VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 21:35:42.25 ID:Y4GpjAkAO<>斗貴子「ホムンクルスを倒したは良いが…さっきの光は何だったんだ?」

ホムンクルスの隠れ家を仲間と襲撃し、親玉である科学者ホムンクルスを倒した所、いきなり辺りが光につつまれ静寂の支配する夜になっていた。

斗貴子「戦士長やカズキとも離れてしまったみたいだな、とりあえず連絡を…」<>斗貴子「明治維新?」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 21:42:55.12 ID:Y4GpjAkAO<> ポケットより携帯を取り出してみると、電波は圏外となっていた。

斗貴子「ふむ…足で探すとするか」

元より単独で潜入任務に当たる事も多い為か慌てる事無く歩き出した。

暫く歩くと川沿いに柳が等間隔に植えられた川を見つけた。

斗貴子「川の近く…街でもありそうだな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/12(火) 21:48:25.64 ID:WH7DSq3DO<> 和月さん好きだから期待
カズキパピヨンブラボーも出るんだよね? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/12(火) 21:48:26.03 ID:AJ7uAWcfo<> 和月繋がり? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 21:50:02.15 ID:Y4GpjAkAO<> ???「待て!人斬り抜刀斎!」

不意に声を掛けられ振り向くと、そこには自分と同年代の女性が着物姿で立っていた。

斗貴子「抜刀斎?待て、人違いだ。それに私はおん…」

???「問答無用っ!」

木刀を上段に構え、勢い良く斬り掛かって来る相手に対し、一般人に武装を使う訳には行かぬと身をかわしつつ斗貴子は説得を試みた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 21:57:48.05 ID:Y4GpjAkAO<> 斗貴子「落ち着いてくれ!抜刀斎が何かは分からないが、私は怪しいものではない!」

???「…その格好が怪しくない訳ないでしょ?抜刀斎じゃないっていうなら名を名乗りなさい」

斗貴子「私は…斗貴子、津村斗貴子だ。君こそいきなり斬り掛かる前に名前を名乗ったらどうなんだ?」

薫「私は神谷薫、神谷活心流師範代よ。神谷活心流の名を地に落としている抜刀斎を成敗しようとやって来たの」

斗貴子「なら残念だったな。私は丸腰だし、その神谷活心流とやらの名前も今日初めて聞いたよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 22:08:05.67 ID:Y4GpjAkAO<> 薫「そんなの…」

斗貴子「まあ聞いてくれ。まず地に落とすという事はその神谷活心流に反する行いがあったのだろう?」

斗貴子「丸腰の私が神谷活心流を名乗って暴れるのも不自然だし、何より抜刀斎と名乗る理由が分からない」

薫「貴女、伝説の人斬りを知らないの?人斬り抜刀斎…かつて多くの人たちがその手に掛かり命を落としたのよ」

薫「でも人斬り抜刀斎を知らない人が抜刀斎じゃないし、その名前を語る訳無いわね。疑ってごめんなさい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 22:15:02.81 ID:Y4GpjAkAO<> なんとか納得して貰えたと胸をなで下ろしていると、遠くで聞き覚えのある叫び声が聞こえた。

???「何を隠そう俺は通信教育仕込みの逃げ足の達人だ〜っ!!」

曲がり角の向こう側から聞こえた声に薫との話を中断した斗貴子は急いでそちらに向け走り出した。

斗貴子「カズキっ!…何だそこのデカブツは」

知り合いを見つけるも布で顔を隠した男に追われる姿に呆れつつ、斗貴子は冷静に状況確認を行った。

カズキ「分かんないよ、道を聞いたらいきなりバットウサギだかカミヤなんとかって言いながら斬り掛かって来たんだ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 22:20:08.14 ID:Y4GpjAkAO<> ???「ガハハハッ!儂が人斬り抜刀斎よ!貴様らは神谷活心流の人斬り抜刀斎に殺されるのだ!!」

その台詞を聞いた瞬間スイッチが入ったのか斗貴子の視線は鋭くなり、数倍も大きい男を睨みつけた。

斗貴子「ぶち撒けたくなければ黙れ、今なら命だけは助けてやる」

一瞬男は気圧されるも、直ぐ様刀を握り直し上段に構えた。

抜刀斎?「ぐっ…丸腰のお前に何が出来る?このまま真っ二つにしてくれる!」

男が思い切り刀を振り下ろす中、余裕で装備した武装「バルキリースカート」を発動しようとするも何故か反応を示さない。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<>sage<>2011/07/12(火) 22:23:45.13 ID:LRB2jhqAO<> やめて 私のブクマの空きスペースは0よ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 22:25:18.09 ID:Y4GpjAkAO<> 斗貴子「何っ!?バルキリースカートが!!」

カズキ「危ないっ!!斗貴子さん!」

当たる寸前でカズキが斗貴子を突き飛ばし、カズキの髪は軽く斬り飛ばされてしまった。

薫「大丈夫!?」

呆気に取られていた薫も追いつき、先程知り合った斗貴子とその友人と見られる二人に声を掛けた。

斗貴子「カズキ、サンライトハートを発動してみてくれないか?」

カズキ「分かった………あれ?出ない」

薫を置いてけぼりにして二人で話しているも、男が急に声を挙げた。

抜刀斎?「ガハハハッ!上手く助かったな、だが次はこの抜刀斎様の殺人剣の餌食にしてくれる!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/12(火) 22:31:33.25 ID:Y4GpjAkAO<> 本日はこの辺りにします。和月様大好き!

>>3
それはまだ分かりません、今さっき思いつきで建てました。だが後悔はしry

>>4
はい、実写化のショックが俺を奮い立たせました。

>>10
その幻想はぶち殺して、スレが上がった時にのんびり見に来て下さいますと幸いです。


ではこの辺りで失礼します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<>sage<>2011/07/12(火) 22:47:59.94 ID:LRB2jhqAO<> 乙
つ C <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/12(火) 23:04:46.14 ID:B58C8v4DO<> カズキも斗貴子も比留間程度ならポン刀持ってても素手で倒せるよな
つか仮にも生身の人間相手に武装錬金使おうとすんなよオーバーキル過ぎだろww <>
◆w3Zyx3KeNE<>sage<>2011/07/12(火) 23:06:34.98 ID:QIzSW7tn0<> おー同じるろ剣好きな同士がここにも… <> るろ剣好き同士なら<>sage<>2011/07/12(火) 23:53:12.97 ID:AqBT8fWO0<> \ここにいるぞ!/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/13(水) 02:27:42.76 ID:/SIxgboto<> そういやるろ剣に槍使いはいなかったな
構使いは… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/13(水) 03:07:45.84 ID:HOpB6jEIO<> >>17
「何が可笑しい!!!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/13(水) 03:11:06.95 ID:B+FGVbBIO<> 宇水さんは相手が悪かったんや

カズキは潮以来の良い槍使い <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)<>sage<>2011/07/13(水) 03:16:45.96 ID:IDy4SyiAO<> 時々でいいからガンブレイズウェストのことも思いだしてください <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/13(水) 03:35:42.21 ID:oy+A4lODO<> ストロベリーは? ストロベリーはあるの? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<>sage<>2011/07/13(水) 07:22:00.85 ID:oNdeqZLAO<> >>18
だってアレ 鎗じゃないだろ 宇水さん
ティンティン(ティンベー)と チンチン(ローチン) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/14(木) 17:14:07.18 ID:gwhLnGpIO<> なにこれ凄い期待してる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 18:18:27.43 ID:j6xFe3AAO<> 反響があって嬉しいです。皆さん有り難うございます。
ちょっとずつ続けますね。

斗貴子「煙幕か!?卑怯な!」

抜刀斎?「ガハハハッ!さらばだ!」

声は遠ざかり煙幕で目をやられた三人は、咳き込みながらなんとか男の後を追って行った。

抜刀斎?「これでまた神谷活心流の評判も落ちただろう…さて帰るとするか」

装束で顔を隠した男、抜刀斎と名乗るもその実は神谷活心流の評判を落とす事に腐心する比留間伍兵衛であった。

伍兵衛「街は今神谷活心流の噂で持ちきり…弟子も激減であの土地を物にするのもあと少しだな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 18:27:00.31 ID:j6xFe3AAO<> すいません、順番間違えました;;先程のレスはお忘れ下さい;;

