VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:28:37.83 ID:/8G7sQE0<>初春「おらあああああああああああああ!!!!逝けや佐天さん――――――!!!!」

佐天「逝くのはお前だボケええええええええええええええ!!!!!!!!」

ざくしゅ!

初春「ぐは……ぐはっはっは!!!!!」

佐天「PO!! PO!! PO!! PO!!」

初春「ま、待ってください佐天さん! PO!! とはいったい……うごごごごごごごごご」

佐天「PO―――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!」

初春「ぽわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

ひゅ――――ん…………

こうして初春の悪夢は浄化された。世界に平和が戻ったのだ!!







大 完 結 し た な ど と 誰 が 決 め た の か 





<>初春「行きましょう、佐天さん。私達の居場所へ……」 VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:29:29.56 ID:/8G7sQE0<>佐天「zzz……むにゃむにゃ……PO……PO……」

先生「こら佐天!!授業中に居眠りするな!!!!」

佐天「え……っは!!」


\うぇっうぇっうぇっ うぇっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!/


クラス一同大爆笑。といっても佐天さんがイジメられてるわけではない。
これも佐天さんが人気者の証なのだ。
いつもクラスの中心には佐天さんがいる……クラスは佐天さんを中心に回っている……
そんな、素敵空間。


\うぇっうぇっうぇっwwwwwwwひひwwwwワライシヌwwwwwぷげらwwwwwwwwwww/


佐天(うう……みんなに笑われちゃったよ……)

初春「もー、佐天さん授業中に居眠りしちゃダメですよー」

佐天「あ、初春」


佐天さんの親友。初春飾利。最近は風紀委員(ジャッジメンPO!!)の仕事をはじめ、
前張り普及活動、佐天さんのアイドル活動のマネージメンPO!!など大忙しだ。
自然に対する造詣も深く、最近は般若心経にハマっている。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:31:16.59 ID:/8G7sQE0<>初春「もー、みんなもそんな笑っちゃダメですよ―」


\うぃっうぃっうぃっwwwwwwwぎゃほほほっほほっほほっほほほほwwwwwwwwwwwwwww/


初春「もー、みんな……」


\ひっふひっふwwwwwwwwwwwwwひっふっはwwwwwwwwwwwwwアカルイミライヲ――――wwwwwwwww/


初春「みんな……」


\ぼはははははははははwwwwwwwwwwwwwぼはっふwwwwwwwwwwwww/


初春「……」


\うぎゃwwwwwうぎゃぎゃwwwwwwwwwワライシヌゥwwwwwwwwwwwwwww/


初春「FUCK YOU……」






初春「ぶち殺すぞ……ゴミめら……!!」




し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…………<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:32:45.77 ID:/8G7sQE0<>帰り道



初春「今日は災難でしたねー、佐天さーん」

佐天「うん……、でも良かった」

初春「えぇ!?よくなんかなかったですよぉ!!どこがよかったんですかぁ!?」

佐天「初春が……かばってくれたから……」

初春「え///」


りーんごーん りーんごーん りーんごーん りーんごーん……


黒子「全く……真昼間からいちゃいちゃと……」

御坂「やほお!!」

佐天「あ、白井さんに御坂さん!!」

初春「もしかして……見てました///」

黒子「ええ、ずっと」

佐天初春「///」

御坂「You are apporaching target of attack!! Your mission starts now!! Are you ready!?  PO」

初春「うわー、御坂さんリュウチョウな英語ですねー」

御坂「Oh!! Year!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:34:12.39 ID:/8G7sQE0<>年端のいかない乙女四人。青春トークの始まりだ。


佐天「PO!! PO!!」

初春「PO!? PO!!」

黒子「おほほほほほ!! 二人ったらもう……」

佐天「あれ……?」

御坂「どうしたの?佐天さん?」

佐天「いや、急にそこの角から黒猫が出てくる気が……」


そこの角から黒猫が出てくる。


佐天初春御坂黒子「PO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:36:48.79 ID:/8G7sQE0<>黒子「ズバリですの!?佐天さん、すごいですの!!」

初春「どうやったんですか佐天さん!!」

佐天「いやー、ただの虫の知らせですよ。ム・シ・ノ・シ・ラ・セ(はぁと)」


ぴろりろりーん


佐天「!!」

初春「佐天さん?」

黒子「どうしたんですの?」

佐天「呼んでる……こっちの方……みなさん、急で悪いけどさよなら!!」

御坂「さ、佐天さーん!?」

佐天「虫の知らせです!!」


たったったったったったったった……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:38:51.63 ID:/8G7sQE0<>佐天(確か……こっちの方から……)


キキィ―――――――――――z________!! バタン!! ドグシャアア!!!!!!!


佐天(ここだ!!)

木山「やあ、よく来たね」

佐天「木山先生!? なぜあなたがここに!?」

木山「ふふ、そんな驚く必要はないだろう?」

佐天「いいえ、驚きます」

木山「そうか、驚く必要はないと思うが」

佐天「はい、驚きます」

木山「ふふ、相変わらず食えない娘だ……」


がし!!!


木山「く……なにを……」

佐天「私はあなたのせいでレベルアッパーを使って昏睡しました!! 許しません!!」

木山「く……使ったのは君の意思だろうが!!」

佐天「あれ? そうでしたっけ、ごめりんこ生八つ橋」

木山「食えない娘だ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:41:02.02 ID:/8G7sQE0<>佐天「それで何の用ですか!?」

木山「もうわかってるはずじゃないかな?」


ギュインンンンンンン!! サテンサンのノウリョク……


佐天(く……またこの『感覚』!!)


佐天「私の……能力?」

木山「そうだ。言わば予知能力だ」

佐天「ほ、本当ですか!? 私に能力が!?」

木山「そうだ、試しに念じてみろ、イメージするんだ」

佐天「え゛え゛!!」

木山「変な宗教じゃないさ、やってみろ」

佐天(能力のイメージ……虫の知らせ……虫……虫と言えば?)


佐天「……蜂?」


デン!デン!デン!デデデー!デデデー!デー!チャーラー!


佐天「うぐわああああああああああああ!!!!!! 頭がああああああああ!!!!!!!! 燃えてるうううううううううううう!!!!!!」ぼおおおおお

木山(始まったか……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:42:34.37 ID:/8G7sQE0<>佐天「はあ……はあ……はあ……はあ……」



佐天「わあああああああああああああああ!!!!」


木山「東京タ」

佐天「わあああああああああああああああ!!!!」


木山「ぬ」

佐天「わあああああああああああああああ!!!!」


木山「いつ」

佐天「わあああああああああああああああ!!!!」


木山「のーりーもーのーあつまれー♪ いーろーんーなーくるっまー♪ どんどんでてこい♪ はたらくくるっ」

佐天「まあああああああぁぁぁぁぁあぁあぁあ!?!?」


どごおおおおおおおおおおおおおん!! ぷしゅうううう……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/19(土) 22:44:48.89 ID:QiylyCoo<>これは新しい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:44:54.05 ID:/8G7sQE0<>佐天「あああああ……こ……これは……」

ど! ど! ど! ど! ど!

