VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:46:46.29 ID:KppBM6Yo<>
　　──ある暑い日……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　│≡≡≡ll│
　　　　　＿＿＿＿＿＿　　　ヽTTTTTヽ|
　　　　　||//　　.|　　　　∥　　彡￣￣￣彡
　　　　　||/　　　|　　　　　彡　　　彡　ゴーゴー
　　　　　||　　　 .|　　　　　　　彡　　　彡　　　彡
　　　　　￣￣￣￣￣￣彡　　　彡　　　彡　　　彡

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　　　　　　　　　 '´/､　､　｀､ヽ
　　　　　　　　　! （(.f/eヽ）eヽﾘ
　　　　　　　＿ﾉﾘ(|ｌ *´ ヮ｀*)l|　
　　　　　／＼　　　￣￣￣＿＿＼
　　　　 .<＼※ ＼＿＿_＿|＼＿＿__ヽ
　　　　ヽ＼ ※　※　※|　|====B=|,ｌ
　　　　　　　＼`ー──-.|＼|___l__◎..| ヽ
　　　　　　　　　￣￣￣￣|　.|￣￣￣￣|~
　　　　　　　　　　　　　　　＼|　　　　 |～<>紬「ふとムギちゃんの冒険！」 VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:47:22.31 ID:KppBM6Yo<>　　　　　　○
　　　　　　　O
　　　　　　　　o
　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　. --/´￣｀一‐-　.
　　　　　　　　　　／　,.イ　、　　ヽ. ＼　ミ　､
　　　　　　　　　　/　　ｲ　|　| ヽ.　　ヽ　ヽ　　＼
　　　　　　　 ,ｨ/ 　 / !　、{ 　＼　　ト､　　　ヽヽ
　　　　　　　 / / 　 / , |--､ヽ　　｀＞.{‐ﾐ、i　　　'　'.
　　　　　 /　|　　, /斗―`　　　 ´⌒`ヽi ﾄ.　　 }.ハ
　　　　　 ′ :| 　 |′ { ､｀　　　　 ´､　　ｿ !　　: 　 !
　　　　　 i　　 . 　 l　,.ィ三ミ　　　　ﾑ三ミ､　} 　 ′　|　
　　　　　 |　 !∧.　| '´/i/i/　　　'　　 /i/i/ ｀｜ /:.:i　｜
　　　　　 |　　　ヽ {　　　　　　　　　　　　ﾉィ.:.:. |｜|
　　　　｜｜　 :.:.ﾄ　　　　　　　　　　　　／´ } .:.: |｜|
　　　　　　i　|　　.:.:i　　　　｀￣｀´　　　　从:.: ! |｜
　　　　　　}　! 　 .:ハ　　　　　　　　　　　　　 /|.:.:.:. | | {
　　　　　　|i｜　　 :|ヽ　　　　　　　　　　　ｲ:.:|:.:.:.: l 从
　　　　　 }ﾊ|　　　 :| :.:i＼　　　　　　 . イ:. |:.:.!.:.:.:.:..小.{
　　　　　〃 .|　　　 :| :.:|:.:.:l ＞　--　 ´ |:.|:.: |:/| .:.:.:.:ハヽ.
　　　　 /′ j!　　　 { :.:|:.:.:|　　　　　　 l:ﾉ:.:./:.:|:.:.:.:.:.　}　 }i

　　　　……のムギちゃんの脳内。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:47:50.87 ID:KppBM6Yo<>ふとムギ「あついわねぇ……」

ふとムギ「クーラーもっと効かせないとコタツになんて入っていられない……」

ふとムギ「リモコンリモコン……よいしょ」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

　ﾌﾞｫｰﾝ

ふとムギ「ああ涼し～……極楽極楽～」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:48:36.30 ID:KppBM6Yo<>●キャラクター紹介ファイル　―ふとムギちゃん―（第一版）
　　　　　　_　_____
　　　　 '´/､　､　｀､ヽ
　　　　! （(.f/eヽ）eヽﾘ
　　　　ﾉﾘ(|ｌ * ﾟヮﾟ*).l|､　＜とりあえずお茶どうぞ♪
　　　　'(（（ﾙ｣⊃旦⊂ｉ〉）)　
　　　　 `ヾく(　つつゝ'

〇ふとムギちゃんとは（一番下だけ読んで頂ければ結構です）

　・ムギちゃんスレにおいてアイドル的存在の謎のムギちゃん。
　・どうやらムギちゃんの脳内に住んでいるとの噂。
　・何より食欲に忠実で常に空腹、何かしらを食べている。
　・真夏でもクーラーをガンガン効かせ、「寒い」と言いながら炬燵に入る。
　・炬燵に入っているときはテレビを見ている。番組は不明。
　・よく炬燵で寝る。今のところ風邪はひいていない。
　・炬燵部屋は一見質素な家の一室に見えるが、実はムギちゃんの大豪邸にわざわざ作られた贅沢な部屋。
　・たまに立つ。
　・お風呂はティーカップ型。
　・余りにも食べすぎるため、夜12時以降は飲食禁止を言いつけられている。でも食べる。
　・りっちゃんの誕生日に、スレから出られないことが判明。
　・自分で食料確保することもあるが、基本的には斎藤、もしくはスレの住民から与えられたものを食べる。
　・何でも食べる。まれに二年生や平沢姉妹も食べようとする。
　・平沢姉妹の入浴を覗いていたことも。
　・健康に影響を及ぼすほどの食欲を看過できなくなった斎藤に怒られ、家出したように思われたこともあったが本人は食べ物を探しに行っていた。
　・他にも仲間がいる。
　・紳士、もとい紬士たちにとても愛されており、食べ物を四六時中与えられているが気をつけないと……
　・変態発言、不謹慎な発言をした輩は自ら成敗する。（ふとムギちゃんがしないときは斎藤（斎藤違い）もしくは憂ちゃんが始末する。）
　・パンチがすごい。速い。ババババと繰り出す。
　・沢庵を飛ばす技も心得ている。しかしゲル状になるリスクも。
　・たまに眉の片方がないときがある。
　・どうやらそっくりな偽物がいるらしい。
　・太い。

　※今回のお話では手のひらサイズとなっております。

　要するにムギちゃんの脳内のデフォルメムギちゃん。食欲旺盛。（以下太）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:49:46.46 ID:KppBM6Yo<>太「……暇ねー……ちびムギちゃんもいないし……」

太「……」ｸﾞｰ

太「お腹空いたなぁ……」

太「さいとー！おやつー！」

太「ふぅ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:51:00.65 ID:KppBM6Yo<>●キャラクター紹介ファイル　―ちびムギちゃん―（第一版）

　　　　　　 '´/､ヽヽ
　　　　　　 i （(eヽe）i
　　　　　　ﾉ (ｌ|´ヮ｀ﾉl､＜しゃらんらしゃらんら～♪
　　　　　（(Y､)ヾ7つ　　
　　　　　　　く/j」>
　　　　　　　　し'ﾉ

