伊吹 ◆LPFQRD/rxw<><>2010/12/02(木) 03:26:35.18 ID:GWUk8oAO<>とあるSSのつもりで書いてくよ!

10666「注意点を説明させて頂きます。

まず一つ目に『はじめてのスレ立て』、

二つ目に『キャラ崩壊の危険性』、

三つ目に『立て主は厨二病患者』、どうでもいいよ……

え、まだあるのかよ。カンペプリーズ。

四つ目に『もうこのミサカオリキャラじゃねぇか』……全否定ですかチクショウめ爆ぜろ。

五つ目に『俺☆設☆定』

……うん。

で、最後に『基本もしもしで更新遅めかもしれない』っと。

とまぁそういう訳で。宜しくお願いします、とミサカは皆さんに挨拶して、始まります」<>10666「これが超電磁砲……」 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:28:49.63 ID:GWUk8oAO<>ミサカは、ミサカだ。でもミサカはたくさんたくさんいる。ミサカは何なんだろうなー。誰なんだろうなー。

上条「――――」

あー、これは私じゃないなー……10032号の体験だったかなー……

上条「……おい、起きろよお姫様」

10666「――はい?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:30:14.29 ID:GWUk8oAO<>上条「おいおい……寝ぼけてるのか?彼氏のモーニングコールですのことよ」

10666「え、えぇ?」

一方通行「待ちやがれ三下ァ。誰が彼氏だコラァ、コイツを彼女にするのは俺って決まってるンですゥ」

10666「は、はぁ!?」

ガシッ

10666「え、誰?」クルッ

パンダ「」

10666「」

パンダ「」ダキツキッ

10666「キャァァァァァァァァ!?」ジタバタジタバタッ



――ゴロンゴロン、ドサッ!!

10666「――なんつー夢だ畜生、とミサカは一人呟きます。痛ぇ肩打った……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:31:54.56 ID:GWUk8oAO<>10666「あぁ……最初で終わっとけば良かったのに」ハミガキ

10666「しかしパンダはねぇよパンダは、とミサカは自分の深層意識に語りかけます……っと」カラカラカラ、ペッ

――コンコンッ

10666「んー?開いてるからどうぞー」

13510「おはよう、とミサカは朝の挨拶を欠かさないレディーである事をアピールします」

10666「アピールする相手間違ってんぞ、とミサカは指摘します」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:34:09.48 ID:GWUk8oAO<>13510「まぁそれはどうでもいいんですが」

10666「ん」

13510「ぶっちゃけると朝飯です。遅いので呼びに来た次第です」

10666「え……あ、ホントです。そういや起きてから時計見てなかったですね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:35:56.93 ID:GWUk8oAO<>10666「て言うかネットワークで良くね?」

13510「何でもネットワークに頼るのは良くない、と博士も言っていました。自我の形成が云々」

10666「火急の時は例外ですゥ」

13510「オマエの腹具合なンて俺に取っちゃ些事ですゥ」

10666「くっ……似てる……やべぇ吹く」プルプル

13510「10666号も見てたんですね、昨日のミサミサ動画運営生放送」ニヤニヤ

10666「見た見た。アイツもなかなか大概だよなー」

13510「あんだけ言っておいてから『しゃあねェなァ、作ってやンよ』だからなぁ……晩飯一つ作らせんのも一苦労なんだろうなぁ……」

10666「そして私の腹もヤバい。さっさとご飯を食べに行くとします」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:37:24.20 ID:GWUk8oAO<>――話をしましょう、あれは今から36万……いや、案外最近でしたか。まぁいいです。

学園都市では『絶対能力進化計画』が実行されていて、その内容は……まぁ。簡単に言えば、殺人、なんでしょうか。

学園都市が誇るレベル5の第一位『一方通行』が、同じくレベル5の『超電磁砲』御坂美琴をある程度の人数、――何人だったっけかな――様々な手段で殺害する事でレベル6に至ろうとする計画でした。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:38:53.55 ID:GWUk8oAO<>しかし、現実的に考えて同じ人間を複数回殺す事は不可能。そういった過程から作られたのが、


私たちミサカシリーズ。


まぁ、私たちはオリジナルのお姉様とは違ってレベルは1〜3とまちまちで、更によわよわヘナヘナと言う訳で。経験値が足らずに何と造られた人数は約20000体!

そういった経緯で生まれた――生まれた?――私たちを殺す事10031回、10032回目の時にあの人は現れました。


――上条当麻


彼は一方通行を退け、結果的に実験は中断。残りのミサカは実質お払い箱だったのですが……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:41:22.74 ID:GWUk8oAO<>一方通行が何やかんやで私たちの上位個体の『打ち止め』と接触、保護し、何やかんやで私たちも処分されずに今に至ると。

さて、そこに至って私10666号はとある研究所で生活しています。あ、勿論学園都市内ですよ?

この研究所には私の他に13510号がいます。たまたまこちらに引き取られたみたいで、それ以来は腐れ縁です。

この研究所では私たちミサカシリーズの、人間としての問題点なんかを研究したりもしてまして。調整なんかもしますね。

そうそう、もしかしたらミサカは子供が生めない身体かもしれなかったりしますしね。クローンだし。

まぁ、ここの研究所の人は優しく、皆いい人達だと評価しますね。

10666「焼き鮭マジ美味ぇ」

13510「私の半分要りますか?とミサカは――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:42:55.84 ID:GWUk8oAO<>









――『欠陥電気』と『超電磁砲』が交錯する時、物語は始まる――










<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/02(木) 03:45:17.98 ID:GWUk8oAO<>これにて一応打ち止め。結構打ったと思っても全然だったなぁ。
続きは近いうちに。今日はもう寝よう……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 06:53:56.77 ID:p1b4ssAO<>[らめぇぇっ!]<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 09:08:10.81 ID:jgwpTNw0<>期待<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 13:09:58.27 ID:0raFUEDO<>こいつは叩いて伸びるタイプじゃない
ゆとり世代<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/03(金) 00:12:28.46 ID:lT9HfcA0<>御坂姉妹?が仲良いものなら期待をしておこう<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 01:14:48.04 ID:.a1FYYAO<>腕吊りそうだ……
そういやだけど、話の大筋は決まってるから、安価とかは少ないと思うよー

んじゃ少しだけ投下してく。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 01:17:14.27 ID:.a1FYYAO<>10666「暇だー」グデー

13510「今日何にもありませんからね、とミサカは自分も予定が無い事を伝えます」

10666「んー、ちょっとちょっと」チョイチョイ

13510「? どうしました?」

10666「こっち来てこっち」

13510「こっち?」

10666「ベッド。となり。座る」

13510「どんだけダレてるんですか、とミサカは呆れながらも座ります」

ポフッ

10666「おぉ。なかなか」

13510「……で、この膝枕の意味は?」

10666「ちょうど良い枕が欲しかった。今は満足している」

13510「全く……」クスッ

あぁ、良い気持ちだ。悪くないなぁ割りと。
しかしなぁ。実験等がないと暇になってしまうミサカはもしかしたらニートかもしれないなー、うん。

ナデナデ

10666「……あのさ」

13510「嫌でしたか?」

10666「いや、そうじゃない。どうぞお続けになって、とミサカはなでりこを推奨します」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 01:20:01.51 ID:.a1FYYAO<>10666「どこか出掛けないかって言おうとした訳です」

13510「……今出掛けるのは余り得策ではないかと。まだ学生が出歩くには早い時間ですし、もしガラの悪い人に絡まれでもしたら面倒です」ナデナデ

10666「何かあったら私がいますし、ネットワークで助け呼べばスネークくらいなら飛んできてくれるんじゃないですか?」



――13510号は、弱い。妹達の中で比較してもだ。レベルはギリギリ1相等。一応重火器は扱えますし、体術も一通りは出来ます。が、一度捕まってしまえば、掴まれてしまえば、ただの少女と相成ってしまうのです。火花が少し出せる程度で、冬のドアノブ以上の自己防衛は出来ません。

ちなみに蛇足ですが私はレベル3相等、妹達の中では優秀な方であります。電撃も割りと自由に出せますし。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/03(金) 01:22:38.34 ID:.a1FYYAO<>10666「じゃあ放課後。コンビニでも行きませんか?」

13510「何か入り用の物でもあるのですか? とミサカは首を傾げます」ナデナデ

10666「無性にコンビニのパスタが食べたい。ミートソースじゃなくて塩系の味付けのやつ」

13510「何でそんな重いか重くないか微妙な食べ物……晩ごはんどうするんですか?」ナデナデスリスリ

10666「んぅっ……買ってきて冷蔵庫入れといて夜中チンして食べる(スリスリはちょっとヤバい)」

13510「太りますよー、19090号に水を空けられますよー」ナデナデ

10666「ちょいと太ったくらいで落ちるミサカの魅力じゃないですー(スリスリ終わった……助かった)」

13510「まぁ、それなら良いですよ。放課後付き合います」ナデナデ

10666「学校も行ってないのに放課後って可笑しな気もしますが、気にしない事にしますー」

13510「ふふっ」

10666「へへっ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 01:24:50.00 ID:.a1FYYAO<>10666「…………ん?」

13510「はい?」

10666「…………」

13510「…………?」

10666「……なでなでしてー」

13510「!」ピコーン

13510「そぉい!!」ガスッ!!

10666「おぅふ!!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 01:25:46.90 ID:.a1FYYAO<>10666「……ねぇ何で今ミサカの首にチョップ叩き込んだの? 返答によっては全面戦争も辞さない覚悟だよこれ」

13510「いやだって『ナデナデシテー』って……」

10666「違うよカタカナじゃねぇよ!? 何お前私に『モルスァ』とか叫ばせたいの!?」

13510「てっきりスタイリッシュなネタ振りかと……」

10666「ネタ振り」

13510「え?」

10666「あの……状況でいきなり『モルスァ』?」プルプル

13510「!!」ブフゥ!!

10666「モル……プッ……スァ」プルプル

13510「止めて下さい……ゴメン、謝りますから」プルプル

10666「」プルプル

13510「」プルプル

10666「」フゥー

13510「」フゥ

10666「モルスァ」

13510「ッ!」ビクン!

10666「モルスァハハハハハハッ!!駄目無理!!」

13510「ヒッ、ヒヒッ!!我慢してたのに!!アハハハハハ!」

10666「チクショウこれツボったお前のせいだぞ!」アハハハハ

13510「そんな酷い、とミサカは笑いを堪え……ッますっ」クスクスクス<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/03(金) 01:27:38.00 ID:.a1FYYAO<>ちょっと待ってたった5レスとは俺も思わなんだ。もうちと書き足さないと流石に少ねぇぞ……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/03(金) 01:37:55.00 ID:rUngx7Io<>気にスンナ
十分ニヨニヨしてる<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/03(金) 01:44:04.09 ID:QDUxrdg0<>10666×13510というわけですねww<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 02:04:43.90 ID:.a1FYYAO<>よっしまとまった。
>>24には悪いが、俺は厨二患者なんだ……つまり、そういう事さ。今はちょっと長いプロローグ中な訳よ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 02:06:35.02 ID:.a1FYYAO<>――――

10666「……ふー」

んー。13510号は自分の部屋に帰っちゃったし、私は優雅にお昼寝と洒落込みましょうかね。そよ風やべぇ気持ち良すぎだろ。



あんまり生きてないけど。

生きてるって、いいな。




『そんな酷い、とミサカは笑いを堪え……ッますっ』

10666「……とミサカは。ってミサカはミサカは。だよねェ、ってミサカはギャハハッ!」

10666「…………」

――『自分だけの現実』。パーソナルリアリティ。能力者が能力者たる原因。『自分だけの現実』を強く強く持てるもの、それが高いレベルを得る事が出来る。

無敵を貪欲に求めた者。裏打ちされてしかるべき努力をした者。

自分を信じる者、自分に自身がある者、強い信念を持つ者、はたまた、能力を研究している研究者を信じる者。

自分自身を、良く知っている者。


『――とミサカは笑いを堪え……ッますっ』



<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 02:09:12.04 ID:.a1FYYAO<>私は最近になって『自分だけの現実』が強くなってきているらしい。希薄だった自我が濃く、色濃くなっているらしい。

確かに、思い返せば最近『――とミサカは』と言う頻度が下がっている様な気がしなくもない。その代わり言葉使いも不安定になった気がする。

一人でじっくり考え事をする時間も増えた。広大な、脳内にある遥かな水面に一人立ち、思考と言う名の石ころを投げ込んで波紋を広げる。止めどなく、終わりの無いその行為を繰り返し繰り返し。

それがとても楽しい。いつかあの水底の深淵にたどり着けるのではないか、そう、思考する事がとても、とても楽しい。



水面に映る『私』が揺蕩っているのが見える。

生きてる、を実感できる。



でも、その『私』は何でもなくて。誰でもなくて。まるで空っぽのようで。シャツに大きく『10666』とあるだけ。









10666「……『自分だけの現実』、か」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/03(金) 02:12:15.04 ID:.a1FYYAO<>え……2スレ?

2スレ?

マジかよ……こりゃあ大変だ。沢山書いてるSSスレ主って凄ぇなぁ……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/03(金) 02:19:22.15 ID:flN40.DO<>乙
気になるな

しかし2スレじゃなくて2レスだと俺は思うの!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/03(金) 02:33:26.74 ID:rUngx7Io<>プークスクス乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/03(金) 02:46:41.39 ID:ycpid460<>わかる

5000字くらい書いた時、俺めちゃ書いたなぁって思って
いざ投下したとき15レスくらいでびっくりしたし<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/03(金) 02:57:05.05 ID:.a1FYYAO<>あああそうだ何スレとか言ってんの俺はずいチクショオォォォォ
眠くて書けねぇ……今日は離脱するよ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/04(土) 05:32:28.96 ID:VqtI0UAO<>よっしゃこんな時間だけど書いてく。目につかないかもなー<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:32:58.72 ID:VqtI0UAO<>10666「おぉーぅい13510号。もうそろそろ行こうぜー」コンコン

――シーン

10666「ん? 入りますよー?」ガチャ

10666「13510号?」

13510「」クゥ……クゥ

10666「ありゃ、寝ていらっしゃられますか。まぁこの風じゃあ仕方ないですかね」

10666「ふぅ……ちょっと座りますね」トスッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:34:09.17 ID:VqtI0UAO<>木の葉の擦れる音がするなぁ。今日は良い日だ。天気も良いし出掛けるには打ってつけじゃあないか。



10666「――――」チラッ

13510「」スゥスゥ




――『自分だけの現実』。高レベルの能力者であればあるほど、強く頑なになっていく自我。

それはつまり、低レベルでは『自分だけの現実』が弱く円くなっていると言う事でもある。

自分を信用出来ない。他人を信用出来ない。自分の考えを持たない。


――自分を、知らない。


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:35:07.13 ID:VqtI0UAO<>勿論、自分を良く知るが上で能力が無い者もいる。今思えば、そういった者は『能力が無い自分』を体現する能力を持っているとも言えるのかもしれない。



ミサカ達は、自分を知らない。



私たちが能力を使えるのは御坂美琴のクローンだから。言い換えれば『御坂美琴のクローンである現実』を知っている事になるのだろうか。

しかし。

『御坂美琴のクローン』は約10000人もいるのだ。

あぁ、訳が分からなくなってきた。水面に立っていた自分が、泥を腹に詰められて水中へと引きずり込まれるような。引きずり込まれた自分が起こした波紋が、更なる波紋を呼び、水面の平穏を例外無く侵食していくような。そんな纏まらない思考の渦の中へと堕ちていく。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:37:35.45 ID:VqtI0UAO<>


どうしたんだ。



何でこんなに不安なんだ。



<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:38:26.13 ID:VqtI0UAO<>私は『10666』。それで良いじゃあないか。結局いつもいつもいつもいつも結論はこうじゃないか。

パシャッ、と水面に石が落ちてきた。

13510「……どうしました、10666号?」

10666「あぁ……お早う、姫さん。気持ち良さそうに寝てたから、ね」ニッ

13510「それは申し訳ない事をしました、とミサカは自分の落ち度を認めます」クスッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:39:45.68 ID:VqtI0UAO<>――――コンビニ

10666「やっぱりこのパスタだよなー」

13510「どれどれ……『チキンとハーブのあっさりパスタ』……確かに食欲をそそられます」

10666「だろー。マジ美味いから食うべき」

13510「じゃあ食べる時に少し分けて貰えますか? とミサカは期待を込めて言ってみます」

10666「いいよいいよ。これでまた一人コンビニパスタの魅力に取り付かれた奴が増えると思えば」

13510「それは楽しみです」クスッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:42:09.00 ID:VqtI0UAO<>10666「よー、管理人。会計頼むわ」

18413「また貴方ですか。相変わらずパスタですね、とミサカはお得意様の癖を覚えている事をアピールします」

10666「へへっ、ほっとけぃ」ヘラヘラ

13510「こっちもお願いします、とミサカはパックコーヒーを差し出します」

18413「はい、お預かりします。……545円になります」

10666「いや、ちょいと待って……フランクフルト一本追加でー」

18413「でしたら695円になります。パスタ温めますか?」

10666「頼むよ」

18413「では少々お待ち下さい……」トテトテカパッピッピッ……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:43:12.72 ID:VqtI0UAO<>13510「んー……」ゴソゴソ

10666「……何ゴソゴソしてるんです?」

13510「いや、お財布を出そうと思いまして」

10666「あ? ……あぁ。いいよいいよ纏めて出しとく」

13510「しかし……」

10666「しかしも案山子もなーいーのー。ちょっぴりだし奢られとけ、な?」ニッ

13510「……そうですね、ありがとうございます。とミサカは素直にお礼をいいます」

10666「別に要らんが、まぁ礼くらいは受け取っておくかなー」

18413「ほら、出来ましたよ。700円お預かり致します……5円のお返しです」

10666「ん。サンキュ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:44:08.31 ID:VqtI0UAO<>13510「もう帰りますか?」

10666「そうだね。帰ってパスタ冷蔵庫に入れとかないといけないし」

18413「おい待てコラ何で温めさせたんだよ」

10666「…………」

10666「!」ハッ!

13510「今気付いた様です」

18413「えぇー……とミサカは無駄手間を掛けた事を悔います。聞いたじゃんちゃんと……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:45:05.19 ID:VqtI0UAO<>10666「やっちまったZE☆」ピカーン

18413「うわ何か腹立つ。ガンジーが助走を付けて殴り掛かるレベルで腹立つ」

13510「仕方ない人ですね」クスクス

10666「へへッ」ヘラヘラ

18413「……お前らって仲良いよな」

10666「そんなんじゃないよ」

13510「そうですね」

18413「? じゃあ何なんですか、とミサカは疑問に思います」

10666「んー…………」

13510「あー…………」

二人『腐れ縁ですね』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:47:30.95 ID:VqtI0UAO<>――――

10666「フランクフルト……っと」スタスタ

13510「帰りながら食べるんですか?とミサカは晩御飯が近い事を懸念に思います」トコトコ

10666「うん。こんぐらい軽けりゃ良いでしょう」

13510「私も一口頂けますか?」

10666「あぁ。別に構わないよ。どうぞ、記念すべき一口目でございます。ほら、あーん」

13510「それは光栄ですね、とミサカはあーん……」パクッ

ニヤリ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:48:11.34 ID:VqtI0UAO<>10666「掛かったなバカめ!」グプッ

13510「んむぅ!!?」ビクッ

10666「フハハハハハハッ!この前口を蹂躙して制圧してくれるわ!」グプグプグプヌプッ

13510「んー!?むー!?」フッ、フゥッ

10666「フハハハ……ハ?」クプヌプグポグポッ

13510「んっ……ふぅぅっ……くふっ……」



10666「」



10666「!」ハッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:48:50.31 ID:VqtI0UAO<>10666「いいい、いや悪い、冗談だ。やり過ぎたかな?」ヌポン

13510「ケホッ……もう。酷いですよ?とミサカはジト目で睨みます」

10666「いや悪かった。ほら、今度はホント」アーン

13510「むー……あーん」パクッ

10666「後食うぞ、まだいる?」

13510「あ、構いませんよ。後は貴方が食べて下さい」

10666「ん(ちょっとエロいとか思ってしまった。ゴルゴダの丘で贖罪しながら死にたい)」モッチャモッチャ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:50:05.89 ID:VqtI0UAO<>10666「――――」モグモグ

――18413「……お前らって仲良いよな」



仲が良い。まぁ、確かに間違って無いとは思うし、世間一般の目線に合わせればそうなんだろう。

でも、『仲が良い』は何か違う様な気もする。『仲が良い』って言うのは、悪くなる可能性を孕んでいる。多分だが、私がアイツと言葉を交わさなくなっても私はアイツの近い所にいるだろうし、逆説的だかアイツも私の近くにいるさ。

勿論恋愛感情でもない。これは確実だ。勘違いとかでは無くて、そもそもそういう対象ではない。どちらかと言えば……友、だろうか。その表現もイマイチしっくりこない。



アイツと私って、何だ?



……考えるの面倒臭くなってきた<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:51:08.31 ID:VqtI0UAO<>13510「――おーい、とミサカは10666号に呼びかけます」

10666「おっ? 悪い。考え事してた」

13510「貴方はたまに凄く難しい事を考えてる様な顔をしますね」

10666「なぁに、他愛の無い事さ。今日の晩飯とかね」ニヤッ

13510「食いしん坊ですね」クスクス

13510「それ、フランクフルトのゴミ。向こうにくずかごあったから捨ててきますね」

10666「あ、じゃあ頼むわ。待ってるから」

13510「はい、とミサカはくずかごにダンクを決める為に向かいます」トテトテ

10666「…………」フゥ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:55:45.13 ID:VqtI0UAO<>――――人気の少ない公園

13510「よっ……と」ポイッ――カサッ

13510「ないっしゅー、とミサカは自分がバスケ選手であれば間違い無く得点王なの確信します……イタッ」クルッ、ドン!

男1「アァ?」

13510「あ……すいませんでした、とミサカは謝罪して先を急ぎます」ソソクサ

男1「アァン? 待てやコラ」ガッ

13510「ひっ……」パチパチッ

男1「痛っ……てめぇ!! おい、押さえろ!」

男2「合点承知ィ!」ガシッ

13510「やっ……あっ……離して下さい、とミサカは――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:56:16.62 ID:VqtI0UAO<>男1「全く……最近のガキは礼儀がなってねぇなぁ。なぁ?」

男2「えぇえ、全くで。しかしある意味ラッキーですよ。こりゃ若いが上玉ですぜ?」

男3「おいおい、俺も混ぁぜぇろぉよぉー」

13510「やっ、やぁ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:56:59.97 ID:VqtI0UAO<>――――

まぁでも、一緒にいたい、とは、思うな、うん。何かアイツ、どっか行っちゃいそうな気がするし。

居心地、良いしな。割りと。それでいいんかなー、とは思うけど。


水面に、また一つ、投石。

13510「――っ! ――――!?」

10666「ん?」

13510「――やぁっ……」

10666「!!?」ダッ!

ダダダダダッ!

10666「おいっ、どうし……た?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:57:38.06 ID:VqtI0UAO<>

水面が


男2「ひょ、新しい子ですぜ!」
男3「おいおいそっくりとか何それそういうプレイ?」

男1「うっすい胸だな……マニア向けだろこれ」ムニムニ
13510「ひっ……ひぃ」ジタバタ



10666「離れろ」




蒸発して


男1「あー、今良い所だから。男3ソイツ頼むわー」ゴソゴソ
男3「頼まれましたー」ジリジリ


爆ぜた。


10666「離れろっつってんだろうが耳着いてねぇのかコラァァァァァァァァ!!!」バリバリバリバリ!

男1「う、おっ!?」バッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 05:58:25.12 ID:VqtI0UAO<>離れたか。避けられた。どうする?

男2「れ、レベル高そうですせ?」

不快な声で囀ずってんじゃねェェェェェェェェェェ!!

10666「ど、らァァァァァァァァ!!」バチバチバチッ、バシュン!

男2「ぎゃ!?」バタッ

一匹ぃ!

男1「このアマ!!?」ブウン!

重いな。でも遅い。

10666「ふうっ!!」バチン!

男1「痛ぅ!!?」ドサッ

二匹目ぇ!

後一匹……!!?

10666「あ、つぅっ!!?」バッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:02:14.11 ID:VqtI0UAO<>男3「ありゃ。かすっただけやったか」ゴゥッ

10666「……発火系か」パチパチパチパチ

男3「そうよ。しかもレベルは3だ」

10666「……」

ヤバいかもしれんな。
ゴーグル使うか。
アイツは?

大丈夫か。
震えてやがる。

いっぱしに。
クローンが。



13510号が。



<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:02:54.75 ID:VqtI0UAO<>10666「くそがあああああああああああ!!」

ゴーグル!

男1「それ、ヤバそうだな」ガッ

10666「は?」

男1「預かるぜ?」バッ

10666「なっ!?」バチン!

男1「おっと、危ねぇ」ザザッ

速くなった!?

10666「……肉体強化。レベル3」

男1「80点だな、レベルは2だ。良かったな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:04:00.32 ID:VqtI0UAO<>男1「高得点ついでに教えてやんよ。男2はレベル0だ。しかもマジで気絶してやがる。お前の前にはレベル2と3、余裕だろ?」

男3「あーあ、レイプはあんまり好きじゃないんだよな」

10666「…………」

駄目だ
落ち着け
冷静になれ
助けを
アイツは
まだ震えて
ブチ殺す
発火と強化
同時?
ブチ殺す
無理か?
ブチ殺す

ブチ殺す


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:04:51.48 ID:VqtI0UAO<>10666「どりゃァァっ!!」バリバリバリ!

男3「おぉ恐い恐い」ゴゥッ

相殺か
!?

男1「ほら、色々お留守だぞ?」バキィッ

10666「うあっ!!?」グラッ

痛ってェェェェ畜生が!!?
あ、やべ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:05:39.38 ID:VqtI0UAO<>


――――――――――――



男3「これで……終いや!」ゴオォッ

男1「ふっ!」ガツッ!!

10666「が……げほっ……」パリ……パリパリ

男1「あー、疲れた……」

男2「終わりやしたか」

男3「てめえ……寝たふりだったのかよ……まぁ良いけどさぁ。さぁて、こんだけ頑張ったんだし癒しタイム癒しタイム!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:08:47.19 ID:VqtI0UAO<>男3「俺こっちの大人しい子なー、ほら立って」

13510「…………」キッ

男3「おお怖。なんて嘘よー」ジリジリ

10666「――――」

あー。畜生。駄目かー。畜生。畜生。畜生。畜生。

チュン!

男3「いただきま……!?」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:09:13.25 ID:VqtI0UAO<>狙撃……?

男2「な、何でやんすか!?ヒィ!?」

10032「そこまでです、とミサカは颯爽と登場します」ザッ

10032号……? 何でこんな所に……

男1「またかよ……ボーナスステージだな、一人につき一つとか堪らんな。ていうか三つ子?」

10032「黙って下さい。今貴方達を、こちらの狙撃手が狙っています。命が惜しいなら下がって下さい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:12:58.06 ID:VqtI0UAO<>男3「へぇ。やってみてよ。焼くからさぁ」

男1「避けれるかどうかだな……」

10032「あくまで下がる気は無いと、という意思表示で宜しいですね?」

男1「はっ、どうせお前も大した事ないんだろ?」

10032「」カチン

10032「オッケー」

男3「は? ――――ぺぽ?」バキィ!

男2「な、ぎゃひん!?」バリバリバリバリ!

20000「リョナはあんまり関心しないわー。漏れは余裕だけど」パンパン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:13:54.39 ID:VqtI0UAO<>男1「てめっ――!?」

15555「なんだ、肉体強化って聞いてたんだけど、案外トロいんだな」パキッパキッ

男1「!?」

15555「知ってるか?」ゴキッ

男1「――――」ク――

15555「ケンカで最初の定石は」

男1「――――」――ルッ

15555「まずは腹から狙うんだ」ドゴォォンッ

男1「がっ――――!?」

15555「これで相手は動けない。後は頭部をタコ殴りだ」

男1「――――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:14:32.32 ID:VqtI0UAO<>15555「『雷華崩拳』!」ドガガガガガガッ!

男1「げ、ぺぇ」フラッ

15555「――ふぅ」

男1「!」ダッ

15555「お」

男1「ひ、ヒィ!? 化けもんじゃねぇか!?」バタバタ

15555「まだ意識があったか。しかし一応仲間だろうに、ほっておいて逃げるか」

15555「まぁ逃がさんがな。『疾風迅雷』!」ダッ!

男1「な、速」

15555「お前が、遅いんだよ」バキィッ

男1「……まさか肉体強化だと――」ドサッ

15555「……違うし。筋肉に電気信号直接送ってるだけだよ。ってもう聞こえてないね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:16:19.92 ID:VqtI0UAO<>――――

ん、お? 私何してたんだっけ?確か13510号と買い物……

ガバッ!!

10032「わ、ビックリしました。とミサカは内心の喜びを表せす悔やみます。大丈夫ですか?」

10666「10032号……うん、問題ないよ。みんなどうしてここに?」

20000「ネットワークでセロリたんのあられもない画像探してたら『誰か助けて』ってスレがあってさー、仕方ねーから来てやったんだよセロリたんまじセロリ」

15555「ちなみにあっちのビルの上には17600号が待機してる。いつでもスナイプ出来る様にな。」

10666「……いや、全く済まない」

15555「それは13510号に言えよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:17:13.69 ID:VqtI0UAO<>10666「そうだな……何で私ネットワーク使わなかったんだろ……トホホ」

13510「…………」

10666「お、無事か?」

13510「…………」ギュッ

10666「う」

13510「…………」ギュー

10666「…………」

13510「…………」

10666「……悪ぃ」ポンポン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/04(土) 06:18:46.84 ID:VqtI0UAO<>ってことでとりあえず今日終了。寝る……
ていうかまだプロローグ終わらないんだけどどうしようwww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 06:22:16.64 ID:VqtI0UAO<>寝ぼけて書いた場所間違い多いorz<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 11:57:31.37 ID:KZRFv9co<>MNW物でシリアスって珍しいな
凄く面白い<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 12:39:19.02 ID:7Inml2DO<>ネギ先生の技が使えるのは美琴だけ。中の人的に<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/04(土) 13:00:01.23 ID:VqtI0UAO<>>>69
15555は他スレネタをアレンジして使わせて貰ってます。あの子はマジパないそういうキャラです。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/04(土) 15:31:23.01 ID:.Gy8A060<>>>70
他スレってなに?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/04(土) 18:54:19.08 ID:VqtI0UAO<>あら?書き込めてなかったか。どうぞ参考にして下さい。

00000 試験個体(フルチューニング)。御坂琴音という固有名も持つ。レベル4の電撃使い(エレクトロマスター)ら。妹達と美琴の頼れるお姉さん。スタイルはオリジナルよりもお母さんに近いようです
9982 実は死んでませんでしただったり、美琴の記憶を移植されて欠陥電気(レディオノイズ)と呼ばれりと立場色々。
10032 御坂妹。基本。上条ラブ。上条から貰ったネックレスを着用している。冥土帰し病院在住
10033 超ドM。一方通行に踏まれたり蹴られたり蔑まれたりすることに快感を覚える。甘党
10039 自称御坂丸。痩せている。冥土帰し病院在住
10050 グアテマラ在住
10090 フィリピン在住
10093 自他共に認めるオタ子
10100 服のデザインが得意
10404 読書好きで昔話マニア
10501 オーストリア在住
10801 末尾が801の娘は夢みる乙女
10840 ドイツ在住
10854 スペイン在住
10855 ポーランド在住
11028 まさかの黒子ラブ。それがあって、黒子を邪険に扱い気味のオリジナルが少々憎いようで
11056 関西弁
11117 時報ミサカ 世界各地の時間まで0.01秒もズレなく正確に把握
11195 色々知ってる。美琴の水着でキャッキャウフフ大公開まで知ってる。黒い。11329 萌え上がるショタコンことショタレンジャーレッド
11899 ベネズエラ在住
12053 インド在住
12083 タイ在住
12345 童話好き+上位個体に従順で、劇の準備などを「一晩でやってくれました」を地でいく上体専用ジェバンニ
12555 元フィリピン在住 変態研究者の手でウミウシを内臓した改造ミサカに 相方はイリオモテネコの神田川
12481 スロベニア在住
13072 フランス在住
13576 囲碁センターがお気に入り
13577 自称御坂.jp。ペットショップの店長をやってる。スカートが四次元ポケット。冥土帰し病院在住
13874 三重県産ミサカ。略して三重サカ。北欧とは大違い。怒ると怖い娘
14333 メキシコ
14440 弱味握って一方さんとデートしたりするやり手。木原くンの弱味も握っているようです。アレイスターとはネトゲ友達。一方ラブ
14444 百合っ子 佐天サイド<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/04(土) 18:58:40.98 ID:VqtI0UAO<>14510 番外命名、一方恋心(アクセラレーコ)略してレーコ。異端。一方ラブ。表情等、感情表現や豊か。自販機で一方通行に買って貰った水が一生の宝物らしい
14889 自称漢子。漢前。冷静。やだ…カッコいい…。アップルマンゴーとたこわさと唐翌揚げが好物。一方ラブ?
15000 青春アミーゴ好き、かと思ったら歌のレパートリは結構あるらしい。でもやっぱり事あるにミ・アミーゴ。まさかの海原(エツァリ)ラブ
15110 アルゼンチン在住
15113 ポルトガル在住
15327 韓国在住
15555 マジパない娘。完全に中立。一方ラブも上条ラブも等しく平等に支援する。電気纏った八極拳とか使える
16582 澄み渡るショタコンことショタレンジャーブルー
16770 ドイツ在住
16836 カナダ在住
17000 イギリス在住
17009 オーストラリア在住
17203 イタリア在住
17403 ブラジル在住
17600 プロスネーク。海原が師匠
17801 手先が器用
18022 スイス在住
18071 煌めくショタコンことショタレンジャーイエロー
18072 ノルウェー在住
18264 北欧在住 あけすけでドクゼツンデレ 一方ラブ(?)
18413 管理人(ドラゴン)とも呼ばれる。コンビニバイトしてたりマンション管理人だったり、行動で無くMNW自体からも非常にフリーダム。一方ラブ
18456 まさかの打ち止めラブ。上位個体の為ならエンヤコラサで、アラスカから海だって泳いでくる
18820 アメリカ在住
19009 中国在住
19072 アメリカの研究所で[らめぇぇっ!]を生やされて目覚めた新変態。賢者タイムが20000号なみに短い<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/04(土) 18:59:20.41 ID:VqtI0UAO<>19090 抜け駆け。新入りショタレンジャー、ショタグリーン。上条命名【小声】痩せている。断わるのが下手。人前が得意でない。冥土帰し病院在住。MNW常駐
19348 フィンランド在住
19488 スペイン在住
19696 サバイバルが趣味なミサカ。学園都市の河川敷で生活してる。貯金100万ほど。勘が鋭い。MNW上でも口調が変わらない希有な存在。
19900 南極在住
19999 ノボシビルスク在住
20000 自称ロシアのノボシビルスク出身の変異体の変態耳年増野菜レイパー。主に変態、極々稀にさわやか。三重サカの相棒を務める事も。媚薬作成スキル持ち。セロリが絡むとすごい能力を発揮。MNWブラックリスト最上位
20001 ミサカネットワークの管理人打ち止めこと上位個体にして運営。幼女。一方ラブ(?)
番外固体 ミサカシリーズ最新作ミサカワースト、略してミサワ。一方通行を[ピーーー]のが目的ら。一方ラブ(?)ロシアの一件以来一方通行(特に黒翼一方通行(ダラクサレータ))に激しいトラウマを持っている
Huzekzkr104 ヒューズカザキリこと風斬氷華。MNWにごくまれに出没。天使様<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/04(土) 19:15:11.11 ID:VqtI0UAO<>>>71
確か
14510「MNWの力で一方通行とのデート成功させる」だったと思う。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 22:01:58.17 ID:AbMjU1Qo<>総合かどっかで見たんたが、
研究者になんかされたせいで
見た目が大人で巨乳で
多重能力者で(炎をつかったりしてた)
海を走って渡れたりする
最強の妹達の個体番号をだれかしらない?
ネタ能力じゃなくて、それなりにまじの内容っぽかった
もしかしたらクロスかも
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/04(土) 22:53:27.34 ID:ZpxHnYwo<>>>76
それが上にもいる12555号だったと思うぜよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 00:16:22.49 ID:U9t/zdco<>>>77
気づかんかった…
ありがとう<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:18:59.78 ID:Ul1D7EAO<>>>77
マジかよそれkwsk
何かこっちの話に絡めれそうな逸材じゃないか。

とりあえず投下するわ。今日は早めの時間で良かった。量は期待すんなよもしもしだからな!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:21:31.88 ID:Ul1D7EAO<>――――冥土返しの病院

冥土「まさかミサカシリーズの子がこんなボロボロで僕の所に来るとは思わなかったよ」

10666「いや、全く申し訳ないです……」

冥土「君は少し彼らに似てるのかもしれないねぇ……とりあえず処置は済んだし、以外に怪我も大した事無かったから、これなら数日で治るよ。塗り薬を出しておくね」

10666「何から何まですいませんマジすんません」

ガチャッ

10666「じゃ、失礼させて貰います」

冥土「うん。無茶は駄目だよ。仮にも女の子なんだからね」

10666「肝に命じておきます。では」バタン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:22:07.96 ID:Ul1D7EAO<>13510「あ……」

10032「漸く終わりましたか、とミサカは長い間待たされた事を目で訴えます」

10666「メチャメチャ口に出てますやん姉さん」

10039「凄い無茶をしでかしたらしいですね、聞いてビックリしました。いきなり病院に来るから何事かと。ネットワークには定期的に接続するべきですね、とミサカは教訓を得ます」

19090「私もリアルタイムでMNWには接続していたのですが、如何せん少し遠く……駆けつけられなくて残念です、とミサカは自分の不甲斐なさを嘆きます」シュン

10666「構いやしないよ。そもそも助けが間に合っただけでも儲け物さ、ありがと」ナデナデ

19090「ひっ!? ひゃあぁ!? いきなり何をするんですか、とミサカは驚き飛び退きます!」カァッ

10666「え? あ、あぁ。悪い。(……悪い?)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:23:16.41 ID:Ul1D7EAO<>20000「お前もしかして漏れより雑食なんじゃね、とミサカはライバルの出現に心踊ります」

10666「それは絶対にないから安心しやがれバカ野郎」

20000「野郎じゃないよ『ピー』ついてなゲフゥ」メコリ

15555「はいはいストップ。オフじゃ上位個体の制限も無いからって調子乗るなよー」

20000「あぁんひどぅい、結構な功労者だったんじゃないかとミサカは自己主張します」

10666「まぁ助かったけどさ……そういやお前ロシアにいただろ。何で学園都市に?」

19999「説明すると、セロリたんペロペロするために来日しました、とミサカは漸く20000号に追いついた事に安心します」フゥ

10666「お前どっから沸いた!?」

20000「いやー、ロシアから二人で来たんだけどさー。宿無い事に思い当たってね」

19999「とりあえず拠点確保の為に二人で別行動していたんです」

10666「やだ何このアグレッシブな変態こわい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:23:49.77 ID:Ul1D7EAO<>20000「そういや見つかった?とミサカはあれから立て込んでいたので探せていない事を報告します」

19999「いえ、こちらも見つかりませんでした、とミサカは最終手段を取らざるを得ないかもしれないと思います」

10032「……嫌な予感がしますが一応聞いておきます、とミサカは内容の提示を求めます」

20000「そりゃ男に跨がゲフゥ」

15555「……お前らの所空いてないのか?とミサカは冥土返し勢に聞いてみる」

19090「……いやまぁ」

10039「……多分大丈夫ですけど」

19999「え、何。対価は身体で払え的なグハァァァァァァァァァ」ドカーン

15555「あぁツッコミしんどい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:24:23.31 ID:Ul1D7EAO<>19999「な……何で姉さんこれ喰らって平気なの?」

20000「鍛え方が違うのだよ鍛え方がな、とミサカは修行不足の弟子を諭します」

19999「師匠!とミサカは20000号の手を取ります。一生ついていくぜ姉御!」

20000「よせやい」テレテレ

10666「(不覚にもちょっと可愛いと思ってしまった。死のう)」

スタスタスタ

――ん?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:26:35.10 ID:Ul1D7EAO<>13577「よ、揃ってんな。とミサカは挨拶します」

10666「お、そういやお前も家ここか。仕事は?」

13577「今日は速めに終わったんだよ、とミサカはみんなにジュースを投げ渡します。一息つこうぜ皆の衆ー」ポポポポポポポポポーイ

10666「スカートから出すって何か海パン刑事思い出すなオイ。どんだけ入ってんだよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:27:06.49 ID:Ul1D7EAO<>10666「っと、サンキュ」パシッ

13510「わわっ」パ、パシッ

10032「助かります」パシッ

10039「どうも」パシッ

19090「感謝します」パシッ

19999「汁ゲットー」パシッ

15555「悪いな」パシッ

17600「済まない」パシッ

20000「ゲッツ!」ペルパヌサッ

「「「「「「「「「………………」」」」」」」」」

「「「「「「「「「(何か変な音出たー!?)」」」」」」」」」ガビーン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:27:40.21 ID:Ul1D7EAO<>17600「全く……どっから出たんだよ今の音は」

20000「え?」

17600「? どうした?」プシッゴッキュゴッキュ

一同「「「「「「「「………………」」」」」」」」

一同「「「「「「「「「ナチュラルに増えてらっしゃるー!?」」」」」」」」」ガガビーン!

13577「ありゃ、最初から居たんじゃなかったのか?とミサカは問い掛けます」ゴッキュゴッキュ

17600「後処理あったから今来た所。割りと気付かれなくてビックリした」ゴッキュゴッキュ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:28:13.00 ID:Ul1D7EAO<>20000「思わず驚いてしまった、とミサカはまだ修行が足りない事に気付きます」ゴッグズゴックハイゴッグ

15555「これツッコむべきなの?ていうかミサカツッコミ固定なのか、とミサカは自分の立ち位置に焦りを覚えます」ゴッキュゴッキュ

19999「くそぉ、漏れじゃこのくらいの効果音しか無理かー……」ゾックゾゴックゾゴジュアッグ

10666「いや充分パねぇよどうやってやってんだよそれ」ゴッキュゴックュ

13510「今ちょっと出ましたよ、とミサカは微笑みます」コクリコクリ

10666「え嘘マジで!?……何かそれはそれでヘコむ……」ゲフゥ!……ズーン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:28:50.40 ID:Ul1D7EAO<>13510「あー……ほら零れてますよ」ペロッ

10666「ん……悪ぃ」

「「「「「「「「」」」」」」」」

10666「……ん? どしたのお前ら」

13510「?」

10032「いや……別に何でも?」ポリポリ

19090「あ、アハハ……」カァッ

15555「ハァァァ…………お前ら、まぁ、今日の所はそろそろ解散で良くね?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:31:43.15 ID:Ul1D7EAO<>10666「あ、あぁ。済まなかったな、みんな。今日はありがとな。詫びと言っちゃ何だが、お前らが困ったら飛んでくぜ」ニッ

10032「良いって事です」フッ

10039「困った時はお互い様ですよ」ニヤニヤ

13577「私ジュースやっただけだろwww」ケラケラ

19090「特にお役には立ちませんでしたが」ニコッ

19999「報酬はスイス銀行に頼む」キリッ

20000「それはスネークの専売特許じゃね?」キリッ

17600「いや私秘密口座持ってねぇよ」キリッ

15555「……まさか通常口座はあるのか?」フゥ

10666「何でお前らキリッとしてんのwww」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:32:16.34 ID:Ul1D7EAO<>――――

10666「遅くなっちまったな」スタスタ

13510「そうですね、とミサカは連絡をしてあるから大丈夫である事を伝えます」トコトコ

10666「……今日は、悪かったな」

13510「いえ、助けに来てくれて嬉しかったです。とミサカは素直な気持ちを伝えます」

10666「結果が全てさ。私だけじゃ危なかった」

13510「そうですね、とミサカは切り捨てます」

10666「…………」ズーン

13510「…………ふぅ」ギュッ

10666「……んむ」ポフッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:33:06.47 ID:Ul1D7EAO<>13510「……強いて言えば」

10666「……うん」

13510「少し……いえ、たくさん心配しました」

10666「……気をつける」

13510「よろしい」ギュー

10666「うん」

13510「……あと」

10666「ん?」

13510「頭を撫でるのを推奨します」

10666「……19090号?」

13510「…………」モゾモゾモゾ

10666「あー分かった分かった頭ゴリゴリすんな」ナデナデ

13510「……ほきゅーちゅーです」

10666「あいよ」ナデナデ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:33:37.13 ID:Ul1D7EAO<>10666「なぁ」

13510「何ですか?」

10666「これって変かな?」

13510「……私は特には」

10666「だよなー」

13510「んぅ……もう良いです、補給完了しました」

10666「ん、じゃ、帰るか」スッ

13510「?」

10666「手。ちょっと寒い」

13510「――はい」キュッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 01:37:15.63 ID:Ul1D7EAO<>って事で一日目終了!
漸く序章が半分終わった感じだぜ!

今回はミサカネットワークの繋がりと13510号と10666号の関係を掘り下げてみたよ。
ぶっちゃけもう最後まで構想練れてるんだけどこれこんなスローペースで終わるんかな……
今回もたった13レスだぜぃチクショー……

ごめんな投下遅くて。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 01:42:24.34 ID:U9YdzGIo<>ミサカ×ミサカ なんて俺得。
GJ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 01:43:35.74 ID:U0DoEq2o<>素晴らしい<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 13:37:19.47 ID:.l0JLYgo<>妹達メインでMNW内会話が出てこない、互いに面と向かっての会話多いってのは逆に新鮮で面白いな
ここの妹達同士の会話は面白くて凄い好き

あと、>>72-74のデータはしばらく前の奴で、
それ以降色んなSSスレが乱立したせいで他にも色々増えてると思う
まあマイナーなのばかりだし>>72-74でも網羅し過ぎとも言えるんで、飽く迄余談ね
決して俺のSSで出した検体番号を出して欲しいとかそんな事はおもtt(この後は破れていて読めない<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage saga<>2010/12/05(日) 13:58:08.05 ID:ee/NGnU0<>>>75
>>71だけど教えてくれてありがとう!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 14:28:50.34 ID:Ul1D7EAO<>他にもこんなミサカいるぜ! ってのがあったら教えてくれるとありがたいなー。ミサカの数だけインスピレーション湧くからw


MNW会話はもうちょい後かな。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/05(日) 14:29:25.02 ID:Ul1D7EAO<>下げ忘れたゴメン死にたい<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 14:29:52.20 ID:HY4USPIo<>ミサカ×ミサカ……ふぅ<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 21:34:19.71 ID:Ul1D7EAO<>出だししか書けてないが投下。

風呂入って描きためたらまた来るよ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 21:35:21.66 ID:Ul1D7EAO<>――――

グシャ――2132号か
ブチッ――5369号だったか
ドガン――7238号だな

ミサカネットワークとは便利な物で、自分達の記憶が簡単に共有できる。最近はみんなが進んで共有する事は少ないが、昔は全ての事を共有していましたね。

そんな、思考の水面の奥の奥。底に積もって濁った、吐き気を催すような記憶の欠片。


ミサカの、最期の時間。


今さら誰も好んで見たりしない。だって、自分達は人間なんだって気付いたから。生きていても良いって、教えてくれた人がいるから。

御坂美琴

上条当麻

…………一方通行

でも今でも思う。死んでいったミサカ達と私は全然全く、おんなじなんだ。

アイツらは、生きていたらどうしたんだろう。やっぱり最初は戸惑うかな。

自我の形成、なんてのは子供の頃に済ませておくものだから、最初は何にも手が着かなくてさ。

――――代わりに私が死んでいたら、世界はどうなっただろうか?

どうにもならない。あの頃なら誰も心を痛めない。

お姉様だって、直接的には痛まない。

上条当麻は、そもそも知らない。

じゃあ一方通行は?

私を殺していたあの第一位は?

