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HTML化した人:lain.
「卵からドラゴン生まれてきた・・・・」
1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:38:21.63 ID:kMNmXuU0
少女「どうすんのこれ・・・・」

竜「ぴー」

少女「いや『ぴー』じゃねえよ。情わくだろ」

竜「ぴよぴよ・・・・」

少女「いや見つめないで。やめて」

少女「どうすれば良いのかなぁこれ」

少女「売れるかなぁ・・・」
2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:39:04.40 ID:kMNmXuU0
八百屋「おぅいらっしゃい少女ちゃん!」

少女「おっちゃんドラゴン買う気ない?」

八百屋「そんな食費凄そうなのいらないねぇ」

竜「ぴぃ・・・・・」

少女「まぁ気を落とすなよ」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:41:18.58 ID:kMNmXuU0
少女「大体ドラゴンってどうやって食べるの」

少女「ぐぐるか」

少女「現在この種のドラゴンは飼うのは難しく、調教済みの個体は大変高価で取引されております」

少女「調教かぁ」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:42:00.64 ID:kMNmXuU0
少女「とりあえず『私は卑しい雌豚です』って言ってみ?」

竜「ぴょ〜」

少女「うう〜ん・・・・」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:43:49.72 ID:kMNmXuU0
少女「まぁ小さいうちから調教は難しいかな」

少女「道具とかもそろってないし・・・・」

竜「ぴ?」

少女「まぁいいや、立派に調教してやるから頑張ろうな」

竜「ぴよ!」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:47:46.57 ID:kMNmXuU0
>>3の後にコピペ忘れてた


八百屋「大体少女ちゃんそんなのどっから拾って来たんだい」

少女「森に卵落ちてたから食べようと思ったんだよね」

八百屋「ドラゴンってのは珍味らしいねぇ!」

少女「なるほど・・・・」じっ

竜「ぴ?」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 18:51:06.00 ID:1lQaIIDO
期待ー
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:52:29.75 ID:kMNmXuU0
少女「そういや、お前って何食べるの」

竜「ぴぃ?」

少女「ぴーじゃねえよしっかり喋れ」

竜「・・・・・」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:54:02.17 ID:kMNmXuU0
少女「またググるか・・・・」

少女「食べるものは・・・小型のうちは昆虫や木の実を食べます」

少女「裏の森から採ってくるか」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 18:59:16.55 ID:kMNmXuU0
少女「そういやなんであんなの落ちてたんだろうなぁ」

少女「親はどうしたんだろう」

てこてこ

?「おい、ちょっと止まれ」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 19:01:54.27 ID:kMNmXuU0
少女「ここ私有地ですよ」

?「お前だって不法侵入じゃないのか」

少女「いや私の土地ですし」

?「・・・・!?」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 19:07:08.13 ID:kMNmXuU0
?「その年で土地持ちかよ・・・・金持ちめ」

少女「色々事情がありまして」

?「・・・まぁいい。この辺りで大き目の卵を見なかったか?」

少女「ああ見ましたよ」

?「!!」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 19:10:24.37 ID:kMNmXuU0
?「どこでみたんだ!!」

少女「それが、あんまり立派な卵だったんで焼いて食べようと思って「食ったのか!?」

少女「残念ながら寸前で孵化してしまいまして」

?「なん・・・・だと・・・・・」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 19:14:46.41 ID:kMNmXuU0
?「お終いだ・・・・・」

少女「卵の持ち主だったんですか」

?「そのようなもんだ」

少女「お返ししましょうか」

?「ここまできて・・・・くそぅ・・・」

少女「なんだかわかりませんが不審者として通報しますよおじさん」

おっさっん「おじ・・・・!?」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 19:17:21.44 ID:kMNmXuU0
おっさん「やめてくれ!怪しいもんじゃない!」

少女「不審者はみんな言いますね」

おっさん「神に誓ってもいい!」

少女「神様に誓われましても」

おっさん「じゃあ君に誓おう」

少女「キザな人ですねぇ」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 19:27:43.06 ID:VfjiYMDO
ふむ期待
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 19:35:50.39 ID:HQz/47co
このノリ嫌いじゃないいいぞもっとやれ
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 19:37:48.90 ID:/bWg4wSO
ドラゴン……だ……と…………



構わん、続けたまえ。
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 19:41:32.97 ID:/0VImmw0
貼ってくれてありがと
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 19:54:25.33 ID:EVUKokDO
続きが楽しみだ
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 19:59:43.46 ID:HQam2oAO
乙!乙!期待してるさ

調教がww いろいろ誤解がwwww
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 20:45:17.74 ID:ciMkMngo
これは期待
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:25:26.65 ID:kMNmXuU0
少女「ここが わたしの いえ です」

おっさん「意外と普通な家だな」

少女「どういう家だと思ってたんですか」

おっさん「こんな広大な土地持ちなら豪邸かと思うだろ」

少女「先の大戦で元の家があった土地は国に取られたんです。
   ここは元犬小屋ですね」

おっさん「・・・・!?」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 21:26:53.40 ID:NNE/2Hk0
よろしい、続けたまえ
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:29:27.51 ID:kMNmXuU0
おっさん「親とかは・・・・」

少女「それ聞いちゃいますか」

おっさん「すまない・・・・・」

少女「かまいませんよ」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 21:29:49.33 ID:MIyqUTE0
フカマルの厳選しながら支援
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:33:57.09 ID:kMNmXuU0
少女「そしてこれが問題のドラゴンです」

竜「ぴゅい!」

おっさん「生まれちゃってる・・・・普通に・・・・」

少女「よくわかりませんがご愁傷さまです」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 21:36:40.77 ID:HQam2oAO
>>26
フカマル可愛いよな///
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:38:45.07 ID:kMNmXuU0
少女「生まれてるとまずかったんですか?」

おっさん「もう駄目だ・・・・色々と駄目だ・・・・」

少女「大変そうですねぇ」

おっさん「だってこれもう刷り込みできてるじゃん・・・お嬢さん親だと思ってるじゃんこれ・・・」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:44:30.12 ID:kMNmXuU0
少女「親?別に生んだ覚えも温めた覚えもありませんが。」

おっさん「インプリンティングっつってな・・・こいつは卵から出てきて最初に見たものを親だと思う習性があってな・・・」

少女「頭悪いんですねぇ」

おっさん「そういう習性なんだよ・・・」

竜「ぴゅっふ」

少女「あ、膝の上で昆虫食べるのやめて」

おっさん「昆虫の一部がばらばらと・・・・よく平気だなお嬢さん」

少女「やめろっつってんだろ」

つんっ

竜「ぴゅふぃっ」

おっさん「あああドラゴンを粗末に扱わないで・・・・」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:48:21.64 ID:kMNmXuU0
少女「それで、私を親と思い込んでるのが何か駄目なんでしょうか」

おっさん「ありまくりだよ・・・・俺はこいつを騎竜にしようと思っていたんだよ」

少女「乗る奴ですか」

おっさん「乗る奴ですね」

少女「それで高く売るわけですか」

おっさん「えぇ!?」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:51:07.02 ID:kMNmXuU0
おっさん「いや何で売っちゃうの可哀想でしょう・・・」

少女「今の段階で売ろうと決めていたら情も移りません。ね、竜よ」

竜「ぴゅ?クルル・・・・」

おっさん「なんてドライな子だよ・・・」
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:56:34.61 ID:kMNmXuU0
おっさん「ともかく、俺はこいつに人生をかけて色々してきたわけよ」

少女「人生?」

おっさん「何年も旅して、森の奥深くでこいつの卵を見つけて、卵を狙ってくる輩から命がけで守って、今ここにこいつがいるわけだ」

少女「そこまでするほどの生き物なんですか」

おっさん「そうだね、竜使いってのは名誉もそうだがかなり儲かる仕事なんだ」

少女「儲かる」

おっさん「・・・・・うん」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 21:59:14.59 ID:kMNmXuU0
皆さんレス有難うございます。テンション上がってきた!


少女「儲かるんですか、これ」

おっさん「・・・・・ちゃんと調教できたらな」

少女「へぇぇぇ」じぃーっ

竜「キュウゥ・・・////」

おっさん「・・・・」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:01:07.45 ID:kMNmXuU0
少女「食べるか売るか決めかねていましたが、じゃあやっぱり育てましょうか」

おっさん「そうか・・・・育てるのか」

少女「おじさんがこれを譲渡してくれるのなら、ですが」

おっさん「・・・・・・かまわない」

少女「とても嫌そうですよ?」

おっさん「ドラゴンが君に懐いてしまったんだ。仕方がない」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 22:05:26.37 ID:msfkaGco
調教して乗るとな?
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:05:55.49 ID:kMNmXuU0
少女「それで、人生かけて手に入れたドラゴンを手放して、おじさんはどうするんですか」

おっさん「・・・・・・・・なんとかするさ」

少女「その割に顔が青いですが」

おっさん「・・・・・・・」

少女「じゃあこのドラゴンと何かをおじさんと交換しましょうか」

おっさん「!」

少女「これに釣り合うほど高価な物は我が家にはありませんが」

おっさん「気を使わなくていいさ。俺はこれからも放浪して暮らす」

少女「つまり、ふりーt「やめてくれ」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:08:26.66 ID:kMNmXuU0
少女「帰るところは」

おっさん「ありません」

少女「暮らしていくあては」

おっさん「ありません」

少女「それでよく手放す気になりましたね」

おっさん「親から子を引き離そうなんてこと俺にはできん・・・」

少女「センチメンタルなんですねぇ」

おっさん「すいません」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:12:02.76 ID:kMNmXuU0
少女「じゃあここで暮らしていくってのはどうですか」

おっさん「ここ?」

少女「都合の良い事に、部屋が空いておりまして」

おっさん「!?」

少女「さらに都合の良い事に人ひとり養うくらいの生活力もありまして」

おっさん「!?」
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:16:19.54 ID:kMNmXuU0
おっさん「いくらなんでも年頃のお嬢さんと一緒に住むことはできん」

少女「私を年頃っていうんならおじさんちょっとロリコンですよね。キャーコワーイ」

おっさん「すいませんちょっとお世辞混ぜました」

少女「それはそれでいらっとくる」

おっさん「どうしろと」

少女「親戚がいい加減自分たちのところで暮らせと五月蝿くて。いいから住んで下さいよ」

おっさん「いいのか本当に・・・・」

少女「私が良いから良いんですよ。ねー。」

竜「ぴゅぃ!」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:19:37.42 ID:kMNmXuU0
おっさん「ついつい乗せられて住むことになってしまった・・・」

おっさん「しかもこんなちゃんとした部屋まであてがってもらって」

おっさん「情け無い限りだ」

おっさん「ん?壁に絵がかかっている・・・・。本当に金持ちだったんだな・・・」

おっさん「これは・・・・お嬢さんと、両親?」

おっさん「・・・・・・」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:22:53.30 ID:kMNmXuU0
少女「なんとなとなく住まわせてしまった」

少女「生活費が増えるけどまぁ大丈夫か」

少女「お父様とお母様がここにいたらなんて言うかな」

少女「怒られるだろうなぁ」

少女「でも・・・・私を置いて逝ったのが悪いんですよ・・・・」

少女「・・・・・・・」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 22:24:40.18 ID:i9BUU/wo
ちょっとおっさんオレと代われ
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:27:22.88 ID:kMNmXuU0
竜「チュン・・・チュン・・・・」

少女「おはよう御座います」

おっさん「・・・・・・・」

少女「寝てんじゃねーよ」

どさっ

おっさん「うぐっ・・・・・!?」

少女「おはよう御座います」

おっさん「今のは・・・」

少女「ぴーちゃんが起こしてくれたんですよ」

おっさん「ぴーちゃん?」

少女「ドラゴンの名前です。ぴーぴー五月蝿いから」

おっさん「そうか・・・・」

ぴーちゃん「キュゥゥッ」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:30:36.98 ID:kMNmXuU0
少女「今日はおじさんの役割を決めようと思います」

おっさん「あぁ、本当に家賃とかはいいのか?」

少女「構いませんよ。保険金降りますし」

おっさん「保険・・・・・」

少女「しかしおじさんをニートにしてしまうのも忍びありません」

ぴーちゃん「キュッキュッ」

おっさん「やることが有るならどんどん言ってくれ」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:33:34.87 ID:kMNmXuU0
少女「家事できますか」

おっさん「一人で生きてたからな。あらかたできる」

少女「今おじさんの侘しい人生が垣間見えましたね」

おっさん「やめてくれ・・・」

少女「今までやってきた仕事は?」

おっさん「言わなきゃ駄目か・・・・?」

少女「あんまり興味無いんでいいです」

おっさん「ひでぇ」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:37:24.62 ID:kMNmXuU0
少女「じゃあ主に家事とかやっててください。私はしばらくぴーちゃんを調教したりしてみます」

おっさん「あぁ分かった」

少女「エプロンはこのくまさんの奴で」

おっさん「リアルな熊だな」

少女「ファンシーなのもありますよ」

おっさん「リアルな方で頼む」

少女「うさぎさんとか花柄とか」

おっさん「熊で頼む」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:42:41.87 ID:kMNmXuU0
少女「おっちゃん、おっちゃん」

八百屋「おぅ!なんだい!」

少女「調教に使う道具ってなに?」

八百屋「最近の子は進んでるなぁ。まずは、ムチとロウソクと目隠しと・・・」

少女「とりあえずムチ買っていくか」

八百屋「まいどありー!」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 22:54:25.60 ID:kMNmXuU0
ここの板ってどんぐらい放置してても大丈夫?

少女「ムチを買ってきました」

おっさん「馬用のやつか、気合入ってるな」

少女「八百屋のおっちゃんがこれが一番良いって」

おっさん「なるほど」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 22:56:18.92 ID:PzJm4Qgo
>>49
落ちないよ
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 23:00:56.64 ID:msfkaGco
>>49
HTML化依頼するか1000行くか以外じゃ落ちないぞ
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 23:01:18.67 ID:KGhxu6Io
ただし、生存報告は二週間に一度はした方がいい
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 23:01:46.61 ID:kMNmXuU0
少女「ロウソクと目隠しとその他諸々はまだ早いって言われた」

おっさん「ほうほう」

少女「あとおまけに首輪も頂いたよ」

おっさん「親切だな」

少女「ですね。ぴーちゃんおいで」

ぴーちゃん「きゅぅ」

少女「・・・サイズ合わないなぁ」

ぴーちゃん「きゅぅぅぅ・・・・・」

少女「どんまい」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 23:04:25.72 ID:f2H9LTQo
調教された人たちなら半年音沙汰無くても大丈夫だ
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/03(金) 23:06:52.72 ID:lifsrXko
俺の股間的に1ヶ月は平気
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 23:16:14.03 ID:kMNmXuU0
>>50>>51>>52
有難うございます。じゃあ安心して自分のペースで投下します

おっさん「大型犬用か・・・・・?」

少女「せっかくだから付けてみます?」

おっさん「誰が得するんだそれ」

少女「虚しさのみが残りますね」

ぴーちゃん「きゅ〜」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/03(金) 23:40:38.61 ID:kMNmXuU0
少女「じゃあ早速調教です」

ぴーちゃん「きゅぃっ!」

少女「意外にのりのりだねお前」

おっさん「構ってもらえるのが嬉しいんだろう」

少女「跪け!」

ぴーちゃん「ぴゅ!」さっ

少女「よーしよしよし」

ぴーちゃん「くるるるる・・・・」

おっさん「・・・・・言い方おかしくないか?」

少女「そうですか?」
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 01:08:18.59 ID:iW7YJ6DO
あぁバラライカさんか
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/04(土) 02:15:38.79 ID:Xn7GLh.0
少女「思ったより賢いですねぴーちゃん」

ぴーちゃん「くるるっ」

おっさん「竜種ってのは基本的に知能が高いからな」

少女「それにしたって昨日の今日ですよ?」

おっさん「それだけお嬢さんに気に入られたいのだろう」

少女「そういうとこは馬鹿なんですねぇ」

おっさん「・・・・一途と言ってやれ」

少女「いいえ、馬鹿だと言いますね」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 07:23:06.46 ID:9cI70oAO
やべぇ このSSのページを開いたまま寝てたわ…しかも目を覚ましたら、口の中に携帯が入ってたよorz
(防水のケータイで良かった…)
61 :うっかり忘れてた[sage]:2010/09/04(土) 07:30:31.71 ID:9cI70oAO
【書き忘れ】
>>1
乙!乙!ひたすら乙!
かなり面白いので 頭突きを期待してます
(この竜のビジュアルはどんな感じですか?)
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 08:56:08.32 ID:2sY5PIDO
>>61
半年ROMってろ……って言われた事無い?

>>1乙でした!
少女えらくクールドライでわろた
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 09:17:12.18 ID:vkOXiW2o
1乙

>>61
言われたことがなかったとしても、オレが言う
半年ROMってろ
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 10:14:22.46 ID:9cI70oAO
すまん 寝惚けてたから
いろいろ変なこと書いてたわ…
「頭突き」ってなんだよ「続き」だったorz

しかし そんな事で目くじらを立てるなよ…もう少し平和にいこうさ
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 11:12:24.45 ID:2sY5PIDO
んー書き間違い云々よりも初心者っぽい感じで浮いてるから
しばらくROMってここの雰囲気を理解してからの方が良いんじゃないかな?と思って
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 17:09:40.56 ID:cnjkZVIo
まぁまぁその辺にして投下待とうや
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/04(土) 18:10:57.91 ID:9cI70oAO
リアルな熊さんエプロンww欲しいな
(ver.ヒグマ)
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 00:22:52.54 ID:en0XPZc0
少女「私のために争わないでー」

おっさん「どうしたんだ急に」

少女「言いたくなっただけですよ」

竜「ぴゅいっ」

おっさん「お前を巡って争うつもりは無い。安心しろ」

竜「ぴゅうぅ・・・」

少女「まぁ気を落とすなよ」

おっさん「何故落ち込むんだ・・・」
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 00:29:55.93 ID:en0XPZc0
支援、コメント有難うございます。全てほくほくしながら見ております。

少女「調教が思ったように進みませんね」

おっさん「そうか?かなり躾が行き届いてると思うが」

竜「キュッキュ」

少女「確かにぴーちゃんは素直で良い子です。」

おっさん「ならいいじゃないか」

少女「あんまり物分りが良いので、ムチを使う機会がありません」

おっさん「結構なことじゃないか・・・・・」

少女「この後縄、目隠し、ロウソクとランクアップしていくつもりだったのに・・・」

おっさん「縄はともかく、目隠しとロウソク・・・・・?」

少女「八百屋さんにお勧めされました」

おっさん「?」
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 00:35:35.62 ID:en0XPZc0
八百屋「へぃらっしゃい!!見かけない旦那だね!」

おっさん「わけあって少女さんの家に居候しているものです」

八百屋「ほぉぉぉ!じゃああんたが・・・・・・」

おっさん「あ、先に話を聞いてらしたんですか」

八百屋「いやぁでっかいねぇ!・・・・ここだけの話、調教の進み具合はどうなんだい?」

おっさん「あなたの助言通りに進めようと頑張っているみたいですよ」

八百屋「いやぁ少女ちゃんもやるねぇ!!」

おっさん「あんなにしっかりした女の子も今時珍しいですよね」

八百屋「まったくだ!!」
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 00:37:57.73 ID:en0XPZc0
おっさん「それじゃあこれとこれ下さい」

八百屋「まいどありぃ!!」




八百屋「あんなごっつい男を調教してんのかぁ少女ちゃん・・・・・さすがだねぇ!」
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 00:43:14.85 ID:en0XPZc0
おっさん「今帰ったぞ」

おっさん「・・・・いないのか?」

おっさん「おぉーい」

おっさん「ぴーちゃんまでいない・・・」

おっさん「まさか竜狙いの奴らがここまで・・・・?」

おっさん「くっ・・・・探しに行こう」
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 00:56:25.72 ID:en0XPZc0
ぴーちゃんの台詞のとこ竜「」にしてた・・・・・


少女「わたしのーおはかのーまー「少女!!!!」

ぴーちゃん「ぴゅっ」

少女「どうしたんですかおじさん、汗凄いですよ」

おっさん「・・・・・無事だったか」

少女「無事もなにも散歩してただけですけども」

おっさん「・・・・・・散歩」

少女「散歩」

ぴーちゃん「ぷっ」

少女「おじさんこそ何で剣握って汗だくなんですか。やっぱり不審者ですか」

おっさん「散歩だよ・・・」
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 01:03:56.50 ID:en0XPZc0
少女「さすがにそこまで怪しいと信じれませんよ。通報「わかった話す」

おっさん「・・・・お嬢さんが急に居なくなったもんだから、何者かに攫われたのかと・・・・」

少女「こんな片田舎でそんな物騒なことになりませんよ」

おっさん「そうだな、すまない」

少女「謝るんですか」

おっさん「君を怖がらせた」

少女「・・・・・・・・」

ぴーちゃん「きゅ?」

少女「お墓参り、行ってたんですよ」

おっさん「それは・・・・」

少女「今度から、出かけるときは互いに書置き残して行きましょうね」

おっさん「・・・・・そうだな」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 01:12:42.36 ID:en0XPZc0
少女「今日は目隠しプレイをしてみましょう」

ぴーちゃん「きゅぅ!」

おっさん「言い方がいかがわしいが」

少女「え?そうなんですか」

おっさん「いや、なんでもない」
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 01:19:42.33 ID:en0XPZc0
少女「さぁ!視覚を遮断した状態でその果実を割りなさい!」

ぴーちゃん「きゅ!」

少女「あ、もうちょっと右 あー行き過ぎ行き過ぎ はいそこでくるっと回って そこだ!」

ぴーちゃん「きゅぅぅぅ!」

おっさん「こら、食べ物で遊ぶんじゃない」

少女「ひゃぃ」
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 01:24:17.61 ID:en0XPZc0
少女「しかし、さっきの実験でぴーちゃんは私の言葉を完全に理解していることが分かりました」

ぴーちゃん「きゅう!」

少女「じゃあ、18782+18782は?」

ぴーちゃん「ぴぃぃ〜!」

おっさん「自信あり気だが」

少女「私はぴーちゃんの言葉は分からないので無意味ですね」

ぴーちゃん「きゅぅぅ・・・・」

少女「どんまい」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 02:03:25.02 ID:7OsLjMAO
>>1 の更新が止まってしまったんだが…
もしかして寝てしまったのか…?え…マジで!?寝ちゃった?

