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ここだけ惑星開拓世界 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2015/06/13(土) 20:52:14.75 ID:n0PzRaohO
ようこそ、未知なる世界を求めし冒険者諸君

ここは太古の姿を残した惑星。
主たるモンスター、そして原生動植物に彩られた未開の星。
大地の大半は深い森に覆われた天然の要塞であり、一部には古代文明の残滓が点在しているようだ。
惑星開拓にまで成長した人類による超常エネルギー資源の発見後、多数のハンター達に狙われる事となる。

君はこの惑星に開拓のため降り立ち、資源を採取して栄誉を手にすることも良し

惑星を愛し、惑星を慈しむ原住モンスターとなり資源を搾取する者達と戦うも良し

この惑星は無限大の可能性を秘めている。
だがこの惑星は未だに発展途上、そう開拓地<フロンティア>なのだ。

【始めに】
このスレは未知の惑星開発を主としたなりきりスレです。
研鑽を重ねながら続けていくため幾つかのルールを設けています。

・この惑星は多種多様な性質の者がひしめき合う「自由な世界」です。
 貴方は開拓側のハンターサイドか原住民側のモンスターサイドのどちらかに属します。

・自分が楽しむことも勿論重要ですが相手も楽しめるように心掛ける事をお忘れなく。
 A(キャラ名)はBの心臓を突き刺した、などの確定的な描写や無敵最強な設定はご法度です。

・キャラクターの設定などは職種、名前等を各名前欄に記入するだけでも、登録スレに細かに入力するも可能です。
 「やってみたいけどそこまできっちりとキャラの中身を決めるのは苦手……」と言う方は前者、「バッチリキャラを決めてきたぜ!」と言う方は後者という風に個々人にお任せします。
 また、キャラの強弱に登録非登録は関係しません。

・版権キャラクターの使用は御遠慮下さい。

・1つのスレッドでストーリーは終了します。
 次スレではキャラクターの引継ぎ等は自由ですが、新しい開拓史が始まります。

したらば
http://jbbs.shitaraba.net/game/59109/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2015/06/13(土) 20:52:40.20 ID:n0PzRaohO
以下からハンターかモンスターのどちらに所属するかを選び、キャラを作成しましょう。
各種職種種族説明は一例です、余りに逸脱しなければ各自自由に設定して下さい。

・ハンターサイド
 別惑星の軍隊、傭兵、フリーランス、PMC等々に所属し惑星資源ESPを奪取するのが目的
 所属が違えばハンターサイド同士の戦闘も有るし、共闘裏切りも有り

 ・種族
  人類、アンドロイド、サイボーグ、獣人等

 ・ハンターのクラス
  ・ストライカー
   →戦闘特化、対MILL戦の花形

  ・スカウト(斥候)
   →移動ルート開拓確保、MILLやESPの探索

  ・サポート(支援)
   →バックアップ、各種データ解析や研究、後方火力支援

  ・メディック(医療)
   →応急手当以上の回復、治療

・モンスターサイド
 MILLと呼ばれる惑星の原生種
 惑星資源ESPを守るのが目的だが、種族が違えば戦闘もあり得る

 ・種族
  ・亜人型
   →基本として対の手足を持つタイプ。戦闘力と知力の均衡が取れている者が多い。

  ・獣型
   →基本として四本の脚を持つタイプ。戦闘面に優れ、踏破力も高い。

  ・鳥型
   →基本として腕では無く翼を持つタイプ。機動性に優れる。

  ・虫型
   →複眼や節、甲殻を持つタイプ。種内でも様々な形態を持つ。

  ・爬虫型
   →鱗に覆われた体躯を持つタイプ。水中に潜む両棲型も存在する。
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2015/06/13(土) 20:53:09.22 ID:n0PzRaohO
用語、設定

【資源・エスポワール結晶体・(ESP)】
 地下鉱脈等に眠っている結晶状態の物質で淡い青色の光を発している。
 専用の炉によって精製することで液体状の燃料を取り出す事が出来、燃やす事も、電気を発生させる事も出来る夢の燃料。
 精製した後の残った固形物質も相当な強度を持ち、武器や外骨格に加工することで無駄無く利用できる。
 原住民は自然にある結晶から直接エネルギーを吸い出す力を持っていると見られるが原理は不明