――――心が、痛んだのだろうか。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 21:37:27.13 ID:Ul1D7EAO<>そうだ。いつも同じ思考。同じ波紋、同じ疑問。行き着く岸辺はいつも決まっている。

――――ゴメンナサイ。

――――ミサカヲ殺サセテゴメンナサイ。

あの白い少年は口を開けばやれ「オマエを守る」だの何だの言いますが、本当に謝るべきなのは、ミサカ達ではないのだろうか。

殺させてしまった。

私を。

何度も、何度も。


ザ、ザザ――――

「何故――」

10666『どうして――』

「そんな…………顔をしているのですか」

10666『そんな《辛そうな》顔をしているのですか』


8222「一方通行」

10666『一方通行』


――これは、世界に歪んだ正義を押し付けられ、



8222「では、引き継ぎを終わります」



――考える事を放棄した、



8222「次が来るまで13510号の事を宜しくお願いします、とミサカは業務連絡を終わります」

『10666号』



――愚か者達の昔話。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/05(日) 22:28:06.59 ID:Ul1D7EAO<>あああああ何で俺過去編とかしてんのバカァァァでも何か降りてきたら書くしかないよな兄弟!<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 00:20:00.07 ID:v4tELAAO<>そういやここってR−18的なの大丈夫だっけ?
いや軽めだけどそういう表現入っちゃったし。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 00:21:59.98 ID:V4d77Sko<>明確な規定は無いと思ったけど、
投下前に「以下に性的な表現が〜」みたいな注意書きを書いてる人はたまに見かけるかな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 00:22:05.00 ID:zjh/a8k0<>書くったら書くんだよ!
お前のやりたいようにすればいい。
最後まで付いてってやるよキリッ

他スレでも軽いのは見かけが<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 00:23:31.60 ID:v4tELAAO<>オッケィ把握。ありがとー
見てる人いるって分かるとやる気出るなー。頑張るー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 00:43:22.91 ID:.hrGdf.o<>よく分からんが、反射的にパンツは脱いだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 00:50:42.35 ID:0guLLkg0<>おつ
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/06(月) 00:52:24.66 ID:v4tELAAO<>>>110
ゴメン余りの紳士具合に爆笑してしまったwwwwwwww反射ってwwwwwwwwゴメンwwwwww

もうちょい待ってねー。纏めてからうpるから<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 00:54:43.21 ID:6MdWqYDO<>百合のかほりがしたので飛んできました<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:48:43.88 ID:v4tELAAO<>>>113
そげぶ

よっし上げるぜ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:52:56.70 ID:v4tELAAO<>――――とある過去の研究所

10666「検体番号10666、到着しました」

8222「検体番号8222です。体調に問題はありませんか、とミサカは返答を求めます」

10666「いえ、特に目立った問題はありません。あえて報告するならば多少の疲労があります、とミサカは返答します」

8222「では問題無いとして、次へ移ります。着いてきて下さい、とミサカは促します」

10666「了解しました、とミサカは8222号の後に続きます」



8222「こちらへどうぞ、とミサカはドアを開けます」

10666「では失礼します、とミサカはドクターに挨拶します」

研1「あぁ、それが送られて来たやつか。今からスケジュールを伝えるから、順番にやっていってくれ。8222号、下がっていい」

8222「分かりました、とミサカは部屋を出ます」

10666「ではスケジュールの提出を――――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:53:32.89 ID:v4tELAAO<>――――

あぁ、そうだ。
たまに思い出さないと忘れそうになる。私は、この研究所にボディのチェックも兼ねて搬送されて来たんだ。そして――

10666「培養室はどちらでしょうか、とミサカは惑います。あ」

10666「8222号、培養室はどちらでしょうか、とミサカは見知った顔を見つけます」

「いえ、それは人違いです。私はこの研究所が所持する二体目の検体、検体番号――――」



13510「13510です」



あれが最初だったなぁ。あの頃から多少弱そうな感じがしていた様な気がします。

13510「こちらが培養室です、とミサカは案内します」

10666「助かりました、とミサカは感謝の意を伝えます」

13510「では私もやる事があるので失礼します、とミサカは踵を返します」

ガチャ、プシュー

10666「検体番号10666、只今到着致しました」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:54:07.60 ID:v4tELAAO<>――――

あの頃はまだ上位個体が自由で無かったから、ネットワークなんて飾りだったなぁ。記憶共有ぐらいなもんで、寧ろ今の多機能なネットワークはあの頃からは予想出来なかったよ。

8222「10666号、報告があります」

10666「何ですか、とミサカは報告内容の提示を求めます」

8222「13510号の事について、いくつか情報の譲渡を行います。ネットワーク接続を」

10666「了解しました」
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:54:45.91 ID:v4tELAAO<>13510号は精神的に不安要素が残る個体である。『自分だけの現実』を形作るAIM拡散力場が非常に不安定で、能力のレベル測定でもムラが見られる。これはミサカシリーズでも非常に異質であり、かつAIM拡散力場の暴走も考えられる。ある意味では人間らしくもあるため、オリジナルに近く調整出来うるやもしれない。

10666「引き継ぎ、完了しました」

8222「お疲れ様です、とミサカはもう一つある事を伝えます」

8222「私と13510号は共にこの研究所の初期所持個体です」

8222「しかし、近々私は実験がありますので、恐らく消費されてしまいます」

8222「ですので、私の後に13510号のサポートをお願いします、とミサカは言葉を終えます」

10666「了解しました。とミサカは命令を反復します。ミサカシリーズ検体番号13510のサポート。宜しいですね?」

8222「はい、ではお願いします」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:55:35.35 ID:v4tELAAO<>―――あれ、何で泣いてるんだろう。いや、あの私は泣いてない。意味も分かってない。

分かろうともしていない。

引き留めろよ。何つっ立ってんだよ。ソイツもうすぐ居なくなっちまうんだぞ。

10666「今日ですか、とミサカはスケジュールの確認をします」

8222「えぇ。とミサカはそのスケジュールに間違いの無い事を指摘します」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:57:25.61 ID:v4tELAAO<>10666「13510には」

8222「極力秘匿に。隠すのにも限界があるでしょうから、出来るだけ刺激を与えないよう、お願いします」

10666「再度命令の反復をお願い致します」

8222「了解しました」

8222「次が来るまで13510号の事を宜しくお願いします、とミサカは業務連絡を終わります」

8222「では、引き継ぎを終わります」

10666「命令確認、完了致しました。では」

8222「えぇ、では行って参ります」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:57:55.50 ID:v4tELAAO<>――行ったか。行っちまったか。


こっから先は、目の毒だ。引き返すなら、今の内ですよ。何故なら――

『一方通行』ですから。



<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 01:58:44.51 ID:v4tELAAO<>13510「10666号、8222号の居場所をご存知ですか、とミサカは尋ねます」

10666「それなら、今は別の研究所で――――」









私はこの嘘を一生忘れない。








<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:00:50.20 ID:v4tELAAO<>――――とある別の研究所、過去

一方「よォ、来てやったぞクソ研究者どもがァ」

研究者「おぉ、一方通行かね。良く来てくれたね」

一方「ンなテンプレートな挨拶は耳が腐る程に聞き飽きてンだよ、さっさと用件を吐きやがれノロマが」

研究所「いやぁ熱心で感心だね。こっちとしてもやり甲斐があるよ。今日はね、粗方殺害の方法はやり終わったから、厄介な所を片付けようと思ってね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:01:38.84 ID:v4tELAAO<>一方「あァン?遂に大量虐殺ですってかァ?」

研究者「いや、それはまた今度さ。今回はやり残した殺害方法をやっておくのさ」

一方「はァ? 思いつく限りはやったはずなンですけどォ?」

研究者「やはり君は若いね。人間らしさがあって実に良い。今回君にして貰うのはね」

研究者「『腹上死』さ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:02:06.90 ID:v4tELAAO<>一方「はァ!?寝言は永眠してから言いやがれ!!?」

研究者「いやいや冗談では無い。心配しなくても、『何故か』女性職員はみんな休暇を取った」

一方「ふざけンじゃねェ!! 実験の内容はお前らに筒抜けなンだろォが!!」

研究者「勿論だとも」

一方「な……オマエ何言ってンのか分かってンのか?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:02:48.86 ID:v4tELAAO<>研究者「君こそ何を言っているのかね? まさか私達が君たちの行為に対して欲情するとでも?」

研究者「それこそナンセンスだ。誰がモルモットと人形のセックスを見て楽しむものか。君は自分が化物である事を少し実感した方が良いね」

研究者「やらないのかい。『最強』。やらないなら所詮君は『最強』止まりさ」

一方「…………クソッ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:03:43.86 ID:v4tELAAO<>――――とある実験場、過去

8222「時間通りですね、とミサカは実験の開始を宣言します」

一方「……内容の確認を」

8222「『ミサカとの戦闘、無力化の後に擬似的な強姦による身心の破壊』。反芻を終了します」

一方「通りで一人なはずだァ……流石に経験はねェからなァ。多人数は無理ってか、ギャハハハ。研究所の奴らの気遣いが見え隠れしてやがる」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:06:18.80 ID:v4tELAAO<>一方「何かあるなら聞いてやるよ」

一方「(……まァどォせ『実験に遅れが出ます、開始を』とかだろォがな)」

8222「いえ」

一方「ン?」

8222「後は託して来ました。悔いはありません、とミサカは言います」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:07:06.23 ID:v4tELAAO<>一方「――――そォか」

一方「一つ良いか」

一方「ネットワークは切れ。これはオマエの為だ」

8222「………………ネットワークからの切断を確認。宜しいですか?」

一方「あァ、最っ高に上出来だァ。だがな。俺はあンまり乗り気じゃねェンだ。即殺してやるよ」



――――ここまで。ネットワークに残っているのはここまで。どうやら13510号の接続は拒否していた様で、それは調整中と言う嘘で何とかした。8222号は実験の内容を気にくわない一方通行に、鬱憤の捌け口としてすぐ殺されてしまったらしく、特に性的接触はないとの事だった。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:07:45.86 ID:v4tELAAO<>










私だけ、ネットワークに繋がっていた。












あの時は意味がわからなかったけど。きっと最期を誰かに見てて欲しかったんだろうな。寂しかったんだろうな。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:08:41.95 ID:v4tELAAO<>一方「ハイ無力化成功、ってなァ!」ガシッ

8222「ぐ…………」

一方「さァて……しかしどォしたもンかなァ……」

一方「腹上死って言われてもなァ……様は体力奪って? 血圧操作して? 血液循環に異常来せば良いンだよな……」

一方「うーン……中々難しいじゃねェか。無理矢理ヤるだけじゃ死なねェしな」

一方「体力持つか……?いや、マジメにやる必要ねェな。全部操作安定だな」ガシッ

8222「あ……」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:09:34.40 ID:v4tELAAO<>一方「脳内の分泌物がこうで……これで……どォだ?」ヴゥン

8222「あ、ああああああああああああああああ!!?わぁああああああああああああああああ!!!?やぁあああああ!!」ビクン!


ああああああああああああああああやべぇ頭割れる!!頭割れる!!あの童貞無茶しやがってバカ野郎!!



一方「…………」

8222「ひぃっ!!?ひぃぃいぃぃ!?ぐぅぅ、わぁあああ!!やぁぁぁぁっ!!」ビグンッ!ビグンッ!

一方「……何やってンだろォなァ、俺はよォ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:12:10.48 ID:v4tELAAO<>一方「……邪魔するぞ」スッ

グチュッ

8222「ッ!!!!??ぃやァァァァァァァァ!!?」ビクン!!

一方「……グッチャグチャじゃねェか。悪ィが、せめてサッさと終わらせてやるよ」グイッ

8222「あ――――――」

一方「く……ゥ」ギュ、グチュ

8222「――――――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:13:26.69 ID:v4tELAAO<>――――

一方「ゼェッ……ゼェッ……キッツい……」

一方「……チクショォ、チクショォォ……」



あぁ、何か楽になってきたんだよな、この辺りで。

……今更ながら、アイツ。泣いてたんだな。当時は全然気付かなかったや。

8222「…………」スッ

一方「!?」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:14:11.38 ID:v4tELAAO<>8222「……どうしました?」

一方「……まだ喋れンのかよ。オマエ今までで一番強いわ」

8222「それはどうも。急に楽になって来たもので」

一方「……そォか」

8222「……どうして、そんな顔をしているのですか。一方通行」

一方「さァな」

一方「……さァて、ラストスパートだ」グチュッ、グチャッ

8222「んぅ……ふぅっ……」クター<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:15:20.35 ID:v4tELAAO<>一方「ほら、起きろ。抱き着け」

一方「……無理か。仕方ねェな、ほらよっと」グイッ

8222「……俗に言う、対面座位ですね……んくっ」グチュッ

一方「名前なンざどォでもいいわ」

8222「――――」


あぁ、目の前が見えなくなってきたんだよな……確かアイツ最期に何考えてたっけな……

――――号を

13510号を、宜しく頼――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:16:05.28 ID:v4tELAAO<>








そこまで見て、あの頃の私は昏倒した。









<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:19:27.11 ID:v4tELAAO<>――――何処か知らない場所の話

一方「くっ……ぐぅっ!」ドクン

一方「あァ……もう駄目かもしれねェ……」プルルルッ

一方「ん、何だァ?」ピッ

一方「もしもし、何だよ実験中によォ?」

研究者『お疲れ様。実験は終了だよ』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:19:53.38 ID:v4tELAAO<>一方「ハァ?だってまだ……」

研究者『8222号は五分前に生命活動が停止している。実験は成功さ』

一方「……わァった。帰っていいな」

研究者「あぁ。後片付」ピッ

一方「…………オマエ。漸くくたばったか。まだ温けェのによ。俺は五分も死体に腰振ってやがったのかよ」

一方「ギャハハハ!!最高に狂ってやがる!!ありがとォよォ、また一つネジが外れた気がするぜェ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:20:51.30 ID:v4tELAAO<>一方「……抱き着いたまま死なれるって後味悪ィな」ヌポッ

一方「……情けねェな、何が『最強』なンだよ」スック

8222『気を病まないで下さい。貴方のせいではないのですから』

一方「!?」バッ

8222「――――」

一方「――気のせい、か」

一方「…………」バサッ

一方「上着、やるよ。じゃあな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:21:49.60 ID:v4tELAAO<>――――



8222号の死を正確に知っているのは私だけだった。これは、誰にも話してはいけないと、当時の私も無意識に思った。

これで終わった。そう思った。後は研究所の命令通りに13510号のサポートをしながら、自分の番を待つだけ、それだけだった。

それだけのはずだった。



暫くして、13510号の意識が無くなった。8222号が既に死んでいる事を明かした者がいるのだ。






それは、他でも無い、研究所の職員だった。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:22:23.25 ID:v4tELAAO<>私は混乱した。不安定な精神に揺さぶりを掛けない様にするのでは無かったのか。



研究者「え? そんな命令」








「出してないわよ?」








<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 02:23:42.00 ID:cWB9r/go<>うわぁsぁxC<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:24:42.51 ID:v4tELAAO<>私の頭を過る、幾つもの言葉。


――10666号、報告があります――

――ですので、私の後に13510号のサポートをお願いします、とミサカは――

――極力秘匿に。隠すのにも限界があるでしょうから、出来るだけ刺激を与えないよう――

『13510号を、宜しく頼みます』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:25:27.95 ID:v4tELAAO<>あれは――8222号の意志だったのだと、気付いた。気付いてしまった。死んでいった、どのミサカの事も今では分からないが、私だけは、8222号の事だけは、知っている。

13510号は、記憶を操作するらしい。8222号との記憶が無ければ、確かに一時的な安定が望めるだろう。



その時、私は初めて、思考の水面に降り立った。何も知らない、濁りきった水の上、曇った空の下、水面に石を全力で叩き込んだ。

『これで良いのか?』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:26:34.60 ID:v4tELAAO<>――何ですって? 記憶の改ざん?

――はい。私が元々ここに居た、と言う事にすれば、私は自然な形で彼女のサポートに回れます。

――しかし。

――それに、彼女だって気付くかもしれません。私を8222号の位置に置く事で、その違和感を和らげる事が出来ると思います。

――分かったわ。確かに良い案よ。しかし、貴方が言うとは思わなかったわ。10666号。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:27:04.82 ID:v4tELAAO<>



――『責任』……ですから。




私はこれからも彼女に嘘をつくだろう優しい嘘を。それで構わない。今、彼女と私と、生きている。それでいい。ただ、墓参りと同じだ。死者を、忘れない。ただただ、それだけだ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:27:47.21 ID:v4tELAAO<>パシャン――パシャン

水面に石を投げ込む音がする。お客さんかな?

「――号、10666号?」

10666「『あいよ』」ゴポゴポ

13510「買ってきましたよ、コンビニパスタ」ドサッ

10666「『サンキュー』」ゴポゴポ

13510「後、途中で偶然出会ったんですが……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:30:12.62 ID:v4tELAAO<>上条「どうも……って御坂妹裸じゃねぇか!?」

御坂「わァァァァァァァァ!!?バカバカ見るなァァァァァァァァ!」バリバリバリ!

打ち止め「わぁぁ!?お姉様ここでそれはヤバいってミサカはミサカは焦ってみる!?」ワタワタ

一方「バカ野郎、培養層故障したらアイツ死ぬぞ」ハァ……

10666「むー!!?むぅー!!?(止めろー!?死にたくなーい!?)」ゴボゴボ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:30:49.35 ID:v4tELAAO<>13510「止めろー死にたくなーい、と言ってますよ」

御坂「あ、ご、ゴメン!でもコイツ!」パリパリ

上条「だ、だって仕方ないだろ!?御坂妹が全裸で培養液に漬かってるなんて聞いてないって!?」パキュンパキュン

10666「むー(別に気にしやしませんよ。良く来てくれました。こんな格好で申し訳ありませんが、歓迎しますよ。)」ヨイショ

13510「――と言っております」

一方「だからって培養液ン中で堂々と胡座かく女はいねェぞ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:31:49.62 ID:v4tELAAO<>御坂「みーるーなー!……もぅ、大体何でこんな……」

13510「……実は10666号はこないだ私を守って、能力者達と戦って怪我をしてしまいまして。皮膚の早期治癒も兼ねての調整中です」

上条「しかし、上条さん男の子ですから、どうしても目のやり場に困るのですよ……」

10666「むー(上条さんは人と話をするとき、胸や股座を見ながら話すのかい?)」

打ち止め「――って言ってるよってミサカはミサカは翻訳家!」

御坂「何と言うかまぁ……竹を割ったような子ね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:32:36.03 ID:v4tELAAO<>13510「あ、終わった様ですね。液が抜けていってます」

10666「ぷはっ。あ、13510号。シャワー操作して、あとタオル頼むよ」ジャバー

13510「はい、分かりました。少し待ってて下さいね」ニコニコ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:33:54.36 ID:v4tELAAO<>――――培養層内でシャワー中


シャー……


御坂「(人前で気にせずシャワー浴び出した……)」

上条「(流石に立ち上がられると上条さんも立ち上がりかねないですよ……)」

一方通行「(オイオイどうなってンですかァ……)」

打ち止め「(20000号と違って悪気が無いからお仕置きも出来ないよ……)」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 02:34:36.82 ID:tWjkKKoo<>男連中は取り合えず後ろ向けww<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:34:44.75 ID:v4tELAAO<>13510「はい、タオルです」スッ

10666「サンキュ。ゴメンね待たせて」フキフキ

御坂「(普通に話しかけられた……)」

上条「(しかも何だか……)」

一方「(風呂上がり感バリバリでェ……)」

打ち止め「(エロいって言うより……)」

一同「「「「綺麗だ……」」」」

10666「え?あ、ありがと?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/06(月) 02:41:00.82 ID:v4tELAAO<>って訳で過去編終了かな……39レスって多い? 少ない? 変態とかはもっと沢山書いてたイメージあるけど。

今回は13510と10666の関係と一方通行に対する軽いアプローチだったね。ぶっちゃけ書く予定無かったけど何かnobuts聴いてたら天から降りてきた。

当初はいきなり培養層シーンから入る予定だったんだけどなぁ……

まぁもうちょい付き合ってよ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 02:46:16.61 ID:cWB9r/go<>幾らでも付き合うぜ付き合っちゃうぜ乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 08:40:55.45 ID:xjjc276o<>続きに期待<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 14:05:59.57 ID:.hrGdf.o<>…ふぅ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/06(月) 21:50:53.32 ID:v4tELAAO<>キャラ多すぎるwwwwwwww
ボスケテwwwwwwwwww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 22:50:23.12 ID:zym8HGMo<>きてるー!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:09:57.22 ID:4aPeFYAO<>行くぜみんな!
今回はギャグ回かもしれない!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:12:36.76 ID:4aPeFYAO<>――――幸福とは何だろう。何、と聞かれたら、私には答える事は難しい。明確な基準が無いからだ。一般的には『満たされている』事だろう。しかし、満たされる基準は皆違うし、満たされていたとしても。それは直ぐに不満になる。また新しく、次へ、次へと際限無く求める。

そして知るのだろう。

ここまでだと。

これ以上幸せにはなれないと。

ならどうする?

そこで立ち止まるのか?

立ち止まって、置いていかれていくのだろうか。

分からない、あぁ分からなくなってきた。こうやって度々考え事で頭が一杯になるのは姉譲りなのかなー。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:13:16.88 ID:4aPeFYAO<>あー、水も何か濁ってるような気がするなー……潜ると身体が重い……

――――ギャーギャー!!

賑やかだねぇ全く……

10666「……なぁ上条さん。貴方はそんなに不幸なのかい?」

上条「少なくとも今は不幸ですのことよ!?離せインデックス!?」イタタタタ!

禁書「むきー!とーまったら私を放って短髪とデートなんて許せないんだよ!」ガブガブ

上条「だからそんなんじゃねぇって!?」

御坂「で、でーと?あわわわ」プルプル<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:13:52.16 ID:4aPeFYAO<>13510「まぁまぁ、その辺りで離してあげませんと当麻さんの頭に致命傷が入りますよ?」ドオドオ

一方「あの暴食シスターも相変わらずだなァ……」

打ち止め「あの人もなかなか大変なのね、ってミサカはミサカは労ってみる……」


あの後、みんなで買い物に行く事になり、その途中でゾンビ宜しく徘徊するシスターに発見された次第です。しかしなぁ……噛みつきとは。そういうアレ?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:14:27.75 ID:4aPeFYAO<>一方「オイ暴食シスター。ンなもン食ったら腹壊しちまうぞ。飯奢ってやっから勘弁してやれよ」

禁書「それは本当なのかな!?」ガバッ

一方「お、おぉ」ビクッ

禁書「やったー!あくせられーた愛してるんだよー!」ピョンピョン

一方「こンな心に響かねェ『愛してる』は初めて聞いたわ」

打ち止め「愛してる」

一方「おゥ」

10666「待てやそこ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:15:06.52 ID:4aPeFYAO<>上条「いやしかし助かりましたよ……」

一方「別に構やしねェよ。どうせ昼飯食う予定だったしィ?上条は金ねェしィ?元々俺の奢りだっての」

上条「反論出来ない自分が憎い……」ズーン

禁書「あれ?とーま、よく見たらクールビューティとは違う子なんだよ。しかも二人いるんだよ」

上条「あぁ、また別の妹達で……」

10666「10666号です。今後とも宜しく願いたいものです」ニッ

13510「13510号です。宜しくお願いしますね」フワッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:17:31.15 ID:4aPeFYAO<>禁書「私はインデックスで良いよ!宜しくね、えーと……」

禁書「ヒートビューティーとウォームビューティー!」

1066613510「はい?」

禁書「何だか二人ともクールビューティーとは全然違うんだよ。何か貴方は熱い感じで、貴方は暖かい感じなんだよ!」

10666「へぇ……私がヒートってのはどうかとは思いますが、まぁ、13510号のは納得ですね」

13510「私は貴方がヒートってのは割りと当たってると思いますよ、とミサカはシスターのセンスに学びます」

10666「そうかねぇ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:18:09.02 ID:4aPeFYAO<>禁書「だって貴方、とても強い目をしているんだよ。何かを覚悟した者の目に似ているんだよ」




『とーまやあくせられーたにそっくりなんだよ』




禁書「初めてだし、お祈りさせてもらうんだよ!良いかな?」

10666「ん、あぁ」

13510「構いませんよ?」

禁書「じゃ、軽めにいくんだよ!……神の子らよ、汝らの行く先に神のご加護があらん事を祈って……」

――――神、か。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:18:38.04 ID:4aPeFYAO<>禁書「――終わりなんだよ!これで貴方にも神の思し召しがあるんだよ」

10666「あぁ、ありがとうな。シスターさん」

10666「シスターさん。一つ良いかな?」

禁書「何かな?」

10666「神はいつでも私たちを見てるのか?」

禁書「勿論なんだよ、全ての人は皆神の子なんだよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:19:10.46 ID:4aPeFYAO<>10666「……くっくっく、そりゃあ良いや。ありがとう、シスターさん」スッ

禁書「?」手?

チュッ

禁書「」

10666「なら、せめてものお返しに、私は貴方の健やかなる未来を祈らせていただきます」ニコッ

禁書「」ボフンッ

10666「?」

13510「あら」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:19:48.26 ID:4aPeFYAO<>禁書「み、ミコトー!?」アセアセ

御坂「デート……アイツとデート……え、何?」キョトン

禁書「あの子!あの子が間違い無くミコトの辿り着ける最高点だと思うかも!完全体なんだよ!」

御坂「ゴメン何言ってるか分かんない」

10666「……もしかして、お嫌でしたか?」

禁書「いやいや全然そんな事ないから気にしなくて良いんだよ!って言うかとーまにもこのくらいの甲斐性が必要なんだよ!」ガブッ

上条「とばっちりじゃありませんのことよインデックスさん!?」ギャー!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:22:09.43 ID:4aPeFYAO<>一方「コントやってねェで行くぞ」コツコツ

打ち止め「置いてっちゃうよー、ってミサカはミサカは駆け足ダッシュ!」トテトテ

13510「行きましょうか、とミサカは10666号に手を差し出します」スッ

10666「はいよ」ギュッ

禁書「とーま、美味しいご飯の為にいざ行くんだよ!」タタタタッ

御坂「べ、別にアンタと一緒にいたいって訳じゃないんだけどさ……」モジモジ

上条「良いから行きますよ『美琴』さん」スタスタ

御坂「ふ、ふにゃー」

禁書「全く家の同居人は節操無しなんだよ……」ハァ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:22:45.37 ID:4aPeFYAO<>覚悟、か。なかなかどうしてシスターじゃないか。ビックリしたよ。

神、ねぇ。そんな奴居るんだろうか。私をいつも見ていたのなら、何で、私達は死んでしまったのだろう。

価値が無かったのかな。

いや、結局の所、神なんていないんだろう。

強いて言えば、この世界の、この水面に立つ探究者。即ち私が、私にとっての『神』なんだろう。結局、自分次第だと言う事に気付かない者が産み出した偶像に過ぎないんだろうなー……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:23:27.82 ID:4aPeFYAO<>――――

13510「この服は如何でしょうか?」

10666「素材が良いから何着ても似合うよ」

13510「それは自画自賛では?とミサカは笑います」クスッ

10666「違いないや」ヘヘッ

――――

コソコソ

一方「何でこンな事……」

打ち止め「良いでしょ、ってミサカはミサカは大問題な事をアピールしてみる」

御坂「何で私まで……アイツはまだレストランなのに」ショボン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:24:01.67 ID:4aPeFYAO<>一方「しゃあねェだろォが、あのシスターの保護者なンだからよォ。金も渡してあっから心配ねェよ」

打ち止め「妹達の一大事なんなんだよってミサカはミサカは事の大きさを伝えてみる」

御坂「……仕方ないわねぇ」

コソコソ

御坂「……で、問題って何なのよ?」

打ち止め「実は最近ネットワークにあるスレッドが上がってるの」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:24:42.40 ID:4aPeFYAO<>打ち止め「そのスレッドのタイトルが『10666号と13510号仲良すぎね?』なのってミサカはミサカは話してみる」

一方「どンな内容なンだァ?」

打ち止め「それがね……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:27:05.96 ID:4aPeFYAO<>1:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032
あれはガチなレベルじゃなかろうか

2:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

漏れ頭ナデナデされたんだけど

不覚にもちょっとドキっとした


3:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555


実際見た時の破壊力はヤバい。私も修行が足りないと思ったよ。

4:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:17600


たまに街中を二人で歩いてるのを見るんだけどどう見てもデートにしか見えない


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 00:27:35.62 ID:lWq/Q720<>一方「「神」なんて自分やその周りの世界というか宇宙空間などが存在する為の「理由」や「真理」でしかねーからなァ
   科学とは「神」の姿を「知る」為の学問だし」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:27:42.94 ID:4aPeFYAO<>5:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:13577

あれで自覚が無いから困る


6:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20000


もうしっぽりヤってんじゃね?


7:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20000

黙らないでくれよ……
いつもみたいなツッコミはまだかよ……漏れもビックリなんだから。


8:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19999

端から見たら猫のじゃれあいにも見える


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:28:56.76 ID:4aPeFYAO<>9:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:18413

お釣り渡す時に手に触れたんだが、そんときの「サンキュ」ってセリフがヤバい。笑顔とシンクロして堕ちるかと思った


10:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14510

一方さんデート誘うのに失敗してしょんぼりしてる時に後ろからほっぺたに冷たいジュース当てられた。あんときの「ほらよ」がヤバかったが一方通行一筋の私に隙は無かった。

11:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

あとアイツバカみたいにゲーム強い。スパWの熱帯で勝てた事無い。
悔しいからアイツの研究所行って部屋でゲームやってたのよ。


12:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032
>>11
ほうほう、それで?


13:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090
>>11
kwsk


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:29:37.46 ID:4aPeFYAO<>14:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

まぁ暫くカチカチやっててさ、全然勝てない訳よ。
あと、ちょっと部屋肌寒くてさ、外は晴れてたんだが、まぁ漏れは寒かったんだ。

で「寒いですね」って言ったらアイツ「じゃあこれで良いだろ、ほら」って言って漏れ後ろから抱き抱えてゲーム続けんの。漏れ胡座かいたアイツの足の上。


15:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20000

なかなか上級者だな


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:32:02.39 ID:4aPeFYAO<>16:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

んですっげー恥ずかしいの。向こう何にも感じてないのがまたアレで、全然集中出来ねーから負けそうになんのよ。そしたらアイツなんか急に弱くなって勝てたんだよ。「寒くて手動かなくなってきた」とか言いながらフワッと抱き着いてきた。優しさがそこかしこに見えて凄い困った。

17:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10039

これは本物。


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:32:31.03 ID:4aPeFYAO<>18:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19999

漏れら版上条なのか……っ!?


19:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

漏れも気になってアイツと話をしてみたんだが


20:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10039

>>19

姐さんパねぇっす!!マジでリスペクトっす!!


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:33:22.95 ID:4aPeFYAO<>21:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

いやあれやべーわ。マジべー。って何言わせんだバカ野郎。

何か話途切れたら、遠い目で何か考え込んでるんだよ。全然こっちを見てないっつーか、何処か違う物が見えてるんかもしれんな。

埒が開かないから「なぁ」って話し掛けたらスゲェいい顔で「どうした?」って返ってきた。スゲェ優しさが込もってんのよ。堕ちるかと思った。

22:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

ヒィィィィィ


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:33:58.85 ID:4aPeFYAO<>23:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20001

つまり、そんな10666号とずっと一緒にいたら13510号みたいになっちゃうって事で良い?


24:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10033

運営さんチッス!


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:34:29.67 ID:4aPeFYAO<>25:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

あれはマジで喰われる五秒前だった。13510号帰ってこなかったら間違いなくヤバかった。
アイツらその後も13510号が後ろから抱き着いてお互いにほっぺたスリスリとかしてんだぜうわぁああああああああああああああああ

26:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

大丈夫か、落ち着け!


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:36:49.09 ID:4aPeFYAO<>27:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

傷は浅いぞ!


28:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

もーヤだ、まさか漏れが弱み握られるとは思って無かった。


29:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:worst

一番の問題は何も気にしてない事なんだよねぇ……


30:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032

なんという野生のイケミサカ……

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:37:15.96 ID:4aPeFYAO<>――――

打ち止め「エトセトラエトセトラ……って訳ってミサカはミサカは説明を終えてみる……」

一方「おォう……」

御坂「わぁー……」

一方「……いや、待て落ち着け第三位。多角的に物事を見るンだ」

御坂「アンタも十分動揺してるわよ第一位」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:37:41.71 ID:4aPeFYAO<>御坂「アレじゃない、あの子にとってはスキンシップの内に入るんじゃないかしら?」

一方「まァ俺らの前でシャワー浴びて着替えれる奴だからなァ……」

打ち止め「ミサカもまさかこんなに犠牲者がいたとは気付いて無かったの、とミサカはミサカは管理人失格かも……」

一方「そンな事ねェよ」

御坂「(即答!?)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:38:13.25 ID:4aPeFYAO<>一方「オマエは今も良くやってンじゃねェか」

打ち止め「うん……」

御坂「……、ちょっと。あの子たち動いたわよ。追わないの?」

打ち止め「勿論追うよ!ってミサカはミサカは責任重大!」ダッ

一方「…………(でも打ち止めには悪ィがぶっちゃけめンどい……)」コッツコッツ

御坂「えぇい、乗り掛かった船よ!」パタパタ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:38:45.84 ID:4aPeFYAO<>――――

13510「これはどうでしょうか」

10666「あー……悪いが似合わねぇわ。それは私が着てみるよ」

13510「そうですか、ではどうぞ」

10666「……試着室変わってくれよ」

13510「あら、まだ私は下着姿なのですが、とミサカは10666の意外な性癖に驚きます」ニヤニヤ

10666「喧しいわ。だったら待つに決まってるだろうに」フッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:41:08.69 ID:4aPeFYAO<>一方「ブラック、コーヒー、ヲ、クダサイ、ト、アクセラレータ、ハ、ヨウキュウシマス」ガタガタ

御坂「しっかりして一方通行!?第一位のプライドは何処に行ったの!」ユサユサ

一方「はっ!? 危なかったぜェ……俺ともあろォ者が妹達に遅れを取るとは……」

打ち止め「あれは確かに問題だってミサカはミサカは真剣に危機感を覚えてみる!?」ドザー

御坂「打ち止め!?口から何か砂糖みたいなのがザンラザンラ出てるわよ!?床がネトネトになっちゃうわよ!?」

打ち止め「おっとやべぇ、とミサカはミサカは口を拭ってみる」ゴシゴシ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:41:44.62 ID:4aPeFYAO<>一方「……しかし」

御坂「どうしたの?」

一方「程度は少し不味いかもしれねェが、仲の良い同居人の範囲は越えてねェンじゃね?」

一方「姉妹みてェなもンだしなァ」

打ち止め「うーん……いいのかな、ってミサカはミサカは迷ってみる」

10666「……こんな所で何してはるんですか皆さん」

一同「!!?」ビビクーン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:42:14.59 ID:4aPeFYAO<>13510「10666号ー、会計終わりましたよー」

10666「ありがと。一方通行もありがとうございます。態々お金を出して頂いて……」

一方「……別に良いけどよ」

10666「いえ、一方通行はお財布ではないのですから。お礼くらいは受け取って頂かないと私の気持ちが済みません」フワッ

一方「!?……おォ、分かった。(なんて柔らけェ笑みだ……こンなンまであンのかよ)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:42:42.26 ID:4aPeFYAO<>10666「お姉様も、今日はお邪魔してしまいましたかね?」ニッ

御坂「い、いや。別に良いわよ。妹達の為だしねっ(こ、言葉の端々に『邪魔してゴメンな』ってニュアンスが盛り込まれてる……なんて罪悪感)」

10666「上位個体も。今日はお付き合い頂きありがとうございます」ペコッ

一方御坂「(来た!打ち止めはどう(ォ)避ける!?)」ザザッ

打ち止め「…………」グググ……

13510「……上位個体?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:43:17.66 ID:4aPeFYAO<>打ち止め「その程度でミサカが堕ちると思ったら大間違いだってミサカはミサカはア・バオア・クー!!」グルグルグル

一方御坂「(盛大におテンパりになってらっしゃるー!?)」ガビーン!

――――

上条「何でファーストガンダム知ってんの!?」ガタッ!

禁書「どうしたのとーま、急に立ち上がって」モグモグ

上条「いや、何かツッコまなきゃいけない気がして……」ドサッ

禁書「意味が分からないんだよ」モッキュモッキュ

上条「……まだ食べるんですか?」

禁書「勿論なんだよ!とーまと二人で外食なんて久方ぶりなんだよ!」

上条「はいはい」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 00:43:45.48 ID:41cX7OAo<>人の金だろ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:46:29.25 ID:4aPeFYAO<>――――


一方「ミサ上条……」

御坂「止めて同じ事考えた」

打ち止め「もうまだるっこしいのは止めるってミサカはミサカは選手宣誓!」グルグルグル

10666「じょ、上位個体?」アセアセ

打ち止め「貴方はどうしてそんなに色んな人にベタベタするのってミサカはミサカは成歩堂!」ビシィッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:47:02.21 ID:4aPeFYAO<>13510「意義あり。冤罪では?」

10666「覚えがありません……のことよ?」

打ち止め「えぇいこれでもか!とミサカはミサカはログを叩きつける!」キュイーン

10666「お、おおお!?えぇ、マジで!?」ガーン

13510「……うーん、何か問題が?とミサカは特筆すべき問題を検索出来ない事を伝えます」

打ち止め「実際に犠牲者が出てるンですゥ!とミサカはミサカは弾劾裁判!」グルグルグル

一方「待てェ打ち止め、そっから先は一方通行だァァ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:47:46.39 ID:4aPeFYAO<>10666「…………」ショボーン

13510「…………」ポンポン

御坂「(凄まじくしょんぼりしてる……)」

10666「……いえ、まぁ、確かにごもっともです。自分の基準を他人に押しつけるのは最低です。申し訳ありませんでした。これからは自重して生きます」フカブカ

打ち止め「ま、まぁ分かればいいのよ……でも、皆10666号が嫌いな訳じゃないからね?」アセアセ

10666「上位個体……」スッ

打ち止め「っ!?」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:48:17.66 ID:4aPeFYAO<>打ち止め「……?」チラッ

10666「…………」ポムッ

打ち止め「」カキーン



『ラストオーダーは』

『優しいのですね』ニコッ



打ち止め「あ……あ……」

13510「あ?」

打ち止め「あうとー……」バタンキュー

一方御坂「打ち止めェェェェェェェェェェ!!?」ガビーン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:49:26.75 ID:4aPeFYAO<>ミサカ質問箱

Q.10666号が何かヤバいです。どうしたら良いですか?










A.イケミサカなのでどうしようもないです。←Best Answer!!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 00:53:06.27 ID:4aPeFYAO<>はいよ今日はとりあえずこんな感じで。
まだちょっと長いプロローグの途中さ!心折れそうだよ!

あと、「ここの表現イミフ」とかあったら気軽に書き込んで下さいな。如何せん文章力には自信が無いのよー

んじゃね。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 00:54:21.82 ID:tU57hXQo<>10666号がイケミサカ過ぎて大学に合格しました。ありがとうございます。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/07(火) 00:57:00.27 ID:4aPeFYAO<>>>205
おめでとう!
俺も就職決まったよ!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 00:57:15.04 ID:V7J3w7go<>ジェットストリーム乙<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/07(火) 01:24:52.11 ID:4aPeFYAO<>あーやっちまった……初歩的なミスやっちまった……

>>202

×打ち止めェェェェェェェェェェ
〇打ち止めァァァァァァァァァァ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 01:52:05.72 ID:IRxPJC6o<>突っ込もうかどうか悩んでた乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/07(火) 07:52:11.93 ID:QvxiXjco<>やばい追い付いた、乙だ!!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 21:23:45.11 ID:4aPeFYAO<>乙が俺の力であり活力、伊吹です早めに今晩は。

今回は遂に軽い事件に入るよー。不穏な気配漂いまくるよー。

出だしだけ先貼っとく。後は今日の夜中に。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 21:24:35.10 ID:4aPeFYAO<>――他人との境界ってのは難しい。自分が他人に許す範囲と他人が自分に許す範囲は一概に同じとは言えない。

どこまで良いのか。

どこからいけないのか。

他人に拒絶されるのはちと響く……まぁ仕方ないんだけどさ。もうちょい美人なら違うんだろうなー

――――帰り道

10666「――――」ショボンヌ

13510「そんなに落ち込まないで下さい10666号、とミサカは励まします。ミサカは嫌じゃありませんよ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 21:25:04.94 ID:4aPeFYAO<>10666「……ありがと」ポフン

13510「…………」ナデナデ

一方「打ち止めー、無事かー?」

打ち止め「もう大丈夫、あの程度で沈む私じゃないってミサカはミサカは立ち上がる!」

御坂「タイタニックもビックリの轟沈っぷりだったんだけど」

「――おーぅい」

御坂「ん?」

上条「ようやく見つけましたよ皆さん……っと」

禁書「一杯食べれて幸せなんだよ!ご馳走様なんだよあくせられーた!」

一方「おォ、腹一杯になったのか……やれば出来るもンだなァ俺も」シミジミ

上条「俺は一生お前に勝てない気がした。少なくともこの件では」

一方「とっくに倒されてるンですけどねェ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 21:25:49.00 ID:4aPeFYAO<>上条「じゃあ引き上げるとしましょうか?」

一方「そォだな。やる事もやっちまったし、後は家でゆっくりしてェ……」

打ち止め「えー、もう少し遊びたいってミサカはミサカは遊び足りない事を伝えてみる!」ブー

御坂「私は別に良いんだけどね、皆がどうしてもって言うなら付き合えるわよ」テレテレ

10666「(……それは上条さんに直接言わなきゃ意味ないぜお姉様)」ボソッ

御坂「ひゃっ!?……耳元で喋らないでよ……」

10666「あ、まただ……イカンイカン……」ショボーン

禁書「私は帰って横になりたいんだよ……幸せ過ぎて眠くなってきたんだよ」

13510「このシスター自由過ぎる、とミサカは食べてすぐ寝ると太る事を伝えます」

禁書「……それは嫌かも」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 21:26:32.84 ID:4aPeFYAO<>「いたか……にゃー?」

土御門「おーい、カミやーん!一方通行ー!」タッタッタッ

上条「ん?土御門か?」

一方「どォしたァ、お前が俺たちに声をかけ――」フム

一方「打ち止め、今日は先に帰っとけ。寄り道せずになァ」

打ち止め「え、でもでも」ムー

一方「『打ち止め』」

打ち止め「――うん、分かったってミサカはミサカは聞き分けの良さを見せつける」

上条「?……ところで土御門、何か用事か?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 21:27:09.11 ID:4aPeFYAO<>一方「大方女子には話せねえ事なんだろォ?」ニヤニヤ

御坂「な、なぁ!!?何をするつもりよアンタ達!!?」カァッ

土御門「心配しなくていいにゃー超電磁砲の嬢ちゃん。ちょーっと男のダチ同士の話があるのぜよ」

上条「――そうだな。インデックスも先に帰っておいてくれるか?もし遅くなったら冷蔵庫の中に作りおきがあるから温めてくれ」

禁書「分かったんだよ……私は眠くて仕方ないんだよ」

上条「よっし、じゃあ悪いけど解散って事ですよ!じゃあな皆、行くぜ土御門!」ダッ!

土御門「いいノリだぜカミやん!さぁ、一方通行も行くぜ!」ダッ

一方通行「言われるまでもねェよ!」ダッ

御坂「あ……」ポカーン

10666「凄ぇ良い顔で走り去っていったなぁ……」

13510「あの人達あんなに仲良かったですっけ?とミサカは不思議に思います」

打ち止め「丁度良いし、ミサカたちはお暇するね。バイバーイ」フリフリ

禁書「私も帰って寝るかも……」トテトテ

御坂「え、うん。じゃあね」

10666「…………」

13510「…………」

御坂「……どっか行こっか?」



禁書「――怪我しないでね、とーま」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/07(火) 21:29:02.31 ID:4aPeFYAO<>って事で導入終了。

風呂入ってくるよーノシ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 01:45:25.28 ID:kjoba.AO<>待ってる人いたりする?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:53:12.53 ID:///UUdoo<>ここにいるぞ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 01:58:03.21 ID:QbhSvsko<>楽しみに見てる<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:01:10.25 ID:kjoba.AO<>じゃあ丁度書けたし、投下するわ。

やっとこさプロローグ終わりそうだよ……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:04:54.55 ID:kjoba.AO<>――――

上条「ふう……まぁこんなもんでしょうかね」

土御門「二人とも察しが良くて助かる」

一方「用件は何だ?」

土御門「魔術師だ。毎度の事だが奴さん懲りないみたいでな。今フリーで動けるのはいない訳ではないんだが……」

上条「俺たちの方が」

一方「被害を抑えられるってかァ?」

土御門「あぁ。雑魚とは言え精鋭だ。本当は一方通行に頼もうとは思ってたんだが……」

上条「……?」

土御門「あの場での妥当な理由があれしか無かったから巻き込まれてもらったにゃー。済まんカミやん」

上条「……いやまぁ乗り掛かった船だよ……不幸だ」ズーン

一方「ケッ、相変わらずついてないねェ上条ォ」ケケケ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:05:25.13 ID:kjoba.AO<>――――

――世は全て流るるがまま。どっかで聞いた様な気がするんだが、どこで聞いたか思い出せねぇ……まぁ意味合いとしちゃ、運命は何かマジ逆らえないから流れちゃえよYouみたいな感じ。つまり私が言いたいのはな、


10666「どう言う事なんだってばよ……」ゲッソリ

佐天「きゃー!ホントに二人とも御坂さんにそっくり!」キャッキャッ

初春「ビックリですね……」ポカーン

白井「お姉様が三人……あぁ、我が世の春が来ましたのっ!!」クワッ!

13510「わ、わわ?」ワタワタ

御坂「なんてこったい……」グッタリ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:06:09.65 ID:kjoba.AO<>10666「ちょっと聞いてはいましたが、実際に拝見させて頂くと……やはり個性的な友人ですね。いや、良い意味合いですがね」

佐天「私は全然知らなくてさー!私、佐天涙子。宜しくね!」ニパッ

初春「初春飾利です」ニコッ

白井「白井黒子ですの……あぁん、もうそろそろ精神の箍がヤバいですの」クネクネ

10666「身を捩りながら自己紹介する人初めて見た……」

佐天「貴方達は何て言う名前?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:08:45.38 ID:kjoba.AO<>10666「あぁ、私はいちま……ムグムグ」

御坂「(この子達はマズいの。分かった?)」コソコソ

10666「(は、把握した)」コクコク

佐天「?」

初春「どうしたんですか?」

10666「あ、嫌、なんでもないよ!あっはははは!」ダラダラ

御坂「そ、そうよ、ねぇ?」ダラダラ

13510「……どうしたのですか106」

10666御坂「わァァァァァァァァ!!」

一同「!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:09:23.52 ID:kjoba.AO<>10666「ちょっと、そのあだ名は恥ずかしいから止めてよー(ネットワーク!!)」チラチラッ

13510「――いや、これは失礼致しました、とミサカは謝ります」

御坂「(セーフ!限りなくアウトに近いけどセーフ!)」ホッ

佐天「……で、何て呼べば良いのかな?」ホニャ?

10666「え、えっとね……」

――痛ェェェェェ!?無邪気のダイレクトアタックで私のライフがヤベェェェェェ!!?誰か助けてくれぇ!!

――――ビューティー!

ん?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:12:10.38 ID:kjoba.AO<>『ウォームビューティーとヒートビューティー!』

――――おぉっ、サンキューシスター!今度パスタ奢る!



10666「私は御坂美夏(みなつ)、あの子は御坂美春(みはる)と言います。お姉様と被りますし、気軽に下の名で呼んで下さいね」

13510「へ?」

10666「な、良いだろ『美春』?」ニッ

13510「――――うん」コクッ

御坂「(グッジョブよ10666号!えーと……10666号が美夏で13510号が美春……ボロ出さない様にしなきゃ)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:13:45.90 ID:kjoba.AO<>佐天「じゃあ宜しくお願いします、美夏さん、美春さん!」

10666「はい、こちらこそ」ニコッ

――あー危ねー……マジ危なかったー……心臓ブレイカーってレベルじゃねぇぞおい……

13510「美春――美春」ニコニコ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:14:29.91 ID:kjoba.AO<>白井「……あぁ、もう我慢出来ませんの!」ピョーン

10666「お?」ガシッ

白井「はぁ、堪りませんの!お姉様の妹さんのこの……あぁん!」

御坂「こ、こらぁ!黒子ォォォォ!!」バチバチバチ

10666「お、お姉様!?それはヤバい、人が死ぬレベルだって!?私もヤバいって!?」ギュッ

白井「ほ、ほわァァァ!?黒子抱き締められてますのォォォ!?」アァン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:15:09.76 ID:kjoba.AO<>10666「…………」ジー

白井「……な、何でしょうか?」ドキドキ

10666「アンタ、お姉様と同じ身体してりゃ誰でも良いのか?」キリッ

白井「!?」ドキッ

10666「話は聞いてるよ。随分とアグレッシブだってね」ギュッ

白井「……?(随分とガッシリ……逃げられ、ない?)」グイグイ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:16:05.65 ID:kjoba.AO<>御坂「み、美夏?」アセアセ

佐天「わぁ……」

初春「おぉー……」

10666「…………」スッ

白井「(ふぉォォォォ!!?近い近い近いですのォォォォ!耳元に息が当たってますのォォォォ!)」ドキンドキン

白井「(さ、流石の私もこれ以上はマズイんですの……テレポートを……)」

白井「しゅ、集中出来ませんの……」アセアセ

10666「逃げたい?でもだぁーめ」ボソッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:18:58.93 ID:kjoba.AO<>10666「…………」カプッ

白井「ひゃァァっ!?」ビクッ

10666「ねぇ……色々シたいんじゃないのぉ……?シてあげよぉかぁ……」カプッハムハムチュッ

白井「ひ……ひっ!?(耳、耳!?)」バタバタ

御坂「……うぉ」ジー

佐天「…………(真剣)」

初春「…………ひゃー」ポッ

13510「……全く、お節介ですね。とミサカは見守ります」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:19:32.67 ID:kjoba.AO<>10666「んー……ほれ」パッ

白井「き、きゃあぁぁ……」バタバタ

御坂「く、黒子?」カクレッ

10666「な、あんまり気持ちの良いもんじゃねぇよ。人にはそれぞれ入られたくない距離があるんだからよ。お姉様も同じさ、それを考えような?」ニッ

白井「…………」コクコク

10666「あ、別に私は抱き着くくらいなら大丈夫な口だよ。別に嫌ってないから心配しないで、ね?」

白井「…………」コクコク<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:20:06.21 ID:kjoba.AO<>佐天「あの白井さんが……」ゴクッ

初春「何て強力なお方……」ゴクリ

13510「……ちなみに私が黒子さんに抱き着かれたらどうですか?」

10666「別にどうもしねぇよ」ヘッ

13510「じゃあちょっと酷い事されたら?」

10666「墓が一つ増える」

白井「!!?」ビクーン!

10666「冗談だよ」ニヤッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:20:50.78 ID:kjoba.AO<>白井「」ショボーン

「「「「「…………」」」」」

やべぇ空気が重い……やっちまったなぁ……ちょっと懲らしめるくらいのつもりだったんだけどなぁ……ん?ネットワークの通信?

