1<><>2010/06/19(土) 22:56:56.16 ID:vkguOuQ0<>・アニメ版『とある科学の超電磁砲』と原作の混合です
・時系列が多少オカシイ所もありますが、仕様で
・時たま、アンケート有り
・因みに、前作『先輩、おかえりなさい』の続編ですので……

http://ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1274/12742/1274286109.html

……先に、こちらをご覧になることをお勧めします。

では、宜しくです。 <>固法「先輩、いってらっしゃい」 1<><>2010/06/19(土) 23:09:10.60 ID:vkguOuQ0<> ―――とあるアパート



固法「えっと、スーツ良し。鞄良し。髪型良し!」

黒妻「……なぁ。美偉」オールバックスッ!

固法「ハンカチ持った? 携帯の充電は? はいこれお弁当!」

黒妻「美偉ちゃーん……」ボソリ・・・

固法「あ、髪型戻しちゃ駄目ですよ。先方さんにだらしない身形を……はい? 何か?」

黒妻「いつもの恰好じゃ駄目なの?」

固法「な!? 第一印象は大事ですよ! 前回は浜面くんの職場でラフな恰好ОKだったかもしれませんが」

黒妻「いや、オレがスーツとか……ねぇよ」

固法「相手は黄泉川先生でしょ。ちゃんとした格好じゃなきゃ駄目です!!」ビシッ!

黒妻「……うーん」ポリポリ<> 1<><>2010/06/19(土) 23:14:44.88 ID:vkguOuQ0<>固法「……うん。完璧! 私は、今日学校終わった後いつも通り風紀委員のお仕事ですから、8時くらいに帰ります」

黒妻「あ、はいよ(なんか……ペース飲まれっぱなしだなぁ)」

固法「あ! もう出ないといけない時間ですよ!」

黒妻「お、おう。じゃあ、行ってきm」

固法「……先輩」

黒妻「……なに?」

固法「……」スタンバーイ・・・スタンバーイ・・・

黒妻「……はぁ」


 ちゅっ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/19(土) 23:16:54.36 ID:225QGQDO<>新作キター!!<> 1<><>2010/06/19(土) 23:19:41.25 ID:vkguOuQ0<>固法「えへへ」

黒妻「やれやれ……とんだお姫様だな」

固法「いいの! じゃあ、気をつけてね」

黒妻「あいよ……行ってきます」ガチャッ

固法「はい―――先輩、いってらっしゃい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/19(土) 23:22:13.44 ID:i5Zapes0<>新婚キター!!<> 1<><>2010/06/19(土) 23:25:32.66 ID:vkguOuQ0<> ―――窓のないビル



土御門「……はぁ」

アレイスター「どうした。そんなに私の顔を見たくなかったかい?」

土御門「そいつは当たり前だが、何分、俺も学生でね……色々あるのよ」

アレイスター「ふむ。まぁ聞かないでおこう」

土御門「そうしろ……で? 他愛ない世間話をする為に態々呼びつけたわけではなかろうな」

アレイスター「それも面白そうだが……例の件だ」

土御門「キャパシティダウン、か……今回は何処のドイツだ? また中国? 米国? 露国?」

アレイスター「話が早くて助かる……これを」Pi!<> 1<><>2010/06/19(土) 23:32:10.67 ID:vkguOuQ0<>『こいつは超電磁砲を真似て作った―――』


土御門「これは?」

アレイスター「知ってるだろう? 例の『C・D』の製作者。木原の子供だ」

土御門「ふむ……で?」

アレイスター「見ろ」


『ズガガガッガアアアアァァァンッ!!』


土御門「……超電磁砲の、コピーか。本物には劣るようだが」

アレイスター「ああ。察しはついたね?」

土御門「……クソったれ。こんなもん流出したら、外部との戦局は歪んでしまうぞ!」

アレイスター「そうならないよう、君ら(暗部)がいる。頑張ってくれ」ニヤリ・・・

土御門「……けっ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/19(土) 23:39:10.52 ID:T.o8C/Ao<>新妻キター!!<> 1<><>2010/06/19(土) 23:41:13.90 ID:vkguOuQ0<>土御門「……無論、今回も『対C・D下』の連中を使うと?」

アレイスター「別に君達……いや、能力者だけで頑張れるなら、使わなくてもいい」

土御門「……ふん」

アレイスター「ただたはり、あの浜面仕上はリストから外させてもらう……予定が狂うからね」

土御門「幻想殺しも、外せ」

アレイスター「だから、能力者だけで解決できるならそれでもいい、と言ってるだろう」ニヤリ・・・

土御門「……チッ。ところで、今回の相手は何処だ? また正体不明とでもいうのか?」

アレイスター「……心理定規。彼に資料を」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/19(土) 23:47:59.32 ID:yQyU12AO<>わたるんの秘密道具〜♪支援<> 1<><>2010/06/19(土) 23:49:08.08 ID:vkguOuQ0<>心理定規「はぁい……これと、これと、あとこれもね」ヒョイヒョイヒョイ!

土御門「アレイスター……秘書でも雇ったのか」

アレイスター「さぁ? 君が知るところではない」

土御門「……まぁいい」

アレイスター「期待してるよ。『土御門』」

土御門「そんなに名前を強調するな。『土御門(本家)』が何をしようが、俺の知ったところじゃない」

アレイスター「ふふふ……精々、幻想殺しや第七位を上手く使ってくれ」フッ・・・

土御門「……何が、期待してるだ。試験管割るぞ」

心理定規「頑張ってねー」テェフリフリ<> 1<><>2010/06/19(土) 23:59:47.45 ID:vkguOuQ0<> ―――一寸・・・


アレイスター「……ふむ。行ったか」

心理定規「ねぇ。そろそろ私も働いていい?」

アレイスター「……」

心理定規「つれないわね……そうだ! あの『クロツマ』だかっての、監視していい?」

アレイスター「好きにしろ……と言いたいところだが、仕事が出来たよ」

心理定規「え?」

アレイスター「第○○刑務所。そこにいって、『ある女』を連れてきてほしい」

心理定規「……こいつは」

アレイスター「曲がりなりにも、絶対能力(レベル6)の扉に手をかけようとした女だ」

心理定規「ふーん……猟犬部隊(残党)を連れてっていいの?」

アレイスター「ああ……ただし、絶対に逃がすな。アレは色々と危険だ」<> 1<><>2010/06/20(日) 00:04:43.76 ID:gcqv2jA0<>心理定規「危険? 今の奴は『ただの女』でしょ。体晶も取り除いたらしいし」

アレイスター「能力体結晶、だよ。体晶とは違う……そうじゃない。『アレ』の脅威は……」

心理定規「ん?」

アレイスター「『あの女』、オカルト(魔術)に手を出したらしい」

心理定規「はぁ? オカルトぉ? この科学の街で?」

アレイスター「君に言っても仕方がないだろう? 行くならさっさと行ってくれ」

心理定規「ふん……あーい。行ってきまーす」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 00:15:54.26 ID:gcqv2jA0<>アレイスター「……エイワス、余計な真似をしてくれた」

 フォン……

エイワス『……なんのことか。カザキリかい? 別段、今彼女は街中を散歩してると思うが』

アレイスター「惚けなくてもいい。書庫の『0808』事件のデータ……『あの女』にリークしたね?」

エイワス『……さぁ?』

アレイスター「ふざけたことを……アレが良い方に転がるとでも? あの女が『錬金術』を使えるとでも?」

エイワス『元来、錬金術とは最先端科学を指すものだった。別に言葉の綾ではあるまい』

アレイスター「魔術、という意味でだ。あの女が間違って『黄金錬成』なんて馬鹿げたものを使用したら……」

エイワス『私の手駒にはならないし、君の手駒にもならないだろうね』

アレイスター「……」

エイワス『つまりは、「イレギュラー」……君がもっとも嫌うものだ』

アレイスター「……エイワス」

エイワス『見てみようではないか……まぁ、暴走が過ぎるようなら私の責任。自身で止めるよ』フッ・・・

アレイスター「……消えたか。やれやれ、こんな時にローマが攻めてきたら如何しろというんだね……」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 00:20:16.86 ID:gcqv2jA0<> ―――第七学区、とあるバス停・・・



黒妻「着いた着いた……やっぱ、バイク欲しいな。他人に乗っけられるのはヤんた」テクテク・・・


 ギャーチコクダァ!カミヤンガオウダンホドウデオバアサンタスケテルカラダニャー!シカモソノアトトキワダイノオンナノコニカラマレルシ!フコウダー!!


黒妻「……この学校であってるのかな?」


 キーンコーンカーンコーン・・・


黒妻「まぁ、行って聞いてみるか」テクテクテク・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 00:26:32.63 ID:gcqv2jA0<> ―――とある高校・・・



黒妻「えっと、仕上の話だと一発で分かるって言ってたが……『じゃんじゃん』警備員は何処にいるんだ? やっぱ職員室?」

姫神「……何してるの?」

黒妻「うをっ!? びっくりした!! ……あれ? アンタ、前に自販機の前であった嬢ちゃんじゃねぇか」

姫神「私。此処の生徒だから。何か用?」

黒妻「あ、ああ……えっと『ヨミカワ』って、女警備員知らないか?」

姫神「黄泉川先生の事?」

黒妻「うん。いつも『じゃんじゃん』言ってる」

姫神「知ってる。ついてきて」テクテク・・・

黒妻「ありがとう……(なんか、この女……不思議な感じがするなぁ)」テクテク・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 00:31:18.08 ID:7rGChoAO<>兄貴お帰りー!





あ、1もお帰り<> 1<><>2010/06/20(日) 00:38:42.41 ID:gcqv2jA0<> ―――職員室


姫神「失礼します」

月詠「あ、あれ? 姫神ちゃん、まだHRには早いですよ?」アタフタ!

姫神「……今更。煙草吸ってるの。隠さなくていいから……お客さんです」

月詠「へ? わ、私に?」

姫神「違います。黄泉川先生いますか?」

月詠「黄泉川先生ならもう少しで帰ってくると思いますけど……」


(指導室)

黄泉川「てめぇ、上条! 今月で遅刻早退欠席何回目じゃん!」

??「うぎゃあああ! 好きで遅れたり早引きしたり休んだりしてるわけじゃありませーん!!」

黄泉川「てか、ウチのドラ息子が帰ってきてお前の話ばっかすんのが気に食わないじゃん!!」

??「とばっちり?! 八つ当たり?! んもおおぅ! 不幸だアアああっ!!」

黄泉川「何が『今週のそげぶ回数6回かァ……少ねェンじゃないか?』だっつの! 何が『男同士でプリクラ……そォいうのもあンのかァ』だ!!」

??「いやああああぁぁぁ!! 聞いてない!! 聞こえない!! 聞きたくない!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 00:40:38.12 ID:V96PMADO<>一www方www通www行www
まるで乙女だなwwww<> 1<><>2010/06/20(日) 00:44:51.76 ID:gcqv2jA0<>黒妻「あ、えっと……もうちょっと掛かるようなら、電話してきてもいいかな?」

月詠「あ、はい。大丈夫ですよ」

黒妻「じゃあ、失礼します……」



(屋上)

黒妻「えっと……仕上の携帯番号はっと……あった」

 prrrrrrr・・・・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 00:51:47.58 ID:gcqv2jA0<> ―――とあるビジネスホテルの一室


 prrrrrrrr・・・・・・

麦野「はぁまづらにゃん……電話うっさい……」グデェ・・・

フレンダ「早く出ろぉ……」グデェ・・・

浜面「今手ぇ離せないっつーの!! なんで俺がムニエル作んなきゃなんねぇんだ!」

滝壷「はまづら、ファイト」グデェ・・・

浜面「んもぉ! だから、お嬢さん方! 服着て下さーい!!」

絹旗「超喧しいです……あれ、超兄貴さんから電話ですよ」カパッ!

浜面「だから人の携帯を見るなと何度言えば……え? 兄貴?!」

絹旗「私出ちゃいますね!」ワクワク!

 prrrrrrrr・・・・・・Pi!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 01:00:34.63 ID:po1LSvEo<>超兄貴って書かれると某STGが浮かんでくる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 01:01:54.96 ID:zCpfV360<>http://japan.gamespot.com/story_media/20378610/GSJP/06.jpg<> 1<><>2010/06/20(日) 01:02:54.53 ID:gcqv2jA0<>黒妻「おーす! 仕上、元気か?」

絹旗『もしもし! 兄貴さん! おはようございます!!』

黒妻「おお、旗絹ちゃんか。おはよう。仕上は?」

絹旗『旗き……(そうでした。仮名でしたね)、そうだ! 最愛ちゃんと超お呼びください!』

黒妻「もあい?」

絹旗『さ・い・あ・い!! 電話(通話)で言ってんだから間違えないでしょ!!?』

黒妻「あはは。悪い悪い……で? 仕上は?」

絹旗『あ、はい。浜面は今、鮭のムニエルと超格闘中です!』

黒妻「へぇ、遅い朝飯だなぁ……ま、いいや。時間出来たら電話するよう言ってくれ」

絹旗『超了解です』ビシッ!

黒妻「あ。あとムニエルに手ぇ抜いてサラダ油使うなよって言ってやって。バターが一番上手ぇからな」

絹旗『へー……浜面! バター使ってますか?!』

 ンナモンネェカラ、アブラデガマンシロー

絹旗『……兄貴さん。サンキューです。私は今からバカ面を制裁します! ではっ!』ピッ!

黒妻「ほどほどになー……さて、そろそろ戻るかな……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 01:04:42.99 ID:po1LSvEo<>>>24
サムソンさんアドンさんマッチョダンディー!!<> 1<><>2010/06/20(日) 01:08:13.36 ID:gcqv2jA0<> ―――あいてむっ!


浜面「……で、なんで俺は殴られたんだ?」

絹旗「食への冒涜故です!」

浜面「意味わかんねぇよ!」

滝壷「うまうま」モグモグ

麦野「ふむふむ……」モグモグ

浜面「麦野。朝御飯中に携帯弄るのやめなさい。フレンダも」

フレンダ「……仕事の確認って訳ですが、何か文句でも?」モグモグ

浜面「……いえ」

滝壷「おかわりー」<> 1<><>2010/06/20(日) 01:14:19.35 ID:gcqv2jA0<>麦野「……ああ、そうだ。今日の仕事だけど、休みだから」

浜面「マジ?! てか、事前に言えよ!!」

麦野「アンタ以外みんな知ってるわよ」

浜面「……除け者かい。でもなんで?」

麦野「私は『病院』だし、フレンダは『私用』で休み……仕事になんないから休みよ」

絹旗「フレンダは何処へ?」

フレンダ「うーんと……『弟子』のところ、かな?」

浜面「は? 弟子?」



(某刑務所)

???「今日はお師匠さんが来る日かぁ……またサバ缶かな。嫌だなぁ」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 01:18:07.43 ID:gcqv2jA0<> ―――とある学校・・・


黄泉川「おうおう、待たせたじゃん」

黒妻「いえ、仕事を紹介してもらう身ですし」

黄泉川「しっかし……今日は一段と恰好いいじゃん! スーツにオールバックねぇ」

黒妻「あ、あはは……(素直に似合ってないと言ってほしい!)」

黄泉川「良いねぇ。新婚さんは。このこのっ!」ニヤニヤ・・・

黒妻「ははは……(面倒臭ぇ……誰か助けてくれぇ!)」<> 1<><>2010/06/20(日) 01:29:00.89 ID:gcqv2jA0<>黄泉川「で、仕事だけど……稼げる方が良いじゃん?」

黒妻「あ、はい。本題本題……そうっスね。欲を言えば、はい」

黄泉川「固法と浜面の頼みだ。面倒見てやるじゃん。じゃあ……

     @ウチのガキ共(一方通行・打ち止め)のベビーシッター
     A学校の事務員
     B警備員に新しく配備される車や駆動鎧のテストパイロット
    
    ……かな。もしくは『Cその他』じゃんよ。どれがいい?」

黒妻「ええっと……」<> 1<><>2010/06/20(日) 01:30:41.75 ID:gcqv2jA0<>って事でアンケートですっ!

35くらいまでで。時間では2時くらい。
Cの場合は詳細を宜しく!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 02:19:52.55 ID:zCpfV360<>Bのモビルスーツパイロット<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 02:20:36.82 ID:7rGChoAO<>お前らアンケートに答えてやれよwwwwwwww

2がいいなー1も捨てがたいが上条さんと兄貴の絡みが見たい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 02:31:15.59 ID:rRzhjQDO<>2<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 02:40:13.92 ID:V96PMADO<>@でセロリさんとの絡みを!<> 1<><>2010/06/20(日) 02:51:29.29 ID:gcqv2jA0<>ふむ、上条さんルートか……魔術と絡ませるのも一興ですね!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 03:01:21.43 ID:KLzlJUAO<>上条VS兄貴とかある意味頂上決戦じゃないですか期待
 
え?違う?<> 1<><>2010/06/20(日) 03:03:10.21 ID:gcqv2jA0<>黒妻「んじゃあ、学校の事務でお願いします」

黄泉川「わかった……おーい、小萌せんせー」

月詠「はーい。なんですかー?」

黄泉川「今日から事務でコイツ入ってもらうから、よろしくじゃん」

月詠「え? 校長先生からは何も……」

黄泉川「いいのいいの……親船せんせー」

親船「え、あ、はい。なんでしょう?」

黄泉川「コイツ、今日から事務員じゃん。あとこの書類、理事に渡しといて」

親船「え、母さんに? なんで?」

黄泉川「渡せば分かるじゃん……な?」

親船「また職権乱用を……はぁ」

黄泉川「こまけぇことはいいじゃんよ! にゃはははは!」

黒妻「えっと……宜しくお願いします」ペコリ<> 1<><>2010/06/20(日) 03:07:11.73 ID:gcqv2jA0<>黄泉川「んじゃあ、その恰好じゃ仕事できないじゃんね」

黒妻「でも、オレこれ(スーツ)しか持ってきてないですよ」

黄泉川「うーん、ジャージか作業着ねぇ……待ってて。探してくるじゃん」

黒妻「あ、はい……あ、ついでに髪下ろそう」ワシャワシャ!


 prrrrrrrr・・・・・・


黒妻「ん、ああ。仕上から電話だ」Pi!「はいはい」

浜面『あ、もしもし。兄貴、おはよう』<> 1<><>2010/06/20(日) 03:19:27.21 ID:gcqv2jA0<>黒妻「おはよう」

浜面『うん。それで、何か用?』

黒妻「おう。今日、オレのバイク引き取りに行こうかと思ってたんだけど……半蔵の居場所分かるか?」

浜面『え、兄貴のバイクってアイツが持ってるんだっけ?』

黒妻「ああ。たまにエンジンかけるよう頼んでた」

浜面『ふーん……わかった、俺も一緒に行くよ。例の公園待ち合わせでいい?』

黒妻「あいよ。6時くらいでいいか?」

浜面『了解……兄貴、今日から黄泉川のとこだっけ?』

黒妻「ああ。さっき学校の事務させてもらうことになったよ。ったく美偉のやろう、スーツなんか着せやがって」

浜面『兄貴のスーツ……(ホストかっつーの! 垣根よりそれっぽいんじゃね?)』ワラワラww

黒妻「……なんか言ったか?」

浜面『いえ! 何も!!』<> 1<><>2010/06/20(日) 03:28:42.85 ID:gcqv2jA0<>黒妻「それじゃあ、6時な」

浜面『わかった。一応、半蔵には連絡しておきます』

黒妻「おう」

黄泉川「悪い。待たせたじゃん……誰と電話してんの?」

黒妻「仕上っす」

黄泉川「ほう……黒妻、貸すじゃん」ニヤニヤ

浜面『兄貴、免許はあるんでしょ? 無かったら準備しとくよ?』

黄泉川「……へぇ。お前は国交省のお役人レベルにでもなったじゃん? 浜面ぁ」

浜面『……ゲぇ!? 黄泉川?!』

黄泉川「詳しい話は署で聞くじゃん……今いる場所言えコラッ!!」

浜面『ひぃぃ!! 切りまーすっ!!』Pi!

黄泉川「チッ……逃げたじゃん。おい、黒妻」

黒妻「はい……」

黄泉川「免許、出すじゃん」ニコッ!

黒妻「ちゃんと持ってますよ……ネンショー(少年院)出る時に、渡されてますから」

黄泉川「……うん。モノホンだね。あんま悪いことして新妻泣かせんなじゃんよ」ニヤニヤ<> 1<><>2010/06/20(日) 03:36:09.45 ID:gcqv2jA0<>黒妻「で? 着替えは?」

黄泉川「ああ。このツナギを……」


 ガラッ!!


月詠「まったく! どうしてウチの子達は迷惑ばっかり!!」プンスカプンスカッ!


黄泉川「……やっぱやーめた」

黒妻「は?」

黄泉川「おーい。小萌先生!」

月詠「……はい。なんでしょう。私は今とっても腹立たしいんですけど!!」

黄泉川「まぁまぁ……授業の時、コイツ連れてっていいよ。サポーター」ニヤニヤ!

月詠「はぁ?」

黒妻「え?」

黄泉川「黒妻。初仕事は小萌先生んとこのガキ共、見張ってくるじゃん!」ニコッ!

黒妻「……へ?」

月詠「……な?」<> 1<><>2010/06/20(日) 03:42:05.07 ID:gcqv2jA0<> (廊下)


月詠「まったくもって意味がわかりません。事務さんが何故サポーターで入るのでしょう……」ハァ・・・

黒妻「オレに言わんで下さい……それより、クラスで何か問題でも? 学級崩壊とか?」

月詠「まぁ……問題児が多いって言うかなんて言うか。基本、良い子のはずなんですが……」

黒妻「ふーん……」

月詠「あ、あの……黒妻さんは発火能力授業のサポートでいいんですよね?」

黒妻「ん? いや、じゃんじゃんさんから言われたのは……」


黄泉川『勉強じゃなくて、ガキ共の根性見てやるじゃん!!』


黒妻「……って言われましたけど?」

月詠「なんだそれ」アゼーン・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 03:51:39.41 ID:gcqv2jA0<> (教室)

 ガヤガヤ・・・・・・


青ピ「おーい!! ニュースや! ニュース!!」

上条「なんだよ。オレは朝から5回絞られて、もう元気無いぞ……」

青ピ「んな事(不幸)どうでもいいです! なんか新しい人がウチの学校に来たみたいや!」


 ざわざわ・・・・・・


吹寄「新しい人? 教師か? 転校生?」

青ピ「さぁ? ただ黄泉川センセに『楽しみにしてるじゃん!』言われましたよぉ!!」

土御門「にゃー……女の子? 野郎? どっちだぜぃ?」

青ピ「さぁ? まぁ後で見に行きましょう!!」

上条「はぁ……元気だな。おっと一時間目は小萌先生の授業だったか……宿題やってきてる。良しっ!」

姫神「……上条くん。それ。前々回の宿題」

上条「オウマイガッ!! 不幸だアアぁッ!!」



 ガラリッ・・・・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 03:52:37.58 ID:gcqv2jA0<>はい。一度寝ます!

意見・希望・質問ございましたら、書いてね! では! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 13:02:55.95 ID:AxFFt.SO<>冷蔵庫はまだか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 13:14:42.18 ID:UMx7V4w0<>乙!あの女は木山てんてーかな?
楽しみだ!<> 1<><>2010/06/20(日) 13:28:14.06 ID:gcqv2jA0<>おはよう!!

えっと、兄貴はあんなに(>>24)マッチョじゃなーい!!


あー……冷蔵庫と木山先生出したいね。何処で出そうかなぁ。
因みに冷蔵庫と「垣根くん」、どっちがいい?<> 1<><>2010/06/20(日) 13:36:48.89 ID:gcqv2jA0<>月詠「こらぁ! さっさと席に着くですよ!!」


 がやがや・・・・・


青ピ「せんせーぃ!」

月詠「はい。なんです?」

青ピ「今日からウチの学校に新しい人来たてホントですかぁ?」

月詠「えーと……新しい人と言えば、人なんですけど……」

一同『……ん?』

月詠「……まぁいいです。今日からサポーターとして入ってもらうことになったお兄さんですよ」

女子『イエスッ!』

男子『……ハァ』

月詠「それじゃあ、挨拶お願いします……」


  ガラリ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 13:54:57.88 ID:gcqv2jA0<>月詠「あ、入って下さい」

黒妻「……ん」テクテク・・・


一同『……(ほ、ホスト? ヤクザさん?!)』ゴクリッ・・・

土御門「なっ?! (黒妻綿流だと?! アレイスターの差し金か?!)」ゴクリッ・・・

姫神「あ。あの人……」


月詠「えっと、サポーターで入ってもらうことになった……クロツマさんです」

黒妻「サポーターで、いいの? オレ仕事内容詳しく教えてもらってねぇぞ?」

月詠「黄泉川先生の独断なので、私はなんとも……兎に角、挨拶してもらえますか?」

黒妻「ん、ああ……」


一同『……』ゴクリッ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 14:05:38.66 ID:gcqv2jA0<>黒妻「えっと、今日からこの学校に配属になった黒妻綿流(クロヅマワタル)です。宜しく」ペコリ

月詠「はい、どうも……じゃあ、黒妻さんは机間巡回しててくださいね」

吹寄「ちょ、ちょっと待った!!」ガタッ!

月詠「はい? 吹寄ちゃん、なんですか?」

吹寄「彼は、その……教育実習生か何かか?」

月詠「え、うーん……どうなんですか?」

黒妻「違います」

青ピ「転校生? PTA? 外部指導者?」

黒妻「全部違う」

姫神「……何しに来たの?」

黒妻「さぁ」


一同『……』


上条「……えっと、黒妻さん」

黒妻「ん?」

上条「小萌先生の、サポーター(補助員)って事でいいの?」

黒妻「まったくもって分からない。とりあえず、このクラスに行けとじゃんじゃ……ヨミカワさんに言われたからな」


一同『……(黄泉川先生エエエエエェェっ!!)』<> 1<><>2010/06/20(日) 14:14:27.73 ID:gcqv2jA0<>月詠「と、兎に角授業をはじめますっ! 委員長、挨拶してください―――……


 (一寸)


黒妻(……ああ、眠ぃ。高校の授業なんて何年ぶりだよ)テクテク

女子生徒『……』ヒソヒソ

男子生徒『……』ザワザワ

黒妻(まぁ……物珍しいんだろうな。サポーターなんて入るクラスだし)テクテク


月詠「えっとじゃあ、この問題を……寝てる上条ちゃん!!」ビシッ!

上条「……」zzz

土御門「おーい、かみやーん……駄目だ」

青ピ「寝不足かいな? 補習確定や」ククク!


黒妻「……」テクテク

上条「むにゃ……頭はぁ、噛みついちゃいやぁ……ムニャムニャ」zzz

黒妻「……」ピタッ・・・ジー


一同『……(上条おぉぉ!! 起きろおぉ!! ヤクザが後ろで睨んでるううぅ!!)』ゴクリッ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 14:21:22.43 ID:gcqv2jA0<>月詠「上条ちゃん! また寝……て……黒妻、さん?」

黒妻「……起こしていいんすか?」

月詠「え、あ、はい。穏便に……」

一同『……(かみじょおおおおおおおぅっ!!)』


黒妻「穏便ねぇ……叩いたり、怪我させなきゃいいんでしょ? それじゃあ……」ガシッ!


一同『椅子と詰襟を掴んだ……』ゴクリッ・・・


黒妻「……ふんっ!」グイッ!


一同『なっ?!』


上条「……んにょあああああっ!! なんだっ?! なんで……オレ立ってんの?」ポカーン・・・

一同『え、あ、何が起きたの?!』ポカーン・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 14:28:01.81 ID:gcqv2jA0<>土御門「……一瞬だ。椅子を引く動作と襟を引く動作を同時に行った」

青ピ「つっちー、何語ってんねん?」

土御門「一見、簡単そうに見えるが……タイミングを間違えると、首を絞めたり、足をぶつけたりする」

青ピ「おーい……駄目や。こっちもトランスしてる」ハァ・・・


上条「っ?! なんだ? 魔術師かっ?!」アタフタッ!

黒妻「訳わかんねぇ事言ってねぇで、ほら。前見ろ」

上条「え?」

月詠「か、上条ちゃん。こ、この問題を……」

上条「え、あ、えっと……わかりま」

黒妻「わかりません、無しな」

上条「……」タラリ・・・


一同『上条が目ぇつけられたぁ?!』ゴクリッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 14:33:23.93 ID:6R2cpRE0<>2章も読ませてもらうわね (^^)<> 1<><>2010/06/20(日) 14:50:41.80 ID:gcqv2jA0<>黒妻「ちっ、しゃあねぇな……Aだ」ボソリッ・・・

上条「あ、に、A番です!」

月詠「む、正解です……ちゃんと授業聞かなきゃ駄目ですよ。では、教科書の―――」


上条「あ、ありがとうございます」

黒妻「なぁに……先公に目ぇつけられんのは、可愛がってもらってる証拠さ。恵まれてるよ、オマエ」テクテク

上条「は、はぁ……」


一同『上条が助かった……』

姫神「みんな。過剰反応。し過ぎ……」

土御門「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 14:53:36.83 ID:6R2cpRE0<>冷蔵庫と垣根くんなら、垣根くん<> 1<><>2010/06/20(日) 15:01:32.69 ID:gcqv2jA0<> キーンコーンカーンコーン・・・・・・


吹寄「きりーつ。ありがとうございましたー」

一同『ありがとーございましたー』ザワザワ


月詠「ふぅ……お疲れ様でした。なんだか黒妻さんのおかげでクラスの空気が締まってましたよ」

黒妻「気のせいっすよ。あ、オレ次何すればいいんすかね?」

月詠「うーん、貴方の管理は黄泉川先生のようですから……私にはなんとも」アハハ

黒妻「分かりました。自分で聞きます」テクテク


黄泉川「……おお、黒妻。どうだったじゃん?」

黒妻「みんな真面目でしたよ。少なくとも、オレの『学生時代』よりは」

黄泉川「あはははは! そりゃ比べちゃ悪いじゃんよ。それじゃあ6限目の学活、もう一度小萌先生のクラス行ってもらうじゃんよ」

黒妻「6限……それまでは?」

黄泉川「そうだなぁ……普段掃除できない場所をやってもらおうか。このツナギ着て事務室に来るじゃん」

黒妻「あ、はい。了解っす」テクテク


黄泉川「……黒妻綿流ねぇ。合格点なら、ウチのドラ息子の家庭教師に雇ってやるじゃんよ」クスクス・・・

月詠「また、悪巧みを……」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 15:11:22.35 ID:gcqv2jA0<>黄泉川「やぁやぁ……中々似合ってるじゃん」

黒妻「ツナギは単車弄る時着てましたから……で? 何をすれば?」

黄泉川「まずは第二図書館のホコリ落とし。次に校庭のライン引き。最後に……屋上の悪ガキ共の『更生』じゃん」ニヤリ・・・

黒妻「アンタ……鼻っからそれ目的だったっしょ?」

黄泉川「さあね……ま、期待してるじゃん! 頑張れよ、若人!」ハハハ!

黒妻「……はぁ。一服してから行こう。屋上で吸っていいのか?」テクテク<> 1<><>2010/06/20(日) 15:29:58.74 ID:gcqv2jA0<> (屋上)


??「……はぁ」


 ガチャッ・・・


??「えっ!?」ビクッ!

黒妻「んだよ。最近の学校じゃ屋上一般開放してねぇんだな……あれ? 先客か?」テクテク…

??「あ、う……えっと……鍵締まってましたよね?」アタフタ

黒妻「ん? ああ、わたるんの秘密道具(キーピック)使ってな。オマエも授業ふけてきた口?」

??「あ、え、いえ……私は」

黒妻「まぁいいや。オレ先公じゃねぇし……煙草吸うけどいいか?」

??「あ、はい……どうぞ」<> 1<><>2010/06/20(日) 15:37:41.61 ID:gcqv2jA0<>黒妻「……ふぅ」ジジジ…

??「……」

黒妻「……なんだ? 吸うか?」

??「け、結構です!」

黒妻「なはは! 冗談だ、冗談……(なんか美偉に似てるなぁ)」

??「……あ、あの」

黒妻「ん?」

??「ツナギ着てるって事は、事務員さん……ですか?」

黒妻「ん、ああ。多分」

??「多分って……」

黒妻「まぁ、じゃんじゃん先生に雇われてるって感じかな。アンタは授業でなくていいの?」

??「いえ……出なくても、問題ありませんから……」

黒妻「……(保健室登校って奴かな?)」フゥ・・・

??「……」アタフタ

黒妻「そんなキョドんなよ。別に取って食うわけでもねぇし……嬢ちゃん、名前は?」

??「あ、えっと……風斬」ボソリ

黒妻「え?」


風斬「風斬氷華、です」

黒妻「ふーん。良い名前じゃん」<> 1<><>2010/06/20(日) 15:44:36.48 ID:gcqv2jA0<>黒妻「どこのクラスだ?」

風斬「えっと……ありません」

黒妻「は? だってそれ此処の学校の制服だろ?」

風斬「あ、ぅ……色々と……有るんです」

黒妻「……ダチがいるとか?」

風斬「ダチ……友達ですか。一応、いる……のかな」

黒妻「……んー」ポリポリ

風斬「で、でも……駄目、かな。会っちゃいけない……っていうのか……なんて言うか」アタフタ

黒妻「……」タバコケシケシ

風斬「わ、私は……彼らの近くに居れるだけで……いいから」ハハハ・・・

黒妻「……はぁ」<> 1<><>2010/06/20(日) 15:50:24.08 ID:gcqv2jA0<>黒妻「ダチに会っちゃいけない理由なんかあんのか?」

風斬「え?」

黒妻「誰かに会うなって言われてんのか? それともそのダチがテメェに会いたくねぇつってんのか?」

風斬「い、いえ! そういうわけじゃ……」

黒妻「オレはウジウジしてんのが大っ嫌いなんだよ……オマエのダチってのはどのクラスだ?」

風斬「え、ん……あ……」

黒妻「……」ガンッ!

風斬「ひっ! あ、え……○○組、です……」

黒妻「さっきのクラスだな……わかった。ついて来い」

風斬「な、え?!」

黒妻「逃げたら叩く。百辺叩く」

風斬「ひうっ! は、はい……」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 15:56:34.64 ID:gcqv2jA0<> (上条クラス)


親船「えー、つまりは―――」


 ガラッ・・・


親船「え、は?! く、黒妻さん?!」

黒妻「授業中か。すいません……おい! このクラスでいいんだな?」

風斬「あ、う……でも……」


上条「黒妻さん?」

青ピ「なんや? 誰か連れてきたんか?」

一同(ざわざわ・・・・・)


黒妻「ちっ……ウジウジすんな! 入れ!」ドンッ!

風斬「ひゃう!」

親船「ちょ! だ、誰ですか、その子?!」


上条「か、風斬?!」

風斬「あ、ぅ……」マッカッカァ・・・

土御門「なっ?! (カザキリだと?! アレイスター、本気で何のつもりだ!!)」

黒妻「ん? 上条の知り合いか。んじゃあ、あとは任せた」テクテク・・・


親船「……もうやだ」ウエエエェェン!!<> 1<><>2010/06/20(日) 15:59:56.41 ID:gcqv2jA0<> ―――窓のないビル



アレイスター「くしゅん!」

エイワス「……大概、君も可愛いクシャミをするね」

アレイスター「……ふん」

エイワス「ところで……カザキリの行方を知らないか?」

アレイスター「いや……大事が無い限り、泳がせているよ」

エイワス「ふーん……まぁいいだろう」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 16:07:34.38 ID:UMx7V4w0<>まさかの風斬!<> 1<><>2010/06/20(日) 16:13:19.77 ID:gcqv2jA0<> (第二図書館)


雲川「……で? 貴方が今回の『C・D』事件で関与できる事は何か、と?」

貝積『ああ。なんでも、原石が活躍するそうだからな。ほら、bVも前回活躍したというし』

雲川「ふーん……頭弄られてなきゃ、もっと活躍してたでしょうね」

貝積『それで、私は如何動く?』

雲川「動くな」

貝積『……なんだと?』

雲川「別に。今回の件はアンタが動いたってどうこうなる問題じゃない。下手に動いて潮岸みたいになりたい?」

貝積『……』

雲川「いいから黙ってなさい。何かある時は私の方から―――」


 ガラッ・・・・・


雲川「っ?! 人が来た。切るわ」

貝積『お、おい! くm』Pi!<> 1<><>2010/06/20(日) 16:19:32.56 ID:gcqv2jA0<>黒妻「ふふふ〜ん♪ ……あれ? 汚いって聞いてたけど、案外綺麗じゃん」テクテク・・・

雲川「……(誰? 他の理事会の手先。暗部……ではなさそうね)」

黒妻「まぁ、バル○ンでも焚けばいいかな?」セットッ!!

雲川「じょ、冗談じゃない!! 図書館で煙り焚く気?!」

黒妻「ん? あれ? 人がいる。悪い悪い」ダハハ!

雲川「……見ない顔ね。新しい事務さん?」

黒妻「ん? まぁそんなとこかな。嬢ちゃんは、さっきの子みたく此処で黄昏てたの?」

雲川「は? さっきの子?」

黒妻「あ、いや何でもねぇさ」<> 1<><>2010/06/20(日) 16:27:01.09 ID:gcqv2jA0<>黒妻「嬢ちゃん、此処で何してんの?」

雲川「……人の事聞く前に、自分の都合話してくれます?」

黒妻「おお、悪い。じゃんじゃん先生から、此処のホコリ落とし任されたんだわ」

雲川「(黄泉川、余計な真似を)……そう。でもいいわ。今はまだ此処使ってるから、後回しにして」

黒妻「うーん……他の子いねぇじゃん」

雲川「わ・た・し・が、居るの? ドゥーユーアンダースタン?」

黒妻「……そーりー。まぁいいや。アンタ、なんつー名前だ?」

雲川「先生に聞く気? 多分ОK出すわよ?」

黒妻「違う違う。オレって、アウトローな奴好きだからさ……なーんか、嬢ちゃん他の子と『違う』感じがするんだよな」

雲川「……」ピクッ「人の名を聞く前に、自分の名を言ったら?」

黒妻「ん、そうだな……」<> 1<><>2010/06/20(日) 16:42:32.93 ID:gcqv2jA0<>黒妻「オレは黒妻っていうんだ。宜しく」

雲川「クロヅマ……(どっかで聞いたことある名前ね……)」

黒妻「おい、次は嬢ちゃんの番だぜ」

雲川「そ、そうね。私は雲川よ。『ただの』学生だけど」

黒妻「……ふーん。ま、いいや」

雲川「とりあえず、此処を掃除して欲しい時は呼ぶわ。他の仕事しておいて」

黒妻「わかった……敷地内にいると思うから、呼んでくれよ」

雲川「はいはい。じゃあね」バイバーイ!

黒妻「……あいよ」ガラッ・・・


雲川「……」

 prrrrrrrr・・・・・・

雲川「もしもし、私よ。今ウチの学校に来てる『クロヅマ』って男について調べなさい」<> 1<><>2010/06/20(日) 17:02:16.16 ID:gcqv2jA0<> ―――とある留置所



フレンダ「……相変わらず、女捨ててますね」

テレスティーナ(以下、テレス)「よぉ、お師匠」

フレンダ「なんですか、その……禍々しいオカルトグッズは?」

テレス「いやぁ、暇で暇でねぇ……書庫に侵入したら面白いデータ有ったのよ」

フレンダ「書庫に? 刑期伸びますよ」ハァ・・・

テレス「ハハハ! どうせ死体になってからしか牢屋出れないのに? まぁいいや……『三沢塾』、知ってる?」

フレンダ「名前だけは。『0808』事件でしたっけ? 結局、ブラックボックスになった訳ですが」

テレス「まぁその程度だろうね……『錬金術』だってよ」

フレンダ「またバカな真似を……非科学的です」

テレス「ふふふ……まあ見てな」

フレンダ「え?」<> 1<><>2010/06/20(日) 17:07:13.51 ID:gcqv2jA0<> ポワアァァン・・・・・


フレンダ「金色の……蝶?」

テレス「多分、何らかの形でAIMが纏まったんじゃねぇ? 兎に角、成功した」

フレンダ「……AIM? これが?」

テレス「コイツを使うと体調不良に陥るが……お師匠さんには特別見せてやるよ」フフフ・・・

フレンダ「何、を……」


テレス「―――さあさあ、思い出して御覧なさい。貴女がどんな姿なのか。どんな姿で『在る筈』なのか……」

フレンダ「……え」<> 1<><>2010/06/20(日) 17:14:18.96 ID:gcqv2jA0<>フレンダ「……これ、は」

テレス「……お師匠さん、やばかったら声出せよー」ククク・・・


 ―――hsだほdwwfんじゃslkだい……


??『ふーれんだーが、うーらぎったー……』

フレンダ「え、あ……むg」

??『どーしよっかなー。なーにが苦しいかなー……』

フレンダ「そん、な……や、め」

??『そーだ……フレ/ンダ、にしーちゃお!』

フレンダ「い、や……やだ。やだヤダヤダ!! 麦野、やめて!! ごめんなさ」

??『ダァメェ!! あひゃひゃひゃひゃぁ……[ピーーー]よ』


 ……dなjづはおwwffjなふあsぃあj―――


フレンダ「いやあああああああああああああぁぁああっ!!!」

テレス「あ、やべっ! やりすぎた! 悪い悪い」アハハ

フレンダ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 麦野やめて!! イタイ痛いイタイ!!」<> 1<><>2010/06/20(日) 17:21:01.75 ID:gcqv2jA0<>テレス「ほい。解除」パチンッ

フレンダ「滝壷さん、許して! 浜面、助けて! いやあああぁぁ……はぁはぁ……」

テレス「大丈夫か?」

フレンダ「て、れす……貴女、何を」ハァハァ・・・

テレス「だから、『錬金術』だって……まぁ読心能力の応用みたいなもんじゃね?」

フレンダ「読心って……あなた」

テレス「だーかーら、私だってよくわかんねぇの! 見様見真似でやったら馴染んだだけ!」アハハ!

フレンダ「……(まさか、テレスティーナが……原石?)」

テレス「おいおい。悪かったって。そんな睨まないでくれよ……私はお師匠さん以外に友達いねぇんだからさ」ショボーン・・・

フレンダ「……はぁ。悪用しちゃ駄目ですよ。その力はあまりに危険すぎる」

テレス「あいよ! んで? 今日の土産はなんでーすか?」ワクワク!<> 1<><>2010/06/20(日) 17:32:13.45 ID:gcqv2jA0<> (管制室)


職員A「ふぁああぁ……眠い」

職員B「おいおい。まだ面会者がいるんだから寝るなよ」

職員A「わーてるって。それより……噂聴いたか?」

職員B「噂?」

A「この留置所。出るらしいぜ……魔女が!」

B「阿呆臭。この学園都市に、んなオカルトねぇよ」

A「でもよぉ、見た職員や罪人共、沢山いるぜ?」

B「全員クスリでもやってんじゃねぇの? 信じられるかって」ハァ・・・

A「んだよ。夢がねぇな……ん?」

B「どうし……カメラが消えた?! おい! 機関室!!」



心理定規「ごめんなさいねー。少し、寝てて♪」


 パアアァン・・・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 17:35:54.22 ID:gcqv2jA0<>心理定規「ふぅっと。こっちはクリアよ……囚人たちは寝かせた?」


猟犬1『クリアです。催眠ガスで眠らせました』

猟犬2『こちらも……全部隊クリアです』


心理定規「よしっ! んじゃあ、とっとと『お姫様』捕まえて面駆りましょ♪」


猟犬s『了解!!』ザッ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 17:44:00.63 ID:gcqv2jA0<>テレス「おお! 珍しい! まともな土産だ!!」マーブルチョコオオォッ!!

フレンダ「やれやれ……」

テレス「ふふふ……お師匠さん、何色が出ると思う?」

フレンダ「……黒」

テレス「んな色ねぇ……」ピクッ「と、言いたかったが……黒が来たな」

フレンダ「え?」

テレス「お師匠、死にたくなかったら……逃げな」

フレンダ「な?!」


 ドオオオオォォン・・・・・


フレンダ「こ、こいつら!?」

テレス「あーあ……お呼びじゃ無いってーの……」ハァ・・・


猟犬1「動くな。テレスティーナだな? 御同行願おう」

猟犬2「無駄な抵抗はするな。統括理事会の者だ……身柄は保障しよう」

テレス「んでもって、脳味噌割って調べるの? 嫌よ、そんなの……」ハァ・・・

1「この女がどうなってもいいのか?」カチャッ!

フレンダ「くっ……」


テレス「……ほぅ」ポワワワアアァァン・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 17:49:57.91 ID:gcqv2jA0<>テレス「あんたら……猟犬部隊(ハウンドドッグ)ね?」

1「……だったら、どうした?」

テレス「50戦全勝……」

猟犬3「は?」



テレス「私と、数多の喧嘩戦績よっ!」ニヤリッ!!



猟犬s『っ!!?』ビクゥッ!!

テレス「私と……喧嘩する? 数多より、エグイわよー」ヒャハハッ!!

1「な、ひ、怯むな! 奴は素手だ!」

テレス「ふーん……なぁ、そこの女の子を離してくれたら素直について行ってやってもいいわよ」

2「くっ……ざけんな!」

3「わ、私達の方が有利っての分からないの?!」

フレンダ「てれす、ティーナ……」

テレス「……そう」<> 1<><>2010/06/20(日) 17:59:14.48 ID:gcqv2jA0<>1「い、何時までも『あの人』の影にビクビクしてると思ったら大間違いだ!!」

2「俺らの上司は、そんな枷を払ってくれる! 問題ねぇ!」

テレス「……さぁさぁ、思い出して御覧なさい。貴方達の『素晴らしき』上司が、どんな人だったかを」


 ポワワアアアァァァン・・・・・―――sんだじょうwwdhwwじゃdlwwdn……


??『……おい。オマエ今、敵の前でビビったろ?』

1「……へ?」

??『ケジメだぁ……目ん玉の3つでも置いてけよ。アン? 一つ多いだ? テメェの恋人の目玉寄越せ、ボケぇ!』

2「ひ、ひぃ!!」

??『ああ、女は安心しろ。高く売り飛ばしてやっから……そうだな。理事会の豚でいいか? 煮るなり焼くなり犯すなり好きにしろってな!』

3「い、いやあぁ!! き、木原さん! やめ、やだ!!」

??『テメェら、纏めてモルモットだなぁああっ!! ひゃあっはああああああ!!!』

猟犬s『う、うわあああああああああぁぁぁ!!!!』


 ……ばっづwwdfwwlbdぅぁwwいお92う2―――


猟犬s『』ピクピクッ・・・

フレンダ「な……」

テレス「はぁはぁ……疲れんなぁ。やべっ! またやり過ぎたか……加減わかんねぇなぁ」テヘッ!

フレンダ「……」<> 1<><>2010/06/20(日) 18:04:26.94 ID:gcqv2jA0<>テレス「……ありゃ? これ脱獄できんじゃねぇの?」

フレンダ「……ええ」

テレス「ん? していいの?」

フレンダ「このまま此処に居たら、結局、奴らが来るでしょう……逃げましょう。テレス」

テレス「ふーん……あいよ。逃げる算段は?」

フレンダ「兎に角! 私の仲間の元へ逃げます! 最悪、他国へ高跳びしてください!!」

テレス「……どうして、そこまでしてくれるの?」

フレンダ「っ……わかりません! でも、もう『二度と』友を売りたくはない!」

テレス「……私が見せたのは『IF』よ? 貴女は友を売ってなんかいないじゃない」

フレンダ「だ、黙って! 追手が来る、行きますよ!!」ダッ!!

テレス「……あいよ。地獄の底まで」ニヤリッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 18:06:12.29 ID:V96PMADO<>まさかの木原参戦www

兄貴、どう出る!<> 1<><>2010/06/20(日) 18:26:55.46 ID:gcqv2jA0<> ―――とある学校


黒妻「さってと、ライン引きかぁ……中坊ん時以来だなぁ」

黄泉川「お! もう図書館の方終わったじゃん?」

黒妻「ん? ああ、いや……雲川って娘が『余所行け』って。追い出されちまった」ハハハ

黄泉川「……(一番の問題児、か)、まぁいいじゃん。此処終わったら飯にするじゃんよ」

黒妻「了解っす! さぁて……校庭がオレの魔方陣で最高な事に!」

黄泉川「バカなこと言ってないで、さっさと終わらせるじゃん」テクテク・・・

黒妻「……連れねぇなぁ」ハァ・・・「そういえば、風斬の嬢ちゃん。どうなったかな? 後で見に行こ」ラインカーガガガガガッ!!


 (上条クラス)


風斬「あ、え、そ、その……」アタフタ!

吹寄「だあああぁ!! 野郎共! 攻め込むな!! 女子も順を成せ!」

男衆『また上条かあああああぁ!!』

女衆『可愛いいいいぃぃ!!』

風斬「ひ、ひえぇええっ!!」


土御門「……チッ」<> 1<><>2010/06/20(日) 18:50:33.05 ID:gcqv2jA0<> ―――一寸・・・・・


黒妻「ふんふんふーん♪ ……こんなもんでいいかな?」

雲川「……お疲れ様です」

黒妻「おお、雲川ちゃん。もう図書館掃除していいのか?」

雲川「……(『対C・D戦闘員予定』の一人、黒妻綿流。元第十学区のアンチスキルを束ねていたリーダーだけど)」

黒妻「おーい。嬢ちゃーん」

雲川「(……何をしに来たの? 意図が掴めない)……はい。麦茶で良かったかしら?」

黒妻「ん? 気が利くな。サンキュ」ゴクゴクッ・・・

雲川「……ビックスパイダー」ボソリッ

黒妻「……」ピクッ

雲川「なぁに、ファンの一人ですよ。先ほど、思い出しましたけど」

黒妻「ふーん……レディース出身? いや、違うな……暗部……でもない」

雲川「ふふふ……アナタも大概、グレーゾーンの人間ですね。仲良くしましょ」ニコッ!<> 1<><>2010/06/20(日) 18:54:56.94 ID:gcqv2jA0<>黒妻「……オレは誰かの手駒になる気はねぇよ」

雲川「別にそんな事を言ってるんじゃないけど。もし、利害の一致の時は宜しくね」

黒妻「不一致だったら、ボコっていいのか?」

雲川「女に手を挙げれる人間には見えないけどね」フフフ・・・

黒妻「チッ……苦手なタイプだな」

雲川「私は好きよ、貴方の事。ま、そろそろ昼休みだから……またね」タタタッ・・・

黒妻「あの女……後で、仕上に探ってもらうか」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 19:01:22.95 ID:gcqv2jA0<> (昼休みっ!)


黒妻「ふぅ……何処で飯食えばいいんだ?」

黄泉川「お疲れじゃん! 中々良いセンスの校庭になったじゃん……ただ雑草取りは余計じゃんね」

黒妻「なんでです?」

黄泉川「火炎放射器(バーナー)使って、雑草駆除……ガキ共の居残り作業を減らして欲しくはなかったじゃんよ」

黒妻「ダハハッ! そりゃ悪い事しましたね! んで、オレは何処で飯食えばいいんすか?」

黄泉川「学食、奢ってやるじゃんよ!」

黒妻「ああ……すいません。弁当有るんですよ」エヘヘ・・・

黄泉川「ああ、新妻の愛妻弁当か。奥様は女子高生ってか! このこのっ!」ガシガシッ!

黒妻「あはは……」


教師s『……愛妻弁当、だと?!』ガダッ!!<> 1<><>2010/06/20(日) 19:05:10.06 ID:gcqv2jA0<>黄泉川「やばっ! 独身男連中が睨んでる! 逃げろ黒妻!」

黒妻「え?」

黄泉川「小萌先生のクラスに退避しろ! 此処は私が受け持つじゃん!」


男教師s『うあおおおおぉぁ!! 女子高生の愛妻弁当寄越せええぇぇえ!!』


黒妻「……」タラリッ・・・

黄泉川「早く行くじゃん!」

黒妻「お、おう……」タタタッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 19:12:20.52 ID:6R2cpRE0<>先輩逃げてぇー!<> 1<><>2010/06/20(日) 19:13:13.64 ID:gcqv2jA0<> (上条クラス)


上条「はぁ……結局、コッペパン一つか……」

風斬「あ、あの……私のメロンパン、一つ……いいですよ」

上条「ん? ああ、いいよ。折角みんなから貰ったもんだろ? 貰っとけって」

風斬「でも……私、食事って、意味無いから……」ハハハ・・・

上条「ネガティブ過ぎるって……インデックスの前で同じこと言えるか?」

風斬「っ……そうですね。頂きます」

上条「うんうん。素直で宜しい」

青ピ「あー! またかみやんが風斬ちゃん独占しとる!! ずーるーいー!!」

吹寄「喧しい!! 風斬さん、こっちおいで。その馬鹿共に触れると、馬鹿が移るから」

風斬「あ、え、いえ……そんな……」アタフタ

青ピ「んな、委員長酷いわぁ! つっちーもなんか言ったれ!!」

土御門「……」ジー・・・

上条「土御門?」

青ピ「はっ! まさか、風斬ちゃんに惚れた?! シスコン軍曹のつっちーが?!」

土御門「……え? あ、いや何でもない……まったく、委員長! 俺らは紳士だぜぃ!」<> 1<><>2010/06/20(日) 19:17:34.33 ID:gcqv2jA0<>上条「……おい、土御門」ボソリ

土御門「……何だ」ボソリ

上条「言いたい事は分からなくもないが……頼む。今は風斬に学生生活を楽しませてやってくれ」

土御門「……それだけじゃないんだけどにゃぁ」

上条「まさか……魔術師か?」

土御門「……後で話す。今は、自然にしてく」


 ガラッ・・・・・


黒妻「オマエら!! 匿ってくれ!!」ダッ!!

一同『え?!』

風斬「く、黒妻さん?!」

土御門「また……厄介事が……」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 19:31:26.50 ID:gcqv2jA0<>独身男性教師s『黒妻あああああぁぁぁああっ!!』ダダダダダッ・・・・・


 しーん・・・・・


黒妻「ふぅ……助かった」

上条「黒妻さん、なんで逃げてたんすか?」

黒妻「いや、訳わかんねぇ……弁当もってきただけなのに」

青ピ「弁当?」

黒妻「ほらっ」カパッ・・・


一同『一目で分かる愛妻弁当?!』


黒妻「な、なんだよ。やらねぇぞ!」

青ピ「畜生! 人生勝ち組が此処にもいる!!」

上条「愛妻弁当かぁ……いいなぁ……」


一同『どの口が言うかっ!!!』


上条「え?! な、なんで?!」

姫神「……自業自得。普段の行い」

土御門「頼めば100以上の女性が弁当作ってくれる人間は違うぜよ」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 19:39:40.08 ID:gcqv2jA0<>黒妻「まぁ此処で飯食わせてもらうぜ? じゃんじゃん先生がそうしろって」

吹寄「またあの人は……まぁ自由にどうぞ」

黒妻「あいよ。いっただっきまーす!」

土御門「……(目的がわからん)」

黒妻「ん? そういや、風斬。クラスに馴染めたか?」モグモグ

風斬「え、あ、そう……ですね。皆さん、優しいですから……」エヘヘ

黒妻「そうか。良かったな!」モグモグ

土御門「……」


黒妻「……兄ちゃん。あんま、睨むなや。周りにばれんぞ?」ボソリ

土御門「っ?!」

黒妻「何か言いたい事あんなら後で聞いてやる……此処は学校だ。馬鹿な気は起こすなよ」モグモグ

土御門「……ああ」カパッ


上条「何話してんすか?」

黒妻「いやぁ、この兄ちゃんの弁当が上手そうでさ! ウチの弁当に負けないくらいに!」ダハハ!

土御門「何を言う。我が義妹君の料理は数時間経っても味が変わらんぜよ」ニャハハ!

上条「へ?」<> 1<><>2010/06/20(日) 19:51:38.14 ID:gcqv2jA0<> (一寸)


黒妻「はぁ、食った食った……さて、と。午後の仕事おっ始めますかね」

上条「黒妻さん。午後の仕事って?」

黒妻「んー……良く分からないけど、オレ向きの『仕事』、任されちまったな」ハハハ!

吹寄「黒妻さん向きの?」

黒妻「まぁ、6限にまた来るからな。真面目に勉強しろよー」テクテク・・・

風斬「不思議な、人……」

上条「ああ……土御門。黒妻さんは魔術師か?」ボソリ

土御門「違う……アレは、ある意味……何より誰より脅威になる」

上条「……」

土御門「賽の転がり次第だがな……アレは異能者じゃない」

上条「は?」

土御門「詳しくは、そこの女(カザキリ)に聞け。俺より詳しいデータを持ってるはずだ」

上条「……」

風斬「え、あ……後で、お話します……」アタフタ<> 1<><>2010/06/20(日) 20:05:52.18 ID:gcqv2jA0<> (職員室)



黒妻「……ただいまー」コッソリ

男衆『……』ギロッ!

黒妻「職場環境最悪だなぁ……あ、黄泉川さん」

黄泉川「ぜぃぜぃ……飢えた男ってのは、どうしてこう……」

黒妻「は?」

黄泉川「何でもないじゃんよ……ああ、午後の仕事ね。これを」ヒョイッ

黒妻「ん? 校舎マップと……顔写真?」

黄泉川「溜まり場と『可愛い』ガキ共の顔じゃんよ……上手にやれ」ニヤリッ・・・

黒妻「オレに、おあっつらい向きでさぁ……なぁ『何処まで』やっていい?」

黄泉川「外傷なければOK。あと、『良い子』になったら奉仕でプール掃除させてやって」

黒妻「あいよー」テクテク・・・



雲川「さてさて、見せてもらいましょうか……」フフフ・・・


土御門「悪ガキ相手に何処までやれるか……まぁ『犯華街』での、一件を見れば余裕だろうがな……」キラン・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 20:16:23.86 ID:gcqv2jA0<> (体育館裏)


不良Q「はぁ……たりぃ」

不良W「Qよぉ、おめぇ出席日数やべぇんじゃね?」

不良E「てめぇもだろ? 俺もだけどよぉ」

Q「なぁ、路地裏でも行って無能力者狩りしねぇか?」

W「お、いいねぇ! この前オレトップだったからな!」

E「ばーか。オレだっつーの……早いとこふけっぺ」


 コツコツコツ・・・・・


不良s『っ!?』

黒妻「ああ、悪い。煙草切らしちまってな……一本くれねぇか?」ニコッ!

Q「じ、事務員?」

W「脅かしやがって……」

E「まあ、あせんなよ。穏便に行こうぜ……ほら。おっさん!」

黒妻「おっさ……まぁ、『穏便』にだったな」ビキッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 20:17:45.66 ID:AxFFt.SO<>>>93

おい俺の黄泉川たんに飢えた男たちは何をしたんだ

おい何をしたんだ<> 1<><>2010/06/20(日) 20:26:42.41 ID:gcqv2jA0<>黒妻「悪い。火もあるか?」

W「ああ……てか、未成年が煙草吸ってんの起こらなくていいのかよ?」

黒妻「へ?」ジジジ・・・「……ふぅ。なんで?」

Q「なんでって……常識じゃね?」

黒妻「別にオレ先公じゃねぇし……煙草って、何歳から吸っていいとかあんの?」

不良s『……』

黒妻「ふぅ……」チラッ「……第5学区のスキルアウト集団のステッカー(エンブレム)か。オマエらそれ何処で買ったよ?」

E「あ? これか……奪い取った!」ヘヘヘ・・・

Q「無能力者(雑魚)が、群れやがって……俺らこう見えてレベル3あんのよ!」

W「服燃やしてやったら女みてぇに逃げやがって! たんまんねぇぜ!」ハハハ!

黒妻「……」フゥ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 20:32:40.18 ID:gcqv2jA0<>黒妻「なぁ……」

Q「あ?」

黒妻「オマエらさ、駒場って奴と喧嘩したことあるか?」ジジジ・・・

W「こ、駒場?! 馬鹿じゃねぇの!! 駆動鎧に喧嘩売るような話じゃねぇか!」

黒妻「じゃあ、削板って奴は?」フゥ・・・

E「なっ! 超能力者じゃねぇか!? 喧嘩するわけねぇだろ!!」

黒妻「んじゃ、一方通行は?」

不良s『無理無茶無謀!!』

黒妻「……成程。基本、こういう奴らか……bVじゃねぇが、根性ねぇな」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 20:37:14.33 ID:gcqv2jA0<>>>95


黄泉川「どりゃあああ!! お・ち・ろ・じゃん!!」ギュウウゥ!!

男教師1「うぬうううぅぅ!! ヘッドロックとはっ……(胸が! 胸が!!)」

黄泉川「止まれぇええぇ!!」

男教師2「きゃめる・・・・・くらっ・・・・・・(臀部ぅ! 黄泉川さんの臀部ぅ!!)」


黄泉川「うりゃああああぁぁあ!!」


男教師s『ち、ちくしょおおおおぉお!! (幸せだアアあああァぁ!!)』<> 1<><>2010/06/20(日) 20:46:39.88 ID:gcqv2jA0<>Q「……まぁいいや。じゃあな、おっさん」

黒妻「おさ……まぁ待てよ」

W「あぁ? 何? 肉体言語? PTAに訴えんぞ?」

黒妻「違う違う……オマエら、んな下んねぇ事やってないでよぉ。もっと楽しい事しようぜ?」ニヤリッ・・・

E「はぁ?!」

黒妻「騙されたと思って、屋上行ってみろ……スリリング味合わせてやんよ」

不良s『……』

黒妻「どうせ、暇だろ? 時間貸せよ。なぁに、後悔させないさ……オレはあと数カ所回るから先行っててくれ!」タッタッタッ・・・


Q「……どうするよ」

W「どうするって……どうする?」

E「行くだけ行ってみて……何も無かったらふけんべ……」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 20:54:35.61 ID:gcqv2jA0<> (屋上)


Q「来たぜ……なっ?!」

W「お、おい……四天王のAさんや、Bさん……風神雷神までいんぞ?!」

E「な、なぁ……事務のおっさんに頭下げてんの、バンチョーくんじゃね?」

Q「う、うそだろ……」


黒妻「ん? おお! オマエらで最後だ! よーし! 楽しい事すんぞ!!」ワクワクッ

番長「オッス!! 1、2年共ォ!! 黒妻さんの話聞けぇ!! 3年も今日だけはイザコザ無しだ!!」

不良s『なんだ……ありゃ……』<> 1<><>2010/06/20(日) 21:00:57.86 ID:gcqv2jA0<>黒妻「うーんと……30人、か。顔写真より多いけど良いのかな?」

Q「な、なぁ……これ皆アンタが集めたのか?」

黒妻「ん? いや、バンチョー……コイツ、オレのダチの弟でさ。手伝ってくれたよ」

番長「オマエら! 黒妻の兄貴にタメ口とは良い度胸だな……修正してやろうか?」

W「ひいいぃっ!!」

黒妻「おいおい、穏便にな」

番長「……すいません。てめぇら! 兄貴に感謝しろ!!」

不良s『ざわざわ・・・・・』


 (職員室)


職員「お、屋上で馬鹿共が集結してますうぅぅ!!」

黄泉川「お! 早速始めたか……どれどれ。私も見に行くじゃん!」ワクワク!<> 1<><>2010/06/20(日) 21:07:49.39 ID:gcqv2jA0<>黒妻「ふんふんふーん♪」ガシャガシャガシャ・・・

E「何やってんだ、アイツ……」

Q「屋上のフェンス解体……だな」

W「板持ちだして打ち付けてる? 何だありゃ……バンジーでもしろってか?」

黒妻「んー……もう少し固めるか。おーい、念動力能力者いるか?」

A「ん? 俺はそうだが」

E「A、さんが……」

黒妻「此処の強度を……大丈夫か?」

A「ああ。人の重さは余裕でしょう」

黒妻「良しっ! んじゃ、始めんぞ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 21:09:30.82 ID:yxcCmAAO<>>>48
なあに。世の中にはていとう庫の状態でシリアスなガチバトルを書いた人も居る。
>>1の好きな「垣根」で書けば良いさ。<> 1<><>2010/06/20(日) 21:13:39.35 ID:gcqv2jA0<>黒妻「今から暇を持て余してた諸君らに、最っ高のスリリングを味わってもらう!」

Q「は、はぁ……」

黒妻「バンチョー! 学校保管チャリンコ準備できたか?」

番長「70は有りました。問題ありません」

黒妻「よーし……んじゃ、まず手本だ」ニヤリッ・・・

不良s『え?』



 (上条クラス)

青ピ「お、おい! なんや屋上でおもろい事やってるみたいやで!!」

上条「おもろい?」

青ピ「またあの黒妻さんや!!」

土御門「っ……何をする気だ?」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 21:21:09.30 ID:gcqv2jA0<>黒妻「うい! 6段ギアマウンテン! 最初オレこれもーらい!」チャリンチャリン!

風神「……何をするだ?」

黒妻「まぁ見てろ……行くぜっ!!!」シャコシャコシャコ・・・

雷神「先ほど解体したフェンスに向かってく?」

黒妻「アーイ……キャーン……」シャコシャコシャコッ!!

不良s『なっ?!』


黒妻「フラアアーアァァイ!! ヒャッホオーオオォォウゥッ!!」


不良s『と、飛んだ!!』

Q「ちゃ、チャリで着地?! ふざけんな!! 無理に決まってる!!」

W「うわああああ!! 公開自殺とかありえねぇえ!!」

E「」チーン・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 21:27:38.43 ID:gcqv2jA0<> ジャボオオオォォン・・・・・


上条「な、なんだ?! 魔術師?!」

土御門「かみやん……それもう病気クラスだぜぃ」

青ピ「プールから水柱が昂がっとる!? すごい高いでぇ……」

風斬「あ、え?! く、黒妻さん!?」


一同『はぁ?!』


 (別室)

雲川「……一体何を考えているの? 彼は」ハァ・・・


 (校庭)

黄泉川「あはははは! 最高じゃんよ! 教師じゃできないじゃん! んな馬鹿な真似!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 21:38:43.54 ID:V96PMADO<>かみやんwww


兄貴パネェっす!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 21:38:59.33 ID:KLzlJUAO<>意味わかんねぇwwwwwwwwwwwwwwww<> 1<><>2010/06/20(日) 21:46:20.30 ID:gcqv2jA0<>黒妻「うっひゃああ! 水着持って来るんだったー!」

Q「……馬鹿だ。馬鹿がいる」

W「屋上からプール目掛けてチャリンコバンジー……ありえねぇ」

E「……は!? 何が起きた!?」

黒妻「おーい! 次誰やんのー!?」

不良s『っ?!』


黒妻「あれぇ? まさかビビってできねぇってか? 最近の若いのはだらしねぇなぁ」ヤレヤレ


不良s『……』


 ガチャッ・・・・・


黄泉川「どれどれ? なるほど……この距離なら私でも行けそうじゃんね」

不良s『よ、黄泉川?!』<> 1<><>2010/06/20(日) 21:51:28.14 ID:gcqv2jA0<>黒妻「ん? おお、黄泉川さんもやりますかー?」

黄泉川「どのチャリ使ってもいいのー?」

黒妻「多分どーぞ」

黄泉川「よっし……A! そのママチャリ貸すじゃん!」

A「お、おう……」

黄泉川「よおぉし……最近、打ち止め乗せてママチャリ漕いでんのは伊達じゃねぇじゃんよおオオーオオォぉ!!」


 シャコシャコシャコシャコ・・・・・ヒュウウウーゥゥン・・・・・


黒妻「ナイスダイブ!」ニヤリッ!


 ジャッバアアアアァァァアアアァンッ!!!


黄泉川「……ぷっはぁ!! きんもちいいじゃんよ!!」


不良s『……』ポカーン・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 21:55:16.24 ID:LRIx.XQ0<>じゃんじゃん♪<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 21:55:36.08 ID:zCpfV360<>・・・飛び込み出来る深さのプールなのか?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 21:56:17.83 ID:AxFFt.SO<>黄泉川たんのヌレヌレを間近で確認する為に次はおれだ<> 1<><>2010/06/20(日) 22:00:07.49 ID:gcqv2jA0<>黄泉川「あ! 後先考えないとアウトだなぁ……下着アウトじゃん。べったりだぁ……」アッチャァー・・・


 バンッ!!


男性教師s『退けぇ! ガキ共!! 俺らが行く!!』

番長「な、い、行かせるか!! オマエら! 兄貴と黄泉川に続けぇ!!」シャコシャコッ!


 ワンヤワンヤドケドケジャマダジャマダオレモイクニャアー、ツッチーズルイデ、オレハイカナイヒッパルナフコウダアアー!!


黒妻「……ははは。馬鹿ばっかだぜ」

黄泉川「嫌いじゃないじゃんよ。オマエのやり方」フフフ!

黒妻「まぁ、道外れるくらいなら馬鹿やらせましょうや。ガキ共が欲求不満なら何時だって手ぇ貸します」

黄泉川「……聖職者みたいなこと言うじゃん」

黒妻「やめてくださいよ。オレは中卒みたいなもんっすから……お偉いさんには為れませんよ」

黄泉川「過小評価しすぎ」

黒妻「過大評価しすぎ、です」ハハハ・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 22:09:19.52 ID:gcqv2jA0<>上条「いやあああ!! 土御門!! 青ピ!! 3尻は無理無理無理ぃ!!」

土御門「青ピ! かみやん離すなよ……デルタフォース、万歳!!」シャコシャコシャコ!!

青ピ「ひゃっほおおおう!!」ヒュウウウウウゥゥン・・・・・バッシャーン!!


>>113「黄泉川せんせぇい!! ジャージが引付いて大変な事に!!」

>>1「ドサクサに紛れろ!! 水中からジャージを奪え!!」

>>95「黄泉川たーん!!」


黄泉川「きゃああああ!! 離れろおおおぉぉ!!」<> 1<><>2010/06/20(日) 22:16:03.42 ID:gcqv2jA0<> ―――とあるマンション


一方通行「……ン?」ピクッ!

芳川「どうしたの?」

一方通行「いや……黄泉川の悲鳴が聞こえた気がした」

芳川「なにそれ? 愛穂が悲鳴上げるなんてありえないって」ハハハ!

一方通行「ならいいけどよ……ところで、例の『耳栓』作ってくれたかァ?」

芳川「一応、でも完全じゃないわよ。どう頑張っても、聞こえる物は聞こえてしまうから」

一方通行「おう……まァ無ェよりマシだわな……あンがとよ」

芳川「はいはい。どういたしまして」フフフ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 22:17:52.23 ID:PN8IkvE0<>おいそこの>>1しれっと紛れんなwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 22:17:53.98 ID:AxFFt.SO<>>>96=>>113=>>117

つまりはそういう事だ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 22:19:35.79 ID:AxFFt.SO<>>>117じゃなくて>>118になった

黄泉川たんのおっぱいで窒息死したい……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 22:19:44.68 ID:UMx7V4w0<>芳川が仕事してる!?<> 1<><>2010/06/20(日) 22:31:42.45 ID:gcqv2jA0<> (なんやかんやで……)


校長「アンタ達は良い歳してなにやってんの!?」

黒妻・黄泉川「「すいませんでした」」

校長「はぁ……さっき親船理事から電話きました。感謝しなさいよ、彼女に」

黄泉川「はい……」

黒妻「あの……いい加減、着替えさせてもらいたいなぁって……」

校長「ああもう! 早く着替えて!! 校長室びしょびしょ!!」


 (男子更衣室)


黒妻「ああもう……ノーパンか。いや……絞って穿くか……」

黄泉川「私は体育教師だからジャージの中に水着着たじゃん!」ガチャッ!

黒妻「だあああ!! 入ってくんな!! 痴女教師!!」<> 1<><>2010/06/20(日) 22:41:32.96 ID:gcqv2jA0<>黄泉川「いいじゃんよぉ! どうせ減るもんでもないし! 毎晩固法に見せてんだろ」ニヤニヤッ・・・

黒妻「どうして、そういうことを……はぁ。そういえば、次の時間、何すればいいんですか?」

黄泉川「まぁ好きな事やっていいじゃん。任せるじゃんよ」

黒妻「任せるって……んじゃ、ガキ共に聞くか」

黄泉川「好きにするじゃん……あと」

黒妻「ん?」

黄泉川「早くその『超兄貴』仕舞ったら?」ニヤリッ

黒妻「……変態」

黄泉川「ウチの悪ガキの三倍ビッペじゃんね!」

黒妻「訴えんぞ! この牛乳教師!!」<> 1<><>2010/06/20(日) 22:55:52.18 ID:gcqv2jA0<> (6限・上条クラス)


月詠「はぁ……次は、黒妻さんが授業してくれるそうです」

一同『ハァ?!』

上条「次って……学活だろ?」

青ピ「授業できんかいな」

吹寄「なんの授業をするんだ。あの人は……」


 ガラッ・・・・


一同『……』ゴクリッ・・・

黒妻「……ええっと、なんも考えてないので希望ある?」

月詠「適当!! この人超適当です!!」

姫神「……何しに来たの。ホント」

土御門「さぁ……」<> 1<><>2010/06/20(日) 22:57:37.71 ID:gcqv2jA0<>黒妻「んじゃ、アンケート! 何の授業して欲しい?」


一同『ざわざわ・・・・・』


黒妻「それじゃあ……>>128」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 22:59:34.29 ID:V96PMADO<>保険体育だろJK!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 22:59:49.33 ID:UMx7V4w0<>撲針愚<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:01:43.18 ID:zCpfV360<>恋愛相談<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 23:02:11.36 ID:6R2cpRE0<>恋愛指導を<> 1<><>2010/06/20(日) 23:05:46.69 ID:gcqv2jA0<>青ピ「はいはーい!」

黒妻「はい、チャラ男」

青ピ「ひどっ!! ……黒妻センセの恋愛話聞かせてください!!」

黒妻「オレの?」

上条「そういえば、愛妻弁当作ってもらってましたよね」

姫神「まさか。同棲……」

黒妻「なんで? 同棲おかしい?」


一同『……』カランカラン・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:08:20.09 ID:RW/QcV60<>碧美は一体何処にいるんだww<> 1<><>2010/06/20(日) 23:11:36.87 ID:gcqv2jA0<>土御門「大人だにゃー……」

黒妻「いや、別にこの学園都市じゃ学生結婚なんて少なくないんじゃね? 実際この中にも数名いたりして」


数名『ドキリッ!!』


黒妻「……うん。多分いるよ」

青ピ「誰だあああ!! 抜け駆け組いいいいぃぃ!!」

吹寄「不純異性交遊は認めんぞっ!!」

上条「……(インデックスは、セーフだよな?)」ドキドキ・・・

土御門「……(舞夏は義妹だからセーフ!)」

風斬「あ、ぅ……(書庫見れば誰が誰と付き合ってるとか……分かっちゃうんだなぁ……ごめんなさい)」アタフタ


月詠「黄泉川先生……私、倒れそうです」アアア・・・<> 1<><>2010/06/20(日) 23:13:02.99 ID:gcqv2jA0<>>>130
碧美さんも、勝ち組ってことでwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:14:23.75 ID:zCpfV360<>結婚してる(籍入れてる)なら不純異性交遊ではn(ry<> 1<><>2010/06/20(日) 23:16:44.26 ID:gcqv2jA0<>黒妻「……よぉし、オマエらに恋愛指導してやる」

一同『恋愛指導?』

黒妻「んじゃ、上条!」

上条「あ、え、はい」

黒妻「オマエ、どんな女と付き合いたい?」

上条「なっ?!」

一同『……』キッ!!


土御門「おーう・・・・・」

姫神「いえーす・・・・・」

月詠「あーはーん・・・・」<> 1<><>2010/06/20(日) 23:23:42.93 ID:gcqv2jA0<> (某お嬢様中学)

??「……む!!」ガタッ!

教師「み、御坂。どうした?」

??「早退します!」ダッ!!

教師「なっ?!」


 (某教会)

??s『むっ!!』

ステイル「な、なんだ?!」

??「ステイル……音速旅客機の準備を」

建宮「なんなのよ?!」

??「うっせぇです! 急げ!」

男衆『ひいぃぃ!!』


 (某男性寮)

??「むっ!!」

スフィンクス「にゃ〜?」

??「また、出番が……」

スフィンクス「今回あるから黙って待ってろ」

??「っ?!」

スフィンクス「にゃあ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/20(日) 23:23:58.01 ID:6R2cpRE0<>小萌せんせいww<> 1<><>2010/06/20(日) 23:27:39.87 ID:gcqv2jA0<> (その他各所)

漢女達『出遅れたっ!!』


 (某マンション)

??「ンっ?!」

??「どうしたのって……あわわ!! 各地のミサカ達が一斉蜂起ってミサカはミサカは慌てふためく!!」アワワ・・・

??「オイ! 黄泉川ン学校って何処だ!!」

芳川「第七学区の高校でしょ。どうしたの?」

??「ヒーローがピンチなンだよォおおおォォ!!」

芳川・??「「はぁ?」」<> 1<><>2010/06/20(日) 23:29:29.24 ID:gcqv2jA0<>ってこれからバイトなので、一度落ちます!!
もしかしたらまた書くかも!

できれば、今後の展開案募集するぜぃ! 香焼くんは出すよ!

んじゃまたねぇ!! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:32:48.12 ID:UMx7V4w0<>一方通行wwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:36:40.55 ID:jtzg4Go0<>乙!
インデックスさんが出てくればなんでもいいんだよ!
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:39:09.06 ID:UMx7V4w0<>上条にケンカの仕方教える兄貴とか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/20(日) 23:52:48.47 ID:4kpVNPYo<>レベルが低いヤツに心構えを教えるとかね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 01:10:49.99 ID:wi2EpUDO<>猟犬対超兄貴!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 02:25:07.47 ID:IUtMCgE0<>根性ある黒妻に7位が勝手に意気投合とか見たいなww<> 1<><>2010/06/21(月) 10:07:13.99 ID:ExnNQHo0<>只今……夜のバイトは疲れるぜ……

削板くんかぁ、路地裏以外でどう絡ませようかな……

あとウィリアムさんとオッレルスくんだったら、どっちに兄貴と絡んでほしいすか?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 10:19:33.44 ID:wq/6T/so<>こんな時間にレスとはwwww


筋肉聖人でお願いします<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 10:27:35.66 ID:WccKTdw0<>オッレルスとシルビア夫婦と絡むのも面白そう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/21(月) 11:09:43.81 ID:Jvzx.QSO<>ここは侠の中の侠、ウィリアムさんだろ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 12:17:56.96 ID:sidiUQAO<>原石の子達の様子を見に来たオッレルス

ウィリアムがどんな理由で学園都市に来るのかは気になるけどさ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 12:36:27.99 ID:s45W8Ic0<>ウィリアムかな<> 1<><>2010/06/21(月) 17:16:05.19 ID:ExnNQHo0<>うむ。大たい半々か。
じゃあ、アックアさんと絡んで……オッレルスくんは出演ってだけにしようかな。


それでは続き書くよー!<> 1<><>2010/06/21(月) 17:17:27.92 ID:ExnNQHo0<> ―――前回までのあらすじ


冷蔵庫「かみやんが、前代未聞の質問を受けたよ」

禁書「だよ」<> 1<><>2010/06/21(月) 17:25:40.99 ID:ExnNQHo0<>上条「えっと、どんな女性とって……あはは。第一オレ、人選べるような男じゃないですし」

黒妻「へたれ」

上条「うっ!」ズキーンッ!!

