VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 12:59:03.66 ID:07s1lJk0<>【夜の王都にて】
盗賊「月が綺麗だ……」
盗賊「こっから見下ろす王都ってのも、なかなか良いもんだな」
盗賊「……さて」
盗賊「今日の獲物はまるまる太ったお貴族様だ」
盗賊「抱え込むだけ抱え込み、貧しい者からは搾取するだけ……」
盗賊「気にいらねぇな」
盗賊「……っと、そろそろ出るか」
女騎士「そうはさせんぞ!」
盗賊「ハ、来やがったな」ニヤリ<>盗賊「お前もいい加減しつこいね」 女騎士「それが私の仕事だからな」
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 12:59:21.98 ID:07s1lJk0<>女騎士「どうだ、最後の月見は楽しめたか」
盗賊「聞いて笑わせるぜ。何が最後だって?」
女騎士「貴様の悪行もそこで終わりと言うことだ」
盗賊「へぇ、俺の記憶じゃどっかの誰かさんは連戦連敗なハズだが」
女騎士「黙れ黙れ黙れ! それは貴様がちょこまか逃げ回るからだろう、この薄汚いネズミめ!」
盗賊「酷い言い様だな、牛女が」
女騎士「な――、私を愚弄するか!」
盗賊「事実を述べただけさ」
女騎士「貴様、やはりここで捕まえる!」
盗賊「出来るもんなら……やってみな」バッ
女騎士「あ! 逃げるな!」
盗賊「アホめ。逃げるなと言われて足を止める輩がどこにいる」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:00:21.78 ID:07s1lJk0<>【翌日】
盗賊「適当に奪い取った品物は全部金に換えて貧民街にばらまいた……」
盗賊「アイツらは賢いから、少しずつ使ってくだろ。足がつくこともない」
盗賊「……いやはや、一仕事した後は眠くてかなわねぇな」
女騎士「……」ドヨーン
盗賊「げ」
女騎士「……あ、貴様」
盗賊「よう、奇遇だな」
女騎士「くそ、朝っぱらから何故貴様の顔を拝まねばならん……」
盗賊「俺の台詞だぜそいつは」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:00:58.37 ID:07s1lJk0<>女騎士「昨晩貴族殿の財を守りきれなかったために隊長から叱責を喰らってこの様だ」
盗賊「そいつはいつものこったろうよ」
女騎士「うるさい黙れ」
盗賊「俺を捕まえたいなら、今にでもしょっ引いてく手もあるぜ?」
女騎士「それが出来ない事を知っているだろう、馬鹿が……」
盗賊「まあな。昼の俺はただのしがない露天商……、夜の顔を知ってる奴はそういない」
女騎士「私しか知らないから、昼の貴様を連れて行ったところで何にも意味がない……! ああ、なんて口惜しい!」
盗賊「残念でした」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:01:42.86 ID:07s1lJk0<>盗賊「ところでお前……、立派に騎士やれてんのか?」
女騎士「……なんだ、藪から棒に」
盗賊「いやなに、こう失敗続きだと多少は気になる部分もあるわけよ。なんせ俺のせいだからな」
女騎士「その自慢げな笑みを今すぐ消せ。叩き斬るぞ」
盗賊「ったく、怖い女だな。そんなんだから男の影一つねぇんだぜ、牛女」
女騎士「そんなものいるか」
盗賊「へぇ、つまんねぇ女」
女騎士「大体貴様はどうなんだ? しがない露天商さんよ」
盗賊「俺か? そうだな……。最近花屋の嬢ちゃんに懐かれてるぜ」
女騎士「いたいけな子供に手を出すつもりか」チャキッ
盗賊「ご、誤解すんなって」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:02:09.53 ID:07s1lJk0<>盗賊「そもそも貧民街で女の影っつーと、大抵金が絡むじゃねえか」
女騎士「まさか貴様……」
盗賊「か、勘違いするな。俺は女を買うほど落ちぶれちゃいねぇよ。ま、その商売を非難するつもりもねぇが」
女騎士「……まあな。認めたくはないが、実際それくらいしか日々の糧を得る方法もないのだから」
盗賊「そういうこと。だってのに貴族様ってのは貧民を目の仇にしてやがる。ったく、金がありすぎると心が腐るぜ」
女騎士「そういう貴様はどうなんだ、毎夜毎夜金品を奪う盗賊だろう」
盗賊「貯蓄してる。俺の夢は花嫁様にそれはそれは美しいドレスを着せてやることだからな」
女騎士「……そ、そうか」
盗賊「あ、ちなみに嘘だからな」
女騎士「……」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:02:51.54 ID:07s1lJk0<>女騎士「で、結局貴様にも女の影はないと言うことで良いのか」
盗賊「あ? まあな……」
女騎士「そうか……。なら良いんだ」
盗賊「ふーん? 何だ、お前、実は俺にホの字なのか? 悪いが胸がでかすぎるっつーのも好みじゃねぇな」
女騎士「馬鹿を言え。貴様の毒牙にかかる娘がいるのかと思えば不憫でならなかっただけだ……」
盗賊「あぁ、そうかい、そりゃあ悪うござんした」
女騎士「全くだな」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:05:14.06 ID:07s1lJk0<>女騎士「悪いがこちとら任務中でな」
盗賊「任務に従事してるようには思えねぇなぁ」
女騎士「私の管轄は貧民街だが、ここはそこまで荒れていないので仕事がない」
盗賊「正直な感想だな。……まあ、金はありすぎると人間腐っちまうが、適度にあれば人を活かすって事だ」
女騎士「……」
盗賊「どしたよ、黙りこくって」
女騎士「時折、自分はどうするべきなのかを考えることがある。自らの行いが正しいのか否かが、わからん」
盗賊「牛女が下らないこと気にしてんじゃねぇよ。お前は俺のケツだけ追っかけてりゃそれで良いのさ」
女騎士「やはり今すぐ叩き斬ってやろうか」
盗賊「おお、怖い怖い」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:05:56.08 ID:07s1lJk0<>>>8ミス
盗賊「あ、そうだ。お前、なんか買っていかねえ?」
女騎士「悪いがこちとら任務中でな」
盗賊「任務に従事してるようには思えねぇなぁ」
女騎士「私の管轄は貧民街だが、ここはそこまで荒れていないので仕事がない」
盗賊「正直な感想だな。……まあ、金はありすぎると人間腐っちまうが、適度にあれば人を活かすって事だ」
女騎士「……」
盗賊「どしたよ、黙りこくって」
女騎士「時折、自分はどうするべきなのかを考えることがある。自らの行いが正しいのか否かが、わからん」
盗賊「牛女が下らないこと気にしてんじゃねぇよ。お前は俺のケツだけ追っかけてりゃそれで良いのさ」
女騎士「やはり今すぐ叩き斬ってやろうか」
盗賊「おお、怖い怖い」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:06:23.52 ID:07s1lJk0<>女騎士「大体人のことを牛女牛女と。私にも立派な名前があるのだぞ」
盗賊「へぇ。俺もだぜ。貴様貴様と呼ばれちゃいるが、俺も人の子でね」
女騎士「初耳だな」
盗賊「俺も初めて知ったぜ、お前に立派な名前があろうとは」
女騎士「やはり一度灸を据えてやるべきだな」
盗賊「ったく、口だけは達者なんだからよ」
女騎士「……チ」
盗賊「抜くか?」
女騎士「抜くわけないだろう。私はそこまで安い女じゃない」
盗賊「さっきまで挑発に乗りまくってた奴がよく言うぜ……」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:06:49.17 ID:07s1lJk0<>女騎士「しかしこう何も無いと昼は暇だ」
盗賊「だからといって屋台の前に立ってられると、客が入らなくて困るんだが」
女騎士「そもそも貴様の店に一人とて客が入ることがあるのか?」
盗賊「お生憎、結構評判の装飾品店でね。ネックレスからバングル、イヤリングまで様々取りそろえておりますよ」
女騎士「銀細工か」
盗賊「近くに腕は良いが口が下手な細工師がいてな。分け前はそいつと折半だ」
女騎士「……あ」
盗賊「あん? どうかしたか」
女騎士「いや……、なんでもない」
盗賊「……」ニヤリ<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:07:17.67 ID:07s1lJk0<>盗賊「おい」
女騎士「ん、なんだ?」
盗賊「っ、と」ヒョイッ
女騎士「うわ、何をする!?」
盗賊「お前がチラチラ見てる髪飾り、つけてやっただけじゃねぇかよ」
女騎士「だ、だからといっていきなり……」
盗賊「んなこと気にするタチか? お前が」
女騎士「う、うるさい!」
盗賊「その髪飾りは細工師の最高傑作でな。俺が買ってきた最高の銀をあいつが丹精込めて作ったんだ。薔薇の花の意匠がポイントな」
女騎士「薔薇か……。な、なぁ……その、似合っているのかな……?」
盗賊「似合ってるぜ」
女騎士「……っ!?」
盗賊「……と、じゃあおためしタイム終了な」
女騎士「へ?」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:07:51.67 ID:07s1lJk0<>盗賊「一番の売り物だから安くねぇんだわ。お前の安い給金じゃ売れねぇな」
女騎士「いや、展開が読めない。今のは私へのプレゼント的な流れではないのか」
盗賊「何でお前にプレゼントしなきゃならねぇんだよ。アホくせぇ」
女騎士「…………無駄に舞い上がった私が馬鹿みたいじゃないか」ボソボソ
盗賊「だが、俺の知ってる女子の中で一番似合っていたのは確かだ。この髪飾りはお前が持っとくべきだろうな」
女騎士「……?」
盗賊「やるよ。売れはしないが、横流しなら別に良いだろ」
女騎士「ほ、本当なのか……?」
盗賊「ん、まあな」
女騎士「ふふ……、ありがとう。しかし貴様も素直じゃないな」ニコニコ
盗賊「うっせぇよ」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:09:48.15 ID:07s1lJk0<>隊長「……おい、女騎士」
女騎士「え? っ、た、隊長殿!」
隊長「お前は昨晩、あの盗賊を取り逃したんだからな。油を売っている暇があれば見回りにでも行ってこい」
女騎士「はっ! 失礼します!」ダダダダダ
隊長「ったく……、恋する乙女は大変だな」
盗賊「よー。元気そうじゃねぇか」
隊長「女騎士も女騎士だが、お前もお前だぞ、騎士」
盗賊「あん? そりゃいったいどこの誰の名前だよ」
隊長「……ああ、今のお前は盗賊様、か」
盗賊「そーそー。で? 何の用があってここに来た?」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:10:16.10 ID:07s1lJk0<>隊長「久しぶりにお前のツラでも拝もうと思ってな」
盗賊「俺は別に見たかなかったぜ」