11028『部屋の角でガタガタ震えて命乞いする覚悟は出来ましたか?』

10666『開幕早々物騒だなおい!?』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:21:28.10 ID:kjoba.AO<>11028『貴様……のうのうと生かして置けば遂に私のマイハニーに手を出しますかそうですか死ね』

10666『特に出したつもりも無いし、ちょっとした説得だって。ていうか何で知ってんの?』

11028『17600号の手によって現在貴方の行動は筒抜けです』

10666『oh……流石スネークだ、良い仕事しやがる』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:24:43.86 ID:kjoba.AO<>10666『……フォローは入れてやるし、興味もねぇよ。心配すんな』

11028『それはそれで腹立つ』

10666『どうしろってんだよ……まぁ、お前はお前で頑張れよ。あれは間違い無く手強い』

11028『……ずるー。こいつずるいー。何か14889号ばりだなお前』

10666『張り合うつもりも更々ねぇよ、切るぞ』

11028『おま、絶対手出すなよ!』

10666『はいよ、魂とお前の一途な心に誓って』プツッ

11028『…………パねぇな。何がパねぇとか分からんけどパねぇ』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:25:28.23 ID:kjoba.AO<>10666「なぁ黒子さん」

白井「……?」

10666「よっ」ポムッ

白井「……んっ」ピクッ

10666「ここは黒子さんのオッケーな距離?」ナデナデ

白井「…………」コクコク


243:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:17600

さっそく手を出してる件


244:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:11028

あんにゃろぉ……
いやまぁ嘘をつく奴じゃないとは思うんだけどな。


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:26:30.51 ID:kjoba.AO<>10666「じゃ、私のオッケーな距離ね」ギュッ

白井「わっ」

10666「……そんなに落ち込まないで下さい。私も最近まで、人との距離感が曖昧でした。いや、今もそうです。だから、貴方にも知って欲しかった。それだけなんです…………ゴメンナサイ」

白井「……構いませんの。私も至らない点がたくさんありましたの」スッ

10666「……では?」

白井「えぇ、良き友として扱わさせて頂きますわ。美夏さん」

10666「そりゃあ光栄至極だね」ニッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:27:16.61 ID:kjoba.AO<>白井「……(しかし何と言うか……)」

佐天「……(物凄い……)」

初春「……(イケメン過ぎる……)」

御坂「ごめん……こういう子なの……」ハァー……

13510「たらしー、とミサカは10666号を罵倒しますよ?」ニコニコ

10666「喧しいわ」ニヤッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:28:03.01 ID:kjoba.AO<>――――

上条「行くぜ魔術師!てめえがこのままやるってんなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」バキィッ!!

魔術師「ガハッ……」

一方「……よし、終わったな」

土御門「ご苦労様だにゃー。後処理はこっちに任せて欲しいぜよ」

上条「あぁ……頼んだ」ゼェゼェ

一方「あァん、どォした上条。大した相手って訳でもねェだろォ?」

上条「怪我したらインデックス心配するしな……」

一方「……へっ、健気なこって」

一方「じゃ、先帰るわ」

上条「土御門!」

土御門「分かってるにゃー。命までは取りゃしないぜよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:33:49.68 ID:kjoba.AO<>――――

土御門「さてと……カミやんも行ったし、済まないが……」ガチャ

パン


土御門「……手を汚すのは俺で良い」

土御門「……ん? 多少の残留魔力があるが……いや、問題ないな。数日あれば失せるレベルだし、何よりこんな切れっぱしみたいな魔力に影響されるなんて」

土御門「……自我の無い奴ぐらいだにゃー。あり得ないけどにゃー……さて、舞花の飯が食いたくなってきたぜよ」スタスタ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:34:22.45 ID:kjoba.AO<>――――

佐天「しっかし男前だねぇ、美夏さん!」ワイワイ

10666「そんな事無いさ」ヘラッ

初春「何だか笑い方が違うんですよねー、作ってます?」

10666「失礼な」ニヤッ

初春「あ、すいません……」ニコッ

白井「不思議な方ですのね……」

御坂「あの子でしょ?ホントよ……こっちは大変」ハァ

13510「美夏は、他人の事を深く考え過ぎますから……とミサカは助言します」

白井「こちらはこちらで珍しい口癖ですのね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:35:25.74 ID:kjoba.AO<>白井「ただ……あの方、何処と無く寂しそうですの」

御坂「そう?」

13510「……分かりますか?」

白井「そんな気がしただけですが」

13510「……彼女は、滅多に自分の事を話そうとしません。話しても浅い部分まで。絶大な信頼と僅かな不安を、私はいつも頂いてます」

御坂「……あの子の事よ、きっと自分で何とかするわよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:36:00.03 ID:kjoba.AO<>10666「お姉様ー、ちょっと私達アイス買ってきますね」

御坂「あ、うん」

10666「じゃ、行きましょうか。今日は奢っちゃいますよー?」

佐天「やった、ラッキー!よ、太っ腹!」ピョン

初春「ありがとうございますー」ニコニコ

10666「みんなのも適当に見繕って買ってきますねー」タター


白井「……良い妹さんですのね」

御坂「……うん。ホントに」

13510「同意です」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:37:00.99 ID:kjoba.AO<>佐天「じゃーん!トリプルチョコバニラストロベリー!」

初春「私は普通にバニラにトッピングですね」

初春「ちなみに後は抹茶にマロンにメロンです」ニヤァ

佐天「初春、何かダークサイドが出てるよ!?しかも何かこう、美味しくないかどうかの微妙なチョイスだよ!?」

初春「いやいやまさかそんな。それで美夏さんは?」

10666「やっちまった……」

初春「へ?」

10666「何でこんな所にあんだよ……勢いで買っちまったじゃんかよぉ……」

佐天「な、何ですかそのでかいの……?」

10666「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:43:11.87 ID:kjoba.AO<>佐天初春「……へ?」

10666「……だからベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノですよ」

佐天「……そりゃ」

初春「……凄まじいですね。」

10666「まぁみんなで食べれば多分一撃ですけどね」ニッ

佐天「確かにそうですねー」

初春「アイスの後ってキツイかもですよ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:44:19.99 ID:kjoba.AO<>佐天「あ、そうだ!?アイス溶けちゃう!早く戻らなきゃ……」タタッ……ドンッ

佐天「あ、ごめんなさい……」

10666「ありゃりゃ……せっかくのトリプルが……すいません、私からも謝らせて下さ――っ!!?」

男1「へぇ、お前か。奇遇だなぁ……オイィ!!」ドンッ!

佐天「ひっ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:44:53.46 ID:kjoba.AO<>10666「下がってろ!!」グイッ

佐天「きゃっ!?」ドサッ

初春「佐天さん!」タタッ

10666「初春さん! 佐天さん連れて逃げろ!! お姉様に伝えて……」

男1「やっぱりお前だったか。そうは問屋が卸さねぇなぁ」パチン

男2「ひひっ」ガッ

男3「お久しぶりぃ」ザッ

初春「や、止めて下さい。離して!」バタバタ

佐天「ちょっと、初春に乱暴しないで!」

男2「だぁってろぉ!」

佐天「ひぃっ……」ブルッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:45:31.51 ID:kjoba.AO<>――――やべぇやべぇやべぇやべぇついてねぇ!!

お姉様は!?

――遠い!

戦力は!?

――そもそもゴーグル持って来てねぇよ!

逃げるか!?

――佐天さんに初春さんが人質みたいなもんだぞ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:48:20.00 ID:kjoba.AO<>キィィィィィン

17600『おい、大丈夫か?』

10666『いや、芳しくない!』

17600『20秒待ってろ。ライフル組むから』

10666『ダメだ!』

17600『……何だって?』

10666『この子らは一般人なんだよ!』

17600『……じゃあ代案だ。ミサカ達に向かわせようか?』

10666『てめぇダメなの分かって言ってんだろ!?こっちには二人、あっちにゃ黒子さんがいるんだよ!』

男1「心配すんなよ。お前が大人しくしてりゃ、後ろの子らには手出ししねぇ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:49:09.49 ID:kjoba.AO<>10666「……本当だな?」

男1「あぁ」

10666「……分かったよ」ダラン

10666「好きにしろよ」

17600『バカ野郎!頭を冷やして、ちっとはこっちの話を聞いてくれよ!』

10666『……冥土返しの奴らに、ちょっと行くかもって伝えといてくれるか。後、もしかするかもしれんから火葬場か何か準備しとくと便利かもよ』プツッ

17600『おい、おい!!?……バッカ野郎、すぐ熱くなるんですから……あっちにいるのは誰か忘れたのかよ……』

17600『――13510号か!?10666号がヤバい!』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:49:53.93 ID:kjoba.AO<>ドガッ!!!

10666「ぐっ……ぷっ」ドサッ

佐天「美夏さん!?」

男1「なんだ、割かし打たれ弱いんだな」ヒョイ

初春「だ、誰か!」

男3「喋らないで下さいよー」ボゥッ

初春「キャッ」ビクッ

佐天「何で……何で誰も来ないの?」

男2「そりゃ、関わりたくないからに決まってんでしょうがぁ。ヒヒッ」ムニュッ

佐天「キャアッ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:50:56.90 ID:kjoba.AO<>10666「――ッ、手ぇ出してんじゃねぇ三下ぁ!!感電死させるぞゴラァァァァァッ!!」

男1「おいおい吠えるなよ」メリッ

10666「――ガハッ!?」

男1「ついでにまた良い事教えてやるよ」

10666「……あぁ?」

男1「ブラウスのボタンってのは割りと簡単に千切れるんだぜ?」ブチブチブチッ

佐天「――――っ!?」ガタガタ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:51:27.58 ID:kjoba.AO<>10666「…………」

男1「へぇ……割りと良い身体してんだな」

10666「……自慢の珠玉の身体だ。あんまり触るんじゃねぇよ」

男1「はっ!触るなって言ったか?」グニグニ

10666「ぐっ……」

男1「女なんて男満足させてナンボだろうによ」

10666「くそっ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:53:46.42 ID:kjoba.AO<>初春「止めて、止めて下さい。さもないとジャッジメントに通報しますよ!」

男3「あ、お嬢ちゃんジャッジメントなんだねぇ。腕章着いてる」

男3「じゃあどうにでもして良いよね。覚悟はあるよねぇ?」ニタァ

初春「ひっ……」ビクッ

男2「じゃ、じゃあ俺も!」カチャカチャ

佐天「キャアァ!!」ガタガタ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:54:25.24 ID:kjoba.AO<>10666「――――っ!! ――――っ!!!!」

――――うわああああああああああああああああっ!!!?チクショォォォォォォォォ!!!

叫んでも何にも起こらねぇ!!
水面は揺れもしないしさせれない!!
幾ら石を叩き込んでも波紋は遠くへ消えるだけじゃねぇか!!
潜っても潜っても底には付かねぇじゃねぇか!!
チクショォォォォォォォォ…………溺れちまう……安っぽい。それでも私の理想を、誇りを……抱えたまま……溺れちまうじゃねぇか……嫌だ、嫌だ……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:54:53.34 ID:kjoba.AO<>



そしたら、空からコインが振ってきて




私の世界に、一つ




大きな波紋を、大きい大きい、世界を包むような大きな波紋が




生まれたんだ。




<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:55:28.33 ID:kjoba.AO<>バ、キィィィィィィィィン!!!



「随分と遠くまで買いに行ってたのね」

男1「な、何だ!?」

御坂「悪いけど、それ。うちの妹なの。離してくれる?」バリバリバリバリッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:56:00.22 ID:kjoba.AO<>



――――これが、




10666「これが超電磁砲……」




<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:58:56.04 ID:kjoba.AO<>――――

男1「あぁ?よく見たらこないだの三つ子ちゃんか。もっと居た気がするけど」

男2「今回は人数もいないみたいだし、大丈夫っすね兄貴!」

10666「お姉……様」

白井「貴方達!ジャッジメントですの……お姉様!?」

御坂「黒子。これね、私の喧嘩なの。後でジャッジメントでもアンチスキルでも行くわ。だから、お願い」バチン、バチン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:59:24.99 ID:kjoba.AO<>白井「…………黒子は……」

御坂「ゴメンね。ズルさせちゃって」

佐天「御坂さん、白井さん!」

初春「白井さん、ジャッジメントに通報を!」

白井「もうとっくにやってますの、嘗めないでくださいまし」クスッ

男1「あぁ?余計な事してくれやがって……って!?」パチッ

13510「やった……10666号、大丈夫ですか?」

10666「ぐっ……おいバカ逃げろ!?」

13510「え?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 02:59:57.64 ID:kjoba.AO<>ドガッ!!



13510「きゃ……」

男1「このアマ……弱ぇ癖にでしゃばりやがって」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 03:00:29.88 ID:kjoba.AO<>



やけにスローに見えた




13510号




ド、サッ――――




あ、あああ。あああああ。




<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 03:01:29.25 ID:kjoba.AO<>――――

御坂「アンタ!
10666「てめえぇェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!」

男1「!」

一同「!?」




無意識にポケットに手を突っ込んだ




さっきの釣り銭が手に当たった。




そのまま手を相手に向けて




10666「死んでもあの世で詫び続けろぉォォォォ!!あああああああああああああぁっ!!」




キイ――――ン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 03:03:42.17 ID:kjoba.AO<>ド、バシュゥゥゥゥン!!!




男1「――――っ!?」

男1「な、何だ。ビックリさせやがって……全然明後日の方向に飛んでったじゃねぇか……」

10666「――――っ」グラッ……バタッ

男1「……そっちの嬢ちゃんが構えてるそれも似たような物だろ? 当てれんのカ」

バキュン!!

男1「」

御坂「次は当てる。今のも当てなかった自分を誉めてやりたいわ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 03:04:21.84 ID:kjoba.AO<>御坂「第三位、御坂美琴よ。お礼参りなら何時でも私にどうぞ」バチン!

男123「ひっ」

御坂「失せろ下郎。出来れば二度と私の目の前に現れるな。次は本当に黒焦げにしない自信がないのだから」

男1「く……ずらかるぞ!」ダッ

御坂「……ふん。みんな、大丈夫!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 03:05:10.09 ID:kjoba.AO<>佐天「あ、……はい。ちょっと怖かったけど」ブルッ

初春「そ、それより美夏さんたちは!」アワアワ

白井「……大丈夫ですの。美夏さんは気絶してるだけですし、美春さんも……」

13510「ん……んぅ……」

白井「美春さん!?」

13510「あ、あれ……10、美夏は?」

御坂「大丈夫よ、気絶してるだけ」

13510「……では、私は美夏を病院へ。行き付けの場所がありますので」ホッ

御坂「私も行くわ」スッ

13510「……えぇ、お願いします」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 03:05:41.40 ID:kjoba.AO<>御坂「って事で、みんなゴメンね。今日は解散、ね?」

佐天「は、はい……でも」

初春「さっきのあれは……」

白井「……他言無用、ですか?お姉様」

御坂「そうね、お願いするわ。私だって訳が分からないもの……あ、黒子……」

白井「行って下さいですの。私が上手く話を通しておきますの」

御坂「ゴメン……」シュン

白井「良いから、早く行くべきですのよ」

御坂「……うん」タッ

13510「では、おいとまします」タッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 03:07:35.52 ID:kjoba.AO<>投下するのが一番眠い。

って訳でスレタイ。
ご意見ご感想は自由にどうぞ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/08(水) 03:22:14.24 ID:YuRkv7Uo<>乙
熱いわー、続きに期待<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 18:29:56.35 ID:d0iZX2Uo<>この男ら3人は
一方さんに体内ベクトルかき乱されて、
垣根に未元物質ぶつけられて、
美琴に超電磁砲撃たれて、
麦野にレーザーで貫かれて、
知り合い関係との関係弄られて敵だらけになって、
すごいパンチ喰らってもいいレベル。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:18:57.24 ID:kjoba.AO<>>>272
そう言って貰えたら冥利に尽きるわー
かなり需要が少ないみたいでどうしようか迷う。指摘コメや罵倒コメすらないのは何だか寂しい。いや無いに越した事無いんだけどさ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:20:14.04 ID:kjoba.AO<>―――――


――あぁ、気持ちいいな。空は晴れ、暖かな陽射しが降り注ぎ、水面は穏やかで、水は澄みきっている。

私は水面に寝転んだ。あはは、もう沈む事も無いのか。まぁ、沈まなくても水底は見えるけれど。

――見つけたんだ。自分のあり方ってのを。あのようで在りたい、自分の姿。

起き上がって周りを見回した。地平線は未だ見えないが、いい景色になった。

足元に一枚のコインがあったから、拾って、そっとポケットにしまった――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:21:03.69 ID:kjoba.AO<>10666「――ん」パチッ

13510「あ、目を覚ましましたか、13510号」

10666「……ここは、病院?」キョロキョロ

御坂「えぇ、アンタは気絶したのよ……アレを撃って」

10666「……っ!?そうだ、私、私!」ガバッ

10666「私は……私は……っ!!」ブルブル<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:22:11.36 ID:kjoba.AO<>10666「お姉様! コインを持ってないですか!?」

御坂「……何に使うの?」

10666「『超電磁砲』が!!私にも『超電磁砲』が撃てたんですよ!早くしないと感覚を忘れてしまいます!」ワクワクッ!

御坂「…………ねぇ。何をそんなにはしゃいでるの?」

10666「……え?」

御坂「……良いわ、やってみれば良いわよ。空に向けて撃ってみなさい」ピーン

10666「ありがとうございます……」パシッ

10666「よし……」ピーン

カツーン……

10666「あれ……?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:44:37.00 ID:kjoba.AO<>そういえば、『超電磁砲』ってどうやって撃つんだっけ……どういう原理で、どうやって磁界を操作するんだっけ……?

御坂「ね、そんな簡単じゃないのよ。さっきのは偶々だったのよ」

そんなはずは無い!? だって私の私は確かにコインを持ってる!


持ってる……だけか。漸くスタート地点なんだな。


10666「……そうですね。確かに振って湧いた様なもんですからね……このコイン、頂いてよろしいですかね?」

御坂「……別に良いわよ」

10666「ありがとうございます」ニッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:45:40.88 ID:kjoba.AO<>――――

冥土「うん。特に身体に異常は視られないね。良かった良かった」

10032「また世話になるとは……重ね重ね申し訳ないです」

冥土「いやいや、これも仕事さ。さて、僕は退散するよ。お見舞いの方がたくさんいるみたいだからね」

13510「お?」

御坂「み?」

10666「まい?」

ガラッ

10032「よっ、とミサカは10666号に挨拶します。お前またかよ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:48:53.37 ID:kjoba.AO<>10039「無茶なしやがって……とミサカは後ろから現れます」

19090「あんまり無理しないで下さい……とミサカは10666号を気遣います」

17600「よ。とミサカは10666号にデコピンをかまします。人の話はちゃんと聞こうぜこの野郎」ゴシカァァァン!!

10666「んーっ!?ぅんー!!?」ピクピク

10032「思いの外ヤバい音にミサカは焦ります。ていうか今の音マジでヤバいって」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:49:38.90 ID:kjoba.AO<>10666「……まぁ私も悪かったよ。済まなかった、17600号。あと助かった。そっちはありがとうだな」ニコッ

17600「……無茶すんなよ、とミサカはいつか死にそうな貴方を心配します」



ザワザワ……

御坂「……っ!10032号、予備のゴーグルがあれば借りれないかしら?」

10032「え、ある事にはありますよ。今不在の13577号ので宜しければ」

御坂「出来るだけ急いで用意してくれるかしら?」

10032「――はい。とミサカは訳を察して走ります」タッタッタ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:50:27.84 ID:kjoba.AO<>10666「……どうしたんだいお姉様、そんな険しい顔して?」

17600「…………」ガチャンガチャコッ、ジャキッ

10666「そして何でお前は銃組み立ててんの!?」アセアセ

タタタッ!

10032「お姉様、ゴーグルです」

御坂「ありがと」カポッ

10666「え、何これ話に着いていけない……」

ガラッ

10666「(17600号がカーテンの影に隠れた!?何だってんだよ……)」

スーツ姿の男「……ふん。ミサカシリーズか」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:51:31.91 ID:kjoba.AO<>研究者「待って、待って下さい!ミサカは今不安定な個体で……」

スーツ「それは大変だな、是非うちの研究所で調整して差し上げよう」

研究者「ですから、急に着てはいそうですかと10666号を連れて行かれる訳にはいかないんですよ!」

スーツ「君も物分かりの悪い娘だな、これは上からの命令なのだよ」

スーツ「検体番号10666はいるか」

10666「あ、はい。私ですが……」

スーツ「お前は本日付けで研究所を異動となった。車は用意してある、着いてこい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:54:23.13 ID:kjoba.AO<>10666「はぁ……まぁ、上の指示ってのがどっからかは分かりませんが……ここで私が断れば?」

スーツ「さぁな。あの研究所がどうにかなるかもしれんな」

10666「んじゃしゃあねぇですね……」

研究者「10666号……」

スーツ「良く言った、立て」グイッ

10666「イタタ……」ズキッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:54:53.86 ID:kjoba.AO<>10666「せめて着替えさせては頂けませんかね?」

スーツ「――はっ!着替えと言ったか……人形の分際で」

カチン

10666「いやはや、こりゃ参った……確かに仰る通りで」タハハ……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:55:52.94 ID:kjoba.AO<>10666「済まんがちょっと出掛けてくる……13510号、落ち着いたら顔見せるから」

13510「…………」

スーツ「ほら、急げ!」グイッ

カチンカチンカチンカチンカチン

10666「わっ」

13510「っ!!」ギュッ

スーツ「……何をするか。離せ」ガッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:56:41.21 ID:kjoba.AO<>13510「あぅっ!」ドッ

10666「お、おいっ!?」バッ

スーツ「む……」

10666「おい……大丈夫か?」スリスリ

13510「えぇ、大した事は」

スーツ「くっ、ははっ。いやぁ研究者殿は愉快な所で働いているのですな。あのミサカシリーズが、まさかこんな調整を受けているとは」ガハハハ

研究者「口を慎みなさい!この子たちは自らの意思で今を生きているのよ、それ以上言うなら……」

スーツ「なら、どうするのかね?」

研究者「くっ……」

ブチッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 21:57:18.72 ID:kjoba.AO<>御坂「申し訳ありませんが、お一つ質問宜しいでしょうか。とミサカは許可を求めます」

スーツ「おぉ、何だ。要るじゃないかマトモなミサカは。何だ?」

御坂「10666号を輸送した後はどうなるのでしょうか、とミサカは尋ねます」

スーツ「……この個体は『超電磁砲』を撃ったと話を聞いている」

御坂「なるほど、私達では辿り着け無かった、オリジナルと同等の戦力を持った……軍用兵器の研究でしょうか」

スーツ「……なかなか察しが良いな。まぁ、出来損ないのお前らには用事は無いがな。それ以外に利用価値もなかろう。愛玩用にするには些か未熟過ぎるからな」フフフ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:00:58.52 ID:kjoba.AO<>10032「――――」バチバチ

10039「――――」パリッ

19090「――――」パチッ

17600「――――」………チッ



10666「――そんな事ない」

スーツ「む?」

10666「出来損ないなんかじゃない。皆自分と向き合って生きてる……アンタの連れて帰ろうとしてる私ぐらいさ」

スーツ「ふん、自分の身の上が分かっているようで何より。さぁ、お喋りは終わりだ、来い!」

御坂「待ちなさいよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:01:24.06 ID:kjoba.AO<>スーツ「……喧しいな、優秀だと思ったがお前もポンコツか」

10032「……お姉様、許可を。これが怒りと言う感情なのですね。一つ学びました」バチバチ

御坂「いいよ」

10032
10039「オッケーェェェ!!」
19090

10666「お前ら!?」
13510「!?」

スーツ「まさか取り巻きが暴れるとは思っていなかったが……まぁ良い、お前ら!!出ろ、確保だ!」

兵1「はっ!!確保だ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:02:00.19 ID:kjoba.AO<>ザザザザザザ

御坂「…………(ひぃふぅみぃ……10人か)」パチッ

研究者「や、止めなさい!?」

スーツ「いやぁ、すいませんね。私たちとしてもこんな手荒な真似はしたくなかったのですが」

御坂「……よく言う」

スーツ「大体兵とは伏せておくものだよ。君たちは甘ちゃん過ぎるのさ」

17600「全くだ」ゴツッ

スーツ「なっ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:02:38.13 ID:kjoba.AO<>17600「さぁどうする? 兵を下げるか、ここで穢い脳漿をブチ撒けるか?」

スーツ「くっ、ミサカシリーズの分際で……」

17600「くっ……あははっ。ですって、お姉様?」

御坂「えぇ。全く滑稽だわ。ゴーグルもう良いわ」ヌギッ

スーツ「な、貴様は……ギャッ」バキッ

御坂「『貴様』?……ねぇ嘗めてるの? 三下過ぎて頭が可哀想なの? 答えてよねぇねぇねぇ」

御坂「『学園都市第三位』のおバカな頭にも理解出来る様にさぁ!!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:03:34.97 ID:kjoba.AO<>兵1「!?」

スーツ「なん……だと……?」

御坂「まだそんな事考える奴もいたのね。番外個体の件もあるし……何よりね、私今キレてんのよおっさん。今ならアンタくらいなら殺せそうだわ」

スーツ「……申し訳ない。君を侮辱したのは謝罪する」

御坂「そうそう、それでいい……とでも思ってんのかアンタァァァァァァァァ!!」バチン!

御坂「……私はね、私のね、妹達がね、『人形』なんて言われたのがね、腹が立つのよ。分かる?」バキッ、バキッ、バキッ

スーツ「ぐっ、がっ、がっ!?」

御坂「痛いでしょ?ちょっと筋肉に電気流して硬質化かつ速く動かしてるのよ。ねぇ痛い?痛い?」バリッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:07:07.15 ID:kjoba.AO<>スーツ「き、貴様ら!?何を突っ立ってる!?……はっ?」

20000「兵は隠しておくもの(笑)」

19999「うはwwwバロスwww」

17600「……外にいた100人程度の予備勢力も無力化しました。まさか学園都市内のミサカが全員集まるとは思いませんでしたが」

10666「みんな……」

打ち止め「ここで真打ち登場ってミサカはミサカは颯爽登場!」

13510「上位個体……と言う事は」

コッツ、コッツ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:07:48.37 ID:kjoba.AO<>一方「やれ、今日は忙しいわ……オマエもそう思わねェか、三下ァ」ニヤァ

スーツ「一方……通行、何故お前が」

一方「同居人の頼みでなァ、ムカつく虫けらが要るらしいンでェ、虫けら退治にィ、逞しい男である自分がァ、駆り出された訳なンですよォ」ニィィィィ

スーツ「ひっ」ビクッ

一方「……逃がしてやンよ。ただ、オマエの『上』に報告しときな。『手ェ出すな』ってな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:08:26.99 ID:kjoba.AO<>兵1「……ここは」

スーツ「……あぁ、下がるとしよう」

御坂「あら、もう少し整形していけば良いのに」バチッ

スーツ「遠慮しておこう……お前ら!」

兵1「はっ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:08:52.72 ID:kjoba.AO<>――――

10666「――済まない、イタッ」ゴツン

10032「――」ギュッ

10039「――」グイッ

17600「――」ポムッ

19090「――」キュッ

13510「――」ダキッ

10666「ちょっ、皆さん!?私モミクチャになってますの事よ!?」アセアセ

20000「……」モミモミ

19999「……」クリクリ

10666「ちょっ、あ、誰だ変な所触ってんの!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:09:36.56 ID:kjoba.AO<>…………

10666「……ん」

打ち止め「ねぇ、10666号。もしもね、10039号辺りが連れてかれそうになったらどうする?」

10039「扱いがモブクラスな件について詳しく」

10666「そりゃあ…………あぁ。」

10666「ありがとう……ゴメン」

10039「スルーですかい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:13:23.27 ID:kjoba.AO<>御坂「一方通行」

一方「あァ、分かってる。ちょいと脅しかけとくわ」

御坂「アイツ、私をただの小娘ぐらいにしか見てなかったわ。頼むわよ」

一方「おゥ……いい面じゃねェか、超電磁砲。任せろ」



冥土「やれやれ、終わったかい?」

一方「あぁ。済まねェな」

冥土「君たちのせいじゃないさ。それに、そこのお嬢さんも気を使って、余り電気を使わなかったみたいで。助かったよ」

御坂「流石にここで放電はマズいと思いまして……」テヘヘ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:14:01.37 ID:kjoba.AO<>研究者「10666号……」

10666「あ……」

研究者「……私を許して。本当なら私が止めなければいけないのに」

10666「そんな、そんな事ないですよ。貴方は……」ポロッ

10666「あ、あれ、おかしいや。何だか目から水が止まらないや。とても嬉しいのに」ポロポロ

13510「10666号、貴方は私たちを本当に思ってくれる。でも私たちもおんなじなんです。それを忘れないで」

打ち止め「貴方は自分に対する評価が低すぎるのってミサカはミサカは呆れてみる。自分をもっと大事にして、ね?」

10666「……はぁ、い」ボロボロボロ

13510「帰りましょう、10666号。私たちの家に」




――――地平線が、見えた気がした。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:17:45.68 ID:kjoba.AO<>漸く終わった……読んでくれた人お疲れ様だってばよ。

総じて10666号の自分探しの物語になってしまった。プロローグとしてはまぁまぁかと思ってみたりする。

本編はまだちょっと後なんじゃよ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 22:18:26.26 ID:kjoba.AO<>オマケ!

17600「あ、ちゃんと録音しましたよ」

一方「あァ?」

17600「『逞しい』……」

一方「!?」ビックゥ!

10039「また一方通行の迷言が増えてしまった……」

一方「」アチャー

20000「そんな弱ったセロリたんをほのぼのレイプ!」ガバッ

19999「ひゃっはー、セロリを食い尽くせー!」ガバッ

一方「ぎ、ギャアァァァァァァァァ!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 22:26:25.41 ID:7p1eYcYo<>やだ一方さん逞しい……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 22:27:28.75 ID:d0iZX2Uo<>需要はあるぞ。
是非続けてくれ。このスレが楽しみで仕方ないんだ。
イケミサカ達に震えっぱなしだ。
そして今回の一方さん、美琴のかっこよさ。

しかしスーツ男、お前は何もわかってない。

>>愛玩用にするには些か未熟過ぎるからな

そこがいいんじゃないかとあbbbbbbbbb
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 23:37:06.47 ID:9N4wckAo<>乙<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:38:13.89 ID:kjoba.AO<>キャラ紹介!!

10666号
このスレの主人公。過去の出来事から13510号を守る事を一番に考えている。パスタ美味ぇ。レベル3相当の能力。思考癖があり、脳内で水面に立って度々黄昏る。飄々とした竹を割ったような物言いと正確だが、頭に血が登ると超熱血。美夏。『超電磁砲』を撃ってしまい、他の研究所(?)に連れていかれそうになるが、ミサカシリーズと第三位、第一位の抵抗のお陰で今もあの研究所で暮らしている。

13510号
このスレのもう一人の主人公。比較的大人しい正確で口数も少ない。10666号とは深い関係。8222号と10666号との記憶を操作されている。能力が少々不安定で、普段はレベル1相当。
度々空気になるが、本編はぶっちゃけこの子の話。美春。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:39:24.59 ID:kjoba.AO<>18413号
コンビニミサカ。本スレでも管理人(ドラゴン)です。アパートの管理人?兼業ですよ。レベル2。
10666号の『サンキュ』がヤバい。

男1
男三人組のリーダー格。レベル2の身体強化。走るの割りと速いしパンチは重い。だけど特に遠距離とかは無い。AS全振りヘラクロス。
実はイメージは割りとイケメン。スキンヘッドのイケメン。

男2
男三人組の一人。一番下っぱ。無能力。佐天さんの胸を揉むという大罪を犯した。つまり佐天さんの胸マジパね(ry
イメージはネズミ男とスネ夫、世紀末のモヒカン。

男3
男三人組の一人。レベル3の発火能力者。割りと強い。初春の本体燃える燃える危ない。
イメージはパピヨン、ワラキア、無双の張コウ、青ピ(!?)<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:40:22.00 ID:kjoba.AO<>10032号
ご存知皆さま御坂妹。ネックレス装備のクールビューティー。冥土返しの病院在住だから病院行ったら大抵顔合わせる。

17600号
ご存知皆さまスネーク。このスレでは他のスレより若干ゴルゴ的です。レベル3よりの2って裏設定。
スナイパーライフル?本気なら5秒掛かりませんとも。

20000号
ご存知皆さまロシアの変態個体。このスレでは出番少なめだが良い所かっさらう憎めない奴。レベル3。だがスペックが変態的に高い。

15555号
ご存知皆さまチートミサカ。このスレでもそのチート具合を遺憾無く発揮。レベル4クラスのレベル3。ミサカが強烈な『自分だけの現実』を得た良い例。体術込みでの戦闘能力なので、特に目をつけられると言う事ではないとの事。
今の所の必殺技は『雷華崩拳』(電気のパンチ)と『疾風迅雷』(筋繊維刺激ダッシュ)。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:40:47.77 ID:kjoba.AO<>冥土返し
ご存知皆さまリアルゲコ太。上条並みに運び込まれる10666号を心配している。あと4人のミサカ住んでる。

10039号
ご存知皆さま御坂丸。モブじゃないよ!モブじゃないってば!?
冥土返しの病院在住。大体10032号と一緒に出てきてキャラ喰われる。モブじゃない(ry
レベルは2。

19090号
ご存知皆さま抜け駆けミサカ。大人しい設定だがこのスレだと更に大人しい13510号に喰われ気味。しかし10666号はヤバいらしい。 レベルは2よりの1。

19999号
ご存知皆さまロシアの変態2号。20000号に着いてきてやっぱり美味しい所かっさらう。色々修行中。レベル3クラス。

13577号
ご存知皆さまミサカ.jp。ペットショップで働いてるから病院に居ない事もある。本スレ内でも一度目は遅れてきたし、二度目はいなかった。制圧した時は仕事早退して(ry
レベル2。あとスカートが異次元。とりあえずジュース10本確認しました。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:41:42.47 ID:kjoba.AO<>8222号(故)
実験で殺されたミサカの一人。13510号の安定の為に無意識に尽力していた。自分の番が来てしまったので後を10666号に託す。実はミサカシリーズでも珍しいレベル0相当のレベル1……実験内容が殆どレベルに関係無かったのは……

研究者(ミサカ)
10666号達の研究所の研究者。温和で優しく、ミサカを一人の人間として扱っている。

一方通行
上条さんより先に出てきた本編の主人公その2。童貞なのに能力のせいで快楽がマジでパねぇ。ベクトル便利過ぎだろ。
魔術師をやっつけたけどカット。打ち止めに振り回されて出現します。ヤだあの人逞しい……////

研究者(一方通行)
ちょっと表出ろクソ親父。レールガンで木山せんせーの回想に出てきた犠牲仕方ないジジィイメージ。

コンビニのパスタ
美味すぎる。騙されたと思って買ってみ?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 23:41:50.50 ID:xyxGwQso<>美琴がちゃんと妹達守ってるの見ると嬉しくなるなあ
本編じゃどうにも蚊帳の外だし<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:43:06.01 ID:kjoba.AO<>上条当麻
漸く出てきた本編主人公その1。相変わらず不幸でフラグメイカーです。しかし残念ながら10666号もフラグメイカーですよフハハハ。

御坂美琴
漸く出てきた番外編主人公。ミサカシリーズのオリジナル。妹達との仲は良好。上条さん?ラブラブに決まってんじゃないですか。
本スレでは重要な役割を持っています。超電磁砲見せたりとか。ゴーグル被ると妹そっくり。そりゃそうだ。

打ち止め
ご存知ラストオーダー。もう一方さんの妻ってレベル。おテンパりになられる。

インデックス
ご存知インなんとかさん。今度パスタ奢ります。ウォームとヒートを世に送りだした人。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:44:03.92 ID:kjoba.AO<>14510号
ご存知レーコ。ネットワークのみの登場。10666号ヤベぇよマジ何とかしろよ。レベル2

14440号
ご存知ゲーマーミサカ。10666号のせいで大惨事。同じくネットワークのみ。最近は小足をリアルに見てから昇竜出してくる10666号に苦戦気味。レベル3よりの2。

14889号
ご存知男前。しかしうちの10666号は違うベクトルで男前です。残念だったね!ネットワークのみ。レベル3。

番外個体
ご存知ミサワ。まだちょい役のみ。

土御門元春
ご存知アロハシャツ。結構キーパーソン。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:44:41.77 ID:kjoba.AO<>佐天涙子
ご存知皆さま佐天さん。ちょっと明るめ補正入り。

初春飾利
ご存知皆さま初春。人質お疲れ様です。

白井黒子
ご存知常盤台の変態ジャッジメント。だがしかし10666号の突破は不可能でした。

スーツ姿の男
ミサカシリーズをクローンとして扱う生け簀かない奴。イメージはアラヤ。

兵1
僕もパスタ好きです。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/08(水) 23:47:10.24 ID:kjoba.AO<>>>303
俺もぶっちゃけそう思うけどあのおっさん勝手に喋るのよ……

>>310
(……言えない。ちょっと『え、マジで?』って思った事なんて言えない……)<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/08(水) 23:57:47.12 ID:7p1eYcYo<>蚊帳の外って意見よく聞くが妹編から2ヶ月しか経ってないしそもそも妹たちは基本出歩かないしわりと平和にくらしてる。
あと二次SSの影響で一方さんが妹たちのために戦ってるってイメージあるが実は動いてるのは打ち止めのことだけで他の妹たちはわりと放置気味。
美琴はロシア編での露ミサカとの絡み見る限り特にシガラミみたいなのは感じなかったがなぁ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 00:11:01.82 ID:8DqrAs.o<>兵1ェ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/09(木) 03:40:32.18 ID:c0yEw0o0<>乙乙
ミサカシリーズ沢山出て来て超俺得だ・・・
ところで非常に差し出がましい要望だが、もし良ければちょい役でいいので10395号を出して欲し(ry<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 07:11:56.20 ID:5Hu9MIDO<>「ご存知皆さま」は「皆さまご存知」ってこと?
聞き慣れない言い回しで違和感ぱないんだけど<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/09(木) 08:05:12.30 ID:lsAUhIAO<>>>317
やべぇ知らないミサカだ……スレ教えてくれたら嬉しい。

>>318
言われて読み直したら俺も違和感パねぇ不思議仕様。確かに無いわこれ。意味合いはそんな感じで書いてた。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 12:43:28.65 ID:K0Fjqzk0<>>>319
上条「この天然フラグメーカー娘が……」美琴「……くしゅんっ!」
ってスレのちょい役なんだ・・・分かりにくくてすまんorz
簡単に説明するとお姉様らぶミサカ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 20:51:55.18 ID:lsAUhIAO<>>>320
あぁ、フラグ御坂のアレか……読んできたよー。
この子はネットワークが限界かもしれんね。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/09(木) 20:52:17.72 ID:lsAUhIAO<>下げ忘れゴメン。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:49:42.14 ID:lsAUhIAO<>今回余計な事ばっか書いてる上に短くてゴメン。でも一応上げるわ、本編いくよ。<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:52:56.33 ID:lsAUhIAO<>――――

『自分だけの現実』。自分を信じる強さ。自分のやれる事、やるべき事。それを理解する事も、力になるだろう。

思考を止めるな。

考える事を止めるな。

疑う事を忘れるな。

しかし信じろ――――


10666「おォォォォらァァァァァァァァ!!」バリバリバリバリ!

研究者「…………はい、もう良いわよ!」

10666「っは…………やべぇしんどい」バターン

研究者「凄いわよ10666号、明らかに出力が上がってるわ!!」

10666「そりゃ良かった……」ヘラッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:54:27.94 ID:lsAUhIAO<>私は最近忙しい。この間の件の事があってか、この研究所にも、あー、「良心的な」上から指示が来たらしく。私の為の研究の指示と、後費用。何かどっさり来たらしい。最初は研究者も渋っていたが、私がOKするならば、と折れてしまった。彼らは私も一人の人間と扱ってくれたし、何より悪くは見えなかった。
まぁ多少胡散臭い様な気もしたが、私にとっては好都合だ。

――――私でいたい。ただ『超電磁砲』を使えるだけでない、御坂美琴ではない、別の何かになれる可能性があるんだ。いや、もう私は私なんだろう。これはただの、自己研鑽に過ぎない。



――努力できる。

こんな素晴らしい事はない――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:55:12.62 ID:lsAUhIAO<>しかし、派遣されてきた彼女は如何なものか……

「終わったかしら?」

ほら、噂をすれば影さ。相変わらず自由な人だなぁ……

芳川「お疲れ様、ミサカ。調子はどうかしら?」

10666「悪くは無いんじゃないかなー、と」

芳川「ふむふむ……良いデータが出てるわ。超電磁砲ほどじゃないけど出力は十分ね」ペラッ

聞けば、一方通行の信用に足る人物らしい。そういや上位個体が、家にニートが要るって言ってたんだよな……

芳川「……何だか目線に悪意があるわ」

10666「いや、上位個体に聞いていた話とは違う人だな、と」

芳川「……粗方ぐーたら女扱いだったんでしょうけど、それは誤解よ。私は自分に甘いだけ」キッパリ

10666「訂正、マジで予想通りでした」ハァ……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:55:47.95 ID:lsAUhIAO<>10666「しかしお仕事はキッチリやられるんですね」

芳川「んー。ていうか仕事のつもりで何かをやった事なんて無いわ。何かをやったら仕事になっただけよ」

10666「くっ、そりゃあ上々ですね」ニヤッ

芳川「あら男前」

10666「その台詞は男に生まれ変わってからもう一度お願いしますよ」

芳川「男になる?」

10666「すんませんマジでやれそうで焦りました止めて下さい」

芳川「冗談よ」クスッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:56:15.96 ID:lsAUhIAO<>……とまぁ喰えない人ですわ。あの一方通行もどうしてこの人と付き合えてたのか……

13510「お疲れ様です、10666号。ドリンクとお昼のペペロンチーノです」

10666「サンキュー」ゴッキュゴッキュ

芳川「相変わらずラブラブね?」

10666「……ぷはっ。そんな事ねぇですよ、な」ゴロゴロ

13510「えぇ」ニャー

芳川「じゃあまずその顎ゴロゴロを止めなさいよ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:57:57.88 ID:lsAUhIAO<>――――

10666「じゃ、ゴメンな。午後も調整があってさ」

13510「いえ、良いんです。貴方は貴方のやりたい事をやって下さい、とミサカは貴方を応援します」

10666「おぅよ、ありがとな」タタ

13510「……」ニコニコ

13510「さて、私は何をしましょうか……とミサカは迷います」



――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/09(木) 23:59:40.20 ID:lsAUhIAO<>【10666号】超電磁砲!?【マジパねぇ】

1:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

超電磁砲撃ってから大変らしい

2:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032

何か専用の研究メニュー出たって。

3:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:17600

ただ者じゃないとは思ってたが……

4:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

漏れもやってみたが何か劣化みたいなんしか出なかった……ちょっと悔しい。

5:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19999

何か出てるだけやべぇよwwww

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:01:05.71 ID:7Qvhp2AO<>6:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14510

お前の方は大丈夫なのかよwwww

7:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

いや、特に何も。ていうかマジでショボいから。感覚共有するから見てみ?

8:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:13577

十分です。

9:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

あるぇー?コインどこー?

10:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

あ、無くても撃てる。変わりに弱い。

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:01:36.99 ID:7Qvhp2AO<>11:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

多分お前もただ者じゃねぇな


――――

13510「あ、今日はお休みですか?とミサカは貴方の予定を聞きます」

10666「あ、うん」

13510「でしたら、今日は――」

バタン!

14440「よっす、とミサカは遊びに来ました。今日は負けねーかんな!」ウガー

10666「へっ。ゼロランサーで削るだけしかやらねー癖に。バビロンでフルボッコにしてやんよ」ニヤニヤ

10666「……で、何だっけ?」

13510「……いえ、私も見学してて宜しいですか?とミサカは貴方に伺います」ムギュッ

10666「あぁ、別に良いけど?」スリスリ

14440「もう慣れた自分が怖い、とミサカはプレステとアケコンの用意をします」ガチャガチャ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:03:58.84 ID:7Qvhp2AO<>――――

14440「今日別のキャラ使うしー」ワガケンハアナタトトモニアル!

10666「セイバー風情が吼えるなって」モットオレヲタノシマセヨ

ラウンド1!

13510「……(な、何ですか。このピリピリとした空気……)」

10666「あ、事故った……」

14440「……とりま5k……」ハッハァッハァッセイッヤァッハアァッ、セイッヤァッハアァ!ハッセイッハッセイッハッセイッハッセイッカゼヨ……アレクルエ!セイッハッセイッハッ

13510「」ポカーン

10666「流石に解放するわ……」モハヤユルサン!

14440「ですよねー……」クッヨンダッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:05:54.91 ID:7Qvhp2AO<>10666「起き攻めするよー……」ハッセイ、ハァッハァッ

14440「ディレイ一点読み!」ヤッ

10666「見てからエリシュ余裕でした」エヌマー……エリシュ!

14440「おぅふ」ウワァ!

10666「あ、623A溜めたらガー不だぜ」ゼァァッ!

14440「あ、ヤバす」

10666「勝ちフラグ……」ジャマダ!コイ……カリトレ、ゲートオブ……バビロン!カリトレ、ウマクカワセヨモハヤユルサン!ゲートオブ……バビロン!ハッゲートオブ……バビロン!

13510「」ポー

14440「視線が違う件について詳しく。って言うかマジギル痛い……」

10666「あと離れて財宝撃つだけの簡単なお仕事です」

14440「チクショー、近寄って戦えー!!」

10666「ゲージ溜まったらエヌマエリシュ抱えて近寄る」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:07:31.40 ID:7Qvhp2AO<>――――

14440「あー、ダメだ勝てね。ギルガメッシュ強すぎだろ……バビロンみたいなんが現代兵器であったら世界滅ぶわ……ポケモンやろーぜー」ポイッ

10666「んー、把握ー」

13510「…………(背中合わせ……)」

――――

14440「あのガブリアスマジ自重しないんだけどマジで。すながくれ滅べ」

10666「身代わり割れないお前が悪い」

14440「チクショー勝てねー、止めだ止め!」

13510「っ!?」パアァッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:08:10.61 ID:7Qvhp2AO<>14440「しゃあねぇ遊戯王だ!今日こそインフェルニティで満足するしかねぇ!」

10666「じゃー私はクイックダンディ使うわー」

14440「(´・ω・)」

10666「……ライロ?」

14440「(´・ω・)」

10666「……ブラックフェザー?」

14440「(´・ω・)」

10666「……次元帝?」

14440「(´;ω;)」

10666「…………仕方ねぇな、マシンナーズな」

14440「それなら何とか」

10666「むしろ私がキツい。ガン引かずに事故れバカ野郎」

13510「…………」ショボーン

――――

14440「1キルされた……」

10666「何かゴメン……」

14440「うー……」ウルウル

10666「……こんぐらいで泣くなよ、な?」ナデナデ


14440「……うぐぅ」

13510「…………」カタッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:08:45.68 ID:7Qvhp2AO<>――――

14440「次は負けねー、絶対負けねー」

10666「はいはい、またな」ヒラヒラ

バタン

10666「結局夕方まで遊んじまったなぁ……13510号?」

13510「…………」ギュー

10666「……あぁ、悪ぃ」ギュッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:09:47.73 ID:7Qvhp2AO<>――――

――――10666号は、私の何なんだろう。彼女は優しい、ですが、それは私にだけでは無い。



――――ここは何処だろう。足元に濁って見えない水が広がっていて、空からは雨が降って来ている。

何だか、とても不安。

でも、私には光が差しているの。

10666『13510号』


私は、生きていける。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/10(金) 00:11:09.27 ID:7Qvhp2AO<>最後の一文を書くためだけに途中のやり取りがあったと思うと……

とりあえず投下ストップな。ゴメンな、何か訳分かんない内容で。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 01:03:44.77 ID:XqmvrdQo<>>>339
とりあえずこの二人が、顔だけ一緒で髪型やらがバラバラなんだろうなって夢想した

ってか濡れた<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 01:54:02.46 ID:1UP3a7A0<>参考画像を頼む<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 02:06:23.68 ID:rrR82ZAo<>13510号は髪を伸ばしてストレートかおっきなみつあみだろうか
10666号はベリーショートとかのボーイッシュな感じが似合いそう<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/10(金) 03:34:09.37 ID:7Qvhp2AO<>341>>
無茶なwwwwwwww無茶なwwwwwwwwここでまで絵描くのやだよwwwwwwww

こう……あれだ、ソウルで感じてくれ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/10(金) 03:41:56.96 ID:7Qvhp2AO<>うはwwwwww無理wwwwww
そういやここ絵描きスレ無いよね……制作速報だからあっても良さそうなのに<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/11(土) 00:41:45.74 ID:58LncEAO<>やっぱり絵は無理だったわ。疲れた……今日書いてねぇやどうしよ……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 00:42:44.41 ID:58LncEAO<>またミスったよ……マジ恥ずかしい。<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 00:16:29.88 ID:uYITrkAO<>長らく放置しててゴメンね! ちょっと投下するよ!<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 00:17:21.63 ID:uYITrkAO<>――――

御坂「どうもー」

芳川「あら、来てくれたの。芳川よ、宜しくね」スッ

御坂「話は一方通行から聞かせて頂いてますよ」ガシッ

芳川「握手に応じてくれる程度には好印象なのね、助かるわ」

御坂「いえいえ」

御坂「で、あの子は?」キョロキョロ

芳川「あっちの部屋よ、もうそろそろ見物ね」

御坂「じゃ、失礼しま……」ソロー

10666「ぅおォォォォォォォォらァァァァァァァァ!!!ああァァァァァァァァ!!」バリバリバリバリ

御坂「!?」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 00:18:36.50 ID:uYITrkAO<>10666「ぐぅォォォォォォォォ!!!…………『超電磁砲』!!」バキュン!

