剣な顔、ピカチュウ奪還以来かも…)」
208 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 16:56:32.97 ID:rKAjyfn90
―タマムシゲームセンター―

ポチッ  7
ポチッ  7
ポチッ  7

ジャララララララララララン!

レッド「うっはっは!出るわ出るわ」ニヤァー

フシギソウ「ここかよ!」ポカーン!

レッド「はっはっは!今の俺はなんも痛くねぇー!」

ピカチュウ「まぁレッドらしいといえば」

ノズパス「…レッドらしい」

ゲンガー「うおおお!金ぴか―!」

レッド「かっかっかっかっか!」ジャララララララララ
209 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:15:36.72 ID:rKAjyfn90
ポチッ 7
ポチッ 7
ポチッ 7

ジャララララララララララララララララララン!!

おっさん「兄ちゃんすげぇな!」

レッド「まーな!かっかっかっかっかっか!」

ピカチュウ「今何枚たまったの?」

フシギソウ「えーと…8269枚!?」

ノズパス「…まだ、初めて30分しか経ってない」

ゲンガー「レッドって凄いんだねー!」

レッド「ああ!どんどん行くぜぇ!」ジャラララララララララララララララン!!

―30分後―

レッド「コインケースが満杯になった」

フシギソウ「…つ、つまり…」

ピカチュウ「9999枚…?」

ノズパス「…凄い」

ゲンガー「ねーねー!金ぴかー!」
210 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:17:02.42 ID:rKAjyfn90
コック「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!コインケースが満杯になるとか俺初めて見た!」

おっさん「こんなの1年ぶりだぜぇ!」

釣りおやじ「くっそー!俺はもう破産だー!」

ミニスカート「ねぇ僕、いいことしない?」


レッド「外野がうるせぇな。とっとと商品と変えようぜ」

フシギソウ「何にするの?」

レッド「わざマシンにしとくかな」

レッド「ねぇ、このコイン全部わざマシンに変えてよ」

カウンター「え?あ、あ、はい!…しかし、この枚数では全部のわざマシンはちょっと…」

レッド「はぁ!?しゃあねぇなぁ…」
211 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:18:49.67 ID:rKAjyfn90
ポチッ 7
ポチッ 7
ポチッ 7
ジャラララララララララララララララン!!!!!

レッド「かっかっかっか!」


コック「うぉぉぉぉぉぉぉ!!?コインケース10個が全部満杯だと!?」

おっさん「こんなの10年ぶりだぜぇ!!!」

ミニスカート「ねぇ僕ぅ!いいことしようよぉ!」クチュクチュ


ピカチュウ「なんでレッドこんなに出せるの?」

フシギソウ「そうね…。イカサマとしか思えないわ」

レッド「見えんだよ」

ピカチュウ&フシギソウ「え?」

レッド「動体視力って奴か?あんなもんノロいね」ヘヘン

ノズパス「…本当に、人間?」

レッド「うるへー」
212 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:38:30.85 ID:rKAjyfn90
ホール「おい、警備員こっちだ」

警備員「はい」

レッド「ん?」

ホール「あんた、イカサマしたろ?」

レッド「あ゛?」ギロ

ホール「(何この子怖い)話は事務所で聞くからね。おい、つれてけ」

警備員「こい」ニギ

レッド「きたねぇ手で触んなおっさん」パシッ

警備員「…大人をあまりからかうなよ?」ギロ

レッド「あぁ?舐めてんのそっちだろうが」ガタンッ

警備員「フンッ、糞ガキが・・・」

レッド「・・・んだとテメェゴラ!!?」台パン

ゲンガー「…あのレッド、怖いよぉ…」ブルブル

ノズパス「…レッド?」ガクガク

ピカチュウ「あちゃーキレちゃった」

フシギソウ「あいつ最近は温厚だったから忘れてたけど、やっぱ不良なのよね…」ハァ

213 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:42:45.48 ID:rKAjyfn90
警備員「いいからさっさとこっちへ来い!」ギュッ

レッド「なんでイカサマしてねぇ俺が行かなきゃなんねぇんだよ?」パシッ

警備員「……」プルプル

警備員「…このガキィ!!!」ブンッ

レッド「ふんっ!」パシッ ボカッ

レッドは警備員の繰り出すパンチを受け止め、一発だけ殴り気絶させた。

ホール「お、おいどうした!?」ユサユサ

警備員「」

ホール「くそぉ…ガキ、後悔するんだな!」

ホール「…ロケット団さん、来てください」ボソッ

5人「「「「「!?」」」」」

―1分後―

ロケット団員「こいつかぁ?イカサマ野郎ってのはぁ?」

ホール「はい、そうなんですよぉ」ニヤニヤ

レッド「…」

ロケット「うーん…。こいつイケメンだなぁ」

レッド「…」

ロケット「ふんっ!」ボコォ!

レッド「うっ…」ドサッ

フシギソウ「!?」

ロケット「おらぁ!こっち来い!」ペシッ

レッド「うぅ…はい…」ヨロヨロ

ホール「へへっ、ざまぁ見ろ糞ガキwwwwwwメシウマwwwwwwww」
214 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:48:05.94 ID:rKAjyfn90
フシギソウ「そ、そんな…」

ノズパス「…あのレッドが…」

ピカチュウ「大丈夫でしょ」

フシギソウ「え?」

ピカチュウ「だって殴られた後私にウインクしてたもん」

ゲンガー「私も見たよ?」

フシギソウ「じゃ、じゃあ、わざと?」

ピカチュウ「だろうね。なにか思うところがあるんじゃない?」

ノズパス「…追いかけた方がいいかな?」

ピカチュウ「多分行ったら足手まといになるんじゃないかな。…私達弱いし」

ゲンガー「むっ、私は強いもん!」

ピカチュウ「レッドに比べたら…ね?」

ゲンガー「むぅ〜」ブッスー

フシギソウ「……」


フシギソウ「…私やっぱり付いてってみる!」ダッ


フシギソウ「皆はホテルに戻ってて!」

ピカチュウ「え、ちょ…フッシー!」
215 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:48:47.71 ID:rKAjyfn90
フシギソウ「それまで皆を頼むわよ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「うーん勝手に頼まれても…」

ノズパス「…仕方がない」

ゲンガー「あれが恋ってやつか?」

ピカチュウ「そーだねー」ブスー

ホール「ねぇお嬢ちゃん達、おじさんのポケモンにならない?あんなガキよりずっといいと思うけど?」ムフフ

ピカチュウ「黙って」ジュウマンボルト

ノズパス「…うるさい」ヤツアタリ

ホール「ぐぎゃあああああああ!!!!!!」

ゲンガー「(これが嫉妬ってやつかな?)」
216 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:50:16.81 ID:rKAjyfn90
レッド視点

―タマムシゲームコーナー地下―

レッド「(…こんな所にありやがったのか)」

レッド「(タマムシゲームコーナーはロケット団がアジトとして使ってるって噂を聞いてきたんだが…)」

レッド「(馬鹿みたいにコイン出して正解だったぜ)」

ロケット「おら、こっちだ」グイ

レッド「は?何してくれちゃってんの?」

ロケット「え?」

ボコッ!バキッ!グギャ!バカッ!

レッド「さーて、サーカーキくーん!あーそーぼー!」スタスタ

ロケット「…あう…うう…」ボロボロ
217 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:51:21.55 ID:rKAjyfn90
レッド「たっく…迷路みたいなとこだな」

レッド「どっち行きゃぁいいか全然わかんねー」ハァ

レッド「ん、あれは…?」

ロケット団員B「はぁー…減給かぁ…」

レッド「おーい!」

ロケットB[ん?あ!お前はあの時の!」

レッド「やっぱそうか。お月見山で会ったやつだよな?」

ロケットB「な、なんでここに…」

ドカッ パラララ・・・

壁をパンチで割るするレッド。

レッド「御託はいいからよ。サカキの居場所教えろ」ニコォ

ロケットB「貴様なぜサカキさまを知っていr「御託はいいって言ってんだろ…?」ギロ

ロケットB「はい!今連れて行きます!」

レッド「それでいいんだよ」ニコニコ

ロケットB「(悪魔の笑顔だ…)」

スタスタスタスタ...
218 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:54:46.20 ID:rKAjyfn90
―サカキ自室前―

ロケットB「こ、ここです…」

レッド「そっか。サンキュ」

ロケットB「(はぁこれでようやく解放される…)あ、h「よっと」ドスッ

ロケットB「あ、あれ…」ドサ

レッドは首へチョップをかまし、ロケット団員Bを気絶させた。

レッド「騒がれるとまずいんでな。わりぃな」

ロケット団「く、くそ・・・」

レッド「(さて・・・ガラガラ、敵とってきてやんよ)」ガチャ

そしてレッドは、サカキの部屋へと入っていった。


219 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 18:57:17.93 ID:rKAjyfn90
レッド「…」スタスタ

サカキ「おい。私の部屋に入るときはノックをしろ…ん?」

サカキ「…誰だね?」

レッド「名乗る必要はない」

サカキ「いや、しかし君どこかで…。ああ、レッド君じゃないか」

レッド「なぜ俺を知っている?」

サカキ「最近部下から君の報告が入ってねぇ、それで君の顔写真を見たんだよ」

レッド「ちっ…(あいつか…)」


ロケットB「むにゃむにゃ」
220 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:16:38.79 ID:rKAjyfn90
サカキ「まぁ、それ以前にもう君の存在は知っていたけどね」

レッド「な…どうゆうことだ!?」

サカキ「そんなことはどうでもいいじゃないか」ニッコリ

レッド「くそがっ」

サカキ「それより…、なぜ君はここに来たんだい?」ギロ

レッド「!?(なんだこいつ…急に威圧感が…)」

レッド「…お前、シオンタワーにある一つのガラガラ母子がいたことを知ってるか?」

サカキ「・・・?すまない。それがどうしたというんだい?」

レッド「そのガラガラはな、ある悪い奴らに襲われてな、自分の子を助けるために命を落としたんだよ」

サカキ「ほう・・・」

レッド「そのある悪い奴らって言うのが・・・」

サカキ「ロケット団・・・そう言いたいわけだね?」

レッド「何故・・・何故テメェはポケモンを襲うんだ!」

サカキ「…クックックック、そんなの簡単だろう?金になるからだよ!!」

レッド「テメェ・・・!」ギリッ

サカキ「私には野望がある。今はまだ言えないがな」

サカキ「そのためには・・・多少の犠牲などに構っていられないんだ」フッ

レッド「…たかが、たかがテメェの野望のためだけに、ガラガラは殺されたって言うのか!?ああ!??」

サカキ「……すまないが、レッドくん」

サカキ「そのガラガラが死んだのって、い つ の 話 だ い ? 」

レッド「!?」

サカキ「なにせ僕も忙しいのでね。そんなに小さなことに構っていられないのだよ」

レッド「……」ワナワナ

サカキ「というか、そのガラガラが殺されたのだって、今知ったしね。ハハ」

レッド「……」ブチッ

サカキ「…ん?どうしたレッドk ドゴォッ!!

