VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 11:33:01.25 ID:dN2TR42o<>屋敷

ガイ「な、なんだよルーク。いきなり」

ルーク「暇すぎるんだよ! ヴァン先生はまだかよ!」

ガイ「今日、急用で来るらしいぞ」

ルーク「ホントか!? つか暑い!」

ガイ「は?」

ルーク「髪ウザってぇ! 切る!!」

ガイ(いきなりどうしたんだ? いつものルークじゃないぞ)<>ルーク・フォン・ファブレ「ブーワー!! 暇すぎる!!」 VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 11:33:37.54 ID:dN2TR42o<>ちょっとアビス

長いお<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 11:38:09.84 ID:dN2TR42o<>ルーク「あー、頭軽くなった〜」

ガイ「ホントに切ったのか……」

ルーク「コレでヴァン先生にも勝てるな!」

ガイ「無理だろ」

ルーク「イケるって。あ、いつもご苦労様」

庭師「!」

ガイ「ルークが労っただと!?」

ルーク「ホント暑よな〜。十分休んで下さいね」

ガイ「」

庭師「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 11:48:32.62 ID:dN2TR42o<>エントランス

ルーク「ヴァン師匠〜!!」

ヴァン「ほう、髪を切ったのか」

ルーク「暑くてさ。それよ剣術! 教えてくれよ」

ヴァン「まぁ、待て。稽古は、使いが終わってからつけてやる」

ルーク「よっしゃー!」

ヴァン(どこか前と目が違う)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 11:52:41.49 ID:dN2TR42o<>中庭

ヴァン「待たせたな、ルーク」

ルーク「ヴァン師匠! 今日は負けませんよ!」

ヴァン(ルークが敬語だと!? ……それに構えがどこかしっかりしている。なんなんだ?)

ガイ「おーい、ルーク! 頑張れよ〜!!」

庭師「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 11:56:24.35 ID:dN2TR42o<>ヴァン「どうした、ルーク? いつども来い」

ルーク「……」

張り詰める空気

ルーク「ふっ!」ダダッ

ヴァン「!?」

ルーク「双牙斬!!」

ヴァン「ぬっ!?」

危機一髪のヴァン

ルーク「へへっ、惜しかった」

ヴァン(一瞬遅れていたら当たってた……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 11:59:33.22 ID:dN2TR42o<>ヴァン「いつの間に腕を上げていた?」

ルーク「? いつも通りだけど?」

ヴァン「……」

ガイ「……」

庭師「……」

ルーク「み、皆どうしたんだよ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/09(木) 12:09:13.49 ID:mI2XIEM0<>急になに!? 続けろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:12:30.35 ID:dN2TR42o<>ヴァン「なんでもない。それより――」

???「覚悟!!」

ガイ「!」

庭師「!」

ヴァン「!?」

吠える襲撃者

???「はぁぁぁぁぁああああああああ!!」

立ち向かうルーク

ルーク「ヴァン師匠に何すんだ!!」

ガィィィィイイイイイイイイイイン ←剣とナイフの擦過音

???「……くっ」

ルーク「お、女?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:20:16.85 ID:dN2TR42o<>ジュガガガガガガガガガ ←超振動

ルーク「はっ?」

???「あなた、セブンス――」

ヴァン「不味い! 離れろ!!」

ガイ「くそっ! ルーク!!」

ルーク「なっ!?」

???「くっ!」


異音と共に消える二人


ヴァン「最悪だ……私は大至急、教団へ向かう」

ガイ「ヤバイな、俺が探索に迎うしかないか……」

ヴァン(しかし、ここまでスコア通りに事が進むと、張り合いが無いな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:25:28.83 ID:dN2TR42o<>タタル渓谷

ルーク「ん……お? どこだここ?」

???「ん……ん……」

ルーク(こいつ、ヴァン師匠を襲撃した女だ)

???「……」

ルーク(気絶してる? つか何がどうなってんだよ?)

ルーク「お、おい! 大丈夫か?」

ふと起き上がる女

???「……え? ここは何処」

ルーク「あちゃー、あんたもか」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:30:49.16 ID:dN2TR42o<>???「っつ!? 譜術士!」

身構える襲撃者

ルーク「落ち着けよ、こんな訳の分からない状況で殺り合っても仕方ないだろ」

???「……」

ルーク「あんた、名前は? 俺はルーク。ルーク・フォン・ファブレだ」

???「……ティア、ティアグランツよ」

ルーク「よろしくな、ティア」

握手を求めるルーク

ティア「え、ええ。よろしく」

戸惑いながらも握り返すティア<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:35:47.90 ID:dN2TR42o<>ルーク「さっそくだけど、ティア。ここがどこだか知りたい。降りよう」

ティア「え、ええ」

歩き出す二人

ティア「あなた、もしかして公爵の一人息子?」

ルーク「? そうだけど、それがどうしたんだ? あ、そこの段差危ないからな」

言いながら手を貸すルーク

ティア(おかしい……ルーク・フォン・ファブレって、馬鹿でワガママでろくでなしって聞いてたのに)

ルーク「なんでヴァン師匠を襲ったのか聞きたいけど、それは落ち着いてからな」

ティア「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:36:31.87 ID:BI1jf6AO<>支援。なるほど二週目か<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:41:16.49 ID:pU3li1c0<>2週目でシナリオ変えれるとかいいな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 12:52:05.95 ID:dN2TR42o<>出口周辺

ティア「……ゴメンなさい。言い訳を言うわけじゃないけど、あなたを巻き込む気は無かったの」

ルーク「そうなのか。いいよ別に。外に出られてラッキーだしな!」

ティア「あ、ありがとう」


おっさん「あー、最悪だ」


ルーク「よしっ! 人がいるぞ。これでどこだかも分かるぜ」

ティア「ふぅ……」

胸をなで下ろす二人<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:00:41.47 ID:dN2TR42o<>おっさん「ほんとすいませんね」

ルーク「どうかしましたか?」

おっさん「ん? ああ、行き先の道中で橋が壊されてな。迂回しなきゃならんのよ」

ティア(馬車屋みたいね……)

ルーク「あの、付かぬ事伺いますが、ここどこだか解りますか?」

おっさん「何いってんの? マルクトのタタル渓谷じゃないの」

ルーク「」

ティア「」


プロローグ終わり<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:05:01.78 ID:dN2TR42o<>馬車内

ルーク「いやー、ほんと、ありがとうございます」

おっさん「いやいや、いいよ。兄ちゃん感じ良いし、魔物からの護衛って事だし」

ティア「……」

手の中の宝石を見つめるティア

ルーク「どうしたんだ?」

ティア「いえ、なんでもないわ。ありがとう」

ルーク「?」

ティア(よかった……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:09:38.57 ID:dN2TR42o<>おっさん「なんだありゃっ!?」

バカでかい戦艦

ルーク「で、でけぇ」

ティア「……不味いわね」

ルーク「なんで?」

ティア「(考えてもみて。ここはマルクト領よ)」

ルーク「(そ、そうか。降りよう、ティア)」

ティア「あ、そ、そうね」

ティア(……噂と大違いじゃない)

ルーク「おっちゃん、ありがとうございました!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:13:13.66 ID:dN2TR42o<>走り去ってゆく馬車

おっちゃん「元気でな〜!!」

ルーク「おっちゃんこそな〜!!」

手を振るルーク

ティア「これで馬車の検問にかかる心配は無いわね」

ルーク「でも、油断せずに行こう。歩けば魔物もいるし、軍にバレない訳でもないんだよな?」

ティア「ええ、そうよ」

ルーク「ひえー、遠いんだろうな〜」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:17:46.96 ID:O5hRroAO<>支援よ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:18:50.91 ID:IHtYMnc0<>俺もいるぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:20:09.69 ID:dN2TR42o<>エンゲープ

ルーク「あー、疲れた〜」

ティア「お疲れ様、今日は宿をとって休みましょう」

ルーク「……宿?」

ティア「もしかして知らないの?」

ルーク「ははっ、そんなわけ無いだろ。このルーク・フォン・ファブレ様が……知らないわけ……」

ティア「知らないことは知らないって言えばいいのよ。恥ずかしいことじゃないわ」

ルーク「くっそぉ……」

ティア(馬鹿でろくでなしなのは噂通り見たいね・・・・・・・ふふっ)

心なしか微笑むティア

ルーク「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:24:27.18 ID:dN2TR42o<>ルーク「なあ、ティア。あそこでリンゴとコインを交換してんのってなんだ?」

ティア「あなたは生活と経済の基盤を全く理解していないのね」

ルーク「聞くことは恥ずかしくないって言ったのはティアだろ!」

ティア「ごめんなさい。度肝を抜かれたわ。まさか、ここまでとは……」

ルーク「うっ、しょ、仕様がないだろ。勉強する余裕も時間も無かったんだから」

ティア「?」

ルーク「あーなんでもない」

ルーク(記憶が無いのもいいわけだよな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:31:18.54 ID:dN2TR42o<>木陰

ルーク「へー、んじゃあ、モノを得る代わりに金を渡すのか」

ティア「そうよ、公爵家ともなればもっと大きなお金を動かしているはずよ。帰ったらお父様に学んでみて」

ルーク「あちゃー、父上は欲しいものはなんでも与えてくれたからなぁ。勉強はそれ以前だし」

ルーク(まずは言葉から習う必要があったしな)

ルーク「でもさ、一つ質問が有るんだがいいか? ティア」

ティア「ええ、答えられる範囲なら」

ルーク「馬車代も出せなかった俺達が宿代どうやって払うんだ?」

ティア「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:42:31.22 ID:dN2TR42o<>ティア(盲点だったわ……)

頭を抱えるティア

ティア(やはりペンダントを売るしか無いの? お母様)

ルーク「なあ、金って働けばもらえるんだよな? だったら働いて宿代稼げばいいんじゃね?」

ティア「夜までじゃ無理よ。間に合わないわ。やっぱりコレを売るしか無いわね」

ルーク「……? よく分かんねえけど、それって大切なモノなんじゃないのか?」

ティア「いえ、結局資金が無いと帰るどころかのタレ死んでしまうわ。命には変えられないもの」

ルーク「……」

ティア「ルーク?」

ルーク「絶対だめだ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:47:53.71 ID:dN2TR42o<>ティア「ルーク……」

ルーク「俺にはよく分かんねえけど、駄目だ。駄目なんだ」

頭をかかえるルーク

ルーク「痛〜っ、と、とにかくそれを売らない方法をさがそうぜ。なんだったら俺の服を売ろうぜ。結構いいもんだし」

ティア「ふふっ、ルークは優しいのね」

ルーク「そ、そんなことねえよ」

ティア「だったら頼みましょう。頭を下げれば助けてくれる人も居るかもしれないわ」

ルーク「おう」



ルーク(なんだったんだ、さっきの頭痛は? 誰かが俺に売らせないように怒鳴って来た?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:54:24.99 ID:uIK2jH.o<>見てるよ
がんばれ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:56:30.94 ID:dN2TR42o<>ティア「でも、どうしようかしら……。泊めていただくにしても、二人同じ家は失礼なのかしら」

ルーク「いいんじゃないのか? でかい家なら。ほら、あの家とか」

ティア「あら、ルークにしてはいい案じゃない」

ルーク「どういう意味だよ」

ティア「!」

驚きと共に右手でルークを制すティア

ルーク「な、なんだよティア」

ティア「あの長髪……マルクト軍よ」

ルーク「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 13:59:51.96 ID:dN2TR42o<>ルーク「……」

ティア「ルーク? どうしたの?」

ルーク「……ティア?」

ティア「ほんとにどうしたの? 固まっちゃって」

ルーク「驚かないで聞いてくれるか?」

ティア「な、なに?」

ルーク「あの赤目のメガネと目が合っちゃったんだけど」

ティア「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 14:11:45.45 ID:dN2TR42o<>ジェイド「おやー、怪しいですね〜。軍人に挙動を見せる人間は、十中八九裏があるんですよね〜」

ルーク「は、ははっ。ティア、助けて」

ティア「……わ、私はローレライ教団、響長ティア・グランツです」

ジェイド「ほう、ローレライ教団の方でしたか。隣のあなたは?」

ルーク「ルーク、ルークだ」

ジェイド「……あなたは」

ルーク「?」

ジェイド「いえ、なんでも有りません」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 14:12:40.06 ID:dN2TR42o<>また後でね

アビスとか全然覚えてねえよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 14:20:50.10 ID:Tanut46o<>おもしろいじゃないか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 15:14:53.43 ID:BI1jf6AO<>期待せずにはいられないんだが<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 15:24:38.76 ID:dN2TR42o<>ジェイド「響団の方が何故こちらへ?」

ティア「……大詠師モース直属の任務ですので申し訳ありませんが」

ジェイド「いえいえ、特命をそう簡単に漏らすようでは困りますからね〜。私は別に〜」

ルーク(なんか含みのある奴だなぁ)

ルーク「あ、あのちょっといいですか?」

ジェイド「はい? なんでしょうか?」

ルーク「お金を貸してください!!」

ティア「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 15:29:29.85 ID:dN2TR42o<>ティア「いきなり何言っているのよ!」

ルーク「いや、頼み込めばどうにかなると思って……」

ティア「(相手を考えなさい!)」

ルーク「(ご、ごめん)」

ジェイド「いや〜、軍人の前で痴話喧嘩とは肝が座ってますね〜」

ルーク・ティア「「! ち、ちがっ」」

ジェイド「お気になさらず。スピーチはちゃんと考えておきますから」

ルーク「」

ティア「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 15:36:33.11 ID:dN2TR42o<>イオン「ジェイド。あまり人をからかうモノではありませんよ」

ジェイド「これはこれはイオン様。お見苦しいところをお見せしました」

ティア「なっ!? わ、私はローレライ――」

イオン「あ、大丈夫ですよ。先程、僕の耳に届きましたから。ティアさん」

ジェイド「イオン様、例の話は?」

イオン「やはり、チーグルの仕業のようです」

ジェイド「やはりそうでしたか」

ルーク「(なあ、イオンって誰だ?)」

ティア「(うるさい。だまれ)」

ルーク「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 15:45:10.32 ID:dN2TR42o<>ジェイド「イオン様。申し訳ありませんが、この件は、後ほど改めて……」

