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【置き去りにしてた】能力者スレ【大切な言葉】

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953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/02/19(月) 23:27:48.40 ID:HDjLsdEnO
>>949

そうそう、あいつよぉ、バカみてぇに真面目なもんだからさぁ
あたしのこと置いてさっさと家出て行っちまったんだよなぁ!
姉は高校すら出てねぇのによ、あいつ研究員だぜまったく!

でもいい加減姉ちゃんも働く気になってよ、折角だし可愛い可愛い妹の側にいてぇじゃん?
だから居場所を探してるってワケだ。双子だし、この顔見たやついねぇって聞けばすぐ分かると思ってよぉ――――

【――嘘が嘘で重ねられていく。薄い嘘が、次々と積み重なっていく】
【かちり。時計の針が動く。粘ろうと思ったが、どうやらそう簡単にはいかなさそうだ】

(……警察の中にも“敵”がいやがる)
(それが分かっただけ、今日は良しとすっか――)

あぁ、そうだなぁ……結構喋ったし、さっきアホみてぇにたこ焼き食ったから喉乾いたわ
(多分こいつも……“敵”だ。なんとなく、そんな気がしやがる)

あたしは……お茶が、いい、か、なぁ――――ッ!
(随分と……嫌な笑い方をしやがる、ぜ――――ッ!)

【突然。大気が動いた。少女の髪が、風もないのに大きく動く】
【奇襲。まるで少女の背後から見えない腕でも生えてきたかのように。透明で、太く、長いナニカが、婦警を横から打ちのめそうと迫る!】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/19(月) 23:29:59.79 ID:WAkPtoExo
>>951

【ひとまず追手はない。そのことを確認した青年はまず息を整えることにした。もう脚が鉛のよう重かった】
【彼の全神経は後方からの気配と自身の回復にのみ向けられていた。そのため、近づいてきた人物に声をかけられる寸前まで気が付かなかった】
【思ってもいなかったところから音がしたことに気がついた青年の心臓は爆発しかけた】

────っ!!

【慌てて後ずさって離れる。目は見開いていて表情は恐怖一色だった。まるで死神を見たかのようだ】
【その表情は数秒間にも渡って続いた。彼は無害そうな人物をそうだと認識するのでさえ、それだけの時間を要する精神状態だった】
【表情からある程度の恐怖が取り払われた後に、彼の口が開かれた】

お、お願いだ、助けてくれ!

【それは懇願だった。初対面の相手に必死の形相でなりふり構わずに叫んでいた】
【彼の服装を見ればそれが単なる旅人でないことがわかるだろう。森林を行くにはあまりに簡素な服装。しかも装備はそれだけだ。武具もなければその他の道具さえ一つたりとも持っていない】
【さらには至る所に枝を引っ掛けた切り傷が見えるだろう。つまり、彼は何かしらの危険な状況にあるということだ】

【────がさり、と。彼が逃げて来た方角から草木が擦れる音が聞こえる】
【木々の間から男が出てくる。こちらも森林には似つかわしくない紺色のスーツ姿と、紳士用帽子】
【その男は二人を見るや否や、暗がりでも分かるほどはっきりと口元を歪めて嗤った】

「あぁ、こんな遅くにこんな森にいるなんて。貴方も不運な方ですねぇ」
「私はそちらの方に用がありまして。邪魔立てせずに引き渡してくれると助かります」

【男の指が青年を指し示す。その動作一つだけで青年の表情が再び恐怖で凍りついた】
【一見すれば紳士的な態度を取っている男だが、その表情は邪悪そのものだった】
【青年を引き渡せばどうなるか──安全が保障されないことは明らかだ】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2018/02/19(月) 23:49:25.37 ID:hRlvg7L5o
>>953
【にこにこ、と】
【何も考えずに見れば人好きのする笑顔が】

【ず、どン――ッ】

【その時真横に吹き飛んだ】

【だあン――と、その身は壁に叩き付けられて】
【側の備品棚からファイルや諸々が崩れ落ち、婦警の身へ降り注ぐ】


【――確かに打ち据えた感触を、彼女は感じ取るだろう】
【しかしそれと同時に、それは余りにあっけなさ過ぎるような】

【もし、打ちのめした直後に逃走を図るつもりで打っていたのでなければ】
【何か一瞬でも、躊躇いや戸惑いを覚えた場合――ずるり、と。婦警に被さっていた備品が動くのを認めるだろう】

【そして、仄暗い水底から響くような、陰湿な声がするのだ】


――――痛いですねぇ…………痛ぁいですねぇ〜…………


【備品の山の中から、むくりと身を起こす婦警】
【髪は千々に乱れ、腕の片方はあらぬ方へ曲がっていたりするのだが】

やっちゃいましたねぇ……やっちゃいましたぁ……
『公務執行妨害』ですねぇ……これは……――――

 【――――M9よりリクエスト】
 【『転送』――Hound γ-7=z

――――逮捕です。

【ふらり、立ち上がったその途端】

【――ばちり】
【婦警のすぐ前方の空間に小さな電荷が迸る】
【それは直後にジジジジと電流の暴れ狂う音に変貌して】

【直後、雷の落ちるような大音声を伴って】
【空間に開けられた『穴』から、何かの影が飛び出すだろう】

【漆黒。人型。重厚。金属。疾い――】
【『それ』は、彼女を床へと叩き付けんとするような勢いと凶暴さで以て、『拳』を振り下ろす】
956 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/19(月) 23:52:05.86 ID:4mMV/DRRo
>>954
【少年の反応。あたかもそこにこの世ならざる怪物が現れたかのような、恐怖と言う感情の塊を此方に差し向けるもの】
【それ程までに切迫した状況だと言うのだろうか。この森の中で、一体何をすればそんなことになるのか。熊の出そうな森であることは確かだが……】
【ふと彼の服装を見る。森を超えるには相応しく格好は所々傷つき、何者かに襲撃されたことを物語っていた】

は……? いや、少し待ってくれ。まず、君の状況を教えてくれないか?
一体君が何故そんな……逃げ出して来たような格好をしているのか。状況を教えてくれなければ、助けようにも……

【最もな台詞であった。少年の身の上が一切合切霧に隠されている今、助けようにもどう助けるのが最適なのか判断がつかない】
【しかし、その考えは数瞬の後に粉々に打ち砕かれる。それらに否応無しに理由を付ける存在の登場によって】

【視界に入った礼服の男。見た目だけで言えばやはり森林には似つかわしくない。しかし、その雰囲気、その悪辣さを孕んだ笑みは、外見等と言う些細な問題を打ち消した】
【少年の反応が、男の笑みが、自身の本能が、眼前の存在が抱く脅威を痛みのように教えてくる。うなじが軋む。指が開く】

不運……かどうかは俺にはわからないが……
少なくとも、この人にとってはそれが不運なんだろう。その上で、俺はお前の問いに答えよう

【誰かを助けたいと思った。この人を助けなければならないと思った。そう思ったのならば、次にすることはもう決まっている】
【旅行鞄を少年のいる方向に投げる。出来れば、これを持っていてほしいと言う意思表示だ。そして、腰に佩いた太刀をゆっくりと、月に光らせながら引き抜く】

この人は……お前には渡せない

【言い放った少年の瞳は、月明りに照らされて、明らかな闘志に満ちていた】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2018/02/19(月) 23:57:54.44 ID:1CFeYD5R0
>>952

そう。ずいぶんと悪用できそうな分野なのだね――、薬物の検査にも引っ掛からなそうだし。

【相手の所属する場所に気づかないなら。白衣の裾にあるシンボルに気づけていないなら。多分これも冗談みたいなものだったのだろう、いくらも趣味が悪かったけれど】
【気づいていたなら――多分、こんなことは言わないはずだった。ふうん……と小さな呟き声は、けれど、よく分からないような曖昧なもの】
【いろんな本は読むけれどどれもこれも専門ではないしプロではないから――なんとなくの意味を分かっても、それ以上までは届かず】
【だから結局少女は今までとおんなじ声色、少しだけ冗談めかしたみたいな、少しだけからかっているみたいな、そんな声で、呟いて】

……だろうね。通報されたらしいのだよ、知らないけれど――、

【布地の余った服。というよりはおそらく彼女が細すぎるせいで余っている布――それが、持ち上げた腕の動きに合わせて、すとん、と、その細腕を晒し】
【ひどく細い手首をぎゅっと自分で握ってみても昔からこんな様子だから大した感慨もない。その細い手首から続く手のひらが、インクで真っ黒になって汚れているのは】
【なんだかとっても"それ"っぽかったのだけれど。あまり興味がないように「通報された」だの言うのなら、それを気にした相手や、そうした誰かの方が正しい感性】
【その結果来るようになったのが前述の"変な人"だなんて余談。とはいえ――自分が貧血状態にあるかはともかく、"そう"なっておかしくないだろう、という自覚だけは、あるらしく】

それなら良かった。

【ただ――そんな話はあまりしていて面白くないから。相手のポケットから聞こえる着信音、そうして文面を読む数秒の間、彼女は気を利かせたつもりか、しんと黙って】
【やがて逃げ出した個体が捕まったのだと聞けば――聞いた通りに信じて、それなら良かった、だなんて当たり前に言うのだろう。そうしてやがて名刺まで差し出されれば】
【そのつもりはなかったように一瞬見つめて黙り込むのだけど――、そのうちに、指先で摘み取るように受け取るはずで】

