【舞台を焦がせ】能力者スレ【炎を燃やせ】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/20(金) 19:19:36.42 ID:ukKjA9GZ0
>>365

……うん、久しぶりにこんな美味しいもの、食べた。

【かつ、かつ、箸の先が丼の底を叩く音が聞こえ始める。もうそろそろ食べ終わる】
【もうそれ以上涙は流さなかったけれど、返答は深く、噛み締めるように】
【肯定した。否定する要素がどこにもなかった。そうして、全部片づけてごちそうさま】

【そこまでして温めてもらったのに、口数の少なさは、戻らない】
【まだ警戒が解けない――というよりは、この女と別れた先に待つ未来を想像して】
【憂鬱になるのが抑えきれないというのがあった。……それすら、口には出さないだろうけど】

――――ありがとうネ、おねーさん。……そういえば名前、聞いてなかった。

【してくれたことに対する感謝だけは、とりあえず忘れない】
【それとあと、相手の名を知ろうとするのも。その程度には、緊張が解けているようだった】
【ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ――ようやく笑って見せてから、また女のあとをついて行くだろう】
【一晩だけの気休め、仮の宿。そこへ連れて行ってもらうため】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2018/04/20(金) 22:32:41.64 ID:UbPLRLnn0
【街中――児童公園】
【すでに人気は絶えて久しい時間、今日び珍しいぐるぐる回るジャングルジムみたいな遊具に、なだらかな丘のような滑り台】
【ぎしぎし言って今にも引きちぎれそうなブランコに、大人どころかちょっと背の高い子供でも足の着くような、やる気のない雲梯】

――――へびさま?

【――鈴の音がした。厳密にいえば鈴の音によく似た、金属質の声。嬉し気に弾む声が夜の公園に響いたなら……よく目立って】
【見ればぐるぐる回るジャングルジムみたいな遊具――回転ジャングル――のてっぺん、ちょんと腰かける人影が一つあった、街灯に照らされたシルエットにも、くっきり映し出され】
【どうやら電話でもしているらしいのだ。声音はひどく弾んだ嬉しそうなもの、聞き耳を立てたとしても、大した話はしていない。元気かって、大丈夫かって、そういう――】

【――――肩を撫でる長さの黒髪。大して肌は透き通るように白いのが目立って、生ぬるい空気の中に、人影――"少女"の声が、よく目立つ】
【あどけなさを残す顔に、華奢なシルエット。遠目で見たとしても少女だと判断は付くだろう、あまり特別には安全でない場所、当たり前に上手に腰かけて】
【黒色のパーカーにひざ丈の赤いミニスカート。くしゃっとしたパニエが裾からあふれて、ジャングルジムの細くて不愛想な骨組みを埋めこむ、――体重を掛ければ古さが軋んで】
【丈の長い靴下に、どうでもいいようなスニーカー。足の裏側で上手に骨組みを捕まえて――だけど意識は電話に向きっぱなしで。――「無視していてごめんね」】

……うん。今日はね。ちゃんとね、帰るよ――、あとでね。

【少しの間、彼女はそうして誰かと話していた。――やがて会話も終わったらしい、そっと携帯の端末を耳元から離す、それで、ポケットの中にしまい込んで】
【安堵したような、嬉しいような、そういう、複雑だけれど穏やかな表情。浮かべた少女は、それで黙って、公園の中へ視線を巡らす】

【――電話の間に誰かが来ていても、きっと気づかないだろう。よっぽど話しかけたり、何かあれば、それは話は別で。彼女は途中で会話を切り上げて"誰か"を見るのだろうけど】
【そうでなければ――電話が終わってから、初めて誰かに気づくはずだった。地べたの人間と比べればきっと頭いくつどころじゃなく高いところに座って、座ったまま】
【そんな場所に居るのもあってか、もしかしたら相手よりも先に少女の方が気づくことさえ、あるかもしれないけれど――とにかく】

【静かな夜だった。そんな夜の中、少女の鈴の音みたいな声は、よく目立って。ざああと夜の風が鳴いたって、その嬉しそうな声は、きっと、公園の外くらいまでは、聞こえていた】
369 : ◆DqFTH.xnGs [saga]:2018/04/20(金) 22:56:57.48 ID:EzRMk7AhO
【夜。道を歩く。今の姿は誰のものだっただろうか。お気に入りの映画の、イカしたセリフを言うモブだったか】
【それとも昼間にすれ違った誰かだっただろうか────まぁそんなことはどうでもいい】
【手慣れた仕草で携帯のメール画面を起動する。薬指にはめた指輪が、僅かに赤く灯る】


『よ、ミラだ。今んとこ元気やってるぜ』
『色々メールで送りはしたけど、中間報告』
『まず、リスト探しに使ってたガワの御船本人が多分死んだ。行方不明だそうだ』
『今度からはカチューシャのガワでも被るわ。婦警はちょっと、ムカつきすぎて再現出来なさそうだしな』

『んで、肝心のリストについては微妙な感じだ。カニバディールがなんか知ってるってロッソが言ってて』
『後はそうだな、軍人の厳島がなんか知ってそうだった』
『リストの名前あげたら、面白いくらいに表情なくなりやがってよ』
『カジノでの仕事がちょっとは役に立ったわ。卓についてる連中の方はマジで何考えてんのか分かんねぇからよぉ』
『流石にその場で締め上げるわけにもいかなかったし、今は味方だからそのままにしといた』

『あたし的にはこんなとっかな。また連絡する』
『P.S. お仕事頑張ってねダーリンとでも言っときゃいいか?ぎゃは、ウケるわ。んじゃまたな』


【送信────宛先はジルベール・デュボン】
【端末をポケットにしまい込む。さて、お次はどこに行こうか】
【どこへだっていい。人がいさえすれば、それが自分の隠れ蓑になるのだから】


/いつものメール的サムシングです
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2018/04/20(金) 23:51:16.88 ID:xO8Ydapgo
>>341

【背中を撫で続けていると、犬は丸まってふー、と心地よさそうなため息をつきながら丸まり始めるだろう】
【優しくなでていればとてもおとなしく、落ち着いた姿勢で撫でられ続けている、だがそんな犬の様子を通しながらも、ムクは訝しんでいた】


『(護身ができないから……素直に倒されてあげてもいい、じゃとぉ……?)』

『(怪しい。あきらかにこの小娘、怪しすぎる……そもそも今コイツは大変な悪人でワシらを襲うかもと冗談を言ったが……
こやつの方はワシらが怪しいとは思わんのか……?こっちのアホガキはマジのお人よしじゃが、お前さんは夜道でうずくまる女子に目をつける悪漢ではないのかと
ちったぁ警戒してもいいんとちがうか?あまりにも、自分を省みなさすぎる……何者じゃぁ?この小娘……)』


【クローディアの人物像にどこか違和感を覚えるムクは彼女の横で警戒を始める一方、剛太郎の方は落ち着いたもので】
【取り外したヴェールと目で追うと、おお、と声を上げ】


そんな所にほっぽり出してるとなくしちまうぞ。後で髪もとかしてやるよ、ずいぶんきれいな髪してるしな
青っぽいのか、黒髪なのかあやふやな感じだけどな……んじゃあ始めるか

まずは足の筋肉に一度ぐ、と力を入れるんだ。力いっぱい力んでみろ、ぐーっとな
で、大きく息を吐きながらゆっくりと力を抜くんだ。でもう一回深く息を吸って……ようし吐くんだ、そして同時に伸ばしていくぞー


【剛太郎が律儀なインストラクションを挟みながら、クローディアに指示を行うと】
【彼女がもう一度息を大きく吐くと同時に、彼女のつまさきをゆっくりと脛の方向に押し込み、ふくらはぎの筋肉を伸ばし始めるだろう】

/大変遅れましたが、今お返事かえさせていただきました!
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 00:04:34.26 ID:cpiHKIT/0
>>370
【ムクの心配をよそに、クローディアは剛太郎に言われたように深く息を吸って】
【ずっと歩き続けた足にストレッチは気持ち良さだけではなく、痛みも与えるのだがそのたびにクローディアが「ひぃーっ」とか「ピィィイ」とか情けない声を出すのだった】
【ちょっと溢れてきた涙をゴシゴシと雑に指でこすりながら】

い、痛くて足が曲がりそうよ。これはそれくらい足が、足が……
足が疲れてるってこと……やー!!だー!!