SS職人達を深き眠りに誘う
妖怪「睡魔」の仕業かっ…orzクソッ
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 02:04:40.66 ID:en0XPZc0
八百屋「おぅ少女ちゃん!!」

少女「おっちゃん久しぶりー」

八百屋「んで、調教はどうなんだい」

少女「そこそこうまくやってるよ。最終的には雌豚宣言するように仕込みたかったけど、無理みたい」

八百屋「はっはっは!そりゃぁ雌じゃねえもんな!」

少女「そんなの見た目で分かるんですか」

八百屋「えっ」

少女「えっ」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 02:08:38.74 ID:en0XPZc0
おっさん「おぉお嬢さんおかえり」

少女「ただいまです。ぴーちゃんってオスらしいですよ」

ぴーちゃん「きゅ?」

おっさん「へぇ、そうなのか」

少女「八百屋のおっちゃんが『そんなもん一目瞭然だろう!』って」

おっさん「あの人は竜の専門家か何かか?」

少女「いや、普通に八百屋」

おっさん「不思議な人だな」

少女「ですねぇ」
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 02:13:46.16 ID:en0XPZc0
今日はこの辺でおいとましますね
レスしてくれてる人ほんとに有難う。
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 02:17:42.64 ID:7OsLjMAO
>>81
超乙かれさまでしたm(_ _)m
(-.-)yおやすみ(-.-)zzZ
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 07:34:39.94 ID:iqpS32Mo
超支援
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 08:20:47.59 ID:UNRrGkco
乙!
ぴーちゃんかわいい
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 12:19:11.84 ID:fZZxS6DO
乙でした!
はたして八百屋の誤解が解ける日はくるのか…
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/05(日) 16:08:54.39 ID:en0XPZc0
支援ありがとうございます!

少女「・・・・・夜中なのに、目が覚めてしまった」

ぴーちゃん「ぴゅ・・・」

少女「起きなくてもいいよ」

ぴーちゃん「くるるるる・・・・」

少女「喉乾いたな・・・・・」

少女「お水・・・」とてとて
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 16:39:02.37 ID:7OsLjMAO
いつの間にか 始まってたか。
私怨しえん
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]:2010/09/05(日) 16:42:09.42 ID:7OsLjMAO
>>87 まwちwがwえwた!

×:私怨 → ○:支援
で 脳内保管してくれ…orz
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 16:56:37.34 ID:EtcuhADO
えらく香ばしいauが居るな…
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 17:13:45.80 ID:UyzaLyMo
ネスカフェ?
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 17:40:43.39 ID:quFjKcko
マジレスすると誤変換ぐらい訂正しなくてもわかる
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]:2010/09/05(日) 19:14:30.11 ID:Qucue4.0
マジレスすると お前ら食いつきすぎだwww
「わずかな小さなミスでも、気づいたらちゃんと訂正する」むしろ正しい行動だっつの・・・
人によっては、怒りだしてスレが荒れるぞ、バカたれww

まあその辺にして おとなしく>>1を待とうや
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/05(日) 19:44:46.68 ID:3VJsaGU0
八百屋・・・
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/06(月) 00:21:27.94 ID:ac9Sros0
少女「・・・・・暗くて見づらいなぁ」

どさっ

少女「・・・・何の音だよ」

おっさん「起きちゃったかお嬢さん」

少女「おじさんも起きてたんですか」

おっさん「ああ、大人は遅くまで起きてるものさ」

少女「明かりも付けずに?」

おっさん「夜目が効くもんでな」

少女「そうですか、早く寝ないと明日に響きますよ。年なんだから」

おっさん「・・・・まだ大丈夫だ!」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/06(月) 00:36:10.72 ID:ac9Sros0
おっさん「お嬢さんが明かりを持ってなくて助かった・・・・」

おっさん「こんなもの、見せるわけにはいかないしな」

侵入者「うぅう・・・・」

おっさん「ようやくお目覚めか」

侵入者「!!・・・・しくじったか・・・」

おっさん「目的は?」

侵入者「ははっ!あんたが一番わかってるだろ!竜とあのガキだ!」

おっさん「・・・・・お嬢さんを巻き込む形になってしまったからな」

侵入者「あ?」

おっさん「この家の平和は俺が守ることにしたんだ」

侵入者「おい、ちょっと待て」

おっさん「さよならだ」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/06(月) 00:45:31.56 ID:ac9Sros0
ぴーちゃん「くるるるる・・・・」

少女「ただいまぴーちゃん」

ぴーちゃん「きゅ・・・?」

少女「また、何か隠してた」

少女「今度は教えてくれなかったけど」

ぴーちゃん「きゅぅ・・・」

少女「信じていいと思う?」

ぴーちゃん「きゅ!」

少女「お前の言葉が分かったらいいのになぁ」

少女「・・・・大丈夫だよね、うん」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/06(月) 02:54:50.20 ID:WHEUbsAO
更新が…途絶えたorz
寝てしまったのか?
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/06(月) 04:07:18.04 ID:ylUW7lQ0
SSの更新が急に途絶えるのなんて日常茶飯事な訳だが
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/06(月) 07:19:10.32 ID:WHEUbsAO
それもそうなんだが…ついね
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/06(月) 09:00:58.76 ID:WBR9/6DO
1乙でした!

うざってえのがいんな…ROMってろって言ったのに
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/06(月) 14:14:35.77 ID:WHEUbsAO
うるさいのが 湧いてるな…
(荒らさないように)
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/06(月) 22:19:40.96 ID:Lu2gFOco
もしかして今のゆとりはROMるの意味を知らないんじゃ……
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/06(月) 23:24:03.15 ID:WBR9/6DO
まさかそこまでじゃないだろ
普通分かんなかったらグーグル先生に聞く位はするだろうし
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 01:32:50.45 ID:EYxoI6AO
たぶん、カウンターじゃね?
「ちょっとコメントが、気にくわないだけで、「ROMれROMれ」ってうるさいなぁ…お前も黙れ、ROMれ厨が。
スルースキルが足りないんじゃねぇの?作者も投稿しにくくなるのに、無意味にスレの空気を悪くするなよ…
まるでオマエは「荒し」だな!」

って意味でしょうなww
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 06:32:24.17 ID:WiF91dYo
男は黙って支援
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 08:27:25.75 ID:ngrLpSwo
女も黙って支援
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 08:28:32.46 ID:EYxoI6AO
↑上の人に同じく支援
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 10:33:43.61 ID:QkpXpMDO
ほし
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 13:07:19.05 ID:2lMMKiEo
ここは落ちたりしないんだから保守も支援も無用だよ。
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/07(火) 15:31:03.71 ID:YxGBSok0
>>105
>>106
惚れた

皆さん支援ありがとうございます。気持ちがうれしいんだぜ!


少女「暑いですね」

おっさん「そうだな」

少女「おじさんはそんな格好してるからじゃないんですか」

おっさん「・・・・・気にするな」

少女「脱いでみたら、どうですか」じりっ

おっさん「・・・・女の子がそういうこと言うんじゃない。はしたないぞ」

少女「大丈夫ですよ。ぴーちゃんだって全裸です」

おっさん「あいつは鱗あるだろうが」

少女「おじさんだって皮膚あるじゃないですか」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/07(火) 15:35:38.90 ID:YxGBSok0
少女「いいかげん鬱陶しいんですよ、その暗い色の服」

おっさん「ファッションは個人の自由だ」

少女「だからと言って毎日毎日長袖長ズボンはうざい」

おっさん「う、うざいとかいうな!」

少女「なにちょっと傷ついてるんですか。見てて暑いんですよ」

ぴーちゃん「きゅいっ!」

おっさん「ぴーちゃんまで・・・」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/07(火) 15:39:17.22 ID:YxGBSok0
少女「どうしてもその暑苦しい服装が譲れないようなので、選択肢を用意しました」

おっさん「選択肢?」

少女「普通の夏用の服装と、全面に可愛らしいリアル熊やリアル虎がプリントされたこの長袖達、どっちがいいですか?」

おっさん「・・・・・・・・・・・長袖で」

少女「そこまで嫌なんですか・・・・」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 16:13:16.55 ID:Dmgd1PYo
おもしろそうなスレ発見
支援
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/07(火) 17:43:24.84 ID:YxGBSok0
少女「本当に着ている・・・・・」

おっさん「・・・・・・・・・・・・・」

ぴーちゃん「・・・・・・・」

少女「ぴーちゃんがあまりの迫力に何も言えなくなっている・・・・・」

少女「なんでそこまで半袖拒否なんですか・・・・今気温34度ですよ・・・・・」

おっさん「・・・・・・・知りたいか」

少女「多少」

おっさん「・・・・」ぬぎっ

少女「あ、別におじさんの裸見てまで知りたいわけじゃないんでいいです」

おっさん「」
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 20:08:30.49 ID:EYxoI6AO
リアル熊とリアル虎の
服が欲しくなった
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 21:05:33.88 ID:QkpXpMDO
しえ
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/07(火) 22:17:50.86 ID:YxGBSok0
http://viploader.net/ippan/src/vlippan144179.jpg

いまさらですが一応少女とぴーちゃんのイメージ
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 22:23:58.81 ID:0ZjQHsQo
ぴーちゃん怖いよう
MTGにでてきそうだよう
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 22:28:37.23 ID:fXY6KRA0
>>117
かわゆす
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/07(火) 23:54:24.69 ID:92GhlGI0
ぴーちゃん意外とでっけぇ!
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/08(水) 00:39:34.58 ID:wx7wfoAO
どんな姿だろうが、
どんなに変わってしまっても…

ぴーちゃんは…、ぴーちゃんだ!
(訳:ぴーちゃんカッコ良いな)
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/08(水) 02:15:18.88 ID:1EC/Qq2o
おお、カッコいい……
けどなんか竜っていうよりグリフォンっぽい?
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/08(水) 08:50:20.28 ID:YTBlSUDO
一瞬リアルチョコボかと思ってビビった
てっきり手の平サイズの翼竜かと思ってたな
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/08(水) 14:22:21.27 ID:pjAYgCYo
予想以上にたくましくて吹いてしまった
もっとこう…遊戯王でいうベビードラゴンとかそこらへんのちっちゃくてコミカルな感じのイメージだった
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/08(水) 17:10:36.60 ID:l2U/AH6o
いや、成長したらこうなるぜってことなんじゃない?
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/08(水) 22:06:23.93 ID:YTBlSUDO
それにしてもドラゴンが陸タイプだとは予想外
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 00:36:45.23 ID:Fb3FHC60
皆さんレスありがとうございます。

翼竜の飼育って難しいそうなので陸の竜です。現段階では中型犬程度の大きさです

おっさん「随分とここになじんでしまったな・・・」

おっさん「最近はお嬢さん意外にも八百屋さんともよく喋るようになった」

おっさん「まさかこんな形で旅を終わることになるとはな」

おっさん「いや・・・お嬢さんとずっと暮らしていくわけにもいかない」

おっさん「・・・・・」

少年「おいアンタ誰だよ」

おっさん「・・・!?」

少年「アンタだよアンタ。なんでこの家にいるんだよ」

少年「・・・・・・もしかして強盗か」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 00:42:46.30 ID:Fb3FHC60
おっさん「いや、ちg「警備隊につき出してやる!」

おっさん「・・・・剣を簡単に人に向けるんじゃない」

少年「うるせえよ。とっとと両手を上に上げろ」

おっさん「俺はここの家の者だ」

少年「そんなわけあるかよ。ここは女の一人暮らしだ」

少年「手をあげろよ!!!!」

おっさん「室内で剣を振り回すんじゃない」

少年「手をつかむんじゃねえ!離せ!!」

おっさん「誰が離すか」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 00:47:06.64 ID:Fb3FHC60
おっさん「というかお嬢さんなら今出かけているぞ」

少年「なんなんだよお前!!」

おっさん「ここの居候だ」

少年「普通女の一人暮らしに中年男性の居候はいねえ」

おっさん「・・・・・・」

少年「人の関節固めながら凹むなよ・・・・」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 00:49:49.48 ID:ndyll.AO
精神的ダメージがww
これはツラい…
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 00:50:24.61 ID:Fb3FHC60
少年「お前のなにもかもが信用ならねえ。何でそんな柄の服着てるんだよ」

おっさん「・・・・・・・・・・大人には色々事情があるんだ」

少年「子どもがそれで納得すると思ったら大間違いだぞ」

おっさん「ともかく、俺は危険な者じゃない」

少年「怪しくはあるけどな。」

おっさん「というか君は誰なんだ」

少年「いまさらかよ!」
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 00:57:53.70 ID:Fb3FHC60
少年「俺はここの使用人・・・・だった者だよ」

おっさん「それで、元使用人が何が用事か?」

少年「別に契約を解除されただけで今だって俺はお嬢様の使用人だ!」

おっさん「いやまあその辺の事情はいいから」

少年「何で流すんだよ」

おっさん「そういう話はお嬢さんが話したくなったときに聞くさ」
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 01:06:30.57 ID:Fb3FHC60
おっさん「で、要件の話だが」

少年「だからなんであんたに話さなきゃなんねんだよ!」

おっさん「一応だ一応」

少年「アンタちょっとめんどくさくなってんだろ!!!」

ぴーちゃん「ぴー」

少年「うわっ!?」

おっさん「おぉ、おかえりぴーちゃん」
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 01:11:05.23 ID:KJFvfRAo
中型犬程度か・・・
結構でかくね?
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 01:19:10.54 ID:ndyll.AO
そりゃあ ドラゴンだからねぇ…
子供でもそんくらいのサイズになっちゃうな
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 01:30:17.53 ID:Fb3FHC60
少女「ただいまですー」

おっさん「おかえ「おかえりなさいませお嬢様!!!」

少女「・・・・また来たんですか」

少年「何度でも来ますよお嬢様のためですから」

少女「人それをストーカーと言う」

少年「お嬢様・・・・そんな・・・」

少女「何度来たって同じですよ。私は叔父上のところに行く気はありません」

少年「ですがお嬢様・・・・・」

少女「それに別に今は一人暮らしではありませんし」

少年「こんな男と一緒にいる方が心配が増します!!」

おっさん「(否定できねえ)」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 01:34:06.82 ID:Fb3FHC60
少女「大丈夫です。家計は私が握っています」

おっさん「俺は幼女趣味じゃない」

少女「喧嘩売ってるんですか」

おっさん「いやお嬢さん実際に幼女じゃないか・・・・・」

少女「もう12歳ですよ」

おっさん「わーおとなだー」

少女「いらっとした」
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 01:39:23.29 ID:Fb3FHC60
おっさんの(否定できねえ)は自分が少女に手を出す可能性があるからではなく、傍から見たら心配だろうなぁという意味です。
紛らわしい


少年「そんな小汚い男と喋らないで下さいお嬢様・・・・」

少女「すみませんでした」

おっさん「ひでえ」

少女「それに今は、ぴーちゃんもいます」

少年「このドラゴンですか・・・?」

ぴーちゃん「ぴー」

少女「よーしよしよし」

おっさん「・・・・・いつもそんなに可愛がってなくないか?」

少女「ちょっと黙ってて下さい」

おっさん「すいませんでした」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 01:50:12.21 ID:Fb3FHC60
少女「この子と離れたくないので、叔父上の家は無理です」

ぴーちゃん「ぴー///」

少女「うっぜ」

ぴーちゃん「ぴぃ・・・」

おっさん「ぴーちゃん・・・」

ぴーちゃん「ぴー」

少年「それの飼育所ならきっと叔父様が用意して下さいます!」

少女「・・・・虫も?」

少年「餌ですか?使用人が持ってまいりますよ!!」

少女「ネズミも?」少年「勿論!」

少女「幼虫も?」少年「・・・・ええ!」

少女「ぴーちゃんはこれらを毎日バケツ5杯分程食べます」少年「・・・・・・・・」

少女「おやつとしてその辺の小型野生動物もです」

おっさん「(少年が真っ青だ・・・・)」
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 01:55:04.21 ID:Fb3FHC60
少女「大きさの割にかなり食べるので、フンの量も大量です」

少女「多分叔父上の城は異臭騒ぎになりますね」

少女「さらに運動もかなりします」

少女「多分場内では運動不足になるので城下に脱走するでしょうね」

少女「ぴーちゃんが遊びのつもりで物を壊すのも日常茶飯事です」

少女「裏の森にはぴーちゃんが爪とぎに使って凄いことになった木がありますよ」
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 01:58:31.82 ID:Fb3FHC60
少女「叔父上の城でぴーちゃんと暮らすのは無理なので嫌です」

少年「・・・・・・・では、今日のところは引き上げて叔父様と相談してまいります」

少女「多分無理でしょうがどうぞ。ご苦労様。」

少年「・・・・・失礼いたします」
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 01:59:13.50 ID:ndyll.AO
流石ドラゴンのぴーちゃんェ…orz
なんてこった…(°д°;;)
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 02:00:08.85 ID:e9Fb2voo
爪とぎが木から岩になるのも遠くなさそうだ
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 02:21:04.30 ID:Fb3FHC60
リアルタイムで見てる人がいる・・・・やだ嬉しい・・・・///

おっさん「少年、ちょっと泣いてなかったか・・・・?」

少女「しつこく来る方が悪いんです」

おっさん「それだけ心配なんだろう」

少女「・・・・・どうなんでしょうかね」

なでなで

ぴーちゃん「ぴ?」

少女「この子が大きくなったら私、自分で稼げるようになりますよね?」

おっさん「ああ。それも普通の大人よりもずっとな」

おっさん「でも、こいつを育ててる理由はそれだけじゃないだろう?」

少女「・・・・・・・」

おっさん「愛情がなければ、人も動物も成長せん」

おっさん「身体のそれとは別に、心がな」

少女「・・・・はい」
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 02:24:57.37 ID:4WNZ1kDO
いつもアナタ後ろからずっと見てたんだよ///
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 02:25:17.99 ID:ndyll.AO
作者からのコメントが…やだ超嬉しい///
ヤッホイ♪へ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ♪ヤッホイ
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 02:32:55.41 ID:Fb3FHC60
少女「おじさんって、兄妹とかいましたか?」

おっさん「いや・・・・家族同然な者なら沢山いたな」

少女「家族同然?」

おっさん「幼い頃の話だ。みんなで身を寄せ合って生きていた」

少女「・・・・・・」

おっさん「苦労も死ぬほどあったが、思い出すと幸せだったことばかり浮かんでくるな」

おっさん「みんな血の繋がりは無かったが、俺にとっては家族だった」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 02:33:52.47 ID:Fb3FHC60
全然関係ない話だけど、おっさんの回想を出すとしたら
幼おっさん「」とかになるんでしょうかね
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 02:35:19.67 ID:ndyll.AO
>>148
ちょっとww
ヤメテあげてwwww
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 02:44:23.08 ID:Fb3FHC60
少女「・・・・・幸せだったんですか?」

おっさん「どうだったんだろうな。少なくとも今は、悪くない思い出だと思っている」

少女「私は、あと何十年もしてから、そう思えるんでしょうか」

おっさん「お嬢さん次第だな。なに、子供ってのはそんなのごちゃごちゃ考えてないで必死で生きてりゃいいのさ」

少女「必死?」

おっさん「必死で笑ったり泣いたり怒ったりしてりゃいい。どのみちそれが正解かどうかなんて何十年してもわからん」

少女「・・・・・・」
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 02:45:28.15 ID:Fb3FHC60
それじゃ本日はこの辺でおいとましますね
読んでくださった方に超感謝
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 02:47:41.26 ID:ndyll.AO
>>151
超乙かれさまでした。
(-.-)ノシおやすみなさい(-.-)zzZ
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 12:26:27.92 ID:cCP65CUo
もしもしが余りに気持ち悪い
ここは全角だと草が増えて単芝にならないのが救いだな
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/09(木) 13:07:26.12 ID:XhbWodoo
もう夏は終わったはずなのに
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 13:51:26.56 ID:yPOT.IDO
自分で自分の事はスルーしろって言ってたからそっとしておいてやろうぜ
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/09(木) 23:40:54.54 ID:15vkksAO
しかしイラつくな

俺ももしもしだが
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/10(金) 00:01:57.82 ID:N9flshMo
どのスレでも荒らしか臭いレスは必ずAO
みんなが悪いわけじゃないのにどうしても嫌なイメージになる
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/10(金) 00:20:28.07 ID:UVyoqxko
AOでも凄いSS書いてたりする人いるから一まとめに出来ない所が困る
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/10(金) 00:23:59.33 ID:.MnN672o
前はDOが臭かったりしたし正直末尾は0とOだったら気をつけてる
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/10(金) 02:45:40.92 ID:S4ZF8UAO
ごちゃごちゃ うるさいぞ
スレの雰囲気を悪くするなよ。都合のいい適当な理由をつけて荒らすな。
ネットの中だからって、調子にのるなよ、荒らし共。
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/10(金) 05:09:17.89 ID:EiZOlwAO
などと意味不明な供述をしており
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/10(金) 07:09:02.35 ID:ZHgXDUDO
都合のいい適当な理由じゃなくてうざいだけ
雰囲気が悪くなったのはあまりにも臭いから
いい子だから少し黙ってような
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/10(金) 09:21:20.92 ID:JVcKGSUo
この程度なら傍観してりゃいい位だから荒れって程でもねーって
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/11(土) 00:05:07.54 ID:oLKEadg0
少女「そういえば、竜を使う仕事ってなんなんですか。曖昧に言い過ぎなんですよ」

