VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/23(水) 14:26:22.24 ID:yXLG/T2AO<>立てた<>鋼殻のレギオスSSスレ
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/23(水) 15:11:14.14 ID:jiixCy59o<> レギオス好きな俺だけど、たぶんこのスレは使われないままに落ちる気がする <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/23(水) 15:13:33.03 ID:Ldz/vLOSO<> 自動じゃ落ちない
3ヶ月書き込みが無いと運営が落とすけど、それならHTML化依頼出した方がいい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/23(水) 15:22:42.57 ID:xKJ9t5nAO<> 立てたからには何か考えてるんだろうな>>1よ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/23(水) 23:55:30.76 ID:ac5lJ7hjo<> さっさとヴァっさんのSS書け
それで許してやる <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/24(木) 02:26:10.69 ID:s0V4A2DAO<> 俺得スレ発見 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/24(木) 09:40:02.76 ID:s0V4A2DAO<> >>1は書かないのか? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/24(木) 12:26:40.29 ID:fTlK46oAO<> 三巻しか読んでないけど書いてもいいのかな
もちろんキャラも三巻までに出た奴しか知らないよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/24(木) 12:39:26.09 ID:/e2TiZnqo<> 書いちゃえよ
誰か一人書いたらほかのやつも書き始めるさ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/24(木) 16:37:00.31 ID:s0V4A2DAO<> >>8
お願いします <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/24(木) 17:55:34.87 ID:B73F9QpDO<> レイフォン「学園都市?」
なるほどそういうことか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/24(木) 18:03:23.60 ID:/e2TiZnqo<> >>11
一時期そんなスレがあった
書き直したいとのことで落としたみたいだけど
結構期待してたんだけどな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/24(木) 20:15:37.33 ID:s0V4A2DAO<> >>11
立ててこようか? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/24(木) 20:20:36.36 ID:/e2TiZnqo<> いやいや
書き手もいないのにスレ乱立はよくないでげす <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/24(木) 21:00:11.42 ID:s0V4A2DAO<> おk
じゃあやめとく <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/24(木) 21:02:05.77 ID:vEpX2oyFo<> 鋼殻も書きづらいよな、戦闘シーンとかさ、
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/25(金) 16:02:41.48 ID:frP9IS9io<> さすがにこれは処理依頼出してきていいよな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/25(金) 16:46:58.87 ID:LrXJtwOAO<> 待て!誰か書いてくれるはずだ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/25(金) 17:26:32.63 ID:qDTTN/Kco<> グレンダンでのあまりの仕打ちに性格がゆがんだ外道レイフォンがツェルニでやりたい放題する再構成ものが頭に浮かんだが
めんどくさいから誰か書け <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/25(金) 21:26:42.02 ID:Q+oECpZDO<> 一方通行さんとレイフォンさんが共に過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者っていいなって思ったけどレイフォンそんな苦悩してないなぁって思った <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/26(土) 08:57:22.64 ID:JNAgz/bAO<> 期待 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/26(土) 10:44:05.80 ID:6jOHKiSP0<> >>20
レイフォンも一方も自分は悪いことをしたっていう意識なかった気がする <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/26(土) 15:30:16.98 ID:W28n8v+K0<> 禁書、レギオスとかでしてもレギオスの頸って能力と違うからアルシェイラ無双でオワタ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/26(土) 16:12:39.33 ID:JNAgz/bAO<> アルシェイラって誰だよ?
