VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/05/20(金) 17:39:38.43 ID:+wKVBYSz0<>○はじめに
・これは魔法少女まどか☆マギカ×ストライクウィッチーズのクロスオーバーです
・1はSS初心者です。見苦しい所があるかもしれませんがご了承下さい
・iPodからの投稿がメインになりそう。まだ勝手が分からないからそこは勉強していきます
・一週間に一回更新出来れば良い方だと思ってください
・ちなみにストパン1期見てませんorz
・タイトルは予告なく変更する場合があります<>ストライクマジカルガールズ VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga sage<>2011/05/20(金) 18:54:25.65 ID:+wKVBYSz0<> 第一話「守りたいものがあるから私は巡る!」


ほむら(繰り返す。私は何度でも繰り返す。)
(同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探る。
あなたを、絶望の運命から救い出す道を)
(まどか…たった一人の、私の友達…)
(あなたの…あなたの為なら、私は永遠の迷路に閉じ込められても、構わない)

世の中とは不条理だ。何かを望めばそれだけ何処かで歪が生じる。
そこにいる契約の獣はかつてそう言い放った…。

ほむら「どうしていつもこうなるのよ…」

QB「凄かったね。僕の予想を遙かに超えて君が言った通りだ。

まどかは最強の魔法少女になりそして最強の魔女になった」

QB「これで概ねエネルギー回収ノルマは達成出来たかな。
後は君たち人類の問題だ。僕は母星に戻るよ」

ほむら「いいえ。私の戦場はここじゃない」 

QB「あ……戦わないのかい?」

ほむら「…。そうよ」

QB「まさか…逃げるのかい?
前にも説明したけど、繰り返せばそれだけまどかの因果が増えるんだよ。つまり…」

するとさっきまで穏やかだった水面がいきなり波立ち…
…ゴゴゴゴゴ…
突然大地が揺れ始めた。

ほむら・QB「⁉」

QB「おかしい…。地震が起こる予兆は無かったはずだ…」

ほむら「なんで…なんで、ワルプルギスの夜を倒したのに地震が起きるの!」

QB「そ、そんなのぼくにもわからないよ!」

それもそのはず、今起こってる地震はワルプルギスの夜が狂わしたプレートの活動による本震だったからだ。
とある時間軸ではこの地震が元で壊滅的な被害を受けたそうだ。無論魔女によるものではないがそれはまた別の話…。

ほむら「あっ」

気がついたときには足を滑らせ、ほむらは倒れていた。

ほむら「円盤が…!」

円盤にヒビが入ってた。そこから砂が少しずつ漏れ出ていた。
このままだと魔女化したまどかに殺される前に死んでしまう…。

ほむら「ここにいても拉致があかない…!先を急ぐわ」

QB「ちょ、待ってよ!暁美ほむら!」

ほむら「あなたに構ってる暇なんてないのよ…!」

すぐさま円盤を回し時間逆行を始めようとした。

QB「無茶だと思うよ!そんな状態で使用したら何が起こるかわからない!」

しかし、ほむらはそんな助言にも耳を貸さなかった。なんせ今まで散々騙されてきたのだ。
しかも地震によって冷静さを欠いてた。

ほむら「そんなの気にしないわ…。まどかを救う為なら…」

その決意を胸に再び円盤を回転させた…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga sage<>2011/05/20(金) 19:43:40.12 ID:+wKVBYSz0<> ほむら「はっ!」

気がつくと病室の臭いが漂っていた。

ほむら(とりあえずループ成功ね。安心したわ…)
(最悪、時空の狭間で一生さまようかと思ったけど)
(今度こそ絶対にまどかを守って見せる。必ず…)

目が覚めると決まっていつもの病室だと思いこんでた。
しかし…。

ほむら「ここは…?」

初めて見る光景に戸惑いを隠せなかった。
これまでにも病室の細かな仕様の差異はあったが今まで辿った時間軸のどれとも合致しない。
昔見た民家の一室みたいだ。

ほむら「かなり古いわね…。しかも景色が高層ビルの山々から本物の山々になってるし海も見える」
「房総半島か三浦半島辺りかしら」

おそらく見滝原市ではない事は分かった。と言えども数十年前までは似たような光景が広がっていたらしいが。
ふと側にかかってるカレンダーを見た。

ほむら「今までと日付は変わらないわね。場所だけが変わったみたい」

一見すると何も変哲のないカレンダー。よく見てみると、

ほむら「1946年5月…?」

目を疑った。

ほむら「どういうこと…?」

訳が分からなかった。
時間逆行に失敗したのかと思ったがよくよく考えてみればあの状態で成功するとは考えにくかった。

ほむら「携帯は…」

携帯電話を取り出す。もちろん電波は圏外。

ほむら「困った…。何も出来ないじゃない…」

とりあえず身の回りのものを確かめる事にした。

ほむら「ソウルジェムはある。魔法少女にもなれる。一部壊れてた盾も完全に元に戻ってる…?」
「どういうわけか前の時間軸で消耗したはずの武器が未使用のまま入ってるわ」
「分からない事だらけね。情報が余りにも少なすぎる」

あれこれ考えてると扉を叩く音がした。

??「失礼しま〜す。入ってもよろしいですか?」

ほむら「どうぞ」

扉が開いた。
そこにいたのは見たことのない少女だった。

ほむら(かわいい…。はっ!でも私はまどか一筋…)
??「具合はどうですか?」
ほむら「はい、良好です」
??「よかった〜。いきなり庭の方で物音がすると思って見に行ったら知らない女の子が倒れてるんだもん。
びっくりした〜。でも大きな怪我が無くてよかった」
ほむら(倒れてた…?つまり今の私は心臓の病気で入院してるわけじゃないと…?)
(じゃあ何故カレンダーが…?)
ほむら「あ、あなたは…?」
??「私は宮藤芳佳。ここで診療所のお手伝いしてるの。あなたは?」
ほむら「暁美ほむらよ」
芳佳「ほむらちゃんね!私の事は芳佳って呼んでね」
ほむら「ええ…分かったわ。ところで、芳佳は何しに来たのかしら?」
芳佳「そうだった。お母さんに患者さんの様子見てきてって言われてたんだ。じゃあまた後で来るから。よろしくねほむらちゃん!」
ほむら「こちらこそ」

そういって芳佳は部屋を出て行った。

ほむら「なんかまどかみたいな子ね…。好きだわそういう子」
ほむら「さて…。これからどうしましょう」

考えてるうちにまた眠気が襲ってきた。流石にワルプルギスの夜との戦いに加えて今までと異なった時間逆行したのだから一眠りじゃ疲れがとれるはずもなかった…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga sage<>2011/05/20(金) 20:36:17.24 ID:+wKVBYSz0<> とりあえずここまで。
要望・改善点がありましたらどしどし言ってくださるとありがたいです。
続きは様子を見て日付が変わるころにあげます。

質問:改行の仕方これで大丈夫ですか? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2011/05/20(金) 21:44:22.56 ID:2XE3g0ZH0<> いいと思う <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga sage<>2011/05/20(金) 22:03:11.33 ID:+wKVBYSz0<> とりあえずここまで。
要望・改善点がありましたらどしどし言ってくださるとありがたいです。
続きは様子を見て日付が変わるころにあげます。

質問:改行の仕方これで大丈夫ですか? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/21(土) 00:17:00.02 ID:AnIKK8wDO<> いいと思う <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 01:39:45.70 ID:N/4K4WPb0<> 更新再開します。
しばらくお待ちください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 01:46:22.25 ID:N/4K4WPb0<> 次に目が覚めたのは扉が開く音がした時だった。

芳佳「ごめん。起こしちゃった?」

ほむら「いえ、気にする事は無いわ」

芳佳「お話…してもいいかな?」

ほむら「勿論よ。私も色々聞きたい事あるし」

芳佳「じゃあ質問するね。ほむらちゃんは何処から来たの?」

ほむら「見滝原市よ」

芳佳「見滝原市…?それって何処?」

ほむら「ここ日本よ」

芳佳「え?この国は扶桑皇国だよ…?」

ほむら「え?でもあなた日本人…」

芳佳「扶桑人だよ?じゃあさ、ほむらちゃんって魔女なの?
倒れてた時可愛い服着て盾みたいなのを持ってるのが見えたと思ったら制服に変わったから…」

ほむら「ええ!魔女…⁈」

芳佳「魔女を知らないの?私も前までは魔女だったんだけど、魔力が無くなって今じゃ治癒魔法も使えなくなっちゃったの」

ほむら(困ったわね…。全く話が噛み合わないわ…)

芳佳「あ、もうお昼の時間だ。お母さん今忙しいから私が作らなきゃいけないんだ。この続きはまた後にしよ。ほむらちゃんの分も作ってくるね」

そう言って芳佳は病室から出て行った。
再び訪れた静けさをぶち壊したのは言うまでもなくあいつだった。

QB「元気そうだね。暁美ほむら」

ほむら「インキュベーター…!あなたも時間逆行に巻き込まれたのね…。私に何か用かしら?
どうせ魔法少女勧誘するついでにこの付近の事を調べてきたんでしょうけど」

QB「まあ、そんなところかな。とりあえず現状を説明しにきたんだけど…」

ほむら「そういやあなたは腐っても一応魔法少女のサポーターだったわね」

QB「腐ったは酷いんじゃないかな…」

ほむら「正体を知ったら誰だってそう思うはずよ」

QB「まあいいや…。それよりこの時間軸について詳しく知りたいかい?」

ほむら「そうね…今回ばかりはあなたの方が頼りになりそうだわ」

QB「じゃあ説明しよう。まずここは扶桑皇国横須賀。基本的には君がいた日本と変わらない」

ほむら「扶桑…。聞いた事あるような…」

QB「確かに古来中国では日本の事を倭以外にも扶桑って呼んでたからそれがルーツかもしれないね」
「ここ横須賀は古くから海軍基地として栄えてるのは知ってるよね?」

ほむら「ええ。海上自衛隊、米軍基地があるくらいだわ」

QB「ここには扶桑皇国海軍横須賀基地があるんだ。宮藤芳佳も前までは軍役してたみたい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 01:56:10.68 ID:N/4K4WPb0<> QB「さてここからが本題だ。心して聞いてね」

ほむら「言われなくてもそのつもりよ」

QB「この世界には今までとは違った魔女が存在する。それらは『ウィッチ』と称され生まれたときから魔法力を持っている。
所有する能力は魔法少女のように個々に違う」

ほむら「じゃあ、この世界には魔法少女はいないの?」

QB「そうだね。そもそもこの世界では魔法少女という概念自体が無いんだ。僕たちインキュベーターも存在しない」
「この世界ではつい一年前まで『ネウロイ』という異形の敵によって危機に晒されていたらしいんだ。
突如出現した『ネウロイ』の圧倒的な戦力と瘴気の汚染による大陸侵略が進んでいた。各国の軍隊はネウロイと戦うも惨敗」

ほむら「ネウロイって…?」

QB「詳しくは彼女に聞いたらどうかな?生憎僕も掻い摘んだ知識しか今は持ってないから。話を戻すね」
「しかしネウロイは魔法に弱く、人類は唯一の希望として、魔導エンジンによる飛行脚『ストライカーユニット』を唯一駆ることの出来る魔力を持つ少女『魔女(ウィッチ)』による『機械化航空歩兵(ストライクウィッチーズ)』に望みを託し、世界各国から集められた魔女11人によって人類はその危機から解放された」
「彼女達は連合軍第501統合戦闘航空団『STRIKE WITCHES』に所属してた。その中でもウィッチとしての高い潜在能力を見込まれてスカウトされて配属された扶桑兵が…」

ほむら「宮藤芳佳…というわけね」

QB「流石だよほむら。君は相変わらず鋭いね」
「彼女はロマーニャのネウロイとの最終決戦でネウロイを倒すが、それと引き換えに自身の魔法力を全て使い果たしたため、ウィッチとして空を飛べなくなった。ロマーニャ解放後は、軍を退役して自宅の診療所を手伝っている。ちなみに、ロマーニャは君の時代のイタリア辺りだよ」

ほむら「さっき芳佳がもう魔法が使えないと言ってたわね…」

QB「この世界の魔女はだいたい二十歳を境に急速に魔力が衰えるみたいだ。
例外もあるけどね。芳佳は元々その例外の1人だったんだけどさっきの通り今は使えない」
「余談だけど昨日僕の姿を彼女に見られたんだ。しかも町のほとんどの人間にもね」
「そこである子と話をして契約しようとしたら何も起きなかったんだ。魔法少女という概念が無いからね」

ほむら「ここまで来ても魔法少女にさせようとするとか呆れたわ…」

QB「それが僕の仕事だからね。とりあえず君の最大の疑問は解決できたと思うよ。他に質問はあるかい?」

ほむら「この時間軸では今までの魔女は存在しないの?」

QB「それはまだ分からないな」

ほむら「そう…」

QB「じゃあ僕はまだ気になる事があるから調べてくるね」

ほむら「待って!」

QB「どうしたんだい?」

ほむら「その…こんなワガママを聞いてもらえないと思うけど、しばらく私と一緒にいてほしい…」
「こんな都合の良いこと許されるはずがないのは分かってる。今まで散々あなたを撃ち殺してまどかと契約するのを邪魔をして…」
「魔法少女の常識が通用しない世界じゃいくら私とはいえ背負うものが余りにも重すぎて…」

QB「ふぅ…。君の言いたい事はよく分かった。当分君と行動を共にするよ。僕もこの時間軸じゃ何も出来ないからね」
「でも、元の世界に戻れたらその時はまた…」

ほむら「分かってるわ」

QB「じゃあ改めてよろしくね。ほむら」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/21(土) 02:02:34.82 ID:A8Az/ME/o<> あれ? ストウィチ2終了後の時点なら、ロマーニャのネウロイは潰せたけど、まだネウロイの侵攻を受けてる地域はあったはず。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 02:06:58.69 ID:N/4K4WPb0<> いつぶりだろうか。キュゥべえに恨む事なく接することができたのは。

ほむら(エネルギー云々とか無かったらもっとマシだったんだろうか…)

そんな事を考えても無駄だとは分かってても考えてしまう。

芳佳「お待たせ〜。お昼は肉じゃがと山菜のてんぷらだよ〜」

そうこうしてる内に芳佳が昼食を持って戻ってきた。

芳佳「じゃあ食べよっか」

ほむら「そうね」

芳佳・ほむら「いただきまーす!」

芳佳「ねえねえ、この肉じゃが食べてみてよ」

ほむら「分かったわ」パクッ
「美味しい…!」

芳佳「エヘヘ。私こう見えても料理は得意なんだ。扶桑料理だけだけど」

ほむら「芳佳は良いお嫁さんになれると思わ」

芳佳「そんな…///。ほむらちゃんだって美人さんだからきっと良いお嫁さんになれるよ」

ほむら「そんなこと…///」
ほむら(それにしても、いつになったらまどかと結婚してお嫁さんになってもらえるのかしら…。ハァ…)

芳佳「で、さっきの続きなんだけど…」

ほむら「芳佳」

芳佳「どうしたの…ほむらちゃん?」

ほむら「これから私の言う事を信じてくれる?それによって話す事が変わってくるの」

今までは魔法少女の真実や未来を誰も信じてくれなかった。まどかでさえも。
だから全く初対面な芳佳にこんな話をしてもいいのか迷った。
だが、そんな心配も杞憂に終わった。

芳佳「うん、信じる。だってほむらちゃんはこの世界の人じゃないでしょ?
扶桑皇国とは違った国名を言ったり何より人が空から突然落ちてくるわけないもん」

芳佳「例えどんな事情があっても私は受け入れるよ。だってウィッチだから」

この言葉にほむらは心が救われた気がした。見知らぬ土地でしかも初対面の人から信用される事なんか今まで無かった。

ほむら「ぐすっ…」

芳佳「ど、どうしたの…?」

ほむら「嬉しい…。私のことを信じてくれてありがとう…」

芳佳「当然だよ!困ってるなら助け合わなくちゃ!」

ほむら「そうね…」
ほむら(私もキュゥべえのせいで人の感情を忘れてたわ…)

泣くのをやめて話を続けた。

ほむら「それじゃあ話すね」

芳佳「うん」

ほむら「私は今から60年後の未来から来たの。そして私は魔法少女なの」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 02:14:16.65 ID:N/4K4WPb0<> >>11ご指摘ありがとうございます。
時期的にはストパン2の後の方ですが何せアニメしか見ていないものですから知りませんでした。
申し訳ない…。
第二話辺りでほむほむとネウロイの戦闘シーンがある予定なのでその時に修正させていただきます。
もしくは、QBの調査が不十分だったと思っていただければ…
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 02:24:38.35 ID:N/4K4WPb0<> では続きです。

ーーーーーーーーーー

芳佳「魔法少女…?」

QB「それについては僕から説明させてくれるかい?ほむら」

ほむら「お願いするわ」

芳佳「わっ!びっくりした…」

QB「はじめまして宮藤芳佳。僕の名前はキュゥべえ。魔法少女のサポート役さ。僕と契y(モゴモゴ…」

芳佳「よろしくねキュゥべえ」

ほむら「ごめんなさいね。この子すぐに契約とか言いたがるの」

芳佳「あははは…」

QB「それはさておき、魔法少女とは魔女を狩る者たちさ」 

芳佳「え…⁉何でそんなことするの?⁉ほむらちゃんは人殺しなの⁉」

QB「待ってくれ芳佳。僕の説明不足だった。まず君がいる世界とほむらがいた世界では魔女の概念が全く違うんだ」

芳佳「というと…?」

QB「君がいる世界、もっと広くいえば時間軸の魔女は文字通り魔法が使える女性。
しかも魔女がいて当たり前で一般人と共存しネウロイと唯一直接戦える存在だよね」

芳佳「うん、そうだね」

QB「しかし、ほむらがいた時間軸での魔女は呪いから産まれた存在なんだ。そして、魔女は絶望を蒔き散らす」 
「しかもその姿は、普通の人間には見えないから性質が悪い。
不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみ、そういう災いの種を世界にもたらしているんだ。
魔女は常に結界の奥に隠れ潜んで、決して人前には姿を現さないからね」 

芳佳「そうなんだ…」

QB「そんな魔女を狩る者たちが魔法少女なんだ」
「僕は、願いごとをなんでもひとつ叶えてあげられる。なんだってかまわない。
どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」 
「でも、それと引き換えに出来上がるのが…、ほむら見せてあげて」

ほむら「これね」

芳佳「綺麗だね…」

QB「それがソウルジェムだ。この石を手にしたものは、魔女と戦う使命を課されるんだ」 

ほむら「魔力の源であり、魔法少女であることの証でもあるのよ」

QB「呪いから産まれるのが魔女だとしたら魔法少女は希望から産まれた存在なんだ。
魔女が絶望を蒔き散らすように、魔法少女は希望を振りまく」 

芳佳「何だかよく分からないよ…。ごちゃごちゃしそう」

QB「君の立場で例えると魔女が倒すべき物がネウロイであるように魔法少女が倒すべき物は魔女だと考えてほしい」

芳佳「あ、何となく分かったかも」

ほむら「でも良い事ばかりじゃないわ」

芳佳「そうなの?」

QB「残念だけどほむらが言うとおりなんだ。僕は今まで契約した子のほとんどに言ってこなかった。
聞かれなかったし聞いてもらってもマイナスしかならなかったからね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 02:38:52.96 ID:N/4K4WPb0<> QB「でも今回は違う。これから何が起こるか分からないし、それに、希望を振りまく君たち魔女は素晴らしいと思うんだ」

ほむら「あなたもそういう感情が持てるようになったのね…」

QB「君とまどかのおかげだよ。ここに来て初めて分かったんだ。
わざわざ魔法少女を見殺しにしなくても宇宙の寿命を伸ばす方法があるんじゃないかって」

芳佳「で、魔法少女の欠点って何なの?」

QB「それは主にソウルジェム絡みなんだ。魔法少女が魔法を使うとソウルジェムに穢れが溜まるんだ。
あと、精神的に病んでも穢れが溜まるのが進行してしまう。それを浄化しないと大変なことになる」

芳佳「どうやって浄化するの?それと大変なことって…?」

QB「浄化はグリーフシードがあれば出来る。グリーフシードとは魔女の卵だ。魔女を倒すと落としてくれる」

ほむら「大変なことっていうのは、この宝石が濁りきって黒く染まる時、
私達魔法少女はグリーフシードになり、魔女として生まれ変わり、消滅する」 
「それが、魔法少女になった者の、逃れられない運命」 
「そして、誰かを救った分だけ、誰かを祟りながら生きていく」 