レッド「…テメェは、骨折るだけじゃすまさねェ…」

レッド「[ピーーー]!!」バンッ
221 : ◆eN9KdBg3KY [sage]:2014/06/01(日) 19:17:40.98 ID:rKAjyfn90
サカキ「まぁ、それ以前にもう君の存在は知っていたけどね」

レッド「な…どうゆうことだ!?」

サカキ「そんなことはどうでもいいじゃないか」ニッコリ

レッド「くそがっ」

サカキ「それより…、なぜ君はここに来たんだい?」ギロ

レッド「!?(なんだこいつ…急に威圧感が…)」

レッド「…お前、シオンタワーにある一つのガラガラ母子がいたことを知ってるか?」

サカキ「・・・?すまない。それがどうしたというんだい?」

レッド「そのガラガラはな、ある悪い奴らに襲われてな、自分の子を助けるために命を落としたんだよ」

サカキ「ほう・・・」

レッド「そのある悪い奴らって言うのが・・・」

サカキ「ロケット団・・・そう言いたいわけだね?」

レッド「何故・・・何故テメェはポケモンを襲うんだ!」

サカキ「…クックックック、そんなの簡単だろう?金になるからだよ!!」

レッド「テメェ・・・!」ギリッ

サカキ「私には野望がある。今はまだ言えないがな」

サカキ「そのためには・・・多少の犠牲などに構っていられないんだ」フッ

レッド「…たかが、たかがテメェの野望のためだけに、ガラガラは殺されたって言うのか!?ああ!??」

サカキ「……すまないが、レッドくん」

サカキ「そのガラガラが死んだのって、い つ の 話 だ い ? 」

レッド「!?」

サカキ「なにせ僕も忙しいのでね。そんなに小さなことに構っていられないのだよ」

レッド「……」ワナワナ

サカキ「というか、そのガラガラが殺されたのだって、今知ったしね。ハハ」

レッド「……」ブチッ

サカキ「…ん?どうしたレッドk ドゴォッ!!

レッド「…テメェは、骨折るだけじゃすまさねェ…」

レッド「[ピーーー]!!」バンッ
222 : ◆vrAcea0Exudk [sage]:2014/06/01(日) 19:18:43.63 ID:rKAjyfn90
サカキ「まぁ、それ以前にもう君の存在は知っていたけどね」

レッド「な…どうゆうことだ!?」

サカキ「そんなことはどうでもいいじゃないか」ニッコリ

レッド「くそがっ」

サカキ「それより…、なぜ君はここに来たんだい?」ギロ

レッド「!?(なんだこいつ…急に威圧感が…)」

レッド「…お前、シオンタワーにある一つのガラガラ母子がいたことを知ってるか?」

サカキ「・・・?すまない。それがどうしたというんだい?」

レッド「そのガラガラはな、ある悪い奴らに襲われてな、自分の子を助けるために命を落としたんだよ」

サカキ「ほう・・・」

レッド「そのある悪い奴らって言うのが・・・」

サカキ「ロケット団・・・そう言いたいわけだね?」

レッド「何故・・・何故テメェはポケモンを襲うんだ!」

サカキ「…クックックック、そんなの簡単だろう?金になるからだよ!!」

レッド「テメェ・・・!」ギリッ

サカキ「私には野望がある。今はまだ言えないがな」

サカキ「そのためには・・・多少の犠牲などに構っていられないんだ」フッ

レッド「…たかが、たかがテメェの野望のためだけに、ガラガラは殺されたって言うのか!?ああ!??」

サカキ「……すまないが、レッドくん」

サカキ「そのガラガラが死んだのって、い つ の 話 だ い ? 」

レッド「!?」

サカキ「なにせ僕も忙しいのでね。そんなに小さなことに構っていられないのだよ」

レッド「……」ワナワナ

サカキ「というか、そのガラガラが殺されたのだって、今知ったしね。ハハ」

レッド「……」ブチッ

サカキ「…ん?どうしたレッドk ドゴォッ!!

レッド「…テメェは、骨折るだけじゃすまさねェ…」

レッド「[ピーーー]!!」バンッ
223 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:19:37.35 ID:rKAjyfn90
三度も同じことを書き込んでしまった…
224 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:20:23.34 ID:rKAjyfn90
サカキ「ふむ、やはりそうか。というわけで、相手をしてあげなさいニドキング」ポンッ

ニドキング「はいボス」

レッド「うらぁぁぁぁぁ!!!!」

ガキーン!!

ドゴッ! シュン! ボゴッ! ヒョイ グオン! バゴッ!

レッド「(こいつっ、つええ!パワーは俺と同じかそれ以上…。だが…スピードは俺のが上!)」

シュン!

ニドキング「なっ、消え…?」

ドガッ

ニドキング「グハァッ!」

レッド「上だよバーカ!」
225 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:21:27.50 ID:rKAjyfn90
ニドキング「くそっ!…空中なら避けれんな?」ニヤ

レッド「!」

ニドキング「はかいこうせん!!!」

ドガーーン!!!!!

ニドキング「…やったか?」

モクモクモクモク...

レッド「…くっそたれがぁぁぁぁ!!!」ボロボロ

ニドキング「あれを食らっても立てるだと!?本当に人間か!?」

レッド「やってくれたなぁおっさん!」

ニドキング「(くそっ!はかいこうせんを打ったせいで動けん…!)」

レッド「オラァァ!」

ニドキング「(このままでは…!)」

バキッ!





ニドキング「…」ドサッ

レッド「はぁ…はぁ…」

レッド「…勝っ…た…」
226 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:22:46.59 ID:rKAjyfn90
サカキ「ほほう、ニドキングに勝ったか。中々やるな」

レッド「今…度…こそ…」ハァハァ

サカキ「しかし大分疲れているようだな。さすがに甘くはなかったと言ったところか」

サカキ「行け、カイリキー」

カイリキー「はっ」

レッド「へっかかってきやがれってんだ…」ハァハァ

カイリキー「容赦は…せんっ!」ダッ!

レッド「(な、こいつ俺より早い――!)」

チキュウナゲ!!!

レッド「カッ…ハ…?」

レッド「(パ、パワーまで…)が…がぁ!」

カイリキー「ほう、一発で沈まんか。その体で、大した根性だ」

レッド「う…っせ…。!オエェェ!!」ビチャビチャ

カイリキー「大丈夫か?」

レッド「心配…してんじゃねぇぇ!!」

ドガッ

カイリキー「ぐふっ…!なるほど…パワーもある…。だが」

カイリキー「私には到底及ばん」カワラワリ
227 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:24:21.31 ID:rKAjyfn90
―3分後―

サカキ「結構粘ったな」

カイリキー「最後らへんは立つのがやっとでしたが」

レッド「…ぉ…お前ら…」ボロボロ

サカキ「おお、まだ意識があるのか貴様」クックック

サカキ「まぁいい。聞きたいことがあったのでな。こういうのは早くハッキリさせたい」

レッド「…なに…?」

サカキ「レッドよ。貴様―…」
228 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:24:59.69 ID:rKAjyfn90
フシギソウ視点

―タマムシゲームコーナー地下―

フシギソウ「あんなところに階段があったなんて気づかなかったわ」

フシギソウ「だけどなんでこの男の人倒れてるのかしら…。ああ、あいつが殴ったのか」

フシギソウ「たく…こんな所に置いてたら誰かに見つかっちゃうっての…」ズルズル

フシギソウ「よし、これで大丈夫」フー

フシギソウ「だけど…、どっちに行けばいいのかしら?」

フシギソウ「うーん…。ま、カンね!カン!」スタスタスタ

しかしフシギソウの進んだ道はレッドとは全く逆の方向だった。
229 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:25:24.49 ID:rKAjyfn90
―20分後―

フシギソウ「はぁ…。一体どこなのよ!」ムキーッ

フシギソウ「どうしようかなぁ…。帰ろうかなぁ…」

フシギソウ「あ…。帰り道わかんない」

フシギソウ「あー!どうしようどうしようどうしよう!」

フシギソウ「もー!それもこれもレッドの所為だわ!」

フシギソウ「次会ったら一発ドガーン!って…」

ドガーン!!!!!

フシギソウ「きゃっ!?」ビクゥ

フシギソウ「何今の音…。レッドがまた暴れてるのかしら?」

フシギソウ「とにかく行ってみよう!」タッタッタッタ
230 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:26:20.54 ID:rKAjyfn90
―サカキ自室前―

フシギソウ「うわ!また人が倒れてる!これもレッドか…」

サカキ「オオ…シキガ…ルノカ…マ」

フシギソウ「ん?人の話し声が…ここから?」ピタッ←ドアに耳をくっつける

サカキ「マァイイ。キキタイコトガアッタノデナ。コウイウノハハヤクハッキリサセタイ」

フシギソウ「?何かしら?」

レッド「…ナニ…?」

フシギソウ「(レッドの声!この扉の向こうにいる!)」

ガチャ

サカキ「レッドよ。貴様―…」



サカキ「人間ではなっ…ん?」

レッド「な…?」

フシギソウ「レッド!」
231 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:28:44.41 ID:rKAjyfn90
サカキ「…レッドよ、少し待ってくれ」

サカキ「貴様…こいつの仲間か?」

フシギソウ「(こ、この人怖い…)そ、そうよ!なにか文句ある!?」

レッド「ん…そ、その声、フシギソウか!?…お前、待っとけってあれほど…!」

フシギソウ「うるさい!」

フシギソウ「…あんた、一人でなんでもかんでも抱え過ぎなのよ…」

フシギソウ「…今だって、ボロボロじゃないのよ…」

フシギソウ「…もっと私たちを…頼りなさいよぉ!」グスッ

レッド「フシ、ギソウ…」

サカキ「お話し中すまないが、御嬢さん。今こいつは私と話している。そこで聞いていてくれ」

フシギソウ「?確か今人間とかどうか…」

その瞬間、レッドの表情が尋常ではないくらいに変わる。

レッド「てめぇ!こいつにその話を聞かせんじゃねぇ!」

サカキ「おお、その反応はほぼ認めたようなものだな。」

フシギソウ「(人間じゃない、とか言う話?まぁ確かにレッドは人間離れしてるっちゃしてるけど…)」
232 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:30:55.99 ID:rKAjyfn90
レッド「やめろ!やめろサカキ!」ジタバタ!