佐天さんの目の前に握りこぶし程度の蜂が爆誕する。


木山「おめでとう……それが君の能力……」


木山「レベル1、火蜂(FIRE BEE)だ」

火蜂「どどどどどどどどどどどどどどどどどどど!!」※羽音

佐天「これが……私の能力……? 燃えてる」

木山「ああ、虫の知らせとは良く言ったものだ。君は無意識にこの蜂から情報を得ていたんだ。
   刑務所にいながらジャンプを読んでた空条承太郎のごとく。葉っぱが舞ってたのも蜂が張り付いてたんだ」

佐天「ついに……私にも……能力が……」

火蜂「どぉ――――――――ん!! どぉん!! どぉ―――――――――――ん!!」※羽音<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:46:50.49 ID:/8G7sQE0<>佐天「本当に……私が……能力者に……」

木山「本当だ。おめでとう、佐天君」


自分のほっぺをつねる佐天さん


佐天(痛い。いや待って。前に私は夢の中でほっぺをつねって『これは夢じゃない!!』→『あ……夢か』のコンボを味わったことが……
   こんなもんじゃあまだまだわからない)


自分のほっぺを引きちぎる佐天さん


ぶちっ!! POたPOた……


佐天「いった!! ……ってことは夢じゃない……ははは」

木山「佐天君? どうしたんだ」

佐天「こうしちゃいられない!! みんなに報告しなくちゃ!!」

木山「待ってくれ。まだ話は……」

佐天「じゃ! さよなら木山先生!! おいで火蜂!!」

火蜂「ばばばばばばばばばばばばばばば」(羽音)


たったったったったったったったった……





木山「……」

黒づくめの人「上手くいったようだね?」にゅるっ

木山「本当にこれで良かったんだろうか……」

黒づくめの人「ああ、後は彼女を……佐天さんを信じよう」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:49:41.26 ID:/8G7sQE0<>公道



御坂「でさー、絶望先生の女の子を絶望少女と呼ぶのは、
   ドラゴンボールの登場人物をZ戦士と呼ぶのと同じくらい違和感があんのよ」

黒子「お姉様は、漫画が、大好きですの」

初春「そわそわ……そわそわ……」←頭の花をかきむしりだす

御坂「初春さん、花なくなっちゃうよ」

黒子「もー、初春は佐天さんがいないとすぐ挙動不審になりますのー」

初春「そ、そんなんじゃありませんよ……///」ぶちっ ぶちっ むしゃむしゃ


たったったったったったったった……


佐天「おお――――い! みんな―――――!!」

御坂「あ、佐天さん……………………頭 が 燃 え て る ! ?」

黒子「大変ですの!! 佐天さんのほっぺたが血染めの真っ赤っかに!! 早く病院へ!!」

初春「いやあああああああああ!!!!! 佐天さんが死んじゃいます!!!!! 誰か……誰か……佐天さんを……」

佐天「みんな大げさだなあ。そんなみなさんに朗報です!! 出でよ!! 火蜂!!」


デン!デン!デン!デデデー!デデデー!デー!チャーラー!


御坂「な……これは……………………燃えてる」

黒子「もしやこれは……」

初春「佐天さんの……能力?」

火蜂「づーづーづづっ。づーづーづー。づーづーづづっ。づーづーづー」←Aメロ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:52:30.38 ID:/8G7sQE0<>わいわい がやがや



御坂「きゃああああああああああああああ!!!! かわいいいいいいいいいいいいい!!!!」

火蜂「どどどどどどどどどどどどどど!!」

黒子「出会って早々お姉様のハートを射止めるなんて……!! でもかっこいいですのー」

初春「佐天さん……!! これは……!!」

佐天「うん、私の能力。念願かなってやっと……やっと……」

初春「そうですか、いろいろ聞きたいこともありますが……とりあえず一言……」




初春「おめでとうございます。佐天さん」

御坂「おめでとう、佐天さん!!」

黒子「おめでとうですの!!」


ぱちぱちぱちぱちぱち……


佐天「みんな……!!」

火蜂「ばちばちばちばちばちばち!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:55:39.15 ID:/8G7sQE0<>御坂「それでこの火蜂君は何が出来るの、佐天さん!!」

黒子「お姉様……がっつきすぎですの」

黒子「でも、かっこいいですのー」

佐天「何でも火蜂の見たものを私が追体験できるらしいです!! twitter犬ではありません。追体験です。……くす」

初春「へええ……」

佐天「そう……例えば……火蜂!!」


ぶうう―――――――――――ん!!


御坂「消えた!?」

佐天「ふむふむ……今日は青のストライプか。かわいいパンツだねー」

黒子「……?」

初春「あ!! さ、佐天さん!!」

佐天「どれどれ……答え合わせを……」

初春「も――――!! さ・て・ん・さ・ん!!!!」


ぐきっ PO―――――――!!!!!!!!!!!!


初春「佐天さん!? 佐天さん!!!!!!!!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 22:59:33.56 ID:/8G7sQE0<>御坂「それにしても……佐天さんが能力者なんて感慨深いわねー」

黒子「まったくですの」

初春「佐天さん!! 白目をむいて泡吹いてる!! いやああああああああああああ佐天さ―――――――ん!!」

御坂「どっか食べにいこっか? ね、佐天さん」


むく!!!!


佐天「私、アイスがいいです!!」

初春「佐天さん!? 私が転蓮華で首コッキンしたのに!?」

佐天「ははは、初春に堕とされる私じゃないよ!!」

御坂「食べ物に反応したくせに……」

佐天「う……」

黒子「もー、佐天さんは本当に食い意地が張ってますの」


あはははははははははははははははは…………










火蜂「PO!!って何ですか?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:04:37.40 ID:/8G7sQE0<>佐天さん自宅



佐天「アイス美味しかったー、ね!! 火蜂!!」

火蜂「どどどどどどどどどどどどどど!!」(体温で溶けたし)

佐天「御坂さんも、白井さんも、初春も、心から祝ってくれて……ホント良い人たちだよね……」

火蜂「ばばばばばばばばばばばばばば!!」(うるせーバーカ)

佐天「あ!! こうしちゃいられない!! 実家に電話しなきゃ、ダイヤルダイヤル……」


じりいいいいいいいいいいいん!! じりいいいいいいいいいいいいいいいいん!!


佐天「あ、お母さん!! 聞いてよ!! 私、能力者になったんだよ!! 本当だって!! 火蜂って言ってね……」

火蜂「どどどどどどどどどどどどどど」(お、かってに改蔵の新装版があんじゃん)

佐天「あっ、弟のレオン(仮)いる? あ!! レオン(仮)!! お姉ちゃん能力者になったよ!! どーだすごいだろ!!!!」

火蜂「ばばばばばばばばばばばばばば」(うは、初期は羽美が壊れてねー、逆に新鮮だわ)

佐天「うん……正式なテストは後で……それで……twitter犬じゃなくて……」

火蜂「どぉ――――――――ん!! どぉん!! どぉ―――――――――――ん!!」(山田さんかわええええええ)


めらめらめらめら……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:09:41.88 ID:/8G7sQE0<>佐天「ふう……ねえ聞いてよ火蜂!! レオン(仮)の奴ったら『弟には姉を越える権利があります』なんて中二臭い言動を……」


めらめらめらめらめらめら!!!!!!!!!!!!!


佐天「!? !? 燃えてる !? !?」

火蜂「どどどどどどど…………」

佐天「こ、こら火蜂!! 羽美ちゃんから離れろ!!」


めらめらめらみ!! めらめらみ!! ごおおおおおおおおおおおおお!!!!


佐天「ひいいいい……火の手がどんどん回ってる……火蜂なんとかしてよ!!」

火蜂「ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

佐天「燃えるなああああああああああああああああああああ!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:14:48.03 ID:/8G7sQE0<>ふぁんふぁんふぁんふぁん……うぃいいいいいいい……ぴーPOーぴーPOー




アンチスキル(長身)「……で、原因は君か」

佐天「ハイ、スミマセン」

アンチスキル(短パン)「全く、気を付けてよね。最近は連続昏倒の件で人手がたりないんだから」

佐天「ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……」

アンチスキル(濃)「どーだ嬢ちゃん!! アンチスキルやってみねえか!! がっはっはっは!!」

佐天「エンリョシトキマス……」

アンチスキル(ホモ)「後で私のオフィスに来……ちっ女か」

佐天「コッチカラネガイサゲデス……」


ふぁんふぁんふぁんふぁん……


佐天「……」

火蜂「どどどどどどどどどどどどど!!」

佐天「まったく……たまたま近くにアンチスキルの方々が通っていたから良いものを……」

火蜂「ばばばばばばばばばばばばば!!」

佐天「ばばばばばばばばばばばばば!! じゃない!!」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:22:12.83 ID:/8G7sQE0<>――そして


