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【異世界】ここだけ世界の境界線★4【歓迎】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :動禅 [saga]:2014/07/06(日) 23:32:10.20 ID:hAyG2LRw0
【新世界へようこそ!】
ここは様々な世界が融合して出来た世界。ここの住人は親しみを込めてこの世界を『新世界』と呼んでいます。
この世界にはオーバーテクノロジーから魔術まで何でも存在します。超能力や宇宙艦隊もあれば大魔王の領地も、
獣人の集落や神の軍勢すら勢揃いの『なんでもあり』の世界。それが新世界なのです。
あなたはこの世界の新たな住人となり、先駆者や新入り、そして異世界の住人達と関わってゆくことになります。

【ゲートについて】
この世界には『ゲート』と呼ばれている様々な世界同士を繋げる空間があります。
時にそれは魔界へ、時にそれは天界へ、時にそれはダンジョンへ、繋がっている先は様々です。
稀にそこから『厄災』なるものが流れ着き、それがこちら側の世界を荒らす事もしばしば……
その度に貴方達『能力者』はその能力を最大限に行使して『厄災』を元の場所へと送り返したり倒したり……
この世界の様々な事がこの『ゲート』を切っ掛けにして起こります。

【来訪者について】
この『新世界』はその性質上、別世界からの『来訪者』がやってくることもあります。
彼らの来る世界は様々な世界。時には人間や獣人。時には悪魔や妖怪。そして時には異星人すら『来訪者』として現れることすらあるのです。
『来訪者』はこの世界に来る過程で新たな『能力』を得る事も、そして自分が持っていた能力を引き続き使うことも出来ます。
しかしあまりにも強大な『能力』は『ゲート』の力によりその効力を失ってしまうこととなるでしょう。
次の『来訪者』はあなたかもしれません……

◇ここは自分だけの『能力』を手に入れ、様々な能力者と戦闘、交流するスレです。
◇オリキャラは勿論、様々ななりきりスレのキャラも参加する事が可能なスレです。
◇まずはしたらばで能力登録。ここに設定を纏めておくことでロールをスムーズに行えます。
◇戦闘、交流、基本は何でもありですが、相手が不快になるロール、確定ロールは避けましょう。
◇チート能力や人外級の身体能力など、相手に勝利の余地を与えない設定は避けましょう。最強設定は御法度です。
◇荒らしはスルー。絶対に関わらないようしましょう。

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★避難所★
http://jbbs.shitaraba.net/internet/20393/

★wiki★
http://www60.atwiki.jp/kyoukaisen/

※前スレ
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=^・ω・^= ぬこ神社 Part125《ぬこみくじ・猫育成ゲーム》 @ 2024/03/29(金) 17:12:24.43 ID:jZB3xFnv0
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VIPでTW ★5 @ 2024/03/29(金) 09:54:48.69 ID:aP+hFwQR0
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
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2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2014/07/07(月) 03:34:03.92 ID:hrLjO8DP0
        _人人人人人人人人人人人人人人人_
        >   そうなんだ、すごいね!     <
       ´ ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
            __、、=--、、         __
           /    ・ ゙!       /・   `ヽ
           | ・   __,ノ       (_    ・ |
           ヽ、 (三,、,         _)    /
            /ー-=-i'’       (____,,,.ノ
            |__,,/          |__ゝ
             〉  )          (  )
3 :アルジャーノン ◆gbEk.BuWfU [sage]:2014/07/11(金) 00:02:48.87 ID:9lo61bf2o
四日に立っていたようですが>>1乙。

>>1000
「そっか、そんな感じなのか。 でも行けるなら帰れるんじゃないのか?
いや帰りたくないけど。 物凄ぉく帰りたくないけど」

 素朴な疑問も容赦なくぶつける。 食べ終わっているというのに居座り続けている。
4 :TypeD-7@今日は幼女だけ [sage ]:2014/07/11(金) 00:06:24.00 ID:PzVDF+1WO
>>3
「でもなぁ、たくさんあつまってるからなぁ。
 いつかえれるかわからないって」

世の中って難しいですね。
狙ったところに帰れる人もいるし、
未だに帰れてない人もいるし。

「どうしてかはわかんない」
5 :アルジャーノン ◆gbEk.BuWfU [sage]:2014/07/11(金) 00:19:25.39 ID:9lo61bf2o
>>4
「……まあ、いいか。 個人がどうやってもそんなに意味はないんだろ?
偶然にとやかく言うよりは、突然帰されても後悔しないように幸せに生きることがいいよな」

 自分なりの納得できる未来を得られたらしい。 それが現在であれるかは、また別の話だが。
それでも、とても美味しい食事に、巨大蟲に怯えずに済む場所、そして目の前に現れる様々な憧れ。
絶対に後悔しないように、幸せだと笑いながら[ピーーー]るように、謳歌しよう。 そう決意していた。
6 :TypeD-7@今日は幼女だけ [sage ]:2014/07/11(金) 00:23:20.93 ID:PzVDF+1WO
>>5
「あとね?
 おちてくるのはひとだけじゃないって」

幼女が何気なく外を見た。
窓の外にはかなり大きめのゲートが開く光景。
そこからにょっきりはえてる、どこかで見た覚えのある、特大サイズの蟲の脚。
……店内ぱにっく!
警察か? 消防か? 猟友会? 軍隊か!?

「よし、にげよう!」

お金をテーブルに置いて逃げるそうです。

「またな!!!」
7 :アルジャーノン ◆gbEk.BuWfU [sage]:2014/07/11(金) 00:30:41.51 ID:9lo61bf2o
>>6
「マジか」

 財布から取り出していた金銭を見て、丁度の額にはできなかった事を思い出す。
少々無言になった後、おつりはいらないとばかりにほんの少しだけ大目の金額を置き立ち去る。
この場所なら多くの人は逃げられる。 相性が悪いのに戦う必要は無い。 何より弾頭の調達ができていない。
後に残るのは巨大な蟲の足と、喧騒だけであった。

 そして後に思う、別れの挨拶や説明のお礼をし損ねたと。
8 :TypeD-7@今日は幼女だけ [sage ]:2014/07/11(金) 00:33:26.84 ID:PzVDF+1WO
>>7
背後をみたら、ムダカッコイイロボが正面から立ち向かってるのが見えるかもしれません。

これにてさいなら!
9 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ :2014/07/13(日) 21:19:04.41 ID:mxShzlJS0
【Green Maze深緑の迷路=z
【それは、新世界のどこかに存在する広大な樹海】
【鬱蒼たる木々に塗り固められたその深淵には、何かあるのではないかと勘繰らせる神秘性】
【とはいえ、都市部からもほど近い周縁部は、この時期になって避暑地を求める人々の存在などもあり、一種の観光地のような様相を呈している】

【その中に存在する一つのキャンプ地――自然を楽しむ人々のための憩いの場にて】

あの岩か……確かに、"最適"だな。

【白い祭服を纏った男が一際大きいテントから姿を現した】
【その言葉は、キャンプ地の丁度中央付近に位置する大きな岩に視線を向けながら発せられた】
【娯楽とは縁のなさそうな聖職者が、果たしてこの地にて何の意図をもっているのだろうか】

【男は件の大岩へ向けて歩み寄っていく】
10 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/13(日) 21:33:23.53 ID:eD6Qt0C8O
>>9
……大岩の反対側から青いレジャーシートがふわっと。
次に綺麗に手入れされた金色の髪。
そして、その次に出来立てのフレンチトーストの皿を持った本体。

「ごっはーーーん!!」

何かに最適な岩は、彼女にとって美味しい食事を取るのに最適だったようです。
バカとなんとかは高いところが好きといいますが、
これは間違いなくバカの方ですわ。

さらにその後、赤いマフラーをつけた2.5mほどの謎カッコイイロボも登ってきて
岩の上で決めポーズしますが、こっちはもっと気にしてはいけません

「おっちゃんもたべる?」

ほっくほくあまあまやで!
11 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 21:42:20.86 ID:mxShzlJS0
>>10
おや?

【歩いている途中で、一人と一機の存在に気が付いた】
【インパクトの強いその姿を見れば、それは見知った顔であることに気づくにはさほど時間を要さなかった】

あなた方は……いつぞやの世界ではお世話になりましたね。

【中世風世界で悪魔と魔翌龍と戦ったことを指してそう言っている】

ピクニックに興じているところ恐縮ですが、できれば食事には別の場所を使っていただけると嬉しいのです。
そうですね……それは、"仕事"が終われば頂きますよ。

ここの管理人に頼まれましてね……『魔除けの石碑』を刻まねばならないのです。
この季節になると人も増えますから、怪物対策には念を入れねばならないとのことです。
12 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/13(日) 21:48:02.08 ID:eD6Qt0C8O
>>11
「おー、キラキラくれたひとか!!」

仕方ない。素直に降りよう。
何するかわからないけど、大事なお仕事には違いない。

「きざむって、いしけずるの?
 おてつだいする?」

レジャーシートずらしてお仕事見学の模様。
これからエクソシスト殿はお嬢ちゃんの食事のおかずになります。
なんか、手をわきわきさせてたり、不思議な翼が発光したりしてるけど気にしないでね。
13 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/13(日) 21:59:50.26 ID:rxmgFnRQo
>>9-10

「粒子短銃沈黙。サーボスカルは諸機能に多数のエラーを検出。
 リフラクターフィールドの出力の減衰を確認。これは世界修正力の影響と思われる」

 主要な装備のの機能停止、または衰微を確認し、記録に纏めるイムカ。
 終焉の遠未来のテクノロジーはどうやら此処では受け付けられないらしい。

「まあ、いい」

 軍服姿のイムカの周囲に僅かにノイズが走ると、
 その服装がジャケットにアイコットタイ、チロリアンハットというやや古めかしい格好に変わる。
 ホロ・クローク。ホログラムの展開と凍結のテクノロジー産物だ。

【服装的には近代時代に流行したやや古めかしいものだが、イムカには不思議と似合っていた】

「ん、食事ができたか。フレンチトースト…糖分は速やかにエネルギーになるな」

 どちらがロボットかわからないくらいに淡白な発言をしながらごしょうはんに――
 と、ここで妙な男が現れたところで、

「邪魔をしたか。ならば下がろう」

 この男には何か大切な仕事があるのだろう。そう察してフレンチトーストの乗った皿を持って
 D-7と共に退くのでありました。
14 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 22:01:06.27 ID:mxShzlJS0
>>12
ありがとうございます。
いえ、これは『神術』を持つ者にしかできない仕事ですから……お気持ちだけ受け取っておきますよ。

【岩から降りてくれたことに礼を言い】

【周囲を見渡すと、食事時らしくシートを広げて食事と談笑に興じる一般人観光客の姿が数人見受けられる】
【流石にロボット連れでは目立つかもしれないが、その中に混じって食事をとることはできるかもしれない】

【が――運命は甘くはなかった】

【キャンプに隣接する茂みで、弄るような音が鳴る】
【何かが居る――――】
【尤も、勘に優れた者ならば、音が鳴る以前に何らかの生物の気配を感じとれたやもしれないが】

【音の正体は、葉を散らしながらこちらへ勢いよく飛び出してきた】
【それは鷲の前半分と、獅子の後半分をもつ合成獣と形容できる姿】
【モンスターとしては有名な部類であり、一般にグリフォンと呼称される】

【それが降り立ったのは、丁度ジャンの後方数メートル先であった】

―――――出たか……こんな時に。
先に片づけるか……いや、仲間を呼ばれるとキリがない。

先に『魔除けの石碑』を完成させさえすれば、たとえそうなってもすべて撃退できるのだが……

【後方に視線をやりながら思案する】
【恐らくこんなときに頼りになるのは、自分以外の戦力たる少女とロボということになるだろう】
15 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 22:04:15.03 ID:mxShzlJS0
>>13
おや、こちらは見ない顔ですね……
ええ、そうしていただけると助かります。ありがとうございました。

【礼を言い、背後数メートルに出現したグリフォンに視線をやる】

やはり……この方々に助けを乞うべきか……
16 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/13(日) 22:09:20.89 ID:eD6Qt0C8O
>>13
「あ、スカル!」

なぜか持ち主よりもスカルさんに反応するのであった。
まぁ、彼女もメカだし、人間より同族なんでしょう。
なんでかこいつは修正力の影響をあまり受けないというか
これに修正力ぶちこんだら死んじゃうから仕方ない。
おそらく、魂持ちとして判定されてるのが正解に近い。

「あまいのはなー、しあわせなー」

ちゃんとわけてくれるよ!

>>14
勘というか、生体反応の監視をしてたのが一体。
護衛任務中だしね、仕方ないね。
きっちりロボの方がシールドバッシュで迎撃に入るよ。

「おてつだいすることできたし、
 ……きょうのごはんは、とりもも!!」

コマンドワードというか、指示内容がひどいのはお約束です。

もっかい>>13
「てっぽーつかうなら、なおす?」

戦域にロボ送った後なので幼女は暇です。
このあたり、パペットマスター系キャラの強みといえば強み。
しかもこっちはメカニック系スキル持ちでした
17 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/13(日) 22:20:07.60 ID:rxmgFnRQo
>>15

「ああ」

 異世界の宗教的儀式。興味が無いと言えば嘘になる。
 異端信仰といえど邪心は無い様に見えるならば尚更である。

【イムカとしては神なる皇帝陛下の信仰が全てだが、宗務局の傲慢なる司祭達のように殊更に異教を否定はしない】

(………)

 が、しばらく見ていると周囲の様子がおかしい。
 何かが居る。サーボスカルの機能が働かない以上、直感以上の確証は無かったが。

「………」

【ゆえにグリフォンが現れるまでの間にアタッシュケースを開き、折りたたみ式コンパウンドボウガンの組み立てを行なう】
 【もちろん、これが宗教的儀式であり、手出し無用ならば、殊更に手を出すつもりはなかったが】

>>16

≪―――≫

 サーボスカルはD-7を確認するとクルリと縦に一回転。
 しかし、この世界では諸機能がエラーを吐き出し続けているためか動きがぎこちない。

「もぐもぐ…甘いな」

 そしてイムカは当然な感想を述べつつ、ボウガンを組み立てながら漢らしくトーストをマルカジリ。
 味?甘いというしか解らん。

「てっぽー…ああ、直すというかな」

 機能を停止した粒子短銃を取り出す。壊れたりしている箇所は一つもない。
 その機構は遠未来という言葉とは裏腹にシンプルで質実剛健。なるほど広く普及した量産品。
 しかし、何も問題がないはずなのに動かない。

【世界修正力重点】
18 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 22:26:51.60 ID:mxShzlJS0
>>16
鶏もも……フフッ
手伝っていただけるというなら、安いものですよ。

【仕事が終わればどうせ自分にも報酬が入るのだから、と助けを当てにする】

【一匹の幻獣の前に立ちはだかったロボット】
【生物であれ機械であれ、獣にとっては自らの障害ならば悉く排除するのみ――】
【ライオンの鋭い瞬発力から繰り出された飛び掛かりの後、前二足の鷲の爪による、数枚のナイフの刃に等しい引っ掻きがロボに襲いかかる】

>>17
【ジャンがグリフォンの出現を察知したとき】
【ふと視界に入れたイムカは、既に武器の組み立てが完了していることに気が付く】

手伝っていただけるというなら、ありがたい。
なんなら、"仕事"の後の報酬を山分けしても構いませんよ。

【そう言わざるを得ないほど、この聖職者にとっては差し迫った事態だということがわかる】
【今のところは、グリフォンは>>16のロボと対峙しイムカには気づいていないようだ】

>>16>>17
さて――――"始める"としましょう。

【大岩の前に立ち止まるジャンは、神妙な目線でそれを凝視する】
【やがてその目は閉じられ、両掌が大岩へと向けられた】

『αδβε φεαΘ』

【静かに紡がれた神秘の言葉は、数枚の銀に光る羽を大岩の表面に降り立たせる】
19 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/13(日) 22:36:18.36 ID:eD6Qt0C8O
>>17
「こわれてないならしかたないなー」

すべてこの世界由来の材料で再構成すればあるいは、とかんがえる脳みそは
このちびっこにはありませんでした。
仕方ない。
怪獣グリフォンvs正義のロボットという特撮染みた光景の見物を優先しよう。

「ビームじゃなければいいのかなぁ
 じゃあこれかなぁ」

ひょこっと首から引っ張り出したのはいつぞやエクソシストからもらった護符でした。
はいあげる。
使い方はきっとねーちゃんが思いつく!

>>18
軽合金+CFRP複合材の本体装甲に鋼鉄製の防盾なのです。
むしろグリちゃんのツメが心配です。
がっちり受け止めたら、その状態から電磁ロッドが叩き込まれるおまけ付き。
雷属性の棍棒という“同等品”が存在する以上、修正力による弱体化は最低限に留まっているでしょうし
ひこう・ノーマルならきっと雷は効果が抜群です。え? 違う?

まぁなんにせよ、電撃による硬直と組合いによる動きの固定がメインですね。
あとはまぁ、弓まかせ?
20 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/13(日) 22:38:59.48 ID:rxmgFnRQo
>>18

「了解(コピー)…報酬は――この子に鶏もも肉。私にはそれに葡萄酒も加えてくれ」

 コンパウンドクロスボウの弦を引く。
 スクリューの必要は無い。パワーアシストされた腕力ならば充分に対応できる。

(折角の景観だ。あまり崩したくはないな)

 帝国軍人としてならば一顧だにしないが、私人としてならば被害は抑えたい。
 イムカはコンバットベルトよりスローイングナイフを引き抜くと真上に向かって投擲した。

【スローイングナイフは空に消える。この時点では特に意味のないモノだ】

「――!!」

 まずは囮となっているロボットに襲い掛かるグリフィン。
 狙いの付けやすい胴体部を狙ってボウガンを撃つ。

【パシュン!と音も無くボルトが放たれる】
 【並行して射撃の直後に移動を開始。森林にてカバーポジションを取るため身を低くして疾走】

>>19

「護符か。どういう効果がある?」

 言いながら幼女をムンズと掴んで疾駆しようとする。この子を戦闘領域に巻き込んでいい道理はないと考える。
 が、やたら重かったり何か制約があるならばそれは適わないだろうが。

【流石に用途不明品の扱いは困るというモノである】
21 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 22:52:38.14 ID:mxShzlJS0
>>19>>20
【ガキンッ!!】
【小気味よい金属音を鳴らすグリフォンの爪とロボの鉄盾は、火花を散らしながら鎬を削る】
【その隙に叩き込まれる電磁ロッドの一撃がグリフォンを怯ませ、筋肉を麻痺させて一瞬動きを封じた】

【そして、その隙にボウガンの一撃が狙い通りグリフォンの胴体に突き刺さる】

「グゥゥ……!?」

【飛来物の軌跡を辿った先には既に誰もいない】
【が、広い視野をもつ鋭い鷲の目が森林へと過ぎ去る人影を見逃さなかった】

【麻痺が解けるとグリフォンは獲物を変え、その人影を追って森林の方向に移動開始】
【鷲の翼による低空飛行がイムカに追随する】
【なお、気配を感じ取れるなら、今のところ辺りの森林には他のモンスターはいないとわかるだろう】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『φαΘ, ωιχ αρτ ιν Θεαβ―――』

【言葉に対応する文章が、術者ジャンの念じるままに動く銀の羽によって大岩に刻み込んでいく】
【喩えるならば、ここでは羽はペンであり、使用する魔翌力は書き込みという動作に要する筋力である、といったところが適切かもしれない】
22 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/13(日) 22:56:22.34 ID:eD6Qt0C8O
>>20
「まものな、これきらい!」

あっさり掴まれながら、ひょいっと一本の矢を拝借。
なかなか器用にくるくるくるっと巻きつけて、はい完成
即席破魔矢である。
作った本人はこの世界で術系のお仕事できるレベルだし
科学系要素一切なしでご利益ありそう。

「ねーちゃんの、ちょっといいとこみてみたーい」

どこで覚えてくるんだろうね、こういう表現……。


>>21
あ、逃げた!?
おもいっきりロッド投げつけるけど、これくらいで止まるような相手じゃなさそうな気がする。
しかも、うちのちびっ子を脇に抱えて逃げてる!?

いくらメカとして軽量小型でも、人と比べたら鈍足パワー型です。
飛行離脱されたら追いつけません。

かといって座して待つわけにもいかないのでドタドタ追いかけることになりそうです
23 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/13(日) 23:01:38.54 ID:rxmgFnRQo
>>22

「ああ、いいところか。見せてみよう」

 言いながら、途上でようじょを放す。
 グリフォンの眼がこちらに向いたならば、当然巻き込むわけにはいかない。

「あのロボットを呼べ。奴の爪は些か手に余る」

 強力な質量相手では衰微したフィールドなど気休め程度にしかならないのは自明。
 破魔札付きのボルトを受け取ると、D-7から距離を取る。

>>20

「さて…」

 あえて、身を晒すイムカ。
 あの儀式を完遂させてやるには自分かロボットが囮になるのが良いだろう。

「私はここだぞ。合成獣(キメラ)」

 そのまま真っ直ぐにボウガンを構える。
 正面きっての対抗?否!イムカ・グリムナーの戦い方はそうではない!

【ギュギュギュギュ!!蒼い軌跡を描きながら投擲したスローイングナイフがグリフォンの真上から襲い掛かる】
 【ルーン刻印が僅かに輝くこのナイフは自在刀。遠隔操作により軌道修正が可能な刃なのだ!!】
24 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 23:11:37.42 ID:mxShzlJS0
>>22>>23
【それなりの勢いを以って投げつけられたロッドということもあり】
【低空飛行中のグリフォンに追いついたそれは、再びの直撃で獣の筋組織を一瞬硬直させる】

「ググッ……!?」

【硬直の対象は、翼も例外ではない】
【揚力を失った身体はごく僅かな落下を以て地に墜ちた】
【が、やがて地上で体勢を立て直すと正面のイムカ相手に向き直り】

「キュオオ!!」

【再びの低空飛行――接近】
【だが鷲の眼にも捉えられぬ攻撃は存在した――真上だ】
【正にその死角から襲いかかった斬撃がグリフォンの背中を切り裂く】
【ダメージと同時に飛行の勢いは弱まった――が、まだ停止したわけではない】
【やがて鷲の両手の爪が前面に突きつけられた】

【反撃するとしたら――今が好機か】

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『δριβ εβιλσ Θισ πλα―――』

【石碑彫りも佳境に迫ってくる】
【あと少し――ーあと少しの辛抱だ】
25 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/13(日) 23:20:37.69 ID:rxmgFnRQo
>>24

 ギャギャギャギャギャ――パシィ!!
 グリフォンの背中を切り裂いた自在刀はイムカの手中にまるで意志を持っているかのように収まる。
 付着した鮮血が僅かに舞った。

【勿論、致命傷とはなりえない。あくまで威力は刃と投擲速度に依存しており、
 膂力という要素が無い以上は補助武器の域を出ないのだ】

 だが、怯んだ。その隙もあって突きつけられる爪を横っ飛びで回避。
 地面に身体を引き摺り、裂傷が刻まれるがあの威力をマトモに受けるよりはよほどマシだ。

「そこっ!!」

 粉塵を巻き上げながらもクロスボウを構える。
 即席の破魔ボルトを装填!狙いは側面から露出する胴体!あわよくば翼!

【決断的射撃で即座に発射。破魔札付きのボルトが真っ直ぐにグリフォンに目掛けて奔る!!】
26 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/13(日) 23:23:13.89 ID:eD6Qt0C8O
>>23-24
呼ばれなくてもビシッと参上。
二度の墜落からの復帰の間に距離を詰めに突っ込んでくるロボ。

「やっちゃえ!!」

ロボ+幼女の組み合わせの最強発令コードはやっぱりこれでしょう。
覚醒とはまた違います。雰囲気的なものです。
行動は、相手が鳥系ならば、ほぼ確実に有効な手段その2。

翼 に 、関 節 技(※関節破壊前提)

機械の豪腕と、鳥系の骨ならば強度比較なんてする必要すらないくらいの差があるはずですね。
れっつ、もも肉よりさきにてばさき
27 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 23:31:47.82 ID:mxShzlJS0
>>25>>26
「キュオオ……!?」

【空ぶった突進――しかし、低空飛行の特性上急な方向転換には対応できない】
【粉塵を上げながら着地し、地に付いた足を以て、改めて敵に向き直らんとするのが獣の魂胆だった】

【だが――それは致命的な隙を晒すこととなる】

「グォォ……キュォォォォ!!」

【空を裂いて飛来する破魔の矢は、その勢いのままにグリフォンの胴体に突き刺さる】
【翼には当たらなかったが、モンスターに対して大ダメージであることには変わりはない】

【更には一気に距離を詰めたロボ】
【絡められた鉄の剛腕が、逞しい鷲の片翼を一気にもぎ取る】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『―――πρΘσ Θυμ, φαΘ』

―――――よし……終わりましたね。
これで……

【役目を終えた銀の羽が光となって天に還る】
【大岩に刻み込まれた神聖なる文字列は銀の光を浮かび上がらせ】
【同時に岩の頂点から同心円状に発せられた銀の"波動"がキャンプ地全体に行き渡る】

【それはこの地に安寧を齎すもの――然程大きなものではないとはいえ、一種の"神"の加護だ】
【弱い魔物であれば近寄ることはできないし、それ以上の魔物であっても決して居心地のいいものではない】

【二人と一機の活躍により手負いのグリフォンは、最早堪ったものでないと云わんばかりに必死に走り去っていく】
28 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/13(日) 23:40:15.28 ID:rxmgFnRQo
>>27

「…去ったか」

 遁走するグリフォンに向けるボウガンの構えを解く。
 敵の戦意喪失を確認。ならば殊更に殺生しようとは思わない。
 あの手傷で生き残るか自然に押しつぶされるかは世界が決めるのだろう。介入はここまでとする。

【サーボスカルは未知の波長の広がりを感知。それが魔物という存在にとって忌避すべきモノであるとも】

「なるほど、何らかのテクノロジーを起動させたか」

 科学サイドであるイムカとしてはこう解釈する。
 起動に必要なのがサイカーの存在なのか何らかの鍵なのかはともかくだ。

【イムカの世界にあってはテクノロジーの起動=宗教儀式のためこのような発想はごく自然である】
 【→そして森林よりキャンプ場に戻る】

「終わったか。どうやら互いに上手くやれたようだな」

 起動した護り石とやらに触れながら言葉するイムカ。
 このようなテクノロジー情報はなるべく記録せねば。
29 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/13(日) 23:44:36.67 ID:eD6Qt0C8O
>>27
「あれ? ももにくは!?」

一大事である。
グリももを食べ損ねるとか一大事である。

「サイレン、ももにくは!? ももにくは!!?」

大活躍したのに正座してうにょられるまでが子守ロボのお仕事です。
お説教食らったらリターンしますね。

というわけで
もぎとった翼を持ってロボと幼女帰還。

「かいじゅーはやっつけたよー」

>>28
「やきとりはできるけど、ももにくじゃない……
 ねーちゃんもももにくたべたかったのに」

ちび的に気にしてるのはここでした。
基本的に人に造られた側の彼女は、人に好かれたがる傾向があるのです。
30 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/13(日) 23:58:36.30 ID:rxmgFnRQo
>>29

≪―――≫

 お説教される子守ロボットを見やりながら
 自我なきサーボスカルはその周囲をくるんと一回転するのだった。

「キメラのもも肉か。遺伝子組み換え食物どころではないな。
 まあ、マトモな食事はあの司祭が提供するだろうからよしとするさ」

 その気になれば平然とヤバい食物も摂取できるが、
 その気にならねば摂取できないモノをワザワザ食べようとは思わないのであった。

【合成獣やら遺伝子とやらという発送が出るのは科学サイドゆえ。
 本当は天然モノで安全かもしれないが、そのような発想は出てこないのだ】
31 :ジャン=ポール・ド・シェンデルフェル【流浪のエクソシスト】 ◆ZbOyylj7gQ [sage]:2014/07/13(日) 23:58:36.32 ID:mxShzlJS0
>>28
任務完了ですね。
これなら、モンスターによる被害件数も幾らか少なくなることでしょう。

【『神術』―――それは、ジャンの出身『近代文明の世界』の宗教組織における秘術】
【貴族の使う精神を基盤にする魔術とは質を異にし、神への信仰心というより深化された精神活動と深く結びついた術】
【それは敬虔な信者には暖かい加護となり、神の敵対者たる悪魔・怪物に対しては厳しい制裁と化す】

>>29
お疲れ様です。重ね重ね、お世話になりましたね。

おや、食糧を調達しましたか。
怪物とはいえ、食べる分には害はありませんから心配は要りませんね。

【味のほうは定かではないが、聖職者の言うことなら嘘はあるまい】
【見れば見るほど逞しいその翼は、食べ応えを予感させてくれるかもしれない】

まぁ、約束ですから、鶏もも肉と、あちらの方(イムカ)にはワインも付けてご馳走しますよ。

>>28-29
しかし、大きな術を行使した後は流石に消耗しますね……
ともかく、一番大きなあのテントに向かいましょう。

報酬を受け取るのは勿論、管理人のご厚意で休ませてくれるぐらいのことはしてくれる筈ですよ。

【そうしてジャンは、達成感と共に管理人の待つテントへと歩んでいく】
【報酬を受け取った後の一行は、ジャンのおごりで思い思いの食事を楽しんだとか】

//とりあえず、日付も変わることですしここで〆でしょうか
//乙でしたー!
32 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>140 [sagesaga]:2014/07/14(月) 00:01:14.53 ID:XMHg9FB3o
>>31

「ふむ…」

 中々に興味深いサイキックの波長データと取りながら、
 イムカはしばらくはここで調査を続け、日が落ちるころには鶏肉とワインにありつくのだった。

//乙乙でありますノシ
33 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/14(月) 00:06:50.65 ID:II74bhfIO
>>30
「スカルがいるなら、成分走査でおっけーよ?」

科学系難しい単語だけ漢字表記になるのはデフォルト設定です。
ロールミスではありません。
まぁ、現地の人が食ってるんだから大丈夫、という判断だし
そもそも食事は別に食べなくてもリアクターでエネルギー生産してるんですけどね、この子。

>>31
「んー、きょうはグリなべな?
 あとあれ、おまもりつかっちゃったから、もういっこ!
 こんどはキラキラのちょーだい!」

何故かなつかれてる不思議。
グリフォンの出汁ってどんなんだろうねぇ……。
あ、お食事は大変良く食べました
34 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/14(月) 19:48:22.01 ID:3yzWlOIX0
【能力者に迫害が公然と罷り通る世界】

【それを知らずに魔法を使用したため捕らえられ、連れ去られたのは闘技場】
【ここで強力な魔獣相手に見世物としての戦闘を…と言うかほとんどの場合処刑を行われるのだという】
【数人の能力者を一度に処刑出来更に民草の暴力的なフラストレーションを発散できるこの画期的なシステムを考案したのは力ではない権力(ちから)を持つ者たち】
【戦士の控え室と言えば聞こえはいいがほとんどが牢獄、隅っこに膝を抱え時折遠くから聞こえる狂乱と悲鳴とイヤな音にかたかたと震えていた】
35 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/14(月) 20:20:08.43 ID:rV7jwSt+0
>>34
陰鬱な控え室で、皆一様にこの世の終わりを迎えるかのような顔で俯いていた。
その中の一人、フードの少女もまた無言でこれから向かうだろう先から聞こえてくる音を聞いていた。
ただこの少女が周囲の能力者と異なる点と言えば、まだ諦観をその金の瞳に写していないところだろうか。

これから始まる戦闘は、おそらく自分一人でどうにかなるものではないだろう。
ならばと、ふと顔を上げて周りの顔色を伺う。自分以外にも戦闘に積極的な人物が欲しいところだ。
そこで澪の目に入ったのは隅っこで震えている、自分と外見年齢はそう変わらないであろう少女。
傍目で分かるほどに怯えている少女に、気がつけば歩み寄っていた。

「ねぇ…大丈夫…?」
36 :ロイかぶり ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/14(月) 20:24:03.84 ID:S4/w1HqY0
>>34
「おぉい!! ちょ さわんな!!」
そんな牢獄に両腕を二人の男に拘束された状態でつれてこられたのは 一見すると普通の青年である
ちょっとこの世界にアートを施して 警邏隊から逃げる途中で能力を使ってしまったのが運の尽き

「・・・ったくよぉ ちょっとグラフィティ(ラクガキ)しただけなのに・・・やぁ 奇遇だね」
帰る男たちにブツクサ呟いた後 牢屋にいた女の子に声をかける
37 :アキレス>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/14(月) 20:26:02.27 ID:S4/w1HqY0
>>36
NA★MA★E
38 :ビィ【青魔法】 :2014/07/14(月) 20:29:08.89 ID:3yzWlOIX0
>>35-37
だ、大丈夫なはず…っ

【突然掛けられた声に顔を上げれば年の頃自分と同じ位の少女の姿】
【アルビノ特有の赤い瞳が見開き、薄い金色の髪は揺れる】
【あるわけがない、と言い終えるより早くわぁっと歓声が鉄格子の向こう暗がりの回廊の先から響いた】
【続いて何かが弾けるような音、狂気の雄叫びは轟音となり牢獄に振動を伝える】
【決着が着いたらしい、それも観客達の望む形で】

…うぅー…ひぇっ!?
ど、どうもです…?

【いよいよ順番が迫って来ているのかと泣き出しそうに唸る所に連行されてきた新たな男性】
【なんとも軽そうな調子に拍子抜けしつつも一応軽く頭を下げる】
39 :アキレス>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/14(月) 20:40:14.57 ID:S4/w1HqY0
>>35
「あ 澪タンじゃないの ヤッホー元気〜?」
牢屋だというのにこの男の調子は変わらない

「お茶でもどう? 没収されたけど」

>>38
「いやぁなんかさぁグラフィティしてたら摑かまっちまってさ こまったもんさ
 んで何? なんか戦えって? こまったなぁ 俺戦闘ってガラじゃないんだよね
 ところでこの後なんか予定ある? よかったら一緒に食事でもどう?」

緊張感の無いせりふをべらべらと喋り倒す青年 現状が理解しているのかしていないのか
40 :澪【獣化】 :2014/07/14(月) 20:40:59.32 ID:rV7jwSt+0
>>36>>38
「…やる前から諦めても、何も変わらない…」

泣き出しそうな顔のビィとは対照的に、落ち着き払っている澪。
かけた言葉は激励か突き放しているのか、それはビィの受け取り方次第だろう。
最も歓声に包まれている中では聞き取れたかも怪しいが。
もうすぐ自分達の番だろう、大きく息をすって気合いを入れ直す。

「あれ…アキレスも…?」

そこで新たに連れ込まれた被害者。
その顔が見知ったものであることに気づき声をかける。
41 :ビィ【青魔法】 :2014/07/14(月) 20:53:29.63 ID:3yzWlOIX0
>>39
グラフィティって…そ、そんな呑気な事言ってる状況じゃ…!

【ビィも割と呑気な性格ではあるが場合が場合、声を上げて訴える】
【牢屋の外にいる番兵が呆れ顔を抱えていたのは言うまででもない】

>>40
…そりゃ、そうですけど…

【怒号の歓声に微かに届いた声に独りごち呟いて俯く】
【ガチャリと鉄格子の、ルーンによって強化されていた鍵が開く音が聞こえた】

>>39-40
【出ろ、短く冷たい声が3人に番兵より浴びされる】
【手枷足枷もない状況、番兵は全部で2人】
【ルーンに祝福されているであろう武具を身に付けた彼等を無傷で突破するのは難しいかもしれない】
【更にこの場は凌いだとしても新たな兵士がやって来るのは明白】
【従うに越したことはなさそうだ】

【もしもそうしたのなら、薄暗い廊下の先に存在する開けた巨大な闘技場へと駆り出されるだろう】
【彼方此方に血痕とナニカが転がる以外一面の砂地】
【向かって真ん中より奥には唸り声を上げる魔獣】
【獅子の下半身に屈強な男性の上半身を付けたようなその風貌】
【四つ脚を踏み鳴らし、更に二本の両腕をゴキゴキと鳴らし開幕の合図を待っていた】

うぅー…あ、あんなのとやるんですよぉ…?

【勿論ビィは半泣きである】
42 :アキレス>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/14(月) 21:07:38.84 ID:S4/w1HqY0
>>40
「うん ボクちんつかまっちった★ 澪タン助けて><」
まったくもって緊張感がない さて お呼びですよ

「多分この中でアタッカーは澪タンになると思うから頑張って 俺も最大限サポートするから」

>>41
「だ〜いじょ〜ぶだって ニホンのコトワザにもあるもん 笑う角には服来たサルって 意味わかんないけど」

悲痛な表情を浮かべるビィに笑って応える
するとなにやら兵士が出ろと

「そいじゃま行きましょうか」
屈伸を一つして兵士に付き従う

――――
さて おいでませ闘技場ってな感じでやってくれば なにやらライオンの胴から人の体が生えている魔獣の姿
屈強なメンズの手は武器が握られているのでしょうか?

ソレは兎も角アキレス君は沸きあがる観客に対し

「みんな〜声援アリガト〜!!」
すっげぇにこやかに手を振っていた
43 :澪【獣化】 [saga]:2014/07/14(月) 21:12:24.96 ID:rV7jwSt+0
>>39
「えー…」

こんな状況でも普段と変わらない様子のアキレスに拍子抜けする。
下手に沈み込まれるのも困るのだから、これはこれでいい事かもしれないが。

「…まあ…やれるだけはやるよ…」

>>41
番兵に連れられ、おとなしく歩を進める。
ここで抵抗したとしても右も左も敵だらけなのだ。自らを死地に追いやるほど愚かではない。

そして辿り着いた闘技場。
待ち構えていた魔獣を鋭く睨みつけると二人を庇うように一歩前へと出る。

「…大丈夫だよ…きっと…」

目を魔獣から逸らさずビィに声をかける。
あとは開始の合図を待つだけだ。
44 :ビィ【青魔法】 :2014/07/14(月) 21:19:08.35 ID:3yzWlOIX0
>>42
にほん…
…へ!?日本!?

【ことわざへのツッコミよりもその前の単語に反応】
【どうやら何か、なくしたはずの記憶の片隅に存在していたらしい】

>>43
は、はいっ…
…あっ…

【生唾を飲み込み冷汗を流す】
【一歩前へと歩み出た澪の背に手を伸ばさんとするも、その行動は開幕の合図に阻まれて消えた】

>>42-43
【獅子人(仮称)は体長5m程の巨躯、開幕の合図を待つ程度の知能はあるようだが無手】
【見るからに近接タイプと言わんばかりの、圧倒的な肉体を誇る】

【かぁん、間の抜けたゴングが響けばそれをかき消す程の歓声】
【それと同時、四つ脚を唸らせ獅子人は駆けた】
【狙いは必然、一歩前に出ている澪になるようだ】

き、来た…!?
…う、「ウォッシュ」!!

【ビィが水流を放つも、軽く身を捻り回避して更に加速する魔獣】
【抵抗が無ければ澪へと肉迫しその剛腕を振るうだろう】
45 :アキレス>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/14(月) 21:26:04.83 ID:S4/w1HqY0
>>44
なおも観客に笑顔を振りまいていたが ゴングが鳴り ライオン人がやってきたようだ だが

「おや? 眼中にない? そりゃまた結構!! デモンアーム!!」
こちらに攻撃してくる様子が無いのでコレ幸いとライオン人に向けて駆け出す その際足ではなく手に青い霧を出して

「イヤッフゥ!! オトーチャン遊んで!!」
背後に回りこみ 尻尾を掴んで引っ張ろうという魂胆である
46 :澪【獣化】 [saga]:2014/07/14(月) 21:33:36.85 ID:rV7jwSt+0
>>44-45
ゴングが鳴る直前、一瞬だけ目を閉じる。
命を賭けた闘いの時の澪の癖のようなものだ。
そしてゴングの合図と同時に瞼を持ち上げる。その瞳は既に赤く染まっていた。

開幕と同時にこちらへと駆けてくる魔獣。
自分が狙われているのは明白。ならば受けてたとうと、澪もまた魔獣へと駆け出す。
距離が縮めば振るわれる剛腕に合わせるように、自身も強化された腕力をもって拳で迎え撃とうとするだろう。

アキレスの行動はこちらから確認できていた。囮になれれば万々歳といったところか。
47 :ビィ【青魔法】 [sage saga]:2014/07/14(月) 21:43:56.39 ID:3yzWlOIX0
>>45
【尾を掴まれた魔獣はがくんと姿勢を崩し動きを止める】
【澪に意識が向いていたため、背後に回ったアキレスに注意が向いていなかったのだ】
【しかし唸り声と共に即座に後ろ両足を振るい上げる】
【筋肉が風を孕みながら、ノールックのバックキック!】
【それは単なる厄介払い以上の威力と殺意を持ってして迫る】

>>46
【アキレスにより動きが止まる魔獣、拳は振るわれ見事突き刺さるだろう】
【だが歯を食い縛る異音を聴くかもしれない、筋肉の鼓動を感じるかもしれない】
【その一瞬の後に振るわれるは剛腕、薙ぎ払うような右の腕の一撃!】

>>45-46
え、えぇと…えぇと…!!
す、「ステイシス」!!

【ビィも援護とばかりに水流を放ち、それは魔獣の前足の一本にへばりつき動きを阻害し始める】
【だが今の攻防に関しては、ほとんど意味をなさないであろう】
48 :アキレス>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/14(月) 21:53:45.38 ID:S4/w1HqY0
>>47
「ワシャシャシャシャシャwwwwwwwwww」
尻尾を掴み ガクンと姿勢を崩した瞬間に手を離して反転し逃げ出す 次の瞬間自分のいた空間を通り過ぎるバックキック だが離脱済だ

そして続いて澪に攻撃を放つライオンにもう一度反転し接近

「ほ〜れ足元がお留守だコノヤロー!!」
右手を振りかぶり 渾身の右ストレート だが射程が1mほど遠い その1mは延びる青いデモンアームで補い ライオンの後ろ足を強かに打とうとする
49 :澪【獣化】 [saga]:2014/07/14(月) 22:01:03.80 ID:rV7jwSt+0
>>47
魔獣を穿つ拳、しかしそれは決定打にはもちろんならず。
ギギギ、という耳障りな音を捉えると同時に、本能のまま上へと跳んでいた。
拳を振るう際の踏込みの勢いもあり、その跳躍は人間のそれを超えている。
魔獣の剛腕は澪の僅か下を通り過ぎていく。

その勢いで体を捻れば、魔獣の側頭部を狙って空中で回し蹴りを放つ。反動が利用できればそのまま一旦距離をおこうとするだろう。
50 :ビィ【青魔法】 :2014/07/14(月) 22:06:43.12 ID:3yzWlOIX0
>>48
【両足の空を斬る感覚に違和感を覚えたのか振り返る獅子人】
【その視界は突如がくん!と揺らぐ、躯が崩れる】
【デモンアームの拳打が左後ろ足の関節を打ち据え所謂「膝が笑う」状態に持ち込んだのだ】
【忌々しげにアキレスを睨み殺意をあぶくとして口の端からぼたぼたと落とす】
【も、それも一瞬澪の蹴りが側頭部を捉え打ち据えた!】

>>49
【と、不意に背後を睨む魔獣】
【アキレスの存在に懸念を覚えたゆえの事らしいが、タイミングとしては抜群だ】
【蹴り足は見事側頭部を撃ち抜き小気味良い音と共に反動を生み出す】

>>48-49
あ…、よ、弱って…!?

【一方的な、正に劇的な展開に目を輝かせて希望の綴り字を持ってして光景を見詰めるビィ】
【言う通りに確かにぐらり】
【魔獣の巨大な躯は足を痛められ脳を揺さぶられ崩れかけている】
【つまりはそう、絶好の好機!】
51 :アキレス>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/14(月) 22:15:29.40 ID:S4/w1HqY0
>>49-50
「ナイスタイミング澪タンもう大好き!!」
調子のいいことを言っている さてもう一息といったところか?

きっと観客は思惑と違う展開にブーイングの嵐だと思うぞ!!

「よし!! とっときだ!!」
ズンと両手を地面につけ伸びる青きデモンアームを展開
モチロン押してどうにかなる地面ではない ならどうなるか?

「ワ〜ッフッフゥ〜!!!!」
その力はアキレスの体を思い切り跳ね上げる つまりその場大ジャンプ

そして空中で両手両足から青い霧を出し

「粉砕しろ!! ファイブ・フィンガー・デス・パンチ!!」
その言葉と共に 体にまとわりついていた青い霧がアキレスの前面に噴出して体を成す

その姿は2mの巨人 空中で両腕を振り上げ

「オラオラオラー!!とはいかないけどな!!」
落下の重力を利用した両腕の振り下ろし ダブル・スレッジ・ハンマーをライオン人の頭上へと振り下ろした
52 :澪【獣化】 [saga]:2014/07/14(月) 22:25:17.07 ID:rV7jwSt+0
>>50-51
「っ…よしっ…」

反動を利用し、体勢を整えて着地する。
魔獣を見ればまさしく絶好の好機と言ったところだろう、ぐらりと巨体が揺れていた。

ならば出し惜しみする必要はない。
足と手をほぼ同時に地につけると、その体を狼の物へと変えていく。
変化を終え四肢を駆れば、アキレスの振り下ろしとは反対から魔獣の喉笛を噛みちぎらんと飛びかかる。
53 :ビィ【青魔法】 [sage saga]:2014/07/14(月) 22:34:49.75 ID:3yzWlOIX0
>>51
【きっと眼を見開き巨人を射抜くように睨む魔獣】
【…だがそれだけだ】
【足掻きにもならないそれをしつつも頭を胴体に食い込ませ一頭身背を縮めた】
【ぶしゅう!口と鼻とそれと眼孔…更には喉笛から鮮血がシャワーの如くに噴射される】

>>52
【アキレスの青い霧の巨人の拳を睨む魔獣】
【それは必然だ、突然現れた脅威を確認するのは間違いではない】
【だがしかし、既存の脅威を見逃していたそれは大きな失態】
【澪に対する意識を外していたのだ、魔獣は】
【澪が魔獣の喉を食い千切り地面に降り立つ頃はつまり、鮮血の噴水が仕上がっている頃でもある】

>>51-52
【しん、と水を打ったように静まる会場】
【それもそのはず、今やただの肉塊と成り果てた獅子人の魔獣は数多の能力者を葬り去ってきた生粋の「処刑人」】
【余りの光景に目を疑い、やがて会場はざわざわとざわめき始める】

…あ、な、なぁんかやばげな雰囲気…!?
こっち、急ぎましょう!

【剣呑地味た雰囲気を察し、ビィが二人の手を取り向かうは先程とは異なる出入り口】
【途中幾人かの兵士が制止に入るが、件の魔獣を葬った能力者に本気で立ち向かおうとする命知らずはそうはいない】
【能力者達は無事闘技場を脱し、アキレスの誘い通り食事にでも行くのかもしれない】

//すみません、かなり強引ですがこれで〆させて下さい
//ロールありがとうございました!
54 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 17:02:17.02 ID:WmJS+bBJO
(暑い……と言うより)

熱い、の表現が正しいであろう
見渡す限り砂岩砂、地平線に陽炎その先には限りなく青い快晴
太陽は残忍なまでにギラギラと熱を発し、半人のイムエトを保つ水分を情け容赦なく無慈悲に奪っていく

(……困ったな、オアシスでも見つけないと干物になっちゃいそう……)

有機体である部分にも勿論良くない
一刻も早く水辺をと足早に歩く中、ナニカが砂の中で蠢く音を聞き取れる程冷静ではなかった
55 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 20:13:37.56 ID:X9/eWesXO
>>54
そう、ナニカである。
何かが地面の下を移動する音まで正しい。
問題は、そいつがそれなりにデカくて、しかも高速移動してる上に
地面からにょっきり、たけのこのように生えてくる機能があったことである。

『まいごみつけたーーーー!!』

……ドリルである。
どう見てもドリルである。
いつの時代の文明の産物かはわからないが、ドリルである。
いわゆるジェットモグラタンクとか、その辺の分類のメカである。
そのドリルから、外部スピーカ経由で女の子の声がするのである。

パカっとハッチが開いたら、手入れされた金髪頭が顔を出しました。

「ひっちはいくする?」
56 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 20:22:44.33 ID:iqhohMn3O
>>55
「……!?……うわぁぁぁっ!?」

漸く轟音に気が付き振り返りブレードを抜き放つ
しゃらん、澄んだ清流の音が赤い風に溶けて消えた
イムエトの部位は水分不足に依り思考と反応に著しいラグが生じている、つまりブレードを構えるのは左手だ

……と、警戒していた最中突然隆起する地面、舞い飛ぶ砂、生えるドリル
驚愕に声を上げるのは自然だろう、なんせそれに加え少女の声までもが響いたのだから

「え……ま、迷子……? ヒッチハイク……??」
「それは……ま、まぁ、助かるは助かりますが……」

渡りに船の提案を告げるドリルから出てきた少女
頭が上手く状況に着いて来れないのは、暑さのせいだけではないだろう
57 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 20:27:34.41 ID:X9/eWesXO
>>56
「まー、のれのれ」

中は外見に違わぬメカメカしさですが
とりあえず人が2~3人生活する分の空間はありそう。

「あー。生身じゃふかいのはあぶねーな」

そのまま地上走行に移るようでした。
窓の外を砂漠がゆったりと流れてくわけです。

「モグラもなぁ、ずーっと人のせてないからなぁ。
 ちずもふるいしな。ねーちゃん、どこいきさ?」

とりあえず水はコップ一杯だけ出てきました。
背中ににょっきり生えた機械の翼が、このちびっこが人ではない証っすな
58 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 20:38:09.90 ID:iqhohMn3O
>>57
「……」

あからさまに警戒心を働かせた……つまりはブレードを手に携えたままドリルモグラの内部へ
そのままキョロキョロとメカメカしい作りを睥睨し、生身と言う単語には反応はせず
そのまま金髪の少女の機械翼へと視線を移しながら差し出されたコップを右手に受け取った

「……ヒトが、いるところに」
「もしくは、取り敢えず新鮮な水と土が手に入る場所……」

ここに来てやっとブレードを納刀、コップを左手に持ち替え長袖を捲った右腕に1/3程度かける
水は即座に染み入って消えて行った

59 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 20:45:40.43 ID:X9/eWesXO
>>58
「だからな、地図がふるいの。
 このせかい、衛星補間地理情報システムもしんでるからなぁ。
 地図のまち、みっつまわったけどぜんぶからっぽよ」

難しいとこほど単語の発音が正確です。
あくまで、日本語に訳してるだけです。

「あー、でも、みずとつちなら、どこでもてにはいるか」

よくよく見ると翼からにょっきり生えたケーブルが
操縦席っぽいとこまで有線してました。
そして指をくるん、と回すとドリルタンクが穿孔開始です。
コンソールに映しだされた表示は「目的地:地下水脈」
60 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 20:53:19.29 ID:iqhohMn3O
>>59
「そう……でしたか……」

なるほど通りで
道中見つけた廃墟の集落は偶然ではなかったという事だ

「……うわっ!? な、何を……!?」
「って待って! 地下!? 地下水脈!?」

突然行き先を変えて砂の海を潜行するドリル
目を白黒させていたがコンソールに表示された目的地に声を上げた
まぁ確かにこの場合、最も確実に水と土を手に入れるには最適な場所であろう
61 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 21:01:40.97 ID:X9/eWesXO
>>60
「どどどどど ごごごごごごご じょじょのおと」

謎の5・7・5をつぶやくちびっ子。
かなりえぐい振動が来たりとか、なんでこの形状で普通に潜行できてるんだ、とか
ほった土はどこにやってるんだ、とか深く考えたら負けです。
深度計もなかなか素敵な数字になってまいりました。

「モグラ号、潜水まで、3〜2〜1〜 じゃぼーん」

そこまで深くなかったのが救いかもしれません。
機体はあっさり水没しました。
ところでこれ、どうやって水吸うんだろうね?
エアロックあけたらタイヘンなことになりそうだけども
62 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 21:12:42.11 ID:WWss1X0a0
>>61
「……あなた、見た目は天使のようですが……なんと言うか……」

変人だと言葉を紡ぐ事がなかったのは半人の良心から来るせめてものブレーキ
グラスの中の水が波立ち、零れる前にとジーンズを捲って両脚に吸わせた

「……きゃっ!? ……え、み、水の中……?」

再度大きな衝撃、続いて窓から覗く真っ暗なしかし水中
それでも果たして水や泥は豊富にあるだろうが、手が届かないのではないも同然だ
63 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 21:20:08.67 ID:X9/eWesXO
>>62
「そもそもひとですらないからな?」

その先を察する程度のナニカは持ち合わせているようです。
衝撃申告の中身については、まぁ聞くな。
聞いたらまじめに答えてくれるけどな。

「みずのなかだなー
 ちょいもどして、よこあなつくるか」

ばっくばっくばっく。ちょっと首ふって穴拡大してどうにか降りれるスペースを、って
なんか水面が追いかけてきてる?

「……あかんね、これ」

全力バックしても先端が水に触れっぱなし
このまま地上までお水を引くことになりそうです
64 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 21:26:06.47 ID:WWss1X0a0
>>63
「えぇ、そうでしょうね……」

苦笑、肯定
凡そ自身と同じアンディであろう
最も完全無機体であるのかそれともまた別の存在かまでは分かり得ないが

「……あの、これって多分……井戸を作る際、こうやって作るのでは……?」

乾いた大地を潤すシャワーが完成しそうだ、しばらくすればオアシスになるかもしれない
ともあれ水の問題はなんとかなりそうかなと安堵混じりの溜息ひとつ
65 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 21:29:39.98 ID:X9/eWesXO
>>64
ぴっぴっぴぽーん

「あー、井戸か
 りろんはしってる、うん。
 井戸かー」

謎の肯定。結局ドリル号は砂漠のどまんなかで井戸掘りに成功しました。
もっともどこの誰が使うかはわかりません。
そもそも使える人がまだ残ってるかもわかりません。

いい具合に日が傾いた砂漠に泉がひとつ。
絵的にはなんとも素敵なものですが、このトンネルもそのうち崩落するでしょう。

「まー、へんなのならそっちもヘンだけどなー」
66 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 21:38:03.23 ID:WWss1X0a0
>>65
「……旅人が救われるでしょうね、きっと……」

すっかり泉となり、傾いた太陽を反射し輝くそれを見詰めやがらぼんやりと頷く
最も先程の話を聞くに、その旅人がいればの前提になるのだが

「……ん、気持ちいい……」
「……変? わたしが、ですか?」

素足になり砂地に座って両脚で水面を弾く半人
気持ちいいとの事はどうやらイムエト部分にも感覚はあるらしい
67 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 21:43:47.70 ID:X9/eWesXO
>>66
「いろいろまざりすぎてるかんじ?
 熱分布とかなんかへん」

じーっと見た結果がこれでした。
出来上がった泉に脚つっこんでぱちゃぱちゃ。
ドリルタンクの日陰といい、ちょっとしたリゾートですね。
旅人は多分来ません。

「調整、おわってる?」
68 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 21:52:08.60 ID:WWss1X0a0
>>67
「……成る程、まぁ……」

お見通しかぁと苦笑、水分を補充した脚を砂に乗せる
波紋が水面を走りやがて失せた
半人半々機半々土人形
文字に起こせば奇妙なモノだが、実際に分析すれば更に奇妙
生命と機械と魔術の不思議な合成物と言えるであろう

「調整ですか? ……えぇ、つい先日」

カノッサのメンテナンスを受けたのは記憶に新しい
水気を含んだイムエトの脚に付着した砂粒を嫌い、はたはたと叩いている
69 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 21:56:23.53 ID:X9/eWesXO
>>68
「じゃあ、べつになおさなくてだいじょうぶな」

翼がばしゃっと開いて作業装備チラ見せ。
ああ、この子は修理系の機体なのか、と納得させるには十分すぎるもの。

「ここなあ、なおせるものはいっぱいあるけど
 なおしてもつかうひとがいねーの。
 だからなおしても、またおやすみなさいばっかよ」

ちびっこの愚痴、始まりました。
修理用途で、その実誰かに褒められたがっているのはきっと、持ち主がいた証。

「はやくつぎの世界いきたいなぁ」
70 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 22:05:31.33 ID:WWss1X0a0
>>69
「はい……ありがとうございます、お気持ちだけ」

チラリ盗み見る翼の中身は、その存在としての在り方を予想するには充分な因子
と、するとこのドリルモグラも彼女の手に依るモノなのかなぁと何となしに眺める

「……成る程、ヒトが存在してこその機械……と言う訳でしょうか」
「それでも……もしいつか役に立てる時が来たら、その時に起きる事が出来るのは重畳でしょう?」

寝ているのと死んでいるのでは違う、つまりはそう言いたいのだろう
世界間移動に関しては同意らしく、小さく頷いて答えた
71 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 22:12:32.35 ID:X9/eWesXO
>>70
「通信量がなー、ないのなー」

上を向ける指先。
これが元気な世界であれば、人はもっと話しているはず。
これがもっと旧い時代なら、こんなドリルは存在しないはず。

「だからな、ひとがいるところまで送りたい。
 でも、ちずはもう古すぎて、みっつもダメ。
 はやくいきたいけど、モグラはきっとゲートくぐれない」

そこでお分かれだ。
できることはやっても中途半端だ。
72 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 22:23:26.52 ID:iqhohMn3O
>>71
「通信……」
「ラジオ電波なども同じなのですか?」

この世界の構造は今ひとつ理解していないが、
半人のかつていた世界ではラジオ電波は古典的かつ強固な通信手段として個人個人が通信端末を持つ時代にも関わらず生き延びていた

「……そう言う事ですか……ヒトに届けたいと」

モグラの外装にぺたり、右の掌で触れる
73 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 22:30:24.45 ID:X9/eWesXO
>>72
「でんぱはだいぶ遠い。よるだけきこえる
 タキオンとかはないなぁ」

魔導通信とかになると検知できませんけども、
電子デバイスならほぼ行けるクチらしいですわ。
ちなみに夜だけラジオが聞こえるのは、電離層の状態によるものですね。

「まぁ、もどせないときはもどせないとき。
 つぎのまちめざす」

地図を空間投影ディスプレイに展開。
モグラの中にあった星図データを利用して、天測航法です。

「夜だけだな、どこかにいけるのは」
74 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 22:37:08.64 ID:iqhohMn3O
>>73
「夜だけですか……ふむ……」
「タキオン? ……??」

それだとしても夜だけでも存在が確認出来るのだというのならしめたものだ
一応、ヒトの存在を知らしめる要素なのだから
この世界へとやって来て一切ヒトと出会う事のなかった半人としてはそれが知れただけで充分とすら言える
不明瞭な単語は鸚鵡返し、まぁ電波みたいなモノだろうと勝手に頷いた

「ま……そうですね、複雑ですが時間はあるみたいですし……」

投影された映像を何となしにぼんやりと眺めている
75 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 22:45:36.95 ID:X9/eWesXO
>>74
「タキオンは超光速通信の媒体。
 夜だけきこえるのは電離層のせい」

しれっと、なんかぶっとんだ発言きました。
異世界にはそういう技術レベルのところもあるのでしょう。
このちまいのがどんなセカイの産物なのかはお察しください。

「ん、ねーちゃんの演算子は大気圏内航法用アプリケーション入れてない?」

んじゃ自前でやるかー的対応。
髪がふわっと広がって、放熱量が一気に増えた。
普通はそんなアプリ入れない、というツッコミは許可します。
76 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 22:52:02.99 ID:iqhohMn3O
>>75
「……は、はぁ……??」

果たして理解出来たのかどうか、まぁ首を傾げる所作で判断がつくだろう
基本的には対能力者用の戦闘兵器、それもソッチ方面の狂気の科学者達の作品
疎いモノにはとことん疎い

「あぷ……あぷりけーしょん?」

ツッコミ以前の問題として、アプリケーションを知らない
ただぽりぽりと左頬を掻きつつ所在なく少女の動きを眺めていた
77 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 23:01:32.35 ID:X9/eWesXO
>>76
「ねーちゃんは、ねーちゃんは何用だ?」

演算中につき上昇した熱量を髪の毛より放出。
修理と演算に特化し、ある程度のスクリプトも自作するその創造物は
相手に対して自己の開発の目的を尋ねる模様。

「何をめざして、どこにいくの?
 タマシイ、ちゃんともってるか?」

目の前のちびっ子は、外見設定通りに愛されて生まれてきたのだ。
だからこそヒトを求め、ヒトと共に歩みたがる。
ヒトのためにその機能を行使したがる。
では、貴方は? 貴方はなんのために生まれて、どこを目指してる?
78 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 23:14:15.73 ID:iqhohMn3O
>>77
「わたし? わたしは対異能戦闘用の兵器です」
「……まぁ、色々あって形骸化してますけどね……」

肩を竦めて苦笑、そう言えばかつてとは随分と体までもが変わったものだ
イムエトの右手に視線を落として握りそして指を伸ばす

「難しい事を聞きますね? 目指すモノですか……」
「……取り敢えず今は、」

友達に会いたいかな、少し照れ臭そうに微笑み世界間移動で離れ離れになってしまった元の世界の友を想う

「魂……えぇ、きっと……そう思いたいです」

左手で腰部アタッチメントに取り付けられた月光の柄を軽く撫でながら頷いた半人
バグに依って手に入れた確固たる、ヒトに寄り添うモノとしての意志
兵器とは真逆の思考を持った、思い悩み挫けそれでも歩む事の出来る機械
答えは曖昧な、それでも力強く変える事の出来ないモノだ
79 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 23:22:19.35 ID:X9/eWesXO
>>78
「だって、“わたしたち”にとって機能はタマシイとおなじ
 ねーちゃんは兵器なのに、兵器を指向してない
 すごい、ふしぎ。」

紫外線から熱赤外まで知覚する高スペクトル分解能のカメラアイが向けられる。
作った人間はきっと趣味人だ。
ハイスペックのカメラをわざわざ愛玩用に造形したのだから。

「タマシイ、一度捨ててない?
 どこかでいれなおした?」
80 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 23:30:21.21 ID:iqhohMn3O
>>79
「機能は魂?」
「……そんな風に、考えた事もなかったな」

口元に手を当てて独りごち呟く
半人のガラスの瞳はそこまでの性能を誇らない
精々赤外線モードに切り替えが可能なくらいか
青を孕むシルバーのそれが少女の双眼と交差する

「……どうなんでしょう?」
「わたしに取っての魂って、多分もう違うモノだから……」

成る程言われてみれば兵器として活動をしていた頃の記憶も鮮明だ
それでも当時は魂がどうこうなんて考える余地はなく
いつからこんな風になったのかと尋ねられれば首を傾げる事しか出来ない
81 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 23:39:48.87 ID:X9/eWesXO
>>80
      タマシイ
「だって存在意義だから」

そうあれ、との願いを込めて者/物は産み落とされる。
ではそこから逸脱した者あらざる物はどこにタマシイをおくのか。

「ねーちゃんは、おとうさんたちがきらい?
 おとうさんたちが願ったモノになるのはイヤだった?」

この幼い機械知性体にとって、この遭遇は一種のカルチャーショック。
だって、自分の機能に異常があったら、きっと自分で自分を直さずにはいられないから
82 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/15(火) 23:50:41.91 ID:iqhohMn3O
>>81
「……だとすればわたしは当時から魂があった?」
「違うな……なんだろう、違う気がする……」

ポツリポツリ、物でも者でもない存在の自問自答は続く

「お父さん? ……あぁ、『博士』達……」
「どうなんでしょうか、好きとか嫌いとか……ない時でしたから」
「ただ、今思えばそうですね……嫌いではなかったと思います」
「それでも……わたしは私ではなくわたしでいたい」

造られた当時の願い、即ちキラーマシンとしての限界を知る為のデータ収集
その想いを裏切る形になってはいるが、それでも己でいるための我を通す気持ちは傾きようもなく
天秤は揺らがない、一切まるで
83 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/15(火) 23:59:12.24 ID:X9/eWesXO
>>82
「ん、そうか。
 もっとだいじなのみつけたらそうなるのか。
 おとうさんたちより大事なものかー……
 めっちゃむずかしいなぁ」

心なしか、さっきよりもさらに髪が広がった気がする。
たぶん、ちびっこの頭脳回路は、今ものすごい勢いでシミュレートしてるんだろう。
それだけで周囲の気温をちょっと上げそうなレベルの知恵熱だ。

「それって、どんなキモチなんだろうな。
 はやくおとうさんのとこかえりたいのに……」

しょぼーん
84 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 00:08:24.55 ID:2u31mrAmO
>>83
「……別段、無理に探す必要はないとも思いますけど……」

はっきり言って偶然の産物だ、自分は
機械の中で見ればバグだらけの欠陥品、廃棄処分だって決まっている
余程上等なのだ、目の前の少女の方が存在として

「そう、複雑ではないですよ多分」
「あなたがお父さんに会いたいと思うように、わたしはわたしでいたいと思う」

その程度です、しょぼくれる少女に微笑みかける半人
日はすっかり地平線の彼方に触れて久しく、赤く染まり半分ほど身を隠していた

//眠気ヤバいのでここらで〆させてください、お疲れ様でした!
85 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 16:33:41.77 ID:+XTu/mPaO
(いい土が調達できたのはよかったけれど……)

なんだここは
空には子供の落書きみたいな太陽がサンサンと能天気に微笑み
石造りの街並みを歩くのは白かったり虎模様だったりの猫だらけ
ついでに何故か二足歩行してたり喋ったりしてるのもいるが疲労が生み出す幻影だろうか
好奇の視線に晒されながら居心地とばつの悪そうな顰めっ面で舗装された街を歩く半人

フォールン・ニャンパイア、白猫虎猫連合軍陣地内市街地
マタタビバー【夏梅】

からん、水の注がれたグラスを口元で傾ける
喉を潤し、ついでに経口摂取でもイムエトに水分を送る事が可能だ
木造りの店内、時間的にだろう客は疎ら
ハッキリ言って不審な存在である半人にも分け隔てなく応対を行ってくれるというのはありがたい
とは言え

(またたび……ミルク……おさかな……?)

メニューの方は差して図るべしではあるが
取り敢えず何も頼まないのはマズイ、ミルクを注文
カウンター席に独り、溜息をついた
86 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/16(水) 18:02:01.83 ID:Fert+1jSo
【男はこの世界に来て最初に抱いた感情は失望だった。】
【目に入るのは四足歩行の猫と二足歩行の猫。それはいい。】
【男が失望した理由は・・・・・・人の服が売っていないことであった。】

外に目星い物はなかったし・・・・さっさと次の世界に行かれへんかな・・・カランカラン

【マタタビバーの扉に付けられた鈴がなり、来客を知らせた。】
【男は生気のない目で客を見回すと、一人座るイエムトを見とがめる。ここで一人で座りたくない。そう思った男は同種属と思われる女の横にやって来る。】

隣りに座ってもええかな?
【そう聞いた男の格好は真っ赤なハッピとトランクスというミスマッチなものだった。】
87 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 18:08:58.68 ID:L00wkcTy0
>>86
「……、……!?……、!?」

乾いたベルの音、自然と視線はそちらへと振り向く
するとそこにはご機嫌な衣服に身を包んだしかし全くの逆の表情の男性が
思わず二度見、見なかった事にしておこうと向き直り再度水を煽る

「……へ? あ、ど、どう、ぞ……」

しかし声を掛けられたとあってはそうもいかない、ギクシャクとした所作でカウンター席の隣の椅子を示す
アルバが腰掛ければ落ち着かぬ様子でチラチラと横目に観察を始めるだろう
88 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/16(水) 18:24:13.88 ID:Fert+1jSo
>>87
では失礼っと。
【テンパるイムエトには気づかずに、隣りに腰掛けるとミルクを注文する。】
【理由は無難だから。の一言に尽きる。それにメニューをじっくり見ていられる心の余裕はなかった。】

(しかしまーあれだ。怖そうな人の横に座っちゃったな・・・。)
(見掛けで判断しちゃダメとはいえねぇ・・・職業は傭兵ってところか?)
(あーもうすごいコッチ見てくるし、何か話をせねば・・・・)
【心の中ではイムエトにガクブルしていたのであった。】

い、いやぁーねね猫ばっかりの世界ですね。こうもいると踏みたくなる、うん。
【つっかえながらどうでも良いことを大きめの声で話す。緊張にとり憑かれているのだろう、後半は軽く錯乱していた。】
89 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 18:34:11.12 ID:L00wkcTy0
>>88
半人は外見だけで見ればやや冷たい印象の一般女性
なのだが右頬の傷痕と腰に帯びた二刀のブレードが普通ではないと判断させるには容易であろう
ウェイター猫がにゃーにゃーと、デフォルメされた牛の絵が描いてあるパックのミルクを二つカウンターに置いた

「え、えぇ……全く、不思議な所です……」
「踏み……!? あ、あなた、猫に何か恨みでも……?」

因みに内心で緊張感を覚えているのは半人も同じである
なんせアルバの服装が服装、仕方のない事であろう
錯乱して言ったその言葉に周囲の猫達がビクッと反応したのを、確かに感じる
90 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/16(水) 18:40:13.74 ID:Fert+1jSo
あーハイハイ、どうも有難う。
【受け取ったミルクを飲み干しながら思った。】
(しまった、この世界の通貨持ってない。)と。

「猫踏んじゃった」っちゅう有名な歌があるんやけど、聞いたことはあるかな?
あれは猫を踏むという残酷な描写をポップなリズムで打ち消してるんや。
これを応用すればココで一匹の猫を踏んでも周りの猫の可愛さで相殺される思いません?

【猫の巣窟で当人達からすればテロリズム的発言をする男。加速する錯乱は止まるということを知らなかった。】
【人語を理解する猫達敵を回すこと受け合いである、やったね!】
91 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 18:51:02.88 ID:L00wkcTy0
>>90
資金の事なら半人も同じである
ただ一応、過去に立ち寄った世界での金貨を幾らか所持している為それでなんとかなるだろう
猫に小判とは言うがこの世界ではまた別らしい

「ち、ちょっと!? マズイですって……!」

周り周り、とキョロキョロしながら制しようとするも時既に遅し
安マタタビに酔った血気盛んな若猫獣人の3人組がガタッと態とらしく音を鳴らし立ち上がる
92 :アキレス&黒猫ビリー>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/16(水) 18:55:06.89 ID:juHFeATR0
そんな白虎連合のバーの扉が開く そこにいたのは人間と なんと黒猫である

アキレス「あのビリーさん・・・黒サイドからの使者だからって飲みに行くとか・・・」
ビリー「黙ってついてこい 若造」

なんか居心地の悪そうな人間に対し 全く意に介さない渋い黒猫 嘗て百猫脅しの二つ名を有した黒猫のエースである
あたりが騒然とするも 当のビリーさんはどこ吹く風

ビリー「18年もののミルク ・・・ない? 仕方ない 12年もので我慢しよう お前は?」
アキレス「あぁえと・・・ミルクを適当に」

あたりの好機の目に萎縮している人間である
93 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/16(水) 19:01:41.55 ID:Fert+1jSo
まあ無一文で入ってしまった以上こうなることは必然や。事を荒立てるのが早くなっただけやな。
【立ち上がった若者の姿を見ると、こちらも立ち上がる。】
【以前いた世界ではギリギリの生活をしていた為、蓄えなど男にはなかった。】

恨みは無いが少々手荒い真似させてもらうで。今日の悪役は自分や!バサァ
【ハッピを脱ぎ捨てる。かわりに自分の出せる全てを置いていくつもりなのだ】

変なことに捲き込んでスマンな。えーっと・・・・まあ名前はええわ。

よし、喰らえにゃんこよ!我が鉄拳!デストロィ!
【そう叫ぶと三対一にも関わらず正面から突っ込んでいく。すごい死亡フラグだ!】

>>92
【雄叫びを上げる全裸の青年(人間)と戦闘体勢の猫が目に入るであろう】
94 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 19:10:03.99 ID:+XTu/mPaO
>>92-93
猫「あ、あの眼光にゃ……!?」
ネコ「まさか、百猫脅しにゃ……」
ねこ「ビリーさんにゃ、あれが……!」

三匹組の血気盛んな若猫獣人達
いざ喧嘩を吹っかけんと立ち上がったはいいものの新たにやって来た予想もしなかった来訪者にタジタジな様子

「あ、あの……!? きゃあ!!」

ざわざわにゃあにゃあと店内が落ち着きなくどよめく中、先手必勝と突撃するアルバ
止めようとするもパン一になったその姿を直視出来ずに顔を背けてしまう

猫「な、なんにゃてめー!」
ネコ「ビリーさんの前でやろうってのかにゃ!?」
ねこ「上等だにゃー!」

三匹は臨戦態勢を取りアルバを迎撃せんとするも、そもそも酔っ払い
足取りもフラついており構えも素人のそれだ、有る程度の鍛錬があればまるで勝負にならないだろう
アキレスとビリーさんの目の前でいざ始まらんとしている乱闘
95 :アキレス&黒猫ビリー>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/16(水) 19:17:50.31 ID:juHFeATR0
>>93
殴りかかる半裸の男

アキレス「ちょちょちょちょちょ拙いってなにやってんの!?」
なんか喧嘩を始める男を必死で止めるちゃんと服を着た男 とりあえず羽交い絞めにしましょうと

アキレス「まぁまぁまぁ辞めろ きっとビリーさんならナントカしてあげるから とりあえず早まるな!!」

>>94
そんなこんなでやってきたビリーさん なんか喧嘩売ってきた半裸の男は ビリーさんのツレが止めようとしています

そしてビリーさんはヤレヤレといった様子で

ビリー「ウェイター そこの三匹のテーブルに12年ものをパックで持って行くみゃ 代金は俺持ちだにゃ」
直ぐにでも高級そうなパック牛乳がやってくるでしょう

ビリー「そこの ウチのツレが迷惑をかけたにゃ その12年物は謝罪の積りで持っていってくれ・・・にゃ」

96 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/16(水) 19:25:35.55 ID:Fert+1jSo
>>94>>95
ビリーさんって誰やねんっ!
ってぐぉぉ放せええ!これは誇りを捨てた戦いなんやぁぁぁ!
【羽交い締めにされてもがくアルバ。力は全然強くないのであった、振りほどけない。】

【ぶっちゃけイムエトから見たらホモまつりにしか見えないとんだ茶番である。】

なんや?このダンディズム溢れる猫は・・・・ツレになったおぼえはないがな!
【あまりの男らしさにたじろぐも取りあえず噛みついておく】
97 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 19:29:46.55 ID:PGmEUBD0O
>>95
猫「じ、12年物にゃと……!?」
ネコ「18年物に続く当たり年にゃないかにゃ……!」
ねこ「それをパックでにゃんて……」

顔を見合わせ、一生に一度お目にかかれるかどうかのミルクを拝む事に無言の内に決定したらしい
ビリーさんに対し二つ返事で椅子に座り、落ち着きない様子でそわそわと件のミルクを待った
やがてそれが運ばれて来れば歓声を上げて舌鼓を打ち始めるだろう

>>96
「あ、あの……取り敢えず、服……着て……」

先にアルバの脱ぎ捨てたハッピをずいと差し出す半人
もちろん顔は背けたまま、一丁前に赤面までしている
98 :アキレス&黒猫ビリー>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/16(水) 19:42:48.72 ID:juHFeATR0
>>96
アキレス「ハイハイ 分かったから落ち着きましょうねー」
ジタバタする半裸の男を白猫たちから引き離して

アキレス「まぁここは一つ落ち着いて 何があったか分からないけどさ」
ビリーさんのいるテーブルまで連れて行こうとする

そしてビリーさんに噛み付く半裸 だが

ビリー「威勢だけはいいな小僧 ここは俺が収めてやるからおとなしくしろ」
全く調子を買えず 淡々と告げるビリーさん

>>97
ビリー「悪かったな おい若造」
アキレス「はいはい財布ね」

ビリーさんは喋れるだけで普通の黒猫です ナノで彼の財布はアキレスが所有している
財布からお金をだしてウェイターに手渡す

アキレス「こういうときは迷惑料も込み」
ビリー「一々聞かんでもいいだろ」

ということでここいらで一件落着?

アキレス「ゴメンネ なんか騒がしくなっっちゃって」
なおも半裸の男を羽交い絞めしながらツレと思しき女性に話しかけ・・・

アキレス「・・・ツレで いいんだよね?」
とくびをかしげる
99 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/16(水) 19:58:05.38 ID:Fert+1jSo
>>97
このっくそ物に釣られやがって!なんやねん十二年モノって!美味そうやないか!
【ジタバタしながらもうらめしそうに猫を見る】

・・・・有難いけど無理な相談やで、そいつは。
【羽交い締めされているアルバでは服を着ることはおろか受け取ることさえ出来ない。】
【だが真正面から女の人と向き合う形になり流石に羞恥心を思い出すが。】

>>98
・・・あんたがビリーさんか。えらい余計な真似してくれたな。
【アキレスに羽交い締めされながら。無銭飲食失敗の恨みであろうか】

まあここで収まってやるわ。あんたの顔に泥塗らへんようにな。
【捨てぜりふを吐くとジタバタするのをやめた。】

・・・それからもう暴れへんから放してくれ。
【これではホモみたいではないか。小声で呟いた】
100 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 20:02:13.30 ID:PGmEUBD0O
>>98
やや呆気に取られながらも事の運びに身を任せていた半人、ぽかんと口が開いている
しかしアキレスから声を掛けられればハッとした様子で我に返った

「あ、い、いえ、そんな事は……」
「……えーと、なんというか、隣り合っただけです……」

連れと言うには少し違うだろう、なんせ一言二言話した程度なのだから

>>99
「……わたし達がさっき飲んだのとどう違うんでしょうね……?」

12年物に舌鼓を打つ若猫達を見ながら最もな疑問
そして羽交い締めになっているアルバに視線を戻しハッとしてまた逸らす
羽交い締めにされている右手に無理矢理押し付けるようにしてハッピを渡そうとするだろう
101 :アキレス&黒猫ビリー>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/16(水) 20:14:02.62 ID:juHFeATR0
>>99
ビリー「年寄りの冷や水にゃ」
アキレス「だったら服を着ればいいじゃない」

どうやら観念したようなので離しました

ビリー「汚れて困るほど昔に執着はしてないが 静かに飲みたかったんでにゃ」

>>100
アキレス「俺も良く分からない なんかすっげぇ高いから気後れしちゃってさ」
ビリー「遠慮はするなといつも言っているのに・・・にゃ」

困り顔のアキレスと 手で顔を拭っているビリー

ビリー「俺はビリー・マクドエル この若造はアキレスにゃ 越境者同士なら仲良くしたほうがいいにゃ」
アキレス「アハハハ・・・流浪のアーティスト アキレスです 普段はグラフィティ(ラクガキ)やってます」

そういって自己紹介する

ビリー「気になったのならお前らにも飲ませてやってもいいが・・・残念なことに12年ものも品切れと来た
    やはり大衆じゃこの辺が限界だろう・・・にゃ」

まさか口をつけた者を他人に進めるわけにも行かないでしょうと 自分の分のミルク(12年もの)を飲むビリーさんでした

//飯落ち
102 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/16(水) 20:28:37.78 ID:Fert+1jSo
>>100
・・・それはそこのビリーさんとやらが詳しいんやろ。
まあ正直飲みなれてない人間には味の違いはわからへんやろう。
【疑問の声に適当な偏見の解答を返す】

・・・・・すまんな。
【他人に意識されると自分でも心苦しいもの。素直にハッピを受け取る】

>>101
フンッ!猫なんか嫌いや!一部除く!
【今度こそ捨てゼリフ。が、知合いの猫を思い出し例外を作った。】

アルバ。それが自分の名前や。夜目が効くからって夜道には気をつけるんやな、ビリー。
【イムエトとアキレス、ビリーの纏う友好的なオーラが勘に触ったのか、単に居心地が悪かったのか。定かではないがスタコラサッサと退散していくのでした。】
【店の前に『これでも喰ってろ!』と書かれた生ごみの袋を置いて。】

/落ちます、ロイさん来られたばかりなのに申し訳ないっす
103 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/16(水) 20:37:12.87 ID:PGmEUBD0O
>>101
「なるほど……確かに……」

パックがやたら高級そうなだけでふつーのミルクに見える
まぁ猫にしか分からない感覚なのかもしれないなぁなんて内心を無理矢理納得させた
こっそり値段を盗み見た事も、それを助長してはいたが

「どうも……わたしはタェンティースとお呼びください」
「アキレス様も越境者なのですね」

まぁそうだろう、なんせ猫じゃないのだから
ぺこりと恭しく、しかし嫌味っぽさのない所作でお辞儀

「ありがとうございます、お気持ちだけ頂きますね」

気にならないと言えば嘘になる
しかしまぁないのならば仕方ない
12年物の度重なる出に今だざわつく店内の様子に苦笑しつつ席に座る

//わかりましたー

>>102
「ですよねぇ……」

苦笑しか返せない
そもそも先に飲んだミルクでさえ美味しい不味い以前に水分の補給としか捉えていなかったのだから尚更だ

「いえ……あの、ところで、なんでハッピ……?」
「あ、あの……!?」

ふと疑問を投げかけてみるもアルバは既に店の外
名前を聞いてそう言えば自身は名乗っていたかったと反省、再会を願う半人であった

//お疲れさまでした、ありがとうございましたっ
104 :アキレス&黒猫ビリー>178 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/16(水) 21:03:53.33 ID:juHFeATR0
>>103
ビリー「ん なかなか礼儀が行き届いているじゃないか コイツに少し教えてやってくれ」
アキレス「へーいへい どうせ礼儀がなってない若造ですよっと 了解タァンティースね 了解」

なんかビリーさんには好印象だったようです

そんなこんなで12年もののミルクを楽しむビリーさんと それを苦笑しながら見るアキレスでしたとさ

//お疲れ様でした
105 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/18(金) 16:48:22.45 ID:oOK+6Th3O
ここ…な、なんですかぁっ…!?
【砂の大地を揺らす怒号、歓声、拍手の響き】
【擂り鉢のような観客席には果たして虚実かかそれとも現実か、溢れんばかりの人人々】

【仮想闘技場、コロシアム】

【いつの間にやらこんなところにぽつねんと直立】
【呆気に取られて口を開けている】

『対戦相手の入場をお待ち下さい』

【宙に踊るアナウンスの文字は、何処までも無機質だ】
106 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/18(金) 17:00:54.53 ID:d6JskYL8o
ぬおぉっ!う、うるさいとこやなぁ
【男は現れると同時に耳を塞ぎ顔をしかめる】

『対戦相手が出揃いました』
【アナウンスの文字が男の登場と共に変化し、ビィに対戦相手だと報せる】
【対戦相手の男はトランクスしか装備しておらず、変態のようだった。男も大衆に裸をさらすのはためらいがあるのか居心地が悪そうである】

えーっと・・・・つまりアンタと戦えば言い訳やな?お手柔らかにな。
【突然の事ながら受け入れることができるのは境界線を渡り歩いて得られた度胸なのか】
【男はビィに少し頭を下げると数歩後ずさり相手の出方を伺う】
107 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/18(金) 17:08:02.05 ID:oOK+6Th3O
へ…? ひゃあっ!?
よ、よろしく、お願いします…

【極めて露出度の高い男性の登場に両手で顔を覆う、ブレザー型の制服を着た少女】
【アルビノ特有の純白の肌は朱に染まり、挨拶も程々に決して直視せず半歩身を引いた】
【入場時に告げられた事実、勝敗が明らかになるまで出る事は叶わないのだという】
【ならば】

…い、いきますよぉっ!?
「ウォッシュ」!!

【やるしかない】
【とはいえやはり裸体を見るのは厳しいらしい、狙いの甘い激しい水流を右手を突き出してアルバに向けて放った】
108 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/18(金) 17:21:43.64 ID:d6JskYL8o
>>107
(やはり女性にこの格好はマズいか・・・早くパンツを手に入れねば・・・・)
【ビィの反応を見て心の中で自分を責める男。公然猥褻などコロシアムのルールには存在しないのが救いか。】

し、しまった!
【細腕の女子が近距離攻撃をするなどと考えにくいのにも関わらず中途半端に距離をとってしまった男。】
【接近して速攻をかければ良かったと後悔するもつかの間、ビィの手から水が噴出す。】

ぐおぉっ!
【直視しなかったからだろうか狙いの甘い水流を避けることに成功する。が腕を掠めていき、その威力に驚く。】

嬢ちゃん、水がパンツに当たったら洒落にならへんやないか!この『むっつり助平!』
【どうでもいい事をたれながらどこからとも無く拡声器を取り出し途中で口元に当てる。】
【すると、『むっつり助平』という文字が具現化し、大きさは人間ほど、速さは普通乗用車ほどでビィに迫る。】
【もっとも距離があるために良く見れば避けることは可能なスピードである。】
109 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/18(金) 17:31:10.27 ID:oOK+6Th3O
>>108
むっ…す、すけ…っ!?
えっ…!? んぎゃっ!!

【叫ばれた言葉に向き直って反論し掛けるもそれは中断される】
【飛来した『むっつり助平』の文字がビィの体を吹き飛ばしたのだ】
【どさり、離れた位置に麻袋を落とした様な音と共に落ちる少女の体】

あ、いたた…っ
うぅー…
…「ウォッシュ」っ!!

【上半身のみを起こし、鼻の頭を抑えながら逆の手で再度水流を噴射】
【今度はアルバの手元を目掛けたモノであり、もし触れればそれは拡声器を「洗い落と」してその手より離さんと負荷をかけるだろう】
110 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/18(金) 17:42:12.99 ID:d6JskYL8o
>>109
うおぉ・・・痛そう・・・・。
【自分の攻撃を人に当てたのは初めてであり、吹き飛ぶ少女をみてなんともいえない気持ちになる。】
【が、同時に精神攻撃によわそうだなと思考する。】

く・・・またか!
【放たれた水流を見て顔をしかめ、その水が拡声器を狙っていることに気づき顔を青くする。】
く・・・くそっ、落とされる!
【手に直撃した水流に抗おうとするも努力の甲斐なく手の届かない位置まで吹き飛ばされてしまい、仕方なく能力で回収する。】
【ちなみにこの能力で回収された拡声器は一定時間出すことができないのである。】

今の攻撃・・・・パンツを洗い落とすことも可能か!恐ろしい奴やなあ!
【ビィに向かってそう叫びながら、手に何も持たずに近づいていく。】
【遠距離で戦うのは良しとしなかったのか、何の策も無いのか。どちらかは分からないが一歩ずつ着実に近づいていく様子だ。】
111 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/18(金) 17:49:35.68 ID:oOK+6Th3O
>>110
【鼻血と砂埃が制服を汚し、余計な皺一つなかったプリーツスカートもよれよれだ】
【衝突と落着によるダメージも決して軽くはないように思える】

やった…っ!
…ぱん…し、しませんよそんな事っ!
「ステイシス」っ!

【顔を真っ赤に染めながら叫び右手より打ち出すのは三度水流】
【だが今度は勢いが弱く、また量自体も細く少ない】
【命中箇所にへばり付き動きを阻害する効果を持ったそれをアルバの脚に向けて放った】
112 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/18(金) 17:51:02.84 ID:oOK+6Th3O
>>111
【鼻血と砂埃が制服を汚し、余計な皺一つなかったプリーツスカートもよれよれだ】
【衝突と落着によるダメージも決して軽くはないように思える】
【未だ完全に起き上がれずにいるのがその証明だ】

/上の行をこれに変換して下さい、すみません
113 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/18(金) 18:04:16.05 ID:d6JskYL8o
>>111
おっと、もうガス欠か?まあ無理もないわ。自分の攻撃が直撃したんやからな!起き上がれまい!

【ビィの出す水量が目に見えて減ったため、そう言って笑みを浮かべるが・・・・・】
【避けるまでも無いと思った『ステイシス』を右足へ喰らい足をとられて前のめりに倒れこむ。】

ぐえぇ・・・な、何やコレ?足が固定された?グイグイ

【足を引っ張って脱出を試みるも上手くいかず、奇しくもビィと同じ状況になってしまう。客席からは笑いとヤジが飛び出した。】

く、くそう!拡声器・・・はクールタイムか!ならば覚醒器、【初恋の歌】!!
【どこからともなくマイクを取り出して寝転びながらも歌いだそうとする。】
【妨害しなければ、恋をしたような気分になり命中率が下がるだろう。もっとも逆らえるだけの精神または正気に戻るような痛みがあれば跳ね除けることが可能である。】
114 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/18(金) 18:12:44.68 ID:oOK+6Th3O
>>113
【固着した水は強い力で振り払えば取り除く事が出来るだろう】
【逆を言えばそうしない限りしばらくはそのままのはずだ】

よ、よぉし、これで…っ
…あぁもう! ふ、服くらい着て下さいよぉっ!

【よろよろと起き上がり、野次や笑い声が耳に入らぬ様子】
【それは亡くした記憶の彼方、これでも幾度もの戦闘を潜り抜けた経験があるがゆえ】
【外野の遠吠えなど無意識の内にシャットアウトしているのだ】
【とはいえ矢張り男性の半裸の姿にはそれも適応されないようだが】

「ウォッ……え…?
…っ!? ………シュ」……

【突然歌い出したアルバの声にびくり肩が跳ねる】
【先よりずっと紅葉した頬はまるで茹で蛸】
【トドメと言わんばかりに放った激しい水流は明後日の方向の地面を抉る結果に終わる】
【ぽけーっと放心、隙だらけ】
【正しく好機のはずだ、回避も叶わないだろう】
115 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/18(金) 18:27:33.82 ID:d6JskYL8o
>>114
この・・・テイ!
【水と格闘の末にようやく開放されるが、体力を使ったのか息が荒い。】

服ぐらい、か。まあそろそろ乾いた頃かなっと!
【言い終わると同時に赤いハッピが羽織られた状態で現れる。】
【男は羽織る必要がないという部分がお気に入りの能力であるがそんなことはどうでも良かった。】

・・・・・・・凄い効いたな。純粋すぎるはアンタ。
【呆れ顔で真っ赤な少女を見つめる男。手元を僅かにずらす程度の動揺が得られれば良いと考えていただけに驚く。】
【しかし、永久的な効果があるわけではない能力、好機と言わんばかりにクールタイムを過ぎた覚醒器を取り出す。】

まあ隙だらけの女の子に力いっぱい技をぶつけるってのも嫌な話やけど、堪忍な・・・それじゃあ『一』
【漢字の一という文字が少女の腹目掛けて打ち出そうとする。】
【途中正気に返ればウォッシュで相殺出来るかもしれない。が、無抵抗だとしたら少女に大きなダメージを与えるだろう。】
116 :ビィ【青魔法】 [sage]:2014/07/18(金) 18:36:37.54 ID:oOK+6Th3O
>>115
はぇっ…?
…ぁぐっぅっ!?

【潤んだ赤い眼で迫り来る『一』をただぼんやりと見ていた】
【【初恋の歌】の効果は抜群だ、どうやらそう言った方面に対する免疫がまるでないらしい】
【そのまま吸い込まれるように腹部を貫かんと直撃する『一』の一文字】
【体を鋭角な「く」の字にひしゃげて空気だとか胃液だとか血だとか色々なものが混ざった液体をリバース】
【そのまま闘技場の壁と文字に挟まれぐったりとして動かなくなった】
【とさり、しばらくのあと乾いた音と共に地面にうつ伏せて1と0に解体されていく体】
【勝敗は決し、観客席からは滝のような歓声が挙がった】

/これで落ちにさせて下さい、ありがとうございましたっ
117 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/18(金) 18:52:59.98 ID:d6JskYL8o
>>116
ウブすぎるのも考えものやな・・・・
【壁に磔にされたような少女を見ながらそう呟く。】
【動揺していなければ歯が立たなかったかもしれない。そう思いながらも勝利したことに喜びを感じずにはいられなかった。】

次に会うときは仲良くしてやー。ほな、さいなら。
【自身の体が消えていくのを感じながら、聞こえているかわからない相手にそう言うのだった。】

/お疲れ様です、ありがとうございました!
118 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/18(金) 20:39:01.91 ID:j+RGyzP60
はぁっ、はぁっ
これじゃ、前の世界と同じじゃないか!

【息を切らし、走りながら迫ってくる魔物を氷で攻撃する】
【なぜこんな状況になっているのか、それが氷矢が逃げながら考えていることだった】【朝、目を覚まし外に出てみるとそこには普段と違い、謎の黒ずんだ石の様な建物が至るところにあった】
【おかしい、と思い振り向くとドアはなく、代わりに魔物がいた】
【氷矢は気づかぬうちに「魔王」の支配力の強い世界に来てしまったのだ】

一体ずつなら問題はないけど数が多すぎる!
いったい何匹いるんだ!?

【倒しても倒してもきりがない】
【このままでは不味いと氷の壁を作り一時休息をとろうとするが、数分もしないうちにひびが入る】

畜生!
誰でもいいから助けてくれ!!

【氷の壁を補強しながら、せめて一人でも助けがいれば、と叫ぶ】
119 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 12:17:04.29 ID:4WQqrX0Yo
………ここはいったいどこなんだ…?

【果てしなく広がる砂漠】
【ただ砂のみが広がるそこには一人の男がいた】
【紅き鎧を纏った一人の騎士が】

……
(ただ、いつも通りに戦っていた…それなのに…何故…?)

【数時間前に理解の範疇を越えた現象が起きたとき、ダンクマールは此処に飛ばされたのだ】
【異常気象が起きて植物が枯れ果てた世界をただ一人で彷徨うこととなったのだ】
【今いる世界のことなど知らないダンクマールは、ただ天を仰ぎながら歩くしかなかった】
【人や、街を探し求めて】
120 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 12:28:38.95 ID:fh6jXmGoo
>>119

 暴君の如く君臨する太陽は情け容赦ない陽光を眼科の生物たちに叩きつける。
 恐らく多くの生物が自らの無力と存在の矮小さを感じる時があるとすればこういう時だろう。
 自然というスケールの全く異なる事象に対し、講じれる手段は非常に限られるのだ。

「バウ!バウ!!」

 そうしていると奇妙な光景がタングマールの視界に収まるだろう。
 犬が走っている。柴犬。普通ならなんら珍しい光景ではない。だが此処は砂漠である。奇妙であろう。
 そして、その柴犬なのだが、首に何かぶら下げている。水筒。間違いない。

【寒冷地では救助犬に強い酒を持たせる事で遭難者を助けるという。似たようなものだろうが】
 【ところでこのような灼熱の太陽降り注ぐところで鎧を着続けるのは自殺行為ではないかというアレである!!】
121 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 12:41:53.40 ID:4WQqrX0Yo
>>120
しかし暑い…焔剣で熱さには慣れているとはいえ…これは…

【暑すぎる】
【太陽の光は恵みの光と言うが…此処ではただの死の光だ】
【浴びた者の水分と体力を奪い、同時に気力までもを奪っていく…死の光…】
【鈍重で死の光に熱せられやすい鎧を纏うダンクマールにとっては脅威である光だ】
【ここで朽ち果てることの赦しを乞おうかと思ったまさにその時、ダンクマールは奇妙な光景を目にした】

犬…?……あれは…!

【熱砂の上を駆け抜ける犬の姿】
【それはやはりダンクマールには奇妙に見えて…少しだけ警戒をさせた】
【普段戦っていた能力者である可能性を、敵である可能性を考慮したのだ】
【だが、ダンクマールは直ぐに警戒を止めた】
【首から下げられた水筒を目にしたのだ】
【恐らくここで彷徨う人間を助けるために用意された…それを】
【ダンクマールは生命維持のために犬に下げられた水筒を取ろうと歩み始めた】
【もっとも鈍重な鎧を纏っている上に消耗しているダンクマールは動きが遅く、なかなか犬に近づけないのだが…】
122 :ウルリック【牙狼】>>204 [sagesaga]:2014/07/19(土) 12:52:36.71 ID:fh6jXmGoo
>>121

「随分古風な格好だな小僧。聖騎士…否、パワーアーマーではないか」

 トテテテテと救助対象者らしき人影を発見した柴犬は、
 舌を垂らしながらタングマールの下へと駆けていく。

【何やら声が聞こえたかもしれないが、極限の状態が作り出した幻聴かもしれない】

 柴犬の首には水が蓄えられた革製の水筒がある。
 これを飲めばとりあえずは生きながらえるかもしれないが、
 その後がノープランならば、一時的な延命に過ぎないだろう。さて?

【目の前には食糧(肉)と水分(血)になりえる柴犬がいるにはいる】
 【同時にこの犬に案内させればセーフポイントに辿り着けるかもしれない(体力次第】

【太陽が照らす柴犬の影が何故か3メートル以上の巨大な体躯を写したように見えるかもしれないが、これも極限状態の幻k(ry】
123 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 13:11:32.53 ID:FulJPadf0
なっ!!
くっそぉぉぉぉぉ!!

【魔物の壁となっていた氷が砕かれ、大量の魔物が迫ってくる】
【もう駄目だ、ここで死んでしまう】
【そう考えた瞬間に、光のようなものが一瞬見えたかと思うと辺りの景色が砂漠に変わり、魔物も消えている】

>>121>>122
次は何だ!?
また別の場所にきたのか!?

【ダングマールとウルリックの近くに唐突に男が現れる】
【氷矢も普段は冷静なのだが、今は予想外のことばかりが起こり冷静さを少し欠いている】
【必死に現状を把握しようとしていると一人の男と一匹の犬を見つける】

なぁ、一体ここはどこなんだ!?

【ようやく巡り会えた人間に走って近づきながら言う】
124 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 13:19:29.93 ID:4WQqrX0Yo
>>122
騎士という役職についているのは間違いないが…これは幻聴か…

【思ったより危篤な状態にあるとダンクマールは思っていた】
【犬に近寄れないほどに消耗した…だけでなく幻聴まで聞こえるのだ】
【もう…死ぬかもしれない…と確信するのにはそれは十分すぎた】

水ですか…ありがたく頂k…幻覚まで…

【此方に寄ってきた犬の水筒を手に取りその水を口に含もうとしたその時…幻覚を見たような気がした】
【犬が3m程度は最低でもある巨大な体躯を写したような…】
【そこに、さらなる理解の範疇を越えた現象が起きた】
>>123
!?な、なんだ!?

【予想外のことの連発で冷静さを欠いているのは氷矢だけではなかった】
【ダンクマールも、そうであったのだ】
【現状の説明を求めるのも…同じであった】

私にも何も分かりません…

【だが、その場凌ぎの冷静さを直ぐに纏い氷矢に応じる程度の余裕はできたらしい】
【その顔に浮かぶ表情は困惑…つまり引き出せる情報は無さそうだということは誰の目にも明らかではあったが…】
125 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 13:27:10.75 ID:fh6jXmGoo
>>123

「バウッ!!」

 突然に現れた闖入者に吼える柴犬。テレポートめいて現れた。そりゃ吼えるってものだ。
 ウルリックからすれば歪みの兆候察知から恐らく漂流者の類と当たりは着いていたが。

【ここは何処?と問う前に現状ととりあえず見るべきであろう】
 【周囲は超熱砂砂漠地帯。大空には灼熱の太陽光!装備もなく砂漠のど真ん中に出現したのである!!】

>>124

「バウバウ!!」

 革の水筒はあっさりと外れて手に持てるはずであろう。
 しかし、ウルリックの思案する要素は別だ。突然の第三者の出現。水の取り合いで殺し合いに発展しないだろうか?
 もっとも、強い者こそ生き残るべきであり、専らそうなっても止めようとは思わないが。

「ここは砂漠地帯だ。環境ナノマシンの暴走により植物は全滅している。
 砂鮫か暴走タンクに見つかる前に移動するがいい。名うての剣士であろうと消耗すれば不覚もありえる」

//不穏な言動を残しつつメシタイム!ノシ
126 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 13:40:27.69 ID:FulJPadf0
>>124
そう、か
すぅー…はぁー…

【ようやく状況が分かると喜んだのだが、返ってきたのは困惑した顔とわからないという返答】
【どうやら相手も自分と同じで状況が分からないらしい】
【先ほどまでのような生きるか死ぬかの極限状態ではないのだ、冷静になろうと深呼吸をして心を落ち着かせる】

とりあえず、状況を確認しよう
俺はさっきまで戦っていたが気がつくとここにいた、君は?

【冷静さを取り戻し、少しでも状況を確認しようとする】

>>125
この犬は?

【犬に吠えられそちらを見る】
【そして、砂漠に一人で居るとは考えづらかったのでダンクマールの犬だろうと判断する】
【同時に水筒を首に下げている事からある程度水分の心配はいらなさそうだと】

…今この犬喋らなかった?
幻聴、かな?暑いし
少し冷やそうか

【暑さで頭がやられて幻聴でも聞いたのか?と犬が喋ったことを否定する】
【そして、少しでも気温を下げようと自分たちを囲むように直径50cm程度の氷を作り出す】

少しは冷えたと思うけど、どうかな?



/いってらっしゃいです
127 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 13:58:43.02 ID:4WQqrX0Yo
>>125
持てたか…また幻聴か…!?

【水筒を手に持ったダンクマールは一口水を口にした】
【数時間ずっと我慢してきた水はこの世の何よりも美味しく感じられて…】
【限りある水を巡って戦いが起きかねないという可能性も忘れさせた】
【が、犬の幻聴はそれが真実であれば現状が切迫しているということをダンクマールに伝えさせて…】
>>126
私もつい数時間前までは戦っていた…突然ここに飛ばされてからはずっとここにいた

【氷矢と自分は似たり寄ったりの状況の中からここに放り込まれた】
【そう感じてダンクマールはここは死後の世界なのか…?と密かに思い、そしてその考えを拭い去った】

幻聴かもしれないが…この犬は喋るみたいだ
あと、私の犬ではない

【氷矢に犬のことを問われてダンクマールは自分も分からない…というような表情をする】
【無理もない。ダンクマールとこの犬が出会ってから、まだそれほど時は経っていないのだから】

少しは涼しくなったな…
だが、この犬が真実を述べてるなら長くはここに居られないがな

【産み出された氷でダンクマールは生き返るような涼しさを味わって…水筒を氷矢に差し出した】
【この涼しさで二口目はまだ要らないと思えたのだ】
【それよりも重大なのは…響き始めた音】
【それはまるで…タンクが砂の上を疾走しているようにも聞こえて…】
128 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 14:23:47.81 ID:fh6jXmGoo
>>126

(心地よい…)

 舌を垂らしながらも突然の冷気にウルリックは思わず尻尾をパタパタさせる。
 うだるような暑さ。ウルリックにしても決して快適とは言いがたいのだ。

【冷たい空気は故郷を少し思い出させてくれた】

「小僧、ありがたいが冷気の発現は砂漠では消耗も激しかろう。
 己の体力は温存しておけ。今、オアシスに案内――」

>>127

「………」

 タングマールが水筒を氷矢に差し出すのを確認して一安心。
 が、ここ地面を揺るがせる振動。これは――

「遅かったようだな。鉄に鎧われた馬…いや犀が来るぞ」

 テクノロジーによっては戦車と言葉してもチャリオットの方を連想する可能性もあり
 ウルリックなりにどの世界の誰にでもわかりやすい表現で危険を告げる。

129 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 14:36:32.65 ID:FulJPadf0
>>127
境遇は同じ、か
…いやいや、そのはずがない

【お互いにここへ来る直前までは戦っていた。ならば、ここは死後の世界ではないか?】
【だが、攻撃に当たった感覚はなかった。ならば違うはずだ、と必死に考えを否定する】

…幻聴じゃなかったのか
なるほど、なんとなく分かった

【どうやらあの声は幻聴ではなかったらしい】
【飼い犬ではないなら、この犬はそういう種族なのだろうと一人納得する】

そうだな
いつ敵が来るか分からない

【水筒を受け取り、水を飲む】
【同時にタンクが走る音が聞こえて】

>>128
そいつはありがたい
だが、今は無理そうだぜ

【タンクの全貌が少しづつ見えてくる】
【水筒を地面に置き、タンクを見る】

ああ、敵がきた
さっきまでに比べればいくらかましだろうしさっさと片づけたいね

【ついに現れたタンク】
【警戒しながら、能力を使うために集中する】
130 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 14:46:01.93 ID:4WQqrX0Yo
>>128
…そのようだ…戦車なら、この焔剣が役には立つが…

【熱砂の上を疾駆するその音はやがて此方へと近付いてくる】
【気付かれた…そうダンクマールは確信していた】
>>129
…敵は直ぐそこだな
犬は戦えないだろうが…戦えるか?

【ダンクマールは緊張の混じった声で氷矢に問い掛ける】
【ダンクマールにも見えていたのだ】
【戦車が此方に迫ってきているのが】
【そして…感じていたのだ】
【戦車には…敵意があると】

【迫る戦車は1台】
【だが、油断はしないほうがいい】
【向こうには強力な火器が積まれているからだ】
【鹵獲して売ればその手のマニアにはそれ相応の値段で売れるだろうが…今はそれどころではない】
【戦車の砲塔は二人と一匹に向けられて…砲弾を打ち出したのだ】

避けるぞ

【砲弾自体は目視で避けれる程度の速さであったが…当たらなくともその場にいたら衝撃波で吹き飛ばされることは明らかだ】
【ダンクマールは抜刀はしないで前へと走るが…】
131 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 15:02:37.97 ID:fh6jXmGoo
>>129-130

「拙者の姿を見ろ。鉄塊と戦えるかどうか解るというものだ」

 タングマールの問いに答えるのは柴犬である。まごうことなき柴犬である!!
 そして暴走タンクをその金色の瞳で睨みつけ、

「小僧ども。勝つのは当然だが重傷を負っても終わりだ。よいな」

 犬歯を剥き出しにしながら呻くウルリックが警告する。
 医療品もクスリもないこの砂漠のど真ん中でダメージを重ね続ければ、
 たとえ戦闘に勝利しても後でどうなるかは自明というものである。 

「テクノロジーの結晶たる戦車もこうなっては見るに耐えんな」

 機械精霊(彼の出身世界の概念)が狂気に陥ったタンク。それを見るウルリックの瞳には憐憫の色も混じる。
 が、しかし、哀れんでもどうにもならない。ここは破壊こそが安らかなる鎮魂であろう。

【ドウン!とここで戦車砲が着弾。猛烈な砂煙と爆風!破壊の痕跡】

 立ち込める砂埃。視界が著しく制限される。
 おお、そしてその狂ったサーモスキャンで見るがいい!明らかに体積を増した標的の影を!!

「ぅゥウウウウウウウウオオオオオオオオーーーーーーーーンッ!!」

 体長三メートル、体重1トンを越える体躯を持つ巨大なる威容。
 雷狼…ある世界の極寒惑星において守護動物として崇められる程の肉食生物!!

【サイドステップでギリギリ砲弾を回避し、変化を遂げたウルリックはその体躯で衝撃波に耐え、
 そしてそのまま勢いよく戦車目掛けて吶喊する!!】
132 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 15:19:35.00 ID:FulJPadf0
>>130-131
戦闘に関してはそれなりに自信がある、任せてくれ
それに、どうやらこの犬も戦えるみたいだ

【ダンクマールの問いに自信を持って答える】
【戦車からの明らかな敵意を感じ、戦闘は避けられないと思いながら】

犬に言われるまでもないよ!

【打ち出された砲弾を横に跳んで避け、そのまま前方に走り戦車に迫る】

…あの姿なら問題はなさそうだな
とにかくこいつを攻撃するか

【戦車の下に尖った氷を作り出し攻撃する】
【だが、戦車は変化したウルリックを見て一番の脅威と判断したようで前方に進み氷を避ける】

おい!避けろ!
っチィ

【戦車が方向転換をしたせいで氷矢もひかれそうになり、慌てて後ろに走る】
【ウルリックにゆっくりと近づきながら先ほどのように砲弾を撃つ】
【進む方向にダンクマールも居たのでこのままではひかれてしまうだろう】
133 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 15:21:29.55 ID:fh6jXmGoo
//確認確認 敵戦車の制御は一任ではなくて皆でそれぞれやる感じでいいのでありましょか?
134 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 15:28:23.01 ID:4WQqrX0Yo
>>131
…そうだな

【やはり、この犬は何処からどう見てもただの犬だ。柴犬だ。何処にでもいる動物だ】
【ただの、喋るだけが特徴の…】

分かっている

【深傷を受けたら…それを治癒する術はない】
【あの一撃を受ければ…迫るは死】
【それは遅かれ早かれ確実に訪れるものだ…】

【巨大な体躯の雷狼へと変貌した犬…ウルリックを見てダンクマールは頼もしく思った】
【そして…やはりただの犬ではないとも】
>>132
ならいい…行くぞ

【戦車へと前進】
【そうしなければダンクマールは力を振るえない】
【能力を…生かせない】
【だからダンクマールはどのように状況が変化しても接近するしかなく…】

心配はいらない…!

【戦車が此方を轢こうとするのを見て抜刀】
【刀身を燃え盛る紅蓮の焔で包んだ剣…アグニをダンクマールは両手で構えた】
【そして…ダンクマールは戦車を避けなかった】
【迫る戦車にアグニを突き刺そうとしたのだ】
【そして…アグニの纏う紅蓮の業火で戦車を内部から焼こうと試みたのだ】
135 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 15:29:46.62 ID:4WQqrX0Yo
>>133
//戦車の制御についてはそのような形としましょう
//交代で…が望ましいかと
136 :冷泉氷矢【氷結】 :2014/07/19(土) 15:36:46.88 ID:FulJPadf0
>>133
//交代でいいと思います
137 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 15:45:15.47 ID:fh6jXmGoo
>>132-133

「グウウオオオオオッ!!」

 タングマールをひき殺さんとするタンクが生やすドーザブレード。
 アレに衝撃波を付加されて激突すれば人間など容易くミンチと化すであろう!!

【が、それに先んじてウルリックが体当たりを仕掛ける!!】

 直前に撃たれた砲弾に対して跳躍!そのままのぶちかましだ!!

 【大質量と大質量の激突!重量で言えば遥かにウルリックに分が悪い激突】
【しかし、衝突速度とブレードを避ける知恵が激突の寸前、
 僅かにウルリックを跳躍させ激突ポイントを巧みに狙い定めたのだ】

 砲身の僅か横にぶつかるウルリック。衝撃で地面が揺れる。
 そして戦車は勢いを停止、そこにタンクマールのアグニが突き刺さる。

【が、敵の装甲もさるもの!刃は突き立てられたが完全ではない!
 内部機構までの到達を一瞬で…とはいかないのだ!!】

≪UUUUUUNNNNNNNN≫

 カパリと小窓のように小さな四角いボックスがタンクマールに向けて露出する。
 それは、サンドバスター。微小金属粒子をばら撒く対人用兵器!

「小僧!避けろ!!」

【バウン!と軽い音と共に塵状の金属片がタンクマールの居た地点にバラまかれた!!】

 そして氷矢も無関係とは当然いかない。
 踏みしめられるキャタピラは流石に頑丈で氷を踏みしめ破壊することで行動の制限を感じさせなかった。
 氷、より効率的かつ効果的な手段を持って鋼鉄の化け物と相対せねばならないだろう。

【戦車は長年彷徨っていたためか狂っているだけでなく装甲の各所で傷んでいる部分はあるはず】
 【ナノマシンが停止しているのだ。自動整備機能が働いていないのも自明というもの】
【氷という手段。力任せに、あるいは効率的に。どう手段を行使するかにかかっているだろう】
 
 ウィンウィン!!

 そして同時に各所のファイアポイントに設置され、まだ生きていた機銃のひとつが、氷矢を捕らえる。

【タタタッ!!タタタッ!と一定のリズムで効率よく、氷矢に狙いを定めた機銃射が行なわれる。
 リズムが一定すぎて避けるのは難しくないかもしれないが、運動量が増えればそのうち体力の問題が出てくるであろう。
 ただでさえ、ここは炎天下の砂漠なのである!!時間は極めて限られているのだ!!】
138 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 16:07:45.85 ID:FulJPadf0
>>134-137
おいおい、なんて奴だよあの犬!
パワー型にも程があるぞ!

【ウルリックの力に戦慄しつつ、戦車を攻撃するために近づく】
【だが、機銃の攻撃もあり、足を止めざるを得なくなる】
【そしてその間に戦車は氷を砕きながら距離をとろうと後ろに下がる】
【その途中で今度は戦車からウルリックへと体当たりを仕掛ける】

俺の氷じゃあ止められないか…!
クソッ!数の差があっても手数が違いすぎる!

【放たれた機銃を避けるのではなく、氷壁をつくることで防ぐ】
【そして、その間に氷の槍を作り上げる】

ハァァァァッ!!

【機銃を避けながら走って近づく】
【そして、機銃の攻撃を止めようと痛んだ箇所に槍を突き刺そうとするが…】
139 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 16:18:57.53 ID:4WQqrX0Yo
>>137-138
ちぃ…撃破には至らないか…

【ドーザブレードを避け、戦車の巨体へと刺さる焔剣】
【だが、それで戦車を撃破することは叶わず…ダンクマールはアグニを戦車から引き抜いた】
【そして降り注ぐサンドバスターに対してアグニを上に振り上げると…】

爆ぜろ…!

【炎は爆発をして、微小金属粒子は辺りに拡散していった】
【それによってダンクマールは微小金属粒子の雨を凌いだ】
【そして…氷矢に降り注ぐ機銃を脅威と判断してそちらを斬撃で撃破しようと思うが…】
【機銃はその動作を止めた】
【氷の槍は目的を達せたのだ】
【だが、まだ主砲は残っている】

【その主砲はゆっくりと旋回して…ウルリックに狙いを定めたのだ】
【そして…高威力の砲弾は放たれた】
【ウルリックが狙われている間は氷矢、ダンクマールは戦車に攻撃を仕掛けるチャンスは与えられるが気を付けねばならない】
【戦車には…まだ燃料がある】
【万が一燃料が燃えたら…大惨事だ】
140 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 16:30:24.69 ID:fh6jXmGoo
>>138-139

「流石にやる!!」

 戦車に対し戦闘チームは確実にダメージを蓄積させていくが、
 ビーグル特有の頑健さにより致命の一撃を与えるには至っていない。
 こちらの体力が尽きるのが先か、撃破を成し遂げるのが先か。

【環境特性:身を焼く太陽光は今なお降り注いでおり、運動量の増加に伴い確実に各々の水分を、体力を奪っていく】

「拙者を狙うか」

 砲口がウルリックを捉える。直撃すればウルリックとてただではすまない。
 巨大を勢い良く弾ませる。追従し体当たり。後に接射を狙う戦車。
 この状況でウルリックに出来る事は限られている。

【ドウン!と砲撃が放たれる度に頑健な体毛と皮膚の一部が持っていかれる】
 【そう、人間達がタンクを狙いやすいよう、あえて動きを最小限にギリギリで回避するというタイトロープに身を躍らせたのだ!】

 機銃は破壊され、サンドバスターも防いだ。
 二人に決定打が委ねられているが、至近で燃料が爆発すれば惨事は必至。
 そしてウルリックが命中弾を浴びれば状況はさらに悪化することになるであろう!

【チチチチチ…という音と共にサンドバスターと機銃が徐々に復元!武装のナノマシンが生きているのか再起動が近い!!】
141 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 16:44:37.89 ID:FulJPadf0
>>139-140
はぁっ、はぁっ
そろそろ決めよう!これ以上は俺たちが不利だ!

【ウルリックのおかげで戦車への攻撃が容易にできる】
【さらには、武装も主砲以外を潰したこの状況】
【決めるのは今しかない】

燃料のことは気にするな!
俺が何とかするから全力で攻撃してくれ!

【機銃が再起動したのか、再び撃ってきたので槍を投げつけ一時的に止める】
【そして、燃料を絶えず凍らせ続ける】

全力でやってくれ!
いつまで持つか分からない!

【砲撃がウルリックを捉え続け、他の武装も再起動しつつある】
【さらには体力も減り続けているのだ。今決めなければ不利になるのは確実である】
142 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 16:53:00.34 ID:4WQqrX0Yo
>>140-141
…体力が危ういか…

【燃え盛る焔剣を携えるダンクマールは他の二人に増して熱による消耗は激しい】
【そう長くは…動けない】
【ダンクマールはそう悟って…】
【一撃で決めようとした】
【懸念していた燃料は氷矢が封じてくれた】
【戦車の動きはウルリックが止めてくれた】
【武装は大体が封じられている】
【今しか…ない】

だが

【ダンクマールは、跳ぶ】
【アグニの炎を爆発させて…それを推進力に転化して】

これぐらいは

【そして…落ちる】
【戦車の砲台の基部の真上から…炎を纏い直したアグニを下に向けて】

造作もないっ!!

【ダンクマールは…戦車の真上からアグニで串刺しにして…その内部を今度こそ焼き付くそうとしたのだ】
【この戦車を、この隙に確実に仕留めるために】
143 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 17:13:04.20 ID:fh6jXmGoo
>>141-142

 氷矢が仕掛けた燃料庫に対する冷凍攻撃!
 幸運も幾つかあった。燃料および燃料庫が寒冷地仕様ではないこと。
 経年劣化により燃料庫の耐熱・耐冷シールドが脆弱になっていたことだ!!

【氷つかぬまでも、熱を失った燃料はその力を鈍化させる】
 【それは戦車の反応を鈍らせ、砲弾との綱渡りを続けるウルリックに対するアシストとなった!】

 そしてダンクマールが仕掛けたのは装甲の薄い上部を狙ったトップアタック。
 彼が戦車という概念の弱点を承知していたのか、または本能的なものか。
 とにもかくにも、その刃は今度こそ、アグニの刃を内部機構に至らしめたのだ!!

≪BEEEEBEEEEEEE!!≫

 爆走する電子機器。燃焼するナノマシン!そして狂ったAIもまたその猛火に晒される!!
 断裂、破裂、寸断、爆走、融解!!

≪機能停止!!≫

 コアユニットは爆発四散!!戦車の燃料は燃焼することなく、動きを止め、停止した。
 もう二度と動く事はない。ただの鉄くずと成り果てた。

「…終わったか。機械神の御許へと旅立つがよい」

 ヴァっと砂煙が舞い、雷狼は柴犬へと変じる。

「売ればそこそこのカネにはなるのだろうが、我々に輸送手段が無い以上は取らぬ狸の何とやらだ。小僧ども、無事か」

 テテテテと歩いて、まだたっぶりと水を湛えた水筒を口に掴む。
 戦闘にこれが巻き込まれていたら大惨事もいいところだ。

「日陰を作り、身体を休めねばな。これ以上の直射日光は流石に堪える」
144 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 17:30:59.42 ID:FulJPadf0
>>142-143
はぁっ、はぁっ…
ふぅー、ようやく止まったか

【戦車の破壊を確認し一息つく】

少なくとも俺は無事だ
それよりも主砲を受けていたが大丈夫か?

【歩きながら無傷であることを示す】

それなら俺に任せろ
とりあえず、氷で日陰を作ろう

【2m程度の氷を二つ作り、その上に屋根のように氷を乗せる】
【日陰になったことと氷の冷気である程度は体力が回復できるだろう】

さて、これからどうする?
いつまでもここにいたらまた襲われるかもしれない
俺は地理が分からないから進めないんだが、分かる奴いるか?

【日陰の地面に座る】
【さっきまで日向だったので少し熱い】
145 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 17:43:15.15 ID:4WQqrX0Yo
>>143-144
はぁ…はぁ…

【本能的に装甲の薄い部位を狙って攻撃することに成功したダンクマールは息を切らしながら戦車の上から熱砂の上に降り立った】
【そして鞘にアグニを収めるが…かなり辛そうであった】
【この直射日光の中、あれだけ派手に跳んだのだ。当然と言えば当然だ】

私は…無事だ
それより主砲を浴びていたが…無事だったのか?

【雷狼から柴犬へと転じたウルリックの身を案じながらダンクマールは口に掴む水筒を手に取ろうとした】
【これが巻き込まれていては生き残っても意味がない…と思うとゾッとするが…】

……

【氷の影に入ったときに掛けられた氷矢の問いに対する回答は…無言】
【戦闘前に言った通り、ダンクマールもここに来たばかり】
【そんな彼がこの辺りの地形に詳しいわけなどない】
【だが…その視線はウルリックに注がれていた】
【現状、最もよくこの場所…いや、この世界を理解しているであろう柴犬に】
146 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 17:55:06.51 ID:fh6jXmGoo
>>144-145

(やはり心地よい)

 舌を垂らしてハッハッハと息をしながら尻尾ぶんぶん。
 先程の巨大なる雷狼とは思えぬ柴犬ぶりである!!

「皮一枚触れさせただけに過ぎん。直撃弾でなければ致命には至らぬ」

 身体のあちこちから血が滲んでいるが、ペロペロと舐めれば血は止まる。
 正体が正体なのだ。その生命力は極めて高い。

「氷で日陰は作れるのか?レンズのように集中した日光に焼かれるたくはないぞ」

 念のため、タンクが後ろに装備していた布地を示す。
 物質的な覆いを用いれば溶けるのを少しでも抑えることも適うと思われる。 

「地理ならば拙者がセーフポイントに案内できる。次に襲撃が来る可能性は…精々祈れ。
 どちらにせよ連戦も移動も無理なのだからな」

 何とも覚束ない、不安の残る言葉を口にするウルリックであった。最善を尽くしても駄目なときは駄目。

【そうしてダンクマールと氷矢の水の回し飲み。時に掌に落とした水をウルリックがペロペロ】

「この世界はある世界の可能性世界だ。グリードと呼ばれる寄生生命体に人類が敗北した場合のな。
 その世界に普及していたナノマシン技術が暴走、そして今のタンクの如き惨状だな。
 人類は脳を食われながらも生き延びて…いや、生き延びているとはいえん」

 どうやら場所のみならず世界という状況でも相当に過酷なモノを引き当ててしまった模様。

「そして、お前たち…どうやら初めてか。その身に起こった事象はおおよそあたりは付く。
 境界線接続による世界漂流現象。能力者が時に陥る事象…ゲートの発生による世界間移動だ」
147 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 18:19:18.69 ID:FulJPadf0
>>145>>146
ふぅん、かなり堅いんだな
まぁ完全な日陰は作れないけど氷にする時に水をめちゃくちゃにして固まらせたから光はある程度氷ではじかれるよ

【言いつつも、布を取りに行き氷の上にかける】

そいつはありがたい
本当に連戦はしたくないな…

【水筒を受け取り水を飲む】
【氷を作り出す、という能力の性質上熱でも体力消費が少ないのか、二口程度飲むとダンクマールに渡す】

…なるほどね
それであんなタンクがいたのか
俺の世界とは大違いだな

【まぁ世界が滅びるかもってとこなら近いかもな、なんて事を考える】
【どうやらこの世界に長くいるのは危険そうだ】

世界間移動、か
いや、初めてじゃないよ
多分三回目だ

【一度は戦いのない世界に、二回目は魔王の支配する世界に三回目がここだ】
【どうやら思っていたよりもずいぶん厄介な状況のようだ】

この世界からでる方法とかはないのか?