…………アンネリーゼ。別に覚えなくともいいのだけど。

【告げられた名前を呼び返すことはなかった、ただ、その代わりのように自分の名前も告げて――立ち去る背中を、見送るには無感情に見やれば】

――。

【気づくものが一つ。だけれど――、それ以上のことはないだろう。例えば相手にとっては背後から悲鳴が聞こえるとか、急に携帯端末を取り出してどこかに電話をするとか】
【そういったことは全くなくて。海の見える公園は変わらず静かで。もっと言うと、さらに数分の後には人影は一つもなくなっていて――それで、終わりだった】

/お待たせしてしまってすみませんでした、お疲れさまでした!
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 00:06:56.12 ID:pbUplmsfo
>>956

【旅行鞄を青年が受け取る。その瞳は未だに信じがたいものを見る目だった】
【初対面の明らかに危険な状況にある人物を、一体誰が二つ返事で助けてくれるというのか】
【その事実が、その正義感が、驚くべきことだった】

【太刀を引き抜く少年を前にして、スーツの男は退屈そうな表情を浮かべた】

「やれやれ。脱走者の回収など、本来は私の仕事ではないのですが」
「あまり、余計な手間は取らせないでほしいものです」

【────脱走者、と男は言った。それは意味するところはつまり、青年はどこかから逃げてきたということ】
【重要な意味を持つであろうその言葉を男は何気なく語った。しかしその詳細が続けられることはなかった】
【ただ漫然と男は少年を眺める。両手はポケットの中に入れられていた。余裕か、あるいは油断か】

「しかし驚きですね。まさか、初対面の人間をこの状況で助けようとするとは」
「余程のお人好しかただの馬鹿か。一体、どうしてこのようなことを?」

【退屈な世間話をするような気軽さで、男が尋ねる。この男にとって少年がしていることは一見すれば単なる愚行だ】
【そこに意志があるのか。それとも単なる酔狂なのか。男はそれを確かめようとしていた】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/02/20(火) 00:12:38.22 ID:I9LUkfrgO
>>955

――――っし!

【いくらなんでもあの攻撃をモロに食らえば、しばらくは。そう、彼女は思っていた】
【部屋にいるのは婦警と自分だけ。ならば、騒ぎになる前に壁をブチ壊してとっとと逃げればいい】
【再び少女の髪が動く。透明なナニカが、また動く。今度は壁に向けて、“透明”が振るわれようとしたところ、で】

…………は? …………い、や――
うっそ、だ、ろ…………?

【少女の顔が、恐怖で引き攣った】
【なんだ、あの声は。なぜ、どうして、動ける】
【何をしようとしている。アンドロイドか。これが、こいつも、こいつも】
【来る。なにか、来る。来る。来――――!】


ぐ、ぅ、う、ぅぅううううううううぉおおおおおおおお――――ッッ!!?


【ばさり。少女の短い黒髪が、真っ赤に染まる。いや、それはすでに“髪”ではない】
【赤い触腕――彼女の頭部から生えているのは、8つの触腕だ!】
【6本の触腕が“拳”を受け止める。力が足りない。ぐぐ、と床に倒れそうになる】
【残る2本の触腕が、彼女の体を支える要となる。ヒトの足と、2本の触腕】
【計4本の手足で、なんとか彼女はその場に踏みとどまる――しかし、2撃目が来れば、どうなるか】

【触腕は巨大で、太く、長い。吸盤のついたそれは……“大蛸”そのもの。この頭部から生えた触腕が、今まで少女の髪に擬態していたのだ!】
【先程婦警を殴りつけたのも、この触腕のうちの1つだろう】
【そして、触腕が姿を現した今。“麻季音”の顔は崩れ、成人女性の顔になっていた】
【目の色は金。そこに少女の面影はまるでない。――この触腕。顔すら変化させる擬態能力を持つ、のか】

/すいません、いよいよこれからってところでそろそろ眠気が
/明日も8時か9時くらいにはスレにいれると思います
/継続したいところですが、継続が無理そうであれば、そちらの都合の良い形で切っていただければ、と
/ひとまず今日のところはこれにて失礼します。お疲れ様でした!
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2018/02/20(火) 00:15:51.65 ID:kH/S/5pRo
>>959
/承知です!
/全然逃げ切って頂いても大丈夫ですが、継続ということであればこちらもありがたいです。
/お返事はまた後ほど書いておきます、一旦お疲れさまでした!
961 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/20(火) 00:21:24.22 ID:6M3uIytCo
>>958
【青年に対して目配せをする。出来るだけ安全な所にいてくれ≠ニ男に聞こえないよう小さな声で伝えた】
【正眼の構えで男との間合いを計りつつ戦意を示す。未だ相手の手の内がわからない以上、無暗に懐へ踏み込むのは愚策と言えよう】
【当の男は余裕綽々と態度が物語っている。此方に必ず勝利する算段でもあると言うのか。ともかく、油断は出来ない】

本来の仕事で無い≠ニ言うことは、お前はもっと別の、こんなことをしなければならない事態に陥る仕事をしている
そう解釈させてもらった

【そんな仕事は世に溢れかえっているような代物ではない。薄暗く、湿った泥沼のような、寒気と悪意が混在するもの】
【泥沼の底にある汚泥は、さぞ醜悪なものだろう。そこから零れ出るものなど、到底ロクなものじゃない】

簡単だ。俺は彼を助けたいと思った。ならば、後は助けたいと思ったがままに助けるのみだ

【それは人を救いたいと言う情動だ。内から湧き出るもの。内で煮えたぎるもの。そう決めたからには、もう止まれない】
【正義を語るつもりはない。誰かに感謝される謂れはない。ただ、己が感じたままに、この人を救いたい。それだけだった】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 00:31:06.37 ID:pbUplmsfo
>>961

【静かに頷いた青年は旅行鞄を抱えたまま離れた場所へと移動した】
【少年の答えにスーツの男は小さく唸り声をあげた。顎に右手を当てて考えるように首を傾ける】

「ふむ……大した意志がないのか、あるいははっきりとした動機を自覚していないのか」
「まぁいいでしょう。御察しの通り、私は別件で多忙でしてね。さっさとこの場を終わらせたいのですよ」

【男はおどけたように肩を竦めてみせる。左手もポケットから出して、両腕を広げ、両手を開く】

「そういうわけですので、早速始めましょうか」

【緩慢な動作で右手を地面に置く。何かの予備動作であることは明らかだった】
【次の瞬間、少年の足元の地面が隆起。さらにその場で爆発が生じる。規模はかなりのもので直撃すればタダでは済まない】
【だが予備動作に加えて地面が隆起するという前兆がある。素早く動けば回避は可能だろう】


//すいませんそろそろ寝なくてはいけなくなりまして……
//続きは明日、ということでいいでしょうか。難しい場合は何らかの形で切ってもらってもいいので
//今日はお先に失礼します。おやすみなさい
963 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/20(火) 00:56:08.97 ID:6M3uIytCo
>>962
【青年の足跡を背中に感じつつ、男に静謐で鋭利な瞳を向ける。それは抜き放たれた切先の如く、ナイフより鋭利な刀となる】

動機はあるさ。覚悟も……俺はその在り方を教えてもらった
それを、俺はずっと捨てることはない。決して、忘れることはない。助けたい、それだけで良いんだと

【瞬間、男が何らかの準備を始める。地面に手を当てて、祈祷のつもりか? それとも、呪詛でも仕込む気か。全身の筋肉に電流が迸る】
【いや、違う。これは攻撃を始める前段階ではない。これは、既に、攻撃は始めっているのだ。そう気付いた時、足元がにわかに盛り上がった】
【同時に熱。地面を伝達させての直下攻撃。成程、これが先程の爆音の正体と言うことか】

【身体強化・雷電駆動。両脚に彼の司る属性、雷を纏わせ、即座に後方へと飛び退る。両腕で頭を守り、直後に爆風と熱を感じた】
【舞い落ちる土塊を弾き、砂煙の中から少年が立ち上がる。彼が未だ健在であることは、すぐさまにわかることだろう】

あくまで、退く気は無いんだな? なら、俺もそのつもりでいかせてもらう

【再び両脚に雷が迸る。強烈な踏み込みで男との距離を詰めつつ、下段からの逆袈裟斬りを見舞う算段だ】
【狙いは脇腹から肩口、直撃すれば胴体への損傷は免れないが、果たして】

/了解しました!お時間のある時で構いません。それではまた明日お会いしましょうー
/お疲れ様でした!
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2018/02/20(火) 01:02:44.06 ID:b+pd0h+a0
/http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1519056101/
/次スレ立ちましたー
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2018/02/20(火) 09:38:39.08 ID:kH/S/5pRo
>>959

【――彼女を拳で以て打ち据えていたのは、ある『機械人形』であった】
【一切の装飾を排した素体じみた外形、全身を覆う漆黒の外皮には鈍い金属光沢が艶めく】
【きゅいん、と僅かに音を立てて引き絞られたのは、顔面の中心に位置する単一のカメラアイ】
【生物で言えば単眼<モノアイ>。毒々しい紫色の光を奥底に湛えながら、彼女の姿を捕捉していた】