黒妻「オマエ、基本天然たらしだろ? もしくは……いや、今は言わないでおくか」

一同『??』

黒妻「それじゃあ、金髪グラサン。お前は?」

土御門「にゃー、メイドさん一筋ですたい!」

青ピ「プラス義妹やね」

一同『……』アイカワラズヒクワー・・・


土御門「な、てめ、余計な事を……」プルプル・・・

上条「ホントじゃん」

姫神「どう見ても末期。本当に(ry」

吹寄「貴様は百辺首を括るべきだ」

青ピ「あはは……」

月詠「土御門ちゃん、酸素欠ぼ(ry」


土御門「……だにゃあああああァァ!!」


黒妻「……」<> 1<><>2010/06/21(月) 17:32:36.86 ID:ExnNQHo0<>黒妻「おい、ツチミカド……であってるな?」

土御門「……なんですよ」

黒妻「オマエは、決まった人がいるようだな?」

土御門「……だったら、なんですたい」


黒妻「周りに流されるな!」


土御門「……っ」

一同『……』


黒妻「オマエは、胸を張ってその人を『好き』だと言えないのか? そんなに恥ずかしい事なのか?」

上条「恥ずかしいというか、後ろめたいんじゃね?」

黒妻「外者は黙ってろ! ……おい、土御門。どうなんだ」

土御門「……守る対象であっても、恋では、無い……にゃぁ」

黒妻「ふむ……成程。オマエも上条と一緒か」

上条・土御門「「え?」」

黒妻「知りたきゃ後で来い。個別授業だ……んじゃ、次委員長!」

吹寄「えっ?!」


男衆『来たアアああァ!!』<> 1<><>2010/06/21(月) 17:40:08.35 ID:ExnNQHo0<>黒妻「オマエの理想たる男性は?」

吹寄「わ、私は……誠実な男、です。嘘つかなくて、私を高めてくれるような」

黒妻「夢の見過ぎだ。バカたれ」

吹寄「な、んっ?!」

黒妻「だが、それがいいっちゃいいんだろうけどな……嘘つかない男、いや人間なんていないぞ」

吹寄「……アナタは理想と行ったでしょう」

黒妻「そりゃ幻想・妄想だ。オマエの身近な男性……父親でもいいや。母親に嘘ついた事はないか?」

吹寄「……」

黒妻「沈黙は肯定。まぁオマエの家庭事情を聞きたいわけではないからいいさ……恋に嘘は必要だ」

吹寄「……嘘をつく男は嫌いだ」

黒妻「優しい嘘でもか?」

吹寄「優しい、嘘……」<> 1<><>2010/06/21(月) 17:49:37.15 ID:ExnNQHo0<>吹寄(……日射病)チラッ

上条「……ん?」


黒妻「(……成程、ね)まぁ追及はしない。そういうのもある、覚えておくんだな」

吹寄「……はい」

黒妻「ただ、自分を高めてくれる相手ってのは、良い理想だ」

吹寄「そうなの、かな?」

黒妻「ああ。恋愛して『堕ちて』しまう人間なんて、わんさかいる。恋しても自分を磨かんと先へは進めないぜ」

一同『……おお!』

月詠「ふむふむ!!」

姫神「……小萌先生。必死だね」

黒妻「堕ちてしまったカップルに、未来(さき)はない。気を付けるんだな」

吹寄「はい。御教授、ありがとうございます」ペコリッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 18:42:32.61 ID:UzHAiWw0<>あぁ…先輩かっこいい…///(ドキドキ<> 1<><>2010/06/21(月) 19:08:21.91 ID:ExnNQHo0<>青ピ「……んでまぁ、黒妻センセの話を聞きたいんやけど」

黒妻「あ、そうだったな……よし。少し待ってろ……」テクテクテク・・・

上条「あれ? どっか行ったぞ?」


 (一寸)


黒妻「お待たせ。いやー、雲川の嬢ちゃんに探すのとコピー、手伝ってもらっちまった。一人だったら永遠に探してたよ」アハハ

月詠「雲川さん? いったい何処に行ってたんですか?」

黒妻「ん? 図書館だ。オレは学生時代図書館なんか使った事無かったから、勝手が分かんなくてよぉ……はい、これ後ろに回して」ハイフー

青ピ「……これは?」

黒妻「参考資料だ。授業っぽいだろ?」


 『イエスさまが生まれた日』


一同『絵本?』<> 1<><>2010/06/21(月) 19:13:59.78 ID:ExnNQHo0<>吹寄「先生、宗教学でも学んでるんですか? もしくはクリスチャン?」

黒妻「ばーろー、オレは先公と宣教師の違いが分からねえ人間だぜ?」

一同『……』

土御門「……しかし、これは聖書の一篇を子供用に分かりやすくアレンジしたものだった気が」

黒妻「まぁまず黙って聞け……おい。大和撫子」

一同『??』

黒妻「あ、えっと……ヒメガミ、つったか?」

姫神「わ。私!? 大和撫子?!」

黒妻「おう。オマエなんか、それっぽいから」

姫神「……」ジーン・・・

月詠「わぁ、姫神ちゃんがニックネーム貰って感銘受けてます!」

上条「先生、キツイ事言いますね……」<> 1<><>2010/06/21(月) 19:37:41.41 ID:ExnNQHo0<>黒妻「んで、まぁ姫神」

姫神「はい」

黒妻「女性の初産、大たいどの位の妊娠期間か分かるか」

姫神「……十月。十日でいいの?」

黒妻「正解だ。んじゃ、青髪」

青ピ「え、はい」

黒妻「バレンタインデーって何の日だ?」

青ピ「……勝ち組はテンヤワンヤのワッフルワッフル。負け組はPCの前で体育座りをする日です」

黒妻「……皮肉が過ぎるのもどうかなと。んじゃ、月詠さん」

月詠「え!? わ、私ですか?!」アタフタ!<> 1<><>2010/06/21(月) 19:49:57.10 ID:ExnNQHo0<>月詠「ええっと……たしか聖バレンティヌスさんが処刑された日で、日本にはお菓子業界の販売促進戦略で取り入れられたとか、なんとか……」

黒妻「えらくアバウトだが、大たい合ってます。まぁ今の日本じゃ、良くも悪くも『聖夜』となんら変わりなく見られてる節が多い」

上条「……インデックスが聞いたら、ブチ切れそうだな」ボソリッ

土御門「十字教徒全体が、ぜよ……まぁそれが『日本』で、更にはオカルトと宗教が同じに見える連中なら尚更だにゃぁ」ボソッ


黒妻「で、このプリントを見てもらいます! どーん!」

一同『??』<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 20:15:37.73 ID:/xMdd6AO<>クリスマスイブがイエスの誕生日なら確かにそういうことになるんだけど
非常に残念なことにイエスの誕生日は1がtおっと誰か来たようだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 20:18:06.93 ID:luBlb2AO<>さらに本当は紀元前四年くらいに誕アバババババババ<> 1<><>2010/06/21(月) 20:23:58.68 ID:ExnNQHo0<>  ・・・これは、いちばんはじめのクリスマスのお話です。

  イエスさまの誕生日は、クリスマスという世界のお祭りになったのです―――


 (中略)


  ―――あくる日、マリアさまの前に天使があらわれ、赤ちゃんをあげる、と告げられました。

  すると、どうでしょう!

  羊飼いが羊たちを放牧してたその夜、空からきれいな声、きれいな歌が聞こえました。

  喜んでくださいな。イエスさまが生まれました!


 (以下略)<> 1<><>2010/06/21(月) 20:30:51.50 ID:ExnNQHo0<>上条「……なぁ、土御門」

土御門「言いたい事は分かる。かみやんも色々と禁書目録から聞かされてるとは思うが……」

姫神「これは幼児向け。まともに捉えたら。駄目」

上条「……そういえば、姫神。一応、必要悪の教会所属になってるんだったな」

姫神「大和撫子魔法少女シスター巫女。姫神秋沙ちゃん」ブイッ!

土御門「ゴダゴダだにゃあ……」


黒妻「まあ、皆目を通したか?」

一同『はーい』

黒妻「よしっ! じゃあ、オレの授業を始めるぞぉ……忘れるな。『恋愛指導』だからな」ハハハ!

一同『え?』ポカーン・・・<> 1<><>2010/06/21(月) 20:42:32.73 ID:ExnNQHo0<>黒妻「んじゃ、まずこれ読み終えて疑問に思った事は? まず、委員長」

吹寄「うーん……天使だったり、処女懐妊だったりと非科学的な話かなって」

黒妻「うんうん。良い回答だ。他に……青髪」

青ピ「えっと、三賢者ってのも胡散臭いなぁて」

黒妻「うむ……成程な。次は……>>162。その後>>163な」

>>162「確か、キリストさんの誕生日って……違いますよね」

>>163「しかも、B.C.で言うと……うん」

黒妻「そういう云われもあるな……でも、悪いが着眼点はそこじゃねぇんだ。上条!」

上条「はい」

黒妻「ちょっと難しいかな……マリアさんの旦那さんって、知ってるか?」

大半『え?!』


土御門「……(まぁ、聖書を知らねぇ高校生なんてこんなもんだろうな。正確には『婚約者』だがな)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 20:55:15.48 ID:luBlb2AO<>な、なんだってー!!<> 1<><>2010/06/21(月) 20:59:40.76 ID:ExnNQHo0<>黒妻「ん、やっぱ知らねぇか?」

上条「わ、分かります! えっと、確か……」


 (回想なんだよ!)


禁書「とうま! 今日は聖母マリアの処女懐妊についてレクチャーするよ!」フンガー!

上条「いきなりどうしたんだよ……クリスマスはまだ先だぞ?」

禁書「出番なのっ! いいから黙って!」

上条「お、おう……」

禁書「まず、マリアとその婚約者に処女懐妊を告げた天使は……」

上条「ちょ、ま……マリア様の婚約者?」

禁書「……まさか、これだけ十字教の事件に関わってきて、分からないとか」ジトー・・・

上条「いやいやいや。普通知らないだろ」

禁書「……因みに、処女懐妊って言葉くらいは知ってたよね。ごめん、これ知らなきゃ話にならないよ」

上条「お、おう。東方の三賢者とか『神の子』って話だろ?」

禁書「……怪しいけど、まぁいいや」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 21:04:59.77 ID:qgfwYQMo<>解説してるインデックスさんは相変わらずかわいいなぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 21:39:50.35 ID:s8CvNE60<>インちゃん出番あって良かった<> 1<><>2010/06/21(月) 21:39:52.52 ID:ExnNQHo0<>禁書「まず、天使の名前から。とうまは既にその『天使』を相手にしてるよ」

上条「え!? て、天使かぁ……御使堕し(エンゼルフォール)?」

禁書「正解。あの時の天使……まぁ仮に『神』でもいいかな。それの名前は?」

上条「うーん……」

禁書「ヒント。神の右席の後方」

上条「あ、アックアか? えっと聖人で、大剣持ってて、水使いで……」

禁書「うんうん、良い線。水は大きいよ。御使堕しでも『水』を使ってたでしょ。つまり、水を掌る天使だよ」

上条「水……『神の力』だっけ?」

禁書「ビンゴ! 正確には大天使『ガブリエル』だね」

上条「その、RPGに出てきそうな天使さんが、マリアさんと婚約者にキリストさんを持ってきたのか?」

禁書「持ってきたって言い方は宜しくないけど、まぁそんな感じ」

上条「んで? その婚約者って、誰?」

禁書「それはね―――<> 1<><>2010/06/21(月) 21:45:48.56 ID:ExnNQHo0<> (回想戻るんだよ!)


上条「……エホバ!」

一同『……』

土御門「それは、唯一神。天使を遣いに出した神だ、馬鹿野郎」

上条「え、あ、じゃあザカリアさん!」

姫神「それはルカの福音……さっきからゴチャゴチャよ」

上条「ああもう! ゆ、ユダさん!」

月詠「私でも分かります。それは処刑した人でしょ?」

上条「だあああああァァ!! ごめんインデックス!! 忘れちまったぁ!!」


(上条アパート)


禁書「へくちっ!」

スフィンクス「にゃぁ?」

禁書「……とうまがまたバカやった気がするよ」


冷蔵庫「今更じゃね?」


禁書「うん……え?」<> 1<><>2010/06/21(月) 21:56:19.37 ID:ExnNQHo0<>黒妻「あはは。OKOK……まぁ頑張ったな。答えようとしただけマシってもんだ」アハハ

上条「ううぅ……黒妻さん、良い人だなぁ」ウルウル

黒妻「ま、正解分かる人は?」

土御門「……ヨセフ」ボソリ

黒妻「土御門、はっきり言えよ。正解なんだから」

土御門「チッ……適当に呟いただけですたい!」アハハ!

黒妻「……そっか、まあいいさ。婚約者はヨセフっていう人だな」

上条「あああ! 思い出した!! 確か本当はマリアさんを処刑できる筈だった人だ!」

黒妻「そうだな。さておき……この絵本はそれの簡略版みたいなものだ。んで、皆計算しろ」

一同『え?』


黒妻「バレンタインから十月十日足せ!!」ビシッ!


一同『は?』

月詠「2月14日足す、十か月と十日……」

上条「……え」<> 1<><>2010/06/21(月) 22:02:30.05 ID:ExnNQHo0<>土御門「……はぁ?! バカかアンタ!!」

上条「え、つ、土御門?!」

黒妻「お、気づいたか! バカかぁ……ま、オレはバカだぜ!」ハハハ!

上条「どうしたんだよ?」

姫神「上条君。単純計算」

上条「……12月、24日?」

黒妻「正解だ。まあ、オレの考えはこうだ」カキカキ・・・


上条「……おい、土御門。どうしたんだよ」ボソリ

土御門「悪いかみやん……アイツの考えが分かった」

上条「は?」

土御門「十字教信者が奴の話を聞いたら、背中から刺すなんてもんじゃ済まねぇぞ……」

上条「え?!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 22:07:16.00 ID:msQg4Nk0<>>>173
>黒妻「バレンタインから十月十日足せ!!」ビシッ!
>月詠「2月14日足す、十か月と十日……」









・・・今日まで全く気付かなかったorz<> 1<><>2010/06/21(月) 22:11:44.44 ID:ExnNQHo0<>黒妻「思い出せ。オレは恋愛の授業をしてるんだぞ。真面目にな」

吹寄「それが、今までの話と何が?」

黒妻「ガキが先か……想いが先か」

一同『は?』

黒妻「コイツとのガキが、女だったらこの人との子供が欲しいって思う。だから、セックスすんだろ?」

月詠「ちょ! 黒妻さん?!」マッカッカァ!!

黒妻「先生、黙っててくれ。こいつらも良い歳だ。そんぐらいの認識は持ってるぜ……なぁ?」

一同『……』コクン

黒妻「話を続ける。今のご時世、『やっちまった結婚』なんて珍しくねぇが、マリアさん達の時代はアウトだった」

土御門「今でも、アウトなとこはアウトだぜ?」

黒妻「まぁ宗教ってもんは難しいからオレには分からんが……ヨセフさんは、このバレンタインの日に『手』出しちまったんだろ」

一同『っ!?』

姫神「……あちゃー!」

土御門「……おーまいがっ!」

月詠「……さのばびっ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 22:13:10.44 ID:aI/d1Fg0<>>>175
おちつけ、十月十日って10ヶ月と10日って意味じゃない。

超兄貴が勘違いしてるだけだ<> 1<><>2010/06/21(月) 22:22:02.11 ID:ExnNQHo0<>黒妻「だが、何が悪い!!」

一同『……え?』

黒妻「愛する二人が子供を欲したんだ。籍入れるとか、洗礼受けるとか……そういうの、いらねぇだろ」

青ピ「……でも、現実問題あったんやないの?」

黒妻「ああ、あっただろうな。宗教上の問題もさながら、経済的にもこの二人は厳しかったと聞くぜ」

吹寄「男が悪いな。こういう場合」

黒妻「それは同意しよう。でも、だ。ガキは二人の『愛』だし、ガキ自身には罪はねぇんだよ」

土御門「神の子を『ガキ』呼ばわり……恐れ知らずにも程があるにゃぁ」

黒妻「まぁ、一説にはマリアさんが娼婦だったって話もあるが……それは信じたくねぇな。オレはヨセフの『愛』を信じたい」

一同『……』

黒妻「政治的な理由か、宗教的な理由でキリストが『神の子』にされたかは知らないが……それとは別に、マリアとヨセフのガキ(愛)なんだ」


姫神「……敬虔なクリスチャンが居なくて。良かったわね」ボソリ

土御門「ああ。一発で異端審問だぜぃ」<> 1<><>2010/06/21(月) 22:24:33.35 ID:ExnNQHo0<>>>177
冷蔵庫「細かい事は気にするな! 要は暦の問題、多少誤差が有っても兄貴の気持ちは変わらん!」

兄貴がバカじゃないんです。書き手がバカなんです……許して!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 22:27:20.12 ID:PYP3QaIo<>>>179
禁書世界では十月十日は10ヶ月と10日だ、ってことにすればいいんじゃないかな!<> 1<><>2010/06/21(月) 22:32:23.90 ID:ExnNQHo0<>黒妻「後は日本の神話だって同じさ」

上条「神話?」

土御門「……」ピクッ

黒妻「イザナギさんとイザナミさんが別れた後、イザナギさんから三貴柱が生まれたろ」

吹寄「記紀神話ですか?」

上条「さんきちゅー、って何?」

青ピ「太陽さんとお月さんと暴力男ですわな」

上条「は?」

姫神「天照大御神。須佐乃皇命。そして……」

月詠「……さぁ? 私は知りませんよ」ソッポォ

黒妻「因みに、月読神社って有りますけど、月詠先生。関係者?」

月詠「……さぁ?」ソッポォ


土御門「……(コイツ、神道まで踏み込むのか? そのうち殺されるぞ?)」<> 177<>sage<>2010/06/21(月) 22:34:35.99 ID:aI/d1Fg0<>>>179
え、そこまで含めて兄貴の勘違いネタだと思ってたんですが<> 1<><>2010/06/21(月) 22:43:30.42 ID:ExnNQHo0<>黒妻「イザナギさんが禊(みそぎ)をして、三柱が産まれたらしいが……オレは違うと思う」

一同『え?』

黒妻「何らかの理由で、妻から三『人』を引き取った。そう考えるぜ」

一同『はあ……』ポカーン・・・


黒妻「ま、今日の話をまとめるぞ……」カキカキ・・・


 『子は鎹(かすがい)。そして愛結晶』


黒妻「本物の恋愛ってのは、この人との子供が欲しい……そう思える相手を見つける事だ」

青ピ「黒妻さんは……」

黒妻「おう! いる! あっちが卒業して、オレが定職着いたら結婚してガキを作る! 決定事項だ!」ドーンッ!!

一同『……おおぉ』

黒妻「科学的とか経済的とか宗教的とか生物学的とか……そんなんはいらねぇ。必要なのは『愛』だ!」


土御門「……(この世の第一元素を自力で見つけ出した男というわけか……やはり、侮れんな)黒妻、綿流」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 22:50:53.98 ID:UzHAiWw0<>・・・///<> 1<><>2010/06/21(月) 22:58:19.53 ID:ExnNQHo0<> ―――とある高校


固法「……おぅっ!?」ブルブルッ

柳迫「どうしたの?」

固法「今、なんかスンゴイ恥ずかしい事、公衆の面前で言われた気がする……」ブルリッ・・・

柳迫「はぁ……ま、良いけどさ。そういえば美偉」

固法「ん?」

柳迫「申し訳無いんだけどさ……黒妻さん、まだ居るのかな?」

固法「え?!」

柳迫「いや、そろそろ私も帰りたいなぁと……ホント、申し訳無いんだけどね」ゴメンッ!

固法「あ、うん……碧美の部屋でもあるんだもんね……」

柳迫「すぐって訳じゃないけど……できるだけ早いと嬉しいな」

固法「うん……そうだよね。ごめんね」

柳迫「ううん! いやいや……ホント愛の巣と化してるのに申し訳ないのは私の方です!」アタフタッ!

固法「……今日、先輩に話するね」ショボーン・・・<> 1<><>2010/06/21(月) 23:06:32.68 ID:ExnNQHo0<> ―――上条クラス


黒妻「まあ、こんなところでオレの授業は御終いだ。なんかあったら声掛けてくれよ」

青ピ「いやー、黒妻さん。随分博識ですなぁ。良い学校出てるんと違いますか?」

吹寄「宗教史、いや哲学にも強いとなると第一学区の理事養成学校辺りでは?」

月詠「もしかして、博士号持って論文書いたり、バリバリ活躍中だったりします?」


黒妻「いや、オレ中卒みたいなもんだぞ」


一同『……』ポロッ・・・

土御門「……ある意味、原石だな。バカだけど。いや、第七位の事もある。ホントに原石かもしれない。バカだけど」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/21(月) 23:12:12.92 ID:msQg4Nk0<>新居探さなきゃならないですね<> 1<><>2010/06/21(月) 23:26:27.84 ID:ExnNQHo0<> ―――放課後、職員室


黄泉川「いやぁ、御苦労さん。濃い一日だったじゃん?」

黒妻「ええ。中々貴重な体験でしたよ。まあ、でもオレに先公は合いませんね」

黄泉川「んな事ないじゃん。黒妻みたいな教師がいれば、バカやってる子たちも少しは変われるかもしれないじゃんよ」

黒妻「ですから、買いかぶり過ぎですって……そうだ。明日はどうすれば?」

黄泉川「今日と同じ時間に来てくれ。ただ……明日はちと特殊な仕事じゃんよ。給料は弾む」

黒妻「……美偉泣かせる仕事じゃなけりゃ、OKです」

黄泉川「それは保障するじゃん……さて! 帰りに奢ってやるじゃんよ! 小萌先生も行こー!」

黒妻「あ、すいません。用事があって」

黄泉川「……用事? あ、もしかして新妻が裸エプロンでお待ちかねじゃん?」グフフ・・・

黒妻「マジで訴えますよ……いえ、バイクを取りに行きます」

黄泉川「バイク? 持ってんの?」

黒妻「はい。半蔵に任せてました」

黄泉川「……ほぅ」ニヤリ・・・<> 1<><>2010/06/21(月) 23:37:08.49 ID:ExnNQHo0<>黒妻「やべっ! もう6時だ。急がないと!」アセアセ・・・

黄泉川「黒妻」ガシッ!

黒妻「……はい?」

黄泉川「送るじゃんよ」ニヤリ・・・

黒妻「へ?」

黄泉川「だーかーら、半蔵んとこまで、送るじゃん!」

黒妻「え、あ、いや、でも、仕上と待ち合わせしてますし……私事っすから」アタフタ!

黄泉川「浜面も拾うじゃん。さ、行くじゃんよー!」ガシッ!

黒妻「……はぁ(仕上! 悪ぃ!!)」ズルズルズル・・・


 (いつもの公園)


浜面「兄貴遅いなぁ……」

絹旗「超遅刻ですね」

浜面「……なんでオマエいるの? 滝壷まで?」

滝壷「私がはまづらを守る。つまりはSP!」ドーンッ・・・

絹旗「同じく、無能力者の二人を超ボディガードしちゃいます!」ドーンッ・・・

浜面「……はぁ」<> 1<><>2010/06/21(月) 23:52:44.77 ID:ExnNQHo0<>滝壷「そういえば、むぎのから連絡。三日間くらい検査のため入院だって」

浜面「アイツがぁ? マジかよ……」

絹旗「お休みが超伸びましたね。あれ? そういえば、フレンダは?」

浜・滝「「連絡無し」」

絹旗「むぅ……やれやれです」


 ブウウウウウゥゥゥゥン・・・・・


浜面「……随分、弄ったエンジン音が聞こえんなぁ。性質悪いぜ」

絹旗「まるで浜面の超(ド)低能みたいですね」

浜面「うっせぇっつの」

滝壷「……エンジン音が来る。9,8,7,6―――」

浜・絹「「え?!」」


 ・・・・・キキイイィィーッ!!


浜面「……なん、だと?! この車はっ!!」


黄泉川「よぉ、浜面ちゃん。女の子二人も侍らせて良い御身分じゃん……どっから拉致った?」ガチャッ!

黒妻「……悪い。捕まった」

浜面「」チーン・・・<> 1<><>2010/06/22(火) 00:05:24.05 ID:XpmE1OI0<>絹旗「おお! スポーツカーってヤツですね! 超恰好いいです!」

黄泉川「ん? お嬢ちゃん、浜面に拉致られたんじゃないの? 知り合い?」

絹旗「はんっ! 浜面風情に誘拐されるような最愛ちゃんではございません!!」

浜面「……てめぇら」

黄泉川「そっちのお姉ちゃんは?」

滝壷「始めまして。浜面仕上の第一夫人、リコ(源氏名)でございます」ペコリッ

黄泉川「……はまづらああぁぁ!! アレだけ水商だけは経営するなと言ったじゃんよオオオオォォ!!」

浜面「ざけんなぁ!! 誰がバニーズバーの雇われ店長だ、こらぁっ!!」

黒妻「そこまで言ってねぇだろ、バカか」

絹旗「滝つ……リコさんも、おふざけがすぎますよ」

滝壷「てへっ♪」<> 1<><>2010/06/22(火) 00:18:48.95 ID:XpmE1OI0<> (一寸)


黒妻「んで、今から半蔵んとこ行く訳だけど……」

浜面「……」

黄泉川「……何? なんかやましい事でもあるじゃん?」

浜面「別にねぇよ……バイク取りに行くだけだし」


絹旗「ねぇ、兄貴さん」ボソリ

黒妻「ん?」

絹旗「あのおっぱいお化け、誰ですっけ? 見た事あるような、無いような……」

黒妻「ああ、あの人は学校の先生で、警備員だ。浜面とは旧知らしい」

滝壷「まさか、昔の女……」ガビーン・・・

黒妻「いや、浜面の事10回以上豚箱にブチ込んだ人だ」

絹旗「うわぁ……浜面ダサいです。豚面ですね」

滝壷「このぶたやろう。けつふってさそってんのか」ムギノノマネェー

黒妻「……そう言うなって。あの人、検挙率ナンバー1で表彰もされてる人なんだから。あの人がすごい」

絹・滝「「へー」」ビックリ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 00:33:52.79 ID:RAcRDkDO<>滝壷さんwww<> 1<><>2010/06/22(火) 00:47:52.78 ID:XpmE1OI0<>浜面「オレはまっとうだ!! ……百歩譲って、オマエ警備員だろ。悪いが、ダチ売るような真似できねぇよ」

黄泉川「半蔵が、悪い事してんの?」

浜面「してねぇ、筈だけど……だあぁ! もう! 兎に角、俺も車(バン)で来たし邪魔だろ、オマエの車!」

黄泉川「別に問題無いじゃん……分かったよ。多少の事は目をつぶる。ただ知人として、半蔵に会いたいだけじゃんよ」

浜面「チッ……」

黄泉川「でも、もし半蔵達が悪い事してたら……度合によっちゃあ、じゃん」

浜面「分かってるよ。オマエが手ぇ出さなくても、俺が止めるっつの」

黄泉川「……ふっ、ガキが。一丁前言うようになりやがったじゃん」

浜面「るせぇ……それに、兄貴もいる。半蔵はバカできねぇよ」

黄泉川「……ああ。あの男は駒場並みに、もしくはそれ以上に強いじゃんね」



黒妻「まだ行かねぇの?」オットット・・・

絹旗「おお! これが肩車ってヤツですか!! 浜面はしてくれないので超感激です!!」タカイタカイ!

滝壷「……いいなぁ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 00:55:56.49 ID:LTEOpASO<>俺「……いいなぁ」<> 1<><>2010/06/22(火) 01:23:21.43 ID:XpmE1OI0<>浜面「兄貴!」

黒妻「おう、話は済んだか?」

浜面「ああ、結局黄泉川も付いて行くことになった……まぁ半蔵、バカやってないだろうから大丈夫だと思うけど」

黒妻「ああ。もしクスリや人身売買やってたら……オレが……」

浜面「……(おっかねぇよ)」


絹旗「浜面! 私、スポーツカー乗りたいです!!」

浜面「黄泉川」

黄泉川「いいじゃんよ。お嬢ちゃん、名前は?」

絹旗「絹……最愛ちゃんと呼んで下さい!」

黄泉川「ふふっ、可愛い名前じゃん。キチンとシートベルトつけるじゃんよ」

絹旗「はい!」ビシッ

浜面「迷惑かけんなよー。兄貴は俺のバンで、滝つ……り、リコも」

滝壷「名前で呼んでもいいよ」フフフ・・・


黒妻「あの娘も、年相応だな」

滝壷「……常に、そうしてあげたいです」

浜面「だな……おーい、黄泉川。逸(はぐ)れんなよー」<> 1<><>2010/06/22(火) 01:50:12.71 ID:XpmE1OI0<> ―――第7学区、とあるビル街


浜面「着いた……此処だよ」

黒妻「意外とぼろくないビルだな。もっと殺伐とした場所かと思ったよ」

浜面「そんなの好むの蛇谷くらいでしょ……半蔵から言わせれば、逆に不自然で目ぇつけられるって」

黒妻「まぁ理に適ってるな。路地裏や廃ビルに屯するより、空きビルに世話なった方が良いぜ」

滝壷「……数は、40いるかな」

黒妻「壷滝ちゃん、分かるのか?」

浜面「こ、コイツの能力なんすよ……」(おい滝壷! むやみに能力使うな!)ゴニョゴニョ・・・

滝壷「うん……」


絹旗「やっぱりお金かけてる車は違いますね! シートが超座り心地良いです!」

黄泉川「ははは! ウチのおチビちゃんも初めてこの車乗った時は同じ事言ったじゃんよ」

絹旗「黄泉川は子持ちなんですか?」

黄泉川「うーん、未婚の二児の母……いや、『姉』じゃん!」

絹旗「へ? あ、浜面たちが降りましたよ」

黄泉川「ん……私達も行くじゃん(空きビルか……半蔵の奴、さすが左官なだけある。良い選択じゃんよ)」ガチャッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 01:59:12.21 ID:1EMX9MDO<>帰ってキテターー(゚∀゚)ーー!!

GグレートTティーチャーK黒妻さんすげぇWWWWWWWW



しかし、兄貴は今最愛を肩車してるんだよな……

超 ミ ニ ス カ ー ト の<> 1<><>2010/06/22(火) 02:08:45.48 ID:XpmE1OI0<>>>198
冷蔵庫「ウチの兄貴は大人なので、最愛ちゃんくらいの子に欲情なんかしません」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 02:46:26.22 ID:Ky1QS360<>ロリコンは欲情できても肩車できない
大人は肩車できても欲情できない

これはジレンマだな。<> 1<><>2010/06/22(火) 02:47:22.95 ID:XpmE1OI0<>黒妻「それじゃあ行きま……ん?」

浜面「兄貴?」

黒妻「……仕上。半蔵は何階に居る?」

浜面「え? 分かんないけど、最上階じゃない?」

黒妻「……ふーん。歓迎パーティーでもしてくれるのかねぇ」

絹旗「兄貴さん?」

黒妻「……黄泉川さん。防護盾持ってきてるかい?」

黄泉川「一応……ヤバそうじゃん?」

黒妻「いや、分からねぇが保険だ。最悪オレ一人で行ってくる」

浜面「いやいや、んな物騒じゃないでしょ!? あらかじめ電話入れてるし」

黒妻「ならいいが……最愛ちゃん、壷滝ちゃん。此処で待っててくれ」

絹旗「……嫌です。私、浜面より強いですよ?」

滝壷「私ははまづらを守りますから」

黒妻「……強い女の子達だな、仕上」

浜面「あはは……」

黄泉川「何時の時代だって、女の方が強いじゃんよ」ニヤリッ<> 1<><>2010/06/22(火) 02:57:33.84 ID:XpmE1OI0<>黒妻「それじゃあ、先頭オレと仕上。間に君ら二人。殿に黄泉川さんでお願いします」

黄泉川「ひゅぅ。軍師じゃんね」

黒妻「最悪に備えてですよ。何も無けりゃその方がいい」

浜面「いや、無い筈だって……」


絹旗「……滝壷さん、私から離れないで。一定距離取られると能力(アーマー)が回りませんから」

滝壷「……うん」


黄泉川「んじゃ……よいしょ。行くじゃん」シャキーン・・・

浜面「出た。コミカル変換強暴盾……痛っ! 防具で叩くな!」


絹旗「……浜面。銃は?」コッソリ・・・

浜面「一応持ったよ。何も無ぇ筈だけどなぁ……兄貴、何か道具は?」

黒妻「わたるんの秘密道具(日用品)有れば、他にいらねぇよ。じゃあ、行こうか!」テクテクテク・・・<> 1<><>2010/06/22(火) 03:04:32.39 ID:XpmE1OI0<>はい。てな感じで、今日は終わり。次回は半蔵・郭ちゃん編と兄貴仕事二日目、そして引っ越しです。

ちなみに、このシリーズの『表』の主人公は兄貴とみぃちゃん。『裏』の主人公はテレスティーナになってるの知ってたかな?


二日目から魔術組とベアト……じゃなくてテレスティーナを出していきます。
アンケートです。今回のキャパシティダウン奪取組織、良い案ありますか?

その他、意見、感想、質問、罵倒、等々……書いてくださいね。

んじゃ、お休み! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 03:33:22.00 ID:RAcRDkDO<>乙!

別に無理にキャパシティダウンに繋げなくてもいいんじゃね?


まぁやるなら、恋愛指導での兄貴の問題発言がばれてどっかの教会と衝突とかさ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 07:24:17.19 ID:x8Y/26AO<>なぜかテレスが憎めない奴になってると思ったが『裏』の主人公だったとは<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 11:17:57.61 ID:Nplv8dI0<>>>203
奪取組織⇒学園都市と対立してる⇒ローマ正教 & ロシア成教はどうかな?<> 1<><>2010/06/22(火) 15:04:18.20 ID:XpmE1OI0<>おはよう!

なるほど。ローマとロシアか……KGBと代行者とか出しても面白そうだね。
続き書くよ!<> 1<><>2010/06/22(火) 15:08:39.94 ID:XpmE1OI0<> (ビル入り口)


黒妻「……電気がついてねぇな」

黄泉川「まぁ私がアッチ側ならそうするじゃんよ」

浜面「ちょっと待って……おーい、誰かいないかー」


 シーン・・・・・


絹旗「返答無しです」

黒妻「ま、いいか。先進もう」

滝壷「……待って」

一同『ん?』

滝壷「それ……」

絹旗「……ワイヤーですね。トラップですか?」

浜面「半蔵のヤツ、随分警戒してんな……」<> 1<><>2010/06/22(火) 15:18:19.03 ID:XpmE1OI0<>絹旗「まぁお決まりでこれは超ダミーですよね。本命は後ろに地雷か赤外線トラップか敷いてる筈です」

黄泉川「……詳しいじゃん」

絹旗「あ、え、いや、戦争マンガとかゲームとか超好きなんです。私」アハハ・・・

浜面「……ちょっと待て。今、アイツに電話するから」


 prrrrrrrrr・・・・・


 (一方、犯華街、『はまきや』)


半蔵「……なぁ、爺さん。預けてた鍵、まだ見つからねぇの?」

老店主「待てぃ。今見つける……あれ? 此処じゃなかったかいなぁ?」

半蔵「早くしてくれ。もう浜面来てるよ……ん? 携帯充電切れてやがる」

店主「えっと……いつもの煙草じゃったか?」

半蔵「バイクの鍵!! 黒妻の兄貴のぉ!!」

店主「ああ、そうじゃったな……うーん……」

半蔵「ったく、ボケやがって……アッチは郭に任せてるけど大丈夫かな……あれ? アイツ兄貴知ってたっけ?」<> 1<><>2010/06/22(火) 15:27:56.61 ID:XpmE1OI0<> (空きビル)


浜面「……駄目だ。電源切ってやがる」

絹旗「超面倒臭いですね。こんなの私がちょちょいのチョイで……」

浜面「絹は……旗絹、能力使うな。分かってるな?」

絹旗「……ふん。超了ー解です」

黒妻「ふむ……」チラッ「……」チラッ「……成程な」

一同『??』

黒妻「黄泉川さん。その盾、どの位の強度?」

黄泉川「レベル4の肉体強化の正拳突き、風力使いの衝撃波を受け止められるじゃん」

黒妻「んじゃOKだな……最愛ちゃん。良いこと教えてやる」

絹旗「はい?」

黒妻「本物の軍師っていうのはな、ダミートラップを目に見える所には使わない」

絹旗「え?」

黒妻「つまり……こういう事だ!!」ブチンッ!

一同『あ!?』<> 1<><>2010/06/22(火) 15:40:11.26 ID:XpmE1OI0<>絹旗「ワイヤーを切った?!」


 シュンシュンッ・・・・・


黄泉川「っ!? 黒妻ァ!! 両サイドの壁からナイフだっ!!」

浜面「だああぁ!! 半蔵の野郎、バカな事しやがってぇ!!」

絹旗「っ……兄貴さん! 伏せて!!」ダッ!


黒妻「慌てんな、最愛ちゃん……ふんっ!!」ゴオオォッ!!


絹旗「なっ?!」

滝壷「革ジャンを、振り回して……防具に!?」

黄泉川「いや、目に入ったヤツは避けてるじゃんよ……やるじゃん。流石、レベル0筆頭候補」


 コロンコロンコロン・・・・・


黒妻「終わりか……ふぅ。疲れるぜ」

浜面「兄貴! 大丈夫?」

黒妻「おう。革ジャンはボロボロだが、これ作ったの半蔵だし」

黄泉川「じゃん?」

黒妻「鉄鎖入れてんすよ、このジャンバー。楔(くさび)って言うのかな? 半蔵に入れてもらってる」

絹旗「超戦国時代みたいです。流石、超兄貴!」

滝壷「どっちかって言うと、にんじゃーだね」<> 1<><>2010/06/22(火) 16:04:03.70 ID:XpmE1OI0<>黒妻「んでまぁ……この先は」カチッ「ふぅ……赤外線地帯な訳だ」

絹旗「煙草の煙で、赤外線が!」

滝壷「あにきは、蛇の遺伝子を汲んだクローンである!」

浜面「何言ってんだ、オマエら……」

黒妻「オマエら、戻ってもいいからな。オレ一人で行ってくるぞ」

黄泉川「此処まで来て戻れってか? そりゃ無いじゃんよ」テクテク・・・スゥ・・・

絹旗「おお、黄泉川が赤外線の網目を抜けていきます!」

滝壷「お乳が触れそうで危ないよー」

浜面「……滝壷」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/22(火) 16:29:32.14 ID:XpmE1OI0<> (その後……)


黒妻「そこのスイッチ、電気ショックだから気をつけろよ」

浜面「んぎゃああああぁぁああー!!」



絹旗「そこ、落とし穴です」

浜面「早く言ええええぇぇぇ・・・……...」


黄泉川「ロードローラーが落ちてくるじゃん」

浜面「此処ビルの中だろおおおおぉぉ!!」


滝壷「はまづら、前方11時、上方2時からてっこんきんくりーとが来る」

浜面「鉄筋コンクリートだろっ! あだああああぁぁぁ!!」



黒妻「最上階だー」

女衆『おー』


浜面「……帰りたい」<> 1<><>2010/06/22(火) 16:57:26.32 ID:XpmE1OI0<>黒妻「……あれ? 誰もいないぞ?」

黄泉川「浜面、本当に此処で……」

浜面「此処の筈だ。GPSでメールが来てる」

絹旗「……なんか、超嫌な予感がしますよ」


滝壷「……っ!? はまづら! このビルから人間の反応が無い!」


一同『なっ!?』


黒妻「……成程な。最初のトラップの時点で気付くべきだった」

絹旗「どういうことです?」

黒妻「空城の計。つまり―――」


 ガガガガガガガガッ・・・・・


?『そういうことです! そちらにも頭の切れる人間がいるようですが、もう遅い!』ハッハッハー!

浜面「その声はっ?!」<> 1<><>2010/06/22(火) 17:04:30.58 ID:XpmE1OI0<>浜面「郭!」

郭『お久しぶりですね、浜面氏』

浜面「どういうことだ! 半蔵はどうした!?」

郭『野暮用といって、どちらかに出かけました』


絹旗「兄貴さん。空城の計ってなんですか?」

黒妻「中国の兵法だ。根城を空け渡し、次の一手の布石を置く」

黄泉川「小賢しい。半蔵が好きそうな手じゃんよ」

滝壷「……隣のビルに、全部反応が移ってる。やられたね」アッチャー


郭『その通り! ヤバめの敵が来たらそうしろと、半蔵さまから教授されてますから!』ハッハッハー!<> 1<><>2010/06/22(火) 17:10:51.81 ID:XpmE1OI0<>浜面「おい、郭! 俺が居るのに敵とぁどういう事だ!!」

郭『黙りなさい! 裏切り者!!』

浜面「っ!? ……確かに俺は、スキルアウトを抜けて」

郭『そんなミミッちい事言ってんじゃありませーん。そこのジャージ女!』


黄泉川「え?」

黒妻「……成程。状況が掴めた」


郭『貴女、アンチスキルでしょう。浜面氏、私達を売りましたね?』

浜面「なっ!? ち、違うっつの! コイツは勝手について来ただけで」

郭『しゃらっぷです! お黙り! 巨乳は敵! 私以上に大きいのは敵! まして半蔵さまの携帯のフォルダに写メがあったから敵!!』バーン・・・


浜面「……それが本音か」ハァ

絹旗「超くだんね〜です」<> 1<><>2010/06/22(火) 17:17:15.42 ID:XpmE1OI0<>黒妻「……なぁ、郭ちゃん」

郭『ん? 貴方は……誰だっけ?』

黒妻「やっぱ忘れてんのか……しゃあねぇか。ずっと雲隠れしてたしな」

浜面「お、おい郭! この人覚えてねぇのかよ! オマエも可愛がってもらったろ!」

郭『へーんだ。浜面氏の言葉は耳に入りませーん……全員、病院送りです!』Pi!


 プシュゥー・・・・・


絹旗「っ!? ガス?! (ヤバい! 能力に支障が!)」

黄泉川「くっ……屋上まで走るじゃん!」ダダダ・・・


 (屋上手前扉)


絹旗「鍵がっ!!」

浜面「退け! 今開ける!」

黒妻「遅え! おらっ!!」ドーンッ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 17:18:57.63 ID:RAcRDkDO<>郭よりデカイ乳って大分削れるよねww<> 1<><>2010/06/22(火) 17:31:23.03 ID:XpmE1OI0<> (屋上)


絹旗「はぁはぁ……超眠いです……」

黄泉川「催眠系のガスだったじゃんよ……チッ、ガキ共が。んな危険なモン取り扱いやがって」

浜面「お、おい……これからどうする? 半蔵帰ってくるまで、耐久戦か?」

滝壷「敵さんは待ってくれないっぽい……三時の方向、隣のビルに反応多数……」

黒妻「便利だな……壷滝ちゃんは、なんの能力なんだ?」

浜面「ね、熱源探知(サーモグラフ)のレベル3です! (お、おい!)」

滝壷「……ごめん」


黒妻「ん? ……どうやらお出ましのようだな」

一同『っ!』<> 1<><>2010/06/22(火) 17:42:45.04 ID:XpmE1OI0<> (隣のビル、屋上)


郭「どうやら、上まで逃げてきたようですね……しかし予測済み!」

スキルアウツ『……』ガチャッ・・・


黄泉川「……おうおう。物騒なモノ(銃)持ってんじゃんよ。浜面クン? ドウイウ事?」

浜面「ぼ、防衛用だろ! スキルアウトなんだから、身を守るもんぐらい持ってんだろ!」

絹旗「ふんふむ……ざっと25位ですか。私一人で行けますよ」

浜面「待て、絹は……旗絹。奴らはオレの元同僚だ。オマエが出たら……」

絹旗「分かってます。手加減はしますよ」

黄泉川「私も行くじゃん……お仕置きタイムじゃんね。黒妻は此処で待ってるじゃん」ニヤリ・・・

黒妻「……」キョロキョロ・・・フム・・・


郭「……ん? 二人、か。しかも女とは……だらしない男達ですね」

絹旗「嘗めるな。私、浜面の超上司ですよ?」

黄泉川「まだまだガキ相手にやられる気はしないじゃんよ」スチャッ・・・

郭「凄腕警備員と……多分、能力者ですか。おい、『アレ』を準備して!」

スキルアウトM「あいよ!」<> 1<><>2010/06/22(火) 17:52:15.03 ID:XpmE1OI0<>絹旗「……」ジリッ・・・

黄泉川「お嬢ちゃん、無理しちゃ駄目じゃん。どんな能力持ってるか分からないけど、相手は銃持ちじゃんよ」

絹旗「超無問題です。私、弾丸くらいなら弾ける能力持ちなので……黄泉川こそ、シールドだけでいいんですか?」

黄泉川「これは私の相棒(得物)じゃんよ……柵越えたら、一斉射撃翌来るじゃん。気をつけて」テクテク・・・

絹旗「互いに」ジリジリ・・・


スキルアウトM「郭、準備できたぞ」

郭「良し。柵を越えたら、作動させる……狙いは小娘だけでいいわ」ニヤリ・・・


浜面「アイツら、大丈夫かな……」

黒妻「仕上、どっちの心配してる?」

浜面「え? 郭たちだけど……悪いが旗絹、強いよ。勿論、黄泉川も論外に」

黒妻「……ふん。ま、良い薬だな。最愛ちゃんには」カチッ「ふぅ……スキルアウトの恐ろしさ、体験するといいさ」

浜面「え?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 17:53:12.53 ID:1EMX9MDO<>とりあえずスーツ着てる兄貴はこんな雰囲気になるのか?

http://imepita.jp/20100622/641810



後、ついてきたのがじゃんじゃんじゃなくてこのりんでも同じ結果になったんだろうな……<> 1<><>2010/06/22(火) 18:14:36.90 ID:XpmE1OI0<>>>222
この後、このりんだともっと悲惨な事になります。

てか、写真の人誰だっけ? OOの人ってのは覚えてんだけど……<> 1<><>2010/06/22(火) 18:22:50.80 ID:XpmE1OI0<>絹旗「3、2、1……」

黄泉川「GOじゃん!!」ダッ!!


郭「来たっ! M、展開して! 各班長は距離を取りつつ二人を牽制! 非殺傷弾にしなさい!」

スキルアウトN「ああ、半蔵のリーダーがうるせえからな」

スキルアウトB「殺さず撃破ねぇ……逆にムズいっつの」

M「そういうなって……んじゃ、始めるぜ! そらっ!!」ブンッ!!


 ボンッ・・・・・キラキラキラ・・・・・


絹旗「なっ!? ヤバい!!」ガクン・・・

黄泉川「ん? ……攪乱の羽(チャフシールド)か?! お嬢ちゃん! 逃げろ!」

スキルアウツ『やらせねぇよ!!』ダダダダダダ!!

黄泉川「くっ!」

絹旗「……超、不覚です」グッ・・・


浜面「絹旗ァ!!」

黒妻「静観、静観っと」フゥ・・・

滝壷「……」<> 1<><>2010/06/22(火) 18:55:34.60 ID:XpmE1OI0<> (一方、『はまきや』)



店主「あったあった……ほれ」

半蔵「遅いっつーの……ああ、兄貴に怒られちまう」

店主「単車本体は真上のビル、13倉庫の置いておるわい」

半蔵「まさか、そこのカギも無ぇとか言わねぇよな」

店主「遠隔鍵じゃ。ほれ……ポチっと」Pi!

半蔵「はぁ……んじゃ、後でお礼持ってくるからよ」

店主「くくく、急げー。怒られるぞー」

半蔵「誰の所為だと……くっ!」ダッ・・・



店主「……ふむ。黒妻の坊やか」


 ウォン・・・・・


アレイスター『……彼は、強いかな?』

店主「さぁ? ワシより弱い」

アレイスター『貴方とは基盤が違うよ』

店主「そんなこと言ったら、最強は『冥途返し』になるぞい」

アレイスター『あながち、間違いでも無いよ……さて、仕入を頼む』

店主「あいよ」<> 1<><>2010/06/22(火) 19:04:52.23 ID:XpmE1OI0<> (ビル屋上)


郭「ははは! 能力に過信すると、そういう風になる!」

絹旗「くぅ……」

黄泉川「チッ……不利じゃんよ。お嬢ちゃん、シールドから出るなよ!」カカカカカカカ・・・・・

絹旗「防戦一方とは……すいません」シュン・・・



浜面「くそっ……攪乱の羽持ってる事ぐらい予見できた筈なのに!」ダッ!

黒妻「待てよ、仕上」

浜面「そんな、やられてるんだよ! こっちが!」

黒妻「だからって、今オマエが出れば格好の的だ……もう少し待てよ」

滝壷「考え、あるの?」

黒妻「ああ。今、郭ちゃん(親玉)は自分に酔ってるからな……余裕を見せた敵ってのは、逆に扱いやすい」

浜・滝「「……」」

黒妻「ま、見てろって……」ジジジジ・・・フゥ・・・<> 1<><>2010/06/22(火) 19:16:08.31 ID:XpmE1OI0<>郭「打ち方止め! ……ふふふ。思い知ったか、おっぱい魔人」

黄泉川「……お姉ちゃんも大概おっぱい魔人じゃんよ」チラッ

絹旗「っ……超すいません。離脱します」

郭「おっと動くな。銃の標準はさっきから小娘だよ」

絹旗「くっ……(私が、足手纏いなんて……)」



黒妻「ほれ見ろチャンスだ」

浜面「え?」

黒妻「仕上、行って来い。オレは静観続行」ドンッ!

浜面「うわっと……なんだよ?」テクテク・・・


滝壷「なんのつもり?」

黒妻「いやなぁに、仕上の力と交渉術を見せてもらおうと思ってな……成長してっかなぁ」

滝壷「……はまづらは強いよ。アナタが考えている以上に」キッ

黒妻「ふーん……お手並み拝見っと」タバコニホンメー<> 1<><>2010/06/22(火) 19:37:45.14 ID:XpmE1OI0<>浜面「ちょ……おい、郭!」

郭「おやおや、浜面氏。何用で?」

浜面「いい加減、悪ふざけが過ぎるぞ。半蔵から今日オレらが来る事聞かされてないのか?」

郭「勿論、聞かされてました。しかし、警備員を連れてくるなんて聞いてはいません」

浜面「……それはコッチの誤ちだ。素直に謝る」

黄泉川「おま、浜面!」

郭「しかし、攻撃しかけてきましたよ。そこの『能力者』の娘は」

浜面「んな、オマエらが先に手ぇ出したろ!」

郭「あーあー、聞こえないー」

浜面「……くそっ。話にならねぇ」


黒妻「おやおや、ギブアップかな?」

滝壷「はまづら……」<> 1<><>2010/06/22(火) 20:05:34.09 ID:XpmE1OI0<>郭「第一、浜面氏に何ができます?」

浜面「っ……」

郭「言っちゃ悪いですが、浜面氏私より弱いでしょう? 何ができるんですか?」

浜面「……」



黒妻「ふんふんふ〜ん♪」

滝壷「……はまづら、は弱くない」ボソリ

黒妻「いいや、郭ちゃんよか弱い。それは確実だ……昔は、だけどな」

滝壷「でも……はまづらなら、何とかできる」

黒妻「随分と信用してんだな」

滝壷「信頼、です」

黒妻「ほぉ……仕上、良い女見つけたじゃねぇか」ニヤリッ

滝壷「因みに、アナタなら此処をどう乗り越えるの?」

黒妻「力」

滝壷「え?」

黒妻「まぁ後で教えてやるよ……ほれ、頑張れ仕上ぇ!!」<> 1<><>2010/06/22(火) 20:42:54.01 ID:XpmE1OI0<>浜面「……(何か、ないか)」チラッ

郭「降参ですか? だったら大人しくそこの二人連れて帰って下さい」

浜面「……まだだ(……アレを使う!)」スチャッ・・・

郭「銃ですか? こっちの人数見えません?」

浜面「……」スゥ・・・

絹旗「……え?」

黄泉川「は、浜面。何処狙ってるじゃん?」

郭「ただの壁に? 気を違えましたか、浜面氏」アチャー・・・

浜面「うるせぇ……オレの答えは……」



黒妻「ふーん……まぁまぁだな」

滝壷「はまづら、何する気?」

黒妻「銃口の先(壁)を見ろ。何がある?」

滝壷「……アッチのビルの扉。それからゴミ箱に換気口、貯水タンク」

黒妻「どれを使うつもりかねぇ……ふんふんふ〜ん♪」<> 1<><>2010/06/22(火) 21:09:21.41 ID:XpmE1OI0<>浜面「こうだっ!」バンバンバンッ!

郭「な?」

一同『え??』


 ボスボスボス、ガガガガガ・・・・・ジジジジ・・・・・


浜面「もうちょい!!」バンバンバンッ!


 ジジジジジ・・・・・ドンッ! バアアァン!!


郭「な?! 排気口を壊したの?」

スキルアウトM「うわっ!! ゴミにも引火した! 抜いてないスプレーも破裂したのか?!」

スキルアウトN「火災狙い?!」

浜面「……」スゥ・・・

郭「……でも、だから何ですって話。意味が分かりませんね。この程度の火災じゃ微々たるモノですよ? すぐ消えます」

浜面「爆風」

郭「は?」

浜面「俺は弱いからな……別に他力本願でも構やしねぇんだよ」チラッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 21:12:12.57 ID:9AnR4wAO<>浜面「今です!」<> 1<><>2010/06/22(火) 21:17:41.95 ID:XpmE1OI0<>絹旗「っ!!」

郭「意味が……は!?」

浜面「そう。攪乱の羽が吹っ飛んだ……やっちまえ、絹旗!」


絹旗「まったく……浜面にしては超上出来です」

郭「くっ!! M! もう一発チャフを!」

黄泉川「やらせないじゃんよ!」ガッ!

M「うをわっ!!」ゴンッ!!「う、動けねぇ……(胸が! 胸がアアあァ!!)」ジタバタ

郭「何をやってるの! くっ……おっぱい魔人め!」


絹旗「私から言わせたらアナタも超おっぱい魔人ですけど……覚悟はできてますか?」

郭「チッ……散開! 私が能力者の相手をする! 他はMを救い出し、チャフを展開させろ!!」


黒妻「ふーん、それがオマエの答えか」

滝壷「無能力者のはまづらだから、アレで正解だと思うよ」

黒妻「及第点だ……さて今度は、最愛ちゃんがどれほどか見せてもらおうじゃないか」タバコサンボンメー<> 1<><>2010/06/22(火) 21:32:51.85 ID:XpmE1OI0<>黄泉川「……さて、チャフを出すじゃん」ギュウッ

M「誰がむぎゅうううううぅぅ!! (首が締まる! 胸が当たる!!)」

黄泉川「強情じゃんね。もっとかい坊や」ギュウウゥ

M「だ、すから……やめ……(逝っじまう)」ヘブンジョウタイー!


N「おい! Mから手を離せ! (M、後でフルボッコな)」

B「もう落ちてるよ……アイツ(うらやましー!)」

V「これだから男は……ちっ、遅かったみたいよ」


黄泉川「チャフ回収完了……さぁ、かかってくるじゃん。坊や、お嬢ちゃん」ニヤリッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 21:35:10.51 ID:w4KMgtIo<>俺「むぎゅうううううぅぅ!! 」<> 1<><>2010/06/22(火) 21:42:47.93 ID:XpmE1OI0<> ンギャアアアアアアアァァ・・・・・


郭「チッ……時間稼ぎもできないんですか、彼らは」

絹旗「さぁて、コスプレ女。覚悟はできてますよね?」ジリッ・・・

郭「私を存所其処等のスキルアウトと思わない事。レベル3くらいなら一捻りよ」シャキンッ!

絹旗「ナイフですか……しかし私の装甲の前には無力です!」ブンッ!

郭「身体強化? いや、装甲……何かを纏う能力か?」

絹旗「そこまで教える超お人好しに見えますかっ!!」フォンッ! ドゴォッ!

郭「くっ……(当たったらヤバいか!)」ヒョイッ!


黒妻「ん? あのナイフ……」

滝壷「知ってるの?」

黒妻「噂程度にはな……仕上! 嬢ちゃん援護しろ! 不味い事になるぞ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 21:46:08.98 ID:RAcRDkDO<>おま「むぎゅううううぅぅぅ!」

えら「ンギャアアアアァァァ‥‥」

オレ「ふぅ‥‥」<> 1<><>2010/06/22(火) 21:52:22.64 ID:XpmE1OI0<>絹旗「超おらおらおらおら!!」ドドドド!!

郭「当たらなければどうという事はありませーん」ヒョイヒョイ!

絹旗「くっ! 小賢しい!」

郭「そろそろ、私も攻撃していいですか?」スチャッ・・・

絹旗「やれるもんなら!」ゴッ!

郭「……足」ザンッ


 ザシュッ・・・・・


絹旗「え!? あうっ!!」


浜面「なっ!? 絹旗アァ!!」

黒妻「……やはりか」

滝壷「きぬはた!!」

浜面「兄貴! なんだありゃ!! 郭が能力にでも目覚めたってのか?!」

黒妻「バカ野郎、ナイフを見ろ」

浜・滝「「っ?!」」<> 1<><>2010/06/22(火) 22:03:58.42 ID:XpmE1OI0<>ナイフ ≪ブウィイイイィィン・・・・・≫


浜面「なんだ、あれ?」

滝壷「ばいぶれーしょん機能?」

浜面「……」

黒妻「単分子カッター。最愛ちゃんがどんな能力か分からんが、『分子』級なら切られちまうぞ」

浜面「なっ!? (窒素も崩されるのか?!)」

滝壷「簡易な原子崩し(レベル5)……いや、分子分解(レベル4)ってところかも」

黒妻「ほれ、こんな事言ってる間に……仕上、援護してやれよ」

浜面「くっ! 兄貴も手伝ってくれよ!」

黒妻「やーだ。も少し静観させてもらいまーす」タバコヨンホンメー

滝壷「……えい」バシッ!

黒妻「なっ! 煙草が……壷滝ちゃん何すんの!!」

滝壷「……くろづまにせいさいです」プンスカ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 22:05:25.83 ID:OfHAEOM0<>滝壺かわいいww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 22:09:04.94 ID:1UJniOk0<>プログレッシブナイフですn(ry<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 22:16:24.37 ID:zuSAvNo0<>プログレッシブナイフ・・・実はただ単に歯が高温なナイフ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 22:17:17.74 ID:2QoC5eg0<>ttp://image3.cosp.jp/images/member/g/92/92197/1683765.jpg
ttp://image3.cosp.jp/images/member/g/92/92197/1683764.jpg
ttp://image3.cosp.jp/images/member/g/92/92197/1683763.jpg
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ttp://www.youtube.com/watch?v=vYz_bF-I04U
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 22:21:41.56 ID:2QoC5eg0<>ttp://jan.2chan.net/dec/24/src/1277211300646.jpg <> 1<><>2010/06/22(火) 22:22:49.80 ID:XpmE1OI0<>>>241-242
フルメタのM9やアーバレスト、レーバテインについてるナイフの方だと思ってくだしい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 22:30:48.03 ID:2QoC5eg0<>ttp://img2.gelbooru.com/images/688/113e938fcbd021d9094f203371e0eecbc8957953.jpg <> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 22:31:07.90 ID:cKPjQkAo<>単分子と振動剣は別物っすよ。
つーかモノフィラメントは厚さが単分子しかないという想定上
どうしてもウィップにならざるをえないはず。<> 1<><>2010/06/22(火) 22:36:47.35 ID:XpmE1OI0<>郭「アナタ達能力者は自分の力に過信する。高めようとするのもレベルだけ……」スチャッ・・・

絹旗「ぐぅ……」

郭「まして、アナタのような小学生の女子。身体能力は並み以下でしょ!」ザンッ!

絹旗「きゃあっ! (両足を……)」

郭「大丈夫、傷はすぐ治る……ちょっと寝ててね。子供を虐めるのは好きじゃないの」

絹旗「私は……もう中学生です!」

郭「嘘でしょ。まぁいいや……さて、おっぱい魔人の相手しますか」テクテク・・・

絹旗「くっ……まだ動けます!」フォンッ!!

郭「……ふんっ」シュバッ

絹旗「な、んですかこれ!!」ネバネバァ・・・

郭「トリモチよ。アナタ達、能力者はとことん所見に弱い……いや、それは人間皆同じか」

絹旗「いやぁっ! 超気持ち悪いですぅ!!」ジタバタネヴァネヴァ・・・


浜面「チッ……絹旗がここまで翻弄されるとは!」ダッ・・・

黒妻「オマエんとこのスキルアウトは能力者対策が万全だ。駒場の方針だろ? 解りきってた結果だ」

滝壷「それを教えないくろづまはオカシイよ」

黒妻「……壷滝ちゃん。悪ぃがオレは聖人君子じゃ無ぇぞ? 勘違いすんなって」ソッポォ<> 1<><>2010/06/22(火) 22:46:33.83 ID:XpmE1OI0<>浜面「絹旗ぁ!!」

郭「……やれやれ。サシで私に勝てますか?」

浜面「るっせいっ!」スチャッ!

郭「……」シュンッ!

浜面「ぐっ! く、鎖?!」

郭「銃は撃たせませんよ。浜面氏も……てぇゐっ!!」ブンッ!

浜面「うをぁっ!!」グランッ!

絹旗「うわわぁっ!! 浜面こっち来ないでぇ!!」

郭「二人仲良く、ベトベトになってなさい……待ってろ! おっぱい魔人!」ダッ!

絹旗「いやっ! ちょ、浜面動かないで、ひんっ!!」ネヴァネヴァ・・・

浜面「俺は何も、ぶべぇ! け、蹴るなってパンツが目の前にいぃっ!!」ジタバタ・・・

絹旗「見るなぁ!!」ゲシゲシッ



黒妻「あーあ……」

滝壷「」ブチッ・・・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 22:48:22.78 ID:2QoC5eg0<>ttp://www.earlbox3.sakura.ne.jp/ph/100621d.jpg
ttp://tvde.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/jlab-dat/s/630873.jpg

ttp://apr.2chan.net/may/b/src/1277195312591.jpg
ttp://feb.2chan.net/may/b/src/1277195803828.jpg
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/22(火) 22:53:03.98 ID:RAcRDkDO<>はーまづらぁ‥‥もれと替わりなさい!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 22:54:55.18 ID:2QoC5eg0<>ttp://brunhild.sakura.ne.jp/up/src/up449701.jpg
ttp://jlab-tv.niceboat.org/2/s/tv1277143482805.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org981135.jpg <> 1<><>2010/06/22(火) 23:09:16.07 ID:XpmE1OI0<>スキルアウトN「くそぉ……なんだアイツ。囲んでも逃げ出しやがる」

スキルアウトB「しかも隙を見せれば倒しにかかってくる……うらやましじゃなくて、厄介だな……」

スキルアウトV「流石、半蔵さん達を10回以上捕まえただけあるわね」

スキルアウトC「げっ……化け物かよ……」


黄泉川「どうしたじゃん? もう終わりか?」

N「チッ……」

黄泉川「これなら、まだ打ち止めお風呂に入れる方が大変じゃんよ」

B「嘗めやがって……」

黄泉川「骨のある奴は……来たか」


郭「ふんっ!」シュシュシュッ

黄泉川「ダーツ……いや、クナイか? 珍しいモン使うじゃんよ」カカカッ

郭「ネット! トリモチ! フラッシュ! 全部使っていいわ!」

スキルアウツ『おうっ!』

黄泉川「……おーらい。お姉さんはネバネバ嫌だから降参じゃんよ。盾下ろせばいいの?」ガタッ・・・

郭「……トリモチ投げろ」

黄泉川「ちょ、おま! ぎゃあああああ!!」ネヴァネヴァ・・・・・

スキルアウツ(男)『おーう……』

スキルアウツ(女)『……でけぇ』

黄泉川「ビショビショだったり、ネヴァネヴァだったり……今日は厄日じゃんよぉ」トホホネバネバ・・・


黒妻「……まぁ、頑張った方だな。半蔵の指導力が一枚上手だったって事だ」

滝壷「どうするの?」

黒妻「行くさ。着いてきな……」テクテクテク・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 23:19:28.63 ID:2QoC5eg0<>ttp://news.dengeki.com/elem/000/000/255/255374/c20100419_nep_17_cs1w1_500x637.jpg <> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 23:25:47.30 ID:2QoC5eg0<>ttp://img2.gelbooru.com//images/378/253336b258336b04a4a8e7d9bd408c1659be12a3.jpg
<> 1<><>2010/06/22(火) 23:27:56.20 ID:XpmE1OI0<>黒妻「よいしょっと……おーい。気は済んだかぁ?」タバコゴホンメー

郭「……全員人質にしましたけど、まだ何か?」

浜面「兄貴、悪い……」

絹旗「超お風呂入りたいです……」

黄泉川「高級入浴剤入れて、風呂の中で黒○ビス飲む……決めた……」

滝壷「……」ゴゴゴゴ・・・

浜面「た、滝つ……あれは不可抗力でして!」


郭「……で? 二人でどーしますか?」

スキルアウツ『……』ガチャッ・・・


黒妻「はぁ……郭ちゃん、ホントにオレの事覚えてない?」

郭「新手の誘い文句? 生憎、私は半蔵様一筋ですので」ビシッ!

黒妻「……しゃあねぇな」フゥ・・・

滝壷「何するの?」

黒妻「さっきの解答だ。『力』っての、見せてやる……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/22(火) 23:36:56.75 ID:2QoC5eg0<>ttp://www.death-note.biz/up/j/1255.jpg <> 1<><>2010/06/22(火) 23:44:59.91 ID:XpmE1OI0<>黒妻「……なぁオマエら」

郭「なんですか? 交渉のつもり?」

黒妻「一方通行って、知ってるか?」

黄泉川「……(マジで何のつもりじゃん?)」

N「この学園都市で知らねぇヤツいねぇだろ……」

黒妻「へぇ、じゃあ『ナンバー7』って知ってる?」

B「第七位の事だろ……二人ともスキルアウトの中じゃ有名人だ」

V「路地裏に現れる超能力者、でしょ……出逢ったら最後。絶対逃げろってヤツ」

黒妻「ふーん……じゃあ、『大猿』は?」

C「……駒場の元リーダーの渾名だろ。だからなんだよ」

郭「いい加減しつこいわね……」

黒妻「……今言った連中は化け物だよなぁ。対抗できる奴いるのか、オマエら(レベル0)で」

N「いねぇだろ、普通……」

黄泉川「私はできるじゃんよ」エッヘン!

浜面「黙ってろ、バカ警備員」ヤレヤレ・・・<> 1<><>2010/06/22(火) 23:53:23.05 ID:XpmE1OI0<>黒妻「それじゃあ……『大蜘蛛』ってのは?」

B「聞いた事は有る。第一位は論外だけど……駒場さんとbVに拮抗するって噂の」

V「なんでも、素手でチタンバットを折れるとか」

C「なんでも、経験値を上げるために異世界へ勇者として旅立ってたとか」

X「なんでも、人を食い過ぎて人間辞めたとか」

Z「なんでも、チン長40cmを超すエイリアンだとか」


絹旗「……兄貴さん。やっぱり超(スーパー)兄貴人だったんですね」

黄泉川「なにこれこわいじゃん……」

浜面「噂を広がりだすと限無ぇからなぁ……兄貴、武勇伝多いから余計広がるし」

黒妻「いや、流石にオレ化け物じゃねぇよ……40とか……」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 00:09:56.89 ID:lyUZZEo0<>郭「ざ、戯言に耳を貸すな!」

黒妻「強情だな……そっか、郭ちゃんはコッチの方が早いかな……えっと」prrrrr・・・・・

浜面「兄貴?」

黒妻「あ、もしもし美偉? え、今何してたかって? 半蔵んとこなんだけど問題でさぁ」

黄泉川「こんな時に固法に電話じゃん?」

黒妻「あ、うんそうそう。浜面たちと……ああ、今替わるよ……ほれ、郭ちゃん」ヒョイッ!

郭「うわっと……は?」パシッ

黒妻「出ろよ。そいつなら知ってる筈だぜ?」

郭「……もしもし」


固法『もしもし郭ちゃん? わぁ! お久しぶり! 元気だった?』

郭「え? えっと……」

固法『あれ? もしかして忘れちゃった? そっかぁ……大分会って無かったもんね』

郭「この声、もしかして……まさか!?」

固法『固法だよー』

郭「あ、姐さんっ?!」<> 1<><>2010/06/23(水) 00:27:17.45 ID:lyUZZEo0<>固法『ホント、お久しぶりねぇ。今度ゆっくり喫茶店ででもお話しましょ』

郭「え、あ、じゃ、じゃあ、あの人は」ギギギギ・・・

固法『え? 先輩が何か迷惑かけたの?』

郭「黒妻の、兄さん……ですか?」

固法『え、分からないで話してたの?』


黒妻「……思い出してくれた?」

郭「」パクパク・・・

固法『もしもーし。先輩今日何時に帰りますか? 私は風紀委員のお仕事もうちょっと掛かっちゃいますが』

郭「」パス

黒妻「ああ、オレももう少し掛かる。風呂焚いて待っててくれ」

固法『普通、飯作って、じゃないんですか?』

黒妻「まぁ些細な事よ。じゃあな」Pi!「……分かってくれた?」


郭「すいませんでしたああああぁぁ!!」ズサアアアァァ!<> 1<><>2010/06/23(水) 00:33:51.15 ID:lyUZZEo0<>N「お、おい郭?」

郭「オマエら! この人が『大蜘蛛』の黒妻綿流兄さんだ!」

スキルアウツ『ええぇっ?!』

B「お、俺らなんて事を……」ブルブルブル・・・

V「ひ、ひぃ……犯された後に喰われる……」ガクブル・・・

C「ご、ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさいいいぃぃ!!」


黒妻「……オレは悪魔かっての」

絹旗「いや、超兄貴人です!」

浜面「はぁ……なんとかなったな」

滝壷「……」

黒妻「壷滝ちゃん。ちっと大袈裟だが……これがオレの『力』だよ」

滝壷「くろづまは、何もしてない」

黒妻「ああ。しなくていい……例え風評であっても、そいつがオレのバックアップになるんだ」タバコロッポンメー<> 1<><>2010/06/23(水) 00:40:42.63 ID:lyUZZEo0<>滝壷「まるで、恐怖政治だよ」

黒妻「暴君と言いたいのか? 別に構わないぜ。暴君という風体だけで事を治められるんだからな」

黄泉川「まぁこいつや他の強い連中もだけど、真に強いヤツってむやみやたらに権力を振り回さないじゃんよ」

黒妻「ま、何れ仕上もこのぐらいの力は手に入るって。精進しろよ」ハハハ!

浜面「……はい」


郭「に、兄さん。他の者共には罪は有りません! 喰うなら私だけにしてください!」ガクブル・・・

黒妻「……だーかーらー、郭ちゃんに手ぇ出したらオレが美偉に殺されちまうっつの!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 00:46:11.39 ID:zDaH22Yo<>暴君の風体を手にするには、暴君として行動しないとあかんと思うのだが。
まあ北野君みたいな特殊な面をしてたらそれだけで恐怖してくれるけどね、<> 1<><>2010/06/23(水) 01:02:39.69 ID:lyUZZEo0<>絹旗「浜面、兄貴さんって本当に強いんです?」

浜面「あ? オマエ、この前地下で見たろ?」

絹旗「そうじゃなくて……本当の武勇伝というか何というか……」

浜面「……同じレベル0なら負け知らず」

絹旗「え?」

浜面「冤罪で捕まった一人の仲間の為に道を外した警備員の溜まり場に特攻。『裏』の特殊部隊から仲間を逃がすため、一人殿(しんがり)」

黄泉川「聞いたことあるじゃん。学園都市の高速道、全ての学区の族率いて爆走。一時期、極道幹部候補として目を付けられてたじゃん」

絹旗「……『裏』も、知ってるの?」

浜面「スキルアウトに属してりゃ、嫌でも『見えちまう』ものは有るんだ……兄貴は全部蹴ってたけど」

滝壷「……暴君ってのは?」

浜面「ああ、制裁の事だ。道を外した仲間を『処刑』した」

一同『っ!?』

黒妻「おいおい、昔話なんてやめてくれよ……恥ずかしい」<> 1<><>2010/06/23(水) 01:08:10.71 ID:lyUZZEo0<>黄泉川「黒妻……処刑ってのは……ヤったの?」

黒妻「……女を犯したバカが居た。制裁してやったんだ」

絹旗「アナタも……人を……」

浜面「いや、ある意味死ぬより辛いぞ……男として……」

黒妻「去勢してやった。ま、この町には良い医者がいるからな……くっついたんじゃね?」

一同『っ!?』ゾクッ・・・


黒妻「ま、美偉と付き合いだして変わったけどさー」アハハハハ!

郭「流石姐さん……」

黄泉川「女は強し、じゃん」<> 1<><>2010/06/23(水) 01:11:19.27 ID:lyUZZEo0<> (一方……)


半蔵「……ぎゃあああぁ!! オレの城(ビル)がああぁ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 01:22:58.63 ID:za2UqIDO<>いい加減日本も強姦には去勢すればいいと思う……


兄貴、時期総理は是非!


>>223の解答
アレハンドロ 1シーズンでの一応ラスボス?

そーいえば00はこのりんも出てたよね……


http://imepita.jp/20100623/049410<> 1<><>2010/06/23(水) 01:30:38.68 ID:lyUZZEo0<> (なんやかんやでー・・・・・)



半蔵「ほんっとうに! 申し訳ありませんでしたああァぁ!!」ドゲザァ!!

黒妻「あはは、いや良いって……良く訓練された連中だったぜ? 合格点だ」

半蔵「いや、マジですいません……てめっ、バカ女! 兄貴忘れてたのは兎も角、浜面いるのに攻撃するかぁ!?」

郭「だ、だってぇ……」チラッ

黄泉川「まぁまぁ、半蔵。反省してるんだし、許してやるじゃん」

半蔵「ゆ、許します……おい、郭! 黄泉川に感謝しろ!」デレェ・・・

郭「」ブチッ・・・

浜面「と、兎に角……まずはバイクだ。半蔵、兄貴のバイクを」

半蔵「そうだな……こっちです。来てください」テクテクテク・・・


黒妻「お! やっと相棒と御対面できるぜ!!」ワクワクキラキラ・・・


絹旗「兄貴が超ワクテカしてます……」

浜面「まぁ本当にバイク好きだからな、兄貴は」ヤレヤレ・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 01:43:39.31 ID:lyUZZEo0<> ガララララ・・・・・


半蔵「『はまきや』の爺ちゃんにメンテ任せてたよ。多分、エンジンもすぐ吹く」

黒妻「おうよ!」カチャ・・・・

浜面「相変わらず、ごっついバイクだなぁ……」

絹旗「超大きいですね……浜面はバイク持ってないんですか?」

浜面「いや、車だよ。オレは……昔持ってたけど、今乗る時間無いしさ」

滝壷「はまづらと二尻したいなー」ポッ・・・

浜面「お、おう。そうか……今度レンタルするよ……」デレェ・・・

絹旗「……ふん」テクテクテク・・・

黄泉川「(空気の詠める小学生じゃんねぇ)……最愛ちゃん。今度、ウチに来て子供と遊んでやってほしいじゃんよ」<> 1<><>2010/06/23(水) 02:04:18.20 ID:lyUZZEo0<> ブオオオオオォォンッ!!


黒妻「くううううぅぅっ!! 最っ高だぜ!!」キラキラッ!!

黄泉川「ほぉ……Z1000、Mk−Uか……イカツイじゃん」

郭「アメリカに渡ったZシリーズのマイナーチェンジですか。固法の姐さんはZUでしたよね?」

半蔵「どうです? 不具合ありそうですか?」

黒妻「いや、走ってみねぇとな……今夜走ってみるよ!」

黄泉川「制限速度は守るじゃんよー」

浜面「兄貴聞いちゃいねぇな……」

黒妻「おい! 半蔵! 今夜一時に集められるだけ集めろ! 少し流そうぜ!」

黄泉川「だーかーら、駄目じゃんって」バシッ!

黒妻「あ痛っ……冗談ですって。冗談」アハハハ・・・・チラッ

一同『絶対、走る気だ……』<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 02:10:18.80 ID:/B70M/.0<>最終話に固法さんが乗ってたバイクって黒妻さんのだよね?<> 1<><>2010/06/23(水) 02:11:40.10 ID:lyUZZEo0<> (一寸)


黒妻「色々助かったぜ! きちんと借りは返すよ、半蔵」

半蔵「いえいえ、迷惑かけたのこっちですし……まあ、暇な時に稽古付けてください」

黒妻「そうだな。仕上と一緒に体術見てやるよ」

黄泉川「私も付き合ってやるじゃんよ」

半蔵「是非にっ!! 寝技を」

郭「……」ガンッ!

半蔵「痛っ!!」

浜面「んじゃ、半蔵。またな。あと携帯はちゃんと充電しろな」

半蔵「ああ気を付ける。また来いよ」

郭「兄さん! 姐さんに宜しくです!」

黒妻「うん。近いうち、アイツも連れてくるよ」

スキルアウト一同『お疲れ様でした!』ペコリッ<> 1<><>2010/06/23(水) 02:13:28.32 ID:lyUZZEo0<>>>272
冷蔵庫「設定違いは許してくれ……どうしてもZ1000を出したかった。反省はしてる」<> 1<><>2010/06/23(水) 02:20:59.54 ID:lyUZZEo0<>浜面「んで、どうします? 帰る?」

黄泉川「私は帰るじゃん。ガキ共(+半自由業)が腹空かしてるから」

黒妻「オレは美偉の事バイクで迎えに行くよ。177支部であってるよな?」

黄泉川「そうじゃん……飛ばすなよ」キッ

黒妻「……あはははは」タラー・・・・・

浜面「俺たちはどうする? 飯食いに行くか?」

絹旗「任せます。滝つ……リコさんはどうしたいですか?」

滝壷「お腹ぺこぺこ」

浜面「んじゃ、食いに行くか」

黒妻「美偉が良いって言ったらウチで食わせてやるよ。んじゃまず解散な」

絹旗「あ! 兄貴さん!」

黒妻「ん?」

絹旗「今度、私にも稽古付けてください! お願いします!」ペコリ・・・

黒妻「おいおい……分かったよ。また今度な」<> 1<><>2010/06/23(水) 02:26:15.52 ID:lyUZZEo0<> ―――風紀委員第177支部



白井「久々の登場ですの……」

初春「ですね……超電磁砲組なのに、この待遇」ハァ

固法「何言ってるの? 貴女達」

白井「いえいえ、なんでもございませんのよ。レギュラー様」

固法「え? まぁいいわ……んー! もう9時過ぎね。帰りましょうか」

初春「……新妻お帰りでーす」ボソリ

白井「旦那様が待ってらっしますの」ボソリ

固法「アンタら……まだ引っ張るか?」プルプル・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 02:31:55.09 ID:/B70M/.0<>>>274
そういうことならおk<> 1<><>2010/06/23(水) 02:34:11.28 ID:lyUZZEo0<>固法「はぁ……でも、どうしよう」

白井「どうなさいましたの? はっ!? まさか、DV被害を!?」

固法「貴女と御坂さんじゃないんだから、ありえないわ」

初春「白井さんにとっては御褒美ですけどねー」

白井「冗談はさておき、どうなさいましたの?」

固法「うん……碧美が帰ってきたいって」

初春「碧美? ああ、ルームメイトさんの柳迫さん」

固法「ええ……先輩に引っ越してもらわないと……」

白井「また単身赴任の旦那を待つ新妻に逆戻りですのってあ痛ぁっ!!」ゴチンッ!

初春「大変ですね……ところで知ってますか? 大ニュースです!」

固・白「「ん?」」

初春「このページを……はい!」



『テレスティーナ・木原・ライフライン、脱獄……―――』<> 1<><>2010/06/23(水) 02:43:26.36 ID:lyUZZEo0<>白井「なっ!?」

固法「大問題じゃない!?」

初春「ええ。警備員が血眼で捜索中のようです……最新情報ですので内密に。とくに御坂さんには」

白井「これを知れば、お姉さまは慌てて事件に首を突っ込みますわね……情報統制はしかれますの?」

初春「うーん……ニュースにはするみたいですよ。火野神作の時ほどではありませんが、賞金もかけられるようですし」

固法「どうして木山先生といい、テレスティーナといい……科学者は脱走したがるのかしらね?」

初春「まあ白井さんは御坂さんを押さえるので忙しくなりますね」ハハハ

白井「そういうのは勘弁ですのよ……」ハァ・・・

固法「……っていけない! もうこんな時間!」

白井「あわわわ! 風紀委員とはいえ、寮監が怒号を飛ばしますの!」

初春「それじゃあ、今日は帰りましょ……ん?」



 ブオオオオオオオオオオオオオオォォォォ・・・・・


初春「今時飛ばし屋?」

固法「……この音は、まさか!?」<> 1<><>2010/06/23(水) 02:46:39.06 ID:lyUZZEo0<> キキイイイイイィィッ・・・・・


白井「……近くに止まりましたの」

固法「……っ!」ダッ!

初春「ちょ、先輩?!」

白井「ああもう、戸締り電気OKですわね?」

冷蔵庫「任せろ!」

初春「私達も行きましょう!」ダッ!


 (支部前)


白・初「「なっ!?」」<> 1<><>2010/06/23(水) 02:54:40.05 ID:lyUZZEo0<>黒妻「ん? よお! 美偉の後輩!」

白井「黒妻さん。御無沙汰しておりますの」

初春「そのバイクは?」

黒妻「イカすだろ! オレのバイクだぜ!」

初春「Z1000、微妙にカスタム……底上げですか」

固法「よく知ってるわね……で? こんな時間にどうしたんです?」

黒妻「オマエを攫いに来たぜ」ニヤリッ

白井「お〜ぅ……」

初春「んっん〜……」

固法「っ……///  バカっ!」

黒妻「ははは! 冗談冗談。迎えに来たってこった。ほれ、メット」

固法「はぁ……」チラッ

白井「……お構いなく」

初春「もう上がりですから」アハハ

固法「ごめんね……じゃあ、また明日」

黒妻「じゃあな!」ブロロロロロロ・・・・・


白井「……帰ろ」

初春「リア充、どっかーん!」<> 1<><>2010/06/23(水) 02:56:15.82 ID:lyUZZEo0<>てことで、今日は御終いです。
次回は引っ越し編と仕事二日目ですよ。

いつもの如く、ご意見ご感想ご質問等々お願いします。
では! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 02:59:17.29 ID:/B70M/.0<>初春ww お疲れです、毎回楽しんでますよ♪<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 03:26:20.87 ID:UUrtIkDO<>乙!
冷蔵庫さん、いつもお疲れ様ですw

グループと兄貴の絡み、期待だぜぃ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 06:37:25.21 ID:za2UqIDO<>黒妻さんは2台持ってて片側をこのりん
もう片側を半蔵に預けたって事で脳内保管した


つまりは2人でツーリングマダーって訳
<> 1<><>2010/06/23(水) 15:57:56.51 ID:lyUZZEo0<>こんちわー! 今日も書こう!