おっさん「何でちょっと責める口調なんだ。主な仕事はハク付けだな」

少女「箔付け?」

おっさん「うむ。普通ドラゴンを飼育、調教するのは至難の業だ。」

おっさん「ぴーちゃんの場合は刷り込みだが、基本的には野生の幼体を捕らえて飼うものだからな」

少女「卵の段階で貰っちゃうわけにはいかないんですか」

おっさん「大概は無理だな。親が守っている」

おっさん「子供がその辺をふらふらしているのを攫うのが基本だ」

少女「誘拐・・・・」

おっさん「ひどい話ではあるな。」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/11(土) 00:13:10.72 ID:oLKEadg0
おっさん「元々ドラゴンが希少な上、手懐けられたドラゴンといえばさらに稀少だ」

おっさん「そういったドラゴンは、国が欲しがる」

少女「国が?」

おっさん「うちは貴重なドラゴンを飼えるほど国力がすごいんですよと国の内外に知らしめたいわけだ。竜は縁起物だしな」

おっさん「さらに、乗れる場合は騎竜兵として迎え入れられる」

少女「でももう終戦して太平の世になってから随分立ちますよ」

おっさん「自国を強く見せたいのさ。それが様々なことへの抑止力になる」

少女「でも強くなりすぎると火種の元になりませんか?」

おっさん「その辺はある程度調整するのさ。竜一体で戦況は大して変わらん。」

おっさん「竜には神通力があるとされているからな、神の御使を手元に置いておきたいのさ」

少女「神の御使を誘拐したりしていいんですか」

おっさん「それが人間の酷いところだ」
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/11(土) 00:20:33.76 ID:oLKEadg0
少女「でも、私兵隊にはあんまり成りたくないんですが」

おっさん「だろうな。だが今の時代兵になったとして戦う時は来ない。おかざりなのさ」

少女「なるほど」

おっさん「竜使いには多額の保護金が出る。それも一生左団扇で暮らせるような、だ」

少女「そんなもの私に譲っちゃって良かったんですか」

おっさん「なに構わんさ。俺にとって竜使いってのは金じゃなくて憧れだっただけだからな。」

おっさん「竜を無理やりかっさらうような竜使いでは意味がない」

少女「私はお金が目当てですが」

おっさん「それでぴーちゃんが幸せならそれでもいいさ」

なでなで

ぴーちゃん「きゅるるる」
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/11(土) 00:46:16.95 ID:oLKEadg0
http://viploader.net/ippan/src/vlippan145122.jpg

少女とぴーちゃんのイメージ
イメージを壊されたくないって人はストーリーとは何ら関係ないので踏まないでね
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/11(土) 02:38:21.06 ID:wC8/8rco
追い付いた

面白い、是非頑張って欲しい
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/11(土) 03:53:36.70 ID:CIxeWVIo
乙乙。
少女とぴーちゃん可愛い!絵うめぇ
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/11(土) 04:00:57.85 ID:HdMgqYAO
追いついてしもうた…
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/11(土) 17:18:35.88 ID:Fep3bwDO
乙でした!
おっさんはこの先どうやって生計を立てる気なんだろ…
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/12(日) 16:06:15.48 ID:d026PUAO
おっさんは…ヒモだな。
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/13(月) 03:48:20.08 ID:N2Hfwwc0
叔父「それで、少女は結局我が家に来るつもりはないのかね」

少年「・・・・・はい」

叔父「ふむ・・・・あの子の強情っぷりにも困ったものだな」

少年「・・・・・・」

叔父「できれば私の手元に置いておきたかったが・・・・鳥竜を飼いだしたならなおさらだ」

少年「そうなのですか?」

叔父「鳥竜を所持しているとなれば、国の宝だからな」

少年「宝・・・・・」

叔父「保護金も出る。相応の地位もだ。」

叔父「鳥竜の仔か・・・・ふむ」

少年「では、お嬢様は・・・・」

叔父「竜の住処も確保してやろう。もう一度迎えにいきなさい。
   少女は私の娘にしよう。・・・・・・これは決定だ。」

少年「はいっ」
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/13(月) 03:58:37.19 ID:N2Hfwwc0
少女「今日もいい天気ですねぇ」

おっさん「どうしたんだわざとらしい」

少女「話の入り方ってものがあるんですよ」

おっさん「そうか・・・・・」

少女「ぴーちゃんって羽生えてるけど飛べないんですか」

おっさん「飛ぶ種ではないな。大昔は飛べたんだろうが、羽が退化している」

少女「何故退化してしまってるんですか?」

ぴーちゃん「きゅ?」

おっさん「神代の時代には竜とは小さな生き物だったと聞く」

少女「神話の時代ってことですか?ほんとにあったんですかそんな時代」

おっさん「さあな。しかしそうとでも言わねば説明のつかぬこともある」

少女「ふぅん」

おっさん「そして小さく弱かったある竜は、空を飛び地上の争いから離れる事を選んだ」

おっさん「またある竜は地底深くで誰も食わぬ溶岩を食い生きることを選んだ」

おっさん「そして空高く飛び上がった竜は、天の国の人に会った」

少女「天の国?」
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/13(月) 04:04:56.00 ID:N2Hfwwc0
しばらくつまんない話続きますよー

おっさん「今風に言うと天国だな」

おっさん「そして天の国の人は竜に悲しみとそれに負けぬよう強靭な肉体を与えた」

少女「悲しみをくれたんですか?何故です」

おっさん「天の国の人は悲しみを持て余していたんだよ。それを竜に背負わせた」

少女「天国って善良な人が行くところじゃないんですねぇ」

おっさん「それから天の国はは善き人がすごす場になったらしい」

少女「納得いきません・・・・」

おっさん「まったくだ」
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/13(月) 04:10:42.33 ID:N2Hfwwc0
おっさん「地に潜った竜は、地の国の人に出会った。今風に言うと地獄だな」

おっさん「地の国の人は怒りとそれに焦がされぬように強靭な身体をあたえた」

少女「こっちも竜に押し付けちゃうんですか」

おっさん「うむ。そして地の国の人は地上に侵攻しようとすることをやめた」

少女「竜ふんだりけったりですね」

おっさん「かくして地上は平和になり善き人は報われ、悪しき人は閉じ込められる時代がきた」
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/13(月) 04:16:58.10 ID:N2Hfwwc0
おっさん「身を呈して地上に平和をもたらした竜は、神の目に止まることとなった」

おっさん「そして神は竜に感謝の印として、この世で一番強い生き物とした」

少女「神様のくせに人の悲しみやら怒りやらを取り除いてくれないんですね」

おっさん「神話の神ってのはあんがい非力なんだよ」

少女「へええ」

おっさん「この世から怒りと悲しみが失われない限り、それらは竜の身の内に巣食い続けるそうだ」

少女「そうなんですかぴーちゃん」

ぴーちゃん「ぴ〜っ」

少女「これは・・・・悲しみも怒りも一切持ちあわせていない顔ですね・・・・」

おっさん「うむ」
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/13(月) 08:59:23.80 ID:Al/fecAO
お 始まってた!
超支援!超乙!
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/13(月) 10:55:12.58 ID:36YaGYDO
なんつー時間に…乙!
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/13(月) 23:59:06.15 ID:N2Hfwwc0
少年「お嬢様!!お迎えにあがりました!」

少女「は?」

少年「叔父様が、お嬢様を養子になさると」

少女「・・・・・聞いていませんが」

少年「決定だそうです。その竜の飼育の許可も降りました。さぁお早く」

少女「お断りです」

少年「もう決まったことです。これはお嬢様のためのですから!」

ぐいっ

少女「触るな!」

ぴーちゃん「ギュィィッ!」

少年「うわ!?」
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 00:10:36.35 ID:TF9fWlM0
みなさん惜しみない乙ありがとうございます!

少女「使用人風情のくせに・・・・何も知らないくせにっ・・・!」

少年「お・・・・お嬢様・・・・?」

ぴーちゃん「ぐるるるるる・・・・・・」

おっさん「そこまでだ」

少女「おじさん・・・」

おっさん「おい少年、お嬢さんは見ての通り嫌がってる」

少年「部外者が口出すんじゃねえよ・・・」

おっさん「俺が口ださんと収集つかねえだろうが」

少年「・・・・・・」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 00:22:05.90 ID:TF9fWlM0
おっさん「少年、叔父様とやらの目的はなんだ?」

少年「お嬢様を心配していらっしゃるんです」

おっさん「心配してるならもっと前に迎えをよこすだろう」

おっさん「叔父ってのは竜が欲しいんだろう。違うか?」

少年「だとしても・・・・・これはお嬢様のためでもある・・・・」

おっさん「少年は、お嬢さんのなんなんだ?」

少年「・・・・・・・・」

おっさん「あんたの主人ってのは誰だ。契約の上のではなく、心の上での主人は」

少年「・・・・・・・俺、は」
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 00:40:29.74 ID:TF9fWlM0
おっさん「とにかく今日は帰れ」

少年「でも・・・・」

おっさん「こんな状態のお嬢さん連れていくのは無理だろ」

少女「・・・・・・・・」

ぴーちゃん「ぐるるるるる」

おっさん「生まれたてと言えど鳥竜だ。本気で暴れだしたら[ピーーー]まで止められん」

おっさん「十分言い訳は立つ。帰れ」

少年「・・・・・・わかりました」

少年「お嬢様、あの・・・・・」

少女「うるさい・・・」

少年「・・・・っ。失礼いたしました。また後ほどお伺いさせていただきます。
   ・・・・・・・俺は、ずっとお嬢様の幸せを考えて行動してきました。それだけは信じてください」

少女「・・・・・・・とっとと下がりなさい」

少年「かしこまりました」
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 00:41:39.46 ID:TF9fWlM0
えっ・・・・死 ぬ(し ぬ) ってダメなの・・・・滅茶苦茶間抜けなことになったじゃん・・・・
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/14(火) 00:45:46.71 ID:o9H.Sg.o
メール欄sagaで規制回避
死ぬ
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/14(火) 01:07:16.08 ID:TF9fWlM0
死ぬ
>>185助言有難うございます!!やる気戻ってきたwwwwwwwwwwww

おっさん「さて、少年が帰ったわけだが」

少女「・・・・・・・・・・・」

おっさん「落ち着いたか?」

少女「ふっ・・・・ぅぐ・・・・ぐす・・・・」

おっさん「よーしよしよしよし」

少女「ぅ・・・・うえぇぇえええぇぇぇん」

ぴーちゃん「きゅるるる・・・・」

おっさん「よく頑張った。感動した。」

少女「ばかにされてるきがするぅぅう・・・・」

おっさん「よーしよしよしよし」
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 01:22:02.70 ID:TF9fWlM0
少女は少年の名前を知らない。これ豆な。

おっさん「どうしても叔父さんの家に行くのは嫌なのか」

少女「嫌です」

おっさん「やけにはっきり拒むな。理由があるのか」

少女「・・・・」

おっさん「言いたくないのか」

少女「・・・・はい」

おっさん「しかし絶対に叔父さんの子にはなりたくないと」

少女「はい」

おっさん「どんなことをしてでも?」

少女「私に出来ることなら、どんなことでも」

おっさん「世の中にはお嬢さんには想像もできないほど悲惨な境遇に生きている人間がいる」

少女「・・・・・・・・」

おっさん「それとくらべると、お嬢さんは随分甘ったれた事を言っている」
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 01:38:44.97 ID:TF9fWlM0
ハイパーおっさんタイムはっじまるよー


おっさん「大人がやってくれるのは保護までだ。それすらない子供も沢山いるが、お嬢さんはそうだ」

おっさん「周りの反対を押しのけてまで自分の意思を貫くのなら、子供でも大人の庇護下から逃げ出さなきゃいけない」

少女「・・・・・・・・・・」

おっさん「全部嫌だではどうにもならん。お嬢さんはどうしたいんだ?」

少女「私は・・・わたし、は・・・・」

少女「嫌なんです。どうしても・・・・あんな男の庇護下に入るなんて、嫌です」

少女「ずっとここでこうやって暮らして行きたかったけど・・・・でも・・・・」

少女「一秒だってあんなのと一緒にいたくない・・・・・」

少女「・・・・・・・・・」
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 01:41:22.52 ID:Sn6q10Io
「サゲ」じゃなく「サガ」。sagaね
コレをメール欄に入力すると数々の禁止ワードが解禁される
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 02:00:50.71 ID:TF9fWlM0
少女「王都にこの子と行けば、暮らしは保証されるんですよね」

おっさん「それどころか、一生遊んで暮らせるかもな。」

少女「王都に行こうと思います」

おっさん「ここから王都は遠いぞ?竜連れなら野党にも狙われるしな」

少女「・・・・・・傭兵を雇います」

おっさん「ほう」

少女「そのくらいの蓄えはありますから、おじさん雇われてください」

おっさん「・・・・くっ・・・・ふははははは!!」

少女「おじさん隠してるけどどう見てもカタギじゃないし、強いんでしょうどうせ」

少女「・・・・無理にとは言いませんが、ちゃんとお金は用意します・・・・・駄目ですか?」

おっさん「まったくお嬢さんはいっつも思い切りが良いな!いいのかいこんなうさんくさいの側に置いて」

少女「うさんくさいのは否定しませんが、ぴーちゃんへの愛は本物でしょう」
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 02:12:21.97 ID:TF9fWlM0
>>189sagaでしたか・・・・重ね重ね有難うございます

おっさん「違いない。お供させていただきますよお嬢様」

少女「きもっ・・・・」

おっさん「え やめて傷つく」

おっさん「まぁどうせ言われなくても付いていくつもりだったし、勿論無料だ」

少女「えっ」

おっさん「お嬢さんのお金は他のところに回していいか」

少女「どうせ親の遺産なんでかまいませんよ」

おっさん「了解。じゃあ出発は早い内がいいな。明後日にしようか」

少女「早すぎませんか」

おっさん「叔父さんに感づかれたら何としてでも養子縁組を完了させようとするだろうからな」

おっさん「任せろ。夜逃げは得意だ」
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/14(火) 02:13:29.38 ID:TF9fWlM0
どんどん話が迷走していくよ!!

では今回はこの辺でおいとましますね。見てくれている方々有難うございます
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/14(火) 03:05:41.72 ID:4LIcHFEo
おっつー
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/14(火) 05:43:59.36 ID:xygTnwAO
超乙かれさま。
 H ハイパー
 O おっさん
 T タイム
胸がアツくなりなww
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/16(木) 17:17:37.37 ID:Xd04Qp.o
支援
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/16(木) 17:55:25.14 ID:KtAcE4c0
AOのもしもしがうっさかったけど追いついた
支援
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/17(金) 00:26:28.56 ID:W9MPyISO

試演させていただこう
(´・Θ・`)
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/17(金) 04:12:35.42 ID:rL1hD.AO
しぃえん
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/19(日) 22:21:24.83 ID:vpWtv.SO
まだかーい
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/21(火) 00:34:15.54 ID:kTGFrMDO
おっさん待ち
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/21(火) 23:31:11.41 ID:iSpIy9Ao
忘れてないよな?
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/22(水) 00:55:50.50 ID:w4b4boY0
お待たせしました。皆様支援有難うございます


占い師「魔憑きが現れました」

王「魔憑き?」

占い師「ええ、実に200年ぶりとなります」

王「もう封印されたのでは無かったのか」

占い師「封じた魔術師が死んだのでしょう」

王「なんと・・・・」

占い師「争いの火種です。早く殺さねば」

王「殺してもまた新しい人間に宿るだろう」

占い師「10年は人に憑けずにさ迷います」

王「・・・・・」
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/22(水) 00:59:51.39 ID:mZL89kYo
キター!
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/22(水) 01:05:59.29 ID:w4b4boY0
王「それで、魔憑きはどこにいるのだ」

占い師「分かりませぬ」

王「ではどう仕様も無いではないか」

占い師「魔憑きには徴がございます」

王「徴?」

占い師「身体のどこかにに呪われた徴があるのです」

王「その徴のあるものを殺せばよいのか」

占い師「それを利用しようとする者が現れる前に早急に[ピーーー]べきです」

王「しかし・・・・・表立って探せばまた争いが生まれるぞ」

占い師「亜人どもが黙ってはいないでしょうね」

王「やっと訪れた太平の世だ。壊したくはない」

占い師「秘密裏に探し、適当な咎を背負わせてしまえばよいのです」

王「・・・・・」
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/22(水) 01:14:27.85 ID:w4b4boY0
まーたsagaできてなかった・・・・・

おっさん「さて出かけようか」

少女「わかりました。行こうぴーちゃん」

ぴーちゃん「ぴっぴっ」

おっさん「王都に行くついでに寄りたい場所があるんだが構わんか?」

少女「別に良いですよ。どこに行くんです」

おっさん「地図で言うとここだな。この森だ」

少女「・・・・・『真っ暗森』」

おっさん「名前はそんなんだが普通の森だ。昔世話になった婆さんがいてな」

少女「へぇぇ」
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/22(水) 01:30:52.47 ID:w4b4boY0
少女「お世話になったって、そんな森で何してたんですかおじさん」

おっさん「食料を手に入れようと森に入ったら迷子になっちまってな」

少女「・・・・・・」

おっさん「違う。俺が方向音痴なわけじゃない」

少女「じゃあ何で迷子になるんですか」

おっさん「森のエルフに嫌がらせされたんだよ」

少女「エルフ!この国にエルフなんかいたんですか!」

おっさん「かなり少ないがな。俺が知っている範囲ではエルフがいる森はあそこだけだ」
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/22(水) 01:38:33.10 ID:w4b4boY0
おっさん「先の大戦で亜人はみんなこの国から出て行ったからな」

おっさん「追い出した、が正しいか」

少女「追い出した・・・」

おっさん「お嬢さんはどう習った?」

少女「戦争が起こったとき亜人達は自分たちの国に逃げていったって」

おっさん「間違いでは無いな。逃げなかった亜人達は皆政府に殺された」

少女「・・・・・」

おっさん「真っ暗森のようにまだ亜人たちがひっそりと生きている所もあるがな」

おっさん「人間は先の大戦の事など忘れてしまったが、亜人達にとってはそうでもない」

おっさん「戦前から今までずっと生きている奴もいるし、種族としての生き方を歪められた奴らもいる」

おっさん「万が一亜人を見るようなことが有ったらお嬢さん、決して戦争は忘れ去られていないことを思い出せ」

少女「・・・はい」
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/22(水) 01:39:13.41 ID:sVtxXYDO
だからおっさん長袖しか着ないんだね
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/22(水) 01:43:18.14 ID:w4b4boY0
ではこの辺で。日にち開いてしまって申し訳ありませんでした。
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/22(水) 10:22:16.37 ID:P63EIMDO
来てたのか乙でした!
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/22(水) 15:40:19.17 ID:eS0lwyco
来てたよかった乙
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 10:59:33.00 ID:H3/FIkY0
おっさん「ここが まっくら もり です」

少女「どこが普通の森なんですか」

おっさん「・・・・・俺が来たときは普通だったんだがな」

少女「滅茶苦茶禍々しい・・・・」

ぴーちゃん「きゅいっ」

少女「ぴーちゃん?」

おっさん「嬉しそうだな」

ぴーちゃん「ぴ!」
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 11:02:40.83 ID:H3/FIkY0
少女「何がそんなに嬉しいんでしょうか」

おっさん「さぁな・・・・ともかく入るか」

少女「え・・・・入るんですか」

おっさん「入らんことにはなにも始まらん」

少女「えぇ・・・・靴が汚れてしまう・・・・」

おっさん「子どもがそんな事気にするんじゃない」

少女「うぅ・・・・」

ぴーちゃん「ぴー」
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 11:12:58.80 ID:H3/FIkY0
少女「足元がぐちゃぐちゃ・・・・・おじさん、腐臭が漂ってますけども」

おっさん「確かに足場がいいとは言えんが腐臭は気のせいだろう」

少女「こんなに臭うのに・・・・おじさん、木の影で何かが動きました」

おっさん「野ネズミか何かだろう。」

ぴーちゃん「ぴっぴっ」

少女「ぴーちゃんは楽しそうですね」
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 11:25:48.98 ID:H3/FIkY0
???「くすくすくす・・・・」

少女「・・・・!」

ぴーちゃん「ぴーっ」

少女「ぴーちゃん!どこ行くの!」

おっさん「あっこら!離れるんじゃない!!」



少女「・・・・ここどこ」
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 16:02:02.71 ID:H3/FIkY0
http://viploader.net/ippan/src/vlippan150133.jpg
現在のぴーちゃんの大きさと少女
ストーリーには何の関係もないのでイメージ壊したくない方は踏まないでよねっ
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/09/23(木) 16:04:15.56 ID:Num28Lwo
ぴーちゃんが可愛すぎて息するのがつらい
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 16:08:53.99 ID:H3/FIkY0
少女「歩けども歩けども森」

ぴーちゃん「ぴー」

少女「ぴーじゃねえよ・・・・・」

少女「おじさんとはぐれちゃったじゃないか馬鹿鳥・・・・・」

ぴーちゃん「ぴー・・・・」

少女「しゅんとするなら何故最初から止めて置かなかった」

???「竜相手に随分態度の大きいお嬢さんだねぇ」

少女「わ、不審者だ」
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 16:13:22.97 ID:H3/FIkY0
???「どちらかというとお嬢さんの方が侵入者なんだけども」

少女「・・・・あなたは?」

???「こんな鬱蒼とした森に出てくる女っていったら決まっているでしょう、魔女だよ。魔女」

少女「魔女・・・・」

魔女「その通り。勝手に森に入ってくる奴がいると思ったら、竜連れとはね。竜に免じて迷い込ませるのは勘弁してあげよう、人間」

少女「魔女さんは・・・・人間じゃないんですか?」

魔女「この耳を見てご覧。人間に見えるかい?」

少女「エルフ・・・・・」

魔女「正解だよ」
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 16:19:01.43 ID:H3/FIkY0
少女「でも、右耳は一体どうしたんですか?えっと・・・・ちぎれたみたいになってますけど」