イオン様「解っています。ジェイドも忙しい身ですからね。後ほど正式にマルクト軍に依頼します」

ジェイド「了解いたしました」

イオン「ところで、ルーク殿。先程お金を欲していましたが、何か必要なものでも有るのですか?」

ルーク「いやさ、宿代とやらが欲しく――」

ティア「ルーク!」ガッ ←ルークをぶん殴った音

ルーク「痛っ!?」

ジェイド「行きましょうか、イオン様。アニスも待っていますよ」

イオン「はい、では、ティアさん、ルーク殿さようなら」

ティア「は、はいっ!」

すれ違い様、イオンはつぶやく

イオン「(このお金をお使いください。それで今夜また……)」

ルーク・ティア「!?」



スコアはまだ揺るがない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 15:50:47.73 ID:dN2TR42o<>夜・宿前

ルーク「それにしてもイオンって凄いんだな。こんな大金ポッと出せるなんて」

ティア「ポッとじゃないわ。おそらく無け無しだったと思う」

イオン「ルーク殿〜!」

ルーク「あれ? ジェイドとか言う奴は一緒じゃないのか?」

イオン「はい、ジェイドには頼めないことがありまして」

ティア「……」

ルーク「はは〜ん。この金は前金って事か」

ティア「あなた、失礼なことと、変なことは知っているのね」

イオン「申し訳ありません……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 15:56:58.17 ID:dN2TR42o<>チーグルの森

ルーク「んがー! 小虫がうぜぇっ!!」

ティア「ルーク!」

ルーク「ご、ごめん。でも疲れた。少し休もうぜ」

ティア「イオン様から頂いた分くらいは働きなさい。この件は解決してもお釣りは来るわ」

ルーク「でも、疲れは大敵だと思う。魔物が出たら疲れて戦いどころじゃないし」

ティア「そ……それは」

ルーク「俺は休む!」 ←いきなり座るルーク

ティア「全くもう。もうしわけありません、イオン様」

イオン「……いえ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:01:56.44 ID:dN2TR42o<>ティア「近くに水が流れてる。汲んでくるからイオン様をお願い」

ルーク「ああ、頼む」

イオン「すいません」

森の向こうへ消えていったティア

イオン「……ありがとうございます、ルーク殿。僕の疲労を察してくれていたのでしょう?」

ルーク「……気にすんなよ。なんだか分からないけど、親近感が湧くんだよ。お前には」

イオン「?」

ルーク(なんでだろう? なんだか涙が出てきそうだ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:12:54.46 ID:dN2TR42o<>巨木の前

ルーク「でっけぇな」

ティア「イオン様、私たちも中へ?」

イオン「はい、是非ともお願いします」

3人は中へ

チーグルA「ミュウ!」

チーグルB「ミュー!」

ティア「……可愛い」

ルーク「なんて数だ」

イオン「ははっ、愛らしいですね……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:35:48.58 ID:dN2TR42o<>長老「良くぞ居らした、お客人」

ルーク(じじいなのか? ばばあなのか?)

イオン「アポイントも取らず申し訳ありません」

長老「構いません」

ルーク「(俺たち何すればいいんだ?)」

ティア「(黙って聞いていましょう)」



うんたらかんたら<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:41:05.74 ID:.ZRt2QAO<>世間知らずなのは1週目と同じなのなww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:42:48.92 ID:dN2TR42o<>10分後

ルーク(要約すると、怒らせたライガに詫び入れるための貢物に、村から食料をパクッたわけか)

イオン「わかりました。しかし、だからと言って見過ごすわけにもいきません」

長老「……」

ティア(どうすれば……)

ルーク「ライガと話付けるしか無いだろ。張本人をだしてくれ。一緒に頭下げてやる」

チーグル達「!」

長老「しかし、そなたには関係が……」

ルーク「わかんねえけど、放っとけねえんだよ。……なんでなんだろ?」

イオン「あなたは……いえ、僕たちが……」

ティア「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:45:44.24 ID:o/iQQeEo<>おもしれぇ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:46:56.53 ID:dN2TR42o<>長老「解りました……来なさい」

ミュウ「ミュウ!」

ティア「可愛い……」

イオン「あなたが森を焼いてしまったのですね?」

ミュウ「ミュウ……」

ルーク「こいつだったらライガと話が出来るんだな?」

長老「はい、あなた達とも話が出来るようにソーサラーリングをお渡しします」

ルーク「んじゃ、行くぞ。ブタザル」

ミュウ「ミュ!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 16:54:30.86 ID:dN2TR42o<>外

ミュウ「ミュウはブタザルじゃないですの!」

ルーク「ブタザルがしゃべった!?」

ティア「こんなにかわいいのにブタザルって……」

イオン(この人はもしかして……)

ルーク「つか、お前らは中で待ってろよ。これは俺が個人的に出しゃばったんだから」

イオン「僕はローレライ教団の最高指導者ですから。チーグルの問題を解決する義務があります」

ティア「私も導師を守る責務があるわ」

ミュウ「うう……ありがとですの」ウルウル

ティア(ホントに可愛い……)

ルーク(人のいい奴らだな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 17:00:24.12 ID:dN2TR42o<>道中

ティア「あなた、何で兄さんの弟子なの? 見た限り、あなただったら腕もあるし独り立ちもできるんじゃ」

ルーク「俺が独り立ち? まだまだ、ヴァン師匠には……ってえ!? 兄さん? 誰が誰のだよ!」

ティア「私が妹でヴァンが実の兄」

ルーク「」

イオン「ルークは知らなかったのですか?」

ルーク「お前も知ってんのかよ!」

イオン「うすうすは。グランツと聞いてまさかとは思いましたが、ホントだったようですね」

ルーク「くっそー! 知らないのは俺だけかよ!!」





ミュウ(……内輪話は気まずいですの)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 17:06:59.59 ID:dN2TR42o<>奥地

ライガ・クイーン「ガルルルルルルルルルルルルルッル!!」

ティア「居た」

イオン「迫力がありますね」

ミュウ「こ、怖いですの……」

ルーク「おら、俺達は会話出来ねえんだからお前が謝れよ」

ミュウ「うう……ホントに怖いですの」ウルウル

ルーク「お前がやったんだろ!!」ギロッ

ミュウ「ミュ!?」ビクッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 17:11:28.97 ID:dN2TR42o<>ティア「ルーク!」

ルーク「なに、ビビってんだよ! お前がやらかしたんだから、誠意位見せろよ!!」

イオン(……やっぱり)

ライガ・クイーン「グルルルルルルルッ!!」

ミュウ「ミュウ……」

ルーク「俺たちはお前の代わりに誤ることも、罪を償うことも出来ないんだから」

ミュウ「……わかったですの。ちゃんと謝るですの!」

ルーク「おう!」

ルーク(なんでだろう? ちゃんと解決させないと行けない気がする)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/09/09(木) 17:29:09.30 ID:dN2TR42o<>ミュウ「本当にごめんなさいですの! 許して欲しいですの!!」

ライガ・クイーン「グルルルルルルルッ、ガルッ!」

ミュウ「はうっ!?」

ルーク「なんだって?」

ミュウ「御託はいいから、子供の食料を持って来いって言ってますの……」

ルーク「……」

イオン「そうか、ライガは今が繁殖期でした」

ティア「やはり殺すしか……」

ルーク「駄目だ!」

ミュウ「ミュッ!?」

ルーク(ヤバイ……また頭痛くなってきた。とにかく駄目なんだ、ライガを殺すことは――)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/09/09(木) 17:34:44.85 ID:dN2TR42o<>ルーク「ライガっ!!」

ライガ・クイーン「!?」

イオン「ルーク?」

ルーク「頼む、この通りだ! 食料はこのルーク・フォン・ファブレが、近いうち絶対届けてやる! だから許してやってくれ!!」

ティア「ルーク……あなた、何故そこまで」

ライガ・クイーン「ガルルルルルルルルルルルルルッル!」

イオン「ミュウ、ライガはなんて?」

ミュウ「……殺された仲間達を思うと許す気に慣れないそうですの」

ルーク(くそっ、自分の事みたいに胸が傷む。何でなんだよ!)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 17:39:40.46 ID:dN2TR42o<>ティア「ルーク、剣をとって! 殺らなければ殺られるわ!」

ルーク「だめなんだ! ここで許しを貰わないとライガを殺さなければならない!!」

ライガ・クイーン「グルッ……ガルル……」

ミュウ「!」

イオン「今なんて?」

ミュウ「赤毛の人間に免じて、食料をちゃんと持ってくれば許してくれるそうですの」

ルーク「ホントか!? ミュウもう一回ちゃんと謝れ!」

ミュウ「ミュウ!」



ルーク(よかった……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 17:44:15.01 ID:dN2TR42o<>帰り道

ティア「ところで食料はどうするの?」

ルーク「えと……ははっ、帰ったら父上にでも頼むよ」

ティア「頼りがいがあるのか、だらしないのか分からないわね」

イオン「ルーク! 感動しました! 無益な殺生をせずにすんだのはルークのおかげです!」

ミュウ「ほんとにありがとですの!」

ルーク「いや、気にすんなよ」



ルーク(なんでかな? 俺の胸のつかえも、少し取れた気がする)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 17:49:47.05 ID:dN2TR42o<>???「イ・オ・ン・様ーっ!!」

イオン「アニス!」

アニス「探しましたよイオン様! 勝手にどこかに行って心配したんですからね!!」

イオン「ごめんなさいアニス。どうしても気になることがあって」

ジェイド「いやー、でも安心しました。心配で夜も眠れませんでしたよ〜。まあ、一晩だけでしたけど」

ティア「申し訳ありません。勝手に連れ出してしまって」

ジェイド「いえいえ、響長が一緒とあらば安心ですよ〜」

ルーク(……嫌味なのかよくわかんねえな)

ミュウ(……気まずいですの)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 18:06:31.57 ID:dN2TR42o<>アニス「イオン様の護衛ありがとうございます!」

ティア「いえ、当然の任務ですから」

ジェイド「いやー、それにしてもライガ相手に胸にしみる熱弁。感動しました〜」

ルーク「うわっ、聞いてたのかよ。なんか恥ずかしいな……」

照れるルークと青ざめるティア・イオン

ルーク「ん? どうしたんだ二人共」

ジェイド「では、不法入国で逮捕します。ルーク・フォン・ファブレ殿?」

ルーク「んえ? なんでだよ! え、おい! あれ!? なんでーーーーーーーーーーーっ!?」

ジェイド「インディグネイション!」ミ☆

ルーク「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 18:07:02.77 ID:dN2TR42o<>ルークが死んだので休憩<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 18:24:30.40 ID:AQ/ecMko<>2周目ルークとかアッシュ涙目<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 19:34:21.82 ID:vMAO3YAO<>久し振りに良作と出会えそうな予感が…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 19:57:59.21 ID:GjGe3oDO<>ルークよりも仲間の方に問題があるから2周目でもどうにもならない罠。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 20:04:52.29 ID:IHtYMnc0<>少しスコアが変わってきたな
六神将全員死なないといいなぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/09(木) 20:32:11.51 ID:ZCBy2cAO<>アビスはノリスケがあんまり失望させんなよとかワケわかんねぇこと言った辺りでやめてしもうた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 21:00:37.84 ID:x0JXtf.P<>長髪ルークは世間知らずすぎて最初から仲間の好感度が低めだったところに
あの展開だったから…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 21:01:58.44 ID:newCpGI0<>2周目かいいな
アッシュどうなんだろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/09(木) 21:20:33.26 ID:AxKmAFY0<>支援<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 21:39:18.19 ID:G8wsrrIo<>ID変わったけどちょこっと書く<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 21:42:32.07 ID:G8wsrrIo<>巨木の中

長老「あなた方には感謝してもしきれませぬ」

イオン「いえ、全てルークとミュウがやったことですから」

長老「そうですか……ルーク殿感謝いたしますぞ」

ルーク「い、いえ」

ルーク(なんか照れるな……)

ジェイド「照れる咎人も可愛いですね〜」

ルーク「うるせえよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 21:50:08.92 ID:G8wsrrIo<>長老「ミュウ、お前はルーク殿について行きなさい」

イオン「! それはもしや」

長老「コレは罰じゃ。ルーク殿について行き手助けをしなさい」

ミュウ「ミュ……ミュウ」

ティア「それは追放、と言う形に?」

長老「そこまでは言ってませぬ。ただ、今暫く身の回りの世話をしなさい。ルーク殿はよろしいかな?」

ミュウ「ミュッ!」

ルーク「あ、ああいいデスヨ」

ルーク(俺今犯罪者んだけど、いいのか?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 21:54:42.51 ID:G8wsrrIo<>タルタロス・牢屋

ルーク「戦艦はデケエけど、牢屋は小せぇな」

ミュウ「そうですの」

ルーク「ジェイドの奴〜、俺は一応公爵家の一人息子だぞ!」

ミュウ「ご主人様は帰ったら何をするんですの?」

ルーク「ん? ああ、帰ったら旨いもん死ぬほど食いてえな」

ルーク(なんなんだろう? 胸騒ぎがする……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 22:13:32.52 ID:G8wsrrIo<>アニス「ルーク様ーっ!」

ルーク「あ? 確か……アニスだっけ?」

アニス「覚えててくれて超嬉しいですぅ〜!!」

ルーク「……つか、なんの用だよ」

アニス「釈放で〜す」

ルーク「速いな」

アニス「はい! 別に形式的なものでしたので! ちなみにティアさんはお部屋で休んでますぅ」

ルーク「何で俺だけ!? あんの糞大佐ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!」

アニス(コレを機に公爵に見初められたら……クククッ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 22:16:49.33 ID:G8wsrrIo<>┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”ド ド ド ド ド ド ーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!

アニス「な、何!?」

ルーク「なんなんだ!? アニス、大丈夫か!!」

アニス「うぇ? は、はい!」

ルーク「今の爆発、でかいな。とりあえず外に出よう」

アニス「はいです!!」

ルーク(なんかヤバイぞ? なんだこの感じ!?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/09(木) 22:38:24.28 ID:G8wsrrIo<>廊下

『船員に告ぐ! 至急、戦闘準備を終え臨戦態勢は整えよ!!』

ルーク「この声、ジェイドか?」

アニス「はい、そのようです!」

ルーク「ちっ、早く出るぞ! 皆が心配だ!」

ラルゴ「ふむ、自分より他人の心配か……情報とかけ離れているな」

アニス「!」

ルーク「だ、誰だお前!」

ラルゴ「六神将の一人、黒獅子ラルゴ」




ルーク(……誰だよ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 00:35:30.59 ID:CClDFdE0<>イオン様が今夜とか
意外と大人<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/10(金) 00:47:03.44 ID:FUfpEEAO<>アビスやりたくなってきた
期待 止めたんならまた始めることをお勧めする<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:10:41.59 ID:BUGJwboo<>アニス「ま、まずいですよ〜。ルーク様……」

ルーク「ハァハァ……ココは俺がやる! アニスは助けを呼んでくれ!!」

アニス「はっ!? ルーク様がなんで――」

ルーク「いいから早く! こいつ強いぞ!」

アニス「は、はい!」タタタッ

ルーク(こいつヤベェ……こんなどこにでもある剣でどうにかなるか?)

