VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 02:28:59.07 ID:lU/IaXk0<>「はあ、学園都市ですか。」

潤「超能力者を養成する最先端科学の街として有名だから知ってるだろ?」

「知ってることには知ってますけども、そういうのって呪い名の分野でしょう?」

潤「私等からすると雰囲気はそうだな。だから私も必要以上には関わらない方針だった。」

「だったんですか? それは大変なことになりましたね。

 でも哀川さんなら一人でも全てが問題なく解決しますよ。心配ないですね。良かったです。」

潤「…それでその学園都市でさ、やばい実験がたくさん執り行われてるらしいんだわ。」

「そこでまた哀川さんがヒーローの如く現れて孤軍奮闘してハッピーエンドを迎える訳ですね。土産話、楽しみにしてます。」

潤「それ自体は私にとっちゃ他人事だし、だから最初は関わろうとも思わなかったんだよ。」

「あ、高速道路の降り口そこですよ。」





これ需要どんくらいあんの。<>「はあ、学園都市ですか。」 VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 02:29:56.63 ID:lU/IaXk0<>潤「ところがその学園都市に深く関わろうとしている殺し名と呪い名が多数いるらしくてさ、ちょっと話が大きくなり始めたわけよ。」

「あーあーあー、降り口過ぎちゃいましたよ? でも次、結構近くにまたあるので大丈夫ですよ。」

潤「科学技術をふんだんに使ってでも上り詰めようととする連中なんかは、取るに足りない分家の奴らかと思っていたんだが、案外そうでもないらしくてな。」

「そういえば哀k」

潤「黙って聞け。それとさっきから哀川哀川連呼してんじゃねー、体中の関節外すぞ。

 それでだ、いかな私とて、連中と超能力者を同時に相手をしなきゃいけないっていうのは面白くない状況だと思った訳だ。

 とりわけ時宮が関わってるかもしれないとなれば余計だ。しかも超能力だってこの目で見たことがあるわけじゃないから対策も分からない。

 真心と戦う以上に疲れるような仕事が立て続けに舞い込むかもしれないんだ。私だってそれなりに人間だからそういうのは嫌なんだわ。分かる?」

「……あくまでも潤さんにしては、ですが、やや及び腰の姿勢ですよね」

潤「だってさー、指先から超電磁包[レールガン]ぶっ放す中学生を放し飼いしてる街だぜ? 流石の私でも命ストックの浪費は抑えたいだろ。

 だからさ、いーちゃん」

「僕は行きませんよ。」

潤「私と真心が一つの方向に向かえば絶対に負けやしないって。いーちゃんの命ストックだって一機も落とさせないからさ、お願い!」

「嫌です。澄百合学園の時だって、わざわざ服を着替えるだけの為の時間にどれくらい戯言を費やしたと思ってるんですか。」

潤「私は赤い服じゃなきゃ駄目なんだよ。知ってるだろ。服だけじゃない。

 できればヘリコプターだって赤にしたかったくらいなんだぜ? 流石に無かったから諦めてただのコブラで我慢したけどさ」

「コブラ…? ああ、車に合わせたんですか。」

潤「そうだよん。せめて赤い愛車と同じ名前のヘリをね。いやー、颯爽と走る赤いコブラには痺れるよね!」

「ええ、もう本当に。最近ではこの車が視界に入るとそれだけで脊髄反射で足が震えるんですよ。」

潤「でも惚れるなら車じゃなくて私の方にしときな。」

「友が居ますから。それで、この惚れ惚れする<<赤い彗星>>はどこに向かって走ってるんですか?」

潤「<<貴方のネーミングセンスは100点です、ただし1000点満点>>みたいな? 目的地は、当然、学園都市しかないでしょ!」

「潤さん、戯言だと言ってください……。」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 02:43:43.46 ID:lU/IaXk0<>黒子「侵入者ですの?」

飾利「はい。ジャッジメントだけではなくアンチスキルの方でも操作を行っているらしくて、それでもなかなか足取りが掴めないそうです。」

黒子「そうはいっても、町中に張り巡らされた監視カメラの隙間を縫って生き延びるなんて業、そう長続きするとも思えませんの。」

飾利「皆さんそういう意見でこの事件の優先順位はあまり高く設定されていないのですが、侵入方法が少々特殊でして。」

黒子「特殊? 確かにこの学園都市の警備を外の技術ですり抜けるだなんて、普通ではありませんものね」

飾利「いえいえ、そういう特殊とは違うんですよ」

黒子「といいますと?」

飾利「学園都市関所のこの映像を見て下さい」

頭に花飾りを載せた少女がもう一人の少女の方にディスプレイを向けた。

黒子「んー、特別不審な映像ではないように見えますが……」

飾利「画面中央の上部から走ってくる車を見てください」

黒子「赤い車ですの?」

飾利「そうです。あ、今検問受け始めましたね」

黒子「ただの進入車両ならここで弾かれる筈ですわね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 03:03:04.29 ID:lU/IaXk0<>映像を眺める少女が半分、唾液を噴出しながら言った。

黒子「赤! 車だけかと思ったら服から髪の毛おまけに瞳まで真っ赤っ赤ですの!」

黒子「あ! しかも今監視カメラに向かって両手でピースしましたの!」

黒子「も、もしかしてコレが侵入者ですのっ?」

飾利「です」

黒子「こんなにも目立つ不審者をいとも簡単に通すだなんて警備の方は何をしてらっしゃいますの!?」

飾利「関所通過しましたねー。でも、問題はこの次なんですよ」

黒子「…次、ですの?」

飾利「はい。ここまでだったら世界丸見えの序盤のネタ映像にしかなりませんよ」

黒子「ですわね、って………え?」

ディスプレイを眺める少女の目が点になった。
狐にでもつままれた様な表情で、食いつくようにディスプレイを覗く。

黒子「さっきと同じ車に……同じ運転手………?」

飾利「違いは同乗者の二人が居るか居ないかです」

黒子「二台目の方には茶髪の少女と、橙色の少女が同乗していますわね。運転手と車に関してはまったくの瓜二つですの……」

飾利「こっちの運転手はピースじゃなくて、スリーピースですね」

黒子「古っ!? じゃなくて、初春、これは一体どういうことですの?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 03:11:51.30 ID:lU/IaXk0<>飾利「上の判断では双子、だそうですよ」

黒子「馬鹿げて……いるようですけど、それしか考えられませんわね………」

飾利「ちなみにナンバープレートまで一代目と二台目とで同じですよ」

黒子「ええ!? こっちの車まで検問を素通りしましたの!?」

飾利「そうなんですよ。いくら警備員さんが甘かったとしても、これはおかしいですよね」

黒子「これは何日前の映像ですの?」

飾利「二日前です。あと数日調査に進展が無ければ事件の重要度を上げて、この事件専門の人員を裂くらしいです」

黒子「これは、嫌な予感しかしませんわね」

飾利「私もこれはおかしいと思います。少なくとも、警備の方までグルだったとしか……」

黒子「内部に敵は居る、か」

飾利「ええ……、この風貌でいつまで隠れていられるんでしょうね」

黒子「いえ、これは私達に対する目晦ましかもしれませんわね」

飾利「成る程! 確かにこの映像に気をとられすぎると"犯人=赤"だと思い込まされてしまいますもんね!」

黒子「ええ。これはあくまでもブラフでっあって、犯人は既にこの赤い服と車を処分していることでしょうね」

飾利「流石白井ですー」

黒子「しかしそんなことには上層部も気づいているはず。それなのに捜査が進まないだなんて、この事件大きくなりますわよ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 03:35:24.90 ID:lU/IaXk0<>潤「ぶぇっくし!! 誰か私の噂をしてるな。人気者はつらいねー」