148 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 18:28:36.08 ID:4WQqrX0Yo
>>146
>>147
//すみません…落ちるので返信は遅れます…
149 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/19(土) 18:30:17.04 ID:fh6jXmGoo
>>147

「そうか…」

 三度目と聞いて、言葉少ない柴犬。
 慰めの言葉は不適切に思いそれ以上口にしない。人間の言葉は肝心な語呂が少なすぎる。そう思った。

「世界漂流は半分が運だが、ゲートの発生しやすいポイントは幾つか存在する。
 脱出そのものは問題なかろう。この世界で拙者達が出来ることはそれだけだ」

 断定的に言葉を口にするウルリック。そうこの世界はすでに終わった$「界なのだ。
 後日談の世界。出来うること、何かを成し遂げられる事は既に存在しない。灰色の世界。

「身体を冷し、体力を養い、脱出する。生きていることそれ自体がこの世界に対しての拙者達の抵抗というわけだ」

 その後、彼等の世界脱出が叶ったのか。次にどこの世界へと漂流するのか。それはまた別の物語。

>>148
//了解です、それでは世界の説明もできたのでこれで〆でー

150 :冷泉氷矢【氷結】 [saga]:2014/07/19(土) 18:32:48.88 ID:FulJPadf0
>>148>>149
/ありがとうございました!
151 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/07/19(土) 21:54:35.55 ID:4WQqrX0Yo
>>146-150
……

【恐るべき柴犬ぶりにダンクマールは閉口する】
【この柴犬は本当にあの雷狼なのか?と】

掠り傷なら…それでいいが…

【まあ、ウルリックの様子とその正体を鑑みれば大丈夫だということは明らかだ】
【だからウルリックの心配はやめて…その言葉に耳を傾けた】

それは助かるが…些か心配だな

【現に、今、ここからでも聞こえるのだ】
【先程のような暴走タンクが相討ちになって爆散する音が】
【戦いの音が】

なるほどな…そもそも安全地帯自体が見えない可能性が高いのか…

【ウルリックの話でこの世界は生き残ることにおいては最大級に困難な世界だと悟ると…大きな溜め息を吐いた】
【だが、その絶望は次の言葉で払拭された】
【世界漂流…つまりここから、この世界から脱出する術があるということ】

分かった。それじゃあ私は最大限に抵抗するとする

【柴犬の言葉には…この短い一言で応じた】
【それからのダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒがどうなったのかは…いつか、語られる日が来るであろう…】

//返事、遅れてすみません…ありがとうございました!!
152 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/20(日) 13:41:20.17 ID:sSnr2RHAO
快晴の向こう、巨大な入道雲がはっきりとした陰影で迫る
ツバメは低く飛び虫を捉え、そしてビルの外壁に拵えた巣へと消えて行った

半人がここに来て最初に感じたのは懐郷であった
長くを過ごしたあの灰色の街に、ここはそう良く似ている
競い合うように犇めくビルの群れ
見上げればトリミングされた小さな青々としたそら

(……そのはずだったのにっ……!)

ソニックブレイドを横薙ぎに一閃、敵が防御に構えた粗雑な作りの剣ごと斬り伏せる
紫色の返り血が鬱陶しい、逃げ惑う市民たちの阿鼻叫喚が耳障りだ
周囲をぐるり取り囲みジリジリと距離を詰める異様の集団は10を超える
全員が黒地に白模様の頭までを覆う全身タイツに身を纏い、何故かキーキーと甲高い声を挙げるヒトガタのナニカ
視界の端に映る、それらに護られるようにして腕を組んで偉そうにしている虫頭の怪人
また一体、カウンターの袈裟斬りを持ってしてヒトガタを黙らせた
153 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/20(日) 15:52:57.86 ID:sDNozI7h0
//落ちます
154 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/20(日) 18:38:15.73 ID:Q6f2tKCDo
【大闘技場】

【なりやまぬ歓声と熱気に包まれた闘技場、今回は一対一の勝負が繰り広げられる予定である】
【カードは明かされておらず、観客も固唾を飲んで見守っていた。】

うっまぶしい・・・・そしてウルサイ・・・。
【男が一人、薄目で耳を塞ぎながら姿を現す。男は辺りをぐるりと見回すと溜め息をつく】
【男の名はアルバ、上半身は裸で下半身にはトランクスのみを身に着けて更にロン毛という出で立ちである】
【以前はココでセクハラまがいの戦い方で勝利を収めたのであった】

【対戦相手が到着するまで暫くお待ちください・・・・という文字が目の前に浮かび上がった】
155 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage saga]:2014/07/20(日) 18:45:54.79 ID:1+aHzuUM0
>>154

はぁ、今度はまたどんな世界に飛ばされたのかし……ら……?

【境界線世界を彷徨うようになって否が応でも慣れてしまった世界間の移動現象】
【飛ばされた先の世界がせめて生存するのに苦労する類の世界で無いことを祈りながら閉じていた瞼を開いて辺りを見回す】
【大きな広場の周囲を取り囲むように建てられた壁と自らの正面に向かい合うようにして立つ何者か】
【以前に体験したことの有るシチュエーションにここが不思議な闘技場であることを理解した】
【だが、そんな事は今この瞬間目の前に立っていたモノによってホンの瑣末な事柄へと成り下がった】

…………へ……ん……っ

【そう、上半身裸でトランクス一丁の最早言い訳のしようも無いほどまでにアレな人物を前に表情を固めながら震わせていた手を振りかぶると】

……っ! 消え失せろっ! 変質者ぁぁっ!!

【勢い良く手を振り下ろしながら音高く指を鳴らす】
【響く指の音に呼応して空間から滲み出るように炎弾が三つ、一直線に男目掛けて空を奔る】
【どうやら明らかな変質者に対して容赦はなく、変質者という以上の認識も放棄しているようだ】
156 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/20(日) 18:56:58.68 ID:Q6f2tKCDo
え・・・・ビャンコ?
何かおっきく・・・ッッッ!

【目を見開くアルバ。ビャンコとは以前の世界で同じ組織に所属し、仲間として戦ってきたので当然の反応か。】
【が、台詞を言い終わる前に迫り来る火球に閉口。】

ぐぉぉぉ!!!
アッッッッツィィィィ!!!

【急な攻撃に必死に身を捩ることで対向するも上半身に二発ヒットする。】
【下半身に当てなかっただけ上等である。火傷を負った様だが・・・】

くそう、『一一一』!!

【反撃せんと拡声器を取り出し一を放つ】
【具現化した一・・・人間の胴ほどの横幅かつ普通乗用車並の速度で足元を狙っているようだで】
157 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/20(日) 19:13:54.90 ID:1+aHzuUM0
>>156

……よしっ! 悪いけれど変質者と二人きりなんてゴメンなのよ!
そのまま大人しく火だるまに……っ!?

【変態を焼き尽くすことに必死な為か、目の前の男がアルバで有るなどと全く思い至っていない様である】
【炎に当たった反応から幻覚による火力の増強も上手く機能していると判断、次の炎弾を放つために身構えるが】
【アルバの叫び声と同時に手に持った何かから招待不明の棒状の何かが放たれた事に驚き思考が一瞬停止】
【直感的に避けねばと思いつつも攻撃の為に前のめり気味となっていた故に回避は行われず】

っ! きゃあぁぁぁっ! ……っ……ぅぐ……っ

【狙いが足元であった事で完全なる直撃はしなかったものの】
【凄まじい勢いの物体が衝突した衝撃によって手前の地面ごと宙へと弾き飛ばされる】
【広大な闘技場であったが故に壁に激突することは無かったが、闘技場の地面を勢いのままに1mほど転がる】
【うつ伏せの体勢から何とか起き上がろうとしているが恐らくは数秒は掛かるであろう】
158 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/20(日) 19:29:37.31 ID:Q6f2tKCDo
>>157
ハァハァハァ・・・もうちょっとフェアな戦いをしようや・・・

【ビャンコが吹き飛んだ隙に息を整えると拡声器を持っていない方の手からマイクを取り出す】
【アルバは火傷を負ってはいるものの四肢は支障なく稼働するらしかった】

気づいてくれよ・・・『鎮めの歌』!

【マイクを口元へ近付け、突如歌い始める】
【聞く者を落ち着いた気持ちにさせるこの歌はビャンコが取り乱しすぎていない限りは効果があるはずだ】
【集中力が上がるため、魔法の威力も上がってしまうのだが真剣に戦い合うために使用を決めた】

ふー・・・よーし。気付いたかな?正々堂々真っ向から戦おうや!

【歌い終わるとマイクを収納し、ビャンコへ向きなおるが・・・?】
159 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/20(日) 20:04:52.59 ID:H7BPOef6O
>>158
……いったぁぁ〜〜……っ、よくも……やってくれ……?

【落下の衝撃で身体中を打ったのか腕や足を庇うようにしてゆっくり立ち上がる】
【痛みに顔を顰めつつも追撃が無いことを訝しんでいたが】
【何処からか取り出した物を手に、突如として歌い出した様子に困惑をいっそう深める】

なに? ……! この感じは、まさか精神っ……?

【歌声が響くにつれて自らの意思に反して静まっていく感情から魔法による精神操作を疑うが】
【かえって思考がクリアになって無駄な力みが消えていくことで訳がわからないと言った様子で目の前の男に目を向ける】

……気付いた? 気付いたって一体なにを…………? …………???

【男のセリフに警戒の姿勢を崩さぬまま言葉を返すビャンコであったが】
【冷静になった思考が目の前の男性の声に何処か聞き覚えのある響きを思い起こさせる】
【目の前の敵対者から目を離すという、戦闘においては迂闊としか言いようが無い筈の行為もしてしまいつつ考え込む】
160 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/20(日) 20:16:58.75 ID:Q6f2tKCDo
>>159

自分がアルバやっちゅうことや!
【起き上がってきたビャンコを見て満足そうに頷きながらそう言う】
【しかし観客からのブーイングが起こり、早く戦えという声が飛び交い始めた】

・・・残念ながら変な形の再開になってまったけど、成長した理由もわからへんけど・・・
成長したのは自分だけやと思ってたら大間違いやで!勝負やビャンコ!

【そう言うと拡声器がを前に突き出す】
【それから能力で真っ赤なハッピを纏うと、次の攻撃に反応出来るように腰を落した】
【観客に急かされたために一人マシンガンの様に話し続けてしまうが伝わったのだろうか】
161 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage saga]:2014/07/20(日) 20:41:02.81 ID:1+aHzuUM0
>>160

……はい? えっ? なに? ……ジブンガアルバ……?
ジブンガアルバって……アルバ……アルバって言ったら…………………はぁ?
えっ、いや、ちょっと待ちなさい? え〜っと、ん〜っと……アルバってまさかあの……?????

【アルバという名前、そして放たれる声、そして面立ち】
【それらが記憶の中にある青年の物と重なり合っていくも】
【目の前のロン毛で上半身裸、下半身トランクスのみの出で立ちがそれらを打ち消す】
【記憶と目の前にあるモノが訴える事と自信の感情が激しく鬩ぎ合いを起こし頭を抱える狐娘であったが】

…………………は、ははは……そうか、そういうコトね……ふふ、ふふふふふふっ
ようやく分かったわ……つまりコレは悪い夢で、アレも……ふふ、ふふふふっ

【頭を抱えていた腕をダラリと垂らすと陰鬱な声音で乾いた笑い声を上げる】
【そうしてアルバへと向き直した瞳はある種の狂気の様な輝きを纏っており】

悪い夢の悪いモノなら……全部燃やして灰にしなくっちゃねぇぇぇっ!!!

【叫び声と共に両手を構えると手と手の間の空間が燃え上がり赤紫色の炎が燃え上がっていく】
【ビャンコの言葉を現実となすが如く炎は勢いを増し続けている】
【既に両手で抱えきれない程の大きさとなっているが放っておけば更に勢いを増していきそうである】
162 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/20(日) 20:56:48.41 ID:Q6f2tKCDo
>>161
ぐぬぬ・・・・反抗期真っ盛りかい・・・
悪い夢やなくて現実なんやけどな・・・まあええわ!

【パニクるビャンコを見て少し寂しそうな顔をするも、すぐに決意を固める】
【倒すしかない、そもそも闘技場に入った時点で決っていたことだが再確認する】
【そして一人笑うビャンコにゆっくりと拡声器を向けた】

ぐうぅっ・・・凄まじい火力やな・・・でも完成まで待たへんで!!
隙だらけや!喰らえ、『これで仕舞いやァァァァ!』

【拡声器を使用して人間ほどの大きさに具現化した文字が先程のようにビャンコに襲いかかる】
【違うことと言えば足元ではなく身体を狙っているということと、その文字に隠れるようにしてアルバが走りながら近付こうとしているという二点である】
163 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage saga]:2014/07/20(日) 21:19:01.08 ID:1+aHzuUM0
>>162
もっとぉぉぉ! もっともっとぉぉぉぉっ……!!

【赤紫に燃え盛る炎の周囲に手を巡らせる度に炎が目に見えて勢いを増していく】
【炎弾は既に自身の上半身がスッポリと収まる程の大きさとなっているが】
【まだまだ足りないとばかりに魔力を注ぎ込み続けている】
【しかしアルバが拡声器を構えるのを目にするとハッとした様に目を見開く】

……っ、こん……のぉぉっ!!

【タイミングは計らずもアルバが言葉の塊を放つのと同時】
【向かいくるソレに真っ正面からぶちかます様に炎弾を撃ち放つ】
【巨大な炎弾は轟々と音と熱を放ちながらアルバに向かい飛翔するが】
【その勢いの2/3程が幻覚魔法による幻の炎である】
【幻覚は燃え盛る炎を恐る程に熱さを増し、逆に恐怖が無ければその熱感を弱める】
【形無きモノを形となす魔法と形無きモノで形あるモノに見せかける魔法】
【そのぶつかり合いはより強く自らの力を信じる者に勝利がもたらさせるだろう】
164 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/20(日) 21:38:36.58 ID:Q6f2tKCDo
>>163

・・・ッ!?

【ビャンコの火球の大きさに驚くも、走る速度を緩めることなく真っ直ぐに直進していく】
【アルバは心の中で、最後には純粋な力と力のぶつかり合いとなったことに対して喜んでいた】
【そして、火球と文字が衝突し、拮抗。形ある文字と形なき火のハズである。】
【押し寄せる熱気が、圧力が、気迫が衝撃波の様に二人に襲いかかる。】

くそぉぉぉ敗けるかァァ!!

【火に対しての生物的恐怖を感じ、身を灼かれるも決して止まることなく走り続けるアルバ】
【幸いにも幻覚が多数を占めているために衣服は無事だが、肉体はそうはいかなかった。】
【文字は速力を失い、地に落ち、砂を巻き上げる。それに隠れる様にしてビャンコへと近付くが―――】

『・・・・』

【火によって喉がダメージを負っており声が出ず、腕は上がらず】
【恐怖を押し殺し切れず灼かれた肉体は悲鳴を上げ、ビャンコの一歩手前で力尽きうつ伏せで言葉なく倒れた。】
165 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/20(日) 21:58:05.07 ID:1+aHzuUM0
>>164
……っ、はぁ! はぁ、はぁっ……はぁ……はぁ……っ

【普段の使い方に対して数倍程の魔翌力を練り上げて炎弾を作り出した反動か】
【乱れに乱れた呼吸を意識的に抑え込み、整えていく】
【幻覚による炎の熱波をモロに受けつつも目前まで迫り、しかし痛みに倒れたアルバを見下ろす】

……悪夢にしては大した根性だったわね……
ホント、見た目さえ何とかなってたら……まぁ、悪夢に文句行った所で仕方が無いか

【夢の中である割に、目論見通り灰にするコトは叶わなかったが】
【結果的に悪夢の存在をトドメられたのだから結果オーライだろう】
【そんな思考をする間に勝敗が決したと判断した闘技場が観客らしきモノ達の歓声に包まれ】
【闘技場が終幕の演出の一環として勝者を告げる】
【そして歓声が収まるのを待つコトなく役目を終えた対戦者達を別世界へと放り出すのであった】

//コレで締めです!お付き合いありがとうございました!!
//それと時間かかってしまい申し訳ありませんでした!
166 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/21(月) 17:49:21.68 ID:qR5QMHiGo
【サイバー世界:スプロール】

 不健康そうな曇天の空が都市を睥睨するメトロポリス。
 今日も欺瞞の満ちた公告が街のいたるところに飛び交って購買意欲を引きずり出す。

【看板は勿論。空を飛ぶ飛行船。低月額料金契約のサイバーグラス。
 果ては街行く人々の宣伝タトゥーにいたるまで決して視界より広告を消さぬ意気込みかと思えるほどだ】

 人々の顔には生気が無く、重労働従事者達には何らの表情もうかがえない。
 メガコーポに逆らった労働者数人の死体がコンクリート詰めとなり同じ労働者に運ばれている。
 これは見せしめであろう。企業に逆らうことが何をもたらすかの。

【きらびやかな世界。サイバーネットワークが世界を覆いつくし、国家は力を衰退させ、
 企業が権力の座に取って変わった。利便性と秩序を追求した人の理想郷。そう嘯かれている】

//登場していただければ次シーンに以降しますです。とりえあず場の雰囲気からスタート
167 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/21(月) 18:05:19.15 ID:7+qYg4JLO
>>166
(はぁ……なんなんだよここ……早く別のところに行きたい……)

【この街はなかなかどうして好きになれない】
【命の尊厳を極限まで軽視……いや、或いはそれすら社会的サイクルの中に組み込んだような冒涜の世界】
【青空はなく、深い闇色の空がビルの谷間に居心地悪そうにネオンに照らされている】
【ただ猫人に取って幸運なのはその出で立ちが、一部若者達の圧倒的個性派時代とも言えるファッションの暴走の差中に於いて別段目立ち過ぎると言う訳でもなく】
【それでも不機嫌を貼り付けたような顔で、足元に転がってきたバスケットボールを拾い上げれば】
【持ち主であろうパンクな若者達を一瞥、遠く離れたゴール目掛けて美しいフォームで投擲した】
【ボールはゆっくりとリングに弾かれ、てんてんと跳ねる】
【……この街はなかなかどうして好きになれない】
168 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/21(月) 18:07:51.97 ID:tGKxNi8WO
>>166 >>167
……〜〜〜っ……はぁぁぁ……ここもいっそ夢だと思いたくなるわね本当に

【視界を埋め尽くす人人人……そしてそれすらも塗り潰すが如く瞬く光の数々】
【視力が人に比べと特別優れているとは思ったことも無いが、それであってもこれだけの光源の量である】
【目を覆ってしまいたくなる衝動を抑えながらできる限り人や光が少ない所へと向かって歩みを進める】
【そういった所は治安が悪いのが常だが、そういった輩にへの対処に関してはどんな世界であろうと大差は無い】

……あの路地なら多少は……静かに過ごせることを祈るばかり、ね

【ネオンのギラつく明かりを避けて薄暗い闇が広がる路地へと渋々入っていく狐娘の背中が通りから見えるであろう】
169 :[ミスカ・リ・エリッタ] 【だいまほう】>>193 [sage]:2014/07/21(月) 18:10:13.05 ID:SBFW+02C0
「うっ………」

ネオンに彩られた見慣れぬサイバー世界。辺りに漂う嗅ぎ慣れぬにおい。街中に設置されたスピーカーから垂れ流される聞きなれぬノイズ。
漆黒の樹々が生い茂る魔女の森、迷いの森と呼ばれる森育ちのミスカは思わず顔を顰めた。煌びやかに輝く世界の、その全てが刺激的過ぎて。

「きゃっ…な、何?なんなの…ここ…」

不意に通り過ぎた爆音を撒き散らかしながら走る乗り物が跳ねた泥水がミスカのローブに掛かる。
そのことに怒るミスカだが怒りの矛先を向けるべき人物はもう地平線の彼方だ。ミスカはやり場のない怒りを押し殺してメインストリートから離れようと足を進めた。

「……っ…人が…怖いね、ジョナ」

──メインストリートから少し離れた通り。
続いてミスカの目に止まったのは労働者の手によって運ばれて行く同じ労働者達の死体。憲兵のような出で立ちの監督官らしき人物が隣で怒鳴り散らしながら鞭を振るっている。
ミスカは肩に乗った友人を指で撫でながら悲しそうにそう呟いた。それが他の労働者達への見せしめであることも知らずに。
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/07/21(月) 18:18:01.09 ID:AWyFdaUU0
171 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/21(月) 18:20:38.08 ID:qR5QMHiGo
>>167

 イリーにとってどうやらこのシティの評価は最悪に近いらしい。
 しかしそれでも何時までここにいる羽目になるのかと言えば不明であろう。
 ゆえに、何とかここのカネ・・・クレッドスティック等の素子マネーを得る必要がある。

【文化レベルが進み、人心が荒廃して、極端に理不尽な世界にはひとつの共通点がある。
 すなわち、金と身分が無い事が致命傷になりかねないということだ。→身分はともかくカネは必要だろう】

>>169

 人が怖い。もっと暖かい世界から来たミスカには余計にそう映るかもしれない。
 見せしめの労働者の死体を無感情な目で見る人々。見慣れている。いつものこと。
 そんなある種の諦念と無関心が人々の感情に帳を降ろしている。

>>167-169

 そのようなおぼつかぬ状況下でもしかしたらミスカとイリーはそれぞれの理由があったのかもしれない。
 尻尾を振るわせるビャンコの背中が見えてつい追跡してしまったのかもしれないし、
 単に路に迷ったからかもしれないし、労働者達の死体がもたらした嫌悪から少しでも遠ざかろうとしたのかもしれない。

【そうして、おそらくは三者三様の理由で路地裏へ入っていくのだろう】

 カラン…現在侵入禁止。テロリスト入り込んで危険な≠サう書かれた電磁テープがその路地裏の入り口で、
 誰に見られることもなく揺らめいていた。

【解像度が悪く、サイバーグラスなどの端末が無ければ警告を直接受け取れない。運が悪いのだろう】

 ゆえに奥に入れば入るほど独特の雰囲気。死線の際のあの雰囲気が増していく。

【//ここらで合流?】
172 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 :2014/07/21(月) 18:29:55.39 ID:7+qYg4JLO
>>168
>>171
ん……?

【切れかかった街灯のぼんやりとした光の連鎖が眩しい裏路地の駐車場】
【ゴールネットをぶら下げただけの簡素なバスケリングを睥睨していた猫人は振り返る】
【理由などない、敢えて言うならば第六感】
【だがしかしそれは体を自然小走りの状態へと移行させるのに容易い迄の確信を得させて】
【運んだのだ、その体を裏路地へ】
【ビャンコの、友の背中を追って】
【警告のテープの存在には勿論気が付く事はない】
【踏み越えて相当が経過した頃、辺りの空気に淀みが強く漂い始めた頃】

ビャンコさん、おーいっ!

【共存しているはずの警戒心は友との再会の期待によって薄められ、声を張り上げて呼び掛けるだろう】

//合流しておきたいです

>>169
【不穏な気配が色濃く纏わり付き始めた頃】
【ミスカの前か、もしくは後ろか】
【ともかくそう遠くはない距離に存在している猫の獣人は、貴方ではない誰かの名を呼び掛ける】
【無機的なこの場に不釣り合いな透明度の高いよく響く声だ、恐らくは聞こえるだろう】
173 :[ミスカ・リ・エリッタ] 【だいまほう】>>193 [sage]:2014/07/21(月) 18:34:16.30 ID:SBFW+02C0
>>171
「………………」
(ジョナ、隠れて…)

喧騒から逃れようと入り込んだ裏通りには運ばれてゆく死体。それから逃れようとsyれば今度は奇妙な雰囲気の路地裏だ。
そしてその路地裏は奥に足を踏み入れれば踏み入れる程怪しげな空気を漂わせ始める。ミスカは敏感に空気の変化を感じ取り、そしてジョナを帽子の中へと逃がす。

「…怖い。ここの空気も向こうと同じ……」

ぽつりと呟くミスカ。周りで動き回る複数の"悪意"をしっかりと感じ、それに視線を向ける。
暗くて何も見えないが…今はっきりと目が合った感覚はある。奇襲か歩哨か、何れにせよそれが「良くないこと」の兆候であるとミスカは察した。

「人の…"死"の空気だ…っ!」

ゴオッ!!とミスカの周りに炎が渦巻き、辺りを照らす。
明るくなった辺りを警戒しつつ見回す少女、ミスカはビャンコやイリーの姿を追って路地裏へ潜り込んだ訳ではない。
それ故にビャンコやイリーの存在などは微塵も察知していなかったが…路地裏に響くイリーの透き通った声が微かにミスカの警戒心を揺るがせた。

(私以外にも誰か…居る…?)

//合流希望ですー
174 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/21(月) 18:38:42.35 ID:tGKxNi8WO
>>171
…………はぁ……日頃の行いは、悪いって事は無い筈なのだけれど、ねぇ

【ここの所の自分の巡り合わせを振り返るとどうにもついてない様に思える】
【そして、その巡りの悪さは今回も遺憾無く発揮されたとみて間違いなさそうだと】
【歩みを進める度により濃く、深くなっていく闇の中を蠢く気配と空気の淀みに溜め息を一つ】

……いっそのこと、機先を制しておこうかしら

【面倒ごとに巻き込まれる位なら面倒ごとを此方から吹っかけてやろうかなどと】
【いっそ周囲を漂う不穏な空気よりも明確に物騒な事を考えながら】
【呟きと共にゆったりと体の前まで持ち上げた右手の指先を見つめる】

>>172
……? 今の……私……?

【辿り着いたばかりの異世界に知り合いなどいよう筈も無い】
【しかし聞き間違えとは思えない明瞭さで呼ばれた自らの名前】
【そしてその名を呼んだ声に聞き覚えがあった為だろう、僅かの驚きと共に自らの右手から視線を外し】
【今しがた自分が通って来た路地の先、大通りの方角へと振り返りながら視線を向ける】

//合流了解です!
175 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/21(月) 18:50:14.06 ID:qR5QMHiGo
>>172-174

 そうして程よく近い距離に在った三者は同じ光景を見聞きする事になるだろう。

【では現在ほど近い。三人が三人とも距離は違えど互いを目視できる地点ってことで!】

「ヒィイイイイイイイイイイイッ!!」

 突然に聞こえる耳を劈く叫び声!
 そこに目を向ければ二つの影見えるだろう。ひとつはボロボロの耐酸性雨コート纏った男。
 どう見てもただの浮浪者。それ以上の印象は皆無であろう。

≪ここは現在立ち入り禁止区域です。身分を提示してください≫

 そしてその伏せる男の前に立つ何かが合成音で口にしている。
 その外見は恐怖を思わせるものではない。何となく子供が持つお人形のような、
 現代風にいえばゆるキャラめいた格好のドローンであった。

「ヒッ・・助け・・・助け!!」

【おお、この哀れな浮浪者はここが禁止区域になっていた事に気付かずに寝入ってしまっていたのだ】

≪身分証確認できず。排除します≫

 無感情な電子音と共にドローンから浮浪者にピカッと光が放射される。
 すると、浮浪者の身体が突如ブクブクに膨らんでバッ!!と紅い液体を入れた風船のように弾けた。
 三人はこれを目撃したであろう。あまりにも理不尽。あまりにも拙速なる処刑!

【しかし、メガロポリスにおいて身分無き者の扱いが酷薄なのは当然のことなのだ!人権などない!】

≪身分証を提示してください――≫

 そして、この光景を見てしまったミスカの側に同じ型のドローンがいつの間にか現れていた!!
 このドローン移動が極端に静か(本来は騒音で市民を悩ませないための機能)なのだ。
 にこやかな笑みを浮べるドローンの瞳がミスカを捉えている。

≪身分証を提示してください≫

【ミスカの前には企業自警ドローンが立っている。手をこまねけばどうなるのかは明らかであろう!】
 【これをビャンコもイリーも当然察知できる距離だ。
 しかし良く考えてみよう。ここでこの少女さえ見捨てれば他のドローンに気付かれずに脱出できるかもしれない】
176 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage saga]:2014/07/21(月) 19:03:45.28 ID:7+qYg4JLO
>>174
よぉ、やっぱりビャンコさんか……

【走って追って来たのだろう軽く上がった息を整えながら】
【この暗がりの中互いに顔を認識出来る程の近距離に近付けば猫成分を多く含んだ顔で微笑み掛ける】

>>173
……?

【ビャンコと自分自身、そして更にまた別の存在を認知するには充分過ぎるまでの魔力の流れを感知】
【警戒心をようやく揺り起こせば、その魔力の持主よりもずっと危険な気配を周囲の気配に感じ取った】

>>175
……なっ……!?

【だがそれ(上記)も一瞬、目の前でいとも容易く行われるエゲツない行為】
【目撃してしまったイリーの行動は単純だ、つまりは即座に戦闘態勢へのシフト】
【小さく息を吸い、その倍を吐き出す】
【常人の倍以上の空気の遣り取りを半分以下の時間で終えれば青白く輝く闘気が全身より焔として立ち昇る】

……やらせるかっ!!

【良く考える頭は持ち合わせていない、昔からだ】
【ドローンを排除すべく駆け出し、その頭目掛けて闘気の焔を纏った掌底を繰り出きた】
【闘争本能に左右される熱量、ドローンの作られた意識に戦闘意欲が存在しなければ高熱を帯びて迫るだろう】
177 :[ミスカ・リ・エリッタ] 【だいまほう】>>193 [sage]:2014/07/21(月) 19:10:58.13 ID:SBFW+02C0
>>175
「ッ!!」

炎に周囲を囲まれた魔法使いの少女、薄暗い裏路地でただ一人異様なまでの明るさを放っている。
イリーの声に暫し耳を傾けていたが、その意識はやがて路地の奥に居る浮浪者の男が発した悲鳴へと吸い寄せらせた。

「っ……ひ、だ、だめっ……!?」

セキュリティトロンが何をしようとしたのかを察せばそれを制止しようと声を上げる。が、ミスカの制止も虚しく男はプラズマを浴びてしまった。
ゴボゴボと沸騰するかのような音を立てて肥大し膨張、破裂──
少女は戦慄する。しかし何時迄も傍観者では居られないその光景を見て戦慄するミスカの傍にももう一体のセキュリトロンが姿を表したのだ。

「────ッ」

青褪め、二、三歩後ずさる。周囲を照らしていた炎が逆に捕捉される因子となったのだ。あのプラズマを喰らってしまえばミスカがどうなるか。それは考えずとも分かった。
ミスカ恐怖のあまり声すら出すことの出来ないミスカ。暫く遅れてようやく悲鳴を上げると、それに追従するように彼女から魔翌力が解き放たれた。

「…ぁ………あ…っ…嫌ぁぁぁああっ!!」
【闇+闇+雷】

瞬間、迸る黒雷。漆黒の稲妻はセキュリトロンへと一直線に走る。
この稲妻を巨大な闇を内包した稲妻。着弾地点から半径数mに暗黒の霧を発生させセンサー類や視界を真っ黒に塗り潰し狂わせるものだ。
闇属性の重ね掛けによる重力発生により直撃したのなら機動性も若干阻害されてしまうだろう。
しかしそれは味方にも効果アリ。よってイリーやビャンコもその影響(ドローンが見えない)を受けてしまうだろう。
178 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/21(月) 19:16:24.75 ID:tGKxNi8WO
>>175 >>176
っ、今度はなに……? ……オートマタ? これまた、趣味の悪さの塊ね

【叫び声と飛びたして来た浮浪者、そしてそれを追い掛ける無機質な機械】
【無理やり剣呑さを排除しようとして、却ってその存在感を異質な物としているように思える】
【何らかの被造物なのだろうが、造り手の趣味が悪過ぎるなどと考えていたのも束の間】

なっ……!?

【突如として行われた脈絡が無いとさえ思える殺戮に目を疑う】
【それと同時、今しがた繰り広げられたやり取りを鑑みれば】
【この場の危険度が自身の想像を越えた物であることを確信する】
【故に最優先すべきはこの場からの脱出、思考するより早く反射的に逃走路を探るべく視線を巡らせたが】

ちょっ! イリ……っ! ……〜〜〜〜っ!!

【今しがた声をかけて来たイリーが勢い良く走り出すのを驚きと共に見つめるが】
【その向かう先に先程のモノと同じモノがいつの間にか現れていて】
【更に今まさにこの街にそぐわ無い出で立ちの少女に向き合っているのを見つける】
【となれば、イリーの意図は歴然、そしてそんなイリーを引き止める事が叶わ無いことも】
【故に内心を隠そうともせず強く歯噛みしながらも行う一手は逃げでは無く、攻め】
【魔翌力を指の一弾きと共に燃え上がらせ赤紫の炎弾を二つ撃ち放つ】
【狙いはオートマタを逸れ、その側に転がり散乱している廃棄物】
【火力の殆どが幻覚であるその炎であるが、都市が排泄したとも言えるその廃棄物】
【そのうちに含まれていた可燃性の科学製品に引火して黒々とした煙を上げながら燃え上がる】
【オートマタへの直接攻撃では無く、目の前の少女とイリーから注意を逸らす狙いだ】
179 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/21(月) 19:33:08.47 ID:qR5QMHiGo
>>176-178

≪ここは禁止区画です。身分証を提示してください≫

 ジリジリとミスカに接近するドローン。
 前面のシャッターがバシャリと開き。レンズめいた6つの直列機構が露になる。
 これが電磁波エネルギーを貯え、照射する装置なのだろう。

≪排除シマス≫

 ドローンは何処までも拙速!ミスカの魔力発動より一瞬早く6つのレンズが輝きを放ち――
 その動作がやや遅れる!!

【その原因はビャンコの幻影の炎によるものだ。火事発生という別のタスク発生に気を取られ、
 排除行動に遅延が生じたのだ。電子頭脳の質がさして良くないシリーズであることも幸いした】

 そして、電子波照射と魔力の発動、イリーが飛び込んだのはほぼ同じタイミングとなる!!

 闇雷の魔術の発生。照射されり電磁パルス。僅かに動きが鈍るイリー。

 バシュ!とストロポのような光。魔素の大半が焼きつくされ晴れる闇。
 バチバチと帯電するドローン。各部エラー発生。先行入力第二射重点。

【再び輝くレンズ。割って入った炎纏う腕。頭部を粉々に吹き飛ばしながら吹き飛ぶドローン】
【造られたルーチン以上の機能が存在しないドローンには当然戦闘意欲など欠片も無かったであろう】

 この場は凌いだ。が、今だに脱しているとは言いがたい。
 そして、浮浪者を始末していたドローンがこちらにレンズを向ける。その時!!

【向かいの建物より突然に天に向かって伸びる一条の光。
 それが君達の真上。その建物にへばり付いていた♂スかに命中する】

 瞬間、ボタボタと上から落下する手足、そして頭部。
 ガシャガシャと落ちる雑嚢。中からガラスの割れた音とそしてガソリンの香り。
 ※雑嚢の中身はモロトフカクテル。いわゆる火炎瓶だったのだろう、

【そして、その光が発せられた建物より、ビジネススーツを纏った女が君達を視認して出てくる。
 手には銃。恐らく上から降ってきた者を破壊したのはこの女――イムカ・グリムナーである】

 ドローンが一体。そして突然出てきた女が一人。状況把握が至難な場面。
 どう動いたものか?

【浮浪者を殺したドローン1.。火炎瓶を持っていた男を撃った女が1】
 【身分証提示を行なったドローンと同じ思考ならば、ドローンと共に処刑と襲い掛かるかもしれないし、
  話が通じればどうにかなるかもしれない。またはドローンと関係が無かった場合は最悪三つ巴か?】
180 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage saga]:2014/07/21(月) 19:50:08.15 ID:7+qYg4JLO
>>177-179
(この機械兵……魔法も使うのか!?)

【体が重く、更にその姿すら隠すドローン】
【猪突猛進型の常として、周囲の状況の把握がやや遅れる傾向にある】
【それが露呈していると言えよう、なんせ魔力の出処を勘違いしているのだから】

……!?
(違う、これ……あの子の……?)

【漸く真実を掴むのは、ドローンの頭部の破片をそうするのとほぼ同じ刹那】
【ミスカの魔法を、広範囲に影響を及ぼす魔法だと当たりを付ける】

ビャンコさん、助かった!

【フォローの紫炎を唱えてくれた仲間へと短い感謝の言葉】
【そして更に戦闘は続く、続かねばならない】
【浮浪者を惨殺せしめたドローンへと向き直り地面を蹴って跳躍】
【途中グリップを効かせた足で細かくサイドに狙いを逸らしつつ迫る】
【ちらり、縦にスリットの入る瞳を乱入者と思しき女性に向けた】
【状況把握は放棄、目指すは最も尊うべき命の摂理を蹂躙した無機物の排除】
【ドローンへの接敵が叶えば、全身を包む青白い闘気の焔を両足へと集中させ回し蹴りを放つだろう】
181 :[ミスカ・リ・エリッタ] 【だいまほう】>>193 :2014/07/21(月) 19:57:57.55 ID:SBFW+02C0
>>179
「っ……銃撃…!?」

イリーとビャンコに助けて貰い、なんとか一時凌ぎは出来たものの続いて追撃してくるのは先程男を焼き払ったドローンだ。
そのドローンに気を取られていれば突如視界に差し込む光条。突然のことに驚きつつもミスカはその方向を見つめた。

「ここで震えてても駄目…やるしかないっ……!」

そして背後にどしゃどしゃと落ちてきた男の残骸には気付かずビルから出てきたビジネススーツ姿の女性を睨み付けた。
先程の銃撃をこちらへの威嚇射撃と断定。ミスカは魔道書と杖を宙に浮かせ、両手を合わせて詠唱を始めた。
彼女の足元に神々しい光を伴った幾何学的な模様の魔法陣が展開され、徐に回転を始める。
ばっと両腕を交差させると。俯いていた顔を上げ、イムカとドローン。それらをきっと睨み付けた──

「遥かなる天に君臨する我らが主、女神アルティミアスよ。邪悪なる異形を殲滅する為、極空の七星の力を我に授けよッ」
【光+光+光】
【光+光+光】
「神撃…シュープリオスっ…!!」

魔翌力不足により極大呪文は詠唱出来なかったが、それでも比較的大きな一撃。突如ドローンとイムカの足元が輝き始めたのだ。
この呪文は対象の足元から光の奔流を放ち、聖なる力で相手を焼き尽くす技。
詠唱コストの割に射程は狭いが、攻撃翌力の高い油断出来ない技だ。

もしイムカから交戦の意思が無いことが伝えられなければミスカは容赦無く交差した両手を天へと振り上げるであろう。
それと同時に聖なる波動が二人を飲み込むことになる──

>>176 >>178
助けて貰ったことに関してミスカはすかさず感謝の意を示す。そうして両手から溢れんばかりの聖なる光を湛えながら詠唱を再開し、狙いを定める。

「猫のひと、狐のひと、助かりました…!」
「ここからは私もお役に立てる筈です…きっとあの敵を殲滅してみせますから…──」

もっともその敵意はまったく見当違いの方向に向いているのかもしれないのだが──
182 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/21(月) 20:14:03.40 ID:tGKxNi8WO
>>179
……っ!? 今のって……〜〜っ

【自身の意図した通り、放った魔法はイリーの辿り着くまでの一瞬を稼ぐための役割を果たした】
【しかしそれでも稼ぎ切れなかった間隙を埋めたのは襲われていた少女本人であった】
【その手段がこの世界に似つかわしくないものであり】
【転じて少女の見た目に相応しいモノであることに驚きを隠せない】
【だがそんな思考も今は無駄な時間を生む以外の何物でも無い】
【すぐさまもう一体の機械から逃れる為の手段へと思考を巡らせるべく思考を切り替えようとしたその時】

んな……っ!? な、ん……!?

【路地裏を照らす一条の光線、爆ぜる何者か、散乱し刺激臭を振りまく器物】
【更にはいかにも過ぎる出で立ちの新手と先程の浮浪者を消し去ったオートマタへ向かい走るイリー】
【瞬く間かつ立て続けに起こった事象によって思考からは逃亡の2文字は跡形も無く吹き飛ばされ】

あぁぁぁぁぁっ、もう!!

【どいつもこいつもふざけるな、と叫ばなかったのが不思議な剣幕で腕を振るう】
【振るった腕の延長線上には趣味の悪い機械人形】
【混乱が極まった状況において優先すべきは自らの定めた敵へと猛進するイリーのサポートである】

//返信遅くなりました!
//それと次の返信に時間かかるかもです……
183 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/21(月) 20:24:28.48 ID:qR5QMHiGo
>>180>>182

 グシャア!!とイリーの回し蹴りとビャンコのぶん殴りの連携攻撃により
 装甲を大きくへこませて、部品を撒き散らしながら吹き飛ぶドローン。
 装備は至近距離照射用の電磁バルスのみ。至近格闘戦を挑まずに強襲すれば存外脆い。
 所詮は一山いくらの大量生産タイプなのだ。

【ゆえに哀れな浮浪者の敵討ちそのものは速やかに実行されるだろう】

 大きく部品をばら撒きながら吹き飛んだところで、
 ダメ押しにミスカの呪文。これは流石にオタッシャである。

【と、振り返ればどうやら別のやりとりも行なわれているようで】


>>181

「…おや?君は――」

 しかし、ここで突然に呪文の詠唱。問答無用の先制攻撃である。
 流石にこれで焼きつくされるのは御免だ。コンバットベルトよりC-PSYグレネードを取り出して地面に叩きつける。
 光の奔流が露になる直前、クリスタルパルスの蒼白い光が一帯に照射され、ミスカの魔力が幾ばくか解れた。

【恐らくはミスカの想定を下回る光の波動が発現し、イムカのリフラクターフィールドにどうにか弾かれる結果となるだろう】

「待て、敵意はない。何だ強盗か?ハック&スラッシュなのか?」

 無表情に周囲に放電現象(偏向シールドが破れたため)を散りばめながら、
 イムカは淡々と告げるのである。

「ミスカ。追いはぎ強盗に転進したのならこの火力は良くない。下手をすると死んでしまう」

 相変わらず何かがずれた言葉である。

>>180-182

「・・・ここは現在進入禁止区域になっている。何をしているんだ」

 ちなみに端末など持っていて当たり前な感性はイムカも抜けておらず、
 彼女たちにはやや酷(装備的に)な事を言いながら、バラバラになった男の頭部を持ち、

【ギギギ…バキッ!と嫌な音と共にその頭部から電脳を引きずり出す】

≪被疑者確保。今すぐ封鎖を解除しろ。――ああ、今すぐだ≫

 一瞬、君達を見やったのは気のせいではあるまい。
 身分証が無い者にとっての死地を一刻の早く解除させようとしているのだ。

【そしておそらくは他にも周辺いたであろうドローンは封鎖モードを解除して去っていくことになるだろう】

「…全く企業の連中は」

 浮浪者の痕跡。今では血たまりになってしまった箇所を忌々しげに睨むと、
 皆の前に改めて顔を向け、

「デッガー権限委託。インペリアル・エンジニアリンクのイムカ・グリムナーだ。
 同道を・・・いや、一時的に保護したい。安全は保証する。企業への言い訳とか色々必要なのだよ」

 相も変わらず無表情めいて言う女であったが、ドローンの指揮権を持っていたフシ(実際は無い)もあり、
 信用すべきか迷うところかもしれない。とにもかくにもスプロールでの接触はこれにて一応の〆である。

//では20時も周りましたしコレで一旦シチュエーション的に〆で。お付き合いありがとうございましたですノシ
184 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage saga]:2014/07/21(月) 20:38:15.67 ID:7+qYg4JLO
>>181-183
……!?
(詠唱、魔法陣……それにこの迸る魔力っ……!)

【自身の存在していた世界のモノとは異なるであろう理の魔法に目を見張る】
【神々しさすら感じ取れる純な白の輝き。瞳孔が窄まる】

気にするな!
だが、殺すな!!

【無茶振りを叫び返しながら直後気合一閃、負けじと青白い輝きを昂らせた】
【精錬される白と紫と青白いそれぞれの魔力】
【路地裏と言う闇を照らし尽くし貪る光】
【ドローンを呑み込み無機物の破片に変換させればこの場に於いて残された不安要素……イムカへと向き直る】

……ん?
進入禁止?

【と、予測していたより遥かに穏便な言葉に抜ける毒気】
【とはいえイリーに取っては重畳か、人を相手にした無為な戦闘を行うのは破戒僧とは言え立場上うまくない】

保護?ま、待て待て、どういう事だ?
貴方はこの子と知り合いなのか?
あ、おいっ、待って……分かったからっ!

【訝しみながら早速の質問責め】
【右も左も分からないこの状況、知識を持つ相手とのコンタクトはそれだけで貴重だ】
【旅を続けて長年、ようやく気が付いたその真理に従い去り行くイムカ達の後を追う事になるのは明白であった】

/では私もこれで落ちます
/お疲れ様でした、ありがとうございました
185 :[ミスカ・リ・エリッタ] 【だいまほう】>>193 :2014/07/21(月) 21:37:48.32 ID:SBFW+02C0
>>183
「はぁぁぁっ…!!」

イムカが話し掛ける暇も無く振り上げられた両の腕。二人の足元からごうっと聖なる波動の奔流が溢れ出した。
それに対しすかさず防御するイムカ。C-PSYグレネードによる中和とリフラクターフィールドによる偏向によってことなきを得たが、
一方のドローンは為す術もなく聖の波動へと飲み込まれ、塵すら残さずに消えて行った………

「なっ…わ、私の魔法が……そんな…!?」

そして自分の魔法が弾かれたことに驚きを隠せないミスカ。露骨にショックを受けたような顔つきでイムカ見やる。
今のは光魔法の中でもそこそこの上級魔法。それを二発も放ってしまえば残りの魔翌力は…お察しである。

あの光線銃で撃たれる前になんとかして底を尽いた魔翌力を練ろうと魔道書を開くが、そこでふとあることに気がつく。
それに気が付いた瞬間ミスカは自分がとんでもない過ちを犯してしまったことに気が付いた。目の前の人物は砂漠で共に戦った仲間、イムカ・グリムナーなのである。

「…あっ………い、イムカさん…!!?」

どうしてこんな所に、そんな考えが頭の中を巡ったがイムカの持つテクノロジーや手慣れた事後処理の腕前を見る辺りここは彼女のホームグラウンドに近しいものなのだろう。
淡々と無線を交わしながら歩いてゆくイムカの背後をちょろちょろ付いていきながらミスカはぺこぺこと頭を下げ、ただ謝り続けるのであった。

//返信遅れてしまいましたがおつさまであります。ロールありがとうございましたー
186 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/07/21(月) 23:33:57.12 ID:UQpg1vab0
>>183 >>181

……あ、あら? 今なにか……???

【感情のままに振るった腕の延長線上でオートマタが吹き飛んだのを不思議そうに見つめる】
【そしてイリーの一撃と自身のらしき一撃、そしてダメ押しの魔法によって完膚なきまでに破壊されたのを確認】
【僅かに疑問を残しながらも差し当たっての危機(身内の)を回避したことでホッと一息を付く】
【そこでようやっと自らに向けて放たれていたセリフに返事をしていない事に気付き視線を向ける】
【すると先程はスルーした何者かに件の少女が話しかけられていることに気付きことの成り行きを遠巻きに見守るのであった】

//今更ですが一応〆を
//絡み乙でした!
187 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage]:2014/07/22(火) 20:15:11.91 ID:oZ6dPudoO
【目の前の空間に浮かぶ内容説明の文字列】
【先程までいた空間とは異なり、木漏れ日溢れる新緑の森】
【ここは仮想闘技場】
【何度か目ともなれば大分この妙な空間にも慣れてきた】
【対戦相手の到着を待ち、腕を組み瞳を閉じて精神を集中させている猫獣人】
【小脇に抱える錫杖の飾りが、風に触れて揺れている】
188 :ライサ :2014/07/22(火) 20:30:07.29 ID:2S8Rqbs10
耳を澄ませていたならば、確かな足音が聞こえただろう
その時、イリーの遙か頭上から、イリーに向かって鋭くとがったガラスが勢いをつけて落下してしてくる!

イリーの近くに生えている、ある木と木の隙間から明らかに不自然な影が伸びている
189 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage saga]:2014/07/22(火) 20:38:03.89 ID:oZ6dPudoO
>>188
……?
……っ!?

【黒髪の頭頂部を分けて生え出る両耳がぴくりと揺れる】
【人間の可聴範囲を超えた聴覚は確かに腐葉土を踏み締める音を捉えた】
【刹那、縦長のスリットの瞳孔の入る瞳を開いて動禅の呼吸を……】
【矢先に更なる異音を察知、慌てて転がるようにして横に跳ぶが左の肩に僅かな裂傷】

……奇襲がお好みか、いいだろう

【素早く立ち上がり復帰、短く息を吸って倍の量を気合一閃と共に吐き出す】
【青白い焔が全身から立ち昇り宙に溶ける】
【怪しげな影、その正体を探るべく駆け出し迫った】
【もしそこに対戦相手の姿を確認出来れば錫杖の横薙ぎを振るうだろう】
190 :ライサ :2014/07/22(火) 20:55:41.74 ID:2S8Rqbs10
影に迫れば、物の怪に遭遇したかのような表情をした、
透き通ったような紺色の髪をした、
透き通ったような肌の子どもがいるではないか。

影はどうやら、その子どもから伸びていたようだ。
191 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 :2014/07/22(火) 20:58:51.29 ID:oZ6dPudoO
>>190
(……子供っ!?)
(……くっ……!)

【やり辛い、本音を言えばそれに尽きる】
【だがここは闘技場だ、そして今は戦闘中なのだ】
【雑念やその他の様々な感情を振り払うようにして錫杖を少女に向けて横薙ぎに振るう】
【イリー自身は気が付いていないが逡巡は確かに行動にラグを生み出し、それは絶好の一撃とはとても遠いものだ】
192 :ライサ :2014/07/22(火) 21:08:32.42 ID:2S8Rqbs10
>>191
振るわれた杖は子どもに直撃した。
そしてそれは、パリンと音を立てて『割れた』

直後、木々がざわめき、イリーの傍の木の枝が折れて、なにかが落ちた
落ちたそれは、肌こそ透き通っていないものの、割れたそれと同じ姿の子どもだった。
子どもは、握りしめた鋭利なガラスの破片を、イリーに向かって投げつけた。

193 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage saga]:2014/07/22(火) 21:15:35.02 ID:oZ6dPudoO
>>192
えっ……!?
(偽物!?ガラス!?)

……うぐっ!?

【幻影を打ち砕く一閃、思わず目を見張る】
【直後背中に走る電撃的な痛み、咄嗟に振り返れば少女の姿】
【やられたと思う間もなく自然膝を着く体からガラスを引き抜いて捨てる】
【それはぶしゅっと血の孤を描いた】

……っ!!

【少しの間の後体に鞭打ち地面を蹴る】
【真っ直ぐに飛翔、近接が叶えば錫杖を少女へ縦に下ろして振るうだろう】
194 :ライサ :2014/07/22(火) 21:25:15.66 ID:2S8Rqbs10
「……もう一撃……があっッ!」

すぐさま体制を建て直し、少女は再びガラスを手にした。
だがどういうわけか、少女が生み出し手にしたガラスは消滅し、少女自身は膝をついた。

少女は息も絶え絶えだ。容易に接近できることだろう。
195 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/22(火) 21:28:05.69 ID:KQc7U61P0
【旗艦 ワールシュタッド】
さて いつもお騒がせなアーティストであるアキレス君でありますが 常に無許可でアートをしているわけではありません
時たま依頼人からの指示を受けて 宣伝アートなんぞを描くことだってあるんです


「さてっと・・・やるか」
商業施設が並ぶ区間 店と店の間にある壁の前にたたずむ青年が一人
サソリのベティに背負わせていたリュックからスプレー缶を取り出す これから行われる行為はここの住人から正式に依頼されたものであり この壁に絵を描く許可も 住人が申請し 受理されている


カラカラカラ…シュー

ペンキを塗り重ね 色を重ね 一枚の絵に昇華する そして出来たものは

釜戸を背に 焼きたてのパンを持って微笑む女性 その下には
『毎日の食卓にシェリーズ・ベーカリーのパンはいかが?』
という一文と ここからそのパン屋までの簡単な地図が描かれていた

「ん〜♪ 悪くない」
自らの作品に自画自賛している青年がそこにいた
196 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage saga]:2014/07/22(火) 21:29:25.05 ID:oZ6dPudoO
>>194
……!?
(な、なんだ!?)
(不調……?ま、まずっ……!)

【視認、思考、しかし勢いを付けた体は止まらない】
【振り下ろされる錫杖、目指すは少女の頭蓋頂点】
【無抵抗な相手に対するブレーキを全力で効かせてはいるが、それをするにはタイミングがやや遅かったように思える】
197 :ライサ :2014/07/22(火) 21:37:07.89 ID:2S8Rqbs10
>>196
「………!!!」

錫杖は容赦なく少女の頭蓋に振り落された。
少女は、白目を剥いたかと思うと、音を立てて地に伏した。
198 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage saga]:2014/07/22(火) 21:40:47.73 ID:oZ6dPudoO
>>197
……っ、……?

【しまった、という内心が非常に大きい】
【だが肩と背中の傷は確固たる痛みを持ち目の前に倒れる少女が戦闘者であると知らしめているのだ】
【無力化と判断、身に纏った闘気の焔を四散させる】
【痛みに膝を着き、戦闘終了時に起こるであろう転送を待っている】
199 :[ジョシュア・アーリントン] 【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/07/22(火) 21:43:22.23 ID:ggM1U+vT0
>>195
「……………上手いもんだな」

文字通り自画自讃するアキレスの後ろから掛けられた声、振り返れば普段着のジョシュアがそこに佇んでいるだろう。
「ワールシュタットの壁に絵が増えるのは気に食わないが」と付け加え、ジョシュアは腕組みをしながらアキレスを見やる。

民間人も立ち入り可能な商業区域なのだから仕方のないことなのだが、どうもジョシュア母艦(ホーム)が部外者に侵略されているようで落ち着かないのだ。
ともかく今はアキレスのスプレーアート。その卓越した技術を褒め、同時に皮肉を飛ばす。

「そうやって才能を有効活用していれば指名手配なんかされないんだ。どうだ?ウチの広報にイラストレーターとして雇って貰うのは…」

勿論無駄だと知っている。アキレスはその気質の根源的にIASCのような政府的組織に取り入らない気質だ。
今でもたまに街で見かけるこの世界の政府を皮肉ったスプレーアート。恐らくそれもアキレスの作品なのだろう。
最近の若者にありがちなラディカル思想。平和的にそれを実現しようとする行動力がある辺りアキレスはその辺のテロリストや狂人とは対である存在なのだと思い知らされるが──

と、そこまで思考してジョシュアは足元に目を遣る。

「うぉっ!?何だ…サソリ!?」

どうやら足許のベティには気が付いて居なかった様子。巨大昆虫の事もジョシュアは何も知らない故、露骨に飛び退いて身構えた。
200 :ライサ :2014/07/22(火) 21:46:11.46 ID:2S8Rqbs10
倒れざまに、少女は己が敗因を理解した。
先のガラスの身代わり人形を生み出す際に、
少女は過剰なまでの魔翌力を消耗してしまっていた。
そのわけは、少女が未熟だったからに他ならない。
己の未熟さが招いた末路こそが、こんな無様な敗北だった。

少女の体が消えてゆく。
おそらくは転送されるのだろう。

201 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage saga]:2014/07/22(火) 21:49:22.16 ID:oZ6dPudoO
>>200
……
(血の、出し過ぎか……)

【少女の姿が消え行くのを確認、全身の力が抜けてとさりと倒れる】
【闘技場判断では勝利、だがこれが現実だとしたらどうだろう?】
【そんな事を考えていた意識もブラックアウトし、元の世界で目覚めればただ頭を抱えた】

/ありがとうございました、お疲れ様でしたー
202 :ライサ :2014/07/22(火) 21:53:03.75 ID:2S8Rqbs10
>>201
(死ななかった……仮想だから、か
……けれども)

やがて、少女は現実世界で目が覚めた
手を握り締める。どうにも頭痛がした気がした。

//こちらこそ、お疲れ様でしたー
203 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/22(火) 21:58:08.58 ID:KQc7U61P0
>>199
「コイツについてはとやかく言われる筋合いはないぜ 言うなら許可を申請したパン屋にいうんだな」
法に基づいて申請しており 法に基づき受理されているので 期限が切れるまで落書きを消す権利は誰にもないのだ

「才能ならいつだって有効活用してるだろ? このワールなんちゃらをアーティスティックに彩るという有効活用を!!
 え なに? 広報? お前らん所で飼い殺しは御免被るけど 仕事を斡旋してくれるなら電話一本で直ぐ駆けつけるぜ? 何か描いて欲しいもんでもあるん?」

ハッハッハといつものようにノンキな笑顔で話しかける その際ジョシュアの肩に肘を置いて寄りかかろうとしますが サソリに驚いたジョシュアが飛びのいたのでソレは適わなかった

「こいつ? あぁ巨大昆虫が闊歩する世界からやってきた ちょっとチャームな女の子 見ての通りのサソリでベティって言うの ヨロシクね」
―――ギィ!!

アキレスが紹介すると ベティはハサミを振り上げ まるdふぇザリガニの威嚇のような体性をとる

「・・・ジョッシュ お前ベティのタイプだって よかったなww」
肩をポンとたたこうとする タイプって何? アキレス君わかんないww
204 :[ジョシュア・アーリントン] 【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/07/22(火) 22:13:35.90 ID:ggM1U+vT0
>>203
「IASC(うち)の新しいスタッフを募る看板の制作…2000ドル程で手を打とうと思うんだが…どうだ?ワールシュタットに新しく可愛い子が入って来るようになるかもしれないぜ」

以外と仕事の話には食い付きがいいな、とジョシュアは意外そうな顔。
アキレスのイラストは見るものの感性、こころに直接働き掛けてくる謎の効果があるようで…その効果はワールシュタット商業区でももっぱら評判だ。
ジョシュアはこの噂を聞き入れてアキレスにダメ元で仕事を発注しようとしたのだが…

「………ベティか。俺達の業界じゃあ…あまり聞きたくない名前だな」

B(バウンシング)・ベティ。対人型の跳躍型地雷だ。軍人はベティと聞けばまずこれを思い出す。
ジョシュアも何度頭を吹き飛ばされそうになったことか。思い出すだけで全身に寒気が走った。

「…え?何?好かれてるのか俺……!?威嚇されてるんじゃないのか……!?」

鋏を振り上げるベティの可愛らしい(?)姿とは裏腹にビビりまくるジョシュア。
どうも黒光りする甲殻の類は苦手らしく、ベティに触れるのも恐る恐るといった様子だ。



「…………はぁ、お前はいいよな…いつも楽しそうでさ」

ひとしきり会話を済ませた後、ジョシュアは再び壁に寄り掛かって深い溜息を吐く。
初対面での互いの印象は最悪。しかしその後何度も付き合いを繰り返してゆくごとに打ち解けていったらしく。最近のジョシュアは酒場でアキレスに悩みを吐露するような仲にはなってきていたようだ。
今回もその例に漏れずジョシュアの愚痴タイムが始まろうとしていた…
205 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/22(火) 22:27:30.31 ID:KQc7U61P0
>>204
「マジで? 可愛い女の子に追いかけられるんなら グラフィティも捗るなぁwwwwwwwwww
 確かにいろいろと皮肉っちゃいるが 軍隊が必要なことぐらいは理解しているつもりだよ 何事もきれいごとzだけじゃ生きられないからな
 とりあえずデザインの方はこっちで固めておくから 後日打ち合わせに向かうと伝えておいて頂戴」

いつも真剣にいい絵を描く ただそれだけである 商業区の仕事が多いことに関して 自分の絵が認められたと冗談交じりに自慢しているが
そこまで評判を得ているとは アキレス本人も気付いてなかった

「そうなん? アメ○ミのベティ・ブ○プみたいにセクスィーだから名付けてみたんだけど 軍人にはウケが悪かったか」
どうやらセクスィーだそうですよ このサソリ ほら黒光りな所とか

「この程度の威嚇なら良くやると 本当に戦闘態勢ならすでに接近してはさみ攻撃まで出てるから」
実際暫くギィギィ鳴きながらハサミを振り上げていたが 飽きてきたのかハサミを下ろし アキレスの下に歩いて 靴をハサミでつついている お腹がすいたらしい

「な〜んだよまたオツカレモードか? こんどはどんなグチが飛んで来るんだよ」
近場にあった自販機からコーヒーを2つ買い 一個ジョシュアに投げて渡す

「来いよベネ○ト 銃なんか棄てて話してみんさい」
206 :[ジョシュア・アーリントン] 【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/07/22(火) 22:45:21.55 ID:ggM1U+vT0
>>205
「ん、分かった。鼻の下伸ばして待ってろよ色男…ははッ…!」

アキレスの芸術に対する情熱はいつも(清掃する側として)間近で見てきたジョシュアが一番理解しているつもりだ。少なくともワールシュタットのクルーの中ではそうだ。
ワールシュタットの中にグラフィティを施すのは余り慣れないものの、軽口を叩きながら会話を交わすジョシュアの様子は何処か楽しげな様子であった。

「全てがそうって訳じゃないんだがな…少なくとも俺は"ベティ"で沢山痛い目を見てる」

お腹が空いたのかアキレスに構ってコールを連発するベティを一瞥し、やはり目を逸らす。
あの黒光りはどうも苦手だ。アキレスは何故あれ程までに平気で居られるのだろう?
もしジョシュアがかつてのアキレスと同じようにベティに寝床に入り込まれていたのなら…そんな光景は想像に堪えない。

「…色々あるんだよ、軍人にはさ。死んだと思ったらグリード漬けにされて生きてたり…どっかのデモン馬鹿にガチビンタ喰らったりな…歯ァ欠けたんだぞ…ったく…」

投げられたコーヒーをキャッチ。シャカシャカと軽く振ってから後悔、ブラックコーヒーだ。
カキッと小気味の良い音を立ててプルタブを開けると泡だらけのコーヒーを一口、口の周りに残る泡を拭って顔を顰めた。

「野郎ぶちまけてやらぁ…」
「実を言うと最近…コミッs……お前に分かりやすく言えば、イムカとの付き合いが非常に上手くいっていない」

ネタに乗りつつ打ち明けたのはイムカとの不仲。行く先々で敵として立ちはだかるわ、それでいて偶には優しくしてくれるわ。
自分の好意を汲み取ってくれたかと思えばグリード撃退の際に礼を言う暇も無く立ち去ってしまったりとよく分からない状況。
今迄きつく当たってしまったことは自覚している。しかし一体自分はイムカにどうしてやればいいのかと。
壁にもたれて俯きながらそんな感じで複雑な心中を吐露する。
207 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/22(火) 22:56:42.09 ID:KQc7U61P0
>>206
「そうか そりゃ悪かったな ベティの名前を変えるつもりはないけど」

良く見て買わなかったのがいけないのだ この男もブラックはあまり好きではない
一口飲んでから同じく顔を顰めた

「慣れれば可愛いもんさ 巨大昆虫の巣窟で年単位で暮らせばいやでも分かるさ
 あとフルスイングビンタの件ならもう謝っただろ? 俺の大切なPLAYBOY挙げたんだから機嫌直せよ
 ちゃんとお世話になったか? 然しお前 軍人だからって人生ハードモードすぎやしねぇか?」

そして話しというのはイムカタンのことである

「あぁ そういえばお前さんイムカt・・・さんに大声張り上げていたなぁ 逃げてる最中でも聞こえてきてたぜ」
そういえばこの男の前でイムカをタン付けで呼ぶのは禁句でした 今回は怒らせるのが目的ではないので自重しましょう

「ん〜・・・アレだろ? ジョッシュはイムカさんのことは嫌いじゃないんだろ? 前みたいに一緒に同伴したりしたいんだろ? んでもってあのワガママボディを独り占めしたいんだろ?」
とりあえずイムカとの関係をどうしたいのかを確認しましょう といってもなんか最後の方はちょっと暴走していますが
208 :[ジョシュア・アーリントン] 【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/22(火) 23:16:07.59 ID:ggM1U+vT0
>>207
「いいかアキレス、普通の軍人ってのはな……良くも悪くもこんなに苦労しない」

アキレスが変な誤解をしないように釘を刺しておく。これ程までに人生ハードモードな兵士はジョシュアくらいのものだろう。
死に掛けの状態で800年程時空をワープ、宇宙戦争に巻き込まれ、正規軍から艦隊ごと引き離され、幾度となく死に掛け、謎のナノ兵器に洗脳され…

「…それもある。殺そうともしたし…殺されもした」
「何より許せないのは、俺が…コm…イムカが俺の為を思ってくれていた事に…気付かなかった事なんだ」

薄々勘付いてはいたがイムカの事になると自分はやや周りが見えなくなってしまうらしい。場から離れていたアキレスに聞こえる程の大声でジョシュアが叫ぶ事などまずありえないからだ。
それに関してはニアや澪、アキレス達も例外ではないのだろう、彼等と出会うまでこの世界に於いてジョシュアが胸を張って仲間と言える人間など存在し得なかったのだから。

「………」

黙ってアキレスの話を聞くジョシュア。腕組みをしたまま剣呑とした表情、アキレスの言葉に短い反応で返答する。
途中鋭敏にイムカタンと言い掛けたアキレスの口の動きに反応し、眉を釣り上げたりもしたが…

「……そうだ。……ああ、そうだ。……そうd…いや待て、それはちょっと違う」

繰り返すように肯定。しかし流石に最後の返答だけは言い淀んだ。流れで大変な発言をしてしまう所だったとジョシュアは冷や汗。
209 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/22(火) 23:30:07.29 ID:KQc7U61P0
>>208
―――ギィ!!
「うん大丈夫 ジョッシュが苦労しすぎなのは良く理解してる積りだから」

いい加減構ってくれないアキレスに腹を立てたベティがハサミを振り上げ アキレスがベティのリュックからサラミの袋を取り出して与える
いくらなんでも死んだり生き返ったりは軍人でも稀有な存在でしょう ソレこそアメコミのヒーローぐらいなものです

「アレだろ? また以前のように仲良くしたいけど 血なまぐさい戦いをしちまったんだから ソレが尾を引いて素直になれないんだろ?」
コーヒーを飲んでまた顔を顰め 缶の中の黒い液体を覗き込む

「イムカさんは何かと超然としてるからな お前アレだろ? 自分の中で大変なことをしちまったのに 平然と『気にしてない』っていわれて自己嫌悪に陥ってるんだと思うぞ」
なんとなく自分の中で思う ジョシュアの心境を口に出す やらかして一番心に来るのはいつだって自分なのだ

「大丈夫だよ きっとイムカさんはジョッシュのことを待ってくれているよ あとはお前が一歩踏み出せるか それが大事だ んで・・・」
ジョシュアの肩に肘を置こうとする その顔はなにやら邪悪な笑み

「違うのか? 本当に違うのか? 最後の問いは 本 当 に 違 う の か ? 」
境界線スレは健全なスレッドを目差しています
210 :[ジョシュア・アーリントン] 【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/22(火) 23:52:52.51 ID:ggM1U+vT0
>>209
「…ま、それなら良いんだけどな……ホント、何なんだろ俺…この世界に来る前から死に掛けてた気がするし…」

もはや項垂れ過ぎてベティしか見えない。明らかに落ち込んだオーラを放ちながらジョシュアはアキレスの的確な指摘に顔を顰めた。
缶の中身を一口飲んでまた一息、甘みと酸味が少なく、殆どが苦味で構成された深煎りモドキの合成珈琲だ。アキレスの口には合わないだろうなとジョシュアは表情を伺った。

「流石痛いところを突いてくるなアキレス…概ねその通りなんだが、一番辛いのは──」

アキレスの観察眼に今日だけは感謝。この男は自分の気持ちをきちんと理解してくれている。普段のおちゃらけた感じはもうすっかり成りを潜めていた。
そこまで言ってジョシュアは言葉を遮られる。アキレスが続けた言葉はまたも自分の意志を的確に射抜いたものだったのだ。

「──そうだよ。イムカは…何時だって平気そうな顔で……あの時まで、微塵も辛そうな顔、見せなかった…」
「仕方ないだろ、そんなんじゃ…まるで俺が…っ…!!」

居ないものみたいじゃないか。今のジョシュアにそう言い出すことは出来なかった。
もしその言葉を発してしまえばそれはいつか現実としてジョシュアの前に突き付けられてしまうかもしれないから。
そして、腕を組んで項垂れたままのジョシュアの肩にそっとアキレスの肘が置かれる。

「────あ?」

隣でものすっごい悪そうなニヤケ面を浮かべながら語りかけてくるアキレス。ジョシュアはしばし呆気に取られていたが──
やがて堪えきれなくなったのか、その顔からは笑みが溢れる。アキレスの顔を見る辺りジョークじゃなくてマジなのかもしれないが。

「…ホンット…変わんないよな、お前は……羨ましいよ…」

ともかくジョシュアは先程の暗い雰囲気から一転、顔を綻ばせる。アキレスという男には不思議とそういう力があるのかもしれないな、とジョシュアは思わず感心してしまった。
ちなみにその話題についてはちゃっかりはぐらかしたジョシュアであったが、この後酒場でベロベロに酔い潰れてから再開されたらしい。
次の日からジョシュアはイムカに会うのがまた一層怖くなったそうな。

//この辺りで〆でしょうか、ロールありがとうございましたー
211 :鷹野白夜【ライトニングサンダー】 [saga]:2014/07/23(水) 21:34:44.33 ID:jmau+U6Q0
……?

【白夜がふと目を覚ますとそこは昨夜寝た部屋ではなく歓声につつまれた舞台の中心だった】
【仮想闘技場、それが今白夜のいる場所だった】

なんだ?まーた知らねぇ間に世界移動に巻き込まれたのか?
ま、楽しそうだからいいけどな

【楽しそうに笑い、立ち上がり向かい側にあるモニターを見る】
【そして横に落ちていた剣を拾い腰に差すと腕を組んで対戦者を待つ】

さぁさぁ、今回はどんな奴が相手なんだ?
212 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage]:2014/07/23(水) 21:47:08.53 ID:X68JtNZ7O
>>211
【最近幾度となく訪れる事になっている仮想闘技場】
【今だってそうだ、そしてそれが吝かではない自分自身に嫌気が差す】
【ただまぁ、仕方ないか】
【そんな風に思う事で、複雑な心境を誤魔化してバトルマニアとしての面のみを無理矢理に呼び覚ます】

……貴方が相手か、よろしく頼む

【半分猫、そして半分は人】
【長い黒髪に猫の耳、顔も人間のそれとは異なる存在】
【薄く微笑みすぅと息を吸えば倍の量を吐き出す】
【青白い闘気の焔が全身を包み、立ち昇れば錫杖を構えた】
213 :鷹野白夜【ライトニングサンダー】 [sage]:2014/07/23(水) 21:59:26.37 ID:jmau+U6Q0
>>212
お前が相手ってことでいいんだな
んじゃ、やりますか!

【相手は見たところ獣人のようだ】
【白夜は猫の獣人は知らなかったがそれでも楽しめそうだと笑いながら片手を前に出す】

先手はもらった!

【前に出した手から電気が迸り始める】
【そして次の瞬間イリーに向けて稲妻が向かっていく】
214 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/23(水) 22:08:25.81 ID:HwwYq3lhO
空は雲一つない快晴、無限に広がる青空には自己主張の激しい太陽が一つ浮かぶだけだった。
夏の太陽というものはある意味、この世界に潜む『異能保持者』より恐ろしいもので、その球体から放たれる黄色の半透明な光は着実に誰一人と例外なく街を歩く人々から体力を奪っていってしまうのだ。

「あ…暑い……。暑過ぎる…」
「あぁ…アイスが溶けていく…。私のアイスが…」
「食べなきゃ〜…でも…食べる気力すらわかないよ〜〜!」

そして、その光の犠牲となっている少女がここに一人。少女の名前は『幸崎絵里ーこうさきえりー』。少女もまた、この世界に潜む『異能保持者』の一人なのだが_
先程から街の片隅に置いてあるベンチに足をだらしなく伸ばしながら座りっぱなしで
一向に動く気配がしない。
右手にはおそらく近くのコンビニで買ったであろうアイスが一本握られているが口を付けた形跡すらなく、太陽の光により溶けて行っているだけだった。
215 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage]:2014/07/23(水) 22:09:22.32 ID:X68JtNZ7O
>>213
話が早くて助かるな、始めようか
……っ!?

【ぶん!と錫杖を槍のように両手持ち、いざ駆け出さんとした矢先】
【迸る閃光が迫るのを目視、横に飛びギリギリの回避、衣服の裾が燻り焦げる】

ら、雷撃魔法……か……

【冷汗ひとつ、止まる足】
【しかし相手は遠距離持ちだ、この場で止まれば勝敗は明らか】

……ちっ!

【再度の呼吸、腕甲の如くに闘気を纏わせる】
【両腕を顔の前に構え……ピーカブー・スタイルに良く似た防御体勢を取って地面を蹴った】
【雷撃を防ぎつつの肉迫を狙い、叶えば錫杖を横薙ぎに振るうつもりらしい】
216 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/23(水) 22:20:30.29 ID:r4hZeyUUO
>>214
そのアイスクリームに釣られたのが一匹。
きれいな金髪と、なんかメカディテールな翼を背負った幼女が一匹。

「たべないならもらった!!」

はむ! っとアイスクリーム襲撃犯である。
食われるか回避かは持ち主のみが知っている。
なんかその後ろに日傘を持った2.5mくらいのムダカッコイイロボがついてきてるが
たぶんこいつが保護者なんでしょう。
217 :鷹野白夜【ライトニングサンダー】 [sage]:2014/07/23(水) 22:28:24.84 ID:jmau+U6Q0
>>215
ほらほらどうした!
このまま俺の勝ちが決まっちまうのか!

【横に飛び、ギリギリで稲妻を回避したイリーに続けて稲妻を撃ち続ける】
【稲妻が防御の姿勢をとりながら走ってくるイリーに当たり怯ませたと思ったが、イリーは止まらず走ってくる】

こっちに攻撃を防ぎながら近づいてくるってことは近接系の能力か?
なら、近寄らせるわけにはいかないな!

【両手を前に出し、電気を集中させていく】

これならどうだ!

【イリーに向けて雷弾を撃つ】
【稲妻よりも雷弾の威力は上だ、だが溜めの隙があるのでイリーが雷弾防いで来ればイリーの攻撃は避けることができないだろう】
218 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage saga]:2014/07/23(水) 22:39:07.69 ID:X68JtNZ7O
>>217
くっ……!

【稲妻が被弾する度に顔を顰め動きは鈍る】
【防御は確かにダメージを軽減するものではあるが、衝撃までは別だ】
【更に痛みは確実に腕に蓄積していく、失策だったと内心舌打ち】

……っ!?
(なっ、や、やばっ……!)

【そしてそれらの要素は雷弾の予備動作の時間を稼ぐには充分に過ぎた】
【発射される圧倒的な光弾、空気を裂き迫るのを見た】
【咄嗟横に跳び退きつつに錫杖を振るう】
【攻撃のためではない、雷弾の威力を僅かでも減殺するためだ】

……っぐっ!?!?

【それでも体を焼く威力は保たれ、びくりと震わせて膝立ちに崩れる】
【全身の体毛が電気に逆立ち、煙がぶすぶすと上がっている】
【やがてよろよろと立ち上がり尚迫るが、それまでの隙はやはりそれなりに大きい】
219 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/23(水) 22:40:40.90 ID:kUhUDQN80
>>216

最早生きているのか死んでいるのかすら分からなくなる程にピクリとも動かない絵里。
その瞳には生気がなく、曇った眼差しで空に浮かぶ太陽をジッと見つめていた。
勿論、そんな状態では自身が持っているアイスが今どういった状況になっているか気付くことはなく_

「ハッ…!死にかけてた!!」
「危ない、危ない…危うく本当に死ぬとこだった…。あ、アイス溶けちゃってたんだ…食べなきゃ」

突如カッと目を見開くと先程まで生気がなかった瞳には青い光の生気が戻り、そのままゆっくりと太陽に向けていた眼差しをアイスに落としながらそのままアイスを口へ運ぼうと__

「あ〜〜……ん?…う、うひゃぁ!?」

ゆっくりと口へと運んだアイスには綺麗な金髪とそれにいかにもな翼を持った少女がぶら下がっていた。
この状況に驚いた絵里は手からアイスを離し、そのまま後ろへと座っていたベンチごと倒れてしまった。

「いたたた……。え、えっと…ろぼっと?…女の子?」

左手で優しく背中をさすりながら体を起こし、目の前にいる2人?を見ながらどうにか今起こった状況を理解しようとしている。
しかし、中々理解が出来ずむしろ少女の後ろにいる少年心をくすぐるようなかっこいいロボによりますます状況が分からなくなってしまっていた。
220 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/23(水) 22:52:07.61 ID:r4hZeyUUO
>>219
「おー、いきかえったか!」

涼しげな白いワンピースのそいつは、えらく大げさにリアクション。
完全に謎の生き物ムーブである。
アイスクリームは大変美味しくいただきました。

ひっくり返った件については、ロボが片手を差し出して起きる手伝い。
日傘の影に入れてくれるようです。

「あついときはな、放熱ちゃんとしないとダメよ?
 にんげんはすぐねっちゅーしょーなるんだから」

なお、ちびっ子の髪の毛がふわっと広がっているのは
そこが放熱システムになっているからです。
でかい方? これくらいなら余裕よ!
221 :鷹野白夜【ライトニングサンダー】 [sage]:2014/07/23(水) 22:53:02.44 ID:jmau+U6Q0
>>218
よっしゃ直撃だ!
このまま決めるぜ

【雷弾が当たり、怯んだイリーを見て再び電気を手に集中させていく】
【だが、雷弾の時よりも溜めの時間は長く、終わった頃にはイリーはすでに立ち上がっていた】

うっし、行くぜ
「ブラストサンダー!」

【次の瞬間、今までよりも大きな稲妻がイリーに向けて放たれる】
【雷弾よりも威力は上だが、溜めが長いため避けることは難しくないだろう】

222 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.錫杖 [sage saga]:2014/07/23(水) 23:00:20.78 ID:X68JtNZ7O
>>221
……っ
(さすがに……っ)

【先より更に大きな雷撃が迸る】
【それは直撃せずともイリーの体を焼き尽くし水分を気化させぐずぐずの炭の塊へと変容させるに容易であろう】
【だが、】

……かっこ悪いだろうっ!!

【一撃も浴びせる事なく完封など!】
【吠え猛り痛む体に鞭打ち強引に軌道を逸らす】
【右腕を錫杖ごと巻き込んだその力の奔流は闘技場の壁を激しく穿った】
【失ったのは右腕、しかし出血はない】
【血管は焼き切られ凝固し、神経すら消滅させたのだ】

せぁぁぁっ!!!

【バランスを崩しながらも駆け、跳び】
【未だ潰えぬ闘気を纏いし足での飛び回し蹴りを唸らせた】
223 :[シファル・ルーキフェル]【傲慢のルシファー】>>218 [sage]:2014/07/23(水) 23:01:06.07 ID:w1dX8lAP0
──魔法世界エリュシオン 『迷いの森』深奥──

ここは科学ではなく魔導を中心に文明を築いてきた世界、エリュシオン。
能力者達はその世界の西端、通称『迷いの森』へと迷い込んでいた。何か目的があってのことか、それとも偶然か、それは分からないが…
どちらにせよ能力者達が現在森の中を彷徨っている事には相違ない。魔女の森とも呼ばれるこの地は薄暗く看板も無ければ、道すら舗装されていないのだ。

地面のいたる所から突き出す水晶や仄かに光るキノコ、宙を舞う蛍や夜光虫にも似た微生物によって光を放つ水溜り。
それらに彩られどこか神秘的な雰囲気を放ち続けるその森をただひたすらに歩き続ければ、能力者達は薄暗い森を抜け明るい花畑へと足を踏み入れることとなる。

「…………」

明るい場所とはいえどそこは森の出口ではないようだ。辺りを見渡せば周りは再びの森、森。森──
と、能力者達は周囲を見渡す過程で花畑の中心付近に一人の女性が立っていることに気付くだろう。
その女性は能力者達の気配を察するとこちらへ向き直り、ゆっくりと歩み寄って来るのだ。
224 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/23(水) 23:10:24.46 ID:kUhUDQN80
>>220

「あ、どうも…ありがとう…ございます?」

白いワンピースを着た少女は、満足そうにアイスクリームを頬張るとまるで先程まで絵里が死んでいて今いきなり蘇ったかのようなリアクションをとっている。
もっとも、少女のリアクションはあながち間違いではなくて実際に他の人が見ても死人に見えただろう。
絵里はロボットから差し出された手を軽く掴むと何故か疑問系でお礼をいいゆっくりと立ち上がった。

「ほ…放熱…ですか…?」

確かにこの暑さの中、放熱などといった言わば熱中症対策をしないのは大変危険だ。
その警告に一瞬納得しそうになるも、少女の髪の毛が不自然に浮かんでいるのを見て心の中で(いや、それは無理かも…)と突っ込みをいれた。

「あ、あの〜…」

絵里は自分を日傘の影に入れてくれたロボットを何処か気恥ずそうにしながら、ゆっくりとギコチナイ言葉で話しかけ始めた。

「あ、アナタコトバワカリマスカ?…なーんてね…」

だが、ちゃんと返答が来るとは思っておらず最後に冗談だよと言いながら頬をポリポリと掻いた。
どうやら今になってロボットに話しかけたという自分の行動が恥ずかしくなったようだ。
225 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/23(水) 23:14:18.13 ID:r4hZeyUUO
>>224
「うん、放熱!」

ちゃきーん、と扇風機(ミニ)が出現しました。
このロボ、もしかして荷物持ち担当なのか。
腰のコンセントから給電してぶいーん。
さっそく「あ〜〜〜〜」ってやりだすちまいのまでがセット。

『言語命令ハ限定的ニ理解可能』

喋った。
スピーカーからシステム音声っぽく喋った。
なんか硬いけど、ちゃんとシャベッタァァァァァ
……腰にコンセントついてて、そこから扇風機に給電してるので
絵面はめっちゃシュールや
226 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/07/23(水) 23:19:13.92 ID:eBKUP+EM0
>>223
っかぁ〜〜! こりゃまたトンデモねぇとこに飛ばされてきちまったモンだなぁオイ!

【神秘的な雰囲気漂う森の空気を意に介さず一人騒がしく分け入って行く】
【人並みに自然を美しく感じる類の感覚は持っているつもりではあるが】
【それはそれ、これはこれ、ウイントが求めて居るのは人の暮らす街並みであり】
【更に言うならば、そう言った所で起きる戦いの場なのである】
【随って美しかろうが何だろうが求めてない物に感動している暇なぞ無いのだ】

ふぃ〜〜……おっ? ちっとは拓けた所に……って、おおっ!

【森の木立から花畑へと踏み込むも、少し視界が拓けたな位の感想しか無い様だ】
【そんな時にここに来てようやくの初めてヒトっぽい感じのモノと遭遇である】
【しかも相手も此方に気づいて近づいてくるとなれば】
【これ幸いと言った様子で笑顔で走り寄って行く】
【当然の如く足元の花は踏みしだかれていくが配慮する様子は皆無である】
227 :鷹野白夜【ライトニングサンダー】 [sage]:2014/07/23(水) 23:21:06.07 ID:jmau+U6Q0
>>222
…どう、なった?

【稲妻がイリーに向けて飛んでいったのは見えた】
【だが、その直後に稲妻が闘技場の壁に当たり煙が舞ったため見失ったのだ】
【全力の稲妻を放ったことによる疲労で肩で息をしていると煙を切り裂きイリーが飛び出てくる】

な、にっ!?
……ッ!……ッ!

【倒したと思った相手の意識がまだあったこと、稲妻による疲労、そしてなにより煙幕のせいで防御もできず回し蹴りが直撃し、吹き飛ばされる】
【回し蹴りは左腕をへし折り、さらに肋骨を数本折った】

お前、まだ意識があったのかよ…
腕をもっていかれても攻撃してくるとはなんて精神力だ

【血を吐きながらふらふらと立ち上がろうとする】
【戦意は消えていないが、ダメージが大きく気絶は時間の問題だ。攻撃は、できたとしても一回が限度だろう】

俺は、まだやれるぞ?
ここまで楽しいのは久しぶりだ、そう簡単にやられてたまるかってんだ
228 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage saga]:2014/07/23(水) 23:34:09.97 ID:X68JtNZ7O
>>227
……当然っ

【凛として背筋を伸ばし、微かに斜めにはだかり左腕を伸ばして向ける】
【ぐっと拳を握れば青白い焔は弾け、更なる滞留となり宿った】
【あの程度で終わる相手ではない、終わる相手であってはならない】
【戦闘と言う原始的な、その短い遣り取りの中で感じ取れた白夜の卓越した技術】
【恐らく自身と同じ……いやそれ以上の死線を潜り抜けて来た正に闘士】
【だからこそだ、イリーは今こうして立っていられる】

【なぜなら】

……さぁ、そろそろ決着と行こうか

【口角をにやり釣り上げる】
【汗腺の少ない猫人の皮膚をじとり濡らす脂汗】

【対峙する彼を支えるのは戦意と気力】
【だのに、そうだというのに】

(……そんな彼の対戦相手たる私がそんな簡単に倒れてどうする……!)

【決闘に対してある種崇拝地味た信奉を持つイリーならではの思想】
【だがそれは時に有用だ、今だってそう】

……行くぞっ!!!

【気合一閃、圧倒的初速で飛翔】
【己に出来るは近接戦闘、猪突猛進のインファイト】
【闘気の焔を左腕にのみ纏わせ、近接が叶えば防御を捨て去り渾身の拳撃を振るう】
229 :[シファル・ルーキフェル]【傲慢のルシファー】>>218 :2014/07/23(水) 23:37:13.14 ID:w1dX8lAP0
>>226
広大な花畑には見たこともない真っ白な花が咲き乱れている。咲き乱れているとは言ったものの、ただ生い茂るだけではなくそれらはとても丁寧に整えられていた。
鋏や除草剤、野焼きで整えた地形ではなく、『自然とそう育つように操作された』かのような地形と言った方が正しいのだろう、人の手による整形の類は花を見ても認められない。

「…ここは人を惑わす魔女の森…そのその深奥です。人間が立ち入る所では…──」

警告を告げながら花道を進むシファル。その言葉はウイントの行動への驚きによって中断されてしまう。
シファルはウイントが花を掻き分け、踏みにじりながら近付いて来るのを見て思わず押し黙り、その目を見開いたのだ。
やがて見開かれた目は元に戻る。しかしその目付きは先程よりも鋭く、まるでウイントを射[ピーーー]かのように突き刺すような視線が放たれていた。

「…踏みましたね、花を…私の宝を………」

放たれるのはとてもヒトの為すものとは思えぬ神々しい覇気、直後シファルの頭上には三重の光輪が、その背中には三対六舞の純白の翼が発現する。
そして、ざぁっと周囲の草木を放射状に揺らめかせながら堕天使は飛翔した。

「……後悔させてあげましょう。この場に踏み込んだ事を…!」

距離にして僅か十数センチ。しかし彼女が浮かび上がったことはハッキリと分かる高さだ。
じろりとウイントを睨みつつ、シファルはウイントから距離を取って小さな光球を二つ召喚した。
230 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/23(水) 23:38:41.71 ID:kUhUDQN80
>>225

「あ、いいなぁ…涼しそう…。じゃなくて、ええーーーー!?」

扇風機のコンセントをロボットに繋ぎ、定番の「あ〜〜」をする少女。
無邪気に「あ〜〜」をするその姿を見て少し羨ましいと思ったのは内緒。
しかし、その異様な光景を見て二度目の驚きは内緒には出来なかったようで、思わず声が出てしまった。

「え…?しゃべ…え?今、しゃべった?」

いかにもロボットらしい返答だが、絵里にとってはそれが予想外過ぎて驚きより更に一つ上のまた別の驚きをしてしまった。
まさか、喋るとは_スピーカーから出る音声はなんと言っているか半分以上は分からなかったというより、驚きにより聞き逃してしまったが、それでも今目の前にいる腰からコンセントを伸ばしたロボットが喋ったという事実は見逃さなかった。

「な…なんか…凄いね」

かたや腰からコンセントが伸びているロボット、かたやそのコンセントを小さな扇風機に繋げ涼しむ少女。
これほどまでにカオスな場面は中々ないだろう。
だが、もし更にこの状況をカオスにする事が可能な爆弾があるとすれば_?

「あ、あのね_絵里もね、なんか出来るんだよ!」

その爆弾を投下するしかないだろう。
231 :鷹野白夜【ライトニングサンダー】 [sage]:2014/07/23(水) 23:47:41.21 ID:jmau+U6Q0
>>228
ああ、そろそろ決着をつけようか!

【ふらふらと立ち上がり右拳に意識を集中させる】
【徐々に拳に電気が溜まっていき、最後にはバチバチと音を起て、雷のように電気が迸る】

…準備完了だ!
かかって来やがれ!!!

【今にも倒れそうになる体を必死に立たせる】
【初速はイリーの方が上、ならば後手に回るしかないとその場を動かずこちらに向かうイリーから目を放さない】
【そして振るわれた左腕に気づきながらも防御すれば負けるのは自分だと迎え討つようにイリーに向けて電気を纏った拳を振るう】
【防御をしていないため、このままいけば拳がイリーに当たろうと当たるまいと気絶してしまうのは間違いない】
232 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/23(水) 23:52:03.52 ID:r4hZeyUUO
>>230
扇風機の向き変更
絵里ちゃんに風ぶわあああああ

「はっはっは! これがサイレンのパワーなのだあああ」

給電できるのって能力なんでしょうかね。
ま、とりあえず、この時代の人たちではなさそう、ってのがわかれば
…そもそもこのサイズの二足歩行がその辺のっしのっししてるのは
きっと未来でしょう。

「おお、なに!? なーに!!?」

つれた
爆弾投下につれたぞ
233 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage saga]:2014/07/23(水) 23:58:43.74 ID:X68JtNZ7O
>>231
【格闘戦に於いて、重要な要素の一つとしてリーチの差が存在する】
【無手は剣に、剣は槍に、槍は弓に】
【それぞれ覆す事こそ出来るが、同程度の技量の持ち主が戦えば勝敗に偏りが出るのは必然】
【イリーが持ち込んだ筈の超接近戦、そして彼女の身長と白夜の身長からくるリーチの差】
【速度は有利、だがそれを補って余りある程の】

……かっ……っ……!?

【得物の、この場合腕の長さの差が確実に存在していた】
【胴体に深々と突き刺さる白夜の拳】
【目を見開き口から胃液と血とナニカの混ざったモノを吐き出し、振るった左拳は白夜の目の前で解かれだらりと落ちる】
【どさっ、先ず両膝が地面に】
【どさっ、そして崩れる上半身を左腕がなんとか支えようとするも】

……っ……

【どさりっ、抵抗虚しく体はうつ伏せに倒れた】
【口の中に入り込んだ砂の味も今は分からない】
【意識はとっくに刈り取られているのだ】
【倒れまいと体を支えたのも本能、ただの野生】
【やがてイリーの体は1と0に解体されて消える】
【アナウンスが勝敗を告げれば、スタンドを埋め尽くしていた観客達の歓声が人工の空に響いた】

/ここらで時間的に〆させて下さい
/ありがとうございました、お疲れ様でした!
234 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/07/23(水) 23:58:45.17 ID:eBKUP+EM0
>>229
いっやぁ〜! 良かった良かった! マジで次の世界に行くまで人に会わないかもとか思ってた所だったわ!
しっかし、こんな所で人に会うなんざ……って、ん? 魔女? 人間が、って……あ〜〜……?

【シフェルの言葉が終わるのも待たずに自分の話を聞かれてもいないのにし始める青年だったが】
【話しながらも辛うじて耳に届いたイヤナヨカンを掻き立てる単語が引っかかり】
【そして自分を見つめるシフェルの表情がみるみる変化していくのを見てようやく悟る】

……セイセイセイ、OK、分かった、うん、流石は俺、この先の展開がメッチャ分かるってばよ

【明確すぎる怒りが声に滲み出ているシフェルを前に両手の平を差し出し】
【落ち着くようジェスチャーをしつつも足はゆっくり、しかし着実に後ろへと下がって行き】

はははは……あ〜……不可抗力って言っても……ダメだよなぁ〜……うぉぉぉぉぉっ!!

【後悔させられる迄もなく、既にMAXに後悔中だと言わなかったのは、きっと余裕が無かっただけだろう】
【力強い雄叫びを上げて走り出すウイントの進行方向は後方と見せかけて真横】
【力強いフォームで全力の疾走、だがその目的は完全に逃走である】
【そして意表を付く為に真横に走った様だが、そのせいで更に花を盛大に蹴散らしたのは言う迄もない】
235 :帆村深雪【灼熱極地】 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/07/24(木) 00:02:15.67 ID:oNk9fKodO
>>223
そんなファンタジックな森の中に迷い込んだ一人の少女。
背中まで伸びた髪は黒いが、先端が少し赤っぽい。

「ほ…本当にここは何処なの……」

周囲の景色に全く見当もつかず、ひたすら森を抜ける道を探すしかない。
しかし道のりに終わりは無い。

「………?」

ふと視線を向けた先に居るは一人の女性。

「あの人に何か聞けるかな……」

藁にもすがろうというばかりに、彼女はそちらに足を向ける。
草を掻き分ける音などでこちらに気づくことは難しくない。
236 :鷹野白夜【ライトニングサンダー】 [sage]:2014/07/24(木) 00:07:19.57 ID:/9pnCIpu0
>>233
…俺の、勝ちだ

【目前で止まった左腕、リーチの差でのギリギリの勝利だった】
【否、その後すぐに白夜も倒れてしまったので勝利とはいい難い】
【どちらかといえば引き分けだろう】

ああ、楽しかった
こんなに楽しかったのは久しぶりだ……

【倒れた直後に気絶し、完成に包まれながら1と0に分解され、どこかへ転送されていく】
【気絶しながらも、その顔はどこか満足そうだった】


/こんな時間までロールありがとうございました!
237 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/24(木) 00:10:42.19 ID:Yip6XzC50
>>232

「い''ま’''か''ら''み''せ''る''よ''」

扇風機の向き変更により、顔に風がぶわ〜と当たり声が若干某俳優のようになってしまっているがお構いなしに口角をニヤリと斜め上に釣り上げると_

「サイエンスも凄いけど…絵里の『アビリティ』も凄いんだから!」

そう言うと絵里は扇風機の風から抜け出し、フゥっと一度深く深呼吸をするとカッと目を見開きハァァァァ!!!と叫びながら__叫びながら___叫びながら__?

「ご、ごめん。なんか急に恥ずかしくなってきちゃった…あははは…」

「でも大丈夫!今度はいけるよ!!」

気を取り直して絵里は軽く右手を空だからに一度振り上げ次はそのまま右斜め下に振り下げ右拳を少女に向けると_パチンッ!
親指と中指で指を鳴らした。
するとその動作一つで、絵里の右拳はオレンジ色と赤色、若干の黄色で構成された『炎』に包まれたのだ。

「へへ〜ん。どおっ?凄いでしょっ?」

満面の笑みで自慢げに少女とロボットを交互に見る。
絵里の右拳の炎は投下した爆弾が爆発しカオスな場面を更に一段とカオスにしたのをものがっていた。
238 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/24(木) 00:16:17.14 ID:2/0XI8iEO
>>237
わくわく、わくわく。
異能の力を見る時は、いつだってテンションがあがるものです。
科学の徒ですからね。

「わんもあわんもあ」

失敗もなんのその。
大道芸を見てるちびっ子が近いかもしれません。
おやつ、もうちょい欲しいかな。
で、炎が出たら対応がなんかうなーって感じに転換

「おねーちゃんは、どMなのか?
 こんなにあついのに、火だしたらもっとあついだろ」

扇風機で酸素供給拡大中ですが能力者の炎なら大丈夫なのかしら。
ただ、どっちにしろ、この場の気温がさらにぐっとあがる事実は回避不能っぽい?

239 :[シファル・ルーキフェル]【傲慢のルシファー】>>218 :2014/07/24(木) 00:19:39.56 ID:Dz/0LRZP0
>>234 >>235
「不可抗力などとっ…!花にとってはあなたの脚方が不可抗力なのですよっ…!?」

戦わずに逃げるウイントを懲戒しながら光球を更に一つ召喚、ウイントの眼前を狙って発射する。
これは所謂偏差射撃というやつで、おそらくはウイント本体を狙ったものなのだろう。しかし光の球はウイントの眼前通り過ぎたのみ。
どうやら六翼の使用中は魔法の性能が落ちるらしい。偏差射撃の精度はひどいものだった。

「…………逃がしません!!」

作戦を変更、六翼のコントロールを解除し、シファルは地に足を付ける。これで元の精密なコントロールが可能になるはず。
再度ウイントへと残りの光球二つを発射する。今度は正確な射撃だ。光球は弧を描いて回り込むように飛び、ウイントの逃げ道を塞ぐようにして地面に着弾した。

「消えなさい…!」

どうやら逃げるのは無駄らしい。シファルはその翼でどこまでも執拗に追尾してくるだろう。森へ逃げ込んでも上空から覗かれている状況で降る切ることは難しい。
思考させる間もなくウイント目掛けて放たれる光の放射。その射線上にはウイントだけでなく、無関係の深雪も侵入してしまっている──
240 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/24(木) 00:33:22.98 ID:Yip6XzC50
>>238

「ど、どMじゃないよぅ!?」

確かにこの暑さの中炎を出すという行為は、サウナの中でコタツに入るようなものである。
想像しただけで、暑い。

「私は平気なのっ!こう見えてちゃんと炎に対しては耐性持ってるんだからっ!!」

絵里は間違いを言ってはいない。
ちゃんと絵里は自分の炎に耐えれる程度の耐性は持っている。
だが、これはあくまで炎に対する耐性。
更に言えばこの耐性は手足にしかなくて_

「…………もう駄目…暑い…。」

気温に対する耐性など皆無で、自分が出した炎により上昇した気温は更に絵里を苦しめた。
額や首筋には、先程までとは比べ物にならないほどに汗が出ており見ている方まで暑くなってきそうだ。
流石炎の能力者といったところだ。

241 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/24(木) 00:40:47.85 ID:2/0XI8iEO
>>240
じー、っと不思議なナニカをみる目線。
よくよく見たら、人間の目じゃなくてカメラになってるけど
それはそれ、これはこれ。

「いまかられいぞーこつくっても、なかみないしなぁ」

とりあえず扇風機アタック継続します。
自分は髪の毛放熱が健在なので、大分マシとはいえ、それでもダレる。

「サイレン!」
『熱中症羅患前ニ、屋内ヘノ撤収ヲ提案
 ルート検索。最寄リ飲食店ヘノるーとナビ開始』

謎の以心伝心っぷりを発揮するペアであった。
ま、涼むにはちょうどいいんじゃないかな。
こいつらがお金持ってるかは別として、ね
242 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage saga]:2014/07/24(木) 00:49:17.61 ID:Pl/c90R40
>>235

んっごっ!?

【全力の疾走を決行した次の瞬間に目に飛び込んで来たモノに思わず変な声を洩らす】
【先ほど迄アレだけ森の中を彷徨って見つからなかった人間とこのタイミングで出くわすとは】

おっ、ぁっ、いっ、〜〜っ! どっけぇぇぇぇっ!!!

【最優先すべきは自分の身の安全、だがこのタイミングで巻き込んでは寝覚めが悪いことこの上ない】
【ならばと敢えて鬼気迫る気迫を放ちながら全力で叫ぶ】
【間違っても後ろの天使に二人が仲間だと思われない様に】
【そしてこの場所がかなりの危険地帯となっていることを眼前の少女に確かに伝える為に】

>>239

どわったったったぁっ!? あっぶっなっ!! おまっ!
今のマジで危ねぇ系じゃねえか!! 殺す気か!! 花踏んだだけで死ぬとか勘弁だっての!!

【進行方向に見知らぬ少女が居たことで一瞬足の回転を緩めた事も光球が外れた要因の一つだろう】

知るかボケェ! ンなに大切なら花壇なり柵なりで囲っとけって……っ!のわっ!!

【目の前を光球が掠めて地面に突き刺さったのを見て急ブレーキをかけて足を止める】
【先程の攻撃といい、相手は遠距離型の魔法使いタイプの様だ】
【さっき翼を生やしていたのもある、飛ばれて上から狙い撃ちされ続けては逃げ切れない】

……っ……成り行き上で仕方なく、ってのは理由としては下の下だが……
生きるか死ぬか、ヤルかヤラれるかってんなら……恨みっこ無しだぜ!! 突風!!

【明確な敵意、純然たる殺意を向けられて逃げ道を塞がれた】
【となれば、理由はどうあれ大人しく殺されると言う選択肢はあり得ず】
【彼方が殺す気で来るのなら此方とて容赦する様な余裕など存在しない】
【決意と共に放たれる叫び、踏み出す一歩は咲き誇る花々を散らしながら低く疾く駆ける】
【此方めがけて飛来する光球を姿勢を極限迄低くし、後頭部を掠めさせるようにして躱しつつ突き進む】
【先程の疾走を上回る速さで接近しつつ腰から二本の刃を抜き放ち駆ける】

【この段に於いて、先程の見知らぬ少女の事は一切思考から排除している】
【故に、自らが辛うじて躱した光球が少女に向かうだろうことも考えない】
【戦場に於いて自らの身を守れぬ者は他の誰かを気に掛ける事などしてはならないのだから】
243 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/24(木) 01:02:58.59 ID:Yip6XzC50
>>241

「冷蔵庫って…そう簡単に冷蔵庫が作れるわけないじゃ〜ん」

少女の目の変化には生憎気が付かず、サラッと言った少女の物凄い発言に対してヘラヘラと笑いながら突っ込みを入れる。

「あぁ〜、それそれ〜…涼しい〜」

少女から繰り出される扇風機アタックを幸せそうな顔で受ける絵里。
気付けば先程の右拳を纏っていた炎は消えており、代わりにその右手で変わった学生服の襟をパタパタと仰いでいた。
そう_絵里が襟をパタパタと仰いでいた。

「サイレン?」

そう言えば先程も少女は『サイレン』という単語を発していたが、それは果たして少女の『異能』言わば『アビリティ』なのか、はたまたあのロボットの名前が『サイレン』なのか、絵里の頭の中ではらしくない考察が行われていた。

「飲食店?…いいね!いいね!」

「そこなら、思う存分涼しめるね!うん、うん!」

ロボットの意味深な探索のおかげでどうやら、近くに飲食店があるのが分かったらしい。
すぐにでもこの暑さから抜け出したい絵里はうん、うんと頷くと指をグーとし、行こう、行こうと満面の笑みで言った。
それにしてめこの少女とロボットの以心伝心っぷりを見るにやはり、『サイレン』とはあのロボットの名前なのかと考えたが、よく分からなくなったので考えるのをやめた。
尚、絵里は自分の分を払うくらいなら現金を所持している。
244 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/24(木) 01:11:44.35 ID:2/0XI8iEO
>>243
「れいぞーこはなー、材料がめんどい
 冷媒たりないとちゃんとうごかないからなー」

まじで作れるらしいですよ、こいつ。
まぁ、でも作ったからといってどうなるわけでもありません。
屋外なら扇風機のほうがよっぽどいい仕事します。

「サイレンはこいつ」

名前のほうでした。
なんか“倉島警備保障”とか書いてるし
色は白と黒の警察カラーだし、盾までついてるし。
なんでこれが子守やってるのか見ればみるほど謎。
しかも紹介されて、丁寧に一礼したわ。

『ルートナビゲーション、開始』
「れっつごー!」

なお飲食店では支払いの際に、なぜかがま口財布から金貨が出てきて
当然、正規の通貨じゃないので受取拒否してあわや無銭飲食、というイベントが待っていますが
今回はここでおしまい!

//
一時だし、コレにておわりということで
245 :帆村深雪【灼熱極地】 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/07/24(木) 01:14:02.14 ID:oNk9fKodO
>>239>>242

「──────………っっ!?」

突然、全速力でこちらに突っ込んでくる男。
あまりに唐突な出来事……だが、ここで大きく横跳びで回避!
間一髪でどうにか当たらなかったようだ。

「──っ……はぁ………な、何があったの…………─────っっ!??」

しかし一難去ってまた一難。今度は光の放射が彼女を襲う!!!
すぐ側に着弾したそれの衝撃で、数m程ぶっ飛ばされる。とんだ災難だ。

「うぅ……もう最悪………」
「何でこんな目に遭わなければいけないの………」

訳の分からない森に迷い込んだ挙げ句、至近距離でレーザーを食らう。
少女はダメージと疲労で、もう既にフラフラである。
246 :[シファル・ルーキフェル]【傲慢のルシファー】>>218 :2014/07/24(木) 01:25:13.99 ID:Dz/0LRZP0
>>242
「ボケ…?この私に対して『ボケ』…と、そう仰ったのですか」

猛然と。果敢にも自分へ挑み剣を抜き放ち疾風と共にこちらへ迫る人間の戦士。そんな戦士へとシファルが向けたのは敬意でも畏怖でもなく、冷ややかな侮蔑の視線だ。
『傲慢』。限りなく愚かで、限りなく醜悪な感情。誰しもが持ち、誰しもが消し去ることが出来ないこの『傲慢』。
彼女はそれを象徴する存在だ。傲慢の権化たる彼女は目の前の戦士をただの"賤しい敵"としか見て居ないのだろう。

「なるほど、思い上がりが強いようですね……人間、あなたには厳重な罰を与えます」

そう呟くとシファルは詠唱を始める。接近されても余裕ぶっているあたり、光魔法のレパートリーは遠距離用の光球だけではないようだ。

「……ラ・シルピエーデ」

シファルが手のひらにふっと息吹を吹き掛けると光の息吹が手のひらをくるくると旋回し、小さな旋風となって踊り始める。
シファルはそれを見せ付けるようにそっとウイントへ差し出し、それから一気に振り抜くようにして腕を振るった。

「やぁっ…!!」

投擲された旋風は殺意の塊となり、眩い光を燦々と振りまきつつ黄金色の光の粒子を撒き散らしながらウイントへと迫る。
触れれば聖なる光によって身を焼かれ、灰化させられる旋風。攻撃翌力はそれ程高くはないが、まともに食らってしまえば全身を焼かれることとなるだろう。
旋風に追尾能力は無いが、いちいちこれが放たれる度に避けていたのでは埒が明かない。効率良く接近し、肉薄する為にはこれをいかに上手く切り払えるかが重要だ。

>>245
攻撃の余波を受け吹き飛ばされる少女。様子を見るに受けたダメージは少なくないようだ。シファルはそんな少女へと向き直り、その素性を問う。

「………あなたは、あの殿方のお仲間でしょうか?」
「…まぁいいです。この場所に立ち入った時点で、あなた達の運命は決まった同然…」

「…少女よ。ここで果てなさい。このエリュシオンの西方、最果ての地…魔女の森で…!」

不意に少女の足元が輝き出す。足許から溢れ出る聖なる力の奔流は何か殺意のようなものを秘めていることは確かだろう。
このままその場所に留まり続けているのはどれだけ危険な行為か、一歩もその場から動かなければ身を以って知る事が出来るだろう。
247 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/24(木) 01:53:38.20 ID:Yip6XzC50
>>244

「そ、そうなんだ…ハハハ…」(え、本当に作れるの!?)

まさか、本当に作れるとは思っていなかったようで絵里は苦笑いをしてしまった。
少女の能力によって作れるのか、もしくは冷蔵庫を作れることが可能な程に知識があるのか分からないが何故か、負けた感じがして少し落ち込んでしまった絵里であった。

「へぇ〜、よろしくねっサイレン!!」

「って…絵里ってば、聞けば分かることなのにどうしてあんな考えこんだんだろ…はぁ…なんか損した気分…」

ニコッとハミカムと絵里も丁寧にお辞儀。
しかし、その後で柄にもなく考えこんだことに対して時間の無駄という解釈で後悔し、やはり慣れないことはすべきではないなと改めて実感した絵里。

「それじゃっ、行こっか!!」

先程出会ったばかりの三人だが、一瞬のうちに仲良くなるとはやはり『異能』は惹かれ会う存在なのだろうか。
2人の『異能』と一体の『ロボット』は軽い足取りで、かたや終始笑顔で、かたや『ロボット』と話しながら夏の楽園『飲食店』へと向かった。
__と、プロローグはここで終わり。
この後絵里は少女とロボットによる奇想天外なイベントに巻き込まれてしまうというのはまた別の話。

幸崎絵里は今日を忘れない。


/ロールありがとうございましたっ。
また機会があればよろしくです
248 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/07/24(木) 01:58:06.72 ID:Pl/c90R40
>>246

はっ! キラキラチカチカ目にうるせぇだけじゃなく口もうるせぇとか救い様がねぇな!
さっきから上から目線の神様気取りな所を悪りぃけどなぁ……っ!

【失踪の狭間、風を切る音の中で聞こえた言葉に悪態をつく】
【しかし自らが口にした言葉すらも置き去りにするかの如く】
【踏み出す一歩はより疾く、次の一歩は更に疾く】
【森の奥深く咲き誇る花園を駆け抜けるその姿は正しく青き風】
【そして相対するモノがその手に抱くは金色の風】
【風と風がぶつかり合えば互いに吹き消し合うが道理である、が】

戦場には、勝った奴か、負けた奴の、どっちかしか……っ、いねぇんだ、よぉぉっ!! 疾っ風っ!!

【最後に踏みしめた一歩に、空気が張り裂け花が逆巻き吹雪く】
【続く一歩は最早なく、花園を駆ける青き風は大地からの縛から解き放たれた】
【一直線の青い軌跡を描きながら、両手のブレードを眼前でクロスする様に構える】
【向かい来る黄金の風に身を焼かれながらも風を切り裂き飛翔する】
【一陣の、或いは一刃の風と化したウイントは黄金の風を貫き通して傲慢なる天使を目掛けて飛翔する】
249 :シファル・ルーキフェル 【傲慢のルシファー】>>218 [sage]:2014/07/24(木) 12:11:07.89 ID:Dz/0LRZPo
>>248
「あなたこそ、人の花畑を踏み荒らした挙句、謝罪も無しにこの私へ斬り掛かるとはどういう心づもりなのでしょうか…!」
「神でこそありませんが私はあなたを懲戒する権利を持っている上位存在…悔い改めなさいっ!!」

放たれた『ラ・シルピエーデ』はウィントの風とぶつかり、交じり合い、互いに掻き消し合った。
吹き乱れる疾風の最中、ウイントを絢爛とした光の欠片が包みその身を聖なる波動で焼き尽くそうと迫る。
しかしその暴力(チカラ)が彼に届くことはない。光は彼の衣類を焦がすに留まった。
踏み出すごとに無限に加速してゆくその一歩が、陣風の如き速度で間合いを詰める足運びが、蒼き疾風(かぜ)となりて魔女の森の深奥に咲き誇る花園を駆け抜けるのだ。

「そのような道理は至極当然っ、あなたはこれから私の前に膝を突き、無様にひれ伏すのです……!!」

最後に踏みしめた一歩、花弁ははらりはらりと舞い散り、特有の甘い匂いが陣風に抱かれ飛散する。もはや助走は不要。完全に風と同体となったウィントは刃を交差させて構え、突撃の姿勢を取った。
眉をぴくりと動かして不快感に顔をゆがめるシファル。『ラ・シルピエーデ』を抜けられたことに対する衝撃よりも『人間の分際で』という感情が勝っているのが良く分かるだろう。
苛立ちを抑えられぬ彼女はついに失策に出た。六翼を再びばさりと広げるとその翼に光の粒子が吸い込まれるようにして集まる。そう、迫る敵を前にして魔翌力を集中し始めたのだ。
シファルが手を振るえばウイントの軌道上、地面に七つほど光のサークルが現れた。この国の光属性使いの魔導師がフィニッシュムーブとして放つ大技だ。彼女はそれを『完全な形で』使える。

「遥かなる天に君臨せし我らが主、女神アルティミアスよ…愚盲なる人間をを殲滅せんが為、極空の七星の力を我に授けたまえッ」
「神撃…シュープリオスッ!!!」

振るった手を振り上げ、ぐっと握り締めれば突き上げるようにして放たれる光の奔流、星の輝き。
圧倒的な威力を誇るその魔法が壁の様にして立ち並び、ウィントの行く手を阻むのだ。何時見ても惚れ惚れとするこの威力、シファルはにやりと勝利を確信した笑みを浮かべた。

────が、当たらない。対するウィントは光柱を縫うようにしてこれを突破した。

「─────ッ!!」

あえなく突破される星の輝き。そう、シファルの犯した失策とはウイントの迎撃にこの技を使おうとしたことである。
『シュープリオス』は単純な威力こそシファルの光魔法中かなりの高水準を誇ってはいるものの、そのダメージは長い間魔法を照射することによって得られるものだ。
この『シュープリオス』を防護に転用しようとしても、動きの遅いデカブツならともかくウィントのように素早い相手、それも風を鎧のように纏って突っ切ってくるような相手には極めて効果が薄い。

「なっ………くぅっ…!?」

黄金の防壁を貫き通して肉薄するウィント。シファルは何も出来ずにただ驚きの表情を浮かべて顔を庇った。
圧倒的な力を持つ彼女だが人間との戦闘は初めてのこと。物理攻撃という未知の攻撃手段に対する防護策を考え付くことは叶わずそのままモロに攻撃を受けてしまう形となるだろう。
250 :帆村深雪【灼熱極地】 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/07/24(木) 20:10:33.89 ID:f3CJ+HBdO
>>246
「…し、知らないよそんなの誰だか」

少なくとも彼女と青年は顔見知りではない、という。
……しかしそのような事はそちらにとっては恐らく関係ない話だろう。

「魔女の森…こんな所で死ぬわけには……っ」

そんな時に突然光り出す足元。……少なくとも良い予感はしない。
すぐさま身を翻し、光の範囲外へと逃げる。

「…………いくよ…!」

すると、少女の黒髪の赤い範囲が増え始める。
彼女の体に何かが起こっている様だが………。
251 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 20:32:18.21 ID:uILjZOhP0
【純喫茶 宇宙船】
「おっほほww すっげぇウチュウだよウチュウ」
漂流物を丸々喫茶店に作り変えてしまった 純喫茶宇宙船 その窓に張り付いて漆黒の宇宙空間にテンションを挙げているのは 毎度お騒がせグラフィティ職人アキレスと そのペットベティ

というか旗艦なんかで生活したりしているのだが あそこは本当に街という感じがして 宇宙空間であることを忘れてしまいがちなのです

「ヤッベェ面白いところみつけちったww あぁマスター 俺コーラ コイツにはピザパンか何かを宜しく」
さて 様々な世界とリンクする純喫茶 今日は誰が流れてくるのやら?
252 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 20:37:38.26 ID:0J+6T16zO
>>251
【科学の結晶体とも言える内装にビクビクとおっかなびっくり挙動不審】
【鶏のようにキョロキョロと周囲を見回してやってくる猫獣人】

あ、アキレスさん……!?

【孤独を絵に描いたように不安そうな表情だったのが、知り合いを発見しパッと目が見開く】
【縦にスリットの入った瞳孔が輝きを取り戻していた】
253 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 20:46:34.02 ID:uILjZOhP0
>>252
「やっほーイリーちゃん元気してた?」
氷の入ったコーラのコップを掲げるアキレス だがその傍らには見慣れぬ影

―――ギィ♪

焼きたてのピザパンを大きなハサミで細かくきりながら口に運んでいるのは 中型犬ぐらいの大きさのサソリである
サソリはイリーに気がつくと

―――ギィ!!
このピザパンは渡さんぞ!! と言わんばかりに威嚇を始めた
254 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 20:51:52.27 ID:0J+6T16zO
>>253
あ、あぁ……貴方も……うわぁっ!?

【隣の椅子に腰掛けようかとした矢先、ギィと鳴くベティに気が付く】
【するとガタッ、大きく仰け反り半歩身を引いて声を上げた】

な、なんだそれっ……!? む、虫……!?

【どうやら虫の類が苦手らしい】
【周囲の客が何事かとこちらへ視線を向けた】
255 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 21:01:51.26 ID:uILjZOhP0
>>254
「ベティ 誰も取らないからさっさと食べちゃいな」
足元で威嚇するベティの背中をコツコツ叩いてそう告げると ハサミを落として食事再開 

―――ギィ♪
きっと幸せそうな顔をしてるのでしょう サソリじゃなかったら

「うん 巨大昆虫の世界で懐かれたサソリのベティ ヨロシクね」

「然し蟲はダメな人か? 猫だったらよく前足でチョイチョイするものだとおもったけどね ビリーさんとか」
以前ベティを連れてフォールンニャンパイアへ行ったとき 再開したビリーさんにすっげぇチョイチョイされていましたけど イリーちゃんはチョイチョイしないのかな?
256 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 21:11:24.69 ID:0J+6T16zO
>>255
き、巨大昆虫……?

【猫獣人の姿は薄っすらと体毛に覆われている】
【よって見る事は叶わないであろうが全身が鳥肌状態、どうやら嫌な風景を想像してしまったらしい】

情けない話だが……ダメなんだ……
その、退治の対象として見るならともかく……

【またもおっかなびっくり挙動不審、アキレスと同席するように椅子に座る】
【やや物騒なことを口走る間もその視線はベティに警戒心と怯えに似た感情を持って向けられていた】
【最もその表情に浮かぶのは苦笑ではあるが】
257 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 21:21:57.99 ID:uILjZOhP0
>>256
カロリー満点のピザパンを美味しくいただいたら あとやることと言ったら

―――Zzz
カサカサとアキレスの足元に移動し その場で動かなくなる 寝ているらしい

「あぁ 身の丈を超えるサソリとか 人が数人並んで歩ける蟻の巣とか 変な毒を吐くミミズみたいなとか すっげぇのが一杯いる世界 そこでね」

そんなベティの背中をなでながら その世界の話をする

「そんな怖がらなくたって大丈夫だよ 威嚇はするけど攻撃は滅多にしないからさ」
ナハハハハと笑いながらイリーの肩を叩こうとする
258 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 21:26:32.86 ID:0J+6T16zO
>>257
……ピザ食べるんだな、サソリって……

【寝息を立てる?ベティの姿に相変わらず苦笑】
【そして具体例を列挙されれば苦々しいだけの表情に変わりやめてくれよと力無く項垂れた】
【ぽん、と肩に手が触れれば微かな体毛の感触】

あー……ミルクを、ロックで

【ここにきてようやくオーダーをしていなかった事に気が付いたらしい】
259 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 21:32:20.47 ID:uILjZOhP0
>>258
「何でも食べるよ 味覚があるんだかないんだかよく分からないけど カロリーが高いのが好み あと放っておくとマジで延々食べ続ける」
きっと蟲としての本能でしょう 食べれるときに食べれるだけ食べる 最も今はアキレスと一緒にいて食事環境は凄く向上しました

「そういえばイリーちゃんは何か面白い世界とか見つけt・・・それ 氷で牛乳薄くならない?」
何か質問しようとして その妙な注文に指摘をする
260 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 21:41:27.01 ID:0J+6T16zO
>>259
……太るぞ、そんな生活してたら……

【食っちゃ寝を体現しているベティに苦言地味て苦笑】
【最も虫に無駄な脂肪がつくのかは甚だ疑問ではあるが】

え? あぁ、これな……薄いのが好みなんだ

【背の低いグラスに注がれたシルク色の液体とまん丸の氷】
【すぐに口を付ける事はなく、どうやら氷が程よく溶けた辺りで一口目を煽った】

本当はコーヒーなんかが飲みたいんだが……

【この体になってから、余り受け付けなくてな】
【寂しげに独りごち好物の味に想いを馳せている】
261 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 21:52:20.08 ID:uILjZOhP0
>>260
「脂肪をつけるなんて高等技術 哺乳類ぐらいなもんさ それにこいつはまだ赤ん坊なんだ 良く食べ 良く眠るのはいいことだろ?」
そう ベティは今成長期 最大で全長5mほどになるらしいです

「あっそう・・・俺にはちと理解しがたい趣味だね」
水で薄まった牛乳とか・・・ないと思います

「なにどったの? イリーちゃんってば元々猫じゃなかったの?」
なにやら気になるワードが出てきたので ちょっと揺さぶってみましょう

別に異議ありに発展しませんがね
262 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 22:00:01.01 ID:0J+6T16zO
>>261
ふぅん……そうなんだな
え? それで赤ん坊……?

【知識として持ち得ぬそれを聞けばほうほうと興味深そうに】
【しかしベティの意外な年齢を知ればまた表情は引き攣った】

……薄味派らしい、猫ってのはどうも……
ん? あぁ、そうだよ
これでも元は人間だよ……10年程になるなぁ、この体になってから

【別に隠し立てする事でもないらしい】
【更に細かく聞こうとすれば話し始める事だろう】
263 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 22:15:42.27 ID:uILjZOhP0
>>262
「ぴっちぴちの7歳児 なんでも普通に三桁年数生きるんだってさ こいつら」
あの世界のキャラバンが使役する巨大サソリは 彼らの曽祖父の代から行動を共にしているらしいです

「猫って薄味が好きなん? 元は肉食だからこってりが好きかと思った 然しなんだ 複雑な人生みたいね 同情できるほどイリーちゃんのことは知らないけど ヘイマスター」
ユビパッチンでマスターを呼ぶ ならばせめて労いの品を送りましょう

「このお嬢さんに煮干を」
程なくしてお皿に煮干が山の様に盛られて出てくるでしょう
264 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 22:23:56.88 ID:0J+6T16zO
>>263
へぇ……そりゃ凄いな、長寿だ

【見た目に依らないなぁなんて若干失礼な思いを内心に止めて眠りこけるベティをちらり】
【使役関係だけでなく、長寿ゆえのなんというか……ゲン担ぎだとか崇拝だとかそんなのもあるのかなぁなんて思ったりもしている】

案外な
……脂は、その……ま、まぁ個人的な好みと言うか……
複雑って程でもないよ、ただ……まぁ結果こんななだけで……

【精神年齢御年3X歳、猫の体もそれなりに成熟しているためかこってりが苦手になりつつあるらしい】
【最も外見上は獣人、年齢不詳で押し通せる風体であるのが幸運だ】

……あ、わ、悪いな、ありがとう……

【運ばれてきた煮干しの尻尾を摘みポリポリポリポリ】
【やめられない止まらない状態で咀嚼は続く】
265 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/24(木) 22:30:10.69 ID:x5elAQzT0
鬱蒼と生い茂る夜の森。人工の光に遮られる事もなく、星は輝きを誇示するかのように瞬いている。
人間の手が加えられていない原生林で、一つのたき火が周囲を照らしていた。
その傍らに座り込んでいるのはフードをかぶった少女。手には何かの肉を持ち、火を通そうと掲げている。

「…まだかなー…」

じゅうじゅうと音を立て、肉が焼ける匂いが辺りに漂い始める。
遠くからでも確認できるその明かりと匂いは、この少女以外の何かを引き寄せる十分な要因になるだろう。
266 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 22:35:57.84 ID:uILjZOhP0
>>264
「多分俺が死ぬまでには 俺を乗せて歩けるようになると思う そしたら足代わりになってもらおうかねww」
まさしく人馬一体 馬じゃないけど

「いや 俺のイメージだから その通りかどうかは俺もわからないんだよね と 煮干喜んでくれて何よりだった」
アレか そのうちヒジキうめぇとか言い出すんですね 分かります

と イリーが美味しそうにポリポリしているのが聞こえたのか 足元にいたはずのベティが居ない

イリーの足元をつつく存在あり 足元を見れば

―――ギィ!!
煮干くれとハサミを振り上げるベティの姿が!!
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) [sage]:2014/07/24(木) 22:45:45.72 ID:NDTU2o5mo
>>265

――ベチャッ!!ガサガサッ!!

