このスレッドはパー速VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

【ファンタジー世界】ここだけ世界の境界線★21【SF世界】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2017/09/19(火) 00:01:05.45 ID:gvUPrbKa0
【新世界へようこそ!】
ここは様々な世界が融合して出来た世界。ここの住人は親しみを込めてこの世界を『新世界』と呼んでいます。
この世界にはオーバーテクノロジーから魔術まで何でも存在します。超能力や宇宙艦隊もあれば大魔王の領地も、
獣人の集落や神の軍勢すら勢揃いの『なんでもあり』の世界。それが新世界なのです。
あなたはこの世界の新たな住人となり、先駆者や新入り、そして異世界の住人達と関わってゆくことになります。

【ゲートについて】
この世界には『ゲート』と呼ばれている様々な世界同士を繋げる空間があります。
時にそれは魔界へ、時にそれは天界へ、時にそれはダンジョンへ、繋がっている先は様々です。
稀にそこから『厄災』なるものが流れ着き、それがこちら側の世界を荒らす事もしばしば……
その度に貴方達『能力者』はその能力を最大限に行使して『厄災』を元の場所へと送り返したり倒したり……
この世界の様々な事がこの『ゲート』を切っ掛けにして起こります。

【来訪者について】
この『新世界』はその性質上、別世界からの『来訪者』がやってくることもあります。
彼らの来る世界は様々な世界。時には人間や獣人。時には悪魔や妖怪。そして時には異星人すら『来訪者』として現れることすらあるのです。
『来訪者』はこの世界に来る過程で新たな『能力』を得る事も、そして自分が持っていた能力を引き続き使うことも出来ます。
しかしあまりにも強大な『能力』は『ゲート』の力によりその効力を失ってしまうこととなるでしょう。
次の『来訪者』はあなたかもしれません……

◇ここは自分だけの『能力』を手に入れ、様々な能力者と戦闘、交流するスレです。
◇オリキャラは勿論、様々ななりきりスレのキャラも参加する事が可能なスレです。
◇まずはしたらばで能力登録。ここに設定を纏めておくことでロールをスムーズに行えます。
◇戦闘、交流、基本は何でもありですが、相手が不快になるロール、確定ロールは避けましょう。
◇チート能力や人外級の身体能力など、相手に勝利の余地を与えない設定は避けましょう。最強設定は御法度です。
◇荒らしはスルー。絶対に関わらないようしましょう。

☆次スレッドは>>980、立てられない場合は>>990が立てること
☆次スレッドを立てるまで>>980からは減速推奨(重複を回避するため)

★避難所★
http://jbbs.shitaraba.net/internet/20393/

★wiki★
http://www60.atwiki.jp/kyoukaisen/

※前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1501515045/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このパー速VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/19(火) 23:50:36.77 ID:Leeq23e20
//>>1乙であります

前スレ>>998-999
「こいつら……!」
大声を張り上げたにも関わらず人混みは減らない。ゼイゼイと肩で息しながら商品を捌き呪詛を呟く。
おまけに明らかにちょろまかそうとしている者、何かしらをくすねていこうとする盗人まで現れる始末。平和なはずの行商は畜生道が如き混沌に呑まれた!

が、ここでロイの救いの言葉が入る。ニヤリと笑うと、商品を盗ろうとする不届き者の手を潰そうと放たれる拳骨!
「なんでペコペコするのか不思議だった。対等な関係のはずだろ?」


「イヤーッ!」
SMASH!銅貨を数えている最中に時刻を訪ねてちょろまかそうとしてきた者の顔に拳!
「イヤーッ!」
SMASH!支払いついでに陳列された商品を盗もうとする者の鼻っ柱に拳!
「イヤーッ…?」
PAKOOON!タダでさえ煩わしい人混みに現れたたぬきの着ぐるみにピコピコハンマー!商品はちゃんと渡す。
「イヤーッ!」「グワーッ!後で殺す!」
BAGOOOM!!たまたま現れたコート姿の白髪男の顔面に拳!
「BAGOOOMなんて擬音初めて見た」

フル装備で現れたロイの威嚇効果か、悪い者達も減ってきた。一気呵成に売り、売り、殴る!
3 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/19(火) 23:54:56.50 ID:gvUPrbKao
>>2

「デスデス」

 ピコタン☆と音がして目を××にするガスマスクきぐるみである。
 そして、理不尽なるロイに掻っ攫われることになるのだが。

「測量、ほい、マネーデス。釣りデス。あ、これたりねーデス。
 ん、おばちゃん子連れデスか。ええい、ちょっとおまけしてやるOKデス」

 エリコの隣でなんかすげえ速度で計算して的確に裁いていくα-12。
 たぬきシッポをぽぷぽふさせながらソロバン弾くという正気を疑うムーヴのくせに!である。

【相変わらず性格とは反比例でスペッコはやたら高いのである】
4 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/20(水) 00:04:49.80 ID:bXaUCGqw0
>>2
「あ」
なんか見覚えのある子汚い男に炸裂する拳に呆けた声をあげる

「おーけーおーけー大分調子がよさそうだ」
殴られた者が威勢よく食って掛かろうとするが 目つきの悪いフル装備のロイの威圧にすごすごと引き下がる

「明日も商売する予定だが 塩が行き届けば今日の様な事は無くなるだろう それまでの辛抱だ」

>>3
多少のおまけやちょろまかしによる被害はある程度織り込済みである
テクノロジーの低い世界はおおらかでありおおざっぱなのだ

α-12の手伝いにより エリコは計量と不届きものの成敗に専念することができるだろう

>>全員対象
「うむ 儲け儲け」
腰の曲がったばあさまが返っていき とりあえず塩の販売はこれで終了
村の皆さまは今日は塩の効いたご馳走にありつけるだろう

「明日からは嗜好品やら道具類の販売がメインになるだろう 今日はご苦労だった
 村長が馳走を用意してくれているらしいから 先に行って食ってきてくれ
 俺は帳簿つけたら行く バイト代はその時渡すから安心してくれ」

こうして 村での商売 慌ただしい一日が終わりを告げるのであった・・・

・・ショートショート〆
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鳥取県) [age]:2017/09/20(水) 21:32:56.55 ID:B/fKUNjJ0
『いんやぁ、助かるでがす』
『オラ達ぁ、細かい仕事は苦手でがすから』

3m級の巨躯を誇るグリーンスキン、オークの若者が一同に如何にも不器用そうな手を見せながらゲフゲフと笑う
共存主義のオーク達が覇権を握り、暴虐なる殺戮者であるニンゲン達に怯える世界
越境者達はニンゲンの襲撃から町を守った事でオーク達の信頼を得、拠点として活動しているのだ
現時点、転移座標がこの町の周囲にのみしか存在していないのは重畳と言えよう

『裁縫だとか細工はゴブリンなんかに頼むんですがすが、連中結構ガメついんでがす』

つまり基本的に一同は、恩人扱いであり衣食住は無料である
それに対して色々と、様々を手伝う便利屋的なことをして返しているという訳だ
無論その中にはニンゲン相手の荒事もあれば、オーク達が苦手な細かい作業や魔法的な事柄も存在している
さて、オークの町という以外王道的なファンタジーなここでどんなお手伝いをしているのでしょう
6 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/20(水) 21:42:11.37 ID:bXaUCGqw0
身の丈3mと少し 鍛え上げられた筋骨隆々の体にいくつも刻まれる大小さまざまな傷
簡素な麻のズボンと竜の骨で出来た大剣

彼は人間ではない 名は捨てた 今の彼は種族名を表す『ギガース』

さて オーク達のご厚意で住まわせてもらっているのだがこの男は里の隅っこで瞑想をする日々で何か役に立っているフシがないのだ
なにせ隻腕であるがゆえに細工づくりは出来ないし そもそもストイックに強さの意味を追い求める武人なので 誰かが巻き込まねば率先して動こうとしない

「・・・・・・・」
今日もまた深い瞑想の中にいるギガース君 誰かこいつに仕事を押し付けてください(切実
7 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2017/09/20(水) 21:52:58.97 ID:kdLujyaF0
>>5

「えーっと、私は町に人が攻めて来ないか見張りますね!」

火乃香は積極的に人間から町を守ることをやりたいと手を挙げて言った。
人と戦うのは正直言うと避けたいが、細かい作業では自分は役に立てそうにない。
力仕事ならできる気がするが自分よりずっと力持ちなオーク達。自分の出番はなかった。

「これも私の役目!オークさん達は本当に困ってるんだから頑張って守るぞー!」

そうして気合を入れた火乃香は門の上に立って敵襲がないか見張っている。戦いなんてないのが一番だが、そうとはいかないのがこの世界。人を相手にも戦う覚悟はできている。


8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鳥取県) [saga]:2017/09/20(水) 22:00:51.61 ID:B/fKUNjJ0
>>6
『あぁ、いたいた』
『おじちゃん、オイラに剣を教えてよ!』

『アタシにも頼むよ、ニンゲンにやられっぱなしなのはシャクなんだ』

隅っこで石のような静寂に精神を傾けているギガースに、何やら姦しい二人組
デミヒューマンタイプの姉オークと、4mサイズのでっかい弟オーク(子供)
何時ぞや森の中に消えた姉を助ける仕事をした時の二人である

>>7
『お願いしますでがす』

さて、町の守備へと向かった火乃香
石造りの4m程の壁が町のぐるりを囲み、その上に見張り台が点々としている
散発的な襲撃を行うニンゲン達の魔法のせいであろう、所々が崩れていたりしていた

『こいつぁ一度ぶっ壊した方が早ぇなぁ』

『んだんだ、んでも火薬はさっきの発破で使い切っちまっただな』

『……おで達で壊すんか? ……半日はかかるだで?』

そんな防壁の、ほぼ崩壊した箇所の前で腕を組み話すオーク達
どうやら一度更地にして新たな防壁を作ろうとしているらしいのだが、その為には半壊した壁が邪魔らしい
9 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/20(水) 22:15:16.42 ID:bXaUCGqw0
>>8
「・・・・・・・ッ」
声をかけられ深き静寂の海の中から引き上げられる精神
瞼を開き 顔を剥ければいつぞやの姉弟

剣を教えてほしいということらしい 立ち上がり 強張った筋肉を動かし 骨剣を掴み・・・

「・・・・・」
流石に本身を振り回しては鍛錬の前に死人が出る どうしたものかと考え暫し

近場に視線を向ける 半壊した壁に使われていたのだろう 真っ直ぐな廃材が目に留まった
瓦礫に手を突っ込み 廃材を引っこ抜く なんかガラガラと壁が少し崩れたような気がするが気のせいでしょう

これで武器は手に入った 姉弟が丸腰ならもう2〜3本ほど廃材を引っこ抜いて手渡す予定

『・・・・・コイ』
廃材を構える いきなり実戦で実力を見るみたいですよ
10 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2017/09/20(水) 22:23:46.31 ID:kdLujyaF0
>>8

「あ、皆さん!これは私に任せてください!すぐにどうにかして見せますよ」
「危ないので離れていてくださいね!」

オーク達の話を聞いて役に立てそうだと思えばダッシュで向かう。そしてオーク達に離れるようにお願いした火乃香は半壊した壁の前に立つ。

「私ならこんなの余裕だよ!」

全身に力を行き渡らせる。髪の一本一本にまで光を通す。全身が赤い光を帯び、髪と瞳はまるで炎のように輝きだした。
炎を吹き上げて唸る拳を壁に、一呼吸の間に三発も四発も打ち込む。
その音は打撃ではなくてバズーカか何かを打ち込んでいるようだった。

「こんな感じで大丈夫ですか!?」

星の瞬きのように、しかしそんな穏やかなものではない閃光が炸裂して凄まじい爆発音が耳を劈く。壁は無残に吹き飛び、そこには綺麗な更地が出来上がっていた。
火乃香は爆風のせいか後ろに流れた髪を整えつつ、オーク達に元気に振り返る。
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鳥取県) [saga]:2017/09/20(水) 22:35:45.77 ID:B/fKUNjJ0
>>9
『やったー、ありがとうおじちゃん!』
『んダァゥゥらぁぁぁぁぁぁーー!!!』

棒付きれを受け取り歓喜する弟、姉も受け取り握りを確認している
誘われれば弟、雄叫びと共に真っ直ぐに突撃
4mの巨体が弾頭めいて突進!……ではあるがこれは余りにも愚直過ぎる
種族的に筋肉量は多く、また平均を超える体躯の為基礎的には悪くないはずなのだが活かしきれていない!

『アタシも……テェェーーーー!!!』

一方姉の方は弟より少しは賢く、弧を描くように動いていながらとなる
それでもそれを意識し過ぎて、一発一発が軽くなり過ぎ!

>>10
『んだ? ……あぁ、長のとこのニンゲンさんだべか』

『いやぁ、んなこた言ったってどげなす……ンダーー!?』

越境者の話は町中に広がっている
それもそのはず、オーク達に取ってニンゲンと言えば悪辣と暴力そのものなのだから
とはいえ彼等の根本な性格……恩義に対しての忠信の高さ故に越境者達はもてなされているのだ
さてはて、火乃香の忠告通り少し離れるオーク達
何をするのやらと下がって様子を見ていて放たれた光輝に驚愕

『ん、んだなぁ……こりゃあ驚いたんだ……』

『真っこと、ニンゲンさんの魔法はスゲーだなぁ……』

『……しっかし、これで工事も出来るってもんだ、助かったべ』

ぺこりんと頭を下げるオーク達
石材を運んだりするのは彼等の得意分野なのだ

『んだ、そしたらこっちもお願いしてもええでがな?』

オークの一人が向こうの崩れた防壁の破砕も頼んできている、ちゃっかりしている!
12 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/20(水) 22:49:21.31 ID:bXaUCGqw0
>>11
構えを作り 相手の出方を窺う・・・や否や 脇目もふらずに突っ込んでくる弟

「・・・・・・」
弟の突撃を受け止める様に腰を落とし・・・寸前で滑るように横移動し回避 ついでに足を引っ掛けるように伸ばすのも忘れない

『オ前ハ・・・猪デハナイ・・・考エテ立チ回レ・・・』

弟に一言助言 そして続いて姉の方はというと 基本ができている・・・ようで出来ていない
2〜3攻撃を廃材で受け 次に放たれた一撃 ポイと素早く廃材を棄て その一撃を素手でキャッチ

『ソレデハ・・・蠅ヲ追イ払ウ事シカ出来ナイゾ・・・』
そして自分の廃材を拾い上げ

『2人ヲ足シテ2デ割ルグライガ丁度イイナ・・・互イヲ参考ニシテ・・・モウ一度ダ・・・』
ギガースはまだ攻撃らしい攻撃1つしていないが はたしてギガースに少しでも本気にさせることができるだろうか?
13 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2017/09/20(水) 22:56:18.06 ID:kdLujyaF0
>>11

「いやー、そんなに褒められるとなんだか恥ずかしくなりますなぁ!」
「いえいえ!他にも私にして欲しいことがあったらなんでも言ってくださいねー!」
「あ、はーいっ!」

単純だが褒められたことが嬉しくって火乃香ははにかむような笑みを見せた。
オークの次の頼みにも火乃香は元気いっぱいに答えて同じようにその防壁も壊した。
それでも火乃香は疲労を感じさせない動きで門に上る。
何か頼みごとをされない限りは火乃香はずっとそこから敵が来ないかをみはるだろう。
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鳥取県) [saga]:2017/09/20(水) 23:01:14.17 ID:B/fKUNjJ0
>>12
『ぐわぁぁァァッッーーー!!!』

ドンガラガッシャンと廃材に突っ込む弟
先程少し崩れたそれは完全にクラッシュした事でしょう

『あ、あれぇっ!?』
『……マジかぁ……』

素手で棒を掴まれ、ガックリと肩を落とす姉
そもそも実戦経験はないのだ、如何に恵まれた身体能力を持っているとはいえ宝の持ち腐れである

『んドォォォグャァァァッッーー!!!』

『……テイヤーーーッッ!!』

廃材の中から元気よく飛び出す弟、反対側から駆け寄る姉、ちょっとだけタイミングのズレた挟み討ち!

>>13
『助かったんだー』

オーク達がお礼にと差し出したのはセコイアリンゴ
一個が抱える程のサイズの甘〜いリンゴである
さてそれを受け取ったか否かはともあれとして、外を見張る火乃香
少しあってから何やら此方に向かう人影が
輪郭がハッキリすれば分かるであろうが、それはニンゲンではなく旅のオークだ
怪我をした仲間を背負い大慌てで走ってくるではないか
15 :火乃香 ◆u9W8iYzV.O71 :2017/09/20(水) 23:15:25.64 ID:kdLujyaF0
>>14

「美味しそうな果物ですね!ありがとうございまーす!」

もちろん受け取るに決まっている。それを舌鼓を打って味わっていると見えてきた人影に拳を握り締める。
敵かと思ったが、それがオークだと気付くと急いで駆け寄って。

「怪我してるじゃないですか!えーと、とりあえず医者のところに連れて行きましょう!」

怪我人を前に慌てている火乃香。町のオーク達にすぐに旅のオークを医者の元に連れていくように言うが……。
16 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/20(水) 23:16:33.79 ID:bXaUCGqw0
>>14
「・・・・・・」
2人同時の攻撃 しかも少しだけタイミングをずらすことでこちらの虚を突こうとしたのだろう

だが

「ッ!!」
まず先に攻撃してきた方の攻撃を廃材で素早く弾き ずれたタイミングの分で来た余裕を用いてもう片方の攻撃を受ける

『同時攻撃ノ場合・・・タイミングノズレハ・・・必ズシモ正解デハナイ・・・
 特ニ今回ノ場合ハ・・・タイミングヲ合ワセタ方ガ・・・対処ハ困難ダ・・・』

特に相手の技量が高ければ このようにズレの間を用いればいくらでも対処できてしまう

『ダガ・・・考エル事ハ・・・イイコトダ・・・ドンドン試セ・・・有用ナ手ヲ…模索シロ・・・』
発破をかけ 次の動きを促そうとする
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鳥取県) [saga]:2017/09/20(水) 23:32:26.98 ID:B/fKUNjJ0
>>15
『……んだばニンゲン!?』
『おぉ、共なる神よ、オデ達を見捨てだか……って、え?』
『あ、ど、どーも……』

旅のオークは火乃香の姿を見るや否や諦めムード
それもそのはず、彼は外部のオークであり越境者達の事は未知なのだ
しかし凶暴なはずのニンゲンに町へ誘われ、医者へと紹介されればキョトンと呆気に取られるカタチとなった

>>16
『くっそーおじちゃん、流石だなぁ……』

『まだ手がジンジンいってるよ……』

考え、そして実行する様々な奇策、愚策、時に妙策
全てが弾かれ否され受けられ躱され、ついぞ姉弟の攻撃が命中する事はなかった
それでも最初に比べれば上達したと言える
卓越した技量の持ち主との打ち合いとは何にも勝る経験なのだ

>>15-16
『……おぉ、ここにおいででしたでがすか』

さて、町はずれで訓練していたギガースと怪我オークを運んで来た火乃香は案外すぐ近くに居た
どうやら医者は町はずれに診療所を構えていたらしい
ふたりを探しに来たオークにとってしてみれば一挙両得である

『夕食の準備が出来たでがす、どうぞ長の屋敷に来てくだがす』

いつの間にか陽は傾き、そらは鮮烈な橙に染まる
それぞれが世話をしたオーク達に感謝されつつ屋敷に向かえばギガースに取ってはふつーの、火乃香にしてみれば恐らく巨大な料理の数々に出迎えられる事であろう
オークの世界での一日、今日もまたこうして過ぎて行く

//少し早いですが〆でいいでしょうかっ、ありがとうなのでしたでするっ
18 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/21(木) 21:57:44.47 ID:2DCL4kmR0
【名月!!】
夏の置き土産 残暑も大体収まり 秋の装いを見せる狭間のスクラップヤード
そして秋と言えば お月見である

え? 今年の十五夜は10月だろって? ひのもとの言葉喋れよぅ

十五夜でなくても名月ならばお月見である その日夜は雲一つない快晴であることから風流にお月見でもしようと言うことになったので
色々と準備を始めたのはロイ・ゴールドマン

お団子などの甘味やら 日本酒などの酒・ツマミやらをそろえ・・・夜

―――ギィ!!
アキレス「まだ食べちゃダメ」
お団子食べたいとアキレスのズボンを引っ張るベティや 食い物飲み物を用意しているロイ・ゴールドマン

昔ながらの畳ベンチっぽいアレなんかも用意して すっかりお月見モード

そんな風流の場にふさわしい越境者がここには集まっていると思われるが はたして?(フラグ
19 :スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/09/21(木) 22:06:48.54 ID:/8OUe2ztO
>>18

「よう、丸くて甘いものを食べる催しだと聞いて我慢できずにやってきたぞ」

先取りしすぎたハロウィンのような恰好。
テンプレな魔女の格好をした、子供にしか見えない女エージェントがやってきた。
傍らには流行りの秋物のコーデをした、いつになく自身の美少女っぷりをひけらかすアンドロイド、ホワイトの姿もある。
仕事でなければ思う存分お洒落着ができるというもの。ロボ子にだってストレス解消は必要なのだろう。

「丸めたプリャーニク(ジャムとかクルミが入っている焼き菓子)とかスーシキ(ドーナツ型の乾パン)もってきた」

「ウォトカとかウォトカ以外とかも飲みながら食おう。なあ」

なお、そんな風にお洒落をしているホワイトだが、やっていることはいつものように荷物持ちだ。
お菓子がたくさん入った籠を抱えているのが見栄え的な救いか。
20 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/09/21(木) 22:10:49.96 ID:/UqLpgako
>>18

 月と狼は古来より密接な関係にあるという俗説あり。
 人狼伝説など、それを題材とする物語は枚挙に暇ないほどである。

「………」

 ウルリックも彼が幾多もの戦場で築き上げた壮大な叙事詩(サーガ)の中で、
 月は数多く登場し、その武功に華を添えている。
 さらに幻想世界でも、神獣として月にまつわる伝承を有しているのだ。

【そのような偉大なる守護動物が名月の下、行うであろう所作。それは――!!】

(よしよし、よいぞベティ。そのまま注意を引くのだ!!)

 シッポをフリフリしながら、アホ犬がアキレスの注意がベティに向けられているうちに
 そーっとお団子の皿に接近し、もっちゃもっちゃ。おっと、ベティへのオミヤゲ(戦利品)も忘れてはならぬ!!

【すっかり犬コロめいたかつての偉大なる戦士である。なんたる堕落か!!】
21 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/21(木) 22:13:04.02 ID:4V071iD+0
>>18
今宵は名月。兎が杵つき団子が振舞われる。であれば当然、その場には兎が居るのである

「花より団子、なんて言うけど
 私、団子よりはきっと美味しいと思うの―――ね?」

うさ耳バンドにはだけた着物を纏い、そこらの越境者に絡む淫魔うさぎ。
ウサギは年中発情期とは有名な話であり、ある意味ベストマッチでは有る。
片手は越境者の肩に寄せて、右手にはお酒。風流の場には相応しい……くもない。

22 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/21(木) 22:14:22.99 ID:G0Z8CVde0
>>18
「夏祭りに縁日、お酒造りの次は月見とはね、また風流な事を。お前本当にドワーフか?」
準備をするロイの背後からかかる声。長髪を解き、ススキ柄濃紺甚兵衛姿となったソーマタージだ。
ちょっとした好奇心ではあるが、よくよく考えると純和風な催しが多いのが少し気になったのだ。

「そういうの教えてくれる知り合いでもいるのか?まあ俺様的には居心地悪くないからいいんだけど」


「ノンノンノンノン、今回ばかりはアキレスの言う通りだぜマイフェアベティ。
 月見と言うのは、全員揃ってからあほみたいに月を眺めて団子を食うものなんだ。おかしいと思うだろ?俺も思ってる」
どこから用意したのか、「株主総会」とミンチョ体で書かれた扇子を仰ぎながらベティに注意。
因みにこの間ずっと立ちっぱなしである。ベンチに気軽に座っても大丈夫な体重ではないので、彼なりに気を遣っているのだ。

「正直言うと……!俺も本当のルールは知らない。
 俺のいた世界では異能力者の暴走と戦争が激しくてね、山は欠け海は枯れ…遂には月が砕かれた。……信じてないな?」
23 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/21(木) 22:29:22.72 ID:2DCL4kmR0
>>19
ロイ「よぅ 半分当たりと言ったところだな」
年がら年中ハロウィンな衣装のナチグロイシに挨拶するのは 割烹着styleなロイ

―――ギィ!?
甘い物食えるのか とベティは興味津々だ

ロイ「そっちにお供えしてくれ 今日はお月さん眺めながら喰ったり飲んだりの日だ」

>>20
―――ギィ!!
アキレス「ま〜だ」

ベティはウルリックの思惑を知らず アキレスのズボンを引っ張っていたが

ここで誤算発生 ベティはナチグロイシとホワイトが持ってきた甘味に気を取られて離れてしまった その結果・・・

アキレス「 ! 」
https://www.youtube.com/watch?v=U5Z76XLEwRM

切羽詰まったような効果音と共にアキレスの目が光り 頭の上に!マーク

アキレス「HQ!!HQ!!」
ロイ「こちらHQ!!」
アキレス「侵入者を発見 これより攻撃に移る!!」

アキレスは足をふりふりウルリックの邪魔をする

>>21
ロイ「食事のときは人目のつかない場所まで移動せぇよ〜」
リリウムの好意にもこの一言である すっかり慣れてしまっていた

ロイ「ついでにかんざしとぽっくり下駄でも作ってやるか」
さて リリウムは食事にありつけているだろうか?

>>22
ロイ「厳密にはドワーフじゃないな 混じりだから」
ソーマタージの言葉にもこの言葉である

ロイ「俺が故郷を出て拠点にしていた町はなぜか倭国の風習が多くてなぁ
   そこで色々と学んだわけよ まぁいいじゃない 中の人に馴染みがある風習の方がとっつきやすいもんだ」

ここでソーマタージのお株を奪うメタ発言が炸裂

―――ギィ!!
そんなことよりお団子食べたい とベティはソーマタージの忠告にも反論である 子供だからね 仕方ないね

アキレス「ていうかルールあんのこれ? 酒盛りとしか聞いてないし」
座るなら 腰掛に使えそうなスクラップがまだいくつか散乱しているのでそれをどうぞ

アキレス「俺らも先に始めるか?」
とニポンシュの瓶を持ってきてにやりである
24 :スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/09/21(木) 22:33:27.01 ID:/8OUe2ztO
>>20

「犬とサソリが人間用の菓子なんか食べていいんだろうか」

魔女は見た!
……目撃したところで別に何もしないが。

「ファンタジーな要素で稼働する人形の言うセリフではないかと、エージェント」
「まぁ確かにそうかもしれんがね……。おい、スーシキ食べるかわんこ……」

完全にちょっと不思議なわんことして接することにしたらしい。
ホワイトの抱える籠からドーナツ状のお菓子をいくつかとって、軽く振って誘ってみる。

>>21

「……」

治安維持用アンドロイドであることの性か、秋コーデでキメたアンドロイドがリリウムに視線を向ける。
恰好と行動から危険人物扱いをしているらしい……。風紀の乱れは看過できないということか。
なお、傍らの小さな魔女、そしてこのアンドロイドの管理者であるナチグロイシは関わり合いにならないようにしていた。

「エージェント、ブリーチャーと水包弾を最悪の場合使用します。衣服が破損・汚損した場合は補填を……」
「頼むからもめごとを起こさんでくれ……」

>>22

「よう。お前がこんなお菓子を食べるイベントに興味があるとは思わなかったな」

話しかけたのはいつものちっこい魔女だ。
傍らのアンドロイド、ホワイトはお菓子を満載した籠を抱えている。
なお、彼女は完全に月見をお菓子を食べる会として認識していた。

「飲み物の趣味も煙草の趣味も合わんのに、こんなところで会うなんてな」

何がおかしいのかけらけら笑いながら、懐から煙草を取り出して勧めてみる。

>>23

「まぁ、そうだな。このハイテクも折角のオフなのに荷物持ちじゃ後が怖い。おい、団子の隣に置いていいぞ」

「ああ、人間のお菓子食っていいのか知らないが食いたければ食っていいゾ」

籠にはひまわりの種をシロップで固めたようなお菓子も入っている。
ホワイトが団子の隣にその球形、もしくは円形のお菓子達が積まれた籠を置く。
……何やら和風な情緒が吹き飛んだ雰囲気になってしまうが気にすることはないだろう。きっと。
25 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/21(木) 22:42:49.69 ID:G0Z8CVde0
>>23
「レイシストは混血児を嫌うものさ。まあこの話は後でしよう。
 遠い世界でも考える事は一緒か。納得」
「まぁワルプルギスの夜がーとかチーズ転がし祭りがーとかやられても分からないしな。君もそうだろ?お前だよお前」


「ダメって言ったらダメなーんーでーすー。吾輩は倭国の風習の行方を憂う剣士として、貴様を止める。
 具体的にはクソみたいな慣習と迷信をいつまでも引き摺り、後に続く者に自分たち以上の負荷を与えて先輩面吹かす。年功序列とクールジャパンは最高ですと言え〜〜〜っ」
両手の中指をおっ立てて威嚇!大人気ない狂人と子供の醜い争い!
なおウルリックには気づいていないし、気づいたとしても何も言わない。有言実行だ。


「俺もそこんところがよくわかんねー。悪酔いしなければいいんじゃない?
 お月見とか実を言うとした事ねーもん俺。いや、ひょっとしたらしたのかもしれないけど思い出せないもん」

「今度和風で平和な世界に着いたら、つまらねー教育番組みたいに一緒に調べてみよう。これ使えるな…」
何か触る物を探してガラクタの山を崩し、引っ張り出したのは大きなカラーボックス。
バンバン叩いて大丈夫だと確認すれば横倒しにし、上に腰掛けてベキバキメシと嫌な音を立てて破壊。神妙な顔は崩れない。
「……ついでに良い家具屋に行こう。これIKEA?ダメだよあんなところ」
26 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/09/21(木) 22:43:11.71 ID:/UqLpgako
>>23

「わう!?(なんたる誤算か!!)」

 ベティちゃんがとっても移り気なこともありアッサリばれた。
 ウルリックは最小限の成果を口の中で頬張ると(頬袋がぷくーっと)、
 アキレスの足ふりふりをひょいひょいと避ける!!

「わうわう(ぬしは逃げるのは達者でも攻めには向いておらぬぞー)」

 舌をペローンと出しながららぶりーな笑顔で実にシバきたくなることをほざくアホ犬。
 インガオホーをかますには…アキレスというヘタれ坊やでは役者不足!!(何様ムーヴ

>>24

 追跡者(アキレス)の猛攻をひょいひょい避けながら、

「わうん!?」

 耳をぴくぴくと振るわせた柴犬はテッテケテーと釣られるように接近。
 あーんと大きく口を開くのだ。なんといぢきたない。

【これでもかつては偉大な戦士だったのd(ry】
27 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/21(木) 22:47:14.34 ID:4V071iD+0
>>23
お祭りといえば無礼講。多少のアレはお目こぼし、食べ放題的な美味しいイベントだが。

「……また、逃げられた。」

伸ばした手は振り払われ、逃げていく男達。
スクラップヤードに滞在してそれなりたった。彼女の正体はモロバレテルので、やはり裏を勘ぐる男も多いらしい。

「最近ぜんぜんたべれてなーいー……
 今はお酒のみたいきぶーん。甘いのでお願いだよ、オーナー」

持っていた酒を一気に飲み干し、空の器を差し出して。自棄酒耐性である。
年齢?しら管。
>>24

「……こすぷれ?」

秋コーデなアンドロイドと秋コーデ(魔女)なアンバランスな二人組みに、ぽつり。
おまいうがすごい。

「変なの。二人とも、ぜんぜん肌出さないんだぁ。」

きっちりと決められた秋コーデ、サキュバス的にはもっと肌を出せという評価が下された。
着てるほうが良いだろう馬鹿!との声もおありであろうが、何せこいつは単純なのであった。
28 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/21(木) 22:54:08.37 ID:G0Z8CVde0
>>24
「伝統と慣習を大事にする男だぜ、俺は。まあタダ酒飲めるのもある」
「そっちのロボットポンコッツは…おい、そりゃハロウィンじゃあねーか?責任者出てこい」

煙草は丁重に念入りに断り、魔女の側でお菓子籠を抱える秋コーデアンドロイドに怪訝な表情。
前からカノッサのクローン兵程ではないにせよ変なところあると思ってたが、疑念は確信に変わったようだ。


「適度な甘味は嫌いじゃないんだぜ。ここソーマタージテストに出るよ。
 …何がおかしいんだか。出来上がってないよな?」
「お前も、甘いからってガバガバ飲んだり団子食ったりするなよ。ちゃんと見張っとけよ?俺の分が減る……」

同伴者のアンドロイドに注意を促すが、淫魔に敵意を燃やしているところだった。やはり変なヤツ。
「お二人さん、どうせ喧嘩するんなら自主規制がかかる様なので頼むわ。今回のミラクル越境者は秋の変人偏屈トンチキ女コーデで勝負よ」
29 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/21(木) 23:02:02.44 ID:2DCL4kmR0
>>24
この場に日本人がほぼいないのでノーカン
全くいないじゃないかって?

鈴虫「風流やのぉ・・・」
いつの間にか混ざっていたカノッサのツジギリストがいるのでノーカン

―――ギィ♪
食べていいと言った 食べていいと言ったので食べていいのだ
早速ベンチに這い登り 甘いヒマワリの種を齧り出すベティ おいしいってさ よかったね

ロイ「そっちのハイテクさんは酒は飲まんのか?」
早速持ってきてもらったウォッカを一息に呷ったロイがホワイトを指さし質問する


>>25
―――ギィ!!ギィ!!
中指おったてソーマタージに対し やんのかこらーと威嚇をするベティ

だが倭国の風習にはない露西亜のおかしならと ナチグロイシがもってきたお菓子を食べ始めてしまった

アキレス「ならカイ○ズならどう?」
神妙な顔で提案する DIYこそ王者の家具よ!!

とりあえずお酒をどうぞ

>>26
アキレス「HQ 被害は最小限に抑えられたようだ」
まぁアキレスの攻撃に当たるようじゃ戦闘キャラ失格ですし(暴言

そしてナチグロイシに近づき口を開けるウルリックであるが
現れたのはギガース君

ギガース「・・・・・・」
何を考えているかは分からないが とりあえずその大口にスーシキとかっていうお菓子をざらざらと流し込んだ

>>27
ロイ「ヘイヘイ」
すでにリリウムの店が出来て暫く経つ お店を利用する越境者もいるだろうが それゆえにその正体を知られてしまっているのだろう 仕方ないね

ウォッカにリンゴジュースを足してステア
お手軽カクテルビッグアップルの完成である

ロイ「また店でも開けな 経理はこっちでやってやるからさ」
と 慰めの言葉と共にどうぞ
30 :スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/09/21(木) 23:06:49.73 ID:/8OUe2ztO
>>26

「そうか、食いたいか。美味いけど口が乾くんだよなこれ。乾パンだから……」

しかし犬なら気にならないのか? などと言いながら手にしているソレをウルリックの口に詰めてやる。
ほんのり甘く、僅かに塩気のある素朴な味の乾パン。ドーナツ型だからといって味までは変わらない。
そう……ただの乾パン。とても素朴で飾り気がなく、多分紅茶よりなにより牛乳が欲しくなるタイプのお菓子。

「うまいか? アメリカの殺意さえ感じる糖度に慣れると物足りないが、たまに郷里の味に立ち返りたくなることもあるんだ」

もっと食うかとさらに数個籠から拾い上げる。
その隣の球形のお菓子、プリャーニクの方がよっぽど甘いのだが……。

>>27

「ほっとけ。私はどうせ子供体型だよ」

魔女はひらひらと手を振って気にすることもなさそうだが……
隣のアンドロイドはショックを受けた表情をしていた。

「あえて夏服よりも露出を高める、と……」
「間に受けるな。いいか、お前ははいてくなんだぞ」
「……しかし、折角の秋コートでブリーチャーを隠せるので、これには理由があるとお思いください」

そして散々悩んだ挙句、実用的な側面で折れるのだった。
いつでも治安維持活動が行えるように銃器が隠せるスペースは欲しいのだろう……。

>>28

「心外な。年中ハロウィンはエージェントだけです。……確かにあなたに私服を見せたことはないですが」
「やめろ。そいつに服の話をするな。長くなる……」

ファッション雑誌を取り出して如何に自分の今日のコーデが流行を取り入れたものなのか説明したそうなホワイトを遮る魔女。
こいつはコミュニストを見つけた時とファッションの話になると早口になるロボ子なのだ。

「私が持参したのがある。食っていいぞ。私もその分食べるからな。団子、素朴でいいよな。好きなんだ」

断られてしまった煙草をシガーケースに押し戻し、肩を竦めつつも団子を譲るつもりはない様子。

「……? 喧嘩はしません。治安維持活動に入る場合に、速やかに鎮圧するだけですので、ご安心ください」
「こいつのコートの中を考えたくないな……」

喧嘩ではなく、どこまでも冷たい鎮圧あるのみと語るホワイト。
秋物コートの中にどれだけの銃器が隠れているのか、管理者である魔女にもわからない。

>>29

「ンー? そりゃこいつは私のように不思議の産物じゃなくて人間味の無い科学のお友達だからな」

「えっちできるようにしたかった変態開発者も、流石に飲食の必要は思いつかなかったんだろうよ」

いわば完全にナチグロイシの荷物持ちのためにきたようなものである。
本人は私服でお出かけ出来て嬉しそうなので、まぁいいだろう……。

「で、団子は何か食うタイミングが決まってるらしいが、いつ食っていいんだ」

バイソングラスの入ったフレーバーウォッカを傾けつつ、持参したお菓子を齧る魔女。
しかし目線はずっと団子に注がれている。
31 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/09/21(木) 23:15:31.79 ID:/UqLpgako
>>29-30

「まっふまっふ。わうん!(素朴な味よな)」

 ウルリックの念話は人間語のように聞こえる≠ナはなく、
 何故か理解できてしまう≠ニいう類のモノだ。これもサイカーの一側面である。

「わうわう(故郷の味か。拙者の故郷…肉しか食った記憶が無いな)」

 ウルリックの出身惑星(ワールド)は氷と海が大半という厳しい環境であった。
 そこで野生ライフ状態であったウルリックにしてみれば、生肉ばかりの生活というアレである。

「わうわう(拙者はこの手の味も嫌いでは…)わう?」

 そこになんか現れたギガース君がウルリックの口にスーシキをざらざらと、

「もがもがもがもがもが」

 オシオキ!のどが渇く!ナムアミダブツ!!!
32 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/21(木) 23:19:18.06 ID:4V071iD+0
>>29

「んっ……はぁ」

カクテルを受け取り一気に喉へ。はぁ、溜息と共に浮かべる表情は満足げ。

「ありがとオーナー。頼りにするねー……」

飲み物を飲み干せば、畳風ベンチの上にだらーんと転がる。
維持に疲れたのか、衣装はどこかへ消えている。つまりは何時ものほぼ全裸に戻ったようだ。

「あ、食べたくなったら食べてもいいよー。」

何のことかは言うまい。

>>30
畳の上に転がるリリウムの衣装は、夏服よりもというよりはファッションショーの紐服的なアレである。詳細はwikiを。
非常に前衛的なふぁっしょん?となったリリウムに困惑するかもしれない。

「勿体無いなぁ。そーいうの、結構需要あるよ?」

何の気なしに放たれたその一言は、ある意味恐ろしいものでは有る。
懐に仕込んだ火気の重要性が上がったかもしれない。
>>28

「喧嘩するつもりなんかないよーって。」

ふわぁ、とあくび交じりに反論。酒を求める割には弱いのか、眠たげな表情である。
ちなみに衣装はきっと変人偏屈コーデといって差し支えない。

33 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/21(木) 23:22:19.64 ID:G0Z8CVde0
>>29
「肉を捌いてステーキにするぞゴララー!!コモンウェルス飯にスッゾコラー!」
威嚇に更に腹を立て煽り返すという悪循環!途中でお菓子の方に気が向いたのでお流れとなるが。
「返事がないなら俺の勝ちやぞ。…ハァ…顔突き合わせてやるもんじゃねえな」

また一つ大人になった秋の夜更けであった。


「どこでもいい。200kgオーバーの機械の塊が座っても壊れないガラクタを作れる場所なら。
 お酒もいいが、ちょっと手を貸してくれないか。ケツがハマった上にささくれが刺さった。抜けない」
なんとも情けねー姿のまま酒を受け取り、開いた手をアキレスに伸ばす。
彼一人の力で自分を引き起こせるとは思っていないが、そこはそれだ。
34 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/21(木) 23:27:36.75 ID:qCXc+r8uO
>>30>>32
「いや…お菓子。お月見で食うのは団子だ。お菓子じゃねー。
 …服の話はまた今度聞いてやるよ。プールに浮かべた時計が水の流れで偶然完成した頃に」
長年人と触れてきた経験に基づくカン、魔女の様子から何となく喋らせてはいけないタイプだと察する。途中で止めてくれてよかった。

「機械がファッションにうるさくなって、曲がりなりにも年頃の女であるはずの淫魔が自分を着飾る服に無頓着……。
 論文書いたらウケそうだな。アンドロイドポリスはコスプレ衣装の夢を見るか」


「生憎だが、俺の好きなのはチーズバーガーと素朴な味わいの和菓子だ。お前がその甘ったるそうなお菓子を食え。
 好きだろ?海外のお土産にありがちな味の暴力って感じのドギツイ色したお菓子」
こっちもこっちで団子を譲る気はない様子。いつの間にか団子を乗せてる土台的なアレを自分の方に寄せる始末。
中空で静止した手は、達人の早撃ちの如く電光石火で団子をひっ掴み口に放り込むためのものか。

「お前らの治安維持活動だの喧嘩だのってワード…、不安になるな。
 そいつは誰か死ぬタイプの事なのか?ここではやめてくれ、掃除が大変」
目のやり場に困る。とガラクタの下から引っ張り出したゴザをリリウムに放り溜め息。
一触即発という事にはならなかったようだが、気苦労が増えた。
35 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/21(木) 23:33:44.45 ID:2DCL4kmR0
>>30
ロイ「そうかい そりゃ残念」
差し出したウォッカをひっこめた

ロイ「もういいんじゃない?」
視線を団子に奪われているナチグロイシに対し オーケーサインを出す
白玉に餡子を詰めた歯触りのいいお団子である 一口サイズでいくらでも食べれちゃうね!!

ロイ「リリウムとドンパチはやめてくれ 今日は戦闘はお休みだ」

>>31
ざーらざらと口の中に流し込まれるスーシキ と喉が渇いたみたいだ

ギガース「・・・・・・」
自分もスーシキをポリポリ うむ 確かに口の中の水分が持っていかれる
ならばと 傍らにあったヤカンからウルリックの口の中にお茶を流しいれる

なおお茶は沸かしたてでとてもHOT!!

>>32
ロイ「そういう姿が公衆の面前に晒したくないからお前の城を立てたんだがなぁ」
ポコタンとリリウムの頭にチョップを落とし 自らの割烹着を脱いで被せる

むしろきわどくなってる? シラン

ロイ「今のお前さんならこっちか?」
ジンにレモンジュースを足し 青っぽい色を食紅で付けたカクテル ブルームーンを進呈
本来は特別なリキュールを使うらしいが そんなものはない(無慈悲

振られた時のカクテルらしいですよ

>>33
アキレス「あ〜あ〜大丈夫かよソーマ おk 5FDP!!」
引き起こせるとは思ってない? そげぶ

両手両足から青き霧を放出 霧は集い巨人の姿を形どる
すっかりご無沙汰アキレスの霧の真骨頂 ファイブ・フィンガー・デス・パンチである

霧の巨人はソーマタージを軽々と持ち上げて見せるだろう ささくれ? 取ってもいいですが 血が噴き出しそうです

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはお団子にも手を伸ばし始めたぞ
36 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/21(木) 23:42:22.46 ID:G0Z8CVde0
>>35
「ギャー!ブロッケン現象!」
態とらしい悲鳴を上げて慄き、あっさりと持ち上げられるソーマタージ。借りてきた猫の様に大人しくなる。
「肌にフックを刺されて機械で吊るされた事しかないから新鮮」

「出来れば大きいやつもついでに抜いてほしい。腰とか、そういうところの。
 ゆっくりだぞ。いいかゆっくりだ。冬のナマズみたいに静かに、ゆっくりと抜け」
持ち上げられたまま刺さったささくれやら木片やらを抜くソーマタージ。
フラグが立ちまくった台詞だが、仮に従ってもブツブツ文句を垂れるだろう。そういう男だ。
「ぎゃおーーーっ!」


「おめかしなんてするんじゃなかったな。オイ!お前おかしなお菓子に夢中だっただろうが!
 そこを退け!俺が下半身の木を全て抜いてもらうまでに退け!」
シッシッと手を振り回し威嚇。その間にもゆっくりゆっくりと木片を抜くのを忘れない。やっぱり血が吹き出て溢れた。
「ぎゃおーーーっ!」
37 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/21(木) 23:51:38.87 ID:4V071iD+0
>>34

「そんな事ないってば。これでも、食べる時は結構気にしてるよ?」

食べるときとはつまりそういう時である。服を気にするの意味は明らかにずれているのは確かである。
確かに見た目は年頃ではあるが、中身が沿うとも限らない。年齢不詳だし。
まあ明らかに幼い頭ではあるのだけど。

「……別に、見ればいいのにさー」

恥じらいなど持たない種族である。不本意ながら一応ござを受け取り

>>35
「うう……普段の姿なのに……」

状況に合わせて衣装を変えているが、一応これが彼女のニュートラルなのであった。
頭を軽くさすりながら、与えられた割烹着をまとう。しかしまあ、これはこれでなのでは。

さらっと言って見た台詞が流され、不本意に重いながらもカクテルを受け取る。
月光に透ける青色、唇に触れたときの香り、酸味。込められた意味を何となく察する。

「需要、ないのかなぁ。」
38 :スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/09/21(木) 23:53:11.48 ID:/8OUe2ztO
>>31

「おお……乾パンそんな一気に食うと……いや、何も言うまい……」

遠い目でその様を眺める魔女。
先ほどの団子攻防戦がお仕置きの原因らしいとみれば、やれやれと肩を竦めるのみだ。

「わんこは大人しくミルクでも飲んでたほうがよさそうだな」

適当な皿に牛乳をあけてやる。
テレパスでウルリックの声というか意思というかは伝わるが、それを理解してるのかしてないのかした上でなのか、徹底したわんこ扱いである。

>>32

「……治安維持活ど」

あまりにあんまりな恰好に、ホワイトの中ではアウトの判定が下ったらしい。
コートに隠された、ストックの無いショートサイズのショットガンを取り出……したところで魔女のハリセンが走る。
べしりと頭をぶっ叩かれたホワイトは銃をしまいこんだ。……こういう時のための緊急中止命令である。

「水包弾だからぶっ放していいって決まりはないからな」
「……しかし、あれは」
「気にするな……。ああいうのはたまにいるんだ。許してやれ」

全裸に近いリリウムの姿には、小さな魔女も顔を顰めてゆるゆる首を振る。
場所が場所でなければこいつも止めなかっただろう。

>>34

「私がもってきたのはどれも優しい味のお菓子だ。祖国バンザイ。モスクワで全部揃うぞ」

「だから、団子をだな。私にもよこせ」

ロイからのオーケーサインが出るや否や、素早く団子を一つつまんで食う。
阻止されたら魔法まで使って手に入れるのも辞さない。
こいつだって和菓子が大好きなのだ。

>>35

すかさずソーマとの団子争奪戦に入った魔女。
殺気だっているという表現もできるかもしれない。
甘いものは簡単に人を(人以外も)狂わせるのだ。

「適切に衣服を着用しないことと、数の限られた嗜好品は争いを生むと記録する……」

ハリセンでひっぱたかれて手持無沙汰になったホワイトは、何やら変なことを学習し始めたのだった。

//では0時近いのでオバケはこれにて
39 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/09/21(木) 23:55:20.53 ID:/UqLpgako
>>35

「わうわう(あちち。ごくごく)」

 フツーな柴犬にはやっちゃいけないムーヴであろうが、
 ウルリックならば無問題である。しかしてどーぶつ愛護協会に訴えられても知らんぞである(憤慨

「わうわう(でかいの。拙者が偉大な狼だったからよかったものをそれはいかんぞ)」

 なんか解説はぢめた。粗野はいいが野卑はよくないのだ。

「わうん(こう手で水をすくってな。舐めさせるのだ。ポチなどはそれで大層うまそうに水を――)」

 ポチって誰ぞ?知らん。

「わふん(ふむ。それにしても…)」

 まんまるなお月様を見上げて、

「ばうん(見事なものだ)」

 そう言いながら、もらった牛乳を舐めつつ、もふもふしっぽをフリフリするのである。

//では自分もコノヘンデー!!ノシ
40 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/22(金) 00:01:29.48 ID:uIqAQ20r0
>>38
迷い無く取り出されるショットガン、流石のリリウムもこれには体をびくりと跳ね上がらせた。

「ふ、普段の、なのに……」

水砲弾とはいわれても、それはリリウムの知らぬところ。流石にちょっと涙目である。

//おつかれさまでしたー!ノシ
41 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/22(金) 00:03:05.41 ID:Rk9aKfdz0
>>36>>38
アキレス「おーけいソーマ 1・2・3で引っこ抜くぞ いいな 1!!」
木片を引っこ抜いた

―――ギィ★
持ち上げられたソーマとナチグロイシとで熾烈なお団子争奪戦が繰り広げられる
まぁ順当にいってベティちゃんが一番成果が少ないだろう 仕方ないね

アキレス「大体抜き終わったかな? 下すぞ〜」
木片も片付いたようなので地面に卸す 霧の巨人は文字通り霧散していった

>>37
ロイ「どうやらこの場ではな 残念だが俺はいいや なんかこう・・・従業員として見ちゃって」
残念 雇用主が故に劣情を抱かないというね ナムサン

>>39
ギガース「・・・・・?」
お説教を喰らって 不思議そうに我が手を見る
掬う? とりあえずやってみようとして

ギガース「・・・・・・」
ナムサン 片手でヤカンの茶を掬うことができなかった!!


そんなこんなでお月見の夜は更けていったという・・・

//オツカレサマドスエ
42 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/09/22(金) 21:45:25.27 ID:o1MA3syZo
【異界ヴァルハラ――】

「ここは……」

桃色がかった金色の空に、より濃い色彩の雲。幻想的な風景は今まで訪れた世界のどこでも見たことのないものだ。
ジョシュアは自らの掌を見下ろし、身体を纏う奇妙な感覚を確かめるために手を幾度か握って、そして開いた。
彼の身体はうっすらと透けて背景を透過し、それは同行している越境者達もまた同様だ。

「そうか……確か俺は…死んだんだったな」
「ジェダイマスターにでもなった気分だ、悪くねェ」

腕組みしつつそう呟くジョシュアの背後から、うっすらと靄のように現れた老人。
木の杖で思いっきりジョシュアの後頭部をパコンと殴り、そして叱咤した。

『馬鹿!このお馬鹿!!』
「いでッ」

頭を押さえて振り返るジョシュアに、老人はそのまま激しい口調でまくしたてる。
今回の依頼主こそこの老人で、エリュシオンの大魔術師のうちの一人である。
彼曰く異界ヴァルハラ、すなわち死後の世界に友達に借りパクされたモノを取り戻したいらしく、
しかし自分で行くのも気が引けるので、ジョシュアらをパシリとして送り込んだ次第である。

『そのまま三途の川でも渡るつもりなのッッ!?』
『ワタシが呪術でオマエを仮死状態にしたんでしょッッ!!!』

「あァすまん、完全に目的を見失ってた」
「で、死後の世界にしちゃなんか……」

正気を取り戻したジョシュアが、辺りをきょろきょろと見渡して背後の老人に告げる。

『よし!俺の勝ちだ!!』
『クソが!イカサマしやがったな!』

「――俗っぽいのがワラワラいるな」

その辺の草原とかに人が沢山たむろしているのだ。あまり俗世と変わりない感じで
それも天国というイメージに合わないイカツいのまで。
樽とか、岩とかを机代わりに掛けポーカーしたり踊ったり、また踊ったり。
43 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/09/22(金) 21:55:53.38 ID:lCfuiH7p0
>>42
「前行った世界、公園とかで、よく賭けショーギしてるおじさん達がいるんっすけど」
「まんまその通りっす、まぁ精神が来るのだとしたらこれが自然体なんでしょうっすけどね」

結局ひとの精神とは、それがそれである以上どの様な試練が訪れようと不変である
例え死という壮絶かつ最大級のモノでさえ、変えることが出来ないのだ

「……どうにもすーすーして心地が悪いっすねぇ」
「それで、その……なんでしたっけ、貸した物? をお借りした人は何処にいるんっすか?」

それより何より、ユノとしては自身の体が心配なのである
薄っすらと透明を帯びてそれだけで普段より頼りなく思えた
44 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/22(金) 21:57:59.38 ID:MczUwkXR0
>>42
「あー、おれ亡者になっちゃったよー」
気の抜けた棒読みで半透明の身体を改め、アホらしいと肩を竦めるソーマタージ。
まさか死ぬ羽目になるとは。人生何が起きるか分からないものだ。
「機械に魂があるのかって?哲学的な話は今度にしようか」


「死後の世界にも色々あるって言うからな。特別良い事してないけど悪い事もしてない奴等の溜まり場、大罪人って程でもないから適当に苦痛を与えてその内天国に送られる掃き溜め、屑どもの最終処分場。
 ここはどれにあたるんだろうな?いっちょ冥界下りと行くか」

やたらと俗っぽい連中に目を細めて眺める。天国には相応しくない、辺獄とかその辺か。
踊り狂う者に怪訝そうな顔を浮かべ、その場にあるもので逞しく賭け事に興じる集団に眉をひそめる。見れば見るほど俗世まんまだ。

「虚無に歌が流れてる。踊りも…。ドレッドロードも、哀れな我等にふざけるぐらいは許してくれるだろう…。どの道もう死んでるしネ。
 話を戻すが、どうやってその品物を回収する。観光目的でないならベアトリーチェも来てくれないだろうが、このジジイがその代わりか? ウェ」
45 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/09/22(金) 21:58:23.02 ID:+oLypFbWo
>>42

「ふざけた世界もあったものだな」

 葉巻が欲しくなり、手を伸ばすとちゃんとある。
 こんな胡乱な世界にも着いてきてくれなんてなんてカワイイやつらなんだ。

【当然のように葉巻に火をつけて煙を燻らせる】

「死を解して別世界にシフトさせられているのか、集団幻想めいた認識空間にすぎないのか。まあいい」

 終焉の遠未来にてディーモンに屠られた魂の行き先は悲惨を極める。
 ゆえに、このような死後の保証めいた生ぬるい世界はどうにも性に合わないのだ。

「で、だ。お前さん達がじゃれるのを咎めるつもりはないが、
 その探し物のアテは大丈夫なのか?持ち帰られる類かも聞いていないし、
 たいてい、この手の世界は長居すると、戻ってこられなくなるというのが相場なのだがな?」

 クルトとしては迅速に先を促す姿勢だ。

【そも、装備と能力はどこまでこの世界に持ち込めたのだ?】
46 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/09/22(金) 22:06:31.21 ID:o1MA3syZo
「なんか楽園って割りに……ガラ悪りィな」
「ソブンガルデみてェな荘厳なの想像してただけにガッカリしたわ」

『ヴァルハラは腕の立つ死者が漂流する可能性高いからね、全員がヴァルハラにおる訳じゃないのよ』

なんだか憂鬱そうなジョシュアをなだめる老人。
やたら馴れ馴れしい口調はさらにジョシュアの脱力を誘う。

『あとワシあんまこっちの世界におれんから、戻れなくなるのマジ勘弁だし』
『オマエラは後できっちり生き返らせてあげるから、お仕事しっかりよろしくね?』

「ハートマーク付けんな」

老人が霧散して消える、おそらく現世に戻ったのだろう。
生と死の境界すら越える力の持ち主。彼が現世に居る限りは、長居しても呼び戻してくれそうだ。
向こうで何かあった場合は一概にそうとも言えないが。どちらにせよ、ここに長居する理由はない。

>>43
「えーっと……あのジイさんの言うコトには……」
「アウリカルクム?とかいう剣を借りパクされたらしい」
「貸した相手は……えー、オウサー?」

渡されたメモを読み上げ、顔を顰めるジョシュア。
不慣れな単語だ。発音すらたどたどしい。

>>44
「お前ちゃんと死ねんだなァ……」

ソーマの亡霊を見て、ジョシュアは感慨深そうに顎を撫でる。
萎れる前に出るぞと肩を叩き、その後にまた透けてるのに触れ合えるのかと感慨深そうに顎に触れた。

>>45
「おそらく前者だろ、そこのオッサン、もう数百年もここに居るらしい」
「葉巻が持ち込めんだ、剣だって持って帰れるだろ」

ヘラヘラと笑みを浮かべながら、とりあえずはオウサーなる人物を探さなければならない。
天国歴が長い人物程多くの物事を知っているだろう。聞き込むのが手っ取り早い。
ここは平原だが、少し歩けば人工物もありそうだ。
47 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/09/22(金) 22:12:17.62 ID:+oLypFbWo
>>46

「手がかりとしては微妙だが…まあやってみるか」

 オウサー≠ネる単語を聞き、人工物のある場所へと移動。
 まずは聞き込みとなる。情報通に居所を尋ね、その後情報通より確たる情報を得る。だ。

【聞き込み→対象の人物の居所を探ります】
48 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [age]:2017/09/22(金) 22:14:51.34 ID:lCfuiH7p0
>>46
「お名前と、貸した物の名前しか分からないって事っすね」
「……まぁ、仕方ないっす」

名前、それと剣
大魔導士が貸したとある以上、それなりの剣なのであろう
クルトと同じ様に、最初は聞き込みであろう
散開して個々でと考え、取り敢えずそこら辺の人に尋ねてみる
49 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/22(金) 22:17:40.45 ID:Ar9oT+xS0
>>46
「俺もビックリしてる。…死ねるに決まってるだろ、人間なんだから。お前こそよく死ねたな。なんだこの会話」
触られればビクッとして溜息を吐く。亡霊同士でも触れ合えるものなのか。
「死後のウハウハ計画を最初っから見直す必要があるな」


「死んだ後の世界などこんなもんだろうさ。よくてここ、悪くてソウルケルンだ。
 幸い腕試しに殴らなきゃいけない番人もいないらしい。さっさと終わらせて帰ろうぜ」
馴れ馴れしく消える老人に中指を立てて楽園に向き直る。知ってる人がいればいいのだが…。
この様子ではあまり期待出来ない。面倒な事になったとボヤくのであった。

「なあアミーゴ、変な剣持った奴知らない?あのオウ…オウサーって奴」
人がいそうな場所を目指してフラフラ歩き、目についた死者に尋ねていく。
考えたら尋ね人の容姿も人柄も何も知らないが、こんな内容で見つかるのだろうか。
50 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/09/22(金) 22:37:13.13 ID:o1MA3syZo
>>47 >>48
「うーん、有名人なら助かるんだけどな」

腕を組んで唸るジョシュア。ともあれ、一行を連れ立って廃墟らしき場所へ進む。
そこへ近づくにつれ、まばらだった人影もより一層濃さを増し、さらにもう一つ目に見える変化。
明らかに亡者たちの纏う空気が変わった。手練れの纏う空気だ。
おそらくこの場に居る一人一人が、ジョシュアの数倍は腕が立つ。

>>49
「そう言われてみれば俺もよく死ねたな、つーかそもそも俺人間なのか?なんだこの会話」

ソーマの返す言葉について考察するうちに、会話は哲学的な領域へと踏み込んでゆく。
そのうちジョシュアも考えるのが面倒になったようで、まぁ死ねたからいいやとの結論に至った。
現時点でハッキリしていることは、ジョシュアもソーマも望めば死後の世界に至れるということだ。
行き着く先が虚無でないだけ、死の間際にもまだ意味を見いだせるというものだ。

>>ALL
その辺の霊魂たちに聞き込みを行えば、皆が口を揃えて知っていると言った。
そして越境者達に向けて微笑みながら「お前は新入りだろう」とも。

『ほら、あそこにいるのがオウサーさ』
『新入りは皆オウサーの洗礼を受けるんだぜ』

「何だって……?うおッ!!」

聞き込みを行ったうちの一人が、薄ら笑みを浮かべながら指で向こうを、ジョシュア達の方を指す。
それにつられるようにして振り返ったジョシュアの視界に飛び込んできたのは、大きな黒い飛龍が視界を埋め尽くす所だ。
爆風に吹き飛ばされ、それと共に砂塵が巻き起こる。大きな地響きと共に、飛龍は二本の太い脚でその大地を踏みしめた。

『グアアアアアアアッ!!!』

「ッ……!!」
「洗礼っつってたな……コイツがオウサーか……ぐあッ!!」

飛龍の咆哮と共に、再び視界を砂塵が埋め尽くす。マトモな感覚を持っていれば敵の力量がこの一瞬で理解できるだろう。
周囲の亡者たちは静かにその光景を静観している。特に動こうという者はいないようだ。
それはこの光景に対する慣れであり、同時にこれから何が起こるかを知っている既知の余裕でもある。
ライフルを構え臨戦態勢に至ったジョシュアの前に、何かが遅れて降り立ち三度目の爆風を放った。

『新入りか?オウサーだ、手伝え!!』

「こっちがオウサーか……紛らわしいな」
「ま、トカゲが剣使う訳ないもんな……ッ!!」

埃を振り払い現れた軽装の鎧に身を包んだ男。風貌はエリュシオンでよく見るような冒険者。
しかし遥か古代の意匠が見られる鎧には、エリュシオン教皇府の紋章が刻まれていた。
男が手に構える剣こそ、きっと老人の探し物なのだろう。太陽の灯りに煌めき、その燐光をちらちらと瞬かせていた。
51 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/09/22(金) 22:46:06.04 ID:+oLypFbWo
>>50

「なるほど。洗礼か…だが」

 クルトはアサルトカービンを飛竜に構えながらも、オウサーを名乗る男に用件を伝える。
 この古式ゆかしき男にどさくさ紛れの盗みが上手くいくとは思えなかったし流儀にも反するからだ。
 プロフェッショナルとは目的のために手段を選ばぬことでは決して無い。

「こちらは新入りのつもりはない。現世からお前さんがこっちに持ち込んだ剣の返却要請が来ていてな。
 俺はクルト・カントール。その受け取りにこちら≠ノ来たというわけだ」

 直裁に過ぎるきらいがあったが、共闘するにしろ敵対するにしろこのほうがいい。
 詐術も駆け引きも必要な局面ではなかろう。そういう戦いはやりたい奴がやればいいのだ。

【名乗りを行い、目的を開示した。これでどう転んでも少なくとも卑しさだけはあるまい】
52 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/09/22(金) 22:47:10.75 ID:lCfuiH7p0
>>50
「新入りというか……お邪魔してる身っすね」
「……へ? わぁっ!? っと、っと……」
「……むむ? あ、こっちが探してる方のオウサー? さんっすか」
「じゃあ向こうのは……まぁ、どうでもいいっすね」

今剣を返せと言った所で土台無理な話であろう
場を落ち着かせる必要があるのだ、つまり目の前の煩物を黙らせる必要が

「その、剣を返して欲しいって頼まれて来たんっすけど……」
「うーん、これだけでっかいのとは初めてっすね」
「……!!」

とはいえ巨竜を相手にどう立ち回ったモノであろうか
思考を巡らせたのは刹那、むしろユノは実際に動くその中で正解を見出す事を得意としていた
その場から消え失せる程の初速で迫り、竜の野太い後脚の親指の爪を抉るようにして蹴り足一閃!
逃げるにしろ戦うにしろ、先ずは脚を奪うべきであろう
53 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/22(金) 22:50:19.31 ID:mee7clCE0
>>50
「…オウサーってドラゴン族だったの?俺ぁてっきり人間の名前かと」
キーンと鳴る耳に舌打ち。相手にするのは骨が折れそうだが致し方あるまい。
幸い赤い刀と機械剣は変わらず付いてきてくれていた。機構が使えるかは分からないが、刀を構えて臨戦態勢!
「俺一人じゃ無理でも、こっちにゃおっかない連中が三人もいるんだ。ウーン、主人公の台詞」


「…そっちがオウサー?じゃああっちはウーサー?カッコつける前に言ってくれよ」
そこにかかる第三者の声。切っ先を向けるが敵ではないと判断、龍と相対す。
チラリと軽装の男を見れば、この死者の廃墟には合ってると言い難い雰囲気の剣を構えていた。アレが目当ての物か。
「これが終わったらじっくり話すとしよう!」

まずはこの龍と対処しなければいけないらしい。周囲の亡者の反応から、彼等が助けになる事はないと判断。
ならばやる事は一つ。ただ殺すのみ!

「イヤーッ!」
上段に構えて砂塵を受けながら飛び出し、電光石火の勢いで龍の脚へと斬りかかる。脳内で何度もシミュレートを繰り返して挑む!
54 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/09/22(金) 23:02:29.88 ID:o1MA3syZo
>>51
『剣?剣だと?アウリカルクムの事か……マーリンの差し金だな?』
「あのジイさんマーリンって言うのか、なんつーか……アレだな」

『奴め、私にくれてやると言ったのに……今頃惜しくなったか』

クルトたちの主張を聞くに、オウサーは大方誰がどういった経緯でここへ越境者を向かわせたのかを察したようだ。
少し顔を顰めて、それから龍が吐いた火焔のブレスをアウリカルクムで一太刀に切り裂いた。
龍は怒り、今度はクルト目掛けて切り払う事の不可能な光線を口から吐き出した。
ジョシュアは飛び退いて、オウサーは転がってそれを回避する。

>>52
『お邪魔……というと、マーリンは生者をヴァルハラへ寄越したのか?』
『ふむ……剣を返したいのは山々だが、先ずはドラゴン……テューポーンを黙らせないとな』

黒龍が吐き出した高熱の火焔をオウサーはその輝く剣で切り払う。そして続く攻撃を回避。
怒り狂った龍はユノたちを薙ぎ払うべくユノが狙っていた足を庇うように太い尾を振り回して攻撃する。

>>53
『ほう、君はヴァルハラ向きだな』
『ジャンヌ・ダルクと気が合いそうだ』

「ジャンヌ・ダルクだって?チョビヒゲもいるのか?」

やたら好戦的なソーマタージを見て、オウサーは嬉しそうに頬を吊り上げる。
彼を見ても周りを見ても戦士やガラの悪い連中まみれな時点で薄々感づいているだろうが、
ここは楽園などではなく、戦場で生まれて戦場で死ぬような戦い大好き野郎共の掃きだめなのである。
黒龍が振るった尻尾に砕かれた大岩がつぶてとなってソーマを襲う。
55 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/09/22(金) 23:17:30.59 ID:lCfuiH7p0
>>54
「返してくれるなら構わないっす」
「……それに、アレはなかなか良さそうっすからね」

オウサーへの返答は黒竜を睥睨したままの状態で成された
既に臨戦態勢なのだ、極上の相手を前にそうせざるを得ない

「……っ!!!!」

尾の一払い、一薙
単なるその挙動だけであるのに対してユノは多大なるプロセスを用いて対処をする事を強要される
十字に構えた両腕、踏ん張りを込めた両脚
しかしそれでも耐える事は不可能だ、ラスボス反射神経を総動員し薙ぎ払われながらも尾の表面を蹴りながら駆け登り乗り越える

「ラスボス・纏絲熊爪!!!」

強かに全身を打たれ、それでも潰えぬ闘志
結果としては尾を飛び越えた格好となり、即ち竜の脚の脹脛が近い
大きく踏み込みながら両腕を振るい、双の掌打撃を繰り出した
気功的衝撃を内部へと浸透させ、脚の健を破壊せんと狙っているのである
56 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/22(金) 23:18:53.30 ID:F95Xr5Q/0
>>30
「ヴァルハラの宮殿で僕と飲み比べ!ってか。…ちょっと待て、ジャンヌ・ダルクゥ?俺の知ってる方か?あの電波の偉人の…」
「褒め言葉として受け取っておこう!」
ガリィィッッ!!耳障りな音を立てて縦に両断される大岩!
荒々しい東方の端の剣術の模倣ではあるが、サイボーグの怪力と強固な刃はこの戦法にうってつけだ。

それでも弱点はある。単純に隙が大きいのだ。振り下ろされた切っ先は岩を断ち、直撃を妨げたが、その威力の代償として地面に突き刺さってしまった。
だが闘志は衰えない。瞳が怪しい光を放ち、刀を握る手に異様な緊張が漲る!


「イヤーッ!!」
豪ッ!切っ先が地面から離れると同時、掌の中にて一瞬で回転する刀!刃が空を向く!
敢えて隙を見せ、近づいてきた物を逆袈裟に両断する。また岩を飛ばされても身を守るぐらいにはなるだろう。
「───これが、燕返しだ。多分な」
57 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/22(金) 23:19:58.33 ID:F95Xr5Q/0
>>56
//盛大な安価ミス >>54宛でしたすみませぬ…
58 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/09/22(金) 23:22:38.74 ID:+oLypFbWo
>>54

「そこまでは知らんよ。アンタ等の因縁も神話もさほど興味は無い。
 俺の役割はその剣を胡散臭い爺さんに届けるだけだ」

 次の瞬間、竜より光のブレスが放たれる。目を灼く閃光が視界一杯に広がり、

「―――!!」

 クルトはあえて前に向かって駆ける!!
 ここ!初手にして切り札を撃つ。敵の中の己を肥大させる。あるいはオウサーに対しても、だ。

『我等を満たすは、皇帝陛下の敵を滅ぼす死。我等の思考を満たすは大いなる智慧。
 我等が進むとき、我等の献身も進む。我等は皇帝陛下に選ばれし戦士――』

 聖遺物の起動コードが唱えられ、クルトの深紅の篭手の各部が展開。
 ホログラム投影された積層型プログラムコードが一斉処理され、周辺空間に干渉。

【潤沢なる魔力と精霊を灼き潰し、燃料とし、篭手がプラズマ光そのものへと変換されていく】

「ハァッ!!」

 そこからは壮観といわざるを得ないであろう。プラズマ磁気を伴った腕が振るわれ、
 竜の必殺のブレスをその熱量もろとも、天空高くに弾き飛ばした≠フだ!!

「ッ――!!」

 己もその熱量余波を受けながらも、引き換えに得たのは大口を開けたドラゴン≠ニいう間隙!

「弾薬スキップ!炸裂弾!」

 スマートシステム内臓のアサルトカービンに炸裂弾が装填!
 クルトは片手で、それでいてサイバーアイのレティクルに捉えた飛竜の口中目掛けて

【BATATATATATAATATATA!!炸裂弾をフルバースト!!着弾と同時に小爆発を起こす特殊弾頭弾!】
59 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/09/22(金) 23:44:28.74 ID:o1MA3syZo
>>55
『感謝する』

打撃を叩き込めば、ぶづりと嫌な音が響くと共に龍の足がべしゃりと内側に崩壊した。
悲鳴を上げる黒龍、刹那の後の激昂に繋がるまで、ユノが隙を作った。

『――セフィロト!』
『ゴーストソード!セプテム・グラディオ!』

剣を高く掲げれば、オウサーの魔力が白く燃え滾る炎となって噴出する。
それが形成するのは他ならぬ魔力で形成された大剣。聖人のみが為し得る聖の法である。
そして続けざまに六つの虚刀が彼の背に円を描くように生み出された。天使の光輪めいて彼を囲む。
オウサーが剣を振るえば、七つの魔法剣もそれに追従して振るわれる。一度の斬撃につき、七つ。
堅牢な龍のウロコも、次々と包丁の背で擦られたように剥がれ落ちてゆく。

>>56
「おいソーマ!俺の見せ場を奪うんじゃねェよ」

ソーマに向かう岩のいくらかを、青い閃光が貫いて砕く。
ジョシュアのレールガンから甲高い射撃音が響くたびに、的確に石礫は破壊されていく。
が、ソーマは自身の身を護るのに十分な技量を備えている。ジョシュアが護る必要もなさそうだ。
振り上げた刀身がテューポーンの尾を切り落とせば、ジョシュアも追従して射撃。

「なーんかお前らと違って俺の支援は地味だな」

>>58
『弩か?いや……銃とかいうやつか、私はあんまり好きじゃない』
『が、その威力には目を見張るものがあるな』

クルトの射撃が龍の口内を貫き、その弾丸は脳にまで至り炸裂する!
しかし相手は神話級の幻獣、間違いなく脳に損傷を受けている筈なのに未だ止まらない。
口を閉じ、クルトの射撃を喰らうまいとするが、炸裂弾があぎとを砕き、それを許さない。

『ついでだ、喰らえ!』

ボロボロに崩れた牙は、まるで老人の歯のようにスカスカだ。
オウサーは七つの剣をその口目掛けて投げつける。
一際大きなセフィロトの周囲に追従する虚刀。龍の口にねじ込むようにして突っ込み、内部で魔力の嵐を引き起こす!
紙を燃やすようにして内側からまばゆい光に分解され、テューポーンは消滅した!



「……やったか?終わったよな?」
「よし!……珍しく重傷負わずに済ませたぞ」

物陰からひょっこりと顔を出したジョシュアが、銃身を露出させて冷却を開始する。
オウサーは汗を拭い、近くの物陰に腰掛ければ右手を掲げる。

『お疲れオウサー、苦戦したな?』
『やぁジャンヌ、流石に一人は厳しかった、途中から助けがあったから良かったけど』

近くにいた女性の戦士が酒の入ったジョッキを渡せば、見物客たちは頷きながら立ち去って行った。
彼等はジョシュアらの力量を試す為に、あえて助太刀せずに見ていたのだろう。
となれば、今回の龍レベルの敵はザラだということになる。ヴァルハラに至れば闘争に飢える事は無さそうだ。
60 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/09/22(金) 23:51:05.58 ID:lCfuiH7p0
>>59
「……ふぅっ!」
「あぁ、もう、腕が痛いっす」

大きな息を、腑に溜まった熱を吐き出した
両腕をふるふると振るい首を鳴らす

「……ふぅむ……」
「あ、あぁ、そうそう、結局その剣は返して貰えるっすか?」

目の前で歓談に興じるふたりを見て瞳は自然と細まる
湧き上がる欲求を振りほどく様に、剣を指差し本題を告げるのであった
61 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/09/22(金) 23:51:24.34 ID:+oLypFbWo
>>59

「よし…」

 幻想種とはいえ、口中はやはり急所である。
 絶命にこそ至らしめられなかったが、決定打となるは自明であった。

「さて、ドラゴン退治は終わったが、先ほど言ったようにその剣に用がある。
 素直に返却するか、それとも拒否するなり条件をつけるなりするか?」

 熱くなった篭手の表面で葉巻に火をつけるクルト。
 先程の戦いで、戦力任せに潰そうとすればただではすまない≠ニいう印象は与えられたと思うが、
 どう転ぶことになるやら、である。
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2017/09/22(金) 23:54:58.38 ID:F95Xr5Q/0
>>59
「消耗を防いでやったのさ!俺って倹約家だな?」
飛び散る岩の破片を躱してジョシュアに叫ぶ。軽口を叩くが、内心では此方に岩が大量に来なかった事に感謝。
斬り落とした尾を蹴り飛ばし戦いを見守る。最早自分が手出しする必要もなさそうだと判断したのだ。


「おい、軽々しく『やったか』とか言うんじゃあない」
刀を拭って鞘に戻して周囲を見回す。見物客も消え、後には件の剣士とジャンヌと呼ばれた女のみ。
彼等の反応から見て、あのレベルのモノがごまんといるという事だろう。長居は無用だ。

「お二人さん、勝利の余韻に浸るのもいいが、その剣を渡してくれないか。
 とっとと帰って終わりにしたいんだ」
頃合いを見計らい、彼等の後ろから声をかける。強敵との戦いには困らないだろうが、それ以外の事で困りまくりそうなこの地から早く帰りたいのだ。
63 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/09/23(土) 00:08:19.73 ID:4t+j5FDDo
>>ALL
「……ん?あァ……そうだったな、剣を回収するのが目的だった。また忘れてたわ」
「つかこの姿のまま現世に戻れねェかな、コミッサーの背後で気付かれるまでEP6のオビワンごっこしてェ俺」

ローブ着てさ、と本来の目的を完全に忘れているジョシュア。完全に黄泉観光気分である。
一方同行者三人はきちんとお仕事モード。オウサーにさっさと剣を渡すよう催促する。
オウサーは露骨に嫌そうな顔をしながらも、分かったと渋々頭を縦に振った。

『ふむ……いくら乱暴に扱っても壊れない剣は貴重なんだがなぁ』
『マーリンは執念深いし、しょうがない……返すとするよ』

テューポーン討伐に手を貸して貰ったことだし、生者ともあればここに長く留まらせる訳にはいかないとオウサーは言う。
わざわざ越境者を送ったのもこういった良識につけこむ為の作戦であるらしい。

オウサーは心底寂しそうに剣の収まった鞘をベルトから抜けば、それをジョシュアへと差し出した。
ジョシュアはそれを受け取って、貰ったぞと天へ掲げる。すると程なくして越境者の身体は霧散し、マーリンの元へと戻るだろう。

『私の剣があればなぁ……アウリカルクムを借りなくても済んだんだが』
『1000年前に谷に落としてしまって……今はどこにあるのやら、私の月は』

『おい、私の剣を物欲しそうな目で見るんじゃない』

越境者が帰った後に、廃墟の陰に腰掛け、酒を呷りながら呟くオウサー。
ジャンヌの提げる聖剣に物欲しそうな目を向けて小突かれれば、廃墟に乾いた笑いが響いた。
64 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/09/23(土) 00:13:19.80 ID:JkksVMY1o
>>63

「霊魂ごと吹き飛ばされても俺は知らんぞ」

 ジョシュアの冗談にシニカルな冗談口で返事をしながら、
 件の剣を受け取りミッション完了。神話の物事にはさして興味は無い。
 実存である任務とそして報酬のマネーのほうがよほど重要なのだ。

「ミッション完了。これより現世に帰還か」

 幾多の境界線世界を旅したクルトはまたも奇妙な世界に足跡を残しつつ帰還するのであった。

//ではコノヘンデーノシ
65 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/23(土) 00:17:09.62 ID:kBMjCbkUO
>>63
「おお、自我も忘れてフェラルにならないでおくれよ」
観光気分のジョシュアにシラーっとした目を向けて嫌味。続く言葉には「本気か?」と言いたげな目。
「正気か?あいつ…なんか『破ァ!』とかしてきそうじゃん…。
 いや、気にするな。古いスラングさ。けど幽霊になって付きまとうのはいいかもな。老後の目標にしよう」


「ウィ、確かに。どう見ても壊れない以外に権能持ってそうだが…まあ触れないでやるよ。
 じゃーな騎士よ。多分ヴァルハラにもソブンガルデにも行けないだろうから、代わりに死んでも忘れるまで覚えとくよ」
そもそも後者はノルドしか入れない。と一人で笑い無事転移。ちゃんと四肢があり、肉体もある事を確認すれば疲れた様に座り込む。

「剣持ってきたぞ。報酬はこの剣でいいな。冗談だよ」
66 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 20:48:01.11 ID:JkksVMY1o
【前回までのあらすじ!!(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1501515045/799)】

 世界とは悲劇なのか……
                デモンズソウルの叙事詩

 金属の王国関係者と思わしき正体不明の男(ミスター・ジョンソン)より依頼を受けた越境者たち。
 それはオーガ排斥の強行派閥が蠢動する巨大な呪詛魔術案件であった。

 呪詛爆弾に仕立て上げられた少女をメタヘイト集団より奪還した越境者達は、
 現況たる強行派閥が差し向けた尖兵を退けることに成功。

 あとは少女をクライアントの待つ霊地:白亜の柱へと送り届けるのみとなっていたのだが――

「…白亜の柱内部なら呪詛を解き放っても国に影響は出ない?」
「このままいけば白亜の柱でその子供はまちがいなく殺されるぞ!!」

 クライアントの目的は少女の死とともに起爆する呪詛被害を抑え込むために
 霊地にて少女を処分することであった。別段ハメられたわけでもない。越境者には不利益はない。

 が、しかし、同情ゆえか、納得がいかないためか。あるいは感傷か。
 さまざまな理由はあれど、越境者達は依頼人の契約外の行動…人間では解呪不可能ならば、と、
 一行は蜘蛛の糸よりもか細い可能性…オーガすまう地へ向かうのであった。

 −−−−−

「デスデス」

 カノッサ・テクノロジー所属クローントルーパーα-12は己が行動に自分自身で困惑しながらも歩を進めていた。
 すでに契約外の行動である。そして、カノッサ機関は金属の王国と事を構えるつもりはない。
 なのにこうして下手をするとこれまでの工作がすべて台無しとなりかねない行動をとっている。

(α-12は…CEOと姉妹達の事以外はどうでもいいはずだったデス。いったい何やってんデス)

 険しい岩山を登りながらの自問自答。ふと、馬車の中で眠る少女を見る。
 全身に呪詛の文様が浮かんでいる少女。彼女がいるためにまともに町や村での補給もままならない。
 眼を灼かれ、喉を潰され、脚の腱を切られた生贄。たとえ助かってもマトモな人生が歩めるのか?

【さらに、である。数日前から後方を馬車の一団が付いてまわるようになった。隠すつもりのないあからさまな追跡】
【依頼人の手の者…金属の王国の暗部を担うブラックエンブレムだかの尖兵であろう。監視役であり、ともすれば処刑役だ】
【既に契約違反は認識されているということなのだろう。どういう訳か今のところ仕掛けてはこないが】

「連中、襲ったりはしないデスね?泳がされているのか、疲弊したところを一気に…なのか」

 堂々と追跡されているため、逆に狙いがわからない。このような状況であった。
 どちらにせよ、越境者達に選択肢は多くない。オーガ部族と接触し、状況をひっくり返すのだ。
 無論、叶わなければすべてご破算。そして、越境者である以上付きまとう問題もある…越境現象。

【時間切れで中途半端な状況で越境をしてしまえば、少女は万一にも助からない。時間制限があるのだ】
67 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2017/09/23(土) 21:04:37.97 ID:IqQ9N2es0
>>66
「所属や最終的な目的が大体見当が付いているだけに」
「……逆になんとも、手を出す訳にはいきませんし……」

何処まで泳がされているのか、計略の網の上を細々と歩く呉越同舟の旅路である
互いの狙いはこの上なくシンプルに分かりやすい、寝息を立てる少女に目をやった

「魔法的な処置で回復出来るといいんですけど……」

ポツリと漏らした思考の鱗片
ともあれ今は見張りとして、後方の追跡者達の万事の行動に対して極めて慎重な判断を行なっているのである
68 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/23(土) 21:10:53.20 ID:spRBKMOG0
>>66
越境は厄介だ。だが、時としていいこともある。

「人のいないところを狙っている……わけでもありませんよね」

岩肌を登る越境者の一団。そのメンバーは時に減り、時に増えていた。
人工神性ゲルヒルデは増えた方のメンバーであった。

生贄とされた少女へ向ける目は優しい。いや、それだけではない。
何とも言えぬ親近感を覚えている風でもある。身勝手な人類によって生み出された兵器だった彼女の思いは固い。
69 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 21:15:41.89 ID:Cs6Smb6g0
>>66
「殺すつもりならとっくにしてるさぁ」
対してこの男は堂々としているものだ

「黒紋章の連中なら権力を使ってどうとでも出来るし 奴らの実力は折り紙付きよ
 俺がトクシュブタイの中では中堅もいいとこだったんだぜ」

「まぁなんだ オーガの連中・・・少なくてもキンバの連中なら知り合いだ
 奴らの実力もよく知っている あいつ等ならやれる やってくれるさ」

もしも今回のことが悪手ならば 自分は国の紐付きとしてとてもよろしくないことになるだろう
だが知ったことかと 少女と共に進む
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2017/09/23(土) 21:16:04.35 ID:d6OQ6G+Ro
>>66
眠る少女の傍ら、
お手製の『空飛ぶミートパスタモンスター』人形で御手玉を始めているのは宣教師。
御使いが主神の人形でジャグリング…

「はいはい、気にしないー」

何時来るかわからない敵襲に気を取られすぎて、
他の大事な事に気付かないなんて事になったら目も当てられない。
宣教師バーサーカーは何時もより真面目モードだった。

「何はともあれオーガとの接触が第一ですよー。そして布教をするのです!」

布教を我慢する事は出来ないようだが…
71 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/23(土) 21:16:49.34 ID:5H74+Ftr0
>>66
「おそーいー。スローリーすぎて眠っちゃいそーうー。キリキリ動け」
馬車の中に座ってブーブー文句垂れる狂人。日課であるヨガと刀の手入れも終わり、本格的にやる事がなくなったのだ。
一応、時折周囲を見回して警戒を続けてはいるが、していない時間の方が長い始末。

「これでお前も経歴に傷がついた。裏切り者の名を受けて全てを捨てて戦う男達の仲間入りだ。
 まぁ、たまには無償の人助けも悪いものじゃないさ。悪辣な業人のオレの言う事だが、それだけは信じてほしい」


「泳がせてるつもりなのだろうさ。…屑だが、馬鹿ではないという事よ。
 臨機応変な考えなら、『裏切り者の傭兵連中が保護すべき自国民を野蛮なオーガへ売り渡したので、プラチナムの名の下に奪還の為に動いた』
 …なーんてやるだろうね。俺ならこうするってだけだけど」
「国に被害を及ぼさないのが目的なら、オーガが呪いを解こうがそれでもいいはずだろ?キナ臭い事考えてるに違いないネ」

向こうも此方の思惑には気づいているはずだ。好機を伺っているに違いない。
少女を取り返して意地でも殺すか、或いはもっと別の何かに使うか。手を切ったので知る由もないが、どの道やり返す事に変わりはない。

「ここのオーガには一度会った事がある。中々愉快な連中だ、ガキ一人匿って呪いを解くぐらいお茶の子さいさいだろう。
 …ウソ、希望的観測。奴らが無償の愛を持ってる事を一緒に祈ろう。大体パシられるんだよゲームだと…」
72 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 21:27:18.92 ID:JkksVMY1o
>>67>>70

「デスね…」

 この一件の厄介なところはソコであった。
 既に憤怒を向けるべき相手との戦いはほぼ決着が付いている。
 この少女を地獄に貶めた連中の打倒は完了。首魁の派閥も早晩粛清されるであろう。

【刃を向けるべき明確な相手は既にいない。依頼はほぼ完了。ゆえにこれは後日談の領域なのだ】

>>68-69>>71

「堂々としすぎデス。そして、α-12達がこの子から離れないのは重々承知デショウ」

 ゆえにわからない。仕掛けるなら連中はいつでも仕掛けられる。
 国家の暗部が相手だ。おそらく、勝算十分で襲い掛かることなんて容易いはずだ。なぜ泳がされている。

「…金男=サン。黒紋章は狂信的な民族主義者の部隊と聞いています。我々を泳がせて連中にメリットあるデスか?」

 少女を安全に起爆し、被害の最小化する。そして護るべき国民すらも生贄とする連中の一掃。
 クライアントの目的jはそこであることは間違いない。ならば監視に留めている理由とは…?

「又=サンの言葉通りなら、オーガとの接触らへんで仕掛けてくるデスか」

 さてどうなることやら。
73 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 21:27:28.62 ID:JkksVMY1o
【オーガとの遭遇】

 そして霊峰を登ること数日、一行はオーガと遭遇することになる。しかも二体だ。

「シッ…」

【馬車を隠して、先行したα-12は岩陰に隠れて別方向より歩いてくるオーガを観察する】

 オーガ…
 一部の部族は金属王国との血みどろの歴史に終止符を打たんと動いているが、
 少なくない数のオーガはそのような事は知ったことではなく飽くなき食欲にのみ突き動かされる
 危険な亜人種であることを忘れてはならない。近年は所属する部族によって個体差が激しい傾向があるのだ。

「話のわかるオーガを見極めないとダメデス。しかし外見からは困難デス。どうしたものデショウ」

 −−−−−−−−−−−−−−−

【オーガ1】

「グオオオオオッ!!」

 走る狼を棍棒でぶち殺し、そのまま口に運び、粘着質の血を垂らしながら貪り食らう。
 その眼は飽くなき食欲で血走っており、とても理性や正気といったモノは見出せそうにない。

【首にはミイラ化した人間やエルフの干し首をぶら下げている。戦利品か蛮勇を誇っているのか】

 目に付いたモノは岩だろうが生物だろうが棍棒でぶち壊す。食欲のみならず破壊衝動ももてあましているようだ。

 −−−−−−−−−−−−−−−

【オーガ2】

「ふごーふごー」

 ずしーんずしーんと歩きながら、拾った石ころをゴリボリと齧っている。

「お腹すいたどー。あ、とんぼだど。もうそんな時期がぁ」

 禿げた頭の上にとんぼが止まってなんかうれしそうなオーガである。

「ぐふふふふふ」

 暢気というか、牧歌的というか。なんというか。

 −−−−−−−−−−−

「うーん、見分けがつかないデス。どちらと接触すべきか」

 悩むα-12の後ろで少女が他の越境者に、

「………(このおねーちゃん。もしかして結構アレな人?)」

 と、子供らしい残酷なる質問をかますのであった。

【さて、どちらと接触すべきか。高度な観察眼と判断力が試されるであろう(棒)】
74 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/23(土) 21:27:43.94 ID:ZLOVq5Vc0
>>66
特に意味も無くけらけら笑って、媚びた言葉を垂れ流す。それが普段だとすれば、今は中々珍しい表情である。
穏やかな寝息と裏腹に、焼切れた目、喉、脚。全身に浮かぶ呪詛は、唯の少女が背負うには余りに痛々しく。
膝を抱えて、じっと少女を見つめる目は酷くわかりやすく怒りを映していた。

「どっちかというと、お姫様だと思うんだけどなぁ
 これじゃあ騎士様になっちゃうじゃん。あー……もうっ!」

ぺしっと苛立ちのまま馬車の床を叩く。この中であれば、恐らく一番少女らしいのは彼女で
未熟でもあり、であれば必要以上に感情を寄せてしまうのだろう。
であったことは無いし、何のかかわりもないけれど、それでも。
75 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 21:31:47.58 ID:JkksVMY1o
>>74

「女子力満点なα-12が騎士様デスカ。まったく似合わないことやってるデス」

 いつもはトンチキガスマスク着ぐるみであるが、
 今回はちょっとマジモードのようであった。もっともα-12の場合は自分の行動をもてあましているようだが。

>>73へ続く】
76 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/23(土) 21:37:43.74 ID:spRBKMOG0
>>73
わからない緊張状態のまま、旅は続く。精神的にすり減らされながらも霊峰を登る。
隠れるように指示をされ、物陰に息をひそめる。オーガだ、それも二体。

「どっちって言われても……」

知性に富んだ、話せる個体という点では二体とも落第点にしか見えない。
牧歌的な方も話が分かるかというと……期待はしにくそうだ。

悩んでいるところ、少女が質問。解の出ない問題を一度置き、そちらの回答をするのだった。

「うーん……あまり、否定はできないかな」

苦笑しながら発せられた言葉は、小声だった。
77 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/23(土) 21:38:18.79 ID:5H74+Ftr0
>>72-73
「確実に勝ちを狙っているか。相当な慎重派なんだろう。
 それか…まだ何か奥の手を用意してるか」
「俺らが呪いを解くならそれで良し、駄目なら適当に罪なすりつけて殺せばいいだけだ。奴らにしてみれば楽な仕事だろうよ」
勿論、真っ当な組織が相手の場合の予想だ。一国の暗部が相手な以上、そうは問屋が卸さないであろう事は分かっている。
ともあれ、今は考えても仕方ない。考えが読めない以上、敵が動いてから対処するしかないのだ。

「銃に弾を込めとけよ。替えの下着も常に用意しとけ。いつ血肉の海に沈むか分からないぞ」


「多分、あっちの彼は話せばわかってくれると思うな。俺も行き詰まった時はああいう事するからわかる」
身を隠したまま指差すのは、今まさに血を滴らせるゴアゴアグログロなオーガ1!ナムサン!

「……嘘だよ、そんな目で見るな。前に会ったのはあっちの方。中々愉快な方……。
 だからアレは冗談だっての!そんな目で見るな!悪い子だ!」
気を取り直して指し示すのはオーガ2。少女の無邪気な質問には真顔で頷くのであった。

「…おっと、見えないんだったか」
78 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 21:40:05.22 ID:Cs6Smb6g0
>>72
「別にブラックエンブレム事態は民族主義じゃない あくまでも表面的な黒紋章はな
 その中でも究極に煮詰まった闇が民族主義なんだ」

噂ではトクシュブタイへの抜擢試験の際に行われる面接にてその手の才能アリと認められた者がブラックエンブレムに抜擢され
いつの間にか名簿から姿を消し 闇の一員となると言われている

それ以外のブラックエンブレムとはスカウトマンとしての才能を見込まれた者の極致 それだけの存在だ

「闇と考えりゃメリットはないな しいて言えば越境者に恩を売っとくぐらいだろうさ
 ジョンソンとやらが性急な性格をしているのなら 権力行使なりなんなりして 俺らを引きはがしてあの子をヤる
 だがなぁ・・・どうも読み切れん 俺がそう言う思考に疎いのもあるだろうがな」

>>73
【んでもって】

「そういうな 人間だれしもアレになる瞬間というのはあるもんだ」
少女の頭を撫で

「とりあえずアレだ 2の方に接触してみるか?」
と提案する
79 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/23(土) 21:42:46.40 ID:d6OQ6G+Ro
>>73>>76>>77>>78
「っしゃあ!布教のお時間です!!」

アレなのは何も一人ではない。
と言うか相手がそういうものであると認識はしているがそれを問題と捉えていない分、
殊更性質が悪いのが神秘によって鋳造された存在、つまりはコレである。

皆が何かを言っている間に
馬車から弾かれる様に跳躍し、どんだけ跳ぶんだと言う距離を行き、
そうして便宜上オーガ1とされる存在の前に降り立った。

「ヘイ!其処のパッション溢れるオーガさん!!宗教に興味はありませんか!!!」

まあ、他のヒトはオーガ1に気づかれないだろう。
なんせオーガ1の背後に降り立つ程の跳躍を見せたのだから。
完全に目測を誤っていた、テンションのせいで。
80 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/09/23(土) 21:43:17.60 ID:IqQ9N2es0
>>72
「……指示待ちの状態であったり? 想定と異なる事態で処理が追い付いていないとか……」

あぁ、でも、と区切る
口元を手で隠しての思考、クセみたいなモノだ
仮にそうであったとしたら、尚更少女の確保は優先される事項ではないか
不発弾を持ち歩かれるより、管理と手の行き届く場所で管理したいというのは自然な考えであろう
なれば彼らは矢張り、意識的に此方を泳がせていると言うのが道理か

さてはてそして?

「……」
「向こうの彼が、無難だと考えますが……」

少女のイノセンスな問い掛けに苦笑、ともあれオーガ2に目線をやるのは当然であろう
凶暴が歩いているようなオーガ1からは無論身を隠しながら、オーガ2に極めて慎重にものすごーく距離を取りながらも接触を測ろうと
81 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/23(土) 21:45:28.11 ID:ZLOVq5Vc0
>>75>>73

ガスマスク越しであるとしても、声色、仕草、視線、与えられた情報から新鮮さは伝わるものだ。

「……似合わないよねー、私達。」

ぶっちゃけ突っ込みどころしかない台詞にも、今は肯定を。

「―――いや、きっと、おねーちゃんも考えてるんだよ
 これだけ分かりやすかったら、むしろ簡単に決めちゃうと最悪な事になるかもって……」

そんな真剣さを目の当たりにした後であれば、この選択もめちゃくちゃ難しいのではと思えてしまう。
女子力バカ二人で頭をひねるが、そこに聞こえてくるのは頼もしすぎる証言(>>77)

「ごめんね、やっぱりアレなひとっぽい」

超速の前言撤回であった。
82 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 21:54:14.40 ID:JkksVMY1o
>>79

 その後、案の定、オーガ1に襲われたマキナであり、
 他の越境者を含めた戦闘の一幕はあったはずだが、今回は割愛する。
 凶暴なオーガが天に召され、マキナの布教はまたも不首尾に終わったとだけ記す。


【全員対象】

「……(この(>>77)おじさん。おねーちゃんと同レベル)」

 ナムサン!ナムアミダブツ!!ソーマタージはトンチキ娘と同ランクに固定された!

「ふーごふごー、あれ?」

 ふと、ロイとソーマタージが目に留まったのか、

「おーい、こんまえの人間でねえがー!まだ遊びにきただがー?」

 と、お手手をぶんぶん振るオーガ。
 なんたる僥倖。このクエストが始まって初めて訪れた幸運。目的の相手ドンピシャだったのだ。

【細かい説明はたぶん理解してもらえないので、集落に案内してもらうことになった】
【追跡者たちも後方から追跡を続行している様子であった

 −−−−−−−−−−−−

【オーガ部族の集落】

「さて、こっからデス」

 オーガ部族のもとへ連れて行けばOKという事案ではない。むしろ厄介なのかここからだ。

【なにせオーガからすればこれほどふざけた話もないからである】

 金属の王国が己の欲望のためにオーガ抹殺の呪詛を自国民を生贄に顕現。
 だけど、少女が可哀想なので、人間じゃあ無理だからオーガの儀式で助けてくれ。
 オーガ視点からすれば、憤怒のままにぶち殺されても文句が言えない類の状況である。

「なるほど、事情はわかりました。呪詛で皆殺し…中々うまくはいきませんなぁ」
「そこを何とかお願いしますデス!!!」

 着物を纏い、長身と白灰肌であってもなお美しい賢明なるオーガ部族の暴君(タイラント)に対し、
 α-12はジャンピング土下座をかます!!なんでこんなに自分がなりふり構っていないのか。自身も把握しきれていなかったが。

「………(お、おねがいします)」

 少女自身はオーガの本拠ということでやや脅えている。
 何せ、このオーガたちの抹殺のための呪詛爆弾が自身なのだ。恐怖に身をすくめても仕方あるまい。

「……貴方たちの生命賭けられるなら。という条件つきですけど。どうかや?」

 すると突然に突拍子もないことを暴君が告げる。
 代わりに死ねと言われているのか。はたまた別の意か。どうしたものか?
83 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 22:00:49.44 ID:Cs6Smb6g0
>>79
「もうあいつ簀巻きにして馬車ん中転がしとこうぜ・・・」
余計な戦闘を誘発したマキナに疲労と怒りをない交ぜにした勘定を抱くロイでしたとさ

>>82
「よぉ あの時の」
ブンブンと手を振るオーガに手を振り返す

んでもって 集落

「もったいぶった言い方はよせキンバ 何をすればいい」
有無を言わせぬ物言い 命を代わりにとは言わないだろうと信頼のつもりなのだろうきっと
84 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/23(土) 22:04:08.14 ID:spRBKMOG0
>>82
南無。哀れな犠牲者に黙禱。

剣を手に取ったゲルヒルデは機嫌が悪そうとよく言われる。実際、いい気分ではないのだが。
今回の戦闘ではいつもよりも機嫌が悪そうに見られたかもしれない。剣は使っていないのにだ。

――――

オーガの集落に到達。ゲルヒルデは話半分に考えていた。

(ここまでたどり着けた……けど、なんで仕掛けてこないのかしら)

オーガと合流し、オーガの集落で仕掛けるのは流石に愚かだ。オーガまで全面的に敵を回す必要はないだろう。
彼らにメリットはない……そう、ないはずだ。

(オーガと合流して欲しかった?解呪をしてほしい……いや、そんなことは)

α-12が土下座をするのを見て、慌てて頭を下げる。
だが、思考は止めない。

(じゃあ……この子がこうなった本来の目的……まさか)

ゲルヒルデは己の中で最悪の結論に達しようとしていた。
誰かに伝えねばならない。慌てた瞬間であった、暴君が突拍子もないことを告げたのは。

「……え?
それはどういう……?」

意図を把握しきれない。一体、彼は何を求めているのか。
こちらは考えずとも聞けば分かる。だから、問いかけることにした。
85 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/09/23(土) 22:08:18.02 ID:IqQ9N2es0
>>82
「……知り合い!?」

凶暴オーガの退治を終えた後、目を見開きロイとソーマタージへと振り返る
顔が広いふたりであるとは知っていたが、それを再認識するハメになった
同時、緊張の糸が僅かに解れていくのも感じる

そんでもってからに?

「……」

ロイの旧知の仲らしきオークの長の言葉に即答する事が出来なかった
これを後に半人は大いに悔やむ事になるのだが、今はそれは重要ではあるまい

「捧げる、ではなく賭ける」
「つまりは、何かを成し遂げる必要があると言う意味でしょうか?」
「だとするのならば、わたしは無論肯定させて頂きます」

一呼吸程の間があって頷いた
追跡者達の夜は近いのだ、選択肢は極めて少ない
86 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/23(土) 22:09:25.76 ID:5H74+Ftr0
>>82
「イカレてる?ソーマが?へへへ、それはおかしいね。あとお兄さんな」
トンチキ呼ばわりはまだしも歳を感じさせる事を言われるのはそこそこ堪えるのであった。やはりトンチキか。

「アミーゴ!どいつかは知らないがあんちゃんだよ!お前らのステキてムテキなお友達の俺だよ!」
ぶっちゃけオーガの見分けなど付いていないので、向こうが覚えていてくれて良かった。
手を振り返し着いて行くソーマタージ。その最中何度も越境者達の方を向き直り、したり顔で自慢するのであった。

「俺の言った通りだろ?な?俺の言った通りだ」


「まぁ、いくら奴等でもすんなり受け入れてくれるとは思えないがネ」
あなたを爆殺しようとした連中とは違うし気も変わったので解体してください。と爆弾抱えた連中に言われたら自分ならキレてた。彼らも普通そうだろう。
相変わらず変な動きではあるが、なりふり構わず頼み込むα-12、緊張した少女、そして族長に視線を向ける。鋭い赤い視線を。

「強大な力を持った気に食わない奴を始末してくればいいのか?おお、そうだと言ってくれ。
 それとも死ねと言うのなら、それはそれで構わないが───」

言葉を区切り苦笑を漏らす。頼み込む立場であるのに、抑えきれず不遜な態度となってしまう自分への嗤いだ。
「───高くつくぜ。そのガキの呪いを解いて、匿って、漸くチャラになるぐらいに。
 ……なんてな。やれるんなら頼むよ。森の愉快な仲間達に囲まれて死ぬのも、そう悪い事ではないかもだしな」
87 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/23(土) 22:11:40.60 ID:d6OQ6G+Ro
>>83
おかしい、上手く行くと思ったんだけど…と首を傾げる宣教師。
何か別の意味で言っているようにも聞こえたかもしれないが…
どうせ布教の事しか考えていないだろう。

>>82
「あ、お願いします」

即答だし返事は軽い。
質問も無しだ。
ただ相手を真っ直ぐに見ながらの返答ではあった。
88 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/23(土) 22:15:18.97 ID:ZLOVq5Vc0
>>82

「ねぇ、パーティのバランス悪くない?常識、足りなくない?」

肩で息して、溜息と共に呟いた。つらそう



「賭ける、でいいのね。」

一人救うから一人救え、と言う想像をしていた。それだけ言われてもおかしくない依頼では有る。旧知の仲なだけはあるらしい

「良いわよ。私の命、テーブルに乗せてあげる。
 賭けるからには、負ける気はないけれど。」

表面に貼り付ける顔はいかにも淫魔、余裕ありげに笑ってみせる。
89 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 22:24:38.74 ID:JkksVMY1o
>>83

「…たしかに、もったいぶりが過ぎましたかえ」

 少女のために生命賭けられるか?という問いであったが、
 ロイがここまでついてきている≠ニいう時点で愚問であったと苦笑した。

>>84-87

「この子の解呪は命懸けになる。そういうことです」

 ほとんどの越境者は直裁な、小気味よいくらいに返答を行った。
 ふと、暴君の閉じられた両の目が薄く開き(視力が無いようだ)ゲルヒルデを見やる。

「…難しく考えすぎる癖がおありのようで。でも、物事はもうちょっと優しいものかもしれません」

 と、意味深な言葉を告げるのであった。

 −−−−−−−−−
【全員対象】


「ウチとしては依存はありません。この子が負わされた呪詛はこの子の咎にあらず。
 どうして、幼い生命を無碍にできましょうや。呪詛を祓う儀式。執り行うことに不都合などありません。
 腹太鼓様は懐深い神様。人間もオーガもありゃしませんえ」

 霊長類の長を自称する人間が起こした悲劇に対して、蛮族たるオーガがこのように受け入れようとするのだ。
 ある意味で、この世の摂理を呪いたくなるような一幕であるが、ここは言葉に甘える他無かった。

「腹太鼓様の儀式で呪いとこの子を引き剥がします。
 ただ、儀式で剥離させた呪詛は、そのまま開放されては、酷いことになりますやろなあ」

 人間という依り代を失い不安定化した呪詛は暴走する。
 それは看過すれば、どのような形で災厄をばら撒くかわからない代物だ。

「封陣に呪詛を封じ込めていられるうちに、カタチを持った呪詛を滅してください。
 呪詛にはオーガ族に対する特効がありますやろうから、ウチらは手を貸せませんが。それでよければ…」

 オーガ以外の者でしか呪詛は打倒できないということだ。
 人間が起こした不始末を、贖う機会を得られたとも取れるが、受け取り方は各人次第だろう。
 と、そのとき――

「状況は理解した。私も儀式に参加させてもらおう。オーガ暴君。突然の発言を詫びよう」

 初老の男…闇のように黒いトレンチコートを纏ったウィッチャーが突然現れたかのように存在感を顕にする。
 誰も、気配が読めていなかったのだ。

「黒…いや、闇の者だ。儀式を完遂すれば呪詛は祓える。ならば我々は越境者に協力しよう。
 オーガへの懇願。我々には取れなかった選択肢だ」
「…狙いはなんデス?」

 α-12の当然の質問。

「痛み無く逝かせる手はずだったが。好き勝手してくれたものだ」

【追跡者が共闘を申し入れている。これを信用するかどうか。何せ当初の予定では少女を殺す手はずだったのは明らかなのだ】
【が、同時に戦力としては申し分ないことも明らかだ。手を結ぶか、拒絶するか。。そも裏をかかれぬ保証などない】
90 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 22:25:35.72 ID:JkksVMY1o
>>88

>>84-89

「この子の解呪は命懸けになる。そういうことです」

 ほとんどの越境者は直裁な、小気味よいくらいに返答を行った。

//レスアンカー追加
91 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 22:34:24.11 ID:Cs6Smb6g0
>>88
「そうだな お前だけが頼りだ 頑張れやとわれ店主」
なんとこの男 オーナー権限を持って非常識ドモの抑え役を押し付けようとしているぞ!!

リリウムの明日はどっちだ

>>89
「一つ勉強になったな闇の これが越境者だ」
別方向から声を駆けられて驚かなかったわけじゃないが 努めて冷静に言葉を紡ぐ

黒紋章・・・いや 闇が動いている時点である程度の予想は出来ていた
この国のスカウトマンの極致に身を置く連中を どうやって把握しろというのだ

「ふいごの後追いになるだろうが ここでオーガと共に呪詛を払えばいい宣伝になるだろうぜ
 今は光と闇が同じ方向を向いていることを願うよミスタージョンソン」

手を組むことに一票 あくまでも光を担うトクシュブタイとして 闇と手を取ろうとするだろう

「さぁ いつ始める? 俺はいつでもオーケーだ」
92 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/23(土) 22:37:45.27 ID:d6OQ6G+Ro
>>89
「ん、よろしくお願いしまー」

追跡者の事をあっさり受け入れる。

「んじゃ、ぱぱっと終わらしてくるので、そしたら宗教の話をしましょー!」

少女の頭を一撫でし、そんな事を。
ガコン、ガコンと虚空から現れた浮翌遊する全長2m越えの鋼の両腕が
宣教師ではなく少女を守るようにその傍らにそびえ立つ。

「さ、ばっちこーい!!」

一歩前へと突き進み己が両腕を高く上げ吠えた。
93 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/09/23(土) 22:38:38.67 ID:IqQ9N2es0
>>89
「畏まりました」
「慈悲深い神様と、あなた様の御判断に深く感謝致します」

深々と頭を下げ、その所作に嫌味っぽさは微塵も皆無
呪いそのものとの対立となるが、それでいいと半人は思えた

「……?」
「……成る程、ありがとうございます」

追跡者の共闘の申し出には目を細めながらも頷いて返す
その見せられた短い合間の彼の立ち振る舞いの中で、少なくとも一点に関しての信用が出来たのだ
奸計や虚言も方便、武器として巧みに扱うであろう人物ではあるかもしれない
だがしかしそれでも、

「罪のない幼子の、いのちの尊厳を踏みにじる様な方には見えませんしね」

周囲の仲間の闘気に呼応する様に、腰に帯びた月光の柄に手を当てて軽く撫でる
94 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/23(土) 22:39:30.81 ID:5H74+Ftr0
>>89
「流石オーガの神。俺も引退したらこの辺に居を構えよう」
フッと眼を閉じ、再び開いた時には先程の様な気配は消え失せていた。ここまでは順調だ。

「呪いを引き剥がして倒す…。昔漫画で見たっけな。
 いいだろう。得物が通じるかは分からないが、やるだけやってみる……」


「……俺達への詫びはないのかな?」
突然現れた男、ウィッチャーに鋭い眼を向けて軽口を叩く。冗談で済ませられるかは彼の態度次第だと、握った刀が暗に告げる。
本人が話し出すまで、ここまで誰にも気付かれずに潜んでいたのだ。相当な手練れなのは誰の目から見ても明らか。

「そう、好き勝手するのが大好きなんだ。特に舐めた真似してくれた連中の思惑を振り切るのは、たまらないぞ」
共闘の申し入れに眉をひそめる。十中八九何か企んでいるのが見て取れるのだ。
目が乾きそうになる程睨み───実際には数秒の出来事だが───首を振って立ち上がる。

「いいだろう。腕は立つようだしな。使わない手はない」
両手で男を指差し、おどけた態度で彼の側を回る。まるで品定めするかの様に。
しかしその表情に笑みはなかった。

「もし何か変な事をしたら、その場で殺せばいい話だしな。希望の死に方を今の内に考えときな。ミスタースマーティーパンツ。
 …なんてな。いつ始める。早い方がいいだろう、こういうのは」
95 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/23(土) 22:41:53.99 ID:spRBKMOG0
>>89
なるほど、そういうわけか。
命を賭けることの意味は理解した。

「……はぁ」

だが、続く言葉は理解できなかった。一体、彼は何を見ているのか。なぜ落ち着いているのかも。

――――

人間(故郷の、仲間でないという言葉も付くが)が嫌いなゲルヒルデにはこの一幕については特に感想はない。ただ、神様という言葉にやや顔を歪めた程度。

「なんだ、そういうことだったんだ……」

呪詛と戦え、これが命を賭けろと言った意味らしい。異存はない、この少女を助けられるならば。
真っ当に生きる道に戻せるならば。

呪詛相手ならば情けなど要らないだろう。仕掛け人への憎悪を隠す必要もなかろう。
魔剣ハウレス――悪魔の炎の剣を顕現させ、備える。
とそこに闖入者。

「……信頼はできませんね
でも、拒んでも裏であれこれやりますよね?」

なら、目に見える範囲で動いていた方がマシ。ゲルヒルデもまた追跡者を受け入れる。
96 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/23(土) 22:42:06.16 ID:ZLOVq5Vc0
>>91

「私だけが、頼り―――――」

初めて伝えられた言葉に、一瞬胸の高鳴りを感じるも。
良く考えなくとも職権乱用して利用しようとしているだけである。流石に正気にもどった。

「せめて男だったら、なんとか」

そもそもサキュバスである。出来る事など色仕掛けの傀儡化ぐらい

>>89

「……拍子抜けするぐらい、その、優しいのね。
 理性があるだけで驚くのに……これは失礼ね、ごめんなさい。」

リリウムが知るオーガといえば理性の無いデストロイヤーである。それが多種族の解呪をしてくれるだけでも驚愕に値するが
手を貸せない理由も合理的であり、確執のようなものは感じなかった。余りにも懐が広い。
もう少し、何かをふっかけられるかもと警戒していたのが馬鹿みたいになる。

「私は気に入らない、けど。事情全部分かってるわけじゃないから任せるね。
 私情と仕事、切り離すのは得意だから。そこは安心して欲しいな。」


「じゃ、始めよっか!
 なるべく早く助けたいしっ!」
97 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 22:55:01.27 ID:JkksVMY1o
【全員対象】

「かまわん。こちらも失敗の可能性が高いと見れば、貴様等を殺す手筈だった」

 ソーマタージの挑発に対し、さして問題なしと返答。そして、リリウムに対しても、

「ああ。勝手にやる。つもりだ。――いつの世も争いに巻き込まれ涙を流すのは、この子のような弱者だ」

 愛し、愛されるべき祖国が一人の少女を見捨てた。 何かが間違っているからこのような悲劇が起こる。

 本来、その間違いを正すべき政治と軍部。それが信念と言う名の暴走を引き起こし、今回の惨事を招いた。
 既に粛清の手はずは整っている。が、それでもそれは少女の犠牲を伴うものであった。

【国家のために闇に生きる者達が、それを忸怩たる思いで歯噛みしないなどどうして分かろうか】
【狂信的な民族主義者の集団…それは決して冷血漢とイコールで結ばれるものではないのだ】

「正道を生きる者が、泣かねばならぬなど間違っている」

 筋道は越境者が示した。それは金属の王国という規範からは慮外の策であった。
 国を愛する子供を救える道筋が立ったならば、闇に躊躇いなどないのだ

「だから我々(闇)が、軍が冒した過ちに、血を流してでも…間違いを正すのだ」

【ミスタージョンソンがパーティーに加わりました】

 −−−−−−−−−−−−−

【腹太鼓様の儀式】

 オーガの神様である腹太鼓は火山の火口をシンボルとする神格だ。
 その憤怒は噴火というカタチで顕れ、そして貪欲にすべてを飲み込む。
 鉱山の神とは属性が近しいゆえに色々と確執多く、金属の王国では邪神と認定されている。

【越境者達は熱い氷を溶かした水で身体を清められ、封陣を囲い込むカタチで直立する】

「――――」

 人間の聴覚では唸りとしか読み取れぬ祈祷が続き、松明の炎は火柱のごとく燃え上がる。
 蛮族の民族衣装のような格好に着替えた少女は陣の中央でだた目を瞑っている。

「腹太鼓様〜メシから不味いモンぬいてぐでー!!」

 かなり不穏な懇願と共に儀式を取り仕切るブッチャーが大地にメイスを二度・三度叩きつける。
 すると、封陣が真っ赤に輝き、越境者達をも巻き込んで結界を形成!

【少女の身体がストンと横に倒れると全身の模様が苦しげにうごめき、やがて剥がれて中空で黒い靄の塊となる】

「剥がしたどー!!ぬるはち、やっちめえ!!」

 黒い塊は人間の頭部の集合体のようなおぞましい不定形のカタチをとってゆく。
 憤怒、悲観、嘆き、憎悪、幾重もの顔がさまざまな表情を表しては消え、すぐに現れ、

【禁呪で生み出された呪詛の顕現体。それはあまりにも醜いといわざるをえない!】

「WANAAAAAABIIIIIII!!」

 呪詛の叫び!!結果内の越境者全員を呪いの霧が包み込む!!

【徐々に表皮が焼かれ、溶解させられていく危険な呪いである!回避方法は絶無!(継続ダメージ発生)】
98 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/23(土) 23:00:48.42 ID:d6OQ6G+Ro
>>97
「おー…で、あなた宗教にご興味は?」

ご高説を聞き入り、何時もの一言。

−−−−−−−−−−−−−

「っしゃおらあがががが!?」

出現した呪詛へと真っ向から突っ込んでいく宣教師。
霧にまかれ早速溶解し始め、その上顔面から地面に突っ伏す転倒!!
99 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 23:06:23.39 ID:JkksVMY1o
>>98

「ハルストバルスに帰依している」

 ゆえにミートだかパスタだかはNOである。
 そのうち、信者獲得不良でお小遣い減らされないかしらマキナ=サン。

 −−−−−−−−−−

「MUOOOOOO!!」

 体勢を崩したマキナに幾重もの顔と視線が集中!イヴィルアイ!!

【呪詛の眼…その眼を直視すれば灰となる。視線に晒されつづければすさまじい速度で溶解する】

「デス!!」

 α-12がマキナを後ろ腰から生やした触手で引っ張って視線から離そうとする!

「今、眼、あけちゃダメデスよ!フリじゃねーデスからね!!」

 ズルズルと引きずられるマキナであろうが反撃なるか?!
100 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 23:07:16.74 ID:Cs6Smb6g0
>>96
「・・・・・チッ」
顔を背けて聞こえるか 聞こえないか微妙な音量で舌打ちするのであった

>>97
「光と闇が手を取り合うか・・・軍機扱いかなこりゃ」
何はともあれ 闇は有能な兵士でもある 心強い味方が加わったということだ

【んでもって 儀式】
封陣の縁に立ったロイはハルバートを手に事の成り行きを見守った
今までブッチャーの奇跡はみてきたが これほど大規模な者は見たことがない

もしかしたら金属の王国で初めて・・・いや 下手したら オーガ種族以外で初めてこの場に居合わせることになるかもしれなかった

そして 少女の中から霧の塊が現れる

「ジョンソン!! あの子を安全なところに!! 陰に対抗するは 陽のエネルギー也 はぁあああ!!」
肌が焼ける感覚を覚えながらも全身から紅蓮の闘志を立ち上らせる 闘志はハルバートの収束 青みを帯びた銀色が赤く燃え上がる

「テメェの熱は太陽の化け物よりも熱いのか!?」
あの日 全身くまなくこんがり焼かれた時はこの比ではなかったと奮い立ちながら 斧刃で黒き霧に切りかかる
101 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/23(土) 23:10:44.23 ID:5H74+Ftr0
>>97
清めは済んだ。封陣をジッと囲みながら煙草に手を伸ばしたが、流石に思い留まり懐に戻す。
この場で終わらせる。刀を抜いて顔の前まで近づけると、考え込む様に眼を閉じた。
「退くかソーマタージ。いや斬るかソーマタージ」


「“ぬるはち”ってどいつだ?あのトンチキか?」
冗談を飛ばして酸素供給機を装着!虎の子のO2カートリッジを差し込んで戦闘態勢へ!
「地獄だ、やぁ!」

「イヤーッ!」
顕現すると同時、霧に混ざる白煙とスパークを撒き散らし、呪詛の塊へと横薙ぎに放たれる赤刀一閃!
身を焼かれながら放たれる、鞘の機構を使った神速居合。加減は無しで一気に仕留めにいく!
102 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/09/23(土) 23:12:29.42 ID:IqQ9N2es0
>>97
「……なるほど」

彼の口上に頷いて応じる
所属や身分、総体的な事柄の云々ではないのではないかと思えた
彼を突き動かしているのはもっと、ひとの根本たる部分の衝動ではないかと
少なくともこの場面に於いて、背後の心配をする必要は皆無であるも確信を持てた

そしてそして?

「ふむ……これは結構……」
「……!!」

内心、録画装置を持って来れば良かったと不躾に考える
しかしそんな邪な気持ちを振り払い、月光と赤刃を抜き放つ
熱狂を備え持つ大海、沈黙にも似たどよめきの中での儀式の果てに顕現する怪異
ひとりの少女が背負うには余りにもな業、近寄り難い深淵の悪魔

「ちっ……」
「……大丈夫ですか!?」

肌を焼く瘴気に顔を顰め、少女の安否を確認
しかして片腕は踊り、虚空の刃を六振り生み出し呪詛の魔物へ向けて躍らせるのであった
103 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/23(土) 23:13:06.74 ID:spRBKMOG0
>>97
「……」

闇の言葉を聴いて、ゲルヒルデは言葉は発しない。
何を思ったのか、何を感じたのか、言葉にはしない。

ただ、ミスタージョンソンへと然程注意を向けなくなった程度。

――――

そこに存在しない神なら仕方がない。それが彼女を救うなら致し方ない。今は、神への憎悪を鞘に納めよう。

儀式は完遂し、呪詛が顕現する。
ああ、醜い。とても、醜い。

顔を顰める。あの醜いものを焼き尽くしたい。

その前に、やらねばならぬことがあった。押し寄せる霧、包み込まれれば全身が痛みを発する。
毒か、呪いか、どちらでもいい。ただ――

「焼き尽くす……ハウレスッ!!」

怒りを込めて、剣を掲げる。
噴き出すどす黒き爆炎。一瞬でも自身の周りの霧を晴らそうとしているのだ。
成否に拘らず、その場で剣を袈裟切りに振り下ろす。纏った炎を呪詛の根源へと撃ち出すべく。
104 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 23:16:48.77 ID:JkksVMY1o
>>100-101

「下手には動かせん。が、目的は同意する」

 ロイの言葉と共にウィッチャーは指でルーンを刻むと、それは即座に発動。
 少女の周囲に簡易的な結界を形成。

【ルーン術式。刻めば瞬時に効果を表す実践的な魔術】
【ロイ・ゴールドマンが最後まで習得できなかったドワーフを源流とする術式だ】

「呪詛を宿していた手前、我々より耐性を持つ。しばらくはこれで凌げるだろう」

 瞬間、ソーマタージとロイが呪詛に対して斬撃攻撃!
 呪詛を形成する黒霧の一部が切り払われ、邪悪なる呪文文字が削れるが、

【判定(武器)…濃硫酸にぶち込んだかのごとく、武器の耐久度にダメージ。素材な祝福によって回避可能】

「NUUUUUU」

 二人に向けて一斉に幾多者口が開く。

「OBOOOOOOOOO!!」

 そして、術で形成された大量の毒ムカデがぶちまけられたのだ!!

【毒ムカデ…防御の概念(結界/鎧)を無条件突破する呪詛。体内に侵入されれば内部から食い破られる】
105 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/23(土) 23:17:13.81 ID:ZLOVq5Vc0
>>97

「間違いを正すなら、まずは間違えない姿勢をみせなきゃ、ね?」

なんて、男に皮肉っぽく。
犠牲の無い道などあるはずはないが、それでも探せ、道を作れと。未熟な頭だからこそ言えることかもしれないが。



儀式の内容は少々不安になるものだったが、しかし効果は確かであったようだ。
現れるは顔面の塊、いかにも邪悪な魂といった姿である。

散布される霧にふれた、リリウムの衣服が溶けていく。恐らくは呪った張本人も違う、そうじゃないといいたいかもしれないが
衣服は魔翌力で変化させた肉体の一部なのである。一応自然な現象だ。


「物理的なのは効くのかなっ!」


変異魔術を使用、髪を広げ、数十の束になったその一本一本を槍へと変異させる。
無数の顔面に突き立てられる槍、果たして有効打になるか。
>>98>>99>>100
変異魔術は魔翌力さえあれば質量保存を無視して好きな形、大きさに変化する事ができる。
衣服から解けていくというのも無駄な性質ではなく、いわば魔翌力が続く限り融解を肩代わりする盾を張る事ができるのだ
マキナに向けられる呪いの視線をさえぎるように、壁のように変異させた手を伸ばす。

「お願いされちゃったから……
 とにかくなんとか、体勢を立て直してっ!」
106 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/23(土) 23:21:54.50 ID:d6OQ6G+Ro
>>99
「あっはっはぁ!開ける目が無くなってるので無理ですねー!!」

α-12の救助は的確だった。
問題はマキナのボディがあまりに呪詛に対して耐性を持っていない事だった。
オーガ特効が乗っているんじゃないかと思われる位に既に身体がボドボドだぁ!!

「これはアレですね。このままヘイト稼げとの天啓ですね!!」

立ち上がる際についた左腕がひしゃげる。
右腕も既に人工皮膚が爛れて有機物と無機物が入り混じったような中身を晒している。
両目は言った通り焼かれたようになって開きようがない!

だと言うのに口に不敵な笑みを浮かべバーサーカーは相手へと駆け出した!

因みに現在バーサーカー宣教師は徒手空拳である。
メインであり唯一の武装である鋼の両腕は傷一つなく少女を守るようにその傍らにあり続けている!!
107 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 23:24:08.02 ID:JkksVMY1o
>>102-103

「問題ない。今のところはな」

 半人の言葉にウィッチャーが形成したルーン刻印術で少女は護られている。
 そも彼女を救うための戦いだ。闇は本道を外していない。

「BAAAAAAAA!!」

 顔は次々に表情を変え、汚濁のような呪いを大地にこぼしていく。
 なんたる業か。なんたる醜さか。これを為したのは神ではなくヒトなのだ!

【虚空の刃が呪詛の霊体を削る。が、同時に剣は磨耗の概念を強いられる】
【判定(武器)…濃硫酸にぶち込んだかのごとく、武器の耐久度にダメージ。素材な祝福によって回避可能】

「AGAAAAAAAA!!」

 次いで、ハウレスの爆炎!それは一時的にゲルヒルデの周囲の霧ごと呪いを霧散させ、
 呪詛本体の術鎖を解れさせる!!

【認識)呪詛は鎖帷子のように編まれた術構成の奥に霊核を有す】

「BOBOBOBOBOBOBOBOBOBOBO」

 同時に大地に染み渡った呪いが影を為し、黒く染まり、視界が黒く、大地は消失し、
 沈み沈み沈み―――

【精神攻撃呪詛!!!二人は精神世界に囚われ、精神が汚泥に沈んでいく!抗いきれねば肉体は精神を失った抜け殻と化すであろう!】
108 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 23:27:12.79 ID:Cs6Smb6g0
>>101
「俺の仇名だよ畜生め!!」
昔の設定のアレがナニして『ぬるはち』です
他にも『だみあん』などがありますがこれは別の話題

>>104
「あれができてりゃ俺も赤紋意外に配属されていたのかなぁ・・・?」

ジョンソンの素早いルーン魔術 自分にはついぞできなかった魔術
魔術の適正無き者はよほどの例外が無ければ赤紋章に配属される

赤紋章が嫌なわけではないが 遠き過去のもしもを思い起こすのは一瞬に留める

切り払われる呪詛文字 その霧がハルバートにまとわりつき害をなそうとするが
そこは鉱石神ハルストバルスの聖なる小指 それが濃硫酸であったとしても 意に介さず輝きを保つ

更に解き放たれる概念的毒ムカデの礫 それに対し ハルバートに終息していた闘志を左手に移し 圧縮

「烈破掌!!」
面攻撃に対抗するは同じく面攻撃 陽の気功である闘志の奔流を持って 陰の呪詛を蹴散らし・・・最悪でも対抗しようと放たれた
109 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/23(土) 23:31:26.33 ID:5H74+Ftr0
>>104
「浅いッ…!一気呵成に攻め、マジィ!?」
赤く発光する眼を細めてロイに叫ぼうとした瞬間、自身の得物の違和感に気付く。
何度も死線を潜り抜けてきた仲だ。手に取るようにわかる。この刀はもうダメだと。
「そういえば…前もこんな事あったっけ…」

「しゃらくせぇ!使えなくなるまで使い潰してやる!」
開かれる無数の口に身構え吼える。焼けるコートが、ジャケットが鉛色の物質に変わり鎧じみて硬質化!


「イヤーッ!」
KBOOM!毒ムカデと同時に、散弾銃めいてソーマタージの身体の前面からバラ撒かれる無数の針!
硬質化した肉体を変異させて作った、大量の触手針全てを放ったのだ!消耗は激しいが致し方ない

面には面だ。毒ムカデを空中で貫き、弾き飛ばそうとする触手弾の嵐の向こう、鈍化する主観時間の中で上段の構えを取るソーマタージ。
極東の蛮族の間に伝わる粗野で凶悪な威力を誇る剣術、『蜻蛉』と呼ばれる一撃必殺の構えだ。
斬れぬなら叩き潰す。刃が折れるなら残った部位を叩き込む。暗い理性が獰猛な殺意を宿す!

「イヤーッ!!」
猿叫じみた叫びを上げ、電光石火の勢いで斬りかかる!
刀はこの攻撃で使えなくなるだろう。だからこそ、サイボーグの全力を込めて叩き込む!
110 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 23:34:11.27 ID:JkksVMY1o
>>105-106

 適正不利ゆえかいち早く溶解を始めていたマキナであったが、
 リリウムが形成する変異魔術がある程度肩代わりすることでダメージ軽減。

【マキナ…ダメージ軽減効果付与(リリウム)】

「―――」

 同時にウィッチャーがルーン刻印を空間に刻み、マキナに皮膚を薄いルーン結界が代替する。

「気休めだ。そして、あの子は私に任せろ。腕≠使え」

【徒手空拳で黒霧を打ち払うマキナであろうが、その度に腕のルーンは撓みダメージとなるであろう】
【リリウムの槍は貫いたそばから腐食。ダメージにはなっているが、このままではパイの皮をはがし続けるようなものだ】

 しかし、リリウムにも幾重もの術鎖の中に霊核があるという本質が認識できるであろう。
 そして、敵もただ、ダメージを受け続けるだけではない。

「NUUUUUUUUUU!!」
「デス!!」

 が、何かしら攻撃をしかけようとしたところをα-12が陽光にて斬撃!!

「態勢整えて次の手をデス!少しだけ持たせてやるデス!!」

 戦闘舞踏服を溶解させながら戦うα-12。攻撃手段最適化の間隙がわずかであるが発生した!

