◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:16:13.69 ID:2hIznBCI0<>昔あった仮面ライダーVIPの世界観一新してストーリー書きたい

という訳で連載してみる

文才とか無きに等しいんで、小説読むつもりじゃなく文章見て頭の中でドラマが浮かんでくれたら有難い

特に戦闘シーンとかは、皆さんの想像で足りないところ補完してやってください

禁書スレばかりもあれなんで、たまにはこういうのもいいかなあ…<>仮面ライダーVIPF
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:20:33.85 ID:2hIznBCI0<>取敢えず、最初の登場人物

神宮司天音
明朗快活な少女
高校一年生

亜崎心太
妹モノのエロゲに嵌る謎の男
実は“仮面ライダー”である
歳は20代半ば
ほっぺに少しニキビ<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:22:41.13 ID:2hIznBCI0<>仮面ライダーVIPF  第一話 「はじまりのライダー」

神宮司天音「ああ、遅刻しちゃうよ〜!」

公道を自転車で猛スピードで疾走する少女

口にはパンが銜えられている

天「今日に限って遅刻だなんて…」

自転車が、コーナーの5m手前まで来たその時――

人が現れたのだった

天「っっっっ!!!!」

キィィィィィィ!


気がつくと、自分も、コーナーを曲がってきた人も、地面に寝ころんでいた

先に立ちあがったのは、少女ではない方だった

20代くらいの男性。茶髪だが、ワックスの類はつけていなかった

ほほに少々、ニキビがあり、何処となく暗そうだ

天「あ、すみません、大丈夫ですか…」

天音が男に声をかけるが、男はそれには答えず、道に落とした茶封筒を大事そうに抱えて、
その場を去って行った

天「なんか一言ぐらいあっても…」

そう呟いて、天音が自転車を起こした時

天「?なんだろう、これ」

道に落ちていた一冊の薄い本を、天音は手に取った

大方、さっきの男が茶封筒の中から落としたものだろう―

パラパラパラ――

天「な、…何よ、これ…!」

その本の中で、お子様が見るには刺激が強すぎる、非常に如何わしい、実に怪しからん画が、何ページにもわたって展開していた

ストレートに言うと、18禁の同人誌だ

天「…」

先程の男の性癖を十分理解したところで、天音は、すぐにその本を閉じた
<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:39:13.10 ID:2hIznBCI0<>結局、学校には遅刻してしまい、さらに今朝拾ったあの同人誌をそのまま鞄に入れて持ってきてしまったのだった

天「何やってんだろ、私」

男の性癖は、どう考えても倫理に悖る。今度あの男に会った暁には、己の性倒錯と私にこんなものを見せたことに対する一生の懺悔を強要しよう―
ひそかにそんなことを思いつつ、天音は放課後まで過ごした
<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:39:56.12 ID:2hIznBCI0<>書記「おーし、じゃあ新生徒会恒例行事、肝試し大会始めまーす!」

時刻は午後7:00。天音たち新生徒会役員は、今、とある洞窟の入口に居る
心霊スポットとして、地元では有名だ

天「やっぱり、やめませんか…」
書記「どーした、天音!怖くなっちゃったか?」

主催者は、この書記の、天音の先輩の男子。どの集団でも一人はいるお調子者だ

天音「そうじゃないんですけど、ほら、会長にばれたら…」

書記「いいのいいの、元々会長に内緒で続けられてきた行事だし」

書記「じゃ、最初は俺と鈴木な。俺らが戻ってきたら、皆もどんどん続けよ」

そういって、二人の生徒会役員は暗闇の洞窟の中へ消えていった
<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:40:32.31 ID:2hIznBCI0<>遅い。

もう一時間は立とうとしている

洞窟の奥まで行って帰ってくるまで、40分とかからない筈だ

女1「ねえ、やっぱり何かあったんじゃ…」

女2「ちょっと見に行ってこない?」

女3「嫌よ、怖いわ」

男1「やっぱ祟りかな」

女2「縁起でもないこと言わないで!」

男2「俺、見に行ってくる!」

天「わ、私も行く!」

女2「天音は残ってなさいよ」

男2「そうだぜ、学園のマドンナに何かあっちゃあ…」

天「いいから、連れてって!」

さっきから嫌な胸騒ぎがする

何なのだろう、この変な感じは…
<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:41:19.22 ID:2hIznBCI0<>男2「暗いな、ここ…」