原生林に住まう鳥や虫たちの歌声に交じり、
腐葉土を踏みにじり、下生えをかき分ける足音らしき音が混じる。
獣の聴覚を持っているなら、それが野生生物だとかの走り方ではなく、
明らかに人間のものであることを判別できるだろう。

「ファック、ヤクのヤりすぎか?なんてバッドトリップだよ。
 コレだからダウナー系はやらねえと言ったのに!」

ご丁寧に、いらだち混じりの怒声まで聞こえてくる……。
268 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 :2014/07/24(木) 22:46:12.96 ID:0J+6T16zO
>>266
ははは……ま、まぁその時は見学くらいはさせて貰おうかな……?

【乗せてとは矢張り言えずその程度に留まったらしい】

あぁ、カルシウムな感じで……美味しい

【緑茶が欲しくなる味、しかしなんとか牛乳で合わせる】
【小骨が引っ掛かり少しむせた】

……ん? きゃぁぁっ!?
な、ななななんだ? え? こ、これ……?
ほ、ほほほほら……やるから……

【案外高い悲鳴、余程ビックリした様子】
【震えながら煮干しを差し出すが距離は随分と遠い】
269 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 22:57:29.47 ID:uILjZOhP0
>>268
「こらベティ 人の迷惑に鳴らないように・・・あぁスマン」
ベティは差し出された煮干をハサミで器用に受け取り 口に持っていってポリポリ

―――ギィ♪
美味しかったようです よかったね

「はは・・・しかし 中々可愛い悲鳴だったねwwwwwwwwww」
なにやらニヤニヤしているアキレス君でした 多分この先一週間はネタにされるでしょう
270 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/24(木) 22:58:04.04 ID:x5elAQzT0
>>267
ぴくり、とフードの下に隠れた耳が反応する。
突然聞こえた物音に獲物を横取りしようとする獣の類かと警戒するが、注意深く聞く限りどうやらそうではないらしい。
こんな辺鄙な場所に現れる人間などいるはずないと思っていたが、どうやらそれは見当違いだったようだ。
しかし人間だからといって安心はできない。警戒は解かず、すぐ動けるように身構える。

「…誰…?」

声が聞こえてくる方へと、金の瞳を向けて問いかける。
その目は鋭く、明らかに警戒していることが見てとれるだろう。
271 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 23:03:27.49 ID:0J+6T16zO
>>269
ち、ちゃんと躾ておいてくれよ……っ
……ぁ、お、美味しい……?

【ビクビクしながらもただ矢張り愛嬌のある(風に見える)動きに何となく警戒も弱まったのか尋ねてみる】
【勿論答えを期待している訳ではないが】

っ、う、煩いっ!
……し、仕方ないだろ、驚いたんだから……

【ぐっとして反論、とはいえ反論にすらなってない】
【ネタとして弄り倒す間は漏れなくこんな感じのやや大袈裟とも思えるリアクションが返る事だろう】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) [sage]:2014/07/24(木) 23:06:38.87 ID:NDTU2o5mo
>>270

「W・T・F?人がいるのか?」

視線を向け、声を投げかけた先には、木々や茂みの隙間からちらちらと光が見えた。
ライトの類だろう。やがてその方向から現れたのは身長180p程の体格の良い男で、
森を歩いているうちに何度か転んだのか、顔や衣服に泥や土がついている。

一見典型的なスポーツマンタイプの人種のようにも見えるが、
眼光はどこか子供めいた危うさを帯び、手に持ったフラッシュライト付の拳銃が、
そうした印象よりはチンピラ、ギャングといったふうの雰囲気を醸し出している。

「なんだガキかよ。折角ラリってる最中なんだ。
 『プレイメイツ』のグラビアみてえな、もっと色っぽい女でも出てくりゃあいいのによ。」

澪を見るなり、唾を吐きながら。
どうやら目の前の男は、自分が夢か何かを見ていると思っているらしい。
273 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/24(木) 23:14:50.56 ID:uILjZOhP0
>>271

―――ギィ♪
「おいしいってさ」
ベティがはさみを振り上げ アキレスが解説を入れる

「なっはっはww 悪い悪い」
なんとも誠意の篭ってない謝罪 そして暫くの間 このネタでカラカウことを心に決めたアキレスであったとさ

//〆
274 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/07/24(木) 23:18:37.44 ID:IIWB3c8XO
>>273
そ、そうか……なら……ん、よかった……

【可愛く見えてきた……というわけではないが慣れて来たのか微笑みかける】
【少なくとも行動自体はやはり愛らしいような風に見え始めてはいるらしい】

はぁ……全く……

【溜息ひとつ、すっかり氷の溶けたミルクを煽る】
【薄い薄い、猫の舌には心地よい味と臭みが広がった】

/ありがとうございました、乙ですー
275 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/24(木) 23:23:11.29 ID:x5elAQzT0
>>272
姿を現した男性は自分を見るなり失望と苛立ちをあからさまに表に出して。
確かに澪は見た目だけならただの少女だ。それは自分でも理解している。
それでもこの男の態度は澪にも良い印象を与えなかったようだ、チャーリーを見る目はますます鋭くなる。

そしてなにを思ったか、手にちょうど良い焼き具合の肉を持ったままフラリと立ち上がりチャーリーへと歩き出す。
警戒はすれど敵意はない、平常時の人間にはそう思わせるだろう足取りで。

接近が叶えばいい匂いのする肉をチャーリーに押しつけるように差し出し、一言だけ呟くだろう。

「…とりあえず、あげる…」


彼の苛立ちは空腹から。どうやら澪は勝手にそう思い込んだらしい。
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) [sage]:2014/07/24(木) 23:37:52.08 ID:NDTU2o5mo
>>275

「なんだこりゃ、ターキーか?それとも感謝祭の七面鳥か?
 なんだこの夢、腹が減ってるって意味か?」

澪に注意を払わず、ぶっきらぼうにそれを受け取る男。
しかし肉のずしりとした感触と熱さ、手に垂れた肉汁の感触、香ばしい臭い。
それらは夢にしてはあまりにも現実的すぎるが……。

「ファック、なんて夢だ。匂いや質感まで感じやがる。
 アー、いや、待てよ。俺はアレだヤクをやったんじゃない。なんだ?何かが耳元で炸裂して……。
 アー、アー、オーファック、オーファック、クソ。」

男は最初、薬のやりすぎでトリップしているのだとばかり思い込んでいたが、
ふいに思考がさえてきた。目が覚めた、と思えばどこかの密林。寝起きに働かぬ頭のまま、
フラフラと歩いてきたが、そういえばつい数刻前まで大規模な銃撃戦の中にいたはずなのだ。

そこで耳元で何かを喰らい、気絶したのが最期の記憶。つまり――。

「クソ、俺は今気絶して、ジャングルを歩く意味不明な夢を見てるってワケか?
 ファック、オーファック、パクられちまう。目が覚めたら留置所か?刑務所病院か?
 ファック、ファック……!!」

多少現状は飲み込んだものの、結局男は今の状況を夢だと判断した。
この現象ははじめて別世界に移動した人間によくある事だ。
277 :澪【獣化】 :2014/07/24(木) 23:50:10.89 ID:x5elAQzT0
>>276
差し出されたのは鹿の腿肉。とは言っても普通は見た目だけでは完璧に判断することは難しいだろうが。

チャーリーのひとり言には興味がないのか肉を受け取られたのを確認するとすぐに先程までいた場所に戻って座り込んでしまった。
ところがこの少女、男の言葉を聞いているうちに彼の状況をなんとなく察したらしい。
どうやら自分と同じ越境者、それもまだ事態を認識できていない辺りを見ると初の世界線移動だろう。
ならばと、まずは男に現状を確認させるところから始めることにする。

「…夢じゃない…ここは貴方がいた世界じゃなくて、別の世界…」

分かる?と首をかしげる少女は男と対照的に落ち着き払っていて。
それをリアルかそうでないかと受け取るのは男次第だ。
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) [sage]:2014/07/25(金) 00:00:51.91 ID:saBFgYBmo
>>277

「W・T・F?笑えねえぞ。
 つまりアレか?俺にビデオゲームのやりすぎだとでも言いてえのか?
 俺の妄想の産物の癖してよ。」

大げさに両手を広げ、何を言っているんだ?という風に。
その拍子に、大きく振り回された肉がぶちんとちぎれて、地面に落ちる。

「シット、現実の世界では何分経ってる?ビッグCは無事なのか?叔父貴は?
 クソ、俺が目覚めるまで粘ってくれよ。パクられりゃ俺は娑婆に出てこれねえ。」

落ち着かない様子でうろうろと歩き、時折自分の頬をつねったり
叩いたりという行動を繰り返す。しかしそのうち、男はとにかく行動だ、とつぶやいて
どこかへ茂みをかき分けて去ってしまった。

// すいません。もうちょっと絡みたいのですがそろそろ〆で……。
279 :澪【獣化】 :2014/07/25(金) 00:13:47.61 ID:ddq+yJ7q0
>>278
「…ここは現実だし、私はちゃんと生きてる…」

ちぎれた肉を拾い上げ、まるで認めようとしない男に諭すように告げる。
ここで現状を認識しておかなければ、困るのはこの男なのだ。ここまで気にかけているのは同類へのお節介だろうか。

「…まあ…自分のいた世界に戻ることもたまにあるみたいだから…」

やたらと元の世界を気にしている様子のチャーリーにかけるのは、少女なりの慰めの言葉。
しかしその声が届くかどうかのタイミングで、男はがさがさと音を立てて立ち去ってしまっていた。ちゃんと聞こえていたのか、少女に知る術はなく。

「…大丈夫かな…」

闇に消えた背中を心配しつつ、待ち望んでいた肉にかぶりついた。
280 :澪【獣化】 :2014/07/25(金) 00:14:30.18 ID:ddq+yJ7q0
>>278
//おおう途中送信…了解です、お疲れ様でしたー
281 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/07/25(金) 01:03:25.11 ID:rDacJVn0O
>>249
……っぐ……とっ、たぁぁぁぁっ!!!

【黄金の風を突き抜け、幾本もの光の柱を掻い潜りシフェルの眼前へと辿り着く】
【敵の魔法の影響を受けないよう最小限の接触面、接触時間になるように心掛けはしたものの
【それでも服は焦げ体表の一部に鈍い痛みが現れ始めている】
【攻撃の多彩さから鑑みても恐らくはこのチャンスを逃せば二度目はないのは明らか】
【故に痛みを無視して驚きに顔を覆うシフェルへと勢いのままに飛びかかり】
【背中に浮かび上がっている翼を狙って左腕の剣、むしろブレードトンファーとでも言うべきそれを突き立てる】
【刃が突き立つ、突き立たぬに関わらずその際の勢いでシフェルを下敷きにする様にして倒れこみ】

……積みだ、へへ……どうだ?膝をついて平伏してやったぜ?
もっとも、お前さんはその跪いてるやつの下敷きになっちまってるがな

【言いながら右腕の刃をシフェルの喉元に触れるか触れないかの位置でピタリと止め】
【いつでもトドメをさせるという事をアピールする為なのか、刃の腹を首にヒタヒタと這わせる】

まぁなんだ、俺が花を踏んじまったのは悪かったわな
だけどお前さんも俺の服やら何やらをボロカスにしてくれやがったし
取り敢えずはおあいこ、っつ〜ことで手を打っちゃくれんかね、ん?

【ニッコリ笑って刃物を突き付けながら言っておいてあいこも何もあったものでは無い】
【しかし本人は至って真面目であり、シフェルが了承さえすれば直ぐにでも刃を納めてその場を去るつもりだろう】

//今更過ぎますが返レスです、遅くなり大変申し訳ありません
282 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 15:30:47.40 ID:90HNeE0E0
街の片隅にひっそりと佇む一軒の不気味な古家。
辺りには散乱したゴミ、入り口にあるドアは古く所々傷が目立ち色も汚れた茶色に変色しており壁には蜘蛛の巣や、伸びたツタが絡まっている。
中から人の気配などせず、誰もこの古家には近付こうとしない。
あまりの不気味さにいつしか街の住人はその古家を「幽霊屋敷」と呼ぶようになった。

「こ、ここがあの有名な幽霊屋敷かぁ…」

「確かに…ちょっと怖いかも…」

その幽霊屋敷に入らんとする少女が1人。
少女は普段の改造学生服とは違い、黒のパーカーに赤色のホットパンツ、靴はスニーカーと比較的動きやすい服装をしていた。
何故、そのような格好をしているのか_それは少女は今から「異世界」に移動するからだ。
今いる世界とは別の「異世界」では何が起きるか、何時何処で戦闘になるか分からないので動きやすい服装をして少しでも戦闘で有利になる為だ。

「よしっ!…っ眩しい!!」

少女は地面に散らかっているゴミを器用に避けながら、砂利を踏みゆっくりと古家のドアに近好き、自身の右手でぐっとドアノブを掴むと力いっぱいにドアを引いた。
少女_絵里により開かれた古家のドア、異界へのゲートは神々しい程に眩しい光を放ち、絵里を包んで行く。
転送の始まりだ。
あまりの眩しさに目を閉じる絵里。
己の肉体が光に包まれて行く様を見ることは出来ず、転送が行われているか完了したかも分からない状態のまま絵里の人生初の転送は完了した。

「ーーーーーーーーーーーー。」

「ーーーー。お、おわった…の…?」

「って…うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

転送が完了したか、確認の為閉じていた瞳を開く。
そして驚く、自身の置かれた状況を。
落ちていた。そう落ちていたのだ。
辺りには見たこともない近未来な建築物、空飛ぶ車、浮きでる映像、全てが未来技術だ。
だが問題なのはそこではない。
今問題なのは、絵里がその空飛ぶ車や近未来な建築物より上にいてそれらが下にある
ということだ。
そして更に問題なのは、たった今、それらを通りすぎるたという事実。
自分より下にある物が自分より上に行くということはつまり、それらが上に移動したか自分が下へと移動したかだ。
だが、生憎建物は動いていないし車も上には動いていない。
つまり、導かれるこたえは一つ_

「お、お、落ちるぅぅぅぅぅうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「だ、誰か助けてええええええええええ!!!」

徐々に地面へと接近する絵里。
この断末魔は果たして近未来な街中に響き誰かに聞こえただろうか_?
283 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage saga]:2014/07/25(金) 15:57:29.57 ID:xAUtjf+l0
>>282
「まぁったくぅ、ギャップってもんを考えて欲しいってんですよねぇっ」

人類の叡智は凡ゆる厄災を乗り越えた
国家規模の諍いは未だ潰えず、されど多くに取って楽園と呼べる世界

未来都市

つい最近まで砂に覆われた世界で巨大蟲の襲撃に怯え、
更にはナノマシンの暴走でグレイ・グーになりかけた世界で戦ってきたニアにしてみれば

「……まぁ、平和なのはぁいい事ですってんですけどぉ……」
「……んぇっ?」

余りの平和さに落ち着かないのだ、逆に
ただそんな安寧も絹を裂くような悲鳴に打ち砕かれる
顔を向ければ落下する少女、数秒の後には潰れたトマトの完成だ

「……ったくぅ、自殺するってんならぁっ、」

脊髄より4本の、人の胴体程もある触腕を生やす
脚を胡座をかくように組んだ体を宙に浮かせて触腕でして素早く機動

「ばぁしょかんがえろってんですってぇのぉっ!!」

少女の落下予測点の真下までやってくれば更に2本の触腕を追加し受け止めんとするだろう
284 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 16:22:58.60 ID:90HNeE0E0
>>283

「△○×□○△○△○×□○×□△×□ーーーー!!」

声にならない声を上げ、空中で両手、両足をジタバタと必死に動かしながらなんとか落下を阻止しようとする絵里。
しかし、そんな行動は常識的に考えて何の意味も無く、それはこの「未来都市」でも共通だったようで絵里は猛スピードで落下していく。

「あばばばばばばばばばばばば」

白目を向き涙を流しながら落下する絵里。
目から溢れる涙は落下する絵里のスピードにより、若干空中に浮きながら絵里と一緒に落下している。
先程まで行っていた無駄な抵抗もする気力がないのか体は動いておらず、まるでマネキンの様になっていた。
最早これまでか。

「ーーーーーーーーーーッ」

「あ…れ…?」

ズシンと辺りに重音が響き渡る。
絵里が落ちた音か。いや、違う。
その音は絵里が地面へと落下した音でも、ましてや絵里の命の終わりを告げる音でもなかった。
その音の正体は絵里が誰かに受け止められた音だった。
涙目になり瞑っていた瞳を開けるとそこには1人の女性がいた。
女性は4本の巨大な触手を生やし、うち二本で受け止めていたのだ。

「わ、私…生きて…る。私、生きてるよ!!」

「よかった〜!あ、あのっ!どこの誰かは分かりませんが、ありがとうございますっ!!」

生きていた喜びから生まれる涙ながらの笑顔を見せると物凄い勢いで女性に顔を近づけお礼を言った。
どうやらまだ、自分がどうやって助けられたのか理解してないようだ。

「私、幸崎絵里って言います!」

「本当にありがとうって…えええっ!?触手!?」

そしてようやく女性の触手に気が付くと、あまりの衝撃に触手から降りようとする。
しかし、先程の出来事のせいか腰を抜かしてしまい上手く立てないようだ。
それにしてもこの少女、なんと騒がしいのだれうか。
285 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 16:26:18.08 ID:90HNeE0E0
>>284
すいません、生えた触手は六本でした…。
確認ミスです…。

286 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage sagd]:2014/07/25(金) 16:32:28.49 ID:xAUtjf+l0
>>284
「んぇっ? あ、あぁ、自殺ってんじゃなかったってんですかぁっ?」

随分と近くにやってきた少女の顔にたじろぎながらも触腕から解放
自身も地面に降り立ち、右脚の膝から下の本来脚のあるべき部分に存在する黒い棒がコツンと音を立てた
どうやら義足の代わりにカーボン製のロッドを使っているらしい

「ふぅん……ニアってんですよぉっ」
「これはぁ、まぁ……こういうもんって事でぇっ」

随分煩いなぁなんて、まぁ元気な証拠かと思いつつもずるり水っぽい音を立てて全ての触腕を体内に戻す
そして立てますかぁ?と間延びした声を掛けるだろう
287 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 16:49:03.92 ID:90HNeE0E0
>>286

「自殺?ち、違いますよ!」

「あ、すいません…」

どうやら先程の落下は女性から見れば自殺に見えたらしく、焦りながらそれを否定する。
触手から解放された絵里はペタンと地面へと軽い尻もちをついた。
その状態から見えた女性の本来脚があるであろう部分には脚はなく、かといって義足が付いている訳でもなくそこには、この未来都市でも珍しい方であろうカーボン製のロッドが付けられていた。

「えっ、あ…ニアさん…ですか」

何処か悲しげな目でロッドを見ていた絵里だが、ニアの一言によりハッし、作り笑顔をみせニアの方に変えを向けた。

「ニアさんって、もしかして異能保持者なんですか?」

触手を体内に戻す様子を見た絵里は以前出会った2人組を思い出しながら、特に驚く様子も無く質問をした。

「あ、立てますよっ!っと、うわぁ!?」

「いたたた…」

ニアの質問に対し、ただ単に強がりかロッドの脚を見たせいか遠慮をしているのか、
絵里は大丈夫と言うとゆっくりと立とうとするが、バランスを崩し再び地面へと尻もちをついてしまった。
288 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 16:52:10.48 ID:90HNeE0E0
>>287
何処か悲しげな目でロッドを見ていた絵里だが、ニアの一言によりハッと表情を変え、笑顔をみせニアの方に顔を上げた。

でお願いします…。すいません。
289 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage saga]:2014/07/25(金) 17:03:09.32 ID:xAUtjf+l0
>>287-288
「じゃあっ、ノーロープでのバンジージャンプですかぁっ?」
「ちょぉっと危険な遊び過ぎるってんですよぉそれ……?」

無論冗談めかして口角を上げる
カーボンの先に取り付けられたクッション素材のゴムブロックがコツコツと床を叩いた
義足に向けられる微かな感情に気が付いたのか否かは分からないが、それでも浮かぶ表情に哀や悲観はない

「へっ? ……んー、まぁ……そうなるってんですかねぇ一応っ」

煮え切らない返答なのには理由がある
元来対異能者との戦闘用に造られた生体兵器、それが自分なのだから
とはいえ今となってはそんな自覚もなくヒトとしての日々を謳歌してはいるのだが

「ん……まぁ、無茶しない方がいいってんですってのっ」

先に仕舞った触腕をどろり、今度は人の腕程の太さで1つ脊髄より生やす
それでくいくいっ、と掴まれとジェスチャー
指示通りに掴めば触腕はヌメヌメとした感触を伝えながら立ち上がるサポートを果たすだろう
290 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 17:26:11.18 ID:90HNeE0E0
>>289

「違いますよってば〜。ゲートですよ!ゲート!」
「私、ゲートをくぐってこの世界に来たんです!」
「あ、ゲートっていうのは……」

ニアの一言に対して絵里は頬を軽く膨らませそれも違うよと否定をする。
勿論ニアが冗談を言っているのは上がった口角を見て直ぐに気付いたのだが、自分がからかわれていると察した絵里は悔しかったので必死で経路を説明しようとした。
しかしその説明も途中、ニアの床を叩く音により遮られ中断してしまう。

「一応?…よく分からないけどやっぱりニアさんも絵里と同じ異能保持者だったんだね!」

ニアから発せられた”一応”という単語に多少の疑問を抱きつつも自分と同じ異能保持者と知り何処か嬉しげな表情を浮かべた。
勿論その少しの疑問からニアが自分達異能保持者との戦闘用に作られた生体兵器といった
正体に気付くわけもなく

「あ、ありがとうございます!」
「無理はしてないですよっ。私もこう見えて異能保持者ですから!」

それどころか自分から【異能保持者】だと明言をした。だが、本来ならばこれが普通であろう。あの一単語でニアの正体に気付くなどニアを作った”製造者”か余程の情報通もしくはそれこそ天才にしか無理だろう。
絵里はニアから差し出された人の腕ほどの大きさがあるであろう一本の触手を掴むとヨッと声を出しゆっくりと立ち上がった。
291 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage saga]:2014/07/25(金) 17:34:41.10 ID:xAUtjf+l0
>>290
「げぇとぉっ?」
「……あぁ、越境者ってんですかぁっ」
「ふぅん……にしてもまたすっごい所に出ましたねぇっ」

越境者
境界線に運命を翻弄されるモノ達を誰が名付けたかそう呼ぶ
恐らく少女が落ちてきたであろう辺りのそらを見上げて苦笑

「ふぅん……お前もってんですかぁ……」

上記に加え、越境者には特徴がある
それは全員が何らかの特殊な力や技能、運命力を保持していると言う事だ
依って幸崎のカミングアウトもすんなりと受け入れる事が叶う

「まぁ……異能保持ったってぇ、死ぬ時ゃ死にますしぃっ」
「あぁんまり、過信するのも多分っ……」

良くないんじゃないですかねぇ
我ながら説教臭くなってしまったと苦々しく笑うニア
少女が立ち上がるのを確認すれば再度触腕を仕舞った
292 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 18:24:57.61 ID:90HNeE0E0
>>291

「越境者……」

ニアから発せられた初めて聞く単語『越境者』_絵里はその単語をしっかりと脳裏に焼き付けると、ニアが見上げている空、おそらく絵里が落ちてきた場所を見ているのだろう。
そこを自分も見上げたるとニアの苦笑につられて苦笑をしてしまった。

「う〜ん、そうですけど…空から落ちてそのまま死んじゃうのは…ちょっと…」

『異能保持者』でも死ぬときは死ぬ。
その言葉を聞いた絵里は何故かそれを否定したかった。否定したいと思った。
何故かは分からない、分からないけどそこで納得してしまうとなんだか悲しい。
だけれども、たった今自分は死にかけた。
今では笑い話になるが、それでも死にかけたという事実は変わらない。
そう考えてしまうとやっぱり否定出来なくて

「っ…ニアさん気になりませんか?私の能力」

暗い気持ちにはなりたくなかった絵里が咄嗟に放ったのはそんな一言だった。
ニアが触手をしまうのを確認するとおぉ、と小さく拍手をしながら、先程の質問の返答を待った。
293 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage saga]:2014/07/25(金) 18:37:27.07 ID:xAUtjf+l0
>>292
「そっ、越境者ぁ」
「覚えて置いてぇ、損はないですよぉ?」

単なる言葉、だがしかし時にはそれに頼る事になる事だってある
同じ立場だと知れば害意を無くすモノだって時にはいるかもしれないのだ

「あははぁっ、そりゃあ誰だって嫌ってんでしょおっ?」
「ていうか、好き好んで死ぬんだって、きっと珍しいってんですよぉっ」
「だからまぁっ、その時まで……うんっ、精一杯生きるっていうかぁ……」

要するに、生ありきなのだ
だがそれを拙い言葉で綴るも上手くいかない、説明出来ない
それでも兵器として産み落とされた少女はヒトとして語る

「……ま、いいんじゃないんですかぁ?」
「結果今ぁ、絵里もニアもこうして生きてるってんですしぃっ?」

案外あっけらかんとした思考
結果論として語る事が叶うのだってそう、生きている現実がこうやって存在しているから

「んえっ?」
「あー、そりゃぁまぁ、見せてくれるってんならぁ遠慮はしないってんですがぁ……」

ここじゃちょっとぉ、と言い淀み周囲をチラリ
突然落ちてきた少女、そして謎の触腕を生やした少女
2人を遠巻きに囲う野次馬の目線が投げ掛けられるのは自然の道理である
場所変えましょっかぁ、と適当なカフェにでも誘うだろう
そして絵里にそれが拒まれる事がなければ2人の異能の少女は連れ立って歩き出す

未来都市、メガロポリス
天を貫く摩天楼、いつの間にかそらは藍色に染まり始めていた

//すみません、夕飯落ちなので〆させて下さい
//ありがとうございました、お疲れさまでしたー
294 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/25(金) 22:55:47.70 ID:saBFgYBmo
【とあるジャングルの中・現地民の集落】

澪との束の間の出会いからほぼ丸一日たって。

男――チャーリー・C・マクフライは川幅が大河の上にせり出すように作られた、
高床式木造家屋が密集した現地民の集落に運良くたどり着いていた。

集落の住民たちは森を抜ける間に毒虫や大型の獣に何度か襲われ、
ケガをしたチャーリーを無碍に追い払うようなことをせず、薬と食事を出してくれたことも
幸運であったが……チャーリーは自身の幸運に感謝する事もなく、一つの疑問について
考え続けざるを得なかった。

その疑問とは当然、何故、夢のはずなのに
これほど長い間目が覚めないのか?という疑問に尽きる。

この傷口のひりひりとした痛みの感覚は夢、現地民から勧められた粥のようなものの
味、時間が過ぎていく感覚、生暖かい風と川底に沈んだ草木の腐臭まで、
自身の想像の産物にしては怖いほど出来過ぎている。

そして……。

(まさか、昨日のガキが言っていたことは本当なのか?
 ……いや、いや、チャーリー、冷静になれ。そんなバカな事があるか?
 違う世界?ファックオフだろ。ちょっとヤクが抜けてないだけさ。)

気になるのは、もっとも昨日の夜に出くわした少女の言葉だった。
しかし、今のチャーリーには『違う世界』などという言葉を信じるにはまだ、
時間が必要なようだ。
295 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/25(金) 23:10:18.56 ID:ddq+yJ7q0
>>294
この世界に辿り着いてから数日が経った。
野宿生活には慣れているが、やはり一人というのはなかなかに不便なものだ。故に日中は人を探して歩き回るのが澪の日課となっていた。

さらにもう一つ、澪には気がかりがあった。
それは昨晩現れた男性。見る限り自分と同じ漂流者のようだったが、本人にはその自覚がないように見受けられた。
もしまだこの世界に留まっているのなら、もっとちゃんと事情を説明しなければならないだろうと、男を探すのも澪の目的となっていたのだ。

そして今日も人の匂いを求めて探し回る。
ふと、目当ての匂いを嗅ぎつける。それも大勢の。おそらく集落なのだろう。

「…あ…あの人もいる…?」

その中に混じっていた、昨晩の男の匂い。それを辿るように、少女は集落へと歩き出した。
296 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/25(金) 23:11:47.07 ID:S33aJsVnO
>>294
ずしん、ずしん。
なんかデカいのが近寄ってくる足音。
すだれを持ち上げて登場したのは、身長2.5mはあるムダカッコイイロボと
それに肩車した、メカ翼のはえたちびっ……ごつん

「へうあ!?」

……失礼。高床ハウスの入口が低すぎたようです。
ちびっ子がなんか鈍い音と悲鳴をあげました。

「サイレン、きをつけて!! いたい!」
『了解』

今度は少し屈み気味で侵入。
あぐらではなく体育座り。

「こんちわー!
 まいごさがしでーす」

まい、ご?
297 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/25(金) 23:18:39.12 ID:wrZqefjWo
>>294
「…………ふー、疲れたな」

ここにジャングル探検と洒落こんでいる男が一人。
やっとの思いで辿り着いたのがこの集落だ。
道中で獣や化け物草に襲われたりなど、散々たるものだったがようやく休息を得る事ができる。

とにかく蒸し暑い。真夏のジャングル探検など自殺行為ではないかと思うくらいに蒸し暑い。
ここに来て熱中症など勘弁してもらいたい。

「ふぅ、誰か居れば良いが……」

集落に足を進め、取り敢えず休める場所を探す。

>>295>>296
「…………あれ?」
「お前らもここに来たのか」

そして偶然の出会い。
こんなジャングルで出会うとは何とも奇遇なもの。
いや、様々な世界を渡っているのだからそう不思議ではないか?
298 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/25(金) 23:21:09.25 ID:saBFgYBmo
>>295

集落の規模は知れたもので、おそらく50人にも満たないだろう。
木製のカヌーや網、にまじり日付の古い雑誌やヌカコーラの空き缶といった
人工物が見て取れることから、この世界にも物質文明が存在することが感じられる。

臭いを追えば、すぐに男の場所を知ることができるだろうし
たとえそうでなくても娯楽すらなさそうな小さな集落の事、森林からいきなりふらりと現れた男の事が
話題にならぬはずもない。聞き耳を立てればどこかでそうした話題を話すものがいるはずだ。

無論、適当に見て回ったところで見つからぬものでもないだろう。

>>296

「今度の夢のお告げはナニか?俺に薬の更生プログラムを受けろって事か?」

アマゾン川かどこかの夢を見ているかと思えば、いきなりロボットである。
札付きのチャーリーもさすがに自身の頭が心配になってきたようで、顔に手をやりため息をつく。

「で。今度は何だ俺の妄想の産物さんよ。
 『ここは火星です』か?それとも『あなたは我がナントカ共和国のプレジデンテに選ばれました』か?
 どっちでもいいが、ムショ行きだけは勘弁してくれよ。OK?」



299 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/25(金) 23:30:58.63 ID:saBFgYBmo
>>297

『おや、また森からかい?
 森からくるなんていつもは猿ぐらいのものなのに。』

零士に話しかけてきたのは船のへりに腰かけ
パイプを吹かしながら夜風に当たっていた老人だった。

『アンタ、夕方ぐらいに来た男の連れかね?
 なら、街からの薬とか食べ物詰んだ定期便は明日来るから、それに乗せてもらえと
 伝えといてくれ。ちょうどあの明かりのついてる建物だ。たのんだよ。』

口ぶりから察するに、零士と同じくジャングルを抜けてきたものがいるらしい。
老人は節くれだった指で、少し離れた場所の小屋を指さすと再びパイプをふかし始める。
300 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/25(金) 23:32:08.96 ID:ddq+yJ7q0
>>298
集落に足を踏み入れ、男の元へと真っ直ぐ向かう。
現地民は突然の侵入者に驚きと好奇の目を澪へと注ぐが、触らぬ神に祟りなしと判断したかその行く手を遮る者は現れなかった。

そしてようやく見つけた、チャーリーの背中。
なにやらまたブツブツとひとり言を呟いているらしいが気にせず声をかける。

「…やっと見つけた…」

>>296-297
「…あ…久しぶり…」

ついでに発見したのは、何度か顔を合わせたことがある知り合い達。
安堵からか、ほんの少しだけ顔を綻ばせるがその変化は微々たるもの。
301 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/25(金) 23:33:14.40 ID:S33aJsVnO
>>298
「んー?
 いんや、みにきただけ。
 でも、うちゅーいきたいなら、つきあうよ?」

でぃーにゃんはなんでとぶん?とべないよー

「あとな、ゆめじゃないからな。
 んーとんーと、耳ねーちゃんはな
 『神かくしの隠し場所』ってよんでた」

謎の人物耳ねーちゃんの言葉をもっと聞き出せばいろいろ教えてもらえるかもしれません。
でも、まわりにもっと話しやすそうなヒトがいるかもしれません。

「ま、とりあえずごはんたべよ、な?」

……はい、カロリーメイト!(ポテト味)

>>297 >>300
「おいすー。
 んーとな、きっさてんのうちゅーせんできたの!」

どんな乗り物だ、それ、と突っ込むか思い当たる節があるかはお任せ。
店ごと漂流する例のあの店は、一部客層にリピーターが複数いるのです
302 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/25(金) 23:40:38.37 ID:wrZqefjWo
>>299
「………?」
「あ、あぁ、分かった……?」

はて、一体誰の事だろう?
分からないままに引き受けてしまったが取り敢えずその男を探して、伝えておこう。

しばらく歩くと、それらしき小屋を発見。
中に入ると男が、知り合い達と話をしている様子だ。

「なぁ、あんた。ちょっと良いか」
「街からの定期便が明日来るらしいからそれに乗せてもらえ、だそうだ」

老人から教えてもらった事を伝える。
自分もそれに乗って、帰ろうか。

>>300>>301
「……どーも」

ぶっきらぼうに返事。
かなり無愛想に見えるが、デフォルトだ。

「喫茶店の宇宙船……?」

なんだそれは、聞いた事がないぞ。
喫茶店に宇宙船のサービスがあるのかと想像してみる。
303 :幸崎絵里【loveless・emotion】「改造学生服」 :2014/07/25(金) 23:44:35.97 ID:epxnbW5ZO
>>293

「越境者…うん。もう覚えましたよっ!越境者!!」

一応脳裏には焼き付けたつもり。しかし、若干覚えているか不安になった絵里は再び忘れないようにと『越境者』という言葉を声に出した。
この言葉がいつの日かニアと再会する重要なワードになると信じて

「精一杯生きる…そうですよ!そうですよねっ!」

ニアの一言により、絵里の暗くなりかけていた気持ちは次第に晴れ上がってきた。
ニアのあっけらかんとした、しかし何処か正解のようにも聞こえるその答え、ニアの考えは確実に絵里のモヤモヤを打ち消してくれていた。

「場所を変える?どうして?…ってうわぁ!?いつの間にこんな人集りが!?」

気付けば二人を囲うかの様に集まった野次馬。
空から降ってきた少女、それを触手で助けた少女。これほど珍しい出来事などそうそう起きはしない。
この野次馬による人集りも2人の少女が起こしたある意味奇跡と言える様な出来事を考えれば無理もない。
もっとも絵里は今の今まで周りの野次馬には気付きもしなかったが。
それ故にニアの提案には感謝をした。
もし、この野次馬の中能力を使っていたらどうなっていたことか。

「うんっ!じゃあ、ニアさんお勧めのカフェで決定ですね!」

勿論ニアの誘いを断るはずもなく、絵里は晴れた笑顔をしながら多少速歩きでニアと共にカフェへと向かい出した。

未来都市メガロポリス
絵里がこの異世界の名称を知るのはそう遠い話しではない。
2人の少女の影は、微かであるが距離が縮まっていた様にも見えた。


//随分と遅くなりましたが〆ロールです。
ロールありがとうございました!
304 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/25(金) 23:51:18.98 ID:saBFgYBmo
>>300

「俺の妄想の産物がまた増えやがった。
 こりゃマジで『クリーン』を目指したほうがいいかもしれねえ。」

チャーリーは小屋の中でロボットとその付属品めいた少女と話していた。
昨晩以上に服の汚れは酷く、ところどころ血がにじんでいるところもあるが、
最低限の治療はされているようだった。

「フライドチキンのデリバリーなら歓迎だがな。」

>>301

ゆめじゃない。

少女の言葉に、チャーリーは顔をしかめた。
『異世界』、『ゆめじゃない』、そうした言葉がぐるぐると頭の中を回って、
自動車の足回りのサビのように脳みそにこびりつく。

「まるでコミックじゃないか。……いや、トム・ソーヤーか?」

未だに完全には信じられないが、ここまで異世界だなんだと畳みかけられれば、
薬のせいだと信じようとしてきたチャーリーの考えも、揺らがざるを得ない。

「神隠し?なんだ、アブダクションみたいなモンか?
 それなら俺も知ってるぜ。ヒル夫妻だろ。なんだ?内蔵でもこれから抜かれるのか?」

と、ここで小さな少女の差し出すカロリーメイトに目が行く。
見慣れた食べ物にごくり、と生唾が出てしまった。何分、だされた食事はハエが入っているか、
アリがはいっているかで少しきつかったもので、殆どひったくるようにカロリーメイトを受け取ると、
ばくりとかぶりついた。

(リアルだな。リアルすぎる……。)

その味は普段から食べなれた味そのもので……。

>>302

「そうか。わかった。」

チャーリーはこの話を聞いたのはこれで7度目だった。
この小さな集落ではよほどチャーリーが珍しかったらしく、一度『街へはどう行けばいい』と
聞いただけでいろんな人物が入れ代わり立ち代わりその情報を教えに来たのだ。

そのため、少々生返事気味になってしまったが……。

「あんた、この村の人間じゃないな。」

この村の人間とは明らかに人種が違うために特定は容易だった。
しかし、それがどうしたというのだ。これは俺の妄想じゃないか、という心の声に負けて
それ以上の言葉は続けることはできなかった。




305 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 00:04:58.99 ID:Jg9fbGjf0
>>301
「…ああ…あれかぁ…」

どうやら思い当たる節がある模様。あまりいい思い出がないのか、ちょっとだけ眉根を寄せて。

「…それ…私も欲しい…」

D-7がチャーリーに差し出したカロリ○メイトを見れば、指を差して催促する。
年下にたかる辺り、よほど腹が減っているのだろうか。

>>302
「…零士も、野宿…?」

自分が野宿ライフだったからか、目の前の知り合いもそうだと勝手に思い込み。
ついさっき来たという考えは頭にはないようで。

>>304
「…だから、私は妄想じゃない…ちゃんと生きてる…」

気に障ったのか、苛立ちが混じった口調で言い返す。
しかしどうにも信じてもらえないようで。生憎、澪にはチャーリーに納得させる方法が思い浮かばない。

「…ああもう…どうやったら信じる…?」

ならばと、直接聞いてみる事にする。
自分で考えるよりこの方がチャーリーに信じてもらえるだろうと判断したためだ。
306 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/26(土) 00:08:45.57 ID:3n7eiNqoO
>>302
んーと、これな、と手渡されたのは
『純喫茶“宇宙船”
 どの世界での通貨でもご利用いただけます』
と書かれた小さなカードでした。
住所のとこに『不定期に移動』とか書いてあるのが怪しさ爆発です。


>>304
『言語ノ訛、及ビ服飾ヨリ推測
 貴文明圏デアルナラバ“フィラデルフィア計画”ガ
 例示ニ該当』

ロボが別の答えを出してきました。
駆逐艦エルドリッジのステルス実験に伴う空間転移の都市伝説ですね。
米国では比較的有名な都市伝説でしょう。
異星人ネタよりはまだ近い、かな?

「ポテト味はあまくないからすきじゃないんだよなぁ」

ぱっさぱさやで
あと製造年月日が地味に2030年になってるけど、気にしないでね

>>305
「うん、あれ。
 チョコケーキうまかった」

はいこれ、と差し出されたのは
カロリーメイト「さんま味」
食えるのか、これ……
というか、何時の時代だ
307 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 00:18:51.76 ID:TCzffUsso
>>304
「ん、まあな」
「ちょっとしたジャングル探検ってとこだよ」

男の様子に少し目を訝しげにする。
どうもはっきりしない。目が虚ろで、薬物中毒にでも陥っているかのような………
いや、さすがにそんな印象だけで決めつけるのも失礼だろう。

「それで、あんたは?そっちも村の人間じゃなさそうだけど」

同じ事を聞き返す。この男は一体どういう成り行きでここに来たのか。

>>305>>306
「俺はジャングル探検でさっき来た。そっちはわざわざ野宿しに来たのか」

こんな暑いなか、よくそんな事ができると感心する。
これが野生児と都会っ子の違いなのか。

>>306
「………………」

怪しい。怪しすぎる。
言葉を失って何も言えなかった。
住所が不定期に移動って何だよ。
308 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/26(土) 00:31:19.36 ID:k66OyxJfo
>>305

「信じるも信じないも、これが俺の妄想じゃないなら、どうやってアマゾンかどこかに
 アメリカ東海岸からカッ飛ぶ?『ギャラクシー・トレッカーズ』の見過ぎって事は
 よくわかったからよ、いい加減覚めてくれねえか。もうこのクソリアルなバッドトリップには
 飽き飽きしてるんだ。」

半ばやけを起こしながら、吐き捨てる様に。

口では未だに夢だと言いながらも、今まで起こった事態にどこか
『本当に異世界にきてしまったのではないか』という考えが沸き起こっている自分が、
恐ろしいのだ。

>>306

「『ナショナル・サイエンス・チャンネル』の『神話バスター』で見た事あるぜ。
 そんなヨタ話を信じる風に見えるか?アー、ミスターロボット。」

『ルーキー3』のポアロの家に居たロボットみてえだな、などとつぶやきながら。
とりあえず、この男は今の状況を夢だとかたくなに信じようとしている節がある。

>>307

「あんたも俺のラリった妄想の産物なんだからワカルだろ?
 んじゃ、答えは一つだ。さっさと俺を現実に戻してくれ。もう飽きたぜ。」

これじゃ、もしかしたらパクられたほうがましかもしれねえな。
などと忌々しげに鼻を鳴らしながら。
309 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 00:42:07.92 ID:Jg9fbGjf0
>>306
「…私は…珈琲苦かったなぁ…」

苦い物を好まない澪、子供っぽいというよりは動物の本能に従順と言った方が的確だろう。

「…ありがと…いただきます…」

受け取ったカロリ○メイトの表記を確認せずに貪り食う。
なんともいえない味が口の中に広がるが、飲み込めば栄養分なのだ。そのままごくりと飲み込んだ。

>>307
「…好きで野宿してたわけじゃない…」

確かに澪にとって野宿がデフォルトだが、便利にこしたことはない。
たまたまこの世界に来てから数日程、ここのような集落に辿り着けなかっただけなのだ。

「…森は、ナメちゃいけないよ…?」

軽く言う零士に不安を覚えたのか、そっと嗜める。
自然の厳しさを身を持って知っているからか、その目にはやけに力が込もっている。

>>308
「…だから、貴方は異世界に飛んじゃったんだってば…」

どうやら、口で言ってもこの男は信じてくれないらしい。
小さく溜息。どうすればいいのか、数秒だけ思考を巡らす。
そして思いついたのは、ある意味では実力行使とも言える手段。このくらいやらなければ駄目だろうと、決意を固める。

「…これを見ても、信じない…?」

そう言いながらフードを取る。
焦げ茶の髪を掻き分けて覗くのは二つの獣耳。時折ピクリと動き、それが本物だとチャーリーに示すだろう。
本当ならば能力を発動したいところだが、こんな所で姿を変えてしまえば騒ぎになる恐れがある。
説得力は落ちるかもしれないが、明らかにチャーリーがいた世界では非常識に当てはまる物だろう。
310 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/26(土) 00:46:20.77 ID:3n7eiNqoO
>>307
「宇宙船、まるごとひょうりゅうしてるからな。
 きょうもジュースのんでたらとんだ」

命の有無が転移発生に関係ないのは、目の前のメカが証明しているわけで。
大きさがあまり関係ないのも、未来世界に巻き込まれた竜種が証明していて。
なら、それくらいあるのかもしれません。
なんで、そこで喫茶店になってるかは謎ですが。

>>308
『行動ノ決定ハ、常ニ最悪ノ事態ヲ想定』
「んーとな、
 しんじることと、しんじないけどおぼえておくことは
 ちょっとチガウって、まえにおしえてもらった!」

なんなら、この場で死んでみればいい。
夢ならそれで目覚めるわよ、とその人物は言い放ったそうな。
今も昔も、チュートリアル担当精神は変わらないそうです。

「ゆめとおもうならゆめとおもってもいいけど。
 ゆめでちんで、ほんとのせかいでもしんだらヤバイぞ?」

>>309
「コーヒーはなぁ。
 おさとうとミルクたっぷりたっぷりがいい」

じー、とモーション見て、一緒にメカ翼うごかしてみた。
……証明になるかしら、これ。

「んーと、これから宇宙船もどるけど、どうする?
 ごはんたべる?」
311 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 00:58:45.99 ID:TCzffUsso
>>308
「……………ん?」
「いや、ここは現実………ってまさか」
「お前……ヤク中か?」

やはり、言動がおかしい。
ここは明らかに現実。だのにそれを妄想と言い張る………
つまるところ、違法薬物を大量服用している事による中毒症状の一環か。
しかし、どうしたものか。どう返答すれば良いのか分からない。

「……ちょっと自分の頬でも抓ってみろ。そうすれば夢か現実か分かる」

というわけで、古典的なやり方を提案する。

>>309
「お、おう……分かった……」

何だか普段の澪はいつも控えめな印象だったので、強く出てきたのに驚いて思わずたじろいでしまう。
中々に凄みがある。肝に銘じておこう。

>>310
「…………なんか、なんでもありだな」

宇宙船が喫茶店でしたか、そうですか。
最早笑う事しかできない。スケールが大きすぎるもの。
312 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/26(土) 01:13:33.28 ID:k66OyxJfo
>>309

「シット、こんどはジャパニメーションの見過ぎか。
 オーライ、オーライ、分かった分かった。俺がジャパニメーションを見たのなんぞ、
 ガキの頃の『テックロボ』とかイタリー版『シルバーレイク』以来だぞ。もうわかった。」

ぴくぴくと動く獣耳を目にしても、
あからさまに信じていなさそうな口ぶりでうんざりしたように首を振りながら。
この状況での獣耳はむしろ、状況を悪化させたようにも思える。

「俺はなんだかよくわからんが、アマゾンくんだりの別世界に飛ばされて
 アニメガールと出会った、これでいいんだろ?分かったよ。ファックイェー、最高だね。」

殆ど嫌味のような口調……。

>>310

「今度は映画の『マトリクス』か?やれやれだ。」

ふざけたようにフー、フォー、ヤッ、などといいながらカンフーのような動きを手でして見せる。

「ま、それは肝に銘じておくとするぜ。結局はアレだ。
 アー、アー、アニメガール2号でいいな、もう。」

>>310

「俺をそう呼ぶ奴もいるが、アタマはまだ……。
 アー、いや、そこまで正常じゃねえな。ウン。
 とりあえずクズであることは確かだぜ。」

確かに薬物の常用者ではあるが、受け答えはしっかりしており
ジャンキーのように、もうろうとしている状態には見えない。

この男の場合は現実と夢想状態の区別がついていないというよりは、
まだこの状況が飲み込めてないとみるべきだろうか。この状態は、はじめて世界渡りやら
転移やら呼ばれる現象を体験した者によくみられる傾向だ。

「いや、もうやったよ。木の根で転びもしたし、虫にも刺された。
 豹みたいなのにも度襲われたしな。痛みはもう飽き飽きだ。」

>>309-311

「フー、さすがに疲れたぜ。
 もうあれだ、お前ら俺の妄想ならよ、分かるな。疲れたからよ。スイッチオフだ。
 もう俺はねるからな。これでお別れだ。OK?」

うんざりしたようすのチャーリーは、奥の茣蓙のようなもののうでにごろんと寝ころんだ。
恐らくねて覚めれば、もしかしたら現実に戻れるとでも思っているのかもしれない。

ジャングルを歩き回っていたこともあり、未だこの状況を飲み込めぬ新参者は
早々に寝息を立て始めたのだった。

// そろそろこの辺で自分は離脱しますのです。
313 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 01:28:30.06 ID:Jg9fbGjf0
>>310
「…なるほど…」

どうやらそこまで頭が回っていなかった様子。今度からそうしようと密かに決意するのであった。

「…いや…ここは自分で食料調達出来るから、大丈夫…」

辿り着いた場所がもし都心部だったのなら甘えていただろうが、この世界では自然にほとんど手が加えられていない。野生動物も数多く存在していた。
ならば食料を得るのは澪にとって容易い。D-7の申し出にゆるりと首を横に振った。

>>311
「本当に分かってる…?」

ずいっと顔を近づけて問いかける。
やたらと力んでいるように見えるのは気のせいではないだろう。

「…寝床はちゃんと日が沈む前に拵えないと駄目だし…水もちゃんと確保すること…それから…」

そのまま何故かサバイバル生活について語り始める。
澪にとっては零士を思ってる故なのだが、少々鬱陶しいか。

>>312
「…?」

言葉の意味がいまいち理解出来ず首をこてんと傾げるが、そのいやみったらしい口調でどう思われたかは察したようで。
今度はあからさまにムッとすると言い返す。

「…アニメガールじゃない…私は澪…」

ここでようやくチャーリーに名乗ると、今度は大きな溜息を一つ。

「…分かった…もういい…でもね、貴方はきっと、また別の世界に移動する…
そうなったら、信じるしかないと思うよ…」

もはやお手上げと言いたげに、ぶっきらぼうに告げる。
後は自分で体験して悟るしかないだろう。もしチャーリーがそれでも信じなければ、その時は彼の寿命が縮むだけだ。
自分には関係ないと思い直したところで、寝っ転がってしまうチャーリー。
寝息を立て始めた同類に、ふぅとまた一つ溜息をついた。

//お疲れ様ですー
314 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/26(土) 01:32:12.01 ID:3n7eiNqoO
>>311
そもそもロボつれて歩いてるんだ
そのあたりはまったく問題はないはずだ!

「どうせなら、ごはんたべにいこう?」

ジャンキーは放置するそうです。
もう説得するのは諦めたな、こいつ。

>>312
「まー、がんばれ」

受け入れきれるタイプであることを切に願おう。
受け入れないまま、異界に食われた連中の数は存外多いのだから。


>>313
「まー、たべられたら、たべられたでしかたない。
 いっぱいいっぱいそういうのいるから」

せめてものおすそ分け、ということでサイレンが45口径ACP弾を少し出したようです。
銃器は持ってないけど必要なときがある、ということなんでしょう。

「んじゃ、コーヒー牛乳のみにかえるからな!」


建物から飛び出すちびっこ。
徒歩圏内に、あの大きな漂流物が流れてきてるんでしょう。
ついていけば、美味しいご飯にありつけますが、ロールはここまで

//
おやすみなさい
315 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 01:42:28.72 ID:TCzffUsso
>>312
「…………はぁ、ヤクザの人だったか」

どうも危ない人と関わってしまったらしい。
だが、ヤク中にしてはどうも意識がはっきりとしている。
幻覚、妄想に囚われると大抵は錯乱するはずなのだが。

「あぁ、起きたら現実だって分かるだろうさ」

男は早く夢から覚めたいと願い、そのまま眠りにつく。
もちろん覚めるはずもない。何故ならここは現実なのだから。

>>314
「ん、そうするか」

腹の虫が鳴いていて困っているのだ。
丁度いい、ごちそうになるとしよう。

>>313
「わ、分かってるって、ワカッテル」

顔がチカイデスヨ?
思わず固まってしまう。この手のタイプには滅法弱い。
そしてそのまま何故かサバイバルについて語りだしてしまった。
羞恥に耐えながら、ありがたく澪のサバイバル指導を受けたのであった。

/遅れましたが皆さん、お疲れ様でした!
316 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/26(土) 16:59:06.41 ID:VtY5N0b+0
【どこぞの海岸inファンタジー】
「青い海!!」
環境破壊? なにそれ美味しいのとでも言いそうなほど透明度が高いエメラルドブルーの海原

「白い砂浜!!」
夏の日の光を反射して眩しいぐらい真っ白な砂浜 

「寝そべる美女たち!!」
そう ここはファンタジーなのだ 人間はもとより エルフを代表とする亜人の美女たちが思い思いに過ごしている 男もいるって? アキレス君の目には映りません

「ああ麗しの海辺 絶好のナンパ日和だ!!」
―――ギィ!!

ハーフパンツ水着を着たアキレスが感無量と言わんばかりに叫び 背中の甲殻にタオルを巻いたベティは意味も分からずハサミを振り上げた
ここはファンタジー世界 その観光地となっている海辺である
317 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 17:07:42.30 ID:TCzffUsso
>>316
「…………………」

夏だ!海だ!水着だ!
本来、男にとって夏とは、海とはそういうものであるはず。
現に水着の美女をナンパせんと叫ぶアキレスなどがそういったものの典型的な例か。

だが、零士にとってはかなり居づらい。
青と黒の色のハーフパンツ姿で、露わになった上半身は、夏場とは思えない程に白く、健康的に引き締まった肉つきだ。
そんな彼はどこに目をやったら良いか分からずにあちらこちらに目を泳がせている。
どこを見ても女ばかり、はっきり言って目のやり場に困るったらありゃしない。

「泳ぐか………取り敢えず」

水の中に避難すれば何とかなるだろうか、そんな淡い期待を抱いて蒼い海へと歩を進める。
318 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/07/26(土) 17:08:59.82 ID:sCwVMnq10
>>316
「あのぉっ……アキレスぅ……?」

びしょ濡れの濡れ鼠の出で立ちで見知った背中に声を掛けるニア
世界間移動に巻き込まれ、気が付いたら海の中
タイドメイカーで遠泳しなんとか漕ぎついた場所で偶然アキレスの姿を見付けたらしい

「盛り上がってる所ぉごめんなさいですけどぉ……」
「……ちょっと、着替え代貸して貰えませんってんですかぁっ……?」

解放的な海岸に似つかわしくないシャツにパンツはぽたぽたと水滴を滴らせている
財布は今頃海の底だろう、いのちがあっただけでも重畳だ
319 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 17:12:56.91 ID:Jg9fbGjf0
>>316
「…うるさい…」

その近くでレジャーシートとパラソルを広げ、寛いでいる少女。
今回は周りの雰囲気に合わせたのか、滅多にお目にかかれない水着姿。シンプルなワンピースタイプだ。残念ながらその上にいつものパーカーを羽織っているのだが。
獣耳と尻尾はさすがに隠せなかったが、周囲に亜人が多いせいかそれほど目立つものではなかった。

「…海って、泳ぐものだよね…?」

明らかに目的が違うアキレスに問いかける。
そう言う澪も泳ぐ気はさらさらないのか、その場を動こうとしない。
320 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/26(土) 17:20:08.72 ID:VtY5N0b+0
>>317
「あ〜りか〜わく〜ん★」
そんな水の中に退避しようとする有川に待ったをかけるアキレス君 その逞しい肩をグワシと掴もうとする

「なにノンキに泳ごうとしてるんだい? 男・・・いや 漢ならレッツナンパあるのみだぜ!!」
ナンパ成功率の上昇を図るために 零士まで巻き込もうとしています

>>318
そんな感じで零士と戯れていたところ 話しかけられたのは見知った顔

「あらやだニアタンったら水も滴るいい女? 着替え・・・って言っても水着しかないぜ? それでいいなら ベティ」
――――ギィ!!

ハサミを振り上げるベティ その尻尾には財布が括りつけられている 顔見知りのニアなら問題ないが 不貞の輩が手を伸ばせば 針がグサリという親切設計
321 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/26(土) 17:23:58.35 ID:VtY5N0b+0
>>319
「ノンノン澪タン その考えは最早古いのだよ」
なにがどう古いのかは不明だが チッチッチと指を振る

「海は最早ナンパするものなのだ!! でも澪タンは食い物があれば容易に釣れるから面白くないんだよね」
というわけで守備範囲外なそうです
322 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/07/26(土) 17:30:02.33 ID:VVQf0arOO
>>319-320
「あれぇっ、澪ぉっ……」
「こんにちはってんですよぉっ、久しぶりぃ……」

ずぶ濡れのシャツの裾を絞りながら澪の存在に気が付き挨拶
そしてアキレスとベティに一礼して財布を失敬

「えぇとぉっ、まぁ……ちょっとお借りしますってんですね……?」

服がたっぷり吸った海水の不快感が自然、その歩みを小走りにさせていた
適当な海の家に入ればやがて少しして水着姿でやって来るニアの姿
とはいえ露出は低く、また体格にも恵まれていないため魅力的とはとても言い難いモノではあるが

「取り敢えずクリーニングと、これのレンタル代お借りしましたぁっ……」
「今度ちゃんとお返ししますってんですからねぇっ……?」

零士とナンパに向かおうとしている所に声を掛け、お財布をベティに返却
323 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/26(土) 17:31:21.65 ID:W3vbe1nmo
【夏!!】

 暑い日差し!エメラルドグリーンに輝く重汚染とは無縁の海!
 見目麗しきレディ達(○○歳なエルフをレディと呼んでいいかは省略)!
 暑苦しくボンノーに支配された男(アホ)共!!正に夏のビーチである!!

「ふむ…」

 そのビーチで!艶やかな白い肌と!白みがかった金糸の髪と!
 そして豊満な胸という見事にバッチリな素養を兼ね備えているっぽいイムカはというと!!

【白いTシャツ!】
【デニムの半ズボン!】
【そして麦藁帽子!!】

「食糧が存外とれる」

 潮干狩りをしているのだ!すっげえ周りから浮いているかもしれないが食糧確保は大事なスパルタン思考!
324 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 17:38:48.56 ID:TCzffUsso
>>320
「え、おいやめろって馬鹿……!」

ナンパなどに興味はない。というか無理。
ヘタレだの何だの言われようとこればっかりはどう足掻いたって無理。
俺を巻き込むなとその手を振り払おうとする。

>>318>>319
「お、お前ら助けてくれ……」

取り敢えずアキレスの魔の手から抜けだそうと二人に助けを求める零士。
初心だからね、仕方ないね。

>>323
「潮干狩りか……あとでやろうかな」

泳いだ後にやってみようか。
食料も取れるし、いいことづくめ。
アキレスとナンパに行くなどやはり無意味な選択肢であった。
325 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/26(土) 17:43:58.55 ID:VtY5N0b+0
>>322
「ひゃっほーい!!」
テンションが有頂天のアキレスに そのお礼は聞こえてなかった様子
あとどうやらニアの水着姿はアウト・オブ・眼中のようです

そして財布を返却しようとしたニアだが ベティはニアから離れて砂浜を歩き

―――ギィ!!
焼きトウモロコシを売っている露天商の前で振り返り ハサミを振り上げた 買ってくれと言わんばかりに
最近売買という概念を覚えたベティちゃん 知能指数がサソリのそれを超えているようにも思える

>>323
「あの〜・・・イムカタン?」
そんな一人場違いすぎる格好のイムカに話しかけるアキレス なんというか上がりきったテンションがダダ下がりです

「そういうのは干潮にならないと意味がないと思うんだけど」
別に満潮というわけではないが 差して潮が引いてないのに貝が取れるのでしょうか?

「そんなことより!! 水着姿!! イムカタンの悩殺水着キボンヌ!!」
古い!!

>>324
「えぇい逃がすか お前も男なら根性見せろ!!」
そんな男2人でじたばたやってるものだから 何事かと目立つのは自然の摂理なのです

そして零士が逃げ出すことに失敗すれば

「へ〜いよかったら俺たちと一緒にカキ氷でもどう?」
と 近くで日光浴をする麗しいエルフにナンパを敢行することになります さぁレッツ★ナンパ
326 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 17:45:51.19 ID:Jg9fbGjf0
>>321
「ふーん…」

アキレスの力説を興味なさげに聞いている澪。
食べ物に簡単に釣られるのは本人も自覚している。故に強く言い返せないだけなのだが。

>>322
そこでニアからの挨拶。思わぬ再会に目を丸くする。夏のビーチとは随分知り合いが多いものだと思いながら。

「…あ…ニア…久しぶり…」

びしょ濡れのニアに驚きこそするが、ここはビーチ。よく考えれば濡れるのは当然だと一人納得する。
なぜシャツなのに泳いでるのか、なんてツッコミは残念ながら澪の頭には浮かばなかったようだ。

着替えてきたニアを見れば、未だパラソルの下で寛いだまま問いかける。

「…ニアは泳ぐの…?」

>>323
「…あ…イムカ…」

ふと目線を海岸に向けたところで見えた知り合いの影。
遠くから見ると何かに熱中しているように見える。邪魔しては悪いかと、その挙動を見守ることにしたようだ。

>>323
「…頑張れ…」

アキレスに巻き込まれている零士には突き放す一言。
ほんの少しだけ楽しそうなのはきっと気のせいでしょう。
327 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 17:46:41.10 ID:Jg9fbGjf0
//>>326の一番下は>>324にです…
328 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/07/26(土) 17:49:12.13 ID:VVQf0arOO
>>323
「あれぇっ?」
「イムカぁっ、なぁにして……」
「……あぁ、」

またも発見見知った顔、しかしビーチを堪能と言うには異なるスタイル
何をしているのかと尋ねる途中で気が付き苦笑、察した様子

「海の中にだってぇ、お魚とかたぁくさんいますってんですよぉ?」

遠巻きに泳がないかと誘ってみる事に

>>324
「んえっ?」
「助けるってぇ……いいじゃないですかぁ楽しんでくればぁ」
「折角海に来てるんですしねぇっ?」

ニッコリ微笑み小さく手を振って見送る
状況を楽しむ事に、しかも見て愉しむ事に決め込んだらしい
少なくともニアからの救援はなさそうに思える

>>325
「……むぅ」

少しくらい反応してくれてもなぁなんて頬を膨らませ唇を尖らせる
だがまぁ周囲を見れば溜息ばかり、仕方ないと切り替えは迅速

「えっ? あー……アキレスのお金なんですけどぉ……」
「……まぁ、いいかってんですよぉっ」

先の態度に対する小さな報復として、お財布の紐を緩めて焼きトウモロコシを二つ買って一本を差し出す

「はいっ、ベティの分っ」


329 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/07/26(土) 17:53:47.57 ID:VVQf0arOO
>>326
「久々ってんですよぉ、元気でしたかぁっ?」
「んー……まぁ、折角海に来て着替えもしましたしぃっ……」

と、(残念な)水着姿のニア
思い悩むとしては義足で泳ぐのはなかなか難しいかなぁなんて所か

「澪はぁっ……」
「あー……愚問ですってんですかねぇっ……?」

泳がないのかと尋ねようとしてしかし途中で苦笑
明らかに泳ぐ気がなさそうだと察したらしい
330 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/26(土) 18:01:11.70 ID:VtY5N0b+0
>>326>>328
―――ギィ♪
顔の表情なんて変わることなんてないのに その全身からあふれ出る嬉しそうなオーラ
ニアから受け取り・・・すぐには食べずに ニアに背を向けて歩き出す その先にいたのは 澪

―――ギィ!!
動かないのはお腹がすいているのだと考えたのでしょう 2本のハサミで焼きトウモロコシを真ん中からバッチンと切り裂き
片方を澪に差し出した もう片方は砂地に転がりましたが サソリですゆえ 多少砂がついたところで気にも留めない

―――ギィギィ♪
香ばしい焼きトウモロコシをかじるベティ
331 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/26(土) 18:02:37.32 ID:W3vbe1nmo
>>32

「ハマグリとアサリを確認した。砂抜きを行なった後、食糧とする」

 いつもながら全くの無表情めいて言葉するイムカ。
 格好と容姿が微妙にずれていてえらくシュールであった。

「どうした。妙に顔が赤い…というよりおぼつかぬ様子だな。
 日射病の兆候があるなら日陰で涼み水分を補給しろ」

 ナンパ無理的な結果を大いに誤解している。

>>325

「ここの海は状態がいいのか実際に取れている。問題ではない」

 たしかにバケツにはちゃんとアサリやハマグリ、その他よくわからんものまで入っている。
 干潮?そんなリアリティは求めておりませぬ。

「どうだ」

 無表情に声だけやや自慢げ。
 腕を組んだら双丘が白のTシャツよりさらに強調されていたりもする。モッタイナイ!!

「君の言葉は時折よくわからないな。世界修正力の不調か?」

 水着がどうとか理解できなかったらしい。と、いうか水着って何だ?

>>328

「ああ、ビーチを堪能している」

 食糧確保に勤しみながらシレッと話すイムカ。
 相も変わらず盛大に何かがずれている模様。本人は天然疑惑を否定しているのであしからず。

【そうしていると海の中に食糧があると聞いて】

「ふむ、そういうものか。分かった」

 そう言うと一旦引っ込む。着替えと装備のためである。

【そして出てきた!水着?否!絣半纏とデニムの半ズボン、そして銛!ホンカクテキダネ!】

「食糧の確保に入る」

【そのまま海中に向かう。二つの肺の他、補助肺もあるのだ!肺活量に不足ナシ!】

>>326

 潮干狩りをしていたところ、ようやく水着に着替えか?と思ったら斜め上の海女スタイルで登場。
 ビーチ=ナンパという男(スカタン)も居れば、ビーチ=漁というこれまたダメな方程式も世の中には居るらしい。
 豊満な胸やら、透き通った白い肌とか色々と要素はあるのに肝心なところで明後日の方向にすっ飛ぶのだ!!
332 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 18:07:49.89 ID:TCzffUsso
>>325
「俺は泳ぎたいんだよ!ナンパなんかする軽い男なってたまるか!」

駆け出し、そのまま振り切ろうとする。
振り切る事に成功すればそのまま派手に海へと突入する事になるだろう。

>>326>>328
「この薄情者!」

駆け出しながらそんな目で睨みつけるであろう。
ナンパなどする気にもなれないのに。

>>331
「いや、単にこういった場が苦手なだけだし…」

顔が赤いのは大体そこらにいる水着女達のせい。
目のやり場に困る、本当に。
333 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/07/26(土) 18:12:52.59 ID:VVQf0arOO
>>330
「むむぅ……」

妙に愛らしい仕草に思わず表情も綻ぶ
そして澪に気遣いすら見せるベティの行動に驚きトウモロコシを齧る
あっという間に平らげればハサミで器用に食べている所にしゃがみ込み

「ベティはぁっ……流石に泳げないですよねぇっ?」
「ニアは泳いで来るってんですよぉっ」

行ってきますと微笑みかけて海へ向けて義足とでサクサク砂を噛み駆け出した

>>331
「た、堪能ぅ……」

相変わらずのその調子に無論苦笑しか返せない
まぁ当人が楽しそう(?)なら良しとしたらしい

「おぉっ、じゃあ一緒にぃ……」
「……あ、ごめんなさいやっぱ離れて泳ぎましょうってんです」

ドン引きで半歩身を引いて引き攣った笑み
しかし直ぐにハッと思い付いたように

「じゃあっ、どっちが沢山お魚取れるかっ、勝負しませんかぁっ?」

因みにニアも、生体兵器として造られた時点で肺機能が強化されている
結局隣り合わせで海に向かいながら提案

>>332
「アキレスと2人ならぁっ、沢山釣れますってんですよぉっ?」

ニマニマ笑いながら見送り、本人はイムカと海へ向かって行く
334 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/26(土) 18:14:00.29 ID:VtY5N0b+0
>>331
「うわーい さっすがイムカタン カッコイー」
そんなある意味世間知らずなイムカにげんなりと賛辞を送る

だが神はまだ見捨ててなかった 海の中の生物を採るために引っ込むイムカ

「●REC」
さぁ出てきたイムカの装いは?

「・・・さっすがイムカタン カッコイー」
やっぱり賛辞しか出てきませんでした

>>332
「あぁん!!」
すったもんだの大乱闘の後 零士には逃げられてしまいました

「ふ=んだ いけず〜」
そんな零士に悪態をつくだけです 零士はそのまま海にダイブすることになるでしょう 
335 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 18:17:17.63 ID:Jg9fbGjf0
>>329-330
「…私は元気…ニアも、元気そうでよかった…」

どうやら泳ぐ気らしいニアを前にしてもその場を動く気はないらしい。
日焼けを嫌っているのかそれともただ単に動きたくないだけか、おそらく澪を知る者なら確実に後者を選ぶだろうが。

頑張れ、とニアにかけた言葉を遮ったのはベティ。
差し出された焼きトウモロコシに戸惑うが、自分にくれるらしいのでありがたく受け取る。

「…ありがとう…」

感謝の気持ちを込めてベティの頭を撫でてやる。
どうやらその意図も察したようで、あっという間に食べ尽くすとおもむろに立ち上がった。

「…泳ぎに、行こうか…?」

そのまま返答を待たず、さっさと海へと歩き出す。

>>331
「…えっ…ちょっと待って…」

予想だにしなかったイムカの行動に、我慢できずに声をかけてしまう。

「ここ、ビーチだし…魚はあまりいないと思うよ…?」

これだけ人で賑わっているのだ、海岸付近には魚は寄り付かないのではないだろうか。
むしろもしいるのならば、澪も嬉々として獲りにいくだろうが。

>>332
「…薄情じゃないよ…」

まったくもって説得力のない言い返し。
そのまま海に突撃する零士を尻目に、つまらないのと小さく呟いた。
336 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/26(土) 18:23:51.49 ID:W3vbe1nmo
>>332

「場が苦手…」

 周囲を確認して得心。僅かに頷くと、

「慣れておけ。無理にストイックを気取っても滑稽なだけだ」

 ひでえ直球ストレートである。慈悲は無い!

>>334

「ああ、後で食糧を分けてやる」

 アキレスの賛辞を素直に受け取って、
 自分の装備選択に誤りはなかったと確信するイムカ。

【これが世界を隔てる価値観の違い!ショギョムッジョ!】

>>335

「海岸付近にいないのならばもっと奥に行けばいいだけのことだ」

 任務達成の意気込みを新たにかなり遠泳する気満々のイムカである。
 こりゃ完全に目的大幅にずれてますわ。あきませんわ。

>>333

「勝負か…ふむ」

 イムカは考える。こういう世界ならば――

「クラーケンでも狙うか。タコめいた…タコ…漁」

 そして何故かしばらくニアをじ〜っと見つめるのであった。

//ちょいと外出用事発生なのでこれにてんノシ
337 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/07/26(土) 18:26:10.22 ID:VVQf0arOO
>>335
「あはは……見た感じじゃ……」

元気そうには見えないと苦笑
まぁそれでも後者、きっと言葉の通りなのだと納得
一足先に海へ向かう

「あ、因みにそのトウモロコシ、ベティとアキレスの奢りですってんですよぉっ」

途中振り返り叫ぶ言葉
ベティの名が先に呼ばれていたのは気のせいではない

>>336
「えぇ、負けませんよぉっ?」
「……へ? え? あ、あのぉ……っ?」

冷や汗をたらり、向けられた視線に苦笑を返していた

//お疲れ様ですー
338 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 18:34:10.85 ID:TCzffUsso
>>334
「よしっ………!」

アキレスから逃れ、そして激しく海へ衝突!!!
勢いをつけすぎたのか、派手に水しぶきを上げて海に入っていきます。
とてつもない開放感と、安堵感に包まれた。

>>333
「釣りたくねーから!」

そんな軽い恋愛など嫌だ。
もっとこう、積み重ねが大事というか何というか。
純粋な彼はナンパといったものを好まないのである。

>>335
海に突撃した後は元気に泳ぎまわっております。
結構深いところまで泳いで行った模様。

>>336
「無理無理無理だって!」

絶対慣れない。
ストイック気取るとかそういうのじゃなくて、まず緊張して無理だ。
339 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/26(土) 18:35:49.28 ID:VtY5N0b+0
>>335
黒い甲殻は夏の日差しを浴びて火傷しそうなほど熱くなるのでタオルが巻いてあります

―――ギィ!!
元気良く動き出した澪にハサミを振り上げてエールを送った

>>336
「ワーイヤッター」
そんなイムカにまたも賛辞をおくるのであった

>>337
―――ムシャムシャガジガジ
そんな誰が奢ったとか そういうのはどうでもいいベティちゃん トウモロコシの芯まで美味しく頂くのであった


//では自分もノシ お疲れ様でした
340 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/07/26(土) 18:38:37.56 ID:VVQf0arOO
>>338
「えー……」
「残念ってんですねぇ……」

言葉ツラとは裏腹顔は勿論にやけている
あっという間に遠泳モードの零士を追うようにして海に入って行った

>>339
因みにお財布はちゃんとベティにお返しした模様

ニアが海に入って数分後、海面より謎の触腕がうねり魚を乱獲する様が見られたそうな

//お疲れ様ですー
//私もこれで落ちます、ありがとうございましたっ
341 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/26(土) 18:43:06.49 ID:Jg9fbGjf0
>>335
「…そういう問題かな…?」

こてん、と首を傾げる。
まあ本人がいいならいいのだろうと、気にせず自分も海に潜る事にした。

>>336-338
「…アキレスの奢りなら、問題ない…」

何がだ、と聞かれても知りません。
どうやら完全に澪の中ではそういう認識になっている模様。

そのまま自分も海に突撃。照りつける太陽の日差しと海の冷たさに身を委ねた。

//自分もそろそろ落ちますです、お疲れ様でしたー
342 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/07/26(土) 18:45:01.63 ID:TCzffUsso
/皆さんお疲れ様でした!
343 :シファル・ルーキフェル【傲慢のルシファー】>>218 :2014/07/26(土) 23:56:08.66 ID:XLgImKQz0
>>281
「っ………ぁあッ…!!」

ずぶり、音を立ててウィントの剣がシファルの突き刺さり、ウィントは倒れた弾みで腕は上に振り上げることとなる。
それは綺麗にシファルの純白の翼を根元から二つに引き裂き、シファルは堪らず悲痛な声を上げた。
どさりと音を立てて倒れるシファルとウィント。おびただしい量の浄らなる血が花園を紅く染める。

「くっ…に、人間……ッ!!」
「あなたが無意味に奪った無数の命とその服が対等と思わない事です、あなたは────」

声を殺して痛みを押し殺し、翼を押さえてがくがくと震える。
汗ばんだ顔でウィントを睨み付ける彼女の頭上、最も外側に位置する光輪の輝きが失われ霧散し、彼女の光輪は二つとなっていた。
そして、眼に涙を浮かべて怒鳴る彼女の震え声は突き付けられた剣先によって掻き消される事となる。

「……ぅ…ぐ…」

言葉を詰まらせて剣を握るウィントを見つめる。
その様子は天界でその力を恐れられた天使のものとは思えない。シファルの戦闘センスは力を持った素人が考えも無しに力を振るっているのと同じ。
シファル自身は今まで属性的に相性のいい悪魔をほぼ一方的に蹂躙してきた存在(もの)。人間や、対等以上の力を持つ存在と『戦い』を繰り広げたことなどなかったのだ。

「……斬りなさい。私は…あ、あなたなんかに…屈しない…っ…」

殺せとウィントに震え声で吐き捨てる。もはや彼女を纏う神々しさも天使のような荘厳さもない。
少女のような外見相応の幼さを孕んだ態度。これが本来の彼女なのだろう。
ウィントに戦いを挑んだのも育てていた花を踏まれた悔しさからなのだ、その理由に神や天使らしいものなど欠片もない。
344 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/27(日) 00:13:04.29 ID:tDLSdCMJ0
「………」
環境問題など無縁と胸を張って言えそうな程透き通った蒼。紺碧の水平線。

「………」
珊瑚礁特有の純白、陽の光を反射して絢爛と輝く白い砂浜。

「………」
そして一人ビーチパラソルの下でチェアに腰掛けながら海を見つめるジョシュア。広大なビーチの周囲には誰一人として生物は存在しない。
開いたパーカーからは引き締まった身体が見える。その腹にあるブラスターの弾痕が歴戦の兵士っぽさを醸し出している。

「………」
サングラスを外しゆっくりと起き上がるジョシュア。砂に半分埋まっているラジオから流れるカントリーミュージックを止める。
悠久の時の流れ、ジョシュアがこうやっている間にも世界では誰かが生まれ、戦い、そして死んでゆく。
それは境遇を違えど誰しも同じ。戦地で死闘を繰り広げるもの然り、世界経済を支えるもの然り、ビーチでキャッキャウフフするもの然りだ。
ビーチで一人佇むもの、ジョシュアの表情は限りなく無。真顔のままジョシュアは悲しげに呟いた。

「…どうして誰からも誘いが来なかったんだ…?」

仲間(バディ)たちはおろかIASCの仲間(クルー)からも連絡が来ない。携帯端末の通知0件。ホロ投影される「新着通知はありません」。
誰からも誘われなかった悲しさを紛らわす為だろうか、ジョシュアは何かから逃れるように冷たいコーラのボトルに口付けした──
345 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage saga]:2014/07/27(日) 13:29:45.44 ID:jNHPbxm8O
>>343

……おいおいおい、人聞きの悪りぃコト言わないでくんねぇか?
命を奪ったって、花だろ? ちっとばかし踏んだからって、あんなんまた生えてくんだろ?

【体を震わせ涙を浮かべながら、尚も言い募る少女に呆れた様な顔をしながら答える】
【青年にとって食物としての価値のない草花は花壇の花も道端の雑草もさして変わり無いのだろう】
【それ故に花の為だけにこうまでするシファルを見ても大層な変わり者だなとしか思わない様だ】

……? おい、さっきからソレ出っぱなしなんだが……まさか、マジ物の血……なのか?

【そして先ほど自らが貫いた少女の翼から流れ出し続けているモノに目を向ける】
【先程の戦闘中も出したり引っ込めたりしていた事から鳥の獣人の類ではないと思っていたのだろう】
【出し入れ可能ならそういう類の魔法だと思い牽制の様なつもりで放った一撃だったのだろう】
【しかしその予想は大いに間違いであり、結果的にかなりの手傷を負わせてしまった事に気付き顔を顰める】

…………はぁ……強がるのは勝手だがなぁ、そのままだと放っておいてもお前さん死ぬぜ?
それにだ、花の事はお前さんには悪りぃが心底知ったこっちゃねぇがよぉ……
流石にちっとばかしケンカ売られたからって相手を殺っちまったってのは頂けねぇんだわ

【戦場に於いて敵対者の命を断つことに迷いは無く、時にはそれが救いとなる事もあるとの考えを持ってはいるが】
【先程に見せた傲岸不遜さを欠片も感じさせない顔で強がりを言われては流石に後ろめたい思いが湧き上がる】
【目の前のモノが強い力を持った存在であることは明らかであるのだが】
【声も体も震わせるその姿には見た目通りの少女が浮かべるであろう相応な姿そのものであり】

……俺の負けだ……花のこと、知ったこっちゃねぇってのは撤回する
悪かったな……お前さんの大事なモンをダメにしちまってよ
つー訳で詫びの印って事で差し当たってはその怪我の手当てをするってのが一つ
んでもって、怪我してちゃ花の手入れも出来ねぇだろうから花の手入れも手伝わせてもらう
…………そんな所で、一つ手を打っちゃくれねぇか?

【トドメを刺すのも放置して去るのも後味の悪さを残し、かと言って素直にこちらの手当てなどを受け入れるとは思えない】
【故に、自分は敗者であり勝者に対しての賠償の責任を持つという形を取ることにした様だ】
【戦場に立つ傭兵の理論ではあるが、その世界しか知らないウイントには他の方法が思いつかなかったのだろう】
【両手の刃を両腰のホルダーに収めて少女の上から体を退けて右腕を差し出す】
【表情には憐憫や呆れ、敵意などの色は無く言葉の荒さとは裏腹の真摯な思いが滲み出ていた】
346 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [saga]:2014/07/27(日) 17:02:51.99 ID:xktDo0XMO
快晴の向こう、巨大な入道雲がはっきりとした陰影で迫る
ツバメは低く飛び虫を捉え、そしてビルの外壁に拵えた巣へと消えて行った

半人がここに来て最初に感じたのは懐郷であった
長くを過ごしたあの灰色の街に、ここはそう良く似ている
競い合うように犇めくビルの群れ
見上げればトリミングされた小さな青々としたそら

(……そのはずだったのにっ……!)

ソニックブレイドを横薙ぎに一閃、敵が防御に構えた粗雑な作りの剣ごと斬り伏せる
紫色の返り血が鬱陶しい、逃げ惑う市民たちの阿鼻叫喚が耳障りだ
周囲をぐるり取り囲みジリジリと距離を詰める異様の集団は10を超える
全員が黒地に白模様の頭までを覆う全身タイツに身を纏い、何故かキーキーと甲高い声を挙げるヒトガタのナニカ
視界の端に映る、それらに護られるようにして腕を組んで偉そうにしている虫頭の怪人
また一体、カウンターの袈裟斬りを持ってしてヒトガタを黙らせた

//リサイクルで恐縮ですが置かせて下さいー
347 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 17:25:28.22 ID:gfUP5zWWo
>>346
「はいはい、市民の皆さんはとっとと避難しやがれくださーい!」

そんな声を上げながら、逃げ惑う市民の流れに逆らう人物が一人。
機械で構成されたアーマーを着込み、戦いの場へと向かっているのだ。
既に両腕にレーザーライフルを携えている。戦闘態勢に入っているのは明白。
そして、男は跳躍する。
レーザーライフルをチャージし、怪人達の一団にそれを放つ。
放たれた蒼の閃光は爆発し、その後華麗に男はタェンティースの前に着地することだろう。
アーマーはまるで変身スーツ。ヒーロー物を彷彿とさせる登場だ。

「正義の味方、見参!ってな!」
「よぅ、タェンティース!」

タェンティースは知っているはずだ。この男を。
もちろんヒーローでも慈善事業でもなんでもない。"仕事"で来たわけだが。
348 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage saga]:2014/07/27(日) 17:35:52.43 ID:xktDo0XMO
>>347
(……こいつら、数が……っ!)
(……あっ、しまっ……!?)

この全身タイツの集団(以下戦闘員)、能力者であれば苦戦する事もない程の実力であるが如何せん数が多い
20を越える数を斬り伏せた辺りで果たして半人の消耗は顕著になりつつあった
そしてその数を1つ伸ばしたと思った矢先、背後より急襲し迫る戦闘員
咄嗟の行動としてイムエトの腕で頭を守るように構えて歯を食いしばり衝撃に備える
轟音、何かが爆ぜる衝撃波、当たる破片
しかし待てど待てど本命の一撃は来ない

(……?)
「……え?」
「れ、レギン様!?」

恐る恐る瞼を開き、その姿を確認すれば見知った背中
戦闘員の集団は乱入者に恐る抱く事もせず、そもそも畏怖を持ち合わせておらず
ききぃと甲高く鳴いて剣を持った5人がレギン目掛けて吶喊
半人には背後から3人、その対処に追われそうだ

「レギン様、お気を付け下さい!」
「個々の戦力はともかく、数が多いっ!」

成る程確かに、いきり立ってレギンに向かう5人はコンビネーションもなくバラバラにそれも無手勝に襲い掛かってくるだけだ
好きに調理するのに一切の苦労はないだろう
349 :シファル・ルーキフェル【傲慢のルシファー】>>218 :2014/07/27(日) 17:49:42.38 ID:tDLSdCMJ0
>>345
「その子たちは…私が大切に育てた……っ…だいじな…っ」
「あなたなんかには…何もわからない…!!何も…!!」

上ずった声。ほぼ泣きじゃくっているものと大差無い天使の表情にウィントは呆れの表情を浮かべる。
天使にとって全ての生物は愛護すべき存在。それは草花であろうと動物であろうと変わりない。
原罪。自らが生きてゆくための破壊。動物同士の殺し合いや虫が草を食むその行為自体は罰せられるべきでないとシファルは考えている。
無論その理屈からすれば人間が動物を殺し、草を狩り、森を切り拓くのも例外に及ばないということだ。

だがしかしウィントは自分の可愛がっていた草花を無意識に踏み潰し、あまつさえ一陣の風となりてシファルへ肉薄する際、さらに多くの草花を散らしたのだ。
無自覚こそ最大の罪。[ピーーー]ならば[ピーーー]べき相手のことを想い[ピーーー]ことが最大の餞である、とシファルはウィントの行為に憤慨したのだ。

「……はぁっ…はぁ…当たり、前……です…わた、しは…天使なのですから……」
「この翼は…飾りでは、ありません……わたしの…この身体の一部……ぅっ…」

突き上げにより真っ二つに切り裂かれた翼。人間で例えるならそれは脚を二枚におろされた状態だ。出血量もダメージも著しいもの。
押し倒され抵抗も叶わず、重なるウィントの肩を叩く手にも力が入らない。シファルはウィントを叩くのやめ、全身を脱力させて彼の顔を見つめた。
痛みに不慣れなシファルはもう既に戦意を喪失している。そうなれば反抗の手段は唯一つ。治療を受け入れずこの場で自らの命を断つことだ。

「望む所です…あなたのような人間に介抱される位なら、ここで…!」

シファルはきっとウィントを睨み付け、そのままここで死を待つつもりだと伝える。その眼には一種の覚悟のようなもの、というよりは戻るに戻れないといった様子が見てとれた。
そうしていると彼は何を思ったのか、シファルの首筋から剣を遠ざけ、重ねていた身体を話した。
シファルを殺してしまうのはいたたまれない。しかしシファルは救いの手を受け容れることはしないだろう。
その結果彼が辿り着いたのはシファルに謝罪すること。シファルにとって勝負の勝ち負けはどうでもいいことだった。ただウィントを謝らせたかっただけなのだから。

「…………」
「…分かりました……受け入れ…ましょう、その提案を…」
「……私は…人間界では"シファル・ルーキフェル"と名乗らせて頂いています…貴方の名は…?」

以ってシファルにとっての草花の価値を理解したウィントに非は存在しない。シファルは告げられた謝罪の言葉を噛み締めるとウィントを赦し、その右手を握った。
350 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 17:50:05.59 ID:gfUP5zWWo
>>348
「さぁて、とっとと終わらせちまうかね!」

レーザーライフルはアーマー内に格納される。
代わりに出てきたのは、二刀のレーザーブレード。
蒼い炎が点火し、ジリジリと空気を焼く。

(それにしてもなんだこいつら…?)
(連携もクソもないじゃねえか)

襲いかかる五人、そのどれもが動きはバラバラで、コンビネーションの欠片もない。
指揮系統はどうなっている、誰がこの集団を統率しているのだろう。
そんな疑問を抱きつつも、まずは目の前の事に対処しなくてはならない。

「そらっ!」

一人一人、レーザーブレードによって両断していく。
蒼の軌跡を放ちながら、攻撃を回避していく。

敵は動きも甘く、容易に倒す事が出来た。

「タェンティース、どうだ?」

タェンティースもそろそろ終わった頃だろう。
そう思い、タェンティースのいた方向へ向き直る。
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2014/07/27(日) 17:56:37.98 ID:V/pvlxEmo
>>348>>351

「キー!」
「キー!」

【連携も何もない?レギンのその心象を察したのか戦闘員のプライトがチクチク刺激されました!】

 黒地に白模様の全身タイツという古き良き戦闘員アトモスフィアの格好をした
 ヒトガタ戦闘員諸君は反撃に打って出ます。

「キー!」「キー!」

 突然、戦闘員は一箇所に集合。
 四足となり土台となる戦闘員たちの上に戦闘員がさらに土台となり
 あっという間に人間櫓が次々に形成される!

【おお照覧あれ!これぞ人間櫓也!】

「キー!!」

 高高度よりのジャンプ!そして腕を十字に組んでのフライングクロスチョップ!
 重力を味方につけたことにより威力は倍点だ!!

【人間櫓は複数構築されている!
 つまり戦闘員クロスチョップは正にミサイルめいて次々とタェンティースとレギンに襲い掛かるという事】

「イーッ!!」「イーッ!!」

 大気摩擦で全身を炎に包んだ正に戦闘員ロケットと化した連中が、
 急降下爆撃の如く高高度から二人に襲い掛かる!摩擦熱が起きるほど高かったかって?知らん!
352 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage saga]:2014/07/27(日) 18:08:00.49 ID:xktDo0XMO
>>350-351
「……せぇいっ!」

気合一閃、ブレードを袈裟斬りに唸らせ襲い掛かる3人の戦闘員の最後の1人を斬り伏せる
その瞬間とレギンが声を掛けたのは同時、肩で息をしながらなんとか、と頷いて見せた
しかし安心してはならない、まだまだ敵はいるのだから

「なっ……えっ!?」

そう思って向き直る矢先、行われる奇天烈な戦術
呆気に取られて遅れる回避、巻き込まれ吹き飛ぶイムエトの右腕

(しまっ……っ、)

左腕にブレードを構えていた事が幸いした、武器の損失はない
追撃が来るのかと振り向きながらに回転しつつ横薙ぎにブレードを振るう
……クロスチョップの様な攻撃であったが果たして着地なんかはどうしているのだろう?
353 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 18:22:18.59 ID:gfUP5zWWo
>>351>>352
無事なタェンティースの姿を見て安堵。
だが、ここで怪人達は奇想天外な奇策を放つ。
これは予想外であり、よって対応も遅れる事となる。

「なんだそりゃ!?」

驚愕の表情を浮かべながら一刀のレーザーブレードを格納。レーザーライフル一丁に切り替える。
何とか撃ち落とそうと一発放つも、それ以上は間に合わなかった。

「ちぃっ!」

腕でガードしつつ、その攻撃を受ける事となる。
撃ち落とす事に成功していれば良いが、ともかくレギンの体は後方へ吹き飛ばされる形となる。

「いってぇ……くそ、やるじゃねえか……」

幸い地面に体を打ち付ける事はなかったが、とにかく腕の損傷が激しい。
辛うじて動かせるレベルであった。
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2014/07/27(日) 18:31:41.58 ID:cWJua2e6o
>>352

 戦闘員は何と、敵ロボーットの腕を吹き飛ばす金星を挙げた!
 おお、怪人もきっと大喜び&ボーナスが出るかもしれない!

「イー…」

 ちなみに幾つも焦げ焦げ&地面にぶっ刺さったスケキヨ的なオブジェが出来上がっているけど
 まあ、この金星を前にすれば尊い犠牲といったところでさして問題にもならないだろう。

「イッー!グワーッ!」

 しかし何度も通用するわけもなく、回転切りを喰らって次々に吹っ飛んでいくヒトカタ砲弾。
 まあ、片腕奪った以上やると怪人に睨まれだし、この辺が分相応であろう。

【戦闘員という前座としては充分、キンボシオオキイ!あとは怪人に任せた!】

>>353

「グワーッ!」
「グワーッ!」

 レーザーライフルに撃ち落されてもんどりうって倒れる戦闘員たちであったが、
 ここは特撮おなじみの物量作戦。戦闘員ロケットは次から次へと襲い掛かるのである!!

【そして物量によりついに弾幕を抜けた戦闘員チョップがレギンにヒット!
 腕の装甲を大速度と質量を炎でしっちゃかめっちゃかにしてレギンの身体ごと吹き飛ばした!!】

 そして見よ!レギンの眼前に広がるスケキヨか犬神家かと言わんばかりの死々累々たるオブジェを!
 そりゃまあ、肉弾戦法などやったらこうもなるであろう!!怪人さん!仕事はしたから後は任せた!

【これぞ!古来より伝わりしマルナゲ・ジツ!】
355 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage saga]:2014/07/27(日) 18:41:47.30 ID:UC1x/ED00
>>354
「……」

オブジェ・スケキヨの内の一つを引っこ抜き乱雑に投げ捨てれば、コンクリの下露出した土部に右腕の肩から先喪失部分を突っ込む
僅かな間、右肩に走るルーンの明滅
腕を抜けば土色のそれが新たなイムエトとして復活しようと魔力を迸らせていた
とはいえ右腕一本を再生するには相応の時間が必要であろうが

>>353-354
と、ここで後方で腕を組むだけであった虫(カマキリ)頭の怪人がバッと両手を広げた
羽織っていた漆黒のマントがはためき、昆虫人間とも思しき胴体が露わに
きききと横向きに発達した顎を打ち鳴らし笑いであろう声を発し、レギンへと一足飛び
刹那の後、右腕を振るい上げればそれは巨大な鎌の刃となって襲い掛かるだろう

「レギン様っ!」
「……っ、こ、このっ……!」

半人には残った戦闘員がへばり付きしっかりマーク
どうやら分断のつもりらしい
356 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 18:59:01.83 ID:gfUP5zWWo
>>354>>355
「ちっ………!」

手痛い損傷ではあるが、戦闘不能になる程ではない。
むしろレギンとしてはこの後に控える修理費の方が心配なのである。

「くっそ、タェンティース…!」

そして何よりも片腕を失ったタェンティースの方が心配だ。
再生までに護ってやりたいところだが、そうは問屋がおろさない。

「邪魔だぁ!」

こちらに突撃してくる怪人に対し、身を捩らせて鎌を回避しつつ、レーザーブレードによる刺突を行う。
怪人の身を貫けば、タェンティースを援護しようと駆け寄るだろう。
357 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage saga]:2014/07/27(日) 19:09:33.49 ID:UC1x/ED00
>>356
『きききっ……』

耳障りな笑い声を打ち鳴らしながら刺突を掠めるに留まらせる
じゅ、マントが焼け焦げて開く風穴
返す刃で左腕を逆袈裟に振り上げる
それもやはりモーションの最中、大きな鎌の刃となりてレギンに迫る
ギチギチ、怪人の背中が奇妙な音を立てている

一方半人、イムエトとして再生を行ってはいるものの矢張り隻腕のハンデは大きいらしく防戦に追われている
今の所撃破される恐れはなさそうだが時間が経過すればそれも分からない
358 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 19:12:18.48 ID:gfUP5zWWo
/すみません、飯落ちです!
359 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage saga]:2014/07/27(日) 20:08:22.57 ID:e4PoUJ48O
>>349

ん、交渉成立だな……俺の名前? ……ウイント・ワーゲンだ巷じゃあ戦場を……いや、それはいいか

【提案を受け入れた少女、シファルの手を力強く握りながら名乗り返す】
【続けて自らの通り名(自称)を名乗りかけるが状況が状況だけに止めておくことにした様だ】

さてと、そんじゃま善は急げって事でちゃっちゃか処置しちまうかねっと
ん〜……まぁ無難に縛っとくか……そういやさっき天使だとか言ってたけどよ
翼の構造とかそこら辺は鳥の翼とそこまで変らねぇよな?

【握っている手を引いてシファルの体を起こすと傷口を見ながらポーチの中に入っていた包帯を取り出す】
【かつての世界で同業者の中にいた有翼種の獣人から聞いた手当てを試すつもりの様だ】
【特に抵抗しなければ包帯で鬱血しない程度にキツく縛るつもりである】
【その際には手早く済ませるが例え痛がったとしても特に配慮などはしないだろう】

うし、こんなもんだろ……ホントに天使サマとやらなら聖水なりなんなりで傷口の手入れは出来るよな?
そしたらとりあえず今日の所はジッとしとくんだな
花の手入れの方は……まぁお前さんが落ち着いてからだな

【手当てを終えると翼が痛んでいない方の肩をパシリと音を立てて叩く】
【傷口をキレイに保つことに関しては手持ちの物品の都合から少女に丸投げな様である】
【花の手入れについてはまた見知らぬ誰かが不用意に荒らしてしまわない様に】
【世間知らずな少女に代わって対処をしなければ、などと勝手に思っているウイントであった】

//遅くなりましたがコレで締めにさせていただきます
//乙でした!
360 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 20:10:14.84 ID:gfUP5zWWo
>>357
「くそっ、とっとと片付けねえと…!」

どうやら先程の奴らとは一味違うらしい。
刺突は体を掠めるに留まり、こちらを捉えようと鎌が襲い掛かる。

「ぐあっ…!鬱陶しい…!」

鎌はアーマーに下から上へと切り払われ、大きな傷をつける。

「このおおおおッ!!」

レーザーブレードはもう一度怪人の体を捉える。
横薙ぎに払われた一閃で、仕留める事ができるだろうか。

タェンティースを早く救援しなければならないというのに、ここで苦戦している自分に舌打ちを打つ。
361 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/27(日) 20:26:23.10 ID:UC1x/ED00
>>360
『きぃっ!!』

一際大きく顎を鳴らし歓喜を表しているのだろうか
だがそれは怪人の悪手、ただでさえ両の鎌を振り上げているのだから
その隙に迫る灼熱の刃、怪人の背中の異音は一層に騒がしい

ぶぅん
響くは低い羽音、どうやら見えぬ位置でホバリングの準備を進めていたらしい
しかし胴薙ぎの閃光はそれを遮断した

『……ぎっ……!?』

深々と腹を焼き、内容物を焦がしバックステップの着地際にボトリと倒れた
紫色の血溜まりを作り始めピクピクと痙攣、やがて致死に至るだろう

半人はと言うと未だ4体の戦闘員の刃を隻腕で捌き続けていたが、

『イィー!?』
『イ……!?』

上位存在であろう怪人の敗北を知り内2体が隙を晒し斬り伏せられた
残りは2体、そのうち1体は怪人の仇のつもりかレギンへと向き直り剣を振り乱しながら駆けた
そしてもう1体は半人へと同じようにしていたが、恐らく次の瞬間反撃一閃絶命するであろう
362 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 20:39:17.72 ID:gfUP5zWWo
>>361
―――――残るは、二体。
後は先ほどと同じ雑魚のみ。

「これで……終わりだっ!!」

何とか右腕を動かし、ゆっくりとレーザーライフルのチャージが始まる。
ただ剣をめちゃくちゃに振り回し、真っ直ぐにこちらに迫ってくる怪人に狙いを定める。

――――発射。
蒼の閃光はその体を貫かんと迸る。
撃ち抜ければ御の字、そうでなければブレードで切り裂くのみ。
363 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/27(日) 20:45:57.89 ID:UC1x/ED00
>>362
カァォッ!
奔流する光の渦に巻き込まれた戦闘員、上半身を喪失しぶすぶすと煙を上げて両脚のみでゆっくりと崩れた
それと程なくしてブレードの一撃で自身に迫った脅威を沈黙させれば息も荒く膝を付く半人

「……、た、助かりましたレギン様……」

倒れる事こそ精神力で止めているもののしばしは動けそうにない
土色の右腕に走るルーンの文字はぼんやりとした明滅を繰り返していた

364 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/07/27(日) 20:59:33.49 ID:gfUP5zWWo
>>363
――――――終わった。
これで全ての怪人の討伐に成功。
任務、完了だ。

「あー、疲れた……」
「大丈夫か、タェンティース?」

タェンティースの下へ駆け寄る。
自身の修理代も心配だが、やはり大事な仲間の方が心配なのだ。

駆け寄れば「お疲れ」と一言、タェンティースの肩をポンと叩くだろう。
365 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/07/27(日) 21:06:25.33 ID:UC1x/ED00
>>364
「えぇ、なんとか……」
「……ですが……あぁ、疲れたぁっ」

弱々しく、しかし答える半人
そして尻餅の形で地べたにぺたんと座る
そらを仰ぎ大きな溜息、雲はのんきにぼんやりと千切れては揺れる
お疲れ様です、肩に手を受け入れながら頭を下げて微笑みを返した

//ありがとうございました、ここらで〆でお願いします
//お疲れ様でしたっ
366 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/07/27(日) 21:56:35.21 ID:tDLSdCMJo
「…そういえば…あの日以来誰とも出会ってないんだよな…アキレスを除いて」

戦艦ワールシュタットのロビーにて、音楽を聴きながら片手で膝にトントンと指を打ちつけつつ独り言ちるジョシュア。
あれから3か月、民間人の立ち入りが制限されている為にワールシュタットへの来客は少ない。
OSATのクルーとしか顔を合わせていなかったからだろうか、ジョシュアは急に恋しい気持ちになったのだ。誰かに会いに行きたいと。

「……澪ちゃん、元気かなぁ…」
「…うーん…………連絡…してみるか…?」

ふと浮かんだ顔は澪のもの、いつかまた会って遊ぶ約束をしていたなとジョシュアは思い出したのだ。同時に亡きマリアの顔が脳裏に焼きついた。
ジョシュアは携帯端末を取り出し、澪へとメッセージを送る。もしまたこの世界に足を運ぶことがあったのなら、掲示ドローンが澪にジョシュアのメッセージを伝えるだろう。
『○月の●日に街の外れの森で待ってる。約束は守らなきゃな』。そう記されたホロ映像はジョシュアのジェスチャーに合わせて送信ボックスへと運ばれ、そして消えていった。


そしてついにやって来たその日、普段着のジョシュアはかつて通い続けていた街の外れの森、その中央付近の岡で澪を待っていた。
脇に抱えていたバッグを降ろして深く息を吸う。冷たい風が心地良い。朝露が僅かにジョシュアの革靴を濡らした。
367 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/27(日) 22:19:18.90 ID:E09TsoAG0
>>366
丘で暫く待てば、木々のざわめきとともに一人の少女が慌ただしく駆け寄ってくるだろう。
急いで来たのか、ぜえぜえと肩で息をしながら。
顔もやや紅潮しているが、それはこれからする事への期待によるものだ。

「…お待たせ…待った…?」

膝に手をついて軽く息を整えれば、すぐにぱっと顔を上げる。
その期待に満ちた目は狼というより犬を彷彿とさせるが、本人に言ったら確実に怒られるだろう。

「…久しぶり、だね…」

思えばあの件からジョシュアとは久しく会っていない。以前と変わらない元気そうな姿に思わず顔が綻んだ。
368 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/27(日) 22:31:48.34 ID:tDLSdCMJ0
>>367
がさがさと草木を掻き分ける音。森の方へと眼をやれば息を切らしながら澪が走ってくるのが見えた。
変わらぬその姿を見て思わずジョシュアは破顔してしまった。それは澪も同じで。

「っとと…どうした?そんなに急いで………はは、俺は逃げないよ」

微笑みを溢しながら目の前の少女…心なしか顔を紅潮させ眼を輝かせている澪へと手を伸ばす。
思わず撫でたい衝動に駆られたのだがそれも我慢。はだけたフードを直してあげることにした。

「………ん、澪…久し振りだな…」

それでもやっぱり、とフードの上から二、三回澪の頭を撫でてやると手を自分の腰へと持って行った。あまり撫で過ぎても鬱陶しいだろうと。
さて何をして遊ぼうと尻尾を振りまくるその姿はどう考えても狼ではなく犬のそれだな、とジョシュアは想う、が、口には出さない。痛い目を見るのは明白だ。

「ワールシュタットからの外出許可がやっと出てさ…俺が人類にとって害を及ぼさない存在って、やっと認めて貰えたんだ。」

嬉しそうに白い歯を見せて微笑むジョシュア。しゃがみ込んでバッグから取り出したのはボールとグローブだ。
キャッチボールをしようという提案をジョシュアはちゃんと記憶していた。

それから澪にグローブを渡そうと手を伸ばすジョシュア。寧ろグローブが無い方が澪もやりやすいのかもしれないが…それはジョシュアの先入観から来る偏見だろうか。
369 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/27(日) 22:48:04.19 ID:NNkaaAdB0
【近代世界】
その場所は多分アメリカなのだろう
・・・なぜ『多分』がつくのかって?

その場所がまるでセピア色のフィルムから飛び出してきたかのように古臭い町並みだからである
まるで第二次世界大戦が終わった直後の様にレトロな車が往来を走り 街ゆく人たちの格好もどこか古臭い

更に
「おっほほww スゲェこの新聞1949年だってwwwwww」
ついさっきそこで新聞売りの少年から買った新聞の年数を見て笑うのは示現を渡り歩く青年アキレスと そのペットである巨大サソリのベティである

その時代を一歩も二歩も先を行くラフ過ぎなファッションは少々目立っているものの 当人はちっとも気にした様子はない
370 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/27(日) 22:50:30.52 ID:E09TsoAG0
>>368
頭を撫でてもらえば嬉しそうに目を細め、ジョシュアの温もりを肌で感じ取る。
やはりすぐ離れてしまう手が少しだけ名残惜しいが、言葉に出さずにただ見送った。

ジョシュアの近況を聞けば半分も理解出来ていないだろうに、元気なのはいい事だと大きく頷いた。
それよりも澪の心を躍らせたのは、ジョシュアが取り出したボール。ジョシュアと同じように、澪もまた約束を忘れる事はなかったのだ。

グローブを伸ばす手にいらない、と首を横に振れば十分な距離を取ろうとジョシュアから少しずつ離れていく。
とりあえずは肩慣らし。数十m程の距離を開ければ立ち止まり、ジョシュアへと大きく手を振るだろう。
371 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/27(日) 23:02:40.79 ID:tDLSdCMJ0
>>370
「………」

手を離せば澪はちらりとジョシュアの顔を見た。ジョシュアはまたあの目だ、と思案する。病室での一件を覚えていたのだ。
もしや…とは思いつつ今はまだその提案を口にすることはない。せっかく澪が乗り気になってくれているのだから期待に応えなくては、と。

「え、要らないの?手痛いと思うけど…」

心の中で微かに思い描いていたヴィジョンに現実が近付いてゆく。ジョシュアは嫌な予感を拭えずにいたが…一先ず距離を取る澪を見て不覚にも安心してしまった。
どんどん離れてゆく澪。その距離は終いには数十mにまで達し…まるで彼女が豆粒のように見える距離から澪は手を振った。

「……えっと…なるほど」
(試されてるんだな、俺)

ああ見えても彼女は人間よりも遙かに強力な力を有する獣人。ジョシュアと比べても彼女は全ての面でジョシュアの身体能力を上回っているだろう。
しかしここは誘った側としての意地もある。ジョシュアはそーっと体内のグリードに働きかけ、能力を発動させる。
膨大な熱量と引き換えにジョシュアの身体能力が向上。ジョシュアは数十mの距離を隔てた澪へと、ボールが取りやすいように顔面から胸元を目掛けてボールを投げた。
372 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/27(日) 23:03:00.91 ID:lQkrcmu3o
>>369

「ようやく感覚がつかめてきたのか、
 それともマジで頭がイかれたか。どっちだろうな。」

チャーリーは南米アマゾン流域のような世界から、この近代世界へ、
通算2度目の異世界転移を行ったばかりだった。最初の転移当初は状況が飲み込めずにいた
チャーリーだったがある程度時間が経過し、さすがに自身の今いる場所が夢や妄想の産物
とは思えなくなってきた。

(設定してみたアラームも正確に10分毎だしな。
 明らかに、その他もろもろの現象も気絶じゃあ説明がつかねえ。)

チャーリーは飛ばされて以降、いくつかの実験を行っていた。
ひとつは時間が正確に過ぎて行っているか確認するためにスマートフォンでアラームを設定し、
自身の眼でそれを確認するという事。アラームの感覚は10度以上確認したが性格だった。

夢の中で、これほどまでに正確に時間が過ぎて行くものだろうか……。
等と考えているうちに、アキレスの隣を通り過ぎる。

「っと、なんだペットか……!?」

その際、危うくベティを踏みそうになるのだった。
373 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/27(日) 23:16:01.24 ID:NNkaaAdB0
>>372
―――ギィ!!
そのベティは危うく踏まれそうになったことに腹を立ててハサミを振り上げた

「おっと気をつけt・・・」
新聞から目を放して男性を見る 周りのスーツ姿とはかなりいでたちの違う装い
漠然としていたが どこか確信めいたものがある もしかしたら自分と同じ越境者かもしれない

ならば一つ試してみようか

「なぁアンタ 今月号のPLAYBOYはもう読んだか?」
年数を確認すると この世界は1949年 プレイボーイは1953年創刊である
もし知っているようならば この男は越境者で間違いないだろう
374 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/27(日) 23:18:16.72 ID:E09TsoAG0
>>371
実を言うと、澪は人間とキャッチボールをした事がない。やたらと距離を開けているのも、程度が分からないだけなのだ。
故に澪にはジョシュアを試すつもりなど毛頭ない。
だから明らかにキャッチボールの球威ではないボールを前にしても、そういうものなのだとただ尻尾を振るだけなのだ。

「…っと…」

迫るボールを両手でしっかりと受け止める。摩擦で手が焼けるように熱いが、それよりも楽しさが勝っていた。
ならばこちらもと、能力を発動。この距離では赤く染まった瞳を確認するのは難しいだろう。

強化された身体能力をもってジョシュアへと投げ返す。狙うは先のジョシュアと同じく胸の辺りだ。
375 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/27(日) 23:29:40.77 ID:lQkrcmu3o
>>373

「あ、いや……読んでいないがそれが?」

意味の解らない問いに、怪訝な顔で答える。
ちなみに手にはスマートフォンを持っているためそれを見てもこの年代の人物でない
という事は分かるだろう。
376 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/27(日) 23:34:42.19 ID:tDLSdCMJ0
>>374
「っへへ、届いた……ちょっと強過ぎたかな?」

にやりと微笑むジョシュア。澪がボールを構えるとジョシュアもまた構えたが…
──きらり、何かが紅く線を引いた気がした。ジョシュアのベルゼブブがもたらす身体能力のうちの一つ、視神経強化ががそれを捉えたのだ。

「………ん?」
「えっ…はっ…?えぇぇっ……!?」

澪の投球。疾い、思ったよりも。そして気の所為だろうか、放たれた弾道が山なりでないのは。
いや気の所為ではない。澪の放った一級は弾丸の如し、ジョシュアの胸元目掛けて一直線に迫ってくる。
このままでは不味いとジョシュアは悟る。あんな殺人ライナー(比喩抜き)を受けてしまってはどうなるのか分かったものではない。
迷いなくフルパワー発動、ジョシュアの身体にグリーンのエネルギーラインが脈打つように走った。

「ぐうぅうぅっ………」

「ま、まずっ……ごっはぁぁぁあああぁぁあっ!!?」

両手を突き出して受け取ろうとするもジョシュアはそれ程満腹状態で来た訳ではない。
すぐにエネルギー切れを起こしてボールの勢いに負け、ばちっと吹っ飛ばされてしまった。

「い、痛ってぇぇ…澪ちゃん、そ、それは無し…!キャッチボールって初球からこんな飛ばすもんじゃないから!」

慌ててボールを探すジョシュア。しかしボールは見つからず、粉々になったゴム片のようなものだけが辺りに散らばっている。
それを見て蒼ざめたジョシュア。硬球を持って来なくてよかったと心底安堵しつつ青い顔で澪に何かを訴えかけている様子。

ともあれボールは無くなってしまった。ジョシュアはどうしようかと代替案を探すが──

377 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/27(日) 23:39:43.62 ID:NNkaaAdB0
>>375
さて 読んでいると答えられたら確実なんだガ 読んでないと鳴ると反射的か?
と少し困っていたが 答えは身近なところに転がっていたというなんとも締まらない展開になってしまいました

なにせ持ってるスマートフォン

「なんだやっぱり越境者か スマホ持ってるのなら確実だろ」
そういってこちらもリンゴ製スマホを取り出して見せる 互いにこの世界では持ってない機械を持っているのだ
というか巨大蟲をつれていて驚かない時点で越境者確定だろというツッコミは受け付けません

「ここへは最近流れたんか? なんかレトロで逆に新鮮だよ どうやらこの頃はもう禁酒法は解除されたみたいね」
同じ境遇のものと会うのが楽しいのか 矢継ぎ早に言葉を発する
378 :澪【獣化】 :2014/07/27(日) 23:48:25.34 ID:E09TsoAG0
>>376
「…あれ…?だ、大丈夫…?」

ばちんっと吹っ飛んだジョシュアは遠目でもはっきり見えた。
自分に原因があるなど欠片も思わないまま、慌ててジョシュアへと駆け寄る。瞳はいつの間にか元の色に戻っていた。

「…?そうなの…?」

ジョシュアの抗議にこてんと首を傾げる。
その仕草にわざとらしさは見えず、完全に素でやっていることが窺える。
青い顔のジョシュアの非難にも全く気づく様子がない。
それどころがボールが見当たらないという事実に顔を歪ませる始末。自分のせいなのに。

「…なんか、ないの…?」

そう言って勝手に漁ろうとするのはジョシュアが持ってきたバッグ。何かボールに代わる物がないか探そうとするが果たして?
379 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/27(日) 23:50:18.50 ID:lQkrcmu3o
>>377

「越境者?どうも俺のような境遇のやつらは他にもいるようだが、
 これはいったいなんなんだ。良く飲み込めん。どうにかバッドトリップじゃないということは
 解ってきたが……。」

慣れた口調で話しかけるアキレス。
しかし、目の前の男の口調からは困惑がありありと感じられる。
明らかに、状況を飲み込みきれていないという感じだ。

「『別の世界』だとか『ゆめじゃない』だとか。
 俺は別に、ウサギを追っかけて木の穴に入り込んだわけじゃあない。
 一体、この場所は何だってんだよ。」
380 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/28(月) 00:10:24.38 ID:PFQwbbQW0
>>379
「俺にも良くわかんねぇ だが昔からこの手の話しは何処にでも転がってただろ?
 ジャパニメーションとかゲームとか タイムトラベラーも定義の中に入るんだろうな」

異世界に召還されてその世界を救うなんてのはすでに手垢の付き捲ったシチュエーションであるということ

「この世の多くの人はそれらがフィクションだって信じきっている だが実際にはノンフィクションだったってだけさ 簡単だろ?」
そう 信じる信じないは別として 真実は実にシンプルなのだ

「別に穴の中に入ればいいってワケじゃないさ タ○ミネ○タ○だってマッパで飛んできたんだし
 他の連中がどうやって世界を渡るかは分からないけどさ んでこの場所はって? どうやらタイムズスクウェアみたいよ 第二次世界大戦が終わって少し経った後の」

つまり自分たちは時間をさかのぼってしまったようなのだ

「ほら 新聞」
手渡した新聞には今1945年であることを示している

「なんていうか・・・逆キャプテ○アメリカ?」
381 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/07/28(月) 00:24:01.08 ID:oE8KVP7Qo
>>380

「ジーザス!」

チャーリーは頭痛を覚えたかのように顔を覆い、呻いた。
無理もない事だろう。ほんの数日の旅行先でホームシックにかかる物もいるというのに
別の世界などというのだから、ショックを受けるのは当たり前のことだ。

「しかしまあ、そう考えるといくつか合点の行くこともあるが……。
 ファック、こりゃあマジでトム・ソーヤーになった気分だ。クソ。」

未だに完全に飲み込めはできないが、ある程度の実感がわいたせいかいろいろな
懸念がわいてくる。どうすれば戻れるのか、どういった頻度でこの現象は発生するのか。
言語や通貨の問題。生活や食料……。

しかしながら、幸運な事に目の前には同じ境遇の者がいる。
この者から、情報を聞き出せるだけ聞きだすに越したことはない。

「すまん、もう少し話を聞かせてくれ。
 すぐそこにアイリッシュパブがあったからそこで話さないか?」

// すいません、そろそろ落ちないといけないので
   この辺で〆でお願いします。
382 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/28(月) 10:43:04.14 ID:yumbi1q/0
>>378
「澪…キャッチボールはな、ボールがぶっ壊れないようにやるもんなんだぞ…」

痛みを堪えてむくりと起き上がるジョシュア。まさか澪の力がこれ程までとは…
若干計算外のこともあったがそれでもまだ始まったばかり、なんだかここで中断してしまうのは申し訳ないとジョシュアは感じた。

「んー、そうだなぁ……何かあったっけ…」

澪と一緒にバッグを漁れば出てくるのはブレード、ナイフ、拳銃、無線機、ボールの変わりにプラズマグレネード。
プラズマグレネードをボール替わりに遊ぼうと澪が言い出す前にジョシュアは慌ててグレネードをポケットに仕舞い込む。

「……しまったなぁ…もっと何か持ってくれば良かったよ…うーん…」
「そうだ、澪……一緒に走ろう!もし俺に触れたら何でも言うこと聞いてやるよ」

遊び道具が無いと分かれば残念そうな顔、「そうだ」と何かを思いついたのか、ジョシュアは完全食(ソイレント)を口の中へと流し込み始めた。
そしてやたらと自信満々にジョシュアは走ろうと提案。澪の身体能力をジョシュアは幾度となく見てきた筈なのに。

「それじゃ行くぞ、ステンバーイ…ステンバーイ…」

澪を両手で静止しながら後ずさるジョシュア、そして丘の頂上に差し掛かった時点でGOも言わずにジョシュアは走り出した。
先手必勝三十六計逃げるに如かず。澪程の相手ならばこれほどやって対等だろうとジョシュアは猛ダッシュ。
それでも人間の身体能力だ。そのうちあっという間に追いつかれてしまうだろう。
383 :澪【獣化】 [sage]:2014/07/28(月) 12:47:03.73 ID:r3NVFM2F0
>>382
「…あー…えっと…ごめん…」

散らばるゴム片とジョシュアの言葉でなんとなく状況を察したのか、申し訳なさそうに目を伏せる。
しかしそれも一瞬、すぐにジョシュアのバッグをごそごそと漁れば特にめぼしい物もなく。グレネードは澪が気づく前に回収されました。
何もないと分かればこちらもまた残念そうな顔を見せるが、ジョシュアの提案にパッと目を輝かせる。

「…追いかけっこ…?やる…!」

後ずさるジョシュアを見ればその間に軽く屈伸、合図を今か今かと待つ。
ところが何も言わずに走り出し、丘の向こうに消えていったジョシュア。突然の事に呆然とするが、逆にそれが澪の闘志に火をつけた。

「…っ…待てっ…」

思い出すのはまだ世界線移動などした事もなかった頃の記憶。
獲物を追いかけて木々の間を走り抜けていたあの時の感覚が、追う側という共通点を通して蘇るのが自分でも感じられた。
ここで何故かまた能力を発動、全力をもってジョシュアを追いかけ始める。
その気迫はまさに狩る者。勢いのままジョシュアに追いつけば、その背を捕らえんと手を伸ばす。
384 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/28(月) 15:22:21.64 ID:yumbi1q/0
>>383
紅い軌跡を引いて一瞬で距離を詰めてくる澪。ジョシュアはあっという間に追い付かれてしまう。
このままではあっと言う間に触れられてしまうが…このまま黙って負けてやるジョシュアではない。全力を以って澪を振り切ろうと。

「来たか……流石に疾いなッ…だが…!!」
「行くぞ、ベルゼブブ…!『フラストレーション』ッ!!」

ズアッ!!ジョシュアの身体にグリーンのラインが駆け巡ったかと思えば体内の生命エネルギーは一気に解放され、辺りの草を放射状に薙ぎ倒す。
微かに緑色を帯びたフィールドが全方位に放射され、ジョシュアに触れようと伸ばされた澪の手を弾くだろう。

「どうしたッ、終わりか……!?まだまだ行くぞッ!!」

その隙にジョシュアは後ろ向きに跳躍、じはるか上空から澪を挑発する。心なしかジョシュアもこの追われる状況を無意識的に楽しんでいるのだ。
人間には不可能なレベルの跳躍の正体はグリード。フルパワー状態のグリードからは途方もない量の生命エネルギーが生産され、そのエネルギーを運動エネルギーへと変換し身体能力を向上させたのだ。
少し離れた場所へ綺麗に着地、ごろんと一回転し受け身を取ると後ろも振り返らず走り出す。ジョシュアは澪にも劣らぬ俊足で大地を駆けた。

「………ちょっと腹が減ったな…」

ところがジョシュアの能力は燃費が劣悪、先程エネルギーを大量に放射したこともありジョシュアのパフォーマンスは徐々に低下し始めることとなる。
385 :澪【獣化】 :2014/07/28(月) 18:45:03.12 ID:ZTsqoSTSO
>>384
あと少し、と思ったところでバチッと音を立てて弾かれた手。
思ってもいなかった抵抗に怯んだ隙に跳躍を許してしまい、その距離は大きく開けられる事になった。

「…そうこなくっちゃ…」

ここまで言われては引き下がれない。ジョシュアの挑発ににやりとその白い歯を見せた。
しかし、ここで無駄に熱くなっている澪が選択したのは能力の解除。持久力勝負になるのなら、長時間の使用はむしろ疲労が溜まり仇となるからだ。
もちろん勝負を諦めてなどいない。だがそれでも先程よりは明らかにスピードは落ちるだろう。

ところで狼とは元来驚異的な持久力を持つ生き物である。24時間以上ぶっ続けで走り続ける場合もあるとか。
そしてもちろん澪もまた、その性質を持ち合わせている。
身体能力が向上する代わりに疲労が蓄積される半獣化を解除した今、追いつく事は出来ないものの追い回す事は出来る。

「…体力勝負…!」

追いつきはしないものの、見えるジョシュアの背は大きくも小さくもならない。
一定の距離を保ち、相手の消耗を待とうという魂胆だ。
ついさっきまで能力を使っていた分やや疲れこそあるものの、燃費が悪いジョシュアにとっては決して相性のいい相手とは言えないだろう。
386 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/28(月) 19:38:17.89 ID:yumbi1q/0
>>385
スピードを落とした澪、それに気付いたジョシュアは同じくスピードを緩める。しかしジョシュアは澪がバテた訳ではないと悟る。
澪はスタミナ勝負に切り替えてきたのだ。このままでは先にガス欠になるのがジョシュアなのは明白。ジョシュアは能力の出力を落とし、身体を反転させた。

「…ハァッ……くそっ…まだ息切れしないのか……ならっ…!?」

澪との距離がギリギリ触れられそうな程になるよう調節。そのまま澪に距離を詰めさせ…再び反転、加速する。
しかしその目線は澪から外すことはない。タッチしようと手を伸ばした所をスウェイで躱し続け、スタミナ切れを誘発しようというのだ。

初めのうちはひょいひょいと躱せてはいたものの、ジョシュアの身体に突如生じる異変。
ジョシュアの身体がビクンと痙攣するように一瞬硬直したかと思えば全身を走るエネルギーラインが紅く染まったのだ。

「……っ…ぐ………ゥ」
(なッ…ハンガーノックだと……早すぎる……)

ハンガーノック、即ちエネルギー切れだ。生命エネルギー変換に使えるだけのグリセリンが使い果たされエネルギー供給が打ち止めとなってしまったのだ。
胸を押さえて苦しむジョシュア。しかしここで脚を止めれば捕まってしまう。フラフラになりながらも全力疾走を続けていれば──

「──あっ…!?」

がつっ、と取られる脚。地面から突き出した大きめの石に足を取られ、そのままジョシュアの身体は宙に舞う。
注意散漫となっていた意識では迫る障害物も確認しきれていなかったのだろう。この時点で勝敗は着いたも同然だ。

(…あー………くそ………しまっ…)

ジョシュアの体内、カーディガン越しに輝きを放っていたナノマシン・グリードのエネルギーラインも消失。輝きを失ったジョシュアは受け身も取らずに頭から地面へと落下してゆく。


387 :澪【獣化】 :2014/07/28(月) 21:05:39.47 ID:r3NVFM2F0
>>386
「…むぅ…ちょこまかと…」

手が届きそうになるところでヒョイっと躱される。
明らかにこちらの体力を削ってこようという戦略に苛立ちが募るが、向こうの息も荒い。
このままでは時間の問題だろう、最後の時が訪れるまで足を休める事はない。

「……ちょっと…大丈夫なの…?」

唐突に苦しみ出すジョシュア。その異変に戸惑うも、ジョシュアはなおも走り続ける。その姿はとても痛々しいもので。
ならば早く終わらせて休ませようと能力を発動させる。そのまま急加速しようとするが、ふと気がつくと追いかけていたはずの背が視界から消えていた。
横に移動?いや、それなら見逃すはずはない。まさか、と思い視線を上に向ければ宙を舞うジョシュアの姿が。

「……あぶなっ……!」

自分で跳躍したにしては不安定な体勢。受け身を取ろうともしないジョシュアを見れば事故である事は一目瞭然で。
そのまま落ちればただでは済まないだろう。最悪の事態を防ぐためにも澪はこれまで以上に必死で駆ける。
それでも間に合わないと悟ればせめてものと、スライディングの要領でジョシュアと地面の間に割って入る。
388 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/28(月) 21:39:16.65 ID:yumbi1q/0
>>387
「────は?れ、澪…っ!?」

頭から地面に叩きつけられるその直前、ジョシュアと地面の間へと躍り出た澪。
ジョシュアはその行動に戸惑いつつもせめて澪がダメージを受けないようにと澪を抱えるようにして腕を広げる。

「っ……ぐっ…ぁああぁっ…!!」

そのまま澪を抱え込むようにして地面へ墜落、ゴロゴロと転げ回り、やがて木にぶち当たって止まった。
澪を庇うようにして墜落したのでダメージは明らかに増えてしまっているが…それは口には出さないでおく。必要以上に心配されてしまっては元も子もない。

「……〜〜〜〜ッ…はぁぁ………っ…くそッ…俺の負けだ…」

痛みを堪えながら大きく息を吐き自分の負けを認め、腕の中の澪の顔を見つめていればやがてジョシュアの身体は木からずり落ち、ばたりと横向きに倒れる。
その際に澪も放り出されるようにしてジョシュアの身体から引き剥がされるだろう。

「……いでッ…それじゃ公約通り…なんでも言うこと聞いてやるよ。なんでもな」

仰向け、大の字に寝転がりながらジョシュアは澪の願いを聞く。
想定内の物と言えば「飯くれ」「もっと遊べ」「もっと撫でろ」。澪の事だからどうせ致命的な願いは無いだろうとジョシュア。
無茶振りすれば油断している所にトンデモなお願いブチ込まれて青ざめること請け合いだが、果たして──


389 :澪【獣化】 :2014/07/28(月) 22:26:14.76 ID:r3NVFM2F0
>>388
「…っつう……大丈夫…?」

どさっと澪もジョシュアに倣って横向きに倒れ込む。
ジョシュアのおかげで自身への衝撃はかなり和らいでいたのだが、澪はそれを漠然とした違和感でしか感じとれなかった。
思ったよりも痛くなかったな、などと拍子抜けするが、同時に多少のダメージはあれど二人とも無事だった事に安堵して。

「…そっか…勝ったのか…」

そういえばそんな話もしたような気がする。勝負に夢中になっていたからかすっかり忘れていた。
うーんと首を捻って考える。まったく考えていなかった。食べ物も遊ぶのも魅力的だがどうせならもっと別の…。

「…そうだ、あのさ…」

何か思いついたのか、急にがばっと身を起こせば仰向けに寝転がるジョシュアの顔を、覆いかぶさるようにして見つめる。
その金の瞳は真剣そのもの。ジョシュアの碧眼から目を離さない。

「…イムカと、ちゃんと仲直りするって…約束してくれる…?」

澪の脳裏に浮かぶのはあのお見舞いの日の記憶。まるで喧嘩別れのような二人がずっと気にかかっていた。
澪にとってはどちらも大切な仲間。だからこそ、その二人が険悪なままなのは嫌なのだ。
ね?と念を押すように首を傾げれば、その焦茶の髪がさらりと揺れた。
390 :ベティ>>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/28(月) 22:37:03.92 ID:PFQwbbQW0
>>388-389
―――ギィ・・・ギィ・・・
なにやら軋むような音が聞こえたと思ったら ガサッと近くの茂みを掻き分け 出てきたのは巨大なサソリのベティちゃん

―――ギィ・・・g
見知った顔を見つけてハサミを振り上げようとして

―――・・・・・・・・・・


―――ギィ!! ギィ!!
クルリと反転し 慌ててガサガサと茂みの中に掻き分け アキレスを呼びに行く!!
391 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/07/28(月) 22:52:39.30 ID:yumbi1q/0
>>389
「大丈夫だよ、俺にはナノマシンが…って…もう無いんだったな…」

例え大怪我を負ってもナノマシンで治療出来る、考えていたジョシュアは己の思考の甘さを思い知らされた。
もし澪が割って入ってくれず大怪我を負ってしまったのならばそれこそ澪を心配させることとなるのだ。

「…ああ、残念ながら……な」

考え込む澪の顔、それを首を傾げるようにして覗き込んだ。ハンガーノックの反動で身体が殆ど動かないのだ。

「……さぁて、鬼が出るか蛇が出るか…」

そうだと顔を上げた澪の様子を伺う。果たしてどんな願い事が彼女の口から出てくるのだろうか…と。
やがて澪はジョシュアへ覆い被さるようにし、彼の瞳をじっと見つめた。視界を覆う逆さまの顔。額に掛かる髪が少しだけ擽ったい。

そして放たれた意外な言葉。まるで予想だにしなかったその言葉にジョシュアは思わず息を詰まらせてしまった。

「っ……澪、お前………」

その表情に多少同様の色はあったが嫌な感じはしない。まさか『お願い』を自分の為ではなく他人の為に行使するとは。

「ったく…ふふ、優しいよな、澪はさ……分かった。約束するよ…」

ニコリと微笑んでフードのはだけた澪の頭に手を添える。そうして逆さまの顔を近づけるようにして額同士をこつんと合わせた。
先程のようなフード越しではなく、直に。感謝の意を込めて心優しい彼女の柔らかな髪を思い切り撫でようと手を伸ばす。
草叢から近寄る二つの不穏な影に気付くことなく…
392 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/28(月) 22:58:57.46 ID:PFQwbbQW0
「なんだベティ 引っ張るなって ズボン切れちゃうから ちゃんと歩くから」
ややあって またもガサガサと茂みを掻き分ける音が響き 現れたのはお友達()のアキレス君

――――だから引っ張るなっt

そこで見た光景は 澪タンとジョッシュがキスしてます本当にアリガトウございました

「・・・・・・・・・」
―――ピピッ カシャッ

思わずリンゴ製スマホの写メを機動させてしまうのであった まる
393 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/07/28(月) 23:07:07.94 ID:GgqHqvIEo
>>392

「馬鹿者…音がなるカメラなど何たるウカツ!
 ここは己がニューロンにしかとストロベリーを刻むべし」

 アキレスのすぐ側にいつの間にかいた柴犬もしっかりとこれを見ています。
 若いっていいなぁである。ストロベリ!