【マキナ・リリウム:キャラサポート(α-12)】
111 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/09/23(土) 23:36:17.34 ID:IqQ9N2es0
>>107
「あっ……!」

咄嗟、虚空の刃を引き戻す様に精神の指揮棒で半弧を描く
それは半透明の魔法刃達が呪詛に侵され削れて行くのを感知したが為だ
成る程、なればイヴィアの魔法では魔力を無駄に消耗する一方

「……ならっ!!」

月の輝きを煌めかせるべくして突撃、この光は淀み翳る事に対しては完全に未知である
だが、いざ踏み込み、振り上げの一閃を放たんとした矢先

「……!?」
「……ふ、ぅ……ううぅぅ!!」

確固たる大地が揺らぎ消失、無限の落下の錯覚
身体がちりぢりとなり、取り纏められていない無数の瞬間
空無と化すまでの刹那に於いて、半人は霊妙な決意にてもうひとたび踏み止まり虚を拒み己自身を無機的に再構築させた
有機と無機の全霊を尽くし精神を現世へ留める、永劫にも思えたこの遣り取り現実時間にしてほんの2秒弱!
かくて踏み外しも手綱もなく、半人は斬撃の繰り出しという結末へと到達するであろう!
112 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 23:36:26.62 ID:Cs6Smb6g0
>>109
「ソーマ!! つかえ!!」
ソーマタージの武器がダメになるのを見て自らの武器を解き放ち 地面に突き立てる

サーベル(鋼鉄製 態勢は低い)
スクラマサクス(魔法強化されており耐性は高い)
ハンマー(鈍器 サーベルと同じく鋼鉄製)

自分はハルバートがあるので 使える武器をソーマタージも使えるようにする
113 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/23(土) 23:40:49.83 ID:spRBKMOG0
>>107
定期的に炎を放てば呪いを軽減できる。
炎を放てばそれだけ怒りが燃え滾る。

なんにせよ、長く戦っているわけにはいかない。剣を構えなおし、突撃の構えを取る。
炎を再度爆発させ、合わせて呪詛本体へと駆け出そうと―――――

辺りが黒い。どす黒い。
なんだ?沈む沈む……?
いいや、沈み切っている。とうに穢れきっているはずだ。
まだ、沈めるのか。嗤いそうだ。
だけど、まだ沈み切るわけにはいかない。投げ出すわけにはいかない。
上で嘲笑うあいつらを、焼き尽くすまでは――

―――

「ガハッ!?今のは……?」

精神世界から帰還するゲルヒルデ。しかし、その心は怒りで黒く染まり切っていた。
視界が狭い。あの醜いものしか見えない。

「おまえか……ッ」

呪詛が目に入れば、怒りが爆発する。
先程取ろうとした行動――炎で呪いを払いつつ突撃をするべく大地を蹴る。
炎の勢いは先ほどよりも圧倒的に増していた。ゲルヒルデの攻撃性もさらに強化された。
だが、それ故に彼女は見えなくなってしまっていた。
114 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 23:40:53.51 ID:JkksVMY1o
>>108-109

 ロイの衝撃熱波とソーマタージの触手針が毒百足を一気にふき取らす。が、

【ゾフ…と両者の腕に違和感。それぞれに一匹ずつ肉に入り込まれたのだ!!(強制ダメージ】
【グジグジと表皮にもぐりこんだ百足が肉を喰いながら胴体/心臓に向けてゆっくりと蠢くであろう!!】

「BUOOOOOOOO!!」

 即座。反撃のソーマタージの攻撃で術鎖の多くがえぐれる!が、まだ決定打ではない!!

【判定)ソーマタージのカタナ。限界点を突破したならば崩壊する!】

「BUBBUBBBUBBU」

 呪詛がひときわ大きな顔を形成すると、その口中より巨大な眼球を飛び立たせる!アレはヤバイものだ。
 と、第六感が確信させる最悪の呪いだ!!

【呪詛の眼…その眼を直視すれば灰となる。視線に晒されつづければすさまじい速度で溶解する】
115 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/23(土) 23:45:56.75 ID:d6OQ6G+Ro
>>110
「いいえ、鋼の腕はもう要りません。皆が血路を開いた!!」
『CAST IN THE NAME OF GOD. 』

マキナが吠えると同時にその口から二重音声のように電子音が発せられる。
手厚いサポートが『如何なる場所においても活動が可能』な御使いとして鋳造された存在の動きを後押しする!

高く跳び、左足首がひしゃげる。
宙にてひん曲がった左腕を相手へとかざす為、降りぬき無理矢理位置を直す。

「『YE NOT GUILTY』!!」

マキナがそう吠えると左腕が内側から展開されていく。
バラバラのテクスチャに代わる左腕から、五本の白い光の帯が放たれる。
それは明らかな神聖を帯びて真っすぐ呪詛の霊核へと突き進んでいく!!
116 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/23(土) 23:50:05.37 ID:JkksVMY1o
>>111>>113

「BAAAAAAAAAAAAAA!!」

 精神汚染を即座に快復、即席で連携戦技:Wスラッシュを成立させた半人と神狩。
 痛烈な剣技の交差点は二人の攻撃力の総和を上回り、大量の術鎖を崩壊へと導く!!

【判定(武器)…濃硫酸にぶち込んだかのごとく、武器の耐久度にダメージ。素材や祝福によって回避可能】

「BABABABABABABAAA!!」

 形成するすべての顔が悲鳴をあげるかのごとき形相に返事、
 耳をつんざく叫びが鼓膜を不快なまでに揺さぶる!!

【霧の継続ダメージ…半人と神狩に対してはハウレスの効果により軽減中!】

「BAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

 それは呪いだ。呪詛だ。さもあらん。そのもののような存在だ。
 ゆえに、今、彼女等はのろわれているのだ。

【ゾッ!と各々の左肩に体内から黒い水晶体が皮膚を貫き生えてくる!呪い!!】
【同時に痛みが水晶が貫いた部位より襲い掛かる。痛みの規模は魂が持つ黒さ≠ノ比例する】
117 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/23(土) 23:52:19.95 ID:ZLOVq5Vc0
>>110

「……ありがと」

不服では有るものの、その動きは的確。顔を見せることは無く、けれど一言だけお礼。


外殻を幾らはがそうとも、心臓を取らなければ意味がなし。であれば選択肢は一つ、一点に最高火力を。

「―――だったらやっぱり、これだね!!」

拳を握り締め、そこに魔翌力を込められるだけぶち込んで。思い切り振り上げた拳は最早拳でなく。
螺旋を描く回転刃、即ち―――ドリルである。
地面を蹴り、飛び上がり、マキナの支援を受け開いた道を突き進む。目指すは呪いの心臓へ。
118 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/23(土) 23:56:06.51 ID:Cs6Smb6g0
>>114
「チッ・・・!」
毒虫が腕の肉を食む感覚を覚える
肌の痛みは無視できぬほどに強くなる 後で鏡を見るのが怖い

更に口から飛び出る眼球に第六感が騒めき 本能が警鐘を鳴らす

「どうせ短期決戦だ!! 出し惜しみは出来ねぇ!! 月閃歩行!!」
眼を硬く閉じ 小さな跳躍大きな飛翔 空を蹴り闘志を全開放 己が体を紅蓮に染め跳ねる様は紅蓮の鳳

「ゴールドマンが!!」
構えるハルバートの穂先は鳳が嘴 一気呵成に突き進む

「必殺!!」
前羽見えていないが感覚が教えてくれる 特級にヤバイ気配に突っ込めばいいのだ

「天破・・・・絶ぇぇぇぇぇええええッッッ槍おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
呪詛の破壊 叶わなければせめて特級にヤバイ目玉を蹴散らさんと 乾坤一擲のランスチャージが今 呪詛へ向けて放たれた
119 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/24(日) 00:06:17.66 ID:fCtZM+Qw0
>>116
炎の斬撃、それを放った剣は悪魔の剣だ。
生半可な呪詛で朽ちるほどやわではない。

神をも憎悪と怒りで焼かんとするゲルヒルデ。敵の身を見据えてただ進み、斬る。
如何なる傷を受けても――そう思われた。

「ッ!!!!!」

不意に、ゲルヒルデが膝を突く。左肩からどす黒き水晶体が生えていた。
叫びこそしないものの、奥歯は既に噛み潰れた。口からは血が滴っている。

この攻撃は、ハウレスを構えたゲルヒルデには特効とも言えた。だが――

「こんな……ものッ」

相変わらず燃えているハウレスの刃を自らの体に向け、一閃。左肩ごと水晶体を切り落としたのだ。

【左腕はかろうじで繋がっている。だが剣を両手で構えるのは不可能。傷口は炎で処理されたため血は流していない】

痛い、痛い痛い痛い痛い
だが、これで呪いの対処に成功したなら残った痛みは普通の痛み。だが、想像を絶するもの。
人工といえど神性を拘束しきるにはいたるようなものではなく――

「ハウレェェス!!焼き尽くしなさいッッ!!」

ハウレスを呪詛の中心に向けなおし、炎を打ち出すであろう。
左肩の切除が呪いの解呪に至らねば、この一撃を撃ち放つことは叶わない。
ただ、怒りで心を曇らせ痛みを募らせるのみ。
120 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/24(日) 00:06:29.00 ID:3GwGwpRA0
>>114
「俺を…!怒らせるなよ…ッ!」
腕を這う感覚、腕に入り込まれたか。
赤い目が皮膚の下、人工筋肉を食い荒らすムカデを見据えるかの様に睨み、覚悟の炎が宿る!

「イヤーッ!」
THWACK!THWACK!SPLAAAAT!!食い破られる腕の内側から、紫電と共に生える幾多もの触手!白い血と肉がばら撒かれ、体内の虫ごと貫こうとする!
体内のナノマシンを利用し、腕ごとムカデを内側から破壊するのを選んだのだ!


叩き込んだ刃が折れ、次の瞬間には四散し、赤い破片を雪の如く散らす!
が、ここでロイからの援護(>>112)だ。砕けた鋼の雨の中、地面のスクラマサクスを引き抜き、勢いを増して斬り上げんとする!

「YEAAAAAAARGH!!」
壮絶な叫びを上げ、溶ける肉体に鞭打ち刃を振り上げる、振り下ろす。
型も何もなく、力任せに振り回される魔法強化のスクラマサクスは、呪詛の塊を斬り刻み、粉砕しようとする!
身体が呪いに蝕まれ溶けてなくなるか、その前に呪詛溜まりが失せるか。チキンレースじみた壮絶な命の奪い合い!
121 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/09/24(日) 00:10:33.95 ID:35ARSUq30
>>116
呪煙の尾を引きながら月は輝く
その刀身に一切の影は皆無!

「……助かります……!」

悪魔の焔の加護に守られ、人工の皮膚を焼く痛みは幾分かマシなモノになっていた
それでも意識的にそれを何処かへ追いやる事を念頭にしなければならぬ程ではあったが、蝕まれ続けるよりはずっと重畳

「がっ……!?」
「……え、えぇい……!」

肩から生え出る異物、黒呪水晶の塊
たたらを踏んでヨロけ、それでもヘルメスの靴は強く強く大地を踏み締める
追加装甲の板が七色に輝く、半人のこころは同質に燃える
即ち精神の輝きと等しく、それは歳月により研磨されし大理石、一片の曇り無き澄み渡る蒼空!

「……!!」

月光に添えるカタチで赤刃を構え、両を真っ直ぐに突き出す格好へとシフト
赤刃の内部ジェネレイター解放、破壊エネルギーが月光を喰らい付くさんと両者の合間に走る
しかして不壊、月はいつもそこにある
決定的矛盾、世界の理から逸脱したエネルギーが深紅の稲妻となりて轟いた
虚空の刃を踊らせ剣先をくぐらせる様にして配置、魔導性指向フィールド展開
半人自身の全エネルギー変換、身体中の排熱パネルが開き爆熱が魔力粒子と混ざり金色の輝きを放つ

「……スト、ラーヤァァァっっ!!!!」

咆哮、全霊解放!
深紅の大嵐となりて呪詛の根元を喰らい尽くすべくして赤き月輪は放たれる!!
122 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/24(日) 00:27:28.58 ID:i9UyICS4o
【全員対象】

「梅雨払いはα-12にオマカセ!デス!やべえ目玉はオサラバ――憑依継承開始」

 ロイとソーマタージに向けられた呪詛の眼が他のメンバーに向けられんとした時!

「――零閃・偽!」

 キンッ!と陽光の一閃!そして零の零の狭間で一閃のうちに振るわれた十二斬撃≠ェ眼球を吹き散らした!
 概念的妨害を無くしたマキナの5本の光帯が神聖(FMSなのか?)と共に一気に呪詛を灼く!!

【呪詛を形成する術鎖の大半が崩壊!!さらに吐き出さんとした毒ムカデをも貫く!路は切り開かれた!】

「………」

 ウィッチャーが動き、呪いを生やすゲルヒルデに、水晶を肩ごと削っても残る黒の痛みの根元に、
 背に負う霊銀の剣で彼女の肩口を貫いた!!同時にすさまじい痛みが緩和する。

「殺れっ!」

 神狩の肩を貫き呪いを肩代わりした<~スリルの長剣は瞬く間に朽ちてゆく。
 が、代わりに彼女が炎を叩き込む態勢は整った。

 −−−−−−−−

 リリウムと、ソーマタージの攻撃はひどく泥臭いものとなった。
 ドリルと剣で霊核に厳重に絡まる術鎖を砕かんと何度も何度も叩き込み、削り、砕く!!
 対術戦闘では想像も出来ぬほどに肉体をぶつけるか如き有様!

【が、時に狂奔こそが活路を開く、ビシーッ!と鋭い音!と共に霊核を護る最重要の術式に亀裂が走ったのだ!】

「避けろ」

 ウィッチャーの声!同時に二人の背後より飛来する半人と神狩の深紅の大嵐と憎悪の大炎。
 同じ最大出力技であろうが、その色相と込められた根はあまりにも隔絶している。

【強大なエネルギーが本流となり、ソーマタージとリリウムが亀裂を穿った結界術式がすべて崩壊!
 皆を蝕んでいた呪いの霧も根こそぎ焼却せしめたのだ!!】

 宙に打ち上げられる呪詛。迫るは炎の化身となったロイ・ゴールドマン。
 すべては金属の王国が冒した過ちであった。もし、この汚濁を雪ぐ権利を有するとするならば、
 これこそが、金属の神が与えたもうた因果応報であったやもしれない。

【呪いは清算される。おぞましき呪詛核を神の与えたもうた蒼き槍が貫き、その存在点を粉微塵に消失させた瞬間に――】

 −−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−
 −−−−−

「えっと。皆さん。まだ鏡とか見ちゃダメですよ。特に女の子はたぶん…んんー絶対かや?」

 戦闘終了の直後、オーガたちにすぐさま移送された越境者達である。
 なお、全身に霊水ぶっかけられて、秘伝の軟膏を塗布されて回復中といったところだが、

【呪いが渦巻く結界内での戦闘であったのだ。特殊のアレだのコレだのがない限り、ただいまメンバー全員グロ画像っぽい何かな可能性重点!!】

 好奇心で鏡のぞくのもアリである。なお、α-12は自分の記憶を消去すべく床に頭をたたきつけている最中だ!!

「NOOOOOOOOO!夢デス!これは夢デス!!!!」

 レッツトライ!!
123 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 00:40:37.92 ID:F+wb3WyO0
>>122
「消え去れ・・・この国の穢れと共に・・・!」
呪詛が消えゆくのを感じながら言葉を紡ぐ それはいつもの勝ち名乗りではなかった


【んでもって 事後!!】
「中々いい面構えになったじゃねぇか」
頭を地面に叩き付けているα-12の横で 鏡を手に顔を眺めるロイ・ゴールドマン
太陽の化け物にやられて綺麗なグールめいた姿になって以来 その辺の体制はついた

「誰かすまぁとふぉん持ってねぇか? アキレスにグロ体制つけるために一枚とってくれね?」
と悪趣味なお願いをする始末!!

「後はジョンソンが上手くやってくれんだろ 折れた茶ここで一回休みだ」
ジョンソンはまだいるだろうか? きっと国の毒を切除してくれるだろうと信じている

「おぉいブッチャーよぉ 治療もいいが飯作ってくんね?」
と この物言いであるが はたして何を作ってくれるだろうか? 鍋料理じゃなければ安心である(何が?
124 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/24(日) 00:41:11.28 ID:3GwGwpRA0
>>122
「GAAAAAAAA!!」
獣じみた叫びを上げて何度も刃を叩き込む。その狂奔が止まった時こそ、仕留める算段がついた証!
狂気を湛えた瞳に理性が宿り、背後からの声を受け前に倒れこんで回避!穿った亀裂に叩き込まれる破壊的エネルギーを見上げる。

「人を呪わば穴二つ!」
戦いは終わった。捨て台詞を残し、消滅していく呪詛核に血の混じった唾を吐き捨てるのであった。


「そう言われると見たくなる」
ペタペタと軟膏を塗られながらシレッと返すソーマタージ。機械に効くのかとかは触れないでいる。
ギャーギャー騒ぎながら暴れ回るα-12を尻目に鏡を覗き……。

「すっげーグロい!ユタ州とフレディクルーガーの忌子みたい!歯の生えた睾丸みたい!」
お前らも見てみろよ、と同じく治療を受ける越境者達にわざわざ鏡を向けてケラケラ。悪意はない。

「……ところで、件のガキはどうなった?一応聞いときたい」
125 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/09/24(日) 00:42:57.81 ID:35ARSUq30
>>122
「……、……」

エネルギー残量0、無機部セーフモードへシフト
有機的な体でのみの活動を可能とはしているが、それでも全ての力を使い果たした途方も無い倦怠感から意識を手離す事を禁じ得なかった
しかし……しかし、だ
紅蓮に滾る絶対の槍が天を打ち破る様を見る事が叶った、敵意ある存在の冒瀆から永久にその歪みを取り払う様を脳裏に焼き付ける事が出来た
これであとは少女の無事を見れば、そう、重畳……恍惚とした浮遊感の中で半人はそう純粋に思える

さてはてそれで?

「……トゥエルブ、トゥエルブ、見てくださいこれ、ほら」
「「「がおー」」」

呪いの残滓に依って肩にへばり付いた、ビッシリと奥歯で覆われた口
それと左目のあった場所に取って変わった唇、更に元からあるふつーの口
それぞれで愉しげに、α-12をビックリさせるべく声を出してみるのであった
126 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/24(日) 00:44:22.50 ID:3uVLEqPVo
>>122
ソレはうじゅるうじゅると蠢いていた。

「…イエーイ、久々にこの形態ですネー!」

やたら湿っぽい音を身体からさせながら、
発せられる声は金属のそれに近いというアンバランス。
加えてその姿は左腕と着地した際にお釈迦になった下半身全てがパスタっぽい何かだった。
人工皮膚が残っているのは顔部分ぐらいで其れでも両目は焼かれたような状態のまま。
上半身や右腕は太い光の帯によって覆われ、何故かメカメカしい鎧な感じになっている。
これで一応神聖な何かっぽい波動が出てるんだからヤバい。
グロと言うか混沌だ。それ以外の形容が見つからない。

「ドうでス、この鋳造兵器モード!いっぱいいると想像すると圧巻でしょう!」

悪夢でしかない。
127 :ゲルヒルデ  ◆8CzRpFh86s [saga]:2017/09/24(日) 00:49:51.16 ID:fCtZM+Qw0
>>122
「クッ……」

痛みで構えた剣先がぶれる。こんなに憎いのに。
視界は限りなく狭い。嗚呼、敵しかみえない。殺したい、殺したい。
その時、不意に痛みが晴れた。

「……はいっ」

何事か、霊銀が呪いを貫いている。
持ち主は――ウィッチャー。
短い応答。彼の怒りを受け取る。彼の無念を剣に込める。
さあ、受け取れ人の業。
憎悪の前に――焼け落ちろ

そして、悪魔の剣の名を叫んだ

―――――
――――
―――

全てが終わった後、ゲルヒルデは純白ではない天井を見上げていた。
どうやら、全て終わったらしい。気づいたらここにいたからあまり事を把握していない。

「……うわぁ」

鏡を手に取り、顔を顰めている(ように表情筋を動かす)ゲルヒルデ。
終始ハウレスで呪いを払いながら戦っていたり神性の性質によって変わりにくい自分でさえ人にはあまり見せられない。
ぐずぐずに焼けた左肩もなんというか、どうしようもない。

「ところで、あの子とあの人は?」

恩人と少女の行方を問う。
特に少女だ。助かったとしても、自分のようになっていたらかなわない。
128 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/09/24(日) 00:57:09.98 ID:iIHIElGn0
>>122
ドリルで霊核を貫き、呪いを貫く。

「ま、わたしはへーきなんだけどね!!」

常に変異魔法でカバーし続けた結果、なんとか少女性を保っている。
が、ところどころにケロイド。少々グロテスク。

「……傷もまぁ、色気と思えば」

余裕を見せて鏡を見たが、そこには上記の姿が。
かろうじて可愛らしさを残しているのはなんとかサキュバスといったところか。

//すいません遅くなりました……
129 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/09/24(日) 01:02:48.14 ID:i9UyICS4o
【全員対象】

「随分な有様だな」

 ウィッチャーが今や身体より呪詛紋を失った少女を抱えて現れる。
 呪いの影響こそ無かったが、両眼は閉じられたまま、脚の腱も切られたまま、喉も潰されたまま、
 さらに呪いを失ったことでテレパス能力も消失していることだろう。

【闇℃ゥ身は、呪いの影響をさほど受けていないのか、顔中にガーゼを貼り付けている程度で済んでいた。
 終始、ルーン術式で皆をフォローしながら、己にも何かルーンを刻んでいたのだろうか】

「我々にはもうこの子を害する理由はない。利害は一致する。我々が生命に代えても必ず守り抜こう」

 ロイとソーマタージ、ゲルヒルデの懸念はこれで払拭される。
 必要とあらば何をも犠牲にする狂信的な民族主義者の部隊。同時に必要がなければ愛国者として護り抜くに違いない。
 既に利害は一致している。敵対する理由などもはやなかった。

【かつてロイは必要とあらば自領に毒を流す連中と呼んだ。その歴史の深部も詳細に紐解けば別の真実が見出せるやもしれぬ】

「ギャー!ギャー!!!女子力ゼロデス!おたんちん!!
 あと、淫魔()=サンだけずるいデス!デスデスデ−ス!!」

 もっとも、トンチキと半人と宣教師とサキュバスが糞やかましいためイマイチ格好がついていないのがアレであったが。
 これぞまさに越境者!であった。

「まったく騒がしい。…眼はどうにもならんが、喉と足は司祭に見せれば何とかなりそうだ。
 後はこの子の努力次第ということだろう」

 強大なる呪いを背負い、この程度で済んだのは奇跡とすらいえよう。この先の未来は不確定だ。
 そこまで越境者が背負うのはおこがましいと傲慢といえよう。

「うおーい!おかゆが出来たでー卵も入れたでー!!」

 ブッチャーがおかゆを持ってきて、素朴な香りが室内を満たす。
 
 失ったものは戻らす、確約された希望が開けているわけでもない。
 それでも、それでも、だ。この場においては、これにて締めくくるべきであろう。

「めでたし。めでたし。だな」


//ではコノヘンデー!!
130 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/24(日) 01:11:03.04 ID:3uVLEqPVo
>>129
「片岡に露満ちて、あげひばり名乗り出で、
 カタツムリ枝に這い、神、空にそらに知ろしめす、全て世は事もなし」

ケラケラと笑いながら宣教師だったものが言葉を紡ぐ。

「サて、それはそレとして…結局今回も勧誘失敗してませン?」

どっとはらい

//おつかれさまー
131 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 22:17:26.04 ID:F+wb3WyO0
【狭間のスクラップヤード】
「あの子元気にやってるかねぇ…」
天高き馬肥える秋 秋晴れに包まれた狭間のスクラップヤード
いつものようにもろみを被にかけながら金属の王国に置いてきた少女のことを想うはロイ・ゴールドマン

あの時の傷もオーガの軟膏ですっかり癒え 元のイケメン()っぷりは戻っていた

「一生分の苦しみを味わった少女に幸多からん事を・・・ってな 湿っぽくなっちまった」
と酒造りを進める

さて 他に知り合いの姿はあるだろうか?
132 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [age]:2017/09/24(日) 22:21:37.30 ID:35ARSUq30
>>131
「うえぇ……うぇぇ……」
「気持ち悪いぃ……体重いぃぃ……あと剣も重いぃ……」

よてよてふらふら、ゾンビめいて歩く半人
如何にも具合が悪そうな、半人にしては極めて珍しい状態である
それもそのはず、前回の戦いで放った大技『ストラーヤ』
その影響で身体中の無機は眠りにつき、未だ目覚める事がないのだ
即ち今は完全に有機的な部分のみで行動している
自重すら重く、動きは愚鈍で、しかしそれでも大切なふた振りのブレードは意地でも持ち歩く
なんともアレな状態なのであった
133 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/24(日) 22:26:46.00 ID:3uVLEqPVo
>>131
「布教が!ままならないっ!!」

施された治療行為が全く意味をなしていなかったのに
一晩たったら表面は治っていた系クリーチャーが吠えていた。

「何故でしょう?何故ですか!!」
134 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 22:28:03.36 ID:F+wb3WyO0
>>132
「あぁもう大丈夫かよ・・・」
ゾンビめいたタェンティースを呆れ半分心配半分のロイ
スクラップの中からオットマン(フットスティール)を引っ張り出して座るよう促す

「下手に動き回らんでもいいのに…なんか飲むか? 酒以外で」
流石にこの状態でアルコールを入れたらどうなるか分かったもんじゃない

・・・いや アルコールを入れた方が意外といい結果を生むかも?

「あの戦いは厳しかったからなぁ・・・グロッキーなのも仕方ないか・・・」
135 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/09/24(日) 22:34:48.77 ID:35ARSUq30
>>133
「ど、どうも……」

一方こちら、呪いは解けたモノの身体中が絶好調に不調な模様の半人半機
元気が良いクリーチャー系の宣教師にヒき気味にお辞儀

>>134
「ダメです……極めてダメ……」

よろーりと倒れそうになり、誘導された何やらに腰掛ける
ブレードをアタッチメントから外して傍に立て掛け、ほぅと一息

「……静止状態にあると、どうにも落ち着かなくて……」

苦笑、実際半人は行動派ではあるのだ
水を下さい、と遠慮なく申し付けられるのは病人(?)ならではの特権である

「えぇ、ですが無事に解呪も出来ました」
「……あの少女はツラい道を強要されましたが、光が満ちる事を望みます」

136 :ひいらぎ [sage]:2017/09/24(日) 22:38:49.94 ID:YgURnq9NO
>>131
【たそがれる男に見た目10歳前後に見えそうな黒髪ロングの少女が近付く】
…どうしたロイロイ?元気ないように見えるが…
【そういい、手元のグラスに注がれた液体を飲む】
【おちゃけは飲んでいるみたいだが今日はさほど酔ってはいないみたいだ】
137 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/24(日) 22:41:11.71 ID:3uVLEqPVo
>>135
「頑張って不完全ながらも神罰執行モードまで披露したのに!
 中途半端だったけどFMMスペシャルまで披露したのに!!」

今はいつもの赤フレームの眼鏡とフード付き黒革コート(萌袖仕様)に身を包んだ
大分背の低いアルビノ娘の姿でいる宣教師。

「どうです?入信してヴァージョンアップしませんか?」

何を如何するつもりなのかは言わない。
138 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 22:41:28.94 ID:F+wb3WyO0
>>133
「何でもかんでも布教すればいいってもんじゃねぇと思うぞ」
謎の物体(ヒデェ)に自分なりの考えをぶつける

「理性のなさそうなオーガにも構わず突撃しやがって 余計な戦闘をしなくて済んだんだがなぁ・・・?」
まだあの時の怒りは収まってないようですよ?

>>135
「ダメ…!極めてダメ…!か 無茶したもんだな」
なんだかぐにゃ〜してそうなタェンティースに冷えた水を進呈

「だといいな まぁ闇の連中も人の子だ 無下にはせんだろ
 それよりお前さんの顔に魔法的施術が通じるとは思わなんだ
 俺はその顔もはいてくで出来ていると思ってたんでな」

実際呪詛の治り具合はどうだろうか?
139 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/09/24(日) 22:50:19.84 ID:35ARSUq30
>>136
「どうも、ひいらぎ様」

ぺこりと挨拶、此方は顔色悪い半人である
お疲れ気味のナーバスロイと同じくして、何かしらの事柄に巻き込まれたのだろうと推察するには容易い

>>137
「あはは……わたしは、根本としてわたしの魂だけを信じていますから……」

苦笑する半人、即ち究極の無神論者である

>>138
「ありがとうございます……ふぅ」

水を呷り一息、ようやく落ち着いてきたらしい
半機のサポートがなければ普段のゴリラパワーも発揮出来ない、見た目通りの細っちい女なのだ

「そうですね」
「……ん? あぁ、基本的に有機部分はクローン技術が使われていますので」
「生物に対するポジティブな効用を広範囲に受け入れ、逆を拒む強化細胞体です」
「それにほら、魔法も仮定的ではありますがある程度再現していますし」

ちょっとだけドヤ顔、因みに何故かその頬はオモチめいてよく伸びる
140 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/24(日) 22:54:47.76 ID:3uVLEqPVo
>>138
「え?あの方はアレですよ?自分の信念に従って生きる極めて真っ当な方でしたよ?
 理性がない?大いに結構。本能に従うというのなら其のルールで語ればよろしい。
 強さこそが正義!であるならば強さを示すだけで良かったのです。
 前から思っていたんですがそもそも皆さん血の気が多すぎやしませんか?
 さーちあんどですとろい、では、らヴあんどピースは生まれないんですよ?」

新調した眼鏡をクイっとやりながら宣教師っぽい事を言い始めた気がしないでもないが、
やっぱりバーサーカーっぽいなにかが全体的に漂う説教となり始めている。

>>139
「掛け持ちも当宗教は問題としていません!
 とは言え信じる心は強制するものでもなく!
 …また布教に失敗したー!!」

海が見えれば海に、山が見えれば山に、どっちもなかったら空に向かって吠える宣教師。
141 :ひいらぎ [sage]:2017/09/24(日) 22:56:46.82 ID:YgURnq9NO
>>139
おぉ、半人殿お久しぶりじゃn…って、ん…???
【途中で顔を合わせた半人氏の顔色を見て驚きを隠せない少女】
【何かあったのは傍目かからみて明らかで、少女は思わず】

…ど、どうしたのじゃ半人殿…???綺麗なお顔(?)が台無しですぞ…

【なんともピントのズレた言葉を半人氏にかける】
142 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 23:01:09.05 ID:F+wb3WyO0
>>136
「疲れてんだよ」
短く応えるロイ

まだ千鳥足になってないので ノンアルコールを仕込んでもバレそうだ
仕込みをいつやるかと虎視眈々と狙っているようだ

「ワインは後どれくらい残ってるんだ? 減り具合によっちゃまたしこまにゃならん」
ロイのワインはかなり簡略的なつくり方であるが それでも一月はかかるのだ

>>139
「・・・・・なんとまぁ羨ましい体してんだなぁ」
水のお代りをもってきながらタェンティースの体をまじまじと見る
いい効果だけを取り入れることができる体とはね

「俺もはいてくとやらを体に入れてみる鐘 動くかどうかは知らないが」
この男が腕を潰された際 義手で済ませようとしたのだが
なぜかエラーが出てピクリとも動かなかった経験があるのだ

「まぁアレだ 金属の王国は国がオーガとの融和を考えてくれているのがわかって何よりだ
 きっとキンバの一族は金属の王国と仲良くやることだろうさ まぁ・・・」

と顔を空に向け

「これで国のごたごたが無くなって平和になっちまったら 境界線も安定しちまって 帰郷が難しくなるかもと思うと 少しだけ複雑だがな」
143 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 23:10:03.50 ID:F+wb3WyO0
>>140
「アレを真っ当と言えるお前がスゲェよ」
げんなりと首を垂れるロイであった

「それにな あの時は時間がなかったんだよ あの子の呪詛が時間で発動するかもしれなかった
 結果的に上手くいったが あの戦闘の時間が命運を分けたかもしれなかったんだぞ?」

でも一応反論っぽい物をしておきましょう

「あの少女は少なくてもお前さんのご神体ぬいぐるみを気に入っていた その子の命の瀬戸際だったのに無駄な時間を浪費したんだぞ?
 目の前に信徒になる可能性が高かった少女をほっぽっておいて 未知数の相手に時間を割くのは悪手だと思うんだが」

144 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/09/24(日) 23:11:01.84 ID:35ARSUq30
>>140
「……というかそれ、成功した事ってあるんですか?」

若干控え目に、素朴な疑問を投げかけてみる

>>141
「あはは、それがちょっと、ハードな戦闘がありまして……」

結果として無機的なサポートが一時的に失われたのだと語る
半人は文字通り半分が人、もう半分は機械である
つまり半身が喪失したとほぼ等しいのだ、今に限っては

>>142
「少し、見直しましたか?」

悪戯っぽく微笑みを浮かべた
最近めっきりポンコツなイメージばかりが先行しているが、ハイテク+ソーサリーの結構な高次元融合物なのだ

「……えーと……」
「これ、使えます?」

差し出してみるのはスマートデバイス
アキレスが使っているのと似ている通信端末だ
普段通信機とかをマトモに使えていた記憶があんまりなくて、この際だから確かめてみようとしている

「……」
「そう……家族があるんですものね……」

空になったグラスにひしゃげて映る光景に目をやった
境界間で起こる歪みはこれの比ではないのであろう、改めて奇跡的な立場にいるのだと認識出来る
しかしたまたま半人はそれを望み、成長の糧とする事を選べた
それでも、越境とは多くに取ってきっとそうとだけではない
帰るべき場所があるモノの方が明らかに多数なのだから

「……わたしには、今ヒトツ理解し得ない事柄ではありますが……」
「良い方向に物事が運ぶ事を、切に願います」
145 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/24(日) 23:20:16.41 ID:3uVLEqPVo
>>143
「では彼を放って、もうお一方の方に向かったとしましょう。
 何方も視認出来る距離に存在していたわけですが…
 ゾロゾロと大人数の我々がもうお一方のほうへ出向いている間、
 彼は気づかなかったでしょうか?それこそ本能の強いお方です。
 音や臭いにも敏感であったことでしょう…」

実は結構考えての行動であった―

「…と言えば面目が立つのでは?と同僚が言っていました!」

―訳もなかったようで!!

>>144
「んー…いや、無かったら宣教師を首になってますから!
 …イマイチ思い出せませんけども!
 これはきっと戦闘における記憶障害かもですね!!」

これはひょっとするとひょっとするかもしれない、悪い意味で。
146 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 23:31:12.32 ID:F+wb3WyO0
>>144
「そうだな 少しだけ見直したな」
ニヤリと笑みを浮かべる

と 差し出されたのはスマートデバイス

「あぁ アキレスが使ってるのと似たようなアレだろ? なぁにこの程度・・・」
まずは立上げ 電源ボタンを押して・・・押し続けて・・・

「なんだこの表示 まぁいいや 適当に・・・アレ? オイ なんだコレ!?」
画面に出てきた選択肢をカンで押して 画面ブラックアウト

焦るロイ デバイスを振ったり画面を平手でぺチぺチ叩いたりするがうんともすんとも言わない

「・・・・・・スマン 壊した 弁償する」
とっても申し訳なさそうに返す

原因? 電源切っただけです

THE・機械音痴ここに極まれり

「まぁ 国の乱れと境界線が本当に比例してるか分かったもんじゃない
 もしそれが心理なら猫の国(フォールンニャンパイア)が説明つかなくなっちまう
 ダメだったらその時考えるさ」

と努めて明るく言ったのだった

>>145
「別に見つからないように隠れるって手もあるんやで?」
それにロイはオーガ討伐のスペシャリストでもある その辺は上手くやるつもりだったのだ

「・・・次からは見つけ次第簀巻きにしておこう」
そう心に固く誓ったロイであった

「まぁ落ち着けよ 喉も乾いたろ?これ飲めよ」
と蒸溜したての度数の高い酒を差し出す

さてどうなることやら?
147 :ひいらぎ [sage]:2017/09/24(日) 23:34:22.36 ID:YgURnq9NO
>>142
ほむ…そうなのか…

【そういい、手元の瓶に目をやる】

…ほむ、まだ一本も消費してはおらん…わしにしては遅い方じゃな、飲むぺーすが…

【ロイ氏の目の前に瓶を持っていき、したり顔でいう】

>>144
…ほむ…そうなのか…さぞ不自由な生活を強いられておるのじゃろうの…わしが一緒に寝て慰めt(ry

【隙あらばセクハラのチャンスをうかがっている少女なのであった】
148 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/09/24(日) 23:41:22.37 ID:35ARSUq30
>>145
「せ、戦闘が激しいですからね、仕方ありませんね」

実際越境者を取り巻く環境は常に危機的なのである
故に仕方ないのだ、うん、仕方ない、色々と

>>146
「え? あ……」
「大丈夫です、この程度わたしなら治せます……ほら」

からかっているのか楽しんでいるのか、恐らくは両方であろう
その証拠として、

「……電源が切れただけです、大丈夫ですよ」

すぐに苦笑いして、原因を告げるのだから

「確かに……理解し切れない部分の方が多いですからね」

越境そのものに対してほぼほぼ未知なのだ
成る程、と頷いて返す
実際そうなのに加え、希望的な光が宿る笑みを浮かべた

>>147
「……ご一緒した所で、改善される訳ではありませんからねぇ」

苦笑であしらう半人、どうにも手馴れたモノである

>>ALL
「……すみません、少し、休んで来ます」

ふわりと立ち上がり、重そうに剣を抱えて宿舎へと戻って行くのであった

//すみませんがお先に失礼しまするっ、またよろしくなのですーノシ
149 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/24(日) 23:47:18.95 ID:3uVLEqPVo
>>146>>148
「んー…本機は別に飲み食いする必要はないんですがねぇ……」

酒を受け取りグイと飲み干す。

「……ああ、因みにうちの宗教では天国にビールが吹き出す火山が存在するので
 アルコールが苦手な訳ではないんですよ?そもそも酔うと言うのはですね―

聞かれてもいないのにビールの話を始めた。
ビールの起源を話し始めたと思ったら、途中で急にメーカーの話に飛ぶ。
顔に出てないが酔ってるぞコレ。

「そうそう戦闘と言えば此処最近ワタクシの姉妹機が反乱を起こしたとかなんだとか、
 はっはっは、そんな訳ないですよ、ワタクシと違って姉妹達は
 キッチリカッチリ統合体によって管理されているんですからヒトに害なすようなことは…」

酔っぱらい始めた為、話が二転三転し始める。
150 :ひいらぎ [sage]:2017/09/24(日) 23:54:07.16 ID:YgURnq9NO
>>148
…まぁ、な…しかし精神的な安らぎを得られる可能性はあるぞ…それで十分こうk…おーい、どこ行くのじゃ話はまだ終わって…

【自分勝手な良く分からない屁理屈()を並べたてる内に立ちあがり、剣を重たそうにもちふらふらとおぼつかない足取りで宿舎の方まで歩いて行こうとする半人氏に向かって何かを語りかけようとする少女】

/おつおつにしてあげます!ノシ
151 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/24(日) 23:57:05.25 ID:F+wb3WyO0
>>147
「そうか またへべれけになったらノンアル仕込んでやるから節度を持って飲めよ」
したり顔のひいらぎに言ってのける

「そもそも何本も飲んで吐くのが可笑しいんだよ」
と正論をかますのであった

>>148
「・・・・・なんででばいすすぐ電源落ちてしまうん?」
納得のいかないロイであったとさ

>>149
「・・・・・・」
イカン奴に酒飲ましたかなぁと今更ながら後悔するロイであったとさ

//自分もノシ
152 :ひいらぎ [sage]:2017/09/25(月) 00:13:11.26 ID:1HETYeBSO
>>151
…ふん、そうは行くか……ってか……まぁそうじゃな……じゃ、じゃがたまには酔いたい時も…

【ロイ氏に痛恨の一撃()を叩き込まれた少女は苦し紛れの反撃()を試みるがきっと今の時点ですでに軍配はロイ氏にあがっていて、試合終了()な雰囲気っぽいが少女は気付いていない】

/おつおつにしてあげます!
153 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/25(月) 23:18:26.08 ID:hHOahasmo
【ショートショート】

 スクラップヤード…ガンレンジにて。

 BLAMBLAMBLAM!!

 イムカが放つ粒子短銃独特の銃声が響き渡り、
 立てかけてあったマト(アルミ板やらボロウズの失敗作※納得がいかなかったという意味)
 の急所全てが的確に撃ち抜かれる。

「引き金を引けば当たる。それだけだ。が、君達も遠距離攻撃手段の一つも身に着けて損はない。
 実際、手段のカードが一つ増えるだけだが、それで死なずに済むかもしれんからな」
「「「はい、教官殿」」」

 やや幼さを残した若者たちの声を聞きながらイムカはひそかに嘆息。

(何をやっているのだ私は…)

 と、まあ、内心は微妙な心境なのだ。

【発端…止まり木との関係がイマイチよろしくないイムカにどっかの誰かがおせっかいを焼いた】
【ファンタジー^な世界から越境したての若い連中をちょっと鍛えてくれとなんか押し付けられた】

 おせっかいとはいえ、好意ではあるのだ。むげにも断れずになんかこうなった。

【さてさて、様子を見にきたり参加したりする連中(教官助手でもおk)いるかな?】
154 :アキレスベティロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/25(月) 23:31:41.57 ID:UefIi6tj0
>>153
軽い発砲音と共に.38口径の弾が吐き出される
アキレスの持つステンレスシルバーの回転式拳銃が火を噴き 的を捕らえる

精度は決して高くはないが 体幹を狙った銃撃はしっかりと全弾命中していた

アキレス「みてみてーすごくない?」
腕前:少なくても素人よりはマシ

その隣で小反動の小口径ライフルをシッカリと構え ストックを肩に食い込ませ セミオートで一発ずつ丁寧に射撃する短足男

ロイ「・・・こんなもんかな?」
ふぅとドヤ顔するが 的に絣すらしていない

腕前:論外

この結果を見てイムカはどう判断するだろうか?
155 :ひいらぎ [sage]:2017/09/25(月) 23:32:20.24 ID:1HETYeBSO
>>153
……

【若い越境者達の中でも一際(見た目上は)幼く見えそうな10歳前後に見えそうな少女がムスッとした表情で座っていた】

…確かにわしロイロイやいむいむとかと比較したら新参じゃし「見た目は」若い(「幼い」とは言いたくないらしい)が…

【「それでも納得がいかない」といいたげな眼で教官であるイムカ氏を見る少女】
156 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/25(月) 23:44:08.38 ID:hHOahasmo
>>154

「このように基本姿勢さえ崩さなければ存外に当たる。少なくとも動かないマトにはな」

 アキレスの射撃を論じながら、君達もこれくらいにはなれるだろう見本を見せる。
 ちなみにロイの方には視線さえ向けない。論外中の論外である。

「銃は適正もあるし、補給を考えれば一概に最適解とも呼べんこともあるから注意だ。
 今、ヤクザめいた男がブザマを晒したが、アレでウェポンマスターを気取っているようだ。皆、笑うように」
「「「HAHAHAHAHAHA」」」

【扱いがひでえ!!】

「ゆえにテクノロジー未発達の世界では有効な手段もある…伍長!名誉挽回の機会をやる!スリングだ!」

【今回の越境者グループ。どうにも冒険者訓練所に向かう途中で越境に巻き込まれたらしい。
 いわば、おしりの殻も取れていない冒険者見習いである】

>>155

「教官役にも説得力が必要なのさ。世の中、外見が占めるファクターは大きいのだぞ。ひいらぎ」

 ブーたれるひいらぎにさてどうしたものかなと思案するイムカであったが。

「ひいらぎ、能力解禁。投げナイフだ。やれるか?成功すれば羨望の目。
 失敗すれば年相応だという微笑ましい目(ひいらぎにとっては屈辱だろうが)だ」

 センパイ()として威厳を得られる絶好のチャンス!!である!
 若い越境者達が注目!!
157 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/25(月) 23:52:00.81 ID:UefIi6tj0
>>155
アキレス「おーよちよち大丈夫でちゅか〜」
そんな不服そうなひいらぎをここぞとばかりにいじくり倒す男アキレス

アキレス「おこちゃまは危ないからすわってまちょうね〜」
実にいい笑顔である

>>156
実際アキレスは逃げたり囮になるのが仕事なので射撃は決して上手ではない
だが走りながらの射撃で同じぐらいの命中率を出すことができるのが自慢である

ロイ「きぇぇぇぇぇぇ・・・・ッッッ!!」
笑われて怒り心頭の髭男 銃を叩き付けようとして 精密機械であることを想いだし 無駄に力を込めながらテーブルに戻し

ロイ「ッ!!」
その言葉を聞いて 懐に手を突っ込みながら短い脚で地面を蹴り上げる 舞う土埃の中 手頃な石に向けて皮ひもを振り下ろす
石に皮ひもが巻き付き 紐の反対側を素早くキャッチ 一度ぶん回して干物片側を離せば 礫はイムカが開けた急所の銃創にジャストフィット この間なんと3秒である

ロイ「・・・(ドヤァ」
どうだと言わんばかりに視線をひよっこ共に向けた

アキレス「さすがオッサン ナイスショット」
158 :ひいらぎ [sage]:2017/09/25(月) 23:59:21.64 ID:1HETYeBSO
>>156
…人を見た目で判断してはいかんぞいむいむ…もっとも「今のわしは」厳密には「(種族として)純粋な人間」ではないのじゃが…

【イムカ氏の言葉を聞いてもなお受け入れがたいといった様子でぶつぶつ呟く少女】

…しかし、まぁそうじゃな…ここいらでちいと先輩()らしいところを見せてやるか…

【そういい、立ち上がり前に出る】
【ナイフを片手に取り若い越境者達の方を見る】

…いいかぼーや達…まずナイフ投げについてじゃが与えられる初速はじゃな…

【若い越境者達に向かいナイフ投げに必要な理屈()やら式らしき物を長々としたり顔で話す少女】

…つまりじゃな、わしの能力を使えば…こうなるという事じゃ!!!

【少女は能力使用でナイフを的に向かい数本投げつける】

【少女の能力により通常よりもはるかに高い初速度を与えらたナイフは、一本でも的に当たれば粉々に粉砕する事が出来そうだが果たして??】
159 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/26(火) 00:07:45.08 ID:ynl2cE6Xo
>>157

「んっ…ローテクは流石だな。皆、先程のブザマは許してやるように。あのぶん殴りたくなるドヤ顔も大目にな」
「「「はい、教官殿!!」」」

 打てば響く返事のよさ。なんと素直な子ばかりなのであろうか。

(ふむ、私の人徳ゆえだな)
(((なんか逆らったらいけない気がする)))

 若者たちは生存本能をバリバリに発揮しているようだ。

「実際、腕前しだいでは簡単な鎧なら貫く威力がある。
 出身世界の都合、君達に銃は相性がよくない可能性もある。適性はあとで図るが、
 とりあえずはスリングショットは覚えて損はないぞ。伍長、次はゆっくりやれ。説明が必要だからな」

 ロイの3秒で1アクションを終える熟練の技は流石だが、理解させるのはまずは一動作ずつ丁寧に教える必要があった。

(まったく、とんだブートキャンプだな。手ぬるいにも程がある)

 かといって、政治将校的ば地獄を見せる立場には今回は無い。

>>158

「見た目で人を判断するなというのは、他者にとってはハードルが高いのさ。強いればそれこそ傲慢でしかない」

 納得はしなくてもいいので、理解はしておくべしという説明だった。

(ふむ、物理からも説明するか。原理は把握して損はない)

 ひいらぎの評価に花マルをつけながら様子を見守るイムカ。

【投げナイフは寸分たがわずマトの兜に激突!衝突の瞬間、それはただの鉄くずと化す!!】
【拍手と賞賛が向けられ、センパイとしての面目躍如だ!!】

「投げナイフは持てる本数こそ多くはないが(ひいらぎは能力もありそれなりに所持できるだろうが)、
 スタンダードな牽制手段になりえる。急所を狙うのは難しいがな。覚えて損はない。人間の造りはそも投擲向きだ」

 言いながらポンとひいらぎの肩に手を乗せて、

「よくやったな。これで訓練もスムーズに進む。今日は君の酒盛りにつきあおう」

 花マルなので費用イムカもちで酒盛り決定!!
160 :ひいらぎ [sage]:2017/09/26(火) 00:10:53.26 ID:q+VyBTwkO
>157
…触るでない、貴様…

【悪意()100%な人物の手を払いのけようとし、前に出る】
161 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/26(火) 00:15:30.44 ID:Gpjy7/7h0
>>159
アキレス「あれも一つの仁徳ってこと?」
ロイ「かもな」

素直にイムカの言葉を聞き入れるひよっこたち
アキレスはロイに耳打ちし ロイは肩をすくめるのであった

ロイ「いいか まずは・・・次に・・・
先ほどはムキになりすぎたようだ 今度は注文通りにゆっくりと見せる

紐の片側を中指・薬指・小指でホールドし 礫をヒモに巻き付け もう片方を親指人差し指で挟み
その状態で振り回す 風切り音が響く中

ロイ「タイミングを見計らって・・・っ!!」
親指人差し指を開いて紐を解けば 飛んでいった礫はまたもイムカの開けた銃創にジャストフィット

ロイ「とまぁこんなところだ できるもんならやってみな」
皮ひもをテーブルに置き ひよっこに促してみる
162 :ひいらぎ [sage]:2017/09/26(火) 00:29:41.62 ID:q+VyBTwkO
>>159
…まぁ…それもそうじゃが…

【納得いかなそうに呟く】

【さて投げたナイフはどーやら無事目標に当たったようで、轟音と共に兜は鉄屑と化したようだ】

【仲間の越境者達と共に何回か死線をくぐってきた少女の技術はそれなりになっていたようで、それに対する称賛の声や拍手等が少女に注がれた】

…まぁ、悪い気はせんな…それより酒盛りとな…では是非お言葉に甘えて今夜は吐く程飲ませてもらうかの…
163 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/26(火) 00:34:11.89 ID:ynl2cE6Xo
>>161

 ひよっこ達はロイの指導を聞くと、早速思い思いに試し始める。
 そも上手く礫を引っ掛けられなかったり、飛ばしても見当違いに方向に行ったり。
 慎重にやってマトに当てる者もいるが、慎重すぎて実戦レベルとは程遠かったり。

「まあ、ただ使う分には難易度は高くない。そのうち慣れるだろうさ」

 熟達となると話はまた変わってくるが、そこまでは求めていない。
 生存可能性を上げるカードのひとつにもなればいいというところだ。

「流石、下士官。指導は上手いものだな。助かった」

 この言葉には気を使わせたなという礼も迂遠に込められていたりしたようだった。


>>152

「素直に受け取っておけ。君の成果だ」

 存外に褒められ慣れていないのか?などとも考えてしまうイムカであった。
 まあ、一応、釘をさすならば、

「酒はほどほどにな」

 と、超絶酒豪がなんか説得力のないことをほざくのであったとさ。


//いじょ!
164 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/28(木) 22:17:08.13 ID:1iSz58Nso
【動乱の2033年世界にて…合衆国・ボストン】

 戦争とは文明を発展させるのか?
 テクノロジー発達の発展期においてはそうだったろうが、過渡期〜成熟期になると、損のほうが増大するような気もするし、
 やっぱり、必要に応じて進歩するやもしれぬ。

「が、まあ、今回は越境が絡んでいるからな。類似する技術ツリーに関して世界修正力もやや緩くなっているのかもしれん」

 合衆国にて早期に防衛に成功したボストンにいたっては、
 戦争特需による小好景気の間になにやら不自然なまでのテックが流入してきている。
 サイバネパーツ、摩訶不思議な銃にアーマー。魔術的な要素はあまり越境出来ていないようだが。

「おかげで補給には問題ないが…案外我々に肩入れしている企業連の一派の仕業かもな」

 何せ、戦乱・動乱をマネーに還元しようとしている連中の掌の上だ。
 合衆国が負けすぎるのを懸念した暗黒メガコーポが一社や二社くらいあっても不思議ではあるまい。
165 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/28(木) 22:37:35.44 ID:oeK8JghH0
>>164
「肩入れするなら、戦場でも冷たいビールとピザを届けてくれるドローンでも用意しておくれってんだ」
踏ん反り返って新聞に目を通し、軽い調子で返すはソーマタージ。久方ぶりの休息なのだ。
言われてみると、成る程確かにこの世界の科学力から見れば不自然なモノがチラホラ。

「ブルジョワ連中の思惑などどうでもいい。が、流れてくる技術だけは有難いな。
 お前らの所みたいな超兵器はまだ無いにしても、この時代からすりゃ最先端の先を行ったような代物だろうよ」


「戦争は儲かる。もう少し長引かせて甘い汁を啜るためなら、多少の技術提供も吝かではないってとこだろ」
メガコーポの思惑通りに技術が流れ、戦が長引き、金が入る。
その流れにどっぷり浸かっているのは少々腹立たしいが、こちらに得があるのも確かだ。今すぐに行動を起こす気にはならない。
「暫くは俺らもお零れをいただくとしよう。国一つを滅ぼす様なビッグなビズだ。多少俺らの懐に資材やテックが流れても気付かれねー気付かれねー」

「それはそうと、もしあるようだったら外付けコンピューターでも取り寄せといてくれないか。データの送受信とか色々できる小さなスゴいヤツ。
 Pip-Boyみたいなヤツだと嬉しい。そろそろ情報伝達も厳しいんだよ、頼むぜ」
要請に従って暴れ回ってるだけのこの男には、流入してくるテックを知り、手に入れるだけのコネも力も無い。
こうして彼女に頼むのが一番早いのだ。あまり期待はしていないが。
166 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/28(木) 22:56:07.41 ID:1iSz58Nso
>>165

 ソーマタージが読む新聞に書かれているのは世界各地で勃発する民族紛争・宗教紛争etcetc
 見事に世界が貯めに貯めこんだモノが連鎖爆発を起こしたという格好だ。
 無論、その裏ではスプロールの企業連による蠢動があることは言うまでもない。

「サイバネ技術が普及すると傷病兵の問題が一気にベクトルを代えるぞ?
 何せ、部分置換だけでも生身以上に働けるようになるからな」

 全身義体化まではまだ倫理と技術が追いつかないだろうが、
 戦う兵士が文字通り生命尽きるまで戦える≠謔、になると戦略的なパラダイムが生じるものだ。
 そして、そこにまた企業の利潤が産出されることは言うまでもない。

【戦争によって利潤を生み出すシステムが徐々にカタチになりつつある。ということだ】

 ふと、ソーマタージからハンドベルトコンピューターめいた要望が出たので、

「スレート・モニターのような装置が欲しいのか?特務機動部(テンペストゥス)の装備であるにはあったが…」

 イムカはソーマタージを見やりながら首をかしげると、

「君は全身義体のサイボーグだろう?脳内UNIXのアップデートかナノマシンの最適化ではどうにもならないのか?
 ローテクなのかロストテクノロジーなのかサッパリわからんが、技術ツリーがサイバネにしてはやや生物要素があったり特異だな」

 ソーマタージのサイバネ技術の根幹をアップデートなり最適化するのはおそらくは無理と考えながらも
 あえて口にはしてみるイムカである。
167 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/28(木) 23:17:11.20 ID:oeK8JghH0
>>166
「普通の戦争にしか出てないやつにとっては地獄だろうな。撃っても撃っても中々死なない死なずの兵士だ」
「よく言うだろ?発達した科学は魔術と変わらなくなるって。そうなる日も近いなこりゃ」

陰気臭い話題の新聞に首を振り、畳んで遠くに放る。陰謀論者の妄想が実現した様な世界情勢だ。
流れ込むサイバネティクスにより強化される兵士。ドミノ倒しの如く広がる争い。人の業もここに極まれり。
「デビルマンが憤死しそうだ」


「なんだあるのか。丁度いい、仕事の報酬としてくれ。僅かばかりの金と共にな」
冗談半分とはいえ、あるのなら貰わない手はない。ましてや命を賭ける戦いに飛び込み続けるのなら。

「ウーン、この程度なら個人的な過去の話にはならないな。技師がいないんだよ。単純でアホみたいな理由だろ?」
イムカの問いに軽く笑って返すソーマタージ。怒りや諦めといったセンシティブな雰囲気は無く、当然の事を語るかの様な口ぶりで。

「置換した時は当時の最高峰の上を行っていたサイバネ技術だったんだ。俺の身体は。今思うとここみたいな状況だったのかもな?知るかよ。
 まぁ兎に角、この憐れな道化者である程度試して、実用化の目処が立ったら世間に広める。……って所でグレートウォー」
「極地に達した技術と知識は核の炎と怒りの銃弾で全てご破算。プロトタイプも設計図も煤になって気と混じった。
 ナノマシンの研究は何とか引き継げたから増やしてちょっと弄るぐらいはできたが、もう俺の身体をアップグレードするだけの設備も技術力も残っていないとさ」

「いや、少なくとも俺の知る限りではな。ひょっとしたら三百人委員会かロスチャイルド家の残党辺りが小賢しく技術独占でもして、俺をZやエンペラーにするぐらいの研究進んでるかも?
 どちらにせよ、俺をこれ以上の性能にするのは無理だ」

「本音言うと、結構無理してるんだぜ?少なく見積もっても、家庭用コンピューター黎明期のPCにドン勝やらせるくらいの無理だ」
168 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/28(木) 23:28:20.30 ID:a8CAoxSJ0
さて 色々と鬱憤がたまった結果が各地の戦争拡大というわけだが
戦争があるところ平和主義者あり 命を無下にするなと騒ぎ立てる輩は必ず存在する

2人のほど近い場所でも人々が【WAR IS OVER】の弾幕掲げて通りを練り歩いているのが見えるだろう

鳴り響くホイッスルの鋭い音と武装した警官隊 そして

「うはははははははははバーーーーカ!!!!」
―――ギィ★

逃げる知り合い なんでも戦車隊の車両すべてにピースマークを描いたそうな

男アキレス ロール内では久方ぶりの落書き騒動であった

//1レス失礼
169 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/28(木) 23:30:10.48 ID:1iSz58Nso
>>167

「なるほど。ロストテクノロジーの類か。その手の話には慣れているよ。
 私の世界はそれが高じすぎて機械を崇める宗教の出来上がりだ」

 エンジンひとつ起こすのに、起動のルーンだの祈祷だのをやるのだぞ?と、
 カルト・メカニクスと同盟関係であり、その教義にはまったく興味のないイムカは世間話的に嘆息をついた。

【深刻ぶるのは流儀ではないし、この辺は世間話にとどめていくべきだろう。そもこういうのは嫌いではない】

「そんなに不便ならいっそ剥がして別システムに…というもの無理か。食い込みすぎてて剥がれん類だろう。どうせ」

 ソーマタージの肉体に関してはナノマシンの修復能力と大体可能なパーツの置換が精一杯といったところか?
 と、イムカなりに基準を設定するの留める。

「スレート・モニターは高級品でな。私の一存じゃあ手に入らんよ。…なんだったら私のお手製のCOMPでよければやれるが?」

 イムカお手製?

【一応、ビークル専門企業の重役やってたり、自分で設計もしてたり、光学兵器のライセンス持ってたりと、
 嫌味なくらいに才能には(女子力を除き)不足していないだろうが、問題は時折トンデモな天然かますことだ】
170 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/28(木) 23:32:03.63 ID:1iSz58Nso
>>168

「ヒッピー活動が妙に合っているな?後はハッパを口に咥えてストーリーキングの一発や二発すれば完璧か?」

 遠目に何かやっている何かを見ながら呆れるイムカであった。
171 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/28(木) 23:44:30.02 ID:oeK8JghH0
>>169
「コバルト爆弾の御神体でもいるのかな?……古い映画のネタだ。気にするな」
流石に祈祷を捧げるような連中はいないので、その辺はまだマシと言えるだろうか。言えるのか?
ともあれ向こうも気を使ってくれたらしい。これ以上過去を話す必要はないだろう。

「ご名答。神経系にまで食い込むどころか、癒着してる様な状態らしいぜ。消しゴムの上にプラスチック乗せてたらくっついてたって事ある?そんな感じだと。プラスチックが俺の脳と僅かな神経だ。
 それに、今更新しい身体に乗り換えるのもな。これもこれでそう不便じゃないさ。飯食べても問題ないし人の服なら問題なく着れるサイズだし」


「お前のお手製〜〜〜?変な機能付いてそうで不安なんだけど」
空気をぶち壊す嫌そうな顔と声。貰う立場にあるにも関わらずこの態度!
「目覚ましに毒針仕込むとか、五時間に一回軍歌が流れ出すとかそういう変なの積んでないよな?」

「……仕方ないか。それでいいからくれないか。一応腕は確かだろうし」
不承不承だが納得したらしい。腹を括り、ゴルゴダの丘を登るかの様なシケた顔でイムカ製COMPを貰う事にしたらしい。
172 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/28(木) 23:54:22.76 ID:1iSz58Nso
>>171

「難儀なものだな」

 と、自分の遺伝種子による超人化は完全に棚の上において返事するのであった。

【んでもってお次のお題に】

「生活習慣改善機能はいらなかったか。オミットしよう」

 無表情に平然というイムカ。何かサーボスカルにホロディスプレイ投影させて、
 やたら尖がった針めいた部品やら、帝国軍楽云々を削除している!!

「…冗談だぞ?ウケたか?」

 そして真顔で言うのである。ジョークのセンスは無い!!

「アーカイヴの奥に突っ込んでいたかな?待て」

 サーボスカルがステイシス圧縮フィールド内を検索中。
 どうやらかなり放置気味のアレだったらしい。アレ。

【しばらくすると、黒漆塗りめいたブラックな質感のやや無骨な形状のCOMPが出現】
【モニターがやや大きく、ダイヤルめいた部品やら髑髏マークのボタン(おしおきだべー)やら】
173 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/29(金) 00:10:13.66 ID:rSNNvHq50
>>172
「いや…マジでやってそうだから笑えなかった」
生活習慣ダメダメの助であるこの男にとってはまさに天敵とも言える機能だっただろうが、幸い冗談だったらしい。冗談を言える程度の人間性があった事には素直に感心する。

「ジョーカー並みに悪趣味なジョークだな。笑えない」
バッサリ切る事に変わりはないが。


「ナーバスな気分になってきた。今のうちに帰って有耶無耶にしていいか?」
シラーッとした目で目当ての物を探すサーボスカルを眺めてボヤく。脳裏に浮かぶのは安物買いの銭失いという無慈悲な言葉。
「今回失うのは四肢かな?ソーマまいっちんぐ。……近い内に遺書の用意しとかないとな」

「何これ、オートリピートシステム?ガダルカナル22号の試作品?」
出された無骨なCOMPに一瞬でダメ出し。大まかなデザインはまだしも、目を引く髑髏ボタンに露骨に警戒しているのだ。
戦場に持っていく物にこんな見るからに怪しいボタンが付いていては気が気でない。チラチラと伺う赤い目は「マジかこいつ」と訴えていた。

「ちょっと持ってやるから、代わりにそのボタン押してみろ。着用者になる俺に不都合が起きないのが分かったら言い値で買ってやらんでもないから」
174 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/29(金) 00:23:03.65 ID:h2/ZsREko
>>173

「あいにく装着してからでないと動かなくてな。安心して欲しい。暴発はしない。若気の至りって奴だ」

 若気…イムカの実年齢を鑑みると、トンでもない骨董品の可能性あり。

「一応、色々と機能は付いているのだぞ?簡易的で容量の少ないが、ステイシス圧縮フィールドに」

 ようするにピップなボーイめいたインベントリ機能だ。あんまり多くないし、取り出しにやや時間がかかるが。

「オートマッピング機能。もちろん、こちらとのデータ共有もOK」

 モニターの地図が表示される。何故か緑と黒で表示されている。フルカラーじゃないんかい!である。

「あとは通信傍受機能…は失敗してラジオ受信が出来る。テレビジョンは見れないぞ」

 娯楽にはラジオ…びみょーにレトロ。当時のイムカは未熟で大雑把であった。大雑把なのは今も同じ?またまたご冗談を。

「なお、電気反応で照準を補正する機能なんて無いからな。照準時に時間は止まらんぞ(メタ)」

【いわばV.A.T.S.抜きの劣化ピップボーイか?など髑髏の説明はしないまま】
175 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/29(金) 00:31:27.65 ID:rSNNvHq50
>>174
「若気の至りって何世紀前の出来事だ?」
生身の体だったら冷や汗をかいていただろう。あまりそうぞうしたくはない。下手したら自分と同い年かもしれない機械など。


「コーラと漫画ぐらいは入りそうだな。気に入った」
「目が痛くなる配色だな?いつの流行りだ」
「この情報化社会にラジオ?音楽プレーヤーはついてないのか」
どうやら杞憂に終わったらしい。色々と気になる点はあるが及第点だ。
袖の上から巻き、軽く振ったり指で小突いたりして動作を確認。動きを阻害するほどの重量でもないのが有り難い。

「まあいいか。気に入った、買うとするよ。幾らだ?それと名前あるのか?これ」
お気に召したようだ。趣味に合うのも決め手らしい

「…それと、結局この髑髏ボタンは何なんだ。場合によっては埋める事も辞さない」
176 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/29(金) 00:41:03.23 ID:h2/ZsREko
>>175

「2世紀も前の個人的な作品に名前をつける趣味はない。COMPかUNIXあたりで十分だろう」

 流石に質実的なイムカである。可愛げもなにもあったものではない。

「実際、戦闘中には荷物取り出しなんて出来ないからな。実体化に時間がかかりすぎる。
 基本的にはコーラや漫画くらいにしておけ」

 一応、戦闘前に普段は使わぬ爆弾やら何やらの持ち運び準備にはある程度使えたりもする。
 まあ、容量がちっちゃいからそれも限定的ではあるが。

「音楽プレーヤーなどない。ラジオだラジオ」

 なんかイマイチレトロちっくである。当時のイムカの趣味だったのだろうか。
 おそらくは質問してもロクな答えは返ってこないだろう。

【なお、料金はソーマタージの傭兵一回分の料金…つまりそこそこなお値段であった。
 イムカにとってはスクラップ処理めいてもいるのだろうが、一応、オーバーテックではあるので価格は必要】

「髑髏ボタンか?ああ、自分の腕がどうしようもなく邪魔で不快に思えてきたら押すといい。問題が解決する」

 やっぱり自爆スイッチだ!!ロマン!!
177 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/29(金) 00:56:39.83 ID:rSNNvHq50
>>176
「やっぱり世紀単位の骨董品か……」
「何にでも名前はある、バイブルにも書いてるだろ。いちいちUNIXだのじゃ言いにくいし。
 …フォールアウトボーイ、チューブラーベル…思いつかないから考えとく」
可愛げも何もない言い草に肩を竦めるソーマタージ。その場その場で考えられてそれ以降呼ばれる事もない名前を付けられるのが幸運なのか、モノの名前で呼ばれるのが良いのかは神でも知り得ないだろう。


「高いな。このヨーグルト工場の見学チケットやるから安くならないか?見終わった後は出来立てのヨーグルト食べ放題だぞ」
明細に片眉を上げるが、身を守り物事をスムーズに進める為ならこの程度は許容範囲内だ。
性能と値段にはブツブツ言っていたが、料金は数日後には振り込まれている事だろう。
「スイス銀行経由で一週間以内には振り込むよ。それとも現金受け渡し派?」

「…お前は自分の腕を邪魔で不快に思う事があったのか?」
了承のサインをしてから知らされる、無駄にロマンと危険溢れる仕掛けには突っ込まずにはいられなかったとか。

//そろそろ落ちさせていただきますです ありがとうございましたー
178 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/30(土) 21:50:17.37 ID:nucrrmqyo
【戦乱の坩堝と化した2033年世界にて】

 企業連の思惑により世界的な紛争の坩堝にある世界。
 その中で世界最大の武力を有する合衆国もまた、さまざまな思惑と陰謀により、
 本土に直接攻撃を受け、戦闘状態に突入した。

【一時は首都すらも危険な状況となったが、ISACによる首都防衛戦が成功を収め、ウィスキーホテルはその機能を保っている】
【しかして、国家解体すら視野に収めたPMC群の脅威はいまだ健在であり、合衆国はまさにカオスに呑まれていた】

 −−−−−−−−−−−−

「例によって合衆国からの依頼だ。現在、合衆国は国軍による反撃を模索しているようだが、
 法律上の手続きやらなにやらで遅々として進んでいないのが現状。
 その間に敵対PMCが攻撃発起点を形成しつつある。それを散らすのが任務だ」

 ここまで言ったところでイムカ・グリムナーはわざとらしく手を扇ぐ。
 この世界では首都防衛の英雄だのなんだの。ようするに使う機会が多くない将校スキルを十全に活用中らしい。

「ようするに尻拭いだ。散らして反撃までの時間を稼ぐ。わかりやすい。普通はな。
 が、今回は些か分かり難い。先行した部隊が戻らん。流通の遮断も通信網もおかしい。
 妙な予感がする。ゆえに君達に参加を要請した」

 ゴウンゴウンと重い駆動音が響く薄暗いカーゴ内で、
 イムカと、その他、重厚なアーマーを身に着けた特務兵達が存在感を占めている。イムカが手塩をかけて鍛えている連中だ。
 越境者はここではそれでもなお不足する戦力を補うため雇われた傭兵といったところか。
 戦争経済に沸く世界。戦えば戦うほどマネーになる。

【イムカにはなにやらマネー以外に目的もありそうだが、彼女のそういう動きはいつものことだ】

「では最終ブリーフィングは終了だ。強襲後、士気やら段取りをダイナシにしてやるということだ。
 まもなくポイントだ。準備をしろ」

 言いながらイムカはエントリーユニットを背中に背負う。
 後部ハッチが開くと、冷たい空気がカーゴ内に入り込む。そう、ここは地上を遥か下方に見下ろす大空を飛翔する航空機内。
 降下強襲戦なのだ。つまり、落ちろ。もといさっさと降りろ!である!!
179 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/30(土) 21:58:20.73 ID:PLQxvzEuo
>>178
「…いや、流石のワタクシも今回は布教無理じゃないとか思うんですけどね?」

最近全く成果の上がっていない宣教師が風に煽られながらブツブツと。

「これはあれですか?いよいよペナルティ的な?
 …しかし此処で布教が成功したら?ピンチはチャンス!!」

何かに思い至ったようでニンマリしつつ背中から堕ちた。
180 :アキレス&ベティ>178と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/30(土) 21:59:35.13 ID:PcFQ2ATL0
>>178
「国がでかくなるとその辺の手続きとか面倒になるよな まぁ下士官には関係のない話だが」

ヤレヤレと肩をすくめる短足あごひげ男 こいつは上の苦労におせーだのなんだの愚痴る立場の人間故

「どうおかしいのだ? 伝令だの補給部隊だのを潰して回るのは決して悪手ではない 

 敵さん今までやってこなかった手を繰り出してきてるのか?」
ポリポリと頭を掻き あまりいいとは言えない頭を動かす

「それか・・・状況を動かそうと繰り出した精鋭を叩く為の布石とかか? まぁいい やるかね」
そして開くハッチ 飛ぶ鉄の船の中 きっと皆さまパラシュートだのハイテクな着地機構などを駆使するのだろう だが

「いぃぃぃっくぜぇぇぇぇぇ!!!!」
大空に身を投げた ハイテクは上手く使えないので 自らの異能である空中飛翔を応用して原則 着地を試みることとなる
181 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/30(土) 22:05:30.79 ID:PcFQ2ATL0
安定のアレ
182 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/30(土) 22:10:08.98 ID:BjyWEaAv0
>>178
「法治国家の弱点だな。雁字搦めになる」
腕に巻いた情報端末の調子を確かめると、吸い終えた葉巻を足元に落とす。戦争によりそれなりには儲けたのだ。
今回の様に面倒そうな仕事ばかり回されるのが難点だが、金を稼ごうと思えばこの地は今未曾有のチャンスの塊というわけだ。

「あいついやに張り切ってるな」
遺憾無く発揮される将校スキルもどこ吹く風。近くに座る越境者や特務兵に耳打ちすると、降下用装備を整える。
パラシュート降下も慣れてしまった。平穏な生活からは遠ざかっている気がしてやまない。


「お先にどうぞ。レディーファーストだ」
冗談を飛ばして肩を竦めると、一般的な突撃銃を担ぎ直して一気に飛び降りる!無茶振りにも慣れたものだ。
「スゴい事しようぜ!」
183 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/30(土) 22:15:43.27 ID:nucrrmqyo
>>179

「まあ、成果を鑑みるにそろそろクビが寒くなる頃合だろうな。ご愁傷様だ」

 ナムアミダブツ!!

>>180

「…人の行き来がわからん。航空写真も不明瞭。ただの欺瞞ならいいが…半分以上はただのカンだ」

 流石に営利が絡んだ戦いがジェノサイドに発展するとは思えないが…というところだ。

>>182

「レディ…ふむ。たしかにな。うん」

 なんかコクコク頷いている。よーするにいつものイムカのアレだアレ。


 −−−−−−−−−−−−

 シーン:異 常 事 態

 越境者達の降下に前後して、イムカとISACの特務兵…OSAT兵達も降下開始。
 高高度からの突入は通常であれば、体温を根こそぎ奪うなど身体への重篤な悪影響が懸念されるが。
 そこはイムカならばフィールドと強化された肉体でカヴァーし、OSAT兵も重厚なる強化服の全環境機能で問題なし。

【判定(環境対応)…高高度からの降下に適した装備ないし低体温症を防ぐ異能/能力/特性を有するか?】

「……なんだ?」

 降下中のイムカは眼下の…不自然きわまる黒い雲を見やる。
 雲にしては高度が低すぎておかしい。それに風を切る音とは別にヴヴヴと耳障りな音が混じっているのだ。

「………警戒、いや…これは」

 それは…蝿の群であった。大量のあまりに大量の、だ。
 黒い雲に見えたのはそれがあまりに密集してひとつどころに在ったゆえである!

【雲ではなく蝿とすれば、今度は逆に通常、存在するには高度が高すぎる。おおよそマトモな蝿ではあるまい】

 イムカはフィールド持ちで蝿雲に突入しても防げる。OSAT兵もそうだろう。
 越境者達はどうだ?生身でこの奇妙なる蝿に突入するのは如何にもぞっとしない!

【判定)蝿の雲…この蝿どもはおぞましぎ疫病を体内に蓄えている=z
184 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/30(土) 22:28:57.36 ID:PLQxvzEuo
>>183
「…そういえば着地のことを失念してましたね」

地表から跳ぶ事は出来ても宙からは難しい。

「まあとりあえず、力場展開で現状を防ぐとして!!」

内臓機構である力場展開装置を起動。
とりあえず周囲に展開された其れで現状のもろもろは無理矢理突破できる筈である。

「本機はいかなる場所でも活動可能ですからね!
 でも呪いだけは簡便な!!」
185 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/30(土) 22:29:23.60 ID:PcFQ2ATL0
>>183
「少し冷えるな クソッ」
勢いよく飛び出したはいいが 風に体温を奪われかねない
流石に北に位置する国の生まれとて この寒さは堪える

「・・・ッ!!」
そこで闘志の焔を展開し 寒さをやわらげた

【異能及び耐性により低体温を防ぐ】

「妙に黒い雲・・・いや 嘘だろオイ!!?」
風きり音に混じる羽音 こんな高度に位置する蠅なんて聞いたことがない
そしてそんな蠅がただ食い物に集るだけの蠅なわけがない

「んだらぁ!!」
全身から立ち上る闘志の出力を最大限まで上げる
体力がすごい勢いで消費されるが致し方なし

周囲を焼き焦がすほどの闘志を持って蠅を寄せ付けないよう試みる
186 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/30(土) 22:41:30.07 ID:BjyWEaAv0
>>183
「ぶるる、寒いね。外気温計によると、低体温症になってもおかしくない筈だ。
 まだ大丈夫か?ブランデーでもご入用かい?」
通信で軽口を叩くソーマタージ。低体温症の兆候は今のところ見受けられない。義体化の数少ない恩恵の一つか。
しかし問題はまだある。眼下に広がる黒い雲だ。

「スモッグ?この辺りに工場なんてあったか?」
軽い態度も失せて真面目なトーンで尋ねる。動体反応装置が異様な反応を叩き出しているのだ。
「異常事態ってヤツだ。人生誰にでも雨は降るが、特に俺たちにばかり重点的に降るらしい」


「糞蝿共がァッ!!奥の手を使う!」
叫ぶと同時、降下用ヘルメットの奥が鉛色に染まり、無数の触手がバイザーを突き破る!
変化は衣類の下も同じだ。耐寒装備を裂き、身体を覆っていく鉛色の鎧!
無数の死の棘は、本体たるソーマタージを守る為に鋭い鎧と化して関節を、肉体を隙間無く覆っていく。

全身を硬質化ナノマシンで覆ったソーマタージは、宛ら一つの彫像の如き様相となって頭から落下!
少なくとも蝿に集られ襲われる事は防げる筈だ。身動ぎ一つ出来ないが。
187 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/30(土) 22:58:42.88 ID:nucrrmqyo
>>184-186

 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

 各々が独自の手段を以って蝿雲に突入し、突破するまではほんの数秒であったろうが、
 その間に味わった怖気が走る光景と蝿音は筆舌に尽くしがたい代物であった。

「抜けたぞ!!」

 奇妙な蝿の群がPMC(?)の意図した防衛手段だったとしたら、
 当然ながら、降下中の敵の妨害を懸念せねばならない。ゆえにイムカも目標の敵の物資集積所を睨んだ。の、だが、

「おい…」
「…どうなっている」

 敵を打倒する。そのために同行したOSAT兵たちに同様が走った。さもありなん。
 眼下に広がる光景は、おおよそ想像の埒外であったからである。

【まず、本来はPMC兵がマトモな陣地を構築していたであろうソコに広がるのは緑色のおぞましい沼が大半である】
【その沼にはよく見れば大量の白い突起物…人間の手足、とろけた皮の欠片など、もともとは付近住民であった人々の末路が沈んでいる】

「………!」

 破壊しようとしていた目標の戦車、ビークルなども妙であった。
 内部から肉がうごめく戦車?眼球を胆嚢を引っ付けたビークル?そのようなモノを目標にしたつもりはない。

【そして、その中でも垣間見える敵性存在。錆と汚らわしい廃液を噴出すデスサイズを持った、
 通常の人間より遥かに大きい体躯…2メートル半くらいはあるパワーアーマーを身に着けた怪異。
 なぜ、怪異と呼ぶか。疫病に塗れた霧と大量の蝿をまとわり付かせ、腹部から内臓を垂れ流すようなものはマトモな存在とは呼べまい】

 大量の生贄が注がれた緑の沼の中央には、半ば解けた人間と蝿が混ざり合ったような冒涜的なオブジェが尖塔のごとく天を突く。
 賢者がもっとも愚かしいものか狂人か。あるいは無謀なる者達はそれをこう呼ぶ。神がもたらせし願望器(モノリス)。

「――企業連、責任は取れるのだろうな?」

 降下中のイムカも思わず毒づく。どうやら企業連は戦争経済の植民地にするためにこの世界へのワールドタイムゲートを発掘し、
 決して召還(よん)ではならない存在の流入までこの世界に許してしまったようだ。

【怪異…コンタギオンは地に向かい降下する越境者達をパワーアーマーのヘルメットに完全に癒着した顔を向ける】

 そして、無造作にその穢れた鎌を振るったのだ。

「奴が何かについては後回しだ。アレを駆逐するぞ!!」

【瞬間!地上より大量の蝿がこちらに向かって飛来する。その蝿ども先程の蝿とは違い存在を歪められ、その羽は鋭い刃に置換されている】
【群がられれば、人間なとたちまちただのボロクズと化す!さらには先程と異なり、生半可な防御手段は意味を成さない】
188 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/30(土) 23:13:39.58 ID:PLQxvzEuo
>>187
『CAST IN THE NAME OF GOD. YE NOT GUILTY』
「神の名においてこれを鋳造する。汝ら罪なし。」

電子音な副音声と共に宣教師がコードを唱える。
瞬間、その姿が光に包まれ爆ぜた。

「今回は最初っからクライマックスのようで!!」

現れたのは何も彫られていない仮面を纏う手足の無い胴体に帯状のものが巻きついた存在。
囚人の拘束衣にも似た其れが瞬く間に解放され、十本の光の帯へと変わる。

「執行モード完・全・版!!」

神聖を帯びた光の帯が三本、伸び広がりながら蠅を薙ぎ払わんと振るわれる!!
189 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/30(土) 23:16:07.57 ID:BjyWEaAv0
>>187
眼下に広がる死の大地。歪められた終わりの世界。幾度となく目にして来たら嫌でも分かる。冒涜的存在がこの世界に具現したのだと。
ボロボロと崩れ、剥がれ落ちていく鉛色の鎧。ボロボロになった降下装備を器用に空中で脱ぎ捨てると、風圧で暴れる髪の下から怪異を睨む。

「目標変更!腐れデーモンをブチ殺せ!!つくづくこういうのに縁のある女だ」


「イヤーッッ!!」
再び全身を覆う触手の鎧!先程と違う所は、要所要所からアンテナじみた太く鋭い棘が伸びている所だ。
命を削る様な壮絶な叫びと共に、伸びた棘から紫電が走る!

再び向かってくる蝿の羽。網膜ディスプレイが捉えたアレと直接カチ合うのは不利。ならば当たらなければ良い。
ソーマタージの周囲をボールじみて囲む紫電のバリア。尋常の存在ならば、触れるだけで弾き飛び死ぬだろう。

そして装備を脱いだ際の身動ぎは、軌道修正も兼ねていた。地上に立つ怪異を貫く為の軌道修正を!
硬質化した全身、サイボーグの重量、高高度からの降下。全てが合わさったその特攻の威力は計り知れない。
勿論自分もタダでは済まないだろう。相手に通じるとも限らない。危険すぎる賭けの行方は果たして。
190 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/30(土) 23:17:26.71 ID:PcFQ2ATL0
>>187
この世界にハイテクは流れ込んでいても 幻想のブツはほとんど見受けられなかった
それなのにこの蠅ドモである 何か嫌な予感はしていたが・・・

「マジかよ・・・!よりにもよって黄昏の眷属だと!?」
アレに遭遇する度に これが最後出会ってくれと思わずにはいられない願望機が またまた姿を現したのだ

しかもハイテクを飲み込んですらいる 厄介さは幻想世界の者よりも高いと認識した方がいいだろう

「虫とおしゃべりできるアキレスなら話をつけt・・・無理だろうなぁ畜生!!」

蠅を追い払うのに使っていた闘志を掌に収束 そして圧縮 掌に小さな星が瞬いた

「烈破掌!!」
解放 押し込められた闘志の奔流が穢れた蠅を飲み込まんと暴れ狂う

「イムカ!! テメェの子飼いはどの程度使えそうか!?」
連れてきた兵隊は戦力になるのか それとも?
191 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/09/30(土) 23:31:42.02 ID:nucrrmqyo
>>188

 三本の光帯により蝿が焼き払われる。と、同時に大地!!

「フォロー入ります」

 OSAT兵の一人が異形と化したマキナを抱きとめ、
 ブースターの逆噴射によりドズン!と、やや乱暴に地上に着地。

【着陸の瞬間、腐臭が広がる。地面が文字通り腐っているのだ】

>>189-190

 マキナの神聖により大半の蝿が弾け飛んでいたのが功を奏した。
 圧力の大部分を失った蝿刃はソーマタージの展開した電磁バリアとロイの熱衝撃波を貫くにいたらず。

「ああ、人間相手なら余裕で戦えただろう。が、このケースの場合は過度には期待するな。こっち≠フ訓練はしちゃあいない」

 ロイの問いかけへの返答。足手まといにはならないだろうが、期待しすぎていいレベルでもない。
 その間にもイムカは着地。他のOSAT兵もだ。そしてソーマタージは?!

『我が尊父の祝福を受けよ』

 ドン!と、激突衝撃波が大気を振るわせる。
 コンタギオンとソーマタージがマトモに激突したのだ!

【コンタギオンの全身のパワーアーマーに亀裂が走り…そしてすぐさまその亀裂を内部からの膨れ上がった膿まみれの肉が埋めていく!】

 −−−−−−−−−−−

【全員対象】

『グウウヌ…』

 ダメージは負ったのだろう。動きを鈍らせるコンタギオン。そして言い換えればその程度しか通じなかった。おそるべき耐久力。

【その間にも歪みに汚染されたPMCビークル群…ディーモンエンジンは無限軌道を回転させながらこちらに向かう】

 さらには緑色の沼より、次々に疫病に塗れた犠牲者達…今や新しい腕や角を生やした膿と黄痰塗れの動く肉の塊。
 疫病の使徒達が出現し始める。総数はおおよそ20…40…60…120…まだ出てくる。

「ソーマタージ!無事か。――皆、作戦中止だ!ソーマタージを回収し、離脱するぞ!」

 既に尋常な強襲作戦の体を為していないを判断したイムカの号令が響き渡る。

【その間にもロイやマキナに疫病の使徒が疾駆し、恐るべき病原菌に塗れた身体をぶつけんと群がってくるではないか!】
192 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/30(土) 23:43:40.67 ID:PLQxvzEuo
>>191
「あ、どうもです」

抱きかかえられたパスタの使徒は羽のように軽かった。
風が吹けば飛んでいきそうなほど…実際飛ぶ。
自力で動く事も出来るが念の為、風船を扱うつもりで繋いでいた方がいい!!

「…ん、臭いは分かりませんが良くないでしょう、大気的に分析して。
 そして!今!救世の!!ファーストブリッドぉぉぉぉぉおおおおお!!!」

しばばばばばば、と六本の光帯が群がる敵を殴りつけていく。
残像で手が無数に見える百裂拳的な其れに勝るとも劣らない!
因みに大き目な二本の帯がパタパタ羽ばたいてマキナを宙に浮かせている。
帯は攻撃時に魔翌粒子化している為、
相手を殴りつける反動でマキナが後ろに下がることはないが…
ぶつかられたら、下手するとお空の星になりかねない、割と深刻である。
193 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/09/30(土) 23:46:31.56 ID:PcFQ2ATL0
>>191
「発狂して敵に回らねぇだけ上等だ 気張れと言っとけ!!」
着地 そしてすぐさま闘志をハルバートに収束させる

「了解 撤退行動に移る!!」
汚らわしい体で突撃してくる化け物たちを 清浄なる陽の気を纏いしハルバートを振りかざし 切り伏せようとする

「ソーマ!! マキナ!! 無理にすべてを相手にしようとするな 逃げきれれば俺らの勝ちだ!!」
194 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/09/30(土) 23:50:38.35 ID:V34+tU6qO
>>191
CRUNCHHHHHH!!!轟音を立てて激突する質量の塊!
怪異には大したダメージは入っていないようだが、一方の衝撃波の中心点でもあった男は何処へ。

「無事に思えるんなら、今すぐに心療内科と眼科にかかるべきだ」
ザバリ。緑色の沼から這い出す物体。鉛の鎧を人工筋肉ごと弾き飛ばし、死に体で呪いと疫病の使徒から逃れたソーマタージの、成れの果てだ。
カーボン合金フレームに幾ばくかの人工筋肉片と白い血をへばりつかせ、剥き出しになった人工臓器が落ちて千切れないように一本だけ残った腕で押さえる、機械の悪鬼じみた姿だ。


「……やるもんじゃないね、無茶な事は。早引けしていいの?ラッキー」
吐瀉物を吐き出してヨロヨロと力なく一行の方へ向かう。潰れてひしゃげた脚を触手で刺し、無理矢理支えているのだ。
「奴さん…、思った以上に硬い。相手に…するのは、マジで骨が……折れるぜ。実際折れた」

この作戦においては、実際この男はもう戦えない。装備も緑の沼に捨ててきてしまった。
195 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/09/30(土) 23:59:58.29 ID:PLQxvzEuo
>>194
ごしゃん!がしゃん!と満身創痍のソーマの両端に鋼の剛腕。

『貴君を一時的な使用者としてリンクします、Are You Ready?』

同意すれば二本の腕は文字通りソーマの腕だ。
とりあえず衝撃波は打てるし硬いし重いぞ!!
196 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 00:05:40.65 ID:FId0ytKDo
>>192

「紐でも結んでおきますか?…顧問が早々に撤退。手に余るな」

 パスタの使徒(なんぞそれ?)の言葉に従い、マキナをワイヤーで括りつつ、
 OSAT兵はガウスライフルにて牽制を行いながら、後退を開始する。

【光帯がきらめく度に疫病の使徒は文字通り吹き散らされる!】
【所詮は疫病塗れの乱造品。耐久力は生身の人間よりやや上程度である。が、】

 ガッガッガッガ…

 奥に見えるディーモンエンジンの戦車砲がこちらを向けられようとしている。
 流石に戦車砲の一撃を受ければ、耐久だの風船だの関係なしに、吐き出される恐るべき質量により粉みじんだ。

「拙いですね。何か手は…!?」


>>194

「糞、後で消毒と精密検査と色々だ!!」

 廃液塗れのソーマタージを急いで回収するイムカ。
 通常の人間が今のソーマタージに触れればあっという間に腐れ病患者としてひどいことになる。
 この沼にはびこる恐るべき病原菌はどうしようもないほどの死病のブレンドなのだ。

【皇帝陛下の祝福受けし肉体のイムカ以外回収役が務まらなかった】

「ソーマタージ。悪いが冗談抜きのシリアスで言う。ナノマシンをフル活動させて感染を食い止めろ。
 脳にまで到達されれば君とて終わりだ。私も感染すればアウトだがな」

 この腐れ病は呪術の要素を含んでいる。圧倒的な苦痛の中で感染者は肉体と精神を崩しながらも長期間にわたって死ねない
 そして、死後は強き魂の持ち主は腐れた領域に運ばれ、膿に塗れた果実に蓄えられ、疫病の奴隷として転生するという。

>>193

 ハルバートで切り伏せることにはさして問題はない。
 が、疫病塗れの敵である。感染すればどうなるか。陽の気で焼き潰して被害を最小限とするほかあるまい。が、

『祝福を受け入れよ!!』

 修復を完了したコンタギオンがデスサイズを構え、こちらに向かってくるではないか!!

「設置完了!」
「こちらももうすぐ…そいつをどうにか!」

 一方、ロイの周囲で牽制射を続けていたOSAT兵はコンタギオンにも射撃を集中させるが全てアーマーに弾かれるか、
 直撃しても、肉を貫いたというのにまるで堪えた様子なく向かってくるではないか。

「メルタ・ボム設置中!時間を稼いでください!」

 OSAT兵の声。兵士達はどうにか戦えている…そして撤退を為す準備を進行中!

『バアアアアッ!』

 最接近した巨体はロイに向かってデスサイズを振りかぶる。

【ディーモン・ウェポン・デスサイズ:人類特攻+1/防御無視+2/神聖駆除+1/疫病感染/10%〜56%】
197 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/01(日) 00:20:40.67 ID:57R0gwnV0
>>195
「その鉄屑を俺にも使わせろ!」
外れかかった顎で怒鳴る。見るからに強そうなソレを使わない手はない。腕だけに。
問いかけられると同時に了承。引き揚げられた汚れた肉体に鋼鉄の腕が加わる。

「気に食わない奴を、殴り殺すぐらいは出来そうだ」

>>196
「悪いね。これ以上汚くなる事はないからそこだけは安心してほしい」
回収されて限界を迎えたか、鋼鉄の腕の重さに引っ張られ仰向けに倒れる。それでも口を止めないのは彼なりの抵抗か。
滲み出して表情を作ろうとする白い血は瞬く間に汚染されていき、一人でに捲れてはがれ落ちる、それの繰り返しだ。
痛覚をシャットダウンした筈の脳にジクジクとした痛みが染みてくる。呪術の影響か。


「久しぶりにピンチだな。笑えよベジータ。
 よう、俺はいいから、とっとと逃げる手段を見つけてきてくれ。もう暫くは大丈夫な筈だから」
大口を開いて空を仰ぎ、譲り受けた鋼鉄の腕を軽く振る。脳に向かう呪術をナノマシンの薄皮で防ぎながら、身に降りかかる火の粉を払うだけの力はあと数分は残されている。

「出来るだけ早く頼むぞ。地獄で国取りは…、もう三百年は先延ばしにしときたい」
198 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/01(日) 00:21:34.77 ID:AXgc0+YAo
>>196
「神にでも祈ります?勿論この場合は主神空飛ぶミートパスタモンスター只一柱!!」

この状況でも宣教師は宣教師!
パスタの使徒はパスタの使徒なんです!!

「ま、三十六計逃げるに如かず!後方転身!!あらほらさっさー!!!」

マキナの胸部に紅い光が輝き始める。
本来其処には力場展開機構含めマキナをマキナたらしめる機関が集中している箇所だ。

「重点率も射程もイマイチ足りないので!推進力とし……てぇ!!」

ボカン!と破砕音。
一瞬だけ撃ち放たれた魔導レーザーもどきの紅い光線が、
一拍遅れて衝撃波を生み出し地面を削り、
腐海の飛沫を盛大にまき散らしながらマキナをOSAT兵ごと宙に浮かし飛ぶ!!
199 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/01(日) 00:23:06.32 ID:9m7DpbxF0
>>196
「任せろよ!!」
何か仕掛けを設置しつつあるイムカの子飼いに言葉を投げかけ 向かってくるコンタギオンと相対す

「さて講義といこう化け物君 古くは死神が魂を狩るために携えた大鎌」
ハルバートの柄頭付近を持ち リーチ一杯に武器を構える

「長き切っ先は盾を大きく迂回して相手の肉を食むことができる・・・だが!!」
両手に力を一杯に込め 穂先を真っ直ぐに突き出す

「武器としては二流であることを理解せよ!!」
振り上げた大鎌の『柄』に向けて

ハルバートの穂先と斧刃の接合部で受け止めようとしたのだ

鋭い穂先は内側についているがゆえに引くことでしか真価を発揮できず
その切っ先すら触れずに受けとめることができれば

数多い特攻や特性の一切合財を無力化できてしまえると踏んだのだ
200 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 00:44:03.55 ID:FId0ytKDo
>>198

「祈りますよ!この状況どうにかなるんなら何でも!!」

 ナムサン!なんと信者獲得のチャンス到来か!!なんたる福音!!
 ボカン!という破砕音と共にOSAT兵とパスタが空を飛ぶ!!

【ドガン!一瞬後れて射出された戦車砲が大地に直撃!!衝撃波で二人はさらに吹き飛ぶがどうにか無事だ!】

「ッー!!スパゲッティかパスタかでしたっけ!?後で教本くださいよ!」

 重厚なヘルメットを抑えながら、マキナをともないOSAT兵は大地を踏みしめ着地!!

【マ キ ナ は  (はぢめての) 信 者 を ゲ ッ ト し た】

 そして、OSAT兵が抱きかかえている間にこちらの後退は完了したが、
 ↓↓↓敵将と交戦しているロイはかなり危機状況である。支援可能か!?

【コンタギオンの武力を鑑みると、この状況で仕留めるというのは現実的ではない】


>>197>>199

『尊父の祝福あれ』

 ピタァ!とロイの突きに反応し、鎌の機動がまさに融通無碍を体現するかの如く変化する。
 それはロイのハルバートを事も無げに弾き飛ばし――が、コンタギオンの動きが一瞬止まる。

『――祝福が通らぬ?下賎な武器を』

 コンタギオンの予測では濃密な疫病の呪いを受けたハルバートは呪われ、
 それを知らず持ち帰ったロイを経て、疫病拡大となるはずだった。が、どうしたことか。呪われぬ。

【同時にロイも予測違いを痛感すべきであろう。コンタギオンの戦士としての技量≠ヘ武器特性の不利など問題にもしていないことを】

「逃げる手段は準備中だ。狂人から狂った奴隷になりたくなければせいぜい気張れ」

 一方、ソーマタージを肩に抱えながら、群がる疫病の使徒を射撃し続けるイムカ。
 一定距離まで到達すればOSAT兵の援護射撃も加わり、多少は楽になる。

「メルタボム!準備完了!」
「よし、伍長!ここまでだ!」

 コンタギオンはデスサイズを振りかぶり、今度はロイ自身の肉体を狙う。
 イムカは銃を構える。ボロクソのソーマタージに出来ることは!?

【疫病の風刃…汚濁に満ちた流水の如く流れる刃は玄妙を極める/特性:武器による防御不可/命中向上+4】
201 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/01(日) 00:52:41.44 ID:AXgc0+YAo
>>200
「ええ、教本なら常に取り出せますから……いよっしゃあああああああああああああ!!!」

宣教師としてのミッションコンプリートである。
それはマキナの中で凄まじいまでの糧となる。

「ラぁぁぁぁぁぁぁメぇぇぇぇぇぇぇンんんんんんんん!!」

祈りの言葉はアーメンじゃあないラーメンだ。
これは教典にも書いてある、実際重要。
そして感情の爆発は文字通り爆発を生んだ。

空へと発したマキナの咆哮が魔術的構成を施し光の輪を作り…
宙に現れたエンジェルリングから光の雨が降り注ぐ。
膨大な魔翌力を打ち上げ振り落とすという代物であった。

「ガクッ」

感情の高ぶりと全力で放出して残り僅かな魔翌力しか残っていない使徒は気絶した。
202 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/01(日) 01:03:00.14 ID:57R0gwnV0
>>200
「文句を言うわけじゃないが、もう少し優しく運んでくれると嬉し……揺らすな、吐くぞ」
肩に担がれながらボヤく。飛び散る疫病を、使徒を鋼鉄の腕で殴り飛ばしながら半ば引き摺られるようにして付いていくソーマタージ。
援護射撃も加わり、呪いへの抵抗に集中が叶ったか、無機質なものではあるが薄皮が人の皮を形作る。
「クソ、稼ぎがまた無くなった…」

「…あいつが問題なんだな?あの時代錯誤のクソ斧戦士が?」
捕まる腕が自分から放され、次の瞬間には嫌な音が響く。金属同士を擦り合わせ、力尽くで切り離そうとする嫌な音が。
ソーマタージの方を見れば出所は分かるだろう。残った剥き出しの腕に食らいつき、千切れかかった部位を?み潰して切断しているのだ!


「俺の荷物の中に、緊急停止した時の起こし方、充電の仕方を纏めた紙がある。ちゃんと確認して実行に移しといてくれよ」
赤いアイレンズをチラリと向け、オイルと白い血に塗れた口を動かす。紫電が肉体表面を走り、張りかかったナノマシンの肌が再び溶け落ちた。

「イヤーッッ!!!」
鋼鉄の腕を支えにコンタギオンを睨む次の瞬間、僅かばかりの血と鋭く伸び放つ触手、白煙とスパークを撒き散らして千切れた腕が『射出』される!
残ったエネルギーをギリギリまで炸薬として使い、自身の肉体を得物として躊躇無く使い潰す狂気の戦法!

砲弾めいて放たれた前腕は、振りかぶられたデスサイズを狙って飛んでいく。
この程度であの敵を殺す事は出来ないが、妨害程度なら出来ると踏んだのだ。
203 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/01(日) 01:05:36.71 ID:9m7DpbxF0
>>200
「チッ!!鉱石神が小指がテメェ如きの呪いでどうにかなると思うたか!!」
払われるハルバートであるが 濃密な呪いを受けてなお健在

そして次なる攻撃 どうせ禄でもない特性に禄でもない特攻のイカサマじみた攻撃なのだろう

ならば

「ッッッ!!」
残りの体力を総動員 感情による着火 噴き出る闘志の焔

炎よりなお紅き闘志を右腕の鎧に圧縮 圧縮 圧縮 圧縮 圧縮

――――ピシッ

小さくきしんだ音が聞こえ 闘志が結晶化 それは蒼銀に僅かに残る神性を増幅し 赤き闘志の焔が蒼白き結晶となりて右腕を覆う

「神聖なる・・・蒼き・・・小指よぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

禍ツ神の加護に対抗するは聖なる神の加護 同じ神性を持つ決勝で 刃を防ごうとする
204 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 01:14:34.66 ID:FId0ytKDo
>>201

「…はやまったかな?」

 マキナの奇声にやや後悔しても後の祭りである。
 しかして、すさまじい援護放射の後に気絶しやがった宣教師を
 このまま闇に葬るわけにもいかず、連れて後退するのであった。

>>202

「ああ、アレが問題だ。駆逐するには火力と人員と装備が足りん」

 ソーマタージを支えて後退。ここでソーマタージ狂気の戦法。
 イムカは彼の荷物とやらの確保を念頭に好きにやらせる。

>>201-203

『小賢しい』

 一撃目、蒼白き結晶の表面に傷をつける。二撃目、結晶に亀裂を穿つ。三撃目、結晶に到る所が瓦解!
 四撃目、結晶を破砕し腕に到t――

【BOMN!!ここでソーマタージの放り投げた腕が炸裂し、コンタギオンは攻撃を中断!後退!!】

 さらに天空よりパスタめいた光の雨が降り注ぎ、コンタギオンとロイの間を断絶する。

「後退だ!さっさと引くぞ!!」
「点火!!」

 イムカの声、ロイの後退が完了すればメルタボムが炸裂し、超熱量の消えぬ炎の壁が一定範囲で形成されることとなる!!

「迎えのヘリポイントまで後退。離脱するぞ。PMCと思えばバケモノだと?企業連の制御の破綻も遠くないな」

 こうして、越境者は強襲ならぬ強行偵察を終えることになるのだった。

//いじょ!!
205 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 22:15:46.66 ID:FId0ytKDo
【とあるファンタジー世界にて】

「雨が降らん?冒険者にどうしろと?」

 金属の王国辺境の冒険者ギルドで珍妙な依頼が立った。
 とある村で一向に雨が降らず、作物が大ピンチで水不足でまいっちんぐとか。

「祈祷師でも呼ぶ案件のような…」

 あまりに珍妙な依頼のため逆に興味を持ってしまい掲示板に張り付くイムカ。
 世界を跨ぐ越境者は、このようなファンタジーな世界では冒険者としてマネーを稼ぐのが、
 テンプレートめいた仕儀である。戦闘能力が通常より高い平均値を誇る場合が多いのも理由だ。

「何々…怪奇、まっくろてるてる坊主?付近で目撃、コイツが雨降らない原因の可能性大?調査して原因なら討伐?」

 胡乱が胡乱に拍車をかけたトンチキ依頼である。単に干ばつを何かのせいにしたいだけのよーな気もする。
 報酬もゴブリン退治並。こんな阿呆な依頼を受ける物好きなんて――

「引き受けた」

 いたよ。世の中捨てたもんじゃーないね(棒)

 −−−−−−−−−−−

【それからどうした?】

「で、件の奇妙生物の探索だ」

 イムカ・グリムナー特派員は単眼鏡とお手製のカモフラージュ。ご丁寧にフェイスペイントまでしての気合の入りっぷり。

「UMAだぞUMA。確保すれば問題解決だ」

 異星人と過酷な戦争状態に入っている世界の出身者とは思えぬアレっぷりであった!!

【実際、黒てるてる坊主の仕業なの干ばつ?知らん。んで、村で悪いことしているの?それも知らん。そもなんでこの辺で目撃されているの?知らんたら知らん!】
206 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/01(日) 22:23:03.37 ID:AXgc0+YAo
>>205
「…違いますよ、私は件のテルテル坊主ではありません」

フード付きマントを目深に確りと着込んで
宙に漂う顔の見えない照る照る坊主の様な姿よりも
背後で浮かぶ黒い襤褸布でグルグル巻きになっている
身の丈よりも長大で分厚い鉄塊の様な大剣の方が目立つ奇怪な存在が
話を聞きに現れた時には一騒動あったかもしれない。

「…UMA…ん、頑張りましょう」

淡々とした話し方だが、やる気はあるようである。
207 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/01(日) 22:26:44.78 ID:9m7DpbxF0
>>205
ロイ「元々ウチの国って雨少ないし 農地も少ないし 国内自給率も低いんだけどね
   さすがに数少ない農地に雨が降らないんじゃヤバイな」

何せ鉱石売って飯を買ってくるような国である 穀物類もお隣の同盟国に頼りっきりだ

ロイ「今ならオーガのブッチャーにでも任せればいいと思うよ あいつ等の祈祷はマジモンだし」
まぁそれは置いといて


妙なテルテル坊主が現れて そいつのせいじゃないかと言われて

ロイ「いやそれはないんz…受けるのぉ?」
パスしようとしたが 同行人があっさり仕事を受けてしまいました

【場面転換】

ロイ「こんな依頼にマジになっちゃってどーすんの?」
イムカと同じく 岩に擬態するこの国独自の迷彩を施したロイが嫌そうに確認し

アキレス「でもいいよねUMA ロマンがあってさ」
―――ギィ!!

お手軽迷彩 灰色の毛布を被ったアキレスが双眼鏡で辺りを確認しながら言った
ちなベティちゃんは謎石遊びに使う石探しな!!
208 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 22:37:40.54 ID:FId0ytKDo
>>206

「君を突き出したらアッサリ解決していた気がする」

 ともすれば完璧に犯人像と一致しまくっているため、何度指指されたかわからん。
 アインは冤罪的な己の無実を晴らすためにも事件解決が望まれるのだ!!

>>207

「オーガとの関係改善は道半ばだろう?そういうわけにも行くまいよ」

 急進的な派閥な何やら色々な不幸≠ェあってその力を大きく削がれたようであるが、
 やはり根っ子にある因縁はなまはかに晴れるものではない。
 それでも痛ましき事件は中々に国家としても思うところの多い事件だったそうな。

 −−−−−−−−−−−−

「とりあえず、てるてる坊主の目撃証言があったのはこの街道だ。
 各人、エサを置いて誘い出すことにしよう」

 なんかすげーヤル気に満ちたイムカが二人(?)と一匹に宣言。

【早速ベティの背中に美味シイヨ!≠ニいうバナーを貼り付けて設置!完璧な作戦だ】

「そして、後は息を潜めて待つのみだ。気取られぬように注意しろ」

 近くの芝生で身をかがめ、カモフラージュに身を包んで待機だ!

【イムカの独自スキル−将校スキル特化:ステルス判定に大幅なマイナスペナルティ】
【ようするに覇気が強すぎて気配が駄々漏れである。解る者は三里先からでも察知できるとかなんとか】

 各々も気取られぬよう独自のカモフラージュをかますべし!!(無駄な努力のような気がする?なんのことやら
209 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/01(日) 22:43:54.97 ID:AXgc0+YAo
>>208
「…しないでしょう。誤認逮捕で越境者全体の評判が下がるだけです」

これまた淡々と返す。

−−−−−−−−−−−−

「…ん?ツッコミ待ちですか?コレ」

宙に浮く自身と大剣、身を潜めるには少々難がある。ありすぎた。
一応木の陰に隠れてはいるのだが…
210 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/01(日) 22:51:48.73 ID:9m7DpbxF0
>>208
(黒の連中は頑張っているみたいだな・・・)
上層部に広がる不幸の知らせ きっと一部の連中はこの国の闇に震えあがり 呪詛の言葉を投げかけていることだろう
だが自分は知っている あいつらも人の子であることを

―――ギィ♪
いい感じの石を見つけた 試しに投げてみる ・・・言い跳ね返り方だ これは将来主力を担う逸材になるだろう

と考えていたかは知らないが 喜んでいる隙にバナーを張りつけられたことに気付かないベティ 完璧な作戦である

ロイ「こればっかりは待つしかないか アキレス 先に寝ておけ」
アキレス「おっけーいお休みなさZzz・・・」

アキレスはさっそく毛布にくるまって寝息をたてはじめ ロイは双眼鏡を受け取り監視を続行

ロイはスクエアパターンにも似た岩場で効果を発揮する迷彩服に身を包み
寝息を立てるアキレスは灰色の毛布で偽装高価ばっちり

―――ギィ!!
ベティちゃんはそんな事より石探し と隠れる気もなく石選びに没頭していた バナー張りつけたまま
211 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 23:02:52.71 ID:FId0ytKDo
>>209

 シベリアブリザードの如き塩対応であるが、
 ナムサン!それでヘコたれるには、天然かまし続ける将校の神経はザイルの如く太かった!

>>210

「ふむ。ベティもヤルキに満ちているな」

 イムカは実にエテ勝手の解釈してうなづくのであった。

 −−−−−−−−−−−

【全員対象】

「………」

 しばらく待機していたところ、何やら異変が起こる。
 黒いシルエットの何かが街道の向こうからふよんと浮遊しながらやってきて、
 石選びに余念のないベティをじーっと見ているのだ!!

【かろうじてテルテル坊主に見えなくもないシルエット。二つの目と思われる部分と胸と思われる部分が白っぽく光っている】

(UMAだ!本当にUMAが出たぞ)

 サーボスカルに記録映像を撮らせながらやや興奮気味のイムカ。
 もはや気配はまったく隠れちゃいねえ。そしてふと、

「アイン、君の親戚か同族か。アレ」

 共通点があるので聞いてみるイムカ。共通点?黒っぽい何かであることだ!

「―――」

 黒っぽい何かはベティを見続けていると、ふと薪を組み立てスープと鍋に準備を始めた!囮のピンチだ!!
212 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/01(日) 23:08:32.07 ID:9m7DpbxF0
>>211
ロイ「ッ!!」
アキレス「Zzz・・・んぅ…何オッサン出た?」

何やら現れた黒い物体 素早く毛布を揺すりアキレスを起こす

寝ぼけ眼のアキレスはロイから双眼鏡を受け取り

アキレス「・・・ベティは何をやってますかね?」
嬉しそうに囮やってるベティに率直な意見

―――ギィギィ・・・ギィ?
ベティちゃんは嫌な予感を覚えて辺りを確認 すると世にもおぞましき(ベティ視線)煮え立つお鍋!!

―――ギィ!!ギィ!!
石選び中断 一目散にロイやイムカたちの元に駆けだすベティ

ロイ「おい どうすんだこれ 捕縛か 撃退か 速く選べ」
とイムカに確認 現状どうしたいか分からなければ動くに動けないのだ
213 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/01(日) 23:09:34.18 ID:AXgc0+YAo
>>211
「…何方かと言えば80年代の宇宙人の様ですが?」

対して此方は古式ゆかしいテルテル…違う!こっちも別物である!!

「そして調理をする知能がある……え、何ですアレ」

UMAだと言うからもっと原始的なモノを想定していたアイン。
明らかな知性を持って動く其れに戸惑う。

「何故狩る前に鍋の準備を…食材の下ごしらえが先でしょうに」

戸惑っている部分は其処であった!
214 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 23:22:18.53 ID:FId0ytKDo
>>212-213

「知能はあるが料理は手順を間違っていると」

 アインの証言を貴重なデータとしメモメモなイムカである。
 UMA発見の歓喜ゆえか、天ボケが通常の3倍である。いっそ赤く塗るか?

【と、このままでは塗らなくても真っ赤になりそうなベティが逃げ込んでくるではないか!】

「―――」

 すると、モーレツな勢いでベティの背後から迫る黒い何か。
 ずもももももとベティちゃんを煮え立つお鍋に投入するべく大接近!!

「とりあえずインタビューが必要だな。捕縛するぞ。ベティは私の(非常食)だからな!」

 虫取り網を片手に号令を発するイムカ。
 黒っぽい何かはベティを追いかけるのに夢中のようであるが…?

【黒っぽい何か…低空で浮遊しており、かなり動きが素早い、通常の手段で捕縛は中々に難儀だが?】
【★やっていることは、ただ食料(ベティ)を追いかけているだけである。流石に本気で討伐するのは中々にアレでオススメできない!】
215 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/01(日) 23:29:19.54 ID:9m7DpbxF0
>>214
ロイ「・・・とりあえず任務は了解した アキレス頼むぞ」
アキレス「おっけーい デモンレッグ!」
バッと立ち上がり行動を開始するアキレスとロイ

―――ギィ!!ギィ!!
たすけてくれーと悲鳴を上げるベティの正面に躍り出るアキレスは 特殊警棒を構え

アキレス「喰らえ必殺!!」
打撃でもするつもりでしょうか するわけないでしょう(断言
いつものように柄頭を相手にむけスイッチオン

フラッシュバンもかくやな閃光をテルテルモドキに照射

そしてロイは

ロイ「あいつもしかしてトンチキトルーパーじゃねぇだろうな?」
何か予想をしながら大きく回り込み お鍋にむかって全速前進

例えベティを捕まえられても ベティがお鍋に投入されるのであれば ここに陣取れば相手の方からやってくるって寸法よ!!
216 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/01(日) 23:33:18.88 ID:AXgc0+YAo
>>214
「…本日のビックリドッキリ機能〜」

淡々とアインが己が大剣を構える。
柄に黒い触手が触れるとハラリと襤褸布が解かれ、
隙間から覗くフレームが脈打つ様に紅く光るメカメカしい刀身が現れる。

ガションガションと瞬く間に刀身がスライド変形し…

「トリモチ」

ぼしゅ、と鈍い音と共にパーツの一部からトリモチ弾が放たれた。
直撃すればヒトの胴体ぐらい余裕で覆う大きさだ。
217 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/01(日) 23:50:35.07 ID:FId0ytKDo
>>215-216

「アバーッ!!お目目が!!」

 黒っぽい何かはアキレスのフラッシュバンをマトモに食らってゴロンゴロンと転がる!
 さらにアインにトリモチ弾に捕らえられ、べちょりと地面に接着。ナムアミダブツ!!

【ロイの保険は結局必要なし!であった。お鍋に何かしーてぃーえすえすとか暗号めいた何かが書かれているがそれはそれ】

 −−−−−−−−−
 −−−−−
 −−−

「えーっとデスね。あるふ…えっと、あっしはデスね。そう、人間性ってちょっとしたモンスターでして」

 人間性が言うには人間の闇なソウルが何かした存在らしく、しばらくこの辺で潜伏生活を送っていたとか。
 干ばつの原因お前か?と問い合わせたところ知らん!だそうな。やっぱこじつけか。

「女子力快復のために近くの呪いに効く鉱物神オンセン…っと、お腹がグーグーしている時にサソリ=サンを見つけてつい腹ごしらえをデスね」

 そーいやどっかの誰かが、パスタめいた何かやドワーフっぽいおっさんに比べて
 呪いの経過が良くなくて、女子力がぁ!とか絶叫しながらどっか消えたのが数日前だが関係はあるまい。

【女子力減衰中の自分を自分と認めたくなくて何かカモ偽装やっている誰かさんの可能性もあるがツッコンではいけない】
【記憶を消すために地面に頭ぶつけて変な角度で衝撃イったかな?まあそれはそれ】

「ふむ、つまり人間性なるUMA君は干ばつとは無関係だな。よし、行ってよろしい!」
「デスデス。ではあるふ…人間性はオンセンつかって一刻も早い女子力快復を!アディオス!」

 敬礼を取ると、人間性は背を向けふよふよとこの場を後にする。
 イムカ特派員といえば、事件解決&UMAとのインタビューもなって上機嫌である。

「よし、依頼達成だ。帰還するぞ。ついでに人間性という新種族をギルドに登録しておかねば」

//ちゃんちゃん
218 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/01(日) 23:55:26.00 ID:AXgc0+YAo
>>217
「…ソウデスネ」

ジェットコースター並みの高低差激しい一連の流れに絞り出した一言はそれだけだった。

「後、新種族の登録は止めて下さい」

なんか自分もソレにカテゴライズされそうで嫌だったアインである。

//お疲れさまー
219 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/01(日) 23:57:20.35 ID:9m7DpbxF0
ロイ「・・・・・・・・・・」
アキレス「・・・・・・・・・・」
―――ギィ!!

なんか普通にインタビューしているイムカに閉口する2人と
危うく喰われかけて激おこのベティ

ロイ「・・・・・アキレス CEOに伝言頼む お探しの秘書みっけたって」
アキレス「おっけーい」
―――ギィ♪

げんなりと伝言を頼むロイと 任されたアキレスでしたとさ
ちなベティちゃんは石選び続行な!!

//ノシ
220 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/02(月) 22:44:21.98 ID:YvIWiG/so
【2033年世界 ブルックリン】

「クソッ……タレ!」
「なんだこの数は、舐めやがって……!!」

ニューヨーク、ブルックリンの大通りのど真ん中。幾多の呻きと悍ましい水音、そして僅かな銃声。
ブルックリン防衛分隊の唯一の生き残りとなったジョシュアは、大破したハンヴィーの中で残った弾薬とにらめっこしながら異形の群れと戦っていた。
ハンヴィーのガンナー席からもぎ取ったM2重機関銃で押し寄せる異形の大群を粉砕し、ベルトリンクで繋がれた弾薬を次々と機銃に食わせてゆく。
劣勢気味かつギリギリの均衡を保っていたこの攻防戦は、異形側に大きく形勢を傾かせることになる。

「OSATはコイツらの侵入を易々許したってのか……!」
「ぐゥッ……離せオラァ!!」

なんでこんな数の敵の接近に気付けないと毒づくジョシュアの側面、防弾ガラスが押し寄せる肉の圧力に耐え切れずバコンと音を立てて外れる。
そこから伸びる無数の手は、ジョシュアの隣にある兵士の死体をあっという間に窓の外まで引きずり出し、今度はジョシュアの腕を掴む。
堪らずジョシュアは振り解き、大口径のピストルを無数の腕目掛けて乱射。手は驚いて引っ込むも一時的なものだ。
すぐにまた手が伸び、ジョシュアは足首を掴まれ今にも引きずり出されようとしている。

第三者から見れば大きな肉の塊がハンヴィーを覆うように取りついているような状況。肉塊は変幻自在で、タコのような開口部から人間を喰らい成長する。
この化物が現れてからブルックリン戦線は崩壊、ニューヨーク・メイヘムに更なる混迷をきたす存在となっていた。
コードネームは”ゴアナゲット”。ブルックリン地域の大ボス的存在である。

さて、何者かがこの場に居合わせるとすれば、ゴアナゲットの触手がジョシュアの足首を掴み、すり鉢状に歯が並んだ口元へと引き摺り込もうとしている所か。
221 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/02(月) 22:56:48.91 ID:MpXDoTSW0
>>220
身の丈3mと少し 鍛え上げられた筋骨隆々の体にいくつも刻まれる大小さまざまな傷
簡素な麻のズボンと 骨で出来たグレートソード

彼は人間ではない 名は捨てた 今の彼は種族名を表す『ギガース』

戦乱渦巻くこの世界で ギガースは剣一本背負い 気の向くままに戦いの中へ身を躍らせていた
生きるとは何か 戦いとは何か 強さとは何か 答えの出ぬ問の答えを追い求めんがために

そんなギガースは今しがた一つの戦いを終わらせてきたところだ
その体には戦いの痕跡である返り血や傷がきざまれている

報酬替わりの携帯食料をたんまりと頂き それを口にしながら次の戦場を目指していると 聞こえてくる銃声
興味を持って来てみれば 確かあれは前に会ったことのある兵士

――――
ジョシュアの後方からズンズンと地響きを立て迫る巨体 抜き身のグレートソードをひっさげ 巨体に見合わぬ俊敏さで肉薄 ジョシュアを喰らわんとする化け物に対し
大質量の大剣を振り下ろさんとする
222 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/02(月) 22:59:18.72 ID:YQG60Xlfo
>>220

「戦域が拡大しすぎて対応能力を超えているのだ。仕方あるまい」

≪ブラスターモード:エリミネーター/ギロチンバースト≫

 瓦礫から身を乗り出したイムカ・グリムナーは粒子短銃を構える。
 各部が展開し、赤熱化した放熱板が露出。オーバーチャージされたエネルギーを彷彿とさせる。

「化け物が。ソレは私のだ。勝手に盗るんじゃあない」

 BEEEEEEEEM!!

【高出力ブラスターレーザーの長時間照射によりジョシュアを捕縛したゴアナゲットの触手を焼き切らんとする】

「コマンド・スガット。戦力抽出…よし、問題ないな!さっさと来い」

 戦闘を行いながらもイムカは方々に通信を送り、サードビューに表示される戦闘状況を処理している。
223 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/02(月) 23:16:07.75 ID:YvIWiG/so
>>221
「うお、新手か!?」
「……ってお前かよ、援軍が来るとは思わなかったぜ」

足首を掴んだ触手をゲシゲシと蹴り、振り解くもまたすぐに別の触手がやって来てジョシュアを捕える。
そんなこんなの繰り返しで徐々に引きずられてゆくジョシュアの視界に、新たに映る巨大な影。
ハルクめいた外見に驚き銃を向けるも、味方だと知ればほっと一息。

「なァ、助けて貰っといて悪いんだが……」
「もうちょっと味方だって分かるような…文明的な格好してくれ、頼むか……おわァッ!!」

ついてる間に勿論身体は引っ張られる。
そんなジョシュアを尻目に大剣を振り下ろすギガースに対処するように、ゴアナゲットは触手を束にしたようなもの、腕?を振るって剣を弾いた。
正面から受け止める程の硬度を持ち併せていないのか?剣の側面を弾くような薙ぎ払いの打撃だ。
続けざまにギガースへと目掛け、肉を硬化させたトゲを無数に放ち、彼の身体に風穴を開けようとしている。
周囲を眺めればIFVとMBTが全て穴だらけになって人煙を噴いていた。こちらの大物は全てあの技にやられたのだろう。

>>222
そんな最中に飛来した閃光がゴアナゲットの触手をいとも容易く焼き切る。ジョシュアはゴアナゲットの口の手前でようやく停止。
唾液と喰いカスが飛び散る中、必死こいて体勢を崩しながらひた走り逃げる。
ギガースのお蔭か追撃はない。どうやら今はゴアナゲットも向こうの相手に夢中なようだ。
ジョシュアは落とした装備を拾いながら、よろよろとイムカのもとへと駆けて来た。

「くぁぁ……ナイスタイミング、コミッサー」

前屈みに崩れ落ちれば、彼の掴まれた右脚はあらぬ方向へと曲がっていた。
どうやら触手の握力は相当な物らしい。胴体を掴まれれば常人ならばあっと言う間に内臓を全てジュースにされてしまうだろう。
脚が治癒するまでの間イムカに援護を要請、ゴアナゲット目掛けてライフルを構え、引き金を引こうとするが。

――ドズン!!

「……ドズン?」

背後から響いた重い地響きの音にぎこちなく振り返れば、流石にその顔が青く染まった。
先程まで何もなかった場所に突如飛来したのは、紛れもないギガースとかち合っていた肉塊そのものだ。
花のつぼみにも似た恐ろし気な体躯は、無数の触手を伸ばしてジョシュア達を狙っている。

「…コミッサー、もし……もしですよ」
「あのデカイのがもう一体いたらどうします?」
224 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/02(月) 23:24:58.27 ID:MpXDoTSW0
>>223
振るった一撃はこともなげに打ち払われる 中々の膂力だ
更に触手の形状を見れば 金属の装甲をズタズタにする程度の威力を持ち合わせていることも分かる

そんな攻撃が無数飛んでくる 嗚呼これぞ闘争 命のやり取りの中に きっと答えはあるはず

ズンと道路に足跡型のくぼみをつけん勢いで地面を踏みしめ つま先から始まる力の奔流は 体の各部を通過するごとに増幅され
肩に 腕に 指に到達するや 爆ぜた

『ッ!!』
肩の造詣が朧にブレ 腕が消失し 破壊の線が横薙ぎに刻まれんと放たれる

ストロング・スマッシュ 基本にして奥義たる ただの斬撃

無数の触手を一網打尽に切り払わんと放たれる 乾坤一擲の一撃が今 炸裂せんと迫る
225 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/02(月) 23:32:25.26 ID:YQG60Xlfo
>>223

「貴様が世話を焼かせるのはいつもの事だ大尉」

 ジョシュアの負傷など見えていないかのように(さっさと治せ的塩対応)振る舞い、
 廃熱・再起動モードに入った銃をホルスターに仕舞い、もう一丁の粒子短銃を連射。支援/牽制射を行う。

【と、ここでドスンという音。そして見やれば飛来したもう一体の肉塊】

「どうするだと?決まっている。敵は蹂躙し、殲滅するのみだ。――皇帝陛下の護りあれかし!!」

 即座に反応。左手の純銀の小鎚を地面に叩きつける。
 そして、同時に魂削る真なる言葉を高らかに叫ぶのだ。

「異端者への防壁!!」

 瞬間!地面が隆起し、銀色に輝く障壁となって迫る触手を防いだのだ!
 神なりし皇帝陛下が敬虔なる政治将校にもたらす奇跡である!

「撃て」
「了解!(コピー!)」

 そして、イムカの短い言葉と共に瓦礫を蹴散らしながらT型装甲兵員輸送車が乱入!
 上部ミサイルランチャーが6つの軌跡を描いて、ゴアナゲットBに向けて吐き出された!!

【T型は急停止すると、バンと側面、後部ハッチが開かれクラス8特務機動兵を一斉に吐き出す】
226 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/02(月) 23:35:50.20 ID:YvIWiG/so
>>224
バツン、と両断する音が響くと同時に、ゴアナゲットの身体は大きく揺れ、深々と切り傷が刻み込まれた。
出血も無く、見た目にはあまりダメージを負っているようには見えないが、確かな手ごたえを感じられるだろう。
それはゴアナゲットが全身を激しく振るわせ、ギガースに向けて怒りを露わにしているからだ。

『グルァァアァアアッ!!!!』

横一文字に不細工な傷が入ったまま、ゴアナゲットは怒りに任せてその身体から二つの腕を生やしてギガースを挟み込むように振るう。
鞭のようにしなる打撃は回避の難しいものだ。ましてや二つともなれば。しかしそのどちらもがギガースに到達する事はない。
ギガースから向かって左、触手を織りなして作られた腕の一つが何かに弾かれて堕ちた。

『…………』
「なんだアイツ……お前の仲間か?」

土煙を上げて地面にめり込んだそれは、起き上がってようやく人型であることが分かる。
靴底に踏みしめた触手をなじり、そのまま踏み込みの圧でぶづりと細断してしまう。
227 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/02(月) 23:46:15.81 ID:MpXDoTSW0
>>226
手ごたえはたっぷりであるが あまりダメージを受けた様子はなさそうだ
一瞬物理無効の可能性を考えたが 怒っているようなので少なくても無効ではなさそうだ

叫びと共に挟み撃ちの如く振るわれる触手 腕一本武器一振りでこの挟撃を凌ぐのは中々に困難である
跳躍して逃げとようとして そのうちの片方が切り払われるのを見て予定変更 土煙と風切り恩をとどろかせ大剣の切り上げ

もう片方の触手を切り払わんとする

そしてようやく援護の主が現れる とりあえずは人型 そして対話を試みる程度には理性もあるらしい

「・・・・・・・・」
ふりふりと首を横に振り違うとアピール とりあえず化け物と やってきた人型 双方に警戒の色を見せつつ武器を構える
228 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/02(月) 23:46:59.30 ID:YvIWiG/so
>>225
「今回はうまく立ち回った方だと思うんすけどね……」

ブルックリン壊滅の中で唯一生き残れただけ重畳だ。兵士だけでなく越境者も数人失った。
ジョシュアは足の治癒を待ちながら、溜息交じりで後方に現れたゴアナゲットの口目掛けてライフルを牽制射撃。
イムカの揺るぎなき意志に呆れつつも、彼女が切り拓く道であれば何処へなりと着いてゆく気概は持ち併せている。
銃を杖代わりに立ち上がり、フラフラと、やがて徐々に軽くなる足取りで敵へと向かう。

「蹂躙し殲滅、コピー」

ゴアナゲットに肉薄する頃には完全に治癒し、バキバキと指を鳴らしながら歩み寄る。
ジョシュアの心臓目掛けて突き出された触手を右手で受け止め、それを光の粒に分解、捕食してしまった。

「よォ、俺ァ腹減ってんだ。お前が脚を折ってくれたからな」
「味方も来たし……もういっぺんにあんな触手出せねェだろ?」

FVとOSATの乱入もあって、ターゲットが分散――ゴアナゲットの敵当たりの処理能力が低下。
それにより格闘戦での手数の差が埋まりつつあった。接近出来ればジョシュアはどうとでもなる。
相手が肉なら尚更だ。

ミサイルの砲火に晒され、ゴアナゲットは大きく怯む。その隙を見逃さない。
ジョシュアが飛び込み思い切り胴体に右腕を突き刺して捕食を開始すれば、今度は痛みにもだえ苦しむ。
悲鳴と共に大きく開けられた悪臭撒き散らす口内に、今こそとっておきをブチ込むべきだろう。
229 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/02(月) 23:54:30.81 ID:YvIWiG/so
>>227
「マジかよ、俺の仲間でもねェぞ」

首を横に振るギガースの返答に、ジョシュアは不安になってギガースの隣に立つ人型を見やる。
彼ほどではないが、こいつも十分デカい。2メートルは優に超える巨体を持っているのは間違いないだろう。
歩くたびにズシズシと瓦礫がこすれて鳴き、体重も小型の乗り物程はあると確信させられる。

『……』

一方で寡黙な人型はジョシュアやギガースに一瞥もくれずにゴアナゲットを見やる。
ゴキゴキと豪快に首を鳴らし、構えた所でギガースが触手の一撃を防いだ。
それをスターターピストル代わりに一目散に駆け、ゴアナゲットの胴体に一撃。

肉塊の巨体が一瞬浮いた。ばちんと衝撃音と共に、赤く輝く地獄の粒子が舞い散る。
生まれた隙を決定打へと繋げるのを促すように、人影は振り返って急かすようにギガースを見た。
それは僅かな弾指の間に行われた、人型からの無言かつ一瞬、唯一のコミュニケーションである。
230 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/03(火) 00:03:02.34 ID:M2XHuiry0
今頃気付くアレ

>>229
ジョシュアとも そしてイムカとも知り合いではないらしいその男は 人間としては中々の巨体に似合わぬ俊敏さで化け物に接近
一撃と共に化け物が浮いた そしてアイコンタクト 了解

「ッッッ!!!!」
体をねじる ねじる ねじる
ワイヤーの如き強靭な筋肉がギリギリと悲鳴を上げるのを感じながら 漲る張力を一気に解放 

つま先から始まる力の奔流は 体の各部を通過するごとに増幅され
肩に 腕に 指に到達するや 爆ぜた

「!!!!!!!」
肩の造詣が朧にブレ 腕が消失し 破壊の線が縦一文字に刻まれんと放たれる

ストロング・スマッシュ 再び

越境の加護の対象外となる彼の言語による猿叫と共に一撃が放たれた
231 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/03(火) 00:03:12.90 ID:jAHkH/mLo
>>228

「ソレは使いすぎるなよ。戦術に組み込みにくい」

 敵の処理能力を分散し、ジョシュアが前に出るならば、後は工程通りに殲滅するのみである。

「オーダー発令!優先目標を排除せよ!!」

 上級政治将校(ロード・コミッサー)の力ある声が放たれ、脇役たるOSAT兵の能力が通常以上に高められる。

【将校スキル:フェイズ終了時まで命令対象兵達はダメージロールの最低値を全てリロールできる】

 クラス8OSAT兵達はガウスライフルにて斉射。ジョシュアの接近を支援しつつ、
 大口が開くや否や、クラックグレネードを起動。一斉に投擲する!