アレイスターじゃないの? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/26(土) 16:24:02.42 ID:QRM71Lnio<> クロスSSは他にスレなかったっけ
やるんならそっちでやったほうがいいんじゃないの <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/26(土) 16:44:11.34 ID:vpoVxm+IO<> 丸三日SSなし。レギオスも総合必要なほどスレも人口もなし。依頼出してくるぞ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/26(土) 17:23:21.49 ID:QRM71Lnio<> 今書いてるとこだからもー少し待ってほしいな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/26(土) 19:47:28.26 ID:JNAgz/bAO<> >>27
キタ――(゚∀゚)――!! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/27(日) 07:09:12.20 ID:70Wy5DZAO<> >>27
あとどれくらいでできるの? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/27(日) 12:12:24.37 ID:IY9nNfSb0<> >>24
レギオス側でアルシェイラってやつがいるんだよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/27(日) 12:13:14.22 ID:f3pzXGPvo<> 立て逃げスレなんだからここ使わず個別でスレ立てろよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/27(日) 17:22:14.56 ID:/8JYBOqxo<> フォンフォンが厨二なSS書いてください <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/27(日) 22:49:19.70 ID:PztP13tXo<> >>31
そうするわ
ごめん俺にかまわず落としていいよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/27(日) 23:22:25.73 ID:0mJziNDqo<> まぁ正直レギオスとかのSSはわざわざスレ立ててやるのもな……って感じの人も多いだろうから
こういう場所があってもいいんじゃないかと思うけど
好きにすればいいんじゃね <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/01(火) 21:18:28.02 ID:Ym/yyYIAO<> あげ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/05(土) 04:58:44.97 ID:uy0m33dE0<> とある何の変哲もない路地裏で、ドゴッ――――
「ッッッッッ!!」
―――なんて鈍い音と共に、胸に何か重いものが落ちてきたような痛みと、衝撃で、レイフォンは意識を無理やり覚醒させられた。
あまりの痛みに一瞬意識を失いかけるが、やはりそこは元天剣授受者に選ばれし者だからなのか、一瞬で意識を取り戻し、目を覚ます。
「……な、なんだ?…………いったい何が起こったんだ?」
そう言いながらレイフォンは高速で飛び起き、何かが襲ってきたのか? と思いながら周りを見渡す。
しかし、そこは何の変哲もないただの路地裏で、 そして、自分はいつもの制服を着た状態だった。
そしてレイフォンはその場所、そして自分の姿を見て
「へ?」
と、素っ頓狂な声を上げる。
しかし、レイフォンの疑問も無理はない。
何故なら――
「なんで……、僕はこんなところで、それに、この剣…………なんでこんなのを持って、僕は寝てるんだ……?」
自分の姿におかしなところがありすぎて、レイフォンは少し、混乱する。
なぜなら、自分の姿があまりにおかしかったから。
まず、制服だ。
レイフォンは機関掃除の帰りで、機関掃除の前には、テストと訓練――と言う名の教師役――の連続で、意外にも疲れていたのか、
仕事着のまま、図書室で寝てしまっていたのだ。
そして、もう一つ、いやもう二つあげるならこうだ。
「なんで、僕の天剣が、あるんだ………?」
それは、あまりにもおかしい。彼は、天剣ではなく、いつもは、青石錬金鋼(サファイアダイト)、複合錬金鋼(アダマンダイト)、
簡易複合錬金鋼(シムアダマンダイト)鋼鉄錬金鋼(アイアンダイト)を使っている。
それは……天剣を剥奪されて、ツェルニに来てからレイフォンが戦争と汚染獣とで戦ってきたのに使っているのだ。
だから、天剣など持っているはずがない。
…………なのに、何故か、自分が天剣を持っている。それは、明らかにおかしい。
それに、おかしいのそこだけじゃない。
最後の一つは――――
「この場所は……ツェルニじゃない……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/05(土) 04:59:31.90 ID:uy0m33dE0<> ――――そう、ツェルニじゃない。
路地裏を見ただけで分かる。ここは絶対に自分の知っている場所ではないと、断言もできる。
何故なら、その路地裏から、かなり遠くに、緑色をした山が見えたから、そして、世界が、あまりに広くて、汚染されていないから。
「なんなんだ……?」
一瞬ここは別の世界か? と、頭に浮かぶが――
いきなり後ろから声が、かかる。
それは、女の声だった。
「おい、お前、何を一人でぶつぶつ言っている。こんな所で寝るなど団子屋に近道するものの迷惑だろ、寝るなら煎餅屋の近くで寝ていろ」
などと傲慢不遜な態度で言い。
「今から私が団子屋へ行く道で寝ているな」と付け足して堂々と言い放つ美少女がそこに立っていた。
いや、それは、美少女などと言っていいレベルなのだろうか、その少女は、本当に、あまりにも美人だった。