【原住モンスター・M・I・L・L(ミル)】
 この星にはエスポワール結晶体(ESP)から直接エネルギーを抽出し
 人知を超えたパワーを兼ね備えたモンスターが存在する。
 彼らは「神話的で信じようもない、局所的に存在する狂った者たち(Mystical implausible local Lunatics)」
 通称「MILL」と呼ばれ、ESPが存在する地点に守るように存在していることが多い。
 資源ESPはモンスターMILLにとって生存にかかわる重要な存在のため、
 ESPを奪おうとするハンターを容赦なく襲い掛かってくる。
 MILLの中には高度な知性を兼ね備えている者や、原住民と意志疎通を取っている物も少なくはない。
 ESPが奪われると、その地域のMILLの力は激減する。
4 :ウラジーミル・アンドレエヴィチ/ストライカー :2015/06/13(土) 21:55:41.91 ID:KPNYsT4R0
【未開の惑星に降り立った宇宙船は、既に多数の乗員が、この星に存在するはずの豊富なESPを手に入れるべく、開拓の準備を進めている】
【ある者は武器を整え、ある者は道具を揃える。ある者は既に探索に出かけ、またある者はもう、既にMILLと戦っているのかもしれない。そして、この男もその内の一人だった】

「……」

【机の上に置かれた沢山の箱と、その中心に置かれた異様なまでに巨大な銃。形状からして機関銃のようだが、とても人が使えるものとは思えない】
【そしてそれを重箱の隅をつつくように念入りに点検する男も、また巨大な身体をしている。2m以上はあるだろうか。そのかなり屈強で大柄な外見を何かに例えるならば、熊のような人物だ】
【髪はスキンヘッドで、半袖の上に防弾チョッキを着、さらにその上に鈍い光を放つ弾薬帯を身体に巻きつけているこの男は、大きな手でその銃を弄っていた】

「銃身に異常はないな……銃口も変わらず美しく黒光りしている……よし、完璧だ」

【彼はうっとりとした目でその銃身を撫でながら、点検の完了を確認する。そして次に、おもむろに周りの箱に目をやった。「Ammo」と書かれている……弾薬箱だ。】
【彼はそのうちの一つを開ける。中にはぎっちりと弾薬帯が詰まっており、一番上の帯を手に取ってから、銃の弾倉を開けた】

「さあ、給弾の時間だ……俺のかわいい"アーニャ"」

【低く静かな口調でその銃へ語りかけ、うやうやしい手つきで弾薬のセットを始める。】
【彼が作業をしている部屋は比較的人通りの多い廊下にあり、そのドアは開いている。】
【ここを通り、たまたまこの部屋を見た者の中に、彼、もしくは彼の銃に興味を示す者がいるかもしれない】
5 :アリス=リト・グラスパー/サポート [sage]:2015/06/13(土) 22:24:02.28 ID:W1PUgpG30
>>4
「さて……と……終わりましたね」

【やや機械質とも言える声が、宇宙船の通信室で発せられる。その声の主は実に人間「らしい」仕草で体を伸ばすと、徐に席を立った】
【彼女は、所謂アンドロイドだが、その人格は人工知能ではなく、本物の人間から写し取った物だ】
【ARICE──そう名付けられた彼女の体は、そのまま彼女の通称にもなっている】

「一段落しましたし、一度部屋に戻りましょう」

【その見た目は、「ほぼ」人間と同じ物になっている。唯一違うのは、彼女の白銀の髪の裏にある耳が、金属質な通信機であることぐらいだろうか】
【アリスは通信室を出ると、少々人通りが多い館内の通路を歩き始める。向かう先は自身の部屋だ】

「ん……?」

【そんな通路の途中で、アリスはふと開かれたドアの向こうに目をやる】
【そこに居たのは、仰々しささえ感じられる程の重装備を身につけた男だった──いや、「大男」だった。しかし、アリスがもっと注目したのはそんな男の存在ではなく、その手元にある銃の方だった】

「ガトリング……それも、改造されていますね」

【気になったのか、アリスは扉の枠に手を掛けながら男へ話しかける。その視線は、男の手元へと向いていた】

「兵士が単独で運用することを想定された種類の機関銃では無いでしょう?

