VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/16(土) 20:41:39.87 ID:Hs8A0+Aa0<>
「バイバイ、また明日」
澪先輩はそう言いましたよね、覚えてますか。
私はずっとずっと忘れてはいませんから。
貴方の居場所は私の隣って決まってます。
だから、もう一度だけでいいから笑ってください。<>澪「バイバイ、また明日」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/16(土) 20:43:58.27 ID:Hs8A0+Aa0<> ※注意※
・PSPなので超ッッッ遅筆です。
・鬱展開カナー
・書けない日も多々あります <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/16(土) 20:47:08.57 ID:Hs8A0+Aa0<> 私の幼なじみはとある人物に恋をしている。
律から聞いた訳じゃ無い、何故分かるって?
分かるよ、それくらいの事何かは簡単に。
幼なじみ、いや、私の好きな人なんだし。
律「みーお!」
澪「はい、宿題」
律「さっすが!分かってますなぁ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/16(土) 20:53:05.45 ID:Hs8A0+Aa0<> 澪「もう何年のつき合いだと思ってるんだ」
問題なのは年数じゃあない。ようは心だよ。
それくらい、私だって知ってはいるけど。
唯「おはよぉ〜」
律「お、唯!今日は早いな」
唯「りっちゃんこそ〜」
いきなり律の表情がコロリと変わってしまう。
友人として向ける表情とは違うあの目。
ここまで来たら分かりやすいと思う。
律の好きな人、軽音部の天然キャラ平沢唯。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/16(土) 21:30:49.07 ID:Hs8A0+Aa0<>
紬「紅茶、お口に合わなかったかしら」
ムギが心配そうに私の顔を覗きこんだ。
はっ、として「そんな事無いよ」と言った。
紬「アーモンドティーにしたの」
澪「アーモンドティーか、初めて飲んだよ」
放課後、部室でたった二人きりで皆を待つ。
ムギとはそんなシュチュエーションは無かったな。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/16(土) 21:37:03.72 ID:Hs8A0+Aa0<> ・・・。
困った。今更だけど話す内容が無いなんて。
紬「み、澪ちゃん」
するとムギが下を向きながらもじもじとした。
何かこの雰囲気は、多分・・・確実に。
紬「りっちゃんと・・・な、仲良いわよね?」
澪「へ?う、うん」
紬「りっちゃんって好きな人・・・いるかしら」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします <>sage<>2011/07/16(土) 23:01:12.38 ID:yuP95K390<> 律澪なら欝エンドでも応援する <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/07/16(土) 23:50:48.55 ID:hb/oFkWjo<> なんでもいいから応援する <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 08:01:01.75 ID:jkKmy0N30<> そう来たか。
まさかムギが律の事を好きだったなんて。
ムギは律の唯への態度で気づかないのか。
澪「な、なんで私に?」
紬「澪ちゃんなら仲良いから・・・」
私はアーモンドティーを一口飲んで、
「分からない」と嘘を吐いてしまった。
ムギは肩を落としてごめんなさい、と言った。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 08:08:26.56 ID:jkKmy0N30<>
律「おーすっ!」
唯「遅れてごめん〜」
勢いよくドアが開かれて律と唯がやってきた。
それだけなのに胸がズキンと痛んでしまう。
締め付けられるような感覚を押さえ込んで
とっさに作った顔で二人を出迎えた。
紬「今日のお菓子はシュークリームなの〜」
ムギは二人分の紅茶とお菓子を用意している。
シュークリーム、確か律がすきな物。
最近は律の好物がよく出るようになった。
ムギなりの思いなんだろうかと思う。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 10:55:01.41 ID:jkKmy0N30<> 律は、やっぱりというか、鈍感だ。
私にもムギにも好かれているのに。
気づく気配のかけらも無かった。
律「シュークリームか!好きなんだよなぁ」
律が満面の笑顔でそう言うとムギが顔を綻ばせた。
いつものムギとは何となく違う表情だった。
私も律に対してあんな表情なんだろうか。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 11:02:02.33 ID:jkKmy0N30<> 梓「こんにちわ」
唯「あっ、あずにゃ〜ん!」
いつも通りのテンションで唯は梓に抱きついた。