サカキ「クックック。哀れだなレッド。仲間に自分の正体がバレるのがそんなに怖いか」ニヤリ

フシギソウ「…?ね、ねぇレッド、どういう…」

レッド「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」




サカキ「貴様、ポケモンと人間の間に生まれたな?」




その瞬間、フシギソウの記憶から次々と場面が再生される。
233 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:31:21.27 ID:rKAjyfn90
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
レッド「おかげで経験値が分けられて俺のレベルまで上がっちまったじゃねーか」

フシギダネ「知らないわよそんなの…(てゆーか、人間にレベルってあるのかしら?)」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



ああ。

234 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:31:35.33 ID:rKAjyfn90
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フシギダネ:Lv14
ピカチュウ:Lv13

レッド:Lv16

フシギダネ「なんであんたが一番強いのよ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



あああ。

235 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:31:51.01 ID:rKAjyfn90
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
レッド「ん?なんだこの木」

フシギソウ「あ、それいあいぎりで切れるわよ」

レッド「あーもうメンドクセ。俺がやるわ」シュン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



あああああ。

236 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:32:08.02 ID:rKAjyfn90
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
レッド「動体視力って奴か?あんなもんノロいね」ヘヘン

ノズパス「…本当に、人間?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




ああああああああああああああああああああああ。

237 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:32:27.14 ID:rKAjyfn90
フシギソウ「ま、まさか…」ガクガクガクガク

フシギソウ「そんな…ことって…」

チラ、とレッドを見る。


レッド「…」


その表情は、破滅、何もかもを失った、明日世界が滅んでしまうのではないかというくらい、絶望と悲しみが入り混じった表情だった。
238 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:34:42.86 ID:rKAjyfn90
レッド「は、はは、ははは、はははははははははは!」

レッド「引いたか?引いたよな?ポケモンと人間の間の子供だぜ?自分でもどうかしてると思ってる!!」

レッド「ははは、はははは…ははは……は………」


ブンッ!!


と、空気を切る音がする。

レッド「くっそおおおおおおおおおお!!!!!」

サカキに向かって、レッドの怒涛のパンチが繰り広げられる――はずだったが、カイリキーによって阻まれる。

カイリキー「俺の主人に手を出すな」パシッ

レッド「……」ダッ

その場を逃げ出すレッド。

カイリキー「あ、まてっ」

サカキ「いい」

カイリキー「しかし!」

サカキ「あいつにはまだ利用価値があるんだよ。始末はそのあとだ」
239 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:36:13.24 ID:rKAjyfn90
サカキ「しかし…、二人もこのアジトの存在を知ってしまった。場所を移すか」

カイリキー「はっ」

サカキ「まったく…、この町のジムリーダーもポケモンと人間の間に生まれた者だから観察としてここを拠点としていたのに」

サカキ「邪魔してくれたなぁ。御嬢さん」キッ

フシギソウ「…」ボー

サカキ「ちっ、放心常態か。カイリキー、こいつを外に出しておけ」

カイリキー「殺しますか?」

サカキ「放っておけ。どうせこんなガキなにもできん」

カイリキー「わかりました」
240 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:36:46.60 ID:rKAjyfn90
―外―

カイリキー「あばよ嬢ちゃん」ポイ

フシギソウ「…」ボー

ポツ    ポツ

ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フシギソウ「…雨」

フシギソウ「…」

フシギソウ「…きもちいい」

フシギソウ「…っど」

フシギソウ「…レッドォ」グスン

フシギソウ「…うえっ、うぇえ、うぅええええええん!えええええん!えええええええん!びぇえええええええええええええん!うぇぇえええええええええええんんんん!!」

フシギソウ「レッドォ!」

――それから1時間ずっと泣き続けたフシギソウは気絶してしまい、外を散歩していたゲンガーに見つけてもらったが、高熱を出した。そしてそのまま2日間寝込んだ。







その2日間、レッドはそのまま現れなかった。
241 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/01(日) 19:37:18.96 ID:rKAjyfn90
とりあえず今日はここまでで
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/01(日) 19:42:02.21 ID:Qe66KSNDO

ピカチュウは自分的にはこんなイメージ
メル覧に入れるのはsagaさ

レッドは人間とミュウとの混血種でミュウツーの兄貴(or弟)かな?
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/01(日) 19:46:54.50 ID:HNR9xNU60
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/01(日) 19:48:09.41 ID:4EVoeBcko
このシーンどっかで見たことあるな…
とりあえず明日も続き期待してる
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/01(日) 20:52:39.74 ID:rljh6V1bO
いやだから板違いだって
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2014/06/01(日) 20:57:27.37 ID:R64gfnCYo
期待
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/02(月) 00:57:36.57 ID:3VOeo8uDO

ゲンガー
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/02(月) 22:48:15.29 ID:2uQZE0V/o
今日は来ないんかなぁ
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/03(火) 13:49:06.73 ID:IPFiUubDO

リザード貼るんで続きかいて
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/06/03(火) 18:11:59.22 ID:+dT5ryjT0
―ホテル―

昼。
ベッドの上のフシギソウの目が覚めた。

フシギソウ「(あれ…私…なんで…?)」

その瞬間、自分が昨日まで高熱をだし寝込んでいたこと。
あの騒動から3日立っていることを思い出した。

…――そして、レッドが純粋な人間ではないことも。

胸が痛む。

ピカチュウ「おはようフッシー、おかゆだよ」ニコ

痛んだ胸にピカチュウの声が優しく響く。

フシギソウ「…うん」

ノズパス「…タオルを濡らす」

フシギソウ「ありがとうノズパス」

ゲンガー「えーと、私はぁ‥うーんと」

フシギソウ「そこにいてくれるだけでいいわ」ギュウ

ゲンガーの手を、フシギソウはとても強く握る。

ゲンガー「…っ」ビクッ

フシギソウ「あ、ごめんね…」

ゲンガー「ううん!こんくらい平気!」ヘヘン
251 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:12:46.53 ID:+dT5ryjT0
今は、ゲンガーの手を少し強く握るくらいだが、目が覚めた時はもっと酷かった。
一秒でも一人になることを拒み常に誰かと一緒に居ないと泣き叫んでしまった。
今は少し落ち着いてきているが、やはり一人でも誰かと一緒居なければいけない。

ピカチュウ「はい、あーん」

フシギソウ「…もう一人で食べれるわよ」

ピカチュウ「ダメー♪」ニコニコ

フシギソウ「…はぁ」アーン

ピカチュウ「うん。いい子いい子」

フシギソウ「…まったく」モグモグ
252 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:13:10.69 ID:+dT5ryjT0
―10分後―

フシギソウ「ごちそうさま」

ピカチュウ「お粗末さまでした」

そのあと、急にニコニコしていたピカチュウの顔が真剣になる。

ピカチュウ「あの…レッドのはn「レッド!?レッドが帰ってきたの!?今どこにいるの!?」

ピカチュウ「フ、フッシー落ち着いて…」

フシギソウ「あ…、ごめん…」ズーン

ピカチュウ「…で、レッドの話なんだけど」

フシギソウ「うん」

ピカチュウ「どうしてレッドの行方が分からないのか、教えてくれない?」

フシギソウは悲しそうな、さびしそうな顔をした。

フシギソウ「…ごめん、言えない」

ピカチュウ「…そっか。うん、わかった」ニコニコ

フシギソウ「…」

ノズパス「あまり思いつめない方がいい」

ゲンガー「そうだぞ!元気出せっ!」

フシギソウ「うん。ありがと」
253 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:15:28.12 ID:+dT5ryjT0
それから2日間、フシギソウのメンタルは回復したが、レッドは一向に帰ってこず、そろそろ持っているお金もつきそうだというころに、ある変化が起きた。

ピカチュウ「そろそろお金も無くなってきたなー…」

フシギソウ「本当?」

ゲンガー「お金なくなるとどうなるの?」

ノズパス「…このホテルから追い出される」

ゲンガー「えー!?そんじゃどこで暮らすんだよぉー!」

ノズパス「…おそらく、野宿になると思う」

フシギソウ「野宿か…」

ドア「コン コン」

ピカチュウ「ん?誰だろう?」

ドア「ガチャ」

ボーイ「あのー、レッド様という方からお届けものが…」

4人「レッド!!!?」
254 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:16:05.69 ID:+dT5ryjT0
フシギソウ「いつ!?いつその荷物渡されたの!?」

ボーイ「あ、いや、今さっき、1階のフロントですが・・・?」

フシギソウ「だったら!」ダッ

ピカチュウ「あ、フッシー!」

フシギソウ「まだ近くにいるかもしれないわ!探してくる!」

ピカチュウ「…う〜」

ノズパス「…あなたも行ってきたら?」

ピカチュウ「え?」キョトン

ノズパス「…ここは私達に任せても大丈夫。…ね?」

ゲンガー「え?あ、う、うん!大丈夫!」

ピカチュウ「あ、ありがとう!それじゃよろしく!」ダッ

ノズパス「…」

ゲンガー「はやーい」
255 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:19:08.49 ID:+dT5ryjT0
ボーイ「あのー…お荷物を」

ノズパス「…そこに置いておいてください」

ボーイ「はい。それでは」

ドア「ガチャ」

ゲンガー「…ねー」

ノズパス「…何?」

ゲンガー「行かなくてよかったの?」

ノズパス「…バババババババレてるの///?」

ゲンガー「まーなんとなくなー」

ノズパス「…う〜///」

ゲンガー「…いいの?」

ノズパス「…うん。いいの」フッ

ノズパス「…私なんかより、あの二人の方がいい」

ゲンガー「ふーん。……一番ちびなのに大人だね」

ノズパス「…褒めてる?」

ゲンガー「うん!」
256 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:21:27.99 ID:+dT5ryjT0
ノズパス「…とりあえず荷物の中身を…」ヒラキヒラキ

