◆7YbZAGZXME<><>2011/05/30(月) 23:37:04.92 ID:78X6Hu2B0<>: : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :   いえぃ!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :   インテル入り魔法少女!
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :    『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   はじまるよぉ〜〜〜!
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>インテルさやか「魔法少女さやか☆マジョカ!」
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/30(月) 23:42:02.93 ID:78X6Hu2B0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
ほむループ3回目 屋上


さやか「ねぇ、まどか」

    「願い事何か考えた?」

まどか「ううん、さやかちゃんは?」

さやか「あたしも全然」

    「命を懸けてまで叶えたい願いかといわれるとね……」

    「いっそ、まどか達を幸せにしたいとか願ってみるとか?」

QB「!?」

まどか「さやかちゃんったら、ティヒヒ」

QB「美樹さやか!君の願いはエントロピーを凌駕した!」

  「受け取るといい、それが君の運命だ!」

さやか「ちょっ!?さっきのは冗談なのに!?」


<>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/30(月) 23:55:03.50 ID:78X6Hu2B0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
ほむループ現在
シャルロッテ結界内


マミ「お出ましのとこ悪いけど」

  「一気に片付けてあげるわ!」

  「ティロ・フィナーレ!」

ドカーン!

シャルロッテ「もごもご」

ズルっ!

シャルロッテ「あーん!」 <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/30(月) 23:56:37.46 ID:78X6Hu2B0<> マミ「―――えっ?」

シャル「パク」

マミ「〜〜〜っ!」ジタバタ

まどか「マミさん!」

さやか「マミさんが!」

QB「マミは頑張ってるようだけど、あれはもうダメだ!」

  「……まどか、さやか」

  「願い事を決めるんだ!早く!」

マミ「……」ピクピク

ほむら「―――その必要は」

 ―その必要はないわ!― <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/30(月) 23:58:00.62 ID:78X6Hu2B0<> ほむら「ほむ!?」

まどさや「「えっ?」」

 ―うりゃあああああ!―

スパパパン!

マミ「げほっ」ドサッ

 ―大丈夫ですか?マミさん!―

マミ「あ……あなたは……」首から血がダラダラ

まどか「そんな……嘘……」

さやか「あ、あたしが……」
<>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/30(月) 23:58:55.95 ID:78X6Hu2B0<> まどか「さやかちゃんが二人いる!?」

さやか「どういうこと!?」

QB「いや、僕にもさっぱり……」

 ―いぇ〜すぅ!あたしの名前は愛と正義の魔法少女!―

 ―魔法少女さやかちゃん!―

ドカーン!(青色の煙)

QB「なにこれ?」

さやかちゃん「げほ、げほ……」

        「たははっ、爆発の量多かったか……失敗失敗」

        「さて、このさやかちゃんが来たからにはもう安心!」

        「さあ、魔女はあたしに任せて」

        「マミさんと一緒に安全なところへ」

まどか「う、うん」

    「マミさん、大丈夫ですか?」

さやか「マミさん、早く首の傷を手当しないと」

マミ「ええ、大丈夫よ」

  「えっと、美樹?さん」

  「一人で大丈夫なの?」

さやかちゃん「いぇーすぅ!このさやかちゃんに全て任せてくださいな!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(西日本)<>sage<>2011/05/31(火) 00:32:07.71 ID:sA2RppFf0<> いぇ〜すぅ!期待してるよ <> ◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 00:33:12.67 ID:KJLdevCy0<> ほむら「……はっ!?」

    「美樹さやか?」

    「この魔女はあなたでは無理よ!」

さやかちゃん「大丈夫、大丈夫!てりゃああああ!」

スパパパパ!

シャルロッテ「」もごもご

ズルっ

シャルロッテ「あーん!」

さやかちゃん「おっと!、危ない危ない」

まどか「さやか?ちゃんが押されてる……」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/31(火) 00:33:58.71 ID:9b0d1r71P<> マジョカはやめてくれwwwwwwwwwwww <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 00:34:02.48 ID:KJLdevCy0<> マミ「大丈夫かしら、美樹?さん」

さやか「と、とりあえず……えっと、頑張れ!あたし?」

ほむら「美樹さやか?あなたでは無理よ!」

さやかちゃん「よっと、観客が心配してるようなので……」

        「そろそろ、必殺技を使いますか」

ほむら「必殺技?」

マミ「えっ、必殺技!?」わくわく

さやか「魔法少女の必殺技って……」

    「フィロ何とか?」

まどか「フィロ・フィナーレだよ、さやかちゃん」

マミ「ティロ・フィナーレよ!」
<>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 00:36:58.19 ID:KJLdevCy0<> さやかちゃん「これが魔法少女の必殺技!」

ほむら「魔法少女の必殺技……」

さやかちゃん「いくわよ!必殺!」

        「さやかちゃんスラーッシュ!」

スパパパン

シャルロッテ「!?」

ドカーン!

さやかちゃん「あたしの必殺技で倒せない相手は居ない!」

マミ「私とあの子でダブル必殺技……」わくわく <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 00:38:19.90 ID:KJLdevCy0<> まどか「さやか?ちゃんが魔女を倒した」

さやか「よし、さすがあたし?」

ほむら「まさか、美樹さやか?があの魔女を倒すなんて……」

さやかちゃん「転校生」シュッ!

ほむら「?」パシ!

さやかちゃん「魔法を使ってここまで来たんでしょ?」

        「そのグリーフシードはあんたに譲るわ」

ほむら「結構よ」シュッ!

さやかちゃん「なら、マミさん使ってください」

マミ「いいの?あなたが手に入れたのに」

さやかちゃん「ストックはたくさんあるので」スゥ

さやか「すごっ」

    「山ほどあるじゃん……」

さやかちゃん「いやぁ、集めに集めましたよ」

マミ「なら、遠慮なく使わせてもらうわ」シュワァァァ

  「傷も治ったし、聞きたいこともあるから、私の家に来てもらえるかしら?」

さやかちゃん「わかりました!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/05/31(火) 00:40:36.18 ID:KJLdevCy0<> 書き溜めてないので一旦ここで置きます。
少ししたら再開します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/05/31(火) 00:54:15.87 ID:jZJR+yjlo<> 何かの続編か? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<>sage<>2011/05/31(火) 01:08:38.88 ID:+9fDKKTAO<> インテル入ってても、さやかは青りそう <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<><>2011/05/31(火) 01:21:37.97 ID:v2khslVw0<> これは期待 <> ◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 01:47:43.81 ID:KJLdevCy0<> 続き

――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
マミほーむ


マミ「あなたは未来から来た美樹さんで」

  「不幸な目にあう、私たちを救う為に何度も時間を戻してると」

  「にわかには信じられないわね」

さやかちゃん「うーん、そのセリフも3回目ぐらいかな」

まどか「私は信じたいな、友達だもん」

QB「僕は信じるよ」

  「じゃないと、契約した覚えがないのに」

  「魔法少女になってるさやかが居る説明がつかないからね」

まどか「さやかちゃんはずっと繰り返してたの?」 <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 01:49:19.07 ID:KJLdevCy0<> さやかちゃん「そうそう、そこに居るあたしが度々絶望したり」

        「マミさんが度々死んだり」

        「まどかが度々契約するたびに」

        「何回もループしたかな」

マミ「私、度々死んでるのね……」

QB「しかし、そんなに繰り返してよく絶望しなかったね?」

さやかちゃん「そりゃあ、最初は絶望してたけど」

        「さすがに何回も繰り返してると慣れてくるというか」

        「繰り返したおかげでまどか達があたしにとって一番なんだって気がついて」

        「まどか達を助ける為にも頑張ろうって」

        「そう考えてたら絶望なんてしてる暇ないよ」

さやか「いやあ、さすが未来のあたし」

    「性格が大人びている……」

    「是非ともさやかさんと呼ばせてください」

まどか「さやかさんかぁ……いいね」

    「さやかちゃんだとどっちの事なのか判らないし」

さやかさん「さすがに、まどか達にさん付けされると照れくさいというか」

       「さて、今日の話はここまでで」

       「そろそろ、今日の宿を探さないと杏子みたいに野宿になっちゃうからね」

マミ「それなら、これからは私の家に住まない?」

さやかさん「それは、マミさんに悪いというか……」

マミ「ええ、一人暮らしだから遠慮することないわ」

  「私もその方がうれしいわ……ダメかしら?」

さやかさん「じゃあ、これからお世話になります」
<>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 01:58:11.41 ID:KJLdevCy0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――



まどか「いってきまーす!」

    「おまたせ、さやかちゃん、仁美ちゃん!」

さやか「遅いぞ、まどか」

仁美「おはようございます、まどかさん」

QB「おはよう、さやか」

さやか「って何でいるの!?」
<>
◆7YbZAGZXME<><>2011/05/31(火) 02:06:42.19 ID:KJLdevCy0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
教室


まどか『マミさん、さやかさんどうしてますか?』

マミ『魔女を探しに行ってるわ』

  『私たちが学校へ行ってる間に探すって』

まどか『大丈夫かな、さやかさん』

マミ『昨日も相当戦いなれている感じだし、心配は要らないと思うわ』

さやか『そうそう』

まどか『そうだよね、ティヒヒ』
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/05/31(火) 02:08:35.11 ID:KJLdevCy0<> 眠気がピークなので今日はここまでにします。
続きは22時ぐらいに来ます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/05/31(火) 07:47:51.87 ID:ZW9Bz0zDO<> 乙っちさやさや
期待だわ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(三重県)<>sage<>2011/05/31(火) 09:07:06.50 ID:J4Y8Y1puo<> スレタイが不穏だけど期待 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage<>2011/05/31(火) 10:10:12.20 ID:NvJzmdzto<> インテリスタさやかちゃん……
青いしぴったりだな <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/06/01(水) 23:08:27.61 ID:vlxYyD/t0<> 昨日の夜更新と言っておりましたが、
テキストを最初から書き直していた為、更新できませんでした。
申し訳ありません。

シナリオ書き直しの為、前回のやつはなかったことにしてください。
23時30分に最初から開始します。しばらくお待ちください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/01(水) 23:32:27.26 ID:SdGoCduDO<> 乙
頑張って下しア <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/06/01(水) 23:32:28.01 ID:URHdR++/0<> : : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :   いえぃ!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :   インテル入り魔法少女!
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :    『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   はじまるよぉ〜〜〜!
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:35:07.02 ID:URHdR++/0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
屋上


QB「まどか、さやか」

  「願い事は決まったかい?」

  「僕のほうはいつでも願い事を叶えられる準備は出来てるよ」

さやか「願い事ねぇ……」

    「ねぇ、まどか」

    「願い事何か考えた?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:36:19.99 ID:URHdR++/0<> まどか「ううん、さやかちゃんは?」

さやか「あたしも全然」

    「命を懸けてまで叶えたい願いかといわれるとね……」

QB「意外だなぁ、大抵の子は二つ返事なんだけどな」

さやか「きっと、あたしらがバカなんだよ」

まどか「そ、そうかなぁ……」

さやか「幸せバカ……きっとそうだよ」

まどか「さやかちゃん……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:37:36.66 ID:URHdR++/0<> さやか「……なんか、暗い空気になっちゃったね」

    「やめた、やめた!」

まどか「?」

さやか「もっと、ポジティブに考えないと!」

まどか「ポジティブに?」

さやか「そう!ポジティブに!」

    「どんな願い事も叶えるチャンスがある」

    「あたしら、すげー!みたいな感じでさ!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:39:30.73 ID:URHdR++/0<> まどか「さやかちゃん、ポジティブって……ティヒヒ」

さやか「そう、世の中はポジティブ思考こそ重要なのよ!」

    「ってことで、願い事もポジティブに」

    「あたしの大切な人が幸せで居られるようにみたいな感じで」

    「まどか達の幸せとか願ってみる?」

QB「!?」

  「それは立派な願い事だね!さやか!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:40:38.96 ID:URHdR++/0<> まどか「さやかちゃんったら……ティヒヒ」

QB「美樹さやか!君の願いはエントロピーを凌駕した!」

  「受け取るといい、それが君の運命だ!」

さやか「へ?」

さやか「ちょっ!?さっきのは冗談で……」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:45:56.14 ID:URHdR++/0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
薔薇園の魔女戦


マミ「いくわよ、美樹さん!」

さやか「はい!てりゃあああああ!」

さやかは剣を構え魔女を切り裂く

薔薇園の魔女「っ!?」

マミ「これで終わりよ!ティロ・フィナーレ!」

マミは巨大なマスケット銃を構え
魔女に向かって引き金を引く
マスケット銃から放たれた銃弾が魔女を打ち抜く
打ち抜かれた大きな爆発とともに魔女は跡形もなく消滅した。

さやか「やりましたね、マミさん」

マミ「ええ、美樹さんも初戦にしては、なかなか筋がよかったわ」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:48:11.27 ID:URHdR++/0<> さやか「いやはや、照れますなぁ〜!」

QB「マミ、さやか、お疲れ様」

まどか「さやかちゃん!マミさん!大丈夫ですか?」

マミ「ええ、美樹さんが居てくれたおかげで楽に勝てたわ」

さやか「おお!まどか心配してくれるか!さすがはあたしの嫁だ〜!」ギュウ

まどか「もう、さやかちゃんったら」

マミ「ふふっ」

  「……それにしても、どうかと思うわよ?QB」

  「勝手に契約なんて……」

QB「いやぁ」

  「まさか、さやかの発言が冗談とは思わなかったもので……」

マミ「それでもねえ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:50:31.94 ID:URHdR++/0<> マミ「美樹さんのせっかくのチャンスを無くしてしまったのよ?」

さやか「……まあまあ、済んだこと気にしても仕方ないですって」

    「あたしはこれでよかったと思いますよ」

    「……願いって言ってもずっと悩んでましたから」

    「人の為に願い事をするべきか、どうか……」

    「悩むぐらいならさ、いっそ選択肢自体無くなった方が良かったんですよ」

マミ「……」

まどか「……」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:51:41.58 ID:URHdR++/0<> さやか「でも、まあ」

    「今は契約して良かったと思います」

    「こうやって誰かの為になって」

    「マミさんの役にも立てている」

    「だから、あたしはこれでよかったと思ってます」

マミ「美樹さん……」

まどか「さやかちゃん……」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:53:08.21 ID:URHdR++/0<> さやか「それに願いのおかげか、わかりませんがいい事もありましたし」

まどか「それって……上条君の怪我のこと?」

さやか「うん、少しずつだけど良くなってるって」

まどか「すごいよ、さやかちゃん!」

    「さやかちゃんの願いのおかげだよ!」

さやか「そうかなぁ……えへへ」

マミ「うふふ」

  「何かわからないけど、いい事もあったみたいね」

  「……ホントはね」

さやまど「「?」」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:55:18.29 ID:URHdR++/0<> マミ「独りで戦うのが怖かったの……」

  「あなた達の前ではカッコつけてても」

  「独りになれば、いつも泣いていたわ……」

  「でも、今は美樹さんが一緒に戦ってくれるし」

  「鹿目さんも一緒に居てくれるもの」

  「だから、今はすごく幸せよ」

まどか「マミさん……」

さやか「よし!」

マミまど「「?」」

さやか「これからずっと3人で力を合わせて」

    「魔女からみんなを守りましょう!」

    「で、魔女退治の後はマミさんの家でお茶とお菓子を楽しもう!」

    「どうですか、マミさん?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:57:06.50 ID:URHdR++/0<> マミ「……美樹さん」

まどか「ティヒヒ、さやかちゃんたら」

マミ「そうね……」

  「それはいいわね!」

  「じゃあ、今日の魔女退治は終わったから家でお茶にしましょ!」

まどさや「「はい!」」

マミ「そういえば、美樹さんはどんな能力を持っているの?」

さやか「いやぁ〜、QBの話では才能が無いのが原因で能力が無いとか―――」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/01(水) 23:58:42.73 ID:URHdR++/0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
お菓子の魔女戦


さやか(転校生の力なんて借りなくても……)

    (あたしとマミさんなら何とかなる!!)

さやか「はあああああ!」

さやかが魔女に切りかかる

シャルロッテ(ぬいぐるみ)「……」

さやか「これで終わりよ!」

剣を投げるさやか
投げた剣が突き刺さる
ザシュザシュザシュ! <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:00:04.34 ID:ScOmCEZr0<> シャルロッテ(ぬいぐるみ)「もごもご」

ズル……

シャルロッテ(恵方巻)「あーん!」

さやか「!?」

マミ「危ない!美樹さん!」

さやかを庇うマミ

さやか「……えっ?」

グシャ! <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:01:04.55 ID:ScOmCEZr0<> さやか「あぁああ……」

ベチャ!グチャ!クチャ!

まどか「マミさんが……マミさんが……」

さやか「うわぁあああああ!」剣を構える

ほむら「さがってなさい、美樹さやか」

    「あなたでは無理よ」

    「こいつは私が倒すわ」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:01:51.10 ID:ScOmCEZr0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
屋上


さやか「あたしがもっと考えて行動してたら……」

    「マミさんは死ななかったんだよね……」

    「あたしのせいでマミさんが……」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「あたし……これから、どうしたらいいんだろ……」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:03:36.42 ID:ScOmCEZr0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
落書きの魔女 使い魔戦


まどか「さやかちゃん!使い魔が!」

さやか「よし!」変身するさやか

    「いけぇえええ!」

使い魔に向かって剣を投げる
シュ!ガキン!

さやか「なっ!?弾かれた!?」

杏子「あんたたち何やってんの?」

   「あれ、使い魔だよ?」

   「グリーフシード持ってる訳ないじゃん」

使い魔「ブロロロロロ!」

さやか「使い魔が逃げる!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:05:18.39 ID:ScOmCEZr0<> さやか「追わなきゃ!」

杏子「だから、やめろっつーの!」

槍でさやかを止める杏子
シュッ!

さやか「何するの!?あれを倒さないと誰かが殺されるかも……」

杏子「当たり前だろ?4、5人食わせて魔女にしないと意味無いじゃん」

さやか「使い魔に襲われる人を見殺しにする気!?」

杏子「何か勘違いして無いか?」

   「食物連鎖って知ってるだろ?」

   「あいつらが人を襲って魔女になる」

   「で、魔女をあたし達が狩る」

   「もしかして、人助けとか、正義とか」

   「そんな安っぽいことで魔法少女になったわけじゃないだろ?」

さやか「っ……あんたね!」

さやかが杏子に斬りかかる
ブン!ガキン!
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:07:01.63 ID:ScOmCEZr0<> 杏子「チッ、何すんのさ!」

さやかを吹き飛ばす
ブン!

さやか「かはっ……」

杏子「これで終わりだよ!」

まどか「さやかちゃん!?」

まどか「QB!あたしが契約すれば……」

ほむら「それには及ばないわ!」

杏子「なっ!?外した?」

   「あぁ……あんたが噂のイレギュラーかよ」

さやか「くっ……また、お前かよ」

    「邪魔をするなぁあああ!」

さやかが斬りかかるが避けられる。
ブン!スゥ……

さやか「なっ!?」

ドスっ……ドサ
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:08:23.16 ID:ScOmCEZr0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
杏子戦


杏子「ここなら遠慮はいれねえ」

   「いっちょ、派手にいこうじゃないか!」

まどか「待ってさやかちゃん!」

    「ダメだよ!こんなの!」

さやか「まどか!邪魔しないで!」

まどか「でも!」

杏子「ウザイやつにはウザイ仲間が居るもんだねぇ」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:09:49.38 ID:ScOmCEZr0<> ほむら「じゃあ、あなたの仲間はどうかしら?」

    「佐倉杏子、話が違うわ」

杏子「あたしじゃなくて、あっちが仕掛けてきたんだぜ」

ほむら「同じよ、私が相手するわ」

杏子「じゃあ、こいつを食い終わるまでは待っててやるよ」

ほむら「十分よ」

さやか「なめるんじゃないわよ!」

まどか「さやかちゃん、ごめん!」

橋からソウルジェムを落とすまどか

さやか「ちょっ!?まどか!」

    「あんた、なんてことしてくれて……」ドサ

まどか「……さやかちゃん?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:10:45.99 ID:ScOmCEZr0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
さやかほーむ前


まどか「今日の魔女退治……一緒に行っていいかな?」

    「さやかちゃんに独りぼっちになって欲しくなくて……」

さやか「なんで、そんなに優しいかな……」

    「あたしにはそんな資格無いのに……」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「今日さ、仁美を助けたこと後悔しちゃった……」

    「仁美を助けなかったらって……一瞬だけ考えちゃった……」

    「正義の味方失格だよね……」

    「あたしを助けてくれたマミさんに逢わせる顔がないよ……」

    「嫌だよ……仁美に恭介取られちゃうよ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:12:39.11 ID:ScOmCEZr0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
影の魔女戦


ザシュザシュザシュ!
グチャグチャ!グチュ!

さやか「……ははは……」

まどか「さやかちゃん……?」

杏子「さやか……お前!?」

ズシュズシュ!グチャ!ブチ!

さやか「あははははははっ!」

    「ホントだぁ!ホントにその気になったら痛みを消せるや!」

    「全然、痛くないや!ふふふっ……あはははははっ!!」

ズチャ!グチャ!ベチャ!

まどか「もうやめて……」

さやか「痛くない!痛くないよ、まどかぁあ!」

    「うふふっ!あはははははっ!」

まどか「こんなのやめてよ……さやかちゃん!」

さやか「やり方さえわかれば、負ける気がしないわ……」

グチャ!グチャ!グチャ!
カラン!カラン!

さやか「ふふふっ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:13:58.62 ID:ScOmCEZr0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
駅ほーむ


杏子「やっと見つけたぞ!」

   「あんたさぁ、いつまで強情張る気だよ」

さやか「悪いね……手間かけて……」

杏子「べ、べつにいいけどよ」

さやか「あんたさ、前に言ってたじゃん」

    「希望と絶望は差し引きゼロだって話……」

    「今ならわかるよ……」

杏子「お……おまえ、まさか!?」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:15:20.59 ID:ScOmCEZr0<> さやか「ソウルジェム……今のあたしと同じで真っ黒なんだ……」

杏子「貸せよ!今何とかしてやる!」

   「くそ!何で綺麗になんないだよ!!」

さやか「無理だよ、もう手遅れだから……」

杏子「手遅れなんて!」

さやか「あたしさ、気づくのが遅すぎたよ……」

    「何が大切だったのか……あたしは何をしたかったのか……」

    「それに気が付かずに一番大切な友達を傷つけた……」

    「結局、あたしがQBに願ったことって」

    「あたしの本心だったんだよ……」

    「でも、まどかに悲しい思いをさせた……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:16:55.33 ID:ScOmCEZr0<> 杏子「何言ってるんだよ…さやかぁ……」

さやか「願い……あたしのせいで叶わなかったな……」

    「ほんとに……」

    「あたしって……ほんとバカ……」

杏子「さやかぁああああ―――」


                           おわり? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/02(木) 00:25:04.74 ID:rdb2xD85o<> はいはい

■ HTML化依頼スレッド Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294929122/ <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/06/02(木) 00:29:46.18 ID:y7Xx5mEp0<> では、続きを再開します。

: : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :   いえぃ!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :   インテル入り魔法少女!
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :    『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   はじまるよぉ〜〜〜!
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:31:04.25 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
さやほーむ


さやか「……うっ……んっ」

さやか(ここは……)

    (あたしの部屋……?)

    (……さっきのは夢かなぁ)

    (魔法少女になったり……魔女と戦ったり……)

    (ソウルジャムが砕けて……中からグリーフシードが出てきて……)

    (で、気が付いたら自分のベットで寝てると……)

    (どう考えても夢だわ……)

    (……リアリな夢だったけどね)
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:32:30.42 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「……魔法少女とか、さすがにねぇーよ」びしっ!

    「確か夢だと左手に指輪があったな……」

    「……えっ?」

さやか(嘘でしょ……左手に指輪が……)

    (じゃあ、もしかして夢じゃない!?)

    (そうだ!ソウルジャム!)