【たまに暴れかける時もあったが、剛太郎の力の前では全く歯がたたない】
【】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2018/04/21(土) 00:06:06.48 ID:cpiHKIT/0
>>371
/分割します、すみません
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2018/04/21(土) 00:07:22.23 ID:wOXnfVnM0
「文面どうしよう、研究所トップを務めておきながらビジネスメールなんてやったことないよ。やってたとしても……書き方忘れたね」
「あの研究所、小規模なのもあるし元々孤島で引きこもってるし、ビジネス的な態度で接する相手もいなかったからなあ。みんなゆるゆる」
「……いつも通りで良いかな。下手に作ると逆に色々不自然になりそう。名義は、まあレオーテヴュートで……」

【From:レオーテヴュート】【To:Mチーム】

【タイトル:カニバディールへの返事】

【本文:

まずは久しぶり、カニバディール。ユウト・セヴォラインディって言えばわかるかな。

敵への反撃と婦警抹殺について把握。僕も協力しよう。向かってくる相手は全員殺せば良い、でいいよね。
指輪を普段着けていない邪禍には後で転送する。どうせ意見が割れて揉めるから。

もし追加戦力が必要なら、魔導海軍か邪禍に頼んでみて。

P.S.
邪禍の手により指輪マイナス2個。この調子で無くなったらゴメン。
(添付画像:例の指輪だったと思われるモノが両手になっている、クリオネ的な姿の羽を生やした生物)




【――その数時間後、二通目のメールが送信される】


【From:邪禍】【To:Mチーム】

【タイトル:Re:カニバディールへの返事】

【本文:

邪禍だ。

>カニバディール
指輪を手に入れられたようだな。俺様はこのチームに協力することとなった。
あくまでもチームの一員ではなく協力者だ。覚えておけ。

>作戦
抹殺に落ち着いたか。問題ない。もし能力抹消以外に使える技がわかったならば後で教えろ。
同時に、黒幕側が狙う存在を奴らに奪われないよう動こう。俺様はどうでも良いが、お前らとしては、脅迫の材料は増やさせたくないだろう。
レオーテヴュートも書いていたが、頭数や戦力を更に揃えたいならば俺様が貸す。
料金は後払いで良い。必要ならば支配権も一時的に移してやる。

他に何かあったら連絡をよこせ。

以上。

374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2018/04/21(土) 00:09:06.83 ID:DiB0Lh02o
>>367

「ふふっ、なら良かったわぁ。人と一緒に食べるご飯は、美味しいものねぇ」


【箸の先が丼の底を叩く音が聞こえ始めれば、給仕を呼びつける】
【彼女に優しそうな笑みを向ければ、給仕にツケで払うように言ってから】
【──帰り支度を始める。今日は彼女も来るのだから、迎えるための支度もしなければならない】


「私の名前ねぇ……。柘榴とでも呼んで欲しいなぁ」


【店を出た後の帰り道、不意に彼女に名前を聞かれて】
【本名を失った女にとって、自らのことを称する名前は花魁としてのそれしかなかった】
【故に、彼女に柘榴と名乗って。また裏路地へと入っていけば、複雑なルートを取る】


「そういえば、貴女の名前は聞いてなかったわねぇ。なんて言う名前なのぉ?」


【女の自宅までは、徒歩で数分ほど。そんなに時間はかからない】
【恐らく同じ布団で寝ることになるだろうし、一晩だけの仮の宿になる】
【せっかくだし、彼女の名前も聞いておこうと思って──】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 00:13:50.02 ID:cpiHKIT/0
>>370
【特に何も起きなければストレッチは終わるのだろう】
【そしてすっかり伸びきったクローディアはぺったりと毛布にくっついて、床に落としたヴェールに手を伸ばしながら】

ありがとう剛太郎、痛かった分とても楽になった気がするわ
髪はいいのよ、これを被ってればボサボサは見えないわ!

【無頓着というか雑というか、またそのヴェールを被り直すとニッコリと微笑んで】
【涙を流したからすこーし目が充血してるが、割とスッキリした顔つきに戻っている】

いろいろ助かったのだわ、これでまた私は歩けるようになるのね!

【ぽん、とベットから飛び降りて足踏み。痺れていた足はとてもすっきりしてあの嫌な痺れもない】
【満足げにくるり、と回れば黒いロングスカートかふわりと膨らみ。そのスカートの裾をつまんで、剛太郎とムクに小さくお辞儀をするのだった】








376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2018/04/21(土) 00:35:51.28 ID:wOXnfVnM0
【廃墟群】
【昔色々あってヤバかったとか不吉な噂もあるが、実際は単なる過疎化によって生まれただけなこの場所】
【その廃墟の1つ――コンクリート製だろうか、天井は既に消滅している――の庭に居たのは、2人の人物】

『だいぶ常識的な見た目になりましたね』
「ヘケケ、ここまで来れば岩もいつもどおり持てるぜ!」

【1人はガタイが非常に良く、筋肉モリモリな20代前後に見える男性で、2本のアホ毛を持つ深緑色の髪で、それは天へ向けて逆立っており】
【身長約175+髪15cm、青紫色の左目と、白目が漆黒の空洞に見えて瞳や虹彩は狂気を感じる赤色をした右目に】
【黒色に桃色の模様を持つ帽子付きウィンドブレーカー、その中に青のタンクトップ、紺色のジーパンの様なジャージ、黒基調の運動靴】
【もう1人は、20代前後に見える女性で身長約155cm、黒い短髪で、白いローブに身を包み、木製に見える杖を右手に持っていて】
【桃色の右目と、白目が漆黒の空洞に見えて瞳や虹彩は清々しさを感じる空色をした左目で、桃色のシャツとジーパンに青いブーツ】

【男の方は片袖をまくって腕を露出させ、女性に見せていた――内出血による紫色の斑点と、治りかけでカサカサになっているらしい皮膚】
【車にでも轢かれたのか、あるいはバットか何かでボコボコに殴られたのか、ゾンビウイルスか……とりあえず、牛の模様の如き斑点である】

「生きてる建物はアウトだが、死んでる建物はセーフ! そして念の為住み着いてる奴が居ねェかもチェックしたから大丈夫だ!」
「さァーて、鈍らねェーよォーに運動しねェーとなァーッ!!」

【男は袖を戻しつつ廃墟の壁に近づけば、それに向けて拳を一振り】
【脆くなっていた壁はいともたやすく穴を開けられ、そして周囲にヒビを生んだ】


/多分高確率で持ち越しか置きレス行きになります
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2018/04/21(土) 00:54:52.44 ID:wsVIvj0Xo
>>375

【一通りストレッチを終えた後、うやうやしくお辞儀をするクローディアに向けて手を振りながら剛太郎は答える】


いや、いいんだよ!今日はもう遅いしゆっくりしてきな
多少の話し相手くらいにはなってやれるし、この棺桶も落ち着けるところまで運んで誰かと連絡が取れそうな拠点まで
後で運んでやるよ!

『フン、それじゃあそろそろワシらにもいろいろと話をしてもらえんかのう』


【ひょい、と同じくベッドから身軽な動きでムクはクローディアの目の前、2mほど先の方向から見上げてくる】
【見た目はつぶらな瞳で見上げているだけだが、心なしか警戒されているらしい様子を感じ取ることが出来るだろう】
【元気そうにこちらに向きなおるクローディアに向けて、ムクは質問を投げかける】


『元気になったついでに一応いくつかお前さんに質問をさせてもらおうかのう。まず、お前さん、クローディアじゃったか?
おまえさんは一体どこの出で、どういう身分を持っているのかなどを聞かせてはもらえんか。それと剛の字がこう言っておるから
一晩ここに泊めることは構わんがのう、お前さんこれからどこへ行くつもりでいるんじゃあ?』

どうしたんだよムク、いきなり失礼じゃねえか

『一晩ワシらのテリトリーに泊めるんじゃあ、見ず知らずの女、よりも大体身元がはっきりしている奴であったほうがワシらも安心するじゃろう
実際ワシはお前さんがこれまでどういう暮らしをしてきたのかまるで読めん……浮世離れしとるというかなんというかのう
そもそも宿の取り方がわからないしろくな飯を食うておらんというとったがお前さんこれからやっていくための資金の持ち合わせはあるのか?』


【ここで一晩過ごした後、行くところはあるのか、目的はあるのか……そもそも行動を起こすための資金などはあるのか?】
【何もかもが不透明すぎる少女の事を探りたいと思うのは自然であるとムクは主張してくる】
【語ってくれれば彼らは落ち着いて耳を傾けるだろう】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2018/04/21(土) 01:01:08.54 ID:DiB0Lh02o
>>366

「結局、能力者であることが広く社会に知られてしまったらもう生きていけないわね」
「もし能力が制御できたとしても、能力者の烙印が押されればもうおしまいよ」


【突然能力に目覚めた様子を、生中継されればどうなるかなど分かるだろう】
【彼は世間から排斥され排除され、歯向かうも受け容れるも死しか後はなくなる】
【強硬意見を口にしていたがゆえに、それをそのまま受ける形になってしまったのだ】


「わかりやすい答えだけど、それが最適解とは言えないわ」
「能力者が排斥された世界が、政府に能力を管理された世界がどんなものか想像出来てないのよ」


【今は魔防法適用範囲が特区内に制限されているが、これがどうなるか分からない】
【異能差別が起これば、GIFTのような能力者至上主義を掲げる組織が大々的に活動し始めるだろう】
【それに一般の能力者が同調すれば、悲惨な結末になるのは今からでも分かる】


「能力者排斥の動きが伝播し切らない内に、万人平等を掲げる教会を基盤とするわ」
「自警団の名前は──ガーディアン・エンジェルズの予定よ。守護天使ね」


【正に市民を守る楯として、守護する役目を帯びた自警団として】
【能力者・非能力者を問わず、市民を守るという崇高な目的を持った者達の集まり】
【草の根的に活動を続けていけば、いつか能力者の存在の必要さが分かるはずだ】


「分かってるわよ、支払いますとも」


【──伝票を見た瞬間顔が青ざめた気もするが、会計に向かう】
【支払いを済ませれば、ウェイターがドアを開けてくれる。それを通って外に出たならば】
【知らない間に外は真っ暗になっているだろう。小一時間ほど洋食店にいたようだった】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 01:44:04.99 ID:cpiHKIT/0
>>377

剛太郎……出来た男ね
私ちょっと感動すらしてる!