艶やかな長い金髪、切れ長の青い瞳。そして女神すら凌駕するんじゃないかと思わされるほど、圧倒的な美貌。
スタイルのいい華奢な体を白と紺と言う清潔な道着で包んでいる。そして腰には何故か長剣。
そして手には……今から団子屋に行くはずの少女は手にすでに団子を持っていた。
そんな……そんな何の感情も映さない無表情の美少女がレイフォンの後ろにいつの間にか立っていた。
「へ?」
本当にいつの間にか立っていた。
自分に気づかれることなく、本当にいつの間に。
レイフォンは、いつの間にかその美少女に質問をしていた。
「えぇと……貴女は、だれでしょうか?」
「美人だ!!」
「………………」
「……美人だ!!」
「…………」
「……………」
レイフォンがその美少女に唖然として黙ると、少女は顔を赤らめた。
どうやら何の反応もないのに恥ずかしくなったらしい。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/05(土) 05:00:27.63 ID:uy0m33dE0<> 投げよう。まったく案がねぇ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/05(土) 09:12:00.75 ID:KPp/fdxdo<> ――――なんて鈍い音と共に〜
の部分だけで伝勇伝クロスだとわかったわ
日本語がちとおかしい部分あるけど
どんどん書いてけばいいじゃん <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/05(土) 16:58:33.39 ID:Lsd1otbAO<> 面白いから続き書いてくれ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/05(土) 20:32:12.45 ID:uy0m33dE0<> やべ、日本語がおかしすぎる……
ガチで二日寝てなくて書いたから文章が凄い事に……
そして俺はレギオス13巻までしか持ってないから最近のはよく分からん
まぁそれでも良いなら書きますが
ちなみに伝勇伝は全部持ってます <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/07(月) 22:40:13.11 ID:Olj1X9uD0<> kake <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/08(火) 01:56:20.33 ID:yszHkyhAO<> >>41
お前は俺かwwwwww <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/08(火) 19:04:52.82 ID:VzSSSv6h0<> 暇だし書くとしよう
別に書きたかったわけじゃないし、ただ単に伝勇伝が好きなだけだだし <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/08(火) 22:33:30.66 ID:VzSSSv6h0<> その美少女の顔を赤らめた姿はレイフォンの胸を少しドキリとさせるほど可愛かったものの。
しかしレイフォンは直感する。
その美少女とは何か関わるな、と何かが警鈴をならす。
レイフォンは、このまま関わると、厄介なことになりそうなオーラを感じた。
なのでそのままそそくさと、少女に一声かけてその隣を出ていこうとする、が。
「えっと……それじゃあ僕はいきますね? それでは――――」
「――おい、まて。私に恥をかかせておいてそのまま立ち去る気か?」
少女は顔を朱に染めたまま、自分の腰にかけてある長剣をすらりと抜く。
「えぇ……」
レイフォンはどこか悲観めいた声を出す。
レイフォンは自分の運のなさに頭を抱え、すこし泣きそうになる。
やはり、厄介事にかかわってしまった、と。
エアーフィルターのない、たぶん異世界だろうところに訳も分からず飛ばされ、
そしていきなり目の前の美少女に踏みつけられて起こされ、
そして今、何故か逆ギレで切られそうな雰囲気だ。
しかもこの美少女、立ち姿、構えだけで、自分に近い、もしくは同等の実力を持っていそうだと予感する。
レイフォンは賭け闘技場での荒くれ者の連中や、ツェルニの学生達とは、あまりにも強さが違うと判断した。
まぁしかし……。
「もう一度気絶してろ」
「ちょっ、まってくださ――――がふっ……」
レイフォンは照れた乙女(?)の羞恥の気迫に飲まれ、猛速で振り下ろされた剣の腹に、そのまま頭をぶん殴られた。
レイフォンはなにか言いわけをしかけたようだが、、まぁ聞いて貰ったとしてもロクに言葉を用意していなかったのでどっちみち殴られただろう。
こうしてレイフォンは、本日初めて、異世界での睡眠を強制的にすることとなった。
名前も知らぬ美少女は、レイフォンを路地裏に捨ててそのまま団子屋に向かったという。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/08(火) 23:32:11.04 ID:VzSSSv6h0<>
「いたた……」
レイフォンは頭をぶん殴られ気絶してから約3分、頭を押さえながら起きた。
「いったいさっきの女性は何だったんだろ……ってそんなことよりここが何処だかが問題なんだった」
と、レイフォンは慌てて気付き、あまりよくは無い頭をフル回転させてこれからどうするか考える。
「う〜ん……まずここがどういう所か調べなきゃな……でもどうやって調べるか……」
レイフォンは考える。
「……………」
何も思いつかず、黙りこむ。
「――――」
何も思いつかないのに考えすぎて、頭から湯気を出し、頭がグワングワンと痛みだしたところで、レイフォンは考えるのをやめた。
どう考えても自分の頭では導き出せそうにないからである。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/08(火) 23:32:38.01 ID:VzSSSv6h0<> どうやら戦い以外で頭を使うのは苦手なようだった。
そしてしばらくして。
レイフォンは一旦頭を冷ましたところで、――――閃いたというのか、あたまに電球をポンとだす。
それは、とんでもない馬鹿な、というより馬鹿の閃きだった。
