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HTML化した人:lain.
男「俺が勇者一行の生まれ変わりねぇ…」
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 01:25:30.56 ID:y7Q9vMu20
処女作です。

思いつきで建てましたが短くも長くも完結させるつもりです。
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 01:30:01.20 ID:rXxS1Lvco
いまからか!?
楽しみにしてる
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 01:30:15.84 ID:y7Q9vMu20
兵士「はい」

男 「で、こんな無職の脛かじりのところにきたわけと?」

兵士「はい」

男 「で、城に来いと?」

兵士「はい」

男 「何か確証でもあるわけ?俺が勇者のお供の生まれ変わりだって…」

兵士「はい」

男 「ずいぶんと淡々としてるねぇ、おたく」

兵士「はい」  

男 「久しぶりの他人との会話がこれですか…」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 01:36:16.15 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜中略〜〜〜〜


男 「で、城についたわけですが…」

兵士「はい」

男 「なんなんですかね?この人だかり」

兵士「あなたと同じ勇者の生まれ変わり候補です」

男 「まともにしゃべったと思えばなんですかその衝撃的事実は!?ちょっと選ばれし者とか期待していたんですけどぉ!?」

兵士「はい」

男 「また『はい』ですか…」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 01:38:29.14 ID:y7Q9vMu20
訂正 


男 「で、城についたわけですが…」

兵士「はい」

男 「なんなんですかね?この人だかり」

兵士「あなたと同じ勇者のお供生まれ変わり候補です」

男 「まともにしゃべったと思えばなんですかその衝撃的事実は!?ちょっと選ばれし者とか期待していたんですけどぉ!?」

兵士「はい」

男 「また『はい』ですか…」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 01:48:06.06 ID:y7Q9vMu20
兵士「ではあちらで適正診断を受けていただきます」

男 「受けたって無駄ですよ、どうせ俺無職ですから」

兵士「規則ですので」

男 「はいはい…」




____________
__________
________
______

占師「これは…風と雷の属性を併せ持つとは…」

男 「はぁ…もう帰っていいですかね?そろそろ忍たま乱太郎始まるんで…」



 
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 01:58:56.57 ID:y7Q9vMu20
??「はっはっは!!!!そういうわけにはいかないなぁ!!!」

男 「うわっ、暑苦しい女だな…俺長門みたいなミステリアスガールが好みなんでお帰りください」

??「僕は女盗賊だ!!!!今回の勇者お供選抜を一任しているのだぁ!!!!」

男 「随分とやかましい盗賊がいたもんで。じゃあ俺はこれで…」

??改め女盗賊「ちょおおおおおおおおおっとおおおおおおおおおおお!!!!」

男 「まだ何かあるんですか…忙しいんですよ俺も」

女盗賊「無職じゃないか君は」

男 「やめて」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 02:16:46.92 ID:y7Q9vMu20
女盗賊「まぁ話だけでも聞いてくれたっていいじゃないか!!!悪いようにはしないって!!!」

男 「平成生まれが合言葉の俺に胸を押しつけても無駄だ」

女盗賊「チッ 君はハイブリット属性の希少さが全然わかってないようだね!!!ならば教えてあげようじゃないか!!!」

男 「今『チッ』っていったよねぇ!?ねぇ!?」

女盗賊「ならば教えてあげようじゃないか!!!」

男 「あの、聞いてます?」

女盗賊「ハイブリット属性というのは異なる二つの属性を併せ持つことを指すのだよ!」

女盗賊「君の場合、能力自体も人間には珍しい雷属性を持っているようだね!!!」

男 「完全になかったことにする気だなこのあま」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/18(月) 02:46:12.80 ID:y7Q9vMu20
女盗賊「君は人の話を聞かないなまったく、どんな教育を受けてきたんだい?」

男 「鏡みて言え」

女盗賊「僕は属性に関してあまり詳しほうじゃないし、それについては後々説明させてもらうよ!!」

男 「そうか、じゃあ俺はこれで…」

女盗賊「そういうわけにはいかないんだなぁ…」

男 「…え?」

ズバッ   

男 「うえええええ!!?」サッ

女盗賊(今のをかわしたっていうの!!?)

男 「いきなり何しやがんだ!?」

女盗賊「…帰りたかったら僕を倒していくんだね!!!」

女盗賊(ちょっと油断できないかも。見極めさせてもらうよ!!!)

ズババババ

男 「ちょっ サッ  おまっ ササッ 人の サッ 話を聞けぇ!!!」

女盗賊(ははは、今のをかわすのか!!!)

女盗賊「風属性速度強化魔法レベル5、併せて火属性攻撃翌力増加魔法レベル2ぃぃぃいいいいいい!!!!」

男 「」

女盗賊「さぁ!!これでさっきみたいにはかわせないよ!!!」

男 (おいおいおいおいおいぃぃいい!!!!なんで本気になってんのこの人ぉぉおおおおお!!?)

女盗賊「腕 の 一 本 は い た だ く か ら ね」ニタァ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/18(月) 03:01:32.93 ID:y7Q9vMu20
男 (どうすんの俺ぇ!!!やばいやばいやばい!!!)

1 泣く
2 あきらめる
3 戦う
4 死ぬ

男(ろくな選択肢ねぇぇええええ!!!3と4なんて意味一緒だろぉぉおおお!!!)

女盗賊「何一人でをブツブツいってるのかな?大丈夫、死にはしないよ腕一本って約束だしね。」

女盗賊「歯は磨いたかな?御祈りは済ませたかな?部屋の隅で命乞いする準備はOK?」

男 「[ピーーー]気満々ですね。オワタwwwwwwww」





11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 03:04:53.31 ID:y7Q9vMu20
見てくれてる人いたかな?
拙い文書の上に書き溜めもなくすみません。勇者の登場はまだ先の予定です。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 03:05:36.06 ID:rXxS1Lvco
おつー楽しみにしてるよー
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/07/18(月) 03:37:43.81 ID:8Tiqpevbo

ああ、勇者じゃないのか
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/18(月) 10:23:41.13 ID:aWRFT+hN0
男は勇者じゃないのか?
報われないな、勇者の活躍と成功を尻目に隅で空気扱い受けるんだろ
読むけどさ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/18(月) 10:33:36.48 ID:IKs+VCPf0
風属性と雷属性と聞くとドラクエの勇者を彷彿とさせるが勇者じゃないのか。

感想を言うと面白い。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 12:23:48.02 ID:y7Q9vMu20
見てくれる人いると嬉しいもんですね
今思えばntrの人と若干スレタイ被ってた死にたい
では、ゆっくりですが投下していきます
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 12:41:44.50 ID:y7Q9vMu20
女盗賊「どうやら準備は良いみたいだね!行っくよぉ!!!」 スゥ

男 「消えた!?ちょwwww反則じゃないっすかwwwww飛天御剣流じゃないんだからさぁ!?」

男 (右・・・いやっ!!!) キュピーン

男 「上だぁああああああ!!!!!!」ズサァァァァ

女盗賊「まさか能力強化と固有スキルを使ったのにかわされるなんて…僕楽しくなってきたよ」ニコニコ

男 「目が笑ってません。どうもありがとうございました」



コラ!ニゲルナタタカエー!!!
アホカ!オマエミタイナバケモノマトモニアイテデキルカァッ!!!
ホンキダシテイインダヨ?グリーンダヨ?
ホンキダッツノ!ツウカツマンネーンダヨボケェ!!