【如何なる故か、床からは僅かに浮遊した状態で】
【だというのに、拳へ掛かる力は重機もかくやという程に重い】

【そして、それを繰る本体は――】
【す、と。彼女が踏みとどまっている間に音も無く、触腕の間をくぐって眼前に至っているだろう】

【変貌した彼女の姿を認めて、婦警はその瞳を鋭利に細めた】

――なるほどぉ……濁って≠ワすねぇ……
ダメですよぉ、こんなになるまで放っておいたら――

【その手にはいつの間にか、小さな機械の姿があった】
【白銀の棒状、ペンライトのように見えるそれが、かしゃりと音を立てて僅かに伸張】
【内部から露出したレンズには、何か得体の知れない虹色の燐光が渦巻いていて――】


 市民――
 あなたの『幸福』は、『義務』なのです。


【直後、ばすン――と】
【ストロボを切るような圧迫音と共に、強い光が弾ける】
【同時に何か甘みのある焦げ臭さという異質な臭気と、】
【常人の聴覚ではごく僅かにしか聞き取れない超音波が高低入り乱れて】

【もし、それらをまともに浴びた場合――】
【視覚聴覚嗅覚をある計算されたバランスで刺激することによって脳波を操作せんとし】
【結果として――自分は非異能保持者である=\―という強い『暗示』に掛けようとするものだ】

【効果は一時的なものである】
【どれだけ持続するかは非常に個人差が大きい】
【数瞬、数秒、数分で醒めることもあれば、数日、数ヶ月、あるいはそれ以上。全く不定】

【『暗示』にかかった場合、多くは何かがすっかり抜け落ちてしまって、『ただの人間』としてしか振る舞えなくなるケースがほとんどだが】
【異能が生命維持そのものに関わっていて尚且つそれを自覚している場合は、正体不明の息苦しさに苛まれたりなどいったケースも有り得る】
【その対象の気質、『正体』などによって表れる症状は様々だ】

【ただし、これらは極めて緻密なバランスにおいて作用するので、】
【咄嗟に避ける、顔を逸らす、目を瞑るなどして躱していれば、十全な効果は現れない】
【もし自分は異能者であるという自覚がない場合だったならばそもそも効き目はない】
【ただ何か、形容しがたい不快感か違和感のみを後に残すだろう】

【一息の間に起きたのはそこまでである】
【結果がどうなるにせよ婦警本体は彼女の眼前にいて、無防備なままそこに立つのみで】

/ではまた夜に来ます! 9時までには用意しておきますのでー。
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 19:57:47.79 ID:pbUplmsf0
>>965

ぎゃ、は――――ま、まるで “センチネル” だな…………!!
ぐ、ぎっ……!ぐ、ぅ、ううううッッ!!な……ん、だ――?
そいつ、で……!人類でも……!支配、する、つもり、かッ――!…………っっ!?

【力勝負は拮抗――いや、女がジリジリと押され始めている……!】
【あまりに重い攻撃。通常のヒトであれば受け止めることすら不可能だっただろう】
【しかし、頭部から生える触腕が女を救った。グロテスクな見た目のソレは、その1本1本が強靱な筋力を有する】
【それを6本駆使して尚――押し負ける。更には目の前に、ヒト型の脅威。ごぽ、と女の口から黒い液体が溢れた】

【『――市民』その呼びかけに応える余裕などない。手に持つ機械に、渦巻く燐光が見えた】
【バカでもタコでも分かる。アレは何かの予兆だ。ぞお、と悪寒が疾る。】
【自由になる手は残り2本。ヒトの形をした腕だ。隠し持っていた銃を躊躇なく引き抜く】
【もう片方の手で、視界を覆う。思考よりも先に、本能が勝る。抗え、身を守れ、逃げろ、死ぬな】

【“――――!!!” 部屋の空気が暴走する。光が乱れ、臭気が狂い、音が暴れる】
【ばしゅ。女が婦警に向けて“スミ”を吐く。闇市で買った粗悪な銃を発砲する。それはほぼ、同時だった】
【銃声は3発。正面にいる婦警に向けて放たれたが――狙いは適当だ。当たれば、いい】
【スミも目くらまし。当たれば顔面いっぱいを覆う程度の量はある】
【濃度は薄いが、人形なり婦警なりの目潰しとして機能すれば儲け物】

【全ては刹那の間に起きたこと。その刹那が、過ぎてしまえば】

がっ…………、ぐ、ごっ……!?
おう、えっ……!げ――がはっ……!!

て、てめぇ…………!!う、が……、は、……!ぁ、あっ……!
あた――――あたし、に、ぃっ…………!なに、を…………!!

【女は既に――ヒトではなかった。肌の色は薄らと赤い。目は真円。その中央にあるのは縦長の瞳ではなく……スリットのように、横になった黒】
【ヒトの形をしている手にもまた、異変。指にも腕の内側にも、吸盤がきっちり均一に並んでいるのだ】
【これが彼女の“正体”。ヒトではない。実験動物、というほどのものでもない。“獣人”、あるいは“魚人”というもの、か】
【ごぽぽ。女が胃液を溢す。その色は、わずかに青みがかっており】

/夕食前にお返ししておきます!
/今日もよろしくお願いしますね。
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 20:00:25.07 ID:pbUplmsfo
>>963

【爆煙の中で少年が立ち上がる。殆どダメージは入っていない様子を見て、追手の男が意外そうな顔をする】

「多少は戦えるようですね」

【少年の素早い動きを目の当たりにしても男が余裕を崩すことはなかった。未だに少年の実力というものを軽視していた】
【いや、実際のところは見えていなかったのだ。爆煙が目くらましとなって少年の回避動作を見えなくしていた】
【故に────男は驚愕の表情を浮かべることとなる。少年は彼我の距離を一瞬で詰めてみせた】

(速いっ!)

【下段からの逆袈裟斬り。十分な接近から繰り出される太刀による一閃。直撃すれば致命傷となる】
【しかし追手の男もそれをギリギリのところで回避してみせる。切っ先が背広の表面を切り裂いていく】
【後退運動を足で強引に停止。右手が太刀を振り切った少年の腕へと向かう】
【先ほどの攻撃は地面に手を触れさせて発動していた。それが肉体に触れればどうなるかは不明だが、この状況で行う以上、かなり危険だとわかるだろう】

//お返しいたします
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/02/20(火) 20:25:32.00 ID:W25l5Rj80
【路地裏の廃アパート】

【綺麗なオフィス街からバスに5,6分乗ってるだけでそこは貧困が支配する街】
【夜は警察は危ながってパトロールにも来ない。今日は自警団は死人が出なかったからいい日だという】
【そんな路地裏は何が起きても誰もかかわらない。クズとクズの揉め事なんて関わる価値もない。】

【ダグウッドはこの町でそこそこ上手くやってきた。ツレの紹介でヤク売人を始め、下っ端だがギャングに入り】
【この辺りを占めるまでに至った。けど、今は腹から血を垂れ流しながら、この廃アパートの階段を登っている】
【奴はずっと追ってきている。きっと殺し屋だ。うまくやってきたつもりだったのに。どこでしくじっちまったんだ――――】

【後ろからゆっくり靴音を立てて歩くヒットマン。拳銃が放たれる!Bang!Bang!Bang!!!】

あーあ…やっぱあっっったンねぇナ。ピストルってヤツぁ…スキじゃねェ。

【建物の中を反響する射撃音。そしてそいつは高笑いを響かせる。】

【―――もう上に登る階段もない。身を隠して、やつが見失ってくれるのを待つしか無い。神様、どうか、神様…】
【恐怖がまとわりついて、ガキのように丸まって、泣き声を押し殺しながらじっとしてるしかできない。】

お前んちのブギーマンはクローゼットか?ベッドの下か?カッコは黒い帽子に黒い服かァ?
ハッ!覚えとけ。オシオキするのはおとぎ話じゃァねェ…………俺だ。

【血の痕を追ってやってきたヒットマン。柱の陰からゆらりと姿を表し、拳銃を売人の頭に突きつける】

【黒髪を今風な七三に分けて整髪料で整え、右目は眼帯で覆っている。紺のスーツで身を包む】
【片目を見開いて、薄い唇がわざとらしく笑う。売人は恐怖でもう何もすることができなかった。】

最後のチャンスだ。密造場所、ゲロっちまえば薬物所持で引っ張ってムショに2年で済ませてやるよ。
まァ、ギャングの世界っつーのは裏切り者を生かしとかねェけどな。それか、ギャングスタらしく死ぬか。
俺はどっちでもいい。掃き溜めでマトリやってるポリ公なんざ一生、クソみたいなもんサ。

【この状況を見たらどっちが悪人かわかったもんじゃない。が幾つもの銃声をさせている以上、面倒事中だと】
【辺りに知れていることだろう。ブギーマンの高笑いが響く】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2018/02/20(火) 21:17:19.74 ID:kH/S/5pRo
>>966

【閃光。銃声。何かの吐瀉音】
【統一性のない多々がその刹那の間にない交ぜとなって混沌と化す】

【数瞬を経てそれらが収束した時――場は凄惨を極めていた】


――――………… …… ぅ…… ァ……


【婦警は二発の銃弾を受け半ば吹き飛ばされるような形で後ろへ倒れ込んでいた】
【腹部と右腿の傷口から並ならぬ量の鮮血を溢れさせ、床をじわりと赤く染め上げていく】

【対してその傀儡であった機械人形に大した外傷はなかったが】
【その塗装と同色の墨液によってカメラアイを塞がれ、一時的な機能不全】
【操り主も瀕死の有様ゆえか、墨を拭う動作も酷く緩慢で】