「あっそうだ。ここの一番偉い人に聞いたら、ここがどういう場所か教えてもらえるかも。
とりあえずあの城に行ってみよう」
もしここにリーリン達ががいるのならば、全力で突っ込みと止めに入るのだろうが、
今はレイフォンの暴走を止める者はいない現状だ。
こうして、レイフォンは唯一の武器の天剣を腰にかけ直し、そのまま城に向かった。
図書館に行けよ、とは、誰もが思うことであろう。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/09(水) 00:56:38.39 ID:vNu+9OiR0<>
そうして、レイフォンが城から約五キロはあったであろう路地裏からの距離を10分かからずに城下につくと、
そこはまさしく活気ある西洋の建物群がそして沢山の店が大挙として構えていた。
「うわぁ、すごいな」
つい、レイフォンは笑顔でそんな声を漏らす。
レイフォンはこの街を見て、無性にうれしくなる。
なぜなら、この街の人たちは皆が笑顔だったから。
笑顔、笑顔、笑顔。
何処を見ても嬉しさと、楽しさと、そして、やはり笑顔が街を占めていた。
それに、嬉しくなる。
やはり人の笑顔は、心をウキウキさせるものだと、レイフォンは思う。
そうしてレイフォンが嬉しそうにほほ笑みながら街を見ながら歩いていると、
沢山ある店の中から一つ、煎餅(せんべい)屋らしき店のおっちゃんが声をかけてきた。
「よっ! そこの兄ちゃん! その服装、旅人かい? なら旅のついでに煎餅(せんべい)どうだい?」
と、おっちゃんが気さくにに声をかけてくる。
「いや、実はお金持ってないんで……だから遠慮しときます」
とレイフォンは済まなそうにおっちゃんに言うと。
「ん? ははは! 貧乏な旅人かい? ならこの煎餅持っていきな」
そう、笑顔で気さくにおっちゃんはレイフォンに煎餅を押しつけるように渡してくる。
なんとも剛毅な気持ちのいいおっちゃんだ。
そうレイフォンは思いながらお礼を言い。
おっちゃんに一つ聞く。
「ここの人は皆笑顔ですね? なにか楽しい事でもあったんですか?」
そうレイフォンは問うと、おっちゃんはおう、と頷く。
「我らが王様、英雄王シオン・アスタール様の誕生日が明後日に控えてるんだ。だから皆祝いたくて仕方がないんだよ」
そうおっちゃんは豪快に笑いながら言う。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga <>2011/03/09(水) 02:51:06.09 ID:vNu+9OiR0<> sate寝よう <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/09(水) 02:52:03.79 ID:vNu+9OiR0<> 駄文ですまんね
戦闘は後々で <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/09(水) 03:57:49.39 ID:ad+6cDGHo<> 乙
楽しみに見てるぜ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/10(木) 10:27:54.51 ID:5k45j+bAO<> 乙!期待せざるを得ない <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/11(金) 07:56:27.79 ID:DDwyKv6AO<> そろそろかな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/11(金) 16:05:59.43 ID:VIWGGNPQ0<> 学園都市VSグレンダン辺り見てみたいか書いてみたいな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/11(金) 16:11:40.57 ID:n03OteLlo<> 女王vs学園都市でも問題ないレベル <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/03/12(土) 19:43:07.18 ID:KcSwmDpD0<> >>54書けばいいじゃないか。
と、それよりごめんね書くの遅れた。
あと、ここでは地震のことや色々なことを掻くのは禁止の方向で行こう。
話すだけで不謹慎な気がするので。こんな時にSS書いててなんだけど……。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga <>2011/03/12(土) 19:45:45.94 ID:KcSwmDpD0<> それにレイフォンは返す。
「へぇ、そんなに良い王様なんですか? そのシオン・アスタールさんは」
そうレイフォンが言うと、おっちゃんは笑顔で大きく頷く。
「おうよ! 王様のおかげであんなに暗かった街が笑顔になったんだ。皆感謝してもしきれねぇよ」
そうおっちゃんが言う。
あんなにと言われてもレイフォンにはどんだけ暗かったか分からないが。
その王様はどんけ良い王様なのかそのおっちゃんの言い方や、笑顔で分かる。
そしておっちゃんは、そのシオン・アスタールという王様がどんだけ良い王様かを聞いてもないのに延々と語り始めた。
それは、
どれだけ良政を布いてくれているか。
どれだけ民を思ってくれているか。
どれだけ働いているか。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga <>2011/03/12(土) 19:49:40.23 ID:KcSwmDpD0<> そうおっちゃんが笑顔で語ると。
すぐ近くにある、城を指さし、
「しかも、あれだけの城に住んでいながらも、とても倹約家なんだ。本当にすごい王様だよ」
などなど、聞いてもいないのに語ってくる。
それにレイフォンは、途中でおっちゃんの言葉を止めるタイミングを見逃して、仕方なく先ほどおっちゃんがくれた煎餅を食べながら
聞いていたレイフォン。
(あっ、これ凄く美味しい)
と煎餅を満足しながらおっちゃんの言葉を聞くレイフォン。
そしておっちゃんは語るのに満足し、自分が少しレイフォンを気にせず語りすぎたのを申し訳なく思いながら。
「ほら、これ、長々と話しちまったお詫びだ。もう一つ煎餅やるよ」
と、煎餅をもう一つレイフォンに手渡した。