〜〜〜中略〜〜〜


女盗賊「ハァハァハァ まさかここまで完璧にかわされるなんて…」

男 「オロロロロロ」ビチャビチャ

男 (走りすぎて気持ち悪い…まさか昔ドッチボールで逃げ続けたスキルがここで役に立つなんて…)
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 13:01:25.12 ID:y7Q9vMu20
男 (あれ?でも俺すごいんじゃね?こんな強い女の攻撃全部かわすなんて?)ニタァ

女盗賊「イラッ   対照を敵性分子として認識 能力限定解除」

男 「あの…なんの呪文を唱えてるんでしょうか?」

女盗賊「…………」

男 「…あの、女盗賊さん?」

「敵ノ殲滅ヲ最優先ス」


ズバァッ!!!!

男 「カスッた!!?腕が消し飛んだかと思ったぞぉぉおおお!!!!」

「対象ノ ダメージヲ 確認 左腕損傷 引キ続キ 攻撃行動ニ 」

男 「クロックアップですか天道さん…」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 13:13:10.06 ID:y7Q9vMu20
男 「クソッ!このままじゃやられちまう…」

「………」

男 「このままやられちまうのかよ…」

??「お前はそれでいいのか?)

男 「ッッッ 頭の中に声が!?」ドクンッ

??(力が欲しいか?)

男 「はっ!!?何言ってんだ!!?」ドクンッ ドクンッ

??(力が欲しいか?)

男 「…欲しい、力が…欲しい!!!」

ピカァァァア

「対象ニ 不測事態発生 戦闘ニ 影響無シ」

男「遊びは終わりですよお嬢さん…Let's rock!!!」







〜〜〜妄想終了〜〜〜




男「こんな展開あるわけないですよねー」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/18(月) 13:18:56.58 ID:IKs+VCPf0
ど、どこからが妄想なんだッ……!
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 13:33:13.03 ID:y7Q9vMu20
「身体損傷率24% 戦闘行動ニ 影響無シ」

男 「なんでこんなことになてしまった…」

「対象ノ 行動停止 攻撃行動ニ 移行」

男 「こんなところに来なければ今頃家で忍たまみてるのに…しておくんだったなぁ…親孝行…」

ズバァァァァアアア ガキンッ

「!!?」

??「何をしているんだテメーは?」

男 「あれ?助かったのか?」

??「危ないところだったな。俺は騎士団長だ、早いところづらかったほうがよさそうだぜ坊主」

男 「あ…はい、ありがとうございましたぁぁぁああああ!!」スタコラサッサー

??改め団長「さーてとお嬢ちゃん ちぃっとばかしおいたが過ぎるんじゃないかねぇ?
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 13:43:59.85 ID:y7Q9vMu20
後ろのほうでミサイルが降り注いでいるような音がするがきっと気のせいだろう

俺は先刻のことは夢と認識し家路を急ぐのであった

待ってろよ忍たま!俺の戦いはこれからだッッッ

>>1先生の次回作にご期待ください















男 「まだ何もしてないんですけどぉぉおおおおおお!!?」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 13:48:15.31 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜翌日〜〜〜


男 「昨日はひどい目にあった…結局忍たまには間に合わないし…」

ドンドンドン

男 「ん?来客か?」


エッ?ムスコガデスカ!?
ハイ、ワカリマシタッ

男 「まさか…な…」

オトコー!オリテラッシャーイ!

男 「嫌な予感しかしないんですけどおおおおおおお!!!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 14:01:48.75 ID:y7Q9vMu20
女盗賊「やっ!昨日はごめんねぇ」ニコニコ

男 「」

女盗賊「君があまりにも避けるものだから僕ちょっと本気になっちゃったよ!」ニコニコ

男 「あれがちょっとですかぁ!!? 敵ノ殲滅ヲ最優先ス とか言ってたじゃないっすかぁ!!?」

女盗賊「男が昔のことをぐずぐず言うもんじゃないよ?」

男 「『昔』というには過ぎた時間が短すぎやしませんかね?」

女盗賊「あーもう面倒くさいなぁ!兵士さん!連れてって!!!!」

兵士「はい」

男 「またお前かよぉぉおお!!!」

兵士「はい」

男 「人の話を聞かない女に『はい』しか言わない兵士なんて…」グス

兵士「はい」

男 「黙れよこんちきしょおおおおおお!!!!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 14:04:55.63 ID:y7Q9vMu20
ちょっと休憩します

>>20
19の頭から妄想です

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 14:05:37.87 ID:ApluzI730
お?なんだ?
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 14:14:03.19 ID:T4fSLZrDO
ほかのお共が楽しみ乙。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/18(月) 14:54:12.45 ID:D+vGX+Cdo
これは期待d( ̄  ̄)
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 15:07:15.60 ID:y7Q9vMu20
このまま付いていってしまえばろくな目に合わないのは目に見えている…

さてどうするか


1 おとなしく付いていく

2 戦略的撤退

3 女盗賊の胸を揉んで逃げる

4 兵士を人質にとって逃げる
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 15:08:35.44 ID:y7Q9vMu20
ミス

このまま付いていってしまえばろくな目に合わないのは目に見えている…

さてどうするか


1 おとなしく付いていく

2 戦略的撤退

3 女盗賊の胸を揉んで逃げる

4 兵士を人質にとって逃げる


男 「ろくな選択肢ないのは相変わらずですね。どうもありがとうございました」

女盗賊「何ブツブツ言ってるの?」




+1
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 15:13:21.77 ID:rXxS1Lvco
4!
できれば3と4!
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 15:15:46.09 ID:Pejb2nTIO
SS速報で安価はやめといたほうがいいんじゃね?
そんなすぐ書き込めないかもよ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 15:23:10.65 ID:y7Q9vMu20
男 「動くんじゃねええええ!!!こいつがどうなってもいいのかああぁあああ!!!!」

女盗賊「ありゃりゃ…落ち着こうよー ね?僕のおっぱい揉んでもいいからさ?」

男 「うるセぇぇええ!!!平成生まれが合言葉の俺にそんな色仕掛けが通用するかよぉお!!!それに僕っ子はシャルだけで十分なんだっつーの!!!!」

兵士「はい ですが私はオルコッ党です」

男 「お前ちょっと黙れよぉぉおおお!」

兵士「はい」

女盗賊「まぁまぁwでもやめたほうがいいよぉだってその人は王国さいky  ドカ バキ

女盗賊「王国最強の兵士なんだから…って遅かったね!!!はははははー」

兵士「はい」

男 「もう嫌だ」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 15:30:29.02 ID:y7Q9vMu20
>>32
そうですね…気をつけます
べ、別にネタがキレたわけじゃないもん///



女盗賊「さ!!!!付きましたねお城!!!!立派だねお城!!!!!」

兵士「はい」

男 「いや、東の塔消し飛んでるよね?ってかこのありさま見て はい ってなんだよお前…」

兵士「はい」

男 「なんなんだよぉ・・・ 」

女盗賊「まぁまぁw」

男 「消し飛ばした張本人が場をなだめるんじゃねぇよ!!!」

女盗賊「?」

男 「もうやだこいつら」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 15:45:28.28 ID:y7Q9vMu20
団長「おう!昨日の坊主じゃねぇか!」

男 「あ、昨日はどうもありがとうございます。おかげで『昨日は』助かりました…」

団長「はっはっは!まーあれだ!ドントマインド!」

男 「ドンマイでいいですよ…なんでわざわざ略さないんですか・・・

女盗賊「ほらほら!無駄話はしないでさっさと行くよ!」

団長「ほらほら、お嬢ちゃんが呼んでるぜ 頑張れよ坊主!」

男 「はぁ…では…」


ナニヤッテンダヨーハヤクコナイトオイテッチャウゾー
オイテッテクレヨ!!タノムカラサ!!
ムリダヨネ?ヘイシクン
ハイ
アーモーダマレヨチクショー

ワーワーギャーギャー

団長「ガハハハ!騒がしい奴らだ!」

団長(それにしても…あんなところにいた女盗賊たちにもう追いついてやがる…案外化けるかもな)ニヤニヤ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 15:55:19.05 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜王国占い師の部屋〜〜〜