ラルゴ「……女を逃がすその心意気、心底感嘆するが大丈夫か?」

ルーク(こ、怖ええ……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:15:57.48 ID:BUGJwboo<>ラルゴ「ふっ、緊張で息が上がっているぞ?」

ルーク(クソッ! 怖ええけどチャンスだ。今ならこいつは俺を舐めてる)

ラルゴ「どうした?」

ルーク「ふっ!」 ←一気に詰め寄ったルーク

ラルゴ「!」

ガィィイイイン ←剣と鎌の擦過音

ラルゴ(疾い!?)

ルーク(ははっ、カスったぞ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:21:10.66 ID:BUGJwboo<>ルーク(よし、ヴァン師匠の剣技は通用するぞ!)

ルーク「オラッ!」 ←連続で斬りつけるルーク

ラルゴ(クッ、この男……強い!?)

ラルゴ「……貴様一体――ゴボッ」

ルーク「!」

ラルゴ「……いつの間に? ネクロマンサー……」 ←胸からヤリを突き出したラルゴ

ジェイド「いや〜、お手柄ですねルーク。戦力に入れますよ」

ルーク(こいつ、殺しやがった……?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:25:00.14 ID:BUGJwboo<>ジェイド「あなたを捕縛出来る自信も余裕も有りませんからね……」

ルーク(こいつ、表情一つ変えてねえ……)

ラルゴ「……不覚」 ←言いながら窓から飛び降りたラルゴ

ジェイド「ふぅ……ルークには助けられましたね」

ルーク「お、おいジェイド! 上!!」

ジェイド「!? しまっ――」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:34:36.08 ID:BUGJwboo<>別室

ティア「一体どうなっているの!?」

アニス「いきなり六神将が戦艦を!」

イオン(六神将がどうして……)

アニス「今ルーク様と大佐がラルゴを足止めしています」

ティア「もう、あのバカ!」



アッシュ(……やはりあいつが乗ってるみてぇだな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:39:20.58 ID:BUGJwboo<>アニス「敵兵とグリフィンからイオン様を守ります! ティアさんは――」

ティア「解ったわ」

アッシュ「させるかよ、導師をこちらへ寄越せ」

アッシュ(ラルゴにこいつらまで任せるのは、得策じゃねぇだろうな……)

ティア「ル、ルーク?」

アッシュ「はっ、俺とあのクズを一緒にすんじゃねぇよ」

イオン(嫌な予感は当たるようですね……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:50:20.54 ID:BUGJwboo<>アニス「なんでルーク様が二人も……」

アッシュ「あ? ……ふた――」

ルーク「双牙斬!」

アッシュ「ちっ、ラルゴの野郎足止めもまともに出来ねぇのか!」

アッシュ(くそっ、なんだこいつ!? 太刀筋が――)

ルーク(なんでこいつ俺を同じ顔を……!?)

アッシュ「テメエら! チンタラやってねえで、とっとと取り囲め!!」

ルーク「ジェイドからの伝言だ! 船を置いて逃げるぞ!!」

ルーク(よく分かんねえけど――)

アッシュ(――今やり合うのはヤベェな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:53:27.66 ID:BUGJwboo<>俺(よく分かんねえけど、これ以上起きてんのはヤベェな)

見てる人居るか分からんがおやすみ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 01:55:31.75 ID:ecARnNgo<>おやすみー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/10(金) 02:04:39.89 ID:jPcXjpA0<>おやすみー
続き待ってる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 02:53:49.44 ID:S4ZF8UAO<>(-.-)ノシおやすみ(-.-)zzZ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 07:15:57.22 ID:CClDFdE0<>おやすみ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 15:59:28.20 ID:Hbw1nkE0<>2週目でシナリオ変えれるとかいいな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>age<>2010/09/10(金) 16:25:43.53 ID:Syw85YDO<>大切な事なので2回言いました<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/10(金) 18:30:17.97 ID:CClDFdE0<>通常攻撃と双牙斬だけでラルゴを圧倒するとは二周目ってすげー!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/10(金) 21:04:54.19 ID:FUfpEEAO<>←で補足するなら地の文入れた方がスマートにならないかな?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 02:34:49.54 ID:B5z7b5c0<>ほ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 02:44:12.08 ID:3tLzlyk0<>し<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 03:01:18.21 ID:2HHXfWgo<>ルークだけ変わっても、なあ
PTメンバー全員どうしようもないdqnばっかだし<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 03:19:46.52 ID:B5z7b5c0<>じゃあみんなks<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 04:26:22.51 ID:AmsEifso<>てめーガイラルディア・ガラン・ガルディオスdisってんのか?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 19:18:18.82 ID:1IvWgwAO<>まだー?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:31:51.42 ID:PH9JjN20<> まだ落ちてないよね、他の所から来てめっちゃ楽しみにしてたんだが・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>age<>2010/09/11(土) 21:29:04.92 ID:tem2ycDO<>ここはスレ落ちが無いから安心せい

てかどこから流れてきた?
凄く知りたい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 22:14:37.39 ID:MDxVWIDO<>あのパーティは個人の目的優先で潤滑油になれるのイオンぐらいしかいないしな。
後リーダーが不在なのがなあ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 23:48:01.44 ID:2HHXfWgo<>「同行者」と揶揄される程度の人間関係<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/12(日) 00:30:52.64 ID:d3xocIAO<>敵側にそれぞれ因縁有るから利害の一致で って感じたしね。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/12(日) 09:57:51.72 ID:ssmXpoDO<>GGGは人間できてるよな

あとティアかわいいよティア<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 10:40:26.76 ID:QMWOzoDO<>一番まともなのは
ガイか?



作者マダー?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 10:49:19.49 ID:pK5nKtgo<>ガイは、まあ従者としては論外だけど、PTの中じゃ一番マシだな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 16:37:51.23 ID:V9j9b9oo<>こちら>>1
参考資料の奪取に成功した
コレによりド忘れしていた設定を盛り込めるだろう
文体を変えていくがセリフ以外読み飛ばしても問題ないようにしたい

引き続きよろしく頼む<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 16:57:12.99 ID:SV28LIgo<>>>106
おかえり<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 16:57:52.28 ID:V9j9b9oo<>アッシュ「お前ら! こいつらを囲め! 優先事項は導師の奪還だ!!」

オラクル「「はっ!!」」

ティア(不味い……統率が取れてきた!)

アニス(はうあ! ……不味いかも)

ティア、アニスが戦況に僅かながら劣勢を感じる中、ルークは叫ぶ

ルーク「ジェイドからの伝言だ! 逃げるぞ!!」

ルークの叫びが合図のように、タルタロスが静止した。

アッシュ「ちっ! 何が起こった!?」

ルーク「早く逃げるぞ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 17:05:34.38 ID:V9j9b9oo<>ルーク「こっちだ!」

ルークを先頭にジェイドを除いた一行は走る

アニス「ルーク様! 大佐は? それにコレって」

ルーク「骸狩りだってよ。なんでも戦艦を緊急停止するらしい」

ティア(オラクル兵が少なくなっているのも、これのおかげ?)

逃走の中、イオンは息を切らしながら言う。

イオン「ハァハァ……ティア。譜歌をお願いし……ます。追っ手がすぐそこに……」

ティア「は、はい!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 17:12:12.58 ID:V9j9b9oo<>ルーク「譜歌?」

アニス「知らないんですか?」

ルーク「あ、ああ」

内心首を傾げるルーク。そんな彼に心地良い歌声が届く。

ティア「〜〜〜♪」

ルーク(敵が寝てる? ……譜術みたいだ)

アニス「ルーク様? さっきから出口に向かって居ないような……」

ルーク「今はハッチしか開かないんだ。もう着くぞ!」

ミュウ「はいですの!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 17:21:36.75 ID:V9j9b9oo<>外

ルーク「着いた!」

ジェイド「ルーク! 上!!」

ルーク「え? ――くそっ!」

驚きと共に緊急回避するルーク。上空から弾丸を放った女は着地した。

ティア「リ、リグレット教官!?」

リグレット「ティア……? ティア・グランツか……!」

ジェイド(また六神将か。……どうしてそこまでしてイオン様を?)

ルーク(いきなりなんなんだよ! 訳わかんねぇ!)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 17:35:48.17 ID:V9j9b9oo<>オラクル兵「そこまでだ!」

イオン「くっ……」

ルーク「イオン!!」

ジェイド(逃げ切れる相手でも無さそうですね)

槍一つでリグレットへ向かってゆくジェイド

リグレット「腕から槍? ネクロマンサーか……!」

接近戦にもつれ込んだジェイド。それを見るティアは瞳を揺らし――

ティア(リグレット教官までどうして……?)

『殺らなければ殺られるもの……』

ルーク(くそっ……また頭が……。ティアの声?)

ルークは誰かの声に胸を焦がす。

リグレット「撤退だ!」

ルーク「うわぁぁぁぁぁああああああああああああああああああ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 17:45:22.84 ID:V9j9b9oo<>オラクル兵「ゴフッ……」

イオン「ルーク!」

ルークはオラクル兵を一閃するが、いきなり放心状態になってしまった。

リグレット「馬鹿者め……! 無駄に大声を挙げおって!」

ジェイド「馬鹿は貴方かもしれませんよ?」

リグレットの首に槍の先端を当てがっていた。

リグレット「っ!」

ジェイド「さて、我々の勝利です。武器を放しなさい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 17:50:47.03 ID:V9j9b9oo<>リグレット「その必要は無い――アリエッタ!!」

???「それは無理な話しだな」

リグレットの叫びも虚しく、呼び出した助っ人は拘束状態にあった。

アリエッタ「……ごめんなさい」

ガイ「ガイ様、さり気無く参上」

ルーク「……ガイ」

ジェイド「取っておきは当てにならない様ですね〜?」

リグレット「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 18:11:21.25 ID:V9j9b9oo<>アニス「なんでネクラッタがいんの?」

リグレット「まったく……」

ジェイド「……?」

リグレットの反応に疑念を抱きながらも、ジェイドは声を張り上げる

ジェイド「ティア! 先程の譜歌をお願いします!」

しかし、遅かった。

シンク「なんでボクがこんな奴をっ!」

ジェイド「!?」

ルーク・ガイ「しまった!」

シンクはティアに蹴りを浴びせ、イオンを抱き帰る

シンク「アンタ等を救う気はないから勝手に逃げなよ!」

風を巻き上げながらイオンとともに消えていった。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 18:11:50.83 ID:V9j9b9oo<>そして>>1もメシ食いに消えていった。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 18:13:18.78 ID:QrwkanEo<>さり気無く参上クソワロタwwwwwwwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 18:17:20.24 ID:.OloClso<>>>112
>ティアは胸を揺らし――
に見えたはずかすぃ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 18:45:46.28 ID:vufkNUYo<>>>118
同じく<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 20:10:29.45 ID:SV28LIgo<>>>1はまだかー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga <>2010/09/12(日) 22:28:39.12 ID:FfogC.20<>早くみたいぜよー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 22:38:34.55 ID:v6iM6WEo<>こちら>>1
ただいまメシから帰還した
ID変わった件については許してくれ

今から書きますよっと<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 22:40:51.44 ID:rNOWkVo0<>よくぞ もどった >>1よ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga <>2010/09/12(日) 22:42:40.84 ID:FfogC.20<>きたーん<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 22:47:45.54 ID:v6iM6WEo<>アニス「おんどりゃぁぁああああああああ! イオン様を返せぇぇぇええええええ!!」

ジェイド「ルーク! 大至急イオン様を!!」

ルーク「え? あ、ああ。分かった」

珍しく焦るジェイドに空返事のルーク。

リグレット「……その心配は要らないわ。導師は直ぐに――返す!!」

ポツリとつぶやいたリグレットは、隙を着いた蹴りでジェイドへ蹴りを入れた

ジェイド「ぐっ!」

リグレット「皆一旦引け!」

リグレットの合図とともに、無数のグリフィンがアリエッタを含めた全員を掴み逃走する。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 22:56:03.95 ID:v6iM6WEo<>ジェイド(くっ……! 譜術はまだ使えそうに無いか……?)

ガイ「くそっ、俺はどうすれば良い!?」

ティア「貴方は応援? とにかく導師を――」

ジェイド「その心配はあまり無いのかもしれませんよ」

ルーク「え?」

アニス「大佐? どういう事ですか!?」

ジェイド「彼らは六神将であり、ローレライ教団です。わざわざトップに危害を加える事は無いでしょう」

アニス「でも!」

ジェイド「[ピーーー]なら今でも出来たはずです。今は先を急いだ方がいいでしょう」

アニス「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:05:42.43 ID:v6iM6WEo<>ティア「そうとも限りません。彼らはヴァン直属の団員です」

ジェイド「貴方がヴァン・グランツ主席総長に私怨をいだいているのは解ります」

ジェイド「ですが、グランツ氏が導師の命を狙う意味が分かりません」

ティア「っ!?」

アニス「でもでも! イオン様が居ないと例の交渉が――」

ジェイド「今はルークが居ます。交渉材料には十分です」

ジェイド「敵は六神将では無く、戦争です。確実に来る大衆と、死ぬとも限らない人間。どちらを取りますか?」

みんな「……」

ジェイド「結構。沈黙は肯定と受け取りますよ。これでも私とて究極の選択に不安はあります」

ティア「……今はルークを帰す事が先決」

ジェイド「そういう事です」

みんな「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:10:25.12 ID:v6iM6WEo<>ジェイド「ではもう遅いですね。近場で野宿としましょうか」

ティア「……はい」

アニス「……解りました」

ルーク「……」

ジェイド「ルーク?」

ルーク「……」

ジェイド「ルーク!!」

ルーク「え? な、なんだ!?」

ジェイド「……いえ、早く準備をお願いします」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:15:27.08 ID:v6iM6WEo<>キャンプ・夜

ルーク「……自己紹介は終わったか?」

ガイ「おう、今終わった」

ルーク「……とりあえず水汲んできたからもう寝る。朝早いんだろ?」

ティア「……? おやすみなさい、ルーク」

ルーク「ああ、おやすみ。ティア」

アニス「ルーク様どうしたんですかね? イオン様の件で落ち込んだんでしょーか?」

ジェイド「……それだけでは無いようですよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:17:21.55 ID:rNOWkVo0<>みんな「……」に吹いたw
せめて
全員「……」とかにしようずwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/09/12(日) 23:19:26.59 ID:v6iM6WEo<>みんな「?」