【全てが数値化された流れ作業の如き精密さで戦闘機動が行われる】

 成型炸薬爆弾 が次々に化け物の口中に放り込まれる。
 起爆すれば対軽装甲車用の爆弾の体内連鎖爆裂だ。その威力の総和たるや推してしるべし!
232 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/03(火) 00:20:34.49 ID:0/mBleAFo
>>230
浮いたゴアナゲット、生じた僅かな隙。ギガースの一撃が浮遊した巨体を重力に従い、大地へと叩き付ける。
まるで粘土の塊にでもチョップをかましたように、ベコンと凹んで歪に歪むゴアナゲットの身体。
ボコボコと泡立つようにして、瘴気を醸しながら形を徐々に崩してゆく。出血が無くとも物理ダメージに許容量はある。

「うわ……人間業じゃねェな…・…人間じゃねェけど」

形を喪い崩壊してゆくゴアナゲット。これでこの一帯の安全は確保された。奪回ももはや時間の問題だろう。
大男はギガースに向かって無言のまま親指を立て、ガレキを踏み越えてそそくさとその場を立ち去る。
敵亡き今、この場に居る理由も見つからないと言わんばかりに、彼の進む方向はこの区域で最も苛烈なる戦域だ。
その光景を眺めながらジョシュアはただ茫然と、たった二人でゴアナゲットを始末したギガース達に賞賛を送るほかに何も思い浮かばなかった。

>>231
「俺もオマケだ、喰らえ!」
「ハハ!お前はもう死んでいるってな!」

イムカからの戦術的指導には聞こえないフリ。どんな爆音の中でも彼女の指示を聞き漏らしたことはないが、今回ばかりは聞く耳持たぬである。
最大出力で捕食吸収を行えば、ビキビキと全身に血管のような筋が浮き彫りになる。相当苦しいのか全ての触手をジョシュアの迎撃に向かわせるが、一歩遅かった。
迎えた集中砲火、更に怯み、ぽっかりと空いた口に正確に叩き付けられるグレネード。ジョシュアもプラズマグレネードを起動し、ポイと軽く投げ込み距離を取る。
即座に爆発に次ぐ爆発、内側から肉体を確実に破壊するその一撃ごとにゴアナゲットは膨れ上がり、ブドウのようにボコボコと腫れ上がる、
やがて苦しそうに激しく伸縮し、弛緩してグズグズと瘴気を放ち溶け始める。効果は覿面であったようだ。

「なんだ……ここまでラクに倒せるなら、最初から仲間を呼んどきゃよかったな」

たかが異形一体にあそこまで蹂躙されていた戦局が、仲間が駆け付ければこの通り好転する。
自分に戦局を打開する力がない証明と共に、それを持ち併せている仲間に恵まれている証拠である。

「……まァ、なんだ……ありがとよ、お前等来てくれなきゃ腹ン中で消化合戦やるハメになってたからな」
「今回ばっかは少し危なかった、感謝するよ」

無理に単独行動するよりも、むしろ強い味方と固まってた方が効率がいいかもなと思い始めるジョシュアなのであった。
233 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/03(火) 00:30:16.05 ID:jAHkH/mLo
>>232

「はは、大尉殿にも認められるなら、我々もそろそろひよっこ卒業ですかな」

 ジョシュアの労いに対し、クラス8の面々は軽口を叩いて笑ったものだ。
 これでいい。戦闘状況であるが、適度なリラックスは結果的に稼働時間と効率を向上させる。

「一騎当千は常識外の連中に任せればいい。我々は兵士なのだ。集を使わなくてどうする」

 そして、ジョシュアの呟きにイムカは半ば呆れたような声音だ。
 イムカ自身も統率力に優れた将校ゆえ、前線病のきらいはあれど兵力/兵数/火力こそを信奉する。

「B地点制圧完了。ああ、問題ない。A地点もいいな。よし、陣地を築き敵の攻勢限界点まで粘れ。オーバー。
 そら、サボっている暇は無いぞ。次のポイントだ。ぼさぼさするな」

 そうして、イムカはなおも縦横無尽に戦場を駆けるのであった。

//ではコノヘンデー!
234 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/03(火) 00:33:12.96 ID:M2XHuiry0
>>232
「・・・・・・・・」
両断できなかった 己の未熟を痛感するばかりである 鍛錬を一からやり直すとしよう

そして大男に顔を向けるが そそくさと立ち去ってしまった

あの男は何者なのだろう? 意図の見えぬ行動に小さく眉根を潜めた

兎に角戦闘は終わった骨の大剣を担ぎ ジョシュアの元に
頭陀袋に入った携帯食料を齧り

『・・・・・・無事ノ様ダナ』
とだけ言った 一応心配はしているらしい
235 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/05(木) 22:24:49.99 ID:+2CKwqyco
【荒廃世界ウェイストランドにて――】

 硫黄色の空を我が物顔に昇る二つの太陽がギラつき、
 ひび割れた大地と整備ナノマシンがすっかり機能停止したハイウェイ跡に、
 その傍若無人なる熱波を降らせている。

「んっぐっぐっぐ。ぷはっ」

 そんな糞太陽の下、イムカ・グリムナーはすっかりヌルくなったヌカ・コーラを一気飲みしている。
 格好も常の政治将校服ではなく、タンクトップにGパンというラフな格好である。
 なお、そのバストは豊満であった。

「本日も有害紫外線降り注ぐ普通人は生存困難日和か。嫌になるな」

 空になった瓶をサーボスカルに放り投げると、嘆息を付くイムカ。
 くそったれ世界修正力のおかげで手持ちのビークル全部使用不能。
 兵隊は歩くのが仕事とはいえ、士官としてはウンザリするというものだ。クーラーが欲しい。
236 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/05(木) 22:34:28.61 ID:ynn7fQMO0
>>235
「越境者でなければ死んでいるような世界か 全く嫌になるな」

キャンティーンの水を一口飲んで照り付ける太陽を睨むは顎鬚短足ロイ・ゴールドマン
なおいつものようにシェルパめいた特大リュックを背負っているのに並の人間よりも平気そうだ
中身はいつものように食材 燃料 寝床 医療器具などなど 人が生活するのに必要なブツばかり

「そいでどこに向かってるんだ? まさかアテも無くさまよっているとか?」
クーラー何それおいしいの?な幻想世界出身者は溜息をつくイムカにそう問うた
237 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/05(木) 22:39:22.36 ID:LUm65MDT0
>>235-236
「……熱い、熱い、まったくもう……」

この状況下において、常ならば最も適合しそうな半人半機の存在なのだが真逆であった
ぐてーんとなってうだうだ文句ばかりが口をつく状態の半人
まぁそれでもふたりの行軍に従う事が出来る程度には強健であった
実際有事となれば即座に行動を起こすのも容易である
つまり、ダルいはダルいけど大丈夫、な感じと言える
238 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/05(木) 22:49:17.73 ID:+2CKwqyco
>>236

「いや、防護服か強化手術か薬物で存外どうにかなるらしい。
 シラフで歩けるところは世界修正力様様だがな。が、ビークルに乗れないのもその所為か。忌々しい」

 褒めて損したといった様子。いくら遺伝子改造による超人とはいえ暑いものは暑いのだ。

「マル秘情報でこの先のスーパーマーケットでプラントがある可能性が出た。
 依頼は回収。上物なら町ひとつが数百年稼動する電力が確保できるというシロモノだ。
 依頼主は例によってスプロールの企業連。連中も異世界技術にお熱のようだ」

 西部劇おなじみの藁の塊がころころと転がり、途中で自然発火して炭になった。
 なんたる過酷な環境か。

>>237

「ヌカ・コーラいるか?」

 ストロンチウム配合の極一部に人気の炭酸飲料を示しつつ歩くイムカ。
 なお、現在のタェンティースの格好は如何?つか無機質部分でバーベキュー焼けそうなくらい熱くなってない?

「目的のスーパーマーケットは空調効いているといいがな。まったく」

 ひゅーっと熱をはらんだが風が吹き、タェンティースの顔にべちょりと飛んできた紙が張り付くかもしれない。
 内容はまあ、どこにでもあるただのWANTEDだ。

【惨劇のイムカ…50000キャップ。薄倖なのかポンコツなのかなロボ娘…50000キャップ/いろいろあったのだ】
239 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/05(木) 22:59:34.08 ID:ynn7fQMO0
>>237
「珍しいなタェンティース お前がそこまでバテるとは」

意外そうにタェンティースを見るロイ
もっと平気そうに思えたが そうではないらしい

「何時ぞやの無理がまだ治ってないのか?」
以前 自身の機能が一時的に使えなくなるほどの無理をした後遺症がまだ続いているのでしょうか?

>>238
「別にびーくるに乗れないからって移動できないわけじゃあるまい
 人間最後は地に足つけて歩くもんだ」

相変わらずの幻想出身者並感である こういうローテクが物言う状況では頗る有能である
ハイテクには疎いがな

「まぁ・・・なんだ この世界が住み易いとは お世辞にも言えんがな」

「それで予想される敵勢力は? アキレスの話では荒廃した世界のスーパーは危険がいっぱいらしいじゃねぇか」
削手程までに強大な力を持つ設備なら 狙う輩も多いことだろう

リュックから地図を引っ張り出し 目的地の確認をする・・・が 地図が燃えないだろうか?
240 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/05(木) 23:02:27.43 ID:LUm65MDT0
>>238
「……結構です、お気持ちだけ……」

手のひらを見せて微笑み、丁重にお断りを入れる半人
どうにも苦手なのだ、青く光るあのコーラが

「んべっ」
「……もう、ツいてないですね……」

指名手配を剥がして捨てて溜息ひとつ
服装はいつものTシャツジーンズに、照りつける太陽から身を守る為だろうか砂色のポンチョを羽織っている
全身の排熱パネルが時折ぱこんぱこんと開き、熱く焼ける空気を吐き出した

>>239
「苦手なんです、暑いの……」

無機的にもだし、何より半人自身も暑いのがダメらしい
実際腕でひたいの汗を拭う所作にもダルさが伴っている

「……あれは、まぁ……」

あはは、と苦笑い
強力な呪いの中、色々はしゃぎ過ぎた感もある

「大丈夫です、完全にバッチリ治ってますよ」
241 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/05(木) 23:16:32.25 ID:+2CKwqyco
>>239

「想定は万引き防止用重火力ドローンか、殲滅型全自動お掃除ドローンと言ったところかな。
 噂が流れてから幾つかのスカベンジャーチームが向かったようだが、全て消息不明だ。先にネコソギされなくてよかったな」

 聞いているだけで頭痛を誘発しそうな内容であるがそれはそれ。
 実際、この世界のロボのトンチキ具合はかなりアレだアレ。

【なお、地図は取り出して5秒後に発火した。ナムサン】

>>240

「む、そうか」

 どうやらヌカコーラはドクペばりに玄人好みのようである。ナムサン。
 なお、この二人が指名手配になっている理由としては、
 こんな荒野のデンジャラスな世界でトラブル吸引機が闊歩してりゃどうなるか?&どばっちりである。

【イムカはその手配書に目をやって】

「私はこんなに人相は悪くないぞ?」

 と、コメント。何かメスゴリラという言葉がぴったりなくらいに超凶悪イメジ化されておりました。二人とも。

 −−−−−−−−
【スーパーマーケット】

 ドブシャ!!

 眼前で展開されるゴア。駐車場案内ロボがレイダーの頭部を警棒で破砕しているシーンである。

『武器は持ち込み禁止デス。マタノご来店をお待ちシテいまス』

 案内ロボが去ると同時にお掃除ロボが血やら何やらを速やかにおそーじ。数秒後にはピッカピカである。

『本日ハ感謝大セール!全品3割引ノ超特価!』

 トントンツクツクパッパラパー!と気の抜けたサウンドと共にスピーカーからノイズ交じりの宣伝が飛ぶ。
 なお、このスーパーで実際セールが行われたのは数百年前である。

【が、そのような些事はどうでもいい!重要なのは!!!】

 ドローンが時折、スーパーの自動ドアを潜る。その度に適度に冷やされた風が外界に漏れているのだ

≪000111101010101≫
「なるほどなるほど。諸君、解析の結果間違いない。あそこはクーラーが効いている!!」

 微妙にお目目をグルグルさせながら、イムカは衝撃に事実を告げるのだ!
242 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/05(木) 23:26:43.03 ID:ynn7fQMO0
>>240
「ならこっちにするか? 口つけちまってるが」
と 先ほどのキャンティーンを差し出す 中身は通貨よりも貴重なきれいな水

「それはよかった ・・・絶好調なようで」

ぱこんと開く放熱パネルを見て一言
相変わらずはいてくは苦手だが 羨ましいと思わないわけではない

>>241
「・・・ガッデム」
焼失した地図だった灰を見て一言 仕方がないので記憶を頼りにしましょう

んでもってスーパー到着 さっそく『オソウジ』されてるレイダーを見て

「・・・やっぱりハイテクってよくないんじゃないかな?」
デタラメなお掃除ロボットにぐったりと意見をなげかける

そしてぐるぐるおめめのイムカに対し

「おっそうだな それで武器を手放して店ん中で優雅にお買い物か?」
確かに繊維が焼失するほどの酷暑であるが そこまで酷いだろうか? と
極限な国に生まれた男は思ったのであった
243 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/05(木) 23:33:14.92 ID:LUm65MDT0
>>241
「……わたし、こんな風に見えるんでしょうか」

若干不安気になるのは風と共に去り行く手配書に振り返りながらだ

>>242
「ありがとうございます、大丈夫です」

此方も丁重にお断りの半人
実際無機的な部分のみならば水分は不要だし、イムエトの粘土質から有機的部分への補給が可能なのだ
つまり結構な間、水を不要とする事が出来る
最も趣向とそれは別問題であり、若干のガマンがあるのも事実だが

>>241-242
「……入りたいですけど、武器を全部捨てるっていうのは……」

まさか強行突破であろうか、とふたりにチラチラ目線を向けている半人
244 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/05(木) 23:41:57.22 ID:+2CKwqyco
>>242

「いや、文明は大事だと思うぞ?」

 どうにもハイテクに理解が無いなとジト目なイムカである。
 しかし、モンドムヨーで人間を撲殺するハイテクに理解が必要かは疑問が残るところである。

>>243

「問題ない。君は十分にカワイイだぞ」

 イムカが何か保証してくれた。自信満々に。
 なお、自分の事は?当然、容姿端麗であると自負している。エリート!

 −−−−−−−
>>242-243

「うーむ」

 ロボの言動、ロイの何気ない言葉、半人の推測。全てがある一点に集約されているのではないかと類推。
 すなわち、武器を持たなきゃ穏便に入店できるんぢゃね?である。

【レイダーもスカベンジャーチームも当然武器を持っていた。というより荒野で武器無しなんて、
 どうぞ好きに抹殺しやがってくださいと宣伝しているも同義である。荒野のルールだ】
【ゆえに武器手放さなきゃいいんぢゃね?って発想が脳裏によぎることそのものが越境者の特性といっても過言ではあるまい】

「銃は論外だ。が、これはバーツにバラして爆弾共々スカルのステイシスフィールドに放り込めばいいか。一応、外で待機させておこう」

 イムカは存外あっさりと武器を手放す決断。いざとなりゃさっさと撤退しあらためて強攻策という考えである。

「剣は…そのままだと不味いな。が、偽装すれば持込できるじゃないか?銃ほどは規制は強くあるまい」

 言いながらイムカはリボンやらワイヤーやらアレやらコレやらポンポン出していく。
 偽装せよ!デコレーションセンスが問われているのだ!!危険物っぽかったら排除対象になるから要注意である!
245 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/05(木) 23:52:43.77 ID:ynn7fQMO0
>>244
「そりゃおめぇ・・・俺も石の硬貨担いで買い物するのが良いとは言ってないが・・・」
ちょっと涼しいからってイムカがぐるぐるおめめになるのだ 毒され過ぎもイクナイということを言いたいらしい

そんなことを言っているとイムカがトンデモなことを言い出した

「はぁ・・・? いやオメェ・・・えぇ・・・」
どこから取り出したのか知らないが なんか色々寄越してくるイムカ

「・・・マジかよ」
致し方ない やろう

とりあえずハンマーは置いていこう 原価はそこそこ安いし 失くしてもさほど懐は痛まない
ワイヤーをほぐして繊維状にし 束ねてハルバートの穂先を包むように装着して 金属製の箒っぽく仕上げ

サーベルは木製っぽい外見にしてステッキと偽る

更にスクラマサクスは柄を分解して加工 剣っぽさから包丁っぽい見た目に変身させる

最後にリュックの中から割烹着を取り出し装着

どうだ どう見ても流れの料理人である

「・・・・・完璧だ」
料理人なら包丁を持っていてもなんら問題ないだろう なぜ箒を持っているかは不明
ドヤ顔で準備万端と言わんばかり 意気揚々と店の中に入ろうとする
246 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/05(木) 23:58:28.20 ID:LUm65MDT0
>>244
「……ありがとうございます」

対して、苦笑いを浮かべての返答となるのは自然であろう

>>244-245
「えっ、えっ、えっ……?」
「……わ、分かりました……えーと……」

何やら擬装だとイムカ、手際良く仕上げて行くロイ
置いてけぼり状態にあって、しかしようやく事態を呑み込んだのであろう動き出す半人
半人の場合、問題なのは月光と赤刃のみである
ヘルメスの靴は金属製とはいえ武器ではないのだ、ただのブーツと押し通せよう

「……こんな感じで、どうでしょう……?」

月光は直刃型の大型科学ブレードである
アレやコレやで巨大なモノサシへと変化させたのだ
さて赤刃、こちらはなかなかに困難と言えよう
どう見ても剣なのだから仕方ない、数学教師が持ってるでっかい三角定規へと擬装
完璧である、どう見ても流れの数学教師となった
247 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/06(金) 00:09:18.72 ID:8jjRoAqpo
>>245

「ああ、完璧だな」

 腕を組んでザルい変装にうなづくイムカ。
 失敗したらコイツ囮にして逃げようと決心するのであった。

>>246

「………」

 頭痛。ロイが襲われている間に担いで逃げるか。と鑑みる。将校的に考えて。


>>245-246

「よし、逝ってみろ」

 イムカはロイを先頭にして快く送り出す。
 他意はない。前衛のロイを前にするのは戦術的にも利に適っているのだ。
 もし、釈然としないものを感じるとすれば、気のせいであろう(棒)

【少し歩けばバグった警備ロボが「スターップ!」とばかりに立ちはだかり】

 ジーッ…決断的アイカメラがロイとタェンティースとイムカの様子を見やって、

『食品コーナー催事のスタッフデスネ。ヲ疲レサマデス』

 料理人スピリッツあふるるロイの姿に警備ロボはスタッフだと確信!
 血でベットリ汚れたギロチンアームを引っ込める。

『ソレト…数学ティーチャーなお客様デスか。このご時勢にゴクローサマデス』

 偽装はあまりにも完璧であった。タェンティースのにじみ出る知性がそうさせたのか。 か?
 どうやら、このロボのアイカメラはとんだ節穴のようであった まる

【こうして装備を幾つか持ち込んでスーパーマーケット潜入だ!次回に続くような続かないような!】

//では今日はここまでドスエ!
248 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/06(金) 22:43:03.93 ID:tgpMU02y0
【とある幻想世界にある止まり木の宿】
秋である 秋と言えばスポーツの秋読書の秋芸術の秋等々・・・夜長を楽しんだり 落ち着いた気候でレジャーに勤しんだりと 色々と楽しい季節である

が 幻想世界 それも文明的にあまり発達していない世界であるとこれが少々趣が異なる

ロイ「よーし解体すんぞー」
巨大な熊の死体 それを仕留めたロイはスクラマサクスを手に死体を肉に変換する作業に勤しんでいる

―――ギィ!!
アキレス「よーしこんなもんだろう お手柄だぞベティ」
背負子に満載した薪 それを異能を使って持ち上げるアキレス

すぐそこまで迫っている厳しい冬を少しでも快適に過ごす為 越境者たちは秋の実りを全力でため込む仕事に勤しんでいた
そしてこの場に居合わせた者もきっとそれぞれ仕事に打ち込んでいることだろう
249 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/10/06(金) 22:50:56.76 ID:8jjRoAqpo
>>248

「わうわう(つまりコヤツが蓄える係)」

 ラブリーな肉球つきのお手手でロイを指す。舌をペローンと出しながらしっぽぶんぶん。

「ばうん(そして、拙者は食う係)」

 もっちゃもっちゃとロイが肉に変換したてのクマー肉を食す。うむ、野趣あふるるお味。

「ばうばう(んでもって、コヤツラも蓄える係)」

 薪を持ち上げて準備にいそしむアキレス達はもいっちょ肉球のついたお手手で指し示す。

「わう〜(そして、拙者は寝る!)」

 焚き火がパチパチいって暖かいのでごろりんちょ。ぐーぐー。

【悠々自適!!!】
250 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/06(金) 23:01:20.90 ID:tgpMU02y0
>>249
ロイ「・・・・・・・」
こやつは保存が大変なモツ類を喰ってくれればまだゆるせるのだが 肉の方を頂いて行きおった

アキレス「・・・・・・・・・・」
―――ギィ!!

邪魔くさい犬がたき火の傍で寝ていやがる
ベティもウルリックのぐーたら具合に怒り心頭と言わんばかりにハサミを振り上げている

ロイ「・・・・・・」
アキレス「・・・・・・・・」

アイコンタクト ロイは親指で首掻っ切りポーズ ワレ ハンゲキニテンズル

ウルリックにいらだちを隠せない様子の顔を向けつつ
されど薪を運ばなければならぬのでウルリックの傍を何もせず通り過ぎ・・・るフリをして

アキレス「・・・イグニッション(ボソッ」
脚から立ち上る青き霧が濃さを増し 更に辺りには跳ね馬のV8エンジンの如き爆音が轟く
それを至近距離でぶちかまされたウルリックは果たして?

きっと丁度いい目覚まし時計になるね!! 
251 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/06(金) 23:15:13.42 ID:8jjRoAqpo
>>250

「ばうーーーん!!」

 ぐーすか惰眠を貪っていたところに突然の爆音!!
 びょーんと飛び跳ねてゴロンゴロンと転がるアホ犬であった!!

「デスデスデース。騒がしすぎデス!ふぁっきん!!」

 一方、どら猫の着ぐるみを着たガスマスクという見た者が己の正気を疑いそうな格好をしたアレは
 ホロ・ソロバンをバッチバチ弾きながら、羊皮紙に羽ペンを走らせている。

「肉は金男=サンが居ればゲット難しくネーしベースあがっているデスが全体的な備蓄不足デス。
 冬をしっかり越すつもりなら、穀物や衣料品との交換に繰り出すのオススメデス。
 冒険業も冬は出来ないこと多いデス。基本、ごく潰しになるデス」

 この止まり木支部に定住(越境が一回限りの異邦人もいるのだ)している面子の数と、
 考えられる備蓄、本格的な冬を迎えるまでに採れるであろう概算を弾いている。

「…秋田、もとい飽きたデス!!」

 ポイーっと羊皮紙とソロバンを放り投げてカラースプレー片手にベティを追いかけ始める。
 なんか、ベティカラーバリエーションがマイブームとか。昨日はパープルベティであった。

【なお、飽きる前に大体の計算終わらせていているのだから、トンチキの極みのくせに秘書やっている理由が垣間見える】
252 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/06(金) 23:27:15.93 ID:tgpMU02y0
>>251
アキレス「ドヤァ・・・」
七転八倒のウルリックにご満悦 と言わんばかりのドヤ顔を剥けるアキレスであった

ロイ「全くお前がいると楽でいい 少なくても俺が楽できる 熊もそうだが鹿やイタチ類ももう少し狩りたいところだな
   衣服や穀物 それに塩は今度行商人が来たときにでも交換しておこう
   熊はいい 肉は元より毛皮も高く売れるし 熊胆や油もいい薬になる どこぞの世界では神からの贈り物とされているのも頷ける」

肉から切り離した毛皮はモブ越境者がなめし作業に入る お肉は塩漬けにしたり燻製にしたりと忙しい

―――ギィ!!ギィ!!
そしてベティを追いかけようとするα-12であるが 今日のベティは一味違う
アキレスのリュックから拝借してきたカラースプレーを挟み迎撃態勢 いつも被捕食者でいると思うなよ!! と言わんばかりにハサミを振り上げる

もしも向かってくるのなら 真っ赤な染料が空中にまき散らされることでしょう

ロイ「どれどれ・・・よし ちょっと新しい獲物を探してくる」

なおロイは森の中に入って行ってしまったし
アキレスは薪小屋に薪をぶち込むのに忙しい

―――ギィ!!
かかってこいやーとハサミを振り上げるベティ この空間だけガチバトルな雰囲気が醸し出されていた
253 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>450 [saga]:2017/10/06(金) 23:33:46.04 ID:8jjRoAqpo
>>252

「あちょーっ!!」

 ぶしゅー!!っと真っ赤な染料とゴールデンな染料が交じり合う空間が形成!ナムアミダブツ!!

「まったく何をやっているんだ?」

 クルトが大きな袋を片手にやってきたが、彼の目には真剣なバトルも
 ただのじゃれあい程度にしか見えないらしい。まったくもってアレだアレ。

「靴下をもってきたぞ?冬には存外必需品だ。あって困るものじゃあない」

 なんと、ソックスハンターばりに大量の靴下を持ってきたのだ。
 流石にスゴ腕傭兵。如才ない!!!

「わうわう」

 なお復活したウルリックは備蓄のキャベツの塩漬けを食べ始めた。栄養バランス大事!
254 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/06(金) 23:46:28.70 ID:tgpMU02y0
>>253
―――ギィ!!
赤と金のまだら模様になったベティが 青いスプレー缶を手にクルトの援護を求めている
なお援護に行くともれなくスプレー空間に飛び込まなければならなくなるが はたして?
・・・いや きっとベティの親友クルト君は ベティの援護要請にも快諾し 占領まみれになってくれると信じている(チラッ

なお靴下はモブ越境者が受け取って共同箪笥にぶち込んだ 靴下は必需品 はっきり分かんだね

そして復活したウルリックであるが 冬の間の貴重なビタミン減であるワザークラウトを喰い始めやがる

アキレス「イグニッション!!」
これにはアキレスもブチ切れ金剛 先ほどの爆音を垂れ流し モブ越境者と共に追いかけ回し始めた

ロイが1人いないだけでこのしっちゃかめっちゃか具合 これもう分かんねぇな
255 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/06(金) 23:57:01.40 ID:8jjRoAqpo
>>254

「まったく…」

 苦笑半分、呆れ半分といった様子でバイオニックアームの手首をシュポーンと飛ばすクルト。
 ベティをガシっと掴んでイッポンヅリである!!最小限の労力で救助!プロ!

「お目目がっ!!」

 なお、トンチキはスプレーで視界ゼロになったガスマスクにレンズをこすりながらゴロンゴロン。
 アホ犬に到ってはテッテケテーと駆けて逃げ回っている!

【どうしようもない状況に叩きつけられる戦局!そのとき――】

「うるさいぞ…むにゃむにゃ」

 個室の扉が開き、一週間ぶりの睡眠をとっていたイムカが寝ぼけ眼で出現。
 が、これが問題であった!!

【タボダボのシャツに下は黒のショーツのみ?しかもノーブラ…刺激が強すぎた】

 健全なる少年モブ越境者は顔を赤くしておっかけっこどころではなくなり、
 幼き少女モブ越境者はスタイル的エリート格差に愕然としてひざをつき、
 いい年した野郎モブ越境者はガッツポやり、女性なモブ越境者は急いでイムカの退室を促す!

「ん〜〜なんだ??」

 常の凛とした態度はどこへやら、時折いろんな意味で抜けまくるイムカであった。

「…アキレス、今カメラを構えるなら没収するが?」

 油断ならぬらくがき屋に元上官の失態(ひでえ)記録を残さすまいと牽制するクルトであったとか。

【帰ってきたロイが目撃するのはなんか著しく士気を低下させたなかまたちだ!!!】
256 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/07(土) 00:06:09.37 ID:HA26uYaj0
>>255
―――ギィ♪
実に上手くベティを救助することに成功したクルト
ベティは嬉しそうにクルトにしがみつこうとしている ちな乾いてない染料まみれ

そして更なる燃料投下案件 イムカが素晴らしい姿をさらして出てきたのだ!!
咄嗟にクルトの牽制が入る・・・が


カシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

アキレス「え なに?」
時すでに遅し 某リンゴ社製スマホでイムカを激写するアキレスがそこにいた

アキレス「・・・デモンレッグ!!」
何かを察知したアキレス君 青き霧にて脱兎の勢いで逃げ出そうとする

アキレス「これを・・・この画像をせめてジョッシュに送らなければ・・・!」

などとやっているところに鹿を仕留めて意気揚々と帰ってきた我らがロイ・ゴールドマン
辺りの惨状を見て

ロイ「・・・・・はぁ 全く  ゴルァァァァァァァァァァアアアアア!!!!」
溜息ひとつ そしてしっちゃかめっちゃかしている輩たちに雷を落とすのであった

//んではそろそろノシ
257 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/07(土) 00:12:24.51 ID:NLhzNtJTo
>>256

「わうん(お嬢が悪い)」

 ジト目でおすわりしているウルリック。

「アホ犬が悪いデス」

 正座させられているドラ猫ガスマスク。

「俺は知らん」

 正座させられているであろうアキレスを尻目にリンゴ社製スマホのデータデリート!

「ZZZZzzzzz」

 そして睡眠継続中のイムカであった。

【ちゃんちゃん】
258 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/07(土) 21:52:24.90 ID:XpIvsufR0
【狭間のスクラップヤードにて】
「仕事を探してるのか?畜舎の掃除と餌やりをするところだ。手伝ってくれたら、小遣いぐらいは出してやるよ」

スクラップヤードの一角の廃屋。宿にも作業場にもならないそこを利用して作られた畜舎の中。
たまたま見かけた越境者に仕事の手伝いを頼んだソーマタージは、餌箱を抱える緑髪の少女を側に連れて豚に餌を与えていた。


「それなりの数の豚さん牛さんワンちゃんがいてな。手が回らないから手伝えって他の連中に言われた。
 これを建てるのに投資した一人なのにな?貧乏暇なしだ」
臭いを吸い込まない為に着用した酸素供給機越しの、くぐもった声で文句を零すソーマタージ。
最後の一匹の檻に餌を零し終えると、両手を叩いて一行に向き直る。

「後は牛と猟犬の餌やり、それと掃除だ。折角人数いるんだ、協力して分け合おう。
 言っておくが、手を抜いたりサボったりしてもすぐ分かるからな」
尚、どちらを選んでも面倒な仕事なのに変わりはない。
259 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/07(土) 21:59:34.33 ID:NLhzNtJTo
>>258

「細胞を採取し、クローン技術で促成栽培したほうがクリーンだぞ?」

 ホロディスプレイでサンプル画像を見せるイムカ。
 生物としての定型を崩壊させ、グズグズとうごめく肉塊と完全防護服装備でそれを採取≠オている画像は、
 何かと食欲やら何やらを減衰させる冒涜的光景である。

「まあ、初期投資のカネはかかるが」

 SF未来人め!常識の価値観そのものが隔絶しているから性質が悪い!!
260 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/07(土) 22:02:21.23 ID:HA26uYaj0
>>259
身の丈3mと少し 鍛え上げられた筋骨隆々の体にいくつも刻まれる大小さまざまな傷
簡素な麻のズボンと竜の骨で出来た大剣

彼は人間ではない 名は捨てた 今の彼は種族名を表す『ギガース』

手伝いを頼み 畜舎に着いた頃 この大男が近場で瞑想していました
臭いなど気にせず 精神を深みに落とし込む ただ静かで満たされた空間

こき使うのであればどうぞ巻き込んでください
261 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/07(土) 22:19:37.63 ID:XpIvsufR0
>>259
「ここにいる間は、ここの決定に従ってもらう。みんながコワがるだろーが、そんなの。
 死ぬほどキモいし…。何その、何?本当に食えるのか?臓器移植用とかじゃなく?」
「キモいモノを見せんじゃねえよ!子供が寝れなくなるだろうが!」「なんだその成れ果ては。早く隠せ!」「ゥゥ…!(威嚇)」
ディスプレイの映像にドン引くソーマタージ。後ろの少女もモブ越境者も怯えてるぞ。


「お前は…目を離すと不安だ。俺と一緒に掃除だ。いいな?いいよな??あン???」
流石にこればっかりは台無しにされてはたまらない。グングンと詰め寄り、その手にモップとバケツを握らせようとする。


>>260
「またデッカイのが来たな。お前は…そうだな、餌やりだ。ワンちゃんや牛さんに飯を配布する重要な仕事だ。
 二人ほどそっちにつける。困った事があったらそいつらに聞け」
口笛に呼ばれてヒョッコリと現れたのは、外骨格を脱ぎ無難なシャツ姿のエリコ。それとソーマに付き添っていた少女だ。


「マジメに、手早くやればそんなに苦労はしない仕事だ。
 始めよう。その前にお前の事、何て呼ぶべきだ?」
ギガースに軽く挨拶を済ませ、大きな箱を二人係で持ち上げてえっちらおっちら動物たちの元へ向かうエリコと少女。
二人が餌箱を持ち、ギガースがそれを掬って与える流れだ。勿論逆でもいいが。


>>全員対象
「いいか。余計な事はするな。そうすりゃ晩飯までには済む仕事なんだ。マジに頼むぞ。
 おっとそうだ、言い忘れてたが俺は出来で物事を判断するタイプだ。何か不備でも残ってたらその時点で報酬は無しだ」

かくして越境者を巻き込んだ肉体派動物触れ合い体験は幕を開ける。
貴重な新鮮な肉ともなる動物たちの健康状態、出来の良し悪しは彼らのスキルにかかったのだ!
「想像したくもない。胃痛がしてきた」
262 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/07(土) 22:27:24.52 ID:HA26uYaj0
>>261
折角いい感じに瞑想していたのに現実へと引き戻される
しかし餌やりとな?

「・・・・・・・・・」
ギガースという種族に牧畜という文化はない
ご飯は強奪するものである故 生産というものがすっかり欠落しているのだ

やり方はエリコと少女に倣うとして 隻腕で餌をあげようとするのだが・・・

「・・・・・・・・・」
考えても見てほしい 3mの超巨漢がズシンズシンと歩き回り 巨躯をかがめて餌を与えようとするのだ

その威圧感は中々の者であり 有体にいって怖がられている 牛さん豚さん犬さんが怯えている

美味しいお肉を作り出す作業で 肉に多大なるストレスを意図せず与えて回っているギガースの明日はどっちだ!?

あと呼び名については特に指定は無かった 呼びたきゃどうぞご自由にと言うやつだ
263 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/07(土) 22:30:19.15 ID:NLhzNtJTo
>>261

「?…肉などタンパク質の塊だ。膨張させて採取するのは効率的だと思うが」

 相変わらずこういう機微にはとてつもなく疎いイムカである。
 首をかしげているうちになんかモップとバケツを握らせた。なんたる理不尽か!

「ようするに掃除すればいいわけだな?衛生状態をクリアに保つのは重要だ。理解した」

 イムカの理解。なぜに一抹の不安がよぎるのであろうか?

【数分後】

≪00011111001010101≫

 サーボスカルが馬車馬のように幾つモノマニュピレイターを操作し掃除を行っている。
 つまり、ふよふよ宙を浮かぶ骸骨がせわしなく動き回っているのだ!!

「ブギー!!」
「ガウガウガウ!!」

 異様な光景に家畜達のストレス係数たるやマッハであり、
 健康状態にどのような影響がでるかは未知数である!!

≪000011111010101≫

【お次にサーボスカルは細菌除去ナノマシンの散布を行うべくデカいホースを取り出し――】

「うむ、衛生指数も上向きだ。上々だな」

 ホロディスプレイを投影し、イムカが組んだ衛生状態管理ツールに基づいたお掃除が為されている。

【なおこのペースでいけばクリーンすぎて病気にすこぶる弱い生命体が幾つも出来上がる。徹底的過ぎる】
264 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/07(土) 22:39:14.74 ID:XpIvsufR0
>>262
「BOW!!BOWW!!BOW!!」「ガウガウ!ギャッギャッ」「GRRRRRR…!」
「Moo!Mooooo!」「Bmoooon!]「Moo,I saY!」

「連れてきたの失敗だったかもな…。まじめにやってもらってる分、逆に申し訳ない」「ゥゥゥ…」
ズォォォと現れる巨躯に咆える猟犬!怯える牛!モブ越境者達の奇異の視線!のどかで素朴な畜舎は、スラム街が如き混沌の坩堝と化す!


「アー…逆にしようか。俺達が餌をやるから、お前はこの重たい箱を運んでてくれ。
 下に台車を敷くから、片手でも運びやすくなるだろう。臭いだろうが我慢してくれ。やれやれ…」
家畜達への悪影響を考えて無念の役割交代。臭くて重ーい箱をゴロゴロして突っ立ってろという無慈悲な宣告。
牛用のよく分からないドロドロした餌、犬用の生肉などの詰まったソレを指差してオズオズと告げる。ウェイト差でどうも気が引けるのだ。
265 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/07(土) 22:46:54.01 ID:HA26uYaj0
>>264
「・・・・・・・・・・」
交代と言われてふれあい(強弁)を中断するギガース
車輪のついた餌箱をゴロゴロと引っ張りエリコ達の後について回る・・・が

それが野外であるならば問題なかった だが3mという巨体は規格外過ぎた

建物内部に侵入しようとして 軒先に頭をぶつけるギガース その衝撃で屋根が一部破壊されてしまった
建物の中では無能を通り越して害悪となってしまっている こいつを建物内部で使うのはあきらめた方がいいだろう
266 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/07(土) 22:51:20.74 ID:XpIvsufR0
>>263
「ぎにゃああああ!!!」「アイエエエ!?」「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」
「俺って時々一言多いネ!」
フヨフヨ飛び回る骸骨にビビるのは何も動物だけではない。スカルを初めて見るモブからすれば、とんだ悪魔的光景だろう。
酸素供給機を剥ぎ取ってベシーンと地面に叩き付けるソーマタージ。震えに右手に握られるのは迎撃用エアガン───。


「加減しろ莫迦!!」
ガミガミガミ!モップ片手にガチギレお説教モード。お世辞にも衛生的とは言い難いこの環境で、ここまでクリーンにされたらどうなるか?
食肉加工する前に肝心の動物に死なれては適わない。何より、ここまで集めた苦労がフイになる。

「何も無菌室を作れと言っている訳じゃない。糞とか、食い残しとかを、モップでゴシ、ゴシと拭くだけだ」
気を取り直し、「ちゃんと見ろ」と文句を飛ばしながら床の汚れを拭いていくソーマタージ。
自分一人でやった方がよかったのではないか?激しい説教でボサボサになった頭でボンヤリと考える。

「分かったか。返事と行動!何も考えずに俺のやった通りやれ!口を開いた直後と閉じる前にサーと付けろ!」
267 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/07(土) 23:05:08.52 ID:XpIvsufR0
>>265
「人員管理の下手な奴め!」「ゥゥゥ」
さしものエリコもお手上げだ。穴の開いた屋根に向かい、この場にいないトラブルメーカーの一人に悪態を付く。
壊れた屋根をどう誤魔化すか考える二人。それ故に、間近の危機には気づけない。


運命とは基本的に気紛れで、時折残酷なモノ。その言葉の通りだ。
崩れた屋根の梁は落下し、大きく跳ね上がって見当違いの方向へ飛んでいく。その先にはガラクタの積まれた空き区画があり…。

「グワーッ!」「ロウオオオーーーン!!!」
運命とは残酷で無慈悲だ。言葉を足していいなら、もっと酷い言葉を列挙してもいいぐらいに。
詳細は省くが、落ちた梁から始まった破滅的ピタゴラスイッチは、最終的に餌の詰まった重たいドラム缶を押す一人の越境者の意識を奪って終わった。
…否、まだだ。制御を外れた缶は転がり、鍵のかかったボロい戸を破壊する。先程の未知との遭遇で気の立った暴れ牛と外界を隔てる戸を!


「ロウオオオーーーン!!!」「グワーッ!」
CRAAASH!ガタついた扉と偶々近くにいた不幸な点検係を吹き飛ばし、建物の外へ飛び出す暴れ牛!
ここまで来て漸く二人達も異常に気付いた。悲鳴に似た叫びを上げるエリコ。

「マズいぞ!誰か止めろ!銃持ってこい!」
268 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/07(土) 23:05:17.45 ID:NLhzNtJTo
>>266

≪00011101010101≫

 エアガンにベチベチ弾かれて地面に叩き落されるサーボスカル!悪は去った!!!

 −−−−−−−−−−−

「私は将校であり、概ねサーと呼ばれる側なのだぞ?」

 イムカはふとギガースの様子を見て考え込み、

「ひょっとしなくても、人選を誤ったのではないか?」

 と、頭痛を催す全うな意見をかますのであった。これはひどい。

「まあいい。適度に掃除だな。理解した」

 イムカの理解。なぜに一抹の不安が(ry

 −−−−−−−−−−−

【30分後】

「適度に掃除とのことだ。このポイントを重点的に。ルーチンワークとしてルールを定める」
「サー・アイ・コピー!!」
「よし、では作戦要綱に従い行動開始」

 モブ越境者達があっという間に指揮下に組み込まれ、お掃除を始める。なぜ、おまえが仕切っている?という根本的なアレがアレだが。

【ここでお掃除にとどまればまだOKなのだが――】

「人力ばかりでは旧時代的に過ぎる。我が社のマシーンをレンタルで貸し出すのを検討しよう。マージンは」
「成長が遅く非効率だ。成長促進剤と、膨張剤。あと、増やすならばクローン…」

 なんか事業のっとりにかかってますお!!!!

【基本的に将校気質過多な上に侵略者モード全開である!行き着く先は先程のグロ画像か!!??】
269 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/07(土) 23:10:19.02 ID:HA26uYaj0
>>267
慌てるエリコを他所にギガースはぶつけた頭をポリポリ掻いている
そこにやっちまったという意識はない

だが彼の行動は周りに回って自分に返ってくる インガオホーとはよく言ったものなのだ

叫びと共に突進する暴れ牛 モブをふっとばしこちらに迫る
悲鳴を上げるエリコに対し 餌箱から手を離したギガースは拳を作る

唸る筋肉の脈動 大きく振り上げる拳 そして

「・・・ッ!!!!」
迫る牛の硬い硬い頭蓋骨目掛け 拳骨が振り下ろされた
270 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/07(土) 23:32:14.12 ID:XpIvsufR0
>>268
「言うな。俺もそんな気がしてきた」
こればっかりは突かれると痛い。ぐうの音も出ず頷くしかないのであった。

「不安だが、やっとマトモに働く気になったか。たまには下々の者達の気持ちでも味わえ」
漸く一段落つきそうだ。一旦任せ、外に煙草を吸いに行くソーマタージ。
「一応言っとくが、中は禁煙だからな」


さてさてそして。
「どうしてこうなった…」
横倒しのドラム缶に腰掛け、文字通り頭を抱える。視線の先には軍隊じみたモブの群れ!
苦虫を嚙み潰して無理矢理飲み込まされたかの様な表情を浮かべるしかない。

「オイオイオイオイオイ!ちゃっかり何しようとしてやがる!イケナイ子だ!マジでマジでイケナイ子だ!」
さり気なく事業乗っ取りに向かうイムカ!真面目に考えてもギャグ空間でもヒジョーにマズい!

「ウチは人の温もりがモットーだ!従業員による毎朝三時から夜は丑三つ時までのお世話と、百人のありがとうを昼夜問わず聞かせ続けて育てた家畜共!
 家庭環境から仕事の注意まで欠かさない、嫌がる者もいない打ち上げと休日出勤の従業員!時には愛のやる気注入も辞さない思いやりの労働環境!
 それらが合わさって美味しい肉ができる!システマチックな事業化などダメダメ!」
「機械化もグロ肉もNOだ!事業体系は破壊してもいいが、そこだけは譲らん!」

サラッと危ない事を流すソーマタージの言い分に耳を傾けるか、イムカの乗っ取りを受け入れるか。モブ達の感性が試される!


>>269
「ロウオオオーーーン!!!???」
SMMAAASH!堅い頭蓋骨が音を立てて砕け、暴れ牛の目じりから、鼻から血が飛び出る!
勢いは止まらず、ギガースの脇を通り抜けて地面を滑る牛。数度起き上がろうともがき、やがて動かなくなった。

「退け退け!工場に突っ込む前に…アレ?」「ォォォ…!」
決着がついてから、大きなライフルを担いで現れたエリコが呆けた声を発する。近くで見ていた少女はいい物見れたとばかりに興奮!
彼の真似ではないが、義手で数度頭を掻き、血の海の広がる牛とギガースを見比べるエリコ。


「…お前は小さな仕事はガキより使えないが、こういう時は一番頼れるようだ。ありがとう。
 牛を運ぼう。殺しちまった以上早い内に処分しないと。屋根の事は黙っててやる」
とりあえずは平和的に収まったようだ。これでいいのか。
271 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/07(土) 23:40:34.83 ID:NLhzNtJTo
>>270

「すばらしい敢闘精神だな!」

 うなづくイムカ。ナムアミダブツ!コイツも月月火水木金金な精神の持ち主!
 越境者周りの労働環境たるや真っ黒黒助である!!!

「………」「………」「………」

 モブたちの自立と反骨に満ちた目がイムカとソーマタージに注がれる!!!!

 −−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

「さて、こうするのは慣れているが、されるのは新鮮だな」

 簀巻きにされてぷらーんとぶら下げられるイムカ。
 ナムサン!横暴なる感性の持ち主どもに対する反乱(ストライキ)だ!!

「ふむ、主導権やら何やら色々と奪われたがどうしたものかな?」

 なお、イムカプランは全て却下され、幾つかの能率的作業ノウハウだけがしっかりパクられてマニュアル化された。
 たくましいというべきか、独立独歩にあふれているというか、恩知らずもはなはだしいというか。

【のっとるどころか反乱起こされました(てへぺろ】
272 :ロイ・ゴールドマン&長剣ギガース>500-501と>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/07(土) 23:43:20.55 ID:HA26uYaj0
>>270
シュゥゥゥゥゥ・・・と煙立ち上る拳に息を吹きかけ これでいいのかと言わんばかりにエリコへと視線を向けるギガース
本人は昏倒させるつもりだったらしい ただ自らの力具合をまったく考慮せずに全力を出したのが悪かったのだ

とりあえず隻腕で暴れ牛を小脇に抱えて運び・・・暫し後

遠目からでもわかるギガースの巨体と その隣に見覚えのある男がやってきた

ロイ「畜舎の掃除がある筈なのに死体持ってきたモンだから 心配になってきたよ・・・いったい何があったんだ?」
ここでようやっと真打登場 無駄に高性能なロイ・ゴールドマンが手伝いに来てくれました
273 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/08(日) 00:03:20.52 ID:3WbsWHJu0
>>271
「何だその目、なんだその目は。これから三時間以上かけてのミーティングだぞ?そんな目も、泣いたり笑ったりも出来なくしてやる!」


それからどうした。
「結果的にいい経験になったろ?これからは、軽々しく人を簀巻きにしようなんて思わないはずだ」
同じくぶら下げられるソーマタージ。こいつもこいつで存外平気そうなのがなんともアレだが。
お互い数とギャグ空間には敵わなかったという事だ。無念。

「この機会だからゾッとしない話をしておいてやろう。豚はな、死体解体に丁度いいんだ。
 死体を細かく分けて消化に悪い歯や金属を抜くだろ?跡は数日飯を抜いて飢えた豚達の中にポイだ」
視線の先の豚小屋を赤い瞳で眺め、器用に身体を捩ってイムカの方を向く。

「半日も経たずに、骨までバターみたいにペロリだ。養豚場の知り合いを作っておくのが面倒だからここに作ったんだが…。
 この判断が仇にならない事を願っておこう。捕縛から抜ける術とかないの?」


>>272
「まあ今殺すか後で殺すかの違いだったしな…。彼女も喜んでるし、怪我人もそこまでいない内に収まったんだ。十分だろう」
吹き飛ばされた越境者も、幸い死ぬほどの怪我ではなかったらしい。都合が良すぎる気がするがこんなものだ。
さっきまで牛だったモノを運び、暫くしてから戻ってくるギガースとロイを見やり、肩を竦める。

「とりあえずお前は俺らと来い。一応報告しとかなきゃな。ロイは…餌やりでも頼む。そこにまだあるはずだ」


それからそして
「牛が暴れたから殴り殺した?INTにポイント振ってなかったのか?
 まあ仕事はちゃんとやってたらしいしな。こいつがいやにエキサイトしてるのはよく分からんが…」
丁度ギガースの目と目が合う高さまで吊り上げられ、簀巻きになって放置されたまま偉そうに査定を始めるソーマタージであった。


>>全員対象
「ギガースの方は…まあ真面目にやってたしいいだろう。そこの机の上にお前の取り分がある。
 そこで俺とぶら下げられてるブラックトンチキ将校。お前は…ここを出て右手に曲がったところに水道がある。そこで水を飲む権利を与える」
塩対応!結果的に結果的にギガースの方が得をするというインガオホーな結果となった!

「近い内にヤギも導入しようと思ってる。ヤギはいいぞ。
 そうなったらお前には四番目ぐらいに使わせてやる。そこで晒し者になってるあほの部隊は最後だ」

こうして、越境者の畜産体験はブラックRXな二人組の捕縛と巨人の丸儲けという結果に終わったのであった…。


//おちまい
274 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/08(日) 00:09:00.26 ID:5XAJ7k79o
>>273

「縄抜け?無理だな。か弱い私にはとてもとても。
 ふむ、それにしても実にシュミの悪い話だ。そして、聞かれているぞ?」

 モブ越境者達のソーマタージに対するブーイング&何か下から棒で突かれる!ナムサン!

【オシオキされておるでござる。なお、縄抜けできないの?か弱い女子にそんなパワとてもとても(棒)】 

「やれやれ。労働の代価が水道水とはまたなんとも世知辛いことだ」

 と、己のアレっぷりなど意にすら介さずに嘆息をつくイムカであったとさ。

【めでたしめでたし   たし?】
275 :ロイ・ゴールドマン&長剣ギガース>500-501と>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/08(日) 00:44:07.21 ID:12Q+9e5I0
>>273
ギガース「・・・・・・・」
金をもらった 持っていて損はないだろうと頭陀袋に突っ込み 傍らで瞑想に戻ってしまった

ロイ「よーし次は・・・」
そしてこの男は経営者2人が仲良く簀巻きになってしまっているので 仕方なく現場を仕切るのであった・・・・・
276 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/08(日) 21:46:45.73 ID:p5JneaTZo
【とあるファンタジー世界/冒険者ギルドにて】

 流民同然の越境者という人種は戦闘能力の持ち合わせがあれば大体は冒険者ギルドの門を潜るのが常である。
 細かい身分証明が要らず、様々な便宜も受けられ、都市間移動も多少の融通が利く。
 よくあるラノベとの違いは世界をどうこうするほどのパワはなくモテモテにもならないことくらいか。

【両開きの扉をイムカ・グリムナーが潜れば何か喧騒が少しストップする気配】

「ふむ…」

 おおむね自分のエリート的オーラに一般ピープルが萎縮しているのだなと手前勝手に考えるイムカ。
 対して周囲の反応はというと、

(おい、惨劇きたぞ!)
(げ、ゲロメイカー!!)
(奴の向かう方向をチェックだ。俺達はその逆を行く!)

 越境者という人種(ということにする)は基本的にトラブルメイカーな性質がある!
 イムカはその風評被害により『惨劇のイムカ』などというロクでもない二つ名をいただく始末である。ひどい話だろう(棒)

【そんな周囲の視線は意にも介さずにイムカはテーブルのひとつに座って冷えたレモネードを注文。
 (冷蔵庫などむろん無いが、ファンタジーな世界らしく氷石により冷えたドリンクが飲める)】

「ふう、最近はオーガだの粛清だのと色々とゴタついているようだが、今日くらいは平和的な依頼でも吟味してみようか?」

 この金属の王国。昨今なかなかにハードな情勢のようだが、だからこそビジネスチャンスは転がっており、
 また、動乱あるところ、境界線が不安定になるという妙な法則ゆえか、ゲートが安定期に入っており比較的行き来が容易。

【イムカが平和的とかいう台詞を言っている!!(ピコーン ※フラグ】
277 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/08(日) 21:51:50.07 ID:hyvqXOoZo
>>276
そんなイムカの横に立つ者がいた。

フード付きマントを目深に確りと着込んで
宙に漂う顔の見えない照る照る坊主の様な姿よりも
其の背後で浮かぶ黒い襤褸布でグルグル巻きになっている
身の丈よりも長大で分厚い鉄塊の様な大剣の方が目立つ奇怪な存在である。

「…」

最近越境者活動を始めたばかりの為、人間関係の情報はさっぱりである。
情報の少なさは時に致命的になるのだけれども!!

「……ドレ受けようかな」
278 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/08(日) 21:53:41.27 ID:tVbATgOg0
>>276
「平和的ですか、いいですね」

と、シレッと同行して頷いて見せるのは半人である
自身とて色々とアレな評価を頂いてはいるが、その多くを知らぬのは幸せでもあった

「……しかしそれにしても、最近は物騒が多く思えます」

情勢については余り明るくなく、しかしそれでも、それだからこそ肌で感じ取る事が叶うのだ
ふぅむと唸りながら依頼書を見遣る
279 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/08(日) 22:03:54.84 ID:12Q+9e5I0
>>276
ロイ「俺もそろそろ薄命の名を拝借するか」
たまには冒険者らしいことをやってみるかとギルドを訪れたら惨劇のご来店である

なおごく自然にレモネードを注文したイムカであるが その値段はぼったくりかと見紛うばかりにバカ高い
何せ金属の王国で農耕に適した地形は国土の数% その多くが穀物類を栽培しているため 果物は基本的に見たことがない

例外として外からの輸入に頼るという方法もあるが ここは鉱山の国 標高はほぼ3000m〜5000mの位置する為 何かを運ぶだけでも一苦労
結果としてコストは高くなり 常人の口に入ることはほとんどないと言っていい

じゃあみんなは何を呑んでいるかって? 水か乾燥させ軽くなった植物や豆・・・簡単に言えば茶やコーヒー 後は酒である

ロイ「よぅ 何を受けるつもりなんだ?」
と話しかけるロイ

アキレスは深煎り豆に練乳をぶち込んだ泥の様なコーヒーでブレイクタイム
ベティは拾った新しい石がお眼鏡にかなうか入念なチェックに勤しんでいた
280 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/08(日) 22:17:02.37 ID:p5JneaTZo
>>277

(あ、人間性だ)
(めずらしいな。あれが人間性か)
(新種族なんだろ。闇のソウルが何からしいぜ?)

 周囲から向けられる何かアレな目!
 イムカのほうを見れば、一瞬にして目を逸らすであろう!!

【ふぁっきんがむ!あれほど言ったのに新種族登録しやがった!!】

>>278

「境界線世界間で干渉し合っているという論文が出ているぞ?
 波紋のように動乱という情報が広がって、各世界が荒れているのだとさ」

 読むか?と、ホロディスクをテーブルに滑らせるイムカである。

>>279

「気のいいドワーフ連中のおかげで宿以外は苦労していない。いい国だ」

 高い高いレモネードをドヤ顔で飲むイムカである。ひどい話だ。


 −−−−−−−−−−−−−
【全員対象】

「路銀にも多少の貯えはあるし、ゆっくり考えるのも――」

 レモネードで口を湿らせながら呟いたその次の瞬間――

【バン!と扉が大きく開き、飛び込んできた男が血相を変えて叫んだ】

「ス…スタンビード警報!スタンピード警報が発令された!!未発見だったダンジョンからだ!」

 スタンピード…
 冒険者の糧でもあるダンジョンというのは、モンスターやお宝などを内包しているが、
 内部のモンスターが飽和しきると、津波のように外界に飛び出してしまう。発生の際の被害は村々は勿論、時に都市、国家を飲み込む事さえある。

(なんで、突然スタンピードなんだよ!ちゃんと見てなかったのか!?)
(最近流れてきたダンジョンだろうよ!飽和寸前でこっち来るって陰謀じゃねーだろうな!?)

「冒険者の皆さん!スタンピード発令によりD級以上の皆さんは待機してもらいます!
 依頼は今受けているモノ以外は全て留保を!!」

 掲示板から一斉に依頼書が外される。このような緊急時はギルドからの緊急依頼が優先されるのが決まりだ。
 つまり、スタンビードに関する依頼が優先されるのである。

「…私はゆっくり…平和的な依頼で行こうとだな…」

 なんでいつもトラブルが降って沸いてくるのだ!と、トラブル吸引機がいるのではないかと、皆に鋭い目線を飛ばすイムカであった!
281 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/08(日) 22:27:18.67 ID:12Q+9e5I0
>>280
ロイ「それは何よりだ」
アホ高いレモネードを手にドヤ顔キめるイムカに対しヤレヤレと肩をすくめるロイであった

が 平穏な空間は突如切り裂かれる

飛び込んでくる男と 伝えられたスタンピードの異常発生である

アキレス「ウェ?」
―――ギィ!?

驚いたアキレスはコーヒーで火傷しそうになり ベティは素早くリュックに石を詰め込んだ

だがロイは努めて冷静に

ロイ「赤紋のロイ・ゴールドマン伍長だ さっさと依頼書を回せ」
この場合の依頼書はもちろんスタンピード関連である 街を ひいては国を守る木満々ということだ

そして鋭い視線を飛ばすイムカであるが

―――ギィ!!
ベティがハサミを振り上げていた 意味は不明である
282 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/08(日) 22:28:20.26 ID:tVbATgOg0
>>280
「そういうのは、ギャラエ・マウスィムが喜びそうです」

遠回しに遠慮して断り、甘いあまーいコーヒーを一口
練乳に微かにコーヒーの香ばしさが追加されたようなものだ

「あ、これとかどうですか」
「迷子の子羊の里親探し……なんでしたら私達で飼ってもいいですし」

言いながら既に半人の頭の中にはめぇめぇと鳴く可愛らしい子羊ちゃんをスクラップヤードに引き入れようとする算段で一杯であった
即ち、

「……」
「アッハイ、大変ですものね……」

緊急的な事態に於いては、ちょっとモヤるのである
最も事が運べば大事である、塞きとめる事に一切の躊躇は皆無ではあるが
283 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/08(日) 22:30:13.92 ID:hyvqXOoZo
>>280
「…やりやがったな」

ぼそっと小声で淡々と呟く他称人間性。
その心中は声色からもそもそも存在していない表情からも窺い知ることは出来ない!

だが!
目をそらすだけの後ろめたさがあるのなら!
勝手に罪悪感を抱き勝手にソレに押しつぶされるがいい!!

−−−−−−−−−−−−−

「……」

アインの出身地は血で血を洗う万年戦争世界である。
何故一向に戦争が終わらないのか、は未だに明確な理由が存在していない。
ある科学者は世界そのものに争いを生む因子が存在し、
即ちその世界で生を受けたもの全てにその因子が内包されている可能性を指摘した。
あくまで仮説の域を出てはいないのだが…

だが仮説が正しければ今回のトラブルの要因の一つはコイツが存在しているからだ!となる。

まあ、万年戦争世界のそのまた一科学者の話なんて越境者が知るはずもないし、
イムカにこれ以上何かされる心配はない筈である。
人間性は存在するだけで争いを起こすなんて話が出来た日には…
アインにとって争いは日常なので左程困らないとだけ。
284 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/08(日) 22:42:13.64 ID:p5JneaTZo
>>281

「エンブレム?お待ちください。現在調査中ですので」

 ロイの姿に事務員さんも頼もしげな表情を向けて待機を促すのである。

>>282

「ふむ…」

 タェンティースの表情を見てから嘆息をついて、

「ならば、さっさと緊急事態を終わらせて通常依頼に戻さねばな。子羊だったか?」

 と、言葉するのであった。

>>283

(学術的な発見は何よりも優先されるのだ)

 ナムサン!さして反省していない!!

【6時間後…】

 スタンピード警報よりすぐさま斥候による調査が行われ詳細情報がもたらされる。
 やはり、原因は流れてきたばかりの飽和寸前ダンジョン。自然のいたずらか、人為的な悪意かは調査中。
 魔力係数が異常を示しており、3日後には本格的スタンピードに到るという計算。

「つまり、二日以内に一定以上の魔物(この場合は量のみならず質も含む)を打倒するか、
 ダンジョンコアそのものを破壊して、ダンジョンを霧散させてしまうか、か」

 もっとも、ほとんど攻略のされていないダンジョンで規模も魔力異常により判別つかないとなると、
 3日で完全攻略などは現実的ではあるまい。基本、ハック&スラッシュならぬスラッシュ一辺倒で攻めるほかなし。

【不思議なもので別段、ダンジョンに魔物がひしめき切っているわけでも、入り口近くに大量に待ち構えているというわけでもない】
【ただ、その時が来れば、一斉に溢れるという現象なのだ。ある意味で少し越境に似ている】

「ギルドから件のダンジョンの攻略依頼というカタチで発効されたな。
 低レベル向けには浅層マッピング。あとはとにかく打倒。ふむ、倒す度の報酬が通常の3〜5倍か。なかなかに美味しくはある」

 詳細が出されるとイムカは早速、椅子より腰を上げてホロクロークで投影している若草色の外套を羽織る。

「それじゃあ行くとしようか。流石に見過ごすのは寝覚めに悪いからな」

【いむか・そうりょ・おんな】 ←ドラクエ風
285 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/08(日) 22:49:32.45 ID:hyvqXOoZo
>>284
【あいん・せんし】

「…」

頭上に一瞬そんな表示が出た気がしたが気のせい思うことにしたアイン。
魔物をコロコロするだけで何時もよりお金が稼げるんですか?やったぁ!
日常を過ごす事で稼げるなら迷う事はない。
イムカの後を追うようにしてアインも又この騒動に頭を突っ込むことにした。
286 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/08(日) 22:51:12.57 ID:12Q+9e5I0
>>284
ロイ「この場合はコアの破壊が一番だな さすがに物量で攻められてどうにかできんよ ある程度抵抗はしてみるがね」
アキレス「スラグ弾は・・・大丈夫 後は道具をどうするかな…」

アキレスは自らのスキルを有効活用できるようにアイテムの選別に余念がない
ロイはイムカと同じパーティに配属された様だ

これは決してイムカと同じパーティを組もうという剛の者がいなかったからではない(強弁

ロイ「まぁなんだ トクシュブタイの仕事の中にこの手の仕事も含まれているもんだ 足手まといにはならんよ」

なお何かあったときの為にトクシュブタイの一部をこの町に配備するよう 自らの権限で進言しておいた

ロイ「さぁ 準備は出来た 行こうか」
アキレス「あぁもうちょっと待って・・・よし こんなもんだろ」

【ろい・せんし・おとこ】
【あきれす・とうぞく・おとこ】
【べてぃ・さそり・おんな 】   ←便乗
287 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/08(日) 22:52:21.89 ID:tVbATgOg0
>>284
「……えぇ、子羊です」

素敵なウールが取れますよ、と微笑み頷くのである

さてはてそして?

「……余り時間がありませんね」
「突貫作業に近いのでしょうか」

近いというより正にそれだ
今回の場合常日頃行うのとは別であり、サーチアンドデストローイな作業を必要としている

「でしたら荷物は少な目にして……」

ふむふむと思考を巡らせるながらの早速の荷造り

>>284-286
【たぇん せんし おんな】

「宜しくお願いしますね」

一同に改めてぺこりと頭を下げるせんし半人
バランス悪くないですかね
288 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/08(日) 23:04:23.07 ID:p5JneaTZo
【そうりょ】
【せんし】
【せんし】
【せんし】

【とうぞく】
【さそり】

 【まほうつかい】がいないのが悔やまれるがまあまあの組み合わせか。

 −−−−−−−−−−

【ダンジョンアタック】

 冒険者とは自己責任の世界でもある。
 ダンジョンを潜れば浅層こそは大量の冒険者がひしめき合い、にぎやかなものであったが、
 下層に下れば下るほど、人は減り、魔物は強化され、そして死体も散見されるようになる。

「GAAAAAAA!!」

 ドブチャ!とサイクロプスの棍棒が屈強な男戦士と背後にいた女僧侶を丸ごと赤いシミにした現場だ。

「間に合わなかったか。総員、戦闘態勢!」

 あと半歩早ければ間に合ったかもしれないが、これはめぐり合わせ。罪悪感など微塵もなし。
 イムカは号令を発しつつ、暗いダンジョンの中で松明を左右に振る。
 抜け穴、横道などからのゴブリンの襲撃は警戒してもしたりない第一用件だ。連中、頭は悪いが愚鈍ではない。

【イムカ…決然のオーラ(パーティー全員に永続的士気ボーナス)】

 血で粘ついた棍棒を構え、サイクロプスが次の獲物を求め、大きくそれを振りかぶった!
289 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/08(日) 23:10:46.89 ID:tVbATgOg0
>>288
「……畏まりました!」

刹那湧き出た様々な感傷、感情を無視する術を半人は知っていた
否、正しくは後回しにするのだ、それについて思考することを
後悔は後でいい、今はただ、するべき事を

「棍棒を持つ腕を狙います!」

ヘルメスの靴のローラーダッシュ、サイクロプスの棍棒側に機動しダンジョンの壁ギリギリを攻める
右腕をタクトめいて振るえば虚空より出でし半透明の刃が六振り、鈴鳴音と共にサイクロプスの振りかぶられし腕へと殺到!せんし()
290 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/08(日) 23:12:49.64 ID:hyvqXOoZo
>>288
べんぎじょう せんし アイン の こうげき

「今日のビックリどっきり機構…『メテオストライク』!」

アインがサイクロプスへ向けてガショガショと形状を変えつつある己が大剣をぶん投げる。
鍔部分にスラスターらしきものが出現した大剣が、
そのスラスターから科学と魔法によって得られる推進力を噴出し質量兵器として突貫する。
291 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/08(日) 23:13:29.73 ID:12Q+9e5I0
>>287-288
ろいが薬草たくさん持っているからセーフ(震え声)

【何はともあれダンジョンアタック】

また一組のパーティがお亡くなりになった 助けようとしたのだが致し方なし

ロイ「バックスを援護する必要がないのはこのパーティのいい所かな!? アキレス 援護を!!」
アキレス「おっけーい!!」

棍棒を振りかぶるサイクロプスに突撃を仕掛けるロイ アキレスは棍棒の範囲外からトレンチガンを発砲
今回使用するのはFFの心配が少ないスラグ弾 狙うは巨人の目 当たれば急所 当たらなくてもその銃撃は鬱陶しいことこの上ないだろう

そしてロイは巨人のアキレス腱を叩き切ろうと ハルバートの斧刃を振るおうとするだろう
292 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/08(日) 23:32:37.92 ID:p5JneaTZo
>>289-291

「GWAAAAA!!」

 振り上げられた腕が突然現れた半透明の刃に次々に貫かれる!
 棍棒を取り落としこそしなかったが、その攻撃速度はひどく低下。
 さらにアキレスの支援射撃もあって、回避ペナルティも発生する。

【そして、その直後に振り下ろされた棍棒をかいくぐってロイのハルバートが巨人の腱を断つ!】

「GOOOOO!」

 大きくバランスを崩した一つ目巨人の眼球にアインの加速大剣が突き刺さり、
 血液と脳漿が混じった汁が漏れ、そのままズシンと斃れた。

【サイクロプスを倒した!】

 −−−−−−−−−−

「ふむ…」

 パーティーにしては二つの死体は少なすぎると、壁を調べると、引きずられた後と、暗く狭い横道を発見。
 既に崩され閉鎖されており、追跡は不可能。ゴブリンあたりがパーティー分断を行った結果の全滅のようだ。
 さらわれた冒険者?男なら即殺害だろうし、女なら生きていても死んでいても悲惨だろう。

「進もう」

 ここで出来ることはもうない。イムカは認識票だけを千切りとって進む。
 奇跡は幾つか使えるが、死者を悼む祈りなどにはまったく縁がないスキル構成であった。

 −−−−−−−−−−

【ダンジョンアタック・一日目終了時点】


「魔力計…まだ異常数値のままだな。明日で平常値に戻らなければ撤収だな」

【スタンピード当日にダンジョンの中に居れば生存可能性はゼロだ。ゆえに時間猶予はほとんどない】

 イムカの奇跡『避難所』により、魔物に奇襲されにくいフィールドを形成してキャンプである。焚き火がパチパチと爆ぜるなか身体を休める。
 休憩無しで戦い続けるというのも出来なくはないが、疲労による集中力の乱れは時に取り返しにつかぬ事態を招く。
 一定の食事と仮眠は必要不可欠である。上手く休むのも戦闘者の必須スキルだ。

【魔物とはいえ、日がな一日、殺し、殺して、殺してきたのだ。精神的にもある程度は血をぬぐう必要がある】

「水にワインを少し混ぜた。身体が温まる。酔わない程度に薄いがな」

【そして、休憩の楽しみである食事も腹いっぱいになってはならないのは言うまでもない】
【食事に無頓着はイムカは、乾パンをガジガジ齧っているだけである】
293 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/08(日) 23:41:23.71 ID:hyvqXOoZo
>>292
「…ああ、そういったものは皆さんでどうぞ。
 幸い食べるものは道中にゴロゴロ転がっていましたし」

道中注意してアインを観察していれば言った意味は直ぐに分かるだろう。
戦闘後によく立ち止まりしゃがんでいたり、態々倒した相手の上を通る様に見えた理由が其処に。

「…見張りも私がやりますよ、睡眠が必要な方は今の内にどうぞ」

薄暗い場にいるテルテル坊主は…何か、こう、モンスターだね!!
294 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/08(日) 23:42:26.51 ID:12Q+9e5I0
>>292
ロイ「この程度の崩落なら少し時間をかければ通れるようには出来る・・・がその時間が惜しい 許せ」
暗がりに引きずり込まれたパーティに一つ頭を下げ先を急ぐ


速攻を前提にした依頼であるのにロイはほとんどいつもの道具を持ち込んでいた
つまり食料燃料など様々である

今日のごはんは 肉と唐辛子で漬けた野菜 つまりはキムチを投下し チゲ鍋うぃ作る
〆は糒を煮込んだチゲオジヤでどうぞ

ロイ「喰ったら交代で寝よう 明日も強行軍が待っているぞ」

誰かが先に番をするならコートにくるまり寝息をたてはじめるだろうし
自分が先に番をしてもいい


アキレス「Zzz…」
―――Zzz・・・

ちなアキレスとベティは先に夢の中な!!
295 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/08(日) 23:42:38.18 ID:tVbATgOg0
>>292
「ふぅっ……」

長い吐息を吐き出し、巨人の崩れ行く様を見た
そして幾つかの惨劇の気配を感じ取るが、それらに対しての様々な逡巡は矢張り後回しである

そしてそして

「……あぁ、もう、ベトベトです」
「シャワー浴びたいなぁ」

繰り返すようだが半人はせんしである
即ち前線で戦う身なのだ、基本的には
返り血で染まる衣服、スカーフ代わりの黒い布だけはそれでも守っているが

「あ、ヨーカンもありますよ」

よろしければ、と人数分(もちろんベティ分もあるよ!)の保存用真空パック羊羹を取り出して配る
その様は飴ちゃんを配布するおばちゃんが如し
根本として余り休憩を必要としない体の半人であるが、精神としてはこの様な場面にはある意味他者より飢えていると言える
296 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/08(日) 23:56:43.35 ID:12Q+9e5I0
>>285
【寝る前の一幕】
アキレス「あ 俺ペーパーデオドラント持ってるよ」
つ【ギャツビ○】

羊羹と交換で差し出すアキレスと

―――ギィ♪
アリガト―と礼を言うようにハサミを振り上げるベティであった
297 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/08(日) 23:58:54.48 ID:p5JneaTZo
>>293

 【あいん せんし にんげんせい()】は実におっかないのであった。

「私も不眠器官が脳にあるからな。睡眠は必要ない。
 が、番は後退でするとしよう」

 ステイシス圧縮フィールドから幾つかの本を取り出す。
 睡眠が必要ないなら、気力の快復に務めるということだ。

【ふと、睡眠を取るアキレスとベティを見る。もしかしたら、イムカとアインなら休憩ゼロの強行も出来たかもだが】

「…そうしたら出来る選択肢は広がり、出来なくなる選択肢も広がるか。そういうものなのだろうな」

>>294

「身体を温める効果は認める」

 無駄に凝ったロイの食事を無表情に食べるイムカ。食べさせ甲斐のない!

「君も仮眠をとっておけ。こういう役目は超人や人外に任せておくといい」

>>295

「甘い…ヨーカン?七八も持っていたな」

 無表情にもっちゃもっちゃとヨーカン齧るイムカであった。

 −−−−−−−−−−−−−−

【ダンジョンアタック・二日目→→終盤戦】

「―――」

 強力なゴーレムであるキラーマシンが左手のマシンボウガンを射出!
 人間では到底扱えぬ張力を有するボウガンから放たれるボルトは鎧はおろか凡百の結界すら容易く貫通する威力だ。

「異端者への防壁!」

 イムカが銀色に輝く障壁でどうにかそれを受け止めるが、あっという間にひび割れ、グズグズに削れていく障壁は、
 一度の攻撃を受け止めるのに精一杯といったところだ。

【キラーマシンの赤い瞳が輝く。青い装甲は生半可な攻撃などを容易く弾き返し、
 その右手に持った曲刀も魔力を帯び、通常の鋼の剣とは比較にならぬ威力を誇ることであろう】

 キラーマシンは素早く背中の矢筒から次弾を装填!
298 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 00:06:41.27 ID:MTlgtwVv0
>>297
ロイ「それじゃ遠慮なく」
言うが早いか体を横たえ 直に寝息をたてはじめるだろう

【んでもって 二日目】

アキレス「ほーれほれほれ!!!!」
デモンレッグによる高速移動を駆使しながら拳銃による連続発砲で注意を惹き付けつつ
剣の有効範囲のギリギリまで近づこうとするアキレス 万一踏み込んできても回避できる余裕を持って囮を務めようとする

ロイ「んのやろぉ!!!!」
そしてロイはハルバートからハンマーに装備返還 フルスイングを膝なり肘なりに叩き込み 部位破壊を試みる

イムカたちのおかげで十分な仮眠をとることができ 体調面に不安はない
299 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/09(月) 00:09:17.84 ID:uUePT3OVo
>>297
「…動力はなるべく傷つけたくないですね」

ゴーレムも捕食対象 暴食のアイン の 攻撃

「本日のビックリどっきり機構『ラストハリケーン』!!」

気化させた特殊溶解液を指向性を持った突風として噴き出す其れが変形した大剣から放たれる。
魔術による腐食を促進させる攻撃である為、溶液の保管とかそういう問題は時空の彼方!

ルストなんちゃら?知らないワードですね…
300 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/09(月) 00:11:50.24 ID:7t7u36Ta0
>>293
>>296-297
「ありがとうございます」
「……わたしも交代しますからね」

半人も半人で余り休息を必要とはしていなかった
とはいえリフレッシュは重要である
アキレスから受け取った制汗シートで軽く全身を拭き取り、岩のまだらの染みを数えるのであった

そんでもって

「……こんなのもいるんですね」

なんとなく魔法は効かなそうだと朧げに
ロイと別方向から攻める形で突撃し、純然たる物理攻撃力の月光で大きく袈裟斬りを放つ!
301 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/09(月) 00:14:04.54 ID:hjWCmdGFo
>>298

 ガイン、ギィン!!曲面装甲に対し、拳銃弾では威力不足!全てがそよ風の如く弾かれる。
 時折、うっとおしい蝿に対するが如く、剣が振るわれるが、無論当たらない。
 相手がアキレスに集中することは無かったが、攻撃手番を減らすという役割は上々だ。

「―――」

 ガン!とロイのハンマーが下ろされるが肘部の装甲の繋ぎ目。
 球体装甲が多少へこんだ程度。流石に一撃でどうこうでくる程ヤワでない。

「―――」

 そして、接近したロイをつぶさんがため超重量のストンプ!

【踏みつけられればタダではすまず、回避しても衝撃波と礫が範囲攻撃ヒットする嫌らしい攻撃だ】
302 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/09(月) 00:17:06.40 ID:hjWCmdGFo
>>299

「―――」

 腐食風を受けたキラーマシンであるが、効果が薄い。
 おそらく、アインの魔力による腐食と同様に、魔力によるスペシャルセービングがある程度付与されているのだろう。
 これはかなり堅牢であると、分析せねばなるまい。

「―――」

 瞬間!足元のロイをスタンプする勢いで接近したキラーマシンは、
 そのマジックエンチャントにより赤く輝く曲刀を猛烈な勢いでアインに振り下ろす!!
303 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/09(月) 00:21:22.94 ID:hjWCmdGFo
>>300

 ギィギン!!流石に不壊の剣による一撃で装甲が大きく撓むが、
 それでも装甲内部構造まで威力が届いていないのは非凡なる装甲ゆえであろうか。

「衝撃を内部に置く斬撃は出来るか?」

 イムカの言葉。以前、α-12が遠当てなどで見せた威力伝導調整技術だ。
 何せここは玄室だ。威力が過剰に過ぎる攻撃選択は余計な被害を招きかねない。

【室内戦の妙だ。強大な威力があればよい…というわけにはいかないのだ】
304 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/09(月) 00:26:21.24 ID:uUePT3OVo
>>302
「…むぅ」

残念そうな声を出しつつ、迷うことなく大剣を手放し後ろへと跳ぶアイン。
大剣は通常形態へと戻りつつ、周囲の衝撃に合わせてふらふらと宙を漂うのだろう。

「…中身を壊すのは忍びないのです……が!」

アインがその容姿の主たる部分であるフードマントを脱ぎ捨てる!
中から出てきたのは普段鞘代わりに大剣に巻き付けてある黒い襤褸布を
たなびくマフラーとして纏った金髪碧眼で長耳細身な女性の姿だった。
手足もちゃんと手足している!!

「っ!」

徒手空拳のソレが構える。

【あいん ぶとうか にんげんせい()】
305 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 00:27:22.19 ID:MTlgtwVv0
>>301
アキレス「チッ・・・!」
囮としての効果は薄い ならばと大きく迂回しながらトレンチガンを構え発砲
狙いは矢筒で 攻撃手段の減少を狙った一発を放つ

そして接近戦を狙うロイであるが

ロイ「ッ!!」
ストンプの脚を掻い潜るもその動きは最小限 直撃しなければいいと考え防御姿勢

衝撃波は甘んじて受けとめ 礫はオーガの腹革で出来た革鎧と蒼銀の鎧のパーツで受け止める

ロイ「ング・・・・・うぅぅぅぅぅああああああ!!」
結果 最小限の動きで接近戦を維持 先ほどぶちかました球体装甲に今一度フルスイングインパクトをぶちかまそうとする
306 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/09(月) 00:31:05.45 ID:7t7u36Ta0
>>303
「……腕が痺れます……!」

空いた片手に刹那持ち替え、腕を振るった
すぐ様構え直してイムカの問い掛けに頷き、マシンの斬撃或いはスタンプを回避しながら間隙を伺う

「練習はしてあります、実戦では初ですが……!」

イリーやムガ、一部世界の刀術使いが会得している技術である【斬鉄】
対象に刃を当てがっての超速振動波、それを半人は斬撃の触れるまばたき程の刹那に行う
半人自身の膂力も加わった、インパクト・ザンテツ!
ぶっちゃけ半人はこの手の攻撃を、本来ならば標準装備である高周波ブレードが行えるので余り重要視していなかったのだ
現在ロスト中という事で仕方なく、技術で代用なのである
307 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/09(月) 00:31:57.61 ID:hjWCmdGFo
>>304

「エルフだったのか?」

 容姿からそのような言葉をイムカが呟くのも無理からぬこと。
 が、すぐに戦闘に集中せねばなるまい。

「皇帝陛下の加護あれかし!隕鉄の祝福!」

 イムカが隕鉄の鏃を手の中で砕くと、青白い光が輝き、アインの両拳に光が収斂される。
 流星属性のエンチャントである。

【隕鉄の祝福…威力ボーナス、反射神経増強】

「―――」

 直後、アインにマシンボウガン構えられ強大な威力を有する矢雨が降り注いだ!
308 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/09(月) 00:43:59.03 ID:hjWCmdGFo
>>305

「―――」

 巨体の割りに存外素早いキラーマシンの動きは一点と捉えるには中々に難儀だ。
 矢筒を狙うトレンチガンの一撃は時に頭部にあたり、時に肩部にあたり、中々有効打にならない。
 が、それでも衝撃威力の高い一粒弾である。命中の度に極僅かであるが敵の挙動を鈍らせ、その間隙に、

「―――」

 ロイが回避を度外視して十分に力を貯えたフルスイングインパクトが会心の一撃(クリティカルヒット)!
 キラーマシンのボウガンを持つ腕間接は大きくへしゃげると共に煙が上がり部位破壊が成ったことを示す!

>>306

 さらに追撃に飛び出した半人がキラーマシンがさらけ出した隙を見逃さず、胴体部に向けて斬鉄を撃つ!
 装甲は切断と破壊の中間の如きダメージを受けて大きく砕け散り、激しく動く内部構造をさらけ出す!

【装甲破壊・・・防御力低下!】

>>305-306

 が、この瞬間、キラーマシンの赤い瞳が強く瞬き、輝く。そう、奥の手は相手も持っている。

≪0001111010101≫
「高熱源反応…ビーム兵装だ!避けろ!」

 サーボスカルの解析結果をとっさにイムカが警告する!
 瞬間、BEEEEEM!と空気を燃焼させるイオン臭を発しながらギロチンレーザーがロイ、タェンティースに向けて横薙ぎに放たれた。
309 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/09(月) 00:51:29.85 ID:uUePT3OVo
>>307
「電鎧布、起動」

黒い襤褸布がアインの言葉と共に意志を持った様に動き出す。
ただの黒いマフラーぜんとしていたソレが巨大な手を形作り矢雨を薙ぎ払うと誰が想像するか。

「『ラズィーアパラート』」

それと同時にアインが鋭い軌道と恐るべきスピードで宙を駆け抜ける。
洞窟の壁を薙いだ矢すら足場にして弾かれるように動く姿は跳弾する弾丸だ。

「からの」

その着地地点はキラーマシーンの胴体。

「『ケーニヒゲヴェーア!!』」

胴体目前で宙を蹴り、身体を捻って両拳を相手へと叩き込む。
相手の内部へと衝撃を伝える技である其れは技術と魔術混合技。
かなりの衝撃をぶちかます!
310 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/09(月) 00:57:55.10 ID:7t7u36Ta0
>>308
「やった……!」
「……、きゃぁっ!?」

深紅のまなこが貪婪に輝き、それと交差した空色の瞳ははらわたを握られた様な怖気に襲われた
咄嗟に月光の剣腹を盾代わりに構えながら跳び退けば、爪先の僅かな先の床が赤熱して爆ぜる

「……あつっ……!」
「こ、のぉっっっ!!」

皮膚を焼く放射熱、飛散する礫
それらを強引に振り切り、月光を逆手に持っての大刺突
深紅のレーザーアイに向けて、空中槍投げめいたフォームで繰り出した!
311 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 01:00:21.45 ID:MTlgtwVv0
>>308
ロイ「ッ!?」
ビームと言えばあの凶悪な熱線である あれに当たって無事な場所はほぼ無い
蒼銀ならばなんとか防げるかもしれないが 覆っている場所が少なすぎて無謀過ぎる賭け

ならばもっと確実な賭けをするだけ つまり 接近戦だからこそ そのキラーマシンの足元に滑り込もうとする

そしてアキレスはキラーマシンの攻撃範囲に自分が入ってないことを悟る 上手く動けるのは 自分だけ・・・か?
ならば自分が動こう 相手は内部構造をさらけ出していて 自分は回り込むように相手の側面ないし背面にいる ということで

ロイが戦闘の邪魔と放り出したリュックから使えそうなものを探し・・・探し・・・あった
アキレス「必殺!!」

取り出したのは武器でもなんでもなく・・・なんか赤い液体の入ったタッパー・・・タッパー?

アキレス「チゲ鍋の残りぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
蓋を半開きにし 内部構造へ向けて投擲

内部構造がどのような代物か知らないが 異物が入れば歯車の動きは多少なりとも阻害できるだろうし
もしも電気機器が使われているのならショートできるかも と踏んでの行動

その奇天烈極まる一撃の成否やいかに!?
312 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 01:01:50.28 ID:MTlgtwVv0
//捕捉
内部構造の中でチゲ鍋の残りが飛び散るようにタッパーを半開きにして投擲しました
313 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/09(月) 01:13:33.41 ID:hjWCmdGFo
【全員対象】


 ガスッ!とロイの回避に前後して半人が投擲した月光がビームを引き裂きながらキラーマシンの目を貫通!
 ビームはその威力を急激にすぼませ、霧散した。そして、直後!

「―――!!???」

 装甲亀裂部にアキレスがチゲ鍋の残りをぶち込む外道行為!
 これにより誤作動を起こしたか、手足をバタバタ動かし始めるキラーマシン。
 そのため、接近するアインに対して、マトモな防御行動が取れない!!

【キラーマシンは混乱している!】

 そして、装甲が割れ内部構造を曝け出した急所にアインの流星属性付きの両拳が叩き込まれ、
 それはキラーマシンの胴体部に致命的は損傷をもたらす!!

【キラーマシンの赤い目、亀裂から凄まじい光とが漏れ出で――】

「SAYONARA!」

 キラーマシンは爆発四散!ナムアミダブツ!!チゲ汁塗れの月光がクルクルと飛んで地面に突き刺さった。刃こぼれひとつも無し!

【キラーマシンを倒した!】

 −−−−−−
 −−−−
 −−

「装甲も動力も残っちゃいないか。骨折りだな」

 希少部位が欠片も残らなかったようだ。致し方なし。と、ここで…

「――いや、どうやら…魔力値が危険域を脱した。やれたようだ」

 キラーマシンはひとかどの魔物だったのだろう。魔力値減少の最後のダメ押しとなり、スタンピードの危機を乗り切ったのだ。
 これで後は、このダンジョンの攻略キャンペーンをしばらく冒険者ギルドが打てば、当面の危険はなくなるだろう。

「ミッション完了だ。帰還するぞ」

 −−−−−−−−−−−

【冒険を終えて――】

 大仕事を終えた冒険者ギルド一階の酒場は盛況なもので、皆々が今回のクエストについて、
 大声で語り合い、笑いあい、油っ気たっぶりの肉と美味い酒を摂取している。

【犠牲は少なくなかった。が、だからこそ陽気に振舞い、酒で洗い流すのが冒険者のルールだ。
 悲しむのは当然。しかし、それをことさらに表に出さない術を学んでいるのだ】

 イムカも苦いビールをなみなみと注いだ樽型ジョッキを掲げている。
 平穏無事な依頼を請けるはずがどうしてこうなったであるが、結果は上々である。

「ふう、中々にハードだったがどうにかなったな。後は明日にでも子羊の依頼を請けるか。無くなってないといいがな」

 何とか被害は最小。スタンピードが回避された。この国はただでさえ今ややこしいのだ。
 余計な災害が起きずに国家も胸をなでおろしたといったところか。実際、報酬の破格具合からして国家が大盤振る舞いしたこと疑いなし。

「では、我々の勝利に!」

 イムカが乾杯の音頭をとり、勝利を宣言することで、このクエストは終わりを告げるのであった。


//めでたしめでたし
314 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 01:23:33.68 ID:MTlgtwVv0
>>313
精密機器故の悲哀 コンピューターにチゲ鍋ぶち込んだらどうなるか火を見るよりも明らか
混乱するキラーマシン そして仲間がとどめを刺してくれたらしい

アキレス「(ドィヤヤヤヤヤヤヤヤヤ」
絶妙なアシストを決めたと最上級にうざいドヤ顔を一行に向けるアキレス

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはタッパーから毀れたお肉の破片を拾い食いしていた

ロイ「凄いなチゲ鍋 軍の正式採用にでもするか」
爆裂四散により煤とチゲ汁を被ったロイが頬杖を突きながらしかめっ面でクソデカ溜息であった

【冒険を終えて――】

アキレス「そしたら機械の化け物が光線を放ってきたわけよ そこで俺がチゲ鍋の残りを・・・」
いい気分で自らの武勇伝を自慢げたっぷりに聞かせて回るアキレス

ロイ「まぁなんだ・・・トクシュブタイの動員が無駄に終わってよかったよ」
それに苦笑しながら他の冒険者と杯をぶつけ合うロイ

―――ギィ♪
ベティちゃんは脂っこいお肉を食べるのに忙しかった

そしてあのダンジョンには 今頃鉱石神に忠誠を誓う神官たちが 死者が亡霊となって彷徨わぬよう祈祷を開始していることだろう・・・・・


//オツカレサマドスエ
315 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 22:37:25.34 ID:MTlgtwVv0
【夜 狭間のスクラップヤード】
秋である 秋と言えばスポーツの秋読書の秋芸術の秋等々・・・夜長を楽しんだり 落ち着いた気候でレジャーに勤しんだりと 色々と楽しい季節である
そんな秋深まる狭間のスクラップヤードの夜 止まり木の宿の外に設えられたベンチやらテーブルやら

そして現れたのは タキシードに蝶ネクタイのアキレス その手には指揮棒が握られている
アキレスは一同に一礼すると 一行に背を向けて指揮棒を掲げる その先には漆黒の闇が続くだk・・・いや

彼の目の前にはおびただしい量の秋の虫がひしめき合っている
そして指揮棒を振り下ろせば 虫たちの文字通り大合唱だ

アキレスが指揮棒を振れば それに合わせて虫が音色を変えパートを変え 一つの曲を奏でる

・・・なぜかBTTFのメインテーマなのは不明

ロイ「あいつも大概人間離れしてきたよなぁ・・・」
その様子をあきれ顔で鑑賞しているのはロイ・ゴールドマン

そのほかの者は 虫たちのオーケストラを見てどんな感想を抱くやら?
316 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/09(月) 22:47:18.22 ID:7t7u36Ta0
>>315
「……スゲー」

若干引きつつもその演奏自体には感嘆
ロイの隣によいしょと腰掛け、コーヒーを差し出すのであった

「……意思の疎通が出来てるっていうより、なんかもう制御? してるみたいだよね」
「あれやってよあれ、ジュラシックなパークのあれ」

御茶請けのドライフルーツとナッツを頂きつつ、演奏終わりにリクエスト

317 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 22:59:23.88 ID:MTlgtwVv0
>>316
ロイ「いや あいつの話だと きゅうり30本と煮干しう500g 恋のキューピッドを延々やって約束を取り付けたんだと」

意思の疎通止まりなのは変わっていない 
そもそも秋の虫が鳴くのは求愛行動が故である そこでアキレスは餌を提供し♂虫と♀虫の橋渡しを延々繰り返して彼等が時間を割く暇を作り出したのだ
アキレスの暇人具合が見て取れるだろう

アキレスはリクエストに応じて曲を替える 他のモブ達も虫たちのオーケストラに困惑するやらドン引きするやらである

ロイ「あぁありがとう しかしもう一年も終盤だ 今年もいろんなことがあった エーカーとの戦いが終わったと思ったらアウトキャストの台頭 頭痛の種は尽きん者よ」
コーヒーを飲みながら渋い顔のロイ

そしてアキレスは四五六に目配せ 指揮者やってみる?と目で問う
318 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/09(月) 23:01:50.78 ID:1UDLnhzto
【虫の音にワビ・サビを感じるという人種もいれば…どこをどうやっても喧しいとしか感じない人種もいるわけで】

 実際、統計すると虫の音をどう感じるかというのは文化的なミームも関わっているらしい。
 そのようなミームを持たない者にとっては虫の音はそれ以上でも以下でもないのだ。

「デースデスデスデス。何やっているのか、はてなデスが、虫が多すぎデス。これはサービスデス」

 超絶無粋!ガスマスクな何かが背中に「カノッサ殺虫剤。実際スゴイ」と書いたタンクを背負って、
 ホース構えながらテクテクやってきたぞ!何するか一目瞭然!

【ナムアミダブツ!!】
319 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/09(月) 23:07:43.12 ID:7t7u36Ta0
>>317
「……」
「……そのアレだよね、交渉現場見てみたかったよね」

ふつーの人からすれば随分とアレな様子だった事でしょう
リクエストされた曲が流れれば、おぉ、と更に驚いた

「まぁ、頭痛があるくらいがいいんじゃない?」
「……健康体ってだけじゃ、こうも仲良くいれないでしょきっと」

明確な敵というのは大切である
それがない場合、多くの時にひとは内部的にそれを作り出してしまう
イリーが丹精込めて焙煎したコーヒーはあっさりとしていて、軽やかな飲み口であった

>>318
「はいはーい、本日の頭痛のタネ一号さーん」
「これはこういう……あー、」
「……アキレスの執り行う儀式、そう、儀式なんだよ」

邪魔しちゃダメだよ、とプシューを制止させようとしている
320 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/09(月) 23:08:25.72 ID:7t7u36Ta0
>>317
「……指揮者は、その……」
「……遠慮しとく……」

やや伏せ目がちな七八
音感が余りないのだ、要するにオンチなのである
321 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/09(月) 23:14:05.03 ID:1UDLnhzto
>>319

「デス?頭痛のタネ?どこにいるデス?」

 きょろきょろと周囲を見渡す。すると、アキレスの儀式(?)を聞いている、金男=サン(ロイ)を発見。
 なんかを得心してコクコクをうなづいた。

「虫で儀式ってなんデス?蟲毒でもやらかすデスか?
 いつからラクガキ=サンはオカルトに傾倒したデス?」

 すると、ちょいと考えてからお手手をポンと叩き、

「ああ、忍たま=サンの趣向デス?確かニンジャは虫のジツをよく使うって豊満=サンの同人誌でよく出ているデス」

 なんか勝手に誤解始めた。
322 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 23:21:13.03 ID:MTlgtwVv0
>>318-320
ロイ「・・・・・・」
コーヒーマイスターなイリーブレンドを楽しんでいるところに現れる無粋な輩
仕方がない 厨房にむかい 暫し後

ガスマスクに匂いが通るかどうか不明だが なぜか地面にマドレーヌが置いてある(地べたではなく ちゃんとお皿に乗って)
そこから少し向かったところにもマドレーヌ そしてマドレーヌ しかしマドレーヌ だがマドレーヌ

最後に大きな籠が棒で半開きになっており その中に大量のマドレーヌが置いてある

なんという古典的罠 こんな罠にかかるCTSSなんて存在しないだろう(チラッ


さて 曲が一通り終われば子供たちのお戯れの時間 子供越境者が指揮棒を受け取り 振り回せば大合唱 愉し気に笑っている

アキレス「ふぅ このときの為に半月前から準備した成果が出たというものだぜ★」
指揮で疲れたのか 汗をぬぐいながらアキレスがやってくる

ロイ「・・・そうだな 適度に敵がいた方がいい」
アキレス「え? 名に何の話?」

しんみり応えるロイと 何の話かさっぱりなアキレス

―――ギィ!!
ちなベティちゃんは小枝を振り回し アキレスのマネをしていた
323 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/09(月) 23:24:54.41 ID:7t7u36Ta0
>>321
「そりゃあ……あれよ、アレ……」
「儀式ったら、その……」

実に行き当たりばったりな口先であり、早速言葉を模索する

「……私?」
「えー、私はちょっと、どっちかって言うと虫苦手だし」

ベティちゃんは例外な模様

「……虫の王様を呼び出すんだよ、あれで」
「虫の王様……ムシキングを」

>>322
「……あっ、半月も……」

色々察しながらマドレーヌをパクっちょ
いつの間にかちゃっかり、ひとつだけ確保していたらしい流石忍者

「ん? あぁ……いや、」
「いい演奏だったよ、ここにもこんなに鈴虫がいるんだね」

子供達の指揮の元でワチャワチャ鳴く様々な羽虫の音色に微笑み
アキレスには暑そうな格好をしているからか、ペットボトルの水を差し出した
324 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/09(月) 23:31:16.13 ID:1UDLnhzto
>>323

「ムシキング〜?デス。忍たま=サン」

 はぁ〜っと嘆息つきながら、やれやれと首を振り七八の肩をポンとたたく。

「あまりトンチキなことばかり言ったりやったりしちゃダメデスよ?
 ちゃらんぽらんキャラが定着しすぎると女子力の危機デス。ポンコツ=サンなんかいい例です。
 手遅れになる前に――」

 なんか上から目線で説教された!なんとイラっとくるムーヴか!!

「とと。忘れてたデス!虫退治デス」

 んでもって、ふたたびホースにぎってテッテケテー。

【なお顛末は↓を参照だ!!】


>>322

「デスデス、プシュータイムデス」

 ホース握ってテクテクと接近してくるトンチキトルーパー。
 すると、何か進路上におやつがあるではありませんか。


「美味しそうデス。いたたきますデス」

 ガスマスクを脱いで、半人を幼めにしたような素顔が出てくる。
 もぐもぐとマドレーヌを食べると、次のお皿があるではないか。きっと日頃の行いがいいからだ。

「デスデス。もぐもぐ。デスデス。もぐもぐ」

 頬袋を膨らませて、次々にマドレーヌを食べていくα-12。なんかリスめいている。
 そのまま、誘導されていって〜〜〜……

「デスデス。あんなにたくさんデス!全部、α-12のモノデス」

 いちきたない宣言かまして、大盛りマドレーヌに突入。
 つっかえ棒を蹴っころがして、見事に籠にイン!ナムサン!なんたる卑劣か!

「ぐおおお…なんて狡猾な罠デスか!だーせーーデス〜〜!!」

 どったんばったん!

 
325 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 23:39:37.49 ID:MTlgtwVv0
>>323
鈴虫「読んだかくノ一」
名前を呼ばれた気がしたスプロールのツジギリスト
貧乏徳利から口を離して四五六に顔を向けた

―――ギィ・・・
そして遊んでいたベティちゃん 四五六が虫苦手ときいて自分のことも苦手なのかとしょんぼりモード発動
なんか忙しいね

アキレス「どうよ俺の努力の結晶 これならイムカタンもアーティスト()とはよぶめぇ」
とドヤ顔を晒すが α-12の時点でアレなのだ ()の返上の道は果てしないことこの上ない

>>324
見事引っかかったα-12

アキレス「良し!! ベティ!! ナナシ!! 押さえつけろ!!」
―――ギィ!!
―――・・・。

暴れる籠の上にベティと久しぶりの登場 巨大ナナホシテントウのナナシが乗っかり 脱出を妨害

アキレス「フハハ α-12破れたり モグモグ」
そしてアキレスは台所にあった苺のショートケーキを持ってきて籠の目の前でモグモグ食べ始める

ケーキ・トーチャリング!! 苺の酸味とクリームの濃厚さのハーモニーがたまらんね!!
326 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/09(月) 23:43:18.25 ID:7t7u36Ta0
>>324
「……そうなるよねぇ」

苦笑しつつ被お説教
自分自身、結構めちゃくちゃ言った自覚があるのだから仕方ない
しかしプシューが止められないとなれば事である
なんせ今越境者の子供達が虫達とお戯れ中なのだ、そこにプシューなどトラウマ間違い無しの慟哭が広がるであろう

>>325
「違います、呼んでない」

真顔でのツッコミは的確であった
最も、鈴虫自体はボケた自覚はないのではあろうが

「……あぁ、もう、ごめんごめん、ベティは例外だよー?」

しょんぼりなベティに近づいて屈み込み、羊羹を差し出す

「いやいや、まぁ正直素直にスゴいと思うよ」
「……若干引くってのも本音だけどね?」

苦笑、ともあれ素直に賞賛するのであった


//すみませぬ、ちと以降返信無理そう故にお先に…
//ありがとうなのでした、お疲れ様なのですよーノシ
327 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/09(月) 23:45:34.06 ID:1UDLnhzto
>>325

「デスデス」

 サブマシンガンを取り出して、籠に乗っかっている気配を確認してホルスターに戻して、
 しかし、自称アーティストのアホが最悪にイラっとくるのである。

「DEATH!!」

 ディープメイカー一点集中!籠の一部を貫く触手をドカンと一発!
 高度的にラクガキ=サンの急所か?まあ、無問題!

【おとこのルーツがアレしてナニな重篤危機!ナムサン!】
328 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/09(月) 23:49:28.03 ID:MTlgtwVv0
>>327
捕獲に使用した籠の素材に難があったのだろう
触椀が籠を易々と貫きアキレスに殺到

ち〜ん(笑)

アキレス「おぐぅ!?」
アキレスのアキレスに触椀がクリティカルヒット 白目をむいて倒れ伏す

そんなこんなで騒がしい芸術の秋は更けていくのであった

//そろそろ〆で
329 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/11(水) 22:33:02.18 ID:mmhOYSQTo
【サイバーパンク世界…スプロールにて】

「ビズだ。ロクでもない案件だが支援が必要だ」

 ランナー:クルト・カントール曰く、確かにロクでもない案件であった。
 越境者絡みである。それも、性質の悪いタイプの。

【越境…つまり世界を渡った者の中には秘めた能力を開放/能力者として覚醒する者がいる】

「えてして才能と精神が噛み合わず暴走する奴もいるわけだが、今回のはかなり酷いぞ?」

 ホロ・ディスプレイに幾つかの画像が投影される。
 端的に言えばゴア。暴走族同士の抗争の映像であるが、鉄パイプで殴られたり、
 バイクで引きずりまわされたりなどのおとなしい♀G図とは一線を隔し、内側からバラバラに弾けたり、
 強制的に圧縮されて、野球ボール程度の大きさとなった人間の塊が映っている。

「ターゲットは越境者。中途半端の能力に目覚めていたところをメガコーポに捕獲。
 で、散々に頭を弄られて強制進化した挙句にメガコーボを脱走。後は無軌道な暴力。エスカレートする一方。
 今じゃあ、すっかり賞金首となってしまったって経緯だ」

 メガコーボも一時は野に放った状態でデータ収集に当たっていたが、
 エスカレートするターゲットの能力が手に余ると判断したのだろう。クソを擦り付けるが如く、ランナーズギルドに放り投げた。

「以上だ。やっこさん、スナック感覚で人を殺している上に能力が暴走気味だ。
 早晩、周囲を盛大に巻き込んだ破綻を引き起こすだろう。そうなる前に…ってところだ」

 頭弄られる前は大人しい少年だったそうだぞ?と、葉巻を咥えながら、ドブ水を一気飲みしたような表情となる傭兵。

「ランナーも多数殺られている。アウトキャストも回収に動きそうだ。さっさと決着つける必要がある」

 誰のためかは知らんがな。と、言外に告げるクルトであった。
330 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/11(水) 22:42:52.02 ID:jz0BCsNy0
>>329
「ウーン、親近感。特に昔は大人しかったってところ。機会があれば安いビールと湿気ったチーズでも摘みながら、ドブ川の側で明かし語りたかったネ」
吸っていた煙草を捨てて踏み消し、深く紫煙を吐きながら冗談を飛ばす。
面倒な状況になった時はこれに限る。タフガイか狂人ぶった余裕の態度に。

「そいつ、まだ自我は残ってるのか?前後不覚でフラフラするのと確かな意思を持ってフラフラするのでは、結構違いがあるぞ」
メガコーポの行動には今更触れない。腹立たしいとは思うし、出来れば殺してやりたいが、今はまだ無理な事を理解しているからだ。自分にかかると分かって天に唾吐く者がいるだろうか?


「何人かでそのガキを軽ーく止めて、誰かが狙撃でワンショットワンキル。最小限の労力で無力化ってのはどうだい。
 最近ちょっと怪我する機会が多すぎて赤字なんだ。損傷を抑えたい」
331 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/11(水) 22:43:30.82 ID:9cJoybLi0
>>329
「これだからこの世界は嫌いなんだ」
苦虫を噛み潰したような顔でたばこに火をつけるはファンタジー世界出身者の顎鬚短足男

「メガコーポの連中は揃いも揃って学習しねぇバカしかいねぇからこんなアホタレを生み出すんだ
 まぁなんだ こいつにとってもざぱっと介錯してやるのが人の道さね さっさと楽にしてやろう」

とはいうが 相手の能力について 映像から最大限情報を得ようとする
特に能力の射程と 相手は抵抗らしい抵抗ができるか 抵抗できているのなら どのようなことをしたか
そして暴走族は反撃をしたか それに対してターゲットはどのように対処したか などを重点的に調べようとする
332 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/11(水) 23:00:51.85 ID:mmhOYSQTo
>>330

「確かな意思か。無軌道な暴力に走る若さが自我と呼べるなら十分に残っているとも言えるがな」

 問題はそこらのヨタモノとは比較にならないスケールで実践中というところか。

>>331

 テレキネシス、重力操作、短距離テレポート、etcetc…
 ESP(超能力)と呼ばれる類は概ね網羅している勢いである。
 射程距離は概ね視界に映る範囲と言ったところか。暴走族が反撃?できるわけもない。一方的な虐殺だ。

 −−−−−−−−
 −−−−−−−
 −−−−−

【ネオ・ヨコハマシティ…AM02:00】

 暴走族の一団が崩れかけたハイウェイで集会を開いている。
 誰も彼もが暴力・酒・ドラッグ・セクスに耽溺し、この世のソドムもかくやな有様である。

「………」

 リーダーとおもしき少年も目を開いているようで焦点さだまらぬ眼でドラッグをガリガリ齧りながら、
 ドラム缶に突っ込まれて燃えている幾つかの敵対(ムテキである少年にとって敵などいなくなって久しいが)チームの死体を眺めている。

【味方面しているチームの面々も極度の興奮で生死の境など忘れてついてまわっているだけだ】
【忠誠でもユウジョウでもなく、無軌道な若さと薬物と、とんでもないパワについてまわった興奮にただ侵されている】

「まあ、潜伏わけじゃあないからな。発見は容易だが、ここからどうするか、だ」

 暴走族連中はさして脅威にはなるまい。越境者にとっては鎧袖一触もいいところのただの端役である。
 が、仕掛け方によっては多数が物言わぬ死体に変じるだろう。むろん、しったことではないと一蹴も出来るが。

【狙撃も検討したが、前にソレを仕掛けたランナーが無残な死体に変わったことを鑑みれば失敗の公算が高い】
333 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/11(水) 23:11:20.76 ID:jz0BCsNy0
>>332
「よかった。ちゃんとモノを考えるだけの脳は残ってたんだね。殺してよし、と」


「ゴミ溜めの中でボス猿気取りか。金田はいないが、俺がお前にとっての衛星レーザーとなるだろう。
 周りは烏合だ。トップを排除して適当に脅かせば、勝手に逃げていくだろうよ。
 向かってきた時?ここの良い所は、人権団体や良識ある大人達に嗅ぎつけられない所だろ?決してオープンな場じゃないから」

フードを目深に被り、何処かを向いて囁くソーマタージ。この男も大概おかしいのは忘れてはならない。
周りがそれを良しとする、或いは止めないのであれば、屍山血河を築いて目標まで血の斑ら道を作る事も厭わないだろう。

「勘も良いらしい。狙撃も無理なら、直接出向いて仕留めるしかないか……。
 お先にどうぞ。お手並み拝見と行かせてもらおうか」
少年を除く暴走族への措置は他の者に任せるつもりだ。殺すのであれば躊躇いなく殺す、若い芽を残すのであれば、加減はするといった具合に。
334 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/11(水) 23:13:44.68 ID:9cJoybLi0
>>332
「視界に入る範囲名だけで 視界の範囲内で目に移ってないヤツに攻撃できるかが分からないのが痛い所だな」
顎を撫でて考える

「とりあえず突撃しつつ あの鳥巻きを盾にしてヤツの目に映らない様に接近してみるか?
 狙撃は上手くいかないと言っていたが 前衛に気を取られている状態でもそれが通用するかはわからんだろうし」

と 自分なりの意見を出すが はたして?
335 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/11(水) 23:23:49.01 ID:mmhOYSQTo
>>333-334

「じゃあゴールドマンの意見を一部採用してみるか」

 どうにも端役共は積極的に排除するほどでもないが、
 肉盾程度には利用させてもらうというわりかしダーティーな方針で決まった。

「俺は遠距離で待機。機があれば≪義手≫を使って隙を突いてみよう」

 クルトの深紅の義手は聖遺物であり、起動状態ならば粒子加速砲クラスの出力を叩きだせる。適役であろう。

 −−−−−−−
 −−−−−
 −−−

 と、言うわけでこの乱稚気騒ぎの渦中に突撃することとなったソーマタージとロイ。
 歩を進めれば、当然ながらヨタモノに絡まれることになるが。

「あ〜〜〜おっさん達、何しに来たの?お財布?死ぬの?」

 酒とドラッグでやや酩酊状態にある少年達が、粗末なナイフをちらつかせて威嚇。
 性質が悪いのは、ともすれば、アッサリ刺す(そこに覚悟はない)のを厭わないことであるが。

「………?」

 ドラム缶の死体を眺めていたターゲットの少年にはふと、騒ぎの起点である越境者達の方向を見やった。
 少年自身も越境者であったはずだが、その記憶は極度の興奮と絶え間ない頭痛により焼却されて久しい。
336 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/11(水) 23:35:48.04 ID:jz0BCsNy0
>>335
「希望ある未来のために更生の余地を残すんだな?いいだろう」
刀を鞘に納めて首を鳴らす。肉盾、確かに損傷を防ぐには良いかもしれない。

「よろしく頼むぜ。出来れば俺らが痛い目に遭う前に頼む」


「何だテメェは?死体をファックされる趣味でもあるのか?」
売り言葉に買い言葉。チンピラムーブなら負けてられないとばかりに威嚇!
その最中も、赤い瞳は油断無く少年達と、目標を捉える。

「名残惜しいが、お喋りしてる暇は無いので…なッ!」
ワザとらしい、芝居掛かった動きで肩を落とすと同時、電光石火の速さで動く!
ナイフ持つ手をサイボーグの握力で握り砕いて拘束し、肉盾にしてそのまま突っ切るつもりだ!

「刺すならどうぞ!おバカでヨタヨタな能無しドルーグ気取り諸君!痛いのは俺じゃあねーもん」
337 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/11(水) 23:36:27.85 ID:9cJoybLi0
>>335
「悪いがあんなヤバいのにくっ付いている時点でギルティだ」
排除も致し方なし そういうスタンスだった

【それからどうした】
ナイフ片手にラリった笑みを剥けるガキども
それに対し自分はハルバートを両手に

「ッ!!」
柄を振るい柄頭でナイフを持つ手を痛打 手の骨を砕く勢いで薙ぎ払う
それが成功すれば片手を柄から離して少年の胸倉をつかみ全速前進

他の少年たちを押し退け越境者へと迫ろうとする
338 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/11(水) 23:49:38.59 ID:mmhOYSQTo
>>336-337

「ああ…はぁ?また、かよぉ?」

 ロイとソーマタージはヨタモノ達を盾に少年に向かって疾駆!
 その様子を少年は飽きと興奮と、恐怖と怒りを全てない交ぜにしたような、
 なんとも言いがたい表情で見やる。精神活動に一貫性がない表情とでもいうべきか。

「新しいゲェムってとこかぁ!?」

 気だるそうに腰を上げて、次には意気揚々と叫び、毛髪を逆立たせる。
 瞬間、ある種の力場が展開され、少年の足元からまっすぐにハイウェイのアスファルトが崩壊を起こしめくれ上がり、
 不可視の力場が一直線に破壊を撒き散らしながら、ロイとソーマタージに向けて突き進んでいく!!

【斜線上に存在したチームの少年少女がその力場の干渉に触れると、文字通り弾け飛んで赤黒い液体と化す!】
【斜線外にいる連中はその様子を見て、また始まったとケラケラ笑っていた】

 力場は不可視であるが、破壊と巻き込まれるヨタモノから軌道予測は可能である!
339 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/11(水) 23:56:51.19 ID:9cJoybLi0
>>338
力場がガキを血祭に変える中を疾走
なるほど 威力は折り紙付きだがそれ故に予測も立てやすい ならば

「月閃歩行!!」
ここで虎の子を切る 小さな跳躍大きな飛翔 空を蹴り飛び跳ねる様は空飛ぶ円盤の如く

空中移動による三次元軌道によって力場を回避しやすくし一気に懐に飛び込みやすくする・・・のは布石

本命は視線を空に釘付けにすることで ソーマタージの接近を容易にし 一撃決めてもらおうという魂胆である
340 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/11(水) 23:57:54.92 ID:jz0BCsNy0
>>338
「心配するな小僧。これが最後になる」
盾にした少年の肩越しに、めくれ上がるアスファルトを睨んで怒鳴る。
腕を握る手が素早く動き、哀れな肉盾の手からナイフを引ったくったのは、文字通り一瞬の事だった。

「じゃーな少年。楽しかったよ」
ドン!躊躇いなく盾を突き飛ばし、横に飛び込み即座に離れるソーマタージ!
視線の先で爆ぜるチームメイトと盾の向こう、目標の位置に向けてレーザーめいて投げ放たれるのは先程くすねたナイフ!


これが有効打になるとは思っていない。まずは相手の能力を見極めるつもりだ。
少年少女の間をジグザグに走り回り、力場から逃れようとしながらの牽制。
「こんなゴミ山でボス気取りか?その子供騙しに頼らず、自分の腕だけで向かってきたらどうだい?」
341 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/12(木) 00:04:01.56 ID:THV7Ladfo
>>339-340

「――ハネ回るんじゃねえ!!」

 瞬間、ロイが踏んでいたはずの空気が粗方霧散する現象が発生!
 ロイは空中で踏み場を失ったのだ。

【おそらく月閃歩行の原理を見破ったとかそのような戦闘慣れ≠ノよる能力使用ではあるまい。
 ただ、イラついて止めたいという直情に能力が応えたと考えるべきであろう】

 同時にアワレな盾が爆散するのを尻目に横っ飛びしたソーマタージがナイフを投擲!
 それは少年の喉首に向かってまっすぐに飛び、途中で紙のようにクシャクシャに丸まって地面にカキンと鋭い音を立てて落ちた。

「ぶっ殺してやる!!」

 そして、少年はその力とはあまりにもアンバランスな短絡的な怒りを以って越境者に迫るのであった。

//今日は0時回ったのでここまで。とぅーびーこんてにゅー
342 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/13(金) 22:22:34.91 ID:TqFCJr2N0
【刑務所・・・?】
照り付ける太陽と乾燥した大地 そして高い高い壁と 銃を持った看守そして金属の牢獄
一行はなぜかオレンジの囚人服を着せられこの牢獄に服役していた 罪状は不明 まるで元からそこにいたかのように

だが一行は囚人ではない 理由もなく臭い飯に準じていられるほど大人でもない

ロイ「というわけで楽しい楽しい脱獄の準備に取り掛かるとしよう」
広くて高い壁があって遮るものが何もない運動場の片隅で悪だくみを始めるのはロイ・ゴールドマン

アキレス「いぇ〜」
そしてアキレスご両人 ベティは見つかると拙いので近場で潜伏してもらっていた

ロイ「これは確信めいた予感なんだが どうやらこの監獄にいる限り俺たちは越境できない
   武器防具の類は手元にないが 越境すれば戻ってくるだろう というわけで俺たちはどうにかしてこの場を我が身一つで抜け出さなくてはならない」

なお ここはふつうに監獄として機能しているらしく 一行の他にも凶悪そうなツラをした犯罪者がいっぱいいる
なんか女も混じっているようですが なんとかして問題が起きないように色々してるんでしょう

ロイ「異能は・・・弱体化してるな どうやら異能で壁をひとっ跳びという芸当は出来そうにない 気を付けてくれ
   一応俺の方で武器はある程度拵えておくが お前さんらの方でも何か調達できそうならやっておいてくれ 武器でも仲間でも大歓迎だ」

さぁ これから脱獄の為の準備が始まるわけだが・・・首尾は如何程だろうか?
343 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/13(金) 22:32:33.75 ID:4JwwPjeK0
>>342
「うぅ、力がぜーんぜん入らないっすぅ……」

悪巧みの相談事に参加しつつも、明らかな体調不良に見舞われているユノ
彼女の異能は体に密接に関与しており、弱体化に伴う影響も多大なのである

「武器と仲間っすかぁ……」
「頑張ってみますっす」

頷いて、そんでもってからに?

「これとこれと、あと……えーと……」
「……さ、作業用の軍手……ドックフード……」

持って来たのは放棄されていたネイルガンと釘数十本、簡単に修理すれば使えるであろう
最もユノ自身は上手く扱えるモノではないが
それと竹箒、実際頑丈である
あと軍手とドックフード、そのまんまだ

「……ま、まぁほら、こういうのは心意気が大切だってやつっすよね」

見ての通り、こういうのが得意なタイプではない
344 :「マキナ」と『アイン』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/13(金) 22:33:17.22 ID:nKfQ6yZ+o
>>342
「モード変更が出来ない!腕も召喚出来ない!…よし、布教しかないっ!!」

何処であろうが、如何なる状況だろうが、ぶれない。
それがパスタの使徒、バーサーカー宣教師マキナである。

「あとそこで転がってた変なものを見つけました!布教は失敗しました!!」
『…と言うか姿の維持が難しいレベルにまでスキルレベルが下がっているのですが』

囚人服の中で蠢く黒い塊…
テルテル坊主ですらない謎の闇物質集合体アインの姿である。
黒いスライムという表現が相応しい状態だ!
345 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/13(金) 22:37:54.71 ID:YQBMVasK0
>>342
「最初は盗み、次に殺し、挙げ句の果てにはプリズンブレイク。また俺様の経歴に傷が付く」
オレンジ色の上着を肩から羽織って地べたに座り、外界との繋がりを断つ高い壁を忌々しげに睨むソーマタージ。
本人の性格以前に、元々人相が悪いからか結構様になってる。
「褒めてるのかバカにしてるのか」


「コッソリ試してみたが、俺もダメだな。帰ったらメンテナンスしないと」
いつもの様に全身を覆う程の触手は生み出せず、酸素供給機も取り上げられたらしい。
前者は兎も角後者は拙い。大暴れしようにも、持って十分そこらが限度だろう。力尽くで逃げ出すには足りない。

「なーに、脱獄は悪党の嗜みだ。お前らは運が良い、俺がいるのだから。俺様にかかれば刑務所の一つや二つ。
 …本当は、脱獄なんて一人でやるのが原則だぜ。覚えときな」
今後使う機会があるのか分からないアドバイスを飛ばし、用心深くズボンから出すのは人数分の尖った小さな木片。
こういった施設ではありふれた、歯ブラシを削って作った即興の得物だ。後先考えず勢いよくいけば、肉を貫くぐらい訳ない。

「持っとけ。護身用だ。どこに隠してたかは聞くなよ」
346 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/13(金) 22:52:37.60 ID:TqFCJr2N0
>>343
アキレス「ちょっとやってみるか・・・」
ネイルガンを手に色々と頑張った結果・・・

アキレス「ただ部品が汚れて動作不良起こしてるだけだった」
どうにかなりそうです ついでにセンサーを潰せばいい感じの銃が手に入ることとなる

ロイ「軍手か・・・よし貸してみろ」
と言って少し経って

ロイ「お手製ナックルダスターだ肌が露出している場所を狙えば大ダメージさ」
なんと 拳が当たる部分にサンドペーパーを縫い付けて持ってきました

やすりで殴るというフェイタリティを味わうがよい

>>344
ロイ「マキナ どうやらこの壁の外にミートパスタナントカの教えを受けたくて仕方がないやつらが大勢いるらしいが
   ここの連中はそれを邪魔しようとしているらしい 意地悪な輩を排除して壁の外の信徒予定を確保するぞ」

とりあえずマキナを焚き付けてみるが はたして?

ロイ「アインは・・・物は持てるか? ボタンを操作出来たりするなら こっそり看守室に忍び込んで扉を解放したりできるんだが・・・」

>>345
ロイ「どうしたソーマ またいつもの病気か?」
明後日の方向に悪態をつくソーマタージに怪訝な表情

ロイ「俺も用意し解いたぞ」
鉄骨を少々拝借して 石で叩いて先を尖らせ 布を巻いて持ち手にした囚人ご用達ナイフ

ロイ「それとこれを・・・アキレスとの合作だ」
といってコードのつながったベッドのパイプを差し出す

ロイ「フリントロックピストル 電池で発火させるんだと こけおどしにはなるだろう」


>>全員対象
さて 武器がいきわたり 後は活動を開始するのみ

結構は三日後に行われた アキレスが作業場に色々と細工して発火 薬品を飲み込み派手に燃える作業場
慌てふためく看守 消化器片手に右往左往している

ロイ「・・・ッ!!」
目配せ 今一行を含む服役者は看守たちの監視の元運動場に集められている
近場を看守が通り抜けようとしている 活動開始の合図が出た
347 :「マキナ」と『アイン』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/13(金) 23:02:30.83 ID:nKfQ6yZ+o
>>346
「ばんなそかな!?」

ロイの出鱈目に衝撃を受け

「神に仇なす不埒な輩は…え?見敵必殺ですか?処す?処しちゃう感じで?」

こういう思考になった。
ヤベーのに刃物を持たせたような気がする…

『…成程、この姿なら隙間からスルスルと行けそうな気も。それと箸ぐらいなら持てそうです。』

隣のヤベーのよりよっぽど役に立ちそうだ!

−−−

「で、この隙に全員滅多刺しにすればいいので?」
『…全員は無理だと思いますが』

この三日で既にボケとツッコミの呼吸は合っている。
…それしか進展がないのはいかがなものかだが!!
348 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/13(金) 23:04:51.32 ID:YQBMVasK0
>>346
「病気って言うなし。感じない?感じないか。何でもない」

「良いね。切れる手は多いほど良い。グッボーイグッボーイ。
 これだけあれば、一人や二人ぐらいは何とかなるだろう。後はその時その時調達する」
冗談はさておき、武器があればいい脅しになる。使えそうなものをいくつか拝借してズボンやシャツの中に。
「どこに入れてるかは聞くなよ。企業秘密だ」


そしてやってきた決行の日。彼にとってはいい歳こいて投獄とかいう屈辱を晴らす時間、ペイバックタイムだ
スプーンで壁を掘る準備を整え終え、既に数cm掘り進めてた事は内緒だ。

「失礼、お巡りさん…!」
近くを通る看守を呼び、此方を向かせようとするソーマタージ。握られた拳の中、指の隙間からお手製刺突歯ブラシが覗く!

看守の喉笛を狙った鋭いジャブ!気管を貫き、血に溺れさせて無力化、ついでに武器も奪う算段だ。手慣れてる。
349 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/13(金) 23:05:36.10 ID:4JwwPjeK0
>>344-346
「ありがとうっす」
「あ、これよかったらどうぞっす」

マキナに差し出すのはアキレスに修理して貰ったネイルガン
ソーマから隠し武器のピックを、そしてロイから危険な軍手を受け取り一礼
あとは決行の日を待つのみ

さてそして、賽が投げられる頃に

「……あれ」

どうすればいいんだったか、そういえば詳しい話をする時に限って体調が優れずにいた気がする
それでもまぁ、なんとなく理解るのは

「……!」

間近を通り抜けようとする看守のひとりを、呻き声ひとつあげさせずサイレントに処理すべく
肘打ち、そして例の軍手での顔面狙いの裏拳を放つ事であった
350 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/13(金) 23:17:19.95 ID:TqFCJr2N0
>>347
ロイ「愚か極まる連中だ 殺す暇があったらさっさとトンズラこいて信者をゲットしにいこう」

ロイ「適当な奴の脚を引っ掛けろ 転ばせられなくてもいい 注意を一瞬引き付ければそれで十分だ」

>>348
看守「なん・・・」
怪訝な表情で振り向く看守の喉に突き刺さるナイフ

持っていたのはショットガンとマグナム装填のリボルバーだ
ひん死の身で抵抗を試みるが無駄な努力で終わるだろう

>>349
肘がアゴにクリーンヒットし おめめグルンと白目をむいて崩れ落ちようとする看守に紙やすり軍手の一撃がヒット

ゾリッとした手ごたえと共に 顔面が真っ赤に腫れ上がる 何発か殴れば顔面に血の華が咲きそうだ フェイタリティ
そしてこちらの看守も銃器を持っているが ユノの射撃スキルは?

>>全員対象
一行が看守を制圧したところで回りの犯罪者達がいきり立つ 辺りの看守に殴り掛かったり 看守が囚人に発砲したりと大騒ぎだ

ロイ「よしいいぞ 混乱に乗じて逃げるぞ!!」
出入り口に殺到しようとする犯罪者たちに立ちふさがろうとする看守たち 看守が邪魔なのは一行も同じである
そして看守室では 慌てた看守が扉に電子ロックを駆けようとしているのが 格子のはまった窓ごしに見えることだろう
351 :「マキナ」と『アイン』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/13(金) 23:24:59.96 ID:nKfQ6yZ+o
>>349
「感謝します!アナタにFMMの加護があらんことを!」

お目目グルグル宣教師は元気に祝福をしてくれたそうな。

>>350
看守室を見つけた二人の動きは速かった。

『マキナ』
「はいよっ!」

アインのたった一言でマキナがアインを看守室に投げ込む。
如何に能力が衰えていようがそこは人造物。
投擲の正確さはそこまで衰えてはいない!!

上手くすればそのままアインが中に突入。
無理だったとしても変な黒い物体が突如目の前に現れる事で何かしらの遅延は生まれる筈。

三日で養った阿吽の呼吸がこんな形で実を結ぼうとは!
352 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/13(金) 23:29:25.15 ID:4JwwPjeK0
>>350
「……うーん、素手のがいいっすねやっぱり……」

肘鉄、裏拳のコンビネーション……伏門頂肘の前に崩れる看守を見ながら
とはいえ今の膂力では何かしらに頼らねばならないのは仕方ない
鍛錬の賜物たる武道の型までは失っていないのは幸いであった

「……アキレス、これ使って下さいっす!」

銃器を素早く回収、躊躇いなくアキレスへとパス
その程度のスキルなのだ、むしろ不慣れで使う方が危険が大きい

「鍵が掛けられたら大変っす」
「……うむむ、普段ならあのくらい……!」

鉄格子を破りながらのエントリーが出来ないのが苛立たしい
仲間達が看守室の方を処理してくれようとしているのを確認、自身は出入り口を守る看守へと踏み込む

「纏絲熊爪っ!!」

腰だめに構えた両手を、体幹の捻りを加えながら真正面に突き出した
ラスボスの暴力的な力こそないが、それでも噛み付く突風めいて襲い掛かる両掌は達人級の威力!
353 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/13(金) 23:34:34.39 ID:YQBMVasK0
>>350
「失礼な事しただろ?だから声かけといてやった」
ピックを突き刺したまま抵抗する手を軽々と払い除け、銃を抱えて放置。後は囚人達が可愛がってくれるだろう。
「ガッチャ、いい武器だ。思いの外上手くいったしな。やっててよかったホットラインマイアミ」

「この手に限るな!争え、もっと争え。……そして死ね」
暴れ回る囚人!発砲する看守!ただ一撃の拳によって巻き起こった反社会的ムーブメント、慈悲も規律もない修羅場はマッポーカリプスの一側面か。
「このテのテツガク的考察はどうもやり難くていけねぇ。分かりやすく行こう」
暴の旋風吹き荒れるエキサイトな空間を抜けながら銃の弾を確認。流石にそこまで回収する暇はなかったので、弾倉内にあるのが全てだ。


「見えた!そこの烏合の集共はどうにかしとくよ!」
人集りを押し退け、突き飛ばして出入り口を塞ぐ看守の元へ向かうソーマタージ。
獰猛な笑いが拾ったばかりのショットガンに写った。

「中に詰まってるのはブルタルな鉛玉か、無慈悲な暴徒鎮圧弾か。発射されるまで分からないシュレディンガーのショットガンだ。ちょっと違うか」
BLAM!!BLAM!!BLAM!!BLAM!!BLAM!!BLAM!!
囚人ごと巻き込む勢いで放たれる無慈悲な弾丸!
電子ロックはアイン達に任せ、看守の排除を優先したのだ!
354 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/13(金) 23:50:17.46 ID:TqFCJr2N0
>>352-353
入り口を守ろうとする看守の前に躍り出たのは少女と狂人
片や滑り込むように懐に潜り込んでからの掌底打ちによって生じた衝撃波がボディアーマーの内部で暴れ回り
溜まらず蹲る

そしてソーマタージの銃口から吐き出されるは・・・暴徒鎮圧用のビーンバック弾 だが当たり所によっては死傷者も出る危険な代物
運悪く顔面に被弾した看守はあまりの激痛にのたうち回ることになるだろう

>>351
そして看守はみた 何か黒い物体を投げ込まれるのを
慌てて銃器を構える が

アキレス「オラオラオラオラ!!」
格子の中に銃口を突っ込んで乱射するアキレスに慌てふためく看守たち

アキレス「速くドアを!!」

>>全員対象
作業場から工具が持ち出され 接近戦となった看守が悲惨な末路を遂げる
壁の上から看守が銃撃し 犯罪者が血の海に染まる そこはすでに血で血を洗う修羅場と化す

ロイ「さっさと逃げよう 外から応援でも来られたら詰む アインの回収急げ」
開いた外へ続くドアを健気に守ろうとする少人数の看守を前に離脱を宣言
外に近づくにつれて能力が戻っていくのが実感できるだろう(装備は相変わらずだが)
355 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/13(金) 23:57:47.87 ID:YQBMVasK0
>>354
「イワシの頭も信心ってか!?」
のたうってはいるが死んではいない。運が良かったのだろう。
勝手に納得すると、弾の切れたショットガンを捨てて扉を蹴破り外へ!外へ!


