VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:50:27.05 ID:xBqec3ou0<>唯「あずにゃん、私はごはんがおかずだよ」
梓「は…っ?…ごはんが…おかず?!」
唯「こんなの…外道だよね…」
梓「げ、外道にも程がありますよ!」
<>唯「ごはんはおかず」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:50:59.07 ID:xBqec3ou0<> ごはんがおかず───
梓にとってそれはパンの上にごはんを
乗っけてしまうような行為に等しく、
お好み焼きをごはんと一緒になどとは
比べ物にならないくらいの『外道ご飯』
『外道ご飯』すなわちッ───
ご飯ですら、無い!
もはやそれはただの炭水化物。
食糧とは認められていたが、
ご飯とは一切思われていない物だ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:52:00.37 ID:xBqec3ou0<> 恋人の唯が『外道ご飯』が好き。
などとほざいている姿を見て──
梓は絶望の淵に立っていたッ!
梓「笑わせるなです……」
唯「あ、あずにゃん…」
梓「見損ないました!」
唯「うう……うわああん…」
梓「……もう別れましょう」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:52:31.35 ID:xBqec3ou0<>
『外道ご飯』が好きだと言った唯を見て
ついに…梓は悟ってしまったのだ。
梓「貴方とはやってられません!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:52:58.88 ID:xBqec3ou0<> このまま末永く幸せに一緒にいる事は
いずれ不可能になってしまうだろう。
その事を梓は悟ってしまったのだ。
二人が末永く幸せに生きる為には…
食事の趣味がある程度合わないといけないッ!
食にこだわりがあった二人だったからこそ──
毎日『外道ご飯』を食べるにはいかないと思った。
泣き崩れる唯を前にしてつい心を痛めたが、
梓は今日のご飯は何だろうかと思いながらも家路についた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:53:33.24 ID:xBqec3ou0<> 次の日
唯「おはよ…」
澪「どうした?元気無いな」
律「明日は雪が降るかもなー!」
唯「……」
紬「だ、大丈夫かしら…」
澪「おーい?唯?」
昨日の出来事で精神的ショックを受けた唯…
もはや大好物のおかずごはんさえも喉を
通る事は無いというレベルであった。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:54:03.70 ID:xBqec3ou0<> 律「…ご飯が乾いた時みたいだな」
唯「……ッ」
律にとっては本当に何気ない言葉だったろう。
だがその何気ないたった一言がどれだけ彼女を
傷付けてしまったのかなど今の律は思いもしなかった。
唯「ぅ……ひっく……!」
澪「ゆ、唯?!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:54:42.72 ID:xBqec3ou0<>
実の事を言うと昨日から唯は何も口にしていなかった。
大好きなおかずがごはんの食卓にさえ顔を出す事無く、
ずっと泣き続けながら部屋に篭っていた。
紬「どうしたの?私に話してみて」
唯「ムギ……ムギちゃん……ッ」ギュッ
唯は何もかもを話した…思い切って自分の
飯のこだわりを告白したら梓に振られた事や
ずっとショックで一人で泣いていた事を。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:55:15.74 ID:xBqec3ou0<> 律「そうだったのか…ごめん」
唯「…ううん、りっちゃんが悪いわけじゃないよ」
紬「食のこだわりくらい別にいいわよね」
澪「……」
律「そうだよな、梓も酷いよな」
紬「食べ物なんて対して変わらない物よ」
唯「励ましてくれてありがとう…」
澪「…いや、それは違うな」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:55:46.38 ID:xBqec3ou0<> 律紬「ッ!?」
澪は持っていたのだ…かなりの食へのこだわりを。
そして律と紬の唯への励ましに本気で言ったのだ。
澪の食へのこだわりは確かにかなりの物である。
母親の料理が上手で幼少の頃からかなり舌が肥え、
その上に父親は料理評論家…いつも父親の話を
聞いていていろんな知識が身に付いている。
それ故に トーシロ
食へのこだわりに『素人』に
言われたくは無いのだッ!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:56:22.70 ID:xBqec3ou0<> 澪「そもそもお前らにだってあるだろ、多少のこだわり」
紬「…澪ちゃん!ねぇ…別に今は…」
律「おい澪、何言ってるんだよ!さっきから…」
澪「いいから黙って聞いてろよ」
唯「み、みおちゃ…」
澪「それなりの人間にはそれなりのこだわりがある…」