「あっ、すいません。ありがとうございます」
そう礼を言い。
レイフォンは一つ頭を下げ、おっちゃんにもう一度礼を言ってから城に向かうことにした。
ここの一番偉い人、つまり王様の住む場所は、おっちゃんが言った通り。
やはりすぐ近くに見えている城の人らしい。
「でも、王様なんているんだ……」
と、グレンダンの女王様を思い出し、冷や汗を一つ流す。
「あんな人みたいじゃなかったらいいんだけど……」
そう不安と胸に抱えて言いながら、レイフォンは馬鹿な閃きと共に、城に向かう。
――――そしてそれが、この物語の本当の始まりを告げる。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/03/13(日) 06:55:03.64 ID:6oIqZeUAO<> wwktk <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<><>2011/03/16(水) 21:22:09.93 ID:7ogdGBNAO<> あげてみる <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<><>2011/03/17(木) 20:36:02.71 ID:Me1UtTES0<> 給料入って遊び呆けてた。
正直スマンと思ってる <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage saga<>2011/03/17(木) 21:43:26.64 ID:Me1UtTES0<> レイフォンが探索を始めてからして30分。
王様のいる場所はどこだろうか? とか、グレンダンの女王とはやっぱり違うだろうかとか。
ツェルニの生徒会長と似たような厄介そうなのじゃなければいいんだけど……とか考えながら歩く。
そして、王様がどんな容姿をしているのかとか、どういう身なりなのかとか全く考えず来たレイフォンは
しまったな、なんて思い。王様のいそうな場所がどういう所なのか考える。
「う〜ん……ここは常套句で執務室かな……?
でもな……、グレンダンの女王が執務してるなんてあんまり見たことないから本当に常套句か分からない…………」
あと城の中が意外に広く、どういう構造になってるのかが分からない。
どうしようかな……、なんて、レイフォンが悩みながら歩いていると <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage saga<>2011/03/17(木) 21:44:23.81 ID:Me1UtTES0<> 「――ぐぁあああああああああ!! 死ぬ! 絶対に死ぬ!! おいシオン!! 俺ってば五日も寝てないんだぞ!!
流石に死んじゃうからな!? 頼むから寝させてくれぇええええええええええ!!」
なんて、今にも暴れだしそうな、声に怒りと絶望の色を乗せた男の叫びが響いてきた。
「な、なんだ?」
レイフォンはビクッ! と体を跳ねさせ、自分のすぐ真横の部屋から聞こえてきた声に驚く。
中の声はさらにエスカレートする。
「シオン!! もし寝させてくれないなら俺はここから逃亡するからな!? もう本当に限界だからな!?
だから頼むから帰してくれぇえええええええええええええええええええええええええええええええ」
そう断末魔の様な声が帰してくれと若干半泣きで言っている。
なんだか近づきたくないな……と、レイフォンは思うが、さっき商店街の方でおっちゃんが王様の名前はシオンとか言っていたのを思い出し。
まさか……なんておもいながら、部屋の上にあるプレートに目を向ける。
――執務室。
まっさか〜なんて、現実逃避し、とりあえず仕方なく、耳をそば立てることにする。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage saga<>2011/03/17(木) 21:45:03.25 ID:Me1UtTES0<>
部屋の中、男が絶望に叫ぶ。
すると
「まったく、まだ仕事がたくさんあるぞ?」
なんて男の声が聞こえてきた。
それは、絶望に叫ぶ男にシオンと名前を呼ばれたでものであろう。
そしてシオンはもう一度、「まったく仕方ないな」、なんて呆れて。
ダメな子を諭すような声で言う。
「まったく……なら、あと一区切り付いたら睡眠の時間にしようかライナ」
そう仕方ないな、なんて本当に思っているような声で、言う。
すると、ライナと思わしき男の方の声は、まるで予想外とでも言うような声で問う。
「マジで? 良いの? 俺の話が通るなんてまったくこれっぽっちも期待してなかったんだけど」
「そうか? なら仕事する?」
「いやいやいやいや、ごめんなさい! 仕事するから睡眠をください」
「なら一区切り…つくまで頑張ろうかライナ」
そう、「一区切り」を強調させて優しげな声で言う。
その含みのある優しげな声に、ライナは気付かず、シオンにわくわくした顔で聞く。
「それで? その一区切りってどれくらいあるんだ?」
そうライナが極大な期待と、希望を胸に、シオンに問うと。
シオンは一旦間をおいて、
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage saga<>2011/03/17(木) 21:47:24.17 ID:Me1UtTES0<> 「それじゃあと二日がんば――」
「じゃあな!! ――ってぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
あと二日の「ふつ」で走り音が聞こえ、それと同時に
ドゴン!! という音と共に大人ひとり分の吹っ飛び、ドサ、と地面に落ちる音が聞こえた。
そして、中から優しそうな声が聞こえる。
「あっ、言い忘れてたけどフェリスには団子セット五つでライナを部屋から逃がさないように頼んであるから、逃げようとしても無駄だよ?」
「ふん。団子のためだ。諦めるんだな、ライナ」
と、今まで聞こえなかった――
(――――ってあれ? この声どこかで聞いたような…………)
なんだっけ? なんてレイフォンが考えようとするが、
「助けてくれぇええええええええええええええええええええええええ」
と言う叫びが聞こえてき、流石にこれは不味いんじゃないだろうか?