【何か柴犬が喋った!と思うならそれはきっと幻聴――というよりとうとう脳がイカれたと覚悟しましょう】
394 :澪【獣化】 :2014/07/28(月) 23:10:11.90 ID:r3NVFM2F0
>>391
ちらりと見えた動揺の色に不味かったかと不安が頭をよぎる。
しかし次に見せた笑みにほっと胸を撫で下ろす。

「…うん…約束…絶対だよ…?」

添えられた手に抵抗する事なく、互いの額はゼロ距離となる。直接伝わってくる温もりが心地よい。
そして頭へと伸ばされる手。その意図を察し、目を閉じて撫でられるのを今か今かと待つ。

>>392-393
アキレスのシャッター音のせいでその存在がバレバレとなったわけだが、ここで澪はあえてのスルー。
自分がどれだけ恥ずかしい事をしているのかまったく自覚がないのである。
395 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/28(月) 23:30:33.84 ID:GgqHqvIEo
【サイバーパンク世界:スプロール】

 ここはメガロシティのコンテナ区画。
 現在は、新進気鋭のビーグルメーカー。インペリアル重工の本拠となっている。
 もっとも、脳の機能の大半を切除された自我無き単一奉仕者(サーヴァイター)を労働力としている時点で
 また、ロクでもないコーポが現れたんじゃないか?というのが周囲の偽らざる評価であったりもする。

【そして情報が氾濫し、企業宣伝ネオンがギラつくこの街にあってこの企業は本日色んなところに宣伝を出していた!】

会社説明会&試乗会。腕に覚えがあってそれなりにモラルある酔狂モノ。暇持て余しているなら来い。
 それなりに見込みがあって金がないなら雇ってやらんこともない。あとビーグルもあるYO!

 などという色んなところに喧嘩売っているような宣伝文句で人を集めているのですが果てさて?

//機械と人を繋いだようなサーヴァイターを見た時点で大抵の人は、ああまた暗黒メガコーポか。と思うかもしれないが
396 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/28(月) 23:35:23.32 ID:PFQwbbQW0
>>395
「なんか面白いものがあると効いてやってきますた」
―――ギィ!!

今日も世界を放浪する一人と1匹 なにやら人を小ばかにしたような宣伝で人を集めているというのなら 面白い 乗ってヤロウじゃないか
んでやって北はいいけれど

「そもそも趣旨ってなんだ? ビークル試乗会? リクルート面接? まぁどうでもいいか」
さて 知り合いなんぞ探してみようかとキョロキョロ
397 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/07/28(月) 23:42:53.56 ID:yumbi1q/0
>>392
「………あ?」

突如ジョシュアに走る悪寒、シャッター音に意識を奪われ振り向いた先には──
どこぞのリンゴ社製スマホを抱えたアキレス。そしてベティ。してやられたとジョシュアは青褪めた。
毎度毎度最高(最悪)のタイミングで現れてくれるアキレスの才能に半ば殺意に近い感情をを抱きつつも勘違いかもしれないと一応問い詰める。

「……………アキレス、お前今何撮っt」
>>393
「………………………」

そこでジョシュアの言葉は途切れた。聞こえる筈のない第三者の声。それが彼の耳にしっかりと届いたからだ。
ばっと急いで向き直り睨み付けた草叢には風にたなびく銀の毛並み。
柴犬に擬態した魔獣の姿がそこにあった。

「ま、またペットが増えてる…」
(しかも喋ってる…)

肝心の突っ込みどころに対する反応は薄い。

>>394

「ああ、約束…絶対だ…!」

澪の念押しに笑顔で答え、その頭を撫でるジョシュア。彼女が迷惑がっているのならその手を収めることも吝かではなかったが…この顔はどうやらそうではなさそう。
じゃれあいの一環だと思っているのだろうか、カメラにその姿を収められても彼女が恥じらう様子は無かった。

まぁこれなら気の済むまでじゃれあってやることも出来る筈だ。ジョシュアは遠慮なく澪の柔らかな髪を撫で続ける。
…というより撮られているので今更誤魔化しようが無くなってしまったというのが現実なのだろうが。

//それではこの辺で〆ですかね、ロールありがとうございましたー
398 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/28(月) 23:49:43.81 ID:GgqHqvIEo
>>396

 ヨタモノとサソリという奇矯な組み合わせがここに紛れ込んだわけだが、実際のところ、似たようなのは大勢いる。
 皆、金は欲しいし、ヒマだし、企業と縁は欲しいし、クールなビーグル見たいし、まあ、動機は色々だ。
 とりあえず、暇人あつまったところでレッツゴー!

「先ずは当社の技術を見てもらおう。こちらが我が社の新バイクだ」

 そして現れたのは未来的デザインの一輪バイク!
 いわゆるバイクの輪の空洞部分に乗り込んで外周のタイヤが周りまくるってアレ。

「安定性は二輪車の145%、馬力も出る。壁走りも出来る機動性重視のバイクだ。
 市場時の爆発、死亡事故はこれまで3回しか起こっていない。安定性も折り紙済みだ。
 さあ、この新式バイクを試乗する実験t…勇気あるモニターはいるか?金をやろう」
399 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/28(月) 23:56:30.50 ID:PFQwbbQW0
>>398
「おっほほwwww なにあれカッケェ」
まさに未来というべきか 自分が生まれたせかいにはまずないと思われる一輪バイク これはもう乗るしかない

「はーい はいはーい!!」
―――ぎぃ!!

一匹と一人が名乗りをあげる
400 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/29(火) 00:07:55.47 ID:D6aOUV5eo
>>399

「よし、若者は勇気があってよろしい!」

 サングラスを駆けたスポークスマンは元気良く手をあげたアキレスの肩を
 やや馴れ馴れしくポンポン叩いて試乗を促す。

「…何をやっているアイツは」

 そして、それなりに近い場所で技術労働者達に会社説明を行ないながら、
 イムカは明らかに顔見知りがおのぼりさんめいてなんかやっているのを見てみぬフリすることにした。

【インペリアル重工:スマートモノバイク】

 先ず、奇抜さだけが先行していると思いきや、
 使われているスマートタイヤは頑健で太く、丈夫である。
 そして、構造上、前方が見えなくなるのでは?という当然の懸念もあるが、
 車輪によって遮られる視界はAR画面でしっかり保管。
 液晶などではなく車輪の前面フレーム全体にリアルタイムで画像処理がされた視界が広がるのだ。

「丈夫さを追求している。ほら車輪の中に座って、足の固定はそこ。ハンドルはあえて通常のバイクと同じにした」

 座れば背中をダンデムシートが包むだろう。もたれられるというのはバイクとしてはちょっと変わった特徴かもしれない。

401 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/29(火) 00:14:54.59 ID:n9XQ6RZD0
>>400
見てみぬ振り? そんな幻想を以下略

「あれ? オーイ イムカターン!!」
―――ギィ!! ギィ!! ギィ!!

知り合いを見つけて大声で呼びつつ手を振る ベティは面識がないはずなのだガ アキレスが大声を出しているので便乗してハサミを振り上げている

「よーしよし バイクなら乗ったことがあるから余裕だろ ベティは頭に張り付いてて」
といってベティをヘルメットの代わりにして シートにどっかりと座る そして

「んじゃま 基本に忠実にっと」
そういって少しエンジンを蒸かしてから ユックリと動かそうとする
402 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/29(火) 00:28:45.48 ID:D6aOUV5eo
>>401

「い、いむかたん?」「グリムナー女史?」
「知らん。私は何も知らんぞ」

 あの馬鹿、と無表情ながらもどこかゲンナリした雰囲気である。
 それなりの威厳を演出しなきゃならない場面でなんつーことをしやがるあのラクガキ男め!である!

【しかもサソリ同伴?サソリナンデ?】

 しかして!頭にサソリを貼り付けるという少し尋常ではないパンキーめいたことをしやがる
 この男の勇気をたたえて、ついにエンジンに火が入る。

【グオン!と思ったよりも揺れがダイレクトに響くかもしれない。
 技術者曰く、揺れ防止だの快適性だのに心血とスペースを突っ込む暇があったら別の事に注力すべしとのこと】

 アキレスの眼前に企業ロゴといくつもの表示、システムチェックが飛び交う。
 ここはいかにも未来的演出であろう。ちなみにオーディオ完備。

【ここでアキレス君の幸運度チェック!運が悪すぎならここで爆発してオタッシャする!】

 エンジンを蒸かしてからゆっくりと動かすのであろう。
 自分を包み込むように車輪が動き回る感覚はどう思えるだろうか。

≪設置面が大きいから安定性はバツグン、左右への機動も新型アビオニクスで重心移動で補助される。
 もっとも、二輪と比べていささか別物の癖があるから、馴れるまでは動かしにくいかもしれないが≫

【試乗コース。壁もある、バンクもある。→判定:アキレスのバイク適性に沿ってモノサイクルを動かす演出をしてみよう!】

 
403 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/07/29(火) 00:44:17.90 ID:n9XQ6RZD0
>>402
「イムカタン見てて俺の雄姿!! ん〜★」

そんなげんなりイムカを知ってか知らずか 投げキッスなんぞ繰り出してみるテスト
威厳? そんなものはクソッタレDA!!

グオンと振動が迸り バイクに火が灯る
【幸運度? 流石にオタッシャしたくないので成功とします】

そしてアクセルを徐々に回し 加速する 多少のふら付きはあるものの これは一輪物に慣れてないからであり
ある意味仕方がないとも言える

「イィィィィィィィィィィイイイイイッハァ!! こいつはゴキゲンだぜ!!」
唸る風の中 アキレスの叫びが木霊する

・・・・・とココまで見れば 恐らくフルスロットルでまさしく風の如く飛ばしているようにも見えるだろう だが実際には

――――ブロロロロロロロロロ・・・・・・
安全運転 めっさ安全運転 アキレスがいた世界の法定速度である60km/hをちょっと下回るぐらいの安全運転でコースを走っていた 壁走り? こんな低速出で出来るなら筵やってみたいものであ
404 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/07/29(火) 00:55:34.86 ID:D6aOUV5eo
>>403

「Boooooooooooooooooooooooo!!」

 なんという模範的ドライバー!
 しかし、ヨタモノとスピードジャンキーが集うこの試乗会にあっては、
 まさにヘタレの烙印を押されても不思議ではない安全ヤロウである!!

「オッサキーッ!!」「ヒャッハーッ!!」

 なお、アキレス以外の試乗ドライバーも当然同コースを走っており、
 やや尋常ではない薬物を摂取しているっぽいスピードジャンキーは全速力で走り、
 壁を登り、バンクを大いに昇り、降り、すさまじい機動を見せている。

【ちな、安全速度なアキレスちゃんはカーオーディオを聞きながらの低速ドライブな!】

「……なんであの速度であんなにはしゃいでいるのだ」

 アキレスのテンションに何とも不条理なモノを覚えつつも、
 試乗会は成功裏に終わりそうだと確信する。
 終焉の縁未来の技術とこの時代に持ってこれるようにデチューンに難航した甲斐はあり。
 この時代でも再現可能なモノばかりだが、新機軸めいた機能もいくつか付与できるのだ。

「試乗会の参加者には後で金一封と我が社のロゴ入りオリジナルポーチをプレゼント。
 あー、そこの低速度は君も安全性もいうことなしっていう意味でOK」

 コンセプト的には大きくアレなアキレスであったが、まあ良しである。

【と、まあ、スプロールで銀貨帝国は微妙に堅実な影響力拡大を行なっているのでありました】
 【→スマートモノバイク発売!Coolにキメたいヨタモノのみんな!備えよう!】

//モハヤコレマデー!ノシ
405 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 18:48:02.69 ID:XETxNqm40
「はぁ…お姉ちゃん達、どうして自分の姉妹が能力者だってことに気付かないんだろ…」
「熱血系だか脳筋だか体育会系だか知らないけど、鈍感すぎるっていうか馬鹿すぎるっていうか_なんというか…」
「はぁ…」

季節は夏_空には雲一つ無く、何処までも広がってそうな青空にはジリジリと街を照らす巨大な太陽が浮いているだけ。そんな太陽に照らされた街の一つ_未来都市_。街っていうにはあまりにも広くて、私達がいた世界では想像もつかない程に未来的で、映画や漫画でしか見たことないような光景が当たり前のように広がっている街。私は今その街_都市で2人の姉と暮らしている

「そもそも、普通に暮らしてたら自分の姉妹が能力者になったことくらい気付くでしょ__気付く…よね?」

そう言いながら私は自分の右手から、誰にも見られないようにそっと『水』を出現させた。
これが_私の能力。『Rメイカー』
特に珍しくもないただの『水を操る能力』
もし_他の水系能力者と違う特徴があるとしたらそれは_自在に雨を降らせることが出来ることくらいかな_。
でもそんな私の能力者も『魔術師』だったり『魔法使い』みたいな類いの人達から見たらやっぱり特徴の無い淋しいつまらない能力かもしれない。

「……うわぁっ!?」

_っと、そんなくだらないことを考えている私気付けば右手から大量の水を出してしまっていた。
私の悪い癖だ。考えごとをしてしまうと能力の制御を忘れてしまう。

「あ〜、またやっちゃった…」
「誰も__見てないよね?」

能力を解除し、周囲を見回す。
身内ならともかく_いや、私の場合身内に見られたらそれはそれで面倒なことになりそうだけど…。
それ以上に誰か知らない人に、特に私と”同類”の人なんかに見られたらもっと面倒なことになってしまう。
でもまぁ、誰にも見られてないみたいだし平気_かな?

406 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 19:22:47.11 ID:450+qbv7O
>>405
「誰か、という括りなら見てないんじゃないかしら」

本職の声優さんに魂を込められた、耳心地のよい声音。
声のもとには、真夏にはちょっとつらそうな漆黒の長衣。
彩るのは、陽光を弾く銀の房。
そして、一際目立つ、大きな耳と長大な杖。

白昼堂々と、明らかに異界の産物がそこにいた。

「そうね、安心して。
 あたしはそもそも生き物かも怪しい存在だから。
 たぶん『誰』には該当しないから。
 でも、“世界”の方はどうかしらね」

真夏だというのに、急に蝉の声が途絶えたのはなぜ?
さっきまでの暑さが何故か和らいだ?

「ごめんなさいね?
 そろそろ頃合いだと思って、人気のない場所に動いていたのだけど
 どうやら巻き込むことになりそうなのよ。
 思ったより“薄かった”上に、異能の暴発が乗ってしまうと、ね?」

異界に迷い込んだ者なら、一度は経験しているはずの音。
ゲートが開く、前兆の音――
407 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 19:44:47.84 ID:XETxNqm40
>>406

「うぇ!?」

声が聞こえた__耳心地の良い声音だ。
だけど、私にはその声は決して耳心地の良いものに聞こえなくて__寧ろその異様な姿とミスマッチしている声に私は何処か不気味さを覚えた。
この真夏にはあまりにも浮いている服装に、銀の房、何より目立つ大きな耳に長大な杖。
全てが異様だった。
少なくても_私にはそう見えた。

その異様な”何か”は私の反応などお構いなしに話し続ける。

「世界……?」
「それは__どういう意味?」

やっぱりだ。
やっぱりこの”何か”は”誰か”ではなかった。
でも今はそんなことはどうでもいい。
寧ろそんなことは見た瞬間分かっていた。
でも”世界”__なんて言葉が出てくるとは思わなかった。

気付けば真夏の暑さも、蝉の鳴き声も消えていた。
でも私はこの現象に不思議と不気味さを感じはしなかった。
私はこの現象を知っている。
以前にも体験した__この現象を。

「あ___そういうことね。開くのね」
「ゲートが___」

私は今、何処へと飛ぶのか分からない。
とりあえず今言えることはただ一つ。
私は本当に__馬鹿だ。
408 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 19:58:16.09 ID:450+qbv7O
>>407
「そうね。これは呪いみたいなものだもの。
 この世界はある程度居心地がよかったけれど、これでお別れね」

ダークエルフとか呼ばれる闇の眷属はとても億劫そうだった。
世界間移動なんてもう慣れたものだ、と言わんばかり。

「あたしの場合は、そもそもが異物だから
 ローテーションが結構早いのよ。あなたはどうなのかしら。
 この世界に血縁者がまだ残ってるのよね。
 今までずっと一緒だった?」

呑まれるにはもう少しかかるのだろう。
空間の割れ目に背を向けながら、長耳のちびすけは雑談モード。
世界側の防御作用なのか、どうせこの空間はすでに隔離済みなのだ。
足掻いたところでしょうがない。

「ま、縁なんてのはそうそう切れないから安心しなさいな。
 どうせすぐ会えるわよ。
 あなたが無理矢理ここから逃げ切って、お姉さん達と合流するというなら、それも一興。
 ゲートの原因があたしなんだから、少しくらいなら引きつけてあげてもいいけれど」

どうする?、と首だけ傾けて裂け目を見ながら、手慣れた呑気さで対応策をぶん投げました
409 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 20:18:11.74 ID:XETxNqm40
>>408

「呪いって…なに言ってんですか…」
「確かに__この世界は技術も物凄く発展してるし、様々な人種が住んでいて生活面はある程度いいと思うけど――」

私は彼女がまだ、ダークエルフだとは分からなかった。
分からなかったというよりは”ダークエルフ”という存在を知らなかった。
だから__最初は彼女が何を言っているのかイマイチピンとこなかったし、それこそ”呪い”__なんて物騒な言葉が出てくるなんて思いもしなかった。

「存在が異物?ごめん。私、まだ貴女が何を言っているのかよく分からない」「貴女は見た感じ、ゲートからの転送に慣れてるみたいだけど__」

「血縁者__まぁ、うん。お姉ちゃん達とは今迄ずっと一緒だったよ」
「貴女は?貴女には__いないの?」

世界の切れ目、ゲートによる空間の割れ目を背に向けながら余裕そうに雑談をする彼女。
やっぱりそんな余裕そうにする彼女の様子を見ると何処と無く慣れを感じた。

「原因は私って……う〜ん」

やっぱりイマイチ分からない。
分からないからこそ知りたくなった__彼女のことを。
まぁ、またお姉ちゃん達には会えるし
目の前のよく分からない彼女もそう言ってるし。
だから私は___

「私は、偶にはこういうのも悪くないかな」
「ま、今から逃げたってどうせ間に合わないでしょ。私、お姉ちゃん達と違って足も速くないし」
「だから__うん。行くよ、私も」

戻ってきたら話を聞かせてあげよう。
今から行く世界のことを、お姉ちゃん達や絵里ちゃん達に。
あ、でもその前にお姉ちゃん達には自分の姉妹が能力者ってこと教えてあげないと。

なんて思いながら、私は呑気そうに空間の切れ目を見つめる彼女の元へと歩み寄った。
食料とか生活用品は__向こうて買えばいいか。
410 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 20:27:56.84 ID:450+qbv7O
>>409
「あら、意外と潔い」

ちょっと見直したらしい。
というわけで転送モードですね。

--[場面転換]--

出迎えたのは、古書の香りに熱を伴わない魔翌力の光。
天井が見えないほどの膨大な蔵書。
一見して、巨大な図書館の蔵書エリアのどこか。

「うぁ、最悪ね……。
 久々にサバイバルモードの予感がしてきたわ」

今までより幾分環境にマッチした感じの外見になりました。
いや、外見そのものは変わってないんだけど、ちぐはぐのピースがあるべき場所に収まったかのような。

「質問、どこから片そうかしら。全部でいいかしら。
 呪いってのはそうね、ゲートに好かれやすいのがいるのよ、あたしみたいな。
 在り方も普通の生き物とは違うから原因はその辺りと思ってるだけよ。
 もう何度飛ばされたかも分からないし、ここも初めてじゃないわ」

小さな呪文で、杖の先端に光の珠を呼び出して。
明るさ、これでもう少しマシな感じに。

「姉妹はそうね、貴女のいう“姉妹”とは違うけれど
 つながりという意味での姉妹ならたくさんいると思っていいわね」

光を頼りに適当な本を取ってインデックス確認。
……読めない文字だった。
これは本当にヤバイかもしれない、と顔がちょっと曇るかも。

「あなた、えーと……名前と、あと食べ物もってるか教えて。
 アメリアの名に賭けても、巻き込んだ以上生還させないといけないわ」
411 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 20:59:36.02 ID:XETxNqm40
>>410
「まぁ――私、こう見えて覚悟はある方なんで」

なんて柄にもないことを言っちゃうあたり、若干楽しみなの――かな。
ゲートによる空間の切れ目から溢れ出す眩い光。
転送が始まった。
『場面転換』

私達が転送された場所は、未だかつて見たこともない場所だった。
どうやら、室内のようだけど――。
――――最悪。
私の能力って、室内だとフルに使えないんだよなぁ――。

辺りを見回してみると、周りには本、本、本のオンパレード。
中には物凄く古そうな本だったりもあって
そのせいか、今私の隣にいる彼女の姿はこの蔵書と物凄く絵になっていた。

「あ――私、ちょっと言いたいことが…」

―――ととりあえずそんな彼女の感想よりも先に、私が今この場所だと相当な役立たずになることを言わないと。
なんて――思ってたら聞こえた『最悪』という言葉。
なんか、今は能力のこと言わない方がいいかも――なんて。

「ゲートに好かれやすい…。そ、そんな人もいるんだ――」
「あり方が他と違うって――」

ゲートに好かれやすい人なんて初めて見た。
世界には私が知らないだけでそんな人もいるんだね――。
私達がどれだけ狭い世界で生きていたかを実感した。
そう思とやっぱり、彼女について来て正解だったかもしれない。

「そういえば――貴女って何者なの?」
「見た感じ人間では無いし、ロボットってことでもなさそうだけど――」

初めて出会った時から気になっていた。
私はまだ、ロボットと人間にしか会ったことがない。
今目の前にいる彼女はそのどちらにも属さないモノだ。
姿を見れば直ぐに分かる。

「あ――それ、魔術ってやつでしょ」
「私、初めて見た。ってことは貴女は魔術師――か」
「ふぅ〜ん。”つながり”…ね」

私達とは違う姉妹。
ようは血のつながりが無いといった意味かな。
でもつながりがある。
その解答を聞いて私は彼女がどれ程の世界を行き来してきたか、彼女がどれだけゲートに好かれるか改めて実感した。

「それ――その本、読めるの?」
「凄いね、私にはさっぱり――――」

彼女が手に取った本の近くにある本を私も手に取って実際に読んで見た。
内容は――まぁ、うん。
全く分からなかった。

「名前?名前は――星宮風花『ほしみやふうか』。食料?食料はっと――――こ、これだけ」
「アメリア?それって貴女の名前かなにか?」

そういえばまだ、名前を教えてなかった。
まぁ、私もまだ彼女の名前は知らないんだけど。
彼女が食料の有無を確認にしてきた。
まぁ――、家を出た時はこんなことになるとは思わなかったわけで
食料は右ポケットに入ってたこの『お饅頭』がちょうど二つあるだけ――――。
アメリア、確かに今そういった。
それが彼女の名前なのかそうじゃないのか。
もしそれが彼女の名前なら、これがお互いの自己紹介になるのかなぁ――。
412 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 21:13:31.38 ID:450+qbv7O
>>411
「あたしが何者なのか、一番知りたがってるのはあたし自身。
 生まれはゲームのAIキャラクターだったけど、この前自分の故郷にログインしたら
 そこには普通に“あたし”が稼働してたわ。
 だから、ここにいるあたしは正体不明なのよ」

ある程度通じる文明レベルの人種だと思ったのか、本日は手加減あんまりしないそうです。
体育会系のお姉さんと自己を対比できるんだからきっと頭脳労働派、という読みもあり。
それはともかく、一応一定の意志を持って歩き始めました。

「そうね。製作者から受け取ったものは大半残ってるけど、
 その名前もその1つだわ。
 ……まったく、誇れる製作者じゃないのは確かと思わないかしら、風花」

茶系の肌に銀髪金眼。キャラものなら間違いなくツンデレ属性のつり目に
セリフにあわせて細かく動く長い耳。
ファンタジーに詳しいなら、現代エルフの生みの親よりも和製エルフ側の意匠とわかるでしょう。
なんにせよ、モデリングや設定を担当した人は趣味をかなりつぎ込んだのが見て取れます。
ロリババァバンザイ、とか思ってそうな、うん。

「大切に食べたほうがよさそうね。
 今のあたしたち、遭難者よ。
 しかも自然の恵みの恩恵に預かれないのは確定の、ね。
 ゲートが先か、司書に発見されるのが先か……。
 火でもつければ早そうだけど」

……ちょっとこのお嬢さん、カバンからマッチとか取り出しやがりましたよ
413 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 21:39:03.00 ID:XETxNqm40
>>412

「えっ!?ゲームから生まれたの!?そ、それだけでも結構衝撃的な事実なのに、自分が更にもう1人そこに居るなんて…」
「しかも、そのもう1人の自分が普通にそこで生活してるって――」

予想外も予想外。
まさかこんな解答がくるなんて思いもしなかった。
なんかこう――『私ぃ、実はおとぎ話の世界から来たのっ』なんてもっとメルヘンな感じとか『実は、ある王国の女帝を――』なんてファンタジー溢れる解答が来ると思ってたけど、まさかゲームから来たなんて。
しかも、自分が二人いて、自分が正体不明って――――頭痛い。

「まぁ――確かに、同じキャラクターを二つも作っちゃうバグがあるあたりあまり誇れる製作者とは思えないねアメリアさん。製作者が意図してやったなら話しは変わるけど――」

スタスタと歩き始める彼女に慌ててついて行く。
手に取った本は適当にしまって…なんてことはしないで、ちゃんと元にあった場所に戻して、若干早歩きで彼女の後を追う。

そういえば一回だけお姉ちゃんが買ってきたゲームに確か”エルフ”ってキャラクターがいたけど、なんか似てるな――なんて思っていたらアメリアさんがなんか物騒なこと言いながらマッチを取り出してきた。

「ちょ―――、まってストップ!ストップ!!あ、アメリアさんちょっと!何しようとしてんの!?」

私は慌ててアメリアさんの奇行を防ごうとした。
といってもただ、叫んでるだけなんだけどね。

「火をつけるなんてやめてよ!それより―――私達が遭難者ってそれ本当?」
「近くに出口とかないわけ――」

辺りを見回してみる。
けれどあるのはやっぱり本だけ。
上を見ても本、右を見ても本、左を見て本。
あぁ――確かにこれじゃ、本当に遭難者だね。
414 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 21:48:02.57 ID:450+qbv7O
>>413
「別に不思議でもなんでもないでしょう?
 ゲームのディスクの数だけ姉妹がいるようなものじゃない。
 それにね、ネットゲームのチュートリアルキャラなんて
 ディスクの枚数どころか、プレイヤーの数×持ちキャラの数だけいるようなものよ」

ログインってわざわざ言ったのはそういうこと。
数ある“アメリア”達のうちの一人であり、同時に、“誰のアメリア”なのかがわからない。
それゆえに正体不明ってこと。

「あぁ、そっちにとるんだ。
 あたしが言いたかったのはこの容姿にこの性格とか、性癖丸出しって意味だったんだけど」

マッチはまだ点火前。
放火活動は一旦ストップです。

「ここはね、多数の世界の書物が無限に蓄積される図書館なのよ。
 いくつかのポータルまでたどりつければ、中央区画までたどり着けるけど
 そもそも中に直接転送なんて事態を想定してないの。
 でもね、司書はいるのよ。ちょっと燃やせば、すぐに来てくれるわ。
 ただし攻撃モードで」

つまり、歩きで行き倒れ覚悟で脱出ルート探すか、
それとも戦闘覚悟で司書を呼び出し、命乞いするか。
そういう選択をしてください、ってことだそうで
415 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 22:10:11.64 ID:XETxNqm40
>>414

「あ――成る程。今分かったよ。うん。アメリアさんの言ってる意味が分かったよ」
「そっか。成る程ねぇ――」

「じゃあもしかしたら、今私の目の前にいるアメリアさんは『そのゲームの製作者』のアメリアさんかもしれないわけだ」

今目の前にいるアメリアさんは誰のアメリアさんなのか本人自身も分からない。
勿論、本人が分からないことだから今さっき知り合ったばかりの私にも分かる筈がない。
ただ――もし、私がアメリアさんと同じ状況に置かれたらそれは物凄く悲しいことだなって。
だって自分が何者なのかも分からないなんてそんな―――そんなことって。

「え?う〜ん…私は好きだけどな。アメリアさんの容姿に性格」
「――――ってまだ、知り合ったばかりだからあまりアメリアさんの性格分からないけどね」

もし、私の前にいるアメリアさんを作った人が誰かに重ねてアメリアさんを作ったとしたら――――そう感じた私はさっき言ったアメリアさんの意見に賛同は出来なかった。
でも、これがただの勘違いだったら恥ずかしいのでそう感じた私はその思いをひっそりと胸の中にしまった。

「ふぅん…。要は見つかるか分からない出口をひたすら歩いて探すか、ここをめちゃくちゃにして司書を呼び出して出口を聞き出すってことね」

アメリアさんは命乞いなんて言ってるけど、まぁ―――そういうことだろう。
少ない食料に遭難者状態の私達。
例え歩いたとして出口が見つかるのか。
もし出口が見つからなかったとしたら、そこから司書を呼び出して出口を聞き出すことになる。
はっきり言ってそれは体力の無駄に感じた。
だったら、今ここで司書を呼び出してしまった方がはやい。
――――なんて考えて思った。
私って、もしかして脳筋?

「じゃあ――――呼び出しますか。その司書とやらをね」

なにはともあれ、私は右手から水を出した。
あ――――忘れてた。
私今、あまり役に立ちそうもない。
416 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 22:16:57.70 ID:450+qbv7O
>>415
………
あ、マッチもったままフリーズした。
うん、その発想はなかった、完全に失念してた。

「なんてこと。もしそれが事実だったら人生難易度エクストリームだわ。
 ロクデナシの局地な自殺方法を考える必要が出てくるわね……」

悲劇だわ。許されざることだわ。なんとしても抹殺しないと とか
ぼそぼそとおっかないつぶやきがもれてきてたり。
そんなにイヤなのか、その仮定……。

「………ハッ
 いけないいけない。脱出だったわね。
 んじゃまぁ、適当に安そうな本で……。
 危なくなったらすぐ消せるのは大事なことよ」

はい、点火。
本を燃やすってのは、あまりすきじゃないけど
ペーパーバックの娯楽小説(たぶん)ならまだ罪悪感は少ないはず。
あーんど、火をつけた時点で、図書館の照明の色が白色から赤色になった。
……そして何かが飛来する音。

浮翌遊する中身の無い鎧が到着するまで少々お待ちください
417 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 22:30:22.22 ID:XETxNqm40
>>416

「――――え。そ、そんなにショックなことなの!?」
「か、可能性だから!まだ決まったわけじゃないから!!だから物騒なこと言うのはやめて!」

意外だ。アメリアさんがこんな状態になるなんて。
アメリアさんって、何かこう―――ゲーム出身だからなのかな。
身に纏ってるオーラっていうか雰囲気っていうかそんな感じのものが何処と無くミステリアスに感じられて―――だから、今こうして変な状態になっちゃうなんて思いもしなかった。

私のアメリアさんに対する印象が変わった瞬間だった。

「うわぁ――作業早いなぁ」

何の迷いも無く本に火を付けるアメリアさん。
燃やすために選んだ本は他の本とは違って安そうな本だった。
だから、何の迷いも無しに火を付けれたのかな?
アメリアさんってば、私の水をどうやら消火用に使おうとか思ってるらしい。
別に――嫌じゃないけど、一応能力だからなんかなぁ。
なんて思っていたら、さっきまで白く光っていた照明の色が変わり辺り一面を真っ赤な光で照らし始めた。

「――――と、どっから来るのかな」

私はまだ鎧が来るとは思ってなかった。
せいぜい来るのはヨボヨボの爺さんだろうなんて思っていた。
418 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 22:50:44.44 ID:450+qbv7O
>>417
「そりゃもう、致命的に。
 主に下着のデザインとかで極刑よ、極刑」

聞いちゃいけないことをしれっと答えおった。
意外とスレておられる。

「それはそれて上手く消してもらわないと困るわよ?
 風花は能力の使用をためらってるみたいだけど、
 そんなの、時と場所さえ考えればただのスキルの延長なんだから
 抑えこむより上手い使い方を考えたほうが、生き残れるわ」

守護者が来た時点で上手く消してね。
それが一番、こっちが緊急状態で望まぬことをしてる証になるだろうから。
ほら、おいでなすった、空飛ぶヤカン。

燃やした本の向こう側で一旦停止。
細い光が燃やされた本を走査しているようで。

「今よ、速く消して!」
419 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 23:03:41.13 ID:XETxNqm40
>>418

「し、下着って///」

アメリアさんの下着姿。
あまり想像は出来ないけど、どうやらデザインは最悪らしい。
でも――きっとアメリアさんのことだから、下着は可愛いんだろうな――なんて思って、多分アメリアさんはその可愛い下着が気に入らないんだろうな、なんて考えていたら

「スキルの延長か――――」
「確かに――――アメリアさんの言うとおり、使うのに躊躇わないで上手い使い方をした方がいいのかも――」

アメリアさんからのアドバイスを受けた私はちょっとだけ、自分の能力に自信を持てた気がした。

燃える本を見ていると、何かが私達の方へ飛んでくるのが見えた。
あれは――――ヤカン?
その空飛ぶ物体は私達――っていうかアメリアさんが燃やした本の向う側で一時停滞した。
どうやら燃やされた本を捜査しているようだ。

――っと、そんなヤカンを観察している私にアメリアさんからの消化命令。
随分急いでいるようだけど――――

「え、あ、うん!」

右手からまるでレーザーのように水を燃えている本へと放つ。
まあ――水鉄砲みたいな感じかな。
室内じゃなければもっと凄いんだけと――ね。
420 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 23:11:21.03 ID:450+qbv7O
>>419
消火を確認した不確定名「ヤカン」
一応、それなりの意匠を凝らした鎧だけどずんぐりむっくりなのでヤカンっぽい。
図書館への害意はない、と判断したようです。
そのまま着陸すると、背中を向けました。
あ、脚を乗せるのと掴まるのにちょうど良さげな場所に金属バーがついとるわ。

「さすがに、迅速な消火だと対応が早いわ。
 助かる助かる」

ささっとよじ登るダークエルフの図。
しれっと、杖が待機形態に収まったのはゲーム的事情からです。

「任意で水や雨を使えるって、越境者連中が見たら泣いてうらやましがるわよ。
 安全な水って意外と難しいの。
 とりあえずエントランスについたら一時解散としましょうか?」

風花ちゃんが乗り次第、エントランスへの直行便が離陸します。
落とされないようご注意ください
421 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 23:26:25.07 ID:XETxNqm40
>>420

その『ヤカン』っぽい鎧の司書。
どうやら、図書館内で異常があったかを見に来たらしい。
ついさっきまでは、本が燃えるという異常事態があったけど私の水で消化――。
異常事態は無くなったわけだ。
異常事態が無くなったと知った鎧は床へと着陸。

「まあ、仮にも水系能力者なんで――って何してんの」
「―――まさか、それに乗るわけ!?」

慣れているのか鎧によじ登り金属バーを掴むアメリアさん。
気付かないウチにあの長大な杖が待機携帯に収まっていたのを見てやっぱりアメリアさんはゲーム出身なんだ――なんて思った。

「―――へぇ、そうなんだ。何か意外だなあ」
「アメリアさんみたいな魔術師だったり、魔法使いは普通に使えそうだけど――でも、その『魔術師』であり『越鏡者』のアメリアさんがそう言うならきっと―――そうなんだろうね」

「――――うん、そうだね。私もちょっとこの辺っていうかこの世界を見てみたいし」

アメリアさんに少し遅れながら、私も鎧へとよじ登る。
途中振り下ろされないようにしっかりと金属バーを掴みながら私とアメリアさんを気付かないウチに乗せた鎧『ヤカン』はエントランスへと直行した。
422 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 23:27:55.15 ID:XETxNqm40
>>421
越鏡者ではなく越境者です、すいません。
423 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/29(火) 23:36:35.25 ID:450+qbv7O
>>421
あっとざ飛行中。

「……魔術師っても専門特化のもいるから」

なんか遠い目になった。
間違いなく、専門特化の方ですね、コレ。
あと、流れてく本棚の割にスピードを感じないのが謎仕様。

で、また場面転換

【エントランスホール】
ここまで来ると、意外でもなんでもなくヒトは多めでした。
ちょっとおでこに3つ目の目玉がついてたりとか、頭が丸ごと馬とか
3m近いガチムチとか、手足の生えた樽(ロボット?)とか
その他形容しがたい生き物が多数いますが、知性体なのは振る舞いを見るかぎりは確実のようです。

ヤカンはそのまま受付の前で着地。
降りた処でまた本館内部に戻っていきます。
さらばヤカン。

古式ゆかしい西洋風図書館ホールにて、二人ほどお客様モードですね。

「ま、ここならスタート地点としては幾分マシかしら。
 食堂もあるし、漂流組対応の売店もある。
 通貨制限もなし。チュートリアルの閉め時としては悪くないけど」

チラッと風花ちゃん確認。
ここでお別れでもいいし、お話の誘いがあってもオッケーよ、と。
424 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/29(火) 23:57:25.98 ID:XETxNqm40
>>423

「専門特化の魔術師か。因みにアメリアさんはどっち―――」

魔術師っていっても私が想像していた程万能ってわけでもないようだ。
少なくとも、アメリアさんが言うにはそうらしい。
専門特化――まぁ、私が水限定の能力者の様に魔術師にもそういった専門に特化した人もいるようだ。
アメリアさんはどっちなのだろう。
気になった私はアメリアさん本人に直接聞いてみることに――――とアメリアさんは何処か遠い目をしている。
このアメリアさんを見て私はっていうか、誰でも分かると思うけど、彼女は専門特化の魔術師らしい。
それにしてもアメリアさんって、結構分かりやすいなぁ。

鎧『ヤカン』は随分な速さでエントランスへと直行しているようだ。
流れていく本棚を見れば分かる。
でも―――私達が速さを体感で実感できないのは何故だろう。

【エントランスホール】

エントランスホールへと無事に着いた私達。
目の前には、本当にゲームでしか見たことない生き物ばかりで。
隣にいるアメリアさんを見て思わず、アメリアさん貴女はある意味ラッキーなキャラクターだよ…なんて思ってしまった。

「確かにここからなら、チュートリアル終了。今から一面って感じだね」
「売店に売っている物もあまり高そうじゃないし、分からないことがあればナゾ生物に聞けばいいし、食堂もある。これから出会うであろう敵も雑魚モンスター…ならいいけど」
「とにかく越境者レベル1の私にはちょうど良いステージかな」

「さてと――私は一旦この図書館を出るかな」
「さっきも言ったけどこの世界をゆっくりジックリ見てみたいし」

私はそう言うとチラッと見てきたアメリアさんにお辞儀をして別れの挨拶をした。
私はこのままもう少し、この世界にいるけどアメリアさんはまた違う世界へと行ってしまうのだろうか。
アメリアさんはゲートに好かれる人。
同じ世界にずっとはいれない人。
また――会えるだろうか。
425 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/30(水) 00:05:40.09 ID:gBIYCXENO
>>424
「心配しなくても、よく会う顔なじみくらいはあちこちにいるから。
 そのうちどっかで会うわよ?
 ゲートのパターンは個人差結構あるからなんとも言えないけど」

ま、兄弟姉妹も回ってるなら、そっちはすぐに会えるでしょう。
自分も、それなりの頻度で会うんじゃないかな。

「じゃあ、最後にアドバイスと餞別を。
 塩と胡椒とカレー粉と少しばかりの携帯食料は持ち歩くことをオススメするわ。
 塩と胡椒は、場所によっては高く――同じ重さの黄金に替えれたりもするし
 カレー粉があれば、大抵のものは“食べ物”にできるから」

携帯ポーチから小瓶を三本、パス。
中身は今言ったものですね。

「仕入れるときは、なるべく天然物。
 天然食材が贅沢品な世界もあるからね?」

じゃあ、またね、と
426 :星宮風花【Rメイカー】 :2014/07/30(水) 00:21:45.32 ID:Dfi7dPrM0
>>425

「ゲートにも影響する個人差って…」
「でも――よかった。また、会えるんだね」

よくよく周りを見てみたら、数年前に突然消えた近所のおばさんがいたり、よくキュウリのぬか漬けをくれたぬか漬け屋のおじさんがいたりと結構知り合いがいてビックリ。
でもまぁ、こんな場所で会うなんて――――そう考えるときっとアメリアさんとも結構な頻度で会うことになるだろうなぁ、なんて思えた。

「塩が黄金と交換出来るの!?」

アメリアさん曰く、胡椒・塩は場所にもよるが同じ重さの黄金に変えることが可能らしい。
今度から、胡椒と塩は持ち歩こう。

「え―――あっと!!」

アメリアさんのアドバイスと共に投げられてきた小瓶三本。
中には塩・胡椒・カレー粉がそれぞれ入っていた。

「え、もらっていいの?」

胡椒・カレー粉・塩はなるべく天然物がいいらしい。
中々難しいが、まぁ――ゲートをくぐって冒険していけば結構簡単に手に入ったりするのかな。
とそんなことを考えいると、またね、とアメリアさん。
私は歩き出すアメリアさんに聞こえる声で――――

「あ、ありがとうございますっ!!」
「また今度、会った時は―――その時はよろしくね!!」

そう言って私はエントランスホールを後にした。
私が初めて出会った越境者。
私は『アメリア』という1人の女性に感謝をしながら、ステージ1へと旅に出た。

/こんな感じで〆ですかね。
ありがとうございましたっ!
427 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/07/30(水) 00:26:03.87 ID:gBIYCXENO
>>426
ダークエルフは振り向かずに、2本の指をピッとやったそうです。

「あなたに旅の加護がありますように」

//
お疲れ様でした!
428 :星宮穂ノ花【PF:S】 [sage]:2014/07/30(水) 13:03:26.23 ID:Dfi7dPrM0
私の名前は星宮穂ノ花。
年齢は17歳といったまさに青春真っ盛り!
なんだけど--------穂ノ花には今悩み事があります。
それは--------

「ここ--------何処?」

今穂ノ花は、全く知らない世界にいます。
どうしてこんな場所に来てしまったのか、全然分からないけど、一つだけ思い当たる節があるとしたらそれは--------【ゲート】に吸い込まれたことかな。

穂ノ花が元いた世界は、空飛ぶ車、映し出される立体映像、心のあるロボット。
そんなモノが当たり前のようにある世界。
でも今いるこの世界は、そんな未来都市とはかけ離れていて何処か中世な雰囲気が漂う--------そんな感じがした。
まぁ、もうちょっと先に進めば以外と未来都市だったりするのかも。

「--------どうしよ。でも穂ノ花には一応能力あるし何かあっても平気!なはず…」
「とりあえず、ここがどんな世界なのか調べないと--------」

辺り一面は砂漠--------という訳でも無く、かといって未来都市の様に高層ビルが建ってるわけでもない世界。
ただ一つ穂ノ花が見たのは、少し先に見える巨大な宮殿だけだった。
ちょっと不安になったから、右手に炎を纏いながら宮殿へと穂ノ花は歩き出した。
429 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/30(水) 21:59:03.75 ID:0AtVlvAfO
【海洋都市】
見渡す限りの大海原。
ウォータージェットタイプ水中翼船と飛空艇がこのあたりの主な交通機関である。
砂浜だって人工品。発電は波力と風力と太陽光のハイブリッド。
そもそも、この島自体がリニアが敷設されたギガフロートときたもんだ。
星界に出るほどには遠くない未来の一例としてはありかもしれない。

しかしながら、今彼らがいるのは、その未来都市の上ではなく
おんぼろな近海に停泊中のサルベージ船の上だったりするのだ。

海面下には、うっかり転覆して沈んだ貨物船。
船主さんの依頼をサルベージ会社が受けて、メンバーは臨時で雇われたカタチ。


「ふんふふ〜〜ん♪」

なんかちっこいのが船の周りを水着でパチャパチャしてるのは気にしちゃいけない。
船上でフロートシステムを装着してるロボの方が雇われたのだから
430 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 :2014/07/30(水) 22:13:00.48 ID:bVHPtQw80
>>429
潮風が吹くこの海洋都市に来た理由は2つ。
1つ、交通機関が面白そうだった。
2つ、海の幸はステキ。
というわけで、今は2つ目の目的を果たすべく、かなり小さいボートを借りて海に出ている。

え?何で陸に居ないのかって?
当然自分で獲って調理した方が美味しいからだよ。一応少し大きめの術式を作ってきて、泳ぐのに適した身体能力強化(主に肺活量)を施してきてるんだけど。

…本当だったら術式で電撃使いたいんだけど、それやると最悪余計なのも誘き寄せちゃうし。…そんな訳で今は釣竿片手に沖を行くのだ。

「……もうちょっと沖に出た方が良いのかな?」

だが、さっきから一向に釣れない。まぁ、気長に待つとしよう。

…と思ったら、4時の方向にサルベージ船を発見。距離は結構遠いな。
まぁ、そもそも居た所が海岸から1kmも離れてないような所なんだけど。

「んー…ん?動いてる?…何やってんだ、あれ」

…別にすぐに釣らないといけない訳でもなし、ちょっと様子見するぐらいなら大丈夫…な筈だ。

「…よーし、いくぞ」

サルベージ船の方へ舵を切り、俺は近くまで行くことにした。
431 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 22:20:16.27 ID:R9SFYU8Lo
(ゲートってほんまにランダムやから困るわ・・・・)

【男はそう呟くが、口から出てきたのは水泡だけ。それもそのはず彼は海底にいるからだった】
【もちろん好きでこんなところ訳ではなく、違った世界から飛ばされて来たのだった】
【透明度は高いらしい。綺麗な海の底から見る景色は非常に美しく、見る者を釘付けにさせるほど幻想的だ】
【しかし非常に美しくても海底。現実は非情。刻々と男の酸素は消費され、息が持たなくなっていった】

(あーあかん・・・・これ死んでまうわ。海面に出たならまだしも、海中って・・・・な)

>>430

(せめてこの美しい景色を・・・・ってなんだ?うおおおおキタキタキタ!なんかヒモ翌来た!)

【サルベージ船から、海底の船を釣り上げる為に出されたヒモ状のモノ。】
【それを掴むために男は全力で泳いで行く。】
【幸いなことにパンツしかはいていないため動きは軽やかで、グングンと近づいていく】
【この透明度なら、目視可能であろうか。ちなみに男に自力で浮上という選択肢はなかった】
432 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/30(水) 22:24:24.39 ID:0AtVlvAfO
>>430
ちょうど2.5mくらいのムダカッコイイ外見のロボの背中に
高速水中移動ユニットが追加されたところでした。
……なお、無改造では防水性に難がありますので
かならず水中用オプションパーツをご利用ください。

ここの海、めっちゃ綺麗。
沈んでる小型船舶がよく見える。
ついでにロボが、何やらその船にタンクっぽいのを取り付けてるのもよく見える。

>>431
メカ的には作業中にみつけたそいつを見捨てるわけにはいきませんでした。

『要救助者一名発見。
 作業中断後RTS』

水中とは思えん動きのロボ登場。
その機動力は水中バイク並なのです。
捕まえればそのまま水上まで運んでくれるよ。


「ひまじんと、どざえもん?」

まだ生きてるよ!!
とりあえずサルベージ船の上で合流、かな?
433 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 [sage]:2014/07/30(水) 22:35:19.68 ID:bVHPtQw80
>>431>>432
サルベージ船に近づいて行くと、ふと気付く。透明度の高い水の下、海底からサルベージ船が垂らした縄(?)に向けて泳ぐ何か。

…人型だな。…いや、人なのか…って、あれ?もう1つあるぞ?

「目測で…2m以上あるな。しかもゴツい。……ってロボットじゃねえか!?」

水中から海面に向けて泳ぐ男。そしてそれに向かって行くロボット。実にシュールである。
…いや、どういう状況よ?
まぁ、それはあのサルベージ船の乗組員にでも聞くか。

「…んー…なんていうか、既視感?…っていうか、何回か感じたような感覚だな」

こういう妙な事例の後には、いつも超越者との出会いが待っている。
まぁ、楽しそうだしいいか。

サルベージ船までの距離は200m。もう少し近づいたら乗り込もう。
434 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 22:42:30.50 ID:R9SFYU8Lo
>>432
(ん?これ何?ゴーレム的な何かか?)

【機械があまり発達していない世界から来たアルバはロボットだと見抜けなかった】
【持てる知識を総動員した結果ゴーレムだと判断したのは、魔術が発展していた世界出身だからだ】
【相手の出方を窺うが、助けてくれそうなので身体に掴まった。】

(まあ助かるならなんでもええか、よろしくな!ってコイツすげー早っ!)

【思いの外の超馬力に驚くもしっかりとホールドして無事にサルベージ船へと運んで貰う】
【外傷なし。外見は犯罪。内面は安堵。】

ゲホゲホ・・・アンタがコイツを使って助けてくれたってことでええんか?ありがとうな!
【滴をポタポタとたらしながら少女へと近づき、礼を述べた】
【案外常識人なのであろうか?】

>>433
【男がもの凄い速さで浮上して船へと乗り込む様子が見えるだろう】

【そしてその犯罪的容姿も確認できるが、難破者だし多少はね?】
435 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/30(水) 22:47:46.08 ID:0AtVlvAfO
>>433
>>434
船長らしきおっさんが出てきて、しゃーねーなーなリアクション。
タオルがかなり乱暴に投げつけられます。

「オヤカタ、さんきゅうな!」

――いいから、デカイのを仕事に戻せ
その一声で再び作業しに水中へ潜るでかいの。
親方は親方で操縦室からあまり離れられないようで。

水からあがった小さいのがご案内。
なんでスク水なのかとか、つっこんじゃいけない。
単純にデータベースにそれがあったから自作したのだ。

「こんなとこにいきなりわいたのはゲートのひとだから?」
436 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 :2014/07/30(水) 22:56:36.09 ID:bVHPtQw80
>>434>>435
「…はぁ!?」

あのロボットやっぱやべえ、速すぎる。水中は抵抗の所為でそこまで速度は出なかったんだがな…あ、勿論術式のテストの経験だけど。水中でも術式は使えたよ、自分が水中にいる時に電気を使う気は無いけど。

「…って、何だあれ」

見事。見事なパンツ一丁。

「…ならず者?いや、難破者?…取り敢えず、うん…一般人じゃないのは確かだな」

やっぱ変な予感がする。だからと言って引き返す理由も無いけど。

サルベージ船から10mの所まで行き、どうやって乗り込むか考える。
普通に…うん、二重ブーストリングで行こう。二重にすると垂直跳びで50cm跳べれば6〜8m近く跳べるし、十分だろう。

「…よし…〈ブーストリング二重(ダブル)〉」

空中に二重の円を作り出し、ボートの端から助走。

「せー…のっ!!」ズドンッ

何かの衝撃音と共に、砲弾の如く上空に撃ち出される。大体45度、よし、OK。

と思ったら、空中ででけーロボットとすれ違う。怖いわ。

そして、ロボットが海に飛び込んだ数秒後に今度は少年が甲板に乗り込んだ。

「…ちっす、さっきのでっけーロボ…ってなんでスク水だ!!」

乗り込みざまにツッコミ。なんでスク水の知識があるのかと言えば、単に別の世界で見掛けたからだ。
437 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 23:02:26.69 ID:R9SFYU8Lo
>>435
あっ!ちょっ荒らい!

【いかつい海の男から乱暴に渡されたタオルを甲板に落として濡らした後】
【仕方なくそれを身体に巻きつける男】
【当然寒かったし、何より目の前の少女の教育上悪いからである。実に紳士的だ。】

(なんだかえらく密着した服やな・・・イルカの表皮をイメージしたモノかな?)

【案内されながら服について考察しだす。多分的外れな予想がたつであろう。】
【が、話し掛けられたために服を意識の外に追いやって応対を始めた】

ここではゲートの人というんかな?多分ゲートの人、アルバや。
海底にゲートで送り込まれて災難やったわ!

・・・そんなことより、その服はイルカを模した伝統的衣裳なんか?触ってもいい?
【初めて見る素材に興味を示している様子、下心はない】
438 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/30(水) 23:07:20.09 ID:0AtVlvAfO
>>436
「………はしごあるのになぁ」

ダイバー乗り降り可能な船でした。
まぁ、純粋にはスク水じゃないですね。
背中側が大きくあいてて、そこから機械翼の付け根がよく見える感じ。

「んー、データライブラリにコレしかなかった。
 いつもの服じゃおよぐのたいへん」

んじゃま、要救助者もどきは元気みたいだし、
作業再開しても大丈夫とオヤカタに無線通信。

>>437
「これはおよぐようのふく。
 でんとーいしょーとかじゃないし」

触られる前にスルリと回避。
ま、そんなに寒いって気温でもないから大丈夫さ。
水着でそのへんうろうろできるくらいには温暖です。

「げんきならてつだってもらうって。
 おだいは、港までの運賃でおっけーな」

オヤカタから返信があったようです。
音声は一切聞こえてないけど、ちびはちゃんと話せてるらしい
439 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 23:11:53.88 ID:R9SFYU8Lo
>>436

ここは海洋業が盛んなんか?また船や。

【塔夜の乗ってきた船を見てそう呟く。】

(沖で船が出逢うことは少ないだろうし、海が極端にない世界なのか?)
・・・ってなんやあれ?人か?すげぇ!

【そうこうしている内に塔夜が砲弾の如く飛び出す姿を確認、感嘆の声を上げる】
【そして彼の着地の衝撃でよろめきこけた。甲板は滑るのでお気をつけて】

・・・こんどはなんやえらい騒がしい奴がきたなあ。

【こけながらも皮肉まじりに何者か尋ねてみる】
440 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 [sage]:2014/07/30(水) 23:12:45.32 ID:bVHPtQw80
>>437
「……」ジー

その様子を斜め後ろから見つめる少年。生暖かい視線を送り続けます。いや、生暖かいというか、そう、更生不可能な手遅れの人を見るような…。
うん、どっからどう見ても変態だね、弁明の余地は無いね。

(何が「伝統的衣装」なんだよ…あれが伝統って、いや伝統は伝統かもしれないけど誇れる伝統じゃないぞそれ…)

そんな事を思いながら、状況確認。
向こうの操縦室の方には厳つい男。
手前にはパンツ一丁に布を巻いた男。
その間には機械翼スク水幼女が1名。

…どう見ても俺が一番普通な気がする。

>>438
「まぁ、気にしないで、ってか探す前に跳んじゃったし」

…本当なら早く教えろと言いたかったが、まぁ向こうも気づいてなかったっぽいしいいか。

「…取り合えずその『データライブラリ』って奴の情報量の少なさとその情報の偏り方にビックリだよ」

そしてお前のセンスにもビックリだよ。

「泳ぐのは大変でも、もうちょっとマシなのは…って、そうか、お前それ(機械翼)背負ってるんだったな」

…だが、スク水は無いと思う。

「ん?親方…?あぁ、あの操縦室の奴の事か。…んー…俺も手伝った方が良いのか?これ」
441 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 23:18:27.30 ID:R9SFYU8Lo
>>438

ほほう・・・泳ぐようか。深いから気を付けてな。

【触れるまえに男はこけていたし、こけていなくとも回避されていた】
【残念な運命を背負っていたようだ】

あ、すいませーん。上がるときにヒジ擦りむいてしもうて手伝えませんわー。

【オヤカタの問いに即答でノーである。すがすがしい。】
【ちょっと赤くなっている程度で十分手伝える様子。引っ叩いてでも使ってやって下さい】
442 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/30(水) 23:24:32.82 ID:0AtVlvAfO
>>440
むしろ年齢的には適正範囲です。
小学生サイズでスク水きて何が悪いのか、と。

「まー、いろいろはいってるしなー。
 このまえ、グライダーいれたから、またいろいろわすれた」

中に入るチョイスはさっぱり不明です。
服飾系が少ないのは間違い無さそうだけども。

「うん、ちょっとこれ、そこ(小さなコンソールですね)につないで」

翼部分がぱかっと開いて、ケーブルが一本。
機器類扱えるヒト、と認識はされたようで。
合う規格を探すくらいは、してくれるでしょ?

>>441
「んで、そっちはみはりな?」

力仕事じゃないから大丈夫でしょ、という扱い。
擦りむいた程度じゃ問答無用ってわけですね。

「オヤカタ、手伝わないなら海になげこんでかえるって。
 とりあえず、あれがまっすぐかみてな?」


>>お二人
サルベージ船の下では、沈んだ船にバルーンが括りつけられていました。
サイレン仕事はやーい。

「まっすぐじゃなくなったら、どっちがうえかおしえて。
 まえか、うしろかな。いまから、中に空気いれるから」

サルベージ船の動力音が一気に大きくなりましたネ
443 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 23:29:37.59 ID:R9SFYU8Lo
>>440

オイオイ、自分一番常識人みたいな顔してるけどさ
一番危ない乗船方法だったよな?異能なのか身体能力なのか知らへんけどダイナミックすぎるわ!

【ようやく立上り、塔夜に文句を垂れる。】
【どうも手前のダイナミック乗船のおかげでこけて濡れたことに気づいていない様子だと思ったために喰ってかかったようだ】
444 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 [sage]:2014/07/30(水) 23:32:37.44 ID:bVHPtQw80
>>441
「…軟弱者…いや何でもない、だったら治癒してあげますよ?擦り傷程度なら数秒で治りますし、ね」

逃げ道なんぞ作らない。更に残酷な運命を決定させる。
因みに、少年は確信犯だ。

デバイスを取り出し、カードリッジ交換。
〈基礎+回復〉

「…ってか、その喋り方どっかで見たような……ん?あれ?ってか、あんたら超越者か?」

当たり前に接してたが、もしや全員ゲートで跳んできたのだろうか。

>>442
「…便利だな。便利だけど明らかにチョイスがおかしい。体格的にはバッチリだけど何故この世界にあるんだ」

いや、持ってきた。か

「…ん?コンソールって…あぁ、制御板か」

目測で規格が合うか測り、見つかったので言われた通りに接続。機械類は強い。
そりゃ自分でデバイス作れるんだから似たような事はしてるさ。

「…おお、仕事早いな」

バルーンが括り付けられた沈没船を眺めつつ、一応見張る。
頼まれたなら引き受ける、といった感じ。
445 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 :2014/07/30(水) 23:35:28.90 ID:R9SFYU8Lo
>>442
よし投げかえされるのはマズいな、働こう。

【自分の身が危険に晒されたので転身、バルーンを凝視する】
【実に現金な奴だ】

あー・・・おーけいおーけい。真っ直ぐやし、まだまだ大丈夫そう。

【ふーん、こう引きあげるのか。などと思いながらバルーンを見つめる】
【ちなみに少女の「これならできるよね?」には少なからず心を傷付けられたのは内緒だ】
446 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 [sage]:2014/07/30(水) 23:35:36.66 ID:bVHPtQw80
>>443
「いや、身体能力強化だけど?」

別に普通だろうと言う感じで話す。

「ダイナミックってか、だって梯子見えなかったし。そりゃ跳ぶしかないだろうよ変態軟弱男」

最後のは余計か、いや事実だからシカタナイ。

「大体、何でずっこけてんのさ」
447 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 23:35:39.88 ID:R9SFYU8Lo
>>442
よし投げかえされるのはマズいな、働こう。

【自分の身が危険に晒されたので転身、バルーンを凝視する】
【実に現金な奴だ】

あー・・・おーけいおーけい。真っ直ぐやし、まだまだ大丈夫そう。

【ふーん、こう引きあげるのか。などと思いながらバルーンを見つめる】
【ちなみに少女の「これならできるよね?」には少なからず心を傷付けられたのは内緒だ】
448 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/30(水) 23:45:20.61 ID:0AtVlvAfO
>>444-445
バルーンで浮翌力がぴったりゼロになるように調整して
そのあと船体に空気を入れて浮かせて
海面近くまできたら、最後はサルベージ船のクレーンで引き起こす算段。

「これなぁ、失敗すると、ふねがぴょんってでてきて
 すんごいことになるの」

お風呂場で船のおもちゃで遊んだ人ならわかるかも。
ゆっくりまっすぐ浮かせないと、大惨事確定。
ヘタしたら、この船にあれが突き刺さる可能性もあるのです。

じわじわ浮いて、水面の下すれすれ、サルベージ船の真横にデカブツ到着。
あー、見事にひっくり返ってますね、これは。
転覆ですね。

「くるっとまわすから、ひっぱるロープ、むすんできてな」

……おい、要求の難易度、ここにきて跳ね上がったぞ
449 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/30(水) 23:49:23.54 ID:R9SFYU8Lo
>>446
おーけいおーけい、自分の能力を晒けだすっつーのは気持ちええよな?
でも自重することも大事なんやで。

【平然と話す塔夜にさとすようにそう言う】
【以前は能力を持っていなかったから言えるセリフなのかもしれなかった。】
【が、次の変体軟弱男という言葉を受けても冷静でいられるほど、クールな人間ではなかった】

なんやそれ!まあ今の格好的には変態ってのは見逃してやる。
ただなあ・・・軟弱言うのは許せへんわ。海中で溺れたことに対してかこけたことに対してか知らんけどな!どっちも不可抗力や!
あんた脳味噌まで筋肉を増強する能力なんか?もうちょっと考えてモノ言えよ!

【と早口で暴言を吐く。バルーン?そんなものは知らないのだ】

【中の人は変体軟弱男では無傷です、演出です、大丈夫です】
450 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 :2014/07/30(水) 23:56:50.12 ID:bVHPtQw80
>>448
「…あぁ、ちょっと背筋が冷えたわ…怖えよ!!」

洒落にならない。そんなことされたら死にはしなくとも心的外傷(トラウマ)になる。

「んー…転覆か…えっ、マジで?」

まぁ、頼まれたらやるんだけど。一応出来るし。

「一応結ぶ場所の指示は頼むわ、ってわけで…あ、1分だけ待ってね。向こうに飛び移る準備するから」

>>449
「いや、自重したら海に落ちるじゃん」

至極真っ当な意見(?)である。だって加減してたら最悪海に落ちるじゃん、だって船から船に飛び移る訳だし。

「脳味噌に筋肉は…いや、あるのか?うーん…まぁいいか、ってか能力では無いしね」

テクノロジーだ!と笑顔で言う。全然応えてない。

「さて、依頼来たし行くぞ」

そう言って、まずデバイス起動。

〈治癒術式:対象決定〉
〈起動〉

アルバのさっき擦りむいた場所が微妙に緑色の光で包まれる。
数秒すれば治るだろう。

451 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/31(木) 00:01:01.61 ID:UREeIDUpo
>>448

ふねがぴょんね。ハイハイ気を付け・・・船がぴょん!?
転覆ってことか・・・?え?このバルーンそんなに凄いのかよ・・・

【激昂してバルーンなど見ていなかったが、それを聞いて渋々バルーンに意識を向ける】
【しかし未だに怒ってはいるが。これは海に頭を突っ込まないと完全には冷静になれないレベルなので仕方がないが放っておくしかない】

ああ、結ぶのは常人には無理やな。
適材適所って言葉があるしコイツが何とかしてくれるやろう。

【コイツのところで塔夜を指す】
【人間砲弾をやってのけたくらいだし無問題だろう、多分だが】
452 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/31(木) 00:09:57.60 ID:nLMe85ScO
>>450-451
「ぱんつのおっちゃん、ここにしずむ」

不吉な一声が聞こえたかもしれません。
おちびさんとしては、繊細な作業中に横で口喧嘩されて
いささか疲れてきているようです。

「バルーンは、しずまないようにしてるだけ
 だいじなのは、なかにいれてる空気」

とりあえず、手慣れた作業でないにしてもなんとかなるでしょう。
あとはぐいっとひっくり返すような動きですが、ここはオヤカタがやってくれます。
クレーンの操作もコミコミで、ね。


「にーやんはともかく、サボってるのにオタカラはいらないな?」

そう、この中には、船主さんがわざわざサルベージに金突っ込むような何かが入っているのだぞ
453 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/31(木) 00:13:04.77 ID:UREeIDUpo
>>450
けっ。落ちたら救助してやるわ。

【こちらは優しいのか挑発なのかわからない謎発言をかます。】
【相手に言い返えされなかったので怒りの行き場がなくなったからであろう】

・・・・てくのろじー?魔法なん?それとも科学?

【初めて聞く言葉に戸惑うが、擦り傷の回復のさせかたから考えて科学と判断する】
【初めてみるデバイスにも戸惑いの表情を見せたが、科学版魔法の杖と解釈。あながち間違ってはいないハズだ】

・・・すごいな、てくのろじーってやつは。
今回は行っても足手まといになるだけやからやめとくわ。頑張ってヒモを捲いてきてくれ、アンタが頼りだ。

【そういって声援を送るとサルベージ船の手すりにもたれて邪魔にならないよう傍観者になる。】
【本当に役にたたないから仕方ないね】
454 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 :2014/07/31(木) 00:23:02.56 ID:ZG6lzJO/0
>>452>>453
準備完了。シールドジェネレートで身体に装甲を付与。薄い膜の様な物が見える。
そんで、甲板の端を見る。

「ん?魔法じゃないよ!科学でも!両方ともうんざりだから、新しく自分で作ったのさ」

「…さて行こう!!」

〈ブーストリング二重〉
助走して、踏み切る。身体から空中の円に突っ込み、急激な加速。砲弾のように撃ち出され、船に向かって突撃。

空中に撃ち出され、数秒後に着弾。
シールドのおかげで衝撃が和らげられているため、ズドンという音はしたが、ちゃんと船に着地した。

「オッケー!紐パス!!」

船から呼びかける。さっさと作業を終わらせたいところだ。
455 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/31(木) 00:31:01.97 ID:UREeIDUpo
>>452
おっちゃんじゃなくてお兄さんや。・・・・・・・まあうるさくして済まなかった。

【口調的に中年っぽい印象を受けるが、まだまだ若いのだった。】
【ただ、少し苛ついたような少女の仕草を見て、謝罪はぶっきらぼうだがしておく。】

空気・・・それくらいならわかるで、浮翌力やな?
まあこんな船を持ち上げる力があるとは知らへんかったけどな!

【そう言うと感心しながら浮かんでくる船を見つめた。】
【同時に、少女の科学的知識もただ者ではないと思う。まだ認識は年齢の割りにはであるが】

にーやん・・・?ああ、ダイナミックな奴のことか。にーやんと呼べばええんやな、ふむふむ。
サボってるって言ってもこれが最良の手やからな。
海に落ちれば手伝ったことになるのなら話は別やけどな、うん。せやからオタカラは貰えるな。

【残念ながらホントに役に立たないのだ。不慣れな海上だから。運動音痴だから。能力一辺倒だからふである】

【そう述べた男は少し寂しそうな顔をした】
456 :TypeD-7@ようじょとロボット [sage ]:2014/07/31(木) 00:52:31.84 ID:nLMe85ScO
>>454-455
「お父さんたちはな
 できることはふってくるものじゃなくて、探してみつけるものって教えてくれた」

アクセス用ケーブルでサルベージ船と繋がってる身は
この場で自由に動けません。
相方のロボも、水の中で細かい作業に従事中。
自分じゃ動けない状態で大人がまわりにいたらいろいろ期待するものもありました。

「ほら、ロープなげて」

届きませんのだ!
仮にちびっこが十全でもパワー不足なのです。
ほら、できることあるじゃない?



【ちょっとお急ぎにつき、オチ描写】
さて、いろいろあってなんとか入れるくらいになった貨物船。
中身は大判小判がザックザク……ではなく、高そうな美術品、でもなく
とっても大きなアクリルプレートでした。

あとから聞いたところによると、海底観光施設の床面に使うのだそうで
ご褒美に入場ペアチケットがつきました。
サルベージ船クルーにはちゃんとキャッシュの支払いもありましたのでご安心ください。
457 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/31(木) 00:57:05.80 ID:UREeIDUpo
>>454
てくのろじーってすごいんやな、良くわからんけど見直したわ。

【鮮やかに船へと飛び乗る塔夜を見つめながら、彼の底知れぬ才能を垣間見た気分になった】

(はい、ヒモパス頂きましたー)

【邪魔になるといけないので、一人でホステス風に呟き遊ぶ男】
【近くにいた者には聞こえたのか、船員が気味悪がって男から半歩離れた程度で今日も平和である。】

って投げる奴いないのか・・・・・そらよっと!

【流石に男なので塔夜に楽々パス・・・・まあ届かずに少し手前で失速するが、海にしずまなかったので良しとしよう】
458 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/31(木) 01:00:24.59 ID:UREeIDUpo
>>456

ふーん・・・まあ可能性を感じるええ言葉だと思うよ。

【】
459 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/07/31(木) 01:11:05.14 ID:UREeIDUpo
>>456
ふーん・・・まあ可能性を感じるええ言葉だと思うよ。

【男はそう言うとヒモを掴み、塔夜へと投げた。役にたったね、やった!】


【その後しっかりとオタカラをサルベージし、報酬を頂けるという話に。】


ふーむ・・・報酬はカネとチケットか。『実直な仕事にはふさわしい報酬を』ってね。

受け取らないほうがカッコエエわ。じゃあ機会があればまたな。

【男は上陸すると一人でどこかへ歩いていった】

/遅レス、連投、途中送信。多大なご迷惑をおかけしました、申し訳ないです。
/楽しかったです、お疲れさまでしたー
460 :刃 塔夜【術式師】 ◆jwHyY4kL/6 :2014/07/31(木) 01:13:13.56 ID:ZG6lzJO/0
>>457
「ギリギリ届いてないな…まぁ…よっと」

武器創造の応用でででっかい棒を出して、それで掬い上げる。

「さて、一働き行きますか!」

あとは簡単、ただ紐を巻きつけるだけの作業です。

>>456
「ん?…アクリルプレート…合成樹脂か。使い道多いんだよね。俺は使わないけど」

材料は間に合っている。

「お、チケットか…ん?ペア…?

「…よし、さっきの変態男!!そっちの幼女でも連れて行ったらどうよ?」

変態男にランクアップ!まぁ、紐投げてくれたし軟弱じゃ無いんだろうと。

「‥さて俺は1人で観光ってか、物見遊山でも行くかなー」

そう言って、少年は用済みとばかりにボートへ飛び移った。もう落下は慣れたらしい。

「よっと」ズドンッ

ボートが揺れる揺れる。何とかバランスを取って、サルベージ船を見る。

「んじゃ、お世話になりましたーっと」

これにて海上の出会いは終了。また後で会うかもね、例の観光施設で。
少なくとも少年は行くつもりらしい。

//お疲れ様でした!途中混乱招いてしまって申し訳ないです
//久しぶりのロール、楽しかったです!お疲れ様でした!
461 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/01(金) 21:27:57.82 ID:RicLbqhw0
【近代文明の世界】
【そこでは、文明化の遅れた地域は帝国主義の波に力無く呑まれ、併合されていく運命にある】
【ここもまたその一つ、ある列強国の植民地と化した地域】
【大陸南方、高原と河川と森林と草原と砂漠、あらゆる自然をその身に抱く雄大なる大地】

フォォォォォォーーーウ!!!爽快だぜぇ!!!

【そこは自然の只中に開発された都市】
【馬車や通行人が行き交う中、明らかに場違い――また、"時代違い"でもあるのだが――なエンジン音を轟かせる緑のオンロードバイク】
【気が済んだのかやがて機体を停めると、乗り手たるライダージャケットの青年がヘルメットを脱ぎ、機体から降りる】

さてと……今度の世界は何だってんだ?
明らかに『ヒト』じゃねえ奴らがいっぱいだしよ……

【彼の云う"ヒトに非ざるもの"――それは】
【『ドワーフ』――胴に対して手足が短いアンバランスな体で、背が低く筋骨隆々、多くが髭を生やしている】
【『オーク』――獣の頭部を持つ大柄な獣人】

【通常の人間もそこには存在したが、少数派のようでまばらにしか見当たらないようだ】
462 :澪【獣化】 :2014/08/01(金) 22:20:31.02 ID:SfupthcZ0
>>461
街に響く鼓膜を震わす爆音に、ぴくりと耳が反応した。
人の物ではないその獣耳は亜人が多数派であるこの都市において特に珍しい物でもなく、普段隠すために被っているフードも今はその役目を為していない。

煩そうに音の正体を見やれば、そこには明らかに時代に合っていない文明の機器と、その持ち主であろう一人の青年。
その様子を見れば自身と同じく異世界から来た者だというのは一目瞭然で。
ならばここで出会ったのもなにかの縁。その時代違いを指摘しようとイマヌエルへと歩み寄れば、ちょいちょいと服の裾を引っ張った。

「…この世界だと、そういうのは目立っちゃうよ…?」

見上げるのは金の双眸。イマヌエルの瞳をじっと見つめる。腰を越す焦茶の髪が時折風でさらさらと揺れた。

「…それに、うるさい…」
463 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/01(金) 22:41:00.74 ID:RicLbqhw0
>>462
おっ?なんだなんだ?

【唐突に引っ張られる感覚を覚え、その動作の主へと振り向いた】
【その青年は、逆立った短い黒髪に所々緑のメッシュが入った不良じみた風体だった】

まぁ、珍しがられるのは今に始まったことじゃねえしよ
ってか、うるさいはねえだろーがよおい!

――――……ん?この世界だと、って……

【不満げに言葉を漏らしながらも、気にかかる相手の言葉をそう反芻する】

もしかして、あんたも色んな"世界"を旅してたりするのか?
その格好だけ見ると、ここの住人でもおかしくはなさそうなんだけどよ……
464 :澪【獣化】 :2014/08/01(金) 23:03:43.57 ID:SfupthcZ0
>>463
「…うるさいものはうるさい…
…あまり目立つと、後々面倒だし…」

事実、イマヌエルはこの場においてかなり浮いていた。
イマヌエルの風体がそうさせるのか、はたまた彼の駆るバイクが原因か。おそらくその両方であろうが。
ともかく行き交う亜人や人間達の注目を彼らは浴びていた。

「…うん…一応…この世界にはついさっき来たばかりだけど…」

イマヌエルの問いに軽く頷いて答える。
澪の一挙動ごとにピクピクと動く獣耳は、それが本物であると思わせるに十分であろう。
465 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/01(金) 23:18:15.43 ID:RicLbqhw0
>>464
面倒ごと、かぁ……あまり考えたこともなかったぜ
目立つのはハッキリ言って悪い気しねえしよ

【まだ年端も行かぬ若者――しかも、所謂不良と呼ばれる類の者達は、何かと自己を誇張し、目立ちたがるものだ】
【このイマヌエルもやはり例に漏れない】

へぇ……あんたも来たばっかりか、俺と同じなんだな!
まぁ、たまにはゆっくり話でもしてみるのも悪くないつっか……
うっし、じゃああの店にでも行くか!

【ともあれ、面倒ごとを避けたいという澪の意向には同調する形となり】
【そう云うとイマヌエルが指差したのは、ティーカップがデザインされた看板を携えた建築物】
【見るからに喫茶店であるということが分かるだろう】

【停まったままのバイクを手で動かして店先に置き、木製のドアを開けて店内へと入っていった】
466 :澪【獣化】 :2014/08/01(金) 23:35:50.63 ID:SfupthcZ0
>>465
「…私の場合…基本的に目立ったら大変な事になるから…」

そう言って少し寂しそうに微笑む澪。
この世界において亜人は普通に受け入れられているようだが、そうでない世界もまた多い。
澪のような獣人も、そもそも存在自体が認知されていないか、彼女の出身世界のように悪として見られていることも少なくないのだ。
故に人前で正体を明かす事を澪は好まない。フードで獣耳を隠しているのも癖のようなものだ。ここのような寛容な世界ならば話は別だが。

「…そうだね…行こうか…」

イマヌエルに同意すれば、彼の後について入店。ドアが開くと同時にカランコロンと来客を知らせる鐘が鳴った。
そのまま適当な二人席につき、冷たい飲み物を注文する。

「…そうだ…私は澪…貴方は…?」
467 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/01(金) 23:52:37.23 ID:RicLbqhw0
>>466
へぇ……色々大変なんだな、あんたも。

【微笑の中に寂しさを秘めたような澪の表情を察し】
【目立ちたがりのイマヌエルがお気楽に目立ちたがりでいられるのは、特に偏見もない多くの世界の多数派たる人間だからということもあるのだろう】
【故に獣人たる澪の気持ちまでも完全に理解することはできないが、少なくともその苦労には同情を示していることが言葉から分かるだろう】

あー……流石に炭酸はないよな。
おし、じゃあこのアイスティーとやらを頼むぜ!

お、名前か?よくぞ訊いてくれたじゃねえか
俺様はイマヌエル・フォン・ランツェ!
あらゆる世界を股に掛けあらゆる悪を討伐する、正義の『騎士』だぜ!!
宜しく頼むぜ、澪!!

【その名前だけ聞けば、どこぞの貴族かと思うかもしれないが】
【格好やら所持品やらを見れば、どこからどう見ても現代以上の時代からやってきていることは間違いはなく見て取れる】
【またこの男は騎士を自称するも、今の所はそれらしい要素は全く見て取れない】
468 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/08/02(土) 00:02:52.67 ID:7xnqYyhgo
【と、まあ定型的な喫茶店っぽいところに入った、
 やたらと喧しい騎士様?と、獣人が入ってきた。それなりに目を引くのは仕方の無いこと】

「ガッガッガッガッ」

 店内には銀の皿に載せられたサンドイッチを一心不乱にがっついている柴犬もいたりする。
 店のペットか何かだろうかと思えば、

「紅茶も寄越せ。舌が火傷せぬように冷ましてな」

 何か言葉はなしているように聞こえます。
 きっと、コレが耳に届いてしまった人はついに脳がイカれたかと覚悟すべきでしょう。
469 :澪【獣化】 :2014/08/02(土) 00:09:47.93 ID:7Ww5VOfo0
>>467
「…仕方ないよ…そういう風に生まれちゃったんだから…」

その顔に垣間見えるのは諦観。
見かけだけで言うならイマヌエルより年下であろう少女が浮かべる表情は、まるで既に長い刻を経て何かを悟っているようで。
実際、澪はイマヌエルの何倍も長生きしているのだが、それを知るには本人の口から聞く以外術はないだろう。

「…イマヌエル…うん…こちらこそ、よろしく…」

お互い名乗りを終えたところで、ウェイターによって注文の品が運ばれてくる。
二つのアイスティーが並び、その片方に澪は口をつける。グラスを持ち上げればカラン、と氷が音を立てた。

「…ところで…きし、ってなに…?」

澪の出身世界には騎士が存在していなかった。
度重なる世界線移動の中でその存在こそは知っているものの、ただそういうものがある、という認識のみ。
いい機会だと、目の前の自称騎士に聞いてみることにしたのだ。
470 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/02(土) 00:21:58.84 ID:rAAyN7uq0
>>469
お、来たか

【運ばれてきた自分の分のアイスティーのグラスを手に取り、その冷たい液体を口腔に流し込む】
【季節の関係もあるが、暑い時期には暑い地域であったため、その涼感が体に心地よい】

あー……うめえぜ。偶には炭酸以外も悪くねえかもな。

ん……ああ、またもやよくぞ聞いてくれたな!
そう、騎士とは、鋼鉄の鎧を身に纏い、騎士道精神に則り弱者を保護、
そして世の中に蔓延る悪を退治する!!

そんなかっけーーー存在が騎士ってもんよ!!
おまけに、槍で敵を突くなんて卑怯な真似はしないぜ!!

【鎧と騎士道精神、弱者保護の件はともかくとして】
【イマヌエルのいう『騎士』についての情報は、あまり信憑性があるとは残念ながら云えない】
【……まぁ、伝説上でなら、悪を退治した騎士とかは存在したかもしれないが】
【だが確実に間違っていると云えるのは、最後の「騎士は槍で突かない」というところだ】
【騎士についての前提知識がない澪にとっては、間違った騎士認識を押し付けられることとなり、不幸なことであるかもしれない】

>>468
お、なんだ?
あんな豪華な皿なんて使ってよ、贅沢なワン公もいたもんだぜ

【「店のペットか何かだろう」】
【それを一目視界に入れたときのイマヌエルの認識も、その域を出なかった】
【――――犬のものと思しき声を聞くまでは、だが】

ん……ちょっと待てよ……言葉!?
いや、まさかとは思うけどよ……

【未だ半信半疑の思いを抱いたままに、とりあえずもう一口のアイスティーを飲むこととした】
471 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/08/02(土) 00:29:47.39 ID:7xnqYyhgo
>>469

 さらに獣の角から出来た器に冷ました紅茶を注いでもらうと、
 その柴犬はペロペロと舐め始めた。

「小僧、騎士は槍を使うぞ。銃もミサイルもな」

 なにやらイマヌエルの言動の情報不足がこの柴犬の注意を促したのか、
 追加情報を携えて会話に割り込んできた。

【が、こっちもこっちで何かがおかしい】
 【澪の騎士観に重篤な危機が訪れている可能性】
472 :澪【獣化】 :2014/08/02(土) 00:40:43.62 ID:7Ww5VOfo0
>>468
店に入る二人組は目を引いたかもしれないが、食事中の柴犬も入店する側にとって十分気になるものである。
もちろん澪も例外でなく、ちらりと目を向けるがそれも一瞬。すぐに誰かのペットかなにかだろうと意識を外す。

ところが耳に届く、どうやら柴犬の物らしい声。なかなか珍しい種族もいるものだと、自分の事を棚に上げて好奇の目で柴犬を眺めた。

>>469-470
「…へー…そうなんだ…」

そんなイマヌエルの偏見が混じった騎士についての知識を完全に鵜呑みにする澪。
槍で突くのは卑怯なのか、と疑問に思うが人それぞれだろうと一人で勝手に納得する。

ところがそこで柴犬からの横槍。
どうやら騎士というのは槍だけでなく銃などの近代兵器も使うらしい。敵対すらなら心してかからなければならないだろうと何故か決心。

「…とにかく…なんかすごいんだね…」

二人のズレた情報により、澪の中ではややおかしい騎士像が描かれているだろう。
473 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/08/02(土) 00:48:40.13 ID:7xnqYyhgo
>>472

「うむ、騎士はすごいのだ。小娘よ」

 澪の感心にしっかりと騎士に対する誤解の是正に成功したと、気分をよくする柴犬。
 銀の皿と獣牙の杯を身体の毛の中に隠しながら身体を震わせる。
 明らかに体積に見合っていないが気にしたら負けである。

「………」

 ふと、澪の顔をじーっと見る。どこかで見たような顔だからだ。そして、

「ああ、いつぞやのストロベリー娘か」

 と、得心した。ジョシュアとのアレの出歯亀の件である。
 もっとも、澪からすればちんぷんかんぷんかもしれないが。

「…まて、何故こんなところにいる?」

 よくよく考えたら居る世界が異なることに気付いた。
474 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/02(土) 00:55:33.54 ID:rAAyN7uq0
>>471
んっぷ……!

【明らかに自分たち2人にかけられたと思しき声に、思わず口の中のアイスティーを吹き出しかける】
【何とか堪えられたのは幸いであったが】

ん……はぁはぁ……やれやれ……やっぱあのワン公、話してるのかよ……
っておい!待て!騎士は罷り違っても火器なんて使ったりしねーからな!!
そんなもんはな、ランスで突くのと同じぐらい騎士道に反する大問題だぜ!!
ああ、ついでに言うとよ、ランスだって斬るための武器だかんな!!

【犬の言葉に思わず発した反論】
【が、こちらも荒唐無稽さで言えば五十歩百歩だ】
【ランスとはそもそも円錐状の槍であり、形状的に斬ることは不可能】
【実際には"殴る"形になるのだが、イマヌエル本人が"斬っている"つもりでいる分には何も問題はない……筈である】

>>472
おうよ!さっき何かワン公が銃うんたら言ってた気はするが、それは気の所為だぜ!!
とにかく、騎士はそれほどまでに誇り高く、偉大な存在なんだぜ!!

【目を輝かせて力説するイマヌエル】
【内容が間違っている分、まともな騎士の知識を持った者からすれば滑稽以外の何物でもないが……】
【冷静な突っ込み役がこの場に不在なことが悔やまれる(?)ところだ】

>>471>>472
ん?なんか見覚えあるんだよなぁ……あの旗

【言うイマヌエルがふと視界に入れたのは、店内の壁に張り付けられた一枚の大きな旗】
【デザインは―――『開いた書物を携えた西洋龍』】

――――ああ!思い出したぜ!あの"ニセモノ騎士"どもと戦ったあの世界で見たんだ!
なんか聞いた話によると国旗らしいんだが……となると、ここも同じ世界ってことになるのか!?

【そう、それは世界各地に植民地帝国を展開する、フォーレンチア帝国の国旗】
【以前聖職者ジャンと出会ったときに本土にいた澪ならば、同じ旗を見かけたことがあるかもしれない】
475 :澪【獣化】 :2014/08/02(土) 01:07:19.12 ID:7Ww5VOfo0
>>473
「…ストロ…え…?
…よく分からないけど…あの時、覗いてたよね…?」

案の定、澪にはなんの事だか全く分からない。
ただ、いつぞやに覗き見されていたのは覚えていたらしい。というより人語を喋る柴犬などインパクトが強すぎて忘れるに忘れられない。

「…なんでって…ダメ…?」

質問の意図が汲み取れなかったのか、なんだか答えがずれている。

>>474
「…えっと…そうなの…?」

情報の違いに混乱するが、イマヌエルの力説に思わず気圧される。
もうそういう事でいいや、と思考を放棄しようとしたところでふと、イマヌエルの目線に気がつく。

「…あ…あの旗…私も見た事ある…」

思い出すのは、ジャンや他の漂流者に食べ物を恵んでもらったあの時の事。
ならばきっとここは同じ世界なのだろうと、小さく嘆息した。
476 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/08/02(土) 01:17:03.34 ID:7xnqYyhgo
>>474

「ああ、拙者は言葉を操ることが出来る。遥かいにしえの獣も同じ事が出来たらしいがな」

 獣が神通力めいたものを有するか否かは神秘の現存や人間の拡張に伴い変遷は数多い。
 少なくとも眼前の柴犬――ウルリックは守護生物(トーテム)としての信仰とサイカーとしての素養を満たしていた。
 が、ここで騎士観の相違が明白となる。

「何を馬鹿な。あらゆる武具を使いこなしてこその騎士であろう。
 かの大いなるエシルVの戦において我等が騎士――群狼団の重墳弾銃の一斉射によってどれほどの――」

 何か古い戦を例に出しているが明らかに騎士の名を借りた別物の舞台であり、
 イマヌエルに変わらず劣らず何かが著しく間違っていた。

【ちなみに円錐状のランスで斬る≠ュらいパワーウェポンと呼ばれる武器なら可能のため違和感を感じていないというアレ】
【その後、しばらく騎士観について舌戦を交えていたようないなかったようなで会話は移り】

「にせものきし?よくわからんな。何らかのシンボルのようではあるが」

 ここに来訪して間もない柴犬は良くわからなかったようだ。

>>475

「ああ、公衆の面前でじつに赤裸々なる青春模様だったぞ」

 ククッと口角を吊り上げながら思い出す。
 ああいうのはいい。酒の席での肴にするのもおあつらえ向きというものであった。
 ばれていたことについても悪びれる様子すらなし。

「…ダメというわけではないが。ああ、漂流者は引かれ合うのだったな」

 何処かでいつの間にか流布されつつある噂。
 世界漂流者同士は世界を隔てて頻繁に接触しやすくなるという運命律めいた推論。
 これは、一部の者達にとっては既に公然の事実となりつつある。
477 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/02(土) 01:29:44.57 ID:rAAyN7uq0
>>475
お、あんたも見たことがあるのか。

いやー、にしてもあの"ニセモノ騎士"どもにはマジで腹が立ったもんだぜ。
騎士みたいに一丁前に馬に乗って剣も持ってるかと思えば、鎧は来てないしおまけに銃まで使う
極めつけには、突撃で一般人を襲うときたもんだ!
まぁ、俺が追い払ったからその時はよかったんだがな……あんたもこの世界では気を付けろよ。

【そう、力説するまではまだいいのだが】
【問題はまず、それによって伝えられる情報が"偽り"だということに収斂される】
【気の利いた突込みができる者がこの場にいれば、こうイマヌエルに言い放ったかもしれない】
【"ニセモノ"なのはお前の情報だと】

【中の人情報】
【イマヌエルの云う『ニセモノ騎士』とは、軍隊の騎兵のことです】
【その時はデモやら暴動やらの鎮圧で出動してきただけなのですが、それをイマヌエル特有の超解釈で悪の偽騎士だと見做してしまったわけです】

>>467
へぇ〜古の獣とか、なんかそういう話ワクワクするぜ!

【騎士の時代に思いを馳せる青年のことだ】
【そういう伝説の類には心を惹かれるということである】

いやいや、そこはだな―――――

【以下は省略する】
【これより先は、話題が漸く騎士論争(?)から移った後の内容だ】
【ニセモノ騎士に関しては、↑で澪に述べたようなのと同じ内容のことをウルリックに対しても語りかけた】
478 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/08/02(土) 01:37:58.99 ID:7xnqYyhgo
>>477

「…典型的な騎兵ではないか」

 イマヌエルの言動に対して別談ニセモノと呼ぶ必要性があるのかと、
 後ろ足で耳を掻きながら聞いていたウルリック。

「小僧は向こう見ずに過ぎるな。いつか手痛い経験が待ち受けていそうだ」

 カンチガイはカンチガでもいい。
 少なくともこの騎士誤認者はドンキホーテめいた一種の狂人ではあるが、
 雰囲気と行いから鑑みて陽性の資質を持っている。

【誤解の是正は至難でありそうだし、ここはスルーである】

「…馬に乗っていれば全てが騎士とは限らぬだろう」

 とまあ、このようにすっごく単純化して伝える程度に留めた。
479 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/02(土) 01:43:12.87 ID:7Ww5VOfo0
>>476
「……?」

相手がどう思っていたか知らないが、少なくとも澪にとってアレはじゃれあいの一環。
故に目の前の柴犬に笑われる理由も分からず、ただ首を傾げるだけだった。

「…らしいね……って事は、貴方も…?」

ウルリックの発言でようやく先の質問の意図を理解する。
漂流者ならぬ漂流犬に出会うのは初めてだが、よく考えれば人間だけが世界線移動をするわけでもない。

>>477
「…なんだか、物騒だね…分かった、気をつける…」

イマヌエルの言うニセモノ騎士の騎士らしさは澪にとって心底どうでもいい話だが、一般人を襲うというのは聞き逃せなかった。
以前来た時は治安がよく、平和そうなイメージを抱いていたのだがそれも間違いだったかもしれないと認識を改める。
480 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2014/08/02(土) 01:51:37.72 ID:7xnqYyhgo
>>479

「ああ…彷徨って幾星霜だ。我が叙事詩は今だに半ばよ」

 目を閉じ、極寒の…軟弱なる者であれば皮膚をも剥されるほどのブリザード。
 厳しく、無慈悲で、そして雄渾かつ戦士の祝福に充ちた故郷を思い出す。

「拙者は群狼(パック)の名誉の挽回のために放浪を続けている。
 ウルリック。誇り高き拙者の名だ」

 しっぽをブンブンとさせながら言う柴犬の外見ではいまいち締まらないが、
 一応は年月を思わせる口調で己の名を明かすのであった。

//そろそろ睡魔がフルバーストなので自分はこれにてー モハヤコレマデーノシ
481 :イマヌエル・フォン・ランツェ【流浪の自称騎士】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/02(土) 01:57:56.80 ID:rAAyN7uq0
>>478
え?何て?……きへい?
よくわかんねーけど、騎士とは全くの別物ってことか?

【困惑の表情】
【そういえばその時もある能力者から苦言を呈されたことを思い出す――騎士の時代とは違うと】

いやーでもよー……なんていうか、馬に乗ってたり剣を使ったりしたところがなんか騎士の真似みたいで、本物として許せなかったというか?
まぁ、なんであろうと無辜の民を傷つけるような奴は許しちゃおけない!それでいいじゃねえか!
ハハハハハハ!!

【公務を全うしようかと思えば、訳の分からぬ青年からいきなりランスで殴られるなど、その時の騎兵たちにとっては笑い事で済ませられては堪ったものではなかろう】

>>479
おう!気を付けるんだぜ!

>>478-479
さてと……一服した後は探索がてらひとっ走りしてえし、俺はそろそろ行くかな
じゃあな!澪!ワン公!

おっさーん!俺の分の会計頼むぜ!

【そうカウンターに叫び応じた獣人オークの男性のもとへとイマヌエルは歩いて行った】

//私のほうは、そろそろ落ちとしましょう
//お疲れ様でしたー!
482 :澪【獣化】 :2014/08/02(土) 02:04:45.59 ID:7Ww5VOfo0
>>480
「…私は、澪…よろしくね、ウルリック…」

先程の小娘扱いから、おそらくウルリックもただの柴犬ではないと推測出来た。
そもそも人語を解する時点で普通ではない事が容易に予想出来るのだが。


>>481
「…そっちも、気をつけて…じゃあね…」

会計のために歩き出すイマヌエル。
その背を見送りながら、再びアイスティーに口をつけた。

//お二方、お疲れ様でしたー、絡みありがとうございました!
483 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/02(土) 14:50:55.66 ID:L8P27FSs0
【ファンタジー世界 とある川沿い】
さて 無数ある世界の中には我々現代人が思いも寄らないものが数多く存在する
最近暑いから川遊びをしようと言って 気の知れた仲間を誘い BBQコンロを用意したり 音楽プレーヤーを用意したり 食材を用意したりしたわけですが

「やっぱりスイカ割りってのは最高のエンターテイメントだと思うんだ」
―――ギィ!!

川で冷やしているスイカの前で誰にともなく話しかけたのは 水着姿のアキレス君 そしてハサミを振り上げるサソリのベティ

「問題はだ」
―――ギィ!!

その視線は何故か上を向いている

「このスイカは木の棒で割れるかどうかだ」
―――ギィ!!

そのスイカは 有体に言えば大きかった そりゃもう直径3mぐらいの

「・・・・俺はなんでこんな化け物スイカを買ったんだろう?」
―――ギィ!!

なんか割ったらスイカ太郎とか生まれそうなスイカを前に 途方にくれている
484 :澪【獣化】 :2014/08/02(土) 15:09:07.72 ID:7Ww5VOfo0
>>483
「…なにやってるの…」

その傍らで釣り糸を垂らしている少女。
獲物を求めるというより、ただその状況を楽しんでいるだけのよう。
見上げる程大きいスイカとその隣に仁王立ちしているアキレスを交互に見れば、呆れるようにため息を一つ。

「…割れないなら、そのまま食べればいいんだよ…」

全く解決策になっていない提案。スイカ割りなんてやったこともないからね、仕方ない。
485 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/02(土) 15:12:37.64 ID:tP4D0UHwO
>>483
「ん……?」

ふと、巨大な球体が少女の目に映る。
先端が赤い黒髪と、蒼い双眸を持った少女は、その緑と黒の縞が入った球体の方へと足を向ける。


「えっ……な、なにこれ……」
「スイカ……なの………?」

何かと思い近づけば、自分の身長の2倍はある超特大サイズのスイカがこんなところに。
背伸びしても一番上に届かない。

「お、大きすぎでしょ……」
「(ところで美味しいのかな……これ………)」

あまりのデカさに彼女は驚き、呆れている。半分味のことも考えながら。
486 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/08/02(土) 15:13:26.55 ID:amnRdS2Bo
>>483
無毛の世界で戦車に追われるという楽しい日常生活がゲートの出現によって唐突に終わったばかりの青年ダンクマールは…あの世界とは一転した楽しいファンタジー世界にいた
そんなある日のことだ、明らかに間違いメールと思われるメールが彼の携帯端末に届いたのは
…差出人の名前が分からない、遊びに誘っていることが明らかなメールを見たのは

「…えっと、これはどのような状況なんだ?」

川の直ぐ側で何かを見上げてるのは水着にパーカーを纏い、念のため帯剣してきたダンクマール君
ファンタジー世界であてもなく彷徨っていた彼は結局暇でメールに書いてあった場所に来てみたのだ

「…割れないなら、削って少しずつ食べては…?」

そしたらやたらとデカイ西瓜があった
彼は呆れたような溜め息を吐くしかない
赤の他人の問題…と思うこともできなかったダンクマールはアキレスに助言をしてしまうのであった
もっとも、そのための手段は呈示できないのだが
487 :ミスカ・リ・エリッタ【だいまほう】>>193 [sage saga]:2014/08/02(土) 15:14:06.10 ID:hTrncfRI0
>>483
「………っ」

スイカ割り。
それは日本の伝統的夏の行事にして夏の象徴であり、古今を問わず愛され続けている娯楽。
スイカ割りは川より海で行われる方が多いとミスカは聞いていた。まさか今日ここでスイカ割りを体験出来るとは思ってもみなかったのだ。
ただし

「あ、あの…アキレスさんこれ………人間の力じゃ割れないと思います…よ…?」

書物で見た数十倍はスイカのサイズが大きいのだ。自分の身長よりも遥かに大きなスイカを目の前にミスカは当惑した。
その重さはゆうに100kgを超えているだろう。こんな巨大なスイカをどうやってここまで持ってきたのだろうか…?

「割るには…やっぱり木の棒じゃなくて刃物の方が良いんじゃないかなぁ…」
「それこそこの前テレビで見た…ぐりーど?を使役する兵隊さんが持ってたような…大きな剣じゃないと…」

気の棒で割るのは諦めて素直に切って食べようと提案するミスカ。ジョナはスイカの上でのんびりお昼寝中だ。
ちなみにミスカ、水着は来てきたものの恥ずかしがりな為か依然ローブを着用したままでいる。

488 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/02(土) 15:25:03.41 ID:L8P27FSs0
>>484
「そんなこというならよ!! 澪たんコレ食ってみろよ!!」
そういってスイカを平手で思い切り殴る だがスイカはびくともしない

「いやぁウケ狙いに買ってみたら どうしようかね?」
因みにアキレスの持っている刃物は ツール代わりの折り畳みナイフのみ コレじゃ切りたくたって切れはしない

>>485
そこにはスイカを叩いている男が!!
スイカは叩かれると 中身がぎっしり詰まったような心地よい音を発している きっと美味しいぞ!!

「ねぇ コレ割ったら中からナントカ太郎が生まれるかどうかかけてみない?」

>>486
「暑気払いに川遊びなう」
「受けを狙ってでっかいスイカを買ってきた」
「でもどうやって食べよう」

華麗なる産業

「そういえばアンタどちら様? 知り合い・・・?」
よもや間違いメールだとは思わず やってきた剣士にクエスチョンマーク

>>487
Q どうやって運んだ?
A アキレスの能力 ファイブy・フィンガー・デス・パンチで『転がした』

「あ やっぱり?」
なんとなく予想がついていたのか 特に驚くこともない

「ああ それじゃ切ろう ・・・刃物持ってない?」
前述の通り アキレス君は折り畳みナイフしか持ってない

「そのグリード云々てのはジョッシュのことだろ? さっきメールしたんだけど 今日は忙しいのかなぁ?」
きっとジョシュアならどうにかしてくれるのだろうけど さて お仕事中かな?
489 :澪【獣化】 :2014/08/02(土) 15:33:28.00 ID:7Ww5VOfo0
>>488
「…いや…さすがにこれは食べ切れないかな…」

べちん、といい音を立てるスイカはどう見ても胃袋に収まりきるとは思えない。
というかこの場にいる全員で食べても食べきれないような気がするが。

「…どうしようって言われても……砕く、とか…?」

割るのではなく砕く。難易度としては変わらない気もするが。
きっと細かくなって食べやすくなるよね!という澪の大胆な発想である。
490 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/02(土) 15:34:47.55 ID:tP4D0UHwO
>>488
「そ、そんなの入ってないと思うけど……」

桃から生まれた桃太郎というのもあるが、そんなの御伽噺である。
ただしここは境界線。何が起こるか分からない。

「知らないけど……多分入ってないに一票」
「そんなスイカ太郎…?に中身食べられてたら嫌だし……」

現実的に考えているのか空想的に考えているのか分からない回答。

時々その『スイカというにはあまりにデカイ物』をコンコンと叩いたり。
491 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/08/02(土) 15:39:16.20 ID:amnRdS2Bo
>>488
「……は、はあ」
「買う時に食べ方を少し思案しなかったのか…」

華麗なる産業に脱力
…普通なら、普通ならばこんなサイズの西瓜を買ったなら食べ方も同時に考える…よね?少なくとも自分なら考える

「ダンクマール…といいます。間違いメールが送られてきたので来てみたまでです」

クエスチョンマークを撃破するためにダンクマールは携帯端末を取り出してアキレスに画面を見せた
そこには…アキレスの打った川遊びに誘う文面が書かれたメールが
もちろん、転送などではない

「あと、刃物なら剣がここにありますよ」

と、ダンクマールは炎を纏っていない状態で『アグニ』を抜いて見せた
…炎が纏われていないならもちろんただの剣だ。刃物だ
492 :ミスカ・リ・エリッタ【だいまほう】>>193 :2014/08/02(土) 15:39:55.60 ID:hTrncfRI0
>>488
アキレスのパンチでも傷一つ付かないスイカ。いくら手加減していたとはいえその耐久性は流石といった所か。
よくよく見ればスイカの表面に手形が付いているのかもしれないが…ミスカにはそんな輸送手段は思いつかなかっただろう。スイカの殴られ跡を気にする素振りはなかった。

「…ぇ…わ、分かってるんなら初めから刃物用意して下さいよっ…」

そんなアキレスに呆れ気味のミスカ。刃物が無いとなると頼れるのは魔法だけだ。皆も今日は武器なんて持って来てはいないだろう。
ただ杖も魔道書も無い状態では魔法の出力や狙いはうまく定まらない。辺りどころによっては…

「うーん…魔法で切ることは出来るんですけど…下手すれば木っ端微塵になっちゃうかもしれないですよ…?」
「ジョッシュさん…って、あの人の名前ですよね?この前救出された…確か本名は…」

ミスカが下唇に指を当てて考えていたさなか、突如上空に飛来する軍用ヘリ。

ジョッシュ「何だよ…俺抜きでこんな楽しそうなことしやがって…」

にこりと微笑を浮かべてヘリから飛び降りるのはジョシュア。こういったイベントに参加したのは初めての様子だ。
そのせいかジョシュアは何時もと変わらぬ軍服姿。腰にはアキレスのお目当てである大型ブレードも引っさげている。
ヘリはジョシュアを降ろすとサッサと引き上げてしまう。ファンタジー世界なのにIASC軍用ヘリを持ち込んでしまう辺りカノッサグループの規模が窺い知れる。
493 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/02(土) 15:56:59.90 ID:L8P27FSs0
>>489
「大丈夫だって 澪タンの胃袋は異世界だから」
きっとピンクの悪魔と正面きってタイマンがはれると思っています

「ん? なんかそこの御仁が刃物貸してくれるって言うから それで叩き切るよ」
といって男性から刃物を借りてから

「切ったら腹いっぱいスイカを食べよう」
なんか腹を下しそうですがね

>>490
「なんだ 2人とも入ってないほうじゃ賭けにならないじゃないか」
つまりこの男も中に人がはいってるとは思ってなかったようです

スイカは叩かれるとポンポンと実に身の詰まった音を立てています

「というか桃太郎も本来は桃を食った爺さん婆さんが若返って ○○○で×××を△△△して出来たのが始まりだからね」
セクハラなう

>>491
「ほら よく言うじゃない カッとなってやったって それ」
全く考えてなかったようです

「・・・あぁ ジョッシュに送ったと思ったら そっちに入ってたか メアド手打ちなんてやるんじゃなかった
 何はともあれダンクマールさんね ヨロシク 俺はアキレス 流浪のグラフィティ・アーティストだ」
とここでようやっと自己紹介をする

「え? イヤァ悪いね刃物貸してくれて それじゃお礼にスイカ半分食べていいよ」
雑談所の言葉を聴けば 通常サイズの1500倍相当のスイカを献上しようとします

>>492
「だって当初はスイカ割りしようとしたんだもん」
そういって木の棒を取り出す きっと通常サイズならば十分に通用するのでしょうけどね

「まぁ 木っ端微塵にしても十分に食い応えg・・・やぁジョッシュ 悪い悪いメール違う人に送ってたみたい またプレイボーイ貸してやるから勘弁してくれ」
ジョシュアへのメールが間違ってダンクマールに送信されてしまったので ジョシュアにはノーメールだったようです


>>全員対象
さぁ 時間も惜しいのでちゃっちゃといきましょう
ジョシュアの大型ブレードによって叩ききられたスイカ なお中身は黄色かったです

「さぁ みんなで 食べようぜ」
たく差なるからお腹一杯になるよ!!
494 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/02(土) 16:05:00.31 ID:tP4D0UHwO
>>493
「………」

意味が通じてないのか、セクハラに呆れてるのか。
ポカーンとした顔をしている。


「やっぱり入ってなかったか……まあ、入ってたら真っ二つになっt…ゲフンゲフン」
「それにしてもこんなスイカ……どこで手に入れたの?」

ふと、心に思ったことを質問してみる。
と同時に、シャリッと手でスイカの身を取り、口へと運んで行く。
495 :澪【獣化】 :2014/08/02(土) 16:13:25.34 ID:7Ww5VOfo0
>>493
「…なるほど…私の胃袋の中にも境界線が…」

ここに来てものすごい勘違い。もちろんコピー能力は使えません。

>>ALL
さて、無事に切り分けられたスイカ。
黄色い中身をみれば、思い出したように持っていた釣竿を放り投げてざぶざぶと川に入っていく。冷たい水が心地よい。

それ程深くないところまで行けば小さな網を持って戻ってくる澪。もともと釣った魚を入れようと沈めていたものだがその役目を果たす事は遂になかった。
その代わりに流水で冷やされていたのは缶ビール。スイカをつまみに一杯やろうという魂胆だ。

「…よかったら…どうぞ…」

全員に声をかけて網を下ろし、自分の分だけ取り出してお先にと思いっきりビールを呷る。
網の中の缶ビールはこの場全員の手に渡ってもまだ余るほどはあるだろう。
496 :ミスカ・リ・エリッタ【だいまほう】>>193 :2014/08/02(土) 16:13:52.97 ID:hTrncfRI0
>>493
「…スイカ割りって木の棒でやるんですよね…よく割れますよね、こんなスイカが…」

スイカ割りを初めて見たミスカはこれがスタンダードなのだと勘違い。やはり東洋は凄いなと勝手に独り感銘を受けていた。

ジョッシュ「まぁいいさ…んじゃ斬るぜ……?(あ、コミッサーと澪ちゃんが居ない所でな)」

小声で何かを付け足すとブレードにエネルギーを流し込んでスパーっと。伸びたエネルギーの刀身がスイカを八つに切り分けた。
ミスカがテレビで見たのはこの技だったのだろう。目を輝かせてスイカが切り分けられてゆく場面を見つめる。
いきなり斬りつけられたジョナは吃驚して身動きが取れなかったのか、切り分けられたスイカの山の中に埋まっている。


食べやすいサイズにくり抜いたスイカをしゃくしゃくと咀嚼する一同。食べきれなかった分はジョシュアのベルゼブブが食べてくれるでしょう。

「………あの、アキレスさん…ジョッシュさんとは仲がいいんですか…?」

そんな中人目を避けるように寄ってくるミスカ。耳打ちするようにアキレスへと声をかけた。
497 :ダンクマール=サブジェクト=アインウントツヴァンツィヒ【焔剣】 [saga]:2014/08/02(土) 16:17:10.89 ID:amnRdS2Bo
>>493
「は、はあ……無計画…ということでしたか…」

真面目であったようなダンクマール君は溜め息を吐くばかりです

「やはり間違いメールですか…手打ち!?それはまあ、間違いますよ…」
「アキレスさんですか…よろしくお願いします」

この時代…まあ世界によってはまちまちだが、携帯の技術も進歩してる筈なのに手打ちなどをやるアキレスに呆れるダンクマール君
まあ、何はともあれ自己紹介は済み、事故のお陰でメアドも知っている仲となりました

「…気持ちは嬉しいですが…殺す気ですか?」

剣士の胃袋は有限…流石に通常の1500倍相当の西瓜などは食べるきる前に死んでしまいます

斬られた西瓜、中は黄色くて…

「黄色ですか…いいですね。頂きます」

黄色い西瓜の方が好きであったダンクマールは剣で西瓜を掬いながらシャリシャリと西瓜を食べていきます
半分は無理だと思うけど…
498 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/02(土) 16:27:52.08 ID:L8P27FSs0
>>494
「A. 八 百 屋 」
なんか普通に売ってたみたい きっとこの世界ではポピュラーなんだよ きっと!!