澪「例えるとして…リードギターとリズムギターは明らかに違う」
澪「でもそれは音楽をかじってる人間だから分かる」
紬「確かにそうだけど…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:56:59.81 ID:xBqec3ou0<>
澪「音楽知識の音の字も無い奴は…同じ物だと言ってしまう」
澪「それはなぁ…ピラフとチャーハンを同じ物扱いするに等しい!」
唯「!」
律「!」
紬「!」
澪「な、分かるだろ?」
澪「ちゃんと知っている人間は同じ物扱いしない!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:58:16.78 ID:xBqec3ou0<> 紬「澪ちゃん……そうね、私が間違っていたわ」
律「おっ……おい!ムギ!」
澪「唯だってそうだろ!ヘキサゴンファミリーが…」
澪「アニソンの主題歌を歌っているからと
私達と同じ部類にされたらどうだ?!」
唯「た…確かにそんなの嫌だよ…!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:58:57.42 ID:xBqec3ou0<> 澪「そうだろ!馬鹿にされているに等しいッ!」
律「ぅ……く、悔しいけど…確かにそれはそうだ」
紬「私達の負けよ…」
唯「…いつから勝負してたの?」
澪は力説の末に三人を負かす事に成功し、
朝食に食べた割引焼きそばパンについていた
口の中の青のりを密かに舐めとっていた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:59:26.77 ID:xBqec3ou0<> 澪「そうだろ!馬鹿にされているに等しいッ!」
律「ぅ……く、悔しいけど…確かにそれはそうだ」
紬「私達の負けよ…」
唯「…いつから勝負してたの?」
澪は力説の末に三人を負かす事に成功し、
朝食に食べた割引焼きそばパンについていた
口の中の青のりを密かに舐めとっていた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 12:59:57.74 ID:xBqec3ou0<> 放課後
梓「唯先輩…」
ガチャッ
唯「!…あずにゃ…梓ちゃん」
梓「ゆっ…唯先輩?」
唯「梓ちゃん、話があるの」
唯の顔は本気だった…まさに人参の如く真っ直ぐな表情。
それに加え、梓の愛称では無くちゃん付けで呼んでいる。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:00:44.23 ID:xBqec3ou0<> 唯にはやり残した事があった。
恋人の梓と再び愛し合う事でも無く──ッ
唯「ごはんはおかずとして…最強だよ!」
そう、自分の食のこだわりを貫き通す事であったのだ!
口を開けて茫然とする梓に向けて指を指した。
唯「梓ちゃん…私と料理対決して!」
梓「───え?」
プロローグ 完 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:01:11.30 ID:xBqec3ou0<> 和「始まりました、今回の料理対決」
和「司会は、真鍋和と」
さわ子「山中さわ子でお送りしまぁす!」
『ワアアアアアアアアアアアアアア!』
さわ子「琴吹スタジオから実況で〜す」
さわ子「審査員の憂ちゃん、純ちゃんよろしく」
憂「こんにちわ〜お姉ちゃん可愛い///」
純「よろしくお願いします〜!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:01:39.76 ID:xBqec3ou0<> 和「ええと…軽音部の皆さんの対決です」
唯「……」シュッシュッ
澪「カ、カメラ向けないでくれ…」
律「やるぞー!」
紬「うふふ♪楽しみだわ〜」
梓「……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:02:10.45 ID:xBqec3ou0<> 和「第一回戦のお題は……」
『カレーライス』
カレーライスとは何か?まさに料理の宇宙である。
アレンジ法も様々で食材の良さを惹き立てるのだ。
誰でも一度は食べた事があろうこの料理────
一体唯達はどのように調理してくれるのだろうか。
さわ子「じゃあ各自キッチンに着いて〜!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:02:37.09 ID:xBqec3ou0<>
唯「設備スゴイな…」
澪「はぁ……緊張する」
律「あの食材何だ?」ゴソゴソ
紬「うふふふふふ〜♪」
梓「……」
『ミンナガンバッテー!ワアアアアア!』
和「調理、開始!」
ピーッ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:03:03.14 ID:xBqec3ou0<> 唯「まずは玉ねぎっ」トントントントン
さわ子「唯選手、素早い動きで玉ねぎを切っているわ!」
和「スッと包丁が通っていますね」
憂「すごいよお姉ちゃん可愛い///」
唯は家事はさぼり気味で堕落しているイメージがある…
なんていう読者も少なからずはいるだろうと思う。
だが…まずそのくだらない幻想をブチ壊してやろう…!