魔女「随分昔に色々あってね。今度は私の番だ、なんの用でこの森に来たんだい」

少女「私の保護者というかヒモというかそんな感じの人がここに用事があったみたいで」

魔女「保護者なのにヒモなのかい」

少女「まぁ色々ありまして。」
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 16:26:58.68 ID:H3/FIkY0
魔女「それにしてもこの森に用事ねぇ・・・・・」

少女「お世話になった人がいるそうなんです」

魔女「ふぅん・・・・」

少女「あの・・・・」

魔女「おいで。多分あんたのヒモがいる所に連れてってあげよう」

少女「えっ有難うございます!」

魔女「幻術も解いてやろうかね。必要無いし」

少女「・・・・景色が普通の森になった・・・・・」

魔女「この森に入ったらみんな幻術にかかるようにしてあるんだけど、どうやらかかったのはあんただけらしいね」

少女「そうなんですか・・・・」

魔女「竜は確かに幻術の類に強い。あんたのヒモにまでかからなかったのは謎だけど」

少女「・・・・・・」
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 17:55:12.65 ID:H3/FIkY0
話が長くなってきましたのでので質問等がありましたら随時答えさせて頂きます
言葉が足りていなかったりするところは遠慮無くつっこんでやってください

魔女「ほら、ここだよ」

少女「・・・・・・鳥小屋?」

魔女「しばくよ。あたしの家だ」

少女「えっ住めるんですかここ」

魔女「・・・・・」

少女「痛っ・・・」

ぴーちゃん「ぴー」

魔女「失礼な子供だよ・・・・」

少女「うぅ・・・・」

魔女「ともかく入りな!どうせあんたの連れも此処に来る」
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 17:56:04.42 ID:H3/FIkY0
ぴーちゃん「俺が『ぴー』しか言ってない件」
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 18:07:18.88 ID:H3/FIkY0
少女「あれ?じゃああなたがおじさんの目的の人ですか?」

魔女「まさか。会ったことはあるけどもね」

少女「その人っていうのは今どこに」

おっさん「おいばーさんいるかー!!」

ぴーちゃん「ぴっ」

少女「おじさん!」

魔女「ノックもせずに入ってきやがったねぇ」
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 18:11:29.70 ID:H3/FIkY0
おっさん「よかったお嬢さん、無事だったか」

少女「はい。この人にここまで連れてきていただいて・・・」

魔女「おーやっぱりあんただっかい」

おっさん「なんでお前さんがここにいるんだ」

魔女「話すと長くなるから取り敢えずお茶を入れてくるわ」

おっさん「変なもん入れないでくれよ」

魔女「あたしを何だと思ってるんだい」
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 18:14:42.14 ID:H3/FIkY0
少女「・・・・お知り合いなんですよね」

おっさん「ああ。俺を迷わせたのがあのエルフだ」

少女「そうだったんですか」

おっさん「その後もなんだかんだで付き合いが続いてな」

おっさん「しかしなんであいつがここの家主ヅラをしてるんだ・・・・」

魔女「いくらあんたでも薄々気づいてるだろ。ほら、お嬢さんお茶だよ」

少女「有難うございます」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 18:20:59.10 ID:H3/FIkY0
おっさん「・・・・・・」

魔女「婆さんは死んだ。数日前の話だ」

おっさん「そうか・・・・・」

魔女「何もあんたが来る前に逝っちまうこともなかっただろうにねぇ」

おっさん「遺言とかは、あるか?」

魔女「・・・・・あんたには無いよ。」

おっさん「そう、か」

魔女「替りに遺品がある」

おっさん「遺品?」

魔女「これだ」

おっさん「出国許可証と・・・・手紙?」

魔女「この手紙はあんたへのじゃなくて『然るべき人に渡せ』だそうだ。」

おっさん「誰だよ・・・・・」

魔女「時が来れば自ずと分かるさ」
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]:2010/09/23(木) 18:29:34.63 ID:H3/FIkY0
おっさん「だいたい出国って・・・」

魔女「それも時がくれば、だ」

おっさん「お前さん何か知ってるだろ・・・・」

魔女「私がそこまで親切な訳ないだろう」

おっさん「・・・・・・」

魔女「大体ここまでしてやったのが大サービスだっていうのに」

魔女「まぁ今日は泊まっていくといいよ。もう夜が来てしまうしね」

おっさん「そうだな・・・・」

少女「あの、有難うございます」

魔女「どういたしまして。」
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/24(金) 17:21:16.16 ID:QXYSkADO
乙でした!
謎だらけだな
ぴーちゃんは森で何か見つけたのか?気まぐれ?
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/26(日) 23:14:05.19 ID:.ZvYUoDO
ぴーちゃんぴーすけピッピほしゅ
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/26(日) 23:24:55.98 ID:7qv90vco
ぎえぴー
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/28(火) 07:10:27.10 ID:2m6sXQDO
とげっぷりゃぁあああああ
233 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/09/29(水) 09:50:08.45 ID:0l9brYQ0
皆さん保守、支援有難うございます
>>229
ぴーちゃんとおっさんは幻術にかかってはいなかったので普通の森でした
少女の私有地の森では勝手に走りまわってたぴーちゃんですので虫かなんか見つけてダッシュしたんでしょう
調教が足りません
234 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/09/29(水) 10:01:50.58 ID:0l9brYQ0
おっさん「・・・・・少女は寝たのか」

魔女「ああ。ぐっすりさね」

おっさん「お前が人間に優しいなんて珍しいな」

魔女「優しいわけじゃない」

おっさん「そうか(笑)」

魔女「いらっとした」
235 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/09/29(水) 10:19:00.07 ID:0l9brYQ0
魔女「んで、王都なんかに何の用なんだいあんた」

おっさん「お嬢さんは王都の竜使いを目指している。」

魔女「白々しい。あんたが勧めたんだろう」

おっさん「俺は、お嬢さんの望みを叶えるための道を示しただけだ」

魔女「王都で竜使いになるってことがどんなことかちゃんと教えたのかい」

おっさん「今は太平の世だ・・・」

魔女「他の人間はそう言うかもしれないが、あんたはちゃんと分かっているだろう?」

おっさん「・・・・」

魔女「子供相手に真実を誤魔化して、竜使いにしてどうしたいんだい」

おっさん「お嬢さんの望みを叶えるにはそれしか無かった」
236 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/09/29(水) 10:25:07.60 ID:0l9brYQ0
魔女「なんでもかんでもあの子のためってかい?」

魔女「大人が子供の願いをほいほい叶えてどうするんだい。どうにも成らないことがあるのを教えるのだって大人だろう」

魔女「そうやってお嬢ちゃんを誘導していってどうしようってんだ」

魔女「結局あんたがやってんのは何も知らない子供を利用して自分の望みを叶えようとしてるって事だよ」

おっさん「・・・・・・・」

魔女「情なんて都合の良いもので自分の身勝手さを見ないふりしたって無駄だよ」

おっさん「俺はもう寝る・・・・」

魔女「まったく、人間てのはくだらないねぇ」
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/09/29(水) 16:05:28.40 ID:LQmLAYDO
乙!
キスケか
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/10/06(水) 11:02:02.49 ID:NzIZdkAO
飽きたか
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/06(水) 18:40:34.74 ID:PcidCUE0
今別なのかいてるね
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/06(水) 20:10:50.22 ID:qgZyfTUo
別なのって何だろう
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/10/07(木) 13:44:05.69 ID:ld4htAAO
読んでたのに…残念
242 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 17:58:03.86 ID:Os2pRes0
ちょっと最近生活リズム変わったのでなかなかこれないだけで飽きてませんとも。ええ。
あと別なのは書いておりません。
今まで書いてたものでしたら
http://blog.livedoor.jp/date_o/archives/51045391.html
http://blog.livedoor.jp/date_o/archives/51060441.html
こちらにまとめて頂いております
243 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 18:01:33.90 ID:Os2pRes0
おっさん「朝だぞお嬢さん」

少女「むぅ・・・・」

おっさん「むうじゃない。起きなさい」

ぴーちゃん「ぐきゅぅぃぃぃ」

おっさん「ぴーちゃんもだ」

魔女「とっとと起きなよ。朝ごはんできてるんだから」

少女「おはよう御座います」

ぴーちゃん「ぴゅいっ」

おっさん「お前ら・・・・」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/10(日) 18:05:20.21 ID:IzQQNsDO
久しぶりだな!
がんばれ
245 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 18:34:24.17 ID:Os2pRes0
おっさん「昼ごろには出発するぞ」

魔女「おうおう。とっとと出ていきな」

少女「何から何まで有難うございます魔女さん」

魔女「かまわんよ。ああいや、お礼がてら手伝って欲しい事があるんだがいいかね」

おっさん「いいだろう。何すりゃいいんだ」

魔女「あんたには言ってない。手伝って欲しいのはお嬢ちゃんだよ」

少女「私?」

魔女「そうだよ。女にしか触れられない木があるんだ」

少女「女にしか触れられない・・・?」

魔女「手伝うのかい手伝わないのかい」

少女「やります。やりたいです」
246 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 18:36:38.87 ID:Os2pRes0
おっさん「じゃあ、くれぐれも気をつけてな」

ぴーちゃん「ぴぃぃっ」

おっさん「お前さんは俺と留守番だ」

ぴーちゃん「きゅぅぅ・・・」

魔女「遠足じゃないんだからね。竜が一緒にいると森がざわつく」

少女「ぴーちゃんいい子にしてなさいね。いってきます」

おっさん「おう」
247 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 18:46:12.65 ID:Os2pRes0
魔女「・・・・・・」

少女「・・・・・・」

魔女「あんたは、あの男についていってどうするつもりなんだい?」

少女「せっかくぴーちゃんがいるので、竜使いになろうと思ってます」

魔女「あんた竜使いが何なのか分かってるのかい」

少女「国の庇護の下、竜と共に飼われるのだと」

魔女「分かってるのかい?一回国に飼われれば最早逃げられないよ」

魔女「たとえ嫌になっても、戦争が始まっても、大切な誰かを国が追うことになっても」

少女「でも、それでも嫌だったんです。叔父の庇護下に入るのは」
248 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 18:50:17.43 ID:Os2pRes0
魔女「意固地だねぇ。何か理由でもあるのかい」

少女「どう言っていいのか、わからないんです」

魔女「言ってみな」

少女「私は、両親をとても尊敬していたんです。」

少女「構ってくれなくても全然良かったんです。」

少女「国のために頑張る二人が大好きでしたから。」
249 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 19:00:40.94 ID:Os2pRes0
少女「叔父上の事も、政務の関係で家に来ているのだと思っていました」

少女「父上も母上も叔父上を快く迎え入れていたし、3人で寄り集まっては難しげな話をしていたし」

少女「でも、叔父上が来た時の家は変になるんです」

少女「夜、父上と母上は別の部屋で寝て、叔父上は母上の部屋に毎回向かうんです」

魔女「・・・・・・」
250 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 19:06:05.55 ID:Os2pRes0
少女「一度、何をしているのかと思って母上の部屋の前まで行ったことがあるんです」

少女「扉の向こうからは母上の悲鳴が聞こえてきました」

少女「父上の部屋に行って何故母上を助けないのかと聞いたけど」

少女「父上は『大丈夫だ』って」

少女「母上を助けない父上も、あんなに泣き叫んでいた母上も、私の全く知らない人みたいで、怖かった」

少女「そうなるのは決まって叔父上が来た日で」

少女「そう思うと叔父上がなんだか気持ちの悪い生き物みたいで嫌になったんです」
251 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/10(日) 20:26:11.14 ID:Os2pRes0
魔女「・・・・・」

少女「さすがに私も12ですから、もうあれがどういうことだったかは察しがつきます」

少女「父上も母上も国のことを一番に想っていたから、二人共他に想う人がいたとしても諦めて一緒になったのだと思います」

少女「私が怖いのは、もしかしたら私は父上の子じゃなくて・・・・・」

少女「いえ、いいんです。二人共親としての義務はちゃんと果たしてくれましたし」

少女「多分これは誰が悪いとかの話じゃ無くて、仕方がなかったことなんだと思います」

少女「でも・・・嫌なんです。もしも叔父上が私の父親だったら、私が叔父上の養女になったら、父上の存在が消えてしまう気がして」
252 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/14(木) 01:27:45.59 ID:Ju5QCWU0
ちょっとしばらく来なくなります。申し訳ない。
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/14(木) 01:57:16.71 ID:5Nkn9yIo
しばらく間があってから見てなかったけどちゃんと続けてくれてたんだな
居なくならないならちょっとくらい開いても待ってるよ
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/20(水) 19:02:21.02 ID:ICjEpbAo
掲示板復活したけどこれから続きを期待できるだろうか?
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/20(水) 23:23:54.67 ID:1qMBioAO
いいSSですね
続きがとても気になる
256 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 17:25:10.40 ID:Xplt9HQ0
魔女「・・・・ついたよ」

少女「ここは・・・・」

魔女「あんまり大げさに動いちゃいけないよ。すぐみんな隠れちまう」

少女「妖精・・・・・」

魔女「あんたからしたら初めて見る物ばっかりだろうね。」

魔女「妖精、蛍、ニンフに聖泉」

少女「みんなうっすら光ってます・・・・」

魔女「男やドラゴンが来ると隠れちまうからね。あんただけ連れてきた」
257 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 17:37:59.35 ID:Xplt9HQ0
樹ニンフ「あら・・・・魔女じゃない・・・・どうしたの・・・・」

魔女「あんたの木から薬草を貰いに来たんだよ」

樹ニンフ「いいわ・・・・・でも・・・・そこの・・・・女の子は何・・・」

魔女「人間の子供だよ。手伝いに連れてきた」

泉ニンフ「にんげん!?ちょっとやめてよ魔女!!人間たちにここがバレたらどうするの!!」

魔女「どうせ私が選んだ人間以外はこの森の正しい姿すら知らずに死ぬことになる」

泉ニンフ「あたししってるんだからね。小人たちが言ってたんだから。あなたもう一人の人間とド、ドラゴンにまで侵入を許したでしょ!!!」

樹ニンフ「ド・・・ラ・・・ゴン・・・・・。あの忌まわしい・・・・力の化身・・・・」

魔女「あの人間は婆さんが可愛がってたやつだ」

泉ニンフ「うそぉ!!あたしあんなの知らないわよ!!」

魔女「お前さんが知ってるちっこい人間が育った姿だ」
258 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 17:43:20.14 ID:Xplt9HQ0
泉ニンフ「・・・・・うそ!!人間ってすぐ姿が変わるわよねぇ。気持ち悪い!」

魔女「お前さんあいつを泉に引きこもうとするぐらい好いていたじゃないか・・・・」

泉ニンフ「あのころはすんごく可愛かったじゃない!!」

魔女「・・・・・・・そうかい」

泉ニンフ「だいたいその男だけじゃないわよ!ドラゴンってどういうことよ!!」

樹ニンフ「おそろしい・・・・あぁ・・・・」

少女「竜が、怖いんですか?」

泉ニンフ「きゃぁ喋った!!」
259 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 17:58:04.50 ID:Xplt9HQ0
樹「ドラゴン・・・・は・・・・ダメ・・・・」

泉「そうよぅ!あんな生き物絶対ダメよ!!人間やエルフが尊ぶのが意味わかんない!!」

少女「どうしてですか?ぴーちゃんは良い子ですよ?」

泉「あなたドラゴンと親しいの!?やだ!ドラゴンけしかけないでよね!!」

少女「そんなことしませんよ・・・」

樹「ドラゴンは・・・・全てを喰らい・・・・壊し・・・・かき回す・・・・・」

少女「ぴーちゃんは確かに食いしん坊でよく物を壊しますけど・・・全部のものを壊すなんてできないです」

樹「今は・・・・子供・・・・あなたには従う・・・・けれど・・・」

泉「ドラゴンはあなたよりもずぅっと、遥かに長命なのよ!大人になって何でも壊せるようになった時には、あなたはもういないかもしれないわ!!」

少女「そんな・・・・」
260 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 18:10:03.29 ID:Xplt9HQ0
魔女「お喋りはもうその辺にしてくれ。樹ニンフ、薬草を貰って行くよ」

樹「どうぞ・・・・・」

泉「えぇ!?もう帰っちゃうの!?久々に来たくせに!!」

魔女「暇だからって子供を虐めるんじゃないよ」

泉「イジメてなんてないわよ!全部ホントのことだもの!」

少女「あの・・・・」

泉「なぁに?」

少女「私、ぴーちゃんがそんな事する子にならないように頑張って育てます」

泉「無理よぅ。そんなの」

少女「食いしん坊なのはしょうがないけど、でも、皆壊したりはしないように頑張ってしつけます」

泉「気持ちは立派よ・・・・」

樹「そう・・・・でも・・・・・そういうことではないの・・・・」

少女「え?」
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/23(土) 18:19:35.04 ID:IOpC6gAO
樹のニンフって事は
ドライアドか
262 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 19:16:47.54 ID:Xplt9HQ0
泉「あなたは、お肉を食べるわよね」

少女「はい・・・」

泉「お野菜も食べるでしょ?植物も獣も食べられたくないのに」

少女「そうしないと生きていけないから・・・・」

樹「責めは・・・・しないわ・・・・・当たり前・・・・だもの・・・・」

泉「同じように、ドラゴンは何だって食べるの。生きているものなら皆食べてしまう。」

泉「何を食べていいか悪いか、制限することはできるわ。でも、そういう問題じゃないわね」

少女「はい・・・」

樹「本能だもの・・・・・」

泉「ドラゴンは何だって壊せてしまうわ。自分が壊したいものだったらなんだって。」

泉「何故壊すのか、それはドラゴンにしか分からないけれど。」

少女「・・・・・・・」
263 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 19:33:33.23 ID:Xplt9HQ0
樹「ドラゴンは・・・・・悪くない・・・・でも・・・・良くもない・・・・」

魔女「だから、子供を虐めてんじゃないよ・・・・」

泉「この子が話を振ったんだもの」

少女「・・・・・ごめんなさい」

樹「謝ることは・・・・・無いわ・・・・・生き方が違う・・・・だけだもの・・・・・」

泉「そうね、あたしあなたが気に入ったわ。愚かではあるけど澄んでいるもの」

少女「え?」

泉「ね、これをあげるわ」

少女「なんですかこれ・・・・水・・?」

泉「一息に飲みなさい。他の水精たちがあなたにいたずらしないようにしてあげる」

魔女「ありがたく貰っときな。損はしないさ」

少女「有難うございます」

泉「いいえ。」

魔女「さ、もう行くよ。ほらこれを持って。」

少女「はい。・・・・あの、ニンフさん達、有難う御座いました」

泉「いいえ〜」

樹「あなた・・・なら・・・・またきても・・・・いいわ・・・・」
264 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 19:37:27.05 ID:Xplt9HQ0
魔女「ニンフどもはああ言ったが、あそこには決して一人で訪れちゃいけないよ」

少女「どうしてですか?」

魔女「あいつらの親切ってのは、生きる者にとっては嫌がらせだったりするのさ」

少女「?」

魔女「精霊と知り合いになるのはかまわないが、友達になれるとは思わないように。いいね」

少女「よく分かりませんが分かりました」

魔女「よろしい」
265 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/23(土) 19:38:54.56 ID:Xplt9HQ0
本日はこの辺で失礼します
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/23(土) 20:02:32.79 ID:yKqRJs2o
おつ
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/23(土) 20:06:57.25 ID:nqrikYAO
いいの
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/23(土) 20:33:11.19 ID:2VXA02DO
おっつん
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/23(土) 22:11:19.01 ID:IOpC6gAO
おちゅ
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/24(日) 02:36:52.17 ID:X3XUqoDO
頭から花が……の方ですか?
もし本当なら原案として使わせていただきたい。
271 :261[sage]:2010/10/24(日) 17:48:33.29 ID:AMjnAQAO
>>270
? 作者さん…か?
そうそう!頭に花とかが生えてる植物の女性みたいな感じ。
 ギリシャ神話では なにかの精霊は「ニンフ」って呼ばれていて、全て若く美しい女性の姿なんすよ。
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/24(日) 18:12:05.66 ID:AMjnAQAO
「補足」
海の精:ネレイド 水の精:ナイアード
木の精:ドライアド 山の精:オレアード
森の精:アルセイド 谷の精:ナパイア
がいます。 ちなみに
「ド」ライアド ではなく、
「ト」ライアドにしてしまうと
【三つ組・三人組】って意味になってしまいますので気をつけて。
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/24(日) 23:17:47.95 ID:JUlQTLEo
ttp://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d672226.png
ニンフと聞いてコイツが真っ先に思い浮かんだ
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/24(日) 23:50:54.49 ID:BlJ8pIQo
頭から花生えてる、みたいなタイトルのSSが前あったなぁ
たぶん>>270はそれのことを言ってるんじゃないかな?違うかな?
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/25(月) 04:14:28.27 ID:ZMe4m.DO
>>274そうです
以前ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/atamakara_hanaga_haeteru.html
を拝見しまして
>>242とのことでしたから
276 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 00:27:40.36 ID:uc4qATg0
>>275
作者です。
一応原案を「頭から花(ry」だと明記してくださるのであればご自由にどうぞ。
何に使うかとか教えて頂けると嬉しいです。
277 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 00:35:21.45 ID:uc4qATg0
おっさん「この家は変わらんな・・・・」

ぴーちゃん「ぴ?」

おっさん「相変わらず汚い。掃除しても掃除しても物が増えるんだ」

ぴーちゃん「ぴぃ・・・・」

おっさん「もしかして魔女ってのは部屋を片付けられない女がなる職業なのかね」

ぴーちゃん「ぴ!」

おっさん「ん?どうしたぴーちゃん」

ぴーちゃん「ぴ!ぴ!」

おっさん「この小汚い本がどうかしたのか?」
278 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 00:41:57.02 ID:uc4qATg0
おっさん「ん?こりゃ婆さんの日記だな」