もはや日常茶飯事。律も割り切っていそうだ。
梓「にゃあ?!ちょ、離れてくださいっ」
唯「あずにゃん分補給だよー」
梓「暑苦しいですっ」
わぁわぁと騒ぐ梓に抱きつく唯を眺め、
嬉しそうにしているのはムギ。それを見るのは私。
そしてそこら辺でからかうのが律。
もはや立ち回りが決まっている・・・のかも。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 15:01:01.46 ID:jkKmy0N30<> 唯は梓が好きなように見えるが、律の事が好きだ。
何でかは知らない。けど私にだって見れば分かった。
律は唯が好きで、唯は律が好きで。
いっそ早く付き合ってしまえばいいのに。
私は空をぼんやりと見ながらそう思った。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 15:02:31.75 ID:jkKmy0N30<>
プロローグ おわり
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 15:07:07.07 ID:jkKmy0N30<>
純「梓、澪先輩の事好きなの?」
ニヤニヤとした顔、という例えがぴったりな顔で
純はお弁当のコロッケをつまみながら言った。
・・・お見通しされてるよ。私の馬鹿馬鹿。
梓「〜ッ!そ、そんな訳無いでしょっ!」
いや、バレバレだと思う。自分で分かるし。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 15:13:18.36 ID:jkKmy0N30<> 憂「どうしたの?」
たった今、席を外していた憂が戻って来た。
ある意味タイミングいいな・・・。
純「梓が澪先輩好きって話!」
純は人事だと思っているらしく、大声で言った。
・・・周りの視線が痛い。痛いよ、純。
ただでさえファンクラブには睨まれてるんだから。
純「お、おっと、ごめんごめん」
憂「あれ?付き合ってるんじゃ無いの?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 15:17:43.43 ID:jkKmy0N30<> 梓「ブッ!」
つつつつ、付き合ってる!!?私と?!澪先輩がっ??!
ないないないないない!つ、付き合いたいけど・・・。
って、何考えてるの?!
梓「ちっ!違うよ!」
憂「え、そうなの?」
憂。その顔は・・・とぼけている唯先輩の顔だよ。
純は何故かツボにはまったみたいで笑っている。
あの、本気で視線が痛いからやめて。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 15:18:22.53 ID:jkKmy0N30<> 梓「ブッ!」
つつつつ、付き合ってる!!?私と?!澪先輩がっ??!
ないないないないない!つ、付き合いたいけど・・・。
って、何考えてるの?!
梓「ちっ!違うよ!」
憂「え、そうなの?」
憂。その顔は・・・とぼけている唯先輩の顔だよ。
純は何故かツボにはまったみたいで笑っている。
あの、本気で視線が痛いからやめて。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 15:24:37.36 ID:jkKmy0N30<> 放課後
梓「こんにちわ」
唯「あっ、あずにゃ〜ん!」
ぎゅう、と締め付けられる感覚に襲われた。
もちろん、この犯人は唯先輩だ。
今月は・・・七月なので夏はやめてください。
・・・冬ならいいわけでもありませんが。
梓「にゃあ?!ちょ、離れてくださいっ」
唯「あずにゃん分補給だよー」
梓「暑苦しいですっ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/17(日) 17:21:25.77 ID:N407eWWro<> 続きをのんびり待つわ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/07/17(日) 18:08:43.56 ID:C9xaAFqDO<> 王道を欝展開で壊すなんてwwktkが止まらないな、おい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 18:58:13.05 ID:jkKmy0N30<> ふいに澪先輩と目が合って昼の事を思い出した。
『付き合ってる』
そう見えてるのかな。私と澪先輩。
ちょっとそう思うと勘違いされるのも悪くない。
梓「・・・澪先輩の顔がまともに見れない」
唯「ん〜?あずにゃん何か言った?」
梓「なっ、何でもありません!」
恥ずかしさやらなんやらで頭の中はいっぱい。
シュークリームも、まったくの手付かずだった。
でも澪先輩は頬杖をつきながら外を見ていた。
・・・一人で浮かんでるだけじゃん、私。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2011/07/17(日) 19:05:56.81 ID:jkKmy0N30<>
帰り道
梓「にゃ〜ん、ほら、にゃん!」
「にゃあ〜」
梓「ふふっ、可愛い・・・」
澪「梓?」
梓「にゃいっ?!」
澪「何してるんだ?」
「にゃあ〜」
梓「こここ!これにゃ!?ち、ちがうでひっ!」
澪「お・・・落ち着け?」 <>