芳川「オッケーよ。休んで10666号」

10666「――――」ゴロン

10666「――――頭痛ぇ……」

御坂「す、凄いじゃない!?もうこんなレベルまで!!」

芳川「――撃つだけならね」

御坂「え?」

芳川「一発撃つのに、演算時間が大体2時間かかるわ」

御坂「あー……なるほど」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 00:20:02.19 ID:uYITrkAO<>芳川「そもそも演算方式が滅茶苦茶みたいで、何で撃ててるのか分からないくらいよ。強いて言うなら……」

御坂「……強いて言うなら?」

芳川「……気合いで撃ってる、としか」ハァ

御坂「」ポカーン



御坂「……大丈夫?」

10666「大丈夫に見えるなら良い眼科を紹介しますよ……」ゼーハー<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 00:20:33.48 ID:uYITrkAO<>御坂「……でも、凄いわね。私も驚いてるわ。これでも自慢だったのよ、『超電磁砲』」

10666「私の『超電磁砲』とお姉様の『超電磁砲』は別物ですよ」

御坂「どういう事?」

10666「私の『超電磁砲』は、私のあり方その物です。同じ様に見えてその意味は違いますよ」

御坂「……アンタの言う事はたまに分からないわ」

10666「良く言われます」ニヤッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 00:23:09.70 ID:uYITrkAO<>10666「そうだ……お姉様、一つ頼まれてくれませんか?」

御坂「何かしら?」

10666「13510号を、あー、遊びに連れていってもらえませんかね? 最近私がこんな調子ですから時間取れないし……そしたらアイツ外出なくなるし……」

御坂「……えぇ、分かったわ。お安いご用よ」

10666「頼みますわ……ヤベぇ何か背中吊ったアイタタタタ!?」ビクンビクン



御坂「って事で行くわよ」

13510「マジですか、とミサカはいきなりな展開に戸惑います」ポカーン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/14(火) 00:24:13.92 ID:uYITrkAO<>とりあえず中断<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 00:26:06.34 ID:u7i2k.AO<>支援
とても面白いぞ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 01:24:26.40 ID:uch3VQAO<>我輩もC<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:28:26.05 ID:uYITrkAO<>再開だってばよ。<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:31:08.13 ID:uYITrkAO<>御坂「まぁ遊びに行くって言ってもそこらへんブラブラするだけよ。クレープでも食べながらさ?」

13510「……10666号は?」

御坂「あの子はまだ調整があるんだってさ。どうする?」

13510「……10666号の気遣いを無下にする訳にはいきませんし、宜しければご一緒させて頂いても構いませんか?」

御坂「えぇ、喜んで」ニコッ



御坂「(しかし……この子の『10666号』に対する執着も半端ないわね……ちょっと凹むなー)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:31:38.42 ID:uYITrkAO<>御坂「……」トコトコ

13510「……」スタスタ

御坂「(……会話が出来ない。気まずいってレベルはとうの昔に通過したわ)」タラタラ

13510「……あ、あれは」

御坂「! そ、そうそう。あのクレープ屋さんが例の美味しい店なのよ!買ってあげるわ、何が良い?」

13510「うーん、ではお姉様のオススメでお願いします」

御坂「任せなさい!」フンス<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:32:06.37 ID:uYITrkAO<>――

13510「……」モッキュモッキュ

御坂「……美味しい?」

13510「はい、非常に美味です。とミサカは舌鼓を打ちます」

御坂「それなら上々ね」



――

「ん、あれは?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:32:36.33 ID:uYITrkAO<>――

上条「おーい、ビリビリー」スタスタ

御坂「!? アンタどっから湧いて出たのよ」アセアセ

上条「……そんな雑菌扱いされると流石に凹みますのことよ」

御坂「いや、いやいやそんな意味じゃないのよ、本当よ?」アセアセ

上条「お、御坂妹……じゃないな――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:33:40.53 ID:uYITrkAO<>






――何号だ?







<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:35:22.12 ID:uYITrkAO<>御坂「もう……アンタも大概な記憶力ね。13510号よ」ハァ

上条「あ、あの時のか!」



――10666号と一緒にいた



上条「合ってるよな?」アセアセ

13510「――えぇ、とミサカは上条当麻の記憶力に些かならぬ心配を覚えます」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:35:49.91 ID:uYITrkAO<>上条「いやぁ、悪い悪い。勘弁してくれ、な?」

13510「構いませんよ」

――そう。人の顔と名前が一致しない人と言うのは良くいるだろう。上条当麻はその類いだっただけだろう。万に一つも、上条当麻が妹達を蔑ろにしている訳がないのよ。ないわ。ありえないのよ。

――私を蔑ろにする訳ない。




――――誰?




<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:36:28.73 ID:uYITrkAO<>――――

御坂「しっかしアンタが補修ないなんて、明日はコインが降ってくるわね」ニッコニッコ

上条「ちょっとした奇跡レベルの扱いに心デストロイだよ……」

上条「ま、俺もたまには御坂と遊んでみたいしな」キリッ

御坂「わ、私も?アンタと一緒に?遊ぶとかは吝かじゃないよ?」カァァァ

13510「疑問文になってますよお姉様、とミサカは指摘します」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:37:07.57 ID:uYITrkAO<>13510「…………」ジー

キャイキャイ

13510「……宜しければ」

上条「何だ?」

13510「お二人がどのようにして出会ったとか、詳しく聞いてみたいですね」

御坂「あー……いやコイツとは腐れ縁なのよ」

13510「では私と10666号との関係と同一なのですね、とミサカは普段はそんな雰囲気の無い貴方達に疑問を持ちます」

御坂「いや待ってゴメン話す話します話させて下さい流石にコイツにはまだスリスリとか出来ない死ぬ」ブンブン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:37:47.01 ID:uYITrkAO<>上条「……その内してくれるんでせうか?」

御坂「――骨まで砕けろバカァァァァァァァァ!?」バチバチバチ!

上条「うおォォォォっ!?ちょ、マジで勘弁!?」パキュン!



御坂「……逃げられたか」ガックリ

13510「それはそうでしょう、とミサカは当然の結果に呆れます」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:39:54.06 ID:uYITrkAO<>13510「……仲が宜しいのですね」

御坂「……初めて会った時はただのムカつく奴だったわ。でもね――」

――――

御坂「で、帰ってきて今に至るのよ」

13510「延々ノロケ聞いてた気がしますが多分補正入ってますよね……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:40:21.82 ID:uYITrkAO<>御坂「(流石に記憶喪失の事は言えなかったけれどね……)……あ」

10666「おーい、13510号ー」フリフリ

御坂「ほら、お迎えよ」トン

13510「えぇ」トコトコ

10666「よ、楽しめたかい?……お?」

13510「…………」ギュー

10666「……どした?」ナデナデ

13510「ちょっと人肌恋しくなっただけです」

10666「……そうかい」キュッ

御坂「見てるこっちが恥ずかしいんだけれど」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:40:58.45 ID:uYITrkAO<>ジャアネー

10666「ありがとーございましたー!とミサカは去り行くお姉様に声を掛けるぜー!」

10666「……さて、帰るか?」

13510「えぇ」スッ

10666「手、な」キュ

13510「……」ニコッ

10666「……」ニッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:41:29.69 ID:uYITrkAO<>――また少し暫く経った日

10666「『超電磁砲』!!……おぉう」バターン

13510「大丈夫ですか、10666号」

10666「あー、済まねー……冷えピタ頼むわー」グデー

13510「はい」ピタッ

10666「おー……デコが氷河期だー」

13510「無理はなさらずに……」ナデナデ

10666「おあァァァ……効くぜェェェ……」

13510「フフッ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:42:07.55 ID:uYITrkAO<>10666「そうだ。悪いんだけど、一つ頼まれてくれるか?」

13510「? 何ですか?」

10666「コンビニのパスタが食べたいが拙者動けないのでござる」

13510「お安いご用ですよ。では、10666号は部屋で休んでいて下さい」

10666「いや、パスタが来るまでもうひと頑張りするわ」スクッ

10666「頼むぜ?」ニヤッ

13510「……了解」ニコッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:48:27.05 ID:uYITrkAO<>――――

13510「パスタも買いましたし、後は帰るだけですね。とミサカは確認します。おや……アレは?」

13510「お姉様ではありませんか、今日は」ペコッ

御坂「――あ、えーと、ゴメン?」





――――久しぶり、かな?





13510「――え?」ゾクン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:48:55.97 ID:uYITrkAO<>御坂「いや……ゴメンね? 何番かなーって」

13510「え、え。い、嫌ですね。私ですよ。13510号ですよ」

――――

空が堕ちてくる。

――――

御坂「あー、ホントにゴメンね? 修行が足りないなー……」



――まだ見分け付かない子も結構いるし



13510「し、仕方ないですよ。気にしないで下さい。では、私用事があるのでこれで」ダッ

御坂「え、あ、ちょっと……行っちゃった」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:49:46.08 ID:uYITrkAO<>――――

――――ナンゴウダ?

――――ナンバン?



――――何!?怖い恐いコワイこわい!!意味が分からない!!

――ねぇ、貴方は誰?

――考えた事無い!!

――ねぇ、貴方は何?

――考えた事無い!!

――ねぇ……

止めて!!私はそんなの知らないの!!私は、私は、




私が誰だか知らない……?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:50:17.52 ID:uYITrkAO<>――――

13510「あ、あぁ……」ガタガタ

――――

――どうしてこんなに不安なの?


――ここは何処だろう?雨が降ってる。水面に立ってる私。底が見えない湖。何て不安定。

掴む物は?立つ場所は?拠り所は?

何て宙ぶらりん。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:50:46.76 ID:uYITrkAO<>――――

13510「ひっ……ひぃっ」

「ん、あれ?」

「どした?」

「お?」トテテッ

10032「13510号ではないですか。どうしたんですか?」

15555「……顔真っ青だぞ、調子でも悪いのか?」

14889「送ってやろうか?とミサカはただ事で無い様子に少し焦りを感じます」スッ

13510「……え?」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:53:14.05 ID:uYITrkAO<>――――

13510『13510号ではないですか。どうしたんですか?』

13510『……顔真っ青だぞ、調子でも悪いのか?』

13510『送ってやろうか?とミサカはただ事で無い様子に少し焦りを感じます』スッ

――――

13510「わっ、わぁァァァァァァァァ!!?」ダッ!!

10032「えっ!?」ビクッ

15555「お、おい!?」

14889「……逃げ出した……どうも様子がおかしかったな」

10032「えぇ……どうしたのでしょう。一応上位個体に報告しておきます」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:53:52.76 ID:uYITrkAO<>――――

ここは……公園?そうか、走り過ぎたんですね……

――――リ

――誰かの声?

――よぉ、ビリビリ。
――ビリビリって言うなって言ってるでしょ……もう。

――上条当麻、と、お姉様だ。

――何号だ?

――ビリビリ。



ナンデ?



何で!?



<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:54:30.02 ID:uYITrkAO<>――――

何!?何!?分からない!!私は誰なの!!

嫌だ!?世界が……世界が迫ってくる……地平線がこっちに来る!!沈む!!溺れちゃう!?

――『13510号』

――っ

――光だ……空から光が射してる……そうだ、私には、私には拠り所があるんじゃないか。私は13510号だ。速く、速く帰ろう。パスタを渡さないと。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:55:06.45 ID:uYITrkAO<>――――

13510「ハァ……ハァ」

どうやってここまで帰ってきたのか分からない。慣れ親しんだ10666号の部屋。

……まだ、10666号はいないみたいだ。

13510「……今日の私は、少しどうかしていたんですね、っとと」フラッ

ドン、バサバサッ

13510「あ……いけない。10666号の……ファイルが」スッ

13510「……『超電磁砲の威力について』……『10666号の生体電流の容量について』……確かに最近は勉強もしている様でしたね……」クスリ

13510「えっ……私の、な、まえ……?」パサ……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:55:37.48 ID:uYITrkAO<>



『13510号の記憶改ざん、及び8222号と10666号の置き換えについて』




<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:57:28.19 ID:uYITrkAO<>――――

10666「あー、もうダメだ電気なんか出るかチクショウ……」ガチャ

10666「13510号ー、いるかー?……まだか。帰ってきたような気がしたんだけどな」

10666「……仕方ねぇな、参考書でも読みながら待つかねぇ……」

10666「――おろ?私こんな所に入れたかな……まぁいいか」ペラッ

10666「あんまり帰ってくるのが遅いようなら迎えにいかないとなぁ……」





「――あれ、パスタが」





<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:58:05.36 ID:uYITrkAO<>






その日、13510号は帰ってこなかった。







<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 13:59:32.08 ID:uYITrkAO<>――――どこか、の、路地裏

ハァ……ハァ……
光はどこ?
空はどこ?
水面はどこ?
水底はどこ?
地平線はどこ?

私はどこ?

コワイ。

誰か教えて。私は何?



――貴方は――――

え?

――貴方は――――

私――は――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/14(火) 14:00:50.01 ID:uYITrkAO<>これで今回は終了だぜよ。ご意見ご感想がありましたら何時でもどうぞにゃー。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 14:16:49.76 ID:Y1JslOYo<>>>385
続き気になって感想どこじゃねえ
乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 14:55:24.41 ID:GaogHwM0<>〜とミサカは・・・がつかなくなった
これが自我の芽生えか?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 20:31:28.11 ID:qsdzG8so<>うああああああ。続きを、一心不乱に続きを<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 23:08:51.38 ID:TBtfNsUo<>続きが超気になりますね<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 23:43:53.18 ID:u7i2k.AO<>結局、続きが気になって眠れないんですよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 08:32:48.83 ID:LRJ7lCg0<>大丈夫。続きを書く>>1を私は応援してるよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 20:24:58.44 ID:Tt3pZ3co<>魔術の残滓ェ…<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 00:54:43.98 ID:ahBeu2AO<>>>392
ちゃんと読んでくれるって嬉しいね。
じゃ行くわ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 00:57:09.30 ID:ahBeu2AO<>――――とある公園、放課後

御坂「あー、暇ー……アイツは……」

――うわー……不幸だ……

御坂「居たわ……相変わらずね」トコトコ

御坂「まーた自販機に呑まれたの?アンタも学習しないのね」ヒョイッ

上条「お、ビリビリか……」ショボーン

御坂「そういうアンタはウニ頭」

上条「すいませんでした結構凹むから勘弁して下さい御坂さん」

御坂「宜しい。ほら、下がって?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 00:57:43.66 ID:ahBeu2AO<>スゥ……

御坂「チェイサァァ!!」ガツン!

ガランガラン

御坂「ほら」ポーイ

上条「これ受け取って大丈夫なのかよ……いつも思うけど」パシッ

御坂「アンタが呑まれた分よりは少ないじゃない」ケラケラ

上条「まぁ確かにそうだけどさ……上条さんの良心はキリキリと痛んでますのよ?」

御坂「たまにはアンタも美味しい目見なきゃパンクしちゃうでしょ。良いから黙って好意を受け取っときなさい」

上条「……へーい」

タッタッタッ

御坂「……ん?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 00:58:15.21 ID:ahBeu2AO<>上条「あれは……ネックレス。御坂妹だな」

御坂「あんなに急いでどうしたのかしら……おーい!」フリフリ

上条「お、気付いた」

10032「ハァ……ハァ。お二人とも、今日は。とミサカは緊急事態でも挨拶を欠かさない自分を誉めてやりたいです」ゼーハー

御坂「緊急事態?」

上条「どうしたんだ?」

10032「実は……昨日から13510号が行方知れずになっていまして……上位個体にも連絡したのですが、返ってきたのは『あの子がネットワーク上の何処にもいないの!?』……と珍しく焦った回答でした」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 00:59:00.94 ID:ahBeu2AO<>御坂「た、大変じゃない!?」アセアセ

上条「……俺たちに手伝える事はあるか?」

10032「……私たちの足で探すしかないのが現状です。良ければ力を貸して頂けますか?」

御坂「勿論!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 00:59:29.05 ID:ahBeu2AO<>――――

上条「しかし、妙だな……」

御坂「何が?」

上条「ネットワークが繋がってないって事は……もしかして」

10032「……えぇ。万が一の場合は、既に死亡している可能性があります。10666号なんかは半狂乱になって探していますよ。上位個体と一方通行も探していますし、我らがスネークも出張っていますが……」

御坂「状況は芳しくない……って訳ね」

10032「えぇ」コクリ

上条「こりゃあマズイな……皆、手分けして探すぞ!」ダッ

10032「はい!」タッ

御坂「分かったわ!」タタッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:02:23.84 ID:ahBeu2AO<>――――

何処だ!?何処に居るんだよ!?頼むから出てきてくれよ!オマエが居なきゃダメになっちまうじゃねぇか!

……何だよ……コインなんか何の役にも立ちやしねぇじゃねぇかよ……チクショウ……

10666「ハッ……ハッ……ハッ……」ゼェゼェ

一方通行「オイ」

10666「一方……通行」

一方通行「根詰めすぎだ、休め」

10666「あぁ?ふざけるなら後にしてくれよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:02:52.88 ID:ahBeu2AO<>一方通行「ふざけてなンかねェよ。お前、ボロボロじゃねェか。妹達も総出で探してる。俺もだ。上条と超電磁砲も探してるらしい。だから、少し休め」

10666「そりゃ無理な相談だ。それだけならもう行くよ」スック

一方「オイ……待」

10666「だぁってろつってんだよ!!」ダッ

一方「……バカ野郎が」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:03:30.70 ID:ahBeu2AO<>――夕方

御坂「……ダメね、見つからないわ」ハァハァ

上条「おーい、御坂ー!」ダダダ

御坂「あ、どうだった!?」

上条「こっちもダメだ……見つけたと思っても他の妹達ばっかりでさ……」

御坂「全く……どこ行ったのかしら……」

10032「二人共ー、とミサカは呼びかけながら走ります」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:04:00.13 ID:ahBeu2AO<>御坂「10032号、そっちは!?」

10032「ダメです……他のミサカも補足出来ていない様です」

上条「ふむ……まぁ、良くは無いがとりあえずは安心だな」

10032「えぇ……」

御坂「な、何でよ!?」

上条「これだけ探して何処にもいないんだ。13510号が動いている証拠だろ」

御坂「……確かに」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:04:49.53 ID:ahBeu2AO<>10032「……お二人共、今日はありがとうございました。もう日が暮れますし、帰ってお休み下さい」

上条「……そんな事出来ねぇよ」

10032「いえ、こちらも24時間体制で探しておりますので……そう思われましたのなら、また明日お手伝い願います」

御坂「勿論よ!」

10032「助かります……では私はこれで」タッ

上条「……くそっ」

御坂「どこなの……13510号」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:07:18.06 ID:ahBeu2AO<>1:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

お前ら見つかったか?

2:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20000

ダメだ見つからねぇ

3:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19999

漏れも

4:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

見つけたと思ったら10039号で萎えた

5:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10039

見つけたと思ったら19090号で萎えた

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:07:52.31 ID:ahBeu2AO<>6:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

確かに俺らと勘違いするよな……アイツ、俺らに似すぎじゃないか?物理的な意味で無くて

7:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:17600

アイツ何だか誰にでもなれそうだよな……お陰で見つからんよ……

8:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

ずっと『疾風迅雷』で色んな学区駆け回ってたら流石に筋肉痛になった……チクショウ

9:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032

我らがチートでもダメか……

10:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10777

学園都市の奴ら頑張ってくれ。俺らは何にも出来なくて不甲斐ない……

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:08:26.71 ID:ahBeu2AO<>11:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10666

構わねぇよ、ありがとうな

12:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

おい!?どうだった!?

13:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10666

まだ見つからねぇ。後探して無い所何処だ……

14:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

良いからお前は少し休め

15:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10666

どいつもこいつも同じ事言いやがる。勘弁してくれ。

10666号がログアウトしました

16:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

……アイツも見てやっててくれるか、スネーク

17:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:17600

合点だ。


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:09:13.37 ID:ahBeu2AO<>――――

何処だ?
何処だ?
何処だ?
何処だ?
何処にもいない。

何処にも――――

もうすっかり暗くなっちまった。
帰って13510号と飯でも食わなきゃ。

早く見つけてやらないと。
私が。私が。

私が――――

10666「――おっとっと……」フラッ

ガラッガッシャーン!

10666「あいたたた……ざまぁねぇや……」ドサッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:10:40.60 ID:ahBeu2AO<>10666「守るって決めたんだよな? 私。なのに、ちょっと居なくなっただけでこの様だ……ハハハ……」

「――何だ、今のデケぇ音は」ズイッ

10666「……お」

男1「……お前か」

10666「良く会うな……何か縁でもあるのかねぇ」

男1「……っ」バッ

10666「あぁ……心配しなくても一人さ。一人か?」

男1「……あぁ。今日はアイツらはいねぇよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:13:26.15 ID:ahBeu2AO<>10666「悪いけど、今は何にも出来る気がしないんだ……他を当たってくれたら嬉しいんだが……」

男1「はいそうですか、と引き下がるバカは居やしねぇよ」ガシッ

10666「……そうか」

男1「どうした、抵抗の一つでもしたらどうだ?」

10666「別に……好きにしていいよ。恨んだりもしない」クテッ

10666「もう……どーでもいいや」

男1「…………」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:13:57.94 ID:ahBeu2AO<>10666「……どうした?あ、初物だからか。いきなりはキツいかもな……」

男1「……ふん」パッ

10666「……どういうつもりだ?あんまし興味無いか」

男1「んな事ねぇよ。だが気が変わった。今のお前犯しても全然面白く無さそうだ」

――人形みたいでな。

10666「くっ……ハハっ、アハハハハハハハハハ!!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:14:44.11 ID:ahBeu2AO<>男1「……何が可笑しい?」

10666「いや、全く。全く……全くもって同意するよ。確かに人形だ。クフッ、クフフッ……」

――――あぁ、世界が。世界が広すぎる。手にはコインもある。水面に立つ足もある。ただ、ただただ折れてしまった。私は誰だ?

再び問うぞ、私は誰だ。

私は10666号だ。確かなんだよ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:15:16.56 ID:ahBeu2AO<>――――

男1「どっ……こらしょ」ドスッ

10666「何だよ、隣なんか座ってよ。下手な慰めなんぞ考えてるんだったら速やかに消え失せてくれ」

男1「……今のお前、似てると思ってな」

10666「何にだよ」

男1「こうなる前の俺だ」

10666「へぇ……昔話でもする気か? モテない男のウザい行為ベスト10だぜそれ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:15:44.70 ID:ahBeu2AO<>男1「けっ、ほっとけ……お前、今自分が何をやってるのか分かってないんだよ」

10666「私が? 冗談じゃない、私はアイツを探してるだけ――」

男1「人探しか……なら、粗方連れの妹……姉?だろうな」

10666「――やられた」

男1「大事な物無くして泣きながらヤケクソになって探してるんだな」

10666「……あぁ、ガキだろ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:18:27.93 ID:ahBeu2AO<>男1「そうだな。だが間違っちゃいない」

男1「探すのを止めた時が、腐った大人になる時だ。俺はまだ探している」

10666「……何を?」

男1「無能力者をバカにする能力者がいない場所だ」

10666「……学園都市じゃ不満なのかい」

男1「当然だ。ウザい話するぞ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:18:56.47 ID:ahBeu2AO<>男1「俺はガキの頃からレベル2でな。お陰で走るのは速かったし力は強かった。クラスじゃちょっとしたヒーローだ」

男1「そんな俺にはダチ公がいてな、そいつはレベル0だった。そいつは大人しい奴でな、優しい奴だった。まぁ、良い奴だったんだ。上手く言えんがな」

男1「そんな奴だったから軽いイジメも受けててな、その度に俺が割って入った。能力のお陰でケンカは負けなしだったからな」

男1「そんな俺たちも中学生になった。相変わらずレベル0のアイツは、遂に大人から見放されちまった」

男1「他人の『何だレベル0か』って視線がそいつに向いてるのが気に食わなかった。だが、俺も分別が付いてきた年頃だ。どうやれば解決出来るのかと一生懸命考えたもんだ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:19:36.15 ID:ahBeu2AO<>男1「だけど俺もヘタに頭が回る方だった。だからアイツに言っちまったんだ」

男1「『せめてレベル1になろうぜ』ってな」

男1「俺も何も分かっちゃいなかった。アイツは急に顔を見せなくなった。次にアイツを見た時にゃ、薬や何やでボロボロになってた」

男1「頭も結構キテてな。本当は優しい奴だったんだよ。男2は。ほら、一人いただろ、無能力者」

男1「あぁ、何もしなかった結果がこれかって思ってな。せめてもの罪滅ぼしに、アイツの連れで居続けようと決めたな。周りは止めたさ。あんなクズほっとけってさ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:20:15.45 ID:ahBeu2AO<>男1「でもそんなん関係無かったんだよな。俺はアイツを知ってたんだからよ」

男1「自分がやりたいって思った事を、ようやくやっただけなんだがな。今は満足してるよ……」

10666「――終わったか?」

男1「悪いな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:20:50.80 ID:ahBeu2AO<>10666「……だからってレイプは無いわ」

男1「本当に本番までやった事はねぇな。アイツ、あんなんになっても『やっぱり可哀想だから止めときましょうかね兄貴』とか言うんだぜ。笑えるだろ?」

10666「……全然。お前もノリノリだったろうが」

男1「ああして一緒にバカやってんのがソレだ。悪くないとは思ってねぇよ」

男1「最初は説教しようとして電気喰らったし、次は因縁のお前だったからな。いきなり電気喰らったら普通キレるわ」

10666「……言い訳かよ、小悪党が」

男1「小悪党も割りと考えて生きてんだよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:23:19.35 ID:ahBeu2AO<>10666「――自分のやりたい事、か。やりたい事やるだけ。か。」

10666「人がどう思っても……ねぇ」スック

男1「……ん?」

10666「まぁそこだけは納得だわ。お前は間違ってるけどな」

男1「俺は他人に『間違ってる』なんて言えねぇな。間違って無かったらどうすんだよ」

10666「そん時は謝るさ。じゃあな、やりたい事があるからこれで」ダッ

男1「そうか、出来ればもう会いたくないな」ケッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:23:48.98 ID:ahBeu2AO<>――――私は誰だ?

10666号。13510号を、守る、10666号。

私が守りたいんだ。

良いから走れ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:24:18.05 ID:ahBeu2AO<>――――

御坂「すっかり暗くなっちゃったわね……」

上条「そうだな……って御坂、お前門限大丈夫なのか?」

御坂「あ、あー……まぁいいや。黒子が何とかしてくれるわよ。だから……今夜泊めて貰えないかしら?」チラッ

上条「へ?……いや、あのですね御坂さん。私は男なのでしてね?」アセアセ

御坂「どうせインデックスも居るんだから変わらないでしょ?」

上条「ぐ…………まぁしかし閉め出す訳にもいかないしな。良いぜ、ゆっくりしてけよ」

御坂「ありがと、当麻」ニッコリ

上条「!?」ドキーン

上条「(今のはヤバかった……)そういや連絡は良いのか?」

御坂「えぇ。どうせ黒子が上手くやってくれると思うわ。大丈夫よ」

上条「……ならいいけどよ。ハァ……不幸だ」

御坂「失礼な奴ね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:24:47.30 ID:ahBeu2AO<>――――

禁書「で、短髪がいる訳なんだね」ガチンガチン

上条「いやインデックスさんこれは不可抗力でしてね?宜しければその歯を納めてはくれませんでしょうか」ガクガク

禁書「問答無用なんだよー!」ガブリ

上条「みぎゃー!?」バタバタ

御坂「……別に泊まりに来ただけじゃない。当麻に何かしようなんて思ってないわよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:25:10.00 ID:ahBeu2AO<>禁書「な、なな。そういう問題じゃないんだよ短髪!」カプカプ

御坂「だったら良いじゃない。何も問題なんて無いでしょ?」

禁書「うー……」ハムハム

御坂「あと甘噛みになっててそこはかとなくエロいわよ。当麻が何かヤバくなってる」

上条「…………」ビクッ

禁書「と、とうまのエッチ!」

上条「そんな、言い掛かりだー!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:27:34.44 ID:ahBeu2AO<>――――

禁書「もうどうでもいいんだよ……それよりお腹空いたんだよ」

上条「はいはい、じゃあ晩飯作るとしますかね」

御坂「あ、私も手伝うわ」

上条「お、助かりますよ」ガチャガチャ

禁書「……何だか負けてる気がするんだよ」ショボン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:28:01.57 ID:ahBeu2AO<>御坂「はい、一丁上がりよ」ドドン!

上条「どうやったらあの材料からこれが出来たか未だに分からん……」

禁書「もやしがもやしに見えないんだよ……何か輝いてるんだよ」

上条「流石だな……」

御坂「当ったり前じゃない、私は御坂美琴よ? 料理くらい余裕余裕!」ニコニコ

禁書「頂きますなんだよ!」バクバク

上条「あ、ちょっ!?インデックス自重しろ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:28:31.10 ID:ahBeu2AO<>――――

上条「じゃあ俺風呂場行くわ、お休みー」

御坂「はい?」

上条「え?」

御坂「いや、何で?ベッドは?」

上条「いや……そっちはインデックスさんと御坂さんが使って頂きたいんですが……」

禁書「ちょっと狭くなるけどさっきのご飯に免じて全然オッケーなんだよ」

御坂「いや、アンタが寝なきゃダメでしょ。家主よ?」

上条「しかし女の子を床で寝かせるのは上条さん気が進まないのですよ」

御坂「一緒に寝りゃいいじゃない」?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:28:58.14 ID:ahBeu2AO<>上条「」ポカーン

禁書「」ポカーン

御坂「三人でも引っ付けばいけるでしょ……ってどうしたの?」

禁書「み、ミコト!何を言ってるのか分かってるのかな!?」アワアワ

御坂「……アンタ、私と一緒に寝たら、私襲う?無理矢理しちゃう?」

上条「いやいやいやとんでもない!?そんな事しませんの事よ!」アセアセ

御坂「ね?大丈夫よ。多分その気になってもコイツ勝手に踏みとどまるから」

禁書「私が大丈夫じゃないんだよ!」

御坂「……一緒に寝たら、襲っちゃう?」

禁書「――――っ」ブンブン

御坂「じゃ、問題ないじゃない。ほら寝ましょ、明日も頑張らないと」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:29:34.54 ID:ahBeu2AO<>上条「(皆さんこんばんは。上条当麻です)」

上条「(私ただいま天国と地獄の最中でございます)」

禁書「…………」プクー

上条「(右手側にむくれたインデックス)」

御坂「んー……」ギュー

上条「(左手側に御坂。もうこれ抱き着くって表現じゃ甘いよね。絡み付いてるって感じだよね)」

上条「……これは厳しい。色んな意味で」

御坂「ほら、我慢我慢」ニヤニヤ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:31:45.76 ID:ahBeu2AO<>上条「(あぁ……ムニムニプニプニしてる……女体の神秘だな……)」

上条「落ち着け俺……素数を数えるんだ……素数は1と自分でしか割りきれない孤独な数字……俺に勇気を与えてくれる」フゥー

上条「オッケもう大丈夫だ」キリッ

禁書「紳士過ぎてちょっと引くんだよ……そういやミコト、明日って何かするのかな?」

御坂「えぇ、実はね……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:32:42.83 ID:ahBeu2AO<>――――

禁書「ウォームビューティーが……それは大変なんだよ」

上条「……出来るだけ早く見つけてやりたいな」

禁書「だったら私も手伝うんだよ!私だったら見ただけでウォームビューティーかどうか判断出来るんだよ!」

御坂「そういや完全記憶能力だっけ」

禁書「そうなんだよ。一度見たら絶対忘れないんだよ。自信ありなんだよ」

上条「じゃ、明日はインデックスも頼むわ。頼りにしてるぞ」

禁書「どんと来いなんだよ。じゃ明日に備えて寝るんだよ……」

御坂「そうね……もう大分眠いわ、お休みー……」

上条「おぅ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:33:43.21 ID:ahBeu2AO<>上条「(上条さんはとても寝れませんがね。股間の上条さんが張りすぎて痛いレベルになってる……)」

上条「(ていうかピロートークってヤバいな。耳元で喋られるのかなりクる……)」

御坂「」クー

禁書「」スピー

上条「(もう寝てるし……はぁ、不幸だ)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:34:10.00 ID:ahBeu2AO<>――――

上条「(ん……何だかんだで寝れたみたいだ……だけどまだ暗いな……何時だ?)」

上条「(まだ四時か……トイレ)」

ガチャッ、ザバー、ガチャッ

上条「(眠い……もう一眠りしよう……)」トサッ、ムニッ

上条「(ん……むに……むに!?)」ガバァッ!

御坂「んぅ……なぁにとーま……どーしたの?」

上条「(御坂さんいらっしゃったの忘れてましたー!? インデックス起こさなかっただけましか……?)」ダラダラ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:34:44.21 ID:ahBeu2AO<>御坂「……どうしたの?私に覆い被さったりして、我慢出来なくなっちゃった?」サワッ

上条「!!?」ドキーン!

御坂「ほっぺた撫でただけよ……驚かないで」クスッ

上条「(ヤバいヤバいぞ上条当麻、れれれ冷静になれ)」ダラダラダラ

御坂「……ほらぁ、襲うならいつでもどぉぞ、おーかみさん」シナッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:36:18.17 ID:ahBeu2AO<>上条「じょ、冗談は止そうぜ御坂……」

御坂「冗談なんかじゃないわよ……私を誰だと思ってるの? 御坂美琴よ?」

上条「いや……分かってるけど……」

御坂「……まぁ良いわよ。どうせタイムアップよ。残念でした」クイクイ

上条「え?」クルッ

禁書「――――」

上条「あ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:36:56.34 ID:ahBeu2AO<>――――翌朝

上条「良い右ストレートだった。あれは世界を狙える」ボロッ

禁書「あんなにとーまを貫通させてやりたいと思ったのは初めてなんだよ」プンスカ

御坂「まぁまぁもう許してやりなさいよ」

禁書「ミコトもミコトなんだよ!淑女たるもの妄りに男子を誘惑しちゃダメなんだよ!」

御坂「あー、確かに私もどうかしてたわ……夜中のテンションって不思議ね……」

上条「いや、マジで申し訳ない……」

上条「(しかし昨日の御坂はやたらエロかった……やべぇ息子が)」

禁書「っ!?」ギュピーン

上条「(ヤバいバレたら頭無くなる静まれマイサン……)」フゥー<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:39:46.27 ID:ahBeu2AO<>――――公園

上条「じゃあ今日は休みだし、朝から動くぞ」

御坂「そっちは何か情報入ったかしら?」

10032「いえ、特に……強いて言えば10666号が24時間まともな休憩を取らずに町を彷徨いてるくらいです。見つけたらひっ捕まえてベッドに叩き込んで下さい」

上条「……アイツも心配なんだろうな」

禁書「早く迷い子を見つけるんだよ、それで解決なんだよ!」

御坂「そうね……じゃあ、一旦皆散らばりましょ」

10032「えぇ、では皆さんご武運を」タッ

上条「迷子になったら連絡しろよ、インデックス」ダッ

禁書「大丈夫なんだよ、道ぐらい全部覚えれるんだよ!」トテトテ

御坂「さぁて、不良娘を探すとしますか、ねっと!」ダダッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:40:20.86 ID:ahBeu2AO<>――――

10666「だっ、はァァァァァ…………」ゼハー、ゼハー

10666「くっそ……姫さん何処だよチクショウ……いい加減出てきてくれよ……」

「――お、見つけた」

10666「後行ってない学区何処だ……いや、そもそも学園都市内か?」

「ゲートオブ……空き缶!」ブンッ

10666「あ、痛ァァァァァっ!!?何だ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:41:08.88 ID:ahBeu2AO<>10666「あ……お前」

14440「や、10666号。ボロボロだな」

10666「はっ、みっともないだろ?」

14440「そんな事ない、だけどその通りですね。私の家がこの近くです、寄って着替えるべきです。とミサカは助言します」

10666「そんな時間は……」

14440「こんだけ探して見つからんって事は、頭を使わないと見つからない所に居るんだよ。頭冷やす時間くれてやるっつってんだ、有り難く思え、とミサカはお前を心配している事を隠しながら言います」

10666「……隠れてねぇよバカヤロー。サンキューな」

14440「ゲームで負けた分です、気にしないで下さい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:41:36.11 ID:ahBeu2AO<>――――

10666「シャワーありがとな」ゴシゴシ

14440「――っ、服を着やがれバカ野郎!!?とミサカは服を投げつけます……何て綺麗な身体してんだよチクショウ」バサッ

10666「サンキュ」ゴソゴソ

14440「さて、ところで、だ。とミサカは話を始めます」

10666「おぅ」

14440「ミサカ達やお姉様、上条当麻や、一方通行、今日はあのシスターも探してくれています。10666号の所の研究者さん達もです」

10666「だけど見つからない……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:42:03.63 ID:ahBeu2AO<>14440「13510号が物理的に行ける範囲は探しました。17600号も必死ですよ、彼女の仕事ぶりは目を見張ります。とミサカは感嘆します」

10666「スネークでも見つけられないってのは相当だ……」

14440「えぇ、ですから考えられるのは……」

10666「……施設、及びそれに準ずる所での監禁……13510号の自主的な逃走……」

14440「後は既に外か、ですね。13510号が17600号の目を掻い潜っているとは考えにくいですし……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:44:43.39 ID:ahBeu2AO<>10666「……監禁する理由は?」

14440「もしそうなら、貴方の『超電磁砲』でしょうかね。しかしその可能性も低い」

10666「余りに非効率的だ」

14440「えぇ。ですから残るのは……」

10666「外側……か?」

14440「裏を取るべきです。出来ますか?」

10666「……初春さんに頭下げてみるわ。あの人ジャッジメントの上に、強烈にパソコン強いらしいからな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:45:13.32 ID:ahBeu2AO<>10666「……」ピッポッパッ

10666「……あ、初春さんかい?」

初春『どうしました、美夏さん?』

10666「今大丈夫かな?」

初春『あ、今皆と遊んでるだけなんで良いですよ』

10666「実は――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:45:42.22 ID:ahBeu2AO<>――――

初春「それは大変ですね……分かりました、調べてみましょう」

10666『頼んます……では』ピッ

白井「どうしましたの、初春?」

初春「美春さんが昨日から家に帰っていないそうなんです。それで、学園都市の人の出入りを調べてくれないかって」

佐天「……家出、なのかな」

初春「いや、まだ分からないそうです。裏付けが取りたいだけでしょう、学園都市内にいるかどうか。相当探してたみたいですし」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:46:09.69 ID:ahBeu2AO<>






「――――一体どうしたのかしら……」








<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:49:06.72 ID:ahBeu2AO<>――――

17600「え……バカな……こんなクレイジーな事があってたまるか……あれは……私は、私は幻でも見てるのか?」

――――

御坂「早く見つけてあげないとね――」

白井「その通りですわ、お姉様」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/19(日) 01:51:14.91 ID:ahBeu2AO<>って訳で今回はこれで投下中断するよ。お疲れさんだってばよ。

何か

早く書けオラァ!

みたいなAA貼られてるかもとか思ってビクビクしてたがそんな事は無かったぜイヤッホゥ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 01:53:03.45 ID:fD.ZNjQo<>乙
話の本筋も気になるけど美琴がえろすぎて深夜のテンションがヤバイ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/19(日) 02:00:17.54 ID:ahBeu2AO<>>>447
実は俺もヤバい。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 02:00:17.61 ID:.D.pS.Eo<>アレだな?
押すなよ!絶対押すなよ!!って奴だな?


ドッカン
          ドッカン
                  ☆ゴガギーン
        .______
.        |    |    |
     ∩∩  |     |    |  ∩∩
     | | | |  |    |    |  | | | |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (  ,,)  |     |    | (・x・ )<おらっ!早よ書け、>>1!!
   /  つ━━"....ロ|ロ   . | l   |U \___________
 〜(  /   |    |    |⊂_ |〜
   し'∪  └──┴──┘  ∪<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/19(日) 02:01:58.10 ID:ahBeu2AO<>>>449
ああっ、堪らねえ……
すいまっせんすぐ書き足してきまっす。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 02:11:46.30 ID:qWmTPh6o<>余裕がある美琴も珍しいな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 02:57:45.34 ID:Y1s5c7A0<>個性あるミサカたちはもう学園都市に居ついちゃってるな
あと上条さんの言葉の端々がそこはたとなくnk厨くさいw
一方さんやまさかの20000号あたりのヒーローに期待・・・してもいいですかね?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/19(日) 03:21:56.47 ID:ahBeu2AO<>ニコニコ見ながらコメ付けてる上条さん想像して吹いた。一方さんは他のスレよりは空気だと思うよ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 05:08:42.38 ID:PzA4/iwo<>面倒臭い事態に陥ったのは半分位上条さんのせいか<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 09:45:17.19 ID:eBgId0oo<>やっと追いついた

支援するしかねェだろォ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 22:03:57.62 ID:lg0BRSwo<>こんなに男前にエロい美琴さん・・・たまんねえわ
男1の独白もなんか切なくてしんみりした
13510号・・・どこ行ったんだよ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:22:42.83 ID:9jQcXIAO<>そういやまだここまでしかうpしてないのに、気付いたらすっかりクライマックス書いてた。

小出ししてくけど良い?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 01:25:15.28 ID:d6X2xw6o<>gogo<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 01:39:57.59 ID:95mCda6o<>かもーん<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:40:55.09 ID:9jQcXIAO<>よっしゃ行くわ。
どうでも良い事なんだけれどさ、全然知らない場所で『これ良いよ』って言われててすげぇ嬉しかった。バカみたいだけどさ。

じゃ投下開始ー<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:41:27.70 ID:9jQcXIAO<>――――

打ち止め「そう……そうね。分かった。他のミサカにはまだ伝えないでねってミサカはミサカはログアウト……」

一方「どォした、打ち止め。何か分かったか?」

打ち止め「……17600号からの情報があったよ。裏も取ったみたいってミサカはミサカは大混乱」

一方「……それで?」

打ち止め「お姉様、お姉様と思わしき人物が――」






――学園都市に二人いる。






一方「はァ……また厄介事かよ、こっちは13510号の事で忙しいってのによォ……」

打ち止め「……嫌な予感がするってミサカはミサカは震えてみる」ブルッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:41:53.35 ID:9jQcXIAO<>――――

上条「くそっ……見つからねぇぞ畜生……」タッタッタッ

御坂「あ、アンタ!」

上条「お、御坂。そっちはどうだった?」

御坂「全然よ……ダメね」

上条「どうしたもんか……ん、電話?」プルルル

上条「はい、上条です」ピッ

土御門『カミやんだな、少しマズい事になった』

上条「……どうした? まさかまた魔術関連か?」

土御門『察しが良いな。普段からそれなら助かるんだがな』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:44:15.73 ID:9jQcXIAO<>土御門『前、倒した魔術師を覚えてるな?』

上条「あぁ」

土御門『奴の魔力が少しばかりあの路地裏に残留していたんだがな……本当に、大した物じゃ無かったから特に大掛かりな事後処理はしなかったんだ』

上条「おぅ」

土御門『だが一昨日の晩、爆発的な魔力の奔流が確認されたらしい。一瞬だけらしいが……カミやんには一方通行と現場の確認に向かって欲しい』

上条「お前は?」

土御門『力になれなくて済まないが、こっちも立て込んでるぜよ。深く聞かないでくれると助かるにゃー……』

上条「……分かった。怪我すんなよ」

土御門『カミやんもな』ピッ

上条「……くっ、次から次へと」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:45:56.83 ID:9jQcXIAO<>御坂「ど、どうしたのアンタ。そんな深刻そうな顔して」

上条「……御坂。悪いが俺は少し用事が出来た。すぐ合流するから御坂は続けて探していてくれ」ダッ

御坂「え、あっ、待ちなさい!……行っちゃった。全くもう……」ハァ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:51:14.80 ID:9jQcXIAO<>――――

10666「そうですか、わざわざありがとうございました。失礼しますね」ピッ

10666「……ダメか」フゥー

14440「外には出てませんでしたか?とミサカは問います」

10666「あぁ、少なくとも公的な手段で外出しているのは有り得ないってさ……って事はやっぱり」

14440「13510号は学園都市内って訳ですね……」

なら何処だ……私が13510号なら何処に行く……?

いや、そもそも何で13510号はいなくなったんだ……?

原因は何だ……?

思い出せ……あの日、私は13510号にパスタを買ってきてもらった……パスタが部屋にあったって事は一度私の部屋に帰ってきている……なら何故再び外に?

部屋が荒れてた訳でも無かった……いや?

『あれ……?場所が……』

――まさか

『13510号の記憶改変――』

――――まさか

――――――まさか

――だとしたら

何が起こるか分からないぞ――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:53:25.98 ID:9jQcXIAO<>10666「!!」バッ!

14440「っ!?おい待て何処に行く!?」ガシッ

10666「離してくれ! 10666号がヤバい! 本気でヤバい!」バタバタ

14440「ば、バカっ!ただ闇雲に探したって見つからないだろが!」

10666「そんな悠長な事言ってる場合じゃあねぇんだよ! 離せ!」

14440「あぁ、もう!」グイッ

10666「え、ぅむ――――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:53:52.51 ID:9jQcXIAO<>――――チュ

14440「……ようやく黙ったな。落ち着いたか?とミサカは唇を舐めます」

10666「…………いや、ぶっちゃけ訳分からん」

14440「だけど大人しくはなったな。お前は冷静でいなくちゃならないだろ、とミサカは気を回した事実を告げます」

10666「……済まん」

14440「謝られると凹む。勘弁してくれよ……」

10666「私からもだよ……心臓に悪い……」

14440「お、興奮しましたか?とミサカは下世話な話を振ります」

10666「なわけないだろ……なわけないよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:54:19.43 ID:9jQcXIAO<>――――路地裏

一方「よォ、上条」

上条「あぁ、一方通行」

一方「しっかし、何でこンな下っぱのやる事を……」

上条「だけど気になるのも確かだ……ん、これは?」ヒョイ

一方「どォしたァ?」

上条「……御坂妹達の付けてるゴーグルだ……」

一方「……こいつァややこしい事になってきたンじゃァねェか?」

上条「あぁ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:54:49.49 ID:9jQcXIAO<>上条「やはりこれは……」

一方「状況から鑑みるに、13510号のだろうなァ」

上条「……何かに巻き込まれたのか?」

一方「その可能性もあるな……上条、一つ話がある」

上条「何だ?」

一方「今、学園都市に超電磁砲が二人いる」

上条「……はい?」

一方「俺だって訳が分からねェが、とにかくそォだ。今朝お前と一緒に13510号を探してた超電磁砲のと同時に、いつものお友達と一緒に楽しく遊ンでる超電磁砲もいたってことだ」

上条「な……そんなバカな!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:57:39.08 ID:9jQcXIAO<>一方「魔術の奔流、13510号の失踪、二人いる超電磁砲……」

上条「!?」

一方「偶然にしちゃ出来すぎてねェか?」

上条「……一刻も早く御坂と接触しよう。鉢合わせなんかしたりしたら厄介だぞ……」

一方「あァ……」ピッピッ

一方「……打ち止め、マズいかもしれねェからよォく聞けよ――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 01:59:41.42 ID:9jQcXIAO<>――――

一方『――って訳だ。17600号にも続けて監視を頼めるか』

打ち止め「勿論、ってミサカはミサカは嫌な予感が当たりそうで震えてみる……」

一方『心配すンな、何とかする』

打ち止め「うん、ありがと……切るね」ピッ

打ち止め「…………」

打ち止め「17600号、続けて監視をお願いってミサカはミサカは頼んでみる」

17600『了解……だが、良いのですか?』

打ち止め「今10666号にこんな事伝えちゃったらあの子飛び出しちゃうよ……」

17600『しかし……っ』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:02:06.78 ID:9jQcXIAO<>打ち止め「とりあえず、ってのが嫌なのは分かるわ。でもね」

17600『えぇ……分かりました。続けて監視を――っ!?マズい!?』

打ち止め「どうしたの!?」

17600『二人のお姉様が接触しそうだ、チクショウ!』

打ち止め「――っ、何処!?」

17600『第七学区の……あぁっ、面倒臭ぇ!送るわ!』

打ち止め「ありがと、一方通行に連絡する!」

――――

一方「……マズいぞ上条」

上条「あぁ、急ぐぞ一方通行!」ダッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:02:32.04 ID:9jQcXIAO<>――――

御坂「一体何処にいるのよ、13510号……お、あれは……初春さんね。相変わらず分かりやすいわ」クスッ

御坂「初春さーん」トテテッ

初春「え、あれ? 御坂……さん?」

御坂「どうしたの、こんな所で?」

初春「へ、何を言ってるんですか? さっきまで一緒に探してたじゃないですか」

御坂「はい?……どういう事?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:04:31.55 ID:9jQcXIAO<>白井「初春ー、そっちはどうでしたのー?」タタタッ

佐天「こっちはダメだったよ……ハァ」

美琴「私もよ……」

初春「え、えェェェ!?み、御坂さんが二人!?」アワアワ

御坂「え?」

美琴「あ?」

白井「お……お姉様?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:06:54.85 ID:9jQcXIAO<>美琴「アンタ……誰よ。妹達?」

御坂「アンタこそ……妹達にしちゃ随分と個性的ね」

美琴「……能力者かしら。私に化けるなんて、何を企んでるの?」カチン

御坂「……アンタこそ、その化けの皮剥がして姿見せてみなさいよ」カチン

美琴「ご丁寧に電気まで出しちゃってさ」バリバリバリ

御坂「こっちの台詞よ」パチパチパチ

佐天「え、え? どういう事なの?」オロオロ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:07:43.41 ID:9jQcXIAO<>――――

ドォン……

――――

禁書「何の音なんだよ……嫌な予感がするかも。行ってみるんだよ!」タッ

――――

上条「何だ!?」

一方「……っ!打ち止め、どォしたァ?」

打ち止め『二人が鉢合わせしちゃったの!ってミサカはミサカは慌ててみる!』

一方「――くそがァっ! 上条!」ダダッ

上条「分かってる!」タタッ

――――

10666「ん? 何かデカい音したな」

14440「何かあったんでしょうか、とミサカは訝しみます」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:08:36.91 ID:9jQcXIAO<>――――

17600「………………」

17600「……スネーク失格かな」

キュイーン

17600『おい、聞こえますか?とミサカは確認を取ります』

10666『どうした?……何か分かったのか!?』

17600『いや……確信は無いが、有力な情報ならある』

10666『何だ!』

17600『今、お姉様と思わしき人物が、お姉様と思わしき人物と接触した。一触即発な状況だ、場所は送る』

10666『……どういう意味だ?』

17600『そのままだ。もしかすると、何か関係があるかもしれんな』

10666『……場所、若干遠いな。急ぐ』

17600『あぁ』

10666『サンキュ』

17600「……頑張れよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:10:47.57 ID:9jQcXIAO<>――――

10666「……行ってくる」

14440「……行ってらっしゃい、とミサカは10666号を心配しながらも送り出します」

10666「……そんなに無茶に見えるかい?」ニヤッ

14440「……いや。ほら、さっさと行けバカ」トンッ

10666「おぅよ」ダッ

ガチャッ――バタン

14440「……13510号も酷い奴ですね、とミサカは一人呟きます」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:12:41.17 ID:9jQcXIAO<>――――

美琴「このっ!」バリッ

御坂「危なっ!? 何するのよ!」パチッ

美琴「打ち消した……じゃあ、これは、どう!!」ザラザラ

御坂「――砂鉄剣!?ならこっちだって!」ザァァ、ガキン!