(前回のあらすじ)


固法「……極道嘗めたらあきまへんよ」ニコッ

郭「あ、姐さん! 堪忍して下さい……間違いだったんです!」ガクブル・・・

滝壷「けじめ、必要だよね……」キュイイイイイイィィン・・・

郭「ひ、ひいいいぃぃ!!」



冷蔵庫「嘘だよ」<> 1<><>2010/06/23(水) 16:03:17.40 ID:lyUZZEo0<> (固法アパート)


黒妻「ただいまー」ガチャッ

固法「あ、ご飯準備してなかった……」

黒妻「いいよ。出前取ろうぜ」

固法「この時間デリバリーやってないかも……食べに行く?」

黒妻「んー……いいよ。オレが飯作る」

固法「……先輩の料理、雑だから嫌です」

黒妻「でも、上手いだろ?」

固法「男の料理とか言って、適当に炒めるだけじゃないですか……」

黒妻「うーん……ファミレス?」

固法「はぁ……この時間、スーパー値引きしてますから行きましょう」

黒妻「カップ麺でも良いんだけどなぁ」

固法「駄目です」<> 1<><>2010/06/23(水) 16:08:57.30 ID:lyUZZEo0<> (スーパー)


固法「ええっと、お惣菜でいいかな……もう十時だし、半額ですね」

黒妻「美偉、これ買おう」

固法「カゴにお菓子入れないでください! 子供ですか!」

黒妻「ちぇっ……あれ?」

固法「どうしました?」

黒妻「知り合いってか……今日学校で知り合ったガキがいる」ユビサシー

固法「……あのツンツン頭は」



上条「うーん……賞味期限ギリギリでも、明後日まで行ける筈」

禁書「とうま! お寿司半額だよ!」

上条「半額でも300円オーバーです! 駄目!」

禁書「ぶー! とうまのケチ!」


黒妻「上条じゃん」

固法「御坂さんの……」<> 1<><>2010/06/23(水) 16:16:46.43 ID:lyUZZEo0<>黒妻「おーい、上条ー」

上条「ん? あれ? 黒妻さん。夕飯ですか?」

黒妻「ああ……そっちの嬢ちゃんは?」

上条「えっと、居候(?)です」

禁書「とうま、この人は?」

上条「黒妻さんっていって、えっと……事務員さん?」

黒妻「あはは! そうだな、流離いの事務員さんだ」

禁書「へぇ……私は禁書目録(インデックス)っていいます。どうぞ宜しく」ペコリッ

黒妻「目次(インデックス)? あ、ああ宜しくな…… (偽名だよな?)」

固法「挨拶は済んだかしら?」

上条「あ、れ? 確か白井の先輩の……固法さんでしたっけ? 風紀委員の」

固法「ええ。覚えていてくれてうれしいわ」ニコッ

黒妻「なんだ? 知り合いか?」

固法「御坂さんの『コレ』、かな?」フフフ・・・

禁書「……とうま?」ギロッ!

上条「ち、違います! 適当な事言わないで!!」

黒妻「あはははは! 成程、女難の相有りってわけか!」ダハハハハ!<> 1<><>2010/06/23(水) 16:23:27.66 ID:lyUZZEo0<>黒妻「上条も夕飯か?」

上条「はい……ふふふ、この時間帯は学生の為の時間帯ですよ」

黒妻「あっそ……ま、女の子には良いモノ食わせてやれよ。『色々』と育たないぞ」ニヤリッ

固法「……」ゲシッ!

黒妻「あ痛ぁ!」

禁書「とうま! そうだよ! 私が色々と育たなくてもいいの!?」

上条「……別にぃ」

禁書「……がああああ!」ガブリッ!

上条「んぎゃあああぁぁ!! 店の中で噛むなぁっ!!」フコウダアァー!!


黒妻「あはは。面白いヤツだな」

固法「もう、悪ふざけが過ぎます……さっさと買い物済ませましょ」

黒妻「おうよ」ヒョイッポイッ!



禁書「とうま! 事務員さんがお寿司買ったよ!?」

黒妻「……社会人と学生一緒にしないでください!」<> 1<><>2010/06/23(水) 16:28:33.92 ID:lyUZZEo0<>黒妻「……あと肉買おうぜ」

固法「お肉ですか? もう大分買いましたけど」

黒妻「肉! 食いたい!」

固法「子供ですか…… (まぁもしかしたら、ウチでの最後のご飯かもしれないからいいか)」

黒妻「よおっしゃぁ! 牛タン!」

固法「駄目です! 豚で!」

黒妻「つれないなぁ……あ」

固法「また、知り合いですか?」

黒妻「ああ……ビールコーナーに不釣り合いな大人がいる……」



月詠「うーんと、バドワイザーなら飲めるんじゃないですか?」

結標「だから未成年に酒勧める教師ってどうなのよ……」<> 1<><>2010/06/23(水) 16:40:00.89 ID:lyUZZEo0<>黒妻「月詠さーん」

月詠「え? あ、黒妻さん。固法さんも」

結標「っ!? (……コイツ、確か!)」

黒妻「月詠さんも夕飯ですか?」

月詠「はい。焼き肉セットです!」

固法「……貴女、結標さんでしたっけ?」

結標「え、あ、はい……どうして、私を?」

固法「えっと、私風紀委員やっていて、白井さんの先輩なの」

結標「……そうですか」

黒妻「ん? そっちの姉ちゃんは、月詠さんのお姉さんとか?」

月詠「……それは酷いです。結標淡希ちゃん。家出少女で居候ちゃんです」

結標「小萌。一言余計よ……色々あるのよ」

黒妻「ふーん……ま、若い内にしかできない事沢山あるからな。いいんじゃね?」

固法「先輩はやり過ぎな気もしますけどね」<> 1<><>2010/06/23(水) 16:53:46.65 ID:lyUZZEo0<>黒妻「なぁ美偉」

固法「お酒は買いません」キッパリ!

黒妻「まだ何も言ってねぇよ……けち」ボソリッ

結標「……」ジー・・・


黒妻「(あの姉ちゃんの目……)なぁ姉ちゃん。もしかして、スキルアウト出身か?」

結標「え?! いや、私は大能力者ですけど……」

黒妻「いや、能力は関係ねぇよ。コイツ(固法)だって、元スキルアウトだし」

固法「そういうの、ベラベラ言ってほしくないんですが……」

結標「……仮に何故そう思ったんです? それにだったら何です?」

月詠「む、結標ちゃん?」

黒妻「……まぁ雰囲気と目だな。あと、別にどうってことは無ぇよ」

結標「……そう」

固法「もう、先輩……ごめんなさいね。結標さん」

結標「いえ……別に」

月詠「やれやれです……それじゃあ、また」ペコリッ

固法「はい。さようなら」テクテク・・・

結標「……」テクテク・・・



黒妻「オマエはまだ戻れる目をしてるぜ。早いとこ面倒事片づけて、日の下歩いちまえ」ボソリッ・・・



結標「っ?!」バッ!

黒妻「ふんふんふ〜ん♪」バイバーイ

結標「……黒妻、綿流か。要注意ね」テクテク・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 17:09:30.31 ID:fFp8.Vgo<>兄貴かっこよすぎるだろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 17:16:05.43 ID:qb7Bh2AO<>少し完璧すぎる気が…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/23(水) 17:16:45.18 ID:0MLX7UDO<>ところどころかっこいいのはかっこいいんだが、完璧超人過ぎるのと説教くさ過ぎるのがちょっと鼻についてきたな…。周りのキャラのマンセー状態が違和感あるというか…

嫌なら見るなと言われたらそれまでなんだけど、序盤良かっただけに残念だ
<> 1<><>2010/06/23(水) 17:23:16.36 ID:lyUZZEo0<> (固法アパート)


 チンッ!


固法「半額お惣菜ってなんか味気ないですよね」

黒妻「そうか? オレはリアルに家庭的で好きだぞ……あ、寿司の卵食ってくれ」モキュモキュ

固法「卵美味しいじゃないですか」

黒妻「甘いし……アナゴも食って」

固法「変なところで子供ですね……いや逆か」イタダキマース

黒妻「おからチャーハン……ダイエット?」

固法「別に何でもいいでしょう……あ、牛乳忘れた」

黒妻「おま、致命的だぞ……ストック何本だ?」

固法「4本です」

黒妻「足んねぇよ……ま、しゃあねぇか。豚丼温めて」

固法「もう、レンジの中ですよ」

黒妻「お、サンキュ!」メシウマー

固法「(今、言おうかな)……先輩」モキュモキュ

黒妻「ん?」<> 1<><>2010/06/23(水) 17:34:12.88 ID:lyUZZEo0<>固法「えっと……あのですね……」

黒妻「どうした? 生理中?」

固法「違います! ……碧美が」

黒妻「……帰ってきたいと?」

固法「……ええ」

黒妻「そっか。まぁ仕方ないよな……オレの家じゃないし」

固法「すいません……どうしましょう」

黒妻「うーん……一応、ネンショー(更生施設)出る時にアパートのカギ貰ってるけどさ」

固法「場所は?」

黒妻「第七学区の男性寮だって。書類に詳しく書いてんぞ」ゴソゴソ・・・ヒョイ

固法「……まぁ近いっちゃ近いですね」モキュモキュ

黒妻「ああ。明日明後日にでも動くかな」

固法「そう、ですか……すいません」シュン・・・

黒妻「おいおい、誰も悪かねぇよ。それに会えなくなるわけじゃねぇしさ」

固法「……はい」

黒妻「うっし! んじゃ風呂沸かして来るわ」テクテク・・・

固法「……はぁ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 17:44:41.39 ID:CKCZ9xMo<>匂いとか雰囲気とか経験則とか、そういうものを前提にした発言が多くて説得力が無いと感じることはままあるな。
黒妻を大物っぽく書きたいのは分かるんだが、微妙にずれてるというか、周りのキャラがこいつすげぇ!ってなってる割に今一伝わってこない。
固法や浜面がそうなるのはまあ分かるんだが。もう少し人間臭い方が魅力的なキャラクターになると思うよ?


ところで微妙にうみねこネタ多いなww
一なる元素とか。テレスなんかアニメからしてまんまベアトだしなww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/23(水) 17:51:09.78 ID:rCdfTPo0<>まあ半分オリキャラに肉付けするのは大変だし、生暖かい目で見守ってやろうじぇ<> 1<><>2010/06/23(水) 18:44:01.45 ID:lyUZZEo0<>指摘ありがとう。やっぱりそこまで設定付いてないキャラ描くのは難しいね。

ところで、兄貴の『弱点』ってどんなのだろう?
思いつくので一番大きいのは、どう頑張っても『ただの人間』ってこと。
対魔術だったり、大能力者以上の能力には半分お手上げかなって、思うすよ。

心持の面では、書き手の腕前です。説教臭くなったのは私の未熟故なので、すいません。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 18:48:11.62 ID:qb7Bh2AO<>弱点というか、あくまで無能力者、ただの人間で不良というキャパシティを超えない事じゃね?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 18:59:07.34 ID:UUrtIkDO<>女殴れないとか。

あと銃持たないんでしょ?遠距離戦不向きだよね。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 19:16:17.07 ID:P2paKASO<>狙撃されたら終了じゃね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 19:19:14.08 ID:fFp8.Vgo<>>>1
十分面白いから好きなように書いてくれよ

>>304
狙撃されても大丈夫なんて学園都市に絹旗と削板くらいしかいないんじゃね?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 19:27:59.54 ID:/B70M/.0<>弱点=一番大切にしている存在=好きな女性⇒人質にとられる…状況が起こった場合に、どう行動するのか見てみたい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 19:34:30.49 ID:RRwT9sA0<>飄々と俯瞰してるだけじゃ説教くささは拭えないから、たまには追い詰められて死に物狂いになればいい。
ただし人知れずがいいな。もしくはちょっと黒くしてみるとか。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 19:46:05.76 ID:CKCZ9xMo<>黒妻は所詮一般人だからな。
ただの不良でしかない黒妻とは比べ物にならない暗部にいる結標に
「戻れる目をしてるぜ」とか得意げに言っちゃうあたりが滑稽に映るんだよな。
だから結標の「要注意ね」発言に違和感が出る。
黒妻の凄さよりも黒妻の薄っぺらさを強調してるような場面になってしまったことが残念だな。

弱点といえるのかはわからないけど、結局ただの人間ってとこじゃないか?
いくら筋力や喧嘩の技術があってもアックアやねーちんみたいな聖人に勝てるわけないんだし、
レベル4以上の能力者や魔術師相手にふいをついたり何かしらの作戦も無しに拳一つで
勝ってしまうのは説得力に欠けるな。
なまじ設定の少ないキャラだから原作でこうだったからというのが通用しないあたり難しいと思うががんばれ。<> 1<><>2010/06/23(水) 20:10:43.01 ID:xH9HrfU0<>よっし! みんなありがとす!

それじゃあ、書くぜ! 二日目突入!<> 1<><>2010/06/23(水) 20:17:52.52 ID:xH9HrfU0<> ―――とある路地裏



フレンダ「はぁはぁ……まだ来てる訳?」

テレス「おいおい、無理すんなよ。別に私は一人でも」

フレンダ「……いいから、私に任せなさい」

テレス「とりあえず、病院行くことを勧めるわ。さっきから私の事庇ってボロボロよ」

フレンダ「……そうね。止血だけでもしたいわ」グッ・・・



心理定規「はぁ……まだ捕まらないの?」

猟犬A「すいません。奴らのトラップは中々厄介でして……」

心理定規「ふーん……あの女が怖いって訳じゃないんだ」フフフ

猟犬s『……』

心理定規「まぁいいわ……上が援軍寄越すって言ってたし。誰が来るのかしらね」<> 1<><>2010/06/23(水) 20:27:17.94 ID:xH9HrfU0<>テレス「近場の病院に」

フレンダ「いや、第七学区の病院へ行きましょう……あそこの方が勝手が良い」

テレス「冥途返し、か……ま、ベターね」

フレンダ「何処かで車を奪えれば……」


??「見ーつけた……アンタらがターゲットね?」


フレ・テレス「「っ!?」」


番外個体「もー、上も人使い粗いよね。女二人の為にメンテ中のミサカを引っ張り出すなんてさ」テクテク・・・


フレンダ「な、ナンバーズ……不味い! 逃げるわ、テレス!」ガッ!

テレス「……ははは」

フレンダ「……テレスティーナ? どうし―――」


テレス「あははっははははっひゃひゃっひゃぁ!! 会いたかったわあぁよおぉ!! 超電磁砲んんっ!!」ダッ!!


フレンダ「ちょ、テレス!?」

番外個体「……オリジナルとミサカを一緒にして欲しくないな」<> 1<><>2010/06/23(水) 20:36:36.15 ID:xH9HrfU0<>テレス「ふんっ!!」ブンッ!

番外個体「……大振り。簡単に避けれるわ」ヒョイッ!

テレス「待てよ待てよ待てよぉ! 会いに来てくれたんでしょ、超電磁砲……もっと遊びましょうよ!!」

フレンダ「テレス! ……駄目だわ、自分の世界に入ってる」

テレス「あははははははは!!」シュッ!

番外個体「動きは悪くないんだけどね、ミサカにとっては役不足かな?」ヒョイッ



心理定規「……第三次製造計画のシスターズかぁ。使えるのかしらね?」

猟犬B「我々はどうしましょう」

心理定規「待機よ。ま、漁夫の利っちゃってもいいかな」ウフフ<> 1<><>2010/06/23(水) 20:46:39.26 ID:xH9HrfU0<>テレス「くっ……」

番外個体「大人しくミサカに捕まってよ……てか、こんな雑魚猟犬部隊は捕まえられなかったの?」

フレンダ「テレス、引きなさい! 今のままじゃ、勝てっこないわ!」ダダダダダ・・・

番外個体「チッ……猟犬達から奪った銃かぁ。ホント、使えないわねアイツら」ヒョイッヒョイッ

フレンダ「戦うのは後! 今は撤退よ!」

テレス「目の前にヤツがいるってーのに逃げれる訳ねぇっつの!!」

フレンダ「それは超電磁砲じゃない! クローンよ! 冷静になりなさい!」

テレス「クローン……」

番外個体「今更? ま、ミサカにはどうでもいい事だけどね……そろそろミサカも攻めるよ」ニヤッ

テレス「……興が冷めたわ」ポワワアアアァァン・・・・・

フレンダ「テレス! やめなさい!!」

番外個体「なっ!? これは?!」



心理定規「……皆、アレにやられた訳か」ジー・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 20:54:51.82 ID:xH9HrfU0<> (一寸・・・・・)



番外個体「い、やぁ……黒、い翼、こわ、い……」ガクブル・・・


テレス「ふぅ……面倒、臭いわ」クラッ・・・

フレンダ「テレス!」バッ!

テレス「なぁ、お師匠……いや、フレンダ。私の駆動鎧……見つけらんねぇか?」ハァハァ・・・

フレンダ「貴女の?」

テレス「……今のままじゃ、能力者と戦えねぇわ。探すの手伝ってくれよ」グッタリ・・・

フレンダ「くっ……まずは病院よ。急ぐわ!」バッ

テレス「ええ、そうね」テクテク・・・


心理定規「……精神操作系の能力かしら。相性微妙ね……一度、アレイスターの所に戻りましょうか」スゥ・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 20:59:46.50 ID:xH9HrfU0<> ―――固法アパート


 チュンチュン・・・・・


黒妻「ふぁあああぁ……朝か」

固法「先輩、おはようございます」トントントン・・・

黒妻「ん、おはよ……シャワー浴びて良い?」

固法「どうぞ。それまでに朝御飯支度できますから」ジャー

黒妻「あいよ……あれ? パンツは?」

固法「もう洗濯してますよ」

黒妻「……おうよ」ポリポリ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 21:07:48.21 ID:P2paKASO<>( ゚ω゚)

(゚ω゚)<> 1<><>2010/06/23(水) 21:09:15.40 ID:xH9HrfU0<> (一寸・・・・・)



黒妻「今日の予定は?」

固法「私はいつも通り学校です。その後は風紀委員」

黒妻「ん。オレは仕事だな……じゃんじゃんさんが、事務以外の事させるって言ってたけど、なんだろ?」

固法「事務以外?」

黒妻「ああ。まぁいいか……あと、今日アパート見に行くよ。すぐ見終わる筈だからさ」

固法「うん……ねぇ」

黒妻「駄目」キッパリ

固法「……何も言ってないですけど」

黒妻「私もそっちに移りたい、だろ? 駄目。どうしてもってんなら、此処から通え」

固法「……うぅ」ブー

黒妻「オレだって一緒に居たいけど、互いの立場ってのがある。『堕ちた』カップルになりたくないだろ?」

固法「……はい」

黒妻「丁度良いケジメだよ……会えなくなる訳じゃないんだ。落ち込むなって。な?」

固法「うん……分かりました。我がまま言ってごめんなさい」コクンッ

黒妻「素直で宜しい」ナデナデ<> 1<><>2010/06/23(水) 21:16:57.82 ID:xH9HrfU0<>黒妻「それじゃあ、仕事行くか」

固法「……私服で?」

黒妻「いや、ツナギあっちで支給されるし良いの」

固法「常識的に考えたらスーツですよ?」

黒妻「いや、常識で飯が食えるか?」

冷蔵庫「良い事言ったなオマエ」

固法「はぁ……言っても聞かないから、もういいや。黄泉川先生に後で謝ろ」

黒妻「さり気無く失礼だな、美偉……んじゃ行くか」

固法「はい。先輩、いって―――」

黒妻「何言ってんだ? オマエも行くんだろ?」

固法「―――ら、へ?」アゼーン・・・


黒妻「エンジン温めてるんだけど」

固法「……送る、と?」

黒妻「うん。なんで?」

固法「」



冷蔵庫「バイク登校……非常識だな」<> 1<><>2010/06/23(水) 21:26:03.49 ID:xH9HrfU0<> ―――とある高校


 ブオオオオオオオォォー・・・・・


学生P「な、なんだ?」

学生O「すごっ。大きいバイク……後ろ乗ってるのウチの生徒じゃ?」

碧美「……まさか、ね」


 キキイイイイィィ・・・・・


黒妻「ん? よお! 碧美ちゃん! 久しぶりだなっ!」

碧美「」

固法(ああ、[ピーーー]る。今、私[ピーーー]るわ……)ハズカシー!

黒妻「いやぁ、迷惑かけたな。近い内に出てくさ。申し訳無い」

碧美「……あ、え、うん、いや、わ、私の方こそ、図々しくすいません」

黒妻「いやいや……ほれ、美偉。降りろ」

固法「……もうや」スタスタスタ・・・

碧美「ちょ、美偉! 待ってぇ!」タッタッタッ・・・

黒妻「いってらっしゃー」ブンブン・・・


学生達『……校門前に、オッカナイ人がいる』ヒソヒソ・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 21:39:22.91 ID:xH9HrfU0<> ―――上条の学校



上条「はぁ……」

青ピ「かみやん、どうしました? 何時にも増して不幸そうな顔して」

上条「お寿司が食いたいと……居候にせがまれまして……」

青ピ「そりゃ贅沢ですなぁ……食べたの?」

上条「いや、でも約束してしまった……」

青ピ「下手な口約束は自分の首を絞めますわな」ハッハッハッ

上条「……あれ? 土御門は?」

青ピ「かみやん知らんのに、僕が知る訳ないですよ」

上条「そっか……ん?」


 ブオオオオオオオォォー・・・・・


上条「なんか……すごい音がする?」

青ピ「エンジン音? 黄泉川センセのとは、違いますよ」


 ・・・・・オオオオオオオオオオオン・・・フォオンッ!


上条「」アゼーン・・・

青ピ「今の黒妻さんじゃ……しかも校門突っ切ってったわぁ」ヒャー!<> 1<><>2010/06/23(水) 21:57:04.67 ID:xH9HrfU0<> (校長室)


校長「……うん、もうね。君、正規職員だったら一発で退職だよ」

黒妻「さーせん」

校長「いや、反省してるの? 親船理事から手紙貰って無かったら追い出したいとこだからね」

黄泉川「まぁまぁ校長、そのくらいで」

校長「いや、黄泉川くん。君もいい加減マフラー取っ換えてよ? 地域住民煩いからね?」

黄泉川「……さーせんじゃん」

校長「はぁ……きちんと監督してよ、もぉう」



 (職員室)


黒妻「後でアイツお礼参りしていいっすか?」

黄泉川「私もしたいけど、止めとくじゃん……」<> 1<><>2010/06/23(水) 22:03:01.25 ID:xH9HrfU0<>黒妻「んで、今日の仕事ってのは?」

黄泉川「ああ、そうそう。はいこれ」ヒョイ

黒妻「ん? 地図ですか」

黄泉川「此処に行って、子供の面倒見てほしいじゃんよ」

黒妻「子供……不登校児か何かで?」

黄泉川「いや、ウチの子じゃん」

黒妻「……未婚の母?」

黄泉川「保護者なだけで、『姉』代わりじゃんよ! 私はまだ母乳も出ないじゃん!」

黒妻「そうっすか……学校の事務は?」

黄泉川「いや、今日はいいよ。明日以降はまた考えるじゃん」

黒妻「……兎に角、此処(マンション)に向かえばいいんですね?」

黄泉川「そういうことじゃん。あ、これ駄賃じゃんよ。さあ、急げー」

黒妻「はぁ……行ってきます」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 22:11:41.49 ID:xH9HrfU0<> ―――ファミリーサイド



黒妻「此処か……二号館の十三階だな」テクテク・・・


 エレベーター、ウィーン・・・・・


黒妻「ふむ、この部屋。その子供は居るんだろうな」


 ピンポーン・・・・・


??『……はい』

黒妻「あ、あれ? 大人の女?」

??『……新聞は要らないわ。ネットで全部収集してるから』

黒妻「あ、えっと、黄泉川さんに行けと言われて来ました」

??『愛穂に?』

??『ねぇねぇ、新聞勧誘なの? じゃあ私が追っ払ってみたいってミサカはミサカはしゃしゃり出る!』

黒妻「ん? 子供もいるのか」

??『とりあえず、上がって頂戴……今開くから』


 ピー、ガチャッ


黒妻「すげぇ、立派な所住んでるなぁ……御邪魔しまーす」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 22:19:32.11 ID:xH9HrfU0<>黒妻「……中も立派だ。何LDK有んだ?」

打ち止め「いらっしゃーい! ってミサカはミサカはあの人以外の男の人がこの家に来た事にビックリ!」

芳川「どうぞ。何も無いウチですが」

黒妻「あ、はい……」

打ち止め「ねぇねぇアナタは誰? ってミサカはミサカは率直な質問をします」ビシッ!

黒妻「ああ、えっと、黄泉川さんに頼まれて来たんだよ……お嬢ちゃんは?」

打ち止め「ミサカは打ち止め(ラストオーダー)だよ、ってミサカはミむぐぅっ!?」ガシッ!

芳川「ごめんなさいね。色々あって……リビングで待ってて。打ち止め、ちょっとおいで」

打ち止め「んぐむぐ」コクコク

黒妻「……(じゃんじゃんさんから何も聞かされてねぇのかな?)」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 22:33:31.96 ID:xH9HrfU0<> (一寸・・・・・)



芳川「お待たせ……愛穂に連絡を取ったわ。ベビーシッターですってね」クスリッ

黒妻「ええ、まぁ……黒妻っていいます(やっぱ疑ってたのか。ま、しゃあねぇか)」

芳川「ごめんなさいね……女だけの暮らしだから、疑っちゃって」

黒妻「いえいえ……女だけ?」

打ち止め「うーん、偶に『あの人』も帰って来るんだけど……ミサカはミサカはちょっとメランコリック」

黒妻「黄泉川さんが言ってた『ドラ息子』ですか?」

芳川「ドラむ……ええ、確かに問題児ね。手が付けられないかな」フフフ

黒妻「ほぉ。不良?」

打ち止め「自称悪党でダークヒーローかな? ってミサカはミサカは訂正するよ!」

黒妻「自称悪党ねぇ……そういえば貴女は?」

芳川「私は芳川。まぁこの子の保護者2ってところかしらね」

打ち止め「ニートなのってミサカはミサカはぶっちゃけあ痛ぁっ!!」ゴチンッ!

芳川「定期的に仕事を貰ってるわよ……定職無いだけ」

黒妻「あはは、オレもっすよ」

打ち止め「黒妻もニートなの? ってミサカはミ痛いってばもうっ!! 叩くな!」ヒリヒリ・・・

芳川「失礼にも程があるわ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 22:41:10.34 ID:eY7u5Jo0<>打ち止めが容赦ねェw<> 1<><>2010/06/23(水) 22:46:16.05 ID:xH9HrfU0<>芳川「まぁ丁度良かったわ。私も今から仕事だったから」

打ち止め「なん……だと……ってミサカはミサカは芳川が働いている事に驚愕を隠せない!」

芳川「また叩かれたい?」ニコッ

打ち止め「いやあぁ! 助けて! ってミサカはミサカは黒妻の後ろに隠れる!」ダバダバダー

黒妻「おいおい……失礼ですが芳川さん、仕事は何を?」

芳川「システムプログラミングだったりエンジニアだったり……まぁデスクワークよ」

黒妻「オレには絶対無理な類ですね」アハハハハ

打ち止め「ところで、黒妻は何をしに来たの? ってミサカはミサカは疑問に思うよ」

黒妻「ん? ああ、えっと……芳川さんに指示を仰げばいいのかな?」

芳川「……そうね。この子と遊んであげて。良かったわね、打ち止め。お兄さんが遊んでくれるって」

打ち止め「うーん、具体的には?」

黒妻「何でもいいよ」

打ち止め「じゃあ第六学区の遊園地!」

芳川「調子に乗るな」ビシッ!<> 1<><>2010/06/23(水) 22:54:18.57 ID:xH9HrfU0<>黒妻「オレは別に良いっすけどね」アハハ

打ち止め「ほら! ってミサカはミサカはどや顔!」

芳川「ダーメ。黒妻くん、甘やかさないであげて」ハァ

黒妻「わかりました。まぁ、外に買い物くらいなら良いでしょう」

芳川「……まぁ遠くまで行き過ぎないならいいわ」

打ち止め「やったぁ! ってミサカはミサカはお外にヒアウィーゴーぉの準備!!」バタバタッ

黒妻「ははは、元気良いですね」

芳川「まぁ年相応だから……黒妻くん」

黒妻「はい」

芳川「愛穂が寄越したって事は、それなりに認められてって事だろうけど……何か聞いてる?」

黒妻「……いえ」

芳川「そう……じゃあ、告げておく。あの子はちょっと他の女の子とは違うの」

黒妻「……訳在り、ですか」

芳川「ええ。何も無ければいいけど、気を付けてね」

黒妻「……深くは聞きませんが、了解です」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 22:55:33.99 ID:UUrtIkDO<>打ち止めが可愛い過ぎて生きるのが辛い‥‥<> 1<><>2010/06/23(水) 23:04:25.61 ID:xH9HrfU0<>打ち止め「じゃーん! ってミサカはミサカはあの人に買って貰ったおニューのワンピースを着ちゃいます!」

黒妻「おお、可愛いな。 (高そうなキッズ服だなぁ……大分、甘やかしてんのかな)」

芳川「気を付けるのよ……黒妻くん、これを」

黒妻「いやいやいや、黄泉川さんからも貰ってますから頂けないっす」

芳川「いいから、駄賃がてらよ……その代わり、絶対守る事。良いかしら?」

黒妻「了解です。お姫様の遊び相手と護衛任務も兼ねてるって訳か」

芳川「宜しくね」

打ち止め「黒妻、はーやーくー! ってミサカはミサカは靴を履いてスタンバーイOK!」

黒妻「あはは、今行くよ……行ってきます」

芳川「あ、これ私と愛穂とあの子の携帯番号。何かあったらかけて頂戴」

黒妻「はい」

打ち止め「はーやーくーしーてー!」ジタバタ<> 1<><>2010/06/23(水) 23:14:34.99 ID:xH9HrfU0<>打ち止め「わーい! お出かけだー! ってミサカはミサカはハイテンション!」ムッハー!

黒妻「おいおい、転ぶなよ……バイクは危ねぇかな。歩くか」

打ち止め「何しよっかなー。何買おっかなー。ってミサカはミサカは頭を悩ませちゃうよ」

黒妻「……なぁ。さっきから『ミサカ』って言ってるけど、嬢ちゃんの名字か?」

打ち止め「うーん……やんごとなき事情があるのってミサカはミサカは口を濁らす」

黒妻「そっか……変な日本語だな、今の」

打ち止め「そう? 正しい日本語だよってミサカはミサカは訴える」

黒妻「そっか」

打ち止め「さぁ行くぞ。黒妻隊員! ってミサカはミサカはレッツらゴーで駆けだすよ!」ダッ!

黒妻「……やっぱ、ガキ欲しいなぁ」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/23(水) 23:19:01.57 ID:xH9HrfU0<> ―――とある高級ホテル


浜面「はぁ……休みって言われてもな」

滝壷「二日もおやすみだよ。やったね」

絹旗「うーん……フレンダ、音信不通ですよ。大丈夫かなぁ」

浜面「麦野は入院か。後でお見舞い行ってやろう」

滝壷「うん。サケ弁持ってね」

絹旗「……それで、今日の予定は?」

浜面「特には」

滝壷「私も」

絹旗「ふむ……」<> 1<><>2010/06/23(水) 23:24:26.25 ID:xH9HrfU0<>浜面「まぁ、たまにグダグダ過ごすのも良いんじゃねぇか」

滝壷「ぐだぐだ〜」フニャン

絹旗「アンタら……はぁ」スゥ・・・

浜・滝「「ん?」」

絹旗「此処に映画のチケットがあります」

浜面「……またクソ映画か?」

絹旗「失礼な! ……まぁ今回は確かに超クソ映画です」ヒョイ

滝壷「……これ、大人気映画だよ」

浜面「なっ!? 絹旗が、A級映画のチケットだと!? 天変地異の前触れか!?」

絹旗「……」ゴスッ!

浜面「いでぇ!」

滝壷「はまづら、失礼だよ」<> 1<><>2010/06/23(水) 23:30:52.48 ID:xH9HrfU0<>絹旗「まぁ生憎、チケットは二枚です……私はそんな超ありきたりなラブロマンスなんて見ないので、二人で行ってきてください」

浜面「な、はぁ?!」

絹旗「私は、こっちの超超チョーC級ホラー映画を独り占めしに行くので! 二人でそのチケット使っちゃってくださいな」

滝壷「きぬはた、待って」

絹旗「では! あ、今日は友達の家に泊まるので夕飯は要りませんよ〜! 行ってきまーす!」ガチャッ!

浜面「おい。アイツ、友達なんていねぇだろ」ハァ

滝壷「……(無理に気を使っちゃって)」チラッ

浜面「……えっと」

滝壷「折角だし、行こ。はまづら。後できぬはた、捕まえよう」

浜面「お、おう…… (ありがとう、なのか……ませガキだなぁ、アイツも)」<> 1<><>2010/06/23(水) 23:44:41.02 ID:xH9HrfU0<> ―――数日前、イギリス



建宮「今回は天草全体で行動なのよね」

対馬「女皇帝は?」

建宮「別口でステイルと行動なのよ。まぁ今回は監視任務だから、何も無ければすぐ帰れるわな」

五和「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チッ」

建宮「……五和。仕事に支障が出るから別任務」

五和「……なんです」

建宮「あの少年のアパートの近くに対馬と待機で」

五和「いやっほおおおぉぉうっ!!」キラキラ!

建宮「……対馬、暴走しないように見張ってよな」

対馬「了解」

建宮「それじゃあ、準備しろ!」

天草『了解!』ザッザッザッ・・・・・


建宮「あ、香焼。ちょっと」

香焼「……え?」<> 1<><>2010/06/23(水) 23:49:00.93 ID:xH9HrfU0<>建宮「オマエ、別任務なのよ。はいこれ、指令書」

香焼「ええ!? また別口っすか?」

建宮「文句言うな……オマエが先の事件で遭遇した男、いたよな」

香焼「え、ええ」

建宮「アイツの監視」

香焼「」

建宮「ま、頑張れよー」ポンポン

香焼「」ポカーン・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 23:50:18.73 ID:UUrtIkDO<>香焼きゅんキター!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/23(水) 23:55:16.85 ID:lONe6Z.o<> *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |
        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――<> 1<><>2010/06/23(水) 23:59:25.14 ID:xH9HrfU0<> ―――時間は戻って、打ち止めの下へ・・・



黒妻「さて、何処行きたい?」

打ち止め「うーん、公園行こ! ってミサカはミサカはポピュラー所を選択する」テクテク・・・

黒妻「ははは、お散歩だな」

打ち止め「近くの公園だよ……ほら見えた! ってミサカはミサカは指さしダッシュ!」ダッ!

黒妻「元気良いなぁ。やっぱ男じゃなくて、女の子もいいかな? 両方作ればいいか」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/24(木) 00:22:17.98 ID:JkkIg3w0<> ―――とある仮眠室


土御門「集まったか」

海原「仮にも、僕は学校があるのですが……緊急はやめて欲しいですね」

結標「アンタ、学校行ってるんだ」

海原「常盤台の理事長の孫ですからね。『表』向きには」

一方通行「けっ。ボンボン演じるのも大変だな」

土御門「御喋りはそれくらいに……資料だ。目を通せ」

一同『……』

土御門「今回の敵はロシア人だ」

海原「……オカルト(ロシア成教)?」

土御門「いや、軍だ……それとも少し違う」

結標「傭兵ってとこ?」

土御門「近いが、奴らは国の為なら何でもする輩だ……まぁ未だにソ連が続いてると思ってるバカ共だな」

一方通行「KGB(チェーカー)か? 連邦捜査局の社会主義連中か?」

土御門「さあな。情報は少ないが……厄介な事に目的が前回と同じ、更には『超電磁砲』ときてるぞ」

一同『はぁ?!』<> 1<><>2010/06/24(木) 00:32:47.48 ID:JkkIg3w0<>海原「まさか、御坂さんを?!」

土御門「いや……資料の三枚目を見ろ」

結標「……これは?」

土御門「キャパシティダウンの製作者、テレスティーナが作った『疑似超電磁砲』だ」

一方通行「はンッ。別に怖かァねェぞ?」

土御門「皆が皆、オマエみたいに化け物じゃないんだ……これが世に出回ってみろ」

海原「各地の戦場・紛争地帯で超電磁砲が飛び交う……ゾッとしますね」

結標「オマケに『C・D』も取引って訳よね?」

土御門「そういうことだ。なんとか防ぐぞ」

一方通行「……未然に防ぐってなァ、無理なのか?」

土御門「ブローカーが不明だから、俺達が動くんだ。分かってたら、下請けや警備員が乗り込んで押さえてる」

一方通行「使えねェ連中だ」フンッ<> 1<><>2010/06/24(木) 00:40:39.76 ID:JkkIg3w0<>土御門「作戦は前回と同じ……ただ、一方通行。結標。『C・D』対策はできてるか?」

一方通行「まァ、それなりにな……試さねェと分かンねェんだよ」

結標「私は……大丈夫よ」グッ

海原「……」チラッ

一方通行「てかよォ、オレらは『C・D』持ってねェのか? 試したい事もあるンだがよ……」

土御門「そうか。そうだな……上に聞いておこう。もしかしたら、一台位回してくれるかもしれない」

結標「そうね。そうして欲しいわ」

海原「やれやれ、熱血トレーニングですか」

一方通行「……まァ、摩訶不思議パワーの海原クンには分からねェ努力ですよォ」

土御門「そう言うな……そういえば、bVはどうなったんだ?」

結標「ああ、アイツならとっくに退院してるわ……今は虫歯と格闘中だって」

海原「……ださっ」<> 1<><>2010/06/24(木) 00:47:54.51 ID:JkkIg3w0<>土御門「では各自行動開始。連絡があれば追って電話する。何時でも携帯には出れるようにしておけ」

一同『了解』コクン

一方通行「芳川特製耳栓が何処まで通用しますかねェ……」テクテク・・・

結標「……ま、なるようになるか」テクテク・・・



海原「……それで? 今回、僕は?」

土御門「ああ、前回と同じだが……ミスるなよ」

海原「同じミスはしませんよ…… (最悪、原典を使ってでも)」

土御門「ああ、あと今回『大蜘蛛』は追わなくていい」

海原「え?」

土御門「俺の『コネ』で補った。オマエは何時でも動けるようにしておけ」

海原「……分かりました。一応、スネークは追けましたが」

土御門「勝手にしろ」<> 1<><>2010/06/24(木) 00:56:48.34 ID:JkkIg3w0<>海原「因みに……バックはローマですか?」

土御門「だろうが、それはロシアの上層部だけだ」

海原「というと?」

土御門「今回の敵はその上層部からの指示……つまりは『愛国心』だけで動いている輩だ。宗教心なんてこれっぽちも無い」

海原「ただの『主義者』ですか」

土御門「訓練された『主義者』だ。並大抵の軍隊じゃないぞ……気をつけろ」

海原「了解です……時に、貴方は今回何を?」

土御門「俺は『木原』を追う。資料に目を通しておけ……脱走したそうだ」

海原「っ……彼女は御坂さんを狙うのでは?」

土御門「無きにしも非ず。ただ、アイテムの一人が付いている。どう動くか分からんな」

海原「……」

土御門「バカな事は考えるなよ。これは俺の仕事であり、アレイスターを『欺く』為の作戦だ」

海原「僕が行っては崩れると?」

土御門「ああ、そうだ……オマエはいつも通り学校に行け。いいな」テクテク・・・

海原「……ふん」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/24(木) 01:12:22.22 ID:JkkIg3w0<> ―――いつもの公園



香焼「はぁ。せめて、彼の場所を教えて欲しかったすよ……ん?」テクテク・・・ピタッ


絹旗「はぁ……超損する性格ですよね、私って。超C級映画なんて、嘘ですよーだ……」トボトボ・・・


香焼「……同じ不幸オーラが出てる女の子が自販機の前に立ってるっすよ」


絹旗「炭酸抜きCCレモンを……え゛っ!? 札が飲まれました!!」ガビーン・・・


香焼「……また、あの自販機すか。しょうがないすね」テクテク・・・


絹旗「ああ、もう超頭きました! 返せ返せ返せぇ!!」ガンガンガンッ!

香焼「わわわ! き、君! 自販機蹴ったぐっちゃ駄目っすよ!!」アタフタ!

絹旗「うるさいうるさいうるさーい!!」ガシガシガシッ!

香焼「自分が小銭入れますから」チャリンッ・・・「……あれ? 普通五百円なのに、飲まれた」ガビーン・・・

絹旗「あーあ……超使えないです。浜面並みですね」フンッ!

香焼「な、なんだよ! 人が親切してやったのに! 可愛くない小学生っすね!」

絹旗「小が、私は中学生ですよ!!」プンプン!<> 1<><>2010/06/24(木) 01:19:46.19 ID:JkkIg3w0<> ギャーギャーギャー!!



打ち止め「とーちゃく! ってミサカはミサカは一番乗りー! ……じゃないいっぽい」

黒妻「急ぐなよ……ん? またあの自販機か……あれ?」

打ち止め「どうしたの? あの自販機曰く付き? ってミサカはミサカは都市伝説に喰いつく!」

黒妻「いや、あの二人……男の子と女の子、オレの知り合いだ」

打ち止め「喧嘩してるかも……ってミサカはミサカはちょっと心配する」アタフタ

黒妻「……よし、待ってろ」テクテク・・・



絹旗「だから蹴ればお金が戻ってきますって!」ギャーギャー!

香焼「警備用ロボ来たら、どうするすか!」ギャーギャー!

黒妻「おいおい、オマエら。何やってんのさ?」

絹旗「え……あ、兄貴さん?!」

香焼「あ、貴方は……えっとクロヅマさんでしたっけ? (出たあああぁぁ!!)」ビックリ!

黒妻「おう! どうしたよ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 01:22:18.06 ID:Q.j.mIDO<>香焼きゅん×モアイちゃんだと‥‥私を死なす気か?


宜しい、もっとやれ!<> 1<><>2010/06/24(木) 01:31:09.97 ID:JkkIg3w0<>てな感じで今日は終わりですだ。例の如く、(中略)宜しく。

引き続き、兄貴の長所短所あったら書いてね。では! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 14:08:19.68 ID:sx4ARYDO<>>>289
スキルアウトのリーダーやってて慕われてるし、人を引き付ける何らかの魅力は持ってるはず

ただ、外見やらで普通の人とかは最初とっつきにくい感があるのは否めない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 19:27:58.76 ID:QrSNO8Ao<>カリスマ性はありそうだよね

とかレールガン見てない俺が言ってみる<> 1<><>2010/06/24(木) 20:11:33.69 ID:JkkIg3w0<>こんちゃー!

えっと、考えてたんだけどスキルアウトって暗部の下請けやらされたりするじゃん。
スキルアウトのリーダーやってた兄貴が、暗部の存在知ってたらおかしいかな?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 20:16:45.18 ID:QrSNO8Ao<>存在自体は知っててもおかしくないでしょ

深くはないだろうけど<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 20:20:40.92 ID:Q.j.mIDO<>>>352
だろうね。せいぜい、スキルアウト時代の駒場・浜面程度じゃね?



まぁ、1に任せるが。<> 1<><>2010/06/24(木) 20:25:44.06 ID:JkkIg3w0<>うーむ……頑張るよ。


(前回のあらすじ)

冷蔵庫「絹旗と香焼くんが出逢ったよ」<> 1<><>2010/06/24(木) 20:37:03.09 ID:JkkIg3w0<>絹旗「自販機に御札が飲みこまれてしまいました」ゲシゲシッ!

香焼「あわわ、だから蹴るのは止めるっすよぉ」アタフタ!

黒妻「ふむ……またか。どれ、今日こそは負けねぇぜ!」

香焼「ま、まさかまた蹴るんすか!?」

黒妻「いや、それじゃオレの負けだ……わたるんの秘密道具!!」

絹・香「「え?」」

黒妻「チェーンカッター!」シャキーン!

絹旗「何処からそんなものを……」

香焼「というか、前回の偽造こんぐぅ?!」ガシッ!

黒妻「おい坊主……忘れろ。な?」ギロッ

香焼「……っん! (怖いすよおぉ!!)」コクコク

黒妻「これで、鍵開けてやるよ」

絹旗「いや、超完全に犯罪なんですけど……」

香焼「ばれたら厄介すね……」

黒妻「行くぜ!」トウッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 20:38:37.09 ID:yuY7Xgwo<>黒妻が暗部をどこまで知ってるかによる。
っていうか、暗部ってかなり広い意味を含んでるから知ってる奴自体はいくらでもいるはず。
重要なのは深さだ。
グループやらアイテムみたくアレイスター直通情報網の滞空回線に納められてるような情報は機密レベル相当高い。
しがないチンピラの浜面が接触できてるくらいだから原作でも機密保持がちゃんと出来てるのかはわからないけど。
まあでも機密レベルが高いってことは原作でも言われてるから、迂闊に周りに情報を漏らすと
何らかの制裁が加わる可能性は高いな。
<> 1<><>2010/06/24(木) 20:43:58.04 ID:JkkIg3w0<>黒妻「直ぐに金と一緒にジュースまで手に入るぞ。せーの……ふんっ!!」ジャキンッ


 ガッキイィーンッ・・・・・ポロッ


絹旗「……刃が、折れましたね」

香焼「この自販機ナニモノすか?! てか前回と同じ展開!」アタフタ!

黒妻「」


絹旗「わたるんの秘密道具〜(超笑)」

香焼「直ぐに金と一緒に……はっ!」チラッ!

黒妻「」プルプル......


香焼「わあああぁぁ!! またこの不良さんやらかす気っすよ!!?」ガタブル...<> 1<><>2010/06/24(木) 20:53:31.13 ID:JkkIg3w0<>プッチン・・・


黒妻「……わたるんの秘密道具、番外編」

絹旗「はい?」

香焼「うわああぁ! やっぱりいいぃぃ!!」


黒妻「最初は『右脚』です……」グッ…


絹旗「兄貴さん……何を?」

香焼「く、黒妻さん! 二度目はヤバいっすよぉ!」

黒妻「リラックスしてぇ、軽く跳ねる……斜め30度からのぉ……」トントンッ・・・

香焼「もう駄目っすぅ!!」



打ち止め「どうしたの? ってミサカはミサカはさっきから空気だったのでしゃしゃり出る」

絹旗「(……超電磁砲?) え、あ、あの私のお金がこの超ポンコツ自販機に飲まれちゃったんですよ」

打ち止め「なーんだ。ほいっ! ってミサカはミサカは自販機にビリビリしてあげる」ビリリリリ・・・


 ウウィイイィィン・・・・・チャリンッ! ゴトンゴトンッ!


絹旗「わぁ! やった! ありがとうです、おチビちゃん!」

打ち止め「えっへん! ミサカは出来る子なの! ってミサカはミサカは胸を張る!」エッヘン!

香焼「あ、れ?」



黒妻「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 21:04:31.48 ID:cp1VXIc0<>兄貴・・・<> 1<><>2010/06/24(木) 21:09:32.97 ID:JkkIg3w0<>黒妻「……」テクテク・・・

香焼「あ、ベンチに向かったすね…… (ショックが丸見えっすよ)」

絹旗「あ、はい。おチビちゃん。このジュースはアナタのです」

打ち止め「うん……おチビは止めて欲しいな。ミサカには『打ち止め』って名前があるのって、ミサカはミサカは自己主張!」

絹旗「うふふ。そうですか、はいどうぞ。打ち止めちゃん」

打ち止め「ありがとう。お姉ちゃん! お姉ちゃんにもジュース分けてあげるねって、ミサカはミサカは冷やし味噌汁をパスする」


絹旗「お、お姉ちゃん……だと……」ドキッ!


打ち止め「……あれ?」

香焼「固まったっす……」

打ち止め「あ、お兄ちゃんにもジュースあげる! ってミサカはミサカは飲む100%ヨーグルト(缶)を渡しちゃう」


香焼「お、お兄ちゃん……だと……」ドキッ!



黒妻「……ああ、空が青いぜ」タバコスッテイイカイ・・・?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 21:12:42.30 ID:cp1VXIc0<>飲むヨーグルト100%ってwww<> 1<><>2010/06/24(木) 21:20:30.73 ID:JkkIg3w0<>絹旗「今まで……今までアイテム内、いや世間からは『チビ』だの『超小学生』と見下されてきた日々……」プルプル・・・

香焼「仲間から『弟』とか『ガキんちょ』って、尊厳無しにバカにされてきた……」プルプル・・・


打ち止め「……どうしたの? 二人ともお腹痛いのってミサカはミサカは顔を覗いてみる」


絹旗「ああ、『お姉ちゃん』! 姉! 年上に扱われた事があっただろうか! いや、無い!」ガタッ!

香焼「『お兄ちゃん』! なんて素敵な言葉なんすか! みんな(天草式の皆さんです)! 自分は今! 大人になったっすよおぉ!!」ウルウル・・・


打ち止め「え、何がおきてるの? マジュツシの仕業ってヤツ? とミサカはミサカはMNWで使われるスラングを使ってみる」


絹旗「アナタも分かりますか!?」

香焼「ああ、分かるっす! 自分らは、今、『年下』じゃない!」

絹・香「「ひゃっほおおおおおぉぉ!!」」

打ち止め「へ……あ、近くにミサカがいる気がするって、ミサカはミサカは目の前の二人から現実逃避」



黒妻「……平和だな」オモイニーモツオヲー♪「あれ? 電話だ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 21:26:29.48 ID:utnuUCso<>なにこの二人かわいい<> 1<><>2010/06/24(木) 21:28:37.76 ID:JkkIg3w0<>絹旗「打ち止めちゃん! 私はアナタの超お姉ちゃんになってあげます!」

香焼「自分も超お兄ちゃんっす!」

絹・香「「頼って下さい!!」」ビシッ!

打ち止め「う、うん…… (ちょっと怖いなぁ……でも優しそうだからいいやって、ミサカはミサカは甘えちゃう)」


絹旗「私は最愛『お姉ちゃん』です! 何か超したい事は!?」

打ち止め「え、えっと……一緒に遊んでくれたら嬉しいなって、ミサカはミサカは平凡な願いを訴えます」

香焼「分かったっす! さあ行こう! 打ち止めちゃん!」アハハー

絹旗「おいで! 打ち止めちゃん!」ウフフー

打ち止め「うーん……ま、いっか! ってミサカはミサカは一緒に駆けだしちゃう!」ワァイ!



黒妻「もしもーし」

固法『あ、先輩。お仕事お疲れ様です。休憩時間ですか?』

黒妻「いや、公園」

固法『』<> 1<><>2010/06/24(木) 21:52:47.41 ID:JkkIg3w0<>黒妻「……あれ? 美偉?」

固法『先輩……お仕事は?』

黒妻「だから、公園だって」

固法『』

黒妻「……みぃちゃん?」

固法『まさか、首に? ……いや、仕事蜂起したの? 二日も仕事持たないなんて……』

黒妻「いや、勘違いすんなよ阿呆。じゃんじゃんさんから別件で子守任されてんだっつーの!」

固法『……ホントに?』

黒妻「だー! もう! 写真でも送れば信じるのか!?」

固法『……誘拐』ハッ!

黒妻「……一度、真剣に話あわねぇと駄目みたいだな。今夜、覚えてろよ」

固法『まぁ誘拐は流石に嘘ですよ。信じてますから……でも仕事は、ホントに?』

黒妻「ああ、子守だよ。今写真送ってやるから、待ってろ」Pi!

固法『あ、ちょっと待』プツン・・・



黒妻「おーい、ガキ共ー。ちょっとこっち来い」

絹旗「いや、今の私は超お姉ちゃんですよ! 兄貴さん!」ヌッフンッ!

香焼「同じく、超お兄ちゃんっす!」エッヘンッ!

打ち止め「じゃ、じゃあミサカは超ミサカだよ! ってミサカはミサカは一緒に仁王立ちする!」ドオォォンッ!


黒妻「良いから来い。お子ちゃま三匹」

三匹「「「な!? んにゃああああぁっ!!」」」ガブリッ!

黒妻「ちょ!? か、噛むな阿呆!!」ブンブンッ!<> 1<><>2010/06/24(木) 22:20:47.15 ID:JkkIg3w0<>黒妻「……いいから、オマエらそこ並べ」イテテ・・・

絹旗「何でです?」

黒妻「写真撮るんだよ……オレの後輩が信じないからさ」

香焼「後輩?」

黒妻「……この前、オマエが『デート』してた眼鏡サンダヨ」ギロッ!

香焼「ひいいぃぃ!! やっぱ怒ってるっ!!」ガタブルッ!

打ち止め「こら、黒妻! お兄ちゃんを虐めちゃ駄目だよ! ってミサカはミサカは『めっ!』てする!」メッ!

絹旗「ら、打ち止めちゃん! 超ずるいです! お姉ちゃんの為にも、超『めっ!』してください!」

黒妻「意味分かんねぇぞ……坊主。もう怒ってないから、ほら写真撮るぞ」

香焼「は、はい……」

絹旗「仕方ないですね……打ち止めちゃん。おいで!」

香焼「あ! 自分だけずるいっすよ!」

打ち止め「あわわ! ミサカ引っ張りダコ! ってミサカはミサカは目を回す」アレー

黒妻「打ち止めちゃん、真ん中入れればいいだろ……ほれ。撮るぞ」

絹旗「待ってください……はい! いいですよ!」

黒妻「はい、ちーず」


おチビ三匹『ピース!』ニコッ


  カシャッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 22:22:06.23 ID:Q.j.mIDO<>おい、その写真いくらだ!?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 22:52:10.13 ID:QDpVmIAO<>言い値で買おう
pixiv行けばあるのか!?<> 1<><>2010/06/24(木) 22:53:02.46 ID:JkkIg3w0<> ―――とある高校


 ワータシーモシタイヨ!ココロハショウジキ、Pi!


固法「先輩からメール……子供が三人だ。え!? 香焼くんもいるじゃない!?」




 ―――いつもの公園


黒妻「信じたかな?」

打ち止め「ねぇねぇ黒妻も遊ぼうよ! ってミサカはミサカは手を引っ張……う・ご・か・な・い!」ンー!

黒妻「ははは、非力だなぁ」

絹旗「むっ! 妹がピンチ! とうっ!」グイッ!

黒妻「うをっ!? 能力使うな!?」

絹旗「えっへん!」

香焼「最愛ちゃんはヤンチャっすねぇ」

絹旗「黙りなさい! 弟!」

香焼「な!? 完璧自分の方が年上っすよ!」<> 1<><>2010/06/24(木) 22:59:01.14 ID:JkkIg3w0<>絹旗「はんっ! 私より弱っちそうだから、超年下ですよ。コーヤギは!」

香焼「むっ……何歳っすか?」ムスッ

絹旗「え″?!」

香焼「自分は、[ピーーー]歳っすよ」

絹旗「むぐっ…………歳」ボソッ

香焼「え? 聞こえないすね」

絹旗「死ぬ歳……です……てか、乙女に年齢を聞くなぁ!!」

香焼「ははは! 自分の方が、お兄ちゃんっすよ!」

絹旗「むぐぐっ!!」

打ち止め「お兄ちゃん、お姉ちゃん、喧嘩しないでって……ミサカはミサカはオドオドしちゃうよ」アタフタ!

絹・香「「はーい!」」ガシッ



黒妻「打ち止めちゃんが長女でいいんじゃね?」<> 1<><>2010/06/24(木) 23:00:06.34 ID:JkkIg3w0<>訂正!


絹旗「[ピーーー]歳……です……てか、乙女に年齢を聞くなぁ!!」
<> 1<><>2010/06/24(木) 23:08:10.77 ID:JkkIg3w0<>黒妻「んで? 何して遊ぶんだ?」

香焼「公園でできればОKっすね」

絹旗「打ち止めちゃんにも無理がなければ超何でもいいです」

打ち止め「うーん……>>375ってミサカはミサカは声高らかに告げます!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:16:24.19 ID:QDpVmIAO<>ロケットランチャーごっこ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:17:31.43 ID:QDpVmIAO<>ロケットランチャーごっこ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:17:53.14 ID:kPHq3QAO<>死ぬ歳って小萌先生より食ってるんだろうか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:18:42.63 ID:Q.j.mIDO<>>>374
どんな遊びだよwww



無難に鬼ごっことか。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:21:10.02 ID:vCLxSbU0<>リアルおままごと<> 1<><>2010/06/24(木) 23:21:19.07 ID:JkkIg3w0<>黒妻「……おーうぅ」

絹旗「……あぅちっ」

香焼「……いぇあぁ」


打ち止め「えっと……>>380で!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:22:34.27 ID:Q.j.mIDO<>>>377、同意!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:24:11.60 ID:nnKkUcQo<>おままごと<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:24:39.60 ID:QrSNO8Ao<>絵本読み聞かせ<> 1<><>2010/06/24(木) 23:33:31.17 ID:JkkIg3w0<>打ち止め「それじゃあ、オママゴトがしたいなって、ミサカはミサカはウキウキする!」

黒妻「おいおい、あまりに子供っぽくないか?」

打ち止め「……私は、オママゴト、した事無いから」ションボリ

絹旗「オーマーマーゴートー超決定です!!」

香焼「張り切っちゃうっすよオオォ!!」

黒妻「お、おう……そうか。じゃあ、配役は?」



打ち止め「じゃあ、>>385で!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:37:17.88 ID:sx4ARYDO<>娘→打ち止め
姉→絹旗
兄→香焼
父→兄貴
母→実は土曜日で学校半ドンあがりで風紀委員前に公園に様子を見に来たこのりん<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:41:17.84 ID:QrSNO8Ao<>>>383

早過ぎるだろうよww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:43:00.19 ID:vCLxSbU0<>夫→香焼
妻→打ち止め
愛人→絹旗
絹旗の旦那(893)→兄貴
ドロッドロの所に遭遇するこのりん→刑事<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/06/24(木) 23:42:59.65 ID:TDpr3G20<>>>383で<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:43:08.50 ID:Q.j.mIDO<>父→香焼
母→絹旗
兄→兄貴
妹→打ち止め
ペット→散歩してたインタビューさん<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:45:12.30 ID:2IYU.wc0<>父→香焼
母→絹旗
妹→打ち止め
末っ子→兄貴
長女→打ち止めの様子を見に来た御坂妹<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:46:19.20 ID:EfssqISO<>>>385
時空の歪みでドロドロ展開にwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/24(木) 23:47:48.74 ID:QrSNO8Ao<>ままごとがトラウマになりそうだなwwww<> 1<><>2010/06/24(木) 23:52:04.84 ID:JkkIg3w0<>打ち止め「カクカクシカジカ・・・な設定で行くよって、ミサカはミサカはMNW安価で決定!」

一同『え?!』

打ち止め「因みに、黒妻とお兄ちゃんが夫婦っていう案もあった! ってミサカはミサカは大暴露しちゃう」



 (公園の繁み)


御坂蛇「……10801と14444と20000に当たらなくて良かったと、ミサカはホッとします」ホッ<> 1<><>2010/06/24(木) 23:57:35.55 ID:JkkIg3w0<> (一寸・・・・・)


香焼「ほ、ホントにやるっすか?」

絹旗「仕方ないでしょう。打ち止めちゃんの顔見て下さい」


打ち止め「頑張るよーってミサカはミサカは頭の中で情報収集! ……20000、それOKなの?」

香焼「まぁ……オママゴトだもんな。仕方ねぇぞ、坊主……ククク!」


香焼「」

絹旗「ま、麦野に付き合わされて1時半からのドラマ見てきた私には超余裕ですが」チョーオトナノオンナーデスカラ

香焼「……助けて女皇帝!」イヤー!<> 1<><>2010/06/25(金) 00:00:07.57 ID:ENIGU4s0<> ―――遠くのビル



建宮「おい! 香焼が面白そうな事始めるのよね!」ボウエンキョー!

対馬「あまり茶化しちゃ駄目よ」

牛深「昼ドラごっこぉ?」

五和「……そーっと」

野母崎「REC準備OK!」<> 1<><>2010/06/25(金) 00:06:25.49 ID:ENIGU4s0<> ―――いつもの公園



冷蔵庫「スタートだ!」



香焼「……た、ただいまー」

打ち止め「……」

香焼「ど、どうしたんだ? ら、打ち止め。ごはんのじゅんびがまだじゃないか」ボウヨミー・・・

打ち止め「……アナタ」

香焼「え、え?」

打ち止め「私に、黙ってる事、無いかしら? ってミサカはミサカは淡々と告げる」ジトー・・・

香焼「え、と、特に、何も無いすよ」

打ち止め「嘘だッ!! ってミサカはミサカは10093から教えてもらったセリフを借ります!!」

香焼「え、え〜!!」



黒妻「いいねいいねぇ」ククク!

絹旗「……私はどのタイミングで入って行けばいいんでしょうか?」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/25(金) 00:13:55.59 ID:ENIGU4s0<>打ち止め「……この髪の毛、アナタのYシャツについてたの」

香焼「そ、それただの糸屑じゃあ」

打ち止め「まだ白を切るの?! じゃあ、アナタの携帯灰皿の中にあったレディース煙草、誰のよ! ってミサカはミサカはこんな時ばっか役立つ20000に感謝!」

香焼「それ、黒妻さんの携帯灰皿じゃ」

打ち止め「ちょっと携帯電話見せなさいよ! ってミサカはミサカは芳川が見てた御昼のドラマの真似をする!」バッ!

香焼「わぁ!? ちょっと! 本当に携帯取らないでぇ!!」



黒妻「将来有望だな。打ち止めちゃん」

絹旗「旦那は超苦労しますね……」



 (某所)


一方通行「くちゅンっ!」

結標「……あらあら、可愛いクシャミね」フフッ

一方通行「うっせェ……黄泉川辺りが噂でもしてンのかァ?」<> 1<><>2010/06/25(金) 00:20:07.81 ID:ENIGU4s0<>打ち止め「……ぷりえすてる、ムービー1?」

香焼「ぎゃああああぁぁ!! それは教皇代理からのヤツでぇ!」

打ち止め「いつわ、お風呂?」

香焼「やめてええぇぇ!!」



絹旗「……超変態」

黒妻「まぁ坊主も男ってこったな。しかも思春期真っ盛り」アハハハハ



 (遠くのビル)


五和「……教皇代理。携帯を貸して下さい」ゴゴゴゴゴゴ・・・・

建宮「いや! アレはアイツがって、対馬サン! 離せぇ!!」ジタバタ!

対馬「五和、勝手に取っていいわよ」ガシッ!「他の男共も逃げるな!!」

男衆『ひいいぃ!!』ガクブルッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 00:21:51.28 ID:hoMuC2DO<>ねーちんムービー@を下さい。いや買います!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 00:25:24.34 ID:EBGUkfo0<>『いつわ、お風呂』はどうやって見れるんでしょうか、香焼くぅぅぅぅーーーん!<> 1<><>2010/06/25(金) 00:28:41.31 ID:ENIGU4s0<>打ち止め「ん? ……あ、ちょっとタンマ! お姉ちゃん!」

絹旗「はい?」

打ち止め「携帯の番号教えてって、ミサカはミサカは修羅場の準備をする!」ワクワク!

絹旗「あ、はい……ピピッと」セキガイセーン

打ち止め「よっし! じゃあ続きね! ってミサカはミサカは勝手に仕切る!」

香焼「」チーン・・・



黒妻「ふむ……キューピットの才能もあるのか、打ち止めちゃんは」ウンウン・・・



 (とある学校)



固法「……やっぱ、心配ね。昼休みだし、ちょっと見に行こうかしら」

碧美「美偉、どっか行くの?」

固法「ちょっとね……五限間に合わなかったら、保健室って言っといて!」

碧美「りょーかーい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 00:34:01.90 ID:1wr6eTIo<>香焼くんにアドレス送るからさ

いつわ、お風呂

くれないか?<> 1<><>2010/06/25(金) 00:38:34.32 ID:ENIGU4s0<>打ち止め「誰よ、この『モアイ』って女! ってミサカはミサカは最愛って何て読むか分からない」

香焼「もあい(笑)」

絹旗「……さいあい、ですよ。打ち止めちゃん。さっきから名前で呼んでるのに何故間違えますか? そしてコウヤギ喰らえっ!」ガンッ!

香焼「ぎゃあああぁ! ゴミ箱が超スピードで飛んで来たあああぁぁ!」


打ち止め「続けるよ! ……で、誰よこの女?! ってミサカはミサカは詰め寄っちゃう」

香焼「い、いや……仕事の関係で」

打ち止め「へぇ……じゃあ何でハートマーク付いてるの? ってミサカはミサカはお兄ちゃんの携帯にお姉ちゃんの番号を勝手に登録」

香焼「あ、え、いや……なんでかなぁ」アハハ・・・

打ち止め「本当にお仕事関係ならかけても平気よね? ってミサカはミサカはコールボタンにスタンバーイ……」

香焼「う、うん…… (生生しいよおおぉぉ!!)」ウエーン!



黒妻「名演技だな」

絹旗「流石私の超妹です……あ、電話かかってきた」

黒妻「頑張れよー、最愛ちゃん」

絹旗「はい!」Pi!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 00:45:28.46 ID:v4xEK6DO<>>>384
>>383だけど、しばらく手が離せそうになかったから>>386みたいなのに期待したんだが……
時空が歪んでまで>>385が来たという事は天がそれを望んだって事か……

流石帝凍庫がいるスレ……常識が通用しないな<> 1<><>2010/06/25(金) 00:50:19.17 ID:ENIGU4s0<>絹旗「もしもし、コーヤギ? さっき会ったばっかりじゃない……まだ足りないんだー?」ムギノノマネー

打ち止め「ちょっと! アナタ、これどういう事なの! ってミサカはミサカは盛りあがってきたぁ!!」

香焼「え、ええっと……」

絹旗「あら? もしかして奥様ですかぁ? 何だかんだ言って結局コーヤギ、ばれちゃった訳だー」フレンダノマネー

打ち止め「もしもし! アナタ、ウチの旦那とどういう関係なの! ってミサカはミサカは問い詰める!」

絹旗「どういうって超予想通りの、か・ん・け・い・よ♪」

打ち止め「な、な、なんて事を……しくしく……ってミサカはミサカは迫真の演技で落ち込む」

絹旗「ちょっと、彼に代って貰えるかしら」

打ち止め「……アナタ、愛人さんからよ……ってミサカはミサカは携帯を放る!」

香焼「わっわっ! もう……えっと、もしもし」

絹旗「ちょっとぉ……超面倒臭い事なっちゃったじゃない。どうするのー?」

香焼「ど、どうするって……別れるっすか?」

絹旗「へぇ……奥さん取るんですかぁ……いいのかなぁ?」

香焼「へ?!」



黒妻「いいねいいねぇ! 最愛ちゃん中々やるじゃねぇか! 下手なドラマ見るより面白いぜ!」キラキラ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 00:53:04.13 ID:uanGoVA0<>>>385だが、時空の歪みワロスww
まぁあれよ、時限の魔女が「この世に偶然なんてない。あるのは必然だけ」って言ってたから<> 1<><>2010/06/25(金) 00:59:33.06 ID:ENIGU4s0<>絹旗「あんなに愛し合ったのに……超酷い男だわ」

香焼「え、えええ!?」ドキッ!

絹旗「(ふふふ、超初い奴です)……あんなに鎖を巻かれて喜んでたでしょ?」

香焼「な、な、何を言ってるすかぁ!?」マッカァ!

絹旗「目隠し蝋燭されて超興奮してたくせにぃ」ニヤリッ

香焼「こ、この……男をバカにしてぇ……」

打ち止め「おおおお!! 修羅場だよって、ミサカはミサカはMNWと共に盛り上がる!!」ムッハァ!



黒妻「は、腹痛ぇ!!」ギャハハハハwww!



 (遠くビル)



五和「携帯全部折りました……おや? どうなってます?」

対馬「ふふふ。香焼も、まだまだ坊やね」

五和「え? ……えええ!?」カアアアァァ!!


男衆『香焼、負けるなぁ!!』オトコヲミセロー!


対馬「ボコボコなのに良く吠えるわね……」ハァ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 01:01:55.10 ID:4V4XMIAO<>今更ながら>>374だけど
ランチャーごっこというのは兄貴の超腕力を超活かした超楽しい遊びです
ただ打ち止めちゃんや香焼だと超ちっちゃいですし軽いですから超飛ぶため「こっから先は一方通行だァ!」って言われて超落ちます<> 1<><>2010/06/25(金) 01:02:42.11 ID:ENIGU4s0<>>>404

テレス「……この世に偶然なんか無い。あるのは必然だけよ」

フレンダ「テレス? 一体何を?」

テレス「ん、いや何でもないわ……そろそろ病院ね」

フレンダ「裏から入ります……付いてきて下さい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 01:03:48.94 ID:4V4XMIAO<>>>407
シリアスにボケるなww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 01:07:52.12 ID:v4xEK6DO<>テレス=ベアト=次元の魔女


あれ?科学+錬金&魔術+時空すら越える魔術 最強じゃね?<> 1<><>2010/06/25(金) 01:10:21.69 ID:ENIGU4s0<>香焼「お、オマエだって…… (見てろぉ!)」

絹旗「え?」

香焼「べ、ベットの上でヒィヒィ言ってたじゃないっすか!」

絹旗「な、なああぁぁ!!」マッカッカァ!

香焼「小さいお尻振って、盛りの付いた猫みたいにオネダリしちゃってさぁ!!」

絹旗「な、は、ふ、ふざけないでよ! 誰がそんな超下品な事を!?」

香焼「ふんっ……サイアイから言い始めた事っすからね……」

絹旗「ぐ、ぬぬぬぬぬぅ!」


打ち止め「すげぇ……ミサカはミサカは唖然」ポカーン・・・



黒妻「」ピクピク・・・ハラガ・・・



 (遠くのビル)



対馬「誰だあぁ! 香焼にあんなハシタナイ事教えたのおおぉ!!」

男衆『ふんふんふ〜ん♪』

五和「女皇帝に報告ですね……」<> 1<><>2010/06/25(金) 01:24:05.18 ID:ENIGU4s0<>絹旗「……ふふふ」

香焼「どうしたっすか? 降参? それなら自分とはもう二度と」

絹旗「言い忘れてました。実は私、超人妻なんですよ?」

香焼「(あ、そういう設定だった) ……な、なんだってー」ボウヨミー

絹旗「しかも、此処ら辺じゃ一番大きいヤクザ……道具屋(アイテム)会の若頭なんです!」

香焼「へ、へー。それはヤバい。 (なんだよ、アイテム会って?)」

絹旗「もし、私が旦那以外の男に傷モノにされたと知ったら……ふふふ……」

香焼「え、ちょ、オママゴトっすよね? これ!?」

絹旗「組長の沈利オジキや、殺し屋のリコーまでコウヤギのタマ取りに行くわ」フフフ・・・

香焼「ちょ、誰だよ!? 組長?! 殺し屋?!」



打ち止め「ほらっ! 腹を抱えて悶絶してる黒妻に、ミサカはミサカは出番を伝える」トントン・・・

黒妻「うひひ……はぁはぁ……お、おう。オレも頑張らねぇとな」スタンバーイ!

打ち止め「たまっとったれー! ってミサカはミサカは黄泉川の漫画のセリフを引用!」



 (近くの小道)


固法「いつもの公園って……あの変な自販機の所でいいのよね?」テクテク・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 01:32:10.99 ID:Pcid/Pso<>まあどうでもいいけど女教皇だけどな。
あと様を付けて「女教皇様」。これでプリエステスと読む。<> 1<><>2010/06/25(金) 01:40:16.61 ID:ENIGU4s0<>絹旗「……実は既にウチの超旦那をアナタの家に向かわせているのです」フフフ・・・

香焼「え、わっ、ちょ! オママゴトだよね?!」

絹旗「今更謝ってもおそーい! 奥さんと別れてアナタのマンションを私との新居にするなら、許してもらいますわ!」オッホッホォ!

香焼「か、完璧入り込んでる……ま、待て! 今、女房と話し合うから!」

絹旗「はりーあっぷ!」

香焼「な、なぁ打ち止め。事を穏便に済ませる為にも、今は離れて暮らそう……」

打ち止め「ううぅ……そう……それなら私にも考えがあるよ……ってミサカはミサカは電話の準備」

香焼「え?」

打ち止め「私のお父さんが組織屋(グループ)会の帝王だって事、忘れたの? ミサカはミサカは勝手にあの人を使う」

香焼「なんだそれ!? どんな後付けっすか?! しかも組織屋会って、組織なの? 会なの?」

打ち止め「さぁ! どっちを選ぶの、アナタ! ミサカはミサカは詰問!」

香焼「わ、ええっと……じゃあ、打ち止めを」

打ち止め「わーい! やったー! ギュってアナタにミサカはミサカは抱きつく!」

絹旗「あああ! コウヤギ羨ま……じゃなかった。そう……それなら、私の超旦那さまに超ケチョンケチョンにされちゃいなさい!」Pi!

香焼「……大丈夫っすよね。これオママゴトだもんね」ガタガタ・・・



黒妻「オレの出番か……ふんふんふ〜♪」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/25(金) 01:51:14.27 ID:ENIGU4s0<>黒妻「ピンポーン。宅急便でーす!」

香焼「あわわぁ! 来たぁ……」

打ち止め「はーい! ってミサカはミサカは雰囲気無視して玄関を開ける演技!」ガチャリ!

黒妻「奥さーん……ちょっと失礼しますね。今、コウヤギの旦那さん居ますか?」

打ち止め「うん!」

香焼「売った!? あっさり売っちゃったよ、この子!!?」

黒妻「本当は、奥さんも『お水』に沈めたい所ですが……アンタにゃ罪は無ぇ。大人しく野郎を寄越して下せぇ」

打ち止め「はーい!」

香焼「少しは戸惑おうよ打ち止めちゃん!!」

打ち止め「浮気をしていたアナタにかける同情なんてミサカはミサカはこれっぽっちも持って無いわ!」

香焼「いやああぁぁ!! 殺されるうううぅぅ!!」ジタバタッ!

黒妻「うっせぇなぁ……娼年館に売るぞ、ゴラァ!!」ガッ!

香焼「ひいいいいぃぃ!!」ビクッ!



絹旗「あ、アレが超兄貴伝説の一つ。『娼年館』送り!!」

打ち止め「知っているのか、お姉ちゃん!? とミサカはミサカはお決まり文句」



 (公園入り口)



固法「うーんと……あ! 居た居た。おーいって……何やってんのかしら?」<> 1<><>2010/06/25(金) 02:01:10.39 ID:ENIGU4s0<>黒妻「それとも、市中引き吊り回しの刑かぁ?」

香焼「や、こ、この人目が本気っすよぉ!!」

打ち止め「や、止めてあげて! せめて『ハイパーボッ!』くらいにしてあげて! ってミサカはミサカは15555(ファイズ)の安価を採用」

香焼「何言ってんすか!!?」

黒妻「仕方ない……ランチャーの刑だな」

打ち止め「らんちゃー?」

黒妻「ああ。詳しくは>>406だ」

香焼「いや! 危険っすから!!」

黒妻「ゴダゴダ言うな。加減はしてやる……行くぞ……」グググググ・・・

打ち止め「きゃー!」ワクワク・・・

香焼「うわわわああぁぁ! 胴体ホールドされったっすよおおぉぉ!!」

黒妻「3……」

打ち止め「2……」




固法「何を……え?」<> 1<><>2010/06/25(金) 02:09:13.31 ID:ENIGU4s0<>香焼「1って、いやあああぁぁ!!」

黒妻「0……ボラーレヴィーアぁっ!!」ブオンッ!

一同『おおおお・・・・・』ポカーン・・・

黒妻「やべっ。新記録出たかも」

打ち止め「あ、イヌにぶつかるよ」

黒妻「猫じゃね?」

打ち止め「ううん。10032が名前付けてた子だよってミサカはミサカは説明します」

黒妻「1003……なんだって?」

絹旗「なんでそんなにのんびりしてるんですか!? あぶな……くっ!!」

打ち止め「あ、お姉ちゃん……じゃなくて浮気相手がコウヤギを助けにダッシュしたよってミサカはミサカは何もできないから棒立ち」チョコーン・・・

黒妻「おう……さーせん」



固法「……先輩?」ニコッ、ゴゴゴゴゴゴ・・・・・



打ち止め「え? アナタはだーれ? ってミサカはミサカは新キャラに質問するよ」

黒妻「」……エ?<> 1<><>2010/06/25(金) 02:17:42.07 ID:ENIGU4s0<>固法「何、してるのかしら?」ニコッ

黒妻「え、えっと……オママゴト、デス」

打ち止め「>>385って設定なの! ってミサカはミサカは説明します!」

黒妻「ちょ、打ち止めちゃん!?」

固法「そう……先輩、こっち来なさい」ゴゴゴゴゴ・・・・・

黒妻「」テクテク・・・

打ち止め「うん?」ハテ?



香焼「落ち……っ! (対衝撃術式が間に合わない!!)」ヴュウウウウゥン・・・


 バッ!


絹旗「こ、の……間に合った!」ガッチシ!

香焼「ぶつかっ……え、あ……さい、あい?」

絹旗「……迷惑かけるな。超バカお兄ちゃん」ハァ

香焼「……あ、ありがとうっす。でも……お姫様抱っこは、止めて欲しいっすよ」タスカッタァ・・・<> 1<><>2010/06/25(金) 02:25:25.38 ID:ENIGU4s0<> (一寸・・・・・)



黒妻「ずいばぜんでじだ」チーン・・・

固法「まったく……みんな、ごめんなさいね? 刑事さんがヤクザ屋さんを取っちめたから」

おチビ『(お、おっかねぇ!!)……はい』

固法「ホントにもう、子供なんだから……」ハァ

黒妻「痛て……ったく。あれ? オマエ、学校は?」

固法「様子を見に来ただけなのでもう帰ります」

黒妻「うん」

固法「……の、つもりでしたが。あまりに心配なので、どうしようか悩んでます」ハァ

黒妻「心配ねぇよ……まぁ、遊びは一段落にして飯食べに行くところだ」

チビ『そうなの?』

固法「……はぁ。ホント心配です……親御さんに迷惑かけないよう、しっかり面倒見てあげて下さいよ?」

黒妻「はーい」

固法「もう……」<> 1<><>2010/06/25(金) 02:28:54.08 ID:ENIGU4s0<>固法「あ、そうそう。大事な事伝えるの忘れてました」

黒妻「ん?」

固法「引っ越し屋さんから連絡が来て、もう寮の方へは移れるとの事です」

黒妻「お! そうか……よしっ! 飯食い行く場所が決まった!」

一同『え?』

黒妻「アパートでオレが飯作ってやる!」

一同『ええぇっ!?』<> 1<><>2010/06/25(金) 02:30:34.41 ID:ENIGU4s0<>って所で今日は終わり!

次回までほのぼのだね……誰か出して欲しいキャラいたら書いてね! ウィリアムさんは決定済みだよ。
それじゃあ! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 02:58:09.09 ID:4V4XMIAO<>>>406は超危険です香焼は超特殊な訓練を受けたプロフェッショナルなので一般人は絶対に超真似しないでください!私との超約束です!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 03:41:18.20 ID:v4xEK6DO<>乙〜

>>415
ハイパーボッ……だと?
15555とは話が合いそうだあ、>>1!よし、もう寝ていいぞ
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/25(金) 07:10:11.49 ID:uQVLekAO<>出してほしいキャラ…

ここは大食いなインデックスさんでしょう。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 07:34:04.90 ID:d4QFhQAO<>春上さんや律もどきも出してほしいかな〜
なんてね!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 08:07:13.49 ID:5IvhdPso<>絹旗×香焼とか俺得すぎるぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 11:00:37.92 ID:uanGoVA0<>遅ればせながら乙!
「修羅場動画流出して麦のん達にからかわれる最愛」まで想像したところで
ニヤニヤしてる顔を同僚に見られた。死にたい(´・ω・`)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 13:42:46.80 ID:hoMuC2DO<>>>421
モアイちゃん乙すよ!



このまま、ほのぼのが良いっすね!<> 1<><>2010/06/25(金) 19:30:42.94 ID:ENIGU4s0<>オッス! 書くよー!

そういえば木山テンテー出して無かったね……ま、いいかな?


(前回のあらすじ)

冷蔵庫「絹×香だと!? ……許せる!!」<> 1<><>2010/06/25(金) 19:40:36.50 ID:ENIGU4s0<>黒妻「ん? オレの料理じゃ嫌か?」

絹旗「いや……兄貴さん、お料理できるんですか?」

黒妻「おう! 近所の犬猫には人気だぞ!」

香焼「それって人間用じゃ無いんじゃ……」

固法「ちょ、ちょっと先輩。この子達の親御さんの許可も無しにそれは」

絹旗「ウチは超問題ありませんよ」

香焼「あ、え、えっと……自分も大丈夫っすけどね……」

打ち止め「私はハナっから黒妻に預けられているのでモウマンタイだよ、ってミサカはミサカはミーに告げる」

黒妻「よしっ! 決定ぃ!」ブイッ!

固法「……はぁ」

黒妻「美偉も学校終わったらオレんとこ来いよー。夕飯作っておくから!」ニコリ!

固法「…… (心配だわ)」



黒妻「んじゃ行くぞ! まずスーパーだな。食材買わないと」

打ち止め「レッツゴー! ダッシュ! ……ってミサカはミサカは黒妻のお家を知らなかった」

香・絹「「……心配だ」」<> 1<><>2010/06/25(金) 19:43:37.76 ID:ENIGU4s0<>黒妻「んで、オマエら何食いたい? オレのレパートリーは108式まで有るぞ!」

絹旗「……打ち止めちゃんの好きなモノで良いですよ」

香焼「じ、自分も。はい」

打ち止め「うーん……それじゃぁ、>>434が良い!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 19:45:51.70 ID:ZnidokAO<>ワカメごはアワビュ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 19:46:54.80 ID:IEq29.DO<>チーズフォンデュ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 19:47:06.84 ID:5IvhdPso<>ksk<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 19:47:45.92 ID:IEq29.DO<>カルフォルニアロール<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 19:52:13.45 ID:hoMuC2DO<>お、来てた!