芳佳「そんな…」

ほむら「ごめんね。こんな夢もキボーもない話をして…」

芳佳「別に謝らなくてもいいよ。お陰で、魔法少女について知ることが出来たんだから」

ほむら「そう…。それと芳佳、出来れば他の人には私が魔法少女だって言わないで」

QB「それは僕からもお願いしたいな。この世界では魔法少女が存在しないからね。
もし知り渡るとどこかで歪が起きる可能性もある」

芳佳「もちろんだよ!約束する」

ほむら「ほんと優し過ぎるわ…。誰かに似て…」

芳佳「ほむらちゃん…?」

ほむら「何でもないわ。独り言よ」

芳佳「ならいいや。て、私達ご飯食べ終わってなかったね…」

ほむら「そうだったわ…。早く食べちゃいましょ」

芳佳「うん」

2人が食べ終えるまでキュゥべえは待ってた。

ほむら「ごちそうさまでした」

芳佳「お粗末様でした」

ほむら「この後はどうするの?」

芳佳「診療所のお手伝いは午前中に終わったからすることないねー」
「そうだ!基地に行かない?ほむらちゃんをみんなに紹介したいな」

ほむら「そんな…別にいいわよ」

芳佳「えー。戦艦大和見れるんだよ?」

ほむら「…。それは是非とも見させてもらうわ…!」ガタッ

QB「君はまた武器を盗むのかい?」

ほむら「人聞きが悪いわね…。今回は下見よ」

芳佳「決まりだね。じゃあ念の為お母さんに診てもらってね」

ほむら「そうね。ところで、あのカレンダーのマークは何かしら?」

芳佳「あれは預かってる黒猫の退院日の印だよ。見せてあげよっか?」

そういって芳佳は隣の部屋から黒猫を持ってきた。

芳佳「可愛いでしょ?」

ほむら「そうね」
ほむら(気のせいかしら…。妙に懐かしく感じるわね…) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 02:45:09.76 ID:N/4K4WPb0<> 芳佳「そうそう。私のいとこも連れてっていいかな?前に大和見たいって言ってたし」

ほむら「もちろんよ」

芳佳「じゃあ2時に私の家の前で待っててね。食器洗ってくるから」

ほむら「それじゃあまた後で」

芳佳が部屋を出ていくと同時に芳佳のお母さんこと宮藤清佳がやってきて診察してくれた。
特に目立った外傷も無いようなので退院出来るとのこと。
すると彼女から思わぬことを提案された。

清佳「芳佳から聞いたよ。あなた帰れないんだろ?」

ほむら「はい…」

清佳「じゃあさ、しばらく私の家で居候しない?」

ほむら「そんな…。私のことは心配しなくていいですから…」

清佳「遠慮しなくていいのよ。大体ここら辺は宿とか少ないから」

ほむら「ではお言葉に甘えて…」

清佳「娘が1人増えたみたいで嬉しいわ。泊まる部屋はここで大丈夫?一応他にもあるけど」

ほむら「いえ、平気です。それに、ここからの眺めが気に入りました」

清佳「なんだ〜。やっぱり気に入ってるじゃない。もっと素直になった方がいいわよ」

ほむら「はい…」

清佳「もう55分ね。私も仕事に戻るわ」

ほむら「では、私もそろそろ出掛けますので」

清佳「気を付けてよ。ここら辺たまに熊出るから」

ほむら「いってきます」

清佳「うむ、いってらっしゃい」

ほむら(何か癒されたわ…。私にも母親はいるけどもう8年も会ってないわね…)

そう考えながら玄関で待ってる芳佳のもとへ急いだ



第二話につづく…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 03:17:52.87 ID:N/4K4WPb0<> 第一話これにて終了です。
なんかひたすらQBの説明タイムに取りすぎてしまったorz
>>5、>>7 ありがとうございます。とりあえずこんな感じで続けて行こうと思います。
ちなみに、これにて書き溜めが尽きたので今からか起きてから第二話を書きますので遅くなります。

次回予告
さわか「ストパンってまあパンツアニメよね」
マミ「美樹さん、それは禁則事項よ」
まどか「次回、ストライクマジカルガールズ『もう絶望なんかあるわけない』」

※次回予告はあくまでも予定ですので悪しからず。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 07:21:45.32 ID:N/4K4WPb0<> おはようございます。少し訂正です。
途中二箇所の□は元々「!?」の半角です。
続きはまた夜にうpします <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(沖縄県)<><>2011/05/21(土) 07:52:21.05 ID:YOFhn6UWo<> >>17

こまごました設定は
1の公式HPhttp://s-witch.cute.or.jp/first/index.html の基地探訪の滑走路とブリーフィングルーム
2の公式HPhttp://s-witch.cute.or.jp/pc/base/index.html の基地探訪のブリーフィングルーム
ストライクウィッチーズ(アニメ) まとめwiki http://www37.atwiki.jp/strike_witches/
とか見ると良いよ。
あと、ニコにある「ストライクウィッチーズ いろんな戦闘航空団」って動画も参考なるかと。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/21(土) 12:41:44.26 ID:AnIKK8wDO<> エイラーニャは登場する?
舞台は扶桑なの?

ストパンしか知らないけど読んでみるよ
でも死ぬのは勘弁ナ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/05/21(土) 13:21:36.68 ID:KTSGmba8o<> みっちゃん来そうだな楽しみだ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/21(土) 13:49:17.42 ID:A8Az/ME/o<> 乙。

ほむらとQBの説明に違和感が。違う時間軸というかパラレルワールドと言っちゃった方が良かったんじゃ。
この説明だと芳佳は自分達の世界の未来=ほむらの世界と思いそうだけど、それは違う訳だし。
余裕があったらその辺の誤解の解消ネタはやって欲しいかな。

ほむらの武器は銃火器だし、ウィッチと連携して戦闘とかするシーンに期待せざるを得ない。
あと、同じ声ネタ好きとしてはほむらとルッキーニの会話が待ち遠しいなww

ちなみに2終了時点で、ネウロイとの戦いが続いてるのはカールスラント・スオムス・オラーシャ・アフリカあたりのはず。
扶桑はアニメ以前の出来事の扶桑海事変っての以降はネウロイ出現してないので、もし横須賀にネウロイ出すなら理由付けが欲しいかな。
まあ突然、横須賀にネウロイの巣が出現、でも構わないけど。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/21(土) 18:52:28.83 ID:N/4K4WPb0<> >>19 参考サイトリンクわざわざありがとうございます。大いに活用させて頂きます。

>>20 エイラーニャだけでなく501のメンバーは全員登場予定です。
舞台は恐らく扶桑で終わってしまう予定です…。
なお、ストパンサイドのキャラは死にはしないのでご安心を。(え

>>21 みっちゃん今夜分に出てきますよ。流れ的には2期の一話の中盤と似た感じになります。

>>22 詳細なご指摘ありがとうございます。
読み返してみたら確かに説明に違和感ががが…。
今後同じような説明がまた出てきますのでその時修正させていただきます。
それと今夜分か第三話辺りからほむほむ戦いますよ。
wikiで調べてたら先日ルッキーニと中の人同じと判明したので是非とも出したいですね。
ネウロイとの戦いまだ続いてましたか…。原作把握いい加減ですみません。
これについても後の方で回収させてもらいます。



実はまだ第二話書き終わってないorz。
更新はまた日付がかわってからになります。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/23(月) 18:47:05.72 ID:K5t24NtZ0<> 第二話がある程度出来つつあるので明日の夜まで四回に分けてあげて行きます。
需要とか気にしない( <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/23(月) 19:17:08.57 ID:K5t24NtZ0<> 第二話「空へ」

集合場所と言っても家の外に出ると芳佳と女の子がもう1人待っていた。

ほむら「待たせたわ」

芳佳「これで集まったね。じゃあ行こっかほむらちゃん、みっちゃん」

ほむら「この子がいとこの…?」

芳佳「そうだよ。名前は山川美千子でみっちゃんって言うの」

美千子「はじめまして…暁美さん」

ほむら「はじめまして。ほむらで構わないわ」

芳佳「しばらく私の家に住むことになったんだよね、ほむらちゃん」

ほむら「ええ」

美千子「そうなんだ〜」
美千子(なんで昨日今日知り合った馬の骨が芳佳ちゃんと同居なのよ。私の方が…)

芳佳「みっちゃん、大丈夫?何か機嫌悪そうだけど…?」

美千子「なんともないよ?芳佳ちゃん」

芳佳「ふーん」

美千子「あとこのネコみたいなウサギみたいな生き物は何なの?」

芳佳「その子はキュゥべえって言ってほむらちゃんのお友達なんだ」

QB「はじめまして」

美千子「いい名前だね」

などと話をしてる内に一行は横須賀基地正門前に到着。

ほむら「ここが横須賀基地ね。あまり変わってないわ…」

芳佳「ほむらちゃん前に来たことあるの?」

ほむら「ええまあ」
ほむら(美千子の前だから未来で見たことあるって言えないわね…)
ほむら(そもそも不法侵入して武器盗んでたなんて言えないし)

中に入ると芳佳の知り合いだろうか、こっちに近づいてきた。

土方「あ、宮藤さんお久しぶりです!」

芳佳「土方さん!元気にしてましたか?」

土方「ええ。隊員みないつも通り元気ですよ。しばらく来ないから他の隊員も心配しました」

芳佳「家のお手伝いとかお医者さんの勉強してたら中々来れなくて…」

土方「いえいえ。宮藤さんの将来の為でしたらそんなのお安い御用です。ところでこちらの方は?」

ほむら「はじめまして。暁美ほむらです」

芳佳「ほむらちゃんは私の遠い親戚の友達の娘さんでしばらく預かることになったんです」

土方「そうですか。あ、申し遅れました。私、扶桑皇国海軍土方圭助兵曹です。宮藤さんは
よくここに差し入れを持って来てくださるのでお世話になってます」

ほむら「そうなんですか」

土方「山川さんはこの春から横浜の師範学校に通ってるんですよね。もう慣れました?」

美千子「はい、お友達も出来て毎日充実してます」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/23(月) 19:32:20.58 ID:K5t24NtZ0<> 土方「それはよかったですね。ところで今日はどのような要件で?」

芳佳「みんなで大和を見に来たんです」

土方「でしたら案内しましょうか?」

ほむら「お願いします」

芳佳「あと、坂本さんと会いたいんですが何処にいますか?」

土方「少佐は今訓練指導中なので今すぐには会えません。宮藤さんがいらっしゃってるとお伝えしておきます」

美千子「あの、今新しい戦艦って作ってるんですか?」キラキラ

土方「それはお答えできません」キリッ

芳佳(あれ?何かデジャヴ…?)

土方「というのは冗談で、まだ正式には決まっておりませんが大和の後継機を模索中らしいですよ」

芳佳「でも二番艦に武蔵いますよね?」

土方「どうもネウロイに気づかれない仕様にするとか。詳しくは分かりません」

美千子「早く見たいな〜」

ほむら(この子ミリオタだったのね…)

土方「では、係りのものを呼んできますので、少しお待ちください」

土方さんはそう言って基地の中に入っていった。残された私たちは大和について話をしていた。
ほとんど美千子の熱弁だったが。

美千子「つまり大和は戦艦としての能力は最強だったけど魔導ダイナモが不良品過ぎて短命に終わったって訳よ」

芳佳「はぁ…」

ほむら(宇宙戦艦ヤマトの話はまだかしら…)

美千子「そもそもウォーロックの時も自我に目覚めて赤城が乗っ取られたんでしょ?
対ネウロイ兵器は出来てもネウロイを操ることは…くどくど…」

芳佳「ほむらちゃん、土方さん遅いね」

ほむら「そうね…」

QB「僕はお腹すいたな」

ほむら「さっき食べなかったからいけないのよ」

QB「あーあ、小腹満足したいな…」

美千子「ちょっと2人とも!話聞いてるの?」

QB「僕は聞いてるよ?科学と魔術が交差するなんて興味深いよ」

美千子「キュゥべえは良い子だね。ペットにしちゃいたい…」

QB(マミみたいなぼっちじゃない…よね…?)

そこへ土方さんが慌ててやって来た。

土方「待たせてすみません。ちょうどカールスラントから電令があってそれを上司に伝えに行ってたので遅くなりました」

芳佳「電令って何だったんですか?」

土方「カールスラントでのネウロイとの戦いが終わったようです」

芳佳「やったあ!ハルトマンさん達頑張ったんだろうな」

土方「で、こちらが案内してくる大林熊二中尉です」

大林「今日案内させていただきます大林です。よろしくお願いします」

一同「よろしくお願いします」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/23(月) 19:36:32.29 ID:K5t24NtZ0<> 大林「では早速大和が置かれてる記念館の方に行きましょう」

芳佳「そういや大和見るのあの時以来だな〜」

ほむら「魔導ダイナモ…。興味深いわね」

美千子「\キャーヤマトダー/」

芳佳(みっちゃんのテンションがヤバイ件…)

大林「こちらが記念館です。ここは扶桑海事変以降使われた兵器などを展示しております」

美千子「へ〜」わくわく

大林「では中へ入りましょう」

芳佳「ほむらちゃんはストライカーユニットとか分かる?」

ほむら「全く分からないわ」

芳佳「じゃあ大林さんに説明してもらおっか」

ほむら「お願いするわ」

大林「お時間の都合上詳しい説明は省かせていただきます」
大林「まずストライカーユニットとは人類が発明した、魔力を動力にする「魔導エンジン」により駆動される機械装置のことで、これを装着することによって、一部の訓練をつんだウィッチにしか出来なかった飛行能力や身体能力強化、防御魔法などを特別な訓練無しに使えるように出来ておりまして、用途によって形態は航空タイプ・陸戦タイプなどがあります」

ほむら「魔導エンジン?」

大林「魔女の持つ魔力を増幅させ、推進力などのエネルギーに変換するエンジンです」
大林「で、ストライカーユニットの実物がこれです」

ほむら「へぇ、足に付けて飛ぶのね。戦闘機の翼だけみたい」
ほむら(魔法少女でも使えるのかしら?)

大林「実際に戦う時はあちらの重火器も使用します」

ほむら「ほむほむ」

大林「重火器は女の子にとって重いんじゃないかと思いますが、そこは魔法で何とかします」キリッ

芳佳「結構大変なんですよ…」

ほむら(この人良いこと言うじゃない)グッ

大林「それでは大和の方を案内しますのでついて来てください」

美千子「外にあるんですか?」

大林「はい。出来るだけ皆様に見てもらいたいのと設置場所の都合上です。あと、前線での活動はもうありませんが補助艦としてまだ務めてますので」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/23(月) 19:40:24.69 ID:K5t24NtZ0<> 岸壁には大和が留めてあった。
流石当時世界最大の戦艦だけありその姿は威風堂々だった。
そして、中に入り大和艦内にて大林中尉から大和について説明がなされた。

大林「大和は扶桑皇国海軍が対怪異用の切り札的存在として建造された戦艦です。連合艦隊旗艦にて扶桑の象徴でした。空母赤城の艦長を務めた淳三郎が指揮を執っていました」

大林「昨年ロマーニャに向かう途上でネウロイとの初戦闘。距離60000よりネウロイを探知するなど、高性能電探を搭載しており、一撃では容易に損傷を負わない強靱さを見せつけたが、この時点で最強を誇る46cm主砲をもってしてもネウロイに致命傷は与えることはかないませんでした」

大林「さらにブリタニア軍のウォーロックの研究データを基に、ろ獲したネウロイのコアを10分間のみ暴走無しに制御できる『魔導ダイナモ』を搭載しており、最終決戦『オペレーション・マルス』では天城からの遠隔操作でネウロイ化され、飛行能力や自己再生能力を獲得しました」

大林「ネウロイのコアが破壊されると同時に「大和」のネウロイ化も解け、海面に向かって垂直に落下、そのまま沈没したかに思われましたが、浜辺に座礁していたのを発見。その後回収及び修繕され今に至ります」

ほむら「この時代で遠隔操作ってかなり進んでるわね…」

美千子「なんで魔導ダイナモは作動しなかったんですか?」

大林「恐らく何らかの原因で魔力が無くなったのかと思います。未だにネウロイのコアは分からないだらけの事なので」

大林「あ、これが魔導ダイナモの模型です」

ほむら「かなりデカイわね」

大林「初代ですので必然的に大型にならざるを得ませんでした。魔導ダイナモの研究は続いてるそうですが実戦での使用は暫く控えるみたいです」

私たちは残された時間で艦内を歩き回った。補助艦なので武器は動かないようにされてた。
私がいた時間軸では戦艦大和はWW2で沈没。未だに沈没したままだった。

ほむら(これは堪らないわね…。もう満足だわ)

多分今後見る事は無いだろうと思いながら甲板で風を感じた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/23(月) 19:53:54.43 ID:K5t24NtZ0<> 第二話前半はここまでです。
ひたすらみっちゃんしか特しない大林さんによる説明ですみません…。次から説明は極力少なくします。
さて、後半でやっと坂本さん登場ですよ。あとほむほむ初飛行とか初ネウロイやら。
早くて今夜、遅くて木曜日の深夜に更新します。

補足:ほむほむ視点からのストパンの世界
以前指摘があったのでその修正になればと。
現時点でのほむら及びQBはストパンの世界は可能性がある時間軸の過去の一つと考えています。
しかし、明らかに二つの世界は乖離していますので後にその考えは誤っていたと判明します。
本編の後半で書く予定ですが、それまでに書き終わるかな…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/27(金) 20:29:38.98 ID:ueKemDb20<> 単発だけど更新再開します。
ご飯食べてからだけど。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/27(金) 21:26:45.32 ID:ueKemDb20<> 今回もまた説明だらけ…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一行は見学を終え、再び正門付近へ戻った。

土方「皆さんお疲れ様です」

大林「では僕はこの辺で失礼させていただきます」

ほむら・芳佳・美千子「ありがとうございました」

土方「宮藤さん、少佐からここで待つようにと言われました。時間になったら少佐の方から伺うようです」

芳佳「分かりました」

美千子「ところで、さっきから気になってたんだけどキュゥべえってほむらちゃんの使い魔なの?」

ほむら「えっと…」

QB(ほむら、ここでの使い魔はウィッチが魔力を使う時、そのコントロールをサポートする存在で、ウィッチ一人につき一匹が必ず契約するんだ)

ほむら(ほとんどあなたと似てるわね)

QB(確かにね)

ほむら「そうとも言えるしそうでもないわ」

美千子「じゃあキュゥべえはかなり高位な使い魔なんだ」

QB「いやいやそれほどでもないよ」

美千子「でも、ほむらちゃんってウィッチだっけ?」

ほむら(中々痛いとこ突くわねこの子…)

芳佳「ほむらちゃんは普通とは違った方法で魔法を使えるの。私みたいなウィッチ以外の魔女だっているわけだし」

美千子「へー!ほむらちゃんすごーい!」

ほむら「そんなことないわよ」

芳佳(それ私のセリフ…)

美千子「私もウィッチならな…」

ほむら「別に美千子がウィッチである必要はないと思うわ。美千子だけにしかできない事がきっとあるから」

芳佳「そうだよみっちゃん!」

美千子「そうだね…」

そこへ1人眼帯をした女性がやってきた。

??「元気そうだな宮藤」

芳佳「あ、坂本さん!お久しぶりです!」

坂本「しばらく会わないうちに大きくなったかと思ってたが変わらないな」

芳佳「坂本さんもですよ」

坂本「あっはっはっは!褒めても何も出ないぞ。で、この制服の子は宮藤の友達か?」

芳佳「はい」

ほむら「暁美ほむらです。芳佳の遠い親戚の友達の娘で、昨日からこちらに越して来ました。いつも芳佳がお世話になっています」

坂本「私は扶桑皇国海軍坂本美緒少佐だ。宮藤とは上司と部下の関係だ。よろしくな」

ほむら「こちらこそよろしくお願いします」

芳佳「坂本さん、あの…少し話があるので場所を変えてくれませんか?」

坂本「そうだったな。じゃあ私の部屋で話そう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/28(土) 00:19:45.15 ID:cB/InwIo0<> 芳佳「ところでみっちゃん時間大丈夫なの?」

美千子「そうだね…。明日も学校あるし。この辺で失礼させてもらおうかな」

芳佳「私とほむらちゃんは坂本さんと話す事があるから先に帰っててくれる?」

美千子「分かった。じゃあね芳佳ちゃんまた明日ね」

芳佳「バイバイみっちゃん」

坂本「気をつけて帰れよ」

美千子「はい。それではまた」

芳佳とほむらは少佐の自室で話すことになった。
歩いてる途中にキュゥべえからテレパシーで話しかけられた。

QB(ほむら、ちょっといいかい?)