人類最強の女性、哀川潤は赤いを髪の毛を掻き揚げて、赤い上着を羽織りなおして、赤い唇でシニカルに笑った。
赤い瞳には茶髪の少年、いや青年と橙なる種が映っている。

「潤さん、あの、お願いですから赤い服装をやめてもらえませんか?」

戯言使いの青年は胃の辺りをさすりながら懇願した。

潤「無理。私これじゃないと力が三分の一しかでないから」

一蹴。

潤「大体さ、いーちゃんが血を吐いてまで赤コブラを捨てろって言うから、渋々、し、ぶ、し、ぶコブラを捨てたんだ。これ以上は譲れないね」

「ストレスで血を吐いたのは今生初めてです。殺人鬼に襲われたときでも血は流しませんでしたよ」

潤「監視カメラくらいちょちょいのちょいで潜り抜ければいいだけなのに男が小っちぇーな」

「精神面だけでもいいんで人類最強分けてもらっていいですか?」

潤「自分で鍛えろ。ていうかさ、いーちゃんなんか完璧な変装で忍び込んだんだから怖がる必要なんだろ?」

「はあ、まあそうなんですけどね。僕としては凶器が歩き回ってるような街では少しでも目立ちたくないんですよ」

潤「そういえばさっきは不良の喧嘩で火炎旋風が巻き起こってたな」

「潤さんと真心でも無い限り死にますって」

潤「でもジャッジメントがどうのこうので鎮圧されてたぜ」

「あとアンチスキルも要注意ですね」

「それで? そろそろ情報集めもペースを落として、いい加減仕事をこなしていきましょうよ」

潤「お! いーちゃん、やっとノリ気になった?」

「下手に長いすると今度はストレスで禿げそうなんで早くここを脱出したいんです。

 こんな日の当たらない小さなボロ屋に隠れ続けるのにも限界があります」

潤「それはいーちゃんが言っていい台詞じゃないでしょ」

「真心が以前のアパートを壊してくれて気がついたんですけど、広い家というのもなかなか悪くありませんよ」

潤「適当ばっか言ってんじゃねーよ。だけどまあ、流石に私をただ単に超能力を見るのにも飽きたし、そろそろ一発ドンパチやろうかな」

「待ちくたびれましたよ。僕はここで待ってます。なんだったら真心連れて行ってください」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 03:39:13.74 ID:lU/IaXk0<>潤はシニカルに笑って言った。

潤「真心はそのまま寝かせておけ。今回はいーちゃんが来るんだよ。目標は<<幻想殺し>>との接触だ。ただの男子高校生と変わらないらしいぜ?」





さて、西尾維新好きにしかわからんSSになるけど、需要あるんかね。
なさそうならHTML依頼は自分で出してくる。明日の朝様子見て決めますわ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 06:25:35.79 ID:8ot.J.AO<>楽しみにしてる俺がいるのだが

ということで>>1は早く書けばいいと思うよ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 07:08:15.83 ID:wI1LfFMo<>××「」スレの戯言禁書クロスも楽しみだがこっちも楽しみだ!少なくとも俺は最後まで読ませてもらう、ROMってるけどな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/11(日) 07:19:31.54 ID:9muo9Vco<>俺も昔書いたぜ。途中で飽きたけど。
楽しませてもらうぞ>>1<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 07:36:59.94 ID:hRyVW1Q0<>楽しみにしてるから早く書いてください<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 09:02:49.38 ID:BpiZQUDO<>楽しみにしてるんで早く書いてください<> 1<>sage<>2010/07/11(日) 10:08:44.28 ID:A2E4sAAO<>結構居て嬉しかった、夜パソコンでかきにくる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 20:05:46.09 ID:ToXIoIDO<>台本形式だといーちゃん書きにくいよなぁ

期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 21:39:10.14 ID:7a6IJPMo<>超期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/11(日) 21:43:21.99 ID:9muo9Vco<>台本形式で頑張るのか…


超期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 00:15:07.32 ID:CgZxMhY0<>美琴「へえ…外部からの侵入者ねー」

飾利「そうなんですよ。ですから必ずしも犯人が赤い格好をしているとも限りませんけど、一応、赤づくめの人には注意して下さい」

美琴「でも外の人間なんでしょ? 能力が使えない相手になら遅れをとることもないだろうし大丈夫よ」

黒子「お姉さま、確かにお姉さまはこの学園都市に七人しか居ないレベル5ではありますが、相手は正体不明の連中。

 油断だけはなさらないで下さいまし。それと、偶然事件に巻き込まれるのならともかく、ご自身から事件の方に首をつっこむのはお止め下さい」

涙子「御坂さん戦うの好きですもんねー」

美琴「ちょっと佐天さん、乱暴者扱いするのはやめてよ…ね…って………」

語尾を弱める形で言葉を切る美琴に三人は首をかしげる。

涙子「どうしました?」

美琴「上条当麻!」

美琴が叫んだ方向に全員が注視すれば、そこにはツンツン頭の幸薄そうな少年がスーパーの袋をぶら下げていた。
だけならよかったのだが。

当麻「え? 御坂」

潤「知り合い?」

当麻「はい。ちょっとした腐れ縁みたいな感じですかね」

少年の傍に赤の女性と茶髪の青年が佇んでいた。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 00:16:08.48 ID:CgZxMhY0<>美琴「ちょっとアンタその女の人誰よ」

潤「あれーもしかして彼女? ガールフレンドってやつ?」

美琴「え、ええぇ!? が、が、ガールフレンドだなんてそんな…っ」

当麻「まさか、どうして御坂が」

美琴「な! まさか!? 今アンタ私に対して「まさか」とか言った!?」

美琴が体中に帯電しながら当麻を睨みあげる。
潤はその光景をにやにやしながら眺めていた。傍に居る少年も俯き加減で状況を静観する。

当麻「へ? え、ええと、上条さんは、何か不味いをいいましたでせうか…?」

美琴「あんたが朴念仁なのは今に始まったことじゃないけどねぇ! 女の子に向かって言って良いこととを悪いことが……!!」

右手に体中に帯電していた全ての電流を右手に移してエネルギーの塊を練り上げる。
今まさに怒りの電撃を目の前の少年に叩きつけようとした時、注意を促す後輩の声が響いた。

黒子「お姉さま!」

美琴「黒子は黙ってて!」

黒子「すぐ傍に居る赤い女と少年から離れて下さいまし!」

飾利「その人です! その人が学園都市に侵入した犯人です!」

美琴「えっ」

当麻「え? え? 侵入者? 犯人? 上条さんもしかしてまた不幸に巻き込まれてる感じですか!?」

黒子はポケットが腕章を取り出すと即座に装着すると、
二人の学生と二人の侵入者の間にテレポートで割り込んで高らかに宣言した。

黒子「ジャッシメントですの!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 00:34:38.86 ID:CgZxMhY0<>黒子の一言で場の空気が一変。
先ほどまでとは違った意味で漂う空気に緊張が張り詰めた。

「空間移動…」

黒子「まさかとは思いましたが、進入時の時のままの姿で街を闊歩しているだなんて貴女、学園都市を馬鹿にしていますの?」

黒子の一言に潤は鼻笑いまじりに返答する。

潤「まさか。超能力者の街に侵入してるんだからそれなりの準備はさせてもらってるさ。

 それにこっちの縮こまっちゃってる男の子を見てみろ。カメラに移るときは完璧な女の子に変装してたっしょ?」

「ちょっと潤さん!? なんで僕の懇親の保身を台無しにしてくれちゃってるんですかっ!?」

黒子「あんなチープな変装で誤魔化せると本当に思ってらっしゃいましたの?」

潤「らしいぜ、いーちゃん」

「うう、また胃が痛くなってきた……」

黒子「さて、くだらないコントはこの位にしておいて、そろそろお縄になって下さいま、しっ!!」

最後の台詞を強く発音して姿を消すと、黒子は潤の後頭部に姿を現し、大きく体重をかけて蹴り抜いた。
潤の右即頭部に踵の蹴りが直撃して、潤はおおよそ2度くらい首を左に傾けた。つまり肉眼では直立不動のままだ。
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 00:41:15.48 ID:CgZxMhY0<>美琴「なっ!?」

潤「うわー、やっべ、超能力者と戦うの生まれて初めてだよ。オラわくわくしてきたぞ!」

黒子「嘘!?」

潤が黒子の足をがっしりと掴む同時に、黒子はテレポートで数mの感覚を開けて潤の正面に姿を現した。

黒子「もしかして外にも能力者が存在しますの? いくら女子蹴りとはいえ微動だにしないだなんて…」

潤「掴まれたらテレポート出来ないとかそういうのはないんだな。へえ」

「潤さん、なんか、目的見失ってませんか? 目的は」

潤「いや、今はこっちのほうが面白そうだし」

「…」

黒子「面白そう、ですか? 随分と馬鹿にしてくださいますわね」

美琴「どきなさい黒子。コイツはやばいわ…」

当麻「おいまて、相手が異能の人間だっていうなら俺の出番だぜ」

潤「えーひっどいなー。当麻くん、私等親友だろ?」

当麻「まさか侵入者だなんて思わなかったよ。さっきの話も何らかの情報を引き出すための嘘だってことだな?」

潤「いやいや、私の話したことは大体本当だぜ? なあいーちゃん?」

「僕の聞く限りでは結構、適当言ってたみたいですけど?」

美琴「話にならないわね。これならどう!?」

はなから当てる気はない。
美琴は威嚇のために潤と少年の間に超電磁砲を打ち込んだ。
秒速900mの脅威が二人の間を走り抜けた。茶髪の少年が目を大きく見開く。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 00:54:39.81 ID:CgZxMhY0<>動けなかった少年とは対に動かなかった人類最強は笑う。

潤「うはははは! すげえ、すげえよお前ら! 指から鉄砲玉が飛んできやがったぜ! こんなに面白い街ならもっと早くに遊びに来てりゃよかったぜ!」

美琴「て、てて鉄砲玉ぁ!? さっきからさっきからなんかすっごいイライラする!!