鮭のソテーがいいかなー!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 19:53:22.81 ID:1wr6eTIo<>カリフォルニアロール (California Roll) は、アメリカの巻き寿司の一種。カリフォルニア巻き・加州巻き(かしゅうまき)ともいう。

カニ風味かまぼこ(もしくは茹でたカニの脚身)、アボカド、マヨネーズ、白ゴマなどを、手巻き、または裏巻き(外側から酢飯、海苔、具の順になるように巻く)にしたもの。<> 1<><>2010/06/25(金) 20:06:09.79 ID:ENIGU4s0<>絹旗「か、かりふぉるにあ巻きですか?」

香焼「なんてコアなモノを……」

黒妻「ふむ、分かった」

絹・香「「え?!」」

打ち止め「無茶ぶりしといて何だけど、黒妻作れるの? ってミサカはミサカは超心配する」

黒妻「まぁな。アレの本質は『生』の魚介類を使わないってとこだ。考えようによっちゃ手軽で安い、簡単だぞ」

香焼「す、スゴイ……のかな?」

絹旗「まぁ食べてみない事には分かりませんね……」

黒妻「よーし。スーパー行くぞー」

打ち止め「おー!」



 (とある小道)



一方通行「手掛かり無ェなァ・・・・・・まァ無茶ぶりみてェなモンだがよォ」

結標「そうね……もうお昼だ。一方通行、ご飯買ってきて」

一方通行「オレをパシらせるたァ良い度胸してんじゃねェかよ」

結標「そう言いつつ、いっつも買って来てくれるのよね。しかも『金? いらねっつの、面倒臭ェ』って言って!」

一方通行「……本気でヤダ。オマエ、買ってきたモンに文句付けっから」

結標「ちぇっ……じゃあ一緒に行きましょ。いっくん!」ニコッ

一方通行「おェ……オマエが調子良い時は、オレの事、どォせ財布に使う時だもンなァ」<> 1<><>2010/06/25(金) 20:28:25.49 ID:ENIGU4s0<> (スーパー)



打ち止め「わーい! お買い物だぁ! ってミサカはミサカはお菓子売り場に走り出す!」ダッ!

絹旗「ちょ、打ち止めちゃん!」

黒妻「ははは。無邪気だなぁ……最愛ちゃん、コウヤギ。追いかけてやってくれ」

香焼「はい。待ってよ、打ち止めちゃーん」

絹旗「ふふふ。妹ができるって良いですね……あ、コーヤギ! 抜け駆けは超卑怯ですよ!」


黒妻「……三児のパパ。何ちゃって」



 (一方座標)



結標「あ。あのスーパーでいいんじゃない?」

一方通行「コーヒー買えりゃ何処でもいい」

結標「そんなのばっかりだからヒョロヒョロなのよ」

一方通行「あーうるせェうるせェ。オマエはオレのカァちゃンかっての」

結標「……せめてお姉ちゃんにしてよ」

一方通行「間に受けンな、アホ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 21:02:28.73 ID:1wr6eTIo<>カリフォルニアロールって食ったことないんだけど美味いの?<> 1<><>2010/06/25(金) 21:02:55.19 ID:ENIGU4s0<>一方通行「こンぐれェでいいか」

結標「……六缶入り。何か通ね。てか、食い物買いなさいよ」ハァ

一方通行「じゃー、コレ」ヒョイ

結標「レジ横のガムはお昼ご飯になりません! もう……アンタの分も買って来るから並んでて」テクテク・・・

一方通行「脂っこいの嫌だぞ……ん?」


黒妻「えっと、あとはツナ缶とマヨネーズ……あ! 練り物コーナーにも行かないと」


一方通行「アレは……確か、クロヅマとかいうチンピラじゃねェか」

結標「どうし……クロヅマ、ワタル」

一方通行「ああ。買い物かァ?」


黒妻「巻き寿司だからな……マヨネーズはっと」

香焼「黒妻さん。カニカマあったっすよ」

黒妻「おう。ありがとな」ワシワシッ

打ち止め「黒妻! これ買っても良い? 答えは聞いてないけどミサカはミサカはカゴにブチ込む!」ドサー!

黒妻「ははは。いいよ。好きなモノ入れろ! (金は貰ってるしな)」ワシワシ!

絹旗「わ、私もワシワシ!」

黒妻「あはは。お姉ちゃんなのに甘えんぼだなぁ」ワシワシ!




一方通行「」

結標「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 21:22:28.97 ID:fgBTpTUo<>>>439
アボガド入れなきゃうまい<> 1<><>2010/06/25(金) 21:38:45.80 ID:ENIGU4s0<> アリガトーゴザイヤシター…



黒妻「結構買ったな」

打ち止め「あ、私も持つよってミサカはミサカは何かお手伝いしたい気分!」

黒妻「そっか。じゃあこのお菓子の袋を頼むぜ」

打ち止め「はーい」ウンショコラショ

香焼「自分も持つっすよ」

絹旗「私も」

黒妻「ありがとう。あ! ……悪い、煙草買って来るからちょっと先の公園まで歩いててくれねぇか」

香焼「あ、はい。了解っす」

打ち止め「行くよー、お兄ちゃんってミサカはミサカは空いた手で手を引く!」

香焼「あわわ! 引っ張らないで!」

絹旗「あ! また抜け駆け! コーヤギ、マジ超ずるいです!」



黒妻「……ふぅ。楽しいが、ちと疲れるなぁ」チャリン




一方通行「……オイ」

結標「ええ……行くわよ」スタスタ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 22:02:55.35 ID:4V4XMIAO<>香焼逃げてー超逃げてー<> 1<><>2010/06/25(金) 22:41:14.10 ID:ENIGU4s0<>黒妻「まぁ自販機だから種類は無ぇか。キャスター7で……って小銭足んねぇ!? えっと札は……」


 チャリンチャリンチャリン・・・・・


黒妻「……あ?」

結標「10円は取っといて……クロヅマさん」

黒妻「あれ? お嬢ちゃん、昨日の……まぁサンキュ!」Pi!

結標「……」

黒妻「ん? 喫うか?」ヒョイッ

結標「いらない。ちょっと……ついてきてもらえるかしら」

黒妻「は? えっと……人待たせてるんだけど」

結標「大丈夫。『すぐ』終わるから……」テクテク・・・

黒妻「美人さんからの御誘いは嬉しいが……何やら、嫌な雰囲気だねぇ……」テクテク・・・



打ち止め「うーん……黒妻遅いねってミサカはミサカは地面に三角座りしちゃう」ペタリ

香焼「どうしたんだろう?」

絹旗「超気になりますね……見てきましょうか?」

打ち止め「あ、待って……わっ! 黒妻からメールだよってミサカはミサカは報告。GPSの地図付きだってミサカはミサカは二人に見せる」

香焼「えっと……『先に行っててくれ。鍵はポストの中』だって」

絹旗「部屋番も書いてます……どうします?」

香焼「……もう少し待とう。日の当らない所に移るっすよ。 (……一応、任務だから探したいけどね)」チラッ

打ち止め「ふぅ……ミサカはミサカはちょっと疲れっちゃったかな」アハハ・・・<> 1<><>2010/06/25(金) 23:09:10.86 ID:ENIGU4s0<> (ちょいと路地裏)



黒妻「……で? 用は?」

結標「……」

黒妻「おいおい、黙ってちゃわかんねぇよ。デートのお誘いならまた今度な」クルッ

結標「……さっきの子供達は?」

黒妻「は? 何だ、見てたのか。別に、ただの預かり者だよ」

結標「預かり……ふーん。本当かしらね」

黒妻「不満か? じゃあ、オレの恐るべき子供達とでも言えば満足かな? お嬢ちゃん」

結標「……」

黒妻「……ったく。言いたい事が有るならはっきり言えよ。人待たせてるって言ってんだろ?」ギロッ



一方通行「ンじゃァ、オレから言わせてもらえっか?」



黒妻「あん? ……なんだ。美人局のつもりだったか? ならもう少し上手にやれよ」

結標「尻軽扱いするな。自分の状況を理解してくれる?」

黒妻「知らないな。興味無い。オレは帰らせてもらいまーす」テクテク・・・


 ヒュンッ


黒妻「……あ? もとの位置に戻った?」

結標「動くな」

黒妻「……能力の悪用は宜しくないぜ」ハァ・・・カチッ・・・「ふぅ……煙草一本までな」<> 1<><>2010/06/25(金) 23:22:22.04 ID:ENIGU4s0<>一方通行「オマエ、何であのガキと一緒にいンだよ」

黒妻「だからさっき言ったろ。預かってるって。杖ついてんだから無理すんな、お前」フゥ・・・

結標「3人とも、預かってるの?」

黒妻「……何が言いたい。オマエらはアイツらの何だってーの? (これが芳川さんが言ってた『特別』ってヤツか?)」

一方通行「うるせェ。聞いてンのはコッチだ。答えろよチンピラ」

黒妻「……答える義務が無いね。オマエが何者か分からねぇ。仮初だが、今はオレがガキ共のナイトだかんよぉ」フゥ…

一方通行「……指の一本でも折らなきゃ分かンねェらしい」カチッ・・・

結標「……穏便に済ませたいのだけど」スッ

黒妻「ハァ……お嬢ちゃん。付き合う相手は考えた方が良いぜ?」

結標「別に、好きでコイツと組んでる訳じゃないの。利害の一致……それより、自分の心配したら?」

黒妻「は?」



 ヒュンッ



黒妻「が、はぁっ!!!? (背中から、落ちた、だと……)」ポロッ<> 1<><>2010/06/25(金) 23:39:07.97 ID:ENIGU4s0<>結標「……答えなさい」

黒妻「今、のは……お嬢ちゃんの能力かい?」

結標「……」

黒妻「沈黙は、肯定だ。いい加減、月詠さんが泣くぜ?」

結標「……っ」シュッ!

黒妻「ケッ……二度もくらわねぇって! (何の能力だ!? 念動力か?)」ダッ!

一方通行「オイオイ、一人だと思わないでくれませンか?」ブンッ!

黒妻「グッ、ギぁ………はぁはぁ。風、使いも、かよっ!!」ビダンッ!

一方通行「ンなチンケなモンと一緒にすンな、カス」

結標「一方通行。やり過ぎないでよ」

一方通行「分かってるっつの。聞きたい事、聞かせてもらって無ェからな」

黒妻「くっ!? アクセラレータ、だと……第一位様か? オマエ?」

一方通行「チッ……くそアマ、不用意に名前呼ぶンじゃねェよ」

結標「……ふん。いいから答えなさい。あの子達に何をするつもり?」

黒妻「だ、から……答える義務は無ぇっつの!」ガッ!

結標「な!? は、早い!?」

一方通行「ホント、足手纏いだなァ。てめェは……よォっ!!」バッ・・・キュイイィン!!

黒妻「はん、しゃ?!」バジンッ!「……痛ぅ。マジモンかよ、おい」ハァ

結標「分かったでしょ。コイツ、第一位よ。死にたくなかったら、答えて!」

黒妻「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/25(金) 23:59:23.19 ID:4V4XMIAO<>ショタロリコンビ死んだな<> 1<><>2010/06/25(金) 23:59:45.08 ID:ENIGU4s0<>黒妻「……お嬢ちゃん」

結標「何よ」

黒妻「オレは、どんな理由であれ……女でも本気で引っ叩くぞ?」ギロッ

結標「……あっそ」

一方通行「オイオイ、だから指一本折ればペラペラ話し出すだろォが」

黒妻「オマエ」

一方通行「あン?」

黒妻「まず何者か答えろ。正当な理由なら、穏便に教えてやる……それもできねぇのか?」

一方通行「だーかーらー、この学園都市の頂点様って言っただろォ。耳腐ってンのか?」

黒妻「答えになって無ぇ。オマエは『あの子達』の何なのか……答えろおぉォ!!」ゴッ!

結標「っ…… (スゴイでかい声……)」ビリビリ・・・

一方通行「っ……影から見守る『悪党』デスとでも、答えりゃ満足か? チンピラさン?」

黒妻「……『悪党』?」ピクッ…

結標「……で、アナタの目的は? 答えてあげたのよ。答えなさい」

黒妻「…… (待てよ。悪党……何処かで……) 煙草、もう一本喫わせろ」カチッ

一方通行「随分余裕ブっ扱いてくれンじゃねェか……火が欲しいなら、くれてやンよォ!!」ゴオオォ!!

結標「熱量操作!? ちょ! 私まで巻き込む気?!」

黒妻「……意味分かんねぇって。バケモンかよ」ポロッ・・・<> 1<><>2010/06/26(土) 00:18:21.98 ID:aA8OGic0<>黒妻「くっ! (思い出せ。確か、確かに聞いたぞ……『悪党』という言葉!!)」ダッ!

一方通行「逃げンなよ。オラァっ!!」ゴオオォォ!!

黒妻「んぎ、があああああぁぁ!!」ゴンッ!

結標「一方通行!! 冷静に!! ……やり過ぎよ」

一方通行「……ふン」シュゥ・・・

結標「……ねぇ、黒妻さん。今のは私達がやり過ぎたわ。謝る……治療費も出すから、お話聞かせて?」

黒妻「はぁはぁ……ざけんな、ボケぇ。てめぇら……誰に喧嘩売ったか……」グググッ

一方標識「「っ?!」」


黒妻「教えてやんよおおおおぉぉ!!」ブチッ!!


一方通行「……無能力者がァ、いきがンなっ!」ガンッ!

結標「ブロックベイを蹴ったの!? 死んじゃうって!!」


 フォンッ!


黒妻「嘗めんな小悪党がああぁぁっ!!」ブンッ!


 ガギンッ!!


結標「こ、拳で割ったぁ?! てか今の超スピード目視したっていうの?!」アゼーン・・・

一方通行「……オイオイ、アイアンハンドってかァ? 歯応えあンな!!」アヒャヒャ!!<> 1<><>2010/06/26(土) 00:36:07.00 ID:aA8OGic0<>結標「(何で香焼くん助ける筈が、こんな大事なるのよぉ)……もう! 一方通行、死なすのは無しよ!」

一方通行「けっ……分かってらァ……ふンっ!」ブオッ!

黒妻「ま、た風かよっ!!」グググ・・・

結標「もう品が無い! 私がやるわ!」カチャリ!

一方通行「てめェのソレ(コルク抜き)も品無しだっつの」チッ


 グサリッ・・・


黒妻「ッッッ!!!? がぁッ?! (脇腹に、何か刺さった、だと?)」ジワッ・・・

結標「……もういいわ。黒妻さん、アナタ此処で寝てて。私達があの子達を迎えに行くから」

黒妻「だ、から……てめぇらのしたい事が、わかんねぇ……よおぉっ!!」ブジュリッ!!

一方標識「「はっ?!」」

黒妻「はぁはぁ……思い出したぜ……第一位さんよぉ……」ジワッ・・・

結標「ぬ、抜いたの? コルク抜きを……躊躇無しに?!」

一方通行「何処ぞの英雄様じゃねェんだぞ……ざけンなよ!」

黒妻「痛か、ねぇさ……それよか……悪党さん。思い出したんだよぉ……」テク・・・テク・・・

一方通行「……ンだよ?」<> 1<><>2010/06/26(土) 00:59:20.71 ID:aA8OGic0<>

 ―――自称悪党でダークヒーローかな? ってミサカはミサカは訂正するよ!



黒妻「……オマエ、打ち止めちゃんのヒーローだろ?」テク・・・テクテク・・・

一方通行「なっ?!」

結標「……あらあら」

黒妻「じゃんじゃんさんが言ってたドラ息子ってのも、アンタって訳か……確かに、ドラ息子だなぁ」ハハハ・・・

一方通行「っ!! [ピーーー]よオマエ!!」フォンッ!

黒妻「ふん」ヒョイッ「……打ち止めちゃんが心配でこんなバカな真似をしたんだろうが、気にくわねぇ。どうして堂々と来ない?」

一方通行「黙れよチンピラ!」ガッ!


 シュンッ!


黒妻「(躍起になると、能力を忘れて殴りかかるタイプか。能力自体は看破不可能だが……コイツの扱い自体は楽だな) ……はんっ」

一方通行「避けンなっ! 内側から爆発しちまえよっ!!」ブンッ!

黒妻「……っ」ゴオッ!

結標「当たった……いや、態と後ろに跳んだわね」

黒妻「痛いもんだな……あと、アンタもだぞ。お嬢ちゃん」キッ

結標「え、え?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 01:09:04.97 ID:eVo5CQAO<>ちょっと待て
何で今一方さんキレたんだ?
普通黄泉川の名前が出たら「どういうことだ?」ってならね?<> 1<><>2010/06/26(土) 01:10:03.68 ID:aA8OGic0<>黒妻「何故、こんなガキの我儘に加担した? アンタも打ち止めちゃんが心配で、なのか?」

結標「あ、え……もうそれでいいや」

一方通行「クソアマ……嘘付けこのショタコン」シレッ・・・

結標「あわわ! 何でも無いの! ……黙りなさいロリコン!」ボソリ・・・

黒妻「……あと、お嬢ちゃんの能力だが……空間移動系だな? 念動力系のスピードなら、オレの動体視力で追える」

一方標識「「っ!?」」

黒妻「ああ、そう……ま、アンタらの目的は割れたし……オレの目的も教えてやるが」

結標「え、ええ……そうしてもらえるなら、私達も穏便に話を」

一方通行「ざけンなよ。てめェは潰すって決めたかンなァ」ギロッ!


黒妻「ああ、いいぜ。オレもお前らには仕置きが必要だと思ってた所だ……ダウンさせて、先公に差し出してやんぞ!!」キッ!<> 1<><>2010/06/26(土) 01:13:56.75 ID:aA8OGic0<>>>453
ごめん。単純にバカにされて切れたって事にしちゃったよ、スマン。
確かに普通はそうなんだろうけど……今、一戦させる為に許して! 後で繋げます!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 01:16:56.41 ID:Frz5tDYo<>一方さんが躍起なると能力無しで殴りかかるシーンあったっけ?
上条さんに操車場で追い詰められて焦ってても能力で加速付けたりしてなかったか?
それから、結標の能力に速度は関係ない。
点から点への移動だから。
物体が転移されてくる位置を予測して避けるということや、黒妻が能力をよく理解してないという設定があるなら分かるが。
黒妻を活躍させたいのは分かるけど、二人の劣化がひどすぎるだろ。
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 01:24:43.50 ID:7cVHrnM0<>ていうかこのSSの黒妻さんなら(能力の差が決定的な戦力の差ではないことを・・・)と思いながら、
無理に戦わず、巧みな話術で精神的ダメージを与え「戦わずして勝つ」を目指しそうな気がするが。
いくら何でもこの戦い方は無謀というか馬鹿すぎる。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 01:30:48.01 ID:fzcM9Jo0<>四の五の言わずに黙って見とけってー
せめて今日の分終わってから感想言おうぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 01:33:01.25 ID:Frz5tDYo<>そもそもコルク抜き体から抜いたくらいで驚くか?
結標視点で考えても黒子との戦いのほうが壮絶だろ。
木原クンに打ち止めさらわれたってこらえてこらえてへらず口叩いたり、
ていとくんと舌戦してた一方さんがいきなり半ギレで襲い掛かるわけないだろ。
正直最近兄貴をどうしたいのかが分からない。

まあだが確かに>>458の言うとおりだ。納得いく説明が出ると信じて今日の分を待つわ。<> 1<><>2010/06/26(土) 01:33:32.14 ID:aA8OGic0<>一方通行「先公怖くて……悪党できっかよォ!!」ブオオォォ!!

結標「ああもう! 小萌にばらされんのは勘弁!! 力尽くで黙らせる!!」カツッ


黒妻「……衝撃波と空間移動。衝撃波に気を付け、座標演算を定めさせない為に止まらなきゃいい!」シュッ!ダッ!


一方通行「くっ! ハエみたいなヤツだなっ……結標ェ! 頭から押さえつけろォ!!」

結標「路地裏じゃそんな大きいモノ無いわよ!」

一方通行「使えねェ! てめェが上から圧し掛かれ!!」

結標「ば、バカ言うな!!」

黒妻「おやおや仲間割れかい? んじゃ、わたるんの秘密道具使わせてもらうぜ?」ニヤリッ

結標「え?!」

黒妻「パチンコ玉ぁ! ジャラジャラー」ジャジャーン!

結標「は、はあ?」

一方通行「はン! 投げつけンのかァ? それとも地面に転がしまくンですかァ?」

黒妻「……オマエにゃくれてやんねぇよ」

一方通行「何ィ?」ピクッ!

黒妻「オレの狙いはなぁ……アンタだ! 嬢ちゃん!」フリカブッテェ・・・


 ブオオーオォォンッ!!


結標「な!? お、多すぎるし小さすぎる!? 演算間に合わな―――」


 ダダダダダダダッ!


結標「―――いだだだだだっ!! いやぁ! これ地味に痛いぃ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 01:34:13.87 ID:/g0SaHIo<>勝手にハードル上げといて勝手に納得すんなよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/06/26(土) 01:40:25.38 ID:L5n7e6DO<>えらい突っ込まれようだなw
確かに違和感は感じたけど。<> 1<><>2010/06/26(土) 01:44:16.85 ID:aA8OGic0<>一方通行「結標ェ!! チィっ!」シュッ!

結標「いだだ……え?」

一方通行「しゃがンでろォ!! 使えねェ!!」キュイイイィィン!!


 ダダダダダダダッ!


黒妻「げっ!! 跳ね返っていだだだだだぁっ!!」


結標「……ごめん」

一方通行「チッ……飛ぶ(テレポートする)勇気無ェンだったら、隠れてろアホ」

結標「……っ」グッ・・・


黒妻「痛ぇ……しっかし、良いモン見せてもらったぜ……次で終わりだ」ニヤリッ

一方通行「ハァ?! 頭沸いてンですか? 何勝者気取っちゃってンだよチンピラが」ブオォン!


黒妻「今から出す技は『二極』みてぇなもんだ……」ヒョイッ「当たるか当たらねぇかはオマエ次第だぜ? 小悪党」ニヤリッ<> 1<><>2010/06/26(土) 01:54:19.30 ID:aA8OGic0<>黒妻「行くぞ……」ダァッ!

一方通行「ふン……考え過ぎたなァ。てめェの攻撃待ってりゃ、てめェで自爆してくれンだからな」ドーン・・・

黒妻「歯ぁ食い縛れ……」グググッ・・・

一方通行「来いよ」ニヤリッ

黒妻「おおおおおおおおおぉぉっ!!」ダンッ!

一方通行「はン!」



 スルー・・・・・



一方通行「壁蹴って飛び越えやが……は? って結標かァ?!」バッ!

結標「え、う、嘘嘘!? ちょ、待ってぇ!?」ジュンビシテナーイ!

黒妻「油断大敵ってな……安心しろ。相棒さんを信じるんだな」ニヤリッ

結標「は、え?!」


 ガシッ!


一方通行「結標ええェ!!」ビュンッ!

結標「あ、うっ! た、盾に?!」

黒妻「……」<> 1<><>2010/06/26(土) 02:04:53.43 ID:aA8OGic0<>結標「私を盾にしたつもりなら……残念。アイツはそれでも攻撃するわよ?」

黒妻「……やっぱりテレポートしねぇんだな」

一方通行「……おい、結標。絶対動くンじゃねぇぞ」

結標「しかし、アレね。アンタも普通に女を盾にできるような下種だったってわけね」

黒妻「……」

一方通行「やっぱ、此処でリタイアしてもらわねェといけねェみたいだなァ・・・・・・」キイイィィン!

結標「ん……」


黒妻「勘違いするなよ? 嬢ちゃんは『盾』じゃねぇ……『武器』だよ」ニヤリッ


一方標識「「は?」」


黒妻「いいか、一方通行―――反射『するな』よ」グググググ・・・・・

結標「ちょ、え?!」グググググ・・・・・



 ブンッ!



一方通行「な、投げつけてきたァ?!」<> 1<><>2010/06/26(土) 03:54:47.97 ID:aA8OGic0<>すいません。ちょっと先考えて、矛盾が生じちゃいました・・・ほんと、すまん。
ちと、考えるから、今日は終わるよ。ごめん!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 04:04:06.03 ID:3e.eoTMo<>乙でした

なんか色々言われてるけどあんまり気にしすぎなくてもいいんじゃないかと
まぁのんびり考えてね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 04:45:20.28 ID:ydv7d2DO<>全裸で正座して待ってる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 06:59:33.26 ID:z5mgxIYo<>ここの住人こまけぇこと言いすぎワロタww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 08:37:25.15 ID:DVOmNC60<>原作とは違う作品として、頭を真っ白にして読むと面白いよ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 11:03:12.25 ID:jkBRXkDO<>>>470
違和感があるって指摘に対してそれもそうですね考えてきますつってんのに
禁書SSとして読むなとか努力全否定なコトよく言えるね……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 11:17:24.03 ID:DVOmNC60<>>>471
表現を間違えた、ごめん…
あまりにも、いろんなこと指摘し過ぎていたから
「素直な頭で読むといいよ」って言いたかっただけなんだ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 13:21:53.84 ID:ydv7d2DO<>細けぇ事は(ry<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/26(土) 19:04:47.31 ID:L5n7e6DO<>バトルやる以上ある程度質問や意見が出るのは仕方ないしそこまで細かくもないと思うが。
ちゃんと読んでるからこそ出てくる感想だろ?
よく考えてないならないでそう言えばいいだけだし、理由があってもそれで納得できないなら今後読まなければいい。
<> 1<><>2010/06/27(日) 16:30:07.06 ID:P03261Y0<>こんちわ! 色々感想意見ありがとうごぜいます!
やっぱ、バトルって難しいね……これ終わったら、極力控えるよ。


兎に角、今の路地裏編は纏めるよ。多分、矛盾あるけど、どうか寛大な心で見てね!<> 1<><>2010/06/27(日) 16:39:39.40 ID:P03261Y0<>結標「に、ぐがっ……」ビューン・・・

一方通行「な……クソアマなンぞ、プレゼントされても嬉しくねェっつ……ッ?!」

黒妻「……反射、するなよ」タタタタ・・・

一方通行「くっ!!」カチッ(off)「退けェ!! 結標ェ!!」キャッチ!

結標「……え、な、に?」グデー・・・

黒妻「遅い……ふんっ!」

一方通行「ちィ!!」ポイッ

結標「え……きゃっ!!」ゴロンッ



 ドゴンッ!!



一方通行「か、はァっ……」

結標「……え」

黒妻「ほぉ……中々根性あるな、第一位。男だぜ」ニヤリッ

一方通行「うっせェ……」ドサッ

結標「一方、通行……っ?!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 16:45:35.00 ID:Ky8JTHU0<>待ってましたー!
周りの雑音なんて好きなように書いてくれー<> 1<><>2010/06/27(日) 17:18:41.12 ID:P03261Y0<>一方通行「ハァハァ……」グデー・・・

結標「一方通行っ!! なんで!? ど、どういう事なの?!」

一方通行「ぐっ……うっせェ。オレが……ヘマった、だけだっつの……」

結標「……黒妻さん。アナタ、何をしたの」キッ

黒妻「何をしたって、蹴っただけだっつの。わたるんの切り揉みキック」

結標「ふざけないで! そんなの、コイツに反射されるに決まってるでしょ!」

黒妻「……オレはまず、オマエを第一位に投げつけたよな」

結標「……は?」

黒妻「その時、オマエは反射されたか? 反射して、オレにぶつかったか?」

結標「え? い、いや……一方通行に、キャッチされた……」

黒妻「オマエにゃ見えなかったかもしれないが、オレはオマエを放った時に、既に次の攻撃態勢へ移っていた」

結標「……飛び蹴りの?」

黒妻「切り揉みキックだ!! ……もし、オマエがあの時反射されてたら、反射の勢いとオレの切り揉みキックで…………ベシャリ」ニヤリッ

結標「……っ」ゾッ・・・<> 1<><>2010/06/27(日) 17:41:03.49 ID:P03261Y0<>結標「で、でも、私をベクトル操作で反射以外に飛ばすことだってできたじゃない!」

黒妻「ああ、できたな。ただこの狭い路地裏で横や下に弾いてみろ。すんげぇ勢いでぶつかるぞ」

結標「……」

黒妻「まぁそれをしなかった理由はオレには分からねぇ……そこの自称悪党様に聞くんだな」

一方通行「……けっ。珍しく、演算ミスっちまっただけですよォ……勘違いすンな」プイッ

結標「……一方通行」

黒妻「ま、そんだけ根性据わってりゃあ悪党には向かねぇよ」

一方通行「何なンですかァ? 革ジャンヤンキーも昭和野郎だってーのかよ……」ヨッコラショ・・・

結標「一方通行! 無理しないで!」

一方通行「黙れ足手纏いが。遣られっ放しは性に合わねェンだよ……」カチッ


黒妻「……やれやれ。男の子だねぇ」ピッピッピ・・・prrrrrrr・・・・・

一方通行「何呑気に電話してンだァてめェ……」ゴゴゴゴ・・・・<> 1<><>2010/06/27(日) 18:29:18.41 ID:P03261Y0<>黒妻「あ、もしもし。お疲れ様です……ええ、大丈夫ですよ。今昼休みですよね……はい……」

一方通行「オイっ!!」

黒妻「ええ、ちょっと問題でして。お宅のお坊っちゃまが……ええ。今変わりますね……ほれ」ヒョイッ

一方通行「……はァ?」キャッチ

黒妻「いいから、出ろ」タバコースウゼー

一方通行「……誰だ」



黄泉川『おいおい、早々誰だってか? そりゃ無いじゃんよぉ』



一方通行「っ?!」

黄泉川『一方通行、今何してるじゃん? 私は黒妻にアンタのベビーシッターまで頼んだつもりは無いじゃんよ』

一方通行「……ホントに、面倒見てただけかよ」ハァ・・・

黄泉川『意味分かんないじゃん。私は打ち止めの遊び相手お願いしたの。もし、一方通行が暇なら代ってやってもいいじゃんね』ニヤリッ

一方通行「……けっ。忙しいっつゥの」

黄泉川『そ。残念じゃん……所で』

一方通行「あン?」<> 1<><>2010/06/27(日) 19:02:28.27 ID:P03261Y0<>黄泉川『なんでアンタ、黒妻と一緒にいるじゃん?』

一方通行「」

黄泉川『……まさか、問題起こして面倒かけてるんじゃ』

一方通行「あ、え、いや違くてよォ……」チラッ

黒妻「……あー、もしもし。電話変わりました。いや、オレが打ち止めちゃんと歩いてるのを見て、彼が不審者だと思っちゃったんすよ」

黄泉川『あはははは! まぁ黒妻、見た目不良(チンピラ)だからねぇ……でも喧嘩売ってきたりしなかったじゃん? その子、短気だし』

一方通行「っ!?」ドキッ

黒妻「いやいや、落ち着いて『じゃあ、黄泉川さんに確認を取らせて下さい』って言ってきましたよ。冷静な良い子ですねぇ」チラッニヤニヤ・・・

黄泉川『一方通行がぁ? マジでぇ?』

黒妻「ホントホント。だはははは!」

一方通行「っ〜〜〜ッッ!! 勝手にしろボケェ!!」ステステステ・・・

結標「あ、ちょ、ちょっと一方通行ぁ!!」


黒妻「……あ、そうだ。近くに月詠さんいますか?」ニヤリッ


結標「げっ!? 一方通行ぁ、置いてかないでってば!」タッタッタッ・・・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 19:24:55.45 ID:P03261Y0<>黄泉川『え? 今はいないじゃんよ』

黒妻「そうっすか。ま、いいです……んじゃ、これで」

黄泉川『……黒妻』

黒妻「はい?」

黄泉川『……良かったら、あの子の面倒も見てあげて』

黒妻「……」

黄泉川『あの自称悪党クンは何処か臆病者だからね。アンタみたいな兄貴分も、必要なのかもしれない』

黒妻「ははは。十分強そうだけどなぁ」

黄泉川『父兄が欲しいじゃんよ。周りが女だけだからさ……』

黒妻「……まぁ、期待はしないでください」

黄泉川『させてもらうじゃん。じゃあ、引き続きベビーシッター宜しくねー』Pi!

黒妻「やれやれ……」



一方通行「……」カツカツカツ・・・

結標「ちょっと待ってよ……」

一方通行「……ふン」

結標「……ごめん」ションボリーノ

一方通行「……知らン」<> 1<><>2010/06/27(日) 19:36:06.96 ID:P03261Y0<>黒妻「おーい。待てよー」タッタッタッ

一方通行「……あン?」

黒妻「ほれ。携帯出せ」

一方通行「……意味分かンねェ」プイッ

黒妻「特に深い意味は無いさ。打ち止めちゃん関係で聞きたい事あったら電話するから」

一方通行「……」

黒妻「ま、オマエが相談ある時も乗ってやるぜ? 人生相談に恋愛相談、結婚相談までドーンと来いだ!」

一方通行「……必要無ェっつの」

黒妻「因みに、オレが付き合わせたカップル数は3ケタ行くぜ。殆どが、ヤっちまった結婚の相談だがな」ハッハッハー

一方通行「聞いてねェよ! ……勝手に黄泉川から聞け」テクテク・・・

結標「ああもう! ……あの、色々すいませんでした」

黒妻「ん? いいよ。不条理に絡まれるのは慣れっこだ……そうだ。お嬢ちゃんも連絡先交換すっぺ」

結標「え?」

黒妻「何でも良い。相談乗るからさ……あと、アイツの事支えてやれよ」

結標「わ、私はそんなんじゃ!!」

黒妻「ふーん……まぁいいや。ほれ、これオレの連絡先。じゃあ、人待たせてるから。またなー! あんま、月詠さん泣かせんなよー」タッタッタッ


結標「変な人……って、だから一方通行ぁ待ってよ!!」ダッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 19:37:56.74 ID:9b1lGUDO<>来てた! 乙!<> 1<><>2010/06/27(日) 19:54:54.72 ID:P03261Y0<> (一寸)



絹旗「遅い……」

香焼「…… (まさか、攻撃を?)」

打ち止め「うーん……まだかなぁってミサカはミサカはさっき買ったアイスが心配」



黒妻「おーい。待たせたなぁ」テクテク・・・


打ち止め「遅いよ黒妻! ってミサカはミサカは軽く怒る!」

黒妻「いや、いつもの煙草が売って無くてな。ちょっと遠くまで行ってしまった! すまねぇ!」ダハハ!

香焼「……って、黒妻さん! 怪我してるっすよ!?」

黒妻「あはは。悪の秘密結社の怪人達と少しばかり喧嘩してしまってな! なぁに、問題は無い!」ドーン・・・

絹旗「……はぁ。兎に角、帰ったらイの一番に治療ですね」

黒妻「あはははは……」

打ち止め「早くご飯が食べたいなってミサカはミサカは腹ペコお腹を押さえます」キュー

香焼「そういえば、お昼ご飯(って設定)だったね。」メター

絹旗「あまりの遅さに超忘れてました」メター

黒妻「オマエらは何を言ってるんだ?」<> 1<><>2010/06/27(日) 20:04:08.73 ID:P03261Y0<> ―――とあるアパート




打ち止め「着いたー! ってミサカはミサカは黒妻の肩の上で叫んでみる!」ウガー!

黒妻「ははは。えっと……こっちの号車だな」テクテク・・・

絹旗「結構、安っぽいアパートですね……ウンショウンショ」

香焼「最愛、自分が荷物持つっすよ…… (あれ? このアパート、五和と対馬が待機してるアパートの向いじゃ)」

絹旗「結構です。あ、でも……やっぱり一個だけ持って下さい」

香焼「うん。ってコレ重っ?!」ズッシリ!

絹旗「ジュース類ですからね」アハハ

香焼「もう……ふんっ!」ヨッコイショ!

絹旗「……重くないの?」

香焼「一応、男だからね」テクテク・・・

絹旗「……へぇ」テクテク・・・



黒妻「……ひゅぅ」

打ち止め「どうしたの?」

黒妻「いや、何でもねぇよ」ニヤニヤ・・・<> 1<><>2010/06/27(日) 20:32:24.12 ID:P03261Y0<> (一寸・・・・・)



黒妻「この階だな」

打ち止め「わーい! やっとゴールだぁ! ってミサカはミサカは家主より先にダッシュ!」ダッ

絹旗「打ち止めちゃん、転ばないで下さいよ」


 ガチャッ


打ち止め「うわっと!」ドンッ!

香焼「わっ! 打ち止めちゃんが部屋から出てきた人にぶつかったっすよ」

絹旗「あーもう、言わんこっちゃないです……大丈夫ですか?」

打ち止め「痛て……ごめんなさい」

舞夏「いやー、こっちこそゴメンよー。大丈夫かなー?」

香焼「清掃用ロボの上に乗ってるっす……」

絹旗「超器用ですね……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 20:51:11.62 ID:yLz6/cco<>そういえば上条さんの寮だったな
これは何かが起きる<> 1<><>2010/06/27(日) 20:56:11.97 ID:P03261Y0<>舞夏「ん? 此処らじゃ見ない顔だなー」

打ち止め「今日引っ越してきたのってミサカはミサカは手を借りて立ち上がる」ヨイショ

舞夏「ああ、新入りさんなんだー (……ミサカ?)」

黒妻「此処の階の人か。宜しくな……***号室に引っ越してきた黒妻って者だ」ペコッ

舞夏「うん……あれー? ***って、此処の下の階だぞー?」

絹・香「「……」」

打ち止め「ありゃりゃ。早々間違えたねってミサカはミサカは顔引き攣ってる黒妻に突っ込む」ビシッ!

黒妻「あは、ははは……こりゃ失礼」

舞夏「私が出てきた部屋の斜め下の部屋だなー。ま、引っ越し作業頑張れよー」スイー・・・

絹旗「……変なメイドさんですね」

香焼「あ、えっと、黒妻さん。戻りましょうか」アハハ・・・

打ち止め「い、行こう!」アハハ・・・

絹旗「そ、そうですね」アハハ・・・



黒妻「幸先悪いなぁ……(´・ω・`) 」ショボーン・・・<> 1<><>2010/06/27(日) 21:08:38.59 ID:P03261Y0<> (一寸・・・・・)


 ガチャッ!


チビ3『おじゃましまーす!』

黒妻「おうよ……見事に何も無ぇな」

絹旗「まぁ引っ越したばかりの家なんてそうでしょう」

香焼「あれ? でも今まで何処に住んでたんすか?」

黒妻「ん? いやオレずっとネンショー(更生施設)いたし、繋ぎの期間は美偉の家居たからさ」

香焼「ねんしょー?」

黒妻「少年院」

絹旗「……」ゲシッ!

香焼「あ、う……すいません」ペコッ

黒妻「ははは! 気にすんな! それだけ悪い事してきたんだ、オレは。どうだ? オッカナイか?」ククク

打ち止め「そんなこと無いよ。黒妻は黒妻だもんってミサカはミサカは優しい黒妻にタックル!」

絹旗「そ、そうですよ! 兄貴さんは昔なんて関係無いくらい優しいですから!」

黒妻「あはは。あんがとよ……さて、飯作るか」ドッコイショ

打ち止め「私も手伝うー!」

香焼「じ、自分も手伝うっすよ!」

黒妻「おう、そうか。でもまず、ガスとか水道とか設定しないとな……やべっ。オレ家電の説明書読むの苦手だ」

香焼「今まで如何してきたんすか?」

黒妻「勘」

チビ3『……』<> 1<><>2010/06/27(日) 21:25:03.94 ID:P03261Y0<>ごめん、ちょっとゴーヤーチャンプルー食べに行ってきます!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 21:27:23.38 ID:HhvcFUAO<>>>491

沖縄の人か?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 22:24:39.19 ID:9b1lGUDO<>ゴーヤチャンプルいいなぁ‥‥


カリフォルニア巻きに追加だなww<> 1<><>2010/06/27(日) 23:13:05.27 ID:P03261Y0<>ただいま! オレは、東北人だよ。
沖縄から来てる先輩が飯作ってくれるって言うから、お米プレゼントして食わせてもらったよ。


続き書きまーす。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/27(日) 23:33:38.25 ID:GBAkCIc0<>おかえりー!
楽しみして待ってたぜ!<> 1<><>2010/06/27(日) 23:54:35.07 ID:P03261Y0<>黒妻「えっと……ガスはОKだな」

絹旗「水道も終了です」

香焼「トイレ、お風呂も問題無しっすね」

打ち止め「テレビもチャンネル設定終わったよってミサカはミサカは胸を張る!」

黒妻「よしっ! んじゃ飯だな。さて冷蔵庫を……ん?」

絹旗「どうしました?」

黒妻「いや……不味いな。冷蔵庫の調子が悪い」

香焼「え!? 冷えて無いんすか?」

黒妻「冷凍庫だけな……業者に電話しないと」prrrrr・・・・

打ち止め「まだお昼食べれないのー……ミサカはミサカはがっくり……」キュー・・・

黒妻「先にお菓子摘んでてくれ……あ、もしもし。冷蔵庫の調子が……ええ。はい……お願いします」Pi!

絹旗「じゃあ、食べ過ぎない程度にお菓子開けましょうか」

打ち止め「わぁい! ってミサカはミサカはトッポを開けちゃう!」

香焼「じゃあ自分はじゃがりこを」

絹旗「あ、私が超狙ってたヤツを! コウヤギ、寄越せ!」オラァッ!

香焼「わっ! 早いモノ勝ちっすよ!」キャーッ!

打ち止め「こら! お兄ちゃんお姉ちゃん! 仲良く分けなきゃ『めっ!』でしょ! ってミサカはミサカは喧嘩仲裁!」プンプン!

絹・香「「はーい」」



黒妻「ははは。見てて飽きないな、コイツら」オレハタバコヲプカプカ・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 00:02:20.30 ID:32HBU1o0<> (一寸・・・・・)


 ピンポーン・・・・・


黒妻「ん? 業者か早いな」

香焼「あ! こら最愛! ポテチ食べた手、自分で拭くな!」

絹旗「まったく、超小さい男は超嫌われますよ」フキフキ

打ち止め「喧嘩しないの! はい、お姉ちゃん。ティッシュを上げるからってミサカはミサカは常備の濡れティッシュを渡します」

絹旗「もう打ち止めちゃんは超可愛いですねぇ……どこぞの超チビ男と違って」ジロー

香焼「なっ!? お、お前だってチビだろ! この暴力チビ女!」

絹旗「むきー!!」

打ち止め「めっ!」アプー!

絹・香「「……ごめんなさい」」


黒妻「……あ、今開けまーす」

??「こんちわーっす。『業者』の者です」ペコリ<> 1<><>2010/06/28(月) 00:47:47.70 ID:32HBU1o0<>黒妻「いやー、すいません。どうも冷蔵庫の調子が悪くて」

??「あ、うん。だろうね」

黒妻「は? だろうね?」

??「いえいえ、こっちの話……では見せてもらいまーす」テクテク・・・

黒妻「……変な人」


打ち止め「あれ、もう来たの? 業者さ……ん?」

絹旗「超早いです……ね?」

香焼「どうしたっすか?」


??「やっぱ冷凍庫だな……KNWチップを……」


絹・打「「垣根てぃんぐぅっ?!」」ギャーギャー!


??「うっせぇ! てめぇら黙ってろ!!」ガシッ!


黒妻「……おい。何やってんだ」

??「あ、いや。この子達知り合いのガキでして……な!!」クロイエミィ・・・

絹・打「「・・・・・・う、うん」」コクコク

香焼「脅されてるようにしか見えないっす……」<> 1<><>2010/06/28(月) 00:57:33.57 ID:32HBU1o0<>??「ふんふんふ〜ん♪」


絹旗「あれ、どう見ても第二位ですよね……」ボソリ

打ち止め「うん……でも、あの人がフルボッコにしたって言ってたし……ってミサカはミサカはコソコソ話す」ボソリ


黒妻「……よく分からねぇが、冷蔵庫大丈夫なんすか?」

??「ああ、平気だよ……良し! 完璧! おい、てめぇのシリアル番号は?」ガンッ!

香焼「冷蔵庫蹴ったっす……」


冷蔵庫「チーッス!! シリアル番号、07-893です。運営様!!」


??「OK!!」

香焼「ぎゃあああ!! 冷蔵庫が喋ったっすよ!!?」

絹旗「……」

打ち止め「……」

黒妻「……」

香焼「……って、あれ? 皆さん?」

??「は? 何言ってんだオマエ。冷蔵庫が喋る訳ねぇだろ。常識的に考えて」

黒妻「……うん」

絹旗「コウヤギ、頭が……」

打ち止め「お兄ちゃん……ってミサカはミサカは心配の眼を向ける……」

香焼「え、えええええええぇ?!」<> 1<><>2010/06/28(月) 01:03:48.77 ID:32HBU1o0<>??「んじゃあ、また何かあったら『Dr.K』に電話くださーい……おい、ガキ共」ギロッ

絹・打「「っ?!」」

??「……またなー」ニコッ

黒妻「ありがとさんでした」


 ガチャッ・・・・・


香焼「……変な人」

絹旗「超頭オカシイ人です。いや、人じゃないかも……」

打ち止め「……忘れよっと、ミサカはミサカは現実逃避!」

黒妻「ま、細かい事はいいんだよ。飯作るぞー」

3チビ『お、おー!』

冷蔵庫「今度はちゃんと冷えてるよ!」

香焼「やっぱ喋ったあああぁぁ!!」

黒妻「……香焼。少し休んでろ」

絹旗「ごめんなさい。私が叩き過ぎたばっかりに……」

打ち止め「お兄ちゃん……酸素欠乏(ry」


香焼「……もういーや」ハァ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 01:06:00.40 ID:0QDq9.DO<>Dr.K、一体誰なんだー?(棒読み)<> 1<><>2010/06/28(月) 01:31:43.48 ID:32HBU1o0<>黒妻「さて、カリフォルニアロール作るぞ」

絹旗「私食べた事無いですね」

香焼「自分も」

打ち止め「私もー!」

絹旗「打ち止めちゃん、食べた事無いのに頼んだんですか?」

打ち止め「……ごめんなさい」ショボーン・・・

絹旗「い、いえ!! 超食べてみたかったんですよね!! 打ち止めちゃん、超GJですよ!!」

黒妻「大人しく待ってろって……まぁでも、皆マイナーチェンジなら食ったことある筈だぜ?」

3チビ『マイナーチェンジ?』

黒妻「回転寿司で回ってくるあの―――」


打ち止め「回転寿司って何? ってミサカはミサカは首をかしげる」ハテ?

絹旗「回るお寿司ですよ。私も出前のお寿司しか食べた事ないですけど」

香焼「自分は、周り(天草式メンバー)がお寿司握ってくれるっすからねぇ」


黒妻「―――……そうか。このブルジョアガキ共」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 01:47:37.35 ID:32HBU1o0<>黒妻「まぁ簡単に言うと>>436だ」

絹旗「へぇ……サラダをお米で巻いたって感じですね」

打ち止め「なんかベタベタしそうだよってミサカはミサカはウェットティッシュを準備する」

香焼「それって、お寿司なんすかねぇ?」

黒妻「細かい事はいいんだよ。具材は結構買って来てるけど、オマエら食えないモノあるか?」

打ち止め「ニンジン、ピーマン!」

黒妻「それは苦手なモノだから却下な。最愛ちゃんと香焼は?」

絹・香「「無いです」」

黒妻「よしっ。じゃあ、作るぞー」

3チビ『はーい』


材料(4個分)
ご飯2合 すし酢大さじ4 海苔4枚 アボカド1個(お好み) カニかまぼこ適量 たまご数個 野菜スティック(市販の物でOK)
タルタルソース(お好み) マヨネーズ適量 レモン少々 わさび適量(さび抜きOK) 白ごま適量 ※その他、色々結構合うよ!
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 02:06:28.02 ID:PM2lWkAO<>本土のやつらはポークをスパムと呼ぶ
何故だ
ポークはポークだろうに

ちなみにゴーヤーチャンプルーに卵とポークとシーチキンはかかせない
ソースは俺<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 02:07:17.21 ID:D7IfMADO<>〜只今>>1はカリフォルニアロールを巻いております。しばらくお待ち下さい〜<> 1<><>2010/06/28(月) 02:14:06.04 ID:32HBU1o0<>黒妻「まぁ詳しい作り方は各自ググってくれ」

3チビ『え?』

黒妻「今から教える事は、巻き寿司全般に使える裏技だぞ」

香焼「は、はぁ……」

黒妻「準備するのは殺菌済みのオシボリだ。できるだけ大きいのが良い」

絹旗「何故か準備できてますね……」

香焼「五和みたいっす……」

黒妻「巻き簾の上にラップ、それが普通だが……この間にオシボリを挟む」

打ち止め「それでどうなるの?」

黒妻「米が崩れにくくなるんだ。加え、女の子でも巻く際に力を入れなくても楽に巻ける」

絹旗「わっ! ホントだ。あと、熱くないですね」

黒妻「オシボリは以外に万能だからな。温めても良し、冷やしても良し。雑巾代わりにもなる」

香焼「此処にもオシボリストがいたっすね」

黒妻「カリフォルニア巻きの話に戻るが、どうしてもアボガドが駄目って時には無理して加えなくていい」

絹旗「超独特ですからね」

黒妻「ま、後でアボガドとレモンとクリームチーズでソースを作ってやる。試しにそれを乗っけてみな」

3チビ『はーい』<> 1<><>2010/06/28(月) 02:26:38.19 ID:32HBU1o0<> (一寸・・・・・)


一同『かんせーい!』

黒妻「さぁ、食べてみろ」

打ち止め「みんなで頂きますしないと駄目なんだよ! ってミサカはミサカは手を合わせる!」

一同『いただきまーす!』

絹旗「んむ……意外とさっぱりしてますね!」

香焼「カニかまと卵焼きでお寿司っていうと、混ぜ寿司みたいなイメージっすけど……これはこれで」

打ち止め「うん、洋風だね! でも、手にくっつくのはアレかなってミサカはミサカはウェットティッシュ常備!」

黒妻「ま、別にノリ巻いても問題無いんだけどな」

絹旗「あ! 一人だけノリ巻いてます! 超ずるい!」

黒妻「ほら、やるから落ち着けって……因みに、オレ以外皆サビ抜きだな」アハハハハ

絹旗「……別に、サビ抜きじゃなくても超余裕ですけど」

香焼「……自分だって余裕っす」

打ち止め「私は無理ーってミサカはミサカは素直に食べ続ける!」モキュモキュ!

黒妻「それじゃあ、お兄ちゃんとお姉ちゃんにはサビ入りを分けてあげよう」ニヤニヤ

絹・香「「えっ!?」」

黒妻「ほらほら、どうした?」クククク!

絹・香「「……」」

打ち止め「もう、黒妻! 虐めないの! お兄ちゃんとお姉ちゃんも意地張らない! ってミサカはミサカは一人大人な対応をする!」ジトー・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 02:38:14.61 ID:32HBU1o0<>黒妻「ははは! 打ち止めちゃんが一番大人か。こりゃ反省だな」

打ち止め「えっへん!」

絹旗「ほっぺに米粒付いてなきゃ大人なんですけどね」フフフ

香焼「ははは……で、さっきから気になってたんすけど……」

黒妻「ん?」

香焼「何故、ゴーヤーの炒め物があるんすか?」


冷蔵庫「オレからのプレゼントだ」


香焼「……もう突っ込まないっす」

絹旗「うへぇ……ゴーヤって超苦いんですよね」

黒妻「そうか? オレは好きだぞ……まぁまだお子ちゃま舌って事だな!」

絹旗「あーカチンときましたよコレ。頂きます!」

打ち止め「お姉ちゃん、私にも取ってちょうだい! ってミサカはミサカは始めて見る不思議な形の食べ物に興味津津!」

香焼「沖縄豆腐まで使ってるのか。本格的だなぁ」モキュモキュ

黒妻「詳しいな。ああ、香焼って名前の通り九州出身か」

香焼「長崎っすよ……ああ! 最愛、取り過ぎっす!」

絹旗「へへーん! 早いモノ勝ちです! って、苦ぁい!!」ウヘェ・・・

香焼「無理するからっすよ……はい、白湯(さゆ)っす」

絹旗「お水がいいですよー」

香焼「苦いモノっすから、白湯の方が良いっすよ」



黒妻「……子供店長ならぬ、子供夫婦」ニヤッ

打ち止め「なんか、黒妻がニヤニヤしてるよってミサカはミサカはカニかまオンリーで放張る」モグモグウマウマ<> 1<><>2010/06/28(月) 02:53:56.19 ID:32HBU1o0<>打ち止め「うーん……やっぱりにがーいってミサカはミサカは緑のブツブツを避けて食べる」

絹旗「うん。他のだけでも美味しいですからね」

黒妻「見事にゴーヤだけ余ったな」

香焼「『ゴーヤー』っす。ゴーヤ、じゃないっすよ」

絹旗「超どっちでもいいです」

香焼「むっ!」

打ち止め「こらこら!」

絹・香「「……すいません」」

黒妻「ホント、どっちが年上かわかんねぇな。まぁ苦瓜で面倒臭いからいいだろ」


 (一寸・・・・・)


打ち止め「ふぅ。食べた食べたってミサカはミサカはお腹をさする」ファァ・・・

黒妻「それじゃあ、このわたるん特製アボガドソースは要らないか?」

絹旗「それ単体で食べるんですか?」

黒妻「いや、違う違う。さっき買ってきたお菓子の中にクラッカーあったろ。それを付けるんだ」

香焼「今、開けるっすね」カパッ<> 1<><>2010/06/28(月) 03:00:53.03 ID:32HBU1o0<>※アボガド:レモン:クリームチーズ……6:2:2



黒妻「まぁ、オヤツにもなるし酒のつまみにもなる。食べきれなかったら冷蔵庫に入れとくから好きなだけ食え」

3チビ『はーい!』

絹旗「意外と、レモンの味が良い感じですね」

香焼「うん。さっぱりする」

打ち止め「アボガド臭くないんだねってミサカはミサカはクラッカーでサンドイッチを作る!」ハムハム・・・


黒妻「……オレはベランダで一服してきますか。食器は流しに置いといてくれ」

3チビ『はーい』ムシャムシャ

黒妻「ははは……ふぅ。ガキの世話も楽しいが、疲れるな……」テクテク・・・



 ガララララ・・・・・



黒妻「」

禁書「じゅるり」ブラーン・・・



 ピシャッ!<> 1<><>2010/06/28(月) 03:06:15.49 ID:32HBU1o0<>黒妻「……ベランダに、何か居た」

絹旗「兄貴さん、どうしました?」

黒妻「いや……オレの気のせいだ。上の階から女の子が宙ぶらりんになってる訳ねぇ」

香焼「へ?」

黒妻「気にすんな……」テクテク・・・


 ガララララ・・・・・


禁書「お腹空い―――」


 ピシャッ!


黒妻「……」

打ち止め「一体全体どうしたの? ってミサカはミサカはクラッカー片手に尋ねる」

黒妻「……なぁ。誰かベランダに出てみてくれ」

絹旗「は?」

香焼「別にいいっすけど……」


 ガララララ・・・・・


禁書「美味しそうな匂いがす―――」


 ピシャッ!


香焼「……妖怪釣瓶落としがいるっすよおおおおおぉぉ!!」ギャアアアァァ!!<> 1<><>2010/06/28(月) 03:25:18.17 ID:32HBU1o0<>絹旗「妖怪なんてそんなオカルト……やっぱりコウヤギ超頭イカレてますよ」ハァ

香焼「それじゃあ、見て見ろよ!!」

絹旗「まったく……」


 ガララララ・・・・・


禁書「無視は酷いんじゃ―――」


 ピシャッ!


絹旗「エイリアンです! 超地球外生命体がベランダにぶら下がってるんです!!」

香焼「な! 言ったろ!?」

打ち止め「何か面白いモノでもあったの? ってミサカはミサカはベランダへ向かう」テクテク・・・

一同『やめろおお!!』


 ガララララ・・・・・


禁書「ううぅ……あんまりなんだよ……」

打ち止め「……どうしたの?」

禁書「お腹空いた」グワラグワガギュウウゥゥー・・・

打ち止め「……待ってて」


黒妻「お、おい……」

打ち止め「この子にクラッカーを食べさせたいんですが構いませんね! ってミサカはミサカはベランダ系少女を引っ張ってくる!」

一同『お、おう……』<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 03:27:05.67 ID:0QDq9.DO<>3チビが可愛い過ぎるwww

あと、インデックスさんwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 03:27:32.90 ID:WAd6juwo<>さすがベランダ系アイドルだな<> 1<><>2010/06/28(月) 03:35:32.44 ID:32HBU1o0<> (一寸・・・・・)



禁書「うおおおおおおぉぉ!! 苦瓜上手いんだよぉ!! アボガド美味しいんだよおおおぉぉ!!」バクバクムシャムシャ!


一同『……』


黒妻「よくよく見たら、インデックスちゃんだった……」

香焼「まさか禁書目録とは……ってこの上、彼の部屋って事すか?!」

絹旗「良く分からないけど、超変な人ですね……」

打ち止め「美味しそうに食べるね……ミサカはミサカは唖然です」ポカーン・・・


禁書「おかわり!」


黒妻「無いよ、もう……」

禁書「うーん……ま、少しでも食べれたからいいんだよ」フゥ・・・

絹旗「超図々しいですね」

香焼「流石必要悪の教会の穀潰しっす」

打ち止め「あはははは……ミサカはミサカは笑うしかない」

黒妻「まぁ、お茶でも出すから全員座ってろ」

4チビ『はーい』<> 1<><>2010/06/28(月) 03:49:41.08 ID:32HBU1o0<> (一寸・・・・・)



打ち止め「それでねそれでね! お姉さまったら照れ隠しに―――」

禁書「とうま、今日は早く帰るって言ってたのに―――」

絹旗「ははは。ウチの超バカ面みたいです―――」

香焼「それは酷いっすよぉ―――」



黒妻「……平和だなぁ。子供がいるっていいな、やっぱり」フゥ・・・「ん? メールだ」Pi!


固法『学校終わりました。風紀委員、お休み貰ったので向います』


黒妻「そっか……のんびり待とう」

絹旗「……何一人で黄昏ちゃってるんですか?」テクテク・・・

黒妻「ん? おう……平和だからな」フゥ・・・

絹旗「そうですね……超平和です」

黒妻「……そういえば、最愛ちゃん。学校とかはどうしてるんだ?」

絹旗「……まぁ、私優等生ですから。いいんです」

黒妻「(……嘘付け) そうか、いいなぁ。オレはバカだったからよ」

絹旗「そうです。私は超天才なんですよ」ニコッ<> 1<><>2010/06/28(月) 03:55:36.30 ID:32HBU1o0<>黒妻「今日は、仕上と壷滝ちゃんは一緒じゃないのか?」

絹旗「……まぁデートじゃないんですか?」シレッ・・・

黒妻「……」

絹旗「二人とも超奥手ですからね。私に気を使ってるんだかなんだか知りませんけど」

黒妻「(気ぃ使ってんのはどっちだかな) ……そっか。大人だな、最愛ちゃんは」

絹旗「えっへん!」

黒妻「まぁ、打ち止めちゃんのお姉ちゃんだし、頑張ってくれよ」ナデナデ

絹旗「……えへへ」


打ち止め「お姉ちゃーん、黒妻ー! コッチ来てー! ミサカはミサカはベランダの二人をトランプに誘う!」


黒妻「あいよー」タバコケシケシ

絹旗「今行きまーす!」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 03:58:16.68 ID:32HBU1o0<>てな感じで今日は終わりなんだよ!
やっぱ、戦闘より日常の方が書いてて楽しいね……って己の未熟さから現実逃避(泣)。


まぁ、暫くは兄貴と3チビパートが続くよ。あとは、テレスサイドもそろそろかな。


例の如く、感想意見その他諸々お願いです! でわっ! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 05:31:30.75 ID:D7IfMADO<>乙なんだよ!


兄貴っていうか……パパ?wwww
さて、次回は黒妻さんちの新妻さんが登場か
wktkしてる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 15:14:36.87 ID:0QDq9.DO<>しっかり者の末っ子って良いよねww


インデックスさんは‥‥ペット感覚www?<> 1<><>2010/06/28(月) 16:07:38.28 ID:32HBU1o0<>うっす!
少しだけだけど書くよー!<> 1<><>2010/06/28(月) 16:20:54.86 ID:32HBU1o0<>黒妻「……なんで、勝てないんだ」ショボーン・・・


禁書「神経衰弱一位なんだよ!」

絹旗「大富豪超一位です!」

打ち止め「ポーカー第一位ってミサカはミサカはMNW演算フル稼働して勝利!」

香焼「あはははは……」←7並べ一位


黒妻「駄目だ……頭使うゲームは勝てねぇ」

打ち止め「えっへん! ってミサカはミサカは敗者黒妻のお腹に乗っかっちゃう!」

黒妻「ぐでぇ……」

禁書「ふふふ……あ、もうこんな時間! とうまが帰って来るんだよ」スタッ!

黒妻「ん? 帰るのか? (……とうま?)」

禁書「うん。今日は御馳走様! とうまにお礼持ってこさせるんだよ」ペコリッ

黒妻「いや、気ぃ使うなって。困った時は何とやらだ」

禁書「ううん。ダメなんだよ。兎に角、またね!」バイバーイ!

3チビ『ばいばーい』


 ガチャ・・・・・


黒妻「……ふぅ。そっか、そろそろ学校終わる時間か」チラッ

打ち止め「楽しい時間が過ぎるのはあっと言う間だね……ミサカはミサカは少しメランコリック」

絹旗「まぁまだ、日は暮れてませんからもう少し遊びましょう。打ち止めちゃん」

香焼「そうっすね」

打ち止め「……うん!」


黒妻「……平和過ぎる」タバコ2ハコメー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 16:25:18.93 ID:kCHgX2SO<>禁書と黒妻さん前スーパーで会わなかったっけ<> 1<><>2010/06/28(月) 16:30:51.13 ID:32HBU1o0<>>>523
おぅ……やっちまったな。
まぁ、『居候』という事を忘れてたって事にしてくれ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 16:33:51.32 ID:VJtCUMDO<>別に責めるつもりはないけどミス多いな。
行き当たりばったりというか、特に先を考えずに書いてる?<> 1<><>2010/06/28(月) 16:36:17.64 ID:32HBU1o0<> (一寸・・・・・)


 ガチャッ・・・・・


固法「御邪魔しまーす」

黒妻「おう。おかえり」

固法「御帰りって、可笑しくないですか?」

黒妻「別に只今でもいいんだぜ?」

固法「もう……適当に夕飯の食材買ってきましたよ」

黒妻「さんきゅー」

固法「あれ? 子供達は?」

黒妻「……ん」ホレッ

固法「え? あ……」



3チビ『すぅ・・・・・すぅ・・・・・』zzz・・・



固法「……疲れて寝ちゃったんだ」

黒妻「ま、起こしてやるな」

固法「……はい」フフッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 16:54:39.54 ID:kCHgX2SO<>いやこの場合禁書の完全記憶なんたらの設定が忘れられてんだけど

おのれ魔女医師ってことか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 16:55:54.04 ID:kCHgX2SO<>ごめん魔術士<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 16:58:10.80 ID:VOt100.0<>このスレにはテレスティーナ・壱原・ベアトリーチェさんが住んでるからな。
歪むんだよ。時空とかが。色々とな。<> 1<><>2010/06/28(月) 17:04:20.47 ID:32HBU1o0<>なんか色々すまない……
一応禁書さんは、香焼くんや兄貴を知ってる筈ですし、兄貴が上条さんと禁書さんが同棲してるって覚えてても可笑しくないんだが……

私の未熟さです……


てか>>529のID、格好良ぇ!!<> 1<><>2010/06/28(月) 17:12:55.87 ID:32HBU1o0<> ジャー・・・・・トントントントン・・・・・



黒妻「……平和」

固法「え?」ピタッ

黒妻「当たり前なんだろうけどさ、いいよな」

固法「ふふふ、どうしたんです?」トントントントン・・・

黒妻「8畳一間のアパートにお前とガキとで暮らして……か」

固法「理想、ですかね」ジャー・・・

黒妻「ああ。バカみたいにバイクで走り回って、アホみたいに喧嘩に明け暮れるのも悪くないが……こっちの方が『理想』かな」

固法「……ふふ。いつまでも子供じゃいられないんですよ」

黒妻「そっか……」フゥ・・・


 prrrrrrr・・・・・


黒妻「ん? 電話……じゃんじゃんさんだ」

固法「いい加減、名前で呼んだら?」フフフ<> 1<><>2010/06/28(月) 17:21:16.33 ID:32HBU1o0<>黒妻「はい。もしもし」

黄泉川『よう。今日はお疲れさんじゃん』

黒妻「いえ、楽しかったですよ」

黄泉川『そりゃ良かったじゃん……だが、追加注文したい』

黒妻「え?」

黄泉川『今日私、警備員の集会あったじゃんよー。桔梗も何か仕事入っただかって、帰れないそうなんだ』

黒妻「あ、え? 息子さんは?」

黄泉川『あの子は帰って来る日もあれば帰って来ない日もある。正直当てにならないじゃんよ』

黒妻「……はぁ」

黄泉川『悪いが、今日は預かって欲しいじゃん。ダメかな?』

黒妻「ちょっと待って下さい……」ホリュー「美偉、今日打ち止めちゃん預かっていいの?」

固法「どうして、私に聞くんですか……まぁ大丈夫じゃないですか?」

黒妻「でも女の子だし」

固法「はぁ、変なとこで堅気ですね……私も泊まりますからいいです」

黒妻「ん、ОKな……」ホリューオフ「あ、大丈夫です。美偉も泊まってくれるそうなので」

黄泉川『おう。助かるじゃん……あ、今晩は控えるじゃんよ。打ち止め居るんだから』ククククク!

黒妻「……マジで訴えますよ。ホント」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 17:41:50.54 ID:32HBU1o0<>黒妻「ったく……マジであの人は苦手だ」ハァ

固法「良い人なんですけどね」アハハ・・・

黒妻「んー……どうせだ。仕上にも電話しよう」prrrr・・・

固法「浜面くんに?」

黒妻「『お姉ちゃん』も一緒の方が打ち止めちゃんもいいだろう……あ、もしもし。仕上」


浜面『あ、はい。どうしたんすか?』

黒妻「デートどうだった?」

浜面『ブフウウウゥゥ!!? ……何故、それを』

黒妻「最愛ちゃんから聞いた」

浜面『え?!』

黒妻「ホントできた娘だよなぁ。あの子……あ、今ウチに居るんだよ。『妹』と『お兄ちゃん』とな」アハハ

浜面『へ?』

黒妻「まぁ今日は御泊りさせるさ。美偉もいるし」

浜面『あ、え、いや……なんかスイマセン。迷惑かけたみたいで』

黒妻「いやいや、オレの方が楽しませてもらったし……オマエはオマエでゆっくりしろ」

浜面『あ、ええ……きちんとお礼はします』

黒妻「いやいや、困った時は、だろ? 気にすんな」

浜面『……ありがとうございます』



黒妻「あ、キチンと避妊しろよー」

浜面『〜〜〜ッッ?! ま、まだ早い!! 俺達はまだ健全な関係ですから!!』

黒妻「そっか。あははははー」


固法「……人の事言えないですよ? 訴えられますって、それ」ハァ<> 1<><>2010/06/28(月) 18:06:52.24 ID:32HBU1o0<>黒妻「よしっと。あとは香焼だけだが……あれ? 香焼って、誰に連絡すればいいの?」

固法「無理に泊めなくても」

黒妻「まぁこの際だ……美偉、香焼の保護者知ってる?」

固法「うーん……前(前作)に聞いた時は、それらしい人がいるって言ってたけど……連絡先は知らないですね」

黒妻「そっか。起きたら聞こう……お、もう飯できたか」

固法「はい。3人、起こしてもらえますか?」

黒妻「あいよ……ついでに、風呂入れといて

固法「はーい」

黒妻「よしっ! ほらチビ共! 起きろ! 夕飯の時間だぞー……―――



 (同時刻、第7学区、病院にて)


麦野「はぁ……暇で暇で仕方がない……」ウィーン・・・

冥途返し「そういわないでくれ。今の君の体は繊細なんだ。定期健診を怠れば、自ずと原子崩壊(メルトダウン)する恐れもあるよ」

麦野「……せめて、雑誌持ってきてよ。新作の夏服チェックし終えてないのよ」ハァ

冥途返し「裸でカプセルの中入れられていて、よくそんな事が言えるもんだよ」

麦野「へんたいだー」キャー

冥途返し「……はぁ。後30分くらいだから、もう少し我慢しなさい」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 18:25:56.71 ID:32HBU1o0<>麦野「……原子崩しが、自己崩壊か。笑えない冗談ね」ハァ・・・


 カツカツカツ・・・・・


麦野「……今度は女性のお医者様? それとも?」

芳川「残念だけど、研究者よ。でも彼(冥途返し)からの依頼なの。『男の僕より、君達の方が良いだろ』ってね」

麦野「へぇ……変な所で律義ね。別に治療なんだから気にしないのに……『君達』?」

芳川「ええ。まぁ女性同士でしかできない話も有るでしょうって事……カウンセリングも兼ねてるのかしらね」

麦野「カウンセリング、ねぇ……で? 君達ってのは?」

芳川「今来るわ」


 カツカツカツ・・・・・


木山「まったく、私はカプセル状の医療器具が好きでは無いのにね」ハァ

麦野「あら。こっちもお姉さんなのね。貴女も研究者?」

木山「まぁそんなとこかな……木山春生だ。宜しく、原子崩し(第4位)」

麦野「折角なんだから、名前で呼んで欲しいわね」

木山「そうか。すまない」

芳川「ふふふ。私は芳川桔梗よ。宜しく、麦野沈利さん」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 18:29:24.57 ID:VOt100.0<>何この俺得な組み合わせ。<> 1<><>2010/06/28(月) 18:49:32.89 ID:32HBU1o0<>麦野「……で? 貴女達の目的(本音)はデータ集めかしら?」

芳川「違うわよ。ホントに御喋りに来たの。まぁカウンセリングって名目だけどね」

木山「研究やら実験やら……大概我々はその類で痛い目見るからね。無暗に干渉しないさ」

麦野「へぇ。変わった研究者ね……興味あるわ。どんな『悪い事』してきたの? 私より、悪い事?」ククク・・・

芳川「絶対能力進化(レベル6シフト)。1万人以上殺したわ」

木山「AIM拡散力場制御実験で子供たちを昏睡状態にさせたかな」

麦野「……ごめんなさい」

芳川「いいのよ。それ相応の罰は受けてるから」

木山「私もだよ。まぁ君もデータを見る限りでは悪行を尽くしているみたいだが、止むを得ない理由があるのだろう」

麦野「……」

木山「責めてるんじゃない。ただ、戻れるさ。私だってまだ白とは言えないけど、灰色くらいにはなったのだからね」

麦野「……芳川さんも?」

芳川「そうね……でも、光は見えたかしら」

麦野「……そう」フフフ<> 1<><>2010/06/28(月) 18:57:06.45 ID:32HBU1o0<>麦野「今は二人とも、日雇いの仕事なの?」

木山「まぁ彼(冥途返し)が後見人になってくれているから、仕事は紹介してもらえる」

芳川「でも、ボランティアみたいなものだけどね」

麦野「ふーん。二人とも綺麗なんだからモデルでもすればいいじゃない」フフフ

木山「あー……駄目だ」

芳川「白衣以外着たくないわ。面倒だもの」

木山「右に同じだ」

麦野「……今度、時間が合えば一緒に買い物行きましょ。コーディネイトしてあげるわ。勿体ない」

木山・芳川「「いやだ」」

麦野「……女として、どうなのよ。それ」

木山「まぁいいじゃないか。私は君みたいに器用じゃないんだよ」

麦野「うーん……そういう問題かなぁ? じゃあ、何か趣味は無いの?」

木山「趣味、ね……子供と遊ぶ事かな」

麦野「へぇ。まぁ研究者より健全かもね」

芳川「私もそうなりたいものね……難しいけど」ハァ<> 1<><>2010/06/28(月) 19:05:10.67 ID:32HBU1o0<>麦野「因みに、何処かの大学で部屋(研究室)持ってる訳じゃないの?」

木山「そんなもの、当の昔に消えたよ……今は一介の学生、なのかな?」

麦野「へ?」

芳川「私達、通信で教職取ってるのよ。同級生って事になるわね」

麦野「生涯学習ってヤツ? いいわね」

木山「私は昔持ってたんだが……まぁ事件やら何やらで免停されてね。取り直しさ」

麦野「教師かぁ……私には無理だね」アハハ

芳川「そんな事無いわよ。ましてや、レベル5の頭脳。経験さえ積めば簡単になれるんじゃない? 麦野先生に」フフッ

麦野「止めてよ。ムズ痒いわ……まぁ日向を歩けるようになったら、考えるわね」

木山「大概、ネガティブだね。同じレベル5を知ってるが、やはりそれぞれなのかな」

芳川「私が知ってるレベル5はネガティブ通り越して万年中二病よ……治せないかしら」

麦野「なにそれ。ふふふ」<> 1<><>2010/06/28(月) 19:14:58.88 ID:32HBU1o0<> (某女子寮)


御坂「ぶえっくしょん!!」

白井「お姉さま……もっと可愛らしいクシャミはできませんの?」

御坂「んー……無理。それより。黒子、ニュース見た? テレスティーナが脱走だって」

白井「(やはり、耳に入りましたか……) 変な気は起こさないで下さいませ。お嬢様は云々……」

御坂「あーはいはい」



 (とある路地裏)


一方通行「へくちっ!」

結標「やっぱ、アナタのクシャミ可愛いわね」

一方通行「……うっせェ」

結標「それより、情報よ。学園都市外部北から軍用ヘリ数機が降りたったって」

一方通行「あァ……やっと、パーティーの時間ですかァ」ククク!



 (とある屋上)


削板「……南から、根性デカイのが一人来てる。誰だ?」



 (病院別室)


垣根「ねぇ。なんで俺のとこにはお姉さん来ないの?」

冥途返し「バカ言わない。というか、君……また勝手に病院抜け出したね?」キッ

垣根「な、何の事かなぁ〜♪」ヒューヒュー・・・

冥途返し「身体、バラバラになっても知らないよ」ハァ<> 1<><>2010/06/28(月) 19:39:20.42 ID:32HBU1o0<> (一寸・・・・・)


麦野「あはは! 何それ! ありえないって!」

木山「むぅ……ホントに多才能力(マルチスキル)を使った事があるんだが」

芳川「だとしたら、春生もレベル5の扉に手を伸ばした事になるわね」

木山「本当なのに……」ショボーン・・・

麦野「まぁ私の能力は有る意味、一人で多重だからね。羨ましくはないかな」

芳川「原子崩しかぁ……使い様ね。原子『融合』だったらまた別の用途かもしれないけど」

木山「その気になれば学園都市を飲み込めるね」

麦野「まぁ私もバラバラになるけど」


 PPPPPP・・・・・


冥途返し『楽しい御喋りの最中、申し訳無いが時間だよ。カプセルから出てもらえるかい?』

麦野「あら、無粋ね。もしかして監視カメラで見てた?」

冥途返し『そんな真似はしないよ……彼は別だけど』

一同『え?』

垣根『うおっ!? すげぇ!! 第4位のマッパかぁ……高く売れるかな?』

一同『……』

垣根『ん? ……おい爺ぃ!! 何マイク向けちゃってんのぉ?!』


麦野「……ブ・チ・コ・ロ・シ・確定ね」ブチッ・・・

木山「手伝おう。女の敵だ」

芳川「もしもし、愛穂。至急警備員を」


垣根『……おーぅまいがっ!』

冥途返し『言わんこっちゃない。まぁまず着替えて、上にあがってきてくれ。部屋に案内するよ』Pi!<> 1<><>2010/06/28(月) 19:40:08.33 ID:32HBU1o0<>ちょっと練習いってきまーす。9時半過ぎにまた書くよー!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 21:15:45.36 ID:EJ59rBs0<>いってらーノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 21:35:56.13 ID:DKvdjjw0<>絹旗×香焼が意外と合っててニヤニヤしてしまうぜ
練習がんばってー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 21:40:08.19 ID:0QDq9.DO<>まだなのかー<> 1<><>2010/06/28(月) 21:48:59.39 ID:32HBU1o0<>うい、ただいま。<> 1<><>2010/06/28(月) 21:55:27.92 ID:32HBU1o0<> (診察室)


冥途返し「うん……まぁ可も無く不可も無く、だね。一応今日は入院だよ」

麦野「病院食不味いから嫌なんだけど……鮭弁欲しい」

冥途返し「文句言わない」

麦野「ちぇっ……で? 何処の部屋?」

冥途返し「彼女たちに案内してもらってくれ。今日だけは君専属の従者さんだ」

芳川「……だって」

木山「宜しく」

麦野「あらあら、私も偉くなったもんね。宜しく、お姉さん方」


垣根「」チーン・・・・・


冥途返し「……君は部屋に戻りなさい」

垣根「……治療して」ズタボロー

冥途返し「だから機械の中に戻れって言ってるの」ハァ<> 1<><>2010/06/28(月) 22:03:54.61 ID:32HBU1o0<> (病院裏)


フレンダ「はぁはぁ……なんとか入れたわね」

テレス「危ない女みたいね。ところで、これからどうするの?」

フレンダ「なんとか、冥途返しとコンタクトを……ッ?!」

テレス「……誰か来た」ポワワワワアァ・・・・・

フレンダ「止めなさい! 患者だったらどうするの?!」

テレス「……チッ」



 コツコツコツコツ・・・・・



フレ・木原「「……っ」」


御坂妹「誰かいるのでしょうか? とミサカは懐中電灯の明かりを向けます」

フレンダ「くっ! また量産型第3位!?」

テレス「面倒臭いなぁ、もう!?」ガッ!!

御坂妹「きゃっ!?」バタンッ!

テレス「おい……声出すな。喉笛に風穴開けられたく無いだろ?」ガチャッ・・・

御坂妹「……」コクコク・・・

フレンダ「ちょ、テレス?!」

テレス「黙ってろ……いいな?」

御坂妹「……ミサカは」

フレ・木原「「え?」」<> 1<><>2010/06/28(月) 22:11:46.24 ID:32HBU1o0<>御坂妹「此処のナースですとミサカは無抵抗を示します」

フレンダ「ナース? クローンが?」

御坂妹「はい」

テレス「信じらんねぇな」ガチャッ!

御坂妹「……これでも?」スゥ・・・

フレンダ「……職員用のネームね」

テレス「……」

御坂妹「見たところ、貴女方は怪我をしている様です。医者の下まで案内しますとミサカは最善案を提示します」

テレス「……ふん!」ガチャッ!

フレンダ「テレス!! 止めなさい!! ……今はその子を信じましょう」

テレス「……嘘だったら、ハチの巣だぞ」スチャッ・・・

御坂妹「仕事柄、どんな患者であっても助けろ……上司の銘です。此方へとミサカは案内します」テクテク・・・

フレンダ「……テレス。此処は穏便に」

テレス「チッ……私は、どうも『あの顔』が大っ嫌いなんだ。許せ、フレンダ」テクテク・・・

フレンダ「……結局、更生施設なんてもんは御飾って訳ね。遺恨なんてそう簡単に消える訳無いか」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 22:21:19.94 ID:32HBU1o0<> (医師控室)


 コンコン・・・


冥途返し「ん? 開いてるよ」

御坂妹「失礼します。先生、急患ですとミサカは冷静に告げます」

冥途返し「……連絡は来て無いが」


 ガララララ・・・・・


冥途返し「……成程。緊急連絡なんて、出ない訳か」

テレス「久しいわね。冥途返し」

冥途返し「やぁ……テレスティーナ。脱走は本当だったみたいだね」

テレス「御託は結構。治療しろ……あと精神安定剤を寄越せ」ガチャッ!

冥途返し「それを決めるのは医者の仕事だよ……まず、診察室へ来なさい」

テレス「……いいのかしら? 脅しかもしれないわよ?」

冥途返し「どうあれ、今君は僕の患者だ。途中で投げ出したりはしないよ」

テレス「……ふん。相変わらず、イケ好かないヤツね」スチャッ・・・

冥途返し「好きに言うといい……君、手伝ってくれ」スタスタ・・・

御坂妹「了解ですとミサカは二人を案内します。さぁ」

フレ・木原「「……」」テクテク・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 22:31:58.08 ID:32HBU1o0<> (診察室)



冥途返し「……酷い傷だよ。何があったか、話してもらいたいところだね」

フレンダ「痛たぁ……スイマセン」

テレス「数多の猟犬(ペット)の生き残りに、噛みつかれたわ」

冥途返し「数多……そうか。木原くんか……」

テレス「別に家族なんて気は無いわ……痛っ……あんなカス」

御坂妹「動かないで下さい。傷がまだ」

テレス「黙れ、超電磁砲のクローン……オマエの声は聞きたくない」

フレンダ「テレス……少し落ち着きなさい」

冥途返し「……やれやれ。兎に角、今日は部屋を貸すから大人しくしていなさい。御金は要らないから」

テレス「……はぁ?」

冥途返し「猟犬部隊は最高翌理事長の管轄だ。彼に後々請求するよ」

フレンダ「ちょ!?」

冥途返し「安心しなさい。今はまだ請求しない……いいから、相当疲れてるだろう。お風呂も貸す。早く寝なさい」

御坂妹「案内しますってさっきからミサカは案内役だけですね……『蛇』との扱いの差に絶望した」ショボーン・・・

フレンダ「……今は御言葉に甘えましょ」

テレス「……」<> 1<><>2010/06/28(月) 22:41:30.23 ID:32HBU1o0<>テレス「おい」

冥途返し「……何だね」

テレス「私の機体(駆動鎧)が、何処にあるか知ってる?」

フレンダ「テレス?」

冥途返し「……どうしてだい?」

テレス「このままじゃ戦えない。奴らはまた来る」

冥途返し「……此処に居る限り安全だよ」

御坂妹「といいつつ、以前未曾有の戦場になりかけましたけどねってミサカは大暴露」

一同『……』

テレス「……いいから教えろ。取りに行く。あと、精神安定剤と痛覚緩和剤を寄越せ」

冥途返し「何故、君が戦う? 警備員に任せればいい」

テレス「暗部に干渉できるのは闇だけ。分かるでしょ? ……借りは返すから」

冥途返し「……いいから。まずは休みなさい。我が儘言うなら薬で眠らせる」

フレンダ「テレス。貴女疲れてるのよ……今は彼の言うとおりにしましょう。ね?」

テレス「……チッ。風呂だ。案内しろ、超電磁砲モドキ」

御坂妹「せめて10032と……あ、いや、睨まないで下さいとミサカは今だけ御姉さまを恨みます」コエー!