佐天「今日もいっぱい撃ったね蜂太郎。明日は、もーっと弾幕地獄(BULLET HELL)だよね蜂太郎」

火蜂「どどどどどどどどどどどどどどどど、へけ!!」


――あっという間に


初春「し、白井さん!! このデータは……!!」

黒子「……!! そんな、嘘ですの……」


――三日が経過した


御坂「絶望先生が休載なんて……がっかり」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:29:19.02 ID:/8G7sQE0<>休日昼、公道



佐天「〜〜♪ 火蜂ん、今日はどこ行こっかー」

火蜂「ばばばばばばばばばばばばば」

佐天「え――!? また古本市場――!? そんなんじゃ将来、学校と古市と自宅を往復するだけの暇な学生さんになっちゃうよ!!」

火蜂「どどどどどどどどどどどどど」

佐天「もー、しょうがないなあ……」


黒子「さ、佐天さん!! ごきげんうるわしゅう!!」

佐天「あ、白井さん!! それに……うぃはるぅ!!」

初春「……」

佐天「あれ、スルー?」

黒子「さ、佐天さん。よろしければこれからお茶でもいかがですの?」

佐天「え、いいですよ」

火蜂「ばばばばばばばばばばばばば!!」


黒子「で、ではこれからゲーセンにでも……」

佐天「? お茶に行くんですよね ?」

黒子「そ、そうでしたわね。おPOPOPOPOPOPOPOPOPO……」

佐天「……???????」

初春「……やっぱりこんなやり方良くないですよ!! 白井さん」

佐天「……? 白井さん……?」

黒子「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/19(土) 23:31:00.05 ID:ON54rkAO<>ヒッフッハ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:35:44.87 ID:/8G7sQE0<>佐天「どういうことなんですか!? 何か私に隠しごとをしてるんですか!? わからない!!!!」

黒子「それは……」

初春「白井さん……私が言います。佐天さん、落ち着いて聞いてください」

黒子「ですが……」

初春「佐天さんを……友達を騙すなんて、私には……!!」

黒子「初春……わかりましたの」


佐天「初春……?」

初春「佐天さん、落ち着いて聞いてください。最近起きてる連続昏倒(スーパーダウン)事件については知ってますよね?」

佐天「うん、結構多くの人が犠牲になってるって……あ!! もしかして私の能力を捜査に使いたいとか……」

初春「いいえ違います。佐天さん、あなたは――――」




初春「事件の最有力容疑者なんです」










佐天「PO―――――――――――――――――――――――――┐
┌――――――――――――――――――――――――――――┘
└―――――――――――――――――――――――――――!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:42:18.65 ID:/8G7sQE0<>佐天「ど、どど、どどどどどどどどどどど!!」

火蜂「どういうことですか、初春さん」

初春「先日、事件の一部始終が防犯ビデオに映ってたんですが……」

黒子「そこに……被害者を襲う蜂の姿が」

佐天「そ、それだけ!? それだけで私が犯人なんですか!?」

初春「この事件は……犯人が物的証拠をほとんど残してなくて……」

黒子「それで……佐天さんが……」

佐天「そ、そんな……」




佐天「で、でも、まだ容疑者なんですよね!? 取り調べ室でカツ丼を食べる段階ですよね!?」

初春「それがそんな簡単な話じゃないんです。
   部外者の佐天さんは知らないでしょうけど今の取り調べは容疑者を精神的、肉体的に追い詰めていくんです……
   容疑者が衰弱するまでの恫喝や暴力はもちろん、非道い時には家族を人質にとって自白を強要……!!
   本当に今のジャッジメンPO!! は腐ってます!!!!」

黒子「初春、気持ちはわかりますが落ち着きなさい。ちなみにカツ丼もありませんの」

佐天「そ、そんな……ぽ……ぽ……ぽ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:47:51.69 ID:/8G7sQE0<>佐天「PO――――――――――――――――――┐
┌―――――――――――――――――――――┘


│初春「佐天さん……」

│黒子「無理もありませんわ……こんな話を聞かされてわ……」

│火蜂「ばばばばばばば……」


└―――――――――――――――――――――――――┐
┌―――――――――――――――――――――――――┘


│初春「佐天さん……」

│黒子「佐天さん……」

│火蜂「ばばばばばばば……」



└――――――――――――――――――――――――――――――――!!」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:53:18.03 ID:/8G7sQE0<>佐天「はあ……はあ……はあ……はあ……」

初春「!! 大変です、佐天さん!! もうすぐここにアンチスキルとかが来ます!!」

佐天「え!!」

黒子「どうしてそんなことが……?」

初春「む、虫の知らせです!! とにかくはやく! 逃げてください佐天さん!!」



黒子「……」

佐天「白井さん……?」

初春「白井さん!! どうしました!?」

黒子「いえ、ですが……」

初春「し、白井さんは友情より職務を優先するんですか!? 見損ないました!!
   佐天さんは能力に発現してあんなに喜んでたじゃないですか………………………………描写はしょったけど
   そんな佐天さんが自分の能力を悪用するなんて……!!」

佐天「し、白井さん……」

黒子「……」


くるんっ!!


黒子「初春、早く行きますわよ!!」

初春「え……どこへ……」

黒子「どこへ……って」



黒子「真犯人を探しに、に決まってますの」←白い歯をのぞかせてにんまり

初春「……はい!!」

佐天「し、白井さん……!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/19(土) 23:53:35.05 ID:4S5ugw.0<>見る価値なし。
[ピーーー]よゴミクズ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/19(土) 23:57:54.26 ID:/8G7sQE0<>だだっだっだだだ!! だだだだっだっだ!! だだだだだだだ!!


初春「佐天さん、早く!!」

佐天「白井さん……初春……また、いつか……!!」

黒子「ええ……いつかきっと!!」


たったったったったったったったった……


黒子「行きましたわね……」

初春(佐天さん……是非逃げ切ってください……私も必ず……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/20(日) 00:01:49.41 ID:.ULQ1LU0<>十字路



たったったったったったったったった……


佐天「はあ……はあ……はあ……いったいどの道を進めば!?」

火蜂「どどどどどどどどど」

佐天「そうだ!! 行け!! 火蜂!!」


ひゅ―――――――――――ん!! もわもわもわ……





「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」「ぎゃー!!」




「俺の未元物質に常識は通用しねえ!!」「ぎょえー!!」


正面

「悪いがこっから先はいっPO!! 通行だ!!」「PO……」



もわもわもわ……


佐天(ダメだ……どの道も強そうな人が待機してる……!! 悲惨な末路しか見えてこない……!!)

「……ん。何してるの? 佐天さん」

佐天「びくうう!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/20(日) 00:07:33.84 ID:.ULQ1LU0<>背後から突然の一言。
虚をつかれた佐天さんは尿を出し終わった時みたいにぶるっと震えた。


御坂「佐天さんに火蜂ん? どしたの?」

佐天「み、御坂さん……!!」

火蜂「どどどどどどどどどどどおどどん!!」

御坂「佐天さん……? なんて顔色が悪いの!! 妖怪人間ベラみたい!!」

佐天「み、御坂さん……!!」

御坂「何があったの佐天さん!!」


佐天(ぽ……ここで私がいろいろな所から追われていることを打ち明けるのは簡単だ……
   でもそれだと御坂さんを巻き込めちゃう!! もしやすると共謀扱いかも……!!
   ダメだ……それだけは……!! でもこの状況を打開するには……でも御坂さんが……!!
   やっぱりダメだ……!! でもこの絶望的な状況でも御坂さんなら……!!
   何を考えてるんだ私は!! 御坂さんを巻き込むなんて……!!
   でもこの状況を打開するには……!! でも御坂さんが……!! 縦読みなんかないよ……!!)

御坂「佐天さん……」

佐天「はい?」

御坂「はよしゃべれや!!!!!!」


ぐきっ PO―――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!