頬張ったスイカは瑞々しく とても甘いですが 如何せんちょっと温い

>>495
「スイカをツマミにビールてのはちょっとミスマッチじゃない?」
澪がソレでいいというのならそれでいいのでしょう

>>496
(オッケー 最新刊もってきてやんよ)
嗚呼 男どもの悲しいSEGA じゃなくてSAGA

「きっと木の棒でも刀みたいに物が切れるような剣豪がやる特殊な訓練だったんだよ スイカ割りって」
なんか話しの咆哮がズレそうな予感

そしてミスカの話しに耳を貸せば
「ジョッシュと? うん 俺らマブダチだから」
素直に質問に応じました

??全員対象
さて 一同はスイカを食べたり お酒呑んだり BBQで何か焼いたりして 暑気払いを過ごしたという

//すまん買い物に行かねばならなくなったのでノシ お疲れ様でした
499 :ミスカ・リ・エリッタ【だいまほう】>>193 :2014/08/02(土) 16:58:53.41 ID:hTrncfRI0
>>495
川から戻ってきた澪の手にあるネットには山盛りの缶ビール。
それを見たミスカの顔は少し遠慮がち、ジョシュアは逆に嬉しそうだ。

「…お酒……ですか…?私はちょっと…」
ジョシュア「澪…呑めるのか…?良いねぇ…一杯やろうよ、…付き合うぜ」

酒はちょっと、と申し訳なさそうにミスカは苦笑い、そうしてスイカに埋まったジョナを助けに行こうと足早に駆けてゆく。
ジョシュアはビールを仰ぐ澪を見て意外そうな顔。あんなに子供っぽいのにもう呑める年齢なのか…と。
無論ジョシュアは澪と自分の寿命差には気付いていない。大方外見通りの年齢だと思っていたのだろう。

ジョシュア「……あ、スイカを肴にするのは無しな」

ちなみにジョシュア、酒には滅法弱く缶ビール一、二杯でベロベロに酔い潰れてしまうだろう。絡み酒+泣き上戸な面もあるので是非冷たい川に流して酔いを覚まさせて差しあげよう。

酒に弱くバカ舌なジョシュアであってもやはりスイカに酒はNGのようだ。念を押すようにきっぱりと拒否した。

>>498
「………」
そしてその会話を呆れ顔で見つめるミスカ。肩には救出されたスイカ塗れのジョナがちょこんと。

「そ、そんな人が東洋にはごまんと…!?」
ジョシュア「…あんまり騙してやるなよ?」

ミスカはアキレスの言うことを一々間に受けている!
恐らくアキレスに今まで吹き込まれた知識で構成された脳内の東洋はネオサイタマやスプロールよりもカオスな状況に成り果てているのだろう。

「…あの人のメールアドレスとか、知ってます…?」

普段は決して見せないような怪しい笑み。
その額は少し汗ばんでいる、これは何か悪いことを考えている顔だ。

//それでは私もこの辺で。おつさまでしたー
500 :シファル・ルーキフェル【傲慢のルシファー】>>218 [sage]:2014/08/03(日) 11:36:33.71 ID:884oMe6C0
〜魔法世界エリュシオンの最果て、魔女の森〜

「…長かった……」

森の奥深くに位置する小さな小屋から顔を出した天使、シファル・ルーキフェルは辟易していた
花畑を荒らされて憤慨し挑んだ先の戦闘にて大きな傷を負わされ、その敵に介護を受ける…
そのことは予想以上にシファルのプライドをズタズタに引き裂いていたようで

「ウィント、あなたの一撃はどんな悪魔のものよりも手強かったですよ…この私にここまでの療養を強いるとは…」

ウィントが去ってはや3日。未だにシファルは自分の自慢の翼を切り裂かれたことを寝に持っているようだ。誰へとなく溢す

「…さて、たまには店に戻ってみましょうか。荒れ果てていても困りますしね…」

ふと思い出したのは自分が暇潰しに経営している店のこと。天界から追い出されて以来暇で暇で仕方が無かった為に彼女は人間に粉して道具屋を経営しているのだ
店へと魔女の森から歩いて行くには少々時間がかかり過ぎる。シファルは魔法陣を展開し、六翼を輝かせ空へと羽ばたく。
天使の姿を隠すことすら忘れ、魔法で直接店へと赴くのだった。

──数時間後、舞台は変わりここはエリュシオンでも有数の魔法都市であるエリシウム。
その一角、林檎の木に囲まれた小さな店の「準備中」と書かれた看板がシファルの手によって外された。
501 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/08/03(日) 11:47:14.31 ID:VOhVphi20
>>500
「……えぁっ?」

店の扉を開ければ室内、踏み入ったすぐにもうもうとした煙を纏って呆然と尻餅をついている浅黒い肌の少女の姿
どうやら世界間移動の直後らしく、ここがどこかも理解していない様子
因みに出で立ちはこの街中に於いて何故か水着
しかも全身はしっかり海水に塗れており、床や絨毯を色濃く濡らしている事だろう

「あっ、あのぉ……ここってぇ、どこですかぁっ?」

ずるり、生やしっぱなしであった4本のタイドメイカーを脊髄の辺りに収納しながら店主であるシファルにおずおずと声を掛けた
502 :シファル・ルーキフェル【傲慢のルシファー】>>218 :2014/08/03(日) 12:04:26.95 ID:884oMe6C0
>>501
「……………」

まったくの無表情。シファルは微動だにせず無言で少女を見下ろす。この状況に頭の処理が追い付いていないのだ。
突如現れた奇怪な姿の少女。その背中に生えている触腕を見てクラーケンか何かの類かと勘違いし思わず何か魔法でも放ちそうになったのは秘密だ。
海の悪魔にも似た姿の彼女は異能によって形成された触腕をずるりと収納させ、此方に語り掛けてくる。

「…それを聞きたいのはこちらなのですが……」

お互いに訳の分からぬ状況。シファルは質問に質問で返すと暫く考え込んでしまった。
やがて出した結論は彼女がこの地の人間ではないということ。そしてどこからか外部の干渉によってこの場へと飛ばされてきたこと。
何方も少し考えれば分かることだが…今この状況に於いてはそれしか分かることもないのはまた事実。

「…越境者の方でしょうか、そんな格好ではお寒いでしょう…少し待っていてください」

ところで今のエリシウムは真冬。シファルの店はまだ暖炉に薪すら焼べていない。
シファルは店の奥へとニアが着るためのものを取りに行く。身体を拭く為のものもだ。
503 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/08/03(日) 12:14:43.10 ID:VOhVphi20
>>502
「……って、寒ぅっ!!」

凍てつくような空気、ついで表情なく見詰められている現状も手伝い寒気にぞくぞくっと小さく震える
細かな金属音の連鎖を、水着ながらしっかり腰に帯びている月光が鳴らした

「あっ、えぇっとぉ……」
「越境者ぁ、そうそうそれですってんですよぉっ」

最近になって随分と耳に慣れた単語を聞いて安堵、理解がある相手と言うのは有難い
まぁ説明が下手な自身の内情もまた手伝ってはいるのだが
ありがとうございますと間延びした声を奥へと歩むシファルに投げ掛け、両手で肩を抱いて歯をかちかちと打ち鳴らしている
504 :シファル・ルーキフェル【傲慢のルシファー】>>218 :2014/08/03(日) 12:23:57.94 ID:884oMe6C0
>>503
「……お待たせしました。これをどうぞ…暖かいココアです」

暫くすればシファルはタオルとマグを片手に戻ってくる。差し出したのは暖かいココア。身体を拭き服を着る間も寒いだろうとシファルがニアの為に持ってきたものだ。
本当は自分の為のものだったのだが目の前にあんな姿の少女が凍えて震えていれば…腐っても天使であるシファルがそれを譲るのは明白だ。

「身体をお拭きしましょう。飲んでいてください…」

ニアにココアを飲んで待てと促すとシファルはタオルを広げ冷めきったニアの身体を拭こうと。
特に拒否されることも無ければそのまま柔らかな布で身体を拭いてゆき、腰に下げた月光へと視線を遣るだろう。
505 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/03(日) 12:32:40.67 ID:VOhVphi20
>>504
「ぁ、い、いいんですかぁっ? なんだかすみませんってんですよぉっ」

至れり尽くせりの待遇ににへらにへらと締まりのない笑顔、警戒心は極めて薄い
果たしてそれが目の前のシファルの纏う空気がそうさせているのか、ニアの元来の性格故のモノなのか
恐らく両方の相乗効果という奴なのではあろうが、ともあれ遠慮なくココアを受け取り一口啜る
ほんのり残っていた先程までの海水の味を洗い流す甘味と香り

「……へっ? あ、ありがとう……ございますっ……」
「ぁ、べ、別にっ、ニアは強盗って訳じゃないってんですからねぇっ?」

布地が肌に触れれば、んっ、と小さな声を上げてしかし反抗はなく受け入れる
途中月光に落とされた視線に気が付いたのか謎の弁解
確かにまぁ、目に見える凶器を携えている訳だから仕方ない
506 :シファル・ルーキフェル【傲慢のルシファー】>>218 :2014/08/03(日) 12:49:17.86 ID:884oMe6C0
>>505
受け入れられたシファルの好意。ニアがくすぐったそうに声を上げればシファルは少し申し訳無さそうな顔をする。
布の肌触りは見た目通りのさらさらふわふわとしたもので、吸水性も高い。恐らくエリュシオン特有の素材がふんだんに使われているのだろう。
エリュシオン以外で見かけたことのないような布地だ。

「………」

黙々と無表情でニアの身体を拭いてゆく。果たして熱心なのか周りが見えていないのか。
ともあれニアの身体を拭き終わるとシファルは新しい服と下着を畳んで棚の上にそっと置いた。
どうやらシファルが人間に粉する為に購入したものらしく、サイズはニアと殆ど変わりない。

と、不意に寡黙なシファルが口を開いた。その内容は思いもよらぬもの。
眼差しはちらりと月光に送られたあと、ニアの顔をじっと見つめるように向けられる。


「──その剣を…"どうして"貴女が持っているのですか?」
507 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/08/03(日) 12:57:36.29 ID:VOhVphi20
>>506
不思議で心地良い肌触りに身を委ね、時折に焦茶色のココアを啜る
それをしてくれる相手にほとんど表情がないのが若干怖くもあるが、優し気な手付きとのギャップが可笑しいともまた思えた

「ありがとうございましたぁっ……」
「……えっ? えぇと……?」

棚に置かれた衣服を見て言い淀み、疑問に揺れる赤い双眼をシファルへと向ける
さすがに服までを世話になるわけにもいかない、ただはっきり言ってこの上なく有難いのもまた事実

月光、そして自身へと向けられる視線と突然の疑問
えっ、と驚きを隠そうともせずに反応し、そして続けた

「それはぁ、どういう……?」
「これっ……ニアの大切なヒトから頂いたぁっ、大切なモノなんですってんですよっ……?」
508 :シファル・ルーキフェル【傲慢のルシファー】>>218 :2014/08/03(日) 13:38:25.71 ID:884oMe6C0
>>507
「…渡した…?その剣を…?」
「成る程…では、ダグラスは………」

暫しの沈黙。この剣は聖人にしか扱えぬ聖剣。その聖剣の持ち主が彼女に剣を託したとなれば、持ち主は既にこの世には───
それを悟った彼女は所持者の死を偲びつつ密かに心の隅で安堵した。この剣が奪われたものではないといったことについての安堵だ。
シファルはその視線を落として少しだけ俯き、はっとしたようにやがてまたニアを見つめる。

「……そうですか…それが彼等の選んだ末路ならば…それも良いでしょう」

ニアの話を聞き、どこか納得したように一度だけシファルは頷いた。
そして聖人にしか操れない筈の月光を帯刀するニアの身体の中に流れる微かな聖人の血の存在を感じた。

「…聖人の血を飲んだようですね、あなたの中からも聖人の脈動を微かに感じます…」
「…今日はこれを着てゆっくり休んでください。疲れたでしょう…」
「私は…少し、独りにしてください。すみませんが…今は…」

(……あの子には…少し酷かもしれませんが…これも運命(さだめ)ですか…オウサー)

綺麗に畳まれた服を指差し一瞥、長い髪をなびかせて踵を返しその部屋から立ち去ってしまった。

//すみませんが時間切れ…この辺で落ちです。絡みありでした〜
//また宜しくお願いします
509 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/03(日) 13:49:02.23 ID:VOhVphi20
>>508
「えっ……?」
「お、お前ぇっ!? ぱぱと何かっ……!?」

全くの予想の外から投げ掛けれれる言葉
それはそうだろう、これを託されたのはここより遥か異世界での事なのだから
だのに目の前のシファルは月光を知り、そして最愛の相手のニアすらも知らぬ事実をも知る
問い詰めたくなるのは自然、ヒトならば当然の事だ

「ぁ……ぅ、は、はいぃ……」
「……わかり、ましたっ……ありがとう、ございますってんですっ……」

だが、だからこそ
質問を詰問と取り違える事の愚かさも同時に知っている

今、静かに起こりつつある乱流
それの前に於いてニアは木の葉のようなものだ
吹き荒れる嵐にただ流されるしかない
いつか味わったあの苦しみを、もう二度と……

「……ヘクチッ! うぅ……」

ずずっ、鼻水を啜りそして示された衣服におずおずと手を伸ばした

「これぇっ、似合いますってんですかねぇっ……?」

//ありがとうございました、お疲れ様でしたー
510 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 E.黒覆面(口元) [sage]:2014/08/03(日) 18:49:59.26 ID:H2RkRPuh0
……なんだここ

【思わず声として発された言葉は疑問】
【それもそのはず先程まで木の上でのんびりと昼寝をしていたはずの鼠人は見知らぬ土地へとやって来ていたのだから】
【警戒心から腰に帯びた小刀の鞘を握りそして真紅の瞳を巡らせる】
【2、3人が通るのがやっとな黄色っぽい石造りの狭苦しい廊下】
【先を進めば十字路、背後は暗がりで見えないが一本道か】
【点々と灯る光源魔石の橙色の輝きだけがそれらを照らし出している】

(……遺跡? 何にせよ……)

【余り平穏に済むとは思えなそうだ】
【警戒心を保ったまま、静かに十字路へ向かって歩き出した】
511 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/03(日) 19:16:38.52 ID:gMjE61GR0
>>510
……ゴゴゴ……フシュルルル……ゴゴゴゴ……

【通路を歩む鼠人が歩みを進めて行くと進行方向の十字路の辺りから】
【何やら呻きとも唸り声ともつかない声らしき音が響いてくる】
【一定のリズムを保って繰り返されるその物音は十字路の真ん中にある何かから発されている様であり】

……フシュルルル……ンゴ……次は鳥の手羽先持ってこぉい……フシュルルル……

【明確な言葉を吐いたそれはどうしてかこんな所で爆睡している青年のイビキと寝言だった様である】
【片腕で頭を支えつつもう一方の手でボリボリと腹を書く姿はこの場において圧倒的なまでの違和感を振りまいている】
512 :澪【獣化】 :2014/08/03(日) 19:18:24.53 ID:wolT8VyG0
>>510
「…なにここ…」

どう考えても人工建築物の内部であろう場所で、少女は一人悩んでいた。
例によってゲートに飲みこまれたかと思えば、辿り着いたのはどこを見ても石で造られている薄暗い廊下。
危険はないようだが、妖しく照らされている廊下はそれだけで何かあるのではないかと思わせる。

「…誰か、いないかな…」

このまま留まって次のゲートを待ってもいいのだが、それもいつ起こるのか分からない。
ならば脱出口を探す方が早いと、少女もまた前に続く十字路へと歩き出した。
513 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 E.黒覆面(口元) [sage]:2014/08/03(日) 19:28:31.40 ID:H2RkRPuh0
>>511
……!?

【異音を耳に探知すれば臨戦態勢へシフト、小刀を引き抜く】
【唸り声と思しきそれはまるで野獣の猛りだ、無理もない】
【跫も気配も、そして呼吸さえも最小にまで押し殺しそれを探れば】

……え?
(……人?)

……おい、お前

【刹那毒気を抜かれ思わず素っ頓狂な声を上げる】
【頭を抱え溜息混じり、しかしまぁ寝息を立てる彼が極悪人である可能性も捨てきれない】
【一応刀を抜いたまま遠巻きに声を掛ける事にしたらしい】
【もし一声で目覚めこちらを向けば、二足で直立する乳白色の体毛の鼠の獣人が視界に入るだろう】

>>512
【十字路の真ん中、何者かが寝転んでいるのとそして少し離れた位置に存在するまた別の何か】
【何かはどうやら鼠の獣人らしく、武器を携え寝転ぶ青年へと声をかけている】
【恐らくその問い掛けはそちらの耳にまで届くだろう】
【上下左右を密閉された廊下なのだ、声はよく反響する】
514 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/03(日) 19:44:20.32 ID:gMjE61GR0
>>513

ゴゴゴ……んが……んぉ? ……ぁぁぁぁ……ん〜? あんだぁ? 誰かいんのかぁ?

【掛けられた声に反応して盛大に欠伸をしながらボンヤリとした目を声の出処へと向ける】
【そこからは敵意は疎か警戒心すらも伺えず、これでもかと弛緩した雰囲気を放っている】

……んぁ? ……うおぉっ!? でっけぇネズミ!? って……獣人の類か?
チッ、あんだよビックリさせやがって……くぁぁ……ん? あんだ? まだ夜なのか?

【目の前に立っているモノが何かに気付くと一瞬大袈裟に驚くが直ぐに落ち着きを取り戻す】
【それと同時に寝ボケた頭も僅かに覚醒し始めたのか周囲の様子を探る様に視線を巡らせる】
515 :澪【獣化】 :2014/08/03(日) 19:47:25.30 ID:wolT8VyG0
>>511>>513
「………」

向かう先の十字路に見えたのはなんとも奇怪な風景。
もはや爆音に近い鼾をかきながら呑気に寝ている人物と、その隣で呆れたように声をかけている獣人は澪の足を止めさせるのに十分だった。

見たところ、どちらも見知った顔ではない。獣人の方は得物を抜いている事から少なからず寝ている男に警戒しているのは見て取れた。
ならばと、少し離れたところで二人の様子を伺う事にする。
身を隠しているわけではないので、ちょっと辺りを見回せば発見するのは容易だろう。
516 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 E.黒覆面(口元) :2014/08/03(日) 19:52:49.52 ID:H2RkRPuh0
>>514
はぁ……
(ま、危険はなさそう……か)

【溜息と共に脱力、それをさせているのはこの状況下において尚ぬるいウィントの雰囲気だ】
【刀を納める事はしないもののやれやれと言った具合に腰に左手を当てる】

そんな所……
……気が付いたらここにいた、その様子だとお前もらしいな?
それと……

【声変わり前の少年の様なソプラノで尋ねる】
【そして何かを付け足せば、真紅の視線をウィントから澪に向ける】

>>515
それと……お前は?

【暗がりの中、射抜くような真紅で見据える】
【強い警戒心は再度鎌首を擡げ、そのほとんどの神経を澪に対して向けていた】
【ほぼ直立の姿勢ではあるが、しかし右手の小刀を構え直し硬質の尻尾で地面を舐めた】
【戦闘態勢とまでは行かずとも、ほぼそれに準ずる状態だ】
517 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/03(日) 20:07:03.83 ID:gMjE61GR0
>>516

ふぅ〜ん? いやぁ、俺は良い感じに眠れそうな所を見つけたから潜り込んだんだが……
ん? 明かり? ……気がついたらここに? ……って、まさか寝てる間にまた飛ばされてたってか?
っか〜〜……マジかよ、ようやっとお役御免になって街道っぽい道を見つけたと思ったら……っ

【点々と灯る明かりや整えられた通路然とした壁、そして鼠人のセリフ】
【それらを鑑みてようやく自分が昨日に見つけた洞窟の中で眠っていたのでは無いと理解した様だ】
【前にいた世界では人里にもうすぐ辿り着く一歩手前という所だったのだろう】

>>515

……あ? あんだ? そっちにも誰かいんのか? お〜い! いるんならこっち来いよ!

【鼠人が視線を向けた先へと顔を向けると口に手を当ててメガホンの様にしながら呼び掛ける】
【その言葉からはあらゆる意味で気負いがなく、それこそ知人にでも話しかける様な気安さすら滲んでいる】
518 :澪【獣化】 :2014/08/03(日) 20:16:32.33 ID:wolT8VyG0
>>516-517
二人の会話を聞けばどうやらどちらも危険人物ではなさそうだと断定、ほっと胸を撫で下ろす。
しかしまさか自分が警戒されるとは思ってもいなかった。人がよさそうな男性はともかく、獣人の方は簡単に気を許してはくれなさそうだ。

「…私は澪…別の世界から飛ばされてきた…」

警戒している相手には、出来るだけ敵対する意思がない事を伝える必要がある。
素直に自分の身の上を明かし、二人へと歩み寄る。両手は軽く上に挙げ、敵意はない事を示していた。

「…貴方達も、でしょ…?」

先程までの会話を聞けばその結論に至るのは難い事ではない。首を傾げながら発するその問いは確信に近かった。
519 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 E.黒覆面(口元) :2014/08/03(日) 20:21:59.99 ID:H2RkRPuh0
>>517
眠……え?
あ、あぁ、そういう……
……ところでまた、って事はつまり?

【まさかこんな所でごろ寝なんてしないだろうと目を丸くして疑い、そして続く言葉に納得】
【その中で目敏く聞き逃さずにいた単語を反芻すれば目を細める】
【初めての越境、それも何も情報がないのだ】
【少しでも知りたがるのは道理】

>>518
ふぅん……
……は? え、別の世界?

【近寄る澪のその言葉に警戒も臨戦も忘れ、ただ目を丸くして鸚鵡返し】
【鼠人としてはどうやら世界を跨いだ自覚はなく、ただ転移的な現象に巻き込まれたのだと判断していたらしい】
【詰まる所この遺跡から読み取れる情報は鼠人がかつていた世界と差異が少ないのだろう】

……どういう事? ……何を知ってる?
520 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/03(日) 20:35:47.40 ID:gMjE61GR0
>>518

おぉっ? へぇ〜、どんなんが出てくるかと思ったら……

【姿を見せた人影を見てソレがまだ少女と形容すべき女の子であったことに目を細める、が】

別の世界、ねぇ……ご同輩ってコトか、こっちに関しちゃお察しの通りってトコだ

【違う世界という単語に少女が自らと同じ越境者であるコトを確信】
【そうであるならばただのか弱い少女という訳でも無いのだろうな】
【などと考えつつも仕草としてはあくまでも軽薄そうに手をヒラヒラさせながら問い掛けに肯定の意を返す】

>>519

ん? つまりも何も違う世界に飛ばされたってコト……って、その反応
お前さん、ひょっとしてだが……世界の移動のコトをご存知無い感じ?

【こんな所で巡り合うのは大抵が越境者同士であると確信があったのだろう】
【しかし鼠人の反応から自分が始めて異世界に飛ばされた時のコトを思い出したのだろう】
【問いかける言葉には若干の同情と珍しい物にであった物だという驚きが半々で現れている】
521 :澪【獣化】 :2014/08/03(日) 20:54:24.90 ID:wolT8VyG0
>>519
「…ああ…そっか…初めてか…」

自分が初めて越境した時の事など覚えていないが、つい最近目の前の獣人と似たような状況に陥っていた男性を思い出す。
とりあえずこの新たな同類に必要最低限の情報は提供しておくべきだろう。ムガへと諭すように語りかける。

「…えっとね…ここは貴方がいた世界じゃなくて、別の世界…
私と、そこの彼も何回か異世界に渡ってる…」

納得できた?と少し屈んでムガの目を覗き込む。
至ってシンプルなその説明。あとは自分の目で確かめろと言ったところか。

>>520
「…なら、話は早い…」

獣人の方とは違い、こちらは自分の状況についてよく把握している模様。
ならば目指す目的は同じだろうが、念のため確認はとっておくことにする。

「…ここ、なんとなく嫌な場所だし…とりあえず外に出ない…?」

石造りの空間とはどうにも圧迫感を与えてくる。
その気持ち悪い閉塞感から早く解放されたいがための提案だ。
522 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 E.黒覆面(口元) :2014/08/03(日) 21:01:57.60 ID:H2RkRPuh0
>>520
世界……移動?
……知らない

【先の強い警戒心、そして獣人ならではの読み辛い表情】
【だが尻尾を垂らしてこくりと頷くその様子からは気落ちが目に見えるであろう】
【ウィントと澪の会話から察したのだ、それが嘘でないという事を】

>>521
……納得はしないけど

【まぁ何となく察した、と諦観気味に溜息】
【2人の会話を耳にしてどうやらそれが事実であろうと悟ったらしい】
【ようやくになって右手に携えていた小刀を納刀】

>>520-521
【澪の脱出の提案、確かにそうだ】
【暗くジメジメした遺跡内はなんとも言えない窮屈さと圧迫感を与えるだろう】
【更に言えば食料の調達、それ以前に水の確保も難しい】

……何にせよ出てからだな、全部……

【取り敢えず越境の件は落ち着いてから考えよう】
【そんな終着点へと思考を巡らせたのだろう、呟いて周囲を見渡す】
【十字路の中の一本の道、その奥から何やら空気の脈動する音が聞こえてくるだろう】
523 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/03(日) 21:39:11.71 ID:gMjE61GR0
>>521

……そうなぁ、俺としてもソレについちゃあ同意だな

【ここまで辺りを観察した結果、この場所が何らかの遺跡】
【しかも出入り口がすぐ近くにあるような狭い物ではないことを何と無く察していた】
【ただでさえも陰気そうな場所、その上に空気も淀んでいるとなれば長居したい要素は皆無なのだが】

>>522

……そっちにいるヤツが、それを許してくれる感じだったら……な?

【普段以上に空気の動きに注意を向けていた事が功を奏する形となった】
【仄暗い通路の先から感じる空気の動きにと共に】
【ソレが此方に如何様な感情、或いは行動を向けてくるのかを注意深く探る】
524 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/03(日) 21:44:56.91 ID:wolT8VyG0
>>522
「…まあ…自分のいた世界に帰れる事もあるみたいだから…」

諦めた様子のムガに、小さく苦笑しながら澪なりの慰めの言葉をかける。
やっと刀を納めるムガを見ればようやく警戒を解いてもらえたと安堵。

>>522-523
どうやら二人とも脱出に異論はないらしい。
話が決まれば、目を瞑り耳に全神経を集中させる。出口から流れる小さな風の音を聞き逃さないようにするためだ。
ひゅう、と微かな音を耳が捉えた。それは脱出口へと導く蜘蛛の糸か、はたまた闇へと誘う甘い蜜か。

「…行こう…」

とにかく行動しなくては始まらない。十字路から伸びる路の、空気が揺れ動いている一本を選ぶと歩を進める。
525 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 E.黒覆面(口元) [sage]:2014/08/03(日) 21:57:57.20 ID:H2RkRPuh0
>>523-524
そっちにいる……?
……!?
あ、お、おいっ!

【2人が察するのからやや遅れ、大気の乱れに気が付いたらしく警戒態勢をとる鼠人】
【と、澪が歩き始めれば慌ててその後を追う】
【暗く細い廊下の向こう、光源魔石のモノとは異なる……松明のような灯りが揺れるのが見れるだろう】

「……なんだ、誰かいるのか?」

【そして投げ掛けられるはそれの持主であろう男性の声】
【少しあって総数十数名の一団が姿を見せるだろう】
【話を聞けばこの遺跡の探索、及び開拓を行うフロンティア達の一団だと言う】
【ここは相当な深部、彼等を頼れば無事に外まで送り届けて貰えるはずだ】

……まぁ、こんなもんか……
あぁ、そうだ
……ムガ

【一団の後方に着いて外へと向かう道中、ふと思い出したように2人に名乗る鼠人】
【無愛想ながらも一応、色々と事情を諭してくれたウィントと澪に対する恩義も感じている様子】

/すみません、強引な形ですけどこれで落ちます
/ありがとうございました、お疲れさまです
526 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/03(日) 22:54:44.17 ID:gMjE61GR0
>>524 >>525

っ、おいおい! お前ら少しは警戒を……

【さっきまで爆睡していた奴が言うなとツッコミを入れられて然るべき事を口走る】
【それも一応はウイントなりの判断基準があった上でのことではあるのだが】
【この場においてソレを一から説明する様な事は無く】

……あんだ、そっちだったか

【現れた一団の様子に危険な気配が無いことを察して腰に伸ばしかけていた手から力を抜く】
【当初の目的としていた形とは異なるが人の集団に接触できたのは願っても無い事だ】
【ここが何処で人里からどの程度あって、そして戦いの場はあるのかどうか】
【これこら彼らに尋ねるべき事を頭の中で巡らせながら歩み寄っていくのであった】

//また返信が遅れましたが、乙でした!
//またの機会にも宜しくです
527 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage sagえ]:2014/08/04(月) 13:48:54.05 ID:IPg/R8pNO
【仮想闘技場/雪山】

雪降る今回の舞台は、一面の銀世界。樹氷が立ち並び、巨大な氷の壁なども存在する。
そんな凍てつくほどの寒さの中に、少女が1人。

「ここ、予想以上に寒いなぁ……」

少女は黒い髪に蒼い瞳。見た目からして10代前半程だろうか。
頭に降った雪は溶け、彼女の髪を伝って水滴となり落ちて行く。

寒さのことを考えずにこのフィールドを選んだからか、少し寒そう。
528 :ビィ【青魔法】 [sage saga]:2014/08/04(月) 13:59:46.65 ID:jaMmZvhS0
>>527
さ、寒いっ!!

【両手で肩を抱き締めながら歯を鳴らし、吐き出す息は白く凍てつく】
【サイドテールの薄黄金の髪、透き通る白い肌、血色の眼】
【色素の欠如した色合いの中で、身に纏う何処かの学校の物である紺色の制服がよく映える】

うー…凍えちゃいそう…
あ、え、えっと…ここってつまり、そういう…
…またかぁ…まぁいいや、宜しくお願いしますっ!

【さくっ、心地良い音と共に踏み出せば幾度目かとなる闘技場における対戦相手に気が付き一礼】
【互いの距離は10m程の中遠距離】
【即座に右の手のひらを深雪に向けて突き出し、何かをしようと…魔法を唱えようとしている】

(…でも、ちっちゃい子だし…怪我させちゃったらどうしよう…)

【とはいえそんな事を考えており、先手は譲る形となっているようだが】
529 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/04(月) 14:13:36.86 ID:IPg/R8pNO
>>528
「……こっちからしていいの?」

と言いつつも、返事を聞く間もなく攻撃を始めようとする。
足元付近の雪が少し融け始めていることが分かるかもしれない。

「それでは……!」

すると熱エネルギーを凝縮した高熱の球体が、そちらに2,3発向かってくる!
ただし周囲の気温の影響で、威力が多少下がっているかもしれない。

ちなみに仮想闘技場だから体を焼き尽くされようが何だろうが、戦闘終了後に全回復します。
530 :ビィ【青魔法】 [sage saga]:2014/08/04(月) 14:24:04.68 ID:jaMmZvhS0
>>529
え? あ、ま、待っ…
うわぁ!? ぐ、「グレイシャル」!!

【逡巡が隙を生みそして即座に迫る熱球】
【慌てて魔法を詠唱、自販機程の氷の壁を眼前にはだからせる】
【それは白銀の世界の中で輝き、あたかもそこに存在していたようなナチュラルさ】
【ぶつかる高熱源体、迸る蒸気】

…!?
…あっっ!!??

【咄嗟に右に転がるようにして逃れるが、背中を掠めたそれは制服と皮膚とを強く焼いた】
【熱球の内の一つがグレイシャルの氷壁を突き破り、煙の中から出でて襲ったのだ】

いっ…、う、「ウォッシュ」!!

【膝立ちの態勢で右手を突き出して叫び、そして強い水流を呼び出しぶつけんと唸らせる】
531 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/04(月) 14:46:59.60 ID:IPg/R8pNO
>>530
「……っっ!?」

強烈な水流は衝撃となり、少女に襲いかかる。
基本的に防御手段を持たない彼女は、回避能力に頼る他ない。
……しかし運が悪い事に軌道を読み間違え、見事腹にクリーンヒット。

「…んぐっ……はぁっ……」

被弾した場所を抑えつつ、ふらふらと立ち上がる。
防御力が別段高い、という訳でもなさそう。

「よし……もう一発!」

再び熱球がそちらに向けて放たれる。もう一発、と言いつつ今度は4,5発程。それぞれ軌道が多少異なる。
532 :ビィ【青魔法】 [sage saga]:2014/08/04(月) 14:56:28.12 ID:jaMmZvhS0
>>531
…っ…

【「ウォッシュ」は命中した、だがダメージで言えば確実にジリ貧】
【迫る熱球を前に躊躇い一瞬、両手を突き出し叫ぶ】

「ステイシス」!!

【先程より弱い水流が幾重にも放たれ、そして熱球へと向かい唸る】
【それらは蒸発しながらも熱源体へ魔力的効果を持ってしてへばりつき、僅かな間だが飛翔速度をスローにさせた】
【その間を使い右へと駆ける】
【足は早くはない、オマケに積る雪に阻害されている】
【目指すは巨大な樹氷の立ち並ぶ林】
【速度はそれ程でもないとは言え、このままであれば数秒の後に辿り着くだろう】
533 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/04(月) 15:09:39.66 ID:IPg/R8pNO
>>532
「逃げた………?」

積もった雪を融かしつつ、ビィを追いかけるように樹氷原に足を向ける。
そこは巨大な樹氷が立ち並ぶ地帯。視界はそうそう良くないだろう。

「どこに行ったのかな……」

見失ったとすると、さらに多くの熱を掌に纏い始める。
樹氷ごとビィを焼き払おう、と言わんばかりに。
534 :ビィ【青魔法】 [sage saga]:2014/08/04(月) 15:19:12.23 ID:jaMmZvhS0
>>533
…ふーっ…

【すっぽりと身を隠せる程の巨大な樹氷、その影に座り込み大きく呼吸】
【背中の痛みが酷い、恐らく皮膚は爛れて剥がれかけているだろう】
【少しの後に立ち上がれば目を見開き、目の前の氷の塊に向けて両手を突き出して叫ぶ】

…「ウォッシュ」!!

【狂ったような水流が解き放たれぶつかり、そして特殊効果を持って「洗い流し」て行く】
【地響きに似た轟音、動き出す氷解】
【質量攻撃として狙ったのだ、樹氷一つを丸々動かして】
535 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/04(月) 15:36:26.71 ID:IPg/R8pNO
>>524
「……えいっ………っ!!」

その大量の熱エネルギーを灼熱のレーザーに転換。
途轍もない破壊力を持つそれを、一気に薙ぎ払おうとする。
ただ軌道が平面的な為、いち早く気づけば伏せることなどで避けることは可能だろう。
熱を纏ったそれは周囲の氷雪を瞬時に溶かし、木は発火しだす。

「え、ええっ………!!?」

━━━しかし90度程薙ぎ払った時点で異変が起こる。
巨大な樹氷が凄まじい音を立てながら倒れてくるのであった。
すぐさま躱すが、ここで熱線は途切れてしまう。
さらに、回避と熱線の反動で大きな隙を晒すことになる。
536 :ビィ【青魔法】 [sage saga]:2014/08/04(月) 15:49:02.64 ID:jaMmZvhS0
>>535
…っ…!!
……えっ!?

【両手を突き出したまま水流を放ち続けている】
【視界は舞い散る雪と氷、そして水蒸気のミストに純白に染まっていた】
【と、不意に視界の隅に輝く何か】
【それが何なのか、判断するよりも速く全てを溶解させるエネルギーの奔流は唸りを上げて薙いだ】

ぁっ…

【じゅ】

【短い蒸発音、続いて炭化した軽い人型の物体が転がる乾いたノイズ】
【1と0のデジタル状に分解されて行くそれが人であったと判断するのは、周囲の焦げ跡と同化して難しい】

−−−−

…うわぁっ!?
…あ、ぅ、そ、そうだ…っ

【離れた場所、何処かの世界の何処かの宿屋】
【実にリアルな死の体験に滝のような汗を流して飛び起きるビィ】
【はぁと溜息、ありもしない背中の傷を気にしつつシャワーを浴びに浴室へと向かった】

/時間ですのでこれで〆させて下さい
/ありがとうございました、お疲れ様です
537 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 21:01:10.49 ID:bbn4To8r0
【崩壊世界】
なんとなく蟲が跋扈する衰退世界と似ているが ここは人類同士の戦争が元でいろいろとヤバスなことになってしまった世界のようです
なんというか フォ○ルアウト?

降り立った地点はちょっとした街であり そこがレイダーとかってならず者に襲撃されていましたので 異能者全員でコレをサクッと撃破 おかげで元はお金持ちの家だったのでしょう 比較的大きな建物をタダで譲り受けることになりました

「というわけで何時長期滞在してもいいように そしてまたこの世界に飛ばされてもいいように この建物をこの世界のセーフハウスとしましょう どうやら奇跡的にライフラインはすべて生きているようなので みんなでココを住み良いセーフハウスにしましょう」
―――ギィ!!

といって張り切るアキレスと ハサミを振り上げるベティ 近くにはスクラップ置き場があるので みんなでこの家を弄繰り回すなり 寛ぐなりしましょう
538 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 21:21:10.69 ID:f9LzdiTe0
>>537
「はーいっ、わっかりましたぁっ」

なんて元気良く返事しながらドタドタと(とはいえ片脚は義足だが)スクラップ置き場へと向かうべく玄関へ駆けるニア
一応警戒のつもりなのかタイドメイカーを1本展開したままなのだが、
まぁ核汚染によって生まれたクリーチャーがいるような世界ならばそこまで異質なモノではないだろうとの判断の様子
因みに何か目当てがあってスクラップ置き場へ向かう訳ではなく、ただガラクタ漁りが楽しそうだなぁなんて浅い思慮の末の答えであったりする
539 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/08/04(月) 21:24:47.20 ID:PegTNBRGo
>>537
ダダで譲り受けるっていうか強奪やな。

【家の中をグルグルと徘徊しつつ、ナレーションに突っ込みを入れる男。】
【お目当てのクローゼットを発見し、扉を開けるも中の服は虫食いでボロ布のようなローブやスカート、ワンピース等々の女性用の衣服】
【仕方なく埃まみれで真っ黒だが一番保存状態の良い長いスカート拝借すると、着用する】

ふふ・・・ここには服が一杯あるし、やっとまともなもの身に着けられそうやわ!
・・・ん?おーけい、今行くわ!

【男はアキレスに呼ばれ、更なる収穫を求めてスクラップ置き場へと向かう。】
【上半身にハッピを着用しており久方ぶりの露出箇所ゼロであった】
540 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/04(月) 21:25:28.13 ID:88PyIqiCO
>>537

いっや〜! 随分と久し振りに感じた気がするぜぇ、戦場の風! ってのをよぉ!

【ご機嫌な笑顔で建物へと入ってくる青い髪の青年が一人】
【服は全体的に薄汚れ所々に青年の物か他人の物か不明な血が滲んでいる】
【そして何故か右腕に何処からか拾って来たのかソファらしき物が貼り付けるようにして持っている】

やっぱ戦いってのはこうじゃ無きゃな! ……っと、おーい! 良さげなモン見つけたんだが
コレは何処ら辺に置いておくよ? 取り敢えずそこら辺に適当に置いとくかぁ?

【どうやら戦闘がひと段落したことでアキレスのセーフハウス作りの手伝いを買って出ていたようだ】
【右腕に張り付かせている重そうなソファを全くそうは見えない位の気安さでブンブン振っている】
541 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/04(月) 21:26:50.89 ID:nd9pxBM/0
>>537
「おー!」

張り切って返事をする紫狼。なんだか楽しそうだ。

「いやぁ、なんか小さい頃によくやった秘密基地作りを思い出すなぁ。皆で色々持ってきて、どんどん基地が派手になっていったなぁ。」

だが、今回は子供の秘密基地作りというレベルではない。そりゃ、紫狼もワクワクする訳だ。

「よーし、マウ!俺達で凄い物持ってきて、皆を驚かせてやろうぜ!」

小さい頃と変わらない笑顔と思考で、スクラップ置き場へと走り出す紫狼。マウはそんな子供じみた主人に呆れたような態度を見せた。

542 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 21:34:22.38 ID:bbn4To8r0
>>538-539
ナレーション:いいじゃない くれたんだもの

さてスクラップ置き場にてアキレスもいいものを拾いました

「デモンアーム!! おっほほww これまだ使えるぜ!! これで冷たい飲み物飲みたい放題だ」
わざわざ青い霧をだしてまで掘り出したのは ヌカコーラの自販機でした
コレに瓶の飲み物を入れましょう 冷えた状態で長期保存が出来るでしょう

>>540
「ん〜? とりあえず家の中には碌な家具がなかったし 適当になんでもブッコミましょうや」
そういうアキレスは自販機を抱え上げ サソリのベティはいろんな布の端切れを幾つも持っている きっと寝床を作るためでしょう

>>541 及び全員対象
「さっき一通り見てみたけど あの家は4LDKだったよ 一階にLDKと一部屋 そして二回に三部屋あったから この様子なら1人一部屋いけるんじゃね?」
とのことなので みんな創意工夫して心地いい部屋を作りましょう
543 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 21:45:03.29 ID:f9LzdiTe0
>>539
「あ、やぁっと服着ましたぁ……?」
「って、えぇ!?」

まさかのスカート+ハッピ
なんともアレな出で立ちに思わず声を上げるニア

>>540
「ち、ちょっとぉっ、それ、落とさないで下さいねぇっ!?」

ブンブン揺れる影に収まり、頭を抱えて呼び掛ける

>>541
「ふっふふー、負けませんからねぇっ?」

対抗心を浮かべ、紫狼と……どちらかと言えばマウに微笑みかけた

>>542
「おぉー……」
「じゃあーっ、えぇっとぉ……」

これ! とタイドメイカーで引っ張り上げたのはスプリングのはみ出たベッド
マットレスさえあれば快眠が約束されそうなモノだ
最もその肝心のマットレスが見当たらないが
544 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 22:01:30.71 ID:bbn4To8r0
>>543
「ほほぅ中々やるなぁ」
ニヤリと笑う 一体何がやるのやら?

「俺は寝床は適当にソファでもと思ってるんだよねぇ さっきウィントが持ってた奴みたいなの」
家が畳張りだと ソファで寝るってのもちょっぴり憧れだったりします

「そいじゃ少しマットレスをさg・・・」
―――ギィ!! ギィ!!

アキレスの声を遮るかのようなベティの声 なにやらガラクタの中から布のようなものを引っ張り出そうとしていますが 妙に大きいようで

「・・・ひょっとしてベティ大手柄?」
545 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/04(月) 22:06:04.44 ID:nd9pxBM/0
>>542
「一人一部屋か……まず、俺が部屋に置きたいものは……マウ用のキャットタワーだな。いっちょ作ってみるか。なんだ、マウ?さては作れないと思ってるな?心配するなよ、俺はけっこう器用なんだぜ?」

そんなもの作れるのか?と言いたげなマウの視線に気づき、自信満々に言う。因みに紫狼は器用ではない。むしろ不器用な方だ。

「あとは……爪とぎ用の板だな。せっかくの家を傷つけたくないしな。あとは……キャットタワー。あれ?二回目?」

キャットタワー二回目です。それにしても、マウの物ばかりだ。


>>543
「ふっふっふ、こう見えて俺は小さい頃、秘密基地クリエイターって呼ばれてたんだぜ!この俺に勝てるかな?」

よく分からない二つ名だ。そして、この男は小さい頃からあまり変わっていないらしい。
546 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 22:09:03.07 ID:f9LzdiTe0
>>544
「ソファですかぁ……」
「うーん、それでもいいですけど……」

やっぱり寝るならベッドがいいですねぇなんて我儘を抜かす
因みに畳や布団は今のところ体験した事がないらしい
どしん、とベッドを取り敢えず地面に置いて舞う砂埃

「あっ、それぇっ……!?」

そしてベティの引っ張る何かを見れば目を丸くして触腕を向かわせ引っ張るのを手伝おうとするだろう

>>545
「むむ、ひ、秘密基地クリエイター……!?」
「で、でもぉっ、小さい頃の事なんですよねぇっ?」
「……ならニアにも勝ち目はあるってんですよぉっ!」

なんだか強そうな名前にたじろぎすっかり萎縮気味
どうやらなんとなく難しそうな単語に弱いらしい
因みになんやかんやでニアは壊れかけのベッドを発掘した様子
547 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 22:10:31.32 ID:bbn4To8r0
>>545
「猫タワーか おk そりゃもうスッゲェの創ろうぜ 具体的には電流イライラ棒的なヤツ」
失敗するとマウが爆発します

そしてあきれたような顔のマウの近くを 布の端切れを大量に持ったベティが通り過ぎようとして

―――――・・・


―――――ギィ♪
両手の端切れを見せびらかすように持ち上げながら一声 どうだ凄いだろうと言わんばかり
548 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/08/04(月) 22:12:56.11 ID:PegTNBRGo
>>542
なんでそないな箱で大騒ぎしてるん?
冷やすってんなら冷蔵庫やわ、冷蔵庫。

【良くわからない箱を見付けてはしゃぐアキレスを横目にガラクタの山を漁る男】
【自動販売機の存在を男は知らないのだった】

>>540
な、なんやあの能筋・・・凄まじいパワーやな・・・
さっきの戦いではえらい速かったし・・・単純な筋肉だけやないんやろうけどな・・・。

【口を開けて挙動を見詰める男。彼の服の血も相まってカオスな光景であり、無理もなかった】


>>541>>543
・・・ってえらいノリノリやな。流石にそこまでの希望をこのガラクタの山に抱くことは出来へんわ・・・

【二人の元気な返事を聞いて思わずそう洩らした。仮にもさっき戦ったのに元気だなあと】

ああ、ええ服やろコレ!さっき中で見付けたんや、これで女性とも円滑なコミュニケーションがとれるわ!

【ニアの服に対する目線に気がつき、ちょっぴり誇らしげに胸を張って答えた】

・・・ハッ!人見てても作業進まへんわ!自分何してんねん。
えーっと・・・取りあえず『持ってるゴミ』をブチマケてっと・・・。

【ドシャーっと能力で収納していたゴミをスクラップの山に捨てはじめた。】
【以前街の清掃と称して片っ端からゴミを入れていたため、熟成されたゴミがスクラップの山の一角に陣取った】
549 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/04(月) 22:16:04.38 ID:fsFEfdXU0
>>542

オッケー! よっこらソォイ!!

【アキレスの言葉に威勢良く返事を返すと右腕に張り付いていたソファを】
【それこそ軽く放り投げるかのようなモーションで部屋の一角へと放る】
【重量を感じさせない動きをしたソファだったが床に落ちる際には盛大な音を立てて床を傷つける】

>>543

おっ? あ〜……はっは! 悪りぃ悪りぃ! ビックリさせちまったか?

【少女の叫びも時すでに遅し、ソファは少女の居ない方の部屋の一角へと轟音を立てて着地済みであった】


さぁ〜て、さてさて! い〜感じの布やらロープやらねぇかなぁ〜っと!

【やる気満々な笑顔でスクラップの山へと向かう】
【どうやら布やロープでハンモックを作ろうという魂胆のようだ】
550 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/08/04(月) 22:19:41.64 ID:f9LzdiTe0
>>548
「えぇっとぉっ……ま、まぁ、そのぉ……」

似合っている、とその一言が言えずにいい淀み苦笑
当人が気に入っているなら良しとしよう、何より下着より良いのは事実なのだから
先程出会い頭に直視出来なかった事を思い出してまた少し赤面した

「って、うわぁっ!?」
「なっ、なぁんですかそれぇっ……」

大量の不法投棄に目を丸くして尋ねる

>>549
「うひゃぁっ!?」
「も、もぅっ! ビックリさせないで下さいってんですよぉっ!」

空を舞うソファ、響く轟音
思わずしゃがみ込んで声を張り上げた

「ずぅいぶん力持ちなんですねぇっ……?」
551 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 22:22:39.82 ID:bbn4To8r0
>>546
触腕でガラクタから飛び出た何かを引っ張る ガラガラとガラクタが崩れ 出てきたのは

―――ギィ!!
所々大きな穴が開いているスプリングマットレスが現れた!! ベティも漏れなくついてきます

「こりゃいいな 穴は布切れを敷けばどうとでもなりと思うぞ」

あと 畳しか経験したことがないのは中の人です アキレス君は西洋人ですゆえ

>>548
「だって冷蔵庫はみんなの共有物だろ? これは個人的に飲み物を冷やすんだ」
例えばビールとか! ビールとか!! ビールとか!!!

「ところでさ・・・なんでゴミ増えてるの? というか 何で持ってるの?」
いきなり虚空から大量のゴミを出して棄てているアルバ しかも芳しい香りを放ってますし

>>549
「いいねソレ 共有スペースにおいといて憩いの場とかに出来そうだ あとはジュークボックスが欲しいところだな」
大きいお荷物でしょうし 探してくれないかなぁとお願いしてみるテスト

「ロープ? ・・・になるか分からないけど 頑丈そうなのなら見つけたよ」
そういって指差した先には 消防車とかに積まれてるホースが置かれています
552 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 22:31:37.86 ID:f9LzdiTe0
>>551
「おおっ!? やったぁっ!」

小さく跳ねて歓喜の声、触腕とマットレス、そしてベティもくらりと揺れる

「ベティ、お手柄ですってんですよぉっ」
「後でナノマシンのタイドメイカー(マウト・フトゥーロ)食べさせたげますってんですからねぇっ?」

果たしてベティ的に嬉しくあるのか、微妙なお礼の提案
因みにマウト・フトゥーロ、ナノマシンの働きで体には非常にいいのだが味は据え置きである

「……これはぁっ……使えそうにないですねぇっ」

と、何故か投棄してあったタタミを見て首を傾げる
そもそもこれが何なのかすらニアには不明の様子
553 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/04(月) 22:32:12.48 ID:nd9pxBM/0
>>546
「そりゃあ、確かに小さい頃の話だけどな、俺のクリエイター魂は変わっちゃいないぜ?」

変わってないのは子供心だろう、と言いたげなマウ。こんなんでクリエイター魂って本職の人に失礼です。


>>547
「なんだかよくわかんねぇけど、いいなそれ。面白そうだ。その、川柳ムラムラ棒?」

マウは「よくねぇよ、っていうかムラムラ棒ってなんだよ!」とツッコミを入れたそうだ。
そんなマウの近くでべティが端切れを見せてきた。これは、自分も負けていられない。対抗心を抱いたマウは、自分も何かを見つけようと考えた。


>>548
「ガラクタの山?宝の山の間違いだろ?まだまだ使えるものも結構あるしな。」

そう言ってスクラップの山を漁り始める。そして、見つけたのは

「ほら!これなんか、きっとまだ食えるぜ!」

古そうな缶詰。蓋は開いていないが、流石に食べられないだろう。食べたら腹を壊すこと間違い無し。だが、紫狼は食べるつもりだ。
554 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/04(月) 22:37:18.46 ID:fsFEfdXU0
>>548

あん? 誰だぁ人のこと脳筋だとか……そんな褒めても何も出ねぇぞ〜?

【スクラップの山を探しながら自分に向けられたらしい言葉を耳聡く聞き届ける】
【しかし反応は照れ臭そうな物で、どうやら意味を間違って覚えているようだ】
555 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/08/04(月) 22:38:55.91 ID:PegTNBRGo
>>550
気い遣わへんでも別に「全然似合ってないですよぉ」でええんやで?

(口ごもる理由はわかるが、なんで赤面するんだ?もしかして惚れたのか?)
(いや、それはない)

【男は馬鹿なことを考えて自分で突っ込みながらゴミを出し終える】

>>551
ま、まあ専用冷蔵庫ならどれだけビールを入れてもらってもかまわへんが・・・

【アキレスのビール愛に若干引く。そして悪酔いしないタイプであってくれと願った】

>>550-551
ああ、これはある街を綺麗にしたときにでた産物やな。
今まで処理に困ってたけど、ここはゴミ達にとって相応しい場所やわ、うん。
それにさっさと出さないと武器が臭くなってしまうねん・・・ほらな・・・

【ほらな、と同時に右手に拡声器が現れる。よく見るとなんだか外見がネバネバしており、色も黒ずんでいてキタナイ。】

>>553
・・・・おーけい、ここには缶切りがないが、どうするつもりや?

【腹をこわすだとかキタナイだとか、普通のつっこみではなく開け方を尋ねる】
【そして男の予想では、紫狼は道具を使わずに開ける筋肉タイプ】
【その予想を確信に変えるための問いであるが・・・・・】
556 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 22:44:09.34 ID:f9LzdiTe0
>>553
「クリエイター魂……ですかぁっ……」

うーん、と腕を組んで唸る
すっかり騙され果たして紫狼に部屋のコーディネートの助力を頼むかどうかを悩んでいるのだ
つい先程ライバル心を燃やしたと言う事実が邪魔して素直に頼めずにいるが

>>554
「ぜ、全然って事はぁっ……」
「……というより、それぇっ、女物じゃ……?」

そもそもの問題に対するようやくのツッコミ
ハッピの存在を知らないニアではあるが、少なくともスカートは男性のファッションではないはずだ

557 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 22:48:45.72 ID:bbn4To8r0
>>552
―――ギィ!!
ニアの提案にハサミを振り上げ返答する 食べられれば特に問題はありません 栄養があれば文句ないですが それは仕方ないでしょう

「それ東洋のマットなんだってさ 流石に植物性は腐ってるとヤダし・・・」
と ノーサンキューのポーズ 結局アキレスは床に布切れを大量に敷いて それに包まって寝ることにしました

「さて飲み物冷蔵庫は確保したし・・・寝床も確保した・・・あとは・・・」
携帯ゲーム機でもないかなとムチャ振りしつつガラクタを探す

>>553
気をつけろ とめないとアキレスと2人がかりでSASUKE並の超アトラクションが出来てしまうぞ

「そうそう モーターとかつけてよ 回転する足場とか作ってみたりよ」
コイツもコイツでそうそうじゃねぇし

そしてベティは相手がやる気になったことで嬉しそうだ
―――ギィ!!
今度は肌触りのよさそうなタオル時の端切れを手に入れたぞ!!

>>555
「大丈夫だって お前にも飲ませてやるから★」
キンキンに冷えたビールは生命の水なのです これは真理なのです

「何打お前 猫の世界でケンカしようとしてたのに 意外といいヤツじゃないか」
然し何故拡声器なのでしょうか? 剣はやりすぎだとして せめて鉄パイプぐらい持てばいいのに
558 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 22:51:45.17 ID:f9LzdiTe0
/>>556の下、>>555のミスです
/ついでに以下追加で

「うわっ、き、きったなぁっ……」

近付けないで下さいね? と失礼な事を抜かしつつ後退り
559 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 23:00:35.21 ID:f9LzdiTe0
>>557
「ふふふっ、後でおやつにしましょうっ」

タイドメイカーのみのおやつは寂しすぎる気もするが、まぁ何かしら確保出来ればいいなと甘い思考で考えてたりしている

「あぁーっ、そうなんですねぇっ……」
「……ひぃっ!?」

納得した様子でタタミを突ついてみればぞわぞわっと隙間から湧き出る無数の虫達
鳥肌を立てながら逃げ出した

「あー、ビックリしたぁっ……」
「……ケータイゲーム……」
「流石に、それはぁっ……んっ?」

カシャン、歩き出した脚先が何かを蹴り飛ばす
それは二つ折りの小さな携帯ゲーム機
外側には何ちゃら少年アドバンスSPと刻印されている
560 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/04(月) 23:03:15.79 ID:nd9pxBM/0
>>555
「どうやって開けるかって?そんなもん決まってんだろ?俺達は能力者だぜ?こういう時に能力使わないで、いつ使うんだって。」

まぁ、筋力で開けるのと大差は無い。
そして、マウは「いや、戦闘時とか色々あるだろう!そもそも、ストレンジ・バンテージは缶開けるのに適してねぇよ!」とツッコミたかったが、話すことはできない。そして、「お前もツッコむとこ可笑しいよ!」とアルバに対してツッコミたかったが、やはり出来ない。

「せいっ!バンテージ・スピア!」

缶詰を放り投げ、腕の包帯を槍状にする。そして、缶詰を――貫いてしまった。毒々しい紫色をした中身が飛び散り、紫狼の包帯を汚していく。

「ああっ!?しまった強くやり過ぎた!これじゃ食えねぇ!」

中身の色を見てもまだ食えると思っていたようだ。


>>556
「なんなら、俺がアドバイスでもしてやろうか?」

なんだか偉そうに言う。だが、紫狼のセンスは多分余り良くないと思われる。


>>557
「なるほど、回転する木馬か。」

木馬じゃない、足場だ。いくらなんでも、メリーゴーランドは無理だろ。どうやら、紫狼とアキレスで想像しているものが大分違っている様子だ。

負けていられないとスクラップを包帯で漁るマウ。しかし見つかったのは、何かの頭蓋骨。不気味なので捨てようとするマウだったが

「お、見ろよ。マウが良いもの見つけたぜ!お面!」

と、頭蓋骨を取り上げ顔に当てる紫狼。本気でお面だと思っているようだ。
561 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 :2014/08/04(月) 23:05:47.20 ID:fsFEfdXU0
>>550

はっはっは! まぁ度胸がついていいってコトで許してくれや!

【豪快に笑いながらノッシノッシと擬音が付きそうな勢いで歩いていく】
【清々しいまでに反省の色はゼロである】

ん?あ〜力持ちってのは否定しねぇけど、コレは魔法の応用だな、うん

>>551

ジューク? ん〜よくわかんねぇがまぁ適当に探しとっかな!

【ジュークボックスが何かを理解してないのにどうやって探すのか】
【そこら辺の疑問が浮かぶ隙すらない良い切り方である】

おっ? ふむ……案外丈夫そうだな、うし! 取り敢えず貰っとくわ! サンキューな!
562 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/08/04(月) 23:07:32.12 ID:PegTNBRGo
>>554
な、なんや面白い奴やな。どこか抜けてるっていうか・・・な。

【思いもよらぬ返答を返してきたウィントに戸惑い、言葉がつっかえた】
【そして能筋って褒めことばだったっけ?と記憶を疑い始める始末】

>>556
む・・・鋭い所をついてくるな・・・

【確かにアルバにもスカートは女性の着るものだという認識があり、ニアの疑問も当然である】
【そして、その突っ込みに対しての返答も当然用意していた】

男がミニスカートを身に着けたら変態的やと思う。
でも、ロングスカートなら露出も少ないしええと思うんや!ましてや黒色だし!

【謎の持論で、しかも説得力に欠けるというたわごとに分類されるであろう言葉を紡いだ】
【因みにスカートは汚れて黒いだけである。】

・・・・・自分だってこんなもん口に当てたくないわ!ちくしょう!

【そう叫ぶと拡声器をガラクタの山へとブン投げた】

>>557
いや、自分は下戸だからいらへんわ。一人で飲んでええよ、うん。

【いや、キンキンに冷えた飲み物は腹を壊すファクターになる。危険だ。】
【下戸であるからこそ悪酔いした相手の厄介さを知っているのであろう男はアキレスを危険視した。】
【夜は近寄りたくない相手になるかもしれない、と】

あれは隣りの人が怖くてテンパってたんや!それにネコは一部を除いて好きになれへんしな!

【ネコ嫌いをアピール。しかし本人も反省はしているのだった。】
563 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 23:14:53.70 ID:f9LzdiTe0
>>560
「むむぅっ……」
「……敵に助力は乞わないですよぉだっ」

言葉とは裏腹、べーっと舌を出してイタズラっぽい表情
一応の宣戦布告の後なのだ、決着が着いたらアドバンスを貰う腹積もりらしい

>>561
「もぅ……度胸なんていりませんってんですよぉっ……」

心臓に悪いなぁと唇を尖らせて抗議の視線

「魔法ぅ……?」
「へぇっ……そんな異能だってんですねぇっ……」

>>562
「鋭いっていうかぁ……」

普通に考えれば真っ先に浮かぶものだと苦笑

「……形と色の問題ですかねぇっ……?」
「あ、あれぇっ……? 捨てちゃうんですかってんですかぁっ……?」

実は案外気に入ってるのかな?
なんて疑問に思いつつも所作を見守り、突然投げ捨てるメガホンに驚く
564 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 23:21:11.38 ID:bbn4To8r0
>>559
「オヤツならこんなかに入ってたヌカ・コーラも出しちゃおう」
甘味が増えるよ やったねニアちゃん!

そして畳の中の蟲にはアキレス君もビックリ 悲鳴を上げながら逃げますが

―――ギィ♪
ベティはさすがというか 近くで這ってた虫をハサミで捕まえてムシャムシャ 肉食の昆虫は度量が違った

「ん? 何ソレ」
といって拾い上げたのは なんと蓄電池式の携帯ゲーム

「あ すっげぇまだ生きてる 誰だこんなプレミアム棄てたバカは」
ソフトは・・・

【テトリス】

「うん 定番」

>>560
「いや足場・・・どうでもいいか」
そういって鉄パイプとか いろいろと足場になりそうな物を物色していく

「ねぇソレ 骨だぜ?」
一応マウが言いたげなことを代弁しておきましょう

ソレよりもソレよりもベティも躍起になってガラクタ漁り さてマウは何を見つけたでしょうか?

>>561
「アレだ 音楽プレーヤー」
分からないのならもっと端的な言葉で説明しましょう

「なんかさ ハンモックじゃなくベッドで寝たら? と思ったら負けなのか?」

>>562
「あらそう? おいしいのに」
冷たい飲み物でお腹を壊したことがありません 中の人は牛乳3Lでようやっとゴロゴロ言い出す特殊体質

「いいじゃん 今度ビリーさんと一緒に猫克服治療やってみようよ」
ビリーさんを一日モフモフするだけの簡単なお仕事です

「とりあえず拡声器は何かで傷をつけた人間にグリグリすれば破傷風になって苦しむんじゃないかな?」
565 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/08/04(月) 23:26:08.15 ID:PegTNBRGo
>>560
【包帯ドリルによってミンチにされる缶を見ながら、男は思うのだった。】
【流石期待を裏切らない奴だ、と。】

どうやら、日常生活に応用出来るまで洗練されてなかったみたいやな。
もっとも色を見るに吹き飛ばしてしまって正解かもしれへんけど・・・

【そもそも高火力な能力ほど日常生活で扱うのは難しく、紫狼の能力の強さが現れ出た結果なのかもしれない。】
【汚れた包帯と何か言いたそうな猫を見ながら、そう思う男であった】

>>563
モノなんて形と色で構成されているもんや。
すなわち物質の外見とは形と色に収束するっちゅうことやな!

【だからロングスカートなら大丈夫ということにはならないかもしれないが、パンツよりは良いだろう】

別に捨てても・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【何かを待つように棒立ち。能力のクールタイムで回収したものをすぐに出す事は出来ないからだ】

戻ってくるってわけや
【すっと右手を前に出すと拡声器が現れる。ガラクタの山に落ちてオイルに塗れ、黒くてヌルヌルしているが、手も触れずに回収したことに注目するべきであろう】
566 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/04(月) 23:29:24.36 ID:fsFEfdXU0
>>562

いやぁ〜、でもアレだなぁ……褒めてくれた奴に、って言うか
褒めてくれた奴だからこそって言った方が良いか?
……人の趣味は其々だと思うけどよ、女子どももいるコトだし
もうちっとばかし服装の配慮とかしといた方が面倒がねぇんじゃねぇか?

【照れ顏からしばし真顔に変えるとそんなコトを言い始める】
【別段人の事に深く干渉するのは趣味ではないウィントではあるが】
【自分に関わりを持った人物にはある程度は突っ込んだコトも言っていくスタンスなのだ】

>>563

ってぇと、お前さんはソレとはまた違うモンを持ってる系か?
まぁ〜細かく分けてもメンドイだけだし、言い方の違いで対した違いとかねぇと思うけどな

【少女の言い方から少女の出身や身につけた力が魔法とは別種なのだと察したようだ】
【とは言え、そんなコトはウィントには些末事でしか無いようで】
【戦いで役に立つならどっちだって一緒だろうという、割とザックリとした考えのようだ】
567 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/04(月) 23:35:57.80 ID:f9LzdiTe0
>>564
「あ、そ、それぇっ……」

ヌカコーラを見て引きつった笑顔
以前それ関連の騒動に巻き込まれた際に全身に浴びて発光し、後あと聞けば放射能塗れだったと言う
以降微妙にトラウマ気味なのだ
なんだかんだベティは逞しいなぁなんて若干引き気味に捕食シーンを横目にアキレスが手に取ったゲーム少年の起動を見ていた

【 ■■■■■■■■ 】ピコーン

一度点け直して今度は無事に起動したらしい

「なぁんかっ……古臭そうなゲームですねぇっ……?」

>>565
「うっ……そ、そりゃあまぁ、そうですけどぉっ……」

ぐっとなって反論は尽き、ほぼ論破された形となった
まぁ実際どうかは分からないが

「えっ? あ……っ」

ほんとうだ、と先程より更に汚れたメガホンを見て目を丸くした
と言うより捨てる必要があったのかなぁなんて内心思ってたりもしたり

>>566
「そう……ですねぇ、少し違うのかなぁっ?」
「ニアのはこれだってんですよぉっ」

ずるりと脊髄の辺りから1本生やしてある、タコのモノともイカのモノとも知れぬ触腕を動かしながら指差す
最も異能も魔法も確かにニアにしてみてもそうだ
カテゴリにしてみればなるほど確かに異なるモノの、実際の所はさしたる差はないだろう

>>all
「さぁってぇ、そしたらニアはベッドをお部屋に運ぶってんですよぉっ」
「それじゃあっ、一足先に行ってますねぇっ」

タイドメイカーでベッドを保持したままスタコラとホームへ走るニア
因みにお目当ての、一番お気に入りの特等部屋をちゃっかり確保したのは秘密である

//お先にこれで落ちます
//ありがとうございました、お疲れ様でしたー
568 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/04(月) 23:39:29.36 ID:fsFEfdXU0
>>564

…………あ〜! はいはい! そっち系な! えむペーすりゃー、とかそんなんだったよな?
オッケー、オッケー! ソレなら大体分かっから任しとき!

【元々の世界ではその単語すらも馴染みがなかったウィントであるが】
【以前にしばらく滞在した世界でその手の機械に触れるコトが有ったのだろう】
【その時のコトを思い出したからか、何やら電池で動くコマンドインストールなロボットアニメの主題歌を口ずさみながら探索を続ける】

はぁ? バカ野郎! ンなフッツーなモンを用意してもつまらねぇだろうが!!
それになぁ、こう……風に揺られる不確かさの中にある安心感ってのがオツなんだよなぁ、コレが

【要約するとハンモックにはベッドにはない厨二心をくすぐる何かがあるというコトのようだ】
569 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/04(月) 23:43:48.20 ID:nd9pxBM/0
>>563
「まぁ、お互い頑張ろうぜ。」

調子に乗り過ぎたと思い。偉そうな態度を辞める紫狼。

「あ、そうだ。俺、さっきお面見つけたぜ。」

だから、それ頭蓋骨。そして、見つけたのはマウである。


>>564
「え?骨?いやお面だろ?」

頭蓋骨を顔から離す紫狼。その頬には赤い液体が……
どうやらまだ新しい骨だったらしく、血が付着していたようだ。それに気づき紫狼は

「うわわわわっ!?マジで骨だっ!!」

驚きその頭蓋骨を投げ捨てる。
その頃マウは、なんと宝石らしき物を発見していた。喜び、それを紫狼に見せに行く。

「なんだマウ?ん?これって……ドロップか?」

紫狼、それドロップちゃう。


>>565
「え〜?でも、見た目と違って美味かったかもしれないだろ?」

美味い、不味いよりも安全性を考えた方がいいことに気づいていない。

「ところでさ?あんたのその格好、なんか不評みたいだけどさ。別に普通だよな?だって、俺も故郷の世界ではそういうの履いてたし。」

と、アルバのスカートを指差して言う。紫狼の出身世界では、男性がスカートを履いていても普通なようで、なんでみんなから不評なんだろうと疑問に思ったのだ。

570 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/08/04(月) 23:56:54.59 ID:PegTNBRGo
>>564
それは嫌だ。

【キッパリとビリーさんモフモフを拒絶する。モフモフ、ダメ絶対。】
【そもそもビリーさんはハードボイルドすぎてモフモフする気になれない。性格が可愛くない。】

別に克服する必要ないわ!嫌いなモノは嫌いって言える人間でいたいんや!

【ただの我儘であると気付くのはもう少し後のお話であった。】

別にコイツ一本で戦えるから大丈夫やで!そんな時間のかかる攻撃をしなくてもな!

【攻撃の仕方は皆まで言うまい。不利益のような気がするし、さっきの戦闘で断片的にでも見ていれば想像するのは容易いからである】

>>566
うん?・・・なんやそんな改まってというか真剣な顔して。

【先程までにこやかだったのに何かあるのか?と真面目に聞く男】
【ウィントの警告にウンウンと頷く】

確かに・・・知合いっぽい女の子にもなんだか受けがよくなかったしな・・・
まあ格好のおかげで拾えた勝負もあるんやけど・・・・次の世界ではマーケットを目指してみるのもええな、うん。

【真剣な面持ちで頭を抱えたり考え込んだりするが、次なる目標を定めて、警告を発してくれたウィントに礼を言った】

>>569
・・・そのチャレンジ精神は何か別の物に使ってくれ、頼むから!

【確実に腹を壊すであろうに、何を言っているんだ。誰が看病するんだ。と心の中で突っ込む】

そうか、スカートが女の着る物であるという認識は狭いものだったのか・・・・
それでもハッピとは合わへんしもっと上等なものが欲しいからなあ・・・
571 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/04(月) 23:58:18.73 ID:bbn4To8r0
>>567
―――ギィ★
蟲は中々美味しかったようです やったねベティちゃん

「何をいう 中々に奥の深いゲームなんだぞぅ」
そういうアキレスはホクホク顔 

>>568
「家の中だから風吹かないけどね」
なんともロマンもへったくれもない言葉である

とりあえず音楽プレーヤーはウイントに任せましょう

>>569
「m9(^Д^)プギャー」
驚く紫狼に笑いが禁じえないアキレスであったとさ

「お なんだマウ おはじきでも見つけたか?」
この男はこの男で分かっていませんでしたとさ

―――ギィ!!
ただ1匹 価値の分かるサソリ ベティは悔しそうに一声泣いたそうな

//では自分もノシ お疲れ様でした
572 :アルバ 男 エセ関西人 【影戸棚】 [sage]:2014/08/05(火) 00:03:36.80 ID:inUkdmDko
>>570


>>569に追加で

あ、自分の世界ではスカートは女の着る物やったで!
でも聖職者は男でもワンピースみたいな服着てたわ、露出は全然ないけどな。
【聖職者に失礼な事を言いつつ、世界には色々な見方があって自分の常識は狭い物なんだなあと再確認した】


>>全員

あーもう自分これだけでええわ、ほなお先に。
【首のもげた人形を持って家のなかに消えた。枕にでもするつもりだろうか】

/落ちます、お疲れさまでしたー
573 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/05(火) 00:20:48.33 ID:t2jTDaw80
>>570,572
「まぁ、俺はそういうの履くのは好きじゃなかったけどな。だって、動き辛いだろ?」

恥ずかしいとかそういうのでは無い。周りも皆履いていたので当然だが

「あんたも悪い奴等や怪物なんかに襲われても、上手く動いて戦えるように着替えた方がいいかもな。」

あくまで動きやすさ重視。

「ふーん、世界によっては女の履くものなんだな。女性はあまり戦いに出ないからかな。」


>>571
「お、おい!笑うなって!」

アキレスに笑われ、顔を赤らめる紫狼。

「なんだ、おはじきか?まぁ、どっちにしろたいした物でもないな。捨てよう。」

宝石を投げ捨てる紫狼。宝石は再びスクラップの山へ埋もれることになった。なんてことをしてくれてんだ!とマウは紫狼の肩に飛び乗り顔を引っ掻いた。

「いて、いてて……なんだよ?腹でも減ったのか?しょうがねぇなぁ、俺はここまでにしてなんか食いに行くぜ。」

違う!宝石!必死でマウは鳴くが、紫狼には伝わらずその場を後にしてしまった。

/自分もこれで お疲れ様でした!
574 :ウィント・ワーゲン 【風と共に去りぬ】 >>187 [sage]:2014/08/05(火) 05:54:52.91 ID:NR51jKBJ0
>>567

うっお!? ……お前さんのがよっぽど心臓に悪かねぇか……?

【突如現れた触腕をマジマジと見ながらポツリと告げる】
【別段嫌悪感を表したりはしないが進んで触れようとしないのは】
【感触が嫌だからなのか仮にも女性から生えている物だからかは分からない】

おぉう……結構器用なモンだなアレも……しっかし、ありゃあ……タコ……いや、イカ……ふむ……

【色々と思考の余地の有りそうな中から触腕がタコとイカ】
【どちらの物かを判断するのを第一に持ってくる辺り流石と言えるかそうでないか】

>>570

格好で勝負を? ………そりゃまぁ、アリかもしれねぇが……一歩間違えたらそれこそ終わりだぞ?

【勝負において打てる手は須く講じるべきとの考えではあるが】
【軽装も過ぎれば攻め手の際に自らの足を緩める事に繋がりかねないと考えているようだ】

あぁ、その方が良い……最近は割りかし軽くて丈夫な装備もあるって話だしな
確か……そうそう! ミスリルタイツ、だったか?
多分お前さんの趣味ならバッチリだ! オススメだぜ?

【そこでようやく服装のTPOよりも防御力を重視して話をしていたコトが露わになる】
【まぁボロボロスカートの半裸姿よりは全身タイツの方がマシな可能性も有り得るかもしれない、ネタ的に】

>>571

…………っ!!?
………………! ば、バカ野郎! そう言うのは肌じゃなく心で感じるモンなんだよ!!
それに……いざとなりゃあ、風穴を開けりゃあ何とかなる!

【言われてから当然とも言える事実に気づいたという様子であるが】
【本人はそれでもある種の観念的な物で誤魔化そうとするが】
【最後に付け加えた一言はハッキリと建物の破壊フラグを立てていた】
【その後は若干だが気落ちした様子であったが、それでも探索は地味に続行し】
【どういう訳か1mはあろうかと言うラジカセを探し当て】
【思いの外に重量級なソレを肩に担いで部屋へと運ぶのであった】

//送信直前にまさかの寝落ち……
//遅くなりましたが、皆様乙でした!
575 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/05(火) 21:42:14.69 ID:gJgo7i0t0
さて あたりはジャングルですが 人の手がくわえられており 道と呼べるものが見受けられます

そこにあったのは石造りの遺跡と 辺りに点在する人々の姿 手にはパンフレットが握られており どうやら観光地化された古代遺跡のようです
そんな場所に降り立ったのは流浪のアーティスト アキレスと巨大サソリのベティちゃん

「こういうところに来ると単独行動したくなるんだよねww」
そういってツアー客が立ち寄らないような裏寂れた場所にやってきたアキレスと

―――ギィ
手ごろな百足をムシャムシャ捕食しているベティがそこにはいた
576 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/08/05(火) 22:35:17.94 ID:NR51jKBJ0
……ふぅ、ふぅ……ようやく、着いたわね

【洗い息を吐きながら服の所々に泥やら草葉やらをつけた冒険者風の】
【更に言えば所によっては人の目を大いに引くであろう狐の耳と尻尾を引っさげた女性が街へと辿り着く】
【どうやらそれなりの冒険の末にやっと街に辿り着いたといった所のようだ】

何はともあれ……宿を……うぅん……それより、食べ物を……はぁぁ……

【自らの風体に思う所があるのは確かだが、それを上回る空腹が足を宿に向かわせてはくれなかった】
【ズルズルと靴の底を地面に擦り付けるようにして歩みを進めるが】
【どういう訳か対して辺りを見回すでもなくまっすぐと酒場へと向かっていく】
【酒場に入ってすぐに周囲から向けられた質量すら感じさせる程の視線も意に介さず】
【ドサリと音を立てるようにしてテーブルに座り込むと一言】

……何でもいいから、腹が膨れる物と喉が潤う物お願い……

【それだけ言うとテーブルに突っ伏して殆ど死んだ魚の様な目で虚ろに中を見つめている女狐であった】
577 :澪【獣化】 :2014/08/05(火) 22:59:37.10 ID:cy/Fxwp+0
>>576
それなりに客の入っている酒場で、周囲の注目を集めている獣人がいた。
カウンター席でボトルを空けているその少女に目がいくのは、とても酒を覚えているようには見えない外見のせいであろう。
しかし店内の視線は、突如現れた女性へと移ることになる。
言うだけ言ってテーブルに突っ伏した女性に客は我関せずと目を逸らし、店員は困ったように顔見合わせている。

「…えっと…ビャンコ…?大丈夫…?」

気まずい沈黙を破ったのはカウンター席で酒を呷っていた澪。
知り合いが席について突っ伏すのを見れば先程空にしたボトルとグラスは置き去りに、同じテーブルに移動する。

「…あの…なにか、肉料理と…あと、さっきのやつ、二つね…」

ビャンコの曖昧な注文に店員が困り果てているのを察し、手助けついでにさらに追加のボトルを注文。
まだ呑むのか、と客のうちの誰かがため息をついた。
578 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/08/05(火) 23:14:21.01 ID:NR51jKBJ0
>>577

……? あら、アナタはいつだかの……えぇっと……ご同輩さんよね?

【此方に近付いてきた少女が此方の名前を呼ぶのを聞いて視線をそちらに向ける】
【そこに居た少女の名前を思い出そうとする様子は見せたものの】
【途中で名前を思い出すのは諦めて最低限覚えていた情報でお茶を濁す】
【因みに思い出せなかったのは空腹で頭が働かないからか単に思い出せないだけなのかは判然としない】

……まぁ、ありがとう……ちょっと改めて注文する気力が無かった所よ……
それで、ついでに悪いのだけれど……水を一杯貰ってきてもらえるかしら

【普段であれば同性に頼むにしても下手に出るなり澄まし顔で言いつけるなりする所だが】
【見た目通りに余裕が無いらしく弱々しいながらも割と切実な響きを伴った要請であった】
579 :澪【獣化】 :2014/08/05(火) 23:35:04.65 ID:cy/Fxwp+0
>>578
ビャンコの疲れ切っているらしい様子は、その場の全員がここに至るまでの苦労を察するに十分なものだった。
澪が再び店員に声をかける前に運ばれてくる品々。
それぞれの前に一杯の水にボトルとグラス。ある程度酒を嗜む者であれば、その酒がかなり強い物であることが分かるだろう、
そしてビャンコの前に置かれるのは鳥の丸焼き。確かに腹は膨れるだろうが、果たしてビャンコの気に入る一品になるだろうか。

「…とりあえず、お疲れ…」

さっそく二つのグラスに琥珀色の酒を注げば、労いの言葉とともに片方を軽く掲げる。
ビャンコが自分の名前を思い出せていない事には気づいていないよう。とにかく胃袋を満たすのが先決だろうと、彼女が食べ終えるのを隣で見守るつもりだ。
580 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/08/05(火) 23:52:52.90 ID:9NKGvY3H0
>>579

……! ……っんぐ、んっぐ……〜〜ぷはぁ! ……ふぅ、水が体に染み渡るわねぇ

【透明な水の入ったコップが置かれて微かな物音が鳴るとほぼ同時】
【瞬時にコップを掴み取るとゴクゴクとあっという間に飲み干してしまった】

まぁまぁ! ここで豪勢な物を出して来るなんて気が利いてるじゃないのっ
はぐっ! んっ……〜〜〜っ! おぃふぃ〜〜っ!

【手や口の周りが鳥の油で汚れるのも一向に気にした様子もなく直に被りつく】
【どうやら本格的に飢えていたのか咀嚼した肉を飲み下す毎に】
【彼女にしては珍しく心底幸せそうに顔を綻ばせている】

……? どうふぃたの? あぁたが たぉんだんあし、いっほひ 食へまほ? おいふぃわほ?

【一頻りガッツいた後、目の前の少女が様子を伺うばかりで食べてない事にようやく気付くと】
【まだ直接噛り付いていない部分を選んで千切りとると澪に差し出す】
【因みに肉に気を取られているためか先程飲んだ水以降、テーブルに置かれたグラスには触れていない様だ】
581 :澪【獣化】 :2014/08/06(水) 00:11:10.19 ID:oP1x231o0
>>580
「…そんなに、お腹すいてたんだね…」

幸せそうに肉を頬張るビャンコを見ていると、なんだかこちらの頬も緩む。
みるみる小さくなっていく肉塊に、店員はやや青ざめながらコップに水をつぎ足すとそそくさとテーブルから離れていく。
澪はというと、暖かく見守りながらちびりちびりとグラスを満たす琥珀色の液体の量を減らしていた。

「…え…いいの…?」

突然差し出される肉の一部に、目をぱちくりさせて確認してしまう。
澪にとっては疲れ果てているビャンコの代わりに注文をしてあげただけのつもりなので、自分も食べていいなど思ってもいなかったのだ。
先程まで呑んでいた分はともかく、鳥の丸焼きの分の料金はきっちり請求するつもりでいた。
躊躇いがちに手を伸ばし、思いっきりかぶりつく。

「…おいしい…」
582 :ビャンコ・ファッチャ 【気孤の理】>>154 [sage]:2014/08/06(水) 00:36:19.29 ID:ZQKp7w7X0
>>581

えぇ、まぁ……ここに来る前にあった山の中の集落で化け物扱いされてね
それだけなら別に良くあるコトだから気にしてなかったんだけど
化けの皮を剥いで魔除けにするとか訳分からないことを言い出してね……
薬を盛られて動けない隙に洞窟に……一週間位、かな?閉じ込めららてたのよ……
一か八かで入口を塞いでた岩をぶち抜いて逃げてきたんだけどね

【言葉通りであるなら一週間ぶりである所のまともな料理の鳥肉が本当に美味しいのだろう】
【普段では考えられない程に饒舌にこれまでの経緯を話すビャンコであった】

ダメだったら差し出したりし無いわよ……はいっ

【躊躇いがちな澪に手渡すと自分も残り少なくなったきた鳥肉の一部を千切って噛り付く】
【その表情はどこか先程にも増して楽しげである】

さぁてっと! 取り敢えずお腹もひと段落したわ……ありがとう
それじゃあお会計を……? あ、ら? ……えっ? ……ウソ……

【油まみれの手と口の周りをペーパーで拭うと会計をするべく懐を探るが】
【探している物、金目の物を入れていた巾着袋が見当たらない】
【しばらく身の回りの荷物を漁っていたビャンコであったが】
【どうやら逃げて来た際に何処かで落としたらしいコトが明らかとなり】
【凄まじく気まずそうな視線を店員に向けるが帰ってくる哀れみと厳しさを共に含んだ視線を受け】
【心の底から溢れ出したに違いない溜め息が深く長く吐き出されるばかりであった】

//少し強引ですが少し時間も遅くなって来たので〆ます
//乙でした!
583 :澪【獣化】 :2014/08/06(水) 00:59:10.30 ID:oP1x231o0
>>582
「…大変だったんだね…」

思っていたよりも遥かに大きな困難を乗り越えていたビャンコに向けるのは感嘆と同情の眼差し。
澪も近い状況に陥った事がないわけでもない。それほど空腹だったのなら鳥の丸焼きなど格別だろう、量もあり食べ応えがある鳥肉の塊を選択した店員に心の中で感謝した。

「…どういたしまして…私も行こうかな…」

ビャンコの話の間に二本のボトルは空になっていた。口をつけないビャンコに痺れを切らし、どちらも澪が飲み干していた。
周りの客は鳥肉にがっつく女性と水を飲むように酒を呷る少女に、始めは奇怪な物を見るかのような目を向けていたが
気にするだけ無駄だと思ったのか、一人、また一人と視線を外し最終的に二人を気にかける者はいなくなった。

「…はぁ…まとめて会計するから…」

自らの財布を取り出し、二人分の金を払おうと一瞬即発のビャンコと店員の間にずいっと割り込む。
貸し一つね、とビャンコに小さく囁けば、さっさと会計を済ませて店の外へ出て行くだろう。
どうせならもうちょっと分けてもらえばよかったな、などとひとりごちながら。

//了解です、お疲れ様でした!
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) :2014/08/06(水) 08:19:02.78 ID:UKIuF8R40
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585 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/07(木) 21:13:51.55 ID:3+n//6CQO
【とある世界、深緑に包まれ無人の廃墟と化した廃ビル群】

『I don't want to set the world on fire…♪』
『I just want to start a flame in your heart…♪』

「…………」

廃ビル群の中、簡易テントを張って休む兵士が一人。彼はこの世界で一人旅の真っ最中だ。
というか突発的に別世界へ飛ばされて母艦へ帰る術を失っているだけなのだが。
身に纏う戦闘服はいつもの近未来的なものでなく現代の兵士が来ているようなものに近い。恐らくこの世界で調達したのだろう。

『In my hear hear hear…heart t t…』
「ん…?あ、おい…!なんてこった…!!クソ…」

テントのそばにはビーチパラソルとチェア、机の上にはラジカセとヌカ・コーラの瓶がひとつ。
キンキンに冷えたヌカ・コーラの瓶と共にテーブルに置かれたドッグタグにはJoshua S Arlingtonの刻印。恐らくこれが彼の名前なのだろう。
チェアに座っていた彼はラジカセが故障して動かなくなると椅子から立ち上がり、ラジカセをバンバンと叩いて直そうと奮闘している。
もし旅人が偶然そこに訪れたのだとすれば、ラジカセを叩き続ける兵士の姿が目に入るだろう。

「God…damn it(ガッデミッ)…!」

真夏の陽射しの下、蝉の鳴き声とラジカセを叩く音が蔦に包まれたビル街に木霊する。
586 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/07(木) 21:32:13.71 ID:aU/qvcuN0
「な、なんだってんですってんですかぁ、ここぉ……?」

如何にもデータ然とした受付嬢から案内されてやって来た扉の奥
眩しさに細めた瞳を慣らしていけば徐々に開ける一面の砂
円形の闘技場に敷き詰められたそれ、周囲は高い壁に覆われその上に備えられた観客席は満員だ
怒号にも似た歓声が浴びせられる中茫然として歩を進めて中央付近へ

『対戦相手をお待ち下さい……』

自身の目の前の空間に、その意味を示す言葉が様々な言語で流れては消える
なるほどこれが闘技場か、なんて思いつつもまだ見ぬ対戦相手の登場を待った
果たしてこれもデータなのだろうが、晴天は今もやはり美しい
587 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/07(木) 21:40:10.37 ID:9I/CzrIQO
>>585
「今度はどこなの……ハァ」

少女が居るのは立ち並ぶ廃ビル。鬱蒼と茂る緑から、かなり昔の物だと見て取れる。
人などほとんど居ない。そしてどちらに出口があるかも分からない。

「とにかく暑いなぁ……」
「これだけ晴れてたら、そりゃそうだろうけどね……」

容赦無く照りつける真夏の太陽。じりじりと熱を放つ地面。暑い、というよりは熱い。
ともかく、少女は出口も知れない緑の迷宮を進む。

暑さでふらふらになりながら歩き回っているうちに、いずれジョシュアのテントに辿り着くだろう。
普段黒い髪の毛は半分ほど真っ赤だ。
588 :澪【獣化】 :2014/08/07(木) 21:47:32.40 ID:Mp2M+x1z0
>>586
人間らしさを感じられない受付嬢に案内されたのは重厚な鉄の扉だった。
扉越しからでも伝わる、耳に障る歓声。それを聞けばこの先に待っているのは果たして何か、想像するのは容易い。
気がつけばいたこの世界、おそらくこれが噂の闘技場であろう。
覚悟を決めて重い扉を開く。その先に待っているはずの対戦相手に思いを馳せて。

「…あ…ニア…?」

十分な広さを持つ円形の闘技場。その中央にいたのはなんの因果か、幾度となく顔を合わせた顔見知り。
思いがけない出会いに驚く間もなく、アナウンスが響き渡る。

『対戦相手が揃いました』
589 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage saga]:2014/08/07(木) 21:54:08.86 ID:aU/qvcuN0
>>588
「えっ……澪っ!?」
「対戦相手ってぇっ……そ、そう言う事ですかぁっ!?」

果たしてどのようなゴリマッチョが登場するのかと思いきや現れたのは予想外の相手
しかし無情にも流れるアナウンス、そして鳴り響くゴングと一掃の猛りを感じさせる歓声

「うー……とっ、ともあれっ、仕方ないってんですよっ!」
「終わらないと帰れないって聞きましたしぃっ……かと言ってニアは負けたくないですしぃ……」

にっ、と不敵な笑みを浮かべて澪に向ける

「じゃ、そうするしかないってんですよねぇ?」

すとん、腰を降ろしてその場に胡座をかけば脊髄より生やすは6本の触腕
内4本を脚の代わりに体を宙に浮かせ、2本を蛇の鎌首の如くに擡げ揺らす

「……恨みっこなしってんですよぉっ!!」

叫びながら2本の触腕で、打ち下ろし気味の打突を繰り出して澪に唸らせた
590 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/07(木) 21:56:01.73 ID:3+n//6CQO
>>587
「…あ゛ー…嘘だろぉ……俺のラジオ…」

バンバン叩けどラジオは直らず…ジョシュアは途方に暮れて空を見上げる。
もっともこのラジオはジョシュアの所有物ではなくこの世界にやって来てからの拾得物なのだが。
そして視線を戻したその先、旅人らしき少女がおぼつかぬ足取りでこちらへ向かってくるのが見えた。

「………あ?」
(人か…?こんな所に…)

現地人かもしれないが…それにしては随分と不慣れな様子だ。ジョシュアは双眼鏡片手に立ち上がり少女を見据える…
半ば程まで真っ赤に染まった黒髪、その出で立ちは旅人にしては随分と軽装だ。
ジョシュアは双眼鏡を置き、古めかしい茶色のウッドストック付きの黒光りする自動小銃を担ぐ。
そうして氷水で冷やしたコーラの瓶を開栓、それを片手に少女へと近付いていった。

「…なぁ、ちょっとそこの君…この世界の人間……じゃあ無さそうだな」
「……飲みなよ、フラフラじゃないか…」

上半身は少し汚れた白のタンクトップ、下半身はウッドランド迷彩のズボンとブーツ。腰に迷彩服を巻いているというラフな格好。
そんなジョシュアの姿は少女から見れば多少の威圧を与えてしまうかもしれないが…ジョシュアはいたってフレンドリーに少女に話し掛け、にこやかにコーラの瓶を差し出した。
591 :澪【獣化】 [saga]:2014/08/07(木) 22:07:13.18 ID:Mp2M+x1z0
>>589
「…私だって、負けたくない…」

まだなにも始まっていないというのに興奮に包まれている闘技場。
その中央で対峙する二人にはお互いに譲る気などさらさらなく。

「…もちろん…!」

両者の叫びがぶつかり、それに呼応するかのように盛り上がる観客。
ほぼ同時に澪の両眼が赤く煌めいた。能力を発動した証だ。
繰り出される二本の触腕。その軌道から外れるように右斜め前に走り出せば、そのままニアへ接近しようと疾駆する。
592 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/07(木) 22:13:55.60 ID:aU/qvcuN0
>>591
「っ……速っ……!!」

タイドメイカーは見た目の通り、実に大雑把な異能である
そもそもが破壊力を求めて作られた兵器的能力、その真髄は圧倒的な制圧力にあり
だがしかしそれも当たらなければ全くの意味をなさない

2本の打突は地面を穿ち、そして風の如くに駆けてくる澪
それに対して有用な反撃手段を持たぬニアは

「……こっ、こんのぉっ!!」

咄嗟自身の左前の触腕を払うようにして振り上げる事くらいしか出来ず
所作としては大したモノではなく、威力もそれなり
回避或いは堪えるなどすれば、凡そ3m程の位置に浮かぶニア本体への接近が叶うだろう
593 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/07(木) 22:27:27.70 ID:9I/CzrIQO
>>590
「(?……こんな所に人が……?)」

ふと、その蒼い視線を向ける。そこには壊れたラジオを叩く厳つい男が。
髪の色から文字通りオーバーヒートしている少女。藁にもすがるかのように、そちらへと足を進める。

「……え、はい!」

見た感じ、ただの少女である。そちらの威圧感に少し吃驚した様子。
ただ、次の一言で多少は安心した模様。

「ぷは……生き返る………」
「……えっと、ありがとう」

有難く頂いたコーラを一口。水分が全身に染み渡る。
カフェインは水分補給によろしくなかった気もするが……あまり気にしないでおこう。
594 :澪【獣化】 :2014/08/07(木) 22:30:03.74 ID:Mp2M+x1z0
>>592
ニアとの距離を詰めるために駆ける澪。
いつ伸びてくるとも分からない触腕に捉えられないよう、加減は一切していない。
確かにそのスピードはニアを惑わせるには十分だっただろう。しかしいきすぎた速さは仇となる。

「っ…あぶなっ…」

振り上げられた触腕。急速に迫るそれに、頭では認識していても体はついていけず。
それでも直撃だけは避けようと、本能の叫ぶままに両足に力を込めて急停止する。
結果触腕は澪の目の前を通り過ぎることになったが、下手にスピードを出していたせいか止まった際の反動も大きく。

「…やばっ…」

数瞬の、しかし敵の前で晒すには大きすぎる隙。
動かないのは反動のあった足だけではあるが、絶好の機会といえるだろう。
595 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/07(木) 22:37:17.62 ID:aU/qvcuN0
>>594
「……!!」
「いっっけぇってんですってぇのぉっ!!」

ニアの身体能力は平凡である
いや、身体つきの貧相さを鑑みれば平均以下とも言えるであろう
依って反射神経やその他感覚もそれにしかり
だがその隙を見逃すにはそれは余りにも大き過ぎた
咆哮と共に先程振り上げた触腕をそのまま振り下ろし、打撃攻撃として繰り出す
その間に打突を外し先端が地面に埋もれていた2本を引き戻さんとしていた
596 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/07(木) 22:46:01.78 ID:3+n//6CQO
>>593
「あ、ごめん…大丈夫、驚かすつもりはなかったんだ…ほら俺、兵士だから…ついクセでさ」

ただの少女相手に武装して出て来たことをジョシュアは詫びる。ジョシュアの性格的に例え相手が少女であろうと万が一に備えて警戒は欠かさないものなのだ。
背中のアサルトライフルを外すと腕に抱え、少女を拠点までエスコートしてゆく。

軍服を纏った威圧的な出で立ちとはいえ顔立ちはとても兵士には見えない優男のものだ。ぱっと見は若干頼りない印象を受けるが…
これでもジョシュアは新世界にやって来てから3年を戦場で過ごしている。先程の威圧からもベテランの風格が微かに感じ取れるだろう。

「………大丈夫?それなら良かった…あのパラソルに入って休んでいいよ?俺は平気だから…」

ちなみにこの拠点にこれ以外の飲料水は無い。殆どの地下水が汚染されているのが原因の一翼を担っているらしく…
遠くへ行けば飲める水も有るにはあるのだが、わざわざ遠くへ出向いて水中毒になるよりは今その場のコーラで糖分補給。というのが効率が良いとジョシュアは感じたのだろう。
少女をパラソルの中、日陰のチェアへ座るように促すとラジオを修理する為の道具を取りにテントの中へと入っていった。

//すみませんがこの辺りでタイムリミットのようです…短くなってしまいましたがロールありでした〜
597 :澪【獣化】 :2014/08/07(木) 22:48:33.68 ID:Mp2M+x1z0
>>595
無様にも晒した隙を見逃してくれるはずもなく、容赦なく振り下ろされる触腕。
さすがに食らってはほぼ勝敗はついてしまうだろう、両腕をクロスさせて触腕から身を守るように突き出す。

「…くぅっ…」

脳漿をぶちまけるのは避けられたものの、足にかかる負荷は大きくなるばかり。
未だその場から足を動かす事は叶わず、焦りから先の二本の触腕の動きにも気づかずにいた。
598 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage saga]:2014/08/07(木) 22:55:42.51 ID:aU/qvcuN0
>>597
「……っ!!」

ばちぃん! 水っぽい弾音
唸らせた触腕の殴打が防がれたノイズだ
ならばと引き戻した2本を左右から横薙ぎに挟み込まんと機動させる
とはいえこれに関しては恐らく事前に目視が叶うだろう
何故なら一度本体の近くへ引き戻し、そして攻撃に転用するという段階を踏んでいるためだ
更にいえばそれだけの間を掛けている
ダメージからの復帰にも、それは充分な時間を澪に与えているかもまた分からない
599 :澪【獣化】 :2014/08/07(木) 23:09:26.18 ID:Mp2M+x1z0
>>598
「…このっ…」

触腕を両腕で防げば、ここでやっと一息をつく。
といってもそれも束の間。澪の目に映ったのは引き戻され、両側から迫らんとする二本の触腕。
しかし大きく空いた間は、範囲外に退避する事は出来なくとも急停止の反動から立ち直るだけの余裕を与えてくれた。

「…っ…!」

まさに挟まれんとする刹那、澪は真上へと跳んでいた。
能力を発動している今、その跳躍力は強化されている。空中での妨害がなければそのままニアへと迫るだろう。
600 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/07(木) 23:17:39.49 ID:aU/qvcuN0
>>599
「えっ、あっ……!」

再度水っぽい破裂音
恐らく澪の真下で触腕同士が激しくキスを交わす模様が見て取れるだろう
先程振り下ろした触腕は未だ先端を地面に埋もれさせたままだ
そして対応せんとしても他の脚代わりの触腕では到底それは間に合わない

「やばっ、まっ……!!」

取った行動としては咄嗟、腕で頭を守るようにして宙に浮かぶ体を縮こめる事のみだ
赤い煌めきを持ってして触腕を潜り抜け、そしてニア本体へと辿り着いた澪
迎撃はなく、防御もさしたる効果は間違いなくない
つまりはそう、絶好の好機
601 :澪【獣化】 :2014/08/07(木) 23:26:50.44 ID:Mp2M+x1z0
>>600
「…待たない…!」

数々の触腕から身を守り、ようやく届いた触腕の本体たるニア。
無防備な彼女に、しかし手心を加えるはずもなく。
触腕を避けようと跳んだその跳躍は、ニア自身よりやや高い位置を頂点としていた。

「せやぁ…!」

頂点へと達すればくるりと一回転、ニアの頭頂部を目がけて渾身の踵落としをお見舞いしようと全体重を片足へと乗せる。
602 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/07(木) 23:36:21.01 ID:aU/qvcuN0
>>601
「あっ……そ、そりゃ……」

そうですよねぇ
引き攣った笑みを浮かべつつ脚を高々とそらを示す美しい振りかぶりを見た
それは一瞬、後光を帯びて

「……っぎぅ!?!?」

次の刹那、顔面にめり込み頭蓋を砕けばその衝撃はニアの体を地面に打ち付けた
6本のタイドメイカーは全てがぶちぶちと千切れ少しの合間ぐてんぐてんと暴れてやがて気化して消えて行く

最近髪が伸びて来た、特に前髪が酷い
そしてそれをまだ切っていなかったのは正解だった、なぜなら

「………」

デジタル解体されて行く体の、潰れた顔面を晒す事がなかったからだ
わぁっ、と観客のボルテージは最高潮に達して勝者に歓声を浴びせる
タイドメイカーの最後の残滓が、青々いそらに消えた

//ありがとうございました、お疲れ様でしたっ!
603 :澪【獣化】 :2014/08/07(木) 23:53:19.47 ID:Mp2M+x1z0
>>602
思いっきり体重をかけた、その反動を今度は利用して背面へと跳び、すとんと着地する。
自身の攻撃によって再起不能になったニアの消えていく姿を見れば、もう相手の眼はそよ役割を果たしていないだろうに、小さく頭を下げた。
仮想空間とはいえ、命をかけて戦った相手への澪なりの礼だ。

「…ありがとう…ニア…」

0と1に分解されながらも確かに発せられた小さな呟きは、興奮しきっている観客達の喧騒にかき消された。
604 :澪【獣化】 :2014/08/07(木) 23:53:57.58 ID:Mp2M+x1z0
//おっふ途中送信…ありがとうございました、お疲れ様でしたー!
605 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/08(金) 21:22:28.80 ID:lLK9fjiBO
「……まぁ、たまにはこんなのもいいですってんですよねぇっ」
「味はまぁ、目を瞑るとしましてぇっ……」

たまの外食、とはいえここはサイバーパンクの世界スプロール
加工された食材はオーガニックとは程遠いバイオ技術の賜物ではあるのだが、まぁタイドメイカーを齧るよりはマシだ

カチグミとマケグミの合間、何方にも転ぶまるで綱渡りのような不安定さを体現する中流階級のサラリマン達の心休まる憩いの場『ファミリ・レストラン』
ソファ席を陣取りポーク0%のベーコンを使用したカルボナーラに舌鼓を打っているニア

「みんなはぁっ、何食べてるってんですかぁっ?」

なんやかんや相席する事になった越境者の仲間達の前に運ばれている、或いはこれから運ばれて来るであろう料理に興味を持ったらしい
ファミリ・レストランの外、スプロールの夜のそらは今日も憂鬱な雨
重金属を含んだ重苦しい毒雨だ
606 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/08(金) 21:30:54.74 ID:2ClpeP6L0
「………さて」

未来兵士ジョシュアの今回の任務はヴァーチャル空間での模擬戦闘。
ナノマシンと兵装を換換装したジョシュアの戦闘能力を試す為の実地試験とブリーフィングでは教えられたが、どこまで信用出来るか…

フィールドは平原。所々には小さな岩が突き出、遠くにはやや小高い丘が見える。
高低差は余り無いが足を取られない可能性はない。ぱっと見は何もギミックの無さそうなフィールドだが油断は出来ない。

「さ、て…相手さんは…」

今か今かと相手が転送されて来るのを待つ。今回は手練れが相手だ。相手は歴戦の英雄と聞くが…
607 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/08(金) 21:38:05.99 ID:3Ux4cVEG0
>>606
―――――小一時間後

「ブェックショイ!!」
ジョシュアからは死角になっている岩の陰から大きなクシャミが一つ そして伸びをするかのように 二本の腕がニョッキリ生える

「くぁ・・・ふ 対戦相手こねぇなぁ・・・」
アクビをかみ殺し 何かぼやく声がする
608 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/08(金) 21:43:04.37 ID:AfYQO2DMO
>>605
「おっそいなぁ……料理」

外に降るは汚染された雨。
元々空腹であり、料理もくることが遅いことから、暇そうに窓の外を覗く。

「……ん、やっと来た」

やがて目の前に置かれた料理は、ステーキの………ような何か。
味はステーキのそれだが、見た目はそれとかけ離れているだろう。

「……これ、本当に美味しいの………?」

そのゼリー状のものをフォークで突っついてみたりと、興味と不安の表情でそれを見る。
………そしてしばらくすれば、それの欠片を口に運ぶ。
609 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/08(金) 21:46:52.67 ID:W0hTOTIfo
>>605
「そうかな?値段の割りに美味しいと思うけど?」

ニアの味には目を瞑るとして――に反応して食べる手を休める
ゴスロリチックな格好をして全身がほぼ黒ずくめの女は、あまり良い食事を食べた事がないのかそう答えた

「肉だね。カロリーは高い程良い。」

女の注文した料理はハンバーグ定食であり、微塵も女子力を感じさせない一品だ
滴る肉汁と少し辛めのソースが食べ盛りの若者を惹き付ける人気の逸品、それに値段も良心的だった
当然カロリーは高くなるのだが、改造人間たる女は成人男性を上回るカロリー消費量をほこるのでさして問題ではない

「店員さーん、同じのもう一つ下さーい。ライス大盛りね。」

くり返すがカロリーは彼女にとってあまり気にする物ではないのだ
610 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/08(金) 21:50:05.89 ID:2ClpeP6L0
>>607
「……遅いな…」

あれから待てど暮らせど相手は来ない。もっちゃもっちゃ、非常食のフルーツバーを咀嚼しつつ対戦相手を待ち続けるが。
突如岩陰から聞こえたくしゃみと共にジョシュアは全てを悟った。あぁ、これはアキレスと同じタイプの人間だと。

「…なあ。アンタ…対戦相手の傭兵だろ。いつからそこに居た…?」

岩に肘を突いて話し掛けるは槍を持った壮年の男。男が頭上を見上げればバトルアーマーを身に纏った白人の青年がこちらを見ているだろう。
少し考えれば小一時間程お互い背中合わせで待っていたであろうということが分かる筈だ。
さてどうしたものか、一瞬で事態を察したジョシュアからは早速やる気を削がれた空気。この男完全に対戦相手のロイを舐めている。
611 :澪【獣化】 :2014/08/08(金) 21:50:54.41 ID:p37EifDG0
>>605
普段ならば家族連れや友達同士で来た者が陣取るであろうテーブル席。
今その席を囲んでいる者たちが、性別や人種どころか出身世界まで違うなど、当の本人達以外の誰も想像出来ないだろう。
そしてその中に、自身が注文したものを急かすようにテーブルをぺちぺちと叩く少女がいた。

「…!…ニアの方が早い…!?」

ずるい、とテーブルを叩くスピードが明らかに速くなる。ぺちぺちという擬音がどんどん、まで変化しているのは気のせいではない。
先に運ばれてきたニアのカルボナーラに余計に食欲を刺激されたのか、その目はもはや獲物を狙う獣のよう。
よほど空腹なのか、厨房に乗り込もうなど考え始めたあたりでようやく澪の頼んだ料理が届いた。

「…肉っ…!」

澪の前に置かれたのは見た目上は見事なステーキ。もちろん天然物ではないのだが、化学調味料がふんだんに使われたそれはこの場の食欲を満たすのには事足りる。
店員が去るや否や、いただきます、だけ早口で呟いてさっさと口に詰め込み始める。
612 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/08(金) 22:00:07.06 ID:d+/ciQZC0
>>608
「あぁっ! ステーキなんてあったんですかぁっ?」
「いいなぁ……ってっ、なっ、なぁんかちょっぴり違うっ?」
「ぷにぷにしてませんそれぇっ……どうですかっ?」

一見ステーキに思えるそれを羨ましがるが、しかし直ぐに何だが微妙な違和感に気が付く
そして食べるための一挙一動をマジマジと観察しては味の感想を訪ねた

>>609
「ニアの作ったカルボナーラのが美味しいってんですよぉっ」
「まっ、文句は言いませんけどねぇっ」

ドヤっ、と胸を張って威張って見せるがその様子から真偽は定かではない

「カロリーですかぁっ? あぁんまり摂り過ぎるのもよくないってっ……」
「ってっ、そ、そんなに食べるんですかぁっ!?」

一応自身も改造人間、というか生体兵器
それなのに小生意気にも体格の心配をしては首を傾げ、しかし続く言葉に声をあげた
ニアのカルボナーラはまだ半分以上が残っている
それなのにもうお代わりを、しかも定食でなどとは驚愕以外の何物でもない

>>611
「おっ先ーですってんですよぉっ」

にししと悪戯っぽい笑みを浮かべながらフォークにクルクルとパスタを巻き付けてこれ見よがしに食べる
先日の模擬戦、恨みっこなしとは言っていたが地味な反撃かそれとも元々の性格か

「って、あ、あのぉっ……大丈夫ってんですかぁっ?」
「もしよければ一口っ……って、あぁ、よかったぁっ……」

しかし余りに尋常でない様子を察したのか取り皿にカルボナーラを一巻き乗せて差し出したタイミング
それとステーキが運ばれて来たのは同時だ
早速食べ始める澪に胸を撫で下ろして安堵、再度自身もパスタを食べ始めた

>>608-609
>>611
と、実に女子力のない食卓となってはいるがともあれ全員の注文が無事に運ばれて来たようだ
飲み物なんかはドリンクバーに取りに行ってもいいし、なんなら安酒を頼むのもまた一興
ファミレスでの飲酒、バーで飲むのとはまた違ったチープな味わいが楽しめるかもわからない
613 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/08(金) 22:01:27.25 ID:3Ux4cVEG0
>>610
「んあ? あぁいたのか」
眠気眼を擦りながら見上げれば 確かにいました 情報どおりの鎧を着込んだ男が

「ん〜・・・わかんね 寝てたし」
ポリポリと頭を掻きながらハルバートを杖のように使ってどっこいせと立ち上がり 腰をトントンと叩く

「♪〜 はてさてどんな戦い方をしてくれるんだろうねぇ〜 情報のアレって具体的に何が出来るかって教えてくれないんだよね〜」
ヘラヘラと笑いながらジョシュアに背を向けてスタスタと歩くこと数歩 くるりと反転し ジョシュアに正対する ハルバートを両手で持ち 穂先を'に向けると

「そんじゃま・・・・・」
ズン と音が響くが如し 腰を落としながら穂先をジョシュアに向ける 両足は肩幅より少しだけ広く 半身となり後ろ足の踵を浮かす
その目に先ほどまでの緩いテンションは無く 牙を剥くような原始的な笑みを浮かべる武士1人

「Let's... go... Gooooooooooldman...!!」
その言葉と共に闘志が紅蓮の炎となって体から立ち上った

覚悟完了 勝負の時来たれり
614 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/08(金) 22:17:20.42 ID:AfYQO2DMO
>>612
見た目だけ言えば、羊羹のような感じのそれ。皿を揺らすとぷるぷるする。
しかし匂いも味も、ステーキそのものである。

「うん……味はいいけど、食感は……」

ステーキの味にゼリーの食感。違和感満載である。
もぐもぐと口を動かすも、顔は少し微妙だ。

「……何か飲み物取りに行こ」

と、ドリンクバーのコーナーに向かう。年齢的に酒はNG。
615 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/08/08(金) 22:22:35.94 ID:2ClpeP6L0
>>613
「いたのかって……あぁ、来てたよ…ずっと前からな」
居たのだ。かなり前からジョシュアはずっと仁王立ちでロイを待っていた。フルーツバーをもちゃもちゃしながら。

「…それはお互い様だ、オレだってアンタの事は知らされてないんでね…」

実地試験であるため事前情報はナシだ。取り敢えずは様子見からかとジョシュアはロイの所作へと目を配る
…が、どの行動を見ていてもその所作には緊張感の欠片もなく普通のおっさんそのものだ。本当にこんな奴が歴戦の英雄なのかと

「チッ…調子狂うぜ…」

気だるそうに舌打ち、ポリポリと数回頭を掻けば腰の双剣の柄に手を掛けた。
先程までの青年の顔付きとは似ても似つかない。無機質で冷徹な敵兵を屠るものの眼付きだ。そこに躊躇は欠片もない。
ただただピントを絞られた蒼い双瞳がロイを見つめる。

「まぁいいや…行くぜ、ベルゼブブ……」

剣を抜き放ちその鋒をロイへ向けて構えれば溢れんばかりに脈動する生命の波動。
どくんどくんと二度、対峙するものの内臓を揺らすかのような重い衝撃波と共に鼓動の音が響く。

情けは無用。傭兵に本職が負ける訳にはいけない。
616 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/08(金) 22:22:38.87 ID:W0hTOTIfo
>>608
「・・・・主食なのにゼリー?変わってるね。」

深雪に運ばれてきた物がステーキの味をしたゼリーだと知らずに感想を述べた
もっともステーキ味のゼリーだと知っていても似たような感想だろうが
そしてゼリーを興味深げにつつく姿に疑問を浮かべながら自分も肉を食べ進める

>>611
「自制心をもっと鍛えろと嗜めるべきか店員が去るまで堪えたことを褒めるべきか。」
「わからないけど、食べっぷりは評価しよう。」

零のぺちぺちとテーブルを叩く音をBGMに肉を食べていたが、だんだんと大きくなる音に顔をしかめた
しかし、料理が表れても店員が去るまで耐えたことは女の予想に反した為に驚く
てっきりひったくる様に受取りがっつくと思っていたから

>>612
「へぇ・・・料理できるんだ。」
「今の発言以外このテーブルから女らしい要素がないっていうのは中々愉快じゃない?」

ニアの発言を受けてようやく油まみれのテーブルに目を向け
全員のコップの水に等く油が浮いているのだろう、そう思うとなんとなく可笑しくニコリと笑った

「まあ成人男性程度は平らげないとお腹すいちゃうしね」

これくらいは普通だと言わんばかりに食べ進め、二皿目に手をかけた
617 :澪【獣化】 :2014/08/08(金) 22:29:26.62 ID:p37EifDG0
>>612
「…いいの…?ありがと…」

ステーキを頬張りながらも、ニアが取り分けてくれたカルボナーラはしっかりと受け取る。
やたらと油っこいステーキの味に飽きれば、アクセント代わりにその味を楽しんだ。

「…ごちそうさまでしたっ…」

あっという間に平らげてしまえば、人心地がついたのかふう、と小さく息を吐く。
まだ胃袋を満たすには足りなかったのか他の人の皿をちらちら見るが、自分から口にすることはない。

>>616
「…食べられる時に食べておかないと、いざという時に大変だから…」

いつ獲物を狩れるか分からない、サバイバル生活を送っていた澪らしい理由。
その胃袋は異次元に繋がっているという噂だが、真偽のほどは定かではない。

>>ALL
「…ああそうだ…あれが足りない…!」

何を思い立ったのか、急に店員を呼びつけて何かを注文する澪。その目は自身が頼んだ物への期待に満ちている。
しばらくして店員が持ってきたのは、真っ赤な葡萄酒のボトルと人数分のグラス。雨が降っているとはいえまだ明るい時間だというのに、澪は飲酒する気満々である。

「…誰か、飲む…?」

おそらく酒もほとんど天然物ではないだろうが、アルコールさえ含まれていればいい。
自分だけ酒を楽しむのはなんとなくつまらない。誰か共に酔わないかと、その場の全員に問いかけた。
618 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/08(金) 22:33:11.99 ID:3Ux4cVEG0
>>615
「アラヤダいい目してるじゃないの」
見た目どおりならそれなりに若いが なるほど 彼も一流の兵士というわけだ

相手の獲物は2振りの剣 今のところ見える場所にあるのはそれだけだ ならば
(槍のリーチで優位に立てるか?)

柄を目一杯長く持ち替えてからジョシュアに向けて大きく踏み込む

「槍は剣より強し んっん〜♪ 名言・・・ッだ!!」
視線はジョシュアの目から離さずに ジョシュアの中心線の真ん中よりやや下 ヘソ辺りを狙って穂先を真っ直ぐに突き出した
619 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/08(金) 22:35:59.35 ID:d+/ciQZC0
>>614
「……煮凝りみたいですねぇっ……」

正直余り美味しそうには思えない
とはいえそれを口にするのは失礼に当たるし、ジュレ的な感じの料理と思えばまた違うかもしれない
まぁ早い話上手い感想が出て来ずに苦笑で曖昧に誤魔化す結果になったわけだ

「あぁっ、ニアも行きますってんですよぉっ」
「コーラ飲みたいなーっ」

と、ドリンクバーに歩けば当然のように「ヌカ」・コーラ
微量の放射能(!)を含んだなんとも刺激的なコーラであり、素人には余りオススメ出来ない逸品だ
因みにこれを大の苦手としているニアは項垂れて甘口のジンジャーエールをグラスに注いでいた

>>616
「えぇっ、得意ですよぉっ!」
「……まっ、まぁ……そりゃあ、仕方ない事だってんですよっ……」

またもや胸を張ってその後苦笑で誤魔化し、紙ナプキンで口元を拭いた

「……それってあれですよねっ?」
「大人の男の人と同じくらい食べないと……って意味ですよねぇっ……?」

恐る恐る尋ねるその真意
文字通りの「成人男性程度の体積を丸々食べる」という意味で想像してしまったらしく、それを打ち消すが為の質問だ
余裕の表情で二皿目に手を付けるその様子が、冗談では済まされないような気がしている

>>617
「いいえってんですっ」
「……ま、そこそこ美味しいですよぉ?」

自分で作ったかのような尊大な態度でカルボナーラの感想を述べるニア
あっという間に食べ終える速度に目を見開き、自身も急いでフォークに巻き付けてテンポを上げた

「はやっ……も、もうっ、もう少しゆっくり食べればいいのにっ」
「えぇっ? お、お酒ぇっ……?」
「美味しいんですかぁっ……?」
「あー……じ、じゃあっ、ちょっとだけぇ……」

苦笑混じりにドリンクバーから取ってきた炭酸に口を付ける
そして運ばれて来た赤ワイン、どうやら飲酒はほぼ未経験らしい
おずおずとグラスを差し出してみた
620 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 :2014/08/08(金) 22:39:58.70 ID:2ClpeP6L0
>>618

「チッ……厄介だな…」

槍の射程を活かした突き。セオリー通りと言えばセオリー通りな攻撃だ。
射程ではこちらが不利、しかし逆に懐に潜り込んでしまえば此方が有利だ。

「うぁらァァッ!!!」

どくん、脈打つ生命の波動と共にジョシュアの纏うバトルアーマーに緑色のエネルギーラインが走る。
波動によりジョシュアの足許を中心的にして放射状に草が薙ぎ倒され、ミステリーサークルのような紋様を創り出した。

この能力はジョシュアの細胞を活性化させ、強制的に常人以上の怪力を誘発させるものだ。
エネルギー消費は激しいが対価に見合うメリットはある。
ガッギイィ!!破壊的な金属音が鳴り響く。ジョシュアは直刀をクロスさせ、ロイの槍を挟み込むようにして槍を受けるとそのまま下へと押し込んだのだ。
槍はジョシュアの股下を抜けて地面へと突き刺さる。ジョシュアはその隙に攻撃に転じた。

蹴り上げるような動きで舞い上がり空中で胴を捻り、その回転を使った斜め方向の回転斬り。二枚の刃を時間差で振り抜く為に回避はやや難しい。
懐に潜られた今、ロイはどのように対処する?
621 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/08(金) 22:48:25.89 ID:W0hTOTIfo
>>617
「その意見には賛同、動けなかったら困るしね。」

女は食べっぷりを見ながら大きく頷いた。
流石に異次元に繋がる胃袋には敵うはずないのでこれ以上のおかわりはしない女であった

「・・・・・頂こうかな。そんなに飲めないけど一杯くらいは。」

赤ワインなんて上品なものを飲むのはあまりないのでとばかりにグラスをボトルへ寄せた
そもそも言葉の響きが上品、紅茶くらい上品だ
彼女はもっぱらコーヒーを嗜む。上品な味は嫌いらしく、好んで接種しないのだ
622 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/08(金) 22:49:22.26 ID:3Ux4cVEG0
>>620
「チィ…!!」
ファーストコンタクト その一撃はジョシュアの股下へと押し下げられ 穂先が地面に突き刺さった
そして相手は飛び上がり 回転切りと共に降って来る すでに間合いは槍の内

「南無三!!」
ならば致し方ない ここは素直に槍を手放すとしよう
ハルバートをその場に残し バックステップで間合いを外すあの場でハルバートに固執していれば鱠になっていただろう

「コイツァ困ったなぁ 異世界を流れてからというものの ガチ前衛との殴り合いって殆ど起きないんだよネェ」
腰の曲剣サーベルと 直剣スクラマサクスを抜く その顔はなおも笑みが湛えられている

「やっぱり兵士の華は白兵戦だよねぇ 楽しいなぁオイ・・・!!」
そういって構えを作り 改めて相対する
623 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/08(金) 22:56:53.86 ID:2ClpeP6L0
>>622
「チッ……対策済みかよッ!!」
予想はしていた。歴戦の英雄ともあろう者が槍一本で挑む訳が無いのだ。この男は凡ゆる武器の扱いに精通しているのだろう。
ロイが攻撃の射程外に逃れれば同じくしてジョシュアも飛び退き、体勢を整える。
ジョシュアの能力の性質上余り長持ちはしないのだ。出来るだけ序盤で能力を行使し続けることは避けたい。
ジョシュアの身体からエネルギーラインが消え、アーマーは漆黒に戻った。

「……………」
(こいつの炎…俺と同じ生命エネルギーか…近付いた時、炎が身体に触れて分かった…)

つまりは同系統ってコトだ。右手で身体に触れれば根幹となっているエネルギーを吸収出来る。と、ニヤリと笑みを浮かべるジョシュア。
果たして上手くいくかは分からないが試してみる価値はアリだ。

「怖いな…アンタの笑みを見てるとゾクゾクしてくる…でもそれも悪くない、楽しいぜ…アンタと闘るのは…!」
「こんなに楽しいのは…久し振りだぜオッサンッッ!!!!」

だんと踏み込み地面を踏み締め、再びジョシュアは肉薄しようと迫る。
ロイ剣を振るえばそれを打ち返すべく振るい、やがて激しい剣戟の応酬へと発展するだろう。
624 :澪【獣化】 :2014/08/08(金) 22:56:57.06 ID:p37EifDG0
>>619
「…昔は、いつ横取りされるか分からなかったから…」

まだ澪が世界線移動に巻き込まれる前。
自分で仕留めた獲物はその場で食べ切らなければ、おこぼれを狙う輩を引き寄せる原因となっていた。
そうなればよくても横取り、悪ければそのまま壮絶な縄張り争いへと発展するのだ。澪の早食いはその頃の癖でもある。

>>619>>621
「…どうぞ…ここのは、あんまりおいしくない…」

二人が差し出したグラスへと赤ワインを注ぐ。
ニアの様子に飲酒経験は少ないと踏んだのか、その量は一口分程度。アイのグラスにはちょうど半分程度だ。
味に関しては一ファミレスに期待するのが酷というものだ。そこらで売っている安酒のような味が口に広がるだろう。

二人に注げば、自分のグラスにも葡萄酒をなみなみと注ぎ一気飲み。
まだ足りないとばかりに、空になったグラスにもう一度赤い液体を満たした。
625 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/08(金) 22:57:01.00 ID:AfYQO2DMO
>>616
「……確かにステーキ味のゼリーね……これ」
「変わってる、と言っても頼んだらこれが来たんだから……」

味気なさそうにそれを口に放り込んでいく。
不味くはないのだが……。
>>617
「……いらない」

即答。諸事情で酒は駄目という。
>>619
「まあ……食感以外は完璧、なんだけどね」
「…後で少し食べてみる?」

そんなに気になるなら、と。
一応、栄養もステーキみたいなもの、だとメニューには書いている。

「それで、ついて来るの…?」

自分も行くというニアを連れて、ドリンクバーコーナーへ。
とりあえず無難に、ジュースらしきものを選択。人工か天然かさておき、味は普通のジュースだ。
626 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/08(金) 23:07:37.52 ID:d+/ciQZC0
>>625
「食感って、大切ですねぇっ……」
「いえっ、ニアはこれでお腹いっぱいですってんですよぉっ」

相変わらず苦々しい笑みを浮かべている
そしてほぼほぼ空になったパスタ皿を示してステーキ(?)を遠慮した

「この……ヌカコーラってのはぁっ、嫌な思い出がありましてっ……」

ドリンクバーから帰る途中、引き攣った笑みを浮かべつつ
内容までは話さぬようだが相当なモノなのか、辟易した風にジンジャーエールに差したストローを啜った


>>624
「そっかぁっ……むむぅっ」
「なかなか厳しいせーぞんきょーそーっ? だったんですねぇっ……」

何となく察したのか腕を組んでふむふむと唸る
様々な世界観や価値観、そしてそれぞれの常識を持つモノ達の集まりなのだ
ニア自身のそれだけが正解だとはまるで限らない
柔軟に受け入れる事が大切なのだと、これは境界線にて学んだ大きな事だ

「ありがとうございますっ……ゴクリ」
「……んべっ、苦ぁいっ……けどぉ、案外……?」

明らかに緊張の面持ちで喉を鳴らし、グラスと睨み合ってそして一気に煽る
舌を出して苦々しく悶えだがそれも一瞬、案外気に入ったらしい
627 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/08(金) 23:10:10.08 ID:W0hTOTIfo
>>619
「得意・・・か。にわかには信じられないかなー?」

初対面だがなんとなく家事は出来ない気がしたので、疑ってみることにした。
試すように、料理に疎い彼女でも知っている常識的といって良いだろう質問を投げ掛ける

「料理のさしすせそってなーんだ?」

まあ住む世界によってはそもそも調味料が違うかもしれない。
そこに気が付かない辺り了見が狭い。

「ん?そうだよ、同じくらい食べるけど・・・どうかした?」

女は成人男性が平らげる量くらいは自分も平らげることが出来るという意味で言ったのでニアとの認識に差がうまれる
まるでヘタクソな伝言ゲームだ、どうしてこうなった

>>624
「悪いね、ありがとう」

注いでもらったグラスをぐーるぐーると二、三回回すとチビチビと飲み始めた
回すことで香りを楽しんだ、という訳ではなくただ形式として回しただけの素人である

「やっぱりこの変に気取った葡萄の香りが鼻から抜けるのが・・・・ねぇ」
「・・・・・まあ品をガン無視して飲むってゆーのもスタイルの一つか。」

文句を言いつつも飲むのを止めない
そしてなみなみと注がれたグラス(二杯目)を飲み干す姿を見ての一言であった
自分が頼んだ訳でも好きな訳でもないので味わえとは言わなかった
628 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/08(金) 23:12:21.88 ID:3Ux4cVEG0
>>623
「そりゃね 何でも出来て当たり前のプラチナム・フォースさ」
そう言い返しながらも 相手の身体的特徴をつぶさに観察し 一つの推測を立てる

(先ほどまでの光の筋が消えている 確かハルバートの一撃を対処した時も光ってたよな・・・?)
攻撃するときに光るのでしょうか だとしたら

(アレか 車ってのはアクセルってのを踏んだときに加速するってんだっけ? それに近い感覚だということか?)
今は情報が少なすぎてなんともいえませんが 何かしらの制限がある能力ということなのでしょう 無制限ならば常時光らせておいてもいいんですし

「あぁそうかい そりゃどうもア リ! ガ!! ト!!! さ!!!! ん!!!!!」
接近を試みるジョシュアを迎え撃つ 剣が剣を払い 受け 流し 通り抜ける
その激しい応酬 動のこう着状態に陥るが

(決定打に欠けるか ならばこの辺で奥の手だしとくか!!)
ジョシュアの剣の一撃にあわせてスクラマサクスを弾かれたように装い手放す
その掌をジョシュアに向けると 全身から立ち上る闘志が掌一点に収束し 小さな星が瞬く

「喰らえ・・・烈破掌!!」
その瞬間 純粋なエネルギーが熱衝撃波となった闘志の奔流がジョシュアに向けて放たれる
629 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/08(金) 23:15:37.69 ID:d+/ciQZC0
>>627
「むぅっ! し、シツレーですねっ!」
「さしすせそ? え、ええっとぉっ……」
「砂糖っ、お塩っ、す、す……すだちっ……?」

最初の一歩はともあれ見事途中で躓いた
しかしどうやら調味料は同じ、しかもその言葉すら存在するある意味極めて近いような世界の住民だったらしい

「あ、あははっ、そうですよねぇっ……?」
「な、なななぁんでもないってんですよぉっ?」

肯定されてホッと安堵、しかし明らか動揺して誤魔化すように口笛を吹きワインを煽る
ファミレスとは言え飲食店ではマナー違反、咎めるも良し放置するもまた良し
630 :澪【獣化】 :2014/08/08(金) 23:21:30.77 ID:p37EifDG0
>>625
「…おいしいのに…」

ばっさりと断られてしまった。
ショックだったのか、どこかしょんぼりとしたように目を伏せた。

>>626
「…まあ…昔の話だけどね…」

昔は昔、今は今。そうは分かっていてもやはり長年の癖は簡単に抜けない。

「…どう…?」

ニアの反応が気になるのか、おそるおそる尋ねる。
最初のしかめ面にまだ早かったかと諦めかけるが、次に見せた表情でどうやらニアがここの赤ワインを気に入ったらしい事が分かった。

>>627
「…おお…なんかかっこいい…」

グラスを回すのを見れば、なにやら酒飲みのような動作に感心したようにため息を漏らす。
もちろんそれが形式上のものであるとは知るはずもない。

「…結局、好きなんでしょ…?」

なんだかんだ言ってもグラスを傾ける手を止めないアイに、呆れたように声をかける。

>>626-627
「…あ…もうなくなっちゃった…」

一本のボトルも三人で飲めばあっという間に空になってしまう。
再び店員に声をかければ、運ばれてくるのは同じボトルが二本。もちろん飲み過ぎによる錯覚などではない。

「…まだまだ、いけるよね…?」
631 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/08(金) 23:23:37.78 ID:2ClpeP6L0
>>628
「はははははッ!!すげェよアンタ…!ホントにさァ……!!」
「がァっ…!?チィィィッ……!!」

狂気の笑みを浮かべつつ"殴り合う"戦士がふたり。応酬の軍杯はロイに上がった。
ここで出してきた生命のエネルギーによる攻撃、それをモロに受けてジョシュアは吹き飛び、数メートル離れた地面へ着地、地面を抉りながらようやく静止する。
大きく亀裂を入れられ爆ぜる腹部装甲、軋むアバラと内臓への衝撃に耐えかねてジョシュアは吐血する。

「暴虐の…フラストレーションッ!!」

双剣の鋒をロイへと向けチャージするは生命のエネルギー。
全身から両の腕、その先端へとエネルギーラインが走りブレードにエネルギーを蓄積してゆく。
次第に形成されてゆく緑色のオーラ、紫電が並行するブレードの間を迸るその様子はさながらジョシュアのレールガンのよう。
そして放たれた攻撃は指向性を得た膨大な生命エネルギーの奔流。受ければ瀕死は免れない程のダメージを誇る大出力のビームだが…

「うぐぁあっ!?」

なんとも間抜けな結末。なんとジョシュアは大き過ぎる攻撃の反動でひっくり返ってしまった。
ビームは明後日の方向へ逸れ、ジョシュアがブレードを並行でなくしたことによってビームの照射も強制解除される。
これでは無駄足だ。膨大なカロリーを消費してジョシュアは敵に醜態を晒したのだ。
ジョシュアが受け身を取って数瞬後、向こうにあった丘の頂上、その一部ががビームの直撃を受けて消し飛んだ。
632 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/08(金) 23:31:13.43 ID:AfYQO2DMO
>>626
「……そうなの」

いらない、と聞いて。
席に戻るとゼリーを片付けていく。

「飲み物に嫌な思い出……?」
「まあ、ここは聞かないでおくけど……」

あまりにトラウマを掘り返すのもアレなので。
気づけばステーキらしきものも無くなってきた。

>>630
「やっぱり酒はちょっと……」

幾ら何でも飲酒はまずい。お酒は二十歳になってから。
633 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/08(金) 23:32:00.28 ID:W0hTOTIfo
>>625
「どうせ『老人でも安心!』と銘打った商品を誤って頼んじゃったんでしょ」

若者には受けが悪くても老人は美味いと感じるんだろうな・・・などと思いながらそう述べた

「その飲み物は本当に普通なの?カレー味だったりしない訳?」

ドリンクバーから戻ってきた深雪に対して突っこむ
このファミレスは自分の知っている物とは少し違うからであろうか

>>629
「違いまーす、正解は・・・・えーっと・・・サトウ、シオ・・・ス?・・セ、セロリ・・アレチガウ」

「ゴホン・・・『料理は心だ!』でしたー」

料理に疎い彼女では残念ながら知りえなかったようだった
たまたま傍を通った女性従業員が二人のやり取りを聞き、肩を震わせて足早に去っていく程の破壊力を秘めた会話であった

「・・・・・?」

なぜか動揺した彼女を放っておいて、料理を平らげてしまう。
口笛を嗜めてやろうかと思ったが、何かと純粋で少し幼い印象を受ける彼女の言動を省みて癖かなにかかな?と放置を選ぶ
634 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/08(金) 23:34:23.89 ID:3Ux4cVEG0
>>631
「よし・・・!!」
うまくいった ジョシュアは直撃を受けて吹き飛んだ
ならば追撃をと足に力を入れたそのときであった

「―――――ッ!!!???」
ジョシュアが何かをしようとしている その正体はさっぱりだが 本能が警鐘を鳴らす これはヤバイヤツだと
咄嗟に横っ飛びで正体のわからない脅威から逃れようとする・・・が

「ッッッッッ・・・・・・・・・・・?」
桁外れのエネルギーが放たれた先は自分のはるか頭上 どうやら反動で仰け反ってくれた・・・らしいのだガ

「化け物かあいつは・・・!!」
耳に届く轟音から アレは人に向けて放っては鳴らないものだと分かる とりあえずはひっくり返ってくれたジョシュアに向けて接近 サーベルの刃を突きつけようとする
635 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/08(金) 23:38:11.05 ID:d+/ciQZC0
>>630
「むかしってっ、それはきっとぉっ、経験して蓄積した事だからぁっ……」
「大切なんじゃないですかねぇっ、むりに変えるひつよーはないと思いますってんですよぉっ……」

空になったパスタ皿に残った乳白色のソースをスプーンで拾い、口に運ぶ
ボトルを運んで来た店員がバッシングしたそれを名残惜しそうにしていたが、すぐに興味はワインに注がれる

「いけますっ、いけますってんですよぉっ……」

結構な酔いらしく、先程から口調が安定しない


>>632
「えぇっ、前にぃ、放射能のコーラっ、全身に浴びちゃいましてぇっ……」

酔った勢いなのか、酒臭い吐息と共に聞いてもない事を語り出す
どうやら通常より濃度の濃い、クアンタムと呼ばれるヌカコーラを被り放射能汚染された過去があるらしい

>>633
「あっはっはぁっ、ま、そうですってんですよねぇっ」
「美味しくなぁれっておもえばぁっ、美味しくなってくれるってんですよぉっ」

突然ケラケラ笑い出し、お腹を抱えるニア
どうやらそれなりに出来上がっているらしい
口笛は止み、グラスのワインを一気に煽りご満悦そうに微笑んだ
636 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/08(金) 23:47:38.73 ID:W0hTOTIfo
>>630
「かっこいい・・・のかな?」
「そうそう、ワイングラスは成金が持つみたいに底に手を当てると体温で温度が上がっちゃうから、」
「こうやって鉛筆を持つみたいに――細長いところを持って飲むんだとさ。」

まあ温度が伝わるまえに飲んでしまえば関係ないけどさ、と付け加えると残ったワインを飲み干した
お酒が好きそうだが形式にとらわれず悠々と飲む姿を見ながら

「いや・・・別に好きってわけじゃ・・・・って追加で二本?多くない?酔わせる気満々じゃん!」

抗議しながらも、注いでくれる?というようにグラスを差しだした
顔色はまだまだ変わらずの白である

>>635
「は、早くも出来上がっていらっしゃるようで・・・・なによりです。」

呂律は回っているが、もうハイテンションなニアを不安気に見つめる女
悪酔いして能力の暴発とかないよな・・・と面倒なことを考えて溜め息をついた

「えーっと・・・まだ飲むの・・・?」

やってきた二本のボトルとニアを交互に見つめて頭を抱えこみそうになる
これ以上彼女に飲ませていいのか?と。
637 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/08(金) 23:49:53.63 ID:2ClpeP6L0
>>634
「っ……やらせるかっ……!?」
(く、そ……!エネルギー切れ(ハンガーノック)かよ……ッ)

どくん、突き出すような一撃を捌こうと剣を振り下ろした瞬間ジョシュアの身体は脱力する。
エネルギー切れだ。フラストレーションによりほぼ全てのエネルギーを放出してしまった。もう能力を行使することは出来ない。
更に悪いことにはロイの突きにジョシュアの振り下ろすような動きが加わって腕がそのまま自ら切断されるような形となってしまったことだ。
ざくり、ジョシュアの腕が宙を舞い…数秒遅れて平原へと墜ちた。

「がぁ…ァ……ッ…!!」
「う…ぐァァアアァアアアッ……!!!」

二の腕から先をすっぱりと切断された左腕、悲痛なジョシュアの悲鳴が平原に響く。
ぼたぼたとドス黒い血が流れ出ては草木やその土壌を紅く染めていった。

「あァ……はァ……うぁあ゛ッ!!」

何を思ったかジョシュアは右腕で自身の切り落とされた左腕を掴む。そうして握り潰すかのように力を込めれば…
光の粒子となって分解され右腕に吸収されてゆく左腕。ジョシュアは自らの腕を熱量に変換し闘おうというのだ。
その執念たるやまさに『化け物』と形容するに相応しく、同時にジョシュアが人ならざるものであるとの証明をロイに見せ付けるものであった。

「………オート…ファジー発動……"さよなら"だ、みんな…」

時間と共に早く、速くなってゆく血のように紅いエネルギーラインの脈動。ジョシュアは脂汗を浮かべた表情でロイを見据え、そして静かに呟く。
恐らく失血により仮想世界と現実の区別が付かなくなっているのだろう。ジョシュアが呟いたそれと同時。

ジョシュアの左腕が、喪った筈の左腕が構成されたのだ。それも生身ではない、眩いエネルギー体としてだ。
638 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/08(金) 23:52:26.43 ID:p37EifDG0
>>632
「…そっか…まあ…未成年なら仕方ない、かな…」

ひょっとしたら未成年でも飲酒が認められている世界があるかもしれないが、それはそれ。
本人が嫌なら無理に押しつけるのはよくないだろうと素直に引き下がることにした。

>>635
「…そう、かな…ありがと…」

酔いのせいかニアの顔はやや赤く染まっているように見受けられたが、そんな事気にしない。
いけると言われればそのグラスに今度は半分ほど注いでやる。

>>636
「…玄人、ぽい…」

本人に自覚はなくとも澪にはそう見えたようで。
ちょっとした豆知識にふむふむ、と頷きながらこっそり実践してみる。ほぼ一気飲みなので意味はなさそうだが、澪的には大ありらしい。

「…水と変わらないよ…」

どうやら澪にとって酒とはそういう認識らしい。
差し出されたグラスに今度はなみなみと注げば、自分の物にも同じくらい注ぐ。
一通り味わったところで気が済んだのか、ここからはちびちびと飲んでいくつもりだ。
639 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/08(金) 23:56:08.47 ID:3Ux4cVEG0
>>637
「勝負あr」
トドメの一撃だと思った 何せ片腕を機影落としたのだから
だがその切り落とした腕を自ら吸収し エネルギー体として再構築するなんて考えても見なかった

「クソッタレ!! ガチの化け物じゃねぇだろうな!!?」
あの場にいたら何をされるかわかったものじゃない 一端距離を取るべく バックステップを踏んだ
640 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/09(土) 00:02:06.29 ID:zMV8vje8o
>>638
「水と変わらないって・・・・・じゃあ水で良いじゃん。」

既に何度も言われたことがあるであろうセリフを呟く
やっぱり水とは違う何かがあるのだろうと感じながら
アルコール依存症とは違う何かがそこにはあるのだ、多分

「ああ、彼女にそんなに注いだら・・・・・」

ニアのグラスを見つめながら不安気に呟き、自分のグラスの中身を一気に飲み干した
不安を打ち消すかのように。そしてまた同じ量を自分のグラス注ぎ込んだ。
顔は赤みがかる。
641 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/09(土) 00:09:02.19 ID:stGd5B8S0
>>636
「えぇっ? ふふふぅっ、何よりですってんですねぇっ、何より何よりぃっ……くくくっ……」

常軌では理解出来ないツボにハマったらしくテーブルをばんばん叩いて笑う
今のところ能力の暴発などはないが、もしそうなったとしたら特性上かなりの惨事になるだろう

「ダメだってんですかぁっ? そんなケチなこといわないですよねぇっ?」

>>638
「そうですそうですっ、むかしがあるからいまがあるってんですよぉっ……」

とろんとした眼差しで注がれる赤を見ていたが、すぐに手に取りその半分程度を煽る
因みにニアの肌は浅黒く、色の変化も少ないのだがそれでも見て取れるくらいに赤くなり始めていた
642 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/09(土) 00:11:25.28 ID:B09y59360
>>639
それだけではない。ジョシュアは切り落とされた左腕だけではなく全身を、その身体をも総て生命エネルギーへと変換しようというのだ。
左腕から伝播し広がってゆく光、それはジョシュアの身体を次第に蝕んでゆき、ジョシュアを染め…

「……………」

そしてジョシュアはとうとう"人ならざるモノ"の境地へと達した。エネルギー体と化したことにより最早声帯は失われ言葉を発することもない。
痛みも、恐怖も、それらは全て取り払われ超常の力を司る存在まで昇華した。

(…俺の身体が…俺の存在が…消えていく…)

しかしその代償は大き過ぎるものだ。ジョシュアの身体からきらきらと煌き舞う光の欠片のようなもの。
それは単なるエフェクトではない。それはジョシュア自身なのだ。エネルギー全てを同位置に保持する事は叶わない。それ故に少しずつ失われてゆくエネルギーがああして輝きを放っているのだ。
そしてジョシュアはエネルギーそのものとなっているエネルギーを失えばそれはジョシュアの存在自体が喪われるのと同意。

(……だから…見せるぜ、オッサン…俺の…すべて…俺が消えちまう前に…)

(来いよ…!最高の一撃…俺に撃ち込んで来い…!!)