 今おとなしく逮捕されれば見逃してあげるけど、これ以上ふざける様だったらちょっと本当に痛い目にあってもらうわよ!」

黒子「私だって、手段を選ばなければ貴女を倒すくらい容易い御用ですのよ」

「潤さんなんかやばいですって!。逃げましょうよ」

黒子「初春、今すぐに増援を呼んでくださいまし!」

飾利「はい、わかりました!」

潤「おっと流石にそれは困る。邪魔させてもらぜ」

美琴「邪魔? そんなことさせるわけ無いじゃ……」
黒子「動かないで下さいまし。少しでも動こうものなら体の中に直接を針をテレポートし……」

二人が威嚇を終える前に、潤は、飾利からパソコンと携帯電話を取り上げていた。
いつのも間に、三人の間を通り抜けて、後ろに居る飾利と涙子の傍までたどり着いたというのか。
それこそ本当に、黒子のスキルに遜色しない業のようだった。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 01:23:47.01 ID:CgZxMhY0<>飾利「う、嘘…」

涙子「この人もテレポーターなの…?」

黒子「いえ、確かに、少しだけ残像のようなものが…」

美琴「見えた、ような…」

当麻「ああ…、確かに見えたな……」

黒子「まずいですわね、これは一度ここを離れて連絡を」

潤「させないさ」

黒子「ひっ!」

確かに予備動作があった。たしかに残像は見えた。たしかに突風が巻き起こった。
だからといって、これはありえないだろう。次の瞬間には、潤は黒子から携帯電話を取り上げていた。

美琴「ふ、ふふ、あんた本当に外の人間!? いいわ、久しぶりに本気で能力が試せそうじゃない! まさか電流より速く移動できるなんていわないわよね!!」

潤「ん? 無理だけど?」

潤は、右手で美琴の左腕を握り、左手で当麻の左腕を捻りあげた。
バランスを崩した当麻の体が赤のハイヒールで踏みつけられる。間接技のせいで、右腕が左肩に届かない。

当麻「いたたたたた!」

美琴「あ…!」

潤「どうした? 電気流さないの?」

涙子「い、今のうちにアンチスキルに電話を…」

「ごめん、それされるといくら潤さんでも処理しきれないから、ね」

涙子「きゃっ」

少年は、申し訳なさそうな表情で、涙子の携帯電話を叩き落とした。

「これでいいですか?」

潤「グッジョブいーちゃん。おっとお前ら皆動くなよ。勝てないのは分かっただろ?」

黒子「まだですわ、私は動けますもの」

潤「演算って緻密な計算たくさんするんだろ? 指定座標がコロコロ変わったらどうなるの?」

潤は美琴と当麻の腕を握ったまま、流石に目には止まる速さだが、周辺を鬼のような速さでウロチョロしまわった。

「潤さん本気で戦ってます?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 01:25:13.79 ID:CgZxMhY0<>潤「いや、もう一杯一杯。やっぱり真心つれてくりゃ良かったかな」

黒子「確かに少々のミスでお姉さまに刺さってしまう恐れはありますが、あちらの殿方に貴女と同じことができまして?」

黒子は針を握って、戯言使いの少年に狙いを定める。

潤「おい、いーちゃんに手を上げたらお姉様も同じだけの怪我をするハメになっちゃうけど?」

「テレポートで逃げたら、お花飾りちゃんとかを人質にとっちゃうかも」

黒子「………卑劣ですわね」

最早、監視カメラの異常が察知されることを願うしか無い。
そう結論付けた黒子は針を全て路上に投げ捨てた。この異常がそう長く見過ごされる筈もあるまい。
通行人が通るだけでも状況は十分に変わるだろう。

_____________________________


小唄「一時的とはいえ、学園都市の監視カメラを無力化するだなんて、相変わらずの人使いですわ」





潤さんこんなに強かったっけ。めだかちゃんクラスにインフレしてたらすまん。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 01:28:27.83 ID:sN8BmGoo<>まあ崩壊するビルから生身で脱出する人だし<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/12(月) 01:34:38.96 ID:ppRRCYAO<>まぁ人類最強だし
で片付ければよくね?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 01:55:31.04 ID:CgZxMhY0<>当麻「!」

黒子「そんなことをいいましたら、超能力開発そのものだってそれに該当してしまうのでは?」

潤「ここの学生はそんなこと承知でここに来てるんだろ? だったらそんなことは知ったことじゃない。

 問題はだ、明らかに人を[ピーーー]為に能力を促進してる実験だとか、外の一般人を巻き込む実験だとかのことだ」

涙子「非人道的ってもしかして<<置き去り>>の事をいってるんですか?」

潤「ああ、なんかあったらしいな。でもそれって外も殺しも関係ないだろ?」

飾利「話が見えません」

黒子「具体的にお話して下さいませんか? どうせただ撹乱を狙っているだけのことなんでしょうけど」

潤「ん? こんな道端で大っぴらに言っちゃっていいのか?」

黒子「構いまs」

当麻「ちょっと待った!!」
美琴「ちょっと待って!!」

黒子「はい?」

飾利涙子「え?」





潤さんだもんな<> 26の訂正。saga入力。<>saga<>2010/07/12(月) 01:57:35.20 ID:CgZxMhY0<>当麻「!」

黒子「そんなことをいいましたら、超能力開発そのものだってそれに該当してしまうのでは?」

潤「ここの学生はそんなこと承知でここに来てるんだろ? だったらそんなことは知ったことじゃない。

 問題はだ、明らかに人を殺す為に能力を促進してる実験だとか、外の一般人を巻き込む実験だとかのことだ」

涙子「非人道的ってもしかして<<置き去り>>の事をいってるんですか?」

潤「ああ、なんかあったらしいな。でもそれって外も殺しも関係ないだろ?」

飾利「話が見えません」

黒子「具体的にお話して下さいませんか? どうせただ撹乱を狙っているだけのことなんでしょうけど」

潤「ん? こんな道端で大っぴらに言っちゃっていいのか?」

黒子「構いまs」

当麻「ちょっと待った!!」
美琴「ちょっと待って!!」

黒子「はい?」

飾利涙子「え?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/12(月) 01:58:29.67 ID:CgZxMhY0<>美琴「もしかして、アンタさ、一方通行とかの話してるの?」

潤「いや、それはもう一応の収束を見せたんだろ? 私が言ってるのは別の案件だ」

当麻「おい待てよ、この街にはまだ他に何かあるって言うのか?」

「暗部よりの話かもしれないね」

戯言使いは淡々という。
当麻と美琴の眉間に皺が集まる。

美琴「マジでいってんなら…ちょっと、話聞かせなさいよ」

黒子「お姉様どういうことですの。話がみえませんわ」

その時、シリアスな空気を破るように、潤のポケットからメロディ(第九)が流れ始めた。

潤「…ケータイ出たいんだけど、手離していい? 攻撃してくんなよ。この状況以上に追い込まれたら手加減する余裕がない」

黒子「何、寝惚けたことを…」

美琴「分かった。私は手出ししないわ」

黒子「お姉様!?」

当麻「俺もだ」

涙子「あたし等はなんもできないし…」

飾利「ですね…」

黒子「……わかりましたの。ただしそこの真っ赤っ赤さんも、お姉様もしっかりと説明して頂きますからね!」

潤「離すぞ」

ピッと機械音が鳴る。

潤「ああ? うん。うん。ああ、そうそう。うん。はいよ」

携帯を閉じると潤は上着を整えて言った。

潤「どっか美味い飯屋ない?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/12(月) 02:12:58.54 ID:CgZxMhY0<>☆(以降、←を場面の区切りに使います)



一同は、いつも四人があつまるレストランに集合していた。
黒子は腕を組み、人差し指で自分の二の腕をぺたぺたと落ち着き無く叩いている。

黒子「どうして私が不審者と同じテーブルを囲んで食事など…」

潤「あ、かざりんのパソコンと携帯返しとく」

飾利「かざりん!?」

黒子「私の携帯は?」

潤「そのなんだ、慌てて奪った際にやり過ぎたみたいで、なんかクルクル巻いてる飛び出してくる部分のが壊れちった」

黒子「はああ!? 壊れちったってはあああ!? 反省してますの!? ありえませんわ!!」

潤「弁償するから許してちょ☆」

黒子「……まあ、データは壊れたなさそうですから、今からの話がつまらないもので無ければ許して差し上げますわ」

潤「たぶんつまらないけど、マジやべー話だぜ」

「殺し名とか呪い名とか順序だてて説明するのも面倒ですけどね」

涙子「私の携帯も画面に擦り傷入っちゃったんだけどー」

「ごめんね、えっと…ミニかざりんちゃん」

涙子「ミニかざりん!? ああ、この白い花のことです!?」

美琴「いい加減、本題に入りなさいよ。その面倒って言う話も聞いてあげるから」

当麻「暗部よりの話だってなら無視はできねえな」

潤「じゃあ話すぜ。お前ら例えばさ、殺し屋の存在って信用できるか?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/12(月) 02:38:00.43 ID:CgZxMhY0<>四人が四人とも素っ頓狂な声を上げる。