◯ちびムギちゃん（ほそムギちゃん）とは

　・ある日現れた別の脳内ムギちゃん。
　・食欲はあるがふとムギちゃんほどではない。なのでスマート。
　・よくふとムギちゃんと一緒に炬燵に入っている。
　・それ以外は専ら立っている。
　・食べ過ぎを指摘されているふとムギちゃんをよくフォローする。
　・狙ったレス番を取ろうとすることがある。動機は不明。
　・細い。

　細くなったふとムギちゃんのようなもの。（以下ちび）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:51:59.82 ID:KppBM6Yo<>太「……」

太「……？さいとー？」

「……」シーン…

太「どうしたのかしら？」

太「もう……よっこらしょっ」ｽｯ

太「斎藤いないのー？」ｶﾞﾁｬ

きょろきょろ

太「？」

太「執事室かしら……？」

　ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:53:43.66 ID:KppBM6Yo<>　ｶﾞﾁｬ

太「斎藤？いる？」

「……」

太「どこ行ったのかしら？」

太「……」ｸﾞｰ

太「とりあえず遠いけど厨房まで行こう」

　ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:54:33.33 ID:KppBM6Yo<>太「疲れた……」

太「まだ半分も来てないのに……」

太「やっぱりちょっと痩せた方がいいのかしら？」

太「……そんなことないわよね、お腹空いてるからよね」

太「……ちょっと休憩しよう」

　ﾍﾟﾀﾝ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:55:25.41 ID:KppBM6Yo<>　ｽﾀｽﾀ

斎藤「……はあ」

太「あれ？」

斎藤「あっ、ふとムギ様！？」

太「斎藤？どこ行ってたの？」

斎藤「い、いえ。用事で……」

斎藤「ところでふとムギ様はどうしてここに？」

太「斎藤がいないから探してたの」

斎藤「そ、それは失礼！なにが御用でしょうか」

太「うん。なにか食べ物持ってきてくれる？お腹空いちゃって」

斎藤「……！」

太「どうかした？」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:56:23.99 ID:KppBM6Yo<>斎藤「その……」

太「なに？」

斎藤「今、旦那様のところに行ってまいりまして……」

太「……」

斎藤「大変申し上げにくいのですが、ふとムギ様、少し食事を控えるように、と……」

太「……」

斎藤「旦那様はふとムギ様のことを考えて……」

太「……」

斎藤「あの、ふとムギ様？」

太「……そう、わかったわ……」

斎藤「！左様ですか！では私どもも協力いたしますので……」

太「それより斎藤」

斎藤「はい？」

太「お菓子持ってきてくれる？」

斎藤「えっ？」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:57:30.87 ID:KppBM6Yo<>太「だからお腹空いたからお菓子持ってきてちょーだい」

斎藤「ですから食事に少し制限をと旦那様が」

太「……」

　ﾀﾞｯ

斎藤「あっ！」

太「お菓子は食事のうちに入らないわっ！好きに食べさせて！」ﾎﾟﾖｯﾎﾟﾖｯ

斎藤「待ってください！このままではふとムギ様の健康に影響が出てしまいます！」

太「食べたいから食べるの！邪魔しないで！」ﾎﾟﾖｯﾎﾟﾖｯ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 21:58:33.77 ID:KppBM6Yo<>斎藤「いけません！ふとムギ様の為止めさせて頂きます！」がしっ

太「放してー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

斎藤「申し訳ありません。しかしお体が一番大切ですので……」

太「お菓子ー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

太「斎藤！体の大きさがこんなにも違うのに卑怯だとは思わないの！？」

斎藤「ふとムギ様の為ですので……！」

太「お腹！お腹空いたのー！」

斎藤（ふとムギ様……本当に申し訳ありません）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 22:00:26.28 ID:KppBM6Yo<>～～～～～～～～

斎藤「では部屋にいてください」

太「……」ﾂｰﾝ

斎藤（無視されてしまうのがこんなに辛いとは……）

斎藤「失礼……」

　ﾊﾞﾀﾝ…

太「……」ｸﾞｰ

太「……お腹空いた」

太「仕方ない」

　ｶﾞｻｺﾞｿ

太「このとっておいたチョコレートでも食べよう」

　ﾓｸﾞﾓｸﾞ

太「全然足りない……」

太（食べるものにまで文句を言われてしまうこんな家なんて……）

太（……出ていったほうがマシよ！）

太「よっこらしょ……」ｽｯ

太「あの窓から出ましょう」

太「ふっ……ふっ……」よじよじ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/05(日) 22:01:31.10 ID:OM4b3.go<>まさかのふとむぎちゃん主役スレか
期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 22:02:11.18 ID:KppBM6Yo<>太「はぁーっ、はぁーっ！」ｾﾞｰｾﾞｰ

太「はあ、はあ……」

太「ふぅ……疲れたー」

太「……とりあえずどこかへいこう」

　―こうしてふとムギちゃんは広い広い外の世界の冒険が始まりました。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 22:03:46.53 ID:KppBM6Yo<>こんな感じでだらだら続けていきます
ふとムギちゃん知らない方でも楽しめていただけるよう頑張るので
お付き合いいただけたら幸いです<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 22:51:53.12 ID:jYpavU6o<>期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 23:06:11.73 ID:oeg9eEAO<>なぜムギちゃんにはこういうスレが似合うのだろうか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/05(日) 23:49:34.20 ID:GBMjO5.o<>かわいいので楽しみにしています<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:40:05.67 ID:uH46dPEo<>　じりじり

ふとムギ「それにしてもあついわねぇ……溶けちゃいそう」

太「とりあえずあっち行ってみようかしら」

　ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

太「……」ｸﾞｰ

太「ダメ……お腹が……」ﾍﾀﾘ

太「どうしよう……」

太（このまま暑さに焼かれ死んでしまうの……？）

　がさっ

ちび「ふー」ﾋｮｲｯ

太「？」

ちび「あれ？ふとムギちゃんじゃない」

太「ちびムギちゃん！？どうしてここに！？」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:40:45.83 ID:uH46dPEo<>
　　　　　　 '´/､ヽヽ
　　　　　　 i （(eヽe）i
　　　　　　ﾉ (ｌ|´ヮ｀ﾉl､＜あれ？ふとムギちゃんじゃない
　　　　　（(Y､つヾ,つ
　　　　　　　く/j」>
　　　　　( ( (　し'ﾉ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/06(月) 21:41:56.55 ID:uH46dPEo<>ちび「今からふとムギちゃんのところに行こうと思ってたの。どうしてこんなところにいるの？」

太「話はあと！お願いなにかおいしいものちょうだい！」

ちび「え？」

太「お願い！死にそうなの！」

ちび（元気そうだけど……まあふとムギちゃんだものね）

ちび「じゃあとりあえずこの飴でもなめてて」ｽｯ

太「飴じゃダメ！お腹に入るものにして！」

ちび「うーん……じゃあなにか買いにいきましょう」

太「動くと死んじゃうの！お願いー！」

ちび「もう……じゃあなにか買ってくるから待っててね」

太「なるべくはやくね、もう限界だから」ｺﾞﾛﾝ

ちび「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:42:57.26 ID:uH46dPEo<>～～～～～～～～

