◆cNJ.BTc7Ljm7<><>2011/05/09(月) 16:18:01.18 ID:PP1pkHEDO<>・消失っぽい物語。
・とりあえずプロローグが出来たので投下。
・120%自己満足の[田島「チ○コ破裂するっ!」]小説。
・完成する見込みは不明。
・地の文あり。
それでもおkならこのまま、ダメなら今すぐ戻るをクリック。<>初春「あなたに出会えて良かった。」
◆cNJ.BTc7Ljm7<><>2011/05/09(月) 16:19:08.90 ID:PP1pkHEDO<> 「ふこ〜だぁ〜〜……。」
どうも皆さん、こんにちは、こんばんは、おはよう。
知ってる人は知ってるとは思うが一応自己紹介と行こうか。
俺の名前は上条当麻。
不幸の擬人化、おはようからおやすみまで不幸の連続とはまさにこの俺のこと。
多分世界で1番不幸なんじゃないかと思う事がある。だがしかし、それは思うだけで実際に俺より不幸な奴は沢山いるのかも知れない。
でも俺が不幸なのにはちゃんとした具体的な理由がある。
『幻想殺し』と言われるふざけた力が俺の右手に生れつき宿っているのだ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/05/09(月) 16:19:52.14 ID:PP1pkHEDO<> 何でも、この右手に触れた異能の力は何でも無効化してしまうといういわゆるチート能力だ。
だがしかし効果範囲は右手首から先だけでそれ以外の部分には全く効果がない。しかもこの幻想殺し、どうやら神の加護とやらも一緒に消しちまってるらしい。おかげで毎日毎日不幸な目に合う。最も俺は神様なんて毛頭も信じちゃいないがこれまであった出来事を思い出せばどうやら神様なんてのは本当にいるらしい。この目でいろいろと見てきたからな……。
しかし俺はこの右手に多少は感謝している。
今までこの右手が無かったら俺は絶対に生きていない。物語の開始三行で死亡するいわゆるモブキャラになりさがっていただろう。
最も、数々の不幸な出来事の原因はこの右手にあるのかもしれないが……。
そしてまた俺はこの右手が原因でこれから大変な目に逢う。
あらかじめ言っておく。今回の出来事は俺にとって全く笑えない出来事だった、と……。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/05/09(月) 16:20:22.51 ID:PP1pkHEDO<> ――
「おっはよ〜、かみやん。」
「おぅ、朝から元気だなお前は……。」
学校に着くなりいきなり声をかけてきたこいつは青髪ピアス。
いわゆる典型的な残念なオタクで何故かいつもエセ関西弁で喋っている。
「やぁかみやん。今日も相変わらず幸薄そうな顔だにゃ〜。」
「うるさい。」
こいつは土御門元春。 重度のシスコンで義妹の舞夏を危ないくらい愛している。 多分もう手遅れだ。
しかし土御門は魔術側の知識も科学側の知識も両方持ち合わせているいわゆる多重スパイらしい。
信じられるか?自分のクラスにスパイが紛れ込んでいるなんて……。
だがそれは紛れも無い事実なので信じられなくても信じるほかないのだが……。
もうこれだけで充分すぎるぐらい特異なのだが俺の住んでるこの街はもっと特殊で特異だった。
――学園都市。
東京大西部を切り開いて作られた円形の街。
総人口230万人で実にその約八割は学生である。
そしてこの街の科学技術はこの街の外より約2〜30年ほど進歩しており、なんだか得体の知れない新製品や清掃ロボット、警備ロボットなどが街を闊歩し、さらには発電に風力発電を利用し街に巨大な風車が幾つもそびえ立っているという不思議な街だ。
しかも噂によるとその風車は実際には風力だけではなく微弱なマイクロ波で回転しているらしい。
しかしまぁこんな街中で風がビュンビュン吹いてるわけでもないのに何故か常に回り続けている理由の裏付けにはなっている。
しかしあくまで噂なので実際にはもっと得体の知れない力を使って回しているのかもしれないが。 考えただけでも悍ましい。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/05/09(月) 16:20:49.51 ID:PP1pkHEDO<>
さらにもう一つ特筆すべきなのがこの街の特殊なカリキュラムである『能力開発』である。
一聞しただけでは意味不明であるが要は科学的に超能力を発現させているのだ。いや〜びっくりびっくり。
その能力にもいろいろあって『電撃使い』や『空間移動』、『念動能力』など実に様々である。
