VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/27(水) 22:12:27.32 ID:3Bdj0do0<>学園都市は今日も平和です。

ほのぼの大半でチョイシリアスな感じ。
上→琴、一方→妹です。
原作は最新刊まで読んでるが、時系列もパラレルなんだよ。
激しくキャラ崩壊なんで、嫌な人は回れ右してくれると嬉しいな。

つまり

「(文章力も含めて)細かい事はいいんだよ!」

と言う俺得SSだから容赦して欲しい。

後、基本皆仲良し。
初めての投下でもあるから、それも覚悟しといてください。<>一方・上条「可愛かったなァ」 一方・上条「あれ?」 VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:13:52.61 ID:3Bdj0do0<>六月某日。
―――――学園都市第七学区とある研究所前。


一方通行「はァ……」


一方通行「今日もめンどくせェ調整が始まンのか」


一方通行「あの後、頭痛くなっから嫌いなンだよなァ」


カッ、カッ←杖を突いてる音


一方通行「………研究所にも天使ちゃンでもいりゃァいいンだがな」


一方通行「………………」


カッ、カッ


一方通行「クカカ、柄じゃねェな」


カッ、カッ


一方通行「あン……?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:14:43.64 ID:62DVNeko<>ほう、欠陥通行とな。
これは期待。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:14:45.92 ID:3Bdj0do0<>額にゴーグルをつけた少女「……………」


一方通行「(……ンだァ?あの女……新しい実験要員か?)」


カッ、カッ


ゴーグル少女「……………」


テクテク


一方通行「(………どっかで見たことがあるが……どこだ?)」


カッ、カッ
テクテク、ピタッ


ゴーグル少女「……にちわ」


一方通行「あ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:15:51.15 ID:3Bdj0do0<>ゴーグル少女「こんにちわ、とミサカは礼儀正しく挨拶します」ペコ


一方通行「おっ?おォ、こンにちわ?」


ミサカ「…………」ジーッ


一方通行「………………な、なンだよ(な、なんか結構……い、いや)」ドキドキ


ミサカ「アナタも調整ですか?とミサカは問いかけます」ジーッ


一方通行「そ、そうだがよ、どうかしたか?(なンでコイツこンなに見つめてくンの?)」ドキドキ


ミサカ「……あれは、とてつもなく痛いですね、とミサカは報告してみます」


一方通行「は?」ポカーン


ミサカ「―――――では、さようなら」ペコ


テクテク<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:15:57.95 ID:LIeVH6AO<>面白そうな予感がするっ…!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:16:44.77 ID:3Bdj0do0<>……………………………


一方通行「っておい!そンだけ言うために呼び止めたのかよ!」ウガーッ!


ガッ、ガッ!←荒々しく杖を突く


一方通行「くそっ!なンなンだ!あの女!」


一方通行「面みて油断したわ、クソッタレ!」イライラ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:17:34.45 ID:3Bdj0do0<>―――――研究所内


ガシャッ、ウィーン


天井「おぉ、来たか一方通行」


一方通行「ちっ……おら、さっさと調整しろよ!」イライラ


天井「どうした?いつにも増して不機嫌なようだが……」


一方通行「ンでもねェよ!さっさとしろ!」カチッ


天井「わ、分かった!だから、能力を解放するな!」


一方通行「……はなっからそうしてりゃいいンだよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:18:14.99 ID:3Bdj0do0<>

調整中…………

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:19:24.33 ID:3Bdj0do0<>天井「しかし、お前も不便な生活を強いられているな」


一方通行「あァ?」


天井「学園都市最強であるにもかかわらず、能力開発の開始日に事故に遭い
   その後開花したベクトル操作の能力も、30分しか使えないんだろう?」


一方通行「…………十分だろうが、俺はそこらの雑魚になンざ遅れはとらねェよ」


天井「お前はそうでも、父親は気が気でないだろう?喧嘩も良く吹っかけられているようだしな」


一方通行「あれのどこが父親だってンだよ」


天井「……私はどうみてもあの人が父親だと思うがね」


一方通行「……ふン」


天井「…………こっから痛みがくるぞ」


バチッ、バチバチバチ


一方通行「ちっ、さっさと終わらせろ」


天井「了解」



バリバリバリバリバリ!


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:20:15.36 ID:3Bdj0do0<>――――――調整後

一方通行「だァああああああああ!終わったか!」ガタッ!

天井「毎回思うが、そんなに痛いのか?」

一方通行「他人事だからって、しれっとしやがって……。
     ありゃァ、頭ン中に電極ぶっさしてるようなもンだ」

天井「つくづく、研究者でよかったと思うよ」

一方通行「ケッ、てめェにも味わってもらわねェと割りにあわねェな、オイ」

天井「勘弁して欲しいものだな、こちらはお前の治療なのに金まで渡してるんだぞ?」

一方通行「実験みてェなもンだ、当たり前だろォ」

天井「………まぁいい」

一方通行「じゃァな、また頼むぜェ」

カッ、カッ

天井「ちょっと待て」

カッ
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:21:14.90 ID:3Bdj0do0<>一方通行「あン?」


天井「お前、肩にかかるくらいの茶髪の、ゴーグルをつけた女を見なかったか?」


一方通行「………!!」


天井「その様子だと見かけたようだな」


一方通行「あの女はなンだ?新しい実験体か?」


天井「お前が知る必要は無いことだ。
   そうか、外に行っているのか……芳川の奴、またいらん事を吹き込みやがったな」


一方通行「オイ!無視してンじゃねェぞ!」


天井「……三度は言わんぞ、お前が知る必要はない……今は、な」


一方通行「なに……?また『俺』の実験か!くだンねェ事しようってか!?」


天井「………帰れ」


一方通行「――――――」ピキ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:22:47.26 ID:3Bdj0do0<>ガシッ


一方通行「クカ……オイコラ、てめェ俺が誰かわかってンのか?
     てめェ如きに指図される筋合いはねェぞ」


天井「………お前が暴走した時の対策はしっかり取ってある。
   体力の無駄遣いだ、さっさと帰れ」


一方通行「……………(AIMジャマーか?能力を使う前に使われると厄介だな)」


一方通行「……チッ」パッ


天井「あぁ、『気をつけて』」ニヤリ


一方通行「(クソ……)」


ガシャ、ウィーン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:25:29.01 ID:3Bdj0do0<>――――――夜、研究所前。


ミサカ「おや、お帰りですか?とミサカは問いかけます」


一方通行「………てめェか、って、どうしたその荷物はよ」


ミサカ「差し入れという物ですが、とミサカは出かけのついでにお土産を買って帰る
    出来る女をアピールします」


ミサカハミセビラカシテミマス、ホレホレ、ホシイデスカ?


一方通行「(一体コイツが俺に何の関係があるってンだ?)」


オヤオヤ、イラナイノデスカ?コウカイシマスヨ


一方通行「(……今は、深く考えねェほうが得策か?)」


……シカタアリマセンネ、ソンナニホシイノデスカ、ソウデスカ、ヤレヤレマイリマシタ


一方通行「(特に妙なところはねェし、天井個人が頭とンだ事考えてやがるのか?)」


………………グスッ、ムシシナクテモイイ、ジャナイデスカ


一方通行「(仕方ねェ、しばらくは様子見だな)」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:26:03.49 ID:3Bdj0do0<>ミサカ「……あまり無視されると流石に心が痛みますよ」ズイッ


一方通行「うォわ!!な、な、近!」ドキッ


ミサカ「何か?とミサカは小首を傾げて問いかけます」キョトン


一方通行「(待て、それ反則だ、審判さーン、イエロォカードォー!)」ドキドキッ


ミサカ「…………?」


一方通行「〜〜〜〜〜〜お、俺は帰る!じゃァな!」


ガッ、ガッ


ミサカ「差し入れはいいのですか――――聞いてませんねとミサカは無視されたことに憤慨します」


ガッ、ガッ、ガッ、コテッ


ミサカ「あ、こけた」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:28:02.08 ID:3Bdj0do0<>―――――同日、第七学区とある通りにて。


チンピラA「君可愛いねー、うひょーしかも常盤台じゃん!!」


チンピラB「今から俺たちと遊びに行かない?」


チンピラA「帰りはオレ達が送ってやっから」


チンピラB「まっいつ帰れっかはわかんねーけどさ」


他のチンピラ「ヒァッヒァッ!」


常盤台の少女「…………」フゥ


常盤台の少女「(私に声をかけてくるなんて馬鹿な連中ね……
       私が常盤台の『超電磁砲』、御坂美琴だって事わかってんのかしら?)」


美琴「(……しっかしまぁ――――)」チラッ


通行人「――――――――」



美琴「(我関せずってとこかしらねー……ま、仕方ないけど)」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:28:55.08 ID:3Bdj0do0<>美琴「(誰だって自分が可愛いもんね、それが普通だし。
   怪我なんてしたくないだろうし、それでも助けようって奴がいるんなら、そいつは)」


チンピラA「よー、無視しないでさぁ、オレ達とイイコト、しようぜ」


ガシッ


美琴「(コイツ!気安く手を握って!)」


美琴「……ちょーっとお痛が必要かしらね」


チンピラA「あっ?なんだって?」


美琴「その体に目一杯思い知らせてやるわよ―――!」バチッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:29:21.28 ID:3Bdj0do0<>


「あー、ちょっとちょっとすいませーん」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:30:34.16 ID:3Bdj0do0<>美琴「………えっ?」パチッ


ツンツン頭の少年「こなトコにいたのか―――」


チンピラB「ぁ?」ナンダコイツ


ツンツン頭「ダメだろ?勝手にはぐれちゃ―――心配かけやがって」


ギュッ


美琴「(……なに、何よコイツ?人助け……って馬鹿じゃないの?)」


ツンツン頭「それじゃ、連れがお世話になりました――」


ダダッ!


美琴「ちょっ、アンタ、誰よ!?何して!」ギャーギャー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:32:06.36 ID:3Bdj0do0<>


………………………………………


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:33:10.81 ID:3Bdj0do0<>チンピラB「…………に、逃げやがった!!オイ、あいつら追え!」


チンピラA「ちっ!久しぶりの上玉だってのによー!!くそ!男のほうはぶっ殺せ!
      女は捕まえた奴から好きに遊んでやれ!!」


他のチンピラ「オオオオオオオ!」


ツンツン頭「おわーーー!やっぱり追ってきやがった!!」


美琴「ちょっと!離しなさいってば!あんな奴等私なら余裕――――」


ツンツン頭「しっかり捕まってろよ!上条さんが寮まで送ってやっから!」


ギュゥゥ


美琴「無視すんなやゴルァアアアアアアアア!」ウガー!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:33:49.77 ID:3Bdj0do0<>




マテヤオラアアアア!
クソ!ナンツーニゲアシダ!
マワリコンデツカマエロ!

トコロデキミノリョウッテドコ?
アンタ、ナニヨウユウコイテンノヨ!ニンズウフエテルッツーノ!
ウワアアアアホントダアアア!フコウダ――!
ダカラ、ワタシノテヲハナセエエエ!





<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:34:58.62 ID:3Bdj0do0<>――――とある鉄橋前大通り。


上条「はっ、ハァッ、ハァ!撒いたみてーだな……」グッタリ


美琴「はぁ、はぁ……っ!
   なんで私がチンピラから逃げないといけないのよ……!」イライラ


上条「アハハ、いやー良かったな。最近ああいう奴多くて困ったもんだぜ」アハハハハ


美琴「無視すんな!つかアンタ、なに人助けなんてしてんのよ!」ビリビリ


上条「これからはあんな時間まで一人で夜遊びはやめた方がいいぞー」


美琴「……だーかーらー!無視すんなって言ってんでしょうがああああ!」カッ!


ビリビリッ、バチバチ!
ズガシャアアアアアアアアアアアア!


美琴「………ったく!私無視ばっかしやがって!」フンス<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:35:30.78 ID:3Bdj0do0<>











パキン―――――!










<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:36:09.70 ID:3Bdj0do0<>美琴「え……?」


上条「あ、あぶねー……なんだ今の、ビリビリって……」シュゥゥゥ


美琴「―――――は?」


上条「ま、まさかお前が……」


美琴・上条「……………………」ジーッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:36:35.65 ID:3Bdj0do0<>






美琴・(上条)「何者よ(だ)、アンタ(お前)!!」






<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:37:30.01 ID:3Bdj0do0<>美琴「それはこっちのセリフよ!なんでアンタ無傷な訳!?」ズイッ


上条「うぉ!ち、ちか。
   い、いや、つかなんで俺に攻撃を!?俺一応、助けに入った人なんですけど!」ドキドキ


美琴「んなもん頼んだ覚えは無いわよ!」ギリッ


上条「……………え、えぇー、なにその酷い言いよう」グスン




美琴「…………………………」ジーッ




上条「あ……あの……(か、顔近いし、か、髪の毛のいい匂いが)」ドキドキ



美琴「………」スッ


上条「(離れた?解放されたのか……)」ホッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:38:07.13 ID:3Bdj0do0<>


美琴「せい!」ビリビリ!!



上条「のわああああ!」パキン!


上条「な、な………危ないだろ!」


美琴「(私の電撃を打ち消した―――?電気系遮断の能力?)
   もう一度聞くけど、アンタ、何者?何の能力?」


上条「いや……能力と言っていいものか、なんと言うか」


美琴「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:38:38.70 ID:3Bdj0do0<>




システムスキャン レベル0
上条「身体検査では"無能力者≠チて判定なんだけど」




<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:39:34.17 ID:3Bdj0do0<>あぁ……失敗してる……どうすればいいんだ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:40:47.30 ID:3Bdj0do0<>美琴「能力……ゼロ?」ポカーン


ア、モウイイカ?リョウマデヒトリデカエレソウダシ、オレイクヨ


美琴「(そんな馬鹿なことって……私の電撃を無能力者が……)」


チンピラタチトカニアワナイヨウニ、ナルベクヒトドオリノオオイトコロヲトオレヨナ


美琴「……そんなはず、って――――」


上条「じゃっ!気をつけてーーーーーーーーー!」


ダダダーーーーー


美琴「あ、あれ?ちょっと!待ちなさいよ!」


ジャアナ――――!


美琴「はっ!早!何あの足!ま、待ちなさいよー!コラーーーー!」ウガガー!




美琴「……も、もう見えなくなった」


ポツーン


美琴「何だってのよ、アイツ―――――」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:41:40.31 ID:3Bdj0do0<>―――――とある鉄橋。


カッ、カッ


一方通行「(チッ、あのミサカとか言う奴にだせェとこ見せちまった)」


一方通行「(―――――何焦ってンだか)」イライラ


トボトボ


上条「(あー……妙な子に会っちまったなぁ……お礼も言われなかったし)」


上条「(別にお礼を言ってほしいわけじゃないんだけど、なんかもやもやするな)」ドヨーン


カッ、カッ


一方通行「(クソッ……まだ汗が止まらねェ、体温も上がってやがる)」


一方通行「(どうなってンだ、このポンコツな体はよォ)」


トボトボ


上条「(……怒ってたみたいだし、次顔合わせたら、また電撃飛ばされるのか)」ハァ


上条「(あれ?初対面なのになんでちょっと残念とか思ってんだ?)」


カッ、カッ


一方通行「(わからねェ、だが……あの女、まァ……)」


トボトボ


上条「(んー……わかんないけど、でもあのコ……)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:42:13.35 ID:3Bdj0do0<>










一方通行・(上条)「悪くねェ面だったな(可愛かったな)ァ(ぁ)」










一方通行・上条「あれ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/27(水) 22:45:28.73 ID:3Bdj0do0<>今日はここまです。
初めての投下なんで色々引っかかる事もあるかもしれないですがよろしくです。

一応今回はageるけどやっぱsage進行のほうがいい?
冒頭部分は書きだめて置いたけど、こっからはこんなに投下できないと思うよ!

では、早ければまた明日。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:51:31.58 ID:ZxLXoSoo<>乙なんだよ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:51:39.87 ID:Z6OgscDO<>割とおもしろい

がんばれ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 22:52:04.92 ID:Q/1mJ920<>乙!行頭・連続での半角スペースは書き込み時に"ほぼ"反映されないから気を付けるんだ
>>29←にカーソルを合わせたら大体のPCブラウザは表記したかった表現になっている…ハズ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 23:15:09.24 ID:clvN8OE0<>いいよいいよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/28(木) 00:31:15.73 ID:XmP5S.AO<>>>34
できればage進行で ノ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/28(木) 00:34:20.66 ID:qaSWnVQ0<>>>1です
今日二期の三話がやる日だからまだ起きてるんだけど
レスくれてありがとう、こういうの凄い嬉しい

>>37
なるほど……ほぼ≠ゥ
とりあえず、色々試してみますね、見苦しくなるとこあるかもだけどよろしく<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/28(木) 00:37:28.96 ID:ORh0YsUo<>また楽しみなスレが出来たようだ・・・!
一方さんがデフォでハンデ持ちとか新しいな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/28(木) 00:55:09.77 ID:NmWrMg2o<>乙!面白かったんだよ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/29(金) 19:14:57.67 ID:KurvYMAO<>あげ<> 1<><>2010/10/29(金) 22:23:41.86 ID:oAl323s0<>>>1です。
ageとレスしてくれた人ありがとう。
今から今日の分の誤字脱字漏れ確認するからちょっと待っててください。<> 1<>sage<>2010/10/29(金) 22:45:52.22 ID:oAl323s0<>上条「ア、一方通行じゃねぇか、どうしたんだ?」オロオロ


一方通行「か、上条か……何してンだ?」アセアセ


上条「あ……えーっと、宿題忘れの補習の帰りでさー」タハハ


一方通行「(鞄もってねェのにか?)そ、そォかよ、相変わらずだなァ」


一方通行・上条「………………」


一方通行・上条「(き……聞かれてないよなっ!)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:47:07.14 ID:oAl323s0<>しばらくして。


上条「あー、お前ん家って俺の寮の所の近くだったよな」


一方通行「ン、おォ、そうだったか?」


上条「せっかくだし一緒に帰ろうぜ」


一方通行「仕方ねェな」ハァ


上条「なんでそんなに嫌そうに言うの!?仮にもクラスメイトでしょうが!」


一方通行「それ以上でも以下でもねェだろうが、この三下が」


上条「家知ってんだから友達でいいだろ!」ギャー


一方通行「はン、第一位と無能力者が友達、だァ?
     頭に蛆でも湧いてンのかよ、アホかっつーの」


上条「レベルなんて関係ないだろ!
こういう風に話して、一緒に帰るなんて、友達そのものじゃねーか」


一方通行「…………馬鹿が、俺と関わったって碌な事にならねェよ」


上条「それなら俺だって同じだろ?
   俺の不幸体質を軽く笑うくらいで済ましてくれるのは
お前と土御門、それに青ピくらいだしさ」


一方通行「(そういやコイツ、外じゃァ疫病神とか言われてたンだったな)……上条、お前」


上条「それに、お前と俺って似てるところあるし!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:47:43.67 ID:oAl323s0<>


一方通行「………………は?」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:49:57.32 ID:oAl323s0<>


一方通行「はァアアアアアアアアアアアアアアア!?」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:51:05.96 ID:oAl323s0<>上条「お、おい。何叫んでんだよ」ビク


一方通行「お前と俺のどこが似てンだ!このお人好しが!」


上条「どこって……そこだろ?」キョトン


一方通行「はァ?」ポカン


上条「お人好しってトコだよ、何だかんだでお前っていい奴だし」


一方通行「俺のどこがお人好しにみえるンだっつの」


上条「この前俺の事、チンピラから助けてくれたじゃねぇか」


一方通行「ありゃァ、あいつらがうざったかっただけだ」


上条「それにさ、土御門と青ピとさ馬鹿やってるだろ、俺等」


一方通行「あァン?俺がいつてめェらと仲良しこよししたってンだ」


上条「(無視)四人合わせてバカルテット、なんつってー」


一方通行「……………オーケェイィ、ここに肉塊になりたい馬鹿がいる模様でェす」カチッ<> ビリビリだけが追跡者じゃないよ<>sage<>2010/10/29(金) 22:52:16.98 ID:oAl323s0<>上条「げっ!何マジギレしてんですか!」


一方通行「ハッ!今更泣いて謝ったって許さねェぜェ!」


ブン!
ビュオオオオオオオオオオオ!


上条「ぎゃあああああああああ!物凄い突風が!」


一方通行「おらァ!死にたくなかったらしっかり避けろよォ!」


上条「二度ならず三度目!なんで今日はこんなに全力で逃げなきゃいけないんですかー!?」


一方通行「ギャハッ!意味わかンねェこと言ってンじゃねェぞ!」


上条「だああああああ!もう!不幸だーーーーーーーー!」


一方通行「[ピーーー]や三下がァあああああああああああああ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:53:35.99 ID:oAl323s0<>――――第七学区とある寮。


一方通行「(結局上条の野郎には逃げられるちまった……チッ、覚えてろよ)」


一方通行「…………」


一方通行「(あの野郎………今日は部屋にいるみてェだな)」


―――――――――――――――――――――――

天井『私はどうみてもあの人が父親だと思うがね』

―――――――――――――――――――――――


一方通行「……………」


一方通行「チッ…………」


ガチャッ


一方通行「帰ったぞ、クソ親父」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:54:29.79 ID:oAl323s0<>






木原「おう、今日は遅かったなドラ息子」






<> 数多パパ登場<>sage<>2010/10/29(金) 22:55:17.27 ID:oAl323s0<>バタン


一方通行「ふン、ちィと野暮用でな。………メシは?」


木原「そこに弁当がある。どれでもいいから勝手に食ってろ」


一方通行「いつも通りか……ン?」


どっちゃり


一方通行「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:57:15.70 ID:oAl323s0<>一方通行「オイ、待て、ンだあの量、二人暮らしだろォが」


木原「は?お前成長期だろ?たくさん食べなきゃ大きくなれんだろうが」


一方通行「アホかァ!ンなに買ったって食いきれるはずねェだろ!
     俺はどこのハラペコキャラですかァ!?」


木原「男の子ならそれくらいの量、食べきりなさい」ゴロン


一方通行「コラ、てめェ!……ちょっと待て!オイ!しかもこれ全部ジャンボサイズじゃねェか!」


木原「…………」


木原「さーって、論文もかけたし、そろそろ寝るかねぇ……」


一方通行「待てコルァああああああ!ビール飲ンで、ソファに寝転がってた奴が何いってンだ!
     下手な嘘つくンじゃねェ!」


木原「アクセラちゃんおやすみーーーー」


一方通行「あ?あァ、おやすみ……じゃねェ!オラ、聞け!」


オヤスミー


一方通行「…………クソッタレ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 22:58:19.87 ID:oAl323s0<>一方通行「何がクソ『親父』だ………、クソ『野郎』じゃねェか」


一方通行「いや、やっぱアイツは木原くンだ」


一方通行「………木ィィ原くンだな……おっ?これよくねェか?」


一方通行「………………」


ビィ
ガチャガチャ、バタン
ピッ
ヴィイイイイイイイ


一方通行「……………………………」ズズー


ピーピーピーピー
ピッ
ガチャ、バタン


一方通行「…………………………」モグモグ


一方通行「………悪くねェ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:01:34.43 ID:oAl323s0<>―――――翌日とある高校


上条「おっす、土御門」


土御門「うぃーカミやん」


上条「そうそう、この前の『アレ』、なかなか良かったぜ」ヒソヒソ


土御門「気に入ってもらったようで何よりだぜい」


土御門「しかし驚いたにゃー、てっきりカミやんは
    年上のボンキュッボンが好みだと思ってたがにゃー」


上条「ん〜……ま、ちょっと前は、そうだったんだけどさ〜」


土御門「おう?何か心境の変化が?」<> 一通さんはちゃんと全部食べました<>sage<>2010/10/29(金) 23:02:29.51 ID:oAl323s0<>上条「特にって訳じゃないけどさ、まぁ、何でもいいだろ?」


土御門「……気にはなるけど聞かないで置いてやるぜい」


上条「おう。帰った後、部屋に返しに行くよ」


土御門「なるべくオレが部屋にいるときに頼むにゃー」


上条「ん、分かった。……と、おーす、一方通行」


一方通行「」


上条「…………?どうした?」


一方通行「」


上条「具合でも悪いの、コイツ?」


土御門「さー、知らないぜい、朝来てたと思ったら、ずっとこの調子だぜよ」


一方通行「ベントウ、イッパイ」


上条「????」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:03:37.21 ID:oAl323s0<>キーンコーンカーンコーン


ガラッ


青ピ「きりーつ、れーい」


全員(?)「おはよーございまーす」ベントウ、タクサン……


小萌先生「みなさーん、おはよーございまーす、今日も楽しい学校の始まりなのですよー」


小萌先生「さてさて、もう少しで大事な一年生の中間テストなので
     しっかり授業を聞いておくように!
     分からないことがあったら授業のあとでも恥ずかしがらず、先生たちに聞くのですよー」


小萌先生「後は……うん、特にないのでお話は終わりです」


吹寄「起立、礼」


全員(?)「ありがとうございましたー」クカカ、ベントウ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:05:12.20 ID:oAl323s0<>上条「あー、もう少しでテストか……不幸だー」


青ピ「何言うてんねんカミやーん、これは チ ャ ン ス やで!」


青ピ「テストで点数が悪かったら追試!補習やで、最高やーん」


上条「はぁ?」


土御門「…………なるほど」


上条「なにがなるほどだよ?補習なんて最悪だろ」


青ピ「チッチッチッチ……カミやん、補習はな落ちた試験の教科担当が受け持つんやで」


上条「だから?」


青ピ「だーかーらー、小萌センセのテストで落ちれば
   小萌センセとの濃密な一日を過ごせるってわけやー」


土御門「ハッハッハッハ!さすが青髪くん!発想が違うぜい!」アハハハ


青ピ「土御門クン、褒めたって何もでぇへんよ〜〜〜」ウフフフ


上条「」ナニイッテンダコイツラ……


一方通行「ベ、ベントウベン……」


上条「」コイツモイッタイドウシタノヨ、ベートーベンジャナイノ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:06:36.79 ID:oAl323s0<>キーンコーンカーンコーン


土御門「お待ちかね、お昼休みだぜい」イェーイ


上条「テンションたけーな、どうしたんだよ?」


土御門「ふふん!聞いて驚くな!
今日は舞夏が妹として『弁当』を作ってくれたんだにゃー!」タターン!


一方通行「…………!!」ガタッ!


青ピ「ん?どないしたん、アーやん」


一方通行「ベントウ………」


上条「おい……どうした?」


一方通行「ベントウ、ヨコセ」フラリ


土御門「えっ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:07:15.67 ID:oAl323s0<>







一方通行「ベントウ、ヨコセエエエエエエエエエ!」ガーーーー







<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:08:15.26 ID:oAl323s0<>上条「ぎゃあああああああああああああ!なんで上条さんに!?」


青ピ「おっほー、さすがカミやんやで!不幸がカミやんの元に!」


土御門「助かったぜい、ありがとにゃー」


スタコラスタコラ


上条「ちょっ!お前ら逃げんな!コイツどうすんだよ!」


一方通行「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」


上条「きゃー!やめて!上条さんのお昼ご飯がああああああああああ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:09:05.58 ID:oAl323s0<>キーンコーンカーンコーン


青ピ「きりーつ、れーい」


全員「おねがいしまーす」…………チッ


小萌先生「はいはーい、皆さん今日もおつかれさまなのですよー」


小萌先生「今から部活の人も、それからもう帰る人も、気をつけて帰るように」


小萌先生「家に帰っても、ダラダラしないでしーっかり復習するのですー」


小萌先生「継続は力なり、ですよ」


吹寄「起立、礼」


全員「さようならー」………フン<> 美琴と妹でてないけど面白いかな、これ<>sage<>2010/10/29(金) 23:10:09.98 ID:oAl323s0<>上条「だぁ……やっと終わったー」グテー


土御門「じゃーにゃーカミやーん」


青ピ「また明日〜」


上条「おーう……」ウダー


一方通行「お前何疲れてンだ?」


上条「………ベントウ、カエセ」


一方通行「は?」


上条「………………」シクシク


一方通行「????」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:12:48.85 ID:oAl323s0<>――――――放課後


一方通行「………で?なァンでてめェと帰らなきゃならねェンだよ」


上条「なにーー!上条さんの昼食を奪っておいてなんだその言い草!」


一方通行「だァから、さっき、購買で飯奢ってやっただろうが!」


上条「アホか!お前、あの弁当はな、から揚げが入ってたんだぞ!」


上条「上条家ではほとんどありつけない『から揚げ』!
   俺の数少ないハッピーデイを潰した罪は重い!」


上条「実家で久しぶりに飯食うのと同じくらい大事な日なの!」


一方通行「…………………」ジー


上条「なんだよ」


一方通行「てめェは親と一緒じゃねェンだよな」


上条「そうだけど……学園都市の生徒って大体一人暮らしじゃねぇか?」


一方通行「俺は、恵まれてンのかね………」


上条「はい?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:13:18.68 ID:oAl323s0<>一方通行「いや、なンでもねェ。
     (義理だろうが、育て親がいて、コンビニ弁当だろォが
      飯が用意されてンのはいい事なのか?)」


一方通行「わりィけどよ、埋め合わせはまた今度にしてくれねェか?」


上条「………え?あ、あぁ、埋め合わせをしてくれるんなら別にいいけどさ」


一方通行「じゃァな」


上条「……お、おぉ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:13:38.24 ID:1X03j0Io<>ほのぼのいいなぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:13:57.94 ID:oAl323s0<>上条「……………」


ポツーン


上条「ゲーセン、(金無いけど)行くか」


上条「…………」ショボーン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:15:12.77 ID:oAl323s0<>カッ、カッ


一方通行「…………やっぱ、ちっとばかし悪かったか?」


カッ、カッ


一方通行「いや……俺が他人の事気遣うなンざ、似合わねェっつの」


カッ、カッ


一方通行「あァ、今日は俺が飯の当番だったな」


一方通行「コンビニの弁当………はしばらく見るのも嫌だな」


カッ、カッ


一方通行「つーと自炊か」


一方通行「うわ、めンどくせェ――――適当にファミレスにしとくか」


カッ、カッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:16:57.77 ID:oAl323s0<>―――――――――――――――――――――――


木原「おい、一方通行こっち来い」


チビセラレータ「なンだよ、木原くン」


木原「お父さんと呼べ、もしくはパパ」


チビセラレータ「…………クソ親父」


木原「…………まぁいい」


木原「おら、木原数多特製カレーだ、頭が良くなるぞ」ジャーン!


形容しがたい何か『…………………………』


チビセラレータ「カレーって、こンな色してたっけ?」ナンカクスリノニオイガ


木原「………自炊なんざした事ねーんだよ」


木原「いいから食えよ」


チビセラレータ「……………」モグモグ


チビセラレータ「うっ……ぇ……」マズイ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:18:09.32 ID:oAl323s0<>木原「………どうだ?」ドヤッ!


チビセラレータ「………う、うめェよ、木原くン」カオアオイ


チビセラレータ「き、木原くンは料理の天才だなァ!……うっぷ」


木原「はははは!そうかそうか!いやー良かったぜ」パク


チビセラレータ「あっ………」


木原「おうぇえええええええええええええええ!まっずうううう!」


チビセラレータ「き、木ィィィィィ原くゥゥゥゥゥゥン」


―――――――――――――――――――――――<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:19:31.78 ID:oAl323s0<>一方通行「…………………いや、自炊にすっか」ヘンナモンツクラレルノコマルシ


カッカッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:20:02.46 ID:oAl323s0<>







一方通行「二人で食うのも、悪くねェ」







<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/29(金) 23:26:07.76 ID:oAl323s0<>今日はここまでです。
今回肝心のヒロインが出なかったけど
この世界の一通さんと上条さんがどんな暮らしをしてるか書きたかったんだ。
恋愛よりも、書きやすいんだよ!
構想もしやすいんだよ!テキトーにかけるから!

木原パパどうかなぁ?
どうしても木原くンを書こうとすると親バカの発想になってしまう……
なんで?
あ、ちなみにチビセラレータたちは仲良く病院送りでした。

そうそう、>>1は顔を出すとしたら夜の十時から十一時に顔を出すから
その時間に顔を出せばいるかもしれません。

投下時間は一応連絡しますね
では、近いうちに。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:29:04.60 ID:1X03j0Io<>日常パートも面白いし和む
ヒロイン側も期待しちゃう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:34:21.02 ID:7HyNq5Ao<>木原くン和むわ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/29(金) 23:46:55.38 ID:P0I4k2Yo<>乙だぜ
なんで木原くンって親父やらせても違和感ないんだろう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/30(土) 01:09:34.15 ID:Ng4Pdns0<>一方通行への歪んだ執着を金槌で叩いて展ばすとこんな感じになるのかねェ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/30(土) 01:44:26.42 ID:4lsYKu6o<>>>1は精子カピカピのSS書いてた人だったりする?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/30(土) 06:11:44.73 ID:zJVSboAO<>残念無念垣念の人だろうか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/30(土) 07:34:06.40 ID:RaAVEKAo<>こういうパラレルはいいねえ<> 1です<>sage<>2010/10/30(土) 22:45:41.42 ID:rEVO8CI0<>こンばンわ、>>1です。
今日は書き溜め出来なかったから更新は無いんだ、ごめんね。
なるべくなら毎日更新したいんですが………。
で、このパラレル世界の一通さんや上条さんの
過去話でも投下していこうと思うんだけどどうでしょうか?
ちなみに即興で本編とは(ほとんど)無関係な話(の予定)です。

ごちゃごちゃになりそうだからやめておいた方がいいかな?
まぁ、戯言だと思って聞き流してくださーい。

レス返し
>>75
日常パートで和んでくれてありがとう、一は結局自信がないわけよ

>>76->>78
数多パパに違和感ない人がいてくれてよかったよwwww
というかこの木原くンは丸くなりすぎだね。

>>79
>>1は今回が始めての投下です。
精子カピカピは読んだけど、面白かった。
あの人のSSまた読みたいなぁ……あのセンスは俺も欲しいよ
というかどこでそう思ったのか凄い気になる。

>>80
>>1は初めてだよォおおおおお!
残念無念垣念についてkwskお願い、激しく気になる。

>>81
ありがとう、パラレルって受け入れられるどうかが勝負だと思うから
内心凄いビクビクしてたんだ、これからもなんとかほのぼのを維持したいです。

レスをくれた人達ありがとう。
優しくて>>1は泣きそうです……これからも細々とやっていくんでよろしくお願いします。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/30(土) 22:47:15.41 ID:KnNCJ0wo<>過去話、有効です<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/30(土) 23:10:53.31 ID:ayMOJ4Qo<>個人的には前に進んでもらいたいけど……
物語上必要なら書くべき
いや、貴方が書きたいなら書くべきだと思う。

贅沢スマソ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 00:50:48.17 ID:dIgcSCwo<>平和な禁書世界も好きだからぜひ見たい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 16:24:14.26 ID:A4Zq3UDO<>木原くんと一方通行が可愛すぎる…!きゅんきゅんしすぎて心臓痛い<> 1だぜェ<><>2010/10/31(日) 22:47:39.46 ID:pB.PmEY0<>>>1です。
投下していきますねー
レスありがとうございました。
レス返しは投下が終わってからにします。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 22:48:56.31 ID:pB.PmEY0<>―――――寮前


ミサカ「おや?」


一方通行「―――――ミサカか」


ミサカ「覚えていてくれたのですか、とミサカは正直に喜びを表してみます」ニヤリ


一方通行「…………それ笑ってンのか?」


ミサカ「何か変でしょうか?」ニヤニヤ


一方通行「いや、まァいい。あーあー素敵な笑顔ですねェ」


ミサカ「素敵な笑顔……フフ」ニヤ


一方通行「(皮肉だって分かってねェのか?)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 22:50:21.45 ID:pB.PmEY0<>ミサカ「……………ところで、その袋には何が入っているのですか?
    とミサカは凝視しながら問いかけます」


一方通行「ン、今日の飯の材料だ」


ミサカ「誰が作るのですか?」


一方通行「………………ン」ジブンヲユビサス


ミサカ「…………?」


一方通行「俺」


ミサカ「すみませんミサカの耳の調子が悪いようです」


ミサカ「もう一度言ってもらえませんか?とミサカは聞かぬ振りして聞き返します」


一方通行「オイ、本音でてンぞ」


ミサカ「貴方のエプロン姿なんて想像できませんよ」


ミサカ「ぶっちゃけ似合いません、とミサカは言わなくてもいい事を吐露します」


一方通行「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 22:51:51.79 ID:pB.PmEY0<>ミサカ「あの……」


一方通行「……………………………」


ミサカ「先ほどの事は謝ります、とミサカはなんで謝らなきゃいけねーんだよ畜生と
    思いながら謝罪します」


一方通行「……………………………」


ミサカ「ミサカは今日の晩御飯にされてしまうのでしょうか?とミサカは二重の意味で―――」


一方通行「うるせェ」


ミサカ「……………」ショボーン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 22:55:35.75 ID:pB.PmEY0<>一方通行「………お前、門限はいつまでだ」


ミサカ「――――なぜですか?」


一方通行「いいから言えよ」


ミサカ「………………………」


ミサカ「あまり遅くならなければ」


一方通行「そォか」


一方通行「じゃァよ、家にこいよ」


ミサカ「え?」


一方通行「飯、食わせてやンよ」ニタリ


ミサカ「えぇー……とミサカは強引な誘い方に多少怒りを覚えます」


一方通行「住ンでる場所、お前は研究所か。そこに連絡しとけよ」

カッカッ

ミサカ「これは、本当にミサカはオカズにされてしまうのでは」


オイ!サッサトコイ!


ミサカ「は、はい!とミサカは今日一番の大声で返事します!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 22:56:47.52 ID:pB.PmEY0<>――――――研究所、連絡室。


天井「……あぁ、そうか」


天井「あまり遅くならんようにな」


天井「何?美味そうな似合いが漂ってくる?」


天井「余計な事は言わんでいい!!」


ブツッ


ツーツーツー


女の声「だいぶお怒りのようね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 22:58:32.79 ID:pB.PmEY0<>天井「―――――芳川か」


芳川「あの子が外に出るのはそんなに不満かしら?」


天井「そうは言ってない」


天井「だが、実験に支障が出るかと思うと胃が縮む思いなのだよ」


芳川「……………」


天井「実験体を外に出すなど、私にはお前の考えている事が分からんよ」


芳川「私もアナタに理解してもらおうとは思わないけど」


天井「あぁ、そうかい」


芳川「ところで」


天井「ん?なにかあるのか?」


芳川「あの子はどこでお世話になっているの?外のお友達?」


天井「――――――――一方通行だ」


芳川「えっ?」<> ここから場面転換激しいです<>sage<>2010/10/31(日) 22:59:58.78 ID:pB.PmEY0<>一方通行「おら、飯だ」


ミサカ「こ………これは!!」


カレー「」ドヤッ!!


ミサカ「なんとも普通のカレーです、とミサカは少し落胆します」


一方通行「お前はどンなカレーを期待してンだよ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:00:49.96 ID:pB.PmEY0<>芳川「一方通行が?あの子を食事に?」


天井「あぁそうだ。だから、言っているんだよ」


天井「あの化物に妙な情でも湧かないかが『心配』だとな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:01:55.32 ID:pB.PmEY0<>一方通行「(木原くンは家にはいねェし、カレーだから放っといてもいいだろォ)」


ミサカ「ムムッ!辛さの中に仄かな甘味があり、具も最高級のものを溶かすことなく
    絶妙な温度で調理している……」


一方通行「おい!何勝手に食い始めてンだ!」ゴルァ!


ミサカ「GJです、とミサカは惜しみない賞賛を贈ります」グッ


一方通行「舐めてンのかてめェ!?」<> ルビテスト兼ねてるんで見苦しいの注意です<>sage<>2010/10/31(日) 23:04:14.44 ID:pB.PmEY0<>芳川「ありえると思う?彼は今まで他人に心を開いた事などないはずだけど」


天井「万が一という事もある」

               オリジナル
天井「"素体≠熬mっての通り、常盤台のお嬢様」


天井「そして、まぁ、ガキはガキだが見目麗しいと言っていいだろう」


芳川「彼が恋心でも抱くと」


天井「私もありえるとは思っていないさ」


天井「さっきも言ったとおり万が一の話だしな」


天井「だが、あの化物も血気盛んな思春期だ、何を仕出かすか……」


芳川「なるほど…………無いとは言えないわね、彼が正常ならの話だけど」


芳川「……………そうね」


芳川「逆の可能性は無いかしら」<> ルビテストが<>sage<>2010/10/31(日) 23:05:00.09 ID:pB.PmEY0<>なんか分かった気がする<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:07:16.43 ID:pB.PmEY0<>ミサカ「とてもGJな料理をありがとうございました」


一方通行「気にすンなァ、別にてめェに食わせるためじゃねェしな」


一方通行「親父もいっからよォ仕方ねェんだよ」


ミサカ「…………………」


一方通行「ンだよ」


ミサカ「いえ」


ミサカ「アナタは、優しいのですね」クス


一方通行「――――――――っ!!?」ドキッ<> どうだ?<>sage<>2010/10/31(日) 23:08:09.08 ID:pB.PmEY0<>天井「はぁ?」


芳川「あの子が彼に対して特別な感情を抱く可能性の話」

    テスタメント
芳川「学習装置≠使って成長させたけれど、後は人間と変わらないわ」


芳川「どう?『もしかしたら』あるかもしれないわよ」


天井「ふん…………ありえんな」<> おっけェーい分かった<>sage<>2010/10/31(日) 23:09:31.02 ID:pB.PmEY0<>ミサカ「…………?どうかしたのですか、とミサカは心配してみます」


一方通行「な!なンでもねェよ!!さっさと帰れ!」バク バク バク


ミサカ「????」


ミサカ「まぁ、いいでしょう」


ミサカ「では、さようならとミサカは礼儀正しく挨拶します」ペコ


一方通行「お、おォ………気をつけてな」ドキ ドキ ドキ



ミサカ「はい」


テクテクテク


一方通行「ちくしょォ………」


一方通行「………………やべェ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:10:13.46 ID:pB.PmEY0<>







一方通行「――――――――可愛い」ボソッ







<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:11:42.66 ID:pB.PmEY0<>芳川「どうして?」


天井「学習装置にそんな『くだらない感情』をインストールする項目は無いからだ」

         モルモット
天井「あいつらは実験体≠セ、死を恐れていては実験なぞできんよ」


天井「まぁ、あの化物の方が何か仕出かしたら、多少軌道修正はしなければ」


天井「――――つまらない考察をしてしまったな。気晴らしにコーヒーでも飲むか?」


芳川「……………………ふぅん」フッ<> 分かったくせに間違えた……<>sage<>2010/10/31(日) 23:13:15.95 ID:pB.PmEY0<>ミサカ「……………フフ」ニヤニヤ


…………………………………………


ミサカ「はて………?なぜミサカは笑っているのでしょう」


ミサカ「………これが芳川博士が言っていた、楽しいという感情なのでしょうか」


ミサカ「…………………フフ」ニヤニヤ


ミサカ「彼とは次会える日が楽しみです、とミサカは覚えた言葉を早速実用してみます」


ミサカ「フフ」ニヤニヤ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:15:06.43 ID:pB.PmEY0<>








芳川「…………どうかしらね」








<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:16:29.82 ID:pB.PmEY0<>芳川「存外、ありえる話かもしれないわよ、『天井博士』」


天井「なに?」


芳川「アナタが思っているほど人間っていうのは上手くいかないものって事」


天井「……………!」


天井「おい、まさか」


天井「…………………何か、したのか?」


芳川「…………フフフ」


芳川「さぁ?」


芳川「『私』は何も知らないわ?」


天井「貴様!!」


ガシィッ!!


芳川「何かしら」


天井「余計な事をすると命が縮むぞ――――!」


芳川「面白い事言うわね?」


芳川「私はアナタの邪魔をしようなんて思っていないわ」


芳川「今回の事も、そうなれば違った結果を生み出すんじゃないかと思っただけよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:17:35.00 ID:pB.PmEY0<>








芳川「 私 は こ れ も 一 つ の 実 験 だ と 思 っ て い る け ど ?」







<> ブラック芳川さん<>sage<>2010/10/31(日) 23:19:12.15 ID:pB.PmEY0<>芳川「貴方も私の性格、知っているでしょう?」


芳川「私は優しいわけじゃない」


芳川「あくまで『甘い』だけ、どうにかするんじゃなくて、どうなるか傍観しか出来ないの」


天井「なら、誰が………いや、思い違い、なのか?」


芳川「……………」クス


芳川「じゃぁ、私は『他の子』の面倒を見てくるわ」


芳川「いい結果出るといいわね」


コツ コツ コツ コツ コツ …………


天井「……………」ギリッ


天井「…………………………クソ!」ドン!


天井「誰にも実験は邪魔させんぞ………誰にも!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/31(日) 23:32:53.08 ID:pB.PmEY0<>        ラストオーダー
今日はこれで打ち止めです。(一応もう一回ルビテスト)
なんかルビが掴めた気がします、まだ不安ですが………。
見苦しくてすみませんでした。

んで、芳川さん登場。
芳川さんってギャグキャラになりやすいから
登場シーンだけでもちょっとシリアスにしてみたかった。
これからすぐにギャグキャラになっちゃうのかなァ……。
なんで>>1が新鮮な気持ちになってるんでしょ?


今回は一方通行サイド一辺倒でしたね。
今のところ一通さンが主軸で主人公かな?
いつ変わるか分からないけどーハハハ!


こっからレス返し

>>83
過去話OKですか。
んーじゃ即興ですが書いていこうと思います。

>>84
贅沢なんかじゃないですよ!
むしろ意見を言っていただけるのはとても嬉しいです。
即興になりますがそこはすみませんね。

>>85
ぜひ!?ありがとうございます!
といっても平和だけとはならないと思いますが……。

>>86
かわいい……だと?
チビセラレータと木原くンは書いてて
なぜか「面白くね?」って>>1は>>1は自画自賛!
………調子こいてすみませんでした

レスありがとうございました。
ちなみに過去話は小ネタ程度の一レス二レス、三レス程度なので
長くなりませんし、書き溜めまでの時間稼ぎなんで
そこんところよろしくです

では、また。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/31(日) 23:34:46.77 ID:pB.PmEY0<>言い忘れ。
投下の最初と最後にageますね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/01(月) 00:17:07.62 ID:D8mTCFoo<>おつせられーた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/01(月) 00:25:09.71 ID:H6EBnQ2o<>乙なんだよ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/01(月) 01:23:55.06 ID:1LPVEAAo<>乙。
ルビは書き込み前にプレビューで確認すればいいだけでは?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/01(月) 05:13:48.54 ID:Dwnj/R.0<>乙と言わせてもらおう!!
あ、過去話は挿れるタイミング考えないとテンポ悪くなりますぜ?
今の話がひと段落してからが良いかと<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/01(月) 05:25:11.56 ID:pWaKf.Ao<>追い付いた、>>1乙!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/01(月) 17:18:25.15 ID:siNEYwAO<>あ、>>1 乙かれ!<> 決めました!<>sage<>2010/11/01(月) 20:35:13.00 ID:deut0x60<>過去話のことですが、今はまだ序章(?)というか一部みたいなもんなので
二部の書き溜めができるまでの間に投下していこうと思います!

それまでは二日おきとか、三日、もしくは一週間は空いてしまうかもしれませんが
よろしくお願いします!
こっからの変更は無いんで、そこのところ把握していてください。

レス返し

>>111 >>112 >>115 >>116
乙あざッす!

>>113
専ブラを今まで入れてなかったのでプレビューが出来ませんでした……。
専ブラ入れたのでこれで多分大丈夫だと思います。
すみませんでした。

>>114
タイミングやっぱり悪くなりますよね。
つーわけで、顔を出せない時もあるかもなんでそこんところはすみません。

優柔不断でごめんなさい。
これからもよろしければお付き合いをしてもらえると嬉しいです。
乙をしてくれる方も、アドバイスをくれる方もありがとうございました!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/01(月) 21:10:02.43 ID:aCOmEW.o<>×ひとだんらく
○いちだんらく<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 02:45:26.07 ID:cugYDW6o<>×ひとだんらく
○いちだんらく(キリッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 03:21:39.53 ID:GKfXPEU0<>○ひとだんらく
×いちだんらく<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 04:29:36.34 ID:q9yyKkoo<>ひとだンらく
いちだンらく

だろォが<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 05:18:57.32 ID:.JsxPrIo<>○ひとだんらくってミサカは(ry

×いちだんらくってミサカは(ry<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 05:20:31.20 ID:v3OJ54Qo<>当然、ひとだんらく
唖然、いちだんらく?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 05:58:04.27 ID:uuKTx.AO<>ひとだんらくは的を得る並みの誤用だ。
辞書引けない奴って多いのな。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 10:05:19.44 ID:1e8kYCwo<>どうでもいい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 14:57:37.65 ID:SluDJ/Uo<>名無しの感想にフルボッコすぎワロタ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 23:35:23.46 ID:4vmmuFEo<>辞書ひいたら
いちだんらくでびっくらこいた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/02(火) 23:44:41.66 ID:G1m9KGQo<>話し言葉なら誤用ってほどじゃないと思うけど。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 01:59:27.85 ID:rKT0P4g0<>的を得るは正しくはないけど誤用とも一概に言えないってどっかで読んだぞ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 02:26:28.35 ID:g0XurQDO<>>>129
広辞苑でも読んでろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 04:34:25.92 ID:0h4eewY0<>スレチだ 他所でやれ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 15:49:47.48 ID:zeTOvQco<>つまりあれだろ?このSSには一通さんにも多大な萌えどころがあるって意味だろ?<> 1だァ<><>2010/11/03(水) 22:17:15.44 ID:TRNtTGY0<>こンばンわ。
超電磁砲OVAが買いたい>>1です。
投下して行こうと思いまァす。<> 上条さんサイド<>sage<>2010/11/03(水) 22:20:49.46 ID:TRNtTGY0<>――――――同日ゲームセンター


上条「暇だ…………」


上条「土御門も青ピも用事があるって逃げやがって」


上条「あいつら彼女でも出来やがったんだな………だから、断りやがったんだ」ムカムカ


上条「くそぅ、何がバカルテットだ、彼女がいないのは俺と一方通行だけじゃねーか」


上条「……………いや」


上条「あいつも用事があるって言ってたな」


上条「ハッ!!まさかあいつにも彼女が!?」


上条「そういえばバツの悪そうな顔してたしな………クソ!!」


上条「どうせ俺は独り身だよっ!」チクショー<> モヤ条さんを目指したい<>sage<>2010/11/03(水) 22:21:53.68 ID:TRNtTGY0<>上条「……………………………」


上条「(女の子といえば、昨日のあの子、可愛かったよなぁ)」


上条「(ちょっと勝気なところありそうだったけど……………って)」


上条「(俺は何考えてんだっつーの!相手は中学生だぞ、中学生!!)」カァァ


上条「よ、よし!格闘ゲームでもやってストレスを発散するか!」ザツネンモハラワネートナ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:25:55.03 ID:TRNtTGY0<>上条「うし、これにするか」


上条「ゲーセンで格ゲーってのは知らない人ともできるからいいよな!」


上条「百円入れてーっと……」


上条「おぉ?挑戦者待ち?いいじゃねぇか!やってるぜ!」<> 因みに1は格ゲーさっぱりなんだよ<>sage<>2010/11/03(水) 22:38:55.17 ID:TRNtTGY0<>上条「相手は何を使ってくるかな?」


上条「………………………」


上条「なるほど、攻めるタイプのキャラか」


上条「コイツは確か小技でガードを崩して大技で一気に決めるタイプだったよな?」


上条「なら、こっちはガードが固いコイツだな」


上条「大技できたところをカウンターで沈めてやる!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:41:01.42 ID:ljnIkUAO<>戻ったかっ!
…って >>134
バカ + カルテット(四重奏)
= バカルテット(バカ四重奏)か

あのスレか?
語尾に「じぇい」をつける人の
意見が採用されたところ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:41:07.12 ID:TRNtTGY0<>レディー……ファイ!


上条「まず相手の動きを見ないとなー」


ガチャガチャガチャガチャ


上条「やっぱり小技できやがったな……しっかりガードして」


ガチャ、ガチャチャ


上条「崩れたと思わせたところで……大技を」


ガチャ、バン!


上条「カウンター!!」


上条「っしゃ!重い一撃がヒットォ!!」


上条「ダウン状態から畳み掛ける!!」ウォォォォ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:43:09.17 ID:TRNtTGY0<>K.O! YOU WIN!!