美琴「――へぇ、偽物にしちゃやるじゃない」

御坂「……贋作に誉められても嬉しくないわ」

美琴「……イライラさせるわね、全く」バチバチバチ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:16:24.78 ID:9jQcXIAO<>黒子「お姉様、こんな所で――お止めくださいまし!」

美琴「黙ってて、黒子」バリバリ

御坂「ごめんね、黒子」パチパチ

黒子「(一体どうなっているんですの……お姉様は確かにお姉様のはずですわ。昨日も一緒にいましたし、寮にも帰っていました。では向こうのお姉様は一体何者なんですの?)」

上条「――止めろ、御坂!!」ダッ

美琴「あ、アンタ!」

御坂「と、当麻!」

美琴「――っ!?」カチンッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:16:44.77 ID:9jQcXIAO<>上条「ハァ……ハァ……よし、大丈夫だ。二人とも、まずは矛を納めてくれないか?」

一方「説明は後でゆっくりしてやっからよォ」

御坂「何か知ってるの、とう――」

美琴「嫌よ」

上条「え……ま、まま、御坂さん。抑えて下さ――」

美琴「ふざけないで。いくらアンタの頼みでもさ、こっち結構キテるの。頭に」バチン、バチンッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:19:50.75 ID:9jQcXIAO<>御坂「……アンタももう良いでしょ、こんな悪ふざけ止めてよ!」

美琴「――あぁ、もうダメだわ。私にケンカ売ったのを後悔するのね」

ピィン――――

バ、キュン!

上条「(あのバカ!間に合――)」

一方「(オイオイ!血が登っちまってンじゃ――)」

白井「(お姉様!?)」

佐天「キャ!?」

初春「御坂さん!?」

御坂「こ、の!」ピン

美琴「え?」






バシュゥゥゥン!!!






<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:21:00.81 ID:9jQcXIAO<>美琴「超電磁砲で……」

一方「相殺……したァ?」

――――ふっざけんな。

美琴「ざけんなコラァァァァァ!!」ピン!

御坂「こ、この!?止めなさいってば!」バッ!

美琴「(接近戦ですって!?)キャッ!?」バチッ

御坂「……どうかしら?」パリパリッ

美琴「このぉ!……あれ、電気が、出ない?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:21:36.64 ID:9jQcXIAO<>御坂「ちょっと脳の生体電流を弄らして貰ったわ。大人しくしてくれない? こっちは穏便に済むならそれで良いのよ。当麻も来てくれたし」

美琴「……嘗めるな」

御坂「え?」

美琴「……『超電磁砲』を嘗めるなっつってんのよコラァァァァァ!」バリバリ

御坂「な!?」

美琴「生体電流の操作なんてお手のものに決まってんでしょうが!」バリバリバリ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:24:49.05 ID:9jQcXIAO<>上条「御坂」

美琴「何なのよ、アンタまでそっちの味方するって言うの――」ウルッ

上条「御坂ぁ!!」

美琴「ひっ」ビクッ

上条「聞いてくれ。二人ともだ。」

美琴「…………」

御坂「…………」

一方「推測の域を出てねェが、多分、オマエらのどっちかが」

――――13510号だ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:25:22.25 ID:9jQcXIAO<>美琴「あ、アンタ……」

御坂「妹達だったの……?」

御坂美琴「私が、御坂美琴よ!!」

御坂「……っ」

美琴「……ふん」

――とーまー!

上条「お……渡りに船とはこういう事か。インデックス!」

禁書「ようやくなんだよ……久しぶりに全力疾走なんてしたから疲れちゃったんだよ」ハァハァ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:27:27.34 ID:9jQcXIAO<>上条「インデックス、いい所に来てくれた。二人を見てくれないか?」

禁書「二人って誰――――」

禁書「…………嘘」

一方「……どォした、シスター?」

禁書「そんな……有り得ないんだよ」ブルッ

上条「どうしたんだインデックス……まさか!?」

禁書「どうみてもミコトが二人いるようにしか見えないんだよ……ありとあらゆる特徴が同一してるんだよ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:31:27.54 ID:9jQcXIAO<>御坂「…………」

美琴「ちょ、無責任な事言わないで!!?私が御坂美琴よ!」ポロポロ

上条「御坂……」


御坂「……もう止めましょ、13510号」

美琴「違う!!私は――――」

御坂「――じゃあ、アンタ答えられる? 当麻と初めて会った場所とか、さ」

美琴「そんなの決まってる!!――――え」





美琴「――――思い、出せない」




御坂「――知らない、の間違いじゃないかしら」

美琴「――そんな。そんなバカな……ねぇ、とうま……」

上条「落ち着くんだ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:34:05.47 ID:9jQcXIAO<>




――――13510号





美琴「い、嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?」ダッ

上条「お、おいっ!?」ダッ

一方「ちっ」

白井「お姉様!?」

佐天初春「御坂さん!?」

御坂「……違うわよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:35:23.10 ID:9jQcXIAO<>白井「では彼女は!?」

御坂「ごめんね、黒子。今日用事出来ちゃった。先に帰っててね」

あの子――美春よ。

白井「……厄介事ですのね?」

御坂「えぇ、ごめんね」

白井「そういう事なら、私の出番はございませんですわね……ところで、昨晩は何処で?」

御坂「…………アイツん家」カァ

白井「……佐天さん、初春。帰りますのよー」

佐天「あ、はい」

初春「ちょっと壊れましたね……では御坂さん。ご武運を」

御坂「うん」

禁書「私達も急ぐんだよ、ミコト!」タタッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:36:09.55 ID:9jQcXIAO<>ここで投下終わったら……がっかりする?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 02:37:12.73 ID:PyJDUEco<>うん<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 02:38:03.90 ID:.nW.qYAo<>愉快なオブジェになんたら<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 02:44:53.01 ID:IlpbZaQ0<>名は体を現す(3510=美琴)ってことか
ある意味で一番オリジナルに近い存在なのかな<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:47:47.26 ID:9jQcXIAO<>マジか、もうちょい頑張る。
>>494
お、気付いた。元ネタは3510美琴だね。ちなみに10666もちょっとだけ考えたよ。

じゃ続き行くわ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:52:16.02 ID:9jQcXIAO<>――――

美琴「(違う……違うの。私は御坂美琴よ!なのに!?)」タタタッ

10666「――あれは、お姉様? 何故あんなに急いで……?」

上条「待ってくれ、13510号!」ダダダッ

10666「――どういう事だよ!?」ダッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:54:02.59 ID:9jQcXIAO<>――――タタタタッ

10666「――っ上条さん!」

上条「何だよ――10666号か!?」

10666「あぁ、それより何でお姉様を追いかけてるんだい? 女の尻を追いかけるタイプじゃないだろ?」

上条「――あの子は多分、13510号だ」

10666「……なるほど。何らかの方法で、二人のお姉様を識別したって訳だね」

上条「あぁ――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:54:33.47 ID:9jQcXIAO<>10666「だけど、それはあのお姉様が13510号って事にはならないだろう?――根拠があるんだね」

上条「13510号のと思われるゴーグルを見つけたんだ。その場所で魔術関連のトラブルが起こったタイミングと、13510号の失踪が被ってた」

上条「上条さんも詳しくは分からないが、勘がマズいと言ってるんですよ」

10666「へぇ……じゃあアンタの勘、信じさせてもらうよ! 藁よりは確実そうだ。急ごう!」

上条「勿論だ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:55:15.81 ID:9jQcXIAO<>一方「ちっ、速ェ……先回りすンぞオマエら」

御坂「分かったわ」

禁書「二人とも速いんだよ……」ハァハァ

一方「着いてこれてるだけでも十分凄ェよ。ほら、掴まれ。能力で担いで行ってやるよ」

禁書「少し恥ずかしいけれど仕方ないんだよ……」ガッシ

打ち止め「じゃあ私もお願いするってミサカはミサカはいきなり登場してみる!」ガッシ

一方「……待ってろって言ったろォが」

打ち止め「居ても立ってもいられないの、ってミサカはミサカは心中を吐露してみたり……」

一方「……えェい。しゃあねェな。離すなよ」ビュンッ!

御坂「ちょっ、待ってよ!?」バリッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:55:58.90 ID:9jQcXIAO<>――――

美琴「――撒いた、かな」グスッ

美琴「何が起こってるの……訳分かんないよ……」ポロポロ

美琴「ふぇ、うぅぅぅ……」ドサッ

私は御坂美琴じゃないの? じゃあ今日の黒子達との時間は一体なんだったの?
目が覚めたら私が私じゃないなんて有り得ない、有り得ないのよ――

10666「いた!」

美琴「っ」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:58:53.40 ID:9jQcXIAO<>10666「……別に何にもしやしないよ。頼むから逃げないでくれ」

美琴「…………」グスッ

10666「……んー? やっぱりアンタ、お姉様だろ。どう見ても13510号にゃ見えないや」

美琴「……え?」

10666「上条さんも酷い奴だなー、全くよ。ほら、涙拭いて下さいよ」パサッ

美琴「……信じて、くれるの?」ゴシゴシ

10666「信じるも何も、お姉様にしか見えないんだからお姉様じゃん。可笑しな事言ってるかい?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 02:59:37.21 ID:9jQcXIAO<>上条「――っ、こんな所に居たか! 良く見つけたな、10666――」

10666「上条さん」

上条「――どうした?」

10666「歯、食いしばれ」

上条「――え」

バキィッ!!……ドサッ

美琴「ちょ、ちょっと!?」

上条「な、何を――」

10666「お姉様だ。後でしこたま謝っとけ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 03:00:14.70 ID:.nW.qYAo<>つか御坂のほうが13510だと思ってた
上条さんちに泊まった時余裕ありすぎて美琴っぽくなかったし<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:00:24.40 ID:9jQcXIAO<>上条「な――しかし、確かに――」

10666「じゃあ何で嫌な予感、してるんだよ、まだ」

上条「――っ」

10666「何かあるぞ、これは。是非とももう一人にお目にかかりたい物だねぇ」

――タタタタッ

10666「噂をすればなんとやら、かな」

一方「よっしゃァ、追いついたぞ……」

禁書「お疲れ様なんだよあくせられーた!」スタッ

打ち止め「お疲れ様ってミサカはミサカは先を越されてちょっとんーってなってみる」トテッ

10666「おぅおぅ、皆さんお揃いで」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:01:06.23 ID:9jQcXIAO<>「ちょっと待って速いってば……」

10666「――――」

御坂「私が着いてくのやっとってよっぽどよ……?」ゼーハー

御坂「あ、10666号も来てたのね。良かったわね、見つかって」

10666「あぁ、全くだよ……バカやってないで帰るぞ――」





――――13510号。






<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 03:02:29.84 ID:.nW.qYAo<>やっぱりか<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:03:46.33 ID:9jQcXIAO<>美琴「!?」

上条「っ!?」

一方「あァ?」

禁書「え!?」

打ち止め「!?」

御坂「な、何を言ってるの。私は御坂美琴よ?その子が――」

10666「いや、何言ってるんだよ……どう見たってお前13510号じゃんか。心配したんだからな……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:07:44.08 ID:9jQcXIAO<>上条「ま、待ってくれよ。あの御坂は昨日俺と一晩一緒にいたし――」

10666「どこで会った?」

上条「公園で――っ」

10666「心当たりがあるんなら、考えてくれよ?」

上条「……そうだ、俺は公園で御坂に会った。その後一緒に13510号を探してた。もし御坂が13510号なら、こんな無駄な事はしないだろう」

10666「そりゃお姉様にも当てはまるだろ。次」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:08:10.77 ID:9jQcXIAO<>上条「それからは特に……それに、そっちの御坂には俺との記憶が……」

御坂『――じゃあ、アンタ答えられる? 当麻と初めて会った場所とか、さ』

上条「――――(まさか)っ!!?」ゾクンッ!

上条「――なぁ、御坂。一つ、質問、良いか?」

御坂「……何かしら?」

上条「俺たちが初めて会った時の事、覚えてるか?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:08:41.53 ID:9jQcXIAO<>御坂「うん。私がゴロツキに絡まれてる所に割り込んできたわよね。アンタには電撃効かなくて驚いたわ」

上条「……じゃあ次に会ったのは?」

御坂「レベルアッパーの時かしらね。アンタが爆発から初春さん守ってさ。川原で勝負も挑んだかしら」

上条「……そうだな」

御坂「何で急に。まさか疑ってるの?」






――――アンタも覚えてるでしょ?






<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:10:00.96 ID:9jQcXIAO<>上条「……あぁ、なるほど。じゃあもしかして、あの時か?」スタスタ

『ちょっと脳の生体電流を弄らして貰ったわ――』

美琴「ひっ、な、何するの……?」

一方「――あァ、そォいう可能性も確かにあるなァ。俺とした事がうっかりしてたわ」

上条「ごめんな、『御坂』」ナデッ

美琴「え――」

パキュン!

美琴「あ――思い出せる!思い出せるわ――あ……そう、だったわね」

御坂「え、え、何?どういう事なの?」アセアセ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:10:59.07 ID:9jQcXIAO<>上条「……何か、とは言えないが……今お前は御坂じゃ有り得ない事を口にしたんだよ」

御坂「え、え?」

上条「お前は、誰だ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:14:19.81 ID:9jQcXIAO<>――私は、私は誰?

御坂美琴に決まってるじゃない

だって、ほら、身体が

顔が

遺伝子が

だから私は御坂美琴に違いないんだ

だから能力も使えるし

『超電磁砲』も撃てる

でも違うの?

じゃあ私は誰?

――御坂美琴よ

誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰

溺れ、る。

溺れ、たく、ない。

――大丈夫。貴方はミサカミコト。ミサカミコトミサカミコトミサカミコト。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:15:04.38 ID:9jQcXIAO<>――――

ミサカ「違う!違う違う違う!!?私は御坂美琴だ!御坂美琴なんだ!!」

10666「お、おいどうした、13510号!?」

ミサカ「う、る、さいィィィィ!!」ピィン

10666「なっ――――」

バシュン!

上条「くそっ!大丈夫か、10666号!?」パキィン!

10666「――『超電磁砲』か?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:15:48.54 ID:9jQcXIAO<>ミサカ「そう、そうよ。これよ。これは妹達なんかには出来ないわ。だから私は御坂美琴よ」

御坂「そんなの、私だって出来るわ。矛盾してる!」

ミサカ「……じゃあ撃ってみてよ、私に向かってさ」

御坂「……後悔しないでよ」ピィン

禁書「短髪!?」

御坂「やぁっ!!」バシュゥゥゥンッ!

ミサカ「――ヘロヘロじゃない」ピン、バゴォォォン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:16:35.45 ID:9jQcXIAO<>御坂「う、嘘――押し負け――」

上条「御坂!!」ガバッ

ドォォォォン…………

御坂「な、何て出力……」ガタガタ

ミサカ「ねぇ、言ったでしょ? 御坂美琴が妹達のアンタなんかに打ち負ける訳ないでしょ?なんたって御坂美琴なのよ? ハハッ、アハハハハハハッ!」ケラケラ

上条「……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:17:07.53 ID:9jQcXIAO<>『当ったり前じゃない、私は御坂美琴よ? 料理くらい余裕余裕!』ニコニコ

『冗談なんかじゃないわよ……私を誰だと思ってるの? 御坂美琴よ?』

上条「自己暗示も兼ねてたんだな……道理で大胆だと思った」

ミサカ「ね、当麻。私が御坂美琴でしょ?」ニコニコ

上条「……違うな」

ミサカ「じゃあ誰?」

上条「……13510号だ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:21:46.07 ID:9jQcXIAO<>ミサカ「根拠は?」

上条「それは……」

ミサカ「どうせ消去法でしょ?」
一方「……」

打ち止め「…………」

禁書「……」

上条「……いやっ」






10666「なわけねーだろ」






<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:22:17.11 ID:9jQcXIAO<>ミサカ「な、何を根拠に――」

10666「一緒に過ごしてた時間嘗めんな。妹達の中放り込まれてもお前だけは見つけれるわ」

ミサカ「う、うるさいうるさい!そんな当てのならない事で私を否定するな!」

10666「――じゃあ、お前の拠り所は何なんだよ?」

ミサカ「……さっきの見たでしょ?私は超電磁砲を撃てるわ。妹達には出来ない――」

10666「オッケ分かった」ゴホン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:22:59.03 ID:9jQcXIAO<>10666「どーもどーも皆さんこんにちはー、10666号でーす」

御坂「」ポカーン

上条「」ポカーン

一方「」ポカーン

打ち止め「」ポカーン

禁書「」ポカーン

ミサカ「」ポカーン

10666「私、実は御坂美琴のクローンなんですけれどもねー。特技がありましてー」

10666「超電磁砲が撃てますー!おや、そちらのお嬢さんもですかー奇遇ですねー」

ミサカ「な……アンタのなんか劣化品の役立たずじゃない!!」

10666「そう言うなよ。なら――」






――試してみるか?






<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:23:40.66 ID:9jQcXIAO<>ミサカ「……」チャキッ

10666「…………」チャリンッ

御坂「な、バカな事は止めて!」

一方「おいィ!?」

10666「皆下がってろ。これからちょっとした意地の張り合いするから、邪魔すんなよ?」

上条「バカ野郎!そんな――」

10666「バカ野郎!!!!!」

上条「なっ……」

10666「……良いから黙って見てろって」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:24:10.48 ID:9jQcXIAO<>打ち止め「……っ、なるほどってミサカはミサカは感心してみる」


――――

皆、助けてくれ←New!

1:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10666

演算補助頼む。出来るだけ平然な顔でやらなきゃならんから、全力でお願いしたい。

負担凄いと思うから、無理にとは言わない。

でも、少しだけ意地張らしてくれ。アイツの目を醒まさせてやりたいんだ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(金) 03:27:10.60 ID:9jQcXIAO<>流石にストップ。
ようやくここまで来たけどまだまだ終わらないんだってばよチクショウ構想練りすぎた……

支援ありがとな。凄ぇやる気出た。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 03:31:47.46 ID:PyJDUEco<>おっつー
やっぱエロイ方が偽者だったかww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 03:33:20.51 ID:evbsbQso<>やべえ一気に読んでしまった。期待してる<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 03:38:21.98 ID:.nW.qYAo<>乙です
まぁいつ入れ替わったかはわからんが違和感はあったな
上条さんを名前で呼んだりやたら積極的だったり、あと美琴は自分を誇示しないしね。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 03:44:18.35 ID:69chGIDO<>おつ
黒子もなんとなく気付いたのかな?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/24(金) 04:04:15.38 ID:9jQcXIAO<>黒子は気づいてない。あの時点では13510号が御坂だと思ってる。<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 10:44:03.58 ID:zxR1e0w0<>黒子が気づけなかったのが地味にショックだぜい。
かみやんが気づけなかったのは、別にいいんだがニャー。<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 10:56:51.05 ID:IlpbZaQ0<>オリジナルが押し負けるなんてと思ったけど
考えてみりゃあのお姉さまが、本気になってレールガン打つはず無いか
せいぜいvs木山くらいの出力には抑えてたんだろうな<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 11:12:36.35 ID:PyJDUEco<>むしろ殺傷能力あるレベルまで撃てるかどうか
相当な動揺もしてただろうし<> Are you enjoying the time of eve?<><>2010/12/24(クリスマスイブ) 12:00:05.86 ID:gbKsCu.o<>>一緒に過ごしてた時間嘗めんな。妹達の中放り込まれてもお前だけは見つけれるわ

これだけでクリスマスも幸せに暮らせるわ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(クリスマスイブ) 13:06:59.99 ID:9jQcXIAO<>>>529
今丁度土御門の台詞書いてたからびっくりした。貴様見ているな……?<> Are you enjoying the time of eve?<><>2010/12/24(クリスマスイブ) 14:51:05.33 ID:moUuoUDO<>上条さんバカ野郎呼ばわりされたけど上条さんが決着つけないとダメじゃね?
いくら10666号がフラグメーカーだとしても、幻想をぶち[ピーーー]役目は上条さんがしっくりくる。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 16:34:00.00 ID:9jQcXIAO<>上条さん好きな人には合わないかもなー、とは思いながら書いてる。<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 17:37:16.59 ID:PyJDUEco<>上条さん好きっていうか
俗に言うオリキャラ無双とかそういったものが肌に合わないと無理だと思う<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 17:40:53.63 ID:PyJDUEco<>あーオリキャラ無双はなんか言い方悪いかも
ごめん<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 19:40:55.12 ID:9jQcXIAO<>いや、全くその通り。別に気にしちゃいないさ。『ミサカ達にはこうなる可能性はないのかな?』みたいな妄想から来てるしね。
ミサカシリーズってだけでオリキャラじゃないよ、って扱いもずるいと思うしね。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/24(クリスマスイブ) 22:53:35.70 ID:9jQcXIAO<>クリスマスイブなのに何やってんの俺……憂鬱だ、爆ぜろ……誰か抱いてくれ畜生。

これから凄ぇ長い厨二描写バトル続くけど大丈夫?免疫ないと冷める事間違い無しだよ?<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 22:56:56.02 ID:npDOylso<>俺が抱いてやんよ<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 23:26:40.33 ID:eAIpx2AO<>厨二は大好物さぁ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:32:46.69 ID:MjtdIoAO<>じゃあ行くか。
着いてきてくれよ?www<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:37:25.98 ID:MjtdIoAO<>――――

『任せろ』『いいぜ』『頑張れ!』『応援するぜ!』『見つかったのか!』『やっちまえ!』『負けんな!』『怪我すんなよ』『怪我させんなよ!』『外国組の見せ場だぞ皆!』『は、なめんなし。県外組だっているし』『早く連れて帰れよ?』『痴話喧嘩ワロスwww手伝ってやるから帰ってイチャイチャしてろ』

10666「へっ、お人好しばっかりだぜ」ニヤッ

打ち止め「私も!」

10666「どうも」

ミサカ「…………」

10666「何時でもどうぞ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:38:10.36 ID:MjtdIoAO<>ミサカ「あァァァァァっ!!」バシュン!

10666「らぁっ!!」バキィィン!

一方「相殺した……打ち止め!?」

打ち止め「わァァァァァァァァァァ!!?うぅゥゥゥゥゥゥ……!!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:39:14.64 ID:MjtdIoAO<>512:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10039

ギャアァァァァァァァァァァ負担パねぇァァァァァァァァァァ!!!

513:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:13577

吐く!!?吐くァァァァァァァァァァ!!?

514:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

こんな……化物みたいな無茶やってんのかよアイツ……持つか!?

515:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20000

運営のとは比になんねアババババ

514:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19999

死ぬゥゥゥゥゥゥ!!?

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:39:52.45 ID:MjtdIoAO<>――――

10666「くっ……悪ぃな皆……」

ミサカ「やるわね。じゃあ次!」バキュン!

10666「くっそ!」ドシュン!

キィン!

打ち止め「ぐゥゥゥゥゥゥ……」ガタガタ

一方「打ち止め、打ち止め!?」

打ち止め「手ぇ、握ってぇ!!」

一方「お、おう」ギュッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:40:30.71 ID:MjtdIoAO<>御坂「……私も、手伝えるかしら」

打ち止め「なら、お姉様、おでこ合わせて!!ァァァァァ……」

御坂「分かったわ……」コツン

『よっしゃお姉様来た!』『メイン超電磁砲来た!』『これで勝つる!』

御坂「えっ、がっは……ぐゥゥゥ……」

禁書「だ、大丈夫なのミコト!?」

御坂「演算の効率が悪い……上に……ゥゥゥ……数式が意味分かんない……=気合いって何よ……」

10666「だからお姉様のとは違うって言ったろ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:44:06.41 ID:MjtdIoAO<>ミサカ「このっ……」バキュン!

10666「だらぁ!!」バキン!

10666「どうしたどうしたぁ!!私はまだ全然だぞ!?」バキュンバキュンバキュン!!

ミサカ「連発!!?このぉ!!」バキィィィィン!!

10666「やるねぇ!」

ミサカ「何で、何でこんなに……」

10666「こちとらお姉様と違ってこれだけしか知らないもんでね。その代わり自信、あるよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:44:47.49 ID:MjtdIoAO<>10666「せいっ!!」バキュン!

ミサカ「このぉ!」バシュン!

御坂「……凄い」

――――

921:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

ギャアァァァァァ……頭痛ぇ……

922:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032

いい加減ダメだァァァァァ!!?

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:45:13.23 ID:MjtdIoAO<>923:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20000

やってらんね。漏れ一抜けた。

20000号がログアウトしました。

924:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19999

姉さん、待ってくれよ!?

19999号がログアウトしました。

925:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14510

お前らァァァァァ!!?後で屋上だバカァァァァァ!

926:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

逃げんなよォォォォォォ!!?

927:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

済まん、俺も抜ける。

15555号がログアウトしました。

928:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:17600

悪い、私も限界だ

17600号がログアウトしました

929:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

後は任せろ。ぐゥゥゥ……

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:45:53.02 ID:MjtdIoAO<>――――

バキン!

ミサカ「本当に良くやるわね……でも」

10666「…………」ゼー、ハー

ミサカ「もうそろそろスタミナ切れのようね……全力で潰してあげる」チャリン

10666「まだ、まだぁ……」ジャキッ

――何で向こうはあんなに元気なんだよ……こっちの方がエネルギー的な総量は多いはずだろうに。

ミサカ「行くわよ」バゴォォォォン――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:47:00.47 ID:MjtdIoAO<>10666「う、おりゃあァァァァァ!!」バキャン!

バババババババババッ!!

10666「ぐ、ぐぅぅ……」

ミサカ「ほら、ほらほらほらぁ!!どうしたの? 圧されてるわよ!」グググッ……

10666「う、おォォォォォォっ!!」バリバリバリバリッ

ミサカ「威勢だけなのね……らぁっ!!」バリン!

10666「ち、チクショウ……」グ……グ……

上条「――っ、ダメだもう見てられない!」バッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:51:43.44 ID:MjtdIoAO<>10666「っ、来るな! 何をするつもりだってんだ!?」

上条「お前の勝手な意地で二人共が傷付くなんて間違ってる!それでもお前がそのまま続けるってんなら無理矢理にでも止めてやるさ!それに、分かってんだろお前も!何でお前らがそんなに争わなければならないんだ!?そんなふざけた幻想なら、俺がぶち殺して――」

10666「――酔ってんじゃねぇよ!!黙ってろ三下が!!」バリバリバリバリッ!

上条「なっ――――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:52:23.94 ID:MjtdIoAO<>10666「不粋も不粋だ、ふざけた事を抜かしてんのはどっちだってんだよ!!ここでアンタが割って入りゃ確かに私もアイツも無事だろうよ、だがな!!今アイツは!!あそこで!!泣いてるんだよ!!立ち止まってんだよ!!アンタのは対処療法に過ぎねぇんだよ!! それにな、この『超電磁砲』はな、今のアイツが!!13510号がな!!必死に振りかざした拠り所で、正義なんだよ!!」

10666「優しい奴だ、13510号は!!私は知ってる!!だからこそ、望んでこんな事はしないと!!私は信じてる!! アンタの『幻想殺し』は確かに便利さ!!守りたいものを護れる!!正義を突き通せる!!だが!!そうやって、アンタは!!どれだけ他人の正義を食い潰してきた!?敵だってな、生きてるんだよ!!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:53:35.56 ID:MjtdIoAO<>10666「アンタは立派さ、妥協なんて許さない!!常に最善を追いかけようとする姿勢は素晴らしいさ!!だけどな!!アンタの最善の中にはな、今戦ってる相手の事が欠如してんだよ!!みんなが笑ってくらせる世界の中に、敵が入ってねぇんだよ!!完璧であるために完璧を諦めてる!!」

10666「私は現実主義者だがな!!同時に常に理想を抱いてる!!私はな、アイツも助けたいんだよ!!アイツと笑っていたいんだよ!!だから、アイツの主張を、言葉を、無視なんか出来ない!!だからこうやって受け止めてんだ!!アンタが今まで戦ってきた奴らは確かに悪だったのかもしれないな!!だが、良い奴はいなかったか!?自分の大事な物の為に戦ってる奴はいなかったか!!?そいつらの正義もアンタは喰っちまってんだよ!!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:54:44.08 ID:MjtdIoAO<>10666「今もしアンタがアイツの、言葉を、魂を、無くしちまったら、私は正気で居られねぇぞ……」

上条「10666号……」

ミサカ「お喋りなんて余裕じゃない!!」バリバリバリバリ!

グググッ……

10666「う……うぅ……」バリッ……パリッ……

10666「まだ……まだ、まだまだまだまだァ!!」バリバリバリバリッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:55:16.23 ID:MjtdIoAO<>ミサカ「……確かに、今当麻に向かってこられたらひとたまりも無いわ。でも、貴方一人じゃ御坂美琴に勝てる訳が無いわよ……妹達がいくら束になっても無駄よ」

ミサカ「ほら、最後よ」ゴォッ――

10666「う――――」ガクッ……
あ、バランスが。もう電池切れか――――




世界が、押し潰される。

世界が――――




「おっしゃ言質取ったー、っと」ガッシ

「電池二本直列接続でお届けに上がりましたー。ほら、しっかりしろ!」ガシッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 00:59:43.08 ID:MjtdIoAO<>10666「お、お前ら!?」

20000「私らだってアイツと繋がってるしな。一枚噛ませろよ。気を抜くな、押し返すぞ?」

19999「ミサカんまん!新しい電気よ、そぉーれ!」バリバリ

10666「――サンキュ、使うな?」バ、リン!

ググググググッ!

ミサカ「く、嘘っ!?――ちっ」ドガン!

20000「相殺されたぞ、おい」

10666「まだまだ……あ?」クラッ

19999「おい、大丈夫か!しっかりしろ、とミサカは身の危険を覚えます」

ミサカ「とどめ、よ」ピィン

20000「やっべ――――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:00:20.50 ID:MjtdIoAO<>ドドドドドド!!

ミサカ「!?」バチン!

ミサカ「銃……弾?」

――――

17600「やっぱ止められますよねー、折り込み済みだけれど」

――――

ミサカ「あそこの、ビルね!」バキュゥゥゥン!

17600「あ、ヤバ――――」ズ、ドン……

20000『大丈夫か!?』

17600「……左肩やられただけで済んだわ。だけどこっちもう無理だわ……」



15555『上等だ。倒してしまっても、恨むなよ?』



<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:01:08.64 ID:MjtdIoAO<>ミサカ「なっ!?」

15555「懐がガラ空きだぜ、13510号よ!」ズサァァッ!

ミサカ「――このっ!!」ザァッ

15555「(な、砂鉄剣だと――?)」ス、パッ――



ドッ……



15555「――――ァ」

ミサカ「やっ――――」

禁書「(――腕が!?)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:01:50.16 ID:MjtdIoAO<>15555「っ!!」ギン!!

ミサカ「え」

15555「右腕一本くらい、くれてやるよォォォァァァ!!」ガシッ

ミサカ「は、離して――」

15555「『白き雷』!!」バリバリバリバリ!

ミサカ「う、わァァァァァァァァァァ!!!」バチバチバチ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:02:34.06 ID:MjtdIoAO<>ミサカ「ぐゥゥゥゥゥゥ!!このっ!!」ゴスッ!

15555「げ、ほっ?(膝、か!?)」フワッ

ミサカ「退きなさい!」バキィッ

15555「――――っ」

15555「」ニヤッ

15555『ほら、行けよ。次はお前の順番だぞ?』

――――10666号。

10666「おい」

ミサカ「…………」クルッ

10666「待たせて悪かったな」チャリンッ

ミサカ「…………」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:06:18.25 ID:MjtdIoAO<>10666「大丈夫だ。上条さん、悪いけど、15555号頼むわ。ビルの方は……」

14440『任せろ、とミサカは17600号の元へと向かいます』

10666「上々。お前ら、頼むな」

20000「報酬は」

19999「スイス銀行に頼む」キリッ

10666「……済まんが大したもんやれそうにねぇな」ニヤッ

ミサカ「……」ジャキッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:06:50.51 ID:MjtdIoAO<>10666「……良い事教えてやるよ」

ミサカ「……何かしら?」

10666「確信した。私の『超電磁砲』は、威力だけなら確実に上だ。まだ、やるかい?」

ミサカ「そんな、冗談!!」ピィン――――

10666「なら何でさっき緩めたんだい。自分でも分かってんだろ?」ピィン――――

10666「行くよ」

バ、キィィィィィィィィィンンン!!!

ミサカ「だァっ!!」バキュン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:07:21.22 ID:MjtdIoAO<>ババババババババババッ

10666「二人のお陰で元気100倍ってな!こいつはお釣りだ、取っときな!」ピィン

ミサカ「――左手!」

10666「追加の、第二打ァ!!」バキン!

ミサカ「ぐ……重い……!?」グググ……

10666「更にぃ!」ピィン

615:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

三発だ!!


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:07:49.87 ID:MjtdIoAO<>ミサカ「ぐ……うぅ……」

10666「まだまだぁ!」ピン!

751:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10039

第四打ァァァァァァァァァァ!!



ミサカ「違う……私は……」ググッ

10666「行くぞ!!」バッ!!

禁書「コインを放り投げたんだよ!?」

10666「『超電磁砲』……掃射ァァァ!!」バチュバチュバチュバチュン!!

123:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

行っけェェェェェェ!!

124:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:11028

連打ァァァァァ!!

125:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10801

頑張れェェェェェェっ!!


<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:09:16.28 ID:MjtdIoAO<>ミサカ「私は――こんな」ガ、クン

20000「気絶し――止めろ10666号!」

10666「当てやしねぇよ!!」

10666「ま、がれェェェェェェ!!」グゥン

ゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…………

ミサカ「――――」ト、サッ

上条「……やったか」

御坂「ハァッ、ハァッ……こんな演算……二度と出来る気しないわ……」クラッ

打ち止め「あー……ネットワークオーバーヒート寸前だー、ってミサカはミサカは驚いてみるー……」クラクラ

一方「おい、良いから休め」

19999「やったな、10666号!」

10666「あぁ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:14:29.38 ID:MjtdIoAO<>




ゾクン――――





10666「っ、どけっ!」ドンッ

19999「えっ」フラッ

ビシュン!!

ズバン!

10666「かっ……はぁ」グラ……ドサッ

20000「お、おい!?」

一方「……レーザー、だとォ!?誰だァ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:14:55.44 ID:MjtdIoAO<>「貴方、大丈夫?」ユサユサ

ミサカ「う……貴方、誰?」

「……ビンゴ。御坂美琴ね?加勢に来たわ。ここは一端引きましょう。事情は後から説明するわ」ギュッ




あ――優しい目。綺麗な白い腕。




御坂「あ、アンタは!?」

「悪いけど、この子、保護させて貰うわね?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:15:29.47 ID:MjtdIoAO<>10666「ま……て、よ」

「あら、しぶといのね」

10666「人様の事情に首突っ込んでんじゃねぇぞコラァァァァァ!!……がっは」ビチャビチャ

「地べたに這いずって血まみれで言ってもねぇ……さ、行きましょ、御坂美琴」スッ

ミサカ「あ、貴方は一体……」

「軽く自己紹介よ」

麦野「麦野沈利、よ。他の事は後でね」パチッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:16:04.16 ID:MjtdIoAO<>上条「待てよ」ザッ

一方「逃げられるとでも思ってンのかァ?」ザッ

麦野「下がるわよ――」




――――フレンダ!!




フレンダ「分かったって訳よ!」ポイッ

御坂「新手!?……ゴホッ」

上条「煙幕か!」

一方「古典的な手ェ使いやがってェ!!」バサァ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(土) 01:16:36.57 ID:MjtdIoAO<>一方「……ちっ、逃がしたか」

上条「一方通行、アイツは……?」

一方「多分だが、第四位だ。暗部が動いてるだと……」

10666「13510……号」ガクン

20000「おい、しっかりしろ!おい!!」

御坂「と、とにかく皆を!」

15555「冥土返しの病院へ、連絡は取りました……右腕麻痺してきたわヤベぇ」

14440『こっちは既に病院です』

15555「オーケー……19999号、20000号。済まんが私も寝るわ……」ガクリ

19999「――急ぎましょう!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(クリスマス) 01:29:22.63 ID:MjtdIoAO<>――――

お前ら、助けてくれPart9823(983)←New!

――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/25(クリスマス) 01:30:52.66 ID:MjtdIoAO<>よっしゃ山一つ越えた……途中いきなり書き込めなくなって焦ったなぁ。

次回は説明回になりそうだ……<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<><>2010/12/25(クリスマス) 01:35:47.61 ID:tADnkm2o<>まだ続くだと…

これでハッピーエンドかとおもってたがさらにwkwkしてきた乙<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 01:39:59.49 ID:0KYwrcAO<>乙!

しかしこれは気になる展開だ<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 06:11:49.17 ID:7wsv2H20<>あ・・・ありのまま今起こったことを(ry
なんかもう全員涙目すぎるw
あと一方通行もせめて演算領域貸してやれよ<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 10:54:04.09 ID:p6DXVKwo<>進行スピード速すぎだろ
一人100レスかよ<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<><>2010/12/25(クリスマス) 13:51:31.17 ID:pDvMCUDO<>音速の3倍をマッガーレとか…
ちょっと笑っちまったじゃねえかよ


それより超電磁砲ってそう何発も連射できるもんなのか?
御坂は2発ぐらいで電池切れ起こして倒れてたような…

バトル描写を派手にしようとしすぎてドラゴンボーなんちゃらみたくなってる<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 14:08:49.21 ID:W6CmLEAO<>コインなら余裕じゃね?<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 14:26:16.01 ID:PH34Oz6o<>>>579
漫画版では散々電撃ばらまいたあとに超電磁砲打ってぶっ倒れてただけだから、実際なら何十発も打てるでしょ<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 18:17:17.35 ID:TcZZEHUo<>システムスキャン時に何発も撃ってるじゃろ<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 18:41:35.55 ID:qtxLp0o0<>システムスキャンは限界まで手加減して分間8発撃ってる
手加減してるとはいえあまり疲れてる様子もなかったし
本気でやったらどうかはわからんが、何発も撃てるだろう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 11:41:08.17 ID:Fu/hte2o<>能力測定すら手加減しなきゃならないってダルイだろうなあ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:38:07.11 ID:xcfY5kAO<>やっべめっちゃ考察されてる……お陰様でインスピレーション湧いたよサンクス。

ていうか誰かいるかな。居たら溜めてる分出すけど。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 12:39:04.31 ID:oy54buwo<>いるにきまってるじゃまいか<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 12:44:46.54 ID:lloh2EAO<>手品師とかに弟子入りすればマシンガンみたいに超電磁砲撃てそうだな<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:47:44.31 ID:xcfY5kAO<>>>587
何故知っている。

投下するよー<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:49:52.27 ID:xcfY5kAO<>――――

『10666号――』

10666「……んあ?」ムニャムニャ

『やっと起きましたね、とミサカは貴方を起こすのに手こずった事を目で訴えます』

10666「あぁ、悪い。寝てたわ……」

『ほら、パスタ。買ってきましたよ。食べましょう?』ニコッ

10666「おうよ……お前は?食べないのか?」

『…………』ニコニコ

『…………』クルッ、タタッ

10666「おい、何処行くんだ?」タタッ

あれ、どうしたんだ?

走っても走っても追いつかないや。

待ってくれ、待ってくれよ。

――――見えなくなっちまった。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:50:28.41 ID:xcfY5kAO<>夢中で走ってて気づかなかった。

水面の上だ。

手にはコイン。

空は晴れてる。

水は澄んでる。

地平線は輝いてる。

でも足りなかった。

もっと、もっと広い世界を。

もっと、もっと綺麗な世界を。

もっと、もっと透き通る世界を。

私はここにつくらなきゃ。

コインを手に入れて喜んでる場合じゃない。

さぁ、石を投げよう。

世界に波紋を、揺らそう。

彼女に追いつく為に――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:51:00.66 ID:xcfY5kAO<>10666「――なんて夢だ。パンダの方がマシだな……」

14440「――お、起きたか!?良かった! ちょっと待ってろよ!」バタバタ

10666「……騒がしい奴だな、いってぇ……」ムクッ

――――

10666「やぁやぁ皆さんお揃いで。見舞いにゃちと人数多いな」ニヤッ

10666「……あんま見ない顔がいるって事は、良い話じゃあないんだろう?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:53:24.35 ID:xcfY5kAO<>土御門「……なかなか鋭い嬢ちゃんだにゃー」

上条「あんまりな……」

御坂「状況は良くないわ」

――勢ぞろいだな。上条さん、お姉様、シスター、一方通行、上位個体、15555号、芳川さん、14440号、土御門さん、冥土返し……と、神裂さん、か?

10666「あれ、メンバーおかしくね?」アセッ

神裂「初めまして、神裂火織です。ご存知でしたか?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:55:41.11 ID:xcfY5kAO<>10666「あ、あぁ。話は多少聞いてるよ。確かに凄い恰好ですね……アハハ……」タラリ

神裂「な、どこ情報ですかそれは!?」カァッ

10666「そこのウニ頭さんでーす」ピッ

神裂「……」ジャキッ

上条「いや待て神裂誤解だ話合おう、な?話も進まないしな?」ダラダラダラダラ

神裂「……もぅ」

土御門「良いかにゃー?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:56:16.25 ID:xcfY5kAO<>10666「……どうなってんだ?」

土御門「まぁ、そう言わないで欲しいにゃー。嬢ちゃんの探し人についての話があるんだぜよ」

10666「……聞くわ」

土御門「じゃ、手短に。他のメンバーには言った通りだが、ミサカ13510号が第四位に拉致された」

土御門「奴らの組織『アイテム』が再結成されたタイミングとほぼ同時らしい」

10666「……再結成の条件?」

土御門「頭が回る子は怖いにゃー。そう見て間違いないと思う」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:57:32.23 ID:xcfY5kAO<>上条「浜面とは連絡が取れない……」

土御門「恐らく、向こうだろうな。何かしら思う所があっての事か、はたまた脅迫か……」

10666「しかし、何でそんな面倒な……アイドルじゃあるまいし」

御坂「……煙幕投げた子、居たでしょ?」

土御門「彼女、実は公式のデータじゃ死亡している事になっている。それだけじゃない、麦野沈利は片目片腕が機械化しているはずだ」

一方通行「なのに、奴は全身生身だった」

10666「なら、後ろ盾があるか……寧ろ彼女らが盾なのか……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 12:58:01.37 ID:xcfY5kAO<>土御門「恐らく後者だ。交換条件ならば、十分な素材だろうな」

10666「……なら、13510号を確保する訳は?」

土御門「……こっからは裏の話になる。聞いたら戻れはしないにゃー」

神裂「…………」

10666「ハッ、今更何だよ。学園都市の闇を体現してる、私たちに言うのか?寧ろ芳川さんに言えよ」

芳川「私はもう聞いてるわ。一方通行からもね」

10666「……良いのかい?」

芳川「私が自分に甘いの知ってるでしょ?自分だけ茅の外なんて嫌よ」

10666「……へっ、そうかい。良いよ土御門さん」ヘラッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:02:40.70 ID:xcfY5kAO<>土御門「……最近、裏で不穏な動きがある。とあるプラン、『神器(ウェポン)』の研究とその実験だな」

10666「……武器(ウェポン)?」

土御門「何でも人工的に神、またはそれに匹敵する存在を作りだそうとする計画だ。一方通行の実験みたいな物だろう」

一方通行「…………」

土御門「だが、肝心の一方通行の実験が失敗してしまった。痺れを切らした研究者達が、能力者の使用では限界を感じて企てたプランだと思われる」

上条「……まさか、あの時の魔術師は」

土御門「関係者だった……後から調べて分かった事だがな。迂闊な自分を呪いたい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:03:13.26 ID:xcfY5kAO<>一方通行「……ってェ事は、魔術側と科学側が――」

土御門「仲良しこよしで手を取り合ってるな。全く困り物だが。目的は分からんがな……」

10666「それで?」

土御門「……これは昨日の事か。サブプラン名に『タケミカヅチ』と、追加された。内容は――」

――最高の実験素材の確保だ。

10666「――っ!!?」ゾクンッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:03:58.76 ID:xcfY5kAO<>土御門「先日の魔術奔流の件だ。あの時、あの場には13510号の嬢ちゃんがいた。裏を取ったから間違いない」

10666「……13510号」

土御門「……彼女についても幾つか調べさせてもらった。ミサカシリーズのクローンである事、身心に不安定な部分がある事……」

土御門「その中に、気になる事があった」

10666「……何だい?」

土御門「打ち止めちゃんに手伝ってもらって、妹達にも協力して貰ったんだが、『自分と言うのがはっきりしていない』『誰にでも見える』って意見が多かった」

10666「……私はそうは思わないがな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:04:59.09 ID:xcfY5kAO<>土御門「……実はこれはとんでもない可能性を秘めているんだ。自己意識があんまり無くて流されやすい、なんて意味じゃなく完全に自己が無いとするなら――」

――それは聖人どころじゃない。

10666「――どういう事だ?」

神裂「……『聖人』とは何か、ご存知ですか?」

10666「……すっげー強い人?」

神裂「まぁ概ね間違ってはいませんが、では何故強いのでしょうか?」

10666「何かアレだろ、ほら……何か凄いアレで何かアレするから……」

神裂「…………」

10666「……いや、分からんです」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:06:06.12 ID:xcfY5kAO<>神裂「……聖人は『偶像の理念』によって……あー、神様の真似事をするから、と言えば分かりますか?」

10666「……神様っぽい訳ですかい?」

神裂「神様っぽいのです」

上条「(ちょっと可愛いんだけど)」

禁書「」ガチンガチン

上条「(何か後ろでトラバサミみたいな音してる!?)」ダラダラ

神裂「歴史上に聖人と思われる人物は幾人かいます。有名な名前はご存知でしょう」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:08:42.79 ID:xcfY5kAO<>10666「あー……キリストとか?仏陀とか?モーゼもかな?……あ、天草四郎……とか言っとくべき?あと神裂さん」

神裂「並べられるとちょっと恥ずかしいですね……ですが、まぁそんな所です。その中でもキリストや仏陀は、他とは一線を引いています」

10666「……ふんふん」

神裂「彼らは、まぁ俗っぽく言えば『悟り』の域に達していました。私なんかは未熟で、回りが見えなくなったりする事が多々あります」

神裂「無我の境地、明鏡止水、解脱……いくつか呼び名はありますが、共通点は『無』である事。自己を省みない心である事です」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:09:10.04 ID:xcfY5kAO<>10666「……見えてきた」

土御門「13510号の嬢ちゃんは、そういう点では、ねーちんよりよっぽど聖人だった。だが、悟りも何も開いていないあの子は不安定そのものだっただろう。自己が無い、と言う恐怖に押し潰されてないのが不思議なものだ」

土御門「……そういう器が、最高の魔術触媒になるんだ。聖人なんかはそもそも精神が強固だから問題にはならないが――」

10666「アイツはそうじゃない……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:09:45.61 ID:xcfY5kAO<>土御門「あの子はあの場に残っていた僅かな残留魔力を、増幅器の役割を果たして、結果凄まじい魔力奔流を起こした」

土御門「恐らく今のあの子の内包魔力は凄まじい物だろう。使い方は知らないだろうが」

土御門「そうなった状態の嬢ちゃんをいち早く回収したのが、10666号の所に来たあの男の所属していた組織だ。『アイテム』を使ってな」

10666「…………」ギリッ

神裂「有り得ないとは思いますが、もしキリストのような聖人を、人工的に作りだされてしまえば……それこそ戦争になりかねません」

上条「神裂が来てるって事が何よりの証拠って訳か……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:10:18.51 ID:xcfY5kAO<>神裂「私は今回お忍びです……やはり立場的に大きくは動けませんので……」

芳川「……ちょっと良いかしら?」

土御門「何か?」

芳川「その後、13510号は御坂美琴のふりをして街を彷徨いていたわ。何故なのかしら?」

土御門「……それははっきりとは分からない。予想できるのは、精神の安定を図る為に自分を御坂美琴と思い込んだ、か」

土御門「にしても、何かきっかけが無ければ……とは思うんだがな」

上条「……!?」

御坂「――!?」

10666「……くっそ」

打ち止め「……」

土御門「……何かあるようだな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:11:45.76 ID:xcfY5kAO<>上条「些細な事だけど……『何号か?』って聞いてな……」

御坂「……私も。その直後に逃げるように去っていったわ……」

10666「……せめて一緒の墓に突っ込んでやるよ……喜べ三下」ガバッ

一方「オイ!!」

10666「………………いや、私も、人の事、言えない……んだ」ポロポロ

御坂「……ごめんなさい」

上条「……俺を殴って気がすむならいくらでも頼む……」

10666「いや……いい、ごめん」グシグシ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:14:00.08 ID:xcfY5kAO<>打ち止め「確かあの子を見た子がいたよ。何だか見た途端に怯えて逃げ出したらしいってミサカはミサカは伝えてみたり……」

土御門「……きっかけは何時も些細な物だ」

10666「……多分、とどめは私さ。私の部屋には帰ってきてたから」

土御門「……8222号の事か?」

10666「――っ!?」ガバッ!