【剛太郎の面倒見の良い言葉に感嘆の声をもらし。どんなふうに過ごせばこんな立派な人間になるのだろう、と剛太郎の瞳を覗き込んだりして】
【それで何かがわかるわけでもないのだが、とりあえず満足すればにっこりと微笑み、こてんーーと壁に背中を預けた】
【そしてやはりまだ喋るトイプードルには慣れないのか、愛らしい姿で問うてくるムクにピクリと肩が反応する】
【だが、その質問にはうーんと首をかしげるのだった】


私の生まれ?……村よ、そんなに大きくない村!
村には貴族も王もいなかったし、自分の身分なんて…………

【全ての質問に答えないうちに、彼女は桃色の唇をきつく結んだ】
【喋っているうちに目の前の小型犬に対して恐怖心でも芽生えたのだろうかーー瞳に怯えが翳る】
【細い指を口に当て、若葉の瞳を逸らしながらすり足で剛太郎に近寄り】

ねえ剛太郎、なぜ彼は怒っているの?
私、何か悪いことした?

【不安そうに剛太郎に問いかける。何か嫌がることをしただろうか、と考えてみるが思いあたらない】
【すると彼女はぷくっと頬を膨らませ、ヴェールの端と端をつかみ、カーテンでも閉めるかのようにピシャリとそれで自身の顔を覆ってしまった】

きっと彼は私を地球を侵略しに来た宇宙人だと思っているのね!
酷過ぎる、あんまりなの!

【ヴェールのカーテンが開く気配はない】
【それどころかそのまましゃがみ込んで背中を向けてしまうのだった】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2018/04/21(土) 01:59:17.73 ID:wsVIvj0Xo
>>379

どういたしまして!
へえ、どこぞの村の出なのか……俺の故郷も決して都会じゃなかったっけな
この辺には観光できたの?ちゃんと所持金とかパンフレッドとか持ってきてるか?あぶねー事があったら自警団とかに駆け込むんだぜ


【本当にどこまでも気のいい男だ、思いつく限りの世話を焼いて今後の事をいろいろすすめてくる】
【一方、猜疑的な態度をとるムクに対して気を悪くしたのが見て取れるクローディアの様子を見て、剛太郎は】
【またこれだよ……とばかりに額に手を当てあきれたように相棒を見ながら言うだろう】


ほら見ろムク!やっぱり気を悪くしたじゃねーか

『フン、悪いかよ……
わしゃあお前と違って細かい事がどうにも気になるんじゃよ』


【同じく愛犬もそっぽを向くのをあきれ果てながら見ると、剛太郎は彼女の背にぽん、と手を置きながら】


悪いなクローディア、ムクは怒ってるわけでもなくましてや地球を侵略しに来た宇宙人だと思ってるんじゃねえんだよ
アイツは気難しいタチで基本的に他人が信用できない奴なんだ。そもそもアイツなんで愛犬を通して俺たちと会話してると思う?
人付き合いが嫌いだから自分の工房がある山に籠って極力人を入れず、愛犬を通した通信だけで対人関係を済ませたがるほど億劫だからなんだよ

俺は別にお前の事嫌ってないよ、あいつは一日二日で人となれ合う奴じゃないから……仲良くするにはこれからゆっくり会話してかねえとな

【信じるに値する、と見返してやろうぜ!とばかりに彼はにかっ、とさわやかなスマイルをクローディアに向ける事だろう】
【排他的な老人ムクと、気さくな若者剛太郎……なんともデコボコなコンビだ、性格も世代もちぐはぐな奇妙なコンビである】


/剛太郎中身、次回のお返しは本日の18時以降を予定しております、本日はここで失礼します……
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 02:51:05.47 ID:cpiHKIT/0
undefined
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 02:53:48.54 ID:cpiHKIT/0
undefined
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 02:56:29.96 ID:cpiHKIT/0
undefined
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2018/04/21(土) 03:33:26.28 ID:aiifwlmIo
>>344
【TO:ミラ・クラァケ】
【送信者:カニバディール】

ああ、鈴音から受け取った。貴女の名前も鈴音から聞いている
互いに会ったこともないのに、名だけは知っているというのも奇妙なものだな

了解した。顔つなぎは必要だろう。こちらも追われる身なので、時期の確約は出来ないが、近いうちに


>>373
【TO:レオーテヴュート】
【送信者:カニバディール】

お久しぶりです、セヴォランディさん。サタリュウトでは、お世話になりました
こちらに来ておられたのですね。協力のお申し出、心強い限りです

了解しました、転送よろしくお願いいたします。追加戦力の件も、ありがたく
魔導海軍とはやりあったばかりですが、ゆえに彼らの実力は身に染みています

指輪のマイナスについては……私も出どころは知らないのですが、スペアが準備できるなら頼んでおきます


【TO:邪禍】
【送信者:カニバディール】

カニバディールです。ご無沙汰しております、邪禍さん
ご協力に心より感謝いたします。邪禍さんのお立場についても、肝に銘じておきましょう

婦警の技についてですが、遭遇した鈴音の話では、繰り出した酸性液体を全て弾かれた、見えない壁があるようだった、と

ミラ・クラァケからすでに聞かれているやもしれませんが、クラァケを襲った際にはパワータイプのロボットかアンドロイドのようなものを、いきなり頭上に召喚したとも聞いています
これはマインドやアートマンとは別物のようなので、婦警自身が能力者なのかはいまだ不明です

重ね重ね、感謝いたします。敵に材料を与えてはならないことは、私も同感です
恐らくは、戦力の面においても頼らせていただくことになるでしょう。認めたくはありませんが、敵は強大です
そこまでのご配慮をいただいたことに、何としても応えるべく力を尽くします

了解です、連絡事項は引き続きこの回線にてお伝えいたします


【メールを送信し終えた異形は、眼前を流れる汚水の川を見る。下水道でのサバイバルにも慣れたものだ】
【反撃の機会を、獣のように伏せて待つ。敵の喉笛を必ず噛みちぎる】

【殺意を滾らせる異形はしかし、自分とは別の誰かに降りかからんとする悲劇を知らなかった】
【血の処断まで、残り約10時間――――】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 13:17:00.54 ID:xf1FtBri0
>>374

そう、柘榴さん…………あたしは夕月っての。

【それだけ。身の上を明かすのは、それ以上はしない】

【女の家に上がらせてもらったら、まずはシャワーを借りて、それから】
【挨拶もそこそこに布団にもぐるのだ。瞼が落ちるスピードは、高速】
【このところ、あんまり安眠できていなかったらしい。それですぐ寝入ったかと思えば】

 【――――】

【朝。女が目を覚ませば、既に少女の姿はそこにない】
【置手紙のひとつも残さず、消え失せて――おそらく路地裏に戻ったのだろう】
【布団からは既に体温の残滓も消えていた。それなら、相当早い時間に起きている】

【ゆっくり休めたのかと言われれば、首を傾げるところだが――きっと】
【少女にとっては久方ぶりの安息の時間。そうだったことにはきっと、変わりない】


//ここらへんで! 長いことありがとうございましたーっ
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 14:02:53.76 ID:ErAoQpIy0
undefined
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 14:05:23.88 ID:ErAoQpIy0
>>380
【背中に置かれた頼もしい掌に一瞬身体を震わせるが、安心させるような剛太郎の言葉に少しだけカーテンが開く】
【どこか悔しそうに眉間に皺を寄せ、自分を見下ろす剛太郎に視線をやって】
【こんな彼がちょっと怖いムクのことをフォローしているのだ。ムクだって絶対に悪い輩ではないのだろうーーそれはわかる】
【ただ、しかし、もしかしたらムクの口調や疑いの視線は、彼女には初めての体験だったのかもしれない】
【彼女がいた村にはきっと彼女を疑う民はいなかったのだろう】
【しばらくして落ち着きを取り戻せばゆっくりと頭からヴェールをとり、床に置いた】
【カーテンにした時に余計乱れたのだろう、髪の向きが完全に迷子だ】
【そんなこと、もちろん気にせずにクローディアは彼らに向き直る。まだちょっと、顔に不機嫌を残したまま】

私が宇宙人でないこと、わかってくれたのなら許してあげるわ
それにムクさんが私のことをとてもとっても怖がっていることもわかったからいいのだわ!
ムクさんのこもりんぼう!おこりんぼう!

【べっ、とムクに向かって舌を出す。でも次の瞬間は笑っていて】

/分割します
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(千葉県) :2018/04/21(土) 14:06:27.73 ID:ErAoQpIy0
>>380

取り乱して悪かったです、私ここに来てはいけなかったのかと思ってショックだったの
剛太郎の言う通り、観光できたのよ
パンフレットがなんなのかわからないけど、たくさん遊んで満足したらちゃんと帰るつもり
だから心配なんていらないし、本当にあなたたちを襲うつもりなんてないんだから!