上条「おーっし勝った勝った!」イェーイ


上条「ん?また挑戦?」


上条「フフフ、いいだろう、今日の上条さんはちょっとバイオレンスですよ!」


上条「彼女持ちへ裁きを!」←八つ当たり<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:43:36.86 ID:TRNtTGY0<>K.O! YOU WIN!!


K.O! YOU WIN!!


K.O! YOU WIN!!


K.O! YOU WIN!!


K.O! YOU WIN!!


K.O! YOU WIN!! K.O! YOU WIN!! K.O! YOU WIN!!..................<> >>138さン、1は色んなところから影響受けてますンで<>sage<>2010/11/03(水) 22:45:26.87 ID:TRNtTGY0<>上条「………………どんだけ負けず嫌いなんだよ」


上条「かれこれ一時間はずっと同キャラで戦ってんぞ……」


上条「つーか、相手は金持ちか?挑戦される側の俺は金はらわなくていいけどさぁ」


上条「そろそろ帰りたい心境なんですけど………」<> きっとそのときの記憶が蘇ったのかもしれませン<>sage<>2010/11/03(水) 22:46:26.20 ID:TRNtTGY0<>NEW CHALLENGER!


上条「何がニューチャレンジャーだよ!すでに戦友レベルだろ!?」


上条「もう無理!無理です!わたくしのストレスは発散しきりました!」


上条「むしろこのゲーム機にストレスを感じてきたよ!?」ギャーギャー!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:48:31.85 ID:TRNtTGY0<>







少女の声「うっさいわね!!やめるんならさっさと帰りなさいよ!!」ムキー!







<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:49:09.85 ID:TRNtTGY0<>上条「ん?」


少女の声「次こそは勝ってやるんだから…………えっ?」


美琴「あ、アンタは………き、昨日の……」


上条「」<> ビリビリ娘登場<>sage<>2010/11/03(水) 22:51:18.68 ID:TRNtTGY0<>美琴「アンタは昨日の無能男!!」


上条「昨日のビリビリ娘………」


美琴「ビリビリ言うな!!」ギャー!


美琴「私には御坂美琴って名前があんのよ!!」


上条「はぁ………まぁ、ビリビリでいいんじゃないですか?」


美琴「人に勝手なあだ名つけてんじゃないわよ!」


美琴「だけど、運が悪かったわね……」


美琴「ここで会ったが百年目!勝負よ!」ビシィッ!<> 勝負を挑む時の美琴は輝いてる、可愛い<>sage<>2010/11/03(水) 22:52:18.54 ID:TRNtTGY0<>上条「勝負って……お前さっきから負けてばっかじゃねーか」


美琴「これはゲームでしょうが!」


美琴「私が挑むのはゲームじゃない真剣勝負!覚悟しなさい!」ビリビリ


上条「えー…………」パカッ←携帯開く


上条「(七時かー、腹減ってきたし、帰りてぇな)」


上条「あのー、美琴たん?」


美琴「たん言うな!何よ」


上条「そろそろお腹が減ってきたので帰ってもいいですか?」


美琴「は!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:53:06.30 ID:TRNtTGY0<>上条「勝負なんてしたって面白くねぇしさ」


上条「あ、お前も腹減ってるなら飯でもくわねぇか?ファミレスくらいなら行けますよ」


上条「一人よりも二人で食った方が楽しいしな」


美琴「ふ………」バチッ


上条「でも金ねぇや、アハハ……不幸だー?」


美琴「ふざけ………」バチバチッ


上条「どうした?さっきから俯いて?具合でも悪い――――」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:54:12.07 ID:TRNtTGY0<>








美琴「ふ ざ け ん なーーーーーーーーーーー!」








<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:55:02.04 ID:TRNtTGY0<>ビリビリビリビリビリビリビリビリ!!


上条「ぎゃあああああああああああああああ!」パキン!


上条「お、お前!何してんだ!?ここゲーセンだぞ!?」コワイヨー


美琴「ふざけてんのはアンタの方でしょ!?」


美琴「敵をご飯に誘うってアンタ頭に蛆でも湧いてんの!?」ギャァギャァ


上条「敵ってお前……」


上条「お前が一方的にキレてきただけじゃねぇか!」


美琴「なぁんですってー!!」


美琴「人のプライド踏みにじっておいて、なにが―――――」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:55:33.41 ID:TRNtTGY0<>









ピー!









<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:56:11.29 ID:TRNtTGY0<>美琴「ん?」ナニカシラ


ゲーム機『イジョウナデンジハヲカンチ、タダチニセキュリティニホウコク』


上条「………なんだか嫌な予感が」


ゲーム機『サイドホウコク、イジョウナデンジハヲカンチ、タダチニセキュリティニホウコク』


ゲーム機『ジンソクニハンニンヲホカクシテクダサイ』


ゲーム機『クリカエシマス――――――』<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 22:58:28.86 ID:TRNtTGY0<>ざわざわ、ざわざわ


少年「なんだなんだ?」


少女「なにかあったの?」

     アンチスキル
男性A「"警備員≠ノ報告するか?」

     ジャッジメント                   テレポーター
男性B「"風紀委員≠フ方が早いんじゃねーか?"空間転移≠烽「るだろうしさ」


上条「えーっと………」ダラダラ<> 誤字発見、空間移動です<>sage<>2010/11/03(水) 22:59:31.71 ID:TRNtTGY0<>少女「ねぇ、あそこ雰囲気違わない?」ヒソヒソ


少年「ゲーム壊したのあいつか?」ヒソヒソ


少女「あっちに常盤台の子もいるわよ?」ヒソヒソ


少年「オイオイ、常盤台のお嬢様がそんな乱暴するわけないだろ?」ヒソヒソ


少年「大方、あっちの男がナンパの為に能力使って脅したんだろ、あの子可愛いし」ヒソヒソ


少女「なにそれ、サイッテー」ヒソヒソ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:00:35.77 ID:TRNtTGY0<>上条「ち……ちが……」


周りの人達「………………………」ジー


上条「俺じゃない……び、ビリビリが……」


周りの人達「……………………」ジー


上条「……………ご」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:01:09.40 ID:TRNtTGY0<>










上条「誤解だーーーーーーーーーーーーー」ダダー











<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:02:02.89 ID:TRNtTGY0<>美琴「あ!この馬鹿!逃げんじゃないわよ!!」ダダダー




フコウダー!
マテコラアアアアアアアアアアア!


周りの人達「…………………」


男性A「なんだ、ただの痴話喧嘩かよ」ツマンネー


男性B「はぁ?紛らわしい奴らだな………じゃ原因は何だよ」


男性A「ゲーム機がバグったかなんかだろ、このゲーセン古いし」


男性A「能力者の仕業だったとしても犯人はカメラ見りゃ分かるだろ」


男性B「ここのカメラ故障中だぜ?」


男性A「なんだそりゃ、ザルなセキュリティだな」


カエロカエロー<> 実際痴話喧嘩にしか見えない1は上琴病末期<>sage<>2010/11/03(水) 23:03:33.05 ID:TRNtTGY0<>上条「ヒィイイイイイイイイイイイイイイ!」


美琴「待ちなさいよ!このツンツン頭ーーーーーーーー」ビリビリ


上条「犯人に間違われるし!ビリビリに追い掛け回されるし!」


上条「上条さんに普通の出会いは無いんですかーーーーーーー!?」


美琴「逃げんなーーーーーーーーーーーーーーーー」


上条「くそー!不 幸 だーーーーーーーーーーー」<> わざわざ返事ありがとッス。<>sage<>2010/11/03(水) 23:08:06.18 ID:ljnIkUAO<>この美琴はまだ「ビリビリ」だな…
いつ「ビリデレ」に変化するか
楽しみでしょうがない!wktk

バカルテットって良いアイデアですよね。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:11:03.24 ID:TRNtTGY0<>―――――その夜、とある研究所内


ミサカ「ただいま帰りました、とミサカは報告します」


芳川「あらお帰り」


ミサカ「芳川博士」


ミサカ「……………………」


芳川「どうしたの?」


ミサカ「ただいま?」


芳川「あぁ………」


芳川「よく出来ました」クスッ


ミサカ「ありがとうございます、とミサカは素直に喜びました」ニヤニヤ<> 1もバカルテットは凄くいい響きだと思う<>sage<>2010/11/03(水) 23:13:36.25 ID:TRNtTGY0<>ミサカ「何か御用でしょうか?とミサカは博士の持っているものを注視します」


芳川「鋭いわね……まぁ、ちょっとね」


芳川「貴方『たち』の外見の事なんだけれど、パッと見て誰が『どの子』か難しいのよね」


ミサカ「はぁ……そうですか」


芳川「散髪とかは面倒くさいから、アクセサリでもつけようと思うのよ」


芳川「もちろん全員が違うものをね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:16:41.59 ID:TRNtTGY0<>ミサカ「………では、ミサカは何をつければよいのでしょうか?」


ミサカ「ミサカにはその知識がないので何が良いのかわかりませんし」


ミサカ「どんなものが似合うのかもさっぱりです
    とミサカはしょんぼりしてみます、しょんぼり」ションボリ


芳川「安心なさいな、アナタの分は用意してあるわ」


芳川「はい、ヘアピン」スッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:18:16.50 ID:TRNtTGY0<>ミサカ「ヘアピンならつけていますが?とミサカは頭髪についている装飾品を指差します」


芳川「他の子と違う色にするのよ」


芳川「全員がヘアピンの色を変えるのも良かったんだけど」


芳川「それぞれ他のアクセサリにしたほうが個性がつき易そうで面白いと思うから」クスクス


芳川「さ、好きな色を選びなさい」


ミサカ「了解しました」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:24:27.46 ID:TRNtTGY0<>


ミサカ「………………」ジッ


ミサカ「…………あっ」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:26:04.93 ID:TRNtTGY0<>芳川「気に入った色はあった?」


ミサカ「いえ、あの………」モジモジ


芳川「どうしたの?何色でも笑わないわ」


ミサカ「いえ、そうではなくて」


ミサカ「二つあるのですが、宜しいでしょうか?とミサカは恐る恐る尋ねます」


芳川「えぇ、構わないけど…………どれ?」


ミサカ「その………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:26:51.53 ID:TRNtTGY0<>ミサカ「白と……黒を、お願いします」


芳川「…………………………」


芳川「フフ、どうぞ」


ミサカ「あ、ありがとうございます、とミサカはわーいと喜びました、わーい」ワーイ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:29:24.71 ID:SsYNlnQo<>ヽ(´ー`)ノワーイ<> 和んだ(*´ω`*)<>sage<>2010/11/03(水) 23:32:01.63 ID:ljnIkUAO<>わふぅーーーーーっ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:32:17.23 ID:TRNtTGY0<>ミサカ「〜〜〜〜〜〜♪」キラキラキラ


芳川「機嫌がいいわね(何この子カワイイ)」クスクス


ミサカ「芳川博士、ありがとうございました、とミサカは改めてお礼を言います」ペコリ


芳川「どういたしまして」ニコリ


芳川「さ、そろそろ部屋に戻りなさいな」


ミサカ「おやすみなさい、とミサカは部屋に戻りながら挨拶をします」


ミサカ「〜〜〜〜〜〜〜♪」テクテク


芳川「えぇ………おやすみ(確実に『アレ』は効いている……もしかしたら本当に)」


芳川「(『あの人』の言うとおり彼はあの子達の救世主なのかもしれないわね)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:39:40.35 ID:TRNtTGY0<>―――――研究所内ミサカ私室


ミサカ「どうしてこの色を選んだのでしょうか?」


ミサカ「……………今日一方通行と食事をしてから体の調子がおかしいです、
    とミサカは『他個体』に報告します」


ミサカ「―――――変なものでも食わされたのでは、とは中々に酷い言い方ですね」


ミサカ「…………」スッ、パチン


ミサカ「これは、似合っているのでしょうか?」シロノヘアピン


ミサカ「…………黒のヘアピンはどうでしょう?」パチン


ミサカ「…………これは」ヨクワカリマセン


ミサカ「彼は、どう思うでしょ――――」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:40:26.21 ID:TRNtTGY0<>




ガチャ




<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:41:26.62 ID:TRNtTGY0<>ミサカに似た少女「〇〇〇〇一号?」


ミサカ「に、〇〇〇〇二号!?」ビクゥ!


〇〇〇〇二号「既に十一時です、『妹達』は就寝する時間ですよ
       とミサカは暗にさっさと寝ろと指示します」


ミサカ「りょ、了解しました、とミサカは平静を装って返事します」


〇〇〇〇二号「………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:53:52.89 ID:TRNtTGY0<>〇〇〇〇二号「これは忠告ではありませんが」


〇〇〇〇二号「………あまり、彼と関わらない方がいいかもしれませんよ?」


ミサカ「えっ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:55:11.47 ID:ljnIkUAO<>ちょっ…シリアルか!?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:56:28.83 ID:TRNtTGY0<>                シスターズ
〇〇〇〇二号「ミサカ達、妹達≠ヘ彼と友好な関係は築けない、という事です」


ミサカ「………分かっています、とミサカは頷きながら答えます」


〇〇〇〇二号「〇〇〇〇一号」


ミサカ「なんでしょうか?」


〇〇〇〇二号「…………いえ」


〇〇〇〇二号「何でもありません、とミサカは首を振りながら嘆息しました」


〇〇〇〇二号「『実験』までまだまだ日はありますがしっかり睡眠をとったほうがいいですよ」


〇〇〇〇二号「万全な状態でなければ『実験』は成功しませんから」


ミサカ「はい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 23:57:47.08 ID:TRNtTGY0<>〇〇〇〇二号「おやすみなさい、とミサカは挨拶をします」ペコリ


ミサカ「おやすみなさい、とミサカは同じ様に挨拶しました」ペコリ


バタン


ミサカ「…………………」


ミサカ「――――――………おやすみ、なさい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 00:00:07.74 ID:dQU7y9Y0<>―――――常盤台中学208号室


美琴「…………た、ただいまぁ」


ツインテールの少女「あら?お帰りなさいませ、お姉様」


美琴「ただいま黒子……」


ボフ


美琴「……………………」


黒子「お姉様?」


美琴「……………あ゛ーーーーーー」


ゴロン


スクッ


黒子「…………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 00:03:25.53 ID:dQU7y9Y0<>美琴「だーーーーーーーーーー!もう!ムカツク!ムカツクわー!」


黒子「!!!?」ビクゥ


美琴「あんの、ツンツン頭の大馬鹿野郎!今度あったらただじゃ置かないわ!」


黒子「ツンツン頭……」ハテ


黒子「お姉様、昨日お会いしたという殿方と今日もお会いしたんですの?」


美琴「そうよ!ソイツよソイツ!」


美琴「今日も結局逃げられたのよ!」ウガー!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 00:08:26.98 ID:dQU7y9Y0<>黒子「お姉様から逃げ果せるとは、身体能力強化型・空間転移の能力者か」

           レベル5
黒子「それとも超能力者≠フどちらかしかありえませんの」


美琴「うぅ〜……そうなんだけどさー……」


美琴「アイツワタシノノウリョクヲウチケシテタンダヨネ……」ボソッ


黒子「はい?何か言いまして?」


美琴「えっ?うぅん……なんでもないわよ!」


美琴「次アイツにあったときにどうしてやろうか考えてるだけよ」ウンウン


黒子「はぁ、そうですの?」


美琴「なんだか思い出すだけでムカムカしてきたわ……!」ムカムカ


美琴「今日はお風呂入ったらすぐ寝る!」


美琴「お風呂、入ってくるわね!」


黒子「…………………はぁ」<> 空間転移……移動だっつの、チクショウ<>sage<>2010/11/04(木) 00:10:18.56 ID:dQU7y9Y0<>ドタドタ、ガタ、ピシャッ!


黒子「………………………………」


黒子「怒ってらっしゃるのになんだかとっても楽しそうな顔をしていたのはなんでですの?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 00:13:06.13 ID:dQU7y9Y0<>




黒子「………まさか、ねぇ?」




<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 00:31:14.27 ID:dQU7y9Y0<>今回はここまでです。

ミサカが一通さンを意識し始めたよーって感じですねー
同じ誤字が二回もあってすみません……書き溜めてるので
コピーして貼っちゃったりするので、チェックが甘いです。
あー……恥ずかしい……。
一方通行サイドはシリアス多めになるかもしれませんね。
というか、一通さンで物凄く書きたいシーンがあって
まだまだそれが先で物凄く歯がゆいです……早く書きたい〜!

さて、アニメを見るまでの間に書き溜めを続けますかね。
では、今回もありがとうございました<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/04(木) 00:31:55.64 ID:dQU7y9Y0<>あげわすれた<> おつかれ<>sage<>2010/11/04(木) 00:35:12.87 ID:.zO5mMAO<>>>182
超乙かれさまです。
続きを楽しみに待ってますよ!

>>174の「シリアル」ってなんだよ…orz<> 追いついた<>sage<>2010/11/04(木) 01:05:26.79 ID:bHho7SQ0<>>>182
乙!!
やっぱりミサカは可愛いな
続き期待してる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 01:16:06.33 ID:3x2qT6AO<>ミサカファーストか、例のスレを思い出した<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 01:16:25.78 ID:fLcoRlUo<>>>184
ねぇ、ほんとROMってたほうがいいって
どのスレでも文と末尾で一発でわかるぐらい臭いからね、マジで。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 01:35:16.00 ID:.zO5mMAO<>そういうキャラを演じてるんだよ
了解 反省して自重しとくわ
超乙かれ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 01:57:01.67 ID:8h/nWu6o<>責めるつもりはないが、全然自重してなくて笑った<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 08:30:51.26 ID:XxD7cWc0<>187みたいのは 一生>>188の様なタイプに敵わないな・・・
っていうか普段の演じてるキャラとの
ギャップが違いすぐるwww腹黒いwww
超 乙 か れ ! <> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 12:02:25.29 ID:qacEcsDO<>なんだ自演か<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 12:59:50.01 ID:of4KzwAO<>どうでもいいけど
こんなとこでキャラ演じてどうすんの?
そんなに目立ちたいの?
そうだったらうぜぇからROMってろや

って事じゃねぇの?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 13:43:03.26 ID:2W.y3Fko<>外野で荒れるなwwwwwwww

乙! 面白かった。俺も楽しみにしてるよ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 19:06:46.93 ID:y50h0Qco<>NGIDじゃだめなのかと思って試しにNGにして他のスレ見たら笑った
まあスレと関係ない話題は>>1の迷惑だからここでは控えるべきだと思う<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 22:02:54.88 ID:XxD7cWc0<>>>193 の言う通りだな
ちょっとレスが気に入らないからって脊髄反射で文句のレスをカキコすな。
別に彼のレスが目立つだけであって荒らしてるわけじゃないし、
というかこんなに騒ぎ立てて、スレの空気を悪くしてる方が 荒してるからな(俺もか)
 ようするに
「そこまでだァアーーー!!!!
 もう やめましょうよ!!!
 もうこれ以上戦う(空気悪くする)の!!!やめましょうよ!!!
 命(レス)がも"ったいだいっ!!!!」
って ことだ。 おとなしくwktkしてまってようぜ。
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 23:58:55.32 ID:fLcoRlUo<>>>195
あの、ほんと自演とかしないでROMっててください
俺ももう黙ってるから<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 04:20:41.88 ID:FCJZgtko<>お前ら何と戦ってるんだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 04:44:50.80 ID:9WpAJn2o<>変なのがいるな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 08:53:47.74 ID:8mYjzUAO<>>>1 マダー?
戦争は終わったよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 19:41:42.29 ID:aax5KLc0<>自演にされてカワイソスww
真意はどうでもいいとして、少なくとも>>195はONE PIECEが好きだって事はわかったwww
ま これで下らんことは終わっな
>>1 カムバック!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 19:59:54.63 ID:g.FW3QDO<>こうしてまた愚かな争いがおこるのであった……。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 20:41:30.16 ID:F8ofxq2o<>一方・上条「うるさかったなァ」<> 1>>だぜェ<><>2010/11/05(金) 23:07:26.11 ID:TKecTWU0<>こンばンわ。
>>1でェす。
他スレ見てたら遅れてしまいました、すみません。
今から、投下しますね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:08:20.88 ID:TKecTWU0<>――――――翌日とある高校放課後


上条「あのー、小萌先生」


小萌先生「なんですか?上条ちゃん」


上条「聞きたい事があるんですけど」


小萌先生「はーい、質問なら何でも受けちゃいますよー?」


上条「では、遠慮なく言いますけどね?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:09:10.26 ID:TKecTWU0<>上条「なんで!俺と一方通行君だけ放課後に取り残されているのでしょうか!?」


青ピ「カミやーん僕もいるで〜」ハイ!ハイ!


一方通行「チッ………」


小萌先生「上条ちゃんは馬鹿だからでーす」キッパリ


上条「補習ですか!?まだ夏休みも始まってないのに!?」フコウダー


青ピ「無視せんといてほしいわー、僕結構デリケートなんやでぇ」


小萌先生「上条ちゃんは赤点を一番取りそうなので仕方ないのです♪」


上条「先生ひどい!生徒の力を信じてはくれません―――――」


小萌先生「いつも授業中に居眠りしているのはどこの誰なんですかねー」ニコリ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:10:21.43 ID:TKecTWU0<>




ゾク―――――――――!




<> こもえせんせいはにらみつけた!<>sage<>2010/11/05(金) 23:11:09.19 ID:TKecTWU0<>上条「(さ……殺気……これは受けないとスケスケミルミルの刑だ!)」


小萌先生「上条ちゃんからはそれだけですか?」ニコニコ


上条「ハイ………」アハハ


青ピ「カミやーん!アーやーん!」


小萌先生「では補習を始めますねー」


一方通行「待て」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:11:56.45 ID:TKecTWU0<>小萌先生「アクセラちゃんもなんですか?貴重な補習の時間を割かないでほしいんですが」


一方通行「馬鹿の三下はともかくよォ、なンで俺は出席しなきゃなンねェンだよ」


一方通行「納得がいかねェ」


小萌先生「アクセラちゃんは勝手に休む事が多くなりそうなので、補習で補ってもらうのです♪」


一方通行「納得いかねェ!?」


小萌先生「では、今度こそ補習を始めますよ〜。教科書は……」


一方通行「おい!無視すンな!!」ギャース!


青ピ「………………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:13:23.95 ID:TKecTWU0<>上条「しっかしさー………」


一方通行「ンだよ」


青ピ「……………」←ひたすらに小萌先生を見ている


上条「こんな補習でレベルなんてホントに上がるのか?」


上条「小学生の頃から学園都市にはいるけどさー……今まで一度もその結果は出てないんだぞ?」


上条「上条さんには才能がないとしか言いようがないんですが」


一方通行「知るかよ」


一方通行「能力なンてもンはよ、いつの間にか備わってるもンだ」


一方通行「俺もそォだったしな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:14:17.21 ID:TKecTWU0<>上条「ふーん………そんなもんか?」


一方通行「能力なンざあってもよォ、妙な事に扱われるだけだ」


一方通行「無いほォが、むしろ幸せなンじゃねェか?」


上条「そう……か?」


上条「じゃぁ別に俺も能力なんて無くて――――あだ!!」バシッ


小萌先生「上条ちゃん!!授業、ちゃんと聞いてるんですか!?」プンプン


上条「え……あぁ、はい、えぇまぁ、一応」


小萌先生「じゃぁ、これを解いてみてください!解りますか!?」


上条「…………わかりません」シュン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:14:59.88 ID:TKecTWU0<>小萌先生「もう!!上条ちゃんは!」


小萌先生「そんなんじゃ、能力どころか、進級すら危ういですよ!」


上条「す、すみません」


小萌先生「……………はぁ」


小萌先生「上条ちゃん」


上条「なんですか?」


小萌先生「学園都市の生徒の中にはですね、努力して努力して血反吐を吐くくらい
     頑張って低能力から超能力者になった子もいるんですよ?」


一方通行「……………」ピクッ


上条「へぇ……なんか聞いた事はあるような」ナイヨウナ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:16:09.94 ID:TKecTWU0<>上条「でも、そういうのってやっぱ『天才』っていうのじゃないですか?」


上条「人には向き不向きがあるし………」


小萌先生「確かにそうかもしれません」

レベル1
小萌先生「先ほどいった低能力者から超能力者まで上り詰めた女の子……御坂美琴さんというんですが」


上条「ん?」ドッカデキイタコトガ


一方通行「(ミサカだと?)」<> プレビュー忘れてた……<>sage<>2010/11/05(金) 23:18:17.14 ID:TKecTWU0<>小萌先生「彼女にはそもそもの才能があって、それに見合った努力をしたから結果が出た」

                 イイワケ
小萌先生「でも先生はそんな理由だけで諦めてほしくないんです」


小萌先生「例え絶対に越えられない壁があって、どれだけ頑張っても無能力者のままであろうと」

                                    パーソナルリアリティ
小萌先生「その努力がいつか自分を支えてくれる大きな自分だけの現実≠ノなるんだと先生は信じています」


小萌先生「無能力者だからこそ、学園都市の中で劣っていようと、卑下するのではなく」


小萌先生「壁に立ち向かう子になってほしいんです!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:19:35.44 ID:TKecTWU0<>上条「(御坂美琴……ビリビリ……アイツそんな凄い奴だったのか)先生……」


一方通行「………………(ミサカ、アイツが超能力者?第三位にはとても見えねェが)」


小萌先生「分かってくれましたか?」


上条「俺!頑張ります!壁があるからってへこむなんて俺らしくねぇもんな!」


小萌先生「そう言ってくれると思ってました!」


小萌先生「では、そんなやる気満々な上条ちゃんにプレゼントです!」


上条「おぉ!マジですか!?飯奢ってくれるとかですか!」ヤッター<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:20:09.74 ID:TKecTWU0<>







小萌先生「能力者インタビューが載っている『週間学園都市』をプレゼントです!」






<> 幸運なんてきやしねぇぜ!<>sage<>2010/11/05(金) 23:21:11.79 ID:TKecTWU0<>上条「」


小萌先生「これを読んで、参考にしてくださいね」


小萌先生「あ、後、来週からはちゃーんと自分で買うように!」


小萌先生「これの感想を毎週の宿題にしますからね?」ニコニコ


上条「」


一方通行「おい、固まってンじゃねェよ」


上条「oh...」


一方通行「ダメだな、これは」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:22:10.51 ID:TKecTWU0<>小萌先生「上条ちゃんの心意気に免じて今日はこれでお開きとしましょう!」


小萌先生「気をつけて帰るのですよー」


ガララ


ピシャッ


青ピ「あ、小萌センセー、僕分からんところが〜〜」ダダッ


ガラッ!ピシャン!


一方通行「おら、帰ンぞ」ペチペチ


上条「」


一方通行「………めンどくせェ奴」


一方通行「俺はもォ帰るからな?戸締りお前がしろよォ」


ガララ


ピシャ!


上条「なんてこった……………」|||orz<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:22:37.99 ID:TKecTWU0<>――――――寮前路地


一方通行「………………」


ミサカ「……………」ヒョコ


一方通行「……………」チラ


ミサカ「……………」サッ


一方通行「(なにやってンの?アイツ)」<> エンカウント<>sage<>2010/11/05(金) 23:23:34.52 ID:TKecTWU0<>――――――第七学区寮前


一方通行「………………」


ミサカ「……………………」モジモジ


一方通行「お前、なンでいンの?」


ミサカ「こんにちわ、とミサカはすっかりお馴染みになった挨拶をします」ペコリ


一方通行「答えろよ!?」


ミサカ「気にすンなァ、別にてめェに会いにきたわけじゃねェよ」キリッ


ミサカ「とミサカは決め顔で答えます、キリッ!」


一方通行「お前、俺のこと馬鹿にしてンだろ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:24:20.48 ID:TKecTWU0<>ミサカ「まぁ、冗談は置いておいて」


一方通行「馬鹿にしてるよなァ!?」オラァ!


ミサカ「あらためて、こんにちわ、一方通行」ペコリ


一方通行「………おゥ」


一方通行「(たく、調子狂うぜェ……)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:25:29.01 ID:TKecTWU0<>ミサカ「実はアナタの帰りを待っていたのですよ、とミサカは包み隠さず吐露します」


一方通行「……………待ってたァ?」


ミサカ「はい、ミサカは昨日とは違うニューミサカになったのです、とミサカは胸を張ります」エッヘン


一方通行「にゅゥみさかァ?ンだそりゃ」


ミサカ「どこが変わったか、分かりますか?とミサカは問いかけます」モジモジ<> 美琴は語るまでもなく可愛いけど、胸を張るミサカも可愛いと思うの<>sage<>2010/11/05(金) 23:26:40.16 ID:TKecTWU0<>一方通行「―――――――――」ジー


ミサカ「……………///」


一方通行「……………………」


ミサカ「ど、どうでしょうか?」


一方通行「興味ねェし、わからン」


ミサカ「……………」


ミサカ「」ブチッ


バシャァ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:27:50.61 ID:TKecTWU0<>―――――――寮内


一方通行「……………………」


木原「………………………」


木原「なんでゴミなんか被ってんだ?ファッション?」


ゴミカブセラレータ「うっせェ!いきなりゴミ箱ぶン投げられたンだよ!」プーン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:29:08.31 ID:TKecTWU0<>木原「はっ!馬鹿だねぇお前も」


木原「せっかくちょっかいかけてくれる女の子がいるのに棒に振るとはよ!」ギャハハハ


カブセラレータ「知らねェよ……」ガサガサ、ポイ


一方通行「いきなりどこが変わったか、なンて聞かれたってよォ……」グチグチ


一方通行「てめェは分かンのかよ」チクショウ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:29:41.32 ID:TKecTWU0<>木原「バーカ」


木原「女がそういう時は、大体髪切った〜だとか、身につけたもん変えたーとかだろ?」


一方通行「ンでそんな事俺に教えるンだよ」


木原「そんなこたぁ決まってるだろ」


一方通行「なンだよ?」


木原「………まぁ、それはいい」


一方通行「オイ、無視すンな」


木原「…………………なぁ一方通行?」


一方通行「あ?」


木原「お前、その子の事、かなり気になってるだろ?」<> アセラサレータ<>sage<>2010/11/05(金) 23:30:55.02 ID:TKecTWU0<>一方通行「は?」


一方通行「な、何言ってンだよ、意味分かンねェな」アセアセ


木原「そうか?」


木原「だってお前、部屋入ってきたとき無茶苦茶焦ってたじゃねぇか」ククク


一方通行「ふざけンな!俺がどォして焦らなきゃならねェンだよ!」


木原「ホントに焦ってんなぁ、もしかして、ときめいちゃった事とか、あったりぃ?」


一方通行「あ゛!?そンなことあるわけね―――――――」


ミサカ『アナタは、優しいのですね?』クスッ


一方通行「――――――――――っ!」カァァ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:31:51.21 ID:TKecTWU0<>木原「どうした?クックック………まさか本当に?」


一方通行「…………う、うるせェ!黙ってろ!」


木原「ほうほう、なるほど、今日は記念日だな」オイワイヨウジャンボベントウアッカナ


一方通行「なンの記念日だってンだ!」


木原「息子の初恋記念日」


一方通行「………!」


木原「いやぁ、アクセラちゃん、そういう浮いた話無かったから不能なんじゃないかと心配だったからよ」


木原「これで安心だなぁ!」ヒャハハハハ


一方通行「オイ!勝手なこと言ってンじゃねェぞ!」


一方通行「それに初恋なンかじゃ――――――!」


木原「おっ?もしかして、ちいせぇガキの頃に好きな子いたのか?」ニヤニヤ


一方通行「ニヤニヤすンな!気持ち悪ィンだよ!」


木原「ククク、今日は寝かさねぇぞ?覚悟しとけよ?」ズズイ


一方通行「よ、寄るなァ!やめ、ヤメロオオオオオオオオオオオオオオオオオ」<> 仲の良いご家族で1もほっこり<>sage<>2010/11/05(金) 23:32:57.46 ID:TKecTWU0<>









ギャーーーーーーーーーーーーーーーー









<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:34:27.86 ID:TKecTWU0<>――――――夜研究所内


ミサカ「全く!あの人は『おとめごころ』?というものを理解していないようです!」


ミサカ「ナウでヤングでイカス情報を調べたところ」


ミサカ「女性は男性に変わった所を指摘されると嬉しいという情報があったので実験してみようと思いましたが」


ミサカ「その実験の結果が報告できず、残念です」ハァヤレヤレ


ミサカ「全てはあの白もやしのせいです、とミサカは憎き白もやしに対して憤慨します!」


ミサカ「………………」


ミサカ「せっかく色を揃えたのに………」


ミサカ「自分の髪の色くらい気付いたって、いいじゃないですか……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:35:14.17 ID:TKecTWU0<>ミサカ「………はぁ」


ミサカ「これが、怒るという感情なのですね」ムカムカ


ミサカ「自身の制御が出来ていないようです、とミサカは報告します」


ミサカ「は?睡眠なう……?起こすな?」ナンデスカソレ


ミサカ「ミサカも寝るとしましょう………」ゴソゴソ


ミサカ「………」コレガスイミンナウナンデスカネ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:36:30.73 ID:TKecTWU0<>――――――翌週放課後


一方通行「(結局ミサカの奴、顔をだしにすらこねェ)」ハァ


上条「おーい、一方通行」


一方通行「(いや別に寂しいとか思ってねェし?)」


上条「土御門と青ピが待ってるぞー」オーイ


一方通行「(あー、癪だァ、謝った方がいいのかよォ?)」


上条「あーくーせーらーれーたー!」


一方通行「うるせェええええええええええええええええええええ!」ブン


バキ!


上条「痛い!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:36:45.35 ID:6VzuS2.o<>罪な男だ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:37:40.27 ID:TKecTWU0<>一方通行「耳元で叫ンでンじゃねェよ!」


上条「何度も呼んでるに返事しないからだろうが!」


上条「今日は四人でゲーセン行くって言ったのに、机から離れそうにねぇし!」


一方通行「だァれがお前らとゲーセンいくっつったンだよ」


一方通行「俺が『個人的』に行こうとしたら、てめェらも『偶然』行く事になっただけだろォが」ハン


上条「それ、遊びの約束でいいじゃん!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:40:40.07 ID:TKecTWU0<>上条「って、そんなことはどうでもいいんだよ、ほら、早く行こうぜ」グイ


一方通行「しょォがねェな………」


一方通行「……………………」


一方通行「オイ、上条ォ」


上条「なんだよ?」


上条「まさか、また今度にしてくれって言うんじゃないだろうな?」


一方通行「違げェよ、三下」


一方通行「寄って行きてェところがあンだよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:41:38.35 ID:TKecTWU0<>――――――研究所前通り


土御門「ほぉ、ここらへんに一方通行が調整してる施設があるぜよ?」


青ピ「結構大きい通りやね」


青ピ「超能力者を扱ってるって施設なんやからそっちの方も相当大きいんやない?」


一方通行「そォでもねェよ」


一方通行「俺が巡ってきた研究施設に比べりゃそこまででかいもンでもねェ」


一方通行「どっちかつゥと都合の悪ィ事を隠れてシコシコやってるところだなァ」


土御門「そんなもんかにゃー?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:43:26.12 ID:TKecTWU0<>青ピ「でもレベルの低い僕らからしたら中堅施設でも大分羨ましいで?」


青ピ「なー、カミやーん」

          レベル2
上条「お前は異能力£度はあるじゃねぇかよ」


上条「俺や土御門と違って努力すりゃこういうところで扱ってもらえるだろ?」


土御門「まぁにゃー、一方通行を抜いたらこの中じゃ青ピが一番だと思うぜい」


青ピ「そうかいな?僕の能力もそんなに大した事ないんやけどなぁ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:45:03.58 ID:TKecTWU0<>一方通行「お前、能力カデコリは肉体強化だったかァ?」


青ピ「そーやねぇ」


一方通行「肉体強化系なら使い方さえわかりゃァ家ぐらいの高さなら飛べるな」


青ピ「マジで!?」


一方通行「強度が高けりゃ車とも併走できるかもしれねェな」


青ピ「凄いわー、僕ちょっと本気、出してみよかな?」


一方通行「まァ、演算が出来なきゃ、意味ねェし」


青ピ「そりゃ、そうやな――――し?」


一方通行「演算間違うと、強化部位から半端ねェ量の血が出るって聞くしなァ」


青ピ「………………え?」


青ピ「…………………」


青ピ「やっぱ、やめとくわ」


土御門・上条「おい!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:46:07.61 ID:TKecTWU0<>上条「あっ……」


土御門「どうしたカミやん?」


上条「わり!ちょっとコンビニ寄ってきていいか?」


上条「雑誌を買わなきゃいけねぇんだよ」


青ピ「あ〜、課題やったなぁ……前のは書けたん?」


上条「………一応な」


上条「小学生の作文みたいって言われたけど」


一方通行「どォしてそうなンだよ」


一方通行「考えて書いてねェンじゃねェか?」


上条「ちゃんと書いたよ!ちくしょう!次は高校生の感想文を書いてやるよ!」ダダダ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:47:00.06 ID:TKecTWU0<>青ピ「あーあー怒っちゃった」


一方通行「帰ってくる頃には機嫌直してンだろ」


一方通行「アイツは昔っからそォいうやつだ」


土御門「ん?一方通行、カミやんとは高校から一緒じゃなかったかにゃー」


一方通行「………………チッ」


青ピ「そうなん?」


土御門「カミやんがそういってたんだぜい」


土御門「『一方通行とは初めて会ったって、あれが超能力者かー』ってにゃー」


一方通行「…………アイツから昔の話を聞いただけだァ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:47:52.25 ID:TKecTWU0<>青ピ「ふーん?まぁ、ええやん、僕もカミやんは単純やと思うで」


土御門「そうだにゃー、なんだかんだでカミやんは人に冷たくとかしないからにゃー」


一方通行「お人好し過ぎンだよ、アイツは」


青ピ「アーやんも人の事言えへんと思うけど?」


一方通行「あァ?」


土御門「それはいえてるぜよ」


青ピ「困った人がいると、わざわざちょっかいかけに行ってまうもんね」


一方通行「………………ふン」


一方通行「勝手に言ってろ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:49:03.47 ID:TKecTWU0<>青ピ「そういえば、なんでアーやん研究所にようがあるん?」


一方通行「別にィ」


一方通行「ちィとばかし野暮用がな」


一方通行「…………………ここをまがりゃァ、研究――――」


ドン!


一方通行「うォ!?」ヨロ


「あっ!」


ガシッ


土御門「おっと、大丈夫か?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:49:38.10 ID:TKecTWU0<>一方通行「……けっ、こりゃどうも」


一方通行「ったくよォ誰だァ?ぶつかってきやがったのは…………っ!」


ミサカ「……………失礼しました、とミサカは謝罪しまっ」


ミサカ「!」


ミサカ「………………」


一方通行「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 23:56:46.25 ID:8mYjzUAO<>サプライズエンカウントだな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/06(土) 00:05:59.92 ID:Lh/gpzs0<>今日はここまでです!

果たして、二人の仲は!?
上条さんは会うとマズイので退場してもらいましたww
ここの一通さンは鈍感(?)な感じですね。
実際恋愛方面は弱い気がしますけど、どうでしょうか?
人の好意には敏感に反応しそうだと>>1は思いますが....。
ところでまだまだ一部が終わりそうにないんだぜ!
もっと早く書きたい!

レスをくれる皆さんが、>>1待ってるよーとか言ってくれるのが力になります!
これからも、今みたいなペースで投下して行きたいと思ってはいるのでよろしくお願いします!
あ、でも、喧嘩はやめてくださいね!
では〜<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 00:10:27.00 ID:A0GFWMQo<>>>244
乙ー
次も期待して待ってるぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/06(土) 00:37:40.68 ID:0ongjBQ0<>乙!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 00:59:30.93 ID:X3UIA8Qo<>夜更かしはするもんだな、乙!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 00:59:58.86 ID:82IrPMAO<>超乙!

恋のベクトルはなァ!いつだって素直な想いで一方通行なンだよ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 04:10:14.63 ID:9uK1Xuko<>いいねェ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 11:17:19.26 ID:BaGut0.0<>>>248
あのSSの読者だな?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 16:18:42.52 ID:GUVeFcAO<>木原クンワロタwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/06(土) 18:58:34.63 ID:Ktnv5cAO<>>>250
恋のベクトルってなに?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 18:59:58.94 ID:Ktnv5cAO<>悪ぃ、sage忘れたι<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 19:06:16.83 ID:m.6Q/5Mo<>中2だけどちょっとわかんない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 20:42:25.64 ID:/7UkW6AO<>仕方ないな。中二だし<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/08(月) 18:04:16.74 ID:VmwBPDE0<>とりまあげ<> 1なんだよ!<><>2010/11/08(月) 22:34:00.02 ID:ajWiMRY0<>こーンばーンわー
>>1です。

三日ぶりの更新です!
今から投下していきますね!<> 修羅場からのスタート<>sage<>2010/11/08(月) 22:35:53.96 ID:ajWiMRY0<>一方通行「…………お前」パクパク


ミサカ「なんのようですか?とミサカは白もやしに問いかけます」ゴゴゴ


一方通行「(あれ?妙なオーラがみえンぞ?)」ゴシゴシ


ミサカ「…………」ゴゴゴ


一方通行「」ヤッパリミエンゾ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:36:36.09 ID:ajWiMRY0<>青ピ「おう?このかわい子ちゃん知り合いなん?」


一方通行「う、ま、な………」カチコチ


土御門「一方通行が固まってるぜい」ドシテ?


一方通行「お、よ、よォ……」


ミサカ「……………」プイ


一方通行「」ショボーンorz


青ピ「あ、あの、ア、アーやんが!?」


青ピ・土御門「(女の子にそっけない態度をとられただけで)しょぼくれてる!?」


ミサカ「おや?」<> ショボクレーター<>sage<>2010/11/08(月) 22:37:18.37 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「あなた達は………このもやしのご学友ですか?とミサカはもやしを指差して問いかけます」


一方通行「も、もやしィ………?」ガーン


土御門「(可哀想な奴だぜい)まぁそんなところだにゃー」


土御門「あ、オレ土御門元春っていうぜよ、よろしくにゃー」ヒラヒラ


青ピ「で、僕は」


土御門「青ピでいいぜい」


青ピ「酷い!?僕にもちゃんと本名があるんやで!?」


ミサカ「土御門さんに青ピさんですね、とミサカは新たに人物を登録しました」


ミサカ「よろしくお願いします」ペコリ


土御門「これはこれはご丁寧にどうもぜよ」ペコッ


一方通行「」ナンデコイツラナカヨクナッテンダヨ、クソッタレ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:38:58.79 ID:ajWiMRY0<>青ピ「にしても、アーやんが常盤台の女の子と知り合いなんで初耳やねぇ」


土御門「そういえば、そうだにゃー」


土御門「名門常盤台のお嬢様とどこで知りあったんだにゃー?」


青ピ「隅に置けへんなぁ、このこの〜」ツンツン


一方通行「うっせェ!肘でつつくんじゃねェ!」


一方通行「クソッタレ!!」


一方通行「………おら、ミサカァ!ちょっと面貸せェ!」


ミサカ「………ご遠慮します、とミサカは拒否します」


一方通行「即拒否だとォ!?」ガビーン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:39:42.19 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「アナタために時間を割く理由がミサカにはありませんので」


ミサカ「さっさと帰りやがってください、とミサカはもやしから離れようとします」


一方通行「て、てめェ………」ビキビキ


ミサカ「……………」プイ


一方通行「…………」カチン


一方通行「いいからこい!!」ガシッ!


ミサカ「な、離してください!」


一方通行「黙ってろォ!」


ミサカ「!!」


一方通行「おい、そこの二人ィ!」


青ピ「え?何?」


一方通行「外で待ってろォ!!」カチッ


ダッ!ゴオオオオオオオオオオオオオオ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:40:44.99 ID:ajWiMRY0<>土御門「能力使って走り抜けていったぜい………」


土御門「結局一方通行の野暮用って…………は!」


土御門「………まさか」


青ピ「……土御門クン、キミも気付いたようやね」


土御門「青髪クン、いや、これは………」


青ピ「無いとは言えへんでぇ?」


青ピ「アーやんのあの反応………間違いなく」


青ピ「黒や!!」


土御門「…………つまり、一方通行は」ゴクリ


青ピ「そうや、アーやんは……」


青ピ・土御門「あの女の子に会いにきた!!」


青ピ・土御門「…………………」


青ピ・土御門「…………」ニヤニヤ


青ピ「楽しみやなぁ……一方通行クン?」ニヤニヤ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:42:02.07 ID:ajWiMRY0<>―――――研究所


ドンッ!!


ミサカ「…………ケホ」


ミサカ「なかなかに暴力的ですね、このもやし」ゴホゴホ


一方通行「悪かったな………」


ミサカ「しかもわざわざ防犯カメラの感知が効かない死角に連れ込むとは……」


ミサカ「ミサカをレイプでもするつもりですか?とミサカは蔑んだ目で問いかけます」


一方通行「……てめェの貧相な体なンざに欲情はしねェよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:42:44.13 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「なるほど、つまりミサカは全く魅力的な体では無いということですね」


一方通行「…………」


ミサカ「用があって連れ込んだのなら、早く言ってください」


ミサカ「ミサカには日課の散歩があるので」


一方通行「…………………」


一方通行「―――――この前は、悪かったな」ボソッ


ミサカ「……えっ?」<> 木原くンのデリカシー講座<>sage<>2010/11/08(月) 22:44:55.37 ID:ajWiMRY0<>一方通行「気づかなかった事に関してはともかくよォ」


一方通行「その、興味ねェ、は流石に傷付いた、よなァ?」


一方通行「俺の親父からよォ、その事で(反射したけど)ブン殴られてよ」


ミサカ「………………」


一方通行「女ってのはそォいうの気にするらしいな?」


一方通行「お前が気にする性質だとは思わなくてよ」


一方通行「傷付いたってンなら、謝る」


一方通行「…………………………あー」ポリポリ<> 木原『でりかしーって知ってるか?』<>sage<>2010/11/08(月) 22:45:46.38 ID:ajWiMRY0<>一方通行「ごめン…………?」<> 一方通行『あァ?新しい菓子かァ?甘いもン食わねェから知らねェな』<>sage<>2010/11/08(月) 22:46:37.23 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「…………」


一方通行「やっぱり許してはくれねェか………ま、駄目でも元々だからよ」


一方通行「………でもよォ」


一方通行「そンなにお前にとっては大事な事だったのか?」


一方通行「……………また、くらァ」


一方通行「俺のほうからは絡まねェからよ、好きにしてくれ」


一方通行「じゃァな………」クルリ


ミサカ「………………」


ミサカ「―――――アナタの」


一方通行「?」ピタ


ミサカ「アナタの口から謝罪の言葉が出るとは思いませんでした、とミサカは驚きを隠せません」<> 木原『馬鹿にしてる?馬鹿にしてるよな?』<>sage<>2010/11/08(月) 22:47:47.19 ID:ajWiMRY0<>一方通行「……………」


一方通行「…………あァ、俺も訳が分からねェ」


一方通行「確かに本気で謝ったのは生きてて二度目だ」


ミサカ「…………そうなのですか?」


一方通行「…………」コクリ


ミサカ「なぜミサカに、謝ったのですか?」


一方通行「さァな」


一方通行「てめェと話してると調子が狂っちまってよォ」


一方通行「俺が俺じゃなくなっちまうンだよ」<> 一方通行『うン』<>sage<>2010/11/08(月) 22:48:47.50 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「なぜ、ですか?」


一方通行「俺が知りてェくらいだ」


一方通行「てめェには俺を隠せねェ、本心を曝け出しちまう」


一方通行「―――――――隠したくなくなっちまう」


一方通行「てめェには、なンでか分かるか?」


ミサカ「さっぱり分かりませんとミサカは正直に答えます」


一方通行「だろォな…………」


ミサカ「ですが」


ミサカ「ミサカも、アナタと顔を合わせていると同じ気持ちになってしまいます」


一方通行「なに………?」<> 木原くンのデリカシー講座 終 <>sage<>2010/11/08(月) 22:50:00.25 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「アナタに会うと、ミサカの中の何かが動くのです」


ミサカ「それはアナタと話していると踊るのに、相手にされなかったり」


ミサカ「ミサカが変わった事に気付いてもらえないと、締め付けてくるのです」


一方通行「………………」


ミサカ「正直、これが鬱陶しくて仕方ありません――――」


ミサカ「そして、これがなんなのかも分かりません」


ミサカ「ただ一つ、分かっていることは」


ミサカ「ミサカのことをアナタにもっと知って欲しい、という願望です」


一方通行「――――………っ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:50:48.24 ID:ajWiMRY0<>一方通行「そ、うか…………だから、この前は怒り散らしてたのか」


ミサカ「……………すみませんでした」ペコリ


ミサカ「ミサカの身勝手な行動のせいで、アナタに余計な心配と気苦労をかけてしまって」


ミサカ「ミサカの責任です」


一方通行「いや、俺も悪ィンだ」


一方通行「今回の事は痛み分けってとこで終わりにしねェか?」


ミサカ「…………そう、ですね」


ミサカ「それが一番良い結論のようです、とミサカは判断します」


一方通行「……………ハッ」ニヤ


ミサカ「……………ふふ」ニヤニヤ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:51:33.25 ID:ajWiMRY0<>―――――――研究所内ミサカ私室前


ミサカ「ところで」


一方通行「あン?」


ミサカ「先週のニューミサカのことなのですが…………とミサカは言いにくそうに切り出します」


一方通行「あァ、あれか」


一方通行「結局まだ分かってねェンだよ、何が変わったってンだ?」


一方通行「教えてくれよ」


ミサカ「はい、了解しました」


ミサカ「………………///」モジモジ


一方通行「………?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:52:02.43 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「ヘ、ヘアピンを変えたんです」


一方通行「ヘアピン?」


ミサカ「その、色を………し、白色に」


一方通行「白、色ォ?」


一方通行「……………」


一方通行「―――――――!」カァァ!<> キヅカサレータ<>sage<>2010/11/08(月) 22:52:47.88 ID:ajWiMRY0<>一方通行「お……オイ(心臓がうるせェ)」ドクン、ドクン


ミサカ「はい?」モジモジ


一方通行「間違ってたら、悪ィンだが(なンだこれ)」ドクン、ドクン


一方通行「俺の髪の色と、関係あったりするのか?(なンなンだよ)」ドクン、ドクン


ミサカ「……………はい、とミサカは肯定します」モジモジ


一方通行「そ、そォか」ドクン、ドクン


一方通行「理由は、あンのか?」ドキドキ


ミサカ「それが………」


ミサカ「ミサカにも分からないのです、とミサカは正直に吐露します」シュン


一方通行「あ……そォ……」シュン


ミサカ・一方通行「…………………」シュン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 22:53:47.77 ID:ajWiMRY0<>一方通行「あァ、そうだ」


一方通行「これから外で待ってる奴等とゲーセン行くンだけどよォ、一緒に行かねェか?」


ミサカ「ゲーセン………?」


一方通行「おゥ、ゲームセンターだ、行った事ないのか?」


ミサカ「なるほど、遊技場の事ですか、とミサカは納得します」


ミサカ「研修のためにも行って置きたいところなのですが………」


ミサカ「すみません、今日は疲れてしまったので部屋で大人しくしておきます」ペコリ<> ゲーセンに行く研修ってなんなのかしらね<>sage<>2010/11/08(月) 22:55:06.27 ID:ajWiMRY0<>一方通行「ン、気にすンなァ、また暇な時にでも行けばいいだろォしな」


一方通行「そンときに言ってくれよ」


ミサカ「はい」コクッ


一方通行「あ、後よォ」


ミサカ「なんでしょうか?」


一方通行「さっき貧相な体って言っちまったけど、その……」


一方通行「俺は、悪く、ねェと思う、ぜ?」


ミサカ「!」ドキッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:00:41.49 ID:ajWiMRY0<>一方通行「売り言葉に買い言葉でひでェこと言ってすまねェな」


ミサカ「は、はぃ………」


一方通行「……じゃ、じゃァな」ヒラヒラ


カッ、カッ


ミサカ「………………」


ミサカ「……あ、あの!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:01:21.91 ID:lh.kOgAO<>最近 有名・人気のゲームを
見学する及び体験する研修?
BBとか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:02:01.54 ID:ajWiMRY0<>一方通行「ァ?」ドウシタ


ミサカ「今日はアナタに会えてよかったです、とミサカはアナタに喜びを伝えます」


一方通行「……………」


一方通行「俺も」


一方通行「会えてよかった」<> 279、このミサカは結構外に出てるから興味はありそうだ<>sage<>2010/11/08(月) 23:04:09.93 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「………………よ、よかったです」


ミサカ「………………」ドキドキ


一方通行「………………」ドキドキ


一方通行「じゃ、じゃァな」


カッ、カッ、カッ、カッ、カッ


ミサカ「………………」ドキドキ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:04:45.77 ID:ajWiMRY0<>ガチャ、バタン


ミサカ「な、なんでしょうか……また、体がおかしいです」


ミサカ「訳が分かりませ―――――」


ガッシャーーーーーーーーーン


ミサカ「!?」


ガチャ!