この『能力』は本人の持つ自分だけの現実、パーソナルリアリティに左右される。 てことは妄想力の強い人ほど高レベルで特殊な能力になりやすいのかもしれない。
そしてこの街の学生達はその能力の強さからレベル0〜レベル5までランク付けされており、そのレベルが強いほど待遇も良くなる。
つまりレベル4以上の奴らは基本的に皆金持ちなのである。うらやましいねちくしょうめ。
だがしかしこの街に住む学生全員が全員能力を発現しているわけではない。
前述した『レベル0』、いわゆる無能力者といわれる何の能力も持たない、あるいは頭の血管がちぎれるまで頑張ってやっと能力が使えるというレベルの学生も学生全体の実に約六割もいる。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/05/09(月) 16:21:22.77 ID:PP1pkHEDO<> そしてこの俺、上条当麻もレベル0である。
レベル0は基本的に待遇があまりよろしくない。いわば援助金が果てしなく少ないのだ。
そしてそのレベル0の中には当然不良もいて彼らはレベル0で人を集めスキルアウトと呼ばれる集団を作っている。
やっていることはそんじょそこらの不良とあまり変わらないが度を外した行動をする事もあまり珍しくなくこの街を取り締まる警備員や風紀委員が常に目を光らせている。
……とまぁ長くなったが要はこの街が変わった街である、という事だけは分かってほしい。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/05/09(月) 16:22:04.76 ID:PP1pkHEDO<>
「は〜い、それじゃあ授業を始めるのですよ〜。」
また今日も退屈な授業が始まる。
ちょっと語りすぎて疲れたので俺はしばらく眠る事にするよ。
――
「……やん、おいかみやん。起きろ。」
「……は?」
「次は黄泉川先生の体育だにゃー。早く起きて着替えろ。」
「……あれ?今日体育あったっけ……確か今日は体育の代わりにシステムスキャンだったんじゃ……。」
「はぁ?何寝ぼけた事いうてん、かみやん。」
「システムスキャンって何だにゃー?」
「変な夢でもみてたんとちゃうか?ほら、寝ぼけとらんと早く行かな黄泉川先生に怒られるで?」
「……はぁ。」
俺はとりあえず眠い頭を動かして鞄から体操服を取り出した。
……あれ?
俺今日体操服持ってきてたっけ?
まぁいい、忘れ物をしないに越したことはないはずだ。
とりあえず俺は着替えてグラウンドに出た。
太陽が眩しいな……。
「……いやぁ、しっかし今日は暑いなぁ……。」
「……かみやん、暑い言うから余計暑くなるんやで。」
「……あれ?ちょっと待て、今って何月だ?」
「今日は7月5日、夏休みまでもうすぐだにゃー。」
「……あれ?おかしいな、今日って確か12月14日の真冬じゃ無かったか?」
「はぁ?かみやん、まだ寝ぼけてるのか?」
「今は間違いなく真夏やで。真冬になるんやったら今すぐにでも真冬になってほしいわ……。」
……俺が寝ぼけてる、のか?
いや、まてそんなはずはない。
今は間違いなく絶対に12月だったはずだ……。
何だ?また変な魔術でも発動したのか?
「おーい!そこの三バカトリオ!!早くこっちにくるじゃん!!」
「やっべ、後30秒で授業開始だにゃー!!」
「ほら、走るでかみやん!!」
「お、おう……。」
何だか俺の本能が危険を告げている気がした。が、今はそれより優先すべき危険が発生した。 黄泉川先生は誰だって怖いのだ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/09(月) 16:27:43.63 ID:PP1pkHEDO<> うわ、書き溜めが一気に無くなった……。
とりあえず今回はここまで。
でも基本的に暇なので多分また来ます。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/09(月) 16:56:25.89 ID:8IKB0v2G0<> カギカッコで閉じる前の句点はいりません <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage <>2011/05/10(火) 00:08:27.95 ID:GXt+2l5t0<> 絶対完結させてくれよ!絶対
期待して待ってる <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/10(火) 12:28:17.24 ID:i5w9Wn9IO<> 面白そう!期待 <>