隊長「ふ……、女騎士との逢瀬を邪魔されたからと言って拗ねるな」
盗賊「バーカ。俺は牛女にゃ興味ねぇよ」
隊長「というわりには、仲が良いようじゃないか」
盗賊「……それはお前……、気のせいだろ」
隊長「嘘が下手だな。……昨晩は、よくやってくれた」
盗賊「お前……。天下の王宮騎士隊のトップがそんなこと言って良いわけ?」
隊長「いや、なに……俺の偽らざる気持ちという奴だ」
盗賊「そこは偽るべきだろ」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:11:05.62 ID:07s1lJk0<>隊長「まあ、あの豚貴族にはこちらもほとほと参っていたからな」
盗賊「ふーん」
隊長「奴の行っていた裏取引の文書まで持ち出してくれたお前は有難い存在なわけだ」
盗賊「へぇ。じゃあ何、牛女への叱責はふりなわけ」
隊長「ふりだ」
盗賊「つーかあいつ、俺がお前と知り合いなの知ってんの?」
隊長「いや、知らんだろうな。自分だけがお前の正体を知っていると思っている」
盗賊「なんか段々可哀想な奴に思えてきたぜ……」
隊長「だが俺と女騎士を除いては誰も知らん。お前が盗賊であることも、かつては王宮騎士隊の副長だったことも、な」
盗賊「……」
隊長「ああ、すまん。忘れたい思い出だったか」
盗賊「いや、気持ちは何となくわかるさ。郷愁に駆られると、ついつい余計なことまで喋りたくなる……」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:11:31.43 ID:07s1lJk0<>隊長「で、どうなんだ」
盗賊「あ? 何がだよ」
隊長「女騎士との関係は」
盗賊「だからなんもねぇっつってんだろこのハゲ」
隊長「ハ……これは髪を剃っているだけだ」
盗賊「説得力薄いぞ筋肉ハゲダルマがよぉ」
隊長「くそ……、大体何故お前は同じ歳だというのにそんなにふさふさなのだ」
盗賊「日頃の行いの差って奴だよ」
隊長「お前がそれを言うか」
盗賊「ハハハ、っと、そろそろ牛女が戻ってくるんじゃねぇか? 俺とのんびり世間話してたら怪しまれるぜ」
隊長「そうだな……。少しぶらついてから戻るとしよう」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:12:07.36 ID:07s1lJk0<>盗賊「結局お前がどうして来たかわかんねぇまんまなんだけど」
隊長「旧交を温めに来た」
盗賊「嘘こけ」
隊長「じゃあこれだ」スッ
盗賊「ん? 何だこのリスト」
隊長「黒い噂の絶えない貴族や聖職者たちのリストだ」
盗賊「おいおい、お前なあ……。王宮騎士隊、要は国王自らこいつら襲えって言ってるようなもんじゃねぇか」
隊長「ノーコメントだ」
盗賊「……はぁ。残念だが、お断りだな」ビリッ
隊長「む」
盗賊「俺は好きなように生きる。その結果お前らが俺に多少の恩を感じても、まあそれはそれで構わない」
盗賊「けどな、俺は、俺と俺が信じるモノのために動くんだ。いくら王国にいようと、王に従う気はさらさらないね」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:14:15.66 ID:07s1lJk0<>隊長「ま、そう言うだろうとは思っていた」
盗賊「だろうな。俺の性格がわからんお前じゃねぇ」
隊長「ま、社交辞令みたいなもんだ」
盗賊「結構危ない社交辞令だなおい」
隊長「そろそろ戻る。女騎士をよろしく頼むぞ。アイツ、確実にお前に惚れてるから」
盗賊「そういうことは言うなよ、アホが。……ま、せいぜいからかって楽しませて貰うけどな」
隊長「泣かせるなよ」
盗賊「……泣かせねぇよ。絶対に。それだけは誓っても良いぜ」
隊長「……安心した。それじゃあな」
盗賊「おう。ま、暇があったらまた来いよ」
隊長「生憎だが、王宮騎士隊は忙しいんだ」スタスタ
盗賊「牛女といいお前といい、口だけはよく回るよなあ」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:14:53.54 ID:07s1lJk0<>女騎士「ふぅ……。隊長殿はいないようだな」
盗賊「おぅ、帰ってきたか牛女」
女騎士「お前も知っているだろうが、あのお方が我ら王宮騎士隊の隊長でな……。恐ろしい人なんだ」
盗賊「ああ、よく知ってるさ……」ボソッ
女騎士「何故こんな所に来たのかはわからんが……、何か言っていたか?」
盗賊「いや。王都を騒がせる盗賊が昨晩このあたりで姿を消したが何か知らないか、だと」
女騎士「そうか……。隊長殿もよもや本人と話しているとは思わないだろうな」
盗賊「そういやお前、俺が盗賊だと話したりはしねぇのな」
女騎士「だからそれを話したところで誰も信じはしないと」
盗賊「違う違う。お前は俺の仕事の時、常に単騎行動だ。……仲間を連れてくりゃあ、俺が盗賊だと証言してくれるんじゃねーの?」
女騎士「……ん、まあ、それはだな」
盗賊「俺を独り占めしたいとか?」ニヤニヤ
女騎士「ばっ! そ、そんなわけがあるか!」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:15:28.48 ID:07s1lJk0<>盗賊「はいはいそういうことにしといてやるよ」
女騎士「べ、別に他意があるわけじゃなく、純粋にシフトの問題とかそう言うのなんだからなっ」
盗賊「わかったから、そう必死に否定すんなって」
女騎士「それは貴様が変な事言うから!」
盗賊「ああもう悪かったよ。とりあえず落ち着いてくれ……」
女騎士「くそ、何で私ばかりこう振り回されなくちゃいかんのだ……」
盗賊「どうした?」
女騎士「……ずるい」ムスーッ
盗賊「拗ねるな拗ねるな」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:15:58.54 ID:07s1lJk0<>書き溜め尽きた
でくの坊に戻るか<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 13:20:48.53 ID:UktdR4Ao<>あんたか、期待してるぜ<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 13:29:57.02 ID:x11mSi2o<>支援!<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 13:42:23.42 ID:07s1lJk0<>【ライバル登場?】
女騎士「ああ、今日も日が暖かいな」
盗賊「おい」
女騎士「どうした?」
盗賊「何でお前は当然のように俺の店の前にたむろってんだ」
女騎士「一には特に事件がないこと。二には貴様を監視する必要があること」
盗賊「……素直に俺の側にいたいとでも言えばまだ可愛げがあるけどねぇ」
女騎士「ば、馬鹿が! そんなことあるわけないだろう! 自意識過剰だぞ!」
盗賊「はいはい、悪うございましたね」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/11/07(日) 14:00:23.74 ID:07s1lJk0<>女騎士「しかし、お前の店は本当に客が来ないな」
盗賊「あのな……、剣を引っ提げてる女が仁王立ちしてる店で何を買いてぇんだよ」
女騎士「む、それはつまり私のせいと言うことか」
盗賊「他にどんな取りようがあるのか聞いてみたいところだなぁおい」
女騎士「むぅ……。見回りしてくる」
盗賊「おぅ、行ってこい行ってこい」
女騎士「……馬鹿」ボソッ
盗賊「ったく……、素直じゃねぇところとかもひっくるめて……わりと可愛いのが腹立たしいよな」
盗賊「っと、いけねぇいけねぇ、俺としたことがアホくせぇこと言っちまったな」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 14:00:52.34 ID:07s1lJk0<>盗賊「……に、してもだ。副業の方は不調だな」
盗賊「細工師の腕は悪くねぇと思うんだが」
少女「あ、露店さん」
盗賊「んー? おう、医者センセイとこの娘っこか。どうした?」
少女「お父さんのおつかいのついでに寄ってみたの。相変わらず綺麗な銀細工だね」
盗賊「まぁな。細工師の腕が良いから。知ってんだろ? 二番街の」
少女「うん。手先が器用だよね」
盗賊「あいつの腕がありゃ、王宮勤めも夢じゃないんだがな……」
少女「みんな、ここが大好きなんだよ。貧しくても暮らしやすい、この街が」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 14:01:25.27 ID:07s1lJk0<>盗賊「暮らしやすい、か」
少女「うん。だってついこないだも、義賊さんが何枚か金貨を置いていってくれたでしょ?」
盗賊「ああ、そうだな」
少女「義賊さんのおかげで、すごく暮らしやすくなったもの」
盗賊「けどよ……、三枚か四枚程度の金貨じゃたかが知れてるぜ?」
少女「十分よ! 過ぎたるは及ばざるが如しって言葉があるじゃない」
盗賊「……そっか。その気持ちがありゃ十分だわな」
少女「そうそう。ところで露店さん、今は暇?」
盗賊「まあ暇っちゃあ暇だな。客は来ねぇし」
少女「そういえば……、さっき王宮騎士隊の人と話してたね」
盗賊「五割はアイツのせいだと思うんだけどな」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 14:01:51.71 ID:07s1lJk0<>少女「久しぶりにウチに来ない? お茶くらいは出すけど」
盗賊「マジか? じゃあお邪魔しようかね。医者センセイにも最近会ってねぇし」
少女「お父さん喜ぶよ。露店さんのことお気に入りだから」
盗賊「へぇ、気に入られてんの、俺」
少女「うん。……そ、その、家に入れても良い、とか」
盗賊「家に入れる……?」
少女「き、気にしないで。ちょっと下らないことだから」
盗賊「?」
少女「お父さんが何か言っても、絶対本気にしちゃダメだよ! お父さん、変なことしか言わないんだから」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 14:02:18.55 ID:07s1lJk0<>盗賊「でも、医者センセイにはみんな感謝してるぜ」
盗賊「自ら好き好んで貧民街に居を構える医者なんて王国中探しても医者センセイくらいなもんだろ」
少女「それはほら、お父さんって変わり者だから」
盗賊「ま、何にせよお前の父さんは立派なんだ。誰にでも出来る事じゃねぇからな……」
少女「……うん」
盗賊「さて、と。じゃ、行くか」
少女「露店さん、荷物持ってくれるよね?」
盗賊「……やれやれ、いくら若くても女はしたたかだな、おい」
少女「ここで生きる上では基本の技術よ」