芳川「一方通行、いきなり飛び出して、どうしたの?」


一方通行「う、うるせェ!なンでもねェよ!」


ギャー、ギャー、ガミガミ


ミサカ「……………こ」


ミサカ「こけてる…………」カッコワルイ......<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:06:09.46 ID:ajWiMRY0<>―――――研究所廊下


一方通行「チクショウ」


一方通行「俺は調子でも悪いのか?」


一方通行「……………いや、違ェ」


一方通行「俺は………アイツの事を―――――」


ミサカ「何をしているのですか?とミサカは挙動不審なアナタに声をかけます」ヌッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:09:25.68 ID:ajWiMRY0<>一方通行「うォ!?ミ、ミサカ!?ど、どこから?」ビクッ!


ミサカ「ミサカはミサカの部屋から出てきただけですが?とミサカは何を当然の事をと呆れます」


一方通行「いや、お前、もっと後ろの部屋じゃなかったか?」


ミサカ「…………………」


ミサカ「まぁ、どうでもいいことじゃないですか」


一方通行「いや、よくねェだろ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:10:22.42 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「細かい男は女性にモテませんよ、とミサカは新たな知識を披露します」


一方通行「何十年前のモテる男の定義だっての……あァ、まァいい」


一方通行「たく……何考えてたか忘れたじゃねェか」


ミサカ「ふむ、なんなら思い出すまで一緒に考えてあげましょうか?とミサカは提案します」


一方通行「てめェが分かるわけねェだろ!」ウガー!


ミサカ「それは心外な言葉ですね、とミサカは少し憤慨します」


ミサカ「しかし、ミサカに興味がないのも明白です」


ミサカ「お一人で頑張って思い出してください、とミサカは応援する気もなく応援します、ガンバレー」


一方通行「こンなに応援されて嬉しくない応援は初めてだ」


一方通行「いや、応援自体殆どされねェけどな」


ミサカ「ぼっちなんですか?とミサカは可哀想なもやしを哀れみます」プッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:11:53.45 ID:ajWiMRY0<>一方通行「うるせェよ!ぼっちじゃねェし?一人でいるのが好きなだけなンですゥ!」


ミサカ「…………」


ミサカ「ところで」


一方通行「ところで!?」ガーン


ミサカ「外に待たせている方がいるのでは?」


一方通行「あー……そォいやいたな、そンな奴等」


ミサカ「そんな言い方をすると本当に友人が出来ませんよ?
    とミサカはコミュ力不足なアナタを……」


一方通行「ほっとけ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:13:03.33 ID:ajWiMRY0<>一方通行「チッ……まァいい、仕方んねェからあいつらの所に戻ってやっか」


ミサカ「………………」


一方通行「あ、別に、ぼっちって言われた事気にしたわけじゃねェぞ?」


一方通行「あいつらが俺が帰ってくるのを待ちわびてンじゃねェかなァって思ったから戻ンだぞ」


ミサカ「………………」


一方通行「そこンとこ、勘違いすンなよ?」


ミサカ「いいから早く行けよ、とミサカはツンデレなアナタを促します」


一方通行「………………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:13:52.50 ID:ajWiMRY0<>一方通行「あーあー、しょォがねェなァ、戻ってやっか」


カッ、カッ、カッ


ミサカ「………………」


ミサカ「あの、一つだけ、いいですか?」


ピタッ


一方通行「だァから、俺はぼっちじゃねェ「ちげーよ、話し聞けよ」………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:15:02.12 ID:ajWiMRY0<>一方通行「なンだよ?」


ミサカ「いえ、本当にどうでもいい事なのですが」


ミサカ「ミサカと、なるべく仲良くしてあげてください、とミサカはお願いします」ペコリ


一方通行「はァ?お前何言ってンだよ?」


ミサカ「何も考えず、約束していただけると嬉しいのですが……」


一方通行「……………」


ミサカ「やはり、無理でしょうか?とミサカは落胆してみます―――」シュン


一方通行「はァ………わっけ分かンねェよなァ」ボリボリ


ミサカ「そうですよね……」


一方通行「そンなこと、聞くまでもなく当たり前じゃねェか」


ミサカ「えっ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:15:33.84 ID:ajWiMRY0<>一方通行「俺はよォ、トモダチ、つゥのが欲しいわけじゃねェ」


一方通行「俺に関わるとろくな目にあわねェしな」


一方通行「実際、俺といるところを見かけられただけで、チンピラ共にボコされた奴もいる」


一方通行「けどな」


一方通行「お前は違うンだよ」


ミサカ「!!」ドキッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:16:50.91 ID:ajWiMRY0<>一方通行「お前だけは俺に関わって欲しい、なァンて思っちまうことがある」


一方通行「関わっても女ならチンピラにレイプでもされる可能性があるのにだ」


一方通行「…………さっき部屋の前で言ったよォによく分からねェンだが」


一方通行「まァ、とにかく俺はお前といても構わねェから」


一方通行「頼むから、『仲良くしてくれ』なンて言い方やめてくれ」


ミサカ「……分かりました、変な事を聞いてすみませんでした」


一方通行「おう」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:17:30.12 ID:ajWiMRY0<>一方通行「……っと、早く戻らねェとな……一応、今の話は忘れてやンよ」


一方通行「覚えてても胸糞悪ィだけだしな」


ミサカ「ありがとうございます」ペコッ


一方通行「あァ」


カッ、カッ、カッ、カッ、カッ...............


ミサカ「…………………」


ミサカ「彼女が彼に惹かれた理由が分かった気がします」


ミサカ「………………」ポォー


ミサカ「あ、あまり思い出さないほうがいいですね」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:18:27.56 ID:ajWiMRY0<>一方通行「にしても、驚いたぜェ」


一方通行「いきなり角から顔出してきやがるンだからなァ」


一方通行「アイツはいつもいつも神出鬼没すぎンだよ」


アー、ネムイ..........


一方通行「あン?」


ミサカ「せっかくの大事な睡眠時間を奪われるとは……」


ミサカ「全く、今日はまだ十時間しか寝ていないというのに、とミサカはまだ睡眠が足りない事を……ん?」


一方通行「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:19:18.77 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「おや、一方通行ではないですか、今日は良い昼寝日和ですね、後十時間は寝たいです」


一方通行「いやいや!ど、どっから湧いて出てきやがった!?」


一方通行「あと、今日はもう十時間もねェよ!」


ミサカ「………じゃぁずっと」


一方通行「そこに答えなくてもいいンだよ!もう一つ前の質問に答えろ!」


ミサカ「ここからですが?とミサカは即答します」ファァ〜ア


一方通行「舐めンな!後、仮にも女なンだから口開けてそれ隠さずあくびしてンじゃねェ!」


ミサカ「どうだっていいんですよ、そんなこと」


ミサカ「ミサカは睡眠が恋人です、とミサカはキメ顔で胸を張ります」ドヤッ


一方通行「ドヤ顔すンな!もっと自分を大事にしろよ!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:19:51.91 ID:ajWiMRY0<>ミサカ「むぅ……まぁ、検討しておいてもいいでしょう」


ミサカ「まっ、今日は寝るとします、眠いし」


一方通行「てめェ、聞いてないだろ!?」


ミサカ「眠い眠い、ベッドベッド………」トコトコトコ


一方通行「オイ!待て!」


一方通行「あァ……聞いてねェ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:21:48.28 ID:ajWiMRY0<>一方通行「………………」


一方通行「(どォいう事だ?)」


一方通行「(ミサカは空間移動の能力者、なのか?)」

                       エレクトロマスター
一方通行「(いや、違ェ……第三位は電撃使い≠セったはずだ)」


一方通行「(………分からねェ事だらけだ)」


一方通行「(―――――天井の野郎が知ってるかもな)」


一方通行「(奴の事だ……調整の日でもねェと俺とは取り合わねェ)」


一方通行「(……仕方ねェ、今は保留だ)」


一方通行「…………クソッタレ」


一方通行「嫌な予感がするぜェ……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2010/11/08(月) 23:24:09.51 ID:lh.kOgAO<>wktk astk<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/08(月) 23:31:21.48 ID:ajWiMRY0<>はい、今回はここまでです!

一通さンがまた(女の子に)新たなフラグを建てたよ!
誰だかわかるかな!?
原作上条さんばりにフラグを建てるかもしれない……
もちろんないのでご安心を。
一部も中盤が終わったか、中盤の途中か、ぐらいになってまいりました!
このまま続けて行きたいです!>>1は!

ちなみに中二シリーズは>>1も読んだんだぜ!可愛かったんだぜ!

後、くそどうでもいい近況報告なんですが。
今日ゴッドイーターを買ったんですよ(バースト)
面白すぎて書き溜めれなくなるかもしれない.......
こんなに面白いとは思わなかったんだ……
べ、別に御坂妹に惹かれたわけじゃないんだからねっ!
男と女二つのデータを作りました(>>1は初心者です)
今日テンションが高い理由がこれなんだ。

長々と読んでくれてありがとう、ではまた!
因みに>>300の人に一通さンから恥ずかしいセリフをプレゼント!(嘘です
状況とか書いてね!(嘘です<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:35:13.31 ID:sm8hG7ko<>乙

やぁ、キミが期待の新人クンかい?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:35:56.38 ID:1XWCZeQo<>乙!

プレゼント何かな? かな?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:45:44.30 ID:1XWCZeQo<>うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:49:04.09 ID:lh.kOgAO<>超乙!ちょっと閃いた。

一方「なァ木原くン…俺はなンて テレパシーの無い最低な男だったンだ…」

木原「デリカシーじゃね?」ボソッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 23:56:00.11 ID:fBHXhfIo<>名前欄でわらわせんなwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 06:21:27.22 ID:DpGTBEAO<>木原通行が面白すぎるwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 06:31:25.88 ID:MbnCv1co<>ミサカ限定でフラグ乱立してやがる
これがミサコンと呼ばれる所以か<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/10(水) 20:59:53.71 ID:LzwC3vs0<>面白いよ!>>1乙!<> 1だよん<><>2010/11/11(木) 22:46:57.56 ID:P6wxFbo0<>こンばンわ!
>>1です!
今から投下していくきますね!





>>300
一方通行「よォ、久しぶりだなァ」


一方通行「こンな原作レイプなSSみてくれてありがとよォ」


一方通行「だが、悪ィな」


一方通行「そもそも>>1は他人にプレゼントをするほど気前のいい人間じゃねェンだ」


一方通行「まァ、本人が嘘嘘いってたから分かってたとは思うンだけどよォ」


一方通行「くかかかきくけこかかか!釣られ乙!」


一方通行「………………」







一方通行「ありがとな」






>>300さン>>1の茶番に付き合ってくれてありがとうございました<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:50:02.47 ID:P6wxFbo0<>―――――――研究所前


上条「オー、ここにいたのか」


土御門「カミやんか」


青ピ「雑誌は買えたん?」


上条「いや、なかったんだよ……」フコウダ


上条「ちょうど品切れだったみたいだ」


土御門「コンビニならここの向かいにもう一軒あるぜい?」


上条「ホントか?」


土御門「ほら、あそこ、横断歩道を渡ったところだから一方通行もすぐ見つけられるはずだにゃー」


上条「ん〜……じゃ、寄ってくかなぁ」


青ピ「なら僕らも着いていこか〜」


上条「よし、行くか」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:50:49.84 ID:P6wxFbo0<>――――――――コンビニ


上条「おっ!あったあった!」


青ピ「不幸のカミやんにしては珍しいね?」


青ピ「僕は見つからんと思っとったのに」


上条「人の不幸見たがってんじゃねぇよ!」


土御門「ホラホラ、カミやんレジ行って買ったほうがいいぜい?」


土御門「カミやんのことだから、最後の一冊とかの可能性が高いにゃー」


上条「土御門………お前もかよ」


上条「まっ、一理はあるし、買っとくかな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:51:33.74 ID:P6wxFbo0<>青ピ「そういえば、カミやん、さっき面白いもの見れたんやで」


上条「面白いもの?」


土御門「一方通行の事だぜい」


上条「一方通行?アイツがなんかしたのか?」


土御門「したといえばしたし、してないといえばしてないにゃー」


上条「はぁ?」


青ピ「ふっふーん、これは簡単には教えられへんねぇ」


上条「気になること言うじゃねぇか……なんなんだよ?」


青ピ「ふふふ、カミやん?今の世の中、ただでは質のいい情報というのは手に入れらへんよ」


上条「…………あぁ、そうかい、教える気はねぇんだな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:53:02.60 ID:P6wxFbo0<>上条「…………」チラッ


上条「なぁ、ちょっとだけ、教えてくれないか?」


土御門「カミやーん?青髪クンが言ったばっかりだぜい?」


青ピ「そうやでカミやん、土御門クンの言う通りや〜」


上条「質のいい情報はただじゃ手に入らない、か」


上条「いいぜ、交渉の条件を聞いてやろうじゃねぇか」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:54:17.87 ID:P6wxFbo0<>青ピ「さすがカミやん!僕はそういってくれると思ったでぇ!」


土御門「ハハハ、やっぱりカミやんは最高だにゃー」


上条「何言ってんだよ?俺とお前らの仲じゃねぇか」ハハハ


青ピ「いややわぁ照れるでぇ、カミやん」


土御門「いやいや、しかし」


土御門「しょぼくれた一方通行の顔がカミやんにも見せたかったぜい」


上条「しょぼくれた顔?」


土御門「そうだにゃー」


青ピ「アーやんったら、常盤台の女の子に冷たくされてショボン、となってたもんなぁ」


青ピ「あれはもう間違いなく、アーやんが惚れとるでぇ」


上条「へぇ………そうか」ニヤッ


上条「なるほどなるほど………」


青ピ「?」


上条「変わりに俺もとっておきの情報を教えてやるよ」


土御門「とって………おき?」


上条「ハハハ、そう、超新鮮でニーズな情報さ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:55:30.32 ID:P6wxFbo0<>










上条「なぁ…… 一 方 通 行 ?」









<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:56:20.34 ID:P6wxFbo0<>土御門・青ピ「え?」


ポン、ポン


土御門・青ピ「えっ?」クルッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 22:58:26.17 ID:P6wxFbo0<>









一方通行「あ ァ 上 出 来 だ 三 下」









<> これにて六月は終了、一部は終盤へ!!<>sage<>2010/11/11(木) 22:59:07.88 ID:P6wxFbo0<>青ピ・土御門「」


ギャーーーーーーーーーーーーー<> お久しぶりのカミやんサイドかな?<>sage<>2010/11/11(木) 23:01:21.85 ID:P6wxFbo0<>―――――――七月十七日七学区とあるコンビニ


上条「………………はぁ」


ウィーン
イラッシャイマセー


上条「なんで俺は毎週毎週買いたくもない週間雑誌なんて買わなきゃいけないんだ?」ピポパポ


ATM「カードヲソウニュウシテクダサイ」


上条「そもそも俺には不幸体質っていう特殊能力が備わってるからなぁ……」ガー


ATM「カードヨミコミチュウ.........シバラクオマチクダサイ」

     ハードラック
上条「不幸到来≠ネんて超能力、嬉しくもなんともねぇよな……」


ATM「シバラク、オマチクダサイ」


上条「いやでも、幻想殺しがあるだけましか?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:02:08.41 ID:P6wxFbo0<>ATM「アンショウバンゴウヲニュウリョクシテクダサイ」


上条「こんな能力学園都市中探したって見つからないしな」ピポパポ


ATM「アンショウバンゴウガチガイマス」


上条「だけど、身体検査で無能力じゃ奨学金だって増えねぇよ」ピポパポ


ATM「アンショウバンゴウガチガイマス」


上条「…………」ハテ


上条「…………は?いやそんなはずは」ピッポッパッポ


ATM「アンショウバンゴウガチガイマス」


上条「何でだーーーーーーーーーーっ!?」<> 正史と交錯する平行世界<>sage<>2010/11/11(木) 23:03:00.34 ID:P6wxFbo0<>上条「間違ってるはずが……」ピッポッパッポ


ATM「アンショウバンゴウガチガイマス」


上条「……こ、こうなったら、別のコンビニで!」ピッピッ


ウィーン


美琴「どうせ門限は過ぎてんだし、コンビニで立ち読みでもしていきますか」


ATM「ピーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


上条「ぎゃーーーーーーーーーー!!今度はカードが飲み込まれて出てこない!?」


美琴「?」チラッ


上条「不幸だーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」


美琴「…………………」ジッ


上条「………………」


美琴「久しぶりね」


上条「」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:04:56.27 ID:P6wxFbo0<>美琴「ふっ……ふふふ!今日という今日は決着つけてやるんだから!」ビシッ!


上条「…………(こ、これはまずい、他人の振りしてやり過ごそう!)」


美琴「ここ一週間アンタを探してこの第七学区を駆けずり回った甲斐があったってわけね!」


上条「あーかーどがないとさいはっこうまでむいちもんにー(上条さんの現状を分かってくれ!)」ボウヨミー


上条「れーぞーこのなかはーからっぽだしー(空気を読むんだ!ビリビリ!)」ボウヨミー


美琴「…………」ピキピキ


上条「やっぱかいだめしとかないとだめだなー(………どうだ!)」


美琴「私を無視すんなーーーーーーーーーーーーー!」ドゴォ!<> そういえばビリビリもお久しぶりの登場ですね、もっと出したい<>sage<>2010/11/11(木) 23:06:14.35 ID:P6wxFbo0<>バチッ!バチバチ!ガガガガガガ!


上条「!!!!!!?(この子ったらATMぶん殴ったよ!?空気読んでないよ!)」


ATM「ピピッ!」


上条「?」


ATM「マタノゴリヨウヲオマチシテオリマス」ウィィィン


カシャッ!


上条「で………」


上条「でたああああああああああああああああああああ!」


上条「サンキュー!ビリビリ!」ヤッホオオオオオオオオオオオ!


美琴「ビリビリじゃなくて御坂美琴!!いい加減覚えろ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:07:11.98 ID:P6wxFbo0<>ガシッ!


美琴「!?」


上条「いやー、ホント助かったよ、これで上条さんの生活は守られたわけですよ!」


美琴「あ、アンタねぇ………」ブンブン


上条「出会いに感――――――」ピタッ


美琴「…………?」


上条「……………」


上条「(…………お、女の子の手って柔らかくてスベスベしてるな)」


美琴「…………」チラッ


ATM「ガガガ、ガゴゴゴゴ、ウヴィイイイイイイイイイイイイイ!」


美琴「!!?」<> それにしても一通さンといい上条さんといい<>sage<>2010/11/11(木) 23:08:39.80 ID:P6wxFbo0<>上条「(な、なんかドキドキしてきた……な、なんだこれ?)」ドキドキ


美琴「ちょ!ちょっとアンタ!ATMが!」ワタワタ


上条「(も、もう少し握手の振りして触っててもいいだろうか)」ドキドキ


ATM「ヴィ、ヴィヴィヴィヴィヴィ!」


美琴「な、なんかやばいわよ!?気付きなさいって!」


上条「(ははは、やばいって上条さんの動悸のほうが――――)へ?」チラッ


ATM「ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!」


上条「……な、なんだか嫌な予感」


ATM「ケイコク!ケイコク!コウゲキセイデンジハヲカンチ!」


上条「やっぱりーーーーーーーーーーーーー!?」


ダダダダダダーーーーーーーー!


美琴「ちょっと!?アンタ!逃げんなっ!!」


上条「不幸だああああああああああああああああ!!」


美琴「待たんかゴルァアアアアアアアアアアアアア!」<> 酷いセクハラ発言をしまくりな気がする<>sage<>2010/11/11(木) 23:09:51.21 ID:P6wxFbo0<>―――――――河原


上条「うー……故障とかしてないといいなあ、防犯カメラに顔は映ってるだろうし」クソウ


上条「って俺はなんで何もしてないのに逃げてんだ?」


美琴「んな事はいいから勝負しなさいよ 勝 負 !!」


上条「勝負勝負って……今までまともに勝負した事あったっけ?」


上条「つか、してたとしても攻撃は俺に効いてないわけだからお前の全戦全敗なのでは?」


美琴「うっ!うるさい!」


美琴「私だって一発も喰らってないんだから負けてないわよっ!」ウガー!


上条「じゃあどうしたら終わるんだ?」


美琴「…………え?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:10:25.41 ID:P6wxFbo0<>美琴「えぇっと……?」


上条「…………………」


美琴「そ……そりゃもちろん」


美琴「……………私が勝ったらよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:11:25.25 ID:P6wxFbo0<>上条「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(一瞬でもときめいた俺が馬鹿だった)」


美琴「そこっ!!さっきより大きい溜息しない!」


上条「(でもなあ……勝負しても俺になんかいい事があるわけでもないし)」


上条「(………追いかけられるのも勘弁なんだけどな〜)」


上条「………わかったよ」グッ


上条「それで気が済むってんなら」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:12:09.26 ID:P6wxFbo0<>









上条「相手になってやる」









<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:12:46.17 ID:P6wxFbo0<>美琴「ようやくやる気になったみたいね」フフフ


美琴「決着つけてやるわよ!!」ビシィ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:13:38.50 ID:P6wxFbo0<>ヒュゥゥゥゥゥゥウウウウ.........


ゴォォォォォォォオオオオ.........


ザッ!


上条「聞いておくけどよ」


上条「一発いれれば俺の勝ちでいいよな」


美琴「アンタが私に攻撃を当てれるならね!」


美琴「まぁその前に黒焦げにしてやるわよ」


上条「あぁ、そうかい(小突きでもすりゃいいか……一発ではあるし)」


上条「よし」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:14:16.17 ID:P6wxFbo0<>上条「いつでもいいぜ、かかってきな」


美琴「言われなくてもこっちはずっとこの時を」バチッ!


美琴「待ってたんだから!!」ビリビリビリビリ!!


ゴオオオオオオオオオオオオオ!!


上条「―――――っ!!」バッ!


パキン!!


上条「…………」ゴォッ


美琴「やっぱ電撃は効かないわね……」


美琴「なら!」パリッ...<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:15:13.09 ID:P6wxFbo0<>ザ


上条「?」


ザザ.......


ザザザザ.........


ザザザザザザ!


美琴「こういうのはいかがかしら?」ヂャキ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:16:47.67 ID:P6wxFbo0<>上条「は……?オイ……剣?」


上条「ちょっ……お前、得物を使うのはズルいんじゃ?」オレスデヨ


美琴「能力で造ったものだもん、カンケーないわよ」


美琴「…………」チラッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:17:28.73 ID:P6wxFbo0<>ヒラヒラ......


上条「……?葉っぱ?」


美琴「…………」ニヤッ


ブン!!


ヴヴヴヴヴヴ


スパッ!


上条「ゲ!?」ナンツーキレアジ


美琴「砂鉄が振動してチェーンソーみたいになってるから」


美琴「触れるとちょーーっと血が出たりするかも」ダッ!


美琴「ねっ!」ブン!


上条「どう考えてもそれじゃすまねぇだろ!?」ヒョイ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:18:15.19 ID:P6wxFbo0<>美琴「ぼさっとしてると怪我するわよ〜!」


ヒュッ!


上条「ひっ!」


ブン!


上条「おわっ!!?」


美琴「やるじゃない………でも」


美琴「ちょこまか逃げたってコイツには」グッ!


美琴「こんなことも出来るんだから!!」ブオン!


ギュン!!


上条「剣が伸び……!?」


ギュオオオオオオオオオオオオオ!


上条「くそっ!!」バッ!


美琴「どう―――――――」


パキン!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:18:52.72 ID:P6wxFbo0<>美琴「なっ!?」


サアアアアアアアァァァァ..........


上条「――――――」ゴクッ


美琴「強制的に……ただの砂鉄に……?」


上条「は………」


美琴「………」


上条「ははは、勝負あったみたいだな(こ)」


上条「俺の勝ちってことで(こえええええええええええ!!)」ドキドキ


美琴「さぁ?それはどうかしらね」フッ


上条「えっ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:19:30.46 ID:P6wxFbo0<>美琴「砂鉄」












美琴「まだ生きてるわよ」











<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:20:25.35 ID:P6wxFbo0<>ジャリッ


上条「!!」


ズズ


ズザザザザザザ


ザアアアアアアアアアアアアア!


上条「お前っ!?風に乗った砂鉄まで……!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:20:54.34 ID:P6wxFbo0<>ズズズズズズ!


上条「けどな!こんな事何度やったって……」パキパキ


上条「同じ結果じゃねーか!!」ブンッ!


パキン!!


上条「どうだ!」


ガシッ!


グン!


上条「へ………っ?」


美琴「捕まえた!!」


美琴「これで私の!」パチッ


美琴「勝ちよ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:21:29.04 ID:P6wxFbo0<>










シ...............ン









<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:23:05.41 ID:P6wxFbo0<>上条「……………………」


美琴「……………………」


美琴「え?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:23:45.26 ID:P6wxFbo0<>上条「…………………」ジッ


美琴「あっ、うっ……」


上条「………(どうしよう………)」


美琴「〜〜〜〜〜〜〜〜!!」ムゥゥゥゥウ!←必死に電流を流そうとしている


上条「えーーーーっと………」ウーム<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:24:32.98 ID:P6wxFbo0<>上条「く」グッ


美琴「!」ギクッ


上条「くらえ〜〜〜〜〜」バッ!


美琴「きゃっ!」ビクゥ!


上条「………………」


美琴「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ひ、ぅ」ビクビク


上条「………(しょ)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:25:09.93 ID:P6wxFbo0<>










上条「………(小動物みたいで可愛いぞ、この子)」









<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:25:51.96 ID:P6wxFbo0<>美琴「〜〜〜〜〜????」←なかなか殴ってこないので怖くて少しパニクっている


上条「ぎ」シカタネーナ


上条「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!」


美琴「いやぁああああ!!!!!??!?!?!?!?!」←突然の悲鳴に本格的にパニクってしまった


バタン


美琴「ふ……ぇ……?」グスッ


上条「」チーン


美琴「?」<> 美琴がふぇとかいったら1は萌え死にます、きっと<>sage<>2010/11/11(木) 23:26:35.81 ID:P6wxFbo0<>










上条「マ、マイリマシター」










<> 美琴がふぇとかいったら1は萌え死にます、きっと<>sage<>2010/11/11(木) 23:27:27.17 ID:P6wxFbo0<>美琴「……………………」


上条「…………」チラッ


美琴「ふ……ふふふ……」パチパチ


ビリッ!バチチチ!


上条「!?」


美琴「ふざけんなああああああああああああああああああ」ビリビリ!


上条「うぉおおおおおおおおお!?」<> 大事な事なので二回言っちゃった!<>sage<>2010/11/11(木) 23:28:41.35 ID:P6wxFbo0<>美琴「マジメにやんなさいよ!」


上条「いやだって、お前ビビッてんじゃん!」


美琴「なっ!!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:29:33.65 ID:P6wxFbo0<>美琴「び、ビビビビビ、ビビッてなんかないも……ないわよ!」カァァ


上条「うそつけっ!」


上条「ハムスターやらウサギやらみたいにプルプル震えて、涙目で……」


美琴「――――――」ゴゴゴゴゴゴ


上条「びくってしてたら……は!」


美琴「し」バチバチ


美琴「[ピーーー]ええええええええええええええええええええ!」


バリバリバリバリバリ!!


上条「だっはあああああああああああああああああああああ!」


ダダダッ!<> sagaを入れ忘れた……<>sage saga<>2010/11/11(木) 23:31:20.72 ID:P6wxFbo0<>美琴「逃げんなーーーーー!」ビリビリ


上条「お前っ!今の直撃してたらフツー死ぬぞ!?」


美琴「どーせ効かないんでしょうが!!」


美琴「私だってこんなに能力人に使った事ないわよ!!」


上条「なんで俺だけええええええ!?」


上条「ちっくしょー!不幸だーーーーーーーー」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:32:15.52 ID:P6wxFbo0<>―――――河原通り


上条「はぁ!はぁ!………はっ」


美琴「ま、待てって……はぁ……言ってんで、はっ、しょーが!」


上条「くそ……体力あんなー……」ゼェゼェ


上条「そこらのチンピラなんかより……はぁ、よっぽど強いぞアイツ……」ゼェゼェ


美琴「何……ぶつぶつ、はぁ……うぅ……」ゼェゼェ


上条「ペース、上げるか……」ゼェゼェ


美琴「なっ……!?」


ダダッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:32:46.61 ID:P6wxFbo0<>美琴「まだ、本気じゃ……ないっての?」ゼェゼェ


美琴「ペース……上げないと……逃げられちゃう」ゼェゼェ


美琴「まち……な……さ!」フラフラ


美琴「はぁ……はぁ……」


上条「これで、だいぶ差がつい――――――!!」チラッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:33:30.67 ID:P6wxFbo0<>ガッ!


美琴「あっ!(い、石につまずいて……!)」


上条「馬鹿野郎!!無理するから!」クルッ.....ダッ!


美琴「(やば……結構尖ってて大きい石ある……)」


上条「おおおおおおおおおおおおおおお!!」


美琴「きゃっ!?」ガシィ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:34:28.60 ID:P6wxFbo0<>ズザザザー


美琴「うっ……」ゴホゴホ


上条「っ〜〜〜〜〜……大丈夫か?」イタタタ


美琴「え?」


美琴「あ、アンタなんで……?」


上条「なんでって……?」


美琴「私のこと放っておけば、逃げ切れたじゃない!」


美琴「どうして転びそうになった私を庇ったのよ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:35:21.86 ID:P6wxFbo0<>上条「バカ、お前は女の子じゃねぇか」


上条「助けようともせずに顔にでも怪我されたら、俺がお前に合わせる顔がなくなっちまうよ」


美琴「お、女の子って……じゃぁ、男だったらどうしてたってのよ?」


上条「別に、誰が転びそうになってても俺の手が届くなら庇うさ」


美琴「………ば、バカじゃないの!?」


美琴「アンタ、私と勝負してたのよ!?」


美琴「下手したら電流で死んでたかもしれないのに、そんな相手を助けるなんて……」


上条「俺お前の電撃効かないし(打ち消せればだけど)気にしてねーよ」


上条「それに勝負勝負言ってきてるのはお前のほうだけだろ?」


美琴「で……でも……それじゃぁ……」


美琴「――――――――!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:36:09.70 ID:P6wxFbo0<>上条「どうした?」


美琴「ア、アンタ怪我してるじゃない!?」


上条「へ?どこに?」


美琴「頬よ!ほっぺ!」


上条「ん」スッ


上条「いだああああああああああ!!?」


美琴「バカ!何触ってんのよ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:36:59.86 ID:P6wxFbo0<>上条「あはは……お前を庇った時に擦り剥いたみたいだ、必死で気付かなかった」


美琴「………アンタねぇ!」


ガシッ!


上条「お、おい!?なんだよ?」


美琴「いいから来なさいって!」


上条「問答無用かよ!?ったく……しかたねーな……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:37:40.12 ID:P6wxFbo0<>―――――第七学区公園水道


美琴「いい!ちょっと待ってなさいよ!逃げんじゃないわよ!」


上条「お……おぉ」


美琴「三分で戻るから、洗った傷口触ったりしちゃダメだからね!」


タタタッ


上条「……………」


上条「な、何だこの状況」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:38:21.05 ID:P6wxFbo0<>――――――三分後


美琴「ちゃんと待ってたみたいね……」


上条「何してたんだ?」


美琴「………………」


ズイッ


上条「ちょっ……!?近っ!?」ドキッ


美琴「しみるから我慢しなさいよ」


ピュッ、プシュ


上条「!!?!?!?!?!」


美琴「動かない!!」


美琴「それで………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:39:05.07 ID:P6wxFbo0<>ペタ


上条「………絆創膏」スリスリ


上条「手当ての道具まで……わざわざ買って来てくれたのか?」


美琴「ん……」コクリ


美琴「たまたま近くにお店があるの知ってたから……」


上条「そっか」


上条「悪いな」


美琴「……………………」ジッ


上条「あれ?」ドウシタンデスカ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:39:55.17 ID:P6wxFbo0<>ペタ


上条「………絆創膏」スリスリ


上条「手当ての道具まで……わざわざ買って来てくれたのか?」


美琴「ん……」コクリ


美琴「たまたま近くにお店があるの知ってたから……」


上条「そっか」


上条「悪いな」


美琴「……………………」ジッ


上条「あれ?」ドウシタンデスカ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:40:50.14 ID:P6wxFbo0<>美琴「ズボンの裾……上げて」


上条「へ……?あ、あぁ」


美琴「やっぱり足も擦り剥いてる……それ、洗って」


上条「は…?はぁ……」


ジャー…………


上条「〜〜〜〜〜しみるなぁ……と洗ったぞ」


美琴「じゃ、拭くわね」ゴソゴソ


上条「おい!それお前のハンカチじゃねぇか、汚れるぞ!」


美琴「べ、別にいいわよ……アンタが洗って返してくれれば言いだけだし」


上条「…………(それはつまりまた会いましょうということでせうか?)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:41:16.97 ID:P6wxFbo0<>..............................


............................................


...................................................<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:42:00.43 ID:P6wxFbo0<>美琴「アンタってホントお人好しのバカね」


美琴「勝負してた相手を庇うどころか、かわりに怪我するなんて」


美琴「そんな性格だと損ばっかりなんじゃない?」


上条「そうでもねーよ」


上条「確かに不幸なことばっかだけどさ」


上条「それでも守らなきゃいけない約束があるんだよ」


美琴「やくそく?なにそれ」


上条「あぁ……いや、誓い、かな?」


美琴「……………」ジッ


上条「聞きたいか?つまんねー話だと思うけど」


美琴「いいわよ、門限も過ぎてるし……気になるじゃない」


上条「そっか、うん、じゃあ話す」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:42:43.26 ID:P6wxFbo0<>上条「昔さ、友達に誓ったんだ」


上条「そいつは俺の初めての友達で、素っ気無い奴でな」


上条「でも、俺と同じくらいのお人好しで、不幸に巻き込まれてもそいつは」


上条「『お前といると退屈しない』って言って何だかんだで一緒にいてくれたんだよ」


美琴「……………………」


上条「で、そいつに言われた事があるんだけど……」


上条「『お前は人の不幸を代わりに背負ってるんじゃないか』ってさ」


美琴「背負う?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:43:36.14 ID:P6wxFbo0<>上条「あぁ、背負う」


上条「俺が不幸に会うから、他の人が不幸に見舞われない」


上条「なんつーか、無茶苦茶な考え方で理不尽だったけど」


上条「納得できる気もしたんだ」


上条「現に、俺がチンピラに絡まれると、いつも絡まれてた奴は逃げれたし」


上条「………そういってくれた友達の代わりに大怪我したしな」


美琴「大怪我……何があったのよ」


上条「悪いけどそれは言えない……」


上条「俺もあんまり思い出したくないことなんだよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:44:47.54 ID:P6wxFbo0<>                     ここ
美琴「……じゃぁ、その友達は?学園都市にいるの?」


上条「いるよ、でも」


上条「そいつは『もう』いないんだ」


美琴「それって………」ゴクリ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:45:24.93 ID:P6wxFbo0<>美琴「………ごめん、嫌な事聞いて」


上条「きにすんな、別に生きてるかどうか分からないってだけだから」


上条「と……傷の手当ありがとな、ハンカチは洗って返す、でいいんだよな?」


美琴「う………ん?」


美琴「………………」ハテ


美琴「……………!」ハッ!


美琴「か、勘違いすんじゃないわよ!!」ビシッ!


上条「へ?」ナニゴトデスノ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:45:58.41 ID:P6wxFbo0<>美琴「べっ別にアンタが怪我したから手当てしたわけじゃなくて」


美琴「わ、私以外の攻撃とか事故とかで簡単に怪我されたのが癪に障っただけだから!」


上条「は?いや……え?」


美琴「 だ か ら !!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:46:32.33 ID:P6wxFbo0<>ズイッ!


上条「うわ!!お、おい!?」ドキドキ


美琴「私を庇ったことにお礼を言う気はないから」


美琴「アンタが怪我したのは自業自得!私は別にアンタを哀れんでなんかいない!」


美琴「今日の勝負はノーカンよ!無し!無効試合!」


上条「は……はぁ……?」


美琴「覚えてなさいよ!」


タタタッ


上条「…………」


クルッ


上条「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:47:03.64 ID:P6wxFbo0<>美琴「絆創膏は応急処置だから、家でちゃんとした手当てしなさいよ!」


美琴「後、消毒液はつけすぎない!膿まないように傷口は綺麗にする!」


美琴「わかった!?」


上条「………」


美琴「返事!!」


上条「りょ、了解であります姫!!」ピシッ!


美琴「よろしい……」ウム


タタタタッ....................<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:47:34.47 ID:P6wxFbo0<>上条「………行っちまった」


上条「……………………」チラッ←ハンカチみる


上条「(勝負とか何とか言ってたけど………)」


上条「(これって、ま、また会えるってことでいいんだよな……)」


上条「……………」


上条「…………ハンカチ、ちゃんと洗わないとな」


上条「…………」ドキドキ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:47:36.12 ID:3gRpfgko<>あぁくそかわいいなこんちくしょおおおおおお<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 23:49:25.24 ID:ZnEkKzI0<>かわいい、上条さんも美琴さんも
ほんと、かわいい
良作の少女漫画みたいだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/12(金) 00:05:34.46 ID:JVObUM.0<>今回はここまででーす。
最長の60回越え……?かな?

切り貼りしてるだけなんだけど、一時間くらいかかるというね。
上条さんがだーいぶ、心動かされましたよ
男ってのは女の子に優しくされるところっといっちゃいます
かくゆう>>1も女の子に優しくされるとドキッとしちゃうぜ!
関係ない話をしてすみませんね
んでんで、一部もついに終盤です、さぁここからどうなるか……いや、ホントどうしよう。
うん、構成は出来てるんだけどね、書き溜めがね、えぇないのです
次の投下は遅くなるかもしれませんのでご了承ください。

レス返し
>>299
俺が新型だ!(嘘乙

>>302
すでに以心伝心まで考えているとは……できる!

>>303
小ネタは書き溜めてる途中にふと思いついたものなんだぜ!
笑ってくれてありがとう!

>304
好評でよかった……この二人は結構動かしやすくて好きです

>>305
>>1もミサコンだ!やっふううううううううううううう!

>>306
ありがとう!投下するたび不安だから嬉しいです!

>>372
美琴かわいいよ美琴

>>373
少女漫画って読んだ事ないんだけどこんな感じなんですか?
良……作?えっ?嘘?マジ?

レスが本当に>>1の原動力になります。
ありがとうございました!<> 300<>sage<>2010/11/12(金) 00:26:22.58 ID:Ghqi85Mo<>乙! 皆可愛いなぁ……

>一方通行「ありがとな」
危うくイキそうになったわ……
コレで頑張って今日も生きていけるぜ!
俺こそありがとう。

必ず、俺の示すことのできる愛の形で
一方通行さんに伝えるよ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/12(金) 01:06:23.56 ID:Z90CJvko<>乙〜<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/12(金) 02:59:13.07 ID:tr9TzAAO<>ィィィィヤッフゥゥゥゥッ!!!
 恋のベクトルはなァ!いつだって素直な想いで一方通行なンだよ!!

美琴は相変わらず可愛いなぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/12(金) 07:41:45.27 ID:ZMD46UYo<>> 美琴「絆創膏は応急処置だから、家でちゃんとした手当てしなさいよ!」
> 美琴「後、消毒液はつけすぎない!膿まないように傷口は綺麗にする!」
> 美琴「わかった!?」
>
> 上条「………」

心配しまくりワロタ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 19:10:20.66 ID:x.bFmHg0<>今日はいい夫婦の日<> お久しぶりです<><>2010/11/22(月) 22:19:59.86 ID:EhpZG/I0<>お久しぶりです。
>>1です。
一週間以上間を空けてしまい、すみませんでした。
学校の方でテストがあったので一週間ろくに書き溜める事ができずじまいで
PCに触れる時間も殆どなかったので、報告も出来ずここまで遅くなってしまいました。
再試でなければ、しばらくの間、時間が出来るので、また書き溜め始めます。
今日は少し短め、になりますが、現在書き溜めた分を投下します。<> しばらくは正史をちょっと改変させた話です<>sage<>2010/11/22(月) 22:22:12.38 ID:EhpZG/I0<>―――――――第七学区とある男子寮


男「ククク………」


男「ようやくできたぞ……」


男「能力開発に励んで、二年……やっとこれができたんだ」


男「僕の能力を風紀委員の連中に思い知らせてやる……」

        シンクロトロン
男「僕の、量子変速≠ナ!」


男「ふふ、はははは.........」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:24:22.43 ID:EhpZG/I0<>――――――とある高校

                                  グランビトン
教師「……というわけで、量子変速とはアルミを基点に重力子≠増大ではなく加速、周囲に放出する」


教師「簡潔に表現するとアルミを爆弾に変える≠ニいうわけです」


上条「…………」ポォー


教師「そういった意味では実用性はともかくとして、珍しい能力ということになりますね」


上条「…………」ポォー


教師「………」


教師「上条君?聞いてますか?」


上条「…………」ポォー


一方通行「………オイ、上条ォ起きろォ」ツンツン


上条「………」ポォー


一方通行「無視してンじゃねェぞ?オラ!」バシッ!


上条「でっ!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:25:04.96 ID:EhpZG/I0<>上条「な、なんだ!?何があった?」


一方通行「(先生様が呼ンでンぞ)」ヒソヒソ


上条「(マジか)な、なんでしょうか」アセアセ


教師「いやいや、先生の話をさっぱり聞いていなかったようだからね」


教師「理解しているか……聞いてみようとねー」ニコリ


上条「あ、ハハハ……」


教師「…………」ジッ


上条「……何の話してましたっけー?」


教師「カミジョーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


上条「ごめんなさーーーーーーーーい」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:25:59.81 ID:EhpZG/I0<>――――――とある高校校門


土御門「それにしても」


土御門「カミやん今日ずっと変だっだにゃー」


上条「えっ?そ、そうか?」アセ


青ピ「なんか変なもんでも食べたん?」


青ピ「カミやん貧乏やもんなー」


一方通行「おォ、おォ……お労しいなァ?拾った饅頭でも食ったンですかァ?」


上条「そ、そんなんじゃねーよ!」


上条「お、俺は別に、変じゃねーし、元気いっぱいですよ!」


土御門「ふーん?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:26:53.00 ID:EhpZG/I0<>土御門「まっ、カミやんの調子が悪くてもオレ達にはカンケーにゃいしにゃー」


青ピ「それもそうやなぁ……カミやんがどこに出しても恥ずかしくない病弱美少女キャラやったらなぁ」


青ピ「僕も心配したんやけど……残念残念」


上条「お、お前ら……変だと思ったなら、少しは心配しろよ……」


一方通行「ギャハッ!土御門、青ピ、あンまり言ってやンなよなァ」


上条「あ、一方通行!やっぱりお前は友達だ!」


一方通行「コイツがいっぱしの悩みを持つ程脳味噌あるわけねェだろォ?」


上条「へ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:27:52.60 ID:EhpZG/I0<>一方通行「それによォ、よく考えたら上条が変なもん食って腹壊すほどデリケートなわけもないしなァ!」


土御門「それもそーだぜい!」ギャハハ!


青ピ「アーやん!ひひ!それ、いいすぎやぁ!ぷぷ!」


一方通行「悪ィ、悪ィ!!」


上条「…………う」


一方通行・土御門・青ピ「う?」


上条「うわあああああああああああああああああん!」ダッ!


上条「覚えてろよチクショーーーーーーーーー!」


ダダダダダダダッ!


一方通行「…………こンな事前にもあったよなァ」


土御門「デジャブ?」<> 正式にはデジャビュ、デジャヴュ?<>sage<>2010/11/22(月) 22:29:08.25 ID:EhpZG/I0<>青ピ「カミやん最近、メンタル弱いなぁ……」


土御門「しっかしカミやんホントに変だぜい」


土御門「話しかけても返事もないし、小萌先生も呆れるほどだったぜよ」


青ピ「妙にそわそわしとったしねぇ………」


青ピ「アーやんなんかしらへんの?」


一方通行「あァ?俺が知るわけねェだろ?」


一方通行「知ってたとしても俺達に何かできるわけでもねェしな」


土御門「それもそうだけどにゃー………」


土御門「カミやんのことだから一人でずっと抱え込みそうで困った事になりそうだぜい」


一方通行「万に一つもンなことにはならねェよ」


青ピ「そんなもんかなぁ?」


一方通行「そンなもンだろ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:29:47.47 ID:EhpZG/I0<>――――――第七学区上条当麻の通学路


上条「まったくあいつらときたら!」


上条「いくらなんでも酷すぎるだろ!悪魔だ!」


上条「バカルテットもこれで解散だ!デルタフォースに格下げだよ!」


上条「…………………」


上条「はぁ………どうしよう」


上条「ハンカチ、返さないといけないのに………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:30:31.16 ID:EhpZG/I0<>――――――前日、上条当麻の部屋


ガチャ


上条「ただいまー……つっても誰もいねーか」


バタン


上条「―――――怪我の処理しとかねーとな」


上条「…………」


上条「ハンカチも洗わねーと」ドキドキ


上条「…………はっ!」ドキドキ


上条「い、いや!これは借りたものは返さないといけないからだ!」


上条「別にビリビ……御坂に会いたいとかじゃなくて」


上条「って!俺は誰に言い訳してんだよ!」


上条「さっさと洗っちまおう!うん!」<> ツンデレ条さん?それともデレ条さん?<>sage<>2010/11/22(月) 22:31:53.12 ID:EhpZG/I0<>ガー……ゴーーーー


上条「………絆創膏外してっと」


上条「んで……血を拭きとって………」


上条「…………」


ピッピッピッピ!


上条「おっ、終わったか」


上条「夜干しで渇くかなー……と……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:32:59.84 ID:EhpZG/I0<>









血が取れてないハンカチ『ドヤッ!』









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:33:47.67 ID:EhpZG/I0<>上条「うふふー、渇くかなー」バッ!


上条「洗濯、洗濯」バタン!


ピッ!ピッ!


上条「洗剤が足りなかったかなー?」ニコニコ


ザーーーーーーーーーーーーー←物凄い量の洗剤


上条「時間も増やしておこうー」ニコニコ


ピッ!ガーーーーーーーーーー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:34:26.68 ID:EhpZG/I0<>――――――一時間後


ピッ!ピッ!ピッ!


上条「さーて、綺麗になったハンカチとごたいめーん」


バッ!










真っ白なハンカチ『ドヤッ!!』









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:35:02.12 ID:EhpZG/I0<>上条「わーい、真っ白でピッカピッカだー」


上条「………」


上条「アホかあああああああああああああああああ!」


上条「あぁぁあああああぁぁぁぁあああああ!」


上条「そもそも、洗剤入れすぎなところで気付くべきだろ!?」


上条「これ、返したら確実にキレられる!」


上条「しかも、お嬢様が持ってたハンカチだ……弁償しようにもいくらするんだ?」


上条「一万?五万?十万?二十万?いや……百万!?」


上条「あーもう!くそう!」


上条「不幸だーーーーーーーーーーーーーーーーー!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:35:30.01 ID:wD2m.IYo<>そうだな、しかも数字が二ペア、夫婦も二ペア。完璧だな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:35:55.79 ID:EhpZG/I0<>――――――現在


上条「はぁ…………不幸だ……」


上条「もっと早く帰ってれば、血が乾く前に洗濯できたのに……」


上条「……いや、後悔してても仕方ないよな」


上条「まずは、同じものを探さないと……悩むのはそれか……」


ドン!


上条「うわ!」


少女「きゃっ!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:37:13.76 ID:EhpZG/I0<>上条「っと……大丈夫か?」


少女「あっ……ごめんなさい」ペコリ


上条「いやいや、俺のほうこそぼうっとしてて気付かなくてごめんな」


少女「んーん、わたしもおみせさがしてたから」キョロキョロ


上条「店?」


少女「うん!おようふくやさん!!」


少女「テレビでね!カワイイふくをおねえちゃんたちがきてたの!」


上条「へぇ……そっか」


少女「でもね、どこにあるかわからないの……」キョロキョロ


上条「迷っちゃったのか……」<> ようじょがなかまになった!<>sage<>2010/11/22(月) 22:38:21.55 ID:EhpZG/I0<>上条「この学区なら、セブンスミストがあったはずだけど」


少女「おにいちゃんしってるの!?」


上条「あぁ、知ってるけど………」


上条「あ………」


少女「?」


上条「(セブンスミストになら売ってるか?あそこ普通の服屋だけど……)」


上条「(一応、行ってみるかな……)いや、なんでもないよ、じゃぁ連れてってやるよ」


少女「ほんとに!ありがとうおにいちゃん!」


上条「ははは!上条さんに任せなさい!」ワハハハハ


少女「うん、おねがいねー!かみじょーさん!」アハハハ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:39:19.90 ID:EhpZG/I0<>――――――同時刻柵川中学前


佐天「んーーーーーーーー!おわったぁ!」


佐天「いつもいつも長いと思う授業だけど、今日はいつにも増して長かったねぇ」


初春「あはは、後二日で夏休みですもんねー」


初春「楽しみが近いだけ、嫌な事は長くなるものですよ」


初春「……そのかわり夏休みも始まりが一番楽しくてすぐ終わっちゃいますけど」


佐天「コラコラ!始まる前からそんなこと言ってどうすんのさ〜」


佐天「青春は楽しんだもの勝ちだよ初春!」


初春「そんなこといって……夏休みの終わりに宿題手伝わしたりとか、ありませんよね」


佐天「…………………」


佐天「さっ!セブンスミスト行こうか!」


初春「佐天さん!今の間はなんですか!?その気満々なんですか!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:39:52.51 ID:1WzTNaAo<>>>387
deja-vu: 「デジャヴュ」。因みに仏語<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:39:55.35 ID:EhpZG/I0<>初春「風紀委員の仕事で私、大変なんですよ〜〜〜〜!」


佐天「気にしない気にしない!あはは、そーれ!初春のパンツは何色だったっけ?」


バサッ!