【――が、婦警は小刻みに震えながらもその顔だけを持ち上げて】
【眼窩から這い出さんばかりに見開かれた血走りの眼で、彼女の姿を捉えた】


――……し…… シ……、 ……――『侵略者』……ァ


【何が婦警の身をそうまでして突き動かすのか最早不可解であったが】
【臓物を絞り上げて出したような声と共に、血塗れの指で彼女を差した】

【その直後――】

【じりりりりりり――】
【建物内にけたたましいサイレンが鳴り響いた】
【部屋の照明が赤色のそれに代わり、明らかな『緊急事態』を示す】

【――ドアの外が急激に騒がしくなる】
【何かの群れがこちらへ殺到してくる気配だ】
【ここは警察署内。緊急応援部隊が迫り来ている、と考えて間違いないだろう】

【血を流して倒れる婦警と、目にするだけでも生臭き名状しがたい異形――】
【部隊がどちらを『確保』または『処分』しに来たのかは、想像に難くない】

【絶体絶命、か――】
【だが、婦警も人形も彼女の乱撃をまともに受けていてしばらく動ける様子ではない】
【部隊が中へ突入してくる前に、某かの行動を取るだけの猶予はギリギリありそうで】

【余力を振り絞り窓から逃亡するか(ただしここは地上三階)、婦警を人質にでも取るか、】
【あるいは全く違う別の手を閃くか、はたまた奇跡的に『暗示』が解けるか、いっそ絶望を受け入れるか――】
【この最後の十数秒が、彼女の命運を分けると言って過言でなく――】

/こちらこそよろしくお願いします!
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/02/20(火) 21:50:25.56 ID:l3/hk0gDO
>>969

(ぐ…………く、そ。あっちも喋れる余裕は、ねぇ……か)
(少しヤりすぎ――――)

――――“侵略、者”? …………、…………は

【目眩と吐気でぐらつく視界の中、婦警の姿を捉える。出血多量。放置しておけば、流石に命も危ういか】
【しかし女は、相手の心配など一切しなかった。婦警のせいで危険な目にあった。ただそれだけの理由ではないだろう】
【人形も機能不全。婦警も動ける様子はない。ぺ、と口の中に溢れる酸を床に吐き捨て】
【歪む思考を精一杯巡らせ、今後のことを考えようとするも――】

【侵略者。その、深淵から這い出るような声に、またしても怖気がはしる】
【一体、“敵”はなんなのか。明確な答えは、得られない。だが、正体不明の欠片は目の前に伏している】
【一体どうすればいいのか。湧き出るのは、まず恐怖。そして、困惑。思わず一歩、後ろへ下がった時――サイレン】

【ち、と舌打ち。拳を受け止める必要のなくなった触腕をひと撫でする】
【吸盤のついた8の触腕。普段は擬態の役目を果たしてくれるが……今はただ、見た目通りの働きしかしない】

…………く、そ。マジで……なに、しやがった……クソアマがよぉ!

【よろめきながら、窓に近づく。3階。街中の建物だ。ここから外に出れば、確実に目立つ】
【しかしそれ以外に道はない。機械人形の機能が戻れば勝ち目はないし、何より大勢が近づいてくる気配がある】
【ヒトは異質なものを拒絶する。この現場を見られればどうなるか。その末路は、彼女自身よく知っていた】

【ぱん。触腕を振るい、窓を破る。そして女は――躊躇なく、窓の外に体を這い出させた】
【ただし……飛び降りた、のではない。8つの触腕と、両の腕。そこについている吸盤を使い、警察署の外壁に“張り付き”、そこから更に上へと登り始めたのだ】
【少しでも逃げ切れる確率を上げるため。上の階に逃げつつも、大通りではなく路地裏に面した壁面に向け移動している】
【その姿は巨大な赤い蜘蛛が、よろめきながら逃走を図っているよう。実際。あの燐光から溢れ出た謎の化学物質のお陰で、時折吸盤が壁への張り付きに失敗し、ずるりとバランスを崩していた】
【一般市民からしてみれば――警察署内からクリーチャーが這い出してきた。そう、見えるだろうか】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2018/02/20(火) 22:14:01.21 ID:kH/S/5pRo
>>970

 ――――………… 市、民の ……中に まぎ、……れ――は…… ――……

【「市民の中に紛れていたかこの『侵略者』め――」】
【婦警が健全たる容体だったならばそう言っただろうか】
【しかしそれは今、最後まで紡がれることはなく――】

【だん、と勢い良くドアが破られ、武装した機動隊員が室内へ雪崩れ込む】
【しかし彼らが認めたのは、血塗れで倒れ伏す婦警の姿のみ】
【機械人形が人知れず消えていたことなど彼らは知らない】

【婦警の容体を確認した後、すぐに救護班を呼ばう声】
【残りの隊員が銃口を各所へ向けながら散開する】

【そして破られた窓を認め、隊員の一人がそこから上体を乗り出して下を見る】
【が、『標的』はいない。どこへ消えた――数瞬逡巡した後、何か気配を感じて『上』を見た】

 「――――上だ! 上に逃げている! 至急増援を!」

【――見つかった】
【また何か部隊の駆ける音が屋内に響き渡る】
【と同時に、窓から身を乗り出した隊員がその突撃銃を彼女に照準する】
【たたたん、たたたん――と三点バーストが二節続き、銃弾が彼女へ迫るだろう】

【狙いはさほど研ぎ澄まされたものではない】
【が、未だ『暗示』の最中にあるならば、その脅威は如何ばかりか】

【しかしこれをさえ凌ぐか耐えきることが出来れば、逃走しきれそうな目処は立つだろう】


【――地上では、銃声と、そして壁に張り付いた異形の姿を認めた通行人達が】
【そちらを指差し思い思いに騒ぎ立て始めていた。――「化け物だ」「魔物だ」などと】
972 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/20(火) 22:16:47.60 ID:6M3uIytCo
>>967

(浅いかっ……!)

【踏み込みは十分。振りは……やや早すぎたか。未だ、相対する男の能力を把握していないことが、彼を慎重にさせたのかもしれない】
【相対する男もまた、鉄火場を掻い潜って来た兵なのだろう。理由がどうあれ、男が此方の一撃を寸手の所で回避したことは事実】
【反撃が迫る。得物を取り出す様子は無い。しかし、その掌に触れたが最後、先程まで足を着けていた地のように木端微塵に砕かれることは想像に難くない】

ふっ!

【強引に体勢を崩し、男から見て右手側へと転がり避ける。泥が真っ白いシャツの裾を汚し、染みとなって残る】
【染みが広がるよりも早く、彼は立ち上がり男へと向き直った。夜闇が迫る。相手の暗い色合いをした格好は、それだけで闇に紛れる迷彩に思えた】

お前は何故、あの人を追う? お前だけが彼を追っている訳じゃないだろう
もっと上が、お前に指示をした何者かがいる。でなければ、こんな派手なこと誰もしない

【そう問い正しながら、太刀に蒼白い雷を纏わせる。得物に属性を纏わせる力は彼の得意中の得意だった】
【そして、瞳が仄かに紅く光る。ほんの少し、ほんの少しだけ、彼の中で獣性とも、人間性とも呼べぬ何かが蠢き、吠えた】

ぜぇあぁっ!

【先程より更に踏み込んでの袈裟斬り。右肩口から左脇腹までを狙った一撃は、蒼雷を纏い宵闇に刻まれる】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 22:34:21.41 ID:pbUplmsfo
>>972

【死神の手を前転運動で回避される。触れれば恐ろしいとはいえ所詮はただの素手。対処は困難ではない】
【対する追手の男も少年と向き直り後退。接近戦が不得手なのかは不明だが距離を取った】
【続く袈裟斬りを後方に跳躍して回避。左手で帽子を直す】

「ええ、その通り。私にとってこれが”仕事”であるならば、私に依頼した人物がいます」
「それで? 一体何が聞きたいというのですか?」

【反撃はなかった。不思議なことに、男は問いかけに対する返答を待った】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/02/20(火) 22:36:03.84 ID:l3/hk0gDO
>>971

(あ、ぁ――――るせぇ、な…………)
(騒ぐ、んじゃ……ねぇよ)
(この、イカした、ルックスに文句とか……く、そ)

【ずる。また、吸盤が滑る。脱力感と吐気、目眩。タチの悪いドラッグでも決めているようだ】
【たたたん。銃声。触腕から、青い液体が数箇所噴き出す。――血すら、赤くない】
【銃弾に対し触腕が太すぎるためか。傷つきはするものの引き千切れはしない】
【けれど痕跡は残る。青い血液が、点々と壁に付着する】

(侵入者…………あの、ロボ、もどき……)
(ゾーイ、を見て、思った――、が)

【幸運といえるのは――銃弾が、女の身体そのものを抉らなかったことだろうか】
【傷ついたのは触腕のみ。それも、機能を全て失ったわけでもない】
【もう少しで、冷たい気配のする路地が見える。路地に入ってしまえば】
【力尽きたように、女はずるずると壁からずり落ちていくだろう】

(なんつー、か……思ったより、ヤベぇ、な――ぎゃ、は)