ぴーちゃん「ぴ?」

おっさん「・・・・・・・・」

ぴーちゃん「・・・・・?」

おっさん「暇だし読むか」

ぴーちゃん「・・・・・・・・」

おっさん「そんな目で見るんじゃない」
279 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 00:50:28.81 ID:uc4qATg0
骨の年 鳥の月 

花の週
居場所を奪われた亜人や精霊どもが森に逃げてくる。
わしにはどうもできん。

種の週
国王が森に追手を差し向ける。追い返した。ざまぁ。

伏の週
菓子折り持ってきた。家に上げる。
魔憑きを封印せよと言ってきた。めんどい。


おっさん「駄目駄目だな婆さん・・・・」
280 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 00:57:27.96 ID:uc4qATg0
芽の週
また菓子折り持ってきた。家に上げる。
魔憑きを封印して下さいと言ってきた。断るほうがめんどくさいので了承する。

花の週
魔憑きを封印する。
寿命縮んだ。

実の週
血だらけのエルフが部屋に押し入ってきた。
汚かったのでタオルを渡し手追い出す。
281 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 01:06:53.72 ID:uc4qATg0
日付には大した意味はないのでお気になさらず

猫の月

花の週
いつぞやのエルフが森の幸を握ったまま扉の前で行き倒れていた。
ごんぎつねか。

実の週
エルフが居着いた。正直邪魔。

種の週
終戦。小人共が騒がしい。
エルフは復讐の旅に出ると言って出て行った。あほや。







魚の月

芽の週
エルフ帰ってきた。右耳がちぎれていたので指をさして笑う。
ニンフがマジギレしたので治療してやる。

花の週
亜人共は未だに逃げ切れていないらしい。欺くことを知らぬ奴らは大変だな。
282 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 01:08:01.99 ID:uc4qATg0
ではこの辺で。

支援してくださっている方々本当にありがとうございます。
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/26(火) 01:33:04.71 ID:mwM3mIko
>>282
284 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/10/26(火) 10:01:35.51 ID:uc4qATg0
http://viploader.net/ippan/src/vlippan161471.jpg
蛇足になりますが樹ニンフ泉ニンフ。
見なくとも本編に支障はありません。
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/26(火) 14:27:06.77 ID:yg4TFgoo
なぜかリーフィアとシャワーズ思い浮かんだ
かわいいセクシーエロス

286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/10/27(水) 00:38:21.02 ID:Hugv81Eo
>>1が描いたのか?うまいな
あと、魔女かわいい
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/10/27(水) 07:57:29.64 ID:s6f95g20
追いついた
支援
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/11/01(月) 20:41:07.34 ID:66DsGwAO
もう来ないのかなぁ…
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/11/04(木) 00:08:03.07 ID:HzpWf7Y0
早く来てくれよ
290 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/11/07(日) 00:48:24.88 ID:O4yf6Vs0
一々間が空いて申し訳ないです
絵は全て自分で描いている。がっかりクオリティですまんね。

おっさん「マメに書きすぎだろばあさん・・・・
     しかも何冊あんだよ・・・・どんだけ生きてるんだよ・・・・」

ぴーちゃん「ぴぃ」

おっさん「何も言うんじゃない・・・・お、これは最近のか」
291 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/11/07(日) 01:16:31.75 ID:O4yf6Vs0
蛇の月

花の週
子供がきた 私の力の衰退を感じる 人間としてはよくやったほうか

実の週
まだまだ自分健在だったわ。さすがわし

花の週
最近やけに調子が良い。おかしい


おっさん「なんでこんな分かりにくい描き方してんだよ」
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/11/07(日) 01:40:24.75 ID:MrPihMAO
ひさ
待ってた
293 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/11/12(金) 05:05:27.14 ID:xm0zi520
 の月

 の週

おしまいの時が来た
しかしかえるわけにもいかん あの馬鹿どもめ


おっさん「日記はここで途切れている」

おっさん「おしまいってのは自分の死期だろうが、かえるってなんなんだ」

ぴーちゃん「ぴ!」

少女「只今帰りました」

おっさん「おう お帰り」

魔女「いない間に家探しなんかしてないだろうねぇ」

おっさん「シテネーヨ」

魔女「・・・・・」
294 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/11/12(金) 05:10:35.02 ID:xm0zi520
少女「お世話になりました」

魔女「構わない。世間に疲れたらまたおいで」

おっさん「うわでれやがった」

魔女「呪うぞ」

おっさん「すいませんでした」
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/11/12(金) 22:12:56.60 ID:wpqq/wM0
キテター!
支援
296 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/11/12(金) 22:39:45.24 ID:xm0zi520
これから切れの悪いうんこみたいなペースで書いていこうと思います



少女「優しい人でしたね」

おっさん「基本的にはな。何か有ったら頼るといい」

少女「おじさんは頼らせてくれないんですか」

おっさん「そんな時もあるかもしれん」

少女「なるほど」

ぴーちゃん「ぴっ」

少女「いやお前には頼らないよ」

ぴーちゃん「ぴぃ・・・」
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:06:44.12 ID:0bmpvIDO
乙です。
更新を楽しみに待ってます。
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2010/11/13(土) 05:19:28.80 ID:ShoUr2AO
超乙です
待ってますぜぃ
299 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/19(金) 02:39:03.89 ID:dirqy.AO
キタイシテルゼ
300 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/11/20(土) 04:40:02.01 ID:9G77gjQ0
最近幻想水滸伝買ったら思いの外面白くて衝撃をうけている

少女「ここからまた歩きですか・・・・」

おっさん「もううんざりかい?」

少女「いえ、見るものみんなが新鮮で楽しいんですが、いい加減体力が追いつかない」

ぴーちゃん「ぴいぃ・・・・」

おっさん「まだぴーちゃんは乗れる大きさじゃないしなぁ」

おっさん「そうだ、おぶってやろうか」

少女「女児誘拐と間違われたらどうするんですか」

おっさん「状況的にあながち間違っちゃいない気もするが・・・」
301 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/20(土) 07:23:24.45 ID:gPbDc.DO
AKABOSHI
302 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/30(火) 01:17:45.48 ID:BbwQyi.o
ワクワク
303 :ミュウスリーだっピ![saga]:2010/12/05(日) 00:17:43.23 ID:fwog44M0
おっさん「もうすぐ王都だ」

少女「やっとですか・・・」

おっさん「あの湖の向こうにうっすら見えるのがそれだな」

少女「大昔に教わったとおりだ・・・・」

ぴーちゃん「きゅぅぅい」

おっさん「気を引き締めていけよ。ぴーちゃん狙いの盗賊やらが出るかもしれん」

少女「いざという時は身を呈して私を守るんですよ」

ぴーちゃん「ぴっ」

おっさん「・・・・・・・」

少女「ちゃんと一緒に逃げますよ」

おっさん「うむ」
304 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/12/07(火) 01:19:16.73 ID:sRZOgW60
乙です。
305 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/12/07(火) 16:05:48.60 ID:PVVgLA2o
乙んぽ
306 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/12/31(金) 04:31:26.19 ID:1TQoisAO
いつでも待ってるからなー
307 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage]:2011/01/01(正月) 19:51:06.73 ID:k73c61wo
あけおめ!
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2011/01/05(水) 18:53:56.33 ID:5qxu/Ico
おお二つとも読んだことあるな
相変わらず面白い
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/06(木) 08:57:04.36 ID:kXwWjl20
つーづーき!ヽ(・∀・)ノマダー
310 :[saga]:2011/01/09(日) 02:21:53.22 ID:7mqrBlQo
明けましてお目出度うございます
長いこと放置していてすいませんでした

少女「やーっと着いた」

ぴーちゃん「ぴっぴ」

おっさん「王城に行く前に多少の準備が要るな。2,3日宿屋で滞在しよう」

少女「何の準備が要るんですか?」

おっさん「お嬢さんの今後の人生を少しばかりスムーズにするための小細工さ」

少女「?」

おっさん「それから、お嬢さんの身分は今から『ど田舎で身分も奪われた没落貴族の最後の一人』だ」

少女「なんですかその設定」

おっさん「お嬢さんの身分がばれると面倒くさいからなぁ」

少女「・・・・・?」

おっさん「宿でじっくり教えてやるよ」
311 :[saga]:2011/01/09(日) 02:27:10.16 ID:7mqrBlQo
少女「さすが城下町ですね!人が石の下のダンゴムシみたいに!」

おっさん「その例えやめてくれないか」

少女「えー」

少女「町を見てきて良いですか?」

おっさん「うーむ・・・・」

少女「駄目なんですか?」

おっさん「人が多いって事は比例して悪人が多いんだ。お嬢さんは高価なドラゴンを連れている」

おっさん「人目を引くしやはり危ない」

ぴーちゃん「ぴぃぃ!」

おっさん「ぴーちゃんが暴れては余計不味い。」

ぴーちゃん「ぴぃぃ」

少女「使えねえ」

おっさん「やめなさいこら」
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/09(日) 02:27:56.33 ID:KT/ZrNIo
まさかこんな時間に
313 :[saga]:2011/01/09(日) 02:34:55.96 ID:7mqrBlQo
おっさん「取り敢えず今日は疲れただろう。宿をとろう」

少女「はぁい」

おっさん「大人一人子供一人、幼竜1頭だ」

ホテルマン「りゅっ・・・竜ですか・・・」

おっさん「何、大人しいもんだ。食事と排泄の躾はきっちりできている。壊したものは弁償しよう」

ホテルマン「そういうことでしたら・・・・。部屋はおひとつで宜しかったですか?」

おっさん「あぁ」

少女「ちゃんと行儀よくするんですよ」

ぴーちゃん「ぴっ」
314 :[saga]:2011/01/09(日) 02:46:42.65 ID:7mqrBlQo
おっさん「じゃあさっき言っていたことの説明をしようか」

少女「没落貴族がどうたらの話ですね」

おっさん「うむ。君の親父さんがなんと呼ばれていたか知っているか?」

少女「お父様は地元では褐色公と呼ばれてましたが」

おっさん「それは悪口じゃなくてか」

少女「悪口じゃなくてです」

おっさん「まぁ物凄く日焼けしていたとは聞いていたが・・・・・」

少女「なんであんなに黒かったのかは未だに謎ですけどね」

おっさん「話を戻そう」

おっさん「君の親父さんはな、世間では騎士公と呼ばれていた」

少女「騎士公?」

おっさん「騎士の中の騎士だったんだ。世間では」
315 :[saga]:2011/01/09(日) 02:56:58.94 ID:7mqrBlQo
少女「なんでそんな大層な呼ばれ方していたんです」

おっさん「15で王宮騎士となり、18で王女付きの騎士に、そして大戦中に数々の武勲をたて、王女を守って殉死した」

おっさん「すべての騎士の手本となる人だ」

少女「意外すぎる」

おっさん「そんな話は家ではしなかったのか」

少女「ほとんど会話無かったですしね」

おっさん「・・・・・すまない」

少女「別に特に何も思ってませんので、お気になさらず」

おっさん「そんな男の一人娘が、『叔父の娘になりたくないので竜を連れてきました働かせてください』なんて言っても通るわけないだろう」

少女「そういうものなんですか」

おっさん「そういうものだ」
316 :[saga]:2011/01/09(日) 02:57:48.65 ID:7mqrBlQo
ではこの辺で。
見てくださった方、有難うございます。
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/09(日) 03:03:17.30 ID:KT/ZrNIo
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/09(日) 20:16:33.35 ID:pV02Fg37o
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2011/01/09(日) 22:39:18.98 ID:4NtHUZLO0
おっさん「もういい時間だ。寝るぞ」

少女「はい。」

ぴーちゃん「ぴぃぃ」



おっさん「寝付きは物凄く良いよな・・・・さて」

少女「・・・・・・・・・・・」







おっさん「お嬢さん朝だ」

少女「うぅぅ・・・・・」

おっさん「ほれさっさと起きろ」
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2011/01/09(日) 22:50:49.61 ID:4NtHUZLO0
少女「おはようございます・・・・」

おっさん「おう」

ぴーちゃん「ぴ・・・・」

おっさん「昨日言っていた小細工だが、明後日には城に行けるようになる」

少女「何したんですか?」

おっさん「君の経歴の偽造だ」

少女「わぁ犯罪の臭い」

おっさん「こうでもせんと君の叔父さんやら父君の縁の人間やらに追い掛け回されるぞ」

少女「そうなんですか」

おっさん「うむ」
321 :[saga]:2011/01/09(日) 22:56:54.92 ID:4NtHUZLO0
名前欄忘れてました1です

おっさん「それから、今日から明後日は出歩いてもかまわん」

少女「本当ですか!」

おっさん「本当だ」

少女「ぴーちゃんも?」

おっさん「もちろん」

ぴーちゃん「ぴぃぃ!」

おっさん「それと、服装は一新してもらう。出来れば髪型もだ」

少女「何故ですか?」

おっさん「追っ手を撒くためさ」

少女「はぁ・・・」

おっさん「お嬢さん自分の設定は覚えているな?」

少女「ど田舎の没落貴族の最後の一人・・・・・普通に平民とかじゃだめなんですか?」

おっさん「本来の自分からかけ離れた身分なんて演じてもいずれボロが出るものさ」

少女「分かりました」
322 :[saga]:2011/01/09(日) 23:00:28.07 ID:4NtHUZLO0
おっさん「服は私が処分しておこう」

少女「変態」

おっさん「怒るぞ」

おっさん「ここに新しく用意した服がある。準備ができたら出てきなさい。ロビーで待っている」

少女「はぁい」
323 :[saga]:2011/01/09(日) 23:08:54.33 ID:4NtHUZLO0
少女「いつ用意したんですかねこんな服」

ぴーちゃん「ぴぃぃ」

少女「おじさん可愛い趣味してるなぁ」

少女「よし、行くよー」

ぴーちゃん「ぴー!」

少女「おじさーん」

おっさん「やっときたか、サイズは大丈夫か」

少女「気持ち悪いレベルでぴったりです」

おっさん「そ・・・そうか・・・」
324 :[saga]:2011/01/09(日) 23:09:21.93 ID:4NtHUZLO0
では今日はこのへんで
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/10(月) 07:44:06.71 ID:scG8BH9IO
おつだよ〜
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/10(月) 08:31:16.91 ID:wDPq+7Q7o
寝ている間にオトナの身体測定したよ〜wwww
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2011/01/14(金) 02:43:29.99 ID:4G8VVnQio
うらやまけしからんな

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328 :[saga]:2011/01/16(日) 07:57:44.79 ID:vXx5iaEjo
おっさん「それと、これを」

少女「お金ですか」

おっさん「町を歩くのに無一文はつまらんだろう。持って行くといい」

少女「有難うございます」

おっさん「何、元々君のお金だ」

少女「・・・・・・・」
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329 :[saga]:2011/01/16(日) 08:00:01.40 ID:vXx5iaEjo
少女「じゃあ私出かけていいですか」

おっさん「勿論だ。」

少女「おじさんはどうするんです」

おっさん「少々用事がある」

少女「わかりました。では行ってきます。」

おっさん「楽しんでおいで」

おっさん「・・・・・・・・・・・」
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330 :[saga]:2011/01/16(日) 08:20:18.02 ID:vXx5iaEjo
おっさん「邪魔するぞ」

酒場の店主「はいはいいらっしゃい」

おっさん「手筈は整ったか?」

店主「一応ね。そんなに急ぎなのかい」

おっさん「早ければ早いほど良い。俺はこの辺りには長居できないんだ」

店主「どうにも胡散臭い男だなお前さんも」

おっさん「そんなやつは腐るほど来るだろ」

店主「あんたほどちぐはぐなのはそうそうおらん」

おっさん「・・・・・・」

店主「えげつない男だよなぁお前さんも」

おっさん「・・・・・・」

店主「わかってるわかってる。客の事情に首なんか突っ込まんよ」
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331 :[saga]:2011/01/16(日) 12:28:03.87 ID:vXx5iaEjo
少女「どこから回ってみようかぴーちゃん」

ぴーちゃん「ぴー!」

少女「首輪、はずしちゃだめだよ」

ぴーちゃん「ぴ!」

少女「そうだなぁ、端っこから回ってみよっか」

ぴーちゃん「ぴぃ!」

少女「色んなお店があるなぁ」
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332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/16(日) 12:33:11.96 ID:DyPr4Rb5o
キテター
NIPに引越しはしないのか?
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333 :[saga]:2011/01/16(日) 12:44:24.64 ID:vXx5iaEjo
>>332
情弱すぎて何がどうなってるのかまだ把握しきっていないんです・・・・・
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334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/16(日) 12:53:19.14 ID:DyPr4Rb5o
SS増えすぎて製作陣に迷惑だからついに板作成、現在引越し中

■ 【必読】 SS・ノベル・やる夫板は移転しました 【案内処】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294924033/

ここで依頼すれば今までのレスそのままNIPに移転してもらえる

SS・小説スレは移転しました
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335 :[saga]:2011/01/16(日) 12:55:20.69 ID:vXx5iaEjo
>>334
有難うございます。知らぬ間にこんなことになってたんですね。
今依頼してきました
SS・小説スレは移転しました
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336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/16(日) 23:38:20.50 ID:iqY5gnVAO
もうSS板にこのスレある?
SS・小説スレは移転しました
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337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]:2011/01/16(日) 23:46:52.33 ID:DyPr4Rb5o
移転完了したらストッパーかかるはずだから、まだだろう
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

338 :真真真・スレッドムーバー移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
339 :[saga]:2011/01/18(火) 00:31:48.96 ID:uLXs2nkRo
おお引っ越してる・・・・お礼とか言ったほうが良いんでしょうか

商人「お嬢ちゃんお嬢ちゃん、ちょっと見ていかんかえ」

少女「わぁ・・・色々ありますね」

商人「ゆっくり見ていきない、これなんか嬢ちゃんによく似合うと思うよぉ」

少女「・・・・・・これとこれ下さい」

商人「誰かにプレゼントかい」

少女「はい、お世話になってる人がいるので」

商人「義理堅いねぇ・・・よし、これもおまけしてあげよう!」

少女「なんですかこれ」

商人「砂糖と果汁を煮詰めて作ったものさ。口の中で転がしてご覧、美味しいよ〜」

少女「ありがとうございます!」

商人「いいよいいよ」
340 :[saga]:2011/01/18(火) 00:55:45.99 ID:uLXs2nkRo
少女「あ、美味しい」

ぴーちゃん「ぴぃー」

少女「竜にお菓子って与えて良いのかね・・・・まぁいいや、一個だけね」

ぴーちゃん「ぴ!」

少女「美味しい?」

ぴーちゃん「ぴぃぃ!」

少女「良かったね。帰ったら一応今日はお前もクチバシ磨こうか」

ぴーちゃん「ぴ・・・・」

少女「竜が虫歯なんかなったらかっこつかなすぎる」

ぴーちゃん「ぴいぃ・・・」

スレが壊れたところ、直します。。@荒巻 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/operate/1161701941/
341 :[saga]:2011/01/18(火) 01:13:31.42 ID:uLXs2nkRo
子供「・・・・・・」

少女「なんだか視線を感じる」

子供「・・・・・・」どんっ

少女「いでっ」

ぴーちゃん「ぴぃい!!」

少女「えっ」

子供「へへっ」タタタッ

少女「財布を盗られてしまった」
342 :[saga]:2011/01/18(火) 01:15:04.41 ID:uLXs2nkRo
少女「裏路地に逃げられてしまうとは・・・・」

少女「・・・・・・」

少女「ぴーちゃんと一緒なら、滅多なことにはならんよね」

ぴーちゃん「ぴー!」
343 :[saga]:2011/01/18(火) 01:19:44.87 ID:uLXs2nkRo
少女「・・・・・・・・」てくてく



薄汚れた住人達「なんだ・・・・?竜を連れた子供がこんなところに・・・・・」

薄汚れた住人達「おい・・・・アレもしかして例の・・・・」

薄汚れた住人達「しかし何だってこんなところに・・・・・・・・」

子供「こんな所まで追っかけてきやがった」

ぴーちゃん「ぴぃぃ!!」

少女「あ、いた」

子供「!!」ダッ
344 :[saga]:2011/01/18(火) 01:34:23.28 ID:uLXs2nkRo
少女「あぁもう!足速いなぁ!!」

ぴーちゃん「ぴぃぃ!」

子供「追いつかせるかよばーか!!」

少女「今ちょっとイラッとした」

ぴーちゃん「ぴ!?」

少女「何で私のを盗る!!」

子供「ぼけっとした顔で歩いてっからだ!!金持ちだからって偉そうに歩きやがって!!」

少女「昔はそうだったが今は貧しい身だ!財布返せ!!」

子供「誰が返すか!」
345 :[saga]:2011/01/18(火) 01:35:32.91 ID:uLXs2nkRo
では本日はこの辺で
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/18(火) 03:18:49.18 ID:eVtj6K4jo
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/01/18(火) 08:37:49.29 ID:Y6tiYhS70
348 :[saga]:2011/01/18(火) 10:34:17.79 ID:uLXs2nkRo
子供「はぁ・・・・しつけーな・・・・」

少女「有り金全部入ってるんだよそれ・・・・」

子供「はぁ!?こんな子供の小遣いみたいな量なわけねーだろ!!」

少女「全財産ある人に払ってしまってね・・・・」

子供「親はどーしたんだよ」

少女「両方死んだよ」

子供「・・・・・・・・」
349 :[saga]:2011/01/18(火) 10:52:12.78 ID:uLXs2nkRo
少女「ともかく、返してもらえないと困る」

子供「誰が返すか」

少女「返してもらえるまで追いかけ続けるが」

ぴーちゃん「ぴー!」

少女「よしわかった。」

少女「財布の中の半分だけお前にあげる」

子供「馬鹿にすんな!!!」

少女「盗むのも貰うのも一緒じゃないのか」

子供「・・・・・・ちげーし」

少女「施しはされたくないの?盗まなきゃいけないくらい貧乏なのに」
350 :[saga]:2011/01/18(火) 11:02:04.27 ID:uLXs2nkRo
少女「窃盗は労働じゃないぞ」