薫「抜刀斎?それじゃ貴方が…神谷活心流を語る不届き者っ、覚悟しなさい!」

抜刀斎を名乗る男に明らかな敵意を向け、握った木刀の切っ先を向け啖呵をきると薫は男の方へと走り出した。

抜刀斎?「遅いわ!ふんっ!」

怒りに任せた打ち込みを男に刀で弾かれ、薫は後ろに飛ばされた。

斗貴子「くっ…カズキ、彼女を守るぞ!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 18:29:32.91 ID:j6xFe3AAO<> 展開を見ていた斗貴子は薫が不利と見ればカズキに声を掛け救出を呼び掛けた。

カズキ「うんっ、こんな奴に負けたらブラボーに合わせる顔が無い」

戦士として経験の浅いカズキも心は一人前の戦士らしさを持っていた。男は三人に囲まれると口角を上げニヤリと笑っていた。

抜刀斎?「今日は日が悪いな、この辺りで引き上げるとする…かっ!」

男は懐に手を突っ込むと玉を取り出し、地面に向け叩きつけた。その瞬間玉は弾け煙が辺りに充満した。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 18:32:46.20 ID:j6xFe3AAO<> 斗貴子「煙幕か!?卑怯な!」

抜刀斎?「ガハハハッ!さらばだ!」

声は遠ざかり煙幕で目をやられた三人は、咳き込みながらなんとか男の後を追って行った。

抜刀斎?「これでまた神谷活心流の評判も落ちただろう…さて帰るとするか」

装束で顔を隠した男、抜刀斎と名乗るもその実は神谷活心流の評判を落とす事に腐心する比留間伍兵衛であった。

伍兵衛「街は今神谷活心流の噂で持ちきり…弟子も激減であの土地を物にするのもあと少しだな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 18:34:59.22 ID:j6xFe3AAO<> 伍兵衛は油断していた、煙幕で撒いたと思っていた事。そして侮っていた、自身の語った名前、抜刀斎の重みを。

???「すまぬでござる、少し道を聞きたいのだが…」

赤く長い髪を結び服と同系統の朱色の着物を着た優男に道を尋ねられ、伍兵衛は更に神谷活心流の評判を落としてやろうと画策した。

伍兵衛「ガハハハッ!運が悪かったな、儂は人斬り抜刀斎!神谷活心流の人斬り抜刀斎よ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 18:37:12.92 ID:j6xFe3AAO<> 名前を名乗り刀を抜けば多くの者は怯える筈が、小柄な優男は平然と相手に答えた。

???「そんな訳無いでござるよ、人斬り抜刀斎はもういない。それに流派は神谷活心流ではござらん」

伍兵衛「ぐっ…貴様が抜刀斎の何を知っている!がぁぁっ!!!」

痛い所を指摘され、比留間は刀を相手に振り下ろした。しかしそこには姿が無く背後から声がした。

???「流派は飛天御剣流、昔の名でも悪用されるのは嬉しくはない…でござるよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/14(木) 18:41:25.39 ID:j6xFe3AAO<> 伍兵衛「ほっ…本物の抜刀斎!?いや、まさか!」

あまりの身のこなしと本物しか知り得ぬ情報、それに加え自分から名乗った相手に伍兵衛はただただ戦慄した。

斗貴子「いたぞっ!ん…待て、様子が変だ」

伍兵衛を追いやって来た斗貴子たちが見たのは、怯える伍兵衛が後ろに立つ何者かと会話し、振り返り様に斬り掛かる姿だった。

???「飛天御剣流…龍翔閃!」

体格は圧倒的に負けながらも、小柄な男は伍兵衛の刀を持つ手に思い切り自身の刀を叩きつけていた。

しかし手首は飛ぶこと無く伍兵衛の腕が後ろに反らされ、刀が宙を舞っていた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 18:55:18.25 ID:j6xFe3AAO<> ???「明治維新の後に…幕末の亡霊は出ない方が良いでござるよ」

伍兵衛「ぐうっ…な、何が人斬りだ!そんな逆刃の刀を使うものか!!」

???「今の拙者は流浪人、人を斬る刀は持ち合わせてござらんよ」

二人の会話を聞いていた斗貴子は引っ掛かる言葉を耳にした。

斗貴子「明治維新?」

カズキ「明治維新って確か…江戸時代の打ち壊しだよね!」

斗貴子「カズキ、キミはもう少し歴史を学ぶべきだ。明治維新というのはだな…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/14(木) 19:00:34.81 ID:srPjiaIDO<> >>20
あれも好きだった!

なのになぜ打ちきりに…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/14(木) 20:55:22.66 ID:VdfaU9GDO<> 倫敦は少し遠いなぁ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)<>sage<>2011/07/14(木) 21:08:04.02 ID:OMSnXBAAO<> ガンブレイズ読み返してきたけど面白いな。
ユンボルみたいにリメイクすれば良いのに <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/14(木) 21:33:02.41 ID:SgY29fcIO<> >>34
せっかくだから、同じ雑誌で掲載している内藤康弘の作画とノリとカバー裏で読みたいです。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/14(木) 21:41:11.03 ID:j6xFe3AAO<> すいません、ネットに繋げない環境でした。とりあえず今日はこの辺りにします。
書き溜め順番間違えて投稿する初歩ミスをお許し下さい。

それと、この世界は二つの作品でのみ構成されているかと言えば、そうではありません。

大筋の流れはるろうに剣心を使わせていただいておりますが、今後も和月先生の作品のキャラでクロスオーバーはあると思います。

和月先生のるろうに剣心や武装錬金以外の作品も良ければ楽しんでいただけると幸いです。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/14(木) 21:41:51.68 ID:j6xFe3AAO<> すいません、ネットに繋げない環境でした。とりあえず今日はこの辺りにします。
書き溜め順番間違えて投稿する初歩ミスをお許し下さい。

それと、この世界は二つの作品でのみ構成されているかと言えば、そうではありません。

大筋の流れはるろうに剣心を使わせていただいておりますが、今後も和月先生の作品のキャラでクロスオーバーはあると思います。

和月先生のるろうに剣心や武装錬金以外の作品も良ければ楽しんでいただけると幸いです。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)<>sage<>2011/07/14(木) 23:12:52.64 ID:/X+ulSvAO<> 是非ともサンダーアームやアーマーバロンを!! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)<>sage<>2011/07/14(木) 23:29:45.21 ID:OMSnXBAAO<> GBWならこりす辺りは普通に出せそうだな。エンバはキツいか。
いずれにせよ武装錬金発動できないと始まらないが。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2011/07/15(金) 04:22:39.81 ID:figEPuwdo<> もちろん頭に隕石が突き刺さった軍手の少年もタイムワープしてくんだろ?
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)<>sage<>2011/07/15(金) 09:12:40.19 ID:1h0lnBOAO<> >>40

なつかしいな
読み切りのやつか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/07/15(金) 10:01:31.82 ID:x8pKgNGC0<> 1/3の純情な乙
パピヨンと斎藤出てくるまで待ち続けます… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/15(金) 21:02:27.24 ID:VjhC1EWAO<> カズキ「へぇ…じゃあ幕府が終わって新しい社会になったって事か」

斗貴子「そうだ、しかしホムンクルスを倒したと思ったらタイムスリップするとは…」

???「ほむんくるすにたいむすりっぷ…拙者にはさっぱりでござるよ」

二人と小柄な男が道場で談話する時より少し時間を遡り、伍兵衛が倒された後、薫は去ろうとする彼を呼び止めた。

人斬り抜刀斎に興味が湧いたのか、はたまた人斬りを辞めたの言葉を受けたからかは分からない。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/15(金) 21:11:45.31 ID:VjhC1EWAO<> 斗貴子とカズキにはお詫びに、小柄な男は神谷活心流の汚名をそそいだお礼にと薫は皆を道場へと誘った。

勿論伍兵衛は警察に連行された、こうして抜刀斎事件は幕を閉じたのである。

薫「ところで貴方、名前は?」

???「拙者は緋村剣心でござるよ」

薫「剣心か…あれ、幕末に抜刀斎として名を馳せてるとして、年齢は?」

剣心「今年で確か29だったでござろうか…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/15(金) 21:14:37.24 ID:VjhC1EWAO<> カズキ「29歳っ!?若く見えるなぁ…」