ジェイド「どうやらオラクル兵を一人殺してから、極端なほどに意気消沈です」

ガイ「! あいつ人を殺したのか!?」

ティア「彼は初めてなの?」

ガイ「ああ、そのはずだ。少なくともこの7年間、一度も無い」

アニス「はうあ! それなのに良く戦えてましたね」

ガイ「何か変なんだよ、あいつ。屋敷をです日から変わったんだ」

ジェイド「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:30:53.39 ID:v6iM6WEo<>ミュウ「ご主人様、うなされてますの……」

全員「……」

ガイ「……話は変わっちまうが、アンタ達の目的は分かった。でも、協定を結ぶにしても導師の権力は必要なんじゃないか?」

ジェイド「ええ、確かにそうですね。中立の立場はお互いに公平性を与えます。ですが、ルークの命を賭けるに値しません」

アニス「大佐……」

ジェイド「これは個人のケンカじゃありません。政治です」

ティア「大佐の言うとおりよ。私怨で追うべきでは無いのかもしれないわ」

ガイ「……もう寝よう。みんな疲れてるだろ? 見張りは俺がやる」

ジェイド「いや〜、ガイはその手の役割が、板についてますね〜」

ガイ「毒吐くなー……アンタ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:48:38.00 ID:v6iM6WEo<>次の日・道中・夕方

ガイ「もうすぐカイツールだ。がんばれ、ルーク」

ルーク「……ああ」

ジェイド「ほう、ガイはマルクトに土地勘があるようですね」

ガイ「ははっ、卓上旅行が趣味なんだ」

ジェイド「これはこれは、そうでしたか〜」

ガイ「それよりどうするよ。あと少しだが、一晩歩くわけには行かないだろ?」

アニス「また、野宿〜? 虫とかヤダ〜!」

ガイ「ははっ、セントビナーに戻ったってオラクル兵に捕まるだけだぞ?」

アニス「ぶ〜」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:50:42.64 ID:v6iM6WEo<>キャンプ・夜

ルーク「ガイ、起きてるか?」

ガイ「ん? ああ、起きてるぞ」

ルーク「ちょっと来てくれ。剣持って」

ガイ「?」

ルーク「みんな起こすなよ。バレたらダセェし……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:53:19.87 ID:v6iM6WEo<>キャンプ・離れ

ガイ「なんだ、ルーク? いきなり」

ルーク「修行に付き合ってくれ。このままじゃビビって戦えない!」

ガイ「……無理しなくてもいいんだぞ? もう直ぐキムラスカだ」

ルーク「……」

ガイ「みんなに聞いたぞ? お前はがんばったそうじゃないか」

ルーク「駄目なんだ。駄目なんだこのままじゃ!」

ガイ「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 23:56:30.64 ID:FPzLfkMo<>あぁなんかこのルークいいなちくしょう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:00:02.45 ID:h.BOTEgo<>ルーク「このままビビるだけの弱い俺じゃ、また余計な殺しをしなきゃならない」

ガイ「でも、導師を守るためだったんだろ? 誉められても責められることじゃないさ」

ルーク「でも……あの兵士だって、俺が強ければ殺さなくて済んだかもしれないんだ!」

ガイ「ルーク?」

ルーク「なんとなくだけど感じるんだ。殺さなけりゃいけない事もあるって。でも余計に殺したくは無い!」

ガイ「……わかったよ、ルーク。剣を取れ」

ルーク「……! おうっ!」

ガイ(なんでこんなに腹が座ってんだ? 何時ものルークなら、泣いて喚いても可笑しくないのに)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:06:18.31 ID:h.BOTEgo<>カイツール

ティア「ここがカイツール……」

ルーク「おー、すげえ。船がデカイな!」

ティア「え、ええ。そうね!」

ガイ「ははっ、少しは吹っ切れたみたいだな」

ジェイド「マルクト兵ですね。導師の件を報告してきます。アニスとガイは出航の準備をお願いできますか?」

ガイ・アニス「了解」

ルーク「俺達は?」

ジェイド「オラクル兵から身を隠すための宿でも探していてください」

ティア「はい、わかりました」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:10:24.54 ID:h.BOTEgo<>アニス「ねーガイ? なんで大佐は使うかも分からない宿を取らせるの〜?」

ガイ「ジェイドなりに気を使ったんだろうさ」

アニス「え!? ルーク様とティアが!?」

ガイ「さあね。ほらちゃっちゃと出航時間調べて、俺達もあぶら打とうぜ」

アニス「なんかショック〜」

ガイ(ルークも両手に華だな〜……まあ、3本目がアレだが)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:24:52.60 ID:h.BOTEgo<>ティア「そういえば、宿って何日分取ればいいのかしら……」

ルーク「ティア……」

ティア「ば、馬鹿にしたければしなさい!」

ルーク「違うよ」

ティア「?」

ルーク「色々教えて欲しいんだ。このまま無知でいたら、絶対にいつか取り返しの付かないことになる」

ティア「……ルーク?」

ルーク「誰でもない、自分で判断して動ける人間に成りたいんだ」

ティア「……分かったわ。いきなりで良く分からないけど、協力させてもらうわ」

ルーク「ありがとう! ティア!!」

ティア「え、ええ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga <>2010/09/13(月) 00:30:26.78 ID:8rgV69c0<>面白いぜい
支援だぜい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:31:27.54 ID:dXFhr2AO<>wktkが止まらヌェー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:34:10.44 ID:h.BOTEgo<>ヴァン「久しいな、ルーク。心配したぞ」

ルーク「ヴァン師匠!!」

ティア「兄さん!?」

ヴァン「剣を納めなさい、ティア。事が事だ」

ルーク「何かあったんですか?」

ヴァン「む? ああ、部下が勝手をやらかしてな。色々仕事が出てきた」

ティア「! あれは六神将の独断だったの!?」

ヴァン「うむ……そうなるな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:36:03.40 ID:HW8xF1A0<>やばいこのルーク良すぎる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:43:34.72 ID:h.BOTEgo<>ジェイド「おや、貴方がヴァン・グランツ主席総長ですか」

ヴァン「その立ち振る舞い……もしや貴殿が――」

ジェイド「マルクト帝国軍第三師団師団長、ジェイド・カーティス。階級は大佐です。以後、お見知りおきを」

ヴァン「噂はかねがねと……ルークが世話になりました。ネクロマンサー殿」

ティア(やはり、大佐がネクロマンサー……?)

ヴァン「ルーク、これより私は一度、離れねばならない。気をつけて帰りなさい」

ルーク「はい、解りました」

ヴァン「では」






ヴァン(これは一度調べておく必要が出てきたか?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:50:40.70 ID:h.BOTEgo<>ジェイド「……」

ティア「……」

ルーク(二人共どうしたんだ?)

ガイ「大変だ! 船長がグリフィンに拐われたらしいぞ!」

ミュウ「みゅ!?」

アニス「このままじゃ船も出せないって」

ジェイド「これは困りましたね〜。代理の操縦士は?」

ガイ「分からないそうだ。良くて3日はかかるらしい」

ルーク「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:56:38.78 ID:h.BOTEgo<>ルーク「助ける訳には行かないのか?」

ティア「ルーク?」

ルーク「やっぱりどこか胸につっかえてたんだ。イオンの事も」

ガイ「お前……」

ルーク「イオンや船長だってきっと辛いと思うんだ! ……記憶が無くなる位に」

ジェイド(誘拐? 記憶? ……やはりあなたは)

ルーク「ダメかな?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 01:02:28.68 ID:h.BOTEgo<>ジェイド「気乗りはしませんね〜」

ルーク「……」

アニス「犯人はきっと根暗ッタだよ……昨日からライガが居たって」

ジェイド「ますます気乗りしませんね〜。最悪、また六神将と戦いになりますよ?」

ルーク「でも助けたいんだ!」

ティア「ルーク……どうしてそこまで」

ジェイド「結構。ならば直ぐに行動に移しましょう。聞くところ日は浅いようです。手がかりも見つかるかもしれませんよ?」

ルーク「ありがとう! ジェイド!」

ジェイド「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 01:06:53.73 ID:h.BOTEgo<>ガイ「おー、あれ? 旦那照れてないかい?」

ジェイド「嫌ですね〜、ガイ。私は女性を投擲する攻撃方法は、あまり好きでは無いのですが……」

ガイ「ゴメンなさい!!」

アニス「でも凄いね、ガイ」

ティア「?」

アニス「ガイはルークが助けたい! って言うって分かってたんだよ」

ルーク「なんでだよ、ガイ?」

ガイ「さあな。でもまあ、訳の解らんイメチェンしたって親友の考えは分かるもんさ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 01:12:22.21 ID:h.BOTEgo<>寝ます

あと>>130には感謝
なんか締まらないと自分でも思ってたんだよ

やっぱバカSSばっか書いてると文体可笑しくなるなwwwwww

おやすみ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/13(月) 10:16:50.73 ID:VRFuJYDO<>乙カレー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 20:02:46.48 ID:L5dVYYM0<>これは良スレ
支援<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 20:30:23.92 ID:omrT6foo<>乙ー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 23:38:08.43 ID:gn17AzAo<>すばらしい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/13(月) 23:50:43.68 ID:D37ps2AO<>昨日クリアしたばかりの自分になんてタイムリーなスレだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>age<>2010/09/14(火) 21:27:50.18 ID:1dTc8UDO<>支援あげ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 08:08:07.20 ID:OE5jROc0<>おい続きはまだかおい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 12:18:04.76 ID:PRDEUsAO<>+(0゜・∀・)+wktk+<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 16:32:46.14 ID:uZiVt1so<>支援<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/09/15(水) 21:27:50.69 ID:WR/TSH60<>アクゼリュスとかイオンのアレとか大爆発とか回避できるか見物だな
支援!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/16(木) 16:05:36.47 ID:yC/5wA2o<>なんかアレだ、スマン
国境と港脳内でごっちゃにしてた
サラッと国境を越えた事にしといて<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/16(木) 18:01:00.67 ID:BVqCmNUo<>そういえば港はキムラスカ側か
すっかり忘れてたわ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/16(木) 22:31:41.66 ID:E.lJWQDO<>アビスって結構叩かれてんのな
結構好きなのに評判にびっくり<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/16(木) 22:53:29.80 ID:G7U.Bl2o<>>>163
たぶんロード長いから<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 00:34:46.65 ID:fK0zdcAO<>>>163
パーティキャラの性格の悪さもあるんじゃね?
ジェイドとかアニスとか好きだけどなぁ

ナターリア(笑)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 00:35:40.09 ID:c6jNfCAo<>>>165
屋上<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 00:37:05.32 ID:/dv8EVYo<>書く<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 00:44:02.03 ID:/dv8EVYo<>カイツール軍港・1時間後

ジェイド「結局、魔物が拐って行ったこと以外わかりませんねぇ」

ルーク「……どうなってやがんだよ」

ティア「落ち着いて。焦っても仕方が無いわ」

アニス「こっちもだめでした〜」

ガイ「同じくこっちも収穫無しだ」

ルーク「がー! もうダメだ! こうなったら適当に暴れて六神将の方から――」

イオン「ルークはどうして焦っているのですか?」

ルーク「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 00:48:22.10 ID:/dv8EVYo<>ルーク「イオン!?」

ティア「導師イオン! どうしてここに? いつお戻りになられたのですか!?」

ガイ「ほら、ご両人。そう慌てなさんな」

ジェイド「……」

アニス「イオン様〜!!」

アニス「ははっ、アニス。説明しますから落ち着いてください」

ジェイド「……こちらに視線を向けている彼女と関係が有るようですね」

アリエッタ「……」

ガイ「あいつ、六神将……!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 00:56:11.34 ID:/dv8EVYo<>イオン「どちらかは存じませんが、彼女は味方です」

全員「?」

アニス「根暗ッタがですか〜」

イオン「はい。彼女が機を見計らって逃がしてくれたんです」

ジェイド「……導師イオン、取り敢えず込み入った話は中で。お顔が優れませんよ?」

イオン「すいません。少し疲れてしまいました」

ジェイド(それにしては体力の消耗が激しすぎる)

ルーク「ははっ、宿とったかいがあったな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:00:37.30 ID:/dv8EVYo<>宿

アニス「ぶ〜、根暗ッタが一緒に居るなんて〜! ルーク様怖い〜」

ルーク「お前全然ビビって無いだろ?」

ジェイド「六神将達に一体何をさせられていたのですか?」

イオン「セフィロトへの封印を開けさせられていました」

ジェイド「何故?」

イオン「……申し訳ありません。僕にもよく……」

ジェイド「いえ。イオン様が無事でなによりです」

ジェイド(モースの命で密書の奪還かと思ったが、それだけでは無いようですね)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:10:07.67 ID:/dv8EVYo<>ルーク「でも良かった。イオンが拐われた時はテンパったぜ」

イオン「ご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません」

ルーク「お前、謝ってばっかだなっ」クククッ

イオン「申し訳ありません」アハハッ

アニス「で? なんで根暗ッタが〜?」

アリエッタ「お返し。ママがルークによろしくって」

ガイ「ママって誰だよ? まさかお前外で……」

ルーク「んなんじゃねぇよ!」

ティア「……最低」

ルーク「違うって言ってんだろ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:15:49.84 ID:/dv8EVYo<>イオン「アリエッタの母は森でルークが助けたライガクイーンですよ」

ミュウ「みゅ!?」

ルーク「ああ、あの時の……って、何ーっ!?」

アリエッタ「アリエッタ。ママに頼まれたの。ルークの手助けをしなさいって」

ガイ(そういや、妖獣のアリエッタは魔物と対話出来るって聞いたことがあるな)

ジェイド「人徳ですね〜。羨ましい限りです」

ルーク「……それが嫌味だって事くらい分かるぞ」

イオン「皆さんが変りなく何よりです」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:20:26.85 ID:/dv8EVYo<>ルーク「それじゃあ、イオンはちょっと待っててくれ」

イオン「?」

ジェイド「船の操縦士が六神将に拐われたようなので、助けに行ってきます」

ガイ「ジェイドの旦那はアリエッタを疑っているのか? 導師を助けた人間がそんなこと……」

アリエッタ「それはアッシュに頼まれてアリエッタがやった」

ルーク「え?」

アニス「ま〜た根暗なことやっていけないんだ〜!」

アリエッタ「アリエッタ、根暗じゃないもん! アニスのイジワル!!」

ガイ(話が進まね〜)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:28:03.84 ID:/dv8EVYo<>ジェイド「アッシュが関わっている様では、ことが事ですね。しかし操縦士を何故?」

アリエッタ「アッシュが足止めだって言ってた。後でルークを呼び出すけど時間がないって……」

ジェイド「ほうほう、他には? 例えば軟禁に使ってる場所などについて分かれば、ルークがとても喜ぶのですが」

アリエッタ「コーラル城だって言ってた」

ルーク「コーラル城だな!? よっしゃ、さんきゅうアリエッタ!」

ジェイド(臭いな……これは罠か?)