ゲンガー「えーと…?」

ゲンガー「うぉ!すっごいお金!」

ノズパス「…ざっと6百万はある…」キョウガク

ゲンガー「ん?なんだこれ?」ヒラッ

ノズパス「…手紙?」

―外―

フシギソウ「ハァ…ハァ…(どこよぉ…!)」ダッダッ

その後ろから、金髪の少女が駆けつける。

ピカチュウ「フッシー!」ダッダッ

フシギソウ「ピカチュウ!」ダッダッ

フシギソウ「なんでここに…?」ダッダッ

すると道が二手に分かれる。

ピカチュウ「それじゃ、私こっち行くからね!」ダッダッ

フシギソウ「え、ええ」

思わずそこに立ち尽くすフシギソウ。そうしたら、ピカチュウがフシギソウに振り向いた。

ピカチュウ「フッシー」

フシギソウ「え…?」

ピカチュウ「辛かったら、頼っていんだからね?だってわたし達、仲間じゃん♪」

フシギソウ「!」

フシギソウ「(仲間…そうよね。すっかり忘れてた。…いつも私がレッドに言っていたことなのに…)」

フシギソウ「う、うん!」
257 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:21:53.08 ID:+dT5ryjT0
ピカチュウ「…じゃ、さっさとレッド探すとしますか!」

フシギソウ「ええ……あいつ、見つけたら絶対殴ってやるんだから!ピカチュウ、頼むわね!」

ピカチュウ「イエッサー!」ビシッ

そうして二人は二手に分かれた。
258 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:23:27.58 ID:+dT5ryjT0
―ホテル―

ゲンガー「手紙?」

ノズパス「…そう、手紙…。読んでみる?」

ゲンガー「うん!読んでみて!」

ノズパス「…えーっと、フシギソウ ピカチュウ ノズパス ゲンガーへ…」


フシギソウ ピカチュウ ノズパス ゲンガーへ

すまないが、もう旅は終わりにしようと思う。理由は聞かないでくれ。

お前らみんな俺の我儘に付き合ってくれてありがとう。

今日からもう自由だ。みんな幸せに暮らしてくれ。

一応物入りになるときもあるとおもうから、この金をお前らに渡す。

俺の全財産だ。

そんじゃ、じゃあな。

                                 レッド

ゲンガー「……」

ノズパス「……」

ノズパス&ゲンガー「…漢字が多くて読めない…!!」
259 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:24:03.58 ID:+dT5ryjT0
―外―

フシギソウ「ハァ…ハァ…」ダッダッ

フシギソウ「(…もうっ!…ぜんっぜん見つからないわね…」

フシギソウ「たっくもうどこなのよ!あの赤野郎!」ダッダッ

フシギソウ「さっさと出てきなさいよ!」ダッダッ

フシギソウ「もー!レッドォー!!」ダッダッ


レッド「…?なんだ?」


フシギソウ「どこよレッドォー!!」ダッダッ


レッド「やべっ…あいつか」


フシギソウ「さっさと出てこーい!」ダッダッ


レッド「とりあえずここに隠れるか…」シゲミヲガサガサ


フシギソウ「レッドォー!」ダッダッ


レッド「くそ、このままやり過ごすかぁ…」
260 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:24:19.35 ID:+dT5ryjT0
フシギソウ「レッドォー!!」ピタ


レッド「…(ちっ…さっさとどっかいってくれよ)」


フシギソウ「どこー!?」


レッド「…(フシギソウ…俺は、俺はもうだめなんだ)」


フシギソウ「あー!ここ草木が多くてよく見えない…」


レッド「…(もう早くどっかに…)」


フシギソウ「こうなったら…」


レッド「(は?おいおいまさか…)」


フシギソウ「ハッパカッター!!」

レッド「やめろ馬鹿!」バサッ
261 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:24:44.77 ID:+dT5ryjT0
フシギソウ「あ……レッド!」

レッド「あ…」

フシギソウ「…レッド、その…ごめん……私…」

レッド「…あのことについて謝ってんなら、お前が悪いわけじゃねぇ」


フシギソウ「…いやそうじゃなくてさ、もうハッパカッターしちゃった」テヘペロ

レッド「え、嘘だr」グサグサグサグサグサ バタン
262 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:25:07.56 ID:+dT5ryjT0
レッド「お前なぁ!馬鹿か!馬鹿なのか!」ズタボロ

フシギソウ「何よ!謝ったじゃない!」

レッド「それにしたって…」ハッ

レッド「つーか、俺とお前らはもう関係ねぇんだ。じゃあな」

フシギソウ「い、行かせないもん!」ツルノムチ

レッド「よっと」ヒョイ

フシギソウ「あ、あれ…?」

フシギソウ「も、もう一回!」ツルノムチ

レッド「ふぅ…」ヒョイ

フシギソウ「な、なんで」

レッド「…本気だしゃ、こんなもんなんだよ」フッ

フシギソウ「…何よ、わざとぶたれてたってワケ!?」

レッド「ああ」

フシギソウ「なんで…!」

レッド「お前も手加減してただろうが」

フシギソウ「…くっそぉ〜…」

レッド「…もう、追いかけたりすんじゃねぇぞ」

フシギソウ「……」

フシギソウ「…行くな!」ガシッ

レッド「…離せよ」グイ

フシギソウ「離さないもん!」ギュッ
263 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:25:57.70 ID:+dT5ryjT0
レッド「おい、いい加減に…」

フシギソウ「だったら殴るなりなんなりして私を引っぺがせばいいじゃない!」

レッド「…っ!」

フシギソウ「…どうしたの!?殴れないの!?」

レッド「…離せ!」グイ

フシギソウ「嫌!!」

レッド「くそ…」グググ...

フシギソウ「腕振りかぶったって離さないから!」

レッド「…お願いだから離してくれ!」

フシギソウ「いや!」

レッド「…なんでだよ!俺、人間じゃねぇんだぞ!?ポケモンでもねぇんだぞ!?得体のしれない化け物なんだぞ!?なんでそんな俺と一緒に居たがるんだよ!」

フシギソウ「…そ、それは…」

レッド「もうたくさんなんだよ!さっさとどっか行k」




フシギソウ「好きだから!」

レッド「…は?」

フシギソウ「…へ?」

レッド「ちょ…今…お前…」

フシギソウ「…え?(私、何言っちゃってんの――――――!!!!!????)」
264 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:28:02.73 ID:+dT5ryjT0
レッド「…(どういうことだどういうことだどういうことだどういうことだーー!!?)」

フシギソウ「…(どうしようどうしようどうしようどうしようーー!!?)」

フシギソウ「え、えーとっ!こ、これは違くてっ…えーっと!だからぁ、えっとぉ!」アセアセ



フシギソウ「ラ、like的な意味で…」テヘッ


レッド「あ、あーそっかーlike的な意味かーそっかー(おおおお、焦ったーー!)」

フシギソウ「そ、そうよ!like的な意味よ!(ああああ危なかった…)」

レッド「…」

フシギソウ「…」

レッド「そんじゃ俺はこれで!」ダッ!

フシギソウ「あ!ちょ、待て逃げんなこの馬鹿っ!」ダッ!
265 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:28:23.57 ID:+dT5ryjT0
レッド「オラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」ダダダダダ

フシギソウ「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ダダダダダ

レッド「ついてくんな!」ダダダダ

フシギソウ「逃げんな!」ダダダダ

レッド「こうなったら…、本気ダッシュ!」ダダダダダダ!

フシギソウ「早っ!」ビックリ!

レッド「ヘヘッ!あばよ!」

フシギソウ「あ、前」

レッド「そんな古典的な方法!、引っ掻かんねーよ!」ダダダダ!

フシギソウ「いやピカチュウが」

レッド「え?」フリムク


ピカチュウ「十万ボルト!!」ビリビリ

レッド「洒落になんねぇyおばばばばばあばばあばばばばばばばばば」ビリリリリリッ
266 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:28:52.86 ID:+dT5ryjT0
―5分後―

レッド「ラッシー!?」ガバッ

フシギソウ「どんな夢だ」ツッコミ

ピカチュウ「レッド、もう逃がさないからね♪」ニヤニヤ

レッド「くそ…」


ピカチュウ「レッド、戻ろう?」

レッド「…」

フシギソウ「いつまで意地張ってんのよ。戻るわよ」

レッド「…」

フシギソウ「へ・ん・じ!」

レッド「……くれ」

ピカチュウ「え?」


レッド「もう俺のことはほっといてくれつってんだよ!!」ダンッ!


フシギソウ「…」ビクッ

ピカチュウ「…」
267 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:29:44.63 ID:+dT5ryjT0
レッド「おいフシギソウ…」

フシギソウ「な、なに?」

レッド「お前、皆にあの事話したのか?」

フシギソウ「い、いやそれは…」

ピカチュウ「あの事?」

レッド「…やっぱりそうかよ」

レッド「お前もやっぱり気持ち悪いって思ったんだろ?」

フシギソウ「そ、そんなことっ!」

レッド「じゃあ、なんで皆に真相を言わなかった!?」

フシギソウ「!」ビク

ピカチュウ「え?なに?ど、どうしたの?」オロオロ

レッド「それは俺の正体が気持ちワリィからだろ?そうなんだろ!?」

フシギソウ「…そんなっ!」

レッド「そんなこと思ってない!?だったら変に気を使わず洗いざらい言っちまえばいいだろうが!!」

フシギソウ「うっ…」
268 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:34:23.78 ID:+dT5ryjT0
レッド「それでも言いたくなかったのは俺が化物で気持ち悪いからなんだろ!?そうなんだろ!?なぁ!!」

フシギソウ「嫌…言わないで…」グスッ

レッド「言わないでだ!?やっぱりそうじゃねぇか!俺が気持ちわりぃんだ!俺が化物だからだ!」

フシギソウ「やめてよ……」ポロポロ

レッド「俺は気持ち悪い化物なんだ!だからお前らと一緒には…」

フシギソウ「もう言わないで…」ポロポロ

レッド「一緒には…!!」

フシギソウ「もうやめt「フッシーを泣かせるな!!」ブンッ

パチィン!
かわいた音。
頬を叩いた音だ。
前にも経験がある。

ピカチュウは涙目でレッドを見据えた。
269 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:34:50.54 ID:+dT5ryjT0
レッド「テメ、なにを…!」