看守達は助からないだろう。囚人達も全員タダでは済まないはずだ。心底どうでもいい。
「漲る力、迸るパトス。外に出さえすれば俺らのものさね」
走りながら一行に叫ぶ。シャツから見える二の腕からは、既に鱗じみて触手が生えてきていた。

邪魔をする者がいれば触手の鎧で覆った拳で殴り殺す。道を塞ぐ者がいればマグナムで撃つ。シンプルな事だ。
356 :「マキナ」と『アイン』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/13(金) 23:58:37.14 ID:nKfQ6yZ+o
>>354
『ぽちっとな、あ、これもぽちっとな』

開けるべき場所を開け、とりあえずロックがかかっている場所もドサクサに紛れて開けてみるアイン。
この形態では亀のほうが何倍も素早いので移動は諦めている。
そんなアインの相方は…

「ネイルガァァァァン!!」

ばしゅしゅしゅしゅ、と矢鱈滅多らに釘を放ちながら回収に走る。
ネイルガンを撃つ事が楽しくて仕方がない様子。
357 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/14(土) 00:02:38.83 ID:dlVr/PsD0
>>354
「……!」
「来た、来た来た来た……!」

外へと続く道を駆ける道のりで
まるで一面の漆黒の中を射し込む光に向かう錯覚に陥った
徐々に体の中で暴虐の炎が四肢を満たすのを感じる

「来たっす、これなら……!」
「ラスボス! 縮歩崩拳!!」

刹那での圧倒的な初速、神速に乗せた唸る拳
加速に軍手が耐え切れず千切れて繊維状に解けて舞った、ラスボスの力の大半が回帰した
358 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/14(土) 00:12:14.19 ID:OieVJnX60
>>355>>357
お手製ナックルダスターにより顔面紅葉おろしにされる看守 
マグナムに撃ち抜かれる看守

だが力を手に入れたユノの恐ろしさは群を抜いていた
まるで瞬間移動と見紛うばかりの移動で全てを置き去りにし 拳がボディーアーマーをちぎって肉体に炸裂する
骨が砕け 内臓が拉げる こうなればもう敵はない

>>356
そしてアインもまた徐々に姿を取り戻し びっくりドッキリ能力もまた使えるようになるだろう

なおマキナであるが

パシュッ プスッ
看守「居てぇ!?」

パシュッ プスッ
犯罪者「誰だクソ野郎!!」

パシュッ プスッ
アキレス「ギャー」

 大 惨 事 

>>全員対象
能力さえ戻ればこちらのもの 壁を越えて逃げ出す一行 直に看守の応援がたどり着いて事態は沈静化に向かうだろう
警察機関は逃げた一行を探すが 越境してしまった彼らを見つけることはできなかった・・・・・

//〆
359 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼右腕喪失 [sage]:2017/10/14(土) 22:43:23.61 ID:dlVr/PsD0
「ふぅむ……うーん……」

狭間のスクラップヤード、その中の小さな池のあるこれまた小さな草地
禅を組んで座り込み、瞑想する猫の獣人
しかし今ひとつ上手く行っていない模様である

「……なんだろうなぁ、動きたい気分……」

はぁと溜息、立ち上がり体をほぐす
360 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/14(土) 22:51:18.62 ID:OieVJnX60
そんな草地に歩いてくる男がいた

身の丈180pほどの 筋骨隆々な男 動きやすそうな薄い生地の半袖パーカーにハーフパンツ スニーカーを履き拳にはバンテージ そしてボクシンググローブを携えている
このスクラップヤードにいるということはつまり この男も越境者なのだろう

「よぉ 独り言が聞こえたが やるかい?」
とお誘いを受けた
361 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼右腕喪失 [saga]:2017/10/14(土) 22:59:10.58 ID:dlVr/PsD0
>>360
「ん? あぁ、まぁ……なぁ……?」

越境者というのは不思議なモノで、広大な世界を幾つも渡り歩いているのにエニシというのは途切れない
即ち何かと言うと、決まったメンツでの行動が自然と多くなるのだ
そんな訳で今回も、誰かしら見慣れた顔がそこにあると思いきや

「……えーと、……いや、宜しく頼むよ」

隻腕を目の高さに、揃えた指先で天を示してそのまま軽くお辞儀
362 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/14(土) 23:08:12.72 ID:OieVJnX60
>>361
イリーのお辞儀に対し小さな会釈 赤いボクシンググローブを腕にはめ

「ボックス」
短い言葉に反応してグローブのリスト部分の白いバンドが収縮拳と一体化する

「・・・・」
前傾姿勢 ボクシングのオーソドックスな構えよりやや拳を体に近づけたスタイル
踵を上げ小気味に体を揺らしながら イリーが構えを作り戦闘準備が整うまで待つ
363 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼右腕喪失 [saga]:2017/10/14(土) 23:17:40.41 ID:dlVr/PsD0
>>362
「……え? 箱?」
「……ふむ……」

言葉に反応しキョトンと隻眼を見開く
それでも構えと気配、即ち闘気を見て咄嗟に意識を戦闘モードにチェンジさせるくらいは容易であった
隻腕をゆったりと前に、泳がせるように緩やかに突き出す
ふぅ、と息を吸って吐いて、蒼白い闘気のヴェールで全身を包み込む

「遠慮なく、行かせてもらう」

踏み込み、真っ直ぐに打ち出す掌底撃一閃!
364 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/14(土) 23:22:13.77 ID:OieVJnX60
>>363
「ッ!!」
放たれた掌底の一撃 男は腕を寄せ グローブの後ろに隠れるようにガード姿勢を取る
掌はグローブを強かに打つ 硬いクッションの効いた革を殴った感触が伝わることだろう

男はすぐさま踏み込み肩を押し付けるように超密着 その状態で腰の回転を駆使した右のボディーブローを放つ
365 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼右腕喪失 [saga]:2017/10/14(土) 23:28:54.36 ID:dlVr/PsD0
>>364
「硬……いや、柔ら……!?」
「……んぐっ!?」

その時点でのイリーの評価としては、グローブは防具に近しいモノであろうとの事であった
だがしかし、直後にそれが間違えであったと認識し意識を切り替える
腹部に重苦しくのめり込む拳
クッションによって拡散し彼女の鍛えられた腹筋を衝撃が浸透し隻眼を見開かせたのだ

「……くっ!」

半歩身を引いて胸を開く格好
そのまましなやかに尾をしならせ、足を払うべく蛇咬の勢いで鞭打を狙った
366 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/14(土) 23:39:39.21 ID:OieVJnX60
腹筋にめり込む拳腰を逆に回転させ 怒涛のラッシュを仕掛けんとする が

「ッ!?」
意図せぬタイミングで 意図せぬ場所に 意図せぬ攻撃を受ける
思わす視線を下に向け・・・尾だ

ビリビリと衝撃が伝わるのを感じながらしかし 動きは止めてはならんと 腰をまたも逆回転 右の拳によるショートアッパーを放ちイリーへの牽制とし追撃を免れんと試みるが はたして
367 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼右腕喪失 [saga]:2017/10/14(土) 23:49:54.70 ID:dlVr/PsD0
>>366
「ちっ……!」
「……、うわっ!?」

万全ではない状態で隠し腕を使ってしまった事に対しての舌打ち
直後に顎を貫かんと唸る拳、速い
顔を逸らしてギリギリに回避、圧縮された空圧が頬を裂いた
やや無理のある体勢での、半ばたたらを踏みながらの回避となった
強引に半歩を踏み込みながら、距離を戻しながら足の甲を踏み付けんとのスタンプ
すぐ後に、否ほぼ同時だ、腕の無い右肩での体当たりを敢行!
368 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/15(日) 00:06:30.59 ID:/XtN16Ii0
>>367
素早く拳を引き戻す これは同じ技術を持つ者同士の戦いではないことを再認識する
次の攻撃はなんだと身構える が盾にも武器にもなるグローブで視界がやや制限されていることがあだとなる

力を溜めているのが見えた 押し合いの体制に持ち込もうとするのかと身構えるその陰に隠れるように放たれtがストンプが足の甲を直撃する
それに気を取られ体当たりに十分な備えができずに大きくよろめく

イリーの体当たりに応じるようにショルダータックルを繰り出すが 崩れた体制を引き戻すために その攻撃はワンテンポの間が生じることになる
369 :イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼右腕喪失 [saga]:2017/10/15(日) 00:21:20.41 ID:2RfVcyBD0
>>368
「……!!」

衝突、肉と肉とのぶつかり合い
周囲に旋風が拡がり、足元の草達を薙いでこうべを垂れさせた
威力としては互角、体格差と体勢差が丁度相殺されたのであろう
それでも体を引いて、顔を顰めさせる猫人
柔軟さを求めた結果、強靭さに欠ける動物をベースとした獣人である事が仇成した

「……ふぅっ……!」
「セェェッ!!」

ここまでの攻防、一呼吸と半
それだけの僅か時が極限までに圧縮され、エスプレッソめいて濃密だ
蹌踉めきから回復し、雄叫びと共に繰り出すは腰を捻りながらの左裏拳!
その軌跡は途中で跳ね上がるように切り替わり、中段から頭部を狙う上段へとシフトする!
賭けである、防御を放棄しての全霊でのギャンブル!
370 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/15(日) 00:31:31.79 ID:/XtN16Ii0
>>369
ショルダータックルに合わせて飛んでくる裏拳 上半身の筋肉をすべて緊縮し全力で防御を作り・・・炸裂
イリーと比べての巨体が宙に浮き ごく短い時間吹き飛び・・・着地

ぼやける視界 定まらぬ焦点を頭を振って覚醒させる ガードの上から明確なダメージを追った

「・・・・・」
ニヤリと笑う 極上なスパーリングパートナー まだまだ味わい足らぬと構えを作る

その後 遅くまで拳を併せる音は続いたという・・・・・

//んでは〆
371 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/15(日) 22:33:52.35 ID:/XtN16Ii0
【とあるファンタジーな世界】

ドラゴン

ファンタジー世界において 概ね食物連鎖の頂点にたつ孤高の生物
世界によっては宝を溜めこんでいたり 美女を浚ったり 市居に溶け込んでいたりといろんな種類がいる者だが

この世界においては 四足歩行で大きな翼を持ち 人と意思疎通を可能とする主である様だ

ある日 一行は冒険者ギルドから依頼を受ける それは森の民の子守であるとのこと
なんで自分たちがそんなことをと質問すれば (良くも悪くも)実績のある一行にしか頼めない仕事であるとのことだ
金払いもいいのでとりあえず指定された場所に行ってみると・・・

ドラゴン「いやぁ〜助かっちゃったよ ちょっと励み過ぎちゃってさ〜」
闇夜に溶け込みそうな蒼黒い鱗の 獰猛そうな顔立ちからはかけ離れた軽い言葉を投げかけるドラゴン

そして

子ドラゴン1「がお〜」
子ドラゴン2「たべちゃうぞ〜」
子ドラゴン3「Zzz…」
子ドラゴン4「おとーさんこの人間たちおいしい?」
子ドラゴン5「・・・・・おしっこ」

5体のドラゴンパピーがひしめいていた なお子ドラゴンは一体一体が大型犬の成犬ぐらいはある

ドラゴン「それじゃ今日一日よろしく頼まぁ」
と言って任されてしまったわけだが・・・

【ドラゴンの子供はそりゃもう高値で取引されている 活用方法は多岐にわたるし 入手が困難であるが故】
【そしてドラゴンは何も言わなかったが もちろん横紙破りをすればどのようなことになるか分かった者じゃない】
372 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/15(日) 22:41:04.59 ID:/d9c38Aoo
>>371
「……この状況…布教のチャンスですね!」

相手が何であろうが大体ワンパターンな思考に落ち着く我らが鋳造少女。
早速教典を広げるバーサーカー宣教師。

「こんなこともあろうかと絵本ヴァージョンを持参しておきました!!」

布教という名の洗脳が始まりかねない!!
373 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/15(日) 22:43:06.78 ID:vMC2Vhzao
>>371

「………」

 腕を組んで黙って立っていたイムカであるが、
 「この人間達おいしい?」発言があった時にはジロリとかなり剣呑な視線を向けている。
 正直なところ、本質的には異星族(ゼノ)嫌い(200年の従軍経験ゆえ)である。
 しかし、これでも分別は弁えている方なので、次の瞬間にはため息だ。

【ドラゴンとはいえ、子供の戯言である。自分の過敏な反応にやや恥じる思いだ】

「とんだ人選ミスだ。…そこ、野放図に漏らすな。環境は重要案件なのだぞ」

 おしっこ発言した子ドラゴンをひょいと持ち上げて、既定の位置に運ぶ。
 実のところ、冷静に見えて異星種嫌いと、本質的な世話焼き体質がせめぎあった珍妙な状態にあった。

「どうしろというのだ?いっそ酒でも飲まして強制的におとなしくさせるか?」
≪0000111110101≫

 サーボスカルに指示し、銘酒:竜殺しをステイシス圧縮フィールドから取り出そうとする!

【決断的…というより、力技で動揺めいた何かをごまかそうとしているに近い】
374 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/15(日) 22:45:15.34 ID:vMC2Vhzao
>>372

「絵本の検閲だ。提出するように」

 洗脳はどうでもいいが(ヒドイ)イラストが怖すぎたり刺激的な何かだったり、
 SAN値がアレであっては情操教育的な問題がでるのだ。

【洗脳はどうでもいいが、スプラッタや啓蒙的ななんかはNGなのだ!】

「ふむふむ」

 パラパラっとめくってみるテスト。どんな絵柄かな?
375 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/15(日) 22:52:14.46 ID:/d9c38Aoo
>>374
先ず目に飛び込んでくるのはクレヨンで描いた毛糸玉に目玉を2つ付けた様なキャラクター。
マキナが事あるごとに口にする主神空飛ぶミートパスタモンスター(FMM)である。

絵本らしく大きな平仮名でこう書かれている。

『うちゅう は しゅしん に よって そうぞう された。
 これ は しゅしん が むぎジュース を のんだ あと の こと で ある』

初っ端から頭が痛くなる内容ではあった。
これがあと数十ページ続く…絵本にしては分厚くね?
376 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/15(日) 22:52:49.14 ID:/XtN16Ii0
>>372
アキレス「また始まったよ・・・」
いつもブレないマキナの布教活動であるが

これが人間ならばドン引きされるとかで取り付く島もないが

子ドラゴン1「なにこれ?」
子ドラゴン4「みぃとぱすたおいしい?」

なんか好印象!? ドラゴン2匹が興味津々に絵本に群がっている

>>373
ギロリとイムカに睨みつけられた子ドラゴン4であるが すでにマキナに遊んでもらっているらしい

子ドラゴン5は所定のトイレに連れて行ってもらってからトイレタイム余裕でした

子ドラゴン2「がお〜たべちゃうぞ〜」
そして無謀なる子ドラゴン2がイムカに威嚇ごっこ 大きく口を開けているが その口にはまだ牙らしい牙も生えてない

子ドラゴン3はお昼寝続行ナウ

アキレス「こりゃハードスケジュールだな」
ロイ「倭国の竜ならそれでいいかもしれんがな こっちのドラゴンに効くかは未知数だ
   それよりまた金欠なんだろ? 頑張って枷がにゃ」

子ドラゴン2「がお〜」
イムカに依然として威嚇を試みる子ドラゴン2 イムカの反応やいかに?
377 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/15(日) 23:04:05.85 ID:/d9c38Aoo
>>376
「ああ、駄目ですよ。無暗矢鱈に何でも口にしてはいけません。
 FMM様は直接食べられるより、身写しであるパスタが食べられる事を喜びます」

マキナの説教がズレているのは何時もの事。

「な・の・で!何時でも何処でもミートパスタが食べられる!
 このFMM印のレトルトミートパスタセットが本日いちきゅっぱーでのご提供!!」

が、唐突に通販が始まるのは新パターンである!
378 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/15(日) 23:05:54.48 ID:vMC2Vhzao
>>375

「………」

 イムカは妙に分厚い本をパタンと閉じて、マキナを睨む。
 これはよくない。実によくないのだ。

「ページ数が少し多すぎるな。子供の集中力を鑑みるのであれば、もっと簡潔に要点を伝える形にするべきだ。
 それに、テキストよりも絵だけで大体伝わるように、動的な絵画で先ずは引き込むことから――」

 イムカ・グリムナー…この政治将校も大概天然をこじらせているためご覧の有様だよ!!

【根本的な何かが確実にスルーされておるわ!!】


>>376

「私にそうする奴は口中に弾丸を撃ちこまれるのが常なのだぞ?」

 言いながら、粒子短銃の銃口…ではなく、ベティ用のおむすびを取り出す。
 イムカのつくるメシはマズくはないが、味に感動皆無のケミカルフードなのが常であるが、
 何故か、おむすびだけはちゃんとおむすびなのである。

「…まったく、私は無慈悲さを規範とする政治将校だ。こういうのは向いていない」

 おむすびをほぐして、やわらかい状態にしてから子ドラゴンの口中に放り込む。
 お昼寝ドラゴンに対してはサーボスカルに安眠オルゴールの音色を流させておく。

「伍長、アキレス。私の不得手な分野だ。エリートとはいえ万能ではないのだ。解るな」

 こういうのは適材適所であり、将校である己は指示することに専念すべき、と促してみる。
 なお、今回のコレは彼女にしては珍しく方便に近いのであるが。
379 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/15(日) 23:12:10.84 ID:/d9c38Aoo
>>378
「成程…ですが問題ありません!これは総集編!!
 なんと第一章から最終章までを一つに纏めたお得版!!
 因みにこちらが分割の絵本教典です!!今ならお買い得価格のにーきゅっぱー!!!」

手にしていた総集編とは別の教典が出現した。
成程、無駄に巻数が多い。
…ハードカバー本は高いんだよねー……中身は一度刀語買うの躊躇しましたぜ?
380 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/15(日) 23:19:06.47 ID:/XtN16Ii0
>>375>>377
子ドラゴン4「むぎじゅーすおいしい?」
食欲旺盛な子ドラゴン4はしゅしんとやらが飲んだという麦ジュースに興味津々だ

子ドラゴン1「なにそれ?」
そしてなにかの袋が気になる子ドラゴン1は マキナにたいしてバックアタックを仕掛け
背中によじ登って袋に接近を試みた


>>378
安眠オルゴールの音色の中スヤスヤと寝息を立てる子ドラゴン3であるが 不意に大きく口を開け 生きを吸い込み

子ドラゴン3「けぽっ」
焦げ臭いゲップを一つ 灼熱のドラゴンブレスも子ドラゴンではただの焦げ臭いゲップであった

子ドラゴン2「うまうま♪」
威嚇ごっこをしていた子ドラゴン2は 口の中に放り込まれたおむすびに舌鼓

なおおしっこしてた子ドラゴン5は


ロイ「分かりません」
アキレス「知りません」

イムカの言葉にもこの言いぐさだ 2人は子ドラゴン5に柔らかいブラシをかけてあげている

ロイ「これも仕事だ 冒険者たるもの どんな依頼でも受けてしまった以上 責任をもってやり遂げるべきだ」
アキレス「が〜んばってね〜」

さて 子ドラゴン2はおむすびを平らげた後

子ドラゴン2「♪〜」
よちよちとイムカに近づき 体を足にこすりつけようとする 懐かれたみたいですよ よかったね
381 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/15(日) 23:22:22.43 ID:vMC2Vhzao
>>379

「巻数が多いのは根本的な解決になっていない。
 ここは導入編としての簡略化されたものを一冊用意するべきで――」

 トンチキとばっさり切ってもいいのに律儀に応じるイムカも大概アレであるアレ。

(まあ、神を名乗る高次存在をいちいち否定する必要はあるまい。
 唯一にして絶対なる皇帝陛下を信ずればこそだがな)

「にーきゅっぱーか。部隊の隊員が早まって貴様の教義の信仰云々と言っていたしな。一冊もらおう」

 前に布教に成功したクラス8隊員さんである。微妙に後悔しつつも律儀に教義読んでいるようだ。

【マキナの希少な(シツレイ)成功例である】
382 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/15(日) 23:29:34.96 ID:/d9c38Aoo
>>380
「んー… かなりビターなお味ですよ?ワタクシあんまり好きじゃないですねー。
 それよりもミルクです!
 大人になればチョッピリビターで甘々なコーヒーミルクも飲めるようになりますし!」

D4にそんな事を言いながら背中によじ登られている小柄な宣教師は足ががくがくしている!!

「こ、これはチョット念じると温かくなって中にあるミートパスタが美味しくいただける魔法の…」

D1に仰々しく伝えるも実際はシューマイ弁当のアレ。
水と石灰が仕込まれている種も仕掛けもあるやつである。
383 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/15(日) 23:32:58.89 ID:vMC2Vhzao
>>378

≪0001111010101≫

 子ドラゴン3のげっぷにサーボスカルは何か縦にグルングルン回転する。
 した後、子ドラゴンの額に白ペンでラクガキを始めた。お鍋でぐつぐつ煮られるサソリという妙に精緻ないらすとだ。

【サーボスカルの行動が珍妙なのはいつものことである】

「貴様等、上官に対しての抗命は重罪なのだ――」

 何か、体をこすり付けられた。異星種が政治将校に無防備を晒すとは!!

「〜〜〜〜〜〜!」

 −−−−−−
 −−−−
 −−−

「これがバーラト星系。人類の居住可能な星はこのうち――」

 何か、ホロディスプレイを開いて星々の説明を始めた。
 もっとも、難しい話は抜きにしてキラキラした画像と、デフォルメされた人やら星座やらが、
 画面にポンポン出現(イムカのリアルタイムデジタル絵画)する子供向け映像だ。

「つまるところ、空を見上げて見える星ははるか昔に合って今はない星かもしれず…」

 嘆息をつく。ニュクスといい結局無防備な好意には軍人的な調子がでないイムカである。地が出ているともいう。
384 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/15(日) 23:34:51.27 ID:/d9c38Aoo
>>381
「あー、あの方にでしたら先日FMM手芸セット込みで送らせていただきましたよー?」

今頃段ボールひと箱のガラクタが『着払い』で到着しているだろう。
お値段?まあ…ガラクタとしては高価なんじゃないかな?
因みに手芸セットとは毛玉一つとガラス玉二つで構成されている。
何と届いて直ぐ御神体を己が手で組み立てる事が出来るすごいセットなのだ!!

「この調子でドンドン信徒が増えるといいなー」

悪気はない、一切の悪気はない!!
385 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/15(日) 23:43:30.68 ID:vMC2Vhzao
>>304

「………」

 絵本の中に鎮座せします高次元存在FMMをイムカは睨んで、

「この宣教師、人選なりプログラムなりミスったのではないか?」

 と思わず呟いてしまうのであった。

 −−−−−−

【ボストン:クラス8兵舎にて】

「……どうしろと?」

 毛玉とガラス玉を手に嘆息をつく隊員くんであった。
 なお二日後、デスクの上に奇妙な物体がミニチュアに紛れて加わったとか。

 −−−−−−
386 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/15(日) 23:51:17.58 ID:/XtN16Ii0
>>382
D1「おいしいの?」
D4「おいしいんだって」

美味しいというフレーズに喰いついた子ドラゴン2匹
こんどはD1までもがマキナの体によじ登って その手にある袋を目指す

いちきゅっぱ? ドラゴンの世界に貨幣はない(知らないとは言ってない)

>>383
D3「んゆ・・・」
落書きされてるD3は足で頬を掻いている のんきなものだ

そしてニチャッとした笑みを剥けるロイとアキレス 懐く子ドラゴン
イムカはため息つきつつ子供向け映像を展開

D2「人住んでるの?」
D5「お星さまもうないの?」

いつの間にか合流した子ドラゴン5も混ざってイムカに幼児的質問攻めだ!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ドラゴン「いやぁ〜助かっちゃったよ」
ズシンズシンと親ドラゴンが返ってきた

D1「パパおかえりー」
D2「ねぇねぇお星さまに人住んでるんだって」
D3「パパおはよー」
D4「みぃとぱすたおいしいって」
D5「ぱぱおみやげはー?」

パパに群がる子供たち

そんなこんなでとっても疲れる子守のお仕事は終わりを告げたという・・・・・

//〆
387 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/16(月) 21:42:27.40 ID:+V/g/IbBo
【前回までのあらすじ!!(という名のシチュ構築】

 動乱の2033年世界/合衆国――

 戦争経済の市場と化した大陸に異変が起こる。
 企業連の予測を越えた存在…腐食の神の従僕たるディーモンの顕現である。
 テクノロジーでは説明のつかぬ存在の出現は現在は小規模なれど、加速度的に危険度を増し続けており、
 大地は腐食を広げ、看過すれば収拾不可能な規模にまで拡大するは自明であった。

 −−−−−−−−
 −−−−−
 −−−

【野営地/09:55】

「了解した。ああ、そちらは任せる」

 イムカ・グリムナーはヴォクス・キャスターの通信を終えて遠方を見やる。
 不自然なまでに黒い雲がそこには広がり、ブブブと翅の音が耳障りに鼓膜を響かせる。
 そう、それは雲などではない。おぞましき疫病を蓄えた蝿の群なのだ。

「合衆国軍の出動はナシだ。――VRゲームのやりすぎだと一蹴されたよ」

 嘆息をつきながらそのような事を言うイムカであるが、もちろん実際は合衆国もそこまで愚かではない。
 既に緊急出動の準備は終わっている頃だろう。ならばなぜそのような回答を?

【PMC(ワールシュタット)を含めた越境者という存在が戦ってくれるのなら、潰しあえばよい。と言ったところだろう】
【後はデータ収集と戦術構築の時間稼ぎか?愚かではないが、迂遠に過ぎるともいえた】

「手持ちの戦力でやるか。皆、準備はいいか?」
388 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/16(月) 21:51:13.73 ID:BOunKqZ80
>>387
「よく寝れなかったってんですよぉ……」

ふぁぁ、と休息を終えたニア
不快な羽音に阻害され、ほとんど休めなかったのである
ともあれそれでも頷く瞳には意思が宿っているし、腰に帯びた西洋剣を撫でる所作も常のモノも変わりはない

「……えぇとっ、支援とかはなーんにも貰えないって事だってんですよね?」
「まぁ、いつも通りってんです」

389 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/16(月) 22:07:45.76 ID:nbiFkaGJ0
>>387
「悪いね、休暇を取ろうと思ってた」
軽口を叩いて野戦服を着込み、黒い目出し帽で包帯塗れの醜い顔を隠す人物。
モブ兵士に見えるだろうが、命からがら呪いの沼から這い出てきたソーマタージだ。

予備のナノマシンパックをすべて使い、何とか動ける程度には肉体を再構成した。見た目は酷いので隠している。
一応これで戦える。損耗しきったガタのきた身体だが。


「オレはどうだか知らないが、少なくともこのソーマタージ、まだ死ぬ気はねえぞ。奴等の身体を奪ってでも帰ってやる。
 クソッ、そうとも、帰ったらボーナス山盛りだ。ついでに名誉除隊を」
全快時の30%といったところか。大暴れはできないが致し方あるまい。
腰には予備の高周波ブレード、太腿のホルスターには拳銃、胸元や腹のポーチ、バックパックには予備弾倉とクスリ。
ジリ貧もいいところだがやらねばならぬのだ。深いため息をついてイムカに向き直る。決断的な光を宿したアイカメラで。

「いつでもどうぞ。ロックアンドロール」
390 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/16(月) 22:08:53.94 ID:+V/g/IbBo
>>388-389

「まあ最悪でもエンドタイムズなどに発展せぬよう手配はしてある。
 我々が失敗すればプラズマ弾頭で周囲ごと焼き尽くすスケジュールだ」

 それでもおそらく統率者たるディーモンだけは倒せないだろうがな。とまでは言わなかった。
 もっとも、そうなれば流石に事態が抜き差しならぬと察し、企業連もなりふり構わず戦力投入するだろう。
 捨石めいている?それこそいつものこと≠セ。

「それにまあ、こういう光景を見ていると、な。いっそ楽しくもなってくるというものだ」

 次にイムカは自分の周囲を見やる。ささやかなれど今動かせる戦力だ。
 ワールシュタットもそれなりの支援を約束しているが、抽出戦力からはどこか出し惜しみめいた感もある。
 イムカが顧問を名乗るクラス8がその実、私兵集団化しているフシがあるのを危惧しているのだろう。そしてそれは誤りとも言いがたい。

 −−−−−−−−−−−

【手持ちの戦力】
 ・クラス8 OSAT試験特務兵…3小隊(24名)
 ・T型強襲戦闘車両×4両
 ・クラス7 OSAT兵…12小隊(72名)
 ・ワートホグ×8両
 ・突入部隊(越境者/プレイヤー)×?

【敵対戦力】
 ・コンタキオン(ディーモンの従僕)×1
 ・汚染された戦車×10両
 ・汚染されたヘリ×3機
 ・汚染された民衆×2000体

 −−−−−−−−−−−

「作戦はシンプルだ。典型的な斬首作戦。大量の雑魚やら兵器やらを押さえつけている間に、コンタキオンの首を取れだ。
 ああ、この世界で言うところの近代的戦争という概念からみれば、酷く退化したものだが、存外に戦争なんぞそんなものさ」
391 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/16(月) 22:18:03.59 ID:BOunKqZ80
>>390
ふむぅん、と小首を傾げ数度曖昧に頷く
ともあれ戦力として、ニアが経験してきた中では大きな方の大規模戦闘である
そしてそれをニアは余り得意とはしなかった

「……まぁっ、早い話は敵のリーダーを倒せって事だってんですよねっ?」

はぁい、と元気良く返事

「頑張りますってんですよぉ、こういうのは久々だってんですからねっ」

何処か軽薄に見えるが、これがニアの本質なのだ
準備運動もバッチリである
392 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/16(月) 22:25:06.40 ID:nbiFkaGJ0
>>390
「多分だが、愉しいのはお前だけだと思うぞ」
ジーッと見つめるアイカメラ。ちゃんとした皮膚があったならジト目にでもなっていただろう。
存外この男は殺し合いとか逆境に喜色を示さないし、諦めじみた武者震いもない。一方的に蹂躙するのが好きなだけだ。

「それじゃあ、俺らのために盾になるようアイツらにヨロシク言っといてくれや。
 どうせあのデーモンを始末できなきゃ死ぬのに変わりはねーんだ。俺様達を護って死ねるならよっぽど有意義だろ」
ヒラヒラと手袋に覆われた手を振り、ふと目に入った襤褸布に気づく。
拾ってマジマジと眺めると、突然に縦に引き裂いた!深い意味はない!

「巻くか?鉢巻代わりだ。多少は気も引き締まると思う」


「それじゃあ、腹ァ括っておっ始めるとするか。帰りたい」
393 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/16(月) 22:33:41.26 ID:+V/g/IbBo
>>391-392

「敵はシティを根城として、PMC…企業連の斥候やら刺客やらに対し迎撃戦闘行動中。
 いい感じに各個撃破されている有様だがな。能力頼みのアマチュアにはそこらが限界だろうさ。
 さて、状況は私が組み立てるから、後は君達次第…だな。皇帝陛下の加護あらんことを」

 −−−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

【戦闘経過…5時間後――】

 実際にイムカの言葉通り、大規模戦に発展した戦いは大量の疫病の使徒(ポクスウォーカー)を火力と兵で押さえつけ、
 その間に穴を穿ち、突入隊がコンダギオンに殴りこむという状況で推移した。そして―――

 −−−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

【汚染されたシティ/15:17】

 シティの有様は壮絶であった。コンクリートとガラスで構築されていたビルディングは、
 歪んだ魔力の流入により、黄班と錆に覆われ、溶けたスープのように崩れた遺体がそこかしこに放置されている。

「―――」

 その中、皮膚と一体化したパワーアーマーに身を包んだ2メートルを越える体躯を持つ者。
 腹の装甲が割け、膿に塗れた臓物を垂れ流し、それでも活力に溢れた存在…コンタギオンである。

【コンタギオンは先に戦いを挑んだ能力者達の首を握りつぶし、その魂を神に捧げている。その最中――】

 ドガン!と瓦礫を加速と装甲で破壊しながら、突如突っ込んだ兵員輸送車が、
 グレネードをばら撒き、周囲のポクスウォーカーを焼き払いながら側部ハッチを開く!

『突入成功!行ってください!』

 ドライバーの声。そう、決死の突入でボロボロになった装甲車の役割はひとつ。
 敵首魁に越境者をデリバリーすることに他ならないのだ。

【作戦は予定通り推移。あとは越境者の力技である】
【敵の虚を突いた状態だ。先制が可能な珠玉の一瞬である!】
394 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/16(月) 22:41:00.17 ID:BOunKqZ80
>>392-393
「……吐くかと思ったってんですっ、帰り道はもう少し運転に気を使って下さいっ」

冗談めかしてドライバーに別れを告げた
要するに、互いに取って死から逃れる様にとの事である
なんとなくソーマから受け取った布付きれを左腕に巻き付けたニア、ハッチから飛び出てエントリー

「早ァッ速行っちゃいますってんですよぉっ!」

タイドメイカーの触腕1本を生やし、歪んだビルの外壁を殴り加速
月光を引き抜き一目散、コンタギオンの腹部に鋭い光の針の如き刺突を繰り出さんと振るう
395 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/16(月) 22:42:29.24 ID:nbiFkaGJ0
>>393
「もう少し丁寧に運転しろ!免許返納しちまえ!」
開いたハッチから旋風の如く飛び出す影!
片手にブレードを握ったソーマタージは瓦礫を踏み越え、穢れたビルを足掛かりに跳び、コンタギオンの頭上から攻める!

「イヤーッ!」
空中で抜き放たれた刀は半円状の軌道を描き、敵の頭を打ち据えようとする!無慈悲に!


そう、狙いはあくまで意識を逸らす事だ。故にその刃は振るわれる最中に掌の中で半回転し、コンタギオンの頭部に実際に向かうのは峰となる。
普通に斬りかかったのでは、アーマーにダメージを与える事は出来まい。しかし単純な衝撃を与え、内部を揺さぶる殴打ならどうか?
396 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/16(月) 22:54:50.11 ID:+V/g/IbBo
>>394-395

「―――!!」

 突然の襲撃はコンダギオンの虚を突く形となった。
 ソーマタージのカタナこそ、片手に構えたディーモン・デスサイズで防ぐも、穢れた内臓に奔る月光の刃を避けるに到らず。

【サイバネ強化されたソーマタージのカタナとデスサイズの激突の衝撃と残響が奔る】

 周囲の穢れたビルのガラスが微々割れ、砕け、黄土色の破片が大地に向かって降り注ぐ!

【地形効果:降り注ぐガラスの雨】

 大量の膿が貫かれた内臓より溢れる。月光でなくば当に汚染されて朽ちていたことであろう。
 が、この疫病塗れの不浄なる活力ゆえか、痛痒は与えど決定打になっていないのは明らかだ!

「―――」

 瞬間、コンタギオンは空いた片手でプラズマライフルを抜き放つ。
 その銃口を至近でニアに向け、すぐさま引き金を引く!

【半液状化された目を灼くプラズマ粒子が銃口より解き放たれる】
【その威力たるや小型の太陽の如し。直線状にあるもの全てを分子分解させながら荒れ狂うであろう!!】
397 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/16(月) 23:05:01.92 ID:BOunKqZ80
>>395-396
「……!」

刺突を放ちニアはそのまま即座に離脱
降り注ぐガラスの雨飛沫をタイドメイカーを振り回し防いだ
大物を相手にニアの剣技の基本は一撃離脱であり、隙を作り出し仲間に繋ぐ或いは触腕での大振りな技へと続ける為のモノであった

「っ!」
「あっぶなっ……!」

次の一撃の為に飛翔、すぐ傍を灼熱に溶解させる破壊の閃光が通過した
肌が焼けるのを感じ、怖気を振り払う
滑り込む様に身を屈め、細身の触腕3本を追加
先に操っていたそれと併せ4本
それぞれを一本ずつそれぞれの四肢に巻き付けた

「四依……!」

それらを操りパワーアシストとして体を強引に動かし加速
先程より力強く鋭く、精密な刺突で臓物を抉らんと刺突閃光
398 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/16(月) 23:09:27.05 ID:nbiFkaGJ0
>>396
「第2ラウンドだ。クソ死骸め」
インパクトの刹那、上下逆さまの顔が交差し囁く。赤いアイカメラは、獲物を狙う猛禽が如し様相を示していた。
直撃こそ叶わなかったが、意識を逸らす事には成功した。腹に突き刺さる月光の刃に佳しと頷く。

「イヤーッ!」
次の行動は一瞬で済まされた。鞘を投げ捨て、空いた手が素早くコンダギオンの頭に乗る。
逆立ちじみた姿勢から起用に身体を捩じり、そのまま刀を振り回す!


「殺せッ!殺せーッ!」
竜巻めいた勢いで振るわれた刀と彼自身の身体はガラス片を弾き、砕き、受け止めてニアへの被害を減らそうとする。
頭の上で態々回るのもある種の挑発、こちらに意識を向かせるのが狙いだ。
今のところマトモにやりあえるのは彼女と、彼女の持つ県だけだろう。この程度の事に気を取られては困る。今回ばかりはサポート役に落ち着きそうだ。

勿論、その分コンダギオンへの対処は遅れる事となるが。
399 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/16(月) 23:20:00.86 ID:+V/g/IbBo
>>397-398

「―――」

 相対するディーモンと越境者。横手より介入せんと汚染されたヘリがホバリングし、
 眼球を生やしたミサイルを射出せんとするも、戦場を駆け回りポクスウォーカーを抑えているT型兵員輸送車が
 いち早くヘルボレーガンでそれを叩き落した事により阻止!

【が、ガソリンと破片を撒き散らしながら落とされたヘリはビルに激突!】
【周囲が引火したガソリンの炎に包まれ、戦闘環境悪化!!】

 【地形効果更新…燃え盛る街/炎に炙られ周囲温度上昇+酸素濃度低下!】

 ソーマタージが器用な姿勢で刃を振るいコンダギオン周囲にはガラスが落ちない。
 もっとも、コンダギオンはガラスでどうこう出来る存在でもなし、接近するニアのリスクを軽減する選択肢は間違っていない。

「―――」

 コンタギオンはこの新たな供物と痛みに対して暗い悦びを覚えると、デスサイズを大きく振るい大地に突き立てた!

【瞬間!迫るニアに対してアスファルトが避け、疫病に満たされた腑肉と廃液が瀑布の如く怒涛の勢いで噴出し迫った!!】
 【疫病の大地召喚…範囲攻撃/一定範囲に疫病の庭園、その大地を顕現させる】

 そして、頭部を這い回るサイボーグに対しては、

「―――」

 その身体をつかんで、ニアへの迎撃に召喚せしめた疫病の大地に叩きつけ、そのまま崩れた肉と機械のカケラにせんとするであろう!
400 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/16(月) 23:26:34.17 ID:BOunKqZ80
>>398-399
「シメは譲りますってんですからねっ!?」

殺せとの指示に対しての返答は同じく叫びながらのモノとなった
実際ニアの持つ月光は邪に有用であるが、彼女自身のそれを操る術はやや優れている以上のモノではない

「けほっ、けほっ、あっつい……!」
「……って、何だってんですこれぇっ!」

煙と熱波、熱く薄まった空気
更に足元の大地を広がる汚染波、実に宜しくない
飛び上がり、足部に巻き付けたタイドメイカーを伸ばし触腕脚として着地
じゅうぅと音を立て先端から溶解して行くが構わず駆け寄り再度のアシスト刺突! そして横薙ぎ!
401 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/16(月) 23:41:26.35 ID:nbiFkaGJ0
>>399
「マッポーカリプス・ナウってか?お互い後には退けねェ−、トコトンやってやろうじゃあねえかッ!エエッ!?」
燃え盛る焔に照らされ、覆面の奥の微かに見える白い筋繊維じみたモノがザワめく。
デスサイズとのカチ合いと今の無理な動きを受け、一般規格品に過ぎない高周波ブレードは既にボロボロだ。


GRAB!掴まれる胸倉、引き寄せられる身体。先程の動きで少々力を使いすぎたのだ。
眼下2m下の疫病の大地に叩き付ける気か。それでもソーマタージの態度は変わらない。
「積極的すぎない?そんなんじゃ俺様以外のヒトにも嫌われちゃうゾ」

「そしてお前、よく掴んでくれたな」
CRASH!掲げた両手の先から鳴る奇妙な音。限界を迎えていたブレードを中途から圧し折った音だ!
鋭い切っ先は、コンダギオンのそれと重ねられた腕に向かって鈍い光を放ち───。

「イヤーッ!」
STAB!自身の腕とコンダギオンの腕を縫いとめようと振り下ろされる刃!白い血が噴き出す!
狙いは離れなくなる事ではない。突き刺した部位から直接、敵の肉体内部へ自身の電気を流し込み内部を焼き切る事だ!
402 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/16(月) 23:56:32.33 ID:+V/g/IbBo
>>401

「―――」

 叩き落そうとしたソーマタージの足掻き!
 ヘシ折れた刃がコンタギオンの装甲と腐肉を貫く!!プラスティールとディーモンの祝福を受けし装甲。
 アーマーセーヴィングを事も無げに貫いた刃が電流を奔らせる!

「―――」

 電流は天よりに振る注ぐ神の雷の如く膨大な威力が目を灼き、余暇が周囲のアスファルトを溶解せしめながら破壊を拡大!
 疫病の大地の幻想をもう焼き払い、大地は急速にただのえぐれた地面へと回帰していく。
 コンタギオンは疫病による活力を越えんとした雷撃を防がんと、己を腕をサイズで切断し投棄!

【ソーマタージが着地する頃には大地はただの地面に戻っている】
             【コンタギオンのプラスマライフルが地面に転がった】
【???…原因不明/ソーマタージの能力に一時的な強制進化が発生している】

>>400

 汚染の大地は歪みの領域に一時顕現である。溶解するタイドメイカーに対しても恐るべき効果を引き起こす。

【腐れ病の魔力波がタイドメイカーから這い出し、ニアの本体に迫らんとする!】
【治療法なしの恐るべき疫病!感染すれば、肉体と精神は長い時間をかけて破壊され、魂は疫病の神の供物だ!】

「―――」

 ドガン!と、デスサイズと月光が衝突!突きを弾く!
 突きの衝撃力は逸らされ、向こう側のかつては煌びやかな衣服が並んでいたテナントに衝突!
 ガラスが砕け、内部構造を破壊しながら突き進んだそれは向こう三棟を貫通しながら霧散。 
 続く、横薙ぎの一撃!これもデスサイズと衝突!ドン!と激突によりクレーターが生まれ、
 周囲を舐めていた炎の舌が突発発生した暴風により吹き散らされた!

【環境更新…炎が吹き散らされた】
 【???…原因不明/ニアの能力に一時的な強制進化が発生している】

 −−−−

>>400-401

「―――」

 コンダギオンは幾合かの衝突で腐れた腕に受けた損傷をリジェネレイトしつつも、
 神の祝福(疫病)を拒絶する越境者達に片手で保持するデスサイズを向ける。

「―――」

 その動作は一見して緩慢で無意味であった。ただ、腕を大きく振りかぶり、力を蓄え、

【判定(戦闘勘)…それがどうしようもなくヤバい代物であると看破できねば、その命運は尽きるであろう】

「―――」

 ただ、力任せに何も無い空間に向かってその膨大なる膂力を振るうのみ。が、

【歪んだ魔力を存分に放出した巨大な鎌の一撃である】

 ヴォン!と周囲一帯の全てのビルディングの一文字の斬撃が走り、瞬く間に倒壊!
 斬撃予測距離はおおよそ500mを越える!周囲で群がりつつあったポクスウォーカー。
 そして、越境者達を届けた装甲車が一瞬で寸断されもろともに刈り取られたのだ!!

【死神の鎌…威力は既に知っての通りだ!ニアとソーマタージの命運は!?】
  
403 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/17(火) 00:12:53.59 ID:Xzf3HSvb0
>>401-402
「……!」

本能的にニアは、たった今この瞬間己の力の限界を超越している事を察する
理解が及ぶほんの数瞬前の出来事であったが、それは極めて重畳であった
スローリィにすら見て取れる死神の挙動、鋭敏化した神経がそうさせているのもあるし怖気から来る神のもたらした黄金時間の結果でもある
凡そ1秒の後、自身は死ぬ
このか細い時の切れ目の中で足掻かなければならないのだ、100%の死を99%とすべく

「八葉っ!!」

8本に増加させた全触腕、それらで汚染された大地を思い切り殴る
無論衝撃でニアは超加速で宙へと舞い上がり、先端より侵食する汚染は全触腕へと行き渡った
まばたきほどの前にニアが存在した空間を、ヒステリックな魔力の大波がビル群の暗礁へ襲い掛かってゆく後を見る

「……一蘭……!!」

空中にて全ての触腕を編み込み、思い切り振り被る
それは潮流を司る海神を模した大蛇の様相を持ったニアの切り札
強大な質量のそれでの叩き付けだ、直後呪詛が首筋に迫るのを察してパージ!
404 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/17(火) 00:13:43.76 ID:GSF06SYc0
>>402
{KUAAAAッ!!?」
己が身体を焼き尽くさんばかりの激しい放電!放った張本人である彼も驚愕に叫ぶ!
何かがおかしい。怪異の腕ではなく重力により地面に叩き付けられながら考える。

異能と呼ぶほどの物でもないが、それが『進化』しているという結論に辿り着くまでには一瞬もかからなかった。
地面を溶かし、今でもまだ身体の中で暴れているかの様な電撃、覆面を、肩口を突き破りどんどんと伸び広がっていくナノマシンの枝。
それだけあれば異常に気づくなど訳はない。


視界に入るは死の刃。戦士としての勘が、警鐘を鳴らす。伸びた無数の触手が逃れるかの様にバラバラに広がっていく。
あれを喰らうのは拙い。考えろソーマタージ。此処は理想の死場に非ず。逃れろ。何としても。

「Gaaaaaaaa!!!!」
KRAKKA-A-BOOOOOOMMMM!!!!!!
デスサイズが振るわれる一瞬前、叫ぶソーマタージの肉体から波紋の様に広がり放たれたのは、先程と同じ放電!
アスファルトを更に融かし、身を焦がしながらの放電により更に奥深くへ蕩けたアスファルトと共に逃げたのだ!

斬撃が終われば、ソーマタージの潜る6フィート下からプラズマ弾が放たれるだろう。
コンダギオンの落とし物。身も心も焼き尽くかけたソーマタージの出来る、ただ一つの反撃。
「お返しだぜ…。中身だけだがな」
405 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/17(火) 00:32:20.97 ID:ARBy4Pdqo
>>403-404

 凶猛なる死神の鎌は貪欲かつ無分別に多量の生命を喰らったが、
 それは越境者達の生命を刈り取るには到らず!!

【ソーマタージは溶解したアスファルトに逃れ、ニアは大きく跳躍し回避!】

「―――」

 瞬間、巨大な質量弾と化したニアの触手の群…集合された大蛇が大地に襲い掛かる。

「―――!!」

 ディーモンウェポンを振るう!その衝撃総量たるや、散々痛めつけられていたアスファルトの地面を
 遂に深刻きわまる地盤沈下にまて到らしめ、大地が文字通り崩壊を起こしたのだ!!

「―――」

 恐るべき鎌も遂には砕け散り、コンタギオンの半身を抉り抜く!
 割れたパワーアーマーのヘルメットから覗いたのは崩れきり、吐き気を催す有様となった人間の頭部らしき何かだ。
 それでも疫病の神の活力は下僕を強制的に動かさんと、削れきった肉を膨張させ、むりやりに形作ろうとした。が、

【その時。大地から極光が昇る。ソーマタージが放ったお返し。半液状プラズマ弾の一撃】
【それは音も無く、コンタギオンの全身を瞬時に分子崩壊させ、その存在の痕跡すら残さぬほどに蒸発させる】

 コンタギオンを倒した!そして!!

   【???/強制進化終了・・・ふたりの能力が通常値に戻る】
 
【途端、地盤沈下が深刻化!周囲のビルというビルが建物が倒壊!さらに一帯が大地に沈み始めた】
【ドミノの如く襲い掛かるビルを掻き分けながら破壊状況を脱しねばなるまい!勝利の余韻に浸る暇は微塵もなし!!】

 ナムサン!ナムアミダブツ!とんだ惨劇!どっかの誰かが感染(うつ)ったか!?

 −−−−−
 −−−
 −−

 −−−−−−−−−−

【野営地】

「街ひとつを灰燼に帰せしめるとは・・・君達のトラブルメイカーぶりもすごいものだな」

 なんかすっごく疲れた様子でほとんど炭化した左手を崩れぬよう支えながらのイムカ(戦闘後だからか?)は、
 やれやれという風に首を振った。何か腹たつorお前がいうな?なんのことやら。

「残敵の掃討も順調。疫病もこれ以上広がる様子はなし。ミッション完了だ。御苦労だったな」

 なお、ソーマタージが鹵獲したプラズマライフルも最後の一撃の直後に朽ちてしまった。リサイクル不可。ザンネン!
406 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/17(火) 00:45:28.58 ID:GSF06SYc0
>>405
「残念だったな。俺はまだ立ってるぜ。いや寝てるけど」
裂けた覆面を剥ぎ取り、悪鬼じみた顔を覗かせながら地面に開けた大穴から這い出る。
よろめきながら無手のまま構えるが、起き上がる様子はない。ようやっと終わったらしい。

「…やれやれ、終わったらしいな。悪いが肩貸してくんない?ちょっと歩くのも…ン?」
肩を竦めてニアの方を向いた時異変に気付く。先の攻撃で崩れたビルが倒壊しているらしい。
その数一棟二棟三棟…まだまだ続く!見届ける間もなく、振り返りもせず脱兎の如く駆け出した!
「悪いが自分で逃げるんだな!俺も自分の事で精一杯だ!」
沈む地面に足を取られないようにしながら、ステテテーッと一目散に逃げだすのであった。


「しょうがないだろ。あいつが採石場あたりにでも出てくれたらこんなことにはならなかった」
地面にへたり込んで文句をこぼすソーマタージ。暴走したナノマシンの触手も、バッテリーも正常値に戻ったらしい。
あの戦いの最中での異様な能力の伸び。結果としてアレに助けられたが不可解な事に変わりはない。気がかりが増えた。

「…まあそれはそれとして、労いの言葉はいいから報酬ちゃんと寄こせよな。
 おっと、皮膚の張替えとは別払いだぞ。それぐらいそっちが負担するように掛け合え」
一先ずの休息に深く深く息を吐くのであった。
407 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/17(火) 00:49:14.43 ID:ARBy4Pdqo
>>406

「特撮の撮影のようにはいかんよ」

 イムカは嘆息を付きつつも、合衆国政府への言い訳を考えながら、
 ソーマタージの要望にどうにか応えてやるかと手配を行うのであった。

【こうして、合衆国に出現した怪異は最小限?の被害で沈静化】
【事態の収拾を受け、企業連は再び戦争経済を活発化させるのであった】

//いじょ!
408 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/19(木) 22:30:37.81 ID:Z29yABeNo
【とあるファンタジーな世界/たまには平和に――】

 どこぞの偏狭で危うくスタンピード発生とかいう噂がひょろりと立った。

【注)スタンピード…ダンジョンから魔物が溢れ人界を脅かす迷宮災害】

「デスデス…これはトラブル吸引機めいた連中が関わっているヨーカンデス!!」

【※しっかりと「惨劇」だのが関わっています】

 鋭い勘と女子力を持つと自称するトンチキトルーパーα-12は、
 この事件が起こったという近隣には絶対に近づかない(間違いなく相次ぐトラブルに巻き込まれる)と誓い、
 暢気に小銭と女子力が稼げる依頼がないか、ギルド掲示板に目を通す。

【世界に対する生活基盤を持たない越境者にとって、ファンタジーな世界の冒険者ギルドは何かとやりやすいのだ】

「デスデス…子羊の貰い手ぼしゅうちゅー?ふむ、ロクデモネーとらぶるに発展する可能性ゼロデスね?ドーデス?」

 ガスマスクに「ちびっこおっさん」というTシャツにマフラーという、
 けったいにも程がある格好のα-12は同席する面々に提案である。
409 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/19(木) 22:31:15.75 ID:Z29yABeNo
>>408
× 偏狭
○ 辺境
410 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/19(木) 22:38:30.41 ID:gjxHDp7U0
>>408
「ひつじ?」
「……里親探しってこと?」

なんなら貰っちゃえば解決じゃん、と笑い飛ばす七八
各世界でそこそこの価値があり、尚且つ越境の『検問』に掛からない程度のアイテムの売人の真似事に最近ハマっているようで、テーブルに積み上げられた空の皿の量がその順調さを表していた
とはいえ彼女の使い方では右に左にすぐ消え去ってしまう為、こうしてしっかりとした仕事も探していると言うわけである

「……ラム肉って、でも子羊じゃ少ないからねぇ」

立ち上がり、んー、と背伸びをひとつ
いつもの装束姿の七八も、平和なお仕事モードである
411 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/19(木) 22:42:24.56 ID:hedMSsPq0
>>408
ざんばら髪を結いもせず
すでに抜身の仕込み杖
紺の着流し身に纏い
打ち粉を叩く男

「あんれおえろいあ いんいふはんっふーらえあふほーらそ」
訳:なんでも蝦夷には ジンギスカンっつー鍋があるそうだぞ

愛刀の手入れをしながら 片手間に受け答えするはカノッサのツジギリスト鈴虫
口に和紙を銜えているのでこんな返答なのだ

さて 打ち粉を紙で拭い 柄を組み立て目釘を打つ

「最近寒くなったしな 滋養のある飯にしようぜ」
412 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/19(木) 22:42:32.59 ID:4Ixulq+n0
>>408
現地の文化に合わせ、黒革の軽鎧を纏い、襤褸布をスカーフめいて肩に乗せた男、ソーマタージも掲示板とにらめっこしていた。
スタンピードには参加しなかったが、事のあらましは聞いてある。
「子羊か…。ラムにするには小さいかな。儀礼用にするか」
変な事を考えてはいるが、この男の思う事はα-12と同じだ。故に妥協した。

「貰うだけで金がもらえるのなら、まあいいだろう。スクラップヤードでお祝いする時に使えるしな。
 子羊の生肉を振舞うんだよ。何か記念があった時だけだがね」


肩を竦めて了承。子羊を貰うだけなら何も起きないだろう。起きる方がおかしい(フラグ)
413 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/19(木) 22:54:40.84 ID:Z29yABeNo
>>410

「デスデス。なんならお毛毛を取っちまって衣服作りもいいデスよ?
 ショージキ、スプロールだと合成繊維ばかりなので実際高級品デス」

 オーガニックにちょっとしたアコガレやステータスを感じるのは、
 サイバーパンク世界スプロールの住人の一般的価値観である。

【なんか荒事終わった後のどこぞのポンコツ=サンが依頼無くなっているの見て涙目になっていそうだが知らぬ】

「しかし、忍たま=サン。随分食欲旺盛デスけど、お腹の下部分とかダイジョブデスか?」

 ぽてりんこなお腹になっていないか、ガスマスクアイでスカウター!

>>411

「まーどうするかは実際現地で考えるデス?お毛毛かお肉か、
 それとも羊からミルクとるか。まー色々考えるデス」

 今回はこの荒事にしか役に立たぬゴクツブシ野郎の出番はなさそうだなとα-12は思った。

>>412

「確か、牧場めいた何かを始めたデスか?生活水準うpにはいい機会かもデスね。
 もっとも、羊さんが越境出来たらって珍妙な条件付きデスが」

 こればかりはゲートとの適合性勝負ゆえ、実際ためさにゃワカランち。

 −−−−−−−−−−−
>>410-412

【それからどーした!!】 【辺境の村にて――】

「メェー」

 もっふもふな毛並みの子羊。
 過酷な環境にも強く、毛も削いでもすぐに生えそろうそうな。成長すれば羊乳も手に入る。
 羊乳はそのまま飲むよりはチーズなどの乳製品に加工するとなおヨロシ。

「メェー」

 そんなカワイイな羊が現在、どんどん遠ざかっております。なぜかといえば。

「BOOOOOBBBB」
「GOOOBBB」

 不逞なるゴブリン共が縄でぐるぐる巻きにして拉致ってテッテケテーっと逃走していますからね。仕方ないね。

【あらすじ…現地の到着して子羊を確認。中々の好物件っと買取って右向いて左向いたらゴブリンが拉致ってました。まる】

「デスーーーーッ!!支払い終わった後だから、このままじゃあマネー損デス!!」

 依頼料よりも買取金額のほうが当然高かったのだ!このままでは足が出る!
 言い換えれば食生活でオカズが2品減る!!パンも黒くて固いのになる!

【ナムアミダブツ!!】
414 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/19(木) 23:01:43.62 ID:gjxHDp7U0
>>411-413
「……あ、今って私がツッコミ?」

冗談のつもりだったらしい食用発言
案外皆マジな感じにそのつもりらしく、はて、と小首を傾げる

「越境してくれればねー、持って帰って飼えるんだけど」
「……ん? ち、ちょっと、何さ!」

ふぅむと唸り、αのスカウターアイに気が付けばたじろぐ
しかし実際食べても食べても細いのである、運動量とかナントカカントカあるのでしょう
問題としては完全に全部が細ーんな事のみなのである

それから?

「……そりゃあ一大事だ!」

彼女に取って食卓に並ぶご飯の数は大切である
更に言えばパンの柔らかさも大切である
イコール全力で追い縋りながら、ゴブリン達の足元目掛けて透明ワイヤー付きのクナイを投擲!
415 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/19(木) 23:03:23.59 ID:4Ixulq+n0
>>413
「ガハハ、ゴブリンの分際で酪農でも始める気か?ウケる」
見ようによってはノホホンとした光景にケラケラ笑い見送るソーマタージ。当事者意識の欠片もない。
自分には無関係と心のどこかで思っているが故の態度なので、このままだと訪れる過酷な現実を教えれば───。


「調子づいてんじゃあねーぞッ!!クソ下等生物が!!」
自分の飯が減ると分かるだけで此れこの通り。焚きつけるまでもない。
刀を抜き放ち、振り回しながら憤怒の形相で追いかけまわす!サツバツ!

カワイイな子羊たちの憩いの場は、一瞬にして修羅場と化す!
416 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/19(木) 23:08:43.99 ID:hedMSsPq0
>>413
「オラぁ人が切りたくて世界跨いでんだがなぁ」
何が悲しくて羊の世話なんぞしなければならないのかと ブチブチ文句を言いながらα-12についていく鈴虫さん

【それからどうした】
あくびをかみ殺してα-12の交渉が終わるのを待つ 毟った草を羊の届かない様掲げてからかったりしていると
なんか羊に縄をかけるゴブリンがいました

なんとこいつ ゴブリンが羊を拉致ろうとしている一部始終を見ながら何のアクションも起こさなかったのだ だって羊とか興味ないし

だがα-12の叫びによって やっと事の重大さを理解する

Qお酒は? 
A無しか酢になりかけのワインになる

「――――ッ!!!!!!」
全身から立ち上るどす黒い殺意の焔を溢れさせ 悪鬼の如き表情でゴブリンを追いかけ始める
刀? すでに抜刀していますが 何か?
417 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/19(木) 23:13:49.79 ID:hedMSsPq0
>>413
「オラぁ人が切りたくて世界跨いでんだがなぁ」
何が悲しくて羊の世話なんぞしなければならないのかと ブチブチ文句を言いながらα-12についていく鈴虫さん

【それからどうした】
あくびをかみ殺してα-12の交渉が終わるのを待つ 毟った草を羊の届かない様掲げてからかったりしていると
なんか羊に縄をかけるゴブリンがいました

なんとこいつ ゴブリンが羊を拉致ろうとしている一部始終を見ながら何のアクションも起こさなかったのだ だって羊とか興味ないし

だがα-12の叫びによって やっと事の重大さを理解する

Qお酒は? 
A無しか酢になりかけのワインになる

「――――ッ!!!!!!」
全身から立ち上るどす黒い殺意の焔を溢れさせ 悪鬼の如き表情でゴブリンを追いかけ始める
刀? すでに抜刀していますが 何か?
418 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/19(木) 23:20:12.32 ID:Z29yABeNo
>>414

「細いのは結構デス。スレンダーデス。まるで壁デス。戦闘力たったの5デス」

 プークスクスなα-12であった。はたしてどこを見ていたのか。

>>415

「なんたるゲンキン不真面目野郎デスか!」

 実際、子羊はソコソコ高いのだ。メシのグレード低下は避けられぬ。
 野菜の切れ端が浮いたスープ生活はキツいものがあるのだ!

>>416

「まぢでクソの役にもたたねーデス!!」

 ノホホンと看過しやがったダメ男に対するα-12のコメントはキビシー。
 当然、このままだと最悪、メチルかエチルなアルコールになりかねぬ!

 −−−−−−−−
【荷が重過ぎるおっかけっこ】

「ナンデこんな凶悪なヤツラが居るデシ!?」
「下っ端生活もキツいデシ;」

 テッテケテーと逃走するゴブリンはミョーに逃げ足だけは速くなかなか追いつくのがムズカシーである。
 子羊を抱えたままぴょーんと飛べば、ボロ切れ腰布の七八の区内がひっかかりベリっと破れる!ナイスフィッシング!

【七八はコブリンの腰布(臭い)をゲットした!!】

「このままじゃ追いつかれるデシよ!」
「ならこれでもポイッとデシ!」
「メェー」

 パラパラと細道となった地面に何かが撒かれる。ナムサン!それは非人道兵器マキビシである!!

【環境:マキビシが地面にまかれました】
【踏んづけると足裏がちょー痛いのである。単細胞暴力礼賛ニンゲン野郎達への卑劣なトラップ!!】

「早いとこオヤビンに合流デシ!オヤビンならラクショーでずんばらりんデシ」
「がるふぁくすのおやびーん」

 街道から森へと飛び込まんとしているゴブリンコンビである。

【がるふぁくすのおやびん…モノスゲー強いおやびん。どんくらい強いかというとものすげー強い(語呂不足】

「…デスデス?何か、このまま変な追いつき方するとスゲーくだらねー案件でおだぶつしそうな予感デス」

 ナムダミダブツ!
419 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/19(木) 23:29:20.05 ID:4Ixulq+n0
>>418
「今すぐ止まれば、痛くないように殺してやるよ!」
障害物を暴走列車じみた勢いでなぎ倒し、飛び越え、突き破り、只管に追いかける!地獄の猟犬の様に!
ふと、赤い瞳が鈍く輝くモノを捉えた。非人道兵器を。

「しゃらくせえ!!」
SLAM!荒々しい踏み込み!足裏が鋭い棘に貫かれ…ていない!
彼の履くブーツはサイボーグの戦闘に耐えうるための特別な物だ。金属の靴底は地面ごとマキビシを踏みしめ、ひん曲げる!


「ガルファクス…?どっかで聞いたような」
耳に聞こえるゴブリン達の声に片眉を上げる。ゴブリン…王…狩人!

「よし、帰ろう!命あっての物種だ!」
ザリザリザリ!土を抉り跡を残して急停止、一目散に来た道を帰ろうとする!
一度相対したからこその行動だ。アレと相手するのは今は拙い。
420 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/19(木) 23:31:57.36 ID:gjxHDp7U0
>>418
「ぶつよ?」

スレンダー発言にちょっぴりおこな七八なのであったとさ

>>415-418
「あぁもう、いらない!」
「……あ、こんにゃろ、ナマイキな……」

ぽいっちょ捨てるのはフィッシュした腰布である
そして進路を見ればばら撒かれている鋭利なトラップ
よく見知ったマキビシではないか、よもやゴブリンまでもが使用するとは

「よいしょっ……、っと………!」
「……むぅ……足早いなぁ……!」

マキビシ地帯へ到ればジャンプで距離を稼ぎ、後は反射神経と動体視力を頼りに躱す躱す躱す
その間ほとんど速度が落ちないのは鍛錬の賜物である
しかしそれでも確かな減速は存在し、ゴブリン達との距離は離れていた

「ならしっかり落ち着く必要があるって事ね」

直線に入れば鈴虫は縮地法があるし、ソーマタージもサイボーグ力がある
ならば大回りに、森のギリギリを回り込むようにして加速し追い縋るのは自身の役目だ
序でに星爆竹を取り出し、ゴブリン達の正面で起爆させる為に放り投げる
421 :四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/10/19(木) 23:32:39.13 ID:gjxHDp7U0
>>420
//落ち着く→追い付く
422 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/19(木) 23:34:51.14 ID:hedMSsPq0
>>418
ものすごい勢いでゴブリンを追いかける鈴虫
ゴブリンがまきびしをばらまいた 気にせず突っ込んだ 嗚呼足がものすごく痛い

「ッッッッッ!!!!!」
嗚呼痛い 痛い 嗚呼腹立たしい この鬱憤はあの子鬼を切れば晴らせるだろうか?

ああ確かめるすべは一つしかない 切るしかない
結果 脚から血を流しながら突き進んでくるアホタレ

更にあのゴブリン共が口にした言葉に その笑みは確固たるものになる

あの化け物がいるのか 嗚呼それは重畳 嗚呼あの化け物と夢のような殺し合いができるのだ

「殺されたくなきゃオヤブンのところまで走れぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!」
 
 狂 悦 至 極 

刀を振りかざし まるで追い立てるように追いかける まるでオヤブンにアイ対価の如く!!
423 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/19(木) 23:45:00.54 ID:Z29yABeNo
>>419

「オカズが減るかどうかの瀬戸際デス!限界まで張るデスよ!!」

 ソーマタージにアンカー飛ばして捕縛!無理やり追跡に付き合わせるトンチキトルーパー!

 おかず>>>>生命の危機

【なぜか!こんなアホ案件で!生命張るハメになった!ソーマタージの明日はどっちだ!!】
【本来、混沌めいた狂人のはずだったのだ!アクが強すぎてアレな越境女どもと面識を得るまでは!!】

>>420

「えっちデシ!」
「これが噂に聞く痴女デシ!?」

 ぷりんとした緑色のプリ尻を抑えながら、ささやかな衣服を剥ぐという暴挙をかましたニンジャを非難。
 なお、ゴブリンのオールヌードに需要があるかどうかは知らん。

【どこぞのごぶりんなすれいやーではアレすぎる事を平然とかますゴブリンをしてこの評価である。ふぁっきんぐである】

>>421

「デシーーッ!」
「ナニあいつ!足から血流して笑ってるデシ!Mデシ!コワイ!!」

 鈴虫の狂騒にゴブリンコンビをびびりまくりで涙目である!!
 そんなわけだから、おいたてんとする鈴虫の思惑とは逆効果なわけで。

 −−−−−−−−−−−−−
【全員対象】

「「デシー!コワイ!」」
「メェー」

 本来、臆病で強い相手にはトコトン弱い下っ端なゴブリンである。
 鈴虫という恐怖に思いっきりビビって注意散漫となり、回り込んだ七八に気付けない。

【そのまま星爆竹を投擲されてパン!と眩い光がはじける!】

「「デシー!お目目がッ!!」」
「デスー!お目目がッ!!」

 光をマトモに食らってゴブリン×2とα-12が目を押さえてゴロンゴロン!
 表紙に放り投げられた子羊はヘーゼンとソーマタージの頭に着地!もっふもふやで!

「「命乞い!ドゲザデシ!」」

 追いつかれたことを悟ったゴブゴブコンビは最大級のオタスケ行為たるDOGEZAを敢行!タスケテちょーだい!!
424 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/19(木) 23:51:35.16 ID:hedMSsPq0
>>423
さて 四五六のファインプレーによってゴブリン共に追いついてしまい なんとDOGEZAをかましやがりましたではないですか
追いついた鈴虫さん 垂れ流す殺意もそのままに 異様なまでに吊り上がった笑顔をゴブリン共に限界まで近づける

「殺されたくなかったら今すぐテメェらのオヤビンとやらのところまで連れて行きな」
だれかこいつを止めてください いまなら注意散漫でバックアタック仕掛けたいほうだいです
425 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/19(木) 23:58:44.33 ID:4Ixulq+n0
>>423
「俺って女難の相でもあるのかもネ。笑えねーよ畜生!」
ズールズールと引き摺られ呪詛の言葉を漏らす。ナムアミダブツ!ナムアミダブツ!
「こんなクソみたいな状況で死にそうな目に遭ってたまるか!」


「グワーッ!お目目がッ!」
引き摺られていたためか、マトモに爆竹の光を受け悶える!回復は早いが、頭の上に落ちてきた子羊がクリーンヒット!
丁重に地面に下すと、関節を鳴らして制裁モードへ…。

「なんだかんだ羊は帰って来たんだ。それにこうして謝ってもいる。いいぜ、俺は許そう」
土下座するゴブリンのすぐ側まで近づき、Hmmと考える素振り。正直言うと、件の親分に出くわす前に帰りたいのだ。

「だがコイツが許すかな!!」
SMACK!ゴブリンの頭目がけて放たれる鋭い蹴り上げ!苛立ったのも事実なので、帰る前にその分は発散しときたいのだ。
殺すほどではないが、当たればヒジョーーーに痛い!
426 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/10/20(金) 00:01:20.95 ID:eDuub11c0
>>423
「……取り敢えず葉っぱでもつけといてよ……」

片割れがおけつ丸出しでドゲザをかますゴブリンズを直視出来ず、はぁと溜息と共に腕を組む
ともあれひつじは無事だったのだ、ゴブリン達も殺す必要がある訳ではなさそうに思える

→七八としては羊さえ戻れば問題無しな方向性らしい

>>423-425
「あ、私やってい?」
「一度やってみたかったんだよね、正直……」

αとソーマに小声で告げて確認
当の本人には許可を得ないのは当然である、刀の鞘を使って振りかぶり後頭部目掛けてフルスイング
幾度か見ていた鈴虫昏倒係、実はやってみたかったらしいです
427 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/20(金) 00:09:09.20 ID:Pxc2E2B0o
>>424-426

「アバーッ!!」「ボウリョク反対ーッ!」

 アワレ!せっかくニンジャのほうは許してくれそうだったのに
 コワイな狂人には思いっきり蹴り上げられてキラーンと☆となったゴブゴブコンビ。制裁だからね。仕方ないね。
 なお、もっとおっかないツジギリストはどーなった?

【七八にフルスイングかまされております。まあ、痛そう(アワレミ】

「デスデス。とりあえず子羊ゲットデス。無駄にならなくてよかったデスネー」
「メェー」

 ソーマタージの頭部からひょいと持ち上げると、ご満悦なα-12であったそうな。
 なお、この子羊、地味に越境の素養あったっぽいのでスクラップヤードの牧場にご招待である。

 −−−−−−−−−

「デシーというわけでメシの捕獲失敗デシ」
「全部インゲン野郎どもの卑劣なアレが…ってああ、コブシ握られているデシ」
「下っ端人生はツライデシ――へぶん!!」

 その後、オヤビンの制裁であわれゴブゴブコンビはたんこぶタワーをこしらえるハメになったとかなんとか。

 −−−−−−−−−−

//ちゃんちゃん
428 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/20(金) 00:16:24.28 ID:au8O6RyL0
>>426-427
スカーン

「アバーッ!」
鞘が後頭部にクリーンヒット 目ん玉グルンと白目をむいて気絶してしまいました 後頭部にはそれはそれは見事なたんこぶ

超大物を逃がした鈴虫君 しばらくはむくれっ面をしていたそうな

ノシ
429 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/21(土) 21:55:20.44 ID:QU6msls5o
【前回までのあらすじ!!】

 スプロールにてひとつの案件が持ち込まれた。
 それはある意味で月並みな、いつもながらの暗黒メガコーポの尻拭いである。

 暗黒メガコーポが独自に捕獲。実験動物とした越境者が強力なESPに覚醒。
 件の少年は性格もすっかり凶悪に変貌し、実験施設を脱走。

 その後は際限無く能力を肥大化させ、クスリと暴力に釣られた無軌道ヨタモノを率い、
 スナック感覚で人を殺す暴君と化す。さらには肥大化する能力はいつ破裂してもおかしくない不安定さだ。
 暗黒メガコーポも制御を越えつつある少年を危険視。ここにサツガイ依頼がランナーズギルドに発効されたのだ!!

 −−−−−−−−−

【シチュエーション…既に交戦状態とする】

 朽ち果てたハイウェイは酷い有様である。
 残虐行為と薬物に惹かれたヨタモノ達は、敵対バイカー集団を駆逐し、生首をそれぞれバイクのデコレーションとしている。
 クスリで狂乱状態となった連中は酩酊し、現実と妄想の区別も曖昧。そも極度の興奮で人間性が洗い流されて久しい。

【ゆえに越境者達が超常のイクサを繰り広げ、巻き込まれて死ぬものが続発しても全く散り散りになる兆候すらない】

「ああ?ランナーランナー。どいつもこいつも血の気が多くて結構だぜ!?」

 手に一杯持った興奮剤をバリバリかみ締めながら睨むはターゲットの少年だ。
 背丈・顔つきからまだ10代半ば。髪は奇妙に逆立ち、体つきはむしろ貧相な方である。
 その眼は信念や希望といった陽の要素が剥がれ落ちており、ただ無軌道な暴力と傲慢、ノーフューチャーに塗れている。

【が、強い。拡大し続けるESPは極めて汎用性が高く、キケンで、人間兵器めいた強さである。
 背景も、覚悟も、信念も、意思も、なにもかも置き去りにした空虚な強さであるが、間違いなく強いのだ】

 少年が無造作に手を振ると、それだけでひび割れたアスファルトの塊が浮遊し、盾めいて周囲を旋回する。
 かなりの質量を誇るアスファルトのカケラを高速でぶつけられればそれだけでシンプルかつキケンな威力になることを鑑みれば、
 このテレキネシスひとつをとっても厄介であることに疑いはないだろう。
430 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/21(土) 22:00:01.67 ID:IVqw7Pjqo
>>429
「…」

フード付きマントを目深に確りと着込んで
宙に漂う顔の見えない照る照る坊主の様な姿よりも
其の背後で浮かぶ黒い襤褸布でグルグル巻きになっている
身の丈よりも長大で分厚い鉄塊の様な大剣の方が目立つ奇怪な存在がフラッと現れた。

「…ふざけた時代へようこそ、って所だろうか」
431 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/21(土) 22:05:53.30 ID:QU6msls5o
>>430

≪実際、ふざけているがな≫

 A級ランナーにして越境者。クルト・カントールよりの通信である。

≪ターゲットはあの餓鬼だ。状況から正気には戻らんし、生かしていい存在でもなくなっている≫

 実際、少年の能力そのものが器量(キャパシティ)を越えつつあり、
 あらゆるデータが遠くない将来、多くを巻き込んでの破綻は確実であると高い精度で予測している。まさにノーフューチャーなのだ。

≪支援はする。手早くビズに励むとしよう。妙な連中に介入されても厄介だ≫

 能力回収に別の暗黒メガコーポや組織がいつ横槍を入れてくるか解らない情勢でもある。クルトの言はその懸念ゆえであった。
432 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/21(土) 22:06:33.67 ID:kVBE3YiF0
>>429
「……もう、なんなんっすかぁ!」

半ば巻き込まれるようなカタチで戦さ場にエントリーする事になったユノである
故に状況に置いてけぼり気味、しかし既に戦闘態勢に、サイキックの暴力に追われながらもシフトする事に成功していた
さて、ハイウェイのお天気はどうであろう
果てして常に多い雨であればそれに濡れ、色をやや濃くした衣服

「超能力者って事っすね」
「……うーん、どうにも近寄り辛いっす」

ジリジリと、少年を見据えながら左周りにゆっくりと距離を詰めようと動く
アスファルトの塊の動きを定め、タイミング次第でそれを破壊すべく拳を振るうつもりだ
433 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/21(土) 22:09:48.84 ID:jtZ9Bym80
>>429
「元々この世界は嫌いだったが・・・この一件でもっと嫌いになった」
苦々しい表情を隠そうともしない短足あごひげ男

こんな幼気な子供相手にどれだけ非道なことをしたか そして逃げ出すやサツガイを躊躇する鳴く他人に任せる
今頃メガコーポはそろばんをはじくのに忙しいのだろう

「何も言うまい 殺す」
ハルバートを構え接近を試みる 攻撃はまだしない 相手の出方を窺う
434 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/21(土) 22:10:51.20 ID:IVqw7Pjqo
>>431
「…とりあえず搦め手は他の誰かに任せよう」

大剣を天に掲げアインが構える。

「遠くのモノは音に聞け、近くば寄って目にも見よッ!!
 今回のビックリどっきり機構、『照明弾』!!」

バヒ、と音を立てて照明弾が放たれた。
先ずは注目を集めて面倒なのを全部集めようと。
435 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/21(土) 22:22:08.91 ID:QU6msls5o
>>432

 濁った重金属酸性雨が降り注ぐいつものスプロールである。
 マトモに浴びれば身体の弱い者なら死にかねない雨だが、それこそいつものことだ。

>>433

 実際、ロイの想像は正鵠である。各社は介入した場合のデメリットとメリット。
 採算がとれるかの計算をこの戦いを観察しながら、大いにソロバンを弾いている。
 越境者達が破れた場合は、その希少なる死体の争奪戦に企業兵達が死力を尽くすことになろう。

 −−−−−−−−−−−
 −−−−

【全員対象】

「ナニぶつくさ垂れてんだ!?ああ!!」

 堪え性など微塵も無い(元々、本格的な戦闘経験などさしてないのだ)少年は、隙を伺う越境者に対して激昂。
 牽制に放たれたアインの照明弾は、浮遊する瓦礫に包まれて押しつぶされる!障壁消失。

「こないならさっさと消えろおおおお!!」

 少年が眼力を込める。それだけだ。が、瞬間に衝撃波が走る。未知の破壊物質を多量に含んだ衝撃波。

「「「はぁあ?ハベシ!!?」」」

 衝撃波に触れたヨタモノは体内から爆裂し、血と肉の破片と化す。
 血液沸騰(ヘモリッジ)の波濤!!可視化できぬ衝撃波であるが、威力は凶悪無比!!

【扇状に迫っているだろうが、視えない℃が迫り来る!!】
   【視えない?…実は目印はある。破裂していくヨタモノ達の範囲が越境者達に迫っているのだ】
436 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/21(土) 22:29:59.75 ID:IVqw7Pjqo
>>435
「…ビックリドッキリ機構…『ワイドブレード』!!」

衝撃波には衝撃波。
大剣を振り下ろし真っ向勝負を仕掛ける。

「にしても凶悪だな」
437 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/21(土) 22:31:55.57 ID:kVBE3YiF0
>>433-435
「……ふぅむ、見た感じみんな近寄りたい感じっすかね……?」

戦場の一同を見遣れば、一見皆近接戦闘に長けた部類に思える
敵の能力とイマイチ相性は宜しくないように見えるが、しかし近づければ話は別

「……うわわっす!?」

さて、迫り来る殺戮の波
ユノは身の丈程の瓦礫に五指を突き刺した
それを持ち上げ構え盾とし、前へと駆ける
波動から身を守りつつ、質量攻撃を行うつもりなのであろう
438 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/21(土) 22:34:13.20 ID:jtZ9Bym80
>>435
「チッ!!」
接敵した時もそうだが相変わらずのバカ威力バカ範囲である
辺りで絶命していくバカ共を目印に攻撃範囲を見定め 素早く回り込むように移動
扇状の範囲の外に逃げ出す

「んのやらぁ!!」
衝撃波勝負を挑むアイン 質量で目立つユノ
ならば自分はその陰に隠れ 足元に向けて穂先を突き出そうとする

狙いは移動の制限 範囲攻撃する相手に効果は薄いかもしれないが
移動されながらの範囲攻撃という凶悪なことを防ぐ意味合いもある

無論防御されなければの話であるが
439 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/21(土) 22:43:34.42 ID:QU6msls5o
【全員対象】

 アインの衝撃波と少年の血液沸騰が衝突する!!
 悲惨なのは周囲のヨタモノ達であった。四散する衝撃波の外圧で身体が千切れ飛ぶか、
 体内より破裂して、肉片をばら撒くかの二択!あまりにもゴアな光景が容易に量産されていく!地獄絵図!

「ハァ!?おっかねーのっ!!」

 大方、衝撃波が吹き散らされたをを見て取って駆けてゆくユノを目の前に、
 少年は大きく息を吸い、

「ガアアアアアアアアアアアっ!!」

 思いっきり咆哮を上げる。それだけでユノが踏みしめていたハイウェイが局地的に重力反転を起こし、
 彼女を上空高くまで、瓦礫ごと一気に飛翔させたのだ!!

「そのまま潰れちまいなっ…なぁッ!?」

 次の瞬間、驕った笑いを顔に貼り付けていた少年は驚愕に目を見開く。
 足を貫くハルバートの穂先。パタタタと血が地面に流れる。

「っにしやがる!いてえええええッ!」

 血走った眼でアンブッシュをかけたロイを睨み、無造作に腕を振り下ろす!

【重力攻撃!ロイの周囲のあらゆるバイクやヨタモノなどのあらゆる構造体が上から押しつぶされたように潰れて行く!】

「あああああああああッ!!」

 痛みにもだえる少年の傷口は隙だらけでもある。所詮は素人。が、危険な素人だ。
 下手な仕掛けは手痛い逆撃を誘発する可能性が高い。
440 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/21(土) 22:52:42.86 ID:jtZ9Bym80
>>439
上手く攻撃が入った 次の瞬間押しつぶされる世界
瞬時に理解する 素早さ重点いや オンリーであると

脚に突き刺さるハルバートでもう一撃? ダメだ遅すぎる
速さなら縮地がある・・・いや 頭で考えるだけ時間が過ぎる
腰の剣・・・手を腰に回す時すら惜しい

頭で考えず 条件反射でだせて 最も威力のある攻撃

両手をハルバートの柄から離す そして一歩大きく踏み出して

「ッ!!」
右の拳を握り 少年の顔目掛けて遮二無二伸ばす
金属鎧に覆われた拳のパンチは鈍器にも値するが・・・速さを重視し ややフォームの崩れたパンチの威力や如何に?
441 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/21(土) 22:55:00.97 ID:IVqw7Pjqo
>>439
「…まどろっこしいな」

少年へと向けて進みだすアイン。
周囲で何が起ころうが取りあえず無視する方向だ。

「吠えるな、弱く見えるぞ」

相手へと近づくごとにアインの身体が確りとしたものに変わっていく。
最終的には金髪碧眼で長耳細身な姿になるだろう。
442 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/21(土) 22:58:00.26 ID:kVBE3YiF0
>>439
「……わ、わ、うわわっ!」

体が確固たる地面より放たれ、重力から取り残される
奇妙な浮遊感、気がつけば雨の中にユノはいた

「……そ、ぉぉれっ!!」

宙にありながら体幹の捻りのみで打ち出す掌底撃
共に浮き上がった瓦礫を打ち抜き、散弾丸として放ったのだ

「で、私はどうしましょうっす」
「……漫画とかだと、瓦礫を蹴ったりしてますっすね」

無論その後は自然の法則に従い自由落下、当然だ
その中でふむむと唸り、ふと思い浮かんだのはアニメーションや漫画の類
共に落下する瓦礫、その中で大きなモノを選び両脚を揃えて蹴りつける
ナナメ下へ機動する格好となった
ハイウェイを滑る様に着地、死を孕む雨の溜まりを切り裂いて進む

「……!」
「ラスボス・縮歩崩拳!!」

素早く立ち直り復帰、やや離れた位置にいる少年に向け加速
圧倒的速度を加えた拳を踏み込みと共に放つ、ワンインチパンチ!
443 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/21(土) 23:12:44.24 ID:QU6msls5o
>>440-442

「ウゼェェェェエエエ!!」

 ぶん殴るロイ!それは少年の顔面を捉えて衝突!ガン!と奔る衝撃。
 が、それは生物を殴るのとは大きく異なる衝撃!!

【固まった空気の壁!拳が少年まで届いていない!およそ、少年が意識的に防いだのではあるまい。
 ただ、苛立ちという感情に先鋭化した能力が勝手に応えただけだ】

「テメエラ!邪魔だああああああッ!!あっ!?」

 が、次なる意識外からの攻撃。ユノの放った拳はロイの姿勢を崩しながらの攻撃とは、
 威力係数が文字通り一閃を隔する。ロイに張ったのとは密度で劣る空気の壁は事も無げに砕け散り、
 崩拳が少年の脇を掠める。あっさりとアバラが数本砕けた。

「ギャアアアアッ!!グェエエエッ!」

 痛みに叫んだ少年の感情は危険からの一時的な逃避を計る。
 瞬く間にその輪郭が光となって消失!短距離テレポート!が、これは危険な攻撃にも転じる!

【瞬間、至近に居たロイとユノが少年が在った°間の凄まじい力で吸飲されんとす!!
 少年という質量を突然失った世界が、帳尻を合わせるため、爆粛現象…擬似的なブラックホールを形成したのだ。
 飲み込まれれば彼等は圧縮された数センチ四方の死体として地面に転がることになろう!】

「誰が弱いだぁあああ!?」

 出現した少年は足の傷を地面から吸収したアスファルトと癒着させた奇妙な形態としながら、アインに向かう。
 急にニンゲンめいたその頭部の中の脳みそを破裂させてやる!と力を集中させんとす!!

 −−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−

「よし――ッ!」

 遠距離から戦闘を伺っていたクルトは好機が到来したと、粒子加速砲を少年の頭部に向けて放たんとした。
 それは、上空よりこちらに向かう一機のヘリを認識したことで、機を逸してしまうこととなる。

「………拙い」

 −−−−−−−

【遠方より企業(?)のヘリが急速接近中。骸骨にまとわり付く蛇というモチーフのエンブレム。照合…エーカー・アウトキャスト】
【情報:エーカー・アウトキャスト…
 越境者と敵対関係にあるかつての大越境組織の残党。しかし、残党と呼ぶには極めて危険性の高い能力と組織力を有する】
444 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/21(土) 23:20:55.43 ID:IVqw7Pjqo
>>443
「お前の頭がだ」

無造作に上空へと大剣が放り投げられる。
くるくると回転しながらパーツがバラバラに飛び散っていく。

「ビックリドッキリ機構…『決戦のバトルフィールド』ッ!!」

無造作にバラバラに散ったと思われたパーツらが宙で停止。
少年とアインを囲むようにパーツらが魔翌力的電気的繋がりをもって結界を構築する。
それに伴い地表に映し出されたのは何故かサッカーフィールドだ!

「因みに私に内臓は存在しないぞ?それよりもサッカーしようぜ!!!」

いつの間にかアインの足元に存在していたサッカーボールらしき球が少年へと蹴り飛ばされる。
無論、当たれば大怪我間違いなしの勢いでだ!!
445 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/21(土) 23:23:01.31 ID:jtZ9Bym80
>>443
放った拳は何かにぶつかり少年に届かない 焦燥感に引き攣る顔
だが空中からユノが強襲 どうにか一撃を当てる

が少年は空間移動で退避 残された空間に足を取られ転倒 引きずり込まれかけるのを めくれ上がったアスファルトの亀裂に指をかけて耐える
もう片手はハルバートを掴んだ

そして上空に現れるアウトキャストの忌々しいエンブレム

「あれCAPCOM製だったらいいんだがな!!」
速く少年を撃破し その亡骸を灰燼に帰さなければ トンビに油揚げの騒ぎではなくなってしまう

ブラックホールの影響がなくなるや腰のサーベルを抜き 少年に向けて投擲
突き刺されば御の字 注意を引ければ十分 そんな一撃だ
446 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/21(土) 23:30:28.14 ID:kVBE3YiF0
>>443
「……効いた!」
「なら……って、わわっ!?」

追撃を、と拳を握り突き出そうとした刹那
少年の輪郭がブレて喪失、呑み込まれそうな空間に対して攻撃性を本能的に認める
瞬間移動をユノは可能としている訳ではない
しかし極めてそれに近しい速度を持って、短距離間を移動する事は出来る
両脚に力を込め、解き放つ
アスファルトに足型と跳水を残し、その場から離れ少年を追従した

「……アレが来る前にって、事っすよね?」
「……!」

ヘリを視認、通信機の向こうのクルトの呟きとロイの反応に顔を歪める

「ラスボス……!」

だがやる事としては不変だ

「蓋世双按……!!!」

アインに攻撃を仕掛ける少年、大きく身を屈めるユノはそれに対して横槍を放つべく渾身

「抜山砲ォォォッッ!!」

先ず、両の脚が先行した
自然、それに従って腰、続き上半身と続く
その捻りとモーメントの力を存分に溜め込んだ両の拳が加速加速加速
振り子ハンマーめいて振るわれ、少年に対して破壊のみを求め唸りを上げる!
これぞ、ラスボス・蓋世双按抜山砲!
447 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/21(土) 23:45:11.44 ID:QU6msls5o
>>444-446

≪ターゲットおよび越境者を複数確認≫
「撃って」

 旋回するヘリのサイドに備え付けられた三門のガトリング・ガンが猛烈な勢いで弾丸を吐き出す!

「アイエエエエエエエ!?」「アバーッ!!」

 アスファルトに次々と弾痕が穿たれ、ここに到っても戦闘を他人事に楽しんでいたヨタモノ達を次々に射殺!!

 −−−−−−−−

「はあ!?」

 アインの脳を爆裂させようとした少年であったが、内臓が存在しない。すなわち不発であったことに驚愕。
 次の瞬間、奇妙奇天烈フィールドが形成され、サッカーボールがシュート。

「ギィイイイッ!!」

 少年は歯を食いしばり、鼻腔から出血しながらもサイキックによりボールの威力と拮抗。
 いや、それを凌駕し、そのままアインを今度は存在こと吹き散らさんと意識を集中――

「―――」

 ザクリ、とそのわき腹にロイのサーベルが突き刺さると、その力場は崩壊した。
 おそらくは最期の瞬間まで、己にナニが起こったか察することは適わなかったであろう。

【次の瞬間には、ユノのハンマーめいた拳が振りわれ、文字通り少年の身体は有無を言わさぬ破壊に爆散したからである!!】

 粉みじんに肉体は破裂し、そのESPの源泉たる頭部だけが吹き飛んでアスファルトの地面に転がる。
 これで終わりか…否、接近するアウトキャストという組織は死体の加工と利用に関するテクノロジーはかのカノッサすら凌駕する。

 −−−−−−−

【全員対象】

「殺された。あの頭部を回収。急いで」

 ギュアアアアアアアアアアッ!!

 まさに弾雨という言葉がふさわしいガトリング・ガンの斉射が放たれ続け、遂に越境者達にも降りかかる!!

【高速射出される重金属弾にマトモに直撃すれば、所詮は生身に過ぎぬ越境者もただではすまない】
【ガトリング…ロイ、アイン、ユノに襲い掛かる。これはヘリが接近するほど高密度・高照準となっていく。が、】

「ッ!!」

 遠方よりクルトがこのヘリに向かって銃を構える。が、それは察知され、ガトリングの一門が彼に向いた。
 ここで一瞬、越境者達への攻撃密度が低減する。あくまで一瞬であるが。

【クルトは攻撃を中断し、横っ飛びに死の弾雨を回避!】

「―――!!」

 クルトが射撃された。これで何かが生じたのであろうか。

 【次の瞬間、ヘリより銃手が一人、無慈悲に蹴り落とされてケチャップと化す!】【敵に混乱が発生!?】
448 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/21(土) 23:50:19.04 ID:IVqw7Pjqo
>>447
「…んー……いただきます」

うぞぞぞぞ、と謎サッカーボールが黒い塊に変化していく。
それは分離したアインの一部であった。
それが少年の頭部を覆っていく。
無論、捕食する為に。

「……カニバリズムではない、断じて」

展開した結界がガトリングの雨を多少は防いでくれようが…
あまり悠長に食事をしている暇はない。
兎も角混乱に乗じ、ここを離脱するのが正解だろうかと周囲を見回す。
449 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/21(土) 23:55:38.74 ID:jtZ9Bym80
>>447
少年の死亡を確認 だがまだ終わってない 頭が残っている

ヘリが追いついてきてしまった こちらに向けて銃弾が吐き出される中

「ッ!!」
この男はただ愚直に頭部を目指した

しっかりと地を踏みしめた両足の 両膝の力を抜く

――――瞬間的な其の動作
地に立つ躰を支える膝の力が抜けた事で 支えを失った躰は一刹那――極短時間極短距離――地に向けて自由落下を開始する
自由落下する上躰。足場に掛る体重は果てしなく零に近い

――――質量は重力下でも無重力下でも変わらない。然し重量は完全な無重量下では零になる
上体が堕ちる其の一刹那、彼の躰は無重力下と同様に 重量が零になっていた

――――其の一刹那を逃がさない
足裏を地に添わせる様につけて滑らない様に摩擦して足場を掴み己の躰を前へと引きずり出す
重量を零にした体重を、重力に逆らう事無く前に進む縮地の究極 膝抜き

クルトが援護してくれている よくわからないが弾幕が一時的に弱まった
今こそ加速を無視した最高速 銃弾と毒雨が降りしきる中 その頭部を粉砕せんと ひた走る
450 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/22(日) 00:00:21.58 ID:IrkaFwFa0
>>447
「……さて、お仕事完了っすね」

敵の撃破を、頭部が吹き飛ぶのを見る
状況を口に出すのは確認だ、この場からの速やかな離脱の為の

「っと、っと……!?」

踵を返し駆け出せば銃弾の雨霰
周囲のアスファルトを抉り爆散させながら跳ね回る死の抱擁をユノは振り解いて行く

「……よし、みんな逃げ……てないんっすか!?」
「あぁ、もう……なぁんかこれじゃあ……」

銃弾が弱まり、仲間達を気にする時間が僅かに生じる
成る程これではユノだけが逃げ出した臆病者の様だ、彼女自身としてはそれでも構わないのだが見習いとはいえラスボスのプライドはそうではなかった

「ぐ、ぬぬっ……よぉいしょっ!」
「ラスボス……土瀝青投ってとこっすか……ねぇっ!!!」

飛び上がりアスファルトを踏み砕き、身の丈より大きな破片を持ち上げる
数度回転、ヘリ目掛けて投擲!
ユノは遠距離攻撃と致命的に不和な存在であり、そのコントロールはヒドイものだ
しかし強大な質量が音を立てて回転しながら迫り、掠るだけでもヘリにしてみれば致命傷であろう!
451 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/22(日) 00:16:56.89 ID:9OZ/zTV0o

「誰が、クルト・カントールを、撃てと言った」

 越境者達の想像の外で、カイネ・ヘスペラクスによる処刑が実行された。
 が、それはこの場においてはさしたるストーリーにはなりえない事象である。

 −−−−−−−
 −−−−−

>>448

 どう見てもカルバニズムなソレであるが、
 ガトリングの弾雨は威力係数において、凡百の魔術を遥かに凌駕する。
 アインのフィールドも気休め以上でも以下でもなく、瞬く間に穴空きチーズの様相を呈する。

【サッカーボールから変じたアインの分身もガトリング・ガンの斉射により中々頭部に近づけない】

>>450-451

 が、ここでロイとユノによる渾身のサポート!
 ユノが巨大な瓦礫を持ち上げ、ヘリに向かって一息に投げ放ったのだ!!
 それは、ガトリングガンに削られるも、ヘリを撃墜するには十分な質量を保持したまま迫り来るのであったが…

「Bone Armor」

 瞬間、魔力察知が可能な面々には周囲の魔素が瞬く間に汚染された事を認識できるであろう。
 ヨタモノ達の死体から次々にあばら骨が剥がれ、急速に空中に持ち上がり、頑健極まるあばら骨の障壁嵐を形成したのだ!!

【全員対象(アインを除く)…気を強く持つ必要がある。気力テストに失敗すれば、あばら骨を持っていかれる=z

 中空に形成された骨の鎧渦は接近した瓦礫を事も無げに打ち砕き、ガトリングガンの斉射を再開。
 が、この万金よりも貴重な間隙に、縮地により高速移動したロイは少年の頭部をアインの側へ押し出すことに成功。

【射程圏に少年の頭部を捉えたアインの分身がそれを捕食するのは造作もなかったであろう!ターゲット破壊完了!】

「……目標をロスト。帰還する」

 そして、アウトキャストのヘリはこれ以上は無益と判断したのか、急速旋回し、この場を離れていく。
 遠方でクルトが手を上げている。無事なようだった。

【戦闘終了】

「アウトキャストの本格介入も無くて幸いだったな」

 合流し葉巻を口に咥えるクルト。次の瞬間にはキャバーンという電子音と共に、
 それぞれの口座に多額のマネーが振り込まれる。越境者とはいえ霞を食って生きているわけではない。マネーは重要だ。
 生活のためにも。自由のためにも。あるいはスクラップヤードのためにも。だ。

「薄汚れた血の薄汚れたマネーか。因果なものだ」

 哀れな少年の血で贖われたマネーである。なんとも言いがたい表情で吐息するクルト・カントールであった。
452 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/22(日) 00:23:25.08 ID:XZRIwMxFo
>>451
「…ふむ……ふむ」

ヘリが去り、合流し、金を受け取り。
その間、アインは些か上の空であった。

普段はルンバが床上を通過するが如く流れるように食事をするソレであったが、
今回はじっくりゆっくり噛み締めるように捕食を行っている…

「…応報と続くか?よくあること、と切り替える案件だ」
453 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/10/22(日) 00:27:58.24 ID:IrkaFwFa0
>>451
「むっ……骨の壁っすか」
「あれも魔法っすね……」

ユノはそれを前にして見上げながら、少なくともこれだけの距離があるのならば現時点では手出しが出来ないのを実感している
越境してから邂逅を果たした本格的な魔導の数々
思ったよりもずっと厄介な力であり、越えるべき壁であると再確認を終える
因みに精神力に関しては異常なカタチで強く、魔法の威力係数にもよるが純攻性のモノでないのであればほぼ無効化を果たす事が出来た

さてはて合流

「無事でよかったっす」
「……まぁ、可哀想ではありましたっすけどね」

先ずは仲間の無事を確認して微笑む
続き苦笑、結果的に拳で吹き飛ばす事となった少年に対しての哀悼や感傷はそれで終わった

「どんな形でもお金はお金! ……って、七八だったら言いそうっす」

取り敢えず当面、食欲を満たす事に不満はなさそうだと大きく頷いたのであった
スプロールの雨は止まず、頬や拳に付着した鮮血を洗い流して行く
454 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/22(日) 00:31:21.49 ID:StfCrLHO0
>>451
せまる頭部振り上げ・・・ようとしたが そこに見えたアインの体の一部
ならばと頭部をこつんとアインに蹴り寄せる それだけでアインは捕食してくれた

その間感じた嫌な気配に対しては 自らの世界で嫌というほどやって見せた精神によるレジストで対抗
これで少年はこの世から抹消され 戦いは終わった

【色々あって】

「金に綺麗も汚いもないさクルト 今の世話をして得た金 誰かを殺して得た金 盗んだ金 どれも金に罪はない
 もしも罪悪感を感じるのなら 使ってやれ 酒でも馳走でも女でもいい あの子に感謝してパーッと使っちまえ それが傭兵ってもんさ」

肩をすくめて言ってのける

「さぁて・・・肝心の俺が使うための金を得るにゃ アキレスに頼まなきゃな・・・」
機械音痴ロイ 口座引き出しですらアキレスの補助がないとできない男であった 
455 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/10/22(日) 00:35:37.33 ID:9OZ/zTV0o
>>452-454

「まあ、罪とされるならいつか罰として巡るだろうがな」

 そも傭兵なんて因果な商売である。報いを受ける時が来るならば、
 それこそ因果応報の理となるのであろう。

 もっとも、その摂理が正常に働いているならば、暗黒メガコーポの隆盛はまさに理不尽そのものであったろうが。
 罰すらも、一兵卒のビズか?と邪推したくなるクルトであった。

【スプロールを支配する摂理は暗く冷たい。そう実感するビズであった】

//いじょ!
456 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 20:24:42.60 ID:Rv8zvM2io
【スプロールにて――】

「企業連の連中、調子に乗りすぎだ。少しばかり勘に障る」

 イムカ・グリムナーがそう呟いたのが数日前であった。
 この台詞自体は市井の者が口にすれば、それほど気にも留めないだろう。
 何しろ暗黒メガコーポの権勢は絶対的であり、誰彼がそのような不満を漏らすのは珍しくも無いからだ。

【もっとも愚痴以上の行動に出れば遠からず行方不明者のリストに名を連ねかねないのがこの世界の恐ろしさであったが】

 2033年世界を戦争経済の贄として以来、暗黒メガコーポ群…企業連の増長をさらに酷さを増した。
 増長は過信を生み、強引で手荒、かつ無責任な案件がランナーズギルドに持ち込まれる事も珍しくない。

「………」

 これはランナーズ(傭兵)ギルドの酒場の一席でのただの呟きであった。
 が、知っている者は知っている通り、イムカ・グリムナーは決断的である。
 時折、ド天然かつ珍妙な言動を言うことはあるが、この手の台詞が飛び出す時は大抵、行動までカウントダウン開始である。

【後は、これに乗っかるかどうか各人の意思と準備次第といったところか】
457 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/22(日) 20:31:50.97 ID:XZRIwMxFo
>>456
「…で、何をするつもりで?」

ゆらり、と姿を現すは、
フード付きマントを目深に確りと着込んで宙に漂う顔の見えない照る照る坊主。
所属らしい所属を持たぬフリーランサー故に色んな意味でしがらみのない存在だ。
458 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/22(日) 20:37:56.87 ID:J9hMJM3q0
>>456

「癇に障る、な。
 そうだな、確かに"癇に障る"」

酒場の席の隣、鮮やかの液体の注がれたグラスを揺らして。少女が愚痴に賛同する。
黒のチューブトップの上に白いジャケットを纏う、おおよそ14歳程の少女である。

「同席の縁だ。"愚痴を聞いてやろう"。
 どうせ私も似たような事を考えている。付き合えるだろうさ。」

座席に立てかけた銀製の銃器にぽんと手を置いて。つまりはそういうことである。

「……ああ、それとコイツにアルコールは入っていないよ。」
459 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/22(日) 20:38:15.68 ID:5yk/bRpU0
>>456
「それはもしかして、いけ好かないブルジョワ共の内臓を引き摺り出し、血の泡で溺れさせてやろうという意味かい?おお、そうだと言ってくれ」
得体の知れない合成甲殻類の殻を剥き、ソースと肉汁滴る身を咀嚼しながらソーマタージは口角を吊り上げて笑う。
やっとこの女も動く気になったか。そう言いたげに爛々と輝く赤い眼は、しかし喜色を示していた。
「そんな事よりこの海老っぽいのマズイね」


「冗談はさておき、そろそろ俺様もトサカに来ていたところだ。上の連中、いい気になりすぎている。
 最高に楽しいぞ?自分達に危害が及ぶと思っていない連中を仕留めていくのは。ストレス発散に効果はバツグン。俺が責任を持って保証するよ」
瓶に入ったままの粗製な合成酒を一度だけ呷り、ズイと身を乗り出して顔を近づける。殺しの時の神妙な顔を。

「お前は自分じゃあ気付いていないトンチキで鉄面皮でアーパーでバスター三枚編成っぽい鉄の女だが、その能力だけは信じているぜ。
 ワザワザ切り出すって事は、勝てない戦いじゃあないはずだ。違うか?いつ始める、俺も同行しよう」
囁く様な小さな声で乗っかる。彼女は変人筆頭ではあるが、勝てない戦いなど仕掛けない相手だと知っているからだ。
腰の刀と背に背負った機械剣は酒場のライトに照らされ、血を求めるかの様に鈍く光った
460 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/22(日) 20:38:20.49 ID:J9hMJM3q0
>>458
//なまええええええええええええええええ
461 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 20:59:32.42 ID:Rv8zvM2io
>>457

「何をするも、ただ思い通りに進んでいると勘違いしている連中に尻を蹴飛ばせたらなと思うだけさ。
 どうにもな。連中の好きなままにさせていたら、巡り巡って私のスケジュールに支障を与えかねん。
 それが気に入らないだけさ」

 イムカとて背景には終焉の遠未来にて悪辣極まる圧制を敷く銀河帝国がある。
 100%の善意などありえないが、微妙に良心めいた微粒子を混合させているのも彼女の思考の特徴である。

>>458

「ああ、愚痴を聞いてくれるのはありがたいな。これでもそういう相手には恵まれていないのだ」

 鉄面皮めいた無表情で淡々と告げるイムカ。
 イムカ・グリムナー…越境者で、デッカーで、政治将校でと肩書き過多な人物。
 そして、勝てないイクサはしない主義である。

「あと、別段未成年者の飲酒は見咎める気はないよ。デッカーの業務範囲外だ」

 そして、意外に話のわかるタイプでもある。

>>459

「あいにく、直接、手を下せるわけではないな。残念ながら」

 とぼけるように手を上げるイムカである。どうやらブラッドバスはオアズケか?
 が、次の台詞はソーマタージの好みであろうか。

「そうだな。調子にくれた企業連のカンブ級高級社員が高層アーコロジーの窓から連続フリークアウトするくらいか?
 連中、自分達を天上人か何かのように振舞っているからな。神話になぞらえてそろそろ堕ちてもらおう。
 神話との違いは翼が無いから悪魔ではなく薄汚れた赤いシミになることくらいかな」

 −−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−

「まあ、連絡を待ってくれ。速攻戦で秘匿性が重要なんだ」

 そう言って、その場は解散となる。
 ランナーズギルドにてこの場の席に居合わせた面々に指名が来るのは数日後であった。

【タフなビズになりそうである】

 −−−−−−−−−−−

【数日後…】

「企業連が他世界の戦争経済を制御しているのは主に発掘されたワールドタイムゲートによるものだ」

 ※ワールドタイムゲート…世界間を移動する巨大なるゲート。越境者でなくとも限定的な世界移動を可能とする。
 これにより、暗黒メガコーポ群は隆盛を極め、現在増長の一途をたどっている。

「いい気分なのだろうな。戦争経済関連株は軒並み上昇中。
 越境者の捕獲と分析(という名の解体)プロジェクトの再動も各社検討中だ。前向きにな」

 要するにこれ以上看過すれば、禍根が見事に出来上がるカタチとなる。
 どうやら、越境者に下手に手を出せばどうなるか、すっかり忘れてしまったらしい。

「このゲート。明らかに連中は気付いていないが、企業連の制御を離れつつある。ディーモンなんて現れたくらいだ。
 誰がどう見ても、危険で邪魔だろう。仮に、だ。綺麗サッパリ消えてなくなれば、清々するとは思わないか?」

 意見を求める。という風なイムカ。大体流れは読めてきただろう。

【ワールドタイムゲート破壊依頼】
462 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/22(日) 21:07:15.15 ID:XZRIwMxFo
>>461
「…」

ワールドタイムゲートの破壊。
その話を聞いたアインは暫し目を閉じ沈黙していた。
まあ、誰にも(そして自身にも)表情までは見えていないのだが…

「…まあ…成功すれば色々起こりそうだな、とは思った」

小並感。
よくよく考えれば自身の在り様も中々に分析し甲斐がありそうだな、と思いつつアインは続ける。

「利はありそうだ、具体的に如何する?」
463 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/22(日) 21:11:03.31 ID:5yk/bRpU0
>>461
「今すぐ首を絞める事が出来ないのは残念だが、そういうのはいいね。
 古来より人は宙を飛びたがり、そして失敗してきた。ならば今になってその衝動に目覚めても……。
 やめだやめ。このテの文学的物言いは疲れる。俺の気に食わない奴がもーっと嫌な思いするのなら、幾らでも手を貸してやろう」

ニヤリと笑い軽く瓶を掲げる。同意のサインだ。
尚、会計の際にトイレに篭ったまま出てこなかった事だけは記しておく。


「ゲートを利用するのは俺らだけでいい。そういう事だな」
赤い刀身を拭って鞘に収める。足元に無造作に置かれたチェーンソードの充電もじきに終わる。
暴れ回るだけの準備は整った。後はその時を待つだけ。獲物を狙う獣の様に。

「モチのロンロンチンイツドラドラ。そんな危険で物騒なモノ、俺達が責任取って綺麗さっぱり排除してやらなにゃな?何なるハードでタフな仕事か。これも世の為人の為。
 …で、どうする。何か壊す策はあるのか。生憎だが、今の俺に広域破壊は期待しないでおくれよ」
464 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/22(日) 21:14:10.40 ID:J9hMJM3q0
>>461
「初対面で分かる鉄面皮だ。
 これでも、と言われてもな。」

対して少女はからかうように笑ってみせる。

「それはありがたいな。お陰で久しぶりに飲めそうだ。」

表情は硬くとも頭は確り柔軟な事は非常にありがたく。
何しろ面倒な事情と体持ちである。

-----------------------------------

提示された以来はゲートの破壊。ふむ、と指先を唇に当てて少し考え込む。

「確かに"邪魔"だな、そいつは。
 消えてくれれば気持ち良く眠れそうだ。」

数刻の沈黙の後に、以外にもあっさりと賛同を口にする。
少女なりに何かしら考える事があったようだが、とにかく利害が一致したのは確からしく。

「一応、具体的な手段も聞かせて貰おう。
 思いつきで話すタイプには見えないがな。

>>463
同席の縁のその一人。いかにも怪しい機人に目を向ける。
視線に気づいて、少女の方に目を向けるなら。

「……口の回る機人には覚えがあってな。
 "少し懐かしくなってな"。まあ、気にするな。」

と。
465 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/22(日) 21:17:25.27 ID:StfCrLHO0
ロイ「邪魔するぞ」
アキレス「祭りと聞いて★」
―――ギィ♪

なんか合流してきたのはいい笑顔の男2人とベティのお三方
466 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 21:29:28.95 ID:Rv8zvM2io
【全員対象】

 企業連合同管理施設…プロトス・ワールド・タイムゲート発掘地。

「作戦の最終確認を行う」

 K型兵員輸送車内の薄暗い格納庫で最終ブリーフィングが行われている。
 暗がりより赤い瞳をしたローブ姿の女性…≪賢者≫が姿を現す。

【※≪賢者≫…常夜の貴族(ヴァンパイア)であり、越境者と同盟関係にある】

「私は保身も重視するほうでな。今回、彼女の協力を得て、一帯に事象干渉を仕掛けることにする。
 まあ、ようするにだ。ここで我々が暴れても、連中は私達が私達であることを認識できない。
 指名手配にもならなければ、市民IDが汚れることもない。事象干渉自体は観測されるから二度は使えない手だがな」

 何せ暗黒メガコーポ群に真っ向から喧嘩を仕掛ける行為だ。
 保身は十全に敷かねば社会の敵(パブリックエネミー)一直線。そんな状況で生き残れると思うほど楽観はしていない。
 規範を殴りつける行為をして、世界がやさしいままであることを期待するのは小説の中の主人公くらいだろう。

【禁術一歩手前の反則技だが、そのようなカードを切ってようやくというのが世界の規範(暗黒メガコーポ)の巨大さである】

「この世界では私の具現化能力も大きく制限されます。おおよそ時間は限られていますので迅速に」

 洗練された仕草で≪賢者≫は礼を取る。今回、越境者に貸しを創るのは≪貴族≫にもメリットあっての事だろう。

「せっかく派手に動けるんだ。最大に利用するぞ?
 パワーアーマーでも零機ゴーレムでも戦車でも。扱えるビークルでも何でも持ち出せ。
 高機動で一気に施設に突入。そして――」

 格納庫内でもサイズこそラグビーボールを一回り大きくした程度だが、
 異質な存在感を放つシロモノに目線を移すイムカ。

「メルタ・ボム…ああ、核融合爆弾といったほうがいいか?こいつでゲート制御装置をふっとばす。解りやすくていいな。
 もちろん、警備は厳重極まるが。まあ、賞賛は十分だろうさ」

 戦争経済利益に源たるゲート破壊を行おうとする連中なんているわけがない。
 いたら、企業連が一丸となって社会的・物質的に消滅させる。そうする力が連中にはある。ゆえに手を出せない。その盲点を突く。

「以上だ。さて、そろそろ作戦を開始するぞ」

 ガシャン!とここで大きな振動。輸送車が施設エリアに続く正門を強引に突破したのだ。
 そして、ハッチが開き、外気が格納庫内に流入。夜空には赤い月が輝き(≪賢者≫の事象干渉の影響下を示す)、
 イムカの現在の姿。重装パワーアーマーを装着した彼女が顕となる。

「企業連が即応部隊を召集する前にカタを着ける!即効で行くぞ」

 パワーアーマーのバックブースターを点火し、一気に躍り出るイムカ。
 さあ、カチコミである!!!

【全員対象)高機動/高火力兵装推奨(ただし使い捨て前提)】
467 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 21:34:24.18 ID:Rv8zvM2io
>>465

「概要は>>456だ。最近の連中が目に余るのは…」

 ロイを一瞥するイムカ。最近関わった事件にて彼にこそその実感があるだろう。

「言うまでもないな。いい加減、フラストレーションも溜まっているんじゃあないか?
 社会正義とは程遠いが、少なくとも幾つかの禍根は立てる。ついでに憂さも晴らせる」

 ある意味で悪魔の誘惑でもある。イムカとて組織人。ただ越境者のためだけではあるまい。
 そして、同時に、非情なだけの人物でもない。

「…看過すれば私の好きな連中にも類が及ぶことは避けられん。そんな芽は早いうち叩き潰しておきたいからな」
468 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/22(日) 21:40:27.15 ID:5yk/bRpU0
>>464
「…足でも残ってた?」
向けられる視線に気付いて口元を撫でる。赤い瞳からはっきりと分かる狂気は失せ、その目は死体じみた無機質な表情を浮かべるのみ。


「生憎俺様の方にはないな。生き別れの妹だったり?出来れば、好みの記憶をトッピングといきたいね。
 ……おかしなやつだな、お言葉に甘えさせてもらうよ。…まだ何か付いてる?」

その声音、目に嘘をついている風はない。少なくとも今の所は。
都合の良い現実に逃げた彼の人格、自我には、かつての記憶は春の夢の様に朧げにしか残っていない。友と笑い合っていた日々も、今の自分と成り果てた要因も。


>>466
「そうか、吸血鬼…。忘れてない、忘れてないぞ」
スプロールのアレとは違った所作を見てようやっと思い出す。思えば、彼らとの同盟はまだ生きていた筈だ。
何はともあれ、好きに暴れられるというワードだけはしっかりと耳に入った。ならばそうさせてもらおう。

「いいね。チートは大好きだぜ、ハンバーガーの次に。
 であれば俺も本気を出そう!俺と言うか、俺の虎の子を見せてやろう!」
HA!HA!HA!と悪魔的高笑い!実際問題があったとしても使う気ではあったが。
「噎せた!」


「最後のヤマ場だ!やっぱこれだね」
SLAM!道路にヒビを残して立つは鋼鉄の二足!嘗て宇宙で戦った際に頂き、その後も時折使っていた有人兵器だ!
その外殻は剥がれ、内部機構も殆ど剥き出し、武装も両アームに無理矢理握らせた専用ミニガンのみ。これ以上の酷使は不可能なのだ。

「だから今ここで使い潰す。最期まで人間サマのお役に立てるんだ、本望だろう」
赤い月夜には似付かわしくない、無機質で喧しい金属の足音を立て、狂人を乗せた殺人ロボはイムカの跡を追う!
469 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/22(日) 21:40:28.27 ID:StfCrLHO0
>>466
ロイ「いいねぇ…大嫌いなメガコーポの鼻を明かすことができるんだ これほどうれしいことはない」
奇襲戦法の中において この男は相変わらずの古風スタイルである だってテックとか使えませんし

アキレス「愉しい楽しいカチコミの時間だぜ★ミ」

何処から引っ張り出してきたのか 身の丈ほどもある粒子バズーカと グレネイド・ガンを装備し
ハーネスには手榴弾などを備え 顔には意味もなくペイントと どこのコマンド―だとツッコミを喰らいそうなアキレス

ちなベティちゃんはアキレスの背中の定位置な!!

ロイ「プラチナムの輝きがあらんことを!!」
アキレス「野郎ぶっ殺してやぁぁぁる!!!デモンレッグ!!」

この2人も外に飛び出した
470 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/22(日) 21:46:13.95 ID:J9hMJM3q0
>>466

「成る程、この上なく分かりやすいな!!」

用は突っ込んでぶっ壊せ、である。余りに単純明快で、笑いすらこみ上げてくる。
確かに勝算は十二分、それに一つの大組織を数人で相手取るならばこれ以外にないのも確か。
だが

「勿体無いな……
 残骸ぐらいは回収できるか?」

越境者以外にも影響するゲートの維持、制御。如何なる世界にも革命を起こしかねない技術である。
それを、核で、ドカンと。元研究者の過去がある彼女として、少々ぼやかずには居られない。

「しかも現実改変、と。確かに、これは負けんな」

とにかく最悪はこのままゲートが居座り続ける事であり、愚痴を零せど迷いはない。

     エンハンス:ブースト
「勝利のルーン」

彼女の声を認識した銀銃の術式が起動し、内部に弾丸が生成。それを自身に用意されたパワーアーマーに打ち込む。
装甲につけた傷はエンハンス・ルーン。加護を齎す術式である。

「さ、突っ込むかっ!!」

イムカに続いて、メア・シアーズのパワーアーマーが火を噴いた。

>>468

「覚えがないか。
 まあ、"縁があるならまた会うだろうさ"。このミッションの次にでもな。」

そこで少女は任務に向けて動き出す。
今日はあくまでそれだけのこと。今日は、それだけ。
471 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/22(日) 21:46:59.73 ID:XZRIwMxFo
>>466
「…ふむ」

碧眼煌めく女が一人。
黒き襤褸マフラーを金の長髪と共に風になびかせ、
天高く掲げるは身の丈よりも長大で分厚い鉄塊の様な大剣。

「修羅破天…『天剣絶刀』!!」

アインが吠え、大剣が呼応しそのカタチを変えていく。
凡そ剣の機構としては全く必要ないその変形は翼を広げた大烏を彷彿とさせる。

「エアライドと洒落込もう」

イムカと併走する様に大烏もどきの上に乗りアインが飛ぶ。
空気抵抗とか如何なっているのか。
その立ち姿はサーファーのそれによく似ている。
アインの通った直後には虹の軌跡まで見て取れた。
472 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 22:00:28.57 ID:Rv8zvM2io
【全員対象】

「――お手柔らかにしてくださいましね」

 美しくも何処か引きつった笑顔の≪賢者≫であった。
 越境者達のホンキを見て、事象の辻褄合わせは過酷を極めるだろうと察したゆえであろう。
 まあ、決断的な連中に付き合うのだ。覚悟をキメてもらうとしよう。

 −−−−−−−−−−−

「(>>470)今回は諦めろ。流石にそこまでやる余裕はないからな」

 研究者という人種は…と、機械教団(カルト・メカニクス)とパイプのあるイムカは嘆息をつくのだった。

 −−−−−−−−−−−

 越境者達が突っ込むと同時に施設各所でエマージェンシーを知らせる警報が鳴り響く。
 そして、企業連警備部隊とビークル、ミサイルタレットが一斉に起動!

「襲撃です。データ照合…????認識不能!?アンノウンです!!」

 事象干渉により、越境者の素性を解析できぬままであるが。警備体制は重厚を極める。

【瞬く間に越境者達はレーザーロックされ、多数のミサイルの弾雨が射出!近接信管による爆裂と破片が襲い掛かる!!】
【さらに格納庫からは次々にタクティカル・アサルト・アーマー(機装兵)が迎撃に吐き出されていく!!】

≪報告します。暗黒メガコーポ群の即応部隊が移動を開始。
 テラウェア社から超能力部隊。千草クループより重装起動群。カノッサよりC.T.S.S.。ブラックハウンドより対テロ43課。
 到着までおよそ5分の見込み――時空干渉により13分まで拡張。これが限界です≫

 オペレーターを任せた≪賢者≫より各人に情報が入る。
 企業連も本腰。即応戦力が到着すれば、勝利可能性は限りなくゼロに近くなる。
473 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/22(日) 22:09:37.19 ID:StfCrLHO0
>>472
アキレス「まさにコマンド―!! アイアムコマンド―!! 俺だってコマンド―!!!!」
ロイ「さっさと進め!! ここは危険だ!!」

お得意のスラローム走行でミサイルの爆炎から逃げ回りながら叫び回るアキレス
ロイもまた縮地による加速を無視した最高速で爆風の雨の中を潜り抜けようとする

ロイ「折角だ こっちもシャワーを浴びせてやれ アキレス!!」
アキレス「合点!!」

次々射出される機装兵に向ける荷電粒子バズーカの巨大な銃口

アキレス「拡散モード!! ファイア!!」
そこから短く小さい光が次々と放出される 拡散粒子砲 威力よりも目くらましや牽制に特化した砲撃を浴びせる
474 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/22(日) 22:10:51.72 ID:5yk/bRpU0
>>472
「気張れよノスフェラトゥ殿。飛行機が堕ちるよりかは犠牲者も少なく済むはずだ」
引き攣った笑顔には気付かず、更に無茶振りを飛ばすのであった。


「前方に感有り!やっぱり来たな、叩きのめしてやれ!」
BBZAATT!!!光線の如く放たれる無数の弾丸!有人人型ロボットの持つ火器は、人間用のソレとは何もかもが規格外だ。

爆風が地表の越境者達に届かない位置で粉砕しようと、弾丸を雨霰とばかりにバラ撒く二丁のガトリング砲!
吐き出される機装兵を踏み潰すだけの重量とパワーは備えているが、ミサイルの迎撃に集中している。

「とっとと進むぞ!下を蹴散らせ!」
475 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/22(日) 22:13:54.35 ID:XZRIwMxFo
>>472
「修羅破天『天剣絶刀』…最終奥義!」

アインはのっけからクライマックス。

「『天羽々斬』!!」

咆哮と共に修羅破天が蹴り飛ばされる。
光の速さ、とは流石に行かないものの常軌を逸した速度で修羅破天が突き進む。
自壊するようにパーツがバラバラと飛び散っていくが無論それも技の一部。
眼前の障害全てを切り裂く様にして掃い除けるが天羽々斬である!!

「このまま押し通る!!」
476 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/22(日) 22:15:46.88 ID:J9hMJM3q0
>>472
「どうにかならんか?……」

やはり諦めきれない様子のメアも、しかしオペレーターからの情報を受ければ流石に黙る。
突っ込んで壊して颯爽と去る。それ以外の道はないらしく。

「……仕方あるまい。せめて目に焼き付ける」

迫り来る爆破と破片の群れに、早速パワーアーマーを乗り捨てる
エンハンスにより強化されたそれは十分に群れからの盾になり得る。

 エンハンス:ステイシス
「停滞のルーン」

アーマーから飛び降りると同時、銀銃に装てんされる弾丸をアサルトアーマーに放つ。
的が大きければ適当でもかまわない、とにかく数をと放たれたそれは
命中した対象の動きを、まるで石化していくかのように固めていく。
硬化時間はそれほど長くないが、しかしこのような強襲では実質戦力の無効化になりうるはずだ。

477 :タェンティース・イルダIII E.ボーダーブレイカー33式 [saga]:2017/10/22(日) 22:19:42.85 ID:IrkaFwFa0
>>472
高度があった
プロトス・ワールド・タイムゲート発掘地上空、地表より赤い月により近い場所に半人は存在する
この即製駆逐機体の調子は今一つ良いようには思えなかった
追加ブースターから来る振動はヒドイし、さっきから加速を行うたびにパーツがガタつくし、急激な操作を行えばきりもみ状態になってしまう

「……こちらタェンティース、支援射撃の後に降下致します」
「……エンゲージ」

交戦宣言を行い、攻撃モード起動
ターゲットロック、ガンでの0.5秒射撃を7回、後に指向性電磁波装置作動
機首を施設へ向けフルスロットルでほぼ垂直降下
途中、大気を突き破るウェーブが発生するのを感じる
対空迎撃網に突っ込み、刹那の後に周囲に黒煙、爆撃の嵐
アラートが鳴り始めるのとほぼ同時、半人は追加ブースターから離脱されそのままの勢いで地に流星めいて落ちる

「あー、あー、」
「ん、ぅん、喉の調子が……タェンティース、エントリーします」

ブルームーン装甲のアーマード・マシンに身を包んだ半人
重そうに両手持ちに構えるガトリングガン

「甘い甘い、お仕事の時間ですね」

フルオートでの射撃、バラ撒かれる死の大嵐!
478 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 22:38:26.26 ID:Rv8zvM2io
>>474

 ソーマタージは虎の子の有人ロボットよりガトリングを雲霞の如くばら撒き、
 獲物を襲うサメの如く迫り来るミサイルを次々に銃撃!!
 赤い月が輝く夜空に爆炎の花火が幾つも咲く!!

【これにより濃密な爆撃の大多数を防ぐことに成功】

>>473>>476

 それでもソーマタージの弾幕を潜り抜けるミサイルは幾つか存在し、
 越境者達の装甲を次々に削いでいく!もとより使い捨てとメアは降車。

【そして、格納庫より吐き出され、展開せんとした機装兵を無力化せんと――】

「グワーッ!!」

 機先を制された機装兵達はアキレスの拡散粒子とメアの手痛いのルーンににより出足を挫かれる。
 拡散粒子にひるんだところを、停滞のルーンによる硬化。これが連携として成立し速やかに無力化。

【敵は実力を発揮する前に叩くという寡兵の大前提に即した戦術的行動】

>>475

 そして、ソーマタージのガトリングの弾薬が尽きる前に吐き出され続けるミサイルの大元を叩かねばならぬ。
 一際加速し、突っ込んだアインがその切れ味抜群のサーフボードでミサイルタレットを次々に寸断!無力化していく!!

【ミサイルタレットが次々に停止。ソーマタージへの負担軽減&敵誘導範囲攻撃の無力化】

 −−−−−−−−
 −−−−−−
【全員対象】

「アーマー…40%まで減少。このままいけるか?」

 なお、帰り道の事は考えなくていい。イムカの言である。
 目的を達成しても包囲殲滅されて殉教者というのは御免だ。と本人談。

【プロトス・ワールド・タイムゲートの中心施設が見えてくる。
 奇妙な事だが近づかねば見えなかったというのに、接近した今では天に昇る巨大は光柱がはっきりと見える。
 それはよく見れば天使文字にもルーン文字にも見える輝く情報の集合体のようでもあった】

 が、ここで大きな駆動音がして、最後の門の前に巨大な多脚機動兵器…多脚型ヴァンツァーが異様なる姿を顕にする。

「巨大機動ロボットだと?企業連の連中、ロマン主義も大概にしろ!」

【イムカが毒づくと共に多脚型ヴァンツァーより火炎放射が広範囲で全員に向かってばら撒かれる!!】

 毒物質を混合した消えない炎が噴出!人間では到底扱えぬ大火力。さらに――

≪…即応部隊――到着まで残り6分…一個体、時空干渉を突破。照合…カノッサ…C.T.S.S.アサルトタイプ12号。来ます≫

 ≪賢者≫よりの警告。同時に夜空の空間に亀裂が入り、部分的にガラスのように崩壊する。
 戦闘舞踏服を纏ったクローントルーパー一体が、強制的に介入したのだ。

「―――!!」

 クローントルーパーは中空でアンカーを射出。ソーマタージの駆るロボットに狙いを定め、

「ハアアアッ!!」

 特殊殲滅式斬突刀『陽光』による斬鉄を敢行!

【α-12→ソーマタージの巨大ロボットに対する攻撃】
479 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 22:44:16.83 ID:Rv8zvM2io
>>477

 半人の介入もあり、タイムスケジュール通りに事態は進行。
 疲弊しながらもワールドタイムゲートの前にまで到着。

「無事か?無事なら動くぞ。何せとどまる方が死亡率が高まる状況だ」

 イムカの通信。迅速こそがこの作戦のキモ。
 この作戦の成否が幾つかの世界と、越境者達の状況を大きく左右するだろう。

>>478に続く】

「……ッ??」

 ソーマタージに攻撃を仕掛けながらもタェンティースの姿を確認したα-12は、
 なんとも言えない違和感に襲われてかぶりを振るのだった。

【強固な事象干渉によりα-12はタェンティースをタェンティースと認識できていない。
 これは企業連の追求を逃れるための作戦の根幹でもあったが】
480 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/22(日) 22:50:25.80 ID:StfCrLHO0
>>478
アキレス「取説読んだから使い方もばっちりだぜぇぇぇ!!!!」
実に楽しそうに拡散法を放つアキレス ある程度数を減らしたので射撃中断

だがお代わりだ 多脚戦車の登場である
毒素を含んだ火炎放射が2人を襲う が

ロイ「炎は任せろ!! 烈破掌!!」
アキレスの前に立ちはだかったロイが闘志を解放 熱衝撃波によって炎を蹴散らさんとする

そしてアキレスは

アキレス「あんまりエネルギー残ってないけど大盤振る舞いだ!!」
荷電粒子砲を収束モードに切り替え 脚に狙いを定めて発砲

足を一本もいでやろうとする
481 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/22(日) 22:50:42.89 ID:7UJ4fQNYO
>>478
「どうした?まだまだ遊び足りんぞ!こっちに来て楽しもうぜ!」
飛び散る破片が爆煙抜ける強靭なフレームに当たり、甲高い音を奏でる。
月下の連鎖爆発に照らされる機体からは時折白煙が上がるが依然問題なし。


「それ、よりによって今の俺の目の前で言っちゃう?」
毒づくイムカにコクピットの中からシケた視線を送るが、あの機動兵器が厄介なのは確かだ。
最後の門が最も手強い。よくある事だが、いざ目の当たりにすると気も引ける。

「奴の焔、魔法とかとは違うぞ。れっきとしたテックの力だ。気をつけるんだな」
火炎放射器に巻かれる事は尋常なら死を意味する。水を被ればいいなんて生易しい物ではないのだ。


「そして…やっぱり来るか!」
轟ッ!!ブースター噴射による、アスファルトを抉り穿つ後退!踵部のアンカーが軋んだ音を立てる!
それと同時、向かってくるα-12目掛けて放たれるのは、壊れかけとは思えない鋭いロボットパンチ!有事の際に仕込んでおいた近接戦闘プログラムだ!

無論、彼女の持つ武器は特別製なのは知っている。この壊れかけの機体で受けられるか。
482 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/22(日) 22:54:06.82 ID:XZRIwMxFo
>>478
「…この間は不完全燃焼だったからな…サッカーするかい?」

巨大ロボと迫りくる毒炎を見上げ、アインが自身の一部を切り離し精製したサッカーボールを蹴り上げる。

「カイザーグラディウス…エエエエエエッッッッックスゥッ!!!」

自らの後ろへと振り上げた右足に、これまた自らを以って精製した刀剣を纏い、其れを振りぬく。
蹴り飛ばされたボールが刀剣を伴い凄まじい回転で宙を突き穿っていく。
炎を蹴散らし巨大ロボの装甲を削り散らすアインの攻撃性の具現が迫る。
483 :タェンティース・イルダIII E.ボーダーブレイカー33式 [saga]:2017/10/22(日) 22:58:48.72 ID:IrkaFwFa0
>>478-479
「わかりました。 もちろん、わたしは元気です」

イムカの通信に応じる声はいつもの調子である
そしてそらを支えるが如き光の柱を臨む
こうして客観的にゲートそのものを見るという機会は多くはない
神秘な恐怖と威光に染まる、眩い光の螺鈿の波

「……、ん……」
「あの子は、本当に優秀なんですから……もう!」

多脚式武装戦車、そしてサウザンドワンクローントルーパー
どうしたモノであろうか、常ならば装備として重火力を持つ半人は対戦車戦へと移行すべきであろう
だが行動としては真逆を取っているのだと気がつくのは、炎を突っ切りソーマタージへの援護へシフトし終えた頃であった

「……排熱は……まだ、いける」

ほんの数瞬炎の中を行くだけで、装甲の多くは異常を吐き出す
それでも本体へのダメージは防いでいてくれるし、まだ健在

「対人武装!」

左腕を突き出し、手首より発射されるショック・イムエト
命中すればへばり付き、電撃を発する帯電魔力粘土
484 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/22(日) 22:59:52.44 ID:J9hMJM3q0

「あのサイズは少々手間取るな。」

パワーアーマーの背後に隠れながら、たきゃくヴァンツァーを確認。
先ほどまでの連中とは比べ物にならないサイズであり、であれば当然術式も相応のものが必要になる。
襲う炎は毒を内包し、であれば壁はさしたる意味を成さない。

空中に指でルーンを描く。保護を意味するその印は彼女の姿を霞みに隠し、毒への保護を与える。
毒耐性は気持ち程度の効力である。ヴァンツァーの認識外から何とか突破口を見つけなければ死ぬ。
周囲を見る。自身よりもはるかに上の火力連中だ、これならば。

「一点突破なら、十分だな!!」

生成される弾丸は、それが刻む印は"欠乏"を意味する。
魔術的な作用による装甲の弱化、それを周囲の火力が向けられた地点へと放つ。
485 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 23:17:09.78 ID:Rv8zvM2io
>>481

 CRAAAAAASH!!