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――――――――――――――

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―<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 00:12:18.81 ID:.ULQ1LU0<>本日ここまで、続き明日
終わり次第HTML化依頼に行きます<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 00:12:43.19 ID:jTHrxJw0<>そして私はしんだ。

−終わり−<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 00:34:33.99 ID:Sh/D0P20<> なんか勢いあって面白いな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 01:34:49.57 ID:ECtX2Qwo<>こう斬新なの案外おもろいな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 02:36:17.43 ID:24H8kEo0<>>>27
ツンデレ乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 03:49:24.03 ID:xKe9foDO<>ケイブネタ多すぎだろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 18:57:38.93 ID:v63qVoU0<>早めに投下しとこう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 18:58:40.02 ID:v63qVoU0<>―

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佐天「う、うーん。あれ……ここは……?」


佐天さんが目を覚ますと、質素なベッドの上にいた。周りを見渡す簡素な部屋にいることに気づく。
自分が着てるのは緑の薄手の服……ここはもしや


佐天「……病院?」


ばたん!!


御坂「ぐぐーる!!」

黒子「目を覚ましましたのね、佐天さん!!」

火蜂「ばばばばばばばばばばばばば!!」


佐天「み、みなさん!? これはいったい!?」

御坂「ふふ、お礼なら火蜂んに言ってよ。火蜂んは佐天さんが入院してからずっと看病してたのよ」

佐天「え、本当ですか!?」

黒子「本当ですのよ、雨の日も、風の日も、火蜂は佐天さんの側につきっきりで……」

佐天「そっか……ありがとう!! 火蜂!!」

火蜂「どどどど!! どどんぱち///」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 18:59:56.99 ID:v63qVoU0<>佐天「それで一体何が……」

御坂「それなんだけど……外を見てちょうだい!! 佐天さん!!」

佐天「え……」


ごおおおおおおおおおおおおおおおお……!!


佐天「空が……紅い!?」

御坂「佐天さんが気を失ってから三日間……連続昏倒事件の犯人が見つかったの」

佐天「え、良かったじゃないですか」

御坂「正確にはまだ逃亡中だけどね……その名前は……」

黒子「お姉様……!!」

御坂「どうせ遅かれ早かれわかっちゃうでしょ……!! それに佐天さんには知る権利が……知る必要があるわ!!」

佐天「……? そういえば初春は……はっ!! ま、まさか!!!!」クロガネノシワザナノー

御坂「そう……連続昏倒事件の犯人は……」



御坂「初春飾利……あの初春さんよ」







┌――――――――――!?」
│┌――――――――┐
││┌――――――┐│
│││佐天「PO―┐││
││└―――――┘││
│└―――――――┘│
└―――――――――┘
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:01:34.67 ID:v63qVoU0<>佐天「そんな……何かの間違いですよ……初春がそんなことするわけ……」

黒子「……」

佐天「そ、そうだ!! 白井さん!! 何かの間違いですよね!!」

黒子「……」

佐天「なぜ黙ってるんですか!? というか白井さんは初春の変化に気づいたりしなかったんですか!? パートナーが聞いて呆れますよ!!」


ばきっ!!!!


佐天「ごふっ……」

黒子「私だって……初春がこんなことをするなんて……」POろPOろ……

佐天「白井さんが泣いてる」


佐天(そっかー。白井さんは私よか初春と付き合い長いんだったっけー。
   いつもいっしょに仕事してるだけに裏切られた気分なんだろーな。
   今一番つらいのは白井さんなのかもしれない)


御坂「そう……佐天さんが急に倒れて、アンチスキルとかに捕まりそうになった時、
   初春さんが急に自白したの。自分が犯人、だと……。
   突然、初春さんの頭から急に真っ赤な、緋色の蜂が飛び出したかと思ったら、奇声を発しながら暴れ出したのよ
   初春さんはそのまま逃亡。学園都市との全面対抗を宣言して……それ以来、空が真っ赤になったのよ」


佐天「本当? 火蜂?」

火蜂「どどどどどどどどどどど」

佐天「本当なんだ……!!」

御坂「私の信頼度は蜂以下かい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:02:50.39 ID:v63qVoU0<>佐天(初春がこんなことを……でもなんで? 初春は本当に変わってしまったの?
   それともこっちが本性でいつもは猫を……)


もわもわもわ

初春「今のジャッジメンPO!! は腐ってます!!」

もわもわもわ


佐天「……」

御坂「どうしたの、佐天さん?」

佐天「まだ……」

黒子「……?」

佐天「私、初春と直接会って話します!! 火蜂!!」

火蜂「びゅううううううううううん!!」

御坂「佐天さん!?」

黒子「待ちますの!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:04:08.92 ID:v63qVoU0<>公園



上条「……」


ぼおおおおおおおおおおお


上条(今の俺の怒りは、烈火のように燃えている)


上条「初春!! 出てこいやあああああああああああああああああ!!」


ZGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAN!!


初春「……ふん、上条さんですか」

上条「……初春!!」

初春「初春様と呼んでください」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:05:11.71 ID:v63qVoU0<>初春「何の用ですか? 私はあなたのように毎日TUTAYAに行っちゃう暇人とは違うんですよ」

上条「青髪ピアス……」

初春「……?」


上条「青髪ピアスのみならず、一方通行、アケミ、アレイスター、あわきん、泡浮さん、インデックス、エイワス、海原、垣根、
風斬、絹旗ちゃん、木原、雲川、黒妻、固法先輩、駒場、小萌先生、婚后さん、災呉、重福、スフィンクス、
削板、滝壺ちゃん、テレスティーナ、浜面、春上さん、半蔵さん、姫神、吹寄、フレ、舞夏、魔術側全員、ミサカ妹全員、番外個体、むぎのん、
心理定規、心理掌握、芳川、黄泉川、打ち止め、寮監、猟犬部隊、ロシア、湾内、ンダ」


初春「はて……何ですか」

上条「とぼけるんじゃねえ!! お前に敗れていった学園戦士たちの名だ!!!!!!!!」


上条「こいつらはみな……全治二〜三週間の入院を余儀なくされたんだ……!!
   こいつらが何をしたっていう……!! 初春様!! お前だけは許さねえ!!」

初春「私は、ジョニー・デップが好きです」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:06:06.19 ID:v63qVoU0<>


上条「時報 上条当麻 いきます!!」


トーマァ!!


    V   S


初春「身の程を教えてあげましょう」


ジョインジョイン!! ウィハルゥ!!



<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:07:02.69 ID:v63qVoU0<>上条「うおおおおおおお!!」

初春「ははは!! 相変わらずワンパターンな戦い方ですねー!!」


ずる!!


初春「バランスを崩してしまいました!!」

上条(こいつは……初春は既に人間じゃねえ……つまりはこいつ自体が『異能』!!
   つまり、俺の右手で触れれば……!!)


ばっき!! みゃあああああああああああああお!!!!


初春「わ、私の体が……ぎょえぴ――――――――――!!」


ひゅう―――――ん……


上条「やった……!!」


上条「ねんがんの ういはるを たおしたぞ!! やったぜインデックス!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:08:19.95 ID:v63qVoU0<>上条「さて帰るか、……ん、あそこの木に何か書いてある……気になるな、木だけに」


『この落書を見て振り返った時、お前は』


上条「……?」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ……


『この落書を見て振り返った時、お前は』

















『死ぬ』

がいん!!

上条「!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:09:19.74 ID:v63qVoU0<>上条「グオゴゴゴ」




初春「ノーズ・フェンシング――――――――っ!!」




上条「ギャア――――ッ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:10:39.96 ID:v63qVoU0<>上条「バカな……幻想殺しが完全に入ったのに……」

初春「あなたが必死に攻撃していたのは、私のホログラム映像だったのです」

上条「ち……ちくしょう……」

初春「ではトドメです!! さらばです上条さん……ふははははははは」


がっしょん!! がっしょん!!