盗賊「お前さんに泣かされた男が何人いるのか知りたいよ。まったく」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 14:12:57.32 ID:x11mSi2o<>ワクワク<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 14:19:11.69 ID:7EDzcIU0<>なにこれおもしろい支援<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 15:07:16.99 ID:QdHck.SO<>でくの坊と両立させる気か…<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 18:35:29.39 ID:J/vr05A0<>でくの坊?<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 19:17:59.73 ID:cvSByEgo<>でくのぼうkwsk<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 19:28:56.55 ID:07s1lJk0<>スレッド一覧で「でくの坊」で検索すればいいと思うよ<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 19:32:26.74 ID:07s1lJk0<>女騎士「……あ、れ、盗賊の奴……」
盗賊「――。――――?」
少女「―――、――。――――」
盗賊「――――」ニコッ
女騎士「……楽しそうじゃないか」ムスーッ
女騎士「……」
女騎士「なんだかすごく苛々するな。くそっ、私らしくもない」
少女「――――」チラッ
女騎士(――! 気付かれてる……。その上で、あの挑発的な視線)
女騎士「ふ、ふふ……。売られた喧嘩は買ってやるぞ、娘っ子」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 19:50:49.79 ID:VtLOlFQP<>期待<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 19:51:29.09 ID:07s1lJk0<>盗賊(……おいおい牛女、バレバレだぞ)
女騎士「 」ジーッ
盗賊(居心地悪りぃな)
少女「どうしたの、露店さん? さっきからちらちらと」
盗賊「ん、何でもねぇよ。センセイに会えるかと思うといても立ってもいられねぇんだ」
少女「お父さん喜ぶわ」
盗賊「そうかい。だと良いんだけどな」
少女「ところで――、後ろにいる騎士様とはどんな関係なのかしら」ズイッ
盗賊(牛女、やっぱバレてんぞー……)
女騎士「きょ、距離が近い……。うぅ、苛々するな……。いやだが落ち着け私は誇り高き王宮騎士隊が一人」ブツブツ
少女「……」クスッ<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 19:52:41.51 ID:07s1lJk0<>悪女っつーか腹黒たまんねぇ<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga <>2010/11/07(日) 19:57:31.40 ID:07s1lJk0<>盗賊「おい牛女、出てこい」
女騎士「だ、誰が牛女だ!」
盗賊「バレバレだぞお前」
女騎士「……こ、これはだな、その、任務の一環だ。貴様がいたいけな少女に手を出しやしないかと」
盗賊「信用ねぇなあ」
女騎士「当たり前だっ」
少女「こんにちは、騎士様」
女騎士「あ、ああ。こんにちは、だ……」
少女「私は少女、露店さんとは古いお付き合いなんです」
女騎士「露店……、あぁ、なるほどな。くく、露店か」ニヤリ
少女「……何かおかしいことでも?」ムスッ
女騎士「いや、気にしないでくれ。大した事じゃあない」
少女「そうですか。失礼しました」
盗賊(女ってのは怖ぇ生き物だぜ……)<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga <>2010/11/07(日) 20:01:57.46 ID:07s1lJk0<>女騎士「それで、二人連れ立って何をしようとしていた?」
少女「男女二人の逢瀬に、野暮なことを言われますね」
女騎士「逢瀬!? 貴様やはり……!」
盗賊「違ぇよアホ。なあ少女」
少女「あら、違いました?」
盗賊「……」
女騎士「貴様、王国法に触れるぞ。というか私が触れさす」
盗賊「怖ぇこと言うなよ……」
少女「ふふ……、とにかく、私と露店さんは私用で連れ立っているだけですので、お構いなく」
女騎士「そうはいかんな……。そこの男を監視するのも王宮騎士隊の騎士たる私の役目。なに、君のことを守るためだ」
少女「有難いお申し出ですけれど、私そこまで弱い女じゃありませんから」
女騎士「ふ、遠慮することはない。奴はけだものだ。多少腕っ節が立とうと無意味なことだぞ」
盗賊「お前は失礼なんだよこの牛女が」
女騎士「事実だろう」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 20:40:21.40 ID:VtLOlFQP<>支援<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 20:46:05.69 ID:x11mSi2o<>嫉妬する女騎士可愛いでゲソ<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga <>2010/11/07(日) 21:02:02.45 ID:07s1lJk0<>【医者の家】
盗賊「お前、結局着いてくんのな」
女騎士「ま、まあな……」
少女「騎士様の心配するようなことは何も無いのですけれど」
女騎士「念には念を入れるべきだろう? ふふふ」
少女「うふふふふ」
女騎士「あはははは」
盗賊(超帰りてぇ)<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/07(日) 21:26:36.80 ID:07s1lJk0<>少女「お父さん呼んできますね」スタスタ
盗賊「おう」
女騎士「……なぁ、結局あの娘と貴様どういう関係なんだ?」
盗賊「あん? 何でお前がんな事気にするんだ?」
女騎士「……べ、別に」
盗賊「何もねぇよ。お互い貧民街に暮らす仲間って奴だ」
女騎士「……仲間、か」
盗賊「ああ。あの娘の親父さんには貧民街全体が助けられてるからな……」
女騎士「なんだか少し、妬けてしまうな」
盗賊「はぁ?」
女騎士「……私は、隣人と仲良くなろう、などと考えたことはなかったからな」
盗賊「ま、貴族出身の奴はみんなそんなもんだろ」
女騎士「……そういえば、貴様の出自を聞いたことがなかった気がするんだが」
盗賊「へっ、ンな事どうでもいいだろ……」
女騎士「い、いや、その……そう言われると否定できん……が」アタフタ
盗賊「それは、いずれまた、ゆっくりとな」
女騎士「う、うん。貴様がそう言うなら……」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 22:48:06.50 ID:VtLOlFQP<>続きはまだかな<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 23:03:48.51 ID:DnYQcqoo<>面白い<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/08(月) 05:49:52.38 ID:JVptEdA0<>少女「お父さん、連れてきましたよ」
医者「いやぁー、久しぶりだね露店君」
盗賊「よ、センセイ。元気そうで何よりだ」
医者「うむうむ。ここは若い娘が多くて、儂も愚息も元気にならざるを得んのだよ」
女騎士「さ、最低だ……」
盗賊「今日も絶好調だな」
医者「うむ。ところで今日は何用かね? もしかしてそちらの胸の大きなお嬢さんの診察かな?」
女騎士「っ!」バッ
医者「おや嫌われたもんだ」
盗賊「牛女の診察じゃなくて、純粋にお茶を飲ませてもらいに来たんだよ」
医者「ほう、そうかい。やっとウチの娘を貰ってくれるのかな?」
少女「お父さん!」
盗賊「悪くないね」
女騎士「き、貴様っ!?」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 13:34:54.54 ID:ENs61foP<>続きはまだか<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 20:40:27.58 ID:vtOMarg0<>続き超待ってる<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 21:09:01.64 ID:kxoGFQDO<>乙です。<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/08(月) 23:57:29.45 ID:JVptEdA0<>盗賊「まあ冗談はさておいてだ」
少女「も、もう、露店さんったら……!」
女騎士「言って良いことと悪いことがあるだろう、馬鹿め」
医者「はっはっは。いや、しかし立派なものをお持ちなお嬢さんだ」
女騎士「っ!」ゾクゥ
盗賊「おいおいセンセイよ。趣味が悪いとしか言い様がないぜ、こんな牛女」
女騎士「貴様は黙れこの馬鹿が」
医者「おぅおぅ、気の強い娘は大好きなのだよ」
女騎士「し、失礼だが……、そのような目で見るのは、その、やめて頂きたい」
少女「そうよ、お父さん。騎士様に失礼でしょ」
医者「むぅ、実に惜しいおっぱいなんだが……」
盗賊「だってよ」
女騎士「嬉しくない!」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 00:20:34.14 ID:IB1kgXQo<>キテター<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 19:30:53.93 ID:Qui1PoYP<>続きはまだかいな<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 21:39:19.55 ID:HSz6Bloo<>あら、止まってた<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 21:41:26.67 ID:8nycdKA0<>盗賊「さて、と。んじゃ久しぶりにセンセイと猥談すっから女は出てな」
医者「いいねぇ……。というわけだ我が娘よ、そこのお嬢さんと一緒に出ていなさい」
盗賊「教育に悪いぜぇ?」ニヤニヤ
女騎士「ッ、このド変態め! 出るぞ、君!」
少女「え、あ、はい」
女騎士「……馬鹿!」
バタンッ
盗賊「やーれやれ、耐性がないねあいつも」
医者「初心でいいじゃないか」
盗賊「まあな……。で、経営とかどうよ」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 21:46:10.58 ID:8nycdKA0<>医者「ふむ、君のおかげで随分と楽ではあるよ――盗賊君」
盗賊「何よりだ。文字通りここが貧民街の生命線だかんな」