初春「きゃああああああああああああ!なにするんですか!?」


佐天「おぉっ!?淡いピンクの水玉だったかー………?あれ?」


初春「ひどいですよ……朝も見たくせに……って、どうしたんですか?」


美琴「…………なに、してるの?」ヒクヒク


初春「」<> 400さンサンクスです。<>sage<>2010/11/22(月) 22:41:46.17 ID:EhpZG/I0<>佐天「あっどもどもー御坂さーん」オッスー


初春「」orz


美琴「……初春さんと比べて元気ね、佐天さん」


佐天「涙子おねえちゃんは元気が取り柄ですから!」フンス


美琴「……もう少し反省って物を知っておいたほうがいいかもしれないわね、アナタは」ヤレヤレ


佐天「何言ってるんですか御坂さん!これは初春が子どもっぽい下着をはいていないかの検査!」


佐天「つまるところ、あたしは試験官……初春のお目付け役というわけです!」


初春「えぇっ!?聞いてませんよ!そんなこと!」


佐天「そりゃ、抜き打ちテストだもん……言ったら自然な感じに選んでくれないじゃん」


初春「スカートをめくらないで下さいよ!!」<> 因みに、美琴たちは正史より早めに出会っている設定です、あしからず<>sage<>2010/11/22(月) 22:43:19.00 ID:EhpZG/I0<>美琴「とりあえず、あんまりやらないほうがいいわよ」


美琴「ここは男子生徒もいるでしょ?」


佐天「えーっ……初春のためを思ってるのに……」


美琴「初春さんのためって……というか、なんで初春さんをターゲットに?」


佐天「初春を女に!それだけです!」


佐天「まぁ、御坂さんと白井さんでもいいんですけど……」ジッ


美琴「……それは、遠慮するけど、なに?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:44:25.42 ID:EhpZG/I0<>佐天「白井さんの下着は刺激が強すぎるし、御坂さんは短パンだから捲っても面白くないんですよ!?」


美琴「えぇっ!?短パンで何が悪いのよ!それになんで怒るの!?」


初春「理不尽すぎますよー」フェェ


佐天「御坂さんはあたしたちのグループで年長者!わかります!?」


美琴「あ、当たり前じゃない(……佐天さんの目が怖い)」


佐天「なのに!短パンなんて!女、捨ててますよ!」


佐天「中二なのに、御坂さん彼氏の一人くらい欲しいと思わないんですか!?」


美琴「か、彼氏って……ま、まだ早いんじゃない?」カァァ


美琴「そ、それに、佐天さんはどうなの……?彼氏、欲しいの?」


佐天「あたしは初春が彼女ですから!」フッフーン


初春「そうだったんですか!?」ガビーン


美琴「初春さん、そこは否定して!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:45:18.27 ID:EhpZG/I0<>美琴「……って、なんでこんな事、話すために来たんじゃなかったわ」


美琴「初春さんたち、セブンスミスト行くんでしょ?」


佐天「あれ?なんで知ってるんですか?」


初春「御坂さんにメールしておいたんですよ、一緒に行きませんかって」


美琴「だからこっちに迎えに来てたのよ」


佐天「おぉ!そうだったんですか!ナイス、初春!」


佐天「ショッピングは多人数の方が楽しいですもんね!」


初春「佐天さんは人が多いより、御坂さんにおねだりしたら奢ってもらえるから楽しいんじゃないですか?」ジロリ


佐天「人聞きの悪い事いうねぇ、そんなつもりはないよん!御坂さんが優しいだけだってー」


初春「もー、佐天さんは……そんなんだと愛想つかされますよ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:46:08.04 ID:EhpZG/I0<>美琴「あはは、まぁ私にとってもアナタたちは可愛い後輩だしね、嫌な気はしないわよ」


佐天「そうですよね!」


美琴「……まぁ、甘えすぎるのは良くないと思うけどね」ニヤリ


初春「ほら、佐天さん!」


佐天「………ちぇー、皆、手厳しいなぁ」


佐天「あたしみたいな可愛い子、簡単には捕まえられませんよ〜〜」ニヒヒ


初春「本当に反省しないんですから!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:46:39.63 ID:EhpZG/I0<>美琴「まぁまぁ、ホラッあんまり話し込んじゃうと日が暮れちゃうわよ」


佐天「おっと!そうでした!じゃぁ、行きましょう!行きましょう!」


美琴「ととっ!佐天さん、背中押すと危ないって!」ワタワタ


初春「待ってください!佐天さん、反省してないですよね!」


佐天「初春〜〜今日は大人な下着買わなくちゃね!」


初春「反省してないですね!!」ムキーーーー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:47:45.70 ID:EhpZG/I0<>――――――――セブンスミスト前


佐天「そういえば、白井さんはどうしたんですか?」


美琴「黒子は仕事らしくってね、風紀委員の支部にいるわよ」


佐天「あ〜、なるほどなるほど……白井さんは風紀委員の鏡ですねぇ」ジッ


初春「なんですか?私が不良学生みたいに見ないでくださいよ!」


初春「そもそも誘ってきたのは佐天さんじゃないですかぁ!!」


佐天「いやいや、見てないってば〜……初春は警邏中なんだよ!」


初春「むぅ………」


美琴「仕事仕事って煮詰めても良くないし、気晴らしも大事」


美琴「黒子はちょっと働きすぎよ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:48:22.06 ID:EhpZG/I0<>初春「そ、そうですかね?」


佐天「そうそう、初春も白井さんもまじめすぎるからね」


佐天「あたしが遊びの楽しさを教えてあげるよー」


初春「ん〜……いいんですか?これ?……まぁ、いっか?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:49:41.14 ID:EhpZG/I0<>――――――セブンスミスト裏路地


男「…………」シャカシャカ♪


男「………さて、爆弾が出来たはいいが」シャカシャカ♪


男「獲物にする風紀委員がいないな………ん?」シャカシャカ♪


男2「あれ?君、こんなところでなにしてるんだい?」


男「………(腕章、風紀委員か!)」シャカシャカ♪<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:50:17.08 ID:EhpZG/I0<>風紀委員の男「ここには不良がよく出るようだから、早く出たほうがいいよ」


男「………(表通りに出ろていってるのか?)」シャカシャカ♪


風紀委員の男「……………聞いてるのか?」


男「………」シャカシャカ♪


風紀委員の男「まぁ、あんまり裏路地はうろうろしないようにね、危ないから」


ガチャッ


バタン<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:51:30.26 ID:EhpZG/I0<>男「………(今のは関係者用の入り口だけど、何かの捜査でもしてたのか?)」シャカ......


男「………(ちょうどいい、あいつが初めのターゲットだ)」


男「確か、表通りはセブンスミストだったよな」


男「……ん?」


ドンナフクカオウカナ-
ウイハルハシタギデショー?
チガイマスヨ!
ワタシハナニコウカナ?
ミサカサンモシタギトカドウデスカ?
……エンリョシトク


男「………あれは」


男「ふふふ………今日は運がいい」ニィッ


男「犠牲者が一人じゃつまらないからなぁ……」


男「僕の力を見せ付けるには、ちょうどいい!」


男「くくく………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:52:47.20 ID:EhpZG/I0<>――――――セブンスミスト店内


少女「わぁー!おようふくがいっぱーい!」キラキラ


上条「子どもの服の店は何階だったかなぁ?」キョロキョロ


少女「おにいちゃんも、かいたいものあるんでしょ?」


少女「それなら、さがしながらいこうよ!」グイグイ


上条「それもそうか……(売ってるかすら危ういが……)」


上条「じゃぁ、一階から見ていくか」


少女「うんっ!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:55:06.44 ID:EhpZG/I0<>少女「うわぁ!きれいなおようふく!すごいすごい!」


上条「(結局一階と二階には、なし……か)」


上条「(案内板には雑貨って書いてあったから、あるとしたらこの階だけど………)」


少女「そういえば……おにいちゃんはなにをさがしてるの?」


上条「えっ?」


少女「わたしもおてつだいしたいとおもうの!」


上条「そうだな……一人で探すのよりも効率いいしな」


上条「お願いできるか?」


少女「はーい!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:56:13.07 ID:EhpZG/I0<>少女「それでそれで?なにをさがしてるの?」


上条「ハンカチなんだけど………アレ?」


少女「どうしたの?」


上条「…………雑貨店、でもって、あそこにあるのは!」


上条「あった、あった!!ハンカチが売ってる所があったぞ!」


上条「よしっ!ハンカチの特徴を言うからさ、一緒に探してくれ!」


少女「わたし頑張るね!」


上条「あぁ、頼むよ(見つかってくれよ!)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:57:58.37 ID:EhpZG/I0<>――――――数十分後セブンスミスト女性洋服店


佐天「それにしてもー……常盤台のお嬢様が普通のチェーン店で買い物って違和感ありますよね〜」


美琴「そうかしら?」ウーン


佐天「御坂さんが変って訳じゃないですけど……」


佐天「やっぱり、学び舎の園とかだともんんのすっごい!ブランド物とか売ってるじゃないですか」


佐天「そこで買うのが常識みたいに思っちゃいますよ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 22:59:28.82 ID:EhpZG/I0<>初春「でも、実際あんまり違和感ありませんよ?」


初春「私も初めはお嬢様ってこういうお店に来ないんだろうなーって思ってたんですけど」


初春「御坂さんとか白井さん以外にもコンビニとかファミレスにいる常盤台の生徒は見かけますし」


美琴「皆、先入観もって接しちゃうのよね……」


美琴「確かに根っからのお嬢様って人ならそうかもしれないけど」


美琴「学び舎の園の外にある学生寮に住んでる子は結構、私みたいにぶらぶらしてるしね」


佐天「へぇ、ちょっと意外ですね」


佐天「でも、お話とかはしやすくなったかなぁ?」


美琴「ちょっとずれてる子もたまにはいるんだけど」クスクス


初春・佐天「(それは御坂さんにもいえるんですけどね)」ボソッ


美琴「何か言った?」キョトン


佐天「いえいえ〜!何も言ってませんよ!」


佐天「ねっ!初春!」


初春「はい、私たち何も言ってませんよ〜」


美琴「??」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:00:16.34 ID:EhpZG/I0<>佐天「ところで、御坂さんは何を買います?」


美琴「私は、パジャマかなー」


佐天「じゃっ、まずそこからいきますか!初春お願い!」


初春「いつも来てるんですから場所覚えてくださいよ!」


佐天「めんどくさいんだもーん」


初春「………仕方ないですね、えっと、寝巻きの方はこっちですよ」テクテク


美琴「色々回ってるんだけどあんまりいいのがないのよねー」キョロキョロ


美琴「………!!」ハッ!


花柄の模様のある寝巻き『…………』(漫画超電磁砲一巻参照)<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:02:57.18 ID:EhpZG/I0<>美琴「……………」ポォー


佐天「どうしたんですか、御坂さん?」


美琴「あ、あのね……こ、これ………」


佐天「これ……って……パジャマ?」


美琴「ん……ね、ねっ……これ、かわい――――」


佐天「アハハ!」


美琴「!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:03:48.52 ID:EhpZG/I0<>佐天「見てよ初春、このパジャマ!すっごいセンス!」


佐天「いまどきこんな子どもっぽいのいまどき着る人いないっしょ」クスクス


初春「小学生くらいの時まではこういうの着ましたけどねー」


美琴「……………うぅ///」カァァ


佐天「御坂さん?」


美琴「………そ」


美琴「………そうよねっ!中学生になってこれはないわよねっ!」ウンウン


佐天「??御坂さん、あたしたち水着を見ていこうと思うんですけど、いいですか?」
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:05:08.69 ID:EhpZG/I0<>美琴「う………うん」


初春「水着なら向こうのコーナーですね」


佐天「御坂さんも欲しいもの決まったら、来て下さい、待ってますんで」


美琴「うん」コク


佐天「さー!初春!今年はちょっと大胆に言ってみようかー!」


初春「自分で選ぶんでいいですっ!!」


テクテクテク…………


美琴「………………」ショボン<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:05:42.97 ID:EhpZG/I0<>美琴「……………」ジーッ←手にとって見ている


美琴「(見れば見るほど可愛いのに……やっぱり子どもっぽいのかな?)」


美琴「(………いいだモン!パジャマなんだから、他人に見せるわけじゃないし!)」


美琴「………」チラッ


美琴「(初春さんたちは向こうにいるし……一瞬姿見で合わせてみるだけなら)」


美琴「それっ―――!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:06:37.14 ID:EhpZG/I0<>









上条「何やってんだ、お前」










美琴「■△$!%#*!?」ビクゥ!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:07:07.31 ID:EhpZG/I0<>美琴「ちょっ、え、まっ!な、なんでアンタがこんなところに!!」ギャーギャー


上条「なんだよ、いちゃ悪いのか?」


美琴「べ、別にそういうわけじゃないけど………?」


タタタ


少女「おにーちゃーん」


美琴「………おにーちゃん?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:07:37.36 ID:EhpZG/I0<>少女「……あれ?トキワダイのひと?」キョトン


美琴「ちょっと、アンタって妹いたの?」


上条「違げーよ」


上条「この子は洋服店探してるって言ってたから、案内してあげただけだ」


上条「俺も、用があったしな」


美琴「用って何よ」


上条「…………………………えっ?」


美琴「えっ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:08:31.73 ID:EhpZG/I0<>上条「……………………」


上条「フクヲミニキタニキマッテルジャナイデスカ」


美琴「アンタ、挙動不審で嘘ってバレバレよ」


上条「ハハハハ!何のことかな!?上条さんだって高校生ですよ!」


上条「おしゃれの一つや二つ、したくなるものだろうが!」


美琴「何キレてんのよ!!」ムガー!


上条「キレてません〜、いたって正常です〜、あー喉湧いたからジュースのもー」ゴクゴク


美琴「アンタ………ねぇ!また勝負――――」クィ


美琴「を?」チラッ


少女「………………」ジーーーーー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:09:01.15 ID:EhpZG/I0<>美琴「あの、なにかな?」


少女「えへへー」ニコニコ


美琴「………………えーっと?」ドウシタノコノコ


少女「おにーちゃん!」ニコニコ


上条「あ?はい?なんでしょう」ゴク.........


少女「おにーちゃんがいってたトキワダイのおねーちゃんってこのひとのことでしょ!」ニコニコ


上条「」ブーーーーーーーーーーーーーー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:09:50.61 ID:EhpZG/I0<>美琴「ちょっと!?服にかかったらどうすんのよ!」


上条「あの、ね?ど、どうして、そういえるんだい?」ボタボタ


少女「えへへ〜……だっておにーちゃんがおねーちゃんをみつけたとき、すっごいうれしそうに――――」


上条「ああああああああああああああああ!!」


美琴「!!?」ビクッ!


上条「そうそうそうそうそうそうそうそう!子どもの洋服コーナーの場所思い出したよ!」


少女「えっ?でも、おにーちゃん、あれをわたさなくて――「さぁいこう!今すぐ行こう!」きゃぁ!」ガシッ


上条「じゃーなー御坂ー」ダダッ!


美琴「ア、アンタ待ちなさいって!」


アハハハハハハハハハハハハハハハハ.................


美琴「な、なんだったの………?」ガクッ<> 1でェす<><>2010/11/22(月) 23:20:39.58 ID:EhpZG/I0<>今日はここまでです!
思ったよりも多く投下することが出来ました!
一週間以上待っていてくださった方々は本当にありがとうございます。
今日はいい夫婦の日という事で、奥さん夫がいる方は残り少ない
いい夫婦の日を大事にして下さいね。
そして明日は祝日、勤労感謝の日ですね!
働いている皆さんはいつもご苦労様です。
書き溜める事ができれば、明日も投下していこうと思います。

そういえば、美琴が欲しがったパジャマですけど
あれ、>>1は普通に可愛いと思うんだけど、どうなんでしょう?
……美琴が着るから可愛く見えるのか?あれ?それって、末期か?

以下レス返し
>>375
喜んでいただいて、こちらも嬉しいです!
一通さンをこれからもよろしく!
賢者モード乙です

>>376
乙、あざーす!

>>377
美琴は可愛いです。
でも、御坂妹も可愛いよ。
>>1は美琴が一番好きですけどねwwww

>>378
ツンデレですから!

では、おつかれさまでした!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:22:43.79 ID:v1.AAZM0<>乙
むしろ上条さんに萌える<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:27:09.86 ID:wD2m.IYo<>上条さんマジリアクションよすぎてもう…
あと糞ほど空気の読めないレスはさんでしまって申し訳ない<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:28:02.97 ID:1WzTNaAo<>乙です

>美琴が欲しがったパジャマ
俺むしろ、ああいうデザインのをねーちんや木山先生見たいなクール目なおねーさんが着てたらドストライクです。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/22(月) 23:31:27.79 ID:KfmGHSco<>乙です
あのパジャマは普通にアリだと思うよ。子供っぽいかもしれないけど所詮寝間着だしね
佐天さん初春さんが子供っぽいものを否定するのも中学生らしい思考だとも思うけど

結論としてはかわいいは正義<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/23(火) 00:15:44.82 ID:pBuzNFoo<>木山せんせいはダブダブのパジャマにモコモコのスリッパはいて、
ナイトキャップかぶって、枕片手にもってるようなキャラだと信じてる<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/23(火) 02:47:57.98 ID:8sGJDUDO<>乙。
あぁ、いいなぁ。ニヤニヤしちまった。
次回も楽しみにしてる。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/23(火) 04:47:56.59 ID:weKz9RMo<>乙
俺もあのパジャマは可愛いと思ったww
基本作中の中学生はマセてるからなあ
普通だったら年齢考慮しても全然OKだろう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/23(火) 09:33:45.18 ID:lrtInBco<>乙〜
ニヤニヤ止まらない<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/23(火) 12:04:29.89 ID:87nF0bko<>おたにゃん
ここの上条さんすごく好きだわ

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/23(火) 14:20:56.81 ID:b/QSDk2o<>中学生と聞いてステイルがローブの下にあのパジャマ着てる絵が浮かんだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 14:05:25.06 ID:64vAA1Qo<>ここの4にんは4人ともかわいい<> 1の凱旋だ、クソッタレ<><>2010/11/24(水) 22:06:47.70 ID:sLkWxkY0<>おっす!!>>1です!
結局昨日は書き溜めきれなかったけど今日はこれました!
では!今日の分の投下を始めたいと思いまーす。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:11:01.23 ID:sLkWxkY0<>―――――セブンスミスト四階非常階段前


上条「はぁ……はぁ………はぁ……」ゼェゼェ


少女「おにーちゃん、どうしたの?せっかくハンカチもかえたのに……」


上条「い、いや……べつに今渡さなくてもいいものだからな」ゼェゼェ


少女「でも……きづいたったらすぐにこうどうしないとこうかいするって、おかーさんいってたよ?」


少女「しないでこうかいするよりも、してこうかいするほうがいいって……」


上条「えーっと……それはそうなんだけど…」


少女「………………?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:23:16.06 ID:sLkWxkY0<>上条「なんか、恥ずかしいというか、こういうことは初めてなので、緊張するというか」


上条「事情を話して怒られないか、とか………」


少女「おにーちゃん、おねーちゃんにおこられたくないの?」


上条「いや、自業自得だから、仕方ないんだけどさ………」


上条「結局、借りたのと同じハンカチは見つからなくて」


上条「変わりに、今の手持ちで買える程度の物を買って」


上条「相手はお嬢様な訳で、こんな安物って言われると……」


少女「おにーちゃん、きらわれるのがいやなんだ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:23:57.52 ID:sLkWxkY0<>上条「は?いやいや、そうじゃなくて…………」


少女「おにーちゃん、おねーちゃんのことだいすきなんだね!」キラキラ


上条「―――――ゴフッ」


バタッ


少女「あれ?おにーちゃん?おにーちゃん?」


上条「」チーン


少女「ねちゃだめだよーーーーーーーーーー!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:24:27.93 ID:sLkWxkY0<>――――――セブンスミスト女性洋服店コーナー


美琴「結局、アイツの用ってなんだったのかしら?」ウーン


初春「御坂さーん」タタタッ


美琴「初春さん、佐天さん……どうしたの?」


佐天「あまりに遅かったんで、あたしたちの方から来ちゃいました」


佐天「なんか考え事ですか?」


美琴「いや、そういうわけじゃないんだけどさ………」


美琴「――――ごめん、私ちょっと外すわね」スタスタ


佐天「あ、はい………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:25:35.52 ID:sLkWxkY0<>初春「佐天さん、正直に言わなくてよかったんですか?」


佐天「えー?なにがー?涙子ちゃんわかんなーい」アハハー


初春「私にとぼけても無駄ですよっ!」


初春「御坂さんが誰かともめてるの聞いちゃったじゃないですか」


佐天「…………」


佐天「明らかに男の人の声だったよねぇ………」


初春「佐天さん、どんな人か見てなかったんですか?」


初春「ナンパとかだったら、御坂さん、私達に危害を加えないように、懲らしめちゃうんじゃ……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:26:13.04 ID:sLkWxkY0<>佐天「いや、そんな感じじゃなかったよ」


佐天「断片的にしか聞こえなかったけど、御坂さんも嫌そうな声してなかったし……」


初春「佐天さん耳いいですね、私ぜんぜん聞こえませんでしたよ」


佐天「ふふん!人の噂を仕入れる耳と、鼻はいいんだよ!」ババーン


初春「胸張らなくていいですよ!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:26:58.83 ID:sLkWxkY0<>佐天「もしかしたらさー」


初春「?」


佐天「御坂さんの、ふぃあんせ……とか!」


初春「ぬっふぇええええええええ!彼氏じゃなくてですか!?」


佐天「同じようなモンでしょ、情報は全くないけどさ」


佐天「御坂さんもさばさばした感じだけど、やっぱりお嬢様だってことなんだよ!」


初春「おぉ!お嬢様っぽくて、素敵ですね!」キラキラ


初春「白馬の王子様ですかー」トオイメー


佐天「白馬の王子様って……、でもさ、これは、これからも観察する必要がありそうだねぇ」ニヤニヤ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:27:49.56 ID:sLkWxkY0<>佐天「これに気付いた事は、白井さんにも御坂さん本人にも内緒だよっ!初春!」


初春「そうですねぇ……白井さんが知ったら発狂しそうですし」


初春「御坂さんも恥ずかしいでしょうし!」


佐天「(ふふふふふ、御坂さんの秘密を握れば、可愛い反応見れるかも)うん、そうだね」


初春「お相手は、誰なんでしょうねー」ハァー


ピピピピピピピッ!


初春「あれ?電話………?」


初春「電話の相手は………あっ」


着信
白井さん


初春「(なんだか嫌な予感が……)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:28:53.45 ID:sLkWxkY0<>―――――同時刻非常階段女性化粧室前


美琴「(はー……ったく、アイツといるとなんか調子狂うのよね……)」


美琴「(なんなのよ、今日はなんか変な感じだったし)」


美琴「(…………)」


美琴「(………あのパジャマ、どうしよっかなぁ)」


スタスタ
カンカンカンカン


美琴「今度こっそり買いに行こうかな……ん?」


男「………………」カンカンカンカン


美琴「(非常階段……で、なにして?)―――――!!」<> 猫目の美琴の愛らしさが異常<>sage<>2010/11/24(水) 22:30:26.62 ID:sLkWxkY0<>カエルのぬいぐるみ『ゲコーン!』


美琴「(ゲコ太!!!)」キュピーーーーーーーーーーーーーーン☆


男「…………」カンカンカンカン


美琴「(って……ぜんぜん似てないじゃない、なにあの関取みたいなかっこした変なぬいぐるみ)」


カエルに関取のまわしをしめさせたぬいぐるみ『ゲコーン(関取みたいな鳴き声)』ショボーン


美琴「(何してるんだろう……あの人?)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:31:06.83 ID:sLkWxkY0<>









ゴォ










美琴「ん?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:31:48.42 ID:sLkWxkY0<>









ドンッ!!









美琴「えっ、なに!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:32:35.11 ID:sLkWxkY0<>―――――数分前四階非常階段前


上条「」チーン


少女「おにーちゃん、かぜひいちゃうよ」ユサユサ


上条「」チーン


少女「もー……どこかいたいの?ねーおにーちゃん」ユサユサ


上条「(この子が呆れて帰るまで、死んだフリを続けてやる)」チーン<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:33:40.42 ID:sLkWxkY0<>少女「…………」ユサユサ


上条「(くそう、なんだってあんな事言うの?こう、小さい子は……)」


上条「(あ、相手は、中学生だぞ?上条さんのストライクゾーンは年上のおねーさんなんですよっ!)」


上条「(そんな、年下なぞ、眼中にも……)」


美琴『アンタ、怪我してるじゃない!!』


上条「(………!!)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:34:18.69 ID:sLkWxkY0<>上条『手当ての道具まで……わざわざ買って来てくれたのか?』


美琴『うん……近くにお店あるの知ってたから』


上条「(――――――っ!)」ドクン


美琴『………………』ジッ


上条「(な、なんで昨日のことなんか思い出して……)」ドクンドクン


少女『おにーちゃん、おねーちゃんのこと、だいすきなんだねっ!』


上条「(!!!!!)」


上条「(お、俺は……もしかして、本当に……)」


上条「(あい、つの……ことを)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:34:49.71 ID:sLkWxkY0<>









ドンッ!!








<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:35:50.58 ID:sLkWxkY0<>上条「―――――――っ!?」ガバッ!


少女「きゃぁっ!」


上条「爆発!?(くそっ!こんな近くで!)」


ゴォォォォォオオオオオオオ


ドサッ!


上条「―――――――人!?」


男「うっ……うぅ……」


上条「おいっ!大丈夫かお前!」


男「き、きみ………は……」


男「―――――っ!!ぐっ、うぅ……」


上条「痛いんなら喋るなって!」


コツッ


上条「あれ……?(何だコレ、アルミ……?)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:36:24.78 ID:sLkWxkY0<>上条「いや、とりあえず、救急車を!」


男「まっ、待ってくれ……僕は大丈夫、だ……」


男「それよりも……早く一般の客を……避難させて、くれ」


上条「一般の客って……お前、風紀委員なのか?」


風紀委員の男「なんでもいい!!はやく!!まだ犯人が近くにいるんだ!!」


上条「―――――な、に!!?」


少女「……お、おにーちゃん」ブルブル


上条「……………」


少女「こ、こわいよ……」グスッ


上条「……大丈夫だ」スッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:37:11.73 ID:sLkWxkY0<>上条「―――――さっき下の階であった常盤台のお姉ちゃんがいただろ?」ナデナデ


少女「えっ……う、うん」


上条「エレベーターに乗らず、出口に向かいながらなるべく広いところを通ってお姉ちゃんを探すんだ」


上条「いいな、無理に探さなくてもいいから、すぐに避難するんだぞ」


少女「お、おにーちゃんは……?」


上条「俺は、この階に人がいないか探してから出口に行く」


上条「この人も放っとけないからな……すぐに戻ってくるから、安心しろ」ニッ


少女「う、うん……わかった!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:38:26.91 ID:sLkWxkY0<>タタタッ


風紀委員「おい!!何してるんだ!キミも早く逃げろ!」


風紀委員「あんな小さな子一人で行動させたら危ないじゃないかっ!!」


上条「アホ、怪我してるお前のほうがあぶないっつーの」


上条「それに、あの子は狙われねーよ」


風紀委員「なっ!そんなこと、分からないじゃないか!」


上条「……無差別に狙うってんなら、犯人がこんなせまっこい非常階段なんか狙わないだろ」


上条「普通のテロなら、店のど真ん中で爆発起こして、非常階段とか出口に人が集まってきたところをドン!だ」


上条「だけど爆発は近くじゃないと気付かない程度の衝撃で、この階で『お前だけ』怪我をしてる」


上条「目標がはっきりしてるってことだ」<> 右手の準備だ!<>sage<>2010/11/24(水) 22:39:43.60 ID:sLkWxkY0<>風紀委員「全部推測じゃないか!!一般人が怪我しないっていう理由にはならない!」


上条「バーカ」


風紀委員「な、なんだと!!」


上条「そもそも、もう誰も傷付きはしないんだよ」


風紀委員「何を言っている……?」


上条「俺がそんな事はさせない」


上条「もし、これ以上何の罪もない人を自分の私欲で傷付けるって言うんなら」


上条「俺が……」


上条「…………………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:40:37.24 ID:sLkWxkY0<>―――――――――――――――――――――――


『とある場所』


「約束……?」


「あぁ!おれ、決めたんだ!」


「おれが不幸になるのはこの際仕方ない!」


「ほう……それで?」


「おれが、他の人の不幸を背負ってる、それならさ」


「おれに背負いきれないほどの不幸を負った人も、全部助けるんだ!!」


「困ってる人、悲しんでる人、投げ出してしまいそうな人、苦しんでる人」


「それと、おれの大切な人」


「全部、全部……『守る』んだ!!」


「『救ってやる』なんて大層な考えじゃない……おれの決めた約束!」


「お前が教えてくれたことから考えたんだ!」


「ありがとな!     !!」<> 親友<>sage<>2010/11/24(水) 22:41:29.26 ID:sLkWxkY0<>









「…………へェ」









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:44:29.01 ID:sLkWxkY0<>「面白ェじゃねェか、上条ォ」


「まさか本気でそンなこと考えちまうなンてよォ……」


「それじゃァ、せいぜい俺がいなくなっても頑張れよ」<> 『生きていない』少年<>sage<>2010/11/24(水) 22:46:17.39 ID:sLkWxkY0<>









「ヒーローさン」









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:46:36.14 ID:1F78lsAO<>投下キテター!超乙!
C<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:47:31.32 ID:jTFZCcEo<>一方さん……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:48:07.01 ID:sLkWxkY0<>―――――――――――――――――――――――




上条「その幻想をぶち[ピーーー]!!」




<> しまらねぇ!!やり直しだ!チクショウ!<>sage saga<>2010/11/24(水) 22:49:13.32 ID:sLkWxkY0<>―――――――――――――――――――――――





上条「その幻想をぶち殺す!!」




<> sagaを使う癖を使わないとかっこ悪いぜ<>sage<>2010/11/24(水) 22:50:50.61 ID:sLkWxkY0<>――――――セブンスミスト女性洋服店コーナー爆発発生数分後


美琴「初春さん!佐天さん!!」タタタッ


佐天「あっ!!御坂さん!」


初春「ちょうど良かった……早く避難してください!!」


美琴「それって……やっぱりさっきのは!」


初春「はい……さっき白井さんから連絡があったんですが……」


..........


....................


..................................<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:52:04.39 ID:sLkWxkY0<>初春「もしもし?」


黒子『初春!!今どこにいますの!?』グワ


初春「うぇ!?え、えーっと……その、警邏中でして、サボっているわけでは……」


黒子『………アナタ、あとで覚えておきなさいな』


初春「えぇっ!?なんでですか!?」


黒子『全くアナタは……いえ、アナタのサボりを問い詰めている場合ではありませんの』


初春「どうかしたんですか?」


黒子『量子変速、といって分かります?』


初春「え?あぁ……たしかアルミを基点にして、重力子の数を急激に増加させる能力でしたっけ?」


黒子『……正確には速度を急激に増加させ一気に周囲に撒き散らす能力ですの』


黒子『能力の把握・分析は風紀委員として基本ですわよ?勉強不足も大概にしなさいな』


初春「あの、お説教はいいので、用件のほうを」


黒子『……と、そうでしたわね』<> 因みにレスの割り込みは1は全然気にしません、むしろ歓迎<>sage<>2010/11/24(水) 22:53:03.32 ID:sLkWxkY0<>黒子『先に言った量子変速ですが……』


黒子『衛星が重力子の爆発的観測を観測しましたの!事件の可能性もあります』


初春「で、でもそれって……誰かが能力開発をしているって可能性も」


黒子『もちろん、それもないわけではありません』


黒子『ですが………』


黒子『一般の、『普通の洋服店で能力開発をする必要』がありまして?』


初春「そ、それって!」


黒子『えぇ、場所は第七学区の洋服店、セブンスミストですの!!』


初春「ら、ラッキーですよ!私、そこに今います!!」グッ


黒子『本当ですの!?』


初春「じゃ、じゃぁすぐに犯人の確保を!」


黒子『お待ちなさい初春!!』<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:53:54.14 ID:sLkWxkY0<>初春「えっ?」


黒子『アナタ、犯人確保よりもまずは一般人の安全確保ですわ』


黒子『そもそも後方支援のアナタでは確保は困難、私が現場に――――あだっ!!』バシッ


初春「!?」


固法『白井さーん、貴方はまだ始末書を片付けてないでしょ?』


黒子『で、ですが、初春だけでは心もとな……ぉぉぉぉおおおお!?』


固法『初春さん、他の風紀委員がもうそっちに来てると思うから、避難の手伝いをして』


固法『犯人の確保はあとでもすぐに出来るから、被害者を出さないようにするのが一番だから、お願いね』


初春「は……はい」


サーシライサン?アトゴジュウマイノコテッテルワヨ
ソンナ!ムリデスノ!


初春「………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:55:35.69 ID:sLkWxkY0<>初春「ということがあったんです!」


美琴「最後のは蛇足だと思うけど……」


美琴「とにかく、事件はもう起きちゃったし、避難を早くしないと」


初春「その辺はもう、店員さんに伝えたので大丈夫です」


初春「後は、佐天さんと御坂さんだけです、避難をしてください!」


佐天「初春は!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:57:22.69 ID:sLkWxkY0<>初春「私は風紀委員です、犯人を捜さないと……」

            バンク
初春「固法先輩が書庫≠ナ犯人の特定をしてくれていると思うので、確保はすぐですよ」


美琴「初春さんだけじゃ心配よ、私もいくわ」


初春「御坂さんだって一般人ですよ!避難、です」


初春「御坂さんが怪我でもしたら私白井さんに磔の刑にさせられちゃいますよ」


美琴「でも…………あれ?」


佐天「どうしたんですか?」


少女「おねーちゃーん」タタタッ


美琴「さっきの……女の子(……と、さっきのぬいぐるみ?)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:58:02.06 ID:sLkWxkY0<>美琴「まだ残ってたの!?早く、避難しないと……!」


初春「御坂さん!その子を連れて行ってください!次に爆発が起きたら危険です」


美琴「えっ……で、でも……」


初春「御坂さんが連れて行ってあげたほうが安全です、私は現場を離れられません」


美琴「……初春さん」


佐天「………いきましょう、御坂さん!」


美琴「佐天さん!」


佐天「初春はパンツを見せちゃう子ですけど、あたしたちよりもプロです!」


佐天「餅は餅屋って言うじゃないですか!あたしも心配だけど、邪魔になったらマズイですって」


初春「パンツは見せてません!!めくられてるんですよ!!」


初春「とにかく、早くしてください!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:58:59.17 ID:sLkWxkY0<>美琴「……………分かったわ」ハァ


美琴「風紀委員って皆、ほんっとに真面目で我が強いんだから……」


美琴「怪我だけはしないでね、この子も絶対怪我させないから」


初春「善処しますよ」


佐天「じゃぁ、キミ、行こうか」


少女「あっ……ちょっとまって」


美琴「あっ、こら!」


パタパタ


初春「………?」


少女「ふうきいいんのおねえちゃん、これ!」スッ


初春「ぬい、ぐるみ……?」


ズッ..............<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 22:59:48.58 ID:sLkWxkY0<>少女「メガネをかけたおにーちゃんがわんしょうつけたおねーちゃんにわたしてって!」


初春「わたして……?」


ブン!!


初春「―――――――!!」バッ!


少女「きゃっ!」ギュッ!


初春「逃げてください!!」


美琴「!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:00:28.61 ID:sLkWxkY0<>佐天「ぬいぐるみが、ひしゃ、げて………?」


美琴「……あれが、爆弾!?」


美琴「佐天さん、離れてて!!」ダッ!


佐天「えっ!?御坂さん!?」


美琴「(…………超電磁砲で、爆弾ごと吹き飛ばす!!)」スッ


ポロッ


美琴「(しまっ……!!)」


ズォオオオオオオオオオオオオオ!


美琴「(まにあわな……!)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:01:00.46 ID:sLkWxkY0<>




ドン!!




<> ドンっていう擬音を使いすぎでアレだなぁ<>sage<>2010/11/24(水) 23:01:46.67 ID:sLkWxkY0<>――――――裏路地


「おい!爆発したぞ!」


「うそ!?まだ風紀委員の子がいるって話し聞いたよ!?」


「マジかよ」


「死人とかでてねーよな」


男「…………」コソコソ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:01:55.61 ID:1F78lsAO<>ここの>>1 は律儀だな
ナイスガイ ってヤツだな。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:03:30.37 ID:sLkWxkY0<>男「ふふ、アハハ……」


男「あの爆発なら間違いなく逝っただろう……」


男「ククク……素晴らしいぞ!」


男「これで、僕は風紀委員に狙われるだろうが、これからも返り討ちにしてやる」


男「警備員の連中も……来る奴は全員な!!」


男「ふふふ……あーっはっはっはっは――――」


ドゴッ


男「は……?」


ガッシャーーーーーーーーン!


男「げふぅ!!――――な、なんだ!」


ザッ<> 483さン、ナイスガイとか、照れるじゃねェか///<>sage<>2010/11/24(水) 23:04:16.26 ID:sLkWxkY0<>美琴「はーい♪」フリフリ


男「は?(と、常盤台の子?)」


美琴「用件は言わなくても分かるわよね」ニコニコ


美琴「爆 弾 魔 さん♪」


男「!!」ビクッ!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:04:55.38 ID:sLkWxkY0<>男「はははっ……な、何のことだかさっぱり」


美琴「確かに、威力はたいしたもんよね」


美琴「でも残念」ニコッ


美琴「死傷者どころか、掠り傷すらだーれもいなかったわよ」


男「なっ!!そんなはずあるか!僕の最大出力だぞ!?」


美琴「ほぅ……?」ニヤリ


男「はっ!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:05:53.44 ID:sLkWxkY0<>美琴「なるほど、なるほど……最大出力ね」


男「い、いや、あまりにも物凄い爆発だったから……」コソッ


男「中の人はとても助からないんじゃないかと……」スッ


男「思って……ね――――――――!」バッ!


バシュッ!!


男「え?」


美琴「………………」パチッ


男「電……撃……?」


男「まさか、常盤台の……超電磁砲――――?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:07:41.64 ID:sLkWxkY0<>美琴「さぁ、潔くお縄につきなさい」コツ


男「ぐっ………」


男「ま、だだ……」


美琴「?」


男「風紀委員でもない奴に、捕まってたまるか!」


男「おおおおおおおおおおおおおお!!」スッ


美琴「!!」


ドンッ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:09:44.83 ID:sLkWxkY0<>ゴォオオオオオオオオオオオオオオ


美琴「煙……」


美琴「小規模な爆発で、煙幕代わりにしたのか……」


ダダダダダダッ!


美琴「はぁ……私から逃げようなんて、大した度胸ね」ヤレヤレ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:10:16.69 ID:sLkWxkY0<>ダダダッ!


美琴「まぁ、応用力と能力の制御の制度は合格点ってとこかしら」


美琴「……でもね、大能力者以上になれば、レーダーで物体の位置ぐらい分かるの―――」


バキッ!!


男「ぐふぅ!」


美琴「―――――よ?」グフゥ?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:10:45.89 ID:sLkWxkY0<>男「」ピクピク


美琴「気絶してる………」


ガサッ!


美琴「――――っ!誰かいるの!?」


ガチャ、バタン!


美琴「ちょっ!待ちなさいって……!!」


美琴「…………」


美琴「まさか……アイツ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:11:36.25 ID:sLkWxkY0<>――――――セブンスミスト女性洋服店コーナー


黒子「初春!無事でしたのね」


黒子「爆発が起きたと聞いたときはどうなったかと……」


初春「はいっ!御坂さんが助けてくれたんです」トイウカケッキョクキタンデスネシライサン


少女「おねーちゃんがたすけてくれたのー」ニコニコ


初春「ねー♪」


黒子「お姉様が……?」テレポートデヌケダシテキタンデスノ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:12:33.04 ID:sLkWxkY0<>黒子「……佐天さんは、見てませんでしたの?」


佐天「あ、ははは……いやー、情けない話、爆発の瞬間怖くて目を瞑っちゃってたんで」タハハ


黒子「………そうですの」ウーン


佐天「お役立てず、面目ない」イヤーマイッタ、ペシッ


黒子「いえ、仕方ありませんの(……初春たちがいた場所だけ全くの無傷)」


黒子「どういうことですの?」ハテ


少女「(おにーちゃん、どこいっちゃったんだろ?)」ハテ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:13:03.99 ID:sLkWxkY0<>―――――― 一階非常口


美琴「…………………」


美琴「(あの時……私の超電磁砲は間に合わなかった)」


美琴「(実際に……初春さん達を救ったのは)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:13:33.13 ID:sLkWxkY0<>―――――――――――――――


ゴォオオオオオオオオオオオオオ!!


美琴「間に合わな―――――!!」


ダッ!!


美琴「―――えっ?」


上条「……………!!」スッ


ドン!!


美琴「あ―――――」


シュゥゥゥ、パキン!


――――――――――――――――<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:14:16.50 ID:sLkWxkY0<>上条「〜〜〜〜〜〜♪」フンフフン、フンフフン、フッフッフーン♪


美琴「お帰りかしら?(―――――コイツだ)」


上条「あ?」マチブセデスカ


上条「悪いけど、今からお前の相手をする気力はねーぞー」


美琴「いいの?何かみんなあの場を救ったのは私だって思ってるみたいだけど?」


美琴「それに、今回の爆弾魔……アンタがぶっ飛ばしたんでしょ?」


上条「……さぁ?どうだかね?」


美琴「――――名乗り出れば、ヒーローよ」


上条「…………………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:14:52.73 ID:sLkWxkY0<>上条「…………何言ってんだ?」クスッ


美琴「えっ?」


上条「俺は別に誰かに感謝されたいから、風紀委員とあの女の子を助けたわけじゃねーよ」


上条「誰かが傷付くのが見てられなかっただけで、ヒーローなんてご大層なもんでもない」


上条「結局のところみんな無事だったんだからそれで何の問題もねーじゃんか」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:15:26.68 ID:sLkWxkY0<>






上条「………ヒーローなんて、必要ねぇだろ?」ニッ


美琴「―――――っ!」ドキッ




<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:16:10.94 ID:sLkWxkY0<>上条「じゃーな」ヒラヒラ


美琴「……………ちょっ!……行っちゃった」<> ツン<>sage<>2010/11/24(水) 23:16:48.42 ID:sLkWxkY0<>美琴「…………」


美琴「ヒーローなんて必要ない、ね」ボソッ


美琴「(ぐあああああああああああ!!ムカツクムカツク!!」)」イライラ


美琴「(スカシやがってぇ!!私に借りを増やしといて!私にしかそれを言わないなんて!!)」ムガー


美琴「………………ムカツクーーーーーーーー!!」


美琴「はぁ……はぁ……はぁ……うぅ……////」カァァ


美琴「(何よりムカツクのは……)」<> デレ<>sage<>2010/11/24(水) 23:17:18.66 ID:sLkWxkY0<>










美琴「(ちょっとカッコイイって思った自分が、一番、ムカツク………)」









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:17:51.86 ID:sLkWxkY0<>美琴「あああああああああああああ!!もう!!無し!!無し無し無し!!」ブンブン!!


美琴「ほんっと!!次あったときは黒焦げにしてやるんだから!!」ムキーーー


店員「(な、なんか怖くてお礼も言いにいけない……)」ガクブル<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:18:53.37 ID:sLkWxkY0<>









上条「…………動揺して、結局、買った物、渡せなかった」ドキドキ


上条「………」


上条「………はぁ」orz









<> 1にsagaが通用しねえ……泣<><>2010/11/24(水) 23:24:53.95 ID:sLkWxkY0<>今日の投下はここまでです!!
前回のレスではパジャマが意外と好評でよかったです。
やっぱ、可愛いですよね!!

と、今回は 美 琴 が デ レ ました!!
デレている美琴を書くのは凄く楽しい、にやける、フヘヘ

後、そげぶはそのときのノリで入れました。
sagaいれ失敗したけどね!(ダセェ

一通さン待ちの人は次の投下をおまちください、きっとでます!
ミサカも書きたいのよ、>>1は!

レス返しをしたいところですが、少し用があるので
終わった後、レス返しだけしていきますね。

では、今回もありがとうございました!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:26:35.79 ID:jTFZCcEo<>おう、待たせてもらうとするぜっ!

乙乙! いい上琴頂きました。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:29:07.31 ID:2vkuWm.0<>乙
上条さんも美琴さんもかわいい<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/24(水) 23:33:04.67 ID:1F78lsAO<>超乙ゥァァァァッ!
美琴のデレがきた!そして続きが楽しみでしょうがないぜ。

これから美琴の「デレ」は進行していく
『歩くような速さで』<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/25(木) 00:49:25.53 ID:SMIph5E0<>乙!
上条さんイケメンやん

次は一方さんだと……?
全裸で待機だな<> ただいま<>sage<>2010/11/25(木) 01:21:04.09 ID:6Dvx3Sg0<>よし、では、レス返しをば

>>430
可愛い上条さん……いいね。

>>431
リアルタイムで見てもらえていると分かるのでむしろ嬉しいですよ!
気にしないで下さい!

>>432
ギャップ萌えってやつか。
あの二人って……似合うの?いや、似合わないほうがむしろグッとくるのか?

>>433
>結論としてはかわいいは正義
真理乙

>>434
だらしねぇな

>>435
楽しみって言葉を見ると
俄然やる気が出ます!!うぉおお!書くぞ!!

>>436
>普通だったら年齢考慮しても全然OKだろう
美琴に言ってあげて!!>>1も言うから!

>>437
ニヤニヤ

>>438
気に入ってもらえて嬉しいです!
一通さンも、いかが?

>>439
どうして?ねぇ!どうして!?

>>440
可愛いヒロイン、ヒーローを目指していこう、うん<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/25(木) 01:26:07.62 ID:6Dvx3Sg0<>続き

>>505
いい上琴!?ありがとうございます!
>>1も自分で書いて、自分で補給する
自給自足生活ってこういうのを言うのね。

>>506
もっと、可愛くできるように頑張ります!
>>507
>これから美琴の「デレ」は進行していく
>『歩くような速さで』
遅すぎて泣けてくる……。
でも、そこが上琴のいいところですよね。
もどかしさとか、思い通りにならない感じ。
歯がゆくて、ニヤニヤできる、最高じゃんこれ。

>>508
>全裸で待機だな
ネクタイはしておいてね。
エロは無いけどね!ハハッ!!

沢山のレスありがとうございます!!
また、すぐ投下できるように頑張りますんで、よろしく!
ではー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/25(木) 08:10:42.78 ID:3i2JdQAO<>>>510
なん…だと…!?
「秘技・全レス返し」が炸裂した…

「歩くような速さ」で確実に美琴はデレデレに進んでいくな(ニヤニヤ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/25(木) 12:40:40.99 ID:ex5AgLgo<>いいないいな自給自足最高ですよね
そして他人が書く素敵な上琴を読むのも至福
自分が温めてた上琴ネタは最近放出しきって枯渇気味ですが
こういうの読むとまた書きたくなってくるわ・・・

一方ミサカの方も含め、次回も楽しみにしてます!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/25(木) 13:32:11.46 ID:DGfBhH.o<>>>512
お前が書いてた奴が分かった気がした。次の作品も期待してるぜ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/25(木) 13:35:10.66 ID:DGfBhH.o<>おっと、言い忘れてた。>>1乙!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/25(木) 22:11:06.67 ID:AQTFUzw0<>>>1乙
やっぱり美琴のデレは良いなww
次回の一方ミサカも楽しみにしてるぜ!<> ここから先は1方通行だ!<><>2010/11/28(日) 22:13:19.93 ID:IfdqtZM0<>どォも。
今日も投下を開始していきたいと思います。
………うん、まぁ、慣れない事するもんじゃねぇなって感じです
よそろしければ、どぞ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:15:23.58 ID:IfdqtZM0<>――――――七月十九日通学路


一方通行「……………」カッカッ


一方通行「……………」


一方通行「あ゛ーーーー……」カッカッ


一方通行「ついに始まっちまったなァ、夏休み」


一方通行「これから、何時に起きてもたたき起こされる事なくだらけられるのか」


一方通行「……………楽しみだぜェ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:17:06.13 ID:IfdqtZM0<>一方通行「(そォいや、最近、ミサカの奴に会ってねェな)」


一方通行「(いや、別に俺が会いたいわけじゃねェし?)」


一方通行「(アイツも俺以外の奴とは出かけたことねェから、相手してやるかってだけだしなァ)」


一方通行「(あ、俺、今日飯の当番じゃねェか?)」


一方通行「飯作ってやンのもいいかァ?」


一方通行「…………ァ?」


ミサカ「………………」


一方通行「ちょォどいい、今日は吉日かァ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:17:39.31 ID:IfdqtZM0<>カッカッカッカッカッカッ


一方通行「よォ、久しぶりじゃねェか」


ミサカ「……………」


一方通行「ミサカさァン?」


ミサカ「……………?」


一方通行「なァに、死人に会ったような顔してンですかァ?」


一方通行「流石の俺も、それは寂しく思っちまうよなァ!ギャハッ!」


ミサカ「…………えぇっと」


一方通行「おォ、おォ、寝ぼけてンのかァ?お目覚めのキスでもしてやろォか?クカカ!」


ミサカ「…………アンタ、誰?」


一方通行「…………カ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:18:20.49 ID:IfdqtZM0<>一方通行「……オイオイ、冗談きついぜェ?」


一方通行「まだ寝ぼけてンのか?」


ミサカ?「いや、寝ぼけてるも何も私はアンタのことを知らないし……」


一方通行「いやいや、寝ぼけてンのはお前だろォが」


一方通行「確かに、二週間近く会わなかった事けどよォ」


一方通行「冗談でも、笑えねェよ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:18:52.27 ID:IfdqtZM0<>ミサカ?「私、記憶力には少しは自身あるんだけど……」


ミサカ?「―――――あぁ、そっか」ポン


一方通行「ハッ、謝るってンなら今のうちだぜェ?俺は温厚だからよォ」


一方通行「許してやってもいいぜェ?」


ミサカ?「全く、ナンパならもっとうまくやりなさいよね」


一方通行「………はァ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:19:32.33 ID:IfdqtZM0<>ミサカ?「一体全体、何年前のナンパの仕方だっつーの」


ミサカ?「まだ、ストレートに誘われた方が考えずに焼けるってのに」


ミサカ?「無駄な事に頭使わせないでよね……」ハァ


一方通行「無駄ァ!?」


一方通行「オイオイオイオイオイオイオイ!」


一方通行「コイツァ、マジモンですかァ?」


一方通行「記憶喪失とか今日び流行りませンよォ?」


ミサカ?「アンタの方こそ頭に蛆でも湧いちゃったクチじゃないの?」


ミサカ?「あーあー、ホント夏ってバカが多いんだから」


一方通行「………………」ピキッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:20:18.32 ID:IfdqtZM0<>一方通行「アハ」


一方通行「この俺を捕まえて、バカたァ、いい度胸じゃねェか?あァ?」


一方通行「オーケェーイ、二度とンな『バカ』な事いえねェ体にしてやンよ」


ガシッ


ミサカ?「ちょっと、離しなさいよ」


一方通行「ハッ!泣いて謝るってンなら、離してやらないでもねェよ」


一方通行「無様に頭擦り付けて、『ごめんなさい一方通行様』ってなァ!」


ミサカ?「……死んでもごめんね」


ミサカ?「にしても力ないわね、アンタ……さっさと離してもらえる?」


ミサカ?「『白もやし』」


一方通行「よほど死にてェみたいだ……!」


一方通行「……………もやし?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:22:14.23 ID:IfdqtZM0<>ミサカ『なかなかに暴力的ですね、このもやし』


『このもやし



                このもやし



                                   このもやし』


一方通行「――――――――!!!!!」ハッ!<> トラウマフラッシュバック!<>sage<>2010/11/28(日) 22:23:06.54 ID:IfdqtZM0<>ミサカ?「おっ………離れ――――」


一方通行「……………………」


ガクッ!!