斗貴子「コラ、カズキ!失礼…所で先程言っていた幕末や明治維新の件で少し伺いたい事が…」

薫「まあまあ、話なら道場でゆっくりしたら良いじゃない」

こうして三人は道場へ連れられ、剣心からの話を総合し斗貴子が至った結論は、タイムスリップであった。

しかし問題は解決していなかった。一緒にいた為同様に飛ばされたであろう戦士長ことキャプテンブラボーは未だ行方不明、また戻る方法も見当がつかない。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/15(金) 21:19:17.40 ID:VjhC1EWAO<> 薫「お待たせ、ご飯よ」
三人に食事を振る舞う為と薫は料理を作ったが、出来はお世辞にも美味そうに見えない出来であった。

剣心「かたじけな…おろ、薫殿…このみそ汁に浮いてるのは?」

薫「鰹よ、出汁と言えば鰹節じゃない?」

カズキ「いっただきまーす」

斗貴子「ふむ…見た目よりは良い味だ」

薫「見た目が悪くて悪かったわね、カズキ君は美味しそうに食べてるじゃない。剣心、何か文句あるの?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/15(金) 21:26:11.20 ID:VjhC1EWAO<> 剣心「そ、そんな事ないでござるよ、薫殿の手料理は美味いでござる〜」

薫「もう…ところで貴方たち、行く宛はあるの?」

斗貴子「とりあえずもう一人の仲間を探してみようと思っている、カズキ同様近くにいるかもしれないしな」

カズキ「あとは…武装錬金使えなかった事も調べないとね、戦力的に不安だし」

薫「へぇ…剣心は?また旅に出ちゃうの?」

剣心「拙者は流浪人ゆえ…」

薫「も〜っ!流浪人とかは良いの!!よし、カズキ君も斗貴子さんも剣心も皆まとめて家に来なさい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/15(金) 21:28:13.28 ID:VjhC1EWAO<> 斗貴子「いいのか?私もカズキも不審者には変わらないだろう?」

薫「良いのよ、二人には迷惑掛けちゃったし。それに人捜しなら拠点があった方が良いでしょ?」
剣心「拙者は何も…」

薫「剣心は…ほら、いつまでもフラフラしてたら捕まるから!廃刀令もあるしね」

強引に決めてしまう薫に剣心はたじろぐも、ふっと笑顔になれば了承の意を込め頷いた。

剣心「では…しばしご厄介になるでござるよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/16(土) 00:01:28.83 ID:MqvB/HMAO<> 少し遅くなりましたが本日は以上となります。

明日から月曜日まで私用で来れないかもしれませんが、書き溜めはしておきます。


応援有り難うございます。では失礼します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(兵庫県)<>sage<>2011/07/16(土) 04:04:45.31 ID:NiGbmMapo<> おつ

>>40
おれあれすごい好き <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2011/07/17(日) 01:37:40.53 ID:17ETQ1dPo<> 期待して舞ってる
しかしただでさえ火の車だった神谷道場に居候がさらに増えるとは、薫も大変だな
これから頭に隕石ささった少年と北陸の幽霊が20世紀から
16世紀から剣心の師匠そっくりな逆玉の剣客さんが、2世紀から血まみれの日本武尊さんがタイムスリップしてくる上に
海を渡ってガンマンのガキンチョと人造人間×3とロリコン1人が押しかけるんだろ?
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 19:00:51.02 ID:Iuux+rsAO<> 薫「さてと…食事も終わったし家事分担を決めましょう。働かざるもの食うべからずよ」

薫のペースで話は進むが三人にとって悪い話でも無く、剣心は掃除洗濯を、カズキと斗貴子は買い物と町で簡単な仕事をする様言い渡された。

カズキ「とりあえず着物を借りて町に来てみたら…やっぱり周りも幕末って感じだね」

斗貴子「ああ、買うものは分かっているが仕事となるとな…」

カズキ「大丈夫!何を隠そう俺はバイトの…」

斗貴子「達人だ!だろ?全く…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/18(月) 19:01:50.31 ID:Iuux+rsAO<> カズキの変わらぬ調子に呆れ混じりに言葉を先回りさせ、軽く額にチョップが入った。

???「おっと、ごめんよ!」

カズキと斗貴子がやり取りをしていると、後ろから少年がカズキへと衝突し、謝罪が早いか立ち去ろうとした。

斗貴子「…待ちなさい、君。その懐に入れた財布を返してくれないか?」

斗貴子は少年に声を掛けると衝突の隙にすられた財布を返す様促した。

???「チッ!」

言葉に反応した少年は弾かれた様に走り出した。その姿に斗貴子が、遅れて事態を把握したカズキも走り出した。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/18(月) 19:06:02.28 ID:Iuux+rsAO<> カズキの変わらぬ調子に呆れ混じりに言葉を先回りさせ、軽く額にチョップが入った。

???「おっと、ごめんよ!」

カズキと斗貴子がやり取りをしていると、後ろから少年がカズキへと衝突し、謝罪が早いか立ち去ろうとした。

斗貴子「…待ちなさい、君。その懐に入れた財布を返してくれないか?」

斗貴子は少年に声を掛けると衝突の隙にすられた財布を返す様促した。

???「チッ!」

言葉に反応した少年は弾かれた様に走り出した。その姿に斗貴子が、遅れて事態を把握したカズキも走り出した。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 19:14:32.57 ID:Iuux+rsAO<> 斗貴子「待つんだ!クソッ、バルキリースカートさえ出せれば…」

カズキ「人が邪魔で…くっ、待て!」

二人が追い掛けるも人ごみが行く手を遮り、見失い掛けた所、正面から剣心がやって来たのをカズキが発見した。

カズキ「剣心!その子を捕まえて!!財布が!」

???「へん、こんなポケ〜っとした野郎に捕まるかって…」

少年が台詞を言う途中襟首が掴まれ身体が持ち上がっていた。

???「離せ!離せよ!!ちくしょう!」

剣心「スリはいかんでござるよ、おろ…豆腐が…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 19:24:52.62 ID:Iuux+rsAO<> 薫から買い物の追加で豆腐を頼まれた剣心だが、少年が暴れる為豆腐を落としてしまった。

剣心「おろ〜薫殿に怒られるでござる…」

落ち込む剣心に斗貴子とカズキは近付き、少年より奪われた財布を取り返した。

斗貴子「こんな小さな子がスリとは…時代という奴か」

カズキ「まあまあ、とりあえず返って来たし良かった良かった」

斗貴子「次は君がしっかりしてくれると有り難いんだがな」

楽天的なカズキの方をじと目で見ながら不満を一言呟くと少年に向き直った。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 19:38:42.01 ID:Iuux+rsAO<> 斗貴子「スリは困るな、どうしてこんな事をしたんだ?」

???「うるせいやい!俺だってこんな事…」

剣心「坊主、事情を話してみるでござる。拙者たちで良ければ力になるでござるよ」

???「大人なんざどいつもこいつも嘘吐きだ!信じるか!!」

剣心の足に蹴りを入れると抜け出し遠くに走り、振り向けば少年は舌を出し挑発をした。

???「へん!この明神弥彦様に掛かりゃお前らから逃げるのなんか屁でもねぇ!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 19:45:34.07 ID:1DiFv3EAO<> おお、リアルタイム遭遇
私怨 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 20:01:06.26 ID:Iuux+rsAO<> 剣心「ふむ…斗貴子殿、カズキ殿、拙者急用を思い立った故、豆腐を買って薫殿の所に帰っていて欲しいでござるよ」

斗貴子「…ああ、分かっ」

カズキ「斗貴子さん!俺も用事思い立っちゃったから先帰ってて!!」

剣心「カズキ殿、危ないかもしれぬでござるよ?」

カズキ「俺の師匠が言ってたんだ、善でも悪でも最後まで貫き通せた信念に偽りは無いって」

カズキ「だから俺は俺の信念で行く。剣心の邪魔はしないから、お願い!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 20:04:11.29 ID:Iuux+rsAO<> 斗貴子「ふう…君は本当に…これを持って行きなさい。戦団支給の特殊警棒、無いよりはマシだろう。何かあったら困るから」

心なしか嬉しそうに微笑むと、他者の為戦いに向かうカズキに斗貴子は武器を手渡した。

斗貴子「剣心、悪いがカズキを頼む。こう見えてそこらの大人に引けは取らない」

剣心「分かった、安心して帰りを待って欲しいでござるよ」

こうして剣心とカズキは少年が逃げた方へと歩き出した。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/18(月) 20:06:22.00 ID:Iuux+rsAO<> 本日はこの辺りとします。