太「うう～死ぬ～」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

太「ちびムギちゃんはやく～」

　がさっ

ちび「ふー、買ってきたよ」

太「！」

ちび「えっとこれは……わっ」ばっ

太「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ちび「……」

太「」ﾑｼｬﾑｼｬ

太「……ぷぅ、とりあえず腹の足しにはなったわ～」

太「あと2分遅かったら力つきてたかもしれない」

ちび「……それはよかった」

太「ありがとね、ちびムギちゃん」

ちび「！」

ちび「ふ、ふとムギちゃんの為だもの！」

太「斎藤はそういってわたしをいじめるのにちびムギちゃんはやっぱり違うのね」

ちび「あ、ありがとう」

ちび（ふとムギちゃんったらこういうところがずるいんだから）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:43:38.87 ID:uH46dPEo<>ちび「それで、どうして外に出たの？斎藤になにかされたの？」

太「実はね……」

～～～～～～～～

ちび「そんなことが……」

太「わたしだって我慢してるのよ？見ればわかると思うけれど……」

ちび「えっ？」

太「一応レディとして流れるような体のラインは維持しておきたいものね」

ちび「そ、そうね」

ちび「それにしても食べるものにまでケチつけるなんてひどいと思うわ！」

太「でしょう？」

ちび「うん、やっぱりふとムギちゃんはいっぱい食べてこそのふとムギちゃんだもの！」

太「ひどい」

ちび「えっ？」

太「わたしはそんなに食べてるわけじゃないでしょう？」

ちび「ええと……」

太「そんなこと言われるなんて心外よ」

ちび「……ごめんね」

太「ううん、怒ってるわけじゃないから……」

太「ところでちびムギちゃん、ちょっと太った？」

ちび「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:44:27.51 ID:uH46dPEo<>ちび「それでふとムギちゃん、これからどうするの？」

太「えっ？」

ちび「だって家出したんでしょう？どこか行くあてはあるの？」

太「……」

ちび「……」

太「どうしよう……」

ちび「なにも決めずに出てきたの？」

太「うん……」

ちび「どうするの……？」

太「……」ｸﾞｽｯ

ちび「もう、仕方ないからわたしが手伝ってあげる」

太「！」

太「ほんと！？」

ちび「放ってはおけないもの」

太「ありがとうちびムギちゃん！」

ちび「じゃあ一緒に探しましょう？ほら立って」

太「ええ……でも少しまって」

太「もうちょっと休んでから……」

ちび「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:44:59.28 ID:uH46dPEo<>　―30分後…

ちび「ふとムギちゃん！ふとムギちゃん起きて！」ゆさゆさ

太「ん～……zzz」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ちび「ちょっと！」

太「うるさ～いぃ……」

ちび「……」

　げしっ

太「あんっ！」

太「な、なに！？」

ちび「さっさと行きましょう」

太「ちびムギちゃん？今蹴ったでしょ！？」

ちび「人聞きの悪い！それよりもう充分休んだでしょ？行きましょう」

太「はいはい……よっこらしょ」

ちび「……」ｲﾗｯ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:45:29.50 ID:uH46dPEo<>　ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

太「それでどこに行くの？」

ちび「え？わたしが決めるの？」

太「ええ」

ちび「ええじゃないでしょう、自分で決めて」

太「じゃあいい匂いがするほうへ行きましょう」

ちび「そんな曖昧な……」

　ﾑﾜｧ～ﾝ

太「！！！」

ちび「どうし……」

太「あっちからおいしそうな香りー！！」ﾀﾞｯ

ちび「あっ！」

太「ﾌﾝ！ﾌﾝ！」ﾎﾟﾖｯﾎﾟﾖｯ

ちび「ま、待って～」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

太「……」ﾋﾟﾀｯ

ちび「はあっはあ……もう、勝手に行かないでよ……」

ちび「ふとムギちゃん？」

太「……お腹減って動けないー……」ﾍﾀﾘ

ちび「……そういえばわたし用事があったんだ。ばいばいふとムギちゃん」

太「えっ？」

ちび「……」ｽﾀｽﾀ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:46:22.17 ID:uH46dPEo<>太「おーいちびムギちゃーん！」

ちび「……」

　ｽﾀｽﾀ

太「行っちゃった……」

太「……」ｸﾞｰ

太「お腹すいた……けど……」

太「どっかおいしいものくれる場所に行かなきゃ……」

太「でも疲れたから少し休んでからね」

太「……」ｳﾄｳﾄ

太「……！」ﾋﾞｸｯ

太「……いけない、寝ちゃうところだったわ～」

太「お昼も過ぎた頃だろうし、そろそろ行かなきゃ」

太「餓死しちゃうものね」

太「よーし、行くぞー！」

　ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

太「せぶてぃしっきー♪」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:47:02.38 ID:uH46dPEo<>───┐
　　　　|､ヽヽ
　　　　|ヽe）i
　　　　|ヮ｀ﾉl､　　・・・。
　　　　|ｃﾉ
　　　　|」>
　　　　|J<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:47:32.34 ID:uH46dPEo<>太「～♪」ﾗﾝﾗﾝ

太「そういえばさっきのいい香りはこっちからしてたわねー……」

太「こっちにおいしい食べ物のテーマパークでもあるのかしら？」

太「ふふっなんだか興奮してきちゃった！」

太「急ごー！」ﾀﾞﾀﾞｯ

～～～～～～～～

太「……ここかしら」

太「揚げ物がいっぱい……」

　ずーん

太「届かないわ……」

太「そういえばお金もなかった……」

「はーコロッケでも買ってこー」

太「！（だれか来た！）」ｸﾙｯ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:48:02.14 ID:uH46dPEo<>律「サイフさいふ……」ｺﾞｿｺﾞｿ

太（隠れなきゃ！）ｻｻｯ

律「おぱちゃーんコロッケひとつー」

「あいよー」

律「ふー……」

「はい、どうぞ」

律「あ、ども」

「まいどありー」

律「さーて帰るか」ｽﾀｽﾀ

太「……」ｼﾞｰ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:49:10.40 ID:uH46dPEo<>律「……」ﾊﾟｸｯ

律（なんであっついのにこんなの買っちまったんだろ……）

律（食えるかなこれ……）

　すたすた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:50:13.55 ID:uH46dPEo<>律「……」

律（なんだろ、視線を感じる……）

律「何者っ！？」くるっ

太「ひっ！」ｻｻｯ

律「！」

律「なんだ！？UMAかっ！？」

律「でてこい！」

太「わわわ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

律「……」

律（なんだこれ……）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:50:44.17 ID:uH46dPEo<>太「うぅ……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

律「……」

太（こ、殺されちゃう……）

太（まだおいしいもの食べたいのに……）

太（空腹のままなんて……）

太「……わあぁぁん……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

律「な、なんだ！おい！泣くなー！」

太「殺さないでぇ……」

律「こ、殺さないぞ！ってか何者だ！」

太「殺さない？ほんと……？」ｸﾞｽｯ

律「ああ、さすがにそんなにひどい人間じゃないぞ」

太「ほんと？じゃあ……」

律「？」

太「コロッケ頂戴！」

律「は？」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:51:41.29 ID:uH46dPEo<>太「ね～ちょ～だーい」ｶﾞｼｯ