なんて思う。
中の様子が、とりあえず男が虐待されているであろう様子が声で判断できる。
「……助けた方がいいよね?」
なんて、とりあえず自分に質問する。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)<>sage<>2011/03/18(金) 16:03:54.48 ID:PuXeCDKAO<> その後、誰もこの続きを見ることはなかった……… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<><>2011/03/21(月) 17:41:02.65 ID:AQb3v1wAO<> 終わり・・・じゃないよね?
ゆっくりでいいから続き書いて欲しい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage saga<>2011/03/22(火) 23:17:03.73 ID:/GZXNtws0<> 「ぎゃぁあああああああああ」
またドカンと言う音が鳴り。
今度はシオンの悲鳴も聞こえてきた。
「一体中で何が起きてるか分からないけど……とりあえず覗いてみよう」
もしかしたら――王様なんだから暗殺者が来たのかもしれない、と思うも、
でも、なんか違うだろうな……とレイフォンは一瞬逡巡したが、やはり前者の可能性が捨てきれないのもある。
レイフォンは違ったら謝ればいいかなんて思いながら、とりあえず殺頸をまとったまま、
そーと、扉を開けて覗きこむ。
「―――――」
――そこでレイフォンは息をのんだ。
と言うより扉を開けて、開けた後悔と光景の悲惨さに、レイフォンは顔をゆがませる。
そう、そこにあったのは――
「ぎゃぁああああああああああああああああああああああああああ
フェリスさん!? 団子を奢らせて頂きますので人体でパズルしないでってぎゃああああああああああああああ」
「ちょっ! フェリス!? 冗談だって!! 団子はちゃんと報酬としてやるから! だから、だから俺の首を締めないで――
って息が……冗談じゃなくてホントに息が……」
――美しい出で立ちの王様と、眠そうな目をした男がどこかで見たような美少女にボコボコびされているほのぼのとした光景でした、まる
そうレイフォンは自分を無理やり納得させ、扉をそーと締めようとして。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<><>2011/03/22(火) 23:32:24.44 ID:/GZXNtws0<> ガタン
何かがぶつかった音がした。
それに、レイフォンはびくりと体を跳ねさせる。
それは、自分の天剣が扉にぶつけた音だった。
あまりの光景の悲惨さに動揺していたのか、それとも偶然か……自分の腰にある天剣(白金錬金鋼)を扉にぶつけた事実に顔が青ざめる。
「誰だ!!」
そして案の定、二人を締め上げていた彼女に気付かれた。
――レイフォンは、走り出した。
というより逃げ出した。
それは当然のことだろう、何故なら恐い。
だからだろうか、あまりの驚きと動揺で、自分の殺頸を消してしまっていて、しかもそれに気付かずにレイフォンは走り出していた。
普段汚染獣と戦っているレイフォンは、動揺や、焦りとは無縁、――とは言えないが、それなりに耐性のあるレイフォンが、
動揺で殺頸を解いた。
それは、汚染獣より恐いものを見た結果であった。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/03/22(火) 23:33:50.48 ID:/GZXNtws0<> ――――
視点は変わる。
「誰だ!!」
彼女は驚きと警戒で身構える。
自分に気づかれることなく、まるで急にそこの扉の前に現れたかのような気配に、だ。
「――あれはッ!! くっ……! 追うぞライナ! 何をもたもたしている!!」
「モタモタってお前のせい……まぁいいや。
だけどさフェリス? 今回はちょっと無理かも、体中が痛くて動けない――――ってはいはい、行きます行きます、だから首筋に剣を当てんな」
「よし」
ライナの返答にフェリスは、満足し、ライナを連れて不審者へと走り出す。
シオンはフェリス達が出ていく前に声をかける。
「お前らなら大丈夫だろうけど一応気をつけろよ?」
それを聞いてフェリスは一言、
「任せろ」 「うぃー」
二人はそういって出ていった。
ライナは分からないが、もちろんフェリスのことだから、俺のことを守るとかとは違うんだろうな……なんてシオンは思ったのは内緒だ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/03/22(火) 23:34:20.94 ID:/GZXNtws0<> ――――
レイフォンは、城の廊下を脇目も振らずに走る。
何故走るか、それは決まっている。
恐いからだ。
何が? なんて言われると、彼女を見た時の、本能的な直感で、だ。
あれはきっと、汚染獣なんて目じゃないほど怖い存在だ。