冥途返し「……彼女の駆動鎧、か。骨が折れそうだな」ハァ・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 23:02:10.87 ID:32HBU1o0<>冥途返し「誰に頼むか……彼女かな?」PPP!


 prrrrrr・・・・・


冥途返し「もしもし。久しぶりだね」

黄泉川『いきなり電話かけてくるなんてビックリじゃんよ。何の用じゃん、先生?』

冥途返し「君の所、駆動鎧のテストやってたよね? 新型の」

黄泉川『私の所じゃなくて、知り合いじゃんよ……どうした?』

冥途返し「今、一番機能が高いのはどんなのだい?」

黄泉川『うーん……ロシアで投入されてるヤツの筈じゃん。何で? 欲しいの?』

冥途返し「……それが、一番かい?」

黄泉川『……どういう事じゃん?』

冥途返し「『木原』製とどっちが上だい?」

黄泉川『はぁ?! あのトンデモ鎧と比べるないで欲しいじゃん! 第一、アレはテレスティーナ本人じゃないと使えないじゃんよ』

冥途返し「ふむ……此方(病院)へ廻してもらえないかな? 興味がある」

黄泉川『先生も、大概変人じゃんね……まぁどうせ投入できない機体だし。多分、ОKじゃん。先生なら信頼できる』

冥途返し「変人ねぇ……まぁ頼むよ。芳川くんの給金昇げるからさ」

黄泉川『私には見返り来ないじゃんよ。トホホ』

冥途返し「芳川くんに菓子折り持って渡すから」

黄泉川『絶対じゃんよ……んじゃ、明日には廻すじゃん』

冥途返し「ああ。宜しく……」Pi!「……すまないね。黄泉川くん」




冥途返し「患者に必要なモノなら、信頼に嘘を付いてでも応えよう……なぁ。アレイスター」フゥ・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 23:15:07.10 ID:32HBU1o0<> (病院大浴場更衣室)



御坂妹「此処が御風呂です」

フレンダ「結構、立派な設備ね……スパみたい」

御坂妹「ミサカ達の日常的に使う御風呂も兼ねてますから……ってあら?」


 ザアアアアァァ・・・・・


御坂妹「先客がいる様ですとミサカは伝えます」

テレス「……おい。後でいい」

御坂妹「と言っても、消灯前に入らないと不味いのですがとミサカは忠告」ヌギヌギ

フレンダ「……貴女も入る訳?」

御坂妹「いつ急患が入るか分かりませんのでとミサカは無理やり貴女達と御一緒します」

テレス「……ふん」ヌギヌギ

フレンダ「もう……」ヌギヌギ

御坂妹「十人は入れるスペースなので他のミサカ達が2,3人入ってても大丈夫ですよ。とミサカは告げます」テクテク・・・



 ガララララ・・・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 23:21:18.55 ID:ARJcFYAO<>麦の━━━━━ん!!!!<> 1<><>2010/06/28(月) 23:23:14.14 ID:32HBU1o0<>麦野「え?」

芳川「あら?」

木山「ん?」


御坂妹「あれ?」

フレンダ「へ?」

テレス「は?」


一同『……』


垣根「ちわーっす……おーぅ……まぃ……がぁっ……」バタリッ・・・<> 1<><>2010/06/28(月) 23:35:04.99 ID:32HBU1o0<>麦野「フレンダ?!」

フレンダ「麦野?! ……あ、そうか。入院してた訳ね」


テレス「……木山、春生ぃっ!!」

木山「……え? 誰かな?」

芳川「知り合い?」

テレス「おいおい……髪縛って眼鏡してねぇと分からねぇってかぁ?!」ガッ!!

木山「髪下ろした○アトリーチェ……じゃない!! まさか、その声?!」

フレンダ「っ!!? テレス!! 止めなさい!!」ガシッ!

テレス「止めんなフレンダ!!」グググ・・・

フレンダ「今、喧嘩してる場合じゃないでしょ!! 第一、貴女怪我してるのよ!!」

木山「……テレスティーナ・木原・ライフライン」

テレス「よおぉ……地獄から戻ってきたぜぇ。木山ぁ・セ・ン・セェ……」ギロッ!


御坂妹「……えっと、何これ?」

芳川「さ、さぁ?」



垣根「すげぇ……ボイン姉ちゃんのキャットファイトが始まろうとしてるうううゥ痛いたいたたた!!」ガンガンッ!

麦野「さらっと交んな。屑がっ!!」ゲシゲシッ!<> 1<><>2010/06/28(月) 23:37:10.10 ID:32HBU1o0<>って感じで、今日は御終い。
次回は『ビックリ!! ボインばかり(控え目二人)の御風呂だよ!』編から!


ではバイト行ってきまーす! またね! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 23:44:14.22 ID:WAd6juwo<>アニメでもこのスレでも小さい女だなテレス<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 23:46:27.06 ID:D7IfMADO<>つまりは

フレ>
ンダ>
妹)
32)
麦>
野>
(以下女史3名同じ)



垣/根

というわけか
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/28(月) 23:47:02.03 ID:pZiRTtA0<>この時間からバイトか、大変だけど頑張って!
次も楽しみにしてるよー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/29(火) 03:31:09.75 ID:GW9Tw2DO<>乙!


全裸で待機して待とう。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/30(水) 17:52:05.62 ID:d.n2J7wo<>今日は来るか?<> 1<><>2010/06/30(水) 23:30:23.58 ID:6J9woUQ0<>うい! 書くよ!


(前回のあらすじ)


垣根「目の前にはボインばかり(控え目二人)の御風呂だよ! って痛い痛いっ!! 踏むな、アトミックボインがぁ!!」

麦野「あと5回は分割されろ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/30(水) 23:31:44.26 ID:cL.10WY0<>待ってた!<> 1<><>2010/06/30(水) 23:37:02.15 ID:6J9woUQ0<>フレンダ「……兎に角、御風呂くらい静かに入りましょ」

テレス「……チッ」

木山「……」


芳川「何が何なの……一体彼女は?」

御坂妹「彼女はテレスティーナ・木原・ライフライン。今は先生の『患者』ですとミサカはお答えします」

芳川「テレスティーナ……木原……そう。木原幻生の……」


麦野「……フレンダ。何があったの?」

フレンダ「御風呂上がってから話すわ……今はゆっくりさせて」ハァ・・・

麦野「え、ええ」


木山「……」

テレス「……チッ」イライラ・・・



垣根(っぽい何か)「」チーン・・・<> 1<><>2010/06/30(水) 23:48:21.67 ID:6J9woUQ0<> ジャアー・・・・・



木山「……あの」

テレス「あん?」

木山「……何でもない」



麦野「……何この空気」

芳川「さ、さぁ……」

フレンダ「はぁ……テレス。折角休める場所に来たのだから、気を張らないの。余計疲れるわ」

テレス「……ふん」プイッ

フレンダ「もう……」

麦野「やれやれね……あら?」

芳川「どうしたの?」

麦野「芳川さん……着痩せするタイプ?」

芳川「え? ど、どうかしら?」アハハ・・・

麦野「勿体無い……ホントに服選んであげるわ。大胆な御洒落しましょうよ。それじゃあ、寄ってくる男(モノ)も寄って来ないわ」

芳川「あ、あはははは……いや、私も年齢ってのがあるから。貴女みたいな大胆なのは、厳しいわよ」

麦野「まったまたぁ、御謙遜を〜」ツンツン

芳川「きゃっ!!? な、何するのよ!」

麦野「女だけ女だけぇ〜♪」

フレンダ「はぁ……麦野のセクハラ始まった……」



垣根「……」ジー・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/06/30(水) 23:58:01.15 ID:oLONpESO<>●REC
<> 1<><>2010/07/01(木) 00:08:06.33 ID:8Q7xe1I0<>麦野「ふふふ……あ、でももう少しお腹絞った方がいいわねー」ツンツン

芳川「うっ……やっぱりかぁ。基本デスクだから、構ってられないのよね……ウチのデリカシー無い子からは『牛になンぞォ』とか言われるし」ハァ

麦野「毎日15分だけでも御風呂上がりにストレッチすれば全然違うわ。プロポーションも保てるしね」

芳川「流石レベル5。タメになるわね」フフフ

麦野「ポイントは『コレは痛い』って感じるくらいギリギリの所でキープよ。早速あがったらシましょ♪」

フレンダ「……嫌ぁな予感しかしない訳で」ハァ

芳川「運動は苦手だわ……体育教師やってる愛穂の気が知れない」

木山「私も苦手だが……子供達と遊ぶとなれば、やはり必要だよ」

麦野「うふふ。やっぱり、少しは動けそうな身体してたもんねぇ。ココは重そうだ・け・ど♪」ツンツン

木山「ひぁっ!!? だ、だからそういうのはイケないぞ!!」

麦野「てへっ」ペロー!

フレンダ「結局、麦野は麦野って訳ね」ハァ



垣根「……やるな、第4位。因みに此の中でもテメェは第4位だ!」REC・・・<> 1<><>2010/07/01(木) 00:40:52.67 ID:8Q7xe1I0<>麦野「いやー、木山さん。しかしエロい身体だもんねぇ」プニプニ

木山「んなっ?! え、エロくなんかない!! そ、そういう君だって……その……」

麦野「あら? もしかしてエロ耐性無いのかしら? ダメダメよー。先生なるんなら思春期の子供たちだって相手にするんだからね」

芳川「そ、そうなのか?」

フレンダ「そんな生徒ブッ叩いてしまえ」ボソッ

御坂妹「みんながみんな20000みたいな子ばっかだったら……ミサカはゾッとします」

麦野「ましてや、貴女達。そんなイイ身体してるんだから……肉欲に飢えた男子生徒から『アレ』な目で見られる訳で……ぐふふ♪」

木山・芳川「「っ?!」」ビクッ!!

フレンダ「あー…… (前に処女だとばらされて、フリーズしてた女が言えるセリフじゃないわねぇ)」ハァ

御坂妹「…… (『蛇』からの情報だと、彼女はヴァージンの筈ですが)」フム・・・

木山「わ、私の生徒はそんな事言わない!」

芳川「ヤダ……愛穂も言われてるのかしら。聞いてみないと」

麦野「ふふふ。 (た〜のしいぃ!!)」フフッ!



木原「処女が何言ってんだか……」ハァ・・・



一同『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

麦野「」



垣根「……うぇーい。麦野バージンっと……メールで廻すか?」ピコピコ・・・<> 1<><>2010/07/01(木) 01:02:26.67 ID:8Q7xe1I0<>麦野「」

フレンダ「……テレス。分かるの?」

テレス「んあ? いや、何と無く……Hな事、何でも知ってますよ的な女ってなぁ処女っぽい気がすんだよ」

芳川・木山「「……」」

御坂妹「……この女、できるッッ!!」

テレス「どうでもいいけどよ、んな節操無いガキ、学園都市にゃいねぇだろ。いたら学校辞めてスキルアウトにでもなってんじゃねーの?」

芳川「ふむ……」

木山「……成程」

フレンダ「言葉に重みがある。麦野じゃ適わない訳だね」フムフム

御坂妹「新スレ……女帝木原様、現る……っと」

テレス「まぁそこに転がってる坊やなんかは、新米教師にセクハラして停学とか喰らってそうだけどね」

一同『っ?!』バッ!!



垣根「あ、れぇ……あえ、笑顔! 折角、湯気避けフィルター付いてんだしいいいい痛い痛い痛っ! 見えるぞォいつぃ!!」ガシガシガシッ!!<> 1<><>2010/07/01(木) 01:37:07.23 ID:8Q7xe1I0<> (一寸・・・・・)



麦野「もう……御嫁に行けない……」スンスン・・・

フレンダ「あーもう面倒臭いわ……早く身体拭きなさいって。湯冷めするわよ」

木山「あ、えっと、気にしてないから」

芳川「そ、そうよ。ストレッチ、手伝ってくれるんでしょ? 貴女がその体型保ててるのは嘘じゃないんだから」

麦野「……お姉さん達、優しいのね」グスッ・・・

御坂妹「それに処女の方が貰い手としても嬉しいのでは? とミサカは貞操観念の確認を取ります」

麦野「うわあああぁぁん!!」

フレンダ「メンドくせぇ……」ハァ

芳川「10032……時には黙る事も覚えましょ」

木山「そ、そうだな……まぁ確かに咋(あからさま)では無いかもしれないが、思春期特有の質問してくる男子生徒はいるかもしれないし」


木原「女子でもいるぞ? 『先生、Hした事ある?』とか『先生、処女?』とか……無論、ブン殴ればいい。んなガキは」(事実デス)


一同『……』

フレンダ「……詳しいわね」

テレス「……上が、言えって」



垣根(らしき何か)「」シュゥー・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 01:37:47.92 ID:Geioy2SO<>
麦野「そこでチェス盤をひっくり返す」<> 1<><>2010/07/01(木) 02:01:24.97 ID:8Q7xe1I0<>テレス「……んで、風呂もあがった事だし。木山ぁ、面貸せよ」

木山「……」

フレンダ「だから! 止めなさいって言ってるでしょ!!」

テレス「なぁに、殺しゃしないさ……ただ、私の鬱憤を晴らさせてくれりゃそれで良い。生憎此処は病院。治療の準備もできてますってな!」

フレンダ「だからっ!! 此処で暴れて、奴らに気付かれたらどうするの!!?」

テレス「チッ……」

芳川「……木原さん」

テレス「おい、てめぇ……二度と『その名』で私を呼ぶな。クソが」キッ!

芳川「っ……ごめんなさい。兎に角、今の貴女では晴生とサシで話をさせられないわ……危険すぎるもの」

フレンダ「……そうね。少し、休みましょうよ。クローンさん。私達の部屋に案内お願いできる?」

御坂妹「はい……できればミサカと呼んで欲しいです。とミサカは注文します」

フレンダ「ええ、ごめんなさい……テレス。早く服を着なさい。まず部屋に行きましょう。話はそれから……麦野」

麦野「……ふぇ?」

フレンダ「いつまでヘタレてる訳?! 後で……話をするわ。OK?」

麦野「あ、うん……また後で」

テレス「……木山ぁ、逃げんなよ?」テクテク・・・




垣根「誰か……医者を呼んでくれ……」ガクッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 02:02:40.95 ID:FNQFFL2o<>テレスってこんな小物臭が凄いキャラだったっけ?<> 1<><>2010/07/01(木) 02:28:38.65 ID:8Q7xe1I0<>御坂妹「此処ですとミサカはやっと案内役を終えます」

フレンダ「ありがとう……何かあったらナースコールでいいのよね?」

御坂妹「多用は勘弁願いますとミサカは一言と残しておきます。それでは」ペコリ・・・・・・テクテク・・・


 ガチャッ・・・


フレンダ「……はぁ。テレス」

テレス「……」

フレンダ「どうしたの? 貴女らしくないわよ。何時もの冷静沈着さは如何した訳?」

テレス「……ああ。そうだな……色々あった。有り過ぎた」

フレンダ「そうよ。テレス、貴女疲れてるのよ……休みましょう。頭を冷やして。彼女との因縁がどれ程かは知らないけど、今は駄目よ」

テレス「……」

フレンダ「テレス」

テレス「……あいよ。分かったわ」

フレンダ「宜しい。さ、施設じゃこんな良いベット無かったでしょ? 存分味わいなさい」

テレス「ったく、アンタにゃ適わないわね……フレンダ」

フレンダ「ん?」

テレス「……あんがと」

フレンダ「え?」

テレス「……何でもないわ。寝る」ゴロン・・・

フレンダ「……」ニヤリ「……テーレース! 一緒に寝よっか?」ガバァ!

テレス「んな?! 私にソノ気は無ぇ!!」ヤメロー!!

フレンダ「良いではないかぁ良いではないかぁ!」ギュウゥ・・・

テレス「きゃぁっ!!? 何処揉んでんだ!! 変態女ぁ!!」

フレンダ「へへへ! (私はね……結局、貴女は子供だと思う訳よ。子供のまま、成長しちゃっただけ)」モミモミ・・・

テレス「っ〜〜〜!! 落ちろバカ!!」ガンッ!

フレンダ「あぅ!!」イタイー!!<> 1<><>2010/07/01(木) 02:59:33.93 ID:8Q7xe1I0<> (麦野サイド)



芳川「ふぅ……御風呂なのに疲れた……」

麦野「はぁ……」ギュー

木山「い、痛たたたたたたたぁ!! 何故私にストレッチを掛ける?!」ギギギギ

麦野「あ、ごめんなさい。まぁどっちもヤるつもりだったから、最初木山さんで」グゥー

木山「う、ひぁっ!!」ググググ

麦野「固っ!? ……それにしても、なんなの? あの女」

木山「テレスティーナ……痛いっ!! 木原……あうっ!! ライフライン……ストップストップ!!」

麦野「因縁ってヤツ? 木山さんと?」パッ

木山「ま、まぁ、ふぅ〜……そうなるかな。ある意味、私が彼女を豚箱送りにした……いや『私達』が、かな」

麦野「……ふーん」

芳川「テレスティーナ……木原、かぁ」

木山「芳川。知ってるのかい?」

芳川「うーん……ていうか、私達(科学者)の中で『木原』姓名は嫌でも知る名前じゃないかしら?」

木山「まぁ……ね」

麦野「私も、文献は読んだ事あるわ。木原……幻生だっけ?」

芳川「まぁ彼が一番有名ね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 03:19:32.38 ID:K2fjPAAO<>>>575
アニメでもキャラ安定して無かったからなぁ…
すぐ化けの皮剥がれてベアトになったし<> 1<><>2010/07/01(木) 03:22:43.96 ID:8Q7xe1I0<>麦野「まぁ私は狂人な男の印象が強いんだけど……科学者上がりの暗部リーダー」

芳川「数多、だっけ……確かに、彼は狂ってたわね。猟犬部隊でしたっけ?」

麦野「ええ……あ、木山さん。仰向けなって」グイッ!

木山「う、うん……その『数多』って男は知らないが……ふっ……幻生と、テレスティーナは……くっ! 嫌でも、知ってるっ!」ガシッ!

麦野「息吐いてぇ……その幻生って、AIM関係のスペシャリストだっけか?」

芳川「暴走能力の法則解析ってのが有名ね。噂では非人道的な実験も行っていたらしいけど」

木山「その……痛いっ……非倫理実験のメンバーの一人が、くっ……あぅっ! ……私だ」

麦野「……そう」パッ!

木山「彼の目的は……ハァハァ……『神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの(レベル6)』へ進化させる研究だった」

芳川「……まぁ、私も絶対能力進化(レベル6シフト)の実験をしていたけどね」

木山「ふぅ……兎角、テレスティーナもその遺志を継いでレベル6を目指した」

麦野「……バカね。絶対能力なんて無くても、人間はやっていけるのに……あ、次芳川さんの番ね」ガシッ

芳川「更なる高みを望んでしまうのが、研『究』者なのよ……愚かね。って、待って! 心の準備がああぁ!!」グッ!

木山「……思えば、彼女も被害者ではある。幻生の被験者なのだからな」

麦野「ふーん……同情はしないわよ。その程度で」

芳川「んんっ! ……被験者が研究者か、負の連鎖ね……って痛つっ!!」

麦野「マジ固いわ……マグロでいいの?」

木山「処女が言うセリフでは無いのでは?」

麦野「……木山サン? 容赦しません事ヨ?」ギロッ!<> 1<><>2010/07/01(木) 03:58:41.66 ID:8Q7xe1I0<> (一寸・・・・・)


芳川・木山『』グデー・・・

麦野「……ホント、だらしないわねぇ。少しは鍛えなさいよ」

芳川「そうは言っても……若くは無いんだ」

木山「羨ましいよ……これが若さが」

麦野「私よりおっぱい有る人達に言われてもねぇ……んで、問題はテレスティーナが何故此処にいるか、でいいの?」

木山「そうだな……ヤツはアンチスキルに逮捕された筈だ」

麦野「へぇ……じゃあ、想像はつくわね」

芳川「想像?」

麦野「裏の人間が、表にしょっ引かれた。裏としては黙ってられないでしょ?」

木山「……暗部が関与してると?」

麦野「あくまで想像よ。ま、真相は一緒に居た私の仲間から聞けば分かるけどさ」

芳川「ふむ……流石、と言うべきかな。大したモノよ、貴女のカリスマ性」

麦野「評価し過ぎよ。ただ、あの女の利用価値が分からないわ。木山さん、何か知ってる?」

木山「……キャパシティダウンの発明と能力体結晶の知識を持ち合わせてるって事ぐらいかな」

芳川「キャパシティダウンのデータは既に広まっているわね……良い方でも、悪い方でも」

麦野「アレは両刃の剣だからね。警備員が使えば犯罪者の無力化に、犯罪者が使えばテロまがいにもなるわ」

木山「となると、能力体結晶か? しかし、アレの使い所は匆々無いぞ」

麦野「いや……『体晶』のマイナーチェンジにできる。考え様ね」

芳川「まぁ、ただ単に脱走というわけでは無いのでしょうね」

木山「……」

麦野「木山さん?」

木山「もしかして、まぁ可能性としてだが……」

麦野「うん?」

木山「復讐、かな」ボソッ<> 1<><>2010/07/01(木) 04:22:48.11 ID:8Q7xe1I0<>芳川「復讐? 貴女に?」

木山「私もだが……主として……超電磁砲」

芳川・麦野「「っ?!」」

木山「まぁ、それだけの為に脱獄は無いか」ハハハ・・・

麦野「超電磁砲(レベル5)に喧嘩売るとか……バカなの?」

芳川「まぁそういう子、学園都市じゃ多いけどね……」

木山「かく言う私も御坂美琴とは一戦交えているのだが……アレは、化け物だな」

芳川「……」

麦野「ふーん……ま、私は負ける気しないけどね。てか、負けてないし!」ビシッ!

木山「ま、まぁ可能性だよ……彼女がそこまで小物だとは思わない。でも、もし、仮に彼女と超電磁砲がハチ合わせる事があれば……」

芳川「有りえる、って訳ね。 (打ち止めに頼んで、御坂美琴の位置操作をしないと)」

麦野「あはは。私だって第3位、グチャグチャにしたいのに、皆我慢してるんだから抜け駆け無しよねー」ハハハ

木山・芳川「「……」」

麦野「……冗談よ。冗談だって」

芳川「とりあえず、今日は休みましょう。麦野さん、貴女も入院しに来てる訳なんだから」

木山「そうだな。君を暴走させては彼(冥途返し)から、雷を貰ってしまう」

麦野「もう……分かったわよ。じゃあ……ストレッチの続きする?」ニヤッ

芳川・木山・芳川「「勘弁!」」バッ!

麦野「あはは、まぁ下らない御喋りでもしましょ。お姉さん方!」フフフ!<> 1<><>2010/07/01(木) 04:24:15.36 ID:8Q7xe1I0<>って感じで今日は御終い。
御坂さん出そうかなぁ……まぁ考えます。

ご意見ご感想ご質問ご要望宜しく。では! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 13:25:28.13 ID:7LsIqTIo<>なにこの巨乳集団<> 1<><>2010/07/01(木) 18:39:40.71 ID:8Q7xe1I0<>こにゃにゃちわ。書きます。<> 1<><>2010/07/01(木) 18:56:53.13 ID:8Q7xe1I0<> ―――とあるアパート



黒妻「おーい。起きろチビ共ぉ」トントン

打ち止め「うーん……此処は何処? ミサカはミサカ……」

絹旗「ふぁあぁ……寝てしまいました。何だか超気が緩みっぱなしです」

香焼「ふみゅ……ううぅん……あれ? 今何時ですか?」

黒妻「7時半だ」

3チビ『えっ!?』

黒妻「ああ、打ち止めちゃんと最愛ちゃんは保護者に連絡したから今日は御泊りだぞ」

打ち止め「へ?」

絹旗「どういう?」

黒妻「打ち止めちゃんは今日家に誰も帰って来ないから、ウチで預かり。最愛ちゃんは仕上に連絡したら好きなようにしてくれだって」

打ち止め「そっかぁ……では御世話になりますとミサカはミサカは頭を下げます」ペコリ

絹旗「……」

黒妻「……最愛ちゃん。悪い、今日は打ち止めちゃんと一緒に泊まってやってくれないか? オレの我儘でもある」ボソリ

絹旗「ええ……言われなくてもそうします。浜面は兎も角、折角滝つ……壷滝さんにゆっくりできる様、気を使ったんですから」

黒妻「……ははっ。流石、お姉ちゃんだな」ワシャワシャ

絹旗「わっ! ……もう!」

黒妻「あはは。悪い悪い」<> 1<><>2010/07/01(木) 19:23:56.13 ID:8Q7xe1I0<>黒妻「んで、あと香焼だけなんだが……誰に電話すりゃいいんだ?」

香焼「え!? じ、自分も泊ま……っていいすか?」

黒妻「何を水臭い」

香焼「(……確かに観察対象の身近に居られるのはありがたいけど) ……えっと、確認取っていいすか?」

黒妻「勿論だ」

香焼「じゃあ、電話してきます……」テクテク・・・


 Prrrrrrr・・・・・


香焼「あ、もしもし。教皇代理」

建宮『OK』

香焼「……自分、まだ何も言って無いっすよ?」

建宮『自分のいる場所を考えるのよね。向いは五和と対馬の居るアパートなのよ』

香焼「……ま、さ、か」ギギギギ・・・

建宮『まぁまぁ、女の子二人に抱きつかれて御昼寝とは……良いモノ見させてもらえたよな』ニヒヒヒ!

香焼「」

建宮『あ、そうだ。黒妻に変わって貰えるか?』

香焼「……あ、え、いいんすか?」

建宮『オマエの保護者って事で挨拶した方が自然だろうよ。チャッチャと変われ』ホレホレ

香焼「……もう」ハァ<> 1<><>2010/07/01(木) 19:44:41.83 ID:8Q7xe1I0<>香焼「あのー……黒妻さん。自分の保護者(?)が、挨拶したいと……」

黒妻「ん、あいよ……もしもし」

建宮『あー、もしもし。香焼の保護者代わりみたいなもんです』

黒妻「ああ、アナタが『ぷりえすてる』さんですか?」

建宮『いや、オレは……その代理みたいなもんなのよ。一度、自販機のある公園で会った事あるのよね』

黒妻「……ああ、イングランドカラーのシャツを着た」

建宮『そうそう。まぁ女皇帝様は忙しいから挨拶できません故、自分が代わりに挨拶したのよ。一晩ですが、香焼を宜しく』

黒妻「はい」

建宮『あ、そうだ。香焼少ーし貧弱だから、鍛えてあげてやってもいいのよな』アハハハ!

黒妻「はははは。分かりました……では、お預かりします」

建宮『お願いします。香焼に変わって貰えるかい?』

黒妻「はい……香焼ぃ、変われって」

香焼「あ、はい……もしもし」

建宮『おう。ま、「上手く」やれ。日和過ぎるなよな。あくまで、任務。忘れるな……以上』

香焼「……了解っす。それでは」Pi!


打ち止め「お兄ちゃんも泊まれるの? ってミサカはミサカは覗きこむ」

香焼「あ、うん。自分も泊まるよ」

打ち止め「やったー! ってミサカはミサカはお兄ちゃんにギュってする!」

絹旗「あああ! 香焼超ズルイです!!」

香焼「そ、そんな事言ったって……あはは」

打ち止め「大丈夫、お姉ちゃんにもギュってするよ! ミサカはミサカは二人にギュゥ!」



黒妻「……平和」

固法「ふふっ……いいですね」<> 1<><>2010/07/01(木) 20:05:21.22 ID:8Q7xe1I0<>固法「じゃあ、ご飯食べちゃいましょ」

3チビ『はーい』

黒妻「ふむ、カレーか……王道だな」

固法「甘辛と中辛二つ作ったけど、どっちが良いかしら?」

打ち止め「甘い方!」

絹旗「超中辛で!」

香焼「超中辛って何だよ……中辛でお願します」

黒妻「任せるよ」

固法「はいはい。じゃあ、私は甘辛でいいかしら」

打ち止め「ミィも私と一緒で甘いのが好きなの? ってミサカはミサカはお皿を受け取る」

固法「うーん、何でもいいかな? どっちでもいいし、どっちか余っちゃうし」

絹旗「何か、ママさんみたいですね。流石、超姉貴さん!」

固法「ははは……姉貴さんは止めて欲しいわね」

香焼「えっと、飲み物は100%ジュースでいいっすか?」

打ち止め「私はそれでいいよってミサカはミサカはコップを出す」

絹旗「私も、炭酸以外なら何でも」

黒妻・固法「「牛乳」」ドーン!

3チビ『……あはは』コポコポコポ・・・<> 1<><>2010/07/01(木) 20:49:35.73 ID:8Q7xe1I0<> (一寸・・・・・)


一同『ごちそうさまでしたー』


黒妻「いやー、食った食った」プハァ・・・

打ち止め「ミィのカレーは美味しいね! って炊飯ジャーのカレーしか食べた事が無いミサカはミサカは言ってみる」

香焼「炊飯ジャーのカレーって、何すか?」

絹旗「私もレトルト以外のカレー超久しぶりに食べましたよ。お腹一杯です」フゥ・・・

黒妻「なんだ、仕上に碌な飯食わせて貰って無いのか?」

絹旗「いやー、お仕事の都合上手っ取り早く済ませちゃうので。でも壷滝さんのカレーは超美味しいですよ! 姉貴さん程じゃないですが」

固法「姉貴さ……まぁ美味しいって言って貰えるだけで、私は満足よ」フフフ

黒妻「ふぅ……風呂沸いてるっけ?」

固法「ええ」

黒妻「んじゃ入るか……3チビの後、オレと美偉でいい?」

絹旗・香焼「「え、えええぇっ?!」」

打ち止め「へ?」

固法「……てゐっ!!」ゴンッ!!

黒妻「あ痛っ!! 冗談だって、冗談……半分」

固法「……」ギロッ!



絹旗「ちょ……香焼。超変な目で私の事見ないで下さい!」

香焼「み、見て無いっすよ!! そんなペチャンコ見たって嬉しくないっす!!」

絹旗「なぁ?! こ、このチビぃ!!」

香焼「ち、チビはどっちだぁ!!」

打ち止め「お兄ちゃん、お姉ちゃん! 喧嘩は『メッ!』って何回言わせるの! ってミサカはミサカは怒ります!」プンプン!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 20:55:08.24 ID:7LsIqTIo<>来てるー
モアイちゃんかわええ<> 1<><>2010/07/01(木) 21:11:05.06 ID:8Q7xe1I0<>固法「はぁ……先輩、いい加減にして下さい。最愛ちゃん、打ち止めちゃんおいで」

打ち止め「はーい! ってミサカはミサカはぬぎぬぎ……」

絹旗「ああ、打ち止めちゃん! 香焼が見てるんだから駄目です!」

打ち止め「ふぇ?」

黒妻「オレはいいのかよ」

絹旗「兄貴さんは、パパみたいなモノですから」

固法「パパ(笑)」

打ち止め「じゃあ、美偉はママだね! ってミサカはミサカは黒妻家の両親をあげてみる!」

黒妻「ママ(笑)」

香焼「い、いいから入ってきたらどうすか?」

女衆『はーい』


 キャッキャウフフムッキュンムッキュン・・・・・


黒妻「ふぅ……平和だなぁ」

香焼「そ、そうっすね……」

黒妻「……なぁ香焼。オマエ、イギリスから来たんだろ?」

香焼「あ、え、そうっすね。たまぁに、日本に帰ってきます。 (そういう『設定』だったっすね)」シラー・・・<> 1<><>2010/07/01(木) 21:33:58.79 ID:8Q7xe1I0<>黒妻「オマエって、普段何してるの? 学生?」

香焼「え、ま、まぁ留学してて……宗教史の方を」

黒妻「学園都市って、宗教関係御法度じゃ無いっけ?」

香焼「う、うーん……まぁ、理事運営で政治経済を学ぶ場合、宗教史は嫌がおうにも付き纏いますから」

黒妻「……成程、まったく分からん」

香焼「あはは…… (良かった。頭悪くて……適当並べただけっすから)」

黒妻「まぁ日本に居る内はオレの事頼れよ。もしオレがイギリス行く事あったら頼るからさ」

香焼「え、ええ。 (監視対象に守られてちゃ、立場ないっすねぇ)」ハハハ・・・


 ガララ・・・・・


固法『せんぱーい。ボディスポンジって何処ですかぁ?』

黒妻「ん? あれ、出さなかったっけ?」

固法『無いですよ。あ! 打ち止めちゃん! まだ泡落ちて無い!』

打ち止め『うっひゃあ! ミィの胸はヨミカワレヴェルだねってミサカはミサカは突っつく!』

固法「ひぅっ?! こ、こらぁ!!」

絹旗「駄目ですよ。打ち止めちゃん。姉貴さんの胸は兄貴さんのモノなんですから」

固法「さ、最愛ちゃん?!」


黒妻「楽しそうだなー」アハハ

香焼「」

黒妻「えっと……あった。ほれ、香焼。持ってってやれ」

香焼「」……ハ?<> 1<><>2010/07/01(木) 22:02:58.69 ID:8Q7xe1I0<>香焼「え、な……自分が?」

黒妻「うん」

香焼「く、黒妻さん持ってってくださいよ!」

黒妻「あー、ベランダで煙草吸って来るわ」テクテク・・・

香焼「ちょぉっ!?」

黒妻「あーうー、御月様が綺麗だなぁ」ニヤニヤ・・・


固法『せんぱーい、急いでく……ってひゃあっ!! 最愛ちゃんまで悪戯しないで!!』

絹旗『ふーむ……麦野より、少しばかし大きいですね。流石武蔵野牛乳……』

打ち止め『私も牛乳飲んでボインボインになるー! ってミサカはミサカは御姉さまの体型を思い出し、軽く絶望……』


香焼「……」ゴクリ・・・

黒妻「おー、早く行かないと女子共が風邪ひくぞー」スゥー・・・ハァー・・・ニヤニヤ

香焼「……っ」テクテク・・・

黒妻「お! 行った行った」ニヒヒ!<> 1<><>2010/07/01(木) 22:27:08.05 ID:8Q7xe1I0<>香焼「すー・・・・・はー・・・・・ここここ、こ、固法さん」

固法『え? 香焼くん?』

香焼「す、スポンジ、持ってきました!」

固法『あ、うん。ごめんなさいねー。先輩は?』

香焼「煙草を、吸ってます!」

固法『もう……そこに置いてて貰える?』

香焼「は、はい! (良かった……何事も無く終わ―――


 ガラッ!


打ち止め「お兄ちゃんも一緒に入ろう! ってミサカはミサカは湯船から誘っちゃう!」

固法「こ、こらっ!!」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?


絹旗「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!!?」

香焼「」

固法「打ち止めちゃん! 閉めなさい!」

打ち止め「何で? お兄ちゃんは入っちゃ駄目なの? ってミサカはミサカはいつもあの人と御風呂に入るノリで誘っちゃった」

固法「最愛お姉ちゃんが髪洗ってるでしょ!!」



絹旗「……こ、ここ、ここ、こぅやぎ……み、みみみ、みみみ、見た?」

香焼「」……ハッ!?

絹旗「な、にゃなななななななぁああ!! きゃああああああああああぁぁ!!」ガンッ!!

香焼「アウチッ!!」ゴチンッ!!

固法「こ、香焼くん!?」



黒妻「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!! は、腹がぁ!!」フヒヒヒヒヒィ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 22:31:25.84 ID:a8zjvAo0<>なんという腹黒妻<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 22:35:15.97 ID:KXydlYDO<>次は逆パターンだなwww<> 1<><>2010/07/01(木) 22:42:29.86 ID:8Q7xe1I0<> (それからどうした?!)



香焼「」チーン・・・

固法「もう……頭打ったみたいね。幸いタンコブ程度だけど」

打ち止め「お兄ちゃん、大丈夫かなぁ……ミサカはミサカは冷たいタオルを掛けてあげる」

絹旗「……すいません」

固法「いいのよ。元凶は取っちめたからね」

絹旗「……はい」

固法「じゃあ、少し香焼くん見てて。元凶さん、降ろして来るから」



黒妻「」アー・・・

固法「頭、冷えました?」ニコッ

黒妻「ベランダに吊るすのはどうかと思う。オレMじゃねえし」ブラーンブラーン・・・

固法「……まだ、反省足りませんか?」

黒妻「嘘嘘! 美偉様、ごめんなさい!」ジタバタ!

固法「はぁ……香焼くんが目覚ましたら、御風呂入って下さいね」スルルル・・・

黒妻「……うい」サーセン・・・


香焼「……ん、んん」

打ち止め「あ、お兄ちゃん気付いたよ! ってミサカはミサカはお姉ちゃんに確認する」

絹旗「はぁ……良かった」ホッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 22:59:02.64 ID:sEMFbus0<>ホノボノしていてエエのう…<> 1<><>2010/07/01(木) 23:11:12.49 ID:8Q7xe1I0<>香焼「あ、う……最愛、その……」

絹旗「……いえ。私の方こそ……不可効力なのに」

香焼「う、ううん。そ、それでも、み……見ちゃ……///」シュー・・・

絹旗「あ、うぅ……///」シュー・・・

打ち止め「……お兄ちゃんと、お姉ちゃんが真っ赤っかだ! ミサカはミサカは冷たいタオルを更に準備する!」タイヘンダー!

絹旗「ぜ、全部……見え、た……の?」

香焼「い、いやいやいやいや!! ……ちょ、ちょっと、だけ……だよ」

絹旗「……ホントに?」

香焼「う、うん……」

絹旗「……姉貴さんと、どっちが大きかった?」

香焼「比べる時点で愚問でしょいったいいいいいぃ!!! タンコブ叩くなぁああああぁ!!」

絹旗「っ〜〜〜〜ッッッ!! バカバカバカぁーっ!!」ポコポコポコッ

打ち止め「ありゃりゃ……お姉ちゃんの真っ赤さが尋常じゃ無いかも、ってミサカはミサカはお姉ちゃんにタオルを乗っける」ヒョイッ!

絹旗「はっ……そ、そうですね。あ、ありがとう、打ち止めちゃん」

打ち止め「因みに私とお姉ちゃんどっちがおっぱい大きかった? ってミサカはミサカはお兄ちゃんに迫る!」

香焼「……えっと、うーん」

絹旗「悩むなぁ!!」

香焼「で、でも最愛の方が大人だったと思うから! って痛い痛い!!」

打ち止め「むむむむ……やはりまだまだ私はお子ちゃまなのかぁ……ミサカはミサカは将来に不安を覚えるよ」ハァ・・・<> 1<><>2010/07/01(木) 23:20:18.43 ID:8Q7xe1I0<>固法「目が覚めたみたいね」

香焼「あ、はい……ご迷惑をおかけしました」

固法「いいのいいの。悪いのは全部先輩の所為だから」

黒妻「ぶーぶー!」

打ち止め「ぶーぶー! ってミサカもミサカも真似してみる!」

固法「こらこら、変なの覚えないの。さぁ二人とも、御風呂入るっちゃって」

黒妻「うーい。さぁ行くぞ、香焼」

香焼「え、あ、はい」テクテク・・・



固法「まったく、もう……」

打ち止め「……」ジー・・・

固法「どうしたの?」

打ち止め「……ミィ、やっぱりおっぱい大きいね。ってミサカはミサカは憧れの眼を向けちゃう」

絹旗「うむぅ……超乳です」

固法「……もう。貴女達の周りのお姉さん達(黄泉川、麦野)だって大きいでしょ?」

打ち止め「ヨミカワのは近過ぎて分からなかったけど、ミィのは……ふにゅ!」ガシッ!

固法「こ、こら!!」

絹旗「……私は、絶望的にペッタンコ」ハァ・・・<> 1<><>2010/07/01(木) 23:32:05.95 ID:8Q7xe1I0<>固法「……そんな事無いわよ。今からきちんと大きくなるから、ね」ニコッ

絹旗「……姉貴さん」

固法「いっぱい食べて、いっぱい青春して、いっぱい恋すれば、自然に成長するものよ?」

絹旗「そう、かな」

固法「陰毛も徐々に生えてるみたいだし、もう初潮来たんでしょ? 大丈夫。第二成長期に入ってるから、不規則な生活しなければ自ずと育つわ」

絹旗「むぅ…… (規則的な生活かぁ……難しいなぁ)」

打ち止め「ねぇねぇ! 私は私は! ってミサカはミサカはミィに抱きついて聞いてみる! おうふっ!」モフンッ!

固法「あはは。打ち止めちゃんは、もちょっと大人にならないとねー」

打ち止め「むっ! これでも立派に恋する乙女なのですよ! ってミサカはミサカは無い胸を張る!」

固法「あらあら。羨ましい」フフフ



黒妻『ん? 香焼、オマエまだ全然生えてないなぁ!』アハハハハ!

香焼『生えてますっ!! しかも、そ、そういう事を大きな声で言わないで下さいよー!』ウギャー!


絹旗「……超最低」

固法「あがったら、お仕置きね」ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

打ち止め「ミィがおっかない……ミサカはミサカはお姉ちゃんの後ろに隠れる」ガクブルッ!<> 1<><>2010/07/01(木) 23:40:42.49 ID:8Q7xe1I0<> (それから?)



固法「だーかーらー! どうしてそうデリカシーが―――」ウンヌンカンヌン・・・

黒妻「……お願いだから、服着させて」


香焼「……何で最愛、睨むのさ」

絹旗「……別にぃ。生えてないゾウさん」ボソッ

香焼「なぁ!!?」

打ち止め「ねぇねぇ、『はえてないぞうさん』ってなぁに? ってミサカはミサカはお姉ちゃんに尋ねる」

絹旗「それはですねぇ」ニヤニヤ・・・

香焼「な、お、オマエだって生えて無かっただろ! あんまり!」

絹旗「んにゃぁに?! みっみっみっみいいい、見たのっ!!? ま、前全部見たんですか!!?」カアアアァァ!!

香焼「あ……・・・・・・ッ///」プシュー・・・

絹旗「むむ、む、無言で真っ赤になるなぁ!!」ウガアアァァ!!

打ち止め「なんか、壮絶な光景を目の当たりにしてるかも……ミサカはミサカはMNWに色々質問をしてみよう」



黒妻「……あっち、止めなくていいの?」

固法「元はと言えば、全部先輩が原因でしょ!!」ギャーギャー!!

黒妻「さーせん」フヒヒ・・・<> 1<><>2010/07/01(木) 23:42:06.63 ID:8Q7xe1I0<>てな感じで、今日はバイトに行ってきます。

なんか、アットホームな黒妻さん家になっちゃったねwwwwww

例の如くカキコ宜しく。んでは! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>f35beryj@softbank.ne.jp<>2010/07/01(木) 23:48:27.00 ID:d7cjEgAO<>
メールしてちょ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 23:57:45.34 ID:GCdp/wSO<>香焼×絹旗は最高だな……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/01(木) 23:57:51.42 ID:y/vWLIo0<>香焼が可愛すぎてマジで生きてるのが辛くなってきた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/02(金) 00:04:31.44 ID:LTScMgSO<>オレも固法先輩の武蔵野牛乳が飲みたい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/02(金) 00:27:54.90 ID:OAa2bIAO<>結局生えてるのか生えてないのか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/02(金) 03:09:19.62 ID:XcjYlkDO<>>>608
それを妄想するのが楽しいんじゃないかww

しかし、トンデモハップンスレだな。良い意味でw<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/02(金) 11:57:43.06 ID:G0mcobU0<>この絹旗可愛いなww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/02(金) 20:02:58.33 ID:LBKYJwAO<>>>603
打ち止めの語尾は9割方「みる」か「みたり」になるよ<> 1<><>2010/07/04(日) 02:11:37.43 ID:51hDVaE0<>おひさ! 少しだけど書くよー!<> 1<><>2010/07/04(日) 02:21:56.39 ID:51hDVaE0<>
 ピンポーン・・・・・



固法「あ、お客さん? 引っ越し荷物の運び忘れかも」

黒妻「……オレ出るから、服着ていい?」ヘックシ!

固法「……どうぞ」ハァ・・・


 (一寸・・・・・)


黒妻「あーい」ガチャッ

上条「あ、あのすいません。なんかお昼にウチの居候が御馳走になったって……あれ?」

黒妻「ん? おう! 上条じゃないか! どうしたよ!」

上条「え、あ、れ?! こ、此処黒妻さんの部屋なんですか?!」

黒妻「おう。今日越して来たばっかりだけどな!」

上条「あー……じゃあ、インデックスが御馳走になったっていうのは、もしかして?」

黒妻「ああ。オレだよ。そっか、居候……上が上条の部屋なのか! そっかそっか! 宜しくな!」ダハハハ!

上条「あはははは。よろしくです……えっと、お昼のお礼の品です。安物ですが、良かったらどうぞ」

黒妻「ん、いいのに……まぁまた飯食わせてやるって言っとけ。オマエにも食わせてやるからさ!」ワハハ!

上条「……食費が吹っ飛んでしまいますので、しょっちゅうしょっちゅうは、遠慮させます」アハハ・・・<> 1<><>2010/07/04(日) 02:42:05.11 ID:51hDVaE0<>上条「それにしても……」

黒妻「ん?」

上条「靴、多いですね」

黒妻「ああ。5人家族だからな」アハハハハ

上条「え? 御兄弟か誰かですか?」

黒妻「いや、違う違う。妻と長男と二女三女の5人家族ってあ痛あっ!!」ガンッ!

固法「まったく、目を離すとすぐにこれなんだから……こんばんわ。上条くん」

上条「え、あ、ええ、こんばんは…… (パジャマにエプロンの固法さん……いいなぁ)」ペコリ

固法「先輩と御近所なのね。よろしくお願いします。私も毎日来れるってわけじゃないから」

上条「え? 同棲するんじゃ?」

黒妻「籍も置いて無いのに同棲するつもりは無い!」キッパリ!

固法「……まぁ変な所で堅気だから、先輩は」アハハ・・・

上条「そ、そうっすか…… (なんか色々絡まれて、また不幸指数が上がる気がするぞ)」ハァ・・・


 タッタッタッタッ・・・・・


打ち止め「ねぇねぇお客さん? ってミサカはミサカはひょっこり顔を出してみる!」

上条「ら、打ち止めぁ?!」

黒妻「へ? 知り合い?」

上条「え、ええ、まぁ……色々と」アハハ・・・<> 1<><>2010/07/04(日) 03:01:17.04 ID:51hDVaE0<>打ち止め「この人はミサカ達の恩人だよってミサカはミサカはぶっちゃけてみる」

黒妻「は? ミサカ達? 恩人?」

上条「わーわー!! ま、まぁこの子ちょっと家庭事情複雑で色々あった時に関わっただけですから!」

黒妻「……まぁ深くは聞かないさ」

上条「そうしてもらえると、助かります……って、家族ってのはもしかして、打ち止めの事?」

黒妻「おう!」

固法「だから嘘付かない。預かってるのよ。黄泉川先生に頼まれてね」

上条「あー……そっか。打ち止め、『アイツ』は?」

打ち止め「うーん……わかんないかなってミサカはミサカは苦笑して答えてみるよ」アハハ・・・

上条「……オレからも帰るよう言ってやるよ」

打ち止め「うん……お願いね。あの人、アナタにベタ惚れだから! ってミサカはミサカはぶっちゃけちゃう!」ニシシ!

上条「へ?」

黒妻・固法「「ん?」」



 ―――とある車の中



一方通行「しんっ!!」

結標「……今の、クシャミ?」

一方通行「あァ。悪ィかよ……クシャミ多いな。風邪かァ?」ムズムズ・・・

結標「第1位でも風邪ひくのね」クスッ

一方通行「最近、寝てる時は反射切ってる日もあっからなァ……」グズッ

結標「あらあら。夜這いでもかけようかしらね」

一方通行「キャーオレモショタニブンルイサレター」

結標「……上半身だけ、車のボンネットに突き刺さってみる?」ギロッ!<> 1<><>2010/07/04(日) 03:43:08.17 ID:51hDVaE0<>打ち止め「あ! 私ね、お兄ちゃんとお姉ちゃんができたんだよ! ってミサカはミサカは自慢してみる!」

上条「え? アイツ、とは別に?」

黒妻「ああ、さっき言った長男ともう一人の娘のこった」

打ち止め「おにーちゃーん! おねーちゃーん!」

絹旗「え、あ、はい」

香焼「何す……か、って……」

上条「あれ? オマエ、天草の香焼じゃないか? 一体どうし」

香焼「あーわーわー!!」

黒妻「……ん? また、知り合い?」

上条「え、ああ、うーんと……」

香焼「自分がイギリスに居る頃に下宿先で会った事があるんすよ! ね!!」チラッ!

上条「え、ああ。イギリスに知り合いが居るもんで、香焼達と会う機会が多いんですよ」アハハハハ・・・

黒妻「……ふーん」

絹旗「…… (アレは『幻想殺し』。資料で見た事がある……第1位を倒した男)」

上条「えっと、長居も悪いんで、そろそろ帰ります。居候の夕飯、待たせてますし」

黒妻「ん、そうか……わざわざありがとな」

上条「いえ、こちらこそ……あ、それアイスなんで冷凍庫に入れておいた方が良いです」

黒妻「おう」

冷蔵庫「任せろ」

上条「それじゃあ、これで。おやすみなさい」

黒妻家『おやすみなさーい』<> 1<><>2010/07/04(日) 04:26:33.50 ID:51hDVaE0<>黒妻「……上条、この上の部屋か。何かあったら、尋ねよっと」

固法「あんまり迷惑かけないで下さいよ……アイス、溶ける前に頂きませんか」

打ち止め「さんせーい! ってミサカはミサカは袋の中をゴソゴソ漁ってみる」ゴソゴソ

絹旗「……全部、ゴリゴリ君ですね。ハーゴンダッツが良かったです」

香焼「まぁ彼あんまりお金無いっすから……」アハハ

黒妻「ははは。最愛ちゃんはブルジョアだなぁ」

絹旗「むぎ……麦野(バクヤ)が200円以下のアイス許さないんですよ」ハァ

打ち止め「私のウチの冷蔵庫も高いアイスばっかだよ! ってミサカはミサカはあの人とヨミカワとヨシカワの金銭感覚の無さにガックリしてみる。私はゴリゴリ君の方が好きなのに……」ハァ

黒妻「ははは。良いセンスだ。まぁチビ共から好きなの選べ」

打ち止め「じゃあ私、『ハスカップ』味ー!」

香焼「……はすかっぷ?」

固法「北海道のベリー種……かな?」

絹旗「へぇ。じゃあ、私は『アケビ』味で」

打ち止め「……あけ、び?」

黒妻「味はバナナに似てるぜ」

香焼「……じゃあ『鬼灯』味で」

絹旗「……ホオズキって、食べれるんですか?」

黒妻「食べれるぞ。食べ方難しくて、ミニトマトの革を割らずに内側を絞り出す感じで……まぁ食べ過ぎると腹壊すけどな」

固法「というか、碌な種類が無いわね……上条くんには悪いけど」

黒妻「そう言うなって。『さとうきび』味と『砂糖大根』味どっちが良い?」

固法「糖分高そうね……サトウキビで」

黒妻「うっし。んじゃ頂こうか」

一同『いただきまーす』バリッ<> 1<><>2010/07/04(日) 05:07:59.42 ID:51hDVaE0<>絹旗「んぐ……超不思議な味です」

香焼「……だね」

打ち止め「うーん……お姉ちゃん、一口交換しようってミサカはミサカはお願いしてみる」

絹旗「どうぞ」

打ち止め「あむ……何とも言えない……お兄ちゃんも一口交換して欲しいなってミサカはミサカはおねだりします」

香焼「はい」

打ち止め「んむ……ちょっとMNWに感覚共有してみる……うわぁ、スゴイ評価だよってミサカはミサカは氷菓だけに評価って上手い事言ったかも!」ドヤッ!

黒妻「確かに、何とも言えねぇな……もっとフォーマルな味はなかったのか?」ンー・・・

固法「文句言わないって言ったのは先輩でしょ。確かに、そう思うけど……」ウー・・・

香焼「最愛の、一口ちょうだい」


絹旗「い、嫌です。絶対に」

香焼「え?」




黒妻「……ほぉ」ニヤニヤ・・・

冷蔵庫「あまずっぺぇ……」ニヤニヤ・・・<> 1<><>2010/07/04(日) 05:18:32.63 ID:51hDVaE0<> (一寸・・・・・)


固法「さて、寝ましょうか……使い切りの歯ブラシ何処にあります?」

黒妻「あ、台所だ」

固法「はい。じゃあ、皆歯磨いちゃってね。先輩、布団敷くの手伝って下さい」

黒妻「あいよー……打ち分けオレが決めて良い?」ニヤニヤ・・・

固法「絶対ダメです」キッパリ!


打ち止め「うーん……甘い歯磨き粉がいいなぁってミサカはミサカは我儘言ってみるよ」

絹旗「我慢ですよ、打ち止めちゃん。慣れればミントも美味しいですから」

香焼「食べた事あるんすか?」

絹旗「その超小学生的返し方、止めて下さい」

香焼「……打ち止めちゃんと一緒に足台使って鏡見てる最愛には言われたくないっすね」フンッ

絹旗「んぎぎ……このちょっとばかし年上で身長高いからって超調子ノリやがってぇ」

打ち止め「お姉ちゃん! 寝る前に喧嘩しない! ってミサカはミサカは『メッ!』って怒ってみたり」メッ!

絹旗「むぅ……すいません」

香焼「怒られてやんの」ヘヘヘ

打ち止め「お兄ちゃんも!」メッ!

香焼「……ごめんなさい」

打ち止め「素直で宜しい! ってミサカはミサカは頷いてみる」ウンウン


固法「……ふふふ」ニコッ

黒妻「……ああ。いいな」フッ<> 1<><>2010/07/04(日) 06:26:21.35 ID:51hDVaE0<> (それから?)


固法「打ち止めちゃんと最愛ちゃんがベットで、その下に香焼くん。枕の方に私で……先輩はお風呂に」

黒妻「おい!」

固法「冗談です。私の隣に寝て下さいね」

打ち止め「はーい。私、ベッドで良いのかな? ってミサカはミサカは申し訳無く家主を見てみる」

黒妻「気にすんな。自分の家だと思って寝ろ。狭ぇがな」ハハハ!

絹旗「……では、お言葉に甘えます」

打ち止め「へへへ。お泊り会だよ! パジャマパーティーしてみたかったの! ってミサカはミサカはベッドにダイブしてみる! おうふっ」モフンッ

固法「こらこら……もう11時だから寝なさい。皆疲れてるでしょ」

黒妻「そうだな。遊んだり引っ越ししたりでゴダゴダだったしなぁ……」

絹旗「じゃあ、打ち止めちゃん。お姉ちゃんと寝ましょうか! ……香焼。布団に入ってきたらベランダから落としますよ」ギロッ!

香焼「誰がするもんか。最愛こそ間違って落ちてくるなよ」

打ち止め「もう、まったく」ハァ

黒妻「香焼ー。潜るなら、下の方からこっそり潜れよーって叩くなぁ!!」ガンガン!

固法「いい加減に……ね」ニコッ・・・

香焼「しません! おチビに蹴られるのはまっぴらっすからね」

絹旗「おチ……どうせ、チビですよ! おやすみ!」

打ち止め「お兄ちゃん……分かって無いなぁ……ってミサカはミサカは呆れて溜息付いちゃうよ」ハァ

黒妻「ククク。まぁ電気消すぜ……お休み」

一同『おやすみなさーい』



 カチッ・・・・・<> 1<><>2010/07/04(日) 06:27:44.74 ID:51hDVaE0<>てなところで、ほんわか編終わりかな。
次回から転がします。

また今晩書きますので、じゃーにー! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/04(日) 07:28:53.73 ID:MaI/Fhco<>乙!
やはり最愛ちゃんはかわいい
ほんわか編最高だった<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/04(日) 09:33:51.52 ID:1DPAzXk0<>乙!
ほんわか良かったよ!
続き頑張ってね!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/04(日) 13:32:59.68 ID:.8/0g6SO<>オレも香焼きゅんとお風呂入りたい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/04(日) 15:31:56.14 ID:KJSlm.DO<>ショタ×ロリ(一通座標に非ず)とか‥‥最高だろ!


来いや条令! 国家権力がなんぼのもんじゃい!<> 1<><>2010/07/04(日) 23:46:20.58 ID:mGmLxKI0<>おっす! 書くよー!
しかし、アレだね。兄貴もテレスも香焼くんも設定少ないから、もう半分くらいはオリと化してるねww


 (あらすじ)

れいぞーこ「黒妻家の食卓。あと義兄妹の禁断の……アレっぽい雰囲気だよ」フヒヒ・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 00:01:32.05 ID:yVykUEY0<> ―――学園都市・北部ゲート


警備員P「ふぁあ〜……眠ぅい」

警備員O「気を抜くな。最近はテロも増えてる。戦争なんてバカな事を考える連中もいるんだから」

P「わーかってるさ。でも……ねぇ」ハァ

O「俺だって眠いさ……交代まで後30分くらいだろ。頑張ろう」

P「あいよ……ん?」

O「どうした?」

P「……臭くない?」

O「オマエの体臭じゃないのか……ん? 確かに」

P「頭、痛くな……る……」

O「……清掃業者、の車か? 煙が……出て、る……」



 パスンッ・・・・・


P・O「「っ……」」バタッ・・・



兵士A「大佐……ゲートクリアです」

ボス『殺して無いだろうな。ばれると厄介だぞ、曹長』

A「ええ。声帯データも確保……2分間ゲート開けます」

ボス『宜しい……諸君、戦場だ。行くぞ』カツカツカツ・・・


 ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 00:30:24.31 ID:yVykUEY0<> (一寸、とある廃ビル)


ボス「そろったな?」

兵士A「はい。今此処に41名、更に別行動・監視班を含め計51です」

ボス「宜しい……観測班。例のブツの場所は分かっているのだな?」

兵士B「7ブロック、警備組織詰所に保管との事です」

ボス「ふむ。できるだけ[ピーーー]な、上が煩い。我々はあくまで『非正規扱い』だからねぇ……」

兵士C「しかし、例の『偽・超電磁砲』のデータは、テレスティーナ・K・L本人にしか弄れない模様です」

ボス「そちら用に手配した工作班は?」

兵士B「既に、何者かの手によってテレスティーナは連れ去られていました。所在は現在捜索中です」

ボス「……遅い、な」

兵士C「現場に残っていた学園都市側の部隊を拾い、吐かせた所、『猟犬部隊』との事。尚、『魔女』だのとフザケタ事を抜かしてます」

A「無論、『現実』に戻してやりました」

ボス「ふむ……まぁ最優先はテレスティーナ本人の捜索だ。次に駆動鎧。捜索、急がせろ」

兵士s『了解』ザッ!<> 1<><>2010/07/05(月) 00:50:17.76 ID:yVykUEY0<>ボス「……しかし。なぁ曹長、軍曹」

兵士A「はい」

兵士B「なんでしょう」

ボス「気に食わんな……上層部の命令とは言え、その裏までもが丸分かりとは」フンッ

A「ローマ、ですか」

ボス「ああ。言っておくが、私はロシア(旧ソ)の為に[ピーーー]るし、お前達を死なせる事が出来る愛国者のつもりだ……軍曹、火を」

B「存じております」カチッ・・・

ボス「ふぅ……だが、イケ好かない宗教家の為に犠牲にする駒は一つたりとも持っていないさ。それが敵であれ、ね」ジジジジ・・・

A「はい。我らもそのつもりです」

ボス「……旧ソの名も廃れた昨今だ。愛国者なんぞ、もはや地獄にしかいないだろう。世知辛いな」

A・B「「……」」

ボス「軍人が損をする時代だ。多頭の鷲(アンクル・サム)も人民解放軍(中国)も我々最大領取国(ロシア)も、過去の遺物ね……」フゥ・・・

A「……大佐」

ボス「御喋りが過ぎたな。老人と呼んでくれて構わないぞ、曹長」

A「いえ……」

ボス「……戦場でしか生きる事の出来ない人間の為の世界、創世したいものだな。そんな力は無いが、ね」フフッ・・・

B「いつか、しましょう」

ボス「その頃、私はもうヴァルハラにいるよ。いや、煉獄を彷徨うだけの怨霊と化すかもな」

A「御冗談を……そろそろ定期連絡に向かいます」

ボス「……急げよ。朝が来る前に終わらせる。無暗な戦闘も控えろ……対能力者兵器も使え。その為の補給物資だ」

A「了」テクテク・・・



ボス「……冗談では、ないさ。せめて教皇のバックを死旅の御供にするつもりではいるが、ね」フッ・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 01:11:27.42 ID:yVykUEY0<> ―――第7学区、警備員詰所



黄泉川「……帰りたいじゃーん」カタカタカタ

鉄装「仕方ないじゃないですか。先輩何だかんだ言って、立場上偉くなっちゃいましたし」

黄泉川「えー、ずっと現場が良いじゃんよー……」グデー・・・

鉄装「新しい能力者鎮圧用機器の許可申請とスペックアップの駆動鎧テストのレポート……他にも3点ですから」

黄泉川「ぶーぶー」

鉄装「……てか、なんで私が残ってるんでしょうね。とほほ」

黄泉川「お願いじゃんよー。飯奢るからさ!」

鉄装「……はぁ。まぁ残業手当弾んでもらえるならそれで―――



 バンッ・・・・・



黄泉川「……電気が、消えた?」

鉄装「ああああぁっ!! データセーブ途中でええぇっ!!」

黄泉川「何だとおおおおぉっ!! ええい!! ブレーカー見てくるじゃん!!」タッタッタッ!<> 1<><>2010/07/05(月) 01:43:23.95 ID:yVykUEY0<> ―――動力管制室



黄泉川「ったく、電力局の奴らめ。苦情出してやるじゃん! ブレーカーは……ん?」


 バジバジッ・・・・・


黄泉川「切られてる? 予備電源も、だとっ?! まずい!! 鉄装に連絡を……チッ!! 通信妨害までも!!」


 ―――車両倉庫


兵士D「……どこに置いてあるのだ? 例の駆動鎧は」

兵士E「駆動鎧の管理室には無しです……この詰所では無いのでは?」

兵士D「いや。情報ではテレスティーナが起こした事件以降、この詰所で管理してる筈だが……」

兵士F「兵長! 職員が停電に気付きました!」

D「眠らせろ……[ピーーー]なよ。大佐のプライドに反すからな」

兵士F「了解です……」サッ・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 01:59:28.15 ID:yVykUEY0<>黄泉川「鉄装!」ダッ!

鉄装「先輩! 様子がおかしいです!」

黄泉川「分かってるじゃん……オマエは外に出て、応援を呼んで来い。念の為、此処の車は使うな。爆発されても困るじゃん」

鉄装「おっかないなぁ、もう……御気を付けて」タッタッタッ・・・

黄泉川「……さぁて、鬼ごっこになるか。かくれんぼになるか。それとも、『事故』で終わるか……楽しみじゃん」ニヤッ



 カツカツカツ・・・・・



黄泉川「……っ」サッ・・・

兵士F「……」カツカツカツ・・・

黄泉川(軍服? いや、ただのコスプレ……じゃないか。最新のAkって事は、露公じゃんね)

F「……」ピタッ

黄泉川(赤外線スコープ……隠れても無駄か……だったら!)バッ!

F「っ!?」ガタッ!

黄泉川「おっと動くな……お縄に付けじゃん。ところで、日本語分かる?」ガチャッ

F「み、見えていたのか?」

黄泉川「レンズだけ、ね……とりあえずお話聞かせてもらいたいんだけど、援軍来そうだから先にスコープだけ貰うじゃん」スチャッ

F「クッ……」

黄泉川「目的は? 何かの資料か? それとも兵器?」

F「早く……殺れ」

黄泉川「……成程。生粋の軍人さんって訳じゃん。とりあえず……私を眠らせようとしたこの薬飲んで、寝ててチョウダイ」ガッ!

F「んぐっ!! ……く、そ……ふ」パタリッ

黄泉川「さてさて……狩りの時間じゃん」ニヤリッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 02:06:26.00 ID:1qsV1ASO<>黄泉川の口移しで眠れるなんてサイコーじゃねぇか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 02:10:39.34 ID:xINPrg.o<>ちげぇよおっぱい使ったんだよ!<> 1<><>2010/07/05(月) 02:14:47.16 ID:yVykUEY0<>兵士E「遅いですね……」

兵士D「……しくったな」

兵士E「え? ま、まさか……此処の詰所、夜勤は女だけとの」

兵士D「だからだ……余裕を漕いで一人で行かせたのが失敗だったな」

E「……」

D「E。5人連れて行け。此処は三人で良い」

E「了解です。行くぞ」ザッ・・・

D「……腕利きの女戦士が居る様だな」

兵士G「はい……兵長、内部ネットワークにハッキングできました。例の機体は……え?」

D「どうした?」

兵士G「貨物? 扱いになってます」

D「運搬予定だったか……我ら以外の組織が同じモノ(テレスティーナ本人と駆動鎧)を狙っているわけだな」フンッ

G「急ぎます!」カタカタカタ・・・



 (通気口パイプ)



黄泉川(……ふーん。何か、物騒じゃんねぇ)ゴソゴソ・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 02:27:26.82 ID:yVykUEY0<>黄泉川「三人か……狙撃するじゃん」ガチャッ・・・「距離は、50m。付近に爆発物、無し……」スタンバーイ・・・



兵士D「E。居たか?」Pi

兵士E『案の定、幸せそうにお眠してるFがいましたよ』gg!

D「……バカが。探せ」

E『ヤー』Pi



黄泉川「ヤツが頭か……狙うは、急所。貫通しないから、『とてつもなく痛い』だけじゃん。我慢しろよ」ニヤリッ!


 チュンッ


D「はあぅあdjbfwwfhwwjっ!!」キーン・・・

G「兵長?!」

D「く、来る……な。敵は、近くに……」

G「くっ!」


 チュンッ


D「なjふおこあいああおうふっ!!?」キーン・・・

G「へ、兵長!? こ、このおおっじょおうぶふぅおおぉっ!?」ゴンッ・・・

兵士H「何処から狙っmかsjだううっ!!」キーン・・・



黄泉川「撃たれた仲間に追撃。耐えられず餌(仲間)に近寄ったら最後。的じゃんよ……百人抜き(スナイプ)って方法じゃん」ビューティフォー・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 02:33:36.43 ID:xINPrg.o<>すげぇおっぱいだ…<> 1<><>2010/07/05(月) 02:42:41.29 ID:yVykUEY0<> ガタッ・・・・・


黄泉川「さて、急がないとな。奴らの狙いは『貨物物』……ちょっと早いけど、お届けにあがるしかないじゃんよ!」ガチャッ!


 ブロロオオンッ!!


兵士s『っ!?』

黄泉川「退け! 強行突破じゃん! 轢かれても知らないじゃんよぉ!!」キキイイィ!

兵士E「兵長達がやられた!? チッ……大佐に連絡を。あのトラックを追え!」

兵士s『了解』ザッ!



黄泉川「さーて、電波は通じるな……出てくれよぉ」prrrrr・・・・・

冥途返し『……こんな時間に、何の用かな?』

黄泉川「色々聞きたいが、今は一つだけにするじゃん。アンタ、私に何を運ばせるつもりだった!?」

冥途返し『何って、駆動鎧だよ』

黄泉川「ああそうかい……じゃあ、なんで私は追われてるじゃんよぉ!!」キキイイィ!

冥途返し『……何? 何処の誰から?』

黄泉川「多分、Ak持ってたから、露公じゃん!! わっとっと! ……軍人か、軍人崩れの傭兵っぽいじゃんよ!」キィ!

冥途返し『……ロシア? (猟犬部隊じゃないのか?) 分かった。病院へ向かってくれ』

黄泉川「病院って……患者はどうするじゃん?! こ、のっ! 動けない人も」ガガガガッ!

冥途返し『最近物騒だからね……色々病院弄っちゃったよ。患者は絶対安全だから気にしないで』

黄泉川「くっ……信じるじゃん!」

冥途返し『ああ。誘導員は用意する……多分、足止めが入るけど気にしなくていいよ。こっちからも出すから』

黄泉川「は? こっちから?」

冥途返し『気にしないでくれ。じゃあ、運転に集中を』Pi!

黄泉川「おいっ! ……あんのカエル医者がぁ!!」キキイイィ!<> 1<><>2010/07/05(月) 03:03:20.53 ID:yVykUEY0<>冥途返し「さて……ミサカくん」

御坂妹「はい」

冥途返し「容量は覚えてるね? 僕は別用で情報操作に回るから、此処を頼むよ」

御坂妹「了解です……あのテレスティーナ達はどうしますか? とミサカは尋ねます」

冥途返し「……僕が直接向かう。そうだな、麦野くんと垣根くんに現状を伝えてくれ。自分の身は自分で守れってね」

御坂妹「遠回しに病院守れっていってますね、この腹黒ゲコ太は……いえ何でもありませんとミサカはしらばっくれます」ヒューヒュー・・・

冥途返し「まず、頼んだよ……さて、何処から電話かな……彼か」


 Prrrrrr・・・・・


土御門『……時間考えろ。カエル医者』ファアアァ・・・

冥途返し「暗部の君が夜活動しなくてどうするの?」

土御門『仮眠中だ、ったく……どうした?』

冥途返し「どうしたって、気付いてないの? ロシアから、お客さん来てるよ?」

土御門『っ!!? それを早く言え!!』ガバッ!

冥途返し「君は完璧超人かと思っていたが、案外普通な所もあるんだね」フフッ

土御門『御託はいい。どうなってる? 詳しく聞かせろ!』

冥途返し「長くなるから、アレイスターにでも聞いてくれ。それより頼みだ。黄泉川くんの援護に向かってくれ」

土御門『は、はぁ?!』

冥途返し「今、ある『荷物』を運ばせていてね。病院に向かってるんだ。奴らに追われてる」

土御門『この野郎……GPSメール寄越せ! オレら(グループ)も動かす!』Pi!

冥途返し「宜しくね……さて、次は『騒ぎの中心』とお話かぁ」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 03:36:56.21 ID:yVykUEY0<> (テレスティーナサイド)



冥途返し「失礼するよ」ガラッ・・・

テレス「……狗が来たのか?」

冥途返し「予想外の客までね。態々ロシアから君を迎えに来たらしい」

テレス「ロシア?」

冥途返し「君と、君の機体を……ね」

テレス「へぇ。モノ好きも居たものね……」

冥途返し「どうする?」

テレス「戦うわ。逃げるのにも飽きてた所よ」イッキッキ!

冥途返し「ロシアと猟犬相手に?」

テレス「余裕。ただ、鎧だけ手に入らない?」

冥途返し「今急がせてるが……此処を戦場にはしたくないね」

テレス「……あっそ。まぁ届いたら出てくからいいわ」

冥途返し「彼女に何も言わず?」


フレンダ「すー・・・・・すー・・・・・」


テレス「ま、世話になったって言っといて」

冥途返し「……わかった。宛てはあるのかい?」

テレス「都市外部に逃げるわよ」

冥途返し「アレイスターは何処までも君を追うよ? 多分、ロシアもね」

テレス「鬼ごっこは得意よ……今は『この力』もあるし、逃げれるんじゃない?」ポワワアアァン・・・

冥途返し「魔術、か……皮肉なもんだね。科学に染められた君が魔術とは」

テレス「ふん。使えるモノなら何だって使うわ。それが自分の『祖父』と呼んだ人でもね」ククク・・・

冥途返し「……精神安定剤とモルヒネを渡す。上手く逃げなさい」

テレス「……いつか、借りは返すわ」<> 1<><>2010/07/05(月) 03:48:05.30 ID:yVykUEY0<> (グループサイド)



土御門「一方通行! 結標!」

一方通行『あン?』

結標『何よ!』

土御門「ロシアが動いた! 今警備員の一人がトラックで病院に」

一方通行『遅ェよクソっ!!』

結標『もう動いてるわ! 学区内でトラックが暴走してるわ!』

土御門「なら話は早い。それを援護しろ! 運転手は黄泉川だ!」

一方通行『ハァ?!』

土御門「嘘じゃない。確認済みだ……因みに、『C・D』対策してるんだろうな?」

一方通行『ったり前だっつゥの! オイ! GPS寄越せ! 結標! 俺の事飛ばせェ!!』

結標『もう……身内が関わると性格変わるんだから……』ハァ

土御門「とんだマザコン……いやシスコンにしておこうか……メール、送ったぞ」

一方通行『テメェに言われたくねェぞ! 生粋のシスコンがァ!!』

結標『いいから! できるだけ近づいたらトラックの上に飛ばすわよ!」

一方通行『反射切るから、急げよ……』

土御門「頼むぞ……さて、後は海原だな」Pi!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 03:49:46.96 ID:9PVT/gDO<>カエル……すごい漢だ……<> 1<><>2010/07/05(月) 04:03:37.87 ID:yVykUEY0<>海原『……はい』

土御門「何処に居た?」

海原『猟犬の中にいます』

土御門「は?」

海原『一人の皮膚を頂きました……彼らも、動きに気付いた様です』

土御門「随分、準備が良いな……いや、今回ばかしは俺が遅かったな。申し訳無い」

海原『おや、珍しい。さておき、猟犬もこの期に便乗して病院にしかけるようです』

土御門「チッ……分かった。追って連絡する。少し整理させろ」

海原『頑張って下さいね。軍師さん』フフフ・・・

土御門「黙れアホ……しくるなよ」

海原『了解。あ、因みに』

土御門「何だ?」

海原『このまま、我々(グループ)が猟犬と共に行動する可能性は?』

土御門「アレイスターとの利害の一致次第だが……待て。だからそれを今考えている!」

海原『分かりました。まぁ僕はあくまで』

土御門「超電磁砲に有利な方に働く、だろ。分かってる。黙れ。考えさせろ。今はそいつ等を欺け。以上!」Pi!




海原「やれやれ。大変ですね。多重スパイさんも……っ」チラッ

猟犬Z「おい。ケーン、行くぞ。車に乗れ」

海原「……了解だ」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 04:21:52.05 ID:yVykUEY0<> (土御門脳内)



土御門「現状確認だ」


・テレスティーナ……病院にて駆動鎧待ち。現実力として魔術(偽・黄金錬成)持ち。
・ロシア……テレスティーナと駆動鎧の奪取予定。既に『C・D』持ちと考えるべき。バックはローマ。
・猟犬……テレスティーナ捕獲予定。バックはアレイスター。


土御門「テレスティーナ個人の為に動くは、無しだ。ロシアも猟犬にもメリットは無い。危険すぎる……となると……」


・どう転んでも、テレスティーナはアレイスター若しくはローマに捕まる。


土御門「……本当にそうか?」


・アレイスター、ローマと同等の力による保護。


土御門「今後……俺の駒として使えるにゃぁ」ニヤリッ!


・イギリスに渡す。


土御門「ファイナルアンサーだぜぃ! となると、まぁカミやんに銃撃戦は危険すぎるから……」


・ステイル、神裂、天草式を使う。なんとか『魔術師・テレスティーナ』を保護させる。


土御門「OKだ。グループの動きとしては……」


・一方通行は黄泉川の保護。結標は遠方からの支援。海原は猟犬の動きを把握させる。俺は情報統制。


土御門「……良し。この三竦み、貰ったぜぃ!」ニヤッ・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 04:34:31.22 ID:yVykUEY0<>土御門「そうなったら、早速電話を……」prrrrrr・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・


土御門「……ねーちんが、出ない。じゃあ、ステイルか」prrrrrr・・・・・


ステイル『……何だ?』Pi!

土御門「仕事だぜぃ。給料分働け、不良神父」

ステイル『やっとかい? 何をすればいい』

土御門「今、第7学区の病院に『魔術師・テレスティーナ』がいる。そいつの保護だ」

ステイル『ふむ。それだけか?』

土御門「いや。彼女を狙ってる連中は多い。彼女自身も上手く説得しなけりゃ『保護』に抵抗してくる筈だ」

ステイル『説得交渉は……僕の分野じゃないよ』

土御門「だから始めにおっぱい魔人に電話したの! なのに出ない! 何故なのぜ?」

ステイル『……今頃、彼の家で五和と神裂と彼女で痴話喧嘩でもしてるんじゃないかい?』

土御門「むきいいぃ!! カミやん張っ倒す!! じゃなくて、なんとか呼んでくれ! なるべくカミやんにはばれない様に!」

ステイル『分かった。詳細はメールをくれ。それを神裂にも見せる』

土御門「了解だぜぃ。天草の教皇代理さんには俺が電話しておくと、神裂に伝えろ」

ステイル『ああ。何かあったら連絡する』

土御門「あいよ。急げよ」Pi!



土御門「次は建宮か……忙しいねぇ、俺ってばにゃぁ……」prrrrrr・・・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 05:03:41.62 ID:yVykUEY0<>建宮『はいはい。こんな時間に仕事なのよね?』

土御門「文句垂れるな。詳細はメールで廻すにゃー」

建宮『あいよぅ! ヤッコさんはドチラさんで?』

土御門「んー……ロシアの軍人っぽい方々と、学園都市の暗部の狗っころだぜぃ。武器の殆どは近代兵器。能力者、魔術師も多分いないぜぃ」

建宮『ふむ。逆に厄介よな、そういうの。純粋に戦闘のプロなのよね?』

土御門「ああ。特にロシアの方は旧ソ連から続いてる部隊っぽいにゃぁ。気を付けてな!」

建宮『うい! じゃあ、詳細メールくれよな!』Pi!



土御門「一段落か……絞めは最大主教(ローラ)ちゃんだねぇ……面倒臭そう」ハァ・・・



 (窓のないビル)



アレイスター『……土御門がバカな真似をしている様だ』

心理定規「で? 私の方は動いていいの? 病院には、いつでも仕掛けられるわよ?」

アレイスター『今の手駒では見す見す冥途返しにやられてしまうよ……補充しようか』

心理定規「え?」

アレイスター『最新の駆動鎧とフリーの暗部を貸そう……番外個体、はリタイア中だね。窒素装甲と能力追跡でいいかな』

心理定規「アイテムまるっと、借りれないのかしら?」

アレイスター『活動休止中らしい。動けるのが窒素装甲と能力追跡だけだ……あまり期待はできないが』

心理定規「そうね……あ、そうだ。『C・D』貸して」

アレイスター『能力者である君が使うのかい?』

心理定規「保険よ。ほーけーん。まぁ見てて頂戴な。稼いで来ますよ〜と」テクテク・・・

アレイスター『……掴めん女だ』




アレイスター『さて、今回は君達と勝負みたいだね……土御門。フィアンマ……まったく、休ませてくれないね』フゥ・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 05:05:53.52 ID:yVykUEY0<>てなところで、今日は終わり!
今回は下準備パートでした。次回は兄貴達が動くよ! ウィリアムさんと根性くんも動くかも。

例の如く、米お願いします。

では、また次回! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 09:07:53.85 ID:1qsV1ASO<>おつ
窒素装甲を動かす→兄貴が連いてくるってことか
すげーなよく考えてある

ところで口移しだったのかおっぱいだったのかははっきりしてくれんと困るぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 09:50:17.14 ID:BRwv2Mwo<>上条さん3Pかよ<> 1<><>2010/07/05(月) 22:26:40.00 ID:yVykUEY0<>おっす! バイト前少し書く。

因みに前回の薬の件ですが……
机にねじ伏せ、背中に胸を押しつけながら、片腕チョークを掛け、指を口の中にブチ込む感じで薬を流し込んでます。
膝を股間に押し付け、動きを押さえてますね。むっきゅん!


 (前回のあらすじ)

れいぞうこ「色々、始まったっぽいよ。運営様も動くらしい!」<> 1<><>2010/07/05(月) 22:32:55.01 ID:yVykUEY0<> (???)


香焼「うーん……熱いっす」

??「……香焼」

香焼「ん? ……え、さ、最愛?」

??「……」スルル・・・

香焼「え、ちょ、ちょっと!? 何服脱いでるんすか?!」

??「静かに……お願い」ギュッ

香焼「え、ま、待ってよ……場所考えて!」ゴクッ・・・

??「私……初めてだから……」

香焼「お、オカシイよ……だ、ダメっす!!」

??「女の子に、恥かかせないで下さい……」ギュッ・・・サワサワ・・・

香焼「っ……最愛……」

??「香焼……」



 チュッ・・・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 22:40:03.22 ID:yVykUEY0<>香焼「って、ダメえええぇぇ!! ……あ、れ?」ガバッ!


絹旗「すー・・・・・すー・・・・・」

打ち止め「むにゃむにゃ・・・・・・」

固法「・・・・・・・・・ん」

黒妻「・・・・・・・・・・・・」


香焼「ゆ、夢、か……最低だ……」チラッ・・・

絹旗「んん・・・・・すー・・・・・・」

香焼「……ごくりっ」ドキッ!「い、いけないいけない……ハァ……また可笑しな夢を見たっすよ」


 ピカッピカッ・・・・・


香焼「ん? あ。そういえば全然携帯見て無かったっすね……うわぁ、着信とメールが大量に……」Pi!「……え」



 『緊急任務。早く電話寄越せ。寝ぼすけが!   教皇代理』



香焼「……そっか。そうっすよね」チラッ・・・


 シーン・・・・・


香焼「消音術式敷いて……ベランダに……」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 22:48:48.14 ID:yVykUEY0<>香焼「……もしもし」Pi!

建宮『おはよう。良い夢見たか?』

香焼「……ええ」

建宮『良し。じゃあ、仕事だ。上の階行って、女教皇様と五和を引っ張ってくるのよね』

香焼「何処に向かえばいいっすか?」

建宮『メールに書いてるのよ……病院だ。オマエ達は屋上を伝って来い』

香焼「了解っす」

建宮『任務の関係上、幻想殺しは連れてくるな。上手くやるのよね。以上』Pi!