ガイ(コーラル城か……ここは止めるべきか?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:36:42.40 ID:/dv8EVYo<>イオン「ルーク。出来れば僕も導師として連れて行って頂きたいのですが」

ルーク「別にいいけど危ないぞ」

ジェイド「ルークの言うとおりです。イオン様にはここで待っていただいたほうがいいでしょう」

イオン「しかし……! いえ、何でもありません」

イオン(アッシュとルークを合わせてはいけないのに……一体どうすれば)

ジェイド「大丈夫です。出来る限り超振動には注意を払いますから」

イオン「ジェイド……やはりあなたは」

ジェイド「アニス、アリエッタと一緒にイオン様の警護をお願いします」

アニス「ええ〜! やだ〜」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:42:28.58 ID:/dv8EVYo<>コーラル城・道中

ティア「大佐。アリエッタを導師と共に置いて大丈夫でしょうか?」

ジェイド「それは大丈夫だと思いますよ。わざわざイオン様をこちらへ引渡した位ですから。まあ、安心は出来ませんが……」

ティア「しかし……」

ジェイド「それにアニスは強いですから」

ルーク「まあ、心配だしとっとと助けて戻ろうぜ」

ティア「ええ……」

ガイ「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:48:02.87 ID:/dv8EVYo<>ルーク「ガイ、どうしたんだ?」

ガイ「ああ、すまない。ちょっとな」

全員「?」

ルーク「お前もイオンが心配なのか? それならガイも残れば俺達も安心だぞ」

ガイ「ああ、それもあるが……。実はお前が7年前に見つかった場所がコーラル城でな」

ルーク「ええっ!?」

ガイ「すまない。いつ言うべきか迷っては居たんだが……」

ルーク(コーラル城で俺が……!?)

ガイ「悪いなルーク。こんな時に」

ルーク「いや……大丈夫だ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:52:44.13 ID:/dv8EVYo<>ティア「ちょっと待って。今の話はどういう事?」

ルーク「ん? ああ、7年前にマルクトに誘拐された時の話だよ。ティアには言って無かったな」

ティア「え、ええ」

ジェイド(ファブレ公爵の子息を誘拐など聞いたことすら無いが……これは)

ガイ「言ってなかったのか……すまない」

ルーク「いいって、いいって。ほら、ちゃっちゃか行こうぜ」

ガイ「おう」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:58:39.37 ID:/dv8EVYo<>コーラル城

ルーク「思ったより汚ねぇな」

ガイ「まあ7年間放ったらかしだしな」

ジェイド「あまり期待しない方がいいですよ。何せ敵から得た情報ですから」

ルーク「ジェイドは疑り深いな」

ジェイド「これが普通です」

ティア「あなたも気を付けて。何でも信じこむのも危険だわ」

ルーク「分かったよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 02:03:44.57 ID:/dv8EVYo<>ルーク「わかったよ」

そう、ルークが言い放った瞬間、彼はグリフィンに捕まり上空へ飛んでいった

ルーク「って、うおわぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!?」

ティア「言って直ぐに……バカ!」

ガイ「ルーク!」

ジェイド「とにかく追いますよ!」

ジェイド(あのグリフィン……あまり上手く制御出来ては居ないようですね)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 02:05:32.91 ID:/dv8EVYo<>眠気も制御出来ないので寝ます<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/17(金) 02:07:54.94 ID:AZPLZgAO<>この焦らし上手め…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 10:03:35.32 ID:khE2WiY0<>アリエッター! VC:村人A<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 11:00:20.96 ID:fK0zdcAO<>アリエッたんが可愛くて僕は満足です支援<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/17(金) 18:50:34.65 ID:XAmvq2AO<>乙 ロード長いって言うけど、そんなこと無いよな 数秒位待てないのかよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 18:57:19.17 ID:R8Yqlcso<>当時は気にならなかったが今やるとロード回数の多さにあうあうあー^p^<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/17(金) 19:30:51.08 ID:9d0pVjYo<>アビスの前にローグをやっていた俺に死角は無かったぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 00:26:49.27 ID:1VwLyWEo<>ジェイド「ガイ、貴方は私と二手に別れて追いましょう。ティアは状況確認後、捜索に当たってください」

ガイ「分かった!」

ティア「分かりました」

ジェイド「六神将が絡んでいる可能性も高い。十分注意して下さい」

ミュウ「みゅ?」

ジェイド「ああ、ミュウはティアと捜索を共にするように」

ミュウ「分かったですの!」

ガイ(あいつは腕が有るってより、剣に迷いが無いんだな。……こりゃあ、早く探さないと不味いことになるぞ)

ジェイド(グリフィン程度に捕まるとは……。彼は腕にムラが有るようですね)

ティア(……バカ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 00:38:07.03 ID:1VwLyWEo<>大広間

アッシュ、シンク・ディストが見つめる先で、ルークが横たわっている

シンク「アッシュ、コレ……」

アッシュ「……どういう事だ?」

二人が驚いている原因は、機器の画面に羅列させれた数字だった

ディスト「や〜はり、私が言った通り完璧な同位体ですよ」

アッシュ「……」

シンク「あんたの読み、外れたね。こいつはあのルークだ」

アッシュ「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 00:48:48.81 ID:1VwLyWEo<>ルーク「お……前ら……。何を……?」

シンク「あれ? 起きちゃったよ。ほら、回線も繋げたしとっとと帰ろうよ」

アッシュ「……チッ!」

走り去って行くアッシュ。

シンク「ほら、アンタも。フォンディスクは僕が持って帰るから早く」

ディスト「はいはい。帰ったらいち早く見せてくださいよーっ!」

ディストも同じく椅子に乗って消えていった

ルーク(何……なん……だ?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 00:53:54.87 ID:1VwLyWEo<>シンク「まったくアンタも大変だね。同情するよ……本当にね……」

ルーク「……?」

シンク「その顔は状況を理解出来ていないみたいだね。いっその事あんたに全部……お、出来た出来た」

途中、機械音が鳴り響き会話を止めた

シンク「じゃあ、同士」

シンクを同様、踵を返した瞬間

ガイ「させるかよ……!」

ガイの一閃がフォンディスクを持つ右腕を払った<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:00:44.89 ID:1VwLyWEo<>シンク(しまっ……!)

ガイ「ふっ!」

フォンディスクに気を取られているシンクに、ガイはもう一閃仮面へ向ける

シンク「くっ!」

落ちたディスクを拾ったガイはニヤリと笑う

ガイ「ウチのルークに随分と手荒な扱いじゃないか。六神将? ……って、お前」

仮面を落としていたシンクは、舌打ちをしながら顔を隠した

シンク「……最悪だ。そのディスク……落とすなよ」

苦虫を噛み潰したような顔をしながら窓から姿を消した<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:07:27.17 ID:1VwLyWEo<>ガイ「ルーク! 大丈夫か!?」

ルーク「ああ……って、それより操縦士は?」

ガイ「ジェイドが途中に見つけて一度下で手当てした。無事だったよ」

ルーク「良かった……」

ガイ「バカヤロウ。それよりお前だよ。大佐が来るまで少し安め」

ルーク「あークソ。頭がぼんやりする」

ガイ「ったく、変に弱いんだからな、お前は。練習の時のお前は、ヴァン謡将にも引けを取らないと思ったのに」

ルーク「説教は後にしてくれ……マジで頭がダリィ」

ガイ(……ホメるべきか叩くべきか。……迷うなぁ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:10:54.65 ID:1VwLyWEo<>ティア「ルーク!!」

ガイ「(お待ちかねだな)」

ルーク「どういう意味だよ」

ティア「何をやっているの!」

ルーク「……ごめん」

ティア「あなたはそもそも隙が有り過ぎるのよ! もう少し――」

ルーク(あれ? 何で俺怒られてんだ?)

ティア「聞いてるの? ルーク!」

ルーク「すいませんでした!」





ジェイド(この音機関は一体……?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:15:25.53 ID:1VwLyWEo<>ガイ「大佐?」

ジェイド「! そのフォンディスクは?」

ガイ「ああ、シンクが持ってたんだ。怪しかったから頂いておいた」

ジェイド「では、目を通しておきましょう。ティアはルークと降りて操縦士の介護をお願いします」

ティア「はい」

ルーク「分かったけど……二人は?」

ジェイド「ガイはお借りします。私一人は心許無いので」

ルーク(アンタだけには勝てねぇよ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:19:06.64 ID:1VwLyWEo<>ジェイド「……これはまさか」

ガイ「……なあ、コレってフォニム振動数なんじゃ?」

ジェイド「感がいいですね。おそらくそうでしょう。色々気になる所もありますが帰りましょう」

ガイ「ん? ああ、分かった」

ガイ(旦那……何か隠し事があるな。珍しく顔に出てきてるぜ?)

ジェイド(これはひょっとするかもしれませんね……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:24:15.06 ID:1VwLyWEo<>コーラル城・外

ジェイド「いや〜、お待たせしました」

ガイ「待たせたな」

ルーク「……ああ」

ジェイド「ルーク!? 顔色が悪いですね、一体どうしました!?」

ルーク「いや、ミュウの奴が戯れて来てさ。疲れた」

ミュウ「ご主人様〜! 心配したですの〜!!」

ティア「……可愛い」

ガイ「らしくないな。大佐」

ジェイド「ルークとガイには操縦士の方と荷物の搬送を頼みましょう」

ルーク・ガイ「なんで!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:25:18.17 ID:1VwLyWEo<>ジェイド「だって眠いんだもん」

ジェイド「寝る」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/19(日) 01:26:43.92 ID:RIXEtUDO<>ワロタwwwwwwwwwwwwww
お休み<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:28:17.20 ID:t6hHAqUo<>乙
何このきれいな親善大使ww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 02:41:43.38 ID:v5SpW.SO<>追いついた

>>1乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>e<>2010/09/19(日) 19:34:10.91 ID:GQKmQMSO<>これは期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/23(木) 14:43:22.06 ID:fdAwpRIo<>はやくぅ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/24(金) 17:59:23.98 ID:DqR7Pm6o<>>>1だけどちょっと待ってて下さいな
2〜3日後位にはかけると思う<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/24(金) 20:04:54.25 ID:GrQIou.o<>把握<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/26(日) 15:54:55.31 ID:.8KOvwSO<>まだー?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/26(日) 16:09:13.13 ID:6FnuvUE0<>続きがきになるぜ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:10:18.21 ID:G4RvXvMo<>連絡船キャッツベルト・個室


ルーク「あー、なんか落ち着いたぜ」

ガイ「俺もだよ。こりゃルークじゃなくてもハードな旅だった」

イオン「ルークへ感謝の気持ちを贈りたい」

ルーク「ん? なんだよいきなり」

イオン「アリエッタの件です。彼女を間接的とはいえ助けて頂いた事実は感激です」

ガイ「ひと一人助けたんだよな、お前は。それに船員も助けたし、ルーク様様だわ」

ルーク「やめろよ。うぜぇ」

ガイ「おい〜、照れるなよルーク様〜?」

ミュウ「みゅう!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:10:53.14 ID:G4RvXvMo<>少しだけ投下しますん<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:18:17.21 ID:G4RvXvMo<>ジェイド「ところでイオン様。アリエッタのタルタロス襲撃の件はいいのですか?」

イオン「はい。僕としては表沙汰にしたくない。もちろん、あなた方マルクト軍へ最終決定権を譲らせていただきますが」

ジェイド「いえ、我々としましては、結果的に護衛対象を守ることが出来たので何も……」

ルーク「なんでアイツらタルタロスを襲ったんだ? アリエッタもよく分かってなかったみたいだけど」

ガイ「イオンの奪還だろうな。それと密書もか?」

イオン・ジェイド「……」

ルーク「ん? どうしたんだみんな」

ガイ(はは〜ん。二人共なにか隠してるな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:24:52.77 ID:G4RvXvMo<>ルーク「ところでジェイドはアリエッタに何頼んだんだ?」

ジェイド「他の六神将への交渉です。まあ、あまり期待は出来ませんが……」

ルーク「そうか……」

ガイ「でもまあ、六神将を一人味方に付けたのは大きいぞルーク様?」

ルーク「またそれか」

ジェイド「いやー惚れ惚れしますねルーク殿。公爵の血筋を絶やさない、その心意気。感服します」

ルーク「出て行けお前ら!!」




ジェイド(フォンディスクの解析としますか)

ガイ(ちょっとこの中回ってくるか)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:32:30.41 ID:G4RvXvMo<>ルーク「あー落ち着いた……」

『――――ーク。……ルーク・フォン・ファブレ』

ルーク「ぐおっ!? また、コレか!!」

『これより基礎の構築を終える事にします。後は進むも戻るもあなた次第です』

ルーク「なに……言ってやがる。……誰だ…………お前は……?」

『生まれた意味を……いえ、生まれる意味を知ってください』

ルーク「はぁ……?」

『では、本当のあなたの旅を――楽しんで』

ルーク「痛っ! ……なんだったんだ? いつもの頭痛と全然違ったぞ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:43:30.16 ID:G4RvXvMo<>個室・夜

ジェイド(あまり有益な情報はなかったか……)

ガチャ

アニス「大佐〜! ルーク様何処に居るか知ってますか〜」

ジェイド「さあ、何か入り用でも?」

アニス「ヤダ大佐〜! 分かってるくせに〜!」

ジェイド「ああ、ルークでしたらティアの部屋で色々教わって居ますよ」

アニス「はうあ! 一体何をですか!?」

ジェイド「さあ? 私にはわかりませんね〜」

アニス「なんかショックー」





ジェイド(一層の事、人間性に問題があれば同情もせず済んだのだが……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:50:25.17 ID:G4RvXvMo<>翌日・夕方


ルーク「明日にはバチカル付くんだよな?」

ガイ「おう、長旅も明日にゃおしまいだ」

ルーク「色々あったな」

ガイ「大変だったがいい旅だったと俺は思うぞ」

ルーク「ああ、キャラは濃いけど人のいい奴らと出会えたしな」

ガイ(辛いこともあったがいい経験に出来たみたいだな)

ルーク「おい、人が居ないぞ」

ガイ「もうそろそろメシの時間だな。行くか」

ルーク「おう」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:59:14.12 ID:G4RvXvMo<>『――――』