【もっとも。それはこれ以上の介入者がなければ、の話】
【路地で待ち伏せされていた、などということさえなければ――彼女は一度地面にくずれおちたあと】
【よろよろと、異形の姿を引きずって路地裏の奥へと隠れ場所を求めるのだ】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2018/02/20(火) 22:43:43.57 ID:O3KfQROPo
【極寒のような日々はようやく過ぎ去り、ようやく春の訪れを感じさせる陽気を感じる】
【曇りがちだった空も今日は澄み渡る快晴で、出かけるには最適だろうと】
【そんな天候の中、ところどころハネた紅髪を伸ばした白衣の女は街路に面した喫茶店のテラス席に居た】

「やれやれ、久しぶりに晴れたね」

【好奇心旺盛といった目つきに、口元には笑みを浮かべて】
【お天道様が出てきたことを喜ぶかのように、ひとつそういった】
【彼女の席にはすでに一杯のコーヒーが置かれており、それを飲みながら書籍を読んでいた】

「『魔力変換と回路の拡張』ねえ……。かの魔術研究者が書いたにしては」

【内容がショボい、などと不満を口にして】
【権威ある研究者が書いたにしては物足りなかったようだ】
【章の区切りで本を閉じると、コーヒーを一口飲んでまた本を開く】

【女の羽織る白衣の左胸には、球体に巻き付いた蛇のシンボル】
【そして、背の方には小さく逆五芒星の――カノッサの紋章が織られていた】
【更に付け加えるなら、治安組織にマークされているような人物でもあるのだが――。】

// 日付が変わる辺りまで絡み待ちです
976 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/20(火) 22:49:44.35 ID:6M3uIytCo
>>973
【続く一撃の手応えは無し。やはり、相手は戦闘に習熟した者であることは間違いない。となれば、実戦経験の浅い彼の方が些か不利か】
【此方の主な戦闘手段は太刀を使った近接攻撃。しかし、相手方は近接において直撃を食らえば致命的な力を有している】
【打ち倒す、ではなく、退かせることを目標にした方があの青年を救うことに近づくか……】

いいや、それが聞けたのなら十分だ
お前の上にいる何者か。そいつに対抗することを生業にした人々を、俺は知っている
ほんの少し、それを伝えようと思っただけさ

【不思議と、男は此方への攻撃を仕掛けてこなかった。様子を伺っているのか、それとも何かを準備しているのか】
【不気味なことに変わりは無い。嵐の前の静けさが訪れる。彼は再び正眼の構えで切先を男に向けた】

……お前がここですぐさまに退くと言うのなら、俺は追いはしない
あくまで、俺のすべきことはあの人を助けることだ

【そう告げる。これは自分一人で解決できる問題では無い。彼の中で、そう理性が告げていた】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 22:59:50.94 ID:pbUplmsfo
>>976

「対抗することを生業に、ですか」

【その一言が気になったのか、顎に手を当てて考える仕草をする】

「あの怪物を貴方たちが直視できればいいですが、ね」
「まぁいいでしょう。今日のところは見逃して差し上げます」

【意外なことに追手の男は少年の提案を飲んだ。何かの駆け引きかと思いきや、仕掛けてくる様子もない】
【しかし男の表情は不気味な笑みを形作っていた。何らかの意図を持った行動であることだけは確かのようだが──】

「せいぜい、”彼”を大事に保護しておいてください」
「では、私はこれで」

【初めと同じようにゆっくりと右手を地面につける。両者の間の地面が爆発。土埃があがり視界が暗闇に閉ざされる】
【夜風が土埃を吹き消したとき、追手の男はすでに姿を消していた】
【最後に男は意味深なことを言い残していた。彼、というのが誰を指すかは明らかだ】

【戦闘が終わったのを見計らって、木陰に隠れていた青年が姿を現す。表情は未だに不安げだが、旅行鞄は大事そうに持っていた】

……もう、大丈夫か?

【そう言って青年は恐る恐る確認をした】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2018/02/20(火) 23:01:14.04 ID:kH/S/5pRo
>>974

【彼女の姿が、窓の隊員の視認範囲から失せる】
【無線で状況を報告し、屋内へと戻っていった】


【――冷たく、奥へ向かうへ連れ深い闇を湛えた路地奥】
【満身創痍になりながらもそこを進む彼女の前には――】

【「「――ひ、ひいっ!?」」】

【と、何やら思いがけぬ異形に出くわして驚く破落戸ばかりがあった】
【その異貌もさることながら、流される青い血も一層迫力を煽ったか】
【嗜虐しようなどという命知らずも幸いか居らず、各々蜘蛛の子を散らすように逃げていった】

【機動部隊がそこへ至るのは、彼女が去ってから幾許か経った後だ】
【どこに隠れたか、痕跡を追うのは不可能ではなかったろうが、その労力と期待できる結果が見合わないと踏んだか】
【あるいは逆襲を受ける可能性を考慮してか、深追いはせず、即座に引き返していった――】



【――――――――】
【――――】
【――】


 ――――……ええ。はい。そうです。
 『F』です。『イの6』しました。はい。はい。

 ええ。次はしっかり、『更生』します。
 はい。任せて下さい――


 【「――『能力者』は一刻も早く『撲滅』しないと」】


 ――はい。ありがとうございます。はい。
 全ては、市民の『理想郷』の為に――――――


【――婦警の目が、使命感に燃えた強い煌めきを宿した】


/ではこちらからはこんなところで!
/二日間のお付き合いありがとうございました!
/『暗示』は強制ではないので都合の良いところで晴らしちゃってください!
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/02/20(火) 23:15:02.25 ID:l3/hk0gDO
>>978

【逃げていく最中。青い血は自然と止まり、普通程度には、思考出来るようになってきた】
【だが問題は、擬態能力が使えなくなったことだ。一時的なものか、永続的なものかはわからないが】
【流石にこの姿では、安いワンルームのアパートに戻ることはできなかった。目立つし、騒ぎになられても困る】

…………くっそ。まさか、こんなにめんどくせぇことになるたぁ思ってなかったぜ、ゾーイ
≪ミミック/擬態≫はできなくなっちまうし、イカれ婦警に目ぇつけられた感じだしよぉ

ぎゃ、は…………いや、スリリングは求めてたけどよぉ

【これはちょっと、やりすぎだ。力なく女は笑い】
【数日は――少なくとも、擬態能力が戻るまでは、この辺りに身を潜めようと決めたのだった】

/こちらこそ、ありがとうございました。2日間お疲れ様でした!
980 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/20(火) 23:17:04.43 ID:6M3uIytCo
>>977
【緊迫した時間が流れる。ここで、半分はったりに近い先程の言葉を飲み、潔く退いてくれるならば上々】
【半分はったり、と言うのは彼が言っている人々は即ちUNITED TRIGGERや青年ウェインらのことであり、彼らでも手出しが出来ない相手ではどうしようもなかった】

怪物……? それは……

【そう言いかけた時、男の思いがけない言葉が耳に届く。本当に潔く退くと言うではないか】
【この場では最も幸運に近い分岐。これ以上の被害を想定せずに済むと言うのは、単身で森を抜けねばならない彼にとっても、あの青年にとっても負担が少ない】
【しかし、男の笑みが彼に油断を許さなかった。ただ退くと言う訳ではない。何かしら含みを持たせた言い方である】

【その時、男の力によってまたも大地が抉れ、土塊が舞い上がった。自然の煙幕が両者の姿を隠す。視界が晴れた時、そこには既に男の姿は無かった】
【この一瞬でどう姿を消したのかは不明だ。しかし、ここに最早男の気配が無いことは確かだった】

あぁ、問題無い。鞄を預かってくれたこと、感謝している
それで……君はどうして追われていたんだ? それと、行くあてはあるのか?

【ひとまず、彼は森を抜けるまで青年に同行するつもりでいた。しかし、その後は自分も流浪の身。どこかで別れなければならないのは必然だった】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 23:25:28.97 ID:pbUplmsfo
>>980

そっか……ありがとう。命の恩人だ

【青年はまず礼を言ってから旅行鞄を渡そうとするだろう】
【事情について聞かれれば、その表情には陰が差す】

……手短に話す
この森の奥に、『レヴォルツィオーン社』って企業の秘密の研究所、みたいなところがある
そこで奴ら、かなりヤバいものを作ってたんだ。僕も危うく実験体にされかけた……いや、”された”と思う

あいつらは人を研究所に集めて生きたまま解剖してた。大量の死体を集めてるみたいだった
そこの責任者みたいな奴が言うには”不死の軍勢”を作るとかなんとか……

【青年はここまで語って一度話すのを止めた】
【『レヴォルツィオーン社』というのは薬品及び兵器に製造と販売を行なっている企業だ。有名度合いで言えばそれなりといったところ】
【知っている人もいれば知らない人もいる。テレビでたまにCMをやっている。そういうレベルの企業】
【まずそこが、明らかに非合法な行いをしている、という話だった。おまけにその目的はかなりきな臭いものだ】
982 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/20(火) 23:46:09.01 ID:6M3uIytCo
>>981
【旅行鞄を受け取り、青年の話に耳を傾ける。それはとても短く、しかし、余りにも濃密内容だった】
【レヴィルツィオーン社。残念ながら、彼は聞いたことの無い会社だった。だが、そんな実験所を持てる公的な企業が存在すると言うのか?】
【本当にそうであると言うのなら、中々に世は腐敗していると言う他無い。見てくれは良くても、中身は腐っている。熟れ切った林檎のようだ】