医者「しかし、君にはいつも危険な真似をさせているね……。すまない」
盗賊「気にすんなって。俺は……あいつの意志を継いでるだけだから」
医者「それがすまないと言っているんだ。危険は多く、おおっぴらに名乗りすら上げられん……。君はこんなにも、貧民街に尽くしてくれているのに」
盗賊「ま、趣味だよ趣味。あいつが残した趣味さ……」
医者「……ところで、先ほどのお嬢さんだが」
盗賊「あぁ、牛女がどうかしたか? ……って聞くのも白々しいか」
医者「ああ。……実によく似ているな……」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 21:51:55.95 ID:8nycdKA0<>盗賊「……ん、まあそうだろな」
医者「しかし、何とも数奇な巡り合わせだな……」
盗賊「何がだ?」
医者「彼女は騎士だろう?」
盗賊「ああ、そうだな。俺のダチが言ってたぜ……、『男顔負け、期待の新人』ってな」
医者「……かつての君もまた、彼女と立場を同じくしていたね」
盗賊「おいおい、そいつぁ何の冗談だ?」
医者「む、そうか、すまない……」
盗賊「……俺は最初から最後まで盗賊さ。大切なもん一つ守れないような騎士は、ハナから騎士とは呼ばねぇよ……」
医者「盗賊君、君はまだ心に病んでいるのか……」
盗賊「ったりめぇだろ……。忘れられるわけ、ねぇよ」
医者「……」
盗賊「チッ、俺としたことが余計なことばっか喋っちまうな……」
医者「それで良いんだ。私が言えた義理ではないだろうが、全て一人で抱え込むことはやめたほうがいい」
盗賊「そうか。でも、ま、誰かに背負わせるようなことでもねぇんだな、これが」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 21:55:15.02 ID:8nycdKA0<>【部屋の外】
女騎士「……」
少女「……」
女騎士「……」
少女「……」
女騎士「……その」
少女「はい」
女騎士「……君と、あの、アイツ……、露店とは一体どういう関係なんだろうか」
少女「騎士様が、それを気になさる理由がありますか?」
女騎士「うぐ……」
少女「それよりも、騎士様こそ露店さんとはどういう関係なんです?」
女騎士「む、それはあれだ……、私の管轄が貧民街で、それで、えーと……」
少女「好きなんですか?」
女騎士「ぶっ――! す、好き、とか、嫌いとか、いや、その、えーと、あれだ」
少女「好きなんですね?」クスッ
女騎士「あ、あぁうぅ……」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 22:04:37.60 ID:Qui1PoYP<>支援<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 22:06:19.65 ID:8nycdKA0<>女騎士「き、君こそ……ど、どうなんだ」
少女「私は――。好きですよ」
女騎士「そ、そう、か」
少女「小さい頃からよくしてくれましたし、そうですね……、憧れの人、ですね」クスッ
女騎士「小さい頃から……、か」
少女「はい、そこそこ長い付き合いだって、自負してます」
女騎士「……私は」
女騎士(私は、アイツに出会って……まだ半年とて経っていない)
女騎士(けれど、私はこんなにも……アイツに……惹かれているんだな)
女騎士(この娘には負けたくないって、素直に思うんだから……)
少女「騎士様?」
女騎士「あ、いや、すまない」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 22:21:58.68 ID:8nycdKA0<>女騎士「しかしアイツと医者先生は何を話しているんだ? あれは確実に私たちを部屋から追い出す口実だったが」
少女「さぁ……? 私も二人がよく話していることは知ってますけど、内容までは」
女騎士「まぁ、そこまで問題はないとは思うが……」
少女「気になりますか?」
女騎士「うむ……」
ガチャッ
住人1「た、大変だ! き、騎士様はいるかい!?」
女騎士「私だが、どうかしたのか?」
住人1「しょ、娼館によそ者が来てて、ごねてるんだ! 結局そいつらが暴れ出して、手に負えないんだよ!」
女騎士「なるほどな。久しぶりに腕が鳴る。……君、私はそいつらを叩きのめしてくる」
少女「いえ」
女騎士「え?」
少女「私も行きます」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 22:25:54.04 ID:HSz6Bloo<>支援させてもらう<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 22:31:04.87 ID:vd7kgNco<>投下楽しみにしてる<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 22:58:11.91 ID:8nycdKA0<>少女「お父さん、ごめん槍持ってくからね!」
バッ
医者「う、うおお、どうした我が娘よ」
少女「娼館でよその人たちが暴れてるって! 止めてくる!」
女騎士「槍を使うのか……じゃなくて、待てこら、私が行く! 民間人は止まりなさい!」
盗賊「騒がしい奴らだな、おい……」
医者「むぅ……、大丈夫だろうか……」
盗賊「心配してんのか? 無用だろ……、あのババァが仕込んだ槍の腕だぞ」
医者「いや、むしろ相手の方をだね」
盗賊「あー、オーケイ把握した」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/09(火) 22:59:06.14 ID:8nycdKA0<>終了 纏まった時間があまり取れなくて困る<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 23:00:44.25 ID:vd7kgNco<>乙です<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 23:02:58.75 ID:YDBbFKIo<>乙乙!!<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/09(火) 23:19:00.49 ID:Qui1PoYP<>おつ!<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/10(水) 02:03:19.78 ID:bviAa.DO<>乙です。<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/11(木) 01:19:14.75 ID:9f6yOVIP<>まだかな<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga sage<>2010/11/11(木) 18:51:37.85 ID:r.K4d/60<>医者「すまんが盗賊君、見てきてやってくれんかね」
盗賊「仕事は増やしたくないってか?」
医者「それもしかり。だが、娘が心配なのもある」
盗賊「ババァから仕込まれてんのにか?」
医者「うむ。あれであの子は体が弱い。無茶をするとすぐ心臓に来るからね……」
盗賊「ったくしゃーねーな……。センセイの娘っ子といい牛女といい、世話が焼けるぜ」
医者「すまない。ただ、その分お礼はしよう」
盗賊「いらねいらね。貧民街にアンタがいてくれるだけで十分だ」
盗賊「つーわけで、お助けタイム始めようか」<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/12(金) 11:50:54.41 ID:iWU6MlEo<>ワクワク<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/12(金) 17:51:25.71 ID:aZ34W.AO<>ワクワク<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/12(金) 21:33:24.19 ID:aIfENcMP<>書くのは主に土日か?<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/13(土) 19:43:44.90 ID:yBV/JzIP<>まだかいな<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/13(土) 19:52:13.85 ID:Xml6ULko<>着た犬
いや期待ぬ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/11/14(日) 16:37:15.90 ID:CCDiMp20<>【娼館前】
ゴロツキA「おいおい姉ちゃん、少しサービスが足りねぇんじゃねぇの?」モミモミ
娼婦A「ん、ちょっと、やめて下さい! 確かにここは娼館ですけど、そんな込み入ったことまではしてません!」
娼婦B「そうよ、注意書き見なかったのこのスカポンタン!」
ゴロツキB「あぁん? 体でとことん尽くすのがテメエらみたいな卑しい女の仕事だろーがよ」
娼婦A「それでも私たちにだって誇りはありますし、越えちゃならない一線もあります!」
ゴロツキC「じゃあこれがその越えちゃなんねぇ一線だってのか?」
娼婦B「そうよ! 大体ウチらのコンセプトは『癒し』なの! アンタ達の想像してるのとはベクトルが違うのよこのアホ!」
ゴロツキA「さっきからお客様に向かってアホだの馬鹿だの言ってくれんじゃねえかよ小娘が。テメエボロボロになるまで犯されたいか?」
娼婦B「くっ……!」
ゴロツキA「はっ、震えちまって」
娼婦B「っ――!」ビクッ
女騎士「――おっと、そこまでにしてもらおうか!」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/11/14(日) 16:41:17.16 ID:CCDiMp20<>ゴロツキC「あぁ? なんだぁテメエは」
ザワザワ ザワザワ
娼婦A「お、王宮騎士隊……?」
ゴロツキB「はぁ? 騎士がこんなとこに何の用だよ」
女騎士「ゲスを斬り捨てるために来ただけだ。悪いか?」
ゴロツキA「お前も言ってくれるじゃねえか。そのでけぇ胸で楽しませてくれんのか?」
少女「はぁっ……き、騎士様早いです……!」
女騎士「君は下がっていろ。もう息も絶え絶えじゃないか」
少女「いえ……、貧民街を、この街を守るのは住人である私たちの仕事です!」バッ
女騎士「まあ、いい……。無理はしないようにな」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/11/14(日) 16:48:40.63 ID:CCDiMp20<>ゴロツキB「女二人で、俺たちを止めようってか?」
ゴロツキA「さっきもそんな馬鹿な男らがいたが、頭から血ィ流して運ばれてったぜ?」チャキッ
少女「な――、許せない!」
女騎士(……騎士崩れかこいつら!)