 ソーマタージが振るったロボットの腕ごと縦に引き裂きながら、
 切り裂いた断面を全力疾走で駆けるα-12。

【中心部に大きく迫った所で、粘着クラックグレネードを束ねた集束爆弾を内部構造に設置。そのままα-12は飛び降りる!!】
【ナムサン!起爆まで5秒!!】

>>481-482

 多脚型ヴァンツァーの毒炎の大部分はアインとロイが撃ち払う!
 さらにアインの攻撃余波とアキレスの最後っ屁が多脚型を狙う、が、

「ッ!!」

 中空よりα-12が後ろ腰のディープメイカーを展開。四丁のサブマシンガンを一斉射撃。
 これにより、アキレスの荷電粒子砲が貫かれ、その威力を十全に発揮することが出来なくなる。

【しかし、アインの攻撃を妨げることはかなわず多脚型の脚の一本と装甲が大きく削られる。が、流石に堅牢。いまだ健在!】

>>483-484

「邪魔デス!!」

 布状眼帯に表示される危険察知により反応したα-12は、高振動ブレードにて剣撃を空間爆裂させ、
 斬撃衝撃波にて、タェンティースの帯電魔力粘土と、メアの欠乏弾を叩き落す。
 己に来る攻撃はもちろん、メアの装甲弱化の危険性をいち早く看破したことによるものだろう。

【代償にアインの攻撃まで手が回らなかったのだが】

 −−−−−−−
 −−−−−
【全員対象】

 毒炎が霧散した直後。すぐさま次の状況が動く。
 多脚型は脚を装甲を削られるも戦闘能力は十分に保持。越境者側の攻撃の多くが妨害されたことも影響している。

「―――」

 ゆえに多脚型はマルチタスクにて行動!ソーマタージとアキレス、イムカに対しては近接信管ミサイルとガトリングガンを斉射!!

【猛爆と弾雨が襲い掛かる!!】

 メア、タェンティース、ロイ、アインに対しては広範囲ギロチンレーザーを射出!
 一直線に放たれたレーザーは高レベルシールド魔術すら容易く寸断する威力。さらに――

【レーザーが通り過ぎるのに前後し、クローントルーパーが襲い掛かる】

「村雨!」

 α-12による斬撃衝撃波がクロスファイアの形となってロイとアインに襲い掛かる。回避困難。

「―――」

 同時にアンカーを地面に突き立てると巻き取り急加速。アインに向かって一気に接近。

「憑依継承――零閃・断!!」

 技量による時空干渉! 特殊殲滅式斬突刀『陽光』を抜き放ち、擬似的に音と光を置き去りにした渾身の一撃。
 遠距離にあったはずの姿が瞬きひとつもしないうちに至近にあり、斬撃が放たれる!!

【ここで半人はレーザー以外には行動自由を得ている。クローントルーパーが如何に獅子奮迅の猛攻を行ったとて許容量には限界があるのだ】
486 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/22(日) 23:18:46.16 ID:Rv8zvM2io
>>485

修正: //攻撃圧力が比較的薄いのはタェンティースとメアです。

【ここで半人とメアはレーザー以外には行動自由を得ている。クローントルーパーが如何に獅子奮迅の猛攻を行ったとて許容量には限界があるのだ】
487 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/22(日) 23:30:18.47 ID:XZRIwMxFo
>>485
「早い!?…だが相手がミズ、君で良かった!!」

ヘイトを稼ぎすぎたせいで些か許容を超えた攻撃の雨あられ。
捌くにも実の所、文字通り身を削っていたアインに余裕は殆どない。
しかし唯一の救いは相手がある存在との顔見知りであった事!

「受け取れ!!」

回避しきれなかった攻撃で四肢がもげるその刹那、α-12へとアインが投げつけたのは…

『やあ』

毛糸玉に目玉を2つ付けた様なキャラクター!
一度見たらメモリーに焼き付くその珍妙さは、
幸か不幸か越境者にそんなに広まっていないせいで誰のものか特定がし易い!!

監獄に閉じ込められた一件で三日過ごした結果なし崩し的に入信しちゃってたアイン!
ほぼほぼ周囲とのコミュニティがない彼女にとって知り合いの知り合い位の情報でもとても貴重!
アインである、とは思わないだろう。
しかしマキナである可能性、は十分に感じられる一手である!
α-12がマキナに対してどういう思いを持っているかでアインの行く末が決まりそうな大博打!!!
488 :タェンティース・イルダIII E.ボーダーブレイカー33式 [saga]:2017/10/22(日) 23:33:03.10 ID:IrkaFwFa0
>>485
「……あぁ、もう……!」

左腕部をそのまま、イムエトを連射
しかし捕捉が叶う速度ではない、直感からほんの僅かの離れた場所に稼働が存在するボーダーブレイカーでは追い付かない

「熱……痛覚……!?」
「……ちっ!」

レーザーの照射はか細い時の切れ目の中でのみ、常時自機にモーメントを与えている半人に襲い掛かる事となった
それだけだというのに即興の装甲を焼き、内部の生身へ痛みを伝える
ふ、と突然に半人は想う
青い月の馬の護衛つきの、狂った板子の有様で電子光の海を泳ぐ自分とは、それは決してわたしではない
もっと、自由気ままに、ウルトラマリンの大空を一筋に裂く鷺の様に

がくん、とボーダーブレイカーが力を失った様に前のめりに体躯を揺るがす
脊髄に沿って線が走り、サナギを破り蝶は舞うように、内部からナニカが飛び出した


「月ッッッッ……」
「……光ォォォォッッッッ!!!」

トゥエルブへ直進、飛翔、腰に帯びていた黒塗りの大型科学直刀ブレードを引き抜き大袈裟斬り一閃!
峰打ち? 否、全霊! 彼女は、彼女なれば、己の良く知るトゥエルブなれば!
信頼故のフルスロットルでの飛来、この深紅の月の下でえもいえぬ風が半人に翼を貸した!
489 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/22(日) 23:33:40.65 ID:StfCrLHO0
>>485
アキレス「んげっ」
α-12の銃撃により威力ある攻撃ができなくなったバズーカ・・・であるが

アキレス「出力を最小限まで絞れば・・・!」
撃つこと自体は出来る 最も 高出力でもやればはじけ飛んで自身もろともナムアミダブツである
が やりようはある 極限までエネルギーを絞った結果 人体すらも貫けぬほどに弱体化したレーザー しかし

アキレス「威力は警棒の比じゃねぇぜ!!」
多脚戦車に向けてトリガーを引く 閃光が迸るがしかし その威力は物理的な破壊を生まないが
そのカメラアイを焼きつかせ無力化せんと光り輝くが はたして

なおその行動の成否にかかわらず 照射後は速やかにバズーカを投棄 回避行動に移る

そしてロイは
ロイ「月閃歩行!!」
虎の子を切る 三次元的な攻撃に対し こちらも三次元軌道を描いてレーザーを回避しα-12に肉薄
重要な部分を両腕で覆い隠して防御姿勢 剣戟衝撃波がザクザクと身を切るが構わず突進 勢いそのままにぶちかましを仕掛けようとする
490 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/22(日) 23:34:27.63 ID:5yk/bRpU0
>>485
「クソッ、勿体ねえ。これが最後なんだ!モリエールの坊やに挨拶しな!」
腕が斬り裂かれる。嗚呼やはり、ここで使うしかないのか。
コクピットの中で忙しなくレバーを傾けスイッチを何度も押し、緊急脱出用ハンドルを全力で引っ張る!時は来た。

「サヨナラの挨拶だ!」
恨み言を表示するHUDに見送られ、座席ごと上空に『射出』されるソーマタージ、
内部エネルギー全てを費やす非常時の奥の手、機体ごと全てを焼き融かす狂気の兵器の放射、集束爆弾の付着、全ては同時に行われた。


BBBBZAAAAAAATTTTTTT!!!!!耳を劈く轟音!機体前面のフレームがボロボロと落ち、内から現れた巨大なフォーカスレンズから放たれる極太レーザーによるものだ!
本来なら精密な動作と大胆な操作により制御されるべき死の極光は、今やその反動にすら耐えきれず暴れる機体により四方八方へ逸らされ、数秒とは言え戦場を舐め回していく!

眼下で振り回されるレーザー光に融けるビルの壁面、爆ぜるアスファルトと五秒の後に爆散するロボットを見下ろすソーマタージにも、死はまた迫って来ていた。
「出血大サービスってか!畜生がッ!!」

鱗めいて全身を覆い、騒めく表皮から触手が伸び、雨の如くバラ撒きながら落下!
ガトリングの弾は触手の鎧が彼の代わりに受けて剥がれ、ミサイルは触手の弾が迎撃する手筈だ。
もっともこのままでは真っ逆さまに地面に叩きつけられ、銃殺か爆殺のところが、転落死になるだけだが。

「急げよ、畜生…!」
491 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/22(日) 23:48:05.85 ID:J9hMJM3q0
>>485
あくまでレーザーとは直線的な攻撃である。発射の予兆があれば、回避はしやすい部類に入る。
しかし見てからとなれば。光線たるその速度は実質回避不可能である。
ギロチンは実に容易く、少女の腕の一本を焼き切る。が

「―――生憎。片手があれば十分でな。」

自身に対する攻撃は止んでいる。とルーパーも、多脚も、攻撃を撒き散らしつつも生まれてしまう間隙に自分はいる。
つまりは格好の機会と言う訳だ。最も、見せ場に出せる大火力など持ち合わせてないのだが。
バフをばら撒くのであれば、自身以上はこの場にいない。
 エンハンス:コラプス
「欠乏のルーン」

多脚へ向けて、再度放たれた弾丸。その危険性は折り紙つきである。
―――弾丸は命中すると同時に炸裂し、ルーンを刻む。
叩き落したのがブレードであるならば、そのブレードにルーンが刻まれた事になる。
直撃ではない。あくまで不完全な形であるが、しかし。少しは効力を発揮する事だろう。
>>489>>490

「と、こいつはおまけだ。働いて貰うぞ諸君。
 エンハンス:オーバー
 魂のルーン」

前線にて巨大兵器と火力をぶつけ合う二人に対し、後方より弾丸が飛来する。
奥の手を放つソーマタージに、兵器を放つロイ、アキレスにそれが命中したならば。
痛みはない。寧ろ力がわきあがってくるはずだ。
魂を開放するそのルーンは、対象の能力を底上げする。まあ、その分の代償はあるわけだが。
やってくるのはこの戦闘が終わったあたりだろう。効力が切れるまでに終わらなければどの道全滅だ。

492 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/23(月) 00:05:15.48 ID:NWEOSs1To
>>487

「ぎゃー!!これはウネウネ!!相も変わらずキモイデス!!」

 シューッ!!超エキサイティン!!!
 なんと、α-12。ここでアインへのさらなる追撃を忘れてFMM様を蹴り上げる行動!これより一手喪失!!
 α-12のFMM様に対する評価はかなり底辺めいている!!

【事象干渉により、マキナを連想することは無かったが、それでも追撃断念+一手失う】

>>488-489

「ハッ!?」

 気付けばアインを追撃できるタイミングを逸し、さらには強力な敵が二体こちらに迫るではないか。

「ハアアアッ!!」

 不壊なる剣とその複製刀が衝突し、月と陽の干渉斬撃波が周囲にばら撒かれる。
 半人程の膂力を有さぬトルーパーはディープメイカーを地面に固定する事でこれを受け止めた。

「グゥッ!!」

 さらに中空を横回転して、迫り来るロイの機動を回避。ゴキリと左肩の肉が削れ骨が持っていかれる感触。
 戦闘舞踏服のチップによる鎮痛と人口靭帯の強制駆動によりこれを補う。

「まだ…まだデス!!テロリストッ!!」

 負傷したα-12.。勝負自体は付いている。肉体自体は強靭ではなく。技のキレで勝負するタイプである以上負傷の影響は甚大。
 倒すのは容易だが、問題は彼女は降参などしないだろうし、ここに放置すれば核爆発に巻き込まれることだろうが。」

【なまじ任務には真摯なだけに一瞬で意識を刈り取る必要はある。もっともロイと半人の二人がかりならそう難しくはない(確定OK)】

>>488>>489>>490

 レーザーを撃ち終えた多脚型に異変!メアが放った弾丸はブレードを越え、命中した装甲に対して雨粒めいた無力さであったが、
 その影響は深刻。刻まれたルーンにより装甲弱体の概念を圧し付けられる!

【さらにはアキレスとソーマタージの攻撃が魂のルーンにより強化!】

 アキレスの攻撃は命中精度を劇的向上させ、寸分違わずカメラアイに命中。これにとり多脚型の次なる攻撃は遅れ――

【次の一手にして最終手段。強化された極太レーザーに多脚型は回避かなわず一瞬にして蒸発!!!】
 【→多脚型ヴァンツァーを倒した!!】

「―――!!」

 ソーマタージの様子を見て取ったイムカはブースターを融解寸前の開放。
 ミサイルとガトリングが爆裂する中、それらを迎撃しつつ中空でソーマタージをキャッチ。屈辱のお姫様ダッコ!

「無事か。あまり心配させるな」

 無表情かつ平坦な声音言うイムカ。しかしなんかものすごくサマになっているアトモスフィア。
 なんで、彼女が不特定の女性達にラブレター贈られる羽目になっているのか垣間見える瞬間であった。

【ソーマタージを対象にアキレス、メア、(>>487)アインの眼前で広がる乙女(?)ムーヴ!!】

 
493 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/23(月) 00:05:29.58 ID:NWEOSs1To
−−−−−−−−−
 −−−−
 −−

【全員対象】

「ゲートに爆弾を仕掛けて破壊する。彼女(α-12)は、二人に任せれば心配はあるまい」

 脱ぎ捨てたパワーアーマーをそのままに、イムカは告げる。
 プランは脱出も含めて単純だ。メルタボムをセットした直後に、
 このワールドタイムゲートに飛び込んで脱出。帰りの心配は無用というものだ。

【ゲートは遺跡のロストテクノロジーにより安定化させられており、
 誰が構築したかは知らないが、実に精微なるテクノロジーとソーサリーの融合で稼動している。
 未発見/未解析のルーン文字も幾つか散見され、この発見が核の炎に焼かれるという結末は中々に無残なものがあろう】

「生きていていいゲートではないからな。手早く行こう」

 イムカは決断的にメルタボムをセット。これで投棄したパワーアーマーや証拠も一掃。
 かつ極端な広範囲でもないので、必要以上の死傷者を出すこともない。もちろん被害は最小であってゼロではないが、それは飲み込むしかない。
494 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/23(月) 00:14:59.60 ID:hf5wGmKW0
>>492
ロイとの波状攻撃、それらを受け切るトゥエルブ
強い、純粋に完成された技量として強い

「もしも、もしも……」

半人は想う
それが決して行うべき物事の類ではないと、道徳に反する事柄だとしても
結局は己も兵器なのであろうかと自問してしまう、メビウスの中に囚われながら
半人自身を地べたに屈ませる恐るべき重荷を感じる

「……」

小さくかぶりを振った
これを振り払うには酔わねばならない
もっと、美徳でも、詩でも、誇りや矜持にでも
これらの要素に酔い、そして始めて半人は興味を失う事が出来るのだ
そしてそれは、それこそが多くの人類の抱き続ける究極のテーゼである事に半人自身が気が付いてはいない

「……ロイ様ァッ!!」

月光をくるりと握りを変える
手慣れた所作だ、クロスアタックを狙い峰打ち一閃!
495 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/23(月) 00:16:14.52 ID:9bJRmICDo
>>492>>493
「オーキードーキー、正直もう手がない、色んな意味で」

無駄口を叩く余裕だけ残った謎の闇物質の集合体。
消耗激しく手足の構築もままならない。
それでもイムカの言葉に撤退を開始しようともがくアイン。

「……よし、私は置いて行け」

だが思うように身体が動かず観念した!!
496 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw :2017/10/23(月) 00:18:14.56 ID:4bfPLrnV0
>>492
残りに対しても2対一、恐らく決着はもうじき。
メインボスは沈み、であれば。

「今のうちに……とはいかんか。」

迷いなく取り付けられる核爆弾。じっくり見つめる暇すらない。

「一度目に出来ただけで上等と思うほかあるまい……
 しかし、まぁ。姫も王子も随分様になるものだ。」

はっはっは、と大笑い。どちらが姫でどちらが王子かは言うまでもあるまい。
片方は純粋な賞賛、もう片方は全力の煽り。

「……あぁ、そうだ。
 機人の方はもうじき代償が来るだろうが、動けない程度に疲れるだけだ。
 まあ、気にするな。」

続く大笑い。代償の内容はロイも同じだが、少なくとも戦いを続ける内は効力は持つ。

「だがやはり、余りにも勿体無い……」

視線の先にはオーバー、もしくはロストなテクノロジー。むごい。
497 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/23(月) 00:18:31.44 ID:znlXdt0X0
>>492
ロイ「子供はネンネの時間だぜ!!」
空中でハルバートを穂先と柄頭逆に持つ

そしてα-12の後頭部に向けてブンと振りぬき昏倒させるのみ 

続いて多脚戦車が崩れ落ちる ソーマタージが落ちていき…イムカにキャッチされる

アキレス「ベティ!!」
―――ギィ!!

間髪入れずに叫ぶ ベティの手には…スマホ

カシャシャシャシャシャシャシャ!!!

ソーマタージのお姫様抱っこを余すところなく激写!! 後でからかい倒してやろう


>>492
ロイ「さて 次にスプロールに来るのが少し楽しみになった メガコーポの連中どんな顔するだろうな」
アキレス「乗り込めー」
―――ギィ!!

そして2人と一匹は一足先にゲートに飛び込むのであった

//お先にノシ
498 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/23(月) 00:19:21.12 ID:bFRI78sQ0
>>491-493
「馬鹿野郎!虹六やってるんじゃ…」
剥がれて剥き出しになった部位に突き刺さる弾丸!痛みを感じる前に罵倒を飛ばすのは流石と言ったところか。
そもそも痛みなど無い事に、むしろ力が湧いてくる事に気付いたのは言い終えてからだ。

「ハハーン、バフってワケね。迫り来る地面も割れるかな」
ザワザワと蠢き、今や蔦の様に伸びてソーマタージの身体を覆う鉛色の触手群!
飛来するガトリング弾に削ぎ落とされると同時に新しく生えてきているのだ!


それでも重力には逆らえない。ミサイルの爆煙と弾かれた弾の中を抜けて視界に広がるは硬い地面。一足先に華になる時が来たか。
「───巫山戯るな!」

運はまだ彼の方を向いていた。蒸発するヴァンツァーを尻目に鉛色の蔦も解け、迎撃されるミサイルを頭上に地面に叩きつけられる直前、ハッシと受け止められる身体。

「危ない、チビッちまうところだった。次からはもうちょっと早く頼む」
着地任せた。と冗談を飛ばしながらも借りてきた猫の様に大人しく抱き上げられているのであった。
「……普通逆じゃない?」


「夜中に見る核爆発はたまらないな!目標達成、とっととホットゾーンを抜けるぞ!」
先程までの情けねー体勢のまま口だけは一丁前に怒鳴るソーマタージ。
メアの援護により力は有り余っている。普通に自分一人でも逃げれるが、それはそれで面倒なので多少の屈辱に耐えて運んでもらう気満々ムーブ!放り捨てれば勝手に走って逃げるが。
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2017/10/23(月) 00:34:31.34 ID:bcmsqK0L0
かあ
500 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/23(月) 00:36:10.99 ID:NWEOSs1To
>>494>>497

 流石に負傷状態で凄腕の二人相手にするのは分が悪かったのだろう。
 結果として、幾合かの打ち合いの後、α-12の意識は刈り取られることとなった。

「………」

 α-12はロイか半人に抱きかかえられて、ゲートにもろとも放り込まれることとなるのだろう。

>>495-498

「世話のかかる連中が多いな」

 何か死亡フラグめいた事をほざく種族:人間性(アイン)に嘆息して、それを持ち上げるイムカ。
 なんか男前ムーヴであるが、これはいつものこと。
 そりゃアキレスに激写されて、メアにからかわれもするこというものだ。

「おい、脱出するぞ」

 なお、未練マシマシのメアに対しては無慈悲な台詞を投げかけるのみ。
 探究心を解さぬ無遠慮な軍人さんめ!であった。

 −−−−−−−

【全員対象】

 越境者達がゲートに飛び込んだ直後、メルタボムが起動。
 小型核融合爆弾の爆発は一瞬にして貴重極まるゲート遺跡を蒸発させて、ゲートの入り口を霧散させた!!

「…ふう」

 次の瞬間に広がるのは2033年世界の光景。脱出完了である。

「きゅ〜〜@@」

 目をまわして気絶しているα-12は厄介ごとにならないようここに放置すればよかろう。そして、ここからがメイン。

「おい、見てみろ。悪くない見世物だ」
≪0001110101≫

 イムカがホロディスプレイを空間に投影させると、成果がすぐさま中継される。

【暗黒メガコーポ各社のアーコロジーの窓ガラスが割れて、悪辣かつ傲慢なるカンブ級高級社員が次々にお空へフリークアウト。
 さらに戦争経済でウッハウハだった株価がガンガン下落!顔面真っ青の役員達が次々セプク!これも生中継!!】

 イムカはめちゃくちゃ趣味が悪い満足を覚えてうなづくが、
 連中は、越境者の大量確保、実験動物化を推進していたのだ。生存競争であり、ぶっちゃけ慈悲は無い。

「まあ、スプロールのワールドタイムゲートも小規模なのは残っているから影響力の一掃とはいかんが、
 この世界が今後、絶望的な物量を叩きつけられることはあるまい。連中も神の如く振舞うことは出来なくなった」

 こうして、悪辣かつ無責任なる企業連に鉄槌を下すことに成功した越境者たちである。
 事象干渉により、彼等の仕業と知るものはなかった。今後、これがどのような影響を与えるかはこの時点では未知数である。

//おちまい!!
501 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/23(月) 00:44:55.03 ID:hf5wGmKW0
>>500
「……」

トゥエルブを抱き抱え修羅の庭を離脱
眼下で目を回す彼女を見てまた好奇心の蛇が鎌首を擡げた
……果たして、一対一で戦ったとしたら……

そんなこんなもありながら辿り着いたのは2033
トゥエルブはどうしたモノか、取り敢えず放置ともいかず適当な宿泊施設に預ける事にした
無慈悲な血袋への淘汰が行われる中、半人は腰に帯びた月光を優しく撫でるのであった

//お疲れ様なのでするっ、ありがとうでしたー
502 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/24(火) 21:29:32.11 ID:8aZJ8Uh30
【狭間のスクラップヤード】
草食ってプリプリうんこするのが仕事のロバの隣に草食ってプリプリうんこする羊が増え ますますにぎやかになった狭間のスクラップヤードの牧場部
今日も元気にうんこする家畜共の寝床を掃除したり 飼い葉を容易したりと忙しく動いている中

アキレス「えっさほいさ」
飼い葉をせっせと運ぶアキレスや

―――ギィ♪
飼い葉に混じるトウモロコシを拾って食べてるベティ

ロイ「おーい そっち手伝ってくれ」
この男も忙しそうだ

そして一行もこの中に駆り出されることだろう 晩御飯が美味しくなるように一生懸命働いてね★ミ
503 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/24(火) 21:39:12.93 ID:PPvQMG5l0
>>502
「やれやれ、傭兵のトモダチは死体と銃だろう?いつから酪農家になった」
ブツクサ文句を垂れながら、薄緑のツナギを纏って雑用に精を出すソーマタージ。
今や立場はすっかり逆転しており、越境の合間に視察して指示を飛ばすだけだった彼の役職はすっかりそこらのモブと同レベルとなったのだ。


「こっちの掃除は済んだぞ。チリ一つぐらいは落ちてるかもしれないが、まあどうせ家畜共の寝床だ。いいだろう」
箒をブーラブーラさせて一息。実際、文句を言いながらも仕事自体はマジメにこなしている。
態度さえマトモになれば真っ当な人間なのだが、まあ絵空事だろう。

「ふう、そろそろ休暇の時間だ。見ろ、三十分も働いたんだ」
504 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/24(火) 21:47:28.10 ID:8aZJ8Uh30
>>503
ロイ「ちがいますぅ〜死体と剣ですぅ〜」
幻想世界出身者ロイ 銃は使い辛い物なのです

ロイ「そうか それじゃ休憩にしてやろう」
しかし珍しくソーマタージの提案に乗る そして持ってきたのは酒・・・ではない なんか白濁した液体である

ロイ「これ飲むなら休憩していいぞ」
山羊ミルクである はたしてソーマタージはミルクが好きなPCだろうか? 嫌いなPCだろうか?

ロイ「休憩が終わったらいい感じに太った豚を見繕ってくれ 〆て晩飯にする」
505 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/10/24(火) 21:49:15.27 ID:YeztcmfN0
>>502
「えっさ、えっさ」
「ほいさ、ほいさ」

さてはて、文句が口をつく越境者がいれば反面献身的に働くモノもいるわけで
家畜小屋の改築なんかの力仕事やら餌運び、水遣り等々この手の作業は割と得意としているらしい

「……干草をもう少し備蓄しておいた方がいいかもしれませんね」
「もしくは寒くなってもちゃんと生える草を植えるとか……」

どさっとタンブルウィードめいた草の塊を置いてひたいの汗を拭う
シャツにジーンズに麦わら帽子と、全く季節感に石を投げつける出で立ちの半人は形から入るタイプなのであった
506 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/24(火) 21:56:51.37 ID:8aZJ8Uh30
>>505
ロイ「今度共同基金から牧草ロールを買う予定だ 多分それでどうにかなんだろ」
大した値段じゃないからなと告げる

ロイ「草を植えるって言ったってなぁ・・・」
周りを見る あらかた片付いたようにも見えるが まだまだスクラップは山のように積まれている

ロイ「鉄くずからオイルとか漏れてるところもあるし 農業に向いた土地ともいえないからなぁ
   まぁいいさ 少し休んだら豚を〆るぞ」

とタェンティースにも山羊ミルクが振舞われるだろう
507 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/24(火) 21:57:56.91 ID:PPvQMG5l0
>>504
「銃も剣も同じですぅ〜これだから田舎の傭兵は嫌いなんだ」
売り言葉に買い言葉。大人げない言い争いであった。


「何これ、ゴックンは見るのは好きだが自分がやるのは…」
数度匂いを嗅いで正体を察する。山羊のミルクだ。自分が導入を提言した山羊。
革手袋を外し、指先を一度だけ浸して舐める。一応の目無くはなさそうだ。

「毒でも入れてるのか?俺にそういうのは効かんぞ。
 …まぁ、飲むだけでいいなら」
怪訝に思いながらも、男度胸の一気飲み!牛乳は平気なタイプだ。
「できれば結露するぐらいつめた〜いヤツがいいがね」


「あいよ、任せておけ。豚野郎を選別すればいいんだろ?得意だ」
508 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/10/24(火) 22:06:34.09 ID:YeztcmfN0
>>506
「なるほど、それはいいですね」

牧草ロールとは光景的にも長閑でいい
笑みながら頷き、ふぅと息をついた

「……なるほど、土壌の改良から……」
「もっと有機的な、クリーンな土を持ってくる必要がありますね」

多分どこかの世界からか土嚢を調達してくる事でしょう
まぁそれは今ではないのであるが

「……ミルク! ありがとうございます」

ヤギミルクを受け取れば大喜び
ぐいっと頂き吐息を漏らす

「ぶ、豚を……えぇ、わかりました」

豚の屠殺となればたじろぎ、それでも頷いて選別を行うソーマタージのちょっと後ろからジーッとそれを見守るのであった
509 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/24(火) 22:17:46.36 ID:8aZJ8Uh30
>>507-5085
ロイ「ち〜が〜い〜ま〜す〜」
と 醜い言い争いは続いたという・・・

ロイ「選別ついでに小屋まで持ってきてくれな さっさと〆て熟成させにゃ」
ということで豚舎にむかえば 中々に肉付きのいい豚さんたちがゆっくりしていることだろう

豚さんたちはきっと抵抗するでしょうが 頑張って屠殺場まで持ってきてください 方法は問わないものとする
510 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/10/24(火) 22:26:29.43 ID:YeztcmfN0
>>509
「……」
「で、出来ない……!」

お昼寝中のまるまるーんな豚さんにゆっくりと手を伸ばす
ぷにょんと弾力のある皮膚を突っつくカタチになり、半人はその場に膝から崩れ落ちた

「無理……わたしには……無理……!」

短い脚で逃げ回る豚も、ふごふご言いながら鼻を押し付ける豚も
半人に取って愛らしいペット扱いなのだ、泣きながら豚さんハウスから脱走するであった
511 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/24(火) 22:28:26.74 ID:PPvQMG5l0
>>508-509
「おーおー、よく肥えて…。何匹っつってた?まあ多くて困ることはないか」
見ればいるわいるわ丸々とした豚さんたち。ノホホンとした光景だ。
ベルトから鞘を引き抜いてゆっくりと彼らの元へ…。


「イヤーッ!」
SWING!豚の脚を叩き砕こうと振るわれる黒い機械鞘!慈悲はない!
脚を砕いて逃げれなくして、備え付けの縄でふん縛って連れていく。これに付き申す。

他に良いやり方はあるのかもしれないが、この方法が一番早い。後ろで見守るタェンティースにも手伝いを要請する。
「何を見ている?お前もやるんだぜ。こっち来いよオラァ!」
縛った豚さんをズリズリ引き摺りながら。当然の様に。
512 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/10/24(火) 22:33:16.76 ID:YeztcmfN0
>>511
「( ´○ω○`)」

豚さんをドナドナして行くソーマタージをこんな顔で追う半人
批難だとかそういうのではなく、もっと複雑怪奇な感情の表れである
513 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/24(火) 22:46:08.58 ID:8aZJ8Uh30
>>510-512
ロイ「こりゃ先が思いやられるな・・・」
アキレスやロイなんかはその辺覚悟ガン極まりなのでいい子いい子と愛でた後においしく頂くことも辞さない
だがタェンティースは逃げ出してしまった その背後でソーマタージが鞘で足を砕き豚の脚を砕くのに

さて 豚舎から離れた屠殺場につれてこられた豚さん ドアが閉まり

【暫くお待ちください】

ロイ「いっちょ上がり」
そこにはフックに下がった肉が!!

ロイ「流石にタェンティースにゃ酷な仕事だったか 四五六なら案外素直にやってくれたかもな あの子結構ドライだし
   しゃーない タェンティースにはこっちの仕事だ」

どっこいせと手渡したのは 哺乳瓶の先がくっ付いたおおきなタンク

ロイ「子ヤギのせわを頼む もうすぐミルクタイムだから 粉ミルクを上げてちょうだい」
牧場とかでよく見る 勢いよくミルクを頂く山羊さんの 心温まる一面が垣間見えるだろう

ロイ「ソーマ もう一匹頼む」
豚さんの悲鳴が聞こえてこなければの話であるが
514 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/10/24(火) 22:54:20.03 ID:YeztcmfN0
>>513
「(´○ω○`)」

こんな顔でやってきた半人、新しいお仕事の指示にも表情を変えずに頷いて子ヤギの元へ
最も半人も一応の、食肉という本懐を見失ってはいない
ただ問題として、それを己が手で刃出来るかも言われればノーなのである

『えー、ひどくなーい? 私だって泣いちゃうよーぐすーんぐすーん』

呟くロイの少し後ろ、軒先に脚でぶら下がり上下逆さまになっている突然湧いた七八
出来立て新鮮ポークソーセージを頂きながら、満面の笑みで告げるのであった

「(*´ω`*)」

その頃半人は子ヤギとの戯れにご満悦なのであったとさ
悲鳴? 聴覚を切れば問題ない
未知とは時に幸福を意味するのだ
515 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/24(火) 22:54:58.02 ID:PPvQMG5l0
>>512-513
「俺もお前ぐらい小さな小さな女の子だった頃は、確かにこんな事考えてもいなかったが…。
 人はよくて豚はダメか?やれやれ…」
複雑な表情に怪訝そうな目を向けて溜息。
彼女も年頃の少女(多分)だ。生き物をかわいがる気持ちは理解できるが…。


「え〜、ソーマもミルクやりやりたい〜。やりやりたい〜。プッ」
一人で何かウケ、肩を竦めて仕方なしに畜舎に戻るのであった。
因みに彼に屠殺は任せてはいけない。買いたいならまだしも。理由は彼の性格からしてなんとなく分かるだろう。

「何だかかわいいネ。子ヤギ」
チラッと山羊たちのミルクやりを観察してから。カワイイものは嫌いではない。


「おん、来いよオラァ!暴れたら打擲×2だぞ!×2!」
バシーン、バシーン、ブヒーと離れているであろう山羊小屋にまで届くであろう凄惨な音の数々!
悲鳴以外の音も色々と教育によくない!
516 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/24(火) 23:05:41.72 ID:8aZJ8Uh30
>>514
ロイ「全くメンタルの弱いやっちゃな」
白目なタェンティースの正気度を回復させるために子ヤギと戯れさせる

と いきなり現れた四五六には

ロイ「説得力って知ってっか?」
ジト目を向けるのであった どの口がい嫌がりますかね

>>515
ソーマタージがバシーンバシーンしてロイが肉に変換する 実に効率のいいやり方・・・だったのに

>>全員対象
逃げ惑う豚が入り口に殺到し 締めてあった扉をぶち破って外に逃げ出す
辺りに散らばる豚ブタぶた・・・

ロイ「いかん!! 全員招集!! 豚ドモを豚舎に収容しろ!!」
辺り一面豚まみれ なお子豚とかもいるのでケガさせたりはご法度です
優しくやさしーく連れて帰ってきてね!!
517 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃 [saga]:2017/10/24(火) 23:13:09.36 ID:YeztcmfN0
>>515
「だ、ダメですよ、この子達は食べちゃ!」

子ヤギを抱きしめながらソーマタージから隠すようにシツレイな言動
色々もう頭の中がこんがらがりんなのであろう、仕方ないね
敵対者は容赦なくズンバラリンするのに家畜はNG
なんともスイーツな思考ではあるが、害意と戦力の有無の差があるのだからまぁそういうモノなのだろう

>>516
「(´ω`*)三(*´ω`)」

子ヤギ達と戯れながらスッカリ回復した模様
最もあっち側に傾き過ぎな気配もするけれど

『えー、仕方ないじゃーん』
『よ、っと……だって美味しいわけだしー?』

くるりんと綺麗に着地、ソーセージを食べ終えてペットボトルの炭酸水で口の中の油分を流した

そんでもって?

「あぁ、た、大変……!」
『え? うわ、わわわ……!』

子ヤギ達とのふれあいタイムを中断し急行する半人
豚の波に飲み込まれ木の葉めいて流されて行く七八

「……えっほ、えっほ……」

半人は豚さんを優しくキャッチ、そのまま担いでお家まで運ぶのであった
518 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/24(火) 23:14:53.42 ID:PPvQMG5l0
>>516
「アラヤベェなこりゃ…」
いい汗かいた。とばかりにやり切った顔をしていたが、豚達が逃げ出してその表情も消え失せる。
暴れる豚、豚、子豚、豚。以前の暴れ牛とは違い、全匹〆るのは非現実的だし何よりもったいない!

「水をよこせ!バケツ一杯のだ!」
その辺にいた人に怒鳴り、受け取ればノータイムでそれを豚達の進行方向にブチ撒ける!
数度呼吸を整えながら、彼らがその水を密集したまま踏みつける時を待つ。獲物を待つ猛禽類じみた目で。


「イヤーッ!」
FRRAAAAK!!地面に、水たまりに叩き付けられる拳!紫電が網目の様に広がる水面上を走る!
出力は抑えてある。こちらに向かってくる分だけでも、しびれさせて動きを止めるつもりだ。
519 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/24(火) 23:27:40.59 ID:8aZJ8Uh30
>>517-518
ロイ「幸せそうな顔しちゃってまぁ・・・」
子ヤギと戯れるタェンティースに溜息重点

そして優しく豚さんたちを連れていくタェンティースの目の前で

アキレス「ホイ水!!」
水を受け取ったソーマタージが電流で豚さんたちをしびれさせていく 轟く悲鳴!!

ロイ「よーしいいぞソーマ!!」
感電した豚さんたちをモブやアキレス達が豚舎にぶち込んでいく

ロイ「あともうひと踏ん張りだ!!」
まだ豚さんたちは外で逃げ回っている 骨の折れる仕事は続きそうだった・・・・・

//そろそろ〆で
520 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/26(木) 22:09:26.51 ID:JoVzf+1Jo
【前回までのあらすじ!!】

 越境者もいい加減、度重なる戦いでボロッボロである。
 ちょっと、ここで一服、休憩なり修理なりにしゃれこむべきであろう!!

 −−−−−−−−−−

【2033年世界にて――】

 そんなボッロボロな状況にあっても、安息など存在しない世界で生きていた政治将校である
 イムカ・グリムナーはとても精力的であった。今は特に乱高下しまくる株式にお熱だ。

【ガシャーン!サーボスカルが投影するホロディスプレイには、
 またも窓ガラスをかち割ってフリークアウト。すなわち地面に自然落下して
 薄汚い血のアートを地面に生産するカネモチの実況中継だ!】

「よし、パテントを買い占めよう。ガンガンいくぞ」

 ただいま、別世界スプロールにあっては越境者達がやらかした何か(ワールドタイムゲート崩壊事件)のおかげで
 これまで浮かれて非道行為に万進していた連中がそのツケをついに支払うハメと相成った。
 んで、イムカはインサイダー的なアレで色々ゲットしている最中である。実に黒い。真っ黒黒助である。

【キャバーン!電子音と共に色々と増えていく総資産!ヤッタネバブリーよ!】
521 :アキレスベティロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/26(木) 22:19:02.36 ID:FxQkrqyJ0
>>520
ロイ「はっはっは いやザマァねぇな」
中継を見ながら高笑いが止まらないのはスプロールが大嫌いな原始人

ロイ「よーしいいぞーどんどん買い占めろ!! 金に糸目はつけん!!」
ちょっと包帯塗れであまり動けないようだが こんなめでたい日に呑まないバカはいるだろうか? いやいない
ぐびぐびとビールをかっ喰らい焼けた肉を頬張る

アキレス「アサホラサッサー」
なお ロイの手足となって買占め行動をしているのはテックにも慣れたアキレス君である

ロイ「実にいい眺めだ さんざん人の尊厳を踏みにじってきた報いというやつだな この試算は越境者が有意義に使ってやろう」

―――ギィ♪
ちなベティちゃんは今日もこりずに謎石遊びな!
522 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/26(木) 22:21:52.08 ID:cxEK59C90
>>520
昨日までの勝者がたった数分で底辺に堕ち、地に華を咲かせる。悪趣味で無慈悲な薄汚いマネーのやり取りを、踏ん反り返って後ろで眺める影有り。

「人が、と言うか俺様が幸福を感じる瞬間は、大きく分けて二つある。絶望が希望に変わった時と、絶望する者の顔を見下してやる時だ」
今回の彼は完全にオフだ。何らかの点滴パックを腕に刺したまま、ストローでジュースをちうちう啜りながら鳥となる元カチグミ達にご満悦。

「絶望を俺の方に向けて落ちていけ!BWAAA-HAHAHAHAHAHA!!」
ホロディスプレイにへばりつかんばかりに近付き、特等席で落下していくカチグミ達を堪能!この男も趣味は悪い。
「噎せた!いい加減やめるべきかな」


「さ・て・と、株には興味もないから、そこのおっかない鉄の女に任せるとしよう。今は楽しい楽しい休暇だ。
 モノポリーと人生ゲーム持ってきたから後で遊ぼうよ。あとプリキュア歴代ママ誰が一番性的かビンゴ作ってきたんだ」
まっくろくろすけな取引の行われるすぐ後ろ。ラフな青いアロハシャツを纏った姿で、ボードゲームを抱えてウロチョロする狂人の姿は、さぞ浮いている事だろう。
523 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/26(木) 22:24:13.49 ID:Qh/ZmvY/o
>>520
「HEXAもライゼオンの強化外骨格(エクソスケルトン)のパテントを買い取ったんだ」
「で、その後OSATのシールド技術の普及によってミサイルが陳腐化した……」
「今じゃライゼオンは斜陽企業だ」

文字通り人を食うマネーゲームに興ずるイムカ。オフィスに佇むジョシュアはその様子を少しだけ顰め面で眺めていた。
彼はパテントの持つ力の何たるかを知っていた。想像がつかない程の巨額のカネですら安いと思えるだけの力が利権にはある。

「利権を制するものがカネを制する……怖い世の中になっちまったたモンですね」

少しつまらなさそうにイムカから目を背けて、適当な椅子に腰掛けて銃を取り出し、いつものように清掃を始める。
幾度も繰り返される反復。この作業を何度繰り返しただろう、今ではムービースターのように目隠しでもこのルーチンをこなせるようになった。
古びたヴィッカーズもジョシュアの愛情に応えるように、変わらぬ動作でストッピングパワーを約束してくれる。

「少なくともモノポリーよりは楽しい」
524 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/26(木) 22:26:33.42 ID:eBI4dOLd0
>>520
現状は正しく祭りである。邪な勝者が地に落ちそれが還元されていく。
恐らく、これが気持ちよくないという人間は滅多に居ない。
が、その滅多に入るのがメア・シアーズであった。
そんな小さな快楽よりも、より大きな快楽の可能性があるのだから。

「ゲート……越境技術……」

売りに出されるパテントの数々の、その殆どを流しながらうわごとのように呟いている。
525 :アラズ【ディープメイカー】 [saga]:2017/10/26(木) 22:27:47.40 ID:ZlBfs5v50
>>520-523
「やだやだ、他人の死で喜ぶような大人にゃーなりたくないねぇ」

ケタケタ笑いながらのアラズは久々の顔出しである
彼女もスマートデバイスで様々なグラフの乱気流を眺めており、その目的はマウスィム跡地の資金集めなのだ
越境後に都合良く件の出来事が起こり、一同に合流したという流れ

「……まぁ、その結果お金が貰えるってんならそりゃあ喜ばしい事ではあるけどな?」

ソーマタージのモノポリーのコマを摘み上げ、ベティちゃんの謎石遊びフィールドにポイっちょ投げ込んだ
526 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/26(木) 22:34:49.47 ID:FxQkrqyJ0
>>522
石を手にソーマタージに立ちふさがる姿アリ

―――ギィ!!
ベティちゃんが謎石遊びで挑んできた!! コマンド?
527 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/26(木) 22:37:49.66 ID:JoVzf+1Jo
>>521

 どう見ても「じゃあく」な光景であるが、実際はらわた煮えくりかえっていたのも事実である。
 勝利の宴と言わんばかりにボストンでお肉や野菜を買占め、ビールが美味いって状態である。

【人の不幸はナンとやら。メシウマ状態である!!】

≪0001111010101≫

 サーボスカルは何かまだら模様にキラリンと光る石を自慢げにベティに見せ付けている。
 石を地面に転がすと、何か独楽のようにやたらとグルングルン回転しまくるのである。

>>522

「まあ、今回の作戦はかなりマネーを投資したからな。少しでも回収せねばやってられんよ」

 なんだかんだで色々と準備に腐心していたっぽいイムカである。
 まあ、溜飲を下げるには十分な戦果をもぎ取ったといったところだろう。

【なお、ソーマタージの修理はどっかのアル中のサイボーグ技師がやったとかなんとか。
 癖の強いナノマシンに適応するレトロパーツ探すの中々難儀そうである】

>>523

「正直、生き残りをかけた戦いだったからな。企業連の増長、ここで蹴りを入れておかねばロクでもあない結果を招来させた可能性が高い」

 実際、そんな連中を相手取るには一兵士ではどうにもならない面は多い。
 ゆえに、イムカは資産を吐き出しては、こうやって回収を繰り返しているわけで、

「今回の作戦かかった費用、興味があるなら教えるが?」

 なお、目玉が飛び出る金額である。

「それに…この世界が戦争経済の市場なのは変わらんが、少なくとも天上人を気取った連中のオモチャになるリスクは減っただろうさ」

 そこに、企業がニュクスに目をつける可能性も…とまではイムカは言わなかった。
 思考が並列に動いているため、真意が二重三重もあったりするのが彼女の特徴だ。

>>524

「君はことのほか元気がないな。勝利したというのに不思議な反応だ」

 と、しれっとのたまうのはおそらく元凶そのものである。
 貴重な、とーっても貴重なアレやら何やらを無粋な核でボカーンやらかした女傑である。

【時々、ぶん殴りたくなるほど鈍感!政治将校は人の心がわからない!】

>>525

「アラズか。そういえば久しいな」

 同じ顔にはしょっちゅう出くわしているが、内面が個々で個性過多のため結構見分けつきやすいのである。
 内面の相は顔に出るし、同じ顔といっても、顔つきと呼ぶべきものに差異が生じるのは当然である。

「タェンティースなら、宿でα-12の看病だったか?何か少し様子がおかしかったが」

 勝利したのに気落ちというか、戸惑っている風というか、何かよくわからんアレな状態だったかどうしたのだろうか?なイムカである。
528 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/26(木) 22:46:52.33 ID:eBI4dOLd0
>>527
「お前がもう少し、手心を加えてくれれば元気になれたんだが」

送る視線は憎悪にも似た鋭さを。

「ここから越境関連のパテントが見つかれば元気を出せるんだが、なぁ?」

しかし一旦怒りは秘めて。
相手もパテントを買い占めているようであるし、ならそれを譲ってもらえるのが一番早い。
529 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/26(木) 22:47:10.15 ID:Qh/ZmvY/o
>>527
「いや結構、聞きたくもありません」

どうせ自分の脳ミソじゃ追いつかない額だってコトはジョシュアもきちんと分かっている。
あれだけのOSATを私兵にしている時点で中々の額をISACのコナーズに支払った筈だ。
それに加えてあれだけ縦横無尽に立ち回り、なおかつ裏からも手を回すとすれば。
そこまで考えて、挙げればキリがないとジョシュアはそれ以上の思考をやめた。

「ジャッカスがいりゃ賭けポーカーでもやったモンを……」
「モチロン、今動いてる金よりもだいぶ慎ましい範疇でな」

銃を分解清掃中、傷んだパーツを発見したようだ。眉を顰め、目を細くして損傷部位を見つめ、
どこに隠し持っていたのか予備パーツを嵌め込み、これでよしとばかりに唸る。

「……それについては勿論、感謝してますよ」

イムカの暗躍によってボストンは完全とはいかぬまでも戦禍を免れた。
彼女も相当心労の筈である、ジョシュア達に比べれば働きづめもいいところだ。
530 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/26(木) 22:47:38.10 ID:cxEK59C90
>>526
「我が覇道を阻むか、蠍風情が」
そーっとボードを下ろし、ベティの持つ石を受け取るソーマタージ。
その眼が妖しく光った次の瞬間!投げた!デタラメな方向へ!

「俺にはこれから億万長者になるという目標がある。秩序と理性ある人間社会の人生を象ったゲームだ。
 サソリなんかにできねーだろうしーぃ?他の連中とヨロシクやってくれ」
投げると言っても、犬に「取って来い」とやるぐらいのアレだ。


>>527
「高そうだもんネ、核兵器」
俺には関係ねーとばかりに真顔でジュースゴクゴク。
結局のところ、コイツ的には面倒な事抜きでムカつく連中が死んだのでオールオッケーなのだ。

「ついでに、修理費も出してくれないか。それと吹き飛んだロボットの回収、修復と、新規の非人道兵器の手配とあとあと…」
サラッとお恵みをムーブ。今回の大暴れはスカッとしたぐらいで、株価とかの心得のない彼にとっては、利益はあまりないのだ。
531 :アラズ【ディープメイカー】 [saga]:2017/10/26(木) 22:50:35.25 ID:ZlBfs5v50
>>524
「ん、初顔か、よろしくな」

ニア・シューペリオリティと同じ顔
タェンティースやα-12ともそうだが肌色違い
浅黒い肌の少女、アラズがヘロヘロっと手を振った
その微妙な覇気の無さだとか億劫そうな態度は、性格を表しているのであろう

>>527
「ニアだってんですよー、なーんてな」
「いつ以来だったかな、忘れちまったよ」

実際アラズは越境からほとんど切り離されている
時折こうしてやって来る程度で、基本はマウスィム跡地のログハウスで生体兵器達と生活しているのだ

「ん? あー……」
「想像はつくよ、あいつ(タェンティース)は戦闘データ収集の為の試験型だからな」

更に加えて本人としても、理性と本能のハザマで鬩ぎ合う葛藤があるのだ
ま、と片頬を釣り上げて続ける

「肝心なトコでチキンだからな、気にする事じゃねぇさ」
532 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/26(木) 22:56:57.97 ID:FxQkrqyJ0
>>527
さて α-12にはカッポウギマスターなる謎の人物からスイーツが届けられることだろう
かぼちゃの中身をくりぬき そこにかぼちゃプリンを流し込んだ代物

ガワもしっかり甘く柔らかく煮付けてあり まさに丸ごと食えるかぼちゃ尽くしの逸品だった
カッポウギマスター 一体何者だろうか・・・?

ロイ「まぁ祝杯だ イムカものめのめ」
とビールを差し出す 実にいい笑顔である

―――ギィ!?
ベティは戦慄した 見たこともない動きの・・・いや そういえば聞いたことがある
かの天空都市の玉座に座る伝説の謎石プレイヤー 彼が得意とする布陣には決まって回転する石が中央に据えられるという・・・

かどうかは知らないが 素晴らしい逸品の様です

―――ギィ!!ギィ!!
それをどこで手に入れた!! 言え!!と 問いつめるようにハサミを振り上げるベティ

>>530
―――ギィ!?
そしてrソーマタージはベティの石をデタラメに投げた・・・はずだった

ま・・・まさかあの一投は古の海底迷宮の最奥に鎮座する謎石の神が好敵手と認めた相手にしか使わない絶対勝利の戦法
まさかこの目で見ることが 叶うとは!!

しかし 神と呼ぶに相応しいプレイヤーの一手を完全に模倣するとは…おのれ 連邦のソーマタージは化け物か!_


と思ったかは知らないが これまたいい一手だったようです 迷惑なほどに才能マシマシだNE!!

>>525
と 盤上を見れば 何やら布陣が変わっている
何やら得体のしれない物体がそこにはいた

―――ギィ!!
何者だ!! とモノポリーの駒に警戒するかのようにハサミを振り上げるベティ 愉しげだ!!
533 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/26(木) 23:06:43.66 ID:JoVzf+1Jo
>>528

「そっちはスプロールでも先端技術でな。中々にガードが固い」

 イムカは掌をヒラヒラと仰ぐ。が、別にオミヤゲが無かったわけではない。

「手に入ったのはこんなところだ」
≪00011110101≫

 イムカの言葉と共にサーボスカルがステイシス圧縮フィールドを解凍。
 空間が輝くと、輪郭を帯びて、幾つかの石(材質不明)がゴトゴトと落ちた。

【材質不明の石材にはぞれぞれほのかに光るルーンが刻まれている…
あれだけ他者を急かしておいてちゃっかり未解明ルーン回収してやがった!】

>>529

「α-12なら今頃、目を回してオヤスミ中だ。彼女には悪いことをしたがね」

 企業の尖兵として獅子奮迅の抵抗を行ったのがα-12である。
 もっとも事象干渉下で、自分が越境者達と戦っていたなんて自覚もないだろうが。

「感謝しているなら、もっと私に優しくしろ。別にバチはあたらんぞ?」

 本当にどこまでホンキなのやらである。

>>530

「修理費だ」

 キャバーン!電子音と共にソーマタージの口座にマネーが!
 払いのいい顧客は好きかい?

「ロボットは知らんよ。完全に吹き飛んだしな。非人道兵器?マキビシでいいのか」

 言いながら、ソーマタージの掌に金平糖を数個パラパラと。マキビシ違う!

>>531

「戦闘データか。ふむ…」

 α-12と半人は剣の稽古もしていたはずだが、何せあのトンチキがトンチキな性格である。
 いつも「あちょー鶴亀の構え!」とかやって、思いっきり不真面目に脱線するのが常なので、
 ガチは存外に初めてだったような気もする。

「チキン(臆病者な)。普段は顔見知りにはずうずうしいくらいにアレなのに(※イムカは付き合いが長いゆえにそういう認識か)
 なんとも難儀な性格に成長したものだな。いや、君達にとってはそれも成果か?」

>>532

「デス?」

 目が覚めると、、見つけたおやつに早速もっしゃもっしゃ。
 その後、敗北に「くやしー!」とのた打ち回って、そのあとやっぱりもっしゃもっしゃ。

≪000111010101≫ 

 どややあ!と。のび太くんに自慢するスネ夫の如くなサーボスカルであった。

「アキレス、報酬はマネーかレアペイントセットがどちらがいい?」

 今回、アキレスもがんばったのでイムカからごほーびです。
 速乾性、隠蔽力も強く重金属酸性雨もなんのその。原材料のこだわりすぎてあっという間にレアものになった染料なんてものがある。
534 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/26(木) 23:14:34.62 ID:eBI4dOLd0
>>533
「当然といえば当然か。なんなら、もう2,3打与えて……」

吐けるものがなくなるまで殴る。そんな事を口走りかけたそのときに転がるルーンの断片。

「――――――おま、お、お前ぇぇぇえええええええええ!!!」

顔を真っ赤に染め上げて、叫びを上げる外見年齢14歳。お陰で見た目は完全に駄々っ子である。
あああああああとその後も幾らかの悲鳴を上げて、息を切らし、何とか落ち着いて。

「まあ、いい……。わざわざ目の前に釣り下げたんだ。
 貰っていいんだな?持っていくぞ?かまわんな?ん?」
535 :アラズ【ディープメイカー】 [saga]:2017/10/26(木) 23:19:08.23 ID:ZlBfs5v50
>>532
「それ、倒したら減点だぜ」

盤面のど真ん中に鎮座するモノポリーのコマと相対するベティちゃん
ケタケタ面白気に笑いながら告げるアラズであった

>>533
「戦って、滾って、理性で抑える」
「んでもってそれに対して自責……ま、そんなんだろうさ」

アラズは半人の、その辺りをよく理解していた
マウスィムの研究所跡の探索の際に、半人自身でも知り得ぬ様々な事柄を入手しているのに加え彼女自身の性格も作用しているのだろう

「成果っつーか、私も似たような境遇っちゃそうだからな」
「一番喜んでんのは【ピー】ギャラエの【ピー】じゃねぇかなぁ、クソ……イラついてきたぜ【ピー】」

何度か放送禁止ワードを挟み溜息
結局マウスィム産生体兵器の成長は、強く関連しているギャラエの利になる点が多いのだ
最も、もはや彼女の手の届かぬ場所に羽撃いているというのも事実ではあるが
536 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/26(木) 23:19:53.76 ID:cxEK59C90
>>532
「何かまた変な期待されてる気がする…」
天は二物を与えないというが、自分の分はこの忌々しい石投げに費やされてしまったようだ。
ゲンナリした顔で、後々の事を考えてユーウツになるのであった。

「俺、何かしちゃいました?…一度言ってみたかったんだ」


>>533
「うわーいソーマ金払いいい人大好き。搾れるだけ搾り取ってポイしようと思ったけど、この分だと無意味そうだな」
左腕の端末から合成音。確認すると十分すぎるほどのマネー!曲がりなりにも将校という事か。

「えーっとフィギュア買ってアートワークとゲーム勝手…返済は今度でいいか。
 そうだ、たまには土産買ってってやろう。喜ぶぞ」
もっとも、せっかく得た金も数日以内に使い切ってしまうのだが。故に万年金欠、戦場に長く居座っている理由の一つである。


「非人道兵器は食えねーし!」
ナムサン!やっぱり変なところでヌケていた!
バッと掌の甘味を放り捨てようとして踏みどどまる。口に入れれば、上品な甘みが広がった。
「唾液腺が弾けそうだ。無いけど。
 もっとないのかよ?毒ガスとか、放射能汚染させる銃とか、変身ベルトとか」

声帯虫や溶原性細胞造ってそうなツラしてるクセに、と陰口。
537 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/26(木) 23:22:55.86 ID:Qh/ZmvY/o
>>533
「じゃあ遠慮なく……」

「と言いたいトコなんですが、コミッサーは人前は嫌がるしなァ……?」

す、と不意打ち気味にイムカの首筋に手を添え、ガチガチな(筋肉的な意味でも疲労的な意味でも)肩を軽く揉む。
でもまぁ肩周りのマッサージは存外身体が揺れるものであり、デバイスを弄るどころではなくなってくるだろう。
ジョシュアもそれを分かっていて、ワザと邪魔しているのだ。まるでキーボードの上に猫が居座るように。

と、ジョシュアはイムカの嫌がるツボが徐々に分かり始めていた。政治将校たるもの指揮官の威厳を失うような事があってはならないのだ。
それゆえにアキレスの前でのイムカのリアクションは記憶に新しい。皆に聞こえそうでギリ聞こえない程度の声で茶化す。
もちろん鉄拳も覚悟の上でだ。
538 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/26(木) 23:32:31.74 ID:FxQkrqyJ0
>>533
アキレス「もちペイントで!!」
サムズアップ この男はぶれなかった

後日 スプロールにメガコーポのロゴが入ったシャツを着た 風船の如き体系の男が
針の一刺しで空を舞うという落書きが成されたという・・・特に関係ない話だが


―――ギィ!!ギィ!!
そしてベティちゃん イムカに突撃しハサミを振り上げる

―――ギィ!!ギィ!!
訳:うわ〜んサーボスカルがかっちょいい石を自慢してくるんだ〜

―――ギィ!!ギィ!!
訳:サーボスカルに負けないぐらい強くてカッコイイ石出してよおねが〜い!!

―――ギィ!!ギィ!!
訳:イムカえも〜ん!!

さて イムカはサーボスカルを介さずにベティの言葉がわかるのだろうか?

>>536
―――ギィ!!
えぇい神の一投を成しておいてなんという余裕!! といきり立つベティ

―――ギィ!!
貴様 その一投を会得するのに何十年の鍛錬を必要とした!!

アキレス「とベティが言っております」
ご丁寧に通訳付きです

アキレス「よかったねソーマ ベティにまた気に入られたぞ」

>>535
―――ギィ!?
更に場を難解にする原点要素にベティの頭脳は限界寸前だ!!

―――ギィ@@
ぐるぐるおめめで石を投擲 残念 コマを倒してしまった

ロイ「よく分からんがイライラしないの」
と包帯を体に巻いたロイが牛串を差し出す

ロイ「今日はめでたき日だ 美味いもん食って喜ぼうぜ」
539 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/26(木) 23:36:28.71 ID:JoVzf+1Jo
>>534

(ふむ、こういうタイプか)

 なんだかシュミの悪い人間観察を行いコクコクと頷いているイムカである。
 冷静鉄面皮に見えて結構いい性格をしているのである。

「データとサンプルは機械教団(カルト・メカニクス)に送ったし、
 現物は君へのボーナスということで引き取ってくれてかまわんよ。正直、そのほうが都合がいいしな」

 イムカはイムカで色々と複雑な事情があるらしい。
 所属する銀河帝国への奉仕は義務だが、万一、越境技術を手に入れられても困るのだ。
 自分の好きな連中と敵対するルートはなるべく潰しておく主義であった。

【ルーンはどれも未解明なだけに前提知識のどれにも当てはまらない。どんな作用を起こしているかも謎。
 ただ、真に力ある文字の系譜であることは明らかである】


>>535

「口が悪いな。まあ、臆病者とトンチキなら悪い組み合わせでもないだろう」

 −−−−−−−
【宿】

「デスデス!謎のテロリストに敗北ってドラマチックにくやしーデス!
 ぐーぜん、ポンコツ=サンたちが倒れたα-12をみっけたそーデスけど、
 もし、放置されてたら、女子力満開のα-12はきっとあんなことやこんなことを・・・ひーっ!」

 実にトンチキであった。

「…めっちゃつおかったデス。ふぁっきんぐ」

 −−−−−−−
>>536

「君は私をどういう目でみているのだ?」

 ジト目でソーマタージを見やるイムカであるが、どのような評価にせよ自業自得なのはヒミツである。
 これまでさんっざん狂人が巻き込まれたトンチキエピソードを思い起こせば無理からぬことである。

「変身ベルトならあるぞ?全身タイツのヒーローっぽい何かになれる」

 なお、イムカのセンスのため、実際はペ○シマンめいた何かになる。
 ちなみに強化機能はまったくない。ただのお着替え。
540 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/26(木) 23:36:43.65 ID:JoVzf+1Jo

>>537

「ふむ。悪くないぞ大尉。人前?なんのことだ?」

 すっとぼけながら、肩を揉まれるイムカであるが、筋肉はおどろくほどに柔らかかったりする。
 普段、ナンパ男達を天上高く吹っ飛ばすパワフルさとは裏腹な感触である。

(んっ…悪くないというより上手いな。いかん、平静、平常心がエリートの義務)

 実際デバイスを動かす揺れを感覚で補正かけて邪魔を振り払っているのだが、実は結構我慢していた。

(ぬぬぬぬぬぬぬ…)

 変な対抗意識のツボにひっかかったらしく、鉄拳制裁とならず。
 相変わらず妙なところでガードがゆっるゆる。

>>538

 コミカルな風刺画がかなりウケたとか何とか。グラフィティのちから!!

【んでもってベティとイムカのコミュニケーション!!】

「ふむふむ(わかってない)」

 ベティの悲痛なる訴えにイムカは頷く。

「なるほど。100%理化した(わかってない)」

 得心すると、イムカはベティに非人道兵器マキビシ(ならぬ金平糖)をパラパラとプレゼント。

「ソーマタージだけじゃあズルいというところか。君もくいしんぼうだな」

 微妙に掠っているが根本的に間違っていた!!ナムサン!!
541 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/26(木) 23:51:39.91 ID:cxEK59C90
>>538
「…」
無言のままアキレスの通訳に耳を傾け、煙草に火をつける。
深く息を吸い、ゆっくりと煙を吐く。紫煙の向こうの顔は、心底嫌そうな表情を浮かべていた!


「良いことなのか…?」
冗談を言う気にもなれない。もはや珍しくもなんともないツッコミだ。
己の人生の意味は無いに等しいか、あってもロクなものではないと思っているが、少なくともサソリとの石遊びの為にあるのではないと思うのであった。

なおアキレスが通訳を務めている事はスルー。見慣れはしないが、そういうものだと知っているからだ。
「君たちの方に入り込んで見れたら、それはそれで楽だが…ヒジョーに佳くないしな。分かるだろ?」


>>539
「どういう目で見ているかだって?そりゃあモチロン…」
言いそうになって止まる。NTじみた勘の良さか、虫の知らせか。今ここでいうのはなんとなーくマズい気がしたのだ。

「…やっぱやめとく。今はまだ喧嘩したくないしネ」


「え?マジで?あるのかよ…」
思わず声が裏返る。変な兵器をイヤに持っていることは知っていたが、そんなものまであるとは。
しばし考え込み、ゆっくりと首を横に振る。

「…イヤ、やっぱりやめておこう。ヒーローはオレの柄じゃないしな」

いつ真実を聞かされるにせよ、ガッカリ性能を知った時には、男の顔は一瞬にして真顔になる。気取って損した。
542 :アラズ【ディープメイカー】 [saga]:2017/10/26(木) 23:52:27.11 ID:ZlBfs5v50
>>538
「は、減点だ減点」

相変わらず意地悪そうに笑いながらその様子を眺めているのである

「……あ? べっつにぃ?」
「ん、いいな、ビールある?」

串焼きを受け取り人差し指を立ててアルコールを要求
この辺は全く、ニアや半人と異なる点であった

>>539
「名家の産まれじゃないもんでね」

試験管で産まれた身としての皮肉であった

宿!

『おバカな事を言ってないで、ゆっくり休んで寝ていなさい』
『……カボチャはもう食べ……ちゃったんですね……』

序文のみを聞き取る事が出来たのであろう半人が食べ物や飲み物を持って部屋に戻った
看病という意味で献身的で間違ってはいないが、果たして戦闘ユニットであるトゥエルブにも効果があるかは不明だ
そして謎のカボチャプリンを少し分けて貰いたかったのであろう、ちょっとしゅーんとショボくれるのである
543 :メア・シアーズ ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/26(木) 23:54:21.07 ID:eBI4dOLd0
>>539
「余裕な顔で眺めてくれるな……
 あまり幼いつもりも無いが、それでも取り乱す程度にはとんでもないんだこれは」

見た目上あまりにも説得力の無い台詞だが、しかしとんでもない代物であるのは間違いない。
もしも解析が完了すれば、どこの誰でもあのメガコーポになりうるか、それ以上すら望めるのだ。

「……どこをどういう風にそう取られてしまったが分からんな。
 一度目的を共にした"程度"だ。鉄仮面の下は、存外人に甘いのか?」

「私にとってどうしても欲しい物に変わりはない。
 一度許可を得たからにはもう返すつもりは無いがな。」

未知の石材をしまいこむ。言葉通りこれを手放すつもりは最早無く、それを望むなら力ずく以外に無い。
544 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/10/27(金) 00:02:07.59 ID:ex7VOHQFo
>>540
「ん?質の良い筋肉はなんとか……って言うけど、こりゃァ……」

ジョシュアはイムカの身体つきに一瞬手を止める。普段のパワフルさからは想像もつかない感触。
質の良い筋肉はゴムのように柔らかくしなやかで、緊張させると鉄のように固くなると言う。
ジョシュアの身体つきはどちらかと言えば鉄に近い。触ればどこもかしこもパンパンに張っている。

仲間の軍人にもそういった筋肉の持ち主は中々いなかったのか、次第に悪戯から興味へと変わる手付き。
あれこれ試しながら肉付きを確認していくうちに、はじめの遠慮はどこへやら消え去っていた。

「……あ、やべ」

本来の目的を見失っていたと手を離す。しかし筋肉馬鹿に囲まれてきたジョシュアにとっては貴重な体験であった。
剛だけではなく柔をも持ち併せてこそ、あのようなポテンシャルを存分に発揮できるのかもしれない。手に残る感覚を反芻。
新たなトレーニングメニューを考案すべく思考を巡らせていたが、実はグリードの肉体ではあまり鍛錬は意味がない。

ともあれ、イムカから学ぶことが多いのは紛れもない事実。実際正反対だからこそ、見えないものが見えてくるのだ。

「ゴホン……」
「ここだとざっとこんなモンですかね……あんまり邪魔しちゃいけないので」

少し咳払いをして、ジョシュアはイムカから手を離す。
知ってか知らずか、ふわりと揺れる彼女の金糸からは柑橘のような香りがする。それに手の甲で触れるようにしながら。
ジョシュア的にはこれも構ってもらった内に入るようで、中々満足したようだ。気の所為か顔色も先ほどより良い。

それからベティを中心に何やら人だかりが出来上がっていることに気が付き困惑。すっかり周りが見えていなかった。
いい大人が大勢で何をしているのだろうと気になり、自らもわざわざ人智を超えた啓蒙の渦中へと足を踏み入れてゆくのだ。
545 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/27(金) 00:03:59.77 ID:bAWwZyEZ0
>>540
―――ギィ!? ギィg・・・ギィ♪
ナムサン 出てきたのは甘味だった 違うそうじゃないとハサミを振り上げ・・・ようとしたが
目の前には実においしそうな金平糖・・・結局嬉しそうに金平糖を齧るのであった

甘味にはかてなかったよ・・・

>>541
アキレス「少なくてもベティにとってはな」
ソーマタージの普段見せない姿にニッコリ笑顔を向けながら言う

―――ギィ♪
ちなベティちゃんは金平糖タイムな

>>542
ロイ「ほれ」
と缶ビールを手渡す 実にいい時間だ

―――ギィ!?
とここでベティちゃん 減点してしまったことにようやっと気付いたようです

―――ギィ・・・
ショボーンとしてしまったべてぃちゃんでしたとさ

//んでは御先にノシ オツカレサマドスエ
546 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/27(金) 00:08:43.47 ID:hng0c0J8o
>>541

 なぜだか越境女衆の前だと比較的真人間的ムーヴが多い狂人であったとさ。
 やっぱり、女難の相あるで!(断言

>>542

「もっちゃもっちゃ。くやしーけどなんだかたのしーデス」

 なんだかんだでタェンティースに世話を焼いてもらえているという状況に
 妹的な甘さを覚えて敗北の苦さとブレンドされたやや複雑な心境のα-12であったとさ。

>>543

「私は立場が色々とややこしいのさ」

 全ては告げずに端的にそう述べるのみである。
 実際、研究者の心情なぞさっぱりわからんのでサンプルに執着はなかった。
 価値観の不一致。あるいは利害の一致めいたやりとりであった。

>>544

(た、耐え切ったぞ)

 平然と他の者ともやり取りしながら肩をもんでもらっていたイムカであるが、
 実は結構いっぱいいっぱいであった。しかーし!面目は保った。勝利である!敗北はない!

(…どうせなら、もう少し…まて、何を考えている!)

 そして、人知れずグネングネンと何かゆれるのであった。

>>545

「完璧だな」

 カンチガイなのに、成功と思い込んでいるイムカであった。
 実にハッピーな性格である。

 −−−−−−−−

【このようにして大きなイクサの後の余暇を存分に満喫する越境者達である】

 常にシリアスでいれば勝利できるならそうしよう。が、そうでないならリラックスも必須。
 当たり前といえば当たり前な一幕であったとさ。

//おちまい
547 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/27(金) 22:53:04.17 ID:hng0c0J8o
【題名:ちょー迷探偵α-12】

 のどかなスクラップヤードにて、一角だけふんすかムードなところがある。
 α-12が持ち込みまくったUNIXの山区画である。

「ふぁっきんぐ!!」

 レトロチックな探偵衣装(ずのう指数が低下しそうなアレ)に
 ガスマスクというミスマッチにも程があるトンチキ格好なα-12は、
 何かデータベースを総動員してお調べものの真っ最中。なにかといえば。

「α-12のらぶりー後頭部にたんごぶくれやがったテロ集団の情報がまったくねーデス!!」

 ぽっぽーと頭から煙だしながら両手を上に上げて怒りポーズをキメ!
 しかし調査が進展せぬのも無理はなし。あらゆるデータが矛盾を示しまくって収拾がつかないのだ。

【あらすじ!…α-12が探しているテロ集団=越境者。なのだが、事象干渉のおかげで特定不可!!】

 なお、同時刻、越境者達には何故か覚えの無いアリバイが成立しているというのだから、
 夜の貴族の魔術体系たるや、味方ながら怖気を覚えるレベルであろう。
548 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/27(金) 22:58:05.67 ID:hlgJ9xBk0
>>547
「どうしました、トゥエルブ」

もう起きて大丈夫なんですか、などと声を掛けるのは半人

「何をそんなに怒っているんです?」
「シワが増えますよ、笑って、笑って」

ガスマスク探偵の近くのテキトーな椅子に腰掛け微笑む
最も、なんとなーく色々察してはいる模様ではあるが
549 :「アイン」と『マキナ』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/27(金) 22:59:05.28 ID:KsLLsdqto
「…修羅破天…しゅらはて〜ん……」
『いや、本当にここ等辺にあるんでしょうか?』

先日のテロ活動にて四散した得物を探す未だに四肢がやべえ犯人と
それを背負ってウロウロしているバーサーカー宣教師が通りかかる。

「しゅらは……あ」
『どーかしましたか?布教ですか?』
550 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/27(金) 23:00:57.49 ID:bAWwZyEZ0
>>547
アキレス「なんか大変そうだね」
実にアレな名探偵っぷりにすっとぼけるアキレスと

―――ギィ♪
サーバーで積み木遊びをする不届きものベティ

ロイ「頭脳労働には糖分が必要になるな」
とカップを持ってくるロイのお三方がいた

濃く煮出した紅茶にたっぷりの砂糖とスチームミルクを足した 
まったりとおいしいミルクティーである

ロイ「それで下手人は見つかったか?」
とすっとぼけるのはこの男もである というかこいつが下手人である

犯人は現場に戻ってくるとはこのことだろうか?
551 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/27(金) 23:09:31.31 ID:bAWwZyEZ0
>>548-549
ロイ「ほれ」
一緒にいた三人にもミルクティーを進呈

寒い日にはおいしさ三割増しになるあまいあまーいミルクティーである
552 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/27(金) 23:10:54.59 ID:hng0c0J8o
>>548

「シワなんかナッシングデス!(ぷんすこぷん!)」

 ポッポーッと頭からケムリあげながら、
 なんとも間の悪い台詞と微笑みにイラっとしながら、
 半人の口に向けてフランスパンを投擲!!

「α-12が大変だった時に、どじょう掬い100番勝負に興じていたポンコツ=サンにスマイル強要なんて屈辱デス」

 なんつーアリバイぢゃ!!

>>549

「あ?ウネウネ宣教師デス」

 ジトーっとした目でマキナと背負っている何かを見るα-12。
 α-12はウネウネに目玉付いた何かがとてもとてもふぁっきんぐなのである。

「人間性=サンも災難デスね。どーすれば直るデスか。その不自由カッコウ」

 そも自然治癒する類なのかしら?とすら思ってしまう。何せ不思議生物だし。

>>550

「それがさーっぱりデス。何か事象干渉かまされたってとこまでは掴んだデス。
 あの時、時空干渉をくらって到着おくれてましたデスから」

 なお、そんな状況でなぜα-12だけかろうじて到着できたか。
 本人曰く、

「距離と空間引き伸ばされたっぽいのでぶった切ってやったデス」

 とのこと。すごいね剣って。

【積み木ベティの上にUNIXを次々乗せながらアマーいミルクティを飲んで】

「かなりヤベーな戦闘集団デス。バックアップもちょー強力。シッポだけでも掴みたいデスが。うーん」

 ちなみに越境者達のトンデモネーな暴れっぷりの辻褄を合わせるべく奮闘した≪賢者≫様は?

【スクラップヤードのどっかにえらく豪華な棺が置かれています。そこで数日グーグーと。疲れたからね。仕方ないね】
553 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/27(金) 23:18:33.22 ID:hlgJ9xBk0
>>549-552
「どじょう……」

あとで棺の所に訪ねる用事が出来たな、と苦笑

「あ、どうも……」
「ありがとうございますモグモグ」

アイン達やアキレス達に会釈、ロイからミルクティーを受け取った
更にトゥエルブからフランスパンを頂き完全食となる

「……ところでモグモグ、その犯人探しをしているのは分かりましたが何故そんな格好を?」

今更にして当たり前の質問
フランスパンを千切ってミルクティーに浸けて口に運んだ
554 :「アイン」と『マキナ』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/27(金) 23:20:14.14 ID:KsLLsdqto
>>551
「あ、どうも…んー……』

ハモリ気味に礼を言う二人。
しかしマキナは食事を必要とせず、アインは暴食。
どちらも味に頓着しないせいでリアクションがいまいち薄い!!

>>552
「……自然治癒では時間がかかるので…何かいい手があると嬉しいですね」
『そーなるとチャンポン技術の権威にでも妙案聞かなきゃですよね〜…
 布教の手は其処まで伸びていないのでパイプがありません!』

言うまでもなくマキナの伝手はガバガバである。
555 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/27(金) 23:24:18.86 ID:hng0c0J8o
>>553.

「なぜって、先ずは格好から入るのは当たり前デショウ?」

 何をいっているのだこのポン姉は?と首をかしげるα-12。
 半人もそーいえば、酪農するとき思いっきり形から入っていた。

【遺伝?伝統?ニアの意思?なにこの習性めいた何か】

>>554

「宣教師が伝手がっばがばなんてはぢめてデス…」

 立場的にコネクション網構築せにゃならんだろうにと、
 そのうちFMM様に首ちょんぱされそうなダメ宣教師をジト目で見るα-12である。

「そも人間性=サンの黒い何かの主成分何デス?ダークなソウル?
 それが解らないと治癒促進もデキネーってもんデス」
556 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/27(金) 23:27:16.27 ID:bAWwZyEZ0
>>552
ロイ「そうかい 俺とボロウズの努力と執念の結晶がこんなところで生きてくれてうれしいよ」
まさか自分が伝説の金属に手を出すことになるとは思わなかった 今同じものを作ってくれと言われて作れるかどうか不明だ

―――ギィ!?
遊んでいただけなのに次々と乗せられるUNIX しばらくプルプルと震えながら耐えていたが

―――ギィ××
おめめをペケ印にしてベシャっと崩れ落ちた

アキレス「そういえばα-12にプリンをプレゼントしたカッポウギマスターってのがあやしいんじゃない?」
とアキレスここでギリギリなキラーパスを慣行 これにはロイも渋い顔だ

>>553-554
ロイ「お代わりあるからたくさんおあがり」
557 :「アイン」と『マキナ』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/27(金) 23:32:10.44 ID:KsLLsdqto
>>555
『新規開拓が主命ですからねー、普段は未開の世界に出向く方が多いんですよ?』

つまり依頼などで赴く世界での宣教師としてのノーコンっぷりは、
さして問題にならない!…訳はない!!

「…謎の闇物質」
『ソウルじゃなくてマターの方でしたかー』

台詞だけ聞くと厨二用語であるが…

「主に肉が好き」
『アレ?ダークマターって肉食生物でしたっけ?』

割と本気で言っているっぽいので危険
558 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/10/27(金) 23:37:20.23 ID:hlgJ9xBk0
>>555
「……なるほど、確かに」

ふむむと頷き納得の様相
因みにニアも虫取りの時に麦藁帽子に虫籠虫網のスタイルで挑んだのだという
つまりはそういう事なんでしょうね

「でしたらガスマスクより此方のパイプをオススメしますよ」
「あと助手ですね、こちらは必須です」

どこから取り出したのかパイプを差し出す半人
助手は流石に取り出せないが、半人的には探偵といえば必須アイテムになるらしい

>>556
「ありがとうございます」

『私にもちょーだーいなっ』

相変わらず何処からともなく現れる七八
決まって天井とかに足でぶら下がって逆さまでのエントリーである
559 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/27(金) 23:37:57.76 ID:hng0c0J8o
>>556

「陽光はいい剣デス。そしてそんな剣をぶっぱなすα-12はスペシャルデス」

 むふーっとドヤ顔。実際、才能だけならクローンらしからぬ潤沢さを誇るから性質が悪い。
 いわゆるギフテッドってヤツなのだろう。カノテクの戦力標準化というコンセプトからは大ハズレだが。

【ベシャっておせんべいになったベティをつまみあげつつ】

「カッポウギマスター?って金男=サンでショウ?お見舞いありがとデス。
 そして、ラクガキ=サンはテキトーすぎデス。のーみそ入っているかあやしーデス」

 正体バレバレ!だってスイーツの味付けがまんまロイなのだ。しかたないね。

「それにデス。金男=サンは同時刻に筋肉一番絞り大会に出場していた完璧なアリバイがあるデス」

 データベースより写真をひっぱりだす。体中にワセリンぬってギトギトしたビギニパンツなロイの姿(見に覚えナシ!!

「マッスルガチガチって体型じゃねーデスけど実践的キンニクって高評価で銅メダルもらったデシたっけ?」

 なお、ロイの無人酒場に何故か、メダルと表彰状かざられている。事象干渉すげえ!!
560 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/27(金) 23:47:05.23 ID:bAWwZyEZ0
>>558
ロイ「あんまり逆さで出てこられると おもむろに鼻へ流し込んでみたくなるな」
そう言って逆さま状態の四五六にカップを手渡してみるテスト どうやって飲むのかな?

>>559
ロイ「そうだな お前は特別な存在だよ」
実際コスト的にも量産できる代物ではないだろう これと同コンセプトの量産武器を作るとしたら
一体どれだけの性能低下を呑めばいいだろうとかんがえたくなる

アキレス「・・・」
α-12にディスられてプクーっと頬を膨らませるアキレス

ロイ「あぁ 俺は出る気なかったんだが アキレスが勝手に応募しちまってな」
と まるでアイドルオーディションの様な物言いである

―――ギィ!!
そしてベティちゃんはα-12になにすんだーといきり立っていた

アキレス「それで まだヒントもつかめねぇのか?」
561 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/27(金) 23:48:05.92 ID:hng0c0J8o
>>577

「…なんか肉食わせて放置しとけばそのうち直る気がしてきたデス」

 言うなりピポパと何かを手配。
 数分後には山盛りの合成肉(オーガニックは貴重)が、
 コンテナに持ち込まれる。

「暗所的肉ルームこさえて放り投げればOKじゃねーデスカ?」

 なんたるむちゃくちゃかつ雑な理論か!!

【とりあえず、暗所的肉ルームにアインを放り投げるか否かはFMMサマの導きに任せる!】

>>558

 外野が聞けばなんでこれで話成立しているの?的な何かであったが、
 それはそれ。トンポンな系譜なので無問題。

「デスデス」

 ガスマスクを外してやや幼めな顔つきがあらわに。パイプを口に咥えてパーペキな探偵である。

【素顔さらしたら何かコスプレ感がひどくなった!子供が背伸びしている風がすごいアレである】

「むふー」

 でもなんだか本人は満足そうである。

【そして、なんかうまいこと犯人探しからコスプレショーに誘導されているのである。
 このポンコツ=サン。狙ってやっているのか、思いっきり天然でやっているのか】
562 :「アイン」と『マキナ』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/27(金) 23:52:50.84 ID:KsLLsdqto
>>561
『成程、完璧な推理です!12さんは正しく名探偵でした!!』
「…ちょ、まっ

何かを言いかけるアインをマキナはコンテナにぶち込み勢いよく扉をしめた。
そして何故か外側から鍵をかける。

『よしっ!』

一仕事終えて満足気なマキナ。
コンテナは静寂に包まれている…
563 :タェンティースと七八 [saga]:2017/10/27(金) 23:57:23.48 ID:hlgJ9xBk0
>>560
『さーんきゅー』
『……ジョーダンでも、やめてよね?』

逆さまのまま受け取って苦笑
次にはゆるっと、ティーカップを中心とした滑らかな所作
着地に到るまでカップに揺れが一切無く、更に持ち替えまでを行なってミルクティーを頂いた

『うーんでりしゃす、スコーンが欲しくなるね』

>>561
「では私が助手役を……」
「ふふ、ワトソェィースと呼んでくれて構いませんよ」

何やらいそいそと物陰に隠れ、戻って来る頃にはポンコツな言動付きである
乗馬っぽいハットにダブルのスーツ、蝶ネクタイに矢張りこちらもパイプ
モロ天然なのだろう、ツッコミ役が皆無である

『……ふたりとも、何アホやってんの?』

仕方なく七八が呆れ半分に尋ねるくらいか
564 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/27(金) 23:57:51.08 ID:hng0c0J8o
>>560

「さーっぱりデス。企業連の威信に傷入りまくりデス。
 まあ、事象干渉の呪紋系統は見つかったデスカラ二度はないデス」

 どーやら既に対策はとられたらしい。そうそう都合よくはいかない。
 ここに先の戦いが本当に乾坤一擲であったことが察せられるだろう。

【ペラペラベティにお湯をかけて元に戻しながら】

「企業連はいましっちゃかめっちゃかデス。何せグループがいくつも連鎖で莫大な損失。
 アイキャンフラーイする重役が大量生産。パテントを食い荒らすパワーゲームが連鎖発生。
 ゲコクジョめいた新企業の台頭とか、顔ぶれもかなり変わるんじゃねーデスかね」

 なお、カノッサ・テクノロジー社は援軍を出したことで体裁を保ちつつも
 戦争経済に大してはさほど熱をあげていなかったのか被害はほとんどなかったらしい。
 なんだかんだで立ち回りが上手いのだろう。

「…らくがき=サンもなんか小金稼いだそーデスね?なんかインサイダーめいたあやしー臭いがするデスよー?」

 手をわきわきさせながら、冗談半分(実際ただのオヤツのたかり)でのたまうα-12.。
 まさかそのものズバリで大当たりであるとは彼女自身も露とも思わず。

【見に覚えがあったら、小心者にはアレなプレッシャーだね!】
565 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/28(土) 00:04:15.36 ID:P/PeEB82o
>>562

「経過観察デス!!」

 たいりょーのお肉(合成品)と暗闇!!!
 ダークでソウルやらマターな何かが満ちる要素は十二分(ホントー?
 すなわち、アイン復活と相成るはずなのだ。計算がただしければ!

【あらほっさーえらさっさーとコンテナの周りでは使者たちが不思議な踊りを踊った。儀式!】

 使者って何?知らん!さて、どうなる!?

>>563

「ふっふっふ、我々こそ、事件解決率9分9厘の迷探偵コンビデス!」

 ワトソェィースと背中合わせにパイプに手を添えカッコイイポーズ!!
 そのままドヤ顔で七八に向く。

「さあ、忍たま=サンもすぐに全身黒タイツ着こんでコナンな犯人をキメるデス!」

 かんっぺきに当初の予定を忘れたかコイツ、なα-12であった。
566 :アキレス&ベティ&ロイ>178と>215と500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/28(土) 00:06:28.08 ID:Otea+opB0
>>563
ロイ「珍しいな お前さんが洋菓子を欲しがるとは」
妙な先入観で物を言うロイ

ロイ「悪いがスコーンは焼いてないな 備蓄のクッキーならあるぞ」

>>564
お湯かけて三分

―――ギィ!!
ぼわわんと煙と共にレッドベティ爆誕!!

―――ギィ? ・・・ギィ!!
ここでようやっと自身の変化に気付き 何してくれてんだと怒りのクラブハンマーを繰り出すベティであった

アキレス「さぁて何のことかな?」
にんまりと笑みを作り(虚栄の極み発動)大量の美味棒で口封じを画策するアキレス

ちなみに得た大量の資金は大半がスクラップヤードの共同運営資金に回されたという・・・
567 :「アイン」と『マキナ』 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/28(土) 00:11:58.94 ID:hNXSjsDko
>>565
『では御開帳!!』

マキナが勢いよく扉をあけ放つ。
瞬間、肉の塊がマキナの顔面に炸裂。

マキナ君吹っ飛ばされたー!!

「…ポンコツどもめぇ……」

時々口調が荒くなるアイン。
おそらくダークなマターの闇的な部分が関与しているのだろうが…

宙に漂う顔の見えない照る照る坊主から黒い触手が8本ほど蠢き出でる様子は中々にアレ。
禍々しい雰囲気も視覚化できるほど黒い波動として出ちゃっている。
因みに魔術的回復はほぼナッシングであった、肉こそほぼ消費したのだけれども!
568 :タェンティースと七八 [saga]:2017/10/28(土) 00:22:26.08 ID:3usio10+0
>>565
「……完璧ですね」

謎のスポットライトに照らされ、きらん、とパイプが光った。気がする

『うん、ぜったい嫌』

そんなこんな言いながらカメラを取り出し、トンぽんコンビのコスプレを写真に収めるべくシャッターを切る七八なのでした

>>566
『どっちもイケるクチなんだ』
『……いいね、さーんきゅ』

その辺に拘りはなく、というかどっちも好きらしい
クッキーを一枚齧りながらミルクティー、なかなかに至福の組み合わせ


//この辺ですみませぬ、お先に失礼しますですよーノシ
569 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/28(土) 00:25:37.75 ID:P/PeEB82o
>>566

「デスデスデス」

 ひょいひょいひょいとレッドベティの怒りを回避回避なα-12。
 そのままにオヤツタイムにしゃれ込むうちに何か色々とうやむやになったとか。

 ちゃんちゃん☆

>>567

「すわっ!?ゴットスピード宣教師=サン!FMM様の聖書は責任をもって焚書しとくデス」

 尊い犠牲に敬礼!なα-12。
 結局肉の無駄か。食わせ損である。プンスコ!!

「ポンコツども?なんで複数形デスか?」

 ちゃんちゃん☆

>>568

 塩対応ながらもしっかり写真に収めるところが
 これまた負けず劣らずアレな気がする七八であったとさ

 ちゃんちゃん☆

//ではこれにて〆!!
570 :牛の惨劇! [sage]:2017/10/28(土) 22:25:15.46 ID:3usio10+0
傾いた陽の色は血の鮮烈な朱!
腹わたを抉り出したように大地に降り注ぎ染める!
ならばこの闘技場は地獄の釜の底に違いない!
目の前で繰り返される、牛の惨劇!
気が付けば眼下には、高名なマタドールたる『ガブリエル=ダイゴ』の横たわる姿が!
観客達はめいめい蒼褪め、天を仰いだのでした!



『なんてこった、ダイゴでも勝てねぇなんてな……』
『もうだめだぁ、おしまいだぁ、やつは伝説のスーパーホルスタインなんだ……』

中世ヨーロッパの色を濃く描く街並、その発達具合からすれば恐らく都会の港町
やや肌寒い気候、厚着をすれば心地良く過ごせるであろう程度に収まっているのは重畳だ
鈍色の空の下、陰鬱な空気を肩に纏う活気のない人々がのっそりと歩いている

「……あら、旅人さん?」
「珍しいね、これから寒くなるっていうのに」

例に漏れず、虚勢で勤めて明るく声を張るひとりの女
果実にあふれた荷車の前にそれでも一輪の白百合めいて立っている

「あぁ、もしかして収穫祭の闘牛目当て?」
「誰も彼も『サングレブーロ』の話題ばっかり」

お近付きに、とリンゴを差し出し手渡した
自身も荷車にもたれかかり、真紅のそれを齧る

「……サングレブーロは悪魔の牛よ、もう11回も勝っている」
「13勝目を挙げた時、ヤツはホンモノの悪魔に転生する……そんなウワサで持ち切り」
「迷信深いのよね、この国の人達って」
「そんな牛なら、闘牛以外で幾らでも殺せるっていうのにそれも出来ない」

どうやら闘牛といえど、現実世界基準のモノとは多少趣が異なり牛と人間との生死を賭けた儀式での真剣勝負、というカタチらしい
ともあれサングレブーロというホルスタインは現在、この街全体に暗い影を落としているのは間違いない

「来週、中央闘技場で12回目をやるわ」
「パルメザン一家総出の多人数闘牛」
「……でも、ダイゴでも倒せなかったんだから、きっと今回も……」

石造りの中央街道をのっそりと、馬が4頭で牽引する檻車が進む
絢爛な布を被され内部は覗けないが、嘶きからすると闘牛が運ばれているのだろう
571 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/28(土) 22:37:31.74 ID:Otea+opB0
>>570
ざんばら髪を結いもせず
肩に担いだ仕込み杖
紺の着流し身に纏い
中世洋風の世を歩く男

久方ぶりに世界を跨いでみれば そこは何やら面白そうな世界でした
女から餞別代りの林檎を受け取り大きく口を開けて齧り付く どうやらその牛はかなりの剛の者

「女ァ その闘牛とやらは 俺も出れるのか?」
暗い焔を宿す瞳で女を見ながら問う 出れるならよし 出れないのであれば乱入するのみである
572 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/28(土) 22:40:50.13 ID:hNXSjsDko
>>570
フード付きマントを目深に確りと着込んで
宙に漂う顔の見えない照る照る坊主の様な姿でぶらりとソレが現れる。

「…飛び入り参加は出来るのだろうか」

ぼそり、と檻車を見つめながら呟いた。
573 :牛の惨劇! [sage]:2017/10/28(土) 22:52:13.43 ID:3usio10+0
>>571-572
「……飛び入り希望?」
「サングレブーロは無理よ、飛び入り闘牛には専用の闘牛が充てがわれるわ」

両手を泳がせかぶりを振った
出で立ちや気配からして狂人めいていたが、なるほど実際そうであったかと
しかし女としてみては、旅人に対して一層の興味を唆られる結果となった
指折りの実力者であるダイゴが破れた今、サングレブーロを前に勇猛なパルメザン一家ですら竦み上がっている現状
それだと言うのにこの旅人達は真逆で、どうしようもなく女の好奇の視線を得る事になった

『な、なんだお前等!』
『これを誉れ高き猛牛、グラナパダン3世の牛車と知っての……グワーッ!』
『ウワーッ、お、檻を……!?』

と、ここで牛車に突然悲鳴が挙がる
下手人の姿は気が付けば失せていた、通りに刹那の静寂
金属を叩く音が一度聞こえて、通りには岩壁に打ち付ける波の様な阿鼻叫喚が溢れた
一路逃走の人々は蜘蛛の子を散らす有様であり、

「……ヤバイよ、グラナパダン3世って、6勝もしてる……」
「に、逃げないと、アレが暴れたら殺されるよ!」

物売りの女もたじろぎ、一同に逃走を促した
それもしかし、


【……▪️▪️▪️▪️▪️!!!!】


純猛なる嵐の雄叫びと共に大槌が如き御姿が布を切り裂き現れるまでだ
冬の夜空程も果てしない、戦慄の瞳で一同を睥睨!
女はそれだけで腰が抜け、その場にへたり込んでしまう!
そしてそれを責める事はきっと酷と言えた
常人の理性の舵を狂わせる程の、どうしようも抗えぬ人と牛の力量差をそれだけで本能に植え付けるのだ!
周囲のすべての人々の精神は恐怖と畏怖の冷たい熱に犯され錯乱!
蹄を鳴らし、頭部を下げて、真っ直ぐに捻じ曲がった螺旋のツノを向けている!
574 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/28(土) 23:00:16.53 ID:hNXSjsDko
>>573
「!」

牛を見、ビクリと身体を震わせるアイン。
だがそれは周囲の反応とは些か違い…

「美味そう」

食用ではないので味とか硬さは全く保証できない筈である。
だが、謎の闇物質の塊は目の前のソレを喰うと決めた!

「……カモン」

ばさり、とマントを棚引かせ誘うは金髪碧眼で長耳細身。
その手にはご丁寧に細剣であるエストックを握っている。
575 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/28(土) 23:04:42.15 ID:Otea+opB0
>>573
「チッ」
無理と言われて露骨に嫌そうな顔をする 仕方がない 飛び入り(ガチ)でもするか
などと考えていれば 物々しい騒動と 飛び出る牛さん 広がる阿鼻叫喚

例の牛も女の言っていた牛ほどではないが 中々の剛の者らしい
飛び切り鋭い視線でにらみつけられれば 女は腰を抜かす

「・・・・・・」
鈴虫は女の前に立ちふさがった 女を守ろうとしたのか? いや違う

その顔を見ろ 鈴虫は笑っていた まるで誕生日に欲しかった玩具を送られた子供のように無邪気で異質な笑みを浮かべていた

本能に刻み付けられるはずの恐怖を飲み込み喜の焔を立ち上らせる

 狂 悦 至 極

脚は肩幅体は半身 仕込み杖の鯉口を切り柄は右ての逆手で握る

準備万端 さぁ 死合おうぞ
576 :牛の惨劇! [sage]:2017/10/28(土) 23:14:00.74 ID:3usio10+0
補足!
【グラナパダン3世】
体高3m、体長5m、重量1300kg
焦茶の毛並に真っ黒お目目、首回りのタワシめいたタテガミと尻尾の先のカールがチャームポイント!
現在6勝中であり、悪魔の牛たるサングレブーロに次ぐ実力であると言われる

>>574-575
【▪️▪️▪️▪️!!!!】

マントと、そして飜る着流しを一目、吠え猛る闘牛!
それは野生の規範であり、力の体現者の勇ましさ!

『お、お……』
『……おぉ……!』
『お……!』

周囲に隠れ、或いは腰を抜かす人々はふたりの余りな無謀に口を開いた
……否、そうではない!
この国の者共はそうではない、この現状を見て叫ぶ事を禁じ得る程に弱者ではない!
そうだ、叫ばずにはいられない、体より先にもっと奥が震えを起こすのだ!
突発的な夜の暴風に向けもっと緩やかにと命じたとしても、魂の暁が吹き荒れる雲を呼ぶ!


『『『……ole(オーレ)ッッッッ!!!!』』』


辛うじて足に力が入るモノは踏み鳴らし、そうでないモノは手を叩き!
縋る様にその魂の言葉を振り絞る、呼応する様にグラナパダンは狂気めいた瞳の先を越境者達に絞る!
暴走トラックめいた勢いだ、猪突猛進の字の如くそして圧倒的な初速!
止める? 雪崩を木の葉の盾で防ぐ事が果たして可能であろうか?
ただの直進、しかし必殺!
純粋な自然の力の到達点のひとつ、単なる突撃!!
577 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/28(土) 23:21:10.24 ID:hNXSjsDko
>>575>>576
「…共闘は苦手だ」

だが文句は言っていられない。
先ずは避けつつ軽めに相手を突く。
教本『猿でも分かる闘牛士』で得た真似事を開始。
兎にも角にも避けながらマントを棚引かせる。
578 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/28(土) 23:25:40.08 ID:Otea+opB0
>>556-557
「同じく 性に合わん」
考えていることは同じこと

そして暴力的なまでの加速と共に向かってくる牛 シンプルで それゆえに強力な突進
それに対し鈴虫は逃げることを良しとせず 一歩前に踏み込んだ

交錯

斜め前に踏み込むことで角を寸前で避け その胴体に向け

「チェオオオオオオ!!!!」
抜刀 逆さ抜きによる居合の一撃を胴体に向けて放つ
その牛の肉の肩さや闘志を図る一撃を放った
579 :牛の惨劇! [saga]:2017/10/28(土) 23:41:48.72 ID:3usio10+0
>>577
【▪️▪️▪️!!!】

エストックの鋭い剣先が捉え、伝わるはまるで岩石を突いたかの様な硬質感!
皮を裂き、しかし筋肉がそれを拒んだのだ!

>>578
【▪️▪️▪️▪️!!!!】

すれ違いざまの居合一閃!
達人の一撃であるそれは一筋の薄く赤いラインをグラナパダンの肩から走らせる!
しかし出血は少ない、筋肉が隆起し傷を塞いでいる!
診断結果……肉、すげー硬い! 闘志、すげーやばい!

>>577-578
【……▪️▪️▪️▪️!!!!】

突撃は中央街道沿いの家を崩壊させる結果となった
崩れ行く瓦礫、埃の中に浮かぶ猛々しきシルエット!
健在なのだ、咆哮だけで周囲に風を巻き起こし埃は霧散!

【!!!!!】

脚を踏み鳴らし、再びの突撃のタイミングを計るグラナパダン!

「……タテガミの後ろよ! ……そこを突いて!」

アレナと化した中央街道、周囲に満ちる奇妙な静謐を破る女の叫び
物売りの女だ、必死の顔つきで恐怖が瞳から溢れるのを堪えながら一同に叫ぶ
イヤにスローな時が満ちて、膨れ上がった相克の間で雄叫びと共に爆ぜる!


【……▪️▪️▪️▪️▪️▪️!!!!!!】


一層の咆哮は空に昇り、大気を揺るがし雲を裂いた
その突撃は大地を揺らし、波に白き飛沫を纏わせ砕いた
グラナパダンという猛牛はこの突撃で栄光を舐め取って来たのだ
彼に意思が備わっていれば誇りの有無は言葉にされよう
だけれども、しかし、そうでなくとも
幾億の言葉よりも顕著に語る、そのプライドを突撃に乗せる!
カタチは問わぬ、応じ、必殺の反撃にて生と勝利の真実の瞬間を告げよ!!
580 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/10/28(土) 23:52:11.83 ID:hNXSjsDko
>>578>>579
「苦手だが…適材適所という言葉もある」

ばさり、と一段大きくマントを揺らし投げ捨てる。
露わになった身体には左腕が足りていない。

「たてがみの後ろ、だそうだ。任せる」

猛牛の突撃と正面からやり合うために構えるアイン。
構えの一瞬、その周囲に風が吹いた。
そのまま猛牛が眼前へと迫る刹那

「『登・龍・門』!!」

身体を大きく捻り回り上空へと打ち上がるような蹴りを放つ。
凄まじい回転と飛び上がった瞬間の衝撃で地面が陥没、矢鱈大きな音も発した。
581 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/29(日) 00:05:01.97 ID:qLtcgFGM0
>>579
刀から伝わる感触 まるで大地を切り付けた様な感触
切れもするし刺さりもする だがそれだけだ そこから先が続かない

ゾクゾクとほほが注毛だ角を感じる 嗚呼 なんと極上の獲物

「ハハハ・・・ハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
咆哮に応えるように立ち上る殺意の焔 響き渡る笑い声

そして突撃が今一度来る 嗚呼なんという気高き獣 素晴らしい

この獣を屠れば どれだけの快楽が得られよう
この獣に貫かれれば どれだけの苦痛が得られよう

さぁ 得られるのはどちらだ 一体どうなる どちらに転んでも損はない

「ハハハハハハハハ!!!」
立ちふさがるアインを無視して前に出る そして角の前に体を晒して刀を逆手で大きく振り上げ

「ハァァァァッハッハァァァァァアアアアア!!!!」
鬣の後ろを狙いつき下ろした 自分が死ぬか 相手が死ぬか はたして?
582 :牛の惨劇! [saga]:2017/10/29(日) 00:16:04.90 ID:A7yXMpon0
>>580
【▪️▪️▪️……!!!】

真っ直ぐに脳にその姿を見据えてグラナパダンは、荒れ狂う波飛沫の中でしっかりと獲物を踏み飛ばす結果を求めていた
そしてそれは間も無く実行される、己が前に立ち塞がる矮小なる愚者を蹴り付け踏み鳴らし、大いなる大地の一部に回帰させる事を成すであろう
……常ならば、の但し書きがそれには付随した
顎を蹴り抜かれカチ上げられた頭部、その突撃は勢いを落としフラつきを起こす!

>>581
【▪️▪️▪️!?!?】

初めは違和感、続き熱さ、そして痛みへと到る
首筋に走った感覚にグラナパダンが覚えたのは果たしてなんであったであろうか
頭部をアインに蹴り上げられ、スキを曝した刹那……というよりそれとほぼ同時!
狂悦の刃が脊髄を断ち切った、脳へ到る最も重要なる神経だけを突き貫いた!


>>580-581
視界が青に染まる、純粋なる青、カモメが弧を優雅に描いている
苛烈に美しい紺碧の正体を彼が知る事はなかったが、それでも瞳を見開き未知と美への驚愕を感じるのだけは叶った
雄々しき脚が全ての力を失い体は崩れ、生物が倒れたというには大袈裟過ぎる音を立てた
再び光景は奇妙なモノを映し、横向きになったそれらは自らを打ち倒したモノなのだと彼は理解した
牛は男達と拳を交え、はじめてその真実を知った

【……▪️、▪️▪️……】

偉大なる雄牛、深淵に脈動す心臓はゆっくりと鼓動を止めた
最期のその時まで、蹄は親愛なる大地を求めて動いていた


『……お、おぉぉ……!』
『おおぉぉぉ!!』
『ole! ole!』

極上の死合を前に人々は打ちのめされ、ハッとした後もただ叫ぶ事しか出来やしない

「……あなた達、何者……?」
「で、でも助かったよ、私はレラ……レラ・モーツァ」
「お礼をさせて欲しい……あとごめん、ちょっと手伝って欲しい……」

相変わらず腰が抜けているらしい女、それでも一同に微笑みを向けた
闘牛の国での衝劇は、波乱と共に開幕のベルを鳴らす
サングレブーロが真の悪魔へと到る真実の試練のその時まで、ひと月と7日前の出来事であった

//こんなところで〆っ
//ありがとうなのでしたーでするー!
583 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/30(月) 22:55:50.55 ID:nb8r7Mha0
秋から冬への転換期 この時期になると一つの祭りが開催される

そう ハロウィーンだ
子供たちがお菓子をねだり 大人たちがコスプレをして街を闊歩するこの季節であるが 愉しいのは表側だけである

【狭間のスクラップヤード 止まり木同盟の宿 キッチン】
ロイ「パウンドケーキ焼き上がったぞ!! 場所開けろ!! クッキー生地まだか!! 卵は切らすな!! 砂糖もだ!!」

蜂の巣をつついたような忙しさでかっぽう着姿のロイが矢継ぎ早に指示を出す

アキレス「生クリームマダー?」
ハンドミキサーを手にホイップクリームを量産するアキレス

―――ギィ♪
ベティちゃんは味見係な!!

さて 祭りに向けた超繁忙期のキッチン 現れし者は手伝いに来た勇者か それとも邪魔しに来た悪魔か?
584 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/30(月) 23:03:02.14 ID:dH0DGegzo

「デスデス」

 ドラネコの気ぐるみを着たガスマスクがやってきたとき、
 チューボーの皆様は確信したことであろう!ああ、コイツは間違いなく後者(邪魔をしにきた悪魔)だわ。と!

「造りたての生クリームっておいしーデス。なんでデショ?」

 アキレスが量産するホイップクリームをラスクに塗ってもぐもぐ。うまし!

「さあ、サソリ=サン!α-12たちも立派にお役立ちするデスよ!!」

 すなわち、ちょー重要なる味見係である!!
585 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/30(月) 23:03:31.22 ID:fqzkAWUR0
>>583
「とりっくおあ、とりー……!」
「……お邪魔しましたってんですよぉ」

魔女のとんがり帽子を被り尖った八重歯を付けてついでに顔にツギハギとてんこ盛り仮装で元気よく地獄の扉を開くニア
直後に色々察したのであろう、逃げ出そうとUターン
仮装で楽しみな表側だけを体感していたいつもりらしい
586 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/30(月) 23:10:56.64 ID:nb8r7Mha0
>>584
―――ギィ!!

がってんだー と意気込みながらハサミを振り上げるベティ
普段いがみ合っている敵同士が手を取り合うって燃えるシチュエーションですよね!!

アキレス「あれ? ホイップクリーム減ってね?」
ちょっとよそ見した隙にクリームを拝借されてしまいました α-12の姿はまだ捕捉されているようで捕捉されていない

ロイ「飴は焦がしてないだろうな!! よーしよし!!」
串に刺した苺に溶けた飴をくぐらせ乾燥させる まるでルビーのようにつややかな光沢を見せるいちご飴が目の前で量産されている

>>585
ロイ「ウェルカムトゥーディスクレージターイ★」
アキレス「このいかれた世界へようこそ☆」

ガシッと両肩を掴まれるニア そこにはいい笑顔のロイとアキレス
生贄一丁はいりやしたー

ずーるずると連行され

ロイ「お前はクッキー生地を絞り機でトレイになれべてオーブンにぶち込む係だ 頼んだぞ」
嗚呼大魔王からは逃げられない 仕事を押し付けらえてしまいました
587 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/30(月) 23:17:54.40 ID:fqzkAWUR0
>>586
「ぎゃー、離すってんですよー!」
「ニアはまだ手も洗ってないですしこの仮装じゃ衛生管理上大問題だってんですー!」

ずーるずーると引き摺られ、気が付けばビニールエプロンを装着し作業台の前にセットされていたとさ

「うう、折角仮装したのにってんですぅ……」

仕方なし、こうなった以上働く他無いというのは知っている
下手に逆らうとオヤツ抜きの刑に処されてしまうのだ、それは困る
背の高い椅子を持って来て胡座で座り、にゅるりんと細身のタイドメイカー4本生やす
両手と触腕を使って、生地を絞り袋に入れて絞る絞る型に嵌めて成型成型
588 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/30(月) 23:18:22.30 ID:dH0DGegzo
>>586

「ふぁいふぁふぁらず、ふぉうふーのだけはふふぁいデス(相変わらずこういうのだけは上手いデス)」

 出来立ていちご飴を実にいやしく口いっぱい頬袋ぷくーってなもんで頬張りながら、
 褒めてんのかディスってんのかよくワカランコメントをぬかすα-12である。

【てふてふしっぽに乗っけたベティにもずずいと飴を差し出す。今宵の二人はコンビで同士なのだ!】

 ハッケソされそうになるたびに、フリーズしてただのハロウィンらしいガスマスクどらねこ人形に擬態してごまかすα-12。
 完璧すぐるカモフラージュといえよう。

>>565-566
 
 ニアがクッキーを何かしてオーブンにぶち込んで焼かれる度に、
 ディープメイカーすすすーっと伸びてひょいとつまんでパクパクパク。

「こーいうとき、お手手が幾つもあるのは便利デス」

 精密動作性ならばタイドメイカーにも引けは取りませぬ。
 出来立ておやつをちょっぱるには十二分な性能であった!!!

【こんなアホなことをするための機能ではない?知らぬ!!】
589 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/30(月) 23:25:40.56 ID:nb8r7Mha0
>>587-588
―――ギィ♪
パリパリであまいあまーい飴にコーティングされた酸味のある苺 実に美味美味

ロイ「誰だ!?」
しかしつまみ食いを許すロイではなかった なんか飴が減っているっぽいので辺りに鋭い視線を向ける

作業員・・・作業員・・・ニア・・・作業員・・・アキレス・・・どらねこ人形・・・さそりの置物・・・作業員・・・

ロイ「気のせい・・・か?」
きっと越境の神がα-12達に見方をしているのだろう ロイは1人と一匹に気付かず作業に戻ってしまった

ロイ「まぁまぁ少しぐらいなら出来立てクッキー摘まんでいいから」
異能を使い実に効率よくクッキーを清算するニアであるが

アキレス「ニアタンついでだからマドレーヌの型にバター塗っといて」
モブ「ついでに型抜き」
モブ「チョコチップ混ぜといて」
モブ「こっちカカオね」

効率よくやっているとこういうところで割を食うのだ 遅れている場所からの救援要請がひっきりなしだ!!
590 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/30(月) 23:30:37.36 ID:fqzkAWUR0
>>588-589
「せっせ、せっせ」
「ひーこらえーこら」

早く片付けて早く遊ぶモードに切り替わったのだろう、順調である
元々料理は出来るのだ、製菓は専門外ではあるがこの程度の単純作業ならば問題はあるまい

「はーいってんですもっしゃもっしゃ」
「……?」

ロイの言葉よりちょっとフライングして焼きたての柔らかクッキーを頂戴している
しかしどうにも数がおかしいような、序でに視界の端に何かがチラつくような

「えっ? あ、は、はぁいっ……」

次々に舞い込む仕事仕事仕事
キリがないと触腕を6本に増やして更に加速
ちょろっと、何処かからか手を伸ばし摘み食いし易そうな場所に胡椒タップリなクッキーを置いておくのを忘れてはいない!
591 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/30(月) 23:36:27.87 ID:dH0DGegzo
>>589

「α-12が言うのもなんデスけど、金男=サンのずのう指数が心配デス」

 ベティと向かい合って首をかしげるトンチキトルーパー。すごいね越境の神(爆)
 このようにつまみ食いを思う存分タンノーしつつも、何か忙しそうなタコ姉のほうも見てしまうわけで、

「α-12はジャム入りクッキーも好きなんデス」

 つまみ食いをしつつも、何かニアの操るタイドメイカーに余計な触腕が混じって、
 オーダーしたつもりのない味のクッキーが増えていっていたりする。怪奇現象!!

「サソリ=サン!新しいクッキーデスよ!今日はじつにハッピーハッピーなデイなのデス!!」

 再び獲物がやってきたぞよと、胡椒たっぷりクッキー(タコ姉トラップ!)を摘むα-12.
 ベティと一緒にあ〜〜〜ん。

「もっしゃもっ…@@☆!△○×!!??」

 どらねこ人形がなんと突然悶絶して床をばったんばったん転がり始めた!怪奇現象2!!
592 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/30(月) 23:43:40.98 ID:nb8r7Mha0
>>590-591
―――ギィ!!
こんな日もあるさと 首をかしげるα-12にも達観したような物言い

そして案の定コショウたっぷりクッキーを拝借するα-12 ベティと分け合い・・・

アキレス「おっ 胡麻クッキーもーらい」
なんとアキレスもかかりました 大きな口を開けてサックリ一口に

―――ギィ@@☆!△○×!!??

アキレス「@@☆!△○×!!??」
ビタンビタンしてる人形と置物・・・の前でビタンビタンしてるアキレス なんとアキレスの影に隠れる形になってしまったα-12とベティ

今日の神様はとことん1人と一匹の味方しているようだね!!

ロイ「埃が立つだろうが!! よそでやれよそで!! ったく・・・」
ブチブチと文句言いつつオーブンから取り出されたのはベイクドチーズケーキである

―――ギィ!!ギィ!!
口直しだ!! と言わんばかりにα-12をけしかけるベティであるが たどり着くまでにはかなりの従業員の傍を通り抜けなければならないだろう

ロイ「ニア・・・なんか作った菓子がどんどん減っている気がするんだ・・・会議現象でも起きているのか?」
そしてロイは相変わらずのアレ仕様である もうだめかも知らんね
593 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/30(月) 23:52:34.18 ID:fqzkAWUR0
>>591-592
「もっしゃもっしゃ……あれ、ジャムっ?」
「……って、なぁにしてるってんですかぁアキレスぅ……」

作った覚えのない味のクッキーに小首を傾げる
ともあれそんな小さな疑問はアキレスのアレな行動を前に隅っこに追いやられてしまうのだ

「うーんっ、靴を作ってくれる妖精の仲間がいるのかもしれないってんですねぇ……?」

なんとなーく察して来たらしいが、ロイのカンの調子が悪いのを看破する迄には至らない
つまり確証に至っていないのだ、不届きものの正体だとか存在だとかに

「あっ、焼いたチーズケーキにクリーム塗りましょうってんですっ、サワークリームっ」

ともあれ作業ながら、ケーキの近くに移動
勿論アルファからすれば監視の目が増えた、と言ったカタチである
594 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/31(火) 00:00:05.07 ID:O59LvcBBo
>>592-593

「ふーっヒドい目にあったデス」

 尊い犠牲(アキレス)を3秒で忘却し(未来の目を向けよう!)、
 用意されていたテーブルのオレンジジュースをパクってベティとゴクゴク口直し。
 そして見えるは次のターゲットであるベイクドチーズケーキである!!

「次の獲物はアレデス。けど距離があるデスねー」

 流石にどらねこがべったんべったんと歩いていくには、
 しょーがいぶつ(スタッフ)が多すぎてバレバレリスク満点である。
 なお、あほになった金男=サンは障害にならんと確信する。

「サソリ=サン!しっかり切り分けるデスよー」

 ディープメイカーを伸ばし壁際に沿わしながら、先端にはベティを保持!
 すなわち、ベティが自慢のハサミで切り分けて、大部分をこそーりちょっぱる作戦だ!
 なんでワザワザ難易度の高いテクをかます!ふろんてぃあすぴりっとだ!!

【銃撃も行えるほどの精密動作性ならばクレーンゲームめいて、
 皆の視線の間隙をついてベティを下ろすことは可能なはずだ。いまこそここにαシリーズの真髄を見せる時!】

 −−−−−−−−−−−

「全てはギャラエ教授の怠慢である!」
「CEO、やはりカリキュラムに根本的な欠陥が!?」

 今日もトンチキのトンチキ行動はカノテクの悩みのタネだ!

 −−−−−−−−−−−
595 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/31(火) 00:10:58.77 ID:uymDnKbs0
>>593-594
ロイ「マジか 今日はいてほしくなかったな」
ニアの言葉を真に受けるロイ まったくもってダメダメだ

アキレス「ちょっとーこの胡麻クッキー辛いよー ってアレ? 俺のオレンジジュースどこいった?」
口直しに飲もうとしたオレンジジュースが見当たらず きょろきょろとあたりを見るが 人形と置物しか見えない

ロイ「サワークリーム! いいなそれ採用」
ニアに笑顔を返しさっそく作業に取り掛かる

その隙にα-12が触椀を伸ばし ベティを乗せてチーズケーキに迫る

よく分からないですけどBGM置いときますね

https://www.youtube.com/watch?v=XAYhNHhxN0A

―――ギィ!!
ベティはやる気満々でチーズケーキに近づいていき たどり着いた
ハサミでケーキを切り分

ロイ「よし クリームができたぞ」
とケーキのほうを向くロイ そこには触椀とベティ

ロイ「・・・・・・・」
今日のロイはトンチk

ロイ「・・・・ベティ それとα-12」
ギロリと殺意を込めた視線がさそりの置物とどらねこ人形に向けられる

ロイ「正座」
ナムサン トンチキtime終了のお知らせだ!!
596 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/10/31(火) 00:19:02.04 ID:RMIYXYIE0
>>594-595
「あっ、でもでも妖精さんの作ったこれ美味しいってんですよっ」

と、ロイに向かってジャム入りのクッキーを示しながら

「アキレスの食べたのは、あとで罰ゲーム用に作ったヤツだってんですよぉ」
「……出来ましたってんですかっ?」
「じゃあ早速塗って……」

クリームを手にしたロイと同時にくるりと振り向けば、触腕をぬたーんと生やした猫っぽいナニカ
まぁアレだ、あとは閻魔様に任せたぜ状態なのでニアからは特に罰はない
逆に言うと擁護も皆無な上に正座フォームをニヤケ顔で録画しようとする気満々ではあるが
597 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/10/31(火) 00:20:50.65 ID:O59LvcBBo
>>595

「………」

 チッ!何時までもぬるはち…じゃなかった抜けサクでいればいいものを!
 と、α-12はデンジャラスな状況にぐぬぬ状態!!

「脱出!!」

 待てといわれて待つ阿呆がいるものか!とぴゅーっと逃げんとす!!
 なお、オチはどうなったか?数分後、正座させられている姿から察しろ!

>>596

 そらもーどらねこガスマスクとサソリが並んでガミガミされているというのは
 実に貴重で滑稽でアレな映像であったことだろう。ふぁっきん!!

//コノヘンデー!!
598 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/31(火) 21:15:25.71 ID:c/QMK0seo
【ふぁんたじ!! 神話世界エリュシオン/常夜の国】

 神話世界エリュシオンには夜の貴族(ノスフェラトゥ)が支配する闇の領域が存在する。
 太陽の恵みが廃されて久しく、魔が人を支配し、理が歪められた夜の都。
 そこではあらゆる悪徳が為され、人界を脅かす魔貴族達が暴虐の支配を敷いているという。

 −−−−−−−
 −−−−−
 −−−

「と、言うのが遺憾ながら我々に対する諸外国の評価です」

 赤い月からの優しい光に照らされた闇夜。
 そこで越境者達は同盟関係にある≪貴族≫より慎ましいながらも歓待を受けていた。
 今回はイムカ・グリムナーが色々と協力してもらった礼を兼ねての同行といったところか。

「…殆どが戯言以下なのだろうが、人の身である私には何とも言いがたいところがあるよ」

 この常夜の国。実際は確かにかつて吸血鬼と伝承された≪貴族≫が支配を敷いているが、
 それは悪政とは程遠く、太陽の光無くとも穀物は育ち、人は皆、義務と礼を主とした人らしい生活を送っている。
 そも、赤い月の影響か、病気とも縁が無く、正直すごしやすくすらあったりする。

【もっとも、太陽を廃したというのは、それが致命であるがゆえ致し方なかったのだろうが、
 他の国々の不信を招くには十分すぎる行為だったのだろう。特に太陽万歳Y な連中にとっては不倶戴天の敵だ】

 ≪貴族≫…
 越境者とかの一族との同盟関係が成立して以来、越境者を脅かし続けていたアウトキャスト等の
 敵対越境組織との戦いは不利→膠着状態へと改善している。実際、真祖の用いる具現化能力は強力無比だ。

「で、我々に頼みがあると聞いてきたのだが?世話になりっぱなしだからここいらで返しておかないと立つ瀬がないのでな」

 イムカは話の先を促そうとする。さて、今回、同行した面々やいかに?
599 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/31(火) 21:28:03.73 ID:uymDnKbs0
>>598
「アレか? ロビー活動ってやつ?」
スケッチブックにお絵かき中のアキレスが顔を上げて問う

赤い月の下 サングラスをかけビーチチェアに寝そべる人々という少々アレな絵であった

―――ギィ♪
ちなベティちゃんもお絵かき中な!! こっちはスケッチブックにクレヨンを塗りたくっているようにしか見えない
600 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/31(火) 21:30:16.15 ID:a1VWJapt0
>>598
「知らぬは恐怖。知らぬは悪。
 とはいえ人間の偏見とはやはりすさまじいものがあるな。」

同行者の一人は銀銃を肩にジャケットをまとう少女。先のゲート破壊の役者の一人である。
特筆するとすれば顔を覚えられない体質であるという程度だが、そもそも一度の同行である。
あまり関係は無い。

「まぁ、それなりのものを貰っている。礼は弾むぞ。
 灸をすえてやるというのならかまわないが―――」

「やー、更に悪評広めてどうするの……」

と、珍しく突っ込みに回っているのはもう一人の同行者である淫魔の少女である。
相変わらず服装は薄い。
601 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/31(火) 21:32:01.84 ID:9jW4+MkF0
>>598
「マジで?俺の見てないところでそんな…ドイヒーでサツバツでゴイスーな残虐行為してたの?カルマ悪になっちゃうよ」
ファンタジーな世界に合わせ、胸元に大きな太陽をあつらえた、バケツヘルムの鉄鎧を纏ったソーマタージ。
他意はない。彼の体内時計に合わせてコスプレしただけだ。意味はない。太陽を賛美するYの字のポーズには。
「いや…、やっといた方がいいかなって。面白くない?知ってる」


「それで。俺たちを呼び出した理由は?気に食わない諸国の貴族共を縊り殺してくればいいのかな?」
鎧を脱ぎ、何事も無かったかの様にいつものコート姿に戻る。蛮族ならまだしも現代っ子の彼に甲冑は重過ぎる。
わざわざ自分たちに頼るような内容なのだ。相応の危険な内容なのだろう。
仮に危険でなかったとしても、こっちには予め不穏分子を呼び寄せて倒させるウーマン・オブ・スティールがいるのだ。危険になる。
「おっと、今のカット」

「同盟なんだ。たまにはこっちがお願い聞いてやらないと、良い関係は築けない。
 本音を言うと、部屋でゴロゴロして猫チャンと愛しい人と遊びながら、映画でも観ていたいんだが」
ある意味では裏表の無い男だ。これが互いのために必要な事は理解している。
内容にもよるが、ちゃんと仕事をするかどうかで判断すれば、この男に頼むのも吝かではない。

「やれやれ。どんなコトやらされるんだか…。この前無茶振りしたから、その分返ってくるぞ、きっと」
602 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/31(火) 21:49:54.53 ID:c/QMK0seo
>>599

「太陽は多くの教義で恵みと位置されていますから。致し方ないことなのでしょう」

 玄妙なる優しき赤い光には肌を焼く熱といったものがまるで無い。
 ゆえか、この国の人々の肌は透き通るように青白い。

【万一、この夜の結界が破れれば、≪貴族≫はもとよりこの国の人々も生きてはゆけぬのでは?とすら思える】

>>600

「いえ、人界と事を構えるつもりはないのです。覇を競っても待っているのは…わかるでしょう?」

 生存競争、どちらかが滅ぶまで永劫に繰り返されるチキンレース。
 実際、この手の案件≠ナ滅んだ世界は両の手では余る。

>>601

「その身姿の太陽の筆頭騎士は存在します。領民には見せないでくださいましね。おびえてしまいますから」

 太陽万歳はこの国では恐怖の対象らしい。無理からぬ。

 −−−−−−−−−
【全員対象】

「皆様の知ってのとおり、我々は強い力は行使できますが、始祖より引き継いだ弱点もまた存在します」

 すなわち、太陽の光に弱い…である。
 ≪貴族≫は美と潤いにより、吸血鬼が滅ぶ最大要因となる血の渇望(※人類との敵対が決定的になる要因)に抗ったが、
 他の世界の吸血鬼では克服しているケースも多い太陽の光に対する弱点はそのままだ。
 不滅であるはずの身体が燃え、塵と化してしまう。復活も不可能だ。

「私達の領域にて邪教…太陽崇拝の兆候が確認できました。おそらく太陽の欠片が入り込んでいます。
 その調査と討伐を依頼したいのです」

 ≪貴族≫にとって太陽の属性を持つ者との戦いは極めてリスクが大きい。
 ただ相対するだけでも≪逸話:太陽に相対すれども一歩も引かず≫を得るほどの偉業とされる。
 この一事からでもどれだけ、≪貴族≫にとって極めて過酷な試練であるかがうかがえよう。

「なるほど。特効属性持ちとの戦いは確かにリスキーだな。我々に依頼するもの頷ける」

 ≪貴族≫は強力であるが絶対数が少ない。犠牲に対する負荷が極めて高いといえよう。

「了解した。皆もそれでいいか?」

 今回は同盟維持のための通過儀礼めいたところが大きいので、カタチある報酬を言い出せる立場ではない。
 が、一応、ダメもとで要求めいたことはできるかもしれないが。

【貴族は具現化持ちゆえ金銭の概念がイマイチ乏しく財はさほど無い。
 術式は強力無比であるが、教えを乞える類でもない。ようするに要求しようにもイマイチなパターンになる公算大でもある】
603 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/31(火) 21:57:48.31 ID:uymDnKbs0
>>602
アキレス「まぁ別にいいけど…」
やっぱり鉄火場である 鉄火場は苦手であるが 問題はまだある

アキレス「もしかしてオッサンがこんがり肉になっちまった化け物が出てくるの?」
それだけが心配だ ロイですら死に体になりかけた相手と事を構えたくないのが本音である

アキレス「そうだ 対価といっちゃ変だけどさ これ微妙に目立たなそうなところに飾ってみてよ」

と 先ほどの日光浴ならぬ月光浴に勤しむ人々の絵を取り出してみる 珍妙な絵として話のタネにでもなれば御の字だ

―――ギィ!!
ベティも自らの絵を差し出す ・・・現代アートかな?
604 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/31(火) 22:01:01.62 ID:9jW4+MkF0
>>602
「え、マジで…」
実在すると言われれば、兜を脱いだ姿勢でフリーズ。
名残惜し気にマジマジとバケツ頭を見つめ、クズ籠に無理矢理押し込むのであった。
「先を越されてたか……」


「こんな世界だ。太陽に弱いなんてのは幼稚園児でも分かる」
降り注ぐ赤い月の優しい光を軽い調子で指し、鼻を鳴らす。
越境者の中の吸血鬼で忘れかけていたが、本来吸血鬼とはそういうものだ。恵みの太陽を避けて、夜に潜む怪物。
ならば、それを利用しない手はないだろう。太陽の光を差し込むだけで、強大な吸血鬼たちを皆殺しに出来るのなら。自分だってそーする。

「正直言うと、俺も日陰者だからな。出来れば日の光は避けたいが…。
 まあいいだろう。少なくとも死にはしないはずだしな」

「終わったら……そうだな、何か飯と、一人で眠れる部屋を用意しといてくれ。それくらいいいだろ」
あくまで同盟。敬いを忘れてはならない相手だ。だがこのくらいは要求してもいいはずだろう。
刀を携えると、棺桶はやーヨ。とだけ言い残して、いざ調査へ。
605 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/31(火) 22:05:29.55 ID:a1VWJapt0
>>602
「了解、と。頼んだ事の割には楽で助かるな。」

「はーい。べつに、私も特別な事をしたわけじゃないもの。」

と、両者共に快諾。
対価を要求する事も無く―――メアのほうは少し何かを考えているようだが―――参戦を決意する。

「そうだな、対価と言う訳でもないが、あとで少し話を聞かせてくれるか。
 これほどの魔術を持つんだ。学者として興味があってね。」

口にするのは好奇心。魔術を使えるようになりたいと言う訳でもなく、ただ。
606 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/31(火) 22:20:00.70 ID:c/QMK0seo
>>603

「その戦力調査も我々のビズなのだろうな」

 イムカは先んじてアキレスに対して返答。
 実際、あの規模のはそうそうでないと思いたいが。

【アキレスのアートは中々に前衛的なシチュエーションで飾られるかは不明】
【ベティちゃんの絵?受け取った≪貴族≫もやや困ったような笑みであった】

>>604

「ええ、良い寝床と美味を用意して帰還をお持ちしています」

 ≪貴族≫は洗練された礼を取る。
 慇懃ではない、礼節にのっとったそれは、おおよそ吸血鬼が人に対するそれとはかけ離れていた。

>>605

「知識を報酬に、ですか。解りました。星占などのお話でもよければ」

 なお、ここでいう星占はまじないや予知ではなく、確率操作を指す代物だったりする。

 −−−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

【全員対象】

「特効か…どうなのだろうな」

 イムカは小さく呟いて後、借り受けた馬を用いて(よく鍛えられた黒馬だ)目的地へ出立する。
 呟きの意図は単純。特効持ちとはいえ、雑魚ならば問題にもならない実力を≪貴族≫が有する場合、
 相手は、≪雑魚≫ではない公算が高い。そう思っただけだ。

 −−−−−−
 −−−−
 −−−

【調査→調査結果】

 各々が付近の調査を行ったところ、民を惑わす≪黄金の衣を纏った賢者≫の存在が確認された。
 太陽の恵みと威光を説き、民に喧伝している。そこまではいい。ただの利害の相反で説明はつく。が、

「教義を受けたらしき≪民≫の様子がどうにもおかしいな。
 目は虚ろ、意識レベルは低く、一方で教義には情熱的。周囲を引き込もうという熱がある。これはアレだな。教えというより――」

 洗脳…という言葉が脳裏に過ぎる。意識的になのか無意識的になのかは知らないが効果覿面に過ぎる。

【各人、薄気味悪さすら覚える≪太陽の教義を受けた民≫と少なからず接触したものとする】

「出現ポイントの絞込みは終わった。行こう。――これは勘だが戦闘になるぞ?」
607 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/31(火) 22:31:53.16 ID:a1VWJapt0
>>606
「邪教と来ればそうなるだろう。元よりそのつもりで居る。」

銀のマスケットの内部の手入れをしながら。
目にしたアレはどう考えても異常であるし、であれば動けなくする以外にない。

「……きもちわるいー。
 ねぇ、アレ、なに?なんなの?生き物?」

一方でリリウムは分かりやすく不快感を露にする。
喧伝するだけならただの狂信者、しかして活力すら奪われていく民を見れば、アレはなんなのか。
洗脳にしか見えない好意に寒気を覚えながら(服の薄さは関係ない)、しかし

「まぁ、でもお願いされちゃったし。やらないとね。」

一応やる気はあるようである。
608 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/31(火) 22:34:10.01 ID:uymDnKbs0
>>606
「よっぽどのが出ないといいね」
トレンチガンに散弾を装填し ポンプアクションしながら言うアキレスであった

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宗教が洗脳に手ぇ出したらいかんでしょ」
馬術は未収得ナンデ 誰かの馬に相乗りしながら言うアキレス

「そうですかー ところでF.M.M教に興味ありませんか!?」

熱心に太陽万歳を唱える民に別の神を紹介してみるテスト
実際虚ろな目で太陽を勧める連中よりもミィトパスタの方がナンボか健全なような気がした

「dsynーもっとハッピーにいこうぜハッピーに ・・・連中からしたら太陽の元に統一した方がハッピーですとか言うんだろうなちくせう」
拳銃よし トレンチガンよし 警棒よし ベティよし

「俺によし お前によし」
―――ギィ!!