ルーク「グッ!?」

ガイ「おいルーク!? どうした!!」

『ようやく繋がった……』

ルーク「だ、誰だ! いつもの奴じゃないなっ!!」

ガイ「また頭痛か? 船医を呼んでくるから待ってろ」

『――我と同じ力、見せてみよ……』

ルーク「お前……俺を操ってんのか!?」

ガイ「ルーク!?」

ガイが驚く中、ルークは両手を水平線へ向ける


ルーク「やっ、やめろーーーーーーーーーーーーっ!!」


そして、両手から音素の塊が放たれ、海面を割った<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:03:14.06 ID:G4RvXvMo<>ガイ「な……なんなんだ。それ……」

ルーク「くそっ! 身体が勝手に……逃げろ……ガイっ」

ヴァン「落ち着け、ルーク」

ルーク「ヴァン師匠!?」

ガイ「まさかアンタ、ルークに――!?」

ヴァン「落ち着いて深呼吸をしながら両手意識を向けろ」

ルーク「は……、はい」

ヴァン「ガイ、お前は船医を至急呼んできなさい。事情は後で説明する」

ガイ「……分かった」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:07:52.98 ID:G4RvXvMo<>ヴァン「……行ったか」

ルーク「……ヴァン師匠?」

ヴァン「ほう……。少しは落ち着いたようだな。無事に制御できているぞ」

ルーク「本当……ですか……?」

ヴァン「ああ、眠たそうだな。寝ていいぞ。私が運んでやる」

ルーク「おね……がい……しま……――――」

ヴァン「……予定より僅かに早まったが許容範囲内か? 愚かなレプリカルーク」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:14:55.10 ID:G4RvXvMo<>物影


ガイ「ヴァン! 呼んできたぞ!」

ヴァン「もっとこちらへ寄れ。皆にバレては不味い」

ガイ「?」

ヴァン「船医殿。あなたもこちらへ」

船医「え? ええ、分かりました」

ガイ「ヴァン。とっとと教えて貰おうか。場合によっては……」

ヴァン「機密事項だ、教団のな……」

ガイ「答えになってないぞ?」

ヴァン「帰ったら話すがルークはスコアに読まれた存在だ。実は私もよくわかっていない」

ガイ「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:19:03.59 ID:G4RvXvMo<>ガイ「……話に一貫性が無いぜ」

ヴァン「しかし、事実だ。今の一撃も教団側すら理解しきれていないのだ」

ガイ「あれは超振動だな?」

ヴァン「何故起きたのかは分からんが、私を干渉でもしたのかな? 事実は分からん」

ガイ「……」

ヴァン「どうした、ガイ?」

ガイ「……悪いが俺は降りるかもしれない」

ヴァン「何?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:26:20.74 ID:G4RvXvMo<>ガイ「こいつは俺の賭けの上を行きそうだ。……いや、もう上に居るのかもな」

ヴァン「……ルークの何に拐かされた?」

ガイ「俺はアンタの事を信用出来ないが、こいつの事は信用出来る。ただそれだけだ」

ヴァン「……」

ガイ「あんたがルークのどんな秘密を知ってるか分からない。でも、俺の親友に何かあったら俺は本当の意味で本気になるぞ」

ヴァン「……いいだろう。私も既にあの頃程の感情は無い。潮時なのかもしれないな」

ガイ「?」

ヴァン「この件は内密に頼む。仮に単独で超振動を起こせるなどとデマが流されれば、ルークに未来は無い」

ガイ「……分かった。だがアンタの行動しだいじゃ、俺の口は滑るぞ」

ヴァン「分かった」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:34:21.90 ID:G4RvXvMo<>船内・医務室

ルーク「……ん? あれ、ここどこだ?」

ガイ「昨日のこと覚えてるか?」

ルーク「昨日? ああ、なんとなくだけど……。何があったんだ?」

ガイ「……俺にも分からない。ヴァン謡将曰くお前とヴァン謡将とで超振動が起きたらしい」

ルーク「……ヴァン師匠と? それ本当か?」

ガイ「あ、ああ。……そう言ってたぞ」

ルーク「……」

ガイ「それとこの話は俺たち三人の秘密らしい」

ルーク「何でだ?」

ガイ「……さあな。案外ヴァン謡将も人の子なんだ、って事かもしれないな」

ルーク「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:35:57.72 ID:G4RvXvMo<>ルーク「……つまりどういう事だってばよ」

僕「寝るってことだよ」



寝ます
エンディングまで固まってんのに長編は難しいな
色々ゴメンなさい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 01:38:34.59 ID:x5kHhVIo<>おつ

マイペースでおk<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>aga<>2010/09/27(月) 01:40:58.42 ID:rTopNpk0<>おっつん
寝る宣言でどうしても吹いてしまうwwwwww
エンディングまで練ってるって事は完走出来るってことカナ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/27(月) 02:21:05.45 ID:aCFu4gAO<>おつ
ノリスケこんなカッコよかったっけかwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 03:00:53.36 ID:5gxiTgAO<>マイペースで頑張れってばよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 03:46:55.11 ID:ion9PESO<>乙

ルークの判断が楽しみだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 16:03:38.08 ID:ogsGYESO<>乙
まってるぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 00:58:16.01 ID:m/5rJzko<>ケセドニア

ルーク「明日にゃバチカルに着くって言ってなかったか?」

ガイ「すまん。航路をよく確認してなかった」

ルーク「まあ、観光になるし全然いいけどなー」

ジェイド「私はフォンディスクの詳しい解読をするために、アスター氏から解析器を借りてきます」

ルーク「なあ、ずっと気になってたんだけどフォンディスクってなんなんだ?」

ティア「私も気になっていました。大佐、それは……?」

ジェイド「……いえ、なんでも。この件は、個人的な知的好奇心を満たすためだけなので」

ルーク・ティア「はぁ……」

ジェイド「イオン様もご同行頂いてもよろしいでしょうか?」

イオン「はい。わかりました」

アニス「ルーク様〜」

ルーク「お勤めごくろう。行ってこい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 01:01:41.89 ID:m/5rJzko<>ルーク「これからどうすっか?」

ティア「……」

ガイ「……」

ルーク「どうしたんだ? 二人共」

ガイ「俺ちょっと用事思い出した。……じゃあな」

ティア「ガ、ガイ!」

ルーク「なんの用事なんだろう?」

ティア「さ、さあ……」







ガイ(居づらいわい!)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 01:06:29.36 ID:m/5rJzko<>ルーク「マジでどうする? 俺腹減ったんだけどティアは?」

ティア「そ、そうね……昼食にしましょうか」

ルーク「んじゃ、昨日の続きを教えてくれよ。確か……コンタミネーション現象だっけか?」

ティア「ええ、分かったわ」




裏路地

ガイ「……俺はどこで暇を潰せばいいんだ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 01:13:32.02 ID:m/5rJzko<>シンク「やっと見つけたよ。アンタには随分手間かけさせられたね」

ガイ「……お前は」

ガイ(六神将かよ。……一人じゃキツイぞ)

シンク「フォンディスクを返して貰おうか。今だったら、手荒に事を運ぶつもりも無いんだけど?」

ガイ「……悪いな。ディスクは仲間が持ってるんだ」

ガイ(どう出る?)

シンク「……そいつは?」

ガイ「ジェイド・カーティス」

シンク「チッ、……分かった。見たところ、ホントにアンタは持ってなさそうだしここは引いておくよ」





ガイ「……大丈夫だろうけど、一応大佐と合流しておくか」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 01:22:41.58 ID:m/5rJzko<>裏路地

シンク「最悪だ。上手く事が運べばない」

ラルゴ「弱体化しているとはいえ、さすがにネクロマンサー相手に無闇に挑むのは愚行だろう」

シンク「それにあの使用人、……かなり出来るよ」

ラルゴ「一度、引こう。ディストにも伝えておく。導師の奪還も戦力が必要だ」

シンク「わかってるさ、らしくないな。1から10まで言う必要もないよ。その口煩さは立派に遺伝してるみたいだね」

ラルゴ「……」

シンク「近場のセフィロトも開いた事だしのんびり行こうよ」

ラルゴ(随分頭に血が登っているな。余程失態を気にしているのか)

シンク(僕はどこまで使えないんだ……クソッ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 01:29:49.92 ID:m/5rJzko<>キャッツベルト

ルーク「みんな私用は済んだのか?」

ジェイド「ええ……おそらくは、ですが」

ルーク「何だそりゃ」

ガイ「まあ、なんだ。取り敢えず寄り道も終わったし、ルーク様の凱旋だ」

アニス「きゃー! ルーク様ー! 催し物の費用はどの程度ですか!?」

イオン「アニス。ちゃっかりお金の話にすり替えてもバレバレですよ」

ジェイド「何はともあれ、コレでゴールです。刺客も誰かさんが退治してくれたみたいですし」

ルーク・ティア「?」

ミュウ「みゅう!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 01:31:28.42 ID:m/5rJzko<>俺「旅も終わったし寝れば?」

ルーク「そうします」

お家についたんで一旦終了します。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/29(水) 01:33:15.51 ID:Ua8ATkDO<>短いぞバカヤロウwwwwwwwwwwwwww

乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 04:20:29.50 ID:cA/ipwso<>どんどんスコアが崩れていくな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 21:52:17.52 ID:oHWDYug0<>テイルズオブジアビス3DSで発売だっておwwwwwww <> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/29(水) 22:24:41.97 ID:Ua8ATkDO<>釣りだと思ったらマジだったでござるwwwwww

なんという時代の先駆け<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 23:52:02.19 ID:dfF0AsDO<>ティアのおっぱい以外に
どこを3Dにするんだよwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 23:56:28.95 ID:GrTW686o<>えそりゃあイオンたうわなにをするやめ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/30(木) 00:56:01.24 ID:sUJrIRw0<>シンクの仮面とかすごい飛び出しそう
あとナタリアのおっぱいも忘れてはいけない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/30(木) 00:56:56.18 ID:qRGdfsE0<>イオン様が戦闘に参加出来るようになるんですね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/30(木) 03:00:18.93 ID:EBOPY6so<>閃覇瞬連刃が実装されたら嬉しい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/30(木) 03:31:05.11 ID:XTDgbgDO<>まさかのエンディング後続編か?
んなわけ無いか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/30(木) 07:15:06.56 ID:bxsys9g0<>ルークの醜い俺は悪くねえ!!が3D化したらネタになるだろうな
おっぱいといってもリグレット教官やネビルム先生がいるだろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/30(木) 19:19:43.67 ID:k/r7nIAO<>インディグネイションが飛び出したりして画面に突き刺さるのか…
胸が熱くなるな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/30(木) 23:17:06.53 ID:nF3YPUSO<>ティア、ナタリア、教官、先生以外の注目場所は
アニスとぺちゃぱいとラルゴぐらいか

水着で胸揺れるかな・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/01(金) 07:22:08.32 ID:OaZqL0E0<>>>249
ガイの濡れ気イベントって女性陣の胸触ったんだっけ?
そこだけ3Dなら・・・ゴクリ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/03(日) 00:33:11.12 ID:AQkA5uso<>3DSだとティアの乳揺れがオミットされてそうで戦々恐々<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/03(日) 13:56:41.10 ID:rSOXyEg0<>ティアの秘奥義のシーンがジュディスの秘奥義の時みたいになるのか<> t<>ttt<>2010/10/03(日) 21:39:47.65 ID:oxNSkS.0<>アリエッタが
3Dでみられるだと!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/03(日) 22:23:35.38 ID:JaZU4Qoo<>>>251
3Dはただ奥行き間があるだけだから期待しないほうがいいぞ
バンナムが本気出しておっぱいの奥行き感を出してくれれば期待できるがあくまでリメイクだからな
おっぱいに凝った作りなら間違いなく買う<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 02:10:34.39 ID:LaCNLYAO<>アルトネリコ3ばりの病気っぷりを期待するしかないな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 12:02:49.41 ID:9slEtM.o<>あれは病気っつーかもはやエロゲ
よくCEROが15で許したものだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/04(月) 12:48:29.82 ID:GdUBCMDO<>そのエロゲの詳細を産業で<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 12:54:36.35 ID:9slEtM.o<>パージで服脱ぐ
下着までだがロリから幅広いジャンル
PS3<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/04(月) 16:37:51.39 ID:GdUBCMDO<>興奮した<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 21:06:09.42 ID:LaCNLYAO<>あとはイベントで喘ぎ声とかか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/05(火) 16:58:30.97 ID:aGAb.ISO<>まてお前ら
話がズレてる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/05(火) 20:05:49.45 ID:p6W1tQDO<>?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/05(火) 21:15:00.45 ID:Y5T0bp20<>お前らwwwwwwwwwwww
もはや3D関係ねえじゃねーかwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/07(木) 21:32:51.17 ID:WKiZvYSO<>はやくきてくれ>>1
これ以上おかしくならない内に<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/08(金) 20:34:14.67 ID:zx63rlY0<>おっぱい!おっぱい!AA略<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/09(土) 11:43:03.50 ID:cMGd.9Mo<>もう手遅れの様だ…



おっぱry<> VIPにかわりましておっぱいがお送りします<><>2010/10/11(月) 21:17:36.01 ID:ETWx96SO<>駄目だこいつら・・・
はやくなんとかしないと<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/12(火) 10:37:59.64 ID:AZfU8v2o<>まだかな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/13(水) 23:26:34.70 ID:7uo946AO<>わくてか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/14(木) 01:01:00.12 ID:zia1Jbco<>意外に読み手が多くてホッコリした>>1です

音沙汰なく消えた事を謝りたい今日この頃
ごめんさない

色々あって急にインターネッツから離れなくちゃならなくなりました

1週間後位には戻れます<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/14(木) 01:15:47.25 ID:UIvztwwo<>待ってるぞオラアア<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/20(水) 17:51:53.94 ID:0FUBEhco<>そろそろ一週間ですね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/20(水) 18:17:12.89 ID:/yvMCeU0<>復活記念のおっぱい!おっぱい!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/20(水) 23:21:07.84 ID:0y7Np5oo<>1の復活はまだか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/22(金) 06:01:07.65 ID:RSCe5PYo<>もう一週間たってますねおっぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 02:30:31.51 ID:iXBmBdEo<>光の王都バチカル