女騎士「騎士の誇りを……貴様らに汚させるわけにはいかない」
ゴロツキC「あぁ?」
女騎士「……貴様らの街ではどうだったか知らないが、此方には此方の流儀というものがある」
少女「それを教えて差し上げるって事ですよ」
女騎士「……おい、私の台詞を取るな」
少女「騎士様こそ、今の台詞は普通私とか貧民街メンバーの言うべき所です」
女騎士「君とは仲良くやれそうにないな」
少女「同感です」
ゴロツキC「ごちゃごちゃうるせー!」
女騎士「ハッ、脇が甘いな……!」
少女「ハァッ!」
ガキィンッ!
女騎士「おい! 何故私の邪魔をする」
少女「騎士様こそ、私の槍筋を邪魔しないで下さい!」
女騎士「ぐぬぬ……」
ゴロツキC「よくわかんねぇがまとめて死ねや!」
女騎士「五月蠅い! 今大事な話をしているんだ!」
ザシュッ
少女「あ、私の獲物!」
女騎士「先手必勝。さぁ、貴様らこうなりたいか?」ニヤリ
ゴロツキC「あ……あふっ……」
ゴロツキB「糞が……!」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/14(日) 18:33:26.80 ID:zdGqhPcP<>キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!
続きはまだか?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 23:26:47.78 ID:EMSLzYkP<>早く続きを<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/19(金) 07:59:01.41 ID:QnFRChQo<>追いついて期待CC
土日まで書き溜めでも読むからな<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/20(土) 23:35:15.19 ID:sfF/6sQP<>早く続きを<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/22(月) 23:03:46.57 ID:wilPnjQP<>まだか・・・<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/24(水) 17:33:19.29 ID:jcD9OOEP<>おーい<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 21:50:38.20 ID:P1OG9qsP<>おい、まだか?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 07:09:23.26 ID:WZsP1EYo<>ワクワク<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/07(火) 00:02:38.48 ID:D5L7qsAO<>マダー?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/11(土) 19:35:46.88 ID:VrMq13U0<>女騎士「こうなりたくなければ退け!」
ゴロツキA「チッ! おい騎士様よォ、この娼婦共がどうなっても良いのかぁ?」バッ
娼婦B「きゃっ、は、離しなさいよ!」
女騎士「不利と見たらすぐに人質を取りに走るとは……、見下げた奴だ」
少女「彼女を離してください。そうすれば、危害は加えませんから」
ゴロツキA「へっ、馬鹿が! 誰がそう簡単に従うかよ!」
ゴロツキB「そ、そうだぜ……! ハハッ、お優しい騎士様は俺らにゃ手ェ出せねェもんなぁ!」
女騎士「ゲス共め」
ゴロツキA「いくら吠えようがテメエらが手を出せねえのに代わりはねえ! オラ、武器を捨てろや!」
少女「……く」
ゴロツキB「おい、良いのか? この可愛い娘の顔に傷がつくぜ?」
女騎士「……」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/11(土) 19:45:44.32 ID:VrMq13U0<>盗賊(追いついてみたらピンチって奴かねこれは)
盗賊(センセイの見立ても、ちっとばかし甘かったな)
女騎士「私が武器を捨てたら、人質を解放しろ」
ゴロツキA「良いだろう……、ただし背後に投げ捨てろよ」
女騎士「構わん」
少女「……大丈夫なんですか?」
女騎士「……王宮騎士隊は、何物にも屈しない。絶対にだ」
少女「……」
女騎士「1、2の3で武器を捨てる。同時に人質をこちらへ走らせろ」
ゴロツキA「その後は騎士様に襲いかかっても良いんだよなあ?」
女騎士「構わん。ただし、貧民街の住民に危害を加えて見ろ、貴様ら全員磔にして城門前に飾ってやるぞ」
ゴロツキB「おお、怖ぇ怖ぇ」
盗賊(あいつ……体術とか大丈夫なのか?)<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 19:46:20.07 ID:xhODEFMo<>待ってたぜ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 20:43:05.15 ID:FXNl0T2P<>久々に来たと思ったら2レスだけか?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/12(日) 02:24:28.10 ID:gCmYnFwo<>待ってた
待ってる<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/15(水) 00:04:26.30 ID:6iUxYMoo<>あげ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/15(水) 02:06:18.33 ID:P.gW6WMo<>ガソバルべし!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 02:35:41.11 ID:Yczl4.AO<>こんなにいいスレがあったとは
お気に入り登録させてもらうよ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/15(水) 17:23:19.25 ID:9tAsFMc0<>盗賊さん頑張れ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/15(水) 22:09:53.63 ID:L7iwHMk0<>女騎士(……た、体術とかどうしよう)
女騎士(この、邪魔な、胸が、動作の、邪魔に、なって……)
女騎士(騎士隊内ではぶっちギリの成績ワースト首位なのだが……)
女騎士(この程度の騎士崩れならどうにか、なる……かなぁ)
少女「……」
少女(どうしてこんな無茶を……)
少女(って、まさか……)
少女(この人、もしかして私に無理をさせないように自分だけで全てを解決しようと……?)
少女「……くっ」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/15(水) 22:12:10.45 ID:L7iwHMk0<>ゴロツキA「それじゃ、行くぜ」
女騎士「……」
ゴロツキA「いーち」
女騎士「……」スッ
ゴロツキA「にぃ」
女騎士「……」
ゴロツキA「……」
女騎士(……顔だ。顔に掌底を叩き込むと見せかけつつ手薄になった下を狙う)
ゴロツキA「……さん!」
女騎士「ッ!」ヒュッ
ゴロツキA「おら、走れや!」ドンッ
娼婦A「きゃっ!」
ゴロツキB「行くぜ丸腰騎士様よォ!」バッ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/15(水) 22:13:14.63 ID:L7iwHMk0<>女騎士「来るなら来い、ゲス共が!」
ゴロツキB「行くぜオラァァァッ!」
女騎士(大振りだ……。懐を突けば、勝てる!)
女騎士「貰っ――」
ゴロツキA「ハッ、敵は一人だけじゃねェぞ騎士様よォ」
女騎士(――背後からか! ダメだ、拳を避けられな――)
ガスッ
女騎士「ッ――」フラッ
ゴロツキA「ハッハー、鳩尾に俺の一撃、きついだろ?」
女騎士「が、はっ、ぐ、ゲホッ、く、ぅ……!」
ゴロツキB「オラもう一発!」バキッ
女騎士「ぐっ!」
ゴロツキA「まだ行くぜ!」ドガッ、ガスッ
女騎士「く、きゃあっ!」ドタッ
ゴロツキB「へっ、きゃあっ、だってよ」
ゴロツキA「騎士様も女だって事かよ」
女騎士(くそ、不甲斐ない……、くそ、くそぅ……)<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/15(水) 22:13:40.91 ID:L7iwHMk0<>少女「騎士様! 私が戦います……! 騎士様は休んで……」
女騎士「だ、ダメだ……、君は、ダメだ」
少女「でも騎士様、あなたは丸腰で、相手は多数なのに……」
女騎士「き、君はおそらく……、心臓が弱い、と思う。無茶は、させられない」
少女「!」
女騎士「ふ、ふふ……、人間観察は得意だ。そして、国民を守るのが、我ら騎士の使命……!」
女騎士「故に私は、負けられない! このような騎士崩れに、騎士の誇りを怪我させてなるものか!」バッ
ゴロツキA「チッ! 威勢だけは良いじゃねえかよ騎士様!」
女騎士「常に自らを鼓舞するのは、喧嘩の常道、だろう……?」
ゴロツキB「喧嘩だけですみゃ良いけどな?」
女騎士「つ、次は、不覚は取らん」
盗賊「ったく、見てらんねぇぜ……」サッ
女騎士「え?」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/15(水) 22:14:47.96 ID:L7iwHMk0<>女騎士「何故貴様が……?」
盗賊「……影でコソコソ様子を伺ってたんだけどな。我慢できずに飛び出して来ちまったよ」
ゴロツキA「んだテメェは! テメェも騎士様のお仲間か?」
ゴロツキB「テメェも同じようにやられてぇか?」
盗賊「ちょっと黙ってろ。俺はこの牛女と話してんだ」
女騎士「……何用だ貴様」
盗賊「服脱げ」
女騎士「はぁ?」
少女「ちょ、露店さん?」
盗賊「良いから脱げ」バッ
女騎士「ちょ、やめ、待て、鎧を、あ、こら、だめだって、見られ……ば、き、貴様……っ!」カァァ
盗賊「……殴られたとこ、アザはないみてぇだな。良かった」
女騎士「へ」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/15(水) 22:15:33.09 ID:L7iwHMk0<>盗賊「だが内出血してる可能性もある。よく冷やせ、そして動くな」
女騎士「いや、えーと、それだけ?」
盗賊「他に何がある? それともまさか……、公衆の面前で情事に及ぶとでも考えたか? とんだ淫乱騎士様だぜ全く」
女騎士「そ、そんな馬鹿なことを考えるわけがない! 馬鹿、馬鹿、馬鹿が! 死んでしまえ馬鹿!」
盗賊「冗談だ。冗談。で、だ……、牛女。バトンタッチしようぜ」
女騎士「え?」
盗賊「俺はな、あのアホ共にお灸を据えてやらねぇとなんだかどうも気がすまねぇんだ」
女騎士「な、何故……?」
盗賊「あいつらがお前を殴ったから」
女騎士「――っ……で、でもその……、あれは私が不注意で、その」
盗賊「理由は何であれ、お前は殴られた。で、俺はそれにむかついてる。文句あるか?」
女騎士「そ、それはその……そんな風に言って貰えたら嬉しいと言えば嬉しいのだがこのまま引き下がるというのは騎士としてはどうかと思うというか何というか、いやだが本当に嬉しいのだぞ、うん、だって、その、貴様がそんな事言うとは思えなかったし……というか、その、それってもしかして遠回しな告白だったりなんか、その――」ボソボソ
盗賊「ま、冗談なんだけどな」
女騎士「……貴様なんて死んでしまえば良いんだ馬鹿」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 22:31:44.84 ID:QvOZbdgP<>あれ?続きは<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 23:21:50.80 ID:70T8RkSO<>でくの棒は完全放置っすか<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 01:40:15.88 ID:P5/kR9Mo<>ktkrrr!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 07:40:17.98 ID:JmEvgz6o<>ワッフルワッフル<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/16(木) 21:58:54.58 ID:4I0zHvU0<>盗賊「つーわけで、俺が遊んでやるよ」
ゴロツキA「はっ、たかが露天商に何が出来」
盗賊「色々できるぜ?」スッ
ゴロツキA(い、いつの間に間合いに!?)