ヤバいもの……不死の軍勢……か。不死なんて、夢のようなことだ。悪夢の方の
君は、体は無事なのか? 五体満足ではあるようだが……もし、どこか異常があるなら、すぐにでも森を抜けて医者に掛かった方が良い

【不死の軍勢と言う言葉には引っかかるものがあった。死体を集めて、そこに魂でも宿らせるつもりだろうか?】
【昔、屋敷で読んだ書物の中に幻想の怪物の図鑑があった。その中に、屍鬼(グール)であったり、硬屍(キョンシー)であったりと言う怪物が描かれていた】
【それらは死した肉体が仮初の命を宿し、生を求めて彷徨い歩くのだと言う。本当にそんな物を作るのだとして、目的は?】
【軍勢―――――まさか、死者を使って生者の世界を侵略でもするつもりだろうか。死者には、死者の居るべき場所があるのに】

ひとまず、ここに居ても危険なだけだ。この先の街まで、俺も同行しよう
もっと詳しい話があるなら、歩きながらでも良いから話してくれると助かる。相談できそうな所を知っているから

【そう言うと、彼は森の先を指差した。時刻は深夜を過ぎた頃。夜更けの森の中には、嫌な物が出そうな雰囲気が立ち込めている】
【それこそ、蘇った死人なんて言う怪物が出て来そうな、おどろおどろしい悪寒が】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/20(火) 23:56:34.47 ID:pbUplmsfo
>>982

【身体のことを聞かれた青年は左頬から首筋にかけて入っている刺青を指でなぞった】

今のところ、身体に変なところはないんだ
ただ、奴らに連れ去られて手術台みたいのに乗せられて、気がついたときにはこの刺青があった
”実験は成功だ”、とそのときに言われた

【おそらくこの言葉はかなり不吉な響きを含んでいるだろう。不死の軍勢を作るなどと宣う狂った人間たちが彼を指して”成功だ”などと言ったというのだ】
【少なくとも今のところ、彼に異変はない。凶暴化する予兆もない。その点においては安心していいのだろうが】
【残念なことに彼自身は自分の身に何があったのか、全くわからないようだった】

【相談できるところ。その言葉を聞いた青年の表情が変わった】

そ、そうだ。あんた、どこか安全なところに連れていってくれないか?
多分だけど、あそこから脱走できたのは僕だけだ。正直、今も生きてる心地がしない……
僕の知ってることを伝えなきゃいけないし、正直言えば身の安全ってやつを確保したいんだ

【街まで同行してもらえるだけでも青年にとっては幸運なことだったが、しかし彼の状況からすればそれだけでは不十分だった】
【どこか一層、安全な場所はないか。そこが事情を話して何かをしてくれる場所なら尚更良い。彼の頼みはそれだった】

//すいません、多分あと数レスで終わりぐらいだと思うんですが時間の方が……
//続きはまた明日お返しいたします。今日のところは先に失礼します。おやすみなさい
984 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/21(水) 00:26:17.89 ID:If8GwD/So
>>983
【どうやら身体に何らかの改造、または術式を施されたらしい。その後が彼の首元の刺青なのだと言う】
【刺青が果たしてどのような効果を発揮するかは皆目見当もつかないが、少なくとも不死に何らかの関わりがあるのだろう】
【今の所は無事なようだが、これは自分一人に留めておける問題では無いと彼は判断した】

安全な所……か
すまない。それは俺には出来そうもない。この先の街で、警察に厄介になってもらうしか、俺に提示できることは無い
何分、俺も旅をしている身だ。この近くは……正直、何があるのかもわかっていない
力になれなくて本当にすまない……

【彼は本当にこの周辺のことを何も知らなかったのだ。それなのに旅をしていると言うのはかなり無謀なことで】
【実際、この森で野垂れ死ぬ可能性も無きにしも非ず、と言う状況だった。地図と方位磁針が壊れなければの話だが】

さぁ、行こうか。これ以上ここに長居するのは危険だ
少なくとも……さっきの男より弱い獣なら、俺は追い払うことが出来る。その点は安心してほしい

【そう言って彼は歩き出す。一、二時間も歩けば森を抜け、街に辿り着くだろうか】
【その後は青年に告げた通りだ。青年が警察に行くまで付き添い、事情聴取を受けなければならないなら、嘘偽り無く一部始終を伝えるだろう】
【それまで青年の安全を保障するのは彼の役目。そこから青年の安全を保障するのは警察の役目になるだろう】
【何一つ、問題無くことが運べば、この森の出会いは幕を閉じる筈だ】

/了解しました!数日間拘束するのもアレなので、このまま〆にも出来るようにお返ししておきましたー
/続きはそちらにお任せします。それではおつかれさまでした!
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/21(水) 11:16:26.47 ID:XYGqOnV1o
>>984

【警察と聞いた青年の顔は強張った】

……警察は多分、マズイ。相手はそれなりにでかい企業だし話が怪しすぎて多分、信じてもらえない
だから、あんたがどこか公的機関じゃないところに連れて行ってくれたら一番いいんだけど……

【話が一見すれば荒唐無稽である、というのは恐らく少年も感じ取れることだろう。果たして警察という公的機関がそれをすんなり信じてくれるか。青年はそれを疑っていた】
【より動きやすく、そういった事態を見過ごさない人間の元に連れて行くことが最善なのかもしれない】
【────例えば、UTのセリーナ・ザ・”キッド”などだ。彼女の元に案内すれば、どうだろうか】

【何にせよ少年の言うとおり、森に長居する理由はなかった。些か弱っているのか足取りはゆっくりとしたものだったが】
【二人は揃って森の中を歩く。もしも彼をUTに案内しないのであれば、街にたどり着いたところで別れることになるだろう】
【その場合、彼は恐らく警察に行くことはない。例え命の危険があったとしても、それでも避けるだろう】

//では後少しだけお付き合いいただければ
//ひとまずお返しいたします
986 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/21(水) 12:31:30.91 ID:If8GwD/So
>>985
【公的機関じゃない所。と言われると、些か青年に怪しげな雰囲気を感じ取る。確かに、荒唐無稽な話を信じてはくれないかもしれない】
【しかし、だからと言ってその事実を内に留める訳にはいかないのではないか。彼は暫く考え込む】

そうか……では、俺が知り合い……とは言っても一度話しただけなんだが
その人の所に連れていこう。後のことは、俺は関わることは出来ないが……それでも良いか?

【ひとまずはUTの場所まで案内することが最善策か。たった一度話しただけの、ほぼ部外者である彼がいきなり問題を持ってきて、すんなり受け入れて……】
【くれそうな組織ではある。特に組織の長である彼女は、セリーナは、大きな問題どんと来いと言った感じの豪快な人だった】
【辿り着いた後のことは青年に任せるしかない。彼はまだ、自身の力で何でも出来る程の権限を持っていないのだから】

【進む。進む。宵闇の森を進む。その足取りの先にあるものは、青年の望む通り、UNITED TRIGGERの門戸だろう】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/21(水) 16:59:11.36 ID:XYGqOnV1o
>>986

……お願いだ。他にやれることがない

【少年の提案に首肯。その表情には緊張感が浮かび上がっていた】
【警察は頼れない。だが目の前の少年も初対面であり、その先に待つ人物が手を貸してくれるかどうか、彼にはわからなかったからだ】
【森の中を進む。少年と共に居ても青年は周囲への警戒を解くことはなかった】

【────そして青年にとって長い時間が経った後。彼らは目的地にたどり着いた】
【その場所を確認すると青年の顔に小さな驚きが現れた】

ここって、UTだよな……あんた、ここの人と知り合いだったのか

【青年の要望からすればこの場所は最良といっていい。そのせいか、彼の声は少しばかり上擦っていた】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2018/02/21(水) 19:30:25.68 ID:I4eyBDrj0
【公園】
【日も落ちて街灯のあかりがちらほらと瞬き始めた頃合い、ヒトの通りも少なくなって】
【すっかり寂しくなったその場所に、ちいさな音が響いていた】

【きぃ、きぃ。年代物のブランコが揺れて、錆びた鎖が立てるきしむ音】
【かつん・かつん・かっかっかっ。薄くて軽い金属を、かすかな力で叩く音】

………………チッ、

【そんな音を立てるのは――黒いコートを着込み、フードをしっかりと被って頭を隠し】
【ぼろぼろの裾から伸びる、赤黒ボーダーのニーハイに覆われた足の先】
【機能性なんてまるきり無視したような、底のぶ厚い、真っ赤な靴を履いている人影だった】

【背丈、躰のシルエットからみておそらく少女。そんな人影は、やたらと苛ついているようで】
【猫も鳥もいないのに、絶え間なくちっちと舌打ちを零し。手にしたアルミの空き缶を弄んでいた】
【エナメル質の赤色で塗られた長い爪が缶をはじく音。やがてそれも響かなくなって】

……よっ、――――あ! ……くっそ……

【腕を振るう。缶が宙に投げ飛ばされ、放物線を描いてゴミ箱――の縁、にぶつかった】
【バウンドしてあらぬ方向へ飛んでいく空き缶。きっとこのままなら、その辺の地面に落ちるだけだろう】
【少女はさらに苛々の色合いを強くして、それを拾おうと、ブランコから立ち上がる――】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2018/02/21(水) 20:24:57.02 ID:FJXTZ7Mp0
>>938