初春「!? この技は……超電磁砲……!?」ひょい

上条「……!!」

御坂「助けにきたわ!! 大丈夫!?」

上条「……」

御坂「べ、別にあんたを助けに来たわけじゃないわよ/// 初春さんが隙を見せたから、たまたま……」

上条「……ろお」

御坂「はい?」


上条「ばかやろお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」どか―――――ん!!!!!!!!!!!

御坂初春「びくう……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:12:00.41 ID:v63qVoU0<>御坂「ど……どうして……私、あんたのことを助けようと思って……」←涙目

上条「俺のことなんていいんだよ!! 今、お前が出てきたら誰が学園都市の平和を守る!?」

御坂「と、当麻……!!」

上条「今からでも遅くねえ!! 早く逃げて態勢を立て直すんだ!! 俺のことはいいから、早く!!」

御坂「……か」

上条「はん?」


御坂「ばか!!!!!!!!! 何一人でいいかっこしてるのよ!! あんたが死んでいいわけないじゃない!!」←涙ながらに

上条「え、え〜と、美琴さん……?」

御坂「あんたが死んで悲しむ人だっていっぱいいるのよ……!! なのに……簡単に死ぬなんて言わないでよ!!」

上条「美琴……!!」

御坂「当麻……!!」


上条「好きだ!!」

御坂「私も!!」

ぎゅっ!!!!!!!













初春「ノーズ・フェンシング――――――――っ!!」



上琴「ギャア――――ッ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:13:17.81 ID:v63qVoU0<>公園から離れたところ



佐天「!!」ぱりいいいいいいいいいいいん!!

黒子「どうしましたの!? 佐天さん!!」

佐天「御坂さんの気が……どんどん小さくなってる……!!」

黒子「お姉様が!? どこですの!!」

佐天「向こうです!!」

黒子「テレPO!!トしますの!!」

佐天「はい!!」


ひゅん!!!!!!!!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:14:23.48 ID:v63qVoU0<>公園


御坂「はあ……はあ……」

初春「ふふふふふ……もう随分ボロボロですねー。短パンが破れておぱんつが露わになってますよ? あざといですね〜」

御坂「だ、だれのせいだと……」


ばっしん!!


御坂「きゃ!!」どすん

初春「はは!! 『きゃ!!』ですって!! 『きゃ!!』 かわいいかわいい!! 御坂さん年相応のかわいさです!!」ぱんぱんぱん!!

御坂「く、くううううううううう///」

上条(体が動かねえ……俺にはどうすることもできないのか……誰かこの絶望という名の幻想をぶち壊してくれ!!)


KIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIN!!


きき――――――――――――――!!


初春「はは……は? あれバイクがまっすぐこっちに―――――」


どぐしゃああああああああああああああああああ!!!!


初春「     ぐ     わ     」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 19:14:59.07 ID:mB/0kbko<>こういう狂ったSSっていいなww
前に灰になったインデックスを上条さんと美琴が復活させようとしてた奴はワロタ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:15:47.74 ID:v63qVoU0<>上条「な、なんだ」

御坂「いきなりバイクが……轢かれるとこだったじゃない!! どこ見て運転を……」

「どうやら間に合いましたのね」

「ええ、そうですね」


ばああああああああああん!!


佐天「助けに来ました二人とも!!」

黒子「お姉様助けに……」

御坂「み……見ないで……」

上条「……先に言っとくが、初春にやられたんだ……」


佐天(上条さんがぎちぎちに亀甲縛りをされている。御坂さんは衣服が短パンと下着しか残ってない。
   事後か事後ですか事後なんですよ)



黒子「あああああああああああああああああおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

佐天「落ち着いてください白井さん!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:18:14.86 ID:v63qVoU0<>黒子「うひ!! うひひひ!! お姉様とウニ頭が!!」

上条「俺達のことはいい!! それよりあいつを!!」

佐天「……!!」


むっくり


初春「くっ……こんなことしやがりましたのはどこのだれですか……佐天さん!?」

佐天「初春……!!」

初春「い、いったい何をしに……」

佐天「初春……あなたを……」






佐天「助けに」





初春「……!!」

御坂「初春さんを……助ける!?」

上条「どういうことなんだ!?」

黒子「うほうほほほほほほほほ。東京湾の水は意外ときれいですのおおおお」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/20(日) 19:21:20.22 ID:v63qVoU0<>今日の分はここまで
続きは多分明日の夜<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 22:10:44.40 ID:zDYUeSQ0<>こういうノリの話は嫌いじゃないが、
これは端的につまらん

作者の奮起を希望する<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 22:19:42.28 ID:AH4HDrA0<> 乙 でも俺は好きだなぁ
ロマサガとキンニクマンはツボったよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:44:36.89 ID:n1xCoM.o<>疾走感ありすぎておもろいww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 19:56:16.95 ID:Fi4Jm9w0<>佐天「初春、あなたは本心から暴れてるわけじゃない!! 私にはそれがわかる!!」

初春「ち、違います!! 私は野心に……殺意の波動に目覚めて……」

佐天「じゃあ、どうして私が捕まりそうになったその時に自白したの!?
   初春の立場なら証拠をねつ造して私を犯人に仕立てることだってできたのに!!」

初春「そんなの気分が良くなってそれで自白を……」

佐天「初春さ、ジャッジメンPO!! の取り調べが厳しいって言ってたよね!?
   私に危険がおよばないように、そう思って自白したんじゃないの!?」

初春「……!!」

佐天「それに!! これだけの被害が出てるにも関わらず死者はゼロ!!
   初春の力なら殺すのだって簡単でしょ!? それをしないってことは――」



佐天「初春は昔のままなんだ。ちょっと内気メンヘラで、でも芯が強くて心優しい……初春のままなんだ」

初春「……」



御坂「なんですって……!!」

上条(訳ありかよ……気持ちよくそげぶ出来ねえ……)

黒子「おねーさまー、でーとに いきますのー」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 19:56:56.22 ID:Fi4Jm9w0<>初春「ふは……ふはははははははははは……!!」

佐天「……」

初春「笑わしてくれますね!! レベル0(阿鼻叫喚)の無能女(無間地獄)の佐天さん(日進月PO!!)の分際で!!」

佐天「今の私はレベル0じゃない……お願い!! 力を貸して!!」

初春「では私も能力のお披露目といきましょうか……」



佐天「怒れる蜂よ……地獄の業火で敵を焼き尽くせ……」

初春「死を司る門番よ……我の前に姿を現し、全てを紅く染めあげよ……」


佐天「はああああああああああああ!!!!!!」

初春「レベル8……最終鬼畜能力……」



佐天<出でよ!!!!!! 『ヒバチ』!!!!!!!>初春



火蜂「どどどどどどどどどどどどどど!!!!」

緋蜂「………………………………………………」ぎゅああああああ……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 19:57:32.99 ID:Fi4Jm9w0<>佐天「よし火蜂!! 弾を……」

初春「開幕針弾!!」


佐天火蜂「ぐわああああああああああああああああああああ!!」


上条「な、なんじゃありゃあ!?」

御坂「空間を覆い尽くすほどの針がものすごいスピードで佐天さんに……!!」

黒子「文字通りの蜂の巣ですの!! がくがくがくがく」


佐天「あ、あうう……」

火蜂「じゅうう……」

佐天「ひ、火蜂……」


緋蜂「……」

初春「ふ、ふふふ、その野売る億はイズレ大きなしょうがにナル……」

御坂「初春さんの様子がおかしいわ……でも足が動かない……」

初春「佐天さン……アナタはさっき私がヒトを殺してないから変わってないtwitter……
   奈良ば、その幻想をブチ交わして上げましょオ……あなたの『死』をもって」

佐天「……!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 19:58:19.39 ID:Fi4Jm9w0<>初春「では……サテンサん……」



初春「サ・ヨ・ナ・ラ」



ぱあああああああああああああああああああん!!!!