男「で、俺はなんでおたくらに連れてこらえたわけ?」

女盗賊「うん!それはね!君が勇者一行の一人の生まれ変わりって判断されたからだよ!   たぶん(ボソ)」

男「今 たぶん って言ったよね?聞こえてんだよ!?ねぇ?」

女盗賊「それでね!誰の生まれ変わりについては僕はまだ聞いてないんだ」

男「相変わらず人の話を聞きやがらねぇ…」

女盗賊「? まーいいや!兵士君!占い師さんを呼んできて!」

兵士「はい」



〜〜〜数分後〜〜〜


占い師「ほほぉ、お主が・・・」

男(何この『いかにも』って感じのばばあwwww)

女盗賊「お願いします ありがとう兵士君、下がっていいよ!」

兵士「はい」

男「本当にイエスマンだなあいつ…」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 16:04:21.43 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜一方そのころ〜〜〜


第7のダンジョン



ボス「ククク・・・よくぞここまで来た勇者よ。だがここで終わりだ!行けぇ!!!」

モンスター達「「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」」

勇者「騒々しい・・・」

魔導士「ここは私にお任せを」

魔導士「範囲魔法地属性レベル4!!」

ズドドドドドド

モンスター達&ボス「GUGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」

勇者(女盗賊は大丈夫かな…あの子暴走しやすいし…)


第7のダンジョン制覇!
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 16:15:10.18 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜王国占い師の部屋〜〜〜

 
男「で、俺は歴代勇者パーティの生まれ代わりの一人ってのはわかった…」

男「おまけにそいつ魔族だったと?」

占い師「その通りじゃ。人間には極めて珍しい雷属性…いや正確には今まで人間に雷属性をもっていたものは勇者以外存在しない…」

男「つまり…どういうことだってばよ…」

占い師「そr  「はいはいはい!まぁぶっちゃけちゃうと今のままじゃ君は弱っちいから修業して強くなろうね」

男「今すごく大事なところだよねぇぇぇえええ!!?しかもいきなりすぎて付いていけないんですけどぉぉおお!!?」

女盗賊「はいはいはいwさー!いこーいこー!!!」キャッキャキャッキャ

男「引っ張るな!離せぇええええ!!!! 


占い師「」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 16:29:17.28 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜城内道場〜〜〜

女盗賊「さ!修業を始めようか!!!」

男 「はい先生!」

女盗賊「はい男君どうぞ」

男 「自分の職業がわかりません!」

女盗賊「何を言ってるんだい?君は無職じゃないか!ははははは!!!」

男 「」

女盗賊「はははは!冗談だよ!君の職業はおそらく銃士だろうね!」

男「じゅーし?」

女盗賊「うん!銃士だよ!最初は僕と同じ盗賊かと思ったんだけどどうやら君は接近戦は苦手らしいからね」

男(兵士とのことを言っているのか?よく見てるなこの人…)

女盗賊「それに盗賊だったら僕とかぶっちゃうしwww」

男「前言撤回」

女盗賊「何が?」

男「なんでもありませんよー」

女盗賊「なんか引っかかるけど続けるよ?」 ドーゾドーゾ

女盗賊「銃士っていうのはね狩人から派生した職業なんだ」

男「じゃあ俺は狩人でいいんじゃないか?」

女盗賊「んーん!全然違うよ!狩人は同じ風属性でもスピードがない人たちなんだ!」

40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 16:48:05.58 ID:y7Q9vMu20

※ここで話をわかりやすくするため属性についての説明

〜〜〜人間界属性〜〜〜
 

火 攻撃力や体力強化するスキルが多い 魔法は対単体魔法が多め

水 自己治癒力強化や各属性には及ばないが支援スキルが豊富 魔法は回復スキル対単体、広範囲と割と万能型

風 速度と貫通力強化が中心 魔法は対単体が多め

地 防御力と体力強化スキルが主流 魔法は広範囲が多め


〜〜〜魔界属性〜〜〜

氷 防御力と貫通力、攻撃力強化スキルなど様々 魔法は範囲殲滅から単体まで様々

雷 速度と感覚強化スキルが主流 魔法は広範囲型が多め 




人間界属性といっても魔界属性が魔族やハーフにしかないという理由でわかりやすくするために

呼び名を人間界とさせていただきましたご了承ください



41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 17:11:35.28 ID:y7Q9vMu20
※職業について


戦士  火属性が主流 直接攻撃に富む

剣士  戦士から派生した職業 同じく火属性が多め

僧侶  水属性が主流 回復や支援スキルに富む

魔導士 僧侶から派生した職業 属性は様々 僧侶に比べ攻撃魔法に特化

盗賊  風属性が主流 ステータスダウンや索敵、トラップ系スキルに富む

狩人  風属性が主流 足が遅いが遠距離に特化した盗賊と似た能力を持つ

武道家 地属性が主流 直接攻撃が主流だがこちらは防御力と体力に特化した守り重視のスタイル




女盗賊「まぁ主な職業はこんなものかな!他にもレアな職業はたくさんあるよ!」

男 「で、俺の職業銃士は?」



銃士 遠〜近距離をこなすスタイル 超感覚能力や速度強化が多い


男「ほ〜、なんかかっこいいけど俺近接戦闘なんてできないよ…それに狩人だって銃を使うじゃないか…」

女盗賊「そこは超感覚でカバーするのが銃士の魅力さ!狩人との決定的な違いは近接戦闘もこなせる点だね!」

男「なるほど」

女盗賊「極めた人はほとんどいないんだよ!この職業!かっこいいね!!!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 17:16:12.38 ID:y7Q9vMu20
学者とか召喚士とかいろいろ考えましたがレアな職業ってことで説明は省略します

我慢できずに勇者出してしまいました

それではまた夜に
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 17:24:30.73 ID:rXxS1Lvco
おつおつ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/18(月) 18:52:34.13 ID:ahWd6dO8o
今のところ面白いな期待
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)2011/07/18(月) 19:02:11.76 ID:Vy7WV2qTo
中学生はVIPでやってくださいね^^
うざいんで^^
ageときますね^^
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 20:01:22.66 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜荒れ地〜〜〜

女盗賊「さぁ!というわけで特訓だよ!!!」

男 「いや女盗賊さん?普通こういうのは職業ごとの訓練所に行くもんですよね?」

女盗賊「君の職業はレアだからね!職業訓練所がないのさ!」

男 「じゃあどうするんすか…」

女盗賊「チッチッチッ 僕を甘く見てもらってはいけないな!さぁ、お願いします特別コーチの皆さん!!!」

???「「「我々が一人前にしてやろー!!!」」」「はい」

男「嫌な予感しかしないのはなんでだろう…」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 20:03:10.96 ID:y7Q9vMu20
??1「私は野球の鬼コーチだ!!!」

男「道場に行く意味はあったのだろうか」

??1改め野球鬼「さぁあああ!!!!千本ノックだぁぁああああ!!!」

男「絶対関係ないよね…これ…」

女盗賊「そんなことないよー さぁやったやった!」ケラケラ

男 「こんな荒れ地でどうやってボールを取れっていうんだよ!!?」

野球鬼「さぁああ!!!しまっていけよおおおおおお!!!!」ガキーン

男「無理だから!こんなイレギュラーバンド取れるわけないてばぁ!!!」ササッ

野球鬼「かわしてどうする!!?ボールを捕らんかあああ!!!!」

女盗賊(すごい!あの不規則に跳ねるボールを的確に避けてる!!!でも戦いはそれだけじゃダメなんだよ…頑張って男君!)