律「お、おい」

太「ころっけ～」

律「わかったよ、ほら

太「！」

律「こんなに食えるのか？」

太「」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

律「……」

律（まあ食べられそうになかったからいいけど……）

太「ぷはーっ！」

律「はやっ！？」

太「ねえ、親切なお方。お願いがあるんだけれど……」

律「？なんだ？」

太「わたしを、預かってくれません？」

律「はい？」

太「お願いします！こんなにかわいいし場所も取らないから！」

太「ご飯だっておいしいものをほんのちょっとだけくれれば大丈夫だから！」

律「えっ？え？」

太「ね～おねがーい！」よじよじ

律「こ、こら！登るな！」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/06(月) 21:52:47.22 ID:uH46dPEo<>律（まあいいか、変なやつじゃ……変なやつだけどおもしろそうだし）

律（ちょっとあれだけど暇はしなそうだな）

律（……太いけど）

律「よし！じゃあうちに来い！」

太「ほんと！？ありがとー！」

律「おー。じゃあ手に乗って」

　ﾋｮｲｯ

太「まあこれは快適ね」

律「……あ、そうだ」

太「？」

律「まだ名前聞いてなかったな、わたしは田井中律。お前は？」

太「わたし？わたしは……」

太「ふとムギちゃんよ！」

律「ふとムギ？変な名前」

太「ちゃんもつけるのよ」

律「はーい、ふとムギちゃーん」

太「うふふ」

太（食事には困らなそうね）

　すたすた…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 21:53:27.06 ID:uH46dPEo<>誤爆死にてえ…

まあ今日はこんな感じです
さようならー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/06(月) 22:01:13.76 ID:cqsxdigo<>おつ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 01:11:23.11 ID:ABTjh3Qo<>律はムギちゃんであることは認識できないのかw
続き楽しみにしてます！<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/07(火) 22:06:46.63 ID:yHbg3SYo<>～～～～～～～～

律「ここがわたしの部屋だ」

太「……へえ～」

律「どうだ？」

太「……」

律「……何か言ってくれよ」

太「……素敵」

律「そうか……よかった……」

太「ええ……」

律「……」

太「そんなことより」

律「？」

太「お茶でも用意してくれる？」

律「はあ？お前仮にも居候の身のくせに……」

太「まあまあ、とりあえずお話しなきゃ。まだ分からないことばかりだし」

律「む、まあそうだけど……」

太「じゃあよろしくね」

律「ああ……」

律（釈然としない……）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:07:53.00 ID:yHbg3SYo<>律「持ってきたぞー」

太「ん……」

太「これ、ペットボトルのお茶じゃない」

律「だからなんだ」

太「こんなのじゃダメ！ちゃんと淹れてきて！」

律「お前……さすがに腹立ってきたぞ」

太「まあまあ落ち着いて」

律「そんなに飲みたいなら自分で淹れろ！」

太「えっ……」

律「なんだ」

太「わ、わかったわ……じゃあお茶菓子だけでいいから……」

律「やだ、もうめんどくさい」

太「お願い！お菓子だけでいいの！」

律「やだー」

太「ひどい！ひとでなし！」

律「はあ？お前お菓子食べたいだけだろ！？」

太「まあっ！レディにそんなこと失礼とは思わないの！？」

律「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:08:59.17 ID:yHbg3SYo<>太「なんとか言ったらどう？」

律「レディが自分の体ほどのコロッケぺろりと平らげると思ってんのか！？」

太「食欲がない女ほど魅力のないものはないわよ！」

律「お前はありすぎだ！会ってまだ1時間も経ってないけどそれだけはわかった！」

太「！！」

律「なんだよー？」

太「……」

律「……？」

太「……うぅ……」ｸﾞｽｯ

律「お、おい泣いてるのか？」

太「ふっ、うわああぁぁん……」

律「ご、ごめん！言い過ぎたから……」

太「じゃあお菓子お願いね」ｹﾛﾘ

律「……」

太「急いでね」

律「……ああ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:09:57.44 ID:yHbg3SYo<>律「ほら」ｺﾄ

太「おせんべいばっかり……」

律「なんだ食べ物にまで文句つけるのかよお」

太「そんな失礼なことはしないわよ」ﾋﾞﾘｯﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

律「そーですか」

太「ええ……それで」

律「やっと本題か」

太「ご飯はおかわり自由かしら？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

律「なんだよお前……」

太「ほら、食べるの我慢するのは美容にも悪いし」

律（美容になんて気をつかってるのか……）

律「ああ、もう好きなだけ食えよ」

太「ほんと！？」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:10:29.07 ID:yHbg3SYo<>律「そうするまでずっとご飯の話から抜け出せそうだからな」

太「やっぱり親切なお方……」

律「ほんっとにすごい変わり身だな」

太「いいえ、最初から敬意を払っていたつもりよ」

律「そうかい」

太「ええ」

律「まあご飯は別に出し惜しみするつもりもなかったしな」

太「あなたはきっと素敵な女性になるわね、りっちゃんさん」

律「なんだそれ」

太「変だったかしら？りっちゃんって」

律「いや、普段からそう呼ばれてる」

太「じゃあいいでしょ」

律「『さん』付けると違和感がある」

太「じゃありっちゃんちゃん」

律「いや『りっちゃん』でいいだろ、って何いってんだろ」

太「じゃありっちゃん、よろしくお願いしますね」

律「お、おお……」

律（このタイミングで……）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:11:14.50 ID:yHbg3SYo<>律「……で、お前はなんなんだ？」

太「レディよ」

律「いや、そうじゃなくて……」

太「淑女とか？」

律「同じだろ。そうじゃなくて、ええと……どういう生き物なのか、とか」

太「わたしはふとムギちゃんよ」

律「だめだ、埒が明かない」

律「じゃあわたしと何か違うところとかある？」

太「大きさとか？」

律「そんなの見ればわかるよ……ああもういいや！」

太「めんどくさがっちゃだめよ」

律「お前のせいだ」

太「人のせいにしないでよ」

律「まあいいや。何か必要なものとかあるか？」

太「え！？お菓……「食べ物意外な」

律「な」

太「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:12:12.45 ID:yHbg3SYo<>太「うーん……」

律「別に今言わなくてもいいけど」

太「あっ！！」

律「なんだ？」

太「こたつ！」

律「こたつ？」

太「こたつ置いてきちゃった！！」

律「こたつならそこに……」

太「違うの！わたし専用のこたつがあったんだけど……」

律「そうだ。どっかに住んでたのか？」

太「ええ」

律「なんで教えないんだよ」

太「聞かれなかったもの」

律「聞かなきゃ教えないのはレディじゃありません」

太「！……ま、まあそうね。忘れてたのよ」

律「はいはい、それで」

太「それはもう豪邸の……」

律「どこだ？」

太「琴吹って名前の……」

律「えっ！？マジか？あの琴吹か？」

太「ええ」

律「……そうかあ。なんか納得できたよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:12:52.79 ID:yHbg3SYo<>律「ふーん、琴吹か……」