盗賊「まずは一発、喰らいやがれ」
ガスッ
ゴロツキA「ぐっ!」
ゴロツキA(お、重い……、拳が、一撃が重い……! こいつ、ただの物売りじゃねぇ……)
盗賊「ま、寝てな。俺ぁ優しいからな、味方がさんざ痛めつけられる様、見ずに済むぜェ?」
ゴロツキB「ひ、ひっ……!」
盗賊「逃がさねぇぜ。……牛女の借り、貧民街の奴らの借り、全部きっちり清算させてもらうからなぁ」ニタァァァ
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 22:03:07.69 ID:R6siSk.o<>ふぁぅひょおおおおおおおおおおお!<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 23:00:27.23 ID:p/0O5cDO<>ただのしがない露天商じゃなくなってる・・・<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 23:46:16.50 ID:.eT6C42P<>騎士団長との話でただ者じゃないのは一応概出じゃね?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 23:44:15.17 ID:wjzqj0gP<>まだか<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 22:08:22.89 ID:.Ws9owA0<>ドカバキグシャメリッバキッ
女騎士「……地獄絵図とはこの事か」
盗賊「まだまだこんなもんじゃねぇぜ!」
ゴロツキB「も、もうやめて……っ」
盗賊「うるせえ」
バキッ
ゴロツキB「あふっ!」
盗賊「最近暴れたりなかったんだよな、どこかの牛女のせいで! いやあ爽快爽快!」
女騎士「おい私のせいにするな」
少女「……はっ。ろ、露店さん、もうそろそろ……」
盗賊「あん?」
ゴロツキB「 」ピクッピクッ
盗賊「っとと……、やりすぎちまったか。やれやれ」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 22:10:52.80 ID:Ji/30W6o<>うおお<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 22:16:54.80 ID:m0nAHtko<>来たか<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 22:18:48.44 ID:.Ws9owA0<>【王宮騎士隊詰所】
隊長「ったく……。俺たちの仕事を増やすな、阿呆が」
盗賊「うるせぇな。早く帰せよ」
隊長「そうもいかん。女騎士に始末書を書かせる必要があるし、善良な一市民サマから事情を聞かねばな」
盗賊「皮肉か、おい」
隊長「で、善良な一市民様よ。いくら何でも過剰な防衛行動すぎるのではないかと、議会から非難の声が上がっているわけだが?」
盗賊「あのクソジジイ共にゃ勝手に言わせときゃ良いって、テメェも知ってんだろタコ」
隊長「まあそうなんだが。お前が貧民街の住人と言うことが些か問題でなあ」
盗賊「へぇへぇ、また貧民街取りつぶしの危機でござんすか」
隊長「平たく言えばそうなる」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 22:20:55.29 ID:.Ws9owA0<>盗賊「……で、どうすりゃ良いんだよ」
隊長「ま、それなりの働きを示す必要があるだろうな」
盗賊「……」
隊長「俺も取りつぶしについては反対を表明するが、俺の権限だけではおそらくそこまでの影響はあるまい」
盗賊「後押しに、汚職の証拠とか見つけてこいってことか」
隊長「まあそうなる。お前が国のために働いているとなれば、耄碌共も認めざるを得ないだろう」
盗賊「ホント恨まれてんな俺。普通人殴ったくらいでここまで大げさなことにゃならんだろ」
隊長「……まあ、お前の場合は家柄もあるだろう。過去の地位もな」
盗賊「……」
隊長「……実の父親が息子を糾弾するなど、馬鹿げているよ……全く」
盗賊「はっ……、俺にゃ親父なんざいねぇよ……。家もなにも、あるかよ……」
隊長「騎士……」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/27(月) 22:52:51.40 ID:.Ws9owA0<>女騎士「おい、露店! 露店はいるか!?」バンッ
隊長「何事だ! 騒がしいぞ女騎士!」
女騎士「た、隊長! すみません!」
隊長「始末書は書き終わったのか!」
女騎士「はい、既に上への提出は済ませております!」
隊長「よし、わかった。……俺は仕事がある。それまでこの男の聴取を頼んだ」スタスタ
女騎士「はっ! 仰せつかりました!」
盗賊「……へぇ、真面目に騎士様だねぇ」
女騎士「当然だ」フフン<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 23:18:51.65 ID:ExE5tuso<>キタコレ!
待ってました<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/27(月) 23:20:54.94 ID:.Ws9owA0<>女騎士「それで……、大丈夫なのか?」
盗賊「なにがだよ」
女騎士「い、色々だ。あいつら相手に暴れ回って、ここまで連れてこられて……」
盗賊「……」
女騎士「ま、まさか捕まるのか? ここで? 今すぐに?」
盗賊「おいおい、何だよそりゃ。俺を捕まえるのが仕事だろ、お前は」
女騎士「う」
盗賊「それとも何か、俺には捕まって欲しくないとでも?」
女騎士「う……、うぅ、……ん、ぁー……そう、だ……」
盗賊「……ヘぇ」
女騎士「こんなところで捕まってしまったら、私の立場がないじゃないか!」
盗賊「くくっ、物は言い様だな」
女騎士「貴様に勝ち逃げされるのが悔しいだけだ! 阿呆! 貴様は私が自身の手で必ず捕まえる!」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/27(月) 23:21:22.13 ID:.Ws9owA0<>盗賊「そうかい。楽しみにしてるよ」
女騎士「……しかし……、それとこれとはまた話が違うのだが、その……」
盗賊「ん?」
女騎士「貴様の言葉……ううん、あなたの言葉、嬉しかった……」ニコッ
盗賊「――っ」
女騎士「……それだけだ」
盗賊「お、おう、そうか……」
女騎士「全く。貴様はどこか向こう見ずで無茶をしすぎるきらいがあるからな……」
盗賊「!」
女騎士「ん? 何かおかしいことを言ったか? 事実だろうに」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:22:09.21 ID:.Ws9owA0<>【七年前/教会頂上】
騎士「おい、待て!」
女盗賊「待てと言われて待つ馬鹿はいないわよ、まったく」
騎士「それでも待て! 今日という今日こそは捕まえる! 絶対だ!」
女盗賊「そう言ってやってきたのはこれで何度目? いい加減諦めた方が良いと思うけど」
騎士「王宮騎士隊の名にかけて退くものか!」
女盗賊「あらそう? 君みたいなのがエリートたる王宮騎士隊の名を語るなんて、笑っちゃうね」
騎士「く……、馬鹿にしやがって」
女盗賊「ま、追われるのも悪くないけどね。さ、捕まえられるもんなら捕まえてみなさい」フワッ
騎士「飛び降りた!?」
女盗賊「パラシュートって便利ねえ」スタッ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:22:42.48 ID:.Ws9owA0<>女盗賊「さて、騎士くん、この高さから降りるのにはちょっと勇気が必要でしょう?」
騎士「ぐ……、試してるのか、俺を!」
女盗賊「どうかしら。でも、惚れちゃうかもよ?」
騎士「……」
女盗賊「あらら、諦めちゃった? それじゃ、私行くから。まったね〜♪」
騎士「うおおおおおおおおおおお!」バッ
女盗賊「なっ!?」
騎士「お前を捕まえるためなら、たとえ火の中水の中、あの娘のスカートのな、ぐぼぇっ!?」ドサッ