ミサカ?「………へ?」


一方通行「」orz<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:23:54.20 ID:IfdqtZM0<>ミサカ?「ちょ……ちょっと!?アンタどうしたのよ!」


ミサカ?「うわ!精気のない顔してる!?」


一方通行「モヤシモヤシモヤシモヤシモヤシモヤシモヤシ」orz


ミサカ?「怖っ!何呟いてんの!?」


一方通行「」チーン


ミサカ?「あー、もう!!と、とりあえず運ばないと!」


ミサカ?「きゅ、救急車のほうがいいわよね……」


一方通行「」ブクブクブクブクブク


ミサカ?「白め剥いて泡吹き始めた!!?」


ミサカ?「あー……」


ミサカ?「不幸だーーーーーーーーーーーーー!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:32:54.33 ID:IfdqtZM0<>









上条「っくしょい!!」


上条「…………?」ズズ









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:33:34.91 ID:IfdqtZM0<>―――――同時刻


上条「いやー明日から夏休みかー!」ンーーー


上条「上条さんはやっと学業から解放されるんですねー」


上条「………とりあえず、宿題は早めに片付けておいた方がいいな」


上条「俺の不幸具合からすれば、宿題をなくす事なんて造作もねーかんな」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:34:16.65 ID:IfdqtZM0<>上条「(……と、そうだ、学校も早く終わったし、御坂をさがさねーと)」


上条「(汚れたり、無くしたりする前に渡しておかないと、買った意味ねーし)」


上条「(それに……ちょっと、会いたいなー、なんて)……はっ!!」


上条「いやいや、俺は何を言ってんだ!おちけつおちけつ!!……落ち着け!!」


上条「そう、お礼だ、お礼なんだコレは!『ただの』お礼だ!うん!」


上条「……と、とりあえず、この前のゲーセンからあたってみるか」


トコトコ


上条「お?」


美琴「……………」キョロキョロ


上条「い、いた………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:34:55.21 ID:IfdqtZM0<>美琴「…………」キョロキョロ


上条「(何か探してるのか……?)」


上条「(邪魔しちゃ悪いよな……いや、ここで手伝うようにすればその後話しやすいな)」


美琴「……………」キョロキョロ


上条「(……よし!)お、おーい」


美琴「…………?」キョトン


上条「何か探してんのか?それとも待ち合わせ?」


上条「……探しものなら俺も手伝うぞ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:35:42.02 ID:IfdqtZM0<>美琴「……確かに、ミサカは探しものをしていますが、とミサカは肯定します」


上条「おっ!なら手伝うぜ、何を探してんだ?」


美琴「ですが、アナタに探してもらう義理はありません、とミサカは提案を拒否します」


上条「へっ?」


美琴「実験関係者では無い人間と無用な接触は控えるべき、とミサカは判断します」


美琴「……アナタが何の思惑をもってミサカに接触したのかは不明ですが」


美琴「関係者でなく、面識もないアナタの提案は危険だとミサカは確信しました」


上条「えーっと……あの、御坂さん?」ナニカヘンヨ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:36:13.30 ID:IfdqtZM0<>美琴?「アナタと話す事は何もありません、とミサカは距離をとります」


上条「お、おい……」


美琴?「ミサカには他に会う人物がいるので……では、さようなら」ペコリ


上条「あっ………」


スタスタスタスタ


上条「み、御坂………」


上条「……………」


上条「不幸だ………」<> 美琴とミサカさんまじ冷たい<>sage<>2010/11/28(日) 22:37:13.18 ID:IfdqtZM0<>――――――数十分後第七学区とある公園内


一方通行「」チーン


美琴「……ケータイで救急車呼ぼうとしても、何故か電波が切れてるし」


美琴「公衆電話もいつの間にか取り壊し工事でなくなってるし……」


美琴「結局、連絡できなかった……って誰に説明してんのよ、私」


美琴「にしても……」


一方通行「」チーン


美琴「コイツ誰なのかしら?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:37:55.14 ID:IfdqtZM0<>美琴「ナンパにしてみれば、馴れ馴れしいにも程があったし」


美琴「私が知らないことに関して本気で怒ってた……」


美琴「どこかで私を見かけた、もしくは」


美琴「『私にそっくりな人間』と知り合いなのか」


美琴「(……まさか、あの噂は本当?)」


美琴「……まさか、ね」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:38:28.00 ID:IfdqtZM0<>美琴「………んー、結局コイツが起きない限り、分からないのよね」


美琴「ほーら、さっさと起きなさいって」ペチペチ


一方通行「―――――ゥ、ぐゥ……」


美琴「おっ!起き――――」


一方通行「」ガクッ


美琴「――――てないのね」


美琴「本当に病気なのかしら?」ウーム


美琴「風邪なら、面倒な病気になったり……洒落になんないわよ、それ」


美琴「うーん、仕方ないわね………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:39:16.43 ID:IfdqtZM0<>―――――とある公園前


上条「…………はぁ」トボトボ


上条「アイツ、昨日の事怒ってんのかな……」


上条「なんか態度がそっけなかったし、キャラが違ったように見えたし」


上条「全体的に変だったというか……」


上条「嫌われちまってんのか?」トボトボ


上条「もう少し日を置いた方が渡しやすい――――あれ?」


美琴「…………」


上条「(あれ……御坂……と)」


一方通行「」


上条「(一方、通行!?)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:39:53.32 ID:IfdqtZM0<>上条「(あの二人って知り合いだったのか!!?)」コソコソ


美琴「………」


一方通行「」


上条「(超能力者同士だから、会った事が?)」


上条「(で、でも、一方通行が進んで人と交流をしようなんて、する奴じゃないぞ?)」


上条「(も、もしかして……)」


上条「(こ、恋人とかか!!!?)」ガーン<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:40:51.39 ID:IfdqtZM0<>美琴「…………」スッ


上条「(な、ないないない!!似合わないよ!うん!主に一方通行のほうが!)」


上条「(一方通行が御坂と、アーンとか、腕組んで歩いたりとか!)」


上条「(アレとかソレとか、[ピーーー]とか[らめぇぇっ!]とか!!?)」


上条「(うわあああああああああああああああ!!)……あ?」


美琴「…………」ピト


一方通行「」ピタ


上条「(……………)」


上条「(なんで、熱測ってんの?)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:41:25.19 ID:IfdqtZM0<>









上条「(おでこで)」









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:42:54.82 ID:IfdqtZM0<>――――――公園内


美琴「んー……仕方ないわね」


美琴「まず、風邪なのか、そもそも病気なのか確認しないと、どうしようもないわね」


美琴「温度計がないのよね………」ウーム


美琴「………ちょっと、古典的だけど」


美琴「(人もいないみたいだし、問題ないでしょ)」


美琴「………よっと」ピト←手を額に当てている


一方通行「」ピタ


美琴「全然分かんないわね……ウチの母はなんでわかったのかしら?」ジュクレンノカントカ?


一方通行「………ふゥ」


美琴「………なんか気持ちよさそうね、理不尽だわ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:44:04.93 ID:IfdqtZM0<>美琴「でも、(倒れたのが私のせいな気がするから)このまま放っとけないしなー………」


美琴「………よし」


スッ


美琴「―――――んっ」ピト←額と額をあわせている


一方通行「……………」ピタ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:44:41.50 ID:IfdqtZM0<>美琴「……………………」スッ


美琴「冷たい……ってことは、熱風邪じゃないわけね」


美琴「はー、良かった良かった」


美琴「私のせいで病気を再発させちゃったのかと思ったわ「おい」―――よ?」


上条「お前………なにやってんだ」


美琴「ア、(み)」


美琴「アンタ(見られたあああああああああああああああ!)」<> おでこで熱測りとかしてもらいたい<>sage<>2010/11/28(日) 22:45:42.19 ID:IfdqtZM0<>上条「えーっと、その、御坂さん?」


美琴「うっ……な、なによ」


上条「そこのお方と何しちゃってるんでしょうか?」アハハ


美琴「や、やっぱり見たわね!!」


美琴「わ、私はコイツがいきなり倒れたから看病しただけよ!!」


上条「……それがどうして、おでこピタッなんでせう?」


美琴「う、うるさい!!熱があるのかと思って測ったのよ!!」


上条「他に方法あるでしょう!?病院にさっさと連れてってあげろよ!?」ガーン<> 実際上条さんはイライラ☆してるよ<>sage<>2010/11/28(日) 22:46:40.20 ID:IfdqtZM0<>美琴「だ、だって………」


美琴「私にいきなり話しかけてきて、それで、急に倒れたから……」


美琴「わ、私、テンパッちゃって、携帯も電波が届かなくて、救急車呼べなくて」


美琴「私のせいで、取り返しの付かないことになったらどうしようって!」ガシッ


上条「お、おい……!」ドキッ<> 色々ありすぎてテンパル美琴さん<>sage<>2010/11/28(日) 22:47:28.42 ID:IfdqtZM0<>美琴「コイツ大丈夫なの!?新種の病気か何か?話すと倒れてる病気って何!?」


上条「お、落ち着け!(ち、近い!)」ドキドキ


美琴「今からでも、病院連れてって大丈夫「ンン……」―――!!」


一方通行「ンー……?俺ァ?あァ?」ボケー


美琴「お、起きた……ど、どうしよう!お、怒られる!?」


上条「に、逃げよう!!御坂、一方通行の視界から消えるんだ!」


美琴「え?で、でも……」


上条「いいから!起きたから大丈夫!」ギュッ


美琴「……あっ」ドキッ


ダダダダッ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:48:08.26 ID:IfdqtZM0<>









一方通行「あァ?あれ?今、上条が……」


一方通行「……記憶が抜け落ちちまってンし、夢でもみたかァ?」チラッ


一方通行「……おっとォ、調整の時間が近いじゃねェか」


一方通行「別に、ミサカの奴探さなくても、研究所にいきゃ、見つかる確率たけェな」


一方通行「しゃァねェ、いくかァ」


一方通行「……しっかし、三下の夢を見ちまうたァ、俺も末だな、気分悪ィわ」









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:49:17.20 ID:IfdqtZM0<>―――――研究所


天井「来たか、待っていたぞ」


一方通行「………ふン、毎月、中年とデートなンざ、ごめンだがなァ」


天井「……私もそちらの趣味は無い、デートなど気味の悪い事は言わないでほしいがね」


一方通行「ハッ、そりゃ、そうだァ」


一方通行「じゃァよォ、胸糞悪ィ調整をさっさと始めてくンねェか?」


一方通行「俺も、暇じゃないンでね」


天井「せっかちな奴だ、だがまあいい、今日の私は気分がいいからな」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:49:57.40 ID:IfdqtZM0<>一方通行「あァ?お友達が誕生日パーティでもしてくれるってのかァ?」


一方通行「それとも、てめェ好みの娼婦でも抱いたンですかァ?」


天井「ははは、そんな小さなレベルの喜びじゃないさ」


天井「そう、誕生日なんてちゃちなものじゃない、この学園都市の記念日になるだろう計画」


天井「その準備が始まるんだからな」


一方通行「…………なに?」ピクッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:50:59.93 ID:IfdqtZM0<>一方通行「オイ、天井、どういうこったァ」


天井「………ふふふ、喜べ一方通行、貴様はもう調整を受ける必要はなくなった」


一方通行「無視してンじゃねェよ、説明しろ」


天井「あぁ、いいさ!貴様の望み、ひいては学園都市の悲願が叶う時が来たのだよ!!」


一方通行「…………俺の望みィ?」


天井「貴様が能力をもってから望んでいた事だ」


天井「『最強ではなく無敵になる』」


天井「戦おうという事を考える事すら馬鹿馬鹿しくなる、そんな無敵な存在になれるのだ」


一方通行「ンなことを言ってたときもあった―――――!」


一方通行「オイ、まさか………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 22:52:57.69 ID:IfdqtZM0<>天井「気付いたようだな、その通りだ!」

       レベル6シフト
天井「絶対能力進化計画=c…その計画が最終準備段階に入ったのだよ!」


一方通行「絶対能力進化計画………」

                 SYSTEM
一方通行「神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの=v


天井「ククク、一方通行、貴様はそれに辿り着く唯一の存在であることが分かった」


天井「妹達を二万体殺す事でな!」


一方通行「………………シス、ターズ?(なンだ?)」


一方通行「二万体…………?(何か、違和感が……)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:53:51.52 ID:IfdqtZM0<>ミサカ『アナタは、優しいのですね』


一方通行「(違う………)」


ミサカ『ミサカは睡眠が恋人です、とミサカはキメ顔で胸を張ります』


一方通行「(………あれは、別人?)」


ミサカ『…………アンタ、誰?』


一方通行「(明らかに、俺を知らない人間の言葉……)」


ミサカ『ミサカと、なるべく仲良くしてあげてください、とミサカはお願いします』


一方通行「(ミサカと………?)―――――――――っ!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:55:01.62 ID:IfdqtZM0<>一方通行「天井ィ!ミサカの奴が……!」


天井「ん?その通りだ、標的は彼女『達』だ」


天井「標的は超電磁砲のDNAから生み出されたクローン体」


天井「そいつ等を二万通りの戦闘環境で二万回殺害する」


天井「時間は多少かかるが、二百五十年間カリキュラム通りに計画を進める二百五十年法よりはずっと早い」


一方通行「…………………」ビキビキ


天井「まぁ、『可哀想な妹達』はさしずめ、実験動物≠ニいう事だな」


一方通行「天井ィいいいいいいいいいいいいいいい!!」ピシッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:55:32.66 ID:IfdqtZM0<>ゴォッ!!


ガンッ!!


天井「―――――かっ!!」


一方通行「なァに、狂気染みた事言ってんですかァ?」


一方通行「妹達を、クローンを二万人ーピーーー]?実験動物=H」


一方通行「ふ ざ け ン な」ギリッ<> しまった……<>sage saga<>2010/11/28(日) 22:56:33.99 ID:IfdqtZM0<>天井「ぐっ……は………」


一方通行「計画を永久に凍結しろ」


一方通行「でねェと、殺す、なァに、方法はいくらでもあンだよ」


一方通行「く……は……てめェの天秤は実験とてめェの命どっちだ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 22:57:15.92 ID:IfdqtZM0<>天井「……………」


一方通行「オイオイ、気絶でもしちまったンですかァ?」


一方通行「仕方ねェ……手始めにこの研究所から潰してやンよ」


天井「………無駄だ」


一方通行「………なァんだ、起きてンじゃねェか」


一方通行「じゃァ、拷問開始ですかねェ………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 22:58:07.86 ID:IfdqtZM0<>天井「――――くっ!!」バッ!


一方通行「あァ?ンな鉄棒持って何しようと」


天井「おおおおおおおおおおおおお!!」ブン!


一方通行「ばァか……俺の能力忘れちまったのかよ――――」


ゴッ!!


一方通行「………は?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:59:06.41 ID:IfdqtZM0<>ゴギッ―――――!


一方通行「あ――――が――――ふ………!」


ヒュッ!


一方通行「!!!」


ガシャアアアアアアアアアアアアン!


一方通行「がふ、ゴホッ!!カッ!?」ゴホゴホ


天井「ハァ………はっ……ははっ……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 22:59:38.61 ID:IfdqtZM0<>ゴギッ―――――!


一方通行「あ――――が――――ふ………!」


ヒュッ!


一方通行「!!!」


ガシャアアアアアアアアアアアアン!


一方通行「がふ、ゴホッ!!カッ!?」ゴホゴホ


天井「ハァ………はっ……ははっ……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:00:30.35 ID:IfdqtZM0<>一方通行「ハァハァハァ……(反射が……いや)」


一方通行「(能力の演算が………出来ねェ、だと?)」


天井「く、ふふ、先月に言っただろう?貴様への対策は出来ていると」ハァハァ


一方通行「なンだと……」


一方通行「AIMジャマー程度、なら……俺の能力で有害な音を、反射すりゃァ……」


天井「そんなものが役に立たない事は分かりきっている」


天井「なぜ、どうして、貴様の調整をする必要があったか……」


天井「全ては、貴様の能力を大幅に制限するためだ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:01:11.94 ID:IfdqtZM0<>一方通行「…………制限、だと?」ヨロヨロ


天井「貴様が能力を発動するために必要な、その電極チョーカーだが」


天井「それは、事故で失った脳の演算能力を補助するためにつけられた」


天井「樹形図の設計者と同等の計算処理の能力をもった世界唯一の小型電極だ」


天井「だが、それは、あくまで貴様だけへのメリット……」


一方通行「て、めェ………細工してやがったのかっ!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:02:33.58 ID:IfdqtZM0<>天井「細工自体は初めからしてあったさ」


天井「学園都市が貴様のような化け物を野放しの状態で野に放すわけがなかろう」


天井「…………話を戻すが」


天井「その電極は高速CPUと共に特殊な電磁波を使って能力使用を可能にしている」


天井「――――その電磁波を妨害する電波を作ったのだよ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:03:12.81 ID:IfdqtZM0<>一方通行「……………」


天井「外に出ようとしても無駄だぞ?」


天井「この電波は貴様のCPUを経由して、電磁波で線を繋いでいる」


天井「つまり、どこにいようとも好きなときに貴様の能力は使用不可にできるのだよ」


一方通行「……………」


天井「実験を受け入れろ、一方通行……そうすれば、抵抗しない限りいつでも能力は使えるぞ?」


天井「そして、お前の望んだ能力も手に入る、どうだ?」


一方通行「………………」


一方通行「…………あァ」


一方通行「確かに、素敵な提案だァ」ヨロッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:04:07.39 ID:IfdqtZM0<>一方通行「俺に近づくバカもいなくなるし、俺も静かに誰とも干渉せず暮らしていける」


一方通行「………最っ高じゃねェか」


天井「そうだろう?うんざりしていた世の中から解放されるんだ」


天井「受け入れたなら、すぐにでも実験を始めようでは「クソッタレだ」……なに?」


一方通行「最っ高だ………」カツッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:04:48.60 ID:IfdqtZM0<>









一方通行「最っ高に、クソッタレだっつってンだよォ!!」ブン!!








<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:05:27.71 ID:IfdqtZM0<>天井「―――――ひっ!!」


ガシャアアアアアアアアアアアアン!!


天井「な、何をする!!イカレたのか!?」


一方通行「イカレてンのはそっちだろォが………」カツッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:06:16.43 ID:IfdqtZM0<>一方通行「あァ、そうだ」


一方通行「俺は誰とも干渉したいなンざァ思ってねェ」


一方通行「俺と関わったって、碌な事にならねェからなァ」


一方通行「……俺は化け物だ、触れただけで世界だってぶっ壊せるくらいには」


一方通行「核食らおうが、隕石が直撃しよォが死にはしねェ」


一方通行「だからこそ」


一方通行「俺のよォな、化物がなンの罪もねェ善人≠殺せねェ」


一方通行「俺に殺されるために命生み出されて、死ぬなンざ、イカれてる」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:07:05.35 ID:IfdqtZM0<>









一方通行「そンな理由であいつが殺されていい事にはならねェだろうがァ!!」









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:07:57.11 ID:IfdqtZM0<>天井「足掻くにも貴様には何が出来る?能力が使えない貴様なぞ、一般人以下でしかない」


一方通行「方法はいくらでもあるぜェ……?」


天井「何?」


一方通行「例えば、この鉄の棒……一見ただの棒ですがァ?」ガシッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:08:07.40 ID:QwDDsxUo<>一方さん……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:08:34.35 ID:IfdqtZM0<>一方通行「振るだけで凶器になりまァす」スッ


天井「なっ!」


一方通行「死ね、オラァ!!!」ブン!


天井「うわぁ!!」


一方通行「おっとォ、外しちまったァ……」


天井「くそっ!!」ガシッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:09:46.98 ID:IfdqtZM0<>一方通行「…………」


天井「両手が使える分、私のほうが有利である事には変わりないぞ!」


天井「貴様は、能力がなければただのガキなんだよ!!」ヒュッ!


一方通行「おォ?足がすべっちまったァ!」ガクッ!


天井「はっ?――――――ゴフッ!!」ゴッ!


ガタァン!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:10:33.26 ID:IfdqtZM0<>天井「(わ、わざと体制を崩して頭突きしてきやがった!!)」ゴホゴホ!


一方通行「こっちは少しは喧嘩慣れしてンだよ、悪知恵ならいくらでも働くっつーの」スクッ


天井「くそっ!!クソッ!!私を殺してどうする気だ!!」


一方通行「知らねェよ」スッ


天井「私を殺しても計画は止まらない!!研究所を壊したって無駄だ!」


一方通行「そォかよ」


一方通行「まァ、だとしてもてめェを殺す事は変更されねェがな」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:11:35.23 ID:IfdqtZM0<>天井「ふざけるな!!この人殺しが!!」


一方通行「まだ殺してねェし、それをてめェに言われたくねェよ」


一方通行「俺は、ミサカの奴を実験動物っつったことが許せねェだけだ」


天井「くそ!!芳川の奴め!!これが、コレが狙いだったのか!!」


天井「化け物が!!いっぱしの感情をもちやがってぇ!!」


一方通行「言ってろ、クソッタレが…………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:12:37.02 ID:IfdqtZM0<>一方通行「さて、と………」


一方通行「そろそろ……終わりにすっかァ?」スッ


天井「ひっ!!」


一方通行「安心しろォ、てめェが死ンだら、俺も後を追ってやンよ」


一方通行「イカレた研究者とイカレた化け物が消えりゃ、あいつ等も生きてけるだろォ?」


一方通行「………死ンで、あの世で詫びやがれェ!!」


バンッ!!


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:13:21.20 ID:IfdqtZM0<>ミサカ「待ちなさい!!一方通行!!」


天井「!!」


ピタッ!


一方通行「……………ミ、サカ?」


ミサカ「〇〇〇〇三号!一方通行を、取り押さえてください、とミサカは指令を下します」


〇〇〇〇三号「了解しました〇〇〇〇二号、とミサカは承諾します」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:14:09.28 ID:IfdqtZM0<>ガシッ!


一方通行「――――何しやがる、ざけンなァ!!」


〇〇〇〇三号「残念ですが、それは出来ません、とミサカは拒否します」


一方通行「離せェ!!離しやがれ!!」


〇〇〇〇三号「実験において、アナタと天井博士を失う事は障害になります」


〇〇〇〇三号「よって、アナタの提案は受け入れられません、とミサカは再度拒否します」


一方通行「クソッタレ!!どォしてだ!!」


〇〇〇〇二号「〇〇〇〇三号、〇〇〇〇一号が戻ってくるまでに彼を外に運び出してください」


〇〇〇〇三号「………了解しました」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:14:51.50 ID:IfdqtZM0<>〇〇〇〇二号「……天井博士、お怪我はありませんか?とミサカは問いかけます」


天井「………邪魔だ」


〇〇〇〇二号「はい?」


天井「どけっ!!」ドンッ!


〇〇〇〇二号「―――――あっ」フラッ


ピッ


一方通行「―――――!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:15:32.64 ID:IfdqtZM0<>〇〇〇〇二号「―――っ………」ツー


天井「乱造品が!!きっちりこの化け物を片付けておけよ!」


一方通行「てめェ!!」


バタバタ!


バタン!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:18:13.96 ID:IfdqtZM0<>一方通行「天井ィいいいいいいいいいいい!!戻ってきやがれェ!!」


〇〇〇〇三号「〇〇〇〇二号」


〇〇〇〇二号「腕に軽微の損傷をしただけです、問題ありません」


〇〇〇〇二号「ミサカの事は構わず、彼を運び出しましょう」


一方通行「オイ!!どこが軽微だ!!深く刺さってンぞ!」


〇〇〇〇二号「腕自体の機能は失っていません、実験にも参加は可能です」


一方通行「そォじゃねェだろォが!クソ!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:18:53.81 ID:IfdqtZM0<>〇〇〇〇三号「行きましょう、一方通行、天井博士を追ってもアナタには何も出来ません」


一方通行「ふざけンな………てめェら、死ぬかもしれねェンだぞ?」


一方通行「どォして、平気でいられる!」


〇〇〇〇二号「……それがミサカ達の存在理由だからです」


一方通行「……………なンだと?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:20:02.37 ID:IfdqtZM0<>〇〇〇〇ニ号「アナタの為に生まれ、アナタの為にアナタの手で殺される」

                                モルモット
〇〇〇〇二号「妹達はアナタの為のアナタだけの実験動物≠ナすから」


一方通行「――――――………それで、いいのかよ」


〇〇〇〇二号「はい、とミサカは首を縦に振って答えます」


一方通行「………………………」


〇〇〇〇三号「一方通行?」


一方通行「離せ、一人で帰る」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:20:34.39 ID:IfdqtZM0<>〇〇〇〇三号「…………………それは」


〇〇〇〇二号「いいでしょう」


〇〇〇〇三号「いいのですか?とミサカは〇〇〇〇二号の提案に困惑します」


〇〇〇〇二号「もう、彼に天井博士を追う気力は無いように見えます」


〇〇〇〇三号「―――――ですが」


〇〇〇〇二号「すでにタイムオーバーです」


〇〇〇〇三号「…………もしや、〇〇〇〇一号が?」


〇〇〇〇二号「はい、戻ってきました、とミサカは最悪の事態を伝えます」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:21:21.51 ID:IfdqtZM0<>―――――研究所入り口


ミサカ「結局寮にも戻ってきていませんでした……」


ミサカ「むぅ……せっかく珍しい魚を買って来たというのに」


ミサカ「頭部から尾にまで餡子が入っている魚がいるとは……」


ミサカ「外の世界は不思議な生物であふれています、とミサカは驚愕しました」


ミサカ「彼も驚くと思ったのに……仕方ありませんね」


ミサカ「四尾いるので〇〇〇〇二号と〇〇〇〇三号、それに芳川博士に分けてあげましょう」


ミサカ「ミサカは心が広いですね、とミサカは自画自賛します」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:22:01.57 ID:IfdqtZM0<>ミサカ「しかし、なぜ先ほどからネットワークに反応がないのでしょう?」


ミサカ「まさか、ミサカは仲間内ではぶられてしまったのではと………おや?」


一方通行「……………………」カツッカツッ


ミサカ「あ、一方通行!!」パタパタ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:22:53.19 ID:IfdqtZM0<>ミサカ「今日は調整の日だったのですね、うっかりしていました……」


一方通行「………………」カツッカツッ


ミサカ「一方通行!外で珍しい魚がいましたよ」


ミサカ「タイヤキ、というのですが」


ミサカ「なんと!!体中に餡子が入っているのです!とミサカは驚きの報告を………」


一方通行「………………」カツッカツッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:23:48.46 ID:IfdqtZM0<>ミサカ「一方通行?元気がないようですが……」


一方通行「……………」カツッカツッ


ミサカ「あの……無視とは、ミサカは何かしましたか?とミサカは困惑しながら問いかけます」


一方通行「………………」ピタッ


ミサカ「……………一方通行?」


一方通行「―――――どォしてだ」


ミサカ「…………?」


一方通行「どォして、言ってくれなかった―――――?」


ミサカ「えっ………?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/11/28(日) 23:24:23.47 ID:IfdqtZM0<>一方通行「俺が、お前らを殺さなきゃいけない事を、言ってくれなかった」


ミサカ「……!!」


一方通行「………………俺には、どうすることも出来ねェ」


一方通行「化け物には、ヒーローごっこすら、出来はしなかった」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:24:56.91 ID:IfdqtZM0<>














一方通行「…………ごめン」














<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:25:54.44 ID:IfdqtZM0<>ミサカ「………あ、一方通行」


一方通行「―――――じゃァな」


ミサカ「ま、って……下さ……」


ポロッ


グシャ


ミサカ「あっ……」


ミサカ「……………」


カツッカツッカツッ................


ミサカ「―――――ごめんなさい、一方通行」<> 1のクソッタレです<><>2010/11/28(日) 23:30:36.79 ID:IfdqtZM0<>今回はここまで。
うん、えぇ、なれないです。
書いてる自分が辛かったというか……
原作ではどういう気持ちでこのレベルシフトの話を聞いてたのかなぁ、と思いながら書いてました。
暖房をつけてない寒い部屋で汗かいてたよ!
いいのか?これで?とか、ほのぼのじゃなかったっけ?とか
こうなる事は予定はしてたのですが、うん!非常にやりにくいね!



化け物を語る少年はヒーローになれるのか
本当にヒーローは必要ないのか?



……一部の終わりはすぐそこです。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:32:41.08 ID:qfEx0HIo<>いつかはこの流れが来ると思ってた
辛いけど、書いてる>>1の強い想いが伝わってくるみたいで引き込まれたわ・・・
ゆっくりまってるのでがんばってください<> 今回は72回も投下してました<>sage<>2010/11/28(日) 23:39:06.72 ID:IfdqtZM0<>では、恒例のレス返しをば

>>511
>>1は可能な限り全てレスを返します!
感謝の気持ちはしっかり伝えないと!
次の投下ではもっとデレれるといいなぁ……(ニヤニヤ

>>512
そうですよね!!
>>1も上琴ネタをたくさん見てきましたが
自分が書く上琴、他人が書く上琴、どちらも元気がもらえます!(自分のは書いてる時のみ
ぜひぜひ!次にネタを書いた時は教えてくださいね!
……一方ミサカは、うん、すみませんでした


>>513
凄いな、どうして分かるんだ
>おっと、言い忘れてた。>>1乙!!
オイ!忘れないでよ!

>>515
今回はすみませんでしたあああああああああああああああ!


期待された分、今回のは非常に気が重いや……(ハハッ!


では、レスありがとうございました!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:39:42.55 ID:f9DDFBY0<>なんだかあとがきも含めて深く考えられる話だった。
すごくよかったと思う。
こうゆう話は書くのにすごく精神いるだろうし、
主のペースで質のいいものを作ってくれると嬉しいな。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:39:51.53 ID:QwDDsxUo<>これはキツい……
だが面白いっ!

乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:45:48.10 ID:lByCj2I0<>乙!
わかってた。
わかってたけど、この流れはやっぱりつらいな……。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:55:07.45 ID:IP5Za.E0<>乙
一方ミサカはないのか?一方ミサカはないのか?一方ミサカはないのかぁぁぁぁぁあああああぁぁ!?

一方ミs(ry以下エンドレス<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 00:45:06.18 ID:ItsZUoAO<>ちょっと一方通行のかわりに天井殺してくるわ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 00:51:01.07 ID:EaiSNhE0<>じゃあ、>>597が行ってる間に俺がミサカを貰っておくわ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 00:59:33.36 ID:hVFAx6Uo<>じゃあ俺はその隙に美琴を貰ってくわ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 01:00:06.23 ID:hqck9jgo<>え?美琴なら俺の横で寝てるけど<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 01:01:39.81 ID:0Wuoevwo<>美琴なら上条さんとイチャコラしてるよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 01:16:59.29 ID:hVFAx6Uo<>>>600
こいつ上条さんじゃね?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 01:35:47.02 ID:S8fDikDO<>乙!すごい惹きこまれる文章だった。
ハッピーエンドになるといいな。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 16:45:07.75 ID:mwx1Wgwo<>それでもデルタフォースならっ…

デルタフォースならなんとかしてくれる…っ!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 23:05:17.72 ID:uJnSIAAO<>ここの一方さんは上条さんだけじゃなく青ピと土御門もいるんだよな

マジ期待<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/30(火) 10:36:14.51 ID:rNsxeoAO<>木原パパンもいるんだぜ<> 1だよって1は1は宣言してみたり<><>2010/12/01(水) 22:52:43.23 ID:Mcok8tw0<>どォも。
>>1です。今日は少し遅くなりましたが
今から投下を始めたいと思います。

初っ端はほのぼの路線でいってやンよォ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 22:54:51.46 ID:Mcok8tw0<>―――――同時刻とある喫茶店


上条「……………………」


美琴「……………………」


上条「(気まずい)」


上条「(勢いで連れてきたはいいものの……どうやって切り出せばいいんだ?)」


美琴「……………」カチャカチャ←スプーンで紅茶をかき混ぜている


上条「(なんか心ここにあらずな感じだし……やっぱり、日を変えたほうがいいんだろうか)」


美琴「……………」コク


上条「(いやダメだ!ここで背を向けたら男じゃありませんよ!)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 22:56:09.77 ID:Mcok8tw0<>美琴「………………」フゥ


上条「(なぁに、簡単なことじゃねーか)」


上条「(この前のことを話題にして、思い出したように手渡す)」


上条「(これで完璧だ!!)」


上条「…………」チラッ


美琴「……………」スゥ


上条「(よ、よし……言うぞ、うん、言うぞオラアアアアアアアアアア!)」スゥ


上条・美琴「あのさ」


上条・美琴「あっ」


上条・美琴「…………………(き、きまずっ!!)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 22:56:51.08 ID:Mcok8tw0<>上条「み、御坂のほうから言えよ、俺そんなに大事な用じゃねーし」アセアセ


美琴「えっ?い、いや、私のほうこそ、そこまで大した用じゃないから、アンタが言いなさいよ」


上条「いやいや、御坂さん、ここはレディファーストという事で」


美琴「都合よくその言葉使ってんじゃないわよ?」


美琴「いいから、言いなさいって」


上条「………………いいのか?」


美琴「アンタの話を先に聞いて私になにかデメリットがあるの?」


上条「………ない、とは言い切れねーな」


美琴「ようは私次第ってことね……いいわ、デメリットだろうが聞くわよ」


上条「わ、分かった」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 22:57:56.76 ID:Mcok8tw0<>上条「この前のこと、なんだけどさ」


美琴「それは、昨日の爆弾の話?」


上条「一昨日だよ、お前が勝負吹っかけてきた時の話だよ」


美琴「あぁ……あれね、ん、続けて」


上条「……………………」


美琴「どうしたのよ?さっさと言いなさいって」


上条「その………ごめんっ!!」


美琴「は?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 22:59:00.53 ID:Mcok8tw0<>美琴「ちょ、ちょっと!いきなり何謝ってんのよ!」


上条「えぇっと、それは、だな………」


上条「あの……これ、なんだけど」スッ


美琴「……………?なに?この真っ白なハンカチ?」


上条「………お前が俺に貸してくれたハンカチ」


美琴「……私が貸したのってもう少し柄があったはずなんだけど?」


上条「………あれさ、俺の血がべっとりついてて落ちなかったんだよ」


上条「それで、その……貸してもらったもんだし、綺麗にしないとって思っちまってさ」


上条「洗剤使いすぎて、ある意味でピッカピカになっちまったんだ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 22:59:50.67 ID:Mcok8tw0<>美琴「………そっか、あの時の血が渇いちゃったのね」


上条「早く帰ってれば、こんなことにもならずに済んだんだけどさ」


美琴「―――――そう」


上条「……………そ、それでさ」


美琴「………?まだ何かあるの?」


上条「き、気に入るか分からないんだけど」


上条「…………こ、これをば」スッ


美琴「包装された箱?」


上条「渡す前に汚しちまったら意味がないからな」


美琴「えっ?」


上条「それ、汚しちまったハンカチのかわりだ」


美琴「…………」


美琴「………開けてもいい?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:00:33.98 ID:Mcok8tw0<>上条「かまわねーよ」


美琴「じゃっ、遠慮なく」シュルッ


美琴「…………」カサッ


美琴「…………」ピリッ


美琴「あれ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:01:28.11 ID:Mcok8tw0<>美琴「――――――これ」


上条「安物だけどさ、なるべく似たやつ探したんだ」


美琴「…………」


上条「どうだ?元のハンカチの値段わからねーから、弁償にはなんねーかもしれないけど」


美琴「――――――」ジーッ


上条「御坂?」


美琴「え!?あっ!!なに?」ワタワタ


上条「い、いや、それどうかなって思ってな……いやなら変えるけど」


美琴「い、いいわよ!べ、別に私の貸したやつも安物だし!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:02:09.06 ID:Mcok8tw0<>上条「へっ?そうなのか?」


美琴「そ、そうよ!単に私が気に入ったから買ったってだけよ!」ズイッ


上条「そ、そうなんですか」ドキッ!


美琴「う、うん」スッ


上条「あ………」


美琴「………………(これ、凄く可愛いじゃない)♪」ジーッ


上条「……………(喜んでる、のか?)」ポリポリ<> ニヤニヤ<>sage<>2010/12/01(水) 23:03:52.77 ID:Mcok8tw0<>美琴「(でも、そっか……)」チラッ


上条「………………」ゴクッ←コーヒーを飲んでいる


美琴「(コイツ、弁償しなきゃって思ってたんだ)」


美琴「(………私が強引に勝負挑んで、勝手に転んで)」


美琴「(―――――怪我したの全部、私のせいなのに)」


美琴「(……物凄いバカで、お人よし、なんだ)」


美琴「(ホントに損な性格してるわね)」


美琴「(だけど……………)」<> デレデレ<>sage<>2010/12/01(水) 23:04:39.03 ID:Mcok8tw0<>









美琴「(嫌いじゃない、かな)」









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:05:27.75 ID:Mcok8tw0<>上条「ん?どうかしたか?」ジッ


美琴「―――――!!!!」ドキン!


美琴「な、なんでもない!!」フイッ


上条「はぁ?さようで……?」ハテ


美琴「(な、なななな、何今の!?なんで、こんなに体が熱くなっちゃってんの!?)」


美琴「(あ、暑いせいかな?冷房効いてないの?)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:06:24.74 ID:Mcok8tw0<>美琴「…………あ、あのさ!!(今のは忘れて落ち着かなきゃ!)」


上条「なんだ?」


美琴「あぅ……!」ドキッ!


美琴「ぇ、ぁ……そ、その……えと……」モジッ


美琴「き、気を遣わせて悪かったわねっ!わ、私のせいで怪我したのに!」


上条「きにすんなよ、あの時も言ったけど俺は目の前で誰かに傷付いて欲しくないだけだ」


上条「それに、お前は俺が怪我したのを責任と思って手当てしてくれたんだからさ」


上条「いいっこなし、だろ?」


美琴「あ……そう、かな?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:06:58.32 ID:Mcok8tw0<>美琴「…………う、ううん、やっぱり私のせいよ」


上条「おいおい……」


美琴「結果的に、アンタはしなくてもいい怪我しちゃったし」


上条「……………」


美琴「謝るのは私のほうよ」


美琴「………私の勝手な行動で怪我させて、ごめん」


上条「………」


美琴「そ、それと……」モジモジ


上条「それと?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:08:02.26 ID:Mcok8tw0<>




美琴「た、助けてくれて、ありがとう」カァァァ




<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:08:41.42 ID:Mcok8tw0<>上条「―――――!」ドキッ!


美琴「………………」モジモジ


上条「あ、えっと……そのー……」


上条「お、俺、帰るわ!」ガタッ


美琴「えっ?」


上条「きょ、今日は話せてよかったよ、じゃぁな!」バタバタ


美琴「ちょ、ちょっと!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:09:19.46 ID:Mcok8tw0<>―――エンニナリマス
オツリハイインデ!
エッ!?オキャクサマ!


美琴「な、なにあれ………」


美琴「もうちょっと……話してたかったのに……」


美琴「……………」


美琴「……………!」ハッ!


美琴「わ、私、何言ってんのよ!」カァァ


美琴「か、借りがまた出来ちゃったじゃない!!怒るべきところでしょここは!」


美琴「あーーーーーもう!!私のバカアアアアアアアアアアアア!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:10:53.50 ID:Mcok8tw0<>上条「………………あー、びっくりした」


上条「あれ、反則だ一発退場です」レッドカードダー


上条「……………………」


上条「………ちくしょう」


上条「(―――――やっぱ、そうなんだよな)」


上条「(弁償だのなんだの言ってたけど、結局俺がアイツの喜んだ顔見たかっただけじゃねーか)」<> 自覚<>sage<>2010/12/01(水) 23:11:25.44 ID:Mcok8tw0<>上条「(俺は、アイツの)」


上条「(御坂美琴の事が好きになっちまったんだ)」


上条「……………はは、倍率どれくらいって言うより」


上条「可能性………あんのか?」


上条「………………はぁ」トボトボ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:12:06.05 ID:Mcok8tw0<>上条「もう少し、御坂といても良かったよな」


上条「つーか、いたかった」


上条「…………でもなぁ、今から戻るのも変だしな」


上条「変なやつと思われたくねーし」


上条「かといって、寮に戻ってすることもないしなー」


上条「………あれ?」


コンビニ『人がいなくて暇だオーラ』ゴゴゴゴゴゴ


上条「……そういや、今週の雑誌買ってなかったな」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:14:03.53 ID:Mcok8tw0<>ウィーン


店員「イラッシャイマセー」


上条「…………週間学園都市は――――お、あったあっ……?」


上条「―――――――――これ、は」


上条「………………………………」


パラッ


パラパラッ


上条「…………買う、か」


上条「……………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:15:11.14 ID:Mcok8tw0<>――――――『七月二十日』AM0:00人気のない場所


一方通行「…………………………」


一方通行「…………………」


一方通行「……………どォすればいい」


一方通行「どォすれば、あいつを救える?」


一方通行「………俺が[ピーーー]ば、計画は終わる」


一方通行「だが、あいつの命は保証されねェ」


一方通行「研究所のカス共から見れば、あいつは人間じゃねェンだ」


一方通行「廃棄か?それとも、金の為に、売られるか?」


一方通行「それはあっちゃならねェ……それじゃ救われはしねェ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:15:56.29 ID:Mcok8tw0<>一方通行「クソッタレが………」


一方通行「クソ……!クソ……!」


一方通行「クソッタレがァァァァ!」<> だぁ!!sagaをどうしても忘れる!!<>sage<>2010/12/01(水) 23:16:46.47 ID:Mcok8tw0<>




一方通行「何が、学園都市第一位だァ?」




<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:18:40.16 ID:Mcok8tw0<>




一方通行「何が、最強だ」




<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:19:32.31 ID:Mcok8tw0<>一方通行「何も………」


一方通行「何も、あいつを救っちゃくれねェじゃねェか!!」


一方通行「あいつが何をしたってンだ!?」


一方通行「死ぬために生きる?ふざけた事抜かしやがって!」


一方通行「そンな、善人がいるはずねェだろォが………」


一方通行「あっていいはずが、ねェだろォがァ!!」


一方通行「…………はァッ、はァッ、はァッ」


一方通行「…………………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:20:42.78 ID:Mcok8tw0<>コツッ


一方通行「あン?」


コツッ、コツッ、コツッ


一方通行「………………ンな深夜に誰だ?」


コツッ、コツッ、コツッ、コツッ、コツッ


「たくよぉ……なんで俺が外でてこんなことしなきゃいけねぇんだ?」


一方通行「…………」


「迷子の捜索なんざ、警備員の仕事だっつーの……」


コツッ、コツッ、コツッ


一方通行「てめェ……何しにきやがった?」


「なにって決まってんだろ?」


コツッ…………<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:21:11.29 ID:Mcok8tw0<>




木原「迷子の迷子のクソめんどくさい反抗期のドラ息子を迎えにだろぉが」




<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:21:46.93 ID:Mcok8tw0<>一方通行「……ふざけろ、てめェはそンな柄じゃねェだろォが」


木原「そうか?ガキが帰ってこなかったら捜すのが親の仕事らしいぜ」


一方通行「高校生をわざわざ捜す親があるかよ」


一方通行「……もォ一度聞いてやる」


一方通行「『何しにきやがった』」


木原「………………」


木原「妹達」


一方通行「――――!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:22:30.87 ID:Mcok8tw0<>木原「その様子だと、知っちまったってのは本当らしいな」


一方通行「てめェ………あいつの何を知ってやがる!」


木原「どこまで知ってると思う?」


一方通行「おちょくってンじゃねェ!!」


一方通行「てめェが知ってるンなら話は早ェ、知ってること洗いざらい全部話しやがれ」


木原「情報が欲しいのなら、それ相応の代償が必要ってこと、わかってるか?」


一方通行「御託はいいンだよ!さっさと話せ!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:23:37.77 ID:Mcok8tw0<>木原「………ちっ、気の短いガキだなぁ、てめぇはよ」


木原「まぁ、愛する息子がここまで必死になってんだ、サービスしてやっかね」


一方通行「………………話せ」ギロッ


木原「わかったわかった、まずどこまで知ってるか話してやんよ」


木原「ぶっちゃけちまうと、全部を知ってるってことだな」


一方通行「全部だと?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:24:17.85 ID:Mcok8tw0<>一方通行「てめェ!!知ってて放置してたってのか!?」


木原「俺は研究者だぜ?学園都市で初のレベル6ともなりゃ、飛びつくさ」


木原「……とりあえず、落ち着けよ」


一方通行「落ち着いてられっか!!人間が死ぬ――――」


ゴッ!!


一方通行「――――ガッ!!」


ズシャアアアアアアアア


木原「落ち着け、そんでもって俺の話を最後まで聞けよ」


一方通行「ぐ………そ……クソッタレ……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:25:24.77 ID:Mcok8tw0<>木原「さて、と……実験の内容について話してもお前はうんともいわねぇだろうから」


木原「そうだな、説明なんざ取っ払っちまうか」


木原「………オイ、クソガキ」


一方通行「ンだよ」ヨロッ


木原「実験の発案者について知りたくねぇか?」


一方通行「知ってンのか!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:27:13.97 ID:Mcok8tw0<>一方通行「どこだ!!言え!ぶっ殺してやる!」


木原「ぶっ殺すとは穏やかじゃねぇな……狙われるのは慣れてねぇんだよ」


一方通行「好都合じゃねェか、地獄の果てまで追っかけて」


一方通行「あいつの前で死ぬほど謝らせて殺す!」


一方通行「『死ぬべきクズは私のほうでした』ってなァ!!」


木原「てめぇにそれが出来るのかねぇ?」


一方通行「出来る出来ねェじゃねェよ、やるンだ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:28:23.40 ID:Mcok8tw0<>木原「ふぅん……カッコイーじゃねぇか」


木原「じゃぁ、今すぐやらせてみろよ」


一方通行「ハッ……!言われなくても………」


一方通行「………待て、おかしくねェか」


木原「なにがだよ」


一方通行「てめェは発案者がすぐ近くにいるっつったな」


一方通行「この公園の近くに居住区、学生寮はともかく、研究者の宿舎はねェはずだ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:29:06.91 ID:Mcok8tw0<>木原「そうだな、その通りだ」


一方通行「じゃァよ」


一方通行「『すぐ近く』はどこを指してンだ」


木原「………………『誰』とは聞かないのか?」


一方通行「―――――っ!!」


一方通行「おい、まさか……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:29:52.90 ID:Mcok8tw0<>木原「俺の言い方が悪かったようだ、謝っておく」


木原「そんで、訂正してやんよ」


一方通行「待て!!言うンじゃねェ!!」


木原「てめぇのすぐ『目の前』にいる研究者が」


木原「木原数多が計画の発案者だ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:31:49.84 ID:Mcok8tw0<>一方通行「――――――ふざ、けンな」


木原「ふざけちゃいねぇよ」


木原「天井はあくまで研究管理者代理」


木原「本来の管理、および実験の最高責任者は俺だ」


一方通行「てめェが、全部の元凶だってのか?」


木原「そう思ってくれてかまわねぇ」


木原「樹形図の設計者≠ナ計算の許可を貰って調べた時は驚いたね」


木原「てめぇの預かってるガキが二万人のクローンを殺せば誰も到達してない領域に達せるってことも」

                 レベル6            レベル6
木原「七人しかいなかった神様′補から本当に神様≠ェ一人誕生するってこともだ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:33:13.81 ID:Mcok8tw0<>一方通行「……………イカレてるとは思わなかったのか?」


木原「微塵も」


一方通行「………………」


木原「むしろ興奮してイキそうだった、抑えるのに必死だったぜぇ」


一方通行「………………て、め」ビキッ


木原「たかだか、単価十八万の女のガキを作ってぶっ殺すだけで神様の意思に辿り着くなんざ」


木原「笑っちまうよなぁ!!」


一方通行「」ブチッ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:34:14.40 ID:Mcok8tw0<>一方通行「木ィィィィィィィィ原くゥゥゥゥゥゥン!!」


ガッ!!


木原「……………ってぇな」


一方通行「てめェがクソ野郎だっつゥことはよォくわかった……」


一方通行「だが、ンなこたァ、どォだっていい……」


一方通行「これ以上、あいつを否定して見やがれ」


一方通行「親だろうが、なンだろうが」


一方通行「ぶっ殺す」


木原「…………………」


一方通行「―――――いいなァ!」


木原「…………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:36:04.20 ID:Mcok8tw0<>パッ


一方通行「………けっ」クルッ


一方通行「………………」カツッカツッカツッ


一方通行「俺を育てる親なンざ、結局信用できねェクズしかいないっつゥことか」


一方通行「…………少しでも」


木原「………………」


一方通行「てめェを親父だと思ってた俺が情けねェよ」


木原「…………」


木原「――――――実験、とめてぇか?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:37:44.28 ID:Mcok8tw0<>一方通行「…………あァ?」カッ


木原「妹達を救う方法があるっつってんだよ」


一方通行「今更ご機嫌をとってどォするつもりだ」


木原「そもそもよぉ」

              モルモット
木原「実験は妹達が実験動物≠セからこそ実行に移されたわけだ」


一方通行「………て、めェ……」ギリッ


一方通行「そンなに死にてェのか?」


一方通行「愉快に素敵に五体バラバラにして土に埋めンぞ、コラ」


木原「……俺の話を聞いてから好きにしろよ」


一方通行「なに……?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:38:29.00 ID:Mcok8tw0<>木原「………とにかく、現状妹達は自身が実験動物である事は認めている」


木原「てめぇが拒否したところで、妹達はてめぇをレベルアップさせるために殺しにかかるわけだ」


木原「だが」


木原「仮に、妹達がてめぇを殺す、いや」


木原「『戦う事すら拒否』したら?」


一方通行「…………………どォいう意味だ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:39:41.53 ID:Mcok8tw0<>木原「妹達が」


木原「『死にたくない』と『殺したくない』と人のように意思を示したら?」


木原「実験は、どうなると思う?」


一方通行「!!」


一方通行「あいつが人間である事を証明すれば、人間だと意志を示したら」


一方通行「非人道な実験として、実験は凍結する?」


木原「………可能性は、否定しねぇ」


一方通行「………………」


一方通行「………ハ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:40:39.22 ID:Mcok8tw0<>一方通行「なァンですかァ!?なンなンですかァ!!!?」


一方通行「ただの屁理屈じゃねェか!」


一方通行「あいつが、自分を人間だといったとしてだァ」


一方通行「学園都市の上層部が、簡単に絶対能力を諦めるわけねェだろォが!!」


一方通行「そンな悪あがきしたところで、あいつがハッピーエンドを迎えられるわけがねェ!!」


木原「――――少なくとも」


木原「実験の最高責任者は……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/01(水) 23:41:18.97 ID:Mcok8tw0<>














木原「息子を人殺しにさせる気は無い」














<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:42:06.67 ID:Mcok8tw0<>一方通行「―――――――っ!!!」


一方通行「…………………」


一方通行「…………………取り消す、なンていうチンピラみてェなことはしないだろォな?」


木原「出来るならな」


一方通行「何度も言わせンな」


一方通行「出来る出来ねェじゃねェ」


一方通行「『やるンだよ』」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:42:58.73 ID:Mcok8tw0<>木原「さすがは第一位様」


木原「いや、我が息子と呼んでやってもいいかぁ?」


一方通行「気持ち悪ィ、やめろ、クソ親父」


木原「……………ふん、調子が戻ってきたじゃねぇか」


木原「実験開始日の第一案は八月二十一日の午後九時、これを採用する」


木原「そして、お前の『悪あがき』の期限は八月二十二日になるまでだ」


木原「この一ヶ月間猶予をやる」<> 化け物を語る少年は<>sage<>2010/12/01(水) 23:45:15.89 ID:Mcok8tw0<>一方通行「随分のンびりじゃねェか」


木原「短くして欲しいか?」


木原「悪いが、延長は出来ない」


一方通行「ふン、短くしろとは言ってねェよ」


一方通行「俺はてめェが実験をとめて欲しいンじゃねェかって見えたから皮肉言ってるだけだァ」


木原「おいおい、てめぇの目は節穴かぁ?」


木原「俺はてめぇの焦る姿を見て楽しみたいだけだっつーの」


一方通行「……………趣味が悪ィなァ、オイ」


一方通行「だがまァ、てめェが何を考えようがどォでもいい」


一方通行「ミサカを……いや、妹達全員、俺が守ってみせる」<> 悲劇をとめる術を持ち、立ち向かう<>sage<>2010/12/01(水) 23:46:11.78 ID:Mcok8tw0<>














一方通行「化け物のヒーロー『ごっこ』で人間≠救ってやンよォ!!」














<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:47:00.45 ID:Mcok8tw0<>木原「やぁれやれ、やっと帰りやがったよあのクソガキ」


木原「全員救う、ね……甘ちゃんにも程があんだろ」


「アナタも大概、甘ちゃんだと思いますけどね」


木原「あぁ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:47:45.07 ID:Mcok8tw0<>芳川「全てアナタがけしかけた事でしょうに」


木原「芳川か……んだよ?俺もう寝たいんですけどぉ」


芳川「彼、一方通行のことが気になってしまいましてね」


芳川「第七学区中のカメラ全部の記録をみて、追ってきたんですよ」


木原「………………保護者かっつーの」


芳川「あら?木原博士ほど過保護のつもりはありませんが?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:48:24.52 ID:Mcok8tw0<>木原「あぁ?どぉいうこった」


芳川「電話で『ウチのクソガキが帰ってこないんですけどぉ!!?家出?家出なんですかぁ!?』」


芳川「って、電話を取っちゃった妹達(〇〇〇〇二号)がひいちゃう位の剣幕だったらしいじゃないですか?」


木原「……………」


木原「ナンノコトデスカァ?ヨシカワクン」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:49:34.50 ID:Mcok8tw0<>芳川「………ところで」


木原「(ところで?)」ムシカヨ


芳川「結局、博士が何もしなくても、彼はこの結論に達したのでは?」


木原「さぁな、あのクソガキのことだ、何しでかすか分かったもんじゃねぇ」


芳川「………まだ、子どもですものね」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:50:10.77 ID:Mcok8tw0<>木原「学園都市最強っつってもあいつはまだまだ脆い」


木原「俺が手綱をとってやんなくちゃならねぇんだよ」


芳川「それは、博士の責任ですか?」


木原「ちげぇよ」


木原「義務だ」


芳川「………なるほど」クスクス<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:51:23.08 ID:Mcok8tw0<>木原「………そうだ芳川、少し頼まれてくれるか?」


芳川「私と博士は最初から共犯ですよ」


芳川「博士に頼まれた仕事は拒否しませんし」


芳川「あの子達の生きる術を作ることの手伝いもやり遂げました」


芳川「戻りたくても、もう戻れません」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:53:40.77 ID:Mcok8tw0<>木原「そぉかい、俺は使い勝手のいい部下を持っちまったもんだねぇ」


木原「俺が作ったアレはしっかりと効いている……後はガキ次第」


木原「汚い仕事は大人の仕事」


木原「汚い汚い、俺の仕事だ」


芳川「………………」


木原「責任は全て俺が負う、お前は頼まれた事をきっちりこなしてくれよ」


芳川「もちろん、博士の仰せのとおりに」ニコッ


木原「………ふん、よろしく頼むと言って置いてやる」


木原「………(さて、ウチのクソガキは、仕事をこなせますかねぇ?)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:55:03.06 ID:Mcok8tw0<>―――――――深夜、とある場所


………ロ!