太「なにか知ってるの？」

律「まあ有名だからな、琴吹グループ」

太「へえ」

律「それでこたつがなんだって？」

太「あ！そのことなんだけど……」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

　　　　　　　＿＿_＿＿＿＿＿＿
　　　　　／＼　　　　　　　　　　　＼
　　　　 .<＼※ ＼＿＿_＿＿＿＿＿＼
　　　　ヽ＼ ※　※　※　※　※　※ヽ
　　　　　　　＼`ー──-. ─────>
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

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　○
　　O
　　　o
　　　　。

太「と、こんな感じのこたつを愛用してたんだけど……」

律「ふーん」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:13:44.48 ID:yHbg3SYo<>太「用意してくれる？」

律「はあ？ムリだよそんなちっちゃいこたつなんて」

太「そう……」

律「我慢しなさい」

太「……」ｼｮﾎﾞﾝ

律「……」

太「……」

律「……あーもう！布団くらいは用意してやるから我慢しろ！」

太「お布団……本当？」

律「ああ、ちょっと待ってろ」

太「……」

　ﾊﾞﾀﾝ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:14:19.32 ID:yHbg3SYo<>　―30分後。

　ｶﾞﾁｬ

律「おーい出来たぞー！」

律「おーい……」

太「……」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

律「おい」

太「なあに？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

律「お前のために頑張ってたのにお前は何食わぬ顔でせんべい貪ってんだ」

太「いいじゃない」

律「……お前はちょっとは気を使ったほうがいい」

太「気をつけるわね。……それでどんなのが出来たのかしら？」

律「ほら」ぱさっ

太「まあ……！」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:15:09.69 ID:yHbg3SYo<>太「ちぐはぐね……」

律「う、うるせー！」

太「あ……」

太（よく見たら手に絆創膏が……）

律「どうした？」

太「あ、ありがとう……大事にするわね」

律「おー、よかった」

太「……」

律「縫い物は苦手だけどボタン付けならいつでもやってやるからな」

太「ボタンなんてどこにもないわよ」

律「なんだ残念だな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:16:08.35 ID:yHbg3SYo<>律「ん、もうこんな時間か。そろそろ……」

太「ご飯ね！？」

律「ああ……」

太「はやく！早く行きましょう！」ｸﾞｲｸﾞｲ

律「まてまて、まだ用意してないから」

太「あなたが用意してくれるの？」

律「まあ今日は家族出払っちゃってるからな」

太「心配ね……」

律「けっ！言ってろっ！」

太「まあよろしくね」

律「はいはい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:16:48.37 ID:yHbg3SYo<>～～～～～～

太「いい匂いがしてきたわ……」

　ｸﾞｰ

太「いけない、考えたら……」

　ｶﾞﾁｬ

律「おーい出来たぞー」

太「！はやく食べましょう！連れて行って！」

律「おう」ﾋｮｲｯ

太「はやく！はやく！」

律「ははは」

律「どうだ、りっちゃん特製ハンバーグだ！」

太「……」

律「驚いて声もでないか、わははしょうがない」

太「……」

律「……おいなんか言ってくれよ」

太「ええ、ほんとにすごいわ……」

律「えっ？ほんと？」

太「ええ……正直あなたを見くびっていたわ……」

太「まっくろな炭の塊が出てくるとも思ったもの」

律「言わなくていいだろそれ……」

太「いいえ、でもすばらしいわ！見た目は！」

律「まあとりあえず食べようぜ」

太「ええ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/07(火) 22:17:34.70 ID:yHbg3SYo<>太「それにしても……」

律「どした？」

太「どうして大きさが違うの？」

律「え？だってさすがにわたしと同じ量は食べられないだろ」

太「差別よ！」

律「いや、そういうつもりじゃなくて……」

太「わたしのと交換して～！」

律「もー！おかわり自由っていっただろ！好きなだけ食べろ！」

太「わかったわー！」

　ﾊﾞｸﾊﾞｸﾓｸﾞﾓｸﾞ

……
…………

太「ああおいしかった」

律（まさかわたしより食べるとは……）

太「ごちそうさま、りっちゃん」

律「ああ、そんなに食べてもらえれば満足だ」

太「これからも期待してるわね」

律「いやー照れちゃうなー」

太「あ、そうだ」

律「ん？」

太「食後のデザートはまだかしら？」

律「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/07(火) 22:19:53.11 ID:yHbg3SYo<>今日はここまで

支援レスとか本当にありがとうございます
ほんと嬉しいです

それではさようなら
今夜に備えましょう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 03:04:00.30 ID:VhaIhMso<>ふとむぎちゃんってコロッケくらいの大きさだったのか…
そういえばティーカップに入ったりしてたし、かわいいな
続き楽しみにしてます！<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/08(水) 16:22:24.85 ID:UOH7fIs0<>なんか色々図々しいが、あのぬいぐるみみたいな風体のいきものを想像すると許せてしまうなｗｗ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 20:01:39.76 ID:pMl/1cSO<>ムギ自体はいない世界なのかこれ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 20:23:23.56 ID:8eTtg9Qo<>ムギの脳内なんだよ、いわば妄想？<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/08(水) 21:57:28.73 ID:60qMUM2o<>律「そんなもんねえよ」

太「まあ」

……
…………

律「それで、これからどうするんだ？」

太「……ん？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

律「ずっと家にいるのか？」

太「平気なの？」

律「そのときにならなきゃ分からない」

太「そうね、なにか考えなきゃ」

律「そういや、どうして出てきたんだ？」

太「ん？……」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

律「前いたところからさ」

太「ちょっと……まって……」ｼｰﾊｰ

律「……」

太「詰まっちゃったわ……んー」

太「んん～！……あ、取れた」

律「……で？」

太「え？なにかしら？」

律「もうせんべいはないからな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 21:58:04.97 ID:60qMUM2o<>太「どうしてって？」

律「ああ」

太「だって食べるものにまで口出しされる家なのよ？当たり前よ！」

律「そりゃ食べすぎてれば言われるだろ」

太「食べすぎ？どこが？」

律「……まあいい。それだけの理由で出てきたのかよ」

太「それだけなんて！十分すぎる理由よ！」

律「ふーん。帰らないのか？」

太「ええ、わたしの意志は固いわよ」

律「お腹はぶにぶにだけどな」

太「まあ！」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 21:58:59.82 ID:60qMUM2o<>太「まさか……」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

律「だろ」

太「……」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

太「……気のせいね」

律「は？」

太「そんなことよりそろそろお風呂の時間」

律「ああ。……でも家のじゃ溺れちまうだろ」

太「ええ、いつもはティーカップのお風呂に入ってたから用意してくれる？」

律「ティーカップ？」

太「ええ、そこに42℃のお湯を入れてもってきて頂戴」

律「42℃？めんどくさいなあ」

太「火傷しちゃったらあなたの責任だからね」

律「はいはい……」

太「よろしくね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 21:59:51.95 ID:60qMUM2o<>律「ったく……」ｺﾎﾟｺﾎﾟ