冥土「おや」

上条「お、おいっ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:17:04.92 ID:xcfY5kAO<>14440「な、何を!?」グイッ

10666「離せ!!答えろ土御門さん!!何処まで知ってやがる!」

一方「――――っ!」

土御門「プランの事だけだ。他は知らないな……良ければ退いてくれ」

10666「――……くそっ」スッ

10666「話すわ。かいつまんでな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:17:47.47 ID:xcfY5kAO<>あ、ごめん中断するわ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 13:19:10.99 ID:VwdtcK6o<>待ってる<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:37:38.53 ID:xcfY5kAO<>家族の昼飯作ってきた。
再開するよ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:38:04.66 ID:xcfY5kAO<>――――

10666「で、8222号は死んだ」

一方「――――お前」

10666「あぁ、知ってる。だが流石にな、そこまで下卑た雌じゃないさ」

一方「…………」

御坂「?」

上条「?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:38:43.75 ID:xcfY5kAO<>――――

10666「って訳で、私はアイツを守るって決めたんだ。それがバレちまったんだろうな……私は偽物だったのさ」

15555「…………」

14440「そんな事はありません、とミサカは心中を吐露します。貴方は彼女を本当に大切に思っていました。それは偽りではないでしょう?」

10666「……うん」

土御門「いずれにせよ、超電磁砲の真似事をしているあの子の目を醒まさせないといけないな……」

冥土「……しかし引っかかるね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:39:12.40 ID:xcfY5kAO<>土御門「……何がですか?」

冥土「能力的な観点から見るとまた違った物が見えるのさ。そんな強大な力を持っている彼女が、何故10666号相手に打ち負けたか……」

冥土「10666号、君は『超電磁砲』を撃てるね?」

10666「えぇ」

冥土「ここで気になるのが、本当に『超電磁砲』を撃っているのかどうか、だね。御坂君の話だと、演算式が滅茶苦茶らしいけど」

御坂「支離滅裂とも言えるわ。どうやってあんな物が放てるのか不思議な物よ……悔しいけど、出力も私と同じかそれ以上なのに」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:42:28.79 ID:xcfY5kAO<>冥土「御坂君は超電磁砲を撃つに当たってどのような理論構築をしるのかな?」

御坂「原理は簡単で、手先に超高圧電流の回路を組んで、コインが回路内に入った時に磁界の関係でローレンツ力が掛かるから、コインが飛んでいく……大事な部分は電力量ですね。大した電気量を操作出来なければ威力は落ちます」

上条「……?」

禁書「とうま、顔の間が抜けてるんだよ」

冥土「じゃあ、君はどうだい?」

10666「え、えーと……こう、なんだろう。コインを構えて、手先に力を込めて、コインが飛んでいくイメージを頭に描くんだ。そんで気合いいれたら撃てる」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:43:20.38 ID:xcfY5kAO<>誤字すまん

冥土「御坂君は超電磁砲を撃つに当たってどのような理論構築をするのかな?」

御坂「原理は簡単で、手先に超高圧電流の回路を組んで、コインが回路内に入った時に磁界の関係でローレンツ力が掛かるから、コインが飛んでいく……大事な部分は電力量ですね。大した電気量を操作出来なければ威力は落ちます」

上条「……?」

禁書「とうま、顔の間が抜けてるんだよ」

冥土「じゃあ、君はどうだい?」

10666「え、えーと……こう、なんだろう。コインを構えて、手先に力を込めて、コインが飛んでいくイメージを頭に描くんだ。そんで気合いいれたら撃てる」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:43:47.90 ID:xcfY5kAO<>御坂「」ポカーン

一方「」ポカーン

土御門「」ポカーン

15555「だよな。私もそんな感じだし」

冥土「……ここから仮定できる一つの可能性があるね。御坂君はレベル5の『電撃使い』だから、超電磁砲も撃てるし、ハッキングや生体電流操作なんかも出来る、ね?」

御坂「はい。鉄塊を磁場で遠隔操作したり、砂鉄を振動させて切り裂いたり、鉄分があるなら壁に張り付いたりできます」

冥土「それは電気に精通しているから、結果的に超電磁砲を撃てる訳さ。それと違って10666号は、超電磁砲を撃てる、から電気が少し操れると言う事が考えられる。10666号、君はハッキングなんかは出来るかな?」

10666「……そういう細かいのは無理かなー」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:44:18.59 ID:xcfY5kAO<>芳川「……なるほど、ならもしかして。10666号の能力は『超電磁砲を撃つことが出来る』能力……」

冥土「そう考えられるね。御坂君は、彼女みたいに超電磁砲をあの出力で連発出来るかい?」

御坂「……出来ない、ことは無いけれど……かなり難しいかもしれません」

冥土「言い方は悪いが、まさしく超電磁砲に特化した御坂美琴なんだろうね、君は」

10666「良く分かりませんけどね……あれ?」

10666「お姉様出来ない、のか?」

15555「え、マジで?」

14440「そんなバカな」

御坂「え、ちょっ、何よ」アセアセ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:44:55.10 ID:xcfY5kAO<>冥土「……良くも悪くも、妹達は君に絶大な信頼を置いているようだね。そこで……」

芳川「13510号ね。彼女も同じく、御坂美琴に絶大な信頼を置いていた。もう宗教にも近いかもしれないわね」

冥土「思うに、13510号は本当に御坂美琴だったのかもしれないね」

御坂「そ、そんな!?」

禁書「……確かに、私でも見抜けられなかったんだよ」

冥土「彼女の能力を推測するなら……『御坂美琴である』能力、かな。彼女の中での御坂美琴の像を具現化しているのかもしれないね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:45:23.94 ID:xcfY5kAO<>冥土「だから、彼女が『御坂美琴なら出来る』と思える事はやって退けてしまうんだね。御坂君が打ち負けたのは『妹達に御坂美琴が負ける訳が無い』と思ったから。10666号が打ち勝ったのは『あっちの超電磁砲はもしかしたらこっちより強いかもしれない』と思ったから、じゃないかな。実際その通りだしね」

上条「だからか……あの子は御坂と違って余り癇癪も起こさなかったし、言葉遣いも柔らかかったな。違和感を感じさせない範囲で」

御坂「……」バチバチ

上条「はいはい、ごめんなさいねー」ポム、パキン

御坂「うー……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:46:55.21 ID:xcfY5kAO<>芳川「なら、彼女は今でも自分を御坂美琴と信じている……しかし、そんな事が可能なのかしら?」

冥土「他人に変身するなんて能力はあるけど、完全に同一の存在になるなんてのは不可能だよ」



例えば、完全に遺伝子レベルから同じ人間なら、有り得るがね。



一方「……なるほどなァ」

御坂「…………」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:47:54.40 ID:xcfY5kAO<>禁書「もしかしたらなんだけど、クールビューティーたちはそもそも電気を使えないんじゃないかな?」

芳川「……何ですって?」

禁書「『偶像の理念』って言うのは、例えレプリカでもオリジナルの僅かな力が宿る事なんだよ。だからもしかしたら、クールビューティーたちが電気を使えるのは『ミコトのクローン』だから……って考えられないかな?」

冥土「……ふむ、確かに可能性としてはあるね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:49:27.31 ID:xcfY5kAO<>土御門「なら、しばらくは安心だな」

上条「……今の13510号は『無』じゃないから、か」

土御門「あぁ。彼女は今御坂美琴だ。あの子が居座っている限りは触媒にされる事も無いだろうな。だが事態はそれでもマズい。出来る限りこっちも情報を集めておく。何かあったら連絡させてもらうにゃー」

10666「あぁ、頼みますわ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/26(日) 13:50:10.69 ID:xcfY5kAO<>済まんがここで打ち止め。
少なくてごめんな。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 14:55:48.71 ID:R4I98J.0<>乙なんだよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 16:22:20.38 ID:lloh2EAO<>>>588

あれ? 俺なんかマズい事言った?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/26(日) 17:31:10.96 ID:xcfY5kAO<>後半を楽しみにって事な訳よ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 17:56:37.04 ID:FNYkYtA0<>この物語の登場人物は全員エスポワール号に乗って利根川先生の言葉を聴くべき
結局どいつもこいつも甘すぎる<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/26(日) 23:10:21.85 ID:LQB03eEo<>おつ

>>628
芳川のポリシーを思い出すんだ。つまりそういうことだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 00:37:17.21 ID:DOQQIBA0<>とりあえず建御雷神は
迦具土神の血から生まれた剣と雷の神で、天孫降臨直前に大国主命に国譲りを迫ったことで有名
現在は春日大社に祭られ、使いは白鹿
日本書紀に書かれてた神様だったか?どう転がるのか期待

ところで10666号のレールガンは一方通行反射できないな
できたとしても魔術みたいに変に跳ね返るはず
一方通行の『一方通行(アクセラレータ)』は物理現象を全て計算した上で成り立つ超能力であって
たとえばビー球が坂を転がるということの裏には様々な力が働くわけだけど
10666号のやっていることは「気合で何の力も加わってないビー玉を動かします」ということになり
そんな非科学的な力はもはや魔術の類になるだろ。そんなもの計算できない。第七位?誰それ?

あと13510号のは聖人だとかそんな高尚なものじゃなくね?
言い方は悪いが、その辺の何も考えずに生きてきて結局自分を見失った
今問題になっているアイデンティティのない青年達と同じなだけ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 00:46:22.34 ID:71.P8RYo<>「御坂美琴のレールガン」なんだから、
「御坂美琴のレールガンをはね返す一方通行の力」ではね返せるでしょ。
一方通行のベクトル操作が通じないならば、それは「御坂美琴のレールガン」でなくなってしまうよ。
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 01:36:19.07 ID:e4KslTwo<>>>630
こいつのドヤ顔想像してワロタ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 01:38:53.60 ID:cCJeijwo<>流石に痛すぎですわ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/27(月) 02:35:57.27 ID:AMUwdkAO<>やっほい、考察来てるーありがとう愛してる!

>>628

利根川「金はな……命より重いんだ!」

上条「ふざけんじゃねぇ!(中略)って言うのなら、まずはそのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!」バキィッ!

利根川「ぐはっ……」

(´・3・)アルェー?


>>630
広くは武神だったりもするね。高天原から天鳥船神と一緒に派遣された神様で、迫って成立させた結構凄い神様だよな。
……あれ?経津主神だったかな?どっちだっけ……
ちなみに似てる名前の建御名方神は、むしろ反対して武甕槌神とケンカして負けて逃げた神様だから皆間違えないでね!

ぶっちゃけ劇中では雷神って部分だけ使う予定だったけれど……そうか……国護の神……交渉、制圧……剣……ヤベぇ何か湧きそう。

跳ね返せるかどうか……多分反射出来ると思う……よ。多分。


御坂「4-3は1よ」

10666「4-3!?うー、あー……多分1!!」



御坂「習字で字を書いたわ」

一方「上手じゃねェか」

10666「同じ字書いた」

一方「半端ねェ……」

こんな感じ。答えは一緒で錬度は高いってイメージ。

ご意見ご感想サンキューな。今日は多分投下出来ない。皆済まねぇ……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 04:31:56.44 ID:SF.cgEDO<>俺はちょっと妹達とはいえほぼオリキャラなぞろ目ナンバーズ達が無双始めた時点で辟易してるな

なんだよこれ…
オリジナルより出力あるとか…努力でレベル5になった美琴が偶像の理念とやらであっさり遅れをとるのかよ…

自分で動かしてきたオリキャラだから目立たせたいのはわかるけど、スーパーサイヤ人のバーゲンセールみたいなことはやめてくれよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/27(月) 04:34:55.17 ID:SF.cgEDO<>あと俺のIDなんなんだよ…
SF.CG江戸ってなんなんだよ…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 07:57:58.46 ID:otayO2AO<>>>636

つまり江戸は存在しなかったってわけだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 08:00:25.05 ID:otayO2AO<>俺のIDオタよ2って映画みたいだな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 09:05:24.07 ID:k.GjHIAO<>>>638
ネギまとかまほよみたいだな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 11:40:33.36 ID:AMUwdkAO<>>>635
確かに書いてる分だけだとそんな感じだけど、やっぱり美琴の方が応用が効く分強いよ。

御坂「じゃん、御坂美琴だよ!」

HP 500+500
攻撃 500+500
防御 500+500
素早さ 500+500

御坂「基礎値2000の努力2000、どうよ?」

10666「よ、10666号でーす」

HP 300
攻撃 1100+1000
防御 300
素早さ 300

10666「基礎値2000の努力1000ですわ。でも攻撃翌力は自信ありますぜ」

ってな感じのつもりなんだけど。10666号は美琴と違って、ハッキングは出来ないわ壁に張り付いたり出来ないわ自販機蹴ってジュース出したりも出来ないし、砂鉄剣も組めない。

あと忘れられがちだけど、凄まじく演算遅い。これは多分解決するけどね。

偶像の理念はレプリカでもオリジナルの僅かな力が宿る事だから、それで美琴を上回ってる訳じゃないのよ。


そもそも妹達って美琴のクローンだから、器的にはレベル5じゃないかなー、と俺は思ってたんだけど。『自分達の現実』が希薄だったからレベル低いってイメージだったんだけど……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 12:00:45.29 ID:AMUwdkAO<>ま、でもどんだけ言ってもオリキャラには変わりないから合わない人には合わないと思うなー。
俺もどっちかって言うと合わない口だからなー。ごめんな。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 13:39:39.04 ID:tQSvGY2o<>俺はこの解釈は面白いと思うけどな。
クローンに偶像の理念を持ち込むSSは寡聞にして知らなかったし、
一つのSSの切り口としては斬新で興味深いと思う。

まあ二次創作なんてどこかで絶対オリジナルとの矛盾が発生するもんだし、
自分に合わなければスルーでいいんじゃなかろうか。
個人的にはこういうSSが大好物だから>>1には頑張って欲しいところ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 19:55:22.22 ID:ecUmV2AO<>上に同じ〜

とても面白いから頑張ってくれ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 23:55:37.27 ID:kw3eQGQo<>俺は好きだぜ
というかめっちゃ雑食だからw
ちょっと気味悪い言い方すると、他人の考えることってめっちゃ面白い
原作しかり二次製作しかり<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/28(火) 16:00:44.39 ID:911UOIAO<>短いけどキリが良い所まで書けたからあげようと思うがどうだろう。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 16:26:04.28 ID:JLwgPTIo<>カモン!<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:31:33.96 ID:911UOIAO<>――――

10666「ふぅ……」ドサッ

上条「……大丈夫なのか?」

10666「何がだい、上条さん」

上条「いや……お前のことだから、また飛び出していくかと」

10666「……生きてるって分かった。まずはそれさ。どっかの組織に匿われてるって事は、すぐ見つからないって意味だし、私じゃ無理だ。多分、13510号も望んであっちにいるさ。自分を否定する奴らよりは居心地良いんじゃないか?」

御坂「…………」

10666「いや、嘘は止めようか。本当は行きたい。行って抱き締めたい。だけど、アイツは私の外に行ってしまった」

打ち止め「……?」

10666「私は、もっと大きくならなきゃあならない。それまでは、アイツに会っても、多分連れて帰る事は出来ない」

一方「…………」

10666「コインはあるんだ。なら、磨くしかないんだよ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:32:15.12 ID:911UOIAO<>――――

10666「みんな帰ったな」

15555「あぁ、今は土御門さん達待ちだしな。どうしようもない、と言った所だろうな」

10666「お前腕大丈夫だったか?」

15555「冥土返し半端ないわ。しばらく入院だけどな……」

10666「培養液浸かればちょっとは早く治るんじゃね?」

15555「まぁな。10032号辺りの培養槽強奪しようと思う」

10032「コラ待て不穏な単語が聞こえましたよ、とミサカはお見舞いに来た事を若干後悔します」ガラッ

17600「よ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:32:42.22 ID:911UOIAO<>10666「お、生きてたか」ニヤッ

17600「肩だけで済んだ。私はすぐ復帰出来そうです、とミサカは腕を振り回してアピールします」

10666「私も大丈夫らしい。腹に細い穴空いただけだしな……」

10032「十分大事です、とミサカは10666号の図太さに呆れます」

14440「他のミサカはどうしましたか、とミサカはネットワークに暫く繋いでいないので分からない事を伝えます。何かネットワークぐちゃぐちゃじゃね?」

10032「そこのバカのせいです、とミサカは言い放ちます」ピッ

10666「え、私?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:33:13.44 ID:911UOIAO<>10032「10666号の演算補助をしていたミサカ達が頭痛、吐き気、その他諸々の軽症でダウンしてます。ぶっちゃけほぼ全員だチクショウ」

17600「マジか」

10032「途中で離脱した奴らには分からないでしょうが、ラストの撃ち合いの負担が凄まじい物でした。上位個体が何故あんなに気丈に振る舞えてるのか謎です」

10666「……後で謝っとかないとな。礼も含めて」

10032「別に良いです。私たちだって望んだ事です、とミサカは妹達の総意であることを示します」

10666「……そうか。ありがと、な」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:33:46.93 ID:911UOIAO<>――――

冥土「身体には気をつけるんだよ」

10666「ありがとうございました。それでは、失礼します」ペコッ

――――

10666「で、何で着いてくんの?」

14440「バカですか貴方は。今の貴方、死にそうな顔してるんだっつの……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:36:19.44 ID:911UOIAO<>10666「はは、確かにな」ケラケラ

14440「…………何で笑えるんですか?」

10666「泣きそうだからさ。折れそうだからな」

10666「『超電磁砲』が撃てるって分かった時、凄ぇ喜んだ。これで護れる。もっと確実に護れるって思った。でもダメだった」

10666「あの時私があの女をぶっ飛ばせれたら、まだ何とかなったのかもしれない。でも出来なかった」

10666「RPGで言う所の、レベルが足りません、ってやつさ。だから、経験値稼ぐしかないっしょ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:37:01.25 ID:911UOIAO<>――何者も打ち消す絶対的な力が欲しい訳じゃない。

――何者も触れられない絶対的な力が欲しい訳じゃない。

――ただ一人、護れる力が欲しい。

10666「そんだけさ」

14440「…………」

10666「……着いたな。送ってくれてサンキュー、な」

14440「…………」ギュッ

10666「お、おぉぅ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:38:24.35 ID:911UOIAO<>14440「……貴方は、どうして彼女をそんなに護りたいのですか?」

10666「……さぁね。分からないや」

14440「……そんなはっきりしない事の為に、危険を犯せるのですか?」

10666「あぁ」

14440「……そう、ですか」パッ

14440「私も陰ながら協力します。早く見つかると良いですね」ニコッ

10666「あぁ、全くだ」ニッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:39:19.17 ID:911UOIAO<>――――

研究者「10666号……良く無事で……」ヒシッ

10666「悪ぃ、13510号は……」

研究者「良いの、話は聞いているわ……貴方が帰ってきただけでも……」

10666「ほら、泣きなさんな。大丈夫だからさ」ポンポン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:40:30.02 ID:911UOIAO<>――――10666号の部屋

10666「…………」バタン、パチッ

パッ

10666「眩し……」

ドサッ

10666「……疲れた、な」チラッ

10666「パスタ……すっかり冷えちまったな。まだ食えるかな……」

10666「1日過ぎてら……流石コンビニ。ま、大丈夫だろ」モソモソ

10666「……冷てぇ、冷てぇな……」

10666「う、うぅっ、うぅぅぅ…………」ポロポロポロ

10666「……13510ごぉ……うぅぅ……」ヒッグ、エッグ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2010/12/28(火) 16:41:23.12 ID:911UOIAO<>やっべ今日仕事だったわ。離脱。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 17:09:06.45 ID:wHo/dhI0<>おいw<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 18:55:30.91 ID:jSQYg9Eo<>>>657
この離脱報告は始めて見たww<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/28(火) 23:08:10.74 ID:911UOIAO<>何かこの書き方だと誤解されそうだけど、今日は多分無いよ?

それより俺本屋なんだが電撃大王の付録に手のりミサカ付いてた手のりミサカミサカミサカカカカカカカカカカプニュゥゥゥゥイ!!!ヒャッハァァァァァァ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 23:28:00.18 ID:joSth2Io<>おちつけ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 23:45:40.15 ID:911UOIAO<>すんませんでした。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/29(水) 00:34:07.10 ID:UPjCHAoo<>ここの>>1は金さえあればミサカ盛りを2万体揃えててもおかしくないレベルのミサカ愛を感じる<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/29(水) 08:28:11.75 ID:bVKW/HY0<>>>647の奴らって言葉は、10666号自身も含んでいるのかな?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2010/12/29(水) 11:36:55.97 ID:jI2mqMAO<>含んでる。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/29(水) 20:41:42.35 ID:PQF/HNwo<>上条さんに説教出来るやつがいるとは…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/29(水) 23:18:50.77 ID:UKtc7VA0<>ああやっと判った
上条さんをちょっと皮肉屋にした感じが10666なんだな<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 02:06:20.91 ID:.twG5Yg0<>仕事が忙しいのかな?
期待して待ってるよ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 02:08:07.58 ID:stpV62AO<>壁]・ω・)
あんま書けてないけどそれでも良いなら……<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 02:10:09.36 ID:.twG5Yg0<>反応速過ぎワロタ
納得がいくだけ書き溜められてからでいんじゃね?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/01(正月) 02:14:09.62 ID:stpV62AO<>たまたま見たら何かレス増えててびっくりした。じゃあもうちっと溜めてくる。<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:14:21.44 ID:stpV62AO<>何か多くなったから途中まで投下していくよー<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:16:53.91 ID:stpV62AO<>――――

御坂「……失礼しますー」ガチャ
上条「どうも」

禁書「こんにちはなんだよ!」

10666「おおおォォォォォォォォォォォォ!!!!」バリバリバリバリ!

御坂「やってますね……」

芳川「えぇ。止めたんだけれどもね」

10666「おらァァァァァァァァァァ!!!」バチバチバチバチ

芳川「出力だけは大した物になってきたわ。でも、肝心の使い方がね……」

10666「しゃあ!!『雷撃の槍』!」バチン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:17:22.08 ID:stpV62AO<>上条「……なんか、御坂のと比べると」

芳川「大した事無いでしょ?あの子は『超電磁砲』撃ってなんぼなのよ」

御坂「でも演算が遅い、と」

芳川「この子見てると、やっぱり貴方はレベル5なんだなって思うわ」

芳川「10666号、来たわよ!」

10666「お、あぁ。お姉様か。良く来てくれました。では早速」

御坂「え、何を?」

10666「模擬戦をお願いします」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:17:48.88 ID:stpV62AO<>御坂「……え、ごめんもう一回」

10666「模擬線をお願いします」

御坂「……マジで?」

10666「マジで」

御坂「……悪いけど、アンタじゃ無理よ?」

10666「知ってる。戦闘経験積みたいっつってんだよ鈍いな」

御坂「――っ、えぇ、良いわよ。だけど知らないわよ!」カチーン

10666「乗せやすくて困るね、全く」ニヤッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:18:16.83 ID:stpV62AO<>――――

10666「『雷撃の槍』!先手必勝ォォォ!」バリン!

御坂「不意打ち!?……あれ?」パチーン

御坂「……簡単にはじけた?」

10666「オラァァァァァァ!!」バリバリバリ

御坂「……(放電では狙いが取れてない、雷撃の槍なら狙えてるけど貧弱過ぎる……)」ダダダダッ

御坂「ほらほらどうしたの、威勢だけかしら!全然当たらないわよ!」ヒョイヒョイパリン

10666「くっそ……」

お姉様は見た所、近接は脆そうだな……一応女の子だし、なら!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:18:45.43 ID:stpV62AO<>10666「突っ込む!」ダッ

御坂「……ふぅ」トンッ

下がった!ビンゴだ!

御坂「……」ピンッ

10666「え」

御坂「ほら、死ぬわよ?」バシュン!

10666「――――」

ズガン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:20:59.53 ID:stpV62AO<>10666「」タラー

御坂「あら、割りとこの部屋頑丈なのね」

芳川「一応こういう目的の為の部屋なのよ。お疲れ様、10666号」

10666「やっぱダメだよなー……あ、お姉様、さっきの冗談な。怒らないでくれると嬉しいなー」

御坂「分かってたわよ……アンタいきなりあんな物言いしないしね……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:21:51.38 ID:stpV62AO<>10666「よっしゃ、次上条さんカモーン」クイクイ

上条「は、はぁ!?俺も!?」

10666「イエス」

上条「……知らねぇぞ?」

10666「ばっちこいやー」

上条「……」

10666「ぅしっ、『雷撃の槍』!」パチンッ!

上条「おっと」パキュン

10666「ならこれで!」バリバリバリ!

上条「……(凄い申し訳ないけど、御坂に比べたら全然だな……)」パキュパキュン

上条「……」タタッ

10666「わっ」

上条「っと」ガシッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:22:51.05 ID:stpV62AO<>上条「はい終わり、な?」

10666「ちっくしょー……チート過ぎるだろそのマスターハンド……」

禁書「せいぜい体力300なんだよ」

上条「何で知ってるのインデックスさん!?」

禁書「こないだヒートビューティーとウォームビューティーと遊んだ時にやったんだよ……ネスの頭強すぎるかも」

御坂「ば、バカ!?」アセアセ

禁書「あ……」

10666「いや、良いさ。アイツ帰ってきたらまたやりましょうや、シスター」ニッ

禁書「……分かったんだよ!今度こそ私のカービィが大活躍するかも!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:23:20.12 ID:stpV62AO<>上条「カービィ……」

御坂「カービィ……」

禁書「ちょ、ちょっと何なのかなその『あぁ……なるほど』みたいな目線は!?」

10666「シスターさんは丸っこくて可愛らしいってことさ」ニヤッ

禁書「……むぅ」

芳川「漫才はもういいわよ……やっぱり10666号は……ダメね。近接も遠距離も他のミサカ並の戦闘センスね」

10666「ですよねー……」ガックリ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 20:37:52.91 ID:vyLa.mQo<>支援<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:43:16.84 ID:stpV62AO<>芳川「唯一の綱の超電磁砲も時間が掛かるし、その間無防備……しかも威力は美琴ちゃんより少し上程度……」

御坂「それだけでも十分凄いんだけどなぁ……」

芳川「ぶっちゃけ実戦向けじゃないのよね。固定砲台にしては効率悪いし、ネットワーク使えば暫くネットワーク使い物にならなくなるし……その間一方通行、気が気で無かったらしいわよ?」

上条「あぁ……能力全開で使えないからか」

10666「ダメだなぁ。あぁダメだ」ポリポリ

10666「せめて演算速度さえ上がれば……」

芳川「それはやっぱり慣れしかないわね。じゃ、もうそろそろ時間だし、超電磁砲撃つ訓練に入るわよ?」

10666「ばっちこい!」ジャキッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:45:35.07 ID:stpV62AO<>1:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032

今アイツまた無茶やってんぞ

2:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14889

10666号か?

3:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10039

アイツも良く頑張るわ、一番辛いだろうに……

4:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19999

今何してんの?

5:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14440

バカみたいなペースで調整受けてる。

6:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20000

それヤバいんじゃね?

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:46:28.66 ID:stpV62AO<>7:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:15555

身体に負担は掛かるな。

8:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:19090

と経験者は語る。

9:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10032

お前のはダイエットだろうがwww

10:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:14510

チクショウほっそりしやがって……

11:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10666

んな言う程きつくねぇよwww

12:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:17600

お前が朝の4時くらいにパーカー来てランニングしてるの見たんだが。

13:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10666

見られてたかwww
別に意味ねぇよ、最近夜眠れなくてなwww

14:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:20001

無理しちゃダメだからね?

15:以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします:ID:10666

あいよー、魂に誓って。



ミサカ達「……(とても、寝れないんでしょうね……)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:47:11.11 ID:stpV62AO<>――――早朝

10666「ハッハッ……」タッタッタッ

男3「……お、あれは……男1」

男1「どうした……ってアイツじゃねぇか。何でこんな夜中にガキが……」

男1「おい、お前!」

10666「あ? ……お前か」

男1「こんな夜中にガキが出歩くとは……何が起こっても知らんぞ」

10666「私に取ってはもう朝なんだよ。ご老体達に土下座して回れ」

男1「そうかい……」ジロジロ

10666「なんだよ?」

男1「やりたい事やってんのか?」

10666「……やろうとした。だけど、まだ足りなかったんだよ。だから、集めてる最中さ」

男1「そうか……まぁ、頑張れよ」

10666「言われなくても。じゃあな、悪さすんなよ」タッタッタッ……

男2「何もしないんですかい、兄貴?」

男1「……羨ましいな」

男3「えぇ、あんな風に生きてみるのも存外悪くないかもですかねぇ……」

男1「ま、俺らにゃ関係ねぇさ。ほら、行くぞ」

男2「ま、待って下せぇ兄貴!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:47:42.02 ID:stpV62AO<>――――

土御門「――と言った具合だ。書類は要るか?」

アレイスター「いや、構わない。非常に興味深い内容であった」

土御門「では、これで失礼させて――」

アレイスター「いや、まだ仕事が残っている」

土御門「……『グループ』使いが荒いんじゃないか?」

アレイスター「他に動ける所もないであろう。それに、この仕事が終われば、今までより楽になるだろう」

土御門「……どういう事だ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:48:28.90 ID:stpV62AO<>アレイスター「彼女は興味深い。人間が造りだした人ならざる物は、如何なる物語を紡ぐのだろうか……年甲斐も無く、期待してしまってね」

アレイスター「各研究所のデータの回収、それと……」

アレイスター「向こう側の、とある研究所のデータ強奪、そして輸送を頼もう」

土御門「……何を企んでる?」

アレイスター「……純粋な興味だ。私も驚いているよ」

アレイスター「あの、1しか出ない賽子を振り続ける彼女に、20面ダイスをプレゼントしたい。それだけだ」

土御門「……また追って任務の内容を頼む。結標」ヒュン

アレイスター「……人形か。果たしてどうなるのか……彼女らは得てして分からない。人ならざる人が、一際天上に近いと言うのか……私に可能性を見せてくれるか」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/01(正月) 20:50:17.92 ID:stpV62AO<>まだ15か。もう少し吐こう<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:52:35.37 ID:stpV62AO<>――――

麦野「…………」

キャッキャッ

浜面「…………」

ワイワイ

麦野「浜面?」

浜面「分かってるよ……」

麦野浜面「ハァ……」

フレンダ「あ、あ……あぁー!!結局死んだって訳よー!?」プリーン……

ミサカ「これピカチュウ使っちゃダメね……流石に強すぎるわ」ピカー<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:53:19.87 ID:stpV62AO<>絹旗「滝壺さん超止めて下さい超死にます!?」ウォッ、ウォッ

滝壺「大丈夫。そんなきぬはたをメテオで叩きおとすから」でってゆう!

絹旗「どんだけ超さっきのファルコンパンチ超根に持ってるんですか!?」ウァァー

麦野「……突っ込んだら負け?」

浜面「地味にレベル高いとは思うが突っ込んだら負けだろうな……」

麦野「何でこうなったのよ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:53:45.56 ID:stpV62AO<>――――

浜面「なぁ、麦野」

麦野「何よ」

浜面「どうして、こうなった?」

麦野「……良いじゃない、どうでも。昔みたいで、さ。一人増えたけれどね」

ミサカ「――――」キャイキャイ

フレンダ「――――」キャッキャッ

麦野「浜面」

浜面「おう」

麦野「私ね、ミスが大嫌いなの」

浜面「おう」

麦野「で、今までやってきたのよ。ボロボロになってもね」

浜面「おう」

麦野「でさ、考えたの。私のミスは何処からだったんだろうって。自分を鏡で見て思ったわ」

浜面「……おう」

麦野「何で私の回りに誰も居なくなっちゃったんだろうってね」

浜面「おう」

麦野「そんな時に、元に戻る魔法を手に入れたの。だからこうなったの」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:54:11.20 ID:stpV62AO<>浜面「……そうか」

麦野「そうよ。だからアンタは『アイテム』の幹部だからね?」ニッ

浜面「おいおい、随分待遇が良くなったな」ニヤッ

麦野「やる事は変わらないわよ?」ニヤニヤ

浜面「そりゃ結構だ」

浜面「……だが」チラッ

ミサカ「――――」

浜面「あの子は……」

麦野「分かってる。でもね、今の私は対価を払わなければならないの。躊躇いもないわ」

――良いじゃない。この時間の為なら私は何だってやるわ。

浜面「……(どうしたもんか……また上条に殴られるんかな……)」

麦野「…………」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:54:40.16 ID:stpV62AO<>――――

麦野「はぁ、何だと!?」

スーツ「上からの連絡でな。暫く彼女を預かってほしい」

麦野「ふざけんじゃねぇよ、私たちの仕事はこれで終わりだろうが!?」

スーツ「……そう言える立場なのか?」

麦野「……分かったわよ」

スーツ「存外、助けて貰った恩か知らんがなついているようじゃないか」

麦野「……バカな奴よ」

スーツ「そうだな、だが利用できる。あんな小娘が役に立つとは到底思えないが、まぁそれでも『超電磁砲』としては使えるだろうな」

麦野「……何時までかしら?」

スーツ「データ採集の準備を進めている最中らしい。君のそれは護衛も兼ねているのだよ」

麦野「……了解」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:56:43.63 ID:stpV62AO<>――――

麦野「皆、もうそろそろ小腹が空いてきた頃じゃないかしら?」

フレンダ「確かにお腹空いたって訳よ……」

絹旗「何処かに超食べに行きましょうよ!」

滝壺「きぬはた。それはミサカが困るよ?」

絹旗「あ、そうでした……超うっかりしていました」

ミサカ「……みんなごめんね、私のせいで」

麦野「気にしないでいいわよ。向こうの奴らがおかしくなってるのは、魔術とやらのせいだからさ?」

滝壺「…………」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:57:47.34 ID:stpV62AO<>麦野「それを何とかすれば、一件落着よ。向こうも今は動く気配を見せないしね」

ミサカ「……うん」

魔術を使っての認識変更……だったわね。私とあのクローン体を入れ替えて、当麻に近づくプラン。
今のところは当麻に何かしようって訳じゃないらしいけど、多分狙いは『幻想殺し』……
じゃあ、13510号は何処に行ったのかしら……心配ね。

ミサカ「何かあったら、私が当麻を助けないと……」ギュッ

浜面「……そうだな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:58:19.79 ID:stpV62AO<>滝壺「じゃあ出前を取るけれど、良いかな、むぎの」

麦野「えぇ、好きに取って良いわ。出来ればシャケを頼むけれど」

滝壺「だって」

絹旗「チラシ超持ってきましたよ、ピザが超食べたいですね――」キャッキャッ

フレンダ「鯖缶の出前が――」キャッキャッ

ミサカ「私は、何故だかパスタが食べたいわ――」キャイキャイ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 20:59:45.99 ID:stpV62AO<>滝壺「むぎの」

麦野「……何かしら」

滝壺「そんなに怯えないで」

麦野「何の事よ?」

滝壺「もう、怒ってないから」

麦野「……そう」

滝壺「大丈夫だよ、そんな頑張ってる麦野を、私は応援してる」

浜面「……結果的にだが、滝壺の身体も良くしてもらったからな」

麦野「……ただの魔法よ。人魚姫と同じ、ね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/01(正月) 21:01:51.99 ID:stpV62AO<>今日はこんぐらいで終わっとくかな。風呂入るし。

みんな、あけましておめでとう。年明けるとは思ってなかったよ。出来るだけ早く終わらせるからねー<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 21:13:43.53 ID:CCMK5Goo<>乙
まったりじっくりねっとりしつこくゆっくり長〜く3年くらいかけてやってくれればいいよ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 21:25:44.58 ID:G7SQxBAo<>なんか、「男」が妙に格好良くなってるような気が。
いや、そういう展開は好物だが<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/02(日) 02:15:48.04 ID:sf4WZGMo<>いやはやこれはすごいわ
おもしろい!
めっちゃ期待<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/02(日) 03:26:28.35 ID:BFAGnuk0<>乙。
人魚姫って、何かを得る代償に何かを失ったって事か?
麦野か滝壺あたりが。<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage saga<>2011/01/02(日) 08:54:06.23 ID:BB1900Y0<>乙
上条さんが記憶を、一方通行が能力を、浜面が居場所を失ったように
禁書の物語の核の人物は何かを賭けないといけない訳よ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/02(日) 10:06:11.51 ID:F/GN7CMo<>アレイ☆「カエルさん…」
って事か<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 11:19:17.50 ID:LFoeV6AO<>>>704
ご心配無く。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<><>2011/01/02(日) 22:15:27.19 ID:LFoeV6AO<>>>698
訂正
滝壺「大丈夫だよ、そんな頑張ってる麦野を、私は応援してる」×

滝壺「大丈夫だよ、そんな頑張ってるむぎのを、私は応援してる」○<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:12:07.65 ID:LFoeV6AO<>投下始めるぜェ!こっから先は一方通行だァァァァァ!<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:13:46.59 ID:LFoeV6AO<>――――

10666「『雷撃の槍』!!」バチン!

15555「おいおい……甘いぞ?」ドガッ

10666「ごっはぁ」ゴロンゴロン

15555「……病み上がりの私に勝てないのはマズいんじゃないか?」

10666「いってー……チックショウ」ムクッ

10666「ほら、もう一本だ!」

禁書「……頑張ってるんだよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:14:13.20 ID:LFoeV6AO<>10666「お、シスターじゃないか。こんな平日の昼間にどうしたんだい?」

禁書「とうまは学校だしスフィンクスはお散歩に行っちゃったから暇なんだよ」

10666「丁度良いや、何かアドバイスがあったら頼むよ」ニッ

禁書「分かったんだよ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:14:43.34 ID:LFoeV6AO<>――――

15555「『雷華崩拳』!」ズンッ!

10666「うぐぅ……」バタッ

15555「……おい、今結構いいのが入ったぞ。大丈夫か?」

10666「大丈夫に決まって……ないですすんません……」ピクピク

15555「休憩だ、ほら飲め」スッ

10666「サンキュ……」ゴクゴク

禁書「お疲れ様なんだよ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:15:43.99 ID:LFoeV6AO<>10666「なあ、一つ良いか?」

15555「何だ?」

10666「……何でそんなに強いのか、その秘訣をさ」

15555「言う程ではないとは思うが……強いて言うなら、イメージ、だな」

10666「イメージ……」

15555「そうだ。イメージするのはいつも、最高の自分。かく在りたいと思う自分だ」

10666「ふむ」

15555「いちいち技の名前を付けてるのだってそうだ。イメージを正確鮮明にするための手段に過ぎない」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:16:10.04 ID:LFoeV6AO<>禁書「それは一理あるんだよ。東洋系の魔術思考に『言霊』って言うのがあるんだよ。何気ない言葉の中にも力が宿っていると考えられているんだよ」

10666「確かに……『雷撃の槍』って口にするのとしないのとでは何だか違うような気がするなぁ」

禁書「とうまにも『幻想殺し』って名前があるし、ミコトにも『超電磁砲』って付いてるかも」

10666「案外バカに出来ないもんだな……参考にしてみるわ」

10666「『15555号を一撃で昏倒させる凄い電撃アタック、シャイニングビリビリブラスター』とか言いながら電撃出したら勝てるかな……」

15555「多分『昏倒さ』ぐらいで懐に一撃入れれるぞ?」

10666「チックショー……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:18:30.86 ID:LFoeV6AO<>――――夜中、とある研究所周辺


海原「では、今回の仕事は――」

土御門「あぁ、あの研究所に奇襲を掛ける。データの回収が最優先だ」

一方「研究所、ねェ……にしちゃあ」

結標「随分と警備が物々しいわね。何かあるって言ってるようなものよ」

土御門「海原は陽動を頼む」

海原「承りました」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:18:59.17 ID:LFoeV6AO<>土御門「その隙に俺と結標がデータバンクに侵入して回収を行う。時間にして約五分程度だろう」

結標「部屋の構成図は頭に入れたわ、大丈夫よ」

一方「俺はどォすンだ?」

土御門「一方通行は保険だ、後ろに控えててくれ。警備も見た目ばかりの奴らだからな……」

一方「……何かあったら呼びな」ゴロン

土御門「そうさせて貰う……10分後に仕掛ける。準備しておいてくれ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:19:54.79 ID:LFoeV6AO<>――――

兵1「やってるかい?」

兵2「あ、隊長。お疲れ様です、休憩ですか?」

兵1「あぁ。退屈で退屈で僕はもう堕落してしまいそうだよ」

兵2「はは、確かに。しかし、私達が踏ん張らねば」

兵1「そうだな……より良い世界の為に」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:23:16.19 ID:LFoeV6AO<>ドォン…………

兵1「な、何だ!?……第三部隊の管轄からか!」

兵1「おい、応答しろ!」ガガッ

兵2「――マズイです、第二部隊も交戦中……ほぼ無力化だって!?」

兵1「ちっ……なまくらが!伝達!第一部隊、第1、2小隊は第三部隊の援護へ、第3小隊は第二部隊の救援、第4小隊はここの防衛を頼む!」

――了解!

兵2「隊長は如何いたしますか!?」

兵1「……臭いな。僕はデータバンクの方に向かう。恐らくこれは陽動、狙う物なんてこの研究所にはアレしかないし、多分侵入者は小人数だ」

兵1「一発で仕留めるさ。現場の収拾を頼んだぞ!」

兵2「イエス、マム!」ビッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:24:19.49 ID:LFoeV6AO<>――――

結標「……楽な仕事ね」

土御門「全くだ、後は回収して……っ!?」

バキュン!

土御門「ぐはっ……」ドタッ

結標「――っ!?」バッ

兵1「僕の勘はこんな時ばかり当たるんだよなぁ……しかし、外したか」チャキッ

兵1「何者だ、侵入者達」

土御門「――(このくらいならすぐに治るが……どうする?隙を伺うか?)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:28:25.63 ID:LFoeV6AO<>土御門「(データは……後1分ほどかかるか)」

兵1「やっぱり目的はそのデータか。やらせないよ?」

結標「……(アイツは私が座標移動能力者だって事を知らない……逃げるのは簡単。しかし……)」

土御門「(時間稼ぎはお手の物だぜい)……何故、こんなプランを?」

兵1「さてね、僕は知らないよ。だが、世界の為なのさ」

土御門「世界の為が聞いて呆れる。内容は『自動迎撃近接兵器』の設計図じゃあないか。何に使うつもりだ?」

兵1「なっ……僕は知らな――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:29:01.66 ID:LFoeV6AO<>土御門「結標ぇ!!」

結標「」ヒュン

兵1「――ちっ、空間移動か!!やられた……いや、ならば何処だ……はっ!」

兵1「全隊通達、敵はごく少数だ!空間系の能力者が要る、広域AIMジャマーを起動しろ!第三部隊能力者小隊はジャマーキャンセラーを、間に合わない者は下がっていろ!」

兵1「敷地内の防衛部隊含めて、施設を包囲だ!恐らく奴らはまだ内部だ、逃がすなよ!?」

兵1「敵の勢力は恐らく『グループ』だ!まだ奴らは近くにいるはずだ、だがしかしジャマーの範囲外での戦闘は許可しない!」

兵1「最悪『一方通行』が出てくる可能性がある!ジャマーの効果が無いようなら、被害を最小限に抑えて撤退しろ!」

――了解!
――イエス、マム!

兵1「ヤバいよ、始末書で済むのかなこれ……」ダッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:29:52.33 ID:LFoeV6AO<>――――

結標「うぅ……」グラッ

土御門「おい、結標。どうした!?」

結標「マズいわ、ジャマー関連の何かね……上手く演算出来ないわ。小刻みに転移してたのが仇になったわね……」

土御門「慣れない場所だから仕方ないな……だが、合流ポイントまでもうすぐだ。突破できるか……?」

結標「難しいかもしれないわ。向こうにもなかなか切れる人がいるみたい」チラッ

土御門「くっそ……包囲されてしまっているな。何処からか抜け出せないものか……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:30:36.78 ID:LFoeV6AO<>ガガッ

土御門「どうした!?」

海原『陽動だと気付かれたみたいです。恐らくこちらが少数だと感づいたみたく、物量で押してきます』

土御門「何とか出来るか」

海原『暫くなら。だけど僕は一対多は苦手なんですよ』

土御門「……一方通行に頼むか。仕方ない」

土御門「一方通行、聞こえるか?」

一方『聞こえる。しくじったのかァ?』

土御門「向こうを嘗めて掛かった俺のミスだな。脱出するための突破口を開いてくれ」

一方『ジャマーも感じるから、遠距離からやらせて貰うぜェ?』

土御門「構わない。俺たちの座標はここだ」ピッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:32:40.24 ID:LFoeV6AO<>――――

一方「了解だ」ピッ

一方「しっかし、随分広範囲のAIMジャマーだな……さて、まずは範囲外へ、っと」

バキュン!

一方「おっと、反射反射……」カキン!

一方「一人たァ……自殺志願者ですかァ?」

兵1「いや、そっちの陽動がかなり効いててね。よく分からないレーザーが何だのかんだの……本当は人数揃えて囲みたいさ」

兵1「君にもジャマーが効いてるみたいで何より」

一方「はァァ?今の見えなかったンですかァ?反射したンですけれどォ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:33:18.65 ID:LFoeV6AO<>兵1「万全なら真っ直ぐ返ってきて僕は死んでるよ」

一方「……なるほど。こいつか」

一方「なかなか良い読みだなァ。度胸もある。だが」ドンッ

兵1「ガハッ……」

一方「残念でしたァ、範囲はここまでらしいなァ?さァて、仕事だ仕事」キィン……

ドガァァァァァァ!!

結標「アイツ……」

土御門「いや、逃げやすくて何よりぜよ。直通だしにゃー……」タタッ

土御門「海原」

海原『はいはい、下がります。ていうか結構こっち厳しいんですよ?』

土御門「何とか撒いてこい」

海原『了解しましたよ……』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/02(日) 23:35:24.65 ID:LFoeV6AO<>短くて悪いけれど、今日はこれだけで。
餅が美味ぇ。<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/02(日) 23:41:05.20 ID:9QEAHeko<>おつおつ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 02:49:26.41 ID:MvLh9ag0<>乙
チーズとピザソース乗せて焼いたお餅おいしいです
なんかより良い世界がうんぬんとか言い出す、いかにも小者な奴らが現れたな
これは上条さんかイケメンミサカ10666の説教あるで<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:08:11.26 ID:I5PiY6AO<>ところがどっこい……残念っ……残念っ……

投下するよー<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:11:51.19 ID:I5PiY6AO<>――――

麦野「連れて来たわよ」

ミサカ「ど、どうも……」ペコッ

老人「やぁ、御坂美琴君だね?」

ミサカ「はい……あの」

老人「分かっているよ、安心したまえ。少し検査を受けてもらうだけさ。我々も、君が本人なのか測りかねているのだよ……済まないね」

ミサカ「い、いえ、別にそんな……」

老人「そう言ってくれると、こちらも気が楽だねぇ……さ、始めようか」

ミサカ「はい……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:12:42.19 ID:I5PiY6AO<>――――

老人「ふぅむ……困ったな」

スーツ「失礼します、博士」ガチャッ

老人「おぉ、君か」

スーツ「実験体はどうしました?」

老人「麦野沈利に連れて帰らせたよ。今のアレじゃあやはり触媒にはならん」

スーツ「如何なさるおつもりで?」

老人「……君の所の兵1君だったかな、こないだの件の」

スーツ「……はい」

老人「不問にしよう。アレは暫く必要が無くなった。幻想殺しは遊ばせよう」

スーツ「……どういう事です?」

老人「実験体の幻想を、是非ともぶち殺してもらおうじゃあないか……愉快だねぇ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:13:23.05 ID:I5PiY6AO<>――――車、移動中

麦野「アンタ、気分はどうかしら?」

ミサカ「……悪くは無いわ。私が御坂美琴だって証明も出来たし、後は皆を元に戻すだけだから」

麦野「……そう」

麦野「…………」

老人『実験体の精神には御坂美琴が住み着いておる……これを何とかして破壊しなければならない。君たちには、ミサカシリーズ、検体番号10666の殺害をお願いするよ。時期は、また追って伝える』

麦野「……ごめんね」

ミサカ「……?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:14:30.25 ID:I5PiY6AO<>――――

土御門「任務完了だ。なかなか敵も厄介な奴らだな」

アレイスター「ご苦労だったな。7日もすれば、また動いてもらう事になる。なに、今度は簡単だ」

土御門「どうせ20面ダイスの輸送だろう?」

アレイスター「その通りだ」

土御門「『自動迎撃兵器』、『演算補助装置』、『学習型人工知能』……悪いが調べさせてもらった」

アレイスター「最後の物は特に必要無かったのだがな、よい研究結果を得られるならプランの短縮に貢献するだろう。データ採集はこちらの方で勝手に行う、心配するな、と伝えてほしい」

土御門「誰に、だ?」

アレイスター「彼女、さ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:15:12.93 ID:I5PiY6AO<>――――

ミサカ「だ、大丈夫かな……?」

フレンダ「完璧な変装な訳よ……しかも結局可愛いって訳よ!」

絹旗「わ、私には超まだ遠く及びませんが、超なかなかなのは認めざるを得ませんね……」クッ

滝壺「大丈夫、そんな影で頑張るきぬはたを私は応援してるよ」

麦野「まぁ、軽いショッピングぐらいなら大丈夫か……皆、分かってるわね?」

絹旗「超大丈夫です。気は抜いてません」

フレンダ「結局、今の所は大丈夫って訳よ。学区も違うし確率は低いけれどね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:18:00.57 ID:I5PiY6AO<>浜面「荷物持ちフラグがビンビンだぜ……トホホ」ガックリ

絹旗「な、超聞き捨てなりませんね!こんな美少女たちを超エスコートできると言うのにその態度!」

浜面「いや、別に望んでないし……」

フレンダ「えぇい、ミコト!結局このバカを何か悩殺する一撃を加えるって訳よ!」

浜面「無理無理……ミコトちゃんはまだ子供だしなー」ヘラヘラ

ミサカ「カッチーン。嘗めないでよね……」

ミサカ「……」ウーン

浜面「……え?」

ミサカ「よし、これかな?」ポムッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:18:28.03 ID:I5PiY6AO<>トテテッ

浜面「はい?」

ミサカ「はまづらおにーちゃん、一緒にお買い物しよっ?」チラッ

浜面「」ズキュゥゥゥゥゥゥン!