ガイ「長旅ご苦労様だな。ルーク」

ルーク「やっと着いたぜ。……疲れた」

ティア「(本当にお疲れ様)」

ジェイド「親書もイオン様も無事ですし合格点とういう事でしょうか」

ミュウ「みゅう!」

アニス「はうあ! ここが将来手に入るアニスの庭……クヒヒ」

イオン「アニス、思考がダダ漏れですよ」




ルーク(全然帰ってきた気がしねぇ……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 02:35:58.71 ID:iXBmBdEo<>ゴールドバーグ「お初にお目にかかります。キムラスカ・ランバルディア王国軍第一師団師団長のゴールドバーグです。
          この度は無事のご帰国おめでとうございます」

ルーク「ああ、出迎えご苦労様」

ゴールドバーグ「アルマンダイン伯爵より鳩が届きました。
          マルクト帝国からの和平の使者が同行しておられるとか……」

イオン「ローレライ教団導師イオンです。マルクト帝国皇帝ピオニー九世陛下に請われ、親書をお持ちしました。
     国王インゴベルト六世陛下にお取り次ぎ願えますか?」

ゴールドバーグ「無論です。皆様のことはこのセシル将軍が責任を持って城にお連れします」

セシル「セシル少将であります。よろしくお願い致します」

ガイ「……」

セシル「どうかしましたか?」

ガイ「い……いえ」

ルーク「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 02:42:32.96 ID:iXBmBdEo<>ルーク「……話すことは山ほどあるだろうがココですることじゃねえだろ」

セシル「確かに。ではルーク様は私[わたくし]どもバチカル守備隊とご自宅へ……」

ルーク「いや、これでも公爵家の人間だしな。みんなを叔父上に取次ぐ責任がある」

ゴールドバーグ「承知しました。ならば公爵への使いをセシル将軍に頼みましょう。
          セシル将軍、行ってくれるか?」

セシル「了解です。では、後ほど」








ティア「感動したわ。あなたにも責任感はあったのね」

ルーク「お前チョクチョク俺を馬鹿にするよな!」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 02:49:47.12 ID:iXBmBdEo<>バチカル・昇降機


ルーク「……」

ガイ「何イラついてんだ、ルーク? せっかくの帰郷だぞ」

ルーク「帰ってきた気がしねぇんだよ」

ガイ「そうか……。記憶失ってから外には出てなかったっけな。……悪い」

ティア「だったら―――」

ガイ「親書の提出前に少し街を探索しないか?」

ティア「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 02:58:55.25 ID:iXBmBdEo<>ガイ「みんな……ダメか?」

イオン「いいんじゃないでしょうか? ボクも観光してみたいのが正直な感想ですし」

アニス「さんせ〜。闘技場とか見たいな〜」

ジェイド「まあ、息抜きにはいいでしょう」

ガイ「な?」

ルーク「でもなぁ……見てみろよ。あれ」

全員「……?」







漆黒の翼「ワイワイガヤガヤ」

ルーク「怪しすぎるだろ……。親書抱えて城下町はアブねえよ」

ガイ「せっかく気を使ったのに、お前な〜……」

ルーク「帰ってからでも出られるだろ。その気になったら屋敷の門番ごとぶっ飛ばす!」

ティア「根っこの部分はバカ公爵なのね」

ルーク(今日のティアはよく毒吐くな……。せっかくおどけたのに……)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 03:01:12.73 ID:iXBmBdEo<>次回投下から頑張る<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 03:52:36.09 ID:DU/5Nsso<>華麗に投下しやがって乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/23(土) 08:21:57.12 ID:AD7bkQSO<>乙ぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 10:02:39.40 ID:bvvwMzYo<>乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 11:20:25.04 ID:46j2inso<>なんだ乙じゃないか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 17:48:28.44 ID:IOpC6gAO<>>>1乙 と言わざるをえないな…
超おちゅ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 21:01:11.59 ID:oeLr5tQ0<>>>1乙ぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/23(土) 23:32:41.37 ID:LRW3eJ20<>>>1おっぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 00:17:19.71 ID:.HQ5Eb6o<>バチカル・謁見の間前

ルーク(この先が本当のゴールか……。色々あったけど楽しかったな……)

警備兵「ただいま大詠師モースが陛下に謁見中です。しばらくお待ち下さい」

イオン「む……。どうしましょうか……?」

ジェイド「暫し待ちましょうか。ルーク」

ルーク「……」

ティア「ルーク?」

ルーク「俺はファブレ公爵家のルークだ。悪いが通させて貰うぜ」

警備兵「は、はぁ……?」

ガイ(怒鳴り散らさない辺り、本当に大人になったなぁ)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 00:25:24.11 ID:.HQ5Eb6o<>謁見の間

モース「マルクト帝国は首都グランコクマの防衛を強化しております。
     エンゲーブを補給拠点としてセントビナーまで……」

ルーク「叔父上!」

アルバイン「無礼者! 誰の許しを得て謁見の間に……」

インゴベルト「その方は……ルークか? シュザンヌの息子の……!」

ルーク「そうです、叔父上」

インゴベルト「そうか! 話は聞いている。
         よくマルクトから無事に戻ってくれた。すると横にいるのが……」

ルーク「ローレライ教団の導師イオンと、マルクト軍のジェイドです」

インゴベルト「おお……、それはそれは長旅ご苦労であった。
        親書を―――」

ジェイド「はっ!」




ルーク(ふぅ……やっと終わったか)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 00:32:12.81 ID:.HQ5Eb6o<>インゴベルト「まずはゆっくりと旅の疲れを癒されよ」

アルバイン「使者の方々のお部屋を城内にご用意しています。
        よろしければご案内しますが……」

イオン「でしたら―――」

インゴベルト「ルークは残りたまえ。話がある」

ルーク「は? はぁ……」

イオン(……?)

モース「ぬぅ……ティア、お前へ話がある。後で下へ来なさい」

ティア「……モース様。私にはルークをお屋敷に送り届ける義務がございます。後ほど―――」

ルーク「いいよ、ティア。なんなら後で落ち合おう」

ティア「……ええ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 00:44:01.92 ID:.HQ5Eb6o<>インゴベルト「立派になったな、ルーク」

ルーク「はあ、そうでしょうか?」

インゴベルト「なんでもマルクトへ消える日に、お前は今までの自分を悔い改めたとか」

ルーク(……どいつもこいつもヒデェ言い草だな)

インゴベルト「ようやく公爵家の人間としての自覚が芽生えたか」

ルーク(説教かよ)

インゴベルト「と、雑談は一度止めにして……シュザンヌの件だが」

ルーク「っ!!」

インゴベルト「そう慌てるな。お前が消えて心労が溜まったのだろう。顔を見せに行きなさい」

ルーク(……この糞ジジイ。無駄にビビらせやがって)

インゴベルト「時間を取らせてすまぬな、ルーク。お前としっかり話をしてみたくなったのだ」

ルーク「話を?」

インゴベルト「うむ。話せる男の目になったようなのでな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 00:51:47.98 ID:.HQ5Eb6o<>城・外

ルーク(やっぱ俺ってそんなに変わったのか? 解んねぇ)

ティア「ルーク」

ルーク「お前とモースと話は済んだのか?」

ティア「ええ、ルークはどんな話をしたの?」

ルーク「ただの雑談だよ。実はあんまり叔父上とは会ったことも無かったしな」

ティア「そう……」

ルーク「ティアはなんの話だったんだよ」

ティア「あー、その……。えっと……」

ルーク「もういいよ。とっとと行くぞ。さっきイオンがなんか言ってたし屋敷で待ってんだろ」

ティア「そ、そうね」

ルーク(こいつ何か隠してんな。オラクル騎士団の事か?)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:00:22.22 ID:.HQ5Eb6o<>公爵家・門前

イオン「ルーク!」

ルーク「やっぱここに居たか」

アニス「イオン様がお屋敷見たいんだって〜。ダメですかぁ〜?」

ルーク「何か大切は話があるのかと思ったらそんなことか。いいぜ、歓迎する」

ジェイド「いや〜、お屋敷に後光が降りかかって見えますね〜」

ガイ「ははっ、旦那はどんな時でも調子は変わらないんだな」

ジェイド「いえいえ、ルーク殿には本当に感謝していますよ」

ルーク「なっ、なんだよいきなり! 気持ち悪ぃな!!」

ガイ「照れるな照れるな〜」

ルーク「うぜぇ!」

ミュウ「みゅう」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:08:48.19 ID:.HQ5Eb6o<>ファブレ公爵邸

ルーク「父上、ただいま帰りました!」

ファブレ公爵「報告はセシル少将から受けた。無事で何よりだ。ガイもご苦労だったな」

ガイ「……はっ」

ファブレ公爵「使者の方々もご一緒か。お疲れでしょう。どうかごゆるりと」

イオン「ありがとうございます」

ファブレ公爵「ところでルーク、ヴァン謡将は?」

ルーク「……さ、さあ? 途中までは一緒だったけど詳しくは……」

ファブレ公爵「そうか、わかった」

ティア「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:16:23.74 ID:.HQ5Eb6o<>ファブレ公爵「では私は登城しますゆえ、失礼する」



ジェイド「……」

ガイ(なんだか焦ってたみたいだな。何かあったのか?)

アニス「なんかお堅〜い」

イオン「アニス!」

ルーク「いいって、いいって。それよりガイ、ちょっと皆を頼むな」

ガイ「ん?」

ルーク「ちょっと母上にあいさつしてくる」

ガイ「ああ、分かった」

ジェイド「では、その間に見学でもさせていただきますか」

アニス「賛成〜!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:26:38.25 ID:.HQ5Eb6o<>ガイ「でも何を見るよ? 屋敷の案内は初めてで良く解らん」

アニス「ええ〜、物珍しいモノでいっぱいじゃん」

イオン「はい。あの剣はなんなんでしょうか?」

ガイ「ん? ああ……、あの剣は……」

ジェイド「どうしましたか? 顔色が悪いようですが」

ガイ「いや、実はあの剣をよく知らなくてな」

イオン「そうでしたか」

ガイ「……戦争で手に入れた戦利品としか聞いてなくてな。スマン」

アニス「うえ〜、グロい〜」

ジェイド「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:34:08.68 ID:.HQ5Eb6o<>公爵邸・寝室前

ティア「ルーク」

ルーク「どうしたんだ?」

ティア「ごめんなさい。私からにも奥様へ謝らせて頂きたいの」

ルーク「気にすんなよ。あれは事故だろ?」

ティア「関係ないわ。たとえ事故でも反省はするべきだもの」

ルーク(……なんだか胸が痛むな)

ルーク「分かった。付いて来てくれ」

ティア「ええ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:39:09.22 ID:.HQ5Eb6o<>公爵邸・寝室

ルーク「母上、ただいま帰りました」

シュザンヌ「おお、ルーク! 本当にルークなのね……。母は心配しておりました。
        お前がまた よからぬ輩にさらわれたのではないかと……」

ルーク「大丈夫だよ。こうして帰ってきたんだしさ」

シュザンヌ「本当に良かった」

ティア「――奥様、お許し下さい」

シュザンヌ「……あなたがヴァンの妹という、ティアさん?」

ティア「はい」

シュザンヌ「……そう。では今回のことはルークの命を狙った
       よからぬ者の仕業ではなかったのですね」

ティア「ローレライとユリアに賭けて違うと断言します」

シュザンヌ「ありがとう。でもティアさん、何があったか私には分かりませんが、
        あなたも実の兄を討とうなどと考えるのは――― 」




ルーク(無事な様で良かった)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:44:33.02 ID:.HQ5Eb6o<>公爵邸・エントランス

イオン「では、僕らもそろそろおいとましますね」

ガイ「じゃあ俺も行くわ。お前の捜索を、俺みたいな使用人風情に任されたって
   白光騎士団の方々がご立腹でな。報告がてらゴマでもすってくるよ」

ルーク「そうか」

ジェイド「では、明日にまた」

アニス「ルーク様〜、また明日ね〜」

ティア「……じゃあ、また明日」

ルーク「……おう」








ルーク「疲れた」

ミュウ「……ですの」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:47:36.25 ID:.HQ5Eb6o<>寝ます
話が進まず申し訳ない

エンディングへ向けて伏線の挿入作業がかなり遅れてる次第です

アクゼリュスが終わったらちょっと経ったら、ポンポン進むと思いますんで少し付き合ってください
おっぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 01:54:38.95 ID:WhSAY6Qo<>乙おっぱい
やっぱアクゼリュスは行くのね…まぁ仕方ないけど<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/24(日) 03:09:40.49 ID:CJrJyMDO<>崩落は逃れられないのかな?
乙おっぱい!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 11:23:52.98 ID:AMjnAQAO<>スコアに 多少の歪みは関係ないからな…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 13:02:53.86 ID:pG5B.V.0<>乙おっぱい
そういやナタリア出てないぞ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 23:13:06.91 ID:0CjONoAO<>乙おっぱいwwwwwwwwwwwwwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 23:48:55.62 ID:0k.v0CQo<>>>1です
人居るかな?

なんかごちゃごちゃして余計読みづらくなりそう
地の文ちょこっと入れながらだと、サラッと進めそうなんだけどどうしましょ

今までのペースでいいならこのまま続けるし、ペース挙げたほうがいいなら地の文入れる

パーティ増えすぎた弊害です<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 23:55:10.67 ID:mTw19qco<>>>1のやりやすいようにやってくれればいいよ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 23:58:33.99 ID:0k.v0CQo<>>>308
了解した<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 00:05:38.15 ID:8PUUW1so<>謁見の間・門前


ティア「それでは第七譜石はアクゼリュスに……?」

モース「そうだ。恐らくルークがアクゼリュスに……」

ルーク「俺がどうした?」

モース「こっ、これはルーク様。お待ちしておりました。カーティス大佐はもう中でお待ちですよ」

ルーク「……」

モース「ま、参りましょう」

ルーク(……やっぱなにか隠してんな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 00:20:26.04 ID:8PUUW1so<>謁見の間

インゴベルト「おお、待っていたぞ、ルーク」


謁見の間には、玉座についたインゴベルト王とナタリア姫、
ファブレ公爵、アルバイン内務大臣、そして共に旅をした面々が揃っていた。


アルバイン「昨夜緊急議会議が招集され、マルクト帝国と和平条約を締結することで合意しました」

ルーク「……それって」

インゴベルト「手柄を立てたな、ルーク。良くやってくれた」

アルバイン「しかし、親書には平和条約締結の提案と共に、救援の要請がありました」


アルバインの一言にルーク一行は首を傾げた。


インゴベルト「現在マルクト帝国のアクゼリュスという鉱山都市が、
        障気によって壊滅の危機に陥っているのだ」

ジェイド「……」

インゴベルト「陛下はありがたくもお前を、キムラスカ・ランバルディア王国の
        親善大使として任命されたのだ。……行ってくれるか?」

ルーク(壊滅の危機か……)

ルーク「わかりました。行ってきます」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 00:28:42.52 ID:8PUUW1so<>ルーク「でも俺なんかが行ってどうにかなるんですか?」

インゴベルト「心配は要らん。第六譜石にお前の事が書かれておる」

イオン「それはつまりルーク殿がアクゼリュスへ行くと予め詠まれていたという事ですか?」

インゴベルト「うむ。この役目、お前でなければならない」

ルーク(第六譜石って確かティアが言ってた、世界の終わりまで詠まれてるスコアだよな?)