ベティも準備万端だ
609 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/31(火) 22:40:42.78 ID:9jW4+MkF0
>>606
「特攻持ちにやられるなんてよくあるだろ?俺だって、間違えてランサーにアーチャーけしかけて全滅した事あるゼ」
200kgオーバーの機会の塊が上に乗っても平気な馬というのは見た事がない。故に、とりあえずは荷物だけを積んで彼だけは歩きのままだ。
着いていくだけの体力も脚力もある。全速で向かうとかでもない限り、普通に馬の後を追ってくるだろう。
「もし馬さんが大丈夫なら、今すぐにでも乗って帰りたいがね」


「黄金聖闘士かな?眩しいけど、遮光レンズはご入り用かい?
 周りの連中は…、おっと、ダメそうネ。どーみても洗脳…。あのバーサク宗教家がいなくてよかった。悪知恵つけられるところだった」
物陰に潜み、自前の遠眼鏡で喧伝する姿を捉える。
この夜の国には似つかわしくないのは明らか。であれば、向こうも初めからマジメに教えを説くつもりなどないだろう。

「知ってた。お前がいるからな。…面倒だから仮称で呼ぶが、あの説教者気取りはともかく、周りの連中はどうする。
 さしずめテンパードってところか。お前の目にはどう映るね?まだ矯正可能な憐れな人々か、ついでに始末しないと厄介な事になるお邪魔虫か…」
熱心に周囲に教義を触れ回る民。場合によっては、彼らの排除も検討しなければならない。
明らかに強そうな宣教師と、その信者。彼らを相手取り生き残る勝機は何処ぞや。

「ユーウツ…。ところでどうやって攻めるか、案はあるの?まさか真っ直ぐ行ってぶっ飛ばすワケじゃあるまい」
HAHAHA。軽い笑いが漏れる。ある種の願望も混じった笑い。
610 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/31(火) 22:51:29.60 ID:c/QMK0seo
【全員対象】

「≪民≫は可能な限りは傷つけないで事を済ませたいな。
 とりあえずは私があらかたパラライザーで無力化する方向で行こう」

【今回は民を治める立場の≪貴族≫からの依頼だ。独断で排除をやらかしていい状況ではないだろう】

 越境者達は絞り込んだ≪黄金の長衣≫の出現位置たる霊堂に潜入することとなる。
 様子を確認し、あわよくばアンブッシュしたいところだ、が。

「ん?どうした?」

 皆が皆、可能な限り気配を絶って潜入しようにも、それら全てをご破算させるのがこのイムカである。

【情報/超絶ペナルティ:将校スキル大量取得により覇気満点のイムカは気配が強すぎてステルスまるでダメダメ】
【相手に気取られている前提でやるしかあるまい(前向きに!!】

 −−−−−−−−−−
 −−−−−−−
 −−−−−

【霊堂】

 夢遊病めいた信徒達に囲まれ、太陽の教えを説く≪黄金の長衣≫の姿が見える。
 よく見れば、長衣の内には陽光が溢れ、肌が一切見えない。おおよそ常人ではあるまい。

「―――」

 太陽の教えを説くその口上はなるほど、冷静さの中に情熱を秘めたものであり、中々に聞き応えのあるものだ。
 そも人間とは本能的に太陽の光という恵みを知っている。知識ではなく遺伝子に刻まれている。

【それは情景を幻視するほどだ。満面の小麦畑。青き空。そして暖かく地上を照らす太陽の光】

 いつしか、霊堂の冷たい壁も蝋燭のか細い光もなくなり、多幸感と暖かな日差しの幻視こそが、
 越境者達の真実とすげ変わっていく。安らぎである。そこには殺伐として鉄と血の理もない。陰惨な過去など洗い流される。
 ただただ、暖かで幸せなのだ。太陽こそが―太陽こそが――

「……!!」

 イムカが舌を噛み切ったのはこのタイミング。しかし幻視は解けぬ――声すら出ない。

【警告…戦闘状況に到っていない局面ではあるが事態は既に危機的といえる】
  【民の望みし夜明け…自意識が多幸感と太陽の暖かさにやわらかく、やさしく漂白されていく】
611 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/31(火) 23:03:25.05 ID:uymDnKbs0
>>610
「いや 今日も決まってんねと思って」
不思議そうなイムカにげんなり応えるアキレスであった

―――ギィ!!
ちなベティちゃんはサーボスカルにイムカのオーラはどうにかならんかと抗議している

【んでもって】
「おーおーやってるやってる」
ヒネた様子で演説を聞くアキレス

太陽はまぁ嫌いじゃない 燦々と照り付ける太陽の下で日光浴なんてのもいい
嗚呼最近日の光を浴びていない こんな世界さっさとおさらばして いやこの世界もいっそのこと

「ッ!!」
今自分は何を考えていた そりゃもう太陽の

「イグニッション!!」
足元から立ち上る蒼き霧が濃くなり 辺りに跳ね馬を掲げし赤い車の如き甲高い爆音が轟く

どうせイムカのせいでステルスなんぞ無理な話 注意を引き 演説を中断させんとする妨害の一手を繰り出した
612 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/31(火) 23:09:09.27 ID:a1VWJapt0
>>610
「……強すぎる、というのもあきれるな。」

「変装とか、もうちょっと考えた方がいいと思うなー……」

リリウムからすらこの評である

------------------------------

その声は確かに素晴らしいものである。太陽の如き情熱を、聞くものにすら与える。
脳髄に割り込んでくる暖かな、太陽の加護。成る程、思考を奪われるのは必然であろう。
本能に刻まれた陽のぬくもりに、抗える人間など存在しない――――

しかし幻視はあくまで幻視であり、銃を握る感覚は未だ健在。
メア・シアーズは銃口を自信の額を突き付け、射撃の術式を起動する。
内部に装填された弾丸は、魂のルーンを刻む専用弾丸。
流石に至近距離では幾らかダメージを貰うが、しかし額にはルーン文字が確りと輝いている。

「……私が見たいのは太陽なんかじゃないんだ。
 一人で見る太陽なんざありがたくもなんとも無くてね……」

効果はタイムリミットと引き換えに全ステータスの向上、耐性付与。
であれば。演説に対しても抵抗しうる。
エンハンス:ステイシス
「停滞のルーン」

命中すればその動きを停止させる弾丸を打ち込み、演説の妨害を図る。
ちなみにリリウムであるが、メアの隣でぽけーっとしているのであった。
613 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/31(火) 23:12:08.17 ID:9jW4+MkF0
>>610
「何も起きなければいいがね」
意識を刈り取っても、肉体がこちらを狙ってくるという事は何度か経験した。ましてや相手は既に洗脳済みの民草。
事を荒立てたくはないが、こればっかりは運だろう。


「見ろよ、まるで演説だ。独裁者特有の印象に残りやすい演説」
柱の陰から長衣を見やる。おおよそ人とは思えぬ、その輝かしい姿を。
ただのカルキストの類ではあるまい。もっと面倒な、何かだ。

「聞こえるか?奴さん話し上手だな。脳味噌と声帯をテディベアに移してやろう…」
視界に微かなノイズが走る。敵ながら聞き応えのある口調にほう、と息を漏らす。
ふと太陽の輝きを思い出す。最後に火の光を浴びたのはいつだったか。いつかは、自分もこの温もりの中で───。

視界に広がる暖かな光景、既に脳を冒しつつある幻視に疑いはない。
引っかかった。その考えすら及ばない。自我が、凶暴性が、全てが、布に付着した汚れの様に漂白されていく。自身も気づかぬ間に。


「グワーッ!」
脳を拡販されるかの様な激しい頭痛!しかし幻の光景に変化はない!
幸福?安らぎ?笑わせるな。おまえに、おまえなんかに、オレに、そんなものがあっていいはずがない。

震える手が手探りで腰の刀を引き抜く。掌に感じるのは、幸せとは程遠い、赤刃の柄だ。
「Gaaaaaaaa!!!」
獣じみた唸りが漏れる。激しい負の感情が柔らかな日差しの中で強引に肉体を動かす。
薄れゆく凶暴性の中で何とか取れた行動は、記憶に残るあの黄金の長衣の位置に向けて、槍投げじみて刀を投げ放つ事のみだった。
614 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/10/31(火) 23:31:02.05 ID:c/QMK0seo
>>611

≪000111010101≫

 ベティの問いかけにサーボスカルはお手上げ侍な様子であった。ナムサン!
 将校って存在感で兵士を奮起させる存在だからね。仕方ないね。

 −−−−−−−−−−−−

【全員対象】

 まず、抵抗はメアから行われた。ルーンを己に刻み、太陽の教えに抗う。
 そして、次いで放たれた弾丸は寸分たがわず≪黄金の長衣≫に撃ちこまれるが、
 それは夢遊病めいた信徒の一人が身を呈して(というより、動かされ盾とされた)妨害!その肩を撃つに留まる!

【この行動一点からしても、太陽の化身とやらが、おおよそ信徒に対しての姿勢が見て取れる。
 虚飾するならば、信仰への自己犠牲として尊ぶべき行動とやらか?】

 が、次の瞬間に己を暴力に染めたソーマタージのカタナは拙かった。
 信徒を再び盾にしても貫通が容易な質量とサイボーグの投擲のパワーがそれにはあるゆえ。

「―――」

 人間の可聴域を超えた声で何かしらを宣言。次の瞬間、信徒が二人、突然身体を輝かせ、おおよそ≪人ならざるもの≫に変性する!

【太陽の使途と化した二体は、盾となり腕を貫かれ、身体を壁に打ち付けられながらもソーマタージの刃を止める】
 【→太陽の使途…傀儡と化した人間を昇華させる変性術式。人ならざる者と成り果てた者におおよそマトモな未来はあるまい】
【※リリウムが影響下を脱していないのであれば、このまま推移すればどうなるか自明である】

 そして、最後に一時的に幻視を脱したアキレスによるイグニッション!!
 まだ、影響を受け始めたばかりの越境者達はここで、演説が途絶えたこともあり、太陽教の理の侵食が一時的停止する。

【メア…ルーンにより正常な意識を保つ】
【イムカ、アキレス、ベティ、ソーマタージ…
 太陽の幻視と多幸感がちらつきながらもオーバラップして現実が見えるようになった。
 が、視界と認識が無茶苦茶だ。あるいはこの異常な認識齟齬ゆえに心弱ければ発狂してしまいかねぬ】

「―――!!」

 イムカは無茶苦茶な認識の中でパラライザーを乱射。盾となりうる周囲の民を撃ち無力化せんとする。
 5発撃って2発が命中する割合での銃撃。普段のイムカを知るものならその不調は一目瞭然。

「―――」

 ≪黄金の長衣≫は越境者達にその輝く腕を向ける。瞬間、灼熱の光が精神に降り注ぐ!!

【溢れ包む光輝の衣…傲慢なる太陽の熱波を象徴する白光。熱にて肉体ではなく精神を焼却せんとする光である】

「敵対象分析…精神攻撃特化か」

 イムカは神なりし皇帝陛下の信仰を持って己を鎧いこの熱波に対抗せんとする。

【分析:この攻撃は己の寄り所≠ェ無いものほど危うい!!】
615 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/10/31(火) 23:44:55.78 ID:uymDnKbs0
>>614
―――ギィ・・・
「捕まってろベティ」
不安そうにしがみつく足に力を込めるベティに忠告 ブンと警棒を展開する
視界がぼやける まるで聖堂の中がまばゆい太陽の下のように思える

不調極まりない体に鞭打ち 司祭を討つべく駆け出した時である

「う・・・っく・・・!」
―――ギィ!!

灼熱の光 体の中が燃えるように熱い

―――ギィ!!ギィ!!

脚に更なる力を込めてアキレスにしがみつくベティ
普段は自分が飼い主めいていたりとか 頼りないとか言っているが その本質ではアキレスに絶対的な信頼を寄せている
ベティにとってアキレスこそが拠り所なのだ

そしてアキレスであるが アキレス自身 力がないことは百も承知していた

ロイのように勇猛ではない イムカのように自信に満ち溢れていない
他の越境者のように力がない

自分はただ 恐怖心を飲み込んで囮を買って出ることしかできない そう自負していた

それ故に だからこそ

「日光浴にはちと肌寒いなぁおいィィィィィィィィ・・・!!」
虚勢を張ることしかできないのなら 虚勢を張って乗り越えてやる

虚勢を張ることならば 誰にも負けない自負がある

まるで効いてない と言わんばかりに笑みを浮かべ 司祭に向けて突撃を仕掛ける
信徒が邪魔するのであれば デモンレッグにて得た比類なき脚力で彼らを踏み台にし 司祭へと一気に接近戦とする
616 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/10/31(火) 23:55:17.61 ID:9jW4+MkF0
>>614
「ガァァッ…ッ!目が…!」
苦悶の声を漏らす。柔らかで優しい太陽の輝きは失せ、蝋燭灯る霊堂に世界は戻る。
視界にチラつくのはいつもの狂気ではない。求めても求めても届かぬもの。楽園じみた幸福だ。

「糞喰らえだ…!」
両手で覆った眼窩から白い血が零れる。バンビじみた覚束ない足取りは、しかし確実に長衣へ向けて歩みを進めていく!
今この男を動かしているのは何なのか?それは彼自身にもハッキリとしなかった。重要なのは、いずれにせよ奴を殺す事のみ!


「殺す…!殺す、殺す、殺す殺す殺す!!」
精神を焼き尽くそうとする灼熱の光!先程のが慈悲なら、怒りといったところか。
イムカの言葉が耳に入るが、そんな事は最早どうでもいい。自我を焼き尽くされようとしている事など明白!
チラつく幸せの光景、蠢く傀儡の信徒、その全てに呪詛を吐き、瞼の奥に映る影に力を得る。
全く異なる二つの考えが、強張る両手に力を与える。自身の腹を裂き千切る為の力を。

SPLAAAACK!!!人工筋肉を引き千切られた腹から、夥しい血が迸る!故障した水道管じみて前方、長衣含む信徒へブチ撒けられる白い血!
次の瞬間、傷口から飛び出すのは、紫電纏う鉛色の鋭い槍じみた数本の触手!獲物を狙う蛇の舌じみてスパークがチラつく。

「ああ……殺すのはナシだったな。どっちにしろ、無理か」
FRARAKKーKAーBOOOMM!!!全身から放たれる雷撃は、彼のホワイトブラッド目がけて宙を走る!
血の付着した者に雷撃が当たればいい。死なずとも、意識を奪えずとも、動きを数舜止める程度は出来るだろうから。
617 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/10/31(火) 23:57:04.75 ID:a1VWJapt0
>>614
メア・シアーズは思考する。
現在完全に取り込まれたものは居ない、誰もがかろうじて意識を保っている。
であればルーンのばら撒きは悪手。実態があるかも分からなくなってきた相手だ。倒しきれる保証は無い。

周囲に余裕は無し、対して相手は盾を張り放題。しかもこちらとしては手が出しにくい相手である。
―――――ならば、その盾の全てを奪えばどうなるか。

「―――――使えるのは、そこの二人か。」
 エンハンス:オーバー
「魂のルーン」

放つルーンの弾丸の対象は二人。明らかな不調を示すイムカ・グリムナーと呆けているリリウムへ。

「時限付だが、ほら。3倍ぐらいは働けるようになる。
 そこのサキュ子も分かるだろう。さ、気張ってくれよ。」

意識を太陽に持っていかれかけていたリリウムもルーンの効力により何とか自我を取り戻す。
そして降り注ぐ灼熱の太陽に対して、二人は――――

-----------------------

拠り所。精神の支柱。自身の存在を肯定するもの。リリウム・アトラには、少し前までそれはなかった。
逃げて、逃げて、裏切って、裏切られて。何時死ぬか分からないし、何時死んでもいいと思っていた。
けれど、今は。

脳裏に浮かぶ、スクラップヤードの隅の光景。小さな、彼女の拠り所。
みんなが私をどう思っているかは分からないけど、少し、死にたくないと思えた。から


「あたし、負けない、しっ……」


徐々に焼かれていく精神に顔をゆがめながら、髪を鎖と貸し信徒を拘束する。

--------------------------
>>614>>616
そして当然、メア・シアーズにも折れない、死ねない理由がある。
灼熱足り得る太陽の光矢を、撥ね退けてしまえるほどに。
焼け焦げていく精神に、その痛みを感じぬほどに。
 エンハンス:ステイシス
「停滞のルーン」

対象は盾となる信徒たちへ。

「こちらは盾をはがす。本体は任せられるか?」
618 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/01(水) 00:14:19.97 ID:uel5ckHjo
【全員対象】

「十万の惑星で百万の戦争が行われている。休息などない。隠れる場所などない。
 我等が銀河には、戦争のみが残ったのだ――」

 聖言と呼ぶにはあまりに凄惨なる言葉を唱えながら、イムカは銃を向ける。
 外傷は無い。致命となる傷は負ってない。が、長引けば肉体より先に精神を殺される。

【ここでメアよりルーンが刻まれる。ノイズ塗れの視界が晴れた!!】

 太陽の使徒に変じようとする者へ停滞のルーンによる捕縛!
 無意識下で盾にならんとする民へ、ソーマタージの雷撃とリリウムの髪による拘束!

「―――」

 精神に浴びる灼熱に耐えながら、アキレスが虚勢を拠り所とし、前に、前に進む。
 イムカは銃を構えるが、ブラスターでは属性相性が悪いと看破。それならば、

「皇帝陛下の加護あれかし!≪隕鉄の祝福≫」

 流星属性を帯びたクナイ・ダートを投擲!接近し、しかし威力不足のアキレスの警棒を補うべく、
 疾駆するクナイは振りかぶられた警棒に流星属性を移植。その威力を増幅させる!

【イムカ→アキレスへ流星属性のエンチャント】

 道は開けていた。メアが、ソーマタージが、リリウムが精神を焼かれながらも既にこじ開けている。

「―――!!」

 接近するアキレスは直接、精神への灼熱光を浴びることなるだろう。しかし、

【SMAAAAASH!!一撃にて、光そのものの≪黄金の長衣≫――蒼白く輝く警棒がデモンレッグの加速を十二分に乗せてその頭部を叩き割った!】
【あるいはアーティストにとってもっとも忌むべき感動を殺すモノに対して、その在り方そのものが特効になったのやもしれなかった】

 −−−−−−−−−

 アキレスが太陽の欠片の頭蓋を叩き割った直後、全ての幻視が消失し、民達は負荷によってバタバタと気絶。
 もっとも、イムカも膝がつきそうな無様を拒否してどうにか柱に身を預ける有様だった。

「皆、大事ないか?」

 メンバーの健在を確認するイムカ。
 おそらく、自主的に負った傷以外は今回、越境者達はさしたるダメージを肉体には負っていない。
 が、今回ばかりは、それで万事問題なしといえるケースでないのは明らかだ。精神の傷は時に肉体以上に治癒を困難とす。

「全く…交換条件としては十分に過ぎるビズだな」

 が、気丈は装う。そうでなければイムカ・グリムナーではない。
619 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/01(水) 00:26:58.18 ID:e2VweLG70
>>618
「Gaaaaaaaa!!!」
頬に血管めいて浮かび上がる鉛色の触手。赤い瞳に激しい殺意が宿る。
ノイズと暖かな光の向こうにて、黄金の長衣の頭部が叩き潰されるのを目の当たりにするまで、それは続いた。


「大事あるよ…ッ!畜生…」
ドサリ、と膝をつく音。血とエネルギーを失いすぎた。
暗い理性を宿す瞳はいつものそれだ。死んだ魚めいて濁った赤い瞳。
狂気になどとっくに吞まれている。この程度の傷など些細なものだ。強いて言うなら、自分で破った腹部だけが問題。

「とっとと帰ろう。あの死体、持ち帰れないかな?何かに使えるかもだぞ…」
腹から飛び出た触手の槍を折って捨て、コートの裾を引き裂いて包帯代わりに傷口に巻く。
人工臓器が零れかけていたが、清潔な空間で休めばとりあえずは傷は塞がり、適切な設備で数日休めば元通りになるだろう。

「次あの連中の手を借りる時は…、何を『お願い』してやろうか」
620 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/01(水) 00:29:07.10 ID:ozUxxIl40
>>617
【狭間のスクラップヤード】
今だ瓦礫が積み重なり 人目に付き辛い区画にぽつんと立つ小さな小さな城

かっぽう着姿のロイが酒を運び込み つまみを作り グラスを磨き テーブルを拭き 帳簿をつける

ロイ「くぁ・・・ふ さっさと帰ってこねぇかな」
あくびを一つ 城主の到来をのほほんと待っていた

>>618
アキレス 戦闘で調節的な戦果を挙げる
これは歴史的な光景かもしれない 特殊警棒も普段の解ty通電等替わりではない働きに満足していることだろう

「イェェェェェェェェェェェア 楽勝」
警棒を掲げ ドヤ顔全開で調子ぶっこくアキレス

―――ギィ!!
ベティもどんなもんじゃーいとハサミを振り上げていた

もっとも足はがっくがくに震えており 恰好の付いたもんではないが
621 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/11/01(水) 00:37:02.68 ID:E1z7izva0
>>618
「よーく気張った気張った。お疲れ様、と。」

余裕綽々、何手のは言葉だけ。
肩を震わせ息を切らして、まああまり余裕が無かったのは確か。

「帰ったら色々聞かせて貰おうか。
 それぐらいは許してくれるだろう、これなら」

そうして戦闘は終わり、リリウムもまたぺたりと聖堂の床に座り込む。

「帰ったら……ありがとうとか、言おうかなー……」

今日の出来事で自分の拠り所のありがたみを知った少女。
しかして台詞は死亡フラグ。だが戦闘も終わったのでセーフか。
622 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/01(水) 00:41:24.45 ID:uel5ckHjo
>>619

「死体?」

 目をやれば、黄色の長衣(※黄金に見えた光が失われた普通の布だ)だけが床に落ち、
 それを纏っていたはずの光はとうに消えうせていた。実体があったのかどうか。
 そも、殺しきれたのかどうかさえ、不明瞭という有様だ。

「は、言えているな」

【本当に…次は何をお願いしてやろうか。だ】

>>620

「何が楽勝だ。まあ、問題はなさそうか」

 ここまで虚勢を張れるなら、もういっぱしの兵士だな。と思う。
 もっとも、調子に乗るだろうから絶対に言ってはやらないイムカであった。

>>621

「…まったくだ。ついでにシャワーなり風呂なり準備させてもよかろう」

 嘆息をつきながら、イムカは二人に合わせて帰還を宣言するのであった。

//めでたしめでたし
623 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/01(水) 22:09:22.42 ID:ozUxxIl40
【狭間のスクラップヤード】

モブ子供越境者たち「「「お菓子をくれなきゃ悪戯するぞー!!!」」」
晴天の空 子供たちの威勢のいい声が木霊する

今日はハロウィーン 越境という厳しい日常をひと時忘れようと 子供たちは仮装し お菓子をもらい はしゃぎまわっていた

―――ギィ!!
アキレス「自業自得」

なおベティちゃんは先日つまみ食いをし過ぎたためにお仕置きとして

”私はお菓子をつまみ食いしすぎました”
という一文と共にバーベル(25s)が括り付けられていました

さて 子供たちと一緒にはしゃぐもの お菓子を分け与える者様々であるが 他の者はどうしているだろうか?
624 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/01(水) 22:20:33.45 ID:e2VweLG70
>>623
「菓子だよ、爺さん。ワカル?俺様の言ってるコト。お・菓・子。今月一杯猶予あったろ?
 爺さんの娘さんカワイイだよな。もう12か。悲しむだろうなぁ、親がヒド〜〜〜い目に遭って、自分もムゴ〜〜〜〜い目に遭ったら…」
子供たちにお菓子を与えた後のモブ越境者に顔を近づけ、抑揚の無い声で恐喝中の男一人。
血塗れのカソック一式は作り物。一応コスプレしてきているのだ。子供でもないのに。

「ジャンプしてみろよ。まだ出てくるだろ?ホラホラ」


ホッコリした顔で、お菓子の詰まった手提げ鞄をブラブラ。収穫はまずまず。昔取った杵柄だ。
イタズラの代わりに貰ったチョコレートを齧りながら、ナハハと高笑い。
「この仕事で食っていこうかしら」

「よう。アキレスと…サソリ相手にハードなコトするわネ、アンタ…」
視界に入ったお仕置きベティとアキレスに怪訝そうな目。事情を知らないのだ。
625 :リリウム・アトラ [sage]:2017/11/01(水) 22:24:30.65 ID:AV0z/DNNO
>>623
「お菓子くれなきゃいたずらするぞ!!」

そう高らかにいいはなつ少女はウィッチハットにマントを羽織り
一応のハロウィンスタイルである。尚マントの下は相変わらずの露出度で。

「......って言う側だとおもうんだけどなー.......」

なんてのは理想の話。実際は衣装以外は真反対。
精神年齢はともかく一応大人組として足元に集う子供たちにお菓子を配るのであった
626 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/01(水) 22:36:29.05 ID:ozUxxIl40
>>624
アキレス「アンタ一体何をやってるんだ」
お菓子を恐喝するソーマタージにジト目で言い放つアキレス

―――ギィ!!
ベティはたすけてくれーとハサミを振り上げていた

ロイ「ベティは前日につまみ食いしすぎたので今日はお菓子抜きの刑でーす」

―――ギィ!!
ベティはたすけてくれーとハサミを振り上げていた

アキレス「そうだソーマ これをくれてやろう かんしゃせぇよ」
と何やら黒いクッキーを差し出す

アキレス「風味豊かな胡麻クッキーだ」
※本当は風味豊かなコショウたっぷりクッキーである

>>625
ロイ「スマン 今日はエロ無しの方向で頼む なにせ子供がたくさんだ」

実際悪戯(意味深 を期待する輩もかなりいたが ロイが自粛を促している

ロイ「そういやアキレスから聞いたが大変だったんだって? 傷とか残ってないか?」
などと心配する中 マセた悪ガキがマントを捲ろうと悪戯を仕掛けようとしている

ロイ「何はともあれご苦労さん お菓子をやろう」
とマドレーヌとカフェオレのセットをどうぞ
627 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/01(水) 22:53:42.19 ID:e2VweLG70
>>626
「何って、見れば分かるだろう。昔はよくやったっけな」
あっけらかんと返す始末。強請り方か、200歳も近いのにお菓子をねだるところとか、仮装のセンスとか、ツッコミが追いつくだろうか。
他の越境者(顔見知りやリビングデッドの少女含む)からの白い目も気にしない、タフな男の姿がそこにはあった。


「ああ、そりゃあそうなるわな。同情もしないゼ」
ロイから事情を聴けば、養豚場のブタを見るかの様な無情の目を向ける。食い物にはこの男もうるさい。
振り上げられるハサミに触れるか触れないかの、ギリギリのラインでお菓子をブーラブーラし、挙句自分で食べる。由緒正しい拷問方法!

「えー、ソーマ胡麻きーらーいー。他の奴にやれ…ン?」
心底嫌そうな顔でクッキーを受け取り、臭いを嗅いで何かを察する。この身体でよかった事の一つだ

「…後でゆっくり、いただくとしよう」
砕けないように懐に収め、口角だけを吊り上げる様に歪める。他の者に流れる事は想像するまでもないだろう。
ちなみに、胡麻があまり好きではないのは事実だ。
628 :リリウム ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/11/01(水) 22:58:47.85 ID:E1z7izva0
>>626
「わかってるってば。ほら、露出少な目。」

一応マントの上から見る分には実際露出は普段より抑え目である。
他人の視線を自覚し始めたという事なのだろうが、マントの下はもう本能の部類なのだろう。
ちなみに当然マントもリリウムの体の一部であり、であればマセガキに対して抵抗が出来る。
少年がマントに触れた途端、はためいたマントがぺちん、といい音を響かせた。
呼びかけが無かろうと美味しい年齢ではないので本人的にもノーセンキューなのだ。

「……ありがと。
 大丈夫だったよー。あんまり、直接攻撃はしてこなかったし……」

そうして先日の話を振られれば、思い出すのはやっぱりあの時、自分の拠り所を浮かべた時。
自信のお城を幻視して、そこにちゃっかり彼が居るものだから。
声はだんだんと小さくなって。ウィチハットを目深に被り、視線を合わせず。幾らリリウムでもちょーっと気恥ずかしい。

「じゃあこれ、お返し。余り物だけどねー
 い、要らなかったら捨てといていいよ。余り物だしっ」

お茶とお菓子のお返しに差し出すのは、市販品にしては荒めな包装のクッキーである。
中身のクッキーの形状もやはり市販品にしては崩れている。味に関しても、真心が伝わる味とだけ言って置こう。
尚手渡すときも視線は合わせないままである。
629 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/01(水) 23:09:48.75 ID:ozUxxIl40
>>627
アキレス「・・・後で嫁さんに説教してもらおう」
両耳から出血不回避!! そしてベティであるが

―――ギィ♪・・・g・・・・ギィ!!ギィ!!

やっぱりソーマタージはわかってくれた お菓子を受け取・・・受け・・・食われた!?

―――ギィ!!!!!!
激昂したようにハサミを振り上げるベティ矢鱈滅多らにハサミを振り回す 射程圏内に居たら痛そうだぞ!!

んで嬉しそうなソーマタージに黒い笑みを浮かべるアキレス

とここで子供がソーマタージに向けてトリックオアトリートと叫ぶ

アキレス「はいどーぞー」
この男はキャンディを差し出すが ソーマタージは?

>>628
マセガキはマントにペチンと叩かれぎょっとして
マントを平手で叩いたりするが

ロイ「色気だしてねぇで向こうで遊んできな」
とロイにお菓子を渡され退散するのであった

ロイ「・・・? そうか」
なんでこいつ照れてるの? と まさか自分が原因だとは思ってないロイは頭に疑問符を浮かべるのであった

そして渡されたクッキー この男はその場で封を切って食べ始める

ロイ「モグモグ・・・薄力粉の振るいが甘かったかな? 今度菓子作りも教えてやろうか 美味い菓子が作れるようになったら 靡く男も増えるだろうぜ」
と品評&お誘いの言葉を頂きました
630 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/01(水) 23:24:24.73 ID:e2VweLG70
>>629
「お前もいつかは分かり、実行に移す時が来る。賭けてもいいぜ」
無理矢理ニヒルな雰囲気を醸し出そうとするつよい男の姿が以下略


「BWAA‐HAHAHAHAHAHA!!!AHAH!AHAH!」
振り回されるハサミに悪魔的笑い!今この瞬間、この時こそが彼が一番輝く時だ。一番尊い時だ。
何度かハサミがかすり、手首や腕がチョー痛いが気にしない。愉快だからだ!至福だからだ!
「HA‐HA‐HA‐HA‐HA‐HAHAHAHAHAHA!!!」

「VWWWEEEEE……。なんだガキ、二秒以内に消えないと、俺はマイケルと化してお前にイタズラするぞ」
賢者モードだ。向かってくる子供に冷たい眼を向けて凄む。
名前も誰の子かも知らないガキに、自分の戦果をくれてやる道理はない。シッシッと追い払おうとして───。

「…ホラ、これぐらいしかないがな」
渡すのはチョコレート、一口パイ、飴ちゃん、アメリカ土産でよくある味の暴力って感じの得体の知れない菓子。
一日ぐらいは、こんな日があってもいいだろう。無論、それで彼の罪状が軽くなる事は無いのだが。

「そうだ、耳を貸せ、手を広げろ。…アキレスのとっておきだ。ヤツに感謝して、よーく味わうんだゾ」
ついでに、先程の胡椒マシマシクッキーを握らせるのも忘れない。
631 :リリウム ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/11/01(水) 23:30:59.07 ID:E1z7izva0
>>629

「あ、あぁ……」

迷わず口内へ放り込まれるクッキー。残念な感じの品評。沈んでいく顔は、しかしあっさりとその後の言葉で回復する。

「う、うん。お願い!」

ウィッチハットの鍔の下にはにっこり笑顔。

「私の魅力は十分だけれど、更に磨くのも悪くない
 お店の評判にもかかわるしね、オーナー」

上がるテンションはついでに普段の調子に戻ったようである。
未だ、少し、熱気を帯びてはいるけれど。ちょっと無理もあるかもしれない。
632 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/01(水) 23:41:53.26 ID:ozUxxIl40
>>630
アキレス「分かりたくないなぁ・・・」
―――ギィ!!!!!!!!

ドン引きアキレスと激昂ベティ なんとも両極端な2人でしたとさ

そして子供は無邪気にありがとーと礼を言って走っていった
この後どうなったか? しらん

>>631
ロイ「せやな ごはんいっぱいたべれるようになるためだからな」
どうやらいつもの様子に戻ったようでなにより と言った様子のロイであった

ロイ「夜は店を開けるべ 今日は需要もあるだろうから酒を多めに運び込んでおく
   後はお前さん次第だ 上手くやりな」

そんなこんなでハロウィンは続くのであった・・・・・

//んでは少し早いですが〆
633 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/03(金) 22:47:51.12 ID:Gphw0ndt0
【狭間のスクラップヤード】


秋の夜長を楽しむ方法は数あるが 今日は音楽の秋ということで
止まり木同盟の宿の一回食堂には思い思いの楽器を持ち寄った越境者たちが集っていた

ロイは故郷の世界にある古風な弦楽器を持ち出し
アキレスはバケツと灰皿で打楽器とする

ちなベティちゃんはカスタネット係な!

他にも原始的から電子楽器まで数様々な楽器が 酒や食い物片手につらつらと音を奏でる芸術的な夜

今宵のスクラップヤードは芸術的センスが問われる場となっているぞ!!
634 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/03(金) 22:56:16.84 ID:oxgfKRuMo
それは闇夜に突如として現れた。

「ニン」

風無く棚引く黒襤褸布を纏う一本角が特徴的な
白を基調としたトリコロールカラーの人型ロボットであった。
大きくしなった木の上に腕を組んで立ち、きゅぴーん、と目が光る。

「拙者はテルミンを使うでゴザル」
635 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/03(金) 22:58:39.49 ID:UNnphipp0
>>633
ぽぇーーーひょろ〜〜〜
なんともアレな音色を響かせるのは七八の奏でる尺八である
古風だとか雅だとかワビサビだとか、褒め方自体はそこそこにあるが逆を言えば地味だ

「……三味も出来んだけど、無いし……」

本人的にもちょっと不服なのか、微妙な音を吹いている
かといって歌をやるには下手な自覚がある故に、児童のリコーダーめいた此方の方がマシだと判断していた
636 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/03(金) 23:11:24.23 ID:Gphw0ndt0
>>634-635
ロイ「・・・・・。」
アキレス「・・・・・・・。」
―――ギィ!!

また1人 音楽を成さんとするものが現れた そちらに視線が集まり 沈黙
なんか白赤青の実に目立ちそうな外見のロボットがニンなんぞ言いながら これまた珍妙な楽器を持って現れたのだ

アキレス「四五六タン 御同郷の方?」
どうやら忍者っぽいのでアキレスが四五六にかk人を取る

ロイ「まぁなんだ 好きに混ざれよ 来る者は拒まずだ」
気を取り直して始まる静かなジャズ

速いテンポは少々苦手っぽいテルミンと THE和風な尺八はこれにどう対処する?
637 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/03(金) 23:17:51.79 ID:UNnphipp0
>>634
「何アレかっこいい、ガンoムだガンoム」

初めて見る顔にハシャギながら手を振る七八

>>636
「なぁに言ってるのさ、あんな派手派手な忍者がいるわけないじゃないの」

七八はニンジャにあらず、忍者である
故にケラケラと笑い飛ばしているのだが、なんとなーく色々と察しているのもまた事実であった

「う、む、難しいなぁ……」

ひょろろんひょろろん、と元が地味なだけにそこまで主張しているわけではない
つまりは下手に目立つ事もないのだ、好都合と言える

『こういう時は両腕が健在ならなと思うよ』

尚イリーは片腕で器用にピアノ

『英才教育の賜物だってんですねっ』

ニアは肺活量を活かして抜群にトランペットが出来たりする

『……』

半人は聴き専、もしくはベティちゃんと一緒にカスタネットかタンバリンだ
638 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/03(金) 23:22:12.51 ID:oxgfKRuMo
>>635>>636
誰が見たって分かる。
コイツ絶対本来の意味での忍者である訳がない、と。
だが目の前のロボはメッチャ自信満々だ!!

「ジャズでゴザルか?ふむ…ニンッ!」

テルミン、それは把静に言えば静電容量とかいうモノの変化が音を決める楽器。
環境に左右され高い技量も求められるのだが…今回、奏者がロボである事でそこら辺が解消されている。
要は狙った音を出す事が左程難解ではないのだ。
はっきり言ってズルである。流石ニンジャ汚い!!

「因みに一本角であるがユニコーンではないでゴザル。念の為」

各々自由に格好いいロボを想像してほしいのである。
639 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/03(金) 23:33:43.46 ID:Gphw0ndt0
>>637
アキレス「えーだってイムカタンに見せてもらった忍者本に出てくる忍者ってあんなんだったよ」
きっとスプロールでカルト的人気を誇る忍者同人誌のアレだろうアレ

打楽器部隊はアキレスのバケツドラムを筆頭とし ベティや半人などが後に続く

―――ギィ♪
ベティはとても楽しそうにカスタネットを叩いているようだ

ロイ「大丈夫か〜 曲変えるか〜?」
ひょろろんとなんとかついてくる四五六を心配するロイ

>>638
―――ギィ♪
ロボニンジャの登場にベティの目がキラッキラ光っている かっこいいってさ よかったね

アキレス「ニンッて気合い入れるほどか?」
ロイ「俺に聞くなよ」

ともあれロボニンジャはちゃんとついてこれているようだ

アキレス「大丈夫 ちゃんとわかっているから」
一本角のロボニンジャにサムズアップ

アキレス「あれだろ? ゲルマン忍術とか使うんだろ?」
ネタが古いのは勘弁してほしい所だ!!

そして忍者スキルをくしして 演奏するロボにちょっとした悪戯 アキレスが某リンゴ社製須磨尾で電波を飛ばしてみるテスト

さぁどうなる?
640 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/03(金) 23:40:11.50 ID:oxgfKRuMo
>>639
「…ニン?」

ピピピピ…がしゃこん

電子音が鳴り響きロボの背中が大きく開いた。
と、其処から如何にもロケットっぽいロケットが登場、上空に射出される!!

ひゅるるるるるるるる・・・・・・・・・・・ドーーーーーーーーン!!!

花火が上がった。
おいヤベーぞ、電磁防御ガバガバじゃないのか?

「ニンッ」

本人は良い仕事したとか思っていそうな感じで誇らしげにしてるけどな!!
641 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/03(金) 23:44:29.87 ID:UNnphipp0
>>638-639
「またニンジャが増えたって事ね……」

苦笑ながらに溜息ひとつ
とはいえニンジャは忍者と異なり、純戦力として頼り甲斐があるモノが多い
その手の仕事の時に思い切り頼るとしよう、と内心
→ニンジャ汚い、そして忍者も汚い

「……んや、大丈夫だよぉ」

少し吹いて小慣れて来たのか、若干カタチになって来ている
題名の無い音楽会だ、楽しんだ者勝ちなのである
642 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/03(金) 23:55:44.95 ID:Gphw0ndt0
>>640
アキレス「(ニッコリ」
題名のない音楽会に轟く轟音 なんだなんだと騒めく食堂

そしてアキレスは何かツボにでも入ったのか 立て続けに電場を送る
次は何が出るかな? 演奏どころの話ではないが

>>641
そんなニンジャはロケット放出してドヤ顔晒してますがね!!

アキレス「ほれ 四五六タンも負けてないぞ!! カモン巨大蛙!!」
なんか色々と種子が変わっているようにも思えるが気のせいだと思いたい

忍者とニンジャの区別がついてない輩からも熱のこもった視線を受けているぞ!!
643 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/04(土) 00:03:34.67 ID:uq16v3ym0
>>640
>>642
「わお、花火っ」
「……何のための機能なのよ、あれ」

宵闇に咲く大輪を眺めながら苦笑

「……いや、いやいや、だから私は忍者で、ニンジャとは違う訳で……」
「え、えぇと……き、巨大ネズミっ!」

否定しつつも期待の目が増えてくるにつれて混乱
あんまりこういうのには不慣れなのだ、仕方ないね
大慌てで何処からともなくムガをむんずと引っ張って来て肩車で乗っかり上で印を結んで見せるのであったとさ

//すみませぬ、眠気故にお先に失礼しまするっ
//ありがとうでしたーノシ
644 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/04(土) 00:05:57.56 ID:2O+Z1SfSo
>>642
「…ニニンッ!!」

テルミンで突如奏でられる勇敢なるスコットランド行進曲。
そして背中から突如出てくる丸い物体…そう、パンジャンドラムである。

「ニン」

ごとん、と排出されたそれがギリギリギリと音を立てて駆動開始。
瞬間、周囲を爆走する巨大ネズミ花火と化した。
全く安定してない走行で軌道が読めない!!!
645 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/04(土) 00:09:49.27 ID:MBjEvyfJ0
>>643-644
モブA「オォーニンジャー・・・」
モブB「ニンジャー!!」

などと感動している傍でパンジャンドラムが踊り狂う
これには越境者たちも慌てふためき逃げ惑うのみ もう演奏もへったくれもありゃしねぇ

・・・後日 迷惑行為ということで正座させられるアキレスとニンジャがいたそうな

めでたくなしめでたくなし

//自分もノシ
646 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/05(日) 22:43:07.45 ID:+1FP7gdvo
【とあるファンタジーの世界…市街戦】

 ゴブゴブコンビが何か羊拉致ろうとして失敗した。
 そんな噂がひょろりと立った。まあ、のんびりした話である。
 一方そのころ、我等が『惨劇』はというと―――

 −−−−−−−−
 −−−−
 −−

「いや全く、≪暴走(スタンピード)≫を食い止めたと思ったら、
 子羊の引き取り募集依頼が先を越されていたとはな…ままならんものだ」

 PANGPANG!イムカがカバーを取る建物の建材が、
 歯車式ピストルより放たれた鉛玉によって削り取られる。火花が散り、耳障りな音が鼓膜に響く。

【脳裏に「デースデスデスデス」と高笑いするトンチキトルーパーの影が過ぎる】

「私は前から、私が関わっている誰かが、とんでもないトラブル吸引機と疑っているのだが、心当たりはある、か!!」

 BLAMBLAM!粒子短銃が火を吹き、不自然に大きいねずみめいたサイズの影が複数、
 足音も無く散開して視界から消える。

「時に、鼠人(スケイヴン)に恨みを買った心当たりは!?」
647 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/05(日) 22:52:19.76 ID:AHpiTthQ0
>>646
「依頼に関しちゃしょうがねぇだろ 早い者勝ちだ」
その隣で頭を低くして弾幕をやり過ごそうとしている短足男

「全く心当たりがない 一度教会でお祓いをしてもらったらどうだろうか」
少し頭を上げ こちらを狙っている銃口が見えてあわててひっこめる 鉛玉を頭上が掠めていった

「そうさなぁ!! この間ムガと麻雀ってのをやって 四槓子の直撃かましたことがあったな!!」

役満である 一撃でスッテンテンにしてやったことがあったっけ

「あとで謝んねぇとな!!」
散会したvのを確認し前に出る 集中攻撃に出るのならイムカの援護ももらえるだろうと考えての行動である
648 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/05(日) 23:07:17.49 ID:+1FP7gdvo
>>647

「酷いj話だ…」

 冗談口を叩き合っているが、実際には悠長とは程遠い状況である。
 襲撃は突然であった。ただ歩いて物資の買出しをしていたところに突然の生活圏での奇襲。
 周囲がやたら無音になった兆候を察して初撃のアンブッシュには身体が反応してくれた。そして今、である。

「………」

 建物の窓を見やる。人影が複数。家族で食事といったところか?
 親子がテーブルにつっぶしている。首から赤い液体が流れている。救いがあるとすれば苦しむ暇もなかったくらいか。

【ゆえに憲兵は来ていない。どの区画までやられている≠ゥ解らないのだ。情報不足だ】

「!!」

 ロイが突っ込んだを見てとって牽制射撃。影より伸びる腕を幾つか封じる。

「GYA!!」

 黒い襤褸布に身を包んだスケイヴンは両手の錆びたダガーとシッポの回転するフウマシュリケンを構え迎え撃つ。

【そっ首を薙がんと、フウマシュリケンがロイに襲い掛かる!】
649 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/05(日) 23:18:09.42 ID:AHpiTthQ0
>>648
「舐めるなネズ公!!」
両手に構えたサーベルとスクラマサクス

振るわれるフウマシュリケンをサーベルで迎撃 切り飛ばすのがベストだが受け詰められれば十分
本命はスクラマサクス 敵影に真っ直ぐ突き出し無力化ないしサツガイを狙う

「イムカ サーボスカルの能力はどこまで制限されているんだ!!」
ここは幻想の世界 故にイムカのサーボスカルは大きく能力を制限されていることだろう

辺りの状況ぐらいはみれるのか?
650 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/05(日) 23:31:25.30 ID:+1FP7gdvo
>>649

「GYAAAA!!」

 回転するフウマシュリケンとサーベルが激突し火花散る。
 本命の突きを十字に構えられたダガーでガード。
 体格と膂力差でスケイブンの身体が僅かに宙に浮くが、構えは崩れていない。

【すぐさま身を伏せ、ロイの足元に突貫。あわよくば脚の腱を切断。あるいは毒による汚染を狙う腹だ。
 小兵ははじこくしぶとい。まさにその証左といえよう】

「まるでダメだ。ノイズだらけでリアルタイムの解析は望めん」

 テクノロジーの千里眼と呼ぶべき能力はこの世界では著しい制限がかかる。
 イムカの粒子短銃とて、主要部品をこの世界の物質に置換してどうにか動かしているようなものだ。

「我々が標的なのかたまたまエンカウントしたのか。状況不明とは歯がゆいものだ、よ!」

 BLAM!ロイを横手から襲おうとした一体の側頭部を貫く。
 イムカの声と派手な銃声。ロイとスケイヴンの剣撃を除けば無音。

(20m…50m以上…それだけでも家屋がいくつある?)

 この街への滞在は数日間。暴走(スタンピード)もあわやという状況で、
 どうにかそれが阻止され、安堵して、小さな祝いまでやって、その挙句がコレか?

【ロイが万一のためと呼んだというトクシュブタイも無駄にならなそうだ。――ブラックジョークに過ぎる】
651 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/05(日) 23:43:06.77 ID:AHpiTthQ0
>>650
スタンピードの発生と共にツテを使ってトクシュブタイの派遣を要請した 直にたどり着くはずだ
その目的がこのように変わることは皮肉以外の何物でもないが

「えぇいいざというと気に役に立たんカルシウムだ!!」
足元に滑り込んでくるスケイブンがダガーを振るう

それを革鎧の足甲でガードする オーガの皮を使った高級品は そこいらの金属鎧以上にご機嫌な代物である
性能も 値段もだ

オーガに一撃を入れられる程の位置で気でないのなら その一撃は傷をつけることすらかなわないだろう

そしてロイはサーベルを逆手に持ち替え 足元のスケイブンを串刺しにせんと振り下ろすのであった
652 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/05(日) 23:54:50.37 ID:+1FP7gdvo
>>651

「ギャッ!?」

 スケイブンの毒塗りのダガーであったが、それは革の脚甲の表面のワックスを削り、
 傷を入れるが、肉に届くには程遠い!装備の質が段違いである!

【そのまま、串刺しにされるスケイブン!おぞましい血液を吐いて斃れた】

「………!!」

 イムカはカバーポジションを解き、両手に銃を構えて警戒。
 ロイがスケイヴンをしとめた段階で敵意が霧散したためである。

「――撤退した?我々が標的…というわけでもなかったようだ、が」

 そうなると、たまたま巻き込まれたというところか?
 相手からすれば渦中に偶然に凄腕が紛れ込んで手痛い逆撃を被った…?

「伍長、警戒態勢のまま。被害状況を確認するぞ」

 区画は限定されている、はずである。
 いくらスケイブンが優れた強襲/暗殺スキルを有するとはいえ、
 気取られずに街ひとつ大規模虐殺をやらかすなど現実的ではない。

「…そういえば確認がまだだったな。首、突っ込むつもりは?」
653 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/06(月) 00:00:10.76 ID:HXuh1wtW0
>>652
「いい装備だ!!おかげで財布が軽いこと!!」
なんだかんだで焼失したり破壊されたりで頻繁に交換を余儀なくされている品
装備の値段が命の値段故 痛し痒しの防具だった

「しかしどういうつもりだ? 俺たちが標的・・・だったとしてもこれは大規模に過ぎる
 なら何が目的だ?」

敵意が霧散し 静寂が戻ったことに眉を顰める ここまでの被害を出して 敵は何をしたかった?

「こっちが引いたところで向こうが迫ってくるだけさ なら覚悟決められる分突っ込んだ方がマシだ」
サーベルを収め スクラマサクス一本で確認作業に入る 実際的の本当の狙いが知りたかったのだ
654 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/06(月) 00:08:16.71 ID:/whk1f7vo
>>653

「それもそうだな」

 調査の結果、100m四方の区画にて住人の全滅を確認。
 その範囲の外には特に被害はなかった。外に全く気取られなかったことからも、
 かなり入念な準備のもと、短時間で行われた犯行であったことがうかがえる。

「血に飢えた見境なし、とは程遠いな。何かを達成したと考えるべきだろう。
 我々は現場に偶然に居合わせた…伍長、お祓いのひとつも勧めるぞ?」

 そのように言うイムカであったが、目は全然笑っていない。
 街中の100m四方である。どれだけの生活が突然にわけもわからぬまま消え去ったか。

「首を突っ込むなら精々利用させてもらうぞ伍長。君のコネをな」

 空は薄暗い。発端…暗雲が立ち込め始めた。そう政治将校の勘が告げていた。

//ではコノヘンデー!ノスイ
655 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/06(月) 00:16:09.60 ID:HXuh1wtW0
>>654
「あぁ 飛び切り評判のいい司祭様にお願いするとしよう」
宿に戻り バックパックの中から緑色の丸薬を取り出し火で炙る たちまち緑の狼煙が立ち上った

軍隊で使用される火急の知らせ この国のいたるところにある通信塔がこれを発見し 部隊を派遣してくれるだろう
656 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/06(月) 23:09:22.16 ID:HXuh1wtW0
【狭間のスクラップヤード】
冬の気配もすぐそこまで迫る狭間のスクラップヤード 越境者にとっては厳しい冬が待っている
特に頻繁に飛ばされる輩は身一つで冬山をサバイバルする可能性だって無きにしも非ず
よって準備を怠ることはすなわち死を意味するのであった・・・

スクラップヤード一階食堂には 割烹着ではないロイの姿があった

ロッキングチェアに座り 手元を拘束で蠢かせている 何をしているのかって?
足元に転がる毛糸玉の数々 夏の間ほぐしてあった毛糸をまた編み込んでいるのである

すでにセーターやらマフラーやらを作り出し なおも止まらぬ指先はまるで機械のよう
冬の準備は着々と進んでいた

そして他の者は冬の準備は出来ているだろうか?
657 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/06(月) 23:13:19.43 ID:/whk1f7vo
>>656

「デスデス」

 ぴょこっと、アスキ色ジャージにガスマスクというけったいな格好のアレは、
 ロイがちっくちくしている毛玉に興味をもっていぢりはじめる。子供か!!

「デスデス」

 解けてしばらく遊んで――

「絡まったデス!へるぷみー!!」

 すんげー邪魔!!!
658 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/06(月) 23:20:02.04 ID:HXuh1wtW0
>>657
「・・・・・・・。」
毛糸で遊ぶα-12にめげず編み棒を動かしていたが さすがにへるぷみーと来れば

「糸に変な癖がつくでしょうが!!」
ロイ・ゴールドマン 渾身のデコピンが放たれます 仕方ないね

絡まった糸を解くことしばし

「全くイラン手間が増えた・・・よし」
パチンと糸を切り 出来上がったのはパステルカラーのニット帽 頭頂部には忘れちゃいけないボンボンも完備

「これやるからおとなしくしてろ」
そのニット帽を間髪入れずにα-12にかぶせた 完全オーガニックな羊毛の毛糸である スプロールで手に入れようとすれば一体どれだけのトークンが消えることだろうか?
659 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/06(月) 23:27:16.06 ID:/whk1f7vo
>>658

「アウチデス ××」

デコピンを食らってガスマスクもぐーらぐら。
 しかして、何かニット帽をもらったので途端に上機嫌。

「でへへへへ。いやー、金男=サンはこういうのだけ≠ヘ得意デスネー。それに対して――」

 実はロイの隣で無表情にチクチクしているのがいる。イムカ・グリムナー。我等が政治将校殿である。
 女子力とは遠遠い御仁と何やら風評被害を食らっているが、
 本人曰く、「花嫁修業も一通りやったのだぞ!」らしく、実はこういう裁縫も得手だったりする。

【しゅばばばばばとものすごい速度で編んでいる…のだが…】

 今や、壁一面にエジプト風景画めいたタペストリーが構築されつつある。
 これはアレだ。凝り始めているうちに――

「…凝り過ぎて目的見失っているデスね。止めないデスか?」

 ジト目でロイを見やるα-12である。が、何か凝り性こじらせて鬼気迫っているというか略式処刑されそうというか――

【ナムアミダブツ!こんなだから女子力が(ry】
660 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/06(月) 23:41:22.15 ID:HXuh1wtW0
>>659
「テメェはディスらにゃ喋れんのか」
上機嫌なα-12の額を指でコツンと小突く

そして隣でものすごい勢いでタペストリーを編むイムカ

アキレス「それで花婿は来ましたk」
なんかほざいたアキレスは粒子短銃でシビビビビと略式処刑の末 黒焦げになって床に転がっている

「ん? まぁ止めるにしても俺じゃぁなぁ…」
と考えと視線を巡らせ・・・思いついた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―――ギィ!!
イムカの足元を突く存在あり 毎度おなじみベティちゃんが 赤い包装紙のチョコ菓子を差し出している

ウエハースをチョコレートでコーティングしたもの

―――ギィ!!
ハブアブレイク ハブアキ●トカ●ト とでも言うようにハサミを振り上げていた

「大人を使うより子供を使った方が加減できるだろう」
とはロイの言葉 まぁ何かあってもレッドベティになるだけだろうが はたして?
661 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/06(月) 23:53:32.07 ID:/whk1f7vo
>>660

「デスデス…」

 真っ黒こげの汚らしいアホを木の枝でツンツンしているα-12。
 ぶっちゃけ、この惨状を見て、同じ事をほざく真似をしないくらいには己が身は大事であった。

【ナムアミダブツ!!】

「………」

 そろそろお手手の動きで残像ができるレベルになってきたところ、
 なんかベティが足元に出現してちょこを差し入れしてきたぞ!?

「む、ベティか。糖分で疲労回復はクセになると良く無いが。まあいい」

 ちょっと手を止めてわりかし素直に受け取るイムカ。
 アキレスへの対応とは雲泥の差!まあ、アレはらくがきアホタレが悪いだけだが。

「……んっ?」

 そして、ちょこを受け取ったところで、何か壁に出来た芸術作品にやっと気付くイムカ。

「んんんんんんん!?」

 やってしまった…と自覚したのであろう。常以上に表情がこわばっている!

「いや、待て伍長。これはだな。その、うん、ええと…アレだ。その」

 わたわたわたわた。これはあきまへん。

(意外とかわいげある反応デス。普段がこうならもうちょっと…)

【黒こげ死体に変わってコムリンクでこのレア画像をしっかり記録なα-12と】

「わうん」

 どさくさ紛れにロイの毛玉を口に咥えてテッテケテーと逃亡した通りすがりのアホ犬であった。
 わんこの習性だからね。しかたないね。(狼ぢゃなかったんかい!とはいまさらである。
662 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/07(火) 00:02:23.05 ID:VNZQm1Nv0
>>661

―――ギィ♪
どうやらうまくいったようだ ベティは嬉しそうだ

だがここでイムカに思わぬリアクションが出る なんとあたふたといつも見せないような顔をして見せるのだ

「なんだ カワイイ化推すんじゃねぇか」
慌てるイムカにニチャッとした笑みを剥けるロイと

カシャシャシャシャシャシャシャシャBLAM!

最後の力を振り絞ってイムカの慌てる様を激写し 略式処刑お代わりを頂くアホタレであった

「あ゛!! テメェあほ犬が!! ゆけいベティ 毛玉を取り戻したらパンケーキを焼いてやる!!」
―――ギィ!!

そんな騒動の中 どさまぎで毛玉を持って行くウルリックにベティをけしかける どうせお腹が空いたらウルリック共々戻ってくるだろう

「α-12 お前は五重塔にしてやるからパンケーキ焼くの手伝え」
裁縫終了のお知らせ 割烹着を取り出し キッチンに向かうロイであったとさ

今日もスクラップヤードは平和です

//サクッと終了
663 :ジュリエット【無能力者】 [sage saga]:2017/11/07(火) 22:52:34.55 ID:3Iklxe4uo
【魔法世界エリュシオン】

「えっと、本日はお日柄もよく……」
「……絶好の”人狩り行こうぜ”日和ッスね」

ジャキ、と金属音と共にショットガンの薬室を解放しながら、無能力者の少女ジュリはスカーフを鼻まで掛け直す。
ジョシュアが拾ってきたこの少女は、運悪く越境現象に巻き込まれてしまった完全なるパンピーである。
ある程度飼い主が鍛えてはいるのだが元が素人、身体能力も並なだけに前線に出る事は少なく、
実戦の経験値はこうして越境者との手合わせで保管しているのだ。もちろん、ガチンコ勝負である。

「マジなハナシ、あーし能力無いんでぇ……こんなバケモンウジャウジャワールドで生き残れる気がしねんスよねぇ……」
「だからまぁ、パイセン達にぃ……?訓練して貰おうかなーなんて」

ブーツの先で土をイジイジしながら、あたしJKなんでと舌足らずな言葉で紡ぐ。
ここは城壁に囲まれた王都領土内、兵士達の宿営所から少し離れた森の中。ギルドの冒険者たちや兵士の練習場のような場所だ。
暴れても誰にも迷惑は掛からないし、万一事故が起こっても直ぐに助けが駆け付けるだろう。

「……どッスかね」

先端がオレンジ色に塗られた青いショットガンはビーンバッグ(非殺傷)弾の装填された訓練用の銃だ。
当たると痛いが死ぬほどではない、しかし火薬でブッ放すという点では全く通常の銃と相違ない。
664 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/07(火) 22:58:31.06 ID:hvxSqapu0
>>663
「へー、奇遇じゃん」
「私も似たようなもんだよ、でも元気に生きてるって訳で」

なんとかなるってーの、と上下逆さまな視界にジュリを捉えた
それは無論七八が森の木に脚を引っ掛けて逆さまにぶら下がっている為である
後ろでひとつに纏めた長髪が重力に従って垂れている

「……それ(ショットガン)使ってやるの?」
665 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/07(火) 23:03:36.41 ID:F3vvbumZ0
>>663
「なんだテメェ、死体を辱められるシュミでもあるのか?」
濁った赤い眼、一切の感情を浮かべない冷めた顔でショットガンとジュリを見下ろす。
ほんの数秒、思い出したかの様に凄めば、首を振ってやめる。彼女は敵ではない。
「…たまにやっとかないと、俺のキャラとしても、な」


「いくら訓練したところで、死ぬ時は死ぬさ。何回かやってきたから分かる。…だが俺様にそれを振ったのは正解だぞ。
 何せ、俺の講義を受けた後戦場に出て、やれ『死んだ』だの何だの苦情を言ってきた奴は一人もいない」

「冗談は置いといて、だ。いつでも来なよ。とっとと終わらせて、冷たいビールとビーサンにありつきたいんだ」
鞘ごと刀をベルトから抜いて遠くに放る。得物は訓練用の木剣。打ちどころにもよるが、当たれば痛いのはこちらも同じだ。
彼は乗り気のようだが、はたして周りは。
666 :ジュリエット【無能力者】 [sage saga]:2017/11/07(火) 23:10:54.32 ID:3Iklxe4uo
>>664
「ニンジャは無能力者って言わないんじゃ……?」

ジュリにとってニンジャとはファンタジーの中の登場人物である。
フロシキで空飛んだり、水の上走ったり、分身したりドロンしたり…他にもさまざま

「あたぼーッスよ、こちとら”フランス・ギャル”なんで」

ジュリは七八に比べても体力、精神、実戦経験で大きく劣る。
それに今回は複数相手。それゆえのハンデのようなものである。
とりあえず先手は”パイセンたち”に譲る事にしたようだ

>>665
「ひえ……」

鍛えてくれと頼んだのに、なぜ背筋が凍る程メンチ切られてチビりそうにならねばならないのか。
ショットガンをぎゅっと抱きかかえる手に力を籠らせながらジュリは憤慨した。

「へー、そりゃすげッスね」

死ぬほど感情の籠らない声でそう返す。どんな大根役者であろうと彼女の棒読みにはそう及ぶものではない。
ただそんな中でも「訓練中に死ぬか、もしくは戦場で死ぬかのどちらかだろう」と心の中でツッコむのは忘れない。
667 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/07(火) 23:18:40.13 ID:hvxSqapu0
>>666
「私は忍者なの、ニンジャじゃなくて」

するりと着地、一切の音を立てていない
向こうの方で見守る半人に手渡された武器を取り出して見下ろす

「……なるほどね」

ゴムのナイフ2本、それと折り紙の手裏剣数枚
溜息交じりに苦笑

>>665-666
「じゃーまぁ……行こっか?」

果たして複数で襲い掛かるのもどうなのかとソーマタージの出方を伺う
まぁそれでも、紙の手裏剣を片手で弄り突如振り抜いたと思えば素早く投げ付けるくらいの事は瞬きの合間に行っているのだが
668 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/07(火) 23:27:25.23 ID:F3vvbumZ0
>>666ー667
「…お前、嘘つくの下手って言われない?」
フザケてばかりの彼だが、演技の良し悪しは分かる。自分から振っといてゲンナリした顔を向けるのであった。


「いいのかい?俺に先にやらせて。今更『やっぱナシ』はナシだぜ」
一度だけ確認じ、七八の位置を確かめると、その場から動かずに木剣を担ぐかの様に構えるソーマタージ。
間合いは遠すぎる。目いっぱい腕を伸ばし、切っ先を伸ばしても、掠りもしないだろう。
「向こうも乗り気なんだ。据え膳食わぬは男の恥ってな。…違うか」


だがこれでいい。この間合いで十分なのだ。
「イヤーッ!」
駆け出すかの様に大きく一歩踏み込み───。次の瞬間、木剣を投げた!躊躇いなく!

残像を残し、円盤の如く飛んでいく木剣の狙いはショットガンだ。
当たってはじき落とすならそれで良い。ダメでも、対応により一手遅れる事となるはず。それが狙い!

「精々頑張ってイジメら…鍛えてくれよな。頼むゼ。
 …さぁ、かかってらっしゃい!」
投擲とほぼ同時、踏み込みから、大きく左側に回り込もうと駆けながら挑発!
669 :ジュリエット【無能力者】 [sage saga]:2017/11/07(火) 23:38:45.10 ID:3Iklxe4uo
>>667
「(衣擦れの音すら無いのがもう人外なんだけどナァ……)」

あんなバカみたいな服装でよくそこまで静かに動けるものだと、
物凄いシツレイな考えを脳内で巡らせているうちに、紙の手裏剣が飛来する。

「うわっ」

まるでドッジボールでもしているように、「危ね」的な動作で上体を逸らして手裏剣を躱す。
よく言えば隙だらけ、悪く言えば話にならない。速度の出る金属製の手裏剣ならもう眉間に刺さっている頃だ。

>>668
「で、こっちは……?」
「……」

七八の攻撃を躱したジュリが次に伺うのは殺る気満々であったソーマの動向だ。
立ち位置が遠い。まだ安全?否、何か細いものがこちらに向かって飛来しているような……?
何が飛んできている?一瞬だけ脳が思考を放棄する。
しかしその直ぐ後、事態を理解した脳が命令。「危険だッ よけろ」と。

「ギャーーーッ!!」

楳図和夫めいた画風の表情を浮かべながらも、死に物狂いでそれを回避、大きく仰け反って後ろに踏み込む。
バランスを崩した?否。出だしは散々だがここからが見せ場だ。

「バカ!こいつバカだ!初手から剣ブン投げる馬鹿初めて見た!信じらんないッ!!」

ソーマを罵倒しながらショットガンを、スライドを掴んだ妙な持ち方で発砲。と、続けざまにもう一発。
反動を利用した連射法、おそらくジョシュアの入れ知恵だろう。ショットガンにしてはあまりにも速い二連射。
そのどちらもがソーマの身体の中心目掛けて放たれている。最も回避の困難な部位だ。
670 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/07(火) 23:49:40.04 ID:hvxSqapu0
>>669
「……ねぇ、今スゴくシツレイな事考えなかった?」

ジト目での抗議は戦闘機動を行いながらだ

>>668-669
「うーん……」

成る程、と思考は銃口の向きやソーマタージの立ち位置を見守りながらである
シロウトめいてはいるが直感力はあるし度胸もいい
現にソーマタージのコワモテやオッカナイな性格に対して、当初は七八にすらあった怯みがないのだから
え? 今? まぁその話は現状は関係あるまい

「……よっ、っと!」
「よし……んべっ!?」

肌の露出面に向けて紙手裏剣、ワンテンポ遅れて足元に向けてゴムナイフを投擲
立て続け、ナイフを構え突撃……と思いきや派手にスリップして顔面殴打に転倒!
その足場には滑りやすい粘土がトラップめいて広がっているではないか!
向こうの方で半人が申し訳なさそうに苦笑しているぞ
671 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/07(火) 23:58:08.32 ID:F3vvbumZ0
>>669
「常に別の可能性を。ってな!」
ホラー漫画チックな叫びを捉えて駆ける!駆ける!サイボーグの卓越した身体能力は、見る見るうちに間合いを詰めていく!
「良かったな、また一つ見識が広がった」

向けられる銃口も当然織り込み済みだ。得物を捨てた以上、己の身一つで立ち向かわなければならない。
脳内に幾つもの考えが浮かんでは却下されていく。はたから見れば、コンマ数秒にも満たない思考時間を終え、肉体が追従する!


ヴァッ!ショットガンとソーマタージの間に広げられ、アメーバじみて空中で蠢く白幕、否、肩口を掴まれて脱ぎ捨てられた、彼のコートだ。
ナノマシンを織り込まれたミリタリーコートには、脱ぎ捨てる際に白い血が付着している。
手のひらから流れた微細な電流がそれを操作し、あたかも魔法の絨毯めいて広がり、靡かせたのだ!

硬質化した布は最初の弾丸を受け止め、続く二射目で後方へ破れながら吹き飛んだ。
だが既にソーマタージはいない。広げられた布の壁の奥にて腰を落とし、勢いをそのままに地を抉り土煙を微かに上げるスライディングを放っていた!

「先に褒めといてやる、早撃ちは見事だった」
姿勢を崩し、地面に倒してやろうとするスライディングが、ジュリの脚を狙う。
672 :ジュリエット【無能力者】 [sage saga]:2017/11/08(水) 00:11:09.54 ID:zShwHIg1o
>>670
「!」
「チャーンス……」

七八がスッ転ぶのを見たジュリは、なんと銃を回転させ起き抜けの七八の顎をストックで打ち上げんとする。
儀仗兵めいたその動きはジョシュアの鍛錬ではなく、マーチングバンドの経験によるものだ。
銃口を下に向けたまま振り上げたショットガンを、無茶苦茶な持ち方のまま親指で引き金を引いて発砲。
半人の事など気にも留めていない。

>>671
「あれ?当たってな――」

と、そこでソーマのスライディングに足をすくわれ七八への追撃の発砲を阻害される。
ぬかるみに着弾したビーンバッグ弾は低くバウンドし、それが再び地面に堕ちると同時。
どちゃっと水音を立ててジュリが膝から崩れ落ちた。しかしまだめげてはいない。

「まだま……だッ!」

素早くコッキングを交え、脇の下から銃口を覗かせソーマに向けて一発。
さらに脚を強く踏み込み、倒れ込みながら身体を反転させ、七八に向けてもう一発。
撃たれ弱そうな七八に向け、さらに駄目押しの三発目を叩き込もうとしたところで、カチリと嫌な音が響いた。

「あ、アモアウト(弾切れ)」
「……たしけてくだしゃーい」

ショットガンをさっと手放し、両手を挙げて降伏。潔いのか往生際が悪いのか。
足首を捻挫したしデニムのパンツは泥でビショビショ。下着も濡れて気持ちが悪い。
髪はヘドロにまみれるしネイルはもげるわで泣きそうだ。
673 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/08(水) 00:22:47.13 ID:hh6mhKd50
>>671-672
「鬼かってのうぎゃー!」

スコーン!
小気味の良い音を立てて仰向けに仰け反る七八
しかし踏み止まる、倒れる事はない
顎を強打される寸前に肘を間に咬ませることに成功しており、即ち紙一重の防御が叶ったのだ

「っと……、もうっ!」
「なによー、服が汚れただけじゃんお互いー!」

大きく横に跳ねて弾丸を回避
着地からジュリへ向けて飛び掛かろうとした矢先、訓練終了のお知らせである

「……あぁもう、スニーカーもべっしゃべしゃ……」
「早く帰ってシャワー行こーぜぇー……」

『お疲れ様でした、タオルをどうぞ』

戯けた感じでジュリとソーマタージへ投げ掛ける
遠くで見守っていた半人が合流し、一同へタオルを差し出したのであったとさ

//こんなとこでしょうかっ? お疲れ様でしたですよーノシ
674 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/08(水) 00:23:57.20 ID:4hAduD2f0
>>672
「ジーコジーコ。ヘヘ、これしか知らない」
お互い泥んこになりながらも、こちらの方が起き上がるのは早かった。
ビチャビチャドロドロになりながらも、その戦意に衰えはない。赤い瞳が、脇の下からこちらを狙う銃口を捉える!


SPLAT!!コートを脱ぐ際に付けた傷に指を突っ込み、大きく抉り広げる様に引き抜く!
白い血は彼の目の前に飛び散って空中で固まり、散弾を受け止め砕けて消えた。

勿論全弾防げるわけではない。何発かは側を通り、隙間を潜って身体に突き刺さるが、問題なし。訓練用なのが幸いした。

「おお、痛い…。そっちも撃ち止めのようだな?この程度にしておこう」
泥と血に塗れた身体を起こし、首を鳴らして傷口を抑えた。自分でやった事だが痛い。
「そうそう、越境する以上、いつもモダンでハイレゾな都会に出れると思うなよ。こんな感じの泥んこ地帯に出る事もある。
 慣れておくのだな。…一緒に泥遊びしよっか?」
675 :ジュリエット【無能力者】 [sage saga]:2017/11/08(水) 00:36:26.04 ID:zShwHIg1o
>>673-674
「ひぃ、死ぬかと思った……降伏は早いに限るッスねやっぱ」

痛い目遭いたくなさに躊躇なく降伏するのはやはり素人根性ここに極まれりである。
とまぁ、さすがに銃をブッ放しといて無傷で済ませられる程甘い世の中ではない。
起き上がろうとしたその時、ソーマによって泥の中に引きずり込まれるだろう。

「え?なに待って、やだ!嫌ッス!!」
「ソーマパイセン!このジャケット結構高……」

じたばたと暴れるも捻挫した脚に上手く力が籠められず、脱出する事叶わない。
七八も半人もきっと助けてはくれないだろう。涙目になるジュリの顔面にソーマのマの手が及ぶ。

「ギャーーーーッ!!!」

再び楳図風の作画になりながら、振り絞った絶叫と共に訓練は終わりを迎えた。
676 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 21:39:33.18 ID:zUUqqBnbo
【2033年世界/ボストン】

 越境者達の活躍(というなのテロ)により企業連の干渉が軽減。
 少なくとも統制された秩序ある泥沼の闘争≠ナはなくなり、
 それでいてこの世界に定着しつつある戦争経済は継続している。そのような情勢。

「騙し騙しやってきたが、いい加減に限界だな」

 突然に言い出すイムカ。彼女が突然なのはいつものこと。が、今回はちょっと違う。
 おもむろにテーブルに装備しているガントレットを置く。遠未来のパワーアシスト付きの兵装だが。

「電気刺激伝導性人工靭帯のフィードバッグに遅延。リフラクターフィールドも最近出力が安定しない。
 簡易的なメンテナンスはやってきたが、いよいよ一度本格的に整備が必要だろう」

 そう、越境者はずーっと戦い詰めであった。時にスクラップヤードなどで休息は取れるが、
 己が身体と魔力とフシギなウェポンさえあればオールオッケーな幻想世界出身連中やサイカーどもと異なり、
 いわゆる、テクノロジーサイドの住人…未来的ガジェットで戦う連中は高度システム化された装備やボティやらは、
 本格的に調整やらメンテをしようとするなら、高水準のテクノロジーによる設備を必要とするのだ。

「幸い、ボストンにはスプロールの技術が流入しているから、機材はどうにか揃うだろうしな。
 ツテは確保するから、誰がオーバーホール希望なヤツはいるか?いまならついでで手配できるぞ?」

 てなもんだ。
677 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/08(水) 21:48:13.00 ID:4hAduD2f0
>>676
「お前も?俺もそろそろ休暇が欲しかったところだ。
 …なんだよ、リフレッシュ期間の話じゃなかったのか」
ソファーにふんぞり返って新聞を読みながら、軽い調子で同調の声を上げるソーマタージ。
刀は最悪新しいのを用意できるが、衣類や銃器までいちいち変えていられない。整備の時だ。

「でよ、思い立ったが吉日とは言ったものだが、アテはあるのか?
 妖精さんがいるワケでもねーんだし、いたとしてもこんな仕事代わってくれないと思うぞ」


そこが唯一の心配事だ。マトモに修理や整備を行えるツテがあるのだろうか。
仮にソイツに技術があっても、彼女に悪い意味で毒されていなければいいのだが。
「出来るんなら、俺の得物を預けさせてもらおう。そろそろ不安になってきた頃だ。
 言っておくが、途中で紛失したり壊したりしたら、その分の代金はお前が持てよ」
678 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 21:54:59.33 ID:zUUqqBnbo
>>677

「装備もだが、君の場合ボディはどうなんだ?」

 ソーマタージも激戦につぐ激戦を潜り抜けている。
 そして、簡易的な自己修復はナノマシンがやってくれるのは知っているがそれとて限界はある。

「ボストン停泊中のPMSCsにコネがある。連中には貸しが一杯でな。やらせるさ」

 んで、オコボレめいてどうよ?ってな具合である。
 何より、高度テクノロジーの整備機会は存外に貴重である。
 自己修復持ちとて、過酷な使用が続けばガタが来る。当たり前である。

「君の獲物な。そのボディ以外ではカタナと大剣くらいだったか?銃はいつもレンタルなイメージだが」
679 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/08(水) 21:57:34.52 ID:zsRPka1Z0
>>676
ロイ「何を言っているかよくわからないことはよくわかった」

THE・幻想世界の住人はそう言っておめめをパチクリする
テックに無縁の男であった

アキレス「俺も特にはなぁ スマホはスプロールで手に入るし 銃器はボロウズに頼めるし」
ロイよりは理解をしているアキレスも特に困っている様子はない

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはおやつtimeな!!
680 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 22:05:33.49 ID:zUUqqBnbo
>>679

 ママ!刺激的なフードがほしいよぉ!!
 サム!それならコレ!スパイシーなサソリフードよ!
 ワオ!マル揚げアツアツ!!

 今話題沸騰!サソリフード!流行に乗り遅れるな!

 カノッサ・テクノロジー・フーズ

 −−−−−−−−−

 街頭ディスプレイがスカムCMをかましているのを見ながら、

「典型的な己が身体と魔力とフシギなウェポンさえあればオールオッケー野郎だな」

 ロイの様子をみて嘆息をつくイムカ。なんて安上がりなヤツだ!
 もっとも、ロイから言わせれば、幻想世界の住人さえも研鑽を為してようやく行えることが、
 肉体置換やらナンやらで、手軽めいて行えるという概念もきっと奇妙なモノなのだろうが。

「あの原始人はともかく、アキレスも100%生身のウェットだったか?」

 ウェット…いわゆる、サイバーウェア、バイオウェアを一切入れていない者を指す。
 当然、近未来世界になればなるほど変わり者とされる。
681 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/08(水) 22:06:10.77 ID:4hAduD2f0
>>678
「俺?この身体は昔から使ってる、ある種の遺品なんだだ。そんなポイポイ変えられるものじゃない。
 ブラックジャックだって、あのツギハギ変えないだろ?…それに今月ピンチなんだ」
はぐらかすかの様にナハナハと笑うが、どうもタダでやれると分かれば、新聞を放って勢いよく立ち上がる!

「遺品なんてカビと辛気臭いモノ、俺様はゴメンだね。やっぱ時代は近代化、昨日より明日だよ」
非常に移り身の早い男だが、実際彼の人工筋肉はボロボロ、バッテリーも老朽化が激しい。
遅かれ早かれ、このままでは危なかっただろう。


「そう、カタナ。意外といいモンだよ。俺ぐらい高性能な義体になると、当たらない鉄砲バンバンやるより、剣振り回した方が早いんだ」
背負ったチェーンソードは置いていく。今のところ不調も何もない。殆ど新品のままだ。

「銃?ああ、レンタルか使い捨てだ。本音を言うと、俺もデカい銃何丁も担いで、何千発も弾丸と爆発物持ち歩きたいんだがネ」
場合によっては借り物や鹵獲品の銃を使うこともあるが、自前の銃は持っていない。
皆故障して捨てたか、戦場で捨てたのだ。もったいない。

「ぶっちゃけ、バランス的にもな」
682 :帆村深雪 ◆Miyuki..42 [sage saga]:2017/11/08(水) 22:17:43.35 ID:c6z7iV5Z0
>>676
「ここのところ毎日出撃ですからね……僕もそろそろ限界な……」

ソファーにぐでんと転がりながら、機械のメンテナンスよりも身体のメンテナンスの方が欲しそうな顔を向けて少女は言う。
スタミナ皆無な彼女に対して連日の戦闘は実際堪えるもの。ただでさえ軽い体重が能力の酷使で更に減ったような気分である。

「でも、休みは取れるのだよね?」

場合によって銃火器や近接武器を扱うことはあれど、彼女のメインはサイキックな炎や冷気の操作。
故に機械とは割と無縁なのだが、それでも貴重な休暇が頂けるとの話なので彼女は割と乗り気なのであった。
683 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/08(水) 22:18:38.13 ID:zsRPka1Z0
>>680
―――ギィ♪
そんなベティちゃんが食べているおやつ なんと件のサソリフードなのだ!!
共食いじゃないかって? 捕食者に何をおっしゃる 自分と友達がそう言う目に合わなければそれでいいのだ!!

ということでおいしいってさ よかったね

ロイ「まぁね〜 テックとやらと違って 鍛えればそれだけ実力になって還元されるから」
溜息にも負けず 誇らしげにマッスルポーズをとる さすがスプロールで銅賞を受賞した肉体は違うぜ★

アキレス「あぁ 俺はサイバーゴーグルとアクティブコンピューターで補ってるウェットだよ
     情報取得系のサイバネを入れようか迷ってんだけどねー」

能力向上系は入れる様子はないらしいが 少なくても今はウェットのようだ

アキレス「でも未来の武器とかは興味あります」
ロイ「見るだけタダ」

とりあえずついてくる気はあるみたいですよ
684 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 22:19:37.68 ID:zUUqqBnbo
【全員対象→そんなこんなでワールシュタットへ!!】

「うい〜ヒック!!よぉ顧問!今日は大勢でなんの陰謀だぁ?」

【顧問=イムカ。イムカは戦術顧問としてワールシュタットに雇われている。つまりコネである】

 翼をもがれた巨大宇宙戦艦ワールシュタットのラボ。
 赤ら顔で巨大なヘルメット。そして真っ赤なツナギを着たじいさんが出迎えた。
 腰にはスパナだのなんだの。酒気を帯びた様相はまじめな$ョ備士は対極に位置するようなアレっぷりだ。

「メカニクス。マテリアルやらは揃えたから修理を頼みたい。
 騙し騙しやってきたが、いよいよ私も後ろの連中も限界でね。本格的な整備が必要なんだ」

 ラボは乱雑に変な部品やら、眼球がぐりぐり動くサイボーグの成れの果て(自我霧散)で散らかっており、
 整然とした宇宙戦艦都市の中にあって異質極まる設備であった。

【絶望的不安感!!!!まあ、キョーミ深いガラクタもたくさんあるので深雪も退屈はしまい】
 【判定(ロイ):外見、態度はともかく、酔っ払いメカニックからはドワーフ職人と同じ匂いがする。つまりそういうことだ】

「んでえ、てめえら、何を見ればいいんだぁ?ひっく」

 スキットルから安酒をごぐごぐ喉に流し込む。目は虚ろ。口は呆けたように半開き。
 このメカニクス。なかなかの仕上がり≠ニいえよう。

【特にサイバネボディな連中はコイツにオーバーホールしてもらうのが推奨されている!ナムアミダブツ!】
685 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/08(水) 22:25:03.49 ID:4hAduD2f0
>>684
「……」
目を見開き、真顔になる。どんな変人が出てくるかと身構えてはいたが、こんなのは聞いてない。
腕に巻いた幼児向けアニメの腕時計をチラリと見やり、踵を返す!
「忘れてた、ソロバンの塾があるんだった」


「オイオイオイオイオイ…本当に大丈夫か?このジジイ。見るからにレッドネックっぽいし…。
 預けて『やっぱダメでした』とかシャレにならねーぞ」
ヒソヒソ声でイムカに抗議。とやかく言える外見ではないが、人を見た目で判断している!
促されるなりすれば、渋々といったように刀と鞘を差し出すのだが。

「壊すなよ?フリじゃあないからな。…壊すなよ!?モーロクアル中ジジイめ」
686 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 22:34:00.88 ID:zUUqqBnbo
>>685

「ああ見えて腕はいいぞ?職工とは変わり者なくらいが丁度いいんだ」

 なお、限度があるだろ!ってツッコミは不要である。きっと誰も聞かない。

「安心しやがれ!視界の隅に見えるピンクのイルカも大丈夫って言ってやがるぜ!」

 ソンケイを信じるんだ!!どうやらメガロ幻覚も抱えている様子。

「ヒック、はーっ…」

 酒臭い息を吐きながら、ソーマタージの剣を見やる。

「数うちにしちゃ悪くない。それ以上でも以下でもないってぇモンだな。
 お前さんにとっちゃ武器は人切り包丁以上でも以下でもねえんじゃねえか?」

 そして、酒が染みた髭をしごきながら、

「ピンクの光からのてーあんだぁ。研ぎやらメンテめんどくせえなら、
 いっそ安モンでいいから人口筋肉構造体添加してみねえか?」

 何かハイテックな提案しやがる。
687 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/08(水) 22:37:32.89 ID:zsRPka1Z0
>>684
アキレス「うわぁ〜懐かし〜ワールシュタットだよここ」
嬉しそうに中を見回るアキレス そういえばここで落書きして追いかけられたのがジョシュアとの初顔合わせだった

そんなワールシュタットの中を歩き やってきたのはラボ
真っ赤なツナギの爺ちゃんを見て

アキレス「・・・・・大丈夫? ウコンの力飲む?」
とても心配そうなアキレスを他所に

ロイ「いや だいじょうぶだろ」
何かを感じ取ったロイがニヤリと笑う どうやら外見で判断できない名工である様だ

アキレス「あぁいや 俺は特にないや・・・」
眼球グリグリなサイボーグを指で突くアキレス

ロイ「おれもただ冷やかしに来ただけさ」
辺りを見回すロイ

ボロウズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なんか工房の隅で≪見習い≫とツナギに縫われた蜥蜴男がサイバネアームを組み立てていたりしますが 気にしないでください
688 :帆村深雪 ◆Miyuki..42 [sage saga]:2017/11/08(水) 22:40:30.33 ID:c6z7iV5Z0
「……ねぇ。この人、本当に大丈夫なのですか……」
「前みたいに、その、戻したりしないよ……ね?」

メカに詳しくないとはいえ、その雰囲気からは妙な不安感を感じる少女。あと酒と機械油のと匂いが混じりあって臭い。
ひそひそと、イムカにギリギリ聞こえるくらいの声量で不安げにそう言った。酒にドワーフめいた職人と来ればこの前の嫌な思い出が蘇るので。

「うーん。しかも散らかっているなぁ……(その分いろいろとありそうだけどさ)」

結局彼女はこの中で少しでもマシな場所と気晴らしの手段でも探すことに決めた。
要するに酒臭いメカニックから出来る限り距離を取りつつ、暇潰しにガラクタとにらめっこでもするのであった。
僕でも使える何かが無いかなぁ、なんていう軽い気持ちで。果たして素人目線でも目に付くようなものはあるだろうか。
689 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/08(水) 22:48:34.58 ID:4hAduD2f0
>>686
「まあ変人っぽさで言えばお前とどっこいどっこいだが…」
口を滑らせながらも、職人の言葉に片眉を上げる。成る程、確かに腕は立つ…かもしれない。

「まあ…そうだな。お題目や綺麗事を並べようが、刀は刀だ。むしろ、それ以外に何がある。
 果物訪朝に変な理想乗せる事はないだろ?そういうものさね」
彼の言葉はズバリそのものだった。ソーマタージ自身もその事は重々承知なので、当然の事とばかりに認める。


「俺の頭上から見守ってくれてる、青とか白とかの光からの疑問だ。
 そいつは大丈夫なのか?一応、そいつ振動剣なんだが。…作らせるの値が張ったんだが。だが」
問題がなければすぐにでも変えてもらうつもりだが、一応どうなるのかは確かめておきたいのだ。
690 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 22:50:05.12 ID:zUUqqBnbo
>>687

「ああん?イラネーって…てめえらサイカーかぁ?」

 フシギ人間も増えたもんだとぶつくさ言うメカニック。
 越境現象により能力者の流入もあるとはいえ、やはりテック重点の合衆国的には珍しいのだろう。

「ノーミソにUNIX仕込んだりはしねえのかい?世界変わるぜぇ?」

【電脳化のおさそい。確かに世界は変わるだろう。間違いなく】

「それとも顧問みてえにワケのワカランようなジーンテック(遺伝子技術)のほうがお好みかい?
 最近の連中はバイオやらジーンやら、メカメカしさに対する愛情不足でいけねえ…おい新入り!!」

 メカニックが新入りめいた何かにがなりたてる。

「肝どころとセンスはわるかねえが、頭がおいついてねえのが出ちまってるぞ!そんな義肢で戦場に出す気かぁ!?」

 キビシー下積みは誰もが通る道なのです。

>>688

「まあ、腕はいいんだぞ。腕は」

【イムカ談】

 ガラクタ捜索中…見れば本当にいろいろと持ち込まれてようだ。

 エックス金属、ハイドロアップル、リメディウム…何か異世界物質も混じってやがる。
 そして、ビーカーに入った神経網めいたモノが目に入ると、

「おお、イイ目のつけどころだな。そりゃ試作のアビオニクスだ。
 オマエさん、試してみるか?神経網をそれと置換すると、反射速度劇的アップ。
 ニンゲンのすっとろい$_経なんぞとは比較にならんぜぇ」

 言いながらゴクゴクと酒を飲む。

「が、エッセンスに対する侵襲性ってのがあってな。オマエさんが異能だのナンだのあるとちょっとよくねえな」

 人間のカラダが持つ機能を機械的に置換…時にそれは神秘の毀損…異能力の劣化につながることもある。
691 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 22:57:29.69 ID:zUUqqBnbo
>>689

「………」

 ウカツな呟きにイムカのげんこつが飛んだがそれはそれ。

「ヒック、展性が増すのと、通電させてやるとある程度の自己修復が出来るな。
 添加の技法はこの新入り(ボロウズ)が使い物になるなら仕込んでやらあ」

 要するに刀身に擬似的な筋肉機能を加えるというものだ。
 重量がやや増すのと、精密な斬撃を行うタイプには不向きなカタナとなるが、
 硬いとは別方面の頑丈さの付与は継戦能力としてメリットは少なくない。

「まあ見たとこ、真骨頂はこっちの鞘のほうだなぁ。ヒック。
 分子構造の整列化しといてやろうかぁ?鈍器的にガンジョーになるぜぇ?」

【この時点でこのクソメカニックの技量めいたものは把握できるだろう】

「んじゃホレ。カラダも見せてみろ。ロートルボーグよぉ?」
692 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/08(水) 23:02:46.67 ID:zsRPka1Z0
>>690
ロイ「あぁ悪い 俺は呪いでハイテクとやらが受け付けない体なのだ」
実際左手が欠損した時はサイバネも考えたが 神経接続したはずのサイバネがうんともすんとも言わないのだ
幻想世界の出身者であるがこその悩みと言えよう

アキレス「別にオートエイムとかいらないからさ ゴーグル通さないでデータを網膜に表示するだけのとかってない?」
対してアキレスは少々乗り気の様子 といっても過度なものはいらないらしい

アキレス「機能は最小限でいいからさ 頑丈で安全なのがいいな」

そして怒鳴られたボロウズはアームの性能を確認・・・想定される出力が出ていない
どこかで接続を間違えたか それともパーツの制度が悪いのか…いったんやり直しだ

アームを分解し 部品を丁寧に再検査しだす
まるで死に物狂いで技術を学んだ若かりし頃に戻ったようで どことなく楽し気なボロウズであった

部品の再検査 接続の再構築 エネルギーの確保 再検査・・・とりあえず規定値までは上がった

ボロウズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
これでどうかと親方に目で問うボロウズであった
693 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/08(水) 23:11:12.45 ID:4hAduD2f0
>>691
「それはそれは…」
頭に漫画チックなタンコブをこしらえながらも、話はマジメに聞く。
訂正だ。この男はかなり腕の立つ職人だ。見た目と言動はともかくとして。

「ああ、そっちも頼むわ。ロハってイイよね…。ついでに殺人光線銃も作ってもらおうかしら」
ホンワカパッパな考えが幾つか浮かぶ。この男、自分が支払わなくていいとなるといらない物まで買い込むタイプだ。


「…ここで?ヤだよ、婿入り前なのにそんな…」
と、ここで現実に引き戻される。ウダウダグチグチ言いながらも、コートの袖を捲り、引き締まった白い腕を露わに。
「お婿に行けない…」

人工筋肉には酷使の痕が残り、傷口を無理矢理塞いでだため所々がミミズ腫れの様に薄っすらと盛り上がっている。
手首には消えかかった製造ナンバー、内から爆ぜかけた一部の肉。普段、肌を見せたがらない理由がこれだ。
「女の子にモテなくなるから、あまり見せたくなかったんだがネ。
 それでどうする?何かいい案はあるのか?」
694 :帆村深雪 ◆Miyuki..42 [sage saga]:2017/11/08(水) 23:12:34.64 ID:c6z7iV5Z0
>>690
「腕は@ヌいんですね……」

強調するように2回言ったあたり、やはりそれ以外はてんで駄目ということなのだろう。
メカニック系の人間はそういうのが多いなんていう話をどこかで聞いたことがあったっけ。
それなら仕方ないかな……と深雪は一人納得していた。でも酒臭いのは御免なのだが。

「……うぅん」

実際、深雪は常人程度の感覚しか持っていないので(越境者達全般から見れば)相当鈍い。弾丸すらまともに避けられない程度には。
今までの戦いの中でそれが足を引っ張った事象もよくあったが故に、その言葉は彼女の気を引くには割と十分なものであった。

「でも……僕はすっとろいままで良いよ。この能力をここで捨てるわけにもいかないから」

スプロールなどそういう世界は幾度も訪れ滞在したことがあるとはいえ、そういうものに対する抵抗というものは彼女の中で未だ根強い。
改造なんて言われれば何処ぞの特撮映画めいたイメージが先行するのでやっぱり怖さがあって。少女が頷くに至ることは無いのであった。
695 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 23:14:54.18 ID:zUUqqBnbo
>>692

「ああ、その体質のヤツはレアだがいねえワケじゃあねぇ」

 ロイのようなテクノロジーと上手くやっていけない連中はグレムリンと呼ばれる。
 テック全盛の世界であればあるほど生き難い@゙の性質だ。

【それでも比較的ロイがまだ上手く≠竄チていけるのは
 トクシュブタイで培われた節操の無い多種多様なスキルゆえであろうが】

「ヒック…トッポイ兄ちゃん。それなら二択だなぁ。
 眼球をサイバネアイに置換するか、銃のほうに網膜投影を仕込むか、だぁ」

 なお、価値観の違いがあるが、近未来世界の人間にとって、生身を機械に置換するのは、
 ピアスの穴を開けるかどうか程度の非情にハードルの低いファッションめいていると記述しておく。
 つまり、生身を失うことへの抵抗なんて価値観が殆ど無いも同然なのだ。

【そしてトカゲの修行!】

「今度は出力は悪かねぇ。動きもスムーズだ。イルカチャンもOKだ。で、」

 アルコールにとっぷり漬かり、虚ろなまなざしでトカゲを睨む。
 そもそも、なんでトカゲがウチの見習いに。リザードマン?変なバイオコスプレしやがって。

「この出力出すエネルギーはどっから確保すんだぁ?燃料電池があっという間に尽きちまう!
 品質ばかりに目をやってんじゃねぇ!」

 怒鳴りながら、燃料電池となるサイバネ臓器をボロウズに投げつける!(サンプルになる。理不尽暴力なだけではない)
 サイバネ道は武器鍛冶とは別ベクトルに深遠であった。


696 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 23:27:45.52 ID:zUUqqBnbo
>>693

「ひっく。んじゃそっちはやっておく…プシーッ!」

 酒精を吐き散らしながら、カタナを鞘を預かる。
 大一級の武器になるというよりは、数打ちをより戦えるシロモノにするという方向性であるが、
 武器に起源や題目を必要としないソーマタージにはピッタリなのかもしれない。

「君は銃器は基本使い捨てだろうに」

 なお、シーマタージの殺人光線銃については、コストばかりがかさむので却下というイムカの言であった。

【んでもって!!】

「ひっでえなぁ。イルカチャンもダメだしだあ。。んで、いろんな部品が妙なナノマシンと癒着してっから、拡張性もクソと」

 ソーマタージのボロクソなカラダを見ながら、

「人口筋肉はナノセル(ナノアクチュエーターセル)の3番使うかあ。
 バランス型でいくぜぇ?過度なパワーも速度もイランだろ。
 ヘタに特化させる冗長性もねえし両立していたほうがいい」

 速度も力もどちらもいるし、削げるほど特化できるか?という問題も付きまとう。
 そして、ソーマタージの場合は置換不能のナノマシンという制限もある。システムエラーを吐き出しかねぬ設計はできない。

「皮膚はペルティエ粒子を埋め込んだ人口皮膚があるぜえ?
 皮膚呼吸もするし、毛根も立つ(鳥肌)。人間の体温だけ発熱する機能もあっから」

 シュルシュルと一人でに動く人口筋肉セルとの結合がマニュピレイターを用いて行われる。

「…どうにか緊急冷却用のヘリウムパックの増設余地はあるな。仕込んどくか?」

 サイボーグにとって『冷却』がどれだけ重要な用途を占めるかは説明不要であろう。
 運動すると物体は熱を持つのだ。それはサイボーグとて例外ではない。
 そして運動量が生身とダンチのサイボーグが冷却と怠れたどうなるはか自明である。
697 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/08(水) 23:34:32.52 ID:zUUqqBnbo
>>694

「ああ、腕はいいんだ。まあそれさえあればほかは大目に見られるというものだ」

 品行方正、規律正しい無能なメカニックとどちらを選ぶか?である。
 実際、技量が優先されるし、クソな振る舞いもそれさえあれば許容される世界だ。

【しかして、アビオニクスはお気にめさなかったようで】

「ああ?流石に神経網はハードル高いってぇか?」

 髭をしごきながら、深雪の様子を見やる。
 能力への愛着(頼みに置くという意)に改造への忌避感。
 ある種、現代的な価値観の発露といえよう。

「カラダをどうこうがイヤってんなら、外部装置で補うって感じだなぁ?
 ドラッグやらには抵抗は?」

 サイバーパンクの世界において、能力拡張のためにドラッグを用いるのも一般的な仕儀だ。
 ドリンク剤の強化版めいたローリスクから、未来を犠牲にするスーパーパワーアップまで様々だ。

「実際。オマエさんみたくなサイカーだと、サイバネよりも好まれている傾向あるぜぇ?
 ドラッグは大抵、能力を拡張するからな。いくつかサンプルもってきてやろうか?」

 能力者向けの近未来技術選択肢の提示→ドラッグ
698 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/08(水) 23:41:05.88 ID:zsRPka1Z0
>>695
アキレス「眼か・・・眼か・・・」
うーんと考える 銃については除外だ 実際鉄火場で使うわけではないのだ
だけどアキレスの居た世界はここほどテックが発達したわけじゃない というか目をとっかえるというのがヘタレでアレが・・・

アキレス「えぇいスプロールでやるよかここでやった方が安全だろう サイバネアイいれてくんな!!」
男アキレス 一大決心 ウェット脱却を決意

近々サイバネアイとなったアキレスが爆誕することでしょう

【んでボロウズ君】
スカーンと頭に直撃するサイバネ臓器 試しに接続 運動テスト 三秒でエネルギーを使い果たす

ボロウズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
これでは使い物にならない

エネルギー効率と運動性の両立 整備製と拡張性の問題 考えることは山積みだ
とりあえず組み立てたばかりのアームをもう一度分解 部品の吟味から始める

鍛冶屋ボロウズは メカニックへの道を着実に進んでいた
時折尻尾がパタリパタリと動く 無駄なアクセサリーにまで神経接続をする無駄にアレな新入りであった

アキレス「なるべく痛くない施術をお願いしまーす」
手術の承諾書にサインをしつつ そんなことを宣うアキレスであった
699 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/08(水) 23:44:10.49 ID:4hAduD2f0
>>696
「クーン」
冗談交じりとはいえ、要求をあっさりと却下され、雨に濡れた子犬の様に喉を鳴らす男の姿がそこにあった。


「バカにされてるのはなんとなく伝わった」
腕が立つのは認めたが、変な幻覚持ちに身体を弄られることになっていい気はしない。
気を紛らわそうと、忙しなく辺りを見渡しながら軽口をどうにか飛ばす。

「やれやれ、弾丸よりも速く走って、核搭載戦車や大量破壊兵器を投げ飛ばすのが夢だったんだがな。
 構わんさ。下手に口挟むより、アンタに任せた方がよっぽどマシだろう」
人工筋肉をくっつけていくマニュピレイターを、まるで注射を受ける子供の様な目で眺めながら。
実際のところ、技術に関しては殆ど素人なのだ。ならば、大まかな要求以外は相手に任せた方がいいだろう。

「…ちょっと待て、そんな機能は別にいらんぞ。俺が何度肝を冷やしてきたと思う?
 サブイボ立ちすぎて、気持ち悪さで死んじまわあ!」
どちらかと言えば戦場よりも、周りのトンチキ連中の突飛な行動におったまげる事が多いのだが。


「ああ…パックは頼む。本格的に人間の身体じゃなくなった、って気がするんだよな。毎回」
機械である以上避けては通れぬものだ。先程までのお喋りは鳴りを潜め、神妙な顔で天井のシミを眺める。
「…難儀なモノだよな。覚悟は済ませてきたが、毎回身体を弄る度に後悔が首をもたげるのさ。蛇みたいに───」
700 :帆村深雪 ◆Miyuki..42 [sage saga]:2017/11/08(水) 23:53:27.29 ID:c6z7iV5Z0
>>697
「うん。ちょっとやっぱり怖いし……」

ピアス穴を開けるのすら怖くてできない彼女にとって肉体改造なんて尚更である。
体内に異物を入れられるという感覚は想像出来ないが恐らく気に入りはしないだろう、と。

「薬品……それなら、まだ大丈夫そう?」
「それなら頼もうかな。少し気になってたと言ったらそうだし……」

一方で薬品の投与に関しては、多少の忌避感はあれど中身を弄られるよりはまぁマシではあるかな……といった具合に捉えている。
描写はされていないがドリンク剤感覚のアイテム程度なら向こうの世界で何度か使ったことはあるはず。まぁ大丈夫だろうとは考えて。
701 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/09(木) 00:08:51.48 ID:rUrsB+R6o
>>698

「よっし、男だぁ。脳にUNIXしこまねえならあんまり機能はふえねえがいいな?」

 脳が受け取れる情報量を超過するのは危険極まるなので当然である。
 それでも、視力の増強、一定のズーム機能、レティクル投影、映像リンクなど最低限のモノは仕込める。

【イムカみたく、三次元投影やら計測やらサードビューまで仕込んだら脳が強化されてなければ廃人一直線である】

「ビビっているのは明らかだなぁ。ヒック、しゃーねえ。なるべく生身は残してやらあ。
 オマエさん、自分の眼球がゴミ箱の放り投げられた失神するタイプっぽいからよぉ…おげっ」

 ディスプレイを投影させてサイバネ手術の説明。
 ここで暗黒メガコーポなら眼球まるまる入れ替えて多額かつ頻繁なメンテがなければ生きられぬようにするところだが。

「眼球のレンズのところをサイバネ置換して、ナノマシン構成体(コロニー)仕込んで、
 生身の眼球配分、7:3ってえところだぁ。どうだ?メンテもそんなに頻繁にはいらねぇ」

 ここら辺で察せられると思うが、このクソアル中メカニック。まぢものの凄腕ある。
 そりゃ、ロイは問題なしと太鼓判を押すし、どっかのトガゲも弟子入りする。

【トガゲは…筋は悪く無いが、基本的なサイバネ知識やら何やら課題は多い。
 こっち方面では一流にはなれぬかもしれないが努力次第で一流半にはいけるやもしれぬ。努力次第だが】

「ああ、死ぬほど痛いぞ?この施術、麻酔切れたら地獄みるからよぉ」

【なお。アキレスのお願いは打ち砕かれた】

>>699

「感傷ってもんだぜぇ。ゴーストを信じろ」

 鎌首云々の台詞をゲロのように吐き捨てる酔っ払い。そして――

「感傷は大切にしな。サイボーグやっている連中で自分を物体にしか思えなくなっちまったヤツは少なくねぇ。
 んで、そうなったら、いよいよ、サイボーグなのか生体腑品つかったロボットなのか解らなくなっちまうんだよぉ」

 狂う≠ネらまだしも失く≠ケばいよいよ救われぬという論法であろうか。ソーマタージへのヘリウムパックの補充。
 眼球冷却により、動態視力の向上など、これだけでもそれなりの強化となる。

「んで、酒で洗い流せ!!」

 手術中にも関わらず安酒のスキットルをソーマタージの口に突っ込むメカニック!
 髭面のおっさんとの間接キッス!ナムアミダブツ!!!!
702 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/09(木) 00:09:04.88 ID:rUrsB+R6o


>>700

「最近は魔法化合物なんて珍妙なモンも出回ってるからな。ホレ」

 スプロールの魔法結社(マジカル・グループ)よりの流出品であろうか。
 やわらかい石のような物質から、ほのかに輝く苔のような薬物まで様々である。

「この賢者の欠片ってカクテルドラッグは、異能力を強化だ。効き目切れると一定期間逆に能力が減衰するがな」

 強力なモノになると、能力の超強化、永続的な異能力の劣化という極端な効果にもなる。

「クスリはリスクだ。ブーストにはどうあれ代償ってのがいる。使いどころを間違えなきゃ便利で、癖になるとノーフューチャー。覚えときな」

 あとは、ドリンク剤めいた体力快復剤(いわゆるスタミナポーション)やらリスクの低いドラッグも紹介される。
 幻想世界でも出回ってるような類だ。いくつか常備してもよいかもしれない。

「一応、代償なしで能力を強化する賢者の石≠チてのもあるが、材料が外道だからな。
 人間の魂ときたもんだ…ケッ。お嬢ちゃん。力が欲しいなら、どこまで捨てられる≠ゥはいっつも考えときな。
 って、視界の端っこのイルカチャンも言っているぜぇ」

【意外とドラッグもよいカタチで紹介してもらえたようです】

 −−−−−−−−−

 こうして思い思いに整備的余暇を過ごす越境者一行であったとさ。

//デハコノヘンデー!!
703 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/09(木) 22:21:53.54 ID:NWucb6KG0
【金属の国】
ここは金属の国の首都にある止まり木同盟の宿 ロイが貴族の融資を得て建てられたそこそこ豪華な館である

ちなみにこの世界は中世ヨーロッパ風であるのだが 館の中に不自然なほどに浮いている箇所がある それは越境者 四五六 七八によって作られた和室である

ロイ「しっかし注文通りに作ったはいいがな・・・金かかったなぁ・・・」
呆れるように言ったのは和室の中央部である そこには四角い炉が置かれており 煮炊きができる鍋がつるされる・・・所謂囲炉裏が作られていた

しかもこの囲炉裏 横にスライドして収納できるというすぐれもの 炉を収納すると そこは段差となっており テーブルを設えれば掘りごたつに早変わりという欲張り使用

ロイ「本気出し過ぎたかもしれん」
ともあれ 和室作成完了である この高性能な和暖房を見た者は一体何を想うだろうか?
704 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/09(木) 22:26:57.53 ID:VcJ2ZL100
>>703
「突然の『ニンポー・畳返しの術』でゴザル!」

ずばーん!と畳をふっ飛ばして下から参上、現状、惨状。
ソイツは風無く棚引く黒襤褸布を纏う
一本角が特徴的な白を基調としたトリコロールカラーの人型ロボット!!

「嗚呼素晴らしき和室にゴザルな!!」

くっそ迷惑なニンジャロボが現れた!!
705 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/09(木) 22:36:16.95 ID:76KW6zys0
>>703-704
「いいじゃん、いいじゃーん」

天井を外して天井裏からにょきっと逆さまになって現れるのは注文主である
出来栄えにすっかりご満悦の模様

「やっぱりやるねぇおっさん。 今度うちのリフォームも頼むよ、部屋20個くらいあるけどさ」

賽印流の頭目の娘なのである、家も竹林の中のお屋敷なのだ
すたっとタタミに着地、どっこいしょ、と囲炉裏の近くに腰掛け両手を掲げてほぅと一息

「……そこのロボットニンジャも、タタミ直しておいてね?」
706 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/09(木) 22:43:07.96 ID:NWucb6KG0
>>704
ロイ「おうコラ畳並べんの大変だったんだぞ!!」
ふっ飛ばした畳をキャッチ ハンゾーの頭目掛けてフルスイングするロイ

ロイ「いちいち注文してよぉ 越境してよぉ 並べるのも勉強してよぉ!! その努力の結果をよぉ!!!!」
大分頭に来ているらしい なんどもなんども振り下ろすぞ!!

>>705
「金払うんならやってもいいぞ」
ニンジャが床から出てくるのに対し 忍者は天井から出てくるようです

「館にそんな場所つけた覚えないんだがなぁ・・・」
もちろんリフォームも手掛けてません 一体いつの間に?

「アレか? ニンジャも忍者も普通に出てきちゃいけない法律でもあんのか?」
囲炉裏をどかしてテーブルつけて 毛布かぶせて炬燵の出来上がり 燃料となる炭火を起こしてきたようです
707 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/09(木) 22:43:26.39 ID:rUrsB+R6o
>>703

「わうん」

 ちゅーぼーからチョッパってきた牛肉を口に咥えながら、
 実に居心地によさそうな和室にテクテクと入場のわんころ。

「わう!!??」

 しかして超絶騒がしいニンジャどもがやってきて平穏は破られた!!
 ナムサン!!
708 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/09(木) 22:50:06.27 ID:76KW6zys0
>>706-707
「マジかっ、頼もしいねぇ」
「ん? あぁ、そりゃあ和室といえば屋根裏でしょ?」

ケタケタ笑いながらの返答
七八のこう言った口約束は余り信用してはならない
そして屋根裏の謎はそんな一言で片付けられた、忍者には秘密が多いのです

「そういうわけじゃないけどさ、なんっていうのかなぁ……様式美? 的な?」

何処からともなくみかんの入った籠を取り出し炬燵にセット

「コタツに柴犬とかもう完璧だね」

ウルリックに手を伸ばして撫でようと
しかし現段階では、見返りのおやつが七八の手に握られているというわけではない

709 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/09(木) 22:53:13.33 ID:VcJ2ZL100
>>705>>706
「ハッハッハ!任されたでゴザル!発つ鳥跡を濁さずとも言うでゴザルし!!」

ガンガンガン!とロイに攻撃されっぱなしのまま七八の言う事に従うつもりでいるニンジャ。

「所でミカンは無いのでゴザルか?秋刀魚でも可でゴザルよ?」

>>707
「お次は忍犬でゴザルか?」

ニンジャロボの頭の中はニンジャ知識で埋まっている為、
先ずニンジャに関連付けて考えてしまうのだ!!
710 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/09(木) 22:55:23.04 ID:76KW6zys0
>>709
「はい、みかん」
「タタミ直し終わったら食べていいよ」
「……って、食べれるの……?」

ロイにげしげし叩かれながらも元気のいいニンジャに対して素朴な疑問
どう見てもメカメカしい彼ですが、果たしてお食事事情はどうなっているのか

711 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/09(木) 23:00:18.27 ID:rUrsB+R6o
>>708

「わうわう(ふむ)」

 別段、見返りを求めるようなマネはしない。
 童の戯れには寛大を以って応えるのもまた戦士の道である。

【撫でられると目を細めて舌をぺろーんと出す。戦士云々以前にただわんころめいているだけともいふ】

>>709

「わうん(いや、ニンジャアニマルに勝手にされても困るが)」

 へにょっと眉間を傾けて、胡乱な言動に全うに返事しちゃう犬ころである。
 スゴク、カシコイ!!

「わうわう(柴犬は世を忍ぶ仮の姿。実はもっと偉大な――)」

 なんか説明しようとしているがテレパスに加えて変わり身のジツとか誤解されそうなアレっぷりだ。
712 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/09(木) 23:03:38.96 ID:NWucb6KG0
>>707
ロイ「そしてそこの犬コロくーん その口のブツは何かなー」
畳を装備したロイがにんまり笑顔

ロイ「テメェはそれだから犬コロなんだよ!!」
畳フルスイングがウルリックにも見舞われます

>>708-710
ロイ「大本は洋館だがな」
四五六が出てきた穴 試しによじ登ってみる ナムサン 腹がつかえて入れない
とりあえず畳は元に戻しましょう

ロイ「しかしこの国には非常に重大な問題を抱えています・・・この国って果物がべらぼうに高いんだよね」
腕を組み渋い顔

ロイ「ウチの国ってほぼ鉱山じゃん? 果樹園ないじゃん? となると輸入じゃん? 運搬コストべらぼうじゃん?
   しかも鮮度おちるじゃん? つまり炬燵はあれどみかんがないという非常事態」

ロイ「ということでみかん食べたきゃ頑張って越境して持ってきてね」
なおサンマもない 鉱山の国に海があるわけがない
713 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/09(木) 23:10:53.61 ID:76KW6zys0
>>711
「ぬふふふ、可愛い可愛い」

完璧にふにゃっと破顔しつつ撫で繰り回す
しかし無造作に見えてその撫で撫で術は奥義めいて手慣れており、早い話がとてもキモチーのである

>>712
「登れない?」
「残念、謎は謎のままだね」

天井裏のヒミツの解明は難しそうです

「……なるほどなるほど?」
「アケビとか? 高山植物のそういうのも作ってないの?」

この国の植物事情にはそういえばまだほとんど明るくない
持ってきたみかんをぱくぱく頂きながら尋ねる
714 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/09(木) 23:13:57.46 ID:rUrsB+R6o
>>713

「わう〜〜〜」

 しばらくすると、ふにゃーっとなって突っ伏す柴犬である。 あっという間に調伏されちまったでござるの巻。
 なお、まかりまちがって忍犬にした場合、激烈強力なので即刻レギュ違反でチート判定くらうであります。

【この神獣っぽい存在のはずの犬のアレな姿よ!!】

>>712

「ばうん!(牛肉は貴重であるゆえ、貴重な拙者が略奪した!)」

 悪びれもしやがらねえ蛮族思考!
 征服と略奪こそが、戦士の道である!!!

【フルスイングされた畳の上に器用に着地。一緒にぐるんぐるん回っています】

 −−−−−−−−んでもって!−−−−−−−−

「わう??(無いならあるところから奪えばよいのではないか?)」

 と、思いっきり征服者めいた思考で語るわんころである。

「わうんわうん(精強な部隊を抱えた国だ。平原の略奪にいそしめばよいのだ)」

 歴史的に山岳民族が略奪と蛮行にて富を手に入れる話は枚挙に暇なし。
 もっとも、真に実力と覇気と大いなる時流がなければノーフューチャーでもあるが。
715 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/09(木) 23:14:01.33 ID:VcJ2ZL100
>>710
「さもありなん」

胸部が展開されると電子レンジのようなものが中からせり出してきた。
そこにミカンを投入…うぃーん……ちーーーん!

「ふむ、このミカンは出来損ないじゃないでゴザル。食べられるでゴザルよ。
 まあ拙者を動かすのに蜜柑一つだと分解する方のエネルギーが多くて
 食べるだけエネルギー消費するのでゴザルが!ハッハッハ!!」

色々突っ込みどころの多い挙動である。

>>711
「うむ、みなまで言うな。世を忍んでこそシノービでゴザル。拙者はニンジャでゴザルが!!」

何か一人で納得している様子…

>>712
「ではアイスで手をうつでゴザルか?炬燵には必須でゴザルよ?
 囲炉裏であればサンマ…もしくは米を棒状に固めたやつでも」

ニンポー・畳敷きの術!!とか言いながら一枚一枚丁寧に直していくロボ。

「これはアレでゴザルな。果樹園と海も造るべきでゴザル」
716 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/09(木) 23:19:48.45 ID:76KW6zys0
>>714
「みかん食べる?」
「……食べないよねぇ、今日は他におやつないんだよなぁ」

撫で撫で揉み揉み、時たま頬っぺたをみよーんと伸ばす行為を挟もうとしつつ
犬がみかんを食べる様子が今ひとつ想像出来ず小首を傾げるのであった

>>715
「それ、味わからないよね……?」

勿体ないなと思いながらも、まぁ甘味とは嗜好品の面が大きい

「って、食べるだけ損するのかいっ!」

続いてしかし、そのツッコミは鋭かった
717 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/09(木) 23:21:20.61 ID:rUrsB+R6o
>>715

「………」

 勝手に何か話を進めていやがるニンジャロボに頭にバッテンマークな犬ころ。
 このまましゃべらせ続けるとロクでもねー誤解が一人歩きする気配!!
 というか胡乱すぎてわけわからん!!

「わうん(シノビがニンジャがロボかハッキリするのだ!)」

 バチッ!っと思わず空間に電流をを走らせて猛講義。
718 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/09(木) 23:25:48.84 ID:NWucb6KG0
>>713-715
ロイ「あとでアキレスかベティに入ってもらおう」
後日 ベティが屋根裏の秘密を暴くようです

「作れるもんなら作ってみろってんだ・・・そもそも植物がろくすっぽ育たねぇからなぁ…猫の額ほどの農耕地で穀物作って
 後は僅かな草を求めて放牧するのがうちの一次産業なんで」

更に言えば木もほとんどない なのでボウガンもボルトも総金属製である

「そしてアイスもこの国にはない 乳を凍らせることはできてもバニラビーンズないから香り付けできんぞ」
嗚呼中世ヨーロッパ 食文化も遅れているのです

「お隣は強固な同盟関係の国 ご飯持ってきてくれるから頭が上がらんのです
 略奪? 情に篤いドワーフを説き伏せられればワンチャンってとこか? 略奪するより買った方が安上がりでいいんだ 今のところはな」

なんと不便な国でしょう これがロイの故郷なのだ

「香辛料ならいくらでもあるぞ 軽いから金属を買う行商人が物々交換の為に持ってくるんだ」

719 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/09(木) 23:26:16.43 ID:rUrsB+R6o
>>716

「わうん」

 ほっぺをみょーんとされながらも、
 瞳を金色に変化させてみかんを宙に浮かせる。

【ひとりでに皮がペリペリと剥がれて、次に袋の部分もペローンと剥がれる。
 すると、だいたい色の宝石みたいにきれいな果肉だけが取り出されて】

「わうーん。もっちゃもっちゃ」

 と、口に入れ始めた。サイカー超便利でもあり、皮を手で剥くというみかんの醍醐味が無いのがアレでもあり、

「わうん(そこは手の構造上致し方なし!)」

 らぶりーな肉球が愛らしいお手手ではみかんの皮むきは難易度高いのだ!
720 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/09(木) 23:32:30.34 ID:rUrsB+R6o
>>718

「わうわう(どちらにせよ、拙者たちが持ちこめる量など高が知れているがな)」

 かといって、越境組織めいた連中が関わりすぎると、
 恩恵よりも先に陰謀がやってきそうなので却下もいいところだ。
 カノテクもこの世界では結構大人しいし(ともあえば戦乱煽って来そうでもあるが)

【言いながら毛皮から取り出した干し肉をもっちゃもっちゃ。まて、どこからもってきた】

「わうん?(ドワーフが信義とな?強欲が服を着てあるいているというイメージがあったが?)」

【言いながら毛皮から取り出した貴重なザワークラフトをもっちゃもっちゃ。まて、どっから(ry】
721 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/09(木) 23:32:33.36 ID:76KW6zys0
>>718
多分その時には屋根裏は塞がって、ふつーの屋根になっていることでしょう
忍者とはそういうモノなのだ(欺瞞)

「ふぅん……大変なんだなぁ」
「ほーんと、鉱山鉱山ってとこなんだね」

歴史書でも読んでみようかな、とガラにもなく

>>719
「器用ではあるけど、うーん……」

手で綺麗に向いてふつーに食べつつその様子を見ている
ともあれらぶりーな肉球をふにょんふにょんともみもみしながら苦笑


//すみませぬ、半端ではありますがちと落ちまするっ
//またよろしくなのですよっ、お先ですー
722 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/09(木) 23:34:00.85 ID:VcJ2ZL100
>>716
「まあ本来この機能はニンポー・毒見の術で使うものでゴザルし」

箱の中のものを解析できるそれは電子レンジっぽいが意外とハイテクである。

「データとしての味、は分かるのでゴザルが…実感は確かに無いでゴザルな!」

>>717
「ユーはシノービ、拙者はニンジャ。シノービは隠れるもの。
 ニンジャは真っ向勝負するもの!実にハッキリして御座候?」

シノビとニンジャは別物、Wikiにもそう書いてある。

>>718
「ふーむ、ニンポー・てらふぉーみんぐの術とか出来ないものでゴザルか」

出来たらニンジャロボの価値は天井知らずだろう。
今のところ傍迷惑なポンコツでしかない。
723 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/09(木) 23:40:59.46 ID:NWucb6KG0
>>720
ロイ「お前さんはドワーフにどんな偏見を持ってるんだ」
聞いたことのないドワーフの特性に首をかしげるロイ

ロイ「自分たちで消費する分ならば確保するのもそう難しくはないだろ
   特にお前さんは収納スペースが多そうだしな」

何かとりだしちゃ喰ってるウルリックにジト眼を向ける

>>722
ロイ「その術は果たして 越境の修正力に耐えられる代物かね?」
余り便利過ぎる 世界に影響を及ぼし過ぎる能力は修正力の対象に選ばれやすい 使い物になるかが問題だ


>>全員対象
ロイ「それよりホレ 炬燵の準備で来たぞ」
と掘りごたつのじゅんびができた様子 さっそく温まるロイであったとさ

//ノシ
724 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2017/11/09(木) 23:46:38.55 ID:rUrsB+R6o
>>723

「わうん(極めてスタンダードなドワーフ像と思うが??)」

 世界を隔てる認識の違いであった まる

//ではコノヘンデーノシ
725 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/09(木) 23:49:58.98 ID:VcJ2ZL100
「炬燵はいいものでゴザル。
 拙者温度もデータでしか感知してないでゴザルが!」

自虐ネタロボになりつつ温まるニンジャであったとさ。

//おつかれさまー
726 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/10(金) 22:32:27.42 ID:hxtGhyk6o
【サイバーパンク世界:スプロール】

「最近中々ハードデス!」

 スプロールが今、ちょっとした混乱期にある。
 2033年世界を戦乱の坩堝として、戦争経済による利益という名の熟れた果実を貪っていたところ、
 そこに思いっきり冷や水的な蹴りをかましてくれた不逞の輩(越境者)によって、ワールドタイムゲートが崩壊。
 一転、予算や資材の回収もままならぬまま、バブルが弾けてフリークアウト続出と相成った。

「権力機構に穴が開きまくっているデスからね。もう破壊工作から権謀術数、暗殺買収なんでもござれデス。
 企業連の面子も様変わりしそうな勢いデス」

 企業の尖兵たるランナーズギルドも戦いに明け暮れランクの変動が激しい。
 そして、重要情報をスニーカーオンラインにて持ち運びするキャリアーの活躍の場と死亡率もますますマッハだ。

「てな具合デス。カノッサも頑張らねばデス」

 なお、カノテクは先の戦役の損耗からの快復をようやく果たしていたこと、
 そして、戦争経済にさほど傾倒していなかったことから、さしてダメージを受けずにすんでいる。CEOの慧眼サマサマであろう。

「つーわけで、このお荷物を運んでくださいデス。中はみちゃダメデス。守秘義務デス」

 なんかコッチコッチと時計めいた音がする髑髏マークとバイオハザードマークと核マークが描かれた箱。
727 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/10(金) 22:37:02.60 ID:qoQ890P80
>>726
[]
728 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/10(金) 22:43:19.55 ID:qoQ890P80
//何が起きたの・・・?

「いや どこにだよ」
どう見てもヤバスな箱を差し出されるが 嫌な予感を覚えて手を出さないアキレス 危険察知能力が悲鳴を上げています

なおアキレスの目はサイバネを入れたことにより 鮮やかなブルーの虹彩は灰色がかった青に変貌していた

そしてアキレスは一仕事終えた後 間髪入れずにこれである 何を運んでいたかって? 守秘義務が生じます
関係ないことだが 本日カノテクのCEOは 駄菓子を大量に仕入れて上機嫌だったそうな

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはオニギリを食べていた
729 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/10(金) 22:50:03.08 ID:hxtGhyk6o
>>728

「某○○社のアーコロジー地下いる受取人に23:30に引渡しデス。
 それでラキガキ屋=サンごとアボーン…もとい任務完了デス」

 ナムサン!テッポダマ!ついに命運尽きたか!!

「ジョーダンデスヨ?ジョーダン!! タブン」

 鶴のポーズを取りながら言うアズキ色ジャージガスマスクである。

「えーっと、妨害は予想されるデス。んで、こっちはサブ任務で果たせばボーナスデス」

 サブ任務…C.T.S.S.のちゅーぼーの煮立ったお鍋にベティを放り込む。
730 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/10(金) 23:05:53.31 ID:qoQ890P80
>>729
「・・・・・・・」
シャキンと展開した伸縮型ピコタンハンマァを握りしめ 頭部目掛けてフルスイングするのであった

「まぁいいや もしもテッポダマにされたらCEOの行く先々で駄菓子を与える幽霊になってやる」

想像してみよう 威厳溢れるはずのCEOが美味棒やらモロッコヨ●グルを
美味そうに食っているところを不特定多数の人物に目撃されることになる
これは威厳が地の底まで落ちること請け合いだ

―――ギィ!!
そして相変わらずの食料発言 ベティはα-12にオーガニック チョコレート菓子を差し出す
ハブアブレイク ハブアキ●トカ●ト これをあげるからサブ任務は無しの方向で と言いたいらしい

α-12は卑劣なる買収を受けてしまうような女だろうか?
731 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/10(金) 23:18:35.32 ID:hxtGhyk6o
>>730

「××デス〜」

 ピコタン!と頭部を殴打されるα-12。なんたる鬼畜で器量の狭いキャリアーであろうか(断言
 が、次の台詞は秘書的な逆鱗に触れる!!

「デスデスデスデス。そんな不埒なゆーれいは斬滅デス@@」

 目をグルグルさせながら、高周波ブレードに手をかける。
 才能だけは有り余って短期間で凄腕の剣士なヤツの明らかにツギジリめいた威嚇である。コワイ。

【なお、ちょこはすぐさま受け取り買収完了。サブ依頼は却下である→チョロい!!】

 −−−−−−−−−−
【キャリアー依頼中!!】

「イヤーッ!!」「イヤーッ!!」

 パルクールめいて移動するアキレスは早速ストリートニンジャの襲撃を受ける!!
 スリケンが次々に飛来し、彼の挙動を限定せんとするのだ。

【ガシャーン!さらに時折、高層ビルならフリークアウトするカンブ社員がいい具合に障害物になりジャマ!悲哀!!】

「貴様等には黙秘権がある(意訳:大人しく死ね)」

 さらにさらに、進行ルート上ではた迷惑極まる惨劇デッカーの大捕り物の真っ最中!
 シティ内でサブミュニションディスペンサー(多弾頭誘導弾)をぶっぱしやがって巻き起こる爆発連鎖!

「ん?何本が挙動が妙だな…ま、いいか(決断的」

 なんか、流れ弾的にアキレスにロックかかって幾つかの子ミサイルが飛来!ナムアミダブツ!
732 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/10(金) 23:31:32.46 ID:qoQ890P80
>>731
「ふはははは ザマァ味噌漬けアディオ〜ス」
シャキンとブレードを構えるα-12を他所にデモンレッグ展開 脱兎の勢いでその場を後にするアキレスでしたとさ

【それからどうした】
「フハハハハ 俺を捕らえたきゃモノホン忍者つれてこいやぁぁぁぁぁ!!」
スリケンを紙一重で避けながら中指おったて煽りまくる

―――ギィ!!
「おっといけねぇ」
頭上からのアイキャンフライ共の捕捉はベティに任せ 彼女の警告で機敏に挙動を替え衝突を免れる
スリケンがカンブに突き刺さる スリケンで死ぬのと地面に衝突で死ぬの どっちがいいのかな?

「ゲェー!! イムカミサイル!? イグニッション!!」
更に飛んでくるミサイルに対し スタントマンイグニッションを発動 濃い霧が立ち上る

この霧は熱を遮断する特質もあり ロックが熱源反応であれば一定のこうかがある者であるがはたして?

「俺じゃなくてニンジャにむかえよもぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
妨害のオンパレードに涙もちょちょ切れである
733 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/10(金) 23:38:25.39 ID:hxtGhyk6o
>>732

 シュパァーッ!!

【ナムサン!熱源探知などというロートル技術なワケがないイムカミサイルであった!!】

「これはフーリンカザン!一気に畳み込め!!」「イヤーッ!」

 爆発や回避のために逃げ惑うアキレスへ距離を詰めるストリートニンジャども!
 スリケンとミサイルのカーニバルめいた大量のアレが飛びまくる!!3.

≪0001111010101≫

 なお、中空にはミサイルの完全制御をサボって<lットサーフィンしているサーボスカルの姿が!
 コイツが職務放棄かましているなら大メーワクだ!!

「死ねい!カノッサの犬!イヤーッ!!」

 ついに距離を詰められ、カタナが抜かれる!!
 ニンジャ相手に近接戦闘?さすがに分が悪くネーか?である!!
734 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/10(金) 23:53:51.40 ID:qoQ890P80
>>733
「ですよねぇぇぇぇぇぇ!!!!!っとお!! ベティ!!」
―――ギィ!!

ベティに連絡 取り出したのはベティでも使えるミニメガホン

―――ギィ!!!!!!
中空にいるサーボスカルに大音量 サボるなとベティのお叱りの声が響きます

そしてチャンスとばかりに距離を詰めてくる忍者諸君

「それは本当にフーリンカザンかな?」
にんまりと笑顔 距離を詰めた 詰めてしまったのだ それゆえに

「これでも喰らいやがれ!!」
鳥居出したる特殊警棒 放たれるはフラッシュバンもかくやな閃光 近接戦闘を仕掛けようとするニンジャの目を焼こうとする
735 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/11(土) 00:04:01.88 ID:LezYnaNAo
>>734

「「グワーッ」」

 とっさの目潰しをくらって一瞬態勢を崩すニンジャども!そこに――

≪000111110101≫

 シュパーッっと、ベティのお叱りを受けて何かヤルキになったサーボスカルが
 ミサイルを制御下においてぶちかましたのである!!

≪00001111010≫

 どんなもんだいと扇子を広げてドヤ顔(ドヤ頭蓋骨?)なサーボスカルである。

【このようにキャリアーの仕事(ビズ)には様々な危険がつきまとうのだ!(半分近く惨劇の仕業?またまたご冗談を】

//ではおつーんノシ
736 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/11(土) 22:31:59.53 ID:2vNYtgh80
【海!!】
リアルな世界は冬の訪れを迎えたのに対し ここは照り付ける太陽がまぶしい常夏の世界
幻想よりのこの世界に科学の力はあまり及んでいない

アキレス「なんか最近島の木々を伐採する不埒な野郎がいるから対峙してくれって話なんだけどさ」
帆がはためく小さなボートを操るのは落書き屋アキレス

―――ギィ!!ギィ!!
ベティちゃんは水面をハサミで叩いて遊んでいた

アキレス「なんでもその木々ってのは魔力のなんかがよくわかんないけど マジックアイテムとか錬金道具作ったりするのにいいらしいのよ
     んで最近 違法に木を取ってきて 勝手に売る不埒な集団がいるってさ」

ロープを手繰り風を捕らえボートは進む しかし島らしい島は後方に一つっきり・・・

アキレス「んで その島ってのが アレ」
その後方にある島を指さすアキレス なら方向が違うじゃないかって? 合ってます 何しろ

アキレス「俺はボートを操って島に『並走』するから 頑張ってね〜」
なんか島が迫ってきてね? なんか島からひれっぽいのが伸びてね?

島が近付いてきて 嗚呼なるほど 島だと思っていたそれは 超巨大なウミガメの甲羅だった
ウミガメは背中に木々を生やし 悠然と泳いでいる その隣にボートを近づけ

アキレス「はいとびうつってー」
ダイナミックに上陸をお願いします
737 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/11(土) 22:43:50.80 ID:tzfQzoOr0
>>736
「ふぅん……」

ギッタンバッコン船に揺られながら、流れる雲の様子をぼんやりと眺める鼠の獣人
アキレスの話をほとんど聞き流し、しかし一応仕事として要点のみは抑えている

「ん……あぁ、着いた?」
「……」
「……急に潜ったりしないだろうな……?」

どっこいしょと起き上がり上陸準備
しかし島がなんとも生きていると知ればしばし絶句
後頭部を掻いて顔を顰め、カメさんの甲羅に向けて船底を蹴るであろう
738 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/11(土) 22:57:41.55 ID:LezYnaNAo
>>736

「つまりその不逞の輩をどーにかこーにかすればOKデスね?」

 ガスマスクにアズキ色ジャージという珍妙格好のα-12であるが、今回はちょいと一味違う。

【手にはチェーンソー、背中には手斧にはんまぁ。そしてボートに並走するカノッサ印の資源回収ドローン!】

「むむむ、α-12のスルドイ勘が犯人は身近にいるかもと訴えかけているかもデス!!」

 ナムサン!ナムアミダブツ!敵は身内にあり!(下手人ではないが、下手人になりそうではある。

「レッツ!資源回収デス!じゃーんぷ!!」

 びよーん☆
739 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/11(土) 23:07:59.98 ID:2vNYtgh80
>>737
アキレス「そもそも潜ったりするような亀の背に植物とか生えないと思うの」

>>738
びよーんと跳躍するα-12 追従するドローン・・・のはずが突如現れたゲートに吸い込まれ越境してしまうドローン!!