先頭の男子が、懐中電灯で道を照らす

天音ともう一人の女子は、用心しながらその後をついていく

さっきから、胸騒ぎが増してきている

この近くに、何かある――

その時だった

男2「お、おい、あれっ―」

見ると、そこに書記の男子とその連れの男子が倒れていた

幸い生きているようだが――

天音たちの視点は、あるものに釘付けになっていた

ゴキブリの皮を被った―怪人。

女1「こ、これ…、なんかの特撮番組の撮影?…」

声が震えてしまっている

怪人が、こちらに気づいたようだ

男2「わっっ!」

怪人は、あっという間に間合いを詰めて、先頭の男子の手から懐中電灯を叩き落とすと―

男2「ぐは…」

そのまま殴り倒してしまった

女2「きゃあ!」

今度は天音の傍にいた女子生徒に狙いを定め、腹を殴ってその場に気絶させた

天「あ…、ア…」

次は自分の番…

天音は尻もちをついて、後ずさる

怪人「グ…、ググギ…」

ここで…、ここで殺されちゃうの…?

天音の脳裏に、追い詰められた者が抱いて当然な疑問がよぎる

怪「グガッ!」

怪人の手が、天音の首を鷲掴みにした

天「く…、うう」

そのまま持ち上げられる

もうお終い…。
<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:41:53.17 ID:2hIznBCI0<>突如、怪人が天音の首から手を離した

何か音がする

むせながら、天音は注意深く聞きいった

亜崎心太「こんな所にもいるんだなあ、怪人って」

コツコツ、靴の音だ

怪人の後ろに、ひとりの男が立っているのに気づいた

天「あ、あなた…」

その男―今朝の、あの男だ

天「あなた一体…」

亜「仮面ライダーだが、何か用か?」

天「仮面ライダー…?」

亜「変身!」

ベルトのバックルに手を当てたその男は、漆黒のボディと、カージナルレッドの大きな眼、そして首には溝鼠色のマフラー…といった、異形の姿に、正しく“変身”した


亜「いくぞ」

“仮面ライダー”が、怪人めがけて突進する

怪「グゴオッ」

先ず右でボディーブロー

続いて左フック

間髪いれないライダーの攻撃が、怪人を襲う

亜「さて、そろそろ…」

ライダーが、空中に飛び上がる

亜「ライダー…、キック!」

エネルギー体を帯びた足の裏が、怪人目掛けて叩きつけられる

怪「グ…グウウ…ウアアアア!」

怪人は爆散した
<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:42:32.61 ID:2hIznBCI0<>変身が解けると、今朝通学路で会った亜崎心太が現れた

背を向けたまま、立ち去ろうとする

天「待って!」

亜「礼など要らない、名も名乗らない。ポリシーだ」

天「いや、そうじゃなくて」

天音は鞄から、薄い本を取り出した

天「これ、あなたのですよね?」

亜「あ…、それは、サークルkkkの新刊…!無いと思ってたら」


天「やっぱりあなただったんですか…」

天「僅か16歳の少女にこんなもの見せて…!?」

亜「何、みたのか貴様ァ!」

天「み、見たくないけど見ちゃったんですよ!!//」

亜「お…、俺が最初に読むってだったのに…」

天「ちょっと、話聞いてます!?」

亜「うるさい!もうお終いだー!!」

天「ってこら、待てー!!」

〜つづく〜
<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/23(日) 22:44:06.02 ID:2hIznBCI0<>取敢えず、こんなところです

自己満で書いてるので、読みにくいところ多々あるかと存じますが、
是非感想をいただけたら…
とても…励みになりますので…

只今2話誠意執筆中でござる<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/24(月) 00:27:51.93 ID:nv7WYNpAO<>とりあえず主人公もヒロインも倒れた人ほっぽらかすのはどういう事なの<>
◆ZHmtWiC5ao<><>2011/01/24(月) 00:34:05.86 ID:UykmjyM00<>>>11
えーと、そこんとこはいろいろご都合主義で…
皆で何とか帰りました<>