子供「・・・・・・・」

少女「じゃあこうしよう」

少女「お前は私をここから表通りに案内する」

少女「そうしたら私はお前に報酬としていくらか払う」

子供「施しと変わんねーじゃねえか・・・・・」

少女「嫌ならいつまでも追いかけ続ける」

子供「・・・・・・・・」

子供「・・・・・・・・」

子供「わぁったよ」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/18(火) 20:41:21.22 ID:/Ro0T79uo

ちょろっとの間製速とここ落ちてた?
352 :[saga]:2011/01/19(水) 19:58:40.86 ID:Z1+U+qbeo
少女「あれは何?」

子供「家だよ」

少女「え あれも家なのか」

子供「(あれ『も』?)お前なー・・・・・」

少女「ごめん」

子供「お前って本当世間知らずなのな」

少女「よく言われる」

老人「孫を・・・孫娘をしりませんかね・・・・・」

少女「えっ」

子供「俺らは知らねーよ。他当たれジジィ」

老人「そうかい・・・・・孫娘・・・・・孫娘や・・・・・」

少女「孫娘さん、迷子・・・・なのかな」
353 :[saga]:2011/01/19(水) 20:04:53.69 ID:Z1+U+qbeo
子供「あー・・・・・・孫娘の父親ってのが最低な親父でなー」

少女「?」

子供「多分どっかに売っちまったんだよ。妙に羽振りよかったし」

少女「売っ・・・!?」

子供「この辺の子供なんかあんま大した値にならねーだろうにどうしたんだろうな」

少女「・・・・・・・・」

子供「ジーさんも惚けちまってるし、売られて良かったかもな」

少女「え」

子供「此処にいたって食えねえのも殴られるのも一緒だろうしな。」

子供「もしかしたら売られた先のほうが待遇良いかもな、孫娘の場合は」

少女「そんな・・・・・・・・・」

子供「・・・・・・ほら、行くぞ」

少女「・・・・・・・・・・」

ぴーちゃん「キュルルル・・・・・」
354 :[saga]:2011/01/19(水) 20:09:56.18 ID:Z1+U+qbeo
子供「着いたぞ、ほら報酬」

少女「分かった」

子供「おい、これ財布の中身全部じゃねえか?」

少女「・・・・・・構わない」

子供「・・・・・返さねえぞ?」

少女「勿論。これも、やる」

子供「飴玉?」

少女「うん。買い物中におまけしてもらった」

子供「・・・・・・ありがとな」

少女「お礼を言われる資格が無い」

子供「?」

少女「こっちの話。そろそろ保護者が心配するだろうから、帰る」

子供「おう。じゃあな」

少女「・・・・うん」
355 :[saga]:2011/01/19(水) 20:15:33.91 ID:Z1+U+qbeo
少女「・・・・・・・」てくてく

ぴーちゃん「きゅ〜?」

少女「知らなかった」

少女「雨風も凌げない家も」

少女「毎日殴られてる女の子も」

少女「子供のお小遣いを盗まなきゃいけない子供も」

少女「全部、知らなかった」

ぴーちゃん「ぴ〜」

少女「【身分の高い者は恩を施す】」

少女「貴族なら、みんな心に刻んでる」

少女「二人が死んでから、私そんなことしたっけな」

少女「・・・・・・・・」
356 :[saga]:2011/01/19(水) 20:21:49.51 ID:Z1+U+qbeo
少女「ただいま帰りました」

おっさん「おかえり。思ったより長いこと遊んでたな」

少女「はい・・・・見たことのないものがありすぎて、つい」

おっさん「(顔色が悪いな)・・・・・そうか、腹は?」

少女「財布の中身が空っぽになるぐらい食べて来ちゃいました」

おっさん「馬鹿もん。スープだけでも食うぞ」

少女「・・・・・はい」

ぴーちゃん「ぴー!」

おっさん「食堂と部屋どっちで食べたい?」

少女「今日は、部屋がいいです」

おっさん「わかった。取ってくるから待ってろ」

少女「ありがとうございます」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/01/19(水) 20:59:02.99 ID:zSrBKcxL0
お、来てましたね。楽しみにしてました
358 :[saga]:2011/01/19(水) 21:05:18.32 ID:Z1+U+qbeo
少女「頂きます」

おっさん「うむ」

少女(とても美味しそうなスープだ)

少女(私は今から食べる。何の苦労も無く)

少女(あの子供、飴玉喜んでくれたかな)

少女(でも飴玉じゃお腹は膨れない)

少女(あげたお金もすぐ無くなっちゃうだろうな)

少女(そうしたらどうするんだろう。また窃盗するのかな)

少女(もし捕まったら?彼はお金が無いから弁償できないだろう)

少女(でもきっとやらないわけにはいかない。)

少女「・・・・・・・」
359 :[saga]:2011/01/19(水) 21:22:26.42 ID:Z1+U+qbeo
>>357
有難うございます

おっさん「・・・・・」

おっさん「今日はどんなことをしたんだ?」

少女「えっ?・・・・あ、ええと」

少女「今日は、ぴーちゃんと一緒にお店をうろうろして」

少女「お菓子とかをいっぱい買ってました」

おっさん「面白い物は見つけたか?」

少女「あ」

おっさん「?」
360 :[saga]:2011/01/19(水) 21:45:10.58 ID:Z1+U+qbeo
では本日はこの辺で
見てくださった方有難うございました
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/19(水) 23:56:32.48 ID:MLZWyXJoo
おつ
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/01/20(木) 00:07:08.86 ID:uTy3JiqK0
おつかれー
363 :[saga]:2011/01/22(土) 21:17:54.36 ID:caYYZNuto
少女とぴーちゃん+4,5年?本編とは関係ないですけどせっかく描いたので置いていきますね
うしろにうっすらあるのは気にしないで下さい
本編に全く影響しませんのでイメージ崩れるのが嫌な方は見なくても大丈夫です。

http://viploader.net/ippan/src/vlippan181701.jpg
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/22(土) 21:39:04.86 ID:guf3+nYqo
鳥型の龍ってこんな感じなのか
今までうまくイメージ出来なかった
365 :[saga]:2011/01/22(土) 21:48:09.71 ID:caYYZNuto
>>364
一応脳内設定としては

鳥竜→手足、嘴が鳥寄り。羽根は退化してるのもしてないのもいる。羽毛がある(ぴーちゃんは羽根が退化しているので飛べない種)

翼竜→西洋のドラゴンに近く骨格は華奢だが飛べる。羽毛、毛皮は無いのが普通。かよわい。

陸竜→羽根は無く手足が太く爪や牙が発達している。丈夫。

水竜→魚や蛇に近く足は短いか無い。生息地の問題で研究が進んでいない。

というかんじでやっております。多分この設定公開する意味ないですけどね。
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/23(日) 08:53:14.02 ID:eQaqn+3DO
>>363
ウロコの生えたチョコボwwww
でもイメージ分かりますなのでおk
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 19:12:40.86 ID:Y1hZbVDLo
viploaderはあっという間に流れるから嫌いさ
368 :1[saga]:2011/01/29(土) 14:21:07.37 ID:9aiwstAu0

おっさん「・・・・・・・」

少女「・・・・?気に入りませんか?」

おっさん「っいや、大切にする・・・!」

少女「そんな感動することでしたか」

おっさん「なんというか、こういうのにあまり慣れてなくてな・・・・・」

少女「侘しい人生だったんですね。あ、手袋の方は大切にせずにじゃんじゃん使ってくださいよ?」

おっさん「ああ。有難う」

少女「こちらこそ、そこまで喜んでもらえるとは思ってませんでした。」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/29(土) 14:26:23.31 ID:nkYPV6/DO
俺なら感動のあまりプロポーズしそうだ
おっさん結婚してくれ
370 :[saga]:2011/01/29(土) 14:27:09.07 ID:9aiwstAuo






叔父「少女の行方はまだ分からんのか」

少年「残念ながら・・・・」

男「大変です領主!」

叔父「なんだね」

男「お嬢様のものと思われる遺体が・・・・・発見されました」
371 :[saga]:2011/01/29(土) 14:28:43.12 ID:9aiwstAuo
>>368

おっさん「手袋と、お守りか」


ていうのを冒頭に入れ忘れてました。大変申し訳ない。
372 :[saga]:2011/01/29(土) 14:34:38.09 ID:9aiwstAuo
少年「!!!!」

叔父「思われる・・・・?間違いではないのか」

男「私もそう思って確認してまいりました」

叔父「ふむ、で?」

男「それが・・・・私が見たぶんにはお嬢様で間違いないようでした。」

叔父「・・・・・・・・・私も確認したいが」

男「お辞めになったほうがよろしいかと思います」

少年「何故?」

男「その、遺体の損傷が著しく・・・・」

叔父「はっきり言え」

男「暴行の限りを尽くされた挙句、道に棄てられた様子でした」

少年「お嬢様・・・・そんな・・・・」
373 :[saga]:2011/01/29(土) 14:38:57.36 ID:9aiwstAuo
男「貴重品は持ち去られており、服もボロボロでしたが、背格好も髪色もお嬢様で間違いありません」

叔父「なんということだ・・・・・」

少年「間違いだ。何かの間違いに決まってる。大体あの竜がいるかぎりお嬢様が、そんな・・・・」



叔父「少し一人にしてくれ」

男「はい・・・・・。少年、出るぞ」

少年「うそだ・・・・うそだ・・・・」
374 :[saga]:2011/01/29(土) 14:43:00.36 ID:9aiwstAuo
少女「今日もお出かけしてきて良いですか?」

おっさん「うむ。小遣いは残ってるか?」

少女「使い切っちゃいました」

おっさん「お嬢さん意外と浪費家だな・・・・・」

少女「元は貴族だったもので」

おっさん「ほら、今日の小遣いだ。大事に使えよ?」

少女「はぁい」
375 :[saga]:2011/01/29(土) 14:55:39.82 ID:9aiwstAuo
少女「今日はどこに行こうかねぴーちゃん」

ぴーちゃん「ぴぃ!」

少女「お、そっちがいいの?」

少女「いいよ。今日は迷子にならないように気をつけて行こう」

ぴーちゃん「ぴ!」




少女「城下町って本当に大きいなぁ・・・・」

少女「こういうとこだけ見れば治安は物凄く良さそうなのに・・・・」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/29(土) 15:08:48.66 ID:8vq3dOjUo
wktk
377 :[saga]:2011/01/29(土) 15:13:35.18 ID:9aiwstAuo
少女「教会がある」

ぴーちゃん「ぴ!!」

少女「入りたいの?」

ぴーちゃん「きゅるるる」

少女「じゃあ入ろうか。」





少女「大きいな・・・・」

ぴーちゃん「ぴ・・・・」

シスター「こんにちは」

少女「あ・・・こんにちは」
378 :[saga]:2011/01/29(土) 15:21:06.39 ID:9aiwstAuo
シスター「観光の方ですか?」

少女「そのようなものです」

シスター「そう・・・その竜はどうなさったの?」

少女「ちょっと変な偶然があって拾ったんです」

シスター「まぁ・・・・外の人って本当に色んな体験をしていらっしゃるんですね」

少女「あなたはあんまり外に出ないんですか?」

シスター「はい。聖職者ですので、ここで静かに神に祈るのが仕事・・・・いえ、使命なのです」

少女「外に出たいとは思わないんですか?」

シスター「私たちの役目は、ここに救いを求めてきた方達に赦しを与えること。」

シスター「つまり、外としがらみを持ってはいけないんです」
379 :[saga]:2011/01/29(土) 15:24:55.80 ID:9aiwstAuo
少女「赦し?」

シスター「ええ。人を欺いたこと、傷つけたこと、命を奪って生きること。

     それらを赦すのが、教会の仕事。」

少女「そんな事、許していいんですか?」

シスター「人が許さずとも、神は赦されます」

シスター「そして、ここを出る頃には罪を悔い改め、また清らかな人間として歩き出していただくのです」

少女「ここに、これない人は?」

シスター「え?」

少女「ここにこれない人は、赦してもらえないんですか?」
380 :[saga]:2011/01/29(土) 15:39:00.11 ID:9aiwstAuo
シスター「ここに来ずとも、あちこちに教会はあります」

少女「そうじゃなくて、例えば普段食べる物なんて無くていつも飢えている人とか」

シスター「教会はそういう方達の為に、定期的に食料を配っています」

少女「へぇえ」

シスター「飢えている方々のためにも教会の門は開かれております」

シスター「あなたも、今後も是非気楽にこちらにお越し下さいね」

少女「はい・・・」
381 :[saga]:2011/01/29(土) 15:48:22.80 ID:9aiwstAuo
少女「ほんと色々な人がいるなぁ」

少女「あの子達にも食料が配られてるのか」

少女「でもみんなガリガリだったなぁ」

少女「なんでなんだろう」

ぴーちゃん「ぴぃ?」

少女「あ、もうこんな時間か」

少女「おじさん心配性だし、そろそろ帰りましょうか」
382 :[saga]:2011/01/29(土) 15:48:57.07 ID:9aiwstAuo
毎度毎度半端な投稿で申し訳ない。
ではこの辺で。
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/29(土) 15:54:30.84 ID:nkYPV6/DO
「お父さんは心配性」と空目した
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/29(土) 22:04:07.37 ID:+hFXByBVo
385 :[saga]:2011/01/29(土) 23:57:47.08 ID:9aiwstAuo
少女「ただ今戻りましたー・・・・・・あれ?」

ぴーちゃん「ぴ?」

少女「おじさん、まだ帰ってきてないんですか」

ぴーちゃん「きゅぅぅ・・・・」

少女「仕方ない人だなー」

ぴーちゃん「ぴぃ・・・・」
386 :[saga]:2011/01/30(日) 00:07:19.03 ID:TIE3ll2go
少女「おや、机の上に紙が」


【明日の朝、これを持って城に行きなさい。

 門兵にぴーちゃんを見せて、王に仕えたい旨を説明すればなんとかなるだろう。

 俺は事情があって君と一緒にいられないことになった。

 最後に君にこれを贈ろうと思う。

 しかし君ならこれに頼らずとも生きて行けるだろう。それが一番だ。

 君の無事と幸運と、なにより幸せを願っている】


少女「お金と、手紙と、短剣・・・・」

少女「おじさん・・・・・?」

少女「・・・・・・・・・」
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/30(日) 00:14:23.51 ID:fcpn2FkOo
支援
388 :[saga]:2011/01/30(日) 00:14:45.52 ID:TIE3ll2go
ホテルマン「どうかなさいましたか、お嬢さん」

少女「あの、この部屋をとった男の人知りませんか?」

ホテルマン「明日までの宿代だけ置いてお出かけになられましたよ」

少女「そうですか・・・・・」

ホテルマン「何かトラブルでも?」

少女「あ、大丈夫です。明日にはちゃん出発する予定ですので」

ホテルマン「左様ですか」

少女「はい」
389 :[saga]:2011/01/30(日) 00:19:05.61 ID:TIE3ll2go
少女「おじさん、消えちゃったんですね」

ぴーちゃん「ぴ・・・・」

少女「お金も、まだ沢山残ってる・・・・・」

少女「短剣、なんでくれたんだろ・・・・・」

少女「ぴーちゃん、一緒のベッドで寝ようね」

ぴーちゃん「ぴ!」

少女「部屋静かだな・・・・・」

少女「おじさん、ホントは帰ってくるんでしょ?」


少女「・・・・・・・・」

少女「っ・・・・・」

ぴーちゃん「ぴぃぃ!」

少女「ん・・・・寝よっか」
390 :[saga]:2011/01/30(日) 00:33:11.95 ID:TIE3ll2go
少女「おはよーございます」

ぴーちゃん「ぴー」

少女「・・・・・・やっぱりいないか」

少女「うん・・・・・出かけよう」

ぴーちゃん「ぴぃ」

少女「荷物から、おじさんの着替えとか全部なくなってる・・・・」

少女「・・・・・貴重品とかも、持っていけばいいのに」

少女「・・・・・・・・・」

ぴーちゃん「ぴぃ」

少女「そうだね。行こう」
391 :[saga]:2011/01/30(日) 00:39:35.55 ID:TIE3ll2go
門兵「なにか用かいお嬢ちゃん」

少女「あの、竜を連れてたらお城で働かせてもらえるって聞いたんです」

ぴーちゃん「ぴー!」

門兵「!、たしかに竜を連れてるね少し待っててくれ」
392 :[saga]:2011/01/30(日) 01:09:43.74 ID:TIE3ll2go
ー王城内部ー

執事「お待たせいたしました。ご案内致します」

少女「有難うございます」

少女「わぁ広い」

ぴーちゃん「ぴぃ!」

少女「その辺の物といじるなよ」

ぴーちゃん「ぴ・・・・」

執事「お嬢さんは、どのような経緯でここに来られたのですか?」

少女「拾った卵が、竜の卵だったんです」

執事「なんと!」

少女「身寄りがない身でしたので、せめて国の役に立ちたいと思ってここに参りました」

執事「苦労なさったんですなぁ」

少女「意外とそうでもありませんでしたよ」

執事「そうですか、良かった・・・・というのも変ですな」
393 :[saga]:2011/01/30(日) 01:10:12.60 ID:TIE3ll2go
眠気が来たのでこの辺で
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/01/30(日) 23:18:10.72 ID:cWFBXP4K0
おつかれー
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/01/31(月) 10:09:01.34 ID:WDVxWVxy0
うおおお……
おじさんどこに行っちゃったんだ……
ピーちゃんついててもまだ12の子供なんだから精神的に支える人間は必要だろ……
乙でした。次回も激しく期待
396 :[saga]:2011/02/02(水) 15:18:48.25 ID:TgSI6tgio
執事「こちらの部屋でお待ちください」

少女「はい・・・・・」

執事「なに、そんなに不安そうになさらなくても大丈夫ですよ」

執事「少しすれば騎士団長がやってまいりますので」

少女「わかりました」



少女「ここも、随分広い部屋だなぁ」

ぴーちゃん「ぴぃぃ!」

少女「爪をたてるなよ。切ってくれば良かった」

ぴーちゃん「きゅるる・・・・」

少女「調度品なんかも豪華だし」

少女「・・・・・・・」
397 :[saga]:2011/02/02(水) 15:24:06.07 ID:TgSI6tgio
少女「おじさん、どこに行っちゃったんだろう」

少女「元々怪しい人ではあったけど」

少女「でも、こんな消え方って・・・・」

少女「・・・・・・・」

ぴーちゃん「きゅ・・・・」

少女「うん。大丈夫。元々居るはずじゃなかった人だもの。」

少女「大丈夫、大丈夫・・・」

少女「・・・・・・」

男の声「入るぞ」

少女「あ、はい」
398 :[saga]:2011/02/02(水) 16:22:41.27 ID:TgSI6tgio
男「こんにちは。随分と若いな、いくつだ」

少女「初めまして。12です。」

男「ふむ、色々と事情がありそうだ。お、自己紹介を忘れていたな。私が騎士団長だ」

少女「あ、はい。少女です」

ぴーちゃん「ぴー!」

少女「それとぴーちゃんです」

騎士団長「よろしく。この竜は何処で手に入れた?」

少女「故郷の森に落ちていた卵から孵ったんです。本当は食べようと思ってたんですが。」

騎士団長「中々野性味にあふれているな」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/02(水) 21:18:35.14 ID:BKfLi1ie0
更新キテル!
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/02/05(土) 16:30:03.48 ID:xp+rVKSSo
わくわく
401 :[saga]:2011/02/09(水) 22:28:32.67 ID:f/O7SNHno
騎士団長「それで、君は覚悟があるのかね」

少女「かくご?」

騎士団長「国に仕える覚悟だ」

騎士団長「竜匠になってしまえば、もう二度と他のものにはなれないんだぞ?」

少女「他のものってなんですか?」

騎士団長「普通の職、生活、君ぐらいの歳だったらお嫁さんとかもだな」

少女「お嫁さん・・・・」

騎士団長「結婚は可能だが退職は赦されん」

少女「それなら別にいいです」

騎士団長「ははは、嬢ちゃんには少し早かったか」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/09(水) 22:58:32.85 ID:C9VA9SDNo
ktkr
403 :[saga]:2011/02/09(水) 23:28:41.06 ID:f/O7SNHno
騎士団長「まぁ俺はお勧めせんな。子供は国の宝だ。自由に育つべきだ」

少女「・・・・・・・・」

騎士団長「別に嬢ちゃんを否定したいわけではないがね」

少女「ぴーちゃんを拾った頃に、私に竜匠の道を教えてくれた人がいるんです」

騎士団長「・・・・・・・」

少女「今はもういないんですけど、ね」

少女「身寄りがない私には、これからどうしたらいいのか検討もつきません」

騎士団長「・・・・・・・」

少女「情けないことを言ってるのは分かってますよ」

騎士団長「なるほどな・・・・・ふむ・・・・」
404 :[saga]:2011/02/10(木) 00:03:38.19 ID:cy95JzlOo
そろそろ人物名を出さないスタイルにしたことを後悔し始めている

少女「あ」

騎士団長「どうした?」

少女「コレ、先方に渡すようにとその人から言付かってたんです」

騎士団長「どれどれ」

騎士団長「君の簡単な経歴書だな」

少女「そうなんですか・・・・」

騎士団長「一応虚偽の部分が無いか確認してくれ」

少女「・・・・はい」
405 :[saga]:2011/02/10(木) 02:00:41.66 ID:cy95JzlOo
少女「虚偽はありませんでした」

騎士団長「うむ。では君を正式に竜匠としよう」

少女「さっきまで渋ってませんでした?」

騎士団長「経歴を知ったあとではなぁ。これでは外で生きるほうが難しそうだ」

少女「そんなもんですか」

騎士団長「まぁな」

騎士団長「必要な書類諸々を用意してくる。待っていなさい」
406 :[saga]:2011/02/10(木) 02:07:12.32 ID:cy95JzlOo
執事「件の少女はどうなりましたかな」