四人「はぁ?」

潤「漫画や映画の世界ほどカブれたもんじゃないけど、外の世界には実在するんだよ」

黒子「そろそろ通報してもよろしいです?」

潤「待てよ。考えたらそんなにおかしな話じゃないんだよ。お前等はこの私を生で見てるからな」

当麻「どういう意味だ?」

潤「私みたいな人間が普通に外の世界に実在することは証明できたわけだが。

 そこでだ、私がただの善意でこんなこの街の癌に首を突っ込むと思うか?」

美琴「ないわね」

潤「だろ? 私は好奇心と請け負った仕事だからって理由で動いている」

黒子「請け負った仕事?」

潤「そうだ私は請負人をしている。さっきの戦闘で分かっただろうけど、私は強い。だから力仕事の依頼が結構多いんだ。

 当然、今回みたいな危ない橋も渡りまくるからその成功報酬だけで飯を食っていける。つまり十分成り立つんだよ。

 つまり殺し屋もある意味近いのさ。殺し屋は殺し専門の請負人っていった所だ。ここまでOK?」

美琴「論理的には確かに成り立つわね…」

黒子「まあ、貴女をこの目で見てしまっている以上、そういう人間が他にもいるというのならあり得ますわね」

潤「それでだ、そういった連中がこの街の科学技術に目をつけたんだ。分かるか? それを外に持ち帰って殺しに利用しようとしてるんだよ」

当麻「そんな事が許されるか!!」

当麻は怒り心頭と言った具合に怒鳴り立ち上がった。
レストラン中の視線がツンツン頭に集まる。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/12(月) 02:39:28.61 ID:CgZxMhY0<>当麻「すみません…」

潤「熱いね。そういうの嫌いじゃないよ」

「ようするに、えっと…ビリビリさんとかテレポートさんの能力が暗殺や虐殺に使われる所を想像していただければ分かりやすいかと」

美琴「ビリビ……、いやそうじゃなくて……そんなことが本当に有り得るの?」

潤「もちろん超能力っていうのは私等には存在しない概念の技術だから習得にはまだまだ時間はかかる筈だ。

 だけど中にはそうう抽象的な能力を得意に使う呪い名って連中もいてな、そいつらはひたすら暗殺するタイプが殆どなんだが、

 そいつらから言わせれば、<<超能力なんてただの応用>>らしい。たぶん誇張表現してるはずだけど丸きり嘘でもないはずだぜ」

黒子「ちょっと待って下さいまし。超能力じゃなくてもそれに類似するようなものは貴女をつかってらっしゃいますわよね?

 そうでなければ、先程のあの速さは説明がつきませんわ」

潤「いや、私は最強だから。あれはただの筋肉運動だよ。なんだったら<<幻想殺し>>の右腕を握って消えてやろうか?」

黒子「もういっそ忌々しい右腕をちぎって下さいまし」
当麻「お断りします」
美琴「あ、見てみたいかも」

潤「…お前等面白いな。まあ、それはともかくとして、外世界に超能力は存在しない。

 つまりだ、外の呪い名の連中が超能力を覚えたら、擬似的にだとはいえ何が起きると思う?」

四人が四人とも、信じられないといった表情で空虚を見つめた。

美琴「デュアルスキル…っ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/12(月) 02:42:35.76 ID:CgZxMhY0<>今日はここまで。やっと起承転結の起が片付きそうだぜ。
ここまでの展開で冗長だと急展開すぎるだとかあれば言ってくれ。今後の参考にしたい。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/12(月) 23:44:45.63 ID:Ma6IGeIo<>別に。。。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/13(火) 00:39:48.33 ID:x6Uftioo<>戯言だとわかんなかった
スレタイには名前入れてほしいな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/15(木) 23:33:34.10 ID:77QoO1Yo<>いーちゃんの台詞に名前がないんだからしょうがなくね?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/16(金) 00:45:02.63 ID:FZxzZh6o<>哀川潤「お仕事だよー、いーたん、学園都市いこーぜ」

こんなスレタイだと分かりやすいかも<> 26をもう一回訂正させてくれ。<>saga sage<>2010/07/16(金) 01:02:26.45 ID:z0X3kHM0<>黒子「それで、この膠着状態をどうなさるつもりですの?

 私達が何もせずとも、通行人が通っただけで通報されてしまうかもしれませんわよ?」

潤「おう、そーだな。だから手っ取り早く用件を話すぜ」

潤「私等はこの街で行われてる、ちょいと非人道的な実験を阻止しに来た」

美琴「何……」

当麻「!」

黒子「そんなことをいいましたら、超能力開発そのものだってそれに該当してしまうのでは?」

潤「ここの学生はそんなこと承知でここに来てるんだろ? だったらそんなことは知ったことじゃない。

 問題はだ、明らかに人を殺す為に能力を促進してる実験だとか、外の一般人を巻き込む実験だとかのことだ」

涙子「非人道的ってもしかして<<置き去り>>の事をいってるんですか?」

潤「ああ、なんかあったらしいな。でもそれって外も殺しも関係ないだろ?」

飾利「話が見えません」

黒子「具体的にお話して下さいませんか? どうせただ撹乱を狙っているだけのことなんでしょうけど」

潤「ん? こんな道端で大っぴらに言っちゃっていいのか?」

黒子「構いまs」

当麻「ちょっと待った!!」
美琴「ちょっと待って!!」

黒子「はい?」

飾利涙子「え?」







これ、上五行が抜けてるんじゃ話が繋がない。
書き溜めてるんで明日からまたぽつぽつ投下していきます。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 00:41:42.16 ID:kPdUQ0k0<>黒子「いくらなんでも話が飛躍し過ぎですわ。そもそも貴女方は指名手配されている身ですの。

 せめて確固たる証拠でも示してもらわなければハイソウデスカと頷く訳には行きませんわ。

 確かに貴女の存在がそれの可能性を示してはいますが、それが実際に行われるかどうかとは別問題ですの」

潤「中学生の癖に細かいやつだな」

潤はコップに入っていた氷を噛み砕く。

潤「いいぜ。見たいって言うなら見せてやっても構わない」

「そんなことできるんですか?」

潤の隣にすわる少年が問う。

潤「つまり直接殺し名か呪い名のやつに会わせればいいんだろ? 会えば一発で普通じゃないって分かるよ」

涙子「ちょ、ちょっと待ってください。そのナントカ名って人達は人殺しなんですよね? そんな人達と会うなんて…」

潤「当然会っていいのはそこのビリビリとテレポートとウニ頭だけだ。何かしら力を持ってないと逃げも出来ないだろうからな」

少年が潤に耳打ちをする。

「あの、<<幻想殺し>>ってあくまでも異能を打ち消すだけなんですよね? だったら殺し名はおろか、呪い名にすら下手したら通用しないんじゃ…?」

潤「それを確かめに連れて行くんじゃないか」

「ああ、そういう………」

止めても無駄だろう。

美琴「ちょっとなにコソコソしてるのよ。証拠とやら見せて貰えるの? 出来ないの?」

潤「一人は居場所を掴んでるからすぐにでもソイツの場所に連れて行ってやるよ」

黒子「それじゃソイツとやらに会わせてもらいますの」

潤「おう。私が姿を見せたら動いてくれないかもしれないから居場所だけ指示するぜ。遠くで見といてやるから、危なくなったら助けてやる」

初春(あ、白井さんからメール。一応動くんだ…)

from白井黒子[監視カメラで私達を追ってくださいな。万が一があれば即座に通報して頂きますの]

黒子「それじゃ行きますの。初春と佐天さんはこれで。もちろんこのことは口外しないで下さいまし」

涙子「気をつけて下さいね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 00:42:07.27 ID:kPdUQ0k0<>☆

黒子「で、支持された場所に来たのですが、本当にこんな所に?」

当麻、美琴、黒子の三人は第七学区にあるネットカフェの入り口前に立ち尽くしていた。
潜み隠れているようなイメージから、何処かもっと薄暗くて治安の悪い場所をイメージした三人とっては意外でしかなかった。