ほむら(何かしら?)

QB(実は君にまだ言ってない事があるんだ)
QB(それは君のいた世界とこの世界の関係)

ほむら(それはさっき説明したじゃない?)

QB(どちらかというと修正かな。率直に言ってその二つは決して交わることの無いパラレルワールドなんだ)

ほむら(時間軸とは違うの?)

QB(似てるとも言えるし違うとも言える)
QB(君が今まで経験してきた時間逆行は過程は違えども結末は一緒だっただろう?)

ほむら(悔しいけど認めるしかないわね…)

QB(時間軸も交わることがないのは確かだが、基本的な設定は同じでしかも時間逆行により因果を束ねることが出来た)
QB(ところが今回の場合はそもそも存在する次元が違う。設定もところどころ違う)

ほむら(地球に似た惑星とでも考えればいいのかしら?)

QB(そうだね。今の段階ではまだ仮説だから保証は出来ないけどね…)

ほむら(分かったわ)

坂本「ここが私の部屋だ。入ってくれ」

ほむら・芳佳「失礼しまーす」

部屋は流石教官だけあり、広かった。

坂本「さて宮藤、話したい事って何だ?」

芳佳「実はほむらちゃんは私の親戚ではないんです」

坂本「ん…どういうことだ?」

芳佳「はい、ほむらちゃんは未来から来たんです」

坂本「な…。そうのか暁美?」

ほむら「はい。正確には別の世界の未来からです」

坂本「となるとどうやってここに来れたかが問題になるな…」

芳佳「あと魔法少女なんです」

坂本「ウィッチじゃなくてか?」

芳佳「はい」

坂本「ほう…。何か証拠でもあるのか?暁美」

ほむら「はい。ではまず…」

と言ってほむらは魔法少女に変身した。

芳佳「ほむらちゃんはこの姿で倒れてたんです」

坂本「魔法は使えるのか?」

ほむら「これを見て下さい」カチッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/28(土) 00:30:52.22 ID:cB/InwIo0<> 坂本「ん?何とも起きな…って、宮藤が固まって動かないぞ!」

ほむら「安心して下さい。私の能力を使用しているだけです」

坂本「能力?」

ほむら「固有魔法みたいなものです。では戻します」カチッ

坂本「おお。宮藤が動いてる」

芳佳「え?私は動いてますよ」

ほむら「芳佳、ちょっと手を掴んで」カチッ

芳佳「うん…ええ!?坂本さんが止まった!」

ほむら「戻すわ」カチッ

芳佳「あ、動いてる」

坂本「宮藤も見たか」

ほむら「私の能力は時間操作。この盾を操ることで時間操作出来るわ」

芳佳「へぇー!ほむらちゃんすごーい!」

坂本「つまり、その能力を使ってここに来たと?」

ほむら「本来なら私は特定の時間しか戻れません。それも友だちを救うために何度も繰り返しました。
しかし、ここにくる前の世界でやはり失敗し、繰り返そうとしたところ地震でこの盾が一部損傷して目的の場所まで戻れず、この世界に飛ばされた訳です」

坂本「それはさぞ辛かっただろうな…。きっと次に成功するさ」

ほむら「…。ありがとうございます」

この時ほむらは今までにない感じがした。これまでとは何か違う確信のようなものが…。

坂本「しかし、この固有魔法は便利だな」

芳佳「そうですよね」(この魔法が使えるならリーネちゃんの…)

坂本「そういや暁美、お前は魔法少女だといったな」

ほむら「はい」

坂本「ウィッチも魔法少女と呼ばれることがあるがそれとは違うのか?」

ほむら「ええ。あなた達が指す魔法少女は『遺伝子により生まれながらにして魔法を使える少女』であってるのかしら?」

坂本「うむ、そうだな」

ほむら「けれども、私たちが指す魔法少女は『何らかの外的作用によって魔法が使えるようになった少女』なの。つまり根本的に違うわ」
ほむら「私の場合、このキュゥべえと契約して魔法少女になったの」

坂本「契約?」

芳佳「魂を代価にしてたった1つの願い事を叶えてもらえる。そして、魔法少女になった者は魔女と戦う運命を課せられるんです」

坂本「それも私たちとは違った魔女か?」

ほむら「はい。簡単に言えば人に災いをもたらす悪い魔女です。呪いから生み出され、姿形は人とかけ離れてます」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/05/28(土) 01:17:00.81 ID:3NCGTD1N0<> 支援

支援 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/29(日) 14:57:12.06 ID:jrWrCp370<> 二日続けて寝落ちしてた。申し訳ない…
更新再開です。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/29(日) 15:00:28.09 ID:jrWrCp370<> QB「坂本少佐、僕からも話していいかな?」

坂本「構わん」

QB「この世界の人類は古代から怪異と戦ってきた。そして今その怪異はネウロイだね?」

坂本「そうだ。ネウロイは怪異の一種だがな」

QB「僕が言いたいことは、僕らのいた世界の魔女は怪異の一種だと考えれば分かるということだ」

坂本「要するに我々ウィッチがネウロイを倒すように貴様ら魔法少女が魔女を倒す関係に等しいということか」

QB「流石少佐、話が分かってもらえて助かります」

ほむら「さっきから気になってるんですが、ネウロイって何ものなんですか?」

坂本「話が長くなるがいいか?」

ほむら「もちろんです」

芳佳(またあの講義か…)

坂本「古来より『怪異』と呼ばれる正体不明の存在が人類の脅威となっていたらしい。『怪異』は、高い再生能力を持ち、金属を喰らい、地を腐らせ、人々の恐怖の対象となっていた。怪異の中でも、1939年以降に出現したより強力なもの、具体的には機械のような形状・空を飛ぶ・光線による攻撃・鳴き声といった特徴を持つものを、特『ネウロイ』と呼んでいる」
坂本「その昔、欧州のある神殿が襲撃され、そこの巫女の一人が魔法を発現させ、怪異に致命傷を与えることに成功した。以後、ウィッチが怪異対策
として有効だと認識されて今に至る」

ほむら「ご説明ありがとうございます」

芳佳(前よりかなり説明省いてる…)

坂本「まあ、今ネウロイとの戦闘が激しい地域はスオムス、アフリカ、オラーシャだから扶桑には…」

ウウウウー

ほむら・宮藤・坂本「!?」

放送「この基地に向かってネウロイ接近中!ただちに出撃して下さい」

坂本「馬鹿な…。扶桑海事変以降ネウロイは出現してないぞ…?」

芳佳「坂本さん、どうするんですか…?」

坂本「とりあえず司令室に向かう…!お前たちもついて来い!」

異世界からの訪問者らは冷静?に分析してた。

ほむら「歪み始めたのかしら」

QB「おそらくね。多分僕たちイレギュラーの存在を察知したからかもしれない」

ほむら「何にせよ敵からは感激されてないみたいね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/29(日) 15:33:24.42 ID:jrWrCp370<> 〜司令室〜

坂本「状況は?」

部下A「ネウロイ只今沖合20kmを飛行中」

部下B「ネウロイの姿を捉えました!」

坂本「手は打ってあるのか?」

土方「はい。駆逐艦天津風と秋月2隻を遠隔操作で出しました」

坂本「しかしそれだけでは勝てないぞ…。今ここにはウィッチがいないからな…」

芳佳「え?どうしてですか?」

坂本「今ここに配属されてるウィッチは出払ってる。さらに訓練兵を出すには早すぎるからな…」

芳佳「そんな…。私に魔法が使えたら…」

部下C「少佐、近くの基地にウィッチの出動を要請しました。早くても20分で到着するとのこと」

坂本「20分だと先にネウロイがこっちに着いてしまうぞ…!」

部下A「秋月、天津風、ネウロイとの距離36kmです」

ほむら「これは…!」

ほむらが驚くのも無理はない。今目の前にいるネウロイはF-22戦闘機にそっくりなのだから。

ほむら「これがネウロイ…?まんま戦闘機じゃない…」

坂本「いや、これ以外にも姿形はたくさんある。過去には私たちウィッチの姿をしたネウロイも出現した」

芳佳「ネウロイは巣を作るんだけどあれはどこから来たんだろう…?」

土方「少佐!カールスラントから緊急入電です!」

坂本「何だ?」

土方「先程の電令で撃退したとの事でしたが正しくは自然消滅だったそうです」

坂本「ロマーニャの時と同じか…」

土方「そして、たった今入った情報だと福島でネウロイの巣が発したらしいです…」

坂本「何!?」

土方「詳しくは分かりません。今付近の部隊が確認に言っております」

坂本「つまりあのネウロイはそこから出てきたものか…」

部下A「ネウロイとの距離23km」

部下B「主砲発射用意!対空兵装システム作動!」

芳佳「対空兵装システム…?」

坂本「ああ、扶桑が開発した強化システムだ。ウィッチのようにシールドも使える」

部下A「ネウロイ射程距離範囲内に突入」

坂本「よし、両艦ネウロイに向けて発射!」

部下A「主砲発射!」

50口径三年式12.7センチ砲から撃たれた弾は見事ネウロイに命中。伊達に旧日本海軍と同じだけある。

ほむら「やったの?」

坂本「いや、まだだ。ネウロイは再生が速いからあれだけじゃ…あ!」

攻撃されたネウロイから反撃のレーザーが放たれ秋月を貫いた。

部下C「秋月、船体前方損傷!」

続いて天津風も斬りつけられた。

部下A「天津風、半壊です!」

部下B「両艦とも戦闘不能!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/29(日) 19:49:45.96 ID:jrWrCp370<> 坂本「ウィッチがいればこんな事にはならないんだが…」

ほむら「要するにウィッチがいればいいのね」

坂本「当たり前だろう…」

ほむら「なら私が行くわ」

全員「!?」

芳佳「ほ、ほむらちゃん…?ダメだよ!ウィッチじゃなきゃ…」

坂本「宮藤の言う通りだ。たとえ魔法少女であっても今まで戦ってきた相手とは違うんだ」

ほむら「姿形は違えど本質的には似てるわ」

坂本「しかしな暁美、魔法少女にストライカーユニットが使えるか分からないぞ」

ほむら「それは一か八かだわ。5分あれば片付けられる」

坂本「分かった…。お前に賭けてみよう。ただし、飛行してから3分以内が限度だ。それ以降は基地に戻れ」

ほむら「了解!」

坂本「土方!宮藤!暁美をストライカーユニットのところまで案内してやれ」

芳佳・土方「はい(はっ)!」

三人は駆け足で格納庫に向かった。

芳佳「でもほむらちゃん、本当に大丈夫なの?」

ほむら「芳佳は心配症ね」

芳佳「だって死んじゃうかもしれないんだよ?」

ほむら「貴方だって怖くなかったの?」

芳佳「そりゃあ少しは怖かったよ。でもね、守りたいものがあるから私は飛んだの」

ほむら「なら同じね。私もたった1人の友達を救う為に幾度となく巡ったわ」

芳佳「ぐっ…」

ほむら「必ず還ってくるわ。約束する」

芳佳「うん…」

芳佳はほむらがかつての自分の姿に似ているのに戸惑ってた。今でも魔力が無くなったのに後悔はしていないが、どこか心の底に渦巻いてる感情があった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/29(日) 19:51:20.54 ID:jrWrCp370<>
土方「ここです!暁美さん」

ほむら「ありがとう」

芳佳「ほむらちゃんはアレ使って」

芳佳が指をさした方向には真新しいストライカーユニットがあった。

芳佳「あれは晴嵐。私の震電とほぼ同じなんだ」

ほむら「ええ」

QB「それにしても空を飛ぶ魔法少女なんて前例が無いよ」

ほむら「私もよ」

芳佳「じゃあほむらちゃん、あそこの上から飛び乗るから急いで行って」

ほむら「うん…」

この時ほむらは実を言えば緊張しっぱなしだった。ストライカーユニットを使えるかもしれない喜びと使えなかった時の悲しさに板挟みになってた。
ユニットの上に辿り着き、

芳佳「ほむらちゃんなら大丈夫だよ。信じようよ」

そして勢いよくジャンプして、

ほむら(お願い…動いて!)

ストライカーユニットの足の挿入口が光り、

ヒューンウィーンピボッピボッ

ほむら「え…?」
ほむら(なんで耳と尻尾生えるの…?)

使い魔の影響で耳と尻尾が生え、晴嵐は難なく作動した。

ほむら「う、動いた!」

芳佳「やったね!ほむらちゃん!」

QB「凄いよ暁美ほむら。君は魔法少女の壁を越えた…」
QB(色んな意味で…)

整備士A「これは凄い魔法力だ…」

ほむら「早く出撃しないと」

芳佳「そうだね」

整備士B「正面ハッチ開け!」

格納庫のハッチが開いた。

ほむら「発進!」

晴嵐は勢いよく発進ユニットを離れて大空に向かって飛んだ。
この時伝説のウィッチならぬマジカルガールが誕生したのである。



第三話に続く…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/29(日) 19:59:48.61 ID:wP8Qye6i0<> 乙でした
ほむほむに生えた耳と尻尾って、何の耳と尻尾なんだろう
・・・まさかQBの・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/29(日) 20:03:20.17 ID:jrWrCp370<> 次回予告
ゲルト「永遠の迷路で見つけたたった1つの答え」
エーリカ「素直に全てをさらけ出せば信じてくれる」
ミーナ「次回、ストライクマジカルガールズ『もう1人なんかじゃない』」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/29(日) 20:07:28.28 ID:jrWrCp370<> 第二話やっと終了です。遅すぎワロタ
第三話は早ければ明後日です。

>>34 支援ありがとうございます。こんな駄文かつ調子ですが温かく見守ってくれれば幸いです。
>>40 使い魔についての詳細は次回出します。まあとある一説から推測すれば一発で分かります。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長野県)<>sage<>2011/05/29(日) 20:25:34.14 ID:zGsQnbByo<> 黒猫なのかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)<>sage<>2011/05/29(日) 22:25:52.05 ID:1RQ4J48AO<> 乙〜
ちなみにほむらもズボン姿なの? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/05/31(火) 21:07:01.30 ID:TH/qTUJV0<> 今日更新は無理っぽいです…。
明日修羅場とかマジ萎える…。
まどマギ3巻3冊とRKGKMDK買えたから後悔なんてあるわけない(

第三話以降は一レス分の分量を減らしてレス多めにします。

>>43 次回更新まで待っててください><
>>44 この世界に来てからずっと制服なのでズボンですね。(笑)サーニャを参考にしていただければ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)<>sage<>2011/05/31(火) 21:26:36.17 ID:fjmjKn5j0<> あの世界だとスカートはベルトなんだよな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/06/01(水) 22:15:59.84 ID:CdI2z71u0<> >>41を
ゲルトルート 「永遠の迷路で見つけたたった1つの答え」
エリー「素直に全てをさらけ出せば信じてくれる」
とまで読みミーナさんの所で読み間違えに気付いて一人で噴いた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/02(木) 21:32:19.66 ID:z6u19OV60<> 訂正です。
>>37 発した→発生した
です。この他にもあればご指摘ください。

>>46 そうだったのか…。これはパンツ回で使エソウダナ。
>>47 紛らわしいですよね。出てくるとしたら区別に困ることに気づいた…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/02(木) 21:38:29.34 ID:z6u19OV60<> 書き溜め出来たので1/3程度更新します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第三話「もう1人なんかじゃない」



晴嵐に乗ったほむらはF-22そっくりのネウロイに向かって飛んでいた。

ほむら「意外と大きいわね…。でも恐るに足らないわ」
ほむら「駆逐艦が沈む前に倒さないと」

一方基地では…。

整備士「そういやあの子武器持ってなかったけど…」

芳佳・土方「あっ」

芳佳「いけない!ほむらちゃん無装備で飛んじゃったよ!」

QB「それは問題ないよ芳佳」

芳佳「へ?」

QB「彼女は既に武器を持ってるんだ」

芳佳「でも魔法少女に変身してないよ?」

土方「もしかしてステッキとか!」

QB「まあ見てなって」

初飛行だからか体制は少々不安定だが、初心者にしては十分上手かった。

芳佳「私もあんなんだったな…」

かつてウィッチだった芳佳も最初の飛行で成功した。
また司令室では…。

部下B「暁美さんがネウロイに接近中」

坂本(無事にストライカーユニットに乗れたか…。驚いたものだ) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/02(木) 21:44:12.95 ID:z6u19OV60<> ネウロイとの距離が3kmに迫った頃、

ほむら「そういや変身してなかったわ」
ほむら「この辺で…」

飛行中でも難なく変身できた。

ほむら「魔導エンジンのおかげかしら。いつもより気軽に変身できたわ」
ほむら「もしこの格好を美樹さやかに見られたら嫁確定ね」
ほむら「仲が良ければの話だけど」
ほむら「さてと…」

いつも通り盾から武器を取り出すのだが、制限時間は3分なのでなるべく攻撃性かつ連射性が優れたのを選ぶ。

ほむら「これが良いわね」

手始めに89式小銃を取り出し構えた。

ほむら「それじゃあ一気に片付けましょ」

トリガーを引き、ネウロイに向けて連射した。
当たったところが次々と破壊されてゆく。

ガガガガガガガ…

ほむら「案外脆いわね…。手応えがないわ」

芳佳〔ほむらちゃん聴こえる?〕

ほむら〔芳佳!どうしたの?〕

芳佳〔今キュゥべえに頼んでテレパシー使ってるの〕

ほむら〔そう…。それで何かしら?〕

芳佳〔ネウロイはコアを壊さない限り再生し続けるの〕
芳佳〔ネウロイに攻撃していくと何処かで赤い綺麗な結晶が見えてくるからそれがコアだよ〕

ほむら〔分かったわ〕

芳佳が言った通りネウロイは魔女の如く再生していった。

ほむら「でもまあ、コアに爆弾投げれば一発よね…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/02(木) 21:47:54.11 ID:z6u19OV60<> 再び連射を再開する。
だがネウロイも反撃を開始した。
発射されたレーザーをギリギリで躱す。そのレーザーは秋風の艦橋に当たり跡形もなくなくなっていた。

ほむら「なんて破壊力なの…」
ほむら「気をつけないと死ぬわね…」

ネウロイの周りを回りながら連射していく。
レーザーを避け、45秒経った頃やがてネウロイのコアが現れた。

ほむら(見えた…!)
ほむら「トドメよ」

コアに爆弾を投げつけ、瞬く間に爆発した。
駄目押しでRPG-7を一発撃とうとしたが、

ほむら「その必要はなさそうね」

コアを破壊されたネウロイは破片となり消滅した。
上官である坂本少佐にテレパシーで報告する。

ほむら「任務完了。これより帰還する」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/02(木) 21:51:36.62 ID:z6u19OV60<> 予定より少なめだけど話の展開の都合上ここまで。
戦闘シーンの描写が難しい…。
マシンガン撃つ所とかネウロイが消滅する所とかの効果音どうしたらいいのやら…。

次回更新は土曜日を目処に考えています。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)<>sage<>2011/06/02(木) 22:37:42.14 ID:pd5bZmG9o<> キャラの口調がおかしいとこがポツポツある
特に「そういや」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/02(木) 22:54:20.50 ID:z6u19OV60<> >>53 ご指摘ありがとうございます。
キャラの口調について研究してなかったから自分の口調のまま書いてしまいました…。
以後極力気をつけます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/03(金) 20:17:14.22 ID:Mhe78hhdo<> やっぱり二十一世紀製の兵器は大戦中のより強力ナンダナ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 07:21:55.57 ID:s+CH+BF30<> 更新再開します。オリキャラっぽいのが出てきますが気にせず。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 07:22:27.91 ID:s+CH+BF30<> 更新再開します。オリキャラっぽいのが出てきますが気にせず。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 07:23:36.77 ID:s+CH+BF30<> 二重投稿してしまったorz <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 07:27:36.75 ID:s+CH+BF30<> 基地に帰還したほむらは初飛行で疲れ切ってた。