さやか「に、濁ってない……綺麗になってる……」

    「そっか……助かったんだ、あたし……」

    「よかった……あたし、まどかに謝れるよぉ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:34:06.71 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
通学路


さやか(しかし……)

    (いざ、謝るとなると……なんと言えばいいものやら……)

    (よし!『昨日は酷いこと言ってごめん、まどか!』でいこう)

    (あんまり、お堅い謝罪だと)

    (まどかの方も謝りそうだもん……ふふふっ)

    (あ、そうか)

    (あそこで助かったってことは杏子が助けてくれたってことかな)

    (杏子にもちゃんとお礼言っておかないと……)

    (しかし……実は杏子って結構いいやつ?)
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:36:00.24 ID:y7Xx5mEp0<> 仁美「おはようございます、さやかさん」

さやか「あ……お、おはよう」

仁美「どうかなさいましたか?」

さやか(そっか……仁美と恭介)

    (付き合ってるんだよね……)

    (……何で悩んでるのあたし)

    (気づいたじゃない、まどか達の幸せがあたしにとって一番だって……)

    (もう、悩まないし、迷わない)

    (仁美と恭介を応援すること……)

    (それが幼馴染として親友としてのあたしの取るべき行動でしょ)

    (ふふふっ……何か晴れやかな気分だな)

    (よし!あたしは仁美と恭介を応援するぞ!) <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:37:26.82 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「……仁美ってさ」

仁美「はい?」

さやか「恭介のこと好き?」

仁美「へっ……えっ?」

   「えっええええええええええ!」

さやか「ほほゥ……その反応はよっぽどですなぁ?」

仁美「さ、さやかさん!突然何を言い出すんですか!?」

   「そもそも、そ、そういうさやかさんはどうなんですか!」

さやか「あたし?あたしは昔は好きだったかな」

仁美「昔ですか?」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:39:54.31 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「そ、むかし!」

    「今、考えるとさ……」

    「あたしの好きは憧れみたいなものだったと思う」

    「小さい頃見た、あいつの演奏が輝いてみえて」

    「あたしもそんな風に輝けたたらなぁって」

仁美「そんな!もう二度と演奏が出来ないかもしれませんのに……」

さやか「出来るようになるよ」

    「周りに居る人間が諦めなければ奇跡だって起こせるって」

    「病は気からって言うじゃん」

    「恭介って結構弱気になるところがあるからさ」

    「周りが支えてあげないと」

    「だからさ、諦めないで信じよ?」

    「って綺麗ごと過ぎるかな……たはは」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:41:12.49 ID:y7Xx5mEp0<> 仁美「さやかさん……」

   「ええ、そうですわね」

   「ふふっ」

   「さやかさん、昨日とはまるで別人のように大人ですわ」

さやか「ふっふっふ、このさやかさんは失敗を糧に日々進化ますからね」

仁美「まあ、一体どんな経験を、ま、まさか、まどかさんと禁断の関係に!!」

さやか「って、そっちに持っていくか!」

仁美「ふふふっ」

さやか「あははっ」

    「恭介のこと、よろしくね、仁美」

仁美「はい、任せてください!さやかさん!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:42:18.54 ID:y7Xx5mEp0<> ―ごめんねっ!さやかちゃん、仁美ちゃん!―

さやか「おぉ、きたきた」

    「もう一つ、課題が来たかな」

仁美「課題?」

まどか「ごめんね、さやかちゃん、仁美ちゃん」

さやか「えっとさ……まどか」

まどか「どうしたの、さやかちゃん?」

さやか(くぅ〜、改めて言うとなると緊張するなぁ)

    (いや、まどかもあまり気にしないようにしてるみたいだし)

    (ここはスパッーと言って解決しよう!よし!) <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:44:17.60 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「まどか、あのさ」

まどか「うん」

さやか「昨日はひどいこと言ってごめん!」

まどか「えっ?」

さやか「その親友が心配してくれてるのに同じ立場になってから言えとか」

    「正直、サイテーなことを言ったと思ってる」

まどか「えっ?えっ?」

さやか「だかさ、その」

    「昨日はごめん!あと、心配してくれてありがとう!」

    「まどかはあたしと同じ立場に立たなくていいからさ」

    「なんて言ったらいいか……魔法少女として戦うのは―――」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:45:49.88 ID:y7Xx5mEp0<> まどか「えっと、さやかちゃん!」

さやか「?」
    
まどか「魔法少女って何のこと?」

さやか「えっ?魔法少女って何のことって」

    「QBに願いを叶えてもらう代わりに―――」

まどか「QB?」

さやか「まどか、そんなに怒って……あ、そうか!」

まどか「?」

さやか(仁美がいるのに魔法少女とかQBの話をしたらマズかったか)

    (なるほど、だから知らないフリをした訳だ)

さやか「そんな気配り出来る、まどかは大好きだぞー!」ダキっ

まどか「さ、さやかちゃん!?」

仁美「まあ!さやかさん、そっちの方面だったからですわね!」

さやか「うぉー!まどかはあたしの嫁になるのだぁー!」

まどか「さ、さやかちゃん〜!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:48:11.40 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
教室


担任「皆さん、今日は先生から大切なお話があります!!」

   「目玉焼きは半熟ですか?完熟ですか?はい!!」 −ど、どっちでもいいと思います−

   「そうです、どっちでもいいのです!!」

   「いいですか!!女子の皆さん!!」

   「目玉焼きにケチをつけるような男性とは交際しないように!!」

   「そして男子!!目玉焼きにケチをつけるような大人にならないように!!」

   「先生の言いたいことは……それだけです……ぐすん」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:49:40.11 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「あちゃー、今回もダメだったか」

    「しかも、前回と同じ目玉焼きという」

まどか「だね……前回も目玉焼き?」

さやか「ついこの間の話じゃん」

まどか「そうだっけ?」

担任「あーあと、転校生を紹介します!」

さやか「……へっ?また、転校生?」

まどか「また?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:50:49.06 ID:y7Xx5mEp0<> 担任「暁美さん、入ってきて」

―はい―

まどか「……えっ」

さやか「なっ!?」

担任「暁美さん、自己紹介を」

ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」

ガタン!

さやか「あ、あんたなにやってんのぉおおおお!」ワナワナ

「「「……」」」

まどか「……さ、さやかちゃん?」

ほむら「……な、何?」

担任「美樹さん、どうしたんです」

   「突然、大きな声を出して……授業中ですよ!」

さやか「す、すみません」着席

さやか(何これドッキリ?ドッキリですか!)

    (まるで、過去に戻ったみたいな……)

    (過去?……まさかね)
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:53:02.46 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
教室


―前は何処の学校だったの?―

―その髪きれいだね―

さやか(似ている……前と同じ光景だ……)

ほむら「……ごめんなさい」

    「ちょっと、緊張しちゃったみたいで気分悪くて……」

    「保健室に行かせてもらえるかしら」

―大丈夫?連れてってあげるよ!―

ほむら「いえ、係りの人にお願いするわ」

    「鹿目さん」

まどか「……えっ!?」

ほむら「あなた、保健委員よね?」

    「保健室へ連れてってもらえる?」

さやか(やっぱり似てる……いや、似てるってどころじゃない!)

    (まるで、この間のことの繰り返しじゃない!)
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:54:27.83 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
カフェ


まどか「で、夢で会ったような―――」

さやか「……」

さやか(全く同じだ……)

    (転校生がきて、まどかが保健室へ連れて行って……)

    (今はまどか達とカフェにいる……)

    (あたし、ほんとに過去にきちゃったのかな?)

仁美「……さやかさん?」

さやか「……」

まどか「さやかちゃん、聞いてる?」

さやか「へっ?あ、いや……」

さやか(考え事してたら、まどかの話を聞いてなかった)

    (……待てよ)

    (仮に過去にきてるのなら、同じ反応をしたら同じ展開になるはず……)

    (試してみるかな、よし!)

    (たしか、あのときの返事は……) <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:55:57.58 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「……」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「くっくく……あっはははははは!」

まどか「えっ!?」

さやか「ちょっ、まどか!」

    「何それ、マジで!?」

まどか「……言うんじゃなかった」

仁美「さやかさん、笑いすぎですわ」

さやか「いやー、ごめんごめん」

さやか「まどかの前に現れた文武両道才色兼備ミステリアス転校生、暁美ほむら!」

    「実は夢の中で会っていた……ってか!?」

    「しかも、向こうも面識ある素振りだったと!」

    「二人はあれだ、前世かなんかで結ばれた仲だったんだ!」

    「これぞ宇宙の神秘!!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:57:21.83 ID:y7Xx5mEp0<> まどか「ううっ、からかわないでよ!さやかちゃん」

仁美「ふふふっ」

   「あら?もう、こんな時間」

   「ごめんなさい、お先に失礼しますわ」

まどか「今日も習い事?」

さやか「ピアノに茶道に毎日ハードだなぁ……さすがお嬢様だわ」

仁美「それでは失礼しますわね」

まどか「またね、仁美ちゃん」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:58:35.85 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「仁美!頑張りなよ!」

仁美「!」

   「ええ、頑張りますわ!」

まどか「?」

さやか(この後は確か……)

さやか「まどか、帰りにCDショップ寄ってもいいかな?」

まどか「いつものだよね」

さやか「うん?いいや、今回は自分の為に新曲探しかな」

まどか「へっ?」

さやか「行くよ!まどか!」

まどか「ま、待ってよ!さやかちゃーん!」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 00:59:44.23 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
CDショップ


―助けてまどか―

さやか「……」

さやか(QBの声……)

    (まどかの聞いた、助けを呼ぶ声ってこれのことかな?)

    (これは本当に過去にワープしたと考えていいかもなぁ)

まどか「えっ何?だれ?」

走って出て行くまどか

さやか「まどか?どうしたの?」

さやか(前と全く同じ)

    (とりあえず、消火器持ってまどかを追いかけますか) <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:01:34.74 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
立ち入り禁止区域


さやかはまどかを追いかけて薄暗い通路を走る

―……はなれ……―

―そいつか……―

―ほむらちゃんが……―

さやか「声のする方は……こっちかな?」

    「って過去にきてるなら、同じ場所通ればいいわけで……」

    「……あのときは無我夢中だったから覚えてないや」

    「……はははっ、あたしってホントバカ」

    「ひたすら走り続けますか……」

―どいて、あなたは傷つけたくないけど―

―どかないというなら……―

さやか(いた!まどかと転校生!)

まどか「……っ」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:03:37.53 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「まどかっ!!」

消火器を噴射するさやか
プシュウウウウウウウ

ほむら「!?……なっ」

さやか(おお、驚いてる驚いてる)

さやか「逃げるよ!まどか!」

まどか「さやかちゃん!」

ほむら「逃がさない……!?」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:04:55.75 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
立ち入り禁止区域


さやか(とりあえず、驚いてるフリを……)

さやか「何だよあいつ!実は電波ちゃんか何か!?」

    「ってか、それは何?ぬいぐるみ?」

まどか「さっき拾って……」

さやか「ん?あれ、あたしら迷った?」

まどか「ここから来たはずなのに……ここ変じゃない?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:06:03.31 ID:y7Xx5mEp0<> ―……シュレック……―        ―ニエ……―      ―ソウ……―

       ―ニエ……―


―ソウ……―           ―……アニ…―       ―ジッ……―

さやか達の周りの風景画変わる
さやか達の周りを薔薇園の使い魔が囲んでいく

さやか「……」

まどか「……何これ、わたし、夢でもみてるの!?」  

さやか「……」

まどか「ね、ねぇ……さやかちゃん」

    「ひっ……こっちに来る!?」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:09:22.06 ID:y7Xx5mEp0<> ―……あははっ―

―あたし、やっぱり戻ったんだ……過去に―

―……確信が持てたし、同じ展開はここまででいいかな―

まどか「さ、さやかちゃん?」

さやか「やり直せる……あたしはマミさんみたいな正義の味方になれるんだ!」

さやかが指輪をソウルジャムに変える

さやか「まどか……あたし、今度は間違えないよ!!」

ソウルジャムを前に突き出す
さやかの身体を青い光が包み込む

まどか「さやか……ちゃん……?」

青い光がなくなるとさやかの身体は魔法少女の姿に変わっていた

さやか「安心してまどか!」

    「まどかはあたしが守る!!」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:11:07.05 ID:y7Xx5mEp0<> マントを広げる
さやかの周りに地面に無数の剣が刺さっていた。
さやかはまどかに向かって指を鳴らす。
するとまどかの周りに無数の剣が現れる。
剣はまどかを守るように囲んでいた。

さやか「まどか、その中から動かないでね」

    「その中にいれば安全だから」

まどか「さ、さやかちゃん!」

さやか「正義の味方の初仕事は親友を助けること!」

    「最高の初仕事だよ!」

両手で剣を持ち、薔薇園の使い魔に投げつける。
剣は使い魔の身体を貫き、使い魔の消し去る。

さやか「次!」

さやかが地面に刺さった剣に触れていく
すると、さやかが触れた剣が消える
剣は使い魔の頭上に現れると身体に突き刺さっていく
生き残った何匹かの使い魔がさやかに襲い掛かる。
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:12:52.17 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「遅いっての!」

さやかは自身の身長と同じ長さの剣を取り出すと
襲い掛かってきた使い魔をまとめて切り裂く。
スバーン!

薔薇園の使い魔「「「〜〜〜っ!?」」」

切り裂かれた使い魔達は跡形もなく消え去った。

さやか「ふぅ……こんなもんかな」

周りの光景が変わり、元の通路に戻る。

さやか「よっと!」

さやかはまどかを囲んでいる剣を消す
まどかに近づく <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:16:20.99 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「まどか、大丈夫?」

まどか「さやかちゃん……今のは?」

    「それにその格好……」

さやか「いきなり秘密がばれちゃったか」

    「実はあたし、魔法少女なんだ!」

まどか「さやかちゃんが魔法少女……」

―あら?使い魔の反応が急に消えたと思ったら―

―同業者が来てたのね―

さやか「マミさん……?」

マミ「……何故、私の名前を?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:19:47.48 ID:y7Xx5mEp0<> さやか(そうか、過去なんだからマミさんは)

    (まだ、生きてるんだ……)

    (……今度はマミさんを救わないと)

  「……まあ、いいわ」

  「QBを助けてくれたってことは悪い人ではなさそうだし」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:21:06.86 ID:y7Xx5mEp0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
立ち入り禁止区域


マミ「……よし、これで大丈夫」

QB「ありがとう、マミ」

  「おかげで助かったよ」

マミ「お礼ならこの子達に言って」

  「私じゃ間に合わなかったかもしれないわ」

  「それに使い魔を倒したのはそっちらの魔法少女よ」

QB「そうだね」

  「ありがとう、まどか、さやか!」

まどか「名前知ってるの!?」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:23:05.56 ID:y7Xx5mEp0<> QB「しかし、さやかが既に魔法少女だったなんて驚きだよ」

マミ「QBが契約したんでしょ?」

QB「僕は契約した覚えはないよ」

  「だから、何故、既に魔法少女なのか不思議で仕方が無いんだ」

さやか「えっと、気が付いたら……かな?あはははっ」

さやか(ある意味、当たってるよね)

マミ「気が付いたらね……」

  「……ところで」

  「何故、私の名前を知ってたのかしら?」

さやか「えっ!」

さやか(やば……マミさんとまた会えたから)

    (うれしくてつい名前を呼んでしまったことがアダに……)

    (これは下手なこというと警戒されそうだ……) <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:24:46.57 ID:y7Xx5mEp0<> さやか「えっと……そのですね……」

マミ「……」

さやか「この見滝原町でこっそり魔法少女をやってたので」

    「同業者の名前はこっそり調べてました……ははっ」

マミ「……そう、いいわ」

  「その様子じゃあ、別に悪い人でもなさそうね」

まどか「さやかちゃんはわたしのことを助けてくれたし」

    「正義の味方だって、さっき言ってました!」

さやか「ちょっ!まどか!」

マミ「ふ〜ん、正義の味方ねぇ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:31:33.33 ID:7ECQQNDh0<> さやか「そ、そうだ!マミさん!」

マミ「なにかしら?」

さやか「あたしと一緒に戦ってくれませんか!」

マミ「えっ?」

  「わ、私とあなたと?」

さやか「はい!」

QB「いいんじゃないかな?」

マミ「QB?」

まどか「?」

マミ「ひょっとして、この子も?」

QB「そうだよ、マミ」

マミ「そう」

  「わかったわ、えっと、あなたは?」

さやか「美樹さやかです」

まどか「鹿目まどかです」

マミ「美樹さんと鹿目さんね」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:33:16.73 ID:7ECQQNDh0<> QB「僕の名前はキュウべぇ」

  「鹿目まどか、君にお願いがあるんだ」

まどか「お願い?」

QB「そうさ」

  「僕と契約して、魔法少女になってよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)<>sage<>2011/06/02(木) 01:36:38.07 ID:Zsjqifreo<> 面白そう <> ◆7YbZAGZXME<><>2011/06/02(木) 01:39:10.43 ID:i29oFeHq0<> これでプロローグと第一話になる部分は終わりです。
書き貯めてるので、次の更新は明日の夜にしたいと思います。
冒頭は原作展開なのでダイジェストにしました。 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 01:45:33.31 ID:vXY4S84+0<> シナリオの最初は>>27からです。
それより上の文は無かった事にorz

【目次】

  『OP』>>28
『第一話』>>56
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/02(木) 08:06:41.33 ID:zOlHowyDO<> 乙っちまどまど
期待してまっせ〜 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/02(木) 08:10:35.56 ID:UNlF5rPco<> 面白い <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/02(木) 10:00:06.14 ID:Ukr6XmZIO<> 乙っちまどまど <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/02(木) 12:24:49.92 ID:ahe3CesSO<> >>1乙

「ソウルジャム」じゃなくて「ソウルジェム」な <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/02(木) 12:28:10.57 ID:UNlF5rPco<> 甘そうだな <> ◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 13:28:25.96 ID:ZxH/7rYy0<> >>95
誤字ってるorz
自分ではソウルジェムと打ち込んだ気分になってたよww
>>56も『リアル』が『リアリ』になってるしorz <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/02(木) 17:48:02.93 ID:wqI4cYqDO<> 乙まど <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/02(木) 18:14:30.92 ID:z6u19OV60<> 乙っちさやさや
さやかがほむほむみたいに時間逆行とかハッピーエンドの予感 <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/06/02(木) 21:23:19.32 ID:kd/1o5VZ0<> 21時30分から第2話開始します。

: : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   【目次】
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :    プロローグ…………>>28  
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :       第一話…………>>56
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:33:35.03 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
朝 さやかほーむ


ピピピピピ

さやか「うぅん……」

さやか(ここは……)

    (あたしの部屋……?)

    (……さっきのは夢かなぁ)

    (魔法少女になったり……使い魔と戦ったり……)

    (マミさんと一緒に魔女退治をすることになって……)

    (で、気が付いたら自分のベットで寝てると……)

    (どう考えても夢だわ……)

    (……リアルな夢だったけどね)

さやか「……」

    「……はいはい、ただの現実逃避ですよ!」

さやか(昨日、マミさんの家から帰ってきてそのまま寝たんだった……)

    (早く、学校へ行く準備しますかね) <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:34:35.41 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
昨夜 まみほーむ


まどか「―――そんな、怖いものと戦ってたんですね」

マミ「ええ、命がけの戦いよ」

  「だから、あなたも契約するかどうかは慎重に選んだ方がいいわ」

まどか「さやかちゃんもずっと、あんな怖いものと戦ってたの?」

さやか「いや、あたしはその……まあ、最近だよ最近!」

    「それにこれからはマミさんと一緒だから、何とかなるって、あはははっ」

マミ「ねえ、鹿目さん」

  「しばらく、私たちの魔女退治に付き合ってみない?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:35:57.38 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
朝 通学路


さやか「―――でさあ、昨日のまどかが面白いの何の!」

仁美「ふふふっ」

   「そんなに面白い場面でしたら、私もその場にいたかったですわ」

―おはよう!さやかちゃん、仁美ちゃん!―

さやか「おはよー!まどか!」

QB『おはよう、さやか』

さやか「おはよう!キュウ……べぇ?」

さやか『って何か変なのが居る……』

QB『変なのって僕のことかい?』
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:37:26.81 ID:ZhVPeWEC0<> まどか『あ、やっぱりさやかちゃんもQBのテレパシーについて知ってるんだね!』

    『さすが魔法少女、だね!』

さやか『ふっふっふ、そうでもないぞよ』

まどか『ティヒヒ』

仁美「……はっ!?」

さやか『うん?』

さやか「仁美?」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:38:12.01 ID:ZhVPeWEC0<> 仁美「言葉を返さずとも、目と目で通じ合える間柄に!」

   「昨夜の間にそんなに進展していたなんて!」

   「これぞ、禁断の恋!!」

   「……お邪魔者はお先に失礼しますわぁああああ!」

さやか「ちょっ!仁美!?」

仁美は顔を真っ赤にして学校の方へ走っていった。
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:39:30.37 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
放課後 カフェ


マミ「さて、魔法少女体験コース第1弾といきましょうか」

さやか「どうやって探しますか?二手に分かれるとか」

マミ「そうね……」

  「今回は一緒に行動しましょ」

  「単独で行動した方が魔女をはやく発見出来るけど」

  「万が一ってこともあるわ」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:40:34.86 ID:ZhVPeWEC0<> さやか「了解です!マミさん!」

    「あ、そうだ」

    「まどかにこれ渡しとくよ」

まどか「き、金属バット……」

さやか「護身にはなるかなと思って、体躯倉庫から拝借してきました!」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「で、まどかは何か持ってきたの?」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:41:17.91 ID:ZhVPeWEC0<> まどか「え!?」

    「わたしはこれかな……」

ノートの絵をみせる

さやか「……ぷっくく」

マミ「……くく」

さやか「さてと、準備も出来たし行きますかね……くくくっ」

マミ「そうね……くすっ」

まどか「ちょっと!二人とも酷いですよぉー!」

さやか(幸せだな……)

    (あたしとまどかとマミさんで前みたいに話せてる……)

    (ずっと、こんな風に話せるように頑張らないと……)
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:42:19.68 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
放課後 立ち入り禁止区域


まどか「―――どうやって、魔女を探すんですか?」

マミ「ソウルジェムを使って地道に探すしかないわね」

マミ「鹿目さん、ソウルジェムが光ってるのがわかる?」

まどか「はい」

マミ「これは昨日ここに居た魔女の魔翌力……魔女の痕跡に反応してるわ」

  「基本はこの反応を頼りに魔女を探すの」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:43:11.98 ID:ZhVPeWEC0<> まどか「結構、大変なんですね」

さやか「まあ、大変だけど、これもみんなの為でしょ!」

マミ「ええ、そうよ」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:43:53.57 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
放課後 街中


さやかの持つソウルジェムの光が強くなる

さやか「おぉっ!」

さやか「マミさん!こっちの方に大きな反応があります!」

マミ「鹿目さん、行ってみましょ」

まどか「はい!」

さやか「この感じだと……結構近いかな」

さやか「マミさん、こっちです!」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:48:06.59 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
放課後 廃ビル


マミ「廃ビル……ここだわ」

まどか「マミさん!屋上に人が!」

さやか「あの人、まさか、屋上から!?」

    「っ!」

屋上から飛び降りる女の人を見た瞬間
さやかは落下地点へと走り出す。
走りながら魔法少女に変身するさやか
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:49:29.73 ID:ZhVPeWEC0<> さやか(……このままでは間に合わない!?)

屋上から人が飛び降りたとき、さやか達は廃ビルの入り口地点に居た。
例え拘束系の魔法を使おうとも助けることは出来ない。
絶望的な距離で間に合わなかった。
そのことに気が付いた、まどかとマミが落下時の惨状を想像し目を背ける。

さやか(お願いだから間に合ってよ!!)

さやかは女の人に向けて一生懸命に手を伸ばす。
女の人は後数秒で地面に激突する位置まで落下していた。
間に合わない。普通なら…… <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:51:40.42 ID:ZhVPeWEC0<> さやか「えっ?……何これ?」

女の人は空中で止まっていた。
異変はそれだけではなかった。
さやか以外の全てのモノが停止していた。

さやか(今はあの女の人を助けることを優先しないと!!)

さやかは走り出す。
そして、全てのモノが動き出そうとした瞬間
さやかは女の人を両手で受け止める。
気が付くと周りの音が聞こえていた。

まどか「さやかちゃん!!」

さやか「大丈夫、うまく受け止められた」

    「何処も怪我は無いみたい」

まどか「よかったぁ」

マミ「よく、間に合ったわね」

   「美樹さんには加速装置的な能力があるのかしら?」

さやか「無いですよ、あたしに能力なんて……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:53:13.65 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
放課後 廃ビル


マミ「やっぱり、魔女の口づけね」

さやか「ってことは、魔女はこの廃ビルってことですね」

まどか「魔女の口づけ?」

さやか「魔女が操ってる証拠みたいなもんだよ」

まどか「へぇー」

マミ「さ、急ぎましょ!」

  「魔女を追い詰めるわ!」

さやまど「「はい!」」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:55:00.87 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
魔女の結界


さやか「うわぁ、広そう!」

マミ「鹿目さん、バット出して」

まどか「あ、はい!」

マミ「気休めよ、身を守るぐらいは出来るわ」

<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:57:00.62 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
魔女の結界


さやか「だぁ!もう!しつこい!」

周りに居る使い魔を剣で切り裂きながら真っ直ぐ走る。
マミもそれに続くようにさやかを援護する。

マミ「使い魔の群れが増えてきたってことは」

  「それだけ、魔女に近づいているってことよ!」

さやか「もうすぐってところですか?」

    「っと、あぶない!?」

さやかは使い魔の攻撃を身体をねじるように避けると
そのまま、勢いで使い魔を切り裂く。
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:58:23.43 ID:ZhVPeWEC0<> 使い魔「っ!?」

仲間がやられるのをみた使い魔は
一斉にさやかに襲い掛かる。

マミ「美樹さん!飛んで!」

さやか「はい!」

使い魔の群れはさやかが立っていた位置にきれいに固まる。
マミは大砲のような銃を取り出し群れに向かって引き金を引く。
群れに中心で弾が爆発する。
使い魔の群れは爆発に巻き込まれ消滅する。

さやか「っと!」

きれいに着地したさやかはそのまま真っ直ぐ走る。

マミ「どうやら、あれが魔女の居る部屋みたいね」

さやか「このまま、突っ切りましょう!」

マミ「ええ」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 21:59:56.55 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界 魔女の部屋


その部屋の中心に魔女は居た。
顔は緑色をしており、背中からは蝶の羽が生えていた。

マミ「鹿目さん、あれが魔女よ」

まどか「あんなのと戦うんですか?」

マミ「大丈夫よ!私とさやかさん」

  「二人一緒なら負ける気がしないわ!」 

マミはさっそくマスケット銃を自身の周りに出すと
それを一つ手に持つと薔薇園の魔女に向かって
引き金を引いた。ドン! <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:01:30.35 ID:ZhVPeWEC0<> 撃ち終った銃を捨て、新しい銃を掴み引き金を引く。ドン!
自分の周りにあるマスケット銃を使い捨てるように銃を打ち続ける。

薔薇園の魔女「!?」

自分達の主が攻撃されていることに気が付いた使い魔たちが
一斉にマミに襲い掛かる。

さやか「させない!」

さやかは両方の手に剣を持ちマミと使い魔の間に飛んで入る。
一瞬にして使い魔達はさやかの手によって細切れにされる。
そのまま、マミの横に着地したさやかは、自身に襲い掛かろうとする使い魔に向けて
両手に持った2本の剣を投げつける。
さやかの投げた剣は使い魔を貫いた。

さやか「使い魔はあたしが引き受けます!マミさんは魔女の方をお願いします!」

マミ「ええ、了解したわ」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:03:47.80 ID:ZhVPeWEC0<> さやかは再び両手に剣を持つと使い魔の群れに攻撃をしかける。
使い魔は次々に切り裂かれ、その数をどんどんと減らしていく。

薔薇園の魔女「っ!」

使い魔の助けに期待できないと判断した魔女は真っ直ぐと
マミの方へ飛んでくる。
マミは魔女の突進を後ろに飛ぶことで避ける。
そして、魔女の足元へ何発か銃弾を打ち込む。
打ち込まれた銃弾はリボンへと姿を変え、蔓のように魔女の身体を拘束する。

マミ「あなた、油断しすぎよ!」

マミは手に持ったマスケット銃を大きくする。
大砲のように大きくなった銃を魔女へと向け引き金を引く。

マミ「これで終わりね!ティロ・フィナーレ!」

大きな音とともに発射された弾は魔女に直撃し
大きな爆発を起こす。
魔女が消し飛んだ時、さやかが最後の使い魔を切り裂いていた。

まどか「すごい……か、勝っちゃった……」 <>
◆7YbZAGZXME<><>2011/06/02(木) 22:06:52.14 ID:ZhVPeWEC0<> さやか「マミさん、お疲れ様!」