【越境の神(中の人)は言っている・・・それはやっちゃダメと・・・】

>>全員対象
亀の背・・・島というのも頷ける 脚に伝わる感触は土のそれであり 植物が生い茂り 小動物の姿が見て取れる

だが伐採は中々に深刻さを見せていた 切り株がそこかしこに見受けられる このままいけば直にハゲ島となりかねない

下手人は? すぐに捕捉できるだろう さして進まないうちに聞こえてくるエンジン音 メリメリと気が倒れる音
重ねて言うが この世界は幻想よりの世界だ

たどり着けばここに見えるは大柄な男達が 科学の道具である筈のチェンソーを手に手頃な木々を次々に伐採している図

男達「!!!!!!」
越境の修正力が効かぬ異国の言葉で叫び 男達はチェンソーを手に2人へと襲い掛かる
740 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/11(土) 23:19:08.40 ID:tzfQzoOr0
>>739
「いつ気が変わるか分からないだろ」

相変わらず強気な物言いではあるが、実はちょっと不安らしい

>>738-739
「こいつ突き出しても報酬貰えそう」

とはアルファを示しながらである


「……ん」
「あぁ、向こうも御同輩か」

さて、大きなカメの背をいつもより少しゆっくり目に歩くムガ
だが向こうに人影が見えれば気配を稀薄に姿勢を低くして構えるのだ

「……!!」

ぢ、と短い声を挙げて左手を突き出す
極めて迅速に行われたそれは詠唱であり、血飛沫めいた魔力の飛沫が男の顔めがけて掌より放たれるであろう
攻撃性能は皆無な目眩しだ、ムガはチェーンソーを武器として使った際の脅威を知っている
果たしてそれが成功しても失敗しても、僅かな隙間を縫うように三節棍を取り出し即座に組み上げ棒とし胸元目掛けて打突を繰り出す
741 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/11(土) 23:22:09.71 ID:LezYnaNAo
>>739

「ふぁっく!!」

 天に向かってFポーズをとるα-12でありました。ままならぬ!!
 これでは持って帰る術がない!

 −−−−−−−−−−
 −−−−−−−

「デスデス。中々壮観デスね」

 まるで禿げ山である。自然サイクルへの畏敬もなにもないネコソギ。
 いわゆる、誰にとってもノーフューチャーであった。
 この手のやり口は最終的には何も残らぬのだ。ソレが行きつくところまで行った先がスプロールである。

「やあやあ、精が出るデスね。α-12たちもオコボレに預かろうと――ってモンドムヨーデスか!?」

 ナムサン!グリーンスキンばりに話を聞かぬ連中!
 ってか、この幻想めいた世界でチェーンソーとな?錬金術武器にはその手のもあったりするらしいが、
 このケースはどう分析すべきであろうか。

「ゆけい!ネズミ=サン!!!気分はポケ○ントレーナーデス!!」

 ビシーっとかっこいいポーズを取りながらムガをけしかける!!
 ついでにディープメイカーを後ろ腰からギョーンと伸ばして男集をベチベチ叩く。しなって痛い!!
742 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/11(土) 23:37:43.64 ID:2vNYtgh80
740-741
血しぶきに怯みながらもチェンソーを振りかざす男達であるが 三節昆の一撃に1人がうめいて武器を取り落す
そして上から放たれるディープメイカーがベチベチと鬱陶しい

チェンソーを振りかざしディープメイカーを切り落とさんとするが しなるそれを捕らえるのは中々難しい

男達が2人に泡を喰っていると

???「!!!!!!!」
男達「!!? !!!!!!」

続いて現れた真っ黒のボディーアーマーにガスマスクの男達が 銃器(アサルトライフル)やら柳葉刀やら環刀を手にやってくる
チェンソーの男達は下がり始め 伐採した木々を少しでも持って帰ろうと細かく裁断しどこぞへ運ぼうとしている

ボディーアーマーの銃兵達が膝をつき 2人に向けて発砲 その隙に刀剣部隊が突撃してくる
743 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/11(土) 23:46:19.96 ID:tzfQzoOr0
>>741-742
「よく分からないけど、後で覚えとけ」

後ろで叫ぶトレーナーへ向けて
反抗的なポ◯モンである、バッジが足りないのかもしれない

「……戦闘部隊か」
「ちっ……!」

銃口を睨み、ぼふ、と急激に体毛を増幅させた
魔力を孕んだ体毛は強固にしなり、銃弾を逸らし或いは弾く
最も貫通力に優れたライフル弾だ、いくつかは裂傷を負わせるが致命的なモノではない
→回避行動が取れなかったのは足場の問題だ、巨カメの甲羅上はどうにもムガには快くない場所なのだろう

すぐさま体毛は元に戻り低い姿勢へシフト
突撃してくる剣兵の脚から腕に掛けて斬り上げるべく、刀を抜き放ちながら振り上げる!
もし無力化が叶ったとすれば、その肉体を盾とし銃撃兵へ向けて構えるであろう
744 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/11(土) 23:52:57.34 ID:LezYnaNAo
>>742

「デス?思ったよりずーっと本格派デス――瞬着!!」

 α-12のアズキ色ジャージの表面に光が奔ると、
 それは瞬時に漆黒のゴシックドレス――戦闘舞踏服へと転化される。

「こっからはマジモードデス!!」

 ガスマスクを外して、右眼が隠れる布状ゴーグルを装着。
 レティクル表示、各チップ連動動作正常。システムオールグリーン。

【背中に浮遊するリング型追尾鞘から高周波ブレードを引き抜く】

「チョロい!!」

 目にも留まらぬ速さでブレードを振るい、全ての銃弾を叩き切る。
 それは素人目にはまるで命中する直前に銃弾が火花を散らして消滅したかのように見えることだろう。

「ぶっとびやがれデス!!」

 己の脚力にディープメイカーのパワーを付加して跳躍!牽制銃撃を切り飛ばしながら敵に真っ向から突っ込む!

「廻鴉(まわりからす)!!」

 中空で駒のように回転しながら、白刃を煌かせ敵陣に突入!!
745 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/12(日) 00:09:35.43 ID:yIbf+EXm0
>>743
血を流しながらも近接戦闘に持ち込もうとするムガ
刀を鋭く切り上げるムガに対し 剣兵は大きく仰け反りながらもそれを回避
すぐさま一歩踏み出しながら ムガの胸めがけて切っ先を突き出してくる

銃兵は発砲してきていない 作業員であろう男達の護衛を最優先としているのか
しっかりと銃口だけは向けてきているがそれだけである

>>744
銃弾を叩き切り 空中で独楽の如く回転しながら斬撃を放ってくるα-12
だが近接兵の1人が槍を手にもまた大きく回転しながら跳躍

2つの独楽がぶつかり合い 金属音が連続で轟き 着地
近接兵の腕が浅く裂け血が滴るが致命傷に至らず 近接兵はすぐさま槍を振り上げ 柄をしならせながら穂先をα-12に振り下ろしてくるだろう
746 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/12(日) 00:15:57.11 ID:WlxFUP1q0
>>745
「ちっ……!」

振り上げた格好のまま、崩れる様にしてようやく白刃の刺突を回避する
体毛が舞って海風に踊る、潮の匂いが鋭敏な嗅覚を刺激する
無理のある態勢だ、反撃を試みるにはうまくないと言えた、人間であれば

「……ふっ……!」

剣兵の真横から首の血管を狙い突き進むは尾の先端に括り付けられた刃
尾羽風車、ヤソの鼠衆の象徴たる暗器

「……」

剣兵と戦ながらに物を運ぼうとするチェーンソーの連中の動きを睥睨
この程度のマルチタスクで隙を曝すブザマはしないし、慣れたモノとは言えた
最もそれを阻害するには、余り手段はないのも事実だが
747 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/12(日) 00:25:02.05 ID:uqwKpQOYo
>>745

(やるっ!!)

 激突!回転力を減衰させながら片手で着地!すぐさま槍の一撃と飛ぶ!
 戦闘舞踏服とて、槍に貫かれれば実際死ぬ!!が、

「凩(こがらし)」

 ディープメイカーが槍にまとわり付くように蠢き、
 α-12はそのまま穂先に激突!否、力の軌道を逸らして紙一重で回避!!

【そのままディープメイカーで槍を地面に押し付けながら柄に足を乗せ駆ける】

「陽炎(かげろう)」

 ブレードの刀身が陽炎の如く揺らめき、剣の軌道を捉えるは極めて至難となる一撃!
748 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/12(日) 00:43:33.61 ID:yIbf+EXm0
>>746
銃兵がムガの視線を目敏く感じ取り 向けられる銃口が多くなる

そして剣の一突きは回避され 思わぬ方向から迫る刃物
剣兵は迷わず手を尾の軌道上にかざし 首が飛んだ・・・そう 剣兵の手首が

腕を差し込まれた結果 首は剣兵のネックガードを引っ掻くも破損に至らなかった

>>747
ぞるりと生えた赤き触椀が穂先を捕らえ α-12は紙一重の会費と同時に柄を踏みつける

小柄であるα-12 力を総動員すれば振りほどくのも湧けなかったのだろう だがその一瞬が明暗を分け
ブレードがボディーアーマーを切り裂き ゾブリと肉を裂いた

>>全員対象
よろけ倒れる槍兵を他所に剣兵は下がる 銃兵が一歩前に出て発砲 狙いの荒い弾幕形成
気が付けば作業員である男達は姿を消していた そして銃兵も弾幕を展開しながら機能的な後退を続け いつしか見えなくなった

恐らく近場にゲートが開いていたのだろう

残されたのは裁断された木の残り そして事切れた1人の戦闘員である

またどこかの組織が暗躍を続けているのか エーカーの再来かと思わずにはいられない一線だっただろう
その後 事態を重く見たこの国の上層部と越境者は大舞台をこの亀の背に派遣するも 彼等の尻尾すらつかめず徒労に終わったという・・・
749 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/12(日) 00:47:50.00 ID:uqwKpQOYo
>>748

「デスデス。魔法化合物狙いの連中ってトコデスか。
 正直、任務としては芳しくない成果デスね」

 一応、相手の死体と装備は丸々残ったのだ。
 カノッサ機関のデータベースから検索かけてみるか、と、
 一部を回収して、嘆息をつくα-12。

「鞍馬の型は大分モノになってきたデスね。今度はクソテロリストどもがやってきても負けないデスよ」

 うーんと、伸びをして今回のミッションを終えるのであった。


//オツカレサマドスエ
750 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/12(日) 00:53:24.49 ID:WlxFUP1q0
>>748-749
「……クソっ」

手練れた連中だ、と吐き捨てる
組織力を相手にするという事の困難さをムガはその身で感じていたし、だからこそ今も深入りする事はなかった

「どーりで……」
「後先考えない資源伐採も納得……」

置き去りにされた戦闘員の亡骸を検分
何かしらを探れないかと思ったがアレだけの連中が出所を掴ませるような証拠は残さないであろうとも半ば確信している

「……身包み剥ぐ?」

アルファに尋ねた
組織に対抗するには矢張り組織に頼るのが一番だとの認識
ともあれ適当に、お目当てであったであろう木の破片なんかを回収してアキレスと合流するのであろう

//お疲れ様でしたですよっ、またよろしくーなのですー
751 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/12(日) 22:00:12.08 ID:bhq7juea0
時空間を隔てて尚強力な魔翌力反応が認められる世界。
少しの摩天楼と多く点在する牧歌的な風景それ以上に豊かな自然を内包するパンゲア大陸。
他7割近くを海とした惑星が越境先に展開する世界。
知的生命体の姿形は多岐に渡り、文明レベルは地域で多少のばらつきはあるが総じて高い。

パンゲア大陸中心部の摩天楼街に唯一存在する越境者ギルド内で一人の少女が責任者に頭を下げていた。

少女「どうかお願いします!」
責任者「と、言われてもなあ……」

設立間もなく大した設備もない閑散としたギルド内で懇願されたのは、
突如村に現れたカルト教団の排除である。
ジハードだなんだと稀にありそうな話なのだが、
厄介なのはその集団が掲げているシンボルが毛糸玉に目玉を2つ付けた様なキャラクターという点である。

責任者
「御覧の通り、人員が居ない…と言うか現状私一人でね?
 いやこっちのトラブルでそうなっている手前無下に断るというのも心苦しいんだけども」

少女「どのくらい待てばよろしいんでしょうか…?」
責任者「いや、どうかなあ……そもそも此処に来られるヒト自体がそんなに多くない筈だし」

発見されたばかりの扱いの難しい世界である為、越境許可者は少ない。
奇跡的に此の場に現れるものがいるとしたらそれは…
752 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/12(日) 22:08:46.92 ID:HJH7qh6To
【ドガッ!!とここで突然入り口が開く!】

 次いで登場するのは何か覇気ありまくりな如何にもな軍人さん…イムカ・グリムナーである。
 歩く大火薬庫、トラブル吸引機、変事あるところにイムカあり。と
 越境者の中でも特にアレと評判な政治将校である!!

【なお越境者ギルド=止まり木同盟とのカンケイはあまりよろしくない】

「ふむ…新発掘のゲート座標はここか。責任者いるか。申請を行いたい」

 豊満なバストの前で腕を組み、静かだが有無を言わせぬアトモスフィアを放ちつつ、
 ふと、何かやりとりしている様子を見やる。

「うむ?先客か。そちらの用件を先にすませるといい。待っているから茶を出せ」

 何様だ!であるが政治将校様なので問題なしなムーヴである。

【奇跡的に待望の越境者やってきたことはきたのだが、よりにもよってイムカである】
753 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/12(日) 22:18:59.45 ID:bhq7juea0
>>752
責任者「………あー……まあ、溺れる者は藁をもつかむって奴だな」
少女「はい?」

責任者
「あ、そういう諺は此処にはないのか…いや、気にしないで。
 とりあえず申請は受けますよ、序に緊急の案件一つを受けてくれると尚良いですが」

言いながら政治将校様に歩み寄りつつ茶を何もない空間から出す責任者。

責任者
「カルト教団の皮をかぶった違法越境集団の殲滅です。
 報酬はこの世界の連続滞在可能時間の追加でどうでしょう?
 逆に言うと金銭的なものは今のところ用意できないもので」

描写を怠っていたが責任者、ビシッとスーツが決まっている黒髪の好青年である。

少女「あの、えっと」
責任者「まあまあ落ち着いて、先ずは仕事をするかしないかを聞かないことには」

対して少女は灰色の長髪、褐色の肌、薄汚れた襤褸の服、と裕福そうには見えない。
少し目をひくのは赤と緑と言う色の違う瞳位か。
754 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/12(日) 22:31:25.44 ID:HJH7qh6To
>>753

「依頼か。まあよかろう」

 ゲート座標の申請を行いつつも、何やら現地依頼が発生しているようなので聞いてみる。
 が、報酬に対しては実にどうでもよさそうであった。

「私の滞在に貴様等の許可など必要ない。全ては帝国の聖務が優先する。
 が、まあいい。食事と寝床のバックアップがあるならそれでかまわん」

 唯我独尊の生きた見本のような女傑である。が、報酬はともかく内容には興味を持ったようだ。
 このように傲慢ムーヴが目立つが、外見的には流れるような金糸の髪に白磁の肌。紫水晶の目と、
 芸術的ともいえる容姿である。なお、中身の女子力が悲惨なためか、婚期を逸して二百年である。

 −−−−−−−
 −−−−−
 −−−

「二つの目玉をもった毛糸玉か。心あたりがあるにはあるが…」

 紅茶で唇を湿らせながら、やや首を傾げて、

「違法越境教団というが、私の知っている宣教師はヘッポコで、
 凡そひとつのコミュニティを掌握するような器量があるとは思えん。
 そもカルト集団とのことだが、どのような害があったというのだ?」

 FMM様関連っぽいが、知己の宣教師は職務放棄レベルでアレなのを知っているので疑問なのだ。

「教義はおかしかったがな。麦茶をヘソで沸かして鼻からスパゲテッティが出てきて世界ができただったか?」

 対して興味がないためだろう。ひどく間違って覚えていた。
755 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/12(日) 22:46:06.70 ID:bhq7juea0
>>754
責任者「あー…まあ、そんな感じでしたっけ?」

データベースにアクセスし苦笑いを浮かべる責任者。
間違っているが正しい話も相当いかれているので訂正する必要なしと判断。

少女
「ある日突然村の中心に雷が落ちて…先ず其れで長の家が吹き飛びました。
 その後、鉱山の入り口に彼らは陣取ったと聞いています。
 なのでおそらく希少鉱石が目当てだとは思うんですけれど…」

責任者
「んー…あまり大きな声で言えないんですけど此処ってそこらに転がっている石ころでも
 やり方によってはマジックアイテムに出来るくらいには魔法的価値が高いんですよね。
 希少鉱石ともなれば素で持ってるだけでも割と良さげな恩恵を受けるレベルです。」

未だ公的には内緒ですよー、と責任者。

少女「異変に気付いた私の先生が村に向かったのが4日前です…連絡は、その後ありません」
756 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/12(日) 22:56:35.01 ID:HJH7qh6To
>>755

「ふむ、コトの真相はこの場合はさして問題ではないな」

 イムカはこの時点でFMM様云々はひとまず保留とする。

「カルト集団が魔法化合物を産出する鉱山を不法占拠し、君の先生が行方知れず。
 まずはそこだけが要点だ。雷だの云々は今は考える必要はなかろう」
≪0001111010101≫

 イムカの傍に侍るサーボスカル(人間の頭蓋骨に観測機器と浮遊プレートを取り付けたドローンだ)に
 その鉱山までのマップを走査させて席を立つ。

「では行ってくる。君の先生の件があるならば、速度こそ肝要であろう」

 ここは決断的なイムカらしく、すぐさま行動に出ることにする。
 と、いうわけで、件の鉱山まで出向くことにするのだ。
757 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/12(日) 23:06:03.88 ID:bhq7juea0
>>756
責任者「お気をつけて…さて、君はその間ここに待機……ってあれぇ?」

イムカを見送り依頼主である少女へと向きなおろうとした責任者は首をかしげる。

責任者「……居ない」

―――――

さて、件の鉱山までには一日を要した。
基本平和なのか御人好しが多いのかは今後調査するとして、
イムカは道には迷わなかったし、移動は商売人が駆る馬車が大半だった。
金銭ないし何かを要求されることもなかった、不自然なくらいに致せりつくせりだった気もする。
と言うか最後、拝まれていたような気さえする。

丘の下に見える落雷があった村を突っ切れば鉱山入り口である。
もと村長の家は中央にあったらしく、いまは黒焦げの地面が遠くからも見て取れる。
そしてその場をウロウロしている修道服姿の人型複数も。
758 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/12(日) 23:10:12.31 ID:HJH7qh6To
>>757

「ふむ、えらくスムーズに到着したものだが、きっと私の人徳ゆえなのだろうな」

 腕を組んでわりとマジでそのような考えているイムカと、
 中空で横にグルングルン回るサーボスカルである。

「さて…とりあえず接触してみるか」

 と、言うわけで事前調査めいて、落雷跡の複数の人型に向かって歩みを進めるイムカ。

「貴様等、このような廃屋の周りで何をやっている。
 落雷跡を拝めるような教義ではなかったと思うが?

 超絶直裁である。
759 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/12(日) 23:18:44.36 ID:bhq7juea0
>>758
問うた瞬間、人型どもがピタリと立ち止まり、ギギ、と顔をイムカに向ける。

淡々とそれらは言った。

マキナっぽい顔の修道女1「警告」
マキナっぽい顔の修道女2「ケイコク」
マキナっぽい顔の修道女3「けイこク」

それらは続ける。

マキナっぽい顔の修道女1「たちされ」
マキナっぽい顔の修道女2「タチサレ」
マキナっぽい顔の修道女3「たチさレ」

グズグズと三体の人型どもの足元に黒い染みが広がっていく。
一瞬、黒い蛇のようなものが垣間見えた気がした。
760 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/12(日) 23:25:03.12 ID:HJH7qh6To
>>759

「誰に指図しているデク人形どもが。私に命令を下せるのは帝国のみだ」

 足元に広がる黒い染みからも好意的対応は期待できぬと判断。
 むしろこれは――

「で、立ち去らねばどうするというのだ?」

 ホルスターから粒子短銃を黒旋混を引きぬき構える。
 ここで黙って下がるなどイムカの矜持としてありえぬ選択肢だ。

「貴様等の企みなどさして興味はないが、私に敵対するというなら受けて立とう」
≪00011111010101≫

 BLAM!広がる影より黒い蛇が一瞬出たのをサーボスカルが捕捉。
 イムカはノータイムで黒蛇めがけ粒子短銃を発泡!
761 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/12(日) 23:29:24.68 ID:bhq7juea0
>>760
マキナっぽい顔の修道女1「ほげっ」
マキナっぽい顔の修道女2「タチサレ!」
マキナっぽい顔の修道女3「たチさレ!」

黒蛇が粉砕され一体のソレが倒れる。
残った二体が左右からイムカを挟み込むように掴み掛ってくる。

倒れた一体はグズグズと溶解していき黒い染みと一体化して地面に吸い込まれるようにして消えた。
762 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/12(日) 23:35:43.93 ID:HJH7qh6To
>>761

「アレと比べても随分と性能が低いな」

 身を低くし、つかみかかる動作を回避。カウンター気味の旋混で一体の顎を狙う。
 さらに背中を向けたもう一体相手には――

「イヤーッ!!」

 裂帛の気合と共に震脚。地面に亀裂が入りその威力全てを乗算させ、背中ごとぶち当てる!
 イムカが帝国教導院時代の引っ張り出したアーカイブから会得したマーシャルアーツ。鉄山靠!
763 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/12(日) 23:44:47.53 ID:bhq7juea0
>>762
略称2「んがっ」
略称3「がごへっ」

顎を跳ね上げられた2が仰け反り転倒。
3も大きくふっ飛ばされ地面を転がる。
確かに弱い、イムカの言うアレの廉価版と言ったところか。

略称2「ぐぎぎ」
略称3「ぐがっ」

だが立ち上がってくる。
さほどダメージはないようである。
普通なら耐久性だけはある面倒な敵だ!となるのだが…
まあ、既にイムカは目の前の連中の弱点を知っている。
おあつらえ向きに連中の足元にそれぞれ黒い蛇が見えた。
764 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/12(日) 23:49:28.77 ID:HJH7qh6To
>>763

「しかしワカランな。因果関係が不明瞭なままか」

 BLAMBLAM!二連射!これで黒蛇を射抜けば終わりだろう。

「スカル。一応、落雷跡に魔力痕なり不自然な点が無いか走査。そのまま鉱山に向かうとするぞ」
≪000111101010101≫

【ついでに道すがら、この出没するカルト集団に対する評判の裏づけもとっておくこととする】
765 :名称未定世界 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/13(月) 00:01:41.61 ID:NJoRn0Sq0
>>764
ばちゅん、ばちゅん、と黒蛇を射抜くや否や敵対者は弾けて消えた。
消え方に無駄に何通りかバリエーションがあるようだ…
共通して最後は黒い染みが地面に吸い込まれるようにして消えているという事だけは補足しておく。

落雷跡を調査すると微弱ながら魔翌力反応。
時空間を超える強力な転移陣の残滓であると予測される。

さて、連中の評判の裏付けを取るには…やはり村人に話を聞くべきか。
先ほどの小競り合いを聞きつけたのかちらほらそれらしき人影も見えるようだし。


そんな感じで次回に続く!!
766 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/13(月) 22:33:47.03 ID:t0ouxgGn0
「あー……最近お前らと一緒に戦う頻度がガタ落ちしてるのは、薄々気付いてたハズだ」
「まぁ、なんというか……その原因は完全なる火力不足だ。俺のな」

彼の言う通り、最近ジョシュアは越境者達と共同で戦線を張る事が極端に少なくなった。
戦場に出たとしても単独で工作や支援、暗殺などの火力の必要ない裏方仕事ばかり。
2033襲撃の際には危うく死に掛ける程。実情はその戦闘能力の不足が垣間見える。

「破壊力抜群の異能は誰かさんの機嫌を損ねるから使えない」
「それから、双角やヴィッカースじゃ大物にゃ威力不足だ」
「生身じゃないからサイバネも使えねェ、ナノマシンを併用した時には……ひでェことになった」

正直異能保持者相手やデーモン級の敵に対しては通常兵器では歯が立たない。
頼みの綱のレールガンはあまりにもデカすぎる。ライフル型ですら、携帯には向かないのだ。
あれもダメこれもダメ、正直ジョシュア一人で解決するにはあまりにも知識が不足していた。

「そんな訳で今日は……お前等の力を借りたい。要は新しい装備の案を……なにか画期的なのが欲しくてな」

ともなればスクラップヤードにて、越境者達の知恵を借りるしかないだろう。
そんな訳でふらりとそこへ足を運び、居合わせた仲間に新たな武器のヒントを訪ねたりするジョシュアであった。
767 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/13(月) 22:46:55.54 ID:CYBdK8Rno
>>766

「誰かさんとはなんだ誰かさんとは」

 むむっとした表情のイムカである。
 が、実は彼女があからさまにむっとした表情というのは結構レアだったりもする。

「火力など必要なタイミングで必要な量があればいいだけだろう。
 私とて、どちらかといえば支援に回ることのほうが多いしな」

 言いながら炭酸水の入ったボトルをポイッとジョシュアの放る。
 味覚がどうこうなっていようが、喉ごしを楽しむ分には不都合はあるまい。

「近接戦武器がいいのか、遠距離武器がいいのか?
 君はどちらもそれなりにセンスはあるだろう」

 一応は聞いてやることにする。
768 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/13(月) 22:48:47.33 ID:iw90OUH20
>>766
「マジで?そうだったの? お前知ってた?」「ゥゥゥ…」
今日はオフの日だ。オレンジ色のジャージに身を包んだソーマタージは、サングラスを額に掛けるとまるで初めて知ったと言わんばかりに片眉を上げ、たまたま近くにいた少女に尋ねる。
ふざけているわけではない。マジで知らなかったか、忘れていたのだ。


「難儀なものだなぁ。ま、俺様の身体じゃないからどうとも思わんが…」
神妙な顔でストローを咥えてグラスのジュースを啜り、全く心の篭ってない同情。
言われてみると、彼の異能らしきモノは何度か見たが、その都度誰かしらに叱られていたような気がする。
「……苦労してるな。グレないの? いや、グレたからそうなったのか」

「だがこの俺に頼ったのは正解だぞ。向上心のある野郎はトイレの次に好きだ。
 まずは… そうだな、パワードスーツなんてどーだ。パワーアーマーでもいい」
自分の力不足に苦しむ事自体は理解出来ているつもりだ。遠い情景の彼方、それがキッカケで起きた出来事も限りなく薄っすらとだが記憶に残っている。
故に、冗談はさておいてアドバイスと考えを凝らすのは真面目にやるのであった。

「それとチェーンソー、散弾だ。 言葉と主義主張の違いは中々埋まらないし通じないが、散弾と鋸刃はどんな相手にも通じる」
769 :アキレス&ベティ&長剣ギガース>521-522と>215と>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/13(月) 22:49:02.96 ID:ve5OElaK0
>>766
ロイ「ふーむ デカブツに対処できるような高火力な力ねぇ…」
顎鬚を撫で 物思いで耽るのは 幻想世界の出身者ロイ

アキレス「おー? ・・・おぉ ほぉほぉ ほーん」
辺りに視線を向けながらなんか言ってるアキレス

アキレスの目の虹彩は元々鮮やかな青をしていたはずなのだが いつの間にかくすんだようなグレーになっていた
それは>676-702で目に簡単なサイバネをぶち込んだからである

ロイ「ぱっと思いつくものだと 俺のように幻想系の武器に手を出してみるとかどうだ? お前さん魔法の適正はどうなんだ?
   もし低くても魔法剣なんて選択肢もあるだろう」

至極まっとうにアドバイスしている向こうで

アキレス「おぉ ベティ見てみろよ 火星人が手を振ってるぞ」
―――ギィ!?

ベティをからかって遊んでいるアキレスがいた
770 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:03:58.68 ID:t0ouxgGn0
>>767
「その顔見る限り、俺は間違ってないと思いますけど」

イムカが投げた炭酸水のビンを受け取り、瓶を掲げ礼を言って栓を捻る。
今彼女が浮かべる顔そのままだと、ジョシュアの顔は得意げだ。

「正直ブン殴る方が好みなんですが、マチェーテやバヨネットはうまく使えなくて」
「ナイフ、ピストル、ライフルあたりが俺の適性武器って感じですかね」

クリスマスに刀でソーマと斬り合った時はイマイチだった。
SMGも当たりはするがライフルに比べると明らかに命中精度が低い。
肝心のライフルも、アサルトよりもバトルライフル寄りである。
長銃身の銃の扱いに長けているかと思えば、最も自在に扱えるのは拳銃だ。
相手がカウンターメジャーで銃弾を撃墜したりしない限り、殆ど外す事がない。

>>768
「その……野性味あふれるガキは誰だ?」

ソーマの隣で唸る少女に視線を向ける。彼が誰かを連れるなんて珍しい。
あのソーマが嫌がらないことを見るに、それなりに深い関係なのだろうかと無意識に探りを入れる。

「グレる前の姿は……お前に知られたくねェな」
「エグゾスーツは前に使ってたが、正直今の身体の方が性能がいいんだ」
「チェーンソーね……確かに火力は出そォだな」

しかしまぁ、議題はすぐにジョシュアの装備に戻って来た。
ショットガンにチェーンソー。ずいぶんとエクソシストじみたロードアウトだ。

「ショットガンと言えば、ジュリが妙なものを使ってたな」
「中からビーンバッグ(お手玉)が出てくる非殺傷スラグシェルだ。喰らったことあるか」

>>769
「……ん?」
「(カラコン……いや、ついに色覚までイカレ始めたか……?)」

「魔法だって?この俺がか?」
「冗談キツいぜロイ、異能の才能だってこれっぽっちも無いのに……待てよ」
771 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:04:18.47 ID:t0ouxgGn0
//やべ途中送信!
772 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:08:28.42 ID:t0ouxgGn0
>>769
「……ん?」
「(カラコン……いや、ついに色覚までイカレ始めたか……?)」

アキレスの顔をまじまじと見つめ、それからぐしぐしと眼を擦る。
色がおかしい、これはいよいよかもなとアキレスの顔を再び凝視。
段々と距離は縮まり、額が触れ合う程に近くなる。傍から見ればメンチ切っているようにしか見えない。

「魔法だって?この俺がか?」
「冗談キツいぜロイ、異能の才能だってこれっぽっちも無いのに……待てよ」

そういえば自分が魔法世界由来の物質で構成されていることをふと思い出したのだ。
いわば今のジョシュアは、強大な魔力の塊に等しい存在なのではないかと。

「ひょっとしたら……最強の魔法使いになれるかもしれねェ」

自分の両手を見つめながら、なんかボソボソと呟き始めた。
それからロイを見つめ、真顔でそう言い放ったのである。
773 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/13(月) 23:15:42.75 ID:CYBdK8Rno
>>770

「ふん、自滅一直線の手に余る力など認められるわけがなかろう」

 ヌカコーラを口につけながら、イムカはサーボスカルに幾つかのデータを表示させる。
 拳銃…威力としてはサブウェポンの域を出ない場合が多いが、その汎用性は破格だ。
 それに適正があるならば、どうするか、という話であるが。

「暴食の威力自体は私も認めてはいる。だが、侵襲性が高すぎて宿主に害を与えるなど論外だ。
 己に制御できぬならまだしも、明らかに害となる力など頼みとするべきではない」

 この辺は質実重視のイムカらしい考え方である。

「…質問だ。その暴食。無理やり他者の体内にねじ込んだらどうなる?」
774 :アキレス&ベティ&長剣ギガース>521-522と>215と>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:20:49.71 ID:ve5OElaK0
>>772
アキレス「ねぇねぇ見て見てジョッシュ 目にサイバネ入れてみたんだすごいでしょー」
―――ギィ!!ギィ!!

一頻りベティをからかってからジョシュアに事の顛末を離す ベティもすごいや!!とハサミを振り上げている

ロイ「えぇと 何を根拠に最強の魔法使いと言ったのかは分からんが 魔法に頼ってみる方向で進めるのでいいのか?>
   魔法といっても自分の感覚と詠唱で自在に魔法を繰り出すのと 武器や道具の形をした物に魔力を注ぎ込んで使用するタイプと 大息く分けて2つのタイプがある
   とりあえず詠唱とかで魔法を使ってみて それがだめなら道具に頼る方向で行くのをお勧めするぞ」

といってドデカイバックパックの中から一冊の本を取り出す そこには日常で使えそうなごく簡単な魔法がいくつか掲載されている

ロイ「サルでもわかる初心者向け魔法教本ってな 俺は魔力を操るセンスが壊滅的だったkら この本に載っている魔法すら使えなかったが
   お前さんならどうかな?」

と本を差し出した
775 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/13(月) 23:22:51.01 ID:iw90OUH20
>>770
「話してなかったか?そうか。 妻だ。ワイフ。アメリカンジョークじゃあねーぞ」
長い碧色の髪、白い肌、微かな魔力の気配。魔術に詳しければ、その正体が所謂ゾンビ、リビングデッドの類だと分かるだろう。
人を襲う気配は微塵も無いので、実質ただの無害な動く死体だが、ソーマタージは普通に逝きてると思い込んでいるのだ。

「GRRR」「…意外なのは今更どうとも言わないが、せめて挨拶ぐらい返してやってもらえないかね?」
尚、彼女は唸り声しか発さない。喋れない訳ではないのだが非常に疲れるし、身振り手振りでも割と伝わるし、ソーマタージは勝手に脳内で補完してくれるのでこのままだ。


「脛に傷があるんだな?俺もサ。話したくない知られたくないなら、それでも俺は構わないがね」
「なんだお前、STR11以上あるのか?パワーアーマーは11に固定しちまうらしいぜ。
 冗談はともかく、アーマーは着ておいても損はそうそう無いだろう。少なくとも、殴られて数m吹っ飛んで肉汁ブシャーなんて事は避けられる筈だ」
考えてみると、彼は撃ち合う時以外は基本血が飛び肉が爆ぜる殴り合いを繰り広げていた筈だ。
人並み外れて頑丈と言えど、ガンガン殴られて無事とは思えない。装甲の一つ二つあってもいいのではないかという提言。
「思春期の不良じゃねーんだ。いつまでもその拳で対抗してガンガンギギンギンガマンしてたら、いつかマジで頭ジュースになっちまうゾ」

「銃の持ち運びに困るなら、いっそ切り詰めた物とかハンティングピストルなんてどうだ。 力持ちなんだろ?
 時代は亀の甲より徹甲弾。ピストル抜いたと見せかけて、バカみたいな反動とアホみたいな威力の弾丸をズドンだ」
アドバイスは基本素人の脳筋発想。事実、この男もサイボーグの怪力や身体能力にモノを言わせて生き延びてきたのだ。
真っ当なアドバイスは望むだけ無駄だろう。
776 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/13(月) 23:24:52.08 ID:CYBdK8Rno
>>774

「ドワーフの血が混じっているならルーン魔術の適正くらいはあってもよさそうなのだがな」

 闇≠フ扱うルーン魔術についてはイムカも報告を受けている。
 空間に刻むだけで瞬時に効果を発揮。効果は大魔術ほどではないにしろ、
 運用面での汎用性・即効性は破格であったと記憶している。
777 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:26:29.81 ID:t0ouxgGn0
>>773
「……俺の命で仲間の命が救えるなら、俺は躊躇なく最後のチャンスを使いますよ」
「またそんな身体に悪そうなモン飲んで」

シリアスな発言のその直ぐ後で、使っちゃおっかなーとジト目で眺める。
ジョシュアは追及を逃れる為、誤魔化す為に空気を壊すのがうまい。

「こいつ事体、俺と共存して凶暴性が著しく低くなってますけど、俺が居なくなりゃそりゃ別の話だ」
「例えば俺の人格が……脳を打たれたりして完全に消えれば、グリードに戻ります」

「たとえばコイツをコミッサーに埋め込んだとすると……」
「そのまま喰われるか、適合すれば……火星で戦ったアレになる」

イムカの胸の中央部、つまり心臓のあたりを指でどんと突いて、ジョシュアは両手で弾ける様を表す身振りをした。
適合者は苗床として新たな進化の礎となる。火星で戦ったジョシュアのように。
グリードを管理するグリードサーバ個体が形成され、宿主の思考を乗っ取り、時間を掛けて遺伝子を解析、吸収するのだ。
吸収に値しない遺伝子であると判断された場合は、単なる有機体として内側から完全に捕食される。

「……うーん、シングルアクションの自動拳銃はないんですか?」
778 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/13(月) 23:37:58.28 ID:CYBdK8Rno
>>777

「自己犠牲など自己満足と任務放棄の見本だ阿呆め。
 私は瞬間風速的な戦果をあげる自爆兵士よりも長くボロ雑巾のように使えるほうが好みだぞ?」

 言いながらもイムカはサーボスカルが表示させるデータと、
 これまで観察・採取した暴食のデータからシミュレーションを何度か行う。

「…アポトーシス因子を打ちこんで短時間の顕現に押さえ込み、
 万一の適合なんぞありえんように攻性に特化させる。シングルアクション…専用の銃も必要か?」

 データ上では3D表示させれたターゲットに暴食を錬成した銃弾撃ち込むシミュレーションが構築。
 実際に可能かどうかはともかく、過程を元に威力を算出するぐらいなら可能であろう。

「貴様の肉体ではなく敵に押し付ければいい。ババ抜きだな。ババは相手に引かせろ。合理的でいい」

 さしずめ、暴食弾、あるいは飢餓弾といったところか?さてどうなるかな、と構築したシミュレーションを見やるイムカ。

【自殺因子が組み込まれ短時間で自滅する攻性特化された暴食を、体内に撃ちこみ炸裂≠ウせた場合、ターゲットはどうなる?】
779 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:38:08.78 ID:t0ouxgGn0
>>774
「んぁ?何だよ……そォいう事か」
「ビビらせやがって……目まで狂ったのかと思ったぜ」

そういうことは先に言えとぶっきらぼうに告げる際に、少しだけ嫌そうな顔をした。
先程のイムカと同じ顔。アキレスのサイバネティック化には思う所があるらしい。
ロイから本を受け取れば、蝋燭程度の灯りを生み出す術の項を指差す。

「ほォ……なになに?汝輝きの片――」

呪文を少し唱えた所で、赤黒い光の粒子が大量に発生し、汚いデモニックウェーブをそこら中に撒き散らした!
莫大な大罪の魔力を借りても、扱うセンスが皆無ではどうしようもない。
ジョシュアは静かに本を閉じると、そっとロイに返却した。心底悲しそうな目で。

>>775
「何だって!?俺のデーモンセンサーがビンビンに反応してンぞ!」

ベルゼブブが同類の匂いを嗅ぎ付けて興奮している。見た目にも人間とは思えない。
いや、もとよりソーマが人間らしさ皆無なので、お似合いカップルなのかもしれないが…。

「STRとPERはカンストだ。生憎な」
「アーマーのアップグレードね、メモしとく。確かに今まで普通のアーマーだったもんなァ」

腕にサインペンであれこれメモしていくうちに、ジョシュアの腕は字まみれだ。

「アホか、どこに仕舞うんだそんなバカでかいモンを……いや」
「うちに凄腕の銃器技師がいる、そいつに頼めば……うまいこと実用的に仕上げてくれるかも……」

先程ロイに見せたリアクションと全く同じものを繰り返し、ジョシュアはソーマを見つめる。
名案だなオイとソーマの背中を叩きにくるビジョンが容易に浮かぶ。逃げるなら今のうち。
780 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:51:32.38 ID:ve5OElaK0
>>779
アキレス「そーんな心配そうな顔すんなよジョッシューさきっちょだけ さきっちょだけだからさー」
嫌そうな顔のジョシュアに対し 肩をぺチぺチ叩きながら呑気な顔

アキレス「ほーら笑顔笑顔 仏頂面してっとイムカタンに嫌われちゃうぜ〜」
指でジョシュアの口角を無理やり上げようとするだろう

―――ギィ!!
ベティもまた元気出せ とハサミを振り上げていた

そしてロイの本で魔法を唱えて なんかヤバそうな力を放出させるジョシュア
ロイは浄化の聖水をまき散らした

ロイ「・・・おk 道具に頼ろう 出力については折り紙付きだから 制御とかを代行してくれるルーンや魔法具を通せば上手くいくはずだ
   汎用性が薄れちまうが そこは致し方ないだろうさ」

今度はバックパックの中からランタンを取り出す 火や電気ではなく 魔法を注入して輝くタイプのものだ

ロイ「道具の素材やルーンを厳選すればジョシュアの魔力にも耐えられるものは出来るだろう その辺は俺とボロウズが組めばどうにかなると思うよ
   複雑なルーンが必要になるのなら 外注になる可能性はあるだろうけどな」
781 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/13(月) 23:51:57.20 ID:t0ouxgGn0
>>778
「……あぁーー……」
「炸裂……アポトーシスよりもネクロシス、どうせ喰うなら……そのエネルギーを利用すれば……」
「ボロウズ!豚肉あるか?」

イムカの説明を聞いて、ようやく理解したようだ。それならどうせと自らも思案にふける。
それからはっと思いついたように頭を上げれば、ボロウズのもとに一目散に駆けた。
戻ってくるなり、それをごとんとドラム缶の上に安置した。

「ちょっと見ててください」

ジョシュアの手にドス黒い粒子が集まり、エネルギーを帯びてグリーンに発光する。
その特性から見て、それがグリードだと一目で分かる。ジョシュアはそれをドラム缶の上に置かれた豚肉の中に突っ込んだ。
豚肉は見る間に内側から空気でも抜かれたかのようにギュボボと奇妙な音を立てて収縮、黄金の光となって分解されてゆく。
そこまでは通常の捕食と同様だが、その直後に分解されつつある豚肉が波動と共に爆ぜた!

「フリーキン……オウサム……」

この成果に対して最も驚きの感情を抱いたのは他でもないジョシュアである。
突破口が開けたと滅茶苦茶嬉しそうにイムカを見つめているからだ。
この手法であれば、弾頭に詰めるだけでプラットフォームを変更する必要はないだろう。
782 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/13(月) 23:52:42.28 ID:iw90OUH20
>>779
「そのセンサー、故障してるだろうから早めに買い換えるのをオススメするぜ。怖がらせやがって。
 ……まあ、あながち間違いでもないか…」
少女の方も、ジョシュアの中のベルゼブブに反応したらしい。トテテーッと逃げてしまった。
ゾンビー抜きにしても人間ではないらしいが、今はまだ歴史の闇に触れる時ではないとだけ言っておこう。



「言うべきか言わないべきか迷ってたが、良い機会だから今言っとこう。…お前と一緒にやべー奴と戦うと、血が飛び散りまくってちょっとコワイ。グロくて」
コトリ、と空になったグラスをガラクタテーブルの上に置いて、真顔でハッキリと告げるソーマタージ。
思えば、初めて彼の戦いを本格的に見たのはボーダーブレイカーの時だったか。因縁があったらしいが、巨漢と引けを取らない殴り合いに内心ヒヤヒヤしていたのだ。

「それにだいぶ前、お前と日光?月光?だか取った時、血が飛んでコートが汚れたんだ。まだ根に持ってるからな」

「やっぱりスマートにいこうぜ。拳なんて前時代か第四次大戦みたいなのやめて、刃物でズバズバ」
単純に趣味嗜好の違いもあった。


「よく分からんが、どうやらアテはあるみたいだな。やったネ。
 恐縮だが、俺の分も作ってくれるよう掛け合ってくれないか……」
脳裏によぎる特徴的なSE!来るであろうその暴の風を察知し、ガラクタの山に飛び込み回避!

「……お役に立ててよかったよ。 モミジは勘弁してくれ、まだ背骨と別れたくないんだ」
783 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/14(火) 00:01:31.19 ID:tyhI0riQ0
>>780
「挟め」

ベティをひょいと持ち上げて、ハサミを手で持ってアキレスの口角を挟ませようとする。
照れ隠しにすぎないが、アキレスを痛がらせて注意を逸らすにはもってこいだ。
ベティはそれなりでデカいし、多分信じられない程痛い。

「なァロイ、つまりそれって定期的に魔力を補充すれば、俺のじゃなくても良いってコトだろ?」
「パワーソースなら俺よりもっと上等なのがあそこにいるけど……」

ジョシュアは自分の魔力を道具に込める事に対して懐疑的だ。
というよりそもそも自分の魔力ではないため、制御不可能に陥りそうな気配がプンプンなのである。
そんな訳でジョシュアは事故を避ける為、責任を完全に転嫁する事にした。

『えっ?』

ジョシュアが指をさしたその先には、明るいオレンジの髪を持つ不死鳥を連れた少女。
ちなみにミスカも魔力を搾り取られるのが大嫌い。指先に吸い付かれるような感覚がするかららしい。
784 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/14(火) 00:06:23.86 ID:+dVLaZe+o
>>781

「グリードは統合体としての性質もあるから、不測の事態を考えるならあまり多くの弾数は携行すべきではないが、
 これならば十分に切り札となりえるな。弾頭の精錬精度をあげれば使い物にもなるだろう」

 発想の転換である。これまでやっかいな自己強化兵器として用いていたモノを、
 敵に致命的な爆弾として体内にねじ込み炸裂させるという。

「仮にも七罪の体内炸裂だ。魔術的な威力も十分に見込めるだろう。攻性と瞬間顕現。
 気安く扱えるシロモノではないが、切り札として持っておくには十分なカードだ」

 どうだ?と、嬉しそうな表情のジョシュアに首を傾げて見せるイムカである。

【ジョシュアの下でしか安定しない暴食を用いるため、ジョシュア以外には扱えぬ特殊弾でもあろうが】

「ふむ、思いつきだが悪くはなかったようだな」

 なお、こっそりとサーボスカルにインプットさせていたシミュレーションは、
 かなりイムカも時間をかけて計算したものであることは伏せた。政治将校とは欺瞞も堂々と装うものなのだ。
785 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/14(火) 00:08:28.19 ID:tyhI0riQ0
>>782
「お前が言えたことかよ……」

片っ端からミンチにしやがってとジョシュアも反論するが、ふと自分の所業を思い出した。
腕をもいでその腕で頭をフルスイングしたり、顔を掴んで人体を縦に真っ二つに裂いたり。
仲間に文句を言われてもしょうがないレベルでゴア。それにグロい傷を負う事も数えきれない。

「……いや待て、忘れろ」
「せめてクリーニング代くらいは出させてくれ」

無敵の怪力を振るって調子に乗っていた時期を思い出し、どうもヘコんでしまったらしい。
コートの染みをとることに協力させてくれと沈み気味に応えた。
どうやらスキンシップとしてソーマの後頭部を引っ掴み、錆びた車のドアにゴリゴリする気分ではないらしい。
786 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/14(火) 00:13:59.29 ID:r/MsT+P70
>>783
―――ギィ!!
アキレス「イタイイタイタイイタイイタイイタイ」

ギュムっと口を摘ままれるアキレス

―――ギィ♪
楽しいってさ よかったね

さて ジョシュアの魔力を試してみようと思ったら ジョシュアに促され顔を向けた先
嗚呼いました賢者様が

バックパックから調理用ストーブやらなにやらを取り出すロイ

ロイ「ニッコリ」
どす黒い笑みを浮かべるロイ

【しばらくお待ちください】
ロイ「うむ 満タンである」

そこには魔力が充填されたマジックアイテムを手にほくほくのロイと

アキレス「だいじょうぶー?」
―――ギィ!!

それを心配するアキレスがいたという

ロイ「それで? なんかお前さんの能力の有効活用方法も目途が立ったみたいだが
   マジックアイテムはどうするよ? 注文つけてくれれば作成しとくぜ?」
787 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/14(火) 00:16:41.14 ID:JByyw8t+0
>>785
「俺はいいんだよ」
ある種無敵のワードを吐き、どっこいせと立ち上がれば何やらブルーな気配。
様子を見るに、どうやら自覚してくれたらしい。分かってもらえてよかったと一人頷く。


「人は過ちを繰り返すものだ。誰がそれを責められよう?少なくとも、人間には無理だね。だから、俺は赦そう。顔を上げろ。
 ただ…今月ピンチでな。クリーニング代はもういいから、代わりに俺の代わりにネットゲームのオンラインサービスとか、ソーシャルゲームで買った課金アイテムとかの金払っといてくれないか」

実際のところ、あの時着ていたコートなど既に著しい破損によりどこかの世界に棄てられている。
では誤魔化そうとしているのか?それも違う。彼はその事を忘れている。本気の本気、打算抜きで心からこの要求をしているのだ。何たる図々しさ!
788 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/14(火) 00:33:31.63 ID:tyhI0riQ0
>>784
「……たまにアンタが怖くなる、俺の相棒のコト、俺よりもよく知ってるかもな」
「コイツならたった一発でも有機体相手の戦闘がかなり有利に運びますよ」

イムカのこの案が即興でないことくらい、ジョシュアにも察しが付いている。
しかしそれでも、ジョシュアすら思いつかなかった、否グリードと一体のジョシュアであるからこそ
彼だからこそ思い浮かばなかった戦術の提案に、ジョシュアは割とシリアスに感服していた。

「(俺やニュクスに打ち込んでも無害ってのは、いざって時役に立つかもしれねェな……)」

早速考案された新種の攻撃方法で何ができるか。色々模索しながらドラム缶に腰掛けるのだった。

>>785
『はぁ…っ……はひ……もうやだぁ……』
『ロイさんほんと嫌い……無駄に料理、上手いし…意地悪だし…っ・…』

ロイに魔力を奪われ続け、その間気味の悪い感覚に悶え、騒ぎ続けたミスカ。
今では騒ぎつかれてグッタリと机に伏せ、アキレスに背中を撫でて貰おうとしている。
武器どころか生活用品の動力まで賄われ、どっと疲れが湧き出ているらしい。

「うーん……そォだな、バリアがいい」
「丸くて、地面に投げつけたら展開する奴」

一方魔力を用いた道具、何が必要かと聞かれればジョシュアはうーんと唸る。
思案に思案を重ねた末に、どうやら急に鼻をほじりながらこう答えた。
魔法だから何でもできると思って、完全にアホの思考でSFの中のアイテムを丸パクリしようとしていた。

>>786
「ソーマ……!」

ジョシュアとソーマの間に広がるミュージカル的空間。薔薇とか舞い散るアレ。
しかしまぁ、ソシャゲとかいう現実的なワードで雰囲気は一瞬にしてブチ壊れ、

「馬鹿か」

次の瞬間には、ジョシュアのアイアンクローがソーマの頭を捉えようとしていた。

「自分のケツは自分で拭く、自分のツケは自分で払え」
「お前の課金なんて1バックス1ドル、1セントたりとも払ってやるもんか、やるもんか」

ナチュラルかつかなり力技な構えでジョシュアにタカろうとしてきたソーマタージ。
当然ジョシュアもあきれ果てたようで、無事に錆びた車のドアにキスしたとかしなかったとか。

//そいじゃ今日はこの辺で!
789 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/14(火) 00:39:37.65 ID:+dVLaZe+o
>>788

「私を誰だと思っている。イムカ・グリムナーだ。答えはそれで十分だろう」

 エリートだからな、と常の傲慢極まる台詞であったそうな。

//おつーんノシ
790 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/15(水) 23:18:30.34 ID:tU7ANjYZ0
【狭間のスクラップヤード】
ニ〜ラニラ動画♪

冬が目の前まで迫る狭間のスクラップヤード その一角にパソコンを広げ 食い入るように見るのは幻想世界出身のロイ

ロイ「なるほど・・・ここをこうして・・・こうなるから…?」
そこに映し出されているのは 殺陣を演じる人達の図

アキレス「オッサン いきなりネットの動画見せてくれって こういうことなの」
呆れたようにパソコンを操作するのはアキレスの仕事だ ロイではキーボードをたたくのに丸一日かかるか キーボードを叩き壊しかねないのだ

ロイ「いやぁα-12がこれを見て技をひらめいたっていうもんだからさ ちょっと俺もやってみようかとな」
画面から顔を離さずアキレスに応えるロイ

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはア○パ○マ○に夢中な!!

さて この場に誰か知り合いがたどり着いたのなら ロイの姿はどう映ることだろう?
791 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/15(水) 23:28:06.24 ID:6/nyg9Gc0
>>790
「さむーい、冷えてきたなーやだなー」

オーバーに、ぶるぶると腕を擦りながらやって来るのは七八
まぁそれもそのはず、忍び装束は機動性と通気性を確保する為にそれなりに薄手なのだ
それでも致命的な寒さからは最低限身を守れる造りではあるが、それとこれとは別問題
装束の上からパーカーを羽織るというなんともアレな出で立ちとなっている

「……どしたの、珍しい事してんじゃん」
「ふーん……遂に機械文明に目覚めたって訳ね」

感慨深そうに腕を組んで頷く七八、シツレイである

「コレでも、出先でも見れるから便利だよ」

手帳型ケースに収まるスマートなデバイスを取り出し見せてドヤ顔
792 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/15(水) 23:30:42.62 ID:nVSj7M0po
>>790

「いい年齢こいたオサーンがネット中毒ってワビシーってレベルじゃねーデス」

 ロイの横で殺陣に興じるな動画を見ていたα-12は、
 唐突にポコーンと頭に電球マークを点灯。

【Sag○シリーズのひらめきめいたなんかだ】

「デスデス。ちょっとご覧じろデス」

 高周波ブレードをクルクルとまわしながら、木人形の前までテクテクと歩く。
 特に構えらしき構えはとっておらず、気合めいた何かは微塵もなし。

「蓮華の型/密勁」

 パン!と次の瞬間にはα-12は剣を振るった後≠ナあり、木人形の胸部は深く抉れている。

「リラックスがコツデスね。ノーモーションからのブッパ。まあ使いどころはそこそこって感じデスかね?」

 クルクルっと高周波ブレードを回転させながら、
 サーボスカルがベティとチャンネル争いし始めたのを見やる。

≪01111010101≫

 無慈悲にチャンネルがいい旅○気分にチェンジ!!
793 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/15(水) 23:33:41.15 ID:nVSj7M0po
>>791

「デスデス。そんな寒がりの忍たま=サンにはこれがオヌヌメ!!」

 α-12の予備のらいおんの着ぐるみをがばちょと掲げる。
 中は保温効果の高い綿やらでぬっくぬく。
 アホの仲間入りするという羞恥心さえ捨てきれば快適生活まちがいなし!
794 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/15(水) 23:40:25.02 ID:tU7ANjYZ0
>>791
ロイ「四五六・・・お前なぁ」
画面から顔を離して四五六を見て わざとらしい溜息 ヤレヤレと肩を竦め

ロイ「そんなモン持ったところで 俺が使えるわけがねぇだろ?」
出てきた言葉は哀しくなるような機械音痴であった 幻想世界の住人はテックに弱いのです

ロイ「ぶっちゃけ機械文明が便利なのは認めるがな 俺には向いてねぇよ だって使いこなせねぇもん」

―――ギィ!!
と 四五六の足元を突く存在あり アキレスのスマホを手にしたベティだ
画面の中で菓子パンのヒーローが 僕の前頭葉辺りをお食べしてるところだ

―――ギィ♪
・・・どうやらお腹が空いているらしい

>>792
真横のα-12に無慈悲な拳骨が無慈悲にも振り下ろされます

そしていきなりひらめいたと思ったら なんともワザマエなことをやってのけます

ロイ「・・・・・・ようやるわ」
その様子に呆れるやら感心するやらのロイである

この男 決して才能に満ち溢れているわけではない もちろん人並み以上にはあるだろうが あくまでも常識の範囲内だ
この男のスキルはたゆまぬ鍛錬と反復練習の末に手に入れた者であり α-12のように電球マークというのは経験がなかった

ロイ「やめやめ 俺向きじゃねぇや 他に何か面白い動画ねぇのか?」
アキレス「えぇと・・・」

と 色々と検索してみたら

ロイ「お なんだこ・・・・」
アキレス「なんか人気なんだって」

そこにはドリンク剤をブレンドして飲んでゲ○してるガスマスクな誰かさんの姿が!!

―――ギィ!? ギィ!!
ちなベティちゃんはサーボスカルと熾烈なチャンネル争い

何が悲しくて温泉なんぞ見なければならないのかと 菓子パンアニメにチェンジ

―――ギィ!!
邪魔をするなとハサミを振り上げていた
795 :四五六 七八【賽印流忍術】 [age]:2017/11/15(水) 23:49:54.18 ID:6/nyg9Gc0
>>793
「……」
「……いや、いいや……」

少しだけ間があって、首を横に振る
まだ耐えられる寒さだし、きっとこれが真冬であったならば悪魔の囁きに堕ちていた事であろう

>>794
「案外ほら、使ってみれば慣れるかもよ?」

現に私がそうだったし、と苦笑い
実際七八も、元来は魔法世界の住民であり機械に触れたのも越境者となってからだ

「……あぁ、でもサイバネとかもダメだったんだっけ?」
「最初はこういうので慣れてみたら?」

懐から取り出したのはお弁当箱サイズのグレーの長方形
十字キーとボタンが適当についているのを見るとゲーム機なのでしょう
つ【ゲームボ◯イ】
ベティの要求にニッコリと笑み返し、矢張り懐からメロンパンを取り出して千切ってあげるのであった
796 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/15(水) 23:56:29.29 ID:nVSj7M0po
>>792

「へぶし!」

 拳骨くらってタンコブこしらえた後の電球マークである。
 以外となんかの刺激になったりしたのだろーか?

「ん〜動画見ているとインスピレーションめいた何かが時々ぽこーんとなのデス。
 読んだ文献やらと動画の動きがいい感じにハマってダウンロードされるというか」

 なんかすんげー珍妙な感覚を説明するが珍妙すぎてたぶん誰も理解できない類だ。
 天稟なのかワケつかん何かの干渉によるものかは不明である。

「ワオ!デス。カノテクが総力結集して削除しやがった動画でマダ生きているのがあったとは!!」

 ヤッタ!なポースのα-12。実にロクデモネー話である。
 また削除される前にダウソしまくらねば!

≪000111110101101≫

 しょっちゅう斬首で頭部がぶっとぶグロアニメ(偏見)の何がいいのだ!と、
 ガチャガチャとチャンネル争い。子供か!!

「……邪魔をしたな」

 無表情にイムカがサーボスカルをむんずと掴んでもってっちゃいました。
 ドローンの醜態は飼い主の恥!!(ナムサン!!

>>795

「むむ、仕方ネーデスね」

 さてさて、この着たらアホの仲間入りする着ぐるみであるが、
 実はこのとんちきトルーパー。いろんな人のオヌヌメしている。
 各人はどんな反応見せただろーか?

【にあ、たぇん、いりー、むが など】
797 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/16(木) 00:07:45.17 ID:kD0DdAaL0
>>795
ロイ「・・・・・そうか?」
懐疑的な目 とりあえず小さい弁当箱の様なゲーム機を受け取る

アキレス「これが電源」
ロイ「おk よし」

ただ電源を入れるだけなのに妙に意気込んでスイッチを入れ

【■■■■■】 ピコーン

ロイ「・・・・・・・・動かないぞ?」
原因? カセットが入っていません

アキレス「オッサンこれ入れないと」
と カセットを差し出すが

ロイ「そうか? ・・・・・・・はいんないぞ?」
向きが逆です

ロイ「よし入った・・・・・・・・・やっぱり動かないぞ?」
電源を入れたままカセットを入れても動きません

ロイ「・・・・・・・・・・・」
困ったような顔を四五六に向けた

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはありがとーとお礼を言うようにハサミを振り上げ パンを細かくちぎって食べ始めた


>>796
ロイ「感覚型の人間の言っていることはよくわかんねぇや」
困ったように眉根を寄せるロイであった

アキレス「そりゃぁネットの世界って完全把握とか難しいですし…」
どこかネットの片隅にでも残っていたのがまた再うpでもされたのでしょう

なんか調べてみると ガスマスクの人の熱烈ファンとか豪語する人のブログに全シリーズが残っていて閲覧可能になっているようだ
・・・・しかもそいつスプロール在住だ

―――ギィ!!
ばいばーいとイムカにつれていかれるサーボスカルにハサミを振り上げているベティを他所に
着ぐるみに対するリアクションは実に一辺倒であった

ロイ「いいや」
アキレス「お断り―」
鈴虫「半纏でいいや」

であるが・・・・

ギガース「・・・・・・・・・」
身の丈3mと少し
褐色の肌を覆い隠すように全身を包むのは ドラゴンの着ぐるみだ!!

なんか風呂に入っている間に腰巻とズボンを隠され 代わりにこれが置かれていたらしい

ギガース「・・・・・・・・・・・・」
いつもの仏頂面はどこへやら 困ったように自らの下着とズボンを探していた
798 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/16(木) 00:13:04.39 ID:3GrMUhFY0
>>797
「……あぁもう、焦れったい!」

一連の流れを見ていて結局最後に地団駄
教えるのには不向きな性格なのだ
貸して、と自分でテトリスの起動をやる事になったのは言うまでもない

>>796-797
『……あれ』
『皆さんお揃いで……賑やかですね』

こんにちはとやって来る半人は正常であった
青い水兵服に身を包んだ白アヒルの縫いぐるみ姿である事以外を除けば
獣人組は自前の毛があるからノーサンキューな

『……あ、』
『ふむふむ……ドラゴンなんてのもあるんですね……似合ってますよ』
『ただやっぱり、いつもの方がいいなぁ』

ギガースの着ぐるみ姿を見て微笑む
最も筋肉フェチとしては、隆々たる肉体美を見れないのは残念そうでもあるが

799 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/16(木) 00:17:44.17 ID:4sJ+IubNo
>>797

 どうやらスプロールには十二番星☆=サン(α-12のうpネーム)の熱烈ファンが居る模様。
 これまた、CEOの頭痛のタネが増えた瞬間である。
 主力戦闘シリーズが度を越したトンチキなど風聞としてはアレすぎる。

「デースデスデス」

 なお、当の本人はギガースの雄雄しいぎぐるみ姿にご満悦であった。
 やっぱドラゴンででっかくないとアカンで!!

>>798

「ふむ、かなり似合っているデス。ポンコツ=サンあなどりがたし」

 基本ダルマアーマーやら探偵コスプレやら、この手の属性がこっちよりっぽい半人なので、
 この顛末は予想されてしかるべきであったろうか。反面、獣人組は実にノリがわるい。

「いえいデス」

 バック○・バニーめいたうさぎの着ぐるみなα-12は一緒にポーズをとって、
 七八に撮影してもらったとかなんとか。

//ではサラバー!!ノシ
800 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/16(木) 00:25:59.30 ID:kD0DdAaL0
>>798-799
ロイ「(0w0`)」

ショボーンとしてしまったロイ
普段鬼のような手つきで料理したり裁縫したり武器防具を作ったりしている姿からはかけ離れた姿であった

なお起動してからというもの

ロイ「・・・・・・・・・・」
開始2分ぐらいでブロックを一番上まで積み上げてしまうロイであった

アキレス「俺こういうのも得意なんだよね」
そんなロイを他所にグランドマスターをやるアキレスでしたとさ

ギガース「・・・・・・・」
タェンティースに似合ってると言われても困るだけである
いつもの恰好をしてやるから探してくれ状態 眉根を顰めるギガースであった

そして着ぐるみトリオは仲良く(?)写真撮影となったのであった

//ノシ
801 :名称未定世界>751-765 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/16(木) 22:24:56.38 ID:fMtk9Wrh0
前回までのあらすじ!

まだまだ未開の世界でFMM教団っぽい何かがマキナっぽい何かを使って悪さをしていた!
報酬はメタ的な改変を加え今後充実するであろうギルドの設備利用優待券!ほぼ紙屑同然!!
村を占拠していたと思われる量産型を排除し、向かうべきは敵の本拠地レアメタル鉱山!!!
とりあえず情報収集してから行っとく?という具合であった。

おあつらえ向きに家々から村人が出てきている。
今なら情報収し放題だ!!
802 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/16(木) 22:31:50.83 ID:4sJ+IubNo
>>801

「と、言うわけで村長の家が落雷に見舞われたのと前後して何か起こっていないか?」

 落雷に魔術痕があったのを観測したため、その前後に何やら起こったか確認である。
 マキナに似た妙な連中がたむろしていた。無関係と考えるのは非現実的に思えた。

「で、この村に発生したらしい宗教についてどう考えている?」

 FMM教っぽい何かの風聞について確認を取る。
 カルト宗教で迷惑かつ鉱山を不法占拠という事前情報を得てはいるが市井の声を確認しておきたい。

「そういえば…」

 灰色の長髪に褐色の肌。そして特徴的なオッドアイ。
 そのような少女に覚えはあるか?と依頼人の出自に探りを入れてみる。
803 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/16(木) 22:36:32.13 ID:kD0DdAaL0
>>801-802
ロイ「それマキナじゃね?」
アキレス「んだんだ」
―――ギィ!!

なんか見覚えのある2人と一匹が黄色いヘルメットにつるはし担いで村に溶け込んでいるみたいですが 気にしないであげてください
ちょっとこの世界に飛ばされてから仕事の為にこの辺で採掘作業をしていただけなんです

【知り合い IN 未開の世界】
804 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/16(木) 22:43:52.47 ID:4sJ+IubNo
>>803

「………」

 じ〜っとどっかで見たような現地人(+非常食)どもを確認するイムカ。
 気にしないで?無茶を言うでない。

「いいところで会ったな。手伝え(直球)」

【そして!イムカ来訪を知る2人と一匹!この意味するところは平穏終了のお知らせである!!】
805 :名称未定世界>751-765 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/16(木) 22:46:18.92 ID:fMtk9Wrh0
>>802
イムカの問いに村人たちは喜んで答えるだろう。
村を解放してくれたという点が大きいはずなのだが、それにしては大げさな喜びようではある。

兎も角、落雷と同時に件の修道女集団が現れた事。
彼女らは自身をいまいちよく分からない神の御使いといって憚らなかった事。
実際、3種以上の魔法を操っていた為、彼女らは悪魔の類ではないかと思っていた事。
悪魔崇拝怖い!という話が聞けた。

村人A「あ、そりゃもしかしてウエンディ先生の所の子かい?」

少女の話が出たとき、多くのものは首を傾げたが一人の男がそう答えた。

>>803
そのマキナが三匹、イムカの手によって地面の黒い染みとなって消えているのだが…

因みに村人が屑石屑石と興味もなく捨て去るソレすら
ロイ達には持って帰ればお小遣いになるぐらいの魔石がここ等にはコロコロしている。
気づくかどうかは別問題!
806 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/16(木) 22:52:17.02 ID:4sJ+IubNo
>>805

(何やら妙な雰囲気だが…)

 少なくともカルト宗教めいて歓迎はされていなかったようだ。
 明らかに去れだの敵対っぽい行動をとっていたので排除したが、
 どうにも、教義を広めるという意味では失敗していた模様。

【らしいといえばらしいのか。まああの素っ頓狂な教義が無条件で受け入れられるなら村中の脳検査を勧めるところではあったが】

「ウエンディ先生?どのような人物だ?」

 先生というからには名士めいた存在であるとは思えるが。

「それと、鉱山を占拠されたと聞くが、その修道女集団はほかに何か悪さをしていたりするのか?
 占拠して何をしたいのはイマイチ不明瞭でな」

 鉱山の権益を独占というならばまだわかりやすいが、
 宗教めいた儀式やら教義が関わると途端に不明瞭になる。さてさて。
807 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/16(木) 22:53:43.25 ID:kD0DdAaL0
>>804
アキレス「いやぁぁぁぁぁぁ助けてぇぇぇぇぇ」
ロイ「あ アキレスぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・あ ちょっと待って装備取りに行かせていやホントマジで」
―――ギィ!!ギィ!!

そんなこんなで拉致完了のお知らせ

>>805
ロイ「いい採掘場だったんだがなぁ・・・」
鉱石でロイに勝てる越境者はそう多くはいないと自負している
実際魔石は多数確保済みだ スクラップヤードに戻って精製すればもっと価値も出るだろう

ロイ「んで? そのウエンディ先生ってのはどこにいんのさ?」

と 村人に話しかけた
808 :名称未定世界>751-765 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/16(木) 23:01:12.48 ID:fMtk9Wrh0
>>806>>807
村人A「ああ、ここいらで一番の『風のグラン・ノルマーレ』さ」
村人B「そういや最近見ねえな?旦那のバニングも」
村人C「んー…いつもなら二人とも何か問題があるとフラッと現れるんだけどな…」

不意に知らぬ単語が出てくるがギルド発行のガイドブックによると凄い魔術師という意味合いらしい。

そしてどうやら修道女達は鉱山を占拠した後、そこに籠っているようであると皆は言う。
村にいた連中は自分達が周囲にその事を知らせないように監視役として屯していたらしい、とも。
809 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/16(木) 23:06:19.24 ID:4sJ+IubNo
>>808

「監視…か」

 どうにもパーツが幾つか欠けている印象はぬぐえなかったが、
 情報収集ばかりに熱をあげるわけにもいかない。次のステップに移るとしよう。

【行方不明の魔術師に関係する依頼人。占拠された鉱山。さて、どう転がるか】

「まあ、依頼は依頼だ。迅速にこなすとしよう」

【→→→鉱山へ向かいます】
810 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/16(木) 23:09:28.74 ID:kD0DdAaL0
>>808
ロイ「・・・よくわからんがどうするよ? あの鉱山だったら少しだが土地勘が働く
   このままいくのか? それともウェンディ先生とやらを探しに行くか?」

―――ギィ!!
アキレス「緊急時だから急いで食べなよ」

イムカと相談するロイと おなかが空いたベティ カロリーブロックを一本差し出すアキレスであった

>>809
ロイ「んじゃまぁ行くかね」
アキレス「ほら 背中乗って」

―――ギィ♪

ご飯なうなベティを背負い イムカについていく2人と一匹であった
811 :名称未定世界>751-765 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/16(木) 23:14:04.43 ID:fMtk9Wrh0
>>809>>810
道中何かある事もなく、あっさりと鉱山入り口を視界にとらえられる位置にまで着いた。
まさか堂々と道のど真ん中を歩いては来ないだろうと思うのでとりあえず説明すると、
かがり火を入り口左右に立て、門番の如く入り口前に立つ修道女が一人。

ソイツは光学迷彩使いそうな宇宙狩人によく似た面を付けていた。
812 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/16(木) 23:19:23.63 ID:4sJ+IubNo
>>810>>811

「伍長、アキレス。仮面をかぶった門番めいたのが一人。ほかは不明」

 サーボスカルの光学望遠により、鉱山周りの状況を確認。
 なお、イムカの覇気は強すぎるため、基本的に隠密行動には全く向いていない。
 ステルスめいて移動しても仕様が無いところはあるにはある。

【が、一応、堂々と的になる趣味はないので、遮蔽物から遮蔽物へ移動するくらいはしているが】

「気付かれている前提で動くか。まあ、反応を見るのも偵察のうち。強行偵察ってヤツだ」

 というわけで、イムカは接近できるところまで接近することにする。
 相手のアクションを伺うというのも立派な情報収集ではある。
813 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/16(木) 23:25:49.36 ID:kD0DdAaL0
>>811-812
アキレス「ぶっちゃけイムカタンがいる時点で隠密とか無理だもんね」

この男もサイバネアイを使って辺りを確認しながら進む
サーボスカルとは有用性が段違いに低いが 自ら確認することが大切なのだ

ロイ「それじゃ さっそく叩いてみるか? 先に行く アキレス イムカ 援護を頼む」
ハルバート片手に2人に告げ 遮蔽物から飛び出し仮面の修道女へ突撃を仕掛ける
814 :名称未定世界>751-765 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/16(木) 23:31:06.27 ID:fMtk9Wrh0
>>812>>813
「…ふん、今度は誰だ?」

ボイスチェンジャーでも使っているような声で門番が呟き構えた。
一瞬にしてその足元に黒い染みが広がり、そこから黒蛇が出るや否や門番の身体に巻き付き消えた。
未来予知でもできない限り、その一瞬を狙って打ち込むのは難しい。

近づいたロイは気づくだろう。
目の前のコイツ、そこそこの手合いである、と。
815 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/16(木) 23:37:47.67 ID:4sJ+IubNo
>>814

(あの蛇はなんなのだろうな)

 さて、バレていたのは想定内であるが、ここからどう動くか?である。

「今度は…ということは私の前に来訪者がいたってことかな。センセイとやらか別の誰かか。
 ――私は君達が鉱山を不法占拠して迷惑ってことで交渉(ネゴシエーション)に来た」

 イムカは遮蔽物から姿を出し(ただし軸足を傾け、何かあればすぐにカバーに入れるように)
 まずは対話を試みることにする。

「君達の目的と行動の理由は?素直に話してもらうとスムーズになる。
 ここを占拠しているようだが、他に暴虐を働いている痕跡はなし。正直掴みかねているのでな」
816 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/16(木) 23:41:41.44 ID:kD0DdAaL0
>>814-815
攻撃を仕掛ける寸前 姿を消す門番に動きを止め全方位警戒

ロイ「チッ・・・」
辺りを見回し 門番の姿を探す

とイムカが交渉を始める 以前警戒は続けるが一度武装を解除

なおアキレスは一応遮蔽物の影に隠れ続けた もしかしたらイムカの存在感の影に美味く隠れて気付かれてないかもしれないと考えたのだ
817 :名称未定世界>751-765 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/16(木) 23:49:48.00 ID:fMtk9Wrh0
>>815
「知っているかとは思うがこの世界は越境者が手軽に使える魔翌力が豊富だ。
 我らが神を降ろすには良い場所でな。
 まあ暫し待て、贄も労せずして二人確保した。犠牲は最小、成果は最大のものとなる。」

内容は兎も角、どうやら本当の事を言っている様子。

「邪魔しなければ悪いようにはしないよ。
 実際に神が現れたと知ればこの世界の連中なら其れだけで我々に従う。
 後は好き勝手に暮らせるぞ?」

>>816
おっと描写が悪かった。
門番自体は消えていない。
あくまで消えたのはその足元から這い出た黒蛇だけだ。
因みに先の量産型三匹は足元に這わせていた黒蛇をイムカに撃ち抜かれ即消えた。
おそらく連中の最大の弱点である。
まあ、その最大の弱点は門番の身体の中に消えたわけだが…
818 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/17(金) 00:04:46.40 ID:7oKgwP1Io
>>817

「OK。君達の当面のスタンスはそうくるか。
 まあ、私の行動も随分とシンプルにやれそうだ」

 言うなり粒子短銃をホルスターから抜き、門番に銃口を向ける。

「コールゴッドと生贄。現状真っ黒だ。とりあえず先ずは人命救助と行こう。邪魔だ。通せ」

 交渉決裂。宣戦布告。いざ、戦いの刻へ。

//今日は遅いので自分はこれにて!ノシ
819 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/17(金) 00:07:42.34 ID:xODzVC2r0
>>817
ロイ「そうかい テメェらにゃ大切なことなんだろうしよ」
きっと今まで大変苦労してきたのだろう その悲願が今目の前までやってきているのだ

ロイ「越境者ってのは因果なもんでよ 戸籍ねぇから科学が発展してると碌な仕事もねぇし 医者にかかればとんでもねぇ金が飛んでいくしよ・・・それでもよ…」

ロイ「越境者が好き勝手に世界侵攻したらエーカーと変わらなくなるだろうが!! 俺はあんなアホタレ共になるつもりはない!!」
スクラマサクスを抜き放ち 門番に斬撃を放つ 実力者? だったらなんだと言わんばかりの攻撃だ
820 :名称未定世界>751-765 ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/17(金) 00:09:56.38 ID:916OHqWc0
>>818>>819
門番「全く此処に来る奴らは皆同じ事を言うのだな!!」

戦いの火蓋は切って落とされた。
さてどうなる次回!!

//お疲れさまでしたー
821 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/17(金) 22:48:27.73 ID:7oKgwP1Io
【前回までのあらすじ!!】

 とあるファンタジー世界にて!

 越境者の中にいるっぽいトラブル吸引機がまたトラブルを呼び込んだのか
 街一区画もろとも鏖殺せしめたスケイブン(鼠人)の襲撃に巻き込まれ、
 これをどうにか排除した越境者であったが―――

 −−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−

 秘密裏に行われた凄惨なる殺戮に後れて駆けつけたトクシュブタイに人たちはピリピリ。
 まるで敵を見るような目で越境者(というか、その中の特定個人)をにらんでいる状態である。

「私はたまたま巻き込まれただけだ。知らんものは知らん」

 腕を組んで無表情に堂々としているイムカが言葉を発する度に何故か剣呑な雰囲気が増し続けてる。気のせいか?
 さて、ここでこの街にイムカが来訪してからの状況をリストアップしてみるとしよう。

【ダンジョンのモンスター災害(スタンピード)発生未遂】
【ビーストマンの邪悪な儀式(阻止完了)】
【スケイヴンによる100m区画民家鏖殺】

 なお、越境者の諸君はわかってくれると思うが、イムカが何かよからぬ陰謀企てて、
 惨劇起こしまくっているわけではない。これはマジである。いや、ホントに。
 どれも彼女が来訪する前から進められていた災害だし陰謀だし事件だ。たまたま発生した時に出くわしてるだけなのだ。

「皆、己が自由と権利を擁護するために何かいってやれ」

 だから、モノスゲー偉そうかつ、全く悪びれた様子がないもの問題ではないはずなのだホントーに。
822 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/17(金) 22:57:03.24 ID:xODzVC2r0
>>821
「自由の擁護も何も 俺はこの国では身分が保証されてるし」
ナムサン この男はすでに問題をクリアしている

「赤紋のロイ・ゴールドマン伍長です スケイブンの目的について何か分かったことはありますか?」
敬礼一つ トクシュブタイの皆さまに情報を聞き出そうとする
823 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/17(金) 22:59:08.81 ID:TOB4j8NR0
>>821
「今回ばかりは庇いきれねー。早いとこゲロった方が身のためだと思うね?」
話を聞いただけで「またか」という顔になり、酒場から駆けつけてみればやはり知った顔。
トクシュブタイの中に混ざり、腰の刀に肘を乗せて柄頭を指先で叩きながら、ソーマタージはいい警官メソッドで自供を勧める。

見分も見させてもらったが、以前オーガとの講和を狙ってきた連中のソレとやり口が似ていた。実際彼女らは無関係だろう。


「けどお前が出る度に誰かが死ぬもんな。お前のそれは安住の地を無くす呪いか?仕事を増やす祝福か?」
まあこの国でのゴタゴタには、大体イムカ・グリムナーとその一行の姿があった。疑われるのも無理はないだろう。
冗談交じりとはいえ、この男も呆れているぐらいだ。
「とりあえず… 黙っているのをオススメしとくよ。余計に話がこじれる」

「信じられないだろーが、こいつらは無関係だ。通してやれよお巡りさん。
 仮に国家転覆とか魔界転生とか厭離穢土とか図ってたとしてもだ、こんなやり方するわけないだろう?」
スケイブン襲撃の場には居合わせなかったので、野次という形になるが異議申し立て。
824 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/17(金) 23:12:01.09 ID:7oKgwP1Io
>>822

「ハンス・シルバーハンド曹長だ。伍長…こっちだ」

 余所者には見せられぬといったことなのだろうか。
 ロイだけがトクシュブタイが間借りしている施設に案内。身内ゆえか。

 −−−−−−−−

「短時間の大量の死だ。理不尽な、な。呪いか紋を刻まれた可能性が高い」

【大量の死は魔術的に時に触媒となりえる。当然、陰惨な方向性を持って、であるが】

 トクシュブタイは万能ならずともそれに近しくあらねばならない。
 ゆえに迅速な鑑定と分析もお手のモノってヤツだ。特に今回応援に来たのは即応部隊である。

「魔力係数が不安定に沈殿している。祝福は全く効果が無い。やられたよ」

 これはスケイブンが単発の事件を起こしたのではなく、何らかの布石を打った可能性を示唆している。
 もちろん、この国にとってよからぬ企てなのは自明である。

 −−−−−−−−

>>823

「貴様は擁護に来たのか。私をハメに来たのか」

 ジロリとソーマタージを睨むイムカである。
 このままでは超ハタ迷惑は厄病神などというレッテルを貼られる!!

「………」

 なお、ソーマタージの意義申し立てはさして効果は無かった様子。致し方ない。
 野次は野次以上ではない。むしろ真に受けた方が官警として心配になるくらいだ。

「君こそ何か変わった事件なり何かに遭遇しなかったのか?
 越境者というのはとかく核心≠ノ近づくのは得意だからな。偶発的にせよ何かに接触していないか?」

 ソーマタージがここに来るまで出くわした事件?

【羊を持っていこうとしてゴブゴブコンビにオシオキしたくらいか?なんかおやびんがどーとか言っていたが】
825 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/17(金) 23:23:42.85 ID:xODzVC2r0
>>824
「十中八九下準備でしょうね 特にスケイブンってのが厄介だ」
金次第で何でもやるのがスケイブンだ 例え捕まえたところで何も知らずにやっている可能性すらある

「何時ぞやのオーガとの融和反対派・・・いや その可能性は少ないでしょう」
どんな理由でアレ 彼等もまた愛国者だ 自国の者を手に賭けるようなことはしないだろう

「情報がなさ過ぎて手に負えません 自分らが討ったスケイブンの死体からは何か分かりましたか?」
兎に角情報が欲しい どんな細やかなことも聞きのがすまいと 質問を続ける
826 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/17(金) 23:26:56.91 ID:TOB4j8NR0
>>824
「お前が本当に、オオアマナの花びらよりもピカリピカリの純白潔白だったら、俺も庇えたんだけどな」
責められる様な視線も何のその。むしろこっちの方から「何もしてないのか?」と睨み返す始末!
越境者達の中でもかなり程度の低い争いで会った。


「お回りさん?プリーズミスターポリスマ〜ン、ってか。バカらしい」
やいのやいのとからかい、ケチを飛ばし、フムと考え込む。
「そうだな。呪われたエリートが面倒事を巻き込んでくる大事件ぐらいだ」

「ジョークはさておき… 強いて言うなら、ゴブリンに出くわした。奴等、羊をかっぱらおうとしていた」
変わった事件と言われれば、以前羊を買おうとした時の事が脳裏をよぎる。
奪い犯し殺し、そして殺されるゴブリンが、『おやびん』なるものの事を言っていた。
あのオーガがこれらの事態を引き起こしたのか、あるいはただのお邪魔虫か…。
「胃が痛くなるネ」

「…あまり思い出したくはないが、用心する必要があるだろうな。
 狩人様の事、覚えてるな? …俺は奴が怪しいと思ってる」
827 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/17(金) 23:40:08.09 ID:7oKgwP1Io
>>825

「中央じゃあ融和反対派の特に糞っタレな連中はほぼ一掃されている。そのセンは無いな」

 トクシュブタイの人間すら悪し様に語るほどに、
 ロイが関わったオーガにまつわる事件は国軍の矜持を酷く傷つけるものだったらしい。
 影の暗躍・粛清劇に手ばなしに喝采こそはしないが非難は殆どでなかったそうだ。

【それでも融和反対は未だ根強い。が、概ねはロイの見解で問題ない。国を損なうのは論外だとするのが大半なのだ】

「スケイブンの死体はいつものスケイブンだ。
 自分で人体改造をやらかしてて、魔力の汚染が酷くて、かつ証拠らしい証拠はない。いつもの、な」

 スケイブン自体が謎の多い種族なのだ。そして徹底的に秘密主義。
 敵に回せばこれほど嫌な連中もあるまい。

【と、ここで何やら外が騒がしくなっている。何かあったか?↓↓↓】

>>826

「誰が呪われてるだ。誰が」

 ジト目なイムカ。エリートであることは否定しない。
 なお、実際、この女傑、英雄気質(逸話:かつての英雄)である。つまり、事件遭遇には事欠かない。

「ゴブリンが家畜を盗む。ありふれているな。別段どうとも――」

 が、ここで≪狩人≫の名をソーマタージが口にした時、周囲の空気が一変した。

「狩人だと!貴様、何を知っている!!」

 突然、トクシュブタイの一人が剣呑な形相でソーマタージの胸倉を掴んだ!

【そう、トクシュブタイの威信に深く刻まれた汚濁。狩人のよるレアメタル強奪事件は未だに屈辱とともに記憶されている】

「ソーマタージ。…これは正当防衛としてぶっとばすか?」

 そして無表情にケンカをあおるイムカ!どうやら結構機嫌が悪かった模様。相も変わらず良くも悪くも決断的である。
828 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/17(金) 23:50:39.45 ID:TOB4j8NR0
>>827
「俺もそう思っていたさ。まあその場はなんとかエンカウントしなくて済んだが…」
軽い調子で続けようとした瞬間、胸ぐらを捕まれ上体が微かに揺れる。
剣呑な空気は一瞬にしてこの男にも感染し、その濁った赤い瞳に暗い暗い殺意と悪意を宿らせる!

「まだ話してるだろうが、触るなよ。殺すぞ」
濁った瞳に脅しの色はない。手を離さなければ、本当に殺しかねない決断的殺意の炎が揺らめく。


「…いや、今日はやめておこう。今日は」
しかして、ソーマタージの下した決断は静観だった。殺意は鳴りを潜め、濁った眼でイムカを見据える。
服に付いた埃を大げさに払う様な仕草。指先の動きは、口で伝えにくい時のためのサインだ。

『こいつらを予測される『狩人』の根城に向かわせて、様子を見るのはどうだ?面白そう』
ハンドサインで伝えるのは、トクシュブタイを囮に使う案。級に怒鳴られて掴みかかられた事を根に持っているのもある。
829 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/17(金) 23:52:15.37 ID:xODzVC2r0

「全く持っていつも通りのスケイブンか・・・本当に勘弁してくんねぇかなぁ・・・」
タバコに火をつけ紫煙を燻らせる 一本どうですかとシガーケースを差し出す

となにやら外が騒がしい 失礼しますと敬礼一つして外に出れば

トクシュブタイのメンバーとソーマタージが一触即発 イムカもなぜか火に油を注いでいる
しかし狩人とな?

「気持ちはわかるが落ち着け!! ソーマも暑くなるな!! イムカは大人げないから煽らない!!
 とにかく 細かい話を頼むソーマ キレて暴れるんじゃねぇぞフリじゃないからな」

830 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/18(土) 00:05:49.74 ID:TAuU8W7No
>>828-829

(ぶっとばす≠ノ留めないと殺し≠ゥねないからな)

 やってきたロイの言葉にイムカは一瞬だけソーマタージに目をやって戻す。
 この狂人、身内認定している者以外に対する敵意への反応は獰猛かつ冷酷であると知っている。
 普段トンチキ連中へのツッコミ役に回ることが多いので忘れがちだがトモダチ∴ネ外には容赦が無い性質とイムカは踏んでいる。

「伍長。情報は聞けたな。話せる範囲で後で開示しろ。関わってしまったからにはこのまま知らん顔決め込むのは据わりが悪い」

 伝えながらも次はロイに見えぬようにソーマタージにハンドサイン。
 何せ、ロイの身内を利用などという相談である。これくらいの配慮は必要であろう。・

『あいにく囮として成立する可能性は低いな。無駄死にを出す愚は侵すまい』

 戦力の逐次投入による討伐などそれこそ死体を積み上げるだけ。
 この連中が狩人を探り当て、討伐を決めるならそれこそ万全で望むだろう。
 そして、そのような状況が成立した場合は、既に越境者が入り込む余地はなくなっている。

『伍長をパイプとし、連中の情報を吸い上げながら独自行動。このセンで行こうか』
 
 しかし連中が構築している情報網は利用できる。それに乗じる流れでどうだ?とソーマタージに返信。
 これはロイを利用するというよりも、互いに独自のスタンドプレーを持って動き連携とするという指針に重きが置かれている。
 ロイというハイプはこの手の状況では重要なのだ。おそらく当人の自覚以上に。

「まあ、少なくとも私は無関係と主張しよう。君たちも我々を拘束する理由はあるまい。
 ソーマタージ。ゴブリンと遭遇した地点だけは教えてやれ。それで手仕舞いだ」

 どういうわけかイムカが仕切っているが、ここは将校スキルの悪用。
 それが自然であるかのような雰囲気が何時の間にやら形成されている。

//次で〆やでー
831 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/18(土) 00:12:07.05 ID:/69iwi3p0
>>830
「了解」
と ソーマタージの言葉を聞き 自分の方でも情報を公開するだろう だが考えるのは別の事

(ガルファクスがスケイヴンを使う・・・?)
確かに残酷でほしい者は何でも手に入れ その通った後にはちと肉袋しか残らないガルファクスであるが
ゴブリンやほかのオークを使うことはあってもスケイヴンを使うというのはどこか引っかかった

(それに呪いか・・・以前この世界とコネクトするための印を埋め込もうとしたことがあったらしいが それにしては少々毛並みが違うようにも見えたし・・・)
情報が足りないなりに今の状況を分析する まだ何か裏があるような気がしてならなかった・・・・・

//ノシ
832 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/18(土) 00:17:33.37 ID:5Kgqwujg0
>>829>>830
二人の思案も気苦労もどこ吹く風。「おれ悪くねーモン」とでも言うかの様に、そっぽを向いて口笛一拭き。
ともあれ、騒動には至らずに済みそうだ。面倒事を止めに来て逆に場を引っ掻き回すのも、それはそれで楽しいが今はその時ではない。

「惜しかったな、その目玉をばちっきりと抉ってやるところだったのに。
 伍長殿に感謝するんだな。バーカバーカブタのケツ〜」
ロイの介入により怒りはひとまず収まったが、煽るのだけは忘れない。


イムカのサインに短く『了解』とだけ返すと、何も無かったかの様に素知らぬ顔で肩を竦める。
自分に害が及ばない限りは、どれだけ冷淡にも冷酷にもなれるが、止められた以上無理を通す気もない。
腰のバックパックから丸めた地図を取り出すと、広げられる場所を探して辺りをウロウロ。

「仕方ないから、うろ覚えだが教えてやるよ。感謝するんだな。
 ここの牧場を西にこう、グワーと行ってビャーッて曲がって…」
833 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/18(土) 00:21:00.59 ID:TAuU8W7No
>>831

「狩人の出現とスケイブンが関わっているかは不明だが、
 少なくとも、全くの無関係と考えるにはタイミングが合いすぎている」

 グリーンスキンにとってヘルシーな緑色連中以外は奴隷に過ぎない。
 そして、スケイブンは雇われはすれど、奴隷になどならない。
 つまるところ、水と油もいいところ。ロイのひっかかりは正しい。

>>832

「なんだその擬音は…」

 イムカもソーマタージの説明に呆れ顔である。
 なんつーアレな説明だ。アレな。

「とりあえず狩人の足跡を追ってみるとしようか。
 首謀者と考えるのは早計だが何らかのカタチで関わっている可能性が高い」

 −−−−−−−−

 こうして新しいクエストが開始されるのであった。

 『クエスト:狩人を追え』

//ここまで!
834 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/18(土) 22:07:37.34 ID:/69iwi3p0
話のつながりは前スレ>189-207参照

越境者諸君は覚えているだろうか? どこぞの誰かさんがトレーラー三台分のランチョンミートを持ってきたおかげで
全止まり木同盟の宿で悪夢の塩肉パーリーが引き起こされたことを

食料が手に入ることはいいことだ それが肉であれば間違いはない だが塩っ辛い肉ばかりでは飽きるという者
とりあえずその塩肉騒動は収束の装いを見せつつある だがこんな言葉があるのを ご存じだろうか?


人は過ちを繰り返す

【とある荒廃した世界】
食料はあればあるほどいい 命をつなぐには何かを食べなければならないのだ
この日一行は食料が眠っているとの情報を得て 荒廃した世界を一路 食品工場へと向かっていた

なんか人が変異したらしい化け物を打ち倒し 無人の荒野を進み 工場にたどり着き くまなく探索し ・・・見つけた

ロイ「さて諸君 今現在スクラップヤードにつながるゲートは極めて友好的だ 今ならどんな大量の物資でも届けられるだろう そして目の前には大量の食糧が鎮座している」

恐らく出荷前だったのだろう 未開封&賞味期限が数年後までたっぷりの 非常に魅力的な食料がコンテナで積まれている

ロイ「こいつを持って帰ればスクラップヤードだけではない 今確認されている止まり木同盟に配り回ってもおつりがくるレベルの食料だ 実に重畳 それを踏まえてだ」

幽かに・・・若干・・・少し・・・いや かなりげんなりした様子のロイと 呆然とするアキレス

ロイ「・・・どうする?」

鎮座したコンテナ そのすべてが豆の水煮缶だった

巨大コンテナ5つ分の豆の水煮 それが一行の目の前に鎮座していた
835 :ナージャ ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/11/18(土) 22:12:44.46 ID:3S87xruQo
>>834

「確かに量はすごい! すごいけれども!」

若干テンションがおかしくなって叫んでいるのは、お騒がせトンチキエルフのナディヤ。通称ナージャだ。
大きな三つ編みをぶんぶんと揺らし、握りこぶしを作って何事か力説している。

「大量の豆がどうしたというんだろうか」

「ボクは知っているとも。『地球型世界』にはかなりの数の豆料理が存在することを」

「……だから、きっとなんとかなる。まぁ、あるいはボクの故郷に運ぶって手もあるけど」

……力説していたのだが、こいつの言っていることは
『これ幸いと、地球のいろんな地域の豆料理が食いたい』であった。おバカ!
836 :シュヴァイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/18(土) 22:15:39.48 ID:u9FTOgHj0
>>834
「まあ、なんだ…畑の肉と呼ばれるものだろう?こう…何とか捌けるんじゃないか?」

2mを超える筋骨隆々な体躯と身体のバランスから言えばやや長く太い腕が特徴的であるが、
そもそも突き出た下顎から覗く左右の太い牙や膨れた腹、豚鼻を有しながら
全体的に悪くない顔立ちが悪目立ちしている緑色の肌に獣の様な目を有する男が言った。

語彙が死んでいるのは流石の量に困惑しているためである。
837 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/18(土) 22:17:38.19 ID:1QVEHyko0
>>834
「ソーマ豆きらーい。やーだもーやーだ」
血と砂塵に汚れた外套を脱ぎ捨て、ゲンナリした顔でコンテナ一杯の豆缶を眺めるはソーマタージ。
以前ランチョンミートを持ち込んだ張本人ではあるが、些細な過去は気にしないのがモットーだ。


「量だけはあるな。これなら当分は食っていけるだろう」
冗談はさておき、これほどの量ならしばらくは食いつないでいけるだろう。
コンテナの中から缶を一つ取り出し、マジマジと観察する。

「消費期限も大丈夫だ。ざっと見た限りでは未開封、無事なのばかり…。
 配らなければ、数年は持ちこたえられるだろうよ。…この忌々しいクソ豆で」
苛立たし気に缶を放り、「見てみろ」と促す。保存状態は良好なのは確かだ。

一応味も見ておこうと、バックパックから缶切りを取り出しながら声を張り上げる。
「それで?ミスタースマーティーパンツ。このコンテナ五台分の豆を、一体どうするつもりだ?」
事と次第によっては力尽くで『説得』する。爛々と輝く目はそう警告している。
838 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/18(土) 22:34:26.01 ID:/69iwi3p0
>>835
ロイ「まぁなんだ 確かにレシピはたくさんあるだろうな 現に俺もいくつか知っている」
実際豆は太古の昔から食べられてきた貴重な少量だ 探せばいくらでも出てくるだろう

ロイ「これから毎日豆を喰おうぜってか? さすがに飽きそうだ」

>>836
ロイ「俺だって無限にレシピを知っているわけじゃない」
アキレス「クック○ッドも万能じゃないしねー」

コンテナの中から水煮缶を一個手に取り

ロイ「ほれ くうか?」
と差し出してきた

>>87
―――ギィ♪
勝手に缶を引きちぎり 中身を食べているベティ おいしいってさ よかったね

ロイ「おかーさんに好き嫌いしちゃダメって怒られなかったかソーマ」
嗜めるはロイの仕事である

実際缶詰は荒廃した世界においてまるで新品同然の姿を保っていた 豆の水煮缶であるが

ロイ「持って帰ろうと思えばゲートがスクラップヤードに持って行ってくれるだろう 出来なくはない」
そう 持って帰れるのだ 手段はある あとは覚悟だけだ

>>全員対象
ロイ「・・・とりあえず消費してみるか・・・」

鍋を用意し 燃料に火をつける 水煮缶と塩肉とトマトソースを混ぜ

ロイ「チリコンカンだ 大食漢がいるかあ多少多めに作ったが これでも頑張って5缶しか使ってない」
豆が大量に入ったチリコンカンの出来上がり 

ロイ「そして目の前には軽く数百倍の豆が鎮座しているのだ」

さぁ 豆を眺めながら豆を食べよう
839 :ナージャ ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/11/18(土) 22:40:22.48 ID:3S87xruQo
>>838

さて、このエルフの小娘は見た目よりはるかに大食いである。
ボストンに飛んだ時は初めて見る海の幸に目を丸くし、フードトラックにある食い物を食って食いに食いまくった。
魔術師、それも召喚術に特化した彼女はそれだけエネルギーを消費するということなのだろう……。

「大豆しかないの? グリーンピースごはんとかどう?」

「ヨーロッパのとうおーって地域には豆料理結構あるとかないとかって聞いたなあ」

「なんべいってどこか知らないけど、そこもそこも。まぁ、ただ、大豆しかないならこの量はキビシーかもね」

もりもりチリコンカンを嬉しそうに食いつつ……。
それでもさすがにこの量は、食べて消費というのも厳しいのでは、と思い至り始めた様子。

「……つまり、家畜の飼料にするのが現実的な落としどころでは?」
840 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/18(土) 22:44:29.09 ID:1QVEHyko0
>>838
「母親なんていなかったんでね。ここ泣く所だゼ」
ベティが食べて大丈夫なら、一応人でも食べれるのだろう。毒見役を勝手にやってくれて助かった。
崩れそうになる缶の山を何とか下りると、狂気も鳴りを潜めた疲れた顔となる。ツッコミの時の顔だ。


「やれやれ。こんなの食うのは小学生の頃で終わりと思ってた」
ブツクサ言いながらも飯盒の蓋に盛っていただく。豆しかない気がするがおいしい。
鍋を見ればまだいっぱいのチリコンカン。目が痛くなりそうだ。

「燃やして燃料に使えねえかな。豆発電。ハハ、ウケるネ」
モッシャモッシャと食べながら軽口。豆豆豆肉豆……。輪をかけておかしくなりそうだ。
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2017/11/18(土) 22:47:31.46 ID:94g/ZW2JO
>>838>>834

「………素敵ね。これから豆料理が格安で提供できるわ。」

ある種の現実逃避なのだろうか、気丈な女の仮面を被りつつチリコンカンをつまむ少女。
この裸にボロ布とまあ雑な衣装の淫魔の名を、リリウム・アトラという
荒廃世界に合わせた服装らしい

「………私は、まあ、ごはんは別でとれるしー
お任せしちゃおうかなーって。駄目?」

淫魔の性質を盾に、リリウムは現実逃避を加速させていく。最も、それだけで生きていけるほど安定した供給もないので、食料事情とは彼女も離れられないのだが
842 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw [sage]:2017/11/18(土) 22:47:53.34 ID:94g/ZW2JO
>>841
なまえええええ
843 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/18(土) 23:01:09.11 ID:/69iwi3p0
>>839
ロイ「いや他にもいっぱいあるよ インゲン各種 グリーンピース 大豆に小豆ひよこレンズ 単体だけじゃなくミックスされたのもある」
げんなりと応える

ロイ「余計な味付けもされてないし その辺が落としどころかねぇ・・・?」

>>840
ロイ「それじゃ俺がママの代わりに言ってやろう 私の可愛いソーマちゃん 好き嫌いはメッよ」
ニタっと気味悪い笑顔で言ってみるテスト

ロイ「ほーらいっぱい食べな―」
と飯盒の蓋にお代わりをよそる

なおアキレスもベティもロイもきっちり食べているのでご安心を

ロイ「燃やすのはさすがに忍びねぇな 食料として生まれてきたんだ きちんと食べにゃ」

>>841
現実逃避するリリウムであるが 残念 相手が悪いぞ 何しろ

ロイ「オーナー権限」
大事なお店の持ち主がここにいるのだ お皿にこんもりチリコンカン

ロイ「上手くやればどうにかなんだろ どうするか分からんがね」

>>全員対象
さて チリコンカンがなくなるころ 突如視界がぼやけてくるのがわかるだろう

ロイ「越境反応?」
アキレス「え ちょ どこに!?」

慌てる中 視界が白く覆われて

【越境 狭間のスクラップヤード】

視界に色が戻り たどり着いたのは いつものスクラップヤードでした

ロイ「なんだ 戻ってきちm・・・」
そう コンテナも一緒に

期せずしてコンテナ5個の豆の水煮缶を搬入してしまいました 何事かとモブ達が集まってくるぞ!! どう言い訳しようか!!
844 :ナージャ ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/11/18(土) 23:06:51.33 ID:3S87xruQo
>>843

「……ってことは豆のかれぇもアリ……! やったー豆料理がこれから日替わりで食えるー!」

明後日の方向にはしゃぐナージャ。
問題点1.レシピ知ってる人間と作る奴ぁ果たしているのか。
問題点2.少数の人間がちまちま食って減る量じゃない。
問題点3.そのほかの食材も豊富なわけじゃない

そして極めつけは、まさに越境してしまったことにある。

「……こ、これだけ大量の豆があれば食べ物困らないよ?」

「家畜を飼うにもお役立ち。豆ばっかり食わせてブランド牛とかブランド豚を開発して特産品にしよう」

さも名案のように、トンチキなことを言い出す。
845 :リリウム・アトラ ◆R9F5WG6Bjw [sage]:2017/11/18(土) 23:13:44.45 ID:94g/ZW2JO
>>843
歪む視界、暗転。そして見慣れた景色が広がって。背筋に寒気が迸る
何分食料の重要性が多少下がる自分ですら滅入るこの豆の量、どういいわけをすればいいのか

「………わ、私のお城でパーティを開くの!!
とっても楽しい時間を馳走してあげるわよ?」

目の前の物体が豆であることから目をそらさせようと、意味深な言葉を並べ立てる
だがしかし、城で溢れるのは豆豆豆である。
それは他社の発言からもわかる通り、モブに隠せそうもない
846 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/18(土) 23:17:54.98 ID:5Kgqwujg0
>>843
「次このソーマタージに母親の話を振ったら、その時はお前でも殺すぞ」
バリン。握られた掌の中で缶切りが圧し折れる。その表情にふざけた態度はない。
数秒の沈黙の後、気を取り直したかの様に瞬き一つ。決断的殺意と暗い理性の光を宿した瞳は、濁ったソレへ早戻り。

「それはそうと、今のカマ口調マジでウケたゼ。そういうケの連中には高評価いただけるかもな?」
ドサドサ盛られるお代わりに口角が引きつる。いい加減飽きてきたところだ。


「おいしかったね。豆しか食った気しないけど」
楊枝で歯の掃除をしていると、突如として視界が歪む。すわ毒かと思ったが単なる越境反応だ。
「このパターンは久しぶr…」

眩暈から覚めようとするかの様に首を振り、後ろを見れば見慣れたスクラップヤード。先程の豆の山。
宇宙空間の猫チャンの様に目を見開く。周囲の人だかりと確認すると、震える手で近くの襤褸布を掴んで顔に巻く。


「アッサラームアライクム!ワタシ、空飛ぶミートパスタ教、特使!最後のシ者!
 ユウコウ!コレ、お届け物!カンシャ、証!ユウジョウ!」
片言言葉と大げさな身振りを交え、豪快に他者へ擦り付ける方へ一瞬にして思考をチェンジ!

「Vale vale!」
オマケに隙を見てさっさと逃げ出そうとするだろう。マジメに説明しても無駄なのはなんとなく分かる。
847 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/18(土) 23:27:08.78 ID:/69iwi3p0
>>844
問題点1に関してはロイがいるから多少改善できるだろう いつもはいないが

モブ「豆ばっかじゃなくて炭水化物も与えなきゃダメだろ」
と最もな言葉が出てきます

>>845
モブ「流石に豆だけじゃなぁ・・・」

>>846
逃げ出そうとするソーマタージの型に指が食い込む モブ越境者だ

>>全員対象
沈黙が怖い 何せ半年ほど前に塩肉で繰り返してしまった過ちをもう一度繰り返してしまったのだから

ロイ「・・・よし みんな」
決断したように一行に口を開く

ロイ「にげるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
モブ達に背を向けて走り出すロイ 慌てて追従するアキレスとベティ

モブ達は追いかけてくるだろう まぁ食料を持ってきたことには違いないので 追いつかれても攻撃はされないでしょう 愚痴はたんまり頂くでしょうが
848 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/18(土) 23:33:29.85 ID:5Kgqwujg0
>>847
「…特使に掴みかかるなんて、穏やかじゃないな…」
肩に食い込む指を払う。ああやはり、結局はこうなってしまうのか。

「あー、あんなトコでフッカーが豆であんなコト…」
モブ達の背後を指差し、脱兎の如く逃げる!逃げる!


「この手に限るな!ええ!? 高校生でも今時こんな事しねーぞ!」
ガラクタを飛び越え、邪魔なモブの肩にぶつかり、屋根の上を縦横無尽に走る!走る!
パルクールと呼ぶにはあまりにも荒々しい逃走劇だ。
849 :リリウム ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/11/18(土) 23:43:09.48 ID:o3qMZnK60
>>847
迫り来る無言の圧力に耐えられなくなったリリウムは、二名の逃走視線が向いているうちに衣装を変化。
全身を包むローブを纏い、圧を書けるモブに紛れ込む作戦である。

「……この豆どうするのー
 おらー責任とれー」

こうやって野次を飛ばすのもその中にまぎれるためであり、他意はない。
他意はないのだ、きっと
850 :ナージャ ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/11/18(土) 23:43:52.57 ID:3S87xruQo
>>847

「うーんごもっとも。返す言葉もないよ」

腕を組んで、むむむと唸り。
そしてロイが逃げ出そうと宣言したならば……。

「さから世界各地の麗しの豆料理……っ、食い意地を抑えてボクは旅立つ!」

「いくぞ『有翼イノシシ/Winged Boar』ひとっとび!」

一角獣のナイフを抜きはらい、印を刻めば翼の生えたイノシシを呼び出す。
あとは翼で加速しつつ、イノシシならではの突進力で距離を稼ぎ、ついには離陸するという寸法である!
851 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/18(土) 23:50:19.86 ID:/69iwi3p0
>>849
ロイ「テメェ後で覚えてろよ!!」
捨て台詞残して脱兎のロイであった

>>リリウム以外の全員対象

アキレス「オッサンゲートだ!!」
ロイ「乗り込め―」

モブ達から逃げて逃げて ちょうどよくゲートが開いたので飛び込むロイとアキレスベティ 他の者も飛び込むのならおすきにどうぞ

【そしてたどり着くどこぞとも知らぬ荒廃した世界】
ロイ「さて諸君 今現在スクラップヤードにつながるゲートは極めて友好的だ 今ならどんな大量の物資でも届けられるだろう そして目の前には大量の食糧が鎮座している」

恐らく出荷前だったのだろう 未開封&賞味期限が数年後までたっぷりの 非常に魅力的な食料がコンテナで積まれている

ロイ「こいつを持って帰ればスクラップヤードだけではない 今確認されている止まり木同盟に配り回ってもおつりがくるレベルの食料だ 実に重畳 それを踏まえてだ」

幽かに・・・若干・・・少し・・・いや かなりげんなりした様子のロイと 呆然とするアキレス

ロイ「・・・どうする?」

鎮座したコンテナ そのすべてがキャ○ベル濃縮感スープだった

巨大コンテナ3つ分のスープ缶 それが一行の目の前に鎮座していた
852 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/18(土) 23:50:44.41 ID:/69iwi3p0
掻き忘れ

//これにてシチュ終了 オツカレサマドスエ
853 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/19(日) 23:01:28.82 ID:V0gOq5t+0
【ヒノモトを源流とする 幾星霜のもしもの果てに存在する一つの世界】
科学が台頭し 現代とほぼ変わらぬ世界 事の切っ掛けはアキレスが匿名掲示板を巡っていた時のことだ

それはオカルト関係のスレッド 最強の廃墟はどこかという議題に上っていたのは 泊まっていたビジホの近所だった

曰く あそこの廃病院は出る
曰く 友人が潜入し いまだに精神病院にいる
曰く 侵入した知人がお祓いを頼むも 霊媒師が知人を見るやギブアップした
曰く 放送しようとしたテレビクルーがダース単位で体調不良を訴えた

ロイ「そんなすごいのがあるのか…下手したらとんでもない妖がいるやもしれん 少し探っとくか」

ということでやってきました廃病院 時刻は黄昏時

ロイ「確かにいるなぁ 子のよならざる者と言っても・・・」

【判定 気配:薄く引き伸ばされたような気配を感じる 上手く格下・・・というより それ以上の存在感を示せないと言った方が正しい】

気配に敏感ならば確かに寒気の様なものを感じるだろうがそれだけ それに

???「うー だれかきた」
???「んだで こわがらせてはらいっぱいになるど」

小鬼が走り回って配置に着こうとしているのも見える この世界の者では見えないほどに幽かな存在が ちょこまかと動き回っているのが見えるだろう
854 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/19(日) 23:07:29.29 ID:4yvgP1mJo
>>853

「照明になりそうなのは全部消せ。…気分の問題だ。それ以上じゃあないぞ」

 ロイに対して突然何か胡乱なことを言い始めるイムカである。
 小鬼はすばしっこいから懐中電灯の光など直射されることは滅多に無いが、
 存在格が低いため、マトモに浴びると溶けて消えてしまう。が、そんなのは理由ではないと念押しするイムカである。

「私は遺伝種子により夜目が利く。貴様も訓練しているならば問題はないはずだ。
 いいか、問題が無いなら明かりは必要ないのだ」

 普段ダンジョンとかで夜目が利こうが暗がりは敵だと松明を手放さぬ御仁が、
 何故か今回は180度真逆の事を言い始めているが、これも気分の問題なので割愛する。

【全ては気分なのだ】
855 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/19(日) 23:19:50.51 ID:V0gOq5t+0
>>854
「お? おぅ…」
アキレスから買ったサイリウムを今まさに折ろうとしていたロイがその言葉に戸惑いながらも従う

んでまぁしばしちょこまかしている小鬼達を観察していると

???「うー あの人間俺たち見えてる」
???「んだで なんがおっがねぇ」

小鬼達も気付いたらしい 配置につくのをやめてやってきた 先頭に立つのはちゃんちゃんこの子鬼と一つ目の子鬼

小鬼1「人間 俺たち見えてる ちょうどいいから手を貸せ」
小鬼2「んだで 変な人間のせいでおまんまの食い上げだで」

この二匹だけではない たくさんの子鬼が瓦礫の影やらからこちらを見ている

彼等曰く こちらを怖がらない人間がしょっちゅう出入りしているらしく 怖がる人間が来ないのでご飯が足りないのだという

小鬼1「うー 俺この辺納めてる えらいんだぞ 人間頼み聞く」
小鬼2「おでたちの御先祖 ほうたいおんなと一緒に旅したすごい妖 だかたおでたちもエライ」

ふんすと仰け反る子鬼二匹・・・片方バランスを崩してスッ転んだ

調べてみると なるほど 車の出入りと 男物らしい革靴がいくつも確認される
サーボスカルがスキャンすれば 小麦粉(意味深)の残留物がごく少量見つかるだろう

ロイ「んで どうするんだ?」
一応であるが 確認を取る
856 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/19(日) 23:36:41.26 ID:4yvgP1mJo
>>855

「んっ?どうやら出てきたようだ」

 よくもまあ、神秘が薄くなった世界で生き延びられてきたものだと、
 僅かな感心を鉄面皮で覆い隠し、腕を組んで様子を見やる。

【そうしてまあ、虚勢というか牧歌的なフンスフンスを確認すると】

「断る」

 断言である!偉そうな小鬼をポカリ(ちょー手加減)拳骨を落としながら、ジロリと紫の瞳で睨みつける。
 シツレイ者への仕置きは政治将校の義務である。

「貴様等の事情をなぜ私達が酌量せねばならん。貴様等のご先祖が偉いなら私はもっと偉い。
 カバンに入れて霊地までわざわざ運んでやったのだからな。わかったら平伏しろ」

 なお、そこでおむすびを教わったおかげか、おむすびだけはマトモにつくれるイムカである。
 もしかしたら、ちょっとした祝福をもらったのかもしれない。

【エラそうな小鬼よりもずっとエラそうな女傑でした】

「伍長。正体もわかったし帰るぞ。これは依頼≠ナはないからな。ボランティアなぞ御免だ」

 とまあ、この間に色々と小鬼達が反応なり言葉なりするだろうが――

「しかし、身についた癖というものは中々抜けないものだ。私はデッカーでもあり無法者には無慈悲なのだ。
 たまたま、そういう連中がいるならば、法秩序の下に動いてやらなくもない」

 言うなり、サーボスカルにこの世界・この国の『法律』をスキャンさせる。
 麻薬の所持・使用・取引は合法か違法か。である。

【この辺でロイも確信するだろうが…とーっても面倒くさい女である。なんというか偽悪趣味というか超絶セメントなツンデレというか――】
857 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/19(日) 23:51:09.85 ID:V0gOq5t+0
>>856
むしろ 神秘が薄くなったからこそ低燃費かつ無害な輩が生き残ったのだ

何時の時代も最強が生き残るのではない 最適が生き残るのだ

小鬼1「うー いたい」
小鬼2「んだで このおんななにいってるだ?」

たんこぶ生やした小鬼が涙ぼろーんしている
なお子鬼達の間で『ほうたいおんな』なる人物の話は伝わっている者の その容姿までは伝わっていない

よって目の前のイムカがその『ほうたいおんな』であることは気付かれていなかった

さて この世界ではドラッグの類はモロアウト 違法もいいところである
人の寄り付きそうにない場所を取引現場に選んで犯行に及んでいるのだろう

これにより肝試しの輩が寄り付かなくなり 妖が生きるための糧が手に入らない事態に陥っていたのだ

ロイ「・・・・・」
ちなロイはそんなメンドクサイなイムカをニッチャリした笑顔で見ていたという

【んで夜】
車が二台 闇夜をライトで切り裂きやってくる そして病院内に乗りつけると 降りてくるのはTHE・ヤクザな方々
トランクからアタッシュケースを取り出し 近場の瓦礫に乗せる 片やヤク 片や金だろう

ロイ「・・・・・・。」

2人は息をひそめて隠れている イムカの存在感は 小鬼達が醸し出す寒気に上手く隠れているようだ

奇襲判定 デッカーとして大々的に打って出るのか? それともオカルトチックに行くかはイムカ任せである
858 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/20(月) 00:05:04.64 ID:nWugb4zYo
>>857

「………」

 ニチャっとした粘着質な笑みに対する制裁として、ゴッ!と鈍い音が響き渡ったのは言うまでもない。
 手加減?ご想像にオマカセする。

 −−−−−−−−−
 −−−−−−−
 −−−−

【ブリーフィング】

「ふむ、ここでは公権力の立場は無い。オバケスポットであることを利用するか」

 なにやらロクデモネーアイデアがわいて出た模様。

 −−−−−−−−−
 −−−−−−−
 −−−−

 ここでコツン!と小さな音。ヤクザ達がそちらに目をやれば――

≪00111010101≫

 サーボスカルがふわりと暗がりで宙に浮いている姿!
 なお、サーボスカルの外見情報は詳しく記述する必要はないだろう。コワイ!!

【ヤクザ達の目、あるいは意識がそちらに向いたスキに――】

「オバケだ!今から貴様等を全員を怖がらせる!!」

 突然の宣言。見やれば、白い服(オバケのつもりか?)をホロクロークで再現した、
 すっごく雑な金髪幽霊が躍り出てアンブッシュ!ヤクザたちに突入!

「イヤーッ!!」

 崩拳、裡門頂肘、冲捶、双撞掌、寸勁、川掌――まあようするにフルボッコモードってヤツだ!

【このあまりにもあんまりなオバケ的実力行使所業にロイと小鬼はいかなる視線を向けるか!?】
 【怖がって(?)気絶すればオールオッケー。後は現地の警察を匿名で呼ぶ!なお、マネーはドネードとしていただく!】
859 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/20(月) 00:17:40.76 ID:iaEXLMLB0
>>858
小さな音にも機敏に反応するヤクザの皆さま ガサ入れか?と警戒していると

ヤクザ達「ギ・・・ギャアアアアアアアア!!!!」
想像してみよう 心霊スポットに浮かぶドクロ もちろん種も仕掛けもない

そこに現れる雑な幽霊

ヤクザ達「ギャ・・・あ? なんだこの(ry」
先ほどのドクロもこの女のせいかと恐怖が怒りに代わりかけるも フルボッコにされまた恐怖に代わる
逃げ出そうとする者も丁寧に追いかけ回してボコりまわして ヤクザの皆さまは皆仲良くおねんねだ

「ワザマエ」
小鬼1「うー」
小鬼2「どんびきだで」

呆れるロイと引いてる子鬼達
なお連絡を受けたアキレスが匿名で通報 2人が安全な場所まで離れたころにパトカーがやってきて ボコられているヤクザ共を連行するのであった


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

結果的に廃病院の施錠は厳しくなったものの 常に人が常駐するわけでもない場所への侵入なんて難しいものではない

学生1「な・・・なぁやっぱやめとこうぜ」
学生2「なんだよここまで来て怖気づいたのかよ」

夕暮れ時 怖いもの知らずの学生が数人 自転車を置いてフェンスをよじ登り 廃病院の敷地内に進入

学生3「なんか寒気してきた・・・やっぱ掲示板の言ってる事は本当だったんじゃ・・・」
学生4「お化けなんているわけないだろ!! 見間違いだって」

怖がるもの 粋がる者 どちらも心臓は早鐘の如く打ち鳴らされている

小鬼1「うー ごはんきた」
小鬼2「んだで だいいっしゅせんとうはいびだで」

そして今日も 小鬼達は糧を得んと暗躍するのであった・・・・・

//〆!!
860 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/20(月) 22:27:45.11 ID:nWugb4zYo
【デスデス】

「あちょーっ!!」

 剣術練習の最中にお遊びを始めて獰猛なツルのポーズなる珍妙な構えを取るα-12。
 基本的に彼女はいつも何かの拍子で集中力が枯渇しお遊びを始める。ようするに子供である。(断言)

 −−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−

「デス?仮想空間を使った戦力テストデス?」

 と、そんな暢気な日々を過ごしていたα-12であるが、
 お昼のうどんをずーるずるすすっていた時にふとこのような業務命令が飛び込んできたのだ。

≪ハイ、不本意ながら、アラズα型12号は事実上シリーズのフラッグシップ機であり、
 性能限界テストを必要とすると、γシリーズより提案がありました。既に取締役会も承認済みです≫

 通達AIの電子音声が鼓膜に響き、α-12はあからさまにイヤそーな表情となる。
 性能限界テスト…よーするに仮想現実空間でフルボッコになれと同義である。
 しかも、痛覚やら感覚もリアルなので、フィードバックもあり、時にガチに骨折したりもする。

「お相手は…?」
≪ヒマを持て余しているっぽい越境者を数人雇う予定です。同シリーズではテストの意義も薄いので≫

 ますますイヤそーな顔のα-12である。越境者というのは性格がアレか天ボケばかりだからだ。

「デスゥ〜」

 憂鬱であった。

【依頼!C.T.S.S.のユニット(皆様おなじみトンチキトルーパー)の性能テストを図るべく、仮想空間の演習相手を募集する!
 報酬はグレッドスティックでもマテリアルでも可能な限り与える。なお、戦闘評価ランクB−以上を条件とする。
 どうせヒマを持て余しているゴクツブシなのだから、少しは社会貢献してもバチはあたらないだろう?】

 そして!越境者を対象にランナーズギルドにて上記のやけに挑発的な依頼が発効されたのだ!
861 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/20(月) 22:35:03.65 ID:PTFTdbkI0
>>860
「何だこの……滅茶苦茶煽りよる………布教のチャンスですね!!」

全てを布教の機会に変えるモノ(成否は問わない)がやる気満々に依頼を受ける!!

「ふっふっふ、ワタクシも鋳造品ですからね!
 ここらでFMM教団の技術が如何ほどのものか示すのも布教の一環となるでしょう!」
862 :ユノとその他 [saga]:2017/11/20(月) 22:38:15.56 ID:EX+ZfSXu0
>>860
『参加したいのは山々なのですが、予定が合わなそうでして……』
『トゥエルブと、ってんですかぁ……うーんっ、うーん……』
『バカにすんな、暇じゃない』
『……多分、評価ランクってのが私には無いな』
『私の場合そもそもあれだね、評価ランクはそんなに高くないね。 ユノ行きなよ』

「……え、私っすか?」

ドヤドヤガヤガヤ、集まって会議しているのは半人ニアムガイリー七八、そしてユノ
指名されたじろぐユノ、しかしまぁ戦闘テストというならば悪くはない
ついでにこれで余りカノッサと繋がりを持たなかった彼女が名を売る事が出来るのだから一挙両得である、と七八の説得を受けて了承

「じゃあ、行ってきますっす」

お土産よろしくとお約束の声に見送られ、ユノは依頼の場所へと向かう
863 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/20(月) 22:41:31.96 ID:iaEXLMLB0
ざんばら髪を結いもせず
肩に担いだ仕込み杖
紺の着流し身に纏い
満面の笑みを浮かべる男

嗚呼なんという至福 常日頃から戦いたいとバロウズちゃんに進言していたのに聞き流されたお願いをついに聞いてくれたのだ

これもひとえにいい子にしていた証として赤揃えの装束を身にまとった老人が褒美を取らせてくれたということだろう

ありがとう赤揃えの老人 来年もいい子にしていよう

まるで子供のように朗らかな笑みを浮かべ α-12と相対するツジギリストであった
864 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/20(月) 22:47:57.09 ID:nWugb4zYo
 そんなこんなで――

【カノッサ機関謹製:仮想演習空間】

≪さあ、始まりました!我々αシリーズのワン・オブ・サウザントにして最大最悪の恥部!α-12の限界性能テスト!≫

 マイクを握るγ-66の声と共に、観客席のクローントルーパー達(皆、同じ顔)が歓声をあげたり、
 ポップコーンを口いっぱいにほおばったりコーラ飲んだり。演習…?

「後で覚えてやがれデス!あほ姉妹ども!」

 戦闘舞踏服を纏ったα-12は観客席に向けて禁断の両手Fポーズ!
 即座に反撃の空き缶やらみかんの革が降り注ぐ!

【とばっちりで、この胡乱な依頼を受けた越境者にもバナナの皮やらポップコーンの包み紙が降り注ぐ!!】

「まったく、人気者はツラいデス。つーわけで思いっきり手加減してくれてもバチあたんねーデスよ?」

 α-12のアレな台詞と共に仮想空間中央。つまり闘技リングの空間プログラムが書き換えられ、
 全員、廃ビルの中というシチュエーションに放り込まれる。

【遮蔽物はたっぷり。壁はもろいからその気になれば破壊も可能。中々にやりがいありそうなステージだ】
 【→性能限界テストとはいえ、正面切ればフルボッコ必至のため、こういうステージが用意されたのだろう】

≪それでは!レティー…ゴーッ!!≫

 開始の合図と共にα-12は真っ先に遮蔽物に隠れる。そして、

【角からディープメイカー(α-12が後ろ腰から生やす触腕ユニット)が姿を覗かせ、
 それぞれに保持するサブマシンガンを―――】

 ギギギギギギギギギッ!!

【消音機により大幅に減衰された発砲音と共に矢継ぎ早に弾丸をばら撒く!三丁の銃の牽制射撃となればかなりの密度だ】
865 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/20(月) 22:59:49.84 ID:PTFTdbkI0
>>864
「顕現せよ鋼の剛腕ッ!『カイリョクランシン』!!『ニョライシンショウ』!!」

吠えるマキナの両側に瞬時に出現するは浮翌遊する全長2m越えの鋼の腕。
マキナの腕の動作をトレースするように動く其れが両手を広げ前に翳す。

「どっせぇいっっ!!」

ぶっぱなされる衝撃波。
とてつもないチカラの塊の周りは空間が歪みソレが一直線にα-12へと向かう。
遮蔽物もガリガリ削り飛ばしながら手加減なしの初っ端から最大火力である!
866 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [age]:2017/11/20(月) 23:01:46.52 ID:EX+ZfSXu0
>>861
>>863-864
「……メチャメチャ濃いっす……」

とは演習参加者の面々を見て、少し萎縮しながらのユノであった

『頑張れってんですよぉー』
『いい感じにやられろよー』

観客席、善意の応援ニアとビール片手に完全にお楽しみモードのアラズ

「ふー……」

トト、トトン
さてはて、軽くステップを踏みつつ既に瞳には青く燃える炎が宿る
降り注ぐブーイングの象徴物をノールック、更には軽く肩が動いたと紛うばかりの速度で腕を振り抜き払い落とした
スタートのシグナル、同時にユノは『敵』へと向けて極めて迅速なる初速と随分と低い姿勢を持ってして駆ける
牽制の射撃の初弾が頬の皮膚を裂き、次の弾丸が肉を食い破る前に真横へと跳んだ
コンクリを踏み躙り、摩擦によるスパークを爆ぜさせながら強引な機動

「……ふぅっ!!」

その辺の大きな瓦礫を持ち上げ質量盾とし、猪めいた前進、前進!
867 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/20(月) 23:05:24.05 ID:iaEXLMLB0
>>864-865
―――ギィ!!ギィ!!

ちな観客席の後ろの方で何かが逃げてる様子である 何が逃げているかは不明である

なんかとばっちりで頭にバナナの皮が乗っかるが 鈴虫は気にしなかった
今とても気分が晴れやかなのだ バナナの皮ぐらいでブチ切れる鈴虫はいなかった

さてと 仕掛けが発動し 辺りが廃ビルに置き換わる
近場の瓦礫を鞘で叩く 難しいが破壊は可能

と 戦いの火ぶたが切って落とされた
早速遮蔽物の影から銃でけん制を行うα-12 全くお手本通りの挙動だろう
と いきなり女が衝撃波を放ち遮蔽物を薙比倒そうとする

「ハハハハハハハハハハ!!!!」
全身にどす黒い焔を纏わせ しっかりと地を踏みしめた両足の 両膝の力を抜く

――――瞬間的な其の動作
地に立つ躰を支える膝の力が抜けた事で 支えを失った躰は一刹那――極短時間極短距離――地に向けて自由落下を開始する
自由落下する上躰。足場に掛る体重は果てしなく零に近い

――――質量は重力下でも無重力下でも変わらない。然し重量は完全な無重量下では零になる
上体が堕ちる其の一刹那、彼の躰は無重力下と同様に 重量が零になっていた

――――其の一刹那を逃がさない
足裏を地に添わせる様につけて滑らない様に摩擦して足場を掴み己の躰を前へと引きずり出す
重量を零にした体重を、重力に逆らう事無く前に進む縮地の究極 膝抜き


衝撃波の陰に隠れ 加速を無視した最高速をもって壁に取り付き その向こうにいるはずのα-12を引きずり出そうとする
868 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/20(月) 23:13:14.54 ID:nWugb4zYo
>>865-867

 マキナが放った衝撃波の後を追う形でユノと鈴虫が突貫!
 初撃の後、衝撃波と激突し、弾丸が弾かれ吹き散らされる!!

【α-12が居ると思われる地点でマキナの衝撃波が炸裂するが…銃撃が止む以上の反応がない】

 突っ込んだユノと鈴虫がそこで目撃したのは…銃を保持したまま、
 切り離された<fィープメイカーである。壁際に癒着し、事前にプログラムされた動作でただ牽制していただけ。囮!!

≪デスゥ〜≫

 マキナに殆ど破壊されていたディープメイカーが解れ、中からあっかんべーしている人形が現れ――

【パン!と軽い音と共に閃光がユノと鈴虫に襲い掛かる。フラッシュバン!】

「ハロハローデス!!」

 バギャン!次の瞬間、壁を破壊して現れたα-12!!
 それは結果的に後方となっていたマキナのすぐ傍である!!

「鞍馬の型/朧」

 ウォードレスのバトルチップを全て筋力強化にリソースをつぎ込み、一時的に肉体機能を強化!
 高周波ブレードを抜き放ち―――

【マキナに向けて肉体限界を超えた高速五連斬を仕掛ける!!左脚!右胸!頸!袈裟!左脇!】
869 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/20(月) 23:20:31.86 ID:iaEXLMLB0
>>868
「んなッ!?」
壁から出てきたのは閃光手榴弾 慌てて腕で顔を覆う

バンと炸裂暴力的な閃光 間に合わす眼が一時的に見えなくなる

なれど

「ヒヒハ」
グルンと顔をα-12に向ける 目は見えていない 封じたはず なのに

「そぉぉぉぉぉこぉぉぉぉぉぉぉかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
剣戟の音だけを頼りに今一度膝抜きを慣行 マキナと切り結んでいるであろうα-12めがけて横薙ぎ一閃の斬撃を仕掛ける

え? マキナも巻き込みかねない軌道をえがいている? 巻き込まれる方が悪い(無責任
870 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/20(月) 23:22:55.42 ID:PTFTdbkI0
>>868
「いや、黙っておけば不意もつけたんでしょうに!」

高速で迫るα-12に対してマキナの対応は酷く大雑把だ。
反応速度の問題は然程ない。そもそも巨腕で繊細な対応など不可能である。
結果、マキナは地面に鋼鉄の右腕を叩き込み又も衝撃波を生み出す。
α-12だけでなくその周囲も一緒にふっとばせば外れることはまずないと判断して。
うまい具合に相手がバランスを崩し速度が落ちれば間髪入れず鋼の左で平手打ちだ。
巨大な手で放つ平手打ちは顔どころか上半身を持っていくだろうけど。

871 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/11/20(月) 23:30:12.72 ID:EX+ZfSXu0
>>868
「……っ!?」

閃光、直感的本能も手伝い届く前にまぶたを閉じる
しかし無意味、その程度では防御し切れるはずもないのだ

「うぅ、目がぁっ……」

ごしごしと擦り回復を測るが確かにその間、時間が生まれる
ようやくぼんやりと視界に色が戻り、鈴虫からすればやや間があっての援護となった

「……このっ!!」

両者の仲間の攻撃の合間を縫うように放つ、踏み込みからの肘打ちそして裏拳のコンビネーションアタック!
872 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/20(月) 23:43:47.40 ID:nWugb4zYo
>>870-871

「隠密性とキメ台詞どっち優先となれば一択デス!」

 タクディカルアドバンテージよりもカッコイイー優先なお年頃なのだ!女子力!!

【ギィン!ギィン!と、マキナの巨腕とブレードが激突!!硬度強化されたはずのブレードが競り負けてパキンと破砕!】
【次の瞬間、マキナが地面に右腕を叩きつけるが――何故か地面が破砕せず!】

 そのまま間髪居れずに繰り出された平手打ちを身を伏せて回避!!が、

「剣はヤラレたデスが、衝撃力を斬≠チたデスって、どわっぷ!?」

 一難去ってまた一難。横手からちょー獰猛におそいかかる鈴虫。
 明らかにマキナごと斬る腹だ!バーサーカーめ!!

「廻烏の型/科狩」

 トン、と短く跳躍し、空中で横回転、鈴虫の斬撃を回避。その間にディープメイカーを伸ばし、空中機動!