ゥゥゥゥゥゥン……

ゥゥゥン……

絹旗「エコーが超聞こえてきます……」

フレンダ「けっきょく こうか は ばつぐんだ! ってわけよ!」

麦野「ちょっと昔のポケモンみたいになってるわよ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:19:07.96 ID:I5PiY6AO<>浜面「――はっ、ヤベぇヤベぇかっ拐われる所だった……あ」

滝壺「はまづら?」

浜面「いや、その――」

滝壺「はまづら」

浜面「あ、だな――」

滝壺「はまづら」

浜面「――」

滝壺「はまづら」

浜面「」

滝壺「はまづ――」

浜面「すんまっせんマジ勘弁して下さい……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:19:40.54 ID:I5PiY6AO<>滝壺「……」ムスッ

浜面「……ごめんなー」ナデリッ

麦野「真剣にどうしてやろうか」

フレンダ「結局隕石ぶち当たれ浜面って訳よ」

絹旗「超滅べ浜面」

ミサカ「一撃はないわー……一撃はないわー……」

浜面「遂にミコトまでそっち側に!?」

麦野「ほら、買い物行くよ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:20:32.00 ID:I5PiY6AO<>――――

兵1「はぁ……ケガの療養も兼ねて休暇かぁ……やる事ないよ」

兵1「幸い兵2が期間限定パスタバイキングやってる店教えてくれたから良いような物の……」

兵2『た、隊長どの!こ、これをどうぞ!』

兵1『なんだい……?これは、パスタバイキングだって!?僕の好物を良く覚えていたね……』

兵2『はっ、記憶の片隅にございましてな……それで――』

兵1『とりあえず休暇に寄ってみるわー。ありがとうな』スタスタ

兵2『あ……』

兵1「今思えば何か言おうとしてたような……ま、良いか」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:23:20.89 ID:I5PiY6AO<>兵1「お、たらこパスタ……」

「「頂きます」」

兵1「え?」

10666「お?」

兵1「――――」ザワ――

兵1「(ミサカシリーズ!!?特徴――検体番号10666か!?マズい、感づかれたか――!?)」

10666「お、悪いね。こいつ好きなのかい?」

兵1「(ほっ……大丈夫みたいだ。あの時とは僕の恰好も違うしな)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:23:48.33 ID:I5PiY6AO<>10666「ならどうぞ。一人分しか無いし、私は補充を待つよ」

兵1「……じゃあ、頂いておきます」ヒョイ

10666「お一人かい?」

兵1「えぇまぁ。寂しいですが、急な休暇なものでして」

10666「私もさ。良かったらご一緒してくれないかな?」

兵1「へ、えぇ?」

10666「勘違いすんなよ?口説いてる訳じゃないからさ。割りと良い男だけどな」ニヤッ

兵1「……では僕もご一緒させて頂きますね」ニコッ

兵1「(僕女なんだけどな……チクショウ胸が無い自分に腹が立つよ……男物ばっかり着てるからなぁ……)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:24:22.96 ID:I5PiY6AO<>――――

10666「バイキングにしてはレベル高ぇ……美味い!」パクパク

兵1「えぇ、全くです。添え物まで凝っているのが分かりますね」チュルチュル

10666「お、分かるのかい?やるねぇ、案外パスタ好きかな?」

兵1「パスタ大好物なんですよ。君も?」

10666「そうさね、毎日パスタ三食でも飽きは来ないと思うねぇ」クックッ

兵1「……(……ミサカシリーズには自我と言う物が欠如していると聞いていたが、あの時の事も含めて、その知識は誤りのようだね)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:24:57.09 ID:I5PiY6AO<>10666「はぁ……良く食べたわ……」カチャッ

10666「…………」チラッ

兵1「……(空を見ているのか……?)」

兵1「……何か、お悩みですか?」

10666「お……そう見えるかい?」

兵1「はい」

10666「……そうだな、悩みって言うか何と言うか」

10666「自分の弱さに折れそうなのさ。自分で自分を上手く使いこなせない」

10666「そのせいで、同居人がいなくなっちまった。そんだけさ」ニッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:25:25.14 ID:I5PiY6AO<>兵1「……(同居人……?そんな話は聞いてない……敵対勢力の情報を逃しているはずでもないだろうに……)」

兵1「大丈夫です、きっと会えますよ。世界はもうじき美しくなるはずですから」

10666「……へぇ」

兵1「誰も妬む事無く恨む事無く……笑える世界になると、僕は信じています」

10666「そりゃいいや。そうなりゃアイツも帰ってくるだろ」ケラケラ

兵1「えぇ、きっと」ニコッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:28:06.19 ID:I5PiY6AO<>10666「さて、ごちそうさんだ。アンタ、名前は?」ガタッ

兵1「……君の好きに呼んでくれて構いませんよ?」

10666「……私の名前は御坂美夏ってんだ。縁があってまた会えば、その時聞くわ。じゃあな、パスタのダチ公」ニヤッ

タッタッタッ……

兵1「……(調べるか)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:28:36.57 ID:I5PiY6AO<>――――

兵1「なっ……これは」

<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:29:13.62 ID:I5PiY6AO<>――――

兵1「失礼します」コンコン

スーツ「どうした、兵1。休暇中だろう?」

兵1「このプランに付いての詳細をお願いできますか?」

スーツ「……知ったのか。これは、我々の悲願を叶える一歩なのだよ……」

兵1「しかし……っ」

スーツ「気に病む事は無い。この検体は自我の無い人形なのだ」

兵1「……ですが」

スーツ「世界の為だ」

兵1「……えぇ。失礼します」ガチャッ

スーツ「……若い上に一人よがり。これだから女は」フゥ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:29:45.84 ID:I5PiY6AO<>――――

兵1「…………」

『検体番号13510号の触媒検査』『検体番号13510号のAIM拡散力場と御坂美琴との同位性』『13510号の精神崩壊プラン』

兵1「…………」

『10666号の殺害による13510号の精神負担について』『幻想殺しによる――――』

兵1「…………」グシャッ

兵2「……どうされました、隊長。今日は非番では?」

兵1「……なぁ、兵2」

兵2「なんでしょうか、隊長」

兵1「……世界の為に、犠牲が出るなら、お前どうする?」

兵2「……それが必要な犠牲であれば、我々がどう思おうとも必ず消費されてしまう物だと思います」

兵1「……そうだ。そうだな。我々だってそうさ」

兵2「はい。もう一踏ん張りですよ。頑張りましょう!」

兵1「あぁ……」

――じゃあな、パスタのダチ公

兵1「……人形、か」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/03(月) 03:33:30.23 ID:I5PiY6AO<>投下ストップ……修行フェイズもうすぐ終わるよー

上条サイド
一方通行サイド
御坂美琴サイド
10666号サイド
13510号サイド
ミサカシリーズサイド
アイテムサイド
グループサイド
敵対勢力サイド、兵1、スーツ
敵対勢力サイド、スーツ、老人

多くなったなぁ……そりゃ時間掛かりますよ。<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 03:35:11.21 ID:.QC5MEIo<>途中でなるほど、僕っ娘か…と書こうとした俺の情熱はどうすれば…
今度こそ乙?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/03(月) 03:43:03.71 ID:I5PiY6AO<>情熱をぶつけようとすると兵2がウエスタンラリアットかましてくるので俺にはどうにも出来ない。

今日は流石に寝るー<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/03(月) 04:58:49.74 ID:18pdioAO<>乙。…………さぁ目覚めろ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 08:38:22.71 ID:MvLh9ag0<>10666号はただのモブキャラに見分けられるほど個性が出ているのか
10032号とかももっと頑張らんとだめだな<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/03(月) 10:51:46.69 ID:zQflbREo<>10666号はたぶんレイプ目じゃないな<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 10:51:02.97 ID:XVMUokAO<>厨二具合がこれから三倍増しぐらいになるが大丈夫か?<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 10:53:21.83 ID:VaMwZgso<>何を今更言ってるん?
厨二、ええやないの<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:23:11.80 ID:XVMUokAO<>――――

10666「でりゃあ!」バリバリ

15555「まだまだ……ほら!」ブンッ

10666「おわっと……危ねぇ危ねぇ」ヒョイッ

15555「大分反射神経は良くなってきたな……だが」ゴンッ

10666「ぎゃふん」ゴロゴロドカン!

上条「ぎゃふんってリアルに出るんだな……」

御坂「痛そう……大丈夫かしら?」オロオロ

禁書「大丈夫なんだよ。このぐらい日常茶飯事かも」

芳川「えぇ、まだ軽い方ね」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:23:37.96 ID:XVMUokAO<>10666「いってー……」ヨロヨロ

――大丈夫ですか、10666号?

10666「っ!?」ガバッ

14440「わ、急に元気になりましたね、とミサカは10666号の回復力に驚きます」

10666「……あ、あー。そりゃそうだそりゃそうだ……そりゃあそうだ……」

10666「お前も来てたんだな、14440号」ニッ

14440「えぇ、まぁ。暇でしたので。ドリンクを幾つか持ってきましたので休憩でもどうでしょうか?」ニコッ

10666「サンキュ」

15555「済まない」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:24:58.01 ID:XVMUokAO<>――――

御坂「調子はどうなの?」

10666「良くないなぁ……演算速度はなかなか速くならないし、小手先の電撃は弱っちいし、体術も15555号には大きく水を開けられてるし……」

15555「私を越えれない事にはな……ミサカの限界って事だしな」

10666「おいおい、そりゃ困る。私の限界は私が決めるんだからな」フンッ

15555「その意気だ……ん?」

研究者「芳川さん、お客ですよー」

芳川「通して下さい……誰かしら?」

土御門「どうもにゃー」デデン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:25:33.61 ID:XVMUokAO<>上条「土御門?お前どうしてここに」

禁書「何か分かったのかな、もとはる?」

土御門「いや、まだ奴らの詳しい情報ははっきりとは掴めてないにゃー……今回はプレゼントがあるぜよ。10666号に」

10666「私に?誰から?」

土御門「まぁ……分かりやすく言えば、学園都市の偉いさんかにゃー……」

上条「……土御門」

10666「なぁなぁ、土御門さん?プレゼントって言われてさ、差出人が分からないのに受け取るってのはあんまりやりたくないなぁ。感謝したいしね、だから」

10666「はっきり頼むよ。どうせただの物じゃないんだろう?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:26:10.36 ID:XVMUokAO<>土御門「……お嬢ちゃんと話すのは怖いにゃー、全く。まぁ俺には関係無いし、良く聞けよ。なんと統括理事会のアレイスター・クロウリーからだ」

上条「!?」

10666「へぇ、そりゃ確かに偉いさんだ。サンキューアレイスターさん。荷物、開けていいかい?」

土御門「あぁ。軽い扱い方なら俺も聞いてるから、後はそっちのお姉さんに調整して貰うにゃー」

芳川「わ、私に?」

土御門「大丈夫。これが書類だにゃー」バサッ

芳川「……名のある研究機関の書類ばかりじゃない……少しばかり血が疼くわ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:30:01.82 ID:XVMUokAO<>土御門「気にいって貰えたようで何よりだにゃー。さて10666号、そのチョーカーを付けて貰えるかな?」

10666「お、こうかな?」カチッ

禁書「あくせられーたみたいなんだよ」

土御門「肩にこれを付けて……」

10666「ショルダーカバー……みたいな感じだなぁ。で、何このワイヤー……ワイヤー?太めだな」

土御門「先端にアームがついてるにゃー」ガチャッ

10666「え、何このおっかないの。アームってより鉤爪じゃねぇか」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:30:46.90 ID:XVMUokAO<>土御門「ネットワーク経由で操作可能なワイヤーアームらしいにゃー。炬燵に入りながらミカンを台所から取ってこれる優れ物ぜよ」

10666「え、マジで……ワイヤー巻いて戻ってこい……戻ってきたぁ!?」ビクッ

土御門「おぉ、凄いにゃー。後は、チョーカーにスイッチがあるから付けてくれにゃー」

10666「これか……」カチッ

ブウン

10666「お……おぉ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:31:09.92 ID:XVMUokAO<>鉤爪「発声モードデノ起動確認シマシタ、マスター、登録ヲオ願イシマス」

10666「うわぁっ!!?」ビクーン!

禁書「おぉっ!!?」ビクッ

上条「」ポカーン

御坂「わぁ……」キラキラ

芳川「ふむ……」ジー

15555「おぉ」ジッ

14440「わぁっ!?」ビックン!

土御門「どうだ、驚いたかにゃー?自己学習型AIを搭載してるらしいぜよ。こいつがお嬢ちゃんの演算補助、並びにアームの自動制御も、任せればやってくれるらしいにゃー」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:31:58.73 ID:XVMUokAO<>鉤爪「初期設定ヲオ願イシマス」

土御門「まずは音声に従って設定するにゃー」

10666「お、おぅよ?」ワタワタ

鉤爪「マスタートノ知識共有ヲ開始シマス。宜シイデスカ?」

10666「オッケー」

鉤爪「インストール……完了シマシタ。私ノパーソナルネームノ入力ヲオ願イシマス」

10666「……土御門さん」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:32:24.84 ID:XVMUokAO<>土御門「何だにゃー?」

10666「こいつ、凄いな……私のややこしい演算全部やってくれてるんだけど」

土御門「その為の物だにゃー」

10666「感謝してもし足りないね、こんな『力』をくれるなんてさ……そうだ、それにしようか」

10666「パーソナルネーム、『フォース』。登録を頼む」

フォース「脳波トノ一致確認。私ノ名ハ『フォース』。宜シクオ願イシマス、マスター」

10666「おう、宜しくな……土御門さん、試して良いかな?」

土御門「どうぞだにゃー」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:34:53.31 ID:XVMUokAO<>御坂「一体何を……あっ」

10666「…………」ピンッ

――――

ピチョ――――ン

何だ。

地平線、広がっちまった。

――――

10666「っ!!」カッ

10666「『超電磁砲』!」ガチュン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:36:07.16 ID:XVMUokAO<>バキャン!!

15555「おぉ」

御坂「わぁっ、凄い!」

土御門「上々だにゃー」

10666「――あぁ、サンキュな。土御門さん」

土御門「礼は要らないぜい。」

上条「……土御門」

土御門「心配するな、カミやん。彼女はあれぜよ、気に入られたんじゃないか?」

上条「誰にだ?」

土御門「さて?アレイスターなんじゃないか?」

上条「まさか……」

土御門「俺にも何を考えてるのかさっぱりだにゃー……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:37:12.22 ID:XVMUokAO<>――――10666号の部屋

10666「しっかし凄い物を貰っちまったなぁ……学園都市の技術力の結晶だろうに」

10666「…………お前ってミサカネットワークに繋げるのか?」

フォース「ハイ。ネットワークヲ通ジテ情報ヲ交換スル事ガ可能デス」

10666「色々応用出来そうだな……」

フォース「一ツ宜シイデスカ」

10666「あ?」

フォース「貴方ノ情報ノ中デ、13510号ノデータダケ、言語化出来マセン。コノ方ハ一体何ナノデスカ」

10666「そりゃ……何だろうな。大事な奴……言葉で表せないような、かけがえのない奴ってのも居るんだよ」

フォース「学習シマシタ……カケガエノナイ人、デスネ」

10666「あぁ、本当にな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 11:44:58.59 ID:XVMUokAO<>ダメだ眠い。<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 13:17:10.00 ID:UCBGWoAO<>リリカルなのはの喋るちんちくりんみたいな感じか
<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/04(火) 16:15:03.19 ID:VztneBI0<>乙
ついに「〜とミサカは・・・」としゃべる個体が出てこなくなってしまったぜ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/04(火) 18:11:38.54 ID:XIj0KDUo<>>>1

>>771
なんか寂しいな<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/04(火) 22:16:04.37 ID:XVMUokAO<>>>771
あぁぁ……やられた……先に言われたチクショウ……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/04(火) 23:55:15.53 ID:XVMUokAO<>投下してくけど居るかな……
大分脱落者出たはずなんだけど。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 00:20:37.37 ID:CqIz/6AO<>――――

ミサカ「…………」ボーッ

麦野「……どうしたの、そんなぼんやりして」

ミサカ「え、いや……滝壺さん達も居ないし、手持ちぶさたかな、と」

ミサカ「……後、アイツらが皆大丈夫ならって、考えてた」

麦野「……そう」

ミサカ「……ホント言うとね、凄く怖いの」

麦野「…………」

ミサカ「私の居場所に全然知らない誰かが居て、私は追い出されて、偽物扱いだし……」プルプル

ミサカ「もしっ……もし戻ら、なかったら、どうしよう、かっていつも、いつも考えちゃう――」

麦野「…………」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 00:21:15.35 ID:CqIz/6AO<>――――

麦野『はぁァァァァァ!!?何を言ってるのか本気で分かってんのかこのインポ野郎がァ!!』

老人『失礼な。私は今でも君ぐらいならヒィヒィ言わせられるとも』

麦野『そっちじゃねぇよ!!』

老人『では本件かね? 簡単だろう。彼女を、13510号の心とやらを』

『絡め取ってくれ』

麦野『……どういう意味だよ』

老人『君の考えてる通りだよ。彼女に居場所と存在証明を与えてやってくれ』

麦野『……何故私だ?』

老人『第一印象が良いだろう? 容姿も悪くない。その程度さ。あと――』

『断れないだろう?』

麦野『――くそったれ!!分かった、やってやんよ!!』ガンッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 00:22:38.52 ID:CqIz/6AO<>――――

ミサカ「…………」カタカタ

麦野「……(しかし、守ってやりたくなるのもまた事実、でもあるわね……いや、ダメよ。私は――)」

麦野「(私は何だってやるって決めたのよ)」

麦野「大丈夫よ……」ギュッ

ミサカ「っ」ビクッ

麦野「貴方は御坂美琴。私はちゃんと分かってるわ……だから、きっと何とかなるわよ」

ミサカ「……本当?」

麦野「あら、信用無いのね。これでも私第四位よ? そんな事言ったらアンタ三位だけどさ」クスッ

ミサカ「……ありがと」ニコッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 00:25:18.50 ID:CqIz/6AO<>今日はここら辺でとめとく。
火山が俺を待ってるからな……<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/05(水) 00:28:44.08 ID:OsY9d360<>>>778
いいぜここでお前がここですん止めするって言うなら
まずはてめえの尻穴に俺の股間がヴォルケイノ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:14:41.04 ID:CqIz/6AO<>おっと、なら続き吐くわ<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:15:27.24 ID:CqIz/6AO<>――――

フレンダ「ふわぁ……結局、超眠いって訳よ」ノビー

絹旗「超碧玉出ない……教えて下さい浜面、私はどれだけジンオウガを狩りましたか?」ゼロハナニモコタエテクレナイ

浜面「教えてやろうか、昨日までの時点で57匹だ」コトハスベテエレガントニ

滝壺「ネタが濃いよ、二人とも」

ミサカ「確かにぶっ通し8時間はキツい物があるわね……お風呂入って寝ない?」ノビー

フレンダ「賛成って訳よ……」

麦野「良くやるわね……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:16:07.47 ID:CqIz/6AO<>――――

フレンダ「おやすみって訳よ、麦野……」トテトテ

滝壺「おやすみ、みんな。ほら、はまづら行くよ?」

浜面「あいよ、おやすみー……」

絹旗「浜面超襲いそうですね、超キモいです」

浜面「一緒に寝てるだけでも満足なんだよ、その内分かる」

絹旗「チクショウ超滅べ……私も寝ます」

ミサカ「……私も部屋行くわね」

麦野「ん、おやすみ」

麦野「みんな寝たし、私も寝るかな……」フワァ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:17:14.84 ID:CqIz/6AO<>――――

麦野「……」モゾッ

麦野「……(布団がこんなに暖かいってのを知ったのも最近よね……色々考えちゃうけど)」

絹旗『――超楽勝でしたね!』

滝壺『――大丈夫、そんなむぎのを私は応援してる』

浜面『――ちょっと待ってくれよ!?』



フレンダ『――結局、私と麦野が合わされば無敵って訳よ!』

麦野「…………」ゴロン

麦野「(私は、やらなくちゃ)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:18:15.27 ID:CqIz/6AO<>コンコン

麦野「ん、誰?」ムクッ

ミサカ「……起きてた?」ガチャッ

麦野「ミコトか、どうしたの?」

ミサカ「…………一緒に、寝てくれないかな、って」

麦野「――――。分かった、良いわよ。おいで?」パサッ

ミサカ「ありがと……」モグリッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:18:52.48 ID:CqIz/6AO<>麦野「……どうしたの、急に?」

ミサカ「眠れないの、ずっと。怖くて……」

麦野「…………」

ミサカ「自分が消えてしまいそうで。起きたら居なくなっててそうで」

麦野「……大丈夫」ギュッ

ミサカ「…………」キュッ

麦野「大丈夫よ……」ナデ……

ミサカ「……ん」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:20:31.37 ID:CqIz/6AO<>――――

ミサカ「…………」スゥスゥ

麦野「……(寝たか……なんて無防備なんだか)」

麦野「(む、ぼう、び?)」

ゾクン!!!

麦野「(な、何よ、これ!?)」

ガバッ!

麦野「…………(息が苦しい、鼓動も速い)」ハァッ、ハァァッ

ミサカ「……どうしたの、麦野さん?」パチッ

ミサカ「……私を押し倒したりして」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:21:11.02 ID:CqIz/6AO<>麦野「い、や、これは……(喉がカラカラだわ、張り付いて上手く声が出せ、ない)」ゼェッ、ゼェッ

ミサカ「…………」クテッ

ミサカ「…………」

麦野「」

ゾクン!

ゾクン!!

ドクンッ!!

麦野「――っ(何、だ、よこれ、は)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:21:59.62 ID:CqIz/6AO<>麦野「――(コイツが、甘い、なんか、果物みたい)」

麦野「(真っ白。みたい、で。積もった雪みたい、な)」

麦野「(汚して、楽しい、アレみた、いだ)」

ミサカ「…………」

麦野「(触れて、触りたい、食べたい、貪りたい、溺れたい)」

麦野「(おか、しい。お、かし、い。何コレ、禁忌み、たい。触っちゃ、いけ、ない、みたいで――)」

麦野「っ!!!?」バッ!

麦野「ご、ごめんね。寝ぼけてたみたいでさ……おやすみ!」ガバッ

ミサカ「……おやすみなさい」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:22:32.87 ID:CqIz/6AO<>麦野「(……禁忌、禁忌、ね。思い当たった自分を誉めたいわ)」

麦野「(人は知恵の実を食べて堕ちた。甘い禁忌の果実)」

麦野「(流石触媒、って事か。本能が求めた、のかしら……魔術って恐ろしいわ……)」

ミサカ「…………」クー

麦野「……(……後、そんなの関係無しに、エロかったわね……チクショウ、子供のくせに……もう寝よう……)」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/05(水) 01:23:32.28 ID:CqIz/6AO<>やっべ武器強化できそう。って訳でまたな!<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/05(水) 01:39:38.85 ID:nT7j8IAO<>おいィ?武器強化ァ?お前等今の聞こえたかァ?<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/05(水) 01:56:50.06 ID:OsY9d360<>許せないにゃー・・・これは許せないぜよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/05(水) 03:22:29.75 ID:9wz2jVEo<>断じて許せないのである。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/05(水) 06:47:44.02 ID:.FjslC2o<>追いついた>>1は奈須きのこ好きな人?
ミサカが超電磁砲撃てる理由の辺りの理屈がなんかすごくfateっぽい気がする
なんか言葉とかルールが先行してる感じがにてる
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/06(木) 00:10:46.28 ID:i.x6QgAO<>すいまっせんでしたァァァァァ
でもオトモミサカとか脳内補完したらヤバくね?ね?

>>794
影響受けてないとか好きじゃないとか言ったら嘘になるけど、信者クラスで好きな訳ではないよ。空の境界は読んだけどね。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 00:33:21.80 ID:Mb/G1Dk0<>>>795
電気で上手にこんがり焼けましたってか・・・てめぇをなぁ!
続き楽しみにしてます<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 09:11:34.75 ID:RHtD2uMo<>>>795
空の境界見たじゃなくて読んだな時点で相当じゃね?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/06(木) 09:55:45.51 ID:i.x6QgAO<>>>797
マジで?むしろアニメの方見てないんだけど。戦闘シーン以外。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:18:36.87 ID:i.x6QgAO<>行くぜ。<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:19:19.22 ID:i.x6QgAO<>――――

10666「威力控え目『超電磁砲(レールガン)』!!」バキュ!

15555「弾く、『白き雷』!」バチン!

15555「(接近する!)」

15555「『疾風迅雷』!」ダダッ!

10666「――速」

フォース「」ビュンッ

15555「――――ちっ」トッ

ズガン!

15555「おいおい、そのフォースとやら……当たるとマズいな」スタッ

10666「確かに……フォース、威力控え目な?」

フォース「了解シマシタ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:19:50.66 ID:i.x6QgAO<>15555「いいな、全力でぶつかってもいいって、いいわ……」

15555「行くぞ?」バチッ

15555「『雷の暴風』!!」ドシュン!!

――『超電磁砲』かよ!?
だけど、まだまだ!

10666「『二連超電磁砲(レールガン・ダブル)』!!」ガガキュッ!

ドォッ!

10666「くっ、見えな――」

15555「『雷天大壮』ォ!!」キュキュッ!

10666「――瞬間いど」

15555「ちょっと速いだけさ、今度は――」

フォース「」ガヒュッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:20:10.69 ID:i.x6QgAO<>15555「受け止める!」バサッ

――砂鉄、まさか

15555「『断罪の剣、未完成』!」ガキンッ!

15555「――重っ」ググッ

10666「あ、隙見っけ――『三連超電磁砲(レールガン・トリプル)』!」ガガガキュッ!

15555「――お」

ドガンッ!!

10666「よっし!」グッ

15555「……いてて、やられたかぁ」ガラガラ

15555「――あ、ヤバい」グラッ、バターン

10666「お、おい!?大丈夫か!?」バタバタ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:21:00.19 ID:i.x6QgAO<>15555「……あー、いや、違う。お前のせいじゃなくて、『雷天大壮』のせいだ」

10666「……あの瞬間移動か?」

15555「凄い速く走っただけだって……電気信号を直接筋肉に送って人間の限界越えてるだけ。理論的には電気の速さで動ける」

10666「おぉう。パネぇ……」

15555「筋繊維が全部切れてズタズタになって動かなくなるまで出来るが、よく持って10秒。いまちょっと使っただけでもうヘロヘロだよチクショウ……」

10666「んな無茶な……しかし、『超電磁砲』みたいなんに砂鉄剣とか、もうお前お姉様じゃね?」ガシッ

15555「悪い、肩借りる。『雷の暴風』の事なら、肉体強化の電気飛ばしてるだけだから、見た目だけさ。威力は『雷撃の槍』と変わらん」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:21:39.12 ID:i.x6QgAO<>15555「『断罪の剣』は、何か振動してくれない。肉体強化の応用で手の先に固めてるだけだから、お姉様みたいに遠隔操作とかまだ出来ん」

10666「だから未完成か」ヨイショ

15555「あぁ。ぶっちゃけ13510号に切られて思いついた。転んでもただでは起きん」スマナイ

10666「その強さへの姿勢は見習いたいね……で」

芳川「」

御坂「」

上条「」

禁書「」

一方通行「」

打ち止め「」

10666「……どうよ?ってミサカはみんなに聞いてみるよ?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:23:50.06 ID:i.x6QgAO<>上条「……フォースがヤバいな」

禁書「何あのインコム強すぎるんだよ。ドレッドノートガンダムのつもりなのかな」

一方通行「ソレ知らない人マジで知りませんからァ!?」

10666「しかもコイツ結構応用きくんだぜ?」

フォース「インコムトハ射撃武装デスカラ、厳密ニハ違イマス。ドタカト言エバ、アンカート言ッタ方ガ正シイデショウカ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:24:49.29 ID:i.x6QgAO<>誤字

上条「……フォースがヤバいな」

禁書「何あのインコム強すぎるんだよ。ドレッドノートガンダムのつもりなのかな」

一方通行「ソレ知らない人マジで知りませんからァ!?」

10666「しかもコイツ結構応用きくんだぜ?」

フォース「インコムトハ射撃武装デスカラ、厳密ニハ違イマス。ドチラカト言エバ、アンカート言ッタ方ガ正シイデショウカ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:25:40.15 ID:i.x6QgAO<>御坂「近接も遠距離も克服出来た訳ね……超電磁砲連発とか……」メラメラ

打ち止め「お姉様が燃えてる……ってミサカはミサカは驚いてみたり」

10666「お、じゃあお姉様」

――リベンジさせてくれよ

御坂「……良いわよ」

10666「どうも……」

御坂「正直、こんなの見てるとね……」ニッ

10666「疼くんですね、分かります」ニヤッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:26:26.41 ID:i.x6QgAO<>――――

御坂「(まずは牽制!)」バリバリッ

10666「おっと」パチンッ

御坂「(このくらいなら弾けるのね……なら――)」

10666「攻めるよ、『超電磁砲』!!」バキュン!

御坂「早い早いって!?」ヒョイッ、ズガン!

10666「『二連超電磁砲』!!『三連超電磁砲』!!」ガガキュッ!ガガガキュッ!!

御坂「こ、固定砲台ってレベルじゃないわよ!?くっ――」ダダダッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:27:15.00 ID:i.x6QgAO<>10666「速い、避けるなぁ……なら、威力下がるけどこれで」バッ

フォース「了解シマシタ」ブンッ

御坂「(フォースがあの子の上空に?何をするつもり――)」

フォース「電磁フィールド、展開完了。演算補助ターボモード」

10666「よっし」

御坂「(何にせよ、今は懐ががら空き……)行くわよ!」ダダッ!

10666「ちょっと驚こうぜ、お姉様?」ババッ

御坂「(コインを空中にばら蒔いた――?)」

――私の空を見上げたら

流れ星が落ちてきたんだ。




――――降り注げ。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:28:01.90 ID:i.x6QgAO<>10666「『星屑超電磁砲(レールガン・スターダスト)』!!」ズガガガガガガガガガキュン!

御坂「――うそぉ!?」

一方「嘘ォ!!?」ビクーン!

禁書「コインが全部ミコトに向かっていってるんだよ……もうフィンファンネルなんだよ」

打ち止め「どっちかって言うと範囲攻撃みたい、ってミサカはミサカは数があってもちゃんと狙えてないことに気づいてみたり!」

御坂「……危な、鉄屑で壁作らなかったら危なかったわ……でも」

10666「くっそ、あんなんすら撃ち抜けないか……ほら、出てきたらどうですかい、お姉様!」ガガガガガガガッ!

15555「あれ私出来ないんだよなー……防壁良いなー」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:32:07.68 ID:i.x6QgAO<>御坂「超電磁砲の雨の中傘も差さずに出る訳ないでしょ!」

10666「ですよねー……」

御坂「なんてね!」ダッ

10666「な、突っ込んできた!」ドガガガガガガッ

御坂「威力は落ちてるからはじけなくは無いわよ、ほらぁ!パリィパリィパリィパリィ!!」バチンバチンバチンバチン!

10666「やば――――」

御坂「――とった!」

10666「でも信じてたよお姉様」

御坂「え」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 17:32:48.84 ID:i.x6QgAO<>あ、やっべ仕事行かないと。中断。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 17:37:55.54 ID:wlFSOMUo<>なん……だと……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 17:54:13.66 ID:95TPNYDO<>超電磁抱って名前だけでもはや美琴のやつとは別物だな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 18:33:04.15 ID:KT0.ETMo<>決めてのでっかい奴だけ「超電磁砲」にして、それ以外は別名のほうが必殺技ぽいッスよね。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 20:17:29.27 ID:qsMhPoAO<>コイルガン
磁琴閃<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 20:50:08.35 ID:Mb/G1Dk0<>一方通行さんが厨二かっこいい名前つけてくれるさ
ていうか一方通行妹達の危機なのにもうすこし動けww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 20:55:28.23 ID:VFdifsAO<>フォースとの絆が、新たな光を生み出す…。切り開け!演算ターボモード!スターダストドラゴン!











いやごめんなんか受信した<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:48:56.26 ID:i.x6QgAO<>とりあえず再開して風呂と飯だ寒い……<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:49:40.34 ID:i.x6QgAO<>10666「おい!」

フォース「」ドガッ、ガシィッ

御坂「(すぐ解除できるのね……掴まれた!?)」

御坂「この、このっ……はなしなさいよっ!」ガンガン!

10666「つーかまえた。あー、お姉様。これは厳密に言うと違うんだが」

御坂「――――っ」

10666「一応私だし、ね。超電磁砲って名前を付けてるよ。フォース!」

フォース「通電モード、起動。放電準備完了」

10666「さぁて、どうかな?」バチン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:50:44.04 ID:i.x6QgAO<>御坂「――――(ヤバい、でかいのが来る!!)」バリッ

――流れ星は

燃え尽きて。


――――爆ぜる

10666「『炸裂超電磁砲(レールガン・バースト)』ォォォ!!」バリバリバリバリバリ!!!

御坂「キャアァ!!」バチバチバチバチ

10666「どうかな!!どうかなァァァァァ!!」バリバリバリバリ!!

上条「お、おいアレヤバくないか!?」

打ち止め「捕まえて、フォースに電撃送ってるみたいってミサカはミサカは分析してみる」

一方「いや、超電磁砲の方も片っ端からゼロ距離相殺してるなァ。流石は第三位って事か」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:51:17.61 ID:i.x6QgAO<>15555「パネぇな……私なら集中切れるわー」

御坂「(ヤバいヤバいヤバい!!出れないし演算間違えたら威力が――アレ?)」

10666「うォォォォォォ!!」バリバリバリ!

10666「ォォォォォォ……」パリパリパリ

10666「ォォォ……」パリッ、シーン……

10666「」ドテーン

フォース「」ガチャンッ

御坂「え、え?」ポカーン<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:52:15.90 ID:i.x6QgAO<>15555「……一番の弱点は、燃費の悪さかもな」ケラケラ

10666「電池切れだチクショウ……」グテーン

御坂「く、くくっ……あらあら……」クスッ、クスクスッ

ススッ、トサッ

10666「あの、お姉様?私に馬乗りになって何をしようってんだい?」ダラダラ

御坂「……」ニヤァ

コチョコチョ……

10666「にゃあァァァ!!?ひひぃィィィィ!!?止めてェェェ!!」バタバタバタ!

御坂「君が、泣くまで、擽るのを、止めない!」ニヤニヤ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:54:22.44 ID:i.x6QgAO<>10666「ヒィ、ヒィィィィ!!?ごめん、ごめェェェェん!!こうさ、降参するからァァァァァ!!?」ビクンビクン!

御坂「……勝った」キリッ

上条「フィニッシュ、擽り一本……」

禁書「ヒートビューティーがえらい事になってエロい事になってるんだよ」

一方「突っ込まねェ……突っ込みてェが突っ込まねェぞ……」

打ち止め「10666号に突っ込みたいの?ってミサカはミサカは何の他意も無く聞いてみる」

一方「打ち止めさァァァァァン!?それ悪意込もってますよねェ!?ネットワークに毒されてますよォォォ!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:54:51.15 ID:i.x6QgAO<>10666「死ぬかと思った」

上条「見てるこっちがハラハラしたぞ……」

禁書「しかし、律義にやってるんだね」

10666「おぅ。『言霊』だろ?やっぱ確かに何か感覚違うんだよなぁ」

フォース「科学的ニハ有リ得ナイ話デス」

10666「そりゃあアレだ。気合いとか根性ってやつさ」

フォース「……学習シマシタ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:55:18.11 ID:i.x6QgAO<>御坂「だから名前が付いてるのね……」

10666「まぁやってる事はあんまり変わらないんだけどね。デスクトップにショートカット作ってる気分に似てるなぁ……」

御坂「そういえば、コイン何処から出したの?」

10666「腰にコインケースがあります、ほら」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:57:01.41 ID:i.x6QgAO<>御坂「……結構入るのね」

10666「数撃ってなんぼですからねぇ……」

15555「お姉様、ちょっといいですか?」

御坂「――何?」

15555「私の砂鉄剣ですが――」

10666「さて、私は休憩休憩っと……」

――――13510号

もうそろそろ、私はお前を迎えに行けるのか?

こんな、貰い物の力で済まないが、許して欲しい。

13510号――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/06(木) 23:57:12.13 ID:i.x6QgAO<>御坂「……結構入るのね」

10666「数撃ってなんぼですからねぇ……」

15555「お姉様、ちょっといいですか?」

御坂「――何?」

15555「私の砂鉄剣ですが――」

10666「さて、私は休憩休憩っと……」

――――13510号

もうそろそろ、私はお前を迎えに行けるのか?

こんな、貰い物の力で済まないが、許して欲しい。

13510号――――<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/06(木) 23:58:39.74 ID:i.x6QgAO<>多重投稿になっちまった……混雑で書けませんとか始めてみたわ。

中断<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:35:03.60 ID:AtJa9sAO<>――――

10032「よっす、10666号居ますかー?」

10039「面白そうだから付いてきたけど、大丈夫なのですか……?」

19090「凄く嫌な予感がします……」

上条「お、御坂妹と……って事は病院の妹達か?」

10032「な、何故上条当麻がここに!?とミサカは内心の驚きを隠しながら答えます」ワタワタ

一方「隠せてねェぞ……」

19090「キャー、ちょっと鏡鏡……、とミサカは髪形を整えて対上条当麻形態になります」シャキーン!

禁書「私ぐらいしか分からない僅かな変化なんだよ……」

10039「とか言ってる間に私は完璧です、とミサカは自分の豊満な胸を張ります」ズイッ

御坂「止めてゴメン折れる」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:36:08.75 ID:AtJa9sAO<>10666「もてる男は辛いねぇ、上条さん?」ニヤニヤ

上条「お、おぉ?」

上条「…………」チラッ

10032「?」

10039「?」

19090「?」

上条「…………」チラッ

10666「お?」

15555「む?」

14440「え?」

上条「あ、いや。特に何でもないんだが……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:36:36.15 ID:AtJa9sAO<>10032「てっきり私はこの妹達の中でも屈指の美しさをもつこの私に見とれてしまったのかも、とミサカは勘繰った事を口にだします」

10039「いや待てそれは聞き捨てならないとミサカは10032号に掴みかかります」ガシッ

10666「え、13510号だろ?」

19090「10666号には聞いてないよ……とミサカはあからさまなため息をつきます」ハァ

御坂「……あぁ、なるほどね」

上条「な」

14440「?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:37:16.61 ID:AtJa9sAO<>――――

ミサカ達「――――」キャイキャイ

上条「何か、アイツらも変わったなぁ……」

御坂「そうね……」

打ち止め「10666号のおかげなのってミサカはミサカは喜んでみたり」

一方「アイツの?」

打ち止め「ほら見て、あの子と密接に関わった子はみんな自分と向き合えるの。15555号なんか最たる例だよってミサカはミサカは変化に感動すら覚えてみる」

15555「そういやそうかもしれない」ヌッ

御坂「いつの間に……」

15555「私も自分では自己をしっかり持っていたつもりではあったんだが……ただ強くなれば他のミサカと識別されるんじゃないか、と言った考えをしていた」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:38:21.17 ID:AtJa9sAO<>15555「その考えが既に間違いだったと、10666号を見ていて気付いた。私達は既に別個体であるのに、何故識別の必要があるのか、と」

上条「……」

御坂「……」

15555「そう思った時、急に視界が広がってな。あぁ、アイツはこんな世界を見ていたのか、と思った。今は、ただ強く在りたい、その一心さ。他の何も関係無く」

一方「何でそンなに求める? あンま気持ちの良いもンでもねェぞ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:40:56.55 ID:AtJa9sAO<>15555「……例えば、の話だが。私が実験時点で一方通行を倒せていたら犠牲はゼロだ」

一方「……おォ」

15555「責めてる訳じゃない。他にも、私らがみんなお姉様クラスの能力者だったら犠牲は少なく済んだはずだ」

15555「私は、あの時アイツらを見殺しにしたんだな、と思った」

御坂「そ、そんな!?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:41:40.40 ID:AtJa9sAO<>15555「良くも悪くも私達は普通じゃない。10031回も死んだ、10031回殺人を見た、頭のイカれた人の形だ」

10666「だから、自己防衛の為に何をするか?」ヒョイッ

打ち止め「……思考停止ってミサカはミサカは回答を掲示してみる」

10666「だろうね。考えないのが一番だよ。『彼女たちの分まで生きよう。もう一人だって死ねない』って考えて、ストップ。まあ悪くない結論だろうなぁ」

10666「私はそこで止まれない。8222号は私に任していった」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:42:48.49 ID:AtJa9sAO<>10666「いつだって前に進むには、『これで良いのか』って思った時に、水面に石を叩き込まないといけない」

15555「コイツといると、それを気付かされる」

10666「マジか。気付かない方が、幸せかもしれないのにな。済まないね」

15555「いや、存外悪くない。気にするな」

15555「彼女らは――」チラッ

10032「――――」キャッキャッ

10039「――――」キャイキャイ

19090「――――」ワイワイ

10666「強いてこっちに来る必要はないさね」

上条「……強いな」

10666「アンタが言うのかよ、それをさ」ニヤッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:45:01.63 ID:AtJa9sAO<>――――

10032「よっし、やりましょうか10666号!とミサカは戦闘体制を取ります」ドンッ!

10666「……はいぃ?」ポカーン

10032「聞いた話では、10666号は戦闘経験が欲しいとの事。この、一方通行との戦闘経験があるミサカなら十分な相手かと、とミサカは10666号程度の電撃なら簡単に捌ける事を暗に伏せます」

10666「……おぅおぅ、言ってくれるねぇ」クックッ

あ、いや、こいつフォース知らないんだよな。って事は……

10666「いや、止めとけって。絶対無理だと思うからさ」

10032「あ、ちょっと頭に来ましたよ。とミサカは貴方の電撃のショボさを知ってる上で怒ってみます」プンプンッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:45:41.01 ID:AtJa9sAO<>10032「じゃあ良いでしょう、私が負けたら何でも言う事を聞いてあげます、とミサカはお姉様の真似をします」

上条「…………」

一方「…………」

打ち止め「…………」

禁書「…………」

御坂「止めて!?そんな目で私を見ないで!?」

10666「ふぅーむ……罰ゲームねぇ。私が負けたら?」

10032「勿論、私の言う事を聞いて貰います。とミサカは計画成功寸前のカウントダウンを行いたい気分を抑えます」ドキドキ

10039「あっ!?」

19090「あー……」

10666「……なぁるほど。私に何か面白可笑しい事をさせようとか?」ニヤァ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:47:57.76 ID:AtJa9sAO<>10032「い、いえ、特に他意は無いのですとミサカはこの口調を恨めしく思います」アセアセ

15555「おーい、ネットワークに『普段恰好付けてる奴が恥ずかしがったら割りと面白いんじゃね?』ってスレが上がってるぞー?」

10666「何々……『スクール水着でM字開脚なら流石のあいつも……』『全裸でもやってのけそうで困る』エトセトラエトセトラ……」

10666「へぇー……ほぉー……なるほどー……」

10032「」

10039「」

19090「」

10666「いいよ、受けて立とう」

10032「ほ、本当ですね?とミサカは内心10666号の愚かさに呆れます……」

10666「勝てたら、な」ニヤッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:49:05.09 ID:AtJa9sAO<>――――

14440「じゃ、よーい、ドン!」

御坂「あー、私知ーらない」

10032「まずはこれで!とミサカは軽めの電撃を牽制として放ちます」バリバリ

10666「思考回路そっくりだなぁ……ほい、相殺っと」パチン

10032「やりますね、とミサカは強めの電撃を追撃で放ちます」バリバリ

10666「おっと」パチンッ

10032「よし、姿勢を崩した所に『雷撃の――』」

10666「『超電磁砲』!!」ガチュンッ!

ドオンッ!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:49:48.49 ID:AtJa9sAO<>10032「……え?」ポカーン

10039「」ポカーン

19090「」ポカーン

10666「ほい、チェックメイト」ジャキッ

10032「――――」ペタンッ

10039「なん……だと……?」

19090「大した奴ェ……」

15555「ジャンプ自重しろよ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 00:50:16.16 ID:AtJa9sAO<>――――

10032「事前情報の収拾を怠った結果がこれだよ!とミサカはちゃんと調べて無かったミサカ達に不平不満を洩らします」

10666「……じゃ、罰ゲームな」

10032「な、何をさせるつもりですか?とミサカは怯えます」ブルブル

10666「罰ゲームはネットワークのお前ら含めて全員――」

ミサカ達(世界中)「!!?」



――アイツが帰ってきても、いつも通りに接してやる事だ。



10666「オッケ?」

10032「それは……」

10666「良いの良いの、これで」ニッ

10032「分かりました、とミサカは快諾します」コクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/07(金) 00:56:24.06 ID:AtJa9sAO<>とりあえずまだあるが終了。

>>825誤字

禁書「しかし律義にやってるんだね」×

禁書「しかし律義にやってるんだよ」○

>>815
それだと10666号は何も出来なくなっちまうのよ。ついで言うなら10666の通常攻撃が『超電磁砲』って事になるんかな。

>>817
組織奇襲したジャマイカ。情報が無いから動くに動けないんだろうね。もうすぐだよ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 01:09:38.79 ID:DSVEnmc0<>乙
妹達はもともと軍用クローンだからなぁ
それが能力に関してはオリジナルの1%くらいしか出力が無いってんで、一方通行の実験にまわされたわけで
これがみんな10666や15555や17600みたいになったら、それこそ彼女達の日常に新しい危機が──
とここまで書いて気づいたけど、番外個体の第三次製造計画みたいのもあったんだった
まあアレイスターのプランじゃ、ドラゴン召喚のために世界中にばら撒くために造ったのが本質みたいだし
学園都市的にはいまさら妹達が全員レベル4、5程度に到達できるとなっても、たいした価値は見出せないのか<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/07(金) 01:12:45.27 ID:AtJa9sAO<>>>818

一方「くっ……もォライフがねェ……」LP700

垣根「どうした一方通行、お前の力はその程度か?タァァァァァン、エンドだ!」ニヤニヤ

一方「ちっ……」ドロー!

一方「……来たぜェ、ミサカ・シンクロン召喚!」

シンクロン「みさー、とミサカは鳴き声を発します」

垣根「なっ……それは!?」

一方「ミサカ・シンクロンが召喚された時、墓地かデッキから『ミサカ』か『御坂』、『超電磁砲』と名のつくモンスターを一枚、特殊召喚出来るぜェ!」

一方「俺はミサカワーストを特殊召喚だァ!」

ワースト「キャハハッ、ってミサカは初登場がここな事に乾いた笑いしか出ないよ……」

一方「レベル3、ミサカ・シンクロン、レベル5、ミサカワーストをチューニング、現れろ!ラストオーダー!」

打ち止め「じゃじゃーんってミサカはミサカはシンクロ召喚!」

垣根「シンクロ召喚か!」

一方「まだだ……」ピカー

上条「はっ!!一方通行の羽が……」

ロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリ……………

上条「……白くなった。遂にたどり着いたか!クリアマインドの境地へ!」

一方「行くぜェ!ラストオーダーに俺をチューニングゥゥゥゥゥゥ!!集まるミサカが、新たな輝く道になる!電磁舞う力なれ!」ババッ

一方「アクセラ・シンクロォォォォォォォ!!」キュィィン

垣根「アクセラシンクロだとォォォ!?」

一方「ベクトル電磁・アクセラオーダー!見っ!参っ!だァァァァァ!!」ジャーン



一本書けそうになって焦った。止めよう。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 01:15:44.08 ID:DSVEnmc0<>>>846
おいデュエルしろよ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/07(金) 01:19:49.14 ID:AtJa9sAO<>>>845
そもそも全員がこんな感じにはならないと思うよ?

13510号を守りたいミサカ
強くなりたいミサカ

色々いるのさ。何でも良い。

優しいミサカ
毒舌なミサカ
変態なミサカ
男前なミサカ

能力、ってもんは建前なんじゃないかな。結局さ。ミサカがミサカなのは変わらないじゃん?

つまりミサカの命を弄ぶクソ野郎[ピーーー]でFAだよな?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/07(金) 01:21:17.84 ID:AtJa9sAO<>>>847
10666「六武組んだから回していい?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 02:57:25.47 ID:yPE4fJEo<>どうしよう、15555が大塚ボイスで再生される•••••••••••<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 03:29:57.55 ID:zD3D8wDO<>ていうかぞろ目号(10666とか15555とか)がやたら賢者口調で萎える
せっかく個性化してるのに口調が「ミサカは〜」と賢者の2パターンってどうなの
それとも悟りを開いたミサカはみんな賢者に転職する運命なの?
あ、13510はさすがに別みたいだけど<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 08:46:36.39 ID:DSVEnmc0<>20000号「セロリたん・・・あっ・・・・・・ふう・・・」
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/07(金) 13:54:46.13 ID:AtJa9sAO<>>>850
無事か、傷は浅いぞ!