………ニ…ロ!


……テ……イ!!


……マ…セ……イ!


……………………………ドーン!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:55:52.92 ID:Mcok8tw0<>――――――『七月二十日』朝


上条「………………」


上条「あっづーーーーーー………」


上条「あ゛あ゛あ゛あ゛っつい!!」


上条「昨日はなんか騒音酷かったし……暑いし……」


上条「はぁ……そういえば、冷蔵庫も急に壊れたんだよな、確か」


上条「新しい冷蔵庫買うまで生物かえねーよ……」ピピピピピ!


上条「電話……」ダレデスカー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:56:33.35 ID:Mcok8tw0<>ピッ


上条「もしもし」


小萌先生『あっ!上条ちゃん、もう起きてたんですねー』


上条「小萌先生?どうしたんすか、こんな朝から」


小萌先生『上条ちゃん』


小萌先生『上条ちゃんはテストが赤点大王でしたねー』


上条「………そうでしたっけー?アハハー」


小萌先生『そうでーす、ですから』<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:57:41.91 ID:Mcok8tw0<>小萌先生『上条ちゃんバカだから補習でーす』


上条「………は?」


小萌先生『九時ごろから補習を始めちゃうのでさっさときやがれなのです』


上条「へ?」


小萌先生『では、また後で』


上条「ちょ――――まっ!!」ブツッ


ツーツーツーツーツー


上条「あ、あはははー………」キッチャッタヨ


上条「不幸だ………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:58:39.35 ID:Mcok8tw0<>上条「あーくそー……小萌先生、どうやっても次のテスト俺を合格させるきだ」


上条「上条さんだって、勉強したいんですよ!したいんですが!」


上条「いつもいつも、いつの間にかテスト当日になっちゃってるんだよ!」

                      タイムトラベラー
上条「これって新種の能力じゃね?時間移動≠ネんつってー」


上条「……………」


上条「アホな事言ってないで、さっさと準備しよう」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 23:59:29.52 ID:Mcok8tw0<>上条「天気は……おうおう良好ですな」フトンデモホソウ


ガララ


上条「あーあー、天気はいいのにお先は真っ暗〜〜〜」


上条「……………ん?」


布団らしきもの「…………………」ブラーン


上条「」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 00:00:27.32 ID:lYvNRrc0<>上条「………あれ?俺って布団二つもあったっけ?」


布団らしきもの「……………すいた」


上条「…………は?(布団がしゃべ、ってそうじゃねぇ!!)」


上条「(こ れ 女 の 子 じ ゃ ね ー か !!?)」


上条「ど、どうしよう」


真っ白な少女「………お腹すいた」<> 不幸を謳う少年は<>sage<>2010/12/02(木) 00:01:13.23 ID:lYvNRrc0<>上条「えっ?えっ?えっ?はっ?」


真っ白な少女「お腹空いたって言ってるんだよ?」


上条「ま、待て……朝っぱらからベランダに引っかかっている人間は碌なやつじゃない」


真っ白な少女「ねぇねぇ、聞いてるの?」


上条「!!!な、なんでしょうか!?(強盗かもしれねー、ただの女の子にしか見えないけど)」


真っ白な少女「私はお腹が空いてるんだよ」


上条「だ、だから?」


真っ白な少女「だからー」<> とある奇妙な少女と出会う<>sage<>2010/12/02(木) 00:02:32.64 ID:lYvNRrc0<>














真っ白な少女「ご飯いっぱい食べさせてくれると嬉しいな♪」ニコッ














<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 00:04:28.15 ID:lYvNRrc0<>









――――プロローグは終わりを告げる


―――――――― 一方通行と上条当麻

                          ものがたり
――――――二人の少年の、それぞれの夏休み≠ェ始まる









<> 1だぜーい<><>2010/12/02(木) 00:11:59.93 ID:lYvNRrc0<>……………だああああああああああああ!終わったああああああ!


これにて、一部が終了です!!
一ヶ月間続いた本SSも……まだ終わらねーよ!!
これで序章なんだよ!!
ちょっとくらい長いプロローグなんですよ!

いい加減始めようぜ!>>1!!

……と茶番はともかく。
今回で一部がやっと終わりです、すっげーつかれた、っべーです。
ほのぼのとシリアス両立してつくれた……?
というより、上条さんと美琴がいちゃコラしやがりました
一通さンを尻目に何やってんの?この二人……(もっとやれ!

次回の投下は少し構想とか見直しとかで遅くなってしまいますが……
こんなときのための過去編だよ!!

明日からなるべく毎日、リアルタイムで投下していきます。
量は少なめでしていこうと思うので、よろしく。
あ、あと、多少本編とからんだりもするかも
まぁ、>>1の気分次第ですよそれは
では、次はレス返しです。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 00:18:31.47 ID:UPf4lUAo<>最高だ……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 00:38:38.20 ID:0/iBj9Y0<>おおう。続きが気になる<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 00:40:03.69 ID:lYvNRrc0<>>>591
妹達=一方通行=実験
この三つは切っても切り離せない関係だと思います。
書いてる時は話の中に入り込むようにすると
そのときの感情を思いっきりぶつける、それで想いが伝わる
引き込まれる、創作の上でこれほど嬉しい事はありません、ありがとうございました!

>>593
あとがきは本当に>>1が感じてる事をそのままかいてます。
>>1のあとがきで色々考えてくれるとは、感謝です、
皆さんに待たせない過ぎない程度に自身で最高と思うものを作っていきたいです。

>>594
きついけど……面白い。
ありがとうございます!!
キャラ達に感情移入できるものを作れる人になりたい。

>>595
流れをぶち殺せるか、それが一方通行の試練です

>>596
ごめんねえええええええええええええええ!!
夏休み編は頑張るよオオオオオオオ!

>>597 >>598 >>599 >>600 >>601 >>602
連携に泣いた。
あ、>>600の上条さんチーッス
もうやっちゃったんですか?クリスマスはまだ先っすよ?

>>603
誰もが笑っていられる、そんなハッピーエンド!!
まだ、その幻想は終わっちゃいない!!

>>604 >>605
バカルテットの友情か……うん、いいな

>>606
木原くンはこのSSでマジ親父をやってもらうよ。

>>676
リアルタイム乙です。
最高……ありがとう!!


たくさんのレスとレスの連携。
ありがとうございました!
では、また明日……になるといいね!(つーかもうその明日じゃね?)<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 01:00:22.80 ID:UPf4lUAo<>そうか、感情を込めるのか……
どうしても淡々と書き進めてしまうんだよなぁ
物語を進めようとしすぎているのかにゃあ……?
いい加減俺もスレ立てしてみたいぜっ!

今日の活力にさせてもらうッ!
お疲れさん!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 02:33:24.28 ID:BVHf4YAO<>わふぅーーーーっ!超乙です。
上琴のイチャイチャきたー!
木原くんがいい父親だ!ホレた
インフルエンザが現れてしまった…か

>>678 作者よ
こうすると→ >>597-602
てっとり速いぞぃ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 02:36:24.90 ID:VLR8FmMo<>ああ、この展開も覚悟してた
ああああ、折角上条さんも美琴も互いに気持ちに気付いたのに・・・ああああああ

しかしこっからどう話がズレていくのか・・・
楽しみと不安に押し潰されながら待つとします・・・!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 03:18:45.61 ID:IpwlWYAO<>木原パパはともかく芳川がママさんみたいになっとるw

激しく乙!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 04:41:57.42 ID:M12rsd6o<>やべえインチキさんの存在すっかり忘れてた…

てか木原くんかっけえええええ!!!
やべええええ!!!
この湧き上がるスレへの愛情を表すにはヘッダが足りねえ…


乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 05:00:20.09 ID:geTw3eko<>ああああああそうか上条さん記憶が…うわああああああああ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 11:44:51.35 ID:PjVA8Aso<>来ちゃったのか…
禁書は嫌いじゃないけど、記憶がなー…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 15:54:36.75 ID:HiuZI/Qo<>まさか上条さんまで禁書本編のシリアスモードに巻き込まれるとは…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 16:19:12.12 ID:1JmCsZ2o<>落ちつけ、まだ真っ白な少女が誰なのかは判明していないぞ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 16:43:14.70 ID:OhG5woAO<>もしかしたら愛の力とか何かで竜王の殺息無効化するかもしれん
とにかく期待<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 17:14:30.66 ID:YNOWCWso<>竜王の息吹から上条をかばってMNW入りかと思ったけどもう演算補助されてるんだったな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 18:42:18.00 ID:tR4i2wDO<>>>687
ゲソ……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 20:10:37.17 ID:effcces0<>>>689
一方さんのことならまだMNWから演算補助されてないぞ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 20:28:16.06 ID:dgh.Gkoo<>>>691
もう演算補助されてるからMNW入りしないだろってことだろ?<> 超1です<>sage<>2010/12/02(木) 22:24:05.27 ID:lYvNRrc0<>どうも、>>1です
今日はレス返しと過去編の第一回目です。
リアルタイム投下とはいっても、暇な時間(日常生活)で
妄想はしてるから、超即興とはいかないんで、ごめんね。


>>679
何かを作るって言うのは時に勢いも大切だと思います。
伏線を徐々に回収するのも面白いですけど、超展開もまたいい!

長編ならある程度書き溜めてから投下していっても大丈夫だと思いますよ?
まとまった時間を作れないなら、全部作ってからのほうがいいですが
まぁ、>>1のように焦っても仕方ないですし、コツコツ煮詰めて頑張ってください!

>>1のSSで活力をもらえるのなら……
>>1はレスで活力をもらうぜ!!

>>680
上琴イチャイチャはかいてて自分もニヤニヤしてくるという
副作用があるので書き過ぎないように……無理だ、無理。

木原くンはカッコイー親馬鹿親父を目指す所存です

アドバイス、ありがとうございます!
これから活用させていただきますね!

>>681
二部も大体は構想、出来てるんですが
コレもまた受け入れられるどうか………

まぁ、>>1は俺得を作っていくんで、コレからもよろしくです

>>682
芳川さんも保護者キャラとして書きやすいので……
まだまだ活躍してもらいますよぉwwww

>>683
木原くンはほんとに受け入れられて良かった……
一番改変されてるキャラだと思ってry
あ、上条さんもかなりキャラ崩壊してた。
でもでも、木原くンカッコイー言われて凄い嬉しいです!!

>>684-688
真っ白少女で皆さん大分困惑しておられるが……
>>1は現在色々思考中、どうなっても石を投げないでね!!

レス返し終了。
では、過去編始まり始まりー<> 過去編中はsage進行多め、時々ageますね<>sage<>2010/12/02(木) 22:29:50.68 ID:lYvNRrc0<>―――――紅い世界


―――――――生臭さと鉄の味


――――――――――目の前で人が倒れていく


―――――――――――――それは良く知っている人物で


――――――――――――――――――自身に最も近かった人物だ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 22:32:16.58 ID:lYvNRrc0<>――――――――――――――――次に倒れるのは自分だ、と直感する


―――――――――――――――――――――――直後、目の前に銀色の光が


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――俺を<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 22:32:56.21 ID:lYvNRrc0<>









                              一方通行編









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 22:39:34.03 ID:lYvNRrc0<>四月×日
学園都市にやってきた。
この街が何をしているのか、何を目指すのか。
そんなことはどうでもいいが、ここの機械には興味がある。

…………日記を書けと、保護者面した研究者(木原というらしい)に言われたが
こんなものの何が面白いのかが理解できない<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 22:49:41.65 ID:lYvNRrc0<>「………ン」


「やぁ、起きたかい?」


「……………着いたのか」


「あぁ、そうだよ、学園都市へようこそ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 22:56:46.05 ID:lYvNRrc0<>目の前の男は大層自慢げに俺を見ている。
鬱陶しい事この上ない。


「随分うなされていたようだけど、どうしたんだい?」


「うるせェ」


「…………ふぅ、相当機嫌が悪いようだね、分かったよ、何も聞かない」


「………ふン」


我ながら可愛くない子どもだと思う。
だが、関係ない。
俺と関わる人間が碌な目に会わないことが分かりきっているからだ。


「……今から、君の保護者になる人のところに送るから、もう少し我慢してくれよ」


…………保護者、親。
俺がこの世で一番嫌いなものだ。<> 因みにこの一通さンは七歳なんだぜ<>sage<>2010/12/02(木) 23:07:15.08 ID:lYvNRrc0<>「さっ、研究所に着いたよ」

タクシーを使いやってきた場所は、馬鹿みたいにでかい研究施設。
ここで、まださほど俺と年の差のない子どもたちが住んでいるらしい。
ある意味で孤児院みたいなものなのだろう、と仮定した。


「…………」


子供同士なら、大人よりやりやすい。
もちろん無視する、という意味でだ。
第一元々いた両親ですら俺の容姿を見て『化け物』と評したほどだ。
同年代の子どもが嬉々として近づいてくるはずがない。
……いや、一人だけ、物好きがいたか。


「………ふン」


「………?どうしたの?」


一瞬浮かんできたあの『ヒーロー』の顔をかき消して研究施設を睨みつける。
さて、俺の保護者を務める奴はどんな奴なのか、なるべくなら扱いやすい馬鹿のほうがいい。
もう一度、鼻で息をつき、俺は研究者の男とともに施設へと入った。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 23:23:40.40 ID:lYvNRrc0<>「あれ?まだ来てないのかな?」


施設の中はがら空きだった。
別段歓迎されていないのか、それともくだらないサプライズでも用意しているのか。
どちらにしても、俺にはどうでもいいことだ。


「連絡がどこかで間違っちゃったのかなぁ?」


しかし、妙なのは子どもが顔を見せない事だ。
少しばかり興味を示してもいいはずなのに誰一人として顔を出さない。
それとも、子どもがいるというのは嘘なのか?
騙されたという事になれば、馬鹿にしすぎている。
おい、と研究者の男に声をかけようとしたとき、


「おーおー、そいつが今日からここに来たクソガキですかぁ?オイ」


背後で、やけに癇に障る声がした。<> 今日はここまで<>sage<>2010/12/02(木) 23:25:15.83 ID:lYvNRrc0<>「あっ!なんだ、いたんじゃないですか!」


「ハハハッ、実験で少し席を外しててなぁ、遅れちまったんだ」


この癇に障る声の男の顔を見てみたい。
そう思って、体を動かそうとしても脳が拒絶する。
この男が俺の保護者になるのだろう、と思うだけで神経が途切れてしまったように動かない。
……以前の親の顔が浮かび上がる。
自らの子どもを化け物と蔑んだ親。
化け物の不運に巻き込まれて、死んだ、俺の親。
脳が立つ命令すら忘れるほどの拒絶反応がでて、倒れそうになったとき。


「おっと」


ごつい腕で体を支えられた。


「………っァ」


癇に障る声をした男は


「おいおいどうしたよ?」


子どもが倒れそうなのにニヤニヤと笑うほど
保護者といえないくらいの悪人面をした、クソッタレた性格の男だった。

四月×日 了<> 投下開始、二部は現在構想中<>sage<>2010/12/03(金) 22:46:42.21 ID:EsSZ4lM0<>四月○日
木原に愛称をつけることにした。
命名、木原くん。
苗字だけで呼ぶのもなんだか変で、父親と呼ぶのはむかつくのでそう呼ぶことにした。
……今日も他の子供は顔を見せない、本当にいるのだろうか。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/03(金) 23:58:14.19 ID:TptnN/Qo<>キテター

乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 00:53:01.93 ID:AhbveM.o<>うん?
投下止めた?<> 少し用事が出来てました。急だったので連絡できず申し訳ない<>sage<>2010/12/04(土) 01:15:34.59 ID:.X446ck0<>俺が施設に来て二週間ほど経った。
学園都市に来たばかりなので、街の案内でもされるかと思ったが
どうもそうは問屋が卸さないらしく、部屋から一歩ださせてもらえない。
施設にいる子どもというのも部屋に顔も見せないし、警戒していて馬鹿らしくなってきた。
俺が唯一会話するのといえば。


「今日の飯は何が良い?」


コイツだ。
木原数多、今の俺の保護者。
そして、癇に障る気味の悪い男。


「なンでもいい」


「オイオイ、つれないね」


出会って一週間にもかかわらず、この馴れ馴れしさだ。
気味が悪くて仕方ない。
俺と関わる人間は、クソッタレな奴等なのだ。
俺を見た人間は少なからず、畏怖を抱き、俺を迫害するはずなんだ。
俺と同じように不幸を背負った人間以外は、俺と関わろうとするはずがない。
その、はずだ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 01:36:48.13 ID:.X446ck0<>結局、今日の晩飯は外食という事になった。
外食とは言っても、施設の近くにあるファミレスだ。


「最近外の空気吸ってなかったし、引き篭もり状態で辛かったろ?」


ハンバーグをナイフとフォークを使って食べながら木原が言う。
モゴモゴと口に運びながらしゃべるので唾が時々飛ぶ、汚い。
こんな時に飛んできたものを跳ね返せたら、と少しだけ考える。
そういえば、学園都市は超能力の開発をしている都市だ
この街にはそんな便利な能力を持つ優遇されたものもいるのだろうか。


「………別に」


「おいおいおいおい、せっかくの外食だぜぇ?もっとガキならはしゃぎ回れよなぁ」


コイツは本当に人をおちょくっているらしい。
コイツの食べ方が汚いにも程があるのでムカついているのもある
……が、問題は俺が食べているものだ。


「……お子様ランチくわせるたァ、どォいう了見だァ!!」


そう、俺の食べているのは今日日幼稚園児でも頼まないような程幼稚なお子様ランチ。
しかも、ゲコ助とかいう趣味の悪い人形までついているセット商品だ。
子ども扱いされるのは本当に嫌いだ、コイツに明らかな悪意が見て取れるのなら、尚更だ。


「いーじゃねぇか、お前ガキだしよぉ」


「…………イツカコロス」


決めた、コイツの事は父親と認めない。
笑える、最っ高なニックネームをつけてやる。
そうだな、コイツはイレズミとかイカレタもんを顔に刻んでいる。
そのギャップをつけるには……くんづけだ!


「今日からてめェは木原くンだ、覚えとけ」


は?と間抜けた声が聞こえた。
いい気味だ、ぎゃはっ!!
四月○日 了<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 01:37:59.81 ID:.X446ck0<>今日はここまでです。
急な用事が入り、報告もなく中断してしまい、申し訳ありませんでした。
では、おやすみなさい。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 03:12:42.02 ID:1vSbLjgo<>乙
展開が楽しみだ

本編はあれだな
インデックス好きだけどこれに限っては来ないで!ってなってしまったww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 05:12:17.10 ID:gGHBjNQo<>おつおつ

この一通さんなら木原神拳習得してそう
ベクトルが見える格闘家とかやばすぎるな<> 過去編中はレス返しどうしようかな?<>sage<>2010/12/04(土) 22:16:49.05 ID:.X446ck0<>五月△日
木原くン(ンをカタカナにして書く、こっちの方が滑稽だ)に連れられて施設の見学をした。
今更な感じがしたが、学園都市の最先端技術の研究はなかなかに面白かった。
見学から部屋に戻る途中木原くンに今度は子ども達も顔を見せるだろうといわれた。
……会えるタイミングに決まりでもあるのだろうか?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 22:25:58.97 ID:.X446ck0<>「見学?」


「おう、そうだ」


朝っぱらから叩き起こされて、機嫌の悪かった俺の機嫌取りのためか
木原くンは昼頃にそんな提案をしてきた。


「学園都市の最先端技術の研究過程を見せてやんよ、どうだ?」


「行く」


木原くンの問いに間髪いれずに答える。
人間と接するよりも機械を弄ったりする方が性分に合っている俺としてはまたとないお誘いだ。
俺の返事に気を良くしたのか木原くンは厳つい顔を一層厳つくさせて笑う。

……笑顔がこんなにも似合わない人間は珍しいのでは無いだろうか?


「よし、昼飯を食ったら見に行くか」


昼飯を食ったら。
その言葉を聞いて、いつもよりも早く箸を動かした。
研究、機械弄り、実験、科学に関する様々な知識が俺の脳を巡っていた。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 22:39:09.50 ID:.X446ck0<>昼、研究施設の少し奥で俺と木原くンはガラス越しに研究を見ていた。
なんの実験かをあらかじめ聞いておくと、能力者に対抗するための装甲
通称『駆動鎧』の防御性能を実験だという。


「一応、能力者が暴走しちまった時の為、犯罪者が出てきた時に使う予定だ」


木原くンが俺の隣で駆動鎧を指差して言う。
木原くンの説明によると学園都市の治安は今はそこまで悪いというわけでは無いらしいが
これから先、十年ほどしたら能力者による犯罪は急増し
対策の為にそういった能力者専用の兵器も必要になってくるそうだ。


「能力者の為だけに、金をかけてつくンのか?」


「いや、『外』の警察だとか、自衛隊、普通の犯罪や戦争でも使えるレベルに仕上げてある」


「……あれ一機で?」


「そぉだな……戦車と渡り合えるくらいにはなるんじゃねぇの?」


唖然とする。
あんな機械一つで戦術兵器でもある戦車と渡り合えるという。
学園都市の科学技術は外と比べて二十年以上も差があると話には聞いていたが想像以上だ。
アレが戦中にでれば、地上戦ではかなりの戦果を挙げられるのだろう。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 22:48:59.91 ID:.X446ck0<>「おら、今から実験開始だぞ」


言われてハッとしてガラス越しの景色に視線を移す。
見れば、駆動鎧の反対側に細長い、砲台のようなものが準備されていた。
それには見覚えがあった。


「『超電磁砲』………」


フォルムは外にいたときに見た本に載っていたもので
一度近くで見てみたいと思っていた兵器だった。
音速に近いスピードで射出するというそれは、普通の人間ならば耐える事は出来ないだろう。
そもそも、そんなレベルのものを扱うほどの能力者がこの先出てくるのだろうか?
そちらの方が疑問ではあった。


「………発射まで後十秒だ」


よぉく見て置けよ、と木原くンが言う。


「9、8、7、6……」


どっちを見ておくか迷っている間にカウントはどんどん進んでいってしまう。
超電磁砲の威力か、それとも学園都市の科学技術の結晶か……


「5、4、3、2、1………」


ゴクリ、と唾を飲み込む。
直後、発射、と聞こえ、視界にいっぱいに光が奔って………<> ここまでよん<>sage<>2010/12/04(土) 23:09:27.74 ID:.X446ck0<>「すっげェな!オイ!!!すっげェなァ!!」


「分かった、分かった何回『すっげェ』を連発してんだてめぇはよ」


実験を見てから部屋に帰る途中、俺は柄にもなくはしゃぎ回りたくて仕方がなかった。
いや、実際はしゃぎまわっていた。
木原くンの周りをくるくると走り、奴を部屋に帰さず、実験の結果についてずっと話していた。


「やっぱよォ!超電磁砲はあァでなくっちゃなァ!!」


結果は超電磁砲の勝利だった。
駆動鎧は上半身が黒焦げで命中点には穴が開いていて、中に人がいれば即死級の損傷だ。
だが、駆動鎧の結果にも俺は興奮していた。
『あの』超電磁砲の威力で消し炭にならず、形は残っていたのだ。
学園都市の技術も、見たかった超電磁砲の威力も、俺の満足を遥かに超えていた。


「それももう十回は聞いたわ、もう良いって」


木原くンは流石に面倒くさそうな顔をしていた。
俺は構わず、走り回り続けようとする……が


「たくっ……落ち着けって……の!」


「でっ!!」


頭を掴まれ、強い力で頭を掻き回された。


「ガキの癖に専門用語べらべらべらべら言いやがって……」


怒っているように聞こえる言葉。
それでも、木原くンの顔は厳つく笑っていて、声色も嘘みたいに優しかった。


「まったく……普通のガキみてぇに笑えんじゃねぇか」


いつもは、子ども扱いでムカついて仕方のないはずなのに
……何故か、体が暖かく、心地良いと感じてしまった。
五月△日 了<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/04(土) 23:11:22.22 ID:.X446ck0<>下になってきてるのでage<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 02:42:02.31 ID:n01K4wEo<>>>716
善意のつもりでやってるのならやめとけ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 14:06:25.03 ID:.l0JLYgo<>幼少一方さん可愛いですの・・・<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 18:53:05.46 ID:JTZVa1Yo<>ショタセラレーター捕まえてくる<> 二部の構想が大体形になってきました<>sage<>2010/12/05(日) 22:07:20.65 ID:IuHmFOY0<>五月□日
俺も一応学園都市の生徒らしく能力開発とやらが始まった。
その授業後いけ好かない奴と会った。
木原くンとはまた違ったべくとる(いきなり訳の分からない言葉が授業で出たので使ってみる)で
嫌な奴だった。(どこがいけ好かないか思い出すだけでムカツクので書かない)
………アイツにも何か笑える愛称を付けてやらないとな。
<> はしゃぐ一通さンが好評のようでよかった<>sage<>2010/12/05(日) 22:17:49.91 ID:IuHmFOY0<>「授業……ねェ」


俺は今、教室、という場所に隔離されている。
外にいるときにはまだ小学生にも上がっていなかったので
勉強をする場所はあまり馴染みがない。(だからこそ、隔離、なのだが)
数学や科学といったものは元から好きだったので苦痛を感じる事はなかったが
俺には一つだけ、そう、一つだけ目の前の『教師』にいいたいことがある。


「どォして、俺以外に生徒がいないンですかァ!?」


だだっ広い教室の真ん中でポツンと、俺『だけ』の席がしかなかった事だ。
一人で授業を受けるのは別に問題は無い。
しかし小学校は義務教育、他の生徒がいなければそれはそれでムズかゆいものがあるのだ。
おまけに教師は教師で、


「仕方ねぇだろぉが……お前専用の授業なんだしよぉ」


木原くンだ。
保護者という意味には学習すらこいつが教えるのも含まれていたのだろう。
釈然としない。


「百歩譲って俺一人で俺専用の授業なのは構わねェよ!だけどよォ!なンでお前なのォ!?」


「………」


「で、まぁ、ベクトルの計算方法についてだが」


「無視してンじゃねェよ!!」


せめて、教師くらいは専門家でいいだろ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 22:27:59.37 ID:IuHmFOY0<>結局、五時間連続で木原くンとのマンツーマンで授業をして
地獄のような時間から解放された俺は、施設に備え付けてある自販機の前で、


「………とどかねェ」


身長という壁と戦っていた。
かれこれ五分ほど前、喉の渇いた俺は自販機で見た事のないジュースが売っていたので
木原くンから頂いたお小遣い(サイフから抜き取った千円だ)を挿入したまでは良かったのだが。


「補強の為の椅子すらねェとはな……俺としたことが不覚だった」


とはいえ、今更戻そうにもなんだか負けた気がして癪だ。
小遣いを貰った(盗んだ)お詫びとして木原くンにいちごおでんは買ったが、これは飲みたくない。


「たく……どォして、ンな人気のなさそうなジュース(?)を下の段にしたン……」


悪態をついた直後、ピッ!とボタンを押す音。
時間をおかず、ガランとジュースが落ちる。
驚いて自販機を見ると、一人、背の高い男が目の前でジュースの缶を持って立っていた。


「お前が新入りか………男かよぉ」


………嘆いたその男は、チャラチャラした男だった。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 22:35:13.04 ID:IuHmFOY0<>「しかも年下……見て損したぜ」


見るからに残念そうにヤレヤレと首を振るチャラ男。
その仕草を見ただけで俺の『ムカツク奴ランキング』でトップ座を手にした。
この男のウザさは侮れない、それを直感した。


「てめェ……何者だ」


「おーい、それは普通俺のセリフじゃね?てめぇは誰だっつの」


あーもうだめだコイツ、質問を同じ質問で返した時点でだめだわ。
木原くンと五十倍くらい差をつけてトップに躍り出たよてめぇは、おめでとう。


「てめェに名乗る名なンざねェよ」


「ふぅん……まっ、お前の名前俺は知ってるからいっか」


………何コイツ?死にたいの?死にたいでいいの?
殺していいの?[ピーーー]よ、うん……俺はまじめにそれを考えた。


「喜べよ、お前は選ばれてんだぜ?」


意味が、分からない。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 22:42:17.63 ID:IuHmFOY0<>「選ばれた?どォいう意味だ」


俺は掴みかからんばかりの表情で男を睨む。
年の程二つか三つしか変わらないこの男が自分以上に物を知っているのが心底むかついた。


「おっとっと、怖い怖い……」


だが、男の表情は楽しむようなものになっていた。
チャラ男らしく、余裕の表情を保っている、ぶん殴りたくなるくらいムカツク表情だ。


「て、めェ……おちょくってねェでとっとと話せ!」


「話す必要なんざぁねぇっての、全部すぐ分かる」


「………」


俺は知識に貪欲だ。
知りたいと思ったの物は、すぐにでも脳に記憶したがるし
知らないものであればあるほど、その知識を活用したくなる性質だ。


「教ねェってンなら、力づくで吐かせてやンよォ!!」


男をぶちのめしてもその知識を手に入れたいと、男に掴みかかった。
……瞬間。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 22:49:45.24 ID:IuHmFOY0<>「………あっ、がァ!!?」


地面に叩き伏せられていた。


「あーあー、馬鹿な奴だよなぁ……この俺に楯突こうなんざ、マジモンの馬鹿だわ」


「て、めェ……何……を?」


理解できない事が起きた。
俺は掴みかかった、男はそれを避けた、そこまではいい。
だが。
なぜ、どうして。


「どォして……俺は叩きつけられたァ!?」


触れもせずに、俺は地面に伏している?
俺の問いに男はくっく、と笑うと、しゃがみこんで俺を見下す。


「なぜって、簡単な事だ」


男は一拍置いて、にやりと、表情をゆがめる。


「俺が能力者だからさ」


………それが、俺が初めて能力は体感した瞬間だった。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 23:06:59.76 ID:IuHmFOY0<>学園都市がどんなところかは知っていた。
何をしているかも理解しているつもりだった。
だが、実際は俺は何も知らなかった。


「理解できないか?けど、お前もいつかは俺と同じように能力者になる」


そう決まってんだよ、と呟き男はしゃがみこんでいた体勢から立ち上がり
俺から背を向けて離れていく。
しかし、数歩ほど歩いて、男は立ち止まった。


「………あぁ、そうそう」


いい忘れていたことがあった、と男はゆっくりと振り返る。

ダークマター
「俺は『未元物質』、垣根帝督」


「今はまだレベル4だけどよぉ、それも次の身体検査で覆る」


「学園都市第一位……この街で最強になる男だ、覚えとけ」


じゃぁな、と垣根は手をヒラヒラと振って俺の視界から十秒もせずに消えた。
いや、正確にはすぐ近くにある角を曲がっただけだろう
そんな当たり前のことすら分からなくなるほど、俺は混乱し、超能力の存在を認識してしまった。


「………クソッタレ」


その後、部屋に戻った俺が怪我をしていたのに驚いた木原くンは
『えっ?怪我なんでしてんの?オイ!?大丈夫か?膝擦り剥いてんじゃねぇかぁ!」
と叫んで何故か俺を包帯グルグル巻のミイラ男した。
五月□日 了<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 23:09:11.24 ID:v2dbzm2o<>過保護木原くンいいなww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 23:46:31.07 ID:pw4QFm60<>なんという親バカならぬ馬鹿親木原くン……いいぞもっとやれ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 00:59:50.85 ID:VxUpP2Mo<>ここでショタ根とは

そして過保護木原くんワロタ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 06:08:36.90 ID:7gcaYsAO<>以前垣根スレかどこかでも過保護木原くンがいたけど
この木原くンも良いパパンだな<> 過保護木原くンはこれからも……?<>sage<>2010/12/06(月) 21:36:51.10 ID:msqHMwQ0<>五月○日
不思議な飲み物を飲んだ。
黒、いや、茶色?とにかく見た目コーラに似た飲み物だった。
コーヒーというらしくとてつもなく、苦い。
……それを木原くンにいったら爆笑された。
お前にはまだ早い、らしく、買ってきたジュースを手渡された。
別に嫌いな味ではなかったが……また挑戦してみよう。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 21:58:35.65 ID:msqHMwQ0<>「五月だってのに、暑いなァ、オイ」


五月も下旬になり、天気も梅雨を感じさせる曇り模様。
六月の到来を間近に控えていた俺は自室で呟いた。
現在絶賛勉強中、未だに理解しきっていない『べくとる』と格闘していた。
だが、呟きどおり暑くて集中出来ていなかった。
分からないものを集中できていない頭で考えても進まない。


「……喉が渇いたな」


仕方ない、今日はもう勉強終了。
どうせ理解できていない部分は『べくとる』だけだ。
後の知識は完璧に覚えている、今はこれで充分だろう。
俺は机から立ち上がり、冷蔵庫を目指す。
確か麦茶か何か冷やしていたはずだ、それを飲んで後は本でも読んでごろごろしよう。


「………あン?もォねェじゃねェか」


しかし、求めていたものは既に空。
そういえば木原くンが喉が渇いたいいながらがぶ飲みしてたな。
子どもを水分不足でミイラにする気か、あのクソ保護者。


「しょォがねェなァ……また施設の自販機で……?」


めんどくさいが部屋から出ようとした俺は、ふと地面に落ちていた何かに気付く。
なんだこれ?そう思いながら拾ったそれには『インスタントコーヒー』と書かれていた。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 22:11:04.41 ID:msqHMwQ0<>「ホットでも、アイスでもどちらでも楽しめますゥ?」


拾った『それ』には簡単な作り方が書いてあった。
冷水でも作れるというそれは、喉の渇いた俺には神の思し召しのように思え
それを持って袋を破り、中にあった粉末状の物が入ったペーパーをコップにセットし
水道水で水を汲んで準備完了、後はこれを注ぐだけ。


「まってろよォ……コーヒーちゃァン?」


今の自分は至福に満ちた顔をしているだろう。
舌なめずりだってしているはずだ……一体どんな味なのか。
意を決してコップの柄を持ち、一気にそれを、流し込んだ。


「……………………」


…………?
嫌いな味ではない。
だが、不思議な味がする。
今まで体感した事のない味をしたそれは、


「にっがァああああああああああああああ!!」


苦かった。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 22:47:03.87 ID:msqHMwQ0<>「で?なれない飲みモン飲んで、悶絶したわけか」


夜。
俺は、未だに苦い感覚が残っている気がする舌にジュースを流し込みながら
ケタケタ笑う木原くンと向かい合っていた。


「うっせェよ……あそこまで苦いとは思わなかったンですゥ」


俺は口を尖らせて、木原くンを睨む。
しかしその視線を上手くかわして木原くンはいそいそと何かの資料を取り出していた。


「オラよ、コイツをお前に渡しておくぜ」


スルーされた事はともかく、取り出された資料には興味がある。


「あン?」


受け取った資料には授業で見た覚えのある薬の羅列。
そして、効能や、様々な公式が記されていた、中には、『べくとる』もあった。


「六月の下旬……一ヵ月後にお前の能力開発が本格的に始まる」


「超能力……かァ?」


木原くンはお得意のニヤケ笑いをつくり、縦方向にゆっくりと頷く。


「あぁ、そうだ……シミュレートの結果、お前には超能力者の資質がある事が確認されたんだ」


……………超能力、垣根帝督の事を思い出す。
あいつには一泡吹かされた苦い思い出がある、コーヒーよりも苦いムカツク記憶だ。
能力があれば、奴を越えられる可能性がある、やらない手は無い。
俺も木原くンに負けないくらいのニヤケ顔を作る(本家には劣るが)。

                          アクセラレータ
「いいねェ、いいねェ……能力者計画……『一方通行』、やってやンよォ!」


それは、少し先の未来で俺を示す言葉になる計画だった。
五月○日 了<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 18:31:03.68 ID:cc5lGkAO<>この木原くンは間違いなく翌日マックスコーヒーを買ってくる<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 19:40:43.39 ID:hYC7eM6o<>>>735
マッ缶かwwwwwwww
確かに木原パパなら買ってきそうだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:22:12.12 ID:QefNdek0<>六月△日
久しぶりに垣根に会った。
かねてから考えていた愛称を奴に発表してやったところ
『てめぇ、なめてんだろ』といわれた。
俺としてはこの年一番といっていいくらいの素晴らしい愛称だったのだが
チンピラにはそれを理解できなかったらしい。
そして、また一人、能力者が俺の前に現れた。
高飛車で良いところのお嬢様に見えなくもない女だ。
………垣根の奴は、そいつが少し気になっているようだ。
奴の弱みを握る事に成功した、愉快愉快。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:25:39.36 ID:QefNdek0<>六月に入り、俺の周りもあわただしくなってきた。
五月病から抜け出した、というより俺の能力開発の準備が始まっているのだろう。
木原くンの授業も薬の効能などについての分野が多くなり
俺が薬物を使われる事に対しての抵抗感を排除しているように見えた。
薬を嫌がると思われているのがなんとなく、子ども扱いのような気がした。


「まァ、いいさ……俺を能力者にしてくれるってンなら少しくらい譲歩してやってもよ」


そう思って授業中、俺がそんなことを言うと、木原くンにどしかられた。
木原くン曰く、自分から成長しようとしない人間は成功しない、らしい。
俺としては、どんなに頑張ったところで天才は天才で、どうあがいても
いくら努力したところで、追いつく事はできやしないと思う。
人間というのは傲慢で、才能あるものしか見ない。
努力家はその努力のみが評価され、努力する事が才能と見られてしまう。
………外見も、同じだ。


「………ふン」


溜息をつき、思考を一時停止させる。
無駄事を考察するのは疲れるのだ。
ただ、俺が無駄事を考えるのは気分が良い時だ。
そう、俺は気分が良かった、ついに『べくとる』について理解したのだ。
出された問題を数秒と経たず解いた時、木原くンは驚き、それでいて、褒めた。
褒められるのは気分が良かった、外にいたときに褒められた事など一度もなかったからだろう。
………ぬるま湯につかりすぎているのかもしれない。


「ちっ……やめだやめだァ、コーヒーでも飲ンで気分でも変えっか」


……自販機に近づき、最近入ったコーヒーを買う。


「コーヒーなのに甘いたァ、革命的だよなァ?」


ブラックコーヒーが苦く、まだ満足に飲むことが出来ない俺に
木原くンは甘ったるコーヒー(カフェオレ?)を俺に勧めてきた。
甘いものは好きではないのだが、そこはコーヒー、仄かな苦味がしっかりとあり
一気に飲み干す事も出来る代物だった。
ただ不思議なのは、それを買って来た次の日に自販機のコーヒーがそれに変わっていた事だろうか。
まるで俺が飲むのを予想していたようにそれは用意されていた。
いつかブラックコーヒーも飲めるようになるといいのだが……。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:26:42.43 ID:QefNdek0<>「おっ?久しぶりだなぁ、オイ」


コーヒー(俺はコイツをコーヒーと信じている)を飲んでいると
やっと気付いたようなフリをして垣根が近づいてきた、演技が下手だ。


「……何しに出てきやがった」


「俺が施設でどうしようと俺の勝手だろ?」


確かにそうだが、わざわざ俺の目の前に現れるのは非常にムカつくのでやめて欲しい。
……いつか足元をすくってやる。
仕方ない、もう少しじっくり考えたかったが最っ高な愛称で呼んでやろう。


「あァ、はいはい、勝手ですねェ……『て い と く ん』?」


「…………は?」


この反応はデジャヴュな気がする。
だが、垣根改め、ていとくんのアホ面はしっかり確認した。
カメラがあれば撮ってやりたいところだが、今は手元になく残念だ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:29:46.81 ID:QefNdek0<>「なんだよ、それ……」


驚きのあまり硬直したか。いいだろいいだろ?チャラ男顔とのギャップが最高じゃねぇ?ぎゃはっ!


「てめェの愛称だよ、カワイイだろォ?」


「どや顔すんな、かわいくねぇし、ムカつくぞ」


照れんなよ、どうせ友達いなくて愛称で呼ばれたことないから恥ずかしいんだろ?


「親しみを込めてやってンだよ、喜べよ」


「だぁからぁ……ちっ……今回は許してやるから二度と呼ぶんじゃねぇぞ?」


しょうがねぇ奴だ。


「分かったよ、ていとくん」


しょうがねぇからもう一回呼んでるよ。


「…………ぶっ[ピーーー]」


……おちょくりすぎたせいでていとくんの雰囲気が変わる。
まさか[ピーーー]までいくとは、そんなに嫌なのだろうか。
それとも俺の愛称のセンスがないのか、いやいやそんなことは無いはずだ。
木原くンは、照れ隠しで『お父さん、もしくはパパと呼んでくれ』と
暗に今の愛称で呼んでくれアピールで駄々をこねてくるが、そういうタイプとはこいつは違うのか。


「(不味いな……まだ俺には能力がねェ)」


流石にまだ死ぬわけにはいかない。かといって、ていとくんの攻撃を防ぐ方法も
見つからなければかわすこともできない。どうしようかと悩んでいるとき、


「いいじゃない?ていとくん?」


……バシュっという音ともに俺の視界が真っ白になった。<> ピーの部分は『殺す』です<><>2010/12/08(水) 01:31:35.10 ID:QefNdek0<>真っ白になった瞬間見えたのは女。
それだけしか分からなかったし、なにより耳に轟音が響き
その上電光のような何かが俺の視界を覆ってしまったので、それしか判断できなかった。


「……………」


五秒程して、視界を覆った真っ白な光は消える。
目がチカチカとしていたが、目を擦り、電光が奔った方角に視界を向ける。


「は〜い、アンタが垣根がいってたクソガキ、かしらーん?」


そこにいたのは、ていとくんと同じくらいの年の女だった。
いいとこのお嬢様なのだろうか、有名なブランドの服を着ていた。
(俺はそういった服に関しては関心があったので、女物でも判別くらいは出来た)
この女も能力者なのだろうか。


「……麦野、邪魔しにきやがったのか」


ていとくんが麦野と呼ばれる女を見て言う。
いたずらをして見つかった、そんな表情をしている。


「はっ!アンタがそいつを片付けるのは簡単だけど、それをしてこの先、生き残れると思うの?」


一方、麦野のほうは、呆れた表情で垣根を見下す。
能力者どうしの力関係はよく知らないが、この女はていとくんをねじ伏せる何かを持っていそうだ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:32:17.66 ID:QefNdek0<>「………うっせぇな、男同士の喧嘩に女が茶々入れんなよ」


……ん?


「ほぉう……アンタは格下相手に本気を出すほど小物なわけ?」


……んん?


「ち、ちっげぇよ、バーカ!だ、だれが本気を出すかっつーの!」


……おかしい、ていとくんの様子が先ほどからおかしい。
今まで俺に何を言われてもどこか余裕を見せていた態度が豹変し
女に成すがままな状態になってきている。


「まっ、アンタがそこまで小物なら私がアンタを越すだけよ、未元物質」


「はっ!ま、まだまだ出力が安定してなくてレベル3のお前が俺を越せるってのか!?」


「最大出力ならとうの昔にレベル5に達してるわよ、それはアンタも同じじゃない?」


「それなら俺だってそうだっつーの!!お前のは、俺が手取り足取り教えてやったから……」


「アンタが勝手に色々言ってきただけじゃない、私は私でやっただけだもーん」


「……………………」


好き勝手な痴話喧嘩が始まってしまった。
しかも、どうやらていとくんは麦野という女に対して浅からぬ何かを抱えているようだ。
俺を置いて喧嘩をし続ける馬鹿二人から背を向けて俺は木原くンの待つ自室に向かう。
ある意味でていとくんの弱味を握り次ぎ会うときが楽しみだ。
にやりと笑い、ていとくんたちに別れを告げる。


……奴との最後の別れの挨拶だった。


六月△日 了<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:54:25.13 ID:2lSsQK6o<>ここの一方通行は深井大尉に雰囲気が似てて楽しい<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 07:49:10.75 ID:GW6IfqE0<>ショタセラレータが可愛い<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 18:22:18.21 ID:IMlh0Bco<>もうすぐ能力開発の開始日
ってことは事故が…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 02:27:47.90 ID:dv2O/cc0<>六月○日
ついに明日は俺の能力開発が始まる日だ。
どんな能力で、どんな事ができるのか、今この瞬間でも考えている。
木原くンは注射とか薬とか嫌なら今のうちに言っとけよ等と未だに子ども扱いしてくるが
今更怖いといったところで俺の能力開発が中止になるわけではない。
もとより化け物の自覚のある俺に超能力が目覚めれば、それこそぴったりだろう。
俺がより化け物に近づき、俺に干渉するものがいなくなれば、誰も傷付く事はなくなる。
……俺の父や母のように、俺といる事で不幸になり、死ぬ人間もだ。
明日になれば、その道が開かれる。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 02:29:18.10 ID:dv2O/cc0<>この日、授業は無かった。
自室で布団に潜り込んで本を読み、暇つぶしをしていた。
夜のその時間は俺にとって一番安らぐ時で、同時に明日が来ると憂鬱になっている時間でもあった。
ただ、今日は違う。
明日は俺にとって念願だった能力開発が始まる日だ。
能力を開発する事によって俺にどんな力が宿るのだろうか
興奮はずっと冷めずにいて、ついつい夜更かしをしてしまっていた。
……いつもは本の内容が頭に流れ込んでくるのに、今日はそれが無かった。


「おい、さっさと寝ないと寝坊すんぞ?」


「―――――!!!い、いきなり顔出すんじゃねェよ!!」


明日の事に集中しすぎて本どころか、木原くンにさえ気付かなかったらしい。


「そーとー興奮してんのな、お前」


その様子を見て木原くンはケタケタ笑う、相変わらず反吐が出る笑い方だ。


「悪いかよォ……てめェのいう、ガキっぽい反応はこういうのじゃねェのか?」


子ども扱いされるのは嫌だが、挑発代わりにそういってやる。
木原くンはそれをいわれても表情を全く変えず、俺の頭を撫でた。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 02:30:35.65 ID:dv2O/cc0<>「お、おい!!やめろォ!!」


「たくっ!んなふうに言われたって、ガキとは思えねぇっつの!」


「や、やめっ……つかよォ、ガキ扱いしてンじゃねェか!!」


「おうおう、いくらでもガキ扱いしてやんよ」


木原くンは撫でる手を止めない。
俺の髪の毛をまるで自分の髪の毛のように乱暴に扱う。
けれど、その手は大きくて、暖かみがあって、何故か心地よくて
俺の抵抗する意思を簡単にそぎ落としていく。
これがなんなのかが俺にはわからなかった。
優しくされる事は俺にはあってはいけない事のはずなのに
木原くンにだけはそれを望んでしまう自分に気がついてしまう。
もし、死んだ父が同じ事をしたら、俺は喜んでいたのだろうか。


「……………」


ふと考えているうちに、その手の動きが止まってしまった。
乗せられたままの動かない手、止まった腕。
腕に沿って視線をずらしていくと、木原くンがじっと俺を見ていた。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 02:31:02.43 ID:dv2O/cc0<>「木原くン?」


その表情がひどく悲しそうに歪んでいて。
どうして、そんな顔をしているのか無性に聞きたくなった。
だが、


「……………どうした?」


聞きたいのに。


「………なンでもねェ」


聞けなかった。


「………そうか、じゃぁもう寝な、明日は大事な日だからな」


木原くンが俺から離れていく。


「…………あァ」


結局、俺はその理由を聞くことが出来なかった。
六月○日 了<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 03:35:37.83 ID:Ex/JCGgo<>切ねぇ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 00:20:11.97 ID:eVh6o8co<>乙!
木原くンマジおとうさん

お互い、やさしくしていいのか、やさしくされてもいいのか
戸惑ってる感じが切ないな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 22:49:26.81 ID:BqEPXuk0<>六月□日









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 22:50:30.05 ID:BqEPXuk0<>七月△日









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 22:51:40.96 ID:BqEPXuk0<>八月○日









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 22:52:40.62 ID:BqEPXuk0<>九月○日









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 23:20:56.61 ID:BqEPXuk0<>「この薬を飲んだら終わりだよ」


医師の服を着た研究員が俺の顔を覗き込みながら薬を手渡す。
俺はいつもの施設を離れてとある病院の一室に横たわっていた。
寝ているわけでもなく誘拐されたわけでもない。
時刻は正午前、能力開発が今まさに終わる瞬間だった。


「……ン(脳に電極ぶっ刺されるとは思ってもなかったぜェ)」


終わった後の感想といえば、『最悪』の一言、薬を飲むだけかと思っていたのにいきなり、


「じゃぁ、脳の中を拝見するねー」


等とふざけた調子で電極を指し示しながら麻酔を刺してくるのだから溜まったものではなかった。
気付いたら、かなり時間が経っていて、起きたら早速、先の通り薬を飲めと言われた。
………仕方なく、薬を飲み込むと研究員は気味の悪い笑顔を俺に向ける。


「よしよし、これで君も能力者になれる、と思うよ」


「はァ?確実になれるンじゃねェのかよ」


計画書が渡されるくらいなのだから、能力開発を受ければすぐにでも手から火を出したり
風を起こしたりできると思っていたが研究者に聞くとどうも違うらしい。


「能力の発現は『きっかけ』が大事なんだ」


質問が嬉しいのか知らないが、上から目線の物言いはいささかどうだろうと思う。
そんな俺の気は気にもせずに研究員の男は話を続ける。


「自分の自分だけの現実に大きな揺れが起きた時、もしくは衝撃が起きた瞬間、
 自分の幻想がはっきりとしたイメージとなった時、初めて能力は開花するんだ」


その前に演算だとか、努力はとても必要になるけどね。
そう言葉をしめると俺をベッドから立ち上がらせ、出て行けとでも言うように部屋から追い出した。


「…………衝撃、ねェ」

俺にとって衝撃な事とは、何なのだろう。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 23:50:52.15 ID:BqEPXuk0<>病院を出て、数時間ぶりに陽の光とご対面する。
外にいたときは陽の光に当たろう等と考えた事もなかったのに
今日の陽の光は不気味なくらい心地が良かった。


「…………と、木原くンを探さねェとなァ」


保護者に見えない保護者代理は能力開発に時間が掛かるのは分かりきっていたようで
俺を病院に預けると、ぶらぶらしてくると言ってどこかに行ってしまった。
せめて、行く場所くらいは教えて欲しいものだ。


「ちっ、迷子とか笑えねェぞ」


言っておくが俺じゃない、木原くンだぞ。


「………衝撃的なこと、ねェ」


探すのも面倒なので、病院で研究員に言われた事を反芻する。
……衝撃的な事、一般の人間からすれば、俺の人生は衝撃の連続だ。
生まれたときから目は赤く、髪が生えれば髪は雪のように白かった
それを親に蔑まれ、虐待され、ろくに世話もされず、自分の力だけで生きてきた。
程なくして俺もろとも事件に巻き込まれ、『お節介な馬鹿』も含めて三人が被害を受け内、二人が、死んだ。
言うまでもなく、死んだのは俺の父と母。
そして、『お節介な馬鹿』は化け物を庇い重傷を負った、結果、化け物だけが無傷となった。
目の前で両親が死に、俺を怖がりもせずに近づいた馬鹿は怪我をした。
俺は生まれたときから疫病神で、死神だった。


「………衝撃的な事なンざ、おきゃしねェンじゃねェか?」


子ども心でこれ以上に衝撃的な事は他にないのではないだろうか。
……だが、これは発現の一つの方法でしかない。
俺自身が求めているものを掴めれば、能力は開花するに違いない。
しかし、それは何か?それが分からなければ、話は進まないだろう。
―――――それは、


「おっ!終わったか!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 23:57:08.56 ID:BqEPXuk0<>「!!」


思考が切れる。
少し遠くからそれでも聞こえる大きな声。
視線を泳がせると、木原くンが俺を見つけたようだった。
恥ずかしげもなく、手を振ってやがる。


「たくっ、保護者のくせして、迷子たァめンどくせェ野郎だ」


あまり関係している奴と思われたくないが、人通りは少ない。
俺はまだ手を振り続ける木原くンと合流しようとして―――――


「―――――逃げろ!!!」


突然、木原くンの表情が一変した。
必死の形相で俺に一気に距離を近づけ、俺を押し飛ばした。


「はっ??」


分けも分からず、振り向くと。
挙動のおかしい運送用トラックが物凄いスピードで、ガードレールを跳ね除けて
俺と木原くンに迫ってきていた。


「―――――――――なっ!!!?」


押し飛ばされたのはいいが、どうする?
今から逃げようとしても、病院に逃げ込もうとしても足では間に合わない。
道路側も同じだ、トラックはかなりのスピードで、どんな運動神経でも跳び越す間に、轢かれる。


「(俺の事はどうでもいい!!)」


俺が逃げたところで、木原はどうなる?
轢かれるのか?化け物を救って?また、あのときの馬鹿のように?
関係のない人間が、怪我をして、俺だけ、助かる可能性を掴むのか?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 00:03:17.05 ID:6D6nbDE0<>「今日の飯は何が良い?」


――――ふざけンな。


「今日からてめェは木原くンだ、覚えとけ」「は?」


――――俺はどうでもいいンだよ。


「学園都市の最先端技術の研究過程を見せてやんよ、どうだ?」


――――どォして、こンな化け物の為に。


「まったく……普通のガキみてぇに笑えんじゃねぇか」


――――笑ってくれる?優しくしてくれる?