香焼「……仕事、か。書置きはしないとね」フゥ・・・・・



黒妻「・・・・・・・・・・・・・」

固法「・・・・・すぅ・・・・・すぅ」



香焼「お世話に……なりました」



絹旗「すぅ・・・・・」

打ち止め「ミサカは……むにゃむにゃ・・・・・」


香焼「お腹出して……もう……」ファサッ・・・・・「……じゃあね。打ち止めちゃん……最愛。楽しかったよ」テクテク・・・



 ガチャッ・・・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 23:00:53.10 ID:yVykUEY0<> (上条宅)



上条「……あの、お三方?」アワワ・・・・・


神裂「……」ゴゴゴゴゴゴ・・・・・

五和「……」ゴゴゴゴゴゴ・・・・・

禁書「……モグモグ」ゴゴゴゴゴゴ・・・・・


上条「何なんでせう、このシュチュは……あの、神裂サン。五和サン。携帯ガ鳴ッテオリマスヨ」アセアセ・・・


神裂「チッ……何で、付いて来たのですか? 五和?」

五和「女教皇様こそ、彼の警護であって『お世話』では無いでしょ?」

禁書「此処は私の家なんだよ……私が法、つまり! 二人はご飯を作ってくれたから、もう出て行くべきなんだよ!」モグモグ・・・


上条「……土御門さーん。盗み聴きしてたら助けてくれー」フコウダー!


 コンコン・・・・・


上条「ん? ベランダ?」テクテク・・・


 ガラリッ・・・・・


香焼「夜分遅く失礼っす……女教皇様と五和を呼びに来ました」

上条「これから君を天使くんと呼んであげよう!」ガシッ!

香焼「ふぇ?!」ワタタ!



神裂「こ、香焼を……選んだ、だと……」ガクッ!

五和「上条さん、男食の気が…… (上条×香焼?! ど、どういうことなの!?)」

禁書「いいからさっさと出てけ!!」モグモグ・・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 23:13:20.88 ID:yVykUEY0<> (一寸・・・・・)


香焼「あ、あの……とりあえず、お二人。携帯の方を見て欲しいっすよ……」ハァ・・・

神裂「え、ええ……っ!!」

五和「……あちゃー」

香焼「教皇代理、大分お冠のご様子っすね。現地に向かって無いの自分らだけっすから」ハハハ・・・・

神裂「くっ……行きますよ」タッ・・・・

五和「え、えっと、ではまた来ます! さよなら!」ダッ・・・

香焼「二人が迷惑かけたっす。スイマセン。後日お礼を持って来るので」バッ・・・


上条「お、おい! 何か事件なのか? もしかして魔術師か?」

禁書「……」ピタッ


神裂「……いえ。今回ばかしはアナタは完璧完全に無関係です」

五和「は、はい。魔術師も、能力者もいないらしい(嘘)ですから、お気遣いなく」

上条「なら、対等じゃないか! 俺も」ガタッ!

神裂「……アナタは駆動鎧に勝てますか?」

上条「え、は?」

香焼「今回の相手は、軍隊みたいなものっす。その右手が近代兵器と戦えるなら付いてきてもいいっすよ。 (これで、いいかな?)」

上条「……」


禁書「……とうま。悪いけど、身の程を知りなさい」


上条「っ……」グッ

禁書「かおり。いつわ。行っていいよ……とうまには少しお説教するから」


神裂「……すいません」タッタッタッ・・・

五和「では、また……」バッ・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 23:33:34.52 ID:yVykUEY0<> (???)



絹旗「……ふぇ? 此処は?」

??「あ、おはよう。最愛」

絹旗「え、あ、こ、香焼?」

??「え、うん。名字で呼ぶなんて何年ぶりっすか?」ハハハ

絹旗「え、は、ん? こ、香焼の、名前? ですか? はぁ?! って、香焼裸です!? へ、変態ぃ!!」

??「……寝ぼけてるの?」

絹旗「え……え?! わ、私も、超裸です?!」

??「だから、早く服着ちゃいなって。風邪引くよ」

絹旗「ちょ、え?! な、何があったのですかぁ?!」

??「……それを言わせるっすか? 最愛の変態」

絹旗「ぎょえええええぇぇ!!? な、なんという超破廉恥な事態ぃ!!」

??「ホント、大丈夫?」テクテク・・・

絹旗「だ、大丈夫!! 超大丈夫ですから! (あ、きっと夢だ……超夢なんだ)」

??「なら、いいっすけど……」

絹旗「(そっか、夢ですか……じゃあ、少しくらい) えいっ!」ガバ

??「わっ!? ちょ、最愛!? 起きたばっかっすよ」

絹旗「ふふふ……寝起きをバカにした超罰です……ん……」



 チュッ・・・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 23:43:30.17 ID:yVykUEY0<>絹旗「って、うヴぁああああぁ!!?」ガバッ!


打ち止め「うみゅ・・・・・」

固法「すぅ・・・・・」

黒妻「・・・・・」


絹旗「な、なんつー夢を……超最悪です……って、香焼が、いない?」


 ピカッピカッ・・・・・


絹旗「って、携帯……」カパッ



『任務。直ちに病院に向かい猟犬部隊の援護を。尚、アイテムとしてではなく窒素装甲としてでの任務である』



絹旗「っ……そう、ですね」


打ち止め「うーん・・・・・」


絹旗「……ごめんなさい。ダメなお姉ちゃんです。今からきっと、人を殺してきます」ファサッ・・・


固法「……」

黒妻「……」


絹旗「書置きがある……香焼も行っちゃったんですか……まぁ、楽しかったですよ。兄貴さん、姉貴さんもお世話になりました」


 ガチャッ・・・・・


絹旗「また、いつか……」スゥ・・・・・<> 1<><>2010/07/05(月) 23:44:17.65 ID:yVykUEY0<>ってところで、今日は終わり!


また明日!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 23:47:24.13 ID:5pDfISYo<>乙です

そして戦場で再会する男と女・・・か<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/05(月) 23:52:12.39 ID:L3wUvoAO<>どうでも良いが、超電磁砲外伝では浜面達と黒妻には直接面識は無く、
あくまで浜面達も黒妻達も一組織って感じだったな…
まあ、原作者監修とは言え、あくまで他人の書いた二次創作だけど。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 00:26:12.55 ID:rsCAZESO<>こ(ry<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 06:38:22.78 ID:G1wW2voo<>>>1乙
病院での戦闘が楽しみだな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 08:49:06.37 ID:xakcGgDO<>上条さんも来るのかぁ?<> 1<><>2010/07/06(火) 09:42:09.55 ID:iEBI7bo0<>おはよう。学校の回線から、書くよ……ばれたらその時点で打ち止めですww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 09:47:55.95 ID:jOUhEMAO<>か<> 1<><>2010/07/06(火) 09:53:21.64 ID:iEBI7bo0<> (一寸・・・・・)


 スッ・・・


黒妻「……起きてねぇと思ったか? あのくそガキ共が」バサッ

固法「先輩……あの子達は……」

黒妻「心配すんな。あの馬鹿息子達を引き戻してくる」

固法「っ……私も!」

黒妻「お前は」スゥ・・・

固法「え……」


打ち止め「むにゃ・・・・・お兄ちゃん・・・・・お姉ちゃん・・・・・えへへ・・・・・」


固法「……」

黒妻「残れ。アイツらの帰る場所を守れ……いいな」

固法「……はい。何かあったら、連絡を」

黒妻「おうよ……病院の場所は―――であってるか?」

固法「はい。一応、GPSメールはオンにしておいてください。サポートできるようにしておきます」

黒妻「ああ……行ってくる」ガチャッ

固法「……先輩」

黒妻「……」

固法「いってらっしゃい。あの子達を」ギュウッ・・・

黒妻「おう。行ってくる……任せろ」スタスタスタ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 10:17:31.38 ID:iEBI7bo0<> (上条宅)



禁書「―――……って事だよ。その右手は『異能(幻想)』を打ち消しても、『現実』は壊せない。わかった?」

上条「……」

禁書「……とうま」

上条「俺は……」グッ・・・

禁書「……ハァ」

上条「……」

禁書「……どうせ、止めても行くんでしょ?」

上条「インデックス、俺は……え?」

禁書「とうまがどういう人か、一番解かってるつもりだよ。私は」

上条「あ、え……う、ん」

禁書「どれだけ言っても、どれだけ引き留めても、言っちゃう人なんでしょ……約束して。無事に帰ってくること。いい?」

上条「……おう」

禁書「迷える子羊に救いを……主のご加護があらんことを祈ります……とうまはそれさえ打ち消すけどね」クスッ

上条「ははっ。笑えないよ……行ってくる」

禁書「気をつけて。相棒(とうま)」

上条「ああ、相棒(インデックス)」


 ガチャッ・・・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 13:58:30.74 ID:EX6DjWg0<>1、どうした!?応答しろ!
1!1イィィィィィィィィッ!!<> 1<><>2010/07/06(火) 15:12:27.47 ID:THfIVP60<>待たせたな! (ほとんど誰も待って無いけどww)


学校から逃げてきた。少し書く。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 15:15:14.94 ID:LQjOvt6o<>待ってた!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 15:16:02.49 ID:OvlciqAo<>俺は待ってた

明日もテストなのになにやってんだ俺・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 15:26:05.99 ID:THfIVP60<> (一寸・・・・・)


 ドルルウウウウウゥゥンッ!!


上条「ん? ……バイクのエンジン音。こんな夜中に? その前に、この団地でこんな重低音の単車乗ってる人居たっけか?」タッタッタッ・・・


黒妻「……ん?」ガチッ


上条「え。く、黒妻さん?」ピタッ

黒妻「……上条か。こんな夜更けに、オマエも大概不良だな」

上条「いえ、ちょっと…… (速そう、だな)」

黒妻「ああ、悪い。急ぐから、また明日な」ガチャンッ

上条「あ、あの!!」グッ!

黒妻「……何だ」

上条「お願いがあります……俺も急いでて……途中までで結構です! 乗せて行って下さい!」キリッ!

黒妻「もしかして……この、区内中から聴こえる『騒ぎ』に、関係あんのか?」

上条「……はい」

黒妻「素人は巣っ込んでろ……って言いたいが、どうせ置いて行っても追い駆けてくんだろ? 走って」

上条「ええ」

黒妻「ハァ……乗れ。ヘルメは無ぇぞ」

上条「あ、ありがとうございます!」

黒妻「目的地は?」

上条「病院です!」

黒妻「よし、同じか。ナビしろ! ……跳ばすぜ。しっかり掴まれよ!」ブロォン!

上条「え、あ、は――――


 ブロロロオオオォォオン! ボロロロロロロロロオオオォォッーーー!!


  ――――いいぃってうぎゃあああぁぁ・・・……...」<> 1<><>2010/07/06(火) 15:39:41.58 ID:THfIVP60<> (窓のないビル)



アレイスター「……」

エイワス「……君にしては、詰めが甘い気がする」

アレイスター「何。奥の手は隠してあるさ……学園内の個人メール着信でも漁ってみるといい」

エイワス「随分余裕を……ん? ほぉ……成程」

アレイスター「所詮、『木原』は学園都市という名の檻からは出られない」

エイワス「ふむ。その為の『餌』か……食いつくかい? テレスティーナは」

アレイスター「そっちは絶対。問題は『餌』だよ……彼女(餌)がどういう行動に出るか」

エイワス「……どうでもいいな」

アレイスター「今回君は、邪魔をする気は無いみたいだね」

エイワス「テレスティーナが籠から出ようが出まいがどうでもいい。それに……」

アレイスター「キャパシティダウンが怖いかい? 確かに、魔術師には『カザキリ』、能力者やAIMの塊には『C・D』を……恐ろしいね」

エイワス「……彼女(餌)の動きが見モノだ」

アレイスター「ああ。ただ……南方から来ている『聖人』は、足止めしないとね……」スゥ・・・

エイワス「……君自身が行くのか? 止めておけ。アレは我々(科学)では証明できない何か(根性)も、混ざってる」



風斬「……」

エイワス「まぁ。私達は観戦だよ。不快な音波で吹き飛びたくは無かろう」

風斬「……っ」テクテク・・・

エイワス「生半可に感情を持つと、大変だな……」スゥ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 15:54:11.35 ID:THfIVP60<> (猟犬サイド)



心理定規「アイテムのおチビちゃんが援軍かぁ……追跡女は電話に出ないって?」

猟犬@「はい。病院の見取り図です」

心理定規「これ、宛てになんなーい」

猟犬@「え、は?」

心理定規「あのカエル顔を嘗めないの。悪いけど、あの病院はもうアイツの『要塞』よ……妹達も数名いる」

猟犬A「しかし、患者を人質に取れば」

心理定規「遅いわよ。どうせ既に手は打たれちゃってるわ……逃がすなり、隠すなり、ね」

猟犬B「で、では……」

心理定規「スマートにテレスティーナに強攻しましょ」ニコッ

猟犬s『っ!!?』

心理定規「だいじょーぶよ。今回は私も出てあ・げ・る♪」

猟犬@「え」

心理定規「原理は分からないけど、多分、PTSDを起こさせる力を持ってるんでしょ?

     そんなもの、精神操作系の大能力者である私からすればいくらでも処方は有るわよん」クスッ

猟犬A「お、おお! さ、流石隊長です!」

心理定規「もっと褒めて良いのよ♪ 折角、猟犬部隊チックに衣装もつ作ったんだから」クルッ



猟犬(エツァリ)「……ギャグで言ってるのか?」ボソリ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 16:20:58.13 ID:THfIVP60<>心理定規「さて、動くわよ。ロシアのお客さんとハチ合わせる前に、終わらせちゃいましょう。アローとブルース班は派手に騒いで。

      チャーリー班は地下、デミィ班は屋上。エイガー班は私を護衛しつつ裏口ね。フラン班は陣営待機。OK?」

猟犬s『了解』ザッ!

猟犬(エツァリ)「…… (僕は、フランか。丁度良い)」


心理定規「……クスッ。ネズミは泳がせましょ♪」ボソリ・・・



 (病院付近とある自動車道)


黄泉川「こ、のっ!! さっきから、タイヤを狙ってやがるじゃん! そう簡単には割れないよっ!」キキイイィ!!

兵士E『……運転席を狙え』パアアァンッ!!

黄泉川「くっ……学園都市製防弾ガラス嘗めんな!!」ガンッ!

兵士E『チッ……ショットガンを。弾は……』ガチャンッ

黄泉川「……銃撃が、止ん―――


 ガゴンッ!! ギギイイィィイッ!!


   ―――っ?! す、スラッグ弾だとぉ!! ヤバい!! ホイールを持ってっかれたじゃん!!」キキイイィッ!!


 ドンッ!!


黄泉川「あ、うっ! ……痛、い、じゃん」グッ・・・

兵士E『目標、停止。囲め』ザッ!<> 1<><>2010/07/06(火) 16:33:22.97 ID:THfIVP60<>兵士s『……』ガチャッ!

黄泉川「オーライオーライ……痛て……」

兵士I「E。バーナーカッターじゃ、ケースに傷一つ付かない」

兵士E「ふむ。カーゴを開けろ」

黄泉川「知らないじゃんよぉ……私はただ運ぶように言われただけじゃん」

兵士E「……自白剤を準備しろ」

黄泉川「ホントに知らないじゃん。病院の人間が開閉スイッチ持ってるんだからさ」ガンッ!「ギ、ィッ!!」

兵士E「吐け」

黄泉川「だ、から、ホントに……」

兵士E「指を折る」

黄泉川「っ!!? し、知らないじゃんよぉ…… (指一本かぁ……此処を通せば奴らは、諦める)」グッ!

兵士E「……フンッ」


 ばきっ・・・・・


黄泉川「い、あああああぁぁっ!! 痛い痛い痛い!! (ぐっ……此処までオーバーにやれば、大丈夫、かな?)」ハァハァ・・・

兵士J「う、嘘では無いようですが」

兵士E「……」ジー・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 16:45:58.16 ID:THfIVP60<>兵士E「……J。オマエ、何年目だ?」

兵士J「え? 3年と4ヶ月ですが」

兵士E「じゃあ、まだ分からんか……I。自白剤は要らない。コイツは吐かない。いや……吐けない」

黄泉川「っ!?」

E「そう身体が『為って』しまっている。無理にやれば、舌を噛むだろう……」

兵士I「了解……E。D達が追い着いた」

E「流石回復早いな。『股ぐら』を、いびられたというに。娼館を10件巡って『息子』を萎れさせなかった噂はホントみたいだな」ハハッ

J「Dさん、スゴイですね……」

E「冗談だ……おい。J、コイツに目隠しと猿轡しろ」

黄泉川「……っ?!」キッ!

E「大佐に習った『拷問』を試そう。なぁに……直ぐ『吐きたくなる』さ」ニヤリッ・・・

I「……良い趣味してるよ。オマエ」

J「えっと……終わりました」

黄泉川「…… (暗視拷問の類、か? この程度じゃ―――


E「オマエら。コイツのこと『剥け』。早く」


黄泉川「っ!? (……そう、きたか)」グッ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 17:06:51.84 ID:THfIVP60<>D「くっそぉ野郎はぁ……何処だぁゴラァ!!」

E「兵長。落ち付けよ……GとHは?」

D「Fと一緒にお寝んねだ……おい。ソイツぁ、何の真似だぁ?」

黄泉川「っ!!」ビクッ!

E「コイツが、オマエの息子をぶち抜いてくれた女豹さんだよ」フッ・・・

D「はぁ? 嘗められたモンだな……んで? この格好は?」

E「輪す」

黄泉川「っ……」

D「……そんな趣味は無ぇんだがなぁ」

I「俺も無いぞ?」

J[じ、自分も……ちょっと……]

E「大佐の命令でも?」

兵士s『……』

E「早く犯れ。一回二回じゃ吐いてくれない女だろう。おい、D。得意だろ? 頭ん中真っ白にしてやるまで貪れ」

D「……はぁ。こういう拷問好きじゃ無ぇけど、大佐怖いし……しゃあねぇか。悪いな、女。先に謝っておくぞ」

I「陰でやれ。見たくない……」

E「どうせ職業柄パイプ(卵管)カットしてるだろ。派手にやるくらいが、丁度良い筈だ」

黄泉川「…… (仮死薬。持ってきて置くんだったなぁ……)」グッ・・・

D「はぁ……ま、仕事だ。やるからにはきっちり吐かせるさ……E。後味悪いんだから、帰ったら隠してる白ワイン寄越せよ」

E「はいはい……車の中使え。あと、下着の中の武器なんかに刺されるなよ。オマエが死んだら、その女を『始末』しなきゃいけなくなるからな」

D「あいよ」ガシッ、テクテク・・・

黄泉川「…… (舌は、噛めない、じゃんね……はぁ……酷な仕事じゃんよ)」グッタリ・・・

E「さて、引き続きカーゴを開く作業に入れ。電子操作班を呼んでも構わん。俺は大佐に連絡をしておく」

I「了解だ」

J「よく、割りきって女を犯せますね。自分は無理です……」

E「プロだからな。俺らも、あの女も……さぁ、早く作業に移れ」<> 1<><>2010/07/06(火) 17:22:35.87 ID:THfIVP60<>ちょっと会議行ってきます。

7時くらいに続き書くよー。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 17:53:21.84 ID:MtCSBkAO<>>I「陰でやれ。見たくない……」
 
Dの(死亡)フラグがビンビンですねわかります<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 18:50:19.76 ID:el4XToDO<>股間もビンビンにしてるだろうがな(仕方がなくともやるからには)<> 1<><>2010/07/06(火) 19:44:29.77 ID:THfIVP60<>うい。書きます。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 19:59:38.70 ID:qIyHluw0<>>>682
待ってた!<> 1<><>2010/07/06(火) 20:12:52.75 ID:THfIVP60<>……残酷と、英雄登場。どっちがいい? どっちも作ってたけど。

≫686<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:15:02.31 ID:WAOjRISO<>英雄登場しかないでしょ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:16:06.92 ID:xakcGgDO<>‥‥残酷で<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:17:47.61 ID:EXyZBm2o<>なん……だと……?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:20:24.84 ID:MtCSBkAO<>ど、どっちも見たいぞ…!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:20:48.23 ID:BW4cVCg0<>英雄に1票<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:26:08.96 ID:EX6DjWg0<>英雄ー!早く来てくれー!<> 1<><>2010/07/06(火) 20:37:44.04 ID:THfIVP60<>D「……悪いな。任務だ」

黄泉川「…… (プロ、かぁ。甘くないじゃんよ……都合良く誰か来てくれないかな)」グッ・・・

D「口枷(舌噛ませない道具)は、と……ゴム製しか無いのかよ。不味いんだよなぁ、コレ」

黄泉川「っ……ん、ぃがっ…… (嫌、だなぁ……やっぱり……)」ガチャンッ・・・

D「話すんなら、今のうちだ。オレもこんな事したか無いんでね」

黄泉川「…… (そうは言っても、話せない『脳味噌』になっちゃってるじゃんよ……)」フルフル・・・

D「そうか……ま、なるべくイチモツは使わないでおいてやる。ナイフの柄や、ベビー用のスプーンでさえ『遣り様』はあるからな」スゥ・・・

黄泉川「……っ!」



 ―――……オイィ・・・・・・・全鏖しだなァ、てめェらアアアアァァ!!



黄泉川「……ぃ、ゃ……ぃ、た……ぃ……ッッ!! (……なんで、アイツのが、出て……くる、じゃん、よ)」グググッ・・・

D「……男がいるのか? だったら、尚の事、吐いちまえ」ピタッ・・・

黄泉川「…… (出来たら、してるのかなぁ……身体が勝手に、拒否しちゃうじゃん、よ。そういう質問は……)」フルフル・・・

D「そうか……容赦はしないぞ」ググジュ・・・


 グチャッ・・・・・


黄泉川「ぅ、ぐぁァ……−−−〜ッッッ!! (痛い、のは、ヤダよ……助け……) ぁ、せ……ぇァ……ェぃ……た、ァァ……」ギュッ・・・


 ゴオオオンッ・・・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:42:29.85 ID:OvlciqAo<>あの黄泉川先生が泣目になってる・・・









ふぅ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 20:50:32.55 ID:THfIVP60<> (一寸・・・・・)



E「うむ……単分子カッターでも開かないか。カーボンパイルバンカーでも凹みだけとは……固いな」

D「……」テクテク・・・

E「……どうした?」

D「吐かないぜ。アイツ」

E「ふむ……」

D「面倒だから3、4人で輪したが……ダメだ。調教具でも吐かねぇ。×××にナイフ突きつけてやったっていうのによ」

E「知らない筈は無いが……脳にチップでも埋め込んでるのか? 恐ろしい、学園都市は……

  しかしこれ以上は無意味だな、レッカーを呼べ。積荷をHQに運ぶ……監視班! 辺りに影は?」

兵士K「乗用車が二台と、単車が一台このルートに向かっています。五分後には此処を通りますね。目視される可能性もありますよ」

I「一般人だろう。念の為、工事偽装はする。監視班、任務を続けろ」

J「は、はい」

D「E。女は?」

E「無闇な殺しは必要無い。何か掛けてやれ。丁重にな……気休めだが、睡眠成分入りの精神安定剤を飲ませてやろう。

  スキルアウトに犯されないように、一般人が保護してくれそうな場所に寝かせておけ。仮にも、我々と対等に戦った女だ」

I「……了解」

J「兵長。レッカー呼びました。十分足らずで到着です」

D「良し。監視班だけ置き、後は回収班に任せる。俺らは病院へ向うぞ。急いで車に乗れ」ザッ・・・

兵士s『了解』ダッ・・・





黄泉川「た、ぃ……ょぉ……ぅ、っ……ぁ、グズッ……ぃ、ヒック……じ……ゃん……っうぅ……」グッタリ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 20:56:54.43 ID:MtCSBkAO<>うわああああああ<> 1<><>2010/07/06(火) 21:10:23.26 ID:THfIVP60<>黄泉川「……行った、の? ……急が、ないと」Pi!


 ―――ID・指紋・網膜・声帯スキャン・・・・・……...認証。


 プシュウゥゥ・・・・・


黄泉川「はぁ……ハァ……」グッタリ・・・「輪姦……初めてじゃ、ないけど……嫌だ、ょね……う、ううぅ……ぁ、ぅぇぇッ……」ポロポロ・・・


 ゴオンッ・・・・・


黄泉川「ヒック……ウッグ……今、は……泣いてる暇、無い……コレを……運ばなきゃ……鉄、装が増援を、呼んで、くれてれば……」ギュッ


 ジィー・・・・・


監視K「ッ?! 積荷が開いた!!? やはりヤツがカギを持っていたのか?! 連絡せねば―――


 ジャキンッ・・・・・


神裂「……動くな。刎ねるぞ」シャキンッ!

K「―――はっ?!」

神裂「屋上に監視は居ると踏みましたが、やはり……五和。縛りなさい。色々聞き出して追って連絡を」

五和「分かりました」スチャッ!

神裂「香焼は、私と先を急ぎます」バッ!

香焼「了解っす」ダッ!

K「……っ (不味い……兵長達に、積荷の件を伝えられない!!)」グッ・・・

五和「動くな……拷問は得意じゃありません。手違えたら、すいません」ニコッ・・・

K「チッ…… (くそっ!! レッカーが、来てしまう!!)」アセアセ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 21:57:00.48 ID:THfIVP60<>一方通行「……まだかよっ!」イライラ・・・

結標「トラックが停止したポイントは……もう見える!!」


 キキイイイィィッ!!


一方通行「……オイ、蛻の殻だぞ」キョロキョロ・・・

結標「積荷は置いてある。どういう事かしら……」

一方通行「諦めて逃、げ・・・・・……...   ハ?」ピタッ

結標「何かあった、の……え?」



黄泉川「ぁ、ぅ……ヒック……うぅぅ……ウック……ぅぇぇっ……グズッ……」グッタリ・・・



結標「う、そ……アレって……」

一方通行「あ、ああ……〜〜〜ッッ!! 黄、泉……ヨミカワアあアアァァぁッ!!!」バッ!!


黄泉川「ぅ、ぁ……ぃゃ……ぁ、せぁ・・・・・ぇた……うぅぅ……」ポロポロ・・・


結標「う、そよ……よみ、かわさん……そん、な……」

一方通行「お、い……喋ンなアアァ!! 退けええェェ!! そ、な何で……クッソオオオおォッ!!」ガシッ!

結標「ちょ、一方通行……止めなさ……」

黄泉川「い、ゃ……み……ぃで……うぅぅ……」グデェ・・・

結標「っ! ……一方通行。退きなさい」

一方通行「クソオオオオッたれがアアァっ!!! ざけンじゃねェエエエエェ!!!」

結標「こ、の……退けと、言ってるんだ!! 冷静になれ!! 一方通行ぉ!!」

一方通行「るっせェ!!」

結標「彼女の気持ちを考えろ!! 『疵付け』られたかもしれないんだ!! 今は男が近寄るなっ!!」キッ!

一方通行「ッ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 22:08:39.54 ID:G1wW2voo<>黄泉川さん・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 22:11:49.99 ID:n0uOCcAO<>…本当に>>686は最低だな。
お前のせいで黄泉川が、こんな目に…











ふぅ……<> 1<><>2010/07/06(火) 22:15:09.53 ID:THfIVP60<>結標「……退いて、『調べる』わ。一方通行見ないで、あげなさい……黄泉川さん……触診になるけど、我慢してね……」スウッ・・・

黄泉川「ぅ……いぁ、ぃ……―――ッッッ!! あ、っアアアアアアァァ!! いた、ぃ……ッ!!」ギュッ!

一方通行「っ〜〜〜黄泉川ァっ!!」バッ!!

結標「見るなと言ってる!! 彼女の気持ちを考えろ!! バカ息子!! それが出来ないんだったら、さっさと先に行け!!」キッ!!

一方通行「っ……クッソおオオオオォォっ!!」ガンッ!


(一寸・・・・・)


結標「……吐き気がするわね」

一方通行「オイっ!!」

結標「掻き出せる分の『種』は出した。でも内部が疵だらけ。酷い事になってたわ……急いでクリニックに連れて行った方が良い」

一方通行「っ……クソがァ……鏖にしてやンぞォ……」グルルル・・・

結標「……冷静に。こんな時に第一位が暴走能力者になられても、困るわよ」

一方通行「……っ」フシュウゥゥ・・・


黄泉川「あ、せられた……ころす、は……だめ、じゃん……ね」ヒュー、ヒュー・・・


一通・結標「「っ!!?」」


黄泉川「つみ、に……びょ、ぃん……へ」ボソッ・・・

一方通行「オイ! 口開くな!!」

黄泉川「久しぶり……まわ、れた……痛かった、じゃん……よ」ニヘラッ・・・

一方通行「っ〜〜〜ッッッ!! しゃ、べンな……寝とけ……」

黄泉川「ころし……だめ……ん、よ?」

一方通行「わかった……分かったから、喋ンなァ!!」ダキッ!

結標「っ〜〜〜ッッッ」ポロポロ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 22:36:16.15 ID:THfIVP60<>黄泉川「約束じゃ、ん……人、ころ……ない、で」

一方通行「ああ……」

黄泉川「え、へ……ッ……、……う、ぁ……・・・・うあああぁぁッ! 痛かった、あぁ、怖かったああぁっ、うぇええぇっ!!」ボロボロ・・・

一方通行「ッ……もう、大丈夫、だ……寝ろ……ッッ」ギリッ!!

結標「ひ、どい……エック……あんまり、だよ……」ポロポロ・・・


(一寸・・・・・)


一方通行「……結標ェ」

結標「……え?」ヒック・・・

一方通行「オマエ、最大でどれくらい飛ばせンだ……」

結標「大凡、800mくらい……よ」

一方通行「病院までの距離は1km切ってンのか?」

結標「……ええ。直線距離では」

一方通行「アレ(駆動鎧)とオレを、病院まで飛ばせ」

結標「っ……でも……危険で―――

一方通行「イイからヤレっつってンだァ!! 此処まで来て役立たずかよクソアマァ!!」ギロッ!!

結標「―――ッ……ええ、できるわよ。やってやる!」キッ!

一方通行「おう……任せたぜ。相棒さン」ギッ!

結標「任された。相棒くん」カチッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 22:54:06.18 ID:l8dnWMAO<>さすがに無いわ…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 22:54:32.95 ID:xakcGgDO<>あ、えっと‥‥怖いもの見たさで‥‥



ごめんなさい‥‥<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 22:56:51.53 ID:EX6DjWg0<>まあ終わった事をいつまでもクヨクヨいってもしょうがないじゃないか
ここからの一通さんの活躍に期待しようぜ!(テカテカ<> 1<><>2010/07/06(火) 23:03:34.96 ID:THfIVP60<> (病院サイド)



麦野「……なんか、外が騒がしいわね」

芳川「野暮用かしら?」

木山「嫌な予感しかしないね……彼(冥途返し)に、内線を―――


 ピシャッ!!


  ―――な、停電? どういう事だ……内線も繋がらないな」

麦野「携帯は?」

芳川「待って……大丈夫みたい」prrrrr・・・「あ、先生。何か起きたの? もしかして外の騒ぎと関係が?」

冥途返し『まあね……君達。悪いが自分の身は自分で守ってくれ。僕はパニックルームの監視で忙しい』

芳川「は?」

冥途返し『その部屋はVIPだから、銃器は隠してある。使ってくれ』

芳川「ちょっと待って……何が起きてるの?」

冥途返し『……ロシア。猟犬部隊。テレスティーナ。察してくれ』

芳川「な! ……はぁ。了解です。さっさと終わらせて下さいね」

冥途返し『それは彼らに行ってくれ……では切るよ』Pi!<> 1<><>2010/07/06(火) 23:19:26.36 ID:THfIVP60<>麦野「何だって?」

芳川「……此処、戦場になるそうよ」ハァ

麦野・木山「「はぁ?」」

芳川「武器は……あ、メール来てた。ベットの間って……おお! なんかゴッツいのいっぱいあるわね」

木山「……ふざけてる」

麦野「もう……敵さんが来なけりゃ戦わないわよ……面倒臭い」

芳川「因みに、敵の目的はテレスティーナらしいわね」

木山「……誘拐か? それとも殺害目的で?」

芳川「わからない。ただ猟犬と、態々ロシアからお客さんが来ているらしいわ」

木山「前者の目的は不明だが……ロシアの方は技術力欲しさだろうな。テレスティーナは有る意味、対能力者のスペシャリストだ」

芳川「ふむ……さすが『木原』といった所かしらね」

麦野「うーん……良く分かんないけど、フレンダが心配ね。あの子、テレスティーナに熱心だったから……」

木山「で? どうする?」

芳川「……私らは、戦力外よ」ハハハ・・・

麦野「んー……ちょっとフレンダの所に行って来ます」

木山「君ほどなら心配ないが……気を付けて」

麦野「あいよー」テクテク・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/06(火) 23:35:51.56 ID:rsCAZESO<>おぃ
むぎのんまで輪姦しやがったら赦さなふぅ・・・<> 1<><>2010/07/06(火) 23:43:49.71 ID:THfIVP60<>麦野「フレンダにゃーん。起きてるー?」ガラッ

フレンダ「……」

麦野「どったの? ボーっとして」

フレンダ「……テレスが、いない」

麦野「え? あ、そ、いや居ないわねぇ……トイレかしら? (この子、気付いてるの? 気付いてないの?)」

フレンダ「……探してきます」ダッ!

麦野「あ、おおっと……ちょっと待った」パシッ!

フレンダ「……何」

麦野「えっと……そういえばアンタ達、なんで病院来たんだっけか?」

フレンダ「……聞いてどうする訳?」

麦野「ツンケンしないの。ほらさぁ、力になれるかもしれないじゃん?」

フレンダ「……カクカクシカジカ」

麦野「ウマウマテカテカ……って、成程。でも、何で逃げるの?」

フレンダ「……」

麦野「猟犬部隊ったら、残酷だけど理事長の直属でしょ? もしかしたら、特別待遇とかじゃないかな」

フレンダ「さぁ……兎も角、あの子は嫌がりました。だから、逃がします」キッ

麦野「…… (ありゃりゃ。こりゃ、変にお熱だな……保護者気取りかぁ?)」ハァ・・・<> 1<><>2010/07/07(水) 00:03:58.38 ID:r494k8Y0<>麦野「ねぇ……一体どう逃がすつもり? そう簡単にこの町からは抜け出せないわよ?」

フレンダ「簡単には、です。しかし抜けられる」

麦野「じゃあ、外に逃がしてどうするの? どの道捕まるわ」

フレンダ「……逃がすよ。どこまでも」

麦野「アンタ、死んじゃうわよ?」

フレンダ「……私を、殺しますか?」

麦野「そんな訳ないじゃない。バカな事言わないでよ」

フレンダ「……」

麦野「ちょ、ちょっと、フレンダ?」



 ―――……ふーれんだーが、うーらぎったー……どーしよっかなー。なーにが苦しいかなー……

    そーだ……フレ/ンダ、にしーちゃお! 謝ってもダァメェ!! あひゃひゃひゃひゃぁ……[ピーーー]よォ!!―――



フレンダ「ひっ……」

麦野「だ、大丈夫?」

フレンダ「い、やぁ……来ない、で……」ガクガク・・・

麦野「……なんだってのよ」ハテナァ?<> 1<><>2010/07/07(水) 00:26:23.35 ID:r494k8Y0<> ガラッ・・・・・


麦野「っ!?」


テレス「……術式に反応があると思ったら、まさかアンタらとはねぇ」


麦野「テレスティーナ……」

フレンダ「て、れす?」

テレス「ああ。私よ、フレンダ……少し、横になりなさい」ポワワアアァァ・・・

フレンダ「ふぇ、あ・・・・・……すぅ……すぅ……」

麦野「っ……アンタ、フレンダに何した!?」ギロッ!

テレス「それは私が聞きたいねぇ……私は幻想(If)とかトラウマ弄くる程度の力しかないのに、どうしてフレンダが此処まで怯える?」

麦野「知らないわよ……そんなの」

テレス「……ふん。どうでもいいわ。アンタも早く逃げなさい。奴らが来るわよ」

麦野「……フレンダ、置いては行けないね」

テレス「勝手にしろ……私は屋上へ行く。やっぱ、逃げるのは性に合わないわね……」テクテク・・・

麦野「……」

フレンダ「すぅ・・・・・」<> 1<><>2010/07/07(水) 00:46:39.21 ID:r494k8Y0<> (必要悪の教会サイド)



神裂「遅くなりました。スイマセン」バッ!!

建宮「……いえ。では作戦を」

土御門「おうよ。まず、テレスティーナを見つけろ。話はそれからだにゃ」

神裂「……ステイルは?」

土御門「禁書目録と特別対象(打ち止め)の護衛だぜぃ。カミやんのアパートを張って貰ってる」

建宮「既にロシアの兵隊さんと学園都市側の特殊部隊は病院内に侵入済みなのよね。急ぎましょう」

神裂「魔翌力探知には引っ掛らないのですか? 例の女は」

土御門「どうも病院内にダミーの符を敷き蒔いてるみたいだにゃぁ……目視次第交渉。多少手荒でも構わない」

建宮「病院の先生さんとやらは、宛てになんないの?」

土御門「冥途返しはテレスティーナ『個人』を尊重させるらしい。期待はできないぜよ。つまり、病院内自分以外皆敵状態だにゃー」ハハハ・・・

神裂「……さっさと終わらせましょう。無駄な血が流れる」

土御門「そうだ。交渉材料はメモにして今配った。ねーちんにも渡すぜぃ」

神裂「……黄金錬成は、我が英国清教会の魔術故、我が陣門へ下れ。ですか」

建宮「まぁ、学園都市から逃げたい。そして錬金術を極めてみたいならウチに来いってわけですよ」

土御門「これでダメなら、強硬手段だんにゃぁ……」

神裂「……」

土御門「今は不満を垂れるな。アレは神にすら見捨てられかけてる女だ。捨てるのか? 神裂」

神裂「……いえ。行きましょう」

土御門「よっし! それでこそねーちんだにゃー……行くぞ野郎共。こんな下らない戦で誰一人死なせてやるな!」

天草式『応!』ザッ!<> 1<><>2010/07/07(水) 01:04:45.64 ID:r494k8Y0<> (ロシアサイド)



ボス「現状は?」

兵士A「駆動鎧担当は連絡が途絶えました。テレスティーナ捜索班は、病院での乱戦。『猟犬』以外にも何者らかが混ざっています」

ボス「ふむ……テレスティーナを捕まえれればそれでいい。無駄な死など、教会連中が儲けるだけだ」

兵士B「……追記です。『火消し屋』までもが、病院に向かっているそうです」

ボス「ん? ……ローマの差し金か? それともヤツ個人の動きか?」

兵士A「分かりかねます……我々(HQ)はどうしますか?」

ボス「……引き上げる準備をしろ」

兵士B「了解……」

ボス「なぁに……引くと同時に、釣ってやるわ。準備を急がせろ。『C・D』も使っていい」

A「駆動鎧の方は?」

ボス「また作らせればいい。テレスティーナ本人は一人しかいないぞ、曹長……逃すなよ、諸君」

兵士s『了解!』ザッ!




ボス「悪いが、能力者だの魔術師だの聖人だの……そんな幻想連中と我々は喧嘩はしないぞ。

   いや、してやらない。してやるものかよ……アレイスター、フィアンマ……我々は軍人(人間)だ。御伽噺(化物)じゃないよ」フンッ…<> 1<><>2010/07/07(水) 01:29:24.17 ID:r494k8Y0<> (冥途返しサイド)



冥途返し「……ふむ」

御坂妹『先生。各ブロックで戦闘が始まりましたとミサカはお伝えします』

冥途返し「ああ……君(妹)達はなるべく手を出さないように。怪我人を地下室へ運んでくれ」

御坂妹『了解です……死人はどうしますか? とミサカは物騒な事を聞きます』

冥途返し「……多分、出ないよ」

御坂妹『はい? この乱戦で、ですか? とミサカは疑問に尋ねます』

冥途返し「この戦い、誰一人と死傷を望んでいない。止むを得ず、怪我人くらいだろう……所謂、茶番かな」

御坂妹『はぁ……』ハテ?

冥途返し「ただ、猟犬だけはちょっとばかし違うかもしれない……ま、そっちは手を打ってるから安心してナースさんやっておくれ」

御坂妹『わかりましたとミサカは通信を切ります。おーばー』


冥途返し「こっちはOKっと……さて。ネットワークの調子はどうだね?」


垣根「ん? 良好だけど」


冥途返し「この病院内なら自由に動いていいからね……まぁ、治療費として今回は働いてもらうけど」

垣根「ちぇっ……昏倒させるだけぇ? ぶっ殺しちゃダメなのー?」ブーブー・・・

冥途返し「……君は今の会話を聞いてた?」

垣根「はいはい……まぁ、獲物がかかったら食べちまうぜー」クッシッシッ!

冥途返し「頼りにしているよ、未元物質(仮)くん」

垣根「あいよー」テクテク・・・



冥途返し「さて。誰がチェックメイトを刺すのかな? 魔女か。神か。それとも、人か……」フゥ・・・<> 1<><>2010/07/07(水) 01:51:00.34 ID:r494k8Y0<> (猟犬サイド)



猟犬@「た、隊長! テレスティーナを見つけるどころの話ではありません!」

猟犬A「最早誰が味方で誰が敵か、分からない状態です!!」

心理定規「うーん……参ったわねぇ」チラッ「ねぇ、アナタ」

猟犬(エツァリ)「え、あ、はい!」ドキッ!

心理定規「何かいい案無いかしらぁ?」ニヤリッ

猟犬(エツァリ)「……い、一度引いてはどうでしょう。体勢を立て直してからでもいいのでは? (……ばれた、か?)」

心理定規「ふーん……ねぇ、アナタ……名前は?」

猟犬(エツァリ)「え、は?! け、ケーンです」

心理定規「ちーがーう。本名よ。それコードネームでしょ?」ニヤリッ

猟犬(エツァリ)「っ!! じ、自分の名は…… (此処が切り札の使い時かっ!!)」グッ!



猟犬B「隊長! 窒素装甲が到着しました!」



心理定規「……あらあらぁ! 天は我に味方す、ってねぇ♪ (……命拾いしたわねん)」


絹旗「げぇ……上司が心理定規とか超最悪ですよ……」

心理定規「邪険にし・な・い・のっ」

猟犬(エツァリ)「…… (助かったのか……アレは、アイテムの……)」スゥ・・・

心理定規「じゃあ、おチビちゃん。早速、病院内切り開いて頂戴な。猟犬達は彼女の後ろに付きなさい。形勢逆転するわよぉ!」フフフッ・・・

猟犬s『了解!』ザッ!<> 1<><>2010/07/07(水) 02:03:19.27 ID:r494k8Y0<> (テレスティーナ)



テレス「呆気無いわ……今の所、屋上には強いヤツ来ないのね……」フゥ・・・


猟犬s『』チーン・・・

露兵s『』チーン・・・


テレス「しっかし、疲れたわ……早く鎧来ないかしら。やっぱ、魔術なんかより科学の方が性に合ってるかなぁ」カラカラ・・・




 (一通座標)



結標「……行くわよ」

一方通行「ああ……チョーカーは切る。OKだ……っ」カチッ!

結標「距離875m。重量約0,5t……っ!」クルッ・・・カチッ!


 シュンッ・・・・・


結標「……上手く行ってますように」フゥ・・・<> 1<><>2010/07/07(水) 02:18:03.12 ID:r494k8Y0<> (病院屋上)


一方通行「っ……」カチッ!「……上等だァ結標。少し高いが、反射してやるっ!!」


 ズウウゥゥン・・・・・


テレス「……ん?」

一方通行「……よォ。オマエがコイツの受け取り人かァ?」

テレス「……」



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴオォ・・・・・<> 1<><>2010/07/07(水) 02:20:50.49 ID:r494k8Y0<>とりあえず今日は終わりです。
病院内部の様子はカオス化しているので、詳細は省きます。


次回は兄貴が参戦です……多分、戦わないかな? あんまり。


では例の如く、罵倒、お願いします。では! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/07(水) 02:24:40.12 ID:Y43mwm.0<>おつかれさまです、盛り上がってきましたねー。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/07(水) 02:29:31.47 ID:dpwAQMk0<>黄泉川(ノД`)シクシク<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/07(水) 03:43:47.49 ID:V.h7pcDO<>何故かBGMで哀戦士が流れてるオレがいる‥‥



黄泉川さん‥‥<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/07(水) 03:47:20.41 ID:lCtHbUSO<>>>718
黄泉川(ノд`)シコシコ

に見えた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/07(水) 08:11:49.74 ID:p67DVkAO<>ギャグありシリアスありエロあり
かなりの良作だな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/07(水) 17:27:30.20 ID:hCVYVtI0<>ぐう…黄泉川がエロくて不覚にも俺の未元物質が熱膨張しそうだったぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/07(水) 22:45:59.41 ID:uD.AdLEo<>今日はこないのかな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/08(木) 17:16:49.69 ID:O/uy9MA0<>今日はくるかな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/10(土) 01:13:27.56 ID:HM.sCK20<>忙しいのかにゃー?
生存報告だけでも欲しいぜよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/10(土) 03:16:15.89 ID:W7Nxe6DO<>今DOCOMO書き込めない事多いからそれかも……<> 1<><>2010/07/10(土) 12:32:57.59 ID:Kn8.sMI0<>うい!
色々忙しかったっす・・・今夜は書きます。多分、9時〜10時くらいに!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/10(土) 13:47:33.38 ID:qhuOG.DO<>おk。

待ってるぞー!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/10(土) 22:20:11.29 ID:t6U6cZ20<>10時
待ってるよ!<> 1<><>2010/07/10(土) 22:29:37.00 ID:Kn8.sMI0<>ういっす! 遅くなりました。

バイトやら練習やらで、忙しかったかにゃー!<> 1<><>2010/07/10(土) 22:41:48.35 ID:Kn8.sMI0<> (あらすじ)




垣根「>>719……死にーゆく男たちはっ、護るべきー女たちに! 死にーゆく女たちはっ、愛ーすーる男たーちへっ!」♪

冥途返し「……ちゃんと働いてる?」

垣根「何をかけるのかー……働いてるっつーの! 折角気持良く歌ってんのに、邪魔すんなよ。ジジイ」ハァ・・・

冥途返し「あっそ」

垣根「三竦み、均衡状態だ。どの部隊であれ、一人になった所を未元物質で、こう……ガバァッ! って襲ってるよ」

冥途返し「……殺して無いだろうね?」

垣根「だいじょーぶ博士。ただ、KNWから連絡だ……駆動鎧運搬中、警備員が犯されたってさ」

冥途返し「……」

垣根「ま、気にすんなって。覚悟があっての警備員だろ? 死んでねぇし」

冥途返し「……全て、責任を取るつもりではいるよ。残酷だがね」

垣根「へぇ……」

冥途返し「じきに朝が来る……早く、終わらせたいよ」

垣根「同感。仮にも人の家で暴れて欲しくないんですけど」ハァ・・・

冥途返し「病院は、君の家じゃ無いよ」マッタク・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/10(土) 22:51:36.68 ID:U9HbYW2o<>キター!
支援<> 1<><>2010/07/10(土) 23:03:42.87 ID:Kn8.sMI0<>(天草)


建宮「くっそぉ……まったく動けないのよね……」

神裂「……私が」

土御門「ねーちんが暴れたら、病院ごと決壊しちまうぜよ」

神裂「しかし、均衡が破れません……」

建宮「隠密で動いている分隊が帰って来ないのは、少し気がかりよな」

神裂「どうも……おっと……何時になっても、銃というものは好きませんね……」

土御門「チッ…… (冥途返しめ、何を企んでやがるよ……)」



(ロシア)


兵士X「……下手に動けんな」

兵士Y「目の前の民間兵みたいな奴らに気を釣られると、猟犬に噛みつかれますからね」

兵士X「このまま朝が来たら……厄介だな」

兵士Z「リーダー、通信です……HQが大型ヘリと共に病院へ向かうとの事」

X「引き上げか……早めに屋上を詰めるぞ……」

兵士s『了解』ザッ!<> 1<><>2010/07/10(土) 23:34:05.94 ID:Kn8.sMI0<>(猟犬)



心理定規「さ・て! 巻き返しよぉ〜♪ 精々盾になってね! おチビちゃん♪」

絹旗「……シールド隊が前歩けばいいんじゃないですか?」ブスー・・・

心理定規「敵さん、近接戦闘とか罠とか仕掛けてくるのよぉ……アナタ(窒素装甲)なら、何があっても『平気』でしょ?」ニコッ

絹旗「……はいはい。 (人を道具扱い……しかも心理系の能力者。コイツ、超嫌いです)」ハァ・・・

猟犬@「隊長。電撃戦、準備出来ました! 屋上まで突っ切れます」

心理定規「うふふ♪ OK〜、行くわよ……給料分働きなさい。お・チ・ビ・ちゃん♪」

絹旗「病院ですよ?」

心理定規「病院、だ・か・ら。[ピーーー]つもりでいいわよん♪ 冥途返しもいるんだし」

絹旗「ふん……言われなくとも、やりますよ……」テクテク・・・

心理定規「ふふふ。暗部の鑑ね! 立派な殺し屋さんだわ♪ 若いんだし、ゆくゆくは裏の女王様になれるんじゃなぁい?」

絹旗「っ……」テクテク・・・

心理定規「ふふっ…… (可愛い♪ 光を見ちゃってるわねぇ、あの子。ぐちゃぐちゃにしたいかなっ!)」ニコッ!




猟犬(エツァリ)「…… (ショチトルは無事でしょうか……土御門が手を回していてくれればいいのですが……)」<> 1<><>2010/07/11(日) 00:06:59.98 ID:XN.xa7c0<> ―――ドオオォォオオーオォンッ!!


(天草)

土御門「何だ?!」

建宮「均衡が破られた! 猟犬がエース級持ってきたのよな!!」

神裂「くっ……私が出ます!」

土御門「待て! 早まるな! ……様子を見る。アレイスターが誰を出して来たかで、動きを変えるぜぃ」



(ロシア)

兵士X「ええぇい!! あと少しで撤退って時に!」

Y「敵は能力者の少女! 銃弾は利きません。トラップも無意味です! 周りを破壊しながら進んでいます!」

X「チィ! 我々が今まで控えてきた手段を……」

Z「どうしましょう! 屋上へ先行した部隊からは、『危険』とのことです!」

X「不利か……仕方ないな、『C・D』の準備をしろ。少女には寝てもらう……」



(猟犬)

絹旗「……超他愛ないです」ゴガンッ! ガギンッ!


猟犬@「……すごい」

A「既にレベル5あるのではないか?」

心理定規「あったら良いわねぇ……でも甘くないのよん」

B「え?」

心理定規「私と……イケ好かない高飛車糞女(心理掌握)との間に差があるように……あの子と第一位(コピー元)には差があるの」

猟犬s『……』

心理定規「ま、相手がレベル5じゃ無い限り、おチビちゃんは負けないわね。大気操作系のレベル3以上も怖いかなぁ?」


猟犬(エツァリ)「…… (不味い。土御門に、連絡を取らねば)」カチカチカチ・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 00:45:56.29 ID:XN.xa7c0<>(結標サイド)



結標「上手く行った……かな? まさか一方通行だけ、反射のタイミング謝って不明方向に飛んでいって無いわよね」

黄泉川「……」ハァハァ・・・

結標「まずは、病院に行きたいけど……態々戦場に運ぶ訳にもいかないか……ん?」チラッ・・・


 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド・・・・・


結標「輸送用ヘリと、レッカー車!!? ……此処で、止まるの?!」


 キキイイィィッ・・・・・


ボス「……曹長、本当に此処であってるのか?」

兵士A「はい。連絡では」

ボス「蛻の殻だよ……そこにいるお嬢さん達に尋ねれば分かるかな?」ギロッ!

兵士s『……』ガチャンッ・・・



結標「……っ」ゴクリッ・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 01:24:48.25 ID:XN.xa7c0<>ボス「さて……答えてくれれば、何もしない。二択だ、簡単だろう」

結標「……何よ」

ボス「駆動鎧は病院に持ってたのか?」

結標「……」

ボス「おいおい。答えてくれよ……どうせ此処は通り過ぎるつもりだったし、人質にしようとかは考えていないさ」

結標「……ええ。そうよ。既に病院へ、移動させたわ」

ボス「ふむ……軍曹、曹長。病院隊の方から駆動鎧の情報は?」

兵士A「来てませんが」

ボス「うむ……まぁいい。どうせ、もうこの任務には興味が無い。帰ろう。あわよくば、テレスティーナと駆動鎧、どちらも拾えば良い」

兵士B「了解です……レッカーは返しますよ」

ボス「ああ。ヘリ用の重荷ワイヤー、準備しておけ。では行くぞ」テクテク・・・



結標「ちょっと……待て」



兵士s『……』ピタッ・・・

ボス「見逃す、というのが理解できなかったか? 小娘」ギロッ・・・

結標「アンタらが、この人に何をしたか……知らないじゃ済ませないわよ!」ギロリッ!<> 1<><>2010/07/11(日) 02:32:39.03 ID:XN.xa7c0<>ボス「……は?」

結標「連絡が行って無いみたいね……アナタのお仲間が、この人に何をしたのか……」カチッ・・・

ボス「……曹長」

兵士A「兵長から連絡のあった『拷問』では?」

ボス「ふむ」


黄泉川「……」ハァ・・・ハァ・・・


ボス「それは、悪かったな……これでいいか?」ペコリッ

結標「っ!!」ヒュンッ!


 シュッ!


ボス「っ……頬を切ったなぁ。学園都市(この町)特有の能力者(バケモノ)か?」

兵士s『っ?!』ガチャッ!

ボス「待て……何の真似かな? 小娘」

結標「何の真似ですって? ……女一人犯しておいて、それで済むと思ってるの?!」ギロッ・・・

ボス「そう。納得行かないの? 軍曹。トランク持ってこい」

兵士B「……これで?」スッ

ボス「ああ、それ……あら? 円通貨が無いわね。しょうがないから金(インゴット)でいいかしら」ヒョイッ

結標「ふ……ふざけるなぁ!! レイプしたから、お金で謝りますだぁ?! 何様だ、貴様ら!!」ヒュンッ!

ボス「っ……」タラー・・・

兵士s『大佐!!』ガチャリッ!

ボス「……気にするな。軍曹、火をくれ。煙草が吸いたい」

兵士B「……」カチッ・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 02:43:39.13 ID:XN.xa7c0<>ボス「ふぅ……なぁ、小娘」

結標「……」

ボス「私は、お前とは戦わない」

結標「知らない。私はアナタと戦える」スチャッ・・・

ボス「言い方が悪かったな……私は『人間』としか、戦わないんだ」

結標「意味が……分からない」

ボス「なぁに、簡単な話だ……オマエを、人間と認めていないだけの話だよ」フゥ・・・

結標「っ!?」

ボス「能力者ぁ? 魔術師ぃ? ……ふざけるな。我々は戦場で生きてきた人間だ。この町で暮らす奴らを私は『人』とは認めんよ」

結標「っ……だから、何よ。どうでもいいわ。この人にした事は変わらないのよ!」

ボス「はぁ……我々は、彼女を『敵(人間)』と認めた。だから戦った。レイプだって、戦術の一つだよ」

結標「ッッッ!!」シュンッ!

ボス「ッ……ふぅ。貴様の価値観を押し付けるな。我々だって押しつけている訳ではない。貴様を犯してやった訳では無いのだぞ?」

結標「[ピーーー]!」

兵士A「……大佐っ」

ボス「……仕方ない。教育してやろう」テクテク・・・

結標「[ピーーー]!」カチッ!

ボス「ッ……肩に、何か刺したのか。コルク抜きか? 風情もへったくれもない」スチャッ・・・バンッ・・・


 ズドンッ!<> 1<><>2010/07/11(日) 02:50:04.14 ID:XN.xa7c0<>結標「……っ」

ボス「憂さ晴らしはさせてやった。これ以上ヤるなら……敵と看做す『条件付き』にさせてやる」

結標「……」カチッ・・・


 ズウウゥンッ!


兵士B「っ!! レッカー車が上空に?!」

兵士A「散開っ!!」


 ゴオオォォンッ!


ボス「……っ、子供に手は上げたくなかったが。軍曹、無事なら『C・D』使え」

兵士B「無事です……了解」Pi!



 キュイイイイイィィンッ!



結標「あぅっ!! く、薬、を……」ガクンッ・・・

ボス「良かったな。貴様が望んだとおり、これで晴れて敵(人間)扱いだよ。オマエ」スチャッ・・・

結標「っ……」グッ・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 03:31:30.72 ID:XN.xa7c0<>ボス「何の能力か知らんが、これ(C・D)で貴様も一般人だ」

結標「……っ」

ボス「ふん……うざったい。寝てろ」


 ズドンッ!


結標「あ、ひぁっ!」ダラー・・・

ボス「何時の時代になっても、イーグルの威力は変わらんさ……出血が酷くなる前に治療するんだな」テクテク・・・

兵士A「大佐。牽引ワイヤー準備出来ました」

ボス「ああ。今行くよ……小娘。金塊はくれてやる。換金して治療費と慰謝料にでも当てろ」

結標「ざ、けんじゃ……ないわよ」カチャッ・・・

ボス「銃を、向けるか? 今度こそ、手加減はしないぞ?」

結標「……女の誇りの方が、死よりも、大事よ」

ボス「女の誇り……か。下らんな」

結標「っ……」バンッ!

ボス「銃に関しては素人同然か。力んで下撃ちになってる……」シュッガシッ!

結標「アウッ!」ガンッ!

ボス「白兵戦も素人……嘗められたモノだよ」ガチャッ・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 03:47:52.29 ID:XN.xa7c0<>ボス「……なぁ。因みに私が女だと気付いたか?」

結標「っ!?」

ボス「戦場に女がいないとでも? 貴様も女だろう」

結標「……だから、何よ」

ボス「何処の国の教本だって習うぞ? 女の身体は戦場では犯される。それと同時に武器でもある、とな」

結標「……知らない」

ボス「私も犯された事は有る。その女だって犯された。聞くところによると、それでも駆動鎧を渡さなかったようだな」

結標「……っ」

ボス「学園都市(この町)だって、そういう風にしてるんだ。分からないか? 情報漏洩防止の為に頭にチップを埋め込んでいる」

結標「……この人は、表の人間よ」

ボス「表とか裏とか、そんな事情知ったこった無いさ。用は駒だろ? 貴様も、その女も」

結標「っ……例え、駒でも……」グッ・・

ボス「私は私? 知らないよ。そんなの。戦場では皆等しく、戦士。女でも戦士だ。ただ、性別は違うし、慰み者にだってなる」

結標「……」

ボス「認められないか? なら、私直々犯してやってもいいぞ? 銃のグリップだって貴様の×××を抉るには十分だからな」

結標「なっ!!?」バッ!

ボス「……ふんっ。あからさま、処女と分かる奴を犯すのも目覚めが悪くなる。いいから寝てろ」ガンッ!

結標「アウッ!!」ドンッ!<> 1<><>2010/07/11(日) 04:14:22.54 ID:XN.xa7c0<>兵士A「……大佐、時間が」

ボス「ふんっ……覚えておけ。女が戦場に立つという事は、純潔なんてものは皆無だ。戦争処女」

結標「畜……生……」

ボス「誰か、こいつ等を寝かせといてやれ。ウザったい」

兵士A「はい。おい、誰かコイツらを―――


兵士B「大佐、曹長! 監視部隊からです! 南方より……奴が来ました! あと十秒で着きます!」


兵士A「―――しまった。大佐、如何しましょう」

ボス「チィ……手間取り過ぎたか。逃げても無駄だな。皆消して攻撃の意を見せるな。いいな?」

兵士s『了解』スゥ・・・


結標「……っ? (一体、なんなの?)」<> 1<><>2010/07/11(日) 04:21:25.08 ID:XN.xa7c0<>兵士B「5,4,3……来ます!」


 ―――スタッ・・・・・


アックア「……ふむ。そこまで、暴れていない様であるな」


ボス「やぁ……火消し屋」

アックア「……久しい顔である。まさかまだ現役であったか。旧ソの女豹よ」

ボス「ふんっ……気遣ってくれるのかい? お優しい事で」

アックア「冗談はこれまで、争いを止めろと言いに来た」

ボス「チッ……」


削板「おいおい。青髪さん。こいつは何の惨状だ?」


アックア「まだ、ついてきていたのであるか?」ハァ・・・

結標「bV、まで? どういう、ことなの?」

削板「俺があのマッチョ青髪を見つけて町を案内していたんだ。アイツ強いぞ。すんごく」

結標「……あっそ。アンタは相変わらずで良かったわ」ハァ・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 04:50:40.59 ID:XN.xa7c0<>ボス「我々は今から撤退作業に入るところだった。邪魔をするか? 火消し屋よ? 右方が監視がてらに貴様を寄越したのかい?」

アックア「フィアンマの考えなど知らないのである……貴様の上司に連絡してみるのだ。これ以上、バカな気を起こすまい」

ボス「ハァ? ……曹長、本国へ連絡を」

兵士A「はい……繋がりました」

ボス「……此方、サンリク。キャンプ(指令)、聞こえるか?」


??『大佐、作戦―――中止だ! 直ぐ……、――に引け!』


ボス「……何故?」

??『ま、魔人……だ! ヤツが、襲って―――きた! 警告……され、ている! ……この、ままでは!』

ボス「くっ……おい、聖人(バケモノ)! ロシア(本国)に何を送った!!」ギロッ!


アックア「言い回しが相変わらずであるな。人知を超えた能力を人とは認めぬ、その考え。小さいぞ」

ボス「いいから、答えろよ。バケモノ!」スチャッ・・・

アックア「ふっ……利害の一致に過ぎぬが、同じく『火消し屋』が動いてくれたのである」

ボス「……チッ。『魔人』か……どいつもこいつも、人外ばかり……話にならん」


??『大佐、……早く、戻ってこ、い。作戦を―――立てね、ば……イタリア、との、付き合い―――も考え、るぞ! 以上!』Pi!


ボス「……バケモノ、共がぁ!! 邪魔をしてからにっ!!」チッ!<> 1<><>2010/07/11(日) 05:05:50.86 ID:XN.xa7c0<>(ロシア)


??「……我々は、もう学園都市に関与はせんぞ! 魔人(バケモノ)! 攻撃を止めろぉ!」


オッレルス「ふむ……コッチは終わりだね。後は宜しく。傭兵さん」テクテク・・・



(結標サイド)


結標「……なんだっていうの? 彼は?」

削板「アイツ強いぞ、かなり。あの大刀も格好良いよなぁ!」キラキラ・・・

結標「……」ハァ


ボス「……総員。引くぞ。奴には構うな」

兵士s『了解』ザッ・・・

アックア「……ふむ」

ボス「なぁバケモノ。貴様のようなのがいるから、戦争は終わらないんだよ。気付け、火消し屋。その矛盾に」

アックア「……勝手にほざいていればよかろう」

ボス「超能力だ、魔術だ、聖人だ、魔人だ……フザケタ世界だよ」

アックア「同感である。しかし、そうあるのだから……仕方なかろう」

ボス「ふん……私は生まれる世界を間違えたのかもな」

アックア「知らぬ。早く帰るのである。二度と日本に来るな」

ボス「招待状を送られたって来てやるものかよ……じゃあな。右方に宜しく言っておけ。ウチ(ロシア)を乱すな、と」

アックア「……アレが何を考えているかなど、知らないのである」

ボス「だろうな……じゃあな。私の前に、二度と顔を見せるな。ウィリアム(バケモノ)よ」テクテク・・・


 ゴオオオォォ・・・・・


結標「やっと……行ったのね……」グッタリ・・・

削板「あるぇ〜? 出番無いの〜?」ポカーン・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 05:07:09.70 ID:XN.xa7c0<>すいません。ちょっとグダグダになった回でした。

一回寝て、あと日中書き続けます! んでわ、また午後にでも! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 06:48:55.04 ID:pJrOstQo<>乙!!
病院の続きが気になるな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 09:45:09.37 ID:3Z8/iAI0<>乙!
続きが楽しみだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 14:35:59.31 ID:pVMfgsDO<>今日はまだかにゃー?<> 1<><>2010/07/11(日) 19:02:47.19 ID:XN.xa7c0<>うい。書くっすよ。<> 1<><>2010/07/11(日) 19:22:47.42 ID:XN.xa7c0<> (黒妻宅)


固法「もう……こんな時間」

打ち止め「ううぅん……んみゃ? みぃ?」

固法「打ち止めちゃん……起きちゃったの」ナデナデ・・・

打ち止め「……お兄ちゃんと、お姉ちゃんは? ってミサカはミサカは目を擦りながら尋ねてみる」ファアァァ・・・

固法「っ……ちょっと、お散歩行ったみたいね……ホットミルク飲む?」

打ち止め「……出て行っちゃったの? クロヅマも……ってミサカはミサカはキョロキョロしてみるよ」

固法「先輩は……二人を、追って行ったわ。大丈夫、ちゃんと二人を連れて帰って来るから」ニコッ

打ち止め「うん……バラバラは……嫌だよって、ミサカはミサカは……」ギュッ・・・

固法「……うん」ギュウッ・・・



 (上条宅)


禁書「……無理しかしないもんね。とうまは」

スフィンクス「なー」

禁書「はぁ……『理由が無くちゃ、戦っちゃいけないのかよ!』だって……何も言えないよ。そんな事言われたら」

スフィンクス「……にゃ」

禁書「とうま。それは神様の特権なんだよ……理由無しに動くのは、ね」ハァ・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 20:28:58.91 ID:XN.xa7c0<> (病院・フレンダ個室)


 ガチャッ!


芳川「麦野さん!」

麦野「……あら。部屋でジッとしてなくていいの? 危険よ?」

木山「それどころでは無いよ……本当に病院が戦場と化している」

麦野「それは……穏やかじゃないわね」チラッ・・・


フレンダ「……」スゥスゥ・・・


芳川「……彼女は」

麦野「テレスティーナに、眠らされた……かな? よく分かんない」

木山「そうか……どうにかして、先生(冥途返し)に連絡を取りたい。正直何が起きているのか、把握できないんだよ」

芳川「猟犬部隊とロシア人。あと正体不明の私服兵が陣取っているみたいね……」

麦野「戦況は?」

木山「ロシア人の多くが屋上へ向っている。猟犬は満遍なく病院内に展開。私服兵はベランダだったり天井だったり、まるでゲリラ戦法だ」

芳川「しかもどの部隊も一人になった兵は……何か『白い羽』のようなモノに呑み込まれて消えるという情報もあるわ」

麦野「深夜の病院で人が消える。まるでホラーね……ん? 白い羽?」



冷蔵庫「ああ、それオレだぜ」



一同『……』<> 1<><>2010/07/11(日) 21:20:02.59 ID:XN.xa7c0<>フレンダ「ん……」パチッ

麦野「フレンダ!」

フレンダ「っ……麦、野」ビクッ

麦野「あ……うん。ごめん」シュン・・・

フレンダ「い、いや……私の方こそ……幻覚なのに……」


芳川「どういう事?」

麦野「テレスティーナの力(?)みたい……私には良く分からないわ。心理操作系の能力者かしら」

木山「それはオカシイ……彼女自身、能力開発を受けていた身とはいえ、パーソナル・リアリティを確固としていなかった筈だ」

フレンダ「彼女は……オカルトに手を出したと言っていたわ」

麦・芳・木『オカルト?』

フレンダ「三沢塾……『0808』事件のブラックボックスから、何かを見つけた訳よ。結局、詳しくは教えてくれなかったけど」

一同『……』


冷蔵庫「お話し中申し訳無いんだけど、テレスティーナちゃん。屋上にいるよ」


麦野「垣根ェ……アンタ、冷蔵庫介して話すのやめてよ。マジ不気味だわ」


冷蔵庫「るっせーなぁ……折角情報流してやろうと思ったのによ。俺泣いちゃうよ? いいの?」アァン?


麦野「キモッ!!」<> 1<><>2010/07/11(日) 22:01:31.65 ID:XN.xa7c0<>冷ぞ…垣根「冗談はこんくらいで……猟犬にお前らの同僚が混ざってるぜ?』

麦野「は?」

垣根『窒素装甲。絹旗来てるぞ。破壊の限りを尽くしてくれてるよ。病院だって言うのによぉ』ハァ・・・

フレンダ「絹旗、が……何で……」

麦野「……『上』が、アイテムとは別箇に、絹旗を動かしたんでしょう」

垣根『ロシア野郎共が逃げ腰の今、アイツが暴れまくってる感じだぜ。屋上のテレスティーナ掴まんじゃねぇの?』

フレンダ「っ!!」バッ!

麦野「フレンダ! 待ちなさい!」ガシッ!

フレンダ「……やっぱり、私を[ピーーー]んですか?」ボソッ・・・

麦野「ッッ……」スゥ・・・

フレンダ「……ごめんなさい。でも、私しかあの子を助けてあげられないの……じゃあね、リーダー」タッタッタッ・・・

麦野「……」


芳川・木山「「……」」

垣n…冷蔵庫『それで? ……お姉さん方はどーすんの?」<> 1<><>2010/07/11(日) 22:17:59.70 ID:XN.xa7c0<>(屋上)



テレス「御苦労さん。あと帰っていいわよ」テクテク・・・

一方通行「……オイ。待てよ」

テレス「なに? 報酬とか? 知らないわよ、全部冥途返しに聞いて頂戴」

一方通行「テメェ、何モンだ? こン街が騒がしいのは……テメェの仕業なのかよ?」ギロッ・・・

テレス「……あのさぁ、一々下っ端運び屋が依頼主の事探んないでもらえる? あんのカエルもうっぜぇの寄越したモンだなぁ……」チッ

一方通行「ッ……オレは代理だァ。運び屋の、な」

テレス「は?」

一方通行「運び屋は……クソッ垂れのイワン野郎に、犯された……『駆動鎧(コイツ)』を守る為になァ!」

テレス「そ……ご愁傷様」

一方通行「ッッッ!! ザっ……けンなアアアアアアァァアアッ!!!」ゴオオォォ!!

テレス「っ!? ……アンタ、何者?」

一方通行「強姦被害者の家族だァ……鬱憤の矛先はテメェで良いンだよなァ!! クソアマァ!!」

テレス「……面倒な」チッ・・・



(冥途返しサイド)


垣根『おーい。屋上にロリコン大使がいるぞー。殺っちゃっていいの?』ニヤッ・・・

冥途返し「……不味い、ね」タラー・・・<> 1<><>2010/07/11(日) 23:07:42.50 ID:XN.xa7c0<>(上条・黒妻サイド)


 ブロロロロオオオオオォォォ・・・・・


上条「く、うくくく、黒妻さああぁん!! そこそそそこぉ!! 左いぃ!!」アバババババ・・・・

黒妻「何言ってっか聴こえないが……あの煙出てる方で良いよな!!」フンッ!

上条「にぎゃああああああぁぁ!!」



(???)


 シュン・・・・・シュンッ!!


??「急ぎなさい!! 病院から煙が出てるわ!!」

??「ちょ、お姉さま……そのメール、確かなんですの? 宛先不明って……」

??「現にヤバそうな雰囲気でしょうが! テレスティーナはいる……行くわよ!」

??「ハァ……何だかんだ言って、私は風紀委員ですからね。パトロールという事にしますの」

??「さんきゅ!」<> 1<><>2010/07/11(日) 23:57:29.71 ID:XN.xa7c0<>(病院屋上)


一方通行「[ピーーー]!」ガンッ!

テレス「くっ!? 念動力系の能力者か?」スタッ!

一方通行「ンなチャチなモンと一緒にすンじゃねェよ……テメェは黄泉川と同じ目にあってもらわねェと気が済まねェンだ!」ギロッ!

テレス「厄介な……目の前に駆動鎧はあるというのに」

一方通行「隠れンなって。全身の穴という穴から液体吹かせてやンよ……」

テレス「チッ……あと何回、錬金が使えるかなぁ」ポワワアアァァ・・・・


 ドゴオオオォォンッ!!


一方・木原「「っ?!」」バッ!


兵士Y「屋上を奪取! ……『魔女』と『鎧』も発見!」

兵士X「チッ……撤退命令は出ているが、貰えるモノは貰うべきか……」

兵士Z「隊長! 猟犬部隊も我々を追跡中! 此処で陣取るしかないかと!!」


テレス「……纏めて、やれるかなぁ?」チッ・・・

一方通行「アイツら(ロシア兵)が……黄泉川を、犯ったンだよなァ……」ギロッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 00:19:58.99 ID:ATrg7oSO<>殺しちゃだめらしいぞ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 00:22:47.21 ID:UmxoBMDO<>>>759に吹いたww


しかし、一方通行vs木原(テレスティーナ)か‥‥
熱いな!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 00:41:26.98 ID:1SbBuqg0<>>>760
>一方通行vs木原(テレスティーナ)か‥‥
某スレでは一瞬で勝負がついてしまった・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 00:56:40.75 ID:./P8Tsg0<>一方通行「ご……ラアアアアァァッ!!」ガギンッ!


兵士X「な、何だ?! 爆風?!」

兵士Y「前方から攻撃! テレスティーナではありません!! 猟犬でも無い……能力者かと!」

兵士Z「畜生ぉ!! ヘリ(迎え)はまだ来ないのかよ!!」

X「落ち付け!! 籠城戦なら我々に分がある! 20分、いや10分堪えろ!!」

兵士s『了解!』


一方通行「隠れんなァ!! 旧ソ兵(オールドタイプ)共がッ!!」ゴゴゴゴゴゴゴッ!!


Y「……屋上に倒れている仲間を、助けねば」グッ!

X「残念だが……今は此処にいる人間だけ、無事帰還できる事を考えろ……」

Z「隊長!?」バッ!

X「奴らに、情ってモンがあれば……捕虜くらいには為る。オレはそういうのを信じる性質でね……」

Y「……病院内で、消えた仲間もか?」

X「生きてはいる。誰も彼も……この戦いで、人の死は望んでいない。命さえあれば、また会える。上層部の交渉力に賭けるしかないさ」

兵士s『……』


一方通行「3,4……12人くらい隠れてンのか。どうやって殺しますかねェ」


テレス「……チャンス、だな。今のうちに」ダッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 01:18:20.26 ID:./P8Tsg0<>テレス「……」カタカタカタカタ・・・「ID――、PASS.――、声帯・網膜・指紋スキャン――、……OK。完了っと」Pi!


 プシュフウウウウウゥゥ・・・・・


一方通行「……あン?」


兵士X「っ?! 『魔女』が、『鎧』を動かす気かっ!?」

兵士Y「隊長!!」

兵士X「……耐えろ。後少しだ」ゴクリッ・・・

兵士s『……』コクリッ


テレス「よいしょっと……やっぱ、こっちの方が馴染むねぇ!!』ニヤリッ!


一方通行「……駆動鎧か? ロシアで見たヤツ……よりシャープだな」


(猟犬サイド)


猟犬@「隊長! テレスティーナのもとに、駆動鎧が運ばれてきたと報告が!」

心理定規「あら。不味い……おチビちゃーん! ペースあげてー!」

絹旗「超気楽な事言ってくれますね……何処の誰だか分りませんが、近接戦が得意な奴らの様です」

心理定規「突っ込めないのぉ?」

絹旗「落とし穴タイプのトラップです。超古いタイプですが、大胆に行くと先に進めなくなっちゃいます」

心理定規「ふむ……ねぇ、アンタ」

猟犬(エツァリ)「え、あ、はい? (……何だ)」ゴクリ・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 01:49:16.11 ID:./P8Tsg0<>心理定規「……先行、して♪」

猟犬(エツァリ)「なっ!?」

猟犬s『っ!?』

猟犬A「た、隊長! レベル4に無理な通路を、我々が突破するのは不可能です!」

心理定規「アナタには聞いて無いわよん? ……行って★」

猟犬(エツァリ)「隊長。自分に、犠牲になれというのでしょうか?」

心理定規「……」

猟犬B「け、ケーンはレベル0ですよ!?」

心理定規「……」スチャッ!

猟犬s『っ?!』

心理定規「行け♪ 敵前逃亡はその場で、見せしめよん?」ニコッ!

猟犬(エツァリ)「っ…… (ばれてますね……さて、どうすべきか……)」ゴクリッ・・・


絹旗「……結構ですよ。超足手纏いです。私一人で行きますから。ハシゴ隊だけ、準備をお願いします」テクテク・・・


猟犬s『……』ホッ・・・


心理定規「ふーん。へぇ……」ニヤッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 02:06:43.02 ID:iV3A/EAO<>面白い<> 1<><>2010/07/12(月) 02:56:16.96 ID:./P8Tsg0<>(天草サイド)


 ゴガガガガアアァァン・・・・・


建宮「っ?! 突破された?!」

土御門「チッ! 海原は何をしている……一方通行達もどうなったんだ」

五和「……遅くなりました!」シュンッ!

神裂「五和……何か分かった事は?」

五和「えっと、敵か味方かわかりませんが……――(少女説明中)――……です」

土御門「既に駆動鎧が届いただと?! 白い少年が飛ばされたんだな?!」

神裂「しかも、アックアとは……右席(ローマ)が動いているのでしょうか……」

建宮「何にせよ、事態は動いたのよね。土御門、女皇帝様。御指示を!」

土御門「……ねーちん。アンタは屋上へ行ってくれ」

神裂「何故?」

土御門「多分、今この病院の屋上でまともに戦えるのは、アンタだけだよ……あと数名、護衛として連れて行け」

神裂「……」

建宮「女皇帝様。今は悩んでいる暇はありません。急いで!」

神裂「……五和、対馬。共に来なさい。建宮、土御門。此処は任せました」

一同『了解です』ザッ!



土御門(さぁて、あとは……海原くんだけだぜよぉ……)フゥ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 03:01:36.76 ID:dlv2M6SO<>屋上がすごい勢いでカオス化していくな…<> 1<><>2010/07/12(月) 03:23:07.61 ID:./P8Tsg0<>土御門「……建宮。此方も動くぞ」

建宮「何か策が?」

土御門「悪いが、神裂の邪魔はさせない……猟犬は此処で叩く」

建宮「……真正面から、叩くか?」

土御門「窓、天井、床下から奇襲をかけろ。俺が囮を引きうける」

建宮「成程。オマエ……魔術を使う気よな?」

土御門「ああ……式で数を誤魔化すぜぃ」ニヤリッ・・・

建宮「女教皇様がいたら、即反対するプランなのよね……それも計算のうちか」ハハハ

土御門「モノ分かりが良くて助かるにゃー……頼んだぞ」

建宮「了解。行くぞ」スゥ・・・



香焼「……何の為に戦うのか、分からないっす」

野母崎「今は考えるな。迷えば、死ぬ」

牛深「救われない者が誰なのか、見つけ出すのも我々だよ」

香焼「……はい」



(猟犬サイド)


心理定規「じゃあ、突撃〜★」


 ザッ!


絹旗「……早く、帰りたいです。下らない」ゴオォッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 03:43:49.88 ID:./P8Tsg0<>猟犬@「っ……」ガチャッ!

猟犬A「……罠が、無い?」

猟犬B「敵も、いない様です」

心理定規「……索敵開始。3マンセル以下にならない事……アナタは、私の護衛を。いいわね?」ニコッ

猟犬(エツァリ)「……はい。 (何か、してくる気か?)」


猟犬C「っ!? 隊長ぉ!! 敵です!! 数が……多すぎる!!」

絹旗「やっと……お出ましですか」フンッ・・・




土御門「黒キ色ハ水ノ象徴。其ノ数ヲ用イテ此ノ場ノ死守ヲ!! ―――さあおきろクソッタレども。ボウダちカカシとしてマトにナれ!!

    続キテ……青キ木ノ札ヲ用イ我ガ身ヲ守レ!! ―――グズグズするな、デクのボウども。せめてタテとしてヤクにタて!!」ゴオオォ!



猟犬@「数……35ぉ?!」

心理定規「はぁ? ……センサー壊れてんじゃないの?」

猟犬A「い、いえ! 自分のセンサーも40近くの数がいます!」

猟犬(エツァリ)「…… (土御門が動きましたね)」グッ・・・


絹旗「……超面倒です。どうせ雑兵でしょう。潰します」ダッ!

心理定規「ふふふ。流石ぁ〜♪」ニコッ!

猟犬(エツァリ)「っ!! (不味い! 今の土御門は!!)」バッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 03:53:40.46 ID:./P8Tsg0<>建宮「GO!!」

天草一同『応っ!』ガッ!


猟犬@「奇襲っ?!」

猟犬A「不味い!! 窒素装甲が飛び出したタイミングで!!」

心理定規「あらら……ま、いっか。アンタら頑張りなさいよ♪」スゥ・・・

猟犬s『っ!!』

猟犬B「た、隊長……まさか……」プルプル・・・

猟犬C「俺達の、心を……っ」ガクガク・・・

心理定規「ふふっ……ええ。私兵さん達が、親の敵に思えてるんじゃないかしら?」

猟犬s『っ……』ガチャリッ!


猟犬(エツァリ)「なっ……に? (『心理定規』か……僕には、掛かってないだと?!)」バッ!


 スチャッ・・・・・


猟犬(エツァリ)「っ?!」ピタッ・・・

心理定規「ふふふ。さぁ、おいでなすって……スパイさん♪」ガチャッ!

猟犬(エツァリ)「何の事で―――」チュンッ・・・「―――……無駄ですか。僕を、どうする気だ?」

心理定規「別に。ただ、お話したくて……ね☆」ニコッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 04:17:53.09 ID:./P8Tsg0<>建宮「結局、総当たり戦なのよな……」ブンッ!