>>851
強くある為には賢くある必要が合ったのかもしれないね。上条さんも有事の時は頭回るし。

>>852
19999「セロリ逆レイプしたい」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 16:02:11.87 ID:hn.dPtgo<>>>853
とりあえず、子供先生が好きなのはとっても分かった。おれも好きだ。

10666号のアンカー? って具体的にどんな形?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/07(金) 19:05:32.81 ID:AtJa9sAO<>あー……形状的にはブリッツガンダムのアレっぽい感じかなぁ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 23:09:58.02 ID:TaMRKMAO<>つ ドラゴンハング<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/08(土) 13:42:27.65 ID:haACF.Y0<>ガンダムわからん
ググってくる<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>sage<>2011/01/09(日) 01:31:50.94 ID:DNLoE.AO<>戦闘描写長くてヤバい。これは読んだら飽きるレベル。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 01:39:51.01 ID:6I9dmS.o<>ソードマスターヤマトを参考に短くすればいいじゃない<> 伊吹 ◆Mp/g12hBkLzB<>sage<>2011/01/09(日) 01:49:34.92 ID:DNLoE.AO<>10666「うぉー!」ドガーン

麦野「ばたんきゅー」ドサッ

って訳ですね分かりまヤベぇネタバ(ry<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 03:06:36.77 ID:WQDdYLUo<>ばたんきゅーとか…
みんなでぷよぷよ大会ですね分かります<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 03:09:46.14 ID:CRBHvWso<>うおおおおおおお13510号早く戻ってきてくれええええ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 04:03:54.67 ID:6I9dmS.o<>あれ?鳥変わってる?<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>sage<>2011/01/09(日) 04:44:33.24 ID:DNLoE.AO<>テスト<> 伊吹 ◆Mp/g12hBkLzB<>sage<>2011/01/09(日) 04:45:25.61 ID:DNLoE.AO<>あるぇー……どういう事だってばよ……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 05:18:04.66 ID:CmeUDGEo<>トリップの仕様が変わったよ。
ここを見るんだぜ。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/operate/1161701941/438-439<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/09(日) 05:24:50.13 ID:DNLoE.AO<>これでどうよ<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/09(日) 05:25:31.81 ID:DNLoE.AO<>やっほぅ!成功だぜ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 05:28:22.25 ID:6I9dmS.o<>しかし今までは12文字以上だったのか。。。長いな<> 伊吹 ◆Mp/g12hBkLzB<>sage<>2011/01/09(日) 10:41:11.05 ID:DNLoE.AO<>うんにゃ、全角6文字<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 11:29:18.61 ID:kE8SWSs0<>投下前に予防線張るのは三下のやることだぜェ
面白いかつまらないかは読んだあとこっちが判断してやッから
さッさと続きを書きな<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:49:35.35 ID:DNLoE.AO<>一方さんちっす!何か違和感あるけど。

ちょいっと行くわ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:52:14.65 ID:DNLoE.AO<>――――

老人「ふむ……どうするか……」

老人「10666号か。『超電磁砲の再来』『完成された妹達』……色々な報告を聞くけれど、やはりあの個体は不完全だ」

老人「アレは人の真似をし過ぎる……となれば……」ニヤァ

プルルルッ

老人「……もしもし、君かね?」

スーツ『えぇ、どうしましたか?』

老人「プランを組もうと思う。君にも、働いてもらうよ」

スーツ『分かりました。急ぎそちらへ向かいます』ピッ

老人「……では、次かな」ピッピッ

研究員『はい、私です。如何致しましたか、先生』

老人「至急報告書を纏めて貰えるかな。タイトルは『幻想殺しによる計画破綻の可能性について』で頼むよ」

研究員『アレ、ですね。了解しました』

老人「察しが良くて助かる。では」ピッ

老人「さて、最後は……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:52:39.30 ID:DNLoE.AO<>――――

麦野「……ゴメン、ちょっと電話だわ」タッ

絹旗「……超災難ですね、これからが良いところなのに」

滝壺「はまづら、分かってるね?」

浜面「じゃあそもそも何で俺をツイスターゲームに参加させたんですか滝壺さん!?」ギュッギュッ

絹旗「そんなの超美少女に囲まれて超オタオタする浜面を見物したいからに決まってるじゃありませんか」

ミサカ「ちょ、何でマゼンダとかあるのよ……アレしか無いじゃない。浜面さん、失礼しますねー」ノッシ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:53:19.53 ID:DNLoE.AO<>浜面「おぉぅ、おおぉォォォッ!?」

滝壺「これ絶対――」

浜面「入ってない!?入ってませんよ滝壺さん!?」ダラダラ

フレンダ「ミ、ミコトォ……あんまり動かないで……擦れちゃ、う」ビクッ

浜面「(南無妙法蓮華経――)」

ミサカ「あ。あー、はぁまづーらさーん」ニヤニヤ

浜面「な、何だよ?」ダラダラダラ

ミサカ「……やぁらしぃー」

浜面「!?」ギクゥッ!

滝壺「はまづら?」

浜面「かんじーざいぼーさつぎょーじんはんにゃーはーらーみーたーじー、しょうけんごーうんかいくうどーいっさいくーやくしゃーりーしー……」

絹旗「何この超キモい生命体」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:54:03.36 ID:DNLoE.AO<>――――

麦野「仕事よ」

フレンダ「…………」

絹旗「超気が超進みませんが……」

滝壺「……みことの為、でもあるんでしょ?」

浜面「……なぁ、やっぱ――」

麦野「浜面」

浜面「……殺したくは無いな」

麦野「分かってる。分かってるけど」チラッ

フレンダ「…………」

麦野「どちらかが死ぬなら、私は躊躇わずあっちを殺すわ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:54:39.19 ID:DNLoE.AO<>――――上条の学生アパート

土御門「カミやん、居るか?」ピンポーン

上条「土御門か、どうした?」ガチャッ

土御門「例の件だ。インデックスもいるな?」

禁書「居るんだよ」

上条「……何か分かったのか?」

土御門「どうやら奴さん、カミやんを相当警戒しているようだ。向こうの機密資料が洩れた」ピラッ

上条「『幻想殺しによる計画破綻の可能性について』……?」

土御門「内容を要約すると、こうだ」

土御門「13510号の精神は御坂美琴とほぼ同一である事」

土御門「13510号はそれにより、『御坂美琴』と言う存在を増幅出来る可能性がある事」

土御門「13510号の能力による人工精神の可能性から、幻想殺しによる無力化が考えられる事」

土御門「13510号がそれにより13510号として目覚める可能性がある事」

土御門「計画の失敗要素の排除の為の上条当麻襲撃プラン」

土御門「ってところだな」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:56:59.56 ID:DNLoE.AO<>上条「ふざけやがって……」バシッ

一方「邪魔するぞ」コンコン

上条「一方通行……」

土御門「俺が呼んだ」

上条「上等だろ。一方通行がいるなら百人力だぜ」

土御門「……だが、妙な点もある」

一方「なンだ?」

土御門「俺たちも手を抜いていた訳じゃない。にも関わらず、手に入った明確な情報はこれだけだった」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 13:57:27.43 ID:DNLoE.AO<>上条「……情報が間違ってる可能性があるのか」

土御門「あえて掴まされた感じがする。嘘にしろ本当にしろ、だ」

一方「……だが、万が一があるからなァ」

土御門「そうだ。とりあえず、暫くカミやんを泳がせる。構わないな、カミやん」

上条「あぁ、構わない」

禁書「…………」

上条「……大丈夫だって。土御門の方でも何とかしてくれるんだろ?」

土御門「勿論だ。カミやんは暫くこっちで監視させて貰うから、何かあったらすぐ援護する」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 13:57:56.18 ID:DNLoE.AO<>一方「敵さンの方から出向いてくりゃそれで上々だって訳か……」

土御門「この情報が偽りだとしても、目的は何なのか……今いち分かりかねる。目を反らすだけなら他にやりようがあるだろうに」

上条「あるいは本物なのか……考えても答えは出ない……」

一方「上条を使って目を反らす事の意味はなンだァ……?」

土御門「カミやんが狙われてるとなれば、こっちも全力でサポートせざるを得ない。戦力分断と考えれば筋は通りそうだが……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 13:58:37.71 ID:DNLoE.AO<>一方「待てよ、どう転んでも上条は縛られる……?」

上条「……奴らが、俺を近づけたくないなら……」

土御門「成功にしろ、失敗にしろ、カミやんは直ぐには動けない……」

一方「どォやら、奴らも本格的に動き始めたよォだな……」

上条「なら、襲ってきた奴を返り討ちにして、吐かせるだけさ」

一方「日時はァ?」

土御門「明日の12時より目標の補足及び迅速な確保……とあるな」

上条「今ここが監視されている可能性は?」

土御門「調べたが、その可能性はまず無い」

一方「……ますます罠の気配がするが、上条ォ?」

上条「……飛び込んでやるさ。俺だって一刻も早く13510号を助け出したいんだ」

一方「意見が合うなァ、俺もだ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 14:00:04.14 ID:DNLoE.AO<>誤字

一方「待てよ、どう転んでも上条は縛られる……?」×

一方「待てよ、どォ転んでも上条は縛られる……?」○
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/09(日) 14:01:13.67 ID:DNLoE.AO<>あぁぁ違ぇ……

一方「待てよ、どォ転ンでも上条は縛られる……?」
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 14:01:48.95 ID:DNLoE.AO<>――――

土御門『――という訳だ』

10666「私もそちらに――」

土御門『ダメだ。罠とも考えられるから、とりあえずは待機していてくれ。頼む』

10666「――分かった。上条さんに、宜しく頼むと伝えておいてくれるかな?」

土御門『お安いご用にゃー』ピッ

10666「……頼むぜ、上条さん?」グッ<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>sage<>2011/01/09(日) 14:03:12.31 ID:DNLoE.AO<>ちょっとアマツマガツチ倒してくる。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 15:25:31.20 ID:1oXlFqYo<>脳内補完という言葉があってだな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 16:05:40.55 ID:kE8SWSs0<>魔術が絡んでるんだから、天草式あたりに協力を要請すればいいのに<> 伊吹 ◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 20:19:06.40 ID:W37/vH9AO<>SS書いてる奴は事故るって本当なんだな。

車に吹き飛ばされて全治3ヶ月だってよwwww腰折れたwwwwチクショウ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:19:37.31 ID:ABo53byYo<>えっ


大丈夫か?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:23:47.85 ID:xUMVCczq0<>そもそもSS書いてない奴は事故ったり病気になったりしても報告する必要ないから
割合的には変わらないはずなんだけどね…
それよりマジで大丈夫か?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:24:58.02 ID:apFsIR4Vo<>おいマジか
大丈夫かよ…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:25:23.14 ID:ktbpkOO5o<>嘘だろ・・・・・<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 20:27:21.08 ID:W37/vH9AO<>絶対安静だってよ……
3ヶ月ぐらい掛かるってさ

就職決まったのに卒業出来ない、とか、無いだろ……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:30:25.92 ID:/7dh3faAO<>>>893
ちょっとまて、それ笑い事じゃなくねwwww
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:32:08.91 ID:ktbpkOO5o<>SSどころじゃないだろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:39:23.62 ID:m5KMh7Vmo<>待て、>>885から>>888まで僅か六時間で何があったんだ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:39:37.50 ID:EO+DET9Wo<>>>893
早く治るといいな。

就職先に相談すると診断書の提示求められて、入社を
先送りさせてくれるところも多い。
退院後単位取りきる期間だけ待ってやるよってスタンス。
学校側も救済措置としてレポート地獄で勘弁してくれる
場合もあるぜ。とにかく関係機関に電話で相談だ
<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 20:40:13.20 ID:W37/vH9AO<>仕方ないからSS書くわwww

いい経験にもなったし。<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 20:41:36.92 ID:W37/vH9AO<>>>897把握<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:42:56.52 ID:ktbpkOO5o<>無理して笑ってる姿想像したら泣けてきた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:47:17.54 ID:ABo53byYo<>無理しないでくれ……頼む……!<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>sage<>2011/01/09(日) 20:49:28.64 ID:W37/vH9AO<>大丈夫だってwwwwww

>>896
アマツマガツチ倒す→バイト行く→クラッシュ

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 21:04:25.44 ID:t8V+XP0X0<>>>902
無理だけはしないでくれ…

いや、マジで<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 21:05:08.46 ID:ABo53byYo<>>>902
今日は休もうぜ……マジで……<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 21:07:46.87 ID:W37/vH9AO<>ていうかぶっちゃけ頭やってるから突然死ぬかもしれんし、これはさっさと終わらせたいな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 21:23:29.46 ID:lSqKKN9e0<>まじで無理しないで欲しいな
リアル一方通行とかしゃれにならん<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 21:31:59.77 ID:jOIoZ3d3o<>書くなら書く、寝るなら寝ろ
事故でテンション上がるのは分かるがな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 21:41:47.12 ID:sJWAj4qvo<>おおう大変ですね。
骨折るとすげえ熱でるからゆっくりしときなよ。
あと、体自身が全力で治そうと気合入れて頑張ってるはずだから
それにちゃんと応えてやるんだよー。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 22:34:42.32 ID:wcS2X/wjo<>>>154
診断書うpなんて言わないから


















診断書うp<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 22:35:38.11 ID:wcS2X/wjo<>安価ミスorz
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 23:01:23.45 ID:W37/vH9AO<>せめてかきためた分だけでも<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 23:04:59.57 ID:W37/vH9AO<>――――12時前

麦野「じゃ、言ってくるわね」

フレンダ「結局、お留守番宜しくって訳よ」

絹旗「超好きに過ごしてて下さい。あ、外はマズいかもですが」

滝壺「……行ってくるね」

浜面「……行ってくるわ」

ミサカ「私は……ダメかしら?」

麦野「向こうがミコトに仕掛けてくる可能性があるから、ね。大丈夫。ここの場所は割れてないみたいだし、だから」

麦野「待ってて、ミコト」ニコッ

ミサカ「……分かった。でも怪我しないで、ね?」

麦野「了解したわ」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:05:44.75 ID:W37/vH9AO<>――――車内

浜面「……なぁ、やっぱり」

麦野「浜面、お願い……黙って」

浜面「…………」

絹旗「……私も超気が乗りません」

麦野「なら!」

フレンダ「麦野……」

麦野「……良いの、フレンダ。やらせて。でないと私は、フレンダを見れない……」

滝壺「……一人の為に一人奪うんだね、むぎのは」

麦野「……そうよ。何が悪いのよ。誰もかれもが他人を踏み台に生きてるじゃない。私が同じ事して、何が悪いのよ!」

浜面「……悪いな」

麦野「……でも!!」

フレンダ「……麦野」ギュッ

麦野「――……」

フレンダ「ありがとう。ありが、と……ごめん、なさい」ポロポロ

麦野「……チクショウ。チクショォォォ……」ヒック、ヒック<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:07:05.22 ID:W37/vH9AO<>――――12時

兵1「さて、やるよ……」

兵2「こんな時でなければ、ドライブを楽しめるのですがね」

兵1「ゴーカート程度のスピードではな、ハハッ。さて、標的だ。つけるぞ」

兵2「はっ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 23:09:25.80 ID:W37/vH9AO<>――――

上条「……(妙な車がゆっくり付いてきやがる)」スタスタ

上条「土御門」ガガッ

土御門『小型通信機は使えてるな。どうやらビンゴみたいだな……装甲車両とはまた分かりやすい……』

上条「どうする?」

土御門『人気のなさそうな場所……倉庫地区の方に誘導出来るか?』

上条「やってみる。今は回りに人もいるし、仕掛けてこないみたいだ」

土御門『向こうもバレたくは無いだろうしな。一方通行らを待機させておく』

上条「頼む」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:10:45.49 ID:W37/vH9AO<>――――

一方「しかし、奇襲する側が奇襲されるとは思わねェだろォなァ。クケケッ」

土御門「なら、あの情報は当たりだったって訳なのか……?」

一方「どォかな。一応、疑ってかかるべきだろォな」

海原「これだけの戦力なら、あの車に載るであろう人数ぐらいは余裕でしょう」

結標「向こうも少数でしょうね。対象が彼だから、恐らくジャマーの類いも無いでしょうねし」

一方「有っても関係ねェよ」

一方「……早く来やがれ、ぶちのめして洗いざらい吐かせてやる」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:13:59.01 ID:W37/vH9AO<>――――

兵2「標的が人気の無い方へと向かっています」

兵1「全く、言った通りになるものだな……僕もビックリだ」

兵2「いい調子ですね」

兵1「あぁ。ゆっくりとだが、『離れていってる』。この先なら……倉庫地区か」

兵1「聞こえるな?」

――聞こえます、隊長!

兵1「よし。合図があり次第、倉庫地区中心に広域AIMジャマーを発動させる。準備を」

――15分頂きます!

兵1「出来るだけ迅速に、な。さて、時間稼ぎだよ。幻想殺し」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:14:30.78 ID:W37/vH9AO<>――――

上条「……妙だな」

土御門『確かにな。いくら気取らたくないからとは言っても、丁寧過ぎる』

一方『失敗が許されねェよォな作戦なのか?』

土御門『……向こうに取って重要な事なのか……』

上条「ちょっと揺さぶりをかけるか?」

土御門『いや、それで向こうが強行手段に出れば元も子も無い。現状維持で頼む』

上条「分かった」

上条「……焦れったいな」パキパキ<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:14:59.54 ID:W37/vH9AO<>――――

――準備整いました、隊長!

兵1「予定より3分早い、流石だ。狙撃隊は?」

――何時でもいけるぜ、姐さん!

兵1「お前の方が年上だろうが、フフッ。では、ジャマー起動後10秒で狙撃開始だ。当てなくても良い、片っ端から撃ち込め。そして判らせろ」

――イエス、マム!

兵1「さて、僕らも頑張るか」

兵2「はい。行きましょう」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 23:15:43.34 ID:W37/vH9AO<>――――倉庫地区、空き地

上条「誘い込めたみたいだな」

土御門『あぁ。後は奴らが仕掛けてくるのを待つ……来たぞ、カミやん!』

兵1「行くぞ兵2、運試しだ!」ニヤッ

兵2「お供します!」ニヤリッ

ブロロロロロッ!!

上条「車が突っ込んでき――」

土御門『結標ぇ!』

結標『了解!』シュン!

一方「来たぜェ、上条ォ!」スタッ

上条「一方通行!」

一方「まずはその悪趣味な車ベッコベコにしてやンよォ!」バッ<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:18:53.96 ID:W37/vH9AO<>兵1「よっし、兵2!掴まっとけよ!」グルグルグルッ

兵2「はい!」ガシッ

ギャギャギャギャッ!

上条「ど、ドリフトォ!?」

兵1「南無三――狙撃は無いか!ラッキーィィィ!!」

兵2「下がりましょう!」

ブロロロロ……

一方「帰ったァ……やべェ!罠だ!」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:19:32.70 ID:W37/vH9AO<>兵1「全員に伝達!作戦開始だ!」

――イエス、マム!

キィィィィン――――

土御門「な、何だ!?」

結標「くっ……またジャマーだわ」

土御門「こっちの場所も割れてるのか!?」

一方『いや、コイツは広域系だ。こっちも範囲内だ』

海原「しかし、一方通行にはあまり意味が無いだろうに一体目的は……」

土御門「…………っ!?」

結標「ぐ、うぅ……」

土御門「やられた、向こうの目的は結標の転移能力を潰す事だ!やはり足止めだった!」

一方『って事は――何処だ!何処がヤバい!?』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 23:22:50.75 ID:W37/vH9AO<>――――

一方「ヤバいぞ……」

上条「急ごう、とにかくここからは近くは無いだろう!」

一方「そォだな……っ!?上条、飛べ!」

上条「っ!?」バッ

チュインッ

一方「遠距離からの狙撃だァ!倉庫ン中入れ上条ォ!」

上条「分かった!」ダダッ

ガチュチュチュ!

一方「くっそ、バカみたいに撃ってきやがるぜェ……こうなると、上条が……」

上条「なるほど……足手まといになるってか。やられた……」ギリッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 23:23:31.39 ID:W37/vH9AO<>――――

麦野「……合図よ。行くわ」ガチャッ

絹旗「……」バッ

フレンダ「……」ザッ

滝壺「……」スタッ

浜面「…………」トッ

麦野「滝壺は任せたわ。浜面」

浜面「あぁ……」

麦野「フレンダが施設の掌握。絹旗と私は前衛、滝壺と浜面は近くで隠れてて。滝壺は私のサポートを頼むけど……良いのね?」

滝壺「構わない。少しなら、大丈夫。むぎのだけじゃないの。せめて一緒にやらせて」

麦野「……ごめんね。じゃ、仕事よ」ザッ<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:24:07.72 ID:W37/vH9AO<>――――

ピンポーン

ミサカ「はい、どちら様?」

老人「やぁ、御坂君。居るなら開けて貰えるかな?」

ミサカ「あ、どうぞ」ガチャッ

老人「ありがとう」

ミサカ「……何でそんな護衛がたくさんいるのかしら?」

老人「あ、そうだね。済まない、だがマズい事になった……君を研究所で匿わなければならない。この護衛は移動の為なんだ。怖がらせたかな?」

ミサカ「い、いえ。少し待ってて下さい」タタッ

老人「急かす訳では無いけれど、早く頼むよ。今襲撃されたら一たまりも無いからね」

ミサカ「お待たせしました」

老人「着替えの早い女性は好きだよ。さぁ、行こうか」

ミサカ「麦野さん達は……」

老人「無事だが、状況が良くない……行こう」<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:24:58.89 ID:W37/vH9AO<>――――

10666「……大丈夫かな」

ドォン……

14440「な、何ですか!?」

15555「デカい音だな……おい」ザッ

10666「まさかな……まさかねぇ。フォース」カチッ

フォース「スタンバイ、完了シマシタ」

10666「オッケー……様子見に行こうか……」

――その必要は無いわよ。

ゾクン!

10666「っ!?『超電磁砲』!!」ガチュン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/09(日) 23:25:29.40 ID:W37/vH9AO<>14440「きゃっ、どうしたのですか。いきなりドアに向かって……」

15555「伏せろ!」バッ

14440「わわっ!?」ドサッ

チュインッ

10666「――――」

レーザーか。

――石。

波紋。

10666「『超電磁砲』!!」ガキュンッ!!

ドガァッ……

「あらあら、相殺出来るのね」ザッ<> 伊吹
◆Mp/g12hBkLzB<>saga<>2011/01/09(日) 23:27:04.54 ID:W37/vH9AO<>10666「お前……っ」

麦野「はぁい、お久しぶり」フリフリ

絹旗「同じ顔が三人とか超違和感です」ザッ

10666「……悪いね、生まれつきでさ」ニヤッ

――ヤバい。どうなってる?

研究所の皆は?

あの小さい方は能力者か?

目的は何だ?







やれる、のか?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 23:28:15.14 ID:W37/vH9AO<>休む<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 00:06:21.33 ID:jOIoZ3d3o<>おう、寝とけ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 00:20:26.99 ID:T3gl8LDAO<>おすやみ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 06:32:21.16 ID:scG8BH9IO<>続きは楽しみにしてるが、くれぐれも無理はしないでくれ

ゆっくり休むよろし<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:20:52.69 ID:dReXwi9AO<>まだ身体は動く
行くよ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:24:51.05 ID:dReXwi9AO<>――――

15555『10666号、まずは下がるぞ。研究所の皆も心配だ』

10666「オッケーだ」ジャキッ

麦野「……残念、終わったみたいよ。簡単な仕事だったわ」

絹旗「……フレンダ超手際良くなってませんか?まだ私何も出来てないんですが」

15555「……何をした?」

フレンダ「結局、こういう訳よ。ほら、早く」グイッ

芳川「くっ……」ドタッ

10666「芳川さん!……てめぇ……」ギリッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:25:23.31 ID:dReXwi9AO<>フレンダ「他の職員も縛って一つの部屋って訳よ。結局、爆弾仕掛けたから私のリモコン一つで爆死って訳よ。コイツは証拠で連れて来たって訳」フフン

14440「酷い……何が目的ですか!」

麦野「なぁに、ちょっとお願いがあるだけなのよ」

10666号よね? 死んでくれない?

10666「……何だと?」

絹旗「私たちの任務は、貴方の超抹殺です」

麦野「大人しく死んでくれりゃ、他には何もしないわ」

15555「ふざけるなよ!」

麦野「黙ってろよ、牝豚」チュインッ

15555「っ!?『雷天大壮』――」ザザッ

麦野「おぉ、速いはやーい」ケラケラ

10666「や、止めろ!?」

麦野「なら、決めるのは貴方よ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:25:55.62 ID:dReXwi9AO<>――――

一方「ちっ……狙撃止まねェぞ……マシンガンでも使ってやがンのかァ?土御門……」

土御門『こっちも迂闊に動けない。ここら一体監視されてるかもしれないしな……』

一方「マズい、何か起こる前に……ん?打ち止めから電話……」

一方「どうした?」ピッ

打ち止め『大変大変なの!!ってミサカはミサカは大慌てで話してみたり!』

一方「――話せ」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:26:23.66 ID:dReXwi9AO<>――――

一方「分かった、何とかする」ピッ

上条「どうした、一方通行?」

一方「やられた……奴らの狙いは初めからオマエじゃ無かったのかもしれねェ」

一方「10666号の研究所に『アイテム』の奴らが乗り込んでやがる。10666号を、殺すつもりだとよォ……」ギリッ、ギリッ

上条「何の為に――いや、理由なんて関係ねぇな」バキッ、ベキッ

一方「結標を潰したのはこれか……直ぐには行けねェぞ」

上条「走るだけだ、援護頼む!」ダッ

一方「当たりそうなの全部止めてやるよォ!」バッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:29:07.78 ID:dReXwi9AO<>――――

――出てきたぜ姐さん。

兵1「幻想殺しに狙撃を集中、少しでも二人の足を止めろ」

――了解!

兵1「僕らの役目終了、か。ご苦労だったな」

兵2「えぇ。まさかこの車に二人しか乗ってないとは思わなかったようですね」

兵1「全くだ……だが」

兵2「あの、『もしも』の任務ですね」

兵1「やらねばならない状況にはなってほしくないな……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:31:21.78 ID:dReXwi9AO<>――――

老人「私だ」

スーツ『お疲れ様です、教授。実験体は確保出来ましたでしょうか』

老人「あぁ。やはり私は信用されているようだ。君も、万が一の時は――」

スーツ『既に、覚悟は』

老人「済まないね。だが、その時は君に掛かってもいるのだ。頼んだよ」

スーツ『命に換えても。では』ピッ

老人「……舞台は整った。踊れ、幻想殺し」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:31:52.15 ID:dReXwi9AO<>――――

10666「くっ……」スッ

15555「おい!?」

麦野「そう、いい子ね」

フォース「何故戦ワナイノデス。死ニマスヨ?」

10666「……他人が死ぬよりか、随分マシだろ?」ニッ

フォース「……学習、シマシタ」

芳川「ダメよ!私たちの事は放っておいて逃げて!」

フレンダ「結局、逃げられないって訳よ。でしょ?」

10666「……一つだけ、良いか?」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:32:19.32 ID:dReXwi9AO<>麦野「何かしら?」

10666「……何で私を? 特に理由が無いだろう」

麦野「私も詳しくは聞いてないわ。アンタを殺して13510号の精神をぶっ壊すんだってさ」

10666「――――そうか」

10666「そうか」

10666「そうか――――」ボロッ、ボロボロッ

絹旗「……泣いても超無駄です」

10666「うぁ、うぅぅ…………」ポロポロ

10666「ごめん、ごめんよ……芳川さん、みんな」

芳川「……良いわ」

10666「私、わたし――」




――死ねなくなった。




<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 09:32:53.26 ID:dReXwi9AO<>麦野「――フレンダァ!」

フレンダ「え」

――――







ポチャン――――







10666「『超、電磁、砲』」バキン!

フレンダ「ぁ――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<><>2011/01/10(月) 09:35:24.80 ID:dReXwi9AO<>ダメだ離脱<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 11:13:26.99 ID:tRuy2kPp0<>なんかもういろいろと無茶しやがって<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:15:41.93 ID:dReXwi9AO<>寂しい心細い。
書きため吐くわ。

右手使えるようになったらまた書けるのに<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 14:16:37.66 ID:jbH8btDuo<>ぶっちゃけ無理すんな。
今無理して、後で駄目になるより、ちゃんと書けるようにしてから続けてくれた方が皆喜ぶと想うぞ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:21:04.04 ID:dReXwi9AO<>麦野「ちぃィ!!」キュイン!

ドンッ!

絹旗「――この!」ダッ

10666「っ!?」

絹旗「喰らえ――」ザッ

15555「こっちのセリフだ」トンッ

絹旗「な――」

15555「『雷華崩拳』!」ドゴン!

絹旗「ぐぅっ……」トトッ

15555「かったァ……近接タイプだ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:21:33.28 ID:dReXwi9AO<>10666「前頼む。後ろ任せろ」ジャキッ

15555「了解した」ザッ

麦野「フレンダ!」

フレンダ「大丈夫って訳よ……」

絹旗「ひ、人質がどうなってもいいんですか!?」

10666「よくねぇに決まってんだろうがアホがァァァァァ!!」ジャキッ

絹旗「ひっ!?」ビクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:22:05.85 ID:dReXwi9AO<>10666「もうね、こっちもいっぱいいっぱいな訳さ。おい、金髪」

フレンダ「……何って訳よ」

10666「いつでもやれよ。そしたら、お前の大事な物全てだ。全て目の前でぐちゃぐちゃにしてやる。膓を引きずりだしてお前の口の中に突っ込んでやるよ」

フレンダ「――」ゾクッ

麦野「……やってみろよ、やれるもんならやってみろよ淫売がァァァァァ!!」チュンッ

10666「『二連超電磁砲』!」ガガキュッ!

――出力も悪くないし、出も速い……強いぞ、向こう。<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:22:50.99 ID:dReXwi9AO<>絹旗「このっ……超避けるな!」ブウンッ

15555「――受けるまでも無い」ヒョイッ

15555「(ヤバい、一撃が重すぎる……喰らったらアウトだな)」

絹旗「(予測するに、どうやら超向こうは防御力が超無いタイプの身体強化ですね。しかし超速い……)」

15555「推して参る、『疾風迅雷』!」ビュンッ!

絹旗「速――」

ガガガガガガキンッ!

15555「(ちっ、堅過ぎる……言っても私の打撃力は人並みだからなぁ……)」ザッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:26:02.84 ID:dReXwi9AO<>絹旗「超その程度ですか!」ブウンッ!

15555「やっべ――」サッ

フレンダ「結局、忘れないでほしいって訳よ」ポイッ

15555「――(ぬいぐるみ?)」

10666「『超電磁砲』!」チュインッ!

ゴッ、ズガンッ……ボムッ

15555「(爆発した……)助かる!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:26:30.65 ID:dReXwi9AO<>10666「構わない、っと」

麦野「よそ見してんじゃないわよ!」チュンッ

10666「『超電磁砲』!」ガキュッ

14440「ひっ、ひぃ……」ブルブル

芳川「ち……ほどけないわ」モゾモゾ

――このままじゃジリ貧だ……って事は。

10666「15555号!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:27:52.90 ID:dReXwi9AO<>15555「分かってる!」シュインッ

芳川「わっ」ガシッ

フレンダ「しまったって訳よ!?」

10666「フォース!」

フォース「オーケー、マスター」
10666「『星屑超電磁砲』!」ガガガガガガガキュン!

麦野「この……」チュイン、チュイン

絹旗「フレンダ!」ガバッ

フレンダ「わわっ!?」ドサッ

絹旗「ぐぅ……」ガガガガガガッ!!

10666「下がるぞ!」ガシッ

14440「は、はい!」ダダッ

麦野「――やりやがったなあの牝ガキ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 14:28:59.44 ID:dReXwi9AO<>誤字勘弁。離脱<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 14:37:00.14 ID:9BPifQImo<>無茶スンナwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 17:22:27.35 ID:tRuy2kPp0<>乙
なんか事故ったりして入院すると心細くなるよな
無理せずゆっくり続けてくれよー
なんなら1000までいったら、そこで一旦中止という手もあるし

むぎのんはリアル星屑電子ビーム使えるからな
絹旗やフレンダも今回ばかりは足引っ張るような戦いしないだろうし
一方通行や上条待ちになるのか・・・
<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:30:33.80 ID:dReXwi9AO<>このために俺は書き溜めていたのか……<> 伊吹 ◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:31:06.46 ID:dReXwi9AO<>――――

10666「ハァッ……ハァ。何とか逃げて来れたな……」

15555「だがまだ同じ建物の中だ。気を抜くなよ……」ギュッ

10666「まず、これで芳川さんらの安全確保だ……」

芳川「ま、待って!?まだ他にも捕まってる職員は――」

10666「大丈夫さ。人質として利用価値が無いとなれば、殺す事に意味は無い。賭けみたいな物だが、どうせどっちにしろヤバいんだ。可能性を高くするに限るよ」

芳川「……なるほど」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:31:40.26 ID:dReXwi9AO<>15555「向こうの戦力があの三人だけだとするなら、狙い目は金髪だな」

10666「あぁ。どうやらちょっと頭が回るだけの……良く見積もってレベル2くらいだろうな……戦闘向けじゃないと見える」

15555「それだけなら突破――退け!!?」ガバッ

10666「おぉっ!?」ドサッ

――チュインッ

10666「……壁越しに狙って来やがった?って事は!?」バッ

15555「レーダー役が居る!隠れるのは意味がな――」

麦野「みぃつけたぁ」

15555「――」ゾォッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:32:25.33 ID:dReXwi9AO<>10666「なぁるほど、逃走不可能ボス戦って訳だ。――14440号、芳川さんを連れて下がれ」ザッ

14440「でも――」

10666「良いから」

14440「分かりました。行きましょう、芳川さん。とミサカは肩を貸します」

芳川「ありがとう……」グイッ

麦野「逃がすかっての!」チュンッ

10666「『超電磁砲』」ガキュンッ

ボンッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:32:54.60 ID:dReXwi9AO<>麦野「てめぇ……」

10666「行って」

14440「……」コクン

タタッ

麦野「……アンタらは逃げなくていいの?ウサギみたいにケツ降ってさァァ!」

10666「相手してやるって言ってんだよ、その腐った口を閉じやがれ」

麦野「相手を、してやる。ですって!笑っちゃうわ!私を誰だと思ってるのかしら――」

10666「レベル5第四位、『原子崩し』麦野沈利。知ってるよ」

麦野「なのに、なぁになんなのその余裕は。バカなの?」

10666「じゃあ、私を誰だと思ってるんだよ。お前は」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:33:40.54 ID:dReXwi9AO<>――――







あぁ。澄んでる――







<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:36:47.89 ID:dReXwi9AO<>――――

10666「私はミサカシリーズの検体番号『10666号』だ。覚えて、敗れろ」ジャキッ

麦野「ぬかせ、絹旗ァ!」

絹旗「はいっ!」ダッ

15555「――『疾風迅雷』!」ダダッ!

絹旗「(今度は、超当てます!)」ブンッ

15555「残念、お前の相手は――」スイッ

絹旗「(抜けられ、た?)」

フォース「コノ私デス」ガシッ

絹旗「な、超何ですかこれ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:37:31.79 ID:dReXwi9AO<>麦野「この――」チュチュン!

10666「それはいけねぇよ、『二連超電磁砲』!」ガキュキュッ!

麦野「く――さ、下がれフレンダァ!」

フレンダ「こ、のっ!」ポイッ

15555「ぬいぐるみ――成功しろよ!」ザ、バサッ

15555「『断罪の剣』!」ズバッ

フレンダ「粉の剣――?」

絹旗「こ、の!超離せ!」ガキッ

フォース「アーム外レマシタ」ビュンッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:38:08.13 ID:dReXwi9AO<>絹旗「(今なら超当たる!)」ブンッ

15555「くっ、受け、止まれェ!!」ガキィィィン!

絹旗「(止め――私の『窒素装甲』が超削れ――)」ゾクン

絹旗「くっ――」バッ

15555「くそ、簡単にはいかんな……」

麦野「てめぇら、フレンダ狙いやがったなァ!!覚悟しろよクソガキがァァァ!」チュン!

15555「――『雷天大』」グラッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:38:50.55 ID:dReXwi9AO<>15555「――もうダメか……」ズバンッ

10666「15555号!?」

麦野「よそ見してんじゃねぇよ!」バッ

ヤバい、やられる――

14440「えいっ!」バチンッ

麦野「なっ、この!」パキュッ

14440「大丈夫ですか10――」

10666「バカ野郎、何で戻ってきた!」

14440「だ、だって――」

チュンッ

14440「あ、れ?」グラッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/10(月) 17:41:09.37 ID:dReXwi9AO<>結局、超休むって訳よ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/11(火) 00:02:54.08 ID:tCQ5AFLk0<>もういい・・・! もう・・・ 休めっ・・・! 休めっ・・・! >>967っ・・・!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/11(火) 00:28:50.09 ID:HzsiJppVo<>書けないならその間に構想を練ればいいじゃないってミサカはミサカは提案してみる!
あっでも頭打ってるんだから無理に深く考え込むのもダメなんだからね!
まずはゆっくり休んでからじゃないとってミサカはミサカはあなたの体を心配してみる!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/11(火) 00:49:48.57 ID:zlGBGYxy0<>10666号が妹達の皮をかぶった一方通行にしか見えない
通常時は妹達の皮をかぶった上条さんに見えてたんだけどなー<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/11(火) 07:03:27.91 ID:bOyetFHDO<>>>971
てことは元が第三位でも2万体もクローンつくりゃあ一人くらいは上条さん並みの人心掌握術と第一位並みの戦闘力持った奴が出来あがるのか

こんだけ派手に暴れれば情報確実に漏れてるだろうし、DNAマップ持ってるヤツ大勝利だな
番外個体みたいのどんどん作りたくなるな

美琴はこいつらが自重しない限り永遠に安息はないな
下手したら美琴の死後もDNA利用されるだろ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 11:58:48.86 ID:rXl6RatAO<>生きてるぞー

昼飯食ったら投下行くわ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 12:08:26.87 ID:aBj3dplIO<>待って…ない。きちんと休め<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 12:36:22.80 ID:eVAHdNNn0<>ちょっと一旦診断結果を教えてくれよ
マジで無理はして欲しくないからな<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 12:48:16.46 ID:rXl6RatAO<>大した事無いんじゃね?

腰柱横突起骨折、頭部打撲って書いてる。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 12:56:00.27 ID:am/BS36Ro<>書く事がストレス解消になるのなら身体に無理の無い程度に頑張ってくれ
読む側としては続きが読めるのは嬉しいし<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 12:56:14.42 ID:rXl6RatAO<>麦野「虫けらじゃない、ビックリして損しちゃった」

10666「14440号!!?」

麦野「あとは、アンタだけね」スッ

10666「この、アマ……覚悟しろよ……『星屑、超電磁砲』!」ガガガガガガガガガガキュン!

麦野「絹旗!」チュン!

絹旗「超合点承知の助です!」ガガガキン!

10666「くっそ……」ガガガガガガガッ!

――あの第四位が『超電磁砲』の電気エネルギーを相殺してやがる……

コインは全部あの堅い女に弾かれる……

このままじゃこっちがスタミナ切れ……どうする……!?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 12:57:10.42 ID:rXl6RatAO<>14440「……ゲホ……剣!」

10666「――!!」ハッ

――――

15555「受け、止まれェ!」

絹旗「くっ……」バッ

――――

10666「……なーるほどってな。コインじゃなければ……15555号!」

15555「固定が限界だ。後は任せる……ガッハ」ビチャッ

10666「オッケー、突破だァ!『星屑超電磁砲』!」ガガガガガガガガガキュン!

絹旗「――床に向けて?」

麦野「器用にこっちにもかよ、くそっ!」チュチュン!<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:09:01.70 ID:rXl6RatAO<>10666「床掘って、っと。頼む!」

15555「『断罪の剣』、空間固定……ガハッ」ポタポタッ

フレンダ「――剣が浮いてるって訳よ!?」

フォース「演算引キ継ギ完了、休ンデ下サイ、15555号サン」

15555「お言葉に、甘えて……」ドサッ

10666「さて、と……」ギンッ

麦野「…………」ザッ

絹旗「…………」グッ

フレンダ「…………」ササッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:10:19.59 ID:rXl6RatAO<>10666「……一つ頼みがあるんだが」

麦野「何かしら?」

10666「……降参しない?」

麦野「……ふざけんなよカスが」

10666「だよなぁ。じゃ、これはお願い、だ」バッ



上手く、躱せよ?



麦野「――――」

10666「『言霊』くれるか?」

14440「……ゲート」

10666「あぁ、そりゃあ。全くいいえて妙だ。砂鉄剣に超電磁砲っていやお姉様の財宝だ」ニッ

10666「って訳で――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:11:22.92 ID:rXl6RatAO<>


『電撃姫の財宝(ゲート・オブ・レールガン)』



10666「ってな」ザザザザザザザザザザシュン!!!!!

麦野「にゃろ――」チュ――パシンッ

麦野「(――質量がデカイ!)」

絹旗「超防御!」ガガガガガガガガッ!!

絹旗「(無理無理無理無理無理超無理!!?『窒素装甲』超削れてますってェェェェ!?)」

麦野「(止めきれな――)」ギュッ

フレンダ「――麦野!?」

絹旗「二人とも!」ガシッ

フレンダ「――絹旗!?」

絹旗「(見たところ超やけっぱちの大技――私が命に換えても超凌ぎきってやります!)」ギュッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:14:14.01 ID:rXl6RatAO<>麦野「(せめてフレンダだけでも――じゃないと、意味無い――)」

ザシュシュシュッ!!

絹旗「(超南無三!)」

――――シン

絹旗「……あれ、ひっ!?」ビクッ

ジャキン!

フレンダ「針のむしろ状態って訳よ……」ガタガタ

10666「動くと切れるぞ……」ガクッ、ガクッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:15:12.91 ID:rXl6RatAO<>麦野「……てめぇ、何でやらない?」

10666「いやねぇ、そんなお互い庇い合ってさ。そりゃ無理ってもんだろ?」プルプル

フォース「アレダケノ質量ヲ急停止サセタト言ウ事ハ、マスターノ身体ニ負担ガ掛カッテイルハズデスガ」

10666「あと五秒以内に降参しろ、5、4、3、2、1……」

麦野「え、ちょっ!?」

10666「0、もうだめ無理――」ザバー

フレンダ「結局……剣が砂に戻った訳よ……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:15:40.72 ID:rXl6RatAO<>10666「おぇ、気分悪い……」ドッサ

麦野「……バカね。もしかしたら殺れたかもしれないのに」スッ

10666「……アンタ、始めから私殺す気無かっただろ。狙撃が出来るなら最初からやりゃあいい」

麦野「……でも、そっちの負けよ。死ぬのね」

10666「いや、私らの勝ちさ」

「ちょっと時間を掛けすぎましたね」

麦野「な――」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:54:09.72 ID:rXl6RatAO<>17600「スネーク使いが荒いぞ?」ニッ

10666「お疲れさん……」ニヤッ

浜面「済まねぇ、麦野……」

滝壺「捕まっちゃった……」

麦野「他のミサカシリーズか……くそっ!」

19999「いえ、通りすがりの変態です、とミサカは華麗に自己紹介します」

15555「……全然華麗じゃねゲフゥ」

14440「突っ込む為だけに無理しないで下さゴフゥ」

10666「お前ら休め!?」ガビーン!?<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:54:49.18 ID:rXl6RatAO<>20000「ちなみに俺はガンダムだ!」キリッ

麦野「(ガン……ダム?何かの能力名?)」

10666「ごめェェェェん!!その子の事真に受けないでェェェェ!?そっとしといてェェ!」ガビビーン!!?

20000「……まぁ、という訳だよ。とミサカはそっちに降伏勧告を申し出ます」

麦野「はっ!そいつらに人質の価値があるとでも――」

10666「あるだろ?」

麦野「っ」ビクッ

10666「――分かるさ」

麦野「くっ――くぅ……」ペタッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 13:56:22.86 ID:rXl6RatAO<>――――

老人「さて、こうなるか。10666号が予想より頑張ったね……」

老人「さぁ、餌を撒くかな」

――――

――隊長、幻想殺し、一方通行、共に狙撃範囲外です

兵1「よくやった。気取られぬよう下がれ。30分後に合流しろ」

――イエス、マム

兵1「……『アイテム』がしくじったらしいな。僕としては、嫌な仕事になった」

兵2「仕方ありませんよ」

兵1「生きて帰れるか……」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 14:01:07.33 ID:rXl6RatAO<>――――

17600「応急処置だ。急所も外してるし、これで暫くもつ」シュルシュル

14440「恩に来ます」

15555「私の切れた筋肉とか繋がらないか?」

17600「無理に決まってるだろう、バカ」ケラケラ

20000「じゅーでーん」パリパリ

19999「じゅーでーん」パチパチ

10666「ちょ、おま、もっと優しくしてェェェェェェ!?」ビクンビクン

麦野「…………」

フレンダ「麦野……」

麦野「……何であっさり捕まってんだよ、浜面ァ……」

浜面「滝壺が人質に取られました、許せ」

絹旗「超役立たずです……」ケッ

浜面「いや、ちょっと頑張ったのよ?マジで」

滝壺「大丈夫、そんな頑張ってくれる浜面を私は応援してる」

浜面「滝壺ぉ……」ウルッ

フレンダ「…………」

10666「よっし、復活。さぁ、洗いざらい話して貰おうか」ズイッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 14:01:56.77 ID:rXl6RatAO<>麦野「断る」

10666「……アンタらみたいな奴らがあっちに付いてるのも、良く考えりゃ不思議な話だ」チラッ

フレンダ「……何って訳よ」

……土御門さんが言ってたな。

10666「その子、何で生きてる?」ニッ

麦野「――フレンダが生きてて、何が悪いんだよっ!!」

10666「――ビーンゴ。レベル5の連中は皆感情表現が豊かなこって。我が妹達も見習わないとな」

麦野「――ケッ」

10666「――なぁ、話してくれよ。アンタ、私と同じ気がするんだ」

フレンダ「……結局、麦野は私を、死なせない為に戦ってるって訳よ」

麦野「フレンダ!?止めなさい、止めて!?」

フレンダ「そうよ、結局私は一度死んでる。現場から遺体を回収して蘇生されたって訳よ。麦野沈利への交渉素材として、ね」

麦野「……フレンダぁ、お願い、お願いだから……」

フレンダ「……結局やっぱり、こんなのおかしいって思う訳よ。ね、麦野」……ニコ

10666「じゃあもしかして、アンタ」

フレンダ「……結局、もうすぐ分かるんじゃないかって訳」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 14:02:51.53 ID:rXl6RatAO<>ピピピッ

15555「電話……誰のだ?」

麦野「ひっ、ひぃぃぃ……止めて、止めてよ……」ブルブル

10666「借りる、な?」ピッ

10666「……誰だ」

老人『おや、君か。初めまして、10666号』

10666「っ!?」

――監視されてやがる!?

10666「質問に答えろ」

老人『答えても、私が誰かなんて分からないよ。それより、そちらに『原子崩し』はいるね?』

10666「分かってるだろうに」

老人『いやはや、参った。なら、伝えてくれないか?』

10666「……何を?」

老人『腕と目はプレゼントだ。他は返してもらう、とね』<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 14:03:53.65 ID:rXl6RatAO<>10666「腕と、目?……他って一体……」

フレンダ「う……うぐ……」

麦野「フレンダ!フレンダァァァ……」

フレンダ「む、ぎ――」

ズバン!

フレンダ「――――」ゴプッ

麦野「フレ、ンダ――――」

10666「――な、何だよ。何だよコレ!?」

20000「胴体から真っ二つに――」

麦野「嫌ァァァァァァァァァァ!!!?フレンダァァァァァァァァァァ!!!」ガバッ

フレンダ「――ぎ、の……」ゴボッ

絹旗「フ、フレンダ!?」ガクガク

滝壺「……」フッ

浜面「お、おい滝壺!?」ガシッ<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 14:04:35.26 ID:rXl6RatAO<>麦野「止めてェェ……止めてよォォォ……」ヒッグヒッグ

10666「ヤベぇぞこれ……17600号!」

17600「止血ってレベルじゃないが……とりあえずはやってみる!」

10666「20000号、19999号!」

20000「オッケーオッケー超特急だぜ」

19999「病院のミサカ達には連絡済みだってばよ」

ダダダダダ!

10666「――ん?」

一方「オマエら、大丈夫かァ!?」バッ

上条「……ふぅ」ゼーハー

10666「――ナイスタイミン!一方通行、あの子の止血出来るかい!?」

一方「お、おォゥ!?一体何が――」

10666「話は後だ!今は一刻も早く冥土返しに!」

一方「わ、分かったァ!」<> 伊吹
◆LPFQRD/rxw<>saga<>2011/01/12(水) 14:06:35.62 ID:rXl6RatAO<>きり良いしここらで次スレ立てようと思う。

まさか2スレ目まで行くとは思わなかった。構想が大きすぎたんだねぇ……<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 16:05:08.20 ID:o01jVRYto<>うおおおおおおおおおフレンダああああああぁぁぁぁぁあああああ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 16:06:21.01 ID:eVAHdNNn0<>乙ほんと無理はしないでくれよ・・・
次スレは『10666号「」』の形で頼むぜ

それとむぎのんは俺がやさしく抱きしめといてあげるから
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 16:07:07.12 ID:eVAHdNNn0<>ってなんだもう立ってたのか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 16:07:51.10 ID:o01jVRYto<>立ってるね
10666「これが超電磁砲……」2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294809463/<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 18:59:39.05 ID:Kvf8Y/zIO<>埋めちまっても構わんのだろう?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 19:19:45.24 ID:x8xoIuOmo<>
フレ/ンダ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/12(水) 19:26:02.42 ID:MX2Nx4lIO<>1000<> 1001<><>Over 1000 Thread<>    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
   ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ      このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
    `ー─┬─ l´-、      完成させても死にます。
        /:::::::::::::::::l   /77
       /::::::::::i:i:::::::i,../ / |
       l:::/::::::::i:i:::、:::/ / |
       l;;ノ:::::::::::::::l l;.,.,.!  |
        /::::::::::::::::l/ /  冂
       /:::::::;へ:::::::l~   |ヌ|
      /:::::/´  ヽ:::l   .|ヌ|               製作速報VIP@VipService
      .〔:::::l     l:::l   凵                  http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
      ヽ;;;>     \;;>

<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>チャリの前輪をピッキング @ 2011/01/12(水) 19:24:03.06 ID:isCzciNAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1294827843/

すたるかー @ 2011/01/12(水) 16:25:30.93 ID:D7t1jdszo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1294817130/

げろ、しゃぶ&トゥー・スモーキング・ペパピカ @ 2011/01/12(水) 16:08:27.58 ID:OMNStvsvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1294816107/

キティとたんすとぺろりん @ 2011/01/12(水) 15:58:58.83 ID:Aoskv+mKo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1294815538/

眼鏡うp 〜俺はグラサンはかけても色眼鏡で物事を見ない男だ〜 @ 2011/01/12(水) 15:25:06.32 ID:dXPyA2YxP
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1294813506/

自分より収入の高い女って恋愛対象になる? @ 2011/01/12(水) 14:42:58.08 ID:hCjOgPrSO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1294810978/

10666「これが超電磁砲……」2 @ 2011/01/12(水) 14:17:43.66 ID:rXl6RatAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294809463/

智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 @ 2011/01/12(水) 12:00:57.85 ID:sZDacFKmo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294801257/


Powered By VIPService http://vip2ch.com/

<> 真・スレッドムーバー<><>移転<>この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)<>