あと希望は出来る限りのキャラを出せる様に…ですが、話の都合上出せないor出さないキャラもいる事をご了承いただきたいです。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/20(水) 20:48:35.28 ID:7xa+GKsAO<> 期待はしているが、短いな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<><>2011/07/21(木) 19:08:08.30 ID:uTItaCeAO<> 弥彦「ぐうっ…ごほっ!」

屋敷に戻った弥彦は若頭により腹を殴られうずくまっていた。

若頭「おい!何だこのシケた額は!!俺はいくら持って来いって言った?」

弥彦「…ざけんな!俺だってやりたくて…くそっ…」

若頭「言い訳は良いんだよ!お前にスリの才能がなきゃ今頃魚の餌だぜ?」

弥彦「…くそっ…もう嫌だ!俺は東京府士族、明神弥彦だ!こんなスリで生きる生活まっぴらごめんだ!!」

弥彦は今までの鬱憤もあり若頭へ啖呵を切ってしまった。当然若頭は怒り弥彦を蹴り飛ばした。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:09:28.51 ID:uTItaCeAO<> 若頭「お前みたいな生意気なガキには体に分からせなきゃいけないみたいだな?」

若頭がドスを取り出し鞘から抜くと、鈍色の刀身が光を反射し弥彦の顔を映した。

???「やめねぇか…ガキ相手に刃物ちらつかせてんじゃねぇよ」

若頭「親分!このガキが…」

親分「なあ、ここでコイツを斬って得するのは誰だ?ガキの治療も必要、その間のシノギも無し、そうだろ?」

弥彦「…だからもうやらねぇって言ってんだろ!」

親分と周りを囲むチンピラ達、それに若頭はニヤニヤ笑い出した。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:11:45.06 ID:uTItaCeAO<> 親分「弥彦よぉ…スリをやらねぇってんならその腕は必要ねぇな?拾って育ててやった俺の所有物だ、切り落としても構わねぇな」

若頭は親分の言葉を聞き、改めてドスを構えると弥彦に近寄って行った。

若頭「親分の言うとおりだ、弥彦。お前の両腕切り落としてやるよ!」

不意に若頭と弥彦の間に人影が割り込んだ。

剣心「物騒でござるね、腕を切り落とすとは」

若頭「誰だ、テメェは!!…おい、野郎共!この優男斬っちまいな!」

チンピラ達「おう!」

チンピラ達が一斉に立ち上がり剣心を取り囲む様円陣となった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:13:04.14 ID:uTItaCeAO<> 剣心「拙者は争いは好まぬでござるよ」

チンピラA「黙りやがれ!チェストッ!!」

剣心「龍巻閃!」

チンピラが上段に構え勢い良く刀を振り下ろしたのを身体を回転させつつ左に避け、そのまま刀を抜き気付けば相手の脇腹を逆刃で打ち抜いた。

チンピラA「ぐあっ!?」

チンピラB「何っ!!」

チンピラC「おい、一斉にかかるぞ!!」

剣心に刀を構える男たち、その隙にカズキは倒れている弥彦を抱え安全な所まで離れた。

弥彦「ゴホッ…何者だよ…アイツは…」

カズキ「剣心は剣心だよ。昔人斬り抜刀斎って呼ばれてたらしいけどね?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:14:36.95 ID:uTItaCeAO<> 弥彦「抜刀斎!?あの伝説の人斬り…」

会話する二人に剣心とカズキが侵入する際に仕留め損ねた男が後ろから近づいていた。

チンピラD「逃げてんじゃねぇぞ!!ゴルァ!」

カズキ「後ろから何て卑怯だけど、殺気は消さないとね…サンライトスラッシャー!!!」

振り下ろされた刀を腰に差した警棒を抜き片手で受け止め、弾き返した勢いのままカズキは相手の胸に渾身の突きを入れた。

チンピラD「ガフッ…この…クソが…」

カズキ「やっぱり武装錬金じゃないと必殺技がイマイチだな…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:16:30.13 ID:uTItaCeAO<> 弥彦「お前も…強いんだな」

カズキ「追いつきたい、守りたいものがあれば強くなれるさ」

弥彦を連れ屋敷から脱出したカズキは外で剣心を待った。


剣心「さて、残るはお主たちでござるよ」

チンピラ達「うぅ…あ…」「つ…よい…っ」

若頭「野郎…俺は人なんざ何人も斬り殺してんだよ!」

剣心「いい加減にしないと、拙者も手加減せぬでござるよ」

鋭い眼光が二人を貫き、親分が剣心に声を掛けた。

親分「望みは何だ…金か?雇ったのは誰だ?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:18:00.04 ID:uTItaCeAO<> 剣心「雇われた訳ではござらぬよ、親分殿。ただ拙者の望みは先程の童…弥彦を貰い受ける事でござる」

若頭「何ぃ!?お前もあのガキを使って…」

親分「やめねぇか!!…分かった、その代わり今後儂らに関わらないでくれ」

剣心「しかと約束したでござる。勿論拙者達にも…」

親分「ああ、手出ししねぇ。早く帰ってくれ」

ニコリと笑うと剣心は帰って行った。暫くしてから緊張の解けた若頭は親分に声を掛けた。

若頭「あんな優男…親分は何を恐れてるんです?何なら今から追って…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:21:11.60 ID:uTItaCeAO<> 親分「馬鹿野郎、止めろ。アイツの目を見なかったのか?あれは本物だ…昔あの目をした奴を見たことがある」

親分はゆっくり語り出した、数年前…自身がまだ若く幾つものの戦に出ていた時の事を。

親分「あれは人斬りだ、新撰組や攘夷志士…しかも出会ったら即死を覚悟する部類だ、あんな奴に手出ししたら…命なんざいくつあっても足りねぇ」

親分「安いもんさ…ガキ一匹で済むならな」


暫くして剣心が出て来るとカズキは笑顔で迎え、弥彦はふてくされながらも頭を下げると去ろうとした。

剣心「待つでござる、拙者たちと一緒に来ないか?強くなりたいのでござろう?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/21(木) 19:27:06.14 ID:uTItaCeAO<> 弥彦「…なりてぇよ、強く。自分を貫ける様になりてぇ!!」

二人に背を向けながら語尾を強く言葉を発した。

カズキ「ねぇ剣心、一応薫さんに確認取った方が…」

剣心「なに、薫殿の道場の門弟になれば居候でも構わぬでござろう」

カズキ「居候が居候を招いて…ま、大丈夫か」

カズキと剣心は二人コソコソと話していた、幸い弥彦には聞こえていなかった様だ。

剣心「では改めて…弥彦、拙者達と共に行くでござるよ」

カズキ「俺は武藤カズキ、この人は緋村剣心だ。あと二人も今から行く所にいるから紹介するよ。二人とも強いぞ?」


こうしてカズキと剣心は弥彦を連れ帰った。
後で勝手に決めた事で薫に雷を落とされるとも知らずに。


第一部 完 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<><>2011/07/21(木) 19:35:18.55 ID:uTItaCeAO<> 今日は区切りまで一気に投下しました。

二部は構想のみ組んでますので、とりあえず近日中に書き始めます。

ただ完全にオリジナルとなりますので、原作を知らない方に不親切となるかもしれません。ご了承願います。

それと支援して下さる方、大変励みになります。本当に有り難うございます。

和月様の作品を改変した拙い作品ですが、今後もお付き合い下さい。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/21(木) 20:13:24.81 ID:G1I6o0tDO<> >>72
乙です。

オリジナルか、ってことは新キャラが………楽しみです! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)<>sage<>2011/07/21(木) 21:47:29.72 ID:4GuIGm3AO<> 乙でした。斎藤あたりが出てきたら武装錬金無いと戦力外になっちゃいそう……

GBWのキャラが出てきたら嬉しいんだよ! <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/07/21(木) 23:31:22.80 ID:uTItaCeAO<> トリップ付け記念がてらいくつかレスを返しておきます。

>>21
自分はとらドラや乃木坂春香の秘密が大好きです。あとは分かるな?