ほむら「結構疲れるわね…。魔女を倒すよりも簡単に倒せたけどまだ飛ぶのに慣れてないから…」
ほむら「魔力の消費は少しで済んだわ。流石魔導エンジンね」

ソウルジェムもほとんど濁ってない。それよりも体力の消費が激しかった。元々ほむらは一般人より少し身体能力が良いレベルだった。

芳佳「ほむらちゃんお疲れ様」

坂本「よくやったぞ暁美」

そこへ芳佳と坂本少佐が出迎えてくれた。

芳佳「すごいよほむらちゃん!私でも最初の時は大変だったのにあっという間に倒しちゃうんだもん!」

坂本「確かにな。素人とは思えないくらい手馴れた手つきだったぞ」

ほむら「ありがとうございます」
ほむら(今まで散々闘ってきたから当たり前なんだけど…)

坂本「ところでその盾は中に何か入れられるのか?」

ほむら「はい。何でも無限に入れられます」

芳佳「他に何が入ってるの?」

ほむら「ほとんど武器ね」

そういうとほむらは次々と武器を出し始めた。

ほむら「拳銃」スッ
ほむら「88式地対艦誘導弾」ドスン
ほむら「PAC-3」ドスン
ほむら「レールガン…」ガチャン

芳佳「見たことのない武器だらけ…」

坂本「中学生がこんなに武器を持っては駄目だろ…」

ほむら「まだまだあるわ。これはC-4爆弾ね…」

芳佳「ほむらちゃん、その辺にしないとみんなに見られて警察に通報されちゃうよ(汗)」

坂本「もはや1人で軍を倒せるレベルだぞ…(汗)」

ほむら「うっかりしてたわ」
ほむら「片付けます」ほむほむ

武器は再び盾の中にしまわれた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 07:32:17.64 ID:s+CH+BF30<> ほむら「失礼しました」

坂本「ところで暁美、話があるんだが」

ほむら「何でしょうか?」

坂本「是非とも扶桑海軍に入隊してくれ!」キラキラ

ほむら・芳佳「へ?」

坂本「ここまで素質を持った奴は初めてだ。訓練すれば一流のウィッチになれるぞ!」

ほむら・芳佳「えぇぇぇぇ!?」

その後ほむらは必死に断ろうとするが坂本少佐の説得で断りきれず明日から他のウィッチと訓練することになった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 07:36:42.24 ID:s+CH+BF30<> 時を少し遡り福島…。

隊長「これがネウロイの巣…?今まで出現したのとは違う気が…」

伍長「明らかに超別次元のものですね」

軍曹「つまりヤバイ状況って訳よ」

二等兵「帰ってもいいか…?」

隊長「何言ってんだし。だから□□なんだよ」

二等兵「えー」

曹長「大丈夫。そんなあなたを私は応援している」

隊長「こちら隊長。ネウロイの巣を確認した」

大佐「ご苦労。至急基地に戻ってくれ」

隊長「了解」

伍長「隊長!こちらに向かって何か超スピードでやってきます!」

隊長「あれは何だ?ネウロイじゃないな」

軍曹「当然倒さなきゃいけない訳ね」

伍長「て、ここは超何処ですか!?さっきまでネウロイの巣があったと思いますが!」

隊長「落ち着きなさい!」

二等兵(やっぱ帰れば良かった…)

隊長「安心して。私の絶望崩し(フィロ・ティナーレ)でイチコロね☆」ドーン

一瞬にして標的は消滅して景色が元に戻る。

隊長「で、ちゃんと記録した?」

軍曹「あ…」

隊長「オ・シ・オ・キ・か・く・て・い・ね」

二等兵「こっちでちゃんと撮ったから大丈夫だ問題ない」

隊長「あっそ。じゃあ帰還するわよ」

四人「了解!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 09:32:08.56 ID:s+CH+BF30<> 短いけどここまで。第三話長くなりそう…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/06/05(日) 10:37:18.64 ID:s+CH+BF30<> >>55 銃器の威力はこの時代のに比べて二倍位と考えています。
ただ、ネウロイへの攻撃の威力は使用者の魔力によって差が出ます。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/06(月) 21:16:42.45 ID:4R8dBL4IO<> 乙
どこかで見たことある人達ですねww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/12(日) 08:15:06.30 ID:mylZWyz+0<> >>1です。もう少ししたら第三話更新します。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/12(日) 08:48:47.65 ID:mylZWyz+0<> 将軍3人の口調が崩壊してます。注意して下さい

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜連合軍総司令部緊急会議〜

ケッセル「カールスラントとスオムスとオラーシャのネウロイの巣が消滅して福島にネウロイの巣が出現?」

モント「ああ。それともう1つ…」

ケッセル「何だ?」

モント「この写真を見てくれ」

ケッセル「ネウロイの巣の前に何かいるな」

モント「うむ。つい先程ネウロイ以外の怪異が出現したらしい」

ケッセル「本当か…?」

モント「場所は扶桑の福島だそうだ」

ケッセル「面倒な事になったな…。508を扶桑に送り込むか…」

モント「それは無理だ」

ケッセル「な…!」

モント「既に508は南太平洋でネウロイと交戦中だからな」

小沢「私からも良いかな?」

ケッセル「何だね?」

小沢「ここは501を再結成すべきだと思うのだが。扶桑海軍中将として」

モント「だが、肝心のそちらのあの2人はもう魔法を使えないだろ?」

小沢「しかし、事態は刻一刻悪化すると思われますぞ…」

ケッセル「ならまずはカールスラント・ブリタニアの元501団員を福島に向かわせれば良かろう。
扶桑は新たな部隊を編成。他のウィッチは戦局次第で追って派遣する。基地は横須賀。異存は?」

小沢・モント「ない」

こうして福島を舞台にした新たなるネウロイとの戦いが始まった…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/12(日) 08:57:57.84 ID:mylZWyz+0<> その頃カールスラントでは…。

ミーナ「これより福島解放作戦についての説明をするわ」

エーリカ「はーい(めんどくさ…)」

ゲルト「ミーナ、扶桑海軍はこの事態を把握してるのか?」

ミーナ「先程確認が取れたみたい」

ゲルト「そうか…」

エーリカ「トゥルーデったら、宮藤のことが心配なんでしょ?」

ゲルト「ば、馬鹿言うな!私は上官として、し、心配してるだけだ…!」

エーリカ「ふぅん」ニヤニヤ

ミーナ「2人とも?作戦会議始まってるのよ?」ニコッ

ゲルト・エーリカ「スミマセンデシタ」

ミーナ「こほん…。まずは現状について報告するわね」
ミーナ「本日15時12分頃カールスラントを侵攻していたネウロイの巣が突如消滅。同時刻にスオムス、オラーシャを侵攻していたネウロイの巣も消滅」
ミーナ「それから数分後、扶桑皇国福島上空にて新たに巨大なネウロイの巣が出現」

エーリカ「それは知ってるよ」

ミーナ「ええ、だけど肝心なのはここからよ」

エーリカ「?」

ミーナ「16時現在、世界各地で出現したネウロイは9機。内2機は撃退済、残りは自然消滅よ」

ゲルト「そんな短時間に9機も出現するとは異常だ…。何故ほとんどが自然消滅なんだ?」

ミーナ「それなのよ。現場を見たウィッチの話によると一瞬周りの空間が歪んで元に戻ると目の前にいたはずのネウロイが消えてたそうよ」

エーリカ「ミーナの固有魔法で何とかならないの?」

ミーナ「そうね…。現場に行ったらやってみるわ」

エーリカ「うん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/12(日) 09:01:48.92 ID:mylZWyz+0<> ミーナ「同様にネウロイの巣も出現と消滅を繰り返してるわ」

ゲルト「全くわけがわからないな。一体何が起きてるんだ…?」

ミーナ「恐らく新たなる怪異の影響かもしれないわね…」

ゲルト・エーリカ「え?」

ミーナ「同じ福島で確認されたのよ。呆気なく撃退されたみたいだけど」

ゲルト「これは今までより厄介になりそうだな」

ミーナ「次に今後の作戦について説明するわ」
ミーナ「明朝4時にカールスラントを出発、翌7時に横須賀に到着。
そこで扶桑とブリタニアの部隊と合流して連合軍第501統合戦闘航空団『STRIKE WITCHES』を再結成するわ」

ミーナ「今回は坂本少佐と宮藤軍曹は魔法力が無いため新しい人が入ることになるわ。でも、サポートはしてくれるそうよ」

エーリカ「誰だろ?」

ミーナ「それは着いたら分かるわ。新人みたい」
ミーナ「以上で説明は終わりだけど何か質問はあるかしら?」

ゲルト「それでミーナ、こいつはどうするんだ?」

ミーナ「そうね…。扶桑語を話すから一応連れて行こうかしら」

??「だからあたしは扶桑人じゃなくて日本人って言ってるだろ!あとこいつ言うな!」

エーリカ「はいはい」

??「たく、何であたしまで行かなきゃいけないのさ…」

ミーナ「仕方ないでしょ。いきなり空からあなたが降ってきてネウロイを倒してしまったんですもの。その力で皆を守るのは当然でしょ?」
ミーナ「それに1人異国の地で生きていけるのかしら佐倉さん?」

杏子「ぐっ…」

エーリカ「心配する事ないよ佐倉。私たちといれば大丈夫」

ゲルト「私からもお願いしたい(妹的な意味で)ハァハァ」キリッ

エーリカ(こいつ早くなんとかしないと)

杏子「わかったよ…」

ミーナ「では各自明日にむけて準備するように。以上!」

ゲルト・エーリカ「了解!」

杏子「りょ、了解…!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/12(日) 09:07:24.47 ID:mylZWyz+0<> 再び扶桑皇国横須賀…。

土方「少佐、福島の部隊から詳細な報告が入りました」

坂本「ああ」

土方「15時12分頃、福島のいわき沖で巨大なネウロイの巣が出現。15時34分に現場の部隊が駆けつけ確認したとの事です」
土方「また、ネウロイの巣の中心から半径20kmは陥落。周辺住民は既に避難しました」

坂本「そうか…」

土方「それとこの写真をご覧下さい」

坂本「これは…!?」

土方「同時刻に同じ場所で撮影されたものです」

坂本「背後に写ってるのはネウロイの巣だな。これは相当大きいぞ…」
坂本「ん?この奇妙な物体は何だ?」

土方「詳細は分かりませんが電令によりますと新たな怪異だそうです」

坂本「怪異だと!?」
坂本(待て…。ひょっとしたら…)
坂本「土方、暁美とキュゥべえを呼んできてくれ」

土方「はっ!了解しました」

土方は急いで部屋を出て暁美を探しに行った。

坂本「不吉な予感がする…」

ーーーーーーーーーーーーー

少し推敲してきますので一時間くらいお待ちください。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/12(日) 18:37:48.31 ID:mylZWyz+0<> 申し訳ありません。前レス書き込みの後急用のため外出して今帰ってきました。
今夜で第三話完結する予定なので日付変わるまでお時間頂きます。
誰も見てない気がするけど超遅筆で申し訳ない…。

>>64 とっさの思い付きで禁書ネタいれてみました。
この方々が本名で出てくるかはまだ分かり兼ねます(笑) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(茨城県)<><>2011/06/13(月) 00:34:44.50 ID:yan/k5iQ0<> おk <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 00:57:02.14 ID:HZe4v+lp0<> 日曜日に完結したかったのにネット切られて出来なかったorz
今日も寝落ちしそうなので夕方帰ったら残りの分更新します。
第4〜5話終わったあたりに登場人物のまとめを書きたいと思います。

【予告】17:00頃第3話更新 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 17:24:11.12 ID:HZe4v+lp0<> 〜休憩室〜
土方「あ、ここにいましたか」

芳佳「どうしたんですか?」

土方「少佐から暁美さんとキュゥべえを呼んでくるようにと…」

QB「何かな?」

土方「今すぐ確認してほしいものがあるそうです」

ほむら「わかりました」

芳佳「私はここで待ってるね」

ほむら「悪いわね。すぐ戻ってこれると思う」

芳佳「うん」

〜教官室〜
コンコン

ほむら「失礼します」ガチャ

坂本「よく来てくれた。そこに座ってくれ」

ほむら「お言葉に甘えて」

坂本「土方、すまないが少し部屋を出てくれるか…?」

土方「分かりました」

ほむら「それで、確認してもらいたいものって何でしょうか?」

坂本「ああ。これの事だ」スッ

渡されたのは写真だった。

ほむら「これは…?」

坂本「先程福島の部隊から送られてきたものだ」
坂本「それに写ってるほとんどがネウロイの巣なのだが、真ん中辺りをよく見てほしい」

ほむら「デカい…」
ほむら「で、真ん中…真ん中…」
ほむら「え?これって…」

坂本「何か心当たりがあるなら是非言ってほしい」

ほむら「心当たりあるもこれ魔女ですよ…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 17:26:32.94 ID:HZe4v+lp0<> QB「うん、確かに魔女だね。しかもあの時のとほぼ同じのだ」

坂本「あの時?」

QB「僕たちがいた世界でだよ」

坂本「なるほどな…」

ほむら「でもどうしてここに?」

坂本「それが分かったら苦労しないだろ…」

QB「昨日調べた限りじゃ存在さえなかったんだけどな…」

流石のインキュベーターもこの時ばかりは驚きを隠せなかった。

QB「ほむら、これは明らかに前の世界の因果がこの世界に干渉し始めてる。魔女退治再開だね」

ほむら「そうね」

QB「だけど、現場の隊員はどうして無事に帰ってこれたんだい?」

坂本「消滅させたからだろ?」

ほむら・QB「え?」

坂本「おかしくないと思うぞ。現に暁美、お前はストライカーユニットに乗れたじゃないか」

ほむら「あっ」

坂本「つまりウィッチも魔法少女も基本的には変わらないという事だな」

ほむら「そうですね」

QB「これで魔法少女とウィッチの区別なく魔女とネウロイを倒せることが分かった。非常に重要なことだよ」

坂本「ああ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 17:58:00.24 ID:HZe4v+lp0<> 坂本「さて、今から伝える事があるがその前に確認しておきたい」

ほむら「はい」

坂本「暁美、お前は明日から扶桑海軍軍曹として入隊するわけだが闘う覚悟はあるのか?」

ほむら「無かったらここにはいません」

坂本「……」

ほむら「私何かおかしなこと言いました…?」

坂本「あっはっは!」

ほむら「!」ビクッ

坂本「よく言ってくれた。さすが私が見込んだだけあるな」
坂本「よろしく頼むぞ」

ほむら「…。はい!」

坂本「では、連絡だ」

ほむら「はい」

坂本「明後日7時にここ横須賀にブリタニアとカールスラントから派遣された部隊が到着する」
坂本「到着次第本部隊と合流し、第501統合戦闘航空団『STRIKE WITCHES』を再結成する」

ほむら「でも、少佐と芳佳はもう魔力が無いですよね?扶桑海軍は誰を派遣するんですか?」

坂本「心配無用だ」

ほむら「?」

坂本「暁美、お前だ」

ほむら「え?冗談ですよね?」

坂本「私はいつも本気だぞ」

ほむら「だって私、明日入隊するひよっこですよ?」

坂本「確かに扶桑軍人としてはひよっこだけどな、戦いにおいてはベテランだぞ」

ほむら「でも、私に務まるかどうか…」

坂本「心配するな。宮藤だってやり遂げたんだ。501の隊員はみな親切だからすぐ仲良くなれるさ」
坂本「それにな…」

ほむら「?」

坂本「私はいつでもお前の味方だ。事故とはいえ、たった1人の友達のために1人でここまで来たんだろ?」
坂本「お前を501に入れるのには理由があってな、私と宮藤だけでなく他の隊員全員が味方だという事だ」
坂本「皆で協力してお前の大切な友達に合わせてやりたいしな」

少佐の真っ直ぐな気持ちにほむらの頭の何かが切れた。

ほむら「うぅ…」ポタポタ

坂本「どうした。いきなり泣き出して」

ほむら「私のために…えぐっ、こんなに協力してくれるから…ぐす…」

坂本「もう1人じゃないんだ。泣きたい時は泣けばいい」

ほむら「今まで何回も…何回も戦っては…負け、繰り返しても勝てなかった…。だからもう無理だと諦めかけてた…」

坂本「何言ってるんだ。ダメだったら何十回も何百回も繰り返せば良いだろう?」
坂本「そう、『ウィッチに不可能はないっ!』のだから」

ほむら「でも私魔法少女ですよ…(笑)」

坂本「細かい事は気にするな。はっはっは!」

ほむら「……そうですね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:04:26.29 ID:HZe4v+lp0<> 坂本「以上で伝達は終了だ。もう日がくれそうだから正門まで送るとしよう」
坂本「その前に宮藤にも伝える事があったな」
坂本「土方、宮藤をここに呼んでくれ」

土方「了解です少佐」

外にいた土方は扉を開けて確認し、すぐに出て行った。

ほむら「さっき一緒に呼べば良かったのでは?」

坂本「ん…まあな」
坂本(一応暁美に気を遣ったのだが、言わないでおこう…)

土方「少佐、連れて参りました」

意外にも戻ってくるのが早かった。

芳佳「坂本さん、連絡って何ですか?」

坂本「ええっと…。宮藤、明日からここの軍医の助手をやってもらえないか?」

芳佳「別に大丈夫ですけど随分と突然ですね…」

坂本「明後日からここ横須賀に第501統合戦闘航空団が置かれる事になってな」

芳佳「本当ですか?!」

坂本「ああ。そこで、隊員の事をよく知るお前に頼みたいわけだ。医者の勉強も兼ねてな」
坂本「残念ながらカールスラントとブリタニア以外の隊員はまだ来る事が出来ないそうだ」

芳佳「サーニャちゃんやルッキーニちゃんにはまだ会えないのか…」

坂本「準備が整い次第派遣されるから安心しろ」

芳佳「そうですか」

坂本「以上だ。では私が正門まで送るとしよう」

部屋から正門までは5分足らずで着いた。

ほむら「今日はありがとうございました」

坂本「ああ、明日からもよろしくな。7時集合だから忘れるなよ」

ほむら・芳佳「了解!」

坂本「気をつけて帰れよ」

2人は少佐にお辞儀をして帰り道を歩き始めた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:10:38.43 ID:HZe4v+lp0<> 二人が帰宅する頃にはとっくに日がくれていた。

ほむら・芳佳「ただいま〜」

清佳「おかえりなさい。遅かったわね。ご飯ちょうど出来たわよ」

芳佳「お腹空いたな…」

清佳「早く皆で食べましょ」

芳佳「お婆ちゃーん!ご飯だよー!」

芳佳の祖母である秋本芳子がリビングにやって来た。

芳子「来ましたよ。あら?お前さんもう大丈夫なのかい?」

ほむら「お陰様で」

女4人座ったところで…

全員「いただきます」

芳佳「わー!今日はぶり大根だ」

清佳「唐揚げと冷や奴もあるわよ」

ほむら「美味しいです。この大根はやわらかいのは米のとぎ汁で下ゆでしたんですか?」

清佳「よくわかったわね。作った甲斐があるわ〜」

少し食べたところで芳佳が真剣な表情で話し始めた。

芳佳「お母さん、大事な話があるの」

清佳「何かしら?」

芳佳「私、明日から横須賀の基地で軍医の助手をやるように坂本さんから言われたの」

清佳「あら、良かったわね。しっかり勉強してくるのよ」

芳子「わしも昔従軍したことあるから反対はせえへんよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:12:48.87 ID:HZe4v+lp0<> 芳佳「それとね、ほむらちゃん坂本さんからスカウトされて明日から海軍に入隊することになったの」

清佳・芳子「え?」

清佳「( ; ゜Д゜)」マジカヨ

芳子「( ; ゜Д゜)」タイシタムスメジャ

芳佳「凄いよね」
芳佳「しかもネウロイ倒しちゃうし」

清佳・芳子(この子何者…!?)