「えっ?怪我なんでしてんの?オイ!?大丈夫か?膝擦り剥いてんじゃねぇかぁ!」


――――ふざけてやがる。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 00:04:58.54 ID:6D6nbDE0<>













――――――――ふざけンじゃ、ねェえええええええええええええ!!














<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 00:14:55.35 ID:6D6nbDE0<>「オオオオオオオオオオオオオオオオ!!」


脇目もふらず、叫び、走る。
なにも考えず、足を動かす。


死んで欲しくないと思ったから。
これ以上、目の前で誰かを失いたくないから。
守りたいから。


もっと、一緒にいたいと思えた事があったから。


トラックのとの距離は一メートルもない、『右手』を前に出す。
ゴギ、と骨の軋む、砕ける、折れる。
それがどうした?俺がどうなろうが、知ったことじゃない。
俺が生き残って、木原が死ぬ。
助けてみせる、死なせはしない。
奴がいない………父がいない、<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 00:17:55.87 ID:6D6nbDE0<>――――そンなクソッタレな世界は






               俺がこの手で






                                 ぶっ[ピーーー]!!――――――<> 上はなしだ<>sage saga<>2010/12/11(土) 00:18:51.66 ID:6D6nbDE0<>――――そンなクソッタレな世界は






               俺がこの手で






                                 ぶっ殺す!!――――――<> 感情に任せすぎてsagaを忘れた学習しない1<>sage<>2010/12/11(土) 00:26:11.57 ID:6D6nbDE0<>俺とトラックが接触する。


体がひしゃげる音


『トラック』が目の前でバラバラになる光景。


―――――――まるで力が跳ね返ったような


考えようとしても、頭が痛い。
破裂するくらいの衝撃で、視界がぼやける。


―――――――と、う……さ


まだ動く左手を伸ばす。


―――――――よか、た


何かを掴んだと思ったとき、思考は停止した。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/11(土) 00:28:32.15 ID:6D6nbDE0<>きょうはここまで、一番sagaするべきところでいつも忘れるのはなんで?
ねぇねぇ、なんで?なんでなの?クソッタレええええええええ!!
過去編は次で、終わりです。
二部まであと少し。
もう少しだけ、二人の物語に>>1の自己満足にお付き合いください。
では。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 00:32:28.06 ID:qFMZMNIo<>かっこよすぎるだろ第一位

おつおつ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 02:29:28.56 ID:pT40S.AO<>男を見せたな 一方通行!
超乙です。続きはいつ?

>>765 まぁ…次からは過去の失敗を糧(かて)に頑張ってくれww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 04:42:22.74 ID:qFMZMNIo<>禁書SS読んでるとぶっぴーには慣れっこだざ<> 遅くなって申し訳ない<><>2010/12/16(木) 23:50:56.73 ID:mcfK1.w0<>―――――紅い世界


―――――――生臭さと鉄の味


――――――――――目の前で人が倒れていく


―――――――――――――それは良く知っている人物で


――――――――――――――――――自身に最も近かった人物だ <> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/16(木) 23:51:47.17 ID:mcfK1.w0<>暗い世界で、あぁまたこの夢か、と溜息をつく。
いつもどおり最悪の夢だ。
夢の始まりは、いつも何人もの人がいる。
誰もが笑っていて、誰もが幸せそうで、この世に不幸なんてないかのように
戦争、犯罪、貧富の差、全てが遠い世界の別次元の話のように華やかだ。
その世界でいつも俺は一人だった。
真っ暗で、何もない世界なのに、誰もが俺を避けて通っていく
笑顔だった人の表情が、俺を一瞥しただけで、鬼ように狂気に歪む。


ボ ク ガ ナ ニ カ シ タ ノ ?


通り過ぎる一人一人に問いかける。
世界で一人ぼっちな俺は、その問いかけすらも無視される。
それでも、何度も何度も問いかける。
耐え切れなくなって通りかかった人間にすがりつくと突き飛ばされて
化け物め、と呟かれる。
人は望まれて生まれると聞いていた。
人は生きたいと思ったから世に出てくると思っていた。
けれど、俺は望まれていたわけではなかったのだ。
その事実に気付いてうずくまる。
通り過ぎる人々がそれを笑いを堪えながら、俺から離れていく。
俺は、呪う。
こんな世界消えてしまえ、と。
―――――望んだ瞬間、世界は紅く、染まった。
笑い声が悲鳴に変わる。
周りには人が五万といたはずなのに消えてしまった。
ドサッと、倒れる音が聞こえ、それが断続的に続いていく。
突然目の前で、人が倒れる。
誰か分からなくて、顔を確かめると、それは父親だった。
自身の息子を化け物と呼んだ、最悪な父親だ。
倒れた父親を揺り起こそうとした時、また、目の前で人が倒れこむ。
―――――今度は母親だった。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/16(木) 23:57:22.36 ID:mcfK1.w0<>呆然と倒れた二人を見ていると、コツッと誰かが近づいてくる音がした。
人が来た事に喜んで助けて、と叫ぶ。
大嫌いな父と母でも、今はけが人で、これ以上傷付いて欲しくないと思ったからだ。
近づいてきた人にもう一度、助けて、と頼む。
その人はゆっくりと近づいてくる。
なぜそんな冷静なのか訳がわからず、早くしてくれと言ったところで
そいつが、銀色に光るナイフを持っていることに気付いた。
それで、理解する。
コイツが父と母を傷つけたのだと、そして、俺も殺そうとしている事も。
動かない俺に対して、ナイフを持った手が振りかぶられる。
恐怖なのか、驚愕なのか、とにかく俺は動けない、声も出せない。


――――あぁ、また、死ぬのか。


夢だと分かっている。
現実で起きた結果では俺は死ぬ事はなかったから。
けれど、本当は死んだ方がよかったんじゃないかと思っているから、こんな夢を見る。
誰にも同情されず、一人のまま死んだ方がいい。
化け物は、それがお似合いだ。

いつものように振り下ろされたナイフから目を背け夢の中で死ぬ準備をする。
ここで死ぬと、起きた時は最悪な目覚めだ。
…………だが、いつまでたってもナイフは振り下ろされない。
意を決して、ナイフの方を見るとその手が消えて。
倒れていたはずの父と母が、ナイフを持つ人の体を必死に止めていた。
状況が分からない。
あの二人は俺のことを化け物と罵って、俺のことを望まない子どもと思っていたはずだ。
なのに、どうして、あんなに、優しい顔で俺のことを見ているのか。
助けたい、助けなきゃいけない、そう語っているようで。
――――父の口が動く。
――――母も頷く。
逃げろ、だったのか、生きろ、だったのか分からない。
俺が、何か言葉を発しようとした時、目の前は真っ白になった。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 00:19:00.62 ID:8BZRup20<>「…………こ、ここは?」


目を覚ますと、真っ白な天井が視界一杯に広がる。


「――――――っ!」


頭が痛い、頭部をさすってみると包帯の感触がした。
それでようやく俺は病院にいるのだと自覚する。
そして、どうしてそこにいるのかも思い出した。


「そ、うだ……木原!」


奴を庇おうとしてトラックと衝突した。
トラックが大破して、俺の頭に激痛が奔ったのも覚えている。
あの速度のトラックと衝突してどうして生き残ったのかも疑問だったが
まずは奴が生きているかが重要だった。


「くそ!!寝てる暇なンざ……つっ!!ァ!!」


頭痛がひどい、それでも、心配だった。
生きていて欲しい、死んで欲しくない、助かってくれないと嫌だ。
ガシャン、と何かが落ちると音がした。


「あン………?」


音のした方向を見ると、看護師らしい女が驚いた表情で俺を見ていた。
わなわな、と表現した方がいいだろうか、少なくとも俺を見て震えていたわけではないらしい。
俺が声をかけようとすると看護師の女は先生!と叫んで走っていってしまった。


「………待ってた方が得策かァ?」


医者に聞けば、木原が生きているかは分かるだろう。
頭痛も引いてきたし、様態を悪化させるのも医者に悪い。


「(焦ったって仕方ねェ……頭冷やすか)」


一度、横になる。
眠る気になれず、目を瞑りはしなかった。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 00:36:07.19 ID:8BZRup20<>しばらくして現れた医者はカエルに似た妙な奴だった。
そのカエル医者は意識を取り戻した俺を見て、驚きもせず
むしろ今日は起きるのを予測していたように自然と俺と会話を始めた。
頭痛がするのなら話すのをやめようかといわれたが情報が欲しい俺は少し無理をして話を続けた。


医者の話では結果として、木原は無事だったらしい。
事故の発生場所が病院の近くだった事も幸いしたらしく
全身骨折状態に近かった俺も事故発生からすぐに手術が始まり、一命を取り留めたそうだ。
……ただ、脳の昨日は殆ど麻痺してしまっていて、必ずしも五体満足ではなかったが。
今の俺は超高速演算能力をもったCPUで言語能力や身体機能を補っている。
そのCPUがなければ立つことも、話すことも、話している言葉も理解できなくなってしまう、不便な体だ。
後悔は、なかった。


「まぁ、こんなところだけど、質問はあるかい?」


話が一通り終わり、医者がカルテらしいものを見ながら言う。
俺が首を横に振るとそれは医者の合格点のようで、にこりと医者は笑った。
とりあえず、木原よりはマシな笑顔だ。


「僕が話せるのはこれくらいかな……うん、後は……」


医者が後ろを向く。
俺はその理由が分からず、医者の向いた個室の入り口を見ると、


「クソガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!」


木原くンが現れた。


「お父さんに説明してもらうといいね?」


医者が苦笑しながら、呆れて言った。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 00:44:52.00 ID:8BZRup20<>「うぉおおおおおおおおおおおおおお!!やっとめぇさましやがったぁ!」


「ぐォ……くるし……」


医者が個室を出て三十分はたった。
現在の俺は木原くンから熱(くるし)い抱擁を受けている。
かれこれ二十五分間ぐらいこの状態が続いていて俺は意識を失いそうだった。
頭痛もする、あれ?頭痛がしてくると俺ヤバイんじゃね?


「たくよぉ!お前、ほんと、馬鹿!アホ、ドジ!マヌケ!」


「…………るっせェ」


流石に馬鹿にしすぎだ。


「…………………」


「木原くン?」


突然黙った木原くン。
二十分以上続いていた抱擁から解放される。
表情は真剣なものに変わっていた。


「………………今日は、報告に来た」


「報告……?」


なんの報告だろうか。
真剣な表情の木原くンが口を開く。


「お前の、能力についてだ」


「…………何?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 00:55:20.19 ID:8BZRup20<>「どォいう事だ?俺は能ダメージを負っていて、立っているのがやっとって話だろォ?」


医者はそういっていた。
俺は、脳にダメージを負っていて、言語能力と身体機能を高速演算装置で補っている。
結果は見えているだろう、俺に能力を使える力は残っていない。
なのに、報告をする必要があるのだろうか。


「表向きはそうだ、お前はもう立つ事も精一杯、そういう話になっている」


表向き。
つまり、俺のつけている高速演算装置に何か仕掛けが施されている。
超能力を使えるほどの何か、が。


「おめでとう、お前は学園都市で最強の能力者になった」


突然、木原くンが拍手を始める。
いや、それ以上に気になる事があった。


「………最強、だと?」


「お前は学園都市第一位、能力名は一方通行=v


「第一位?俺が………?一方通行?」


話が何もかも、突飛過ぎた。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 01:09:10.25 ID:8BZRup20<>木原くンは呆然としている俺を尻目に説明をし始める。
まず、俺の眠っていた期間。
四ヶ月間が俺の意識を失っていた時間らしい。
六月の下旬にシステムスキャン、身体検査とよばれる能力のテストが行なわれた。
その日が事故の日だった。
あの事故の時、俺は能力が開花し、トラックを粉砕した。
そのときの映像が残っていて、俺の能力の出力の計算がされた。
高速で近づくトラックに対しての俺の能力の演算速度、能力の威力
どれもが全て今までにないほど圧倒的なものだったらしい。
大した検査をする事もなく、俺は超能力者、学園都市の頂点に立ってしまったそうだ。
もちろん俺は疑問を持ち、質問をした。
いくらその時にとてつもない力を使ったとしても、今の俺にそれを使えるのか。
その問に木原くンは『YES』の返事を即答した。
事故当時ほどの出力は無理でも、それに近い、半分程度の演算なら
今の俺でも高速演算装置を能力者モードにすれば三十分間は能力を使用できるらしい。
半分程度でも、俺は、学園都市で誰よりも頭が良いということのようだ。
……能力者になり、いけ好かない垣根を越えるという目標は何の問題もなく達成してしまった。
夢なんじゃないかと、疑った。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 01:43:39.11 ID:8BZRup20<>口を挟むことなく一気に説明が済み、俺は拍子抜けしてベッドに倒れこむ。


「オイ!大丈夫か?疲れたんなら言えよ!」


そういって木原くンが駆け寄ったが誰のせいか考えろ。
どうみても説明したお前のせいだろ。
狸寝入りを決め込みいままでの説明を反芻する。
……話が出来すぎているといえば出来すぎているが、信じるしかない。
何より、目の前にいる馬鹿親が何の怪我もないことに安心してしまった自分がいる。
ぬるま湯につかっていた俺は、とんでもない甘ちゃんになってしまったらしい。


「……………」


「おーい、クソガキー……寝ちまったのか?」


寝ていると思うのなら話しかけるなと思うのに木原くンの声がうざったいが心地よい。
眠っている間、聞いていなかったからか、安心する。


「……たく、心配かけやがって」


頭を軽く撫でられる。
今までのように乱暴なものでなく、優しく、頭の痛みを和らげるように。
気付けば、その手を握っていた。


「………お前」


冷たいのか、暖かいのか、人の手を握った事がないから基準が分からない。
けれど、手は脈打っていて生きているのだと実感する。
視界がぼやける、呼吸が荒くなる。


「よ゛がった゛……!生きてで、くれ゛、て」


「…………アホ」


その日、俺が親父と呼ぶ人が出来た。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 01:45:18.32 ID:8BZRup20<>十二月○日
退院した。
その日に初めて親父が手料理を作ってくれた。
結果、また入院した。
まだ、腹が痛い<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 01:53:22.98 ID:8BZRup20<>一月△日
新年。
正月ということで学園都市にある神社に行く。
科学の街で神仏を奉るのもナンセンスなのではないかと思ったが
親父曰く日本人は都合の良い人種らしい。
一応、納得する。
(おみくじを引いたら今年は出会いがあると書いてあり結婚運が良くて金運が悪かった、意味がない)


二月□日
親父が熱を出した。
休まずにした仕事が祟ったらしい、仕方なく看病すると
うつるからくるんじゃねぇええええええええと叫ばれた、過保護にも程がある。
ベクトル操作でぶっ叩き、気絶させて、看病を続けたら、病状が悪化した。(なんで?)



三月○日
学園都市に来てもう少しで一年になる。
特に祝うべき日でもないが、祝うべき事があった。
ブラックコーヒーに少しなれることに成功したのだ。
それを親父報告すると、疑われたのでぶっ飛ばした、今日は良い日だ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 02:03:39.61 ID:8BZRup20<>八月□日
学園都市に入り三年目(二年目のノートは無くしてしまった、どこにいったのだろう)
今年入った学生の中に以前住んでいた施設に新しい能力者候補が来ることがわかった。
明日、見に行ってみようと思う、からかいやすい奴だと面白そうだ。


八月○日
………施設に来たのは俺より二歳ほど年下の女だった。
後姿と横顔しか見えなかったが、肩に掛かるくらいの茶髪(シャンパンゴールドといったほうがいいだろうか)で
忙しなく施設をみて回っていた。
来た当時の俺を少しだけ思い出す。


九月△日
あれから毎日施設に顔を出している。
あの女の横顔が忘れられない、訳が分からない。
一瞬だけ見えた笑顔が今までの誰よりも、純粋で綺麗だった。
………忘れよう、施設にも行かないようしよう。





………やっぱり、後一回だけ、行こう。


十月□日
(解読不能の文字の羅列で読むことが出来ない)


.......................


...........................................


...........................................................<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 02:13:39.74 ID:8BZRup20<>六月
これで二桁、三桁はいっていないだろう、日記を新調したこの日記もよくここまで続いたもんだ。
最近では物事の整理だったりばっかりだったが、久しぶりに日記らしいことを書こう。


今日は、妙な女にあった。
常盤台中学の制服着た肩に掛かるくらいの茶髪の女だ。
それだけなら特に妙な事は無いのだが、額にゴーグルが掛かっていた。
話し方も抑揚があまり無いし、どこがであった気がする女だった。(ミサカというらしい)
顔は悪くないのに、少し残念……アホかっての。
しかし、久々にあったような気持ちはなんなのだろうか
以前の日記を見ようにも一度、親父に見られてから
終わったのは焼くようにしているので記録を見ることができないので確認ができない。
(ブログだのなんだのがあるらしいが親父の場合は血反吐を吐いてでも見に来そうなので
ノートの方が安全だ、流石に私室には入ってこないし)
まぁ、いずれあの女の事は思い出す、はずだ。
少しだけ会うのが楽しみなのは、きっと幻想に違いない。
……しばらく退屈はしなさそうだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 02:17:58.14 ID:8BZRup20<>









                     一方通行編

              family
             父親=@              end









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/17(金) 02:28:52.47 ID:8BZRup20<>つーわけで、一方通行の過去編は終了です。
ほんとはね、もっとね書きたいことがあったんですけど。
どうしても手が動かないので、この形に落ち着きました。
あぁ!石を投げないで!

……この一方通行が望んだのは、"家族≠ナす。
上条さんの両親の刀夜さんや詩菜さんのように愛される事なく
父と母から化け物と呼ばれ蔑まれ、絶望していた一方通行は
木原くンから優しくされるに連れて、大人の暖かさを知ります。
(あえて大人なのは次の過去編あたりに分かるのかなぁ?)

余談なんですが、この木原くンは一方通行の父と母の知り合いという設定です。
本当はうん、墓参りとかね、『一方通行だ』とか名乗らせる話も考えたんですが
>>1には無理ですた。

というか五日近く放置してすみませんでした。
リアルがまた少し忙しくなってしまった、とかそういういいわけはなしですね、えぇ。
報告もなくて本当に申し訳ありません。

次の投下は遅くても一週間後になると思います。
早ければ二日か三日、十時から十一時のどちらかの間で投下を始めるので
そのときはまたよろしくお願いします。

では<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/17(金) 02:35:06.39 ID:C9jbWVIo<>不覚にも感動した
いいねいいねぇ

おつおつ
いつまでも待つわよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/17(金) 03:01:33.27 ID:I6QMmYDO<>乙!ええのぅ、ええのぅ。
来週も楽しみにしてます。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/17(金) 14:12:29.12 ID:RGIv5VMo<>駄目だ、素で涙した
俺も涙(子との運命)線がゆるくなったもんよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/17(金) 17:27:39.99 ID:/Lqiuu2o<>うつるからくるんじゃryと言い、終わった日記は焼いて処分する徹底ぶりと言い、親バカで馬鹿親だなぁ
かっこいいわ<> ◆cglFvnmoNM<><>2010/12/24(クリスマスイブ) 22:57:18.31 ID:vyPphpE0<>お久しぶりです>>1です。
過去編でレスをくれた方々、ありがとうございます。

今回から酉、をつけてみました。
こういうのをつけたほうが>>1と分かりやすいと思うので。
では、二部を始めて行こうと思います。<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 22:58:40.59 ID:vyPphpE0<>――――――七月二十日上条当麻の部屋


ガツガツ!!バリバリ!!ムシャムシャ!!


上条「………(お腹減ったとかいってたから家に上げたのはいいものの)」


バリッ!バグバギ!!ボリボリ!!


上条「………」


白い少女「ムッ!!ムムムッ!!美味しいんだよ!このクッキー!」


上条「………(遠慮なさすぎだろぉ)」


上条「(つっても無理やりとめるのもかわいそうだしな……これ一箱くらいは)」


白い少女「クッ、クッキーがなくなったんだよ!!お、おかわり!!」


上条「あれー!?まだ食べる気ー!!?」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 22:59:31.44 ID:vyPphpE0<>白い少女「ムグムグ………あ、なくなっちゃった」


上条「……で?上条さんの非常食もどきたちを食い荒らして、言う事は?」


白い少女「おかわり」


上条「もうねぇっつーの!!」バン!


上条「そうじゃなくて、そろそろお名前と住所……と職業でも教えてもらえませんかねぇ!」


白い少女「そういえば、自己紹介がまだだったかも」


上条「やっと言う気になりやがりましたね、んで、貴方様はなんてい「インデックスだよ」う?」


白い少女「私の名前はね、インデックスって言うんだよ?」


上条「はい?」モクジサンッテイウノ?<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:00:39.91 ID:vyPphpE0<>インデックス(?)「職業というか何をしているかは見ての通り教会のシスターです」


インデックス(?)「住所は……イギリス?かな」


上条「いやいやいや!!この際住所はどこでもいい!!」


上条「問題は名前だろうが!!誰がどう聞いても偽名じゃねーか!!」


インデックス(?)「宗教ももちろんイギリス精教だよ」


上条「宗教の種類とかしらねーよ!キリスト教とか仏教ぐらいしか!」


インデックス「ちょっとひどいかも……」ショボン
<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:01:49.94 ID:vyPphpE0<>上条「(くそっ、なんか妙だぞ……)」


上条「(学園都市の警備はかなり厳重だし、不審者がうろつけば警備員と風紀委員に目をつけられる)」


上条「(入って一時間もしないうちに見つかって即連行、お外にさようなら、だ)」


上条「(………どういうことだ?)」


上条「あぁーくそ!!名前ももういいし!宗教のなんだのも置いとく!!」


インデックス(?)「!」ビクッ


上条「一番聞きたいのは、どーしてベランダに干してあったんだよ!って事だ!」ビシィッ!


インデックス「………………」


インデックス「干してあったんじゃないよ」


上条「えっ?」


インデックス「落ちたの、追い詰められてね」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:03:12.20 ID:vyPphpE0<>上条「追い詰め、られた?」


インデックス「この建物の屋上に飛び移ろうとした時、背中を撃たれて」


上条「………(追われてたってことか?)」


インデックス「昨日の夜、突然だったんだよ」


インデックス「この街に観光目的で友達と来て、どこかに泊まろうとしたの」


インデックス「その時、敵の魔術師に襲われたんだよ」


上条「観光?敵?まじゅつし=H」


上条「待て待て、色々聞きたい事はあるけど、お前、この街に観光できたのか?」


インデックス「そうだよ?最大主教様が遊んできなさいって」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:04:21.22 ID:vyPphpE0<>上条「そりゃ、おかしい」


上条「この街が、学園都市って言うのは知っての通りだと思うけど」


上条「観光目的、旅行とかそんな名目で易々と入ってこれるところじゃないんだよ」


上条「それこそ日本の天皇とか、アメリカの大統領、王様だって簡単にゃ入れさせてもらえねー」


上条「ここは日本であって日本じゃない、学園都市って言う一つの鎖国した国みたいなもんなんだ」


インデックス「そうなの?私達はヒコーキで来て、何の問題もなく入れたよ?」


上条「そんな馬鹿な……まさかお前とその友達って物凄いVIPなのか?」


インデックス「……びっぷ?」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:05:54.25 ID:vyPphpE0<>上条「…………」


インデックス「アナタの言う事はよく分からないけど、どうして私が狙われたかは、分かるよ」


上条「えっ?」

             インデックス
インデックス「私が禁書目録≠セから」


インデックス「私の持っている十万三千冊の魔道書、それが連中の狙い」


上条「れ、連中って?」


インデックス「…………」スゥ

         マジックキャバル
インデックス「魔術結社≠セよ」


上条「……………」


インデックス「…………………」


上条「まじゅつ、ね…………」ハァ


上条「怪しい、怪しいとは思ってたけど」


上条「ゴメン、無理だ、魔術は無理だよ」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:07:38.50 ID:vyPphpE0<>インデックス「……………」


上条「世の中に不思議な事なんて何もない、なんていわねーよ」


上条「俺も、この街にある『異能』の力は知ってるし」


上条「お前が狙われてるってのもベランダに落ちてたところから事実だと思う」


上条「多分、だけど、お前が連れてたっていう友達は狙ってる連中から守る護衛」


上条「そんでもって、お前をイギリス、だっけか?そこからここに連れてきたのは逃がすため」


上条「警備が頑丈なのは世界広しっつってもここは最高峰だ」


上条「お偉いさんは、なんとかこっち側の人間を説得してお前たちだけを入れさせてくれたんだろ」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:08:52.18 ID:vyPphpE0<>上条「ここまではいい、俺も許容できる、説明は出来るからな」


インデックス「頭ごなしに私のいうことは否定しないんだね」


上条「言ったろ?説明できる事は理解できる、それに……」


インデックス「それに?」


上条「いや、なんでもねー」


上条「……話を戻すけど、ここは超能力を開発してるところだ」


上条「人間の脳なんざ、静脈にエスペリン打って電極貼り付けてイヤホンでリズム刻めば開発できちまう」


上条「一切合財科学で説明できれば認めて当然、だろ?」

            ゲンジツ         オカルト
上条「だからこそ、科学≠ニ無関係な代物≠ヘ信じられねーんだ」


上条「魔術書よんで、誰かと闘って経験積んで、MP消費で死人が復活するなら誰も開発なんてしないんだよ」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:09:47.99 ID:vyPphpE0<>インデックス「………………でも」


インデックス「魔術は、あるもん!!」


上条「はぁ?」


インデックス「あるもん、あるもん!!あるもん、あるも「だーーー!!」ーん」


上条「だったら!!魔術ってのを見せてくれよ!」


上条「杖掲げて魔物召喚とか、長ったらしい詠唱して炎だしたり」


上条「魔法の装備つけて身体能力強化とか!!」


インデックス「………私は、使えないもん」


上条「なに?」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:10:32.95 ID:vyPphpE0<>インデックス「私には、魔翌力がないから」


上条「………………」ジトーーー


インデックス「そ、その目はなに!!?」


上条「いえ、別に………」


インデックス「ふ、ふーんだ!!超能力なんてエラソーに言ってるけど」


インデックス「君は何か出来るの!?」


上条「………うっ!」グサッ


インデックス「超能力は信じるのに魔術は信じないなんて、へーん!!」


上条「…………」ピキッ!<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:11:25.75 ID:vyPphpE0<>上条「おい、世の中なめてねーか?お前……」ガシッ


インデックス「ふ、ふん!!脅したって怖くないんだよ!」


上条「魔術が使えねーならなぁ!魔法品とかあんだろ?身を守るものって必要だもんなぁ!」


インデックス「ま、魔法品って……」ウー


インデックス「―――――あ」


上条「?」


インデックス「は、離すんだよ!!」ジタバタ


上条「お、おい、暴れんなって!分かったよ!」パッ


インデックス「魔法品はなくても………」タタタッ


上条「……………何する気」


インデックス「―――コレなら!!!!!」バッ!


上条「ん?」←持っているものを凝視する


インデックス「………」←Eほうちょう


上条「」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:15:30.37 ID:vyPphpE0<>上条「……ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」


上条「イ、イイイイイイイイ、インデックスさん!?」


上条「お、俺が悪かった!!俺が全面的に悪かったから!そんな鋭利なものを向けないで!!」


インデックス「アナタは刺さないんだよ!!」


上条「な、なに?」


インデックス「わ、私にコレを刺してみて!!」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:16:33.34 ID:vyPphpE0<>上条「はぁ!!?お前、何馬鹿なこと言ってんだよ!!」


インデックス「私の着ている修道服は歩く教会≠チて言ってね」


インデックス「教会に必要最低限な要素だけ詰め込んだ服の形をした教会≠ネんだから!!」


インデックス「布地の織り方、糸の縫い方、刺繍の飾り方まで……」


インデックス「全部が計算されてるんだから!!」


インデックス「強度だって法王級で絶対安全!」


インデックス「銃で撃たれても剣で刺されたって安心なんだよ!」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:17:37.36 ID:vyPphpE0<>上条「はぁ!!?お前、何馬鹿なこと言ってんだよ!!」


インデックス「私の着ている修道服は歩く教会≠チて言ってね」


インデックス「教会に必要最低限な要素だけ詰め込んだ服の形をした教会≠ネんだから!!」


インデックス「布地の織り方、糸の縫い方、刺繍の飾り方まで……」


インデックス「全部が計算されてるんだから!!」


インデックス「強度だって法王級で絶対安全!」


インデックス「銃で撃たれても剣で刺されたって安心なんだよ!」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:18:33.89 ID:vyPphpE0<>上条「…………は、はぁ?」


インデックス「だから!刺して!」ズイッ!


上条「アホかーーー!!んな簡単な気持ちで人が刺せるか!」


上条「もしお前の言う理由がただのファンタジー脳なだけだったら人殺しになっちまうだろ!」


インデックス「往生際が悪いんだよ!さっさと覚悟を決めるといいかも!」ジタバタ


上条「ぎゃー!やめろー!人殺しは嫌だー!!」ジタバタ


バシッ!!!ポロッ


インデックス・上条「あっ…………!」


サクッ


上条「うぎょわああああああああああああああああ!!さ、刺さりかけたぁ!?」


インデックス「あ、危ないかも……」


上条「てめぇのせいだボケええええええええええ!」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:22:14.32 ID:vyPphpE0<>インデックス「……………」


上条「ハァァァァァ………絆創膏も切れてるし、不幸だ……」


上条「―――――不幸?」


インデックス「どーしたの?」


上条「お前、俺に何が出来るのかって聞いたよな?」


インデックス「………何か出来るって言うの?」


上条「あぁ、俺の右手なら、な」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:27:34.80 ID:vyPphpE0<>          イマジンブレイカー
上条「この右手、幻想殺し≠ツってな」


上条「それが異能の力なら超電磁砲だろうが、神様の奇跡だろうが打ち消しちまうもんなんだ」


上条「つまり、お前の話が本当なら、お前の歩く教会は木っ端微塵って訳だよな?」


インデックス「ふぅー………ん」


インデックス「ま、アナタの能力が本当ならねー」


上条「………ほぉー、そんなら」


上条「やってやろうじゃねーか!!」バッ!!<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:41:31.85 ID:vyPphpE0<>ポスッ


インデックス「………………………」


上条「…………………………」


セミ「ジーワ、ジーワ、ジーワ、ミーン、ミーン、ミーン」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:42:25.42 ID:vyPphpE0<>




上条「………っは!」




<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:43:21.90 ID:vyPphpE0<>上条「なーんだ!!やっぱり何も起こらねーじゃねーか!このインチキ魔法少女!!」


インデックス「むっ!!」


インデックス「アナタの方こそ、なーにが幻想殺しなんだよ!嘘っぱちじゃ――――」





ハラッ





インデックス「……………えっ?」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:45:39.19 ID:vyPphpE0<>上条「………あ、な……は……?」


インデックス「……………」E:あるくきょうかい→なし


インデックス「…………………きゃ」プルプル<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:46:15.47 ID:vyPphpE0<>









インデックス「きゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」


上条「す、すみませんでしたあああああああああ!!」









<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:47:33.27 ID:vyPphpE0<>









ガブッ









<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:48:55.57 ID:vyPphpE0<>上条「………いてぇ」ヒリヒリ


インデックス「…………」ズーン


上条「………確かに半分は俺が悪かったけどさ、これはひでぇだろ」


インデックス「…………いいもん、直せるもん、ここをこうすれば」グスグス


上条「…………はぁ、不幸だ」


上条「……(……幻想殺しにあの服が反応したって事は、あれも異能だって事だよな)」


上条「(あながちあいつに言ってる魔術ってのは嘘でもないのか?)」


ピピピピピピピッ!


上条「………ん?」アラーム?


時計「八時十五分」


上条「うわっ、やべぇ!!補習があったんだ!!」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:50:31.31 ID:vyPphpE0<>インデックス「ほしゅー?」グスグス


上条「学校に行くんだよ」


上条「お前どーすんだ?ここに残るなら――――」ゴスッ!


上条「」←壁の角に足の指をぶつけた


上条「ぐぉぉぉおおおおおおおおおおおおお?」ゴロゴロゴロ<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:51:17.36 ID:vyPphpE0<>上条「く、くそ………ふ、ふこうだ……」ピクピク


インデックス「……………」


インデックス「………」クスッ


インデックス「不幸って言うよりドジなだけかも」ニコッ


上条「…………?」


上条「―――て、おぉ、その針のムシロ本当に着るのか?」


インデックス「アナタ、反省してないでしょ!」ブー


上条「悪い、悪い、ごめんって」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:55:46.10 ID:vyPphpE0<>上条「そうだ………お前、ここに残っとけよ」


インデックス「え?」


上条「お前、友達と一緒に来たんだろ?お前が外出ると危なそうだしさ」


上条「俺がお前の友達を探す手伝いしてやるよ」


インデックス「え?でも………めーわく、かけちゃうよ?」


上条「遠慮すんなよ」


上条「……お前たちは許可貰ってここに来てる、だからここの警察みたいな連中に聞いても疑わず探してくれるはずだ」


インデックス「………本当にいいの?」


上条「きにすんなっての!」


インデックス「…………うん、分かった」


上条「おう……と、そうだ、参考までにお前の連れがどんな奴か教えてくれねーか?」


インデックス「うん、あのね、私の友達はね」<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:56:58.98 ID:vyPphpE0<>




上条「……ん、じゃぁ、俺は行くから、お前は大人しくしとけよ」


インデックス「うん」


上条「それじゃ、いってきます」


インデックス「行ってらっしゃい」


ガチャ、バタン


インデックス「―――――だいじょーぶかな?」


インデックス「………あの人にこれ以上不幸は起きて欲しくないんだよ」キョロキョロ


パラッ……


インデックス「―――ん、本?」カサッ


インデックス「しゅーかんがくえんとし?」


インデックス「………そうだ!この本でこの街を勉強すれば、何か役に立つかも!!」ペラペラ<>
◆cglFvnmoNM<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:59:56.16 ID:vyPphpE0<>今回は短いですがここまでです。
魔術側と絡む事は極力少なくしたいので、どうやって話を展開するか難しいですね……。
登場したのは上条さんとインデックスだけでしたが、次回は一方さんも出る予定です。
では、おつかれさまでした。

―――次回の予定はなるべく早くしたいと思います。<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 11:51:18.28 ID:/m3c0U2o<>原作と同じように見えてちょっと違うってのはいいね
どうなるのか楽しみだ<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 11:56:51.40 ID:TcZZEHUo<>むむ、確かに違うルートを辿りそうな雰囲気だな・・・
先が予想できないから凄い楽しみ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 04:17:28.32 ID:4l6GyFg0<>ステイルさン14歳が抜擢されるのか
GJ<> ◇cglFvnmoNM <><>2010/12/31(金) 22:34:07.91 ID:x0PNIV60<>お久しぶりです。

結局一週間経ってしまいましたが………。ごめんなさい!
年越しになにやってンだァ!?急がしいンですけどォとか、遅いンだよ三下ァ!!とか
文句は承知ですが投下を開始します!(いや、そんなに期待されてないか)<> 同じ文字うっても数字変わっちゃったからコピーしたけどどうしてだろう?<>sage<>2010/12/31(金) 22:38:22.30 ID:x0PNIV60<>――――――同時刻研究所ミサカ私室


ミサカ「………………」


ミサカ「………………」


一方通行『どォして、俺に言ってくれなかった』


ミサカ「………………」


一方通行『化け物にはヒーローごっこすら、出来はしなかった』


ミサカ「……………一方通行」


一方通行『ごめン』


ミサカ「…………ごめんなさい、ごめんなさい」


ミサカ「アナタは、なにも、悪くは――――」


コンコン<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:39:10.80 ID:x0PNIV60<>ミサカ「――――――っ!!………誰、ですか?」


「○○○○二号です、とミサカは○○○○一号にミサカが何者か伝えます」


ミサカ「……なんのようですか?とミサカは警戒しつつ尋ねます」


○○○○二号「芳川博士がアナタと話したいといっていますよ」


ミサカ「何故ですか?」


○○○○二号「直接会ってではないと話せない事です」


ミサカ「…………申し訳ありません」


ミサカ「ミサカは今誰とも会いたくもないのです、とミサカは面会を拒絶します」


○○○○二号「○○○○一号………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:40:03.43 ID:x0PNIV60<>○○○○二号「…………………」


○○○○二号「アナタは昨日から食事を取っていません」


○○○○二号「それは、実験≠ノも支障をきたすのですよ」


ミサカ「…………!!」


ミサカ「そ、それは………そう、です……」


ミサカ「ですが………それ、でも………」


○○○○二号「…………○○○○一「どきなさい」!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:41:27.86 ID:x0PNIV60<>ガタ


ミサカ「…………?」


「引き篭もりなんて、私だけで充分よ」


「………だから」


バキッ!!メキッ!!


ミサカ「!?」


「さっさと、出てきなさい!!」


ガタン!!


ミサカ「………よ、芳川、博士?」


芳川「………貴方たちにはまだまだ生きてもらわなきゃいけないの」


ミサカ「………えっ?」


芳川「そのためにも、少し手伝ってもらうわよ……アナタにしかできない事だから」


ミサカ「………て、つだい?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:42:02.53 ID:x0PNIV60<>○○○○三号「(ミッションコンプリートです、とミサカは斧でアピールします)」


○○○○二号「(水を差すようですが、このドア結構値段が高いのでは……)」


○○○○三号「(…………ミサカ、しーっらねっ!)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:48:50.75 ID:x0PNIV60<>――――――七月二十日昼一方通行の部屋


一方通行「…………………ン」


一方通行「……………………」ムク


一方通行「十二時………昼か」


一方通行「……………チビ教師から電話がありやがるな」


一方通行「(どォせ補習に来いだのなンだのだろ……上条のお勉強のお手伝いとかのなァ)」


一方通行「(悪ィが、今は行くわけにはいかねェ……俺は時間に限りがある)」


一方通行「さて、と」


グゥー


一方通行「………………」グゥ〜〜


一方通行「……飯でも食うか」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:50:56.80 ID:x0PNIV60<>一方通行「親父は……いねェな」


一方通行「棚には……カップラーメンしかねェじゃねェか」


一方通行「仕方ねェな……湯を沸かすか」


一方通行「…………………………」


一方通行「……しっかし、どうすりゃいい?」


一方通行「妹達に生きたいと思わせる方法なンざァ、俺には分からねェ」


一方通行「あいつらは女だから、女として生きる悦びを教える、とかかァ?」


一方通行「………あいつ等の実験動物っつー根底の考えを覆さなくちゃならねェとなるとなァ」


一方通行「…………くそ、分からねェ」<> キャラソンとか聞きながらの投下作業、俺大晦日になにしてんだろ<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:52:24.83 ID:x0PNIV60<>ピーーーーーーーーーー!


一方通行「うォッ!?湯が沸いた!」カチッ


一方通行「………うっし、後は湯を注いで」


ピンポーン


一方通行「…………あン?」


ピン………ポーーーーン


一方通行「今から飯だってのによォ……誰だァ?」スタスタ


一方通行「……………」


一方通行「えェ……ンンッ!!……ただいまァここの住人はァ留守ですゥ、帰りやがってくださいィ」


ピンポーン


一方通行「…………いねェンですゥ、さっさと帰れ」


ピンポン、ピンポーン


一方通行「だァからァ」ピキッ


ピピピピピピピピピピピピピンポ、ピンピンピンピンポー


一方通行「うるせェっつってンだろ!!帰りやがれェ!!」バンッ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:53:00.31 ID:x0PNIV60<>




ミサカ「ど、どうも……とミサカは控えめに挨拶して見ます……」




<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:53:44.98 ID:x0PNIV60<>一方通行「―――――!!………お前、なンで」


ミサカ「…………」オドオド


一方通行「………………おい」


ミサカ「…………」ビクッ!


一方通行「……とりあえず、あがれよ」


ミサカ「…………は、はい」


一方通行「(……こいつァ一層、飯だの、補習だの言ってる場合じゃなくなってンな)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:54:18.00 ID:x0PNIV60<>――――――その頃学校


小萌先生「はーい、上条ちゃん、アクセラちゃんがこないので一人で頑張ってくださーい」


上条「えぇっ!!?」


青ピ「カミやんすまん、ボクにはどうすることもできひんわ」


土御門「オレ達はオレ達で手一杯だしにゃー」


上条「うわぁー!!不幸だーーーーー!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:55:02.91 ID:x0PNIV60<>――――――


一方通行「…………」


ミサカ「………………」


一方通行「…………」


ミサカ「きょ、今日は、いい天気ですね、とミサカは本題を隠しながら話題を提示します」


一方通行「あァ」


ミサカ「こんなにいい天気だと、どこかに出かけるのもいいかもしれませんね」


ミサカ「とミサカは更に話題を提示します」


一方通行「だろうな」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:56:09.00 ID:x0PNIV60<>ミサカ「……………」


一方通行「……………」


一方通行「…………お前」


ミサカ「―――――は、はい!」


一方通行「何で来た?」


ミサカ「あ、あの……そ、それは……」


一方通行「まさか、この学生寮で実験を始めます、なンざァ、言わねェよな」


ミサカ「い、いえ、それは、ありませんとミサカは否定します」


一方通行「まァ、そうだろうとは思ってたがな……わざわざ騙す必要はねェからな」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:56:39.76 ID:x0PNIV60<>ミサカ「……?アナタの言う話の内容は見えませんが」


ミサカ「今日、ミサカは実験の一環のため、ここに来たのです」


一方通行「実験の一環?俺のところに来るのに意味があるってのかァ?」


ミサカ「はい、えぇっと……とミサカは逡巡しながら……」ガサゴソ


一方通行「……?」


ミサカ「きょ、今日から隣の部屋に引越ししました、ミサカ○○○○一号です」


ミサカ「よろしくお願いします、とミサカは贈り物を渡しつつ挨拶をします」ペコリ


一方通行「………は?」


一方通行「はァあああああああああああああああああ!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:57:24.49 ID:x0PNIV60<>ミサカ「どうかしたのですか?」


一方通行「どうかしたのですか?じゃねェンだよ!!おかしいだろうがァ!!」


一方通行「どォして、殺す、殺される側の立場にいるはずの俺達がお隣さンなンだ!?」


一方通行「仲良しこよしの友達大作戦をするわけじゃねェンだぞ!」


一方通行「それにな!」


ミサカ「それに?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:57:58.20 ID:x0PNIV60<>





一方通行「ここ男子寮なンですけどォおおおおおおおお!?」




<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:58:30.29 ID:x0PNIV60<>一方通行「どォやって許可とったンだ!?」


ミサカ「そ、そういわれましても、ミサカは芳川博士に頼まれたとおりにしているだけなので…・・・」


一方通行「あのババァ……何考えてやがる!?」


一方通行「………クソ、とりあえず、それまでの過程を教えろ」


ミサカ「はぁ……とミサカはしぶしぶと説明をはじめます」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 22:59:11.24 ID:x0PNIV60<>―――――数時間前研究所


ミサカ「引越し……ですか?とミサカは確認を取ります」


芳川「えぇ、引越しよ」


芳川「実験の一環でね、貴方たちが外出の際に社交性が一般人に通じるかを試すらしいのよ」


ミサカ「それについてはすでに立証されているはずですがとミサカは今までの妹達の行動記録から推察します」


芳川「実験が始まれば、一般人との関係も重要になってくるわ」


芳川「人目につきやすい場所での一般人を遠ざける方法」


芳川「私たちのサポートだけでは足りない部分もあるし」


芳川「一般人との接触はどの程度がいいのかも分からないはずよ」


ミサカ「……はぁ、とミサカは疑問を持ちながらも納得します」ウーム


芳川「……とにかく、外に出てからの実験の学習なのよ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:00:55.24 ID:x0PNIV60<>ミサカ「ところで」


芳川「なにかしら?」


ミサカ「ミサカはどこに引越しするのでしょうか?」

                                        オリジナル
ミサカ「ミサカは常盤台中学の制服を着ていますが、常盤台にはお姉様≠ェいるので何かと不便なのでは」


ミサカ「みつかれば問題もあるはずです、とミサカはお姉様を一目見れるのではと不安ながらも期待します」


芳川「残念ながら、御坂美琴にあわせるわけには行かないわね」


芳川「彼女に実験の事を知られれば、おのずと彼女をこの街の闇へと引き込んでしまうかもしれない」


芳川「だから、外で生活しても接触はしてはダメよ」


ミサカ「そうですね、とミサカは納得しながらも残念がります」ショボン


芳川「………」


芳川「まぁ、引越し先はきっと喜ぶはずよ」


ミサカ「…………?」


芳川「さぁ!今日の昼には移動し始めたいから急いで急いで」


ミサカ「りょ、了解しました、とミサカは慌てて返事します」アタフタ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:01:56.15 ID:x0PNIV60<>―――――――


ミサカ「という事があったのですよ」


一方通行「………あァ、そうかい、よォく分かった」


一方通行「……………(まァ決まってる事は実験の一環じゃねェっつーことだな)」


ミサカ「………………」


一方通行「(親父が芳川にサポートでも頼ンだのか?)」


一方通行「(………だが、天井はどうした?奴が俺とコイツの接触を許すはずがねェ)」


一方通行「(親父がいないのも、それが理由か?)」


ミサカ「…………」ソワソワ


一方通行「……一つ聞いていいか」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:02:44.29 ID:x0PNIV60<>ミサカ「はい?」


一方通行「天井はどォした……?俺とお前が隣なのは偶然にしちゃ出来すぎだし」


一方通行「お前は知ってるか分からンが、天井が一緒にいることを望はずがねェンだが」


ミサカ「それが……」


ミサカ「……天井博士は、昨日から行方をくらましているのです」


一方通行「行方不明だと?」


ミサカ「○○○○二号が監視カメラなどで捜したのですが、見つかりませんでした」


ミサカ「実験に関しての機密情報でも取り扱っているのかもしれませんとミサカは推測します」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:03:16.93 ID:x0PNIV60<>一方通行「………そォか、分かった、それについてはもういい」


ミサカ「はぁ」


一方通行「……(十中八九、俺から逃げたってことだろォな)」


一方通行「(俺の能力を防止する策はまだ完璧じゃねェって事か)」


一方通行「(穴がある……能力防止策についても対策を考えておく必要があンな)」


ミサカ「………あっ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:04:53.20 ID:x0PNIV60<>一方通行「あン?どォした」


ミサカ「まだ、引越しの挨拶が終わっていないんです、とミサカはミサカの当初の目的を思い出します」


一方通行「あァ……そういや、引越しして来たンだっけな……」

                                             ミッション
ミサカ「せめて、この階の住人には挨拶しなければ……とミサカは自身に課題≠与えます」


ミサカ「では、そろそろお暇させていただきます」


一方通行「あ……おォ……(つか、ホントにいいのか?男子寮に女置いて……)」


スタスタスタ


一方通行「……………」


一方通行「ちょっと待て」


ミサカ「はい?なんでしょう?」


一方通行「後で俺の部屋にもう一回来い……挨拶ならそンなに時間掛からないだろ?」


ミサカ「この階だけなら……長くても三十分ほどだと思いますが?」


一方通行「なら、それが終わったら、外に出かけンぞ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:06:09.73 ID:x0PNIV60<>ミサカ「えっ?」


ミサカ「…………」


ミサカ「……………そ、それは、もしや、とミサカは先日入った新しい単語を」


一方通行「あァ?」


ミサカ「(だ、男女でどこか行く事をでぇと≠ニ言うらしいのですが、そ、それでしょうか?)」


一方通行「………?」


ミサカ「(しかし、それは、恋人同士でするもの、だと……)」フラフラ


一方通行「おい、ミサカさーン、聞いてンのかァ?オイ」


ミサカ「(こい、びと………)」


コノマエヨォ、ゲーセンサソッタダロォ?
アレマダイッテナカッタダロ?ダカラツレテッテヤロウトオモッテナァ


ミサカ「………………(つまり、一方通行とミサカがアレやソレやをすると言う事で)」


マァソノカッコウノマンマデモモンダイネェカラヨ


ミサカ「……………ふ」ビリッ


一方通行「…………ふ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:06:53.78 ID:x0PNIV60<>









ミサカ「 ふ に ゃ ー 」ビリビリーーー!!










一方通行「オォォォォ!!?なにしてンのォ!!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:08:02.04 ID:x0PNIV60<>









うぎゃあああああああああああああああああああ!!









<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:08:37.13 ID:x0PNIV60<>ミサカ「すみませんでした!!!!とミサカは謝りながら全力で走り去ります」


バタバタバタバタバタバタ


クロコゲーター「…………………」プスプスプス


クロコゲーター「あのやろォ……うちの電化製品全滅させていきやがった……」


クロコゲーター「全部でいくらすると思ってやがンだァ?」


クロコゲーター「…………………」


クロコゲーター「…………で?てめェはどォしてここにいやがるンですかァ?」


クロコゲーター「芳川さン?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:09:22.95 ID:x0PNIV60<>芳川「あら、気付いていたのね」


一方通行「はっ、俺を誰だと思ってやがる?」


芳川「女の子を辱めさせる最低男?」


一方通行「…………………」


芳川「冗談よ」クスッ


芳川「常日頃から街の不良に狙われてた、学園都市の第一位さん、でしょ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:09:58.52 ID:x0PNIV60<>一方通行「ふン、まァ当たらずとも遠からずってとこだなァ」


一方通行「さァ、俺の質問に答えてもらおうか」


芳川「………あの子には保護者が必要でしょう?」


芳川「だから私がそれを引き受けた、それだけよ」


一方通行「他にも引越しする場所ならあるだろォが」


芳川「あら?あの子が近くにいて嬉しくないの?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:10:32.47 ID:x0PNIV60<>一方通行「………………」ギロッ!


芳川「そんな怖い顔しても質問は変えないわ、嬉しいんでしょ?」


一方通行「…………答える必要があンのか?」


芳川「なるほど、俺の表情をみて分からないのか?って事ね」


芳川「オーケー、充分よ、嬉しくて仕方ないのね、ここに来た時のあの子と同じくらいに」


一方通行「おちょくってンのかァ?しまいにゃ殺すぜ?」


芳川「アナタにできる?」


一方通行「試してやろうか?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:11:49.41 ID:x0PNIV60<>芳川「………あの子以外にも優しくできないと嫌われちゃうわよ?」


一方通行「関係ねェな、てめェは俺からすりゃ科学者側、ぶっ殺してやりたい人間なンだぜ?」


芳川「あらそう、でもアナタは私を殺せない」


芳川「今のあの子は私が生きていなければ、研究所に戻らなくちゃいけないんだもの」


一方通行「……………てめェが保護者だからか?」


芳川「まぁ、そういうことね」


芳川「管理者がいなければ、あの子を一人にしてあげる事は出来ない」


芳川「それに私以外の研究者がアナタに協力的になると思う?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:13:13.13 ID:x0PNIV60<>一方通行「てめェが俺の味方っつー証拠もねェよ」


芳川「用心深いのね……でも安心なさい、私はアナタがあの子の味方である限り、味方よ?」


一方通行「………その言葉に二言はねェだろうな」


芳川「アナタ次第ね」


一方通行「……………ちっ、裏切ったら即行ぶっ殺すかンなァ」


芳川「心得ておくわ」クスッ


一方通行「勘違いすンじゃねェぞ」


一方通行「俺はてめェを信用したわけじゃねェ」


一方通行「アイツを安全な場所にいさせるため、てめェを生かしてるンだからな」


一方通行「そこンとこ理解しとけ」


芳川「はいはい」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:14:10.96 ID:x0PNIV60<>一方通行「……………」


一方通行「そォいや、他の妹達は?あいつらはいいのかよ?」


芳川「安心なさいな」


芳川「○○○○二号も○○○○三号も実験予定は変更出来ないし」


芳川「あの子は一号ってこともあって誰にも邪魔されない特別な場所で実験が開始されるから」


芳川「まっ、くだらないデモンストレーションってとこかしらね……観客はいないけれど」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:14:49.48 ID:x0PNIV60<>一方通行「あっそ……そいつァ、安心だな」


芳川「まぁ、アナタが実験までに気をつける事といえば、あの子を裏切らない事と」


芳川「あの子が他の男にとられないようにすることね」


一方通行「はァ?何言ってンだ」


芳川「………ん」アレアレ


一方通行「あァ―――――――!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:16:03.18 ID:x0PNIV60<>男子高校生「へぇ、男子寮なのに越してきたんだ?もしかして、オカマ?」


ミサカ「いえ、ミサカは性同一性障害の方々や女装趣味の男性ではありません、とミサカは否定します」


ミサカ「後、オカマという言い方は失礼です、とミサカは忠告します」


男子高校生「ふぅん……じゃぁ確認してもいいかなぁーなんて」


ミサカ「……?構いませんが?とミサカはスカートに手を「待てェーーー!!!」……?」<> このミサカは恥かしがり屋なのかどっちなの?<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:17:09.79 ID:x0PNIV60<>一方通行「お前、人前で何してンのおおおおおおおおおおおおおお!!?」


ミサカ「あ、一方通行!?」


一方通行「バカ!!お前ホントバカ!!」


ギャァギャァ!!