【多少事情を省いているところはあるだろうが、彼女の言っていることに嘘はないだろう】
【詳しい事情は言えないのか……いや、彼女自身がきっと何が特別でどこが村とこの辺が違うのかわかっていないが故の簡単な説明なのかもしれない】
【もちろん、自分が変わっているだなんて思ってもいないはずだ。ーー例えそれがパンフレットというものを知らなかったとしても】

それにしてもあなたたち二人、こんなに性格が違うのによくうまくやっていけてるなと思うのだけど?
あ、それに私からすれば遠いところから犬を使って話しかけるムクさんのほうがずーっと怪しく感じるのだから!
でも剛太郎は怪しくないの、とっても優しい人だってわかるものね

【床に座ったまま二人を見比べてうんうん、という一人で納得する。小型犬と男性を見比べたところでなんの答えも出ないのだろうが……】
【でも顔から不機嫌はすっかり消えているところをみると、彼女なりにムクの性格を受け入れたのだろう】

389 :Blood and Judgement [!美鳥_res saga]:2018/04/21(土) 14:39:08.06 ID:ibNm6+b6o

【それは柔らかい陽の差す穏やかな日曜日】


【その日はいつも通り、どこか風の気持ちいい草原に集って】
【誰かが作った素朴な木の長テーブルの上に、色取り取りの食事を並べる】

【サンドイッチも、ローストビーフも。美味しい果実のジュースも】
【気の利いた誰かが花瓶に花を挿して、綺麗なテーブルクロスの上に勢揃いして】

【めいめいが席について、それぞれ他愛もない話をして】
【誰かと誰かの間に生まれた子どもを、また別の誰かが微笑みながら腕に抱いて】
【誰かが笑って、誰かが騒いで。木漏れ日の差す陽の美しさに誰かが目を細めて】

【あるいはどこか、二人きりになれる場所で】
【見晴らしの良いその景色を眺めながら、かけがえのない温もりを噛み締めて】

【たまに辛いことがあっても彼らは支え合うのに十分な絆があって】
【だからみんな笑っていて。果てしなく青い空を屈託無く見上げることができて】


【別れるときも「またね」と言って】
【次の幸せな日曜日に思いを馳せながら】

【そんな光ある毎日を続けられる未来が、いつかはきっと来る】









【そんな愚かしき希望は誰が抱いたのだろうか】




【だからその男は言った】




【  「そんな日は二度と来ない」  】




390 :Blood and Judgement [!nasu_res saga]:2018/04/21(土) 14:40:22.73 ID:ibNm6+b6o


【──その日】

【“彼ら”は行動した】

【それぞれが追う闇の真相を手に入れるために】


【とある剣士はこんな情報を得た】
【妻子の死の裏に関わる人物の中に、『計劃者』というワードが現れたことに】
【それを詳しく知る者達は、とある森の中にアジトを構えているらしい、と】


【またとある海軍諜報員はこんな情報を得た】
【水の国で起こる一連の陰謀は、櫻國の進退にも重大な影響を及ぼしていて】
【ともすればそれは、櫻國の中にも既に緩やかな毒が回り始めていて──】
【それを工作するとある集団の根城が、とある廃工場にあるらしい、と】


【またとある赤髪の亜人はこんな情報を掴んだ】
【『婦警』の所在。とある奥まった森の中にある施設へどうやら頻繁に出入りしていて】
【それを目撃しているという複数の証言があった】


【そしてとある公安の忍はこんな情報を得た】
【『円卓』の中枢者が密かに集う密会所が、とある僻地に存在していて】
【潜入せしめれば『円卓』に関する独自の情報を入手できそうで】



【──それらの情報は、決して“安売り”はされていなかった】
【彼らの能力において捜査行動と思考を重ねた末に、ようやくギリギリ辿り着けるか、つけないか】

【そのように“調整”されていた】

391 :Blood and Judgement [!nasu_res saga]:2018/04/21(土) 14:42:41.14 ID:ibNm6+b6o
【その日】

【彼らの捜査線はそのある一地点において交わった】
【どこか深い森の奥。生物の鳴く声すらしない深層にて】

【いつからか、そこには濃厚な白い霧が立ちこめつつあった】
【それに気付いたときには、既に周囲の数十m先は見通せぬ程であった】

【太陽の位置も隠され、そこには昼とも夜とも付かぬ狂える白夜と化した】


【──そうして刻が満ちて】


【その時】
【深い霧の空の彼方から】
【ぼんやりとして巨大な光の玉が地表へと接近しつつあった】

【それはさながら幻想じみた夢景色のようであった】
【一方でミサイルの弾頭が降下する様とも酷似していた】


【刹那、それは爆ぜた】


【 ────  轟  ──── 】


【烈光】

【轟音】

【赫灼たる光が一度全てを真白く染め上げた】
【光に遅れた重低の音波が続いて大気を駆け抜けた】

【それらは爆薬による物理的な破壊を伴わない代わりに】
【その場にある魔力の一切を瞬時に蒸発、枯渇させる兵器であった】


【────ジジ……──ヴヴヴ────】


【何かのノイズが続いた】
【その弾頭から同時に発せられた極めて異質で強力な電磁波が】
【彼らの電子機器のみならずその肉体の筋繊維をも鈍く麻痺させる】


【仕上げに至るまでそこに一切の慈悲はなかった】

【空間のある一点が歪み、それは球形を成すと──】

【どン──と】
【地の底を打ち鳴らすような重音と共に、虹色の光が炸裂した】

【それは瞬く間に空間の至る所において連続した】
【さながら何かのフィナーレを飾る打ち上げ花火の如く】
【間断なく、熱狂的に、狂喜的に、執拗に、無慈悲に、無機質に】

【何かを蹂躙するかの如き光と音の乱舞がいつ終わるとも知れず続いて】


【──どれほどの間が経ったであろう】
【無軌道なその騒乱がやがて止み、余韻の静謐が場に充ち満ちた時】

【彼らは気付くであろう】
【自身の芯に近しい何かがそっくり抜け落ちている感覚に】
【──それぞれの異能が全く消失してしまっていることに】
392 :Blood and Judgement [!nasu_res saga]:2018/04/21(土) 14:43:58.50 ID:ibNm6+b6o


【ざり、ざり、ざり……】

【霧の奥から、某かの靴音が群を成して接近してきていた】
【その幽鬼の群れの如く統一性のないリズムを響かせつつ迫り】
【果たして粗野な衣服と銃器を携えた軍勢が、そこに姿を現した】

【数にして幾数十、数百か】
【それぞれの弾倉が孕んだ金属弾の数は一つの街の市民全てを何度殺せば尽きるであろう】

【一切の練度の感じさせない昏き目の者達が、しかし迷い無く彼らへと群がり】
【それぞれの身へ無遠慮に手を伸ばすと共に目隠しと後ろ手の手錠を施していく】

【 どゴッ── と何処かで響いた重く鈍い音は】
【抵抗した誰かをその銃床で躊躇いなく打ち据えた音であろうか】
【彼らが仮にどれだけ暴れようと叫ぼうと、それらは圧倒的多数の人波の中に押し潰される】


【一切の無言で推し進められた『処置』が完了すれば、】
【彼らの背中に冷たく固い銃口が押し当てられ、ぐ、と力を込められる】

【歩け、と】
【それは言葉無く命じていた】

【そうして彼らもまたその仄暗い軍勢の一部となって】
【この深い霧の森をしばらく行進する】



【──ざり】

【やがて彼らは停止する】
【そこが何処であるのかなど語る者はいない】

【ただの一言、】


【 「跪け」 】


【およそ感情の籠もらぬ声が、命令した】


【これから何が始められようとしているのか】
【薄ら寒い一筋の微風がその一端を告げようとしていた】


/導入が長くなりましたが、これより開始となります。
/参加者の方はこちらへお願いいたします。
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2018/04/21(土) 14:53:36.76 ID:h5YCRs5i0
>>389-392

「――……」

【さて、どうしてこうもなったのか?】
【どうもこうも無い、単純に我々は罠にかけられたのだ】
【そのことを悟ったのは、まさに跪き、頭を垂れたその時であった】
【どうにもこうにも、一連の状況全てが罠だった】
【先ずはあの迫撃砲にも似た何か、閃光と炸裂音、そしてノイズの後、我々は能力を奪われていた】
【あるいは、濃霧の段階で何かが既に起こっていたやも知れない】
【第二に伏兵だ】
【あれだけの装備、数の伏兵をあらかじめ配置していたのだろう】
【周到な事だ】
【能力頼みの戦闘では無いため、抵抗を試みるも、空しくこの様だ】
【血が一筋、地面にポタポタと落ちる】

「ディミーア、鵺、ミア、全員無事か!?」

【頭を垂れたまま、周囲に居るであろう仲間に声をかけた】
【これにより、また一撃銃床の殴打を喰らうかも知れないが、仕方がない】
【兎にも角にも、今はこの状況打開、敵中突破の方法を考えなければならない】
【頭を巡らせ、周囲の状況を上見がちに観察する、隙は?手がかりでも足がかりでも何か無いか、と】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2018/04/21(土) 14:56:39.48 ID:h5YCRs5i0
//>>393
//すみません、間違い訂正で
//×「ディミーア、鵺、ミア、全員無事か!?」
 ○「ディミーア、鵺、ミラ、全員無事か!?」
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2018/04/21(土) 14:57:25.72 ID:AIo6QgGio
>>392

【──聞いた歌の音色、響く音律の一端、満ちる僅かな灯火が如く】


  【最初に浮かんだのは違和感であった】


【朝靄に起こされた不愉快な朝、湿気の高い淫らな夕焼け、滲む僅かな疲労を見せる】
【手足に鉛が着いているかの様な感触、それはきっと、指先に絡みつく糸にも似て】
【綾絹に溶ける魔性の腕、欠片でさえも残らない、溜息の様に】


  【────使えない。生まれた時から側にあった、自らの力が】


【思考が落ち着くより早く痛みが奔った、漏れた声色は一糸纏わぬ少女の声】
【そこには僅かな張りも艶もなく、運び込まれた愛岐の如く】
【彼女は逡巡する。── 何が起きたのか、と、何が起きてしまったのか、と】


  ── 何ですか! あなた達は一体────!!