律「わがままなやつめ」

律「……」

律「えっと……42℃……こんくらいか」

律「ったくよー……」

　ｶﾞﾁｬﾘ

律「おらー持ってきたぞー」

太「あ、ありがとね。ここに置いてくれる？」

律「ほい」

太「さて……」ﾁｬﾎﾟ

太「ぬるっ！温いわよ！」

律「火傷はしないしいいだろ」

太「これじゃ温まれないわよ」

律「じゃあ運動でもしてろ。わたしも風呂入ってくる」

太「ちょっと！……」

　バタン

太「……まったく」

太「……」ﾁｬﾎﾟﾝ

太「……半身浴って美容にいいのかしら」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 22:01:43.17 ID:60qMUM2o<>　　　　　　）　　）　　)　　　　　　(
　　　　　　（　(　　 (　　　　（　　）)
　　　　　　　　　　_　_____ 　　　（
　　　　　　）　 '´/､　､　｀､ヽ丿
　　　　　　（　! （(.f/eヽ）eヽﾘ（
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　（"ﾞ　　＜二〈,,,,__＿＿＿,,,,〉二＞　　　｀）
　　｀ﾞ - ,,、　　　　　　　　　　　　　　 ,,,, -"´
　　　　　　￣￣'''''''''''''''''''''''''''￣<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 22:02:32.85 ID:60qMUM2o<>～～～～～～～～

律「ふい～」ｽﾀｽﾀ

太「……zzz」

律「！」

律「おい！寝てんのか？」

太「ん？……あらどちらさま？」

律「上せてるぞ。ほらはやくあがれ」

太「え？」

律「ほら」ﾁｬﾎﾟ

太「きゃっ！ちょっと失礼よ！」

律「お前よりはマシだ。ほら寝てろ、麦茶でもいれてくるから」

太「え……ええ」

律「ったく世話のやける……」

太「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 22:03:40.72 ID:60qMUM2o<>律「ほら、飲め～」

太「んっ……」ｺﾞｸｺﾞｸ

太「……っぷはぁ～！」

律「はやいなおい」

太「どうもありがとう、でもお風呂上がりは牛乳がよかったわ」

律「いやのぼせてたから……もういいや」

太「でも牛乳がよかったの」

律「そうか」

太「ええ。牛乳がいいのよ」

律「わかったよ」

太「だから牛乳」

律「……ふわぁ～あ、寝るか」

太「牛乳って言ってるでしょ！」

律「おわっ！なんだよもう」

太「牛乳！牛乳！」

律「しつっこいなあ～。言いたいことがあるならはっきり言ったらどうだ？」

太「ぎゅーにゅー！」

律「そんなこと言われてもわかりませーん」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 22:04:21.90 ID:60qMUM2o<>太「ぐぬぬ……」

律「……」ﾌﾌﾝ

太「レディに物乞いさせるなんて無礼よ。察しなさい」

律「ああ、レディにそんなことさせないよ」

太「ならはやく」

律「え？どこにレディがいるんだ？」

太「あなたの目の前よ」

律「え～？」ｷｮﾛｷｮﾛ

太「むむ……」

律「ああ、この鏡が正解か」

律「たしかにレディかもな」

太「わたし！わたしよ！」

律「え？まさか」

太「そのまさかよっ！失礼しちゃう！」

律「ははは、自分で言ってたら世話ないな」

太「あなた……そろそろ堪忍袋の緒が切れるわよ……」

律「ふーん、こわいこわい」

太「！」

太「わあああああっ！」ﾊﾞｯ

律「わっ」

太「このこのー！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ

律「あの……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 22:05:46.28 ID:60qMUM2o<>太「はあ、はあっ……」

太「こ、これで懲りたかしら？」

律「あ、ああ……」

律（くすぐったかったんだけど……）

太「……今後は気をつけるように」

律「はいはい」

太「まったく」

律（こいつ扱い易いな）

太「じゃあそろそろ寝ましょうか」

律「ん？ああそうだな」

太「おやすみなさい」ぱさっ

律「はやいなおい」

律「……おやすみ」

　…ｶﾁｯ

律（牛乳のこと忘れてるな……）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/08(水) 22:24:39.91 ID:8eTtg9Qo<>いいね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/10(金) 21:19:59.29 ID:I2hT4IEo<>～～～～～～～～

　ｼﾞﾘﾘﾘﾘ…

律「ん、朝か……」ﾑｸﾘ

律「ふわ～ぁ……」

　ｷﾞﾘｷﾞﾘｸﾞｰｸﾞｰｺﾞｶﾞｯ!

律「……うるせー…」

太「ん～……ﾌｶﾞｯ！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

律「歯ぎしりとかマジかよ……」

太「ごはん～……」ｸﾞｰ

律「うるせー！起きろ！」ﾍﾞﾛﾝ

太「うっ！……布団～」

律「よし起きたか」

太「ふとｎ…zzz」

律「そうか……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:20:50.06 ID:I2hT4IEo<>律「さっさと起きろっ！」べし

太「ふがっ！……な、なに？」

律「起きろ」

太「あ！あなた今なにを……」

律「うだうだ言うとご飯なし」

太「ぐっ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:21:42.64 ID:I2hT4IEo<>……
…………

律「それで、どうするんだ？」

太「え？」ﾑｼｬﾑｼｬ

律「これからさ」

太「そうね……」ﾑｼｬﾑｼｬ

太「んぐ……今日あなたは予定あるの？」

律「ああ、今日は学校だ」

太「学校……」

律「どうした？」

太「いいえ…」

律「どうする？家にいるか？」

太「……そうね…」

律「……？」

太「……」ｼｮﾎﾞﾝ

律「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:22:30.43 ID:I2hT4IEo<>律「あー今日サボっちゃおうかなあ～」

太「え！？」

律「なんか今日は学校めんどくさいなあーって思ってな」

太「だ、だめよ！勉強は大切よ！」

律「いいよいいよ。それよりどっか遊びにいかないか？」

太「えっ？」

律「どうせ暇なんだろ？いいじゃん」

太「でも…」

律「なにか食いにいこうぜ」

太「食べ物……で、でもだめ！子どもは勉強しなきゃ」

律（おまえも子どもだろーが）

律「いいってー」

太「だめ！学校行きなさい！」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:23:29.09 ID:I2hT4IEo<>律「そんなにわたしと行くのいやかぁ……」

太「えっ？ち、違うわ！そういうことじゃなくて…」

律「そっか、そうだよなあ」

太「あの、えと……」

太「……」

律「ってのは冗談だよ。わかった、学校行ってくるよ」

太「そ、そう」

律「ああ、じゃあ留守番頼む」

太「ええ……」

太「……」

律「……あ、そうだ」

太「？」

律「お前も学校くるか？」

太「え？」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:24:26.05 ID:I2hT4IEo<>律「一人でいるのもなんだろうし学校連れて行ってやろうか？」

太「でも……」

律「平気ヘーキ！ほら、準備しろ」

太「！う、うん」

太「じゃ、じゃあ髪整えてくるわね！」ﾀﾞﾀﾞｯ

律「……ったく」

太「……ふふっ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:25:03.22 ID:I2hT4IEo<>律「よーし出発ー！」

太「おー！」

太「……あ」

律「ん？」

太「お弁当とおやつは持った？」

律「……ああ」

太「ならよかった」

律（ほんとに食のことだけだな…）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:25:31.68 ID:I2hT4IEo<>太「…！……まあ！」ｷｮﾛｷｮﾛ