清佳「じゃ、じゃあ…お部屋どうしましょう…」

ほむら「しばらくはここから通うように言われました」

清佳「わかったわ…」

芳子「ちなみに階級は…?」

ほむら「軍曹です」

芳子「芳佳と同じじゃな」

清佳「お赤飯炊けば良かったわね…」

ほむら「いえいえ、そこまで気を遣わなくても。お気持ちだけで十分です」

食べ終わるまで芳佳が私の戦闘シーンを2人に話してた。

全員「ごちそうさまでした」

清佳「2人とも、お風呂に入ると良いわ」

ほむら・芳佳「はーい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:15:57.60 ID:HZe4v+lp0<> 〜お風呂場〜

芳佳「ほむらちゃんやっぱりスタイル良いよね。羨ましいよ」
芳佳(胸はぺったんこだけど)

ほむら「そんなことないわ」

芳佳「私は(シャーリーさんに比べて)発育悪いから…」

ほむら「心配しないで。需要はある」キリッ

芳佳「へ…?」

ほむら「それより芳佳、質問があるのだけど…」

芳佳「何?」

ほむら「ストライカーユニットを装着した時、どうして黒猫の耳と尻尾が生えたのかしら?」

芳佳「それはね、使い魔の外見は犬やネコなどの普通の動物の姿をしていて、使い魔が使役されている間、つまりウィッチが魔力を使う時、ウィッチにはその使い魔と同じ耳と尻尾が現れるの」

ほむら「そうだったのね…」
ほむら(関係者の趣味じゃなくて良かったわ)
ほむら(でもまどかのそういう姿も…「悪くないわね…」

芳佳「え?」

ほむら「?何でもないわ」

芳佳(悪くないとか聞こえたような…)

ほむら「ということは私の使い魔は黒猫なのね」
ほむら「でも魔法少女の私が使い魔と契約?契約ならキュゥべえでもう間に合ってるし」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:18:00.80 ID:HZe4v+lp0<> 芳佳「ウィッチ一人につき一匹が必ず契約し、その契約は使い魔自身がウィッチのお尻にタッチすることにより結ばれるはずなんだけど…」

ほむら「私は契約した覚えは無いわ」

芳佳「だよね…。ここに来てからまだ一日しか経ってないもんね…」

ほむら「ストライカーユニットを装着した時に契約してしまったのかしら?」

芳佳「どうなんだろう…。ストライカーユニットは元々ウィッチ向けに造られたものだから…」

ほむら「この際契約主を交換するのも手だわね」

QB「それは酷いんじゃないかい…?」

ほむら「冗談よ」

QB「君が言うと冗談に聞こえないよ…」
QB(それよりひょっとして…)

2人は考えたが結局明確な結論に至らなかった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:23:29.42 ID:HZe4v+lp0<> 〜風呂上がり〜

芳佳「はいこれ」

突拍子もなく牛乳を渡されて理解が少し遅れた。

ほむら「牛乳?」

芳佳「風呂上がりといえば牛乳だよね?」

ほむら「タ○ナシ牛乳じゃない…」
芳佳「まずかったかな…?」

ほむら「いえ、そんな事無いわ」
ほむら(女は黙ってム○シノ牛乳なんだけど…。まあ、仕方ないわね)ゴクゴクプハー

牛乳を飲み終えた芳佳は眠そうな顔をしていた。

芳佳「ふわぁ…。今日は慌しかったから眠くなっちゃった」

清佳「2人とも、明日から早いんだからもう寝なさい」

芳佳「うん。おやすみなさい」

ほむら「では私も。おやすみなさい」

清佳「おやすみ」

ほむらは与えられた部屋に戻り、すぐに布団に入った。

ほむら「今日は本当に忙しかったわ。新しい事ばかりで頭がパンクしそうだわ」
ほむら「そうでもないけど」
ほむら「……まどか…私どうすればいいの…?」

寂しさのあまり寝付けないので考え事をしていたが、瞬く間に深い眠りに入っていた。



第4話に続く…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:32:25.43 ID:HZe4v+lp0<> 次回予告
ほむら「交わした約束を胸に最高の友達との再会」
まどか「でもそれは壮絶で長い闘いの始まりだった」
ほむら「次回、ストライクマジカルガールズ『夢の中で逢えたら嬉しいなって』」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/06/17(金) 18:35:50.13 ID:HZe4v+lp0<> 第3話ようやく終わったーーー!
2週間以上も待たせて申し訳ありませんでした…。
今後は出来上がってから予告するように心掛けます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/06/18(土) 21:27:26.83 ID:KV3uxr0Lo<> 乙カレー空間 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)<>sage<>2011/06/23(木) 01:22:07.87 ID:ryCHEiSb0<> 乙!ストパン知らないけど読みやすくて面白い <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>saga<>2011/06/29(水) 21:58:36.10 ID:kL9sLcRH0<> 「とある作者の生存報告<コンディションログ>」
どうも勉強に追われてる>>1です。次の更新は来週の土曜日くらいになるかと
今日まどマギ設定資料集買いました。SSの材料になれば良いな…

そういえば他の作者様はトリップとやらを付けてますが付けた方が良いのかな?

ではまたノ <>
◆H29NZEtIQ6<>saga<>2011/07/14(木) 17:52:20.02 ID:Iw5cXQojo<> >>1です。最近多忙かつ書き溜めが進まなかったので放置してましたorz
まだ第4話が書きあがってないのでとりあえず主な登場人物を載せておきます <>
◆ixCdLA4qDE<>sage<>2011/07/14(木) 17:54:56.81 ID:Iw5cXQojo<> 主な登場人物※第3話時点
<まどマギサイド>
・暁美ほむら
このSSの主人公。時を操る程度の魔法少女。要するに固有魔法は時間操作。まどかの事は原作並みにしかまだ思っていない。使用ストライカーは「晴嵐」。使用武器は巡った回数だけ無限大

・キュゥべえ
この淫獣め…!のはずがここでは協力者(笑)

・佐倉杏子
カールスラントに舞い降りた聖女。現時点で固有魔法は精神操作と考えてます


<ストパンサイド>
・宮藤芳佳
魔法が使えなくなってもお医者さんになる夢は継続中。最近リーネちゃんのおっぱいが恋しい

・坂本美緒
こちらも魔法が使えない。日々ウィッチの育成教育に励んでます

・土方圭介
それはお答え出来ません(キリッ

・ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ
杏子を拉致った張本人。501再結成を喜んでいるが最近魔翌力が衰え始めてる模様

・エーリカ=ハルトマン
EMT!ジャガイモだけで大丈夫か?(

・ゲルトルート=バルクホルン
妹萌え。クリスと毎日うふふ…。という訳には行かないようです。まどマギのゲルトルートとは無関係なはず
<>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/14(木) 17:56:58.16 ID:Iw5cXQojo<> トリップミスりまくってる…
登場人物は今後勿論増えますのでご安心を(え
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/15(金) 00:34:25.22 ID:fVU7+6tDO<> 面白いけどもう少しこだわって欲しいポイントがあるのでいくつか言わせて。

まず時間なんだけど軍隊では15時12分は1512(ヒトゴーヒトフタ)って感じで言ってる、これは聞き間違えを減らす為らしい、ストパンでもそれに則ってる、後0はマルね。


知ってて選んでるだと思うけど星嵐は本来水上機攻撃機でフロートが付いてるから知らない人が勘違いしそう、名前のカッコ良さは海軍の攻撃機ではぶっちぎりなのは同意する、性能的には対大型ネウロイ用高速型ストライカーでおk?
空戦能力の低さがネックかなぁ。


この当時の銃は弾速や精度は多少劣るけど口径が大きいから威力はそれほど変わらない筈。

要は面白いから支援させて、杏子にはカールスラントのとっておきを頼む。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/25(月) 01:40:00.30 ID:h7HcHa9uP<> まだか? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岩手県)<>sage<>2011/07/25(月) 21:47:30.44 ID:uxGRjgu1o<> 他のストパンSSスレで>>1見かけたよ
まぁゆっくり待ってようぜ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga<>2011/07/26(火) 00:38:44.51 ID:Yj3D/DfZ0<> 超お久しぶりです。
今日含めて今週中に3〜4回に分けて投下します。
<>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/26(火) 00:43:32.33 ID:Yj3D/DfZ0<> 第4話「夢の中で逢えたら嬉しいなって」


ほむら「ここは…?」

私は可愛らしい装飾が施された部屋の中にいた。
そこはどこか懐かしく温もりを感じれる部屋だった。

ほむら「昔見た気がするような…」

ガチャ

突然ドアが開いた。

??「あれ?なんであんたがここにいるのよ?」

そこにいたのは紛れもなく美樹さやかだった。

ほむら「それはこっちの台詞よ」

さやか「あんたね、勝手にまどかの部屋に入って何してるの?そもそもここは生きてる人間じゃ絶対入れない場所なのに」

ほむら「そうなの…?」

さやか「あたしはさ、魔力を使い切ったから円環の理に導かれてここにいるわけだけど…」

さやか「その様子じゃ何も知らないか」

ほむら「ここって私の夢の中じゃないの?」

さやか「はあ?何言ってんの?ここは概念の領域だよ?」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/26(火) 00:50:43.61 ID:Yj3D/DfZ0<> ??「さやかちゃんやめてよ…。会ってすぐにケンカ腰じゃ怒るよ?」

さやか「あ、まどか…」

ほむら「まどか…?あなたまどかなの…?」

そう。鹿目まどかだった。

まどか「ほむらちゃんは本当はとっても優しい子なんだよ?でもみんなを助けるためにあんな態度を取ってしまったって前にも話したよね?」

さやか「ごめん…」

ほむら「まどか…?」

まどか「ごめんねほむらちゃん。いきなりで分かるわけないよね」

ほむら「うん…」

まどか「私は正真正銘まどかだよ。ほむらちゃんが行くはずだった時間軸のね。そして概念として存在してる」

ほむら「概念…?」

まどか「うん。魔女を消す概念。私はキュゥべえに『全ての魔女を消し去りたい。過去と未来全ての この手で』という願いを叶えてもらって魔法少女になった」

ほむら「魔法少女になっちゃったの…?」

まどか「ごめんねほむらちゃん…。でもその時はこの方法しか無かったんだ…」

まどか「魔法少女になった私は魔女になる前の全ての魔法少女を救済、そして宇宙を再構成したの。その過程で私の肉体が保てなくなり、私は1つ上の領域にシフトして魔女を生み出す前に消す『円環の理』という概念になったの」

さやか「そして見事導かれたさやかちゃんでーす!」

ほむら「あなたは結局報われないのね…。どの時間軸でも」

さやか「ガーン!」

まどか「あはは…。それでほむらちゃん、理解できた?」

ほむら「いまいち飲み込めないわ…」

まどか「百聞は一見に如かずだね。これを見て」ブン

ほむら「何これ…?」

まどか「私が概念になった過程を映し出してるの」

ほむら「凄いわまどか。流石私だけのまどかね」

まどか「こんなのどうったことないよ…///」

さやか「2人だけでずるいぞ〜。あたしも混ぜさせろ〜」

まどか「今大事な事やってるからさやかちゃん黙っててくれる?」

さやか「はい…」
<>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/26(火) 01:05:06.89 ID:Yj3D/DfZo<> 今までと比べて短すぎますがこの辺で。次からもう少し増やそうかな。この後の描写が難しくて今も躓いてますorz
金曜日までには第4話終えるつもりです。

ではレス返し
>>90
アドバイスありがとうございます。ほむらの「晴嵐」についてはWikiで調べて慎重に選んだつもりです。ほむらは偵察とかに向いてそうなのであえてこれにしました。本当は震電や紫電改の後継機を探してましたが良いのが無かったのが本音です。
時刻の読み方や重火器の性能につきましては今後反映させていきます。
まだまだ勉強不足ですね…
それと、リクエスト承りました(

>>91-92
大変長らく待たせて申し訳ないです。他のSS読んだり書いたりしてたのが原因ですね。
夏休み中に完結したいけれどもこのペースだとギリギリかな…

ストパンSS増えますように <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/26(火) 19:24:31.74 ID:seNEDUrDO<> >>1乙、これからどういう展開で501が再結成されるか期待してる。

アニメ版のキャラだけで話しを進めるのがキツいなら小説版とか別媒体のキャラを出す手も有りだぞ、公式アンソロにかなりの人数出てるからゲストやチョイ役位ならいけるんじゃないかな?

震電は紫電改の後継機みたいなものだし烈風はもっさんの刀と名前被ってるしなぁ……

戦車砲ならともかく歩兵用の火器は良くて3割増しくらいだと思う、対戦車ロケットは別格だけど。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>saga sage<>2011/07/26(火) 20:07:56.53 ID:XT3bWjlE0<> 仮想戦記とかで見るような厨二な名前を考えてしまうとか!○電にすればいいしね>震電後継機
昔どっかでイカすネーミングの局戦見たんだけど、忘れちゃった。
艦載機には麗風とかカコイイなあと思ったような人の意見ですけれど。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/26(火) 21:12:39.24 ID:seNEDUrDO<> ここから先はジェット機しか無いんだよなぁ……

無理やり新型でっち上げるよりは既存の高性能機を履かせて専用カラーって手もアリかと。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/28(木) 23:19:44.47 ID:pIPeYvq3o<> 続きを投下させていただきます
しばしお待ちを
話の都合上原作11話後半〜12話部分の回想シーンは省きました <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/29(金) 00:02:06.79 ID:9LOB91S1o<> 〜回想シーン視聴中〜


まどか「分かったかな?」

ほむら「ええ、ばっちり。時間逆行に成功してたらあんな風に」フフフ…

まどか「ほむらちゃん…///」

さやか「お二人ともお熱いですね。だが、まどかは私の嫁だー!」

まどか「違うよ。さやかちゃんは私の嫁なの」

さやか「」

ほむら「美樹さやかが失神したわ」

まどか「それでね。今から重要な話があるの」

ほむら「私が元の世界に戻れるのに関係あるのかしら?」

まどか「相変わらず鋭いね」

ほむら「まどかの会話パターンはマスターしてるわ」キリッ

さやか「ほむら、それある意味怖い」

ほむら「………。まどか話してちょうだい」

まどか「………うん。今ほむらちゃんがいる世界は正確には別の時間軸の地球じゃないよ」

ほむら「と言うと?」

まどか「ほむらちゃんが最後に時間逆行する前にいた時間軸のままだよ」

ほむら「へ?だってあの時間軸ではあなたの魔女で地球が滅ぶはずじゃ?」

まどか「私の魔女、クリームヒルトによって生み出された『地球』だよ」

ほむら「わけがわからないわ…」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/29(金) 00:05:57.17 ID:9LOB91S1o<> まどか「私が魔女になった『クリームヒルト グレートヒェンは救済の魔女。その性質は慈悲。
この星の全ての生命を強制的に吸い上げ 彼女の作った新しい天国(結界)へと導いていく。
この魔女を倒したくば 世界中の不幸を取り除く以外に方法は無い。
もし世界中から悲しみがなくなれば 魔女はここが天国であると錯覚するだろう。』
と魔女図鑑に書かれてるの」

ほむら「それで…?」

まどか「その後その通りになり、そして、取り込まれた生命エネルギーで結界の中に新たな地球が出来た」

まどか「もちろん魔女は希望で満たされて崩壊。その際にインキュベーターの影響を受けず魔女が人に無害であるようにと願った」

ほむら「魔女が願いを持ってしかも叶えるなんて前代未聞だわ…」

まどか「やはり私の魔力が最高レベルだからかな」

ほむら「でもやはり貴女は魔女になっても優しいのね…」

まどか「ティヒヒ。でね、グリーフシードからソウルジェムに戻って、新しく生まれた地球の中に組み込まれたの。ちょうど星の核と同じ大きさで」

ほむら「オーバースケールね」

まどか「だけど魔法少女のシステムがそのままだから…」

ほむら「いつかはソウルジェムが濁り切って再び魔女になる訳ね」

まどか「うん。そして」

ほむら「まさか、ソウルジェムの穢れが怪異だと言うの…?」

まどか「そのまさかだよほむらちゃん」

まどか「坂本さんも言ってたけど怪異は古来から存在してた。つまり、ソウルジェムの穢れもその頃から地表に流出してた事になる」

ほむら「食い止めるにはグリーフシードが必要だけど絶対足りない…いや、不可能よ」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/29(金) 00:18:49.25 ID:9LOB91S1o<> まどか「そうなんだけど、クリームヒルトのグリーフシードがソウルジェムに戻った時、その穢れを浄化する装置が産み出されたの」

ほむら「何ですって!?」

まどか「これもイレギュラーだけどワルプルギスの夜の舞台装置がそれに当てはまる」

ほむら「ひょっとして、私のソウルジェムが濁らないのもそのため?」

まどか「そうだね」

ほむら「やっと謎が解けたわ」

まどか「話を戻すと、ある時ワルプルギスの夜が1人でに動き出したの」

ほむら「何で?」

まどか「今のところ分からない。ごめんね…。ただこの後何らかの影響が出てくる気がする」

ほむら「そう…。それにしても急展開すぎ…」

さやか「」ナニイッテルカサッパリワカリマセン

まどか「一気に言い過ぎたね…」

ほむら「さやかは放っておきましょう。今ショートしてるみたいだし」

まどか「だね」

ほむら「で、私は何をすれば良いのかしら?」

まどか「とりあえず明日からの501での活動を最優先。ネウロイと魔女をひたすらやっつけて」

ほむら「うん」

まどか「それと宮藤さんについてなんだけど…」

ほむら「芳佳がどうかしたの?」

まどか「宮藤さんは元々ウィッチでしょ?しかもかなりの魔力を持ってたよね」

ほむら「そうみたいね」

まどか「実はその魔力は私から来てるの」

ほむら「因果を背負ったってこと?」

まどか「そうだね。ウィッチは遺伝からの方が強いけど。私と同じかそれより上位かな」

ほむら「凄いわ…」

まどか「ネウロイの巨大コアを真っ二つにした位だもの」

ほむら「そう言われればもっともね」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/29(金) 00:19:58.14 ID:9LOB91S1o<> まどか「それで、これを宮藤さんに渡してもらいたいの」ゴソゴソハイ

ほむら「これは何かしら?」

まどか「飛行石だよ」

ほむら「いや、どう見てもソウルジェムじゃない」

まどか「バレちゃった☆」

ほむら「分かるわよ…」

まどか「それはね、一回だけ魔法が使えるようになる物なの」

ほむら「何故彼女に渡す必要があるのかしら?」

まどか「ワルプルギスの夜を倒すためかな。あと、私の意思で魔法が使えるようになってるよ」

まどか「宮藤さんにはまだ事情を話さないでね。上手く発動しなくなるから。単にアクセサリーとでも言っておいて」

ほむら「分かったわ」

まどか「そろそろお別れだね。ワルプルギスの居場所とか何か分かったらまた来るね」

ほむら「ええ。待ってるわまどか」

さやか「私を忘れるなよ、ほむらー!」

ほむら「もちろんよ」

そしてほむらは深い眠りから覚めて行った…。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/29(金) 00:32:01.21 ID:9LOB91S1o<> 本日の更新は以上です。
今回の部分でかなり煮詰まってました。結果としてあの様なこじ付けになってしまいましたが…。
次回で第4話終了です。

ではレス返し。
>>97
いつも丁寧なアドバイスありがとうございます。
ちょうど公式アンソロ読んでなかったんで参考に読んでみます。
杏子とかの武器は当時ので間に合わせるつもり
改良型で逃げる策もありですね。ジェット機となるとカールスラントの(ry

>>98
厨二な名前はマミさん辺りで使おうかなと。マミさん出て来るか分かりませんが <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/29(金) 03:56:41.59 ID:ACHvZTbIO<> 乙
個人的にジェット機なら火龍だな、諸元だけだけど。橘花は爆装だけだし。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/29(金) 06:43:26.88 ID:pbLkbbbDO<> マミさんは居るならブリタニアかな?
スピットMk21、テンペスト、モスキートの3種類があるぞ。

ジェットはあの問題が解決しない限り実戦配備は不可能なり。
<>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:10:03.85 ID:UVZ7sSx8o<> 投下させていただきます。第4話最終分です。 <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:13:03.32 ID:UVZ7sSx8o<> ジリリリリリリリ
ほむら「ううん…むにゃむにゃ」

カチッ

ほむら「夢オチ?」

目を覚ませば昨日と同じ寝室。
時計の針は6時を指していた。

ほむら「…!夢じゃない…?」

手にはまどかから貰った飛行石があった。

ほむら「まどかも元気そうだったわね。美樹さやかは相変わらず騒がしくて…。懐かしかったわ」

まどかに関しては概念か神様だけど可愛さは以前のままで申し分ない。むしろ、成長したまどかを見れて満足なほむらであった。

ほむら「て、こんな事してる場合じゃないわ」

パジャマから見滝原中学の制服に着替え、カチューシャをしてリビングに向かう。
台所からは忙しくまな板を走る包丁の音が聞こえる。

芳佳「おはよーほむらちゃん」

ほむら「おはよう芳佳」

台所で芳佳が朝食を作ってた。

芳佳「もうすぐ出来るから座って待っててね」

ほむら「悪いわね」

今朝の献立はご飯に味噌汁、アジの開き、出し巻き卵と言ったところかしら。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:14:59.09 ID:UVZ7sSx8o<> 芳佳「お母さん達は朝市に行ってるみたいだから食器は私とほむらちゃんの分でいいよ」