>>33
倫敦は遠いですね…自分もそこは悩んでます。

>>39
その辺りも考えてはおりますが、ジャンプの漫画家さんは毎週こんな風に展開考えて絵に起こしてると考えると、化け物かと思ってしまいます。

>>40
メテオ・ストライクは好きですね、絡められたら良いなとは思います。

>>73
ちなみにオリジナルと言ってもオリキャラが出る訳では無いです。新キャラは出しますが。

>>74
武装錬金は割と便利なので、もしかしたら本編にて武装錬金キャラ以外の人間が持つ可能性も…と考えております。

勿論これもあくまで構想なので確定ではありません。

次は日曜日までに第二部を始め様と思います。では失礼します <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/07/23(土) 20:53:25.23 ID:pDOKJsJAO<> そろそろ来るかな <> 流浪人 ◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/07/23(土) 21:59:25.20 ID:Wc7sG9JAO<> ここは西部の荒野。夕陽に最も近い場所、ガンブレイズウエストを目指す者達がいた。


マーカス「一体試練は何回あるんだ?」

ウィル「それを最後まで耐え切る者が、ガンブレイズウエストに辿り着けるのでは無いですか?」

ビュー「マーカス、せっかく追い付いて来れたんだし頑張ろうぜ」

二つのミッションを終え、第三のミッションの終わりに合流したマーカスは内容を聞き疲れた様にため息を漏らした。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<><>2011/07/23(土) 22:06:58.16 ID:Wc7sG9JAO<> こうしてダラダラと荒野を歩いていたビュー達、その途中彼らはある男に会った。

???「久しぶりだな、少年」

ビュー「アンタは…甲冑男爵!!」

マーカス「甲冑男爵と言えば…あの黒十字財団の頭首じゃないか。フレンズ、知り合いなのか?」

甲冑男爵「お主が待ち人…あまり強そうには見えないな」

ビュー「ああ、弱い。だけど想いは強いんだぜ?」

ウィル「俺も想いなら負けないけどな」

コリス「またそうやって張り合う、ウィル君も見た目以上に熱いよね」
<> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/07/23(土) 22:12:52.08 ID:Wc7sG9JAO<> 甲冑男爵「…話を進めて構わないか?」

ビュー「ああ、悪い悪い。それで…どうした?第一ミッションの案内のみじゃ無かったのか?」

さり気なく罵倒された上放置されたマーカス、その横で三人(といじける大人一人)が聞かされたのは第四ミッションについてだった。

甲冑男爵「次の第四ミッション、残るは君たちとJ・J達二組。それぞれ海を渡り、日本で決着をつけて貰う」

ビュー「つまり勝った方がガンブレイズウエストに辿り着けるって事か」

コリス「でも日本で最終で良いの?アメリカ限定だと思ってたのに」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/07/23(土) 22:17:36.42 ID:Wc7sG9JAO<> 甲冑男爵「世界はまだまだ広い。今は日本まででもいずれは更に西を目指す事もあるだろう」

コリス「図らずも私は里帰りかな。ア・イ・ヅ・バンダイサンハア・タカ〜ラ〜ノ〜ヤ〜マ〜ヨオォォ〜♪」

ビュー「その歌が故郷の歌か?」

マーカス「独特のテンポだな、それじゃ俺も一つ…」

ウィル「マーカスさん、今歌ったら…縛りますよ?」

マーカス「ウィルが怖いぜ、フレンド」

コリス「本当仲良しね、先が思いやられるよ」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/07/23(土) 22:23:24.93 ID:Wc7sG9JAO<> ビュー「おし、それじゃあさっさと海岸の街に…」

甲冑男爵「それについてだが、歩けばあと二週間は掛かる。私が用意した馬を使うと良い」

コリス「良いの?案内人が公正にしないで片方に肩入れして」

甲冑男爵「問題無い、あちらはバッファローライダーが向かっている」

甲冑男爵「期日が近い…早く着いて貰わねばな」

甲冑男爵はビューたちに聞こえぬぐらいの声で小さく呟いた。マーカスだけはそれを聞き逃さなかったが。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/07/23(土) 22:33:18.55 ID:Wc7sG9JAO<> 本日はここまでにします。

第二部はるろ剣&武装錬金から離れ、ガンブレイズウエスト主体となります。

原作後日談をオリジナルでやっていますので、ガンブレイズウエストを読んでいない方には全く分からないかもしれませんが、暫しお付き合い下さい。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)<>sage<>2011/07/23(土) 22:42:08.23 ID:7kQv2TAAO<> GBWキタ――(゚∀゚)――!! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/07/29(金) 01:06:01.96 ID:bJyyGSJBo<> ガンブレイズウエスト組みは成長途中だから戦力に不安があるな
コンセントレーション・ワンで剣心達の剣筋は見えるだろうが対処はできなそう
その分どう成長してくれるか楽しみだ <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<><>2011/08/04(木) 14:58:34.87 ID:ntDNXRjAO<> こうして港街まで着いた一行は、甲冑男爵と別れた後船の予約を取り、出発の準備を行っていた。

マーカス「フレンズ、少し話がある」

いつになく真剣な表情のマーカスを見て皆は頷くと話を始めた。

マーカス「甲冑男爵は時間が無いと言っていた様だ、皆が聞き逃した中しっかりと聞いていた俺…ゴホン」

ウィルが睨むのを見れば調子良く言っていたのを抑え咳払いを一つし話を続けた。

マーカス「急な国外の移動、馬を貸し出す等ガンブレイズウエスト側の手伝い、完全に何かある。各自気を付けた方が良い」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/08/04(木) 15:01:06.71 ID:ntDNXRjAO<> ウィル「善処しよう。…話は変わるが、マーカス、俺はまだ貴方を認めていない。第三のミッションだって偶然勝てたのかもしれない」

マーカス「これは手厳しいね、フレンド。どうしたら信用出来るんだい?」

ウィル「…俺と勝負して、勝つか納得させてみろ」

コリス「ねえビュー、止めないの?」

ビュー「コリスこそ。まあウィルは分からず屋なのは仕方ないけど、心底嫌いな訳じゃないだろうし」

ビュー「それに俺もマーカスの実力を見たいしな?」

ウィルとマーカスが火花を散らすのを二人は敢えて止めなかった。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/04(木) 15:07:25.81 ID:ntDNXRjAO<> マーカス「オーケー、だけどウィル。こっちはガン、そっちはロープだ。構わないのか?」

ウィル「俺のロープを甘く見ない方が良い、それとも負けた時の言い訳にでもするか?」

マーカス「まさか。負け犬(アンダードッグ)は卒業したからね」

こうして二人は人の来ない荒野に出て決闘を行う事となった。

ウィル「それでは…遠慮なく行くぞ!」

ウィルはロープの束を両手に一本ずつ持ち、左右から別々にマーカスに向け投げた。

マーカス「おっと!!これは予想以上だ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/08/04(木) 15:09:29.41 ID:ntDNXRjAO<> ウィル「銃にだって勝てる様何年も鍛え、作り上げたロープが簡単に負けてたまるか!」

マーカスは防戦一方でウィルのロープを避け続けていた。

ビュー「ウィルのロープ、俺と最初に闘った頃より鋭くなってるな」

コリス「ビュー君にコンセントレーション・ワンがあるからって鍛えてたからね」

マーカス「でもそろそろ頑張らないと…ほっ!」

ウィルが絶え間なくロープを地に叩きつける隙を見て、マーカスは左右のロープの中央に向け走り込んだ。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/04(木) 15:11:25.56 ID:ntDNXRjAO<> ウィル「其処への対処はしている!シザーズ!!」

ウィルがロープが左右に広げたロープを左側が上、右側が下となる様操った。

そのまま手首の力で強く引けばとロープの先端がマーカスの背後でクロスしつつ後ろから距離を詰めて来た。

マーカス「ヤバいな、よっ!」

マーカスは銃を抜けば中央から正面に見えているウィル目掛けてペイント弾を発砲した。

ウィル「それも対策済みだ、スクラッチ!」

撃ち込まれたペイント弾を見ればウィルは手を交差させロープをクロスし、ロープのクロス部分に弾を当て弾けさせた。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/04(木) 15:12:29.45 ID:ntDNXRjAO<> マーカス「そりゃ反則だ!でも…下がお留守だ!!」

クロスした事により次第に上下に別れたロープが一本となればマーカスはしゃがみロープを避け、再び走り出した。

マーカス「前に走る!ひたすら走ったら…撃つ、だ!」

走りながら何発もウィルに向け撃ち込めば、ウィルも弾き切れず腕に一発命中してしまった。

コリス「はい、それまで〜マーカスの勝ちね」

ウィル「まだまだ研究が必要か…悔しいが俺の負けだ、マーカス」

マーカス「ウィルも良いロープ捌きだった、流石ガンブレイズウエストを勝ち残っただけあるな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/16(火) 01:13:52.39 ID:mNcwYOgSO<> ワクテカ <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/22(月) 14:51:50.03 ID:7iXc7tpAO<> ビュー「な?心配無かったろ?」