律「どうした？」

太「え？い、いいえ」

律「？」

太「……」ｿﾜｿﾜ

律「なんだ目移りしてんのか」

太「そ、そんなわけないでしょ！」

律「まあ普段みる景色とは違うだろうからなあ」

太「ち、違うわよっ！もう！おろして頂戴！」

律「歩いてこれるの？」

太「行ってみせるわ！」

律「無理すんな、別にバカにしてるわけじゃないんだから」

太「……な、ならいいわ」

律「まったく……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:25:59.57 ID:I2hT4IEo<>太「あなたの学校ってどんなところなの？」

律「ん？女子高だけど……」

太「女子高？まあ」

律「いい学校だぞー」

太「あなたが言うのだからよっぽどね」

律「なにをー？」

太「は、はやく行きましょう！」ﾜｸﾜｸ

律「はいはい……」

　ｽﾀｽﾀ…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:26:26.29 ID:I2hT4IEo<>　ざわざわ

律「着いたぞー」

太「ここが……」

律「じゃあポケットに入ってろ」

太「えっ？ちょっとひどいわ」

律「お前見つかったら大騒ぎされるぞ」

太「それは困るわね……」

律「だから我慢しなさい」

太「もう、うっかり潰したりしないでね」

律「そんなことしないよ。ほら」ｸﾞｲｯ

太「むぐっ！」

　ﾓｿﾞﾓｿﾞ

「んー！むぅー！」

律「これでよし、と……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/10(金) 21:27:08.77 ID:I2hT4IEo<>　　　　　　　　_　_____
　　　　　 '´/､　､　｀､ヽ
　　　　　　! （(.f/eヽ）eヽﾘ
　　　　　　ﾉﾘ(|ｌ *´ ヮ｀*)l|､＜学校突入！
　　　　　　'(（（ﾙ｣　.茆　ｉ〉）)
　　　　　　 `ヾく/_＿i _＿ゝ'
　　　　　　　　 i_./　.i_.j<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 21:32:08.35 ID:s7xrybko<>毎日楽しみにしてますよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 22:09:15.95 ID:H/ySs3oo<>>>81
ありがとうございますー
遅くて申し訳ない

明日は多分できると思います<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 18:08:34.92 ID:bfuCBQSO<>ムギスレから来ますた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 20:49:10.47 ID:STloWHco<>同じく<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/13(月) 21:31:00.72 ID:aeFJp1oo<>>>83
>>84
それはそれは　まあゆっくりしていってもらえたら幸いです

ああ～明日はなんの日だっけな
忘れちゃったなあ、あはは

とりあえず投下～<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/13(月) 21:31:59.87 ID:aeFJp1oo<>～～～～～～～～

「でコレがアレでアレがコレで……うんぬん」

律「……」ﾎｹﾞｰ

律「ふわぁああ……」

律（眠いし…暇だ）

律「……」

律（ちょっとくらいならバレないよな…？）

　ｺﾞｿｺﾞｿ

律「…」

　ﾎﾟﾄｯ

太「ふぐっ！」

律「静かにしろ」

太「あなたねぇ……」ﾌﾟﾝｽｶ

律「まあまあ、それより話し相手になってくれよ」

太「え？ちゃんと授業受けないと…」

律「いいんだよもうわかんないし」

太「ダメよ、だからあなたは……なんでもない」

律「おい、最後まで言えよ」

太「……わかった、じゃあお話しましょ」

律「…ああ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:32:42.79 ID:aeFJp1oo<>太「…あの人被ってるのかしら？」

律「言うな」

太「でもぐらぐらしてる…」

律「おいあんまり乗り出すな、見つかっちゃうぞ」

太「おっと……」ﾋｮｲｯ

律「じゃあ寝るか」

太「えっちょっと！」

律「……zzz」ｸﾞｰｽｶ

太（信じられないわ……）

太「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

太（ここが教室か……ふむむ…）

太「ちょっと見て回っても……」

太「！！」

唯「……」ｼﾞｰ

太（わわわわわ……）ｱﾀﾌﾀ

太（か、隠れなきゃ！）ｻｻｯ

律「んー……zzz」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:33:32.94 ID:aeFJp1oo<>　ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

律「…ん？終わったかぁ」

唯「ねえねえりっちゃーん」ﾀﾀﾀ

律「ん？どしたー？」

唯「なんかさっき変なの見たんだけど…」

律「はあ？なんだそれ？」

唯「なんかねぇ、ちっちゃくて、ぶにっとしてて……」

律「ぶに…？」

律（ま、まさか……）

唯「りっちゃんの机の上にいたんだけど」

律「な、なんのことかなあ、あはは」

唯「りっちゃん！なにか知ってるんでしょ！？」ｶﾞﾀﾝ

律「ほわっ！？」

唯「ずるいよ！わたしにも教えて！」ﾕｻﾕｻ

律「ちょ、ちょっと……」

唯「りっちゃん！」

律「ま、まて！わかった……」

唯「ほんと！？」

律「あ、ああ……」

唯「じゃあ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

律「またあとでなっ！！」ﾄﾞﾋｭﾝ

唯「あっ！！」

　ｽﾀｺﾗｻｯｻｰ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:34:34.82 ID:aeFJp1oo<>―トイレ。

　ﾊﾞﾀﾝ！

律「はぁーっ……」

律「……危なかった」

律「…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

律「おい」

太「な、なにかしら？」

律「どうして見つかってんだ！」

太「え？なんのこと？」

律「バレちまっただろー！」

太「え？そうなの？」

律「お前のせいだぞ！」

太「も、元はと言えばあなたのせいでしょ！」

律「なにー！？」

太「あなたが連れてこなければよかったのよ！」

律「お前が来たそうにしてたから……」

太「頼んでないわよ」

律「む、むぐぐ……」

太「まったく、わたしにまで迷惑掛けないでちょうだい」

律「……わかった、もうお昼抜きな」

太「えっ！？な、何言ってるの！！？」

律「ふーん」ﾂｰﾝ

太「ま、まさか……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:35:10.96 ID:aeFJp1oo<>太「嘘よね…？死んじゃうわよ？」

律「だいじょぶだいじょぶ、一回食事抜いたくらいじゃ死なないから」

太「や、やめてよ！もう冗談は……」

律「冗談じゃないよ、あ、そろそろ教室戻らなきゃ」

太「えっ？え？」

律「じゃあまたポケット入っててくれ」ｸﾞｸﾞｯ

太「や、やああああ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

律「暴れるなよー」

太「ご飯！お昼ごはん！!今すぐに！」

律「お、おい、話変わってるぞ」

太「やだあああ！」ﾋﾟｮﾝｯ

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　　　　　　　三　　`Ｊ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:36:01.48 ID:aeFJp1oo<>律「あっ！」

太「お昼ー！」ﾎﾟﾖｯﾎﾟﾖｯ

律「見つかるだろー」ﾋｮｲｯ

太「放してー！」

律「分かった分かった。昼飯くらいやるから」

太「ほんと！？」

律「だからもうおとなしくしててくれ」

太「ふぅ……」ﾎｯ

律（……これ食費だけで結構かかるな）<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:36:56.01 ID:aeFJp1oo<>　ｶﾞﾁｬ

