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HTML化した人:lain.
禁書「君の知らない物語、なんだよ」
1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/03/30(火) 19:53:21.29 ID:7UEmpfE0
―――いつもどおりのある日の事

上条家に届いた大きな荷物。伝票の送り主は上条刀夜と書かれていた。
ビリビリと包装紙を破って、ダンボール箱の中に入っていたのは望遠鏡。
そして、ダンボールにテープで貼り付けられる形で付属していたのは一通の手紙。
ピンク色の封筒の栓を丁寧に切り取り、手紙を取り出すと上条はそれを読み上げる。

「……商店街の福引で望遠鏡が当たりました。私達が使うよりも、当麻に使ってもらおうとの事で送ってみます」

両親からの手紙を読み終え、当麻は手紙を封筒に戻し、

―――君は突然 立ち上がり言った。

―――「今夜、星を見に行こう」
2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/03/30(火) 20:05:10.76 ID:7UEmpfE0
―――「たまには良い事言うんだね」

送られて来た望遠鏡を手に、インデックスと当麻が向かったのは第二十一学区だった。
深夜でも光の途切れない学園都市の中でも、貯水用のダムが多いこの学区は建物が少ない。
その為、灯りは少なく天体観測にはもってこいの場所だった。

「こっから灯りがねーのか。気をつけろよ、インデックス」

そのため、当然、学園都市の中ながらも整備されていない場所もあった。
山の上へと続く一応の道はあるのだが真夏の午後6時という、まだ明るい時間帯でも森の中へと向かう道はほの暗い。

―――灯りも無い道をバカみたいにはしゃいで歩いた。

―――抱え込んだ孤独や不安に押しつぶされない様に。
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/03/31(水) 01:21:54.05 ID:kPgFpHso
書かないならせめて削除依頼だしてこいよ



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