なんて何故か本能が告げたからだ。
だから逃げるのだ――
「って、なんか追いかけてきてる!? 殺頸つかってるのに……っていつの間にか消えてる!?」
レイフォンの後ろから、二人の男と女が走ってきていた。
一人は、寝むそうな目で、やる気のなさそうな男。
もう一人は――
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/03/22(火) 23:35:21.61 ID:/GZXNtws0<> ―――――
「ってあれ路地裏で会った女のひと!?」
確かにそれは、今日路地裏で自分を叩き起こした無表情の美少女だった。
しかし、何故か、無表情にしか見えないその顔には、怒りが宿っているかのように、レイフォンには見えた。
なんで? とは思うものの、自分が忍び込んでいたと言う事を思いだし。
それが原因か!? と自分の馬鹿な行動に後悔を募らせる。
「そこの侵入者め!! 覚悟しろ!!」
その言葉と同時に、ヒュンと、無駄のない、剣が空を切るおとが聞こえてき
「うわっ!」
レイフォン向けて横薙ぎに払われた剣を、獣のように体を沈ませ、顔を地面ギリギリに近づけて走りながら避ける。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/03/22(火) 23:36:27.45 ID:/GZXNtws0<> 『な!?』
それに三人ともが驚く。
レイフォンは、その剣の速さに驚き。
後ろの二人は、自分がその剣を避けたのに驚いたようだった。
(速い……――でも、避けられないほどじゃない)
そうレイフォンは顔つきを無表情にし、戦闘をする時のいつもの顔で、そう思いながら走る。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/03/22(火) 23:37:12.00 ID:/GZXNtws0<> ――――
ライナは、手加減していたとはいえフェリスの剣を避けた自分より年下であろう少年を見て、驚く。
「……なぁフェリス、もしかして、あいつって強いんじゃねぇの?」
そうライナが言うと、フェリスは、ライナにしか分からないような、しかし、確かに顔を歪めた。
怒った表情で目の前の少年を見つめていた。
「なるほど、あれが煎餅神の最終兵器と言うわけだな」
「は? せんべ……って何が?」
ライナはフェリスが何を言っているのか聞き取れず、確かめるようにもう一度聞く。
すると、フェリスは怒気に声を震わせ、言う。
「あいつは、城下の商店街で、今勢力を確実に伸ばしている煎餅屋の煎餅をポケットに入れていた。
そんな存在は煎餅神の勢力を確実に伸ばすことになり、我が団子道の妨げである。
そしてあの強さ、すなわち煎餅神の最終兵器。しかし、あれは侵入者だ。
ならば容赦することは無い――――ボコボコにするぞ」
フェリスは怒りで長台詞を一気に述べた。
そんなフェリスにライナは、「そんなことか」と呟く手殴られるのは目に見えているので心の中で呟き。
大きく溜息をついたのは仕方なきことであろう。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/03/23(水) 00:39:45.64 ID:4IltPe8W0<> neoti <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga <>2011/03/23(水) 16:28:57.04 ID:4IltPe8W0<> 今日の夜たぶん投下します <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)<><>2011/03/27(日) 17:53:51.88 ID:KIQUpm9AO<> 密かに楽しみにしてるんだ がんばってくれよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<><>2011/03/28(月) 10:56:49.59 ID:b35ayV+AO<> 焦らしプレー? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<><>2011/03/30(水) 11:40:39.04 ID:HzZ4WcEAO<> 期待あげ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/04/01(金) 08:43:27.27 ID:DbYdKsIl0<> 今日暇だし書いてみます
持ってくれた人はスイマセンでござるでフォンフォン <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/04/01(金) 21:42:39.52 ID:DbYdKsIl0<> そしてライナはもう一つフェリスに言う。
「なぁ、あれがもし団子好きでたまたませんべいを貰っただけの侵入者だったらどうするんだ?