男(なんであの女はみつあみセーラー服でヤカンもってんだ…)
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 20:04:25.60 ID:y7Q9vMu20
野球鬼「オラオラオラオラオラァァアア!!!!!」ガキンガキンガキンガキン

男「はっ! サッ とりゃ! サッ てりゃぁぁああ!!! ササッ」

女盗賊「うん。避けてるだけだね。」

野球鬼「避けてばかりじゃいつまでたっても終わらんぞ!!」ガキン

男「簡単に言ってくれるなぁ!!!」サッ


〜〜〜中略〜〜〜


男&野球鬼「はぁはぁはぁ…

女盗賊「結局1000球全部避けたよ…いや、すごいんだよ…すごいんだけどね…」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/18(月) 20:08:25.62 ID:D+vGX+Cdo
頑張れ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 20:10:27.18 ID:y7Q9vMu20
野球鬼「はぁはぁはぁ…まさかすべて避けきるとは…」

男「ノックはボールをぶつける作業じゃないと思うんだが」

野球鬼「だが最後のこれはそう簡単には避けられんぞ!!!」

男「人の話を聞かないのはもはや仕様か」

野球鬼「奥義ィイ!!!!三本同時ノォォオオックゥゥゥゥウウウウ!!!!」ガギーン

男「そんなの捕れるの蛇神先輩と司馬君だけだからぁああ!!!」

女盗賊「すごい!! 3つのボールがすべて別の角度から!!これじゃ流石に男君も!」

男「なんとおおおおおお!!!」ジャンプッ

女盗賊「すごい!全部避けた!!!」

野球鬼「ニヤリ」

男「かわしたボールの影からボールがぁ!!?」

野球鬼「これぞ裏奥義シャドーモーメント」

女盗賊「無駄にかっこいい!!!でも空中じゃ流石に避けきれないよ!!」

男「こんなのくらったら死んじゃうよぉぉおお!!!おとさんみたいになっちゃうよぉぉおおお!!!」

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 20:16:48.89 ID:y7Q9vMu20
男「なんてなッ!」バシシシ

野球鬼「なんと!三球すべてグラブの中に!!?」

女盗賊「すごい!あの体勢で全てキャッチするなんて!!!素敵///」

男「Too easy...」






〜〜〜妄想終了〜〜〜




男「」プシュー

女盗賊「全球直撃だね、現実とは非情なものなんだよ男君」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/18(月) 20:19:53.23 ID:D+vGX+Cdo
野球漫画のオンパレードやな
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 20:27:15.52 ID:y7Q9vMu20
_______
______
_____



ガキーン! ズサァ



男「千球とったどぉぉおおおおおお!!!」

野球鬼「うむ!俺が教えることはもうないな!!!

女盗賊「やったね男君!!!すごいよ!!!」
   [一週間もかかるなんて完全に見込み違いかも…]

男「おいどうなってんだその副音声」

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)[sage]:2011/07/18(月) 22:44:16.88 ID:Yj1/yK2s0
ゆっくりで良いから完結希望
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 23:28:10.86 ID:y7Q9vMu20
〜〜〜武道家ギルド〜〜〜


男「あの女盗賊さん」

女盗賊「何かな?」

男「俺銃士だよね?」

女盗賊「そうだけど?」

男「なんで武道家ギルドに来てるのですか?」

女盗賊「なんでって特訓だよ?馬鹿なの君は」

男「うん、説明もなしに理解できなかったら皆馬鹿なんだね」

女盗賊「はぁ…これだから無職は…仕事もなけりゃおつむもないときた…」

男「言葉の暴力って知ってる?」

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 23:40:55.91 ID:y7Q9vMu20
女盗賊「じゃあ無知で無職な男君のために今回の特訓を説明するよ!」

男「最初からそうしてください。あと無知はともかく無職は関係ないだろ!!!」

女盗賊「今回の特訓は見ての通り武道家ギルドで行うよ!具体的な目的は面倒だから箇条書きでいいかな?」

男「あきらかに主の都合だよね!!?説明面倒だからだよねぇぇええええ!!?」

女盗賊「主とかニコ厨かよ^^;;;;;;;;;;;;;;;」

男「世界観も糞もあったもんじゃない」



目的

1 接近戦能力の強化

2 限られた空間内での回避能力強化

3 打たれ強さの向上



男「3って殴られる前提だよね。こわい。」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 23:44:57.21 ID:y7Q9vMu20
女盗賊「早いところ冒険篇いきたいからさくっと終わらせてね!」

男「『篇』ってなんだよ!」

女盗賊「じゃー先生お願いしまーす!!!」



チャララララー
リーンーグーニーカーケローモエアーガルーコノトオシー
ファイッ!!


??2「私が今回のコーチであるリングの鬼です。」

男「もう今回のネタは見えた」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/18(月) 23:56:16.32 ID:y7Q9vMu20
??2改めリング鬼「さぁリングに上がるんだっ!」

男「誰の必殺技食らうんだろ…剣崎なら人生の詰みだ…」

男(それにしてもなんで女盗賊はハゲヅラに眼帯なんだ…)



カーン


リング鬼「それじゃあ行くぞっ」シュババババ

男「ふん!このぐらい千本ノックをかわしきった俺には止まって見える!!!」シュシュシュ

リング鬼「そう、私の拳はあなたには届かないでしょう…だがここはリングの上…」

男「い、いつの間にポストに!!?」

河合「華麗なる旋律をお聞かせしましょう!!!!」

男「音階が駆け上がるかのような旋律のアッパー!!!これはぁぁぁああああ!!!!」

河合「ジェェエエットォアッパァァアアアアアア!!!!」



        J E T ! ! !



男「名前変わってるからあんたぁぁああああああ!!!!!!」

女盗賊「人ってあんなに跳ね上がるんだー」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 00:10:26.98 ID:LzzaCJ2A0
男「ちくしょう…」ヒュルルルルルル…ドサッ

リング鬼「私のジェットを食らって息があるとは、あなどれないね、君……!!!」

男(死ぬだろこのパンチwwww って思いながらテレビみてたけど案外無事なもんだな…)

リング鬼「ですがこれでお終いです!!!」

河合「ジェェエエットォアッパァァアアアアアア!!!!」

男「甘い!ちょろ甘だぜ!!!!セイントに同じ技は二度通用しないのだよぉ!!」ジャーンプ

女盗賊「だめだ男!!!空中に逃げたら!!!」

男「はっはっは!どうだ見たかぁああ!!!!」

リング鬼「そうだあ!俺はカレーは辛口派でな!!!!」

男「遥か上空から振り下ろされる必殺パンチ!これはぁぁああ!!!」

石松「ハリケェェエエエンボルトォォオオオオオ!!!」

男「しまっt ごふぅ!!!」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 00:18:43.43 ID:LzzaCJ2A0
その後も俺は黄金の日本Jrの必殺ブローを受け続けた

正直ギャラクティカマグナムで吹っ飛ばされた時には死を覚悟したね 

天才ってすごいね うん





女盗賊「正直全員分くらって生きてるとは思わなかったよwww」

男「人ごとのようにお前は…殺すいつか絶対殺す…」

女盗賊「それで…何かつかめたのかな?」

男「まー見てろよ……」スッ

男「上がれよ」

リング鬼「ほぉ…」

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 00:49:09.78 ID:LzzaCJ2A0
男「来いよ、どうせ俺の攻撃は神業ディフェンスでかすりもしないんだ」

リング鬼「ふふふ…威勢よく上がったかと思えば…悪いが一撃で決めさせてもらおう!!!」

高嶺「これが勝利への架け橋だ!!!!」

男(きた!ここでぇ!!!)サッ

高嶺「後ろに下がったところで避けきれはしない!!!ウイニングザレインボォォオオオオオ!!!」

男(バックステップだけじゃかわせないッ!だがっ!!!)

