【舞台を焦がせ】能力者スレ【炎を燃やせ】

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75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2018/04/14(土) 23:31:29.26 ID:6Gt2nIb8o
>>65

【防御を捨てた状態では敵の攻撃への応対など不可能。そもそも、その気がなかった】
【水球をその身体に浴びた男は再び膝をつく。うめき声のようなものが口から漏れ出す】
【身体の重さが違うようにさえ感じた。身体の鈍化、精神の鈍化。筋肉が動かず、それを支える精神も鈍る】


(ぐっ、くそ……流石にこれ以上は持たねえか…………!)
(それに魔力を使いすぎてる……ガス欠になったら死ぬのはこっちだ)
(ここは退くしか…………むかつくぜ、くそったれめ!)


【戦闘手段が召喚物だというのは幸運に働いていた。術者本体が疲弊していてもある程度は戦える】
【だがそれでも、手綱を手放すのだけは”してはならない”ことだった】
【続行か撤退か。決める必要があった────いや、正確には続行など不可能だ。それでも未だに燻る感情が足止めをかけていた】

【能力者を前にして退く。そんなことは考えるだけでも腸が煮えくり返った】
【まだ怒れる。まだ怒りは消えていない。なら、戦える。そう思っても脚は動かない】
【抑制の能力をかけられ過ぎた。精神が打ち勝てたのだとしても、肉体がついてこない】

【ギリ、と歯噛みをする。震える手を持ち上げて、魔法陣を敵へと向ける】
【うざったいほどに緩慢な動作で口を開く。痺れる舌を強引に動かす。”それ”を呼びさえすれば全てが終わる】


──────<アペル>────っ!


【男が何かを呼び出そうとした瞬間、影が舞い降りた】
【路地に広がるのは竜の両翼。黒色混じりの金髪に碧玉の瞳。右目には眼帯、その周囲には爬虫類の鱗】
【背に巨大な棺桶を抱えた若い男だった】

【男は召喚師の後頭部を打撃。その一撃で気絶させてから腕で抱え、翼を羽ばたかせて上昇】
【そのまま隣接する建造物の屋上の縁に着地。両翼が一度大きく広がり、消失】

【本からは鎖が現れ、<混沌の三十四番ダウ・ア・シャムス>の三角錐の全身に巻きついて牽引。魔法陣の中へと引き戻す】
【全ての召喚物が戻った本は独りでに閉じる。鎖が巻きつき、錠前がかけられる。そして召喚師の腰元にあるホルスターに収まった】


「申し訳ありませんが、この人は持っていきますよ
 こんななりでこんな性格ですが、まだ死んでもらっては困るので

 無礼などがあったのでしたら、代わりに謝罪いたします
 といっても、常に無礼な人ですから、この人から喧嘩を売ったのだと思いますが」


【丁寧な動作で男は眼下の白い人物に向けて頭を下げる。どうやらこちらに戦う意思はないようだ】
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