御坂「!!」

上条「……!!」

黒子「…………!!」

佐天「ひ、火蜂……私をかばって……!?」

火蜂「しゅううう……」

佐天「火蜂!! しっかりして!! 火蜂!!」

火蜂「ど……ど……ど……ど……」


佐天さんには火蜂の言ってることは何となくしかわからない……
しかし、この時ばかりは火蜂の一語一句が聞き取れた気がした……


火蜂(佐天さん、怪我はないか?)

佐天「火蜂!! やだ!! 火蜂が死んじゃう!!」

火蜂(俺はもともとこの世界の住人ではない……これでお別れだな)

佐天「火蜂いいいいい……」

火蜂(さようなら、佐天さん……お前と一緒の時間、結構楽しかったぜ。あと家燃やしてごめんな)


どん……どん…どん……どか―――――――――ん!!


佐天「ひばちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 19:59:15.21 ID:Fi4Jm9w0<>御坂「そんな……こんなことって……」

上条「ありかよぉ……」

黒子「火蜂……」


佐天「うわああああああああああああああああああ!! 火蜂!! 火蜂いいいいいいいいいいいいい!!!!!」


初春「は、ははは。さあ、トドメです!! 緋蜂!!」

緋蜂「……」


佐天(火蜂……!!)POろPOろ……


ピタ――――――――――ン


ど!! どどどどどどどどどどどどどどどどどど!!!!!!!!!!!


初春「!? これは !?」


ぴっかあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 19:59:58.92 ID:Fi4Jm9w0<>佐天「火蜂……? あなたなの?」

初春「ば、ばかな……この光は……はっ!!」


ど ど ど ど ど ど ど ど ど ど


佐天「大往生したのに……大復活……」


づがああああああああああああああああああん!! ぼわああああああああああああああああ!!



御坂「火蜂んの死体が……再び燃え上がってる!?」

上条「いったい何が起こってるんだ!?」

黒子「あれは……もしや!!」

御坂「知っているの!!!!!! 黒子!?」

黒子「伝説の……]-[|/34<#!」(文字化けではありません)

上条「あぁ!? 何だって!?」

黒子「世界と学園都市とシューティング業界が滅亡の危機に晒された時、現れると言われてる伝説の蜂……!!
   まさかこんなところでお目にかかりますなんて……!!」


佐天「でででんでででん!! でででんでででん!! でででんでででん!! でででんでででん!!
   で! で!! で!! で!! でっでっでっで――!!!!!!!!!!!!!」

]-[|/34<#!「)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0)0」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:00:36.53 ID:Fi4Jm9w0<>佐天「初春……決着を付けよう……」

初春「く……ははははははははははは!! いいでしょう!! やりましょう!!」

緋蜂「…………」

]-[|/34<#!「/34/34/34/34/34/34/34/34/34/34/34/34」



黒子「始まりますの……!!」

御坂「ごくっ!!」

上条「どうなっちまうんだ…ッ…!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:01:13.21 ID:Fi4Jm9w0<>佐天「]-[|/34<#! っ!!」

]-[|/34<#!「/3vvvvvvvvvvvvvvvvvv^」


びしゃあああああああああああああああああああん!!!!


初春「ぐわああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

緋蜂「……」


御坂「あ、あれは!?」

黒子「超高速の青弾……プラス!! 多数のビットによるレーザー攻撃!!
   滅光玉砕(カウンターレーザー)を持たぬ者には攻略不可能な攻撃!! まさに『]-[|/34<#!』ですの!!!!」


佐天「まだまだあ!!!! ]-[|/34<#! !!!!!!!」

]-[|/34<#!「/315j|_|^ /315j|_|^ /315j|_|^ /315j|_|^ /315j|_|^」

初春「うわあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

緋蜂「……」


御坂「あれは……」

黒子「画面下からレーザーを発射しての紫弾!! ですが爆裂近接(オーラ撃ち)やらなにやらでこの攻撃を出す前に第一形態を終わらせるのが常道!!
   この攻撃を出させるようでは初春もまだまだですの!!」

上条「白井、お前エラく詳しいな」

黒子「大復活は、黒子のライフワークですの」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:01:53.18 ID:Fi4Jm9w0<>佐天「トドメだあああああああああああああああ!!!!!! ]-[|/34<#! 」

初春「ちくしょお……ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」


佐天「後光!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

初春「洗濯機いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」


]-[|/34<#!「31x444444444444444444444444444444444444」

緋蜂「…………」


ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
ずぎゃん!!!!!! ずぎゃん!!!!!!
びかあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!


上条「うわあああああああああああああああああああああああああ」←衝撃で吹っ飛ぶ

御坂「ど、どちらが押してるの!?」

黒子「佐天さんですの!! 佐天さんが押してますの!! やはりカウンターレーザーの有無が効いてますの!!」


初春(く……見事ですよ佐天さん……全身からのレーザー、本体からの撃ち返し弾。これはちょっと勝てそうにありません。
   だが!! ひとつ弱点を見つけましたよ!! それも文字通り『致命的』な弱点をね!!)



初春「張り付けえええええええええええええええええええええ!! 緋蜂いいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」

佐天「!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:02:34.40 ID:Fi4Jm9w0<>緋蜂「……」

]-[|/34<#!「??????????????????????」


佐天「]-[|、]-[|/34<#! !!!!!!!!!!」

初春「どおおおおしたんですかあああああああああああああああ!!!! 弾が来ませんよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


黒子「ば……ver1.0仕様!? 安全地帯(セーフポイント)が……まずいですの!!!!!! このままでは……!!」

御坂(温度差、すごい)

上条(興味のない趣味の話ほど、つまらないものはないな)


佐天「]-[|/34<#!……!!!!!!!!!!!!」


その時であった。時空の裂け目が出現した。


びしゃああああああああああああああああああん!!!!!!!


緋蜂「…………」

]-[|/34<#!「)0)0)0)0)0)0)0」


初春「緋蜂が……時空の裂け目に……!!!!!!」

佐天「]-[|/34<#! !!!!!!!!!!!!」


緋蜂「……」ぴかああああああああああああ

]-[|/34<#!「……」ぴかあああああああああああああああ


佐天(さようなら……火蜂……私の初めての友達……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:03:22.53 ID:Fi4Jm9w0<>上条「終わった……のか?」

御坂「初春さん!! あなたにもう戦う力は残ってないわ!! 降伏して!!!!」


初春「な、何を言ってるんですか? 私はまだ……」


黒子「初春……!!」

佐天「初春!! こんなのもうやめようよ!! 誰も得しないよ!!!!」


初春「ナ、ナニヲイッテルンデスカ? サテンサン。キズキマショウ、ヘイワナセカイ。
   ワタシタチノチカラナラキットデキマスヨ……」


佐天「……!?」

上条「こいつさっきまでは佐天さんを殺そうとしてたのに……言ってることが支離滅裂だ!!」

佐天(どうしちゃったの……初春?)


ぴきいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!

佐天「!!」

(佐天さん……聞こえますか……)

佐天(初春!? 初春なの!?)

(私、悪霊に体を乗っ取られちゃったんです。趣味の般若心経を朗読中に)

佐天(え……)

(私が少しでも正気を保ってる内に……殺してください!!)

佐天(そんな……私が初春を殺すなんて……!! はっ!! これじゃ>>1の夢と同じ状況じゃ!?
   おあつらえ向きにそこに包丁が!! そんな……そんな……!!)

(さあ!! 早く私を殺してください佐天さ―――――――――――――ん!!!!!!!)

佐天「ういはるうううううううううううううううううううううう!!!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:04:10.97 ID:Fi4Jm9w0<>初春「おらあああああああああああああ!!!!逝けや佐天さん――――――!!!!」

佐天「逝くのはお前だボケええええええええええええええ!!!!!!!!」

ざくしゅ!

初春「ぐは……ぐはっはっは!!!!!」

佐天「PO!! PO!! PO!! PO!!」

初春「ま、待ってください佐天さん! PO!! とはいったい……うごごごごごごごごご」

佐天「PO―――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!」

初春「ぽわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

ひゅ――――ん…………

こうして初春の悪夢は浄化された。世界に平和が戻ったのだ!!