故にジョシュアは全てを乗せた最高の一撃をロイへと放つ。残された時間は少ないのだから。
こうなってしまえばもう長くは戦えないのだ。やるならばとことんやり尽くすのみだ。
地を踏み締めれば大地が悲鳴を上げる。クレーターを残しジョシュアはその場から消えた、否、超人的な加速を持ってしてロイへと肉薄したのだ。
ロイに長さ1m超の巨大なエネルギーブレードが届く程までに接近すれはそれを大きくX字に、全力で薙ぎ払うだろう。それが全て、それがジョシュアの最期の一撃だ。
643 :澪【獣化】 :2014/08/09(土) 00:18:16.78 ID:2XskoYTk0
>>640
「…水と変わらないけど…味は違う…」

水だとどこか物足りないところがあるらしい。
アルコール依存性というより、アルコール独特の風味を好むといったところか。

「…みんな酔っ払っちゃえばいいんだよ…」

さらっと物騒な事を口走りながら澪もまたグラスの中の液体を少しずつ減らしていく。
その顔は平時と変わらず、とても酔っているようには見えないだろう。

>>641
「…もしかして…ニア…お酒に弱い…?」

最初こそ真面目に聞いていたが、だんだんと赤く染まっていく肌と潤んだ目を見ればニアが酔っ払っているのは一目瞭然。
勧めた手前心配こそするが、止めるなど無粋な事はしない。
644 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/09(土) 00:22:46.12 ID:WN9JW0TJ0
>>642
あれは一体なんだ? 率直な疑問しか出なかった
だが本能は先ほどと同じく警鐘を鳴らしている それも特大のヤツをだ

何かを仕掛けてくる 何が来てもいいように構えを作る
そして一歩踏み出そうとした次の瞬間ジョシュアが目の前にいた

「―――――――――-」
先ほどの警鐘はコレを示していたのだ その殺人的加速で肉薄し エネルギー刃を振るうジョシュア
咄嗟に腕で防御する 右腕の鎧のパーツは蒼銀と呼ばれ 彼の世界の 彼の祖国の国宝とされ 神の力にも耐える代物と伝えられていた

その鎧のパーツは 確かにジョシュアの 渾身の一撃を受け止めた
受け止めたはずだった

「         」
ジョシュアのX字にはぎ払った攻撃の 片方だけは確かに受け止めた
だがXwo構成するもう一撃が狙った場所に 蒼銀の装甲は無かった そしてその一撃は致命傷だった

肩口から腰までバッサリと両断された上半身が地面に転がる 驚愕に見開かれた眼は すでに光を失っていた

645 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 :2014/08/09(土) 00:31:59.04 ID:stGd5B8S0
>>643
「ニアはぁっ、とぉってもぉ、強いんですよぉっ……?」
「研究所でだってぇっ、負けた事なんて一度もぉっ……」
「……えっ? あ、あぁっ、お酒っ……?」

常に意味もなくニヤけ、半ば夢見心地で語るは勘違い
それに気が付き首を傾げて見せる
強いのか弱いのか、本人には判断が出来ないのだ
最もこの様子を見れば客観的に断ずるのは容易だろう
即ち、相当弱い

646 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/09(土) 00:32:00.13 ID:zMV8vje8o
>>641
「けっこう赤いし・・・・・無茶しないほうがいいよぉ?」

ドンドンとテーブルを叩くニアを見ながらもう一杯飲み干す
女もとうとう酒が回り始め、語尾が間延びするようになり、顔もまるで日に焼けたように赤くなった

「ああ、もう飲んじゃってぇ!」

酒を煽るニアを見て、思わず壁をドンドンと叩く
壁には亀裂が入り、照明が軽く揺れる。女は満足したかのように壁ドンをやめた
店員は接客に忙しくて気付かなかったのは不幸中の幸いである

>>643
「ふーん・・・・まあそんなに飲む機会がない私には縁遠い話でしょうねぇー」

不自然な語尾と赤い顔が女が酔ったことを示す
さっきとは打って変わって飲むペースが早いのは調子が出てきたからか

「みんなよっぱらっちゃえってねぇ・・・・あなたはょわなぃじゃなぃのよぉ」

平然そうに言ってのけるので、不服そうに返す。悪酔いの前兆とでもいうべき言動か

さらに酒を煽った女はナイフとフォークを持って遊び始めた
二本をぶつけて、形を変えるという至極単純な、腕力さえあればできる遊びである
既にフォークはタコさんウィンナーのように先端が外側に向いてしまい使い物にならなくなっている
647 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/09(土) 00:35:18.19 ID:B09y59360
>>644
交差、ロイの右腕の蒼銀の神具に受け止められた斬撃はジョシュアの左腕諸共爆ぜ消えてなくなる。
致命的な一撃。だがそこで終わりではない。神具の無い左肩から腰までをジョシュアのエネルギーブレードは斜めに焼き斬り、ロイの身体を両断したのだ。
そしてそのまま光の尾を引きながらジョシュアはロイとすれ違う。当然ながら倒れたのは…ロイだ。

「……………」
(………ありがとう、感謝するよ、オッサン)

ほぼ全てのエネルギーを喪いただただ立ち尽くすだけのジョシュア。振り向くことはしない。背後には焼け焦げた平原と二つに分かれた男の姿。
勝負は決した。ジョシュアは捨て身の一撃を以ってロイを斃し…そして自らも消えゆくのだ。
ジョシュアの手からエネルギーで形作られた剣が零れ落ち、地面に落ちる前に分解されて消える。

(また…逢おうな…)

剣だけではない。ジョシュアの身体もまた光の粒子へと変換されて砂時計の砂のように崩れ去り…風に流され消えていった。
ただがシミュレーターの中、されどジョシュアの心の中には本物の"存在の消滅"の実感がありありと刻まれていた。

//遅くまでロールありでした。これにて〆ということで〜
648 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/09(土) 00:38:15.91 ID:stGd5B8S0
>>646
「無茶なんてぇっ、してないですってんですよぉっ……?」
「へっ? うわぁっ!? 地震っ!?」
「って、あっはははっ! 壁! 壁っ……!」

壁に入った亀裂を見てはけたけた笑う酔っ払い
周囲の家族連れは突然の揺れに驚き慌て、しかし直ぐに収まった事で騒ぎには至らなかったらしい
ただニアだけが壁を指差し苦しそうに笑っている
649 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 00:41:17.30 ID:7s7fLHI/o
技術が発展し、現実と同程度の生活水準を有しながらも
廃退し、犯罪がはびこる世界のどこか……。

とある街角で、軽食などを売るホットスタンドの店主と言い争う男の姿があった。

「――だから何度も言ってるが、これはあれだろ?『ポンチキ』だろうが。
 どこからどう見てもよ。見ろ、そこのフライヤーのとこにスピリタスまでご丁寧に起きやがって。」

『だからねえ、お客さん。これはフライド・ドーナツだと言ってるでしょう。
 呼び方なんてどうでもいいでしょう?なんでそこまでこだわるんで?』

どうやら、男たちはそのスタンドで売られている商品――いわゆるドーナツを
こんがりと油で揚げた物の名前についてああだこうだと言い争っているらしい。

650 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/09(土) 00:50:47.50 ID:F615iN8sO
>>649
「そうね、呼び名なんてどうでもいいから早く列をあけてくれないかしら。
 こっちも空腹なのよ」

ほぼ真後ろから、妙に耳心地の良い少女の声。
プロの声優さんからサンプリングされた声の持ち主は
一応現代風の服装になったダークエルフの物。

「だいたいね、所変わればモノの呼び名が変わるのは珍しいことじゃないでしょう?
 フレンチフライとフライドポテトの差みたいなものじゃない」

だから早く買わせろ、と無言のオーラ(魔翌力込み)がゆらりと陽炎の如く。
あ、これは相当腹ペコだわ
651 :澪【獣化】 :2014/08/09(土) 00:51:01.57 ID:2XskoYTk0
>>645
「…とりあえず…酒は一旦止めてお水飲もうか…」

ニアを知る者の十人が今のニアを見れば、確実に全員が酔っていると断言するだろう。
それほどまでに分かりやすく酔いが回っているニアを見ればさすがに心配になったのか、グラスを取り上げて代わりにお冷を手渡す。
取り上げたグラスにまだ残っていた葡萄酒は文句を言われる前にさっさと飲み干した。

>>646
「…そういう体質だからね…しかたない…」

体質というより種族的な問題なのだろうが、今それを説明しても面倒なだけだ。
こちらもすっかり酔っ払っているようで、その肌は赤く染まっていた。

「…ちょっと…なにやってるの…」

不意にアイが始めた手遊びに目を向ければ、思わず目を丸くする。
止めこそしないが、その声色には呆れが混ざっていた。

>>645-646
興味本位で飲ませてみたが、まさか二人ともここまで酒に弱いとは思っていなかった。
店への損害は後で正気に戻った二人にどうにかしてもらおう、などと人任せな事を考えながら赤ワインを流し込む。
後のことを思案しながら、はあと小さくため息をついた。

//そろそろ落ちます、お疲れ様でしたー!
652 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/09(土) 00:53:21.75 ID:zMV8vje8o
>>648
「おっと・・・・そんなにおだてられちゃぁこまっちゃうなぁ・・・」

クククッ・・・・と笑いながら照れ隠しでもするかのように指を壁にグルグルと這わす
ゴリゴリと粉末になった壁が床に落ち、跡が出来るがかまわずに続ける

「ちょっとこの壁ぇ、柔らかすぎないぃ?」

違う、お前が強力すぎるのだ
653 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光 [sage]:2014/08/09(土) 01:01:49.80 ID:stGd5B8S0
>>651
「えー、お水ぅ……?」
「仕方ないってんですねぇっ……」

不満そうにしながらも水をくいっと飲み干す
どうやらアルコール分で喉が渇いていたのだろうか
因みに酔っ払い特有の忘れっぽさでもうワインの事は忘却したらしい

>>652
「あっはっはぁっ、本当だってんですねぇっ!」
「発泡スチロールなんじゃないですかってんですよぉっ……!」

けたけた笑い、ツッコミは皆無
割と暴走気味の2人、支払いに相当な額が上乗せされるのは必至であろう

>>651-652
と、まぁこんな具合でカオスな食事は続きスプロールの夜は今日もまた更けて行く
重金属の雨は止む気配もなく、澪の溜息は店内の気怠くどこか落ち着く雰囲気に溶けて消えた

//私もこれで落ちます、ありがとうございました、乙でしたー
654 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 01:02:33.33 ID:7s7fLHI/o
>>650

「ファックヘッド・ビッチ!
 そういう所の線引きをきっちりしねえからダメなんだ。
 ジョン・ウェインとフランク・シナトラは俳優だから同じか?違うだろうが。」

なにやら、この目の前のガラの悪い男はどうにもこの
揚げドーナツをポンチキと呼びたくて仕方がないらしい。

「俺はこれを『ポンチキ』とガキの頃から呼んでたし、シカゴに住んでた俺のばあさんも、
 ビッグCも皆『ポンチキ』って呼んでた。それをこいつはこれが『フライド・ドーナツ』だなんていいやがる。
 『ポンチュキ』とか発音する奴らですら腹が立ってたってのによ。ふざけやがって。」

『分かりましたからハイ、4ドルです。』

しかし既に購入済みだったようで袋をひょいと受け取ると、
律儀にドル札を支払うのであった。

655 :ロイ・ゴールドマン>136 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/09(土) 01:04:32.35 ID:WN9JW0TJ0
>>647
――――――数時間後
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」
どことも知らぬベッドの上で目が覚めた その身にはあのおぞましい間隔が残っている

「・・・・・・・・・・・・・・」
暫し呆然とあたりを見回していたが 時間をかけてようやっと理解が出来た

「負けた・・・・・か・・・・・・」
がっくりと肩を落とすロイであった

//ういオツかれさま
656 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/09(土) 01:12:28.48 ID:F615iN8sO
>>654
「はいはい、どいたどいた。
 同じものの呼び変えなんてどこでもあるでしょう?
 境界渡りどもならなおさらよ」

指だけでちょいちょいと注文とりつつ愚痴には付き合ってくれるらしい。
一人飯はなるべく避けたい模様。

「サーモンだって海を渡ればシャケになるし、
 パスタなんてちょっと切り方変えただけで違う名前よ。
 あ、おじさま、注文同じだから4ドルでいいわね?」

テキパキと同じのしっかりゲットしやがった。
こうおっさんへの対応と店主への対応で明らかに声音が違うあたり、
このナリでも使い分けできるくらいには色々やってるそうで。
657 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 01:24:48.40 ID:7s7fLHI/o
>>656

「境界渡り?アー、なるほどな。
 あんたもそのクチか。俺もだよ。」

この男、チャーリー・マクフライはこの廃退した世界が通算3つ目に渡り歩いた世界であった。
最初の2つの世界ではどうにも感覚がつかめず夢とばかり考えていたが、夢にしては出来過ぎの空気感と、
そして『境界渡り』だとか『来訪者』だとか同じようなキーワードを語る人物と出会えば、さすがに
現実が理解できるというものだ。

「最近どうにか『フィーリング』がつかめてきたんだ。
 つまりはアレだな。トム・ソーヤーかあるいはフライング・ダッチマンかってこったろ。」
658 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 01:26:45.50 ID:7s7fLHI/o
>>657最後に追記

目の前の『境界渡り』を語る少女は、
慣れ方や落ち着きを見るに、出会った他の境界渡りと同様それなりに経験を積んでいるのだろう。
兎角、今は情報が足りない。可能ならばなにか有益な情報の一つや二つ聞き出しておきたいところだ。
659 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/09(土) 01:33:45.81 ID:F615iN8sO
>>657
「ま、呼び名はいろいろね。ただ気をつけたほうがいいわよ?
 前にいったとこはりんごとミカンが逆だったもの。
 呼び名の違いくらい適当にいなさないとムダに疲れるだけね」

とりあえずゲットしたフライドドーナツうまうま。
この表面のサクサク感と中のふわふわ感のギャップがたまらない。
ちょっとはちみつつけるのも悪くないかしら。

「ちなみに、あたしのとこだと揚げドーナツで通るわね。
 友達は『そもそもドーナツって揚げて作るよな?なんで揚げってさらにつけたし』って
 全力で疑問にしてたみたいだけど。
 あー、まぁそのたとえでだいたいあってるわよ、うん」

揚げ物食いながら財布の中身確認。
……ちょっとのぞけば、海賊の喜びそうな金貨から謎の透明カードまで。
どこいっても困らなそうなくらいには通貨をもってるようでした
660 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 01:49:14.50 ID:7s7fLHI/o
>>659

「いや、でもな。『揚げドーナツ』と『フライド・ドーナツ』は同じものだ。それはOK。
 だがな。『ポンチキ』と『フライド・ドーナツ』は違う。OK?」

とにかく、『ポンチキ』に対する謎のこだわりは置いておいたほうがいいだろう。
たぶんこれに食いつくと『ポンチキ』がどうのこうので一日が終わってしまう。

「やはりなァ、あれか。こう、あれだろ。
 結局世界が違うから、そういうのも用意しとかねえとなんだなあ。
 金塊でも懐に一本、忍ばせとくか。」

チャーリーは今のところ、世界渡りが遭遇する様々な問題に運よく遭遇していないが、
現状を理解して以来、様々な懸念が心の中にあった。この世界のようにドル紙幣が通じる場所も
あるようだが、ぐうぜん見えたアメリアの財布を鑑みるにやはりドル紙幣ですべて通じるわけではないらしい。

金だとか宝石は元いた世界ではどこでも普遍的に価値があるものとされていた。
無論、そうしたものが無価値な世界もあるだろうが小さなものを忍ばせておくのも悪くない、
などと考えるチャーリーであった。
661 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/09(土) 01:56:00.97 ID:F615iN8sO
>>660
「きっとあなたのいたシカゴではマイナーチェンジされていたのね」

あ、引き下がった。
こだわりはこだわりで確定したほうがいい、というのに同意したようです。

「個人的なオススメは胡椒ね。
 貴金属とあわせて持っておいたほうがいいわ。
 ……食事がアバウトなところに飛ばされるときもあるから。
 あとは真水も持ち歩いたほうがいいわよ。砂漠のど真ん中に落とされるどころか
 砂漠の星に落ちたこともあるから」

なんだろう。自分で言ってて思ったけど、越境者になった時点で
人生超絶ハードモードなんじゃなかろうか。

「生き抜くコツはこまめな仕入れよ。
 もっとも、生きのこってまともな人生送れるとも思わないけど」
662 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 02:13:38.53 ID:7s7fLHI/o
>>661

「ハッ、それなら俺の代わりに大航海時代の商人でもこんな境遇になりゃあよかったのによ。
 それなら大成功間違いなし、ギャラクシー・ヴェスプッチの誕生だ!」

確かに胡椒等のスパイスなら邪魔にはならないし、湿気に気を付ければ保存も効く。
マフィア時代には麻薬取引等は行ってきたが、同じ粉末でもまさかまっとうな商人のよう交易をする羽目に
なるとはな数年前の自分には考えもつかぬことだ。

「まともな人生がどんなもんかはよくわからんが、
 まぁ、『まとも』に生きてた頃よりバカをやりやすい環境なのは悪くない。
 俺は経営の勉強するより銃をブッ離してたほうが楽しいチンピラなんでな。」

ぱぁん、ぱぁんと子供のように声をあげながら西部劇のガンマンを思わせるアクション。

「仕入れだって俺ァ、こうみえてもメキシコに中国、プエルトリコ相手に――。
 と、おおおっ???な、なんだ――。」

さらに言葉をつづけようとしたチャーリーだったが、いきなりその体にノイズが走る様に『ブレた』。
そしてそのままぴしゅん、とテレビの電源が消えるようにそのまま掻き消える。どうやら、突発的に
『渡って行って』しまったようだ……。

// そろそろおつしないとなのでこの辺で……。
663 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/09(土) 02:19:25.13 ID:F615iN8sO
>>662
「まぁ、何をもってまともとするかも難しいものねぇ」

まともな人生がわからんのは、よく考えればお互い様でした。
こっちはこっちで、杖片手に冒険するのが多い立場だしね。

「グッドラック、Mrギャングスターさん。
 あなたの行く末に幸運がありますように」

彼のゲートは周囲を巻き込まないタイプか。
それなら多少は安心でしょう。
余計なものを巻き込んでアウトーってこともないでしょうから
664 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 22:33:38.98 ID:7s7fLHI/o
文明が異常成長した森林に呑みこまれて人々の大半が樹上に生活拠点を移し、
植物の成長に適さない荒地にのみ、地上集落の点在する世界……。

その世界のとある大規模樹上集落にリトルCことチャーリー・マクフライの姿があった。
恐らく、スラムに相当すると思われる治安の悪い区域の街角にそれとなく佇み
とある建物の前で話をする2人の男に、時折視線を送っている。

『ヘイ、俺はチーズ&リアルビーフバーガーだといったろ?
 こりゃなんだ?合成タンパクのクソじゃねえか。』

『しかたないだろ?リアルビーフは品切れだとよ。
 次の地上からの運送は3日後らしい。』

チャーリーが観察するように視線を送る二人は腰のベルトにこれみよがしに
小銃を引っかけ、金のアクセサリなどで身を飾っていた。この街のギャング集団の一員だ。
彼らはお尋ね者として金額こそ小さいが賞金が駆けられており、この界隈のどこかに身を潜めているらしい。
665 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/08/09(土) 22:45:26.99 ID:YG+yxbleo
>>644

「もぎゅもぎゅもぎゅ…」

 そんな観察状態は何処吹く風かというように
 チャーリーと向かい合って食事をしているのはイムカ・グリムナー。
 こちらは手伝う気があるのか無いのか、相席しているという以上の段取りは特に無い。

【とりあえず男一人よりは尾行と察せられ難いだろうという理屈で同席?まあ、細かい前後はどうでもいいだろう】

「食事に意は無い。というのが私の持論だがな。
 このバーガーという食物は良くない。栄養が偏りすぎている。
 腹の足し。餌と呼ぶのが適切だな」

 バーガーをとことんディスりながら暢気に食っている。
 格好はこの時代に合わせてホロクロークで投影させたライトレザーアーマーだ。
 目立つ格好ではない。ゆえに相席しても目立たないしカモフラージュとなるという理屈。

【しかし!実際はどうだ??すげえ綺麗な白みがかった金色の髪に、透き通った肌で
 しかもその胸は豊満である。目立っていないことを祈る!】
666 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 23:12:42.54 ID:7s7fLHI/o
>>665

「俺の段取りがうまくいきゃあ、数段高級な飯が食えるさ。
 依頼主どもは『街頭のゴミ掃除』を俺らに頼んだだけのつもりだろうが、
 ただクソを掃除して終わりにする気はねえ。」

共に依頼を受けた同行者に目をやる。
衣服をこの世界の標準に合わせているとはいえ、内側から淡く発光でもしているような
その肌は男目を引くに十分で、この場所に来るまでに幾度か声を掛けられている。

故に、今は目立たぬよう男たちを物見張っているのだ。

『運送といや、今回はカーゴシップに何E分乗せるんだ?
 サツにも目をつけられてることだし、もう少しモグってたほうが……』

『いや、ボスは今回のに通り積み込めと言ってる。
 サツに目をつけられてるから逆に、これ以上ここに留め置くのはヤバイんだとさ。』

一人の男がバーガーの袋を持ったまま錆びれたアパートらし建物の中へ入り、
もう一人はその場で回りに目を配らせ始める。明らかに何かを見張っているような風だが……。

「ビンゴだな。やっぱりあそこは『置き場所』みてえだ。
 ゴミ掃除するよりは、ヤツらのカネをいただいてトンズラのほうがよっぽど稼ぎになる。」

チャーリーはひゅう、と口笛を吹くとにやりとわらった。
どうやら、チャーリーは依頼された仕事をする気ではおらず、ヤツラの持つ盗品や金を
持ち逃げするつもりらしい。
667 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/08/09(土) 23:22:02.78 ID:YG+yxbleo
>>666

「高級さなどどうでもいい。栄養価が重要だ」

 至極無味乾燥しきった食事観を口にするイムカ。
 ちなみに舌が大馬鹿なため、複雑な味はさっぱり解らないときている。

【声をかけられるたびにあっさり嗜めてを繰り返している。
 別段、威嚇や暴力に訴えるわけでもない。可愛いものだとも思っている】

「もぐ…いいのか?強欲なのはむしろ好ましいが契約の保護は信頼を失うことになるぞ」

 世界そのものから即座にトンズラを決め込むことも可能ならば良いが
 そうではない場合、社会的なリスク、損失、報復などなどという
 厄介な案件を抱え込む結果にならないだろうかと一応言葉する。

(相手方は…焦っているようだな。こんな世界でも官警は動いているか。
 しかし、この杜撰さ。見ているほうが不安になるな)

 スムーズにいくものやらと考える。案外即断したほうがいいケースか?

「手を出すブツによっては足がいるぞ?その手配は大丈夫なのか」
668 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/09(土) 23:37:34.65 ID:7s7fLHI/o
>>667

「こんな二度来るかもわからねえ場所の信頼なんぞいらねえや。
 ノリ気じゃねえんなら、あんたは真面目にこの仕事をすりゃいい。
 んで、依頼主にチクるんならそれでよし。捕まる気はさらさらないがね。」

冒険者、何でも屋、仕事人などと呼ばれる人種は、
たしかに気の合う仲間同士で集まりを作ることはあるが、見知らぬ人物と
即席のチームを組むことも多い。もし依頼に乗らなかったとしても、知らない相手で自身は関与していないと
強く否定すればそこまでひどく追及を受けることはないだろう。

「アマチュアじゃねえんだから、逃げるアシくらいは見つけてあるしヤバいもんは分かる。
 逃げ場もなしに見境なく暴発すんのはアホのやる事さ。ま、俺はやらせてもらうぜ。」

チャーリーは上機嫌に鼻歌を口ずさみながら、
ずかずかと建物前の歩道を歩いていく……。

669 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/08/09(土) 23:49:32.64 ID:YG+yxbleo
>>668

「刹那的だな…ギャングらしい」

 イムカの言葉にはやや呆れの色は混じっていたがそこに侮蔑は無かった。
 立場上、ハイヴシティ等でシノギを削るギャング等等と接する機会は多かったのだ。
 そして概ね勢いに乗っている時は上手く行くことが多いことも。

【ただし、ある時、運が尽きて信じられないくらいアッサリ死ぬとも付け加えておく】

「私の場合はブツ次第だな。契約不履行といえど聖務の重さとは比較のしようがない」

 イムカが世界を渡り歩くのは境界線の調査とテクノロジーの収集が目的である。
 聖なるSTCテンプレートとまではいかなくても有用なテクノロジーの痕跡であれば持ち帰る価値はある。
 もっとも、今回の件はそれほど期待値は高くなさそうであったが。

「…まあ、お手並み拝見だな」

 バックアップくらいはしようかと、サーボスカルを放つ。
 この安そうな建物をスキャニングして逃走経路になりそうな裏口、裏道をマーキング。
 チャーリーが全て仕留めても問題なし。手抜かりがあってもフォローはできる。そういう姿勢。
670 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/10(日) 00:03:20.43 ID:ft/2oqY6o
>>669

彼がこの境遇に陥ったのはつい最近。ようやく事情が呑み込めたばかりで、
手持ちの物といえば銃と手斧、そしてドル札と硬貨のいくらか入った財布だけ。
そこでチャーリーはまず、確かに刹那的な手段であるが『元手』を手に入れようと考えたのだ。

「ハー!ロー!」

保障の目の前を横切り様、ジャケットうちに忍ばせた銃をすばやく抜き放つや否や
殴る様に男の口腔につっこみ、ためらいなく引き金を引く。

脳漿をぶちまけながら倒れる男を気にすることなく、
事前に作成しておいた火炎瓶をアパート内の適当な窓に投擲、ついでそのほかの窓にも
適当に弾丸をブチ込むと手近な物陰に隠れる。

あまりにも無茶苦茶だ……。

「ヘイ、アンタのそれ確か建物の構造とかわかるんだよな。
 中に何人いる?どういう動きをしているかわかるか?」

サーボスカルのスキャニング能力がこれらを捉えられるなら、
2階から大急ぎで下に降りてくる4人の影を捉えられるだろう。

671 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/08/10(日) 00:16:42.15 ID:JsFIqZBjo
>>670

(これにて殺人事件発生か。見事にギャングの抗争そのままだな)

 銃声と火事。ものの見事なまでにらしい℃闌だ。
 ダイナマイトとトミーガンが良く似合いそうだなと何となく思った。

【と、サボってばかりも性に合わない。バックアップすると決めたからにはポイントマンの支援をせねば】

 サーボスカルとのアクセスを確立させ、イムカの視界にサードビュー表示が投影される。
 敵味方識別マーカーロックを構築し、戦術情報を処理していく。

「上から4。少々数が多いぞ。用心しろ」

 時代が一定以上進むと、いわゆる雑魚…と呼ばれる人種も少々勝手が違ってくる。
 腕と技量に全てがかかっていた時代が過ぎると、素人が極めて高い殺傷能力を持った武器。銃を持つようになる。
 もちろん、腕の良し悪し、技量の差という要素は確実に存在し続けてはいるのだが忘れてはならない。

【大抵の生物は銃弾で脳を吹き飛ばされれば、技量など関係なしにそこで死ぬのだ】
 【→戦術情報をいち早く知ることで対応と対策の間隙が生まれるだろう。それをどう利用するかはチャーリー次第だ】
672 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/10(日) 00:28:22.53 ID:ft/2oqY6o
>>671

「サンクス。確かに少々多いな。
 ヤツらがバカなら少々面倒なことになる。」

イムカから情報を受け取ると、チャーリーはアパート入り口扉横にぴったりとつき……。
室内の音を聞きながらタイミングを計って2つめの火炎瓶を室内に投入した。

「こいつをくらいな!!てめえらのケツの穴をもう一つか二つ増やしてやる!」

同時に身を隠しながらドア越しに室内にたいして銃撃。
それに反撃するように室内からも銃弾が飛んでくる。敵はサブマシンガンのようなものを
もっているのか、弾数が多くイムカも身を隠すなりしなければ被弾の危険があるかもしれない。

しかし、さきほどからチャーリーは敵の殺傷ではなく、
とにかく事を派手にすることに徹しているように見える……。



673 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/08/10(日) 00:47:17.78 ID:JsFIqZBjo
>>672

「で、どうする?派手さでいえばもう充分すぎるくらいだが」

 チャーリーへのフォローに今回徹しているイムカは、
 粗末なテーブルやらソファやらに身をかかめ、カバーポジションの確保に徹する。
 短機関銃程度ならば、これでもそこそこ有用な盾となりえる。

≪ブラスターモード:ノンリーサル/パラライザー≫

 粒子短銃をホルスターから引き抜くと、腕だけをバリケードから出して、出鱈目に撃って牽制射する。
 光の軌跡を残し、命中した者をショック状態にするパラライザーだ。
 威力はともかく、これもこれで派手――チャーリーの行動に合わせたものだ。

「押し切られるというは御免被る。プランがあるならさっさと発動させろ」

 粒子短銃が緑色の光を放ち、降り注ぐ銃弾と相まって、殺伐としながらも何処か美しい軌跡を描きあっている。
 もっとも、こんなロマンはスクリーンの向こうならば感じられるものであり当事者からしたら猥雑そのものであった。
674 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/10(日) 01:01:04.06 ID:ft/2oqY6o
>>673

ある程度銃撃しているうちに、不思議と敵の反撃がなくなった。
サーボスカルによって中の行動をモニターできるイムカには、敵がある程度の段階で
この建物を放棄し、裏口から逃走を図る様がみえていただろう。

最初からチャーリーは敵の戦意をくじくことが目的だったのだ。

ギャングの中には訓練され、非常に優れた戦士と化した者や軍人崩れもいるが……。
半数以上は正規の訓練を受けた事のないチンピラばかりだ。先制攻撃、階段をおりようとする
ところへの襲撃と先手を打たれ続け、火までつけられて騒ぎを大きくされてはたとえ襲撃者を撃退したところで、
警察等が駆けつけ、潜伏場所が特定されてしまう。

故に、奴らもこの場所を早々に放棄した。

「さて、俺は火が回る前に中に行くけどよ。
 あんたは仕事の続きであいつらを追うか?それとも警察が来る前に中のモンひっつかんで、
 トンずらするかい?」

返事は聞かず、中へと飛び込む。
675 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>205 [saga]:2014/08/10(日) 01:23:08.47 ID:JsFIqZBjo
>>674

「………」

 少しだけ考える。そして、

「私はバックアップだからな。多少はサービスを施してみるさ」

 サーボスカルに追跡をさせながら、イムカは粒子短銃を構えて、
 この場の火事場ドロボウはチャーリーに任せて追跡を開始する。

「欲をかいて蒸し焼きにならないようにな」

 バッと身を翻して追跡を開始する。
 街のマップと相手の移動速度、先回りできそうなポイントにアタリを付け、

「さて、別世界だが、デッカーの真似事でもしてみるか」

【そうして、犯人一味の追跡を開始するのであった】

//そろそろオフーロなのでこれにてーノシ
676 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/10(日) 21:19:11.63 ID:smG4LiSG0
【水没都市】
原因は良く分からないが 膨大な水位の上昇により世界の大半が水没したこの世界
人々は高い山の上や 高層ビルを足場でつないで生活しているそんな世界

「いや〜やっぱり海が大量だと海鮮がいっぱい採れていいねぇ」
安く手に入った牡蠣やら海鮮をBBQコンロで焼いているのは流浪のアーティストアキレス そして

――――ギィ!! ギィ!!
まだ生きている大型の蟹と 血で血を洗う威嚇合戦をやっているベティがいた
677 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/10(日) 21:29:04.89 ID:8E+IXijWO
>>676
「……こちら、もう食べれますか?」

コンロで炙られるほぼ生の海老を示して待ち切れぬ様子で尋ねる半人
海ばかりで塩に侵された土しか手に入らずイムエトの維持が困難で辟易していた所を助けられた様なのだが、案外遠慮がない様子
ついでに半々は機械であるのに一丁前に食べる気満々である
678 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/10(日) 21:36:26.11 ID:XXQNPO/uO
>>677
「ウルトラ上手に焼けましたー!…………って感じ?」

美味しそうな魚介の匂いが漂うバーベキューコンロ。
焼き上がるのを今か今かと待つは黒髪蒼目の少女。

「……そろそろこれ、いけそうかな?」

と、熱され赤く色付いた蟹のハサミを指差し。
なおベティと威嚇しあっている蟹とは別のものだ。
679 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/10(日) 21:41:39.71 ID:smG4LiSG0
>>677
――――ギィ!! ギィ!!
「あぁ 最も新鮮そのものだから名までも食えるっちゃ食えるんだけどよ」

トングで焼けた烏賊をひっくり返しながら言う しっかりと焼き色がついて美味そうだ

「やっぱり夏といえばBBQっしょ 肉が無いのは残念だが おっと そっちの貝が食べ頃のようだ」
牡蠣の貝殻の隙間からブクブクと出汁が噴出している ナイフでパカリと開ければ湯気立つ焼き牡蠣がこんにちわである

「飲みモンはどうする? ジュース 酒 あと簡単なカクテルなら創れるぜ」

>>678
―――ギィ!! ギィィィィィィ!!!!

「あぁ 一人で食うんじゃねぇぞ 俺も蟹食いたいんだから」
一進一退の攻防が続く中 ノンキに告げる

「いや〜 蟲世界じゃ海なんて何処にも無かったからなぁ こうやって海の幸を食うのも久しぶりだぜ」
さて 帆村さんは飲み物どうしましょうか?
680 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/10(日) 21:54:13.14 ID:8E+IXijWO
>>678
「それは、蟹……?」
「ふむ、焼き上がりでは甲羅の色が変わるのですね……」

ふむふむと真面目に頷き当たり前の事を確認している女
どうやらお目当ての海老があるらしいのだが、それはまだまだほとんど生の色合いらしい

>>679
「生でも、ですか……なるほど」
「頂きます、どれどれ……っ!?」

海老をお預けを貰い手持ち無沙汰にしていたが
右手で牡蠣をひょいとコンロから取り上げれば一口齧り
ふわりとした感触と溢れる旨味の汁気に破顔しかけ俯き隠す

「あ、で、では……水はありますか?」
「なければ炭酸飲料なんかをお願いしたいです」
681 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/10(日) 21:57:09.94 ID:XXQNPO/uO
>>679
「えー……1本ぐらいいいでしょ?」

同じように蟹の足も火が通ってきただろう。
その中で一際大きいのをトングでつまもうとする。

「まあ、あそこは見事に…砂とかばっかりだったからね……」
「あ、飲み物はジュースか何かで」

アキレスと同じく、彼女も海なんてしばらく見ていなかっただろう。
やっと虫に追われる生活から解放されて、安心していることだ。
682 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/10(日) 22:10:43.34 ID:smG4LiSG0
>>680
先ほど取れたばかりの牡蠣だ 当たる事は無いだろう きっと メイビー

「あちちちち・・・・あぁ こりゃいいや」
焼けたロブスターを剥きながら言う さてここでかねてより気になっていた言葉を発する

「そういえばYo あんた ニアって女の子って知ってるか?」
クーラーボックスからサイダーを取り出し 差し出しながら質問する

>>681
「一本だけならいいけどよ 俺だってハサミ食いたいんだよ」
だてハサミは二本しかありませんし 海老と蟹の食べ比べもしてみたいです

「あれは最短距離を突っ走ったからな ヨーロッパに入っていたら雪だらけだったと思うぜ」
実際ソレ専用のイベントも組んでいましたがね

「然しみんな酒飲まないのな せっかくいろいろと持ってきたのに」
といって帆村にはオレンジジュースを手渡す そして自分はウォッカのカクテル瓶を取り出し 蓋を開けた

「実際砂漠と雪だったらどっちがよかったよ?」
683 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/10(日) 22:18:56.76 ID:YwuZv2zr0
>>682
「これっ、美味し……あつっ……!?」

余りの未知の味わいにがっつき残りを一気に行こうとしたが、
唇が焼けた殻に当たったらしく慌てて左手で抑える
因みにある程度の毒素なら無効化してしまう半人の特性上、命中する確率はほとんどないらしい
多分

「あ、ありがとうございます……」
「……『ニア』? ……ニア、ですか」
「……えぇ、存じてますよ」

冷え冷えのサイダーを受け取って目を丸くし、どこか諦観に似た笑みを浮かべつつ肯定

「アレは……私の正式ロットの1号です」
「正式名称、対異能用戦闘兵器、特殊高性能型1号タェンティース・マウトヘッド」
「……アレが何か、ご迷惑を?」
684 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/10(日) 22:30:18.58 ID:smG4LiSG0
>>683
「こっちも美味いぞ 食ってみろよ」
そういって焼けた手長海老をタァンティースの方に寄せる 殻剥きはセルフサービスでお願いします

「そうか 外見がよく似ていると思t」
やっぱりと言いたそうにドヤ顔をするも 続く言葉に呆然 手に持った瓶を落としそうになる

「・・・・ なに ニアって人間じゃないの?」
驚愕の真実に目を丸くした

「んでアンタも人間じゃないってか・・・・あれか? 触手出せる?」
685 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/10(日) 22:30:37.84 ID:XXQNPO/uO
>>680
「……大体のカニとかエビとかってそうじゃないの?」
「これもそろそろいけそうだけど……」

狙いの海老もやがて赤くなることだ。魚介独特のいい匂いが漂う。

>>681
「大きい方取っちゃだめ?」

よく見ると片方のハサミの方が少し大きい。
その大きい方をトングで指して。

「……ん、美味しい…」

どうにか足の殻を外すと、柔らかい身が姿を表す。
味付けは塩胡椒だけだ。

「砂漠と雪……寒いか暑いかってこと?どっちも嫌いじゃないけど……」
「……まさか、寒い方は虫がいないとか?」

寒ければ虫は冬眠してるだろう、という簡単な考え。
686 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/10(日) 22:39:36.38 ID:smG4LiSG0
>>685
「えぇ〜 しょうがないなぁ ついでに食べ比べどう?」
渋々了承 そして切り分けたロブスターの身を差し出す

「あの時イヴァンに聞いた情報だと 夏になると甲虫やらが活動してるんだってさ でも確かに冬の間はいないみたい
 その代わりにクソ寒いらしいけどな」

そういってアルミホイルを用意 サーモンを包んで鉄板の上に置く
因みにヨーロッパルートになると 虫はいないけど交易も出来ない化石燃料も無い寒村に立ち寄ったら村人全員野盗で襲い掛かってくるとかってイベントもやる積りでした

「久々に雪が見たくなったなぁ 俺スノボとか得意なんだぜ 冬になったら一緒に滑りにいかないか?」
そういって笑みを浮かべた
687 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/10(日) 22:40:08.41 ID:YwuZv2zr0
>>684
「あ、どうも……」
「……硬っ、熱っ……!」

お約束か殻ごと行こうとして舌を火傷したらしくサイダーを一口
バーベキューなんて初体験、そもそも殻付きの海老なんて食べた事もない

「えぇ、同タイプの素体を使用してますので……」

とはいえ半人の肌は白く、ニアは浅黒いし瞳や髪色も違う
しかしそれ以外はほぼ瓜二つ

「アレは完全有機体のタイプ、私は半人半機の試作品……」
「有機体タイプはヒトとほとんど変わりありませんよ、根本の部分は」
「……ついでに言えば私は『人型』兵器です、触腕は出ません」

ニアの正式名称にはない『試作』と『人型』の二文字
それが決定的な差なのか、半人は基本的に特殊な能力を持たない
最後の否定はやや苦笑混じりのモノであった

>>685
「……知りませんでした、てっきりあの色はそういう種類の甲殻類なのかと……」
「あ、よ、よろしいのですか?」

どれどれと海老を手に取りマジマジと眺め、頭から甲羅ごと食べようと口を開く
688 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/10(日) 22:53:47.64 ID:XXQNPO/uO
>>686
「それじゃ、お言葉に甘えて……」

少し嬉しそうに大きい方のハサミを頂戴する。

「甲虫って……確かカブトムシとかだよね…?」
「熱いのとか効くのかな……」

それにしても、さっきから熱い魚介類を平然と触っている。大丈夫なのだろうか。

「スノボ?もちろん行きたいよ……?」
「そういえば一年中冬の世界、っていうのがあると噂で聞いたなぁ……」

>>687
「ん……今はこれがあるからいいよ」
「…………あと、殻ぐらい向いたら?」

でっかいロブスターの身をアキレスから貰い、満足そうに頬張る。

しかしそのエビ、そのまま口に突っ込むと甲羅がトゲトゲしていて痛いかもしれない。
689 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/10(日) 23:05:22.65 ID:smG4LiSG0
>>687
「あ〜あ〜もう 海老も食えねぇのか ちょっと貸してみ?」
そういって海老の頭を毟り殻を剥く むいたゴミは地面に棄てるも

―――ギィ♪
いつの間にか雌雄が決していたベティが落ちた殻やら頭やらを拾ってバリバリ咀嚼している


「イマイチ良く分からんが あれか 姉妹みたいなもんか そしてアンタは姉さんと・・・」
焼けた烏賊をナイフで切り分け ソレもティースの方に寄せる

「あの触手ひっでぇ味だったなぁ 旅の間随分とお世話になったけど 今はもう食べたくねぇな」
そういって酒を一口飲んだ

>>688
「あとはGとかだな あいつら装甲が厚いから結構しぶといらしい もっともおとなしいのが多いのが救いだとか」
熱については特に決めてませんでした なので分からないとしておきましょう

「一年中冬? 何ソレリゾートとしちゃ最高じゃない」
そこに住んでいる人たちには申し訳ないが 自分達越境者にしちゃ最高の観光地となるでしょう

「それじゃあれヤロウよ 闇鍋」
なんともカオスな提案をしだす
690 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/10(日) 23:12:11.64 ID:YwuZv2zr0
>>688
「熱っ、痛っ!?」
「……な、なるほど……確かにそのままでは食べれませんね……」

お察しの通り熱々の刺々に襲われ顔を背ける
アキレスに殻の剥き方をレクチャーしてもらえば海老をバキッとへし折り不器用ながらも解体しやっとこさ身にあり付いた模様

「……んっ、熱……で、でも、美味しい……」

>>689
「うっ、申し訳ございません……」
「……なんでも食べるんですね、その子……」

所詮戦闘兵器、こう言った面では形無しである
ふと落とした目線の先、ベティがバリバリ食べている様を見て驚いた様子

「あー、そうですね、その表現が分かりやすいです」

焼きイカを受け取りながら頷き肯定、口に運んではモグモグと噛み始める

「……っ、あ、あれ……召し上がったんですか……?」
「あの味……食べれました……?」

思わず噴き出しそうになったらしい口元を抑え、信じられないモノを見るような目で
691 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/10(日) 23:29:42.25 ID:XXQNPO/uO
>>689
「で、でっかいG……!?」
「そ、そんなの居たのなら……あのルートで良かった」

そんなもの、想像するだけで身の毛がよだつだろう。
大人しいとかそういう問題じゃない。

「……年がら年中冬って、なかなか大変そうだけどね」
「雪もいいけど、どうせなら…常夏の世界とかも行ってみたいなぁ」

そっちの方で海遊び三昧とかどうなの、と。
なかなか夢のある話だ。

「え、闇鍋するの……?まずいの入れないならいいけど……」

闇鍋の話にはやや乗る気だと。

>>690
「……だから言ったのに」
「ま、美味しいならいいけど……ね」

思わず飛び上がりそうになったのを見て。

「しかし…誰がこんな固い殻の中に柔らかいのがある、って思ったんだろう」

大きなハサミの中身をほじくり出しながら素朴な疑問を。
692 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/10(日) 23:36:12.88 ID:YwuZv2zr0
>>691
「……結果が良ければ、」

問題ありません、と火傷したらしい唇を軽く抑えながら
当然強がりであるのは明らかだが、まぁ縋りたくなる時もある

「まぁ……そうですね」
「ヒトの味への探究心には文字通り舌を巻きます」

蛸や海老、最初に食べたのはどれほどチャレンジ魂に溢れている人間だったのだろう
もしくは空腹の余り仕方なくだったのか
そして毒があるモノがそうだと知れ渡るまでにどれほど犠牲が出たのだろう
考え始めるとキリがない、海辺特有の陽射しも加わり思考ユニットがショートしてしまいそうだ
693 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/10(日) 23:38:02.46 ID:smG4LiSG0
>>690
―――ギィ!!
戦いの後は腹が減るのか コレじゃ足りない もっとくれといわんばかりにハサミを振り上げオネダリする

「ちょっと已むに已まれぬ事情があってね 赤貧もいいとこな旅を二年ほど 道中は幾度と無くお世話になりました」
フッ・・・と遠い目をする あのホコリっぽい水のような味 アレを平時で食べようと思う酔狂はそういないでしょう

「そうそう 帆村とも話したけどよ なんでも一年中冬の世界があるんだとよ 今度入ってみね? そんで闇鍋しね?」
余り思い出したくないのか そそくさと話題を変える 

>>691
「うん なんでもこんなのが出るんだって」
(0ww0)ノシ

「夏はほら 今割りと何処の世界でも夏だし 海遊びならここでできるじゃない」
ただし 水深ハンパないですが

「大丈夫だって 入れても便所の下駄ぐらいだし 死にゃしないよ」
ハッハッハと笑って見せるが 便所の下駄はセーフらしいです この男にとっては

「それよりもホラ 鮭のホイル焼きが出来ましたぜ奥さん」
包んだホイルを解けば 立ち上る湯気と 美味そうに蒸されたサーモンがこんにちわ
694 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/10(日) 23:42:03.11 ID:YwuZv2zr0
>>693
「ん? ふふっ、お腹いっぱいって感じですかね……?」

にこやかに勘違い
悪意の一切がないのが余計にタチが悪い、自分はアキレスから受け取ったイカ焼きをモグモグ

「それはそれは……なんと言いますか、御愁傷様です……」

タイドメイカーの触腕の製造方法を説明しようとしたが辞めておくことにしたらしい
知らぬが何とやら、その方がいい事だってある

「……ヤミナベ?」
「……構いませんが……なんですかそれ?」

695 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/10(日) 23:56:25.25 ID:XXQNPO/uO
>>692
「……美味しければいいよね、やっぱり」

例の世界を旅している中、まともに美味いものを食べてなかったからか。
強いていえば、かの憎き領主の振る舞った……。

>>693

申し訳ないがオンドゥルはNG

「確かに海はあるけど……」

ふと海面を見下ろす。……ただ溺れたらヤバイ深さだ。
足がつくつかないとかいう話ではない。

「べ、便所のゲタはやめてよ……!!」
「せめて食べれるものでしょそういうの………」

流石に食えないものはダメと。

「んん、これは美味しそう……!ってなんなの奥さんって………」

旨そうに焼けたサーモンに食指が動く。
結構料理の才能あるんだなあ、と。
696 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/10(日) 23:57:38.96 ID:XXQNPO/uO
>>695最初に追加
「そ、それ本当にGなの………?」
697 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/11(月) 00:03:12.27 ID:U5KTpRaW0
>>694
――――ーギィ!! ギィ!!
交渉失敗 慌てるベティに苦笑しながら生の魚を地面に置いてやる
どうにか食料ゲット ハサミで細かく千切りながら口に運んでいる

「ハハッ もう二度と食べることは無いと思いたいね★」
そして闇鍋に関しては

「教えてやろう 闇鍋とは 皆で具材を持ち寄り それを鍋の中にぶち込んで喰らうという親睦を深めるにはうってつけの一大イベントなのDA!!」
相手が無知なのをイイコトに あること無いこと吹き込もうとする

「タァンティースもお友達を増やすために レッツ闇鍋!!」

>>695
「しーらない イヴァンも正確な情報は無いって言ってたし
 でも地域住民からの話じゃ物理無効だったり たまに二足歩行したり
 言葉のようなものを発したりするんだってよ こわいよね」

まぁやるとしても間幕的な イベントもどきになるでしょうがね

「いやなんとなく それにサーモンなんて簡単よ? だってホイルに包んで焼くだけだもん
 それにしても食べられるもの? あぁハイハイ ブルーチーズとか クサヤとか ホンオフェとかだろ? 分かってるってwwwwwwwwww」
698 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/11(月) 00:12:53.93 ID:xNb9vASy0
>>695
「えぇ、私なんかの世界は飽食の時代でしたし……」

富む国の一日にゴミとして廃棄される食料量が、飢餓に飢える国家の総食料量がを上回るような時代
そんな罪深い世界に生きていた半人は、幸運な事に飢餓をほとんどに知らない

>>697
「あ、あれ?」
「……ごめんなさい、もしかしてお腹空いてたんですか……?」

ようやく勘違いに気が付いたらしく、屈み込んでベティに軽く頭を下げる

「……それは私も同感です」

以前無理矢理食べさせられた事があるらしく、辟易した様子で首を横に振って見せた
そして闇鍋の解説を受ければふむふむと真剣に唸り

「お友達……です、か……」
「……分かりました、そういう事でしたら是非っ」

>>695
>>697
「では私は、これからヤミナベ用の食料を確保し冷凍して保存しておこうと思います」
「……では、失礼します、ご馳走様でした」
「……お友達っ……♪」

アキレスの闇鍋の解説の「お友達」という単語に強く惹かれたらしく力強く頷いて乗り気
いつやるかもしれぬそれ用の食材を調達すると言い残し、恭しくしかし嫌味っぽさを感じさせぬ所作で一礼
踵を返せば小走りに立ち去って行った

//すみませんがお先に落ちます、ありがとうございました
//お疲れ様でしたっ
699 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/11(月) 00:27:02.87 ID:yBpuWBWeO
>>697
「それ、どう考えてもGじゃないでしょ……!」
「情報がないなら仕方ないけど、まあ……」

二足歩行して言葉を話すGが居てたまるか、という具合に。

「ブルーチーズにくさや……ま、まともな素材が一切ない……」

彼と闇鍋をしたら、まずとんでもないものができると確信している。
あまりに常識が通用しないが為、呆れているザマだ。

>>698
「……そうなの?少しうらやましい……」

彼女、よく食べるがゆえ、そういう所に少し憧れているような。


「あれ、もう行っちゃうの……?」

そう言うと立ち去って行くのを見送るのだった。
//了解、お疲れ様でした!
700 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/11(月) 00:31:06.31 ID:U5KTpRaW0
>>699
「でもホラ じょうじみたいな例もあるし」
火星にいそうなGです

「大丈夫だってwwwwwwwwww普通のも入れるから チョコレートとか」
常識がないんじゃない 体を張ってネタに走っているだけだ

「それじゃそのうちやろうね 闇鍋」
そういってBBQは続くのであった

//では自分もノシ お疲れ様でした
701 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage saga]:2014/08/12(火) 14:15:04.38 ID:bhTTIk670
「………らぁっ!!!」
『ごべはっ!?』

ここは魔法世界エリュシオンの北方。山道で哀れにも魔王に殴り飛ばされ岩壁にしこたま打ち付けられた盗賊が一人。
まだ若い。10代だろうか?人間に擬態したサイファーに絡みに行き返り討ちに遭ったのはどう見ても明らかだ。

「小汚ねェ人間が…とっとと失せやがれ…殺すぞ…!!」

しかしそれだけでは終わらない。
呻きながら起きあがり、背を向けて逃げようと駆け出す盗賊の背中に怒鳴る魔王のその憤怒は収まらず。

「あー…そうだ、オイ待て。てめェ……俺をアジトまで案内しろよ」
「手前ェの仲間(オトモダチ)が悲鳴ェ上げて臓物ブチ撒けながらブッ殺される姿…目の前で見せ付けてやンよォ…!!はははははッッ!!」

刹那、魔王の背中に漆黒の六枚翼が発現したかと思えば次の瞬間には山賊の目の前に魔王は立ち塞がっていた。
金十字のネックレスがかちゃりと音を立てる。
盗賊の首根っこをひっ掴んで持ち上げるとにやりと嗤い有無を云わせぬ悪魔の提案。
このまま止めなければ魔王は盗賊のアジト突き止め、この若者ごと数百の命を奪い去ってしまうだろう。
702 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage saga]:2014/08/12(火) 14:28:26.43 ID:06jP7LIcO
>>701
強い西風が吹く
これはかつて彼女の存在していた世界の、そして生まれ故郷での言い回しだ
意味は即ち『嵐の前兆』
果たして今も、小さな体を冷たいゼファーに曝されていた

「……まぁったくぅ、なぁんだってんですかぁ……」

歩けど歩けど山ばかり、義足が重いし歩き辛い
愚痴愚痴零しながら青白くぼんやり発光するタイドメイカーを囓る

「野宿はもう一生分しましたってのにぃっ……んん?」

と、気が付くはヒトの声
しかし随分と剣呑な気配を纏っている
咄嗟岩陰に身を隠し細身の、先端部に眼球が現れた触腕で覗き込めば

「……喧嘩ぁっ……?」

にしては随分と一方的な
同じくして輝く左眼、それはマウト・フトゥーロの先端の眼球からの視界を視認している
触らぬ神に祟りなし、やり過ごす事をニアは即座に判断していた
……だのに

「……? 月光ぉっ……?」

かたかたっ、小さいノイズと共に己の愛刀が震えるのは何故だろう
そしてそれを抜き放ち、いつの間にか躍り出ていたのは何故だろう

「はぁいはいっ、そこまでってんですよぉっ!!」

刃を振り翳し、青年に向けているのは何故だろう
強い西風が吹き付け、2人の合間を駆け抜けた
703 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage saga]:2014/08/12(火) 14:40:13.54 ID:bhTTIk670
>>702
「………あァ゛ん…?」

しん…、と、その場が静まり返った。魔王も、盗賊の青年も、そして声を発した少女でさえも。
何だ今の声は。制止した?この俺を?
へェ…いい度胸だ。ぎろり、眉間に皺を寄せて声の主を射殺すような視線で睨み付けた。

「…へェ、面白れェモン持ってんジャン…?」
「……オラ帰れ、死にてぇか…二度とこんなことすんじゃねェぞガキィ…」

少女の構える剣。あれからは特殊な力を感じる…自分に似た力。見た目はただの変わった剣、しかし
それを見るとサイファーは目を見開き、嬉しそうに顔を歪に歪ませて嗤う。
同時にサイファーは青年を離した。離したというよりは投げ捨てるに近かったが…
斜面を10mほど転がり落ちはしたものの、青年は無事起き上がりよろよろと逃げ延びていった。

「…決めたぜ、今日のエモノは…オマエだ」
「………名乗れよ、名前だけは聞いといてやるぜ…最期にな」

ニアを指差し不敵に嗤うサイファー。見た目はただの大きな傷を持つコートを羽織った青年だが…先程の力、侮れない
704 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/12(火) 14:53:11.21 ID:06jP7LIcO
>>703
「……っ、」

何故止めになんて入ったんだ、失敗だ
青年から投げ掛けられたその視線はそれだけでニアの戦闘への覚悟を大きく抉り、
脳裏に退却の2文字を生み出すに余りに容易い
だがしかし、

「な、名前ぇっ……ですかぁっ?」
「……『ニア』、」
「『ニア・シューペリオリティ』っ!!」

踏み止まり輝く左眼を返す事が出来たのはかつて最愛より受け取った誇り高きその名前故
それだけで優越を側に感じられる、逃げ出さずにいられられる

「……っ!!」

月光を両手持ちに、胸の前に鋒をそらに向けて構えれば気合裂帛
ヒトの胴体程の6本の触腕を生やしそして足を組んで内4本で体を支えた
残りの2本を蛇の鎌首の如くに揺らめかせ、地上3m程の高所より青年を見下す

「……行きますってんですよぉっ!」

先制一閃、1本の鎌首を打突として青年向けて打ち下ろした
705 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage saga]:2014/08/12(火) 15:05:38.92 ID:bhTTIk670
「ハッ!『ニア』…『ニア』ねェ…?出来損ないの名だぜッ!!」
「俺はサイファー・シャイターン…『ゼロのサタン』だ…冥土の土産に聞かせてやるよ…」

ニアの名を聞けば嬉しそうにうんうんと頷き、顔を上げれば狂気の笑みを浮かべ咆哮。それと共に名乗りを上げる。
背中から烈風を伴って発現する漆黒の六翼。それは草花を薙ぎ、辺りの木を軋ませるまでに強烈なものだ。

「ハッハァッ!!」

強靭な触腕による刺突。あれほどのサイズの筋肉の集合体ならば人間の一人や二人、一撃でねじ伏せ引き千切ってしまうだろう。
しかしサイファーはそれを避けず、ポケットに片手を突っ込んだまま片腕で受けた。ニアの触腕を受け止めた腕には何やらドス黒いオーラが纏わり付いているのが見えた筈だ。
闇の魔力を纏わせた腕で初撃は必ず受ける。相手の力量を測るために。

「強ェ…なるほど、ビリビリ来るぜ……ちっと舐め過ぎてたみてェだなぁ…」

(射程を活かして戦われるとめんどくせェ…一本一本潰して回るかァ…)
(脚は……4本、はァん…あの配置、ありゃ前にコカされて痛い目見てんな…どの脚が切られてもリカバリ出来る配置になってやがる…)

現在は昼過ぎ、日光は燦々とサイファーの肌を焼き、その力を奪い去ってゆく。
絶好のパフォーマンスとは言えないが…短期決戦ならばなに、問題はない。
減らず口を叩くその裏側、嘲笑うかのような嗤みの裏側にあるのは極めて冷静な思考。

見た目や言動とは裏腹にサイファーは聡明だ。冷静に戦況を判断する。

706 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/12(火) 15:15:37.63 ID:06jP7LIcO
>>705
「ニアをっ、出来損ないって言うなってんですよぉっ!!」
「……なぁっ!?」

叫び返し、そして絶句
青白く輝く左の瞳が見開かれる
自身の能力は極めて攻撃に向いている
その本質は高威力の打撃の連続飽和、圧倒性にあり
防御を試みる相手をそれごと噛み砕くのに適しているのだ、タイドメイカーは
だというのに、それなのにこの相手は防いだ、たった片手で造作もなく

「……こっ、このぉっ!!」

擡げていたもう1本で地面ごと薙ぐようにして横から払う
受け止められた1本はふわり浮かせ、そして再度の打突攻撃
セオリー通り、ニアの兵器としての全く基本的なアタックパターン
707 :レアブ【悪魔神官】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/12(火) 15:24:38.66 ID:EZnnRat/0
くっくっくっく……『魔王』か。
尤も、"我ら"の識る"魔王"とは異なるようだが。

【両者が戦いを繰り広げる場所からほど近い崖上】
【闘争を告げるエリュシオンの西風に吹かれる者が、また一つ】
【但し――穢れなき風と相容れぬ"それ"は――人間ではない】

【境界線世界の一つ、邪悪なる意志集う『大魔王の領地』の住人】
【紫地に金の刺繍が施されたローブが棚引き、フードの奥底の双眸は赤黒い不気味な光に満ちていた】
【両袖から伸びた骸骨のような灰色のか細い手は、黒を基調とした魔導書を携えている】

だがあの力、本物だ……
これでまた一つ、"愉しみ"が増えたことになる。

さて……我の獲物は――――

【恐慌の儘に逃げ行く盗賊を、その赤黒い視線が射抜いた】
708 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/12(火) 15:36:07.07 ID:06jP7LIcO
>>707
「……!?」
(月光……!? またっ……!?)

両手で構える月光が鳴き、何かに反応する様に揺れる
だが少なくとも現時点、ニアにそれを気に掛ける余裕はない
凶行を止める事は叶わないだろう
ニアは確かに目の前の青年の暴挙から盗賊を救った
しかしその先を知る術は持たない
マウト・フトゥーロの眼の常軌を逸した力ですら、未来を見透す事は不可能なのだから
そして、それは時にはこころを救う
全ての未来を識る事とは即ち、無常の理を受け入れなければならないという事
それに耐え得る程の器を、未完全なニアはまだ持たないのだから
709 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage saga]:2014/08/12(火) 15:38:27.01 ID:bhTTIk670
>>706
「……ふゥん…」

魔王の咆哮に対する怒りの叫び。
その反応を見て魔王はにやりと嫌な笑みを浮かべ…そして小さく小さく呟く。
ニアにギリギリ聞こえるような小さな声と唇の動き。『ならば証明してみな Near(近しいモノ)』
オマエは所詮本物ではないと、何時迄経ってもニセモノの名だと、その名を彼女に授けた『勇者』の意思を侮辱した。

「ははははッ!プライド砕かれちまったか!?」
「皮肉だよなァ…同じタイプ同士の激突たァなァァッ!!!!」

圧倒的なパワーを以って全てを踏み砕く触腕、それに対するは圧倒的なパワーを以って全てをねじ伏せる魔王の拳。
日中で大きく力が制限されているとはいえ人間の身体とは違い触腕の一撃で潰される程ヤワじゃない。
もっとも魔力で強化し防御した上でダメージがフィードバックしてしまう程だ。防御無しでは命取りとなる。

故にサイファーは横薙ぎの触腕を飛び越えるようにして飛翔、迫るのは空中で動けなくなった所を狙い撃ちにする触腕だ。

「ケッ…セオリー通りだな、ところで…」
「俺の背中の六翼(コレ)ェ…何の為に付いてると思ってんだァ…?」

ドウッ!!空気を叩きつけて衝撃波と共に飛翔、触腕の間をすり抜けるようにしてニアの眼前へ肉薄。
その拳を固く握り締め、岩すら砕く鉄拳を少女の鼻っ柱に叩き込もうと…

>>707
「………あ゛…?」

刹那、ニアへの反撃を止め崖の頂上へと視線を遣る。圧倒的な存在感をハッキリと感じ取ったからだ。
気配を消していてもハッキリと判った、ヤツは…『強い』。宵の自分とも対等に張り合える程に。
しかしサイファーの振り向いた崖の頂、そこには誰の姿もない。誰も存在しない。ただ観られていたことだけはハッキリと分かる。

「…見てやがったな…アイツ…」

気に入らねェぜ。そい呟く後ろ姿はハッキリ言って隙だらけだ。
容赦無く触腕を振るえば十中八九魔王はその背中に大きな青痣を作ることとなるだろう。
710 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/12(火) 15:50:55.89 ID:06jP7LIcO
>>709
「……言われなくたってぇっっ!!」

極小の妖麗な呟きに対するは咆哮、強化された肺機能から来る全霊のシャウト
言葉ではない、精神的な問題なのだ
ここでもし折れれば、打ち負けてしまえば
それは同時最愛に対する侮辱を認めてしまう事に直結する
……絶対に嫌だ
純粋な我儘、ヒトをヒト足らしめるエゴ
振るうタイドメイカーは勢いを増して、正に万壊の威力を持ってして迫った

だが

「……あっ……っ!?」

命中しなければ意味を成さない
横薙ぎは地面を抉りながら、打突はその先端を作ったばかりのクレーターの中心に埋め
ただ目の前に迫った青年の拳を振りかぶる動作をしまったと言わんばかりに見ていた

「……っ!」
「……ぅぅあぁぁっ!!!」

突如として向けられた背、そして外される意識
到来だ、好機の
即座脚代わりの1本のタイドメイカーをアッパー気味のぶん殴りを狙う軌道で振り上げた
711 :レアブ【悪魔神官】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/12(火) 15:55:48.85 ID:EZnnRat/0
>>708-709
【二人からは死角となる坂下へと、"悪魔"の体は光線のように紫色の光に包まれて飛び去って行った】
【その邪悪なる気配はやがて、西風に掻き消されるようにその向こうへと消える】


くっくっく……何処の人間か知らぬが……足止め感謝するぞ、異能者よ。
これで獲物が―――

【言葉と共に反芻するは、魔王に立ち向かいし女性の姿】
【彼女が携えていた刀――其れの意味するものは分からなかったが、特別な何かが秘めているのだろうと】
【悪魔の第六感を以って感じ取った、そんな感覚と共に】

【逃げ惑う盗賊に迫る紫の影、然しそれは、無能力者には何の気配も感じさせない】
【その隠密性は、悪魔にそのアジトを暴かせるのに十分なものだった】
712 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/12(火) 16:03:12.70 ID:bhTTIk670
>>710

「ごっ………!?」

ばこんと響く鈍い音。それと共に魔王はコートをその場に残して吹き飛び地面を転がった。
放った一撃は偶然にもクリーンヒット。結構効いたらしく地面には点々と血の跡が残っている。

「…しまったぜ…クソ、俺とした事が…日光で頭ヤられちまったか…!?」

起き上がりまず初めに恥じるのは自分の不注意な行動。日光を浴び過ぎて頭が馬鹿になったかと自問自答の末、今は考えないことにした。
ぶるぶると頭を振るって頬を叩く。ヒリヒリ痛む量頬を僅かに赤らめてニアを見据えれば一息、鼻血を拭えば腰をゆっくりと落とした。

「いつまでも陽に当たってられねェ…そろそろ決めさせて貰うぜ…?」

不意に周囲の空気ががらりと変わった。内臓を内側から侵してゆくかのような怖気だ。
その右手で振りかざすは暴虐の証、その右の拳に流れ込むは暴力的なまでの魔翌力。魔翌力は漆黒のフレアとなって放射状に靡く。
分厚い雲が太陽を隠し、辺りには雷雨が降り乱れ始める。
雷鳴が轟くと同時にサイファーも活力を取り戻した。日射が遮られたことにより魔翌力が増大し右腕のフレアがより一層漆黒の『輝き』を増したのだ。

「振りかざすは天軍の剣砕き…刮目しやがれ、"明けの明星"ォォッ!!!」

ぶん、と腕を振り抜けば描かれる闇の軌跡、大きく、大きく振りかぶってニアへとサイファーは飛翔した。
全力の、全ての魔翌力を込めた一撃はタイドメイカーの防御を以ってしても防ぐのは困難かもしれない。
母なる太陽すらニアに背を向け、勝利の女神が何方へ微笑んでいるのかすら見当がつかない。そんな状況。
最後に頼れるのは一筋の鋒、父の面影。
713 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage saga]:2014/08/12(火) 16:18:08.97 ID:XrDqXWrg0
>>712
「やっ、やったぁっ! ざまあみろってんですよぉっ!」

思い知ったか、と燥ぐニア
タイドメイカーに支えられる体がゆらゆらと揺れる

「さぁてぇっ、これ以上痛い目を見たくなければぁっ……」
「……えっ?」

小さな胸を張りふふんと得意気、投降を呼び掛けんとするもそれは途絶させられる
ニアはこの魔法の世界にあって魔力を感じられない
それでも、それなのに身を凍てつかせ吐気すらを催させる暴力的な怖気

周囲の時の流れが圧縮され、スローに感じられる
これはニアの脳内が100%の死を感じ取り、最大限のポテンシャルを発揮させ戦闘以外の一切を雑然と解しタスクを偏向させ
有機脳を沸血させながら100%を99%にすべく全力で働かせた結果だ

咄嗟八葉の展開を思考するも間に合わないと判断、6本の内4本を絡ませ防御体勢
ヒトとしての生への飢えと兵器としての勝利への渇望が複雑怪奇に混じり合い針の穴の奥底の極めて乏しい光を掴まんと試みる

「うわぁぁぁっっっっ!?」

次の瞬間ニアの視界に映ったのは全ての防御用タイドメイカーを粉砕し迫る漆黒
そして縋る、最後の最期に
携える月の光に、闇を照らす優しいその影に
突き出したのは月光に依る刺突、唸りを上げる死の気配に対し余りにも非力な一閃
714 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage saga]:2014/08/12(火) 16:50:13.76 ID:UmOG9JmgO
>>713
「────ッッッッ」

スローモーションで迫る確実な死。回避は不能、防御も不毛。打てる手は全ての打った状態での、尚迫り来る漆黒の前に少女は立ち竦んだ。
少女には視えただろうか、魔王の喰い殺すかのような力んだ顔が、『ほらな』と言いたげな蔑んだ嗤みへと変わってゆくのを。

一歩一歩わざと靴底を踏み鳴らすようにして、その大鎌を見せつけるようにしてやってくる死。
その死の間際、少女が最期にすがったもの、それは────失ってしまった父親の背中

「…は……!?」

ざくり、己の右腕を刺し貫く聖剣の、その不快な感覚と激しい痛み。
少女の突き出した剣はいとも簡単に魔王の右腕を刺し貫いてしまった。あの強靭な肉体をいとも簡単に!

あぁ、これは…そういうことか。かつて自らを斃した剣と同じだ。この忌々しい剣には聖なる魔力が、聖人達の魂が込められている!!!

「ぐゥゥ……!!この魔力…シファルかァァ…ッ!!」

身を焼く聖なる波動。それも生半可なものではない。恐らく数十、否、数百の聖人の魂が宿っているだろうその聖剣に身体は蝕まれあちこちが悲鳴を上げる。
なるものかの右腕にさらに魔力を注ぎ続ける魔王。しかしたった一人で数百の意思に逆らう事が出来るであろうか。

結果として魔王の魔力は押し返され、徐々に徐々に逆流、終いには過負荷(オーバーロード)により暴走を始めてしまう。
フレア状から次第に肥大してゆく魔力は最早美しい漆黒などではなくただのドス黒い、醜い魔力の塊と形容するに相応しい。

「……がっ…ぁ…!?しまっ…────」

統制を喪い逆流する魔力。小さなものならば制御も難しいものではない。
しかしそれはあまりにも膨大だ、サイファーですら制御しようの無い程の代物
結果として閃光が魔王とニアの世界を覆い尽くし、続いて暴発する魔力の爆発放射(バースト)。

逆流の果てに辿り着いたバーストは魔王の身体を呑み込み…次の瞬間には傷ひとつ無い状態の少女と大量の羽根、それも漆黒の羽根がその場に散らばっているのみだった。

//残念ながらこの辺りでタイムリミットのようです…ロールありでした〜
715 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/12(火) 17:07:11.46 ID:XrDqXWrg0
>>714
「……、……、……っ……」

荒く乱れた呼吸、山路にへたり込み月光を抱く
全てのタイドメイカーは千切れ飛び萎び果て瞳の青白い輝きもない

それは余りにも鮮烈な光景だった
吹き荒ぶ死の乱流の中、数多の英霊に護られるようなリアルめいたビジョン
最後に現れたその背中はかつての最愛に良く似ていた、涙が止まらないのはそのためだろう
堪えて来た堰が切れたのだ、失って久しい存在に対する凡ゆる感情の

ひらりひらり、西風に揺れる漆黒の羽の雨の中に於いて黒き刀身の剣は悠然と輝く
暴走した魔翌力の残滓が周囲の安定性を著しく虚脱させ、空間そのものを歪め軋ませて行く

「……ぱぱぁっ、ありがとう、ございますってんですよぉっ……」

止むことのない涙の中、微笑む事が出来たのは何故だろう
難しい筈のそれを容易く行い、そして境界線の揺らぎの中へ呑み込まれつつあるニア
西風は止み、やがて嵐がやって来るだろう
そしてそれを見届ける事は、この世界から消え失せたニアには決して叶う事ではなかった

//分かりました、レス遅くてすみません
//またよろしくお願いします、お疲れ様でしたー
716 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/12(火) 21:06:57.65 ID:6gOJIrt70
【近未来世界】
反重力で空を飛ぶ車が走っていたり 宇宙へ向かう軌道エレベーターなんぞが建設されていたりする近未来都市
そんな街の一角にあるゲームセンターでは ロールアウトされたばかりの最新機種がお披露目され お客さんたちの興味を引いていた

「おっほほwwこりゃスゲェwwwwwwwwww」
―――ギィ!!

そんな客の一人であるアキレスもまた そのゲームに興味津々であった 説明書きには

『君も今日からエースパイロット!! 巨大ロボットに乗り込み戦闘に参加しろ!!』
『まずはID登録 パーツを組み合わせてキミだけのロボットを作り出せ!!』
『また絵を持参すればその通りのホログラフを作成可能!! ゴ○ラみたいな巨大生物も思いのまま!!』

などと書かれている
「どうしようかなぁ・・・・ちょっとやってみようかなぁ・・・」
717 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/12(火) 21:23:37.76 ID:JsmVcXFUO
>>716
まさに「未来」というイメージがピッタリなこの世界。
昔の人が現代世界を見たような感じだろうか。

「ふーん……やっぱりこういう所のゲームってすごいなぁ」

近未来な世界のゲームセンター。
現代とは比較にならない程の技術を駆使したアミューズメントが多数あることだ。

「へぇ……」
「なかなか……面白そうねぇ、これ」

そのゲームの説明書きをまじまじと読む少女。
少し興味がある様子だ。ちなみに彼女、結構ゲーマーだという。
718 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/12(火) 21:30:35.92 ID:6gOJIrt70
>>717
「よし・・・まずはID登録だ」
そういって筐体から離れた男が顔を向ければ そこにいたのは越境仲間の帆村さん

「あれ? 帆村タンじゃないか やほー」
―――ギィ!!

アキレスが挨拶し ベティがハサミを振り上げる

「なに 帆村タンも興味あるの? だったら一緒にやろうよ 勝負しようぜ」
719 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/08/12(火) 21:41:03.72 ID:rJbnwCRUO
>>717-718
【ゲームを稼働させれば先客の操作する細身の人型ロボットが相手を待ち侘びているだろう】
【既に何やら、一足先に諸々の登録を終えていたらしい猫人】
【最初は歩く事すらままならかったが今となってはそれなり複雑な操作にまで追い付いている様子】
【操作しているロボットは格闘戦重視の物のようだ】
【筐体の仕組みにもよるが、猫人の姿を探す事も叶うだろう】
【余談だが猫人の姿を見たギャラリー、何のキャラのコスプレだろうと首を傾げていたらしい】
720 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage sage]:2014/08/12(火) 21:46:29.14 ID:JsmVcXFUO
>>718
「あれ、アキレスと…ベティじゃん?」

声を掛けられた方を見るとそこには知り合いが。
同じゲームに興味を持った……でかでかと書かれていたという理由もあるかもしれないが。

「……やってみる?」

一応こちらもやる気という。
とりあえず書かれている通りにID登録をするだろう。
721 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/12(火) 21:54:37.86 ID:6gOJIrt70
>>719
スケッチブックに自身のホログラフをデッサンしながら筐体を見れば
「あれ? イリータン?」

そこにいたのは猫人ではありませんか しかも細身の人型ロボットじゃないか
「あれもカッコイイな ・・・よし できたぞ」

>>720
「あぁ これからやってみようと思うんだ 帆村タンも登録しちゃいなよ」
そういって一足先に筐体に入ろうとする

さぁ ロボットに乗り込んでバトルしようぜ!!

>>全員対象
スタッフにスケッチブックを手渡し ホログラフ作成 ID登録を終えて筐体に乗り込む

「マッチメイク・・・モチロンここは街中 サイズは特大っと」
そういって作り上げられたのはビルがひしめくメガシティ

そして皆が乗るロボットなり生物は昔の怪獣映画ほどの大きさになっているだろう

「よし・・・!! ビッグ・ベティ!! ショウターイム★」
―――――ギィィィィィィイイイイイィィィィィ!!!!

大気を震わせハサミを振り上げるのは 黒光りする装甲の巨大なベティである
装甲と近接にステを全振りしたガチタン仕様である
722 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/08/12(火) 22:09:02.76 ID:Kg2NUxJx0
>>721
……ん?
あ! ろ、ロイさん……!?
……よ、よぉ、奇遇だな……?

【しまったと目を見開き慌て、しかし観念したように左手を軽く泳がせて挨拶】
【どうやら知り合いに遊んでいる所を見られるのが気恥ずかしいらしく反応は微妙なモノだ】
【ちなみに猫人が描いた絵はそれはまぁ酷かったものらしく、スタッフさんのリメイクによりそれなりにカッコイイ物となっている】

……む、対戦するのか?
よし、いいだろう……手は抜かないからなっ!
……ぅっ……

【メガロシティに愛機(動禅機械兵1号)が降り立ち、巨大蠍を睥睨】
【一瞬その躯体にたじろぐも即座に持ち直し、拳法めいた構えを取った】
【同時に拳から肘に掛けて青白いエネルギーの奔流が迸り、ビルの群れを照らし出す】

>>all
【戦闘開始と同時ち早速ビック・ベティに向けてバーニアの加速を得て一目散に駆け出す】
【近接が叶えばその装甲目掛けて焔を纏った右ストレートを繰り出すだろう】
723 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage sage]:2014/08/12(火) 22:09:27.41 ID:JsmVcXFUO
「……うん、じゃあやってみようかな」

話に乗り、ゲームをすることにした。
早速スケブに絵を描き━━━━━━

「よし……こんな感じ?」

彼女の機体は銀色に光る円盤状の飛行体。
レーザー発射口などが搭載されており、遠距離攻撃・機動性重視という見た目。
何箇所かライトがあるのか、そこがせわしなく点滅しているのも特徴。
724 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/12(火) 22:10:04.32 ID:bhTTIk670
「ロード完了…行くぜアレックス。俺らの分隊はゲームだろうが無敵だ!」

遅れて参戦するのはジョシュアの機体。狙撃に特化した重装甲型だ。どうやら同僚に誘われて参加したらしい。
大型のレールガンと7砲身の重機関砲を装備、肩部には自動展開する反応装甲が装着されている。

隣には同僚らしき僚機が居たが何処からかの狙撃を受けて一瞬で撃破されてしまった。
機体名はThe_Wahlstatt、ユーザーIDはJ_S_Arlington_OSAT。それなりに分かる人から見れば個人特定は一瞬のことだろう。

「っ!?あぶねっ…」
「うおっ…アレックスがやられてる…」

アレックスとはいつも一緒に居る黒人兵士の事だろう。彼とは地味に長い付き合いだ。
しかしゲーム内ではごく短い付き合いに終わってしまったようだ。ジョシュアは慣れない動き、覚束ない操作で適当に照準を合わせ、引き金を引いた。

「うげ…これ全然当たんねぇじゃん…」

いくら熟練の狙撃兵といえど現実とゲームとでは勝手が違い過ぎるようだ。
中々敵に弾を当てることが出来ず四苦八苦している模様。

ちなみにアキレス一行の存在にはまったく気付かず遥か十数キロ離れた目標の狙撃にご執心のジョシュア。
弱点が剥き出しの後ろから殴れば一撃だ。

「あぁクソ…逃げるなよ…おい…!」
725 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/12(火) 22:19:09.53 ID:6gOJIrt70
>>722
「ロイではありません アキレスです」
何故か丁寧語で訂正を入れます

「然しゲームにご執着とは可愛いところあるじゃないwwwwwwwwwwwwww」
おっと ウザイ笑みを浮かべて挑発しようとしているぞ

そして戦いのゴングは鳴った すっ飛んでくるイリーのロボット

「こいやぁぁぁぁあああ!!!!」
炎を纏う右ストレートを巨大なハサミでガード ものすごい衝突音が響き渡る

「・・・・ッさすがビッグ・ベティ なんとも無いぜ!!」
HPゲージの減りも少ない まだまだいけそうだ

「今度はこっちの番だ!! ぶっ飛ばせビッグ・ベティ!!」
左のハサミを振り上げ イリーのロボットに振り下ろす

>>723
「帆村タン >>724のアイツにむけて一発ぶちかましてくれね? アイツ俺のダチなんだwwwwwwwwww」
さぁ 砂は殲滅と逝きましょう

>>724
だがそれだけでは面白くない 通信を開き

SOUND ONLY「俺らの分隊はゲームだろうが無敵だwwwwwwwwwwwwww」
人をおちょくるような口調で通信が飛んでくる さぁ 誰だかわかるかな?
726 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage sage]:2014/08/12(火) 22:25:26.73 ID:JsmVcXFUO
>>725
「んー……分かった、やってみる」

下部のハッチを展開。ジョシュアの機体に向けてミサイルが撃たれる。
速度はレーザーに劣るが、ミサイルとだけあって誘導性がありなかなか面倒なタイプだ。

ちなみにアキレス・イリーの機体からは多少離れた距離にいる。
727 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 :2014/08/12(火) 22:28:07.66 ID:Kg2NUxJx0
>>725
……失礼
う、煩いっ!

【こほんと咳払い、そもそもロイさんと面識があるかすら微妙な猫人】
【ともあれ挑発には見事に乗って、その軌道は全くの単調な物になっている】
【画面下の小窓にはぎりりと歯軋りしている猫人の顔が映っているだろう】

……硬っ……うわぁっ!?

【拳打を弾かれたたらを踏んで、その隙を突く形で襲い来る振り下ろし】
【左でのガードを行うも重量級の攻撃に対しては弱い、それなりのダメージを受けて背後のビルにもたれ掛かり大惨事】

ちっ……どうしたものか……

【なんとか立ち上がればビック・ベティを中心に左回りにバーニアを噴かして機動】
【身軽さを活かして撹乱、そして多脚の内の1本を狙い蹴りを繰り出そうとしている】
728 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage saga]:2014/08/12(火) 22:35:26.19 ID:bhTTIk670
>>725
「………………」

3秒弱のその通信で彼は全てを察したようです。ぐるりと向きを変えると貫通力と弾速がウリのレールガンを構えてチャージ。
何故かお互いにVCが筒抜けなのは謎なシステム。ともあれどうやらアキレスのネゴシエーションはお気に召さなかった様子だ。
ビッグベティ目掛けて巨大レールガンをぶっ放して来ました。

いくら射撃兵装とはいえ片腕が丸ごと100m程の巨大なレールガンと化している状態。直撃すれば素晴らしいダメージソースに早変わり。
伏せた状態での射撃は非常に精度も良い。その場から動けないのが欠点だが…
それにしてもこの男、ひたすらに芋る。

>>726
「ミサイルアラート…ふん…重装甲型に無駄な真似を…」

対するジョシュアは動かない。いや、厳密に言えば動けない。
迫るミサイルに慌てる様子もなく狙撃を敢行。ミサイルがワールシュタットまであと十数mまで達すると肩の装甲が一部自爆、破片がミサイルにぶち当たり空中で誤爆させダメージを軽減させる。
反応装甲、所謂電磁装甲の類が装備されているのだろう。爆発物の類はジョシュアには無駄なようだ。
729 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/12(火) 22:43:48.67 ID:6gOJIrt70
>>727-728
「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
笑ってる メッチャ笑ってる

だが回りこみには弱い なにせ機動力を削って装甲に足した為に足がメッチャ遅い

のっしのっしと方向転換しているうちに足を一本蹴られてしまいました
バランスを崩しているうちに 何かアラートがなっている

「チョマwwwwwwwwwwジョッシュwwwwwwwwwwwwww」
なんともヤバスな銃口がこちらに向いているじゃないですか
どうにかハサミでガードするも 衝撃でハサミが一本もげてしまいました

―――――ギィィィィィィイイイィィィィィ・・・・・!!!!
ビッグ・ベティの咆哮が木霊する

「ジョッシュ〜怒るなよ〜wwwwwwwwww ビークールおーけー?wwwwwwwwwwww」
落ち着かせようとしてるのか おちょくってるのか分からない物言い

「お前は帆村タンと遊んでろよ!!」
兎に角目の前のイリーロボットをナントカせねば バランスを整え 今度は尻尾による刺突をしかけようとします
730 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage sage]:2014/08/12(火) 22:51:27.45 ID:JsmVcXFUO
>>728
「ミサイルが効かない……!?」
「……だったらこれは?」

底面をジョシュアの機体に向け、無数のレーザーを速射する。
威力は高くないが、範囲が広い上いちいち対応しているとキリがない。

>>729
「ちょ、ちょっと……何こっちになすりつけてるの…………!」

明らかにこちらを狙え、と取れるアキレスの発言にムッときている。
731 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/08/12(火) 22:53:34.90 ID:Kg2NUxJx0
>>728-729
よしっ! どうだっ……えっ?
うわぁっ!?

【足の一本にダメージを与えこの調子だと意気込んでいた矢先、襲い来るのはビック・ベティに対するレールガンの被弾の衝撃】
【軽量機で有る事が仇となり、それだけで足が止まり各部姿勢制御用の小型バーニアが引っ切り無しに炎を噴射する】

……くそっ、何だ今の……ひゃあっ!?

【何とかバランスを取り戻し、画面一杯に拡がるビック・ベティの巨大な尻尾に声をあげて「イリー本人が両腕での防御体勢」】
【少し慣れて来たとは言え所詮はゲーム初心者、マリ○カートでカーブと共に体が動いてしまうあの現象に逆らう事は出来ない】
【動禅機械兵1号は刺突に左腕を貫かれ大きくノックバック、ビルを数棟薙ぎ倒しながらダウンを喫した】

732 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage saga]:2014/08/12(火) 23:04:31.27 ID:bhTTIk670
>>729
「よっし…!当たった…!!」

レールガンの手応えに満足げなジョシュア。
どうやら遠くの敵に当たらなかったのは弾速が早過ぎて弾丸が蒸発していたかららしい。ミドルレンジならばバシバシ当てられる筈だ。

「このまま活け造りにしてやるぜ…アァキレェェェェス!!!」

先程とは一転、今度はこちらの番だと笑みを浮かべて再度レールガンを発砲、弾丸は丁度アキレスとイリーの中間地点に着弾する。
続けてもう一度トリガーを引こうとしたその時、事は起こった。

>>730
「くっくっ…何度やっても無駄だ…こっちには電磁装甲が…」
「おぼッッ!!?」

深雪の放ったレーザーが電磁装甲を潜り抜けて直撃。一撃ならば大したダメージにはならない筈のその攻撃。
しかし今回は当たり所が悪かった。なんとレーザーはレールガンのジェネレーター、それも臨界状態の真っ最中に直撃したのだ。
熱暴走を起こし爆発するジェネレーター。その動力は原子力。それの意味する所は…



アキレス達からは遠くの雄大な山岳地帯が丸ごと蒼白い核爆発に飲まれ消滅するのが見えるだろう。
左下のキルログ、深雪がジョシュアを倒したという表示も
733 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/12(火) 23:12:28.47 ID:6gOJIrt70
>>730
「だ〜って帆村タン 俺は今イリータンと真っ向勝負なのYO? ちょっとは楽させてよ」
そんな帆村を落ち着かせようと 言い訳を述べています

そしてジョシュアを撃墜
「やったね帆村タン★」

>>731-732
「ぃよぉぉぉぉぉぉっし!! 今がチャーンス!!」
上手い事ベティ・スマッシュが決まったようだ しかもジョシュアが帆村にやられたという情報

「や〜いジョッシュのば〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っか!!!! コレでイリーロボをぶちかまs」
ジョシュアのこと全力でバカにしつつイリーロボにトドメを刺そうとして 移動して レールガンの射線に飛び込んでしまう

「あ」
―――――スガァァァァァァァァ・・・・

高出力レールガンを横っ腹に喰らい HPゲージが真っ赤になる

「・・・・・」

画面にゲームオーバーの文字

「やられちゃった★」
734 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 [sage]:2014/08/12(火) 23:19:05.91 ID:Kg2NUxJx0
>>732-733
うわぁっ!?
……え? あ、あれ……?
なんだ、アキレスさんもやられたのか……?

【立て続けに起こる爆発、その度に煽られる機体】
【よろよろと立ち上がり状況の把握に手間取っている合間にいつの間にか参戦者の数は半分に】
【ばちばちと左腕を初めとした各部からスパークを起こしながら動禅機械兵1号は棒立ちしている】
735 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/13(水) 22:59:32.12 ID:FzsTNCzL0
「っと……っとっ!」
「ふぃぃっ、しぃん臓に悪いってんですねぇっ」

ひょいひょいっ、と片脚義足で器用に足場の悪い道を踏破する
ラバーブロックの滑り止めがあるタイプで良かったと、
そして靴も前の世界でトレッキングシューズを手に入れて於いてよかったと安堵
そうでなければこの太い木の枝の入り組む足場に悪戦苦闘していたことだろう

そらは数多の木の葉にトリミングされ、木漏れ日が染み出す程度
チチチと小鳥が彼方此方で鳴けば何処かで飛び去る羽音
足元の太い木の枝の下、遥か彼方にぼんやりと見える地上
超巨大な世界樹、その枝の末端

「……食べ物にはっ、苦労しなさそうですけどぉっ……」

たわわに実る世界樹の実をもぎり、囓る
水分と甘味が口いっぱいに広がり疲労を拭い去るようだ
恐らく待っていればその内世界間移動は起こるのだろうが、ただ待つより探索したくなるのはニアの性
ひょいひょいと器用に足場の悪い道を踏破していた
736 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/13(水) 23:09:49.90 ID:lpBEXG8z0
>>735
「…高い…」

ニアの隣を歩くは、裸足で木の枝の道を進む澪。
時折飛び出ている木の枝が足に刺さるが、それももう慣れたものだ。
木登りはよくするがこれほどでかい木に登るのは初めてだ。アスレチックな悪路を歩いているとどこか楽しくなってくる気がする。

「…人、住んでたりするのかな…?」

ニアに倣って適当な果実をもぐ。
口に含めば、広がる渋みにうえっと顔を顰めた。
737 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/08/13(水) 23:14:15.04 ID:kzE1uJ6jo
>>735
「よっと…………」

命綱もない状況下、器用に素早く枝から枝へと移動していく人影。
見上げれば一面の木の葉、そこから薄っすらと木漏れ日が差している。
見下ろせば一転奈落の底。ぼんやりとしか見えない地上へと落ちれば、まずその命はないものと考えて良いだろう。

「っと、っと、っと…」

一瞬バランスを崩し、態勢が崩れそうになるがそこは気合でカバー。
スリル満点どころかデンジャラス満点。そんな世界樹探検である。

「てか、色々な木の実があるな…」

見渡せば毒々しい色をしていたり鮮やかに彩られた美しいものもあったり、と木の実の種類はまちまち。
一つ、赤色の果実をもぎ取ってそのまま頬張ってみる。
瑞々しく新鮮、程よい酸味と甘さが調和した良い味をしていた。

「他のはどんなのだろう……」

折角なので、上を目指すと共に色々と試してみる事にした。
738 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/13(水) 23:20:35.86 ID:FzsTNCzL0
>>736
「あのぉっ……脚、大丈夫ってんですかぁっ……?」

裸足に刺さる枝、恐らく滲んでいるかもしれない出血
痛々しいその様子に声を掛けてしかしそれ以上の事は出来ないのがもどかしい
今は2人が横に並んで歩いても尚余裕のある幹の部分に差し掛かっており、アスレチックさは軽減している
最も脚を滑らせれば落下の危険性は常に伴うが

「どうなんでしょうっ?」
「取り敢えず……探してみますかぁっ」

まだ青い実を囓ってしまったのか苦い顔の澪に苦笑を浮かべながら

>>737
「んっ……?」
「……あっ、誰かいますってんですかねぇっ……?」
「あのぉっー、もしもぉーしっ!」

ふ、と視界の端に映る人影に気が付き、呼び掛けてみる
周囲の小鳥達が驚き、一斉に飛び立った
739 :澪【獣化】 :2014/08/13(水) 23:35:32.45 ID:lpBEXG8z0
>>737
「…あれ…?」

見覚えのある人影…と言うよりは嗅ぎ覚えのある匂い。
彼もここに飛ばされたのだろうか。ともあれこれも何かの縁。

「…零士ー…」

ニアの大音量に比べてやや劣る声量で呼びかけてみる。

>>738
「…ああ…慣れてるから、平気…」

多少は血が滲んでいるのだろうが、痛みはおくびにも出さない。
歩くことでつく小さな傷と澪が持つ自然治癒力。その二つが釣り合っているからこそだ。

「…住むの、難しそうだけどね…」

足だけは滑らせないように慎重に歩みを進めながらも、再び果実にチャレンジ。
ぱくっと一口齧れば今度は気に召したのか、食べ歩きへとシフトチェンジした。
740 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/08/13(水) 23:43:01.78 ID:kzE1uJ6jo
>>738>>739
「ん……………って、ニアか。澪も」

大きく響いた声の方を向いてみれば、そこにはニアの姿。澪も一緒に声を出しているようだ。
ニアの声は周囲に反響し、やまびこのように木霊する。

「お、こっちは黄色だ」

黄色の果実を見つけ、もぎ取って頬張る。
先ほどのとは違い、今度は酸味の方が強かった。
色に応じて味も違う、そんな不思議な果実はあちこちに成っている。

「虹色の実もあったりしてな………」

なんて声が二人にも届くかもしれない。
零士は枝から枝へ転々と移動していく。虹色の実なんていう夢に満ち溢れたものを探して。
741 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/13(水) 23:46:42.28 ID:FzsTNCzL0
>>739
「ニアの靴っ、貸すにも片方ですしねぇっ……」

右脚の膝から下はカーボン製の簡素な義足だ
依って左脚にしか靴を履いていないニア
大丈夫とは言えど心配なようでむぅと唸った

「……まぁ、そうですよねぇっ……」
「でもほらぁっ、猿って木の上に住んでたって訳ですしぃっ……」

祖先がそうしていたなら倣っていても不思議じゃない、と言う事らしい
芯だけになった木の実をポイっと投げ捨てる
たっぷり数分を掛けて落下し、地上へ辿り着くだろう

>>740
「……あ、あれっ!?」
「もうっ、何処行くってんですかぁっ!?」
「……うひゃあっ!?」

反応があったのに即座にひょいひょいと移動して行ってしまう零士
声を荒げて追おうとすると、足場を踏み外して転びかける

「……あっぶなぁっ……」

咄嗟タイドメイカーを発生させて体を支えて間一髪
742 :澪【獣化】 :2014/08/13(水) 23:56:52.34 ID:lpBEXG8z0
>>740
「…いやいや…」

ばっちり聞こえた零士のひとり言。
ロマンのあるその呟きにまさか、と否定しそうになるがそれ以上になんだか興味が沸いてくる。

「…虹色…おいしいのかな…」

澪にとって重要なのは、存在するか否かよりも味。
予想もできないそれへの期待に胸を膨らませ、澪もまた同じ物を探そうとゆっくりと歩を進める。

>>741
「…靴は、なんかやだ…」

生まれてこのかたずっと裸足で過ごしてきた澪。
一度だけ試してみたことはあるが、その嫌悪感に我慢がならなかったとニアに語る。

「…?猿と人間は、別物だよ…?」

ニアの発言が理解できなかったのか、首を傾げて尋ねる。種の起源なんてきっと聞いたこともないのだろう。
自身も食べ終えた果実の芯を放り投げると、また新たな果実に手を伸ばした。
743 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ :2014/08/14(木) 00:06:56.78 ID:fUfaZu4m0
「ふぅ……落っこちるかと思いましたってんですよぉっ……」

落ち掛けた体をタイドメイカーで間一髪支え、そして復帰
冷や汗を拭いながら

>>742
「えっ!? あ、あぁー……」

そう言えばと納得
それなりの付き合いだが彼女が靴を履いている所を見たことがない

「んっ? え、ええっとぉ……?」

かく言うニア自身、進化に対する知識がそれ程ある訳ではない
シドロモドロに説明してみるが要領を得ないそれは理解には難しいだろう
744 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/08/14(木) 00:07:50.74 ID:L05rb/BBo
>>741>>742
「ちょ、危ないって……!」

「うひゃあ!?」という声を聞いて振り返れば、転びかけたニアの姿。
慌ててその場から引き返し、ニア達への元へ。

「気をつけろよ……無理に追わなくても良いんだし」

その場でニアを諌めるように言う。心底ヒヤリとしたものであった。

「はぁ……ちょっともう一回行ってくる」

そう言えば、再び世界樹の上へ上へと登って行く。

―――――――しばらくして

「本当に虹色の木の実があった………」

零士は再び降りて来て、ニアと澪の前に姿を現す。
その手には三つの果実――――それも、鮮やかな虹色の――――が。
それを「食ってみようぜ」と二人に差し出すだろう。
745 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ :2014/08/14(木) 00:14:29.01 ID:fUfaZu4m0
>>744
「あはは、びっくりしましたってんですよぉっ……」

流石にヒヤリとしたのか軽く膝が笑っている

「えっ? は、はぁいっ……」
「……虹色っ!? ……美味しいんですかねぇっ……?」

そして木上へ向かう零士を目線で追っていたが、やがて戻ってくるその手にあった木の実を見て驚愕
差し出されたそれを受け取りマジマジと見詰め、頂きますと頭を下げてから囓る
746 :澪【獣化】 :2014/08/14(木) 00:18:00.97 ID:1276Fe6m0
>>743
「…滑らないから、楽…」

きっと他にも理由はあるのだろうが、澪の残念な頭ですぐに絞り出せるメリットはそんなしょうもないもの。
裸足がいい、というより靴を履くのが生理的に受け付けないのだろう。

「…よく、分からない…」

どうやらニアの拙い説明では低スペックな澪の脳で理解するのは難しかった模様。
きっと澪の中には進化について大幅にズレた知識が蓄積されただろう。

>>744
「…本当にあるんだ…」

零士が持ってきた虹色の果実。
本当にあるとは思っていなかったのか、その金の瞳を大きく見開く。
おそるおそる受け取ると、物は試しと一口だけ齧りつく。
747 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/08/14(木) 00:26:39.13 ID:L05rb/BBo
>>745>>746
「大丈夫か……?何なら背負ってくけど……」

ガクガクと笑っている膝を見て、これ以上腰を抜かすような事でもあれば危ない。
というわけで、ニアが望むのであれば零士はニアを背負って進んでいくだろう。

「綺麗だな、食うのがもったいないくらいだ。まあ食べるけど」

一口齧り付けば、それはまさしく未知の味。
今まで食べてきたどんなものよりも不可思議な。
甘かったり酸っぱかったり苦かったり、口の中で味が七色に變化していく。しかし、そのどれもが不快感を感じさせないもの。

「美味い……なにこれ……」

無心で齧り付き、あっという間に食い尽くしてしまった。
少なくとも、零士はこれを気に入ったらしい。
748 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/14(木) 00:35:43.86 ID:fUfaZu4m0
>>746
「……まぁ、確かに滑りはしなさそうってんですけどぉっ……」

危なく落ち掛けたニアからしてみればそれは重要だ
因みに今は保険として細身のタイドメイカーを一本携えて歩いている

「……つまりほらぁっ、ヒトは猿なんですってんですよぉっ!」

と、そんな暴論で締め括られたニア的進化論
ヒトは猿で哺乳類、即ち全哺乳類は兄弟なのだ

>>747
「あははぁっ、大丈夫ですってんですよぉっ」

これもありますしねぇ、と一本従える細身のタイドメイカーを撫でる
命綱代わりと言うわけだ

「……んっ、な、なぁんですかこれぇっ……!?」
「……美味しいってはっ、確かにそうですけどぉっ……」
「どっちかっていうとぉ、不思議な感じっ……?」

その不可思議な感覚にたじろぎしかし美味
進む食欲は素早くそれを平らげさせた
ご馳走様と手を合わせて軽く会釈

>>746-747
「……さぁてっ、お腹もいっぱいですしぃっ……」
「どうしましょうかねぇっ……?」

と、虹色の実をぺろりと平らげ満足気
2人の後ろを着いて歩く

//すみません、出だしやっておきながら落ちます…
//ありがとうございました、お疲れ様でしたっ
749 :澪【獣化】 :2014/08/14(木) 00:45:16.12 ID:1276Fe6m0
>>747
「…………」

齧りついた状態から硬直。
舌を駆け巡るこれまで出会ったことのない味わいから受けた衝撃はそれほどまでに大きかった。

「……おいしい……」

やっとの思いで絞り出した、たった一言の感想。
それは短くとも、すぐさま貪るように食べ切ってしまった澪を見ればどれほどのものか察せられるだろう。

>>748
「…ニアは…それ、大変そうだよね…」

そう言って目を向けるのはニアの義足。
その訳は聞かないがこれまでの、そしてこれからのニアの苦労は澪にもなんとなく察せられた。

「…そんな…そうだったんだ…」

まさかヒトと猿が同一であるとは思っていなかった。
よほど衝撃だったのか、目を丸くして口をあんぐりと開ける。もちろんそんなわけがないのだが、あっさり信じ込んでしまうのが澪である。

>>747-748
「…ここ、面白い…もっと探検する…」

先の虹色の果実にすっかり好奇心が刺激されたのか、次に澪が想いを馳せるのはそれと同等の不思議な物。
なにか面白い物はないかと、二人を先導するように歩き出した。

//それでは私もそろそろ落ちます、お疲れ様でしたー
750 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/08/14(木) 00:52:12.73 ID:L05rb/BBo
>>748>>749

「ここ、面白いな……」
「よし、それじゃあ皆で冒険といくか」

今日は平和な平和な冒険日和。
虹色の果実を食べ、次に待ち受けるはどんなものだろう?
お宝が眠っているのか、頂上に到達すれば何かが起こるのか。

そんな、淡い期待を胸に秘め、澪に先導されるがままニアと歩き出す。

/皆様、お疲れ様でした!
道中で虹色の果実を大量に食べたのは言わずもがなであった。
751 :有川零士【神羅抜刀】>>167 :2014/08/14(木) 00:58:26.08 ID:L05rb/BBo
/最後で盛大なミス…
/一番最後は上と下を入れ替えておいてください…
752 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/14(木) 21:06:20.78 ID:fUfaZu4m0
周囲を鉄格子に囲まれ、その向こうには満員の観客席があった
鉄格子にはたった今自身が出て来たモノを含め、幾つかの扉が用意されてる

「……なるほど、なんと悪趣味な……」

無機物めいた案内嬢に説明を受けた通りならば、ここは異次元の闘技場だという
まるでヒトの戦闘への、何というか捨て切る事の出来ぬ欲求の塊の様に感じられた
結局何処まで行けど、ヒトは戦闘行為が好きなのかもしれない
腕を組み俯き、思考の湖に潜り対戦相手の出現を待った
753 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/08/14(木) 21:15:24.59 ID:L05rb/BBo
>>752
「悪趣味、ね。俺としては良い戦闘訓練になると思うけどな」
「あとほら、金も入るし」

タェンティースの目の前に現れるは、バトルアーマーを纏ったレギン。
前々から手合わせをしてみたいと思っていたのだが、まさかこんな形で叶うとは思わなかった。

レギンは前々から定期的に此処を利用しており、勝利した時の金で傭兵とは別に収入を得ている。
そんな彼からすれば此処は体の良い稼ぎ場。それ以外に特に何も思う事はない。
実際に人が死ぬ事はないし、悪い事だとも思わない。

「それじゃ、今日はよろしく頼むぜ」

戦いの前に、一礼。手合わせする以上、敬意を表さねばならない。
聞けば本日は乱戦。数人によるバトルロイヤルである。
754 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 :2014/08/14(木) 21:23:35.51 ID:fUfaZu4m0
>>753
「……訓練、ですか」
「……まぁ、そう思う事にしましょう」
「ヴァーチャルとは言え、そうそう死にたくはありません……」

目線だけを、いつか聞いた声に向けて小さく数度頷く
視界に入るはやはり見知ったアーマー姿

「こちらこそ、宜しくお願い致します……レギン様」

両の平手を臍の辺りで合わせ、恭しくしかし嫌味っぽさを纏わぬ所作で一礼
割り切るしかないのだ、この様な場合とことんドライに
礼を終えれば左手でブレードを抜き放ち半身に構えた
755 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/14(木) 21:25:15.31 ID:QHzuJDG6O
>>752
「この闘技場ってのは便利なものだよなぁ」

姿を現したのは、腕と頭に包帯を巻いた少年。頭の包帯はその少年の右目を隠している。カノッサ機関に右目を取られて以来、常にこんな姿なのだ。その肩には、全身を包帯で包んだ猫のマウ。

「戦闘訓練にもなるし、なにより」

頭の包帯をしゅるりと取り外す。すると取られたはずの右目がその下に

「あばら?とかいうのをいじれば、こんなことも可能って訳だ。」

アバターのことだろう。紫狼は自分のアバターを右目の部分だけ変更したらしい。

「まぁ、能力は戻ってねぇんだけどな……」

ついでに視力も……。つまりは形だけ。

「さあ、この真・紫狼様の相手は誰だ?」
756 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/14(木) 21:30:00.22 ID:fUfaZu4m0
>>755
「……!?」
「……紫狼様、ですか……」
「ご無沙汰しております……」

レギンともう一人現れたのはいつかのあの戦場を共に戦った少年
これで三竦みの形となるか、最近接傾向型の半人としては横腹を突かれ易い
レギンに向けていた構えをシフト、紫狼にも意識を向けて左手にブレードを携えている
757 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/08/14(木) 21:36:55.43 ID:L05rb/BBo
>>755>>756
「さてさて、こりゃ面白い事になりそうだな」

両手にレーザーライフルを携えて両者を見据える。
どちらから仕掛けて来るか、どちらから仕掛けるか。
この駆け引きから戦いは始まっているのだ。
レーザーライフルをチャージしておく。二つとも青く発光し、プラズマが大気を揺るがす。

「じゃ、先手って事で!」

両者にレーザーライフルを照準、発射する。
青き閃光は、二人目掛けて駆け抜ける。が、回避はそれほど難しくないはずだ。
758 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/14(木) 21:49:29.42 ID:JeoOZoAWo
>>755>>756>>757
「おじゃましまーす」

ギギギっと音をたてて鉄の扉を開きながら闘技場内に入ってくる女
女はゴスロリ風の服を身に着けた黒髪の女で、見た目からはとてもファイターとは思えないだろう姿だ

「え、もう始まってるの?私も混ぜなぁぁぁぁさい!!」

丁度現れたのはレーザーライフルに当たるか当たらないかの二人と、悠々とライフルを撃つ男の図だった
自分抜きで始められては困るじゃないか!そんな女の思いは、早急に攻撃することに置き換わる

>>756
女は人間が動くスビードの二倍ほどのスピードで、ライフルが当たったか当たらなかったかはわからないタェンティエースを追撃しようと接近
そして蹴りを放とうとするだろう。
仮にかわしていたなら、次の一手の妨害程度にはなるハズだし、当たっていたら文字道理追撃である
759 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/14(木) 21:50:02.86 ID:QHzuJDG6O
>>756
「あれ?あんた、確かあの時の……」

忘れもしない。紫狼の成長するきっかけとなったあの戦い。
彼女はあの戦いで共に戦った仲間だった。

「お互い無事だったみたいだな。」

思いがけない再開に笑みを浮かべる紫狼。

「そんじゃ、あの時よりもパワーアップした俺達の力を見せてやろうぜ!マウ!」


>>757
(もう一人はええっと……どこかで会ったような……)

もう一人もその戦いに参戦していたのだが、直接対峙していなかったので気づかない様子。

「って、考えてる場合じゃねぇな!マウ!いきなりスフィンクス・モードだ!!」

そう叫ぶと、マウは包帯に包まれた翼を有するライオンへと姿を変えた。それに跨がり、紫狼は上空へと攻撃を回避する。

(ああいうのは包帯に当たるとヤバいからなぁ……隙を見せないようにしねぇとな……)

今日の紫狼の課題。冷静に戦うこと。それを実践しようと考える。


760 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/14(木) 21:52:16.02 ID:JeoOZoAWo
>>758
移動を重点においているため威力は低めである

/を追加でお願いします
761 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/14(木) 21:57:30.85 ID:fUfaZu4m0
>>757
「……ちっ!!」

スタートのシグナルは蒼炎、光学兵器特有の発射音と共に瞬いた
咄嗟左にサイドステップ、レーザーがイムエトの右腕の表面を舐める
半人、レギンに向かって駆けて近接を試みる
途中右腕を振るい焼け焦げた被弾部分を泥と化して落とす

そして一定の距離を詰めた際に、それは起きた

>>757
>>758
「……っぐぇっ!?」

突如として横腹に走る衝撃、強引に吹き飛ばされる体
100kgに近い重量物が数度バウンド、そして受け身を取って着地、睥睨

「……っ、な、何っ……!?」
「このぉっ!!」

即座立ち上がり新たに右腕で月光を抜く
二刀流だ
一足に地面を蹴れば先にダメージを与えてきたアイへと飛翔、接近が叶えば左手に構えるブレードを横薙ぎに振るうだろう

>>759
「ご挨拶といきたいところですがっ……!」
「手短に、ご無事で何よりです!」

生憎と既に戦端は開かれている
レーザーを回避、アイからの打撃を受けた半人は反撃の為に駆け出していた
762 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/08/14(木) 22:10:30.44 ID:L05rb/BBo
>>758>>761
「おっと……へへっ、本当に面白い事になりそうだぜ…!」

レーザーを放った直後、乱入者が現れた。
その女はタェンティースの方へと駆け抜け、蹴りを放たんとする。

レーザーは躱されたが、蹴りは命中。タェンティースは吹き飛ばされていく。
どうやらあちらはあちらでやりあっているようだ。

「なら、俺はこっちの相手をしますかね…」

>>759
上空へ逃げた男。それを撃ち落とすとしよう。
二丁のレーザーライフルを連結すれば、たちまちロングレンジライフルとなる。

「よーく狙って……」

照準、そしてチャージ。

「ファイア!」

発射。先ほどよりも射程と正確さが向上した閃光は軌跡を描きながら放たれる。
が、やはり弾速は変わらないので躱す事はやはり難しくない。
763 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/14(木) 22:22:02.97 ID:JeoOZoAWo
>>761
「隙をつくって基本でしょう?」

睨んでくるタェンティエースに向かって手をヒラヒラと振りながら宣う
しかし内心は受け身をとられたことに驚き、反撃に恐怖しているのだが

「に、二刀流!?」

宮本武蔵かよ!なんてツッコむまもなく、タェンティエースが突っ込んでくる。
胴を横薙に叩き切られるような攻撃に、バックステップで回避を試みるが反応が遅れる
それでも必死に身をよじり右腕を犠牲に斬撃から逃れ、たまらず地面を転がる
当然受け身などと大層な技は出来ず、ゴロゴロと不格好な転がり形だ
そして、女の右腕は肘から下は切り落とされ、逆方向へと拭き取んでいった

「えぇぇ・・・強いじゃん!」

女は若干フラつきながら、自分の腕の方にジリジリとスリ足で近づき、相手の出方を窺う

>>762
「・・・ちょっと援護してくれてもいいんだよ?」
「さっきのも何気に共闘っぽかったしね!」

完全に違う相手と戦い始めたレギンを視界に捉え、そう訴える
女は右腕が吹き取び、若干フラついてはいるもののまだ声には余裕があった
しかし、女の言う通り近接と遠距離のコンビというのは厄介であろう
それに、近接に遠距離も厄介な存在である
764 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/14(木) 22:31:09.47 ID:fUfaZu4m0
>>763
「……余裕がおありのようで……!」

アイと相対し、右腕を喪失したにも拘らずパニックに陥らない所から余程戦闘慣れしているのかと思案
なかなかに攻める事が出来ずにいたが、しかし相手に遠距離攻撃がないとは現時点では少なくとも言い切れない
ならばダメージを蓄積させる事を選ぶのは自然な道理だ

「てぇっっ!!」

再度アイへ向けて駆け出し、ブレードを振るわんとするが、

>>762-763
「……っ!?」

アイに向いていた意識、レーザーの発射音に体が反応してしまう
即ち、レギンからの攻撃を警戒して回避行動を取ったのだ
依ってアイへの攻撃は中断され、そして同時に近接攻撃の機会を与える結果と相成った
765 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/14(木) 22:31:09.60 ID:QHzuJDG6O
>>758
(参加者は出揃ったか……見た目は強そうじゃねぇけど……)

この場に立つ者に見た目で強そう、弱そうなど関係ない。
紫狼はそう考え、警戒する。


>>762
「あちゃー!上に逃げるべきじゃなかったか……」

引火する可能性のあるレーザー兵器。紫狼にとっては、炎と同じくらい怖い物である。

「だけど、ここで慌てたりしたら負けにつながっちまうんだよな。」

火を見て冷静さを失い、結果散々な目に遭う。そんな場面が幾度もあった。それを反省する。

「……冷静に……冷静に……って考え過ぎても駄目だあっ!?」

気づけば相手の攻撃はすぐそこまで迫っていた。

「マウ!スフィンクス・モード解除!」

マウが元の猫の姿に戻っていく。その後、先程とは逆にマウが紫狼にしがみ付く形となった。そして、一人と一匹は地面へと落ちていく。
レーザーライフルを避けることは出来たが、このままでは地面へと直撃だ。

「うおおお!!間に合え!バンテージ・クッション!!」

すかさず大量の包帯を身体に巻き付け、クッション変わりにする。

「はぁ……はぁ……危なかった……じゃねえ!!まだ、危ないんだった!」

落下の衝撃は、最小限に抑えられたが今の紫狼は大量の包帯の上で身動きがとれない状態だ。このままでは、レギンだけでなく他の二人からも狙われる可能性がある。
766 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage sage]:2014/08/14(木) 22:32:56.09 ID:/XlsRd5QO
「いっぱい居る……まさに乱闘って感じ?」

鉄格子に囲まれた闘技場に入ってくるは一人の少女。
4人が大乱戦しているところに放り出されたようなものだ。

「さて、何処からでも……っ!」

後から入った分多少有利にも感じられるが、気配を察され一斉に来る、という危険性も否定できない。
767 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/08/14(木) 22:54:50.08 ID:L05rb/BBo
>>763>>764
「おいおい馬鹿を言えよ、こっちはこっちで手一杯でね!」

レギンは女を見捨てる選択を取った。
こちらは一人を相手しているというのに、もう一人はさすがにかなり厳しいものがある。

「というわけで…バーン!」

と、ここでこっそりとチャージしていた左腕のレーザーライフルを発射。
着弾地点は二人の間、そのまま突っ立っていれば爆風で吹き飛ばされてしまうだろう。
これは不意討ち―――になろうのだろうか、戦場ではつきもの、とレギンは悪びれもしない。

>>765
「さて、じゃあ行くぜ!」

着地したのを見てレーザーライフルを格納、代わりにレーザーブレードを携える。
蒼き切っ先を男に向けて、駆け出す。
肉薄に成功すれば、身体を捻って回転を加えての二斬が繰り出される。

>>766
現在、大混戦のこの状態。
どこからでも、誰に仕掛けるのも自由。
今宵はバトルロイヤル、何をするも良い。最後に立っていた者が勝者だ。
768 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/14(木) 22:56:02.69 ID:JeoOZoAWo
>>764
「流石に二度も喰らう訳には・・・っとラッキー!」

切りつけられるかと思い自分の切り落とされた腕の元へ最速で向かうが、
タェンティエースの予期せぬ攻撃キャンセルに腕を拾い上げ、かつ彼女に攻撃する機会を得る

「疑心暗鬼になりすぎなんじゃない・・・のっ!」

再度、人間の倍のスピードで近づくとその場で蹴りを放つ
移動速度+体重の半ば捨て身攻撃のような技である。
そして、女は自分の腕を拾ったことによるタイムロスがあるため、タェンティエースに防御の姿勢をとられるかもしれない
それに左手がそれによって使用が困難になってしまうという失策を打ってしまったが、

>>766
「構えないと死ぬよっ!」

自分と同じ様に途中から入って来た少女を見付け、さらに未だ戦闘体勢に移行していないのを見とがめ、
叫ぶと同時に自分の千切れた右腕を高速で深雪にブン投げた
片手で人間を投げることが出来る彼女の腕力によって放たれたそれは、直撃すれば打ち身程度ではすまないだろう
内心は左手のお荷物を有効に使うことが出来て満足しているし、奇を照らった攻撃に反応が遅れるのを期待している
769 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/14(木) 23:06:48.83 ID:fUfaZu4m0
>>768
「……っ!?」

しまった、と思うより速く体は動く
咄嗟月光を納刀、右腕での防御体勢へとシフトした
イムエト(マッドゴーレム)体であるそれは土を利用しての再生が可能であり、被ダメージ時の衝撃も少ない
が、

「うわっ……な……!?」

それは飽くまで予想内の威力に対する結果だ
この場合は蹴りの威力はそれを大きく上回り、イムエトの集積力を越えガードを行った右腕自体を弾けて四散させた
数歩たたらを踏んでよろけ、牽制目的で左腕のブレードを逆袈裟に振るう
そして命中の是非を確認するより早く、

>>766-768
「……きゃぁっ!?」

突然の爆風に煽られ吹き飛び、またもや地面を滑る半人
終着点は深雪の近く

「いっ……たた……っ」
「……うわぁっ!?」

なんとか起き上がり状況を確認し、咄嗟近場にいた深雪に驚いて左手のブレードを振るう
770 :紫狼(包帯男)&マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/14(木) 23:12:51.04 ID:QHzuJDG6O
>>766
「!?ヤバい……あいつ、確か炎の能力の……」

以前、味方にも関わらず彼女の出した炎にビビってしまった紫狼。
そんな情けない紫狼の姿を覚えているだろうか。

「や、焼かれる!!こんがりとミディアムにされる!!」

そんな奴が、今包帯に包まれ身動きがとれない状態です。
しかし、こんがりとミディアムって……


>>767
「わっ!?ちょっ!?タンマ!今動けないんだって!!」

戦場にタンマなんてありません。たとえ、仮想空間であったとしても

「うぎゃあああああ!?」

切り裂かれ、引火する包帯。たちまち火は大きくなり、火だるまとなる紫狼。

「あー……ちくしょう……俺、最下位かよ……」

焼け焦げた紫狼の姿が少しずつ仮想空間から消えていく。

「だけどな……まだ、“俺達”は終わりじゃねぇんだぜ?」

ニヤリと笑いながら消え去った紫狼。その言葉の意味とは……残されたマウだった。
紫狼の姿は消え去ったが、マウの姿は仮想空間に残ったのだ。どうやら、紫狼の身体が盾変わりになって無事だったらしい。

『フーッ……』

マウは『主人の仇をとってやるか』と言わんばかりに、威嚇ともため息ともとれる鳴き声をあげた。
771 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage sage]:2014/08/14(木) 23:18:00.92 ID:/XlsRd5QO
>>768
「えっ……腕……!?」

まず飛んできたものは腕である。
ロケットパンチとか作り物とかそんな生易しいものではない。
正真正銘、右腕がすごい勢いで飛んできたのだ。

「……そんなに激しい、の……?」

一応攻撃される前提で居たのか、回避に成功する。腕は壁にぶち当たるだろうか。
肉が千切れ飛ぶレベルの戦いと……何か少し勘違いしているようだ。

>>769
「━━━━………っ!?」

続いて飛んでくるは半人。
それに続き突如振るわれるブレード。
脇腹辺りの服を裂くも、幸い傷は負わなかった模様。

「な、何が……」
「………え、えいっ!」

という声と共に高熱を帯びさせた右腕を薙ぐ。
薙ぎ払われると同時に複数の熱球がばら撒かれ、周囲へ放射状に飛び回る。
772 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/14(木) 23:29:44.37 ID:fUfaZu4m0
>>770
「あっ、紫狼様っ……!?」

消え行くその体を視界の端に捉えリタイアを知る
尚マオが残っている事には今の所気が付いていない様子

>>771
「くっ……!」
「……!?!?」

振り抜き、ならば再度追撃をと狙う矢先熱球が体を焼いた
有機体、無機体、そして水気を含むイムエト全てが熱には弱い
ブレードでの防御を試みるも面積として少な過ぎる
右目、左脇腹、左腿に被弾し声に鳴らぬ悲鳴と共によろけた
倒れる事は防いだものの、各部から黒煙が上がる

773 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/08/14(木) 23:31:04.10 ID:L05rb/BBo
>>770
気になる言葉を残したまま脱落した男。その答えは、すぐに分かった。

「え、猫………ちょっと待てちょっと待て」

やりづらい。いくら仮想空間だろうと、猫を相手取るのは些か抵抗がある。
下手をすれば動物虐待。レギンもそこまで非情に徹する事はできなかったようで。

呆然とその場で棒立ちの状態。
隙だらけなので、如何様にも攻撃が可能だろう。
774 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/14(木) 23:31:11.34 ID:JeoOZoAWo
>>769
「腕じゃ砕けるよ。」

命中する前に腕でガードしようとするタェンティエースを見てそう呟き、
事実彼女の腕を砕くことに成功するが、納刀されてしまったため月光を地面に落とすことは叶わなかった

「なっ・・・・くそ!」

タェンティエースの大振りのブレードすらかわすことが出来ず、頬を深く切り裂かれる
目でなかったことは幸いか。そして、反撃する間もなく爆風で吹き飛ばされる

>>767
「バカやろッ!」

まんまと不意打ちを喰らった女は吹き飛び、本日二回目となる地面ゴロゴロを開始する
直撃したわけではないので損傷は足が少し焦げた程度であるが、爆風で転がされ全身を打ちつける
もっとも打ち身程度でリタイアするほどヤワな生命力ではないが、フラついてしまう。

「・・・・お前は後でバラす。」

そう言ってレギンを見た後、腕を回収すべく深雪の元へと向かった

>>769>>771
「腕を回収に来ましたよっと!」

若干ふらついて瞬時にトップスピードが出ない
それでも人の倍は速い女は自分の腕の元へと向かうが・・・・・

「うぉぉぉぉぉ!燃え尽きるはマズい、ままよっ!」

女の右腕は一点モノの貴重品なので、最大速度で我が身を盾に熱球へと突っ込み
そして一人でのたうちまわる。残念なことに深雪とタェンティエースの二人から挟撃される位置であった
775 :マウ(包帯猫) [sage]:2014/08/14(木) 23:41:15.07 ID:QHzuJDG6O
>>773
『フーッ……』

相手は猫。だが、ただの猫ではない。能力を持った猫。
その猫は、相手が攻撃してこないと見るとすぐに翼の生えたライオンの姿。スフィンクス・モードへと変化した。

『グオオッ!!』

そして、腕を高く上げ、鋭く高質化した包帯の爪を降り下ろす。
776 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/14(木) 23:43:06.00 ID:/XlsRd5QO
>>772
「よし、やった……?」

熱がよく効いている様子のタェン。
追い打ち、と言わんばかりにその高熱を帯びた右手で殴る。
パワー故に威力は低いが、命中すると纏った熱を拡散するだろう。

>>773
「……そのまま……!」

当たろうが外れようが、少女はタェンの向こう側へその勢いで移動する。

そしてまだ熱気を温存している左腕から、高出力の熱球を撃ち出すだろう。
先程より攻撃力が増しているが、発射に少しのラグがある為、冷静に見ればれば回避は難しくないだろう。
777 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/14(木) 23:49:21.28 ID:fUfaZu4m0
>>774
ご忠告感謝致します、皮肉っぽく苦笑し脂汗を滲ませていたが
やはり半人も爆風に飛ばされそれも見えなくなった
そして深雪の熱球を全身に浴びて満身創痍、どうやら半人からのアイへの追撃はない様子

>>776
「ぁ、っ、このっ……!」

ふらけて膝が笑う、熱暴走で思考ユニットが上手く働かない
そこへ迫るは熱の拳打
咄嗟反撃としてブレードを刺突気味に繰り出すが、

「が、ふっ……ぅぅ、……」

左頬に減り込む拳
思考ユニットを更に過熱させ、ついにはプツンと停止させる
有機脳に対する指示が途切れ、半人の体は膝からゆっくりと前のめりに崩れる
そして地面に接吻を交わすと同時、分解が始まり闘技場から消えた


//お先に落ちます、皆様ありがとうございましたっ
778 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/08/14(木) 23:55:47.94 ID:L05rb/BBo
>>775
「……………ハッ、しまった!」

呆然としていたところで、スフィンクスの姿となった黒猫の爪がレギンを襲う。
肩の辺りを斬り裂かれ、損傷。そこから煙が吹き出す。

「くそっ、やるしかねぇか…!鬼になるんだ、俺!」

自分にそう言い聞かせ、レーザーブレードで立ち向かう。
右手で斬り上げ、その後に左手での回転斬りを仕掛けようとする。
779 :アイ 【改造人間】 [sage]:2014/08/15(金) 00:01:32.10 ID:ZPzhjwe0o
>>777
「危な・・・・かった・・・ね」

黒こげのタェンティエースを見ながらそう呟く
が、自分も同じ攻撃を受けて、かつ高速で地面に追突したことに数瞬遅れて気が付く

「あれ・・・?なんで透けてるんだよ・・・・・嘘だろう・・・」

右腕を失い、頬を深く切り裂かれ、全身に打ち身、火傷、極めつけに百キロで壁に激突
運営に戦闘不能と思われてもしかたがなかった
そして女は、完全に消滅した

/乙です、自分も落ちます!
/ありがとうございました
780 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/15(金) 00:11:36.21 ID:9vE/AjK4O
>>777>>779
「2人………倒した?」

顔面に殴打をモロに食らったタェン、そして熱球を食らい、壁に激突するアイ。
本人も予想しなかった程、鮮やかなザマである。

>>778
「あと1人……と、1匹?」

残るはレギンと、スフィンクスと化したマウ。
1人と1匹に奇襲を掛けようと、消費したエネルギーの補給を行う。
781 :マウ(スフィンクス・モード) [sage]:2014/08/15(金) 00:21:38.41 ID:9D+FmBgTO
>>778
『グオオオ!!』

レーザーブレードを咄嗟に左前足の爪で防ごうとしてしまう。
だが、そんなこと出来る筈もなく、包帯の爪は消し炭と化す。

『ガゥ……!!』

相性の悪さはマウにもわかっている。このままでは負ける。そう考え、距離を置こうと、上空へ逃げようとするが……
間に合わなかった。レギンの回転斬りは、しっかりとマウの胴を捉えた。身体の包帯を硬くするも、レーザーブレードの前では無意味。あっという間に引火してしまった。

『グゥ……』

スフィンクスの巨体が焼け落ちる。最後に悔しそうに鳴くと、先程の主人と同じように仮想空間から消え去ることとなった。


そして、現実世界

「あー、マウも駄目だったか……うーん、冷静に戦うってのは難しいもんだな。時には、今までみたいに直感や勢いに任せてみるってのも有りなのかもな……」

負けて戻ってきた相棒と反省会中の紫狼であった。


/自分もここで落ちます。みなさん、絡みありがとうございました。
782 :【レギン=ハースト】>>198【機人装甲】 :2014/08/15(金) 00:41:29.35 ID:4ddvZrFTo
>>781
「……………すげー罪悪感」

何とか仕留めたが、何とも言えぬ罪悪感が心に染み渡る。
まあ現実で問題ないのだから大丈夫だ。多分。
兎にも角にも、これで残り一人。

>>780
「さて、あんたでラストだな……」

少女の方に向き直る。
恐らく、次で決着がつくのだろう。

「―――――行くぜ!」

疾走する。
疾風の如く少女に迫るレギン、肉薄が叶えばブレードを一閃する。
783 :アキレスベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/15(金) 20:41:16.29 ID:ADwCcHDe0
【近未来世界】
話は>>716-734と続いている

一同はロボットゲームを堪能した後 フードコートで一休みしていたが

『お客様にご案内いたします 大人気FPSアーケードゲーム 【BREACH IN!!】の大会参加締め切り時間が迫っています』
『参加されるお客様は受付の方お急ぎください 繰り返します・・・』

そういえばゲームセンターに入ったとき なにやら看板のようなものが出ていたような・・・?