猟犬@「敵は白兵戦武器だけだ! 距離を取れ!」

牛深「やらせんよ!」フォンッ!

猟犬A「このぉっ!!」ガガガガッ!

野母崎「くっ……土御門の『盾』を上手く使わないとねぇ!!」

猟犬B「数だけだ!! 窒素装甲が掃討してくれる!!」

諫早「銃器は相手はなれないもんだ……教皇代理!! 上の様子は分かるのかい?」

建宮「土御門にまかせっきりだ! 頑張れ!!」ガギンッ!



香焼「……ふんっ!」シュッ!

猟犬C「くっ……ガキが!!」

牛深「香焼!! 出過ぎだ!!」

建宮「チッ……アイツ、監視任務で腑抜けてきやがったのね」チッ・・・


絹旗「ハァ……身内の方が、劣勢の様ですね。仕方ない」ガシッ!!「……猟犬さーん。避けて下さいよー……ふんっ!!」ボオォンッ!!


一同『なっ!!』

建宮「ベッドが飛んで来たぁ?! 能力者かっ!!?」バッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 04:33:23.56 ID:./P8Tsg0<>建宮「くっ……あのバケモンは俺が引き受ける!! オマエらは気にせず進め!!」

天草s『了解!!』スチャッ!

猟犬@「やらせるものかよ!」

猟犬s『……』ガチャンッ!!


土御門「ぐっ……神裂達は、もう少しで……屋上に着くな。建宮達は……ヤバい、みたいだにゃぁ」ダラー・・・「アレは、アイテムの……」


絹旗「……この程度なら、私は屋上へ向った方がいいですかね」フンッ・・・


建宮「おっと、お嬢ちゃん……もうちょっと遊んでいくのよな」スチャッ・・・

絹旗「私に、刃物は通りませんよ?」

建宮「別に、いくらでも戦り様はあるのよね……」

絹旗「……超クドイ男です。嫌われますよ?」

建宮「結構だ……行くぞ」シュッ!

絹旗「(中々早いし、力もあります……) でも、それだけです……ふっ!!」ガンッ!

建宮「ぐっ……チビのくせに、重いのよな」グッ・・・

絹旗「超うるせぇです。おっさんが」フンッ・・・

建宮「お、おっさ……」ガーン・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 07:44:24.67 ID:dqNSNd2o<>乙だぜよ
続きがマジで気になる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 14:26:53.07 ID:35PBItE0<>おつー
今日も楽しみにしてる<> 1<><>2010/07/12(月) 15:47:25.75 ID:./P8Tsg0<>すまん、寝落ちしてた・・・そろそろ、スパート。<> 1<><>2010/07/12(月) 16:05:20.95 ID:./P8Tsg0<>建宮「チッ……(対衝撃術式も、面で押してきやがる。攻撃当てようにもチョコマカと……)」ヒュッ!

絹旗「どうしました? 逃げるだけなんですか?」ブンッ!

建宮「まったく……このままじゃ、決着つかないのよね」

絹旗「ホント、超面倒臭いですよ……最高の一日だったのが、超パーです。責任とってもらいますよ!」ゴガンッ!

建宮「ケッ! 何故、そうまでしてテレスティーナを欲しがる? 科学サイド(オマエら)に『あの力』は過ぎるモノだ!」

絹旗「知りませんよ。私は猟犬部隊を『手伝え』と言われただけですから……仕事内容まで首は突っ込みませんし」

建宮「こ……の! 逆に性質が悪いのよね!」ンギギ・・・

絹旗「……私みたいな子供は、戦う事しかできないんです。それしか知らない」ググググ・・・・・


 ゴオオオォォンッ!!


建宮「なん、だとっ!! 天井打ち抜きやがった!!?」

絹旗「相手してられませんね。私は屋上に行かせてもらいます」シュンッ!

建宮「待つのよなっ!! ふざけんな!!」



土御門「建宮っ! ……ちと、不味いぜぃ。来てくれ……直ぐ終わる」ダラー・・・


建宮「チィ! ……誰か、手空いてるのは……香焼ぃ!」

香焼「はいっ!」

建宮「この穴を追って、バケモンを捕えろ! 攻撃する必要は無い! 位置だけ特定しておけ!!」

香焼「了解っす!!」バッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 16:31:57.38 ID:./P8Tsg0<> (屋上)



テレス「さて、と……私は『これ』が手に入ったし、此処(病院)はおさらばしたいんだが」

一方通行「ハァ? 何言ってンですか?」ギロッ!

テレス「私は別に病院を戦場にしたい訳じゃないのよ? 街の外に逃げれればそれでいいの」

一方通行「……」

テレス「争いの根源である私がいなくなれば、戦いは終わるでしょ? ダメかしら」


神裂「……それも、一理ですね」テクテク・・・


一方・木原「「っ?!」」バッ!


神裂「しかし、学園都市は地の果てまでも追い駆けて来るでしょう。違いますか?」

テレス「……誰だ? アンタ」

神裂「貴女の持つ力……『黄金錬金』と言った方が良いですか。その基礎を作った人間の同僚です」

テレス「は?」

一方通行「オイオイ、破廉恥女さンよォ……横から入ってきて何意味不明な事言っちゃってンですかァ?」

神裂「……邪魔をしないで頂きたい」

一方通行「……は?」<> 1<><>2010/07/12(月) 16:39:01.49 ID:./P8Tsg0<>神裂「詳しい話をする前に……少し待って貰いたいのですが」

テレス「的を得ない女だなぁ……何だよ」

神裂「アレを……」ビシッ!


 バババババババババババ・・・・・


一方通行「……ヘリ、だ?」

テレス「何だよ、ありゃ?」

神裂「彼ら(ロシア兵)の、機体です……勘違いしないで下さい。アレは撤退の為のヘリです」


 ブオオオォォン・・・・・


ボス「……ふん。地獄だな、まるで」スタッ

兵士A「大佐。収容作業に入ります……目の前にテレスティーナがいますが、如何しましょう」

ボス「いらない。怪我が酷い同志から先に乗せろ……私はくっちゃべってくる」テクテク・・・

兵士B「大佐!」

ボス「護衛はいらないよ、軍曹……無抵抗の人間に、バケモノは食指も動かんからな……」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 16:51:35.28 ID:./P8Tsg0<>ボス「やぁ、テレスティーナ・木原・ライフライン。追い駆けっこ(茶番)に付き合って貰って済まなかったね」

テレス「……ふんっ」

ボス「仲間を収容したい。我々はこの一件から、完全に手を引く……勝手かもしれないが終わるまで戦闘は控えて貰いたい」

テレス「……どうでもいい。私は此処から出て行くつもりだった」

一方通行「オイオイオイオイ……勝手に話進めないで貰いたいンですけどねェ。オレはテメェらの事、ミンチにしなきゃ気が済まねェンだが」

ボス「……収容を急げ。病院内で捕えられた同志は、後日助け出す。今は目先の事だけ考えろ」

一方通行「無視すンなゴラァッ!!」ガシッ!


一同『っ?!』


ボス「待て! つっ……貴様もバケモノか。好きにしろ、私は抵抗しないぞ?」

一方通行「な?」

ボス「人間が兵器に銃は向けないだろ? それと同じだよ……私はオマエを人とは認めない」

一方通行「ッ!!」グイッ!

神裂「待ちなさい! ……無闇な殺生は要りません。貴女も、それ以上挑発はしないで下さい」

ボス「……ふむ。こっちのバケモノは少しは話せるのか」

神裂「どうぞ、お好きに」

ボス「……やはり、イケ好かないな」フンッ・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 17:09:15.77 ID:./P8Tsg0<>ボス「曹長、終わったか?」

兵士A「7割は回収。残りは院内です……」

ボス「そうか……手間を取らせた。後日、此処の院長に話を付ける。帰ったら上物を一杯奢ろう」

兵士s『了解』ザッ!


ボス「……では、二度と会いたくは無いがね。精々頑張ってくれ、バケモノ共。人間は此処でドロップアウトだ」


 ババババババババババ・・・・・


テレス「……ふんっ」ガシュンッ

神裂「貴女は、どうしたいのですか?」

テレス「さぁね。兎角、逃げるよ」

神裂「話を、聞いて貰いたい。実力行使は好きでは無いので」カチャッ

テレス「それは、実力行使しますよっつってるようなもんじゃねぇの?」

神裂「……失礼。御無礼を」スチャッ

テレス「ふんっ……」

一方通行「……オイ、テメェら―――」


テレス「オマエ、いい加減バカじゃねぇの? 家族の傍居なくていいのかよ?」


一方通行「―――……っ」

テレス「私の所為か如何か知らないけどさぁ、慰めてやらなくていいのか?」

一方通行「……」

テレス「私やイワン野郎に『構ってる暇あったのか』って、聞いてんだよ……バカみてぇ」フンッ・・・

神裂「……」フッ・・・

一方通行「……テメェの事は忘れ無ェぞ。テレスティーナ……木原ァ」ギロッ!

テレス「はいはい、早く行け。お礼参りは受け付けておりませんので」プイッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 17:28:40.62 ID:./P8Tsg0<>一方通行「ケッ……また来っか―――」



心理定規「はいはい、みなさん……『動くな』♪」



一方・木原・神裂『―――っ!!?』

心理定規「はぁい。こんばんは。ご機嫌如何?」ニコッ

テレス「……誰だ。オマエ」ギロッ!

心理定規「睨まないの☆ 素敵なお顔が台無しよん? ……猟犬の飼い主、って言えば分かるかしら?」

一方通行「あン? ……木原ン後任か?」

心理定規「あらあら、コレはコレは第一位様。良い夜ですね♪ 何用で?」

一方通行「……クソが」

心理定規「ふふふ。心理操作系の能力者はベクトル演算出来ないものねぇ? 私達(心理操作系)特有の演算だし」ニコッ

神裂「……何だ。この感情は?」

心理定規「私の力よん♪ 与太者には理解できないでしょうね」クスッ・・・「さて、アナタもそっち側で寝てなさい」ヒョイッ


猟犬(エツァリ)「くっ……一方、通行」

一方通行「……海原か。しくったらしいなァ、互いによォ」チッ・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 18:18:25.27 ID:./P8Tsg0<>(病院入口)


 キキイイイィィッ・・・・・


黒妻「やっと着いたな……」

上条「」チーン・・・・・

黒妻「おい、上条。オマエはどうする?」

上条「         え。あ、はい……戦いを、止めます。全部!」グッ・・・

黒妻「……そうか」

上条「黒妻さんは?」

黒妻「ん? オレはただ『家族』を連れ戻しに来ただけだ。お前みたいに大それた事しに来た訳じゃねぇよ」


 ババババババババババ・・・・・


上条「っ!? 屋上からヘリが?!」

黒妻「貨物運搬用? ……物騒だな。始まったのかもしれない」

上条「っ……行きます」

黒妻「悪いが面倒見れないぜ。オレはオレのルートで行く……無茶するなよ」スタスタ・・・

上条「はい……御気を付けて」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 19:01:23.31 ID:./P8Tsg0<>上条「……大抵、問題の種は高い場所か地下かに居るんだよな」

黒妻「……」テクテク・・・

上条「黒妻さん、正面突破って……オレは非常階段から上に行こう」タッ!



(香焼サイド)


香焼「……敵は、大能力者に見えた。自分じゃ、適わないっすね」シュンッ!


 prrrrrr・・・・・


香焼「っ!? 教皇代理……はい」

建宮『無事か』

香焼「え、ええ」

建宮『奴ら、撤退を始めた……理由は分からんが、そっちの動向はどうだ?』

香焼「いえ、まだ見つけてないっす」

建宮『……分かった。そっちは良い。テレスティーナを女教皇様と土御門に任せて此処は―――、引……なん……―――』

香焼「教皇代理?! ジャミングかっ!?」


 カツカツカツ・・・・・


絹旗「追うモノは、逆に追われる事も頭に入れろ……兵法の超基礎ですよ。ゲリラさん」

香焼「っ!? ば、ばれてた……のか?」

絹旗「……」ゴンッ!

香焼「不味い……離脱しなくちゃ」タッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 19:10:20.62 ID:./P8Tsg0<> (猟犬・天草サイド)


猟犬@「撤退準備!! 隊長が『魔女』を捕まえた!!」

猟犬s『了解!』

建宮「くっ! 土御門ォ!!」

土御門「くっそ……殿(しんがり)の威嚇射撃に注意しつつ、此方も撤退準備をっ! 俺は神裂を追う!」

建宮「了解だ……皆、引くぞ。退路を確保しておけ!」

土御門「チッ……とんだ疫病神だぜ。テレスティーナさんよぉ……」タッタッタッ・・・

牛深「教皇代理! 香焼は?!」

建宮「くっ……牛深! 野母崎! 行ってくれ!! オレは指揮で外せないのよな!」



 (麦野サイド)


麦野「もぉ……誰から追えばいいのよ……」

冷蔵庫「オレが絹旗任されてやろうか?」

麦野「……殺しちゃ駄目よ。もしやったら、アンタを[ピーーー]から」

冷蔵庫「へいへい……KNW。運営様へ……アイテム03の保護を―――」

麦野「私はフレンダを……」

木山「私も行こう。テレスティーナがいるならば、尚な……」

芳川「……私は先生(冥途返し)を見つける。互いに無事で会いましょう」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 19:21:10.31 ID:./P8Tsg0<>(屋上)



心理定規「さぁて……どうしましょ。とりあえず車の手配だけど、もうちょっと掛かるみたいね」

テレス「……私を、どうする気だ?」

心理定規「別に? 今まで通り学園都市の為に働いてくれればいいんじゃないかしら?」

テレス「嫌だ、と言ったら?」

心理定規「さぁ、私が決める事じゃないわよ。アレイスターにでも聞いて♪」

一方通行「っ……オイオイ、何がどうなってンだ? 結局、何が正解で何が間違えなンですかァ? 訳分かんねェよ」ギリッ・・・

神裂「……テレスティーナ。貴女はどうしたいのですか? このまま学園都市に居たいのか、逃げ出したいのか」

テレス「……逃げたいに決まってんだろ。はっきり言って、この街に居場所は無いわ」

神裂「その言葉だけで、十分です……逃がしましょう。貴女を」

テレス「は?」



 ドオオオォォンッ!!



心理定規「なっ?!」


フレンダ「テレス!!」バッ!


テレス「は?! ふ、フレンダ?!」<> 1<><>2010/07/12(月) 19:30:50.05 ID:./P8Tsg0<>テレス「来るな、バカ!!」

フレンダ「……心理定規(ソイツ)の力は、ある一定の物理的距離を取れば利かない訳よ」

心理定規「……でぇも、その程度ならすぐ射程に入るわよ?」

フレンダ「テレス!! 駆動鎧を自動操縦(オート)にしないさい!」

テレス「っ!」

心理定規「くっ……心無しの機械って事かしら」

フレンダ「能力は利かないわね……」


心理定規「でも、無意味」カチャッ!


フレンダ「え? ひゃああぁ!!」バンッ!

テレス「フレンダァ!!」

心理定規「銃くらい持つわよ♪ それに、指一本動かせない状態で機械は動かせないわよん?」ニコッ

テレス「こ、のぉ……」ギロッ!


一方通行「……超遠距離からの射撃くらいしか利かないってかァ。どうしろってンだ」

神裂(……五和、対馬。上手くやって下さい)グッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 19:59:33.03 ID:hlXt4AAO<>カオスシリアスアンビシャス支援<> 1<><>2010/07/12(月) 20:07:24.66 ID:./P8Tsg0<> タッ・・・・・



上条「……えっと、やっぱり屋上カオスってますね。予想以上かな」ハハハ・・・


一同『……』


神裂「・・・・・・・・・・・・・        何で来たァアアッ!! このド素人オオォォ!!」ガアアアァァ!!



上条「え、あ、いや……だって非常階段誰もいなかったし……撤退とかなんとか声は聴こえたけど」

神裂「……もういいや」

心理定規「……あれ? アイツ、読めない」

上条「で? ……神裂。オレは何を壊せばいい?」キリッ・・・

神裂「はぁ……とりあえず、その女を引かせて貰えると」

心理定規「……銃も利かないの?」カチャッ・・・


一同『……』


上条「あ、いや〜……それは勘弁かな」ハハハ・・・


一方通行「英雄(三下)ァ……何しに来たンだよ」ハァ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 21:22:53.64 ID:71H0nYAO<>正直、心理定規って15巻の描写的に此処まで戦える人物ではない気が… 一方さんもすっかりチンピラに…
ある意味強化された心理定規相手に兄貴がどう動くかは楽しみだけど。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 22:29:55.22 ID:dlv2M6SO<>グダグダ言うのは不毛だと分かってはいるんだが、
動くなとか命令できるなら、テレスティーナを猟犬についていく気分にさせる方がよほど簡単な気がするんだ…。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 22:30:56.70 ID:rIM5.f6o<>>心理定規「ふふふ。心理操作系の能力者はベクトル演算出来ないものねぇ? 私達(心理操作系)特有の演算だし」ニコッ
これってオリ設定だよね?<> 1<><>2010/07/12(月) 22:33:56.74 ID:./P8Tsg0<>(香焼サイド)



絹旗「……出てきませんね。時間の無駄かぁ。さっさとテレスティーナ捕まえちゃいましょう」テクテク・・・

香焼「っ!! 不味い……ヤツを屋上に行かせる訳にはいかない!」

絹旗「心理定規のヤツも超面倒事押しつけて、今何処居るんでしょ……ん? スモーク?」

香焼「ワイヤーで…… (足を止めるっ!)」シュッ!


 バシュッ!!


絹旗「ありゃりゃ……捕まってしまいましたねぇ」グルグルグル・・・

香焼「良し! このまま固定す―――」



絹旗「なーんつって!」ブチブチブチ!!



香焼「―――っ!!? やっば!!」

絹旗「逃がしませんよ」ブンッ!

香焼「あ、うっ……肩を、やられた……ナイフで何処までやれるか分からないけ―――」

絹旗「さてさて。首の骨の一本でも―――」





香焼「        ……嘘、だろ」スチャッ・・・


絹旗「何、で……         」グイッ・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 22:36:43.06 ID:./P8Tsg0<>>>791
はい。ただ、一方さんが心理操作系の能力者のベクトル操作(主に反射)できるのかと言われると、なんとも言えません。
テレポーターの力を反射するととんでもない方向に飛んでくってのは、どっかで見た気がするんだけど……なんだっけ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 22:47:06.97 ID:/C/M08Ao<>心理定規でこんだけ強かったら第一位は心理掌握じゃなきゃおかしくね?<> 1<><>2010/07/12(月) 22:59:29.92 ID:./P8Tsg0<>>>794
『基盤』が違うと思うんすよ。
どっちかっていうと、精神だったり心理だったりの能力者って『オカルト』に近いと思うんだよね。

心が壊れてたり、読む心が無い相手に対しては無力だけど……人間相手なら、強いと思う。
暴走能力者なんかには無力じゃ無い? あと自立機械とか。

作中に心理掌握出てきてないけど、精神攻撃とかチートっぽいアレが来そうな気がする……
本家の垣根や麦野、削板なんかはサラッと流しそうだけど、一方さんや御坂はもろダメージ受けそうかなぁ、と。

見て無いから分からないけどね。

ただ、『保身』という一点では心理定規は最強かなぁと思ったり。一方さんのベクトル操作の順応性次第だけどね。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 23:12:52.71 ID:uRKhXUSO<>ついに会ってしまいましたか…
続きに期待<> 1<><>2010/07/12(月) 23:13:45.01 ID:./P8Tsg0<>絹旗「……香焼、ですね」

香焼「最愛、なの?」

絹旗「どうして……アナタも、暗部なんですか? 何故此処に居る……何故家に居ない?!」ガンッ!

香焼「ぐっ! 意味が、分からない……手を、離して欲しいっすね。苦しい、よ」グッ・・・

絹旗「答えろ!」ゴンッ!

香焼「ガ、ァッ……自分はただ、任務で……此処に居るっすよ」

絹旗「っ……何処だ。何処の部隊だ!? 何故、兄貴さんに近づいた?! 私に近づいた!? 全て任務か?!」ゴンッ!

香焼「カ、ハッ……違、う……す」

絹旗「っ……」

香焼「最愛、こそ……なんで、こんな事を……」

絹旗「何で……っ! チッ……」スタッ・・・

香焼「最、愛?」

絹旗「……二度と、私の前に現れるな。二度とだ!! 次は殺します!!」ギロッ!

香焼「……待っ―――」

絹旗「黙れ! 私に近づくな!! 喋るな……顔も見たくない!!」バッ!

香焼「っ……最愛……」


 (一寸・・・・・)


牛深「香焼ぃ!!」

野母崎「大丈夫か? ……香焼?」

香焼「……平気っす」

野母崎「良かった。撤退するぞ! 教皇代理が道を開いてくれている」

香焼「……」

牛深「……香焼?」

香焼「自分は……」グッ・・・<> 1<><>2010/07/12(月) 23:28:54.77 ID:./P8Tsg0<> (冥途返しサイド)


冥途返し「……垣根くん」

垣根『うん?』

冥途返し「屋上、収集つけられる?」

垣根『うーん……無差別攻撃でいいならな』

冥途返し「ダメ。うーん……ん? 電話?」


 prrrrrr・・・・・


冥途返し「はい?」

アレイスター『やぁ。元気そうだね』

冥途返し「……お陰様で」

アレイスター『テレスティーナが欲しいんだが、渡してくれないかい?』

冥途返し「勘違いしないでもらいたいんだけど、彼女は僕のモノじゃないよ? 彼女の決定権に委ねる。それが僕の答えだ」

アレイスター『成程ね……じゃあ、仕方ない。此方で収集を付けさせて貰うよ』

冥途返し「ん? 心理定規が何かするのかい?」

アレイスター『アレは思うより私の言う事を聞かない……だから始めっから聞かないイレギュラーを送った』

冥途返し「ふむ?」

アレイスター『まぁ見ておけ……じゃあね』Pi!<> 1<><>2010/07/12(月) 23:47:31.70 ID:./P8Tsg0<>(屋上)


心理定規「さぁテレスティーナ。此方へ。もうじき迎えのヘリが来るわ♪」

テレス「……私はアンタに攻撃できないが、自由を奪われた訳じゃないのよ?」ギロッ!

心理定規「……そ。じゃあ」スチャッ!

フレンダ「え……あ」


 パーン・・・・・


フレンダ「あ……ぅ」

テレス「フレンダァ!!」

上条「テメェ!! 何してんだ!!」

心理定規「ふふふ。次は、急所よ☆」ニコッ

テレス「ぐっ……」

上条「ふざけんなよ!!」バッ!

神裂「上条当麻!! 今は動くな!! ……アナタがやられたら、元も子もない」

上条「……くそっ!」

一方通行「…… (無差別攻撃ならあのアマをぶっ飛ばせるが……人が多過ぎンぞ) チッ……オレも甘ちゃンになったなァオイ……」<> 1<><>2010/07/12(月) 23:53:21.91 ID:./P8Tsg0<> ババババババババ・・・・・


心理定規「ふふっ……迎えが来たわ。行きましょ♪」

テレス「……っ」キュイイィィ・・・

フレンダ「テレ、ス……だめ」

テレス「……オマエは自分の居るべき場所へ帰れ。フレンダ。どうせ私には自由なんてモンは無かったのよ」

フレンダ「い、や……」

テレス「……あんがとよ」ボソッ・・・

心理定規「人情劇ありがと。さ、ヘリに乗って♪」

上条「なんとか……なんねぇのか……」グッ・・・

一方通行「三下……オレに触れ。ゆっくり……右手でだ……」ボソッ・・・

上条「っ?!」

一方通行「早くしろ……」

上条「……ああ」


心理定規「勝手な事しないで、ね?」カチャッ!


上条・一方「「っ……」」<> 1<><>2010/07/12(月) 23:58:56.19 ID:./P8Tsg0<>心理定規「それじゃあ行きま―――」



 ズッゴゴゴゴオオオォォンッ!!



一同『っ!?』

心理定規「くっ……なんだ?! どっから攻撃だ!? レーザーなんて聞いて無いわよ!!」



白井「ちょ!? お姉さま、やり過ぎですの!!」アタフタ!

御坂「あらあら、なんか楽しそうな事してるじゃない? ……私も混ぜてよ!」ニコッ

上条「御坂!?」

一方通行「超電磁砲、だと?!」



心理定規「……え? (テレスティーナの心を……弄れない?!)」バッ!



テレス「……会いたかったぜえぇぇ!! 超電磁砲オオオォォ!!」バッ!

心理定規「ちょ!! 何処行くの!!?」

御坂「こっちよ! 来なさい! テレスティーナ!!」バッ!

テレス「逃げんなよおオオ!! 何処まででも追い掛けてやるぜええエエェ!!」ゴオォッ!<> 1<><>2010/07/12(月) 23:59:46.14 ID:./P8Tsg0<>てなところで、御終いです。次回で病院終わらせたい……では! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/13(火) 00:19:47.65 ID:bfJJDkSO<>またカオスにしたな
乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/13(火) 01:58:39.05 ID:t37NoADO<>乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/13(火) 04:07:35.90 ID:FuZB4UDO<>乙!


香焼くんと絹旗ちゃんに期待!<> 1<><>2010/07/13(火) 09:23:31.84 ID:t1Kc/KA0<>うい。ちょっと書く。<> 1<><>2010/07/13(火) 09:41:55.25 ID:t1Kc/KA0<> (屋上)


 ヒュウウゥゥ〜・・・・・


一同『……』

上条「な……し、白井! 何だってんだ?!」

白井「さぁ……お姉さまの携帯に登録外メールが来ましたの。『テレスティーナ、病院ニ有リ』ってね」ハァ・・・

一方通行「何ィ?」ギロッ・・・

白井「それよりも……この状況。誰か説明して下さいませ? 軍用ヘリにテレスティーナ。更にはアナタ(上条当麻)まで……」ハァ・・・

上条「あ、えっと……あ! そうだ!」バッ!

心理定規「チッ。撤退ね……別動隊はテレスティーナを追い掛けて! 私は『ビル』へ向かう! ……殿は『あの子』に任せましょ」ダッ!

一方通行「ッ!? 逃がすかよォ糞アマァ!!」ゴンッ!!

心理定規「くっ……一方通行! 私に『攻撃するな』!!」

一方通行「なァッ……こ、の……」ギギギ・・・

心理定規「急いで!」

猟犬@「りょ、了解です!」


 ババババババババ・・・・・


一方通行「く、こンのォ糞アマァ!! テメェ絶対ェ死なすかンなァ!!」ギロッ!

心理定規「……雑魚のセリフね。第一位さん。じゃあね♪」バイバイ<> 1<><>2010/07/13(火) 09:56:24.49 ID:t1Kc/KA0<> (心理定規サイド)



心理定規「……完璧、出し抜かれたわ」

猟犬@「え?」

心理定規「飼い主(アレイスター)さんによ……テレスティーナにも、か……」

猟犬A「え、あ……隊長。コールです! 『ビル』から!」

心理定規「はいはい……もしもし。ボスかしら?」


アレイスター『ふふっ。まさか、といった所かい? 心理定規』


心理定規「……どうせ、シナリオ通りなんでしょ?」

アレイスター『いや、君が早々に彼女を捕まえてくれれば超電磁砲は出さなかったよ。もっとも、今回は敵が多過ぎたみたいだね』

心理定規「……給料出れば問題ないわ。で? この後はどうすればいいの? 帰って宜しい訳?」

アレイスター『給料分には遠いよ……テレスティーナの回収。それが終わるまでご褒美はお預けだ。猟犬部隊隊長さん』フフフ・・・

心理定規「喰えない人」

アレイスター『しかし、まさかテレスティーナが君の能力を振り切るとは思わなんだろう?』

心理定規「私の能力はそこまで完璧じゃないわよん……一応私なりの心理方式みたいなモノあるんだから。例外が出たら狂うわ」ハァ

アレイスター『激情、かい?』

心理定規「その程度なら掌握可能。気違いレベルに為られると、流石に計算できないわ……

     何アレ? テレスティーナ、超電磁砲に『ベタ惚れ』じゃないのぉ。アンナの無理よ。私が暴走しちゃうかも」

アレイスター『嘘をつくな。手を抜いただろうに』

心理定規「……」ピタッ・・・

アレイスター『まぁいいさ。仕事はこなしてくれ。以上』

心理定規「……少しだけ、垣根の気持ちが分かったわよん★ 腹立つ野郎ね、アレイスターさん」ギュッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/14(水) 16:38:46.50 ID:IMEkGtso<>復活したか
とりあえず>>1乙<> 1<><>2010/07/15(木) 01:11:55.29 ID:dvlFavc0<>うい。昨日、また一つ歳を取ってしまった・・・

書きます。<> 1<><>2010/07/15(木) 01:34:35.46 ID:dvlFavc0<>(屋上)



上条「……どうすればいいんだ?」

白井「はぁ……とりあえず、風紀委員ですの! 全員大人しく事情聴取に応じて貰いますわ」

一同『っ!!?』

神裂「くっ…… (都市側の治安部隊ですか。厄介になるのは不味い) 上条当麻! 捕まって!」タッタッタッ!

上条「お、ぶっ!? く、首掴んで走らないでぇ!!」フコウダー!!

白井「あ! ちょ!」

一方通行「ケッ! 海原っ! 引くぞォ!」バッ!

猟犬(エツァリ)「了解です!」ダッ!

白井「なっ!? 無視すんなやゴラアアアァァぁ!! 待てエエエェェいっ!!」デスノー!!



フレンダ「……てれ、す」ポツーン・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 01:35:35.88 ID:NVBo9cDO<>>>810
なん……だと……


シ ュ ク フ ク カ ク テ イ ネ<> 1<><>2010/07/15(木) 01:55:43.23 ID:dvlFavc0<>>>812
いや、オフザケで今日限定『兄貴』とか言って来るダチ公がいたからアームロックをだなぁ・・・

ニコ厨が昨日ほどウザい日は無いよ。<> 1<><>2010/07/15(木) 02:06:24.63 ID:dvlFavc0<> ガチャッ!



麦野「フレンダ!!」

フレンダ「……」ボー…

麦野「フレンダ! フレンダ、しっかりしなさい!」

木山「くっ……テレスティーナが、御坂君を追って行ったのか」

フレンダ「……あの子は」

麦野・木山「「え?」」

フレンダ「あの子の……幸せってなんですか」

木山「……残念だが、私達には答えられないよ」

麦野「っ……フレンダ。落ち着いて聞いて。風紀委員が此処の惨状を警備員に連絡してしまったわ。逃げるわよ」

フレンダ「テレス……」

木山「フレンダ君。気を確かに!」

麦野「しっかりなさい! 此処で警備員に拘束されたら元も子も無いわよ!」

フレンダ「……」ホウシンジョウターイ・・・

麦野「くっ……」ヨッコイセィ!「……脱力した人間って重いわね」

木山「仕方ないさ……一度VIPルームへ引こう。あそこなら操作の目も回らない」

麦野「多分、先生(冥途返し)が情報統制してくれてると思うけど……ってほら、フレンダ!」

フレンダ「……」


 カツカツカツ・・・


一同『っ!?』<> 1<><>2010/07/15(木) 02:29:33.94 ID:dvlFavc0<> (時間は少し戻り、香焼サイド)



牛深「行くぞ? どうした?」

香焼「……」

野母崎「教皇代理達を待たせてるんだ。女教皇様も撤退ルートとして使うかもしれないんだ。早くしろ」

香焼「牛深……野母崎……」

牛深・野母崎「「え?」」

香焼「すいません。自分は、この先に行くっす!」バッ!

牛深「なっ!? 香焼!!」

香焼「ごめんなさい! 後でお叱りは受けるっす!! 先に行って下さい!! どうしても、やらなきゃいけない事が!!」ダッ!

野母崎「チッ……ガキが、我儘を……」

牛深「どうする?」

野母崎「……仕方ない。オレが追う。オマエは先に引いてくれるよう言ってくれ。携帯は何時でも出れる様にな」

牛深「了解。任せたぞ」ダッ!

野母崎「ああ……さて、香焼坊やはこの非常事態に何を思ったのかねぇ……」タッ!


(黒妻サイド)


黒妻「……人が、いない? 何が起きてるんだ……やっぱ屋上なのかな」テクテクテク・・・<> 1<><>2010/07/15(木) 03:03:13.47 ID:dvlFavc0<> (再び、屋上)


 ガチャッ・・・・・


一同『……』


絹旗「……麦野、フレンダ」

麦野「絹、旗? どうして此処(病院)に?」

絹旗「まぁ、色々と…… (屋上での闘跡。既にテレスティーナを捕まえた? いや、それより心理定規は?)」

麦野「絹旗。どうしたのよ。変よ?」

絹旗「屋上で、何があったんですか? 戦闘?」

麦野「今来たところだから……フレンダしか分からないわ」

絹旗「……フレンダ」

麦野「今は……無理よ。何も話してくれないわ」

フレンダ「……て、れす」

絹旗「っ…… (やはり、テレスティーナは病院から去った様ですね。何処が捕まえたの? ロシアは引いたみたいですし……)」


 テクテクテク・・・・・


麦野「今度は……アンタかい」

垣根「そりゃ随分だなぁ。折角、無事絹旗連れてきてやったのによぉ」

絹旗「っ?! か、垣根(第二位)!?」

垣根「オマエ、ずっと気付かなかったの? オレ後ろにいたじゃん」ハハハ!

絹旗「ど、どういう事ですか!?」<> 1<><>2010/07/15(木) 03:34:11.51 ID:dvlFavc0<>垣根「どういう事って、何だ? オレが此処に居る事か? それとも、此の場からテレスティーナが居なくなってる事か?」

絹旗「っ!?」バッ!

垣根「オイオイ、構えんなって。別に喧嘩したかったわけじゃねぇしよ……むぎのんにお願いされたから、オマエの護衛してたんだよ」

絹旗「麦野、に?」

麦野「……」

垣根「で? オレはこの後、どうすればいいの? 冷凍庫(自分の部屋)に帰っていいのか?」

麦野「……ええ。何かあったら、連絡するわ。ありがとう」

垣根「おう。今度その無駄乳揉ませろよ」ハッハッハッ!「……そうだ、絹旗。ロシア野郎は帰ったぞ」

絹旗「っ……」ギリッ・・・

垣根「んで、テレスティーナってパツキン眼鏡ボインは超電磁砲追っかけて消えたぜ」

一同『っ!?』

絹旗「超電磁砲が……何で」

垣根「知らん」

絹旗「どっちに行きましたか?!」バッ!

垣根「うーん……」チラッ「……言って、いいの? 麦野ちゃん?」

麦野「……」

絹旗「っ!!」<> 1<><>2010/07/15(木) 03:56:39.26 ID:dvlFavc0<>麦野「……絹旗。仕事なのは分かるの」

絹旗「麦野……やっぱり知ってたんですか。いや、この病院に入院してたって事を考えると知らない方がおかしいですかね」

麦野「でもね……」チラッ・・・

フレンダ「……」グダー・・・

麦野「アナタ、テレスティーナをどうする気?」

絹旗「そんなの、私の知った所じゃありません。私『達』は、駒でしょう? 考えるだけ、無駄です」

フレンダ「……っ……テレス、は」

麦野「フレンダ!?」

フレンダ「あの子は……自由に、なれないの?」

木山「……フレンダ君」

絹旗「……フレンダとテレスティーナの間に、何があったか知りませんが、仕事です。私はただただ、こなすだけ」

麦野「そう……」

垣根「んじゃ、教えていい?」

フレンダ「絹旗……あの子を、自由に……」

絹旗「……残念ですが、私の仕事では無いです。超荷が重すぎますね」

麦野「私からは何も言えないわ。垣根に任せる……フレンダ、木山さん。行きましょう」

フレンダ「うぅぅ……テレス……っ」ポロポロ・・・



木山「ああ…… (光の当たらない子供達。これが、『暗部』か……苦しいな)」クッ・・・<> 1<><>2010/07/15(木) 04:23:06.97 ID:dvlFavc0<> バンッ!!


一同『っ!』

麦野「次から次へと……って、今度はまるっきり知らない子ね」

絹旗「」


香焼「はぁはぁ……見つけた」


絹旗「……な、と」

垣根「ん?」

絹旗「来るな、と……顔を見せるなと、言っただろうがアアァァ!!」ギロッ!!

香焼「っ……最、愛」

絹旗「私の名前を、気安く呼ぶな!! 私を騙していた癖に!!」

香焼「ち、違うっ!! 本当に違うんだ!!」

絹旗「どうせ、私が裏の人間だと知っていて近づいたんでしょ! 兄貴さん達を利用し、私か私達(アイテム)の事情を探る為に!!」

麦野「ちょ、ちょっと絹旗。どうしたのよ?」

香焼「最愛!! 話を聞いてくれ!!」


絹旗「うるさい五月蠅い煩いウルサイうっさい……ウルサアアアアアアアアァァイィィ!!」ガアァッ!


 ゴオオオオォォンッ・・・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 05:30:28.25 ID:S2tYy8go<>修羅場だな
>>1乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 06:00:51.12 ID:H.1kKMAO<>うわああああああ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 15:52:12.60 ID:fxyKI2AO<>こうやぎんって絵で登場した?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 16:40:36.77 ID:ZFIELcDO<>>>822
灰谷さんのHPに描いてあるよ。


あと所々で出てくる天草の少年キャラが、大体、香焼くんぽ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/15(木) 17:39:43.46 ID:THW5QYSO<>>>823
ポップコーンみたいなの持ってる子だっけ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 17:57:27.86 ID:S2tYy8go<>見れば名前書いてあるでしょうよww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/15(木) 18:30:11.64 ID:6MC4sIDO<>灰谷さんて誰?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 20:13:27.41 ID:fxyKI2AO<>>>823
おK、確認した。
ただ最愛より年上
ってことは少なくとも
美琴か黒子辺りと同い年
ということになるが…
そこんとこどーよ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/16(金) 20:16:32.91 ID:rDQSgsAo<>今日はくるかー?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/17(土) 14:39:04.44 ID:WTA1I.SO<>ま、まだかい?そろそろ禁断症状が出そうだ…!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/17(土) 19:04:59.47 ID:MLNBaoDO<>固法ノ牛乳の禁断症状が……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/18(日) 14:55:06.95 ID:KsComxQo<>>>1来てくれ〜<> 1<><>2010/07/18(日) 18:55:24.35 ID:ppx1MrI0<>こんばんわ。ひぐらしが鳴いてますね・・・


書くよ〜<> 1<><>2010/07/18(日) 19:06:12.09 ID:ppx1MrI0<> (あらすじ兼土御門サイド)



土御門「おいおいおいおい……どうなってやがる! 神裂と海原の両方から連絡は来るし、なんだってんだ!」


・テレスティーナ……御坂美琴を追い掛けて、街中を跳躍中。

・天草……地下からテレスティーナを追う。因みに上条当麻合流。

・グループ……一方通行・海原は車でテレスティーナを追跡。結標は音信不通。

・ロシア……完全撤退。

・猟犬部隊……ヘリで追跡(?)。窒素装甲は未だに病院に居る模様。


土御門「一番あり得ないのは、御坂美琴の登場だ……誰が、一体……」チッ!



 (垣根サイド)


垣根「絹旗が吹っ切れた……」ポカーン・・・

麦野「ざけんな、ヴォケ!」ガンッ!



絹旗「私の目の前から消えろオオォ!!」

香焼「さ、最愛!! 話を聞いて!!」

絹旗「黙れエエェェ!!」ブオォンッ!!<> 1<><>2010/07/18(日) 19:41:10.98 ID:ppx1MrI0<> (屋上)



絹旗「[ピーーー][ピーーー]死んでしまえぇ!!」ゴオォン!!

香焼「ぐ、があああぁぁっ!! さい、あ……」ボゴッ!

絹旗「私の名を呼ぶなアアァ!!」


 ズゴオオオォォン・・・・・


木山「麦野くん……アレは、不味くないかい? あの少年、死んでしまうぞ」

麦野「絹旗(あの子)の仕事だから、私は口出ししない」

木山「……垣根くんは、いいのかい? 彼らを放っておいて」

垣根「うーん……別に。ただ、病院に被害が出るようなら黙らせるさ。冥途返し(ジジイ)がうっせぇし」

木山「……」

麦野「木山さん、悪いけどコレが『私達』なの。容認しろとは言わない。でも、もう道が見えないのよ」

垣根「特に絹旗なんかはそうだよなぁ。殺しの世界しか知らないか? そういう『教育』、受けてきたんだろ? おっかねぇ小学校だな」ハハハ!

木山「これが、裏なのか。私には……引き摺り上げてやることはできないのかな……」


フレンダ「てれす……」<> 1<><>2010/07/18(日) 20:35:46.99 ID:ppx1MrI0<>香焼「が、ぁ……なんで、テレスティーナを……追うんすか」グッ・・・

絹旗「ウルサイ! 口を開くな!!」

香焼「最愛にとって、何か……益のある事、なんすか? もし、目的が……同じなら……」

絹旗「黙れ黙れ黙れ!! 何が利益だ目的だ!! そんなもの、私の知った事じゃない!!」ガシッ!

香焼「あ、ぁ……なら、なん、で……」ブラーン・・・

絹旗「仕事だ! 私はアイツを捕まえる! 上はそれで超満足! 私も仕事をこなして達成感に満たされる! それ以外何も無い!」

香焼「そんなの……間違ってるっす、よ……ぐっ!」

絹旗「煩い! 偽善気取りが! オマエに私の何が分かる!!」ガンッ!

香焼「ッッッギ……分からない、から……聞いてるんすよ!!」ギロッ!

絹旗「っ!? 超……弱いくせに……私を睨むなァ!! 私の前に立つなァ!!」ゴンッ!

香焼「ご、フッ……大義は……無いんすか……そんなの、筋が……通らないっす……く、ぁあっ……」ギュウゥ・・・

絹旗「何を兄貴さんみたいな事を……言いたい事はそれだけか?! 邪魔だァ!!」ゴンゴンゴンッ!!

香焼「ぎ、ぅ……はぁ……はぁ……自分は、今の最愛に……最愛なんかに……負けない!」

絹旗「ッ……ははっ! 何を言うかと思えば。そんなにボロボロで! 年下の、女の私にズタボロにされてるオマエが吐くセリフですか?!」

香焼「あぁ……自分は、最愛には勝てない。でも……負けない」

絹旗「ッッッ!!」ググググ・・・・


 ズドンッ!!


絹旗「うるさい……って、言ってるんだよォ!! 喋るな! 三下ァ!!」ガンガンガンガンッ!

香焼「が、アアアアアアアアァァッ・・・・・・・・・・・・さい、あ……っ」ジトー・・・

絹旗「弱いくせに……その目を止めろォ!! 憐みのつもりですか!! それは強者がするモノです!!」

香焼「さいあ、い……弱い、よ……」


 ゴンッ!!


垣根「……あのガキ。死ぬぜ?」

麦野「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/18(日) 20:51:20.43 ID:YibqG6SO<>おお!
一通の思考パターンの一部を植え付けられてるからキレると怖いって設定が!<> 1<><>2010/07/18(日) 20:54:13.28 ID:ppx1MrI0<> (一寸・・・・・)



絹旗「はぁ、はぁ……っ」ギロッ!

香焼「……」グダー・・・

絹旗「っ……ふんっ! 弱いくせに……」

垣根「おい、絹旗。そんぐらいにしとけよ。死ぬぜ?」

絹旗「……」

垣根「それより、追わなくていいのか?」

絹旗「……言われなくても。と、言いたいところですが」チラッ

垣根「場所か? 心理定規にでも聞けばいいじゃん」

絹旗「……助言超感謝しますよ」

麦野「絹旗」

絹旗「なんです? お説教ならまた今度聞きますが」prrrrr・・・

麦野「無茶、しないのよ」

絹旗「……」Pi!「……もしもし。テレスティーナは何処ですか? ええ……わかりました。向います」

フレンダ「絹旗……止めて……」

絹旗「さっきも言ったでしょうに……では、また『明後日』辺り。アイテムの仕事は仕事でチャンとこなしますから、お気遣いなく」テクテク・・・


 ガシッ・・・


絹旗「……こうや……っ!!」

香焼「行く、な……最愛……」

絹旗「っ!! 家族気取りもいい加減にしろ!! 温室育ちがっ!!」グシャッ!

香焼「ッッ……ダメ、す……よ……」グデー・・・

絹旗「チィっ!!」ゴゴゴゴ・・・・<> 1<><>2010/07/18(日) 21:18:03.89 ID:ppx1MrI0<>絹旗「これ以上……私の中に入ってくるなアアアアァァ!!」ブンッ!


 シュッ・・・


一同『っ!?』


野母崎「……バカ野郎。ガキが無茶しやがって」

香焼「の、もざ……さん……」

野母崎「喋らんでいい。まったく……」

絹旗「仲間、ですか。香焼、やっとベットの上で寝れますよ」フンッ・・・

香焼「……さいあ、い」

絹旗「レベル0の癖に。麦野の持論を借りれば指一つ動かさなくたってアンタの事は百回殺せましたよ? 超良かったですね」テクテク・・・

香焼「じゃあ、何で……殺さなかった、すか」

絹旗「っ……いつでも、殺せるからです。では」シュッ・・・


麦野「絹旗……」

垣根「はぁ……疲れた。おーい、おっさん。そのガキ応急室運ぶから連れて来てくれ」

野母崎「……君達は、彼女の一味では無いのか?」

垣根「オレは何処にも属さねぇよ。こいつ等は同僚であって、仲間じゃない。今は、な」

麦野「今は、ね。こっちのお姉さんはハナっから部外者よ」

野母崎「……分かった。悪いが世話になろう」

香焼「……っ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/18(日) 22:29:25.78 ID:ba25b2AO<>キッツイ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/18(日) 22:31:07.22 ID:KsComxQo<>>>1キター
支援<> 1<><>2010/07/18(日) 23:06:35.46 ID:ppx1MrI0<>(街中摩天楼・テレスティーナサイド)



テレス「待てよオオオォ!! 超電磁砲ンンン!!」ガガガガガ!

御坂「…… (此処ら辺なら、被害は出ないわね) テレスティーナ! 何で脱走なんてバカな真似を!?」ヒュンッ!

テレス「んな小さい事ぁどうでもイイじゃねぇか!! 私に会いに来てくれたんだろう。私も待ってたぜぇ!!」ヒヒヒヒ!!

御坂「そういう気持ち悪いのは黒子だけで十分よ……私に復讐する為だけに、逃げてきたの?」スタッ・・・

テレス「はんっ……オマエ、何も知らないで来たのかよぉ。呑気なモンだなぁ」シュゥ・・・

御坂「アンタが逃げた。理由なんてそれだけで十分よ」

テレス「嬉しいわぁ……相思相愛ってヤツね」ヒャッヒャッヒャッ!

御坂「っ……アンタを倒す!」ゾッ・・・

テレス「倒して……どうする? 肉奴隷にでもしてくれんのかぁ? 生憎私は弩の付くSだぜぇ」キヒヒ!

御坂「調教する気も無いわよ。私にソノ気は無い! ……また、前と同じように警備員に引き渡す!」グッ・・・

テレス「ん……超電磁砲。オマエ、ホントに何も知らないで来たんだな」

御坂「……え?」

テレス「まぁ……いいさ。オマエをブチノメセルんなら何だっていい! 結果はどうとでもなれだぁ!!」ニカッ!

御坂「よく、分からないけど……理由があるの? なら、話を」

テレス「うっせぇ温室お嬢様が。オマエは私と『勝負』する。それだけでいいんだよぉ……黙って手ぇ動かせ!!」シュンッ!

御坂「くっ……行くわよ!」

テレス「ああ、私を感じさせろよぉ……超電磁砲ンン!!」アッヒャッヒャァ!!



 ゴガアアアァァン・・・・・<> 1<><>2010/07/18(日) 23:30:46.36 ID:ppx1MrI0<> (街中・グループサイド)



一方通行「クソっ!! 何がどうなってやがる!!」

海原「まさか、御坂さんが来るとは……」

一方通行「勝手にしやがれ……結標はどうなった! 連絡がつかねェぞ!」

海原「一応……土御門に指示を仰ぎましょう。彼が裏で動いているのは今に始まった事では無いですから」

一方通行「ケッ! ……オマエは、超電磁砲を追うンだろ。何言われようが」

海原「ええ、僕は追います。土御門が何を言おうが……ただ現状だけは把握しないと」

一方通行「ふンっ……アイツまで電話繋がンねェとか無いだろォなァ」prrrrr・・・


土御門『っ!? 一方通行……海原と結標もいるのか?』Pi!


一方通行「結標はいねェ……オイ。どうすンだ、これからよォ」

土御門『……待機だ。そこから動くな』

一方通行「つってもよォ、此処に一名愛しの超電磁砲が心配で心配で堪らないアステカ野郎がいンぞ?」

土御門『だろうな……好きにさせろ。一方通行、オマエも言う事聞く気無いんだろ?』

一方通行「分かってンじゃねェか」

土御門『じゃあ、勝手にしろ。ただ結標は黄泉川センs……彼女と居る筈だ。とだけ、言っておく』

一方通行「っ……あいよ」

土御門『オマエは心配いらないが、海原にバカはするなと伝えろ。以上だ』Pi!

一方通行「テメェはどうすンだ、って……切りやがった、ンのロリコン軍曹が」チッ・・・

海原「では、僕は行きます。グッドラック、一方通行」ダッ!

一方通行「ふンっ……ったく、リーダーがいねェチームってのはこれだからダメなンだよ……」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/18(日) 23:58:09.61 ID:ppx1MrI0<>(病院地下・土御門サイド)



土御門「まったく……あの魔女には、話を聞かせるのも困難だぜぃ……」ハァ・・・

神裂「土御門。私なら追いつけますが」

土御門「無理だにゃ。今のテレスティーナの目には御坂美琴しか映らない。此方の話なんて聞いて貰えはしないぜぃ」

建宮「無理矢理でも」

土御門「オレはいいが……ねーちんがそんな真似、できるのか? 魔女に対抗できるのは悪いがねーちんだけだぜよ」

神裂「……」チラッ


上条「くそっ! 何を助けてやればいいんだ!!」グッ・・・


神裂「…… (禁書目録の時と似ている、か) 相手の意思は尊重しましょう」

土御門「お優しいこって」ハハハ・・・

建宮「ところで、牛深。野母崎から連絡はまだなのよ?」

牛深「先ほど……香焼は猟犬の発破兵に、メッタクソやられたそうです。今は病院の人間らしき人物に応急処置を施されているとのこと」

土御門「……まぁ、流石にレベル4相手じゃ並みの魔術師ではシンドイぜよ」

建宮「ふむ。分かった。牛深、対馬は野母崎の所に向かってくれ……香焼へのお説教はまた今度なのよな」

土御門「応急、処置……っ!! 牛深、対馬、待て! 俺と神裂で行く!」

建宮「は?」

神裂「……何故です?」

土御門「多分だが、冥途返しに会える。交渉だぜよ」ニヤッ・・・<> 1<><>2010/07/19(月) 00:13:23.50 ID:j8HfBK20<> (屋上・兄貴)



黒妻「んー……だぁれも、居ないなぁ。て、ことは地下なのか? ……ん?」


 コツコツコツ・・・・・


黒妻「何だ?」

芳川「っ!? ……黒妻、くん?」

黒妻「芳川さん?! どうして……」

芳川「それは此方のセリフでもあるけど……そうね。お互いの状況を話しましょう。嘘偽りなく」

黒妻「……了解です」


 カクカクシカジカ・・・・・


芳川「そう……打ち止めは無事なのね」ホッ・・・

黒妻「芳川さんは仕事でしたか……任されていたのに、放りだすような事になってすいません」

芳川「今はそれどころじゃないんでしょ、分かってる。一緒に来て」テクテク・・・

黒妻「……何処へ?」

芳川「先生の所よ……病院内見たでしょ? 戦場になったの。負傷者を見てるわ」

黒妻「オレはガキ共探してるんですが」

芳川「その子供たちが、患者になってたらどうする?」

黒妻「っ……案内、お願いします」テクテク・・・<> 1<><>2010/07/19(月) 00:28:23.95 ID:j8HfBK20<>(地下・上条サイド)



上条「なぁ、建宮。オレはどうすればいい?」

建宮「悪いが、知らんのよ。本来、今回アンタは『盤上』に載って無いのよな」

上条「っ……くそっ! 此処まで来て……」

建宮「……帰れ。偶には人に運命を委ねてみるのもいいもんよ」

上条「……」

建宮「はぁ……諫早。上まで送ってやれ」

諫早「はいはい。さぁ幻想殺し。行きましょう」

上条「くっ……」

建宮「此処に居て膝を抱えて蹲ってるか? だったらマンションに戻ってステイルの禁書護衛を手伝った方が有意義なのよ」

諫早「誰も貴方を責めたりなんかしない。さぁ、此方です」テクテク・・・

上条「……」テクテク・・・



建宮「……英雄つっても、まだガキだな。苦手なのよ、そういうの……香焼。オマエの若さもだぜ?」ハァ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 00:36:16.20 ID:xTOAIQAO<>おどる魔術戦線THE MOVIE 3 〜テレスを解放せよ!〜<> 1<><>2010/07/19(月) 00:45:26.72 ID:j8HfBK20<> (地下・大病棟)



冥途返し「ベットが足りないね……」

御坂妹「傷の浅い者は椅子で我慢して貰っていますと、ミサカは報告します」

冥途返し「ふむ、病院(此処)で暴れたんだ。自業自得……と言いたいが、それでも僕は医師なんだよ。救える者は救うさ」

御坂妹「先ほど運ばれてきた少年が、まだ戦いに戻ろうと暴れるのですが……ミサカは鎮静剤の投与を進言します」

冥途返し「……戦い、か。テレスティーナはどうなったかな」


 カツカツカツ・・・・・


土御門「いっようぉ! 大先生」

冥途返し「……何だい、自殺拳銃」

土御門「随分な言い様だぜぃ……交渉だ」

冥途返し「意味が分からないよ」

土御門「惚けるな。テレスティーナを必要悪の教会(ウチ)に渡す手伝いをしろ」

冥途返し「メリットは?」

土御門「このどんちゃん騒ぎが全部終わる」

神裂「私からも、お願いしたい」ペコリ・・・

冥途返し「ふむ……」<> 1<><>2010/07/19(月) 00:55:50.42 ID:j8HfBK20<>冥途返し「前に言ったかもしれないが、それは彼女本人が決める事だ」

土御門「もうそんな悠長な事言ってられる時間は無いんじゃないのかい? 朝が来たら、街中大騒ぎになるぜぃ」

神裂「我々は極力、彼女の自由を尊重するつもりです」

冥途返し「……同じ事を、ロシアもアレイスターも言っていたとしたら。僕は……彼女はどうすればいいんだい?」

神裂「っ……それは、彼女に任せるしか……」

土御門「甘い」

神裂「っ!?」

土御門「俺が『全責任』を負う。それじゃダメかにゃぁ?」

神裂「土御門!!」

冥途返し「はぁ……だから僕は君の事を『自殺拳銃』なんて呼ぶんだよ? 悪いが、君も僕の患者リストに含まれてる。ОKは出せない」

土御門「じゃあ、良い案があるなら教えて欲しいぜぃ?」

冥途返し「……」


 カツカツカツ・・・・・


垣根「ジジイ。病院内の掃討は終了だ。オレは寝るぞ? ……って、土御門じゃん。どったの?」

土御門「……おいおいおい。冥途返し。こんなバケモノ(切り札)、お前の所有物になってるのか?」

冥途返し「彼とはギブアンドテイクの関係だよ。追い出せるものなら追い出したい」

垣根「……随分だな。オイ」<> 1<><>2010/07/19(月) 01:02:37.66 ID:j8HfBK20<>垣根「まぁいいさ……ジジイ。客だ」

冥途返し「客? 患者では無くかい?」

芳川「患者でも客でも無いですよ……先生。状況は?」

冥途返し「芳川くん……中々、悪い方向だよ。君も処置を手伝って貰いたい……もう少しで、黄泉川くんが運ばれて来る」

芳川「っ!? 愛穂が? どうして……」

冥途返し「撤退したロシアの兵に……」

芳川「っ!? 大丈夫なの?!」ガシッ!

冥途返し「落ち着きなさい。命に別条は無いよ。ただ……男たちに……」

芳川「ッッッ!!? ……分かりました。看護に回ります」

冥途返し「すまない。木山くんを手伝ってくれ」

芳川「……っ」テクテク・・・


土御門「……このまま、誰も救われなくていいのか?」

冥途返し「……」

土御門「俺一人、犠牲になれば……事は終わるぞ?」

冥途返し「詳しく、聞かせてくれ。それからだ」<> 1<><>2010/07/19(月) 01:12:02.34 ID:j8HfBK20<> (とあるベッド)



フレンダ「てれ……す……」

麦野「……最悪ね。何もかも打っ壊したい気分だわ」

野母崎「アンタらは、コイツを倒した少女の……仲間じゃないのか?」

麦野「……さぁ。私達はそんな『柔』な関係じゃないわよ。分かるでしょ? アンタくらいの歳なら」

野母崎「……分からんよ。分かりたくないさ」

麦野「平和なのね」

香焼「ぐっ……行かな、きゃ……」

野母崎「香焼。無理だ、寝ておけ」

麦野「その子も難儀ね。まるで雌狐(暗部)に恋した王子様(聖職者)みたい……結末は破滅よ」

香焼「最愛は……雌狐なんかじゃ、無いっす。本当に……優しい娘なんす、よ」グググ・・・

麦野「百人殺してても?」

香焼「っ……自分は、そんなの……見て無い。見たのは……打ち止めに見せる、優しい……笑顔なんすよ!」ギュッ!

麦野「それは、仮面(幻想)よ……血塗られた子なの。あの子も、私達も……」



 カツカツカツ・・・・・



一同『っ!』<> 1<><>2010/07/19(月) 01:20:05.43 ID:j8HfBK20<>黒妻「……」

麦野「く、黒妻くん?!」

香焼「黒妻、さん……」

野母崎「…… (香焼の監視対象か)」

黒妻「……まず、麦野(バクヤ)さん。包み隠さず、本当の事を教えてくれ。次は香焼だ。アンタらが、何者か。何をしているのかを、だ」

麦野・香焼「「……」」

黒妻「……答えられないってか」

麦野「アナタを、此方側に巻き込む訳にはいかない。 (浜面に申し訳が立たないわ)」

香焼「……同じくっす」

黒妻「……」テクテク・・・

一同『え?』


 ガンッ!!!


周辺全員『っ!?』

土御門「アレは……黒妻綿流?! 何故?!」

冥途返し「……鉄製のテーブル叩き割って、何のつもりだ彼は」ハァ・・・<> 1<><>2010/07/19(月) 01:27:33.60 ID:j8HfBK20<>黒妻「もういい……これだけ教えろ。最愛ちゃんは何処へ行った?」

香焼・麦野「「っ!!」」

黒妻「香焼、オマエの『無事』はこの目で確認した。あとは最愛ちゃんだけだ」

麦野「……それを、教えられないと言ってるの。分かってくれないかしら」

黒妻「暗部だから、か?」

麦野「っ!? な、んで……知ってたの?」

黒妻「仮にも元スキルアウトのリーダーやってたんだ。存在くらいは知ってる……仕上が昔、暗部の下請けやってたの知ってるだろ」

麦野「……」

黒妻「香焼。最愛ちゃんはどうした」

香焼「……」

黒妻「……いい加減にしろよっ」ガシッ!

香焼「うっ」グググ・・・

野母崎「オイ、アンタ。そいつは怪我してんだ!」

黒妻「るっせぇ!! 外者は黙ってろ!! ……まさか、見捨てたなんて言わねぇだろうな?」

香焼「……っ……自分じゃ……ダメ、だったっす……ぅっ」

黒妻「……あ?」<> 1<><>2010/07/19(月) 01:37:06.22 ID:j8HfBK20<>香焼「自分じゃ……うぅ……最愛を、止められなかった……っ……助けられなかった、す……」ウウウ・・・

黒妻「……オマエ」

麦野「その子は、絹旗を……止めたようとしたのよ」

黒妻「絹旗ってのは『旗絹』ってのの、本名でいいんだな?」

麦野「……ええ」

香焼「自分じゃ、最愛に……っ……勝てなかった……す……」グスッ・・・・・

野母崎「お、おい! いい加減降ろしてやれ……何があったかは知らんが、香焼は一人であの強者と戦ったんだ」

黒妻「……」スゥ・・・・・


フレンダ「テレス……逃げ、て……」


麦野「フレンダ……ああ、もう!」

黒妻「……最愛ちゃんは、テレスティーナとかいう女を追ってるのか?」

一同『……』

黒妻「黙秘は肯定だぜ……分かった」テクテク・・・

香焼「うぅ……っ……っく……最、愛……ごめ……打ち止め、ちゃん……」ウウウ・・・


 カツカツカツ・・・・・


神裂「香焼。大丈夫ですか!? ……とんだ無茶を」クッ・・・

黒妻「……アンタが、香焼の保護者か?」ピタッ・・・<> 1<><>2010/07/19(月) 01:52:02.23 ID:j8HfBK20<>神裂「……ええ。そうです」

黒妻「そうか……ウチで預かったのに、怪我させちまってすまねぇな」

神裂「いえ。私共の方こそ、巻き込んでしまってすいません」

黒妻「巻き込まれちゃいねぇよ……今から、輪っかに入り込んでやるんだ……っ!!」ギリッ!

神裂「…… (この人も、上条当麻と同じ無謀人ですか)」


香焼「すいま、せん……女教皇、様……勝手な、行動を……」


神裂「良いのです。アナタはアナタの戦いをしたのでしょ? 弱き者……救われない者の為に」

香焼「それ、でも……っ……自分は、最愛を……うぅ……救え、ませんでじだ……ぅっ……」

神裂「……」

香焼「『教皇』……っぅ……弱者が、強者を救っては……ぅう……いけない、んすか……救えない……ぅぁ……んす、か?」グッ・・・

神裂「っ!? ……それ、は」

土御門「まるで、天草の教徒がねーちんにかける想いと一緒だにゃぁ」

神裂「……いえ。私は、弱い者です」

香焼「偽善じゃぁ……弱くちゃ……強い人を、護れないんすか……っ……守っちゃ、いけないんずがぁ……ううぅぅ」ポロポロ・・・

   「自分は、弱いから……ぅぅぅ……最愛、を……助けられ、なかった……っ……ずよぉ!!」ウウウウ・・・・

一同『……』



 ブチッ・・・・・<> 1<><>2010/07/19(月) 02:02:40.29 ID:j8HfBK20<>黒妻「ざけんなよ」  ボソッ  「……コオオオオオヤァギイイイイイイィ!!」ダッ!

一同『っ!?』

黒妻「歯アアァ食い縛れエエエエェェッ!!」ブンッ!!

香焼「え……            ぶふぅっ!!」ボンッ!!



 ドンガラガッシャーン・・・・・



周辺一同『』ポカーン・・・

神裂「こ、香焼!!」


香焼「え、あ……黒妻、さん?」


黒妻「目ぇ、覚めたかよ」


香焼「え」


黒妻「何勝手に救えないなんて決めつけてやがる! まだ終わってないんだろ!! 諦めんなよ!」


香焼「……」


黒妻「自分が弱ぇだぁ? 決めつけんな!! 足掻いて足掻いて足掻いて足掻いて……そして、周りが評価を付けんだよ!!」


香焼「黒妻……兄貴、さん」


黒妻「『さん』は、いらねぇ!! 最愛の真似すんな!! 今から尻叩きに行くんだろ! 早く立て!! 難しい事はいらねぇんだ!」



             「助けたいんだろ! 助けるぞ!! オレと、オマエで!!」



香焼「っ・・・・・・……...はいっ!」<> 1<><>2010/07/19(月) 02:14:47.59 ID:j8HfBK20<>黒妻「行くぞ!」

香焼「はいっ……女教皇様、野母崎……すいません。勝手な行動、御咎めは受けます!!」バッ!

神裂「……行ってらっしゃい。香焼、アナタは弱くないです。思う存分、救ってきなさい」

香焼「はい!」

黒妻「トロトロすんな!! 黒妻家は家族全員で朝食頂きますする決まりなんだ!! さっさと最愛ちゃん、取っ捕まえるぞ!!」


 タッタッタッ・・・・・


土御門「……オイオイ。ねーちん。完璧私情じゃないかにゃぁ?」

神裂「はぁ……仕方ないでしょう。香焼の目、『彼』に似てました」

土御門「ひゅ〜……逆光源氏だぜぃ。おっかな〜い!」ニヤニヤ・・・

神裂「くっ……はぁ。いいですね、男って。ああいうノリで生きていけて」ボソリッ・・・

野母崎「あんなの、一部のバカだけですよ」ハァ・・・


冥途返し「……彼、完璧ドクターストップレベルなんだけどね」

麦野「男の子ね。黒妻くんは……はぁ、ああいう男欲しいなぁ。どっかに転がって無いかしらね。いっそ寝捕っちゃおうかしら」フフッ


垣根「ごろにゃ〜ん♪ ……って、いや痛っ!! 踏まないで!! 冗談だってぇの!! この妄想処女がっ!!」ガシッガシッ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 02:16:12.66 ID:xTOAIQAO<>兄貴いいいいいいい!!!!
 
怪我人に手だすのはどうなんですかああああ!!!!!!!!<> 1<><>2010/07/19(月) 02:20:39.46 ID:j8HfBK20<>ってところで、終了! そろそろ、終わるね……

気が早いけど次スレの『先輩、〜〜』シリーズ、タイトルとネタ募集します。宜しくね!


んでは、次は何時になるか分からないけど、また! じゃーにー! ノシ

※兄貴のCvは小西さんで、お送りしております。香焼くんは……ね?(ニヤッ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 02:28:30.93 ID:LuoLfUk0<>緒方っぽいな 乙!熱いぜ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 02:55:50.98 ID:L.MaRXEo<>乙です

麦野かわいいよ麦野<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 02:58:32.77 ID:SuhEdMDO<>熱い暑いぃ!乙だぜ!


絹旗ちゃんと魔女はどうなるのか‥‥期待!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 03:13:19.18 ID:mGaea.DO<>乙!

>>858
止めて!もし俺の予想通りだったら、兄貴死んじゃうwwwwwwww
コーヤギ「兄貴は死んだ!もう居ない!」


しかし、そろそろ魔女に杉田声の執事とか7杭とか召喚されそうだな……


候補
固法「先輩、ご飯にします?お風呂にします?それとも……」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 04:06:07.65 ID:2gYnSAAO<>>>858
香焼君が武器に兄貴をオーバーソウルですって?
いやなんでもない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 07:52:09.48 ID:cBK9slEo<>兄貴の説教キター<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 08:54:01.84 ID:RuDYAsSO<>乙っ

妄想処女って聞いて『暴走処女』の主人公をむぎのんに置き換えてニヤニヤした<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 09:14:29.04 ID:bwjKVUY0<>>>858
固法「先輩、お疲れさま」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 15:42:14.77 ID:ccYrYw.0<>>>862
ちょっと香焼をカッキーで変換してくる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 22:44:16.49 ID:WYXyykSO<>〉〉867
まんまシモンとアニキだな
だが結構良さそう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/20(火) 07:47:19.49 ID:XS4imwDO<>えっ、兄貴って鳳凰星座じゃねーの?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/20(火) 18:28:54.22 ID:RSRi1Tg0<>>>1です
長い間、スレを放置してしまい申し訳ありませんでした。
諸事情で時間に余裕がなくなってしまったため、続ける事が困難になってしまいました。
大変残念ですが、ここで打ち切りという形にさせて頂きます。
スレ見ていただいた方どうもありがとうございました。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/20(火) 19:22:26.46 ID:X2ug3i2o<>>>870
他スレにも出没してる荒らしだからスルー推奨<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/20(火) 23:21:06.44 ID:xDcbD3go<>なぜだ!何故動くたびに小物臭が強くなるんだよ兄貴ぃ…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/21(水) 00:27:50.13 ID:N8MxhTUo<>確かにwwww

まぁ兄貴ならきっとなんとかするだろう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/21(水) 01:56:35.39 ID:FRsSVs60<>>>872
TVの時より、少し熱い台詞が多いから‥かも。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/21(水) 20:47:14.82 ID:3YhchwU0<>TVの黒妻は飄々としたイメージだったけど
このスレの黒妻は熱すぎて別人に感じる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/21(水) 21:27:36.36 ID:dIFHGASO<>2話しか出てないし仕方ないだろ<> 1<><>2010/07/22(木) 01:46:51.00 ID:IlbhYSY0<>皆さん、超こんばんわ!

えっと、兄貴さんは本来超大物です! 全部超ダメ作者の所為で小物に見えているだけです!
そこの所を御理解下さい!


では、ラストスパート!<> 1<><>2010/07/22(木) 02:08:14.35 ID:IlbhYSY0<> (テレス、御坂サイド)


 ドオオオォォン・・・・・


御坂「くっ……このビルももう崩れる!」シュンッ!

テレス「おいおいおいおい、なぁんで逃げながら戦ってんだよぉ……『周りに被害は出したくない!』ってかぁ?!」ヒャヒャヒャ!

御坂「当たり前でしょ! えっと……次の廃ビルは……」

テレス「ふんっ……嘗めやがって!」チュババババ!

御坂「っ!? チッ!!」ビリビリビリ

テレス「ひゅ〜……よくもまぁチョコマカと。駆動鎧の足から逃げられるねぇ」ヒヒヒ!

御坂「嘗めんな! そんなモノ、キャパシティ・ダウンが無きゃ如何とでもなるわよ」

テレス「……たぁしかに、アンタにゃ銃弾利かないしねぇ」

御坂「覚悟しなさい。スグにK.O.してあげるわ!」スゥ・・・

テレス「お得意の超電磁砲かい? やらせねぇよ!!」キュイイイィィン!!

御坂「げっ!? 腕が伸びた!!」

テレス「つぅかまぇたっ! 絶縁体ワイヤー。ビィリビリできねぇだろぉ!!」ヒッヒッヒッ!

御坂「……ふんっ!!」ビジバジッ!

テレス「なっ!? 不味い!!」パシッ!

御坂「流石にバカじゃない様ね」

テレス「砂鉄刃に切られたかぁ無いからなぁ」

御坂「それじゃあ、こっちの番よ!」ゴオオォォ!!

テレス「砂鉄の鞭か……いいねいいねぇ!! もっと楽しませてくれよぉ!! 超電磁砲ンンンン!!」イッキッキッヒャッヒャッヒャッ!!



 ズドオオォーンッ・・・・・<> 1<><>2010/07/22(木) 02:34:46.84 ID:IlbhYSY0<> (病院、玄関)



黒妻「勢いで出たのはいいが……最愛ちゃんは何処に行ったんだ?」

香焼「え……う、うぅん……」

黒妻「……考えるだけ時間の無駄か。バイクで追いかけながら探すぞ!」

香焼「で、でもそれじゃあ間に合わないかも」

黒妻「……チッ。考えんのは性に合わねぇ。誰か追跡できるヤツいねぇのかよ!」


 プップーッ!!


黒妻「……ん? ゲートに止まってるバンか?」


浜面「兄貴!! 此処だ!」ガチャッ!


黒妻「仕上?! どうして……」

浜面「今はそれどころじゃないんでしょ! 手伝います!」

黒妻「おう……仕上、最愛ちゃんの居場所。特定できないか?」

浜面「絹は……旗絹の?」

黒妻「ああ。説教してやらにゃいけない」グッ・・・<> 1<><>2010/07/22(木) 02:47:57.16 ID:IlbhYSY0<>浜面「……どうして?」

黒妻「それを聞くのか? オマエがオレに隠して来た『仕事』なんだろ?」

浜面「そ……ああ。そう、だよ。絹旗……最愛や麦野、滝壷、フレンダ、オレは『そういう事』をやっている」

黒妻「今は詳しく聞かない。兎に角、最愛ちゃんを捕まえる。どうしたらいい?」

浜面「……滝壷」

滝壷「……」

浜面「……いや、いい。無理をするな。別の手を」

滝壷「はまづら」

浜面「ダメだ。止めろ、滝壷……手はある」

滝壷「はまづら。大丈夫だよ。きぬはたの為なら、私は頑張れるから」ニコッ

黒妻「……良く分からんが、手段があるのか?」

浜面「いや、ダメだ! ……二手に分かれて探そう。そっちの方が早い」

滝壷「……はまづら」

浜面「半蔵達にも捜索の手伝いを―――」


滝壷「浜面!」


浜面「っ!!?」

滝壷「……私の能力は、人を[ピーーー]為に使うんじゃない。そうでしょ?」ニコッ!

浜面「……ああ」

滝壷「いいの……それに」フフフ・・・

一同『??』


滝壷「能力だけが、『追跡』じゃないんだよ? プロの『追跡者』は……能力なんて、使わないの」ニコッ!

浜面「……滝、壷さん?」アルェ?<> 1<><>2010/07/22(木) 03:02:55.90 ID:IlbhYSY0<>黒妻「……どうするんだ?」

滝壷「街を、見て」

一同『??』

滝壷「風車の回転が変わっているのがある。分かるかな?」

浜面「う、うん。靄が掛かってて分かりづらいが」

滝壷「それを追うの」

香焼「な、なんでっすか?」

滝壷「きぬはたはテレスティーナを追ってるんでしょ? テレスティーナは超電磁砲を追っている。分かった?」

一同『??』ポカーン・・・

滝壷「……まぁ、追いながら説明するよ。兎角、回転の可笑しな風車に向かって走って」ハァ・・・

浜面「お、おう。ナビゲート頼む」

黒妻「良く分からんが、後ろに付けばいいんだな? よしっ! 香焼、(バイクの)ケツに乗れ。急ぐぞ!」

香焼「は、はい!」


 ―――同じく玄関付近。


諫早「市街地で戦闘は無いと思いますが、御気を付けて」

上条「……」

諫早「若いですな。その葛藤。老いぼれから言わせれば羨ましい限り」

上条「納得、いかねぇよ……っ!!」グッ!!<> 1<><>2010/07/22(木) 03:18:53.03 ID:IlbhYSY0<>  ブロロロロロロオオォォンッ!!


上条「……ん? アレは……黒妻さんのバイク?!」



浜面「兄貴! 行くよ!」

黒妻「香焼、しっかり掴まれ……跳ばす!!」ギュッ!

香焼「はい!」グッ!



上条「黒妻さーん!!」ダッ!!

黒妻「……上条」

上条「黒妻さん……と、香焼か。何処へ」

黒妻「悪い。急ぐんだ。また後で―――」


上条「待って……御坂達を!!」


黒妻「―――……あ?」

上条「御坂と、テレスティーナを追うんですか?」

黒妻「……だったら?」

上条「オレも、連れて行って下さい!」

黒妻「……仕上」

浜面「え、あ、はい!」

黒妻「後ろに、コイツ乗せれるか?」

浜面「コイツって……上条(英雄)じゃねぇか!!? なんで?!」

上条「乗せてくれ!! 頼む!!」ペコッ!

浜面「おいおい……」アタフタ!

黒妻「時間が無ぇ! ……乗るなら早くしろ」ブンブーン・・・<> 1<><>2010/07/22(木) 03:45:12.17 ID:IlbhYSY0<> (兄貴ら、移動中...)


 ブウウゥン・・・・・


浜面「……ったく、何だってんだよ」

滝壷「無駄口叩かないで……まず、あの風車だよ」

浜面「ああ……にしても、何で風車なんか……」

上条「なぁ、何処に向かってるんだ? この先に御坂達がいるのか?!」

浜面「知らねぇよ! 滝壷に聞いてくれ!!」

滝壷「回転の可笑しな風車を追ってるの……アナタなら分かるんじゃない?」

上条「そっか、成程」

浜面「何だ何だ? 英雄さんには分かったっていうのかよ……」ブー・・・

上条「その呼び方止めてくれ……ビリビリ追い掛けてんだろ? だったら、簡単だ」

浜面「は?」

上条「電磁波を当てると(以下略)……ってわけだ」

浜面「……へぇ」

滝壷「はまづら。お勉強嫌いだもんね」

浜面「悪うござんした……まぁいいさ。急ぐぞ!」


黒妻「……香焼。落ちるなよ」

香焼「〜〜ッッッ!! ふ、風圧ががががぁっ!!」アババババ!<> 1<><>2010/07/22(木) 05:01:22.05 ID:IlbhYSY0<> (御坂・テレスサイド)


 ズゴオオオォォン・・・・・


御坂「はぁはぁ……くっ!」

テレス「何時まで移動すんだよぉ……打っ壊したビルも8塔目だ。それに、もう朝が来るぜぇ?」

御坂「……何時まででも続けてあげるわよ。それに、もう逃げるのは終わり。周りを見なさい」

テレス「此処は……ゴミ処理施設?」

御坂「ええ。『誰かさん』が暴れた所為で今は絶賛機能停止中らしいけど……気付かなかった? 第5学区まで来てたのよ?」

テレス「第5学区……はんっ! そんなに私をジャァンクにしたいかぁ?」ヒヒヒヒ!

御坂「気兼ねなく戦えるって事よ! ……アンタを全力全開で倒して上げるには中々いい場所が無くてね。手間取ったわ」フゥ・・・

テレス「くくく! 嬉しいねぇ……なぁ、超電磁砲ン……」

御坂「……真面目に、何よ」

テレス「私も全っ力で、戦うからよぉ……なぁ……御坂美琴ぉ……」

御坂「は? 何なの―――」



テレス「私を……殺してくれねぇか?」



御坂「――――――よ・・・・・・……      え?」<> 1<><>2010/07/22(木) 05:34:46.94 ID:IlbhYSY0<>御坂「何、言ってんのよ……アンタは、前みたいにブッ飛ばして! それで!」

テレス「そうなりゃぁ、いいよなぁ……でもよぉ無理なんだよ。超電磁砲」

御坂「アンタ、さっきから訳分かんないわよ……もしかして、捕まったら死刑? アンタ、人殺しはしてないでしょ。大人しく懲役を」

テレス「だから平和ってんだろ、オマエはよぉ。脱走? なんでぇ? 私がぁ? する訳無ぇじゃん!」

御坂「え、は?」

テレス「オマエ、病院の屋上で私見て、何かオカシイと思わなかったのかぁ? それ以前に、警備員が私を捜索して無ぇ時点で可笑しいだろ」

御坂「……どういう、こと」

テレス「追・わ・れ・て・ん・の。私がぁ……気付っつの、小娘が」ケッ・・・

御坂「は、はぁ?! 何でよ!」

テレス「知るか。モノ好きがいんじゃねぇの? ……どっちにしろ、私に自由は無いさ」

御坂「そんな、の……」

テレス「オイオイ、ふざけんな。同情しろ、なんて言ってねぇぞ? 元より、私から自由を奪ったのはテメェじゃねぇかよ」ハンッ!

御坂「っ! ……そうね。でも、ソレとコレとは違うわ。アナタを拘束して、警備員に引き渡せばソレで!」

テレス「そっから、私はどうなると思う?」

御坂「え……」

テレス「『猟犬』にまた追い掛けられる。いや、今度は別の部隊かもなぁ。兎に角、学園都市の為に利用されるだろぉよ」

御坂「はうんどどっぐ? な、に言ってんの? 別の部隊って?」

テレス「……兎に角よぉ、私の事、道具として使う気なんだよ。学園都市はさぁ。まぁ、都市の住人全てが理事会の駒なんだろうけどよぉ」

御坂「……何が、言いたいのか分からないわ。アナタ、何に巻き込まれているのよ?!」バッ!<> 1<><>2010/07/22(木) 06:13:39.72 ID:IlbhYSY0<>テレス「簡単な話よ……キャパシティ・ダウン。この自家製駆動鎧。そして、コイツ……」ガチャンッ・・・

御坂「っ!? それ……疑似超電磁砲……」

テレス「遠く及ばないがな。撃ち合ったんだから知ってるだろぉ? そうだな……欠陥電気とでも名付けるかぁ」ニヤッ

御坂「っ!? あ、アンタ……」

テレス「服役期間は暇でよぉ。書庫漁りくらいしたくなるってぇの。それにしても、レベル6へのシフト計画ねぇ。オマエも因果なアレだ」

御坂「くっ……」

テレス「撃たねぇよ……ただ、こんな物でも欲しがる連中は云万といるらしい。大した技術でも無ぇのにな」ハンッ

御坂「……それを欲しがる連中から逃げてた?」

テレス「ああ。学園都市の『裏側』を垣間見たオマエなら、逃げられない事くらい分かんだろ?」

御坂「……」

テレス「なぁ、私を倒してくれるんだろぉ? 御坂美琴……だったら、殺せよ殺してくれよぉ……」

御坂「……っ」

テレス「何処に行っても私はこの先モルモットだ。だったら、殺してくれよ。どうせ使うだけ使われてボロボロに犯されて、死ぬんだよ」

御坂「あ、んた……」




テレス「お願い。私を……殺して……」ボソッ・・・


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/22(木) 06:15:16.00 ID:I3X1oUDO<>>>886

このテレスティーナ、ベアトだろ‥‥<> 1<><>2010/07/22(木) 07:17:44.95 ID:IlbhYSY0<>テレス「それが、唯一、私が自由になる方法」

御坂「……そんなの」

テレス「じゃあ、他に手がある?」

御坂「……」

テレス「そう。無い……なぁ、私を、殺せよ」

御坂「……ダメよ」

テレス「じゃあ……退け」

御坂「……それも、ダメ」

テレス「私を唯単に無力化した所で、どうなる? ……はっ! そうか、私が襤褸雑巾に成る姿が見たいって訳か」

御坂「違う! 違うわ……そんなの……」

テレス「ふんっ、お優しいこって……でもなぁ、どうにもならねぇんだよ……御坂美琴ぉ」

御坂「……」



テレス「チッ……[ピーーー]気があるなら銃弾(コイン)を込めろ! その気が無いなら立ち塞がるな!