※良 い 子 は マ ネ し な い で く だ さ い




<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:04:52.38 ID:Fi4Jm9w0<>上条「やった……のか」

御坂「佐天さん……!!」

黒子「……初春」


佐天「初春……初春……初春……」


佐天「ういはる―――――――――――――――――――!!!!!!!!」


うっうっうっうっうっうっうっうっうっう…………


御坂黒子上条「佐天さん……」

佐天「どうして!? どうして私の周りからは人がいなくなっちゃうの!? 火蜂も初春も……どうして!!」


絶望に打ちひしがれる佐天さんは、ぱたりとその場へ座り込んだ。


佐天「うわああああああああああああん……」

上条「オイふざけてんじゃねえ立てコラ」

佐天「ひ……上条さん……」


上条「お前は自分が納得いくようにやったんだろ……? ならそれを恥じる理由なんてどこにもねえ!!
   初春だってきっと納得してるだろうが!! そうに決まってる!!!!!!
   だいたい佐天さんのやってることが間違ってるわけねえだろうが!!!!!!!!!!!!」

佐天「か、上条さん……」

上条「何だ?」

佐天「亀甲縛りで言われても説得力が……///」

上条「へへ……しまらねえな///」


黒子「説教の要旨がよくわかりませんの……」

御坂「佐天さん……私の当麻に……私の当麻に……!!」

黒子(温度差が、すごいですの)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:05:34.93 ID:Fi4Jm9w0<>佐天(初春を殺した罪……それは私が一生背負っていかなきゃね……)


初春跡地に駆け寄る佐天さん……


佐天「初春の……付けてた花……」


初春の付けてた頭花。それを手に取る佐天さん……と、その時!!!!!!!!


ぶっしゅううううううううううううううううううううううう!!!!!!!


佐天「!!!!」

黒子「!? 初春の花から触手が !?」

御坂「危ない!!!!!!!!!! 佐天さん!!!!!!!!!!!!!!」


さっ


佐天「くっ……!!」

上条「大丈夫か!? 佐天さん!!!!!!!!!!」

佐天「え、ええ……私は無事です……」

御坂「み、見て!!!! 初春さんの花が……!!」

黒子「巨大化しつつ上昇していく……?」

上条「いったいどこへ向かってるんだ……?」

佐天「……!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:06:09.20 ID:Fi4Jm9w0<>ちゃ――ら――ら――らららんらん♪



『ニュースです。学園都市上空に巨大な花が現れました。
学園都市全土を覆いつくすこの花ですが、詳細は不明……とのことです。
日照不足による農家の被害が予測されます。続いてのニュースですが……』



ちゃ――ら――ら――らららんらん♪<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:07:07.51 ID:Fi4Jm9w0<>佐天「これは……!!」

黒子「真っ暗ですの……!!」


『ははははははははははははははははははは!!!!』


上条「この声は……!!」


『お久しぶりですね、みなさん!! そう!! この花術要塞(バイオベース)こそが私の本体だったのです!!!!』


黒子「初春……!!」


『これにより学園都市といろんな衛星との通信を遮断!! 交通、防衛、農耕、全てを狂わせるんです!!』


佐天「そんな……!!」

上条「俺達にはどうすることもできないのか……」


ぴかああああああああああああああ!!


佐天「!? この光は !?」


『佐天さん!! 私は最後にあなたと決着を付けたい!! その光に吸い込まれてください!!』


佐天「……」ざっ

御坂「待って!! 佐天さん!! こんなの明らかに罠よ!! むざむざ死にに行くようなもんじゃない!!」

佐天「……私を止めるんなら、いくら御坂さんでも――――殺しますよ」

御坂「!!」ぞく

上条「美琴……もう俺達にはどうすることもできない……
   佐天さんは『鬼』を倒すために『鬼』になったんだ……」

御坂「そんな……佐天さん……!!」

ぴかああああああああああああああ!!

御坂「佐天さああああああああああああああああああああああああああん!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/21(月) 20:08:39.64 ID:Fi4Jm9w0<>続きは早ければ明日
最悪木曜までには<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 01:13:28.61 ID:lCWsoHUo<>なんとゆーカオスっぷり
お待ちしております乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:35:26.53 ID:qnC4s2M0<>バイオベース内部


佐天(ここがバイオベース……何か壁がうねうねしてる……!!)


(よく来ましたね……佐天さん……)


佐天「その声は……!!」



佐天「初春!!」

初春「お久しぶりですね、佐天さん……いや、私の最大の宿敵」

佐天「また呪われてるの!?」

初春「さあ、どうでしょうかね?」

佐天「ふざけるんじゃあないよ!! 初春を返せ!!!!」


初春「ふふ……いくら佐天さん、あなたでもこのバイオベースを攻略するのは至難……!!
   まずはその構造!! 何と言っても複雑!! 迷っちゃう!! この攻略難度は新宿駅や梅田地下にも匹敵します……!!
   さらに道中には私の仕掛けた数々のトラップが!! 落とし穴やジャンプ台はもちろん、怪光線マシンやとりもちまで!!
   モンスターももちろん完備!! 頑張って掘って、掘って、掘りまくりました!! 破壊神様、感謝いたしますよ!!
   さらにさらに!! 居住スペースや社員食堂!! さらにトイレが4つあって……」


佐天「関係ないよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」がばっ!!

初春「!? し、しまったマウントを……!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:36:11.65 ID:qnC4s2M0<>佐天「ああああああああああああああ!!!!!!」がっばがっば

初春「うわああああああああああああ!!!!!!」どこすか

佐天「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」


ごすんごすんごすんごすんごすんごすんごすんごすん!!←頭突き連打


初春「うわああああああああああああ!!!!!!」

呪い「ギョエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」しゅーん


佐天「うりゃりゃりゃあああああああ!!!!!!」

初春「うっへえええええええええええ!!!!!!」


佐天「まだまだああああああああああ!!!!!!」

初春「はああああああああああああん!!!!!!」















佐天「勝った……!!」

初春「負けました……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:36:49.95 ID:qnC4s2M0<>初春「ん……ここは?」ぱちくり

佐天「初春……!! 良かった……呪いが解けたんだね……!!」

初春「さ……佐天さん……!!」


ごおおおおおおおおおおおお


佐天「!? バイオベースが!! 燃えてる!! さっきの衝撃で……!!」

初春「……」


佐天「どうしたの初春!? 突っ立ってないで早く逃げないと……」

初春「……私に」

佐天「……?」

初春「私に、その権利があるんでしょうか……?」

佐天「初春……?」


ごおおおおおおおおおおおおお<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:37:27.43 ID:qnC4s2M0<>初春「確かに……私の一連の奇行は呪いが原因です……でも心のどこかで……
   それを傍観する自分がいたんです……あわよくば、佐天さんと二人の世界を作れると思って……」

佐天「初春……!!」

初春「私……やっぱり変ですよね……!! こんな私に……帰る場所なんか……!!」

佐天「ぷっ……あはははははははははは!!」

初春「な!! なぜ笑うんです佐天さん!!」

佐天「いや、あんまりにもメンヘラ臭かったからさ……初春らしいけど」

初春「ど、どういう意味ですか!! それ!!」


あはははははははははははは……


佐天「やっと……笑ったね、初春」

初春「佐天さん……」


ごおおおおおおおおおおおおおおおおおお……


佐天「大丈夫……初春ならきっとみんなと馴染めるから……だから……」



佐天「行こう、初春。私達の居場所へ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:38:03.71 ID:qnC4s2M0<>公園



黒子「お姉様!! 落ち着きますの!!」

御坂「放してよ!! あの中には二人が……佐天さんと初春さんが……!!」

上条「……!! おい!! あれ!!」


ぴかああああああああああ


御坂「!! あれは……!!」


天高くから白い翼を生やした佐天さんと初春が舞い降りる……
そう、あの姿はまるで―――――


御坂「天使……!!」

上条「天使だ!! 佐天さんと初春さんは俺達の天使だったんだ!!」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:38:46.62 ID:qnC4s2M0<>そして……