ほむら「分かったわ」

カチャカチャと音を立てながら食器を並べてゆく。

ほむら「ご飯ついでおくわね」

芳佳「ありがとうほむらちゃん。さて、出来たよ」

芳佳が手際良く味噌汁をお椀についでいく。

芳佳「それでは…」

ほむら・芳佳「いただきます」

初めに味噌汁をゆっくり飲んでゆく。塩加減はごく普通の合わせ味噌より若干薄い感じだ。具には豆腐、ネギ、ワカメ、なめこ、自然薯が入っている。
続いてアジの開き。これについてはまあ良いでしょう。
最後に出し巻き卵。ファンとしては満点をつけたくなる位の美味しさ。二番出汁を使ってるのかしら。
まあ食べ物についての戯言はこの辺にしておきましょう。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:17:29.45 ID:UVZ7sSx8o<> ほむら「そういえば、501の他のメンバーってどんな感じなのかしら?」

芳佳「みんな良い人だよ。坂本さんは厳しいけど面倒見が良くて、バルクホルンさんは私の事を随分心配してくれるし…」
芳佳「会えばすぐに仲良くなれるよ。ほむらちゃんならきっと」

ほむら「なるほどね」
ほむら(とは言っても私はあまり人と仲良く接することができないような…)

芳佳「そんな事はありません」ドン

ほむら「え!?」ビクッ

芳佳「今、私には出来ないって思ったでしょ?」

ほむら(鋭い…)

芳佳「図星だね?でもほむらちゃんならやれるよ。前いた世界では失敗したかもしれないけど、ここでもう一度やり直せば」

ほむら「ありがとう芳佳…。貴女には助けられてばかりだわ」

芳佳「ううん。ほむらちゃんはネウロイからこの地を守ってくれた。それに比べたら今の私にはこれ位の事しか出来ないもん…」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:21:37.75 ID:UVZ7sSx8o<> ほむら「貴女は、宮藤芳佳のままでいればいい。今までどおり、これからも」

芳佳「え?」

ほむら「私があの子に幾度となく言ってきた言葉の1つよ。無理に自分を変える必要はないわ」

芳佳「じゃあ…」
芳佳「その力を 多くの人を守るために」

ほむら「え?」

芳佳「私のお父さんがいつも言っていたこと。私がストライクウィッチーズに入ったのもそれに後押しされたからかな。本当はお父さんを探すためだけど」

ほむら「そうだったの…」

芳佳「だからね、ほむらちゃんにもそうなってもらえたらそれはとっても嬉しいなって」

ほむら「ホントあの子の生まれ変わりだわ…」ボソ

芳佳「何か言った?」

ほむら「いえ、独り言よ。そうだ、これを…」ゴソゴソ

芳佳「?」

ほむら「はい。貴女にあげるわ」

芳佳「うわあ!綺麗…。これ何処で?」

ほむら「ただのお守りよ。今の貴女にはシールドが張れないから気休め程度にと思って。それと、絶対に無くさないこと。いいわね?」

芳佳「当たり前だよ。こんな大切な物なくしたらバチが当たるよ」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:24:28.88 ID:UVZ7sSx8o<> ほむら「ふふふ…。さて、そろそろ時間ね」

芳佳「ホントだ!急がないと!」

残ってたおかずを僅か1分で平らげ…。

ほむら「ごちそうさまでした」

芳佳「お粗末様でした」

芳佳「そうだ。ほむらちゃん服はどうするの?」

ほむら「学校の制服だけど何か問題でもあるかしら?」

芳佳「一応スク水とセーラー服の上着が扶桑海軍の制服なんだよね…」

ほむら「嘘…」
ほむら(だから美千子もその姿だったのね…)

芳佳「とりあえず坂本さんに聞いてみようよ。基地にならサイズあるだろうし」

ほむら「そうね」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:26:44.39 ID:UVZ7sSx8o<> 服の話題がちょうど終わると玄関の外が慌ただしくなっていた。

清佳「ただいまー」ガラガラガラ

芳佳「おかえりなさい」

清佳「あら、暁美さんおはよう」

ほむら「おはようございます」

清佳「2人とも早くしないと坂本さんから厳しい指導がきちゃうわよ?」

芳佳「うぅぅ…」

芳佳の反応を見るに相当怖いらしい。

清佳「食器は私が洗っておいてあげるから早く行きなさい」

芳佳「お母さんありがとう」

ほむら「芳佳、歯を磨いてから行きましょ」

芳佳「うん」

歯を磨き終え、急いで靴を履く。

芳佳「じゃあお母さん、行ってくるね」

ほむら「泊めてくださいまして本当にありがとうございます。」

清佳「そんなに畏まらなくていいのよ。我が家だと思えば」

玄関のドアが開く。まるで新しい日々への扉を開けるように。

ほむら・芳佳「いってきまーす」

清佳「いってらっしゃい」

そして朝日は暁美ほむらの"魔法少女"としての生活の始まりを告げた。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:29:00.84 ID:UVZ7sSx8o<> 時を遡ること30分前…。

坂本「扶桑人と一緒に乗り込んでるだと?」

ミーナ「ええ」

朝早くからの電話。普通の人なら迷惑だが、軍人なので仕方がない。
だが、こう言った用件は大抵土方から回って来るので部屋で直接電話を使うことはあまり少ない。ましてや外部からならなおさらだ。

坂本「一般人か?それなら民間の船を使うはずだな…」

ミーナ「ええ。少し訳があってね…。空からいきなり落ちて来てネウロイを一撃で倒したのよ。自称魔法少女だそうよ」

坂本「は…?」

ミーナ「だから…魔法少女ですって」

坂本「ウィッチではなく?」

ミーナ「そうみたいね」

坂本「………」

ミーナ「まあいきなり言われても信じられないわよね。ウィッチとは違った魔法少女なんて聞いた事ないから」

坂本「それが…こっちにもいるんだ…1人…」

ミーナ「え?」

坂本「そいつも空から降ってきたって宮藤が言ってた」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:31:39.28 ID:UVZ7sSx8o<> ミーナ「……。本人に伝えとくべきかしら?」

坂本「言わない方が良いだろう。まだこちらに来てから日が浅いはずだからな。それで何でそいつを連れて来たんだ?」

ミーナ「こんな素晴らしい人材を手放すわけにはいかないわ。とりあえず501に予備役兵として配属させるつもりよ」

坂本「そうか…。なら良いんだ」

ミーナ「わかったわ。じゃあ明日には着くから」

坂本「ああ、じゃあな」ガチャ

電話が終わり冷めたコーヒーを飲む。五月だとはいえまだ朝の涼しさは残る。いや、初夏なのだから余計かもしれん。

坂本「さてと時間だな」

時計を確認して愛用の木刀を持つ。門の方を見てもまだ来てる気配はない。

坂本「初日早々遅刻とは良い度胸だな。まあ、奴の事だ。気が付いたらその場にいそうだがな」

固有魔法が時間操作とは時には厄介だと改めて思う。

土方「少佐。お時間です」ガチャ

坂本「うむ。分かった」

今日からの新入隊員、そして明日から配属させるもう1人の新入隊員の指導をするのに胸を踊らせていた。

坂本「これからが楽しみだな」

そう思いながら海軍教練所へ向かった。



第5話に続く…。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:36:48.03 ID:UVZ7sSx8o<> 次回予告
リーネ「再びネウロイとの戦いの為に仲間の元へ」
ペリーヌ「そこから始まる新たなる仲間との友情、新たなる敵との戦いの幕開け」
芳佳「次回、ストライクマジカルガールズ、『本当の真実と向き合えますか?』」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:45:58.96 ID:UVZ7sSx8o<> 第4話無事終わりました。何でかな…。今日更新した分がやけに長くなった…。
実は当初の予定だと第2話で明かされるはずでしたが尺がどんどん長くなってこうなった。だって書いてると止まらないんですもの。
さて、ようやくクロスも本格化してきました。ぶっちゃけ時間軸の設定にかなり悩んでた。「ウィッチがクリームヒルトの使い魔だなんて言われたら、私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます。きっといつまでも言い張れます。」と思ってたのでこの様。お陰で後の設定を微修正する羽目に。
キャラですが、エイラーニャは少し先ですね。ヒントは未来予知だからとか。 <> VIPにかわりましてとあるインキュベーダーがお送りします<>sage<>2011/07/31(日) 01:47:50.91 ID:v7xvafWIO<> 乙。

さやかの出番ってまだあるかい? <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 01:54:53.80 ID:UVZ7sSx8o<> ではレス返しです。

>>106
ネタ提供ありがとうございます。橘花はそのようにWikiに書いてましたね。火龍とかまんまイメージピッタリだから仮採用じゃないですか。(あ

>>107
ご名答、ブリタニアです。紅茶繋がり以外にもありますが。(笑)巨乳繋がりでシャーリーとルッキーニと組んでるのも考えましたがどうも不自然なので。
機種ネタ提供ありがとうございます。調べて1番良さそうなのを履かせます。

まあpixivにストライカー装着マミさんのイラストあったんですけどね。

ではまた次回ノ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岩手県)<>sage<>2011/07/31(日) 01:55:22.58 ID:+2t+yq+8o<> 『本当のマミと向き合えますか?』だと? <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 02:00:06.74 ID:UVZ7sSx8o<> >>119
魔法少女としてのさやかの出番は無いつもりです。
今回みたいに夢の中では毎回出ます
後は本編のあの状態とかが…(え

>>121
そこまで考えて付けた訳じゃないけど伏線って事で。
うんはっきり言って出るよ。登場の仕方はご想像にお任せ(笑) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/31(日) 05:44:02.83 ID:unlWcIlIO<> 火龍仮採用ですか?やったー! <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/07/31(日) 11:24:32.02 ID:UVZ7sSx8o<> 朝の地震で起こされて10時起きでした。普段揺れても起きませんが。
>>123これから調べて採用するか考えますので一応仮でってことで。

話は変わりますが、フミカネさんによるIFウィッチーズ最高ですね。ルッキーニちゃんが超絶美少女になってるだと…!某スレでは中の人繋がりで性格がほむほむに…的なこと言ってたけど>>1はどちらでも受け入れるし

今日の更新はありません。まだ書いてないしorz
長文失礼しました。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/31(日) 11:28:59.54 ID:bMtemeKIO<> 本編のあの状態と言う事は、オクタビィアちゃんか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/31(日) 20:56:34.74 ID:eZSQjS4DO<> 乙、IFウィッチーズとストライクマミッチーズ見てきた、まさに、ルッキーニ曰く「まだまだこれから」を実現したイラストですな、マミさんのイラストはほむほむと一緒にチェンタウロ履いてましたねぇ。

欲を言えばリベリオンにも一人送って欲しかったな、強力な機体と艦が揃ってるし。

支援がてらブレイジングエンジェル2で杏子カラーっぽいフォッケとメルス作ってみた
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=21301 http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=21302
続けてほむほむ風紫電改
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=21303
意外て制約が多くて苦戦した割に微妙な出来になってしまった。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/05(金) 18:00:44.61 ID:TsGvQn4DO<> すまない上手く揚げられ無かったみたいだ。

ほむほむ紫電改

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=21303
杏子メルス
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=21302
杏子フォッケ
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=21301


そういえば景雲はどうなの?最高速だけなら震電以上の数値を狙える筈。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/08(月) 19:10:24.33 ID:ZYmiAWOzo<> 今回も前回同様に分けて更新します。しばらくお待ち下さい。 <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/08(月) 19:19:45.57 ID:ZYmiAWOzo<> 第5話「本当の真実と向き合えますか?」


5月18日早朝。私はいつも通り早朝の基地10週のランニングを熟していた。その後は素振り200回である。魔力が無くなった今、無駄のように思えるかもしれないが教官として訓練生の見本となるように怠る訳にはいかない。

土方「ここでしたか少佐」

坂本「どうした?」

土方「ブリタニアからの連絡で派遣された航空隊が燃料補給と悪天候のため到着が遅れるそうです」

坂本「そうか」

土方「それと、カールスラントの航空隊は1429に到着予定です」

坂本「了解した」

30分後、今日のノルマを終えて部屋に戻り書類に目を通す。今となってはミーナの苦労が身に染みて分かる。

坂本「やはり私にデスクワークは向いてないな…。さて、そろそろ朝食だな」

片付けた書類を別の机の上に移し、食堂に向かう。ここでは0630から朝食となっている。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/08(月) 19:26:12.16 ID:ZYmiAWOzo<> 芳佳「おはようございます坂本さん」

ほむら「おはようございます」

坂本「宮藤に暁美か。おはよう」

芳佳「カールスラントとブリタニアのウィッチを乗せた飛行機は何時くらいに着く予定ですか?」

坂本「早く会いたい気持ちは分かるがその事は今から伝達する。とりあえず席につけ」

ほむら・芳佳「はい」

全員が席につくのを確認し、私は伝達事項を口頭で伝える。

坂本「では、朝食前に今日の事についていくつか伝えておく事がある」

坂本「まず、全員知ってると思うが本日よりここ横須賀基地に第501統合戦闘航空団の拠点を置く。それに伴い、一部の施設は時間帯によって使えなくなるので注意すること」

坂本「次に到着予定時刻だがカールスラントの航空隊は1429頃、ブリタニアの航空隊は悪天候のため到着未定だそうだ」

坂本「以上だ。部隊別の伝達事項は掲示板に貼ってあるから後で確認するように。では、頂くとしよう」

\イタダキマース/

ワイワイガヤガヤ

芳佳「ほむらちゃん、昨日はどんな訓練したの?」

ほむら「そうね…」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/08(月) 19:36:40.97 ID:ZYmiAWOzo<> 〜回想中〜

坂本「昨日の戦いぶりを見る限り兵器の使い方は一人前だな」

ほむら「ありがとうございます」

坂本「だが」

坂本「どうも、魔法で肉体強化ばかりしてるようにも見えたが違うか?」

ほむら「」ギクッ

坂本「やはりな…。まあ大体の理由は分かるからあえて言わないが、そのままだと魔力が無くなるのが速くなり効率が悪い」

坂本「逆に基礎体力が万全での肉体強化魔法は戦闘で有効だ」

坂本「そこで、まずは基礎体力を上げる訓練から始める」

ほむら「はい!」

坂本「というわけで…基地の周りを10週してこい!」

ほむら「え…?」

坂本「つべこべ言わず走れ!」シナイバシッ

ほむら「は、はい!」タッタッタ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/08(月) 19:39:49.17 ID:ZYmiAWOzo<> とりあえずここまで。今回の話もまた長くなりそうな予感…。
日付が変わる前に今日投下分の残りを投下しますのでお待ちください。
実は該当箇所まだ書けてなかったorz
レス返しはその時にします。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福井県)<>sage<>2011/08/08(月) 21:39:02.14 ID:tu3uirT2o<> 待ってましたー <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/09(火) 00:19:52.61 ID:nLpBov4to<> 残り投下します。1〜2レスくらい <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/09(火) 00:22:42.79 ID:nLpBov4to<> 〜回想中2〜


軍医「君が今日からここに配属される宮藤芳佳だね?」

芳佳「はい!」

軍医「今までは治癒魔法で負傷兵を治療してきたらしいね?」

芳佳「はい…。でも魔力が無くなってしまったので今はもう…」

軍医「治癒魔法というのは僕達医者にとってみればある意味最高の治療なんだね?」

軍医「だけど、それに近づこうと発達したのが医学」

軍医「科学は魔法みたいにはあまり都合良く行かなくてね、失敗もある。そこのところは承知だね?」

芳佳「もちろんです」

軍医「君の志しは何かな?」

芳佳「わたしは……自分の力で多くの人を守りたい…いや、救いたい」

軍医「流石宮藤博士の娘さんだね。医者としての考えは十二分だよ」

芳佳「お父さんの事知ってるんですか?」

軍医「ああ。大学の同期でね。彼はあの時から既にストライカーユニットの理論を考えていたな」

芳佳「お父さんは本当に凄いな…」

軍医「とりあえず今日はこれ位にして後は好きにしても構わないよ。明日から研修だね?」

芳佳「はい!」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/09(火) 00:23:39.83 ID:nLpBov4to<> 芳佳「第一印象がなんかカエルぽかったな」

ほむら「……見てみたいわ」

芳佳「そういえば、ほむらちゃんシールド張るの習った?」

ほむら「やり方は教わったけどまだ張れないわ…。意外と難しいのね…」

芳佳「今までと魔力の使い方が違うからね。練習あるのみだよ」

ほむら「そうね」

芳佳「あ、わたしまだ食べ終わってなかった…」

ほむら「待っててあげるわ」

芳佳「ありがとうほむらちゃん」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/09(火) 00:31:56.89 ID:nLpBov4to<> 今日の分は以上です。
先週書けなかったのは浮かばなかったんですね。学校の講習あったし。
次回から本題に突入かな。

余談ですが、まどマギカフェ行ってきました。QBプレートが某SSみたいじゃなくてホント良かった(
それと、フミカネさんのCold Winter胸熱ですな。土方がかっこいいに尽きた。

長文失礼しました。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/09(火) 00:35:06.89 ID:nLpBov4to<> ではレス返し。

>>125
半分正解です。

>>126-127
ありがとうございます!まさか実機で支援画像とは…!頭が上がりません。

>>133
待っててくれてありがとうございます。
そちらの方も楽しませてもらってます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福井県)<>sage<>2011/08/09(火) 01:18:09.54 ID:86Ah+/+go<> 乙!
土方スーツ姿惚れる…… <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/17(水) 08:52:19.24 ID:Q8ceLI5Ko<> >>1です。先週で5話終わらせたかったのに講習やら模試やらで最初のパートで止まってすみませんでした。
夏休み終わるまでこの調子ですが何とか進めたいと思います。
終わらない気がして来た…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/17(水) 18:25:59.81 ID:QHUUWNSDO<> 了解、待ってるから頑張れ。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/18(木) 22:21:19.27 ID:Aiv0ot4Mo<> 投下させていただきます。とりあえず2〜4レス分です。時間があれば残りも投下予定。 <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/18(木) 22:24:59.45 ID:Aiv0ot4Mo<> 今あたしらは太平洋上空をジェット機で横断してるらしい。ハワイを出てから3日もずっと乗っていると退屈でしょうがない。しかもお菓子もろくにないときたもんだ。

杏子「扶桑ってどんな感じなんだ?」

ゲルト「実は私たちも来るのは初めてなんだ」

エーリカ「ミヤフジのジャガイモ料理が早く食べたいよ〜」

ゲルト「宮藤は元気かな…」ポー

エーリカ「トゥルーデ戻ってきて…」

杏子「それにしてもジェット機とかこんなところで乗るとは思わなかったな…」

ゲルト「最新式だからな。ジェットストライカーには及ばないがプロペラ機よりは格段にスピードが違う」

杏子「へぇ…。よくわかんねえけどとにかく凄いんだな」

ゲルト「カールスラント製だからな」フンス

杏子「ミーナ中佐、着いたらどうするんだ?」

ミーナ「私と坂本少佐は色々出ないといけないけど貴女達は作戦会議まで特に無いわね」

杏子「ふうん」

ゲルト「こら佐倉、上官に対して口がなってないぞ」

杏子「そうか?」

ゲルト「ああ。せめて隊長や教官には敬語でないとな」

杏子「でもよ、面倒くせえじゃん」

ゲルト「面倒くさいじゃない!」

エーリカ「まあまあ。急に直せって言われても無理だよ」

ゲルト「ハルトマンまで…。全く、口が悪く無ければハルトマンの次に妹力あるのだが…」ボソッ

エーリカ「何か言った?」

ゲルト「いや、独り言だ」

エーリカ「?まあいっか」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/18(木) 22:31:11.87 ID:Aiv0ot4Mo<> ミーナ「そうそう。佐倉さんはまだストライカーユニットを持っていなかったわね」