マミ「美樹さんもお疲れ様」

  「まさか、あの数を一人で倒すなんてね」

さやか「いや、それほどでも」

まどか「マミさん、さやかちゃん、お疲れ様!」

マミ「鹿目さん、これが魔女の卵」

  「グリーフシードっていうの」

まどか「卵って大丈夫なんですか!?」

さやか「この状態なら大丈夫!」

    「むしろ、あたし達の役に立つよ」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:10:12.16 ID:ZhVPeWEC0<> マミ「私のソウルジェム、少し濁ってるでしょ?」

まどか「はい」

マミ「ソウルジェムはね、私たちが魔翌力を消耗するとこうやって濁ってしまうの」

  「でも、このグリーフシードを使うと……」

  「ほら、元通りよ」

さやか「これが魔女を倒した見返りって訳」

まどか「へぇ、そうなんだぁ」

QB「でも、魔女が必ずしもソウルジェムを落とすとは限らないんだ」

まどか「そうなんだ」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:11:19.49 ID:ZhVPeWEC0<> マミ「ええ」

  「だから、魔翌力は出来るだけ温存していた方がいいの」

  「このグリーフシードはあと2回ぐらいは使えるわ」

  「美樹さんも使うといいわ」

さやか「じゃあ、お言葉に甘えて……?」

マミ「どうかしたの?」

さやか「いや、あたしのグリーフシード全く濁ってなくて……」

QB「……本当かい?さやか」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:12:43.43 ID:ZhVPeWEC0<> さやか「うん、ほら」

まどか「ホントだ、全然濁ってない」

マミ「あれだけ魔法を使って、少しも濁ってないなんて……」

  「個人差で消耗の仕方が違うのかしら」

まどか「QB、そうなの?」

QB「……」

マミ「QB?」

QB「……」

さやか「キュウべぇ!聞こえないの?」

QB「あ……ごめん、考え事をしていたよ」

  「で、何の話かな?まどか」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:13:53.23 ID:ZhVPeWEC0<> >>124
×グリーフシード
○ソウルジェム <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:14:51.42 ID:ZhVPeWEC0<> マミ「QBが考え事って珍しいわね」

  「美樹さんのソウルジェムが少しも濁ってない理由についてよ」

QB「そうだったね」

  「僕にもそれはさっぱりだね」

  「もしかしたら、さやかが契約した内容が原因かもしれないね」

さやか「契約内容か……」

マミ「……あなたはいつまで、そこに隠れているのかしら?」

  「暁美ほむらさん?」

物陰から姿を現す。

ほむら「……」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:17:09.33 ID:ZhVPeWEC0<> さやか「転校生……あんた、何しに来たのよ」

    「まさか、このグリーフシードを奪うつもり?」

さやかはほむらを睨み付けながら両手で剣を構える。

マミ「ダメよ、美樹さん」

さやか「わかりました……」

マミ「……まだ、使えるこのグリーフシード」

  「あなたに分けてあげるわ」

  「それとも人と分け合うのは癪かしら?」 <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:18:59.06 ID:ZhVPeWEC0<> ほむら「いらないわ」

    「それはあなた達の獲物よ、好きにするといいわ」

ほむらはさやか達に背を向けるとそのまま暗闇の中へ消えていった。

まどか「……ほむらちゃん」

さやか「……」

まどか「もっと、仲良く出来ればいいのに……」

マミ「そうね、お互いにそう思っていればね」

さやか「……」

    「……あんなヤツと仲良くできるわけないよ」

まどか「さやかちゃん?」

さやか(……あいつはグリーフシード欲しさにマミさんを見殺しにしたんだ)

    (そんなヤツがあたし達と仲良くできるわけがない……)
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:19:50.65 ID:ZhVPeWEC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
放課後 廃ビル


女の人「……うっ……ん?」

    「……ここは……?」

    「!?……私!どうして、あんなのこと!」

マミ「大丈夫ですよ」


  「すべて、悪い夢を見てただけですよ」

女の人「うっ……ひっく……―――」

さやか「……大丈夫そうだね」

まどか「うん」
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:21:46.73 ID:ZhVPeWEC0<> さやか「マミさん……すごく、かっこよかったね」

まどか「うん!さやかちゃんもすごくカッコよかったよ!」

さやか「!?」

    「……ありがとう」

 ―今度こそ、まどか達を幸せにしてみせる―

 ―それが、あたしの願い……―

 ―それが、今のあたしの全てだから……― <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:25:48.28 ID:ZhVPeWEC0<> これで第2話は終了です。
何故か、テキストエディタでは『魔翌力』になってるのに
ここに書き込んだら『魔翌翌翌力』って表示されてるorz

第3話は3日、4日、5日の夜に更新したいと思います。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2011/06/02(木) 22:35:54.56 ID:pcNYYBHRP<> 乙タヴィア
メール欄にsagaって入れれば表示できないかしら

魔力 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/02(木) 22:37:55.21 ID:ykyay35Lo<> お疲れ様でした。
<>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/06/02(木) 22:38:23.34 ID:ZhVPeWEC0<> ダイジェストで判りにくいかもしれないので、プロローグを図式説明(AA作製は苦手なので若干ズレてます)

QBさんの『わけがわからない(よ)!!魔法少女さやか☆マジョカ!の時系列表』


ほむループ4回目の世界


               *お菓子の魔女戦  さやか本体が陸橋から
 さやかがQBと契約する  マミさん死亡    強制ダイブさせられる    影の魔女戦  さやか魔女化?
        |           |             |             |        |
        |           |             |             |        |
        |           |             |             |        |
 マミさん   |           |              |              |        |
 と出会う  |           |              |             |        |
   |     ↓           ↓             ↓             ↓        ↓
   |―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――→さやかループ
   |        ↑                 ↑                      ↑                              第1話へ
            |                 |                      |              
            |                 |                      |
             |                 |                       |              
            |                 |                      |              
            |                 |                      |            
    薔薇園の魔女と戦闘       さやかと杏子の戦闘を          仁美と恭介が付き合う   
                          ほむらが止める

*さやかが病院で単独戦闘⇒マミさんがほむほむ拘束⇒さやかと合流⇒もぐもぐ <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/02(木) 22:40:44.25 ID:ZhVPeWEC0<> >>133
ありがとうございます。
早速、試してみます。魔力 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/02(木) 23:38:09.36 ID:Bo6a9GzZo<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/02(木) 23:56:13.93 ID:/+qvEEEpo<> 乙ー
さやかの成長にきたいですなぁ <> 死ね オナニー 唐揚げ<>sage<>2011/06/03(金) 07:28:36.83 ID:2BT7q9ygo<> ちなみにメール欄にsagaが無いと [ピーーー] [田島「チ○コ破裂するっ!」] 唐翌揚げ 

乙! <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/04(土) 00:16:11.35 ID:tPFmW6Su0<> 3話更新無理でしたorz
明日の夜には更新できるように頑張ります。

>>139
前2つは規制される理由は判るんですが、
唐揚げが規制される理由が判らんw <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/04(土) 00:21:57.53 ID:eXecMF/Wo<> 承知致しました。


”唐翌揚げ”規制は、文字コードの問題ではないでしょうか。
規制されている文字コードと同じ並びになるから規制されてしまうからとか・・・・・。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/04(土) 00:24:58.86 ID:fAZ2YIQvP<> 唐翌揚げや魔翌力は規制じゃなくてwを増殖するための仕様の性なんだと
高翌良さんとかも巻き添えくらってるそうな

明日、楽しみにしてますぞ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/04(土) 00:26:10.15 ID:sBmZIIjbo<> こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage saga<>2011/06/04(土) 08:24:03.75 ID:UuNmjVNNo<> 亀田 田代 鮫島 辺りもだった気がするけど最近試してないから知らない <> ◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/04(土) 22:16:39.57 ID:HYbz0wP70<> 【更新延期のお知らせorz】
6月4日(土)夜⇒6月6日(月)夜

もし訳ございませんorz
今日、書き上げる予定が諸事情(トマトの鳥よけ作りの為)により書けませんでした。
明日はインテックス大阪に行くので月曜日更新に変更します。
売り側になりたいな……。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/04(土) 23:19:53.95 ID:6ldlnSJpo<> あたしって、ほんトマト…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/04(土) 23:27:35.80 ID:sBmZIIjbo<> 俺が言おうとしたことを言われた・・・

待つぜ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)<>sage<>2011/06/05(日) 02:04:20.05 ID:p6oL1aglo<> トマトも、カボチャも、あるんだよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/05(日) 02:44:12.56 ID:nSXet5Qpo<> 最後に残ったズッキーニ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/06/05(日) 02:58:11.16 ID:9lHFlQL+o<> 夢のなかで収穫した、ような・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/05(日) 04:38:00.50 ID:ykhPnrJSO<> わたしの、最高の作物 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/06/05(日) 04:42:19.65 ID:9lHFlQL+o<> もう害鳥も怖くない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/05(日) 07:06:04.00 ID:TSQJrgPOP<> 農薬にも頼らない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/05(日) 11:29:32.25 ID:d4A0cdrGo<> トマトなんて、あるわけない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/05(日) 12:52:42.67 ID:MM5lhduIO<> 僕と契約して、野良作業をして欲しいんだ! <> ◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/05(日) 21:55:28.36 ID:1ziUi1UB0<> >>146>>147>>148>>149>>150>>151>>152>>153>>154>>155
帰ってきたら、スレが野菜一色になってて笑ったw
関係ないですが、全ての害虫を被害が出る前に消し去りたいっと
日ごろから考えておりますw

それと、皆様にお願いがあります。
皆様により楽しんでもらえる作品を提供する為に、
地の文について、アドバイスを貰えないでしょうか?
スレ違いかもしれませんが、よろしくお願いします。
自分も頑張って、1日1更新を目指して頑張りたいと思います。
長くなってしまいましたが、書く作業に戻ります。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/05(日) 22:24:51.07 ID:Kc/LVTl0o<> 地の文は説明的過ぎると感じたけど、台本形式ならそんなもんだと思うし
別に今のままでも良いような気もする <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/06/06(月) 01:00:15.79 ID:Oz87GUAlo<> パーフェクトだ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/06/06(月) 01:06:37.04 ID:DxZsbQu2o<> 特に読みにくい、とは思いませんが・・・・・・・。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2011/06/06(月) 02:57:58.33 ID:Vk6ZoCWeo<> 乙っちまどまど!
そのまま好きなように書いてください <>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/07(火) 00:11:11.70 ID:xITQufaS0<> 24時15分から更新開始します。
5日と6日の合計睡眠が6時間の状態で書いたので
文章やシナリオがおかしいところがあるかも

: : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   【目次】
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :    プロローグ…………>>28  
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :        第1話…………>>56
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i        第2話…………>>101
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:16:23.78 ID:xITQufaS0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
朝 通学路




さやか「へぇ〜、じゃあ、恭介と結構いい感じなんだぁ」


さやかと仁美はいつもの集合場所、二人はまどかを待つ間、
共通の話題で盛り上がっていた。
話の内容は上条恭介と仁美の進展状況についてであった。


仁美「はい、これも全てさやかさんのおかげですわ」

   「それに……」

さやか「?」

仁美「最近、上条くんの手が良くなってきましたの」

さやか「それ、ホントなの?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:17:09.17 ID:xITQufaS0<> 仁美「はい、お医者さんも半ば諦めていたので」

   「奇跡だ、魔法だと驚いていましたわ」

さやか「で、退院はいつぐらいになりそうなの?」

仁美「お医者さんの話では、しばらく経過をみてからとのことで」

   「退院は3日後ぐらいになるそうですわ」

   「それでその……」

さやか「?」

仁美「上条くんが学校へ来るようになったら」

   「上条くんに告白しようと思ってますの」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:18:06.24 ID:xITQufaS0<> さやか「ほほう、ついに行動に移すのですな」

仁美「はい、ですが、その、少し不安で……」

さやか「仁美なら大丈夫だよ!あたしが保障する!」

    「仁美は優しくて、スタイル良くて、美人だし、」

    「そんな、仁美からもし告白されたら」

    「あたしが恭介なら即OKするよ」

仁美「さやかさん……」

さやか「って、あたしの感想じゃあ自信持てないかな」

仁美「いいえ、そんなことはありませんわ」

   「おかげで自信を持てましたわ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:19:16.95 ID:xITQufaS0<> さやか「なら、よかった」

    「頑張りなよ、仁美」

仁美「ありがとうございます、さやかさん」

―さやかちゃん、仁美ちゃん、おまたせぇ〜!―

さやか「お?まどかー!遅いぞー!」

まどか「ごめんね、さやかちゃん!」

さやか「では、まどかもきた事だし」

    「行きますかね!」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:20:56.43 ID:xITQufaS0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
夜 使い魔結界内


さやか「でりゃあああッ!!」


夜の公園だった場所で青い服の少女は
掛け声ともに手に持った剣で使い魔を切り裂いた。
切り裂かれた使い魔はその存在が初めからなかったかの様に
消え去り、周囲の風景も見慣れた公園へと姿を変えた。


さやか「ふぅ、こんなもんかな」

QB「お疲れ様、さやか」

さやか「マミさんの方は?」

QB「さっき、使い魔を見つけて倒したところだよ」

  「怪我もしてないよ」

さやか「そう、なら良かった」

QB「マミはベテランだからね」

  「油断しない限り、使い魔相手に負けることはないよ」

  「それよりも、まどかとマミが噴水のところで待ってる」

  「早く合流しようよ、さやか」

さやか「そうだね」


歩きながら噴水に向かっていると、さやかの横を歩いている
QBが話しかけてくる。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:22:04.14 ID:xITQufaS0<> QB「さやか」

  「今日、君の戦い方を見て思ったんだけど」

  「君は魔女や使い魔を目の前にしていても、恐れや迷いなど」

  「魔法少女なら誰もが持っている感情を少しもみせずに戦っている」

  「普通ならありえない事だよ」

さやか「何が言いたいの?」

QB「美樹さやか、君はもしかして―――」

さやか「?」

―さやかちゃーん!―

<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:24:11.56 ID:xITQufaS0<> さやか「まどか」

まどか「帰りが遅いから、さやかちゃんを迎えに来た」

マミ「美樹さん、そっちも片付いたみたいね」

  「怪我は無い?」

さやか「ええ、マミさんの方も無事みたいですね」

マミ「使い魔相手に負けることはないわ」

  「それじゃあ、美樹さんとも合流できたから」

  「今日はこれで帰りましょ」

まどさや「「お疲れ様です」」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:24:41.67 ID:xITQufaS0<> さやかとマミが先頭を歩いていく。
それに続くようにさやか達も後に続いた。
さやかはいつの間に自分の肩に乗っていたQBに声をかける。


さやか「QB」

    「さっき、何か言いかけてなかった?」

QB「……また今度にするよ」

  「急ぐ用事でも無いからね」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:25:17.11 ID:xITQufaS0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
次の日 病院 放課後


病院の待合室、まどかは一番奥にある椅子に座り
友人二人が戻ってくるのを待っていた。


さやか「おまたせ、まどか」

まどか「さやかちゃん、仁美ちゃんは?」

さやか「もう少し、病室に居るから先に帰っていてだって」

まどか「そうなんだ」

さやか「ってことで帰りますか」

まどか「うん」


二人は病院から出て行く。
まどかは歩きながらさやかに話しかける。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:25:47.49 ID:xITQufaS0<> まどか「あ、上条くんの様子はどうだった?」

さやか「調子良さそうだったよ」

    「手もずいぶん動くようになったみたい」

まどか「そうなんだ」

さやか「あの調子だと、2,3日で退院で―――」

まどか「……?」

さやか「どうしたの?」

まどか「あそこ!」

    「あの病院の壁で何か光ったような……」


QBはまどかの肩から飛び降りると、
まどかが指差す方へと走っていく
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:26:15.26 ID:xITQufaS0<> QB「!」

  「グリーフシードだ!それも孵化しかかってる!」

  「結界が出来上がるのも時間の問題だよ!」

  「まずいよ、早くマミを呼びに行かないと……」

さやか「まどかはマミさんを呼びにいって」

まどか「さやかちゃん!?」

さやか「大丈夫、魔法少女だから」

    「自分の身ぐらい自分で守れるよ」

QB「僕もここに残るよ」

  「マミが来た時にすぐに連絡できないと困るからね」

  「だから、まどかはマミを呼んできて」

まどか「わ、わかった」

    「さやかちゃん!無茶しないでね!」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:27:53.33 ID:xITQufaS0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内 放課後


さやか「……」

QB「珍しいね、緊張してるのかい?」

さやか「ここの魔女とはいろいろとあるからね……」

QB「?」

マミ『QB!美樹さん!今の状況は?』

さやか『まだ、すぐに孵化するよう様子はないです!』

QB『急がなくていいから、なるべく静かにきてくれるかい?』

  『迂闊に大きな魔力を使って、卵を刺激する方がまずい』

マミ『わかったわ』

QB「やれやれ、マミが来るまではしばらく様子見だね」

さやか「……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:28:39.70 ID:xITQufaS0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内 放課後


QB『マミ!卵が孵化しはじめたよ!』

さやか「!」

    
ソウルジェムを前に突き出し変身する。
さやかの服装は学校の制服から魔法少女の衣装へと変化する。


まどか「さやかちゃん!」

マミ「お待たせ!」


マミが到着した頃にはグリーフシードから魔女が生まれた後だった。
卵から生まれたぬいぐるみのような魔女は足の長い椅子の上に乗る。


お菓子の魔女「……」


マミ「出てきて、すぐのところ悪いけど」

  「一気に片付けてあげるわ!」


マミはマスケット銃を取り出すと、魔女に向けて引き金を引いた。
銃口から放たれた銃弾は魔女の身体に打ち込まれる。
魔女に打ち込まれた銃弾をリボンへと変化させ魔女の身体を固定し、
手に持ったマスケット銃を大きくすると銃口の先を魔女に向ける。


さやか「!」

    「マミさん!ダメです!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:29:32.01 ID:xITQufaS0<> マミ「これで終わりよ!」

  「ティロ・フィナーレ!!」


魔女に向かって引き金を引くと、銃口から大きな銃弾が発射され魔女に向かって飛んでいく。
銃弾は魔女に直撃し、魔女にトドメを刺したようにみえた。


マミ「えっ?」


銃弾を受けた魔女は口から蛇の様な魔女を吐き出す。
吐き出された魔女は大きな口を開けマミの方へ近づいてくる。
気が付いた時には既に手遅れであり、目の前で大きな口を開けた魔女が
マミに喰らいつこうとしていた。


さやか「マミさん!!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:30:31.89 ID:xITQufaS0<> マミ「あっ……」


抵抗するには遅すぎることを悟ったマミは、ただ目の前の光景を眺めるしか出来なかった。
すると、突然マミは真横に突き飛ばされる。

マミ「きゃっ!」

突然、突き飛ばされたマミは尻餅をつく。
何が起こったのか理解できず、魔女のほうに目を向ける。
目の前では自分を庇い、左手を魔女に食い千切られるさやかの姿があった。


さやか「〜〜ッ!?」

まどか「……あ、さ、さやかちゃんが……さやかちゃんの腕が」

マミ「美樹さん!?」

さやか「だ、大丈夫です……今はあの魔女を何とかしないと」

    「マミさん、戦えますか?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:31:21.13 ID:xITQufaS0<> マミ「え、ええ……」


動揺しながらも、マスケット銃を取り出し構える。
さやかは魔法で止血を行うと片手で剣を構える。
片手のさやかと動揺するマミ、圧倒的に不利な状態だった。


さやか「マミさん、援護お願いします」

マミ「わ、わかったわ」


魔女はさやかの方を向くと、口を大きく開けこちらに向かってくる。
さやかは魔女の攻撃を真横に避けることで回避する。
攻撃を外し、隙が出来たところにマミはマスケット銃の引き金を引き攻撃を行う。

お菓子の魔女「!?」

さやか「だりゃあああ!!」

銃弾を受け、怯んだところへさやかが魔女を切り裂く。
さらにさやかによる連撃、一回、ニ回、三回
計3回の斬撃により魔女の身体を3等分にする。


さやか「今です!マミさん!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:32:05.96 ID:xITQufaS0<> マミ「これで終わりよ!ティロ・フィナーレ!」

マミによる必殺の一撃が魔女の吹き飛ばす。
本来ならこれで終わりの筈だった。
しかし、爆発の中から蛇に似た魔女が飛び出してくる。


マミ「もう一匹!?」

さやか「しまっ……」

蛇に似た魔女が着地時で無防備なさやかに喰らいつこうとする。
全てが終わったかにみえた、その時
さやかの周りの時間が停止した。

さやか「なっ……なによ、これ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:32:42.95 ID:xITQufaS0<> あの時と同じ現象……さやか以外の全てが停止する。

さやか「これは……もしかして、時間が止まってる?」

さやかは手に持った剣を魔女に向けて投げる。
投げた剣は魔女の目の前でピタリと止まる。
再び、剣を取り出しては魔女に向かって投げる。
その動作を延々と繰り返す。


さやか「あははっ……ホントだぁ」

    「ホントに時間が止まってるんだぁ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:33:27.14 ID:xITQufaS0<> さやか(あの時……廃ビルでも同じことが起こった)

    (じゃあ、これは……あたしの能力?)

    (でも、一週目は出来なかった……)

    (二週目に出来たのは?)

    (一週目と二週目の違い……二週目は時間を戻ってここに来た)

    (過去に戻ったから出来るようになった……)

    (つまり、一週目と二週目の違いが判れば、好きなときに止められる!)

    (一週目と二週目の違い……) <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:34:04.06 ID:xITQufaS0<> さやかは自分の周囲を確認し始め、特に変わった様子も無かった
今度は自分の格好を確認する。
無くなった左手……廃ビルではあったから違う。
自分の足元……いつもと同じ
自分の腰の辺り……懐中時計がついている……懐中時計?
自分の腰、ベルトの辺りに一週目には無かった金色の蓋の開いた懐中時計がぶら下がっていた。

さやか「これかな?なんで、蓋が開いてるんだろ……」

懐中時計の蓋を閉じてみる。
すると、止まっていた時間が動き出した。
目の前で止まっていた複数の剣も一斉に魔女に突き刺さる。

お菓子の魔女「〜〜〜っつ!?」

一度に何百本もの剣が刺さった魔女はその痛みに苦しむ。

マミ「えっ?何?」

  「美樹さんが何かしたのかしら……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:37:02.40 ID:xITQufaS0<> さやか(じゃあ、時計の蓋を開けたら……)

今度は懐中時計の上部についたスイッチを押し、蓋を開ける。
すると、さやか以外の全ての時間が停止する。

さやか(蓋を開けると時間が止まって、閉じると動き出すんだ……)

さやかは先ほどと同じように痛みに苦しむ魔女に何百本もの剣を投げつける。
そして、投げた剣は全て魔女の前で停止する。
さやかは懐中時計の蓋を閉じる。
時間が動きだし、止まっていた剣の雨が魔女の身体に突き刺さる

お菓子の魔女「!?!?!?」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:38:03.15 ID:xITQufaS0<> さやか(一週目、転校生は何度も爆発させて倒してた……)

    (このことから、考えられること……再生速度を上回る攻撃?)

    (……試してみますか!)


さやか「マミさん!あたしが時間を稼ぎますのでトドメをお願いします!」

マミ「わかったわ」


再び時間を停止させる。
さやかは手に剣を持つと何度も魔女を切り続ける。
何百回と斬り続けたさやかは、今度は何百本もの剣を魔女に投げつけ
そして、時間を動かす。
何百回もの剣撃と何百本もの剣の雨が魔女を襲う。

さやか(再生が追いついていない!いける!)

さやか「マミさん!トドメを!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:40:03.89 ID:xITQufaS0<> マミ「了解よ!」

  「ティロ・フィナーレ!」

巨大な銃を魔女に向け引き金を引く。
放たれた弾丸は再生が追いつかない魔女に直撃し爆発する。
結界が消え、周りは見慣れた景色へと変わった。
建物の影からほむらが姿を現す。


ほむら「巴マミ!?あの魔女を倒したというの!」

マミ「危なかったけど、美樹さんのおかげで勝てたわ」


ほむら「美樹さやかのおかげ?」

ほむらはさやかの方へ目を向ける。
さやかの左手があった部分に目が行き、すぐに目を背ける。


ほむら「っ!?」

    「あなたは既に契約してしまったのね……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:40:39.63 ID:xITQufaS0<> さやか「何?転校生?」

    「グリーフシードを独り占め出来なくて、そんなに悔しいわけ?」

ほむら「……美樹さやか」

    「悪いけど、今回はあなたの事を諦めることにするわ」

ほむらはさやか達に背を向けると、そのまま病院を後にする。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:41:08.18 ID:xITQufaS0<> まどか「さやかちゃん……左手……」

さやか「あぁ〜、そういえば、食べられたんだった」

マミ「見せて」

マミはさやかの傷を見ると、癒しの魔法を使い始める。

マミ「美樹さんも手伝って」

  「左手まるまる、再生となると私一人では魔力が足りないわ」

さやか「は、はい!」

マミ「いい、私の言う通りにして―――」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:41:50.99 ID:xITQufaS0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
さやかほーむ 夜


あの後、マミの癒しの魔法のお陰で左手を再生させることに成功した。
ただ、ダメージ自体は残っており、しばらくは安静にしていなければならない為、
マミがリボンで作ったギブスを左手にしていた。


QB「入っていいかい?」

さやか「どうぞ、何しに来たの?」

QB「確認かな」

  「君のソウルジェムが何故濁らないのか」

さやか「……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:42:31.67 ID:xITQufaS0<> QB「前にも言ったけど、君は魔女や使い魔を目の前にしても」

  「常に冷静に対処してきている」

  「でも、これは他者が関わらなかった場合に限るんだ」

  「今日の魔女との戦いもそうだけど……」

  「君はマミが魔女に殺されそうになったとき、冷静に対処しなかった」

  「しかも、冷静さを欠いて左手を負傷するという重大なミスを犯している」

 さやか「それに何の問題がなるの?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:45:45.54 ID:xITQufaS0<> QB「自己犠牲の精神、それ自体はあまり珍しいものじゃないけどね」

  「ここからが本題だけど、美樹さやか」

  「君は自分自身を嫌うほど、大きな絶望を味わったことがある」

  「その事が、ソウルジェムに何かしらの影響をもたらしてる」

さやか「つまり何が言いたいの?」

QB「美樹さやか、君の精神は等の昔に壊れてる」

  「そのことがソウルジェムが濁らない理由だと思う」

  「まあ、魔力を使っても濁らない理由はわからないけどね」

さやか「……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:46:15.04 ID:xITQufaS0<> ―過去に来たこと―

―ソウルジェムが濁らないこと―

―これらのことは、何か契約に関係しているのかな― <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 00:51:09.83 ID:xITQufaS0<> これで第3話は終了します。
パラパラと眠い頭で読み直してみても、
結構話の進み方や文章が変なところが多々ありますねw
どこかで修正できればいいのですが……。
あと、すごく眠いので、今日はもう寝ます。おやすみなさい。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/07(火) 00:59:20.19 ID:CDfBP22Yo<> 乙ー
隻腕さやさやはロマン <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2011/06/07(火) 01:00:14.80 ID:N7mFi1bBo<> 乙! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/06/07(火) 01:00:18.50 ID:BccIWe/Go<> お疲れ様でした。

個人的には、さやかちゃんの過去周を扱ったシーンの場合、
「何周目」というのも日時と場所とともに併記して頂けると
解り易いかなと思います。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/07(火) 01:11:29.96 ID:bbbxNXhIo<> 乙 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 17:45:14.68 ID:xEGNBTWW0<> >>192>>193>>194>>195
コメントしてくださり、ありがとうござます。
ググって出てきた情報に、
・全てのコメントに返事をする。
・定期的に現状報告をする。
・定期的に更新する。(焦らしも必要)
っとありましたので、これから上のルールを守って行きたいと思います。

第4話は明日か明後日……一週間以内に更新予定です。
更新予定日が決まりましたら、報告します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/07(火) 19:00:47.43 ID:CDfBP22Yo<> 別に全部返事しなくてもいいだろwwww
だめなん……?