【そして、アリスは「無茶な装備ですね」と軽く笑ってみせる】
【アリス自身、心当たりはあった。明らかに歩兵用の物ではないデカブツを単独で運用する、ただの「人間」の噂を】
6 :ウラジーミル・アンドレエヴィチ/ストライカー :2015/06/13(土) 23:32:42.09 ID:KPNYsT4R0
>>5
【装弾を続けていると、背後で女性の声がした。ふと振り返ると、そこには少なくとも人間の"形をした"女性の姿があった。】
【彼は彼女の顔をチラリと見てから、また弾倉に目を戻し、給弾作業を続行する。】

「アンタもコイツが気になるか。」

【彼は背中を向けたまま、半ば嬉しさ混じりの低い声で返答に応じる。自身の愛銃に興味を持たれるのは、悪い気分ではない】

「彼女は旧式小型飛行艇に搭載されていた機銃(ミニガン)に独自の改造を加え"個人用"の武器に仕立て上げた」

【彼はカリカリと、その明らかに"個人用"ではない武器の回転式銃身を回しながら、調子が乗ってきたのか楽しげに解説を続ける】

「彼女は150kgの巨体から、1発200ドルの特注カスタム弾を1分6000発もの勢いで吐き出す。コイツで12秒間遊ぶのに、なんと24万ドルもかかるんだぜ……」

【同時に給弾作業を終え、言葉を切ると共にカチリと弾倉を閉める。そして、改めて自分で説明したその銃のオーバー・スペックぶりがおかしくなったのか、唐突に大きな声で笑い始めた】

「ウッーハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!ワーッハッハッハッオッホッホッホッ……」

【彼は笑いを抑えると共に、指を振るジェスチャーで彼女に"失礼"という意味を伝える】

「……確かに無茶な武器かもしれねえな、同じような事を言われたのは今日で三回め、今までなら星の数ほどだ」
「こんなデカいのを見たら当然、俺を出し抜けるとか思うようなヤツも出てくるだろうが……もしかしたら……できるかもな……」

【鼻をすすり、彼はおもむろにミニガンの持ち手を両手で掴み、机から降ろす。彼はその巨大な銃を、完全に一人で持ち上げていた】

「だがな、俺の弾幕を一目見ちまえば、そんな考えも吹っ飛ぶだろうよ」

【彼女の方へ振り返り、ニヤリと不敵な笑みを浮かべてみせた】




7 :アリス=リト・グラスパー/サポート :2015/06/13(土) 23:58:41.58 ID:W1PUgpG30
>>6
【相手の声音を聞く限り、どうやら嬉しさか、それに近い感情を向けられているらしい】
【そしてスペックの説明の後の、相手の笑い】
【機械の脳が感情を認識するか──などというしょうもない哲学的な話は今は置いておくとしても、彼女は同じ「機械」としてもその銃は気になる様だった】

「『彼女』……ですか。ふふっ」

【口元に手を当てながら、アリスもまた「失礼」と言って笑う】

「随分と、その銃は愛されている様ですね……確かに馬鹿げた性能(スペック)ですが、運用する人間もまた、それ相応の人のようで……」

【その目に写るのは、一見無機質とも取れる怪物。しかし、彼女はそこに「魂」に近いものを感じた】

「その銃を表すなら、ハイリスク・超絶ハイリターン、といった所でしょうか? 確かにコストは掛かるでしょうが……それでも、貴方が使い続けるということはそれに見合った戦果を出し続けている、ということでは?」

【どうやら彼女の興味は「使い手」である男にも向いたらしく、今度は男の目を見据える】
【150kgという規格外も良いところな銃を生身で持ち上げる、などというとんでもない生物に、笑って見せた】

「フフフッ……私はサポート要員なので、実戦で見れなさそうなのが残念です……」

【「まぁ、MILLよりも弾幕に巻き込まれて木っ端微塵にされそうな勢いですが」などと言いつつも、彼女の表情は悪いものでは無かった】

「あぁ、申し遅れました。私はコードネーム『ARICE』。人工知能の中に人間の人格を埋め込んだ、サポート用のアンドロイドです。……貴方の銃ぐらい大事にして貰えたら、機械冥利に尽きるという物なのですが」

【手早く自己紹介を終えたアリスは、再び銃へと視線を向ける。そこには一種の「羨望」が込められていた】

「不思議な物ですよね。人間だった筈なのに、機械の体に精神は引っ張られているみたいです」
8 :ウラジーミル・アンドレエヴィチ/ストライカー :2015/06/14(日) 00:36:39.60 ID:XfBiQuGf0
>>7
「アーニャは俺の"相棒"さ……切っても切り離せねえ、言うなれば強い「絆」ってヤツだ」

【彼はヒョイと持つ位置を変え、銃身を抱えて頬擦りをする。「アーニャ」とは銃の名前だろうか。いくら大切なものとは言え少々過剰な気もするが、それほどまでに彼がこれを大事にしているという事だ】
【彼は銃を丁寧に机に置き直し、改めて女性へと向き直る】