ピカチュウ「レッドの馬鹿!」

レッド「!」

ピカチュウ「フッシー泣かす大馬鹿!死んじゃえ!フッシーが…私が、みんなが!どれだけ心配したと思ってるの!?もう頼まれたって探してやんないもん!今のレッドなんて嫌いだもん!」タッタッタ

ピカチュウは走っていってしまった。方角からしてホテルの方だろう。

レッド「…」クルッ

フシギソウをまた見る。
フシギソウはポロポロと泣き続けている。

フシギソウ「もう…グッズ…もう言わないで…ヒクッン…。もうやめて…グズッ…」ポロポロ

レッド「……くそっ!」

レッド「(…最低じゃねぇか、俺)」

レッドはそこから、フシギソウが泣きやむまで動かなかった。
270 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:35:11.92 ID:+dT5ryjT0
―30分後―

フシギソウが泣きやみ、目の赤みがだいぶ取れたころ、ずっと待っていたレッドが突然切り出した。

レッド「…―前に、『時期が来たら俺の親父の話をする』って言ったよな」

フシギソウ「…え?」キョトン

レッド「覚えてないか?」

フシギソウ「…覚えてるけど」

―10秒ほど沈黙が起こる。

するとレッドの口からはぁ…とため息が漏れた。

レッド「昔話をするぞ」

フシギソウは少しためらった後、静かにうなずき、ゴクリと唾を飲んだ。
271 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:36:00.92 ID:+dT5ryjT0
マサラタウンには二人の学者がいた。
一人はもちろんオーキド博士、ポケモン協会で最も権威のある人物と言っても過言ではないだろう。

では、オーキド博士の次に権威のある学者とは誰か?
その人物こそがマサラタウンに住んでいたもう一人の学者、そして――――レッドの父親である。

名は「ウツギ」といった。


―14年前―

オーキド「おーいウツギくーん。これを手伝ってちょーんまげ」

ウツギ「あ、はい。オーキド博士」

ウツギはもともとオーキドの研究所で助手をしていたが、自分自身で研究したいものができ、研究所をやめた。
だが昔の恩もあってか、たまにオーキドを手伝ったりしている。

ウツギ「…〜〜ですね」

オーキド「おお、サンキューじゃよウツギ君。君のおかげで大分研究が進んだよー」

ウツギ「いえいえ。オーキド博士あってこその僕ですから」

オーキド「…時にウツギ君、君の研究は進んでいるのかね?」

ウツギ「え?あ、ピカチュウの事ですか?それでしたら、大分順調ですよ。そろそろ学会で発表してもいいかなと思っています」

オーキド「ん?ああ、ピカチュウは進化形態という論文のことねん。うん。それはよかった。よかったんだけど…、『あの研究』は?」

突然、ウツギの顔に影ができる。
272 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:36:56.12 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「…ああ、『あれ』ですか…。あんな研究、とっくに諦めましたよ」

オーキド「ほ、ほーん。そうかね」

ウツギ「それでは、僕は研究所に」ニコ

オーキド「ああ、手伝ってくれてサンキューベリーマッチを売る少女ー」ビシッ

オーキドがスベリ倒してから二人は別れのあいさつを交わし、自分の研究所に入っていく。
ウツギは研究所に入ると、ため息をつく。

ウツギ「嘘ついてすいませんオーキド博士…。今回が最後ですから…」

そう、独り言というか自分に言い聞かせてるという感じの言葉をつぶやき、
『私以外立ち入り禁止』と紙が貼られたドアの中に入る。
このドアの私とはウツギの事だろう。

ウツギ「ただいま」

??「ミュー!」

そこには、幻のポケモン『ミュウ』がいた。
273 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:37:13.62 ID:+dT5ryjT0
ミュウはウツギが扉から現れた瞬間、ウツギに飛びついた。

ウツギ「うぉっと」

ミュウ「ミュー!ミューミュー!」スリスリ

ウツギ「はは…。ちょっと待ってなさい」

ウツギは戸棚からポケモンフードを取り出す。

ウツギ「はい、ご飯だよ」

ミュウ「ミュー!」キラキラ

ウツギが皿にポケモンフードを出すと、ミュウはすぐに飛びついた。

ミュウ「ミュー!ミューミュー!」モグモグ

ウツギ「ハハ。ミュウは食いしん坊だね」ナデナデ

ミュウ「ミュー?」キョトン

そう、ウツギはこの研究所でミュウと暮らしていたのだ。
274 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:37:31.40 ID:+dT5ryjT0
―時をさらに遡り8年前―

ウツギ「オーキド博士、これはこうでいいですか?」

オーキド「オーケー。パーペキよパーペキ」

ウツギ「ありがとうございます」

オーキド「まったく。君の才能にはほんっと惚れ惚れしちゃうよ。もう独立したらどぅじゃい?」

ウツギ「いえ、僕、自分自身で研究したいなと思うことは無いんですよね」

オーキド「うーん、そうかい。もったいないなぁ…」

ウツギ「それじゃ僕はこれで帰りますね」

オーキド「うむ。もう夜遅いからね。気を付けて帰るんじゃぞー」

ウツギ「大丈夫ですよ。すぐ近くですから」スタスタ

ウツギは別れを言いオーキド研究所から出て行った。

オーキド「本当に、もったいないのぉ…。あの才能なら、私の後任、いやそれ以上にもなるというのに…」

オーキドは、静かにため息をついた。
275 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:37:58.15 ID:+dT5ryjT0
―外―

ウツギ「うぅ〜。大分冷え込んできたな」ブルッ

ウツギ「…」スタスタ

ウツギ「…独立かぁ」

ウツギは悩んでいた。確かにこのまま独立してもウツギはうまくやって行けるであろう。
というか、ウツギ自身も、独立できるのならしたいと思っている。

だが、ウツギには心から研究したいものがなかったのだった。

ウツギ「…はぁ」スタスタ

ウツギの口から白い息が漏れ、闇に消えていく。
歩いているうちに体も段々温まってきた。

ウツギ「暗いなぁ…」

ウツギは家へは直行せず、トキワシティに向かった。
フレンドリィショップで今日の夕飯を買うつもりなのだ。
そこで道路を通ってトキワに向かっているのだが、あいにく街灯がない。

ウツギ「(マサラタウンにもできないかなぁ。フレンドリィショップ…いくら近くても、一応隣町なんだし…)」

ウツギ「(それに、こうも暗いと前が見えづらくて…ん??何だあれ??)」
276 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:38:11.74 ID:+dT5ryjT0
ウツギの目線の先には、ある光があった。
ウツギは止まった。
確認するためだ。
懐中電灯かな。ウツギはそうも考えたが、今はもう午前1時。
あまり人が出歩くのには適さない時間だ。

夜になり発光するポケモンもいるが、この道路にはいないはず…。となると、

ウツギ「(新種のポケモンかもしれない!)」ムッハー!

ウツギは走った。
その光の方向へ。

草むらを抜け、林を抜け、そしてまた草むらを抜け、ようやく光の正体が見えた。



それがミュウだった。
277 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:38:42.42 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「…へ?」ズル

ミュウ「…ミュ…ゥー…」ハァハァ

ウツギ「ミュミュミュミュミュミュミュミュウ!!!!????」

ウツギ「あ、ああ、あの幻のポケモン!?」

ウツギ「すごいぞ!!100回の人生で1回見れるかどうかなのに!!」

ミュウ「…ミュ…?」ハァハァ

ウツギ「うわぁぁぁ!すごい!すごい!すごい!」キャッホー!

ウツギ「しゃ、写真写真!…って、あれ…?」

ミュウ「ミュー…」ハァハァ

ウツギ「…君、怪我してるの?」オソルオソル

ミュウ「ミュー…」コクリ

ウツギ「どれ…。うわ、酷い」

ミュウの体には、無数の傷があった。
鞭で打たれたような傷、炎で焼かれたようなやけど、刃物で切られたような跡。

ウツギ「…ハンターが、やったのかい?」

ミュウ「ミュー…?」ハァハァ

ウツギ「そうか…わからないのか…。ってぇ!早く回復させないとぉ!えーっと…ポケモンセンターにミュウが現れたら大混乱だし…。えーっと…、………あ!」

ウツギは鞄をガサゴソならしあるものを取り出した。

ウツギ「じゃじゃーん!まんたんのくすりー!」タッタラー
278 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:38:55.53 ID:+dT5ryjT0
ミュウ「…ミュ?」ハァハァ

ウツギ「塗ってあげるね」ヌリヌリ

ミュウ「ミューー…」ウットリ

ミュウの表情が、苦痛から安堵に代わっていく。

ウツギ「よし、やけどはこのやけどなおしで…っと」

ウツギ「よし、もう大丈夫だよ!」

ミュウ「ミュー(ありがとう)」

ミュウは礼を言ったが、その言葉はウツギには通じなかった。

ミュウ「…」ガク

ウツギ「え!?どどどどうした!?」オドオド

ミュウ「…スゥ…スゥ…」

ウツギ「なんだ、眠っただけか。よかった」フゥー

ウツギ「…でもなぁー、このまま置いて行っても、ハンターに襲われたらなぁ…」

ミュウ「…スゥ…スゥ…」

ウツギ「うーーーーーーーん……」

ミュウ「…スゥ…スゥ…」

ウツギ「……」

ウツギ「……」

ミュウ「…スゥ…スゥ…」

ウツギ「……よし!」スタッ

ウツギ「連れて帰ろう!」スタスタスタスタ

こうして、ミュウとウツギとの共同生活が始まったのである。
279 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:39:23.55 ID:+dT5ryjT0
―数日後―

ウツギ「ミュウー。そこの薬品取ってくれないかい?」

ミュウ「ミュー」ホイ

ウツギ「ありがとうミュウ」ナデナデ

ミュウ「ミュウ♪」エヘヘ

最初は慣れなかったミュウとの共同生活も、数日経つとすっかり馴染んだ。

ウツギ「それじゃ、俺は今からオーキド博士の所に行ってくるから。いい子に待ってるんだよ?」

ミュウ「ミュー!」ウン!