杏子「何だそれ?」

エーリカ「あれのことだよ」ユビサシ

エーリカは機内の後部に置かれてるストライカーユニットを杏子に見せ、簡単な説明をした。

杏子「へえ…あんなので飛べるんだな。でも必要なのか?」

ミーナ「当然じゃない!それが無いとネウロイに攻撃しづらい、いやほとんど出来ないわよ。ましてや私達みたいに海上が主な戦場だと必須よ」

杏子「いやでもあたし飛べるし…」

ミーナ「いいえ。何がなんでも履いてもらいます。これは上官命令です」

杏子「え」

ゲルト「ははは。上官に歯向かうとこうなるんだぞ。規則は絶対だからな」

杏子「ぐぬぬ…」

エーリカ「そういうトゥルーデも前に一回背いたよね〜」

ゲルト「あれは仕方ないだろ!」

エーリカ「はいはい」〜♪ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/18(木) 22:42:38.61 ID:Aiv0ot4Mo<> それから2時間くらい自分達の事について話したりしてた。バルクホルン大尉は妹思いでハルトマン中尉は見た目にそぐわずズボラなようだ。

ミーナ「さあ見えてきたわよ」

杏子「おお」

そうこうしてる内に目的地である横須賀が見えてきた。親父の知り合いも横須賀基地で働いてるとか言ってたな。

ゲルト「あれが横須賀基地か。写真で見るより大きいな」

見たところ未来の日本と変わってなさそうだと思った。
今いるとこは千葉県?の沖かな…。駄目だ。小学校中退のあたしには分かりっこない。

エーリカ「もしかしてあそこに見えるのがネウロイの巣?」

ミーナ「そうね」

遥か北の彼方に聳え立つ黒い影。確か場所は福島とかいうとこだっけ。

ゲルト「おいミーナ、あっちから何か近づいてくるぞ!」

ミーナ「え?機長!レーダーに何か映ってるかしら?!」

機長「いえ、特に何も…」

すると杏子が指輪をソウルジェムに変えて何かがいる方向にかざすと表情が険しくなった。

杏子「……!間違いない…。あいつは魔女だ!」

すぐさま変身して扉を開けようとした。しかし…。

ミーナ「待ちなさい!こんな上空から外に飛び出して戦えるの?ましてやストライカーユニット無しで!」

杏子「だったら誰が戦うんだよ!しかもお前らあんなのと戦ったことないだろ?ならあたししかいないじゃないか!」

ミーナ「いえ、貴女がネウロイを倒せた様に私達だってあれを倒せるはずよ。バルクホルン大尉、ハルトマン中尉。出撃準備を」

ゲルト・エーリカ「了解!」

杏子「……ふん!まあいいや。お手並み拝見といこうじゃねえか?」

ミーナ(確か飛行中のジェット機からの出撃は実戦では初めてなはず…。成功するかしら…) <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/18(木) 22:48:43.39 ID:Aiv0ot4Mo<> 一旦ここまでにします。続きは明日か日曜日になります。
そして、芳佳ちゃんとサーニャちゃん誕生日おめでとう!
これを言いたいがために更新したとかじゃないんダカラナ〜。(
後、遅れながらコミケ行った方々はお疲れ様でした。>>1は模試だったので行けるはずもなく。
今後の予定ですが、夏休み終わるまでに6話まで終わらせます。


長文失礼しました。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/19(金) 02:48:28.56 ID:EAECv4YDO<> 乙、この頃の大型ジェット機だとアラドのブリッツだからロマーニャ、中東、インド、タイ、台湾か沖縄で給油だな。
<> 147<>sage<>2011/08/20(土) 19:21:42.83 ID:fgsRTU6DO<> しまった!太平洋ルートか!
という事はブリッツより大型なユンカースJu287を輸送機に改造して燃料タンクを増設して更にロケットブースターで離陸時の燃料節約すればロス〜ハワイ間もギリギリで届く筈……。
<>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/29(月) 01:03:18.39 ID:O0XTfQJMo<> 更新しようと思ってたら忙しくて何時の間にか一週間以上経ってました…。申し訳ないです。
いくつかプロットは出来てますので後少し加えれば明日か明後日には更新できるかもです。
<>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 15:02:36.73 ID:Rc6xOnMno<> 【予告】
大変長らくお待たせいたしました。
今夜と日曜日の夜に更新して5話を終わらせます。
待たせて申し訳ありませんでした。



自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/31(水) 17:24:43.55 ID:uSUGe45DO<> 了解、待ってるぜ。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 21:30:02.71 ID:Rc6xOnMno<> 投下させていただきます。少しお待ち下さい。




自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 21:33:40.87 ID:Rc6xOnMno<> ゲルト「こいつを履くのも久しぶりだな」シュゥンピボッピボッ

エーリカ「あれ?いつの間にジェット積んだの?」

ゲルト「お前が寝ている間にだ」

エーリカ「でも…」

ゲルト「安心しろ。今度のは量産機だ。テスト飛行を何度も済ませてる」

エーリカ「前みたいに無理したら駄目だよ?」

ゲルト「分かってる。私を誰だと思ってるんだ?」

ゲルト「カールスラント空軍第52戦闘航空団第2飛行隊司令、ゲルトルート・バルクホルン大尉だぞ」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 21:36:43.39 ID:Rc6xOnMno<> 2人の出撃準備が整ったのを確認し、ミーナは各所に指示を出す。

ミーナ「徐行運転に切り替えてハッチオープン!」

このジェット機には発進ユニットが最大2つ備え付けられる。

ウィーンガゴン

ミーナ「2人とも準備はいい?」

ゲルト「ああ」

エーリカ「もちろんだよ」

2つのストライカー発進ユニットが屋根へと上がっていく。

ミーナ「出撃!」

ゲルト・エーリカ「「発進!」」ブゥン


ゲルト「今までの敵と違うぞ。油断するな」

エーリカ「分かってるって」

ゲルト「二手に別れて様子を伺う。スキを見て一斉射撃だ」

エーリカ「了解!」ブゥン


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◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 21:38:26.08 ID:Rc6xOnMno<> お互い魔女を挟む様にして離れた所で向き合った。

ゲルト「さてどうでるか…」

目の前の魔女は見た感じ可愛い姿をして、巨大なフォークに乗って飛んでいる。

ゲルト「これは一気に片付けたほうがいいな。ハルトマン、掃射開始!」

ドドドドドドド

標準を合わせて撃っているのだが中々当たらない。それどころか逸らされてるようにも見える。

ガキン

数発魔女が乗っているフォークに弾が当たり、壊れる。
たが同時に再生もしてゆく。

ゲルト「ネウロイみたいで厄介だな」ドドドドドドド

ゲルト「だが……」

ゲルト「恐るに足らんな!」


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◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 21:41:29.23 ID:Rc6xOnMno<> ここでエーリカも奇襲を掛ける。

エーリカ「これでトドメだよ!」

敵に向かって急発進した。
エーリカの固有魔法である『疾風(シュトルム)』で攻撃を繰り出す。本来なら大型のネウロイに対して有効だが一気に消し去ろうと考えたのだろう。

ギュンバキッ

スプーンの部分の破壊には成功した。だが本体があまりにも小さ過ぎて当たらなかった。

エーリカ「本体に当たらない…。もう一回やってみよ」

ズルッ

ゲルト「ハルトマン後ろ!」

エーリカ「え?」

目の前に大きな空間、いや口が広がり覆いかぶさろうとする。

エーリカ「あっ……」

ゲルト「ハルトマン危ない!」

遠くでトゥルーデの叫ぶ声が聞こえる…。



……私死んじゃうのかな……




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◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 22:51:49.91 ID:Rc6xOnMno<> ??「どりゃぁぁぁぁあ!」ズシャアアアア

急に目の前が明るくなった気がした。その後の事はよく覚えていない。

??「相変わらず骨のない奴だな。ネウロイの方がまだ手強いぞ」

ゲルト「何者だ…?」

??「早くこの子を飛行機に連れて行け!」

ゲルト「は、はい!」

ゲルト[こちらバルクホルン大尉。ハルトマンが気絶してる。今から緊急帰還する]

ミーナ[了解]


魔女「モゴモゴズルッ」

振り返ると倒したはずの魔女が再生されていた。

??「あれ?まだ倒せてないか。なら…」

??「跡形も残さずに消し去ってやる!」チャキン

恵方巻きみたいな魔女が食べに襲い掛かる。しかしそれよりも速く躱す。

??「人を惑わす魔女は成敗するしかないな。覚悟しろよ!」

??「虚空蒼破斬!」ズバァァァ

斬撃が数多にも飛び交い、全て魔女に向けれて恵方巻きは斬り裂かれた。

??「ラスト!」ドガァァァ

バァン!…シュウン……Fin…

剣から飛び出た衝撃波が魔女を襲い、跡形も無く消し去った。
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◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 22:54:57.52 ID:Rc6xOnMno<> 魔女を倒した謎のウィッチも飛行機に帰還した。見た感じ扶桑のウィッチか…?

??「よいしょ。あ、ミーナ」

ミーナ「魔王じゃない!」

西沢「久しぶりだな。元気にしてたか?」

ミーナ「ええ。相変わらず変わってないわね」

ゲルト「あのリバウの魔王だと…?」

西沢「気づかなかったのかい?」

ゲルト「はい…」

杏子(すっかり蚊帳の外だなあたし…)

西沢「お前がバルクホルン大尉で気絶してる子はハルトマン中尉か」

ゲルト「我々の事をご存知なのですか?」

西沢「扶桑でも有名でね。501の隊員ならなおさらさ。それでこいつは誰だい?見たところ扶桑の者のようだけど…」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 23:00:16.56 ID:Rc6xOnMno<> ミーナ「この子は佐倉杏子曹長。見たとおり扶桑の兵よ」

西沢「見た事ないな…」

杏子(マズイ…)

西沢「まあいっか。私は西沢義子飛曹長だ。よろしく」

杏子「よ、よろしくお願いします…」

ミーナ「ところで、魔王はどうしてこんなところに?」

西沢「わけあってな。欧州のネウロイがいなくなり上から帰国命令が出たんだよ。でも飛行機待つの面倒くさいからオラーシャ経由で来たわけで」

ミーナ「わざわざ福島を通って?」

西沢「あー。そういえばそこでネウロイの巣見たな。それ以外にもさっきの奴みたいなヘンテコなのもいたし」

ミーナ「よく無事で来れたわね…」

西沢「それよりこのまま乗せってくれないか?私も横須賀行かなきゃいけなくて」

ミーナ「ええ、もちろんよ」


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/08/31(水) 23:07:12.65 ID:Rc6xOnMno<> 今日の分は以上です。遅くなってゴメンね…。
やっとアニメ以外のキャラ出せました。何故西沢さんかと言うと…

小っサーニャに出てた西沢さんに惚れた

だそうです。(笑)ちょうどまどマギネタ出てましたし。
そういえばエイラーニャの杏さやコスがめちゃくちゃ良かった…。
次の更新は予告通り日曜日です。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/31(水) 23:25:22.75 ID:uSUGe45DO<> 乙、やるな、同人にまで手を出したか、ということはアフリカとスフィンクスも買ったのかな?
まだなら片方だけでも買って見てくれ、マルセイユと陸戦型ストライカーと熱いオッサン達が大暴れしてるから。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/04(日) 23:52:42.61 ID:HSwasSWao<> >>1です。本日の更新は少し無理そうです。模試があったので…。水曜日くらいに出来たらと思っています。
ちなみに、本日の杏さやオンリーイベント参加者の皆さんお疲れ様でした。
事後報告となりましたがとあるサークルにこのSSの書き下ろし特別編なるものを寄稿しました。見つけた方がいましたら感想書いてくれると嬉しいです。
後日ここでも加筆修正したものを上げる予定ですので気長にお待ち下さい。

以下レス返し
>>161
予算の都合で買えてないです…。いずれ買いたいと思ってます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/05(月) 01:32:33.88 ID:kfdxd33DO<> 分かった、待ってる。
うん、アフリカ高いんだよね。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/08(木) 23:36:16.00 ID:UOHsA5I1o<> 更新再開します。1時間程度お待ち下さい。 <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/09(金) 00:55:11.58 ID:4SsgjqeJo<> 十数分後ようやく横須賀基地に着いた。

エーリカ「ううん…」

ゲルト「目が覚めたかハルトマン」

エーリカ「あれ…わたし確か…」

西沢「ああ食われそうだったな」

エーリカ「」ガクガク

ゲルト「もう少しオブラートに伝えてくれないか?」

西沢「駄目だ。ここはしっかり現実と向き合わなければ。技術の進歩でウィッチが死亡する確率は減って戦っても死なないと誤解するな。その油断が自分の身を危険に晒し、部隊の連携が取れなくなる。もし私がいなかったらどうするつもりだった?」

エーリカ「……」

西沢「ただ、魔女という全く未知の敵との初戦闘にしては二人とも上出来だったよ」

エーリカ「……ありがとうございます」

杏子「対処法とかはあたしが教えるからさ。別に気にしなくていいぞ」

西沢「なんでお前が偉そうなんだ…。これでいいかミーナ?」

ミーナ「ええ。さあ早く降りましょうか」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/09(金) 01:09:50.96 ID:4SsgjqeJo<> カールスラントのジェット機の周りには多数の扶桑海兵が並んでいた。

坂本「お前たち無礼のないようにな」

「「「はい!」」」

機体の扉が開く。最初に降りて来たのは…

QB「あの人はミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐だね」

ほむら「え、いつのまにいたのキュゥべえ。どこいってたのかしら?」

QB「もちろん調査さ。とても興味深い事が分かってね。後で説明するよ」

ほむら「そう…」

機内から次々と降りてくる。将校や士官の後にウィッチが降りてきた。

QB「左からゲルトルート・バルクホルン大尉とエーリカ・ハルトマン中尉だよ。そして……え?」

ミーナ中佐とは違う紅い長髪の少女がそこにいた。

ほむら「佐倉杏子…?」

芳佳「ほむらちゃんどうかしたの?」

ほむら「いえなんでもないわ」

ほむら(何故彼女がここに…?いや、それよりも…何故生きているの?) <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/09(金) 01:40:44.14 ID:4SsgjqeJo<> バルクホルン大尉とハルトマン中尉の二人に続いて杏子も飛行機から降りた。日本とほとんど同じ国だが、時間軸が違うためか外国に着いたようなそわそわした気持ちに駆られていた。

杏子「何というか、皆日本人そっくりだな」

そりゃそうだろと言いたくなるが事情が事情だから仕方ない。
ふと、扶桑兵の列の中に見覚えある顔があった。

杏子「あれ?誰かに似てる奴がいるな…」

一回見ただけでは分からなかった。もしかしたら人違いかもしれない。だが、その疑惑は確信に変わる。
彼女のソウルジェムがその少女からの魔力に反応した。しかも初めて感じるものでなくこの感覚は前にいつも感じてたものだった。

杏子「まさか?!あいつ…!何故ここに…」バッ

血相を変えて突如走り出そうとしたが止められた。

ゲルト「やめろ佐倉。今何をすべきか分かるだろ?」

杏子「すまねえ…」

ほぼ同時にあちらも気づいたようだ。ずっとこちらを見ている。

杏子(聞きたい事はたくさんあるからな…。後でみっちりだな)

残ってた乗務員も全員降りたところで

「敬礼!」バッ

扶桑兵一同がカールスラントの将校らへ敬礼する。
それから式が始まった。内容は……まあ言わなくてもいいか…。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/09(金) 02:15:08.59 ID:4SsgjqeJo<> 式が終わり、ミーナ中佐と坂本少佐以外は1900まで自由行動となった。

ゲルト「久しぶりだな宮藤〜!心配したぞ〜!」

芳佳目掛けて抱きつこうと駆け出した。

芳佳「元気でしたかハルトマンさん?」スルッ

エーリカ「うん…。まあね…」

ゲルト「うう…宮藤…。私を忘れてないか…?」

芳佳「そんな事ありませんよバルクホルンさん。何かハルトマンさんの顔色が悪かったので心配だったんですよ」

ゲルト「流石宮藤だ。今は医学の勉強しているのか?」

芳佳「はい。ここで家事担当も兼ねて軍医の助手をしています」

元501メンバーは感動?の再会といった感じみたいだ。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/09(金) 02:21:53.85 ID:4SsgjqeJo<> 一方こちらはと言うと…。

杏子「なんでテメーがいるんだ……?」

ほむら「それはこちらのセリフよ佐倉杏子」

杏子「ふざけんじゃねえ!」ガシッ

杏子「だいたいここにいるのも全部テメーのせいだ!」

ほむら「……。私が何をしたって言うのかしら?そもそも何故貴女は生きてるの?」

杏子「とぼけんじゃねえ!」

芳佳「ふ、2人とも。喧嘩はやめてよ」

杏子「ああ?」ギロッ

芳佳「ひぃ!」ビクッ

ほむら「いえ、芳佳。ここは引き下がれないわ」

ゲルト「佐倉、とりあえずそいつを下ろせ。でないと話し合いも出来ないだろ」

杏子「チッ…。分かったよ」

ほむらを掴むのをやめ、床に下ろした。

ゲルト「感情に任せて争っても何も解決しないだろ。まずはお互いの境遇を話してからだろう?」

ほむら「そうね」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/09(金) 02:25:12.81 ID:4SsgjqeJo<> 眠いので残りは起きたらにします。
5話はそれで終わりのはず。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/09(金) 08:11:19.65 ID:Ugh4YqnDO<> 乙、いいペースだな。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(沖縄県)<>sage<>2011/09/09(金) 08:38:52.51 ID:7euB3anpo<> 乙
指導とか魔王はなんか悪いもの食ったのかww
<>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/10(土) 01:18:58.84 ID:7N/JMGRwo<> 結局残り更新出来なかったorz
明日学校あるので帰ってから更新します <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/11(日) 06:15:40.56 ID:HFfh05fDO<> まだかな <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 00:16:42.47 ID:vXuLKkmIo<> 更新再開させていただきます。今回で第5話完結です。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2011/09/12(月) 00:41:45.44 ID:UjNabNVro<> まってたぞ <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 00:52:29.51 ID:vXuLKkmIo<> 芳佳は部屋を出て医務室にいた。そこへ美千子がやって来た。

美千子「あ、芳佳ちゃん!おーい!」

芳佳「みっちゃん!どうしたの?」

美千子「芳佳ちゃんのお母さんから差し入れ持ってってと頼まれたの」

芳佳「ありがとう」

美千子「それで501の皆さんはどこにいるの?」

芳佳「まだ全員揃ってないけどバルクホルンさんとハルトマンさんとミーナさんはいるよ」

美千子「他の人は?」

芳佳「まだ着いてないの。ブリタニアからの航空隊は今夜にも着くらしいけど」

美千子「そうなんだ…。じゃあ、それまで家に戻らない?」

芳佳「うん」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 00:57:59.98 ID:vXuLKkmIo<> 初夏だとはいえ夕方だからかまだ涼しさが残る。そんな中2人は家を目指していた。

芳佳「2日ぶりで家に帰れるなんて何か不思議な感じ」

美千子「二回とも外国だったもんね」

芳佳「うん。それにウィッチだったからね」

美千子「芳佳ちゃんは、今でもウィッチじゃなくなったこと後悔してる?」

芳佳「どうだろ。そりゃあ501のみんなと戦えなくなってちょっと寂しいかな。まあ、今回みたいに魔法が使えなくても一緒にすごくことになったけどね」

芳佳「でも、元々私は戦争が嫌いだった。だからもう戦わなくても良いと思う安心感も少しあるよ。一概には言えないな…」

美千子「そっか…」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 01:01:16.90 ID:vXuLKkmIo<> しばらく歩き続けてたがここに来て周りの空間の異変に気づいた。

美千子「あれ?ここどこなの」

芳佳「変だよ、ここ。どんどん道が変わっていく」

気づけば辺り一面はすっかり元の景色とは全く異なる景色に変わっていた。

美千子「どうなってるの…?」

芳佳「やだっ。何かいる」

得体のしれない生き物かも分からない物が彷徨いている。

美千子「私、悪い夢でも見てるんだよね?ねえ、芳佳ちゃん!」

芳佳「もしかして…ほむらちゃんが言ってた魔女の結界ってこれのこと…?」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 01:03:46.78 ID:vXuLKkmIo<> バルクホルン大尉の仲裁の元で現状確認をしている最中、部屋に白い淫獣が慌ただしく入って来た。