「あんた、なかなかモノの価値ってヤツがわかるじゃねえか。気に入ったぜ」
「俺は"ヘビー・ウェポンズ・ガイ"、ウラジーミル・アンドレエヴィチ・メドヴェージェフ。ヴォーヴァかヴォローデャでいい」

【彼女、ARICEの自己紹介と合わせるように自己紹介をする。そして彼女がアンドロイドである、という事に対して、今更ながら驚きの色を見せた】

「アンタ、機械だったのか。とても気付かなかったぜ。……待てよ、人格が人間なら自分が機械だと自覚できるのか?そこんところ、わからねえな」

【彼の言う「できる」には、可能の意味とは別にもう一つ、人間なのに機械だという自覚があって耐えられるのか、という意味も含まれていた】
【彼は、自分が銃に並々ならぬ愛を注いでいる事に、嫉妬とも取れぬ複雑な感情を見せるARICEを、頭をポリポリと掻きつつ見つめる】

「だがアンタ、よくできてると思うぜ。アンタを作ったヤツは、喜んでくれなかったのか。……いや、アンタは元々人間だったか」

【彼なりの励ましの言葉と共に質問する。何かを作った後は、そこに少なからずとも愛着は湧くはずだ。】
【研究者という人種は分からないが、銃よりも余程普段から役立ちそうな精巧なロボットを作って、少しも愛情を注がないという事はないだろうと、彼は思ったからだ】
9 :アリス=リト・グラスパー/サポート :2015/06/14(日) 00:54:50.19 ID:ByRr4eE8O
>>8
「良いですね。"絆"……アーニャさん、でしたか」

【アリスはふっと息を吐くと、アーニャと呼ばれた銃と、その持ち主との関係に、呆れた様な、嬉しそうな微笑を浮かべた】

「では、ヴォーヴァさんとお呼びします……ふふ、驚きましたか?」

【驚く男に対して、彼女は困ったように笑う】

「私の本当の──いえ、以前の名前はリト・グラスパー……そこに体の『ARICE』をくっつけて、アリス=リト・グラスパーです。私にだって名前があるのですから、『彼女』にも名前があって然るべき、でしょうかね」

【一種の卑屈とも取れるその声音は、果たして機械の脳が意思を理解して発している物なのか証明することは出来ない】

「当然、最初は発狂しかけましたよ。でも、私の『親』はそれを見越して私の精神にブロックを掛けた……自分が無機物であることを認識すると、私の脳回路は一部分がシャットダウンするんです」

【それはつまり、「無理矢理考えられない様にしている」ということであり、それを言う間にもアリスは苦々しく顔を歪めた】

「……まぁ、今だって信じられてないんですよ。考えたくもないです。私が『模造品(コピー)』の人格だなんて」

【そこまで言って、アリスも苦笑する。それは自分という機械の脳に対する物か、自分という人格に対する物か】

「あぁ……私は、言わば試作品なんですよ。そして、設計段階から私は『軍事兵器』として作られてきました。通信機能、拠点設営、その他バックアップの為の機能が内蔵、若しくは外付けがされています……」

「貴方ぐらいな物ですよ。愛玩動物や人形ではなく、私と同じ『兵器』に愛着を持ってくれるのは」

【暗に「一切の愛情を受けなかった」と語る彼女の声は、男の心に響くのだろうか】

「まぁ、こんなことを言っても、私は所詮機械……ですし……? 泣きたいけど、泣けない体なので……」

【込められた感情は、本物か、それとも人の真似か】

「自分でも、もうよく分からない……です」
10 :ウラジーミル・アンドレエヴィチ/ストライカー :2015/06/14(日) 01:33:46.29 ID:XfBiQuGf0
>>9
【自分をすきヴォーヴァと呼んでくれると分かった時、彼は内心安堵していた。今までは[ピザ]とかタコ助だとか散々なあだ名を付けられていたからだ。】
【言われて特にダメージは無かったのだが、やはり何度も言われているとうんざりするものがある。ここでは上手くやれそうだ、と思った】