ウツギ「じゃあね」ガチャ バタン

ミュウ「ミュー」イッテラッシャーイ

ウツギが出て行ってから10分間、それまでの間はミュウはテレビを見たりごろごろしたりしていたが、暇であった。

ミュウ「ミュー」ウーン
280 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:39:41.45 ID:+dT5ryjT0
※ここからはポケモン語を日本語訳にしてお送りいたします。

ミュウ「暇だなー」フワフワ

ミュウ「ウツギはまだかなー」

ミュウ「…」ポツーン

ミュウ「そうだ!」

ミュウ「さっきウツギが途中まで作ってたお薬…」

ミュウ「私が完成させよーっと!」キラキラ

ミュウ「そうしたら…」モワモワモワ〜ン

以下、ミュウの想像――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ウツギ「ただいまー。あー疲れた。もう薬なんて作りたくないよー」ウエーン

ミュウ「エヘヘ!そう言うと思って作っといてあげましたー!」ジャジャーン

ウツギ「な、なんだってー!?ミュウ、凄いじゃないか!」

ミュウ「エッヘン」フンス

ウツギ「いつもより多くナデナデしてあげよう!」ナデナデナデナデ

ミュウ「えへへ〜///」

ウツギ「そして今日の晩御飯は…超高級品!ロイヤルハイパーウルトラミックスポケモンフードだぞー!」ジャジャーン

ミュウ「やったー!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミュウ「えへへ〜///」ヨダレダラー

ミュウ「よーし!頑張るぞー!」エイエイオー
281 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:40:17.60 ID:+dT5ryjT0
ミュウ「えーと、さっきのお薬の資料は・・・、これだっけ?」ペラ

ミュウ「うん、これだ!よーし、やるぞー!」

それからミュウは、小さい体で飛び回り、どんどん薬品を作りがけの薬が入ったフラスコに入れて行った。


ミュウ「あ、ちょっと多すぎたかな?ま、いっか!」ドババー


ミュウ「あれ?これ違う奴・・・?ま、色似てるもん。変わんないよね」ドバー


ミュウ「よーし、後はこの青い奴を入れれば・・・」ポチャン

ミュウ「かんせー!」

ミュウ「うーん。我ながらよくできたなぁ」ウンウン

すると、グツグツと、水が沸騰するような音が聞こえてきた。

ミュウ「ん?なんだこの音?あと変なにおいも・・・」クンクン

チラ、と完成した薬の方を見てみると、それは明らかにそこから発生していた。

ミュウ「あ、あれー・・・?」アセダラー

ミュウ「これモシカシテ・・・」

ミュウ「失敗?」

ボカーン!

大きな音をたてて爆発した薬。しかし、火の気はなく、ただ延々と白い煙がウツギの家の中に蔓延していた。

??「う、う〜ん」ムクリ

ミュウ(JK.ver)「ん?どうなってんのこれ?」

人間になったミュウが、そこにいた。
282 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:40:52.57 ID:+dT5ryjT0
ミュウ「この手、まるで・・・」ジー

ミュウ「ケホッケホ!」

ミュウ「うわー!煙が凄い!」

ミュウ「えーっと、換気換気!」

ミュウは窓という窓を開け、煙を外へ追い出した。

ミュウ「ふぅー。これで一件落ty・・・「おーい!ミュウー!」

ミュウ「ふぇ!?」ドキリ

ウツギ「ミュウー!大丈夫かー!?」ダッダッダ

ミュウ「ウツギ!?お、怒られる…」

ウツギ「ミュウー!」

オーキド「ウツギ君!ミュウが君の家に居るとかマジ!?え、ちょマジ!?」

ウツギ「それは後で説明します!とにかくあの子の安否を…」

ミュウ「うぅ…謝るなら早いうちの方がいいかな…」

ウツギ「ミュウー!」

ミュウ「(ウツギ、心配そうな顔してるなぁ…)」

ミュウ「謝ろう」

ミュウ「おーい!ウツギー!」

ウツギ「えっ?」クルッ

ミュウ「ウツギごめんなさい!お薬作ってあげようと思ったら失敗しちゃってこんなんになっちゃったの!本当にごめんなさい!」

ウツギ「…??」
283 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:41:08.74 ID:+dT5ryjT0
ミュウ「…ウツギ?」

ウツギ「…君、誰?」

ミュウ「…へ?」

ウツギ「はっ!それよりミュウを探さないと!おーい!ミュウー!」ダッ

ミュウ「もう!ミュウは私だよっ」ガシッ

ウツギ「な、何を言ってるんだ君は」

オーキド「ウツギ君!ミュウは大丈夫かー!?」ゼェゼェ

ウツギ「ああ、はい。今探しています。君、話はあとで」

ミュウ「だ・か・ら!私がミュウなの!」プンプン

ウツギ「い、いや、君、どうみても人間じゃないか」

ミュウ「ふぇ?」

ミュウはそぐそばにある池で自分の姿を確認してみる。

ミュウ「………」ジー

ミュウ「……えーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!?????」ビックリ

ウツギ「とにかく、茶番には付き合ってられないんだ。それじゃ」
284 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:41:29.02 ID:+dT5ryjT0
ミュウ「ちょちょちょちょっと待ってよ!私本当にミュウなんだってば!」

ウツギ「あーもう!俺は早くミュウを助けなきゃいけないんだ!どいてくれ!」ダッ

ミュウ「だぁーかぁーらぁー!」ガシッ

ミュウ「もう!私がミュウだって証明してやる!」

ウツギ「はぁ?」

ミュウ「えいっ」フワフワリーン

ウツギ「…えええええええええ」

ミュウ「これでどう!?」チャクチ

ウツギ「そ、そんなの何か種があるに…」

ミュウ「はぁー…もう!んじゃこれは!?」

ミュウ「はぁぁぁぁ…」バチバチッ

ミュウ「はどうだん!」バーン!

近くにあった木が、木端微塵になった。

ミュウ「どうだっ!」プンプン
285 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:41:43.32 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「ま、まさか…本当に、ミュウ?」

ミュウ「さっきからそう言ってんじゃん!」

ウツギ「で、でもなんで…」

ミュウ「そ、それはその…かくかくしかじか…というワケでして」

ウツギ「……」プルプル

ミュウ「ウ、ウツギ?…怒ってる?」

ウツギ「……」プルプル

ウツギ「大発見だぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

ミュウ「!」ビクッ

ウツギ「ポケモンを人間に変える薬!?そんなもの世界中のどの科学者でもできたことはない!!これだ!これだよ!俺の研究はこれしかない!!」

ミュウ「ウツギ、大丈夫?」

ウツギ「大丈夫さ!で?その薬を見せてはくれないか!?」キラキラ

ミュウ「…あー」

ウツギ「ん?」キラキラ

ミュウ「…爆発しちゃった☆」テヘペロ

ウツギ「」バタンッ

ミュウ「ちょ、ウツギ!?なんで倒れるの!?ウツギーーーーッ!!」
286 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:42:54.47 ID:+dT5ryjT0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――

ウツギ「…ん?ここは…?」

オーキド「おお、目が覚めたかねウツギ君。おっはー」

ウツギ「オーキド博士…?」

オーキド「10時間ぐらい寝ておったぞ」フゥー

ウツギ「あの、オーキド博士。お話ししたいことが…」

オーキド「いいよ。分かっている。あの女の子がミュウなんだろう?聞いたよ」

ウツギ「…っ。信じてくれるんですか?」

オーキド「うむ…。まぁあんなものを見せられてはのぅ」

ウツギ「博士もはどうだんを?」

オーキド「あー、そうか。君は気絶していたんじゃったな」」

ウツギ「?」

オーキド「ミュウは君が倒れて2時間ぐらいしたころだったかのう。急に光りだしたと思ったら、普通のミュウになってしまったぞい」

ウツギ「え…?」

オーキド「まぁ、所詮は偶然の産物というワケじゃな。まぁ今も夢かと思うくらい不思議なことじゃった」

ウツギ「…そんな」

オーキド「まぁ、明日は丸一日休んで明後日から研究所に…「やめます」

オーキド「ん?」

ウツギ「研究所、やめます」

オーキド「…え、ちょ、マジ?マジで出島?」
287 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:43:24.44 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「研究したいことが見つかったんです」

オーキド「そ、それは…?」

ウツギ「ポケモンを人間に変える薬です」

オーキド「何ぃ!?し、しかしあれはたまたまであって、雲をつかむような話じゃぞ?」

ウツギ「初めてなんです!」

オーキド「!」ビクッ

ウツギ「初めてなんです。自分自身で、研究したいと思うのは」

ウツギ「たまたまでもいいんです。雲をつかむような話でもいいんです。でも、僕はこの研究をしてみたい」

オーキド「…(この子のこんな真剣な表情は初めてだ…)」

オーキド「……………わかった」

ウツギ「!」

オーキド「頑張りなさい。君は天才だからのぉ」

ウツギ「はい!頑張ります!」

オーキド「では、わしはこれでの」スタスタ

ウツギ「はい。おやすみなさいオーキド博士」
288 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:43:36.69 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「……」フゥ

ウツギ「(よーし、頑張るぞぉー!)」フンス

ウツギ「ってあれ?ミューは?」

キョロキョロとあたりを見渡す。

ウツギ「あ…、ハハ。のんきな奴」

ミュウ「…スゥ…スゥ…」

ミュウはウツギの横で熟睡していた。

ミュウ「…スゥ…スゥ…」

ウツギ「…明日から頑張ろうな。ミュウ」


その宣言通り、翌日からウツギの研究が始まった。
289 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:43:49.28 ID:+dT5ryjT0
―翌日―

ミュウ「…スゥ…スゥ……ミュ?」

ミュウ「ミュー?」アレ?ウツギハ? 

ミュウ「ミュー」ウツギー 

ウツギ「おおミュウ、起きたのか。おはよう」

ミュウ「ミュウー」オハヨー

ウツギ「今ね、早速昨日の薬を作っているんだ」

ミュウ「ミューン…ミュッ!?」フーン、ソウナンダ・・・ッテ、エ!?

ウツギ「はは、…昨日ようやく分かったんだ。俺が何を研究したいか」

ミュウ「ミュウ…」ウツギ・・・

ウツギ「それに、もう一回人間のミュウにも会いたいしね」ニコ

ミュウ「ミュー!ミュミュー!」ウン!ワタシモテツダウー!

ウツギ「応援してくれてありがとう。ミュウ、君には後で協力してほしいんだけど、いいかい?」

ミュウ「ミュー!」モチロン!