女盗賊「ば、馬鹿――ッ!」ダダダダダッ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:23:27.06 ID:.Ws9owA0<>騎士「ぐ、いてて、脚が折れたか……」
女盗賊「この馬鹿! 馬鹿馬鹿馬鹿! 何してんのよ! 馬鹿じゃないの!? あの高さから鎧着て飛び降りるなんて……」
騎士「へ……、王宮騎士隊は、一歩も退かない……、何物にも屈しない」
女盗賊「え……」
騎士「そこに山があるならよじ登り、谷があるなら飛び越える。今日はたまたま、屋根から飛び降りるだけのことだったんだよ……いてっ」
女盗賊「馬鹿……、折れてるじゃない。センセイの所に連れてってあげるから、肩貸しなさい」
騎士「悪い……」
女盗賊「全く……。あそこから飛び降りて無事に済むわけないでしょうに」
騎士「でも、やる他なかったんだよ。……俺に惚れたか?」
女盗賊「……。ホントに、馬鹿。なんで君ってそんなに馬鹿なのよ……」クスッ
騎士「そんなに、俺って馬鹿か?」
女盗賊「もう、見てられないくらいね。君はどこか向こう見ずで無茶をしすぎるきらいがあるから……」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:23:57.63 ID:.Ws9owA0<>女騎士「!」
盗賊「……いや、違う……、こいつは……」
女騎士「その名前ッ!」
盗賊「えっ」
女騎士「その名前をどこで!?」
盗賊「え、あ……」
女騎士「その名前は……、私の、私の姉の……お姉様の……。失踪して……、お姉様は今どこにいる!?」
盗賊「あ、ああ、待て、落ち着け……」
女騎士「落ち着いていられるか! ようやく、ようやくお姉様に辿り着くための一歩を踏み出せたんだ!」
盗賊「……」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:24:58.85 ID:.Ws9owA0<>>>127 ミス
盗賊「――か……?」
女騎士「!」
盗賊「……いや、違う……、こいつは……」
女騎士「その名前ッ!」
盗賊「えっ」
女騎士「その名前をどこで!?」
盗賊「え、あ……」
女騎士「その名前は……、私の、私の姉の……お姉様の……。失踪して……、お姉様は今どこにいる!?」
盗賊「あ、ああ、待て、落ち着け……」
女騎士「落ち着いていられるか! ようやく、ようやくお姉様に辿り着くための一歩を踏み出せたんだ!」
盗賊「……」
<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:26:13.55 ID:.Ws9owA0<>女騎士「教えろ盗賊! 貴様とお姉様は、どこで知り合った! お姉様は今どこにいる!」
盗賊「お前の、姉貴は……、俺の古い友人だ。今どこにいるかは……知らない」
女騎士「友人……、そうだったのか。他に、何かないのか?」
盗賊「……いや、知らないな」
女騎士「そう、か……。すまない、急に取り乱した」
盗賊「いや、いいさ。……姉貴が好きだったんだな、お前」
女騎士「ああ。お姉様は私と一回りほど年が離れていたが……、いつも私に優しくしてくれた」
女騎士「お姉様とは、ずっと一緒にいられると思っていたのに……」
女騎士「いつだったか、急に失踪して……、数年前に……、常に肌身離さずつけておられたペンダントが、家の前に……」キラッ
盗賊(あれは……、あいつの……)
女騎士「お姉様の所在を知るため、私はこうして王宮騎士隊に入ったんだ。騎士隊の権限は馬鹿に出来ないからな」
盗賊「そうか……」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:30:27.81 ID:.Ws9owA0<>女騎士「なあ教えてくれ。貴様の見たお姉様は、どんな方だった」
盗賊「そうだな……。優しい奴だったよ」
女騎士「そうだろうそうだろう。流石はお姉様、こんな輩にも慈愛の心を忘れないとは」
盗賊「うるせぇよ」
女騎士「他に何か思い出とかはないのか!?」
盗賊「んー……色々あるけど」
女騎士「語れ、今すぐ」
盗賊「いや、それは後だ。今どうしてもお前に伝えなきゃならんことが出来た」
女騎士「え」
盗賊「いいか、よく聞けよ。……お前は俺を追いかけてこい。俺はお前の前を、常に走り続けてやる」
女騎士「お、おい……」
盗賊「俺は絶対に、勝ち逃げはしない。必ず、お前が追いつくまで、走り続けてやる……。絶対、ぜっ、たい……に……だ…………!」ボロボロ
女騎士「お、おい、何故泣く! と、盗賊!?」アタフタ
盗賊「俺は……俺は……、お前を、待ってやるから…………っ!」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:31:14.09 ID:.Ws9owA0<>女盗賊『あっははー、ごめんね。私、死ぬみたい。不死の病なんてあるんだねー』
女盗賊『心残り? いっぱいあるよ。妹がいるんだけどね……』
女盗賊『あ、そうだ、このペンダント渡しといてくれない? うん……、一番の宝物、妹にあげたいの』
女盗賊『え、勝負?』
女盗賊『ああそうそう。結局、君には捕まらなかったわけだけど』
女盗賊『いつまでも私のこと、追いかけてるようじゃダメだよ』
女盗賊『……』
女盗賊『……ごめんね、待ってあげられなくて。君が追いつくの、楽しみだったんだけどさ……』
女盗賊『……ごめん、ね……。本当に、ごめん……』
女盗賊『君はちゃんと、待ってあげてね……。君を追いかけてくれる人のこと……。やくそく、だからね』
女盗賊『うん、ありがとう……。それじゃあ、先に待ってよっかな……。あはは』
女盗賊『……………、嫌だねえ、こんな時、笑ってお別れできないなんて、さ。あはは、……うぅ』
女盗賊『嫌だよ……、騎士くん、もう二度と、君に会えないなんて……やだよぉ……』
女盗賊『……えへ、ごめん。私ってばまだ未練たらたらだね。うん、うん、わかった。もう泣かない!』
女盗賊『それじゃ、行ってくるね……ばいばい……、私の一番、好きなひと……』<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga <>2010/12/27(月) 23:38:26.28 ID:.Ws9owA0<>盗賊「……すまん、急に泣き出すなんて……俺らしくもない」
女騎士「ん、いいさ……。落ち着くまで、抱いていてやる」ギュッ
盗賊「はは、これじゃ、どっちが守られてるかわかりゃしねえな……」
女騎士「……盗賊」
盗賊「ん?」
女騎士「私はいつまでもあなたを追い続ける。あなたに憧れ続けてみせる」
盗賊「……」
女騎士「だから、いつも私の目指す先にいてくれ。私を待たなくても良い、ただ、私の目標であり続けていて欲しい」
盗賊「女騎士……」
女騎士「私が言いたいのは、それだけだ……。うん」
盗賊「ああ、任せろ」
少女「露店さん、大変でしたね。お迎えに来ま――あ」
女騎士「あ」 盗賊「あ」
少女「……」
女騎士「あ、あのあのこれはだな。うん、この男が要求してきて」
盗賊「え」
女騎士「断れば貴様の胸を揉みしだいてやるぞげへへへへと下卑た笑みを浮かべながら両手をワキワキと」
少女「騎士様!」
女騎士「はいっ!」
少女「言い訳は見苦しいです! 騎士様が露店さんを誑かしたんでしょう!? 貴女には助けられましたが、もう我慢なりません!」
女騎士「え、ええっ」
少女「私だって、胸はありませんけど脚が、脚で挟めば……」
盗賊「いや、待て、嬢ちゃんは何を言って……」
少女「とにかく帰りましょう! さ、露店さん早く!」
女騎士「あ、こら盗ぞ……いや、露店、話は終わってない!」
盗賊「ちょ、うわ、引っ張るな!」<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga sage<>2010/12/27(月) 23:42:08.04 ID:.Ws9owA0<>盗賊の過去が垣間見えるのだった、まる
というわけで終わりでござんす。これ以降いつも以上に更新頻度が落ちると思うのでいざとなったらHTML化します<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 23:48:04.63 ID:ExE5tuso<>GEP落ち時点でVIP速度は無理宣言
だからマイペースで続ければ?