唯は日頃から料理をしているわけではないが
そこはさすが生まれながらの神童…何とかなる。
唯によると「ギターと比べたら屁でもないね」との事。
元々手先が器用であるうえに神童設定となると…ッ
もはやこの上無しに神レベルに到達するのだ…!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:03:30.93 ID:xBqec3ou0<> 澪「にんにくをスライスッ」トントン
澪「それからにんにくを弱火でじっくり炒めます」ジュワー
憂「澪先輩もすごいですお姉ちゃん可愛い///」
さわ子「何か詳しい解説もあるわね〜」
純「澪先輩やっぱりお料理も上手なんですね」
「あれ…澪って料理下手なイメージある」
そこの野郎…それも大間違いだ…ッ!!!!
まず第一に澪ちゃんはやればできる子…いや
だいたい一般人よか上の手先なんだ…!
よくSSで下手なイメージを植え付けられる…
律に教えてもらったりと…いやそれは澪が律を
愛しているからだよ…言わせんな恥ずかしい。
ともかく澪は料理がうまい設定なんだ…
じゃないとこのSSやっていけないからよろしく。
大人の都合って言えばいいかな…そんな感じだ。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:04:03.25 ID:xBqec3ou0<> 律「ほいほいほいっ」ドンットントントン
さわ子「かなり荒々しいけどにんにくとしょうがを切ってるわね」
純「にんにくなどで風味をつけようとしているんですかね」
和「律も意外に料理上手なのよね」
憂「玉ねぎや人参も大きくカットしていますお姉ちゃん可愛い///」
りっちゃんは意外に女の子らしい…
普段はボーイッシュな女の子だけど実は!
なんて美味しい設定何だろうかりっちゃん…!
もうお嫁に…来てください…そんなレベル…ッ!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:04:34.88 ID:xBqec3ou0<>
紬「えい、えいっ!」トントントン
和「ムギ選手、何故かじゃがりこを切り刻み始めました」
憂「キャベツ太郎をすり潰していますねお姉ちゃん可愛い///」
純「その口調どうにかならないの憂」
さわ子「一体何を作るのかしら…」
はい…ッでましたキテレツお嬢様設定…ッ!
もうこういうのいれたかっただけなんだ…
反省は…してる…とでも思ったか!!!!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:05:15.13 ID:xBqec3ou0<> 唯「ハッ」ジュワアア
純「こ、これはスゴイいい匂いがします」
さわ子「な…あ、あの食材はバナナとリンゴ?!」
和「玉ねぎやにんにく、生姜にバターを入れた後に
カレー粉を加え、そこにバナナとリンゴを…!」
果物を加える事でカレーにまろやかなコクを与える事ができる。
唯はそれを活用して自然なコクを作ろうとしているのだッ…!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:05:45.21 ID:xBqec3ou0<> さわ子「すごいわ…あれだけであんな香りを出すなんて」
憂「さすがだよお姉ちゃん可愛い///」
純「一方、澪選手は…」
さわ子「も…もしかしてあれは!」
和「カツ!?」
澪「そうです!」ジュワアアアアアアア!
『ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!』
澪にとってカツカレーとはカレーの頂点ッ……!
まさにカレーの王子様…もはやカレー界のエンペラー!
サクッとしているこんがりきつね色の衣の中から
溢れ出す豪快な肉汁がたまらなく…カレーとマッチ…!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:06:25.87 ID:xBqec3ou0<> 憂「夜ごはんカツカレーにしようお姉ちゃん可愛い///」
和「すごいわ…高温で一気にあげるのね!」
純「いい香りがこっちまで漂ってきます!」
さわ子「ああもう早く食べたいわぁ!!!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:07:01.33 ID:xBqec3ou0<> 梓「ふ、外道ですね…」コトコト
澪「──な!?外道だと!」
梓「確かにカツカレーはいいですけど…」
梓「私がそれ以上のものを作り上げてみせます!」
さわ子「ここで宣戦布告だぁ──!」
『ワアアアアアアアアアアアアアアアアア!』
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:08:11.87 ID:xBqec3ou0<> 律「私の存在も忘れちゃあいけないぜ」
和「律選手、もうそろそろ完成のようですね」
純「さすがSSの都合上って感じですねぇ」
憂「スタジオがカレー臭ですねお姉ちゃん可愛い///」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:08:49.30 ID:xBqec3ou0<>
さわ子「あっという間ね…ん?」
紬「できましたわ!」ドンッ
さわ子「ちなみにできた人から順次試食よ」
純「おお、ムギ選手は早くも完成のようです」
和「中身は何なのかしら」
憂「じゃあ開けますねお姉ちゃん可愛い///」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:09:26.03 ID:xBqec3ou0<> パカッ
さわ子「」
和「」
憂「お姉ちゃん可愛い///」
純「」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:09:51.37 ID:xBqec3ou0<> 紬の作りだしたカレーとは…もはやカレーでは
無かった…ッ!カレーと言えるのだろうか…!?