ウツギ「OK…ってことかな?ありがとう」

ミュウ「ミュー」ガンバッテネ

ウツギ「頑張るよ。俺」
290 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:44:19.91 ID:+dT5ryjT0
ウツギはそれから3週間、寝るとき以外は研究室にこもって薬品を作っていた。
そして…―

ウツギ「試作品一号、出来上がりー」

ミュウ「ミュー!」ワーイ

ウツギ「さーてと…ミュウ、コレ飲める?」

ミュウ「ミュ?」ン?イイケド

ミュウ「…」ゴクゴク

ウツギ「…(理論上では一応人間なれるはずなんだけど…果たしてどうなんだろうか…)」ドキドキ

ミュウ「…ミ゛ュウ゛ー」・・・オナガイダイ

ウツギ「…え?」

ミュウ「ミュー!!」トイレトイレー!!

ガチャ バタン ジャー

ウツギ「うーん…失敗か…」
291 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:44:30.79 ID:+dT5ryjT0
ウツギは毎日毎日試行錯誤を繰り返し、試作品を作り上げていったが、どうにも成功しなかった。

ウツギ「うぅ〜ん…」

ミュウ「…ミュウ〜?」ダイジョウブ?

ウツギ「はぁ…(ベースはできているんだ。あの時俺が作りかけておいた薬なんだ。だけど…)」

ウツギ「そっからどうすればいいのかが分からない〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ミュウ「ミュッ!」ウワッ!

ウツギ「あ、ごめん。ビックリさせちゃったね」

ミュウ「ミュ〜〜。…ミュウ」ウ~・・・。ガンバッテネ

ウツギ「…頑張んなきゃなー。俺」ハァー

そのあとウツギはちょっと泣いた。
292 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:44:41.26 ID:+dT5ryjT0
そしてそれからまた2年!
やはり試行錯誤を繰り返すも、うまくいかない。
しかも、それに限らず…―

ウツギ「くそっ!!」ガンッ

ミュウ「ミュッ!?」ビクッ

ウツギ「ポケモン学会の奴らめぇ!!俺が狂ってるだとぉ!!?」

ミュウ「ミュウ!?」ドウシタノ!?

ウツギ「くそっ!あいつら俺を嘘つきだと言いやがった!嘘なんかじゃない!夢なんかじゃない!全て真実だ!実現可能なんだ!」

ミュウ「…ミュー」ウツギ…

ウツギ「もう24なんだから現実を見ろだと!?くそっくっそぉ!」グスッグスッ

ミュウ「ミュー」ウツギ…

ウツギ「おっっれは…ぅそつっきなん…かっじゃ…ねぇ…」ポロポロ

ミュウ「…ミュー」…ウン

このように荒れる時期もあった。
293 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:44:58.95 ID:+dT5ryjT0
そして、4年後。
つまり、今。

ウツギはポケモンを人間化する研究以外にも、いくつかの研究を始めて、中々の実績を出していた。
表舞台では、あの研究はウツギの黒歴史時代の産物。と呼ばれていて、ウツギも人前ではもうやってないと言うが、
まだ、諦めないでいた。

ウツギ「はー…もう俺も26かぁー」

ミュウ「ミュー?」ン?

ウツギ「ああ、ミュウには年齢という概念がないんだよね。不老不死やつ?」

ミュウ「ミュー」ウーン

ウツギ「羨ましいよ。僕も君みたいになれたら、この研究を諦めずに済むのに」

ミュウ「…」

ウツギ「さーて、ボチボチと始めるか」

ウツギは4年前ある制約を立てていた。

今から4年、それがタイムリミット。
それが過ぎたら、二度とこの研究はしない。と

ウツギ「はぁ…。今回は成功するかなぁ…」

ウツギ「…てっ、そんな都合よくいかないよな。人生」

ウツギ「ああ、ミュウ。D‐42の薬品取ってくれるかいZ?」

ミュウ「ミュ」ハイ

ウツギ「ありがとう」ナデナデ

ミュウ「ミュー///」エヘヘ
294 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:45:36.68 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「これを全部入れて…」ドバー

ウツギ「ん?このラベル…」

ウツギ「………」プルプルプルプル

ミュウ「ミュ?」ドウシタノ?

ウツギ「はぁー…。ミュウ、これB‐42じゃないか…」

ミュウ「ミュッ!?ミュー!」エッ!?ゴメンー!

ウツギ「はぁ…もういいよ。どうせ失敗だしね…」クンクン

ウツギ「ん?ないんだこの臭い?」

ミュウ「ミュー!!」アー!

ウツギ「ど、どうした?…あれ?沸騰して…」

ボッカーン!

モクモクモク〜

ウツギ「うわ…なんだこれ…」ゲホッゲホッ

ウツギ「はっ!ミュウは!?」

ミュウ「私なら大丈夫〜」

ウツギ「はぁ〜よかったぁ〜…って、え??」

ミュウ「? どったのー?」

ウツギ「…ミュウだよな?」

ミュウ「ウツギ頭でも打ったの?」

そして、白い煙がどんどん消えていく。
そこでウツギは、人間となったミュウを目にした。
295 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:45:59.83 ID:+dT5ryjT0
ミュウ(成人ver)「こ、これって…」

ウツギ「や、や、や、や、や」プルプル


ウツギ「ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」


ミュウ「ひゃあ!?」

ウツギ「やったぞーーーーー!ミュウーーーーーーー!!」

ウツギは人間となったミュウを抱き上げた。

ミュウ「うおっ!?」

ウツギ「成功だ!!成功だぞーーーーーーー!!!!」バンザーイ

ミュウ「う、うん。ちょっとあんま実感わかないけど……、やったねウツギ!」

ウツギ「今夜は祝杯だぜーーーー!!!」ヒャッホー!

後日、ミュウはポケモンには戻らなかった。
理由は解らないが、あの時の薬とはどこか配合が違ったのだろう。
しかし、ミュウは人間になった。

そして、この成功により、世界がウツギに注目した。

ポケモンを人間に変える薬を開発したこと、そしてなにより、被検体があの幻のポケモン『ミュウ』であること。
全世界が震撼した。
296 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:46:15.41 ID:+dT5ryjT0
ウツギとミュウは、新聞、テレビ、講演会、などに出て、一躍時の人となった。

―パーティー会場―

研究者A「ウツギ君。君なら必ず成功させると信じていたよ」

研究者B「ああ。私もだ」

学者A「以前は失礼なことを言ってしまったね。しかしあれは君のためを思っていったんだ」

学者B「私もそうさ。君を焚きつけようと思ってね」

ハハハハハ。全員が笑う。
ウツギも合わせて笑ったが、目が笑っていなかった。

ウツギ「はぁ。どうもありがとうございます(何が『君を焚きつけようと思って』だ。散々馬鹿にした癖しやがって)」 ニコニコ

科学者A「ところでウツギ君。話があるんだ」

科学者B「とても重要な話なんだが」

学者B「そのだねぇ…」

学者A「その、君の開発した――…」
297 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:46:46.63 ID:+dT5ryjT0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――

―ウツギ宅―

ウツギ「はぁ…」

ネクタイを緩め、ソファに座りこんだウツギは、ため息をついた。

ミュウ「どうしたの?パーティー楽しくなかった?」

ウツギ「いや…。…なんだかなぁ」


『君の開発した薬で、一つ儲けてみないかい?』


汚い笑みを浮かべて、そういわれた。

ウツギ「(結局は金か…)」

ウツギは参っていた。
何処に行っても、皆いうことは同じ。

『薬だけでどれだけお金が入るんだい?』

『その薬で大儲けできるじゃないか』

『いまさ、ちょっと困ってるんだけど、お金貸してくんない?どうせ君、その薬でお金たんまりもらってんだろ?』

はぁ。もう一度ため息をつく。
298 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:47:00.16 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「金のためにやってんじゃねーっつーの…」ボソ

ミュウ「ん?何か言った?」

ウツギ「いや、なんでもない」

そう言い、立ち上がったウツギは、冷蔵庫からビールを取り出し、ちびちび飲み始めた。

ミュウ「あ、いいの?お酒弱いくせに」

ミュウから指摘を受ける。確かに自分は、ビール1杯飲んだだけでフラフラだ。

ウツギ「いいのー。飲まなきゃやってられんことあるわけよ」

ゴクゴクと音をたててビールを飲む。

ミュウ「ふーん。人間って大変だね」シミジミ

ウツギ「お前ももう人間だろ?」プハー

ミュウ「完全に、ってわけじゃないし」

ヘヘ。と困ったような笑顔を浮かべる。

ウツギ「そんなこと言うなよ。お前は人間だ」

ミュウ「そう?そうかなー」

また、困った笑いを浮かべる。
299 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:47:16.71 ID:+dT5ryjT0
ウツギは時たま見せるその表情が苦手だった。
ミュウが卑屈になっているようで、自分自身も苦しかった。

ウツギ「あーもう、うっせーなー!」ガシガシ

ミュウ「ありゃ、もう酔った?」

ウツギ「酔ってねーよ」

ミュウ「嘘。顔真っ赤だよ?ヒトカゲみたい」ケラケラ

ウツギ「そうかー」

ミュウ「そうだよ」ニコニコ

ウツギ「…」

ミュウ「…」

――しばし沈黙。

ウツギ「なーミュウ」

ミュウ「なーに?」



ウツギ「結婚しよう」
ミュウ「うん」

300 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:47:44.92 ID:+dT5ryjT0
ウツギは驚きのあまり目を見開いた。

ウツギ「…即答かよ」
ミュウ「即答だよ?」

ウツギ「…」

ミュウ「…」

――また、沈黙。

ウツギ「…俺なんかでいいのか?」

ミュウ「ウツギなんかでいいよ」

ウツギ「ポケモンと人間が結婚って多分世界初だぞ」

ミュウ「さっきは人間って言ったじゃん」

ウツギ「……ああ、お前は人間だよ」

ミュウ「だったら何か問題ある?」

フフン、とミュウが私の勝ちと言ったような目をする。

ウツギ「…世間ではそうはいかないぜ?」

ミュウ「ウツギは私と結婚するのに世間って言うのを気にするの?」
ウツギ「気にしないなぁ」

ミュウ「ウツギも即答だ」ケラケラ

ウツギ「そうだな」ハハハ
301 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:48:01.17 ID:+dT5ryjT0
ウツギ「…」