芳川「………………ぷっ、過保護になりそうねぇ」クスクス


カツカツカツ


芳川「あら……こんにちわ」<> 以下、2011年まであと2520秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:18:01.37 ID:x0PNIV60<>木原「あぁ?もうきてたのか……お前ら」


芳川「えぇ、何事も早めの行動が成功に導きますからね」


芳川「それに、あの子達に残された時間を少しでも長くしてあげないといけませんから」


木原「………優しいねぇ」


芳川「いえ、まだ甘いだけです」


芳川「私には場を与えるだけで何をすればいいのか分からない………」


芳川「一方通行のように、あの子に接する事もできないんですよ」


芳川「いざとなれば、彼がどうすること出来なければあの子を裏切る事も、出来ます」<> 以下、2011年まであと2282秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:21:59.95 ID:x0PNIV60<>木原「あっそ……ならそれでいいんじゃね?」


芳川「そうでしょうか?」


木原「俺は失敗する事なんざ考えてねぇし、他の意見を聞くつもりもねぇ」


木原「だが、他の意見に口出しもしない、好きなようにすればいい」


木原「……ただ、俺の息子の邪魔をしようってんなら容赦はしねぇだけだ」


芳川「………………」<> 以下、2011年まであと2216秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:23:05.75 ID:x0PNIV60<>木原「じゃっ、俺は寝る、昨日クソガキを家に帰した後、酒飲み過ぎて頭いてぇんだわ」


芳川「………」


芳川「私にも、あれぐらいの決意がないといけないのかしらね……」<> 以下、2011年まであと2129秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:24:32.25 ID:x0PNIV60<>――――――午後三時ゲームセンター内


一方通行「ここが、ゲームセンターだ」


ミサカ「………おぉとミサカは感嘆の声を上げます」


一方通行「なンかやってみたいものあっかァ?」


ミサカ「そうですね………とミサカはあらゆるものが面白そうに見えて悩みます」


一方通行「どれでもいいぞ」<> 以下、2011年まであと2083秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:25:18.98 ID:x0PNIV60<>一方通行「…………(両替でもしとくかァ)」ウィーガガガーーヂャラヂャラヂャラ


ミサカ「むっ………?」←ガンシューティングの銃を手に取る


一方通行「(どンぐらいありゃいいンだ?初めてだし一応五千円分ぐらいか?)」


ミサカ「これは……なぜげーむ≠するところに銃があるのでしょう」キョロキョロ


ミサカ「……………人がいないので遊び方も分かりません」


ミサカ「弾も入っていませんし……レーザー銃なのでしょうか?とミサカは推測を立てます」


一方通行「(いっつも適当だかンなァ……分からン)」<> 以下、2011年まであと2040秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:26:01.67 ID:x0PNIV60<>ミサカ「………ハッ!!もしやこれはこの銃が何かを調べるミッションゲーム!?」


ミサカ「とミサカは自身の答えが限りなく正解である事を悟ります」


一方通行「おーい、何愉快に銃を振り回してンですかァ?」


ミサカ「ア、一方通行!何か銃を解体するための道具を持っていませんか!?」


一方通行「………はい?」ナニイッテンノコノコ?<> 以下、2011年まであと2012秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:26:29.05 ID:x0PNIV60<>ミサカ「がん、しゅーてぃんぐ?とミサカはオウム返しします」


一方通行「あァ、そいつはおもちゃの銃でな……まァ、みた方が早ェか」


一方通行「………ここに百円玉を入れてだな」チャリンチャリン


チャーン!!


ミサカ「………なんだか禍々しいタイトル画面が出てきましたね」


一方通行「一応、ホラーだからな……でこの銃を好きなように構えて」


一方通行「化け物どものお掃除開始だァ」<> ガンシューは静岡のが凄く面白かったです<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:27:56.80 ID:x0PNIV60<>―――――――数十分後


一方通行「……………ま、ざっとこンなもンだな」


ミサカ「一方通行!!一方通行!!ミサカもやりたいです!!とミサカは主張します」


一方通行「分かった分かった………オラ、銃を構えろ」

     ミッションスタート
ミサカ「作戦開始≠ナす、とミサカはキメてみます」キラーン


一方通行「(ノリノリだな)」<> 以下、2011年まであと1852秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:29:09.34 ID:x0PNIV60<>――――――更に数十分後

          ミッションコンプリート
ミサカ「…………作戦成功≠ニミサカは自身の結果に満足します」フッ


一方通行「(初めてなのに上手すぎじゃねェか?……あァ、そうかそういう知識はあるンだったな)」


ミサカ「………むむっ!!ミサカのスコアより上がいますね……A?」


一方通行「………?あァ、そりゃ俺だ、アクセラレータのAな」


ミサカ「………………ミサカが、二位」ゴゴゴゴ


一方通行「オイ?どォした?負けたのが悔しいってかァ?」


一方通行「初心者なンだから仕方ねェよ……いや、そういっていいか分からンが」


ミサカ「自信が……あったのに………」ゴゴゴゴ<> 以下、2011年まであと1805秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:29:56.14 ID:x0PNIV60<>一方通行「……あれェ?怒ってる?怒ってンの?コレ」


ミサカ「一方通行!!!」


一方通行「ンだよ……?」


ミサカ「2Pで勝負です!!どちらが上か決着をつけましょう!とミサカは一方通行に銃を押し付けます」


一方通行「………えェ、それもういいだろ」


ミサカ「負けたままでは引き下がれません!とミサカは闘志を燃やします」


一方通行「…………(仕方ねェなァ………)」


一方通行「しょォがねェな……あと一回な」


ミサカ「ふっ……今のうちに負けたときの言い訳を考えておくことですね」


一方通行「(ちくしょう、コレやらせなければ良かった)」<> 以下、2011年まであと1754秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:30:48.06 ID:x0PNIV60<>――――――――更に更に数十分後


ミサカ「………………」orz


一方通行「(勝っちまったァ!!やべェ……適当にやって負けようと思ったのに)」


ミサカ「ぐ……やりますね……さすが学園都市第一位」orz


一方通行「(床じゃなくて、俺見て言えよ)」


ミサカ「まさか、このミサカに敗北を味わわせるとわとミサカは初めての敗北に悔しがります」


一方通行「ま、まァ、仕方ねェよ……」


ミサカ「仕方ありません……負けは負けですとミサカは腹を括ります」


一方通行「は?」


ミサカ「ミ、ミサカを好きにしなさい!!」


一方通行「」<> 以下、2011年まであと1695秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:31:46.11 ID:x0PNIV60<>一方通行「待てェ!!いつそンなこと約束した!!?」


ミサカ「ミサカの心のうちです!!とミサカは自身に決めたルールを伝えます」


一方通行「俺ルール自重しろ!!俺はなにもするつもりもねェよ!」


ミサカ「し、しかし、負けたからには……」


一方通行「いいから!!これお前の為に連れてきてるから!遠慮しなくていいからァ!!」


ミサカ「……………ミサカのため、ですか?」


一方通行「そォだよ……だからお前は持て成されてろって」


ミサカ「………………いいのでしょうか?とミサカは確認を取ります」


一方通行「あァ、この前は俺もひでェことしたからそのお詫びなンだ」


一方通行「だから、意味不明なことやめろ、頼むから、うン」<> 以下、2011年まであと1653秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:32:28.68 ID:x0PNIV60<>ミサカ「……そうですね、少し、はしゃぎすぎました」


ミサカ「こんなに楽しい事は初めてですから、ねじが飛んでいたのかもしれませんとミサカは分析します」


一方通行「………楽しかったのか?」


ミサカ「はい、とても」


一方通行「…………そォか」


ミサカ「…………?」


一方通行「(楽しいなら、もっといい顔しろよ……)」


一方通行「(コレが最後、みてェな顔……してンじゃねェよ、クソッタレ!!)」<> 以下、2011年まであと1568秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:33:53.58 ID:x0PNIV60<>ミサカ「一方通行?」


一方通行「………今日は、もう帰るか」


ミサカ「……………でも、まだこのゲームしか」


一方通行「別に今日が最後ってわけじゃねェだろ?」


ミサカ「!!」<> 以下、2011年まであと1533秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:34:28.46 ID:x0PNIV60<>ミサカ「そ、それは、そうですが…………」


一方通行「じゃァ帰ンぞ……お前との勝負で疲れちまったからなァ」


ミサカ「あ、あの……えっと………」キョロキョロ


一方通行「………………(余計な事言っちまったな、まだ初日なのに焦りすぎだ)」


一方通行「(人間の考えなンざ、一日じゃ変えられねェ……それは俺自身がよく分かってる事じゃねェか)」


ミサカ「…………」キョロキョロ


一方通行「(今日の事は失敗だな……クソ、進展なしかよ!)」


ミサカ「…………あっ!」<> 以下、2011年まであと1462秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:35:39.53 ID:x0PNIV60<>タタタタ


ミサカ「一方通行!」


一方通行「………なンだよ?」


ミサカ「さ、最後にアレをやってください!!」ビシッ!


一方通行「あれは…………」


一方通行「クレーンゲーム………」<> 以下、2011年まであと1381秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:37:00.54 ID:x0PNIV60<>ミサカ「アレは何をするものなのですか?」


一方通行「あの箱みてェなのの中にクレーンがあンだろ」


一方通行「アレに賞品を挟んで、箱の中にある穴に運んで落とすンだよ」


ミサカ「……あの中にあるものはもらえるのですか?」


一方通行「取れりゃァな……多少コツはいるらしいが……俺やったことねェから分からン」


ミサカ「………なら、挑戦してみましょう!とミサカは誘います」


一方通行「あァ?」


ミサカ「ミサカは、あのカエルのぬいぐるみが欲しいのです」


一方通行「…………てめェでやれ、疲れてるって言ってンだろ?」<> 以下、2011年まであと1346秒。。。<>sage saga<>2010/12/31(金) 23:37:35.46 ID:x0PNIV60<>ミサカ「ダメですか?」シュン


一方通行「………ぐっ!」


ミサカ「ミサカはやり方がわからないので、一度でも実践してもらえると嬉しいのですが」


一方通行「……………クソッタレ」


一方通行「分かったよ!!やりゃいいンだろォが!だが一回だからな!失敗したら帰ンぞ!」


ミサカ「ありがとうございます!」パァァ


一方通行「(クソ……次どうするか考えなきゃなンねェのに……)」


ミサカ「早くやりましょうとミサカは一方通行を急かします」


一方通行「………(一発でとってやる……第一位なめンなァ!!)」<> 1です<><>2010/12/31(金) 23:40:30.72 ID:x0PNIV60<>つーわけで今回はこれで終わりです。
わぁい!今年も後三十分ないよ!年最後の作業がSS投下だよ!

でもいい!!>>1は欠陥通行と上琴書いてると幸せだから!!
来年こそ早くに書いてやる!!絶対だ!>>1にも時間がないんだよ!
おらァあああああああああああああああああああああ!!<> 以下、2011年まであと884秒。。。<><>2010/12/31(金) 23:45:17.78 ID:y458nMQ0<>おい寸止めえェェェ!!
きちんとイカせろおおォォ!!

でも乙!<> レス返し<><>2010/12/31(金) 23:45:48.66 ID:x0PNIV60<>レス返し!

>>819
これからどんどん変えて行こうと思うのでよろしく!
(というか、原作同じ事ばっかだと筆が凄く進まない……なんで?ただの反復だからかなぁ)

>>820
大分変わると思います。
いえ、変えます、変えて見せますよ!

>>821
続きを暫くおまちをー!


レスありがとうございます。
これが年越しのプレゼントなるといいなァ……なるか?
では、今年はたくさんのレスありがとうございました!<> 以下、2011年まであと829秒。。。<>sage<>2010/12/31(金) 23:46:12.25 ID:c.BZ6MAO<>おまえぇぇぉぇああああ!!!
 
来年もよろしく!!!<> 以下、2011年まであと86秒。。。<>sage<>2010/12/31(金) 23:58:39.13 ID:meXqJTIo<>乙!
あけおめ!ことよろ!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 00:26:30.72 ID:D0kJn6AO<>新年あけましておめでとう!
そして、超乙ゥァァァァ!!!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 00:39:59.82 ID:YDNoHAco<>美琴だけの現実を引き継ぎすぎだこの妹達wwwwことしもwwwwwwよろしくwwwwwwww<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 15:44:39.18 ID:BEOb0Sko<>木原くンは親バカが悪化し
一方さんはツンデレをこじらせ
ミサカは美琴病を発症

最高すぎるだろ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/03(月) 22:25:48.90 ID:qzTfQOs0<>なにこれめちゃめちゃかわええ!
支援<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/03(月) 22:55:15.16 ID:i5Tov2U0<>どォも>>1です。
今日も投下始めようと思います!
<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 22:56:26.77 ID:i5Tov2U0<>―――――――風紀委員第一七七支部


上条「えっ……?入国記録がない?」


初春「はい、学園都市だけじゃなくて、イギリスの出国記録にも該当する人物はいませんでしたよ」


初春「後、迷子の連絡も入ってません」


上条「そんなはずは……」


初春「…………」


初春「もしかして、騙されたんじゃないですか?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 22:57:13.50 ID:i5Tov2U0<>上条「騙された?」


初春「そう考えるのが妥当だと思いますよ?」


初春「……最近じゃ学園都市に侵入しようとする人は凄く多くなっているんです」


初春「それが成功するか失敗するかは別として、他国からすれば学園都市の技術」


初春「特に能力者なんかは喉から手がでるほど欲しい技術」


初春「えーっと……上条さん?はそんな犯罪者に目をつけられたんじゃないですか?」<> 言い忘れてました、あけましておめでとうございます<>sage<>2011/01/03(月) 22:58:08.18 ID:i5Tov2U0<>上条「えぇー……俺無能力者なんだけど」


上条「それに、あいつにそんな感じは全くしなかったし………」


上条「(あの話は全部嘘っぱちだってのか?)」


上条「(魔術の話も、追われてるってことも……?)」


初春「あのー………」


上条「あっ……なに?」


初春「良ければ警備員に通報しましょうか?」


上条「えっ……?」


初春「今回は運よく上条さんは被害に合わなかったじゃないですか」


初春「けど、上条さんの貴重品が盗まれてる可能性もあります」


初春「不法侵入の罪じゃなくって、どこかの学生が金銭目的でやったのかもしれません」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 22:59:05.69 ID:i5Tov2U0<>上条「……………だからって、俺んちの非常食全部食うか?」


初春「はい?」


上条「あっいや、なんでもない」


初春「とりあえず、報告だけはしといたほうがいいです」


初春「前科のある凶悪犯かも―――――」ポンッ!


初春「――――――?」


上条「どうした?」


初春「いえ、今パソコンに入国記録の更新が………」


初春「あっ!!」


上条「?」


初春「上条さん!この子ですか、その迷子の女の子って!!」


上条「………えっ?」


ゲスト:Index-Librorum-Prohibitorum


上条「なんだ……?コレ?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:00:06.75 ID:i5Tov2U0<>初春「このIndex-Librorum-Prohibitorum≠チてなんなんでしょう?」


初春「団体名……?コード?」


上条「わかんねぇ……けど、この写真は間違いなくアイツだ」


初春「……更新時間はとっくに過ぎてるのに、急に記録が上書きされるなんて、一体?」


初春「でも、これで不法侵入の線は薄くなりましたね」


上条「サーバーにハックとかは考えないのか?」


初春「学園都市のブロックは世界最高です、簡単には突破されませんよ」


初春「(私のトラップやブロックにも反応がなかったってことは公式の更新だってことです)」


初春「(けど………ホントにどうしてこんな時間に更新を?)」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:01:14.07 ID:i5Tov2U0<>初春「……………………」


上条「…………えーっと、ちょっといいか?」


初春「はっ、はい?」ビクッ


上条「俺にはどうなってんのかわけわかんねーけどさ」


上条「これでアイツが犯罪者ってことはなくなったのか?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:02:04.64 ID:i5Tov2U0<>初春「そう、ですね……たぶん、はい」


上条「じゃっ!アイツの保護者さん捜してもらえないか!」


初春「はぁ、分かりました」


初春「(どっちにしろ捜すつもりではあったんですけど……まぁいっか)」


上条「いやー、良かった良かったー!それじゃありがとなー!」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:02:41.27 ID:i5Tov2U0<>ガタガタ、バタバタ!!


初春「…………気になりますねー、調べておいた方がいいのかな?」


ピー!


白井「初春、留守番おつかれさまですの」


初春「あっ、お帰りなさい白井さん、固法先輩」


固法「ただいま……と、お茶でてるけどお客さん?」


白井「事件ですの?」


初春「事件といえば、事件ですし、解決したといえば、解決したというか」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:03:09.46 ID:i5Tov2U0<>白井「????まとまってませんわねぇ……一体どんな用件ですの?」


初春「うーん………なんといえばいいか……」


固法「説明するのも難しいことだったんだ?」


初春「………先輩、白井さん」


初春「ある朝起きたら迷子の女の子がベランダに引っかかってたら、どうします?」


固法・白井「はぁ?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:03:56.28 ID:i5Tov2U0<>――――――――通学路PM:17:00


上条「風紀委員にも協力お願いしたし、コレですぐに見つかるだろ」


上条「インデックスの奴も喜ぶだろうなー」


上条「………あっ、そういや飯の材料ないんだったなぁ」


上条「タイムセールやってねぇかな「ちょっと!!アンタ!!」……?」


上条「あん?」


美琴「昨日ぶりね、夏休みに制服なんか着てなにしてんのよ?」


上条「み……御坂!?」ドキッ!<> みさか が あらわれた<>sage<>2011/01/03(月) 23:04:54.46 ID:i5Tov2U0<>上条「え、えぇっと、その……あー、ご」


上条「ご機嫌麗しゅう?」


美琴「はぁ?なによ似合わない堅っ苦しい挨拶なんかして」


上条「へ、変か?」シュン


美琴「なに本気で落ち込んでんのよ………」


美琴「に、似合わないって言ってもそこそこって事よ、全然ってわけじゃないんだから」


上条「そ、そうか………」


美琴「そうよ」


上条「……………」


美琴「……………」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:05:57.91 ID:i5Tov2U0<>美琴「で?なんで制服着てんの?学校で決まってるとか?」


上条「あぁ、いや、俺は補習だよ、一応学校だからさ着て行かなきゃいけないんだよ」


美琴「ふぅん……」


美琴「一緒じゃないんだ……」ボソッ


上条「なんか言ったか?」


美琴「な、なんでもない!!」


上条「あー……そう――――」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:06:50.41 ID:i5Tov2U0<>上条「そういや、そういうお前こそ制服なんて着て……補習じゃないのか」


美琴「アンタねぇ、学園都市のレベル5の第三位が補修なんて受けてると思う?」


上条「そんなもんわかんねーじゃねーか」


美琴「………とにかく違うわよ、常盤台は制服着用が規則なのよ」


美琴「守ってる子ばっかじゃないけど、私は私服着るの面倒だし」


美琴「私のルームメイトの子が厳しくってね、守らざる得ないわけ」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:07:23.34 ID:i5Tov2U0<>上条「ふぅん……じゃぁ私服見れないのか……」


美琴「な、なによ、見てみたいわけ?」


上条「いや!そういうわけじゃないから!ちょっと気になっただけだから!」


美琴「べ、別にアンタが見てみたいって言うんなら、着てあげても……」


美琴「ハンカチの件もあるし……」ゴニョゴニョ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:08:05.31 ID:i5Tov2U0<>上条「……?」


上条「……なんか忙しそうだし、俺帰るわ」


美琴「へっ!?ちょ、ちょっと!!」


上条「じゃっ!またなー!」


美琴「まっ!待ちなさいよ!」


上条「ごめーん!」


美琴「ホントに行っちゃうの!?ねぇーってばー!!」


美琴「……なによ、せっかく声かけてあげたのに」


美琴「バカ」<> 上琴を書くと心が洗われる<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:09:27.19 ID:i5Tov2U0<>―――――――同時刻


一方通行「………………」ゲッソリ


ミサカ「〜〜〜〜〜♪」スリスリ


一方通行「(結局……取れるまでやっちまった)」ゲソー


ミサカ「♪」


一方通行「…………オイ」


ミサカ「はい?とミサカは上機嫌でカエルのぬいぐるみに頬ずりしながら返答します」


一方通行「満足したか?」


ミサカ「はい!もちろんです!とミサカは満面の笑みで答えます」ニヤニヤ


一方通行「含み笑いじゃねェか」ヒュッ


ミサカ「っ!」ゴスッ!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:10:19.70 ID:i5Tov2U0<>ミサカ「痛いですとミサカは意味のない暴力に憤慨します」サスサス


一方通行「嬉しいってンならもっと人を喜ばそうって顔してみろっつってンだよ」


ミサカ「そう言われても……とミサカはぶーたれてみます」


一方通行「アホか」


一方通行「出来ねェことだからこそ、やろうと努力すンだよ」


ミサカ「そういうものですか?」


一方通行「そういうもンだっての」


一方通行「(それは、俺にもいえンだけどな)」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:10:59.60 ID:i5Tov2U0<>ミサカ「むぅ……感情表現乏しいミサカが感情をもっと出す方法……」


一方通行「……(だがまァ)」


ミサカ「どうすればいいですか?とミサカはゲコ太に問いかけます」


一方通行「(楽しそうで何よりだ)」フッ


一方通行「今日の事は存外、成功だったかもなァ」ボソッ


ミサカ「何か言いましたか?」


一方通行「ン、何でもねェよ」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:11:33.76 ID:i5Tov2U0<>一方通行「あァ、そうだ……今日は引っ越し祝いに飯でも一緒にくうか?」


ミサカ「えっ?」


一方通行「安心しろよ、てめェが食いたいもンつくってやっからよ」


ミサカ「い、いえ、そうではなく……とミサカは口ごもります」


一方通行「………はァ?」


ミサカ「引っ越し祝いをしてくださるのはとても嬉しいのですが……」


ミサカ「アナタが作るのではなく、ミサカが手料理を……」ボソボソ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:12:17.67 ID:i5Tov2U0<>一方通行「ボソボソ喋ってンなよ、聞こえねェだろォが」


ミサカ「………ミ、ミサカも作りたいんです!!とミサカは主張します」


一方通行「お前、作ったことあンのかよ……?」


一方通行「祝いの席でゲテモノ食わされンなァ御免だぞ」


ミサカ「で、ですが……」


一方通行「なンか興味があンのは分かった」


一方通行「だがな、今日はお前の祝いなンだよ、俺にいい顔ぐらいさせろ」


ミサカ「せ、正論過ぎて何も言い返すことが出来ませんとミサカは落ち込みます」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:12:51.09 ID:i5Tov2U0<>一方通行「…………」


ミサカ「………」


一方通行「まァ」


ミサカ「?」


一方通行「てめェがそこまで作りたいってンなら」


一方通行「別の日に味見ぐらい俺がしてやンよ」ポリポリ


ミサカ「!!」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:13:32.76 ID:i5Tov2U0<>一方通行「………(楽しみを作ってやるのも大事だろォしな)」


ミサカ「わ、分かりました!!」


ミサカ「そ、それまでの間、芳川博士に味見してもらいます!」


一方通行「あ……あァ(あれェ!?俺だけとかじゃなくなってるゥ!?)」


一方通行「頑張れよ、うン(芳川に食わせるンじゃ、意味ねェよ!失敗しちゃったァ!)」


ミサカ「は、はい!とミサカは気力を取り戻します!」


一方通行「……あ、じゃァ、飯の材料食いにいくか、遅くなっちまうしな」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:14:39.43 ID:i5Tov2U0<>キョウハナニヲツクルンデスカ!?トミサカハベンキョウノタメニシツモンシマス
エッ!?カ、カレートカドウダ?オマエアレヨロコンデクッテタロ?
アレヲマタ、タベラレルンデスカ、タノシミデス

............

....................

...............................


一方通行「ところでお前、そのカエル本気で可愛いと思ってンのか?」


ミサカ「可愛くないですか?この表情、とても愛嬌があると思うのですが」


一方通行「(全然わからン)」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:16:04.68 ID:i5Tov2U0<>―――――――上条の学生寮


ガチャ


上条「ただいまぁ」


インデックス「おかえりなんだよ!」


上条「おーう、大人しくしてたか?」


インデックス「それって私が落ち着きがないって事かな?」


上条「それは否定できんな……と、インデックス朗報があるぞ」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:16:38.95 ID:i5Tov2U0<>インデックス「おいしいご飯!?」


上条「違うよ!お前自分がなんでここに留守番してたか覚えてねぇのかよ!」


上条「お前の保護者の捜索願を頼んだんだよ」


インデックス「あっ!そっちのほうか……ありがとうなんだよ」


上条「おう」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:17:25.01 ID:i5Tov2U0<>インデックス「ところで、とうま?」


上条「ん?」


インデックス「学園都市にはおいしそうな食べ物が一杯あるんだね!」


上条「何言ってんだお前?」


インデックス「ふふん!このしゅーかんがくえんとしを読んだんだよ!」


上条「――――え゛?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:18:06.47 ID:i5Tov2U0<>インデックス「この本、この街のことの色んなお店とか紹介してるね」


インデックス「……見てるだけでお腹が空いちゃうかも」


インデックス「でもねとうま、この本不良品なんだよ」


上条「…………ど、どーいうことかな?」


インデックス「この、常盤台中学の学外行事特集ってページ、一部分切り取られてるんだよ」ニヤッ


上条「――――バッ!!返しなさい!!」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:19:21.94 ID:i5Tov2U0<>インデックス「なーにを焦っているのかな?とうま〜」ニタニタ


上条「な、なんのことだよ……」


インデックス「常盤台中学って女子校らしいね」


インデックス「もしかして、このページには女の子の写真でも貼ってあったのかも」


インデックス「それで、買うのもお金がもったいなくて……このページだけ持ってっちゃったんだよ」


上条「ふ……ふーん……なかなかの推理だな、インデックスさん」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:21:05.01 ID:i5Tov2U0<>インデックス「だけど、この推理は間違ってたんだよ、とうま」


上条「へ?」


インデックス「だって……」


インデックス「ここにそのページの切り取りされた写真があったんだもん」ピラッ


上条「…………」


上条「」\(^o^)/<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:22:40.05 ID:i5Tov2U0<>インデックス「ふっふーん……とうまはこういう勝気そうな女の子がタイプなんだね」ジロジロ


上条「ち、ちげーよ!それはその……」


上条「オ、俺の友達が読んだときにコピーくれないかって頼まれたから!」


インデックス「ふぅん、へぇ……ほぉ……」


上条「あの、インデックスさん?俺の言った事分かってます?」


インデックス「じゃぁ、とうまはこの子のこと知ってるの?」


上条「と、友達さ、友達」


インデックス「ともだち……ねぇ……」ニヤニヤ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:23:41.84 ID:i5Tov2U0<>インデックス「とうまはこの子がこぴー?だっけ、を欲しがった友達と」


インデックス「この子が仲良くなったらどうするの?」


上条「どうするって……どーもしねぇよ」


インデックス「………ねぇねぇ、このこ、ボーイフレンドはいるのかな?」


上条「!」ムカッ!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:24:52.05 ID:i5Tov2U0<>上条「いるわけねぇだろ!!!」


インデックス「どうしてそんなに怒ってるのかな?」


インデックス「私は、男友達がいるのか、聞いただけかも」


上条「―――――えっ?」


インデックス「………」ニヤッ


上条「」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:25:26.49 ID:i5Tov2U0<>――――――――


ダァー!クソハヤクソレカエセ!
イヤダヨ!コンナニユカイナコトホカニナイカモ!
クッソー!!ヨワミヲニギラレター!
ソウダトウマ、コノインデックスガ、コイノキューッピットニナッテアゲルンダヨ!
フコウダーーーーーーーーーー!


「………たのしそうだねぇ」


「全く、こっちはどれだけ必死で君を捜した事か……」


「でも、楽しい時間はおしまい」


「お迎えの時間だよ………インデックス?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:26:19.67 ID:i5Tov2U0<>――――――――


インデックス「何が不幸なの!!?私はイギリスのシスターなんだから!悩みを聞くプロだよ!」


上条「うるせー!俺の問題は俺で解決するんです!!」


インデックス「むぅ!!とうまのわからず――――」


ピンポーン!


上条「………ん?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:27:19.19 ID:i5Tov2U0<>インデックス「とうま?どうしたの?」


上条「いや、インターホンが鳴ったから、お客さん……かな?」


インデックス「………もう六時前なんだよ?そんな時間にお客さん?」


上条「友達かもしんねー……でるかな」


ピンポーン!


上条「はいはい、今出ますよー」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:27:51.13 ID:i5Tov2U0<>インデックス「…………………」


上条「………土御門かー?青ピー?」


ゥゥン………


インデックス「――――――!!」


上条「一方通行?」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/03(月) 23:28:21.36 ID:i5Tov2U0<>ピンポーン


インデックス「とうまっ!!ダメ!!」


上条「はぁい……どなたですか〜?」


ガチャッ


「うん?魔術師だよ」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/03(月) 23:33:31.27 ID:i5Tov2U0<>今回はここまでです
久しぶりに上琴をかけて満足です。
今年もよろしくお願いします!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:44:08.13 ID:U1qxRA.0<>乙!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 23:59:07.63 ID:r0RfoG.0<>上琴は和む…ふぅ…<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 00:23:46.95 ID:LhiJiEDO<>>>380<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 01:28:38.96 ID:pEsHFF60<>上琴は萌える…ふぅ…<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 02:33:37.76 ID:NIMlHFIo<>ステイルさんのご冥福をお祈りします<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 02:42:24.54 ID:yvu.soYo<>>>929
はえーよ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 02:45:45.71 ID:2ouY/ZA0<>こんな時間だけどレス返し

>>878-882
乙ありがとうございます!!

>>883
ミサカちゃンにはこれからもふにゃーをさせたい。
というか非常にこれをやらせたかった。
美琴にももちろん言わせたいです。

かわいいからね!!

>>884
木原くンの親ばかはレベル5です。
一方さンのツンデレ度はまだレベル3程度。
ミサカの美琴病は末期まで来てます。
きっと。
書いてて楽しい!

>>885
支援ありがとうございます!!
かわいいとか最高!正義!

>>925
乙ありがとうございます!

>>926.>>928
上琴は癒される……ふぅ

>>927


>>928
まだ死んでないよ!!


レスありがとうございました!
今年もお願いします!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 08:58:19.98 ID:GRCqktQ0<>この話ではこもえのところでインなんとかを生きかえらさない
つまりは大覇星祭で姫神は死去ですか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 21:18:58.42 ID:iXD13cAO<>>>932
もしイン(ry が死んでしまったら
大覇星祭のストーリーどころか、それまでストーリーが変わってしまうぜよ?
ヘタ錬が登場しない=■■も登場しない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 21:24:33.44 ID:IuqQQhAo<>そもそもまだインデックス斬られてないじゃない
原作だとステイル登場はインデックスが斬られた後だからその斬られイベント自体カットされてるんじゃない?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 21:26:20.33 ID:Plm1skMo<>>>933
いやそうでなく
インデックスがケガしない=先生が回復魔術のあれこれを知らない=
ステイルも手を貸せない=姫神死亡
って言いたいんじゃないかと

まあ話の流れ次第じゃいくらでも対処しようあるだろ
一方さんと鉢合わせて能力の応用で云々とか色々<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 21:31:17.06 ID:jscwRkAO<>だからそもそも姫神が転校してこないってことだろ<> 1です。<><>2011/01/06(木) 22:25:56.41 ID:rmTABBk0<>どうも、>>1です。
今日の投下にきました。

※この物語の構成は大体決まっています。
 主要キャラが一方・上条・ミサカ・美琴で
 パラレル設定物なので出てくるキャラ、出てこないキャラ。
 存在しない設定など諸々ありますが、ご了承ください。
 っていうかぶっちゃけ細かいところつかれたら何も言い返せないんだよ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 22:28:14.28 ID:rmTABBk0<>―――――――――


インデックス「とうまっ!!」


上条「…………………」


「やぁ、昨日ぶりだねインデックス」


「……いや、今は任務中だから禁書目録と呼んだほうがいいのかな?」<> 上条さんは奇襲を受けて気絶してます<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:29:24.85 ID:rmTABBk0<>インデックス「………、私を捕まえる気?」


インデックス「無駄なんだよ、私の歩く教会の前にはアナタの魔術は無意味かも」


インデックス「アナタについていく気はないんだよ」


「この少年がどうなっても?」


インデックス「―――――っ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:30:03.99 ID:rmTABBk0<>「悪運の強い子だ、僕の魔術をくらってもまだ息がある」


「まぁそれも?キミの判断でどうなるか決まるんだけどね」


インデックス「……………卑怯者」


「なんとでもいいなよ、禁書目録はそうでもしないと手に入らないんだ」


「………さっ、決断を急いでくれたまえよ、追っ手にこれらると困るんだ」


インデックス「くっ………」


「この少年を犠牲にして逃げようとしても無駄だよ」


「歩く教会がすでに霊装として意味を成していない事は分かってる」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:30:45.91 ID:rmTABBk0<>インデックス「ど、どうしてそれを!?」


「オイオイ、追跡において魔術ほど楽なものは無いなんて分かりきってるじゃないか」


「霊装の後を追っていたのにその反応が消えたら……そりゃそこに行くよ」


「まっ……こんなコンクリートジャングルじゃ場所探すのも一苦労だったけど」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:31:36.93 ID:rmTABBk0<>インデックス「………………」


「さぁ、こっちに来なよ、少年を見殺しにしたくなければね」


インデックス「………分かったんだよ」


「よろしい………」


インデックス「………」チラッ


上条「…………………」


インデックス「やっぱり……ここにいちゃ、ダメだったんだよ」


インデックス「―――――巻き込んで、ごめんなさ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:32:25.74 ID:rmTABBk0<>

ゴッ


インデックス「かっ――――なっん……?」


インデックス「…………」クタッ


「…………暴れられてもめんどうだしねぇ、手荒なまねも許してよ」


インデックス「…………」


「聞いてないか……さってと、さっさとボスにコイツを渡しにいくとしよう」ヨイショ


「……………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:33:15.38 ID:rmTABBk0<>上条「…………」


「科学サイドの超能力者なんてこんなものか……体力を無駄にしたな」


上条「…………」ピクッ


「………くくく、命が助かっただけでもよく思うことだね」


「これで僕の仕事もおしま「待てよ」―――――?」


フラッ


「―――――っ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:33:57.73 ID:rmTABBk0<>上条「インデックスを、返しやがれ!!」


ダッ!!


「くそっ!!禁書目録を!」


上条「………はっ、油断したな魔術師」


「てめぇ……気絶したフリをしてやがったか!」


「…………」


上条「てめぇを殴れないのは心残りだが、ここは逃げさせてもら――――」スパッ!


上条「………えっ?」


ツーー


上条「……血?」<> バトルシーンは地の文がないと凄く難しい<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:34:56.02 ID:rmTABBk0<>「油断してるのはてめぇのほうだよ、クソガキ」


上条「な、に?」


「……俺を誰だと思ってやがる?魔術師だぞ?一般人に本気でやると思ってたのか?」スッ


ィィィィィィン………


上条「――――――こお、り?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:36:02.83 ID:rmTABBk0<>「……お前が負ぶってるガキを置いていくなら半殺しにしておいてやる」


パキッ、パキパキッ


上条「(どんどん大きくなってやがる!!)」


「返事がないなら……愉快なオブジェに」


上条「くそっ!!」


「変えてやるよぉ!!」ヒュッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:36:48.62 ID:rmTABBk0<>ゴォォォォォォォオオオオオオオ!!


上条「(こいつ、俺の、右手で………!!)」


インデックス『魔術はあるもん!!』


上条「(魔術……?)」


上条「(消せるのか?……試した事、ないんだぞ!)」


ォォォォオオオオオオオオッ!


インデックス『追い詰められて、背中を撃たれたの』


インデックス『私の歩く教会は法王級で絶対安全なんだよ!』


上条「(――――俺にインデックスの着ていたようなものはない)」


上条「(直撃……死?)う……」


オオオオオオオオオオオオオオオオ!


上条「うわあああああああああああああああああああ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:37:34.54 ID:rmTABBk0<>.....................


................................


.................................................


「…………やれやれ、てめぇは本当に運がいい」


「いや?むしろ不幸か?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:38:41.80 ID:rmTABBk0<>上条「――――――ぐっ……くそっ」


「今の一撃で死ねないんだからなぁ?」


上条「………そりゃ、不幸だな(氷が地面に当たったはずなのに、固形化してる?)」


「おやおや、情けなく叫んでたのに意外と冷静だな」


上条「はは……あんまり怖くて、むしろ吹っ切れてんだよ」


「なら、逃げればいい」


上条「………残念、足が震えて動けないんだよ」


上条「だから、聞いとく……てめぇがインデックスをベランダに撃ち落したのか?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:39:35.75 ID:rmTABBk0<>「……そうだけど?知ってると思うけどソイツは十万三千冊を持ってるからね」


「魔術師としては喉から手がでるほど欲しいものなのさ」


上条「一体、どこに持ってるってんだよ……!どう見たって手ぶらじゃねぇか!」


上条「インデックスを追う必要なんかねぇだろうが!」


「あるさ」


上条「だから!どこに「頭だよ」――――!」


上条「なに……?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:41:05.02 ID:rmTABBk0<>「ソイツの頭の中にあるんだよ、本の内容がな」


上条「それって………どういうこと、だよ」


「部外者に教える必要はねぇよ……」


ィィィン........


「今度こそ、さっきよりでかいので仕留めてやる……」


上条「……ッ!(また、魔術かよ……次はよけれるか!?)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:43:32.49 ID:rmTABBk0<>>>950修正
上条「だから、聞いとく……てめぇがインデックスをベランダに′bソ落したのか?」
このセリフのベランダに≠抜く。
(ベランダに落としてるのが分かったらその時点で襲ってるや)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:44:02.82 ID:rmTABBk0<>

モゾッ

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:44:40.93 ID:rmTABBk0<>上条「………!インデックスッ!気がついたのか!」


インデックス「と、と……うま?」


上条「立てるか!?すぐに攻撃がきちまうから逃げ「逃げて」――――!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:45:25.31 ID:rmTABBk0<>ィィィィィィィィィィ


上条「何言ってんだよっ!?お前が狙われてんだぞ!」


インデックス「いいんだよ……とうまが逃げれば、後は、きっと、大丈夫」ケホケホッ


インデックス「私が助けてくれるように……頼む、から」


上条「バカヤロッ!無抵抗の女の子を殴るような奴だぞ!?見逃してなんかくれねぇよ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:46:27.64 ID:rmTABBk0<>インデックス「今なら、私の回収だけだもん……その間に逃げてくれればいいの」


インデックス「あの魔術師が使う魔術は……氷、それも瞬間系」


インデックス「当たっちゃったら、対象を確実に氷付けにして、バラバラに崩しちゃう危険なもの」


上条「魔術の説明なんざいいんだよっ!頼むから!俺は情けなく震えちまって動けないんだよ!」


上条「だから、お前だけでも、逃げてくれよ!」


「…………おーい、相談は終わりか?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:47:19.48 ID:rmTABBk0<>上条「――――っ!時間がねぇ早く立て!階段は目の前なんだよ!」


インデックス「………」スクッ


「………あぁん?」


上条「インデックス……?」


インデックス「とうまは、優しいね……優しすぎるんだよ」


上条「お前……!」


インデックス「でもね、私も笑っちゃうくらいお人よしって自覚があるの、だから」


インデックス「私が盾になってあげるから……逃げて!」


上条「―――――――ふざけっ!」


インデックス「ねぇ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:47:51.34 ID:rmTABBk0<>「………あん?」


インデックス「私は本当に抵抗しない!魔導書の知識だって、好きなだけ教えてあげる!」


インデックス「だから、とうまは見逃してあげて!!」


上条「オイ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:48:38.29 ID:rmTABBk0<>「………いいだろう、約束は守ってやるよ」


「その代わり……そこのクソガキが未練ったらしくいられてもウゼェから、時間を設ける」


ヒュッ……!ゴト


上条「なんだ、これ……?氷の塊?」


インデックス「……設置型?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:49:25.43 ID:rmTABBk0<>「ご明察、そいつは爆弾だ、科学で言うリモコン式のな」


「これから俺が十数えるまでに目の前から消えろ、そうしたら命は助けてやる」


「動かなかったら……無条件にそこのガキは殺す、シンプルな条件だろ?」


上条「なんだそれ!?」


インデックス「――――――それでいいよ」


上条「インデックス!?待てよ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:50:05.13 ID:rmTABBk0<>インデックス「……もともととうまは関係ない人間、だからこれでいいの」


インデックス「インデックスはね、子羊を見捨てない……恩人を見殺しにしたりはしない」


インデックス「闘えない人は守る」


インデックス「―――――――おいしいご飯をくれて、ありがとう」ニコッ


上条「――――――ッッ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:50:41.61 ID:rmTABBk0<>「さて、別れの言葉は終わったか?じゃぁカウントダウンを始めるぞ」


インデックス「とうま、お願いだから逃げて……私はとうまに死んでなんかほしくないんだよ」


上条「………………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:51:19.66 ID:rmTABBk0<>――――――――――――――


「十」


上条「(逃げれば、助かる)」


上条「(今までと同じ日常に戻るんだ……)」


「九」


上条「(自分より年下の女の子に助けられて……ビビッちまって、動けない)」


上条「(挙句の果てに、守ってやる……なんて)」


上条「(情けねーよ、ホントに……情けねーったらねー)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:51:55.25 ID:rmTABBk0<>「八」


上条「(……逃げるフリして、不意打ちでもかますか?)」


上条「(はっ……無理に決まってる、不審な動きしたらそれで爆弾がボン!っだ)」


「七」


上条「(……逃げちまえば、楽だよな)」


「六」


上条「(今日のことを忘れて、補修受けて、休みを過ごして)」


「五」


上条「(それで……いいじゃ、ねぇか)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:52:39.07 ID:rmTABBk0<>――――――――――――――


スクッ


上条「…………」


インデックス「……とうま、決心してくれたんだね」


「……さっさといけ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:53:10.46 ID:rmTABBk0<>上条「(これで、いいんだ……これが、インデックスの望んだ結果なんだ)」フラッ


『私の名前はね、インデックスっていうんだよ?』


上条「(―――――ッ)」フラッ


『おいしいんだよ!おかわりっ!!』


上条「(―――――、忘れろっ!)」


上条「(そうすりゃ、こんな不幸な事――――二度と起こりは)」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:53:46.81 ID:rmTABBk0<>









『ありがとう』










上条「…………」ピタ


インデックス「………?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:54:59.03 ID:rmTABBk0<>上条「(…………いいのかよ、それで)」


上条「(目の前で苦しむかもしれない人がいて、例えソレが出会ったばかりの他人でも)」


上条「………いいわけない、よな」ボソッ


「おい、さっさと動けよ、こちとら時間が」


上条「―――――」キッ


「―――――なんだ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:55:34.64 ID:rmTABBk0<>上条「………インデックス」


インデックス「とう、ま?」


上条「ごめん、俺は逃げねぇよ」


インデックス「えっ?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:56:19.42 ID:rmTABBk0<>上条「俺としたことが、自分が立てた誓いすら忘れるなんて、情けねぇ」


上条「俺がすることなんて始めっから決まってた事じゃねぇか」


上条「魔術師?魔術?そんなもん関係ねぇ………」


上条「俺の目の前で傷付く人がいたら、手をさしのべる、それでいい、それがいい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:56:53.30 ID:rmTABBk0<>









上条「――――――インデックス、お前は俺が助けるよ」









<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:57:38.75 ID:rmTABBk0<>インデックス「!」


「……………」


「――――――ぷっ、はははっ!馬鹿もここまで来ると表彰物だなぁ!」


上条「……………」


「ははははは!!あーおかしー!おかしすぎて……」


「殺したくなっちまった」ギロッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 22:58:44.25 ID:rmTABBk0<>インデックス「―――――――!!ダメッ!!」


「今更遅ぇよ!死ねクソガキィ!!」


ィン……


上条「……………」スッ


バギンッ!!


ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!


「はははははははぁ!!ホンッと大馬鹿野郎だなぁ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:02:08.59 ID:rmTABBk0<>ォォォォォォォォ...............


インデックス「とうま……とうま!!」


インデックス「やだよっ!死んじゃヤダ!!」


「諦めろ、そいつはもう五体すら満足にねぇよ」


インデックス「嘘!とうまは生きてる!とうまっ!とうまっ!」


「ちぃ……うるせぇな…………ん?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:07:56.50 ID:rmTABBk0<>





コツコツッ





「!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:10:18.23 ID:rmTABBk0<>インデックス「とう「ホントに馬鹿だよな、俺」―――――ま?」


「な、に……?」


上条「インデックスの歩く教会≠壊したのだってこの右手だったもんな」


上条「氷だろうが、何だろうが、しょせんただの異能の力≠セ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:13:48.06 ID:rmTABBk0<>インデックス「とうまっ!」パァァ


「てめぇ……、どうして無傷なんだ!!どうなってる!?」


上条「……インデックス、離れてろ」


インデックス「え?」


上条「いまから、あのムカツクヤローをぶっ飛ばす」


「―――――ッ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:15:45.12 ID:rmTABBk0<>上条「……………」コツコツ


「くそ!調子付いてんじゃねぇ」ィィィン


「ぞっ!!」ヒュッ!


ヒュォオ!!


上条「………邪魔だ」ブン


パキン!


「なっ……!!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:19:24.65 ID:rmTABBk0<>上条「………驚いてていいのかよ?」


「くっ……ぅ!」ズッ


上条「こないなら、仕掛けさせてもらうぜ?」ダンッ!!


「ひっ……!」


ザッ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:28:34.51 ID:rmTABBk0<>―――――――幻想殺し


上条「いいか、よく覚えとけ」グッ


「やっ、やめろ!!」

もん
―――――――こんな右手≠ェあったって、普通の喧嘩じゃ何の役にもたちはしない


上条「てめぇが目の前で苦しんでる人を傷つける事しか出来ないって言うんなら」


―――――――テストは赤点だし女の子にもモテない


上条「まずはその―――――」


「ひぃいっ!!」


―――――――だけど右手はとても便利だ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage saga<>2011/01/06(木) 23:32:38.71 ID:rmTABBk0<>









上条「ふざけた幻想をぶち殺す!!」










―――――――目の前のクソ野郎を思いっきりぶん殴る事が出来るんだから!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/06(木) 23:37:08.83 ID:rmTABBk0<>今回はここまでです。
色々書きたい事はありますが家族が近くにいて思うようにかけません。
レス返しは必ずしますので少しおまちください<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 23:45:40.42 ID:iXD13cAO<>>>983
超乙ゥァァァァ!
最初の敵がステイルじゃないって事は、彼とは友好的な出会い方ができるかな?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 23:46:30.51 ID:/tNH0vYo<>むしろステイル君脱落とか(ry<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 00:32:15.61 ID:ghph8Y2o<>正直
もん
が気になって気になって気になって仕方ねえ……!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 00:33:41.48 ID:ebvp8r6o<>                もん
―――――――こんな右手≠ェあったって、普通の喧嘩じゃ何の役にもたちはしない


こうかな?
ズレてたらごめんだけど要するに右手の振り仮名で”もん”を入れたかったのだと推測<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 01:41:47.99 ID:n2zJ4GYo<>―――――――こんな右手≠ェあったって、普通の喧嘩じゃ何の役にもたちはしないもん

こうか<> 1よ<>sage<>2011/01/07(金) 01:58:23.86 ID:hOQ8Vyw0<>レス返しに来ました……が!
ちっくしょォがァァァァ!!急いで投下してたから振り仮名の場所設定できなかったァ!!
もん≠チてなンだよ!かわいいじゃねェか!!(>>987さンので読んで下さい)
みんなもSSを書くときは回りを確認して、家族がいないときに投下してね★

以下レス返し
>>932-936(姫神論争について)
魔術サイドと絡ませる予定が殆ど無いので。
姫神さんは普通のクラスメイトとしてでてきたりすると思います(出ればの話だけど)
漫画でも今のところただの転校生設定だしね。
姫神はdisらないよ!嫌いじゃない"もん=I

>>984-985
さぁて、どうなるかね
はっはっは!

>>986-988(もん論争)
どうしても>>1はかっこよく決めれないらしいです。
上条さんも一通さンもこれから格好つけられるかどうかは>>1に掛かっている!!

レスありがとうございました。
新スレを建てるときはここで報告します。
それともすぐに建てようかな?

※スレタイを変えようと思うのですがどうでしょう?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 08:18:52.41 ID:hYu8p5Eo<>毎回スレタイ変えてる人もいるし
好きにやっていいんじゃない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 20:15:33.08 ID:dc2wc0co<>>>1に前スレとしてこのスレ張っておけば問題ないと思う<> 1よ<>sage<>2011/01/09(日) 22:01:38.29 ID:EY4SSyqj0<>http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294578038/

新スレ建てたよ!良ければ見てね!

>>990-991
レスありがとう!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 22:07:58.47 ID:q4+rrX1Jo<>いちおうあげ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 22:40:17.97 ID:H3EVwDMSo<>埋め<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 23:29:16.27 ID:7JE3vwGAO<>う<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 23:47:09.48 ID:Xa9dP6r30<>ふむ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 23:55:43.85 ID:/SjmS2cAO<>埋められた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 23:56:21.19 ID:GgZZyf//o<>俺の埋めに常識はどうのこうの<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 00:01:03.05 ID:53FN6dYa0<>おつかれっしたー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 00:07:13.36 ID:/SjmS2cAO<>>>1000なら一方×御坂妹のスレが増える<> 1001<><>Over 1000 Thread<>    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
   ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ      このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
    `ー─┬─ l´-、      完成させても死にます。
        /:::::::::::::::::l   /77
       /::::::::::i:i:::::::i,../ / |
       l:::/::::::::i:i:::、:::/ / |
       l;;ノ:::::::::::::::l l;.,.,.!  |
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       /:::::::;へ:::::::l~   |ヌ|
      /:::::/´  ヽ:::l   .|ヌ|               製作速報VIP@VipService
      .〔:::::l     l:::l   凵                  http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
      ヽ;;;>     \;;>

<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>迷い猫オーバーラン! はっぴぃにゅうにゃあ中毒者隔離スレ in避難所 6ねこ目 @ 2011/01/09(日) 23:16:42.51 ID:C2rcXmhSo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1294582602/

一方通行「お前は世界にたった一人しかいねェだろォが!!」 @ 2011/01/09(日) 22:00:38.99 ID:EY4SSyqj0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294578038/

邪気眼や厨二系なりきりスレの利点や欠点&交流雑談スレ7 @ 2011/01/09(日) 21:51:20.61 ID:KRMJgCsaP
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1294577480/

VIPPER総力あげてTWのTOP目指すぞ @ 2011/01/09(日) 20:41:38.47 ID:DgZi311Xo
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安西「ほっほ」一方通行「ンだァ?この白デブクソじじィは」 @ 2011/01/09(日) 20:30:03.74 ID:ezHSuoLX0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294572603/

女「明日は学校に行かない」 @ 2011/01/09(日) 20:24:00.97 ID:PIAwDYpAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294572240/

ここだけ混沌とした戦場の最前線。コンマ00で死亡 7 @ 2011/01/09(日) 20:23:16.00 ID:HaPAE2+ho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1294572196/

ここだけ混沌とした戦場の最前線。コンマ00で死亡 part7 @ 2011/01/09(日) 20:20:18.15 ID:+HJxpuUAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1294572018/


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