旧友の勝利もあってか機嫌良さそうにコリスに向けて親指立てるビューだが、コリスは肩を竦めていた。

コリス「熱いオトコノコはいつまでも熱いのね。さて…決着も着いたんだし早く出発の準備をしましょう?日本は遠いから」

ビュー「そうだな、おーい!ウィルもマーカスも準備しようぜ?」

冷静な意見を受けウィルとマーカスはお互い目配せした後ビューたちの方へと歩いて行った。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/22(月) 14:56:40.75 ID:7iXc7tpAO<> そして数日が経ち、船の出発の日となった。

ウィル「確か到着はウラワ…だったか?定期船は出てないから海の流れで変わる可能性があるらしいな」

慣れぬ日本の地名を発しつつアメリカより日本への渡航が普及していない為、アクシデントも十分有り得る事をウィルは心配していた。

ビュー「大丈夫だって、それより海渡る経験なんか自慢になるぜ?」

マーカス「フレンド、向こうに渡って帰るのもあるからもう一回体験出来るな」

コリス「船が難破しなければね。さあ、出航みたい」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/22(月) 15:03:16.93 ID:7iXc7tpAO<> 4人を乗せた船はアメリカを出発した、ガンブレイズウエストの急な予定変更に未来を渡り過去へと来たカズキ達。

世界は今大きな流れに巻き込まれ、緩やかだが確実に元の歴史からズレ始めていた。

???「ようやく出番が来たみたいだ、蝶サイコー。さて、偵察も終わったし早く帰るとするか。あの船で羽休めをしたら行くとしようか、武藤カズキのいる日本に」


第二部 GBW編 完 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/22(月) 15:08:32.20 ID:7iXc7tpAO<> カズキ「ただいまっ!」

剣心「お疲れ様でござる、カズキ殿」

すっかり居候生活が身に染み着いた剣心達はそれぞれ役割を分担し家事や仕事を行っていた。

弥彦「おいブス!いつまで素振りさせるつもりだ!」

薫「誰がブスよ誰が!それに基礎を怠る者はいつまで経っても半人前よ!」

賑やかな道場の中、すっかり馴染んだカズキを余所に斗貴子は手掛かりの無い戦士長の事を考えていた。

斗貴子(おかしい、いくら何でもあの人がこんなに姿を表さないなんて。もしや…) <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/22(月) 15:14:09.02 ID:7iXc7tpAO<> その考えがよぎったものの、直ぐに頭を左右に振り否定した。

斗貴子「大丈夫、それよりも此処から帰る手段に武装錬金の謎だな。あれから全く機能しない…治癒力はあるみたいだが」

カズキ「どうしたの?斗貴子さん。暗い顔しちゃって」

斗貴子「カズキか…いや、武装錬金が使えなくなって久しいと思ってな」
カズキ「ああ!つまりはぶち撒け…」ブスッ

斗貴子「ほう、カズキ君はまるで私がぶち撒けフェチだとでも言いたい様だな?」

カズキ「目がっ!目がぁぁぁっ!!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<><>2011/08/22(月) 15:19:28.75 ID:7iXc7tpAO<> 盛大に辺りを転がり回るカズキを見ながら斗貴子は黒い微笑みを向けていた。

弥彦「こぇぇ…カズキの奴斗貴子さん怒らせたな…」

剣心「おろ…後でカズキを労ってあげるでござる…ところで、そこの御仁。何か拙者に用でござるか?」

剣心が急に茂みに向けて言葉を発すると、茂みからは大きな包みを持った長身の男が現れた。

???「へっ、良く気付いたな?朝一から隠れてたってのによ?」

剣心「拙者も人の視線に敏感故…さて、改めて要件は何でござる?」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/22(月) 15:26:09.72 ID:7iXc7tpAO<> ???「俺様は相楽左之助!人呼んで喧嘩屋斬左だ」

大声で啖呵を切った男に、転がり回るカズキを除いて皆注目していた。

薫「ちょっと!うちの剣心に何いちゃもん付けてんのよ!」

左之助「ちょっくら俺と勝負してくれよ?維新志士様よ」

明らかに敵意の籠もった表情で剣心を睨み付ける左之助は一枚の封書を渡した。

剣心「なるほど、果たし状でござるか。して、拙者を狙う理由とは?」

左之助「さあな?喧嘩屋は買った喧嘩を売りに行くまでよ。それじゃ待ってるぜ?」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/08/22(月) 15:30:19.48 ID:7iXc7tpAO<> 本日は此処までとします。

間隔空いてしまいすいません。また読んでいただけますと幸いです。では失礼します。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/22(月) 15:59:18.92 ID:lkoL4wtbo<> 乙
蝶野が来るか… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/08/22(月) 17:18:16.25 ID:kxtGyVEAO<> ついにパピヨンマスクの(二重の意味での)変態のお目見えか……ゴクリ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)<><>2011/08/22(月) 18:37:33.29 ID:mc3zcSDAO<> さのとブラボーガチでやったらどっちが強いかな? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)<><>2011/08/24(水) 18:22:33.51 ID:g1vpEIFs0<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)<><>2011/08/24(水) 18:23:09.87 ID:g1vpEIFs0<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/10/06(木) 11:39:50.97 ID:kElAIwbjo<> もう10月なんですが <> 流浪人 ◆cERU2gyGEKFS<><>2011/10/09(日) 17:50:25.35 ID:LCc3ilYAO<> 左之助が去った後、薫は剣心に決闘を断る様説得していた。

薫「あんな喧嘩馬鹿はほっときなさいよ!」

剣心「だが行かねばまた来るでござるよ」

斗貴子「私も行く方が良いと思う。喧嘩を依頼したのが誰か分かるかも知れないしな」

カズキ「ぐっ…痛いよ斗貴子さん…」

目を抑えたまま呟くカズキを剣心が介抱し、恐ろしくなった弥彦は決して斗貴子には逆らうまいと誓ったのであった。
<> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 17:57:24.27 ID:LCc3ilYAO<> 果たし状に書かれた日時は明後日の昼間、待ち合わせ場所は河原を指定された為神谷道場一行は準備をして当日を迎えた。

弥彦「よし、それじゃ剣心頑張って来いよ!」

薫「何よ、偉そうに。剣心、無理はしないでね?」

剣心を心配する薫は今でも果たし合いに反対であったが、皆から諭され河原へ付いて来たのであった。

カズキ「あ、来たみたい…って何か長い包み持ってるな」

剣心「……まさかな」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 18:02:09.46 ID:LCc3ilYAO<> 左之助「よう、待たせたな。それじゃ始めるか」
左之助は皆を一通り見渡すと抱えて来た包みの端を掴み布を取った。

左之助「喧嘩屋斬左、推して参るぜ!」

布に包まれていたのは石造りの巨大な刀、それも身体を遥かに越えた長さの物であった。

カズキ「な、何だよあれ!どうやって持ってるんだ!?」

剣心「あれは斬馬刀、一筋縄ではいかぬ様でござるね」

剣心は腰に差す逆刃の刀を抜くと見守る一行からやや離れた位置に陣取り相手を見据えた。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 18:06:37.48 ID:LCc3ilYAO<> 左之助「ほう、博識だねぇ…そりゃっ!」

巨大な刀を軽々振り回すと、斬馬刀を横薙ぎし剣心のいる位置を振り抜いた。

剣心「ふむ、これは中々…」

横薙ぎされた刀を飛び上がり避けると一気に間合いを詰めて左之助へと近寄った。

斗貴子「上手い、あんな得物を相手にするには離れるより近寄る事が大切だ。カズキ、良く見ているんだ」

剣心の戦い方は勉強になると戦士の先輩として斗貴子は自然とカズキへ指示を出していた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/10/09(日) 18:30:27.96 ID:InnK5USDo<> きてたああああああああああああああああああ

超乙!!!
ねえあげていい? <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 18:30:37.73 ID:LCc3ilYAO<> その様子をカズキは返事をするのも忘れただ見ていた、戦士同士の戦いを一瞬でも見逃さぬ様に。

左之助「へへっ、面白ぇぜ!維新志士様よ!!」

間合いに入られても余裕の笑みを浮かべ、斬馬刀から片手を離すと向かって来る剣心に対して拳を突き出した。

剣心「くっ…龍巻閃!」
走る勢いに対して突き出された拳を身体を捻りギリギリで避けると、刀で相手の後頭部へ強かに打撃を与えた。

弥彦「決まった!これであの野郎も御陀仏だ!!」
薫「…っ!剣心!!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 18:36:40.38 ID:LCc3ilYAO<> 左之助「どうしてぇ…痛くもかゆくもねぇよ!」