美樹トマトの方もがんばってくだしあ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/07(火) 20:08:34.13 ID:bbbxNXhIo<> 全レスは別にしなくてよくね?した二つはその方がありがたいけど <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/07(火) 20:52:26.51 ID:CFvK1sle0<> >>197
>>198
了解しました。
更新については結構時間掛かりそうです。
4話からプロット作成して整理してから
書き始めるので <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/06/09(木) 05:57:49.58 ID:Ky/a+A8Bo<> 全レスは特に必要無いと思った
思った <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/06/09(木) 22:12:41.93 ID:KbEf2DqLo<> 乙っちまどまど! <> ◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/06/13(月) 01:46:10.76 ID:ybVcIcuO0<> 遅れて申し訳ありません。
ただいまより第4話更新します。

: : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   【目次】
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :    プロローグ…………>>28  
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :        第1話…………>>56
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i        第2話…………>>101
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/13(月) 01:49:06.66 ID:f9ouRohNo<> いつも思うけどこのAA可愛すぎだろ……
特に口元 <>
◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/06/13(月) 01:49:20.73 ID:ybVcIcuO0<> : : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   【目次】
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :    プロローグ…………>>28  
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :        第1話…………>>56
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i        第2話…………>>101
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /       第3話…………>>162
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / / <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:51:10.35 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
??? 不明


―はぁ……はぁ……っ―

その場所は何もかもが壊れていた。
建物は傾き、道路は砕け、大きな橋は半分以上が崩れていた。
大きな力で何もかもが崩壊した世界―
そんな、崩壊した世界で青い服の少女は剣を構える。
少女は体の所々が傷だらけで、立っているのがやっとのようだ。
傷だらけの少女は目の前の敵から目を逸らさずに後ろへ声をかける。

―……QB!マミさんは!?―

―さやか、マミはもう……―

さやか「!?……マミさん!?」

さやかはQBの方を振り返る。
そして、巴マミはQBの近くで手を組み横になっていた。
マミは制服を血で真っ赤に染めピクリとも動かない。
その姿でさやかはマミが死んでいること理解する。

さやか「そんな……また、助けられなかった……」

QB「さやか!今は目の前の魔女を倒すことに集中するんだ!」

さやか「……っ」

さやかは魔女の方を見る。
魔女はドレスの女性が逆さまになった様な姿でさやかの前に浮いていた。
その周りを銃や槍などのさまざまな武器を構えた、複数の少女の影が
いつでも攻撃できるように待機している。
さやかはこの魔女について事前に聞いて、知っていた。

魔女の名前は―――ワルプルギスの夜―――
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:52:07.42 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
決戦3日前…… 結界内


さやか「今です!マミさん!」

マミ「OK!わかったわ!」

  「ティロ・フィナーレ!」

マミは手に持ったマスケット銃を大きくし、構え、魔女に向けて引き金を引く。
発射された弾丸は魔女へ向けて一直線に飛んでいき、魔女に直撃する。
直撃した弾丸は爆発し、魔女を消し飛ばす。
魔女を倒し、結界が消えたことを確認したさやかはマミに近づき声をかける。

さやか「お疲れ様です!マミさん!」

マミ「美樹さんもお疲れ様」

  「それじゃあ、今日の魔女退治も終わったから……」

さやか「まどかも呼んでお茶会ですね!」

マミ「ええ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:53:08.88 ID:ybVcIcuO0<> 二人は楽しそうに話しながら路地裏を後にする。
だが、不意に後ろから声をかけられる。

―巴マミ、美樹さやか―

―少しいいかしら?―

さやか達が声のする方を振り向くとそこには暁美ほむらが立っていた。
ほむらがさやか達に近づき話し始める。

ほむら「今日はあなた達にお願いがあって来たわ」

マミ「あなたがお願いだなんて、珍しいわね」

  「何かしら?聞いてあげるわ」

さやか「マミさん!?」

マミ「聞いて、内容を確認するだけよ」

ほむら「私に協力して欲しい」

マミ「協力?」

ほむら「ええ」

    「3日後、この街に『ワルプルギスの夜』が来る」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:54:42.57 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
決戦3日前…… ほむほーむ


ほむら「……」

マミ「お邪魔するわ」

さやか「……お邪魔します」

さやか達は室内に入るとリビングに案内される。
リビングの中心には小さめちゃぶ台が置いてあった。

マミ「さっきの話、本当かしら?」

ほむら「巴マミ……あなたも名前ぐらいは知っているはずよ」

マミ「通称、ワルプルギスの夜……」

  「歴史の中で語り継がれる謎の魔女……」

  「その強さの前にたくさんの魔法少女が犠牲になったとか……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:55:40.47 ID:ybVcIcuO0<> ほむら「……これを見て」

さやか達はちゃぶ台の上に広げてある地図に目を向ける。
ほむらは地図の上を指で囲み、話し始める。


ほむら「ワルプルギスの出現予想はこの範囲」

    「全てのパターンにも対応できる防衛線には……」

    「最低でも3ヵ所、抑える必要があるわ」

さやか「転校生……なんで、そんなことがわかるのよ」

ほむら「統計よ」

マミ「統計?」

  「統計って、この街にワルプルギスの夜が来たなんて聞いたこと無いわ」

ほむら「……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:56:53.49 ID:ybVcIcuO0<> マミ「……はぁ」

  「手の内は見せたくない……けど、信じて欲しいってところかしら」

ほむら「……ええ」

マミ「……いいわ、協力してあげる」

さやか「マミさん!」

マミ「もしもの為よ」

  「……それにそんな嘘ついても、暁美さんには何のメリットも無いわ」

ほむら「巴マミ……」

マミ「どうかしら美樹さん?」

さやか「……わかりました」

マミ「さて……」

ほむさや「「?」」

マミ「対策を考えましょ?」

  「ワルプルギスの夜が来たときの対処方法とかね」

ほむら「ええ、まずは―――」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:58:19.49 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
決戦2日前…… 学校の屋上 昼休み


さやか「……」

昼休み……
さやかは誰も居ない屋上で昨日より雲が多い空を眺めていた。
今朝の天気予報では、明日から雨が降るとのことである。
そんな風に空を眺めていると屋上の扉が開く。

―隣……いいかな?―

声のする方へ目線を向けると鹿目まどかが近くに立っていた。
まどかはさやかの座っていたベンチの隣に座る。

さやか「どうしたの?まどか」

まどか「うん……」

さやか「?」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 01:59:56.09 ID:ybVcIcuO0<> まどか「さやかちゃんの様子がいつもと違うから……」

    「もしかしたら、何か悩みでもあるのかなって……ティヒヒ」

まどかがさやかの方を向き照れくさそうに笑う。

さやか「……まどかはホントに優しいなぁ」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「……もしも、この街に……」

まどか「?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:00:49.87 ID:ybVcIcuO0<> さやか「すごく強い魔女が来るって言ったらどうする?」

まどか「え?」

さやか「転校生の話ではあと2日後に来るって……」

    「その魔女は街にも影響が出るほど強いって……」

まどか「……嘘じゃないんだね」

さやか「うん……転校生の顔さ……嘘言ってるようには見えなかった……」

まどか「……」

さやか「それだけじゃない……転校生……」

    「あたしとマミさんが居ても、勝てないかもって……そんな不安そうな顔してた……」

    「だから、そんなに強い魔女に勝てるのかなぁ……って、考えてた」

まどか「さやかちゃん……」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:02:03.26 ID:ybVcIcuO0<> さやか「あたしの願いって知ってる?」

まどか「QBに叶えてもらった願いの事?」

さやか「うん」

    「あたしの願いは『まどか達の幸せ』……」

    「でもさ……そんなに強い魔女が相手だと……」

    「また、願い叶えられないかも……っ」

さやかは身体を震えさせながら、まどかに見られないように下に向く。
下を向いたさやかの膝に水滴が1つ、2つ、3つと落ちる。

まどか「さやかちゃん……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:03:32.02 ID:ybVcIcuO0<> さやか「っ……まどか達を……助けられないかもって……」

    「そんな……悪いことばかり考えて……」

    「弱いよね……あたし……かっこ悪いよね……」

    「こんなんじゃ……マミさんみたいになれないよ……」

    「……正義の味方に……なれない……よっ」

まどか「さやかちゃん!」

まどかはさやかの震える肩を抱きしめる。
さやかを勇気付けるように強く、強く。

さやか「まどか……ダメだよ……」

    「優しくされたら……強くなれないよ……」

まどか「泣いてるさやかちゃん……一人にしたくないから……」

    「……わたし……何も出来ないから……」

    「さやかちゃんを……元気付けること出来ないから……」

    「だから……せめて……さやかちゃんの近くに居たいよ……」

さやか「まどかぁ……っ……ひっく……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:04:31.41 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
決戦2日前…… 学校の屋上 放課後


まどか「はじめて授業……サボっちゃたね、ウヒヒ」

さやか「うん」

    「あのさ、まどか」

まどか「?」

さやか「信じてくれないかも知れないけど……」

    「実はあたし、未来から来たんだ……」

まどか「……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:05:26.83 ID:ybVcIcuO0<> さやか「マミさんと出会ったときのこと、おぼえてる?」

まどか「うん、さやかちゃんとCDショップに行った時に声が聞こえて……」

二人だけの思い出を昨日の事を思い出すように笑顔で話す。

さやか「行ってみたら、QBが転校生にやられてて」

まどか「さやかちゃんが消火器使って」

さやか「一緒に逃げて、使い魔に襲われて」

まどか「さやかちゃんが変身して助けてくれた」

さやか「あの時、本当はマミさんに助けられたんだ」

まどか「えっ?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:06:42.37 ID:ybVcIcuO0<> さやか「マミさんに助けられて」

    「マミさんの家に行って」

    「次の日、願い事を何にするか話し合って」

まどか「……」

さやか「その時、QBと契約したんだ」

    「それからいろいろあって……」

    「魔法少女の秘密を知って……いろいろ落ち込んでたら」

    「ソウルジェムが真っ黒になって……」

    「ソウルジェムが砕けたと思ったら過去に戻ってた」

    「で、今度こそ間違わない、落ち込まないって今まで戦ってた」

    「……信じられないよね、ははっ」

まどか「信じるよ」

さやか「まどか……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:07:42.15 ID:ybVcIcuO0<> まどか「魔法がある世界だから、それに……」

    「さやかちゃんが言ったことだから」

    「わたしは信じるよ」

さやか「ありがとう、まどか」

まどか「その強い魔女……」

    「さやかちゃん達なら絶対に倒せるよ」

さやか「ありがとう」

まどか「倒したらみんなであそぼ」

    「わたしとさやかちゃんとマミさんとほむらちゃんの4人で」

    「あ、QBもいれて5人で」

さやか「いいね」

    「それじゃあ、頑張って倒さないとね」

まどか「うん」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:08:54.75 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
決戦当日…… 見滝原町内

『本日午前7時―――』
                『突発的異常気象により避難指示が出されました』
『付近にお住まいの住人は―――』 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:09:42.52 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
決戦当日……見滝原町内


壊れたビルの上にさやかとほむらは倒れていた。
二人は体中、傷だらけになっており、息を吸うのもやっとの状態だった。

さやか「はぁ……はぁ……っ」

ほむら「……っ」

さやかは剣を杖代わりに地面に立てると身体をふらつかせながら立ち上がる。
さやかの両足が震えていることから、立つのがやっとであることが窺える。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:10:49.35 ID:ybVcIcuO0<> さやか「あたしは……負けられないっ」

    「あいつに勝たないとっ……まどか達が!」

ほむら「美樹さやか……っ」

杖代わりにしていた剣を構える。
さやかが震える足を前に踏み出そうとしたその時である。

―もういいよ!さやかちゃん、ほむらちゃん―

さやか「……えっ?」

声のした方を見る。
そこには粉塵で制服のあちらこちらを汚したまどかが立っていた。

ほむら「まど……か……どうして、ここに……っ」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:12:26.23 ID:ybVcIcuO0<> まどか「二人とも、すごく頑張ったから……」

さやか「何……言ってるの?」

まどか「QBに聞いたよ……さやかちゃんが過去に戻った理由……」

ほむら「過去に……」

まどか「未来で願いが叶えられなかったから、過去に戻ってしまった」

    「契約上のエラーだって……」

    「未達成な願いで契約してしまった為にその願いが達成されるまで……」

    「……叶えられなかった願いが叶うまで、ずっと過去に戻ってしまう」

    「……ごめんね、さやかちゃん」

    「さやかちゃんの願い叶えられなくして……」

さやか「まどか……あんた、何言ってるの?」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/06/13(月) 02:13:50.98 ID:ybVcIcuO0<> QB「鹿目まどか、願いは決まったかい?」

まどか「うん」

ほむら「まどか……あなた……まさ、か……」

まどか「QB!叶えて!わたしの願いは―――」

ほむら「――――――!!」

さやか「―――!!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:15:06.36 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
決戦後…… 見滝原町内だった場所……


さやかとほむらは遠くに存在する鹿目まどかだったモノを見つめていた。
さやかが隣に居た、ほむらに声をかける。

さやか「……あの魔女は何?」

ほむら「……まどかよ」

    「魔法少女になった者は、遅かれ早かれ魔女になる」

    「私もあなたもね」

さやか「ははっ……何それ……魂をソウルジェムにされただけじゃなかったんだ」

    「だったら、あたし達……全てQBに騙されてたわけだ……」

ほむら「そうよ」

    「あいつは私達のことをエネルギー回収の道具としか見ていない」

さやか「……ここまで騙されていると逆に笑えてくるわ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:15:58.17 ID:ybVcIcuO0<> ほむら「美樹さやか、あなたにお願いがあるわ」

さやか「?」

ほむら「私と同盟を結んで欲しい」

さやか「アンタ、まどかの話聞いてなかったの?」

ほむら「聞いてたわ」

    「だから、あなたよ」

さやか「……どういうこと?」

ほむら「……私も未来から来たわ」

さやか「あんたが?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:16:50.16 ID:ybVcIcuO0<> さやか「……何を願ったわけ?」

ほむら「『まどかとの出会いをやり直す』」

    「それが私の願いよ」

さやか「似たような願いなんだ……」

ほむら「……あなたは?」

さやか「『まどか達の幸せ』」

ほむら「そう、願いが同じなら同盟を結んだ方がいいわ」

    「私はまどかの為に」

    「あなたもまどかには幸せになってほしい、そうでしょ?」

さやか「……おっけ」

    「結ぶわ、その同盟……」

    「ただし、あたしのやり方にしたがってもらう」

    「それが条件」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:17:51.23 ID:ybVcIcuO0<> ほむら「ええ、いいわ」

    「ただし、私はまどかの事を優先するわ」

さやか「あんたねぇ……」

ほむら「それ以外はあなたに従う」

    「お得な条件じゃないかしら?」

さやか「……はいはい、交渉成立、交渉成立」

ほむら「よろしく、美樹さやか」

さやか「さやかでいいわ、暁美ほむら」

ほむら「……ほむらでいいわ」

さやか「りょーかい、ほむら」

    「じゃあ、行きますか」

ほむら「ええ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:18:56.33 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
見滝原町 オフィスビル屋上


さやか「転校初日ご苦労様、暁美ほむら」

ほむら「ワザと言ってるわね……」

さやか「まあね」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:19:38.46 ID:ybVcIcuO0<> ほむら「今日、学校へ来てなかったわね」

    「まどかが心配してたわ」

さやか「さすがに3回目は飽きるって」

    「って、あんたは6回目ぐらいだっけ?はい、ほむら!」

さやかがほむらに向かって物を投げ渡す。
渡されたもの確認するとグリーフシードであった。

さやか「転校祝い」

ほむら「……学校をサボって魔女狩りね」

さやか「グリーフシードは多い方がいいって」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:20:48.66 ID:ybVcIcuO0<> ほむら「明日は来ること、いいわね」

さやか「はいはいっと……」

    「……まどかが結界に迷い込んだわ」

    「いきますか?」

ほむら「ええ」

二人はソウルジェムを取り出すと変身する。
二人の身体は光に包まれると、服装が変わる。
さやかは青色に白いマントの格好になる。
ほむらは黒色の制服のような格好になる。

さやか「それじゃあ、いきますか!」

    「マミさんが来る前に終わらせないとね!」

さやかはオフィスビルの屋上から飛び降りる。
ほむらもさやかの後に続くように飛び降りた。
二人の身体は重力に引っ張られるように落ちていく。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:21:33.96 ID:ybVcIcuO0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内


まどか「えっ……何?」

    「ここ…どこ?」

放課後、仁美と別れ家に向かっていたまどかは
不気味な空間へと迷い込んでしまった。
まどかがあたりを見渡しながら彷徨っていると
まどかの目の前に凱旋門の形をした魔女が現れる。
その周りには、人型をした白い影が居る。

まどか「……!?」

白い影はまどかに近づいてくる。

まどか「あ、あわ……」

―まどか!動かないで!―
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 02:23:36.81 ID:ybVcIcuO0<> まどか「えっ?」

まどかの周りに無数の剣が突き刺さる。
それはまるでまどかを守るように囲んでいた。
まどかが驚いていると、ゆっくりと二つの影が降りてくる。

まどか「さやか……ちゃん?それにほむらちゃんも?」

さやか「さて、さっさと終わらせますか」

ほむら「ええ」

さやかとほむらは魔女と使い魔の方へ各々の武器を構える。
そして、魔女と使い魔へ攻撃を開始する。

―あたしはほむらと一緒に繰り返す……―

―まどかを救うために、何度でも……―

<>
◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/06/13(月) 02:32:54.39 ID:wclzdsnP0<> これで第4話の更新は終了ですw
お疲れ様でした。
時間がかかったわりにクオリティは低めです。
第3話更新後から金曜日まで諸事情で書けませんでした。
申し訳ございませんorz

あと、シナリオ書いたり、考えたりはこのスレが初めてです。
SSだけでは理解できないところもあるかもしれないので、
何でも質問してください。説明も苦手なので判りにくくお答えしますw <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/13(月) 02:36:48.84 ID:pN7K2JJIo<> 乙!同行二人ねぇ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/13(月) 02:38:29.17 ID:L+j9aspXo<> 乙ー
ほむさや共闘イイネ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします <>sagasage<>2011/06/13(月) 02:56:59.86 ID:FwILuMsA0<> さやほむktkr。
似た願い……ねぇ。
後々……。

ほむほむもさやかも頑張れ。ノシ
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/13(月) 07:07:04.36 ID:l7itUQKao<> お疲れ様でした。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2011/06/13(月) 09:00:10.54 ID:AUAajgfR0<> ほむさやがカッコよくてシビれた! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/13(月) 09:46:26.96 ID:f9ouRohNo<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/06/13(月) 11:06:12.36 ID:WvCW/Niwo<> 乙
なんかまどかの因果が倍率ドンでドエライ事になりそうだ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>saga sage<>2011/06/13(月) 18:54:27.56 ID:07ammc8k0<> 【現状報告】
現在は第5話のプロット書いてます。(進行状況:60%)
詰まらなければ、今日の25時30分に更新できるかもしれません。
詰まったら、明日の夜更新になります。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/13(月) 18:55:48.05 ID:07ammc8k0<> >>242
名前欄が何もなかったorz <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/06/14(火) 00:18:43.25 ID:JudqchtQ0<> マイペースでいいよ。
早いのはありがたいけれど、
それがリアルに支障をきたしたりするなら、
早くないほうが良い。

とりあえず、
(−3−)ノシ  待ってるわけじゃないんだからね! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/14(火) 13:20:52.98 ID:TK3GHfQIO<> いぇーす!!←かわいい <>
◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/06/15(水) 21:07:29.87 ID:W4RYTEjo0<> 【現状報告について】
すみません、火曜日に更新出来ませんでしたorz
プロットは出来上がってて、完成させたんですが
出来が悪いので全部作り直しているところです。

【今後の更新予定日】

週1回更新予定 時間:夜 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/15(水) 21:08:48.81 ID:W4RYTEjo0<> すみません、sageてませんでしたorz

火曜日更新できなかったお詫びとして
第1話でカットしたシーンのおまけSSを書いたのですが
書き込んだ方がいいでしょうか?短いですが……。
今日の24時までに要望がありましたら更新します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2011/06/15(水) 21:20:50.70 ID:2JISbBtBo<> 見たい。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/15(水) 23:41:45.99 ID:sljqFp75o<> 見たいやも。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2011/06/15(水) 23:42:25.07 ID:DeUE1bX10<> ageてくれた方が更新にすぐ気付けるよなー、なんて思ってしまうのでした。
おまけSS見たい! <>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 00:12:35.83 ID:CU0xdwpc0<> >>248>>249>>250
了解しました。
ただ、カットしたシーンを更新すると話の流れがおかしくなるので、
少し編集して4.5話という形で更新します。
あと、せっかくなので更新は25時30分まどマギの放送時間に合わせたいと思いますw
深夜更新になりますが、夜更かしできる方はまどマギ放送時間までお待ちくださいw

【第4.5話:更新予定時間】

6月16日 25時30分 更新

>>250
ageは更新中はageた方がいいですかね?
とりあえず、ageてコメントします。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 01:34:15.10 ID:UzmVcHE20<> お待たせしました。
第4.5話の更新を行います。

: : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   【目次】   
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   プロローグ…………>>28
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :       第1話…………>>56  
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :      第2話…………>>101
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i       第3話…………>>162
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /      第4話…………>>205
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 01:39:22.78 ID:UzmVcHE20<> 第4.5話
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内


さやか「だりゃあああ!」

さやかが両手で持った剣で鳥かごの形をした魔女を切り裂く。
切り裂かれた魔女はグリーフシードを落とすと消滅する。
魔女が消滅したことで魔女の結界は消え、辺りはごく普通の公園へと変わる。
グリーフシードを拾うとほむらに声をかけられる。

ほむら「美樹さやか」

さやか「ほむら……まどかは?」

ほむら「無事、家まで送り届けたわ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 01:41:09.17 ID:UzmVcHE20<> さやか「そうなんだ」

   「じゃあ、今度はあたしに付き合ってもらうから……」

   「あと、これ」

さやかが入手したグリーフシードをほむらに投げ渡す。

さやか「グリーフシード、あんたに渡しとくわ」

   「あたしはソウルジェムが濁らないから……あんたは必要でしょ、それ」

ソウルジェムを受け取ったほむらがさやかに質問をする。

ほむら「で、何をするの?」

さやか「……これから、杏子の縄張りの魔女を倒しに行く」

ほむら「本気?」

さやか「本気」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 01:43:51.28 ID:UzmVcHE20<> さやか「前回は杏子がこの街に来なかったからね」

   「今回は絶対にこの街に来るようにしないといけない……」

   「杏子の性格なら自分の縄張り荒らされたらこの街に絶対に来ると思う」

ほむら「そう、わかったわ」

さやか「……」

   「せっかくだから、どちらが多く魔女や使い魔倒せるか」

   「勝負してみる?」

ほむら「……遠慮しておくわ」

   「あなたとは二度と勝負事はしないと決めてるのよ……」

さやか「何で?」

ほむら「覚えてないなら、教えてあげるわ……」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/16(木) 01:51:14.46 ID:io+6ST6no<> 来てたっ。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 01:52:36.27 ID:k9YyIWrs0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
さやかループ1回目 暁美ほむら転校初日 まどかと保健室へ行った>>69の後
教室 授業中


さやか(やっぱり、過去に戻ったのかな……)

   (でも、戻ったとしたら何で?……QBか願いが原因とか?)

   (……むむむ)


美樹さやかは前を見ながら考え事をしていた。
さやかの視線の先では今日来たばかりの転校生、暁美ほむらが
ホワイトボードに書かれている問題を解いているところだった。
周りのクラスメイトはその光景に驚いているようである。
しかし、さやかにとっては2度目の出来事―
その光景は特に驚くべきことではなかった

<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 01:56:03.42 ID:k9YyIWrs0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
グラウンド 授業中


時間は流れ体育の授業
授業の内容は走り幅跳びである。
クラスメイトが飛んでいき、ほむらの名前が呼ばれる。

教師「次、暁美ほむらさん」

ほむら「はい」


美樹さやかは未だに考え事をしていた。
内容は先ほどと同じ内容である。


さやか(―――でも、『まどか達を幸せにする』って内容で過去に戻れるのかな?)

   (過去に戻りたいって願いなら戻れる理由もわかる……)

   (じゃあ、何で戻れたんだろ……むむむ)


さやかが考え事に没頭しているとほむらが飛び終わる。
ほむらが飛び終え、教師がその記録を見て驚く。

ほむら(いつも通り……)

   (魔法少女なら当然の記録ね……)

体育教師「えっと……これって県内記録よね」
周りから驚きや歓声があがるが
考え事をしていたさやかには聞こえなかった。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:00:02.76 ID:k9YyIWrs0<> さやか(……QBがあたしを過去に連れてきたとか?)

   (ソウルジェムが魂だって事を黙っていたぐらいだしありえそう……)

   (でも、何であたしを?)