【――こ、か。そんな音がして、空き缶は地面に転がるだろうか、歪ならば歪なりに、そうでないならそれなりに、ころり……と、地面の上で傾げて】
【だけれどそれを拾おうと立ち上がる相手は、すぐに、その行為が不要なものになったと気づくだろう。なぜなら――転がる缶を伸ばされた手が、すでにあり】

…………、まあ、ポイ捨てはいけませんのよ。

【真っ白な肌に、すらっとした指先。肉はほとんど付かないのに、骨ばるほどに痩せてはいなくて。――その爪の先、透明なトップコートだけが塗りつけてあるのが、見て取れた】
【そうしてひょいと缶を拾い上げて――掛けられる声は、高くて甘たるい猫撫で声。拾い上げた缶にもともと何が入っていたのか、その文字を読み取ろうとしてから――】
【最終的には、その商品名が書かれている面さえあれば、そこを正面にして、相手に缶を見せて笑うだろう。――女だった、笑った顔のよく似合う】

【黒猫みたいに黒い髪はうなじの白いのが後ろから見て分かる程度の長さ、内巻きのボブヘアで】
【顔は化粧でごまかしているけれど、いやに血の気のない肌の色をしていた。首も指先も、すっと透けてしまいそうに白く――だから、青りんご色の宝石みたいな瞳がよく目立ち】
【きちん、と前を閉じられた黒色のコートにこれもまた黒いミニスカート。足元は肌の透ける程度の黒いストッキングに、ヒールの高い、ショートブーツ】
【コートの上からでも分かる程度に女らしい身体つきをしていた、そのせいかコートのサイズは少し大きめらしく――少しだけ余った袖口から、これは華奢な真っ白い手首が覗いて】

こんばんは。どうされましたの? 猫を呼んでいらっしゃられるようでしたけれど――。

【くすりと小さな笑い声。甘たるい声が人懐こく話しかけてくるだろう、猫を――だなんていうのは、きっと、相手の舌打ちについて冗談めかして】
【黒猫の毛の色、猫みたいにつんとつった眼、甘い甘い猫撫で声――本物の猫でないだけややこしい人間が現れてしまった、――らしい?】

【だけれど当然敵意みたいなものは見えないから。もしかしたらただ相手の不機嫌なさまを心配して声を掛けた――のかも、しれなかったけれど】

/いらっしゃられましたら!
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2018/02/21(水) 20:52:55.26 ID:I4eyBDrj0
>>989

あぁ、ン……!?

【苛立ち交じりに吐き出された声は、随分荒々しくなっていた】
【フードの下、赤色の瞳は無礼なまでにとんがって、現れた人影を睨み付ける】
【――甘ったるい声に神経を逆撫でされている気がした。完全に被害妄想なんだけれど】

……ちがうし、ちょっと狙いがズレただけだし。
ちゃんと拾って擦れるつもり、だったしー……

【尖った唇から漏れる言葉もやっぱり可愛げがなくて、お礼のひとつすら紡げない】
【ぱっと奪い取るようにして、透明な指先から赤色の指先へ。缶が移動する】
【そうしてから、赤い靴の人影は少しだけ黙りこんで……ちょっとしてからようやく、口を開いた】

……呼んでないもん。ネコ。かわいいけど別に今はいい。
そういうおねーさんは何なの? あたしに呼ばれてきたネコちゃん?

【「それとも……もっとコワイ猛獣だったりすんの?」】
【つんつんした少女の声色は、にこやかに笑う女の顔を見てもなお、それがほぐれなかったらしい】
【不機嫌そうな様子はそのまま、隠しもしないで。挑発的な響きすら含んで、女をまっすぐ見つめた】

//おりました! すみません、今から風呂とごはんしてきますのでお待ちいただければ……・
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/02/21(水) 20:52:57.26 ID:Vn4auFY00
/>>968で再募集します
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2018/02/21(水) 20:54:12.22 ID:I4eyBDrj0
>>990
//ぎゃっ誤字、「擦れる」→「捨てる」です……
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2018/02/21(水) 21:16:02.68 ID:FJXTZ7Mp0
>>990

【苛立ち混ざりの声はずいぶんと荒いとげとげしたもの、気の弱い人間だったなら、その一言目で逃げてしまってもおかしくないくらいの――けれど、彼女はそこに留まり】
【それどころか睨みつけられているというのに、最初と同じ――人懐こい笑顔。あるいはそう見える表情を張り付けて】

あら、でしたら、ごめんなさい。――テレビでしきりに言いますでしょう、環境問題ですとか、ゴミ問題ですとか――、ですので。ねぇ?

【拾い上げて、持っていた。当然それほどの力を込めていなかったなら、当たり前に缶は奪い取られ、空っぽになった手は、一瞬だけ元の形を保ってから】
【すぐにひらりとマジックを披露する瞬間のように翻された、それでまたにこりと笑ってから――、「ねぇ」だなんて投げかける声は疑問形の響きだったけれど】
【多分そんなことを聞いているわけではなかった。缶を奪うような距離ならば分かるだろうか、少しだけ、本当に少しだけ……脳の根っこが溶けるみたいに甘い、香水の香り】

そうでしたの? てっきり猫を呼んでいるのだと思いました、ですけれど……今時の猫は色恋沙汰に必死ですから、来やしないのではないかと。

【「ですから――」】
【それで空っぽになった手ともう片方の手を合わせて小首をかしげるようにして笑う、くすくすとした笑い声、喉を鳴らすように笑うなら、やはりどこか猫に似て】
【だけれどだからといって猫にまつわるナニカというわけではなかった――とは余談。靴の高いかかとを少し引きずるようにすれば、ころろろ、と、軽い音】

さあ――、わたくしはどちらでもいいのですけれど。

【どちらにいたしましょうか。そんな、冗談みたいな言葉はやはり甘すぎるくらいに甘い声で紡がれる、語尾が解れて溶けて消えてしまうみたいな笑い声を夜に引きずって】
【叶うのなら、相手の瞳――赤い赤い瞳を覗き込もうとするだろう。フードがあっても気にしないし、不機嫌そうな相手の様子も気に留めないのなら】
【変に無遠慮なくせに、本当に本当に、心底嫌がられるようなら、次の瞬間には諦めてすっと、詰めただけの距離を離そうとするのだ。そういう、変な女】

【――もっと言うなら、その目も、少し、変だった。底がないかと思うくらいに澄んだ瞳は、きらきら光る青りんご色の宝石を丸く削って、眼窩に収めたみたいで】
【それで、少しだけ、魔力のにおいがする。あまり強くはない、まして同姓同士なら、よほどでない限り、自覚するほどの異常を引き起こすことはないだろう程度の、魅了】
【そういう術がかけられているのではなく、"そういうもの"であるらしかった。かといって篭絡してしまおうとするつもりもなく――まず気づかれない程度の、もので】

/了解しました! そして最初のレスの安価ミスすみませんでした、今気づきました……!
994 :鳴神 ◆cznYvuLKk/TS [sage saga]:2018/02/21(水) 21:27:06.46 ID:If8GwD/So
>>987
【暫く前、彼はこの場所で正義と言う行いについて、その最前線に立つ者から貴重かつ無二の講義を受けた】
【二度と彼の中から消えることのない。深く、鋭利に、熱く、刻み込まれたその在り方は、彼の内側を、その形を支えている】

あぁ、以前、俺から頼み込んで一度話をさせてもらったことがある
頼れるか、頼れないかで言ったら、俺は抜群に頼れる人物だと思っているよ

【彼の声色は心なしか明るく、穏やかに聞こえた。自身の存在にとって楔のように刻まれたこの場所に来ると、自然と気が緩むのだろう】
【ひとまずは入店する他無いだろう。待ち受けるのは、あの時の彼女か。それとも別の誰かか】
995 :セリーナ・ザ・"キッド" ◆/iCzTYjx0Y [saga]:2018/02/21(水) 22:07:17.16 ID:hGXXKIWR0
>>987>>994

【ぴゅう、と風が吹く。静かだが強い風だ、そして何れはそんな風こそが―――】
【彼方で大きな、"嵐"を呼んだりするもするだろう。丁度そう、暴風の後にこの酒場が出来上がった様に。】
【UNITED TRIGGERには暖かな雰囲気が満ちていた。薪をくべられた古風な暖炉が店内を包み、ぽつりぽつりと酒場には来客の姿も。】

『―――ああ、そうだよ! 俺は戻りてえのさ、ニュー・ドレファスに!!』

ヘイ、ブラザー。その辺にしておきなよ、必ず首都は取り戻すって。

『そうは言うけどなぁ!? もう二年もそのままだぞ!! あの場所はどうなっちまうんだ、俺の故郷がなぁ!!』

あー……こりゃ酷い酔い方だね。まあでも、気持ちは分かるよ……ごめんね、アタシ達の努力不足さ。

『―――けっ。くそったれ、くそっ……帰りてえ……帰って……"ホーリー・クラブ"のカトレアちゃんに会いてえ……ちゅっちゅしてぇ……』

風俗の話かい……。


【カウンターに座った、恐らくは"同郷の友人"であろう人物と話をしているのはどこか古風な格好の女だ。】
【火薬と土埃でどこか薄汚れた白のぴったりとしたブラウス、土気色のベスト、年季の入ったガン・ベルトには古式な回転拳銃。】
【足元はダメージ・ジーンズと革製のウェスタン・ブーツで固め、頭にはトレードマークのテンガロン・ハット。その女―――店主と思わしき"彼女"は】


まあまあ、今日はそこまでにしておこうって。それより情報を有難う、大分捜査が進んだよ。

『あぁ!? ……ああ、そんなこと。良いって事よ、裏稼業には強いんだ……
ここ最近でデカい仕事を引き受けたと噂の傭兵集団のリスト、だったか。まあ、全部を網羅って訳にはいかなかったがな。』

ううん、助かったよ。とりあえずはめぼしい所を当たって―――お、っと。来客みたいだ。

【来客である二人を見れば、―――内一人には見覚えもあるらしく。】
【手を振り、にっこりとした笑顔で出迎えるだろう。だが、もう一人の男性の様子はどうにも―――】
【落ち着かない様子だし、二人の雰囲気も決して旅の合間に休憩を、とかそういう感じでも無くて、直ぐに事態を察し、そして。】


―――義勇君。話は中で。怪我は?