当麻「信じがたいな。いや、野宿よりマシだし普通なのか? たしか髪を染めてるらしいが」

美琴「私達騙されてるのかしら。顔面刺青で耳にストラップの奇人なんて見当たらないしね」

黒子「まあ一応、入店して各部屋を調べてみますの。オシャレセンス皆無の殿方だそうですが」

三人がそうして店内に足を踏み入れようとしたときだった。

人識「おい、おいおいおいおい、ちょっと待てよ」

当麻「え?」

何? と二人も当麻に続いて振り返る。

人識「誰に俺の話を聞いてそんな所にいるかなんて、そんな事はでどうでもいい。

 だがちょっと待ってくれ。お洒落頑張っちゃってるなんて目印で俺を探させた馬鹿は何処のどいつだ?」

当麻「あ、刺青」

美琴「本当に耳にストラップ通してるw」

黒子「確かにお洒落とはいえませんわね」

人識「おい!?」

黒子「殺し名の方ですわよね?」

人識「ん? ああ、そうだけどアンタ等は誰だよ。俺に用事のある人間がまともだった試しがないけどさ」

美琴「アンタが人殺しだって分かればそれでいいのよ。ちょっと私達と戦いなさいよ」

人識「ああん? 兄貴等がいなくなってからといものの、頭の悪い連中も増えたもんだぜ」

美琴「ほら、いくわよ!」

美琴の指先から電撃が迸った。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 00:45:11.15 ID:kPdUQ0k0<>☆

人識「ああああ!? なんだなんだ、こんなの反則じゃねえか!」

美琴「ほらほら逃げてるばっかじゃ勝ち目無いわよ?」

美琴の電撃が人識を追い立てる。
黒子も人識の傍に危険物やそれなりに重量のあるものを転移させ続けて逃げ場を限定する。
この二人が動き続けてる中で生身のまま戦う勇猛さは上条にはありません。巻き込まれます。

当麻「右手一本で出来ることって限られてるなあ…。いや第一位とかには勝ったんだけどさ」

人識(あーくそ、色々とガタがきてるし無理はしたくないんだけどな…)

黒子(これでは彼が本当にそういう手の人間かどうかの確かめになりませんわね)

美琴(これならそのうち相手が体力切れを起こすわね。そんなに楽しい戦いじゃなかったわ)

美琴「それにしても、本当に攻撃がかすりもしないわね…」

人識「素人の攻撃なんかにあたってたまるかっての! ぶっ殺すぞ!」

美琴「やれるもんならやってみなさいよ、近づいてもこれないくせに」

そう言い放ちながら、親指で、ゲームセンターのコインを弾き出す。
指をはじくより早くに体を捻った人識の横を、一撃必殺の衝撃が走り抜けた。
更に腕を少し持ち上げて、体を捻った先に転移される金属片を、転移されるより早く予め回避しておく。

人識「だから当たらねえっての。いい加減諦めてくれないと、俺様の糞頑丈な堪忍袋の尾もそろそろ限界だぜ!?」

黒子「だから言ってるではありませんか。やってみなさい、と。それをしないのは貴方がそれを出来ないからではありませんの?」

人識「傑作だぜとかいいたい所なんだがマジ笑えねえ。そこらの殺し名の方が余程可愛げがあるぜ」

美琴「追いかけるのも疲れたわね。ねえ、こんなのはどうかしら」

右手に帯電していた電流たちが砂鉄や金属片を拾い上げて群れを成す。
現れた得物が曲線を描きながら人識に襲い掛かった。

人識「っでぇ!? 危ねえ馬鹿!」

人識(直前で方向が変わりやがった。これはもう人類最強との約束が云々いってられる状況じゃねえ…!!)

人識「よーし、よくわかった! 泣いて後悔しても知らないからな! 殺して解して並べて揃えて晒してやんよ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 00:48:36.10 ID:kPdUQ0k0<>☆

戦局が変わった。

人識「おらおらおらおら!! 逃げてばっかじゃ勝ち目がないぜ!?」

美琴「くぅっ!」

美琴の鼻先をシースナイフが掠める。

美琴「喰らえぇっ!!」

その距離で放たれる。超電磁砲。
それが零崎人識に触れることはない。衝撃波が装飾品をなびかせ、服を引き裂くが体には影響しない。
あろうことか、当たれば即試合終了の超電磁砲を潜り抜けながら人識は美琴に密接した。顔の刺青が笑顔に歪む。

美琴「なんでなのよ!!」

人識「そんじゃ、まずは一人目…」

黒子「お姉様!」

しかし人識のナイフは美琴を捕らえることなく空を切る。


人識「んだよお…これじゃ本当に決着が付かないじゃねえか。そこのツンツン頭は全然参加してこねーし」

当麻「相性ってのがあるんだよ…」

黒子「おかしいですわ、貴方、どうして私達の行動が予測できますの?」

人識「何が?」

黒子「超電磁砲を回避する、私の針の座標からギリギリでずれる、お姉様が電撃で張った壁の隙間を通り抜けてくる。

 そんな業を堂々と見せ付けておいて惚けないで下さいまし。」

人識「かははっ、流石の素人にも分かるか。そうだよ、実は俺にはちょっとした能力があるんだわ。聞きたい?」

黒子「種明かしして下さいますの?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 00:49:25.47 ID:kPdUQ0k0<>人識「知られた所でどうにか出来るモンじゃないからな」

黒子「でしたら結構ですわ。それではここは一度、テレポートで撤退させて頂きますの」

当麻「え、え、ええ!? ちょっと待ってくれよ! 俺h」

人識「まあまあそういわずに聞いていけよ。お前等にとってもプラスになる情報だからな」

美琴「っていうと?」

鼻を摩りながら第三位が言う。

人識「俺はな実はちょっとした超能力者みたいなものでな、お前らが行動する直前に…」

潤「はいそこまでー」

人識「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/17(土) 00:57:39.82 ID:EJJfHMAO<>文句じゃないが、戯言勢の性格掴めてないな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/17(土) 00:58:53.63 ID:IrISV0Yo<>性格なんて、あって無いようなもんだし別にいいじゃない

ちょっとこの人識くんは元気だなァとは思うけど<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/17(土) 00:59:27.87 ID:zYgIHUYo<>西尾特有のドロドロさが無くてあっさりしてる感はある<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:01:06.18 ID:kPdUQ0k0<>人識「な、なんでアンタがここに居るんだよ!? 欠陥製品も頭の天辺のアホ毛を弄りながら出てくるんじゃねえ! 萌えキャラ狙いか!?」

美琴「止めに来るの遅いわよ! 一度、本気で死に掛けたわよ!?」

潤「そりゃ戦い方が悪いわ。それだけの力もってたらコイツくらい瞬コロだっつーの」

人識「おいちょっとまて。お前等がこの超能力者共を俺にけしかけたのか?」

「僕は傍観してただけだけどね」

潤「いや丁度いいタイミングでこの街に居てくれたもんだから」

人識「うっわ、相変わらず我が道を行くって感じだな。勘弁って痛ででででででで!!」

言葉を切って、人識が一人でに急に呻きだした。
傍に居た人間は何事かと目を丸くする。

潤「女子中学生相手にエセ戯言の時間稼ぎと曲弦糸とは随分セコい戦い方をするようになったじゃないか」

人識「痛、離せ! お、俺の糸を素手で逆利用してんじゃねえお前の皮膚は装甲板か何かかッ!?」

潤「んー? 聞こえない?」

人識「は・な・せ!」

潤「誠意が足りなーい」

人識「お願いしますッ痛で、離して下さい!!」

潤「もう一声」

人識「解体すんぞこの野rうぐおおおおおおお!?」

潤「分かってるか? 私の約束破って、こいつら殺そうとしたろ? すいませんでもすまないぜ?」

「潤さんが仕向けたのによくいいますね」

潤「どんなことがあっても人を殺していい理由にはならない」(キリッ

人識「分かった! 何か一つ言うこと聞いてやるから離せ!! すんませんっしたあああ!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:16:36.20 ID:kPdUQ0k0<>☆レストラン

潤「で? なんでここに居るの? 超能力の餌に釣られた口?」

人識「殆ど外れ。どちらかというと科学力の方が目当てだな」

潤「何に使うんだよ。あの子の手足か? 確かに女の子がアレじゃ可愛そうだな」

人識「そんなことでわざわざこんな街に来ねーよ」

人識は目を逸らしながら言った。

潤「ふうん、まあ話したくないなら別にいいけどさ、さっきの約束は守れよ」

人識「あー、無敗皇帝の時はあいつの馬鹿さに釣られた俺も悪かったけど、今回のは納得いかねえ」

潤「え? 何、目の前で約束やぶるの?」

人識「別に。俺もまだここには用事があるし悪くない話なら付き合ってやるよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:17:14.43 ID:kPdUQ0k0<>☆