騎士団長「残念ながら国に尽くしてくれるそうだ」

執事「残念とは」

騎士団長「子供が就職なんぞするもんじゃないと思うんだが」

執事「それぞれにそれぞれの事情がありましょう」

騎士団長「うーむ」

執事「それに竜を連れてるとなればおいそれと解放もできませんしな」

騎士団長「・・・・・・・・」

執事「私個人ではなく、国のための意見です」
407 :[saga]:2011/02/10(木) 02:11:28.01 ID:cy95JzlOo











おっさん「さて、ここからどうするか」
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/10(木) 02:18:29.82 ID:kJrA22I/o
初リアタイ記念支援
409 :[saga]:2011/02/10(木) 02:48:35.90 ID:cy95JzlOo
店主「お兄さん、あの女の子は上手いこといったようだよ」

おっさん「そうか・・・・有難う」

店主「言われた仕事をしたまでさ。あんたこれからどうするんだい?」

おっさん「それを聞いてどうすんだ」

店主「なに、ただの好奇心よ」

おっさん「ほぉう。俺は取り敢えず国を出る。」

店主「そりゃ大きく出たねぇ。」

おっさん「世話んなった奴に出国許可証もらったもんでね。活用させてもらう」

店主「なるほど。何処に行くんだい?」

おっさん「まずは獣人の国に行こうと思っちゃいるが」

店主「獣人!!なら頼みごとが有るんだがいいかね!」

おっさん「ただではやらんよ」

店主「わかってるさ」
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/11(金) 08:38:01.55 ID:KUEDy4oDO
猫耳幼女を一人かっ攫ゲフンゲフン
411 :[saga]:2011/02/14(月) 03:13:27.34 ID:dZn4QFhco
店主「これを獣人の国に持って行ってくれ」

おっさん「これ?」

亜人「・・・・・・どうも」

おっさん「餓鬼じゃないか」

亜人「あんたよりかは年上だけどね」

店主「鎖国の時に逃げ遅れた亜人だよ。事情があってかくまってたんだが食費がいくらあっても足りやしねえ」

亜人「うるさい」

おっさん「こいつを連れてけってか?許可証は?」

店主「亜人にそんなもんあるわけねえだろう?」

おっさん「おいおい・・・・・・」
412 :[saga]:2011/02/14(月) 03:17:12.72 ID:dZn4QFhco
店主「まぁま、亜人の許可証はないが人間のはある」

おっさん「まさか」

店主「こいつをあんたの息子ってことにしてくれんかい?」

おっさん「えええぇえぇ・・・・・」

亜人「よろしく頼む」

おっさん「ただでは引き受けんぞ」

店主「やっぱり?」

おっさん「無論」

店主「しゃーないなぁ」
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/14(月) 09:28:47.18 ID:U90Wu+380
大事なのはショタなのかショタっぽいロリなのか、そこが問題だ
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/14(月) 10:08:11.50 ID:gTpiiuIWo
ロリこいロリ
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/14(月) 10:31:34.26 ID:GQ+rN5qIO
もうロリは堪能した
ショタこいショタ
416 :[saga]:2011/02/14(月) 11:19:37.59 ID:dZn4QFhco
おっさん「だいたい息子って・・・・俺より年上なんだろう?」

亜人「お前らより老いるのが遅いんだ。しかたないだろう」

店主「ようしわかった!これでどうだ!」

おっさん「本?」

店主「戦火を免れたレア物だよ!あの大魔女が書いた本だ」

おっさん「またあの婆さんか・・・・・死んでもまだ絡んできやがる」

店主「?」

おっさん「や、こっちの話」
417 :[saga]:2011/02/14(月) 11:23:46.69 ID:dZn4QFhco
おっさん「しかたないな、それで手を打ってやる」

店主「さっすが!」

亜人「感謝しとくよ人間」

おっさん「・・・・・・そのかわり寄り道させろ。この本欲しがる奴が居る」

亜人「多少の誤差は構わない。随分長いことこの国にいたしね」

おっさん「あんたが言うんだから相当長いこといたんだろうな」

亜人「まぁね」

おっさん「じゃあとっとと出発するぞ」

店主「宜しく頼んだよ!!」

おっさん「わかった」












店主「さようなら、父さん」

亜人「・・・・・・」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/14(月) 11:25:28.93 ID:FPeAogaGo
ショタと見せかけてからのロリこいロリ
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/14(月) 20:17:23.48 ID:E4e7rN6jo
もう間をとってふたなりでいいよ
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/14(月) 20:51:16.14 ID:gRSKhFQ3o
ショタショタショタ
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/15(火) 10:31:21.18 ID:0ZpvNQ8W0
お前らwwwwwwwwwwwwwwww
つか母親はショタコンだったのかwwwwwwww
422 :[saga]:2011/02/15(火) 23:37:14.06 ID:aecAXW+so
ごめんな・・・・子供って表記したけど見た目は14,5歳なんだ・・・・・
ほんとごめんな・・・・


おっさん「それで、あんたはなんだってあんな所に住んでたんだ。
     国王のお膝元だぞ?」

亜人「色々事情があったんだよ。察せ」

おっさん「あんたなぁ・・・・それで俺より年上なのかよ・・・・」

亜人「五月蝿いな、本当ならできるだけ人間とは関わりたくないんだよ」

おっさん「それならやっぱりこんなとこに住んでる場合じゃなかったろ」

亜人「病気の妻と年端も行かない息子連れじゃどうにもならなかった」

おっさん「・・・・・・そうかい。すまん」

亜人「お前に謝られたってどうしようもない」
423 :[saga]:2011/02/15(火) 23:52:54.83 ID:aecAXW+so
おっさん「あんたは何の亜人なんだ。見た感じ人間にしか見えんが」

亜人「人魚」

おっさん「は?」

亜人「二度は言わん」

おっさん「いやいやいやいやいや、人魚て男は居ないんじゃなかったのか」

亜人「雌の人魚が居るんだから雄もいるに決まってんだろ」

おっさん「えぇえぇぇ」

亜人「まぁ雌よりかは少ないからいないと思われてるのも仕方ない」

おっさん「海ってのはホントに摩訶不思議だな・・・・・」
424 :[saga]:2011/02/16(水) 00:05:30.03 ID:Syc+y3/no
おっさん「というか」

おっさん「人魚ってのは水陸両用なのか?」

人魚「だったら良かったんだがな。残念ながら海専用だ」

おっさん「じゃあなんであんたは足があるんだよ」

人魚「そりゃ定番のあれだよ。声の代わりに足を得て、愛する人の愛を得る」

おっさん「あれ実話だったのか!?」

人魚「おう。海にはそりゃあもう色んな奴がいるからな。
   陸人に憧れる奴ってのは定期的に出るんだよ。

   そういうやつは海の魔物に賭けを持ちかけるんだよ。
   お馴染みのゲームで、失敗したら自分を泡にして食ってもいいよって。」

おっさん「あんたは賭けに勝ったわけだ」

人魚「・・・・・・まぁな。」
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/16(水) 02:28:49.65 ID:LIuBQbAVo
14、5歳でも余裕です
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/16(水) 10:16:06.95 ID:vEmM/NjDO
むしろショタとBLの境目あたりで一番美味し
何を言わせるねんこの妖怪童貞散らしが
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 11:29:32.01 ID:7gBb61yFo
正直引くわ…
428 :[saga]:2011/03/01(火) 14:24:17.20 ID:Oe8OXJz5o
おっさん「着いたぞ この森だ」

人魚「薄暗い森だな・・・・」

おっさん「そうか?俺からすると普通の森だが」

人魚「あんたの神経が図太すぎる」

おっさん「まぁ我慢して入ってくれ。そう長くはならんはずだ」

人魚「だったらいいが」
429 :[saga]:2011/03/01(火) 14:41:34.46 ID:Oe8OXJz5o
魔女「またあんたかい」

おっさん「おう。先日婆さんの書いたらしい本を手にいれてな」

人魚「エルフがまだこの国にいたのか・・・・」

魔女「あんたは・・・・・何の種族だね」

人魚「人魚だ。事情があって今は陸棲だが」

魔女「流石に足のある人魚は初めて見たね。このまま獣道沿いに奥へ進めば泉のニンフがいるが挨拶していくかい?」

人魚「精霊までここにはいるのか」

魔女「逃げそこねたマヌケ共がここに集まってるのさ」

人魚「ここにいた大魔女が保護していたのか」

魔女「あの婆さんはそこまで大したことはしやしないよ。ひたすら面倒事を嫌った結果だ」

おっさん「婆さんは保護しなかったがここでの揉め事は御法度だからなぁ」

人魚「なるほど」
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/01(火) 18:30:03.80 ID:k6PSX5d60
更新キター
暫くはおじさんサイドだけなんだろうか
431 :[saga]:2011/03/02(水) 22:18:15.17 ID:joF0id6Jo
人魚「では失礼してニンフに挨拶させてもらう。水精に会うのは久しぶりだ」

おっさん「ああ。あいつは喋りだすと止まらんから気をつけろ」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


魔女「で、本ってのは?」

おっさん「これだ。王都でレア本として扱われていた」

魔女「婆さんの書いた本ねぇ。そんなもん世に出回ることがあるのかい」

おっさん「さぁな。著者名も書いてねえし恐らく誰かが盗むか貰うかしたものだろう」

魔女「取り敢えず内容を確認するよ」

おっさん「どうぞ」
432 :[saga]:2011/03/02(水) 22:31:30.80 ID:joF0id6Jo
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔について

時々魔憑きと呼ばれるものが現れる
魔憑きはあらゆる人種に忌み嫌われるが、その魔とは何なのかについてはっきりと言及した書物はない。
恐らく前時代の戦争と折、魔憑きに関する書物は処分されたのだろう。

では何故魔憑きは忌み嫌われるのか。
その理由についても定かではない。

各地に散らばった言い伝えなどを収集してみるが
災いを呼ぶ、戦を巻き起こすなど曖昧な根拠しか発見できなかった。

【魔】についての情報は前時代の戦火に消えてしまった、というよりかは消されてしまったのだろう。
433 :[saga]:2011/03/02(水) 22:47:31.60 ID:joF0id6Jo
人魚「ここが例の泉か」

樹ニンフ「・・・・・?珍しい、陸に・・・・・人魚が居るわ・・・・・」

泉ニンフ「人魚?陸に居るわけ無いじゃな・・・・・って本当!!人魚だわ!」

    「ね!ね!どうして人魚なのに足があるの?魔法?錬金術?それとももっと不思議な何か?」

人魚「こんにちは・・・・・海の魔物と賭けをしてね」

樹ニンフ「あら・・・挨拶を忘れていたわ・・・・・・こんにちは」

泉ニンフ「ヤダあたしったら!!ごめんね人魚さん!こんなとこに居ると忘れることが多くって!!!」

人魚「この森でずっと暮らしていたのか?」

泉ニンフ「先の大戦の後はね!ここまで来るのは大変だったんだから!!」

樹ニンフ「私は・・・・最初からここにいたわ・・・・・」

泉ニンフ「ねぇそれよりアナタの話をしてよ!足があるってことは賭けに勝ったのよね!」

    「どうやって?今相手とはどうしてるの?相手はどんな人なの?賭けに勝つなんて素敵なロマンスよね!」

樹ニンフ「知りたいわ・・・・私も・・・・・」
434 :[saga]:2011/03/02(水) 23:19:43.47 ID:joF0id6Jo
人魚「妻は・・・・・人間だったよ。心根の優しい女で、俺が群れから逃げた時に出会ったんだ」

泉ニンフ「人間!人間と恋するのは大変よ?群れだと強そうに見えるけど、一人一人はとっても弱いんだもの」

人魚「ああ、息子一人残して妻ももう他界してね」

泉ニンフ「息子!子供まで作ったの!?思い切ったわねぇ!」

人魚「あの頃は俺も相手も、若すぎた。やっぱり人よりかは成長が遅かったが、もう見た目は俺よりでかい」

泉ニンフ「やっぱり混血はそうなるのねぇ。私のお祖母様のいとこも人と契ってね、まぁ最終的に相手の男を憑り殺しちゃったんだけど」

人魚「えっ」

樹ニンフ「仕方ないわ・・・・・男のほうが・・・・ひどい裏切りを・・・・」

泉ニンフ「そうそう!今思い出しても腹がたっちゃう!!」

泉ニンフ「今彼女の息子はどうしてるのかしら、絶世の美少年に育ったらしいんだけど」

泉ニンフ「ねぇ、あなたの方は子どもを作ったこと、後悔してる?」

人魚「俺は・・・・・してないよ。息子がどう思ってるかは分からないが、あいつは俺と妻は心底あいつを愛していた」

泉ニンフ「そう、やっぱりあなたたちってよくわからないわね」

樹ニンフ「泉、彼らには・・・・彼らの感性が・・・・あるわ・・・・」
435 :[saga]:2011/03/02(水) 23:38:55.16 ID:joF0id6Jo
疲れたのでこのへんで
見てくださっている方本当にありがとうございます
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/03(木) 01:22:19.18 ID:Ezz5H035o
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/03(木) 05:01:57.07 ID:HD/wbpbno
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/04(金) 09:00:45.22 ID:dm6b2CPx0
オツゥ
439 :[saga]:2011/03/04(金) 23:41:47.72 ID:s2flXguwo
おっさん「よくこの本燃やされなかったな・・・・・」

魔女「まったくだ。まぁ最後に魔憑きが現れたのは200年も前だからねぇ。人間どもはもう忘れてるんだろう」

おっさん「どうだろうな・・・・まぁ大多数からすればもうおとぎ話の中の出来事なんだろうがね」

魔女「覚えてる人間もいるって?」

おっさん「知識として継承してる奴らはいるだろうなぁ。主に王室とかに」

魔女「王室!!!そうだ!!あんた少女の事はどうなったんだい!」

おっさん「・・・・・・無事に王都で別れてきたよ」

魔女「含みのある言い方だね」

おっさん「含んでなんか無いさ」

魔女「・・・・・・・・・」

おっさん「・・・・・・・・・・」
440 :[saga]:2011/03/04(金) 23:48:01.94 ID:s2flXguwo
魔女「へぇえぇ、寝てる少女に置き手紙だけ残してこっちに来たと。」

おっさん「・・・・・・しかたないだろう。俺はお嬢さんの近くにいていいような奴じゃない」

魔女「自分で拾っておいてよくもそんな事が言えるね」

おっさん「どちらかというと拾われたのは俺の方だが」

魔女「そういう事を言ってるんじゃないよ。全くこの男は・・・・・・」

おっさん「王都に長いこと居れるような状況でも無かったしな」

魔女「はぁ?どういうことだい」

おっさん「見りゃわかる」

魔女「あんたの裸なんか見ても楽しくないんだが・・・・・」

魔女「・・・・・・・」
441 :[saga]:2011/03/04(金) 23:54:41.50 ID:s2flXguwo
魔女「刺青が、広がってきてる」

おっさん「あぁ。婆さんが死んだせいか?」

魔女「十中八九そうだろうね。あの人の封印が他のことで緩むとも思えない」

おっさん「だったらこの刺青は」

魔女「今後もずっと広がっていくだろう。対処法はあたしも教えてもらってない」

おっさん「隠せる範囲にあるうちはまだいいが、この刺青はどこまで広がるんだ」
            ・・・
魔女「全身さ。つま先からつむじまでくまなく覆うだろう」

おっさん「そうなったら俺はどうなるんだ?」

魔女「【災いを呼ぶ】ようになるんだろうさ。それ以上のことは私も知らん」
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/05(土) 00:00:49.75 ID:amm78zsko
なんか話進み始めたな
443 :[saga]:2011/03/05(土) 00:05:38.37 ID:IkQvpRPKo
おっさん「・・・・・・・・」

魔女「とにかく対処方法を探そう。アタシは一応婆さんの書庫から調べていく」

魔女「あんたは一箇所に留まらない方がいいね。ウロチョロするついでに今後も婆さんの本を探しておくれ。それ以外に手立てが見当たらない」

おっさん「わかった。・・・・・・・面倒をかける」

魔女「一応あの婆さんには恩があるんでね。婆さんのお気に入りに返すことにするよ」



人魚「ただ今戻った・・・・が、お邪魔だったか?」

おっさん「誤解だ!!!!!」

魔女「煮て食うよ魚もどき!!!」
444 :[saga]:2011/03/05(土) 00:06:09.08 ID:IkQvpRPKo
では本日はこの辺で
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/05(土) 00:43:16.74 ID:W7cXa8S+o
乙!
なんの刺繍なんだ?
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/05(土) 00:44:56.35 ID:W7cXa8S+o
刺繍じゃないね刺青だね
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/05(土) 01:08:31.46 ID:iwPsZWxDO
微?
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/05(土) 02:17:33.19 ID:q3cVH8KIo
おっさんが魔憑きだったってことじゃないの?
本に書いてあった「災いを呼ぶ」っていうのを魔女が強調するように言ってるし
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/07(月) 17:07:32.97 ID:OyY8Kbqu0
続き期待
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/07(月) 22:32:41.47 ID:n3XlV2Rmo
ドラクラスレかと思ったらちがった
451 :[saga]:2011/03/08(火) 18:43:04.49 ID:7oZttsQ9o
先生「では今日はこの国の簡単な歴史を学ぼうか」

少女「はい、お願いします先生」

先生「良い返事だ。世界には、多種多様な人種、精霊がいる。それは君も知ってるところだね?」

少女「はい。」

先生「この国も昔、20年前までは亜人もちらほらといた」

先生「しかし戦争があって亜人達は各々の国へ逃げ帰ってしまった」

先生「この時の戦争の原因は何かね」

少女「・・・・・・ゴブリンが、私たちの国を攻撃したことです」

先生「その通り。ゴブリン・・・・・奴らはこの呼び方を嫌がるが、まぁともかくゴブリンと呼称しよう。正式名称はドワーフだが、頭にとどめておくだけでいい」
452 :[saga]:2011/03/08(火) 19:25:50.56 ID:7oZttsQ9o
先生「王室にゴブリンが侵入したことを皮切りに、国内のゴブリンは掃討される事になった。」

先生「この際自分達も殺されるのではないのかと危惧した亜人達はみんな国外に逃げ出した」

先生「そしてこの国から亜人は消えた」

少女「何故戦争が終わった今も亜人はいないんですか?」

先生「この国に亜人が出入国するのには厳しい審査があってね。まぁ今後戦争が起こらないようにの予防策さ」

少女「そうなんですか」
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/09(水) 00:40:28.12 ID:JTjsQN1M0
乙です。
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/10(木) 09:07:24.16 ID:dnTZ2U8s0
少女がすごく偏った知識教えられそうだなぁ……
まあこの少女なら信じちゃっても、事実をみたらちゃんと認識できそうではあるけど
おじさん早く戻ってk…いや戻ったら国に殺されるか。もどかしい
455 :[saga]:2011/03/12(土) 02:04:39.89 ID:tTY93I2qo
生きてます
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/12(土) 02:32:33.83 ID:OS7aM3vyo
無事でなにより
続き待ってるよー
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/12(土) 11:20:18.44 ID:NryPiJhi0
無事だったか
まだ偶に余震がくるから油断はできないけどなー
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/12(土) 16:16:31.12 ID:co1XBK6x0
1無事か
続き楽しみにしてる
459 :[saga]:2011/03/27(日) 20:21:30.16 ID:5rnBS3Lpo
長いこと放置してて申し訳ありません。再開します。

騎士団長「嬢ちゃんやってるかい」

少女「団長、ちょうど今勉強終わったところです」

団長「おぉ。いい頃合に来れたな」

少女「何か御用ですか?」

団長「オレが、ではないがな」

少女「?」

団長「占い師様が呼んでいる」

少女「私を、ですか?」

団長「それと竜も連れていけとのことだ」

少女「はい」
460 :[saga]:2011/03/27(日) 20:23:21.87 ID:5rnBS3Lpo
少女「占い師様って、いつも王の隣におられる方だよなぁ」

少女「私に何のご用だろう」

ぴーちゃん「ぴー?」

少女「考えても仕方ないね、行こうか」

ぴーちゃん「ぴ!」
461 :[saga]:2011/03/27(日) 20:39:13.40 ID:5rnBS3Lpo
少女「失礼します・・・・」

占い師「来ましたか」

少女「はい。えっと・・・」

占い師「私の前に来て顔を見せておくれ」

少女「・・・・?わかりました・・・・」

占い師「・・・・・・・・」

占い師「本当に、そっくりだ」

少女「?」

占い師「あなたは、お母様の血を濃く継いだのですね」

少女「!!」

占い師「あなたが出生を誤魔化しているのは分かっています・・・・慌てないで、それを知っているのは私だけですから」

少女「母を、ご存知なのですか・・・?」
462 :[saga]:2011/03/27(日) 20:47:24.22 ID:5rnBS3Lpo
占い師「えぇ。あなたのお父様が田舎に引っ込んでしまう前、私はあなたのお母様と仲が良かったのですよ」

少女「そう、なんですか」

占い師「えぇ。二人で過ごした日々が懐かしいわ」

少女「・・・・・・・」

占い師「どうしてあなたは出生を偽ったの?」

少女「叔父と関わりたくなかったんです・・・・」

占い師「・・・・・何が有ったのか察しはつくわ。でも、きっとあなたが悩んでいるようなことは無いはずよ」

少女「なんで・・・・」

占い師「私は占い師だもの、分かるのよ」

少女「・・・・有難うございます」

占い師「構わないわ。娘にそんな悩みを与えてしまうなんて、駄目な母親だったのねあの子」

少女「・・・・」
463 :[saga]:2011/03/27(日) 20:52:34.80 ID:5rnBS3Lpo
占い師「ねぇ、時々は私とお茶してくれないかしら。あの子達の話ができる人間なんてこの城には殆どいないのよ」