【彼女の小さな頭が揺れた、後頭部に一撃銃底が振るわれる】
【意識が飛びそうになる、ぐらんと長い髪が大きく揺れて】
【一瞬にして察した、彼らはみじんの躊躇無く、いっぺんの容赦なく】

【────人を壊すことのできる人物であると】

【唇の端を噛み締めた、華奢な手首に手錠がかかり、目隠しをされる】
【フラッシュバックするのは捕縛された過去、処刑の判決を受けた朝】
【永訣を思った夜を越え、命を保った朝を思った】

【純白の長い髪をツーサイドアップにし、黒いコサージュリボンで片方だけを飾り】
【黒く長いマフラーと巫女服を基調とした無袖の裾が短い白の着物】
【ゆらりと長い袂からメッシュの長手袋が漏れて見える】
【白いニーソに厚底の下駄を履いた、蜂蜜色の瞳をした少女────鵺】

【何も言わず静かにひざまずいた】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/04/21(土) 14:58:02.72 ID:5oCeYS1fO
>>392
【婦警がいる。その情報を確かめないわけにはいかなかった。たとえそれが、自分の仕事の範疇外だったとしても】
【────そして出向いた先で、再び“あの光”と遭遇した】

【罠だ。そう気付いた時には遅かった。がくりとその場に膝をつく】
【いつぞや感じた吐き気などは無きにしても…………ずるりと、擬態していたはずの赤髪が】
【よく見慣れた触腕に変化しているのを見て、思わず笑いがこみ上げた。「またかよ」】
【性懲りも無く同じ手に引っかかった自分に嫌気がさす。軍勢の姿を見れば、抵抗の気もなく】
【ゆるりと両の手をあげるのだ。──<ミミック/擬態>が使えるのであれば、いくらでも逃げれたものを】

【目を隠され、手錠を施された。歩けと言われればそれに従う。どれほど歩いただろうか】
【感情の篭らぬ声が其れを命ずれば、矢張り彼女はそのようにするのだ。──地に膝をつける】


────随分と周到な“罠”だぜ、なぁ?
にしても…………あの忌々しい光とまたご対面するたぁ、な────は


【厳島の呼びかけに答える形で、そう返す。言葉は少なかった。どうすれば、生き延びられるのか】
【既に彼女はそのことを考え始めていた。虜囚になっても構わない。能力が消えたっていい】
【────帰らなければ。例え、どのような形になったとしても】
397 :ディミーア ◆r0cnuegjy. [sage saga]:2018/04/21(土) 15:12:55.87 ID:St8EB17To
>>392

【────その情報を目にしたときの様子を、一体どのように表現すれば良いだろうか】
【妻子の死。たとえ幻覚を見ようとも幻聴を聞こうとも、それは確かに”過去”のことのはずだった】
【それが突如として忍び寄り、肩に手をかけ耳元で囁く。そうではないのだ、と】

【森を走る男の瞳には復讐の炎。煮え滾る憤怒と憎悪が全身を支配していた】
【もはや他の全てのことが頭から消し飛んでいた。奴らに情報を吐かせて凄惨な死を与える。それ以外に必要なことなどない】
【あるいは少しでも冷静になれていたら、などという仮定は無意味だった。その仮定を満たすならば、それはディミーア・エルドワルではない】

【森の深奥に足を踏み入れる。奈落の底よりも深き静寂。周囲には人影、だがそれは敵ではなかった】
【違和感が、暴発しかける感情の間隙に差し込まれる。頭の中で理性が叫ぶ────これは違う、と】
【腕が跳ね上がり、背中の柄へと手が伸びる。『導くフィデリウス』、輝きの銘を関するその剣を掴む寸前】


【────そう、”輝き”は頭上にこそ現れる】


【閃光と轟音。左腕で視界を覆い目を防護する。来るはずの熱波はなく、神経を走るはずの痛みがない】
【爆発による攻撃ではないとすぐに悟るが、剣士の表情が凍りつく。恐らく、この場にいる誰よりも先にそれを知る】
【魔力の枯渇。自らを一個の兵器として確立させるための燃料が、この場の全てから失われたことを】

【異常は続く。耳障りなノイズが鼓膜を震わせる。身体が動かない、と気がつくのに時間は要らなかった】
【ギリ、と歯噛みをする。ここにきてようやく、自分が完全に罠に嵌められたことを理解した】
【視線で周囲を確認する。数は三つ。二つは知っている顔だった。怒りの表情に僅かな絶望が差し込む】


【不愉快な騒音が生じて、やがて止む】
【白霧の中に黒色が混ざり始める。次第にそれらは広がり、形を作り、人影へと変わっていった】
【一つ、二つ、三つと増えていく。その数が十を超えたところで、男は数えるのを諦めた。そしてそれは賢明だった】

【無数の群れ。それらが自分たちを取り囲んだ。近寄ってきた一人が手を伸ばしてくる。弛緩する肉体を激情が強引に動かした】
【腕を振り上げて抵抗する、が、銃床が身体を打ち抜く。男の表情に驚愕が浮かんだ。ただそれだけの一撃で、肉体は抵抗を止めてしまった】
【精神が左右できる状況はとうに過ぎ去っていた。物理的に、物質的に、抵抗が可能な状況ではなくなっていたのだ】

【感情が冷えていくのを感じた。理性が表に出て来る。まずは従え、と】
【その後、剣士は抵抗をやめて森の中を歩かされた。その間も、頭の中では打開策を講じようとして、失敗を繰り返していた】
【やがて行進は終わり、無機質な声が響く。目隠しのおかげで誰が言ったのかなど、分からない。だが────】


────礼儀のなってないやつだ
跪いて"ください"、ぐらい言えよ、ボケ


【口は動く。だったら悪態ぐらいはついてやる】
398 :Blood and Judgement [!nasu_res saga]:2018/04/21(土) 15:48:14.93 ID:ibNm6+b6o
>>393-397

【それぞれが相応の代償を負って、あるいは賢明に従って】
【冷たい土の上に四人が跪かされた】

【遮られた視界の代わりに聴覚を澄ましたならば】
【これだけの軍勢が満ちているというのに、異様なほどの静けさが彼らを包む】


【彼らのそれぞれ口にした言葉に応答する者がない代わりに、】
【その目を覆っていた目隠しが、静かに外された】


【──深い霧の森の中】
【拓けた場所の只中に彼らはいた】

【まるで見世物を陳列するかのように横一列に並べられ】
【厳島、鵺、ミラ、ディミーア。左からそのような順であった】

【彼らの正面十数m先には、黒鉄の骨を組み上げた粗野な建造物があった】
【そのシルエットは紛うこと無く廃工場であった。かつて何を製造し、そして今は何に用いられているのか、それを察せられるものなかったが】

【彼らの視界の端には、一台の古びたバスが停まっている】
【窓は全て塞がれ、中の様子を窺い知ることは出来ないが、それだけに意味深だった】


【するとその戸の横に待機していた部下の男が、バスの壁を小さくノックした】
【応じるように、一人の人物が鷹揚にステップを下り、そこへ姿を現した】


【──口笛を吹いていた】

【長身で、屈強な体躯の、壮年の男だった】
【この粗暴な空間にあって、男の纏う黒いレザージャケットの艶は異質だった】
【その眠たげな目元は笑んでいるようでもあり据わりきっているようでもあった】

【ぶン、と空気を薙ぐ暴力的な音が一度した】
【男の片手には、形容しがたい棒状の金属塊が握られていた】

【それは武器というにはあまりに粗悪だった】
【一つの鉄パイプを芯に、何かを打ち据える部分にだけいくつかの鉄屑を溶接したような】
【何に用いる用途で作られたのかは知れなかったが、それを想像すればすぐにその形状が最適だということに気づけそうな形をしていた】

【それを男は、片手でその無精髭を撫でる傍ら、】
【もう片方の手首を返すだけで軽々しく振るった】


──良いな。お前達は良い眼をしている。


【ざり、ざり、ざり】
【男が彼らに向けて歩みを進める。そのベルトのバックルには『25』と刻印されているのが次第に鮮明になった】

/↓
399 :Blood and Judgement [!nasu_res saga]:2018/04/21(土) 15:50:14.22 ID:ibNm6+b6o
>>ALL

【口笛が止んだ】


【静謐が戻った】


【何かを圧するような無言が数拍、続いた後】

【ざり、ざり、ざり──】
【男は鷹揚な歩調でとある一人の眼前まで至ると】
【やがてその前に屈み込んで──円な黒瞳がじっとその一人の相貌を見つめる】

【何かを覗き込むように】
【何かを問いかけるように】


【 (お前は『理解』しているのか?) 】


【自身の立場。ここにいる理由】
【何をすべきで、何をすべきでないか】
【それを『理解』する意思はあるか──と】

【順番に、一人一人の前に訪れて──無言で見据えるだろう】

【どのような応答をするか、何を思考するか】
【彼らには自由があった。まだ、この時までは】
400 :ディミーア ◆r0cnuegjy. [sage saga]:2018/04/21(土) 16:02:21.48 ID:St8EB17To
>>398>>399