剣心「ぐっ…がはっ!!」

致命的な一撃を与えたにも関わらず、左之助は剣心の腹に拳を叩き込んでいた。

カズキ「嘘だろ!?後頭部に決まってたのに!」

斗貴子「あれは…異常なまでの打たれ強さか!」

左之助「ご名答、俺は鉄寸で額を打たれても効かねぇぜ?」

剣心「ぐ…っ…少しでも手を抜いていた事を詫びるでござるよ」

弾き飛ばされた剣心はよろめきながらも立ち上がると左之助を見据えていた。


>>110
すいません、初回書き込みうっかり上げてしまいました; <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 18:45:13.18 ID:LCc3ilYAO<> 左之助「へっ、偉そうな維新志士にゃ良い薬だったろ?」

剣心「では…此方から行かせて貰うでござるよ」

先程同様間合いを詰めるも左之助は斬馬刀を構え、真っ直ぐに突いて来た。

左之助「おりゃあっ!」

剣心「はっ!行くぞ…龍槌閃!」

気合いを込めた一撃に再び飛び上がり斬馬刀の上に立つとそのまま刀の上を走り、更に高く飛び上がると自然落下を利用し相手の頭に逆刃刀を叩き込んだ。

剣心「まだまだっ…龍翔閃!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 18:49:59.64 ID:LCc3ilYAO<> 剣心は刀の腹に手を添えると相手の顎を打ち上げた。

左之助「ぐはっ!!っ…まだ…まだぁっ!負けるか…よ、この悪一文字に…掛けて…」

常人なら大怪我も免れぬ攻撃にも立ち上がる左之助に剣心は刀を構えたまま言葉を発した。

剣心「左之助…でござったか、何故維新志士を目の敵にする?」

度々維新志士という言葉を発する左之助に向かい、剣心は理由を問い掛けた。

左之助「維新志士…は…俺を…俺たち赤報隊を…相楽隊長を殺しやがった!!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 19:02:02.54 ID:LCc3ilYAO<> 薫「赤報隊って…確か嘘の情報を流布させて処罰させたっていう…」

左之助「違うっ!赤報隊は政府から言われた通りに皆へ情報を伝えていたんだ!!それを政府は…実現出来ないからって俺たちを切り捨てたんだ!!」

歯を食いしばり言葉を吐き出す相手に剣心は目を瞑り静かに聞いていた。

左之助「だから俺は維新志士も政府も大っ嫌いだ、腐った対応も受け入れてやるよ、悪一文字を背負って政府を恨んでな!」

弥彦「俺…知らなかったけど、もし事実なら…酷ぇ話だな」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/09(日) 19:05:34.84 ID:LCc3ilYAO<> 本日は此処までにします。

本当にすいません、期待して下さる方もいるのにどうしてもモチベーションが上がらず今まで書き込み出来ませんでした。

直ぐにとは約束出来ませんが、必ず続けて行きますので、よろしくお願いします。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/10/09(日) 19:06:59.87 ID:SD8teXD8o<> 乙!
投下しなくても生存報告してくれると嬉しい <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/31(月) 21:56:24.10 ID:SsFaP6wAO<> カズキ「…善でも悪でも!最後まで貫き通せ信念に、偽りは無い!」

斗貴子「!!…カズキ!?」

今まで傍観していたカズキは左之助に向けてそう言い放った。

左之助「へへ…分かってるじゃねぇか。だから!俺は相楽隊長の為にも、正義ヅラしてる維新志士には…絶対に負けられねぇ!」

左之助は斬馬刀を構え、頭上で振り回し遠心力を加えながら再び剣心に向けて走り出した。対する剣心は刀を鞘に納めると、抜刀の構えを取った。

左之助「あれから毎日毎日喧嘩をして来た…喧嘩に興じてりゃ全てを忘れられた!そして俺は強くなった!!その強さで…今!最強の維新志士を倒す!!!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/31(月) 22:01:38.07 ID:SsFaP6wAO<> 剣心「そんなしみったれた強さでは…拙者は倒せんよ…」

剣左「おおおおおっ!!!!!」

剣心と左之助の刀が交差すると石造りの斬馬刀は見事に折られ、剣心はその勢いのまま相手の脇腹へと刀を叩き込んだ。

剣心「龍巻閃!!」

左之助「グハッ!?」

斬馬刀の柄に凭れながらもまだ立つ左之助に向かい剣心は声を掛けた。

剣心「…流石に頑丈だな。これだけ拙者の攻撃を受け続けた男はお主が初めてでござるよ」

剣心「今医者を呼んでやる…待っているでござるよ」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/31(月) 22:07:40.24 ID:SsFaP6wAO<> 左之助「まだだ!まだおわっちゃいねぇ…俺は生きてる…倒れてねぇ!!まけてねぇ!」

左之助「例え殺されようと…てめぇら維新志士には負けられねぇ!」

剣心は無言で相手に近付くと左拳で相手の顔面を殴った。

剣心「喧嘩の相手が違うのではござらんか?赤報隊がお主に教えたのは維新志士を倒すことか?それとも維新を達成することか」

左之助「うるせぇ!てめぇが言うなっ!!四民平等とぬかしときながら欲に溺れふんぞり返る…偽りの新時代をでっち上げて満足してる維新志士が言うんじゃねぇ!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/31(月) 22:14:13.52 ID:SsFaP6wAO<> 薫「違うわよ!剣心はそんな維新志士じゃない…官憲の栄職になんか目もくれないで剣で自由に人を守り続ける流浪人よ!」

薫「剣心を人斬り抜刀斎としてしか知らないくせに…勝手な喧嘩仕掛けて勝手な事ばかり言わないでよ!」

弥彦「そーだぜ、これ以上おカド違いのケンカをやるってのなら剣心に代わってこの明神弥…」

暴走しそうな弥彦を斗貴子が後ろから捕まえ、口を塞ぎ、左之助の前にカズキが立っていた。

カズキ「…意志を貫き通せてなんかない、あんたのは…目標を達成出来ないからって喧嘩に逃げてただけじゃないか!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<><>2011/10/31(月) 22:22:01.73 ID:SsFaP6wAO<> 剣心「左之助…維新はまだ終わっておらんよ。確かに形だけは十年前に成立し、新時代明治となった」

剣心「だが、本当に幸せを必要とする人々は未だに虐げられる古い時代の中にいる」

剣心「だから拙者は及ばずながらそういう人達の力になるべく逆刃刀を振るっている」

剣心「一年後になるか十年後になるか…永遠に維新の終わりは来ぬままか、わからぬがそうする事が維新の犠牲になった人々への償いになると思っている」

剣心「…人斬り抜刀斎が斬り殺した人達への償いになると思っている…でござるよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)<>sage<>2011/10/31(月) 22:27:26.28 ID:SsFaP6wAO<> 左之助は思った、剣心も相楽隊長もて新時代を夢に描いて闘っていた。それに剣心は今なお闘い続けていた。

絶望し諦めた自分とは違い、諦めていない。完全に心が負けを認めてしまった為か、左之助はそのまま倒れこんでしまった。

左之助(すんません…相楽隊長…俺はこの男に完全に…負けちまいましたよ)




本編は本日以上です。以下少しおまけ要素の雑談ですので、本編とは関係無く申し訳ないですが少しだけ宜しくお願いします。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/31(月) 22:35:37.61 ID:SsFaP6wAO<> 斗貴子「…斗貴子と」

カズキ「カズキの!」

カズキ「ストロベリータイム!!」

カズキ「…って斗貴子さん!何で言ってくれないんだよ!」

斗貴子「言えるか!もう一回言おう、言えるか!!」

カズキ「せっかくシリアスパートも終わって日常な感じに行こうかっていうのに…だけどそんな所も良い!」

斗貴子「時々君との付き合いを考えねばならない時があるな…」

カズキ「うぅ…ドSだ、斗貴子さんってこんなにドSだったっけ?」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/31(月) 22:40:40.40 ID:SsFaP6wAO<> 斗貴子「…さて、今回この機会に雑談をするのは作者の言葉を伝える為でもある」