当麻「なんか難しい話してるな」

黒子「ああいう人が超能力をもったらと考えただけでゾッとしますわね」

美琴「鼻の頭に絆創膏なんて格好悪い…。この傷、跡になったらどうしよう…。」

「それで、黒子ちゃんは、僕達のことを黙認しておいてくれるのかな?」

黒子「アンチスキルに報告して、あなた方は外に帰ったほうがよろしいのでは? それが本来の形というものでしょう」

「上層部の一部が絡んでいるって言ったよね。アンチスキルが動くと思う?」

黒子「…まさか、アンチスキルまで掌握されていると?」

「可能性が高いね。でさ、その場合、この事を報告した黒子ちゃんはどういう扱いをされると思う?」

美琴「脅し?」

「一番ありえる危険の話をしただけだよ」

黒子「……考える時間を下さいまし」

人識「あれ、お前、女の子には優しいキャラじゃなかったっけ」

「そっちは話まとまった?」

人識「一応、悪くない方向でな」


美琴「それにしても、外の人間って強いのね。負けを認めるつもりはないけれど、苦労したわ…」

潤 人識「いやお前の負けだろ」

黒子「わかりましたの」

「決まった?」

黒子「このことはとりあえず暫く黙認しておきますわ」

美琴「黒子」

黒子「ただし、私はまだ貴方達の言うことが真実ばかりだとは思えませんので、邪魔はしないにしても協力も一切致しません。

 加えてあまりにも長期間、話に発展ながなかった場合はアンチスキルに連絡させて頂きますの」

潤「十分だ」

シニカルに笑った。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:23:08.01 ID:kPdUQ0k0<>違和感は俺も感じてるんだが、正直、あいつらの性格は掴みきれない。
気になるところがあったらバンバン指摘してくれると嬉しい。調整していくよ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:33:17.44 ID:kPdUQ0k0<>その後黒子は一人でジャッジメントの支部へと帰った。
おそらくはそこに飾利と涙子もいるのだろう。

潤「超電磁方と当麻くんも参加してくれるんだよね?」

当麻「放っておけないです」

美琴「暗部にかかわるかもしれないことなら見過ごせないわ」

潤「じゃあ、説明するけど、今回の件のような裏の動きを見せてる研究所が計三箇所確認されている」

「そういう情報は何時仕入れてるんですか?」

潤「ディアフレンドから」

「あの人ですか…」

人識「誰だよ」

潤「でだ、三つの班に分けて手っ取り早く攻略しちまおう。今夜0時に同時襲撃な。

 いーたん人識ペア、美琴当麻真心チーム、私単独行動の三つに分かれて落とす。

 たぶん各研究所に最低一人は殺し名か呪い名が居るから要注意な。そいつらを制圧すれば中に残る研究員は全員もやしだから余裕だろ。

 一応研究所はネットーワークを遮断しておくから増援の心配は無い。何か質問は?」

美琴「研究員全員を抑えるのは無理じゃないかしら? 逃げられるわよ」

潤「いいよ。研究室のデータ見れば誰が関与していたなんか後で追いかけられる。他に」

潤「ないならそれで行くぞ」

「あの、研究室内部の地図とかないんですか?」

潤「手探りの方が面白いだろ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:40:50.83 ID:kPdUQ0k0<>☆0時 研究所A

「つぶせる程度の研究所だから小さい診療所みたいなのを想像してたんだけど、いざ、来てみると」

人識「四階建てかよ。はあ、まあ、行くしかないな。なんでお前と一日の行動を一緒に…」

「いやいや人識、ここを手早く片付けてカラオケなりに篭ってまた久しぶりにお話するといのはどうかな?」

人識「えらく積極的じゃねえか」

「心境の変化ってやつがあったんだよ」

人識「ふうん。奇遇だな。俺もちょっと面白い物を体験しちまってな」

「零崎唯一にして最新の女性の……ああ、惚れた?」

人識「殺して解して並べて揃えて晒すぞ?」

「それは研究所の中の人によろしく。いや、極力殺すなよ」

ピッキングキーを取り出して研究所の鍵をこじ開ける。
中の道は左右で分岐していた。

「左か右か」

人識「右」

「じゃあ手分けした方が早いし僕は左からいくよ。携帯番号は連絡とれないのはマズよな?」

人識「欠陥製品の番号なんかいらねーよ」

「はいはい人間失格。のままなのかな?」

人識「しゃべり倒すのはカラオケ行ってからな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:41:44.64 ID:kPdUQ0k0<>☆研究所A 戯言使いサイド


「あ」

戯言使いは殆ど無人に近い研究所(ここまで誰にも会っていない)の各部屋を調べながら歩いていて気が付いた。

「悪即斬の精神で鉄砲とか向けられたら即刻で死ねるよね」

話の通じ合い相手程どうにもならない相手も居ないというものだ。
というか、人識と離れたの失策なんじゃない? そんな気がしてきた。

■■「その心配はありません」

「こんにちわ」

■■「こんにちわ…じゃなくて、何を普通に相手してるんですか」

「いえいえ、まさかこんな所で有名人さんに会えるだなんて思ってなかったものですから」

■■「え? 私有名人です?」

「この度は当選おめでとうございます。えっと、ええと…谷柔(たに・やわら)さん」

■■「え、何か間違えていませんか」

「あれ、谷選手と結婚しましたよね? それでたしか苗字が谷になったはずじゃ」

■■「私は今ヤワラちゃんに見えてるんですね」

「そうですよ。いや見えている? 見えているってどういうことですか?」

■■「いえいえ私は「時宮」の者でして、貴方は今、もっとも勝てないと相手に会っていハズなんですよ」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 01:42:27.21 ID:kPdUQ0k0<>「えっ」

■■「えっ」

「ヤワラちゃんって呪い名の方だったんですか? 格闘的なことをやっていらしたので呪いとか無縁そうなイメージだったんですけど」

■■「いや、ですからね、私は貴方に視覚的な、感覚的な呪いを掛けてるんですよ」

「え? でも僕にとって勝てない相手なら潤さんとかが見えるんじゃないんですか?」

■■「赤い制裁と知り合いなんですか? ならヤワラちゃんより彼女の方を想像しないなんて不思議な人ですね」

「貴方が何か失敗したんじゃありませんか?」

■■「いえいえ、私は呪いにおいても金(きん)です」

「政治では金(かね)ですか?」

■■「うまいこと言わないで下さい。それじゃそろそろ死んで頂きましょうか。手に入れたばかりの超能力を試したいもので」

「あれ? 時宮さんって下の名前はなんでしたっけ?」

■■「知る必要の無いことです。完全に仕留める前に教えて差し上げます」

「え、ちょっと、ちょ待」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/17(土) 02:01:01.25 ID:kPdUQ0k0<>☆研究所A 殺人鬼サイド


人識「モヌケの殻か? 誰も居ないじゃないか」

一方通行「ンだァ、外れかよ」

人識「お、誰? 会っていきなり外れ扱いかよ」

一方通行「外れは外れだ。ほら早く通れよ」

人識「とおせんぼ役じゃないのか?」

一歩通行「お前をとおせンぼして何になンだよ」

人識「いや、ここの実験データとか」

一方通行「興味ねェよ。俺は超電磁砲に用があったンだよ」

人識「あいつなら別の研究所に」

一方通行「だからそこに行くからお前には用がねェっつってンだよ。早く通れ」

人識「何しに行くんだ? 告白かぁ?」

一方通行「あァン? 馬鹿にしてンのか? ぶっ殺すぞ」

人識「かははっ、できるもんならやってみろ」

一方通行「時間はかけられねェ、瞬殺だァ」

打ち止め(なんで、貴方はそんなに喧嘩っぱやいのってミサカはミサカは……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/18(日) 22:49:43.05 ID:.zLbhd2o<>期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/19(月) 22:16:50.67 ID:mEQ8daoo<>まだかな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:34:37.94 ID:c/91g/Y0<>研究所C


美琴「何よここ。こんなに厳重な警備で何を守ってるって言うのよ…」

当麻「もう何人のしたかも分からないぞ」

真心を含む三人が通った研究室内の廊下には数メートル間隔で警備員が倒れ付している。
警備員と呼ぶには少々厳つい最新鋭の銃器を握る者達ではあるが。

美琴「ていうかなんなのよあの子」ボソ

当麻「潤さんの子供かなんかじゃないのか。あの動きはおかしいだろ」ボソ

来る敵来る敵を真心が一人で打ちのめしているのだから当然の結果だが、三人ともに誰一人として怪我をしていない。
発砲する間もなく昇天する人達が哀れにも見えるほどのワンサイドゲームだった。
というか、ゲームが始まる頃にはすでに戦いが終わっていたという有様だ。

真心「なあ、超能力っていうのはどうやって使うんだ?」

美琴「パッと口で説明して使えるほど簡単なものじゃないわよ」

真心「一度見ただけじゃ真似できない技なんて俺様初めてだぞ」

美琴「大きく出たわね…」

あながち嘘じゃないような気分になるから、不思議な子だなと思う。
ふと、曲がり角から人が姿を表した。

敵兵「動くn」

言い終わる前に倒れる。

真心「もうどの位進んだんだ? そろそろ同じような奴ばっか相手すんのも飽きたぞ」

美琴「外観からして三階だて位だったし、

 さっきまで歩いてきた一階と二階の広さから考えても、この三階も粗方クリアしてると思うんだけど」

当麻「どっかで部屋か通路か見落としたか?」

真心「まだ新しい敵が出てくるってことはどっか探してない場所があるはずだぞ」

美琴「じゃあまあとりあえずさっきの人が出てきた通路の方を」

一方通行「そこまでだァ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:35:35.80 ID:c/91g/Y0<>美琴「えっ」

当麻「一方通行!?」

会話が始まるまでもなく、真心が終わらせようとする。
地面を蹴って飛び出した勢いのまま一方通行の溝尾に拳を振り抜く、が。

真心「お?」

一歩通行「ン? なンかしたかァ?」

拳は一方通行の皮膚に触れた段階で静止する。
そして次の瞬間には真心は後方へと吹き飛ばされていた。
吹き飛ばされた真心は壁や地面に手を付き足を付き、体制を崩すことなく再び一歩通行に対峙する。

真心「へー今のも超能力って奴か?」

一方通行「面倒臭そうな奴がいやがるな」

美琴「ちょっとなんでアンタがこんな所に居るのよ!?」

一方通行「そりゃァこっちの台詞だろォがよ」

美琴「えぇ?」

一方通行「三下もそうだが、お前はまた関係無ェことに首突っ込んでンのか?