体育教師「次、美樹さん」

さやか「……」

さやか(なんでだろ……そういえば、そんな一発芸人が居たような……)

   (また、思考が脱線してしまった……)

体育教師「美樹さん?美樹さやかさん?」

仁美「さやかさん、呼ばれてますよ?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:07:58.33 ID:1Ca0k2n00<> まどか「さやかちゃん、さやかちゃん」

まどかがさやかの肩を軽く叩く
さやかはまどかの方を見て聞く

さやか「ん?何、まどか」

まどか「さやかちゃんの番だよ」


さやか「あ、しまった……は、はい!」

体育教師「美樹さん、呼ばれたらすぐに返事をしてね」


さやか「す、すみません」

さやかは教師に謝り、バーの前まで行く。
位置につくとバーに向かった走りだす。
まだ、気になるのか走りながらも考えていた。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:11:37.42 ID:1Ca0k2n00<> さやか(そもそも、本当に過去に戻ったのかな)

   (よく映画とかである、似た世界に来てしまったとか)

   (そんな展開とかあるけど……もしかして、ここは良く似た世界とか?)

考え事をしながらさやかは飛ぶ。
バーを飛び越えマットに着地してもさやかは考え事を止めない。


さやか(過去に戻ったなら確信がない限り信じるのは危険かな……)

   (何かないのかな……『あなたは過去に戻りました』そんな証拠が……)

   (うん?なんか、周りが騒がしい……何だろ?)

周りの声に耳を傾けるさやか

『美樹さんすごい!』

『暁美さんと同じ記録』

『これが美樹さんの隠された力なの!?』

『あの記録……是非、暁美さんと一緒に我が陸上部に入って欲しいわ』

『きゃぁー!美樹さんカッコいいー!私と付き合ってー!』

『あんた、そっちの趣味があったの!?』

さやかの記録を見た教員が言う。

体育教師「ま、また……県内記録……」

さやか「へ?」

ほむら「!?」

ほむら(そんな!?美樹さやかは魔法少女じゃ無いのよ!?)

   (魔法少女の私が魔法少女じゃない美樹さやかと同じ記録だなんて……)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:14:11.91 ID:1Ca0k2n00<> 教師の言葉を聞き、自分の飛んだバーの高さを確認する。
高さは暁美ほむらが飛んだ高さと同じ高さだった。

さやか(しまった!加減を間違えた!)

まどかと仁美がさやかに駆け寄る。

まどか「さやかちゃん、すごいよ!県内記録だよ!」

仁美「さやかさん、どうしましたの!?まさか、隠された力が!?」

さやか「え?い、いやぁ〜」

   「ちょっと、本気を出してみました……あはは」

さやか(やばい、目立ってる、目立ちすぎている……)

   (どうしよう……)

ほむら(ありえない……魔法少女の私が契約前の美樹さやかに負けた……)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:16:06.75 ID:1Ca0k2n00<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
グラウンド 授業中


同級生1「まさか、美樹さんが実は運動が得意とは思わなかった」

同級生2「ほんと、ほんと」

同級生3「美樹さん、今からでも陸上部に入らない?」

さやか「その帰宅部の方が都合がいいので!」

同級生4「でも、美樹さんと暁美さんってどっちが上なんだろ?」

同級生5「暁美さんじゃない?」

同級生6「いやいや、美樹さんでしょう?」

さやか(何か、よくわからない流れになってきたなぁ……)

ほむら(契約前の美樹さやかに負けた……)

   (魔法少女の私が負けた……)

同級生7「美樹さんと暁美さんが勝負したらいいのでは?」

同級生「「「それよ!!」」」

さやか「へ?」

ほむら「?」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:17:23.38 ID:1Ca0k2n00<> 同級生8「先生!どうですか?」

同級生達は体育教師にさやかとほむらの対決を希望する。
同級生達が教師の言葉を待つ。

体育教師「そうねぇ……いいわよ」

    「私も結果が気になるわ」

    「なんたって、県内記録同士の勝負ですもの」

    「美樹さんと暁美さんもいいわね?」

さやか「いやいや、その勝負とか―――」

ほむら「構いません!」

さやか「転校生!?」

ほむら(そうよ、何かの間違いだわ)

   (もう一度やればわかること……)

<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:19:45.21 ID:1Ca0k2n00<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
グラウンド 授業中


まどか「では、これより―――」

   「さやかちゃん対ほむらちゃんの走り幅跳び対決を始めたいと思います!」

   「わー!わー!」

   「きゃー!きゃー!」

    ドンドンドン! パフパフ!

さやか「ま……まどか?」

まどか「実況はわたし、鹿目まどかと」

仁美「解説は私、志筑仁美でお送りいたしますわ」

さやか「何!?この流れ!?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:21:12.40 ID:1Ca0k2n00<> まどか「今回は授業中である為」

   「さやかちゃんとほむらちゃん以外の選手も参加してます」

   「では、1番手はほむらちゃんです!」

ほむら「……」

ほむら(そうよ……何かの間違いよ)

   (私はまどかを守り、ワルプルギスの夜を倒さないといけない)

   (一般人相手に負けるわけにはいかない)

ほむらが配置につく
そして、バーに向かって走り出す。


まどか「仁美ちゃん」

   「なんで、ほむらちゃんが一番手なのかな?」

仁美「今回は暁美さんの希望で」

  「暁美さんの記録に他の選手が挑戦するという形になってますの」

  「暁美さんの話では時間も短縮できてお徳だとか……」

まどか「へぇ〜」

まどか達がそんなやり取りをしている間に
記録を出したほむらが所定の位置に戻る。
結果は先ほどと同じ県内記録である。
当然ではあるが、ほむらの記録に並べるものは居なかった。
そして、順番はさやかに回ってくる。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:22:32.51 ID:1Ca0k2n00<> まどか「では、最後はさやかちゃんです!」

さやかが配置につく

さやか(どうしよう……変な流れになってしまった……)

   (ここはさっさと負けるのが一番なのかな……)

   (転校生……この時にはすでに魔法少女なんだよね……)

   (じゃあ、この記録も魔法で……)

   (マミさん助ける為の魔法はなくて)

   (こんなところに使う魔法はあるんだ……)

   (あたし、転校生には……)

   (……負けたくない!)

さやかはバーに向かって走り出す。
そして、バーの近くで飛び上がりバーを越え、マットに着地する。

まどか「並びました!さやかちゃんがほむらちゃんの記録に並びました!」

―おォおおおおお!―

        ―美樹さん、すごい!―

               ―もはや、人間のレベルじゃない!―

まどか「これは大変なことになってきたよ!仁美ちゃん!」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:23:17.43 ID:1Ca0k2n00<> 仁美「そうですわね!暁美さんの記録は県内記録、さやかさんの記録も県内記録」

  「ここからは互いの記録を塗り替えあう戦いになりますわ」

  「どちらかが失敗するまで続くルールに変更されます!」

まどか「まさにサドンデスだね!」

   「では、さやかちゃんの番が終わりましたので」

   「ほむらちゃんの番になります!」

ほむらが所定位置に立つ
バーの高さはさやかの時よりも高くなる。
ほむらがバーに向かって走り出す。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:24:05.58 ID:1Ca0k2n00<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
グラウンド 授業中


さやかとほむらが互いに記録を塗り替えあっていると
設備の方に限界が来た。

ほむら(そんな……契約前の美樹さやかがここまでやるなんて……)

さやか(なかなかやるわね、転校生……でも、あたしは負けない!)

まどか「これは……仁美ちゃん、どうすればいいのかな?」

仁美「そうですわねぇ……さすがにこれ以上バーを上げられなくて」

  「二人ともそれを飛んでしまったとなると……」

  「引き分けということになりますわね」

まどか「両者!引き分けになります!」

まどかの言葉と同時に授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:25:22.44 ID:1Ca0k2n00<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
教室 放課後


さやか達の教室は他のクラスの人間で一杯になっていた。
目的は一つ、噂を聞きつけた運動部の人間がさやか達をスカウトしに来たのだ。

陸上部「美樹さん!ぜひ、我が陸上部に入ってください!」

   「美樹さんの実力なら全国……いや、全世界だって狙えるわ!」

テニス部「陸上部なんかよりも、私たちのテニス部に入ってください!」

ソフトボール部「その跳躍力!是非ともウチの野球部に入って欲しいわ!」


「美樹さん!ウチの部に!」   「我らゲーム部に是非とも!」

         「いや、私の部に!」

「暁美さんは!暁美さんはどこ!」   「美樹さん!私と付き合ってください!」


さやか「え、あ、ちょっと!」

   「まどか!仁美!助けて!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:26:51.77 ID:1Ca0k2n00<> まどか「ごめんね、さやかちゃん」

仁美「すみません、さやかさん」

  「私達にはどうすることも……先にカフェで待ってますわ!」

まどかと仁美が教室を出て行く。

さやか「ちょっと!この薄情者ー!」

さやか(大変なことになってしまった……)

   (なんとかこのピンチから脱出せねば……ん?)

それは教室からこっそりと抜け出そうとしていた暁美ほむらだった。
ほむらはゆっくりと教室の隅を移動して教室から出て行こうとしている。

さやか(……ごめん、転校生!)

さやか「あ、あんなところに暁美ほむらさんが!」

ほむら「!?」

さやか「そういえば、暁美ほむらさんが何処かの運動部に入るって言ってたよ!」

その言葉を聞いた運動部員達が一斉にほむらの周りに集まっていく。
さやかはその隙に教室から出るとまどか達のところへ走って向かうのであった。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:28:07.93 ID:1Ca0k2n00<> ――――――――――――――――――――――――
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――――――――――――
校門前


さやか「まどかー!仁美ー!」

まどか「さやかちゃん!」

仁美「さやかさん」

  「よく、あの包囲から脱出しましたわね」

さやか「いやぁ〜、転校生には悪いことしたかなぁって……」

まどか・仁美「「?」」

さやか「それより、カフェ行くんでしょ?」

さやか達は駅前のカフェに向かう。
そして、さやかは自分が過去に戻ったことに気づくのであった。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:29:03.09 ID:1Ca0k2n00<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
現在 電車の中 夜


さやか達は佐倉杏子の縄張りに行く為に電車に乗っていた。
魔法少女の姿から制服姿に変わっている。

さやか「あ〜、あったわ、そんなこと」

ほむら「あなたのお陰であの場から脱出するのに苦労したわ……」

さやか「いやぁ〜、ごめんごめん」

   「あたしもまどか達に追いつくのに必死でさ」

   「つい、ほむらを利用したわけで……」

   「あの後、あたしも運動部から常に勧誘され続けたんだから」

   「問題ないかと……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:29:56.57 ID:1Ca0k2n00<> ほむら「私も勧誘され続けたわ」

さやか「……」

ほむら「……」

電車は目的地に到着する。

さやか「……さて、行きますかね」

ほむら「……ええ」

二人は電車を出ると手の上にソウルジェムを持ち
魔女の反応を探す。
すると、駅のホームから出るとソウルジェムが反応する。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:30:52.55 ID:1Ca0k2n00<> さやか「さすが杏子の縄張り……魔女の反応だらけだわ」

   「とりあえず、杏子が来るまで倒し続けますかね」

   「ほむら、無理なら帰っていいよ?」

ほむら「あなたと一緒にしないで貰えるかしら」

   「この程度、大したことないわ」

さやか「……それじゃあ、行きますかね」

ほむら「ええ」

さやかとほむらは魔法少女に変身すると
近くにあった結界に入っていた。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga <>2011/06/16(木) 02:37:51.83 ID:e1Ete8bw0<> これで第4.5話は終了です。

カットしていたシーン>>257〜>>272
新しく追加したシーン>>253〜>>255と>>273〜>>275

かなり、内容は短いですorz
第5話はプロットから作り直しているので時間がかかります。
一週間以内には更新いたしますので、しばらくお待ちください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/16(木) 02:43:35.14 ID:io+6ST6no<> 乙乙。
あの時期のさやかだとムキになるよね。

杏子の狩場はさやほむ突入した時期だとローザシャーン、シヅル、ステーシーとかのおりこ出演魔女がいそう。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/16(木) 07:10:35.56 ID:f8ldAskPo<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/06/16(木) 11:04:23.99 ID:5j+cOh3go<> 乙っちまどまど! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/06/16(木) 20:34:07.14 ID:CXn8nu96o<> お疲れ様でした。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga sage<>2011/06/16(木) 21:00:27.80 ID:IMK5NHo30<> >>277
おりこ1巻2巻買ってきました。
ゆまぐらいは出せても、キリカとオリコは
残り話数的にしんどいので出せないと思います。
予定では全12話の予定なので……。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/16(木) 21:05:08.34 ID:IMK5NHo30<> >>281
また付け忘れるorz <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/22(水) 21:47:57.50 ID:fcBzNkqS0<> 暑い……室温が29度とか、おかしいかと
扇風機から生暖かい風が……orz

【今週の更新日決定のおしらせ】

 6月24日(金曜日) 夜 第5話更新
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/06/23(木) 00:22:17.05 ID:fHyogpF9o<> 楽しみにしてるぜ
乙っちまどまど! <>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/06/24(金) 23:54:50.44 ID:Uhl38Rfm0<> 【今週の更新】

6月24日(金曜日) 25時30分更新開始 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/25(土) 00:02:16.93 ID:KGKyMy4SO<> 楽しみ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/25(土) 00:03:17.05 ID:rc+iRjflo<> 期待 <> ◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/06/25(土) 01:33:12.95 ID:Uhj5okmU0<> : : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: :   【目次】   
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :   プロローグ…………>>28
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :       第1話…………>>56  
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: :      第2話…………>>101
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i       第3話…………>>162
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /      第4話…………>>205
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A      第4.5話…………>>253
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/06/25(土) 01:34:50.34 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
オフィスビル 5階 ほむら転校初日 夜


オフィスビルの5階、窓から下の様子を窺う影があった。
月の光が当たり、その影の姿がわかる。
その影は白い猫のような動物だった。

―やれやれ、せっかく契約できると思ったけど失敗だったね―

白い動物は下の様子を窺いながら残念そうにつぶやく。
オフィスビルの外では二人の魔法少女に助けられた女の子が
二人に話しかけている。

―イレギュラーな要素が二つか―

白い動物は興味が無くなったのか、空に浮かぶ月を見上げ、
窓の傍から離れると、室内の暗闇に消えていった。

<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 01:41:22.28 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内 深夜


さやか「くぁ〜、眠いなぁ……」

さやかは左手で口を隠しながらあくびをする。

さやか「さっさとこの魔女を倒して、寝る場所探さないと……」

右手に持った剣先を地面に擦りながら、赤いカーペットの上を真っ直ぐ歩きながら……。
さやかが居る場所はまるで玩具箱の中のようだった。
―大きな積み木で出来たお城や家
―中身が飛び出したビックリ箱
―シンバルを叩いている猿の人形
―動物の形をしたぬいぐるみ
―鉄砲を持った兵隊の人形
子供の玩具箱に入っているモノが周囲を囲んでいる。
右手に剣を持ちながら玩具箱の中を歩く。
歩く先にはフードを被った人形とそれを守る黒い蛙達―
黒い蛙達が一斉にさやかに飛び掛る。

さやか「いい加減しつこいっ!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 01:43:03.04 ID:Uhj5okmU0<> さやかはそれを真横に切り裂く―
切り裂かれた蛙達の影からフードを被った人形が飛び掛る―

さやか「遅い!」

さやかは何も持っていない左手に剣を持ち、前に突き出す。
フードを被った人形は左手の剣に突き刺さる。
串刺しになった人形はそのまま姿が消えさり、周囲の風景が戻る―
玩具箱から何処にでもある公園へと― <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 01:46:47.60 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
公園 深夜


さやか「収穫なしか……」

結界が消えたのを確認すると、さやかは両手に持った剣を消す。
公園を見渡し、異常がないかを確認している時だった―
さやかに向かって細長い何かが飛んでくる―

さやか「っ!?」

すぐに真後ろに飛びその何かを避ける。
その何かはさっきまでさやかが立っていた場所に突き刺さる。
さやかは地面に突き刺さったそれを確認する。
それは―

さやか「―槍?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 01:51:29.44 ID:Uhj5okmU0<> ―今日は魔女が見つからないと思ったら……―

―コソ泥が居たとはね―

声のした方を見ると、暗がりからこちらに向かって2つの影があるいて来る。
さやかと同じ位の大きな影と小さな影―
その影は公園の外灯に照らされ、その姿を確認する。
大きな影は赤い服を着た長いポニーテールの少女―
小さな影は緑色の服を着た小さな女の子―
赤い服の少女を確認したさやかがつぶやく―

さやか「最後の最後で収穫ありかな……」

―はぁ?―

さやか「―――佐倉杏子」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:02:26.03 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
公園 深夜


?「キョーコの知り合い?」

さやか「あんたの妹?」

杏子「……別にどうだっていいだろ」

  「あんた、何処かで会ったか?」

  「なんで、あたしの名前を知ってるんだよ」

さやかは小さな女の子に近づくと女の子と目線を合わせ質問する。

さやか「お譲ちゃん、お名前は?」

?「……え?」

杏子「――無視かよ!?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:06:26.98 ID:Uhj5okmU0<> ?「……」

 「……ゆま」

さやか「ゆまちゃんか、いい名前だね」

   「あたしはさやか、よろしくね」

ゆま「さやか?」

さやか「うん」

ゆま「さやかも魔法少女なの?」

さやか「そうだよ」

ゆま「そうなんだ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:12:09.81 ID:Uhj5okmU0<> 杏子「おい!」

いつの間に後ろに立っていた杏子がさやかの首の横に槍を当てる。

杏子「質問に答えろ……」

  「テメェ、何者だ?」

さやか「う〜ん、正義の味方かな」

杏子「チッ、マミの同類か……」

  「で、その正義の味方様がコソ泥か」

  「……何が目的だ?」

さやか「そうだね……とりあえず、疲れたからベンチに座らせてもらうよ」

杏子「!?」

一瞬の出来事だった。
目の前に居たさやかの姿が消える。
杏子はさやかを探し、周囲を窺っているとすぐ近くのベンチの方から声が聞こえる―
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:15:36.71 ID:Uhj5okmU0<> さやか「―――二週間後、見滝原町にワルプルギスの夜が来る」

ゆま「?」

杏子「……何故わかる」

さやか「それについてはノーコメント」

   「そいつを倒すのに協力して欲しい」

杏子「協力ね……」

  「それ、あたしにメリットあるわけ?」

さやかはグリーフシードを取り出し、ベンチの上に置いていく
一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、合計5つのグリーフシードが置かれた。

さやか「―――前報酬にグリーフシード5つ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:22:14.67 ID:Uhj5okmU0<> 杏子「気前がいいな」

  「そいつはコソ泥で得た物か?」

さやか「これが、ここの魔女を倒して手に入れたものでも」

   「魔力を使わないで手に入れたなら、得な方じゃない?」

杏子「で、成功報酬は?」

さやか「ワルプルギスから得たモノは全部貰っていいよ」

杏子「ワルプルギスがグリーフシード落とすかわかんないだろ」

さやか「あれだけ強いなら、何か落とすでしょ」

杏子「……まるでワルプルギスと一度戦ったような言い方だな」

さやか「それについてもノーコメント」

   「で、返答は?」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:26:29.55 ID:Uhj5okmU0<> 杏子「ワルプルギスの夜ね……一人じゃあ確かに手強いが」

  「二人掛かりなら勝てるかもな」

さやか「正確には四人掛かりかな」

杏子「四人?」

さやか「あたしの協力者がマミさんにも協力を呼びかける予定」

   「マミさんの性格から断るとは思えないからね」

   「だから、四人」

杏子「……なるほどね、あたしをいれて四人ね」

杏子はさやかが座っていたベンチに近づく
ベンチの上にあるグリーフシードを一つ掴むとさやかに言う

杏子「とりあえず、前払い報酬貰っとくよ」

<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:31:07.91 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
見滝原町 通学路 朝


まどか「ほむらちゃん、おはよう!」

仁美「暁美さん、おはようございます」

ほむら「ええ、おはよう」

   「美樹さんは今日は休むらしいけど、連絡はいってる?」

まどか「え?そうなの?」

   「しばらく、待ってたんだけど全然来なくて……ほむらちゃんに言ってたの?」

ほむら「ええ、今朝休むって連絡が着たわ」

まどか「ほむらちゃんとさやかちゃんって仲がいいんだね」

ほむら「ええ……」

まどか「そうなんだぁ」

学校の近くで会ったまどかと仁美と一緒にいつも通りの朝の通学路を歩く
歩きながら、昨日のさやかとのやり取りを思い出す。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:37:32.12 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
昨日の夜


さやか「杏子をおびき寄せる役はあたしがやるから」

   「ほむらは見滝原に戻って、まどかの護衛をしといて」

ほむら「あなた一人で大丈夫なの?」

さやか「何度か戦ったけど、それほど強い魔女は居ないみたいだから」

   「だから、杏子のことはあたしに任せてまどかをお願い」

ほむら「わかった」

さやか「あと、もう一つ」

ほむら「?」

さやか「マミさんを見方につけたい」

ほむら「巴マミを?」

さやか「前回、3人でも無理だったからね」

   「今回は最低でも4人……」

ほむら「……わかった」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:45:03.13 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
教室前 昼休み


ほむらは3年生の教室前まで来ていた。
とりあえず、教室から外へ出ようとした生徒に声を掛ける。

ほむら「すみません」

生徒「はい?」

ほむら「巴先輩を呼んでもらえませんか?」

生徒「巴さん?ちょっと待ってて」

上級生は教室に戻るとマミに声をかける。

生徒「巴さん!」

マミ「?」

生徒「下級生の子が呼んでるわよ」

マミ「下級生の子?」

マミが入り口の方を見る。

ほむら「……」

マミ「……ありがとう」

マミは席から立つと入り口の方へ向かう

ほむら「……巴マミ、あなたに話がある」

マミ「……ここじゃあ、まずいわ」

  「屋上へ行きましょ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:46:12.68 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
屋上 昼休み


マミ「お昼ご飯食べながらで構わないかしら?」

屋上のベンチに座ったマミは両手に持った弁当と水筒を見える高さに持ち上げ言った。

ほむら「ええ、構わないわ」

ほむらは隣に座ると制服のポケットからクリームパンと紙パックの牛乳を取り出す。
紙パックにストローを刺し、クリームパンの袋を開け一口食べる。

マミ「……」

ほむら「……食べないの?」

マミ「た、食べるわよ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:47:42.11 ID:Uhj5okmU0<> 無言で二人は昼食をとる―
無言、無言、無言、無言、ひたすら無言―
昼食を終えた後もその静寂は続いた。
そんな静寂に耐え切れなくなったマミがほむらに話しかける。

マミ「……いい加減、話してもいいと思うわ」

ほむら「?」

マミ「ただ、一緒に昼食をとることが目的じゃないでしょ?」

ほむら「……」

ほむらは牛乳を一口のみ、ベンチの上に置く。

ほむら「……二週間後、この街にワルプルギスの夜が来る」

マミ「!?」

  「……どうして、わかるのかしら?」

ほむら「秘密」

マミ「秘密って……」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:48:49.48 ID:Uhj5okmU0<> ほむら「でも、ワルプルギスの夜は絶対に来るわ」

マミ「……本当みたいね」

  「で、その話をする為にわざわざ来たの?」

ほむら「……あなたに協力してもらいたい」

マミ「……協力?あなたと私が?」

ほむら「ええ、信用できないならワルプルギスの夜と戦う時でいいわ」

ほむら「それと私達だけじゃないわ」

   「この学校に居るもう一人の魔法少女―――」

   「美樹さやかと佐倉杏子の四人で戦う」

マミ「美樹さんって子がどんな子かわからないけど、佐倉さん―――」

  「彼女が協力してくれるかしら?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:49:41.90 ID:Uhj5okmU0<> ほむら「佐倉杏子については今、美樹さやかがコンタクトを取っているわ」

   「自分の利益になることなら、佐倉杏子も協力するはずよ」

マミ「そう……」

ほむら「答えを聞かせてもらうわ、巴マミ」

マミ「……いいわ、ワルプルギスの夜が相手なら協力者は多い方がいいわ」

ほむら「……」

マミ「……協力してもらえるのは、ワルプルギスだけかしら?」

ほむら「……」

   「……条件がある」

マミ「……条件ね」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:51:24.80 ID:Uhj5okmU0<> ほむら「鹿目まどか……この名前は知っているわね」

マミ「……QBから聞いているわ」

  「魔法少女としての才能がある……確か、あなたのクラスの子よね?」

ほむら「ええ、そうよ」

   「彼女を魔法少女にしないこと、それが条件よ」

   「その条件が飲めるなら、美樹さやかと私はあなたに協力してあげるわ」

マミ「……」

  「いいわ、鹿目さんを魔法少女にしない」

  「それだけで協力者が増えるなら問題ないわ」

  「素質がある子が魔法少女にならないのは残念だけど……」

  「これからよろしくね、暁美さん」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:52:26.61 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
ホテル 朝


pipipipipipipi
ベットに備え付けられた目覚まし時計が鳴っている。
さやかは手を伸ばし、目覚まし時計を止める。
そのまま起き上がると、大きく背伸びをする。

さやか「……うぅ〜ん」

   「ここは……あ、そうだった」

さやか(昨日、杏子達と別れてから予約してたホテルに泊まったんだった)

   (しかし、一泊2000円食事なしか……安い方なのかな?)