初春「みなさん……今回の件は本当にすいませんでした!!
   本来学園都市の治安を維持する私がこんなことを……!!」

御坂「いいのよ、初春さん。みんなきっと許してくれるって!!」

上条「ああ。本当に大切なのは……これからどうするかってことだ!!」

黒子「問題は山積みですのよ!! 初春にはいつもの10倍は働いてもらいませんと!!」


初春「みんな……こんな私を……うう……ぐす……」

佐天「そのことなんだけどね、いい手があるよ、初春!!」

初春「え……」

佐天「初春が浮かないように、私達みんなブレちゃえばいいんだ!!」

初春「さ、佐天さん……!!」じわっ

御坂「え……?」

黒子「それは……ちょっと……」

上条「何でそうなる……」


佐天「さ――――――あ、みんな!! ブレてブレて!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:39:28.85 ID:qnC4s2M0<>初春「ブレブレブレブレ!!」

佐天「ブレブレブレブレ!!」

御坂「……」


初春「ブレブレブレブレ!!」

佐天「ブレブレブレブレ!!」

黒子「……」


初春「ブレブレブレブレ!!」

佐天「ブレブレブレブレ!!」

上条「……」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:40:28.87 ID:qnC4s2M0<>御坂「……」

黒子「……」

上条「……」

初春「ブ……ブレ……ブレ…………」

佐天「居直っれ――――――――――――!!」

初春「!!」


初春「ブレブレブレブレ!!」

佐天「ブレブレブレブレ!!」


上条(くだらねえ……くだらねえけど……)

御坂(あの二人……すごく……)

黒子(楽しそう、ですの)







御坂「ブレブレブレブレ!!」

黒子「ブレブレブレブレ!!」

上条「ブレブレブレブレ!!」


ブレブレブレブレブレまくって!! ふるえてるぅのを!! わかんねえよおにし―てや―れ!!!!

ずれるっぜ―――――!!!! もうブレブレ人間でもきっと!!


初春(あなたが―い―たら、変ーわる?)

佐天(あたしがいるよ、気付―い―て―)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:41:54.51 ID:qnC4s2M0<>黒づくめの人「どうやら計画は上手くいったようだね?」

木山「そうですね」

黒づくめの人「それで、僕の正体なんだけど――」

木山「もういいでしょ、みんな興味ないし」

黒づくめの人「え? そんなことないと思うよ? 僕の正体は――」

木山「はいはい、続編への伏線にしときましょう」

黒づくめの人「え? あるの続編?」

木山「ありません」きっぱり

黒づくめの人「じゃあ駄目じゃん。僕の正体は――」

木山「続編のストーリーですが、学園都市で突然、人、物を問わず神隠しが発生。
   その原因を調査してると何者かの介入により過去が書きかえられてると判明。
   何と書きかえられた過去に合わせる形で、現在が変化していたのだ。
   過去における介入とは本来なかったはずの戦争。どうやらその戦争で学園都市が壊滅するから人やら物が消えていたのだ。
   このままだと学園都市が消滅してしまう。この事態にいちはやく気づいたジャッジメント一七七支部は対応を模索」

木山「どうやら未来における首領蜂隊という組織が過去へさかのぼってるらしい。
   で、その際使った時限回廊(タイムゲート)の残響が現代にもあるらしい。
   じゃあそれをググって過去へさかのぼり、戦争を止めようぜ。
   しかし時限回廊は不安定ゆえ、一度に通れるのは4人まで。しかも計算結果、残り数分で消えると判明。
   名だたる能力者を集めている時間などない。その場にいた御坂、黒子、初春、佐天の4名でいくことに。
   ネガティブ佐天さんは自分より固法先輩が行った方が良いと言うが、固法は『あなたが行かなければ駄目なの』と意味深な言葉を残す」

木山「ふ―」

木山「そして4人が辿り着いたのは西暦2008年学園都市。既に戦闘機が飛んでてドンパチやってる。あろうことかそこにいたのは機械化した御坂妹。
   なんと自分達とは別次元の世界の妹達が自分たちの独立のためにある施設を破壊しようとしたのが戦争の発端だったのだ。
   それを止めに来たのが首領蜂隊、佐天勢力はひとまず大佐率いる首領蜂隊と協力することにする。御坂は精神が崩壊しそうになる。
   ここら辺で過去のロリ佐天さん、小佐天さん登場。いろいろ人間ドラマを展開しつつ、妹達を撃破。一件落着一件落着……」

木山「……と言いたいところだが、いきなり小佐天さんが首領蜂隊にさらわれた。なんと首領蜂隊の大佐の正体は未来の大きくなった佐天さん、大佐天さんでした。
   そして始まる大佐天さんによる真の歴史改竄計画。その目的は自分の統治する世界。そして――小佐天さんへの能力開発。
   御坂と雷光のレーザー相殺合戦とかいろいろあって最終決戦、最後は佐天さん、初春の駆る緑ヘリと大佐天さんのヒバチが対決。相打ちで3人とも死ぬ。
   さらに消えていく御坂、黒子の体。過去世界の二人が死んだわけではないが、あまりに歴史が変わったことにより4人が元いた世界そのものがなくなったようだ。
   結局、歴史改竄を食い止めることはできなかったのだ」

木山「いかん……涙が……」

木山「しかし、4人の戦いは小佐天さんの心に深く刻まれた……そして数年後……そこには中学生になった佐天さんが……
   『この未来に続く為』こそ、の戦いだった。アニメ超電磁砲一話に続く……。全ての二次創作は原作に帰結する、まる」

黒づくめの人「ありもしない続編の展望を語らないでよ。僕の正体は――」「改行制限です。お疲れ様でした」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/06/22(火) 20:43:24.41 ID:qnC4s2M0<>




初春「行きましょう、佐天さん。私達の居場所へ……」









           ラストワード
          打 ち 切 り





<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 20:45:37.30 ID:qnC4s2M0<>おしまい。HTML化依頼は自分で出しとく

チラ見して不快に思った方、ごめんなさい
運営の方、無駄に仕事増やしてごめんなさい
見てくれた方、時間無駄に消費させてごめんなさい
それでも楽しんでくれた方がいたら、これ幸い……

余談だが自分ではノリノリで書いてて楽しかった。この感覚がおかしいんだろうけど
キャラ崩壊は俺なりの照れ隠し。好きな子を直視なんてできない

……終了宣言ぐらい上げといても罰は当たらんでしょ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 20:49:54.82 ID:lCWsoHUo<>乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 21:14:20.30 ID:o/RBC9.0<>俺はこういう感じのSS楽しかったよ
乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 21:14:33.03 ID:sn/Gk4Uo<>お前が何と言おうと俺は楽しかったぜ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 22:09:19.15 ID:ySdh5TMo<>乙
次もカオスなの楽しみにしてるぞ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 22:58:56.08 ID:qnC4s2M0<>omake!!




作者(俺)「どうっすかねーこれ?」

編集(俺)「どうってね……君、これ独りよがりすぎだろ、人気出ないよ、これ」

作者(俺)「そうっすかね? 最ッ高に面白いと思うんすけど」

編集(俺)「ほら、もっとキャラの魅力を前面に出してさ……」

作者(俺)「出してますよ? 初春とか」

編集(俺)「別人じゃんふざけんな。俺の初春はFUCK YOUとか言わない」

作者(俺)「えー。そんな変かなー。ね、読者君」

読者(俺)「ゲラゲラ、おもすれ――」

作者(俺)「ほら、読者君もこう言ってますよ」

編集(俺)「黙ってろ。そして一から書き直せ」

作者(俺)「え――……」

読者(俺)「嫌なら見るなよ」

編集(俺)「誰に向かって口きいてんだコラ」



糸冬<>