 お前みたいな奴はコウイウコトに関わンなっつンだよ」

美琴「妹達の時みたいに確かに直接的な関わりは無くても、

 この学園都市がまた私達のような被害者を出そうとしてるんなら放っておけないわ。

 そんなの完全に無関係って訳じゃないでしょ!」

一方通行「馬鹿かンな小さなことで毎回毎回騒ぎ立ててたらいつかマジで命落っことすぞ!」

当麻「おい、一方通」

一歩通行「お前の説教は長ェからカットだ。聞いてやる暇も無ェ。とにかくお前等はもう帰れ。

 ここから先は出口まで一方通行[いっぽうつうこう]だァ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:36:55.34 ID:c/91g/Y0<>真心「そういう訳にはいかない」

一方通行「あァ? お前は知らねェから勝手に先に進めよ。俺が用があんのは主に超電磁砲だけだ」

真心「違うぞ。俺様はこの二人をゴールまで連れていかなきゃなんねーんだ。いーちゃんとの約束だからな」

一歩通行「悪ィがそれは無理な相談だ」

真心「別に相談してる訳じゃない。力づくでここを通るだけだから、な!!」

真心が語尾を荒げて一方通行に襲い掛かる。
地面を蹴って飛び上がり、一方通行の両肩をガッシリと掴んだ両の手に握力を込める。
通常ならこの時点で普通の人間の肩は砕けているはずなのだが。

一方通行「さっきやって駄目だったろォが。

 お前どちらかというとコッチ側の人間だろォ? あんまり邪魔するようだと容赦しねェぞ」

明らかに不自然な物理法則に従って真心の体が天井の方で吹き飛ばされる。
しかし真心はそれでどうにかなることはなく、空中で体をひっくり返すと天井に足を着いた。
そのままの勢いで反動を利用して、弾丸のような速さで再び一方通行に迫る。

一歩通行「あ゛?」

ありえないものを見たというような表情で一歩通行の眉間に皺がよる。
真心は本来ならば天井に打ち付けれて、重力に引っ張り落とされる筈だった。
それがどうだ、重力に引っ張られたときの何十倍もの速さ突撃してくるではないか。

一歩通行「馬鹿かコイツ…」

美琴「無茶苦茶だわ!」

一方通行が超能力を発現できている以上、真心の行動が無茶だというのは確かである。
彼に触れた真心は再びありえない動きで廊下の突き当たりまで飛ばされていった。
そしてまたもやありえない速さで一方通行に飛んでくる。
遠方で、コンクリートの崩落する音が聞こえた。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:37:47.78 ID:c/91g/Y0<>一方通行「化けモンだなァおい!」

真心「作用反作用を利用してそれに更に足の筋肉で力を加えてるだけだよ!!」

当麻「魔術より飛躍してやがる…」

一方通行「何回やっても同じだが、建物が崩壊するのは笑えねェな」

ひょいっと横に飛んで真心を回避する。
ターゲットが一直線上に居なくなった真心は一度そのまま足をついて動きを止めた。
人工の地面が大きく窪む。

美琴「止まれるんだ…」

真心「おいえっと当麻! 幻想殺しでこいつの超能力を止めてくれよ」

当麻「んなこと言われてもコイツ前より戦い方上手くなってるから触れるかどうか。一応やってみるけどさ。」

一方通行「三下ァ!? 俺がベクトル変換なしでこのオレンジの攻撃受けたら、ちょっとマジ洒落になんねェんですけどォ!?」

美琴「だったらここを大人しく通しなさいよ」

一歩通行「我侭なガキばっかかよ…。いいぜェ、その代わり多少の怪我は我慢して受け入れろよ!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:38:21.62 ID:c/91g/Y0<>研究所A 合流地点


体中から血を流して、鏡の向こう側と顔を会わせる。
互い共、危機を乗り越えて間もないらしく、苦笑いで背中合わせに座り込む。

人識「かははっ、お前ボロボロじゃねえか」

「お前こそ体中複雑骨折してるって顔になってるよ」

人識「ちとヤバい奴に会っちまってなあ。こりゃもうまともに戦えるかも怪しいぜ。左足が完全にいってるから走れねえよ」

「ヤバいといえば僕も時宮に会ったけど…、呪い名ってのは、本当に厄介だよ…」

人識「俺は呪い名と5名と連戦して生き残ったけど、お前は無理そうだな、かははっ」

「今現在死に掛かってる奴に言われてもね」

人識「さて、目の前に最後の扉があるわけだが」

「どの位までの相手なら戦えそう?」

人識「そうだな、谷良子くらいなら倒せるかもしれないな」

「ああ! それそれ! 下の名前が間違ってるって時宮に指摘されてからモヤモヤしてたんだよ」

人識「なんだ?」

「いやまあ今となってはどうでもいい話なんだけどね。

 名前が分からなくて、ある程度戦える人間っていうのが条件で谷良子が出てきたんだと思う。

 勝てない相手に擬態する時宮の技術ってのは超能力の部類なのかな?」

人識「いや、あいつらはあくまでも脳味噌に錯覚を起こさせてるだけだし違うだろ」

「じゃあ幻想殺しは今頃死に掛けてるかもね。」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:39:03.06 ID:c/91g/Y0<>人識「あっちの心配よりこっちの心配をしろ。お前はどのくらいの奴までなら仕留められそうだ?」

「そうだな、僕の喉が潰れるまで時間をくれる相手なら誰でも」

人識「そんな物好き居ねーよ。居ても人類最強くらいなもんだぜ」

「だろうね」

人識「実質どこまでいけるよ」

「それはもう僕の体力と相手の性格次第だね。この通り、満身創痍だからね、なんとも言い切れないかもしれない」

人識「俺が時間さえ稼げたら?」

「話を聞いてくれる相手は多少なんとかしてみせるよ。あと名乗らない相手にはあんまり何も出来ないかも」

人識「こりゃあ確実に賭けだな。お前と命を守りあう戦いなんかするとは思わなかったぜ」

「そもそもこんな所にくる予定じゃなかったんだけどね」

人識「そんじゃまあ最後の扉を開きますか」

「口八丁」

人識「手八丁で」

いざ、研究室最後の扉を開く。
中では、眼鏡を掛けたおおよそ十人程度の研究員達が肩をガクガク震わせながらこちらに拳銃を向けていた。
殺人鬼は足を引きずりながら言う。戯言使いは額に手を当てながら言う。

「…零崎の独壇場じゃないか。かははっ、傑作だぜ」

「…とりあえず順番に自己紹介させるってのはどうだい? ま、戯言だけどね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:40:33.80 ID:c/91g/Y0<>研究所B


研究所はすでに瓦礫山へと帰っていた。
学園都市の中でも外れにある研究所なので回りへの被害はないが、研究所事態はもはや機能していない。
大切なデータも瓦礫の中に埋もれてしまい、見つけ出すことも困難になっていた。
山の中には研究員なども生き埋めになっているかもしれない。

潤「まったく予想外過ぎて笑いにもならないぜ」

潤「私からすれば予定通りだったけどな」

潤「黙れよ。お蔭様で研究データからの関係者の洗い出しが難しくなっちまったじゃねーかよ。見つかるのかよこれ」

潤「知るかよ。私はそんな依頼を請け負った記憶ねえし」

潤「今まではあんまり面白くない仕事も私の代わりに引き受けてくれてたから別にいいかな。

 なんて思ってたけど、毎度毎度こういう事になるんじゃもう放置しておけないな。もういい加減諦めろよ」

潤「あー? お前が大人しくぶっ殺されてりゃ話は丸く収まるんじゃないか」

潤「誰がこんな居心地のいいポジションをほいほいと明け渡すかっての」

潤「だから力づくでやってるじゃないか」

潤「本当にまだやるの気か? もうそろそろお前限界に見えるけど?」

潤「そうだな今回はちょっと運が悪かったらしい。譲れない任務を請け負ってる時のお前と戦うのは無理があったかもな」

潤「私はお前と戦うのは嫌いじゃないんだけどな。普段の生活に悪影響が出過ぎで敵わないぜ」

潤「そうだな。私としてもお前を追いかけてる間にこの生活にも飽きてきていた所だ。気分転換もお互いに悪くないかもしれない」

誰でもない彼女は人類最強になるのを一応諦めたらしく、深いため息をついてから伸びをした。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:42:20.48 ID:c/91g/Y0<>美琴「じゃあこういうのはどうかな?」