   (とりあえず、シャワー浴びて杏子達と合流かな)

ベットから起き上がるとさやかは浴槽の方へ向かった。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:53:36.57 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
杏子の縄張り 街中 朝


さやか(12時に昨日の公園に集合か……)

   (今は8時だから12時まで、まだまだ時間があるな)

   (とりあえず、朝ごはんかな……)

さやかは街中を歩きながら周囲を見回す。
―――と、道路を挟んだ向かい側に一軒のハンバーガーショップを発見する。

さやか(……一度、朝ワックって食べてみたかったんだよね)

   (じゃあ、朝はワックで決定だね)

さやかがワクドナルドに向かう為、交差点までやってくる。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:54:35.49 ID:Uhj5okmU0<> ―うぁああああ!ないよー!ないよぅー!―

さやか「?」

声のする方を向くと一人の女の子が何かを探しているようだった。
道路横の植木の中や、歩道を探している。

女の子「どうしよう!ないよぅー!ないよー!」

   「もう、ダメだ!生きていけない!」

さやか「……」

さやか(う〜ん、変な人だな……)

女の子「……さよなら、私!」

女の子は突然、道路の真ん中に飛び出す。

さやか「ちょっ!?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:55:34.67 ID:Uhj5okmU0<> さやかも道路に飛び出すと女の子の腕を引っ張り歩道まで戻る。
走っていた自動車がブレーキをかけ、クラクションを鳴らす。

運転手「あぶねぇじゃねーか!気をつけろ!」

さやか「す、すみません!」

女の子「ダメだ……もう、生きていけない……」

さやか(このまま、この子をほっとく訳にはいかないか……)

さやか「えっとさ、何か困ってるなら手伝うよ?」

女の子「ホントに?」

さやか「う、うん」

さやか(……さらば、あたしの朝ワック)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:56:56.64 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
街中 朝


女の子「うわぁー会いたかった!もう離さない!」

女の子が小さなぬいぐるみを抱きしめる。

さやか「はははっ……見つかってよかったね」

   「じゃあ、あたしはこれで……」

さやか(……これ以上係わり合いにならない内に退散退散)

   (……朝ワックがさやかちゃんを待っている!)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:57:54.66 ID:Uhj5okmU0<> さやかは女の子に背を向けるとそのまま、ワクドナルドに向かって歩いていく。
すると、急に女の子に服を引っ張られる。

さやか「な、何?」

女の子「君のお陰で愛は死なずに済んだよ」

キリカ「私の名前は呉キリカ」

   「恩人に礼がしたい」

さやか「……」

きりか「ダメ!?恩人は礼を拒否なの?」

さやか(ここで礼を拒否すると……)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:58:54.87 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
さやか妄想中


キリカ「恩人は礼を拒否なんだ!ダメだ!もう、生きていけない!」

さやか「ちょっ!?」

キリカは道路へ飛び出した。
キキッードン!

通行人A「おい、大丈夫か!」

通行人B「どうして、突然……」

通行人C「俺、見たぞ」

    「そこの女がその子を突き飛ばすところを……」

さやか「へ?」

警察「殺人の容疑で逮捕します」ガチャ!

さやか「嘘ぅ!?」

―さやかちゃん無期懲役エンドへ―
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 02:59:53.78 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
街中 朝


さやか(……ありえそうだ)

   (……ここはおとなしく従おう)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 03:00:22.49 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
街中 朝


店員「ありがとうございます!」

クレープを食べながら路地を歩く―
さやかの後ろを歩いていたキリカが話しかける。

キリカ「恩人はホントにそれでいいの?」

さやか「うん、奢って貰って悪いね」

さやか(さすがに朝ワックを奢って貰うのは悪いからね……)

キリカ「足りない!」

さやか「へ?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 03:01:00.46 ID:Uhj5okmU0<> キリカ「私の愛がその程度とは思われたくないよ」

さやか「愛ねぇ〜」

キリカ「恩人は本当の愛を知ってる?」

さやか「……大切なものとか、全てとか、その辺かな?」

キリカ「愛は大切なんてものじゃない……」

さやか「?」

キリカ「愛は無限に有限だよ」

キリカがそう言った瞬間、地面から大きな手のようなモノが生えてくる。
そして、その手はキリカを包み込む。

さやか「魔女!?」

さやかはソウルジェムを持つと変身する。
私服から魔法少女の服装に変わったさやかはキリカが取り込まれた結界へ入る。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 03:01:51.83 ID:Uhj5okmU0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内 朝


さやかが結界内に入ると目の前に猫の頭をした魔女が現れる。
魔女の姿を確認したさやかは右手に剣を持ち構える。
猫の魔女がさやかに飛び掛る。

―愛は無限に有限なんだ……―

―だから……私は無限に彼女に尽くす―

さやか「!?」

魔女の近くにあったグロテスクな球体から人影が飛び出す―

―恩人を故人にするのも―

キリカ「無限の中の有限にすぎないよ」

一閃、一瞬にしてさやかに襲い掛かっていた魔女を切り裂く。
切り裂かれた魔女はグリーフシードを落とすとそのまま消え去る。
そして、キリカはそのままさやかに斬りかかる。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 03:02:29.08 ID:Uhj5okmU0<> さやか「!?」

さやかは手に持った剣でキリカの爪を受け止める。
キリカの爪を受け止めた剣にヒビが入る。

さやか「っ!」

爪を真横にスライドさせ攻撃を受け流す。
キリカはそのまま、さやかの後方へ飛んでいく。
さやかはすぐにキリカの方を向き、手に持った剣を捨て新しい剣を取り出す。

さやか「……やっぱり、面倒なことになった」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/25(土) 03:06:45.25 ID:Uhj5okmU0<> 第5話はこれで終了です。
暑さのせいで文章が所々おかしくなってますw
朝も夜も暑いとか……。
キリカとおりこは出さない予定でしたが、
キャッキャウフウフシナリオを4話分削ったら枠が出来ましたw
では、お疲れ様です。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/25(土) 03:08:24.22 ID:i2fUO1ezo<> 乙です。
おりキリゆま出るのかヒャッホーと思ったら

>キャッキャウフウフシナリオを4話分削った
なん…だと……!? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/25(土) 03:11:38.08 ID:rc+iRjflo<> >キャッキャウフウフシナリオを4話分削った

ちょちょちょ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2011/06/25(土) 03:14:42.48 ID:eUk+A7sk0<> >キャッキャウフウフシナリオを4話分削った

おい


おい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2011/06/25(土) 03:16:30.52 ID:p3LNfKgco<> それをけずるなんてとんでもない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/06/25(土) 03:21:39.32 ID:zGRR+qhgo<> むしろキャッキャウフフだけでも・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/25(土) 04:52:46.58 ID:r1DxxcpIO<> >キャッキャウフウフシナリオを4話分削ったら枠が出来ましたww
番外編ってことで追加されるんですよね!? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/06/25(土) 11:21:01.06 ID:SLvV0/+Jo<> 乙っちまどまど! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2011/06/25(土) 11:35:25.42 ID:MHjcU1yU0<> キリカ&おりこが出てきちゃうなんて……
物凄く不安になるけど、インテルさやかなら何とかしてくれるに違いない! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/25(土) 11:47:35.68 ID:8LZEVgIGo<> おりことキリカが狙うのはまどかだから対立避けられないな。
2巻のアレを発生させないまま決着付けられるのか……アレが起こったらほむらはともかくさやかはループせざるを得ないぞ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/06/25(土) 11:59:54.39 ID:qRhkj58zo<> ほむらがおりマギ経験済みかどうかで変わってくるな……。
さやかがキリカの魔法をどう見切るか楽しみだけど
ゴリ押しの予感もする。それはそれでかっこいいさやさや <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/25(土) 12:02:10.44 ID:4r1YX4umo<> お疲れ様でした

まどかさんをおりこさんときりかさんが保護して隔離して
キャッキャウフウフなことをしまくれば、
非常手段に訴える必要はありませんよね・・・・・・これ。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/06/30(木) 03:19:15.57 ID:JA96wLfr0<> 【第6話の更新について】

現状では『7月3日(日曜日)夜』の予定です。
ですが、『7月4日(月曜日)夜』になる場合がありますorz
戦闘シーンが多いので……。
6話のほとんどが、さやか対キリカなので字の文の量がヤバイorz
早めに更新できるようには頑張りますw


【さやかちゃんの時間停止能力について】
・止められるのは60秒間
 (蓋の開け閉めでオンオフ操作可能)
・60秒が過ぎると自動的に終了する。
・使用回数は全部で12回
・1時間で1回分使用回数が回復する。
・さやかは動きが速いので60秒間でもいろいろ行動できる。
・金の懐中時計で時間を止めている。

こんな感じです。
第6話でさやかちゃんが説明するシーンを入れる予定でしたが……。
実際、入れてみたらすごく、さやかちゃんが厨ニ病っぽくなったのでカットしました。
なので、この場で説明してしまいました。すみません。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)<>sage<>2011/07/01(金) 01:41:41.43 ID:j3QpQYbYo<> ぱん!ぱぱぱん! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2011/07/01(金) 01:54:41.31 ID:yMDvLC0Fo<> 乙っちまどまど! <> ◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/04(月) 14:41:25.78 ID:PttlYQDW0<> 【今週の更新日】

6月4日 25時30分〜 更新開始 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/07/04(月) 15:00:50.61 ID:VE6tTW3ko<> 一年後か……私待つわ <> ◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/04(月) 15:09:12.95 ID:PttlYQDW0<> >>335
間違えたorz

【今週の更新日】

7月4日 25時30分〜 更新開始 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/07/04(月) 15:10:52.22 ID:/NdWpQZmo<> 1年後orz <> ◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/05(火) 01:30:18.33 ID:DNFjgEoJ0<> : : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: : 
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: : 
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i 
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A 
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/05(火) 01:32:58.16 ID:DNFjgEoJ0<>                        ___
                      /       ̄¨フ
                  ー=彡     |    \
             /|.     / / /  //i | \  | ,ハ
          )ヽ / ゚レ〃  |,イ   /! //\| \|Y }!
         /  | { 八゚`フ  |/ハ/ | / >   <リ ノ゙
.    , -‐'"    ノ 乂  ¨ミヽ、  / レ><二..7__ ノ/、
.    /      (   /|\__|辷__{__ノ⌒≧=≦_-<゙>.、
    |\      \/ |ゝ┘⌒ヽヽ::::ノ\   ̄/、 \{、ノ
   \ \, -‐''" ̄  ` '' <ノ ノ }ヽ,,/:{\/ \ \ノ}
   /             \ ノ  (─八 \ノ-'゙-'
             ○    :. )   〈/::/::: ̄::/
     ○          //   }´/⌒ヾT''─ ''"
          ,,ノゝ-'{     ノ      ノ  ノ
                 /      /ゝ-'゙

 【目次】 

   プロローグ………… >>28

   第1話 『今度は間違えないよ』 ………… >>56
   第2話 『今のあたしの全てだから』 ………… >>101
   第3話 『あなたは既に契約してしまったのね』 ………… >>162
   第4話 『まどかを救うために』 ………… >>205

  第4.5話 『二度と勝負事はしない』 ………… >>253

   第5話 『協力してもらいたい』 ………… >>289
   第6話 『魔法少女狩り』 ………… >>
   第7話 『白い魔法少女』 ………… >>
   第8話 『世界を救う為に必要なこと』 ………… >>
   第9話 『あなたの犠牲で未来が変わる』 ………… >>
   第10話 『みんな一緒に』 ………… >>
   第11話 『奇跡の魔法はここにあるよ』 ………… >>

   第12話 『こんなの幸せじゃないよ』 ………… >>
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/07/05(火) 01:34:35.62 ID:2lKAgn3yo<> ちょちょ、BADENDフラグが…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/05(火) 01:36:10.14 ID:inM0cPhxo<> 本家ならまど神誕生した12話でそのタイトル……かぁ <> ◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:42:22.05 ID:ljqL9ers0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内


キリカ「恩人はすばしっこいね」

さやか「!?」

キリカの爪による攻撃を真後ろに飛び回避する。
そして、キリカとの距離を取ると自身の周りに剣を出現させる。

さやか「あんた、何のつもり?」

キリカ「恩人は剣をたくさん持ってるんだね」

   「織莉子の家に一本欲しいなぁ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:44:54.88 ID:ljqL9ers0<> 爪を構えさやかに向かって真っ直ぐ走ってくる。
さやかはキリカに向けて自身の周囲の剣を無数に投げつける。

キリカ「そうだ、織莉子の為に持って帰ってあげよう」

飛んでくる剣をキリカは全てかわし、さやかに斬りかかる。

さやか「―――ッ」

さやかは身体を傾け、ギリギリのところでそれを回避する。
そして、時間を止める為に懐中時計を取り出すが―――
キリカの爪は懐中時計を持つさやかの左手へと軌道が変わる。

さやか「ぐッ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:46:35.12 ID:ljqL9ers0<> 爪により懐中時計を壊され、時計の破片で手の所々が切れる―――
左手が真っ赤に染まり、壊れた懐中時計が手のひらから落ちた――

キリカ「時間停止」

   「恩人の能力だよね?」

さやか「……」

キリカ「何で知ってるか?」

   「それは恩人の戦い方を知っていたから!」

再び距離を取ったさやかは周囲に剣を生み出そうとする。
それを見たキリカは一瞬でさやかとの距離を詰める。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:48:23.48 ID:ljqL9ers0<>
さやか「!?」

キリカ「鈍いよ恩人」

気が付いたときにはキリカの蹴りが目の前まで迫っていた。
―――さやかをキリカが蹴り飛ばす。

さやか「かはッ」

さやかはそのまま後ろに転がる―――

キリカ「時間停止は厄介だけど……」

   「使えなかったら意味が無いよね」

ふらふらと起き上がるとさやかは剣を取り出し構える。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:49:22.15 ID:ljqL9ers0<> さやか(身体の動きがいつもより鈍い……)

   (反応に動きが追いつかない……)

   (相手の能力か、それともあたしが不調なのか……)

   (どちらにしても、相手の出方を窺うのがベストかな)


キリカ「恩人は慎み深いのかな?あまり、反撃しないけど?」

さやか「……奢ってもらった恩があるからね」

   「手加減してるだけだよ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:51:31.68 ID:ljqL9ers0<> キリカ「手加減ついでに、そのまま死んでくれると助かるかな」

キリカは走り出すとさやかに向かって攻撃を仕掛ける。
それをさやかは右手に持った剣で受け止める―――
攻撃を受け止めた剣にヒビが入る。
キリカはそのまま、左右の爪で連続攻撃を仕掛ける―――
さやかは左手にも剣を持つと左右に持った剣で攻撃を防ぎ続ける―――

キリカ「すごいね、攻撃を全部止めてる」

   「その剣、切れ味は良さそうだけど、強度がない」

   「そのままじゃあ、剣と一緒にバラバラになるよ!」

キリカが左右の爪で同時に攻撃を仕掛ける。
右手に持った剣で攻撃を受け止めると、剣が砕ける――― <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:53:01.41 ID:ljqL9ers0<> すぐに左手に持った剣で攻撃を受け止める。
そして、右手に新しい剣を出現させようとする。
―――が、それよりも早く、キリカの攻撃は左手の剣を砕く

さやか「!?」

そして、攻撃はさやか自身を切り裂いた。
身体から鮮血が飛び散ると辺りのモノを真っ赤に染め上げる―――

さやか「―――ぐぁッ」

キリカ「これで終わりだよ、恩人」

キリカがさやかの命を奪い取る為の重い一撃を繰り出す――
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:53:47.53 ID:ljqL9ers0<> さやか「―――ッ」

痛みを堪えながら、自身の身に着けていたマントを相手に投げつける。
投げたマントはキリカの視界からさやかの姿を隠す―――

キリカ「無駄だよ、恩人ッ!!」

   「そんな布じゃあ、恩人は守れないッ!!」

キリカがさやかの姿を隠すマント切り裂く―――
切り裂かれたマントから見えたのは―――
キリカに背を向けて逃げるさやかと濃い緑色をした丸い球体―――
丸い球体がキリカの目の前で爆発し強烈な光を放つ―――
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:55:01.99 ID:ljqL9ers0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内


さやか「はぁ……はぁ……」

毛糸球を背にしてさやかは隠れていた―――
辺り一面はさやかの血で真っ赤に染まっている―――

さやか「まさか……ほむらに貰った……」

   「手榴弾のお陰で……生き残れるなんてね」

   「……ぐッ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:56:20.44 ID:ljqL9ers0<> さやかは傷口に触れ魔法を使う―――
傷口から流れる血が止まる。


さやか(止血はしたから、少しは動けるけど……)

   (これは本格的にヤバイかな……)

   (…………)

   (キリカの能力は……『遅くすること』)

   (それなら納得できる……)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:57:23.80 ID:ljqL9ers0<> さやか(剣を出すのが間に合わなかったのも……)

   (動きが鈍かったのも……)

   (この結界も崩壊を遅れさせてるから……)

   (……だから、残ってる)

   (問題はどうやって対処するか……)

   (懐中時計は……新たに作るには時間がかかる)

   (時間停止なしで……)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:58:45.93 ID:ljqL9ers0<> さやか(…………)

   (……これしか、方法はないかな)

   (失敗したら……ここで終わり)

<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 01:59:28.82 ID:ljqL9ers0<> さやかはふらふらとその場に立ち上がる。
そして、マントを取り出し再び身に着ける。

さやか「やるしかない……」

   「あたしはまどかを救わないといけない……」

   「だから……ここで死ねない」

   「……失敗しても……成功しても……」

   「……次で決着がつく」

<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:00:25.15 ID:ljqL9ers0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
織莉子ホーム


織莉子「―――あの子一人で大丈夫かしら」

織莉子はケーキをつくりながら呉キリカの帰りを待っていた。


織莉子(この頃、毎日未来が変化してる……)

   (部分的な変化であり……)

   (あれによって世界が終わる未来は変わらない……)

   (美樹さやか……彼女が動き始めてから未来が不安定になっている……)

   (暁美ほむらに味方するイレギュラーな存在……)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:01:48.58 ID:ljqL9ers0<> 織莉子(彼女を排除しなければ、私の計画はいつか破綻する……)

   (時間停止についてはキリカに教えてある……)

   (時間停止がなければ、美樹さやかに負ける要素は無いわ……)

   (……大丈夫よ)

織莉子「―――!?」

織莉子が手に持った皿を床に落とす―――
床に落ちた皿は割れてしまう―――
そんな現実よりも重要な未来が織莉子には見えていた……
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:02:44.80 ID:ljqL9ers0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
公園 夕方


杏子「……」

公園のベンチに座り、美樹さやかが来るのを待っていた。
佐倉杏子はどこかイライラした様子で周囲を窺っていた―――
そんな、杏子をお菓子を食べながらゆまが幸せそうに眺めていた。

ゆま「キョーコ、食べる?」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:03:44.93 ID:ljqL9ers0<>
ポッキーの箱を両手で持ち、杏子の方へ向ける。

杏子「……あたしのだけど貰う」

箱からポッキーを一本取り出し、食べ始める。

ゆま「さやか来ないね」

杏子「……そうだな」

  「……あいつは正義の味方様だからな」

  「来る途中で魔女でも見つけて、戦ってるんだろ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:04:53.46 ID:ljqL9ers0<> ゆま「助けに行かないの?」

杏子「あたしは正義の味方じゃないからな」

ゆま「でも、魔女が強かったら……さやかが死んじゃうかも……」

杏子「死んだら、死んだでその程度の奴なんだろ」

ゆま「……」

杏子「……ったく、今回だけだからな」

杏子はベンチから立ち上がり、公園の出口へと向かう
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:05:34.75 ID:ljqL9ers0<> ゆま「キョーコ!ありがとう!」

杏子「散々、人を待たせたんだ」

  「無事だったら、一発ぐらい殴らせて貰うさ」

ゆまもベンチから降りると、杏子を追って公園の出口へ向かう。
すると、公園の出口から人が現れる。

―やっと見つけたわ、こんな所にいたのね―

杏子「……巴マミ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:06:52.77 ID:ljqL9ers0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
街中 夕方


杏子「知ってるよ、魔法少女狩りだろ?」

街中を歩きながら3人は話していた。

マミ「ホント!?どんな子だったの?」

杏子「見た訳じゃない、QBに聞いた話さ」

マミ「そう……」

考え込むマミをゆまがじっと見つめる。

ゆま「……さやかの言ってた、マミおねえちゃん?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:08:42.63 ID:ljqL9ers0<> マミ「へ?えぇ、そうよ」

  「私は巴マミ」

ゆま「わたしはゆま」

  「よろしくね、マミおねえちゃん!」

マミ「よろしくね」

  「……美樹さんに協力するらしいわね」

杏子「……マミ、あんたもだろ?」

マミ「ワルプルギスの夜……来ると思う?」

杏子「さぁな」

  「少なくとも、あたしには嘘を吐いている様には見えなかった」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:09:39.73 ID:ljqL9ers0<> マミ「そう……」

  「ところで何処に向かってるのかしら?」

杏子「目的地があるわけじゃない」

  「待ち合わせ場所に来ないバカを探してるだけだ」

ゆま「キョーコはね、さやかの事が心配だから探してるんだぁ」

杏子「だ、誰が!?」

ゆま「えへへ」

マミ「……ふふっ、よく判らないけど」

  「あなた、言うほど悪い人じゃないみたいね」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:11:29.13 ID:ljqL9ers0<> 杏子「あぁ〜、もう」

  「勝手に言ってろ!」

  「マミ!用事が終わったなら帰れよ!」

マミ「嫌よ、私も美樹さんに挨拶がしたいわ」

ゆま「じゃあ、わたしとキョーコとマミおねえちゃんと3人」

  「一緒にさやかを探そうね」

マミ「えぇ、探しましょう!」

杏子「はぁ〜、勝手にしろよ」

マミ「ふふっ」

ゆま「えへへ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:13:52.00 ID:ljqL9ers0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内 夕方


キリカ「あぁ〜、目が痛いなぁ」

煙が晴れ、キリカの視界が戻ってくる。
既にさやかの姿はそこにはなく、どこかへ逃げた後のようである。

キリカ(……恩人は意外に卑怯なんだね)

   (まさか、逃げるなんて)

キリカが周囲を見渡す。
結界の所々が崩れかかっていた。

キリカ(まずいなぁ、結界が崩れ始めてる……) <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:14:59.44 ID:ljqL9ers0<> キリカ(早く、仕留めないと……)

キリカ「……恩人は間抜けだなぁ」

   「足跡が残ってるよ、恩人……」

結界のあちらこちらに張り巡らされたロープ―――
キリカはそれを飛び移りながらさやかの残した赤い足跡を追いかける―――

キリカ(……死体がいくら見つかっても構わない)

   (だけど、逃げられたらダメだ……)

   (私の存在がヤツにばれる……そして)

   (……いずれは織莉子に至る)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:16:05.83 ID:ljqL9ers0<> キリカ(それだけは避けないと……)

   (…………)

   (織莉子を矢面には立たせない……)

   (手は私が下す……)

   (織莉子はただ指示してくれればいい……)

   (織莉子の願いを叶える為にはヤツにばれたらダメだ……)

そして、さやかの姿を発見する―――
マントに包まりこちらを見つめるさやかの姿を―――

キリカ「さぁ、見つけたよ恩人」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:16:47.27 ID:ljqL9ers0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
結界内


さやか(……予定より少し早いぐらいかな)

   (……準備は出来てる)

   (……あとは、成功させるだけ!)

キリカがロープの上から飛び降りる。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:18:01.64 ID:ljqL9ers0<> そして、さやかの前へ着地する。

キリカ「恩人はマントに包まって手も足も出ませんってところ?」

さやか「……さぁね」

   「……そう思うなら、仕掛けてきたら?」

キリカ「へぇ、結構元気そうだね」

   「致命傷は与えたつもりなんだけど……」

   「恩人はもしかして、やせ我慢かな?」

さやか「……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:19:15.68 ID:ljqL9ers0<> キリカ「もう、だんまりか……」

   「お喋りが終わりなら、刻もう!」

さやか(……来る!)