ミュウ「さて、どうしましょうか」

ウツギ「ミュウ」

ミュウ「はい」

ウツギ「結婚するか」
ミュウ「ハイしましょう」


こうして、ミュウとウツギは結婚した。

といっても、結婚届は書けなかったが。
302 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:48:33.61 ID:+dT5ryjT0
―時を戻し現在―

レッド「…つーわけ…だ」

フシギソウ「…う、うえぇー!?あ、あああんた伝説のミュウの息子!?し、しかも父親ウツギ博士って、えー!!?私たちを人体化する薬作った人!?うえー!?すごっ!あんたの両親すごっ!」ビックリ

レッド「……」ジー

フシギソウ「な、何よ」ツン

レッド「いや…予想以上に反応が軽かったから…」

フシギソウ「いやいやいやいや、十分びっくりだわ。凄すぎるわ」

レッド「いや、なんかもうちょと重い感じにさ…空気とか…」

フシギソウ「……バーッカ!」

レッド「あ?」

フシギソウ「結局あんたはね、悲劇のヒーローになりたがってる中二病よ」

レッド「なんだと?」ピクッ

フシギソウ「人間とポケモンの混血児?化け物?だから、だから何よっ!」

フシギソウ「あんたは…レッドはレッドじゃない!」

レッド「フシギソウ…」
303 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:48:57.54 ID:+dT5ryjT0
フシギソウ「レッド、あんたはね!不良で馬鹿でスケベで鈍感で方向音痴!でも、でも私はレッド、あなたを化け物なんて思わないわ」

フシギソウ「レッドは、不良だけど優しくて、馬鹿だけど勇敢で、スケベだけど仲間思いで、方向音痴だけど誰にも負けない強い心を持ってる。それが…レッドよ」

レッド「…お前」

フシギソウ「化け物?何言ってんだか。そんなこと言ったら私だってよっぽど化け物じゃない。ふざけないでよ」

フシギソウ「それで…えと…つまり、私が言いたいのは…あ、あんたはあんた!化け物なんて呼ばせないし言わせないってこと!」

フシギソウ「わ、わかった!?///」

レッド「…フシギソウ…お前・・・」

フシギソウ「…ッタクハズカシイコトイワセテ…///」

レッド「…ップ…クク…クククク…」

フシギソウ「な、何、笑って…ップ…クスクス…」

レッド&フシギソウ「アーッハッハッハッハッハッハッハ」

二人はその場に笑い転げた。
304 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:49:14.52 ID:+dT5ryjT0
レッド「(ありがとな、フシギソウ。俺…怖かったんだよ。友達とか作るのがさ。だってもしできた友達が何かの拍子で俺の正体を知って、逃げてしまうんじゃないかって。だから、友達も作らなかった。)」

レッド「(でもイライラがたまって、どっかの不良と喧嘩になったりしてさ。そしたら俺まで不良になっちまったんだ。笑えるだろ?)」

レッド「(それで、また俺には友達ができにくくなってさ。お前と旅をするってなって、少なからず俺はちょっと嬉しかったんだ。)」

レッド「(でも、どんどんお前らと旅を続けてくにつれ、正体バレるの、怖かったんだよな。ずっと。でも、俺お前のおかげで――――)」
305 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:49:41.53 ID:+dT5ryjT0
フシギソウ「あーおかしい…って、何見てんのよスケベ」

レッド「スケ…!?テメェ…なんだと…ってまぁいいか」

フシギソウ「え?」

レッド「…なんでもねーよ。じゃ、戻るか」

フシギソウ「どこに?」

レッド「…仲間のところだよ」…ポリポリ

フシギソウ「…うんっ」ニコッ

アイッカワラズエガオダケハカワイイナ

ナンデスッテー!?ハッパカッター!!

ウオッニゲロッ

マテー!

レッド「(俺、お前のおかげで――――救われたよ)」ニコ
306 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 18:50:33.94 ID:+dT5ryjT0
今日はここまで
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/03(火) 21:09:52.38 ID:IPFiUubDO
ウツギ「もう24なんだから現実を見ろだと!?くそっくっそぉ!」グスッグスッ

そして、4年後。
つまり、今。
ウツギ「はー…もう俺も26かぁー」

ここ年齢おかしいと思う
24って言ってたのに四年後で26っておかしくね?28だろ?
それに今ってことはレッドが冒険してる現在ってことだよね?
ウツギ博士とミュウが結婚し子供生まれたとしてもレッドの年齢と結婚した年とあわないくない?
308 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/03(火) 22:55:58.06 ID:A3vZ3JsG0
>>307
あーすまんこ。
書き直したと思ってたのに忘れてましたわ。
脳内補完してください。
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/04(水) 07:28:54.88 ID:eQzrTcQwO
やっぱこれどっかで読んだことあるな
つっても確かこの辺までしか読まなかったけど
続きは気になるから期待してる
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/06/04(水) 08:41:12.77 ID:s4S3pV/n0
>>309
お前は>>1を読め
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/04(水) 13:25:41.73 ID:ruN2cmYDO
>>310
お前は下げろ
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2014/06/06(金) 01:24:31.03 ID:Z11fBkrf0
そして続きが楽しみである
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/06(金) 09:54:33.16 ID:V7keHTrDO
ミュウが♂(イケメン)で人間♀との間に産まれたのがレッドだと思ったのに逆だとは
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/06(金) 21:29:23.09 ID:qnvOXdgSO
マダー?
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/08(日) 07:48:24.83 ID:Dggbpi7cO
追いついた
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/08(日) 07:48:24.84 ID:Dggbpi7cO
追いついた
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/09(月) 13:34:11.14 ID:Z0nSs4eRO
飽きたの?
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/09(月) 13:41:25.13 ID:R227mGCDO
以前VIP+で書いてたけど飽きた言ってたしまた飽きた可能性はあるな
昔とあるSSで投げたけどやっぱ頑張って完結させるとか言って新しいスレたてて書いてたけど結局やっぱ投げて逃げたやついるくらいだし
319 : ◆eN9KdBg3KY :2014/06/09(月) 23:17:53.54 ID:S13Zmi/AO
ケータイから。
すまん飽きたわけじゃない。ただちょっと事情があり投稿できないだけなんで。
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/10(火) 03:30:21.39 ID:KNqM7qnEO
>>319
OK待ってるぜ
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/10(火) 07:54:25.91 ID:SXxvgKBDO
あまり信用はできないがとりま舞ってる
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/10(火) 09:04:55.86 ID:ZB2uTdOiO
>>321
つるぎのまい
はなびらのまい
りゅうのまい
ちょうのまい

どれにする?
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/10(火) 16:10:50.53 ID:SXxvgKBDO
>>322
ちょうのまいでたのむ
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2014/06/11(水) 19:15:52.59 ID:u/nh3CQ/o
誰もいないほしゅ
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/06/11(水) 22:18:17.30 ID:NrMF78qp0
保守
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/12(木) 18:21:55.75 ID:JLuZdYeDO
ここ保守必要なのか?
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/12(木) 19:17:41.31 ID:Qud9W7kjO
パー速だからそんなに必要ないね
1ヶ月に一回くらいでしょ
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/13(金) 14:03:50.26 ID:DUsPb1zDO
なら一回一回保守とかしてるやつがいるのかわからん
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/13(金) 18:34:40.38 ID:XnoPPWJfO
>>328
若干日本語でおk
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/13(金) 22:47:36.00 ID:DUsPb1zDO
>>329
頻繁に保守する意味がわからない
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [sage]:2014/06/14(土) 16:57:09.02 ID:fRNhBTkFo
どんな事情なんだろうか
はやく続きが読みたいものよ
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/20(金) 03:26:20.38 ID:gCGHPULNo
まだかよー
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2014/06/21(土) 12:04:03.54 ID:6EeXQXUX0
>>333
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) :2014/06/25(水) 23:00:40.20 ID:DrxCoLCmo
おやすみ
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/06/26(木) 07:49:13.96 ID:hmFl9XZnO
代行すっぞこら
はよ戻ってこんかい
俺達は飽きてねーんだよ
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/06/28(土) 02:00:59.69 ID:aIWOo7kDO
適当に嘘ついて逃げたのか?
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) :2014/07/06(日) 08:46:53.82 ID:1Hy1w9yho
おはよう
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/07/06(日) 20:36:05.28 ID:4hvVRcevO
どんだけ待たせんねん
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/07/11(金) 23:22:20.91 ID:Bk17z3TDO
やっぱ飽きて投げるつもりだから適当な嘘を言って罵倒されないように逃げたんじゃ
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/08/04(月) 02:28:35.86 ID:RK+k1+GDO
もうすぐ2ヶ月…やっぱり逃げたか
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/08/09(土) 01:24:13.09 ID:QRyFkgSDO
今日で二ヶ月、終了のお知らせ
やっぱなんだかんだ適当な理由を言って逃げたのかよふざけやがって
342 :午後 :2014/08/28(木) 08:09:52.52 ID:J2uyxYhKO
これ元スレ見てた
めっちゃおもろかったから完結させて欲しい
前はここよりもうちょっと先まで進んでたよね?
343 :名無し :2014/08/29(金) 00:42:46.28 ID:MCtSGclTO
うp主 本家買いてた人とおんなじ人?
コピペじゃないよね?
344 :名無し :2014/08/30(土) 02:46:32.53 ID:JbIoQIULO
そういえば ポッポとフーディンとコラッタのくだりがない
変えたのか
あった方が好きなのに
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2014/08/30(土) 03:10:57.25 ID:idn0ot5t0

346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2014/08/31(日) 13:41:10.03 ID:kLO32haeO
前 見てたやつと展開が違う
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/09/04(木) 16:50:08.83 ID:7o1v3ytDO
sageもしらないバカ共は黙ってような
つかスレ主は投げたんだから放置しろよ
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/09/17(水) 00:16:23.82 ID:tVKBijjdO

sage (さげ)
書き込みはしたが、上位に位置しているスレッド (投稿)に対し下位へ意図的にもっていこうと する書き込み。 特定の人達だけで話したいとか、違反行為スレスレなので、 多数の人に見つからないようにという意図がある。

ググッたけどよくわかんねぇ
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2014/09/17(水) 00:28:52.62 ID:Hktq3VDGo
目立たない所でひっそりやるためにsage入れるんだよ
板の全部のスレの中で位置が下の方に移動するから「下げ」ね
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2014/09/19(金) 16:29:16.09 ID:IH+Mr8pDO
三ヶ月たってるがここって落ちることないのか?
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