律「ふいー」

唯「あ、りっちゃん！」

律「うへえっ！？」

唯「さっきの話なんだけど……」ｽﾀｽﾀ

律「あ、ええと……」

　ｶﾞﾁｬ

「席ついてくださーい」

律「お、授業始まるぞ！ほら戻った！」

唯「え～？」

唯「もーあとで教えてよー」

律「はははは」

唯「もー！」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:38:02.01 ID:aeFJp1oo<>律（なんとか乗り切ったな…）

太「もごもご……っぷは」

律「なんだ、出てくるなよー」

太「お腹すいちゃった」

律「いつも空いてるじゃん」

太「いいえ、そんなことないわよ」

太「それよりお昼はまだかしら？」

律「この後だからもう少し我慢しててくれ」

太「え～？」

律「我慢しなさい」

太「…わたし早弁をするのが夢だったの」

律「我慢しろ」

太「」ｸﾞｰ

律「腹の音で返事すんな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:38:44.50 ID:aeFJp1oo<>太「まだかしらねぇ…」

律「時計見えるだろー？まだ五分しか経ってないぞ」

太「うーん……ザ・ワールド！」ｶｯ

律「それじゃ止まっちまうだろ」

太「あら？じゃあ……メイド・イン・ヘブン！」ｶｯ

律「それじゃ特異点が……」

太「でも……」

律太「…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

律「それでさ、沢庵が……」

唯「……」ｼﾞｰ

太「へえー」

律「ああ、だから……っておわああっ！」ﾋﾞｸｯ

唯「それ、なあに？」

太「あらっ！」ｻｻｯ

唯「もう隠れても遅いよー！へへへー」

律「ゆ、唯……いつのまに……」

唯「りっちゃんたら授業終わってるのにひとりでぶつぶつ言ってるんだもん」

律「えっ？」

唯「もうお昼休みだよ。それよりさ、今の、なに？」ﾜｸﾜｸ

律「い、今のはぁ…ええと……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:39:15.23 ID:aeFJp1oo<>唯「なになにっ！？」ｽﾞｲｯ

律「に、人形……」

唯「そんなわけないでしょ！もう出てきなさい！」ｸﾞｲｯ

律「あっだめだ！」

太「ふぐぐ……」

律「いいぞ！踏ん張れ！」

唯「もう意味無いでしょ！はやく出てきてよ！」

太「ぬうぅ……」ｸﾞｸﾞｸﾞ

律「ガンバレ！頑張れ！」

唯「……」ｸﾞｲｯ

太「あっ」ｺﾛﾝ

律「おい、バカ！」

唯「おお……」

太「バカってなに？そもそもあなたが……」

律「ああんー？お前が……」

唯「おほー……」ｼﾞｰ

律「あ」

太「いやんっ」

唯「……なにこれ？」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:39:55.96 ID:aeFJp1oo<>律「……」

唯「……なに？」

律「……なんだろな」

太「ふとムギちゃんよ！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ

唯「おおっ！？」

律「あーあ、もうばれちゃったよ。どうしよー…」

唯「り、りっちゃん……」ﾜﾅﾜﾅ

律「ん？」

太「ふっ」ｼｭﾋﾞｯ！

唯「この子かわいいいい！！どうして教えてくれなかったの！？」ﾑｷﾞｭｰ

太「うぐっ」

唯「ああーんやわらかーい」ﾓﾌﾓﾌ

太「ちょ、ちょっとあなた……」ｷﾞｭｳ

律「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:40:36.86 ID:aeFJp1oo<>唯「むふふー」ｷﾞｭｰ

太「ふっ……うぐっ……」

律「唯そろそろ放してやってくれ」

唯「え？あ、ごめん」ﾊﾟｯ

太「ぜぇっ…ぜー……」ｶﾞｸ

唯「だ、大丈夫？」

太「辛うじてね……」

太「……あ！」

律「？」

太「お昼よ！お昼！」

律「ほんとに飯ばっかだな」

太「はやく！急いで！」

律「はいはい……」ｺﾞｿｺﾞｿ

唯「ご飯たべるの？」

律「ああ」

太「」ﾌﾝﾌﾝｯ

唯「おお……」

律「どうした？」

唯「わ、わたしのも食べていいよ！」

太「まあ！」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:41:08.55 ID:aeFJp1oo<>唯「ほ、ほら……憂の作った卵焼き……」ｽｯ

太「ま、まあ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

　ﾊﾟｸｯ

唯「……どう？」

太「……おいしいわあ～」

唯「えへ、えへへへへ……ほらぁ……」ｽｯ

太「」ﾊﾟｸｯ

太「おいし～…」

唯太「うふふふ……」

律「……」

律「おーい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 21:42:11.92 ID:aeFJp1oo<>唯「あ！わたしのお弁当が！！」

律「ほら、まったく」

唯「どうしよ～全部食べられちゃったよ～」

太「あなたがくれたんじゃない」

律「こいつものすごい食べるからな、パンでも買ってこーい」

唯「うう～憂のお弁当がぁ～…」

　ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

律「もう腹一杯になったか？」

太「全然」

律「だよねー」

律「ほら、お前のぶん」ｺﾄ

太「足りるかしら……」

律「おいおい、もうひとり分食べてるんだぞ」

太「今日は特別お腹すいちゃって」

律「いつも特別じゃねーかよー」

太「まあいいわ、そしたらなにか買ってきてね」

律「やだよ、我慢しろ」

太「ケチ」

律「はいはい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/13(月) 21:44:07.61 ID:aeFJp1oo<>ここまでーす

このだらだらペースでももう100か、早いもんだ
まあいいや　また次回！

　 ∠二二､ヽ　　　　
　（（ ´･ω･｀））
　 /　~~ ：~~~〈　　
　ノ　　　：　_,,..ゝ　
　（,,..,）二i_,∠ 　<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 22:15:39.22 ID:nsUi2/6o<>>>600さんだったのか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 21:45:57.91 ID:vX.BgZso<>むぎゅううううううううう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/22(水) 23:26:53.68 ID:4J2V.OMo<>まだかよう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/26(日) 23:55:06.51 ID:ua2Re/ko<>気長に待ってるよ～<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/11(月) 00:42:20.48 ID:yicAdTEo<>お前今日ふとむぎちゃんの誕生日だぞ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/23(火) 00:37:45.89 ID:LAeOVB2o<>規制？<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/12(日) 21:11:11.65 ID:djVRYyQP<>むぎゅう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 18:37:27.76 ID:UHQak7FYo<>　　_　_____
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ﾉﾘ(|ｌ *＾ｐ＾*)l|　
　　｜~~~~ iつ　　
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　　　| |　1 ¨…¨　<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/11(火) 21:37:19.87 ID:cnsZlQTX0<>つづきは？？？<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/20(木) 11:21:48.85 ID:oQO5pUlOo<>なんとかならないのか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/02/04(金) 14:46:27.07 ID:odk81BBTo<> >>1しんだか？ <> lain. ★<>sage<>2011/02/19(土) 22:32:33.91 ID:???<> SS・やる夫系スレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
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