【耳が痛いほどの静寂。普通ならばあり得ない。従軍経験があるからこそ分かる】
【軍勢ではあったが軍隊ではない。武装していたが兵士ではない。これはそれ以下の何かだ】
【忌々しげに舌打ちをする。どう考えても最低最悪の状況に自分は────自分たちは立たされていた】

【目隠しが外される。僅かな光だろうと目がくらむ】
【視界に慣れると横目で周囲を確認。厳島と鵺を見つける。くそ、と胸中で悪態をつく】
【ある意味では信頼する味方が二人もいて僥倖。逆の意味ではその二人も含めて窮地に陥っていて最悪だ】

【バスから壮年の男が降りてくる。射殺すほどの視線が向く。激情が再び熱を持ち始めた】
【金属塊で何をするつもりかなど、容易に想像がついた。どうすべきなのか。未だに糸口は霧の中だ】

【男が目の前に来る。視線が交錯する。灰色の双眸が睨みつける】


ガンつけてんじゃねえよ、鬱陶しい
俺に何の用があってこんなことしやがる
用件があるならさっさと言え。こんな辺鄙な森でピクニックする気分じゃねえんだよ


【敵愾心は欠片も濁らず。苛立った言葉が吐き出される】
【何はともあれ会話を。こういう状況での常套手段をまずは行った】
【それが効く相手だとは、全くもって思えなかったが】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2018/04/21(土) 16:04:10.99 ID:AIo6QgGio
>>398-399

【久方ぶりに目に入る光に、鵺は思わず顔をしかめた】
【周囲を見渡して見知った顔が居ることに気づく、思わず声をあげようとして押し留める】
【そうあるべきだった、後頭部の痛みが彼女にそれを伝える】


(──罠、だったという訳ですね、一体……誰の仕業でしょうか)
(私が、いえ、公安三課が『円卓』を追っているなんて情報、多くは知らないはず)
(考えられるのは、公安三課側に裏切り者が── まあ、あり得ないですね、間違いなく)

(……ならば、別の傍受手段──真実だとすれば、恐ろしい話です)


【かちゃりと後ろ手の手錠が鳴った、こっちも外してくれればいいのに、と内心毒づき】
【普段の彼女からは想像もつかない様な静けさ、忍びの端くれである以上今が喚く場合でないのは分かる】
【ほおを冷や汗が伝った、今の状況が本格的に拙い事に気づき始めた】

【──能力が使えない、それはつまりこの状態から脱出するすべが無いという、こと】


【────そして】


────!!!


【現れた壮年の男、そしてその手に持つ金属塊が、彼女の怯えを擽る】
【 "想像"してしまった、それに打ち据えられる自分の姿を、蹂躙される己の体を】
【金属塊の一撃は容易に彼女の腕を砕くだろう、指を粉砕するだろう】

【その痛みはどれほどか、砕けた骨が、割れた肉が、神経を浸食し貪る】
【脳が無数の警笛を鳴らし、嗚咽に噎いでもなお、目の前の男は金属塊を振るうのをやめない】
【そう思わせるだけの迫力があった、暗い瞳の奥に無数の因果が眠っているように】

【戦慄、その一言に思いを集約させるのが相応なのであろう】
【まんじりともせず男の動きを見つめていた、おびえる瞳の奥底に僅かばかりの慕情が浮かぶ】
【喉の奥から酸っぱい感触があがってきた、呼吸をする度に胸が大きく揺れる】

【────白百合の如き喉を振るわせて、空気を吸う、嗚咽のような声が漏れた】
【怖かった、どうしてか。── リアルな死を想起してしまったから、自らが肉塊に変わるプロセスを見たから】
【死にたくなかった、こんな仕事をしていてもなお、自分は生きていくもの、と思っていたから】





────っ……死にたく、ないよ……




【漏れた言葉、それはあまりにも等身大の自分で、あったから】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/04/21(土) 16:07:53.81 ID:5oCeYS1fO
>>398-399
【目隠しを外され、周囲を見る。知らない光景、知らない臭い。知っている顔はひとつだけ】
【蜂蜜色の目が、隣にあった。蜂蜜色の目をしたガキ。会ったことはないが、どこかで聞いたことのあるような特徴に】
【少し考えを巡らせる。──そういえば先ほど、厳島はなんと言っていたか】


(“鵺”…………こいつか。ジルが言ってた公安三課のガキ────)
(なんだって、公安三課がここにいる…………?公安の連中だって、一枚岩じゃあねぇってことか)
(もう一人は“ディミーア”……。名前も聞いたことないってぇのを考えりゃ、厳島の仲間………)

(それに────“25”。数字をつけるのはナンバーズの習慣だってどっかで聞いたな)
(じゃあこいつは…………あちらさん/ロジェクトの傘下ってぇこと、か……)


【男の持つ金属塊を見て、ミラは口を噤んだままだった。余計なことを口にするな、何も表に出すな】
【金色の、異形の目が男を見据える。黒いスリットの入った、人でなしの目。その目はただ、男を見ていた】
【怯えも恐怖も、奥底に内包し──ただ、疑念の色は決してないのだ。いつかこういう日が来るのだろうと】
【まるで知っているかのような、そんな目だった。(──命乞いが通じる相手だろうか)】

【否、と即座に心の中で否定する。今までの経験上、そんなことは決してない】
【そんな生ぬるいことをしてくる連中ではないのだ、彼らは。つまり、それはどういうことか】
【ぎゅ、と唇を噛みしめる。腹の奥から、震えが込み上げてくる。がち、と奥歯が噛み合うのが聞こえただろうか】
【────それでも、彼女は男を見据えるのだ。彼女にとって、それが精一杯の抵抗だった】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2018/04/21(土) 16:16:43.30 ID:h5YCRs5i0
>>396

「ああ、かなり以前から準備したらしい、装備と人員を見れば解る」
「アレは、やはり婦警のそれと同じ物か……」

【ミラの返答から、そう予測し答えた】
【能力を奪う光、それはかの婦警の武装と同質のものである、と】

「戦闘行動は、難しそうだな?」

>>397>>398

【先ず目隠しが外される】
【すぐさま位置関係を把握する】
【自分は一番端で、横には鵺、真ん中がミラ、その横にディミーアだ】
【数十メートル視界の先には、廃工場と思われる建造物】
【そして直ぐ付近には、一台の古びたバス】
【異様な物だった、窓は全て塞がれている】

「(銃器武装の類は……取られている、か)」
「(ならば、こちらから波紋を投げる他無い……)」

【仲間も皆、同様の状況だ】
【ならば、いっそ……】

【(櫻の花弁、波の轍に揺蕩う夕焼けの頃、本を開く)】

【カンナへの正夢の通信を開こうと試みる】
【能力が封じられた状況で、果たしてこれが機能するかは、全く不明だが】
【そんな中……】

「――ッ口笛?」

【口笛を拭きながら、妙に死んだような、坐っている様な】
【そんな目の男が降りてくる】
【手には……あまりにも武骨であり、そして目的への想像が容易なソレを手にし】
【一人一人をまるで品定めでもするかのように、覗いていくのだ】

「……下種な趣味だ」

【近くには男のレザージャケットの質感が迫る】
【そんな中聞いてしまったのだ】

「鵺?」

【(>>401)鵺の悲痛な呟きを、その真横で】
【ダメでもともと、元より外に手段は無し】
【一瞬の僅かでも隙を作ろうと……】
【自分の前に来た男の25の数字のバックル目がけて】

「――貴様ッ!」

【暴れ、体当たりを敢行しようとする】
【最も手錠はそのままに、もしくはそれぞれの背後にも誰かが付いているのかもしれないが】
【無駄足掻きでも、この場ではやらないよりはまだマシ、と】
【最早武器も無く、魔導法衣である海軍T型制服も意味を成していないのなら……】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/04/21(土) 16:30:46.21 ID:5oCeYS1fO
>>403
【厳島の問いかけに対し、沈黙が返ってくる。それが答えだった】
【戦えるかと聞かれれば、それもまた沈黙。頭部から生えた八の触腕が、うなだれていた】
【対個人であれば、力押しで逃げる事は出来るのだろう。だがあの軍勢を前にして】
【異形としての身体能力を見せつける気にはなれなかった。数の前に、たった4の“無能力者”など】
【それこそ塵芥のように吹き飛ばされてしまうことを、彼女は理解していた】


        【  「 よせ! 」  】


【────漸くここで、彼女は言葉を発した。いずれ敵になる相手であったとしても】
【“今は”そうではない。それは彼の身を案じた、静止の言葉だった】
405 :Blood and Judgement [!nasu_res saga]:2018/04/21(土) 16:46:16.27 ID:ibNm6+b6o
>>400(ディミーア)


………………──────Huh


【彼の吐き出した悪態を受けると、】
【男の口元はゆっくりと微笑の形を描いた】

【何か美味なるものを味わって咀嚼するかのごとく】
【無言で数呼吸、彼の相貌を見据えつつ──鷹揚に何度か頷いた】


──そんなに焦る必要はない、ディミーア・エルドワル。
脳味噌が痺れちまっていても、すぐに分かる。


【言い終えると、一際口元の弧を深め】
【それで立ち上がり、次の人物へ】


>>402(ミラ)

【黙して。ただ黙して。冷静に思考を巡らせ、場の性質を理解する彼女の様子に】
【男はただ静かに、ほう……と何か感心するような声を上げた】


──Wow……人間らしくない形(なり)をしてる割に、
一番利口そうな顔をしているじゃないか──ミラ・クラァケ、だったな。


【予想を超えて出来の良い生徒を見つけた教師のような】
【感嘆と喜びの入り交じった笑みをその口元にゆっくりと浮かべた】

──お前が一番、“俺たち”のことを理解しているかもしれないな……そんな目だ。

【ざり。ブーツの底が地をこすり、男は立ち上がって次の人物へ】


>>401(鵺)