キリカはさやかに向かって真っ直ぐ走り出す―――
しかし、さやかは構えることも避けることもせず―――
ただ、マントに包まったまま動かなかった―――

さやか(……まだだ)

キリカ「こんなに死なない魔法少女は初めてだよ、恩人!」

キリカとさやかの距離が縮まる。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:20:25.22 ID:ljqL9ers0<> さやか(……ギリギリまで待つんだ)

そして―――
キリカがさやかの目の前まで来る―――

キリカ「でも、残念」

キリカが両手を振り上げる―――

キリカ「恩人の記録はここまでだ」

そして、両手を振り下ろした―――

―――――――――――――
―――――――――――
―――――――――
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:21:10.85 ID:ljqL9ers0<> さやか「―――ないよ」

キリカ「へ?」

さやかは攻撃の当たるギリギリのところで左手の剣で受け止める―――
剣は砕けない―――
そして、キリカの懐へ身体を潜り込ませ―――
右手に持った剣をキリカの腹へ突き刺す―――
そして、魔法が解けた―――
キリカに刺さった一本の剣は10本にわかれる―――
キリカに刺さった状態で―――

キリカ「―――ぐっ」

キリカはさやかから距離を取るが、膝をついてしまう。
そして、腹から一本の剣を引き抜く―――

キリカ「―――な、なんで……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:21:56.41 ID:ljqL9ers0<> さやか「……今度も簡単に砕けると思った?」

   「この剣……」

さやかは左手に持った歪な形の剣を地面に刺し、手を離す。
すると、剣の刺さった箇所に10本の剣が刺さっていた。

さやか「実は10本の剣なんだ……」

   「……あたしの手から離れると魔法が解けるけどね」

   「簡単には砕けないよ……」

   「まあ、切れ味は落ちてるけどね……」

キリカ「……そ、んなの隠してたんだ……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:22:56.55 ID:ljqL9ers0<> さやか「……あんたは油断しすぎた」

   「……攻めることしか考えてない」

   「だから……簡単に策にはまる」

さやか(以前のあたしと同じタイプだからね、対策が取り易かったよ)

さやか「……さて、ソウルジェムは壊れてないけど」

   「……その傷じゃ、戦えないよね?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:23:48.48 ID:ljqL9ers0<> キリカ「……」

さやか「……あたしの質問に答えてもら―――」

キリカとさやかの間に無数の球体が現れ爆発する。

―貴女と御会いするのは初めてですね―

―美樹さやか―

さやか「!?」

さやかは剣を構え、新たに現れた白い服の魔法少女を警戒する。
キリカは白い魔法少女に抱えられていた。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:24:50.56 ID:ljqL9ers0<> ―私は貴女の事を知っているわ―

―暁美ほむらと一緒にあの場所―

―世界の終わりを見ていた子―

―あなたは未来を狂わせる―

―だから、瀕死のあなたにトドメをさしたいところですが―

さやか「―――ッ」

―もう、時間も無いようですね―

―いずれ御会いしましょう―

さやかの横を白い魔法少女が通り過ぎる。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:25:33.24 ID:ljqL9ers0<> ―その時まで、御機嫌よう―

そして、白い魔法少女とキリカは姿を消した―――
白い魔法少女が消えたことで緊張が解けたのか
さやかはその場に膝をつく―――

さやか「……助かった……訳でもないみたい……」

傷が開いたのか、さやかの服が赤く染まっていく―――

さやか「ごめん……ほむら……」

   「あたし……ここまで……みたい……」

そして、さやかの意識は沈んでいった―――
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/05(火) 02:32:07.71 ID:AVazSQQq0<> これで第6話は終了です。
いろいろと合理的な決着を考えてたんですが、
結局さやかちゃん無双になってしまったorz

ちなみにサブタイトルは本編中で言わせる台詞をつけてます。
シナリオのラストも決まり、早くラストを書き込みたくてウズウズしておりますw
しかし、クオリティの割りに執筆速度が遅いからいつになるやら……。
残り半分ですので、さやかちゃんファンの皆様、最後までお付き合いください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)<>sage<>2011/07/05(火) 02:34:36.96 ID:PCQ6Ab+yo<> ちょ、さやかちゃーん! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/05(火) 04:26:19.45 ID:inM0cPhxo<> 乙です。

さやかの戦いはなぜか満身創痍が似合う。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/07/05(火) 08:53:56.63 ID:NeZ492APo<> 乙っちまどまど! <> ◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/09(土) 02:07:19.79 ID:6DjXxQtY0<> 進捗状況です。
現状、7月12日(火曜日)の予定で書いております。
何も問題なければ、7月12日(火曜日)夜更新いたします。
では、更新日が確定しましたら書き込みます。

>>341>>342
12話は……。

>>381
客観的な意見としては満身創痍な戦いが一番面白いと思います。
書く側としては圧勝が一番楽なんですがねw <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>saga age<>2011/07/14(木) 13:51:06.37 ID:qgSJBmwC0<> 復活した?みたいなので今日更新します。
本当は昨日更新だったのですが、丸一日繋がらなかったorz
ちなみに今回は諸事情により、いつもより1時間早く更新する予定です。

【更新日決定のお知らせ】

・7月14日(木曜日) 24時30分〜更新開始 <>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/14(木) 13:53:14.73 ID:qgSJBmwC0<> >>384
名前欄抜けてたorz <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/07/14(木) 15:41:47.23 ID:RQStUWMho<> 乙っちまどまど! <> ◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/15(金) 00:31:55.29 ID:2gowbmDo0<> : : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: : 
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: : 
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i 
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A 
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 00:33:27.99 ID:2gowbmDo0<>                        ___
                      /       ̄¨フ
                  ー=彡     |    \
             /|.     / / /  //i | \  | ,ハ
          )ヽ / ゚レ〃  |,イ   /! //\| \|Y }!
         /  | { 八゚`フ  |/ハ/ | / >   <リ ノ゙
.    , -‐'"    ノ 乂  ¨ミヽ、  / レ><二..7__ ノ/、
.    /      (   /|\__|辷__{__ノ⌒≧=≦_-<゙>.、
    |\      \/ |ゝ┘⌒ヽヽ::::ノ\   ̄/、 \{、ノ
   \ \, -‐''" ̄  ` '' <ノ ノ }ヽ,,/:{\/ \ \ノ}
   /             \ ノ  (─八 \ノ-'゙-'
             ○    :. )   〈/::/::: ̄::/
     ○          //   }´/⌒ヾT''─ ''"
          ,,ノゝ-'{     ノ      ノ  ノ
                 /      /ゝ-'゙

 【目次】 

   プロローグ………… >>28

   第1話 『今度は間違えないよ』 ………… >>56
   第2話 『今のあたしの全てだから』 ………… >>101
   第3話 『あなたは既に契約してしまったのね』 ………… >>162
   第4話 『まどかを救うために』 ………… >>205

  第4.5話 『二度と勝負事はしない』 ………… >>253

   第5話 『協力してもらいたい』 ………… >>289
   第6話 『魔法少女狩り』 ………… >>343
   第7話 『白い魔法少女』 ………… >>
   第8話 『世界を救う為に必要なこと』 ………… >>
   第9話 『あなたの犠牲で未来が変わる』 ………… >>
   第10話 『みんな一緒に』 ………… >>
   第11話 『奇跡の魔法はここにあるよ』 ………… >>

   第12話 『こんなの幸せじゃないよ』 ………… >>
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 00:37:47.68 ID:2gowbmDo0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
マミホーム 朝


さやか「……うぅん……ここは?」

気が付くと見覚えのある部屋に居た。
しかし、頭がまだ働いていないのか―――
そこが何処なのかさやかは理解できない―――
そして、すぐ傍で2つの寝息がする―――

―気が付いたようね―

さやか「―――!?」

声のする方を振り向くさやか―――
そこに居たのはこの時間で初めて目にする恩人の姿だった―――
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 00:42:31.45 ID:2gowbmDo0<> さやか「―――マミさん!」

マミ「あら?何故、私の名前を?」

さやか「え!?あ、えっと……」

さやか(今回はまだ、初対面だった……)

   (……なんて言い訳しよう)

目覚めたばかりの頭で言い訳を考えていると―――
マミの方は合点がいったのか、さやかに話しかける。

マミ「そう、既に暁美さんから聞いてたのね」

さやか「え、あ、そう!そうです!」

   「ほむらからマミさんのことは聞いてたので!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 00:47:01.15 ID:2gowbmDo0<> マミ「なるほどね」

さやか「……で、ここはマミさんの家ですか?」

マミ「ええ、そうよ」

  「―――美樹さんでいいのかしら?」

さやか「あ、はい」

マミ「自己紹介がまだだったわね」

  「私の名前は巴マミ、あなたと同じ見滝原の生徒よ」

  「昨日、怪我をしたあなたを佐倉さんが発見してね」

  「さすがに佐倉さん達の寝床……廃墟で寝かせるわけにもいかないし」

  「……病院だと大事になるでしょ?」

  「だから、遠いけど私の家で美樹さんを寝かせてた訳」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 00:53:30.22 ID:2gowbmDo0<> さやか「ありがとうございます!」

   「その、えっと……」

マミ「いいわ、気にしないで」

  「それに最初にあなたをみつけたのは佐倉さん」

  「治療をしたのはゆまちゃん」

  「私はここまで運んだだけだから」

  「お礼を言うなら、その二人に言ってあげて」

さやか「はい」

   「でも、マミさんにもここまで運んでくれたので……」

   「ありがとうございます、マミさん」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 01:00:56.29 ID:SllWAwJn0<> マミ「……」

  「お、お腹減ったでしょ?その、朝食の準備をするわ」

顔を少し赤くしたマミはそのままキッチンの方へ早歩きで向かう。

さやか「あ、なら、あたしも手伝います!」

ベット横から足を出す―――
すると、床の方から何かうめき声のようなモノが聞こえる―――

マミ「怪我人は無理したらダメよ」

  「それにベットの横には佐倉さんが寝てるから注意し―――」

  「って、言おうと思っていたけど……遅かったみたいね」


ベットの横には恨めしそうにこちらを見上げる佐倉杏子の顔があった―――

<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 01:13:10.86 ID:5FuqXbuC0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
マミホーム 朝


部屋に備え付けられたちゃぶ台をさやか、杏子、ゆまの3人で囲んでいた。
キッチンの方から空腹を誘ういいにおいがいてくる。
マミがキッチンで朝食を準備しているからだ。
キッチンの方から鼻歌も聞こえてくる。


杏子「ったく、命の恩人の顔を踏むなよな!」

さやか「いやぁ〜、ごめんごめん」

   「床に人が居るとは思わず、つい」

杏子「踏む前に気づけよ!」

ゆま「床で寝てたキョーコが悪いよ……」

  「わたしと一緒にさやかのベットで寝ればよかったのに」

  「それなら、踏まれなかったよ?」

杏子「だっ、誰が一緒に寝れるか!」

  「そ、それに3人も寝れるほど広くない!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)<>sage<>2011/07/15(金) 01:16:34.40 ID:mE9BqgNP0<> あらあらあら/// <> ◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 01:23:26.43 ID:8qC8EzNn0<> ゆま「キョーコ、顔が赤いよ?」

杏子「赤くない!」

さやか「?」

そんなやり取りをしていると
キッチンにいたマミから声をかけられる。

マミ「―――3人とも、その話は後にして」

  「先に朝食にしましょ」

  「佐倉さん、ゆまちゃん、料理運ぶの手伝ってもらえるかしら?」

ゆま「はーい!」

  「キョーコもいくよ!」

杏子「はいはい」

ゆまと杏子が立ち上がりキッチンの方へ向かう。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 01:28:28.81 ID:8qC8EzNn0<> さやか「だったら、あたしも……」

立ち上がろうとするさやかを制するように杏子が言う。

杏子「怪我人は寝てな」

  「料理運ぶぐらい、あたしらがするからさ」

さやか「……ありがとう」

   「あと、助けてくれてありがとう」

ゆま「?」 杏子「?」

さやか「あんたが居なかったら、あたし死んでたからさ」

   「ゆまちゃんも助けてくれてありがとね」

ゆま「えへへっ」

さやか「―――杏子、ありがとう」

杏子「―――ったく、調子くるうよな」

  「……そのさ、あれだ」

  「一緒にワルプルギスの夜を倒すんだろ?」

  「それまでは、さやか達の事は―――」

  「あたしが助けてやるよ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 01:36:52.00 ID:8qC8EzNn0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
マミホーム 朝


ゆま「うわぁ!マミおねえちゃん、すごいよ!」

マミ「ゆまちゃん、ありがとう」

ちゃぶ台の上には人数分のトースト、野菜スープ、目玉焼き、調理されたウィンナー、サラダがきれいに盛り付けられて並べられている。
そんな豪勢な朝食を囲むように4人は座っていた。


さやか「でも、すごく豪華ですね」

杏子「ホントにな」

マミ「ふふっ、久しぶりに大勢で食べるご飯だから」

  「少し張りきりすぎちゃったわ」

マミが照れたように笑いながら言う。

さやか(むっ、かわいいかも……)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 01:42:53.16 ID:8qC8EzNn0<> マミ「冷めないうちに食べましょ」

ゆま「はーい!」

4人が一斉に手を合わせる。

「「「「いただきます!」」」」

そして、それぞれ自分の目の前に置かれた料理を食べ始めた。

ゆま「おいひいね……ひょーこ」

杏子「食べながら喋るなよ、行儀悪いぞ」

ゆま「んぐっ……はーい!」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 01:50:46.94 ID:8qC8EzNn0<> 杏子「ほら、口の周りにジャムがついてるぞ」

  「拭いてやるから、こっち向いて」

ゆま「……んっ」

杏子がゆまの口の周りを拭いている。
さやかは美味しい料理を楽しみながら、そんな平和な光景を楽しむのであった。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/15(金) 01:51:18.41 ID:8qC8EzNn0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
マミホーム 朝


「「「「ごちそうさまでした」」」」


きれいに食べ終えた食器をゆまと杏子が二人で片付けている。
二人に休んでいるように言われたマミとさやかはお茶を飲みながら寛いでいた。

さやか「いやぁ〜、さすがマミさん!」

   「美人でスタイル良くて料理も出来る!」

   「こりゃぁ、マミさんは学校じゃあモテモテなんじゃないですか?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/15(金) 02:00:26.61 ID:dPvhXbEQ0<> マミ「そ、そんな、全然、モテてなんてないわ!」

さやか「ほほぅ、今は競争相手がいない訳ですな!」

   「だったら、マミさんはあたしの嫁になれぇ〜!」

対面に座っていたさやかが傍まで行き、マミに抱きつく。

マミ「へ!?え、あ……」

  「えぇ〜!?」

さやか「マミさんは今日からあたしの嫁だぁ〜〜〜!」

杏子「何やってるんだよ!」

そんな風にマミに抱きつくさやかの頭を洗い物を終えた杏子がはたく。

さやか「へぶぁ!?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:14:12.55 ID:HYC+KYIZ0<> さやかがそのまま地面に倒れる。

杏子「ったく……」

マミ「あ、あら」

  「佐倉さん、悪いわね」

  「私の代わりに洗い物をしてくれて……」

杏子「朝食のお礼だから、気にするなっての」

  「で、さやか」

さやかが起き上がり返事をする。

さやか「うん?」

杏子「そろそろ、本題に入っていいんじゃないか?」

  「何で、あそこで倒れていたのか―――」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:20:49.16 ID:HYC+KYIZ0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
マミホーム 朝


マミ「黒い魔法少女と白い魔法少女ね……」

  「美樹さんを襲った黒い魔法少女は魔法少女狩りで間違いないわね」

杏子「白い魔法少女も織莉子で間違いないな」

さやか「キリカはその、織莉子って人に連れて行かれて」

   「その後は意識を失ってたから、わからないです」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:21:35.59 ID:HYC+KYIZ0<> マミ「美樹さんを襲った黒い魔法少女……」

  「状況から判断すると、目的は美樹さんの命で間違いないわね」

  「……魔法少女狩りには何か目的があった」

  「その目的の邪魔になるから美樹さんを狙った……ってところかしら」

杏子「なるほどな」

マミ「命が狙われているのなら、単独行動は危険ね」

  「しばらくは私の家に泊まるといいわ」

さやか「マミさんの家にですか?」

マミ「ええ」

  「魔法少女が四人も居る部屋に襲撃しには来ないでしょうからね」

さやか「四人?」

ゆま「マミおねえちゃんの部屋に泊めてもらえることになったの」

杏子「……」

マミ「さすがに野宿させるのも目覚めが悪いわ……」

さやか「……」

杏子「……で、これからどうするんだ?」

マミ「そうね……」

さやか(これからねぇ〜)

   (おっ、いい事思いついた)

さやか「そうだ!あたしに考えがあるんだけど―――」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:26:00.94 ID:HYC+KYIZ0<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
遊園地 昼


よく晴れた昼下がり―――
周りからは多くの楽しそうな声が聞こえてくる―――

杏子「いい考えで―――」

さやか「?」

杏子「何で遊園地で遊んでるんだよ!」

手にソフトクリームを持った杏子が怒鳴る。
そして、ジュースを持ったさやかが言う。

さやか「いやぁ〜、ずっと室内に篭りっぱなしってどうもねぇ〜」

杏子「こんな人が多いところで襲われたら対処できないぞ!」

さやか「それは無いと思うな」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:40:12.74 ID:HYC+KYIZ0<> 杏子「なんで」

さやか「あの時、キリカは絶対にあたしをあの場で殺すつもりだった」

   「つまり、キリカの目的は絶対にバレてはいけない事なんじゃないかなって」

杏子「なるほどな」

  「こんな、大勢の人が居るところで襲えば目立つ訳だから」

  「目的がバレる可能性があると」

さやか「そういうこと〜」

ゆま「キョーコ〜!」

ジェットコースターに乗っていたゆまとマミが戻ってくる。
マミはジェットコースターが苦手なのか、足取りがフラついている。

さやか「マミさん大丈夫ですか?」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:40:50.98 ID:HYC+KYIZ0<> マミ「だ、大丈夫よ……」

  「こ、これぐらい、何ともないわ……」

さやか「あ〜、ジュース飲みますか?」

マミ「あ、ありがとう……」

さやかはさっきまで飲んでいたジュースをマミに渡す。
マミはそれをゆっくり飲むとさやかに渡す。

ゆま「ねぇ、みんな!」

  「わたし、次はあれがいい!」

ゆまの指差した方向を向く3人
その方向にはお化け屋敷があった―――
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:47:48.45 ID:VKXD3Z600<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
遊園地 お化け屋敷内 昼


マミ「み、美樹さん!も、もう少しゆっくり行きましょ?」

杏子「そ、そうだな!マミの言うとおりだ!」

  「も、もう少しだな、ゆっくりいこうな!」

ゆま「うわぁ〜」

さやか「……」

四人は遊園地にあるお化け屋敷内に居た。
先頭にはゆまその後ろをさやか、杏子、マミが続く形であった。

さやか(すごく歩きにくい……)

それもそのはずだった―――
さやかはお化け屋敷内に入ってから杏子とマミに両側から
抱きつかれる状態で歩いていた。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:53:20.86 ID:VKXD3Z600<> マミ「み、美樹さん、も、もう少しこっちに……」

杏子「さ、さやかはこういうの苦手そうだもんな!」

  「し、仕方が無いから、も、もう少しそっちに、くくっついてやるよ!」

さやか(……この二人は魔女退治で慣れてないのかなぁ)

ゆま「さやか!あのお化けすごく怖いね!」

「「ひぃ〜!」」

杏子とマミがさやかの腕に強くしがみ付く。

さやか(ゆまちゃんはへっちゃらそうなのに……)

   (しかし、こうやって抱きつかれて、改めて再認識したけど……)

   (マミさんは胸が大きいなぁ〜)

   (しかも柔らかい!)

   (はやい!おっきい!やわらかい!)

   (……そんな名前のカードがあったなぁ)
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:54:41.34 ID:VKXD3Z600<> さやか(杏子は……まどかやほむらよりはあるねぇ)

   (しかし、マミさんほどはないっと……残念)

   (並べると、マミさん>杏子>まどか>ほむらかな)

   (……こうやって抱きつかれてると、楽しめるものも楽しめないからなぁ)

   (……まぁいいか)

そんなことを考えながら通路を歩いていくさやかであった。 <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:55:41.42 ID:VKXD3Z600<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
遊園地 夕方


ゆま「わぁ〜、すごく高いね!」

マミ「そうね」

4人は観覧車の中に居た。
観覧車の窓からは夕日が綺麗に見える。

ゆま「マミおねえちゃんの家ってあっちかな?」

杏子「マミの家はこっちだろ」

マミ「こっちの方角よ」

マミがゆまと杏子とは別の方向を指差す。

さやか「残念でした、二人ともハズレだね」

ゆま「でも、ゆまは惜しかったよ?」

さやか「そうだね」

さやかが手を伸ばしゆまの頭をなでる。

ゆま「えへへ」

マミ「綺麗な夕日ね」

窓から夕日を見ながらマミが言う。
いつの間にか4人とも夕日を見ていた。

さやか「そうだね……」

さやか(白い魔法少女と黒い魔法少女……)

   (気になることは多いけど、今のところはワルプルギスの夜かな)

   (ワルプルギスの夜が来るまで)

   (あと2週間……)

   (ほむらを入れた5人で必ず倒す!) <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:56:32.98 ID:VKXD3Z600<> ――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――
帰路 夜


さやか「……」

目の前の三人は歩きながら今日のことを話していた。
三人ともとても幸せそうな顔をしている。

さやか「ごめん、みんな!」

「「「?」」」

マミの部屋の前まで来ると、さやかは3人に声をかける。
さやかの声で三人が振り返る。

さやか「先に入っていて貰えるかな」

   「ちょっとあたしに用があるヤツが居るみたいだからさ」

暗がりから猫のようなモノが姿を現す。
猫のようなモノが言う。

QB「少しさやかと話がしたいんだ」

 「いいかな?」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:57:24.08 ID:VKXD3Z600<> 杏子「……」

さやか「そういうことだからさ」

マミ「行きましょ、二人とも」

杏子「あぁ……」

ゆま「うん」

マミ「美樹さん、私たちは中に居るから」

さやか「うん」

三人が部屋の中に入ったのを確認してQBが話し始める。
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:58:05.91 ID:VKXD3Z600<> QB「あれから僕なりに君達のことを調べさせてもらったよ」

 「暁美ほむらと美樹さやか……君達はこの時間の人間じゃない」

 「当たってるかい?」

さやか「……」

QB「沈黙は肯定ってところかな」

  「話を続けるよ」

さやか「……」

QB「美樹さやか、君は暁美ほむらと違って」

 「能力で時間を戻しているわけではない」

 「君の時間が戻る理由は契約のエラーによるものだ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 02:59:14.81 ID:VKXD3Z600<> さやか「……」

QB「本来ならエラーなんてものは起こらない筈なんだけど」

 「君の居た本来の時間の僕がよっぽど契約を焦っていたんだろうね」

 「叶えられていない願いでの契約……」

 「そして、叶えられていない願いで契約してしまった君の契約には」

 「エラーが発生してしまった」

 「君は願いを叶えない限り、永遠にエラーが原因で時間を戻す事になる」

 「君の性格から考えたら、そうだね」

 「契約の願いは……例えば、鹿目まどかの幸せ」

さやか「……そこまで知ってたんだ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/15(金) 03:01:46.70 ID:VKXD3Z600<> QB「君は鹿目まどかが幸せにならない限り永遠に時間を戻し続ける」

 「……これが正しいのなら君が魔女にならない理由も説明がつく」

 「……君のソウルジェムは既に濁りきって砕け散ったあとだね」

 「魔女にならない理由はエラーが原因」

 「願いが叶えられていない段階での魔女はフェアじゃないからね」

 「だから、願いを優先してソウルジェムは一時的に元の形を保っている」

QB「つまり、君は一時的に仮の命を与えられただけで」

 「既に死んだ存在な訳だよ」

 「だから、どんなに魔力を使っても、絶望しても濁る事はない」

 「願いを叶えるまで絶対に魔女になる事は無い」

さやか「あたしは願いを叶えたあと……」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/15(金) 03:03:16.58 ID:VKXD3Z600<> QB「魔女になる……当然の結果だね」

さやか「やっぱり、もう砕けた後なんだ……」

さやかが手の上に乗ったソウルジェムを見つめる。

QB「意外に驚かないんだね、てっきり取り乱すと思ったんだけど」

さやか「大切なものに気が付けた時点で」

   「あたしの事なんてどうでもいい」

   「自分のことなんて、今のあたしには関係ないよ」

   「……なんで、その話をあたしにした訳?インキュベーター」

QB「今から違う願いに変えるつもりは無いかい?」

 「今の君ならどんな途方もない願いを叶える事だって可能だよ」
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/15(金) 03:05:49.39 ID:VKXD3Z600<> さやか「途方もない願い?才能がないあたしが?」

QB「……君の時間が巻き戻される理由はただ一つ『鹿目まどかの安否』」

 「君は同じ理由と目的で何度も無理に時間を戻すうちに」

 「鹿目まどかを中心に束ねられた並行世界の因果線と君の因果線を繋げてしまった」

 「既に死んだ君は不安定な存在だからね」

 「暁美ほむらと同じように鹿目まどかの因果線を束ねる予定が」

 「君の因果線と繋がってしまった」

 「美樹さやか」

 「つまり、君は鹿目まどかと同じ因果を共有する……」

 「鹿目まどかと同じ最強の魔女なんだよ」

 「だから、僕にとっては美樹さやか、鹿目まどか」

 「どちらが魔女になっても構わないってことだよ」

何処か嬉しそうに白い猫のような生物は続ける。
自分の目的は既に達成できたと言わんばかりに―――

―わかったかい?美樹さやか―
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/15(金) 03:09:20.28 ID:VKXD3Z600<> 以上で第7話は終了です。
遊園地追加したらアップダウンが激しいSSになってしまったorz
本編に比べると全然、鬱展開が無いのがこのSSなんですがねw
というより、鬱展開が書けないorz <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/07/15(金) 03:12:19.29 ID:yAjuRrL3o<> 乙ー

バットエンドは嫌だ(´;ω;`) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/15(金) 03:13:40.90 ID:VXeOdihjo<> 乙。
お化け苦手なマミ杏可愛いとか思ってたらどう足掻いても魔女化とか急転直下過ぎるわww
12話のタイトル言うだろう娘の声が頭の中で別の娘になったしww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)<>sage<>2011/07/15(金) 03:18:41.16 ID:VgXjY0mWo<> まどかが幸せになったらさやかがマジョカ
さやかが失敗したらまどかがマジョカ
詰んでね? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/07/15(金) 03:41:03.49 ID:sz0eAyuxo<> 乙っちまどまど!
今の所詰んでるよね
まぁ何があるかわからんから楽しみや <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/07/15(金) 06:56:55.10 ID:ZOhJU6pYo<> お疲れ様でした。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/07/16(土) 00:03:43.29 ID:utXPdkWK0<> 定義がはっきりしない願いを無理に叶えようとするのがそもそもおかしいのだけどね。
単に「幸せ」だけじゃ内容がはっきりしないし期間もあいまいだ。
後付で「まどか達が死ぬまで」と解釈することすら可能になってしまう。
さらに「達」の範囲もはっきりしない。
これじゃあ、まどかとさやかの知り合いが全て死ぬまで願いが叶わないということにもなりかねない。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/16(土) 17:57:00.11 ID:Vv4FkmWBo<> そういうのを含めてでもまどかを魔女にすることが
インキュベーターにとってプラスだったって事じゃないかなぁ。

グレートヒェンが救済の魔女で、全人類の救済掲げる一方で
スーパーオクタヴィア様は何をしでかすんだろうなぁ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)<>sage<>2011/07/17(日) 01:26:40.54 ID:pm9dYKllo<> 恋する乙女の抹殺? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2011/07/20(水) 15:41:30.90 ID:DE+swqmf0<> 時間を巻き戻すのがエラーなら
時間を止める懐中時計もエラーによるものなのかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/07/20(水) 15:52:15.40 ID:DE+swqmf0<> 時間を巻き戻すのがエラーなら
時間を止める懐中時計もエラーによるものなのかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/07/20(水) 15:53:40.28 ID:DE+swqmf0<> 時間を巻き戻すのがエラーなら
時間を止める懐中時計もエラーによるものなのかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>saga sage<>2011/07/20(水) 17:06:13.06 ID:9Of5BLIM0<> >>429~>>431
書き込み時のエラーは書き込めている法則 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/07/21(木) 21:55:27.78 ID:LsaAGwde0<> >>432
ごめん
知らなかったよ
<>
◆7YbZAGZXME<>saga age<>2011/07/23(土) 02:45:18.26 ID:m+4wIu+b0<> 【第8話更新日について】

7月26日(火曜日) 25時30分〜 第8話 更新予定

【進行状況】
現在、まどマギっぽいイベントを考え中ですw
上手く時間を作れれば、火曜日には更新できると思いますので
しばらくお待ちください。
というより、一週間空いてしまって申し訳ありませんorz

>>433
よくあることです、僕も最初はやりましたw


【懐中時計の意味】
これはさやかの時間を拘束する枷を形にしたモノです。
時間を拘束する枷=願いが叶わない限り時間が戻ってしまうという事です。

ちなみにイメージとしては、ソウルジェムの中でさやかの魂を懐中時計の鎖で繋いでいるイメージですw

なので>>181で初めて懐中時計が出現したわけではなく、>>181で自分を拘束する懐中時計を無意識のうちに認識できる形で投影しただけという事になります。
なので、キリカに枷を壊されてもまた、再投影すればいいだけですw

時間停止はほむらと同じで時間操作の魔術を応用しているだけです。

ちなみにこの懐中時計の枷には二つの役割があります。
一つはさやかの時間を強制的に戻す為の枷
二つ目はさやかの魔女化を防ぐモノです。

この懐中時計がソウルジェムのグリーフシード化を止めているお陰でさやかは魔女にならなくて済んでいます。
つまり、願いを叶えたら枷が外れて時間が戻らない代わりに枷が無くなった為にグリーフシード化してしまい、結果、魔女化してしまうという事です。