少女「いいんですか、私なんかがそんな・・・」

占い師「あら、そんな引け目感じ無くていいわよ。そうね、じゃあこうしましょう」

占い師「私と時々お茶をしてくれるなら、あなたの出生については黙っておくわ」

少女「分かりました、お茶するの、ぴーちゃんも連れてきて良いですか?」

ぴーちゃん「きゅぅぅ」

占い師「勿論よ。ではまた来てちょうだいね」

少女「はい!」
464 :[saga]:2011/03/27(日) 20:54:24.42 ID:5rnBS3Lpo
少女「優しい人だったなぁ」

ぴーちゃん「ぴっ!」

少女「父様と母様を知っている人、かぁ」

少女「うん、色々聞きたいな」

ぴーちゃん「きゅ!」
465 :[saga]:2011/03/27(日) 20:59:55.23 ID:5rnBS3Lpo
占い師「そう、あの子は間違いなく騎士公の子供・・・・」

占い師「そうでなければ良いと思ったのだけれど」

占い師「・・・・・・・・」
466 :[saga]:2011/03/27(日) 21:00:22.27 ID:5rnBS3Lpo
ではこの辺で失礼します
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2011/03/27(日) 21:29:59.66 ID:UMO+wgVC0
面白くて一気に読んでしまったぜ
乙!!
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/27(日) 22:23:26.75 ID:FATm8yUqo
469 :[saga]:2011/03/28(月) 01:57:48.82 ID:HuDeouvho
蛇足にも程がありますがぴーちゃんと少女
ストーリーとの関係は別にないので見なくとも支障はありません
http://viploader.net/ippan/src/vlippan196583.jpg
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/28(月) 03:24:44.59 ID:KRn2Bhiuo

ぴーちゃんインコやな
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/28(月) 10:02:29.82 ID:25PsjAGDO
少女「インコ…」ジーッ

ぴー「ぴ?」

少女「手乗り…できるかなあ?」スッ

ぴー「ぴ… ぴっぴ」ヒョイ

ズシッ…

少女「重っ! 重いっ! ていうか腕折れるるるああがががぎぎぎぎ」

ぴー「ぴー…」



>>1乙ッス
472 :[saga]:2011/03/31(木) 04:57:47.91 ID:7V58qQgUo
おっさん「さて、出発するぞ人魚」

人魚「もう行くのか?」

おっさん「こっちにも事情があってな。長居している暇はない」

人魚「そうか・・・・・」

おっさん「言っておくが、アイツと俺の間には何も無いからな?」

人魚「別に隠さなくても」

おっさん「本当にねーんだよ!」

魔女「くだらない話してないでとっとと行きな!!!」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/31(木) 08:10:53.97 ID:stKgdsZ6o
ktkr
474 :[saga]:2011/03/31(木) 23:16:56.92 ID:7V58qQgUo
人魚「何も無いなら、彼女とはどういう関係なんだ?」

おっさん「あんたもこだわるなぁ・・・強いて言えば幼なじみみたいなもんだよ」

人魚「ほぉ?」

おっさん「年齢差に無理があるがな。餓鬼の頃あの森に入って先代の魔女とあいつと知り合った」

人魚「大魔女は人間嫌いだったと聞いていたが」

おっさん「世の中にはツンデレってものがあってな」

人魚「はぁ?」

おっさん「魔女もそのたぐいだが・・・・」

人魚「意味が分からない」
475 :[saga]:2011/03/31(木) 23:24:47.24 ID:7V58qQgUo
このスレに投稿した絵を見逃した、もう一度見たいという方がいらっしゃるのであれば
pixvにidを取得して以前に投稿した絵の保管場所として晒そうと思うのですが、ご希望の方居らっしゃるでしょうか。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/31(木) 23:36:54.26 ID:YwacGB4Oo
見逃してるのがあったので是非にお願いします
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/01(金) 08:33:00.84 ID:FjxQNKQ6o
おぬがいします
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]:2011/04/01(金) 19:08:21.52 ID:OLTtwoR3o
お願いします
479 :[saga]:2011/04/02(土) 03:46:38.93 ID:nEwuQmnqo
ご希望の方がいらっしゃったので用意させていただきました。
過去のSSに関しても同じようにまとめております。
見なくても話に支障はありません。
へたれ絵ですが暇つぶしがてらどうぞ。
http://www.pixiv.net/member.php?id=3010222
480 :[saga]:2011/04/04(月) 14:35:03.34 ID:XP46jEreo
少女「今日は図書館に行こうかぴーちゃん」

ぴーちゃん「ぴっ?」

少女「私知らないことがいっぱいあることに気づいたんだ」

ぴーちゃん「きゅぅぅ?」

少女「この国の歴史なんてぼんやりとしてしか知らないし、
   ・・・・教えてもらってるだけじゃ、本当のことが知れない気がする」

ぴーちゃん「ぴー?」

少女「この間の授業だって、おじさんが言っていたことと違うことが沢山あったもの・・・」

少女「本に書いてあることが本当じゃないかも知れないけれど、できるだけ知識を入れておきたい」

少女「ぴーちゃん絶対本にいたずらするなよ」

ぴーちゃん「きゅっ・・・」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/04(月) 15:14:39.88 ID:COPuJqL+0
先入観に惑わされなかったか、賢いな
482 :[saga]:2011/04/04(月) 15:28:08.67 ID:XP46jEreo
少女「まずは・・・・この辺かな?」

【歴史書】

我々人間の国の歴史は今よりおよそ400年前から始まった。
それより前の記録は少ないが、エルフなどの長命種から聞き集めたところによると人間は今よりももっとずっと少なく弱かったらしい。
他の多くの亜人たちから軽んじられていた我々は、長い間我が国最大の湖のほとりで細々と暮らしていた。

しかし長き屈辱にも終わりが来た。
ゴブリンどもに集落を攻めこまれたのを切欠に、我々の先祖達は他族達を追い払い
その湖のほとりを人間の国とすることにしたのだ。


少女「大昔の人間って、武器も無いのによくドワーフ達に勝てたなぁ」
483 :[saga]:2011/04/04(月) 15:57:44.62 ID:XP46jEreo
少女「・・・・・?この本、改訂版って書いてある」

少女「原本はどんなだったんだろう」

ぴーちゃん「きゅ?」

少女「ん〜、見つからない。」

司書「どうされましたか?」

少女「あ、えっと・・・・これの原本って何処かにないんでしょうか」

司書「あぁ、それの原本は大昔に燃やされてしまったらしい」

少女「燃やされた?」

司書「200年前の戦争の時にね、まったく本の価値がわからない奴らはこれだから・・・・」

少女「じゃあこの国の歴史が一番わかり易い奴ってどの本ですか?」

司書「お嬢さんいくつ?」

少女「12歳です」

司書「じゃぁこれが一番分かりやすいんじゃないかな」

少女「・・・・・・・ありがとうございます」




少女「児童用のお伽話じゃないか・・・・」

ぴーちゃん「きゅぅう〜」
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/05(火) 09:26:40.04 ID:XoifpZZSO
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/05(火) 09:54:07.12 ID:tFFK6yvr0
子供向けの表現だったから、本当のことに近くても焚書を免れたのか……
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/05(火) 10:02:58.55 ID:xAFNhA+DO
特別な解読方法が…
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/05(火) 18:25:55.07 ID:jD7GmjPn0
>>485
逆に子供の時から信じ込ませる為に、国が手を加えてある可能性も無くはないな
やはり「200年前の戦争」が気になる…………
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/04/06(水) 02:01:04.52 ID:xcibevSZo
>>487
都合の悪いところは隠す。古今東西関係なく
489 :[saga]:2011/04/06(水) 03:46:44.61 ID:BdguKxpAo
少女「せっかくだし寝る前にでも読もうか」

ぴーちゃん「ぴぃ!」

【剣のはなし】

むかしむかし、大きな湖のほとりに小さな村がありました。
村の人間たちはまずしいながらもきよい生活をしていました。

けれど心やさしい人間にあじんたちは冷たく、村人たちの作物をむりやりうばってゆきます。
かよわい村人たちではあじんたちに歯が立ちません。
そんな日々がしばらく続いておりましたが、村人が鉄の農具を作れるようになったころ
一人の男がすっくと立ち上がり言いました。

「なぜぼくらがこんな目にあわなければいけないのか。
 ぼくたちの作った作物はぼくたちのものだ!」

男は獣を殺すための剣でゴブリンをざくりと刺しました。
今まで弱かったはずの人間にはんげきされて泡を食ったゴブリンたちは、急いで自分たちの森へかえりました。

男のゆうきある行動にはげまされた村人たちは、たくさんの剣をつくりました。
そうしてその剣で、村に作物をうばいにきたあじんたちを次々とやっつけたのです。

あじんたちは村人たちの強さにおどろき、そして反省しました。

「人間よ、わたしたちが悪かった。
 これはおわびのしるしだ。どうか受け取っておくれ」

村人たちはたくさんの宝物をあじんたちから受け取り、仲直りをしました。

こうして、私たちの国のれきしは始まりました。
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/06(水) 08:04:07.48 ID:sl4RYvzh0
>たくさんの宝物を受け取り

どうみても強奪です、本当にありが(r
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/06(水) 09:05:09.11 ID:RkOO3NFDO
あんりみてっどぶれーどわーくす?
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/11(月) 17:11:17.93 ID:YT1MvZ5Z0
大丈夫、相手が「全財産あげるから許してくれ!」って言ってきても要求して無いなら贈り物だwwwwww
そして貰った後に殺してないからスペ○ンよりだいぶマs(ry
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage ]:2011/04/13(水) 19:31:58.35 ID:95dePqJI0
乙です。
494 :[saga]:2011/04/15(金) 23:58:43.04 ID:fjBfE58To
少女「おはようございます」

騎士団長「ようお嬢ちゃん!今日は実技訓練だ」

少女「実技?」

団長「ずっと座学じゃ飽きちまうだろ。」

先生「ほっほっほ、失礼ですな」

団長「こりゃ失礼。さぁ行くぞ嬢ちゃん」

少女「はい。ぴーちゃんも連れて行って良いんですよね」

団長「勿論だ。さぁ行くぞ!!」
495 :[saga]:2011/04/16(土) 00:47:26.50 ID:+2pwhWieo
少女「ここが訓練所・・・」

ぴーちゃん「ぴぃっ!」

騎士「団長、もしかしてその子は例の・・・」

ザワザワ

少女「・・・・?」

ぴーちゃん「ぐるる・・・」

騎士団長「おいおい、女の子を怖がらすんじゃねえよお前ら」

騎士達「はっ。申し訳ありません」

騎士団長「嬢ちゃんもだ。お前が怖がると竜が殺気立つ。常に平静でいることだ」

少女「すみません・・・」

ぴーちゃん「きゅ〜」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 00:53:15.65 ID:zsXxhyqH0
怖がってるか……?むしろぴーちゃんがおびえてないか
497 :[saga]:2011/04/16(土) 02:04:02.76 ID:+2pwhWieo
騎士団長「改めて説明しておく。

     このお嬢ちゃんは竜騎士になる予定だ。

     この子の下につく事になる者もいるだろう。

     しかし今はお前らの方が先輩だ。

     しっかり指導してやれ」

騎士達「はっ!」

少女「・・・・よろしくお願いします」

騎士「よろしく!!」

騎士団「わかったらとっとと散れー!」
498 :[saga]:2011/04/16(土) 02:11:24.48 ID:+2pwhWieo
騎士団長「さて、今日はお嬢ちゃんに護身術を教えようと思う!」

少女「護身術ですか」

騎士団長「本当のところを言うと騎兵訓練もしたいんだがなぁ。

     竜の鞍もまだ出来ていないしな」

少女「ぴーちゃんに、乗るんですか・・・・」

ぴーちゃん「ぴぃっ」

騎士団長「嬢ちゃんは小柄だし乗る分にはもう可能だろう。

     鞍ができるのを楽しみにしておけ」

少女「はい」

ぴーちゃん「ぴいぃ!」
499 :[saga]:2011/04/16(土) 02:15:34.62 ID:+2pwhWieo





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

騎士団長「お疲れさん。」

少女「ありがっ・・・とう・・・ございました・・・!」

ぴーちゃん「きゅぅう・・・・・」

騎士団長「ははっ、初日だからと張り切り過ぎたな。すまんすまん」

少女「いえ・・・・・」

騎士団長「正直に言うと嬢ちゃんに武術の才能は無いな!」

少女「・・・・・はい」
500 :[saga]:2011/04/16(土) 02:19:42.83 ID:+2pwhWieo
騎士団長「落ち込むことは無い。竜と心を通わせることができるのはそれを軽く凌駕する才だ」

少女「・・・・・・・」

騎士団長「心配せんでも俺が鍛えるんだ。武の道は極められんでもその辺の人間なんか相手にならん程度の力はつけてやる!」

少女「ありがとうございます・・・・・・」

騎士団長「・・・・今日は疲れただろう、騎士!送ってやれ」

騎士「わかりました!」

騎士団長「ゆっくり休めよ。明日からは勉学も訓練もするんだ」

少女「えっ」

騎士団長「がはは!!」

ぴーちゃん「きゅぅう・・・・」
501 :[saga]:2011/04/16(土) 02:34:39.86 ID:+2pwhWieo
少女「・・・・・・・」

騎士「・・・・・・・」

ぴーちゃん「・・・・・・きゅ」

騎士「お疲れ様です、少女さん」

少女「・・・・ありがとうございます」

騎士「今日は大変でしたね。団長は昔から容赦がないから」

少女「でも、私より騎士さんたちの方が厳しいトレーニングをしていました」

騎士「ははは、僕達だって最初からあんなのをこなせてたわけじゃないですよ」

少女「・・・・・」

騎士「少しずつでいいんですよ、少女さん」

少女「ありがとうございます」
502 :[saga]:2011/04/16(土) 02:41:42.85 ID:+2pwhWieo
騎士団長「おう、お疲れ。嬢ちゃんはどうだった?」

騎士「最初っから絞り過ぎじゃありませんか。少女さん凹んでましたよ」

騎士団長「あぁー・・・・女の子相手は難しいなぁ」

騎士「此処に来るまでは一般人だったそうですし、あんなに厳しくするのは可哀想ですよ」

騎士団長「そういう道をあの子は選んじまったんだ。しょうがないさ」
503 :[saga]:2011/04/16(土) 03:03:07.69 ID:+2pwhWieo
少女「つ・・・・つかれた・・・」

ぴーちゃん「ぴぃい・・・」

少女「返却日来る前にこれ読まなきゃな・・・・」

【海の魔物の話】

多種族とのあらそいに圧倒的なちからでしょうりした男は、いつしか勇者と呼ばれるようになりました。
人々の尊敬の念に応えるために、勇者は一生懸命かつやくしました。

そうして人間のなかでいちばんつよい人間となった勇者は、その力をずっとずっと人間の国のために使いたいとかんがえました。

しかし人間の寿命はにんぎょやエルフに比べてずいぶんとみじかく、
勇者のおしまいの時はこくいっこくと近づいてきます。
悩みぬいた末勇者は海の魔物にあいにゆきました。

「魔物よ、私のこのちからを永遠のものにしたいのだ。何か方法は無いか」

魔物は大きなくちを水中でぱくりと開けて語ります。

「永遠なんてものはありはしない。エルフですら、にんぎょですら、私たちですら、いつかは水にかえるのだ」

勇者は国の人々のためにひっしで食い下がりました。

「私たちの国を守りたいのだ。魔物よ、このとおりだ」

魔物は水中から大きな泡をぼこぼことだしながら答えます。

「生き物は永遠にはならないが、まじないは約束がまもられるかぎり永遠だ。

 お前にしれんをあたえよう。これにうちかてば、お前の国をまもるまじないをかけてやる」
504 :[saga]:2011/04/16(土) 03:04:55.36 ID:+2pwhWieo
ではこの辺で。見てくださっている方ありがとうございます。

>>497の最後の行は「騎士団」ではなく「騎士団長」です。誤字申し訳ない。
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 08:31:41.41 ID:zsXxhyqH0
乙!
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 09:44:48.36 ID:uYCNVb4DO
おつん

お疲れ様と抱きしめてあげたいな
騎士団長を。
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/18(月) 16:29:31.80 ID:MyJlUhBz0
ぴーちゃん撫でたい
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/18(月) 22:21:45.47 ID:nIqZdo1p0
むしろ少女撫でたい

頭を
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/19(火) 22:41:10.22 ID:qrooO6Z6o
おっさん編の次は騎士団長編か
脇役も可愛いし、いいおっさん小説だ
510 :[saga]:2011/04/23(土) 23:07:02.66 ID:fon8nYauo
おっさん「歩けども歩けども一向に進んだ気がせんな・・・・・」

人魚「おい本当にこの道で合ってるのか」

おっさん「合ってるはずなんだがなぁ」

人魚「・・・・・・・」

おっさん「エルフは警戒心が強いからな・・・・これは術をかけられているのかもしれん」

人魚「何故そんなことが分かるんだ」

おっさん「あの片耳ちぎれたエルフに大昔そんな嫌がらせを受けてな」

人魚「あー・・・・・」

???「!!」
511 :[saga]:2011/04/23(土) 23:12:34.54 ID:fon8nYauo
よく通る声「おい、そのエルフについて詳しく話せ」

おっさん「うん?」

人魚「誰だ」

声「片耳のちぎれたエルフを知っているのか」

おっさん「知っているが顔も見せんような奴に教えてやるような義理は無いね」

青年のエルフ「・・・・・・・」

おっさん「術をかけていたのはお前さんかね」

エルフ「関係ないだろう。姿は現した。そいつについて話せ」

おっさん「その前にあいつとどういう関係なのか訪ねて構わんか」
512 :[saga]:2011/04/23(土) 23:31:01.92 ID:fon8nYauo
エルフ「・・・・・許嫁だった」

おっさん「あいつ恋人なんかいたのか」

人魚「・・・・・・・」

おっさん「お前が考えてることは誤解だからな」

人魚「まだ何も言ってないだろう」

エルフ「あいつは・・・・今どうしているんだ?」

おっさん「大魔女の跡を継いでそこそこ元気にやってるよ」

エルフ「大魔女の!?」

おっさん「昔々にババアのところに転がり込んだらしくてな」
513 :[saga]:2011/04/24(日) 00:13:45.42 ID:7ABu8u+Io
エルフ「そうか・・・・じゃあアイツはまだ人間の国に居るのか」

おっさん「心配せんでも人間の近寄らない森の奥深くで生きているよ。迫害は無い。」

エルフ「・・・・・」

おっさん「さ、知ってることは話したぞ。お前さんはその見返りに何をしてくれる?」

エルフ「まず何のようでここに来たか訊こうか」

おっさん「エルフの長老に話を聞きに来た」
514 :[saga]:2011/04/24(日) 00:16:47.81 ID:7ABu8u+Io
本日はここまでで

見てくださった方ありがとうございます
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/24(日) 00:18:52.49 ID:A6MJferFo
おつおつ
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage ]:2011/04/26(火) 22:26:32.89 ID:yHMhbRI60
乙です。
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/30(土) 00:15:15.52 ID:qHX89KpCo
518 :[saga]:2011/05/18(水) 22:49:46.55 ID:ID0Gk+Hlo
おっさん「あんたがエルフの長老か」

長老「ホッホッホ・・・・人間風情が一体わしらに何のようだね?」

おっさん「【魔憑き】について何か知っているか?」

長老「ホッホ・・・魔憑きは自分らで何とかすると言ったのは自分らじゃないか」

おっさん「そうも行かなくてな。頼むからコレがどういうものなのか教えてくれ」

長老「わしに聞かれてものう。呪いや魔法は海の魔物の領分じゃ」

おっさん「そうか、ありがとよ」

人魚「・・・・・・・・」
519 :[saga]:2011/05/18(水) 23:19:13.85 ID:ID0Gk+Hlo
人魚「海の、魔物か・・・・」

おっさん「あんたは見たことがあるんだったな。どんな感じだ?」

人魚「・・・・強いて言えば蛸に近いかな。ご存知のとおり賭けに勝つと願い事を一つ叶えてくれる」

おっさん「・・・・・この身体もなんとかしてもらえるのかね」

人魚「おそらくは、な。」
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage ]:2011/05/18(水) 23:33:14.71 ID:2h2trvfY0
乙です。
521 :[saga]:2011/05/20(金) 01:18:22.34 ID:WOhuPMddo
おっさん「海の魔物ってのは何処にいるんだ?」

人魚「大体はここから東に行ったところの入江の洞窟にいるな」

おっさん「入江って・・・・結構な距離があるじゃないか」

人魚「人間の国からエルフの国まで来たのを考えると近いだろう」

おっさん「アンタ結構ポジティブだな・・・・」
522 :[saga]:2011/05/20(金) 01:29:52.23 ID:WOhuPMddo
【海の魔物の話】

「わかった。わたしは自分のすべてをかけて約束を果たそう」

勇者のけついはゆるぎません。

「魔物よ、私たちの国を永遠に守る力をおくれ」

ねっしんにたのむ勇者にこころをうたれた魔物は言います。

「ようしわかった。ならば試練をあたえよう」

「七つの種族の長を倒し、自分のちからを示すがいい」

勇者はエルフ、ドワーフ、妖精、人魚、獣人、翼人、それから竜人らの長をすべて倒し、
魔物から私たちの国を守り続ける力を得ました。

その後勇者は人々の前からいなくなり、どこかからひっそりと我々を守ってくれているのです。


おしまい
523 :[saga]:2011/05/20(金) 01:43:04.96 ID:WOhuPMddo
本日はここまでで
ちょこちょこ間が開いて申し訳ないです
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage ]:2011/05/20(金) 23:29:17.63 ID:Qt3iZlUL0
乙です。
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]:2011/06/19(日) 12:39:40.39 ID:riV2Km0AO
間開きすぎだが大丈夫なのか?
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/06/30(木) 22:31:54.02 ID:bPeSoDz90
一気に読んだけどまだ続いてるんだな
とりあえず続きを期待
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]:2011/07/26(火) 09:13:08.42 ID:o7akz/lAO
2ヶ月経っちまってるお…帰ってきとくれよ
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 23:49:10.21 ID:MYlXIvKAO
まだかな…



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