インゴベルト「お前はアクゼリュスにてキムラスカを繁栄へと導くと出ている」

アニス(ルーク様すっご〜い)

ルーク「……そういう事なら、……はい。出来るだけのことはやってみます」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 00:37:42.34 ID:8PUUW1so<>城外

ガイ「いいのか? あんな安請け合いしちまって」

ルーク「どうにかなんだろ。つかお前たちも一緒なんだろ?」

ジェイド「ええ、私も同行するよう言われていますので」


どうやら、皆アクゼリュスへ行く目的があるようだった。


ルーク「って事はもうしばらくよろしくだな」

ガイ「よし、よろしくな。ご主人様」

ルーク「気持ち悪ぃ」

ティア「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 00:47:33.94 ID:8PUUW1so<>一行が話し合う中、突如ヴァンが姿を表した。


ヴァン「アルバイン内務大臣から話は聞いているぞ。ルーク」

ルーク「ヴァン師匠!」

ティア「っ!? まだ捕まって居なかったのね。兄さん」

ヴァン「人聞きが悪いぞティア。私は潔白だ」

ジェイド「……ヴァン謡将、我々に何の用でしょうか?」

ヴァン「いえ、ただ少しばかりルークをお借りしたい」

ルーク「俺を?」

ヴァン「出立の前に、消化しておきたい師と弟子の積もる話もあるだろう」






ルーク「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 00:52:45.50 ID:8PUUW1so<>ファブレ公爵邸・中庭

ルーク「こんな所でなんですか? 話って」

ヴァン「私の元へ来ないか? 神託の盾騎士団の一員……いや、私の右腕として」

ルーク「……え?」

ヴァン「お前はこの旅を簡単に考えているだろう。だが、その役目を果たすことで、
     お前はキムラスカの飼い犬として一生バチカルに縛り付けられて生きることになる」

ルーク「何でですか!? 俺はただキムラスカを繁栄へ導くって―――」

ヴァン「その預言には続きがある。『若者は力を災いとし、キムラスカの武器となって』と。
     教団の上層部では、お前がルグニカ平野に戦争をもたらすと考えている」

ルーク「なんで……だよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:00:15.05 ID:8PUUW1so<>ルーク「何の力も持ってない俺が何で……!」

ヴァン「……今まで黙っていたがお前には力がある」

ルーク「え?」

ヴァン「お前は世界で唯一人、単独で超振動を起こせる存在なのだ。客船の記憶は無いか?」

ルーク「っ!? ……嘘、だろ?」

ヴァン「お前の親族は隠したがっている様だがな。無理もない。お前ひとりで国を滅ぼせるの兵器なのだから」

ルーク「……」

ヴァン「共に来い、ルーク。お前は超振動で障気を中和後、ダアトへ亡命しろ」

ルーク「俺が……兵器?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:07:50.87 ID:8PUUW1so<>ヴァン「そう悲観するな。私はお前の味方だ」

ルーク「ヴァン師匠……。何でヴァン師匠は俺にここまで―――」

ヴァン「お前は忘れている様だが、昔私に言ったのだ。この国から逃げたいと」

ルーク「俺が?」

ヴァン「ゆえに私がお前をさらった。七年前のあの日に」

ルーク「ヴァン先生が!?」

ヴァン「今度はしくじったりなどしない。私には、お前が必要なのだ」

ルーク(必要なんて言われたの初めてだ……)

ルーク「……俺に出来るかな?」

ヴァン「この計画を漏らさなければな。お前は真の自由を手にすることが出来る」




ルーク「分かった。俺……やります!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:14:49.28 ID:8PUUW1so<>ヴァンが先に去った後、入れ替わりに見知った人間が近づいてきた。

ナタリア「……ルーク」

ルーク「げっ!? ナタリア! お前、今の話聞いてたのか!?」

ナタリア「私が盗み聞きをするような女にみえるのですか、ルーク!!」

ルーク「……鼓膜が痛てぇ」

ルーク(話を聞いて無いならいいか……)

ルーク「で? 何の用だよ。お前さっきはずっとだんまりだったじゃねえか。らしくねぇな」

ナタリア「……記憶を取り戻したようですね」

ルーク「は?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:20:15.58 ID:8PUUW1so<>ルーク「いきなり何だよ! 訳解んねえぞ、お前!」

ナタリア「私には解ります。あなたはやっと記憶が戻ったのです」

ルーク「何を根拠に……」

ナタリア「その、澄み切った目!」

ルーク「……」

ナタリア「親善大使を任された時の、責任感に溢れたその出で立ち!」

ルーク「……」

ナタリア「まさに昔のルークそのものです!!」

ルーク(こいつメンドクセー)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:28:07.24 ID:8PUUW1so<>ルーク「悪いな、もう行かねえと。出来る限り早く着きたいんだ」

ナタリア「私も連れて行って下さい」

ルーク「……ダメに決まってんだろ」

ナタリア「戦力にはなれると思いますが? こう見えて私
      ランバルディア流アーチェリーのマスターランクですわ」

ルーク「……」

ナタリア「それに治癒術師としての学問も修めました」

ルーク「……もう一度言うけどダメに―――」

ナタリア「ヴァンとの会話、帰って亡命について報告……」

ルーク「やっぱり聞いてたんじゃねえか!!」

ナタリア「どうしますか? ルーク」

ルーク「……クソ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:38:14.01 ID:8PUUW1so<>ルーク「……お前治療出来る様だし……。くそっ、仕様がねえな」

ナタリア「私の身を案じているのですね? ですが大丈夫です」

ルーク「……言っとくけどみんなには内緒だぞ」

ナタリア「解っています。……ただ亡命しても私とのことを、思い出して頂けるならば」

ルーク「チッ、ならほら」


言いながらルークは小指を差し出した。


ナタリア「あら? ルークは指切がお嫌いではなかったですか?」

ルーク「別に?」

ナタリア「……そう」


ナタリアはおとなしく指切を掛けた。


ナタリア「約束ですよ。必ず再会出来るように……」

ルーク「ああ、約束だ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:46:57.07 ID:8PUUW1so<>城門


既にジェイド、ティア、ガイ、イオン、ヴァンが揃っていた。


ガイ「なんでナタリア姫が!?」

ルーク「悪い。なぜか一緒に行くことになった」

ティア(……兄さんだけで手一杯なのに)

ジェイド「あまり気乗りはしないのですが……」

ナタリア「あら、救援にはヒーラーが多いい方がいいのではなくて?」

ルーク「ってなわけだ。マジでごめん」

ガイ「ははっ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 01:54:11.36 ID:8PUUW1so<>ティア「大佐、経路はどのように?」

ジェイド「船で行きます。妨害工作があったようですがアリエッタが上手くやってくれたようですよ」

アニス「根暗ッタのくせにやるじゃん」

イオン「アニス。あまり悪く言うものではありませんよ」

ヴァン「……」

ルーク「どのくらいかかるんだ?」

ジェイド「途中、物資の補給に立ち寄りますが、長く見繕っても4日は掛からないでしょう」

ガイ「お前がアリエッタに恩を売っとかなきゃ、陸路を歩いて行く必要があった訳だ」

ルーク「そりゃゾッとするな。狙った訳じゃねえけどアリエッタ様様だな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 02:04:34.35 ID:8PUUW1so<>救援隊用高速船

ヴァン「では私は自室へ篭もりますゆえ」

ジェイド「分かりました」

アニス「この船すっご〜い。おっきいし綺麗〜!」

ガイ「ナタリア姫……じゃなかった、ナタリア! そっちは危ないです……ぞ」

ナタリア「私はベットの調子を見てきます」

ジェイド「ではイオン様は任せましたよ。アニス」

アニス「あ、はーい」


ルーク「なあティア。俺達だけでどうにかなるのか?」

ティア「現地でマルクト軍と合流するそうよ。あまり気負わなくても大丈夫」

ルーク「だったら着くまで色々教えてくれよ。超振動についてとか」

ティア「別にいいけど……?」

ルーク(一応自分でも制御……までは行かなくても、理解くらいしておかなきゃな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 02:17:35.71 ID:8PUUW1so<>ヴァン・個室


一人海の向こうのアクゼリュスを睨む。


ヴァン(最悪だ。モースは妨害もまともに出来んのか)

ヴァン(それにしてもルークのマルクトへの消失から事が早く進みすぎる)


実質、2週間も経っていなかった。


ヴァン(スコアに詠まれた運命の日まで2週間以上あるぞ)

ヴァン(このままではセフィロトが限界を迎える前に撤退も可能だぞ)


考え、そして鈍く笑う


ヴァン(少し早いが抗ってみるか。ユリアの呪いはどう出るか、見ものだな)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 02:18:19.57 ID:8PUUW1so<>おやすみおっぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/25(月) 02:21:41.40 ID:bAWR.u.0<>>>1乙   っぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 15:59:51.85 ID:f2riPdE0<>>>1
乙おっぱい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/25(月) 20:30:55.39 ID:VlHLn6SO<>ムック「ナタリア姫……じゃなかった、ナタリア! そっちは危ないです……ぞ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/25(月) 23:36:39.45 ID:q6r19sAO<>やめれww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/25(月) 23:39:11.49 ID:QXzigoUo<>ノリスケ「ナタリア姫……じゃなかった、ナタリアおばさん! 一杯飲みませんか?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/26(火) 11:58:28.52 ID:4T.sEoDO<>>>331
おいコラ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 00:04:13.24 ID:b1YpcJko<>>>331
波平「お前は当分出入り禁止だ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/30(土) 22:37:22.26 ID:kWVwu6SO<>まだー?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/30(土) 22:44:04.18 ID:zn8TW.AO<>いま思い出したが
アルバインじゃなくて、アルバンダインだった気がする<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/31(日) 00:21:29.12 ID:OqhzOnU0<>>>335
アルマンダインはカイツールの軍人で
内務大臣はアルバインで合ってると思うぞ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 02:58:19.09 ID:31Wty2AO<>>>336
マジでか…恥ずかしい///
プレイし直してくるわ…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/06(土) 13:50:38.36 ID:MYBpQwSO<>続きまだかよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/07(日) 14:57:05.73 ID:4PpnlLw0<>早くしろとは言わんが
ここまで続きが遅いとさすがに萎えるわ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 15:26:56.90 ID:kna1IVU0<>パッパパッパと投下できるならVIPで建ってるだろ春日<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 09:02:00.87 ID:iv1jskQo<>まあ気長に待とうぜ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 19:50:30.75 ID:yGH2PYDO<>だな
製作じゃこの程度普通だしね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 00:16:27.65 ID:/4tlwBY0<>乙〜
アビスとか懐かしいなぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/10(水) 23:15:52.17 ID:oRIoPmA0<>アビスすきだったなぁ……
続き期待<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/14(日) 11:03:42.78 ID:Y2.uut6o<>そろそろ生存報告ほしいな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/15(月) 00:32:27.85 ID:XumKiGU0<>>>1が来るまでおっぱい!おっぱい!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/19(金) 21:51:50.07 ID:c7x/owc0<>
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/20(土) 00:34:54.96 ID:2Rp15EAO<>>>347
ちょ、なんか怖いよ… 一言報告を<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/27(土) 12:24:11.06 ID:SKZBTqs0<>おいマイソロ3のルークが屑ルークだぞ
なんかショックorz
ストーリー中に断髪するのかなー
アッシュの設定は変わらず弟だけど<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 13:28:25.66 ID:/xJwNISO<>断髪前の方がずっといい
綺麗なルークとか誰得<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 20:45:39.54 ID:5Krn6QI0<>どう考えても俺得だろ

続きマダー?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 05:33:21.72 ID:6RaOQjwo<>こんな俺得スレを発見してしまった。
これからのテイルズは二周目以降ストーリーを大きく分岐できるようにするべき。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 09:44:59.66 ID:VGl1.rso<>生存報告すら無いのはまずいな
html化されちまう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 01:01:57.20 ID:tJRwCkE0<>おい待ちすぎて俺の膝が超振動してるんだけど<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 07:43:11.70 ID:PqQdpN6o<>妄想のし過ぎで俺の股間も超振動してるんだが上下に<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/08(水) 11:30:03.37 ID:HJebF.6o<>それは手が超振動してるんだろう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 11:39:30.06 ID:EY0zsUwo<>超振動した手で股間コシコシしたらどうなるのっと<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/08(水) 16:35:21.89 ID:4SPYOWIo<>お前の超振動で勃起がやばい<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/08(水) 18:51:00.56 ID:QY9rxgDO<>超振動がゲシュタルト崩壊し始めてるな…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 16:47:25.12 ID:dofnaBYo<>oi <> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/20(月) 01:06:32.90 ID:.lKB5rYo<>ふう・・・<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/20(月) 22:27:54.52 ID:rbJSRyso<>ちくしょう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/21(火) 22:38:26.48 ID:lO2F4dMo<>ナズェコナインディス<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/22(水) 16:10:30.30 ID:jcfMHUAo<>(^U^)どうした?投稿しないのか?<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/02(日) 00:22:15.48 ID:zDNJWq6o<>新年あけまして保守<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/02(日) 16:16:37.90 ID:xNyP3aoo<>追い付いちまったぞどういうことだ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/03(月) 22:20:00.74 ID:H7AhY0w0<>え?もしかして途中投げ?
面白かったのに。。。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/05(水) 05:15:38.38 ID:11jOp.DO<>アグゼリュス崩壊前で寸止めとか鬼畜すぎてティアのメロンの超振動で俺の股間がヤバい

あきらめないよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/13(木) 00:02:19.89 ID:mLIuWRo80<>誰か続きを・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/17(月) 08:00:25.98 ID:vmcG7pZ10<>おいおい、今追いついたと思ったら失踪かよ・・・・・・続き頼む
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/29(土) 00:26:09.66 ID:ax38LVki0<>マイソロ3にヴァン先生参戦と
続きまだ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/02/01(火) 05:18:32.13 ID:TJygbZYao<> ちくしょうまだかよ… <> lain. ★<>sage<>2011/02/20(日) 09:55:38.30 ID:???<> SS・やる夫系スレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。 <>