QB「大変だほむら!芳佳が魔女の結界の中に入ってしまった!」

ほむら「何ですって!?」

QB「直前までグリーフシードの気配が無かった。おそらく突発型だよ」

ほむら「速く案内しなさいキュゥべえ!」

既に魔法少女に変身してたほむらが問い詰める。

QB「宮藤家へと続く道だ。ここから20分掛かるよ」

ほむら「分かった。急ぐわよ!」

ほむらとキュゥべえは一瞬で消えてしまった。まあ、時間停止を使ったのだろう。
ふと、杏子の頭に疑問が浮かんだ。

杏子(あいつ……まどか以外はどうでもよかったはずじゃ?) <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 01:19:21.54 ID:vXuLKkmIo<> 魔女の結界に入ってしまった2人は当惑していた。

美千子「私達お家に帰れるの…?」

芳佳「分からない。とにかく出口を探そう」

幸い道標らしき物があり2人はそれに導かれるように歩いて行った。使い魔の罠だとも知らずに…。

芳佳「開けるよ」

ギギギギ

だがそこで待ち構えていたのは…。

美千子「何なのあれ…?」

ヒゲの生えた綿玉が結界に迷い込んだ熊の肉を引きちぎり食べていた。しかも何十匹も。

芳佳「戻らな…」

逃げようと後退りした瞬間、獲物を狙うかのような目つきでこちらに襲いかかって来た。目なんて無いのだが。

美千子「きゃああああああ!」

芳佳「こんな時に魔法が使えたら…。でももう……」

2人は僅かな希望を抱きながらももう終わりだと思った。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 01:22:21.41 ID:vXuLKkmIo<> バァンバァングシャ

??「危なかったわね。でももう大丈夫」

芳佳「あなたは…?」

??「おーい!宮藤ー!」

??「芳佳ー!」

芳佳「シャーリーさん!ルッキーニちゃん!」

シャーリー「元気にしてたか?」

芳佳「はい!でも早くここから抜け出さないと…」

??「ふぅん…なるほどね」

??「そうそう、自己紹介しないとね」

??「でも、その前に」

芳佳「?」

??「ちょっと一仕事、片付けちゃっていいかしら?」

芳佳「はあ…」

??「ハッ!」ドカン

掛け声とともにマスケット銃を大量に生み出して次々に撃っていく。撃つ姿もかっこよく、見てる側からすれば感嘆の一言だ。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 01:24:59.75 ID:vXuLKkmIo<> シャーリー「うひょー。やっぱスゲーな」

ルッキーニ「あたしらも負けてられないよ!」

??「シャーリーさん、フランチェシカさん援護してくれる?」

「了解!!」

シャーリーさんとルッキーニちゃんも髭の綿玉を狙い撃ちゆく。
ほとんどの標的を潰し終わると目の前の扉が開いた

ギギギギバタン

??「やっとボス登場ってとこかしら?」
扉の中からは今までとは遥かに桁違いの大きさの怪物が現れた。

芳佳「何あれ…」

美千子「気持ち悪い…」

??「あれが魔女よ」

芳佳「あんなのと…戦うんですか…」

??「大丈夫。負けるもんですか」
??「下がってて」

言われた通りに物陰に隠れて見守ることにした。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 01:28:43.38 ID:vXuLKkmIo<> こちらに気づいたのか魔女が攻撃を仕掛ける。

ドオンバキパリン

??「私も軍人だもの。民間人にかっこ悪いところ見せられないわね」

先ほどと同様に大量のマスケット銃を生み出し撃っていく。だが中々当たらない。

芳佳「あ、危ない!」

魔女の蔦が彼女を捉え、ぶら下げられる。

??「う、苦しい…」

芳佳「大丈夫ですか!?」

??「ふふ。心配する必要はないわ」

シュルシュルガシッ

??「惜しかったわね」

何処から出てきたのか幾多ものリボンが魔女を拘束する。そして蔦が緩み着地した。

??「これで終わりよ」

魔力を一点に集中させて巨大な大砲のようなマスケット銃を作り出した。

??「ティロ・フィナーレ!!」

掛け声とともに砲丸が放たれた。いや、巨大なエネルギー弾に近いのかもしれない。
この一撃で魔女は消滅した。 <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
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                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
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                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
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                            |   |/     i |
                             |          | | <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 08:31:52.34 ID:vXuLKkmIo<> 魔女を倒し終えた彼女は私達2人の前に戻って来た。

マミ「私は巴マミ。扶桑海軍准尉そして魔法少女よ」

美千子「魔法少女…?」

マミ「そうよ」

芳佳(やっぱり…)

ほむらとキュゥべえがやっと来たが既に退治されている事に気づいた。

ほむら「巴マミ…?何故貴女もここに?」ハアハア

QB「まさか君までいるとはねマミ…」

マミ「あら、暁美さんにキュゥべえじゃない」

ほむら「貴女も死んだはずじゃ…」

マミ「それだったら貴女もよ暁美さん?」

ほむら「貴女も同じ事を言うのね…。わけが分からないわ」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 08:45:55.11 ID:vXuLKkmIo<> 杏子「なんだマミもいたのか」シュタ

マミ「佐倉さんじゃない!無事だったの?」

杏子「まあな」

このマミはこの杏子と面識があるみたいだ。

ほむら「結局ついて来たのね佐倉杏子」

杏子「ついて行こうが行かなくてもあたしの勝手だろ」

シャーリー「一気にマミと同じ魔法少女が2人も増えたな」

芳佳「ところで、何でシャーリーさん達はここにいるんですか?」

ルッキーニ「リベリオンからブリタニア軍と一緒に飛んで来たんだけど、途中でネウロイが現れてあたし達の飛行機だけ大破されたの」

シャーリー「で、私達3人以外の乗組員をブリタニア軍の飛行機に乗せ、ネウロイを追っていたら扶桑に着いたわけだ」

マミ「ネウロイを倒したら今度は魔女の反応があってここに来たわけなのよ」

ほむら「……偶然すぎないかしら?」

マミ「確かにそうね。でもまだ何も分からない以上迂闊に動けないでしょ?」

杏子「マミの言うとおりだな。とりあえず基地に戻ろうぜ」

ほむら「芳佳、それに美千子。基地まで案内してくれるかしら?」

芳佳「もちろんだよほむらちゃん!」

魔法少女3人は変装を解き、ウィッチ2人に民間人2人と共に横須賀基地に向かっていった。



第6話に続く…。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 08:54:00.17 ID:vXuLKkmIo<> 次回予告
杏子「あたしにはこの世界がどう言うのか分からない」
マミ「でも、魔法少女もウィッチも目的は一緒なのよ」
杏子「次回、ストライクマジカルガールズ『一緒にできること』」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 09:04:42.03 ID:vXuLKkmIo<> やっと終わりました。寝落ちすみません。今回は少し文章長かったか…?
何か一つの話に二回も同じ流れ出すのはあんまりよろしくない感(笑)

さて、ストパン映画告知画像を見たら何か1人増えてんですけど?!
友人と協議した結果、「あれは美千子だろ」に至りました。(
自分としてはほむらにいや、ムリダナ(・x・)

次回更新は三連休を目処に頑張るはずです。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/12(月) 09:13:54.83 ID:vXuLKkmIo<> 以外レス返し。(最後のは意図的に返してます。)

>>163
そろそろ買えるかも分かりません(え

>>171
今後もこの調子で出来たら嬉しいなって。

>>172
魔王については>>1のやりたいように書いてます。まあ、いちごおでんとか食べたんでしょうな。

>>174
いつも読んでくれてありがとうございます。

>>185-6
ナス美味しいよね。日常12話の安中さんは不憫だと思うんだ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/12(月) 16:58:55.07 ID:TCnitwIDO<> 乙、さて、501再々結集まであと4人か。

まだ先の話しだがフィグマのほむほむとマミが出たらこのSSが一部再現出来てしまうな。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(沖縄県)<>sage<>2011/09/13(火) 07:42:47.19 ID:TFl6uwC7o<> 乙
シルエット的に天姫、もしくはパワー開放した岩本っぽくね?>告知
大穴で真寿々おねーちゃんかも知らんが <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/17(土) 23:32:08.79 ID:5TTDh4PJo<> 【予告】
日付変わってから投下再開します。寝てしまったら朝の予定 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:31:24.01 ID:CbX35WANo<> 今から投下させていただきます。 <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:34:25.71 ID:CbX35WANo<> 第6話「一緒にできること」


和子「今日はみなさんに大事なお話があります。心して聞くように」
和子「おやつはきのこの山ですか?たけのこの里ですか?はい、中沢君!」

中沢「えっ、えっと…どっどっちでもいいんじゃないかと」

和子「その通り!どっちでもよろしい!」
和子「たかがチョコのお菓子なんかで、女の魅力が決まると思ったら大間違いです!」

和子「女子のみなさんは、くれぐれもきのこじゃなきゃ食べられないとか抜かす男とは交際しないように!」

さやか「ダメだったか…」

まどか「ダメだったんだね」

和子「そして、男子のみなさんは、絶対にたけのこにケチをつけるような大人にならないこと!」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:39:28.06 ID:CbX35WANo<> 和子「はい、あとそれから、今日はみなさんに転校生を紹介します」

さやか「そっちが後回しかよ!」

本当だよ。普通そういったのはこういう日に言うべきではないだろ。ましてや後回しにされるとはな…。でも、その時のあたしはそれどころではなかった。

和子「じゃ、佐倉さん、いらっしゃい」

ガラッ

教室の扉が開く。そこには紅い長髪の女の子が立っていた。

さやか「うお、めっちゃ可愛い!」

男子A「これは…俺のストライクゾーンキタ━(゚∀゚)━!!」

男子B「赤髪、ポニーテールそして貧乳…。中々ええとこついとるな。なあカミやんもそう思わへん?」

恭介「え、ああ…そうだね」
恭介(確かに可愛いよな…)ジー

さやか(まあ恭介はあたし一途だから惑わされるはずがないよ、ね?」ジト

恭介「」ビクッ

まどか「さやかちゃん何だか怖いよ…」

他の生徒も声を上げて教室の中が騒がしくなる。

和子「はい、それじゃあ自己紹介いってみよう」

杏子「さ、佐倉杏子です…。よ、よろ、しくお願いします!」

和子「佐倉さんはつい最近まで海外の学校に通ってて日本に来てからまだ日が浅く…」

先生が私の経緯について軽く話してくれた。まあその中身は半分嘘なんだけど。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:43:45.84 ID:CbX35WANo<> 転校日初日を終えて無事に帰宅した。

杏子「ただいまー」

ゆま「学校どうだったのキョーコ?」

家もとい寮に帰宅すると先に帰ってたゆまが出迎えてくれた。

杏子「緊張しまくりだったぜ…。授業も難しいしさ…」

もう疲れっぱなしだよ…。魔法で消す事も出来るけど流石に学校で使ったら…な…。

杏子「でも…友達は出来たな」

ゆま「良かったねキョーコ!」

ゆまは親父に拾われてきた捨て子だ。見つけた時は酷い虐待の傷跡がいくつもあったという。
今は訳あってあたしとゆまは見滝原市に2人で寮に暮らししている。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:45:01.78 ID:CbX35WANo<> ゆま「ゆまも会ってみたいな」

杏子「ん、別にいいと思うけど聞いてみるよ」

それから毎日ゆまを連れてクラスメイトであった鹿目まどか、美樹さやか、暁美ほむら、志筑仁美と放課後、お茶をしたり買い物に行ったりして共に過ごした。たまにマミとも遊んだりしたな。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:45:53.54 ID:CbX35WANo<>




ーあの日が来るまではー





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◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:48:15.27 ID:CbX35WANo<>




その日の朝、前々からあたし達魔法少女を狙った「魔法少女狩り」の黒幕、美国織莉子と呉キリカが見滝原中学をジャックした。
犠牲者は出たが何とかあいつらを始末は出来た。そう、ここまでならまだ良かった…。
問題はその後だった。
ほむらの発砲により瀕死になった織莉子は最後の力を振り絞ってキリカの砕けたソウルジェムの破片をキュゥべえのいる方向へ投げ飛ばした。
無論キュゥべえに直撃。種悪の根源を根絶やしにしたかのように思われ一同は安堵した。
だが、真の標的はキュゥべえではなかった。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:49:42.16 ID:CbX35WANo<> 「きゃああああああ!」

誰かの悲鳴が学校内を響き渡った。

ほむら「今の声は…!」

4人は声のした方へ駆けつけた。

さやか「え、まどか…?」

横を向くとすぐ隣にいた友人が血まみれで倒れていた。
ゆまがまどかの容態を診る。

杏子「ゆま間に合うか?」

だが、ゆまは首を横に振った。

ほむら「そんな……まどかーーー!」

ほむらは絶叫した。改編前のほむらならすぐに盾を回し時間逆光するはずだ。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/18(日) 02:52:41.40 ID:CbX35WANo<> 待たせた割りに少な過ぎる…。少し書けてなかったので続きは起きたらにします。 <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 08:58:59.18 ID:7SwQBb5yo<> 更新再開します。しばらくお待ち下さい。 <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 09:29:01.78 ID:7SwQBb5yo<> だが、頭の中の糸が切れたように狂い出した。

ほむら「あは、あはは…」

マミ「暁美さん…?」

仁美「ほむらさんどうしましたの…?」

ほむら「まどかのいない世界なんて生きても意味ないわ!いっそこのまま暴れ回ってこの世界をめちゃくちゃにしてやる!」

さやか「あんた何言ってんの!目を覚ましなさいよ!」

杏子「ゆま!さやかと仁美を連れて早く学校から出ろ!」

ゆま「キョーコ達はどうするの?」

杏子「必ず戻ってくるからそれまで大人しく待ってろよ」

ゆま「うん…無事でいてね」

3人は駆け足で教室を出て行った。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 09:31:05.87 ID:7SwQBb5yo<> ほむら「ほら見て…」

ソウルジェムを目の前の2人に見せる。

ほむら「私はこれでもうお終い…身勝手だけど…後は全て任せたわ…。こんなだらしない私で…ごめんなさい……」

パリンッ

ほむらのソウルジェムが割れた。

マミ「嘘っ…」

目の前で起きていることにマミは受け入れようとしなかった。
一瞬にして魔法少女が魔女に変身する……それはマミが心の支えにしてきたものを根底から覆されたことに等しかった。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 10:15:38.41 ID:7SwQBb5yo<> マミは動揺した。

マミ「そうよ!まだ孵化してないグリーフシードがあったんだわ!」

杏子「マミ、いい加減認めろよ!さっきも見ただろ?これであたし達がやることは決まりだ」
杏子「魔女は倒す。だけど魔女にはならない。たったこれだけさ」 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 10:16:58.94 ID:7SwQBb5yo<> 辺りの景色は異次元の世界に放り出されたかのように変化し、機械仕掛けなものがたくさん転がっている。

マミ「暁美さんの特徴が現れてるわね…」

QB「君達も懲りないね」

あの憎たらしい淫獣がついて来ていた。杏子は駄目元で聞いてみた。

杏子「なあ、キュゥべえ。魔女になった魔法少女を元に戻す方法はないのか?」

QB「前例が無いわけじゃないよ」

またあやふやな返答だ。これも信じがたい。だが、

杏子「無ければあたし達がやればいいだけか」

QB(まあ、彼女達ではまず無理だね。あの時は魔法少女以外の人物達がやったから。出来れば彼女達には死んでもらいたくないんだけど) <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 10:18:39.40 ID:7SwQBb5yo<> しばらく歩き続けると魔女はすぐに見つかった。
しかし殻の中で蹲ってる感じだ。

杏子「あれか…」
杏子「すぐに元に戻してやるからなほむら!」

使い魔が現れ、それを難なく潰していく。

杏子「マミは魔女の方を頼んだ!」

マミ「オッケー!」
マミ「ごめんなさい暁美さん…」

そう謝ってから目の前の魔女に一斉射撃する。
殻が割れ中から本体が剥き出しになる。
今度は本体に向けて撃つ。
しかし、跳ね返され、弾道は杏子の方に流れた。

杏子「あ、危ねえ!」ヒョイ

ある異変にそこでようやく気づいた。

マミ「何なのあれ…?」

突如結界内に巨大な魔方陣が現れ、中心に動物をモチーフにしたロボットがいた。
こちらを視認すると攻撃を開始した。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 10:21:49.65 ID:7SwQBb5yo<> 初めは上から本体の腕がいくつも落とされる。落ちた時の衝撃波が凄まじい。

杏子「何だこれ!?ゲームみたいだな!」

このままではらちがあかないと判断したのか、

杏子「マミ、一気に畳み掛けるぞ!」

合体技を繰り出し、杏子が攻撃を仕掛けた。
ところが、魔方陣に触れた瞬間、空間が開いた。

杏子「え?」

強力な引力により開いた隙間に流されそうになるのを必死に逆らった。

マミ「佐倉さん大丈夫!?」

杏子「ああ、でももうもたねえ…」

余りにも強すぎる引力に杏子の魔力では限界に近かった。魔女は躊躇なく攻撃を続ける。
避けようとした弾みで引力に引きずりこまれた。

「「うわぁぁぁぁぁぁ!」」

2人は時空の狭間へと流されてしまった…。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 10:24:44.85 ID:7SwQBb5yo<>

ほむら「そういうわけだったのね…。ごめんなさい」

杏子「いや、あたしの方こそすまねえ…」

マミ「無理もないわ。突然別の時間軸から来たと言われても信じられる人はいないわよ。面識のある人ならなおさらね」

あれから私達は基地に戻りお互いのこれまでの経緯を教え合った。

ゲルト「これで一段落か?」

杏子「そうだな。もう作戦会議始まるみたいだし」

ほむら「マミがいてくれたお陰で言い合いにならずに済んだわ。ありがとう」

マミ「ふふふ。そんな体したことはしてないわよ」

ようやく双方のズレを直せたみたいだと周りの者は安心した。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/09/19(月) 10:32:13.26 ID:7SwQBb5yo<> 今回はここまでです。おりマギのネタバレ警告出し忘れてすみません。
もしかしたら夜に更新するかもです。

以下レス返し。
>>192
書き始めてから考えてました。自分も発売してしばらくしてから買いますが誰か本スレで上げてくれないかな。(チラッ

>>193
その発想は無かった。(マテ
ツインテールってのがミソな気もする。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/20(火) 00:51:13.89 ID:1rI2/H8DO<> 乙、俺はまず芳リーネ揃えるぜ。 <>
◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/10/09(日) 14:08:41.10 ID:g7gNANN5o<> 最近本格的に受験で忙しくなってきた>>1です。生存報告しに参りました。

今後の方針として6話を終わらした後に番外編で一ヶ月半に一話小ネタもしくは日常系な話を出していこうと思っています。
読者の皆さんもここに小ネタ話等書いてもらっても結構ですというか書いてくださると嬉しいです。(誰も書いてくれない気がしますが

余談ですが日常アニメ終わってからここのキャラ使って日常SS書きたくなった… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(長野県)<>sage<>2011/11/03(木) 04:50:46.92 ID:wq3e0+G5o<> そろそろくるかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)<>sage<>2011/12/06(火) 01:04:19.08 ID:TUQN/4hRo<> マダー? <> ◆ixCdLA4qDE<>saga<>2011/12/16(金) 01:38:08.32 ID:I7WG/3y/o<> お久しぶりです。
遅くなりましたが番外編一本近日中に公開します。 <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/21(水) 17:32:06.05 ID:hTMLNbWbo<> 久しぶりにきたら近日公開…だと…!?
楽しみ! <> SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/31(土) 13:06:16.03 ID:wSnVZPlDO<> 良いお年をォォォ! <> SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>sage<>2012/01/01(日) 13:23:39.15 ID:P/ZZYaaDO<> あけおめっちゃ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長野県)<>sage<>2012/01/25(水) 22:02:07.16 ID:cQxktSpLo<> そろそろ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/02/07(火) 05:54:16.98 ID:A6JxJ8quo<> まだかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2012/02/20(月) 03:48:28.48 ID:Uvusa2+co<> だめかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)<>sage<>2012/02/21(火) 02:11:36.21 ID:NFXrmtico<> 待ってます <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2012/03/11(日) 19:01:55.63 ID:SIi/mB0Bo<> もう落ちちゃう <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)<>sage<>2012/03/12(月) 19:22:06.91 ID:+sEEBMB+o<> スレ立てから三ヶ月でしたっけ? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/03/12(月) 20:10:47.50 ID:a5ahrVJDO<> スレ主最後の書き込みから3ヶ月。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)<>sage<>2012/03/12(月) 20:22:54.78 ID:+sEEBMB+o<> >>227
すいません、そうでした。1さん早くきてー <>