「なにそれ・・・・おもしろそうじゃん★ やってみね?」
と 目を輝かせながら一行に提案するアキレス
784 :澪【獣化】 :2014/08/15(金) 20:57:39.77 ID:ZJxO6SEv0
>>783
「………?」

フードコートで軽食を貪っていると流れた放送。その意味の半分以上も理解できず、ただこてんと首を傾げた。
ちなみに彼女、一行がわいわい対戦している間ひたすらパンチングマシンでハイスコアを叩き出していたらしい。

「…私は、構わないけど…」

ごくん、最後の一口を飲み込む。
反対する理由はない。アキレスの提案を了承しつつも周囲の反応を伺った。
785 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/15(金) 21:00:28.51 ID:9vE/AjK4O
>>783
「んー……」

美味しそうにラーメン(醤油味)を食べる少女。
結構な大盛りであるが割とペロリと。

「……やってみるの?」

アキレスの意見に賛成という。急げ、ということで食べる速度を速める。
786 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/15(金) 21:06:28.02 ID:6Y4D52Fb0
>>783
「…んん…FPSかぁ……」

コーラを啜りながらハンバーガーをひと囓り、はみ出たケチャップを拭うジョシュア。
今日は非番のようで白のTシャツにベージュのカーゴパンツというカジュアルな格好。首から提げたドッグタグが彼が軍人であるという証明だ。
アナウンスを聴き流してはいたもののアキレスの反応を受けてもう一度耳を傾け少し思案渋々といった感じで参加を承諾する。

「…いや、まぁ……いいけどさ……」

何故渋々かといえば相棒のアレックスの件である。彼は20分程前トイレへと駆け込んだが一向に帰ってこないのだ。
このままではアレックスを置いていく事になるが…まぁいいかと承諾。アレックスの事は諦めた。
ちなみに此方は本職の人。FPSに関してはあまりプレイしたことはないが…銃の扱いは慣れたものだ。

>>784
「…FPSって澪…分かるか?」

首を傾げる澪の反応を見てかなり不安そうなジョシュア。
文明に明るくない彼女が果たして満足に銃などの火器を扱えるのだろうか?

因みにジョシュアもアキレスらと予め示し合わせてやってきた訳ではない。あくまでも途中参戦という形。
その点に関しては彼も澪と同じ境遇ということだ。

>>785
「深雪は……」

隣を見れば何気に顔を合わせたことの少ない少女。彼女はFPSなどのゲームに明るいのかと様子を伺うが

「…まぁ、普通そうだな」

先程のゲームも特に操作面で困ってはいなかった。自分をキルしたのも彼女であったと思い出す
彼女ならば比較的コアなジャンルであるFPSも特に過不足なく楽しめるだろうか?
787 :アキレスベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/15(金) 21:19:29.90 ID:ADwCcHDe0
>>全員対象
「よっし それじゃやるか!!」
そういって一同は受付まで行って登録を済ませた

1人ずつイスに座り 頭にヘルメットを被せられる

>>784>>786
自らの身体能力等をインストールしていると 目の前にウィンドウが現れる

【異常身体能力検知 身体能力に一定のリミットを設けます】
あくまでも公平を期すために 高すぎる身体能力を制限されたようだ
実際には空中を跳ね回って移動することが出来なくなった

>>785
そして帆村にもウィンドウが

【異能検知 異能を一時的にリミットをかけます】
要は能力が使えなくなったということだ


>>全員対象
そしてフィールド選択 今回はビルの1フロアが戦闘の場である
今回は一行は皆同じチームで 敵対チームを殲滅すれば勝てるらしい

【そして武器選択】
好みによって様々な武器を自由に選んで使えるようだ

拳銃や短機関銃 果てはバズーカまで 本当に様々だ

「おぉ これかっけぇ★ コレ使おうかな?」
アキレスは対物ライフルを構えてご満悦だ 誰かがとめないとコレを持って戦闘に望むことになる
788 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/15(金) 21:36:23.14 ID:9vE/AjK4O
>>786
「えふぴーえすって……銃とかで撃ち合うやつだよね?」
「やったことはあるけど、そこまで上手くないからね……」

ゲームはわりと好きだという少女。
ある程度はしたことがあるようだが……。

>>787
「んんと……?これを被るの?」
「あれ、能力使えないの?……まあ、仕方ないかな……」

ヘルメットらしきものを被り、着々と準備を進める。
途中異能制限のウィンドウも出るが、公平さを保つものだ、と。

「うぅん……いっぱいあるけど、これでいいかな…?」

少し悩んだ末にわりと取り回しが効きそうなものをセレクト。
下手にでかいのを担いでも無駄だと思ったのか。

しかしそこまで銃やらに詳しい訳ではない(中の人も)。
アキレスが対物ライフルを手にしたことにツッコミも入れず。
789 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage ]:2014/08/15(金) 21:37:16.70 ID:6Y4D52Fb0
>>787
「用はナノマシンが使えなくなるってことか…初期型のソルダート・フトゥーロタイプを入れてる時代に戻ったみたいだな…」
「グリードを使ったベルゼブブタイプはどうも性能が高過ぎてなぁ…」

過去を懐かしみながら誰にも分からないトーク。
同じOSATのメンバーであるアレックスがこの場に居ればうんうんと相槌を打ってくれたのかもしれないが彼は今トイレの中だ。

「じゃあ俺は…これかな、いつも使ってたし…」

選んだ武器は近代改修型のマークスマンライフルと45口径の自動拳銃。
マークスマンライフルは威力が高いが装弾数が少ない上にかなり重たいので弾切れや遭遇戦に供えて拳銃も選択した訳だ。
因みにアキレスの武器については突っ込まない。何でも好きなものを担いでいけばいいというスタンスだ。
790 :澪【獣化】 :2014/08/15(金) 21:42:15.97 ID:ZJxO6SEv0
>>786
「…全然…」

ぶんぶんと首を横に振る。ジョシュアの悪い予感はやはりというか、見事に的中したことになる。もちろん銃を扱ったことなど数えるほどしかない。

「…ジョシュア、分かる…?」

さすがにこれからやるゲームがなんなのか知らないのはまずいと思ったのだろう、好好奇に満ちた目でジョシュアを捉えた。

>>787
さて、いざ参加登録してデータインストール。頭の上の獣耳がヘルメットで圧迫される。
身体能力の制限にはやや不満があったが、公平を期すためならしかたないと渋々納得する。

「…これでいいや…」

普段のような力が出せない方がいいだろうと澪が選んだのは小型の自動拳銃。本人は意識していないが比較的扱いやすい代物だ。
アキレスの選択については鈍器とでも思っているのか、特にツッコミはない模様。
791 :アキレスベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/15(金) 22:03:10.24 ID:ADwCcHDe0
>>全員対象
ということで狭い室内で長い対物ライフルを使うことになってしまったアキレス君
みんな酷いなぁ(ニッコリ

【中の人の書き損じによりここで判定 グレネード 及びフラッシュ・バンの類は携帯しますか?】

ということで対戦相手も装備が整い いざゲームスタート

――――――――
どこかオフィスビルの1フロア 自分達は非常階段のドアの前に立っている

「それじゃいきますか いやっほぅ!!」
アキレスが勢い良く非常ドアを蹴り明ける

さて 長い廊下に幾つかの部屋に通ずるであろう曲がり角があります

それぞれ【トイレ】【給湯室】【オフィス1】【オフィス2】【オフィス3】
と小さい看板がかけられていますが 何処に進みますか?
792 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/15(金) 22:16:35.90 ID:9vE/AjK4O
>>791
そんな訳で、いつ敵が来てもおかしくないと想定しサブマシンガンを構える。ついでに拳銃も携帯。
慎重に進み、周囲への警戒を怠らない。
ついでのついでに手榴弾やらも何個か。貰えるものは貰ったようだ。

「……下手に騒いだら相手に気づかれるんじゃない?」

やたらテンションが高そうなアキレスに小声で忠告。
……そんな訳でオフィス2へ。誰もいなければ隠れられそうな場所を探すだろう。
793 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/15(金) 22:19:01.19 ID:6Y4D52Fb0
>>790
「ジーザス……ああクソ、そんな目で見るな!基本だけ教えるからな…!」

ルールを把握しているか二人に聞いて回った結果深雪は大丈夫そうだが澪はそうではないようだ。
そんな状態ではゲームの進行に影響が出るレベル。穴だらけにされる澪を見るのも偲びないのでとりあえずのルールだけを教える。

「澪!」
「これ持ってけ、無いよりはあったほうがいいだろ?」

そして背を向け立ち去ろうとした刹那、何かを思い返したように澪を呼び止めようと声を上げる。
何をするかと思えばジョシュアが澪へとホルダーに差さったままのナイフを投げ渡した。
格闘が得意な澪にとっては近接武器が一つでもあった方がいいと思ったのだろう。流石に拳銃一つでは心もとないだろうと

>>791
【ジョシュアはフラッシュバンとC4を携帯】

「俺はここから援護に回る。アキレス、1番敵の多い場所をレーザータグでスポットしてくれ。お前スナイパーだろ」

アキレスを横目で眺めながらも警戒はしっかりと。
もし前方から攻めてきた敵を指示すれば正確な射撃で一人ずつ狙い撃ちにしてくれるだろう。
ジョシュアの武器の性質上中遠距離の正面には強いが回り込まれると弱い、フォロー専用の駒といった所だ。
794 :澪【獣化】 [saga]:2014/08/15(金) 22:29:00.12 ID:ZJxO6SEv0
>>793
「…なるほど、分かった…大丈夫だと思う…多分…」

最低限のルールだけジョシュアから説明されれば、とりあえずは理解したようで一度だけ頷く。
ルールを把握し、自分も進もうと背を向けたところで、背後からジョシュアの呼び声。

「…なに…?…っと…」

放られたナイフを振り向きざまに受け取る。拳銃では心許ないと思っていた矢先の助けに、感謝の言葉が口をついて出た。

>>791
というわけで拳銃一つにナイフを一つ装備した澪。
いくつかの部屋に迷いを見せるが、とりあえずとオフィス1に向かう。
抜き身のナイフを片手に気配を出来るだけ殺し、室内をそっと覗き込んで人影を探した。
795 :アキレスベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/15(金) 22:36:48.24 ID:ADwCcHDe0
>>793
「れーざーたぐ? 何ソレ? ・・・あぁこれか ちょっとまって」
そんなジョシュアに?マークを飛ばすが 直ぐに何のことか分かった様子 辺りを見回し・・・

「あ ジョッシュ 敵が4人固まってオフィス2に入っていった 敵チームがオフィス2に向かう道中にこの通路は使わないみたい 
 んでとても不味いことに帆村が1人でそこに向かってる これ確実に接敵するね」

チーム行動に個の力が挑もうとしている!! 助けに行きますか?

>>792
オフィスは事務机が並び その上にPCが乗っている 壁には資料棚が所狭しと並べられ 観葉植物が青々とした葉をつけている
そして入ったところで敵がチームでこんにちわ

敵A「インカミーン!!」
敵B「オープンファイア!! オープンファイア!!」

とたんに浴びせられる銃弾の嵐 敵チームは弾幕を形成しつつ優位に立てるポジションに着こうとしている

>>794
オフィス1に向かった澪 薄い板の会議用机とパイプイスが並ぶちょっと殺風景な部屋
見回すが特に敵らしき存在はいない様子・・・だったが

―――インカミーン…!!!
―――パパパパ・・・・パパパパパパパ・・・!!

何処からか聞こえてくる一行のものではない声と 銃撃の音
796 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/15(金) 22:47:30.47 ID:9vE/AjK4O
>>795
「………!!」

突如張られる敵の弾幕。
うまくデスクを盾にして逃れるも、下手に行動できなくなってしまった。

「(……撃ちにくいけど……っ!)」

狙いは甘いが、一瞬の隙を突いてこちらも弾を数発連射。
当たれば……というより掠めれば御の字と言いたいところ。

……ただ援護が無ければ、まず勝ち目はないだろう。
797 :澪【獣化】 :2014/08/15(金) 22:52:28.46 ID:ZJxO6SEv0
>>795
誰もいないと思しきオフィス1。
人影こそ見当たらなかったが、まだ戦闘中なのだ。警戒を解かず次の部屋に行こうとして…。

「…っ!?」

この部屋ではない、しかしどこかから聞こえてくる銃声と聞き覚えのない声。
それが示すのは一つだけ。即ち、どこかで交戦しているということ。
援護に行こうと駆け出すが、部屋を出る直前に足を止めた。

「…使える、かな…?」

一旦引き返し、ナイフを持ったまま片手で抱えるのはパイプ椅子。パフォーマンスを最低限落とさないよう持っていくのは一つだけにするが、ぶん投げて攻撃するなり気を引くなりはできるはずだ。
そのまま音がした方へ駆け、交戦しているだろう部屋を気づかれないよう静かに覗き込んだ。
798 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/15(金) 22:58:12.19 ID:6Y4D52Fb0
>>795 >>796 >>797
「あぁアレだ、トリガーの横の…それ、そのボタンを敵目掛けて押すんだ」

アキレスにスポットの説明上手く使いこなせば壁越しにだって敵の位置が分かる。
これもゲームならではのシステムだろう。

「…何…?クソ…ッ」
「俺は深雪を助けに行く!ヘタに動いて蜂の巣にされるなよ!」

そう言い残せば全力疾走。ナノマシンの恩恵の無くなった脚力で果たして救援が間に合うか。
デスクに回り込まれてしまえば終わりだ。そうなれば敵は歩くミンチ製造機、そうなる前に何としても彼女を助けなくては。

「ッ……フラッシュバン!」

オフィスに辿り着くや否や室内目掛けてフラッシュバンを投擲、爆発と同時にジョシュアは敵の目の前に躍り出た。
フラッシュバンの爆発は部屋全てを包み込み、光を直視した者の視力を数秒間奪うだろう。それは味方とて例外ではない。

全員を倒す必要はない。撹乱さえすれば他の味方が始末してくれる筈だ。
DMRを片手で構えて弾倉の中の弾丸20発を敵の一団目掛けてばら撒けばもう一方の手でナイフを引き抜こうとして空振り、
澪に渡したんだったと思い出しつつハンドガンを引き抜いて残りの敵に弾をばら撒きながら猛スピードで接近、体当たりをかまそうと迫る。

もし体当たりが成功したのならばジョシュアは敵諸共ガラスをぶち破ってオフィスの向こう側、澪の居る側の通路へと飛び出すだろう。
799 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/15(金) 23:19:11.74 ID:ADwCcHDe0
>>796>>798
アキレス「い 行ってらっしゃい!!」
その言葉を聴くが早いか ジョシュアは走り出す

アキレス「グハッ コレ超重い・・・!!」
そしてこの男も対物ライフルを片手にえっちらおっちら移動を開始する

帆村の放ったささやかな抵抗はむなしく 敵が隠れたデスクに弾かれてしまった
だがここで待望の援護が到来する

――――フラッシュバン!(byジョシュア)
その言葉と共に投擲された閃光手榴弾

【帆村に判定:閃光手榴弾が投げ込まれた 目を塞いだりしないと強烈な光を見てしまい 数瞬視界が失われることになる】

敵C「フラッシュバン!!」
相手も素早く対応しようとする・・・が

敵D「ぐぁぁあああ!!」
対応が遅れた1人が光を食らって視界がふさがる
そしてライフルと拳銃で敵を牽制しながら その敵Dに体当たりをかました

敵A「くそ!! 体制を立て直せ!!」
敵B「コp」

―――――ッダァァァァァァァァァァ・・・・・!!!!

そして浮き足立つ敵チームが仕切りなおそうとしたところにとんでもない音が鳴り響く
アキレス「うはwwwwwwwwこれ凄い威力wwwwwwwwww」

その一撃は誰も捉えることができなかったが アキレスの対物ライフルがソレを阻む

>>797
そしてパイプイスを手に陽動を開始し オフィス2を覗こうとする澪であったが その行動はすぐにキャンセルされることになる

何せ目の前にジョシュアと敵チームの1人がガラスをブチ破って飛び込んできたのだ

敵D「クソ・・・この!!」
敵Dは拳銃を抜いてジョシュアに銃口を向けようとするだろう そんな光景を澪は目の前で見ていることになるが どう動く?
800 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/15(金) 23:31:16.08 ID:6Y4D52Fb0
>>799
「ハハ…ッ……ざまぁみやがれ…ッ!」

これで深雪は助かった。後はこの敵から逃れればいい。自分は彼女らに比べればいくらか頑丈、一発撃たれただけでは死にはしない筈。
敵Aに銃口を向けられそうになるもそれを阻むアキレスの狙撃、ジョシュアはニヤリと微笑、敵Dを締め落としにかかるが…

「くっ…グ…ゥ……!!」

咄嗟に拳銃を向けてきた敵D、ジョシュアは拳銃を掴んで撃たれまいと抵抗する。
しかし片手しか使えないジョシュアは力負け、次第にその銃口はジョシュアの方へと向いてゆき、そして…
かちゃり、鈍い音を立てて再び銃口はジョシュアの額に押し当てられた。引き金を引かれれば、ジョシュアは──
801 :澪【獣化】 :2014/08/15(金) 23:31:25.48 ID:ZJxO6SEv0
>>799
向かった部屋から漏れる眩いほどの光と耳を劈くような銃声。
それらに顔を顰めながらも覗こうとするが、突如ガラスを突き破ってこちらに飛び込んできた二人にその行動は中断された。

「ちょっ…なんなの…」

突然の事に頭が真っ白になる。しかしそれも一瞬。
銃口を向けている見知らぬ人物と、銃口を向けられているジョシュアを見れば体は勝手に動いていた。
咄嗟にパイプ椅子を持った手を振りかぶる。もちろん狙うは敵Dの頭。

「…このっ…!」

躊躇いなど一切ない、全力でパイプ椅子を振り下ろす。
制限によって身体能力が落ちていても、敵Dへのかなりのダメージが期待できるだろう。
802 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/15(金) 23:31:50.08 ID:9vE/AjK4O
>>799
「ひゃ……っ!?」

突然の閃光。まともに食らった様子で頭の上を星が回る。
……幸いそれは味方のもので、即座に攻撃されることは無かった。

数秒のスタンの後、轟音と共に視界を取り戻す。
刹那の間に凄まじい戦場と化した部屋。流石の彼女も少し取り乱しているのか。

「な、何の音が……」

しばらくして状況把握。混乱している様子の敵チームに数発の弾丸を撃ち込む。
少なくともさっきのより狙いは正確だ。
803 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/15(金) 23:51:36.02 ID:ADwCcHDe0
>>800-801
ジョシュアと格闘していた敵D なんとか拳銃をジョシュアに向け 後は引き金を引くだけ
だが意識をジョシュアに向けすぎていた 直ぐ目の前の澪に気付かなかった敵Dは

澪の渾身のパイプイスを喰らい そのまま昏倒した
ばったりと倒れて数瞬 敵Dはこのフィールドからログアウトされ 全員に澪が敵Dを仕留めたことを知らせるウィンドウが出て直ぐ消えた

とりあえず敵のいるオフィス2から脱出した形になるジョシュアと まだオフィス2に入ってない澪
偶然にも敵を挟み撃ちにした形となった 状況はこちらに圧倒的有利だ

そして敵は帆村たちを撃破して囲いを脱するために 帆村たちの方に2人 こちらに1人銃撃をしている

>>802
敵C「Dがやられたぞ!!」
敵B「撃て!!撃て!! 脱出だ!!」

この状況を脱するために 帆村とアキレスに集中攻撃を仕掛ける敵チーム

アキレス「ヤベェヤベェ コレじゃ頭が出せないよ」
帆村の銃撃は何発か敵の腹に当たったが 致命傷とはならない

敵A「ぐあああ!!」
敵C「倒れても引き金だけは引き続けろ!!」

そして敵Cが銃撃を一端中止し

敵C「グレネード!!」
そう叫んでから帆村のカバーしている場所にむけて 手榴弾を投げ込んできた
804 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/16(土) 00:06:29.24 ID:d95YIgWx0
>>801 >>803

「はァッ…はぁ…助かった…澪……ッ」

ガツンと一撃、昏倒した敵は0と1に分解され消えてゆく。
ジョシュアは息も絶え絶えで立ち上がり、すんでの所で助けてくれた澪の頭をわしわしと撫でた。
そういえば軍用犬を連れていた時も同じ状況で助けて貰ったなぁと思い出し少しだけ過去の相棒の事を思い出し悲しくなる。

「…もう弾が少ない…俺が盾になるから後ろ俺の後ろから奴等を撃て…!」

残り少ない弾薬をリロード、DMRを構えて澪の前に立ち塞がれば敵目掛けて側面から十字砲火を掛ける。
彼方には深雪とアキレス、此方にはジョシュアと澪。ポジションを考えれば2:2のクロスファイアが最も有用な戦法だろう。
引き金を引いたその瞬間、敵兵Cの手からグレネードが放物線を描いて放たれた。
805 :澪【獣化】 :2014/08/16(土) 00:17:12.11 ID:J0OLXtAN0
>>803-804
「…無事で、よかった…」

振り下ろしたパイプ椅子は敵Dの頭に直撃、勢いで澪の手から明後日の方向に吹っ飛んでいった。
分解され現実へと戻っていく敵Dを横目で見ながら、頭を撫でられ心地よさに目を細める。

「…分かった…」

ジョシュアの影から顔を出すようにして敵に銃口を向け、引き金を引く。
そんな乱戦の中、視界の端に入ったのは放り投げられたグレネード。突然の事に、あいにく澪に対処する時間は与えられなかった。
806 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/16(土) 00:26:37.88 ID:Jo73tIPD0
>>804-805
炸裂するグレネード 対応し切れなかった帆村が爆風に飲まれてログアウトする

アキレス「グアック!!?」
こちらはどうにか机の影に隠れて爆風をやり過ごした そして転がってきた帆村の短機関銃を取り

アキレス「うわぁぁぁああん助けてジョッシュ〜><」
机から銃だけ出してブラインドショット 敵チームを牽制する

【2人に判定:運に見放されている場合 流れ弾を喰らう可能性がある】

そして澪の拳銃が牽制をする敵Bの頭を抑え その隙にジョシュアのライフルが弾をくらって動けない敵Aを仕留めた

敵C「クソッ!! 不味いぞ!!」
敵B「グレネード!!」

状況を打破すべく グレネードをアキレスに投擲しようとしている敵B
807 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/16(土) 00:43:11.36 ID:d95YIgWx0
>>806
「待て待て待て待て待て!!アキレス待てって!こっちまで!こっちまで飛んできてるから!」
「…って、おい!グレネードが…ッ」

十字砲火を保ちつつ敵との間合いを詰めるがアキレスの乱射によりジョシュアの脚は止まってしまう。
下手に進めば自分どころか澪にまでフレンドリーファイアの魔手が伸ばされることになるからだ。

「ッ…!?深雪ィィッ…!!クソ…クソがッ!!」

そしてグレネードの爆風に飲み込まれ、悲鳴も上げずに消え去る深雪。
ジョシュアは激昂し復讐とばかりにグレネードを投げた敵兵C目掛けて攻撃を集中させる。
辛うじて頭を引っ込めて躱されたジョシュアの攻撃。Cを引っ込める事は出来たが、まだBのグレネードが残っている。油断は出来ない

「澪だけは死なせねェ……最後の一発…くれてやるぜッ…!」

せめて手の届く範囲に居る仲間だけは絶対に守ると誓うジョシュア。澪に飛んでくる攻撃は全て庇うだろう。
そして静かに眼を閉じ、深く呼吸…キッと眼を見開くと神経を限界まで尖らせた。

どくん。スコープ越しに見える敵影。
どくん。握られたグレネード目掛けて素早くエイム。
どくん。引かれるトリガー。強烈な反動と共に弾体が飛翔する。

放たれた最後の弾丸はゆっくりと、ゆっくりと敵兵Bの手の中のグレネードへと飛んでゆく。
凝縮された時間の中、ジョシュアはただただ冷静に自分の放った弾丸の行方を見ていた。
808 :澪【獣化】 :2014/08/16(土) 00:57:21.20 ID:J0OLXtAN0
>>806-807
「…あぶなっ…ちょっと…!」

グレネードによってログアウトした帆村。
一瞬の出来事、澪の頭にグレネードの威力が深く焼きつけられることになる。
ジョシュアが体を張って守ってくれているお陰で、幸い澪に流れ弾がくることはない。逆にそれが澪の罪悪感を増長させ、また焦りを生み出す結果になるのだが。
激しい銃撃戦の最中、またも構えられたグレネードが視界に入る。そしてそれに銃口を向けているジョシュアの姿も。

「…今なら…!」

ジョシュアが引き金を引くと同時に、その背を追い抜いて駆ける。
目標は敵C。混乱に乗じて素早く叩こうという算段だ。
銃弾を掻い潜りながらナイフを利き腕に持ち替え、器用に歯を使ってホルダーから取り出す。
ホルダーを口に咥えたまま、文字通り敵Cの首を狙って踊りかかった。
809 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/16(土) 01:05:49.42 ID:Jo73tIPD0
>>807-808
なまじリアルが故か すっかり恐慌状態のアキレス君のトリガーハッピータイム ジョシュアの制止も空しくブラインドショット継続
だが仲間のログアウトにジョシュアが激昂した

だが生粋の軍人は月光しても頭をクールに保つ術を身につけているらしく その動きに全く揺らぎは無かった
然しやっぱり周りがちょっとだけ見えてなかったようだ


リアルの世界のギャラリーはおぉ・・・と感嘆の声と あ・・・という声上げるが それを聞くことは出来ないだろう

グレネードに突き進む弾頭は 少しだけ狙いを外して 敵Bの手に直撃 その衝撃でグレネードが地に落ちる

敵B「やばっ・・・」
敵C「 」

そして不運なるは澪である 敵Cを狙って躍り出たその場所は グレネードの爆心地である

炸裂音と ジョシュアが二人と ついでに澪をヤったというウィンドウが出る

【澪 グレネードの有効範囲内に入ってしまったのでしめやかに爆裂四散である】

ゲームセット この一戦 勝利チームは

【アキレスと愉快な仲間たち】

・・・アキレスが登録のときに勝手にチーム名を決めてしまったらしい

アキレス「ドンマイ・・・ジョッシュ」
特に役に立たなかったアキレスが歩み寄り ジュシュアの肩にポンと手を置いた

//ではお疲れ様でした
810 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/17(日) 12:26:16.47 ID:SnquLwV60
鳥の歌声が織りなす多重奏。雄鹿達が自らの強さを示すために角をぶつけ合う音が時折どこかから聞こえてくる。
人間によって手が加えられていない森の中で、しゃがみこんだまま澪はふうと一息をついた。

「…できた…」

足元にあるのは今しがた完成した落とし穴。
ウサギなどの小動物くらいなら抜け出せない程度の大きさのものだ。上には落ち葉を被せ、傍から見ても分からないようにしてある。
自らの手で狩りをする前に、少しでも獲物を得られるように仕掛けていたのがこの落とし穴だ。日没までまだ時間はある。その頃には何かしらがかかっていることだろう。
土で汚れた手を払いながら立ち上がる。爪の間まで土が入り込んでいるが澪に気にする様子はない。
さて、保険はかけた。いざ今晩の食料を調達しようと勢いよく振り返ろうとして。

「…うわっ…!?」

そこからは一瞬だった。
振り返った拍子に足を滑らせ、尻餅をつく。それだけならまだよかった。
ただ問題が一つ。澪の背後にはついさっき自らの手で掘った落とし穴があるのだ。

「…ちょ…抜けなっ…」

ジャストフィット。結果澪は尻から落とし穴に嵌るという無様な姿を晒すことになった。
手と足はかろうじて地につくが、体勢のせいかどうにも力が入らない。じたばたしてもさらに深く嵌っていくだけ。為す術がなかった。

「…誰かー…」

そもそも人の住んでいる気配などこれっぽっちもしない原生林。誰かがたまたま通りかかるなんて偶然はそうそう起きないだろう。
それでも、澪は自分の不注意を呪いながらも助けを求めて呟くより他になかった。
811 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 13:03:53.22 ID:rMLyaCCh0
>>810
遠くから微かに聞こえるばきばきと枝の折れる男。何か大きなものを引きずりながら此方に近付いてくる。
強烈な殺気と血生臭さ、死の臭いだ。

「あーあァ…腹減っちまったぜ…ったくよォ…」

そしてそこに現れたのは胸に大きな傷跡のある上半身裸の男。その手でずるずると引きずるのは大きな牙を持った猪だ。
男は気だるそうに片手をレザーのパンツのポケットに突っ込みながら猪を引き摺る。
そしてちらり、視界の端で何かが動いた気がして澪の方を見た。

「おーおー、こんな所に獣人のガキかよォ…」
「まだ未熟な…柔らけェ肉質…ウマそうだぜ」

じゅるりと涎を啜って舌舐めずり、猪の巨躯をを放り投げるとそれはどすんと大きな音を立てて地面にめり込んだ。
男はニタニタと歪な笑みを浮かべて澪へ近付いてゆく。
812 :澪【獣化】 [saga]:2014/08/17(日) 13:18:31.01 ID:SnquLwV60
>>811
がさがさとこちらに近づいてくる音に、ぴくりと耳が反応する。同時に鼻腔をくすぐる屍肉の臭いと肌を刺す殺気が澪を刺激する。
ところが人が現れたことへの喜びがそれらを上回った。
期待に目を輝かせて男とおいしそうな猪を見るが、しかし続くサイファーの言葉にさっと血の気が引いていくのが自分でも感じられた。

「……いやいや、私、おいしくないよ…?」

首をぶんぶん振って必死に否定する。
こんなところで無様に自分が拵えた落とし穴にかかった挙句あっさりと食べられるなど、とてもご先祖様に顔向けできたものではない。
近づいてくるサイファーを前にどうにか身を起こそうとするが、やはり穴から抜け出る事は叶わない。

「…そんなことより…助けてくれると、嬉しい…」
813 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sgae]:2014/08/17(日) 13:40:04.43 ID:kEuX0bgAO
>>812
「ケッケッ…これが案外美味いのよ…特にメスはなァ…って…」
「ゲェ…お前狼かよ…」

澪へと顔を近付けまじめじとその身体を見つめる…が、不意に魔王の表情は露骨に嫌そうなものへと変わっていった。
どうやら彼の持論では肉食動物の肉はとても食べられたものではないらしく…

「俺ァグルメなんだ、狼なんざ喰えるかよォ…」

どしんとその場に座り込むと猪の肉を引き寄せその脚を引き千切り、魔法で炎を起こして炙る。
干し肉にするつもりだったんだがと愚痴をこぼしながら澪の目の前で肉を焼き始めた。
無論澪は助けず、肉は届きそうで届かない場所にある。
814 :澪【獣化】 [saga]:2014/08/17(日) 13:54:04.86 ID:SnquLwV60
>>813
「…うるさい…いいでしょ、別に…」

刺すようなその視線から逃げるように顔を逸らし、もごもごとひとりごちる。
なんだかアイデンティティを否定されたような気もするが、ともかく命を奪われることだけは避けられたらしい。
ほっと胸をなでおろし、猪の肉を火にかけるサイファーを動けぬままに見つめる。肉が焼けるいい匂いが辺りに漂い、澪の腹がぐうと鳴った。

「…じゃなくって…助けてよ…」

一向に助け出してくれる様子のないサイファーに思わず催促する。このまま放置など
生殺しもいいところだ。
その手は無意識か肉へと伸びているが、やはり届くことはなく空を掴むだけだった。
815 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 14:04:45.03 ID:kEuX0bgAO
>>814
「ここらで胡椒をパッパ…と、ンン…流石地獄の業火は火の通りが違うぜ」

そんな澪を余所にサイファーは肉の焼け具合に御満悦の様子。何やら物騒なもので焼いているらしいがそれは気にしない。

「はっはっ、助けて欲しいか?ついでに肉も欲しいんじゃねェのか?」
「…つーかやめろ、そんな目で見んなコラ」

ぐうと小さな音を立てて鳴る澪の腹。サイファーは意地の悪い笑みを浮かべ澪に焼けた猪の足を見せ付けた。
きちんと血抜きされ下処理された猪の肉、持ち合わせていた塩と粗く挽かれた胡椒の粒。が食欲をそそる。

そんなこんなで澪を助けてあげることにしたサイファー。一旦肉を大きなスイレンの葉を皿代わりに置くと澪の側へと近付いた。
そうして澪の背中に手を回し、起こすようにして持ち上げてやる。自分の強過ぎる力では澪の小さな手を握り潰してしまうかもしれないと。
816 :澪【獣化】 :2014/08/17(日) 14:22:05.64 ID:SnquLwV60
>>815
なんだかんだ助けてもらえることになった澪。持ち上げてやればそう力を入れずとも引き抜けるだろう。
無事落とし穴から脱すれば、先程まで嵌まっていた部分についていた土を軽くはたいて落とす。

「…助かった…ありがとう…」

お礼を言ってはいるが気もそぞろ。食欲を誘う香ばしい香りに完全に意識が持ってかれていた。
放置されている肉をちらちら見ながら、物欲しそうな目でサイファーを見つめる。本人は意識していないのだろうが、完全におねだりしている犬のそれである。
817 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 14:57:17.28 ID:kEuX0bgAO
>>816
「………」

さて、穴にはまった獣人の少女を助け出したはいいもののサイファーの手の肉、彼女はそれを物欲しそうに見つめてくる。
見るからに彼女は空腹、その前で肉を焼いてやるのは実にいい気味だったが元々サイファーは彼女を喰う気など毛頭無かった。少し苛めてやろうと思い付いただけなのだ。
この肉も少しだけなら分けてやろうか、そんな考えもあったのだが…

「その目で見んのやめろっつってんだろォがッ!?」

澪の視線に耐えきれず肉を押し付けるようにして渡す。そして罪悪感からかその手をスイレンの葉が置いてあった岩に叩きつけた。
テーブル変わりの岩は真っ二つ。猪の身体に破片がぱちぱちと音を立てて当たった。

「いけね、割っちまった…!」

せっかく見つけた手頃な岩が、と嘆くサイファー。そもそも自分が原因なのだから仕方が無い。
気を落としていても何も始まらない。取り敢えずサイファーは澪の名を尋ねる。
ちなみに魔王としての下らないプライドがあるのか、自分から名乗ることはない。

「…はぁ…まぁいいや」
「お前…名前は?」
818 :澪【獣化】 :2014/08/17(日) 15:12:16.20 ID:SnquLwV60
>>817
「…いいの…?ありがと…」

押しつけられた肉を躊躇いもなく受け取り、さっそく一口。新鮮な肉にちょうどいい塩梅で塩胡椒が効いていた。美味い。
もそもそと頬張っていればばこん、と岩が割れた音が森に響く。突然の事にびくりと肩を震わせるが食べる手は止まらない。

「…まあ…それくらいでへこまなくても…」

曰く、テーブルなど邪道であるとは澪のライフスタイル。嘆くサイファーに澪なりの慰めの言葉をかけた。
気を取り直して問われた名前。まだ互いの名も知らないことを思い出し、口いっぱいに肉を頬張ったまま答えた。

「…わたひ…?…澪…貴方は…?」
819 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/17(日) 15:20:14.51 ID:kda6ZjJV0
>>381
【アイリッシュパブ】
ここは第二次世界大戦が終わって少し経ったぐらいの近代アメリカ
そこで出会った越境者のチャーリーが話を聞きたいということなので こうしてアイリッシュパブへとやってきたのだ

「エールを1パイント あとフィッシュ&チップス それにソーセージとマッシュポテトを宜しく そっちは?」
まずはお酒と飯を注文する

「アレだ やっぱり流れ初めは戸惑うよな 俺もそうだったもん」
と まずは当たり障りのない会話かは入りましょう
820 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/17(日) 15:30:39.45 ID:tSScgawBo
>>819

「まずはビールと……オニオンリング。
 あとは何か、そうだなツナのステーキをくれ。」

アキレスに続いて店員に注文し、ふうと一息つく。

「ああ、しかしここは落ち着く。
 ダイナーのクソまずいコーヒー、道を行くフォード、路地裏の商売女。
 ドライブインシアターで見た古い映画そのものだが、不思議と悪くない。」

ドル紙幣も使えるしな。とつけくわえて。
終戦直後とはいえ、アメリカ。チャーリーにとってはホームグラウンドに近い世界なのだろう。
821 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 15:31:15.50 ID:kEuX0bgAO
>>818
「貴族ってなァテーブルも無しに物は喰えねェのよ…」
「れい…澪ねェ…ふゥん、いい名前だァ…気に入ったぜェ」

へらへら笑いつつ軽口、飄々とした態度、そして粗野な格好はまるで貴族のイメージとは正反対だ。
魔王は澪の名を素直に褒め、そして自らの名と立場を明かす。

「俺ァ…サイファー・シャイターン(ゼロのサタン)」
「エリュシオンって世界で魔王をやってた…今は妹を探して色んな世界を飛び回ってる…」

「シファルってんだ。……知らねェか?」

話によると彼はとある魔法世界の魔王らしい。しかしよく考えてみればそれはミスカの故郷ではないか。
ミスカの世界で魔王の話を澪は耳にしたことは無い筈だ。末端の魔王軍ですらあの世界では動きを見せていない。
それもそのはず、魔王は数年前に忽然とその姿を消したのだから。それが彼だ。
822 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/17(日) 15:34:44.20 ID:BM09LJUW0
>>819-820
取り敢えず喉の渇きを覚え、越境したばかりのこの世界の様子を伺うよりも早く立ち寄ったのは質素な飲食店
酒を出しているのだというが、ソフトドリンクもそれなりだった
レモネードをストローで一気飲み、炭酸に悶えている所で何処かで聞いた声

「あ……っ、あれぇっ?」
「アキレスぅっ? 久々ってんですよぉっ」
「そっちの人はぁっ……? 越境者ってんですかぁっ?」

間延びした喋り声と共に氷とスライスレモンのみの入るグラスを片手に席移動、アキレスとチャーリーの卓へと歩み寄る浅黒い肌の少女
赤い瞳、灰のボブカット
いつかの旅の途中で手に入れた空色のスカーフを首に巻き、ベルトには一振りの剣を携えている
右脚は膝から下が無く、棒状の簡素な義足
衣服はこの世界においても然程目立つ物ではなく、動き易いカジュアルな出で立ち
823 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/17(日) 15:45:17.19 ID:kda6ZjJV0
>>820
「それに仕立てのいいスーツを着たギャングとタイプライターもだな あの『ゴットファーザー』の中と一緒なんだってさ 1945年って」
取り合えず先立ってやってきたビールを持ち

「プロージット」
乾杯をしようとグラスを近づける


「んで? 何から話そうか?」
>>822
「やぁニアタン 久しぶりだな」
――――ギィ!!
とここで参上したのはお仲間のニアさん ベティも挨拶にとハサミを振り上げる

「よかったらこっち来いよ ・・・って酒は呑まないのか?」

>>850>>800
「チャーリー こちら越境仲間のニア んでこちらが越境一年生のチャーリー 今越境者としての心構えをいろいろと話そうとしてるところなんだ 色々教えてやって頂戴よ」
2人をそれぞれ紹介する
824 :澪【獣化】 :2014/08/17(日) 15:52:00.59 ID:SnquLwV60
>>821
「…ふーん…?」

貴族のイメージどころか、おそらく貴族がどのようなものなのかすらよく分かっていない澪。目の前の男を見てそういうものなのかと一人納得する。

「…まおー…?…って、すごいの…?」

そしてこっちの単語の同様。澪の出身世界にはそもそも存在していなかったのだろう。
サイファーの身の上話を聞いてもただ首を傾げるだけだった。
エリュシオンの名が出れば即座にミスカの顔が思い浮かんだが、言うほどでも
ないだろうと心の内にしまうことにした。

「…シファル…?…ごめん、聞いたことない…」

残念ながら澪はサイファーの探し人への手がかりにはなりえなかったよう。
同時に妹と聞いて澪の顔に一瞬の翳りが見えるが、次の瞬間にはまた肉にかぶりつくだろう。
825 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 15:58:02.04 ID:kEuX0bgAO
>>824
「…また手掛かり無し…か」

サイファーはそれだけ聞けば少しだけ残念そうに、それでいて安心したような様子でふむと呟いた。
魔王ってのあアレだ。人間を滅ぼすのがお仕事なんだよと簡単に澪に説明すればもう一本猪の脚を引き千切り、ドス黒い地獄の業火で火炙りにする。

「それはそうとお前…いい身体してんじゃねェか…徒手空拳(コレ)か?」

そして次に目を付けたのは澪の身体つき。獣人にしても中々良い筋肉の付き方をしている。
素体は十分、しかし中身はどうだろうか…同じ格闘家として少しだけサイファーは澪の事が気になるようだ。

826 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/17(日) 16:03:13.96 ID:tSScgawBo
>>822-823

「プロ―ジット?ドイツ野郎か?
 あまりそうは見えんが。」

アキレスとの乾杯に付き合ったところで、
間延びした訛でしゃべる少女の姿を見止め、眉をあげる。

「……だいたいわかってきたぜ。お仲間の見分け方ってのが。」

要するに、どこか同時代人とは違う感じを持つ人間を探せばいいのか、と一人納得する。
服装や義足はこの時代でもあるだろうが、剣をこれ見よがしに持ち歩く少女など40年代の
アメリカにはそうはいまい。

「ああ、チャーリー・マクフライだ。
 なんていうの?越境者だったか。それとしてはニュービーでな。
 今この……アキレスにいろいろ教わっていた所だ。まあ、仲良くしてくれや。」

チャーリーと名乗った頭髪を短く刈り込んだがっしりとした体格の男は、
一見スポーツマンのようにも見えるが、細かい擦り傷や切り傷が多く入れ墨等とあいまって
かなりガラが悪い。

827 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/17(日) 16:10:38.68 ID:BM09LJUW0
>>823
「ベティもっ、ご無沙汰してますってんですよぉっ」

振り上げるハサミに右手をひらひら
誘われるままに同卓に着いた

「お酒ぇっ……」
「あの時は仕方なく少し飲みましたけどぉっ、苦いしっ、好きじゃないってんですよぉっ……」

あの時とはかつての旅の事だろう
酒を水代わりにしていた時も、ニアはなるべく空気中の水分を掻き集めたタイドメイカーを囓り空腹と喉の渇きを凌いでいた

>>826
「ニア・シューペリオリティですってんですよぉっ、宜しくお願いしますっ」
「越境一年生っ……ですかぁっ」
「じゃあニアの方が先輩ですってんですねぇっ、色々何でも聞くといいですよぉっ」

ふふんと胸を張りふんぞり返って見せるが、
改めてチャーリーの姿を確認すれば少し目線を泳がせ縮こまってグラスの中の溶けた氷水を啜る
交友関係の中では余りいないタイプの見掛けにやや萎縮気味と言ったところか
828 :澪【獣化】 :2014/08/17(日) 16:17:21.08 ID:SnquLwV60
>>825
足一本をぺろりと平らげ、まだ足りないと言いたげに猪をちらちら見る。
魔王についても簡単な説明で納得したらしい。間違った知識ばかりが増えている気がするが気にしてはいけない。

「…これ…?…ああ…うん…」

サイファーが指すのが自身の戦闘スタイルのことだと分かれば、小さく頷いて肯定する。そして武器を使うのは性に合わないと苦笑した。
澪もサイファーの露わになっている上半身の肉体を見て同じタイプだと悟ったのだろう。なんとなく親近感が湧いた。
829 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/17(日) 16:24:23.52 ID:kda6ZjJV0
>>826
「ああいや 俺はスペイン人だ プロージットはなんとなく」
そういってグビリとビールを呷れば料理がやってくる

―――ギィ!! ギィ!!
ご飯クレクレと騒ぐベティにソーセージを渡してやる

―――ギィ♪
「まぁ そんな感じだね でもチャーリーはその通りじゃないんじゃない? 特にこの世界では」
多少レトロではありますが アメリカという大地はホームグラウンドじゃないでしょうか

「あとなんだっけ? 言葉だっけ ソレは大丈夫 少なくても人間であれば普通に意思疎通が出来るから
 俺は今スペイン語で話しているわけだガ アンタはスペイン語じゃないだろ?」

因みに英語とスペイン語はよく似ているので 多少の違和感はあっても それなりに意思疎通は可能らしいですがね

「金については・・・あれだ 俺は利用したこと無いんだけど」
そういって指差した先 パブには不釣合いな掲示板が鎮座していた そんな不自然な状況だというのに 周りの客はソレを不思議に思ったりしていない

「アレは越境者にしか見えない掲示板でね 仕事の依頼が書かれているんだ 最もその仕事ってのはモンスターを討伐しろーとかだれそれを成敗してこいーとかでさ
 俺には不向きだから利用したことが無いんだ」

「俺はグラフィティ界の頂点を目差していてね 主に宣伝絵を描いたりパルクールでメール便やったりして加勢でいるよ」

>>827
「苦いのが苦手か ならカクテルとかどうだ? カルーアミルクとかさ」
そういってフィッシュ&チップスを摘んで齧る

「・・・うん 美味い ニアも食べろよ」
油のついた指を舐りながらニアにも進める

「そういえばニアは何をやって日銭を稼いでいるんだ? やっぱり掲示板の仕事か?」
830 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 16:30:18.54 ID:kEuX0bgAO
>>828
「……ホラ、やるよ」

渡したのは丁度焼きあがったもう一本の脚。先程渡したものだけでも3、4kgはあった筈だが…もう食べてしまったのかと魔王は驚きの顔。
因みに魔王は先程から焼いているだけ。一口も肉を食べられていないのだ。微かに鳴りそうになる腹の虫をプライドだけでねじ伏せた。

「そう!それだ…それ」

よくよく見れば片手で構えているのが見える。「これ」とはジェスチャーを指していたらしい。
もっともサイファーの焼いていた肉の影に隠れ、そのジェスチャーは澪には見えなかったようだが…
澪に肉を渡すと立ち上がり、魔王はすっと腰を落として構えた。

「俺のスタイルは圧倒的なパワーで相手を叩き潰してねじ伏せる…魔王拳…!」

ギンッ!!鉄を引っ掻くような音が辺りに響き渡り、それと同時に軽い衝撃波が辺りに広がる。
森の広間、木々の間から見える空には衝撃波に驚いた鳥たちが群れを成して舞っていた。
次の瞬間、舞い散る黒い羽根と共に三対六枚の黒翼が姿を現した。
831 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/17(日) 16:36:33.82 ID:tSScgawBo
>>827

「ニアか。まあそう怖がるなよ。
 そうだ、いいものをやる。」

と、胸ポケットから取り出しテーブルに置いたのは、
色とりどりのタフィーや袋キャンディ。強面の彼がこういうものを持ち歩いているのは
意外だが……。

「こいつらには『まだ』何も入れちゃいないからな。
 クリーンだよ。クリーン。」

>>829

「言語の問題はクリアされてるのか……。
 よくは分からんが、まあその点は安心だな。ちなみにスパニッシュなら俺も分かる。
 チカーノの連中ともつるんでたからな。チャイニーズやラスタファリなんかも少しだが分かるぞ。」

チンピラのようなチャーリーだが、人種のるつぼで育ったという場所柄か、
語学にはそれなりに堪能らしい。そんなこんな話を聞きつつ、アキレスの指した掲示板に目をやり。

(インターネット上でもなく、リアルの掲示板で職探しとはまあ時代を感じるね。)

「グラフィティ?てっきりの怪物相手にやりあう人種かと思ってたよ。」
832 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/17(日) 16:42:14.39 ID:BM09LJUW0
>>829
「あー……それなら飲めるかもっ……?」
「カクテルぅ……ありますかねっ?」

頂きますと遠慮なく白身魚のフライを摘み口に運ぶ
どうやらタルタルソース派らしく、二口目にはそれをたっぷりと付けた

「お仕事ぉっ?」
「うぅんっ、掲示板のはたまーにですねぇっ……」
「お金はぁっ、最近はこれなんかを売ったりしてますよぉっ」

そう言って見せるは金の粒
どうやら幾つかを忍ばせているらしく、換金に使っているらしい
最も金に価値を見出さない世界やそもそも換金が行えない世界に於いてはそれもままならないのだが

>>831
「うぅ、す、すみませんっ……」
「……えっ? い、いいんですかぁっ?」

じゃらりとテーブルに転がるそれらを見れば態度は一転
容易く食べ物に惹かれて目を輝かせる

「……ま、まだ……?」

と、伸ばす手はぴたりと止まり、やはりおずおずとチャーリーを覗き込んだ
833 :澪【獣化】 :2014/08/17(日) 16:50:13.03 ID:SnquLwV60
>>830
「…いいの…?」

思わず二本目となる脚とサイファーを交互に見る。さすがに申し訳ないと思ったのか、今度はなかなか口をつけずにいる。

「…私は、力勝負もいいけど…持久力勝負もやろうと思えば…」

半獣化を発動すれば圧倒的なパワーを誇るが、反面長時間の戦闘は好ましくない。逆に素の身体能力のまま戦闘に臨めば相手のスタミナ切れを狙える。
両立こそできないが、使い分けが出来るところが澪の強みとも言えるだろう。

「…どうしたの…?…っ…!」

不意に立ち上がったサイファーを何事かと目で追うが、次の瞬間響いた音に思わず目を閉じ肩を竦める。衝撃で澪のフードがめくれた。
そっと瞼を開けば、サイファーの背に現れている三対の黒翼。その悍ましくも美しい姿に、思わず魅入ってしまった。

「…すごく…綺麗だね…」
834 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/17(日) 16:56:26.89 ID:kda6ZjJV0
>>831
「交友関係がガチでマフィア系な件」
なんとなく堅気っぽくない立ち居振る舞いだと思いましたが ホンマモンですかそうですか

「ぶっちゃけ越境者の9割は好戦的だよ 俺だって戦闘に使える能力を持ってる デモン・アーム」
その言葉と共にアキレスの腕が青い霧に覆われる 指先は鋭い鉤爪になっている

「だけどよ 俺は自他共に認めるチンピラだけど 喧嘩は殆どやらないんだ 全くやらないわけじゃないんだガ」

「後は特に後進国 特に中世だの古代だのに飛ばされた時用にコショウなんかを持ち歩くといい 特に大航海時代頃ならば金と同額まで価値が高騰するからな 嵩張らない程度に所持するのをオススメする」

>>832
この時代 まだカクテルは産声を上げたばかりであるため そんな上等なカクテルはありません悪しからず

「やっぱり金は安定か」
砂金なら嵩張りませんからね

―――ギィ!!
ソーセージを食い尽くしたベティがもっと寄越せと騒ぐので 今度はマッシュポテトをあげておきましょう

「ぶっちゃけさぁ 掲示板の仕事って厳しくないの? なんか掲示板じゃないけど 一度恐竜みたいなのに鉢合わせたこともあるし」
そんなのを受けて日銭を稼ぐからこそ 能力者は好戦的なのしかいないのかもしれないけどね

「そういえばニアタンをよく知る人物と会ってきたよ タェンティースって言ったっけ?」
とここで話題を変えて 知り合いの話をしてみる
835 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 17:01:44.25 ID:kEuX0bgAO
>>833
はらりはらりと舞い散る落ち葉と漆黒の羽根。
それらは大きな翼に当たってはひらり、また一枚地面へと墜ちてゆく。
そのまま素振り一発。呆気にとられる澪へと振り返りおもむろに口を開いた。

「………天使だったんだ。俺ァ」

「俺の翼ァ…天界では偏見の証だった。汚ねェ羽根だとよォ…悪魔の殺し過ぎで穢れた悪霊憑きだとも…」
「綺麗…そう言ってくれたのはお前が初めてだ、澪…」

サイファーは魔王であるにも関わらず元天使であるといった過去を晒す。澪が神や天使の事を知っているかは分からないが、それでも
過去の事を想えば先程までとはうって変わって暗い表情。胸の傷も天使によって付けられたものなのだろう。

「………俺が怖くないのか?魔王だぜ…俺ァ」

「食べろよ」と短く、そう続けると寂しそうに笑ってみせた。
836 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/17(日) 17:15:17.12 ID:tSScgawBo
>>832

「いや、ほんとに何も入ってねえよ。
 今は『もってない』からな。クリーンだよ、クリーン。
 何なら毒見でもしてやろうか。」

ほら、というとタフィーの包みを一つ開けて
ソーダ味の青いのを口に放り込む。

「おや、奇遇だな。嬢ちゃんも金を持ち歩いてるのか。俺もだよ。」

と、ニアがテーブルに広げた砂金を見て、チャーリーも懐から5p程の金のインゴッドを取り出した。
ちゃんとした精錬所などで作られた物ではなく、個人的に溶かして固めた物らしく
形はやや歪んでいる。

>>834

「だろうな。なんとなくだが、越境者ってのは傭兵か犯罪者向きに思える。
 以前ギャラクシー・ウォーのレイ・ブラスターみたいなのを持った女にあったが、
 ありゃあ、中世あたりにもってけば敵なしだろうよ。」

ああいうのをどこかでぶんどるのも、悪くないとチャーリーは思ったが、
別世界・別時代の技術体系の武器は手入れが難しいだろう。

「あぁ、胡椒は別の奴にあった時すすめられたな。
 要は交易の真似事だろう。ポテトの苗やトウガラシあたりでも忍ばせておくかねえ。」

837 :澪【獣化】 :2014/08/17(日) 17:20:38.12 ID:SnquLwV60
>>835
「…汚くなんか、ない…私が保証する…」

天使。天界。そんな事情、澪の知ったことではない。
ただ自分の目で見て思ったことを言っただけ。ただそれだけだ。
最初こそ呆気にとられたが、サイファーの沈んだ表情を見れば徐に歩み寄り、その顔を覗き込む。

「…怖くないよ…?…だって私のこと、助けてくれたもん…」

それに、と澪は付け加える。訥々と、言葉を選びながら。

「…私も…昔は、怖がられていたから…」

そう言って静かに微笑む澪。その目にはほんの僅かに哀しみの色が映っていた。
人を喰らう存在の人狼である彼女が人間にどう扱われていたのか、それを推し量るのはやや難いだろうか。
サイファーを元気づけるように持っていた肉を押しつければ、自身は猪の足を力任せに引きちぎる。そのまま火を通すことなく、生のまま噛みちぎって咀嚼した。
838 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ :2014/08/17(日) 17:23:16.27 ID:BM09LJUW0
>>834
スタッフに甘めのカクテルを尋ねるが当然無いと一蹴されて項垂れるニア
仕方なく二杯目のレモネードを注文

「ですねぇっ、最初の頃は色々と困ってましたってんですけどぉっ……」

つまりは越境者となった当初は資金に困り、ある程度慣れて来た今だからこそ学習したらしい
因みに金は以前立ち寄った世界で激しくデフレしていたらしく、そこでなんとか掻き集めたらしい

「なんでも食べるんですねぇっ、ベティ……」
「んー……ニアはぁっ、あんまり厳しそうなお仕事はしてませんからぁっ……」

一応某ハンターゲームよろしくモノ探し的な依頼もあるのだろう
それでも危険は付き物だろうが

「タェンティースぅ? ……あのジャンクにぃっ?」
「くふふぅっ、変な奴だったってんでしょおっ?」

そう言って笑うニア、自分の事は棚に上げている模様

>>836
「う、疑ってる訳じゃなくってぇ……」
「……その、何の目的でこれ持ってるんですかぁっ……?」

コロコロと飴玉ひとつで頬を膨らせながら
飴玉やらの所持目的がアレな気しかしていない模様

「あぁっ、やっぱり大切ですよねぇっ」
「特にこういうっ、今みたいな世界だと大抵はなんとかなりますしぃっ」

現実に近い程、金の価値は分かりやすく高い
歪みのあるインゴットのサイズに目を見張って頷き、場所柄素早く自身の金の粒を仕舞う

「そういえはぁ、チャーリーはぁっ、何か異能持ちだったりするんですかぁっ?」
839 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/17(日) 17:31:36.69 ID:kda6ZjJV0
>>836
「あぁえと 中世というか 剣と魔法の世界の住人を甘く見ちゃいけないよ」
未来の武器を褒めるチャーリーを戒めるように言う

「あいつら素で銃弾とか避けたりキャッチしたりするから」

「生ものは劣化し易いから苗は厳しいかもな どうせなら種芋のほうがまだマシだよ」

>>838
―――ギィ!!
マッシュポテトは掴み図らいので不評なようです 苛立った様子でハサミを振り上げる

「俺も俺もいろいろと金が無いって腹をすかせていたのが懐かしいよ」
遠い目をする 勝手が分からなかった頃は本当に大変でした

「ジャンクて・・・似たり寄ったりな姿なんだから仲良くすればいいのに」



そんな感じで チャーリーとニアとアキレスの食事は続く
//ではご飯の準備ノシ
840 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/17(日) 17:43:49.80 ID:tSScgawBo
>>838

「さあなあ。」

ハハハ、と軽く笑いながらニアの問いを受け流し、
インゴッドを懐にしまう。宝石や黄金は世界共通、普遍的に価値がある。
たしかに換金できない世界もあろうが、大半の世界では通用するのではないかと
考えチャーリーもこれを持っているのだ。

「異能?スーパーパワーか?空飛んだりとかビーム出したりの。
 車転がすのと銃を撃つのは得意だが、俺はそういう化け物じみた能力は持ってねえ。」

>>839

「一部だろ?そんなカンフーマスターとかクロオビみたいなのは。
 その辺のやつら相手にゃあ、銃だって通用すんだろ。」

まるでコミックだな。とつぶやきながら。
オニオンリングを口に運ぶ。兎角チャーリーは、好き好んで戦闘に参加するつもりはない。
世界を回って旅をするのはいいかもしれないが、傭兵の真似事はごめんだ。
841 :サイファー・シャイターン >>229【憤怒のサタン】 [sage]:2014/08/17(日) 17:46:35.07 ID:kEuX0bgAO
>>837
「っ…なんだよ、なんだよクソッ…!」
「…はァん…そういうお前の毛並みも綺麗じゃねェか…何で隠してたんだよ。自信持ちやがれオラ」

いつの間にか自らの顔を覗き込む澪に困惑、飛び退いてその顔を見つめ返すも一瞬
照れ臭くなったのかサイファーは目を逸らしながら澪の毛並みを褒める。消してありがとうとは言わないが、これが彼なりの感謝だ。

「………あァ、なァるほどねェ…似たもの同士ってね、俺たちゃ…」

そして続く澪の言葉に納得。それならば妙な親近感を憶える筈だと

「オイオイ、血抜きしてあるんだぜ…そのまま喰っても腹の足しにしかならねェ」
「ほら、火ィ貸してやるから…焼きな」

そして生肉を貪り始めた澪の隣に座ると先程受け取った肉をひと囓り、澪の側に火を起こして肉を焼くように促すとやや乱暴にその頭を撫でる。
魔王サイファー、戦いに明け暮れ戦の中でその命を散らすかのような生き様の男ではあるが…
この時間は確かにそんな彼の人生に訪れた数少ない安らぎの刻のうち、その一つであった。

//そろそろ〆ましょうかね、ありがとうございました〜
842 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/17(日) 17:53:24.05 ID:BM09LJUW0
>>839
「ふふっ、ハサミがベタベタじゃないですかぁっ……」

振り上げられたハサミに付着したポテトの成れの果てを見て苦笑

「まぁ、そうですよねぇっ……」
「最初の越境の時ぃ、一文無しでしたからニアっ……」

同じく遠い目、今となっては懐かしいとすら思える
製造後2ヶ月足らずで最初の越境、そして2年間を蟲に怯えて過ごしたのだ
最早当初の苦労すら思い出となっている

「仲良くはぁっ、難しいんですよねぇっ……」
「ニアが兵器だってのは知ってましたっけぇ?」
「それでプログラムされてるんですよぉっ、あれの破壊ってのがぁっ……」

腕を組みむぅと唸り語る
兵器としての命令は既に形骸化してはいるが、時折それに縛られる事もある
タェンティースに対する言動はそれの顕著だ
ニア自身としては仲良くする事も吝かでもないのだが、兵器としての縛りがそれを阻害している
まぁ何度か顔合わせをしていて、それでも命令が遂行されていない所を見るにある程度はある程度なのだろうが

//ありがとうございました、お疲れ様でしたっ

>>840
「む、むむぅっ……」

はぐらかされた事に頬を膨らませて飴玉を噛み砕く
がりっ、と音が響いた
幸い金の見せ合いに対して気が付く目線はなかったようだ
漂う空気の変化のなさがそれを証明している

「そうですそうですっ、こんな感じのぉっ……」

ずるり、水っぽい音と共に成人男性の腕程の太さのタコともイカともつかぬ触腕を脊髄から1本生やす
同時に左眼が薄青にぼんやりと輝き、残光を帯びた
さすがにこれらも余り長い事は出来るはずもなく即座に引っ込めたが

「銃ですかぁっ……あれが上手ってんならぁっ、安心ですかねぇっ」

能力者とは言え少なくともニアは銃を畏れている
そしてそれが得意と言うのならば、決して他の能力者にも引けは取らないのだろうと判断
フィッシュアンドチップの付け合わせのパセリを、ポテトと共に口に運んだ

//私もこれで落ちます、ありがとうございましたっ
//お疲れ様でした、また宜しくお願いしますー
843 :澪【獣化】 :2014/08/17(日) 18:10:53.39 ID:SnquLwV60
>>841
「…あまり、耳は見せたくないから…」

飛び退かれ気を悪くさせたかと心配するが、続く言葉にそんな様子もなく、一安心した。
褒められ慣れていないのか、こちらも目を逸らしてぽつりと呟いた。

「…お腹いっぱいになれば、それでいい…」

言いつつもやはり焼いた方が好みなのか、素直に肉を火に近づける。肉が焼ける匂いはやはり食欲を刺激した。
頭を撫でられれば乱暴に撫でるな、と言いたげに非難するようにサイファーを見るがやはり心地よいのか気持ちよさそうに目を細める。
いつの間にか戻ってきた鳥達が、再びその美しい歌声を自慢するように歌い出した。

//お疲れ様でした、ありがとうございましたー
844 :チャーリー"リトルC"マクフライ [sage]:2014/08/17(日) 18:12:05.69 ID:tSScgawBo
>>842

「ウオッ、気持ち悪いな。
 タコの足か?クラーケンってのは案外あんたみたいなのが正体だったりしてな。」

驚き、これ以上ないほど率直な感想が口を割って飛び出す。
少女からいきなりよくわからない触腕が飛び出せば、たいていはこうもなろうが。

「しかし、それなりにいろんなモンみてきたつもりだが、
 こいつは驚いたぜ。US・ナンバーワン・タレントでいいセンいくんじゃないか。
 もし俺の『故郷』に来ることがありゃあ、TV局に手紙を送ってみろよ。」

// おつー
845 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/18(月) 18:54:23.33 ID:JXTxLeY80
岩陰に身を潜め、荒い呼吸を整えていた
そらは高くそして抜けるようなブルー
点々と雲が泳ぎ、そしてその合間を縫うように幾つもの影が飛んでいる
それは鳥にしては余りにも大きく、また形も些か洗練されておらず歪だ

(……プテラノドン、って言うんだっけ……?)

ふと先程駆け抜けて来た貝殻色の大地に目線を下ろす
全長2mを超える追跡者達……ラプトル類か……は執拗に無感情な目玉をギョロギョロと動かしていた

(……さすがに、あの数は……)

不味いな
そうは感じながらも手は腰に帯びたブレードに伸びている
ジッとして迎える死より、最後まで足掻く事を選ぶ
生あるモノとして自然な行動を成すべく、すらり白刃を抜いた
846 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/18(月) 19:34:55.82 ID:vcm+y8TmO
>>845
はてさてそんな大ピンチのタイミング。
捕食者と、彼らの晩飯(予定)の間の空間。
越境者なら必ず知っている“歪み”がこのタイミングで発生です。
ま、残念ながら“出口”の方なようですがね。

ぽてころんと出てきたのは旅慣れたオーラ漂う暗色肌の持ち主。
大きな杖をぶら下げてのご登場。

「……いたたたたた」

着地失敗したそいつですが、とりあえずまわりを見渡して状況確認。
ラプトルさんたちは、ゲート発生で警戒してくれてると正直助かるわけですが。
847 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/18(月) 19:46:43.63 ID:yVw1ybuUO
>>845

いくよルシエドッ! この世界で一匹目の獲物ぉ!

【其処へ一陣の風の如くに駆けつけるナニカ】
【それは豪雨を呼ぶ嵐のように空へと漆黒の弾丸を巻き上げて】
【翔を舞ううちの一匹を竜を仕留めようとしていた】
848 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/18(月) 19:51:48.76 ID:JXTxLeY80
>>846
「……っ!?」
「あ、あなたっ!?」

さていざ斬り掛からんと岩陰から踊りださんとしていた矢先、唐突の乱入者
着地に失敗しかし素早い状況判断を行うその人物、成る程歴戦という訳か
越境の事実を知っているはずの半人が驚愕しているのだ、既知の外である恐竜達の衝撃はそれ以上だろう
素早く駆け踏み込み先頭の一頭を袈裟斬りに伏せる

「越境者……!? と、ともあれ、逃げるなりなんなり……っ!」

仲間があっさりとヤられた事で残りのラプトルは大半が萎縮、威嚇を始める
しかしそうでない3頭は素早く行動を起こし半人の背後から爪を振り下ろさんと狡猾

>>847
「えっ……!?」
「……援護……!? ともかく、感謝致しますっ!」

突然巻き起こる銃弾の嵐、それ等は白亜紀を生きる彼等に取っては正に青天の霹靂
素早く動く獲物を捉える為の瞳も、大抵の害意を弾く鱗も役に立つことはしない
くぐもった声と共に1体の恐竜は崩れて落ちる
849 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/18(月) 20:03:58.83 ID:vcm+y8TmO
>>847
>>848
タイミング的にちょうどよかったようで何より。
野生動物なら露骨に警戒してくれるでしょうし、そこに踏み込む胆力も中々。

「どうせ逃げても連中の方が速いでしょ。
 なら迎撃してお引き取り願うわ」

銃弾と刃物持ちがいるんだ、なんとかなるでしょう。
この数なら、さくっと終わるんじゃないかな。

「さて、とりあえず背中に気をつけたほうがいいわよ?」

まずは一撃、後背を狙った恐竜さんに迎撃一発。
杖から打ち出される真っ黒い蝶。
別に当たっても痛いわけじゃなく、単に猛烈に眠くなるだけで
それ自体に殺傷力があるわけではなし。
殺傷力とスピードに劣る分、ばらまき範囲が優秀なそれで、恐竜さんに眠ってもらうか
ちょっとふらふらになってもらいましょう。
850 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】 [sage]:2014/08/18(月) 20:05:09.40 ID:qxpWphzv0
>>845-847
【原生の大地、古の植物。未だ風化の進んでいない大岩の向こう側が眩く光り、地面に大きな影を写す】
【その直後、まるで蜘蛛の子を散らしたようにダチョウのような恐竜たちが一斉に駆け出した】
【彼らの散って行った中心点、そこに横たわるは黒焦げとなった一頭の恐竜。そしてそれに近付くひとりの少女の姿】

……ついてるわぁ

【身長は150センチそこそこか、かなり細身で衣服から覗く肌は病的に白い】
【黒いフードを目深に被っている為表情はよく見えないが、全てを射抜くような紅い眼光が闇の中から世界を覗いている】
【少女は身の丈程の大鎌の刃先で大トカゲの頭を突き刺すと、そのままずりずりと引き摺り移動を始めた】
【このまま行けば恐らく三人と鉢合わせ、真に警戒すべきはこの世界の原生生物などではないのだ】
851 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/18(月) 20:11:05.39 ID:yVw1ybuUO
>>848
感謝なんて結構ですよ! 僕も越境してすぐに化け物が見えて焦っていたところですから!
【嵐のようなナニカは剣を振るう彼女から少し離れた位置に着地し笑みを向ける】
【先程の異常な加速からは想像も出来ない程に華奢な、草食動物のような少年が彼女の目にも入るだろう】
【次いで少年は携えた二挺拳銃をまたしても上空に向けて】

あの化け物は…みんな落としてもいいんですかねぇ?
現代っこバリバリのオモチャをふるって申し訳ないきもしますけど…

>>849
【越境してきた少女が恐竜に一撃】
【当たるか否かを内心でにやにやしながら見届ける】

>>850
【次いで現れるは危険を孕む少女の貌】
【少年はそれを認識した瞬間、歓喜とも取れる身震いを感じ銃口を彼女へと向ける】
【その表情は狂喜染みた笑顔に染まり、視線を彼女へと合わせて行動を待つ】
852 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage saga]:2014/08/18(月) 20:19:16.89 ID:JXTxLeY80
>>849
「えっ……わぁっ!?」

忠告に背後を振り返れば視界いっぱいに鱗、鉤爪、生臭い吐息
咄嗟左手で月光を引き抜き防御に構えんとするが恐らく間に合わない
瞳を閉じて歯を食い縛り衝撃に備える

「……?」
「ぁ、あれ……? た、助かりました……?」

しかししばらく、やって来ない痛み
はてと目蓋を開けば捕食者は目の前ですやすや、立ったまま寝息を立てていた

>>850
「……?」

ふ、と周囲の捕食者達の視線が……意識が一瞬違う所へシフトしたのを感じる
何事かと半人、戦闘態勢のまま鎌を携える少女の方向を警戒

>>851
「出来れば、地上の連中をどうにかして欲しいですね」

翼竜は今のところ大した危害を加えて来てはいない
問題なのは地を駆ける中型の脚竜、通称ラプトルだ
最もあくまでそれは現在の状況、スカベンジャーたる翼竜達も無感情かつ狡猾な眼差しで此方を観察している

>>849-851
さて、ラプトル達の襲撃だが突然その気概は止む
それは素早く数頭が処理されたからでもあり、
そして当然現れた「黒焦げの竜を引き摺る少女」のせいでもある
このまま竜退治とするか、それとも逃走、はたまた別の行動を取るか
半人は状況判断を行おうと二刀を構えたまま3人の越境者達を順々に見詰めた
853 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/18(月) 20:24:17.46 ID:vcm+y8TmO
>>849
>>851
「とりあえず寝かせた奴に優先で止めお願いね。
 でないと、次の厄ネタへの対応が遅れそうよ?」

あくまで眠らせただけです。
そのうち起きます。起きたらバリバリムシャムシャバキバキゴクンされますよ。
まぁ、目の前の“アレ”を見たらお食事どころじゃなくなりそうなもんですが。

>>850
「んで、経験上、あの手合が出たら即離脱したほうが
 人生平和にすごせるって脳内ボイスが聞こえるんだけど」

身内を確認。
片方はとてもやる気まんまん。
もう一人は、どちらとも結論つかない感じ。

「提案。バトりたそうな彼には突撃してもらって
 あたしたちは彼をエサに逃げるってのはどうかしら」
854 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/18(月) 20:24:43.59 ID:vcm+y8TmO
//
レス番ずれたーーー!?

前半は>>852こみで!
855 :マージ・R・エンジス [sage]:2014/08/18(月) 20:44:05.14 ID:tFJJLERmo
【衰退世界】
【巨大昆虫の闊歩する、森林地帯にて…。】

【──決して"人側"の生物ではない、だが、積極的に人に危害を加える生き物でもない。】
【彼は、巨大なカブトムシの上に座ってこの森林地帯を進んでいた。】

【決してカブトムシを操作しているわけではない。】
【カブトムシは、自身の望む方へ進んでいる──。】
【その行き着く場所は、おそらく──】


蜜を手にいれれば万々歳だ。蜜のある場所では、こいつらもそうは大人しくないだろうが……。


【ぼそ、独り言を述べたあと、カブトムシの上の角をかるく撫でた。】
856 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/18(月) 20:45:27.67 ID:JXTxLeY80
>>853
「了……解っ!!」

ごつん!
鈍音、脳震盪を起こして崩れる恐竜
流石に眠っている相手を殺害するのは憚られたのだろう、しかしそれを甘さと取るか果たしてどうか

「それに関しても同意します……」
「……ですがその提案にはちょっと……」

夢見が悪い、言い切る半人
やはり前者か、根本として甘い
しかし相手の出方を見守っているのか即座斬り掛かる事はないようだ
857 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】 [sage]:2014/08/18(月) 20:45:53.43 ID:qxpWphzv0
【恐竜としてはそれ程大きな種類ではないが、この少女が空腹を満たすには十分。干し肉にすれば一週間以上は食料の調達には困らないだろう】
【狩りの成功を上機嫌に、口元を緩ませながら食料を引き摺り進めば視界に入るは三人のヒト】
【彼らのそばに転がる恐竜の死体と、各々の出で立ちを見れば、成る程彼らも自身と同じ立場にあることがわかる】

>>851
……ふぅん、なぁにそのオモチャ?
随分とご挨拶じゃなぁい? こんな辺境で折角ヒトに出逢えたっていうのにぃ……。

【フードから覗く紅い瞳は、銃口を此方へと向ける少年を真っ直ぐに捉え、口元は内に秘めた狂気を表すかのように大きく歪む】
【恐竜の頭に突き刺していた大鎌の鋒を引き抜くと、そのまま軽々と数回大きく回転させ肩へと担ぐ】
【向けられた敵意に怖気を見せるような可愛げのある性格ではないらしい】

>>852
あらぁ? こっちにもいるじゃなぁい。
あなたたちにとってこの世界はひとりじゃ生きられない程過酷なのかしらぁ?

【目の前の彼らも今し方出会ったばかりなのだが、この瞬間に現れた少女にそれを知る由はない】
【故に彼らが仲間で協力してこの世界の環境を生き抜いているのだと思ったのだ】
【少女にとって他人と協力して何かを成すなどとんだお笑い種である。自然と目の前の三人を見る瞳に嘲りが映る】

>>853
あっは……ひとりはお利口さぁん。
強者に出会えば尻尾を巻いて逃げる。どの世界においてもそれが弱者の唯一の生存戦略ですものねぇ?

【少女は狂気を孕んではいるが殺人狂ではない。この場から逃げるのであればそれを追撃するようなことはしないだろう】
【しかし向かってくるのであれば容赦はしない。少女が異能持ちであることは彼女の足元に転がる黒焦げの死骸を見れば一目瞭然であろう】
858 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/18(月) 20:52:40.43 ID:yVw1ybuUO
>>852
えーと…地上のっていうと、如何にも強者の雰囲気を醸し出してる彼女のことですかねぇ…?
【タェンティースの言葉も束の間…地上を蹂躙するべき支配者はラプトルから一人の少女へとシフトしていて】
【メリーヌはその少女、ゾンネへと銃口を向けたまま必死に笑みを堪えていた】
【メリーヌの内心としては出来ることならば今すぐにでも彼女に食らい付きたいところであり】
【タェンティースの許可等無くとも発砲してしまいそうな雰囲気を漂わせている】

>>853
バトリたそうなんて失敬だなぁ…
僕は争い事が大ッ嫌いなぁんです、よぉ…?
【言葉とは裏腹、少年の髪は獣の如くに黒く染まり上がり】
【笑みを抑える表情は歪なモノを作り上げていて】
【彼は差し詰め戦闘上々の飢えた獣のようなお様子】
【アメリアの「やる気マンマン、バトリたそう」といった評価は至極真っ当であった】

>>857
とかいうキミも…イカしたオモチャをもってるじゃん…?
ねぇ、ちょっとばっかり遊んでいくきはないのかなぁ?
【狼のような姿となった少年は嬉々とした光を目に宿して銃口越しに彼女を見つめて】
【彼女の口から「強者」という言葉が吐かれた瞬間に躊躇なく発砲…】
【強者を見出だせば食らい付き食い尽くす…それが少年の生存方法であるのだから】
【少女に向けて嵐のような弾丸を吐きつつ圧倒的な加速とともに彼女へと飛びかかるのは正に、自然の摂理なのである】
859 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/18(月) 20:57:36.18 ID:vcm+y8TmO
>>856
「手頃な食料だと思ったんだけど」

このオオトカゲを食う気だったそうです。
まぁ、蛇は蒲焼きで美味いらしいし、カエルは鶏肉っぽいらしいし
肉食ゆえの臭みはありそうだけど、調理次第で云々。

「あと、バトルマニアの戦いってジャマしないほうが喜ばれると思うのよね。
 それに、3対1の方が夢見は悪そうよ?」

>>857
「振りかかる火の粉は払うけど、あなたまだ火の粉ふりかけてないじゃない。
 ぶっちゃければ、余計な労力を支払う気はないだけよ。
 生きてないあたしに生存戦略も何もないわ。
 “どうせ死んでも生き返るもの”」

黒焦げで死ぬのは痛そうだし、痛いのはさけるべきでしょう?
ましてや、お互い殺人狂でも戦闘狂でもないなら、あとは適当に妥協すればいいだけで。

「あ、ところで、お塩と胡椒あるけど使うかしら?
 バトりたい彼とは別枠だから、あたし」


>>858
「いや、それ絶対ウソよね?
 もうあれの首筋に銃弾ぶち込みたくてたまらない表情よね、それ!」

ほら、つっこんだ。
……相方さんは見捨てない路線だろうし、相手は交渉チャンネル持ってそうだし、
体育座りでお茶すすりつつ見学するとしましょう。
ここはどっちの味方になっても損しそうだからね。
860 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/18(月) 21:01:56.99 ID:JXTxLeY80
>>857
「っ……さ、さぁ、どうでしょうね……」

ぞくりと怖気、嫌な予感がする
力量もなのだが、根本として何かもっと別の部分が脳内でアラートをけたたましく鳴らした

>>858
「いえ、そうでは……」
「……っ!? 、っ!!」

自身としては越境者同士、なるべく戦闘は控えておきたいところだ
しかしこの場合、この空気がそれを許さない
起こるべくして起こる闘争、止める手立てはない

>>857-858
果たして結果、スタートのシグナルは撃ち鳴らされた
援護に廻るも制止するも叶わず、わたわたと独り焦燥

>>859
「そ、それはそうですけどっ……!」

だからと言って落ち着いていられるかは別だ
まぁ焦った所で何があると言う訳でも無論ないわけだが
開始された戦闘に取り残され、ただぽつねんと二刀を携えている
861 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】 :2014/08/18(月) 21:28:10.91 ID:qxpWphzv0
【彼らの会話を聞けばどうやら仲間として行動を共にしている訳ではないことがわかる。差し詰め自分との出会いと同じようなものなのだろう】
【しかしそれは少女にとって僥倖。3体1だろうが5体1だろうが負けるつもりなど微塵も無いが、出来るだけリスクを避けたいのも事実】
【彼らの足並みがバラバラなのであれば牙を剥く者だけを駆逐すれば良い。それがひとりであるならば造作も無いことだ。何故なら自分は紛れもない『特別』なのだから】

>>858
お望みならもっと刺激的なモノを見せてあげるけどぉ?
もっともその場合、素敵なオモチャになるのは貴方だけどねぇ?

【放たれた無数の弾丸、それが開始の合図となった。しかしその合図に戸惑う事などはない】
【既に双方が闘気と殺気に満ち満ちていたのだから。それはふたりが数々の死線を潜り抜けて来たことを如実に物語っていた】

堪え性の無いオトコは嫌われるわよぉ?
まぁ貴方と長々と楽しむ気も無いのだけどねぇ……!
黒焦げになるがいいわぁ!!

【弾丸が飛来し少女へと到達する直前、黒に包まれた身体から紫電が弾ける。その瞬間、彼女の小さな身体は宙へと上昇し凶弾を躱す】
【そして額から細い稲妻を少年へと奔らせれば、それに続くように高度を下げつつ構えた大鎌を振るわんと接近していく】
【稲妻は速度も威力も先程大トカゲを屠ったものに比べて大分出力が低い。勿論当てるつもりで放ってはいるが所詮牽制】
【本命は半身に構えた黒き大鎌である。高度を下げながらの接近により、少女の速度は段々と加速を得て少年へと突進していく】

>>859
そういう考え嫌いじゃないわぁ。
すぐに終わるからスパイスはその辺りに置いておいて頂戴……!

【アメリアの完全に割り切った思考に好感を覚えると、そのまま目の前の狂気を溢れ出す存在へと向かって行った】

>>860
……?
なぁにぃ? オドオドしちゃってぇ……?
その手の得物は本当にオモチャなのかしらぁ?

【タェンティースが感じる予感など露知らず、少女はメリーヌとの戦闘へと突入していった】
【独特なセンスのドレス、真っ白い肌とフードの内側から零れる白い長髪。果たして何かを感じるのだろうか、それともそんな筈は無いと割り切るのだろうか】
【もっともタェンティースの知人である人物とは身長が明らかに異なっているし声も幼い。人違いと結論を出したとしても不思議は無い筈だ】
862 :エスト・エス・エル・アモール [【The Witch of The West In Dead】saga]:2014/08/18(月) 21:44:10.05 ID:LNEt3cIoo
【最近この街にはゲートを介して異世界から漂流してきた者が段々とその数を増している】
【街へ出ればそこら中『漂流者』だらけで、嫌でも目についてしまうのだから何処か鬱陶しくもある】
【だが、その無数の漂流者の中には決して『西の国』より来たる者は見つかる事はなかった】
【私は遂に帰ることだけでなく『西の国』出身の者と出会う事すら、諦観してしまっていたのかも知れない】
【日に日に街へ出る頻度は減り、一日を家で過ごすことの方が多くなったのは確かだった、その方が楽だったのだ、精神的にも、肉体的にもどちらとも】

【然しながら、やはり結局は諦めの付かない私、故郷の匂いを求めて徐々にまた街へ足を運ぶ回数を増やしていった】

【そしてついこの間、やっとの事で『西の国』から漂流してきた私の事を知る人間と再開を果たしたのだった】
【私はその人間に私が消えてからの故郷の様子を夢中になって子供の様に延々と聞いていた】
【その話の最後で聞いた、今でも巷で流れているらしい『漂流した』魔女の行く末の噂】

【── “西の魔女が死んだ”】






【所変わって陽が傾き落ちる夕刻、仄かに暗い路地裏】
【黒いウィッチハット、同色のマントそして藍色のミディアムドレスの女、優雅に箒へと跨がって地上2mの場所をふわりふわりと浮遊していた】
【それは何というか、見るからに魔女だと認識できる格好で、人通りの疎らなここであっても時々近道か何かで通る人が驚嘆して走り去っていく】
【然し女はそんな人々の気持ちなど知る由もなく、ふわりふわりと、箒に跨がってゆったりとした速度で路地裏を駆け抜ける】
【消え掛けの電球に照らされた箒へ跨がる女の表情は何処か虚ろなもので、もし誰かが今話し掛けても、返ってくるのは間の抜けた返答だけ】
863 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/18(月) 21:45:02.60 ID:yVw1ybuUO
>>859
【羊の姿から狼の姿へと変貌したメリーヌは正に狼少年】
【戦闘が嫌いと言いつつ嬉々として突っ込んで行きました】
【少年の味方についてもまず良いことはありそうにないです】
【強いて言うなら、お腹とか首に喰らった弾丸をテイクアウト可能なんてことはありそうですが】

>>860
【タェンティースの言葉も聞かず理性の枷を破壊するメリーヌ】
【同じゴーレムとは言え造られた世界、境遇と共に性質もまるで異なるようで】
【果たしてタェンティースは荒れ狂う獣のような彼、或いは狙われた強者ゾンネの争いに収集を付けることは叶うのだろうか】

>>861
【少女の突然の飛翔、次いで放たれた紫電の弾丸】
【あぁ、ヤってくれる…なんと素晴らしい獲物だと少年は歓喜した】
【そして己も着地し少女を見据えて…】

速いねぇッ! それでもねぇ! 時間の加速には敵わないんだけど、ネェッ!
【飛来する弾丸を時間加速の視覚で捉えて身を捻り回避…】
【然してその弾丸が囮となり少女の接近感知に遅れを生じさせ…】
クァッッ! ハァァァァッ!
【少女との肉薄と同時…鋭い鎌の一撃は銃諸ともに左腕を吹き飛ばした】
【然し、次いで少女が少年に目を向けることがあれば、彼の姿が目に入るだろう】
【左腕を吹き飛ばされながらも、より一層の快楽に身を委ね、満面の笑みを以て少女を見据える猛獣の姿が…】

【猛獣は、左腕を捨てたままに後方へと跳躍しつつ、数発の弾丸を少女に向けて放つ】
【腕を飛ばされたことにより意識と集中力が散漫し、狙いは疎かになっているが…】
【果たして少女はこれをどういなすか】
864 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/18(月) 21:50:44.00 ID:vcm+y8TmO
>>860
「ま、のんびり観戦といきましょう?
 お茶とお菓子でも楽しみながら、お料理でもしながらね?」

カバンから出てくる魔法瓶と行動食、あと大ぶりのダガーが一本。
さきほど昏倒させたラプトルの首筋にざくっと差し込む気のようで。
あ、血抜きだ、これ。本気で食う気だ、こいつ。

「流れ弾には注意したほうがよさそうね。
 あ、混ざりにいくなら停めないわよ?」

彼、まわりに注意して戦うタイプでもなさそうですし。
参戦したいなら停めないですし。

>>861 >>863
「うん、どっちも応援してあげるわ。
 存分に楽しませてね」

一瞬の攻防であそこまでやるかぁ、とちょっち感嘆。
このダークエルフさん、どちらかというと集団戦向きなせいか
どうにも個人技での戦闘は不向きなのでした。
それゆえに、その感心に嘘偽りはありません。

「まず、腕一本かぁ」
865 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/18(月) 21:57:16.52 ID:JXTxLeY80
>>861
「っ、あ、あぁ、もうっ!」

メリーヌから出遅れる事数瞬、頭から煙が上がりそうな自体に困惑しながらも駆け出した
両のブレードを峰に構え、以降全ての斬撃を峰打ちとする姿勢
それはショートしそうな思考ユニットが下した絶対判断、何故かは分からないがそうしなければならないのだ

>>863
「なるべく、殺さないようにっ!!」

駆け出し少女へと向かう途中、メリーヌに叫ぶ
腕を喪失していることに驚愕するも、なんとか無理矢理意識をシフトさせたようだ

>>864
「……申し訳ありません、すぐ戻りますので……」

用意しておいてください、言い残して人知を越っした速度で駆ける半人
どうやら混ざりに行くことにしたらしい、放ってはおけない損をするタイプらしい
866 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】 :2014/08/18(月) 22:53:58.88 ID:qxpWphzv0
>>863
【牽制ではあった。しかしよけられる筈など無いだろうと放った稲妻は、メリーヌの超常たる動きにより大地へと流れ消える】
【しかしひとつの予想外に動きを緩める程この少女の精神は戦闘行為に初心ではない。狂気に歪める口元はそのままに振るわれた大鎌の黒き一閃はメリーヌの左腕を宙空へと放り出す】
【そして完全に着地した足で大地を踏みしめれば、返す刃でメリーヌのそっ首を引き落とそうと獰猛な刃を振るう】
【一瞬で片を付ける気であったため、これが終幕と獲物の今際の表情を覗くがそこにあったものは未だ幕引かぬ獣の饗宴】

はっ……! いいわぁ、貴方!! 存外愉しませてくれるじゃなぁい……!!
是が非でもここで終わらせたくなっちゃったわぁ!!

【追撃の刃を躱した猛獣は直様後方へと跳躍し、空から地上へと堕りた少女へと再び弾丸を吐き出した】
【その弾丸は先程のものより精細を欠いており、その場から動かずとも全弾命中はしないだろう。しかしそういうわけにもいかない、数発は確実に致命に至る起動に乗っているのだから】
【瞬間、フードから覗く二つの真紅が凶暴な輝きを見せると、少女の身体から漆黒の雷が溢れ出す。この世のものとは思えぬ、絶望の色に染まった神の力】
【溢れ出す黒き電流は少女の背中へと収束するとまるで天使の翼のように形作られる。そして大鎌を自身を守るように前面に構え、さらにそれを包み込むように黒き翼が展開される】
【躱すつもりなどない、しかしその場で何もしないわけでも無い。黒翼から発せられる電熱と電場から生じる磁力により弾丸の威力を軽減させるつもりなのだ】
【当然無傷とはいくまい、しかし何の犠牲も払わずにこの狂獣を退けることは不可能と判断して肉を斬ったのだ】
【そして少女の生命を奪わんと空間を穿つ弾丸たちと、少女を包むように展開された黒翼が激突し、黒い火花をスパークさせた】

……いったいわぁ。
でも不思議ねぇ? これ以上の苦しみを貴方に与えられるのだと思えば……この痛みすらも愛おしく甘美なものに思えてしまうのだからぁ。
染めてあげるわぁ。
貴方の狂気も希望(ユメ)も……絶望の漆黒に……!!

【開かれた黒き翼から現れた少女の姿は至る所に銃弾を受け赤く染まっており、その傷口からは鮮血が滴り落ちている】
【明らかに軽傷ではない、しかし致命傷にも至っていない。少女の頬を伝う汗はそのダメージが自身の想定を超えていた事を物語るが】
【それでも彼女の戦意は衰えない。黒い狂気は治まるどころか更なる凶暴性を得て小さな身体から溢れ出している】
【少女の右腕に収束した黒い電流は瞬く間にその出力を上げていき、空間に乾いた音を響かせるようになった瞬間何の躊躇も無く狂獣メリーヌへと振るわれた】
【真っ直ぐに伸びるは漆黒の槍。通り道となる空間に黒い歪みを奔らせながら絶望の色が迫る】

>>864
呑気なものねぇ。
巻き込まれって文句は聞かないわよぉ?

【呑気に食事を始めようとくるアメリアの姿を一瞬ちらりと見やり、直ぐに目の前の獣へと視線を戻す】
【今なら少女に対する奇襲の成功率は高そうだが、きっとアメリアはそんな事はしないのであろう】
【寧ろここで行われている戦闘を眺めながら心からお茶を楽しみそうなものである】

>>865
なぁにぃ?
そばで見てたら我慢できなくなっちゃったのかしらぁ。
あはっ……でもタイミング最悪よぉ? おばかさぁん。

【児戯。殺意の無い戦いなど、この少女にとって遊びでしかない。例えタェンティースがどれほどの戦闘力を誇っていようと、刃を伏せた時点でこの少女と同じ舞台に上がることは叶わない】
【少女にタェンティースの目的、彼女が何を思ってそれを選択したのかはわからない】
【ただ少女の黒翼から放たれた稲妻は、思い、感情、全ての色を真っ黒に塗りつぶしながら駆けるタェンティースへと無情に轟いた】
867 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/18(月) 23:09:19.79 ID:yVw1ybuUO
>>864
よぉくみててねェッ! 暴力と破壊のエンタァテイメントッ!
【片腕を失った自身を鼓舞するかのように傍観者へと吐き出す叫び】
【その言葉は確かにアメリアに向けられていたが視線は依然として獲物であるゾンネの姿を捉えていた】

>>865
甘いこと抜かすよねぇっ!? こっちが殺されちゃうってのさッ!!
【と宣うが…忘れるべからず。先手を打った狂犬は紛れもなくメリーヌ本人であるのだ】
【理性の枷等は当に食い破ったメリーヌに共闘など出来るだろうか】
【この闘い…果たして2vs.1で終えられるか】



【撒いた弾丸は己の牙だ】
【彼女に食い付き千切り倒すは己の牙であった】
【然して彼女の大鎌(キバ)もまた上等なもので落とされた腕は暫し再生しそうに無い】
【これでは戦力が半減…下顎を落とされた獣のようなもの…だが】
【彼にとって、戦力の半減…窮地の絶望に立たされるということはつまり…】
そんだけ戦が続くってこと…キミにその気がなくてもさぁ…僕が昇天するまでさぁ…!
喰らい合ってもらうからぁッ! 楽しく逝こうネッ!
【己の命か力が果てるまで、スリルに溢れた闘争を延々に続けられることが確約されたに過ぎないのであるから…】
なんだよ…その出力ッ! 化け物…イカサマ…堪んないねぇッ!
【然して次いで放たれた雷の威力にメリーヌは震撼…】
【時間加速をフルスロットルで発動すれは、片腕で握る銃を漆黒の剣へと変貌させる】

キミからの最高の一撃(プレゼント)ッ!受けとるっきゃないよねぇっ!

【メリーヌの握る剣の名は欲望の魔剣…持ち主の欲望に呼応し、欲望の神格ルシエドより与えられる強欲の剣である】
【それは刃に触れたものを吸収し、削ぎ落とす力を持つッ! メリーヌはそれを天上に掲げて、槍の肉薄と共に音よりも速く降り下ろし放つ袈裟斬り…】
【次いで同速で放つ逆袈裟斬りッ! 速さと重さと削ぎ落としに任せた乱雑な剣劇は天敵である電撃の槍と対等に渡り合うッ!】
【然して…刹那、切り損ねた雷撃が胸に穿たれて…】
【メリーヌの時間加速能力により、電撃は瞬時に全身へと廻り、数旬の間機能を停止させる】
【然して、数瞬といえどそれはメリーヌとゾンネの行ってきた高速戦闘を垣間見れば、永久的ともいえるほどに絶望的な時間であった】




868 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/18(月) 23:09:58.41 ID:yVw1ybuUO
>>867
撒いた弾丸は〜の辺りからは

>>866様に当てたものです
869 :ミスカ・リ・エリッタ【だいまほう】>>193 [sage]:2014/08/18(月) 23:13:55.51 ID:XaZ8yKtF0
>>862
刻を同じくしてここは異能者達の暮らす街、その路地裏で眠りに落ちるのは魔女の装いをした少女。

少女は古びたオークの杖を抱えつつ路地裏の隅に座り込み、こくりこくりと船を漕ぐ。この世界に少女がやって来たのは3日前、それも無一文の状態だ。
この街に流れ着いてから殆どろくな物を口にしていない。水浴びも川で人目を憚りつつ恐る恐るといった感じ、心の休まる場所はない。

世界は違えど彼女の出自はとある魔導世界の西の最果て、迷いの森と呼ばれる深い森林だ。
そこは日の光も差さない程に厚い木々の層に覆われ、常に闇に包まれている漆黒の森、人を喰らう魔女の住む森だと言われている。
その森に住んでいた魔女。というのはそこに眠る少女の事であるが、その伝承の魔女と言うにはあまりにも少女は儚げで、そして幼い。

薄気味悪い路地裏にて、西の魔女同士がすれ違うその瞬間、本来出会う筈の無かった両者の運命を引き寄せる何らかの力が働いたのか

「…ジョナ……?」

はっとしたように少女は目を覚まし、何かを探すように辺りを見渡した。
紺のウィッチハットとローブにブライトオレンジの艶がかった髪の不思議なコントラスト、エメラルドグリーンの瞳が輝く。
身体付きは華奢、そんな儚げな印象の少女ではあるが、約3年に渡って過酷な世界に幽閉された身。その精神はその身に似合わぬ程に固く、強い。

「あっ…あの……!」

そんな少女はなにやら探し人の最中、箒に跨がり立ち去ろうとする魔女の、そのどこか陰鬱そうな後ろ姿に躊躇いつつも声を掛けた。

//もしまだいらっしゃれば
870 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/18(月) 23:26:34.39 ID:JXTxLeY80
>>866-867
「……っ!?」

迸る黒雷、刹那向けられる紅い瞳、そして天土を見下すその口調
全てが脳に辿り着きそして思考、ファイバー製の神経を伝達させる命令は即ち攻撃の停止
あり得るはずがない、そのはずなのに
一致したのだ、それらのピースが記憶の中の無二の友人と
ついで、その指示は最悪のタイミングで処されたと付け足しておこう

「……きぁっ!?!?」

短い悲鳴、弾けるように後頭部から落ちる体
ごちゃりと砂と石の大地に強かに頭を打ち付けてしばし痙攣、やがてオーバーヒートを告げる煙を上げて動かなくなった
871 :アメリア@ちんちくりんNPCだーくえるふ [sage ]:2014/08/18(月) 23:44:34.55 ID:vcm+y8TmO
>>866>>870

さて、ご飯の準備が終わり次第、アメリアさんは距離を置いて退避に入ります。
このまま放置処理としてください

//
すいません、そろそろ時間ですので半端撤退とさせて頂きます
872 :エスト・エス・エル・アモール [【The Witch of The West In Dead】saga]:2014/08/18(月) 23:50:44.14 ID:LNEt3cIoo
>>869
【底無しの虚無感に心の臓を貪り食われる様な感覚に苛まれ、虚ろな眼をして箒に跨がっていた西の魔女】
【斜め下、路地裏の隅で杖を抱き締めて座り込む少女が視界に入った】
【この邂逅は偶然かそれとも必然か、世界は違えど二人は同じ『西の魔女』同士で、少女の格好は何処か自分に、いや魔女に似た格好】
【刹那魔女の脳内にもしかするとあの少女は自分と同じ魔女なのではないか?などと何とも安直な考察が閃く】
【だが少女は余りに儚げで幼い、もし魔女だったとしても見習いかその程度のものなのだろうと閃いた魔女の考察は最果てに行き着いた】
【それでも魔女ならば、もしかすると同郷の者かそうでなくとも自分の事を知っているかも知れないと考えた魔女は一声掛けようとも考えたのだが】
【然しながら、魔女が瞥しそして話し掛けようとしたその瞬間少女は蹲っていて此方に気付いている様子も皆無】
【そして此方としてもこんな落ちた感情の時に態々話し掛けるのもアレだと思い故に魔女はそのまま過ぎ去ろうと少女の上をふわりと抜けていく】


………何時までも落ち込んでいても、何も始まらないんだ…

【そう自分に言い聞かせても、然し身体がそれを真っ向から拒否する】
【魔女の吐いた言葉は誰にも届く事はなく、終には儚く路地裏の闇に溶けて行った】
【陰鬱な風が一陣、ふたりの西の魔女を撫でて路地裏を駆け抜けて行く。普段なら余りに鬱陶しい風が、今は自分の感情の顕れの様でどうにも怨めない】
【そしてそんな自分がまた、至極もどかしい】
【時折聞こえる溜息は小さな魔女には聞こえるだろうか、まぁ聞こえた所で何なのだというモノなのだが】
【ふわりと飛んでいた箒が時折ふらりと揺れるのは、きっと陰鬱な風の所為】
【その迷いが刹那的な物であっても確かにそうしようとしていた魔女の心がふらりと揺れたのもきっと、陰鬱な風の所為】


……何か用?こんな私に

【少女に呼び止められた魔女、背を見せたまま多少の躊躇の後紡がれた少女の言の葉を受け止める】
【魔女の背中は別段小さいという訳では無いのだが、少女の言葉を受け止めるその背中はどこか小さく感じるのは気のせいなのだろうか】
【然しながらどうあれとも、少女の呼び止めから一呼吸置いて発せられた言葉は特に気に掛けていないという風に振る舞おうと態と無骨な物だったが】
【その内心に反して魔女の声は若干間が抜けていた。しかも何だか切なさすらも孕んでいたのかもしれない】
【兎に角、上述の通り少し足りとも魔女が少女を気に掛けていたというのは確かな事実】

/いらっしゃいますっ、遅くなりましたがよろしくお願いしますっ
873 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/18(月) 23:52:53.21 ID:JXTxLeY80
>>871
//お疲れさまでした、お休みなさいませっ
874 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】 :2014/08/19(火) 00:11:55.02 ID:oZS8nZp70
>>867
【原始の世界を照らす無垢なる漆黒。気付けば周囲には、この星の支配者である筈の恐竜たちの姿は全く見えなくなっていた】
【自身よりも明らかに強い力には近付かない。彼らの野生の本能が正しく機能している証拠である。それと同時に、彼らに怖気を抱かせる程の強大な力のぶつかり合いがそこで発生しているということだ】
【黒い光がひとりの獣を飲み込む瞬間、黒雷が周囲の景色を闇に染める瞬間。少女の目に映ったものは剣を振り上げる獣の姿であった】
【そして漆黒が晴れ、世界に色を取り戻す頃、少女にとってある筈の無いものがそこにはあった。衝撃によりバラバラになっているか、凶悪な熱量により肉体の大部分を蒸発させた肉塊がそこには転がっている筈だったのだ】
【にわかに信じられることでは無いが、あの獣は剣一本で黒雷の槍を掻き消してみせたということになる。目の前に広がる光景、彼を讃え事実として受け入れるしかあるまい】

嘘でしょぉ……!?
どんな手品使ったのよぉ、貴方!?
完全にコケにされた気分だわぁ……!!

【少女は驚愕し、そして怒る。再び燃え上がる殺意の中気付いたのは少年に動きが無いことだ】
【恐らくは完全に黒雷のエネルギーを消滅させることは出来なかったのだろう、未だ二本の足で立つ彼の身体にはダメージが見える】
【今この瞬間、地表スレスレを電磁浮翌遊で高速移動すれば自身の希喰(ユメクイ)で全て終わらせられる自信はあった、しかし】
【それをすれば恐らく自身の電力は枯渇するであろう。仕留めきれなかった場合、抂獣の牙を防ぐ術は無くなってしまうのだ】
【少女は他の生命を奪うことに愉しさを覚える事は事実である。しかし決してシリアルキラーなどではない、[ピーーー]ことを目的とはしないのだ】
【狡猾な彼女は何より自身が生き延びることを優先する。リスクを犯すことをもっとも嫌う少女がとった行動は】

……チッ。
このくらいで勘弁してあげるわぁ、自分の悪運の強さに感謝することねぇ?
ばいばぁい。

【この場から早々に立ち去ることであった。彼女にとって今もっとも大事な事は食料の確保、すなわち自身が生き延びる術を選び取ること】
【忘れてならぬは自身が仕留めた丸焦げの恐竜である。大鎌で胴体部分を串刺しにすると、低空を電磁浮翌遊しながら高速で飛び去った】
【何方かが逝くまで続ける。獣メリーヌがそれを望むのであれば飛び去る少女の背に牙を剥くのもいいだろう】

>>870
……なぁにアレ?
ばっかみたぁい……。

【この場から飛び去ろうとする少女は、黒雷を浴びて行動を停止した女性……タェンティースを一瞥すると侮蔑するように吐き捨てる】
【彼女の行動、何を思っていたのかに少し疑問が残ったが、どうせ考えた所で他人の事など理解出来る筈もない】
【元々他人と馴れ合う事を嫌う少女は早々に考える事をやめ、タェンティースへ送った視線を直ぐに進行方向へと戻した】
875 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】 :2014/08/19(火) 00:13:15.34 ID:oZS8nZp70
>>871
/おつかれさまです
/ありがとうございました。おやすみなさい
876 :タェンティース・イムエト【対異能戦闘用人型兵器】【ドレス・イムエト】E.ブレード.月光 [sage]:2014/08/19(火) 00:46:55.53 ID:yYPZa53+0
>>874
半ば意識を刈り取られながらも、混濁したそれの中確かに声だけを聞いていた
幼い声を、しかし確実に聞いた事のある声を
顔面を撃った稲妻に依り焼かれた瞳からの視覚情報は霞掛かったかの様であり更に激しいノイズも走る
苦痛に歪める顔をやっと少女の背に向けるが、遅すぎた行動の結果最早余りにも遠くそして小さい

「……あ、ぐ、……っ、ぁ……」

鼻腔を抜ける焦げた異臭
これが自身から発されているだなんて想像したくない
思考ユニットが停止しないのは幸運か、はたまたこの世界に於いては不幸か
ティラノサウルスに丸飲みされればいい方だが、生憎とそらを舞う目敏い翼竜はそれを許しはしないだろう

その証として半人の傍に一頭、また一頭と降り立つ翼竜
鋭い嘴が細い体を穿つと同時、手足がびくんと跳ねる
左胸のイムエト部分を捕食すれば首を傾げ、魔翌力粘土を吐き出した
その様子を見た仲間の翼竜も従い、彼等のブランチとなる未来はどうやら防げたようだ

(いっ……っ、たぁぁっいっっ……!!)

動かぬ体で悶える半人、ぽっかりと大穴の空いた左胸は虚空
やがて体が動くようになるのが先か、はたまた気紛れな境界線の理が微笑むのが先か
どちらにせよ傷の痛みは、そして

(……どうして……?)

黒雷を従えるあの少女
こころを抉られたような焦燥は決して消えない
877 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/19(火) 14:29:45.80 ID:volnup8N0
宙ぶらりん。今の澪の状態はただその一言に尽きた。

ゲートの影響でまた別の世界に飛ばされた。それだけならまだよかったのだが、今回は転移先が悪かった。
転移して真っ先に視界に入ったのは、いっぱいに広がる森林。まるで空から見下ろしているようなその光景に感嘆したが、それも一瞬だった。

「……えっ…ちょっ…」

そう、見下ろしていた。青々と生い茂る木々の数m程上。もし地上に誰かしらいれば、上空に忽然と現れる澪が目に入るだろう。
もちろん宙に留まれる訳がない。重力に引かれるままにその身体は下へと落下していく。
澪の真下、落下点に割り込むように巨木の枝が突き出ていたのが不幸中の幸いだろう。

「…うぁ……つぅ……あだっ…」

バキッバキッと枝をへし折りながら落下していく澪。
もちろん痛いが、地面に激突する際の衝撃は何も無いよりマシだろう。背中から落ちながら、来るべき衝撃に思わず目を閉じる。
瞬間、右足に何かが絡みつく感覚。驚いてその正体を確かめる間もなく、気がつけば文字通り宙吊りになっていた。

びよんびよんとしばらく上下運動し、動きが止まってからようやくそっと目を開ける。視界はものの見事に逆さまになっていた。
焦茶の髪はだらんと垂れ下がり、両の手は万歳の格好。頭から地面までおよそ2m弱といったところか。
視線を右足に向ければつるが足に巻きついていた。おそらく落下中に引っかかったのだろう。いいのか悪いのか分からない自身の運にため息が出た。
つるをほどこうにも片足が宙ぶらりんでは上手く上体を持ち上げられない。体を揺すって無理矢理引きちぎれば頭から地面に激突する羽目になる。

「…どうしよう…」

誰かが来てくれるかもしれない。逆さまの世界で、一人小さな希望に縋るより他になかった。
878 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/19(火) 16:18:30.65 ID:RWlMbLdZO
>>874
【電撃による機能停止を終えれば視界に捉える強敵ゾンネの後ろ姿】
【次いで視線を左腕に流せばそれは未だに再生されておらず】
【自分の肉体を見渡せば余りの電圧に代表がボロボロと崩れ始めていた】

ヤられたねぇ…僕の完敗だぁ…
文字通り手も足も出なかったぁ? …あんな子供に……!!