【すっ、と対応を変える。セリーナ・ザ・"キッド"は素早く二人を店内に通し】
【そして奥のテーブルへと座らせようとするだろう。手早くホット・チョコレートとクッキー、それに】
【救急キットまでどこからともなく取り出し―――常備している様だ―――二人の前に置いて、話を聞く姿勢を作るだろう。】

【此処までの間に怪我などがあればその治療についても、救急キットで可能だった。】
【ともかく、二人は"安全な場所"に逃げ込めたのだと、そう肌で分かる筈だ。】


/ご厚意に甘えて……ッ!!
よろしくお願いします!
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2018/02/21(水) 22:07:53.40 ID:PI69GWNqo
【――既に黄昏の時も過ぎ、月影が街並みを照らす頃】
【こじんまりとした酒場は、小さな灯りを灯して営業を始めていた】
【店内には白衣を纏い、ボサボサでハネた紅髪を下げた女が一人居るのみだった】

「へえ、公安のエース部隊のエースがねえ……」

【右手の持ったグラスにはブランデーが注がれており】
【カウンターに新聞を置いて読んでいれば、気になる記事がひとつ】
【「『公安一課』のエース西島被告、国家内乱罪で起訴」――女の好奇心に満ちた目はより輝きを帯びて】

「この前のフルフェイス事件といい、またきな臭くなってきたね」

【口元には笑みを、頬には紅みを帯びて。良い酔いを愉しみながら】
【女は記事の仔細を読み終えればグラスを唇に寄せて、一口呑んだ】
【芳醇な果実の香りと、柔らかな甘みが幸福感を生み出した】

「そろそろ行動するべきか、まだ機を伺うべきか。迷うな」

【ブランデー片手に、女は新聞を広げて読み始める】
【纏う白衣の左胸には、“第11研究室”のシンボルである球体に巻き付いた蛇が描かれており】
【そしてその襟元には――、小さく『機関』の紋章も刻まれていたのだ】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2018/02/21(水) 22:20:49.19 ID:I4eyBDrj0
>>993

【香りだけじゃなくて、たたずまいも表情も仕草も声色も何もかも。甘ったるい女だなと思った】
【それがやたら、挑発されているような気がして不快だった。被害妄想はますます加速して】
【どちらが猫だかまるでわからない。ふーっと威嚇して丸くなるみたいに、両肩が上がった】

どっちでもいい、って、ナニ……
そーいうこと言うヒトってさあ、大抵「ヤバい」ヒトだよねえっ……

【じり、と音を立てたのは赤い靴の無駄に分厚い底だった。しかしそれは、焦げ付く音にも似て】
【焦りを含んで苛立ちを沸騰させる少女のこころに、よく似合いの音色だった】
【見つめられる赤色、女の持つ鮮やかな緑色とは対の色。それが少しだけ、不安げに揺れた】

【――軽い軽い、酩酊に似た感覚。すこしだけ身体がふわつくような】
【女の放つ魅了を微かに受けて、少女の躰が返した反応はそれだった】
【眉根を寄せて、何事かと考えて。自分の身体を掻き抱くように、腕を回す】

……なんなの本当。おねーさん、なんか目的あってあたしに近付いた?

【探るのは、不得意だった。だから隠さずに切り出した。女にとってはきっとそんなつもりはないだろうけど】
【少女にとっては、深い警戒を抱くに相応しい状況が、整ってしまっていた】

//ひいー大変お待たせいたしました……! すみません!
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [saga]:2018/02/21(水) 22:27:52.17 ID:XYGqOnV1o
>>994>>995

……なら、その人を頼るしかないな

【最良の場所、そのはず。少年の様子からして、ここにいる人物はかなり信頼の置ける人物のはずだ】
【そうであってもやはり緊張した面持ちであることに変わりはなかった。他に選択肢がない。ある意味、彼は追い込まれていた】

【少年の後について店の中へと入る。店内の様子はいたって平和なもの。酔った客はいても平常運転の範囲内だろう】
【その店の中に入っても青年の表情は少しばかり強張っていた。声をかけてきた女性の姿を目の当たりにしても、だ】
【少年と違い、この青年は無言のまま案内された席へと座る。食事には残念ながら手をつけられる精神状態ではなかった】

……とりあえず、はじめまして

【最初の一言はセリーナへの挨拶からだった。無理やりひねり出したような声だった】
【次に青年は少年へと目配せをした。少年の口から少し事情を説明してほしい、ということだろう】
【おかしな事態が起きていて関係者を連れてきた、というようなことを言ってもらえれば、青年は詳しい話をするつもりだった】
999 :カニバディール ◆moXuJYo6C0cW [sage]:2018/02/21(水) 22:30:02.37 ID:+QkPfrBJo
>>996
【酒場の扉が開き、二人目の客が来店する】

【身長は2メートルを軽く超えているだろう。少しばかり窮屈そうに入ってきたその男は】
【全身を厚手のコートで包み、フードを目深に被って顔を隠したいかにも怪しげな風体だった】

【黒いズボンに、どこか不釣り合いな黒いゴム長靴。上から下まで真っ黒な男は】
【適当な席に座ると、店主にビールを注文し、しばし店の中を眺めていた】


【その目が、紅髪の女性に止まる。視線は、白衣の襟元、機関のシンボルを目ざとく見出していた】
【大男は立ち上がり、彼女の近くの席に無遠慮に座り直すと、重苦しい声を発した】

――――失礼ながら。ご同僚、でしょうか?

【店主からは見えない角度で、大男の喉の肉が左右に開いた=B常人ではあり得ぬ動き。男が異能者である証拠】
【露わになった喉の内側には、機関の紋章とNo.29の番号が刻まれていた】

なかなか、興味深いニュースをご覧になっているようですが……
何か、動くご予定がおありで?

【フードの影から覗く目と、右顔面の皮膚が引き攣ったような傷跡が、酒場の明かりに照らし出された】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2018/02/21(水) 22:40:50.18 ID:FJXTZ7Mp0
>>997

【――その時々で多少変わるとはいえ、女はずっと笑っていた。基本的に共通するのはその人懐こさだろうか、甘くて、甘くって、それで、なつっこい】
【相手が不快そうにすればするほど、その、作られたみたいな笑顔がよく目立った、――あるいは異物として浮き上がるようだった。本物の感情に、贋物の感情が透かされて】
【多分この女はうそをついている。だけれど、それは、相手を騙すためとかじゃなくて、きっと――そう、癖のようでもあって】

――――まあ、ひどい。わたくしはただの通りすがりですから、あなた様に何かしようだなんてことは、思わないのですけれど……。
それとも……"お金"をいただけましたら、"ナニカ"いたしましょうか? ……冬は休業するのですけれど。ほら――立ちっぱなしだと寒いですから。

【ヤバイヒト――その呼ばれかたに、女はつった眼を丸くして、さすがにそれは心外だというような顔をするだろう。それでもまだ、その表情は笑んでいたけれど】
【自称通りすがり。本当にそうだから追及されても困る――そういうような様子は、けれど、次の瞬間、甘くひそめられた声で、かき消される】
【恋人同士が耳元でささやくみたいな声だった、ならば"金次第"で"何かする"という言葉の意味合いもどこか違って聞こえてくる――"そういう仕事"、あるいはそんな風に】

いいえ。本当に通りすがりですわ、何かお困りでしたら、と――。

【だけれど次の瞬間にはくるりとひっくり返される、甘く甘くひそめた恋人の声は、ごくありふれた――変わらず猫撫で声ではあったが――話し口になり】
【自分の口の前で両手を合わせてにこりと人のいいような顔で笑う、さっきの言葉をなぞるような、それとも重ねて補強するように、再び"通りすがり"だと自称して】
【合わせた両手を開けば空っぽであるのがよく見える。だから敵意はないと言うみたいにして――ただちょっとふざけすぎたか、と、かすかに思う】

――ですので、そんなに警戒しないでくださいな。お詫びと言ってはなんですけれど……、わたくしにできることでしたら、なんでもおっしゃってください。

【そのくせあまり申し訳ない様子でもないけれど――変わらず笑んだままではあったけれど、それでも、そんな言葉は。おそらく本心らしい、と見て取れて――】

/お気になさらずです!
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