つまり、続き読みたいっと<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 01:06:43.53 ID:UKaH6Cwo<>乙した。
待ってる<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/28(火) 01:36:00.94 ID:n9Q/ecAO<>乙
ゆっくりでもいいじゃん
スピードより質が大切だよ<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 02:24:30.24 ID:o6.40YSO<>投下してくれるだけマシ
まっつる<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 07:13:40.86 ID:NoGNUXgo<>ゆっくり待ってます<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 22:37:12.31 ID:j4f15t2o<>不死の病・・・?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 22:42:09.43 ID:HeT3b2Qo<>人間として死を向かえ不老不死として生まれ変わる…?<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/29(水) 11:55:41.50 ID:QK8.gAgP<>続きを期待<>
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/29(水) 13:34:18.28 ID:0dw.wgSO<>不治だ…何してんだろ俺<>
あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 01:31:36.38 ID:jwrJHQ2o<>あけおめよろ
期待してんだぜ<>
あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 21:59:22.38 ID:3zQDmGI0<>あけおめことよろー
ゆっくりで良いから続き待ってる<>
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/10(月) 17:32:15.11 ID:WhFW60fAO<>まだかなー<>
真・スレッドムーバー<><>移転<>この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/13(木) 22:41:09.61 ID:F8hvGcbso<>移転乙<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 10:19:39.54 ID:qK3BFkrIO<>移転乙
作者様いるんかな?<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 11:02:45.22 ID:jGzPYrrv0<>いつの間にやら移転してるんだな<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/01/15(土) 22:51:43.81 ID:5Ub86+Sa0<>盗賊「というわけで匿ってくれ」
細工師「…………死ね」
盗賊「つれないねぇ」
細工師「……女が絡むと途端にダメになる」
盗賊「ダメって……」
細工師「……事実」
盗賊「まあそうかもしんねぇけどな……。いや……うーん」
細工師「……いたいならいれば良い。その代わり対価」
盗賊「ま、それくらいなら良いだろ。何が欲しい? 銀か?」
細工師「…………」
盗賊「まだ考えてないのか?」
細工師「…………」コクッ
盗賊「……どうでもいいけどお前、髪長すぎじゃねぇか?」
細工師「……問題ない」
盗賊「目が見えないぞ」
細工師「……顔、見せたくない」
盗賊「……。そういやお前の素顔を知らねえな」
細工師「……気のせい」
盗賊「いや気のせいじゃねえだろ」<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/01/15(土) 22:59:52.56 ID:5Ub86+Sa0<>細工師「……これ以上言うなら追い出す」
盗賊「オーケー俺は何も言わない」
細工師「…………」
盗賊「お、また新しいの作ったんだな」
細工師「…………」コクッ
盗賊「やっぱお前ほどの腕をここで埋もれさせるのは勿体ないと思うけどねえ」
細工師「……貧民街が気に入ってる」
盗賊「そっか。いいよな、ここ」
細工師「…………」コクッ
〜その頃の女騎士〜
女騎士「むぅ……。最近盗賊の奴に会えてないな……」
女騎士「……まさか誰か違う女を……」
女騎士「こ、こうしてはおられない! た、叩き斬っ――」
女騎士「……いや」
女騎士「私が、そ、その、惚れた……男なんだぞ。大丈夫。私が信じないでどうする」
女騎士「…………」
女騎士「会いたいな……。二日三日会ってないだけで、こんなに、こんなにも胸が苦しいなんて」
女騎士「……わ、私をこうした責任は取って貰わないと困るなっ、うんっ」<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/01/15(土) 23:09:03.15 ID:5Ub86+Sa0<>【二番街】
女騎士「こっちはあまり来ないから勝手がわからんな」
女騎士「……」
子供A「あー、騎士様ー!」
女騎士「む?」
子供B「あ、ほんとだー!」
子供C「騎士様かっこいい!」
女騎士「ふふふ、そう褒めるな。まあ私が格好良いのは当然、何故なら王宮騎士隊所属の」
子供D「おっぱいでけーっ!」
女騎士「……」
子供B「ねー、騎士様! どーやったら騎士様みたいなカッコ良い騎士になれるの!?」
女騎士「うん? ふむ、それは日々のたゆまぬ努力や確固たる信念を持ち続けることだな」
子供C「よくわかんないよ?」
女騎士「つまり、『騎士になりたい』という気持ちを忘れずに、ひたすらに、がむしゃらに努力するんだ」
子供A「騎士になりたい……騎士になりたい! 騎士になりたい! こんな感じ?」
女騎士「ああ、それで良いぞ。強い思いは力になる。覚えておくと良い」
子供D「おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい! これで良いの? おっぱいに挟まれるかな?」
女騎士「……頑張れ」
女騎士(……確固たる信念、か。それだけで騎士になれるわけではない)
女騎士(下らないことだが、生まれた家も必要以上に関係してくる……。騎士とはそういうものだ)
女騎士(だが、こうして純粋に騎士を慕う子供達に、そんな事言えるはずもない)
女騎士(……いつかは、変えられる日が来るのだろうか)<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/01/15(土) 23:15:21.26 ID:5Ub86+Sa0<>女騎士「子供は可愛いな」
女騎士「自分の子はもっと可愛いのだろうな……」
女騎士「……そうか、私も、いずれは子供を産むことになるのか」
女騎士「……」
〜〜〜
女騎士「おい、盗賊。起きろ!」
盗賊「んー? もう少し寝かせてくれ」
女騎士「馬鹿を言うな! 今日は折角二人揃っての休日なんだ、子供達を遊びに行かせてやるべきだろう!」
盗賊「……そう言って、お前が遊びたいだけだろ」
女騎士「な、何を言うかっ! 私は子供を思っているのだぞ? いずれ私たちの愛しい娘にも反抗期は来てしまうだろうし」
盗賊「…………やーれやれ。わぁーったよ、起きる起きる」
女騎士「ふん、やはり子供には弱いな」
盗賊「ま、そりゃな。……娘を可愛がらない父親はいねぇよ」
女騎士「ふむ、そうか。…………では、わ、私はどうなんだ?」
盗賊「えぁ?」
女騎士「……お前にとって、私は……どう、なんだと聞いている」
盗賊「言わなくちゃダメなのか?」
女騎士「当然だっ」
盗賊「世界で一番愛おしい、俺だけのお姫様……って感じでどうだ?」
女騎士「――っ!」
〜〜〜
女騎士「――って、私は何を想像しているんだ!」<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/01/15(土) 23:20:15.73 ID:5Ub86+Sa0<>女騎士「ああ、でも、あいつは父親が似合いそうだな……」
女騎士「いつもぐうたらだけど締める時はちゃんと締める父親……」
女騎士「ってだから! 私はどうしてこう変なことばかり……」
女騎士「頭を冷やそう。……うん? 細工師のアトリエか……」
女騎士「あ。この髪飾り可愛いな。……も、勿論あいつに貰った薔薇のが一番だけどな」
女騎士「……ちょっと見てみよう」
【アトリエ】
女騎士「邪魔するぞ」
細工師「……いらっしゃい」
盗賊「よう、いらっしゃ――」
女騎士「あ」
盗賊「じゃあ、俺はそろそろ帰るか」
女騎士「待て」
盗賊「……」
女騎士「やっと会えたんだ、少しくらい話していこうじゃないか」
盗賊「……」
女騎士「それとも……私と話すのはイヤか……?」
盗賊「ちっ、んな顔されたら断るに断れねぇだろうが……」
女騎士「ふふっ、嬉しいよ」
細工師「…………」<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/01/15(土) 23:38:52.13 ID:Qgr01G4FP<>キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/16(日) 00:48:42.28 ID:fUp3E6KSO<>でくの棒も書いてよ…
せめて移転させろよ…<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/16(日) 01:22:58.55 ID:yJMAXgwd0<>うおおお、きてたのか!
続き超待ってる!!<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/16(日) 12:41:21.23 ID:tEibqk9po<>キテター*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/16(日) 21:25:16.78 ID:y5tqA9uy0<>タイトルでなんとなく敬遠してたが面白いじゃないかww
一気に読んだ<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/01/16(日) 23:48:57.15 ID:khLeA4qc0<>細工師「……」クイクイ
盗賊「あん?」
細工師「……誰」
盗賊「ああ、こいつは女騎士。王宮騎士隊所属で俺の正体も知ってる」
細工師「…………」
盗賊「どうしたんだ?」
女騎士「何か私に言いたいことがあるのだろうか?」
細工師「……な、なんでもない」
女騎士「ふむ?」
盗賊「お前、何かしたか?」
女騎士「なにもしてない!」<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/01/16(日) 23:53:34.67 ID:khLeA4qc0<>女騎士「ところで最近私たちの前に顔を見せないのはどういうわけか説明しろ」
盗賊「特に理由はねえよ? ちょっと距離置いてるだけだ」
女騎士「何故?」
盗賊「……まー、なんつーか、色々昔のこと思い出しちまうし」
女騎士「……お姉様が関係するのか?」
盗賊「まぁな」
女騎士「ふーむ、いったいお姉様と貴様はどういう関係なのやら」
盗賊「ただの友人だ」
女騎士「そうは聞こえんがな」
細工師「……」ジーッ
女騎士「ん?」
細工師「……」
女騎士「その……、何か私に言いたいことが? っと、そうか、あなたのアトリエで騒いでいるのはまずいな。すまない」
細工師「……違う」ブンブン
女騎士「?」
盗賊(……まさか、ねぇ)
細工師「……」ポーッ<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/17(月) 00:19:05.02 ID:ZDrFyCxQo<>細工師は男か<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/17(月) 00:43:02.42 ID:PqOLaJapP<>女じゃね?<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/17(月) 07:38:08.87 ID:k6pN/A2IO<>きたきたきたO(≧∇≦)O<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/01/20(木) 18:08:06.38 ID:1HXn653W0<>盗賊(おい、細工)
細工師「……?」
盗賊(まさかとは思うがお前――、牛女に惚れたのか)
細工師「!」
盗賊(ビンゴー……)
細工師「そ、そんなわけない……」チラッ
女騎士「?」
盗賊「言葉と行動が矛盾してるぞ」
細工師「そ、そんなことない……。わ、私は女……」
盗賊「ん? まさかそういうことを気にしてたりするのか」
細工師「……違う、くない……」
盗賊「どっちだよ」
女騎士「おい、盗賊。……言って良かったはずだよな?」
細工師「……」コクリ
女騎士「ともかく、彼女から離れろ。貴様距離が近すぎる」
盗賊「嫉妬すんなよ」
女騎士「ち、違う! 確かにお前の周りには女性の影が多い気もするが違う!」<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/01/20(木) 18:42:39.73 ID:b5t7bTdIO<>きたきたー<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/20(木) 20:14:45.88 ID:W1QVhcdSO<>ふむ、細工は女か…<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/22(土) 01:13:27.06 ID:u1mwvwjIO<>細工は百合か…<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/01/29(土) 12:59:05.15 ID:3gXAwENAO<>保守<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/07(月) 01:53:20.81 ID:6f2W/ycAO<> 続きはまだかな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/20(日) 21:47:59.12 ID:mjctos570<> マダー? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/21(月) 09:14:39.67 ID:APZ83DqDO<> 追い付いた。支援 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/12(土) 01:10:11.21 ID:D9p84ZPSO<> マジな方の生存報告を頼む