…………いや、侵入者って時点でもう駄目だけどさ」
そうライナは最後の部分を呆れがらもフェリスに質問すると、
フェリスは胸を張り、自信満々で言う。
「…………そうなった場合は、侵入者としてボコボコにするだけだ!!」
「…………え〜」
ライナは呆れて、侵入者のレイフォンを追いかけるのに集中……はしないけど、とりあえずだるそうに専念した。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/04/01(金) 21:43:44.15 ID:DbYdKsIl0<> ★
レイフォンは、珍しく焦っていた。
(あの剣速……天剣授受者に匹敵する……!? いや、あの顔、まだ剣を振り抜くのに余裕があるみたいだ。
なら、剣速は僕以上の力量を持っている…………!?)
「――――くっ!!」
レイフォンは自分の考えなしを呪った。
城に来て、王様の使い手がこんなに強いと思っていなかったのもあるが。
しかし、それ以上にレイフォンは、後悔した。
それは、
―――世界が違うなら、力量も違うにきまっている。
それは、もしかしたら自分レベルの人間がそこらへんに跋扈しているかもしれないし、
もしかしたら、何かしら自分たちのしらない能力を使ってくるかもしれない。
「…………僕も……少し、平和ボケし過ぎたみたいだな……」
別にそんなことは無いのだが、それでもレイフォンは今までの、楽しかった生活を思い出す。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/04/01(金) 21:44:18.93 ID:DbYdKsIl0<> まず一番に思い出すの隊長、訓練ばかりして、体を壊しかけたり、でも、自分達を、僕より弱いのに、一生懸命
引っ張って行ってくれたり、そんな尊敬できる隊長。
二番目に思い出したのはフェリ、無表情だが、それでも表情に起伏はあった少女。
自分の力を嫌い。でも、初めて汚染獣が攻めてきた夜、自分のために力を使ってくれた少女。
彼女も、尊敬できる少女だ。
そして――野郎共――――そんけいでき――省略。
そして、最後に思い浮かべるのは、いつも自分を支えてくれた少女。
幼馴染のリーリン。
ツェルニにまで自分を追いかけて来てくれて、いつも笑顔を振りまいてくれた太陽みたいな少女。
彼女の笑顔は、いつも元気をくれた。
本当に、自分を支えてくれた少女。
そして、皆を守るために汚染獣と戦ったことを思い出す。
それらを、レイフォンは思い出し。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/04/01(金) 21:44:59.44 ID:DbYdKsIl0<> 「もしかしたら捕まったら、処刑されたりするかもしれないな、王様の所まで行っちゃったし…………」
と、レイフォンは自分の馬鹿さに苦笑いする。
そしうて、レイフォンは一息吸い。
「…………………………捕まったら。……皆の所に帰るなって、言ってるようなものじゃないか……」
そう呟く。
レイフォンは走りながら目をつぶる。
後ろから、聞こえてくるのは、確かに足は速いが、それでも内力系活剄――『旋剄』を使えば、振り切れないほどのものじゃない、
でも、今ここで気絶でもなんでもさせなければ、目立ち過ぎてしまう。
何故ならここは王の城だ。
敵の勢力は、この二人以上の人間もいるかもしれない、そうレイフォンは考えて溜息をついた。
「あぁ〜僕は一体何を考えて城に侵入したんだろう……」
そう後悔と共に呟いた。
そして、そう呟いた後、目を開ける。
その表情はいつも戦闘を行う時の無表情だった。
(殺されるわけにはいかない、殺されないにしても……長い間幽閉されるだろう……
まぁ僕のせいなんだけど……。でも、相手を殺すわけにはいかないしね……なら)
レイフォンは体をライナの方へ回転させ、急停止する。
それにつられ、フェリス、ライナも同時に止まる。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>saga sage<>2011/04/01(金) 21:45:30.38 ID:DbYdKsIl0<> ライナは急にとまった不審者のレイフォンへ、怪訝な顔をしながらも面倒くさそうに言う。
「おっ、大人しく捕まる気に……なるわけないよな……」
ライナはレイフォンの無表情の顔を見て、そう言う。
それに、レイフォンは無表情の顔のまま、申し訳なさそうな声で謝る。
「はい、すいません。……でも、僕もやらなくちゃいけないことがあるので、長い間牢屋に入れられるわけにもいかないので」
そう言ったあと、レイフォンはフェリスの方に向き。
思い出したように、質問する。
「貴女は……今朝にあった人ですね?」
レイフォンにそう言われたフェリスは
「ん? あ、あぁ。あれだな、そういやどっかであったな、うん」
少し目をそらしながら、レイフォン以上の無表情で少し頬に赤みを帯びながら歯切れ悪くそう答える。
そのフェリスの無表情に、レイフォンは元の世界のフェリの姿を微妙に重ねて。
「えぇと……あの、忘れました? 路地裏で僕のことを蹴り飛ばしたじゃないですか」
「ん? あぁ……あれか、団子屋への道の邪魔になるからな」
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