カズキ「華麗にスルーされた!?っと、まあ要は遅筆な作者に代わって俺と斗貴子さんが謝罪と予定の連絡って訳なんだ」

斗貴子「毎度楽しみにしてくれている人には本当に申し訳ない」

斗貴子「仕事や環境を言い訳にするのは心苦しいが、作者は中々のダメ人間らしく、気分が乗らないと書けないみたいだ」
カズキ「でもでも!これからは一月に一回〜二回は更新して行く様頑張るんだって!」
<> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/10/31(月) 22:47:39.85 ID:SsFaP6wAO<> 斗貴子「いつまで続くやら…さて、それでは無駄話はここまでにして、次回の簡単な予告と行こう」

カズキ「次回はなんと!俺や斗貴子さんの武装錬金が発動しない理由が明かされる!?」

斗貴子「言い方が昔のジャンプの柱予告みたいだな…ま、ともかく予告は未定だが今のところその話をさせて貰うつもりだ」

カズキ「楽しみだな、武装錬金が出せればもう少し俺や斗貴子さんの活躍が増える…かも?」

斗貴子「ふっ…そうだな。それでは…斗貴子と」

カズキ「カズキの…

カズ斗貴「ストロベリータイム!また次回お楽しみに!!」

カズキ「何だかんだでちゃんと言ってくれる斗貴子さんが大好きだよ?」

斗貴子「…ばか」



では本日は以上となります。失礼します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<>sage<>2011/11/01(火) 12:27:58.57 ID:7dUYBG4/o<> 乙だす
面白いから楽しみに待つよ


サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/11(金) 17:46:37.45 ID:B8yLwAPAO<> 剣心と左之助が闘い、倒れた左之助を病院へと運んだ翌日…剣心たちが皆で買い物をしていると包帯だらけの左之助が声を掛けて来た。

左之助「よう、元気か?」

弥彦&薫「げっ!何でこんな所にいるんだ(のよ)?」

剣心「いやはや…頑丈さは拙者たちの想像以上でござるね」

左之助「いやまあ…事情があるっつーか…まあ昨日の敵は今日の友って奴だ。飯でも食いに行って親睦を深めようぜ?」

薫「いやよ!何であんたなんかと…ねぇ、剣心?」

剣心「拙者も牛鍋は悪くないかと思うでござるよ…」

左之助「だろ?じゃああの嬢ちゃんだけ放っといて行こうぜ?」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/11(金) 17:52:25.34 ID:B8yLwAPAO<> 斗貴子「マイペースだな…嫌な奴を思い出してしまったよ」

カズキ「あ、それって蝶野の事?」

カズキと斗貴子は剣心たちのやり取りを見ながら懐かしいにはほど遠いにしても、久しく遭っていない人物の身勝手さを思い出していた。

???「ほう、随分な言い方だな…武藤カズキ」

斗貴子「誰だっ!?…お、お前は!?」

斗貴子とカズキの背後よりする声を聞けば、斗貴子は即座に離れ振り返り臨戦体勢に入り、カズキはその声に今出ていた話題の人物を思い浮かべた。

カズキ「蝶野…公爵!」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/11(金) 18:08:59.96 ID:B8yLwAPAO<> 蝶野「久しいな、武藤カズキ。そして…まあ良いか」

斗貴子「くっ…ぶち撒けてやろうか?」

蝶野「武装錬金を使えないのに…か?」

斗貴子「黙れ!!」

カズキ「斗貴子さん、落ち着いて?蝶野も煽るなよ、お前の事だから何か用があるんだろ?」

蝶野「察しが良いな、ズバリ武装錬金の発動しない件だ」

弥彦「おい、あいつらかなり怪しい男と知り合いみたいだぜ?」

薫「でも何だか真剣そうよ?」

剣心「カズキ殿と斗貴子殿、それとそちらの御仁にも…何か積もる話でもあるでござろう。拙者たちは一言掛けて食事を取ってくるでござるよ」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/14(月) 19:55:42.42 ID:sijmsnMAO<> 剣心は何やら話し込む三人に近寄ると、左之助も含み皆で「赤べこ」に向かう旨を伝えた。

剣心「と、いうわけで後で来れそうなら来ると良いでござるよ」

斗貴子「申し訳ない、後で必ず事情は説明するから…」

蝶野「ふむ…俺は食うのはやぶさかでは無いんだが」

カズキ「はいはい…って俺がツッコミなんてするハメになるからさっさと行こうか」

蝶野と斗貴子、カズキの三人は皆と別れると昨日左之助と剣心が闘った河原へとやって来た。
<> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/14(月) 20:00:52.13 ID:sijmsnMAO<> 蝶野「まどろっこしいのは抜きにして本題に入ろう。ズバリ、此処は明治時代。それも俺達の知る時代じゃない」

斗貴子「つまりあの科学者の仕業だろう?非現実的だ…まあ納得せざるを得ないが」

蝶野「良い線を行ってるが惜しいな、科学者ホムンクルスは言わば生け贄だ。お前たちを過去に捕らえる為のな」

カズキ「はい、質問!じゃああの場にいなかった蝶野が何で此処にいるんだ?」

蝶野「まあ待て、先程言ったが科学者ホムンクルスは生け贄だ。正体は分からないがそいつはとある武装錬金を使った」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/14(月) 20:08:53.82 ID:sijmsnMAO<> 蝶野「その核金は裏核金No.101、名称は分からないが対象を別の時空に弾き出す武装錬金だ」

斗貴子「裏核金…随分詳しいな、お前が何か関わっていたんじゃないか?」

蝶野「おっと、俺が此処にいる理由だったな。それは…」

斗貴子「無視をするな!大方カズキが消されたから後を追ったんだろう」

蝶野「鋭いな、大当たりだ」

カズキ「あ、俺空気…じゃなかった!裏核金って何だよ、世界に核金は100個しか無い筈だろ?」
<> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/14(月) 20:14:11.67 ID:sijmsnMAO<> 蝶野「さあな。さて武装錬金が使えない訳だが…お前たちは所謂チェックポイントを知っているか?」

斗貴子「疑問に答える気は無いのか…チェックポイントなら通過点だろ?」

蝶野「そう、この世界におけるチェックポイントをクリアすれば使える様になる」

カズキ「でもそのチェックポイントも何が何だか…それにブラボーも見つからないし」

蝶野「ブラボー?ああ、あの無敵防御の男か。それならつい先日会ったぞ?」
<> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/11/14(月) 20:20:51.08 ID:sijmsnMAO<> 斗貴子「いつ、どこで、どのように、どうして…速やかに答えろ」

蝶野「嫌だね、俺が命令を受ける理由など無い」

カズキ「まあまあ…蝶野、ブラボーは元気だったか?」

蝶野「知らんがあの男は既に武装錬金を身に纏っていたぞ?俺は遠巻きにしか見てないが」

斗貴子「ならば戦士長は既にチェックポイントをクリアした…」

カズキ「じゃあブラボーを探すのと武装錬金を取り戻すのが同時に叶う訳だ」

蝶野「ふむ…俺も武装錬金を取り戻しておかないと不便だからな、手伝ってやろう」 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<><>2011/11/14(月) 20:26:27.46 ID:sijmsnMAO<> 斗貴子「お前も使えなかったのか!?」

蝶野「さて、使えると言った覚えは無いのだが」
斗貴子「一番にぶち撒けてやるからな…」

カズキ「さて…じゃあ剣心達に追いついてご飯食べようか。確か赤べこだったな」

斗貴子「コイツを連れて行ったら騒動になりそうだな…」

蝶野「俺は蝶普通にしているつもりだが?」

カズキ「まあそのタイツはイケてるけど、時代には合ってないよな?」

斗貴子「カズキ…あれが合う時代が来たら私は世界をぶち撒けたくなる」

こうして蝶野公爵ことパピヨンが神谷道場の居候となった。無論カズキたちが怒られたのは言うまでもない。




ぶつ切りになって申し訳ない。これで以上です。かなり手探りなので今後の展開は不透明ですが、モチベーションが上がるのをお祈り下さい。 <> 流浪人
◆cERU2gyGEKFS<>sage<>2011/12/12(月) 15:25:14.33 ID:2aruHVuAO<> 見ている人がいるのか分かりませんが御報告を…。

今月末には続きが書けそうです、毎度お待たせして申し訳ありません。 <> SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/13(火) 11:18:47.95 ID:IN1wEhXSO<> 見てるぞ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2012/03/08(木) 20:57:57.05 ID:7MDxC1Llo<> もうちょっとで3ヶ月になるぞ <>