【鵺の抱いた疑問に対する答えを、恐らくこの男は持っている】
【そうでなければ、こんな粘質の笑みは浮かべられないであろう】
【それが彼女に対して明かされるのかは定かではなかったが】

【──彼女の眼差し、漏らす声、震える呼吸のリズム】
【それらを男は余すこと無くその視線に捕らえ、観察した】


──おいおい。そんなに怯えるな。
俺はシリアルキラーじゃない。意味もなくヤったりはしない。


【安心していい──そう最後に言い添えて】
【彼女の肩を馴れ馴れしく二度ほど叩いた、その時──】

/↓
406 :Blood and Judgement [!red_res saga]:2018/04/21(土) 16:47:28.36 ID:ibNm6+b6o
>>403(厳島)

【厳島命の突貫が、場の静寂を乱した】
【彼の体躯が弾かれたように動き、男へと追突しようかというその一拍前、】
【彼らの後ろで待機していた部下たちが徒党で厳島へと群がり、一挙に押し込める】


────Wow……Wow……Wow……

驚いたな……ここまで辿り付くような優秀なやつが、
まだ『ルール』を理解できていないとは……────


【感心するような、呆れるような嘆息が男のにやついた口元から溢れた】
【ミラの静止も虚しく、事は既に起こってしまった後だった】

【厳島を取り押さえた男達は、乱暴に彼の襟元は袖を掴み】
【重いゴミ袋でも引きずるようにして、元の位置へと無理矢理引き戻す】
【そうしてから軍勢の一人が、その銃器で彼の頬を一撃する】



>>ALL


【それはあまりにさりげない動作だった】
【厳島が線へと引き戻されてから、男はふとカーテンでも開けに行くような何気ない歩みで】

【 鵺 の元へと歩み寄り、指で小さく合図すると部下の一人がその手錠を外し】
【その片方の腕を地面に押さえつけると、男は無表情のまま鉄塊を振り上げて、そのまま腕へ目掛けて振り下ろした】





【そこに勿体付けるような一切の間断は無かった】
【ただの一撃、何でも無いことのように実行して】

【それから男は再び厳島へ振り向いた】


【言葉は一切無かった】


【ただそのきょとんとするような眼差しが】
【「何が何故起きたか分かるか?」──と】

【厳島命へ静かに問うていた】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2018/04/21(土) 17:01:11.85 ID:AIo6QgGio
>>405-406

【日常の中に萌芽する僅かな綻び、それはまるで白昼夢のようであった】
【あまりにも自然で、流麗な歩み、差し込む日差しに眩しそうに目を閉じるが如く】
【だから彼女も、理解できなかった── 最初に何が起きて、何が最期につながるか、なんて】




【──── "ぐしゃり" ────】



あっ────!!!! ひぐぅ……!!!



【脳に赤い塗料をぶちまけたが如く、脳内を染め上げる深紅の痛み】
【反射で身体がびくんと跳ねた、白魚の様に哀れな所作】
【気づくより早く、理解するより惨く、起きた現実はどこまでも残酷】

【腕が "ひしゃげる" 曲がってはならない方向に、曲がる】
【振り下ろされた部分は薄く陥没して、華奢な腕は今にも千切れそうな程】
【例えるなら其れは飴細工の如く、ちりちりと焼かれ溶けてしまう様な】


っ……!! えっぐ……!! 痛い、痛いよっ……ぅ
どうして────、どうして……っ


【傷口が鬱血する、無惨な青色が素肌に浮かぶ、睡蓮のように可憐な肌が】
【それは鋭い牙を突き立てられたが如く、貪る朱の慟哭に似た悲惨な情景】
【虚構であって欲しいと願うほどに、地面に這い蹲りながら、届かぬ声を響かせる】


【────】


【傷口が熱を持った、砕かれた骨の欠片が容赦なく神経を蝕む】
【呼吸をする度に傷口が熱を持った、── 目尻からこぼれ落ちるいっぱいの涙】
【蜂蜜色の瞳が滲む、助けて、と周囲を見渡して】

【かちかちと、小さな歯が震えた。── 響く音律はどこまでも可憐で】
【今まさに蹂躙される少女の残照を、少しでも残せるようにともがく様に】
【あまりの痛みに目を閉じた、少しでも別の事を考えて紛らさせようとした、でも】

【傷口は深く熱を持つ、焼ける様な灼熱、焦がすような焦熱】
【脳の神経が片っ端から焼けきれる様に、嗚呼と無音階の音律が漏れる】
【それは供物であった、死出の舞を奉納する────巫女が如く】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2018/04/21(土) 17:02:06.54 ID:h5YCRs5i0
>>404>>405>>406

【ミラの制止も空しく、事は発生した】
【僅か一分でもこちらに注意を引き、そうすれば脱出の隙を稼げる、と】
【だが、あまりにも早計、甘すぎた】

「グッあッ……」

【襟首をつかまれ、数の暴力で引き戻される】
【そして躊躇いなく繰り出される、銃での殴打】
【血を口内よりその場に吐き出して】
【再び男を睨む】
【何と情けない事か、銃も能力も無ければ、一秒の時間すら稼げないとは】
【やがて、再び歩み出す男は……再び隣の鵺の前に立ち】

「鵺……まさか、止めろッ!!」

【鵺の腕を、その無慈悲な一撃により打ちすえたのだ】
【そして、こちらをじっと見る】
【言葉は無かったが、何を言わんとしているのかは理解が出来た】

「貴様、これがルールだと言うのか!?」
「これが貴様らのやり方かァッ!!??」

【鵺を振り返り案じつつも、視線は男を睨みつけ叫ぶように】
【その怒号の問いかけを成す】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2018/04/21(土) 17:08:08.18 ID:5oCeYS1fO
>>405-406
【名前まで知られていたか。そのことに、心の中で舌打ちをする。だが、それはただ】
【自分の間抜けさが言葉となって投げつけられただけだ。嘘の付きにくい性格のせいで】
【あちこちで名を名乗っていた気がする。なまじ姿を変えられる分、名前に拘わらなかったのが仇となった】
【一瞬だけそのことを悔いるが、すぐに霧散する。今はそんなこと、どうだってよかった】


…………そりゃあ、あんたらとは随分と長い付き合いになるからな


【短くそう答える。自嘲が口元に浮かぶ。本当に、長い付き合いだ。最初の邂逅では】
【あの季節はまだ、寒かった。────しょうもない思い出は、すぐに記憶の隅に押し込まれた】


       【乱される空気】

       【鵺の悲鳴があがる】

       【生々しい音が響く】

       【男たちの罵声が飛ぶ】


【それを──嗚呼。やはり彼女は、見ていただけだった。哀れなものを見る目すらしていたかもしれない】
【当然だ、とその目は語っていた。子供の甲高い悲鳴が、大人の男にはよく効く】
【強者の心を折るために、弱者を責める──路地裏の借金取りですら知っている、単純なことだった】

【(次は自分だろうか────)不思議と、頭の中は冷静だった。こんな光景を見せつけられて】
【心臓は高鳴り、震えが腹の奥底から這い寄ってくるにも関わらず──どこか、頭だけは冷たかった】
【“次”でなかったとしても、その次か。それとも、その次の次か】
【いつかその順番が来るのだろう。────「よせよ」と厳島に向け再度呟く】
【抵抗は無意味なのだと、なぜ分からない。言葉の響きは、諭すようなものさえ持っていた】
410 :ディミーア ◆r0cnuegjy. [sage saga]:2018/04/21(土) 17:11:54.67 ID:St8EB17To
>>405>>406

【名前を見知らぬ相手に知られている不快感がこみ上げてくる。だが問題なのはそこじゃなかった】
【この男の笑みを、見たことがある。嗜虐者の顔。自身が率いる部隊の副官か、あるいは────鏡の向こうに】
【だからか、どうすべきかは分からない。しかし、”どうなるか”は分かってしまった】

【(>>403)厳島が動き、そして取り押さえられる。止めはしない、止められはしない】
【一瞬遅ければ、自分の身体が同じことをしていたかもしれない。(>>401)鵺の声が打ち抜いたのは厳島だけではないのだから】
【怒りに震える身体を押さえつけるのは難しかった。それでも動かなかったのは、厳島とディミーアの最大の違いが原因なのかもしれない】

【(>>407)殴打音が聞こえた。鵺の腕に、鉄塊が振り下ろされた。悲鳴が、耳に届いた】
【歯を強く噛みしめる。仲間を打ちのめされる怒りが全身を駆け巡り暴れ出す。それでも尚もディミーアは動かなかった】
【何故か────こう考えたからだ。”俺でも同じことをする”、と】

【相手の目的なんか分からない。感情があるのかないのかも知らない】
【それでも、もしも敵と認識したものを捕らえたのだとしたら。そして庇い合うような気配があったのだとしたら】
【その時は、嬉々として同じことをするだろう。相手が喜びを覚えているかは知らないが、自分ならばまずそうするだろう】