潤「うは…マジかよそんなに簡単になれるもんなのか?」

美琴「さあね。手の内を明かして代替なる朱とか潤さんに真似されても敵わないわ」

潤「私はそんなに趣味の悪い女じゃねえよ。他人になって何が面白いんだか」

美琴「なかなか心地いいものよ? 自分じゃ得られない筈のなにかを確かに得られるんだから。

 潤さんはそう思ったことないかもしれないけど、普通の人はね、他人に強く憧れるものなのよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:43:06.55 ID:c/91g/Y0<>潤「御坂美琴はそういうキャラじゃないと思うけどな」

美琴「いいのよ。どうせ今の潤さんの前ではどうしたって偽者だしね。

 でもね、見てて頂戴。まだちょっと未完成なんだけどいつか本当に超電磁砲になってみせるわ」

潤「無理だな。お前はあいつにはなれないよ」

美琴「御坂美琴は努力する女。私がなれないのは今のところ潤さんだけよ。それもあくまでも気分転換による一時休止だけどね」

潤「真心になってみるってのはどうだ?」

美琴「冗談はやめてよ。あれは完成してるだけであって憧れの対象じゃないわよ。怖いもん。

 今まで制覇してきた天才シリーズは暫く遠慮しておくわ。次からはこういう青春を横臥するかわいい女の子じゃなくっちゃ」

潤「させると思うか? つまりお前は美琴を殺して美琴になるって言うんだろ? 見過ごせねえなあ」

美琴「やばっ、潤さん前で宣言するとか、もしかしてやっちゃった?」

潤「もう一回私になればここから逃げることは容易いんじゃないか?」

美琴「そんなの私のプライドが許すわけないじゃない。幸いここには鉄筋コンクリートとか研究資材の金属が大量に散乱してるわけだし?」

潤「もしかしてお前」

美琴「もしかするかもしれないわね。この私の為に用意されたような状況で仕留められるなら仕留めて見なさいよ」

潤「ふん、御坂美琴じゃ私には勝てないよ」

美琴「潤さんが始めて私に、ああ、御坂美琴に出会った時の強さが本気だとは思わないことね。

 学園都市の生徒ってのはアレで結構自重してるものなのよ。

 黒子の能力を不意打ちに使って殺せない相手なんて極一部の例外くらいなもんよ。

 私の能力だってこの状況なら半端じゃないわよ? 人類最強からだって絶対に逃げ切ってみせるわ」

潤「っておい! 逃げるのかよ!!」

美琴「さあ、もしかしたらやっぱり殺しに掛かるかもしれないわね。

 そうなったら御坂美琴になるのはやめて、やっぱり潤さんになってみるのもいいかもしれないわね!!」

御坂美琴は指先からゲームセンターのコインをはじき出す。
同時に青い稲妻が周囲に駆け回り、多量の金属片が哀川潤に襲い掛かった。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:46:15.37 ID:c/91g/Y0<>研究所C


研究所はすでに瓦礫山へと帰っていた。
学園都市の中でも外れにある研究所なので回りへの被害はないが、研究所事態はもはや機能していない。
大切なデータも瓦礫の中に埋もれてしまい、見つけ出すことも困難になっていた。
山の中では警備員なども生き埋めになっているだろう。

打ち止め「びっくりした〜…」

美琴「あいたたた…」

当麻「死ぬかと思ったぜ…」

一方通行「このオレンジが暴れすぎなんだよ。ったく。なンで俺が打ち止め以外の誰かを直接守るために能力をわざわざ…」

真心「俺様のことは守ってくれなかったけど?」

一方通行「お前なンか守る必要ねェよ。死ね。

 ていうか崩壊真っ只中の瓦礫の中を飛び回って俺に攻撃してくるとか真性の馬鹿かと思ったぜェ…」

真心「さて、建物も壊れてフィールドもスッキリしたことだし今度こそ決着つけるぞ」

一方通行「なンでそうなンだよ。建物崩して研究データをとりあえずパーにしたンだからお前等の任務達成だろォがよ。

 おい、帰るぞ打ち止め! お前等もこの騒動で集まってくる連中に見つかる前にお家に帰ンな」

真心が何か我侭を言おうとしたとき、瓦礫の山がひとつガサリと崩れた。
中から二十台半ばくらいの男性が這い出してくる。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/07/20(火) 01:51:10.70 ID:c/91g/Y0<>○○「…アイタタタタ、お前等仲睦まじいのは結構なんだけど、何か忘れてないか?」

美琴「誰よアンタ?」

○○「俺は奇野廃知という者なんだけど、ほら、知らない? 外から来て超能力を…」

真心「奇野!? お前等コイツから離れろ!! 奇野師団は病毒使いで触れずとも空気感染で相手を病気にできる奴等だ!!」

当麻「え? 何? 空気感染?」

美琴「はあ!? そんなのどうしようもないんじゃ……えっ?」フラッ

相手の能力を聞いて驚きに目を見開いていた美琴が、突如、体のバランスを失ってその場に倒れこんだ。
その場に居た廃知以外の全員の視線が彼女一人に釘付けになる。
ドサリと、受身をとることも手を付くこともなく、彼女は重力の成すがままに瓦礫の上に崩れた。
痛いだとか、キャアだとか、声を上げることもなく無言に倒れ込んだ事が、余計に緊迫感を増していた。
始まる前に仕込まれた病毒を防ぐ手立てなどある筈がなく、奇野師団に先手を許した時点での必然だと言える。

打ち止め「お姉様!?」

当麻「御…坂……?」

一方通行「おいッ!! お前! コイツに何しやがったァ!?」

廃知「ちょっとした、挨拶だよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/07/20(火) 01:57:41.86 ID:c/91g/Y0<>今日はここまで。亀ですまん。禁書も戯言もキャラが濃いから難しい難しい。
オリキャラ出したけど、気に入らない人は、頼知か既知に置き換えても成立するから脳内変換よろしく。
あいつらもう死んでるから、奇野を出すにはこれしかなかったんだわ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/07/20(火) 02:29:32.88 ID:RT4j.Mso<>乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/20(火) 18:10:44.07 ID:RSRi1Tg0<>>>1です
長い間、スレを放置してしまい申し訳ありませんでした。
諸事情で時間に余裕がなくなってしまったため、続ける事が困難になってしまいました。
大変残念ですが、ここで打ち切りという形にさせて頂きます。
スレ見ていただいた方どうもありがとうございました。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/20(火) 20:24:02.55 ID:RT4j.Mso<>コピペ乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/07/22(木) 00:18:33.89 ID:FJRmymoo<>はよう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/08/04(水) 06:59:41.01 ID:WwY9mtko<>はようせい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/08/05(木) 19:40:47.15 ID:BDm8t5.o<>おーい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/21(土) 20:53:07.43 ID:0bz2jWso<>ほし<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/08/25(水) 07:16:48.41 ID:xG3nRPAo<>age<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/08/26(木) 00:16:51.57 ID:k1S92YA0<>age<> マジレス ◆MAJIRESU1I<>sage<>2010/08/26(木) 03:45:56.50 ID:qdkUTgSO<>age<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/08/26(木) 17:34:18.10 ID:j4I4Kpo0<>マジレスって制作にも顔出すんだwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/04(土) 12:32:02.83 ID:WvwJvlEo<>書き手のレスがないまま”1ヶ月”以上が経過したのでHTML化のご案内です

続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
住み良い製作速報を作るため放置スレの削減にご協力お願いします
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 00:29:14.05 ID:3uCBuAEo<>1週間の間に書き込みが全くなかったので、放置スレと判断してHTML依頼してきます
おつかれさまでした<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/12(日) 23:43:34.08 ID:MLgTbzI0<>ちょっとまて<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:44:51.17 ID:cRRAosoo<>待て待ちたまえ待ってください三段活用ォォォ!?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:30:07.96 ID:WyQS3gAO<>なんか最近よくみるけど自治厨うぜぇなおい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 16:04:32.89 ID:euZ8R6oo<>おいマジかよ…そりゃねーだろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/24(金) 23:29:11.35 ID:nki9cbE0<>おイ、ちょっとまてェ!まだ>>1は終わってねェンだよォォォォォオオオオオオオ!<>