            ハンパな覚悟で人の自由を踏みにじんじゃ無ぇよ!! このヘタレがぁっ!!」ドッ!!



御坂「……っ!!」<> 1<><>2010/07/22(木) 07:48:49.10 ID:IlbhYSY0<> (猟犬サイド、貨物ヘリ内部)




心理定規「さぁて……締めよん♪ 皆、がんばりましょ☆」ニコッ!

猟犬s『……』

心理定規「……あらら? どうしたのかしら? ヤル気ないの?」

猟犬@「……いえ」

猟犬A「ただ、その……」

心理定規「ト・ラ・ウ・マ、かしらん? この『ゴミ処理場』は★」

猟犬s『っ!?』ビクッ!

心理定規「ふふふ……えいっ♪」

猟犬s『……っ』ドクンッ・・・

猟犬B「た、隊長。まさか……」

心理定規「まだ、怖いかしら? ちょちぃっと、心、弄っただけなんだけどねぇ」ニコッ!

猟犬C「い、いえ。然程、恐怖は」

心理定規「OKね♪ それじゃあ、先行隊がんばってねん。後から窒素装甲ちゃんも追いつく筈だから☆」

猟犬@「超電磁砲は、如何します」

心理定規「『C・D』使いなさいよ。駆動鎧も準備してるんでしょ? 大丈夫、負けないわ〜♪」

猟犬s『了解』ザッ!



心理定規「ふふふふ……おチビちゃんが到着し次第、超電磁砲は任せるわ。頑張んなさいな、駄犬共★」ニコッ!<> 1<><>2010/07/22(木) 08:21:57.03 ID:IlbhYSY0<> (グループサイド)



一方通行「オイ、海原。ホントに其処で合ってンだろうなァ……」

海原「ええ。この先のゴミ処理施設です」

一方通行「ソースは?」

海原「スネークとミs……おっと、企業秘密です。まぁ主にMNWからの情報だと思って貰えればいいでしょう」

一方通行「……まぁ今は信じるしかねェな」

海原「ところで、その後土御門からは?」

一方通行「何も無ェよ。結標も音沙汰無しだ」

海原「無事だといいですが……彼女一人ならまだしも、手負いの黄泉川さんが一緒ですからね」

一方通行「……口閉じろカスが」

海原「失礼……兎に角、猟犬相手です。奴らは『C・D』を使って来ると考えて間違いありません」

一方通行「どうとでもやり様はあンぞ……テメェこそ、また武器が使えませン、なンて情けねェ真似止めろよォ?」

海原「失敬な。それより、作戦ですが」

一方通行「知らね。勝手に暴れさせて貰う」

海原「そうしたいし、させたい所ですが厄介な事に心理定規がいます」

一方通行「ケッ……」

海原「彼女の相手をどちらがするか決めましょう。僕的にはどちらでも可能だと踏んでいます」

一方通行「……オレなら『負け』は無ェし、テメェなら『オカルト』とやらがあっからか?」

海原「はい。どうします?」

一方通行「……まぁ現場に着いてからだ。急ぐぞ」ダッ!

海原「ヤレヤレです」フゥ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/22(木) 10:29:38.87 ID:.3LacESO<>ここの時系列ではロシア終わってンだっけ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/22(木) 10:44:19.35 ID:1M4Xb.SO<>>>891
時系列がおかしいのは仕様だって書いてあるよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/22(木) 14:42:22.63 ID:.3LacESO<>>>892ありがとう

いやアックアが出るなら浜面繋がりで兄貴と絡んでも面白いかもと思ったんだよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/24(土) 19:29:14.17 ID:HeOhZm2o<>>>1まだ〜?<> 1<><>2010/07/24(土) 22:28:17.84 ID:1zpNzLI0<>コンバンハ。すいません、今晩は書けないかな。

明日、最後まで書くんで許して下さい!

あと、次回タイトル『先輩、〜〜』を引き続き募集。ネタも超募集ww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/24(土) 22:43:55.58 ID:ncA2jT2o<>次回タイトル案
『先輩、早く帰ってこないかなぁ…』
とか、唐突に思いついた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/24(土) 23:02:16.61 ID:O4purcAo<>「先輩、子供はやっぱり3人がいいですよね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/25(日) 00:11:04.79 ID:z4KWV3Y0<>固法「先輩、心配しないでね。すぐ帰ってくるから」

固法さんまさかの暗部ルート<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/25(日) 00:28:24.17 ID:NUKejnco<>「先輩、どうしてこうなった」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/25(日) 00:31:42.64 ID:3pO2l2AO<>「先輩、じゃなくてわ、わ、綿琉…///」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/25(日) 02:09:48.03 ID:HCNG0.AO<>いちおつ。



モズク兄貴かっけぇなww、モズクなのにwwwwwwww。


…ん?、誰かの視線を感じ…うわなにすajpxbhvpxpgadtjma.a―d@djtgmww0jm.<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/25(日) 12:21:41.24 ID:ST79dIAO<>「先輩、って呼べるのも今日までですよね///」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/25(日) 14:09:24.88 ID:mcPSLIg0<>『先輩、それロンです』
固法ちゃん能力的に麻雀させたら負け無しだよね。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/25(日) 14:30:50.75 ID:orAamgSO<>個法「先輩、この髪の毛だれのですか?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/25(日) 17:31:29.09 ID:S5CbwgDO<>固法「先輩、実家に帰らせていただきます」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/26(月) 19:03:26.22 ID:arBdihs0<>>>903
振らないだけ。上がるかは別問題。

その振らないだけってのがすげーんだけどにゃー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/26(月) 20:33:22.23 ID:02eDfPE0<>次で最後としたら、戦いから帰ってくる的な意味で
美偉「綿琉先輩、おかえりなさい」<> @<><>2010/07/27(火) 16:33:42.94 ID:5V6KKkDO<>こんにちは。携帯から失礼します。


沢山御意見ありがとー!


えっと、昨夜の落雷でアパートの回線がジャンクになりました‥‥なんてこったい!



見づらくなると思いますが、こっちから書くよ!<> @<><>2010/07/27(火) 16:53:45.47 ID:5V6KKkDO<>(あらすじ)


テレス「[ピーーー]気あんなら銃弾(コイン)を構えろ!その気が無ぇなら立ち塞がんな!


半端な気持ちで人の自由、踏みにじんじゃ無ぇよっ! このヘタレがぁっ!!」ビシッ!


御坂「っ!!? (‥‥セリフ、パクられた)」ガーン‥‥<> @<><>2010/07/27(火) 17:23:53.42 ID:5V6KKkDO<>(兄貴サイド)



滝壺「‥‥はまづら。あの工業団地で風車の変回終ってる」

浜面「此処か?!」キィッ!

上条「ああ‥‥屋根の上だ。ビリビリ鳴ってやがる」ガチャ

浜面「猟犬どもはまだ来てないみたいだな‥‥絹旗は?」

滝壺「まだだよ。分かる‥‥後5分15秒で着く」ボー・・・

黒妻「‥‥待つさ」ガチャ

香焼「」グデェ‥‥

浜面「‥‥アイツ(絹旗)は強いよ、兄貴」

黒妻「‥‥」

上条「じゃあオレが!」

黒妻「オマエは屋上行くんだろ。さっさと行け」

上条「え、あ、はい」テクテク‥‥

滝壺「大丈夫‥‥最悪、私がきぬはたを止めるよ」グッ

浜面「バカ言うなよ‥‥」

黒妻「結構だ。そいつぁ‥‥オレとコイツの仕事だかんな」

香焼「 ‥‥え、あ‥‥うん」グッ!

黒妻「仕上達は『狗』から隠れてろ。なんとかすっから」

浜面「なっ?! 絹旗は俺らの身内だ! 隠れてらんないぜ!」

滝壺「ふんが」ムンッ!

黒妻「‥‥じゃあ、せいぜい猟犬狩りのヒーローでも呼んでくれよ」フッ‥<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>@<>2010/07/27(火) 18:33:00.98 ID:5V6KKkDO<>(テレスティーナサイド)


御坂「そう‥‥」ザッ

テレス「‥‥殺して、くれるか?」フッ

御坂「アンタも‥‥同じなんだ」

テレス「‥‥は?」

御坂「きっとアイツなら、口八丁で収めるんでしょうけど‥‥私は、そんなに強くないな‥‥」

テレス「何言ってんのよ」

御坂「それでもアンタは私に救いを求めてくれた。仇敵である、私に」スチャ‥‥

テレス「仇敵‥‥そうね。殺したいほど、愛してるわ」フフッ

御坂「だけど、私は力でしか解決する術を持たない‥‥力でしか、アンタを助けて上げられないよ」

テレス「あぁ。そうだ‥‥殺してよ。超電磁砲」



御坂「でも、それでも‥‥殺してたまるか!」キッ!


御坂「難しい事は知らないわよ。でもね、死んでハッピーエンドなんてクソ食らえよ!」



テレス「‥‥てめぇ」

御坂「生きることから逃げるな! 足掻いて足掻いて‥‥自由を掴め!」

テレス「とんだ‥‥独善だなぁ、いや、拷問家か‥‥」

御坂「何とでも言いなさい。私はアンタを倒す! でも、殺してやんない。絶対に!」

テレス「‥‥そっかぁ。じゃあ――」

御坂「そんでもって、アンタを『護る』わ。アンタから自由を奪おうとする連中からね!」ニッ!

テレス「――‥‥は、え?」

御坂「いつまでだって守ってやるわよ‥‥答えが出るまでね」フフッ

テレス「‥‥バカか、てめぇは」

御坂「莫迦で結構よ! さぁ、征くわよ‥‥テレスティーナ!」グッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/27(火) 19:06:31.68 ID:72.aVAY0<>きっと御坂さんが上条さんとじゃれるための雷が>>1のところに……
頑張って!!<> 1<><>2010/07/30(金) 17:25:38.09 ID:7IUeZ4I0<>うい。やっと回線が戻った。
そろそろ、終えたいね・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/30(金) 20:12:58.65 ID:1EphAMSO<>無理しないでね!
自分のペースでやってくれて構わないんだから<> 1<><>2010/07/30(金) 20:29:12.90 ID:7IUeZ4I0<>(猟犬サイド)



猟犬@「隊長。歩兵隊、駆動鎧部隊、武装ヘリ隊準備できました!」

猟犬A「先行隊からの情報です。目標は屋上。又、共に超電磁砲がいる模様です!」

心理定規「んふっ♪ ОKよん……あとは、魁(おチビ)ちゃん次第なのだけど……」

猟犬B「別動隊が、大通りにて拾った模様。5分程度で到着です」

心理定規「りょーかい。さぁて……的(敵)さんが、これで終わりとは思えないわねぇ」

猟犬@「と、いうと?」

心理定規「……屋上でロストした一方通行とコスプレ女(※神裂)は? 見つからないかしら?」

猟犬B「え、えぇ……ロストのままです」

猟犬A「隊長。超電磁砲はどうしましょう?」

心理定規「あんなの、まともに相手しちゃダメよん? 『C・D』使って無力化を―――」


 ―――チュドオオオォォオンッ!!


猟犬s『っ?!』

猟犬@「な、なんだ!?」

猟犬A「も、目標と超電磁砲が……その……」

心理定規「……まさか?」

猟犬A「撃ち合いを……電磁砲の撃ち合いを、始めましたっ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/30(金) 20:38:18.81 ID:rvnilwAo<>>>1
待ってた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/30(金) 20:40:21.39 ID:bO2JnHYo<>キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/30(金) 20:58:02.31 ID:xZe5k6DO<>きてた!
待ってたよー<> 1<><>2010/07/30(金) 21:17:45.85 ID:7IUeZ4I0<>(グループ)


一方通行「オイ……あの方向……」

海原「雷撃の槍(レールガン)と……疑似電磁砲の、嵐ですね……」

一方通行「何処のジェ○イの暗黒面バトルだっつゥの……急ぐぞォ!!」



(猟犬別動隊)


猟犬T「本体より連絡! 無人ヘリを先行攻撃させる模様!」

猟犬U「更に、『魔女』と超電磁砲の戦闘が開始! 大規模にて、近づけません!」

絹旗「……超急いで下さい。役立たず共……心理定規。私が盾になれば、満足なのでしょう? 行ってやる……っ!!」グッ!!



(黒妻サイド)


浜面「おいおいおいおい……なんの特撮だ、ありゃ……」

滝壺「アレが、レベル5……第三位。やっぱり、むぎのより派手なんだね」

黒妻「始まった……」

香焼「どうするすか……」

黒妻「オレの目的は、あそこじゃない。あくまで最愛ちゃんだ……けど、『オマエ』は違うだろ?」


上条「ビリビリ……」


黒妻「仕上、銃を一丁貸してやれ……早く行って止めて来い」


上条「……はい」ギュッ!<> 1<><>2010/07/30(金) 21:50:07.24 ID:7IUeZ4I0<>(テレスティーナサイド)


 ズガガガガガガアァッ!!


テレス「あひゃっひゃっひゃっひゃぁ!! 楽しいなぁ!! 超電磁砲んん!!」

御坂「ふんっ!! ペース落ちてんじゃないの? また、雷のぶつけ合いでもする?」ニヤッ

テレス「抜かせ阿呆が……歩が無いのは分かってんだよ。しっかし、機動性なら鎧の方が上だよなぁ?」ニンマリ・・・

御坂「御喋りが多いわよ。年増(オバ)さん」ピンッ!

テレス「ザケんな、糞処女(ガキ)。ほら……よっ!!」ガガガガッ!


 ドゴオオオオォォン・・・・


御坂(ちょこまかと動き回る……ローラーを壊さないと、拮抗続きね)

テレス(迂闊に近寄れねぇな。砂鉄剣は不味い……かといって、通常銃弾は弾き落とされる)ガチャンッ・・・

御坂「……どうしたの? 来ないなら、こっちから征くわよ? (つっても、逃げるんでしょうね)」

テレス「ピーピーるっせぇなぁ。今考えてんだよ…… (触られて、回線ショートされてもヤバいし)」

御坂「まぁ、こんだけ暴れれば警備員来るんじゃない? そしたら晴れて、公に、刑務所戻り出来るわよ」

テレス「バァカかテメェは。どうせ警備員や風紀委員には、テロ警戒とか特殊部隊出動とかで誤魔化されて来ねぇっつの」

御坂「……じゃあ、『アレ』が、『特殊部隊』ってことかしら?」クイッ

テレス「は? て……おいおい、六枚羽とぁ、豪勢だわねぇ」チラッ


 ババババババババババ・・・・・×12<> 1<><>2010/07/30(金) 22:09:27.13 ID:7IUeZ4I0<>テレス「……おい、超電磁砲」

御坂「何かしら?」

テレス「アレ片づけるまで、休戦な」ガチャン・・・

御坂「いいわね。どっちが多く墜とせるか勝負する?」ニヤッ

テレス「はんっ! んなこと言ってる余裕あんのかぁ? 多分、下からも来るぜぇ。無人機以外がよぉ……」

御坂「OK。トータル計算しておきなさい」

テレス「……面倒臭ぇ。それより、『C・D』出してくるぞ? アイツらは」

御坂「……げぇ」

テレス「大人しく隠れててもいいぜ? ひゃっひゃっひゃ!」ガチャン!

御坂「誰が! それに……事前情報さえあれば、何とか……うん。多分……」

テレス「……ハァ。おい、イメージしろ。自我現実の応用だ。体中を電磁波で覆え」

御坂「え?」

テレス「どうせ研究所のヤツと違って、コンパクトサイズだろ。それで、幾らかは防げっから」

御坂「…… (デレた)」ニヤニヤ・・・

テレス「勘違いすんな―――」

御坂「『私以外に(ry』とか、お決まりのセリフでしょ? はいはい。優しいわね、テレスティーナさんってば」ニヤッ

テレス「……絶対ぇ[ピーーー]からな。10ペン[ピーーー]」ガチャン!!

御坂「はいはい。殺し愛、殺し愛……来るわよ」グッ・・・

テレス「ホンット、生意気な中坊だわ……まぁいいわ。お楽しみを邪魔してくれたんだもの、それ相応の相手よね」ニヤリ・・・


木原・御坂「「レッツ・パァリイイィィッ!!」」


 ―――ゴガアアアァァアアァンッ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/30(金) 22:19:33.76 ID:HW1aGcSO<>なんかスタイリッシュになっとるwwwwwww<> 1<><>2010/07/30(金) 22:46:44.20 ID:7IUeZ4I0<>(猟犬サイド)




猟犬@「駆動鎧隊、屋上突入可能です! 攻撃を開始します!」

猟犬A「AI(ヘリ)4号機、撃墜されました! 7号機、11号機も中破! 『魔女』、超電磁砲両名から攻撃を受けています!」

猟犬B「別動隊、到着です。窒素装甲、出れます!」

心理定規「……遅いわよん★ まぁ、いいわ。此処に」

絹旗「もういます」テクテク・・・

心理定規「あらぁん。重役出勤かしら? ホワイトカラーなんて、柄じゃないんじゃないかしら?」ニコッ

絹旗「チッ……すぐ行きますよ」

心理定規「ヘリで運搬してあげるわ♪」

絹旗「超余計です。自分の足で行けますから」テクテクテク・・・

心理定規「ホント、可愛くない娘。数名付けてあげて」ハァ・・・

猟犬@「はい!」

猟犬A「隊長! 『C・D』を使います!」

心理定規「あ、タンマよ。おチビちゃん出るから☆」フフフ・・・



絹旗「……超最悪の一日に、蹴りをつけますよ。鬱憤晴らしの相手は、置き去り実験の科学者ですか。超おあっつらい向きです」グッ・・・<> 1<><>2010/07/30(金) 23:13:45.58 ID:7IUeZ4I0<>(グループ)



一方通行「……まァた、このゴミ処理場かよ」

海原「色々と、大規模な攻勢になってますね……ヘリが出てる、鎧もか。人海戦は女子には辛いでしょう」

一方通行「女扱いできる連中かよ……あー、はいはい。睨むなっつの」

海原「……兎角、僕は『C・D』を壊しにかかります」

一方通行「勝手にしろ……因みに、あァいう手合い(特殊部隊)の連中[ピーーー]と借金できンぞ」ニヤリ

海原「知ったこっちゃないです。そう言う貴方は良いんですか?」

一方通行「恥の上塗りは慣れてンだよ……さっさとヤンぞ。早く『ウゼェ耳触り』、壊せ」

海原「はいはい……行ってきますよ。室内戦は好きではないんですけどね」

一方通行「銃か?」

海原「いえ……たまには『体(魔)術』も使いますよ」テクテクテク・・・

一方通行「キナ臭ェ……」prrrr・・・「あ? ……結標だァ? 今更かよ」Pi!


結標『もしもし……』


一方通行「あンだ?」

結標『黄泉川さんは、病院に送った』

一方通行「っ……そォか」グッ・・・<> 1<><>2010/07/30(金) 23:35:04.99 ID:7IUeZ4I0<>結標『今から向かうわ』

一方通行「足手纏いだっつの……来ンな」

結標『……勝手に行くわ』

一方通行「ふン……○○ビルの屋上行け」

結標『え?』

一方通行「此処(ゴミ処理場)が一望できる。遠距離支援しろ」

結標『何、を?』

一方通行「海原が『C・D』止めるまでだ、武器送れ。音反射だけに演算使うからよォ」

結標『っ……わ、私も!』

一方通行「後方支援も重要な……って、どっかの軍人さンみてェな事、言わせンなよ?」

結標『……分かった』

一方通行「まぁ『座標』はメールで抑えてやる……場合によって、グレネード『放れ』。頼ンだ」

結標『分かったわよ…… (役立たず、か)』ハァ・・・

一方通行「あと、よォ……」

結標『え』

一方通行「……さっきは、あンがとよ。黄泉川の事も、な」ボソリ・・・

結標『……ふふ。聞かなかったことにする。面と向かって言って下さいな』

一方通行「るっせェ。さっさと準備しろ……行くぞ……」カツカツカツ・・・


結標(変なとこで、律義ね。一方通行……優しさなのかしら?)フフフ<> 1<><>2010/07/30(金) 23:54:13.69 ID:7IUeZ4I0<>(絹旗サイド)



絹旗「……ヘリが墜されていきますね。一機あたり、幾ら位なんでしょう」

猟犬T「250億ほどです」

絹旗「げ……勿体無い」

猟犬U「隊長より連絡。『早く、奴等を止めろ』だそうです!」

絹旗「でしょうね。超ざまぁですけど……駆動鎧部隊は、上空から投下ですか?」

猟犬T「はい。窒素装甲が屋上に上がり次第、投下開始予定」

絹旗「ふん。私も貴方達も消耗品ってわけですか」ボソリ・・・

猟犬U「はい?」

絹旗「何でもないです。早くゲートに……ん?」

猟犬V「前方に、人影4。私たちの舞台じゃない……民間人?」

猟犬T「ありえない……味方コードも出ていません。射殺しますか?」ガチャッ・・・

絹旗「待って……スコープを貸して下さい」スゥ・・・「……っ?!」

猟犬U「どうしました?」

絹旗「……アナタ達は、至急HQに戻りなさい」

猟犬V「は? し、しかし……」

絹旗「戻れ。超足手纏いだ……降下部隊の後を追って、鎧隊の援護に回りなさい。心理定規には私が追い払ったと言えばいい」

猟犬s『……』

絹旗「行けっ!! 邪魔するな!!」

猟犬T「っ……了解、引くぞ……何かあれば、連絡を」

絹旗「ええ、ありがとう……」テクテクテク・・・



 ギイイィィ・・・・・<> 1<><>2010/07/31(土) 00:14:31.12 ID:saANaRU0<>絹旗「・・・・・・・・・・・・」テクテクテク・・・ピタッ


香焼「……最愛」


絹旗「何で、来るの」

香焼「……理由なんて、無い」

絹旗「しつこい男は超嫌われます」

香焼「別にいいよ」

絹旗「いい加減、死ぬよ?」

香焼「死なない。死んでやらない」

絹旗「なんて……傲慢なヤツ」

香焼「最愛ほどじゃないよ」

絹旗「っ……後ろの三人は、何用で?」

浜面「……絹旗、帰るぞ」

滝壺「帰ろ、きぬはた。こんなしょうも無い仕事、無駄だよ」

絹旗「しょうもない? 『いつも』と何が違うんですか? 殺して、殺されて……何も変わらない」

滝壺「……怒るよ?」

絹旗「非戦闘員の貴方に凄まれても、怖くも何ともありません。浜面も然り」

浜面・滝壺「「……」」


黒妻「ま、説得力は無ぇよな。同じ穴の貉だよ……最愛ちゃんにとってはな」


一同『……』<> 1<><>2010/07/31(土) 00:29:04.72 ID:saANaRU0<>絹旗「何を、偉そうに……小山(スキルアウト)の元大将風情が」

浜面「絹旗っ!!」

黒妻「かっかすんなよ、仕上……最愛ちゃん。どうしても、行くか?」

絹旗「言わずも」

黒妻「殺人嗜好(シリアスキラー)か? それとも、金か?」

絹旗「超どうでもいいです。『仕事』だからじゃ、ダメですか? ……ええ、どうせダメと言うんでしょうね」

黒妻「別に。ただ、確かめたいんだよ。オレはさ」

絹旗「確かめる? 何を?」


黒妻「最愛ちゃんが打ち止めちゃんに向けた顔は本当か、否か……簡単だろ?」


絹旗「っ!!? れ、無能力者が……この期に及んで身内気取りかっ!!」

香焼「……最愛」

滝壺「きぬはたは、独りがいいの? 私は、嫌だよ?」

浜面「……」

絹旗「っ……ふぅ。下らない事で怒ってられません。先に行かせてもらいます」テクテクテク・・・


香焼「最愛っ!!」バッ!!

絹旗「……だから、私に……私の中に入ってくるなと言ってるんだよオオオオォ!!」グンッ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/31(土) 00:33:44.80 ID:oW9o.ak0<>「私の中に入ってくるな」なんてガンダムっぽいセリフをいう最愛ちゃん萌え<> 1<><>2010/07/31(土) 00:48:40.70 ID:saANaRU0<> ―――ゴガンッ!!


香焼「が、ぁ……」

浜面「き、絹旗ぁ! 止めろぉ!!」ガチャッ!

絹旗「……私を撃ちますか、浜面ぁ? 無意味ですよ?」ギロッ!

浜面「撃てるさ……」

絹旗「私は『誰かさん』みたいに、驕りませんよ」

浜面「……っ」

滝壺「きぬはた……ダメだよ」テクテク・・・

絹旗「……近寄ったところで、何になります? 容赦はしませんけど」

滝壺「……」テクテク・・・ピタッ「帰ろう」スッ・・・

絹旗「何ですか、その手は……母親ぶってんですか? 姉気取りですか? 超温いですね」パシッ!

滝壺「っ……きぬはた、何を意固地になってるの? 私には、何かから必死に逃げようとしてるようにしか思えない」

絹旗「な、適当な事を……言うな! 男の影でこそこそしてる事を選んだ女がっ!!」ガシッ!

滝壺「あ、ぅ……」

浜面「滝壺ぉ!!」

絹旗「……ふんっ。まぁ、『同僚』ですから殺しはしません。任務さえこなせれば、慣れ合いを続けてたっていいんですからね」ポイッ


香焼「嘘、言うなよ……最愛」


絹旗「な、に?」

香焼「最愛は、嘘吐きすよ。さっきから……何一つ、本当の事を言ってない!」バッ!

絹旗「……」プツンッ・・・<> 1<><>2010/07/31(土) 01:04:25.64 ID:saANaRU0<>絹旗「さっきから、ゴチャゴチャと……」プルプル・・・

香焼「嘘吐きだよ! だって……」

絹旗「黙れよぉ!! 何様だよ、オマエはぁ!!」

香焼「打ち止めちゃんの前で、同じ事、言えないだろ!!」ギリッ!

絹旗「ぁ―――っッっ!!」グッ・・・

黒妻「……」カチッ・・・フゥ・・・

香焼「その顔が証拠だよ……ホントはこんな事したくないんだろ!!」ポロポロ・・・

絹旗「あ、ぁ・・・・・・だ、ま・・・ってよ・・・・・・」フルフル・・・

香焼「そうやって……っ……自分を騙してしか、ぅぅ……生きられないのか?! そんな訳……有るものかよ!!」グッ!

絹旗「や、め・・・・うるさ……いや、だ・・・・」ガクガク・・・

浜面・滝壺「「……絹、旗(きぬ、はた)」」


香焼「自分に嘘付くなよ……助けてって、何で言えないんすか!! 馬鹿最愛!!」ハァ……ハァ・・・


絹旗「・・・・・・……...           あ、あぁ」ペタン・・・


黒妻「……合格だよ。二人とも、な」フウゥ・・・<> 1<><>2010/07/31(土) 01:08:11.07 ID:saANaRU0<>てことで、今日は此処までです……すいません、明日試合なんです。

ガンダムは好きですよ。好きなシリーズ聞かれて、とっても微妙な顔されますが。


次スレでは、ガンダムネタもふんだんにやる・・・かも。では! ノシ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/31(土) 02:50:38.96 ID:JLzrIRA0<>ひさびさの"ZII"に乗った固法さんか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/31(土) 04:51:34.52 ID:633AXgDO<>>>928
シリアルキラーじゃね?<> 1<><>2010/08/05(木) 09:00:39.31 ID:1hYjV/60<>おはようございます。そろそろ、ホントに、終わらせます・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/05(木) 09:08:47.29 ID:PQT8W0A0<>wktk<> 1<><>2010/08/05(木) 10:21:35.02 ID:1hYjV/60<> (御坂サイド)


 ズガガガガガアアアァァンッ!!


御坂「ふんっ!! 次から次へと虫みたいに……キリが無いわね!」

テレス「はんっ! 引いてもいいぜぇ、お嬢様ぁ!! ドブ掃除は妾女風情の私目にお任せを、ってね!」ククク!

御坂「だぁれが逃げるモノかっての。しかし、歩兵は来ないのかしら。馬鹿脳みそAI(六枚羽)じゃ相手にならないわよ?」

テレス「駆動鎧が来ても可笑しく無ぇが……分からないわ。おっと! 弾が勿体ねぇ。タダじゃねぇんだぞ、コレも」シュッ!

御坂「いっそのこと、一斉に来て欲しいわね。雷撃の槍で一掃するのに」ビジバジ・・・

テレス「……まぁ、あとヤツが出てこないのも分からねぇ」

御坂「ヤツ?」

テレス「いけすかねぇ精神操作系の女だ。この部隊のリーダーやってたわ」

御坂「げっ……厄介なのがいるのね。苦手なのよね、精神操作系って。女王気取りとか、カリスマ気取りとか」

テレス「ふふっ……天下の超電磁砲様にも苦手の一つや二つあるのねぇ」ククク・・・

御坂「るっさいわねぇ! さっさと片付けるわよ!」

テレス「キヒヒ! ……ん?」ピキリーンッ!

御坂「今度は何よ?」

テレス「嫌な、重圧(プレッシャー)が……AIMの……暴走か……?」

御坂「は? 何? 惑星レン・ヴァー辺りから電波でもキャッチしたの?」

テレス「意味わかんねぇよ……まあいい。気にすんな」<> 1<><>2010/08/05(木) 15:45:34.00 ID:1hYjV/60<>(猟犬HQ)



心理定規「……はぁ」

猟犬@「AI‐1、3、6、8、9号機行動不能! 駆動鎧部隊も『何者か』の妨害を受けていて、目標に近づけません!」

心理定規「誰がヘリの修理費持つのよ……う〜ん、おチビちゃん何してんのかしら?」

猟犬A「それが……隊長」

心理定規「ん?」

猟犬A「……窒素装甲が、自ら足を止めたとの連絡が」

心理定規「・・・・・・・・・・・……...    ハァ?」

猟犬@「隊長! もうヘリ部隊が持ちません!!」

心理定規「もう……いいわ。『C・D』使っちゃいなさいよ」ハァ・・・

猟犬B「し、しかし!」

心理定規「お仲間が心配? べぇつに死にはしないわよん……無能力者中心に新しく隊列を組んで! 人材は任せるわ」

猟犬s『……』

心理定規「魔女が怖いの? 大丈夫よ。超電磁砲を狙いなさい。いくらか『盾』代わりになるはずだから★」ニコッ!

猟犬s『……了解』ザッ


心理定規「……ホント、嫌な仕事」ボソッ・・・<> 1<><>2010/08/05(木) 16:18:01.80 ID:1hYjV/60<>(その頃、上条さん)



上条「……いや、いい加減俺のスニーキングレベル50は行ってるでしょ。毎度毎度、潜入っぽいことさせられてるし」テクテク・・・

   「屋上、つってもあんな特撮の現場みたいなところに俺が行ったら、5秒も経たずに蒸発しちまいそうな気がする」ハァ・・・


猟犬T「っ!!? HQ! 工場内で不審者発見!」


上条「……潜入(笑)」アハハ・・・

猟犬T「‐‐‐了解! ……おい、捕まえろ! アレはサンプルにする」ガチャッ

猟犬s『了解』ザッ!

上条「んぎゃあああぁ!! 不幸だあぁ!!」ダッ!!


(グループサイド)


海原「彼を追い駆け出したら、後ろから二番目を。僕が最後尾をやります……」ガチャッ・・・

一方通行『……タイミングは?』

海原「スタンバイ……5、4……ゴッ!」パシュンッ!!

一方通行『っ!』パシュンッ!!


猟犬Z「ぐっ!?」バンッ!

猟犬[「がっ?!」ドタッ!


海原「ビューティフォー……続いて行きましょう」ガチャンッ!<> 1<><>2010/08/05(木) 16:30:39.55 ID:1hYjV/60<>(黒妻サイド)



絹旗「・・・・・・・・・・あ、ぅ」

香焼「最愛……」

浜面・滝壺「「……」」

香焼「帰ろう、最愛。最愛が誰なのか、何なのかなんて、関係無いんだ……自分も、ね」ニコッ

黒妻「……ん」

浜面「兄貴、すまねぇ……俺らがのうのうしているうちに、迷惑掛けたみたいだな」ペコリ

滝壺「貴方も……そして、私達もきぬはたの『家族』だよ……ね?」ニコッ

黒妻「おう……そうだな」


 カタカタカタカタ・・・・・


黒妻「……ん? なんだ?」

浜面「地面が、揺れてる……いや、違うな?」

滝壺「空気が……っ?! 不味い!!」バッ!


絹旗「あ・・・・・ぇ……や...…」ブルッ・・・

香焼「最……愛?」<> 1<><>2010/08/05(木) 17:02:11.12 ID:1hYjV/60<> ―――・・・…ビキッ!


テレス「むっ!?」ピキリーンッ!


一方通行「な、にっ?!」ピキリーンッ!


滝壺「これは!?」ピキリーンッ!!

浜面「な、なんだ?」

滝壺「いけない! きぬはたっ!! 落ち着いて!!」

香焼「え……っ!!? い、き……が……」

黒妻「何が……起きたんだ? うわっちぃ!!」ボッ!!

浜面「煙草が一機に燃え尽きた?!」

滝壺「息を止めて! 『空気』を吸っちゃダメ!!」

浜面「何が起きてる! 滝壺!!」


絹旗「あ……−−−ェ・・・――や、だ―――……ィヤ・・・・・」ビキビキビキ・・・


滝壺「能力の……暴走」

一同『っ?!』<> 1<><>2010/08/05(木) 17:29:35.46 ID:1hYjV/60<>黒妻「具体的には?!」

滝壺「多分、大気中の『窒素』をどうにかしているんだと思う。その筋専攻してないから分からないけど」

香焼「ど、どうすれば?!」

滝壺「分からない……自然に止まるとは思うけど……乱雑開放(ポルターガイスト)が始まったら、不味い」

浜面「くっ! おい! 絹旗!! しっかりしろ!」


絹旗「あ、や―――だ……嗚呼アアああァァ!!!」ビキビキビキ!


香焼「最愛!!」バッ!

滝壺「近づいちゃダメ! 今近づいたら、何が起きるか分からないよ……」

浜面「何だよ……暴走って……」グッ!

滝壺「能力者なら誰でも生り得るんだよ……心が弱ければ、尚ね。私だって……だよ」

香焼「そんな……さい、あい……」


絹旗「嫌嗚呼アアあああああぁぁっ!!」ダッ!!


浜面「絹旗ぁ!! くそっ! 何処行く気だ!?」

滝壺「っ!? 屋上!!」


黒妻「……いい加減、終わらせようぜ。神様よぉ」ピキッ・・・<> 1<><>2010/08/05(木) 18:21:38.93 ID:1hYjV/60<>(グループサイド)



一方通行「オイ! 海原!!」

海原『何か?』

一方通行「気をつけろ……ヤバいのが通るぞ」

海原『はい?』

一方通行「結標! 酸素マスク寄越せるか!?」

結標『ちょ、無茶言わないでよ。そんな物、手元にあるわけ無いじゃない』

一方通行「チッ……海原。息止めとけ。呼吸困難なるぜ」

海原『え? ……な?!』


猟犬T「な……がっ……ぁ……」バタッ

猟犬U「や、め……くぉ……」ドタッ


海原『……アレは?』

一方通行「どっかの馬鹿が周辺の大気弄りやがったみてェだ……」

海原『無差別攻撃ですか?!』

一方通行「知らン。オレは屋上行く……オマエは安全な所にでも隠れてろ……」タッ!<> 1<><>2010/08/05(木) 18:26:30.73 ID:1hYjV/60<>(御坂サイド)



テレス「っ……嫌な、感じがする……」

御坂「ふぅ。粗方、ハエは片付けたわね……って、どうしたの?」

テレス「面倒なのが来るわ……奴らの秘密兵器ってとこかしらね」

御坂「は? 秘密?」

テレス「……来る!」


 ドガアアアァ・・・・・


絹旗「あ……あぁ……―――嗚呼ぁ・・・」ユラッ・・・


御坂「え? 女の子?」

テレス「……コイツか?」


絹旗「                  くかっ」ビクッ!


御坂・テレス「「っ!!?」」<> 1<><>2010/08/05(木) 18:36:54.88 ID:1hYjV/60<>絹旗「クカキキココキクカカカケケキコクカカ――――」ゴオオオオ・・・


テレス「オイオイ……此処に来て、ターミネーター登場ってか?」

御坂「……アレ、一方通行の……大気操作に、似てる」

テレス「大気、操作?」


絹旗「―――あ、や……だ……い、ゃ……に、げぇ……―――がっ……」ブルブル・・・


御坂「……よく分かんないけど、吹っ飛ばしていいのかしら?」

テレス「さぁな……ただ……」

御坂「ん?」

テレス「専門家から言わせてもらうと……アイツぁ、暴走能力者だぜ?」

御坂「は?!」

テレス「言動。挙動。目付き。口元……何の能力者か分からないけど、微妙に周囲が乱雑開放起こしてるだろ」

御坂「なっ! な、何で?!」

テレス「知らねぇって。ヤッコも生物兵器(暴走能力者)投入してくるくらい必死なんじゃないの?」

御坂「んな馬鹿な事! 止めれないの?! あの子!」

テレス「時間経てば止まるわよ。でもアッチから仕掛けてくるでしょうね……手っ取り早く、気絶させたら?」

御坂「アンタ、何で他人事みたいに話してんのよ! もう!」バッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/05(木) 18:39:49.36 ID:rFTwGkDO<>絹旗って、能力暴走したら一方通行みたいになるの?<> 1<><>2010/08/05(木) 18:54:55.72 ID:1hYjV/60<>(一方通行)



一方通行「ったく……何処の能力者だァ? こンな解り易く能力ブチ撒けてンのは……」ダッ!


心理定規「……ホント、嫌よねぇ。スマートじゃないわ」スゥッ・・・


一方通行「っ!? 糞アマ……よォ。逢いたくなかったぜェ?」

心理定規「口説き文句のマイナス点、叩き出せるわよ。第一位さん」

一方通行「オマエが直々お出ましたァ如何いう気紛れだ? この先に見せたくねェもンでもあンのかよ?」

心理定規「そうねぇ……アンタ『ら』に私の駒を蹴散らされたせいで、残りのカードが少ないのよ」

一方通行「壊れた玩具でも、かァ?」

心理定規「寧ろ好都合かな♪ あの娘が自爆してくれる頃には丁度良く回収できそうだし……襤褸雑巾を、ね」

一方通行「……オレが怖いかよ」

心理定規「ええ、一番オッカナイ。だから私が直々に相手。普通なら御指名料発生するわよん?」

一方通行「売女風情が……自分の能力過信すンじゃ無ェぞ?」

心理定規「……」

一方通行「ヤってやンよ……テメェの読心ジャックの逆算ってヤツをなァ!!」ニカッ!

心理定規「お口の方も、第一位って訳ね★」スチャッ!<> 1<><>2010/08/05(木) 19:09:27.54 ID:1hYjV/60<>御坂「とりあえず……気絶させれば問題無しね?」ビリビリ・・・

テレス「上手くいけばな……」

御坂「……ふんっ!」ビジバジズビッ!!


 ゴシュウウウウゥゥ・・・・・


絹旗「ああああ、ぁぁあ……―――ケヒッ……あ、ぁぅ……」シュウウ・・・・・


御坂「嘘!? 電撃が消された?」

テレス「独自の自動防護壁みたいなのが有るっぽいわね。何とかしなきゃ通らないわよ」

御坂「ならっ!」キュイイイィ!

テレス「砂鉄剣なら、確かにだけど……あの娘の周りに近づける?」

御坂「……」

テレス「乱雑開放を避け、尚且つ大気操作の影響を受けなければOKよ?」

御坂「……じゃあ、超電磁砲を」スチャッ!

テレス「通った場合、あの娘じゃ吹っ飛ぶかもね。いや、最悪ミンチかぁ……まあ、私は上っ腹抉られただけで済んだけど」

御坂「……冷静に、ぶり返さないでよ」

テレス「はんっ! 撃っといてソレかよ……撃たれる覚悟の無ぇヤツぁこれだから……」ハァ・・・

御坂「うっさい! 考えなさいよ! アンタ、あの娘に捕まったらヤバいのよ!」

テレス「……ふんっ」<> 1<><>2010/08/05(木) 19:36:49.76 ID:1hYjV/60<>黒妻「……」スタスタスタ・・・

浜面「兄貴!!」

黒妻「お前らは待ってろ。仕上、車の準備を頼む」カチッ・・・

香焼「じ、自分も!」

黒妻「香焼。十分だよ……お前はよくやった」フゥ・・・

香焼「で、でも!」

黒妻「その体じゃ、もう無理だ。待ってな」テクテク・・・

浜面「兄貴……せめて、銃を」

黒妻「銃は、持たない……行ってくるよ」

滝壺「……きぬはたを」

黒妻「……ああ。任された。能力についてはさっきのでいいんだな?」

滝壺「うん。私の知ってる限り、それがあの子(窒素装甲)だよ」

黒妻「あいよ……行ってきます。三十分で帰るな」フフッ・・・


一同『……』<> 1<><>2010/08/05(木) 19:59:58.40 ID:1hYjV/60<> ズゴゴゴオオォ・・・・・



御坂「こ、の……防戦一方じゃない!」

テレス「べぇつにぃ。御自慢の『槍』でブチ抜いてやりゃぁいいじゃん」

御坂「アンタねぇ……くっ!」

テレス「私にゃぁ手段が無い。奥の手(錬金術)も、心がぶっ壊れてる人間にゃぁ無意味さ」

御坂「は? ……じゃあ、どうすればいいのよ!」

テレス「ふんっ……神様にお祈りでもすれば? 若しくは玉砕覚悟で自身スタンガンでもやらかすか」

御坂「……」

テレス「睨むなよ……もうねぇ、敵も、私達も、関係者全員疲弊してんのよ。ま、敵の親玉はそれ狙いかもね」

御坂「……漁夫の利ってわけ?」

テレス「さぁ。最初っから計画済みかもね……ほら、来るわよ!」


絹旗「           に       げ      て        」ガクガク・・・


御坂「……っ」

テレス「さながら、人形だねぇ……暗部の駒。それっぽいじゃないの」

御坂「……ふざけてる」

テレス「ああ。でも、それが世の常よ……必然ね。私も、アナタも、あの子も……そして……この先、起きる事も」

御坂「え」


 バッ・・・・・<> 1<><>2010/08/05(木) 20:21:44.17 ID:1hYjV/60<>上条「おいおい。追手がみんなぶっ倒れたと思ったら、お前らが原因なのか?」パシュンッ!!


御坂「な……」

テレス「……」


上条「御坂……どうなってる?」

御坂「え、あ、いや……アンタこそ、何で!? ……いいや、聞くだけ無駄か」ハァ・・・

上条「そういうこった。で? ……俺は何をすればいい?」キッ!

御坂「……」

テレス「とりあえず、そこのキマっちゃってるお嬢さんを助けてもらえる? 英雄(仮)さん」

上条「アンタは……この騒ぎの元凶で、あってるんだよな?」

テレス「ふふっ。ええ、多分ね」ニコッ

御坂「ちょ……はぁ。まぁ、今は目の前のその子ね。暴走能力者なんだけど……アンタにゃ関係無いか」

上条「暴走?」チラッ・・・


絹旗「        や           だ        」ブルブル・・・


上条「……初めて見たな。何がどうなってるのかよく分からないけど」

御坂「アンタなら……止めれるわ」

上条「おう。その為に」グッ・・・「来たからな!」キリッ!<> 1<><>2010/08/05(木) 20:32:03.69 ID:1hYjV/60<>御坂「乱雑開放にだけ、気をつけて! それ以外は、右手で防げる!」

上条「ああ……さっさと終わらせよう。明日は折角の休みだ。インデックスも待っててくれてる」

御坂「いいから、行け」キッ!

上条「はいはい……悪いな。嬢ちゃん。アンタを殴るぞ!」

テレス「ふんっ…… (コイツ、何者だ?)」


絹旗「   た       す   け         て       」ガガガガ・・・


上条「まるで、おっと……操り人形みたいな娘だな……同情する」グッ・・・

御坂「こ、の……乱雑開放は、私が撃ち落とす! 走れ!! 上条当麻!!」ビジジ!


絹旗「   か     え  りた            い      」ゴゴゴゴ・・・


テレス「夢の、終わりね……最後の一撃は……」


上条「虚しいし、切ない……ってか? ふざけんな。そんな誰がプレイヤーかも分からない盤上(幻想)……」ググググ・・・


絹旗「      あり            が    と       」ガンッ!


上条「ぶち壊してやる!! これで、終いだ!! クソッたれ!!」ブンッ!


 バギイイィィンッ!!<> 1<><>2010/08/05(木) 20:43:02.27 ID:1hYjV/60<>(一方通行)



一方通行「……」

心理定規「っ……本気で、私の演算をジャックするつもりみたいね」

一方通行「テメェが原石じゃねェ能力者だってンなら、必ず演算が存在する……精神だろうとなァ」

心理定規「ホント、ふざけてるわ。ベクトル操作? 違うわね……人の心を好き勝手にできる。それこそ神の力じゃない?」

一方通行「何とでも言え」

心理定規「心理操作系の能力者だって、万能じゃないのよ? それこそ、イケ好かないアノ女(心理掌握)だってね」

一方通行「会ったこたァ無ェが……ソイツだって、演算式持ってンだろォが。逆算してやらァ」カカカ!

心理定規「くっ……そうね。思えば、未元物質への対抗策を思いついてる時点で……私なんか、足元にも及ばないか」

一方通行「ぎゃはっ! 何々何ですか? 引いてくれるなら、それでも結構ですよォ?」

心理定規「……でもね、使えないわよ。アナタには」

一方通行「は? 何言ってン―――」


 キュイイイイイィィン・・・・・


一方通行「―――がっ……」ガクゥ・・・

心理定規「ぐっ……私も、だけどね」ガタッ!

一方通行「自滅、覚悟で……『C・D』、だと……」グッタリッ<> 1<><>2010/08/05(木) 20:53:24.21 ID:1hYjV/60<>一方通行「ざ、けンな……よ……」

心理定規「じきに……私の部下が来るわ……それとも、アナタの……お仲間かしら……」

一方通行「テメェ……」

心理定規「どっちが早いかしらね? ……それとも、御自慢の『翼』でも、出してみる?」

一方通行「っ……」

心理定規「無理よね……前回、『C・D』使われた時に……使えなかった、ものね♪」ニコッ・・・

一方通行「ケッ……だ、が……銃の一発くれェ、撃てンぞ?」ガチャッ!

心理定規「……それは、私もよ?」スチャッ・・・

一方通行(……はン! ギャンブル、か? いや、どっちもオジャンだなァ……頼むぜェ、海原くンよォ)グッ・・・

心理定規(アレイスターが何処まで掌握済みなのか知らないけど……早く引きたいわね。任務ももう終了よ、続行、不☆可!)グッ・・・



 バンッ!



(黒妻アパート)


打ち止め「っ……何か、嫌な予感がしたの……ってミサカはミサカは……」ギュッ・・・

固法「……大丈夫。大丈夫だから」ギュッ・・・

打ち止め「うん……」

固法(……先輩)<> @<><>2010/08/06(金) 00:13:37.83 ID:P2jzXoDO<>携帯から、失礼。続けます!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/06(金) 00:28:44.30 ID:okGWg.AO<>C<> @<><>2010/08/06(金) 00:37:15.86 ID:P2jzXoDO<>一方通行「‥‥相打ち、ってかァ」ガクッ

心理定規「っ‥‥」ダラー‥‥

一方通行「肩、逝ったみてェ‥‥だな」グデェ‥

心理定規「‥‥」ヒュー‥ヒュー‥

一方通行「テメェは‥‥肺、掠ったか‥‥カカッ! ざまァ無ェな」

心理定規「あ‥‥ぅ‥‥」キッ

一方通行「病院行かねェと、ヤバいンじゃァねェか‥‥まァ、そこで野垂れ死ンだ方が世の為だな」クククッ‥

心理定規「ぃ‥‥ゃ、よ‥‥」ヒュー‥ヒュー‥

一方通行「けっ‥‥ン?」ピクッ


カツカツカツ・・・・・


一方通行「人が来たぜェ。ストーカー(海原)なら、オレの勝ち。狗っころなら、テメェの勝ちだ‥‥」

心理定規「‥‥っ」グッ



黒妻「‥‥今度は、二人か」ピタッ



一通・心理「「‥‥は?」」<> @<><>2010/08/06(金) 01:12:35.71 ID:P2jzXoDO<>御坂「終わったの、ね」

上条「ああ。この子は‥‥黒妻さんに‥‥」

絹旗「‥‥」グダァ‥

御坂「アンタに任せるわ‥‥さて」クルッ

テレス「‥‥続き、しましょ?」スチャ‥

御坂「‥‥」

上条「おい。もう終わったんだろ‥‥馬鹿な真似は」

テレス「『これから』だ、英雄風情。私は超電磁砲に殺して貰わなきゃなんねぇ。それで‥‥そこで、初めて、ハッピーエンドよ」

上条「なっ?! ざけんなよ! そんな結末」

テレス「何なら、オマエが殺してくれるのか?」

上条「だから!! オイ、御坂も何とか言ってやれよ!」

御坂「‥‥」

上条「っ!!?」

御坂「私じゃあ、ソイツの‥‥ハッピーエンドは見付けられない」

上条「な‥‥にを」

テレス「生きてる限り、私はこの学園都市の傀儡よ‥‥それは、永遠の地獄螺旋」

上条「なら、教会を頼ればいい! アイツらなら、きっと」

テレス「結局、私を利用したいんだろ? ロシアと、理事会と何が違う? ‥‥もう、いい」

上条「‥‥っ」

御坂「テレスティーナ‥‥さっきも言ったけど、死んじゃダメ。それは、ズルよ」

テレス「卑怯者で、いいわ。それに‥‥私が消えても、悲しむ人は‥‥」

上条「‥‥ふざけるな」

テレス「駒の私に、説教? 無意味よ。気持ちは変わらない」

上条「‥‥」グッ‥‥

テレス「殴るなら、死に至るくらい強くね‥‥」ニコッ

上条「‥‥っ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/06(金) 07:47:52.56 ID:h7HTkjoo<>くるか説教<> @<><>2010/08/06(金) 11:12:36.75 ID:P2jzXoDO<> カツカツカツ‥‥‥


一同『っ!!』バッ!



黒妻「終着駅は‥‥此処で合ってるみたいだな」フゥ

上条「黒妻‥‥さん」

御坂「なっ!? 固法先輩の!?」

テレス「‥‥」

御坂「なんで、アンタが?! それに‥‥背中の‥‥」

黒妻「倒れてた。流石に二人担いで来るのは疲れたな」ヨッコイセ


一方通行「‥‥頼ンじゃ無ェっつの」ドサッ

心理定規「‥‥」グデェ


テレス「敵の親玉運んでくるたぁ‥‥気が知れないわよ」ハァ‥

黒妻「‥‥ん? 上条が‥‥最愛ちゃん、止めてくれたのか?」

上条「え、あ、この子‥‥」

黒妻「ああ。ありがとな」

上条「いえ‥‥後は、お任せします」

黒妻「任された。ああ、コイツらはどうすればいい? 置いていっていいのか?」


一同『‥‥』チラッ

テレス「‥‥ふんっ」プィ<> @<><>2010/08/06(金) 16:40:04.12 ID:P2jzXoDO<>黒妻「‥‥最愛ちゃん。オレが分かるか?」

絹旗「 あに き さん 」ボソ‥

黒妻「ああ、黒妻だよ‥‥帰ろう。美偉と打ち止めちゃんが待ってる」ニコッ

一方通行「‥‥」

絹旗「で、も‥‥ こ ぉゃ ぎに‥‥」

黒妻「アイツはそんな器の小さい男じゃ無ぇよ。気にすんな」

絹旗「人 殺 し、ま した っ 」グッ

黒妻「‥‥今、こうして懺悔してるんだろ?」

絹旗「‥‥」

黒妻「オレは最愛ちゃんに『どうこう』言えるような、善人じゃない‥‥美偉や打ち止めちゃんには内緒にしよう」

絹旗「 っ うぅぅ‥‥」ポロポロ‥

黒妻「‥‥行こう」ニカッ

絹旗「っ‥‥ゴメン、なさい‥‥」ポロポロ‥

黒妻「もういいさ、全部終わったよ。家に着いたら、起こしてやるから」

絹旗「‥‥っ」コクコク‥

黒妻「‥‥てことだ。上条」クルッ

上条「は、はい!」

黒妻「オレ『ら』は、帰るぞ。いいか?」

上条「え‥‥はい」





黒妻「‥‥何してんの?」
上条「 は?」

黒妻「手前も帰んだよ。足あんのか?」

一同『‥‥』アゼーン‥<> 1<><>2010/08/07(土) 22:17:26.09 ID:PGuWtMg0<>こんばんわ。新刊出ましたね・・・
しかし、見る前にこっちを終わらせて見せる!!(オイw<> 1<><>2010/08/07(土) 22:33:27.09 ID:PGuWtMg0<>上条「あ、の……此方の問題が解決してないのですが……」

黒妻「そーなの? 何? 喧嘩?」

上条「……えっと」チラッ

御坂「え?! その、何て言うか……彼女の処遇よ」

黒妻「は? 彼女って……アンタか? MSコスプレ女」

テレス「モビ……だったら?」

黒妻「だったらもチータラも無ぇっつの。質問してんだ。答えろよ」キッ

テレス「……そうね」

黒妻「何が、どう、処遇に困ってんだ?」

御坂「……今回の騒動の元凶は、ソイツよ」

上条「ただ……どうも『曰付(イワクツキ)』みたいで、警備員には引き渡せないみたいで……」

黒妻「亡命でもしたら? それか、ダチに匿ってもらうとか」シレット

上条・御坂「「……」」

テレス「亡命の宛ては無いし、私に『お友達』なんて存在しない」

黒妻「……は?」

テレス「この先、何処へ行っても、何処まで行ってもモルモットだ……死ぬしか無いんだよ、私は」

黒妻「……だから、二人に、頼んでたのか?」

上条・御坂「「……」」

テレス「そう、さ。もっとも、超電磁砲だけだけどね……それとも……アナタが、殺してくれる?」フフフ・・・

黒妻「……」イラッ・・・<> 1<><>2010/08/07(土) 23:37:59.41 ID:PGuWtMg0<>テレス「冗談よ……でもまぁ、『うっかり』でも殺してくれるなら大歓迎よ?」

黒妻「……テメェ」


一方通行「ざけンな糞アマ。そンなに死にたきゃオレが殺してやンよ」スタッ・・・


一同『っ!?』

テレス「さっきの……ええ、助かるわ。ありがとう」ニコッ

一方通行「最っ高にイイ笑顔見せやがってよォ……気でも狂ってンじゃねェの?」スチャッ

上条「一方通行!!」

御坂「止めなさい!!」

一方通行「るっせェ。ンな甘ったれたヤツァ、殺してやった方が『為』だっつの。世の為にも、ソイツの為にもなァ」

上条「ふざけるな! そんなに命は軽く無い! どんな命であっても!」

一方通行「ああ結構、その通りだ、『英雄』さンよォ……でもなァ、オレァ悪者なンだよ。だから、殺せる」

上条「だから……悪者『気取り』は止めろ!! それがオマエの歪んだ『善意(決意)』なのは分かる! でも、ダメだ!!」バッ!

一方通行「退けよ三下。所詮、気取りかどうか試せるぜ? 御自慢の右手も、鉛玉は弾けねェだろ?」カチャッ

御坂「……させない」

一方通行「超電磁砲……邪魔すンな」

御坂「テレスティーナは、殺させないし……アンタにも、『これ以上』殺しはさせない」

一方通行「……何だよ。じゃあ、オレをボッコボコにして止めるかァ? ズタ襤褸の今なら容易いぜ?」

御坂「テレスティーナには、逃げて欲しく無いの。現実から……アンタには、アンタの為に、人殺しをして欲しく無いのよ」

一方通行「っ……はン! 訳わかんねェっつの!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 01:39:30.30 ID:5u9E4YSO<>兄貴説教クルー?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/08(日) 07:28:59.87 ID:pGE8a2SO<>そういえば風斬はどこいったんだろ…<> @(携帯から!)<><>2010/08/09(月) 04:37:19.53 ID:FYspv6DO<>御坂「私達の因縁どうこうじゃない! アンタと‥‥あの子の為に、言ってるの」

一方通行「‥‥」

御坂「殺しじゃない形で救いを‥‥きっと、アンタの試練よ」

上条「‥‥御坂」

黒妻「ふっ‥‥」ニヤッ

一方通行「‥‥クソったれが」チッ‥

上条「やっぱ‥‥人は変われるよ。一方通行」

一方通行「ケッ‥‥御高説どォも。三下英雄さン方」スゥ‥

御坂「宜しい」ニコッ

黒妻(これが、若さか‥‥オレも老けたなぁ)ククク‥




テレス「‥‥んで、誰が私を殺してくれるの?」


一同『‥‥』ハ?<> @<><>2010/08/09(月) 06:40:36.35 ID:FYspv6DO<>テレス「‥‥いねぇか」ハハハ‥

黒妻「‥‥なぁ」

テレス「ん」


黒妻「手前で、首括る気ぁ無ぇのか?」

一同『っ!!?』

テレス「‥‥」

御坂「ちょ、アンタ!!」
黒妻「なぁ、姉ちゃんよ‥‥どうなんだ?」

テレス「‥‥っ」

黒妻「ふんっ‥‥手前が『構ってちゃん』なのは分かった。だがよぉ、楽にしてもらうのと、助けてもらうのは違うんじゃ無ぇの?」

テレス「オマエに‥‥何が‥‥」

黒妻「バカか。分かんねぇえから聞いてんだっつのタコ」

テレス「タ、こ?! ‥‥黙って聞いてりゃ、コイツ‥‥っ!」

上条(‥‥言うなぁ、黒妻さん)タラー‥

黒妻「んじゃよぉ、姉ちゃん。アンタに生きてほしいって、思ってる奴ぁいるか?」

テレス「それは‥‥―――


『テレス‥‥逃げて‥‥』


―――‥‥っ」グッ

黒妻「‥‥一人じゃあ、無ぇんだろ? ソイツの為でいい。みっともなくても‥‥生きろ!」キッ

テレス「‥‥」

御坂「まぁ私も‥‥喧嘩相手が増えるのは、歓迎よ」

テレス「‥‥超電磁砲」

上条・一通((歪みツンデレ‥‥))<> @<><>2010/08/10(火) 04:48:18.13 ID:L2NgkYDO<>テレス「‥‥籠の蝶に、自由は在るかしら?」

黒妻「さぁな。あいにく、自分で自分括ってる『蜘蛛』にゃぁ分からねぇよ」

テレス「勝手ね」

黒妻「知ってらぁ‥‥ま、後はアンタ次第だぜ」

御坂「テレスティーナ‥‥」

テレス「ははっ‥‥難しいわ」

上条「難しいことはわかんないけど‥‥アンタが手を伸ばせば、助けてくれる人達はいるんだよ」キリッ

御坂「そうね。アンタなんか人助けしたくてウズウズしてるもんね」クスッ

上条「む」

一方通行「ケッ‥‥頼まなくても現れる英雄さンだかンなァ」クククッ

黒妻「‥‥てことだ」ニッ

テレス「‥‥」



パチパチパチパチ‥‥



一同『っ?!』<> @<><>2010/08/10(火) 11:28:49.61 ID:L2NgkYDO<>土御門「いやいや、良い話だにゃー」カツカツ‥

上条「土御門?!」

一方通行「テメェ‥‥何時から居やがった?」

土御門「今さっきだ。一方通行、海原と結標は『回収』した。引け」

一方通行「ハァ?」

上条「土御門、何しに来たんだ?」

土御門「んー‥‥ま、色々だぜぃ」

テレス「今度は何だ? オマエらのお仲間かぁ?」

黒妻「‥‥」

土御門「お初にお目に掛かるぜ、化学魔女。私、天邪鬼でございます」

テレス「は?」

土御門「さて、簡潔に言うぜぃ」

御坂「ちょ、アンタ何を?」

土御門「病院に戻れ」

一同『っ?!』

テレス「‥‥アソコから逃げてきたのに?」

土御門「ああ、そうだ」

上条「何か考えがあるのか?」

土御門「まぁにゃー」ニヤリ<> @<><>2010/08/10(火) 11:53:45.01 ID:L2NgkYDO<>土御門「なぁ、テレスティーナ・木原・ライフライン。病院は厭か?」

テレス「‥‥刑務所と変わらないだろ」

土御門「そこは冥土返しが保障するだろう。まぁ、好き勝手歩き回れないだろうがな」

御坂「歩き回られてもね。アンタ元々服役中だし、そこは仕方ないんじゃないの?」

テレス「む‥‥だけど、彼は‥‥」

土御門「そんなに冥土返しが苦手か? 稀にスケベだが、基本は善人だぜぃ?」

テレス「‥‥」

土御門「‥‥それとも、『木原』だからかにゃぁ?」

テレス「っ?!」


一方通行「‥‥」

土御門「あの爺さんはそんな小さな事にウジウジする男じゃ無いぜよ」

テレス「‥‥でも」

土御門「‥‥んじゃ、あの爺さんの下より安全な場所、学園都市内にあるかよ? それ以外は逃亡生活だぜぃ?」

テレス「しかし‥‥」

土御門「‥‥ま、交渉したってイチャモン付けられるのは予想できてたにゃ〜」ハァ‥

黒妻「‥‥姉ちゃんよぉ。いい加減、腹括れよ」

テレス「っ‥‥」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/10(火) 13:40:29.68 ID:uU.44aQo<>兄貴……発言するたびに小物臭が…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/10(火) 17:19:02.65 ID:sHaf82SO<>なんかもう兄貴空気じゃないすか・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/10(火) 22:39:43.34 ID:H6vXVkAO<>タバコ吸いながらポツポツ語ってる兄貴が目に浮かぶ…<> @<><>2010/08/11(水) 03:55:11.86 ID:.7ltC.DO<>上条「土御門‥‥今のオマエは『何処』なんだ?」

土御門「‥‥俺は『俺』だぜぃ。カミやん」シレット

一方通行「‥‥ふン」

テレス「‥‥」

土御門「ま、そこに転がってる女の仲間が来ると厄介だ‥‥勝手だが早めに済ますぞ?」

御坂「アンタ、何を?」

土御門「出番だ」



カツカツカツ‥‥



一同『っ!』


風斬「‥‥」ピタッ

上条「風斬!?」

黒妻「屋上の‥‥」

土御門「利害の一致だにゃぁ‥‥頼むぜ?」

風斬「‥‥はい」スゥ‥

上条「何を‥‥っ?!」



テレス「が、ぁ‥‥ぐ‥‥っ」ガクッ



御坂「テレスティーナっ!!」バッ<> @<><>2010/08/11(水) 04:29:57.76 ID:.7ltC.DO<>上条「か、風斬! 何したんだ!?」

土御門「ちょっとした『荒療治』だにゃぁ。こっち(魔術)側の」

テレス「う、ご‥‥けな‥‥っ」バタンッ

御坂「っ、何をした?!」ビジバジ

土御門「荒立つなよ、超電磁砲‥‥ソイツにハジキは効かないからなぁ。科学(手前ら)じゃ理解できない方法を取らせてもらった」

上条「テレスティーナが‥‥魔術寄り、だと?」

土御門「ま、知らなくてもいいことだぜぃ」タラー‥

風斬「土御門くん‥‥貴方もそろそろ、まずいんじゃ‥‥」

一方通行「‥‥血ィ出てンぞ、オメェ」

上条「風斬の能力か!?」

風斬「え、あ‥‥はい‥‥」オドオド‥

御坂「ああ! よくわかんないけど、止めなきゃ撃つわ!」ビリバリ‥

土御門「勘弁だにゃ‥‥」prrrr‥‥「結標。テレスティーナを運べ」

テレス「っ?! 何、を―――」シュンッ

御坂「テレスティーナ!!」

土御門「安心しろ。また会える‥‥結標、次は一方通行だ。んで最後俺」

一方通行「なっ―――」シュンッ

黒妻「‥‥空間移動ってやつか」

土御門「そゆこと」ニッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/08/11(水) 06:40:50.55 ID:.7ltC.DO<>土御門「悪いがカミやん達は自力で帰ってくれ」

上条「‥‥後で、説明しろよ」

土御門「あいよ。ああ、ヒューズ‥‥じゃなく、風斬氷華。ありがとーな」

風斬「あ、いえ‥‥私も、自分で帰りますので」

土御門「そうしてもらえると助かるぜよ。んじゃ‥」

黒妻「‥‥」ジー‥

土御門「(‥‥イレギュラーねぇ)‥ばいなら―――」シュンッ

上条「‥‥終わった、か。まあ、心配しないのは無理だけど、また会えるさ。アイツは怪しいけど悪者じゃないから」

御坂「‥‥そぅ」

上条「風斬‥‥何か大変そうだったけど、ありがとな」

風斬「い、いえ! 掻き回しちゃってスイマセン‥‥そういえば‥‥市街で、大剣を持った外人男性に会いました。多分、魔術師の」

上条「大剣‥‥ゴツい茶髪のか?」

風斬「うん‥‥『いずれ、また』って‥‥上条くんに」

上条「そうか。ありがと」

風斬「ううん‥‥あ、と‥‥ひっ」ビクッ!

上条「え?」


御坂「‥‥」イライラビリビリ‥


上条「ん?」ハテ?

黒妻「‥‥ほぅ」ククク‥

風斬「な、何でもない!そ、それじゃあ、また‥‥インデックスによろしくね」フワッ

上条「おう、また学校でな。あと、たまにはウチ来いよ(深い意味はない)。オマエなら大歓迎だ(インデックス的な意味で)」キリッ


御坂「‥‥‥‥」バリバリゴロゴロ‥


風斬「あは、ははは‥‥さ、さようなら。黒妻さんも‥‥また」ペコッ‥フワリ‥

黒妻「ん。またな」バイバーイ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/08/11(水) 10:46:25.83 ID:IJ62coMo<>そーか
兄貴何も判ってないし何も出来ないくせにしたり顔で現場に
いるから小物臭がひどいのか。
他のキャラが生き生きと頑張っているのに兄貴…。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/11(水) 12:33:07.89 ID:uk52eKI0<>兄貴が小物に見えるのは>>1のキャラ設定が固め切れていないせいで
結果兄貴が他のキャラと上手く絡めずその存在を生かせていないからだと思う<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/11(水) 14:42:51.60 ID:eVva7YSO<>お前らそれ以上兄貴を馬鹿にすると固法先輩にジャッジメントされるぞ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/12(木) 01:05:02.98 ID:fBA17ZY0<>このSSは固法先輩が見ています。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/12(木) 01:14:04.86 ID:fBA17ZY0<>>>1
兄貴だけ、ククク‥とかバイバーイみたいな「」の隣の動作表現をなくしたら、アニメの飄々とした雰囲気になると思う。<> 1<><>2010/08/12(木) 13:17:15.38 ID:98bDplY0<>こんちわ! やっとPCに戻ります。てか、もう1000だね(オイw

とりあえず、ギリギリまで此処で書きます。次レスは・・・様子見て!<> 1<><>2010/08/12(木) 13:38:32.45 ID:98bDplY0<>御坂「相変わらず……友達が、多いのね」プイッ

上条「え?」

御坂「ふんっ、いいわよ……兎に角、何か分かったら私にも教えなさいよ」

上条「あ、うん。分かった。御坂、帰りはどうするんだ?」

御坂「黒子呼ぶわ」Pi!「アンタは? 黒子に送らせる?」

上条「いや、車で。第一、白井の能力、俺の体に何起こるか分からないからな。まぁ気をつけろよ。そろそろ警備員が来るかもしれない」

御坂「はいはい、来たらね」

黒妻「……もういいのか?」

上条「はい。お待たせしました」

黒妻「そこの女(心理定規)は?」

御坂「放っておいていいんじゃない? お仲間が来るとか言ってたし」

黒妻「そっか……んじゃ、帰ろう。超電磁砲のお嬢ちゃん、またな」

上条「じゃあな、御坂。連絡する」

御坂「ええ。またね」



黒妻「ふぅ……上条、オレの上着から煙草と火ぃ取ってくれ。最愛ちゃん背負ってって取れない」

上条「あ、はい……コレですね」

黒妻「おう……火、点けて」カチッ・・・「フゥ……やれやれ、だ」モクモク・・・<> 1<><>2010/08/12(木) 16:45:44.32 ID:98bDplY0<>黒妻「上条、オマエ……」カツカツ・・・

上条「はい?」テクテク・・・

黒妻「いっつもこんな危ない橋渡ってんの?」

上条「え、いや……うーん……どうだろう。もしかしたら……多分……」アハハ・・・

黒妻「……」ジジジ・・・

上条「まぁ俺が出張ったところで特に何がどうなるって訳じゃないんですけどね」

黒妻「……でも、第一位や超電磁砲の嬢ちゃんとタメ張ってんじゃねぇのか?」

上条「いやいや、アイツらみたいに凄い事できる訳じゃないですよ。所詮、無能力者ですし」

黒妻「それでも、か?」フゥ・・・

上条「ええ、まぁ。俺の右手が通用する限りは」コクリ

黒妻「通用しなくても、だろ」フッ

上条「あはは……黒妻さんだって、出張ってるじゃないですか」

黒妻「……オレは、オレの為にしか動かねぇよ。所詮、不良(チンピラ)だ。できる事なんぞ限られてらぁ」

上条「そんなこと、ないですよ」

黒妻「ただ、無能力者(レベル0)は『無能』じゃない。誰かがそれを体現しなけりゃ、希望にならんのよな」

上条「……」

黒妻「……オレには家族を守る事くらいしかできない。それだけだよ。希望になるのはオマエみたいな英雄さ」

上条「買い被り過ぎです」

黒妻「謙遜しすぎだ……御喋りはコレくらいで。車が見えた。早く帰ろう。もう日が昇る」ジジジ・・・「帰りを、待ってる人がいるんだろ?」

上条「……はい」<> 1<><>2010/08/12(木) 16:57:12.55 ID:98bDplY0<> (一寸・・・・・)


 ブウウウン・・・・・


黒妻「送ってくれてありがとな」

浜面「いえ……あの、絹旗は」

黒妻「一応、明日まで預かるよ……オマエは病院の方に行ってくれないか。麦野さん達が困ってると思う。手伝ってやれ」

浜面「あ、はい」

滝壺「きぬはたを。宜しくお願いします」ペコリ

黒妻「ん」

上条「送りありがとうな、浜面。今度遊ぼうぜ。一方通行も誘うよ」

浜面「げっ。遠慮しとく……んじゃ、またな」

香焼「ありがとうございました」ペコリ…

滝壺「こうやぎくん……きぬはたを、お願いね」ニコッ

香焼「え、あ……はい」


 ブロロロロロ・・・・・


黒妻「……バイク、しまってくる。香焼。最愛ちゃんおぶって先行ってろ」

香焼「え!?」

上条「んじゃ、俺は此処で。黒妻さん、また近いうちに。香焼も神裂達に連絡しろよ」テクテク・・・

香焼「あ、はい……」チラッ


絹旗「……」スゥー・・・スゥ・・・<> 1<><>2010/08/12(木) 18:25:06.15 ID:98bDplY0<>香焼「まだ寝てる、か……よいしょっと。なんだ、最愛軽いな」テクテク・・・

絹旗「……」スゥ・・・

香焼「こんなに小さいのに……強いもんなぁ。いや、自分が弱いのか」アハハ・・・

絹旗「…」

香焼「実は……自分は、この街の人間じゃないんすよ? だから、多分……明日でお別れっす」カツカツ・・・

絹旗「……」

香焼「騙すつもりじゃなかったすけど、そうっすね……自分は皆に嘘付いてたかな?」

絹旗「・・・」

香焼「ごめんね。でも……楽しかったっすよ。コレは嘘じゃない。最愛は……あはは。散々だったかな? 自分みたいなのに付き纏われて」

絹旗「・・・・・・」

香焼「……あのね。表とか、裏とか関係ないよ。どんな世界だって救いはある。裏だの闇だの『逃げる』から、救いが見えなくなる」

絹旗「………」

香焼「ちょっとだけ世界が優しかったら……君は普通に学生で、自分も天草の町でのほほんと暮らしてたかもしれない」

絹旗「……」

香焼「でもそしたら、僕らは出会わなかった……こっちを望んじゃう僕は、悪人なのかもね」フフッ


絹旗「・・・・・・・・・ぷっ」プルプル・・・


香焼「ん、なぁ?! お、起きて、た……いつ、から……っ?」バッ!<> 1<><>2010/08/12(木) 18:41:18.11 ID:98bDplY0<>絹旗「ちょっと前からです……ぷっ! ぼ、僕、だって……あはは!」プルプル・・・

香焼「・・・〜〜〜///」カァアアア!!

絹旗「しかも、超臭ぇセリフを……ひひひ!!」バタバタ!

香焼「・・・・・・……自分で歩け」ドサッ

絹旗「きゃんっ!!」

香焼「……」スタスタ・・・

絹旗「……あ〜る〜け〜な〜い」タイイクスワリィイ!!

香焼「……」ハァ・・・

絹旗「だっこぉ!!」ジタバタ!

香焼「……最愛、恥ずかしくないの?」ジトー・・・

絹旗「……そういう事言われると超恥ずかしくなります……もぉ! 男だったら黙って背負いなさい!!」ウガァ!

香焼「はいはい……よいしょ。ああ、おもいなぁ」

絹旗「……『なんだ、最愛軽いな』」ボソッ・・・

香焼「また、落すよ?」

絹旗「ごめんごめん。お願い、ね……お・に・い・ちゃ・ん!」ニコッ

香焼「……最愛に言われても嬉しくない」

絹旗「……ふん」ガンッ!

香焼「あ痛っ!」<> 1<><>2010/08/12(木) 19:17:50.51 ID:98bDplY0<>絹旗「ねぇ……香焼は、何者なんですか?」

香焼「じゃあ、最愛は何者? って聞かれたら、嫌でしょ?」

絹旗「……ごめん」

香焼「自分や最愛が何者なのか……家(あそこ)へ帰ったら関係無い。違うかい?」

絹旗「……うん」

香焼「まぁさっき言ったけど……自分はこの街の人間じゃない。早ければ、明日にでも……帰るっすよ」

絹旗「そ、う……なんだ」

香焼「……」

絹旗「……香焼」

香焼「ん?」

絹旗「また、会える?」

香焼「君が命を粗末にしない限り、絶対に」

絹旗「……」

香焼「約束、できない?」

絹旗「……努力します」

香焼「はぁ……ダメっすよ。命を大切にしなきゃ」

絹旗「……香焼は、ホント超女みたいな野郎ですね。言う事が超女々しいです」

香焼「また落すぞ?」ンモー・・・<> 1<><>2010/08/12(木) 19:28:21.05 ID:98bDplY0<>絹旗「……最後に、聞いていい?」

香焼「最後なの?」

絹旗「一々五月蠅いです! ……あの、ね。香焼」

香焼「うん」

絹旗「……名前を」

香焼「え?」

絹旗「だから、苗字じゃなくて……名前を―――」


黒妻「お前ら、部屋の前でさっきから何くっちゃべってんの? 早く入れや」


絹旗「―――……何でもないです!」

香焼「へ?」

黒妻「ああ……御邪魔した?」

絹旗「べぇつにぃ! 超何でもありませんし!」

黒妻・香焼「「え??」」

絹旗「もう! いいから早く兄貴さん入って下さい! 私達だけでどの面下げて姉貴さんに会えばいいんですか!?」

黒妻「あ、ああ。そういう事……分かったよ。でもお前ら、ちゃんと美偉に説明(言い訳)しろよ?」


 ガチャッ・・・・・


黒妻「あいむほ〜む! 綿流さまの朝帰りだぜー」タダイマー<> 1<><>2010/08/12(木) 19:46:32.53 ID:98bDplY0<>
 ドタドタドタドタ・・・・・


打ち止め「お〜か〜え〜りっ!! ってミサカはミサカはクロヅマの腰にタッコオォ!!」ゴルゥアアッ!!

黒妻「ぐふっ!! な、ナイス、タックル……」

打ち止め「いえいえ、それほどでもないよ……って、つ〜ぎ〜は〜」ギロッ!

絹旗・香焼「「っ!?」」

打ち止め「……御帰りなさい」

絹旗・香焼「「え」」

打ち止め「Home comingって、言ったんだよ? ってミサカはミサカは英語で言ってみる」

絹旗「あ、うん……ただいま」

香焼「ただいま」

打ち止め「よろしい! ……それじゃあ上がりなさい、ってミサカはミサカは他人様の家で偉ぶってみる」エヘン!

黒妻「オレん家だっつの……てか、打ち止めちゃん朝早いな」

打ち止め「上の部屋が喧しいから嫌がおうにも目が覚めたの、ってミサカはミサカは眠い目を擦ってみる」

黒妻「上条……そりゃ災難だったな。苦情言っとくよ」

打ち止め「結構です! それより、二人とも……居間に来なさい。ってミサカはミサカは淡々と告げる」

絹旗・香焼「「……はい」」

黒妻「……おっかねぇなぁ、オイ」ハハハ・・・<> 1<><>2010/08/12(木) 20:47:59.72 ID:98bDplY0<>固法「……」

絹旗・香焼「「あ……」」

固法「おかえりなさい」

絹旗・香焼「「……ただいま」」

固法「……」スタッ・・・

絹旗「あ、あの……」

固法「聞きません。仮にも私は風紀委員ですので……聞いたら相応の始末が必要でしょう? アナタ達は今、私と一緒に起きた。違う?」

香焼「あ、う……すいません」

固法「朝ごはん、作っておくからシャワー浴びてきなさい。最愛ちゃん、どこか痛むなら手伝うわ」

絹旗「い、いえ、大丈夫です……あの!」

固法「……」

絹旗「御迷惑、おかけしました」ペコッ・・・

固法「……自分を大切にしなきゃダメよ? 二人とも」

絹旗・香焼「「はい」」

固法「説教は先輩がしてきたんでしょうから、私からはこれまで。さっさとお風呂行ってきなさい」

打ち止め「私の説教はまだ終わって無いよ! ってミサカはミサカはんぐぅ?!」ジタバタッ!

黒妻「ああ、悪い悪い。オレが代わりに説教聞いてやるから。な?」

打ち止め「むぐぅ……もう!」プンスカッ!

黒妻「あはは……はは……」チラッ

固法「……」ハァ・・・<> 1<><>2010/08/12(木) 21:18:32.09 ID:98bDplY0<>黒妻「……ただいま、美偉」

固法「先輩……お帰りなさい」

黒妻「ずっと起きてたのか?」

固法「ええ、まぁ……無事を祈って、待つくらいの事しかできませんから」フフ・・・

黒妻「……ん」

打ち止め「……待つ者の苦しみを、先立つ者は知らない」ボソッ・・・

黒妻・固法「「え?」」

打ち止め「お兄ちゃんもお姉ちゃんも、クロヅマも……あの人も。待つ側の気持ちをもっと考えて欲しいよ。ってミサカはミサカは……」ショボン

固法「打ち止めちゃん……」

黒妻「……ああ、そうだな。すまない」

打ち止め「うん……ふあああぁぁ……眠い……」ゴシゴシ・・・

固法「私と一緒に起きてたものね。朝ごはん食べたら、一眠りしよっか?」

打ち止め「うん、そうする。ってミサカはミサカは朝ごはんをテーブルで待つことにする」テクテク・・・

黒妻「オレもそうするか」

固法「どうぞ。先輩、お米ですよね」

黒妻「おう。あと、牛乳忘れんなよ」

固法「はいはい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします <>43urc<>2010/08/12(木) 23:14:26.36 ID:HcdtX1U0<>そろそろ1000なので、>1000ならこのスレは打ち切り。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/12(木) 23:21:47.90 ID:le1QVwE0<>>>994
夏だなあ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします <>43urc<>2010/08/12(木) 23:31:17.69 ID:HcdtX1U0<>>995
これ以上続けたらもっと評価が下がる恐れがあるため。
俺なりの優しさのつもりだったんだが余計のお世話だったようだ・・・・・(´・ω・`)
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/13(金) 01:34:00.63 ID:IAgOYMY0<>>>994
ばーか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/13(金) 01:52:20.51 ID:uoh2zgso<>おいおい、>>994はこれ以上兄貴の小物臭が香ばしくならないように気を使ってくれたんだろうが<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/13(金) 02:11:51.12 ID:ZYkvZ6SO<>>>1000なら俺のチ○コが絹旗をしゃぶってるよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/13(金) 02:35:56.13 ID:ynnpd/co<>>>1000なら上条さん死亡<> 1001<><>Over 1000 Thread<>    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
   ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ      このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
    `ー─┬─ l´-、      完成させても死にます。
        /:::::::::::::::::l   /77
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       l;;ノ:::::::::::::::l l;.,.,.!  |
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       /:::::::;へ:::::::l~   |ヌ|
      /:::::/´  ヽ:::l   .|ヌ|               製作速報VIP@VipService
      .〔:::::l     l:::l   凵                  http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
      ヽ;;;>     \;;>

<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>男「さて今日の話は」 @ 2010/08/13(金) 02:30:33.39 ID:XMfmI6SO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1281634233/

R&B、Soul、Funk、Disco、Rap音楽スレ @ 2010/08/13(金) 02:20:28.32 ID:6HLzv06o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1281633628/

VIPPERで遊戯王やろうし!避難所! @ 2010/08/13(金) 02:17:14.46 ID:wQFVUbI0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1281633434/

禁書「おなかすいた」垣根「あ?」 @ 2010/08/13(金) 02:13:49.15 ID:A.STy.DO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1281633228/

31アイスクリームの店員だけど白さまが好きpart3 @ 2010/08/13(金) 01:42:50.14 ID:syrz4v20
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1281631370/


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