じゃがりこの微塵切りとキャベツ太郎の微塵切り。
それに加えて蒲焼さん太郎にポテトチップス…!
レトルトカレー(星の王子様甘口)トッピング…ッ!
『…』
静まる…スタジオ…ッ…静かすぎる…ッスタジオ…!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:10:19.13 ID:xBqec3ou0<> 憂「お姉ちゃん可愛い///」
純「うっ…うわぁ…い、いただきます……うん…」
和「か、観客何か言ってよ…まぁいただくわ…」パクッ
さわ子「こ…この味は…この味はもしかしてっ…」
さわ子「不味いわ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:10:56.49 ID:xBqec3ou0<> 和「なんとも言えない味」
純「おぇっ」
憂「お姉ちゃん可愛い///」
紬「えっ」ガーン
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:11:32.48 ID:xBqec3ou0<>
ポイント
失格
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:12:02.65 ID:xBqec3ou0<> 和「えぇ、ムギ選手失格致しました」
さわ子「レトルトの時点で失格よっ」
純「流石にレトルトは…ぅぅうぁぇあ」
唯「次は私の番だよ〜」ドン
憂「さっそくお姉ちゃん可愛い///」
和「ん〜ぅ、いい香りね…」
さわ子「さっそくオープンよ!」パカッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:12:34.86 ID:xBqec3ou0<> 唯のカレーには豪快にもエビが乗って
見た目がとても豪華になっている…ッ
まるでプロのような仕上がりだった。
これには観客も多盛り上がりだ…!
『ワアアアアアアアアアアアアア!』
さわ子「ひゅぅ!中々いいじゃない!」
純「豪華です…すごい!」
唯「国産のエビで油が乗ってますよ」
和「さすがは唯といった所かしら」
憂「やっぱりすごいよお姉ちゃん可愛い///」
純「我慢できない…いただきますっ」パク
和「さっそく私も頂く事にするわ」パクッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:13:02.04 ID:xBqec3ou0<> その味…文字ではあらわせない程の気品…
エビの豊かな風味が口いっぱいに広がり…
その後を追いかけるようにトロピカルな香りが…
いい具合に甘さを持った中辛の気品…!
唯の考えとは…気品あるカレーであった…!
辛すぎるのは後味がさっぱりとしない…ッ
甘過ぎても口の中で残ってしまうという…
この弱点を克服するには…中口にしかならない!
そしてより豪華にさせるエビ…丸々一匹…ッ!!!
この味はまさに………味の宝石箱や……!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:13:31.43 ID:xBqec3ou0<> 純「後味がすっきりとしていてしつこくない!」
和「美味しいわ!プリッとした身の繊細な甘み!」
憂「贅沢にエビを使ってるお姉ちゃん可愛い///」
さわ子「そしてこのカレーと上手くマッチしてる!」
『ワアアアアアアアアアアアアア!』
さわ子「判定は…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:14:00.09 ID:xBqec3ou0<>
ポイント (10点満点)
和 : 9
さわ子 : 9
憂 :10
純 : 8
合計:36
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:14:30.63 ID:xBqec3ou0<> 和「いきなりの高得点ですっ!」
『ワアアアアアアアアアアアアア!』
純「これはなかなかのカレーでした」
憂「すごい美味しかったよお姉ちゃん可愛い///」
さわ子「プロの本格的な味だったわ!」
和「お店で出されてもいいくらいだったもの」
唯「…」チラッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:16:42.52 ID:xBqec3ou0<> 梓「私もできました」ドンッ
さわ子「続けて梓選手のカレーが来たわね」
純「これは…えっ!?!」
そこにあったのは豪華なカレーでも何でも無いッ…
ただ本当に…普通のカレーだったのだ…!
これには審査員も…大口…ッ…ただ…大口…ッ!