【その認識が、自覚が、冷静さを与えていた。何もおかしなことは起こっていない。起こるべきことが起こっただけだ、と】
【ルール、と相手は言っていた。下手に歯向かえば、自分の命ではなく他人の命が失われ得る。あるいは、その両方が】
【抵抗は無意味、どころではない。悪い結果をもたらすことにしかならない。そう解釈できる】


…………厳島


【その一言は、非難めいた響きを持っていた】
【壮年の男への睨みつけるような視線は変わらず。怒りだって収まりきってるわけじゃなかった】
【それでも、ディミーアは大人しくしていた。少なくとも、今は】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2018/04/21(土) 17:25:52.33 ID:h5YCRs5i0
>>407>>409>>410

「鵺ッ!」

【打ち据えられる少女の悲鳴、叫び】
【これほど胸を抉る事は無かった】
【ギリと歯を噛み、そして自身の安直な行動を悔いた】

「すまない、すまない……」

【後はもはや、言葉にならなかった】
【とても、直視の出来る物では無かった】

「ああ、解っている」
「解ったさ……」

【ミラの短い言葉に、こう答えた】
【誰かが動けば、他の動かない者が痛みを喰らう】
【それが、彼らの言うルールである、と】

「ディミーア……」

【その非難の呼びかけに、こちらも言葉が無かった】
【あるいは、この男も同じ想いなのかもしれない、と】
【ただ、歯を喰いしばるしか無かった】
【口から一筋、血が滴る】
412 :Blood and Judgement [!nasu_res saga]:2018/04/21(土) 17:57:44.47 ID:ibNm6+b6o
>>407(鵺)

──ああ、ああ、あぁ……

可哀想になぁ……今のは良い音がした。
さぞ痛かっただろうなぁ、おい……。

【今し方その残虐に遣った鉄塊を、ぶン、と一度軽く振り回し、肩に担いだ】
【男は眉根を寄せ、口元を引き結び、心底同情するような表情で鵺を見下ろしていた】

【手当をしてやれ、と男を言った】
【すると部下の何人かが鵺へ群がり、その身を無造作に担ぎ上げると】
【バスの前まで運んで、そこに転がし──何かの医療具を持ち出してきて、実際に簡易的な治療を施す】

【傷を消毒し、裂けた部分を縫合し、粗末な添え木の上から包帯を巻く】
【ただそれだけの処置。一切を無言で行って、それが済めば再び線上へ引き戻していく】

【さながら工場のライン作業のごとく、淡々と】


>>408(厳島)

【再び口笛が始まった】

【その軽やかな旋律を吹く男は、厳島の前まで歩み寄って】
【吠え猛る彼の前へと、さも腰の重そうに屈み込んだ】


──お前がもっと利口だったなら、
もっとスマートなやり方があった──そうは思わないか?


【ゆっくりと諭すように、父性すら湛えた眼差しが彼を見据えた】
【それから、隣に並ぶ他の者たちへ視線を流す。彼らをご覧、とでも言いたげな】
【そうすれば再び男は立ち上がって】


>>409(ミラ)

【自嘲の笑みに応じるように、男の口元の弧も一層深まった】
【賢い生徒に向けるような称賛の籠もった笑みだった】

【それでいい──これから徐々に、『理解』していけば】


>>410>>411(ディミーア・厳島)


Mm……お利口なクラスメイト達がいて良かったな。

あまりがさつなことは好きじゃないんだ。
身体より心で理解してくれ……────


【二人のやり取りを聞き、男は厳島に向けて粘質の声を掛けた】
【口から滴った血を見れば、それが赤ん坊の涎ででもあるかのように実に可笑しそうに一つ笑んだ】

/↓
413 :Blood and Judgement [!red_res saga]:2018/04/21(土) 17:58:11.49 ID:ibNm6+b6o
>>ALL

【男はそれから地に跪く彼らを一度薙ぐように見回すと】
【確かに生徒が揃ったと確認する教師のように、一度唸りながら頷いて】


──良し。大体揃ったな。
じゃあ早速、『授業』を始めよう。


【低く渋い声がどこか楽しげに告げて】
【それから男は短い口笛を一つ吹いた】

【それが何かの合図であったらしく、停まっていたバスの戸が開かれて】
【そこへ乗り込んだ幾人かの部下が、車内から何かを担ぎ上げて、場に戻ってきた】


【どさり、と土嚢でも降ろすような無造作さでもって、】
【二つの人間が、その場へ転がされた】


【一人はどうやら中年の男であった】
【それが泥と血に塗れていなければ、仕立ての良いスーツであったと分かるだろう】
【彼らの中に面識のある者はいないだろう。雑踏のどこにでもいそうな特徴の乏しい男だった】

【その男性にもかけられていた目隠しが外され、】
【明らかに意識の曖昧たる様をした黒瞳が、しばし宙を彷徨った】
【段々と焦点が定まっていくその先には、もう一人、若い女性の姿がある】


【緩く波打つ赤毛が砂埃に塗れていた】
【都会的な暗色のパンツスーツは今や元の質を窺わせぬほどに汚れ】
【ジャケットはなく、元は白かったであろうシャツに暗褐色の染みが滲んでいた】

【その女性もまた目隠しを外されると、うっすらと目を開き】
【酷く緊張しきった眼差しが、状況の把握に努めて周囲を忙しなく彷徨った】

【そして──地に跪く彼らを姿を認めると】
【それで否応でも状況を理解し、一転して怯えの色に染まった】



【厳島命が黒野カンナに送った『正夢』に何の応答もなかった理由が】
【これでおおよそ察せられようか。──通信を受けとけるような精神状態ではなかったのが明らかだった】


【そうして場に転がされた二つの人間が、これから何に使われようとしているのか】
【とりわけディミーア・エルドワルと厳島命にはほとんど即座に察しが付いてもおかしくはなさそうであった】

/↓
414 :Blood and Judgement [!red_res saga]:2018/04/21(土) 17:59:17.61 ID:ibNm6+b6o
>>ALL(ディミーア)


──いいか。
これから俺は、お前達に『教育』をする。


自分が本当は何者なのか、お前達はまだ気付いていない。
優秀なお前達がそうであるのはとても哀しいことだ。

──だから『理解』してもらう。


【そこで一つ、男は大きく溜息を吐いた】
【それから品定めするような眼差しで一度彼らを見回すと】
【『彼』にしようと決めて──ディミーア・エルドワルの元にゆっくりと歩み寄った】

【そして屈み込み、問うた】


────お前は誰だ?


【ただその一言だけだった】
【それがデモンストレーションだった】

【何が正解か、全く示されないまま】
【何のヒントすらも与えられないまま】
【しかし無言を許さぬ圧を伴って、男はディミーアを見据えた】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2018/04/21(土) 18:11:09.78 ID:AIo6QgGio
>>412-414

【まるで物の様に扱われながら、彼女は治療を施される】
【漏れ出る言葉は意味を持たぬスキャットに似て、紡ぐ色合いだけがただ淫らに】
【そうして再び線上へと戻されていく────】


……っ、ゃらっ……!! もう、やらよっ……


【哀れな音色が零れた、否が応でも引き戻される現実】
【それはあまりに残酷な処刑宣告、のよう、治療をし再び戦場へと送る】
【絶え間ない恐怖、続く痛みを想像したなら怯懦が胸を支配して】

【────見知った人間が居るというのに、無惨な様相であった、が】

【息を呑んだ、新たに追加された二人の人影に】
【まだ犠牲者が増えるのか、と感じる】
【……其れと同時に鵺は思った、一体どこまで続くのか、と】


(──── 全員、死んじゃうの、かな……)


【ディミーアに向けられる言葉を聞きながら、鵺の顔には諦念が混じる】
【其れは結局嗜虐者の笑みであった様に感じた、から、どの選択肢を辿っても】
【すべての道がローマに通じるように、結局の所すべてが死につながるのではないか、と】

【直感が如く、鵺は理解していた、其れと同時に幾つかの疑問が生じる】

【嬲って殺すのであれば、ここまでたいそうな催しも必要ないのではないか】
【俗に言う権力者達に見させるためならば、溜飲を下げるには演出も過剰】
【── ならば、彼らの狙いとは何なのか、痛みで轟々となる脳内で必死に考える】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大分県) :2018/04/21(土) 18:12:57.59 ID:h5YCRs5i0
>>412>>413>>414

「……っうッ」

【鵺は治療と称され、バスの横に運ばれ】
【手荒い、そして簡単な治療を受けた】
【ぐうの音も出ない、何とも人道に即した物とは思えない】

「スマートだ?笑わせるな……」
「武器も能力も取り上げて、挙句状況まで設定して……獲物を前に舌舐めずりは三下のする事だ!」

【腰を下ろし、さも平和主義者然と語るようなその男に毒づくも】
【それが、幾分にも男には届いていない事は、容易に想像がつく】

【だが、その思考も、言葉も次の瞬間には須く絶句と変わる】

「――ッ!!??」
「カンナ!?カンナか!?」

【黒野カンナ、良く知った女性と全く面識のない男性が、血塗れのままその場に投げ出された】
【なるほど、正夢の通信に応じない訳だ】
【これでは、とてもではないが……】

「教育だと?貴様、何をする!?」

【男はディミーアの前に移動した】
【お前は誰だ?ディミーアに男はそう問うた】
【一体、一体何をしようと言うのか?】
【我々は、カンナはどうなると言うのか?】
【ただただ、どす黒い不安だけが、その胸に渦巻いた】
605.46 KB Speed:54.2   VIP Service パー速VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大4096バイト 最大66行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)