高嶺(俺はこの男を見誤っていた。男の本当の強さはその速さではなかった)

女盗賊「まさ……か」

男(これが俺の武器ッ)


                             ステップ
男(数年間毎日走って、人込みを抜けて、ずっと鍛え続けた 足さばき )

高嶺(バックしながらデビルバットゴースト……)





高嶺(360度全て縦横無尽にゴースト分裂する…時間を巻き戻す後方までも………)

  (スピードでもパワーでもさわれない…これが本当の 『疾さ』   )


男「ドヤァ」

女盗賊「せめて殴ろうよ」

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 00:51:07.51 ID:LzzaCJ2A0
クソ…ミスッタ…
ステップ は 足さばき の上にあると脳内書き換えお願いします

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 01:23:28.43 ID:LzzaCJ2A0
――――――
―――――
―――
――



女盗賊「正直勝てないまでもあそこまでヤるとは思わなかったよ!!!すごいね!!!」

男「まぁな!もう十分強くなったしそろそろ銃の使い方とか学んでもいいんじゃないか?」

女盗賊「調子に乗るなぁぁああ!!!」バキィ

男「ぶべぇ!!?」ズササササー

女盗賊「でも十分に相手の行動を見切るスキルは身につけたようだね!」

男「じゃーさくっと次行こうか…今日は夏目友人帳の日だから早く仮眠を取りたいんだ…」

女盗賊「うん、でも今日はもうおしまいだよ!」

男「スパルタな女盗賊さんにしては珍しいな・・・」

女盗賊「次の特訓はちょっとばかし危険が伴うんだよね…」

男(今までも十分危険だった気がするが…)

女盗賊「それじゃ宿をとってるからそこで休もうか!」

男「家には帰れないんですね。さらば夏目、さらばユルユリ……」

女盗賊(まさか国内でも十指にはいるリングの鬼と渡り合うなんてね…これはもしかしたらもしかするかも!!!)



64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/19(火) 01:32:03.07 ID:LYwSlB1IO
頑張るなぁ>>1さんよぉ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/07/19(火) 02:25:39.60 ID:L4UDDMooo
パロネタ多いな
わかる奴は面白いが知らん奴は( ゚Д゚)ポカーンてなる
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/19(火) 02:30:05.56 ID:zVHNH18DO
俺はポカーンだ
ネタがさっぱりでどう反応していいのかわからん…

パロネタ部分以外は面白い
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/19(火) 13:06:15.06 ID:qfWpu6Izo
わからないのもあるけど、面白いからオッケd( ̄  ̄)

まぁ、またわからないって人きたら、何の漫画かだけ書いとけばいいんじゃない?面倒だろうけども
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/19(火) 17:03:22.11 ID:LzzaCJ2A0
たしかにネタに走りすぎた感は自分でも書いてて思いました
[田島「チ○コ破裂するっ!」]全開でもみてくださった方には感謝いたします
今後の教訓とさせていただきます




〜〜〜宿屋〜〜〜


その日は俺は女盗賊と同じ宿に宿泊した

同じ部屋や混浴展開なんてあるはずもない

期待などしていなかった…

だんじて悔しくない!!

女盗賊からこれを見て今後の参考にと手渡されたのが




ブラックラグーン

デビルメイクライ

ヘルシング

マジンカイザーSKL





うん、たしかにかっこいいガンアクションはあるけどね

最後のなんてロボットアニメだろ……

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 17:17:15.40 ID:LzzaCJ2A0
〜〜〜王国騎士団訓練所〜〜〜

女盗賊「今日はここで訓練してもらうよ」

男「いつになくおとなしいなお前」

女盗賊「まぁ今回はちょっとばかり危険が伴うからね」

男「昨日も三途の川渡りかけたのにそれより危険ってなんだよぉぉおおおお!!!?」

女盗賊「ははは!まぁここは見ての通り王国騎士団訓練所だ」

男「冒頭にあるしわかるよそのぐらい」

女盗賊「今日はね、君に実戦を積んでもらおうと思うんだ」

男(今までも十分実践だったよ……生命の危機に関しては…」

女盗賊「今日は王国騎士団でもエリート中のエリートである近衛兵達と10人組み手をしてもらうよ」

男「あれれ〜?今までの流れだったら○○の鬼って流れだよね?」

女盗賊「ネタが尽きたんだよ!言わせないで!!!」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 17:28:56.07 ID:LzzaCJ2A0
女盗賊「それと君に渡しておくものがあるよ」

女盗賊「君専用に作られた銃だよ」

男「でかい…それに重いな・・」

女盗賊「ははは!それは当然だね!対大型モンスターと戦うために設計されているから!人が使えるギリギリで設定されてるよ!」

男「どう考えてもジャッカルです」

女盗賊「それにその銃は特殊な紋章術が使用されていて自動で弾が装填される仕組みになっているから残弾の心配もないよ」

男「すっげーご都合主義だなおい!!」

女盗賊「作者がリロードする描写が面倒くさいって理由は決してないからそこは心配しないで!」

男「そういうのやめて」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 17:38:23.92 ID:LzzaCJ2A0
女盗賊「そしてもう一丁はこれ」

男「さっきの銃の色違いか」

女盗賊「こっちの銃にも紋章術が施されているんだよ」

男「自動で弾がリロードされるんだな」

女盗賊「んーん、こっちは手動だよ!ただしマジックドレインや特殊弾による属性弾による攻撃が可能なんだ!」

男「なるほど、さっぱりわからんが便利な銃ってのはわかったぞ」

女盗賊「君は本当に学がない」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 17:48:16.20 ID:LzzaCJ2A0
男「まぁすごく高価で高性能魔法が付与されたすごい銃っていうのはわかったよ」

女盗賊「そうだね、今はそれだけわかってくれればいいよもう……」

男「俺がイマジンブレイカーだったらこの銃はただの銃になり下がっていたな」

女盗賊「君はたまにわけのわからないことをいうね?」

男「ところで女盗賊よこの銃に名前はあるのか」

女盗賊「? ないけどどうしてだい?」

男「そうか、じゃあエボニー&アイボr  女盗賊「その幻想をぶち壊す!!!!」バキッ

男「ごふっ!仕方がない…こっちの黒いのはヘルでこっちの白いのはヘヴンと名付けよう…」

女盗賊「勇者王の必殺技みたいだけどまぁいいか」

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/19(火) 18:32:24.19 ID:4baYDGkIO
ヨルムンガントも読んどけ
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/19(火) 19:30:03.24 ID:kpyeb13M0
>>72その前に壊れる
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 19:33:17.94 ID:LzzaCJ2A0
ヨルムンガルド5巻まで読みました




女盗賊「でも今回はあくまでも組み手だから普通の銃でいくよ!」

男「さっきの件はなんだったんすかぁ!?」

女盗賊「せっかく特注でで作ったから紹介ぐらいしたいあないか!」

女盗賊「それにあんな銃君に使いこなせるとでも思うのかい?