梓「…試食お願いします」
和「え、あ…ああ、そうね」パク <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:17:32.84 ID:xBqec3ou0<> 和「……」モグモグ
純「和先輩…?!」
和「……」
和「こ…この味はぁっ…」
和「お母さんの味ぃいいいいいぃぃいぃい!」
『ザワザワ』
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:18:19.39 ID:xBqec3ou0<> 憂「え…そんな馬鹿なお姉ちゃん可愛い///」
さわ子「おふくろの味ってやつ?」
純「じゃあ私も一口!」パクッ
純「……」
純「……」ポロポロ
純「マ……ママの…カレーだぁ!」
確かに見た目は何の変哲も無いカレー。
本当に何ら変わりも無いカレーだが…
この忙しくて短時間しか煮込めない具…
苦手な野菜を食べやすくカットしてある…
そして極めつけはカレーのルーであったッ!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:18:46.75 ID:xBqec3ou0<> さわ子「ひぐっ、うぅ…お母さん……」
さわ子「家飛び出してごめんな゛さ゛い゛ぃいぃい゛」ボロボロ
憂「あーお母さんの味お姉ちゃん可愛い///」
『ザワ…ザワ…』
審査員一同…ッ…号泣…!(一人を除いて)
このカレールーは市販の物だ…少し甘めなカレー…!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:19:16.42 ID:xBqec3ou0<>
『おかーさんカレーまだ〜?』
『ちょっと待っててね、さわ子』
コトッ
『わーい!カレーカレー!いただきまぁす!』
『ゆっくり食べなさいよ?おかわりもあるから』
『ぱくっ、もぐもぐ…おいしー!』
『ふふ、良かったわ』
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:19:47.86 ID:xBqec3ou0<> さわ子「お゛かあ゛さ゛ああ゛あぁ゛ぁ゛ん゛」
和「母の味だわ……うっ…ぐすっ…久しぶりね…」パクパク
純「ぅ…ママのカレーとそっくり゛だ…ひっ…ママ゛…」
憂「皆何で泣いてるの?お姉ちゃん可愛い///」パクパクパクパク
和「ぐぅ…ぅっ…は、判定は……」
さわ子「ポイントなんて付けられない…」
純「私もです…母の味に評価なんて…!」
和「えっ…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:20:14.21 ID:xBqec3ou0<>
憂「まぁ私は7点かなお姉ちゃん可愛い///」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:20:41.10 ID:xBqec3ou0<> 和「と…言う事はもしかして…」
純「きっとこの後もこのカレーに敵う者はありません!」
さわ子「よって梓ちゃんの一人勝ち───」
「「待ってくださいっ」」
純「…澪先輩…律先輩…!」
澪「そういう事を言うのは」
律「私のカレーを…食べてからだっ!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:21:48.96 ID:xBqec3ou0<> さわ子「そ、そうだったわ…これは審査」
澪「審査員が審査の心を忘れてはいけません!」
和「そうね…じゃあ澪のカレーをいただくわ!」
憂「カツカレーでしたよね…お姉ちゃん可愛い///」
純「カツカレー…」パカッ
和「こっ…これは…!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/11(月) 13:24:47.16 ID:xBqec3ou0<>
作者より
紬「ここまでしか書き溜めていません♪」
律「おいおい…マジかよ頼むよ〜」
紬「50レス分しか書き溜めてないの〜」
律「書き溜めくらいちゃんとやれ!」
紬「作者を責めちゃだめよ?駄目人間だから」
律「っということでカレーライス勝負の続きは
また取りあえず書き溜めて今日中に投下しまーす!」
紬「ごめんなさいね〜うふふ♪」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/11(月) 13:37:06.09 ID:b5itVlGSO<> …なんでだろう、続きが読みたい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/11(月) 14:48:18.40 ID:qwRxRzzIO<> わかった俺の負けだ
続けて下さい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県)<><>2011/07/11(月) 22:29:30.58 ID:EVOveTMY0<> はよかけやしばくぞ
もうちょっとで夜食にカレー食べる決心がつきそうなんだよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/12(火) 19:48:23.50 ID:FSTObLmV0<> それはまさに芸術品と言っても過言では無い代物。
揚げたばかりの肉汁溢れるカツとカレーは実に美しいッ!
カツの肉汁がてかてかと光輝いていて眩しいばかりだ。
揚げ物の良い香りがカレーの香りと合わさって、
より一層の食欲を湧かせてくれるカレーだッッッ!
純「に、肉汁が溢れる!」
さわ子「四品目なのに食欲が止まらないわっ」
憂「カレーと相性抜群!お姉ちゃん可愛い///」
和「はふっ、ふっ、美味しいわ!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/12(火) 19:54:53.87 ID:riNx+FSSO<> Ktkr <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/14(木) 19:30:58.74 ID:S1Tj10ADO<> カレー食べたくなったじゃないか
だから続きを早く書けくだしあ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)<><>2011/07/16(土) 00:35:59.56 ID:+z4DOBrlo<> http://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up0399.jpg <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/20(水) 21:11:44.09 ID:JPxfM0H/0<> あ <>