【勢いあまった鈴虫の斬撃は…そのままマキナに襲い掛かる!!バーサーカー同士、事故るがいい!!】

「バビョーンデス!!ッツ!!」

 後方の湯のの裏拳を空中で受けて後方に弾き飛ばされ…否、わざと、全員を一直線上にするよう衝撃力を利用して距離をとる。

「ッー!!キクデス!が、これで!!」

 距離を稼いだα-12は超硬度大太刀陽光≠放ち、下段斬りを振るう。地面に散らされた火花が、
 忽ち、刀身を渦巻く炎と化し、業炎へと変生し、灼熱の嵐へと昇華され――

「不知火の型/百燐!!」

 ゴウ!と一直線上の越境者達をもろとも焼き尽くすべく、炎嵐と化した斬撃が全体攻撃として襲い掛かる!!
873 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/20(月) 23:51:22.72 ID:PTFTdbkI0
>>869>>872
「んのわっと!?」

振り抜いた左手から放つ衝撃波で真横に吹っ飛び無理矢理己を動かすマキナ。
鈴虫、α-12の攻撃からは逃れられるだろうが体勢が悪すぎた。

「いだっ!?」

着地失敗。ゴロゴロ地面を転がり止まる。
途中で鋼腕とのリンクが切れたらしく、左右の腕があらぬ方向に飛んで行った。
874 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/11/20(月) 23:56:17.37 ID:EX+ZfSXu0
>>872
「……分からなくもないっす」
『そうだってんですねっ』
『確かに』

とは、キメ台詞を叫びたい3人の同意であった
因みに半人がいれば頷きはひとつ増えていたであろう

「うわわっ……!」
「……ラスボスっ……!!」

自身の攻撃を起点に飛翔し、これ以上ない位置からこれ以上ないタイミングで業火の一閃を放つトゥエルブ
それを前にユノは

「纏絲熊爪ッッ!!」

両腕の先の掌を振り翳し一点を貫く様に放つ!
無論トゥエルブに届く距離にはいない、気功の類が攻撃性を持って放たれる訳でもない
ユノに遠距離攻撃手段はないのだから
しかし、それでも突き出される掌に圧縮された空圧が放たれ己の小さな体を呑み込まんとする炎に穴を穿った!
その時既にユノは低く構えその両の太腿は爆発的な力を溜め込んで久しい!

「ラスボス・夜墜仰月七星腿ぃぃぃぃッッッッ!!!!」

直後に解放!
ミサイルめいた初速で翔び、切り開かれた炎の中の進路をそれでも肌を焼きながらも突き進む!
一路、ただ真っ直ぐ、目指すはトゥエルブへ向けてのロケットマッハ飛び蹴り!
875 :鈴虫>542 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/20(月) 23:57:05.17 ID:iaEXLMLB0
>>872-873
「チッ!!」
逃した 嗚呼当たらなかった 盛大にしたうち マキナ? 誰だそれは

なんか左右の腕が飛んでったマキナを完全に無視 距離を開けたα-12に顔を向ければ

嗚呼そこには素晴らしい攻撃を放たんとするα-12の姿 嗚呼なんと素晴らしい

「ハァーーーーっはっはぁぁぁぁあああああはああああああああああ!!!!」
立ち上る殺意の焔が膨れ上がり 陽光の生み出した炎と衝突

陽の焔と陰の焔が相食むおぞましい光景となるだろう
876 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/11/21(火) 00:07:56.88 ID:kBdaQoijo
>>873-875

「よっしゃ、どうにか一人は大分無力化って!?」

 マキナの巨腕がすっぽ抜けたという成果はよかったが、
 なんと、渾身の一撃である業火が、鈴虫の黒い炎と激突し相殺されているではないか!

「マジで変態デス!って!?」

 ここで鈴虫の狂喜にツッコミを入れてしまったのが運のつき。
 減衰した炎を突き破ったユノが爆発的初速を以って接近し、そのままトンデモ威力の飛び蹴り!!

「あ、コレまじでアカンやつ――デスゥウウウウウ!!??」

 ドカーン!と激突し、そのままα-12はお星様になった!ナムサン!ナムアミダブツ!!

 −−−−−−−−
 −−−−
 −−−

「やっぱり、この三人相手に単独は無理デス無理!!」

 仮想現実フィードバックで包帯だらけのα-12は恨みがましい目で連中を見やる。
 明日にはマキナの食事は全部ソバに、ユノは隙を見てゴズロリ姿を強制し、鈴虫の酒を全部ノンアルコールにすりかえてやると誓った!!

【これにて、α-12の限界テストは終了である。結果…性能だけは実際かなりいいわという評価である】

 →マキナ:この後、カノサsTV布教30秒CMの出演決定!
 →ユノ:カノッサのデータベースに登録。この後、C.T.S.S.の食堂でオーガニックメシをたらふく食う!
 →鈴虫:α-12の世話という任務達成によりバロウズから貴重な純米吟醸酒をもらった。

//ちゃんちゃん!
877 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/22(水) 21:16:19.52 ID:qcAfrdXHo
【前回までのあらすじ!!】

 とあるファンタジー世界にて―

 スケイブンが起こした虐殺事件を追う越境者たち。
 現在の手がかりは同時期に出現した≪狩人≫の二つ名を持つ強大なるオークである。
 とにもかくにも先ずは敵の輪郭を掴む必要があるだろう。

 −−−−−−−−−−−

【とあるファンタジー世界:金属の王国/辺境の邸】

 室内に上等な紅茶とハチミツの香りがふわりと広がる。
 設えられた家具・ティーカップ・ガラス細工など調度品全てが高級品であることが見て取れる。
 また、成金趣味にありがちな過度の華美さとも無縁であり居心地のよい空間演出がされているといえよう。

「スケイブンに関しての資料は以上だ。狡猾で陰険、肉体的には歯や爪、尾など数多くの凶器を有し、
 かつ、人間同様に武器の製造・扱いにも長ける。地下に広大な大巣穴を築いており…さらにはええと…越境もしているんだろう?」

 先ずは知識を仕入れるため、イムカは専門家とコンタクトを取った。
 ゆえに先生と呼ばれる術者の邸に招待されたというわけだ。

「オークとスケイブンが手を組む可能性は?」
「ゼロ、だと断言できるね。連中と緑はまさに水と油だよ」

 イムカの質問に先生は煙管を咥えながら、あっさりと否定を述べる。
 実際、ヘルシーな緑色以外(ときには緑すらも)は全部ぶっころか奴隷対象なオークと、
 雇われこそするが、基本ずるがしこく、狡猾なスケイブンの相性は最悪である。

「ただ…そこのカラクリ君(ソーマタージ)は間接的に接触したのだろう?
 大駒が出現したなら、無関係とは思えないね。こういうのは理屈じゃあなくて綾ってものだ。が、」

 先生は古びた羊皮紙をテーブルに広げて、

「スケイブンの動向を探りたいなら狩人を追う前に力になれることがある」

【羊皮紙に描き込まれているのは断片的かつ不完全ではあるが、スケイブンの各地の仮巣穴。
 主に暗殺などの陰謀などの前線拠点として使用される巣穴のマップだ】
878 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/22(水) 21:28:06.85 ID:wNdiGRi40
>>877
「軍でもスケイブンの居場所は血眼になって探しているものだが 奴らまだこんなにいたのか」
この国の交戦記録の中には スケイブン相手のものも数多く存在する この男も戦ったのは一度や二度ではない

「ミスター奴らに守秘義務はあるのでしょうか? 相手の望むもの如何では取引が可能かもしれないとか…」
この国の軍人でもあるロイが 専門家に質問する この男は軍でも知らないことを知っていると思ったのだ
879 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/22(水) 21:29:04.09 ID:6T8n/tGA0
>>877
「もっと凶暴になったゴブリンってところか? やれやれ、帰ったら新型ペストの予防接種を受けなきゃ」
スケイブンの情報は彼も独自に集めていたが、やはり専門家に聞くのが一番早い。
調度品への悪影響も考えずに煙草を咥え、軽口を一つ。

「そう、そこが気がかりだ。オークの頭領…ガルファクスと言ったか。
 奴とは一度だけ出くわした事があるが、ネズ公どもを使うような奴には思えなかった」
うろ覚えとはいえ、記憶の中の緑の狩人はその様な者ではなかった。水と油と言われても納得出来る。


「こりゃあ…巣穴? 狩りをする時は各地に野営地を作るが、そんな感じか」
手袋を脱いで白い手を羊皮紙に伸ばし、指先でそっと撫でようとしながら息を漏らす。
情報の正確性は期待していないが、確かにこれなら多少は役に立つかもしれない。

「古典的な方法でいく気か? 一匹一匹痛めつけて情報を引き出すアレか?」
俺もよくやった。と鼻を鳴らして冗談。
880 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/22(水) 21:49:38.79 ID:qcAfrdXHo
>>878

「場合によってはキミの言う取引もアリかもしれないが、
 今回のケースに限っては交渉の余地はゼロだ。何せ、誰かに雇われた臭いが無い」

 イムカがサーボスカルに記憶させていた魔力計の波長を見やりながら、

「この血の刻印(大量虐殺によって魔力点を発生させる血なまぐさい儀式)は、
 連中が独自に用いる魔術体系の波長と一致する。スケイブンの独自行動である可能性が濃厚だ」

 雇われではなくスケイブンという人類に仇為す敵として動いているならば交渉の余地はないだろう。
 専門家は伊達ではなさそうである。軍の知らぬ情報も色々持っているフシがあった。

>>879

「性質の悪さはゴブリンより上だね。確かに病気には気をつけたほうがいい。キミには必要なさそうだが」

 先生はタバコの臭いに苦笑して、ソーマタージに箱に入れた紙巻タバコを投げる。
 この世界のハーフリング畑で採れた葉を用いた上物。ケムリ云々より安物っぽいのを咎めているのか。

「いや、一匹一匹を調べるなんて埒の明かない真似は必要ない」
「と、いうと?」

 ソーマタージのジョークをやんわり否定した先生にイムカが先を促した。

 −−−−−−−

>>878>>879

「やーれやれ、まあ、我ながら不完全も甚だしい地図だが、今回の事件が発生した都市から程近く。
 ここに丁度、仮巣穴がひとつある。発見してまだ間もない新しい巣だ。軍もまだ掴んでいないと思うね」

 地図の一点が指差される。最近書き加えられたばかりと思われ、インクの痕が新しい。

「ここにスケイブンの一団が駐屯していると思うが、その指揮官クラスの死体なりを手に入れてもらいたい。そうすれば…」

 先生が指を一本立てると、紫色の魔風が僅かに収斂された。

「最期の言葉=c死体から情報を抜き取る魔力だ。断片的にでも連中の狙いがつかめるかもしれない。
 君たちは情報を得る。こちらは、スケイブンの研究が前進する。取引としても悪くないだろう?ロクでもない陰謀を見過ごすのも性に合わないしね」

 死霊術…とは似て否なる死の魔法体系と呼ばれる術式だ。
 もちろん、万能の情報取得手段ではなく、様々な条件があるらしいが。

「どうかな?」

【クエスト発生:スケイブンの仮巣穴を襲撃せよ】
881 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/22(水) 21:58:25.18 ID:wNdiGRi40
>>
託された地図 不完全と言ってのけるが

「いえ 十分です」
その地図を拾い上げるロイ

その不完全なる部分を 頭の中に叩き込んだ正確な地図に落とし込む 目を閉じれば そこに来立った崖が 寒々しい岩肌が浮かんでくる
そして暫し後

「位置はほぼ確定しました 後は突き進むのみか・・・トクシュブタイの力とか借りれれば少しは楽になるんだが・・・」

「マンパワーが足りないのはいつものことだ やるかね」
すでに算段は大まかについた 早速移動を開始しようとするだろう
882 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/22(水) 22:00:19.63 ID:6T8n/tGA0
>>880
「本人にその気は無くとも、いつの間にかキャリアーになってた野郎を何人か知っている。…まあいい
 Hmm…。 死体回収か。あまり気乗りはしないんだがね」


受け取った煙草に火をつけながら、地図の一点をジッと見つめる。
軽い調子は失せ、仕事の時の表情を浮かべると、赤い瞳で先生を見やる。

「何か可燃物は無いか。 ガソリン…いや、油とかでいい。
 本音を言うと、巣穴ごと粉微塵に吹き飛ばしたいんだがネ。無理そうだから焼き討ちで勘弁してやろう」

了承のサインだ。準備が整い次第、すぐにでも出れる。
883 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/22(水) 22:11:43.27 ID:qcAfrdXHo
【シーン:邸を出て――】

「越境者…彼(ロイ)を覗いて、この世界とは本来関わりが薄いはずが介入する理由は?」

 見送られるところで、疑問がイムカとソーマタージに疑問が投げかけられる。
 両者共になりゆき任せやらマネーやらも含めて何かしら理由はあるのだろうが。

「目の前で好き勝手やられて見過ごすのは矜持に反する。報復が必要だ」

 イムカの言は直裁である。彼女は常に聖務と誇りを優先する。
 が、知っている者はこの女傑が存外に甘いと知っている。

「…様々な世界の様々な価値観に触れる。大小なり自己の変革も余儀なくされる。けど、自分の器量だけは見定めておくことだね。
 限界以上に抱え込むと…酷い落し穴が待っているかもしれないから」

 イムカは表でも裏でも動きすぎているし、ソーマタージも過去を抉られる場面が増えている。
 ゆえの去り際に警告めいた言葉であったのだろうか。

 −−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−

【スケイブンの仮巣穴】

 岩肌と影を利用して、巧妙にカモフラージュされた地点にそれはあった。
 よく見れば、認識阻害のルーンも刻まれており、ここに何かある≠ニ最初から認識していなければ、
 容易に見過ごしてしまいそうなほどであった。

「で、私は待機したほうがいいのか?」

 なお、イムカはこの地点に来るまでの道すがらで待機することとなった。
 頭上にクエスチョンマークを点灯させながらも、とりあえずバックアップが必要と納得するイムカである。
 なにせ、彼女が同行したら100%アンブッシュは失敗し、敵は万全の警戒態勢を整えてしまうのだ(※将校スキルのペナルティ)

【入り口近くの足跡を探れば頻繁に出入りしているのが見て取れるだろう】
 【→スケイブンが気配が薄く、暗がりを好む。暗がりは敵である。必要なのは隊長格の遺体。さて、どうする?】
884 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/22(水) 22:24:28.95 ID:6T8n/tGA0
>>883
「理由? ……楽しそうだからさ。ビョーキ持ってそうな鼠をザックバランと斬り捨てる。これ以上の快楽となるとそうそうない。
 …嘘さ。なんでだろうな。 強いて言うなら、こいつらがそうしたがっているからか? 俺が知るかよ」
乾いた微かな笑いに、感情はロクに籠っていない。強いて挙げるとすれば、自嘲と言ったところか。

「───なるべく気を付けるよ。 それじゃお世話サマ」


「…お前はここで、何か怪しそうな奴が来たら代わりに撃退しといてくれ」
適材適所という奴だろう。彼女一人でも斃される事はあるまいし、下手についてこられて巣穴一つ分の敵を相手にする事となっても困る。
嵩張るコートと刀を預け、待機してもらう事に。。

「洗いっこしようか」
軽口を叩いて泥を被るソーマタージ。人の、機械の臭いを出来るだけ隠す算段だ。
手に持つのは黒光りする一本のコンバットナイフ、それと数個の暗器のみ。

「こっそり近づいて大将を殺る。死体を抱えて後はダッシュだ」
サイバネアイは多少の夜目は効くが、スケイブンには遥かに劣るだろう。
腰を落として姿勢を低くし、コッソリと中へ向かう。隠密行動だ。
885 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/22(水) 22:25:49.93 ID:wNdiGRi40
>>883
さてやってまいりましたスケイブンの巣穴

「チッ 軍の目も曇ったな あんな規模の巣穴を見逃すとは」
もちろん相手の偽装が巧妙であるのは百も承知 なれど上手く隠れて活動の場を与えてしまっているのは詳しい物である

「光を多く落とし込みながらの電撃戦か? それともいっそ火のついた油か 毒でも流し込んでやるか?」
と提案する バックアップがあるのなら最悪中で立ち往生することもないだろうと判断したのだ
886 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/22(水) 22:42:30.96 ID:qcAfrdXHo
>>884-885

 行動と目的、効率性を合わせた結果、ソーマタージの隠密行動戦が採用された。
 手っ取り早くなら、ロイの毒や炎もよかったが、あまり遺体の損壊が激しすぎると
 記憶の読み取りに支障が出てしまうという一面もあったためだ。

【なお、ロイの愚痴にも理由といえるものがあった。軍内で発生した過激派勢力の一掃摘発。
 必要なことだったし、影響は最小限にとどめたとはいえ、やはり一時的に機能の不全を起こした一面も否めなかった。
 タイミングがよくなかったのだろう。そして、大きな事件に発展するのは概ねこういう刻だ】

 −−−−−−−−−−
 −−−−−−−−
 −−−−−

 スケイブンの巣穴…ネズミめいた不潔と腐臭に満ちた洞窟を連想しがちであり、
 実際、そのイメージは必ずしも間違ってはいない。が、それでも小巣穴(ネスト)はかなり整然と整理されている印象があるだろう。
 食料庫としての肉(人間も含む)や穀物は木板で分けられ整理されており、
 武器庫らしき倉庫も存在する。歯車式拳銃やルーンが刻まれた短刀、風車手裏剣など質の面でも決して粗製とはいえないデキだ。

 あるいは麻薬を入れた樽を満載した部屋もあった。
 歪みの石と呼ばれる魔法化合物から精製された麻薬でありスケイブンの文化のひとつでもある。
 依存性が極めて強く、また歪みを内包していることから、スケイブンに奇形が多い一因とも先生は語っていた。
 時折、人間世界のスラムなどの流出しては、酷い惨事を引き起こす、人間世界では禁止指定薬物だ。

【警戒態勢の強度はさほど強くない。襲撃することには慣れていても逆はそうでもないということか】

「キィ…」

 哨戒のスケイブンがダガーと火を噴くフレイルを両手に近づいてくるが、
 チームを組んでいるわけでもなく単独。やりすごすなり排除するなりは容易だろう。
887 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/22(水) 22:51:54.53 ID:6T8n/tGA0
>>886
「見えるな?拳銃だ。 奴等意外とオリコーさんらしい」
途中見かけた倉庫を一瞥。蚊が鳴く様な声で冗談を飛ばすと、歯車式拳銃の一丁をくすねようと手を伸ばす。
切れる手は多い方がいいとの判断だ。ましてや、武器もロクにない隠密行動では。

「確認しておくが、俺の身体は一応光る事も出来なくはない。アキレスとかのフラッシュバン程じゃないがね。
 一ニの三でバン、だ。それっぽい動き感じたら、目を伏せておけよ」


壁に張り付き、息を殺して闇に紛れる。濁った瞳は哨戒の姿を捉え───。
(シィッ!)
獲物を襲う蜘蛛めいて、バッと襲い掛かるソーマタージ!黒い刃がスケイブンの喉を貫いて殺そうと迫る!

暗殺が叶ったならば、死体もそのままにダガーだけを拝借していくだろう。血の臭いは目立つとの考えだ。
888 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/22(水) 22:58:37.68 ID:wNdiGRi40
886-887
「俺はパスで・・・いや こいつをもらっていくか」
自分が吸い込まぬよう注意しながら麻薬をいくらか持って行く

そしてこちらに近づいてくるスケイブン1人 ソーマタージは排除するつもりで動く
ならば自分はバックアップだ ソーマタージとは別方向を警戒 もしも敵影が感じられなければソーマタージを手伝うように動く
889 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/22(水) 23:11:18.09 ID:qcAfrdXHo
>>887

 歯車式拳銃…弾数は1発のみ。それでも、この世界では貴重な火薬武器だ。
 複雑怪奇な構造であり、中には精製方法不明の金属弾丸。

>>888

 歪みの麻薬…摂取すると凄まじい高揚感と副作用に見舞われる。
 何せ、深遠まで追求すれば歪みの根源に在るはディーモンだ。さもありなん。

 −−−−−−−−
>>887>>888

「グェ…」

 ソーマタージのスタッブは実に素早く決断的だ。
 相手が認識するより遥か前にその喉首を貫き、血に溺れさせ悲鳴すらあげさせない。
 そのまま歩哨スケイブンは物言わぬ死体と化す。

【ロイの警戒の最中も別の影はなし。ただし、僅かに気配がざわついている】
 【→確信には到っていなかろうか死≠ェ発生したという予感が巣に広がったのだろう。時間制限のスイッチが入れられたといったところか】

 ざわつく気配を避けるように奥へ奥へと進めば、粗末な木板に隔たれた部屋に到ることが出来るだろう。
 それを僅かな隙間から覗けば、以下の情報が手に入る。

【室内にはスケイブンが三匹。うち、一匹は明らかに装備の質と気配が違う。隊長格であろう】
【壁には皮(人間の皮膚だろう)に描かれた地図。それは精緻を極めており、トクシュブタイが用いる精度に匹敵。何か描き込まれている】
【光源はランプひとつ。地図と駒を用いて会話しているスケイブンの様子から何かブリーフィングの最中か?<野蛮な蛮族という先入観は廃すべきだろう】

 最重要はスケイブン隊長の遺体。ただし脳を損壊させすぎない必要がある。
 また、相手の目的を図るためには、可能ならば地図の回収も行うべきだろう。つまり、範囲攻撃は非推奨となる。
890 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/22(水) 23:24:17.51 ID:6T8n/tGA0
>>888-889
「そのクスリ、後で分けてくれよな」
死骸の持っていた灯りを踏み消し、ダガーを握って奥へ、奥へ。
勘のいい何体かは、こちらの存在に気付き始めているはずだ。手早く片付ける必要がある。


「三体か…。面倒だな」
どうやら、何かを話し合っているという事だけはなんとなく分かった。問題はここからどうするかだ。
銃の使用はまだ避けたい。手に持つのはダガーのみ。この状況で、騒がれる前に仕留めるのは二体が限界か。

「オイ、オイ。俺は残りの二体をやる。お前は、あの明らかにボスっぽい奴を頼むぞ。
 電撃作戦だ。二十秒以内に全員仕留めて、目ぼしい物を奪って逃げる。やれるな」
小さな声でロイに告げる。板を蹴破り、ダガーを投げて一体。体術で一体仕留める。脳内で何度もその動きを反芻すると、静かに息を吸って構える。
酸素供給機が、しめやかにその顔の下半分を覆い隠した。

「静かに、一瞬でだぞ。フラッシュファイト・・ラン・キル・アタック」
用意が出来たならば、板を蹴り破るだろう。命の取り立て屋の如く唐突に、迅速に!
891 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/22(水) 23:28:23.44 ID:wNdiGRi40
>>889-890
歩哨を倒し とりあえず猶予ができる
いまのうちに木の板を持ちやすい棒状にし 布を探す
そして食糧庫を漁り油を探す 無ければその辺の肉から脂肪をきりとる とにかく光源を時間の許す限り作り出そうとするだろう

元々戦いにおいてはすさまじい戦果を挙げる連中だ 蛮勇でどうにかなるものでないことはわかり切っており 蛮族という先入観はない

「・・・・・・」
部屋の中をのぞき込む 地図に書き込まれた文字は解読できないが 専門家ないし トクシュブタイのどこぞの機関に持ち込めば解読ぐらいはできるだろう

敵にとって闇は味方であるならば光は敵 故に光源を増やして暗がりを打ち消そうとするも

「・・・分かった」
それは中断だ スクラマサクスを抜き放ちソーマタージの後ろに陣取り

「ッ!!」
しっかりと地を踏みしめた両足の 両膝の力を抜く

――――瞬間的な其の動作
地に立つ躰を支える膝の力が抜けた事で 支えを失った躰は一刹那――極短時間極短距離――地に向けて自由落下を開始する
自由落下する上躰。足場に掛る体重は果てしなく零に近い

――――質量は重力下でも無重力下でも変わらない。然し重量は完全な無重量下では零になる
上体が堕ちる其の一刹那、彼の躰は無重力下と同様に 重量が零になっていた

――――其の一刹那を逃がさない
足裏を地に添わせる様につけて滑らない様に摩擦して足場を掴み己の躰を前へと引きずり出す
重量を零にした体重を、重力に逆らう事無く前に進む縮地の究極 膝抜き

加速を無視した最高速 ソーマタージが扉をぶち抜いたと同時に飛び出し スクラマサクス片手にボスへと強襲 そっ首叩き切ってやろうと突撃する
892 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/22(水) 23:37:55.03 ID:qcAfrdXHo
>>890-891

 ダン!と扉が蹴破られる!木屑が宙を舞い、すえた臭いが鼻腔に広がる。

「ギシャッ!!?」

 ソーマタージのダガーが一体の喉首に突き刺さる!
 さらにソーマタージの体術が迫るなか、もう一体はランプを手にとって地図に向けて投擲!

【己の生命より地図の隠滅を優先!決断的でもあるが、同時にこの地図の重要性を示す行動でもある!】
【ソーマタージのシミュレーション通り、体術で倒すのは容易。だが、地図の焼却阻止を倒した後に為すのは極めて困難である】

 突入するロイ!最高速!そのままスマクラサクスが喉首を――ドズッ!と肩口に刃が突き刺さる。
 ギリギリで身を捩り回避された!

「ギャシッ!」

 仲間を呼ぶ咆哮…は叫ぶ間隙は皆無と判断したのだろう。
 歯車式拳銃がロイに向けられる。恐るべきスケイブンの武器。多くの兵士を惨死せしめた武器だ。

【スケイブンの歯車式拳銃は血液沸騰(ヘモリッジ)の呪が込められており、
 直撃すれば、肉体が膨張・爆散するという恐るべき威力を誇るのだ】
893 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/22(水) 23:50:21.38 ID:6T8n/tGA0
>>892
「あ、クズ、こら──!」
スケイブンの額(っぽいところ)に向けて拳を放つソーマタージ。その軌道が逸れる!
頭蓋を砕き、脳漿を飛び散らせたであろう鋼鉄の拳は、しかし弧を描いて地図に向かうランプを空中で破壊しようとする!

ボスが動き、銃を向けたのが見える。仲間を呼ぶ声が耳に入る。しかし、そんな中でも彼は落ち着いていた。
「一二の、三だ」


FLAAAASH!BAAAM!!室内に落雷が落ちたかの様な炸裂音!激しい光!
体内のバッテリーを弄って生み出した雷光は、この場にいるスケイブン達の視界を奪うためのものだ。

「とっとと殺して逃げるぞ!いつもこうなる!」
地図を引っ手繰り、叶うならば生き残った一体を拳で始末してから逃げようとするソーマタージ。もっとも、それが難しいであろう事は分かっているが。
ボスの方はロイに任せ、来た道を走って逃げようとする!その最中、コンバットナイフを回収するのも忘れない。

「燃やせ!燃やせーッ!放火の楽しさは譲ってやるよ!」
894 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 00:00:39.39 ID:+t2deEcM0
>>892
間一髪で奇襲が躱され 向けられる拳銃

この世界は科学に疎く 特に銃は貴重で運用している軍隊も極僅か
この国でも投石が現役で活躍しているぐらいなのだ

そんな中でスケイブンの歯車式拳銃が猛威を振るっている要因の一つには 銃への経験値の少なさがあるのだろう

そして 越境者ロイにとって その要因は当てはまらない こんな単発銃なんかよりもっとヤバイ銃を相手に戦ってきたのだから

銃口が向けられる中 ロイは銃を持つ腕に左手を伸ばし 銃を持つ手を上にカチ上げ無力化を図り
その間に右手に闘志の焔を収束 鎧のパーツが赤く燃え上がるのを確認し

スケイブンの喉に掴みかかる 焼けた鎧のパーツで喉元を締め上げ 速やかな絶命を狙った一撃
895 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 00:09:01.73 ID:hqQFzOPZo
>>893

 ソーマタージの片腕は破砕したランプの火と油が燃え移り、
 その人工皮膚を炎の舌が舐めていく。表面温度上昇。内部ダメージもありえるが、
 早急に鎮火/冷却すればその限りではない。

【引っつかんだ地図には様々な書き込みと共に赤く塗られた点と点が線で結ばれていたが、
 魔術的知識の無いソーマタージには何やらわからないだろう。解析できる者に渡す必要がありそうだ】

「ギャアアアアアッ!!」

 視界を奪われたスケイブンの叫び!仲間を呼ばれた!一瞬後にソーマタージの拳がもう一体を始末!


>>894

「ギャアアッーーーーッ!」

 銃を防がれ、ダガーを振るおうとしたところでソーマタージの閃光!視界を封じられるスケイブン隊長!
 そして、その間隙に赤熱化した鎧で喉が締め上げられる!ジュウウ!と嫌な音と肉が焼けるおぞましき臭い。
 やがて、スケイブン隊長の眼球がグルンと白目を剥き、そのまま絶命する。

【死体の状態は良好。目的のブツが手に入った】

 −−−−−−−−−−−−
>>893-894

「ギャッシャアアアアッ!!」
「ギャアアアッ!!」

 瞬間、周囲の空気が一気に殺意を帯びる。完全に気づかれた!
 包囲されるまえに火を放ちながら脱出を図り駆ける二人であったが、少し様子がおかしい。
 敵の気配の大部分がロイとソーマタージの追跡ではなく入り口付近に向かっているような――
 つーか、やたら強い覇気が向かっている方向に出現したような。

【このとき、嫌な予感が電流の如く脳裏をよぎったのなら、その感覚は正常だ】

「脱出行動の開始を確認!バックアップする!」

 ドガーンと明らかに爆発物を用いた振動!ソーマタージを暗がりから襲おうとしたスケイブンが崩落した岩に潰され即死!
 なんかひゅるひゅるとマイクロミサイルとすれ違ったような…派手!!

「まあ、あの二人ならこの程度では死なん」

 自分に襲い掛かるスケイブンに最大出力ギロチンレーザーを射出するイムカ。
 なんか、ロイの毛先をちょっぴりジュッと焼いた気もするが無事で何より!

【ゴゴゴゴゴゴ…と嫌な音と共に洞窟そのものが崩落を開始!ナムアミアブツ!】
896 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 00:18:42.83 ID:+t2deEcM0
>>895
絶命するスケイブン隊長 せっかくなので死体と一緒に拳銃も拝借
金属の生成方法やらルーンに着いても 何か知れれば御の字だと思ったのだ

兎に角脱出だ 敵が集まって来て・・・集まって・・・

ジュッと毛先が焼ける 嗚呼髪の毛の焼ける臭いって好きじゃありません

「信頼されてるっていいね・・・おんどれどちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
崩落を始める穴の中 もてる力を総動員して入り口に逃げる スケイブン? イムカに任せましょう
897 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/23(木) 00:21:46.09 ID:qrUjz7Ua0
>>895
「やれやれだ!」
炎が腕を舐めていき、人工筋肉とジャケットの袖が燃え落ちる。
剥き出しになった内部骨格のまま、スケイブンの喉笛に叩き込むは鋭い貫手!悪臭の中、迸る血潮が炎を消していく!
「また隠さなきゃいけない場所が増える!」


「なんだなんだ、この嫌な予感は…」
走りながら続けようとした瞬間、すぐ側の暗がりが崩れ落ち、勝手に曲者が圧死!腕と脇の間を高速で何かが突っ切る!
人の身だったら、サーッと血の気が引いていっただろう。焦りの表情も失せ、宇宙空間の猫の如き真顔。

「あの【自主規制】が!!!」
ブッダも顔を背ける様な罵声!崩れる洞窟の中、丸めた地図を小脇に抱え、血と泥、それと煤に塗れながら走る!走る!
道を遮る者全てを文字通り蹴散らし、踏み越え、爆炎轟く暗がりからすんでのところで脱出!ダイハード!
898 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 00:27:41.24 ID:hqQFzOPZo
>>896-897

「君たちの作戦遂行能力は評価に値するな!」

 スケイブンの口に黒旋棍を突っ込み脊椎を破壊している真っ最中のイムカが入り口に見えることだろう。
 まるで慈愛の女神のようだと拝んでも一向に構わないシーンであろう。

「…勘違いしてもらっては困るが、目的を達成した以上、小巣穴(ネスト)は速やかに潰すべきという
 戦術的判断での行動だからな。ただ、私が大雑把であるなどと要らぬ誤解はしないように」

 ロイとソーマタージがすれ違う直後、入り口に大挙したスケイブンにクラックグレネードを投擲。
 大爆発と共に入り口も崩落し、これで晴れて連中は生き埋め。後顧の憂いなし。

【ドガーンと一際大きな爆発と共に洞窟がゴゴゴゴゴと地響きと共に陥没!】

「…ミッション終了。首尾も上々。よし、それでは帰還するか」

 こうして、越境者達は成果を手に入れて、帰還を果たすのであった。

【クエスト目標達成…重要アイテム隊長格の躯∞血染めの地図≠手に入れた】
 【→さて、これにてスケイブンの陰謀は明らかとなるのだろうか。次回へ続く!!】

//いじょ!!
899 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/23(木) 22:04:30.86 ID:RKrXa7bx0
レアメタル鉱山入口にて始まった戦闘。
立ち塞がるは仮面の修道女。
対するは越境者。

兎にも角にも先攻は越境者である!!
900 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 22:14:59.84 ID:+t2deEcM0
>>899
至近距離まで接近していたロイは素早くスクラマサクスを抜き放つと目の前の修道女へと切りかかる
行動は>819tp変わっていない
901 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 22:15:23.76 ID:hqQFzOPZo
>>899

「まったく厄介事ばかりだな」

 ホルスターから黒旋混と粒子短銃を引き抜き構えを取るイムカ。
 攻防一体、近遠距離に対応できるスタイルである。

≪0000111101111101≫

 サーボスカルの視界…サードビューの同期アクセス。
 網膜にはレティクルを始め様々な情報が流れる。そしてそれを処理するのは強化された脳。
 神なりし皇帝陛下の恩寵。遺伝子学の結晶たる遺伝種子(ジーンシード)による超人化。
 それこそが、イムカ・グリムナーを形作る強さのひとつである。

≪ブラスターモード:エリミネーター/バースト≫

 BLAMBLABLAM!!三連バーストのレーザー射撃を仮面の修道女に浴びせかけるイムカ。
 初撃の牽制。これは前衛たるロイをサポートするための戦闘行動である。
902 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/23(木) 22:22:21.06 ID:RKrXa7bx0
>>900>>901
「温いぞ、英雄」

パンッ、パシン!と鞭で何かを叩いた様な軽い乾いた音がした。
それはイムカのレーザーを、ロイの斬撃を徒手空拳で左右の腕を振るうだけで弾いた音だった。

「先に来た二人はコレで沈んだが…楽しませろよ?」

そのまま自らの両腕を無造作に振るう。
それだけで空を飛び裂く一撃が生まれ、越境者たちを襲う。
仮面の修道女は門番ゆえか未だ一歩も動かず!!
903 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 22:30:38.66 ID:hqQFzOPZo
>>902

「戦闘に楽しみを見出すタイプか?あまりいい趣味とはいえないな」

 黒旋棍を回転させ、衝撃波を逸らす。イムカの後方でバチン!とそれが炸裂した。
 化勁の応用。本質的に守勢に長ける彼女の十八番だ。

【蜥蜴の職工による黒檀の強度は衝撃に負けぬ強靭さを確保している】

(牽制のし合いでは埒があかないな。強引に開いてみるとするか)

 決断すると、イムカはその場で震脚を打ち、地面を滑走するように滑りながら急加速。
 門番の脇をすり抜け、そのまま鉱山に突入するような動きをとる。

(どう反応するにせよ、なんらかのアクションは取らざるを得ない――さて、どうでるかな?)

【アクションを強いるための突破行動】
904 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 22:34:43.82 ID:+t2deEcM0
>>902
パシンと弾かれる斬撃 なるほどただの人形じゃないらしい

ロイ「楽しむ暇があればいいな!!」
一歩引きながら素早く闘志を左手に収束 圧縮

ロイ「烈破掌!!」
放たれる熱衝撃波がその一撃と相食み相殺させ

「シッ!!」
手首のスナップを効かせた 鞭の如き斬撃を修道女の腿めがけて放つ
905 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/23(木) 22:41:30.08 ID:RKrXa7bx0
>>903
意外や意外。
イムカは何の苦も無く扉をあけ放ち鉱山内部へと入ることができるだろう…

>>904
「そうだな、まあ、長々続ける気もないが!!」

又も腕を振るう仮面の修道女。
ロイだけに目標を定めた一撃は凄まじい切れ味を備えた突風。
相手の攻撃を相手を吹き飛ばす事で回避し、序に始末する雑だが無駄はない攻撃だ。
906 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 22:46:58.41 ID:hqQFzOPZo
>>905

(どういうことだ?門番と自称する割には…)

 さて、この場合は次にイムカ自身が選択に迫られる事となる。
 ロイと共闘し、門番の排除を優先するかあるいは――

「伍長!もうしばらくソイツと遊んでおけ!状況が不明瞭だ。私は突入し事態の把握に務める」
≪0001111010101≫

 誘いこまれている可能性もあったが、それ以上に深淵へ踏む込むことを優先するイムカ。
 サーボスカルを伴い、坑道へ突入。このアクションへの反応を計ることになろう。

【坑道に突入。生贄に選ばれた行方不明者、コールゴッドの儀式。動体反応を探りつつ渦中に飛び込む】
907 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 22:52:39.76 ID:+t2deEcM0
>>905
ロイ「そうかよ!!」
兎にも角にもあの腕が邪魔だ 攻撃を簡単に弾き返すだけの剛腕
マキナの剛腕であるならば外れるらしいが この男はそのことを知らなかった

続いて放たれる突風に対しこの男は防御を選んだ
露出した顔部分を蒼銀の鎧で防御し 後はオーガの革で作られた鎧

蒼銀は突風の中に合って無傷を保ち オーガの革鎧は表面を大きく損傷させるが行動に支障なし
相手の目論見を外しロイはその場にとどまり

ロイ「これならどうだ!!」
そして続いて放たれる攻撃に対してカウンター気味に切っ先を突き出す
狙いは腕の付け根 剛腕封じを狙った一撃だ
908 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/23(木) 23:01:44.81 ID:RKrXa7bx0
>>906
突入後間もなくサーボスカルが凄まじいまでの魔翌力反応を周囲から感知する事になる。
反応は時間がたつほどに強くなっている。
反応が強すぎるため発信源は特定できないが…道は然程分かれていない。
ご丁寧に分岐の殆どは柵や扉で閉められているからだ。

>>907
「どうもならんよ」

ロイの攻撃を防いだのは仮面修道女の行動ではなく、
その身に一度溶けて消えたと見えた黒蛇だった。
突き出された切っ先を丸呑みし、ロイの腕の半ばまで一気に食い込んだ。

「終わりだ―

振り上げられた右腕、しかし動かず。
黒蛇が消え、仮面修道女が風化していく。

「何だ…これは」

消え行く黒蛇の頭部に魔翌力によって構成された炎の矢が突き刺さっていた。
909 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 23:10:09.63 ID:hqQFzOPZo
>>908

「酷いものだな。異端審問官(インクィジター)が居たら周囲ごと焼き払うところだ」

 サーボスカルから流れるデータに、大きく息を吐くと、
 後ろ腰の鉄塊…封印状態の噴弾短銃の重みを確かめながらも、
 粒子短銃を構えながら、さらに奥へ奥へと突入する。

【罠の可能性は十二分にあったが、それならそれ。噛み破るのみである】
910 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 23:18:01.46 ID:+t2deEcM0
>>908
腕を飲み込まれた だがこれも好機 闘志の焔を収束させ 蛇を内部からこんがりと
かんがえていたところに突き刺さる炎の矢 風化する修道女

ロイ「・・・・・ッ」
誰の仕業化は分からない だが風化する修道女から腕を引っこ抜き スクラマサクスを納刀 背中のハルバートを抜き放ち
次なる修道女へと突進 攻撃を仕掛ける

ロイ(防御力が高く 攻撃にも使え 遠距離への対応もできる剛腕 更に多少の攻撃を防御できる蛇か・・・厄介だ)
先ほどまでのアクションをまとめ 相手のスペックを推し図る 中々に骨の折れる仕事になりそうだ

そして先ほどの援護については無視 それは自分の仕事ではない では誰の仕事か?

アキレス「・・・・・・」
>816より動きを見せず隠れていたアキレスである 物陰に隠れながらもサイバネアイのズーム機能を用いて 先ほどの炎の矢がどこから飛んで来たのか 誰がやったのかを確認しようとする
911 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/23(木) 23:31:08.81 ID:RKrXa7bx0
>>909
初めて入った鉱山内で道に迷うこともなく最深部へとイムカは辿り着いた。
サーボスカルによれば地表からも大分深いところに潜り込んでいるようだ。
だからだろう、見上げても陰で見えぬ天井と下を向けばこれまた光届かぬ闇だけの場所。
それがイムカの眼前に展開されている。
行き止まり、ではなく最深部だ。
何故なら上も下も見えぬその場には宙に浮く魔法陣が二つ、
その間に漂う赤フレームの眼鏡とフード付き黒革コートに身を包んだ大分背の低いアルビノ娘。
魔法陣にはそれぞれ気を失った男女が捕らわれていた。

「客人の予定はなかった筈…門番は何をしているのでしょう」

イムカを見下ろすソレは声と顔だけならマキナであった。

>>910
しかしロイの懸念は杞憂に終わる。
何故なら門番以外に最早行く手を遮るものが存在していなかったからだ!
鉱山と村を占拠した集団としてはあまりに数が少ないのが非常に気にかかるが…

アキレスの後方、と言っても殆ど目と鼻の先の木の上に人影。
狙撃手としてはド素人であろう、全く姿が隠せていない。
門番が気づかなかったのは奇跡でしかないと言える。
そんなド素人は灰色の長髪、褐色の肌、薄汚れた襤褸の服姿の少女。
少し目をひくのは赤と緑と言う色の違う瞳位か。
912 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 23:40:28.21 ID:hqQFzOPZo
>>911

「門番は待遇に不満があってストライキだとさ」

 声と顔だけならマキナと同質。しかし、何かが決定的に違う。
 決定的に違うならば特に酌量する必要はない。

【コールゴッドの真っ最中ならば、速やかなる決断こそが肝要であろう】

≪ブラスターモード:エリミネーター/ピアシング≫

 粒子短銃の各部が展開。真っ赤に赤熱する放熱板が闇の中で輝く。
 BLAM!!一辺の躊躇もなく、直線状の大気をイオン化させる高出力レーザーをマキナに似た何かに向けて射出。

≪ディーモン出現の兆候/聖遺物:クレイトスの憤怒使用許諾申請中――≫

「神とは我等が皇帝陛下のみだ。その胡散臭い儀式をさっさと止めろ」
913 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 23:46:38.88 ID:+t2deEcM0
>>911-912
さて 他にもいるかと思われた修道女の姿はなかったらしい
何か嫌な予感を覚える もしかしたら敵の狙いはほかにあるかもしれない

アキレス「えぇと・・・あの どちら様で・・・?」
そして先ほどまで存在を確認できていなかった人影に声をかけるアキレス
なおトレンチガンは両手に握りしめられており 不意に攻撃されてもいいように警戒はしている

そして近場に誰かいるならば気づきそうなものであるが はたしてどこから湧いて出てきた?

ロイ「・・・・・・」
ロイもまたその少女の姿を視認 だが言葉は発さずイムカを追いかけるように扉をくぐり行動内部へ

アキレス「えぇと・・・助けてくれ・・・たのかな?」
なおアキレスは少女との会話を試みており

―――ギィ!!ギィ!!
ベティちゃんはアキレスのスマホを使い サーボスカルに対し内部の状況を確認を取っていた
914 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/23(木) 23:51:27.57 ID:RKrXa7bx0
>>912
「儀式なら先ほど終わった…神よ、この身を捧げます」

イムカの放った一撃がマキナモドキに直撃。
その身を焼き、見るも無残な襤褸人形へと変えていく。

と、中々の深度にも拘らず足元が揺れだした。
何か巨大なものが深淵より上がってきている?

>>913
少女「!?…ええとその…イムカさんに村の危機を救ってもらおうと依頼したものです……」

今初めてアキレスに気が付いたようで吃驚した後、
少女は木の上からふわり、と一旦宙に留まる様にして降り立ってお辞儀をした。
今回の件を知らせた依頼人であるらしい。

ロイもまた問題なく最深部へと辿り着けるだろう。
少々事態が動いてしまった後だとは思われるが。
915 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 23:51:28.91 ID:hqQFzOPZo
>>913

≪00001111010101≫

 敵深部にイムカが突入。相も変わらぬ決断的発砲。とベティに伝える。
 アキレスのスマホにマップを転送。が、肝心のロイには伝える術がなし。
 グレムリン(先天的機械オンチ)め。
916 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/23(木) 23:55:41.19 ID:hqQFzOPZo
>>914

「殉教が望みなら、勝手に死んでおけ」

 ピアシングレーザーにより、ほぼ炭化/蒸発したであろう遺体を一瞥し、
 生贄に選ばれていたであろう二人を確認する。死体になっているか生きているかの判別程度であるが。

「さて、どうしたものかな?」

【生贄が生きているならその保全を優先する】
【魔方陣が起動状態のままなら、その破壊工作を行う(クラックグレネード)】
917 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/23(木) 23:59:50.17 ID:+t2deEcM0
>>914-916
アキレス「アッハイ んで・・・えぇと・・・?」
何故来たのかなど効きたいことは多いが

―――ギィ!!
アキレス「マジか なんかヤバそうだな・・・行くぞベティ あぁえと 自分もう行きますんで ありがとうございました」

地下で何か動きがあったようだ 目の前の少女にペコリと一礼 ロイの後を追う

そしてロイであるが

ロイ「外の門番は・・・それどころじゃないな ここで迎え撃つか? それともいったん外に逃げるか?」

イムカの前に出てハルバートを構えながらイムカに問う
918 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/24(金) 00:02:43.54 ID:sE5pWluw0
>>916>>917
生贄は生きているようだ。
ただ人形が破壊された事で魔法陣が消え、
支えを失った二人が深淵へと真っ逆さまな事態になりつつある!

揺れは激しさを増す一方。
このままだと鉱山内部崩壊の恐れも否定できない!!
919 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/24(金) 00:08:10.10 ID:rNeH2VJyo
>>917-918

「この状況ではバトルフィールドとして不適切だな。ひとまず脱出するぞ」

 すぐさま二人を掴み上げ、回収することとする。
 人命救助というよりは、下手に生贄を完全に生贄として成立させてしまうのを厭うたからだ。

「そこのゴミ(射殺した遺体)の遺言だ。術式は完成したのだと。さて、何が出てくるのやら、だ」

 それを最後にすぐさま脱出を図る。先ずは生存せねば反撃のしようもないゆえである。
920 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/24(金) 00:12:21.19 ID:QgKKOOWa0
>>918
ロイ「チッ 不味いな」
実によくない状態だ 故郷でバカな違法採掘者が無計画な拡張をやらかして生き埋めになりかけたときとよく似ている
兎に角行動だ 生贄を確保できそうなら確保を優先 なれど自分第一 確保できないのであれば無理せず撤退を開始するだろう

アキレス「イムカタン!! オッサン大丈b」
ロイ「来てもらって悪いがさっさとトンズラすんぞ!! 逃げるんだよ!!」

と 最深部に到達したアキレスを急かして鉱山からの撤退を開始するだろう

>>919
ロイ「マジか・・・何が出てくるんだ? 大量のミィトパスタか?」
どこぞのクッキーの如く ワームホールから大量のパスタでも出てくるのだろうか? それならばいいが・・・いやいいのか?
921 :続きの続き ◆AaNrqSY5ys [sage]:2017/11/24(金) 00:19:03.84 ID:sE5pWluw0
>>919>>920
脱出する越境者。
揺れる鉱山。
越境者達が生贄二人と共に地上へと脱出し、
その目で見たのは鉱山をぶち抜いて上空へと出現する奇妙な存在。

毛糸玉に目玉を2つ付けた様な存在、であるのだが真っ黒だ。
よく見ると無数の黒蛇が絡み合って構成されている。

どこからともなく黒雲が沸き太陽を覆う。
禍々しい気配が崩れた鉱山地帯を覆い始めていた…

そんな訳で次回最終!にしたいところである。お疲れさま!!
922 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/24(金) 22:35:59.36 ID:rNeH2VJyo
【前回までのあらすじ】

 ニンジャの里に居ついてハッピー観光気分な越境者(というより特定個人)であったが、
 何か薬草摘みに出かけている最中、ニンジャの里的争いが発生したらしく、
 とにもかくにも、世話になっている里に急行だ!!

 −−−−−−−−−−−

「ゲコゲコ」

 びょーんびょーんと森の中を飛び跳ねるのは巨大なカエルとその背に乗る越境者達である。
 道すがら決断的前後を目的としたサンシタニンジャをぶっとばし、
 その乗機である、巨大カエルをいただいたのであるが、

「森の中でこの速度は中々に有効だぞ。侮りがたいな!」

 なんかすげえ目をキラキラさせてカエルに乗っているのはイムカ・グリムナー。
 銀河帝国の上級政治将校にして、かなりコアなニンジャフリークである。

【真っ赤なニンジャ装束+長いマフラーを滞在中身につけていることからもアレなことがうかがえるであろう】

 うかれポンチと化したイムカはともか、たしかにカエルはとても速い。
 表皮がヌテっと粘着質だったり、飛び跳ねる上下運動がしゃれにならん高低差で乗り心地最悪であることを覗けば。

【注)実際酔う。ゲロゲローンにならないようご用心!】
923 :四五六 七八【賽印流忍術】 [age]:2017/11/24(金) 22:41:58.94 ID:iI+ScEa30
>>922
「乗り心地さいっ悪……おぇぇ……」
「なんかヌトっとするしぃ……」

げろげろーん気味な忍者、七八はその乗り心地に辟易していた
最もその戦略的な価値までも否定してはおらず、故にガマンして騎乗したままなのではあるが

「……ていうか、ちゃんと向かってるのこれ?」

そういえば、少なくとも自身は操舵を行なっていないなと小首を傾げる
まぁ何かしらの方法でちゃんと向かっているのではあろうが、確認みたいなモノだ
924 :マンジュシャゲ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/24(金) 22:49:38.68 ID:11tY8tLv0
>>922
『……』
木々の中を跳ね回る巨大蛙。その背にしがみついて最悪の乗り心地に耐えるのは、青い中華服のマンジュシャゲ。
本来なら蛙は苦手だが、この面を着けている間は耐えられる。嫌な気分なのに変わりはないが。


『まさかとは思うが、この蛙に乗ったままエントリーする気か?』
変声機越しのノイズ交じりの声で問う。こんなモノで飛び込んではいい的になるのではないかという懸念だ。
靡くマフラーを鬱陶しそうに払いながら、白面の内部に表示される画面に注視。接敵をいち早く感知するために。
『今のところは敵の気配は無い。…今のところは、だが』

『ニンジャが好きとは意外だったが、敵が来たらちゃんとしてもらおうか』
彼女の異能はピーキーなものなのだ。しかも頼りの綱の将校はうかれポンチと化している。
思わずため息が漏れた。大丈夫かこれ。
925 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/24(金) 22:53:14.54 ID:rNeH2VJyo
>>923-924

「まあ、乗り心地に難はあるかもしれないが、賢いカエルだ。里までしっかり動いてくれている」

 イムカは腕を組んでウムと頷く。どっか贔屓目な評価であるかもしれない。
 なお、カエルにとってもそう悪い状況ではないらしい。

「ゲコゲゴ〜♪」

【背におなごの尻の感触を楽しみながらの跳躍!すなわち役得!!!このカエルはむっつりであった!!!】

 と、ここで跳躍の音に混じって独特の風切り音。
 ヒュルルと彼女達に飛来する鉄の刃はまさしく伝統的ニンジャ投擲武器、スリケ…もとい手裏剣!!

【みやれば、茶色と紺色と黄色のニンジャ装束を纏った連中が木々の影より現れる】

「ドーモ!沼の里のニンジャです。貴様等の里を放火しに来ました!」

 なんという丁寧なアイサツ!
926 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/24(金) 23:02:18.35 ID:iI+ScEa30
>>924-925
「……乗り終わったら蛙鍋にしようか」
「それにしてもこの、和洋中ごった煮な感じってスゴイよね」

何かを察したのか割と真顔で提案
因みに食べるかどうかとは別問題
そして吐き気を堪えつつうむうむと頷くのであった

「……ん、うわぁっ!?」
「あ、ど、どーも……」
「いや放火って、困るし!」

危うく身を逸らして手裏剣を回避!
装束の布地を裂いてその下の皮膚から薄っすらと血を滲ませた!
それを意に介さぬ様子で右腕を振り抜けば、鋭いエッジのカードナイフ数枚が拡散!
今ひとつ狙いが定めにくい状況である、故に面的な牽制攻撃を行う!
それも右左右腕と三度!
927 :マンジュシャゲ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/24(金) 23:08:53.22 ID:11tY8tLv0
>>925
『如何せん不安だが、ちゃんと向かってはいるらしい』
一抹の不安を感じるが、当のイムカは妙に気に入っている。やはりただのニンジャ好きなのでは?
白面の奥からシラーッとした目を向けるのであった。
『みんなが不安がる理由が分かったよ』


『…来たッ!』
HUDが飛来物を捉えると同時、蛙の背中を踏みしめて高く跳ぶ!
枯葉めいてふわりと跳び、先程まで自分がいた位置を通りすぎる手裏剣を見送る。回る視界の中、木々の陰から現れるニンジャを視界に収める。

『キエーッ!』
一度だけ衝撃で折れるほどの勢いを乗せて、枝を足場に更に跳び、慣性に任せてミサイルじみてニンジャの一人に突っ込む!
丁寧なアイサツの最中を狙った体当たりは、華奢な外見に似合わず重く力強い!地面に叩き付ける狙いだ。

ニンジャでない彼女に、アイサツを返す習慣は無いのだ。
928 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/24(金) 23:23:02.39 ID:rNeH2VJyo
>>926-927

「ゲコゲコ!」

 七八の言に、食されておなごの細胞と一体感になれるなら一片の悔いなし!のようだ。
 どうやら、かなり極まったカエルのようである。

「越境者らしいといえばらしいな。人種・文化のごった煮だ」

 と、ここでニンジャ達の襲来!!手裏剣が回避されるも連中に動揺はなし。
 それぞれがカエルに乗る越境者達を追随するその脚力は常人の三倍を誇る!

「「「イヤーッ!!」」」

 七八のカードナイフと手裏剣が中空で激突し、それぞれが金属音と火花を散らす!
 感動的光景にイムカはサーボスカルに決断的に映像記録を命じる!

「卍鎌・ジツ!イヤーッ!!」

 そして、接近するマンジュシャゲに向かって鎖鎌を振るう黄ニンジャ!
 周囲に怒涛に勢いで鎖が張り巡らされ、結界となりその体当たりを防ぐ。
 そのまま動きを封じ込めんと鎖がマンジュシャゲに殺到!

「そのまま捕らえて緊縛だ!戦術と趣味の両立!イヤーッ!!」

 鎖結界の縫い目からマンジュシャゲの鳩尾を狙う分胴が弾丸の如く飛来!!

「イヤーッ!!イヤーッ!」

 一方、七八と牽制しあっていた紺ニンジャであるが、いつの間にか黒ニンジャの姿が無い!!

「イヤーッ!!」

 紺ニンジャに目をひきつけている間を狙ったか。
 決断的シャウトと共に黒ニンジャが七八の影より腕を生やして奇襲!その腕と尻をわしづかみにしようとする。
 このままカエルから放り出して機動力を奪うためだ!決してやましいことなどない!
929 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/24(金) 23:29:18.84 ID:rNeH2VJyo
>>928

//黒じゃなくて茶ニンジャだった。スマソ
930 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/24(金) 23:34:59.61 ID:iI+ScEa30
>>927-928
「ニンジャフリークだよ、ただの、じゃないけどさ」

何となく察したのか、マンジュシャゲの目線に対してのフォローであった

「……食べるのも無し! 里の男衆の乗蛙にしちゃる!」

あぁもう、と背筋を震わせながら叫び戦闘モード
試作と運用を積み重ねて来たカードナイフは軽量で、尚且つ斬れ味も申し分ない
だが反面質量には乏しく打ち合いに適しているとは言えない、というかそもそも打ち合うもんじゃあない

「……何枚持ってんのさ……!」
「きゃ!? うわ、最悪……!」

後方不注意である、カエル上という不慣れな環境がそれを助長した
二箇所に握力を感じるとほぼ同時、七八は決断的に大きく屈んだ
最もそれでも常ならば無意味だ、しかしこの場合は別である
サナギを破る蜉蝣めいて、菖蒲色の装束を脱ぎ捨てる!
特異な細工の編みを施した装束ならではの超速緊急脱出、これぞ賽印流空蝉の術!
忍具が多く隠されている装束はかなりの重量だ!

「……ぃよいしょっ!」

そのまま振り向きざまに下段水面『斬り』、腕にはいつの間にやら刀が握られていた!
服装? いざという時の為に装束下に着用しているTシャツにショートパンツである
931 :マンジュシャゲ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/24(金) 23:46:24.29 ID:11tY8tLv0
>>928
『チィッ…!』
咄嗟に顔の前で腕をクロスし、鎖の結界に激突!衝撃と鈍い痛みが襲い掛かる!
前転で勢いを殺し、土と草に塗れて立ち上がったところに迫る鎖!
『薄汚い変態共め!命を奪う事に何ら躊躇無しッ!』


『呼ッ!』
激しい金属音!身体に巻き付き自由を奪うはずの鎖はしかし、内からの炸裂に巻き込まれるかの様に弾かれる!
彼女の熟す拳法に伝わる技、弾き返しだ。本来は無手での打ち合いを防ぐための技は、その強靭な精神力により鎖をも防いだのだ!

『苦痛に耐えるんだ!腕を動かせ!』
この面を被っている間、彼女はマンジュシャゲでいられる。痛みも恐れも知らない戦士に。
素早くクロスした腕が、鳩尾に向かう分銅を受け止める!先程の弾き返しもあり骨にヒビが入るが、その闘志は衰えない!

『キエーッ!』
BBBZAAAAAAAAATT!!白面のバイザーが開き、その冷たい視線から突如現れるのは暗い殺意、拳大の隕石だ。
弾丸じみて真っ直ぐ飛び、当たれば小爆発を引き起こすそれで爆殺せしめんと、夜空の色をした瞳は黄ニンジャを睨み据える!
932 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/24(金) 23:59:43.97 ID:rNeH2VJyo
>>930

「ワオ・ゼン…」

 クロスアウ!した七八の姿に心の琴線の何かに触れたのか、
 突然の加重で動きが制限された茶ニンジャはウカツにも戦いの中で戦いを忘れた。

「一切の無駄≠ェ無いバティ!これぞ我が理想のゴバスッ!!」

 刀で思いっきり頭をぶっ叩かれ(鉢金のおかげで斬撃にいたらず!ザンネン!)、
 そのまま落下する茶ニンジャ。途中で木の枝に思いっきり激突し、脚やら腕が変な方向に曲がってた。インガオホー!!


>>931

「如何にも気の強そうな仮面おなごから変態と罵倒されるとは!!」

 黄ニンジャはまずここで達した。が、言動はともかく鎖鎌は的確にマンジュシャゲを包囲せんと迫るが――

【弾き返しとガードにより、緊縛・打倒に到らす!!】

「ぬうう、やはり只者でなし!忍法比べよ!」

 十重二十重に鎖が森の木々に張り巡らされ、先の突撃を防いだそれよりさらに高密度に。
 が、隕石将来のジツは流石に分が悪かったのだろう。鎖が障子紙の如く砕かれていき、

「オ・ノーレ!ヤ・ラ・レ・ターッ!」

 遂には拳大の隕石が炸裂!それに焼かれて真っ黒こげなアフロと化したニンジャをぶっ飛ばされて脱落!!
 途中、スルドイ木の枝にちぢれた髪が巻き込まれてブチっとちぎれて大部分がハゲに!ナムサン!

 −−−−−−−−−−

>>930-931

「なんという恐るべき手だれよ!仲間に知らせねば!」

 最後に残った紺ニンジャは状況不利と見るや速やかに離脱。

「ふむ、中々にクレーバーな判断だな」

 七八と茶ニンジャの忍法比べをアーカイブに保存したイムカは、
 マンジュシャゲを回収。当て木とニンジャの塗り薬を塗布して応急処置。

「敵に存在が知れたな。が、遅かれ速かれだ。先を急ぐことに変わりは無い」

 こうして、一向は里への帰路をいそぐのであった。

//ちゃんちゃん
933 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2017/11/25(土) 00:10:21.13 ID:OrVFekn50
>>932
「……あ、くそぉ、逃したかぁ……」

装束を拾って刀を仕舞い、右腕を軽く振るいながら
どうやら鉢金にぶち当てた衝撃でシビれているらしい

「全く、時間を食っちゃったね、急ごう……ヘクチッ」

寒、と腕を摩り慌てて装束を上に着る
逃走者を追うよりもずっと、緊急を要する事態が存在しているのだ
傷口にクスリを塗り、再びカエルに揺られるのであった

//お疲れ様なのですよー
934 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/25(土) 22:12:12.98 ID:pdGO2qmwo

【前回までのあらすじ!!】

 とあるファンタジー世界にて角ありし者の子ら――鼠人(スケイブン)による大量虐殺事件に遭遇した越境者達。
 連中の狙いは不明瞭であるが、スケイブンの研究を行っているという専門家より、
 隊長格の死体を持ってくればそこから解析が可能という。

 無事、スケイブン隊長格の死体と地図を手に入れた越境者達。
 これでスケイブンの企みの一端がつかめるのだろうか?

 −−−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−−

【とあるファンタジー世界:金属の王国/辺境の邸】

「わら…私は確かにスケイブンの遺体を手に入れるよう頼んだがね」

 今回、越境者の協力者たる専門家の先生は実に引きつった顔で越境者達を見やる。
 それも無理はあるまい。なにせ越境者が暴れてくれたおかげで山の地形が変わった≠フだ。
 スケイブンの小巣穴(ネスト)にミサイルや爆発物を盛大にぶちかまし、それが火薬庫に引火してドカーン。
 結果、どえらい崩落が起こって、山の形が変化しました。

「コラテラルダメージだ。目的達成のための些細な事象だな」

 そう言い張るのはイムカ・グリムナー。まあ、だいたいコイツのせいといえばいいだろう。

「越境者とは破壊の権化なのだろうか…うーむ」

 先生の呟きにイムカは他の面々に目線を移す。

「…対外的評価的に我々はどうやらやりすぎたのかもしれん」

 少し反省である。なお、我々という言葉は責任に分散にとても便利だ。

【さあ、山の地形すら変える超はた迷惑メンバーお歴々の登場だ(欺瞞】
935 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/25(土) 22:18:40.04 ID:tQr0mcy30
>>934
「地図を書き換えたい気持ちだったんだ。 …そこの女将校が、な」
肩を竦めてイムカを見やる。ギブスと包帯で隠した左手は、中でこっそりと中指を立てる。

「死骸と怪しい物は持って来たんだ。今更文句は受け付けねーぞ。
 顔面をあの山みたいに崩されたいなら、話は別だが」


「お前だけがやりすぎたんだよ…」
心底嫌そうな顔で「こっちを見るな」と訴え、片手で手間取りながら煙草を咥える。
「途中まではうまくいってたんだがな。これからは、スニーキングにお前を関わらせる事自体をを控えよう」

「話を戻すが先生、奴等の穴倉で気になる物を見つけた。そのネズミの頭の中を調べたら意見を聞きたい」
936 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/25(土) 22:24:58.11 ID:DqdXZQeE0
>>934
「地形を替えちゃいけないとは言われてないからな ホレお土産」
憮然とした様子で死体と一緒にスケイブン隊長が持っていたルーンの刻まれしマッチロックピストルを進呈

「せやな だが人間は反省できる生き物だ これを糧に次へと生かせばいい」
ちょっとだけ反省しているっぽいイムカにそう言って肩を竦め

「それで? 敵の目論見の一部でもわかってくれればいいんだがな 何か分かったか?」
と専門家に問う
937 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/25(土) 22:26:35.45 ID:OrVFekn50
>>934-936
「……ん?」
「あぁ、奇遇」

後からやって来てシレッと合流するのは鼠の獣人、ムガである
スケイブン事件を一同とは別の所で調べていて、辿り着いた先がここであったのだという

「……色々迷惑、似てるのに暴れられると」

はぁとため息、同祖の種からの進化の果ての存在として
スケイブンが表立って暴れれば暴れる程、そっくりさんたるムガの行動にも大きな影響を及ぼすのは必然である
938 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/25(土) 22:44:53.82 ID:pdGO2qmwo
>>935-937

「ふむ…」

 なお、ここに到った際のムガを見る先生の目は、好奇心に満ち溢れていたという。

「まあ、まっていてくれ。君たちの成果を今から解析する」

 スケイブンの死体とマルチロックピストルを資料として受け取る先生。
 血液沸騰(ヘモリッジ)の呪付きである。この一点からもスケイブンの穢れた技術が垣間見えるだろう。

「―――」

 先生が状態のよいスケイブンの死体に手をかざすと、すぐさま紫色の魔風…死のスイリッシュが収斂される。
 死の魔法体系最期の言葉℃体から情報を読み取る魔術。死霊術と似て非なる終焉の魔術。

「――幾つかワードが出てきた。ゲート=@ワールドタイムゲート∞越境=@封鎖=@ウェブウェイ=@召喚=@錬成=v

 情報が読み取られる度にスケイブンの死体が崩れて灰化していく。

【情報:断片的なワードからも明らかに越境絡みである。この事件…存外に越境者は介入者ではなく当事者に近いのかもしれない】

「封鎖=@追放=@越境者放逐=@狩人が障害=@ウェブウェイ大解放=\―どうにも理解しにくいが…」

 ここでスケイブンの死体が完全に灰と化してしまい、情報の抜き取りはこれ以上は不可能となる。 
 が、どうやら概ねの予測を立てられる材料は揃ったようだ。

【ここでイムカが言葉を引き継ぎ銀河帝国の密使として得ている情報を一部開示する。必要だからだ】

「ウェブウェイ…スケイブンが独自に用いる世界間移動のゲートだ。連中の大巣穴が広大に過ぎ把握不可能とされる理由だ。
 不完全ではあるが、連中の巣穴は境界線を越えているのだよ」

 それが世界を跨いでスケイブンが傭兵として暗躍できる理由である。
 連中、下手をするち氏族全体が丸々越境者なのだ。
939 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/25(土) 22:53:45.56 ID:tQr0mcy30
>>938
「放逐…。鼠風情が、俺らを仕留める気か?」
幾つか出てくる気になる言葉。更に、イムカの言によると世界を超えるらしい。なんともはや。

「傭兵種族としては俺らは目の上のタンコブだろうな。世界を超えて走狗となる連中なんざ、商売敵だろう。
 或いはもっと、恨みつらみか。少々殺しすぎたからな。俺らは」
心当たりはいくつもある。商売などの合理的な理由ならまだしも、憎悪や報復となると対処は面倒だろう。


「狩人…。 奴を利用できれば…」
ふと浮かんだ考えを口に出す。夢物語だろうが、スケイブンはやはりあのオーク達と敵対しているらしい。
奴も曲がりなりにも越境者のはずだ。放逐対象に入ってるとなれば戦うだろうが…。

「問題は、あのクソミドリが仲間なんてイラネーってタイプだった時だな。
 それに出来れば俺もあいつには会いたくない。コワイ」
940 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/25(土) 22:54:03.52 ID:DqdXZQeE0
>>938
「ふーむ・・・」
揚げられた言葉とイムカからの情報をもとに頭の中で単語を文章に再構築してみる

「ワールドタイムゲート・・・確か別世界(スプロール)にあった奴を越境者である俺たちが封鎖したことがあったな
 しかしウェブウェイを召喚 錬成か・・・」

「ウェブウェイを今までたどり着けなかった世界にまで繋げることで 越境者を封鎖 放逐 追放・・・?
 よくわからんが 越境者の越境行為を封じて自分たちのみを越境者とするためにゲートを封鎖したいが そのためにはガルファクスが邪魔tってところか?」

足りない頭で精いっぱい考えた結果がこれである

「だとすると厄介だな 考えていることがエーカーと同じじゃないか」
941 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/25(土) 22:54:04.45 ID:OrVFekn50
>>938
「変な目で見るな、猿は好みじゃない」

先生に対して、とは言うもののその種の目線がどの様な感情を孕むモノかくらいは察している
そうでなければ言葉よりも更に実効性の高い選択をしている事であろうから、その辺りは明白であった

「……」
「……なぁ、なに、どうなってんの?」

さて、解析が終わるまでの合間黙っていた
ほぼ置いてけぼり状態の鼠人、状況説明プリーズなのだ

「ふぅん……」
「……自在越境とは随分とまぁ、便利そうな身分だ」

そしてある程度を把握出来たとすれば腕を組み、覆面の下の鼻を鳴らす事であろう
942 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/25(土) 23:14:00.47 ID:pdGO2qmwo
>>939-941

「いや、この世界にとってはそんな優しげでもなさそうだね」

 先生はソーマタージが手に入れた地図をテーブルに広げて、
 幾つかの書き込みを解読。血の紋印が刻まれた各所を指差す。

「幾つかの練成陣と召喚陣の組み合わせなのは解った。原理はわからないが狙いも多少はね。
 この呪が成立した場合、まず…この世界は君たちの言うところのゲートと切り離される可能性が高い。
 寸断と放逐の様式が見て取れるからね。どうにも、スケイブンはここで好き勝手するために君たちが邪魔のようだ」

 スケイブンの狙い:その1…
 越境者追放/この国に刻まれつつある術式が完全成立した場合、越境者はこの世界から追放され再アクセス不可能になる。
 世界を超えて自分達の邪魔になりそうな≪狩人≫などの永遠の戦士(エターナルチャンピオン)の介入を永遠に阻止する。

「同時期にゲートが崩れた隙間にウェブウェイの巨大な門がねじ込まれる。召喚と接続の呪様式だ。
 つまり、通常では考えられない数のスケイブンがこの世界のこの国に大挙する。万どころか億。規模によっては兆に到りかねないほどね」

 スケイブンの狙い:その2…
 凄まじい数のスケイブンが文字通り世界を超えて≠アの国に大挙することになる。
 目的はこの国の豊富な…越境世界からも貴重なマテリアルであろう。豊潤なマテリアルの占有はスケイブン氏族に大きな飛躍をもたらす。

「ガルファクスの動向は…敵対しているとみていいのか」

 イムカのつぶやきの通り、今回に限ってはどうやら≪狩人≫はスケイブンと敵対…そう見てよさそうである。
 もっとも、間違いなく正義や秩序のためなどではなさそうだが。ここで先生は、

「――どうやら、断片的にも見てもかなり酷い企みだ。しかも性質が悪いのはスケイブンのこの試み。たぶん失敗する」
943 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/25(土) 23:21:39.50 ID:DqdXZQeE0
>>942
「・・・・・。」
専門家の言葉が続くたび ただでさえ悪い目つきが凶悪さを増し
額に欠陥が浮き出ていく 握りしめた拳 掌に爪が食い込む

越境者を締め出して? 世界中のスケイブンを終結させて この世界を切り取りたい放題?

・・・・・人の故郷で?

「あ゛?」
大人でも腰を抜かしかねないほどの怒気を精一杯の理性で抑え込み

「ゲート 失敗 ・・・まさか黄昏の眷属が出てくるとかいうんじゃねぇだろうな」
かんがえつく限り最悪のパターンである
944 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/25(土) 23:25:21.62 ID:tQr0mcy30
>>942
「隔絶、侵略、占領か…。 Aまでならまだしも」
世界をゲートから切り離す。それがいい事か悪い事かはともかく、こちらが困るのだ。
この世界、この国の資源は非常に役に立つ。どこの馬の骨とも知れぬ連中にみすみす渡すわけにもいかない。
「いや、鼠の骨か」

仮説が正しければ、それは件の狩人、ガルファクスにとっても面白い話ではないだろう。
彼にとっては狩場やキャンプを一つ、丸々潰される事となるか。


「失敗する?ハ、やっぱ脳の容量が足りないのが敗因か。……なんて、呑気かませればよかったんだがネ。
 世界を超えた侵略者など、越境者全体のイメージダウンもいいとこだ。下手すりゃ俺達まで追われる身、排除対象となる」
他に狙いや問題点があるのかは分からないが、少なくとも彼の脳内に浮かんだのはこの事だ。
侵略暴虐大いに結構。だがそれは、巡り巡って自分たちの生態圏を狭める事となりかねない。止めなければならないだろう。
945 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/25(土) 23:27:48.90 ID:OrVFekn50
>>942-943
「……存外、夢想家な連中」

というのはムガなりの、スケイブンの野望の見解に対する感想であった
越境の女神の気紛れさは身を持って体感しているし、それが大凡の技術や魔術に依っても制御し切れるモノではないという事も然り
選択式の送還、放逐、拘置等の術の完成は遂にその手の技術に極めて長けていたエーカーですら完全には成し遂げていない

「侵略の方はどうだろう」
「……オークのシャーマンでも雇うか」

片手のひらを泳がせて肩を竦める
圧倒的物量でのインベイジョン、かつて世界を重ねるカタチでのそれを試みた敵が居たと聞くがそれに近いとすら思えた

「……」

珍しいな、と冷静と激情のバランスを欠いている風に思えるロイの背中をノックする様に軽く叩こうと手を伸ばす
クールダウンを促すヤソの鼠人の習性であった
946 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/25(土) 23:40:40.25 ID:pdGO2qmwo
>>943-945

「呪を見てわかるけど相当に無茶で無謀な試みだ。スケイブンの連中、かなり強引な計画を推し進めていると見える」

 ここは呪詛を用いる(>>945)ムガならばもしかしたならば理解できるかもしれない。
 大量の死によって呪詛をその地に沈殿させて魔術の要衝を構築する。
 確かに汲み取れる魔力は膨大であろうが、そんな大規模な術式…制御しきれるのか?

 無謀な試み1…スケイブンはこの術式を制御しきれない。確実に暴走する。

【ここでイムカはしばし考え込んで、サーボスカルにシミュレーションを提示させる】

「各ゲートに大量の亀裂を穿つ世界を越えた大規模魔術だ。これが成功するにせよ失敗するにせよ、越境現象に酷い悪影響を与えるだろうな」

 無謀な試み2…越境者にとっても悪影響。最悪、ゲートの到達先が虚数空間となり、存在分解されるリスクが発生する。

「気持ちはわかるが抑えなよロイ。さて、スケイブンは失敗し、君たちにも甚だしい悪影響が起こるというところまでは説明したけど…
 最後はスケイブンの試みの失敗により、この国で発生が予測される災厄についてだね」

 激発寸前のロイを見やってから一呼吸し、先生は告げる。事が成った場合に訪れる未来について、

「練成陣に召喚の要素が混じっているんだけど、連中、巨大エネルギーを汲み取って強引に穴を開ける算段のようだが、
 これ――エネルギーはエネルギーだけどれっきとした高次生命…上位者の降霊術だ」

 無謀な試み3…スケイブンは自分達が用いようとしているエネルギーの本質を誤解している。

「喚んじゃいけない類だ。影響下ある全ての存在が、人間の本質の獣と化すか、発狂というしかない複層的知覚…啓蒙を得るかの二択だ。
 この国は現実と悪夢がオーバラップした…酷いことになるだろうね。本当に酷いことにさ」

 先生は煙管を吸う。専門家…何の専門家だとかんぐりたくなるような知識量であるが、
 今回、それはさほど重要ではない。

「血の神話にある≪ヤーナムの地≫と同じ地獄が生まれる。決して醒めない悪夢の完成だ。いや、その頃には現実と夢の違いなんてなくなっているか」

【スケイブンの企み→成功すればスケイブン大挙 /失敗すればブラッドボーン(メタ)】
947 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/25(土) 23:51:23.78 ID:DqdXZQeE0
>>945-946
ポンと背中を叩かれ ギロリと視線をムガに向ける がムガは自分のことを心配してくれているのだ

「・・・ちょっと頭を冷やしてくる」
言うが早いか家屋の外へ すぐに戻ってきたロイの首から上がずぶぬれだ 文字通り冷やしてきたらしい 頭頂部から湯気が登っているが

「連中は狡猾だと思っていたが認識を改めねばならんようだ とんでもねぇバカヤロウじゃねぇか
 まさかこんな勝算の低い賭けに出るとはな 黄昏の眷属以上のヤバイ奴が出てくるなんて誰が予想するよ」

頭を振る 怒りでゆだっていた頭が今度は知恵熱でゆだりそうだ

「是が非でも止めなきゃな 弟の嫁さんが身ごもったんだ 元気な男児を生んでもらわにゃ
 んで? このことは軍に知らせてもいいんだろ?」


948 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/25(土) 23:56:04.12 ID:tQr0mcy30
>>946
「素人が壊れかけの核爆弾で爆撃しに行く様なもんか。確かに危険だわな」
上位者の顕現、分かっててやっているのかは気になるところだが、なるほど危険だ。
オマケに越境そのものへの悪影響ときた。この世界だけで治まるならまだしも、ますます止めなければならなくなった。


「まさに地獄というワケね。くるうのがそんなに悪い事とは言わないが、確かにコトせにゃ」
己の獣性を剥き出しにした獣と、啓蒙に狂う人間たち。想像するだけで分かる地獄絵図だ。
国全土がそうなればどうなるかは、想像に難くない。

「面倒ばかりだ…。始まる前に仕留めるしかないな、時間は無さそうだ」
949 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/25(土) 23:58:05.41 ID:OrVFekn50
>>946
「……ふぅん……」
「その……億? 兆? 連中の術回路を全部繋げてやればなんとかなんじゃない」

制御に関してのムガの意見である
要するに億兆にも及ぶ脳みそ全部を繋げて並列処理すれば或いは、と言った具合か
最もそれを成すにはインベイジョンの成功が前提であり、順序として破綻してはいるが

「……」

ロイを見送って壁にもたれる
懐から細身で、雁首に美しい装飾の施された銀のキセルを取り出した
ヒトの飲するモノとは随分と異なる、オーガニックエリアそのものの香の葉
潜む場所に依ってはこれでニオイを紛れさせる、ヤソの下忍が行う忍術でありムガはこれをその意味で必要とした事はなかった
ただ、こう言った場面で無性に咥えたくなるモノなのだ

「あー、その……」
「ナントカ、とかは知らないし今は不要だけども」
「……つまりは止める必要がある訳だ」

ムガの一族はヒトに利用され、ヒトの手で滅ぼされている
自身も傷と呪いを受け、放浪を余儀なくされ、果てに辿り着いたのは越境者の身分
その経験が手伝い、ムガはヒトに対して実にドライで『あった』

「……どうすればいい、どう思う」

それだというのに今は、金や名誉、報酬とは無関係の所でこの事態の一早い沈静化を願っている自身がいることに内心で苦笑
どうやら、越境者達のお人好しは感染するモノだと再認識
950 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/26(日) 00:23:30.31 ID:1q+eA/r2o
>>947

「狡猾には違いないのだろうさ。この段階になるまで気取られずに計画を進めてきたのだ。
 その手腕は認めるしかあるまい。いや、上位者の召喚か…存外に連中――」

 過程を進める手管は狡猾で慎重なのだ。が、最終的帰結を致命的に間違えている。どこかちぐはぐである。
 存外、連中、自分達でも気づかぬうちに――

「無意識的に上位者の制御下に置かれている…とは考えすぎかな」

 スケイブン全体とは言わずとも、この計画を推し進めている氏族はもしかしたならば…という推論であった。

「信じてくれるなら、ね。胡散臭い学者の戯言と切って捨てられなきゃいいけど」

 軍に知らせるのはいいが、どの強度まで協力を得られるかは未知数である。
 何しろ、酷い妄想であると断じられても不思議ではない話でもあるからだ。…全ての越境組織にとって悪影響/ここが突破口になりえる。

>>948

「当人達がリスクに気づいていないか、気づけぬようになってしまっているかはともかく、危険であることに変わりはないね」

 実際、ソーマタージの言説には同意するしかないだろう。誰も得をしない話だ。
 件の上位者を除いては…段々と話の輪郭が見えてきた。

「阻止に動くなら血の呪印が刻まれるのを阻止することだね。その途上、≪狩人≫に遭遇する可能性があるけど」

 グリーンスキンに利害の一致を訴えて味方につける?…失敗する未来しかないのでロクでもないコンタクトになりそうだ。

>>949

「スケイブンの企みの阻止。対処療法としては、血の刻印が刻まれるのを防ぐ。
 大目標は術式の起点となる大呪印の破壊…こっちは場所を特定するまでどうにもならないけどね」

 なんとも難易度の高いミッションになりそうである。そして失敗は許されない。

「…見過ごすと寝覚めが悪そうだ。伍長の故郷でもあるしな」

 そして、ムガに追従するように告げるイムカ。ここにもお人好しに感染…いや、思い出してしまった者がひとり。

 −−−−−−−−
 −−−−−
 −−−

【旅立ち――】

 当面は地図から読み取った次の血の刻印の要所へ向かうことにする。むろんその阻止のためだ。
 馬を数頭(何故か豚も混じっているが)購入し、強行軍で向かうことになろう。

「ロイ!受け取れ!」

 先生は選別にと、慣性制御のルーンが刻まれたタリスマンを放る。
 高度な技術で錬成された新品だ。おそらく手持ちのモノより高精度。月閃歩行の能力が僅かに増す。

「軍を動かせる算段はあるかもしれないが、防げるとしたら君達にかかっている。勘だけどね」

 越境者にとっては越境現象への悪影響を阻止。この国の災厄を防ぐ。
 そして、ロイ・ゴールドマンにとっては故郷の危機だ。

「頼んだよ。越境者!!」
「――なんとかやってみよう」

 こうして、越境者達は出立する。訪れる災厄を阻止せんがため。

//ここまで!!
951 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/26(日) 00:29:34.63 ID:jUKvmf1V0
>>950
「そりゃねぇだろ…と言い切れないのが怖い所だ」
兎に角 軍を動かさねばなるまい 越境者は武勇に優れている者が多いとはいえ 数の暴力には出れないものだ

「奴らと矛を交える前に一仕事だ おれ交渉事とか苦手なんだがなぁ・・」
頭の痛い問題に頭を抱える

そして旅立ち 豚はムガにでも任せておこう

「ありがとうよ先生!! 吉報と甘い物を楽しみにしているといい!!」
タリスマンを受け取り大きく手を振る

「やるかね」
短い言葉 覚悟を決め馬を走らせるのであった
952 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/11/26(日) 00:41:48.36 ID:hiq3S+YV0
>>950
「……そういう物言い、ズルくない?」

キセルを仕舞う
灰は出ない、帰化するタイプの葉なのだ
イムカの追従に対し、覆面を正しながら溜息
どうしようにも手伝う理由が出来た……否、口実が出来てくれたと言うべきか

そして旅立ち

「……ま、いいけど……」

馬(断言)に跨り颯爽と駆け出す
短い脚でまんまる尻尾のお尻を振りながら走る馬(断言)の乗り心地にも慣れたモノだ
シリアスとはかけ離れた風体で、取り敢えず今を締めくくるとしよう

//お疲れ様なのでしたですよーノシ
953 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/26(日) 22:49:13.48 ID:jUKvmf1V0
科学と幻想の並び立つ戦乱の世界(仮)

遍く国々が覇権を争う戦乱の世界 大量生産・大量消費の近代的戦争と 熟練したスキル・鍛え上げた武勇の古典戦争が並び立つ異質な世界
一行は運悪く そんな世界の 一地方の戦地のど真ん中に越境してしまう

ロイ「さて状況を確認してみよう」
幻想出身者であるロイが口を開く

ここはどこぞの村を丸々使った陣地だったらしい そして辺りに転がるのはここを守っていたと思しき兵隊たちの成れの果て
そしてここを攻めていた軍勢は自分たちをこの死体たちの仲間だと思っているらしい

現在位置は半壊した村の貯蔵庫 辺りの木箱には銃器や爆発物が並んでいる

【銃器については 第一次世界大戦当時に使われていた技術を使った者のみであり それ以上の技術で作られた武器はこの世界では使用不可とする】

辺りには土嚢が積まれ 敵を食い止めるはずの野砲やら機関銃やらが残っている 壊れた者も多いが 探せば稼働する者もあるだろう

ロイ「てな具合だ ここは戦わねばならんだろう 一同 抵抗するぞ」
と 一行に言って聞かせた
954 :アラズ【ディープメイカー】E.右腕を覆う滑る銀色のガントレット [age]:2017/11/26(日) 22:59:01.65 ID:hiq3S+YV0
>>953
「……あ、くそ、これもダメか……」

結構修正キツいな、と手持ちの武器やら機器のチェックを素早く終える
彼女、アラズは体験としての越境からやや離れてはいるが、その実多くの時間をそれに対する研究に費やす事が出来ている
マウスィムの研究所跡に入り浸り、独自に様々な方法で謎の断片の解明に挑んでいるのだ

「感覚的にだが、少なくとも私にゃ未知の世界だ」
「私は異能は控えるべきかな、なるべくな」

アラズの派手な異能は敵兵に対しての威嚇効果も期待出来る反面、大ごとになりがちである
取り敢えず姿勢を低く土嚢に隠れながら、機銃座に向かい迅速に移動
右腕を覆う流線型の月銀のガントレットで身を守る様にしつつであった
955 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/26(日) 23:09:55.31 ID:jUKvmf1V0
>>954
ロイ「こういう時俺みたいなのは便利だよなぁ」
何せ銃器持ってませんので

ロイ「こいつももっていけ やろう!」
そう言って差し出したのはポテトマッシャーの異名を持つ柄付き手榴弾だ

ロイは別口から外に出る 直に喧しい戦闘になるだろう

銃座にたどり着くアラズ 図太いバレルの水冷式機関銃だ 弾は まだたっぷりありそうだ

敵兵「いたぞ!!」
銃座に着いたアラズを発見する敵兵 その場に伏せる者 逃げる者 対応は様々である
956 :アラズ【ディープメイカー】E.右腕を覆う滑る銀色のガントレット [saga]:2017/11/26(日) 23:20:30.31 ID:hiq3S+YV0
>>955
「あぁ、それで通信機さえ使えりゃ完璧だ」

手榴弾を受け取りながら片頬を釣り上げる

「……引鉄引きゃあ出るよな?」

取り敢えずしっかりと握り、トリガーを絞る
ぶっちゃけこの手の重火器は近未来的な、スマートなモノを扱った事があるといった程度なのだ
言うて火器が火器である事は普遍であり、なんとかなるだろうの精神
狙いは適当だ、この口径ならばそうするよりばら撒いた方が脅威であろうとの判断
957 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/26(日) 23:36:10.80 ID:jUKvmf1V0
>>956
「人間だれしも得手不得手があって然るべきだ」
しれっと言ってのける

ロイの方も戦闘が始まったらしい 雑多な銃声の中に混じる剣戟の音
やはりロイの方は白兵戦を仕掛けている様子

んでもってアラズのほうであるが 水冷式の特性か 重量のおかげで銃口が跳ねあがらずスマートな撃ち心地
幾人かが銃弾をもらい戦闘不能になったり事切れたりである

だがアラズの耳にエンジン音が聞こえるだろう 見れば2人乗りの軽戦車がのろのろとこちらに迫ってくるのが見える
アラズの居た世界ではいい的であるが 少なくてもこの戦車は今使っている機関銃では装甲を抜くことはできず

車載の37o砲は当たってしまえば生きていることは難しいだろう
958 :アラズ【ディープメイカー】E.右腕を覆う滑る銀色のガントレット [saga]:2017/11/26(日) 23:47:13.57 ID:hiq3S+YV0
>>957
「……悪かねぇな、よくもねぇけど……」
「ん……やべ、デカイの来たな……おっそ……」

時折混ざる甲高い金属音、なるほど元より余り心配はしていないが向こうも無事の様だ
そしてふと視界の片隅に何やら金属のカタツムリだかなんだかよく分からない塊が
無限軌道と砲塔でそうだと判断出来る、戦車だ
数発撃ち込んでみるが距離も手伝い無意味だ、致死性の反撃が来るのは一呼吸の後か

「参ったな……【ピー】」

すぐさまアラズは四肢に細身のディープメイカーを巻き付かせる
人工筋肉で覆いパワーアシストとするのである
素早く飛び出し点々とした土嚢や遮蔽物に身を隠しながら戦車へ向かい、十分な距離があるうちに手榴弾を投擲

「グレネー、アウッ!」
「……でいいんだったかな?」

爆破で装甲を貫けずともキャタピラへのダメージを狙える軌道である
959 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/26(日) 23:56:32.03 ID:jUKvmf1V0
>>958
銃座を飛び出し駆け出す その瞬間主砲が火を噴き 銃座を破壊 轟音がまき散らされる
だが素早い挙動で敵を欺きながら移動するアラズを 砲塔は捉えることができず アラズの手榴弾が投擲される

ズンと腹に響く轟音と共にキャタピラが破損 移動ができなくなる

だが戦車は諦めずにアラズへと照準を合わせようと砲塔を回転させ続けるのであった
なおこのタイプの戦車には機関銃は突いていない 積載量の関係で大砲が一門きりしか積めないのだ
960 :アラズ【ディープメイカー】E.右腕を覆う滑る銀色のガントレット [saga]:2017/11/27(月) 00:06:10.14 ID:MAEEJt6o0
>>959
「ち、しつけーな……」
「……ま、通信もカメラも発達してなさそうだし……?」

砲塔の虚空の瞳に、貪欲なる死の大穴に睨み付けられる直前
アラズは駆け出して跳ねて戦車の上空へと飛翔

「八葉っ……!……い、よいしょ……」
「……くたばれこの【ピー】野郎ッッ!!!!!」

戦車の真上で両腕両足を大の字に開く
同時に背後に出でる野太い8本の触腕、冒涜的な光景である
それら全てで戦車を叩き潰す様にして殴打殴打殴打!
ディープメイカーの真骨頂、シンプルな力押しであった!
961 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/27(月) 00:21:10.82 ID:qRJltarP0
>>960
嵐の如き殴打の中 戦車兵の悲鳴が幽かに響き それも圧倒的打撃の中に掻き消え 最後に残ったのは血濡れのガラクタのみ

敵兵たちは思わぬ抵抗に一度体制を立て直すことを決めたらしい 悲鳴を上げて下がる敵兵たち

ロイ「アラズ!! 敵が引いていくぞ 逆方向に逃げよう!!」
血濡れのロイがやってくる 最も返り血であり心配はなさそうだ

敵が引いた隙に自分たちもまた陣地を棄てて逃げ出す

幾ばくか後 一行の居た陣地を野砲が叩き潰す轟音が響き渡ることだろう・・・

//〆
962 :アラズ【ディープメイカー】E.右腕を覆う滑る銀色のガントレット [saga]:2017/11/27(月) 00:26:45.72 ID:MAEEJt6o0
>>961
「おぉ、ってひでぇ有様だな」
「……クソ、私もヒドい臭いだ、シャワー浴びてぇなぁ……」

この世界に来てからまだ僅かな合間であるが硝煙と埃、それと鉄の臭いが既に染み付いている
顔を顰めながら触腕を仕舞って、ロイの後に続き走った
とはいえ何処に? 目的がある訳ではない
それは越境者の在り方そのものだとアラズは考えている、そして存外それを気に入ってもいたりした
ともあれ久々の越境のこの世界、退屈せずにはいられそうであると内心

//ありがとうでした、お疲れ様でしたっ
963 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/27(月) 22:33:43.49 ID:atojgYKOo
【2033年世界/ボストン/厳然たる休暇!!】

 自由人なようでいて、常にトラブルや生命のやりとりや物資補給などなど、
 ネオサイタマのサラリマンばりにいっそがしー日々を強いられている越境者達。が、

≪0011110010101≫
「待て、帝国軍人たるもの、常在戦場の心構えをだな」
≪00001111101011≫

 汚部屋一歩寸前になっているのが忠実なるドローンに見咎められたイムカさん。
 遂には強制的に部屋から追い出されてしまいました。
 何故かコムリンクだの全部取っ払われた上で、である。

「弱ったな。手持ち無沙汰だ」

 月月火水木金金が常態化している人生なイムカ。
 どっかに自分と同じようなアレはいないかととりあえずぶらぶらしてみることにした。

【袖なしの縦縞セーターという平常時な格好のイムカ。
 バストは豊満でルックスは♀ョ璧。存在感の強さもあり、かなり人目を引きながら闊歩中】
964 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/27(月) 22:44:19.08 ID:eXpgnmsp0
>>963
「あれはー誰だ、誰だ、誰……。 何だ、何か面白いものでもあったか?ミスター」
鼻歌交じりにベンチで猫ちゃんと戯れていたソーマタージ。人目にはそれなりに敏感な彼は、何かが近づいている事を何となく察したのだ。
嫌な予感にチリチリするうなじを押さえながら、人混みの隙間を抜け邪魔な人を投げ飛ばし───、そして、何故かこの場にいる彼女に気づいた。越境者随一のトラブルメーカーに。


「……嵐が来る。デカいデカい嵐がな。恐らくお前らの何人かは巻き込まれて、無常にもくたばるだろうが、まあ運が無かったと諦めておくれ。
 死ぬ前に見た目だけはいいの見れたんだ。本望だろ? 実態知る前に死ねたら幸運だ」
「……デビルマーン」
久しぶりの休暇、面倒事はゴメンだ。そのルックスに引きつけられた人の肩を叩いて何事かを捲し立て、そそくさと逃げようとする!

しかし彼は忘れていた。白い髪、薄汚れたコート、左腕のコンピュータ。この男も中々に目立つ外見をしている事を。
965 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/27(月) 22:52:13.45 ID:nxDLLQJg0
【次元F1367 ”ダレヤネン”】

「ワッザ……」

ここは名も無きドマイナー世界、次元座標はF1367、誰が付けたか通称ダレヤネン。
信じられないものでも見たようなリアクションを見せながら、ジョシュアは口を半開きにしたままでいた。

この世界、一見して見た目こそ現実世界そのものであるが、変化は周囲ではなく己に訪れていた。
何を隠そうこの世界特有の修正力により、此の地に足を踏み入れた人間は大きく素性を書き換えられるのだ。
つまりはキャラ崩壊の著しい世界につき、そういった通称が付けられるに至ったのだ。

「ってコトは、俺ァ身体的特徴が」
「裏返ったァッッ!!」
「てコトか……」

此の地に訪れた越境者の隣で、わちゃわちゃと騒ぎ立てるのはいつものジョシュアではなく、小柄な女である。
アゴをずらしながら張り上げる大声も、常日頃の低い声とは違いどこか可愛らしいものだ。

彼、否彼女、ジョシュア・アーリントンの場合は”筋肉質で大柄な男”が”細身で小柄な女”に変質していた。
また、この世界を訪れている間に変質する項目は肉体に限らず、性格、能力など多岐に渡るようである。

【世界修正力…プロフィール反転】
966 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/27(月) 22:52:54.54 ID:atojgYKOo
>>964

「時間をもてあましている。付き合え」

 やたらめったら目立つ格好をした狂人を発見するイムカ。
 なお、猫ちゃんはイムカの接近と共に、逃げ出した。賢明である。

【首根っこ押さえられずーるずる。拒否権なし!!】

「そういえば、今、君はデビルだかなんだかと言ったな。ひょっとしてアレか?」

 イムカが指差す先はシアター(映画館)である。
 ヒマジンの強い味方!よっぼどのハズレは引かない限りはある程度の満足も得られるという。
 しかし、なじぇ、イムカがアレと指差したかといえば――

【邦画祭り…実写デビルマン上映】

 伝説の○ソ映画である。

「君のオススメのようだが…入ってみるか」

 なお、想像つくだろうが、イムカはこの手の娯楽にめっちゃ疎い。

 断 固 た る 説 得 不 可 避
967 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/27(月) 23:05:13.32 ID:qRJltarP0
>>965
ロイ「なんだ・・・なんということだ・・・」
わなわなと震える女がいた ごつごつと節くれだった指は白魚の如く滑らかに
すらりと伸びた四肢は若木の様で 風になびくロングのブロンドは絹のよう

そして何より・・・耳が尖っていた

ロイ「俺ぁ・・・俺ぁ一体どうしちまったんだ・・・!」
透き通るようなソプラノボイスで呆然としているのは 長身痩躯のエルフ混じりの女だった

そしてここにも1人お菓子なのが

???「おぅゴルァ!! ここどこがボケが!! スッゾコラー!!」

乱れ一つない日本髪
肩に担いだガトリング
赤い打掛身に纏い
ダレヤネンに降り立つ女

なんか怒りっぽいマッチョな女が矢鱈滅多らに怒鳴っていた

鈴虫「この鈴虫様がなんでこんな格好しなきゃいけねぇんだコラ!!!!」

いつも笑っている痩躯の男は いつも怒っている巨躯の女になってしまいました

【これもうわかんねぇな】
968 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/27(月) 23:06:01.95 ID:eXpgnmsp0
>>966
「しーこいこい、クーン」
ズールズールと地面におもっくそ跡を残して引きずられていくソーマタージ。道連れにしようとした猫ちゃんもどこかに行ってしまった。
「猫は恩義を感じないって、あながち間違いじゃないらしいな」


「なんだ、知ってたのか?意外や意外。そうそう傑作……」
まさか通じるとは思わなかった。意外そうな顔で指し示された方を向き、一瞬にして憎悪の形相に染まる!
「断る!!」

「俺は今までお前のワガママや奇行に付き合ってきた。だがこれだけはNOだ!もっと有意義な事に時間を使え!!」
GRRRRRRと喉を鳴らして歯を剥き、獣じみて威嚇! たかがクソ映画、何故ここまで否定するのか?答えは一度視聴済みだからだ!
あの無為な時間、笑い所と笑い所の間の空虚な空気は二度と味わいたくない。二度とだ。
「どうしてもアレに入るってんなら、俺はお前をぶっ殺す!!」

「観るならあっちにしよう。アレはダメだ。どうしても観たいなら、一人で行くか俺以外のやつを連れて行け」
言いながら指したのは、よくある大味なアクション映画だ。申し訳程度の陰謀にマッチョが銃を持って立ち向かう爆発まみれの二時間を楽しめる。
「それかそっち。 なんで今やってんだろうな」
盲目のサムライが仕込み刀で暴れる映画だ。古い作品だが人気だ。
969 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/27(月) 23:13:50.98 ID:qRJltarP0
>>968
そこにはこう書かれている

【座頭市 THE LAST】
970 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/27(月) 23:17:32.95 ID:atojgYKOo
>>968

「酷い剣幕だが…まあ意見は聞き届けよう」

 ソーマタージのあまりにあまりな様相に流石にイムカも吶喊をためらった。
 時にモンドムヨーの必至さというのは百の弁舌に勝るのだ。

「盲目のサムライ…?ああ、邦画祭のあちらの演目か」

 座頭市…何故かキンパツのビートた○しが大暴れする方の座頭市であった。

 −−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

「意外と悪くなった」

 実際、単純明快。刀を振ったら悪が死ぬ。娯楽とはかくあるべしであった。
 アカ○ミー賞を取るような小難しい映画では味わえぬ感覚であろう。
 ちな、コミック原作の邦画ってナンデ大抵アレなんでしょうね。

「少し喉が渇いたな。ソーマタージ!呑みにいくぞ!」

 波○羅様ばりに有無を言わせぬ口調ずーるずる。
 イムカと?酒?嫌な予感しかしないなら気のせいだろう。なにせオフなのだ。
 そういつもいつもロクでもないことに発展するとは限らない   ないったらない  たぶん   めいびー
971 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/11/27(月) 23:17:56.46 ID:nxDLLQJg0
>>967

「何だ?三人とも性別だけか?」
「鈴虫がナヨくなってたら面白かったのによォ……」

改めてロイと鈴虫を見てみると、三人ともが容姿のみの変化であったらしい。
面白みに欠けるなと溜息吐きつつ何かを探して辺りを見渡し、震えるロイの耳をぱしんと指で弾く。

「とりあえず休む場所でも見つけるか、止まり木ってこの世界にもあンだなァ……」

身体の変調もあり、いつも通りに動けそうにない。まずは宿泊地を確保し、あらゆる状況に対応する準備をすべきだ。
そうして周囲を散策しているうちに、見慣れたお目当てのモノ。止まり木の宿泊地の吊り下げ看板だ。
それを見つけるなり速攻中へ。利用者シートに三人分の名前を書き込んでいたが、ぴくりとその細い眉が不意に動く。

「……ん?」

ふと「Josh」まで書いた所で筆を止めた。そして何やら考え込んで、何を思ったか「i」と続けて書き込んだのだ!

「よし決めた、今日から俺は女子ア……いや」
「ヨシャイア・ワーシントン(Joshia Worthington)だ!帰ったらこのカッコでアキレスナンパすっぞ」

平気で偽名を使いつつ、早速この状況を悪戯に転用しようとしている。
可愛い服にでも着替えて自撮り、それでアキレスを釣りでもするつもりなのだろう。
972 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/27(月) 23:19:47.93 ID:atojgYKOo
>>970

// 「意外と悪くなかった」
973 : ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/27(月) 23:30:31.45 ID:qRJltarP0
>>971
ロイ「アフン」
ペシンと叩かれフラリとよろけドサリと倒れ込む

ロイ「ちょっとやめてよホント・・・」
よろよろと立ち上がる様は生まれたての小鹿の様 まさに虚弱の極み
岩の如き頼もしさはどこに行った?

鈴虫「あ゛ぁ!? 誰がナヨってんだと!?」
ブチ切れながらガトリングを構える鈴虫

だってこいつ痩躯だし いつも笑っているので怒りっぽくなってしまっている

そして止まり木の宿 Royまで書いて ニヤリと笑って書き足して

ロイ「ロミー・ゴールドバーグ(Romy Goldberg)だ それもいいなぁ」
といい笑顔

ちな鈴虫君は達筆で鈴虫な!!

と なにやら表が騒がしい

アキレス「いやぁなんだか気分がいい ハッハッハなんだか真の自分に合えた気分だ」

そこには一見するといつものアキレス だがその体はボディビルダーの如き鋼の肉体
そしてあふれ出る無駄な自身 そう こいつは中身だけが入れ替わっただけの様だ

―――ギィ!!
そんなアキレスに 誰だお前? と言わんばかりのベティ たぶんオス
974 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/27(月) 23:32:25.86 ID:eXpgnmsp0
>>969-970
「分かってもらえて嬉しいよ。映画は人生を豊かにしてくれる、苦しい時に窮地を救ってくれる。
 お前も好きな映画の一つや二つ見出しておくといい。いつかきっと役に立つ」

とりあえず無難なモノを観れて安心したらしい。ついでに上映されていたほげーな出来の方も、まあアレに比べれば…という評価。
劇場から出る頃には毒気が抜かれた様に薄く笑い、一人でポップコーンを抱えてモシャモシャするのであった。

「それと、このポップコーンはやらねーからな」


「人をモノの様に扱うヤツめ」
ずーるずーると引きずられてコーンを地面にブチ撒ける最中、不穏なワードが耳に入り真顔に!
飲むだと?こんな時間から、このドワーフをグロッキーにさせる女傑と?冗談ではない。

「よせよ、まだこんな時間だぜ?お前みたいに押しが強すぎるヤツは嫌われるぞ。
 …アルコールは脱水症状を引き起こす。喉が渇いたからといって、飲むのはお勧めできないな。
 ……そうだ、カタツムリの豆知識を教えてやるよ。カタツムリにはすり鉢状の歯があって……」

言葉は不要か。如何なる説得も、現人神ばりの勢いの前には無力極まりない。
彼自身もそうそう酔い潰れる事はないが、その分人工臓器の容量が大きなネックとなる。無限に酒を飲める訳ではないのだ。
975 :ヨシャイア・ワーシントン【オールドスクール・シビル】 [sage saga]:2017/11/27(月) 23:39:45.04 ID:nxDLLQJg0
>>973
「何だ、アイツもここに来てんのか……好都合だ、後で釣りにでも行こう」

ベッドに荷物をブン投げ、ついでにロニーもブン投げてヨシャイアは服を脱ぐ。
備え付けてあったネグリジェを纏い、申し訳程度に外套を羽織った。

宿のベッドはふたつ、小さな部屋だ。三人で寝るには狭い。
必然的にヨシャイア・ロニーのペアと、鈴虫でベッドを分けることになる。

「こういうのは楽しまなきゃな、さて女子会でもすっか、何して遊ぶ?」
「あー、暴力的なのと、ガトリングはナシだ」

カードゲームしたり枕投げしたり、リッツでいろんなもの挟んだり。ミサンガ編んだり。
楽しみ方は無限大だ。万一の可能性を考え、リッツパーティの場合はロニーを隔離することになるだろう。
料理激ウマ属性が反転していた場合、最悪化学法則を無視したポイズンクッキングになりかねない。
ちなみに自覚はないが、ヨシャイアは銃を持つと暴発する程度には射撃がヘタクソになっている。
976 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/27(月) 23:42:42.44 ID:atojgYKOo
>>974

「呑むぞ!」

 こっからは何故か記憶が断片的になる。たぶんトンデモな酒量が原因。
 もしくは思い出したくも無いなんかがあったのか?

 −−−−−−−−−
 −−−−−−−
 −−−−−

「イヤーッ!!」

 イムカのチョップでビール瓶が真っ二つに割れる!
 刃物ではキャベツもロクに切れない癖にである。

【床には寸断されたビール瓶が散乱。何か対抗意識もやしたっぽいが経緯不明】
【→ソーマタージはビール瓶斬りは出来るのか!?】

 −−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

「コークハイを呑ませろと言ったんだ!誰がヤクをもってこいと言った!!」
「おたすけーおたすけー!!」
「駄目だ!!」

 PANGPANG!何か地元のヤクザとやりあっている。というか一方的弱いものいぢめ。経緯不明。
 完全に目が据わっているイムカが大立ち回りしている。何があった?さあ?

【ソーマタージの眼前には何かたくさんのドラッグ・コナ・アレ】
【参加するか、なんか楽しむか】

 −−−−−−−−
 −−−−−
 −−−

 (>>973)「伍長が虚弱体質のエルフ娘とかなんの冗談だ?」

 ちょっと顔が赤いイムカ(竜殺し256本摂取)が、
 別シチュの非常のゴア…もといアレな光景に関する感想をほざく。TSか?TSシチュなのか!?

 −−−−−−
 −−−
 −−

【記憶が継続しない!サケの魔力!!!狂気!!!】
977 :ロニー・ゴールドバーグ&鈴虫 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/27(月) 23:50:03.40 ID:qRJltarP0
>>975
ロニー「きゃぁぁぁぁぁ・・・」
まるで綿毛の如き軽量級のロニーはヨシャイアの細腕にも簡単に投げられてベッドに着地した

そんでもって始まる女子会・・・であるが

カードゲーム・・・コツコツと小技を駆使して安く上がって大きく負けない(普段は部の悪いかけしかしない)
ミサンガ・・・糸にこんがらがって抜け出せなくなる始末 壊滅的不器用

リッツに関してはグッジョブであったと言えよう 今回描写がなかったが 暗黒物質製造機になってしまっているのだ
まぁ実際はフライパンが重くて持てない状態だったのですがね!!

ロニー「ダメだ・・・出来ることが軒並みできなくなってる・・・この世界大嫌いだ 速く戻りたい・・・」
さめざめと泣き晴らすロニー

ちな鈴虫君は甘い物ガン食いな!! 辛党が甘党に大変身だ!!

そんなロニーであるが 宿備え付けのテレビゲームをやろうということになれば

ロニー「小足見てから昇竜余裕でした」
超絶テクに生まれ変わっていたという・・・

さて そこに

アキレス「おやぁ? だれかいるのかい?」

むさくるしいマッチョスマイルを浮かべやってくるアキレス 廊下に出たところですれ違ったということにでもしてください
978 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/28(火) 00:05:11.23 ID:ZM6zOFMP0
>>976
「イヤーッ!」
CRAASH!!鋭い手刀を叩き込まれたビール瓶は、底部だけを残し粉々に四散!飛び散るガラス片が光を浴びてダイヤモンドダストじみて輝く!
「瓶が悪いよ、瓶が。……オイ、マスター空手はどこ行った?奴に言われたんじゃ……違う?」


気がつくと、地面にうつ伏せに寝転がっていたソーマタージ。その手に握られるのは、血糊のベッタリついたチェーンソー、弾の切れた自動拳銃……。
SNUFF!SNUFF!目の前に転がるドラッグを鼻から吸引する。吐瀉物の匂いと銃声、悲鳴と頭痛の中、仰向けになり目を閉じた。
「済んだら起こしてくれ。金星蟹が来た───」


脳裏に浮かぶのは燃え盛る町、目の前の友人の首を締めるのはお前だ。お前は何故───。
「ちょっと待て、まだシリアスな時間じゃないぞ。 後にしろ!」
どこか別の何かを見ているイムカのすぐ後ろ、ソファに仰向けに転がり、虚空に手を伸ばして何事かを叫ぶソーマタージ!

「やめろ!高校生活も、オープンな世界も今は違う!終わった事だ!」
「悪い夢だ!ドワーフがエルフになる訳がない!刀の対義語は少なくともガトリングじゃない!俺は週休二日のサラリーマンだ!2+2は3にも5にも4にもなりうるんだ!」


───気がつくと、上半身裸で何処かの路地に座り込んでいたソーマタージ。その手には空のビール瓶が一本だけ握られていた。
狂気の時間は過ぎたらしい。激しい頭痛が臓器を刺激し、胃の中の物が路上にブチまけられる。酒だったもの、ラザニアの破片、インド人の耳、酒だったもの……。

「まあ、気分転換にはなったよ。貴重な休みを使い果たす価値があったかはともかく」
地面に瓶を叩きつけて砕き、頭痛の中ヨロヨロと立ち上がる。アレは夢だったのか?否、手の中にあった瓶と、ゲロの中の食べ物、鼻先に付着した白粉がそれを否定していた。

「苦い」
付着したクスリを指先で掬って舐め取り、ボストンの闇をフラフラと歩き出す。イムカの事は忘れてたが、まあ大丈夫だろう。
979 :ヨシャイア・ワーシントン【オールドスクール・シビル】 [sage saga]:2017/11/28(火) 00:06:18.65 ID:Z0xypC8B0
>>977
「ロイは元のスペックが高いだけにクソ化する部分が多いな……」

ロニーの凄惨たる有様を見て冷や汗を浮かべるヨシャイアであったが、全てのプロフィールが反転してるかと言えばそうではない。
家庭料理のスキルだとか、身のこなしだとかはジョシュアのまま。ヨシャイアになっても変わらずである。
それだけに反転項目の多いロイには同情ばかりだ。一方で機械の扱いに滅法強くなるという利点も生まれていたようだが。

「……む、意外と早く接触しちまったな」

ムキムキアキレスとの予想外の邂逅に少し汗を浮かべて眉を顰める。まだ口説き文句を決めていなかったのだ。
誰かいるのかいという言葉に相違なく、アキレスからは素晴らしいガタイと立派な大胸筋に阻まれて、
細身で小柄なヨシャイアの姿はアリのようにしか見えないだろう。ヨシャイアはその隙を突き接近。

「こうなったら仕方ねェ、ロニー、スズ!かかれ!」

ヨシャイアが胸に飛び込み、二人には適当な場所に抱き着くよう指示。すかさずそれを自撮るつもりだ。
ミスカに送ってからかうつもりなのだろう。ミスカが目の前のオリバもどきをアキレスと判別できるかは別として。
そんなこんなで、イタズラのせいであっさりジョシュア達だと看破されたとか。

//0時も過ぎたしこれにて!
980 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/11/28(火) 00:09:56.80 ID:Iyd6Fkpko
>>978

「呑みにいくぞ!!」

 ガシっと去ろうとしていたソーマタージの首ねっこを引っつかんでずーるずる!
 無限ループなんで!ナムサン!ナムアミダブツ!!

【こうしてソーマタージの休暇はまだまだケイゾクと相成った!ナムアミダブツ】

//ではこれにーてノシ
981 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/29(水) 23:07:50.69 ID:KgYj7gJt0
【狭間のスクラップヤード】
さて コンテナ5つ分の豆の水煮缶に襲われた狭間のスクラップヤード とりあえず他の止まり木同盟の宿に配ったりもしましたが 結局コンテナ3つ分の豆を抱えることとなりました

せめてもの救いは豆が多種にわたることでしょう ということで簡単に消費できるものから消費していきましょう

巨大な鍋の中 グツグツと煮える豆 そこに砂糖をぶち込みもう少し おもちを焼けば

「お汁粉出来上がり」
かっぽう着姿のロイ・ゴールドマンがそこにはいた

お手軽茹で小豆缶大量消費のお汁粉は寒い日に最適でしょうと踏んで作ってみました

アキレス「はふはふズズー」
―――ギィ!!

早速舌鼓のアキレス おもちに過剰な敵意を寄せるベティもいる中 甘いにおいにつられる越境者はいるだろうか?
982 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [age]:2017/11/29(水) 23:18:00.25 ID:uG0VvL1s0
>>981
「くんかくんか、すんかすんか」

何処からともなく鼻を鳴らしながらやって来るのはニアである
七八とかはあれだ、作ってる時点からやってきて既にしっかり拝借している

「わーい、今日はお汁粉だってんですねっ」

彼女は豆まみれの日々にも関わらず食に対する辟易など一切が皆無だ
それは蟲の世界で過ごした三年で培われた耐性故である

「……塩豆そのまま食べるのがご馳走ってより、ぜーんぜん贅沢ってんですからねぇ」

ベティにオモチをちらつかせたりして反応を見て、結局申し訳なくなったのか甘く柔らかく煮付けられた豆を差し出す

「そんなに急がなくとも、色んな付け合わせとして消費すれば大丈夫じゃないかなぁって思いますってんですけどぉ……」
983 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/29(水) 23:28:12.55 ID:KgYj7gJt0
>>982
―――ギィ!!
お餅を見るやハサミを振り上げるベティ 今時珍しい本域の威嚇である

数年前の正月にお餅を失敬しようとして ハサミがくっ付いてしまって以来お餅はベティの天敵であった

―――ギィ♪
「まぁグリーンピースご飯にしたり 豆カレーにしたり インゲンはあれだ 甘納豆にする それとサラダに・・・
 パパドという豆を使ったトルティーヤっぽいのがあるらしいから それもつくる」

コンテナの中には豆がまだ唸っているが 味が単調な塩肉よりは応用が利くのでいい感じ

「最悪豚の餌にしちまえばいいのさ」
プクーっと膨れるお餅を2つ そして熱々のお汁粉を並々注いでニアに差し出す

「テメェはもっと食って肉つけな」
四五六にもお汁粉 これで何倍目かな?
ちなベティちゃんもお汁粉の中の豆に舌鼓である
984 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/29(水) 23:30:06.72 ID:KgYj7gJt0
次スレやで!!

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1511965783/
985 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/11/29(水) 23:35:59.38 ID:uG0VvL1s0
>>983
「なるほどなるほどっ」
「まぁ、単純にスープにするにもいいってんですしねぇ」

時期も手伝いなかなか重畳だ、と苦笑
塩肉祭りの時は余り手伝えなかったが、今回は料理にも消費にも協力出来そうである

「ありがとうってんですっ」

『あ、どうもどうもー』

『ありがとうっす』

いただいたオモチをゆっくり噛みながら頂くニア
椀子そば状態でするりと頂く七八とユノ
何杯目であろうか、既に数えるのを辞めている

//>>984
//乙です、ありがとうなのですー
986 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/29(水) 23:48:51.80 ID:KgYj7gJt0
>>985
「お餅たっぷり食べてお肉つけるんやで?(ニッコリ」
四五六にはそう言ってニンマリ笑顔 ちょい意地悪

ユノ? ラスボスパゥアーで消化余裕だろきっとメイビー

「そのうち塩肉と豆のコラボ チリコンカンも出てくるから楽しみにしてろよ」
今だしつこく残る塩肉も冬の備蓄だ 特に幻想世界の山間にある止まり木の宿には重宝されているようだ

「これから本格的な冬だ この辺はまだ優しい方だが これからは幻想世界方面で止まり木の救援依頼も増えるだろ
 そうなったらこいつを持って行けば とりあえず飯には困らんな お前さんらにも手伝ってもらうから 存ときゃよろしく頼むぜ」

底が見えつつあるお汁粉に茹で小豆をぶち込み 砂糖をぶち込みかさましかさまし
臭いにつられる越境者の列は途切れそうにない
987 :ニア・シューペリオリティ【タイドメイカー】【マウト・フトゥーロ】E.月光.空色スカーフ [saga]:2017/11/29(水) 23:59:15.53 ID:uG0VvL1s0
>>986
『ぐ、ぬぬっ……』

『七八はもう少し運動した方がいいっすね』

『じゅーぶんしてるし!』

ロイとユノの両面から攻められれば流石に箸の動きも鈍る
因みにユノは逆に、しっかり食べて寝ないと本来の力を発揮出来ない燃費の悪さがあったりする

「私も少し、お手伝いするってんですからねっ」

こう見えてニアは料理が上手い
しかも結構実践的に培われたワザなので応用も効いたり器用である
豆ならばレパートリーもそこそこにあるが故に、しばらくは飽きさせないであろう

『いい匂いがしますね』

『へぇ、豆の煮物?』

『……くれ、武器だらけ』

半人イリームガがいつの間にか列に並んでいたりして、お汁粉は大盛況であったとさ
988 :おんも [sage]:2017/11/30(木) 00:02:55.02 ID:E69UQPRU0
//すみませぬがこれにてっ
//ありがとうございました、またよろしくなのですー
989 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/30(木) 00:04:48.62 ID:BanAEX8K0
>>987
「お前さんは肉つけにゃ体の起伏ができんがな ほーれいっぱい食べて目指せイムカってか?」

なっはっはと意地の悪い笑い声 塩昆布を差し出す
程よい塩気で舌をリセットすれば 汁粉がまたおいしい

「おぅ そんときゃ頼む さぁて」
七輪で炙った餅に焼き目が付き ぷっくりと膨れる
それを腕に入れて熱々の汁粉を注ぐ

「ただいまお汁粉サービス中だよ!!」
スクラップヤードにロイの声が響き渡った

//では〆で
990 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/30(木) 21:48:35.47 ID:hrQCeZdQ0
越境者と言えど、人の子である以上家族や故郷はある。時に郷愁に駆られる事もだ。
ではそういう時彼らはどうするか?手書きの手紙と、僅かばかりの荷物を送るのだ。
例外もチラホラいるが、夜の帳を恐れる中世の世界の者も、荘厳でスペースオペラな宇宙世紀の只中を生きた者も、皆一様に何かを送る際は、多くが前時代的な紙に頼っている。


「母ちゃんからの小包だぞ!ゴドーはどうした?」「やつはもう死んでるよ。お土産だけ貰って送り返せ」「娘夫婦からの返信だ。珍しい」
「息子から何か来てないか?あいつにあと五人は腹違いの兄がいると伝えなければいけないのに…」「弟からぁ?アイツまだ生きてたのか?」「あーユミちゃんからだー!」
「お前の奥さんからはビデオレターだ。両手でピースしてて随分と楽しそうだったぞ」「おい!それはおれの手紙だぞ!」

ここは狭間のスクラップヤード。今日は世界を渡り、そういった手紙を届ける『配達人』が現れた日だ。
『配達人』と言えど、常に狙った地域に行けるわけではない。故に実際に届けられる物は紙の手紙か、小包程度が限界だ。
その僅かばかりの送り物でも、故郷を遠く離れた者にとってはありがたい物らしい。

「おや、やぁコンニチハ。それと会えなかった時の為にコンバンハとオハヨウ。
 お前らも手紙を取りに来たのか?違うんなら、俺様宛ての荷物を探すのを手伝ってはくれないかね」
見知った越境者に気付き、声を掛けるのは人混みの中のソーマタージ。遠くにはマンジュシャゲやエリコの姿も見える。
「先に言っておくと、ヤツらは使えない」

越境難民でごった返すスクラップヤードの広場。ここにいる越境者達には、果たして何かしら届いているだろうか?
991 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/30(木) 21:56:07.74 ID:BanAEX8K0
>>990
アキレス「スプロールのボスからだ 仕事溜まってるって・・・うぇ」
げんなりと手紙を見るアキレス

ロイ「弟のヤツ 遂に第一子が生まれたか・・・しかも男児だ よくやったぞ」
嬉しそうに手紙を見るロイ

嬉しいも哀しいも伝える手紙は越境者にとって切っても切れない仲と言えるだろう

ロイ「それで? 何を探してほしいんだソーマ」
手紙をしまい ソーマが手を必要としているらしいので手を貸してやることにしよう

ロイ「何を探すんだ? あぁそうだ よかったらこれを飲んでくれ」
とマグカップをどうぞ 中身はどろりとした液体

レンズ豆のポタージュだ 豆地獄はまだ終わらない
992 :リリウムメア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/11/30(木) 22:02:52.88 ID:QnzfZRof0
>>990

「求愛ならば何時幾つ送られてもおかしくはないのだけれど。
 今回はないみたい。つまらないわねー……」

盛り上がる周囲に対して置いてけぼりの淫魔。
そもそも出自が出自であり、越境者となる前は負われる身である。当然手紙など無く。

「何かしらあればいいとおもったんだがな。
 まあ、身内友人の殆どは死んでいるし、手紙をもらえる体質でもない。
 つまりは暇と言う事だな。」

つまりは暇人二人が参戦と言う事である。少なくとも片方はそこそこ使える筈だ多分。
993 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/30(木) 22:28:47.66 ID:hrQCeZdQ0
>>991-992
「何これ。前にも言ったがゴックンは嫌い……」
言いかけて止まる。豆のポタージュだと匂いで分かったのだ。スナギツネめいた神妙な表情で啜る。
「ジャコウネコみたいなクソが出そうだ。そうそう出ないけど」


「持つべきものは金と友だな。俺宛ての小包が届いてないか見てきて、来てたら持ってきてほしい。
 一ヶ月も経つんだ、そろそろ来てるはずなんだが…」
勝手に行けと思うだろうが、月月火水木金金な家畜小屋の体制、普段の奇行、クソみたいな性格のせいでモブ達のヘイトはかなり高まっている。
ここでまた何かしでかせば、いよいよマズそうだ。だからこうして他人に頼む。

「『メッドテック研究所』からだ。脅したから小包で届く手筈になっている。
 ちゃんとお使い出来たらば、イタリア人みてーに情熱的な愛のメッセージだろーが、女子児童みてーな甘酸っぱい親愛の手紙だろうが書いてやるよ。頼むゼ」


山の様に手紙や荷物を積まれたワゴンに向かえば、彼の言っていた荷物はすぐ見つかるだろう。厳重な保護フィルムやテープでグルグル巻きにされ、二回り程大きくなったのがそれだ。
問題は周りにある。ワゴンの周りには、この地の滞在者の七割はいようかという人集り、無理に割り込めば顰蹙必至、力尽くで越えようにもその人数、空くのを待てばいつになるやら。
いかにして小包を取ったものか。手腕が試される事となる。こんな形で。
994 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/30(木) 22:39:53.71 ID:BanAEX8K0
>>992-993
「ご覧ください 豆嫌いなソーマちゃんがポタージュを啜るまでに豆好きに変わりました」
スナギツネフェイスなソーマにニッコリ笑顔

さて 困ったことに人だかりができてしまっているワゴンであるが

「リリウム」
あわてず騒がずリリウムの名を呼ぶ お得意の異能でこいつらを少しでも減らせ と言いたいらしい

だめだったら? その時考えます
995 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/11/30(木) 22:45:26.96 ID:QnzfZRof0
>>993
「……行けばいいだろう?」

メア・シアーズは新参である。性格にも奇行にも未だそれほど振り回された思い出は無い。
故に、今にも爆発しそうな爆弾の存在など知らないのだ。が
周囲のソーマタージへの視線から、なんとなくは察したようで。

「これほどか。手紙の一つも回収できんほどだったか。」

と、苦笑いを浮かべている。

>>994
「……最近わたしの扱いてきとーになってない?」

今日もオーナー権限である。確かに、リリウムの異能は状況に合致してはいるが。
格好つけた口調も雰囲気も一気に剥がれて、えぇーっと言いたげな顔を向ける。
何しろこっちは既にソーマタージへの視線を知っているのである。

「お給料もうちょっと貰っていい気がするー……」

とはいえ行動には移る。ふわりと浮かんだ髪が網を結んで、手紙の山にほうられる。
あわよくば小包を、駄目でも幾らかは人だかりを削れるか。
996 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/30(木) 22:53:00.82 ID:BanAEX8K0
>>995
「ベア交渉は来年の春闘まで我慢するこったな」
ぞんざいな扱いをする雇用主がはっはっはと笑う

「今度好きな菓子でも作ってやっから頑張んな」
997 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/11/30(木) 23:06:05.80 ID:hrQCeZdQ0
>>994-995
「アツアツの豆を啜るよりも、アツアツの豆を顔にぶっかけてやる方が楽しい事に最近気づいたんだ」
ニッコリ笑顔にビシリと中指。やはり豆は慣れない。
「昔っから汁粉とかつぶあんとかニガテだったんだよな。食えないわけじゃないが」

「そっちの彼女は憐れなソーマタージをからかっているんだネ? 生肉を抱えてワニの群れに飛び込む様なもんだぜ」
苦笑いを浮かべるメアに肩を竦める。笑い返せればよかったが、そこまで心に余裕があるわけでもない。
「そ。手紙も取れないモノも変えない。最近はおちおちトイレにも入れなくてな。もっぱら窓から捨てる日々。…ジョークだ」


などと話していると、人だかりの方からザワメキが。リリウムがその異能で取ってくれたらしい。
「え?もう取ったの? RTAか?」
彼自身ももうしばらくかかると思っていたので、頼んどいて少々驚く始末。
「…まあ、やってくれたのは確かだわな。ありがとよ」

小包を引き裂きこじ開けるソーマタージ。その背後から向けられる羨望の眼差し。
投網じみて荷物をかっさらってったリリウムの異能。こういう場面では殊更役に立つだろう。


「───私の分もお願い!おばさん!」
最初に口火を切ったのは十にも満たない少女だった。子供特有の甲高い声から始まった願望の声は次第に広がり、うねりと化す!
「オレのもだ!」「わ、私のも!」「ボグモ」「俺のも頼む!」

「…まあ無理もないさ。この二束三文にもならない紙束のやり取りが、それだけが家族知人隣人と触れ合える唯一のツールだってやつもいる。
 ましてやここもある種の難民キャンプ、気を紛らわす娯楽も十全とは言い難い、拘るのも無理はない。
 …けどちゃんと列に並べよ。ルールだぞ」
自分宛ての荷物の中身を懐にしまい、一人呟くソーマタージ。最後の余計な一言以外に揶揄する調子は無い。
越境者の中には家族と離れ離れになった者、まだ子供の内から世界を超えてしまった者もいる。残してしまった人達との最後の繋がりが、この手紙なのだ。
998 :リリウム&メア ◆R9F5WG6Bjw [saga]:2017/11/30(木) 23:22:45.07 ID:QnzfZRof0
>>996>>997
「じゃ、しょーがないからやって―――」

機嫌を直しかけたその時に響いた、"××××"
きょろきょろと周囲を見渡し、見渡し、見渡し。数秒の間を空けた後

「――――おば?」

理解が出来なかった、とでも言いたげだが。しかしその言葉が差すのは自分しかいないのは間違いない。
何しろ、似たような異能の存在は見当たらないなのだ。

「……わかった。わかったから、ね?」

周囲の人間を制止しようと伸びた手は震えて、引きつった顔は涙目である。
自身の容姿に絶対の自信を持つ"少女"が、喰らうにはあまりに残酷な言葉であった。
ちらちらとオーナーへ向ける濡れた視線は、ただ人ごみに困惑しているのか。それとも(そんなことないよね?)的なアレか。
ともかく、しばらくすれば髪を触手の如く操作して人々に手紙を配る淫魔の出来上がりである。

―――――――

「気を悪くしたか。謝ろう
 何、それほど嫌われる男でもないと踏んでいてな。」

軽く頭を下げた後に、侘びだと言ってタバコを差し出す。尚その見た目は少女である。
ちなみに銘柄は某絶版品である。

「ほら、そういう事を言えるんだ。
 もう少し目立つように言えばいい。無理に人を遠ざける意味もないだろう。」

ソーマタージの言葉に揶揄がないことぐらいは容易に伝わる。

「ちなみにだ。その小包以外には、期待できる手紙はないのか。」

そう問う顔はいつもと変わらず。踏み込むには、あまりに爆薬の匂いがする地帯だが。
意図があるのか、それともただの興味か。
999 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/30(木) 23:25:19.41 ID:BanAEX8K0
>>997
「そんなことを言うと ソーマちゃんの晩御飯をグリーンピースご飯と豆カレーにしちゃうぞ★」
中指おったてに更なる笑顔で対抗

「食後のデザートは甘納豆だ」
食物繊維たっぷり!!

「だから機能の汁粉パーリーに近づかなかったのか 美味いんだぞ汁粉」

さて リリウムの異能のおかげで目標達成 驚くソーマにドヤ顔 お前がやったわけじゃない
とりあえず任務完了・・・とはいかなかった

「おばさんじゃなくておねーさんと治してもう一度言おうねー」
子供にやんわり言い聞かせ

「はーい順番ねー ちゃんと並ばない悪い子は拳骨だよー」
と 握りこぶし固めて宣言

リリウムをこき使う気満々の様です
1000 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/11/30(木) 23:41:29.04 ID:BanAEX8K0
>>998
リリウムから向けられた視線に返されたのは苦笑だった

どうやら後者であると判断されたらしく 幼子の言うことだと大目に見てやれムーブである
なお人の整理はきちんと買ってでているので そこまで混乱はしてない・・・はず
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
凛「未央の誕生日を全力で祝うよ!!」カッ!! @ 2017/11/30(木) 23:34:37.59 ID:a5ej7xIn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512052477/

【ミリマス】P「願いを灯に込めて」 @ 2017/11/30(木) 23:16:32.26 ID:CEOpY5J8o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512051391/

【艦これ】提督「私と艦娘が険悪な関係だと?」 二隻目【安価・コンマ】 @ 2017/11/30(木) 22:44:06.24 ID:X+3L1UKM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512049445/

レズ「悪ぶってる娘をレイプするの最高」不良娘「んー!」ジタバタ @ 2017/11/30(木) 22:10:05.18 ID:ZWKOgUIeO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512047405/

結城友奈は勇者である〜レインボー大陸戦記〜 @ 2017/11/30(木) 21:57:11.59 ID:P0U0fZri0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512046631/

右下BAXYLR上上下AYLRA右下上右AXYR上上下下 @ 2017/11/30(木) 21:37:47.94 ID:01An7pU9o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1512045467/

【けものフレンズ】キタキツネ「げぇむ拾った」 @ 2017/11/30(木) 21:32:53.74 ID:rgalMOSzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512045173/

エド「リベンジ…しますか?」ヘルカイザー 「リベンジか…」 @ 2017/11/30(木) 21:26:44.86 ID:ebRtJr8CO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512044804/



VIPサービスの新スレ報告ボットはじめました http://twitter.com/ex14bot/
管理人もやってます http://twitter.com/aramaki_vip2ch/
Powered By VIPService http://vip2ch.com/

947.96 KB   

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)