男「……」

女盗賊「それじゃあぼちぼち始めるよ!近衛兵1さんお願いします!」

近衛1「ではお願い致します」

男「え、もう始まんのこれ?」



76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 19:53:52.57 ID:LzzaCJ2A0
男(相手の武器は戦斧か…となると職業は戦士か)

近衛1「こないのですか?ではこちらから!!!」ザッ

ザシュッ

男「早い!?でもそのぐらいぃぃいい!!!」サッ

近衛1「驚きましたね、素人と聞いていたので驚きですよ」

男「一応死線は抜けてきたつもりっす、ははは……

近衛1「いささかプライドを傷つけられましたね…少々本気でいかせてもらいますよ…!」

近衛1「攻撃強化魔法レベル3!スキル魔法付与火属性発動!」

近衛1「そしてこの斧をぉぉおおおおおお!!!!!投げる!!!!」

炎をまとった斧がうねりを上げ男に襲いかかるッッッ

男(やばいはずなのにプレッシャーを感じないのはなんでだろう…)サッ

男「!? 追尾してくるのかよこれッ!!!だが!!!」ダダダダダッ

近衛1「銃ではじき返しますか!やりますね!!!だがいつまでもちますk !!?」

近衛1(柄の部分が破壊されている…これではまともにふれないッッ)

男「えーっと、勝負ありってことでいいのかな?ははは・・・」





〜〜〜塔の上〜〜〜



??「へぇ様子を見に来てみれば楽しそうなことしてらっしゃいますのね女盗賊さん…」


77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 20:13:17.05 ID:LzzaCJ2A0
近衛5「ぐわーやられたー」



女盗賊「すごいよ男君!!!5人も近衛兵を倒しちゃうなんて!!!」

男「正直以前の鬼コーチに比べて動きが簡単に見えるっていうか…」

女盗賊「むふふ、僕の特訓が役に立ってるみたいだね!」

男「そうかねぇ・・・あの特訓に意味があったとはおもえないんだが

女盗賊「む〜!まだ僕のこと疑ってるのかい君は!?

男「まぁ結果がついてきてるんだ、信じさせてもらいますよーっと」

女盗賊「癪に障る言い方だけどまぁいいや…でも次からは今までとは格段にレベルが違うから油断しないでね!」

男「なんでだ?」

女盗賊「なんでって近衛兵といえば王族直属の兵士だよ、その兵がこの間まで素人だった君に傷一つつけられないんだ黙っているはずがないよ!」

男「確かに…」

??「まぁそういうこった」

男&女盗賊「!!?」

??「俺は槍兵、一応お前の相手になるもんだぜ」

女盗賊「まってよ!槍兵といえばこの国の一番槍といわれる屈指の実力者じゃないか!?そんなの認めるわけにはいかないね!」チャキッ

??改め槍兵「まーそう言いなさんなッ うちの連中がここまでやられて黙ってるわけにもいかないんで………ねぇッッッ」ズバッ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 20:29:28.89 ID:LzzaCJ2A0
ガキンッッッ




??「随分と楽しいそうなことをしてらっしゃいますのね女盗賊さん」ニコッ

女盗賊「あっ、あんたなんでここに!?」

男「あの、どちら様でしょうかこのゴスロリちゃんは…」

女盗賊「こいつは女剣豪…うちのパーティでも屈指の戦闘狂だよ…」

??改め女剣豪「申し遅れましたの、私女剣豪と申しますわ」ペコリ

男「あ、よろしくお願いします」
 [ツルペタきたぁぁあああああああああああ!!!!!」

女盗賊「副音声がみっともないよ男君……ところで何しにきたのかなあんたは?」キッ

女剣豪「そう睨まないでくださいな、勇者様に様子をみてきてとお使いをたまわっただけですわ。それとお使いついでにそちらの殿方と遊ぼうと思いましたの」ニコッ

男「ッッッッ!!!!!!」ゾクッ




79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 20:39:30.62 ID:LzzaCJ2A0
槍兵「おいおいお嬢さんがたよぉ…俺がいるのを忘れちゃいませんかねッッッ」ズバッ

女剣豪「でも今は…こちらの殿方とお戯れになるほうが楽しそうですの」ガキィィン

槍兵「へぇ、やるもんだなぁ俺の一撃を一度ならず二度までも防ぐたぁよぉ!!!」グググ

女剣豪「貴方も素敵ですのよ」グググ

  

男「あれ?そういえば俺の戦闘描写少なすぎねぇ?」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 20:45:19.46 ID:LzzaCJ2A0
女盗賊「変なこと言ってないで逃げるよ!男君!!!」

男「あの、展開についていけないんですけどー」

女盗賊「いいから早く!こっちだよ!!!」タタタ

男「ひっぱるなよおおお!!!」

槍兵「あー残念だ、そっちはよぉ」

女剣豪「?」

槍兵「行き止まりだ」
81 :戦闘描写って書くの難しい[saga]:2011/07/19(火) 21:00:07.11 ID:LzzaCJ2A0
団長「ここを通すわけにはいかんなぁ!」

女盗賊「!?どういうつもりですか?ナンパにしてはちょっとばかり強引すぎやしないかな?」チャキ

団長「誘ったのはお嬢ちゃんのほうだろ?つれないこと言うなよ」チャキ

女盗賊「ふぅん、通してくれないって言うなら押し通すまでだよ!!!」ズバッ

団長「あ〜、あいにくあんたの相手は俺じゃねぇ。行け」

兵士「はい」ガキンッ

女盗賊「へぇ、王国最強の魔法剣士が相手とはねぇ!僕も出世したもんだッッ!!!」ザッ

兵士「はい」チャキッ







男「おーい、主人公忘れてませんかー」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/07/19(火) 21:11:19.22 ID:FjBsYsQ6o
何団長最強の魔法剣士顎で使ってんだよwwwwww
83 :ガンアクションってどう書けばいいんだろう[saga]:2011/07/19(火) 21:12:11.18 ID:LzzaCJ2A0
団長「ガハハハハ!忘れちゃいねぇぞ!」

男「俺の相手は団長さんですかい…」

団長「まぁそういうこった!」

男「Q やるしかないのですか?」

団長「A はい、そうです」

男「はぁ…そうですか…」

男「だったら先手必勝ぉぉぉぉおおおお!!!!」ダダダダダダダダダダダッ
84 :書き方ちょっと変えます[saga]:2011/07/19(火) 21:33:16.07 ID:LzzaCJ2A0
>>82
実力は兵士のほうが上ですが立場は団長のほうが上なので命令権があります
ちなみに槍兵は近衛兵なので団長には命令権はありません




俺の攻撃は避けられるにしても防がれるにしても団長に届くはずだった



??「地属性単体魔法レベル1」


俺の攻撃は突如出現した岩の壁によって遮られてしまった

男「!?」

団長「おいおい!男の戦いに水を差すんじゃねぇよ大魔導!!!」

??改め大魔導「私も男なんですけどねぇ」

団長「んな話をしてんじゃねぇ!」

大魔導「落ち着いてください、万が一にも貴方が負けてしまえば兵の指揮に関わるんですよ?少しは自分の立場を自覚していただきたい」

団長「チッ 好きにしやがれ!」

大魔導「そうしていただくと助かります」ニコッ

大魔導「と、いうわけで貴方の相手は私がさせていただきます」

男「絶体絶命の状況には変わりないんで謹んで遠慮したいんですけど…」

大魔導「残念、それは無理ですね」

男「ですよねー」
85 :本当は兵士に槍をもたせたかったけどランサーっぽい人書きたかった[saga]:2011/07/19(火) 21:53:58.31 ID:LzzaCJ2A0
〜〜〜刀VS槍〜〜〜


女剣豪(思ったよりやっかいですの…)