ハッハァァァァァァァア! ぞくぞくするかも、ぞくぞくぞくかもぉ!?

なんだぁ!? あの化け物は! 僕はまた会えるのか!? また殺り合えるのか!?

堪らないッ! 堪んないねぇッ! 僕は生きるよォ! キミに出会えるまでねぇ!

【故に獣はゾンネを追わず傷を癒すことに専念した】
【その胸に再び彼女と合間見える【希望(ユメ)を抱いて】
879 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/19(火) 17:24:26.75 ID:volnup8N0
//落ちます
880 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 18:35:18.58 ID:yYPZa53+0
「……なぁんかぁ、最近こんなんばっかな気がしますってんですよぉっ……」

緑芽吹く庭園
色取り取りの花々が鮮烈に、陽射しの中に輝く
石畳の歩道の先、青とも黒ともつかぬ黒曜石めいた外壁がそそり立ち見上げれば首を痛めてしまいそうだ
振り返れば噴水がこんこんと水を湛え、その麓は深い人工の泉
そして更にその先へ視線を送れば

「なんでしたっけぇ、何とかと煙はぁっ、高いところが好き……?」

以前聞いた諺を思い出さんと首を傾げるニア
人工の泉の向こうは滝
その落差は4000m超、途中そらに於いて空気に四散するため滝壺は存在しない

そらに浮かぶ浮島、中央に聳える黒曜石の輝きの神殿……ひと気はなく恐らく遺跡だろう
取り敢えず中に入れないかなぁとニアは入口を探し始めた
881 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 :2014/08/19(火) 19:24:06.36 ID:BKgwjo5yO
>>880
【つい先日は恐竜の支配する原始の世界。そして気付けば今はなんともファンタジックな光景が視界に広がっている】
【しかし気味の悪い大トカゲ共が闊歩する世界に比べて、この世界の景色は幾分か心を落ち着かせてくれる】
【黒いフードから覗く真紅に緑の庭園を映し、尖った両の耳て流水のせせらぎを楽しんでいるとそこに混じるヒトの声】

……馬鹿。

【無視を決め込むつもりであったが、独り言にしてはあまりに大きな声量。その喧しさに顔を顰めながらもついつい反応してしまう】
【呟かれた声の元を辿れば黒い外壁の上、少し崩れた部分に腰掛ける黒ずくめの少女。紅い双眸が庭園を歩くニアを見下ろしていた】
882 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/19(火) 19:27:43.30 ID:/UVGeHfHo
>>880
「バカですよ、バカ。バカは高いところ好きらしいですよ!」

カルムは噴水の反対側から、やってきた人物に声をかけた。
たったっ、と軽やかに走って近づいていく。

「いやぁ人が来てよかったですよ! こんなところに一人でいたら死んじゃいます!」
883 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 19:38:54.79 ID:yYPZa53+0
>>881-882
「ば、ばかぁっ……!?」
「……あ、あぁっ、諺の事でしたかってんですねぇっ」

間延びした声を強め、しかし後半は補足だと気が付いたらしい
2人からほぼ同時に掛けられた言葉に赤眼を交互に向ける浅黒い肌の少女
銀色のボブヘアーが涼し気な風に揺れる
ブルーのワイシャツにチノ、動き易さを重視した服装だがその右脚の膝から下は棒状の簡素な義足
腰に携えた一振りの剣と併せて、一般人ではないと印象付けるに十分だろう

>>881
「……お前はぁっ、好きなんですかってんですかぁ? 高いところっ……」

悪意がある訳ではない
ただ純粋な疑問として投げ掛けたそれはしかし
現状に於いて高所に位置取る少女に取っては皮肉と取られても不思議ではないかも分からない

>>882
「全くですってんですよねぇっ」
「見たところ、3人いますしぃっ……」
「みんなで取り敢えずぅ、あの中に入ってみませんかぁっ?」

と、どうやら神殿の中が気になっているらしくここで提案
なるほど確かに古代文明と思しき遺跡、不思議や宝が眠っていてもなんらおかしくはない
884 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/19(火) 19:43:32.74 ID:RWlMbLdZO
>>881
>>882
>>883

(ツイテルネェツイテルネェ…)
(財宝のにおいがする遺跡があるっていうから越境してみればさぁ…囚われのお姫様もいるなんてさぁ…!)

【遠目からひっそりと隠れて羊がみんなをみています】
885 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 20:02:51.84 ID:yYPZa53+0
>>884
「……?」

ふ、と感じる異質な気配
何事かと周囲をキョロキョロ、もし目が合えばじっと見詰めるだろう
最もここは広く、そうならない可能性も十二分にあるのだが
886 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/19(火) 20:11:52.55 ID:RWlMbLdZO
>>885
(むむ…目が合ったぞぉ…でも大丈夫…このままま姿勢を低くすれば気付かれない…)
(ゾンネが一人になったところで奇襲をかけれるぅッ!)
【羊はそのまま腰を低くして地べたに伏してみます】
【ちなみに羊は高いところが好きです】
887 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/19(火) 20:13:25.86 ID:/UVGeHfHo
>>881>>883>>884
「ほえぇ、こんなところに三人も来るなんて凄い偶然ですね!」
「早速遺跡探検といきましょー!」

両腕をばんざーい、といった感じで大きく挙げる。
888 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 :2014/08/19(火) 20:15:49.35 ID:oZS8nZp70
【どうやらニアのそばにいたのはこの少女だけではないようで、ひとりの少年が大きな声で喋りながら小走りにニアへと近付く】
【異能者、越境者とは惹かれ会うものなのだろうか。世界移動をする度に経験する新たな出会いをうざったく思いながら腰掛けていた外壁からふわり飛んだ】
【地面まではそれなりの高度があったが、まるで重力に逆らったかのようにゆっくりと着地。大きな鎌を携えた少女は目の前の二人を順に見やった】

>>892
それ私に言ってるのぉ?
悪かったわねぇ、高いところが好きで。
そのまま一人で死んでれば良かったのにぃ……。

【ほんの数秒前まで、そのバカが好む高いところに腰掛けていた少女は不機嫌そうにカルムを睨みつけると】
【すかさず刺々しい言葉を吐き捨てて楽しそうにクスクスと笑みを零した】

>>893
へぇ……? 喧嘩売ってるのぉ?
そうねぇ、高いところから貴女みたいなマヌケ面を見下ろしてるのがとっても楽しいわぁ。

【ニアの悪意の無い純粋な疑問。当然この捻くれた少女は皮肉にしか聞こえなかったようで、フードから覗く真紅がぎろりと睨む】
【そうして負けじとニアの間延びした口調を皮肉ったのか、売られた喧嘩は全て買うつもりなのか】
【明らかな挑発を送りニアを馬鹿にしてみる】

>>884
……。

【遠目から送られる視線には気付いていない】
【目の前のふたりからあまり敵意が感じられないことで、少々気が緩んでいるようである】
889 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 20:21:26.30 ID:yYPZa53+0
>>886
「……?」
「……あ、あのぉっ! ……気のせいっ……?」

何やら一瞬、何かいた気がして声を張り上げる
もしかしたら動物の類だったのだろうか?

>>887
「全くってんですよねぇっ」
「越境者って奴はぁ、案外固まるのかもしれませんねぇっ」

どうやら敵意は無い物と判断したらしく、呑気に唸って考える仕草
因みに越境者とは、境界線での世界移動を行った存在に対する通称である

>>888
「おおっ……!?」
「えぇっ? あ、そ、そんな事っ……」
「そういう意味で言ったんじゃないってんですからねぇっ!?」

ふわり優雅に着地のその所作に目を見張り、続いてしまったとばかりに手振り付きで否定
今の所、穏便に場を納めようとはしているらしい
890 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/19(火) 20:23:29.16 ID:RWlMbLdZO
>>887
>>888
【遠目から監視を行っていた羊少年は今、ニアと目を会わせたままに地べたを這っていた】

(こっから撃ってみようかなぁ…? でも不意打ちはもったいないきもするなぁ…)
(やっぱり…特攻(とび)こもうかなぁ…ひひ…)
【尚も熱い視線を送る少年の行動はニアの次の動きによって変わりそうです】

>>889
(ほぉら! やっぱり視線をそらせたゾッ)
(やっぱり今日の僕はついてるのかも…)
(不意を見せたらすぐに喰らってあげるからねぇ…おひめさまぁ…)
891 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/19(火) 20:34:00.01 ID:/UVGeHfHo
>>888
「ぷぷぷっ、人の言ってること悪くとるとか超根暗ですね!」
「僕の従妹みたいなんですけどー」

笑ってるゾンネをそれ以上の声で笑って、しかも指まで差すカルム。

>>889>>890
「どうしたんですか? 何かいました?」

ニアの様子を見てカルムも辺りをきょろきょろとし始める。
監視されていることに気付いた様子は今のところないようだ。
892 :ミスカ・リ・エリッタ【だいまほう】>>193 [sage]:2014/08/19(火) 20:44:52.19 ID:1MnxVIQT0
>>872
肩越しに見える横顔。こちらへと振り向いた魔女のその眼を見て少女は微かな怖気を感じた
じっと見つめられると吸い込まれてしまいそうな眼。その瞳に自分の内側まで覗き込まれてしまうような錯覚を憶え少女は肩を跳ねさせる
何故だろう、自分と少しだけ似通っているような気がする。どう見ても"わたし"と"この人"は対極に位置する存在なのに
どこか切なさすら含むその悲しげな声と虚無を孕んだ瞳、それを目に焼き付け、耳に刻み込むのはどこか居た堪れない
思わず目を逸らしてしまうが、次の瞬間には少女は再びしっかりとその虚無を孕んだ双眸を見つめる。
もうその視線を外すことはない。澄んだエメラルドグリーン、少女の大きな二つの瞳が魔女の目をじっと見つめた
怖気を押しやり口を開けば恐る恐る、朋友を探していると魔女に伝える

「あの…その、すみません……友達を探していて…」

どもりがちになり、少しだけ気圧されつつも勇気を振り絞り言の葉を紡ぐその姿もまた儚げ
おずおずと口を開くその姿は、まるで一陣の突風に吹き飛ばされてしまいそうな程に儚く、軽く一薙ぎしただけてその腰を折ってしまいそうな程に弱々しくあり

そんな様子もあってか魔女は目の前の少女を見習いの駆け出し魔女だと判断したようだが、果たして本当にそうなのであろうか?
姿形こそこのような成りではあるが、彼女は熱量学、植物学、電気学、流体学、神学、黒魔術、魔導医術、これらの科目を全て履修し修得ているのだ
彼女の学校においては通常、履修するにしても1、2科目。しかしミスカはそれを7科目も履修している。常人ならば全てが中途半端な器用貧乏に終わってしまうだろうが、彼女はそれを努力と勤勉さでカバーした。
それは努力の果てに獲得したものであり、彼女は決して天才などではない。しかし判るだろうか、その小さな身体から放たれる膨大な魔翌力が
幾度も死線を潜り抜けてきた彼女の、その圧倒的なまでの精神力と経験値、生への渇望から生まれるチカラが

「ジョナっていうんです…これくらいの、小さなカナリアで…」

しどろもどろ、上手く言葉に言い表すことは難しい。少女が口ごもるのもまた、魔女の心を沈ませる陰鬱な風の所為か
小さな手でカナリアの大きさを示すその所作は所々に幼さが顔を覗かせ、魔女に年相応の印象を与えるだろう
中身はどうあれ彼女はまだ若い。見た目には10台半ばか後半、初めて世界の境界線へと立った刻はあまりにも幼すぎたその姿も今では成長し肉体的には若干の成熟を遂げているが

「…………あの…大丈夫ですか…?」
「何か…っ…あったみたいですけど…」

隠しきれない幼さを所々に見せながらも言葉を紡ぐ少女が今、気に掛けているのは目の前の魔女のこと。
居なくなってしまった朋友の事も気になるが、彼なら無事だと信頼出来る。この問いは保険だ
しかし目の前の女性はどうだろう。彼女が明らかに"何事もない"という保証は何処にもない。寧ろ彼女の様子から見て取れる彼女の状態は予想の逆に近しい
何か嫌なことでもあったか、はたまた気分でも悪いのか。少女は必死に思考を巡らせるが結局は堂々巡り。当の本人を除いてその真相を知る物はいない
とうとう魔女の姿を見ることが堪え難くなってしまったか、やっとの思いで少女は重々しく口を開き、魔女に核心を問うた。
しかし関係ないと一蹴されてしまえばそれですべて終わりである。

//すみません、遅くなりました…不都合があれば絡みは切って頂いて構いません
893 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage]:2014/08/19(火) 20:46:52.36 ID:oZS8nZp70
>>887
はぁ……? ばっかみたぁい。
何が楽しくて貴方たちと探検ごっこなんてしなくちゃいけないのよぉ……。
勝手にやってなさいよねぇ。

【まるで犬猫を追い払うように、左手の甲を突き出し弾くように動かす。この少女に遺跡を探検したいと思うような好奇心は無いらしい】
【もっともあの遺跡の中に財宝でも眠っているのであれば話は変わってくるのだが】

>>889
ふぅん……?
じゃ、どういう意味で言ったのかしらぁ? ま、どうでもいいけどぉ。
ところで何か食べるもの持ってなぁい?
この世界に来てから何も食べてなくてお腹減ってるのよぉ。

【ニアの態度から敵意が無いことを悟ると、こちらとしても無闇な戦闘は好むところではない為にそのまま水に流す】
【そしてまるでカツアゲよろしく食料の要求。取り敢えず知らない世界で生き延びるには水と食料の確保が最優先なのである】
【周りを見渡しても食料になりそうな獲物は居ない為、同じ越境者であるならば何か持っているかもしれないと踏んでの要求だ】

>>890
【もしこのままふたりが遺跡探検とやらに赴けば、きっと少女はこの場にひとり残るであろう】
【依然としてメリーヌの気配に気づく様子はない。何事も無ければ奇襲は成功するはずだが……】

>>891
……ムカつく奴ねぇ。
その腕、斬り落としてやろうかしらぁ?

【馬鹿にしたような笑みから一転、ガルムの行動に少女の声色は途端に低くなる】
【大鎌を握る手には自然と力が込められ、こちらを指差す腕ごと叩き斬る為に大鎌を振るうのにそれ程予備動作も必要としないだろう】
【先程までどこか緩んでいた空気が、次第に緊張により張り詰め始めていた】
894 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 20:54:26.33 ID:yYPZa53+0
>>890-891
「……んー、動物……? ですかねぇっ?」

首を傾げてしかし今以上気にする素振りは見せず
踵を返して外壁に目をやり、さて何処から入ったものかと腕を組んだ

>>893
「あっ、あれぇっ……?」
「建物ぉっ、行かないんですかぁっ……?」
「食べ物ぉっ? あぁ、ありますよぉっ」
「……よいしょぉっ」

あんまり美味しくないですけど、と付け足して差し出すのは1本の触腕
辿ればそれはニアの脊髄の辺りから生え出ていて、その発生と同時に左眼はぼんやりと薄青に輝く
因みにこの触腕、食べても無害であるが決して美味しくはない
埃まみれのミズクラゲを食べる、と言う表現で想像できる味と食感だ

>>891
>>893
「あ、あのぉっ……け、喧嘩はぁっ、なるべくぅっ……」

2人の合間の剣呑な気配を察しておずおずとの提案
895 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/19(火) 20:59:58.73 ID:RWlMbLdZO
>>891>>893>>894

ひゃっほぅ! やっぱり待ちきれなぁい!
ハロー、お姫様! 昨日ぶりぃ!?

【ギリギリと堪え忍んでいたメリーヌの我慢は突如としてキレた】
【地面を這う格好から一気に駆け出し加速…】
【天上に向けて無数の弾丸を放てばそれは、軌道を捻曲げて豪雨のように越境者たちのの元へと降り注ぐ】
【刹那、其を潜り抜けるように肉薄するメリーヌの影もアル】
【狙いはゾンネ一人のみ…残りの二人は遺跡に滑り込めばメリーヌの襲撃と降り注ぐ弾丸の両方から身を守れるであろう】
【最もゾンネも同じくして遺跡に入ればメリーヌも同様に飛び込むのだが】
896 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/19(火) 21:05:20.82 ID:/UVGeHfHo
>>893>>894
「嫌ですねー、そんな本気で怒らないでくださいよー」
「その短気でプライドが高いのは別の従妹たちに似てますねー、あなた僕の親戚ですかぁ?」

そう言って指を差すのをやめると、すすっとニアの背中に隠れるカルム。
そのとき彼の目の前にあったのは触腕だった。

「ぎゃー! タコー!!」

触腕を見るや否や絶叫してニアから思いっきり飛び退いた。

>>895
「今度は何だよもう!!」

銃撃が聞こえるとカルムは咄嗟に足下に手をつく。
すると三人を覆うようにドーム状の水が発生、銃弾を捕らえ、あるいは衝撃を緩和させる。
897 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage]:2014/08/19(火) 21:28:25.68 ID:oZS8nZp70
>>894
……行くわけないでしょぉ? 子供じゃあるまいしぃ。

【と言っても外見は完全に子供のそれである。まぁ顔の大部分は目深に被った黒いフードにより隠れているので良く分からないかもしれないが】
【食料はあるといったニアが差し出したものは一本の触腕。しかも異能の類いかその体から生え出たものである】
【取り敢えず折角なので差し出されるままに受け取り一口齧ってみる。口に広がるのは埃っぽさと気色の悪い水気】

まっずぅ……!
何よこれぇ!? もっとまともなもの持ってない訳ぇ!?

【と言いつつも受け取った触腕を手放さないのは、他に何も無い場合はこれをそのまま食べるからである】
【生き延びる為に食べ物の味などは大して重要ではない。最低限の栄養が採れ、空腹を満たすことが出来ればそれで十分なのだから】

>>895
【少女とカルムの間に流れる剣呑な空気をニアが心配し始めた頃、その全てをぶち壊す様に現れるのは見知った少年】
【他のふたりは初見かもしれないが、少女にとっては実に新しい記憶であり、忘れることなどあろう筈もない】
【つい先日、別の世界で互いに生命のやり取りをした敵であるのだから】

はっ……! 命拾いしたの、忘れちゃったのかしらぁ?
その脳みその方も獣並みみたいねぇ!?

【体から放電し迎撃しようとするが、その前に三人を包む様に出現した水のドームが飛来した弾丸を防ぐ】

>>896
嫌ぁね、貴方みたいな親戚がいたら私は血を呪ってとっくに自殺してるわよぉ。

【少女の額から電流が弾け、カルムへと奔ると思われたその瞬間、新たな役者が舞台上に躍り出た】
【台本には無い、呼ばれざる者の登場である。彼はここに居た全てに弾丸を放つも、カルムの形成したドームにより三人は被害を免れた】

ふぅん……面白い真似できるのねぇ?
ま、頼んだ覚えは無いからお礼なんて言わないけどぉ。

【形成された水のドームの中、フードから覗く真紅の双眸は狂獣メリーヌを睨みつけていた】
898 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 21:33:53.29 ID:yYPZa53+0
>>866
「た、たこぉっ……!?」
「失礼ってんですねぇっ、これはニアのタイドメイカーって……!」

慌てて訂正しようとするも、その触腕はどう見てもタコやイカのそれである

>>897
「えっ……?」
「……む、むむぅっ……?」

思わず容姿に関するツッコミを入れそうになるが踏み止まる
この短期間で危険予知能力が上がったような気がしないでもない

「我儘言わないでくださいってんですよぉっ……」
「あ、でもあの湖とか、お魚ならいるんじゃないってんですかぁっ?」

鳥なんかもいるし、とそらを舞う小鳥に目を向ける
即ち餌となる木の実や昆虫、小魚なんかにも期待できるのではないかとの思考だ

>>895-866
「……んなぁっ……!?」

と、続き風雲急を告げる庭園の風景
降り注ぐ弾丸とそして展開する防壁
咄嗟身を強張らせて月光を抜き放つ
迫り来る低い姿の影をはほぼ無認識
天を仰ぎ銃弾と防壁の行く末を見る
899 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/19(火) 21:42:39.29 ID:RWlMbLdZO
>>896
>>897
>>898
むむむぅ!? 僕とお姫様のさぁ、運命の邂逅をさぁ…邪魔するってのはさぁ…いったい、どういう神経してるわけなのさぁっ
【放つ弾丸の全てを水の壁に防がれて…三人は無傷のままに迎撃体制を取っている】
【ゾンネだけでも命拾いをするのがやっとだというのに、そこに二人が加われば…】

尚更に心が踊るってモノだよねぇ!?
ねぇねぇ、みんなの名前を教えてよぅ! 此処で殺しきれなかった時にさぁ…死ぬまで追いかけてやるからさぁ!

だから、ねぇ! 教えてよぅ!

【先程までは一対一を望んでいたが邪魔が入るならそれも良し】
【ギリギリまで肉薄を果たしたメリーヌは水壁の廻りを弧を描くように駆け回り、中の者達目掛けて無数の弾丸を放ってゆく】

900 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/19(火) 21:52:35.22 ID:/UVGeHfHo
>>897>>898>>899
水の防壁はいくつかの弾丸は捕らえるものの、別のいくつかは衝撃を緩和するにとどまっていた。
三人の間を銃弾が飛び交い、カルムの頬や脚を掠めていった。

「礼とか良いから上手いことやってくださいよー!」
「あれ貴方のお友達なんでしょ!?」

カルムはもう一度水に魔翌力を通してその表面から水柱をメリーヌに向けて吹き出させた。
901 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 21:58:30.33 ID:yYPZa53+0
>>899-900
「お姫様ぁっ……?」
「っ……!?」

疑問に傾げる首と眉
尚も迫るは銃弾の嵐
水壁を穿ち迫るそれ
咄嗟触腕を六本発生
脚を組み腰を降ろす
二本を脚代わり直立
数mの高さ体を保持
残り四本で防御態勢
数発の弾丸が穿つ穴
当然ニアの体を削る
顔を顰め痛みを堪た

902 :エスト・エス・エル・アモール [【The Witch of The West In Dead】saga]:2014/08/19(火) 22:24:11.94 ID:yv+q7lfZo
>>892
【魔女の持つ葡萄酒色の瞳をじっと見詰めそして惹き込まれる様な感覚に苛まれて肩をびくんと跳ね上げさせた少女】
【そんな唐突な少女の動作に魔女は何か恐怖を与えてしまったのかと考察してしまい哀しげな瞳を見せる】
【最中思わず目を逸らした少女、魔女も俯き刹那の間目を逸らしてみるが】
【矢張り直ぐに視線を戻してしまい、そうすればもう既に少女は再度此方を見詰めていた】
【エメラルドグリーンに透き通る、まだあどけなさの残る大きなふたつの瞳が】
【若干感じていた怖気を他所へ押しやり言の葉を紡ぐ】
【どもりがちに、多少気圧されながらも然と魔女に伝えたのは、自分は朋友を探しているという事】
【然しながらそれでも口を開かない魔女には何処か不気味さすら感じて、先程怖気付いていた少女は再びそれが僅かにでもこみ上げてくるかも知れないが、魔女自身がそれを知る由などありやしない】
【「生」という一文字に必死に縋りそれへの渇望を原動力に数多の死線を乗り越えて得ている経験値と遥かに魔女を凌ぐ圧倒的で絶対的な精神力】
【且つその躰は華奢で小さくも持つ魔力は膨大で巨大】
【目の前にいる箒に跨り気分を落とす魔女の持ったそれとは比較にもならない程に】
【だがそれを魔女は知らない。これから知る事になるのかどうかすら怪しいものだ】


………ふぅん、悪いけれど知らない。見ていない。もし見ていたとしてももう忘れてしまったわ…
貴女には大事な金糸雀でも…私からすればそれはただの金糸雀、もし見ていたとして、一度見たくらいで憶えている筈もないわ
力になれなくて残念だわ、ごめんなさいね

【虚無を孕んだまま一切の感情の変動を見せない双眸で稚さの見える所作を交えつつ金糸雀の説明をする少女を見据えて】
【その説明が終われば、幼い少女に対して向けられた物とは思えない程に冷たい答で問を返す】
【溜息をひとつ溢して、瞳と同色かそれとも若干濃い色をした葡萄酒色の長髪を人差し指でくるくるとカールさせたりと弄りながら】


………っ…
別にっ…大丈夫だけれど?
……………貴女なんかに…私は…心配される程軟弱じゃないわ

【なにかあった、という内心を見抜かれそして問われた魔女はつい少女から目を逸らしてしまい、吐き捨てる様にその言葉を紡いでいく】
【その言葉の内容は魔女の内心とは全く相反していた物、実のところ魔女はどうにかしなければと考えていて、それをどう行動に移せばいいかと悩んでいた為に誰かの助けが欲しかったのだ】
【故にこの少女が魔女の状態に察知してそれを問うてくれたのは正直ラッキーであった、だが無駄に高いプライドがこんなところで働いた為にこの言葉を紡いでしまったという事】
903 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage]:2014/08/19(火) 22:27:54.01 ID:oZS8nZp70
>>898
……?
なによぉ? 何かついてるぅ?

【ニアの何かを勘ぐるような視線に不思議そうに小首を傾げる】
【世界間移動をするようになってから出会った人はそれ程多くはない。既知の人物で無いことは明らかであるはずだ】
【衣服に汚れでもあるのかとドレスの裾やフードをパタパタと叩き始めた。小綺麗にしているのかと思いきや、叩かれた部分からは予想以上に埃が舞った】

魚……鳥ねぇ。
確かにそっちの方が何百倍もマシだわぁ、狩る労力を考えたとしても。
まぁ、それにしたってまずはお馬鹿な獣をどうにかするわぁ。

【空腹を満たす新たな選択肢が見つかったことで、受け取った触腕は直ぐに投げ捨てられてしまう】
【労力、とは言っても魚などはこの少女の持つ力を使えば水に手を入れるだけで数匹が自ずから浮いてくるのであるが】
【水壁の周囲を廻りながら休むことなく銃弾を浴びせ来るメリーヌを一瞥。この防壁もそう長くは持たなそうである】

>>899
フン……貴方にお姫様呼ばわりなんて、虫酸が走るわぁ。
獣の姫なんて、大概でしょぉ?

【いつまでもこの水壁の中に居たところでジリ貧だ。完全に破壊されてから動く程この少女は我慢強くは無い】
【少女はその場で電磁浮翌遊すると、水のドームを内側から突き破り、真っ直ぐに上空へと浮き上がる】
【そしてそのままそばに聳える黒い外壁へと降り立った。大きく一度、虚空を切り裂く様に右手に携えた大鎌を振るうと、眼下のメリーヌを見下ろし小さく微笑む】

名前ぇ?
そうねぇ、誰かさんたちが勝手にゾンネ・シュヴァルツェアって呼んでるみたいだけどぉ……本名じゃないのよねぇ。
もし貴方が私のフードを剥ぐ事が出来るなら……本当の名前、教えてあげるわぁ?

【左手でぐいっとフードを深く被り直すと、ゆっくりとフードから手を離す】
【そして左手が顔から離れた瞬間、少女の額が蒼白に輝き、通ったメリーヌとの射線に紫電が奔る】
【致命的な出力では無いが、一般的な人間の身体の自由を奪うには十分な出力。一般的な人間には知覚すら叶わぬ光の一閃】

>>900
ここまでの流れで私と彼がお友達に見えるなら貴方はとんだお馬鹿さんねぇ?
ま、せいぜい私の邪魔だけはしないで頂戴。

【カルムに吐き捨てるように言うと、少女は自らの身体を宙に浮かせてそのまま水のドームを飛び出していった】
【もし……もしカルムが少女を共闘する仲間と、敵の敵は味方と思っているのならばその考えは改めた方がいい】
【少女にとって味方など、この世界に誰一人として存在しないのだから。カルムとニアに危害が及ばぬように力を使うこともあり得ないだろう】
904 :【メリーヌ】 [sage]:2014/08/19(火) 22:42:39.85 ID:RWlMbLdZO
>>900>>901
遅い遅い遅ォい! こんな檻に閉じ籠って無いで出てきなよぉ!?
ていうかさぁ、名前は教えてくれないのかよぅッ!
【完全にメリーヌの不意を突いた水柱の一撃をメリーヌは遅いと一笑に伏して容易く潜り抜ける。何故ならばメリーヌの能力は純粋な加速ではなく自身の時間軸を歪めるもので】
【それはつまり現実世界で流れている時間を酷く緩慢に捉えた上で対処が出来るということ…電撃や銃弾のようなモノならばまだしも水柱など…とメリーヌは考え笑いながらの回避】

【次いで撃ち抜かれたニアならば気付けるだろう。少年が無造作に乱射している弾丸には吸収の特性が宿っているのだ】
【それはつまり守れば守るほどに水壁の質量が減るということ…其だけならば塵のごとくに微細な攻撃ではあるが】
【もしも同じ箇所に連続して被弾させ、弾丸の通路を確保したならば…それは吸収による対消滅も摩擦による減退の影響も受けていない弾丸の滑走となるのではないだろうか】
【当然、メリーヌはそんな深いところまでは考えていないが…考えなしの乱射はやがて、奇跡の如くにその一撃を産み出そうとしているのであった】
>>903

ゾンネッ! ゾンネゾンネゾンネぇ!
いい名前だねぇ、お姫様ッ!? 本名はもっと素敵なのかなぁ?
あぁ、ちなみに僕の名前はメリーヌだよぉ! メリーヌ・ノーヴェンバーさぁ、よろしくねぇッ!
【然して刹那、穿たれた孔からゾンネに照準を合わせて撃ち抜くも敵わず…ゾンネは自ら防壁を破り飛翔した】
【あぁ、なんという女だ。堪らない。やはりキミも僕との一騎討ちを望んでいたのか…メリーヌはありもしない妄想に浸り歓喜する】

こっからは無駄弾撃てないねぇッ!

【直ぐ様、ゾンネを射程に納めて構える…昨日の経験から察するに互いの戦闘形態は短期決戦…火力面で言えば圧倒的にゾンネの方が上手だが】
【速度面で言えば此方も引けを取ることは無い。メリーヌはゾンネより放たれた紫電にさえ照準を合わせ、右手に構えた銃より欲望の魔弾を放ち撃ち抜く…刹那、電撃と弾丸は重なり対消滅を起こし飛散した】
【弾丸は消滅しきったが、ゾンネの放ったそれは僅かに残る。然して電撃の残滓を最小限の動作で捻り回避し、反撃とばかりに左腕で構えた銃口がフードを目掛けて漆黒の牙を穿ちに掛かる】
【然れどメリーヌがしてみせたようにゾンネの電撃をもってすれば容易くその弾丸を撃ち落とすこともできるはずであるが…?】
905 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/19(火) 22:55:19.77 ID:/UVGeHfHo
>>901>>903>>904
カルムにメリーヌの特殊な術を知る手段はなかった。
しかし、弾丸の性質は水の変化を介して彼に伝わっていた。
敵の兵器と自分の相性、更に戦局は彼に撤退の判断を下させるのに十分だった。

「それじゃあやっぱり仲良し同士でやっててよねー」
「僕こっちのお姉ちゃんと仲良くするからさー!」

再び水を一度壁の形に広げる。
そして背中の大剣の峰でニアに向けて足払いをして水で自分とニアだけを遺跡に向けて押し流そうとする。
906 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/19(火) 23:04:11.84 ID:yYPZa53+0
>>903
「い、いいえぇっ、そんな事はっ……」
「獣ぉっ、って、なぁんか知り合いなんですかぁ……?」
「……あっ」

投げ捨てられた触腕の水音、思わず声が漏れる
そりゃあつい先程まで自身の体の一部だったのだ、それも仕方ないだろう

ともあれそうも言っていられない
なんせ迫っているのだ、死を運ぶ銃弾の嵐が

>>903-904
タイドメイカー6本を生み出し2本を脚代わりに胡座を組む体を支え、4本を防御に振るう
それでも数発の弾丸が穿ち貫きニアの体を無遠慮に「抉る」
舞い散る鮮血、庭園の緑に真紅が咲いた

「っ……!?」
(た、ただの弾丸じゃないっ……!?)
(……しまっ……!?)

穴あきのチーズの如くに調理された4本の触腕を根元から切り離す
新たに4本を生やし、やはり合計6本
内3本を脚として残り3本を防御用に唸らせた
しかしその間を縫うは奇跡の一閃

「……ぅあぐっ!?」

側頭部を文字通り「消滅」させた一撃にくぐもった声が上がる
同時に全ての触腕が萎びて落ちる、激痛により維持が困難になったのだろう
それはつまり、地上数mの位置に浮かせていたニアの体の落下をも意味していた

>>905
だが落下は途中で止められる
そう、水流に押し流される事によって
遺跡の中へと連行されれば歯を食いしばり痛みと格闘を始める

「……、なっ、なぁんだってんですかぁ、あの銃弾っ……!」

被弾箇所は4、右肩と腹部と左腿、そして側頭部
中でも側頭部の一部を消滅させた一撃はダメージとして大きい
上半身を起こし、止血目的でハンカチを取り出して頭を抑えた
907 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage saga]:2014/08/19(火) 23:48:31.93 ID:oZS8nZp70
>>904
【ゾンネが水のドームから抜けると、メリーヌの構える銃口もそれを追う。成る程最初から狙いはこの少女一人であったと言うわけだ】
【先日の邂逅と同様に一騎討ちの様相を呈する事となる。無論ゾンネとしてはこんな事望んではいない。メリーヌは紛れも無く強敵であり、圧倒的なリスクとなって襲いかかるのだから】
【しかしメリーヌの様子を見れば此方の思惑とは真逆、まるで再びの邂逅を望んでいたかのような言の葉を吐き出す。間違いない、彼はこのゾンネを殺す事を目的としている】
【それならば彼女が取るべき行動はひとつ、実にシンプルなものだ。メリーヌをこの場で殺す事、二度と自身にとってリスクとならぬ様に駆逐する事であった】

うるっさいわねぇ!
貴方頭おかしいんじゃないのぉ!?
絶対に名前を教えたくなくなったわぁ……!
あぁ……もぅ……! 聞いてないわよぉ!!

【メリーヌの自己紹介をうざったそうに聞き流すと、同時に自身の放った稲妻が掻き消えた事を確認する。そして此方に向かって放たれた弾丸も】
【弾丸の軌道は頭部へと、否フードを狙ったものか。是が非でも少女の本名を聞き出そうと言うわけだ。成る程やはり狂気に満ちている】
【無駄弾は撃てないと自発しながらも初撃はフードを剥ぐ事を目的としているのだ。きっと彼にとって名前を聞き出すことはただ殺す事よりも優先されるものなのだろう】
【それは自ら殺すものは名を知っておくという彼の信念故のものなのか。或いは……】

あっはぁ……! そんなに私の名前が知りたいのかしらぁ?
それともこのフードの下の顔が見たいのぉ?
いいわぁ……どうやって生やしたか知らないけどその左腕とぉ、その胡散臭い笑顔が張り付いた頭をくれるならねぇ!!

【飛来する弾丸に向けて左腕を翳すと、そこから迸るは黒き稲妻、出力は先程のものとは比べ物にならない。故に弾丸は一瞬で掻き消えてしまうだろう】
【弾丸ひとつに対して明らかに過剰な火力であるが、己の全力でもって出来るだけ早く戦闘を終わらせるというゾンネのやり方であった】
【その背景には自身の体力の無さ、力を御しきれぬ未熟があるのだが。要するにそれらを悟られる前に決着をつけてしまおうということである】
【足場としていた黒曜石の外壁から地をめがけて跳ぶと、地表スレスレで電磁浮遊を起動。そのままメリーヌへ向けて加速しながら脇に構えた大鎌に黒雷を纏わせて振るわんと接近を試みる】

>>905
勝手にしたらぁ?
ここに居て生き残れるっていう保証は私には出来ないものぉ。
ばいばぁい。

【水の流れにのり遺跡へと向かうカルムを一瞥すると、直ぐに目の前の狂獣メリーヌへと視線を戻す】
【カルムの選択は英断であろう。ここで戦うゾンネとメリーヌは、周囲への気遣いなどは絶対に行わないタイプであるのだから】

>>906
知り合いっていうかぁ、以前一度殺し損ねた相手ってだけよぉ。
執念深い奴って嫌になるわぁ……だからここでちゃんと殺しておかないとねぇ……?

【ニアを見ることなく言葉を紡ぐゾンネから発せられるはメリーヌに対する殺気のみ。はっきりと見える口元は歓喜か狂気か、大きく歪んでいた】
【そしてニアが負傷すると一瞬だけ真紅の視線を送るが、その瞳に感情は無い。直ぐ様自身の獲物へと意識を戻していった】
【カルムがニアを水流に乗せてこの場から離脱させるように連れ去ると、ばいばぁい。それだけ口にしてもう振り返ることはしなかった】
908 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/19(火) 23:56:33.63 ID:/UVGeHfHo
>>906>>907
「なーんか吸っちゃうみたいですねー、うざいですねー」
「ちょっと僕とは相性悪いです、逃げちゃいましょう?」

カルムは依然として戦いの様子を伺いながら、懐から包帯やら消毒液やら、治療用の道具を乱雑に取り出してニアに押し付ける。
909 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/20(水) 00:18:14.12 ID:wzAU1y6i0
>>907
全ての返答を聞くには至らなかった
それはそう、溢れる水の奔流に押し流されたがためだ
つまりその殺意の嗤みを見届ける事もない

「……そいつの弾丸っ!」
「ふつーじゃないってんですってのぉっ!!」

濁流に呑まれながら叫ぶニア
もう存知かもしれない、もしかしたらその身を持って知っているかもしれない
だがそうせざるを得なかったのは何故だろう、少なくともこの場に於いて彼女の身を案じているのは何故だろう
ニアがいつか、ニアとなる前に体験したナニカ
それがそうとさせているのだが、識る術は今はまだ持たない

>>908
「っ、し、心配ですけどっ……」
「……同感ですってんですねぇっ……」

側頭部から溢れる鮮血が右目の視界を閉ざす
受け取ったガーゼを傷に押し当てながらも彼我の能力の相性を判断
即ち、絶望的に悪い
ニアの能力、タイドメイカーは有機体の触腕を発生させて振るうと言うモノだ
単発の威力の高い、それも消滅させるような銃弾なんかには極めて弱い
加えてメリーヌのあのスピード
素早い部類には決して入らない触腕では、命中すら期待出来ないだろう
撤退の二文字が脳裏を過る
910 :【メリーヌ・ノーヴェンバー】 [age]:2014/08/20(水) 00:26:04.48 ID:HiuSLCpMO
>>905>>906

さようならぁ…名も無き戦士さん方ぁ?
また会おうねぇ〜…楽しみにしてるからさぁ
【流れ出す水面を背後にメリープは未だゾンネとの戦闘を続けていた】
【お友達…そうゾンネとのお遊戯に彼等は不要だと判断したのだ】
【それは彼等の力が足りないだとか獲物足り得ないなんて理由なんかではなく】
【純粋に至極純粋に…ゾンネとの戦闘に萌え上がっているからであった】

>>907
【放った弾丸を食い尽くすように迫る電撃…然して電撃は一切の衰えを見せずにメリーヌに迫り来る】
【その光景を眺めてメリーヌは一笑…時間加速を最大限に発揮し捻り上げていた身体をバネに跳躍】
【然して時間加速を発動したにも関わらず右足に喰らいつく電撃…! メリーヌは瞬時に右足へと銃口を向けて電気が全身に巡る前に脚を撃ち落として見せる】

ひひ…顔と名前かぁ…どっちを知りたいって言われればさぁ? どっちもかなぁ!?
僕ってばゾンネちゃんにゾッコンだからねぇッ!
あらぁ、略したらこれもゾンネかもぉ!?
【落ちた脚が一瞬で蒸発したのを眺めて思わず息を飲む…直撃すれば一瞬で破壊され再起不能となるところであったか…】

【然し…跳躍時に脚を落としたのだから着地は体から落ちて、そのまま立ち上がることも出来ずに周囲を確認する】
【刹那、次いで迫るゾンネの追撃を捉える…迫り来る凶刃には、やはり同じ電流が流れているのだろう】
【それを見てメリーヌは二挺の銃をゾンネに向けて、持ちうる限りのすべての弾丸をありたけ叩き込むっ! 】

喰い荒らせェ! 魔弾ルシエドォっ!

【然れどその弾丸の軌道は今までのように単調なモノでなく各々が複雑な軌道を描きゾンネのフードを狙い迫る】
【それはまるで大口を開けた狼のように、ゾンネを喰らい呑み込まんとしていたが…】
【メリーヌにとってはそれさえもダミー…本命は先程放った一発の弾丸…空中で軌道を変化させ肉薄するゾンネの更に背後からフードを狙い滑り迫る】

(あはぁっ!? 死ぬ前に素顔見えるかなぁ!?)
911 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/20(水) 00:28:12.09 ID:2FxocReio
>>909
「歩けますか? 肩貸しましょうか?」

遺跡の方へと歩きながらカルムはニアの様子を気にした。
肩を貸すことを提案するも、彼の方が背が低いのだ。
912 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/20(水) 00:40:00.03 ID:wzAU1y6i0
>>910
声は届かず、だがその表情で理解る
舞台に立つ事は叶わないのだ、自分では
痛みを訴える傷口、遺跡に響く歯軋りの音

>>911
「大丈夫っ、大丈夫ってんですっ……」

よろり立ち上がり月光を杖代わりに突いてふらふらと
行き先は定かではない、ただ戦闘に巻き込まれぬよう自然体は遺跡の奥深くへと向かう
照明としてぼんやり灯る魔石の明かりが、周囲の絢爛な装飾を照らし出していた
神殿の奥は深く、風鳴りを起こしただ口を開けて訪問者を迎えるだろう

//すみません半端ですがこれで落ちます
//ニアは途中で解散なり転移していくなりで分かれてしまって下さい
//皆様ありがとうございました、お疲れ様でした
913 :カルム・メルヴィル [sage]:2014/08/20(水) 00:42:44.39 ID:2FxocReio
>>912
//ではこちらもこれにて落ちますです
//お疲れさまでした
914 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage saga]:2014/08/20(水) 02:17:23.65 ID:zFb+kx5a0
>>909
【ニアの叫び、それはゾンネの耳には届かなかった。轟く稲妻の音、発射される弾丸の音、ニアとカルムを運ぶ水流。それらがニアの声を掻き消したのだ】
【しかしメリーヌの弾丸の特性、ゾンネにとってそれは既知であった。以前の世界での邂逅の際、その身に幾つもの弾丸を受けているのだから】
【カルムの水流は二人の距離を文字通り離した。だが複雑に絡み合った運命の糸は、例え世界を跨ごうと永遠に流れ消えることは無い】
915 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage saga]:2014/08/20(水) 02:19:18.42 ID:zFb+kx5a0
>>910
【弾丸を喰らい尽くして尚も貪欲に迸る漆黒の雷。それはそのままメリーヌすらも喰らわんと迫るが】
【未だ記憶に新しい彼の超常たる機動、それをもって跳躍回避する。しかしそれでも喰らいつくは黒雷の性質故か、はたまたゾンネの黒い狂気が執念となったのか】
【メリーヌは被害を最小に留めるために、噛み付かれた右足を自ら撃ち抜き致命傷を逃れる。その四肢を失うことを躊躇わぬ素早い判断は歴戦故か】
【それとも、斬り飛ばした筈の左腕が生えていることから再生する術を持っているのかもしれない。そうであれば持久戦は圧倒的に不利だ、自身の力の性質上ゾンネは決着を急いでいた】

ぺらぺらぺらぺらと意味わからない事ばかり……黙りなさいよぉ!
絶対に頭おかしいわぁ、貴方……! さっさと死になさぁい!!

【どのような局面であろうと自分を崩さぬメリーヌに底無しの狂気を感じ、ゾンネは自身の肌が泡立つの感じる】
【それは恐怖か、それとも自身と同じ様に狂気を宿す彼に対する同族嫌悪か。その答えが出る前にゾンネは大鎌を振るう腕に更に力を込める】
【何方でも構わないのだ、彼は今ここで自分によって殺されるのだから。死んだものについて考える事など時間の無駄にしかなり得ない】
【故に迷い無く、黒い電流を帯びた漆黒の大鎌を地に伏したメリーヌへと振るう。今こそ確実に彼の御霊を、彼の持つ全てを奪い喰らう為に】
【しかし地を這いながらも彼の瞳に宿るはやはり戦意、殺意、狂気。左腕を飛ばされた時と同じく、全く衰えぬ獣の表情だ】
【刹那メリーヌは迫るゾンネに向けて二挺の銃を向け、ありったけの弾丸、漆黒の牙を吐き出した】
【その機動は今までゾンネが目にしてきたものとは全くの異質。まるで群れで獲物を追い詰める魔狼の如く凶暴な顎を剥き出しにして自在に迫る】

チッ……!
なぁにこれ、奥の手って訳ぇ!?
嘗めるんじゃないわぁっ!!

【銃弾が到達するまでの瞬きすら許されぬ時間。その刻の中でゾンネは回避が不可能である事を悟る】
【なればと此方も奥の手、この後の継戦などは意識の外。今を凌がなければ敗北が確定してしまうのであるから】
【ゾンネは振りかぶる大鎌に込めていた力を抜くと、そこに帯電されていた黒い電流も消える。そして四方から彼女の頭部へと収束する弾丸がフードを捉えんとしたその時】
【ゾンネの身体から凄まじい出力の黒き放電が起こる。電磁装甲、電磁波によって捉えた物体を反射的な大出力放電の熱量により焼き尽くす、或いは減衰させる彼女の最強最後のイージスの盾】
【理論上は全ての物理的な攻撃を無効化するものだが、それだけに電力の消費は激しく、一度の使用でフル充電からでも充電切れの状態に陥ってしまうのが難点だ】
【しかしこれによりメリーヌが正面から放った弾丸は全てが掻き消された。が、ゾンネは気付いていない。メリーヌが操作する別の弾丸が背後から迫っていたことに】
【本来、電磁装甲の放電はあらゆる攻撃に対抗する為に多少の時間放電が続くのだが、それはフル充電で使用した場合の事。今回のように戦闘で残電力が減ってしまっている場合、放電は一瞬で終わってしまうのだ】
【勝利を確信し、凶暴な笑みを浮かべながら大鎌を持つ手に再び力を込めると、ゆっくりとそれを振り上げる。自身を脅かす、危険な追跡者を駆逐する為に】

これでおしまいねぇ……?
中々良かったわぁ、貴方とは………っ!!?

【そこへ着弾する本命の魔弾。それは着弾箇所のを道連れに対消滅を起こし始める。やがてゾンネの頭部を覆い隠していたフードは消滅し、彼女の顔がメリーヌの眼前へと曝け出された】
【真っ白い肌に真紅の双眸、尖った耳は種族故のものだろう。フードに隠れていた長い白髪が重力に引かれてさらりと毛先を伸ばす】
【フードと対消滅を起こした弾丸が頭部の肉を少し抉っていたのだろうか、額に赤い雫が細い線を描いている。口元まで滴った雫をぺろり舐めとると、ゾンネは少女らしくない妖艶な微笑みを浮かべた】

……あっは、負けちゃったぁ。
私から言い出した約束だものねぇ? いいわぁメリーヌ、教えてあげる……。
私の名前は………黒い太陽(アグラーヤ)

【約束の言の葉を言い終えると、アグラーヤは漆黒の大鎌を両手で握り締め天高くに構え直す。空から降り注ぐ本物の太陽の光が大鎌の漆黒を更に黒く染め上げる】
【そしてそのまま、地に伏す獣へと振り下ろす。アグラーヤ自身、既に疲労困憊。狙いはメリーヌの首筋であるが、そのまま首を跳ね飛ばせるかは些かの不安点である】
【傍から見ればメリーヌは正に絶体絶命のピンチであるが、今この少女は異能の全てを失っている。反撃に転じることが出来れば千載一遇のチャンスへと成り代わる筈だ】
916 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage]:2014/08/20(水) 02:21:23.23 ID:zFb+kx5a0
>>910
/遅くなってしまってすみません

>>912-913
/絡みありがとうございました
/お疲れ様でした
917 :【メリーヌ・ノーヴェンバー】 [age]:2014/08/20(水) 09:02:28.62 ID:HiuSLCpMO
>>915
あはっ…名前で呼んでくれたねぇ…アグラーヤァ?
やっぱりやっぱり、よそォどォりにイイ名前をしてるねぇ…
素顔も素敵だァ…
【ゾンネ、否、アグラーヤを捉える視覚が呼ばれた名前を聞き取る聴覚が…鎌の風切りを感じる触覚が…周囲に漂う血の臭いが…戦場の甘美な甘みが…五感全てを持ってして今、メリーヌは至高の快楽を得ている最中だった】
【メリーヌはこの危機的状況…死の迫り来る状況でさえ時間の加速を解くことは無く…流れ行く時間の中でアグラーヤとの死別を楽しんでいた】
【あぁ、アグラーヤの鎌が迫る…僕は彼女に殺されることが出来る…戦場で強者の前に散るならば兵器としてはこの上ない死にざまだ】

(いやぁ…でもぉ…死んだらぁ…もう…戦えなくねぇ……? )

【刹那、思考よりも先に体が動いていた…地を這うメリーヌは加速状態で鎌を捉え…僅かに身体を動かす】
【首筋を狙ったその一撃は着地点が首筋から胸部へと変わり…然して無慈悲にメリーヌの身体を裁断する】
【メリーヌの身体はバターを斬るように容易く二つに別れるも然し…断面から溢れるは血液ではなく水銀】
【それはメリーヌが人ではなく化けもの、兵器であることの証であった】

アグラーヤァ…兵器としてはさぁ…キミにここでぇ殺されるのもさぁ…悪くなかったけどさぁッ!
僕ってばさぁ! もうちょっとさぁ! 生きてキミと遊びたくなっちゃったんだよねぇッ!

ごっめんねぇっ!


【次いで下半身を失ったメリーヌは右手に握る銃を捨てその手で地面を思い切り殴り、身体を僅かに跳躍させる】
【その反動で右腕はひしゃげ使い物に成らなくなるも…銃を握った左腕で、アグラーヤに殴りかかろうと】
【然してその一撃は最早、右腕も下半身も失ったガラクタの悪足掻きであり…アグラーヤに届くとは到底思えぬもので…】
918 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/21(木) 09:50:00.00 ID:T4MPWNHN0
陰鬱としたそらは常に雲のヴェールを纏い、星と月とを覆い隠す
打ち付ける雨は重く、ぴりぴりとした感触を肌に与える
貪婪な悪魔の宝石箱めいた街

(……あぁ、もうっ……マズッたですねぇっ……)

退廃の超克をなし得ずに時計の針が進むスプロールの世界
幾度目かとなる訪問がニアに気の緩みを、隙を与えていた
街外れの駐車場、トタン屋根の下雨宿りをしていたのだが
いつの間にやら周囲をパンクファッションのヨタモノ数名に囲まれている
彼らの目的は……まぁ言わずともない
スタンロッドやナイフ、はたまた何処から入手したのかブラスターガンを持つ者までいた
ジリジリと距離が詰まる中、タイドメイカーを生み出すタイミングを測る
ネオンライトのコロナ放電音が雨垂れに混じる
919 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/21(木) 10:16:49.67 ID:/2K6Ak7B0
>>918
重金属の厚雲によって彩られる空。いや、色彩を殺された空と言えばいいか、ともあれそんな曇天の下
未来兵士(ソルダート・フトゥーロ)、ジョシュア・アーリントンは要人警護の大役を終えて帰路に就くさなかだった
珍しくバトルアーマーは着用したまま、それもスプロールならではだろう。他の世界で職務中以外にこんな格好は出来ない
もっとも、バトルアーマーの着用は降りしきるこの酸性雨から身を守る為でもあるのだが

そして不意に視界の端に映る人だかり、こんな時間に出来る人だかりなどどうせロクなものではない
重金属の雨を全身に浴びつつ人だかりへと向かってゆく。ヘルメットのバイザーが黒く濁って鬱陶しい。
隙間から中を覗けばバイザー越しに見える見知った顔。それが視界に映ると同時にジョシュアは剣を抜き放ち、最寄りの与太者の首筋へと突き立てていた。

「…動くなクソ共、一歩でも動いたら…その首へし折ってあのビルのアンテナに刺し通してやる」
「丁度…モズの早煮えみたいにな」
920 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/21(木) 10:28:45.08 ID:T4MPWNHN0
>>919
ジリジリとした緊迫の中、ひぃ、と短い声がヨタモノの1人から発される
何事かと視線を送れば懐かしい姿、そして声

「あ……えっ……?」

その名を小さく呟き、目の前に存在している事実が信じられないかのようにしばし呆然
ヨタモノの意識は突然の乱入者たるジョシュアへと威嚇めいた謎の雄叫びとともに向けられた
やがて間も無く、警告を無視して1人のヨタモノがスタンロッドを振り上げジョシュアへと迫る
921 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/21(木) 10:38:47.99 ID:/2K6Ak7B0
>>920
「…悪い…後でな」

纏っていたアーマーは奇しくも最後に会った時と同じもの。ブレードの扱いに特化した漆黒のバトルアーマーだ。
心臓から末端へととめどなく溢れる生命のエネルギーはライトグリーンのラインとなって身体を駆け巡る。
そしてジョシュアの前方、奇声を発しながらスタンロッドを振りかざして駆けてくる一人の与太者
ああ、約束を破ってしまったな。ジョシュアは軽くため息。「おい」と一言呟くと一瞬置いて

「動くなっ……つったろ!!」

刹那、剣を突き付けていた与太者を突き飛ばしてぐるりと腰を捻り回転を乗せ、与太者の首筋目掛けて力任せに腕を振るい唸らせる
繰り出されたのは直刀による破壊的な威力を持つ刺突。命中すればその骨を砕き刺し貫き、宣言通り百舌の速贄を完成させるだろう。
922 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/21(木) 10:50:51.68 ID:T4MPWNHN0
>>921
こくこくっ、と素早く二度頷いて返す
話したい事が沢山あるのに言葉が出ない
生命力を感じさせる光の筋を、ただぼんやりと美しく感じていた

さてスタンロッドを振り上げたヨタモノの運命は簡単だ
即ち、顎の下に直刀を生やす事となり死亡確認、南無阿弥陀仏
それと同時に突き飛ばされたヨタモノが態勢を立て直しブラスターガンを構えトリガーを絞る
ジョシュアへ向けられた銃口にエネルギーが収束しはじめて甲高いチャージ音
数瞬の後に単発の光弾が打ち出されるだろう
923 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/21(木) 11:08:29.45 ID:/2K6Ak7B0
>>922
そんなニアの様子を見れば満足そうに微笑。しかしその笑みはバイザー越しのニアへと届くことはない
だがしかし次の瞬間、飛来したブラスター光弾がジョシュアの肩へと命中、肩部装甲を弾け飛ばせラバースーツを溶かし、ジョシュアの皮膚を焼いた

「…………ッ」

なるほど、威力だけなら一級品か。ジョシュアはブラスターを持っている与太者の排除を優先することにした
直刀の鋒を与太者へと向けエネルギーを流し通す。フラストレーションは反動が大きく命中率が低い。だがそれはロイとの戦闘で学習済み。
自らの失敗をフィードバックさせて次の次元へと踏み込むことこそがジョシュアの本領。そこだけは唯一イムカにも認められているのだから

「フラストレーション・Ι(イオタ)…!」

鋒を向けるのは片方に留め、もう一振りの直刀は相手と180度正反対の方向へと向いた
続いてアーマーの関節部をロック、どっしりと腰を落として構えた状態でΙの姿勢となる。
そしてついに放たれる生命エネルギーの奔流。集束し高威力のユニ・ビームとなったそれは与太者へと向かってゆく。無論ニアを傷付けないように威力はかなり絞ってあるが。

さて、ここでもう一つの直刀は何故反対方向に向いたのか
それはジョシュアの後方を見ればわかる。なんともう一つのブレードからも光線と同等のエネルギーがバックブラストとして放射されているのだ
それもビームでなくヴェイパーコーンのように指向性を持った衝撃波として。これならば後方を誤爆する心配もない。
さて、ロイとの戦闘を経て更に洗練されたジョシュアの技、練習台となった与太者の運命やいかに──
924 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/21(木) 11:34:58.01 ID:T4MPWNHN0
>>923
悲痛な断末魔が響き渡る
突然真昼の如き白が周囲を包んで瞬時に消えた
悪魔めいたエネルギーの奔流に巻き込まれたそれはふらふらと数歩千鳥足
やがてとだりと倒れれば喪失した上半身との接合部の焦げ跡を晒した

流石にドラッグ漬けのヨタモノ達にもこの光景は余りにも非日常として認識されたらしい
武器をかなぐり捨て我先にと逃げ出し始めた
黒い雨に全身を打たれ、何処かに辿り着くより早く朽ちる定めにあるのかもしれないが

「……ぁ、あのぉっ……」
「助かりましたってんですよぉっ……」

今だ夢心地、再開の実感は少ない
おずおずと歩み寄り、バイザーの奥の瞳を覗き込むようにして声を掛けた
925 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/21(木) 11:45:30.84 ID:/2K6Ak7B0
>>924
「へっ…電子ドラッグよりもキツいだろ…」

ビームの放射を終えガキンと響き渡る金属音。ロックが解除されたアーマーの関節が自由になったのだ。
逃げ出す与太者を尻目に素早く納刀、ジョシュアはおもむろにヘルメットのバイザー越しにニアを見た

「…………ああ」

しかしニアがいくら見返せどハニカム構造のバイザーの奥には幾つもの小さなカメラが見えるだけ、そこにジョシュアの瞳はない。
その風貌はまるでジョシュアがどこか遠くへ行ってしまったかのような、そんな印象すら与えてしまうが

「……3年ぶりだな、ニア…」

ヘルメットを脱げばあどけなさの残っていたあの頃よりも少しだけ成長したジョシュアの、兵士としての顔付き。
幾多もの死を見つめてきた瞳。それは心なしかとある優越に、どこか生き写しな気がして
白髪碧眼に変色してしまったジョシュアの身体、その中にかつて地球を滅亡の瀬戸際まで追いやった力が眠っている証だ。
その証である純白の髪を重金属の雨が濡らし、仄暗く染めてゆく。
926 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/21(木) 11:59:03.51 ID:T4MPWNHN0
>>925
「3年っ……3年、ですねぇっ……」

言葉にすれば改めて理解る
その時の長さというものが
優越に似たその眼光の輝き
射抜かれればこころが踊る

「あ、あのぉっ、こっちっ、こっち来てくださいよぉっ」
「濡れちゃいますよぉっ……?」

しかしその年月はニアに肉体的な変化を与えてはいない
兵器として、クローン体として産み落とされたその体は最盛期を長く設定されており
凡そ数十年の後に老化が始まるだろう
ヒトと変わらぬ、しかし根本で歪んだ存在なのだ

いよいよ勢いを増す雨
錆果てたトタンの日差しの下、自身の隣に来るように促す
927 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/21(木) 12:15:28.22 ID:/2K6Ak7B0
>>926
「いいんだよ…汚染されたって構うもんか…どうせもう、人として生きられないし…人としてだって[ピーーー]ないんだ」

汚染された雨に打たれ濡れる髪、白い肌。それらをもジョシュアの体内に存在する『暴食』は喰らい尽くす。
見えるだろうか、ジョシュアの肌に大きくドス黒いシミのようなもの出来あがり、そして消えてゆくのが
雨に含まれる重金属を捕食しようとナノサイズのグリード達がジョシュアの皮膚の表層まで昇って来ている。黒く変色するのはそのためだ。

肉体的に変化は無くとも、ニアは部隊の壊滅から長い間世界を放浪し続け、様々なものを見、そして様々な事を学んだ。だからこそここまで変われたのだ
それと同じことだ。彼は長い間歪んだ世界を見続け、そして彼もまた変わってしまった。ニアと違うのは世界の汚さに染まってしまったということか
新兵だった頃の朗らかな笑顔はもう無い。そこには寂しげな微笑があるだけだ。かつての優越が浮かべていた、あの──

「…悪いな、暗くなっちゃったよ…こんな世界でも、せめて俺たちだけは…明るく…」
「明るく有るべき…だよな…?」

不意にジョシュアは口を開きニアへと視線を送る。
かつての仲間との3年振りの再開、思わず彼女を抱き締めたくなる衝動に駆られるが、それは決してしない。
ただ隣に座り、この身が朽ちるまで彼女を護り続けていこうと、そう固く決意した。
黒い太陽が、降り注ぐ砲弾とミサイルが全てを焼き尽くしたあの日のように、全てを失う事が二度と無いように──
928 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/21(木) 12:31:35.65 ID:T4MPWNHN0
>>927
「ぅうっ? ……」
「お前はぁっ、ジョシュアはぁっ……」
「ヒトですってんですよぉっ、だって……」

兵器である自分ですらこうして、今はヒトとして生きていられるんだ
要はこころの持ちようなのだ、ヒトとそうでないモノの境目とは
だからこそ止めたい、目の前の今となっては最も古くからニアの中に存在する相手を

「……はぁいっ、ニアはそう思いますよぉっ?」

何処かに諦観を孕んだ微笑み
それに対するは太陽の、ニアがニアとして生きる内には変わる事のない笑顔
設定上二十代の肉体としてはやや幼い印象の顔つきは、より屈託のないモノへと変わる

「だからっ、ジョシュアもぉっ……ねっ?」

ニアは膝を抱えて座っている
ジーンズ生地のパンツのお尻部分に染み込む酸性雨が冷たくて気持ち悪い
トタンをリズミカルに打つ雨粒は大きく重い
あの夜とは打って変わった、しかしなぜか思い出させるようなそらの下
微かな沈黙の中、こそこそと体を少しだけジョシュアに寄せた
929 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/21(木) 12:46:44.74 ID:/2K6Ak7B0
>>928
「…………そっか…」

どう見ても幼い少女のものとしか思えない、そんな屈託のない幼い笑みを見つめ、ジョシュアは僅かに顔を綻ばす
"黒い太陽"と対極にあるこの存在を失ってはならない。決してこの二つを邂逅させてはならないと心の内で画策しながら。
ニアに慰められ心なしか久々に心の平穏を取り戻した気がする。ふぅと深い息を吐き、ヘルメットの内側、パーツの隙間からからガムを取り出して噛んだ

だがしかし、ジョシュアは既に人間ではない。グリードと共存し共生し、そして構成されている肉体はそうやすやすとは滅びはしないだろう。
幾百幾千、悠久の刻を越えてジョシュアは生き続ける。自らの身体に巣食う暴食が消えない限り、他者に命を奪われない限りは。

しかしそれでもジョシュア自身は生物である。やがてこの身体はゆっくりと衰え、朽ちてゆくだろう。
悠久の刻を越え、辿り着いたその果てには一体どれだけの仲間が残っているだろうか?
幾百年、幾千年、幾万年超えたその先にはもはや誰も存在せず、ジョシュアだけがそこに取り残されているのだとすれば
滅びを迎えた灰色の砂漠、魔狼の見たその世界の中心に身体を横たえ自らの滅びを待つ…そんな事はジョシュアには耐えられる筈も無い

(俺は…人間として死にたいよ…ニア)

人の理を外れたジョシュアが最後に求めたのは、人間としての死。
最早叶わぬそれを恋しく思いつつ、ジョシュアは身を寄せるニアを静かに受け入れるのであった。
930 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/21(木) 12:59:47.35 ID:T4MPWNHN0
>>929
滅び朽ち果てた最果ての世界
時の彼方、木の枝のように幾重にも分岐する世界のひとつの可能性
かつてそこへ辿り着いた時、ニアは怖気を覚えた
ただ死なずに、存在しているだけのヒト
あれらはなるほど確かに死んではいない、しかし同時に生きてはいない
ジョシュアの中の葛藤を知るか知らぬか
遠慮がちに、こそばゆい程にゆっくりと
隣に座る体に、ふわり自身の腕を当てた

「……えぇっ、そうですともっ」

貪婪な悪魔の宝石箱めいた街
ネオンライトのコロナ放電音が雨垂れに混じる
2人の夜は尚深く深く
緩やかな破滅へと駆けるこの世界に於いて
ただどこまでもピュアに、ニアのこころを容赦する事なく安寧へと運んだ

//この辺りで〆でいいでしょうか
//お付き合いありがとうございました、お疲れ様でしたっ
931 :シュバルト【黒マントの男】 ◆ZbOyylj7gQ [saga]:2014/08/21(木) 23:05:57.75 ID:oi0Wk3Me0
【何処とも知れぬ世界】
【既に夜の帳が降り久しい刻が刻まれた】
【静寂の衣を纏いしその施設は、然し刻を忘れ人知れず稼働を続ける】

【カノッサ機関―――大研究施設】

――――やはりな。
『境界線』の発生から既に久しいが……
『現世』と『魔界』との間に……これほどの"揺らぎ"が観測されている。

【その一室――暗黒に覆われたそこは只モニター類の放つ光によってのみ照らされている】
【ひっそりと佇み呟く者の輪郭が僅かに浮かび上がる】
【黒いマントに包まれたその全身は体型が明らかでないが、身長と声からして成人男性のそれだと推測することは難くない】
【深く被られたフードの奥底の、闇の中で煮えたぎるような赤黒い不気味な眼光は】
【機器による観測と計算の結果を淡々と絶えず映し続ける、目前のモニターをただ嘱目し―――】

"揺らぎ"―――その力と『異能』を以ってすれば
忌々しき『門』を解き放ち、遂には俺の祈願が……――――

【その血色の瞳が虚空の先に何を"見つめている"のか、それは本人以外の誰もが知らない】
【誰にも理解されず、誰にも与することなく】
【ただ孤独な一匹狼は、ただ己の野望が為に――――暗躍す】
932 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage saga]:2014/08/22(金) 21:27:38.27 ID:j7Cr12LE0
>>917
【アグラーヤが自身の本当の名を口にすると、この瞬間を待ち望んだメリーヌの表情は愉悦に染まる】
【死を告げる黒き刃が、全てを闇へと葬る無慈悲の宣告がメリーヌの運命を漆黒に塗りつぶしていく】
【しかし己の視界を闇に覆われながらも、黒い太陽が眼前に輝こうとも、絶対的な死を前にしたメリーヌはそれでも嗤っていた】
【自身の死を前にして嗤う事が出来る人間など、どれ程の数がいるのだろうか。それ程の狂気を体現した彼は、成る程人間ではないのだ】

……!
貴方……その身体っ!? きゃ……!?

【振り上げた大鎌の刃は遮られる事なく振り下ろされた。しかしその鋒はメリーヌの反射的な動きにより狙った首筋ではなく、彼の胴体部分へと突き刺さる】
【そしてそのまま、黒い刃は肉体の持つ抵抗など意に介さず深々とその身を沈め、意図も容易くメリーヌの肉体を二つに別った】
【首を飛ばすことは叶わなかったが、それでも明らかな致命傷だ。アグラーヤは満足そうに微笑みながら獲物の最期の表情を覗き込もうとするが】
【真紅の双眸が捉えたのは断面部から溢れ出す鮮血、では無く。どろりと溢れる暗銀色の液体、人体にとって有毒である筈の水銀だ】
【それを目にしたアグラーヤは直ぐ様態勢を整え、襲い来るであろうメリーヌの反撃に対処しようとするも、時既に遅し】
【気付いた時にはメリーヌの振り回す銃身が、唸りをあげて目の前まで迫り来ていた。来るべき衝撃に目を伏せ、反射的に顔を背けた瞬間、アグラーヤの側頭部に鈍痛が迸る】

ぁぐっ……!
メリーヌっ……! お前……私を殴ったわねぇ……!?
こ、殺してやるっ………!!

【貧弱な身体は一発の打撃に軸までずらされ、衝撃に倒れそうになるも大鎌を支えにしてどうにかその場に踏み止まると、怒りの感情を露わにしてメリーヌを睨み付ける】
【その瞳には大粒の涙が、今にも零れ落ちそうな程溜まっており些か迫力には欠ける。しかし決して痛みに泣いているのではない】
【屈辱だ。他人に殴られる経験など、これまでの人生一度も体験していない。こと戦闘においては殴られるどころか、身体に接触されることすら許していないのだ】
【そんなアグラーヤにとって初めての経験は精神に揺らぎを与え、肉体には脳震盪という未知のダメージを齎した】

な、なによぉコレ……!?
地面が揺れてる……? 空が廻ってる……!
こんなっ……! これが何だっていうのよぉぉぉぉぉぉ!!!

【廻る廻る、世界は廻る。視界は歪み身体を支えるべく両脚には力が入らない。しかしそれでも闘志だけは、メリーヌに向けられる殺意は微塵衰えず】
【言うこと聞かぬ自らの身体を鼓舞するように叫び気を吐くと、支えとしていた大鎌を再び高々と振り上げる】
【虚空に黒い円を描くようにゆっくりと振り上げられたそれは、歪で不安定な軌跡を描きながらまたもメリーヌに振り下ろされる】
【ぐにゃりとひしゃげる世界で捉えた獣はとても小さく、そして遠い。視覚が潰されている訳ではないが、力の入らぬ四肢に狂った平衡感覚】
【振り下ろす一閃は最早斬撃と呼べるものに非ず。例え獲物を捉えたとて、期待される威力は毛程も発揮出来ない筈だ】
【そしてその攻撃の成否に依らず、支えを失ったアグラーヤはそのまま前のめりに倒れ伏し、メリーヌの眼前で大きな隙を晒すだろう】

/遅くなってしまってすみません
933 :【メリーヌ・ノーヴェンバー】 [age]:2014/08/22(金) 23:04:53.63 ID:nMnARcZAO
>>932

(当たったァ! けど、僕もヤバいッ!)

【最後の最後の悪足掻きは、奇跡とも言えるような結果をもたらした】
【黒き太陽に一撃を喰らわせた挙げ句に涙を流させるまでに至ったのだから】

あはぁ…泣き顔みちゃったぁ…かぅわいぃー……♪
【然して対峙するメリーも脳震盪を起こすどころではない窮地に陥っていた】
【アグラーヤの一撃を避けようにも腕も脚もなく、反撃を喰らわせようにも弾丸がない】
【然れどアグラーヤの追撃は止まることも無く…圧倒的な絶望…】
【このままではアグラーヤの願いのごとくにメリーが砕け散ってしまう】


【が、然し…その、運命をメリーヌが、ではなくメリーヌの相棒である魔狼が認めはしなかった】
【メリーヌの銃に力を与えていただけの存在であった魔狼が突如として実態姿へと変貌し】
【メリーヌの腕に食らい付き、アグラーヤの一撃を回避させる】

……ッ!! これは…ラッキーかもぉ!?
【次いでアグラーヤが隙を見せる…そのタイミングにメリーヌは声を漏らし狼は無心で駆け抜けた】

アグラーヤァ! 今回も僕の敗けだねぇ! 次はさぁ、もっと強くなってくるからさぁ! またやりあおうよ!

二戦二敗じゃぁさぁ! 終わらせないからさぁ!

【然して幾ら魔狼の脚力といえどアグラーヤが立ち上がるまでに逃げ切れるとは鍵らやい】
【アグラーヤが追撃を与える可能性は十部にあった】
934 :ゾンネ・シュヴァルツェア【ダットサン】E.希喰 [sage saga]:2014/08/23(土) 00:30:00.45 ID:UMwTGiol0
>>933
【生への執念の中辛うじて繰り出された脆弱なる一撃、しかしそれはやはりメリーヌの運命を決するに至らず。突如として表れた魔狼が彼の腕に食らいつき、そしてそのまま引きずるようにして回避させたのだ】
【既に自身の足だけではその軽い自重すらも支えることが出来なくなっているアグラーヤは、振り下ろした大鎌に引っ張られるようにして固い大地へと、敗者にお誂え向きの冷たいベッドへと吸い込まれていく】
【スローモーに感じられる世界の中、少しづつ庭園の石畳が眼前へと近付いてくる。きっとこのまま倒れてしまえばもう起き上がる事は叶わないだろう。それは脳震盪という自身を襲うダメージのせいもあるが】
【すぐそばにいるメリーヌがこの機を逃す筈はない、彼はアグラーヤを殺す事に狂気じみた執念を燃やしているのだ。最早反撃どころか立つことすらままならない彼女は
、自身の運命を他者に委ねる事になった】

行った……のぉ……?
敗け……今回はどう考えたって私の敗けじゃない……!
メリーヌ……覚えたわぁ……! 絶対に私が殺してやる……!!

【敗者の寝床へと身を沈めたアグラーヤは、自身の生の終幕を確信しきゅっと瞼を閉じてその時を待った。無念、こんな所で終わる筈は無かった。やるべきことなどまだ腐る程あった筈なのに唐突に迎える死】
【百三十余年の人生を振り返りながら想い描くは明日への憧憬。自身がこの手にかけてきた者たちも皆このような思考を辿ったのかと思うとどこか可笑しく思えてくる。殺しているのだから殺されもするだろう】
【つまるところ彼女が至った答えは、どのような生物でもその生命は等しかったということだ。奪われる立場になってやっとわかる事、最早何の意味もないのだろうが】
【もし生まれ変わる事があるならば、普通と言われる人生を送ってみたい。そんなありもしない甘い情景を脳裏に抱きながら肉体からの解放を待つが、待てども一向にメリーヌからの死を告げる報せは訪れない】
【ゆっくりと目を開けてメリーヌを見やれば、彼は大鎌を回避したそのままの動きでこの戦域から離脱するところであった。彼はアグラーヤを勝者としたがそれは違う、戦場において己の命運を他人に委ねた者】
【それが正しく敗者であり、この状況ではアグラーヤに当てはまっている。メリーヌのダメージも戦闘続行が不可能な程なのかもしれないが、決定的に違うのは彼には逃走という選択肢が残されていた事である】
【最早自身の前に選択肢の無かったアグラーヤは完全なる敗者であった。しかし勝敗はどうあれ彼女は生き残ったのだ。一度は変わりかけた命への認識も、再び彼女の中で改められる事となった。あぁ、やはり】
【やはり私は特別なのだ、と。初めて経験した自身の生命への危機、諦めかけた目的と明日。自ら手放そうとしたものは全て、またこの手の中にある。自身の意図に非ずとも。特別という異端を与えられた凶星】
【敗けて尚、自身の特別性を再認識した黒い太陽は血の滲む唇を歪に歪ませると再び目を閉じた。そして動かなくなった彼女の上空に現れたゲート、その深淵への入口は漆黒と共に小さな体を飲み込んでいった】

/絡みありがとうございました
935 : ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/23(土) 21:04:09.54 ID:0wWDAYlF0
【ファンタジー世界 カタコンペ】

死者を弔う方法に種類があるならば 墓の種類も多岐にわたる
この世界では死者独自の防腐処理を施し 地下に設えたベッドに寝かせるという弔い方をしていた

ロイ「そんなカタコンペ(地下墓地)でネクロマンシー(死霊術)を唱えたバカヤロウがいてなぁ アンデッドが湧いて出てきてさぁ大変といったところだ」

そう一行に説明するのは この世界生まれの越境者

ロイ「俺たちの任務はそんなカタコンペに突入し 死霊術士をぶちのめしてアンデッドの生成を止めることだ おk?」
936 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage]:2014/08/23(土) 21:15:15.19 ID:t1dlBU/QO
>>935
ん……

【短い返事を頷きながら小刀の最終点検、抜き身のそれを見詰めている】
【細身の体の鼠の獣人、乳白色の毛色と薄い桃色の尻尾が靡く】
【やがてキン、と甲高い音をたてて鞘に刀を納めればベルトの腰部に携えた】

……このメンバー以外、敵しかいないって認識でいいんだろ?

【一応の確認、殲滅の差中もし敵以外がいれば一大事だ】
【尻尾の先に手裏剣型の重り……尾羽風車を巻き付けながら赤い瞳でロイを見詰めた】
937 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/23(土) 21:18:48.57 ID:31YbgO4IO
何処となく独特の雰囲気を放つ、ファンタジー世界の地下墓地。
埋葬方法も災いして、こんな有様になったのだろうか。

「とんだバカがいるものね全く…」

そんなところで死霊術を唱えるなど、余程のバカだろうと呆れている。
少し意味を取り違えている気もするが……。

「とりあえずそいつをぶちのめせば、丸く収まるのね?」
938 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/23(土) 21:22:20.81 ID:qwb3S8l10
>>935
「…死体なんて、綺麗にしててもなにもないのに…」

人だったモノを大事にとっておくなど澪には考えられない。
等しく無に帰し、自然に還ってこそ世界は廻るのだろうにと、小さくため息をついた。

「…了解…その人を止めればいいんだよね…」

目的を確認すれば、軽く頬を叩いて引き締める。
待ち受けているだろう屍肉の臭いに思わず身震いした。
939 : ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/23(土) 21:32:20.28 ID:0wWDAYlF0
>>936
ロイ「その通り もっともあの墓地に知り合いでもいれば別だがな」
そういってサーベルを抜く

ロイ「地上部隊がある程度敵をひきつけてくれるそうだ 少しはラクになるだろう」

>>937
「全くだ 何がしたいんだか」
きっと彼なりの思惑があったのだろうけど ソレを知る由もないし 理解できるとも思わない

>>938
「そういうな 所変われば思想も変わる形だけでもいいから使者に敬意を払ってやれ」

>>全員対象
ロイ「それじゃいくぞ!!」
そういって地上に出てきたアンデッドを掻い潜り 地下墓地に踏み入る
【地上に溢れたアンデッドは専門に相手する仲間がいるので 相手にする必要は無い】

地下墓地は暗闇に包まれていた
【全員に判定:灯り一つ無い暗闇である 夜目が利くならば問題は無いが 夜目が利かない場合 ソレを補助する光源がないと 敵を視認で着なくなる】
940 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage]:2014/08/23(土) 21:40:55.90 ID:t1dlBU/QO
>>939
……いない、と思うよ……多分ね

【軽口に対して同じくして答え、地上部隊と不死者との戦闘を掻い潜り駆ける】
【墓地に入ればぼそり短く囁き声を発した】
【ムガの目に赤い光が灯り、それは死にかけの心臓のように鼓動しながら視界を確保するものだ】
【小刀と組立式の戦棒をそれぞれ両手に構え、周囲に強い警戒を敷きながら進む】
941 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/23(土) 21:46:08.72 ID:qwb3S8l10
>>939
地上へと湧き出るアンデッドを極力避けて地下へと潜れば、そこは光の恩恵がほぼ存在しない墓地。
闇に包まれた世界には色がない。しかし金の瞳は僅かな光の反射さえも捉える。

「…ここの、どこかにいるんだよね…?」

油断なく周囲に視線を巡らしつつ進む。
何が現れてもいいように警戒も怠らない。
942 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/23(土) 21:50:39.24 ID:31YbgO4IO
>>939
「ホント、何がやりたいんだか…」
「ま、その人なりの何かがある、って具合なんだろうがね」

まあ、意味もなくそんなことをしないだろうと。
意味なくしたなどとしたら、どれだけ物好きなのだか。

「じゃ、いざ突入……と!」

暗闇が広がる中では、何が待ち構えているのか……。

「光ね……?私の場合、攻撃で光が出るから」

と、緑色の光を生み出す。
これである程度の光源は確保できることだろう。
943 : ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/23(土) 21:56:46.13 ID:0wWDAYlF0
夜目の利くムガと澪は早速中に踏み込み 夜目が効かないエルとロイは エルの光を頼りに進むこととなった

>>940-941
基本 アンデッド ソレも低級な者は碌に思考回路もありゃしない
通路の先にいたのは数匹のミイラである 一緒に埋葬されたものだろう 錆びた剣と朽ちた盾で武装している

そして彼らは視界とは別の感覚で物を見ているらしく 暗闇でも問題なく澪とムガに襲い掛かった
その外見とは裏腹に力はそれなりに強いが 上記の通り思考回路も無い低級アンデッド 動きは素人のソレである

>>942
そして少し遅れてエルがカタコンペに踏み込む
すると先ほどまで何事も無かったヒツギが動き出し 中からアンデッドが姿を現した

彼はヒツギから這い出てエルに攻撃を仕掛けてくるだろう
944 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage]:2014/08/23(土) 22:05:52.85 ID:1KTkd3Vn0
>>943
>>941
……おい、犬っぽいの……来る

【犬っぽいのとは澪を示しており悪気はない】
【ただ絶望的に苦手なのだ、他人の名前を覚えるのが】
【状況的に澪も敵を認知しているだろう、ただ情報を共有するのは共闘において基本だ】
【ミイラの内の一体に、赤い光を暗闇に軌跡として残し低い姿勢で一気に肉迫】
【小刀を横薙ぎに、更に遠心力を活かし尾っぽの尾羽風車での連撃を狙う】
945 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/23(土) 22:09:44.41 ID:31YbgO4IO
>>943
「……来たっ!」

暗闇に動く影を見つけると、それの方角向けて腕を向ける。
すると白く輝く光が放たれ、アンデッドに向けて飛んでいく。
何か衝撃が加わると光は爆発を起こす。ある程度腐敗した死体ならば体の部位を吹き飛ばせるだろう。
946 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/23(土) 22:12:55.06 ID:qwb3S8l10
>>943-944
進行方向に見えたのはいくつかの人間だったモノ。
明らかに死人と分かるそれらを相手にする必要性は見受けられず。

「…犬じゃない…狼だから…」

ムガに返しつつ襲い来るミイラの動きに合わせ、一歩下がり放つは足払い。
相手の持ち上がった片足が地面をつく直前を狙って放たれたそれが決まれば、追撃することなく先に進むことを選ぶだろう。

「…相手にするのも面倒…通り抜けよう…」

今回の目的は術者の無力化。ここで労力を割くのは得策ではないとムガに提案する。
もしムガがこの場のアンデッドを殲滅することを選ぼうと、澪先に進む方を選ぶだろうが。
947 :ロイかぶり ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/23(土) 22:41:35.78 ID:0wWDAYlF0
>>945
防腐処理を施されたアンデッドはゾンビというよりはミイラと呼んだ方がしっくり来るだろう
腐敗だろうが感想だろうが 長き時を経た彼らの耐久度は人のソレを下回っている

ズンと腹に響く炸裂音と共に体を吹き飛ばされてバラバラに崩れ落ちるアンデッド
まだ頭が少し動いているようだが もう害は無いだろう

暫く進むと一緒のパーティを組んだムガが複数のアンデッドを相手に戦っていた
エルはムガを援護できる位置にいる

>>944
ムガが素早さを武器にアンデッドに肉薄する 小刀で胴を切り裂いた後 尻尾の一撃で追い討ちをかけ
アンデッドの体を両断する

だがアンデッドは上半身だけで動き ムガの足を掴んで動きを封じようと両手を伸ばす
そして他のアンデッドもムガに向けて攻撃を加えるべく行動を開始した

>>946
技術も無い力任せの攻撃である 澪の一撃はまるで教科書通りとも言うべき鮮やかさでアンデッドの足を払い
その体を無様に転がした

そして先に大本を始末しようと駆け抜ける澪 途中に見えたアンデッドも無視して先に進む

暫く進むと一つのドアの前に出る ドアの両脇には鉄の鎧を纏い 大剣を持って鎮座するミイラの姿
彼らはドアを守るガードのようだ 澪の姿を確認すると 大剣を振りかざし 襲い掛かってきた
948 :【メリーヌ・ノーヴェンバー】 [age]:2014/08/23(土) 22:43:45.99 ID:fTred7YaO
>>934
ありがとねぇ、ルシエドォ…あのままアグラーヤと戦(ヤ)ってたらさぁ…僕は今頃、鉄屑になってたよぉ…
【然して戦いが始まった瞬間に於いてメリーヌにとっては其こそが理想の終焉で在ったのだ】
【兵器として境界線を渡り歩いてきたのはつまり理想の強敵と楽園の如き戦場を求めていたためなのだから】
【本来であれば彼処で朽ちるのも良しとするところ…其でもメリーヌは願ってしまった。終焉の迫る刹那に永遠を願ってしまったのだ】
【この戦いが永遠に終わらなければいい、永劫彼女と戦っていたいと願ったのだ】

(てへぇ…でもォ…これで、また遊べるねぇ…アグラーヤァ! 次はさぁ、もっと時間をおいてさぁ…僕がもっともっと強くなってさぁ
対等に永遠に殺りあってられるくらいになってから会いたいなぁ…)

(ふへ、へへぇ…頑張らないと頑張らないとォ…、僕も頑張るからさぁ、待っててねぇ…アグラーヤ…)



【斯くして手負いの獣である少年もまた傷を癒すために闇に消えて行く…強者との次の邂逅に想いを馳せながら】


/ありがとうございましたぁ!
949 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage saga]:2014/08/23(土) 22:50:41.75 ID:1KTkd3Vn0
>>946
……似たような、もんだ……

【しまったと内心気まずさを感じつつも軽口】
【ミイラの一体を撃破すれば穢れを落とすように刀を振り払う】

りょー、かいっ……

【提案に対しては小さく頷き澪の後を追って進む】
【そもそも作戦等を立てるのが苦手な性分、立案には便乗するつもりらしい】

……っ!?
先、行っててっ!

【だがその足は止まる、倒したと思った不死者に足を掴まれる事によって】

>>947
このっ……大人しく死んどけっ!!

【咄嗟反射的に頭を打ち砕かんと棒で打突】
【そして結果がどうあれ周囲の不死者を迎え撃たんと構え、突出する個体がいれば刀を振るうだろう】
950 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/23(土) 22:54:37.88 ID:31YbgO4IO
>>947
「……よし、片付いた!」

文字通り爆散したアンデッド。これで先に進めるか。
進んだ先には数体のミイラと対峙するムガ。

「いっぱいいるけど……爆破すればどうにかなるね?」

光源としていた緑色の光をミイラの足元に投げつける。
地面の数箇所に着弾すると、彼女の合図でそれは爆発する。
951 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/23(土) 22:58:53.26 ID:qwb3S8l10
>>949
「…分かった…」

焦るようなムガの声に思わず足を止めそうになるが、迷いを振り切らんと駆け出す。
仲間を置いていくのに抵抗はあったが自分が術者を倒せばそれで終わり、そう信じて。

>>947
光の届かない地下墓地をただ駆ける。その先に見据えるはただ術者一人。
辿り着いたのは一つの扉。両脇に佇むミイラを見れば、この先に目当てがいる事は容易に想像できた。

「…どいて…!」

闇に煌くは赤い瞳。片方の大剣は身を引いて避け、もう片方は刃を直接掴んで止める。
そのまま多少の痛みには厭わず力任せに引っ張る。大剣を奪い取れれば僥倖、それが叶わなければ引き寄せたミイラの顔面に空いている方の拳をぶち込むだろう。
952 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/23(土) 22:58:53.60 ID:31YbgO4IO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1408802264/
次スレ!
953 :ロイかぶり ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/23(土) 23:08:42.24 ID:0wWDAYlF0
>>949-950
???:もう死んでます・・・

何処からともなく声が聞こえた気がした 周囲のアンデッドからだろうか?
兎に角 頭部を砕かれたアンデッドはその後動くことは無かった そう 二度と

そして切りかかってきたアンデッドに刀を振るい迎撃をしていたムガであるが
後から駆けつけたエルが光を放ち

――――┣¨┣¨┣¨┣¨ォォォォォ・・・・!!!!
???:サヨナラ・・・

連続した炸裂音 あたりを揺るがす地響きと共に アンデッドたちはしめやかに爆裂四散した
あたりにはパラパラと小石が降りしきっている

とりあえずこの場のアンデッドは全滅した 先に進むとしよう

>>951
2体のアンデッドを相手にする澪 剣の一撃は1つ避け もう一つを掴んで引っ張る
アンデッドの握力は剣を離さなかったが ソレが災いし 顔面に強烈な拳を食らって首がもげた

残りはあと1匹 その1匹も再度攻撃を仕掛けるべく 剣を横になぎ払った
954 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage saga]:2014/08/23(土) 23:13:39.25 ID:1KTkd3Vn0
>>953
煩い! 死ねっ!
……うわっ!?

【聞こえた気がする謎の声に叫び返し、虚しく墓所内に木霊する】
【そして突然の爆発四散、ナムアミダブツッ】
【少々焦げた体毛が気になるが助かったのは事実である、良しとしよう】
【急いで先行した澪の元に向かい、戦闘が行われていれば援護にと敵に向けて弓矢を構えて放つだろう】

>>952
//スレ立て乙ですー
955 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/23(土) 23:20:38.92 ID:31YbgO4IO
>>953
アンデッドが光に接近する瞬間を見計らい、地面に張り付いた光を爆破する。
二度死ぬ羽目に遭ったアンデッド共。
生前の人にしてはいい迷惑だろう。

「……何の声よ?」

突然響く謎の声。
ともかく、先に進むことになるだろう。
956 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/23(土) 23:23:35.26 ID:qwb3S8l10
>>953
確かな手応。、首がもげるとは思っていなかったが、とにかく扉までの障害もあと一体。
横から迫る白刃の存在を察知すればその場で高く跳躍。

「…このっ…!」

自身の真下を通り過ぎる大剣には目もくれず、そのまま側頭部へと蹴りを放つ。

>>952
//立て乙ですー
957 :ロイかぶり ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/23(土) 23:32:08.46 ID:0wWDAYlF0
>>954>>946
???:ひどい・・・

謎の声はソレっきり聞こえなくなった


澪はもう一体のアンデッドに対処すべくとび蹴りを放つ だがそんな澪を迎え撃つために振り上げた腕に蹴り足が当たり
アンデッドは大きくよろけるも 撃破とは行かなかった

そしてムガの援護弓矢が飛んできて背中に命中する だが先ほどのアンデッド然り 矢が当たったことすら気付いてないようで 澪の攻撃を仕掛けようとしている
どうやらアンデッド共の弱点は頭にあるようだ

>>955
そしてエルも遅れて澪とムガが戦っている鎧を身に纏ったアンデッドを見つける 距離は離れており アンデッドがこちらに攻撃してくる可能性は低いだろう
958 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage]:2014/08/23(土) 23:43:28.16 ID:1KTkd3Vn0
>>957
効いてない……!?
くそッ!!

【効果を発揮しない矢の一閃にたじろぎ、慌てて弓を仕舞って刀を抜いた】
【戦棒とそれを組み合わせ簡易の槍とし、鉄の鎧の隙間を目掛けて刺突を繰り出す】
【狙いは首筋、素早く鋭く踏み込みながら刃を突き出した】
959 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/23(土) 23:45:25.49 ID:qwb3S8l10
>>957
「…まだまだっ…」

防がれはしたが体勢は大きく崩した。着地すれば傷ついていない方、先のミイラの首をもいだ拳を再び握りしめる。
風を切る音を捉えると同時に援護に気づくが、命中したにも関わらずアンデッドに効いている様子は見受けられない。
ならばさっきと同じようにすればよいと、踏み込み顔面めがけて拳を振り抜く。
960 :ロイかぶり ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 00:00:47.30 ID:gsxH8BZ40
>>958-959
アンデッドは澪の対処で手一杯だった
横手から現れたムガの槍がアンデッドの首を穿つ 穂先は貫通し 動きが鈍る

その隙を突いて澪の拳がアンデッドの顔面を捉え その首を跳ね飛ばした

さて 邪魔者はいなくなった ドアを開けると そこには魔法陣と イスに座った黒いローブの人影が
人影の顔はフードに覆われて表情はうかがい知れず イスに深く腰掛けて微動だにしない

魔法陣は怪しい紫の光を放ち続けていた
961 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage]:2014/08/24(日) 00:03:33.33 ID:VLFEhEr80
>>960
ふぅ……なんとか

【なったか、と安堵の吐息】
【だがまだ終わってはいない、今回の依頼の標的を倒してはいない】
【扉の向こう、鎮座する相手を確認すれば】

……アレか

【問答無用、弓を引き絞り矢を放った】
962 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/24(日) 00:08:20.03 ID:wD4XzZaqO
>>960
邪魔する者は始末された。扉の先へと突入の一択しかない。

「……誰……なのよ?」

扉の先には謎の人物。その表情はローブに隠される。
不気味に光る魔法陣が、より一層その怪しさを引き立てる……。

━━━━━奴が黒幕なのか………?
963 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/24(日) 00:08:36.54 ID:E5od07yH0
>>960-961
「…よし…」

あまりに脆い頭、体から離れて吹き飛ぶそれに障害が取り除かれた事を悟る。
邪魔者は消えた。扉を開けばなんとも怪しい雰囲気の光景。
今回の目標であるそれに矢を放つムガ。その様子を周囲を警戒しつつも黙って見守る。
964 :ロイかぶり ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 00:19:06.01 ID:gsxH8BZ40
>>全員対象
ムガの矢は何にも阻まれること無くローブの人影に突き刺さり 人影はその衝撃でイスから崩れ落ちて倒れた

ロイ「なんだ? なんかおかしいぞ?」
そのあっけなさを不審に思ったロイが 注意深く人影に歩み寄り フードを剥ぎ取る その顔h

ロイ「うっわ・・・」
驚いたロイが後ずさる

顔には赤いまだらの斑点が幾つも浮かび 髪は所々抜け落ち 頬はこけ ダラリと開いた口には歯が幾つも抜けていた
何かの病だろうか? こんな死体だらけの場所にいたら 一体どんな疫病を受けたのやら

ロイ「みんな 結界を壊して速く出よう 感染しましたジャ洒落にもならん」
そういって魔法陣の台座に据えた頭蓋骨を壊してそそくさと部屋を脱出しようとする
965 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage]:2014/08/24(日) 00:28:10.85 ID:VLFEhEr80
>>964
……うわっ

【思わず後退り、さすがに心臓に悪い】
【フードに触れた武器だらけ(ロイの事)も心配だが、それより感染全滅が怖い】

……ん、そうだな、そうしよっか……

【ロイに従い手頃な結界の呪具を蹴飛ばして破壊し、後に続く】
【途中一度だけローブの人物に振り返ったが、直ぐに前を向いた】
966 :澪【獣化】 [sage]:2014/08/24(日) 00:32:26.18 ID:E5od07yH0
>>964
術者と思しき人物の素顔を見れば、何があったのか想像するのは難くなく。
その悍ましい、必死の形相であろう顔に思わず後退る。

「…自業自得…」

それだけ呟くと澪もまた魔法陣を持続させるに一役買っているだろう道具を破壊し、早く光溢れる外へ出ようと続く。
967 :エル・ルミエル【煌々たる爆師】>>144 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/24(日) 00:34:58.30 ID:wD4XzZaqO
>>964
「うわ……これはひどい」

見るからに、酷い病に侵されたそのローブの人。

「……そうね。ここは危険そうだし……!」

魔法陣に青い光を投げ込む。しばらくすればその光は赤くなり、爆発するだろう。
そしてさっさと入り口の方へ突っ走ろうと。
968 :ロイかぶり ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 00:40:55.98 ID:gsxH8BZ40
矢を受けて死んだ術者を後にして 一行はそそくさと出口に向かう
魔法陣が壊されたことで死者はもう動くことは無く 一行は問題なく外に出られた

ロイ「こういうときは強い酒で消毒っと アルコールが効いてくれるといいけど」
そういってロイはスキットルのウィスキーで手を濯ぐのであった

//では皆さんお疲れ様でした コレで戦闘シチュ 終了と鳴ります
969 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術 [sage]:2014/08/24(日) 00:45:29.56 ID:VLFEhEr80
>>968
あ、次それ貸して
……あとは手ぇ洗って、うがいすりゃなんとかなるでしょ……

【元来の種族として感染症のキャリアーになり易い体質、衛生面では気を払っているらしい】
【ともあれ依頼完了(?)、大手を振って脱出し街へと帰路を歩く】

//お疲れ様でした、また宜しくお願いしますー
970 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/24(日) 20:02:16.60 ID:4PasYEYY0
とある世界の紛争地域、領主による圧政とそれから解放されるべく半旗を翻す村人達。
それらが激突する戦場のど真ん中、ジョシュアは双剣を抜き放ち短いため息ひとつ、高台から戦場を見下ろした
村に立て篭もり弓矢と槍で抵抗する村人達を囲むように重装備の兵士が防御陣形を組むんでいる。
戦局は拮抗していたが、やがて突破される包囲網、包囲を突破したある能力者を皮切りにそれに追従して包囲を抜ける村人が4人。
ジョシュアは包囲網を突破した一団へと目掛けて高台を飛び降り、戦場に吹き荒れる一陣の疾風となりてその一団へと肉薄、立ち塞がった。

ジョシュアは領主に雇われ村人達を鎮圧するべくこの地域に赴いてきたのだ。出来ることならばなるべく殺しはしたくはないが…
どうやら向こうは"やる気"らしい。鍬や槍を構えて突撃の号令と共にジョシュアへと駆ける。
しかしジョシュアはこれに対し攻撃の間を縫うように潜り込んで峰打ちの一閃、4人の村人達はばたりばたりと倒れてゆく
混迷の戦場、相対するはジョシュアと能力者のみ。ジョシュアはおもむろに口を開き、ヘルメット越しに能力者を睨み付けた。

「……お前が敵の"雇われ"か」

バイザーに埋め込まれた無数のカメラの奥、見えぬ筈の兵士の眼光が射[ピーーー]ように睨んでいる気がした。
971 :風間紅【緋之壁】 [sage]:2014/08/24(日) 20:26:16.33 ID:E5od07yH0
>>970
「はーん、お前が領主に雇われてるってやつかァ?」

向かい合うは和服の男。腰に提げた日本刀は領主側に比べて遥かに劣る民衆の装備の中でも特に異質。それが彼の得物であることは想像に難くないだろう。
倒れ伏した村人達をちらりと見やれば漆黒の目はすぐにジョシュアへと向く。
口調こそ軽いが、その目は戦いを生業としている人間のもの。顔は見えないだろうに、鋭く射抜くようにジョシュアを睨みつけていた。

「悪りィけどこっちも仕事なんでな、そこを通してくれねェか?」

言いながらも抜刀。右手のみで構えれば油断なくジョシュアを見据える。
こちらからすれば腕利きであろうジョシュアを釘付けに出来れば万々歳。先程開けた穴から怒り狂った民衆が溢れ出る時間さえ稼げればいいのだ。
故に自分からは動かない。初動は譲るつもりなのか、ただジョシュアへと不敵な笑みを見せた。
972 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/24(日) 20:54:22.62 ID:4PasYEYY0
>>971
「今この地域は大規模な水害で何百人もの死者が出ている…領主もただ私腹を肥やす為だけに税収を増やした訳じゃない」
「お互い雇われなら引き際ってのが分かる筈だ。俺と戦うべきじゃないってこともな…」

この男は退かない。そうと分かっていてもなおジョシュアは投降を促す。それが無駄だと分かっていても。
異郷の者であれ相手は凄腕、戦場で敵に背を向けるような真似はしないであろう
漆黒の瞳はお返しとばかりにジョシュアを睨み返す。不敵な男の笑み。それに少しだけジョシュアは怖気を覚えた。

(…黒髪に真っ黒な目…東洋人か…)
「……あまり人を舐めるなよ、Fuckin'jap(クソザルが)…!」

普段は絶対に吐かないような言葉で相手を口汚く罵り地を蹴って紅へと向かう。両手にブレードが夕陽を反射して輝いた。
ジョシュアの肉体、そして精神と同化したグリードによる日々の精神汚染と汚れ切った世界を見つめてきた結果、優しかった彼の性格が段々と暴力的に変貌しているのは目の前の紅には分からないだろう。
もし変わってしまう前の彼と出逢っていたのならばその哀れさに気付けてやれただろうか…?

男へと向かう直線的な動き、単純な動きであるそれは突如として緑色の残光を伴い爆発的な加速を迎えるだろう。
フェイントをかけるように一気に肉薄すればジョシュアは男の足許と胴体を狙った横薙ぎの斬撃を放つ。
973 :風間紅【緋之壁】 [sagesaga]:2014/08/24(日) 21:28:21.97 ID:E5od07yH0
>>972
「はん、他所の事情なんて知るかッてんだ」
「同じ雇われならよォ、金もらッてる以上退けねェのも分かるだろ?」

最も紅とてここで命を散らすつもりはない。目的は民衆にこの包囲網を突破させる事だがそれが叶わなくなれば即座に離脱するつもりだ。
雇われの自分が作った小さな綻び、それをどう生かすかは村人次第。そこに関与するつもりは紅には毛頭なかった。
それよりも問題は今対峙しているジョシュア。先程の峰打ちを見ればかなり腕が立つのは一目瞭然だった。
だからだろうか、強者を前にして思わず笑みが零れたのは。

「おいおい熱くなんなよ、のんびりいこうぜェ!」

迫るジョシュア、その単調な動きに感じた微かな違和感。ついさっき見せた鮮やかな動きを見せた人間と同一人物とは思えない動作に頭の中で警鐘が鳴る。
対象的にじっと動かずただジョシュアの動きだけを観察。瞬間、一気に勢いを増した踏み込みが地面を抉った。

「あッぶねェなおい!」

ジョシュアの加速に合わせた後退。ブレードが数瞬前にいた場所を通過する。
接近したジョシュアを襲うは下から振り上げられた白刃。片手だというのにまるで両腕で扱っているような速度で一閃を描く。
974 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/24(日) 21:48:17.81 ID:4PasYEYY0
>>973
「へぇ…流石に疾いな………」

ジョシュアが放った斬撃は防御することの難しい同時攻撃。紅は驚くべき反応速度、そして身のこなしでその二段斬りを躱してみせた
それは紅が軽装であったこと、そして何よりもジョシュアの動きに現れていた微かな違和感に気付き、その動向を注意深く観察していたからであろう。
その技量にジョシュアも思わず感嘆の声を上げる。だがしかし、その意識は紅の手元から逸らさず
迫り来る斬撃、無銘刀の切り上げに素早く反応した。

(確かに素早いが…ふん、軽量刀か…こんなもの───)
(っ…重い………ッ!?)

しかし計算外だったのはその刀に隠された加護、ジョシュアは片手での振り上げに対し片腕の刀で防御するという失策を取った。
大方ひ弱な片腕での斬撃を生命エネルギーを流し込んで強化した片腕の剣で弾き、もう片方の剣でカウンターの一撃をお見舞いしてやるつもりだったのだろう
振り上げられた一撃は重く、そして疾い。ジョシュアは思わず姿勢を崩して後退りしてしまう。

「チィィッ……!!なんだその刀は…一体どうなって…」
975 :風間紅【緋之壁】 [sage]:2014/08/24(日) 22:05:49.79 ID:E5od07yH0
>>974
「おいおいどうしたァ、そんなもんかよォ?」

見た目以上の威力に戸惑いを隠し切れないのか、狼狽するジョシュアに対して見せる軽口を叩く余裕。
距離を置いたジョシュアに追い打ちをかけることはせず、ただ笑ってその様子を見据えるだけ。
実を言うと紅もまた、先の切り上げに反応したジョシュアに感嘆していた。対応こそ誤ってはいたが紅の刀の特色を知らなければそれも仕方のないこと。

「ああ、こいつが気になるかァ?さてどうなってるんだろうなァ、テメェの頭で考えてみやがれッてんだ」

もちろん大きなアドバンテージとなるこの特色を簡単にジョシュアへ教えるはずもなく。
仕留める事が目的ではない、ただジョシュアをこの場に繋ぎとめる事が目的の紅はただ相手の様子を伺うだけ。
976 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/24(日) 22:06:31.39 ID:pDQ0WxDE0
「今度の世界はまぁ……」
「……おぉぉー……」

言葉を途中で飲み込み、窓にトリミングされた風景に感嘆の吐息
元来地上のある部分は青く、そらの変わりにただ漆黒
高度350km、国際宇宙ステーション内部居住ブロックの喫茶店
窓際の特等席から宇宙を眺め、運ばれて来た紅茶に口を付けた
977 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 22:14:12.01 ID:gsxH8BZ40
>>976
そんなおくつろぎ中のニアの踵をつつく不届き者がいる その不届き者はちょっと小さく ちょっと黒く ちょっと哺乳類とはかけ離れていた

―――ギィ!!
その不届き者・・・まぁベティのことであるが 挨拶代わりにハサミを振り上げた

「ベティ? どこだベティ!? でてこーい!!」
そして飼い主はというと 失踪中のベティを探してあたりをうろうろしていた
978 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/24(日) 22:19:19.28 ID:pDQ0WxDE0
>>977
「んんっ……?」
「うわぁっ!? べ、ベティ……!?」
「もうっ、びっくりしましたよぉっ……」

何やら足元に違和感、テーブルの下を覗けば何処かで見た影が
流石に意表を突かれて驚愕、ベティへ両手を伸ばして抱き上げようと

「あ、アキレス? こっちこっちですよぉっー」
979 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/24(日) 22:22:28.21 ID:4PasYEYY0
>>975
「──お前、場数だけは踏んでいると思ったが……」
「知ってるか?無駄口を叩きたがる兵士は────死ぬぞ」

例え相手の能力が何であろうと勝てない相手で無い限りがやりようはある。ごく当たり前のことだがそれが真理なのだ。
その真理に基づきジョシュアはすぐさま体勢を立て直し攻撃へと転じた。一直線上に二つのブレードが来るようにどっしりと構え、アーマーの関節部をロック。エネルギーをブレードへと流し込んでゆく。
その光はあまりにも危険なもの、確かな怖気と破壊の力を孕んだ"生命エネルギー"の名に似つかわしくないもので
紅はふらつき姿勢を崩したジョシュアに追撃を仕掛けなかったのは間違いだったとすぐに思い知らされるだろう。

「フラストレーション・Ι(イオタ)…!!」

放たれたのは直径30cm程の膨大な生命エネルギーの奔流、眩い一条の閃光だ
通常のフラストレーションとは異なりエネルギーを一点に集中させ加速させることにより射程と更なる威力の獲得に成功している。
あまりの反動に初めの頃は安定して照射する事すら困難であったがロイとの戦闘でそれを学習し、後方に同量のエネルギーを放射することにより反動を打ち消す術を体得した。
高度な技術の絶妙なエネルギー管理によって織り成される"フラストレーション・イオタ"は威力と精度を両立させた大口径のレーザー砲のようなものだ。
外せばジョシュアには大きな隙。しかし直撃すれば死は免れない必殺の一撃が紅へと奔る。
980 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/24(日) 22:32:35.55 ID:lrKd91K6O
「これが地球……すごいなぁ」

窓の外に広がるは果てなき宇宙。
下の方に見える地球を見下ろしながら、ジュースを美味しそうに飲む。

「……ってニアちゃん?……何でこんなところに?」
「で、ベティも?……ということは、アキレスもいるのかな?」

そこに居たのは顔見知りの越境者。そして見覚えのあるサソリ。
軽く声をかけようと。
981 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 22:34:34.88 ID:gsxH8BZ40
>>976
抱き上げればそのずんぐりした外見に見合った重みが腕に伝わるでしょう
別段用心する相手でもないですし おとなしく持ち上げられます

「やぁニア・・・ってベティ 離れるなって言ってるじゃないか」
そういってベティを受け取ろうと両手を伸ばす

―――ギィ!!
ベティは知人に挨拶していただけだと 不満そうにハサミを振り上げた

「ヘィマスター こっちにコーラとピザパン頼む」
そう注文すると隣に座る

「いや〜 しかしアレだ ここは一番身近に宇宙を感じられる場所でいいやね ・・・外出できるサービスとかないのかね?」
982 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/24(日) 22:41:38.19 ID:pDQ0WxDE0
>>980
「んっ……あ、やっほーってんですよぉっ」

ベティを抱えたまま声を上げて自己主張
顔見知りの相手に挨拶とした

>>981
「っ、お、想いっ……よいしょぉっ!!」

気軽に持ち上げようとしたが存外感じる重さにたじろぎ全力で抱え上げる
そしてなんとかアキレスに渡せばぜぇぜぇと荒い息

「き、綺麗ですよねぇっ……」
「外出……っ、流石にそれはぁっ……あれっ?」

ないだろうと苦笑してふと別の窓からの眺めが視界に入る
ステーションの外壁を遊覧散歩している宇宙服の団体さんがいる模様
983 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 22:52:08.68 ID:gsxH8BZ40
>>980
「やぁ帆村タンやっほー」
―――ギィ!!

何時いかなるときも気楽に挨拶する ソレがアキレス・クォリティ

「これからお外を歩こうと思うんだ 帆村タンも一緒にDO?」

>>982
「最近脱皮して一回り大きくなりました」

リュックから取り出したのは脱皮したベティの皮(ハサミ部分)
あと数回脱皮を繰り返せば成人男性ぐらいは背負って運べるとどに成長するそうです

とりあえず受け取ったベティは直ぐに地面に降ろす
そして窓の外を見て 文字通り目を輝かせる

「よっしやろう!! 今すぐやろう ベティ ここでお留守番 ピザパン食っておとなしくしてろよ」
―――ギィ!!

了解したといわんばかりにハサミを振り上げるベティにリュックを預け

「ほら ニアもやろうぜ!!」
といってニアの腕を引っ張っぱろうと 手を伸ばした
984 :風間紅【緋之壁】 [sage]:2014/08/24(日) 22:53:40.28 ID:E5od07yH0
>>979
「ヘェ、そいつァ初耳だなァ」
「生憎こういう性分なんでなァ、三つ子の魂百までッていうだろォ?」

言いながらも視線は外さない。攻勢へ転じようと構えるジョシュアを見れば紅もまた油断なく片手で構え直し、すぐにその異常な状況に気づく事になる。
神秘的な、それでいて狂気に満ちたエネルギー。一箇所に集まる光に次の一手を予測せんと脳の回転速度が上がっていく。
ブレードに纏ったままの斬撃、エネルギーで構成された刃の放出、ビーム状に発射。
頭に浮かぶは数多の攻撃法。しかしそれはジョシュアの構えによって一気に絞られる事になる。

「…はっ、そういう事かよォ」

まるで前方と後方に同時に発射するような構え。標的は眼前にいる自分しかいないというのに。
おそらく反動に備えるものか、もしくは先程のような加速のためか。どちらにしろエネルギーが放たれてから動いては遅いだろう。
ならば、と起こす行動は早い。エネルギーが放出されるとほぼ同時に、両者の間に緋色の魔法陣が現れる。
不思議なのはその向き。通常ならば盾にするべく壁のように配置するだろうが、現れたそれは地面に水平だった。
予備動作もなく出現させたそれに素早く飛び乗れば、再び前方へ大きく跳躍。踏台となった魔法陣はエネルギーに呑まれ、次の瞬間には姿を消していた。

「これでも喰らいやがれッてんだァ!」

地面より高い位置から跳べば、勢いと重力に任せて片腕で愛刀を振り下ろす。
狙うは体の中心を縦に一閃。それも本体でなくジョシュアの身を守るアーマーだ。
985 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/24(日) 22:54:15.76 ID:lrKd91K6O
>>982
「しかしすごいなぁ……地球は青かった、なんてね」

太陽の光を受けて青く輝く地球。とても美しいことだろう。
その我らが故郷も、この宇宙にとってはちっぽけな物である。

「あ、すみません……あとハムサンドと、ホットケーキください」

と、ついでにマスターに注文を一つ。飲み物だけじゃ足りなかったのか。
986 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/24(日) 22:56:15.07 ID:lrKd91K6O
>>983
「え…外、行けるの……?」
「ちょっと待って……!今サンドイッチ頼んじゃった……」

食べてから外に行ってみようと提案。
987 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/24(日) 23:03:02.40 ID:pDQ0WxDE0
>>983
「ほへぇっ……って、うわぁ!? と、取ってあるんですねぇっ……」

しっかり取ってある脱皮の皮、成長の記録だろうか?
案外几帳面だなぁなんて思いつつも外壁を歩く人達を他人事の様に眺めていた

>>983
>>985-986
「えっ!? ち、ちょっと待って下さいってんですよぉっ……」

アキレスに腕を引かれ連行され掛けるが慌てて呼び止めんと
深雪が喫茶を済ませた後にしようと、ついでに自身も紅茶を飲み終えていない
まぁそれも直ぐに終わるだろう、やがて宇宙服のレンタルの手続きを開始するはずだ
簡単な説明があって、着替えの後に強固な扉を何枚か潜ればそこはもう暗黒零度の世界
宇宙開発が割と進み、こういった行為がレジャーとして台頭し始めているようだ
遊覧コースが外壁に描かれている
988 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 23:15:53.74 ID:gsxH8BZ40
>>986-987
―――ギィ!!
「なにベティ あぁそうだコーラ頼んだんだっけ」
ベティに注意され 自分の注文を思い出す 二人も準備が出来てないのでおとなしく待つ

〜暫しの時間経過〜

「それじゃ行ってくるよベティ」
―――ギィ♪

子供の様に目を輝かせるアキレスを尻目にピザパンを食べるベティ

そして宇宙服に身を包めば おいでませ暗黒の世界

「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃやっほおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう!!!!」
もうテンションマックスで外に飛び出すアキレス

そして遊覧コースの歩道の裏に着地

「すっげぇ!! コレ電磁石で金属の壁ならどこでも地面に出来ちゃうんだってさ」
きっとこの靴があれば 人の四肢を容易く両断できる強烈踏みつけも簡単にできるでしょう きっと
989 :帆村深雪【灼熱極地】>>220 ◆rF8einrntM [sage saga]:2014/08/24(日) 23:23:41.15 ID:lrKd91K6O
>>987-988
そんな訳でしばしの喫茶・・・━━━━

「す……すごい……!まさに星の海って感じ……」

本日何回目のすごいだろうか。まあ、言葉で表せられないほどのそれなんだろうが。宇宙ヤバイ。

「どこでも歩けるの……?」

科学の力ってすげー!そんな感じ。まさに現代を超える技術の賜物である。

//そろそろ電池がやばい……落ちます
990 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/24(日) 23:23:48.00 ID:4PasYEYY0
>>984
「予測ッ…済みだぜぇぇええぇえッ!!!」

跳躍した紅へと叫ぶジョシュア。しかしアーマーのロック解除はどう見ても間に合わない。刀が当たるのは恐らくジョシュアの右肩、それも直撃する形となる。
いくらアーマーを纏っているとはいえ近接戦闘用の薄いアーマーだ。モロに斬撃を喰らえばジョシュアの腕など容易に切り落とされてしまうだろう。
しかしジョシュアの腕が飛ぶ事はない。紅は見えるだろうか、ジョシュアの身体を中心に展開されてゆくバリアのようなものが。
ジョシュアは生命エネルギーを全方位へと放出し衝撃波を生み出したのだ。"暴虐のフラストレーション"。その原型がこれだ。

「────フラストレーションッッ!!!!」

残存エネルギーの少ない中何をするかと思えばそれは莫大なエネルギーを消費する"フラストレーション"。続けざまに二度も放てばガス欠を起こして倒れてしまうだろう。それが"通常"ならば。
しかし先程ジョシュアが紅へとビームを放ったあの時、ビームの太さは30cm程だった。本来"フラストレーション・イオタ"とはそのような生半可なものではない。
ジョシュアの持ち得るエネルギーの殆どを放出し地形すら変える程の破壊的な威力を持った攻撃を叩き込むのが"フラストレーション"の真髄。
先程の攻撃はというと、地面に少々爆風の跡を残した程度。肝心のビームも大気の減衰で自然消滅してしまっていた。
そう。ジョシュアは万が一に備えてエネルギーを温存していたのだ。相手が未知の能力者であるがために。
結果として残存したエネルギーにより繰り出されたフラストレーションは紅の刃の威力を殺し、その刃はアーマーに食い込むまでに留まるだろう。

「………やるなぁ、お前…気に入ったよ」

ジョシュアはアーマーに食い込んだ刃をへし折るようにして身体を捻り、破壊の成否に関わらず飛び退く。どうやら戦場から一時退く事にしたようだ。
例え威力を絞っていたとはいえ"フラストレーション"を二発も放ったのだ。立っていられることすら奇跡。
それにこの男との戦闘に時間を食い過ぎた。見れば怒り狂った群衆が領主の家に殺到している。
ぽつり、ジョシュアは一言だけ紅に呟くと風のようにその場から立ち去る。異常なまでの機動力は能力によって生み出されるもの。

この様子を見る限りは一先ず紅の企みは成功したといってもいいだろう。
991 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/24(日) 23:24:40.62 ID:pDQ0WxDE0
>>988-989
「お留守番宜しくってんですよぉっベティっ」

ピザパンに舌鼓を打つベティに手を振り宇宙服に着替える
以前火星に行った時にも似たようなのを着た気がする
しかし今は状況が違う、これはただのレジャーであり物騒事ではないのだ

「お、おぉっ……な、なぁんか凄いですねこれぇっ……」

脚の動きを感知してオンオフが切り替わる仕組みにでもなっているのか、しっかりと固定されるが歩くに不自由はない
ガンガンと健在の左脚で外壁を踏み付けてみるが当然ビクともしない

「じゃあっ、早速お散歩ですかねぇっ……」
「……おぉーっ……」

歩き出せば直ぐ、月をいつも見るより近くに感じられるだろう
クレーターの表情までが具に観察出来るはずだ

>>989
//お疲れ様でしたっ
992 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/24(日) 23:37:23.88 ID:gsxH8BZ40
>>991
「見て見てニアタン月面宙返り!!」
驚くニアの目の前でクルクルと中に浮いた状態で回転し 足場に着地してみせる

「マ○オ!!」
例の配管工のようなポーズで大ジャンプ

「阿修羅閃空!!」
最後のはちょっとマニアック 格ゲーの某キャラの様に 片足を上げて マグネットブーツの力だけで地面を滑るように移動する

「やっべぇマジ面白い 今この世で一番充実してる俺」
市街戦から体を守る分厚いヘルメットで顔は分からないが それでも仕草や声の調子で分かる 今 目が凄い勢いで輝いているだろう
993 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/24(日) 23:49:27.83 ID:pDQ0WxDE0
>>992
「おおっ……!」
「おおおっー……!」
「おおぉ……?」

パチパチと手拍子……のつもりだが分厚いグローブの合わさる音だけが真空の世界に響く
弱P弱P中K6強Pにも似た動きには流石にネタが分からず首を傾げてはいたが

「でも確かにぃっ、これはなかなかぁ……えいっ!」

ぴょん、と小さく跳ねてみる
ふわりと浮いた体が一瞬この世の全てから解放された気がする、楽しい

「歩くだけでも楽しいですねぇっ」
994 :風間紅【緋之壁】 [sage]:2014/08/24(日) 23:50:54.82 ID:E5od07yH0
>>990
「…チッ、こいつァ一杯食わされちまッたなァ」

通らない刃。放たれる衝撃波。
未だ片手に握られている愛刀はアーマーに食い込むに留まった。その事実に少なからず紅の瞳が動揺で揺れるが、気を取り直すのは早い。
ジョシュアが身体を捻れば、その動きに合わせるようにして刃を引き抜く。
この場の勝負はともかくここはまだ戦場。いくら時間をかければ直せるとはいえ、使い物にならなくなるのは些か早い。

「…もう時間みてェだなァ、もうちょっと楽しみてェのによォ」

怒号と喧騒に目をやれば民衆に軍配が上がったらしい、戦う理由はもはや存在しない。
視線を戻せばさっきまでいた男はまるで陽炎のように消えていた。ただ一言だけ紅に置いて。

「せッかちな野郎だなァ、名前くらい聞かせてけッてんだ」

互いに傭兵、次に会うのはおそらくまた戦場だろう。敵になるか味方になるか、それは運命の気まぐれで決まるのか。
密かに再戦を願いつつ、紅もまた民衆に加勢すべく歩き出した。
995 :ジョシュア・アーリントン【暴食のベルゼブブ】>>214 [sage]:2014/08/24(日) 23:53:11.55 ID:4PasYEYY0
>>994
//ロールありでした、楽しかったです〜
996 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Eh1RmY6AGm13 [sage]:2014/08/25(月) 00:02:06.14 ID:38ZeGa2N0
>>993
何時ぞやの某無重力な映画では恐怖と絶望をクローズアップされていたが
少なくても安全性が保たれていれば これほどの娯楽はそう無いだろう

とりあえず飛び跳ねていたアキレスが外壁に着地する が 動きが無い

「御免ニアタン 目が回った・・・オエップ」
だが回転は用法 用量を守って 正しくお使いください 調子に乗るとアキレス君みたいになりますから

―――ギィ
そして窓の内 ピザパンを食べ終わりアキレスを見守っているベティは
ヤレヤレと呆れたようにハサミを振り上げたとか

//では曜日を跨いだのでコレにてノシ お疲れ様でした
997 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [sage]:2014/08/25(月) 00:08:17.23 ID:6HdsHi7D0
>>996
「えっ? あ、あははっ……」

その調子に苦笑しか浮かばない
まぁともあれ宇宙酔いなんてレアな体験だ、過程はともかくいい思い出に……なるかもしれない
ベティに手を振り、ステーション内に戻って行ったとさ

//ありがとうございました、お疲れ様でしたっ
998 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.刀.錫杖 [sage]:2014/08/25(月) 22:19:36.83 ID:LAX0FYyr0
……全く……やれやれ、だっ!

【ゆらりと踊るようにステップ、回転気味に一閃を避ければ遠心力を付随した錫杖の横薙ぎを振るう】
【鈍く大きな音、剣を振るった相手の側頭部に命中】
【敵対する剣士は膝から崩れて落ちて、そしてデジタル状に解体されて行った】
【いつもの仮想闘技場とはやや異なる、少々乱暴な連戦ルールが敷かれているようで】
【やがて次の相手がやって来るだろう、同じく何人かを打ち倒しているツワモノが】
999 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.刀.錫杖 [sage]:2014/08/25(月) 23:04:18.90 ID:LAX0FYyr0
/落ちます、ついでにスレ埋めますね
1000 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 E.刀.錫杖 [sage]:2014/08/25(月) 23:04:40.29 ID:LAX0FYyr0
/埋め
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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【鯖落ち騒動】ひろゆきが2chを潰そうとしてる件 パー速支部★16【避難所】 @ 2014/08/25(月) 23:02:06.47 ID:9buhGsM10
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サウザー「アイドルマスターイチゴ味!」貴音「その2!」 @ 2014/08/25(月) 23:00:31.55 ID:tL24grj9O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408975231/

女の子同士のエッチを書いたり語ったりするスレ @ 2014/08/25(月) 22:57:26.14 ID:e5cPufP+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408975036/

北上「提督ー、大井っちはー?」提督「残念ながら未着任のままだな」 @ 2014/08/25(月) 22:39:30.58 ID:ATzRgS31o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408973960/

【安価】にこ「夜中に全裸で歩くのって楽しいわね」 @ 2014/08/25(月) 22:17:30.07 ID:B05b+3tS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408972635/

カカシ「復讐か……」 @ 2014/08/25(月) 22:16:35.36 ID:HDd5UF4lO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408972593/

【雑談】転職したいのに土方BBAが資格を活かせない7【時々絵も描く】 @ 2014/08/25(月) 21:30:59.76 ID:HHKLv3P4O
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貴音「小野式製麺機」 @ 2014/08/25(月) 21:13:09.35 ID:O1ZXIhK+0
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