以上が懐中時計の意味になります。
ちなみに第7話のQBさんの説明はかなり、オブラートに包んで鬱度を低下させた説明になっておりますw
願いが叶ったら魔女化、願いが叶わなかったら永遠に時間を戻し続ける……地獄ですねw <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/07/23(土) 05:14:02.41 ID:9z1GaJpe0<> >>434
設定間違いに気がついたw
正しい:時間停止はほむらと同じで時間操作の魔術仕様しているだけです。
間違い:時間停止はほむらと同じで時間操作の魔術を応用しているだけです

ちなみに『ほむらとさやかの時間停止能力の共通点と違い』

【共通点】
魔力とは別の物を利用して時間を止めている。

【ほむら】
・砂時計の砂を使う事で時間を止めている
・砂時計の砂が無くなると使用できない
・砂時計を逆にする(一ヶ月前に戻る)と砂を補充できる

【さやか】
・懐中時計を使う事で時間を止めている
・12回使用すると使用できなくなる(時計の短針が12時間で最初に戻るから12回だけ)
・1回につき60秒間だけ止められる(秒針が一周する間だけ止められる)
・1時間で1回分使用回数が回復する(長針が60分で1時間短針が進むから)

ほむらの時間停止については雑誌の虚淵インタビューの情報です。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/07/29(金) 11:03:58.30 ID:ewdPpy2R0<> 来ないな <> ◆7YbZAGZXME<>sage saga<>2011/07/29(金) 23:04:51.11 ID:d29WPK6f0<> リアルで少し忙しくなっている為、予定通りに更新できませんでしたorz
申し訳ございません。
少しずつですが書いておりますのでしばらくお待ちください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/07/29(金) 23:35:28.57 ID:Z5ee/nqSo<> 報告乙っちまどまど!
無理はすんなよー <>
◆7YbZAGZXME<>sage saga<>2011/08/26(金) 14:46:20.12 ID:kRaKg1YV0<> >>1です。
現状、リアルが忙しくなかなか更新できませんが、
近いうちに更新出来ると思います。

現状報告にスレを使うのは他スレへの書き込み等で3度手間ぐらいになってしまう為、
効率が悪いと思い、簡単なブログを作りそちらで報告する事にします。
長い期間かけて更新をしていき完結させますので、しばらくお付き合いください。
よろしくお願いします。 >>1より。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/27(土) 22:57:02.88 ID:bAPS7294o<> >>439
おk まってるよ

他のスレってのは他でもss書いてるってこと? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/08/27(土) 23:03:07.12 ID:GzHZhtHQo<> 別スレに全く同じ書き込みがあるんだなー、これが <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/08/27(土) 23:12:29.45 ID:NxxaU3dSo<> おいどのスレだ詳しく <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/08/27(土) 23:20:54.63 ID:GzHZhtHQo<> フィリップ、検索だ。


キーワードは
ほむら「その必要はないわ」 <>
◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:15:12.34 ID:LqfnmYLj0<> : : : : : : : : : : : i: : /: ハ:.|   ヾ, ヽ: : : : : | |l     '´  l/ i//ヽ\   |: : :l:::: : :
: : : : : : : : : : l::i: :/: : :| l:|    ヾ .ヽ: : : : | !        ヾゝー゙' ヽ  |: : :l:::: : :
: : : : i: : : : : :.l::i: : : : :|  l:|     ヾ ヽ: : :.|          ヾr ̄  l}   |: :/::::: : :
: : : : :i: : : : : :::::゙、: : :.|  |:!   __ ヽ  ヽ: :|           ヾ、 _り  |: :i::::::: : :  いぇーす!!
: : : : :.ヽ: : : : :::::l、: : :|   >〃<      ヾ              ̄   | ,' |::::::: :     『魔法少女さやか☆マジョカ』
: : : : : :ヽ: : : : :::|ヽ: : |  ,イ//ゝ<\                  ヽ ヽ レ  l:::::: :             はじまるよぉ〜!
: : : : : : :ヽ: : : ::::| ヽ: | / { ヽ// ヽヽ             ヽ ヽ ヽ      |::::: : 
: : : : : : : ヽ: : : ::|  ヾ|l!  ヾ ゝ、=' l}                       /i::: : :
: : : : : : : :::ヽ: : :.{   ヽ   ヽ   ,リ       、              /::::l::::: :
: : : : :i: : ::::::::ヽ: :ゝ、       ` ー'         `      ,        ,,イ:_:_,l:::: : 
: : : : :l: : : :::::::::ヽ: i {ヽ                      ノ     / |/.|:::: i 
: : : : : l: : : ::::::::::l:ヾ ヽ,ヽ    ヽ ヽ ヽ        ー‐      /  // |:: /
: : : : : :ヽ: : :::::::::ヽ::::::::ヽ、i                      / ,./ /  |:A 
:ヽ: : : : ヽ: : ::::::::::ヽ:::::::::::ヽ                 ___ ,.--'二 イ    |:l }
:::ヽ: : : : ヽ: : : ::::::::ヽ ̄ ̄ ̄` ーt;;;;t======、   ̄ー ̄---、 | {        /レ /
: ::::ヽ: : : ::::ヽ: : ::::::::ヽ       |;;;;|     ヽ        ! .! !       / /
<>
◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:24:15.98 ID:LqfnmYLj0<>                        ___
                      /       ̄¨フ
                  ー=彡     |    \
             /|.     / / /  //i | \  | ,ハ
          )ヽ / ゚レ〃  |,イ   /! //\| \|Y }!
         /  | { 八゚`フ  |/ハ/ | / >   <リ ノ゙
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                 /      /ゝ-'゙

 【目次】 

   プロローグ………… >>28

   第1話 『今度は間違えないよ』 ………… >>56
   第2話 『今のあたしの全てだから』 ………… >>101
   第3話 『あなたは既に契約してしまったのね』 ………… >>162
   第4話 『まどかを救うために』 ………… >>205

  第4.5話 『二度と勝負事はしない』 ………… >>253

   第5話 『協力してもらいたい』 ………… >>289
   第6話 『魔法少女狩り』 ………… >>343
   第7話 『白い魔法少女』 ………… >>389
   第8話 『世界を救う為に必要なこと』 ………… >>
   第9話 『あなたの犠牲で未来が変わる』 ………… >>
   第10話 『みんな一緒に』 ………… >>
   第11話 『奇跡の魔法はここにあるよ』 ………… >>

   第12話 『こんなの幸せじゃないよ』 ………… >>
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:25:54.04 ID:LqfnmYLj0<> ――――――――――――――――――――――――
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登校中 朝


朝、いつもの待ち合わせの場所でまどかと合流したさやか達はいつもの通学路を歩く。

まどか「――ということがあったの! さやかちゃんもそう思うよね?」

さやか「……」

まどか「……さやかちゃん?」

仁美「さやかさん? どうかしましたの?」

さやか(……)

   (まどかを救えば、あたしが魔女になる)

「――ちゃん」

さやか(――昨日の話、QBはまどかを救う方法を知ってる)

   (――なら、あたしは……)
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:26:44.06 ID:LqfnmYLj0<> まどか「――さやかちゃん!」

さやか「えっ?」

まどか「さやかちゃん、どうしたの? 具合でも悪い?」

心配そうにまどか達がさやかを見る。
さやかが考え込んでいた事で二人が自分を心配している事に気づく。

さやか「……あ〜、大丈夫、大丈夫!」

   「しかし、あたしの事を心配してくれるとは――」
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:27:36.34 ID:LqfnmYLj0<> さやか「さすが、あたしの嫁だね! まどか!」

さやかはまどかに抱きつくと、まどかは慌てて言い訳をする。

まどか「さ、さやかちゃん!? は、恥ずかしいよぉ〜!」

仁美「お二人はいつの間にその様な関係に!?」

さやか「そうだぞぉ〜! あたしとまどかは深い仲なのだぁ〜!」

仁美「まぁ! まぁ! まぁ! まぁ!」

まどか「ち、違うよぉ〜!」

そんな風に三人は学校へと足を進めるのであった。

まどか(……さやかちゃん)
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:28:40.11 ID:LqfnmYLj0<> ――――――――――――――――――――――――
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学校 昼休み


授業の終了を告げるベルが鳴る。
ベルの鳴り終わると担任の早乙女は授業の終わりを告げ教室から出て行く。
教師が出ると生徒達は授業の呪縛から解かれ、生徒達は席から離れる。

さやか「いやぁ〜! やっと、昼休みだよ、疲れた〜!」

仁美「さやかさん、ずっと寝てましたのに?」

さやか「っぐ、ね、寝疲れです……」

仁美「まぁ、寝疲れですのね!」

さやか「さ、最近、仁美がひどい気がする……」

仁美「……ふふっ」

さやか「だぁ〜! 確信犯かよ!」

   「まどかぁ〜、聞いてよ〜! 仁美がさ〜!」

まどか「……」

さやか「――まどか?」
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:29:54.07 ID:LqfnmYLj0<> 仁美「?」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「ん?」

まどか「二人っきりで話したい事があるんだ……」

さやか「うん? さやかちゃんに愛の告白ですかな?」

さやかの言葉の後に教室の前の方でガタンと大きな音がする。
そして、「だ、大丈夫!? 暁美さん!」や「きゅ、急にどうしたの?」などの言葉が後に続く。

仁美「まぁ! ついに二人は禁断の愛の道へと進みますのね!」

まどか「ち、違うよ〜! ちょっと、さやかちゃんに聞きたい事があっただけだよ!」

教室の前の方からは「あ、暁美さんが急に笑顔に……」や「ふふっ、そうよ、まどかと美樹さやかなんて……ありえないわ!」や「何のこと? 暁美さん?」などの会話が繰り広げられていた。
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:31:09.36 ID:LqfnmYLj0<> まどか「と、とにかく!」

さやか「ん?」

まどか「さやかちゃん! 一緒に屋上に来て!」

さやか「屋上? 告白じゃないなら……ま、まさか!?」

仁美「だ、ダメですわ! まどかさん! が、学校での不純異性交遊は!」

さやか「そ、そんな! あ、あたしのことを、そんな目で見てたなんて……」

まどか「ち、違うよ〜!」

教室の前の方からは「放して! 今、参加しないでいつ参加するのよ! おのれ、美樹さやか〜! 独り占めか〜!」や「暁美さんが暴走した〜! だ、誰か、衛生兵を〜!」や「こんな、漢らしいい暁美さん……いいかも!」など騒がしくあった。

まどか「もう、行くよ! さやかちゃん!」

まどかがさやかの手を握り強引に席から立たせると、そのまま、教室の出口へと向かう。

さやか「えっ? ちょ、ちょっと、まどか?」

仁美「あら! あら! お二人ともお付き合いは健全にですのよぉ〜!」

まどかは顔を真っ赤にしながら、さやかの手を引き、教室の外へと消えていく。
さやかは教室を出る際、「ま、まどか! ま、待って! ま、まどか! まどか〜!」という聞き覚えのある声を聞いた気がした――気がした。

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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:32:36.65 ID:LqfnmYLj0<> ――――――――――――――――――――――――
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屋上 昼休み


日当たりの良い屋上は静かで、さやかとまどかの二人だけしか居なかった。
まどかはさやかの手を引きながら、ベンチへと向かい座るとさやかに自分の隣に座るように言う。

まどか「――さやかちゃん、隣、座って……」

さやか「――うん」

さやかはまどかの隣に座り、まどかの次の言葉を待つ。

まどか「……」

さやか「……」

長い沈黙――
そんな、沈黙に耐えかね、さやかはまどかに話しかける。
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:33:17.26 ID:LqfnmYLj0<> さやか「まどか〜? 話って何?」

まどか「あ、あのね!」

さやか「ん?」

まどか「さやかちゃん……無理してるよね?」

さやか「してないよ、まどかを悲しませちゃうからね」

まどか「無理してるよ! 無理、してるよ……」

さやか「まどか……」
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:34:06.29 ID:LqfnmYLj0<> まどか「ほむらちゃんから聞いたよ? 学校休んでた時、ずっと戦ってたって……」

   「怪我して、休んだのも聞いた……今日だって、何か、考えてた……」

さやか「……」

今にも泣きそうなのを我慢してまどかは言った。
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:35:03.26 ID:LqfnmYLj0<> まどか「わたし、怖いよ……さやかちゃんがいつか遠くに行ってしまいそうで……」

さやか「まどか、あたしは何処にも行かないからさ」

微笑みながらそう言ったさやかにまどかは言う。

まどか「……全然、安心できないよ」

まどかの頬を一筋の涙が伝う。

まどか「……っ、だって、無理、してるから」

   「あの夜、ほむらちゃんと一緒に助けてくれた時から……さやかちゃん、無理してるよ……」
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◆7YbZAGZXME<>saga<>2011/09/08(木) 02:35:55.21 ID:LqfnmYLj0<> さやか「まどか、あたしはみんなを幸せにしたいから頑張ってるんだ」

   「だからさ、大丈夫だよ」

さやかを心配して泣き出した、まどかを安心させる為にさやかは微笑む。
まどかを安心させる為に――しかし――

まどか「ひっく、大丈夫じゃない、よ……」

まどかは涙でくしゃくしゃになった顔でさやかを真っ直ぐに見る。
そして――

まどか「だって……」

――その、みんなには、さやかちゃんが含まれてない、から……
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:37:47.56 ID:LqfnmYLj0<> さやか(……やっぱり、まどかには敵わないな)

最初からさやかには判っていた。
まどかが何を言いたかったのかを――
ずっと昔に壊れてしまったモノについて聞かれるだろうと――

さやか「――大丈夫だからまどか」

まどか「――さやか、ちゃん?」

魔法少女になった初めての世界――
その世界の終わりで『自分の幸せ』という大切なモノが壊れた。
壊れたモノは元通りにはならないから――

さやか「――絶対に大丈夫だからさ、笑ってよ、まどか」

まどか「――っ」
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:38:51.03 ID:LqfnmYLj0<> そんな透明な言葉しか出てこない――

壊れた心は元には戻らないから――

まどか「っひく、さやかちゃん……」

全てが手遅れだったから――
それを理解出来てしまったから――
まどかはさやかを抱きしめて、彼女の代わりに泣く事しか出来なかった――

まどか「さやかちゃん……ひっく、さやかちゃん……」

さやか「まどか……ごめんね」

空は雲ひとつ無い青空だった。
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鹿目家 まどかの部屋 夜


鹿目まどかは自室のベットの上に居た。
膝を抱え、頭から布団を被って――
そんな、彼女の部屋に来客が現れる。

QB「――入っていいかい?」

まどか「……」

QB「美樹さやか、あれも魔法少女の一つの末路だね」

まどか「――っ」

QB「まぁ、普通はあんな事は無いんだけどね……」

まどか「……QBはどうして、そんなに冷たい事を言えるの?」

QB「僕には関係ない事だからね」
<> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:40:55.07 ID:LqfnmYLj0<> まどか「――関係なくないよ! さやかちゃんを魔法少女にしたのは、QBじゃない!」

まどかが被っていた布団を捨て、QBの方を向く。

QB「はぁ〜、やれやれ」

  「確かに彼女と契約したのは僕だと言えるし、違うとも言える」

  「それはどうでも良かったね」

QB「彼女――美樹さやかに対して、僕のやるべき事は終わったよ」

  「あとは待つだけだからね、僕にとっては関係ない話さ」

まどか「終わったって何?」

QB「――口止めされてるんだけどね、いいよ」

  「教えた方が僕にとって、いい方向に傾きそうだからね」

  「美樹さやかは――」
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鹿目家 まどかの部屋 夜


まどか「……そんな、嘘だよね? QB」

QB「本当のことさ」

まどか「そんなのって、無いよ……」

   「ひどいよ、QB……さやかちゃんが、可愛そうだよ……」

QB「彼女が望んだ事さ、それを可愛そうだと思う感情は僕には無いからね」

まどか「何とも思わないの?」

QB「そうだね、君の感情を理解できるのなら、少なくとも、こんな辺境の星には来なかっただろうね」

  「――さて、僕はこれで失礼するよ」

  「他にも気がかりな事があるからね」

QBがまどかの部屋から姿を消す。

まどか「さやかちゃん……」
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教室 朝


生徒が自分の席に着席した教室でいつも通りに朝礼が始まる。
目の前の大きなスクリーンに教師の姿が映っていた。

教師「では、朝の朝礼を開始します」

  「今日はいつものように――」

いつも通りの光景だったが――

教師「――な、なんだ! 君達は!」

突然、スクリーンに映る教師がカメラとは違う方向を向く。
教師の向いた方向は放送室の入り口の方だった。

教師「今は朝礼中です! 生徒の君達は早く教――ッが」

スクリーンに映る教師が突然、倒れる。
そして、スクリーンには二人の少女の姿があった。
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:44:44.46 ID:LqfnmYLj0<> ――――――――――――――――――――――――
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教室 朝


教室内は混乱していた。
突然現れた、二人の少女が放送室を占拠する。
少女達はなにやら二人で話していた。
まどかは不安になりながら、さやかに話しかける。

まどか「な、何? だ、誰だろ……」

さやか「……美国織莉子」

まどか「えっ?」

スクリーンに映った身長の高い少女がカメラの前に立つ。

織莉子「――皆さん、愛する人が居ますか?」

織莉子が話し始める。 <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:45:55.56 ID:LqfnmYLj0<> それを確認したさやかはマミとほむらに語りかける。

さやか『……マミさん、ほむら、聞こえる?』

ほむら『確認しなくても聞こえているわ』

さやか『あいつら、何でこんな目立つ事を……』

マミ『判らないわ、ただ、万が一のために動ける準備だけはしておいて』

さやか『はい』

ほむら『ええ』

さやかがスクリーンへ視線を移す。
織莉子はカメラに向けて、話しかけているところだった。

織莉子「――これは、世界を救う為に必要なことです」

    「だからこそ、私は戦う」

まどか「えっ?」

織莉子「始めましょう、この世界の真実を……」
<> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:47:16.05 ID:LqfnmYLj0<> そう言うと、織莉子は片手を挙げスクリーンの映像を切る。
それと同時にさやかの背ソウルジェムが反応する。

さやか「!?」

ガラスが割れるような音と共に天井が壊れ、芋虫の様な生き物が落ちてくる。
そして、周囲の壁や天井、床の形が変化していく。

生徒「きょ、教室が変わっていく――」

生徒「や、やだ、怖い……」
<> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:48:13.36 ID:LqfnmYLj0<> 生徒「な、なんだよ! これ!」

混乱した生徒を落ち着かせる為に担任の早乙女和子が生徒に近づこうとする。

和子「み、皆さん、お、落ち着いて……」

生徒「せ、先生、後ろ!」

和子「?」
<> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:49:40.59 ID:LqfnmYLj0<> 和子が後ろを振り向いたときには芋虫の様な使い魔達がすぐ、近くまで迫っていた。
口を大きく開け、まるで食事をするかのように――

和子「あっ……」

次の瞬間――
和子に飛び掛っていた沢山の使い魔達が何本もの剣によって串刺しになる。
和子が剣が飛んできた方を向く。そこにはマントを羽織った、まるで剣士のような姿をした美樹さやかの姿がそこにはあった。

さやか「みんなを一箇所に固めて……」
<> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
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◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:50:25.52 ID:LqfnmYLj0<> 和子「えっ?」

さやか「早くっ!」

和子「は、はい!」

剣を両手に持ち、和子に指示をする。
和子はそんなさやかを刺激しないようにおとなしく言う事を聞く。
教室に居た人間が一箇所に固まったのを確認すると、さやかが指を弾く。
すると、クラスメート達の周囲を大きく剣が囲む。

さやか「そこから、絶対に出ないでください……その中に居れば安全ですので」

さやかはそう言うと、振り返ることなく教室から出て行く。

まどか「……さやかちゃん」

親友を助ける事もできない、無力な自分を恥じながら――
ただ、これから戦いに向かう友人の背中を見つめながら――
まどかはただ、さやかの背中を見つめる――
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                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
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                             |          | | <>
◆7YbZAGZXME<>saga sage<>2011/09/08(木) 02:54:34.32 ID:LqfnmYLj0<> すみません、更新が遅れました。
申し訳ございません。
以上で第8話は終了です。
更新が今まで出来なかったので、完成後、即更新という形を取ってしまいました。
第9話の更新も早めに更新したいと思います。 <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
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                             |          | | <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
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                             |          | | <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
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                            |   |/     i |
                             |          | | <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/08(木) 03:09:51.60 ID:ebsY6nPVo<> 乙 <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
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                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | | <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2011/09/08(木) 04:57:57.75 ID:r2QnlkiFo<> おつー
遅れても更新があればいいのだよ
次も楽しみにしてるぜー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛媛県)<>age<>2011/09/08(木) 06:55:15.37 ID:W/pfPani0<> 乙なのだが、新作厨って奴は・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/09/08(木) 07:22:02.63 ID:OmhAex27o<> お疲れ様でした <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/08(木) 10:30:42.73 ID:4LqFDiTXo<> 乙 <> ◆7YbZAGZXME<>sage saga<>2011/09/08(木) 12:25:52.13 ID:egUuaTmk0<> 読みにくいと思うので第8話を投稿しなおします。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2011/09/08(木) 14:22:41.62 ID:WRFchkpTo<> >>515
安価並べれば問題ないべ

>>446-451 >>454-458 >>461-462

>>464 >>467 >>470 >>473 >>477

>>481 >>485 >>488 >>493 >>496 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/09/08(木) 14:26:54.66 ID:q20+vQ62o<> GJ <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
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                             |          | | <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/08(木) 15:04:08.69 ID:V1jQSzjIO<> 禁書スレでも見たなこの茄子 <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
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                             |          | | <> なすーん<>なすーん<>なすーん<>                      __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
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                            |   |/     i |
                             |          | | <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/09/08(木) 16:20:45.55 ID:t52GPnnEo<> 乙っちまどまど! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<><>2011/09/08(木) 20:51:26.24 ID:UHm2Hy+d0<> 来たか
乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/09(金) 04:12:35.32 ID:+0nVQNYeo<> 乙です。
早乙女先生死ななくて良かったけど、まどっちの動向がどうなるか怖い。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(栃木県)<><>2011/09/10(土) 23:34:28.14 ID:KAhY1TWJ0<> このナスは何者なんだ? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)<><>2011/09/10(土) 23:34:55.16 ID:KAhY1TWJ0<> このナスは何者なんだ? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)<>sage<>2011/09/11(日) 02:47:18.51 ID:xSywz5n8o<> 茄子はおとなしくNGいれとくと快適 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/11(日) 15:24:25.87 ID:xz2+KOgSO<> なすってNGできるの!?知らなかった… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/09/11(日) 15:38:59.56 ID:fW04zt5so<> AAの一部って事じゃないかと <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2011/09/11(日) 16:12:39.82 ID:3iWpU3fho<> [ピーーー]とか[禁則事項です]とかそれの同類 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)<><>2011/09/11(日) 17:46:00.55 ID:odGkM1yV0<> >>335
ありがとう <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)<>sage<>2011/09/11(日) 19:40:52.16 ID:xSywz5n8o<> 専ブラなら なすーん をNGワードにできるはずだぜ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/12(月) 17:55:42.70 ID:3HfoCzrLo<> BB2Cはこういう時辛いな…… <> ◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/09/12(月) 22:02:06.05 ID:/LwcQcjx0<> 目次の安価先は>>516使わせてもらっていい? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2011/09/13(火) 01:49:53.83 ID:76tfVkDso<> 続ききてたー!
投下乙っす
しかももう完成してるとかwwktkが止まらない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/09/13(火) 02:50:44.30 ID:PrrUR1COo<> 日付をまたがないように注意すればIDで抽出かけさせるだけでいいから楽に目次が作れるんだが
まあどうでもいいかそんな事、今更変更ってのもアレだろうし <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/09/13(火) 19:11:16.32 ID:MQsXzdy90<> 乙
ようやく追いついた
さやかちゃんマジ主人公! <>
◆7YbZAGZXME<>sage<>2011/09/15(木) 19:07:49.11 ID:Mv/7SIbR0<> 報告用に一時的にツイッターを作りました。
時間がある時にブログに切り替える予定です。
http://twitter.com/#!/atelier_sky <> 1<>saga<>2011/09/28(水) 04:59:39.47 ID:ejhg5rBL0<> なす板 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(宮城県)<>sage<>2011/09/29(木) 22:32:39.73 ID:C4qPKd820<> 続き期待 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2011/09/30(金) 05:24:58.07 ID:XsnZUs7fo<> マダカナー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/10/07(金) 00:08:07.24 ID:7XNc/gVz0<> さやかマダカ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/10/08(土) 21:00:05.28 ID:MPVQkITDO<> このままエタるなんて、そんなのあたしが許さない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2011/10/14(金) 16:38:21.48 ID:9bAL9U3co<> 今半分くらい書きあがっているんだろうか… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2011/10/25(火) 00:39:36.27 ID:IAHo4mHBo<> 生存報告だけでもほしいなー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/11/06(日) 23:46:21.63 ID:XJWD18Kw0<> 確か作者不在2ヶ月で落ちる仕様に変更されたんだよな…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長野県)<>sage<>2011/11/07(月) 06:28:20.24 ID:VC21LeFqo<> でもそれを知ってるのか怪しいぞ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<>sage<>2011/11/07(月) 10:25:16.43 ID:lg9oH3E/o<> 変更前に立ったスレは3ヶ月だろ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)<>sage<>2011/11/25(金) 00:11:55.97 ID:TZILJD83o<> はよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)<><>2011/12/01(木) 18:11:13.75 ID:65aolHYdo<> まだけ? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)<>sage<>2011/12/01(木) 23:51:43.38 ID:ooeJcsJz0<> このままエタるなんて…
そんなのってないよ
あんまりだよ <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/09(金) 18:20:02.91 ID:/OUAZqGao<> マダカァー <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/11(日) 15:23:38.05 ID:qhBpnq8Zo<> はよぅ <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/15(木) 16:45:38.42 ID:52uVMXsd0<> そろそろ落ちてしまう……続きが気になるのに…… <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/17(土) 06:51:48.69 ID:lwdp6KDdo<> もう生存報告だけでもいいから書き込みこないとヤバいな <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<><>2011/12/19(月) 15:21:07.62 ID:z0l43/dEo<> ほむ <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/23(金) 15:28:11.56 ID:RjbqOvJfo<> 円環の理に導かれたか <> 以下、あけまして<>sage<>2012/01/05(木) 05:59:39.38 ID:GzRX550Do<> あけおめ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)<>sage<>2012/01/07(土) 06:45:20.03 ID:4W6Pn15K0<> あけおめまだかー <>