女剣豪は攻めあぐねていた

すぐれた槍使いはいかに標的が素早く動こうとも手元の動きだけで的確に照準をあわせてくる

槍兵はまさにそれだ。いかに女剣豪が早く動こうとも確実に急所を突いてくる


槍兵「どうした小娘ぇ!その程度かぁあああ!!!」ズババババッ

ガキンッ

女剣豪(守るのは好きではありませんのに…)ハァハァ

槍兵「息が上がってるぜ?もうお手上げかい?」

女剣豪「いえいえ、貴方がどのような素敵なバラを咲かせてくれるのか考えていると興奮してしまって」ニコ

槍兵「たいそうな趣味をお持ちでなによりだぁ」

女剣豪「御褒めに預かり光栄ですわ」

槍兵「でもよぉ、俺もいい加減疲れちまってなぁ…そろそろあんたの首もらいてえとこなんだ」

槍兵「つうわけで決めさせてもらうぜッ!!!」
86 :戦闘描写上手い人尊敬します[saga]:2011/07/19(火) 22:28:40.03 ID:LzzaCJ2A0
女剣豪「スキル発動」チャキ

槍兵「刃を納めるとは諦めたか!?だが手は抜かねぇ!心の蔵頂戴致すッッッ!!!」


長い年月を重ね必殺のレベルまで昇華された槍兵の突き

確実な殺意をもった一撃は女剣豪の心臓を捉える


女剣豪「わたくしの間合いですの」


はずだった


女剣豪「やっぱり貴方は綺麗なバラを咲かせてくれましたわ」ニコ


勝負は一瞬だった

槍兵の槍が心臓を突く刹那、女剣豪は一瞬の踏み込みで必殺の間合いに侵入そして


一閃


槍兵「やれやれ…殺ったと思ったんだがねぇ…今のははなんて技なんだい…?」

女剣豪「『居合』といいますの。楽しかったですわ槍兵さん、御機嫌よう」ニコ




勝負は決した





87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/19(火) 22:32:07.37 ID:LzzaCJ2A0
12時まで休憩します
文章変わりすぎてひどい
ここまで見てくださったかた、もしかしたらこれから見てくださるかた
本当にありがとうございます。頑張って完結させますのでよろしくお願いします
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/19(火) 22:45:23.02 ID:LzzaCJ2A0
どうでもいい話ですが好きなSSは『ダンテ「学園都市か」』と『勇者募集してたから王様に会いに行った』です
設定は勇者募集してたから王様に会いに行ったのほぼまるパクリ、女剣豪の戦闘描写はダンテ「学園都市か」を意識しまくり
ひどいね!俺!!!でもパクッて上達するしかないよね!
でもどちらも壮大でこった話なのでぜひ一度ご覧になってください
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/19(火) 22:48:23.53 ID:qfWpu6Izo
無理せずに

いろいろと試行錯誤して頑張って下さいな

90 :主人公 男[sage]:2011/07/20(水) 00:04:59.37 ID:5a/WXysm0
拝啓 お母様


私は今勇者一行に加わるため女盗賊さんとともに修業に明け暮れる毎日です

最初は嫌々でした。ですが今まで返すことのできなかった恩を名をあげることで

お母様と、そして死んだお父様が誇れる自慢の息子になることこそ

今、私にできる唯一の恩返しと思い修業を重ねてまいりました

ですがもう駄目みたいです


敬具





男「ってな感じで遺書書いておくんだった…」

大魔導「諦めるの早すぎでは?」
91 :勇者 現在第12のダンジョン攻略中[saga]:2011/07/20(水) 00:25:56.91 ID:5a/WXysm0
〜〜〜男の戦い〜〜〜


大魔導「単体魔法火属性レベル2!」シュボッ


迫る巨大な火球

男は身を捻り回避するも爆発によって吹き飛ばされる

男「黙ってやられるかよっ!!!」ダンダンダン

大魔導「あー、残念こういう魔法もあるんですよ」メガネクイッ



男の放った弾丸は大魔導の魔法障壁に容易く防がれてしまう


大魔導「点でだめなら面で攻めさせていただきますね。広範囲攻撃魔法雷属性レベル3」

男「うおおおおおおおお!!!!」タタタタタッ

降り注ぐ数多の雷を男は駆けるッ駆けるッ駆け抜けるッッッ

男「離れてだめなら近づくっきゃないだろぉぉぉおおお!!!!」

大魔導「これは驚いた。大した危機感知能力ですね、この雷を全て避けながら突っ込んでくるなんて」

男「くらえ必殺!銃パァァアアアンチ!!!!」


男が今命名した必殺パンチが今うねりをあげて振りかざされる

92 :女剣豪 現在近衛兵達をつまみぐい[saga]:2011/07/20(水) 00:39:29.21 ID:5a/WXysm0
大魔導「あぁ、それも残念です…」


当たるはずもなく…


大魔導「こう見えて私…魔導士始める以前は武術家なんです」ドカッ


男「ガハッ!!?」


男の必殺パンチ(笑)は大魔導余裕の回避

そして棒術でいとも容易く投げ飛ばされ追いうちの一撃

成す術もなく地につけられる男



頑張れ男、負けるな男、負ける展開しか思いつかないけど戦え男ッッッ



男「正直ナレーションがひどすぎる…」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/20(水) 01:02:25.58 ID:B5Qq0dSRo
パロネタも酷いがメタネタがさらに酷い
見てられないレベル

あと槍兵と女剣豪のくだり必要なの?

ポッと出のわき役同士がいきなり戦いだして置いてきぼりなんだけど
94 :団長 現在不貞寝中[saga]:2011/07/20(水) 01:06:12.81 ID:5a/WXysm0
〜〜〜巨乳VSイエスマン〜〜〜



女盗賊「ハァハァハァ…流石王国最強の魔法剣士だね兵士君!」キンキンキンッ

兵士「はい」キンキンキンッ

女盗賊「でもそろそろ男君を助けに行きたいからそこどいてくれないかッッッ」ズバッ

兵士「いいえ」ギンッ

女盗賊(『いいえ』って言えるんだ…)


実力は拮抗、だがお互いに今は手の内を隠し探り合っている状態

女盗賊が攻撃すれば兵士は受け、兵士が攻撃すれば女盗賊は避ける

仕掛けるのは簡単だが決め手に欠ける。出し惜しんでいるわけではない

迂闊に飛び込めないのだ


兵士「単体攻撃魔法水属性レベル3」ズバァ!!!

女盗賊「!? 魔法剣士とはいえレベル3の魔法を使うなんて流石だね兵士君!!!でも…ッ!」
95 :団長 現在不貞寝中[saga]:2011/07/20(水) 01:16:19.53 ID:5a/WXysm0
>>93
たしかにそうですね
構成練り直してみます
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/20(水) 01:25:24.43 ID:5iPXMYI3o
出したいキャラと設定、ネタを良く考えもしないで、勢いで出しただけに見える
SSは総じて書き手の[田島「チ○コ破裂するっ!」]なんだけど、特にその傾向か強い気がする。
着地点はどこなんだろう
プロットを起こしてみてはどうでしょうか?
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/20(水) 01:26:46.80 ID:Dens2K4IO
別にいいんじゃねえの
商業でも同人でも無いんだし文句つける方がお門違いだと思うんだけどな
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/07/20(水) 01:58:42.35 ID:L8oD4T9Oo
>>97
文句というかアドバイスじゃね?
この>>1はうまくなりたいって思ってるみたいだしアドバイスはありがたいものだと思うけど
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/20(水) 02:20:32.28 ID:xf4g8NC2o
頑張れ!
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/20(水) 07:42:48.52 ID:JZgNK7VNo
あれ?雷魔法って男と勇者しか使えないんじゃなかったっけ?
間違ってたらスマソ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/07/20(水) 08:20:25.52 ID:pf6dy1GMo
人間じゃないんじゃね?
だいまどうだし
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/20(水) 08:35:21.65 ID:PmJOtDRMo
戦闘以外は俺は好き
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/20(水) 10:33:05.93 ID:eLtMGKeDO
>>1