「なんとも気に食わねえやり口だな。良いように人を利用するってのは、俺はイチバン嫌いなんだ」

【彼女の話したその悲劇に、彼は怒りを露わにする。感情が表に出やすいタイプなのだろうか。人のために怒るという、機械とは違った人間らしさがそこにはあった。】

「……試作品なら……もしかしたら、仕方ないかもしれねえ、って事もあるかもな……」

【愛情を受けなかったという話に対して、彼は考える。自分も銃の試作品を色々と作ってきたが、不具合だとか不都合が見つかればすぐに解体するし、愛情を注ぐのは結局「完成品」だけだ】
【しかし彼は、思う事があった。自分の作った試作品はただの"モノ"だが、彼女には人間の「心」があるという事だ。これは決定的な違いだ】
【それが「人」である以上、試作品だからと言ってそれを無下にしていいはずがない。彼はその口を開いた。】

「俺が思うにアンタ、自分の身体が機械ってコトに囚われすぎなんじゃねえか」
「アンタが人間なのはよーく分かった。……機械として愛される事より、人間として愛されるコトだな。"銃と人は違う"なんて、誰でも分かる問題だろ?」

【これが、彼にできる最大の励ましのつもりだった。人の心を持つ機械は、たとえ機械であっても、中身は人間に違いない】
【例え機械の脳が出した結論であっても、それが彼女の決断なのだと彼女自身が自覚できたのならば、それは彼女の決断に違いないのだ】
11 :アリス=リト・グラスパー/サポート :2015/06/14(日) 01:49:39.91 ID:cTCn9gVH0
>>10
【感情を露わにした男を見て、アリスは一瞬だけ驚愕した様な表情を浮かべる】
【それが諦観の「苦笑」ではなく、「驚愕」であった理由にも、彼女は気づいていた】

「私の『親』に怒ったのは貴方が初めてですよ、ヴォーヴァさん。まぁ、私がこの話をするのも初めてではありますが」

【基本的に彼女の扱いは自律思考型アンドロイドと同じで、「兵器」となる】
【それ故、彼女のに対して発せられるのは「頼み」ではなく「命令」が殆どだった】

【そんなことを考えていると、男が口を開く】
【発せられた内容は、今まで考えも──いや、そもそも概念さえ知らなかったかのような物で、彼女の脳回路に小さくない衝撃を与えた】

「"銃と人は違う"、ですか……ふふ……初めて聞きましたね。でも、言われてみれば当然のことです」

【無意識にアーニャと自分を重ねていた自分に自嘲の笑みを浮かべ嘆息する】

「ならば、私のちっぽけな思考回路(プログラム)で考えてみることにします。でも、貴方の『アーニャ』さんは、寧ろ私よりも『人の子』らしいかもしれないのが悔しいところですが」

【持ち主であるヴォーヴァなら分かってくれると考えて、その言葉を発した】
【アーニャは、「愛情を受けた人の子」だと】

「是非、大事にして下さい。きっと、私もいつかアーニャさんみたいになりますから」

【「では、失礼します」】
【最後は無機質な声色で、しかし顔に人間らしい微笑を浮かべて敬礼した】

//時間が遅くなってきたので、短めですがここで〆で宜しいでしょうか?
//お付き合い頂きありがとうございました!
12 :ウラジーミル・アンドレエヴィチ/ストライカー :2015/06/14(日) 02:08:57.75 ID:XfBiQuGf0
>>11
「俺は卑怯なヤツが嫌いなだけだ」

【彼は彼女の"親"だろうと、何でも良かったのかもしれない。ただ彼女がその悲劇的な、自由を他人に束縛されているという事実が、彼を怒りに導いていたのだ。その矛先が、たまたま彼女の"親"に向いただけだったのだ】

「そういう事だ。後は自分で考えるんだな」

【アリスの答えに対し、それだけ返す。自分から言えることはこれ以上なかった。「大事にしてください」という言葉に、「勿論」と返してからは、そのまま別れを告げた】

「「人の子」か。だとよ、"アーニャ"」

【彼は、アリスが去った後に、銃に向けて独り言を言う。他人の事を悩んでもラチが明かないと言うのはわかるが、何か彼女は人を心配にさせる女性だった】
【彼は机に置いた銃を撫でながら、椅子に腰掛ける。そして箱の山に紛れていた夜食のサンドウィッチを取り出しながら、ふと一言だけ、悩みを断ち切るように呟いた。】

「まあ、頑張れや」

/お疲れ様です、ありがとうございました
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2015/07/21(火) 08:15:51.00 ID:JsZvs1mx0
てす
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2015/07/22(水) 01:08:57.38 ID:ay8plppx0
age
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age]:2015/07/28(火) 02:27:56.18 ID:rrWX5tmGO
再興したい
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) :2015/07/28(火) 19:08:03.06 ID:QVEdAMN20
age
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