えらく男が強くなったなぁ……
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)2011/07/20(水) 13:24:39.11 ID:Wr3rRZu60
デビルバットゴーストで男逃げれないの?
105 :諸君、SSは好きか?私はSSが大好きだ[sage saga]:2011/07/20(水) 14:30:58.47 ID:5a/WXysm0
意見、疑問、応援などありがとうございます
改めて読み返し話が二転三転してるなーと実感しました
SS作者がある程度書きためしたり投下スピードを落としているのはこういうわけもあるんですね


>>96
世界観や属性うんぬんについては建てる前から考えていました
キャラや話、ネタについてはご指摘通り思いつきの行き当たりばったりです
職失って暇だからやってみっかみたいなノリで建てました
反省はしてる後悔もしてる
でもこれからも毎日投下&完結を目指そうと思います
プロット作ってみます…完結しか考えてませんでした…

>>97
激しすぎるオナニーは他人がひいてしまうものです…
飲精オナニーしかり時計オナニーしかり…

>>98
その通りです
これからもご指摘よろしくお願いします

>>99
完結目指して頑張ります

>>100
それについては話の中で説明していきます

>>101
人間ですwwwいけすかないハイスペインテリメガネキャラのつもりで私は書いてます

>>103
一応強さにつながるものは初期から書いていたつもりでした
女盗賊の攻撃を避けきったりと…才能の片鱗は書いているつもりでしたが実力不足ですね
すみません

>>104
ネタみたいなものなので…
深く突っ込まれると痛すぎるのでご勘弁を…



本編はいろいろ試行錯誤しながらやっていきます
恥を晒しながら…
ですがお付き合いお願いします
余談ではありますが書いて途中にレスがあると
読む側の人間には邪魔だと思われる方も多いと思いますが(自分がそうなだけか?)
書く側の人間にはこれだけ嬉しいことなんですね
106 :なぜなに女盗賊![sage saga]:2011/07/20(水) 14:55:37.43 ID:5a/WXysm0
〜〜〜どうでもいい番外編〜〜〜

女盗賊「はい!はじまったねぇ!!!」

男「うん、何が?」

女盗賊「何ってなぜなに女盗賊だよ!!!」

男「またパロネタがひどいって言われるんじゃ…」

女盗賊「細かいこと気にする男は僕嫌いだなぁ」

男「嫌ってもらってけっこうだよ」

女盗賊「君は友達がいのないことばかりいうッ!!!」

男「ところで女盗賊よ」

女盗賊「何かな?私のスリーサイズは教えてあげないよ?」

男「悪いな、平成生まれが合言葉の俺には興味がない」

男「そうじゃなくて解説コーナーだろこれ?だったら何を開設するんだよ」

女盗賊「いい質問だね!今回は >>100 の属性についての説明だよ」

男「話の中で説明していくっていってたじゃねぇか…」
107 :なぜなに女盗賊![sage saga]:2011/07/20(水) 15:00:00.70 ID:5a/WXysm0
女盗賊「そんなの考えた設定をオナニーのようにぶちまけたいからに決まってるじゃないか」

男「女がオナニーとかいうな!!!」

女盗賊「君は女について幻想を抱きすぎだよ!これだから無職童貞は…」

男「心に刺さるようなこと言わないで!」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/20(水) 15:12:50.24 ID:WWjpKJYDO
とりあえずパチ好きな感じだなww
109 :なぜなに女盗賊![sage saga]:2011/07/20(水) 15:20:49.06 ID:5a/WXysm0
女盗賊「露骨なレス稼ぎはこれぐらいにしてさっくり解説していこうじゃないか!」

男「うん、たしかに俺も気にはなっていたんだよなんで大魔導は雷の魔法を使ってきたんだ?」

女盗賊「それはね、魔法自体は属性に関わらず誰でも使えるものだからね」

男「は?それじゃ属性って意味なくないか?

女盗賊「君は人の話を最後まで聞く癖をつけたほうがいいと思うよ?」

女盗賊「ただし限界があるんだよ。魔法ってのは限界がレベル5なんだ」

男「ふむふむ」

女盗賊「>>9 をみてくれればわかるんだけど僕は自身の風属性の能力上昇ではレベル5、攻撃上昇の火属性はレベル2で発動してるよね!」

男「へぇ、ハイブリット属性かと思っていたよ」

女盗賊「どんなすぐれた術者でも他属性を使えるのはレベル2〜3が限界なんだよ。」

女盗賊「だから自分の持っている属性っていうのは限界値の上昇可能、とは言ってもある程度の才能がないとレベル5の発動は難しいんだよ」

男「ってことは大魔導は自身の属性でない雷を3を使えるのは相当すごいんだな」

女盗賊「流石大魔導と呼ばれるだけはあるね!」
110 :なぜなに女盗賊![sage saga]:2011/07/20(水) 15:44:14.94 ID:5a/WXysm0
>>108
えへへ///でも原作もちゃんとみてますよ!



女盗賊「と!いうわけで『今回のなぜなに女盗賊!』は終了だよ!」

男「やっと終わったか…でも勉強になったよ本編ではさもしってたかのようにふるまえる」

女盗賊「メタネタ下手なんだから使わないほうがいいよ?最初のほうに僕が使ったリミッター解除や妙に勘の鋭い男君については次回予定のスキル・固有スキルの違いで説明する予定だよ!」

男「誰も気いしてないと思うぞ、妙に変な設定には力入れてるんだよなこの話」

女盗賊「そうだね、だから指摘が後を絶たないのにいつになったら気がつくんだろうね。それじゃあまた次回ご期待!   しなくていいや」





と、いうわけで突発的に思いついた解説コーナーです
とんだ茶番でしたね。すみません。
でも好きなんですメタネタとパロネタ…
本編は現在書きだめ中です
叱咤激励どちらも励みになっています
書くの遅いので物量作戦になりがちですが
頑張っていきたいと思います
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/20(水) 16:58:47.63 ID:If0RCESRo
メタとパロディは苦手な人多いからなぁ
キャラが多くなってくると読者が状況を把握しにくくなる上に時々書き手もキャラやストーリーに方向性を見失うことがあるから気をつけて
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/20(水) 23:54:15.24 ID:xf4g8NC2o
まずは書きたい事書いてくりゃれ

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/21(木) 20:33:52.22 ID:j5nrhceE0
書き溜めたデータが破損して心が折れました
12時前には投下します
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/21(木) 22:31:21.89 ID:j5nrhceE0
女盗賊「スキル発動 風刃!」ズバッ


女盗賊の放った風の刃が流水を切り裂きあたりを水が埋め尽くす

同時に爆ぜた水で隠れた自身、一瞬の隙を付き得意の素早さを活かし兵士の背後に回る

女盗賊「これで終わりだよッッッ」

兵士「はい」

完全に背後を取り勝利を確信した

が、女盗賊は仕掛けることができなかった

なぜか異様に寒い
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/21(木) 22:33:06.67 ID:j5nrhceE0
冷気の正体は簡単だった。兵士の召喚した魔法剣

氷の剣により音を立てて氷結していく地面、女盗賊が回避を選択するより早く……

女盗賊(魔力で生成された氷…そう簡単に砕けそうにないや…)

勝利の確信

その隙を付いた緻密に計算された一手、女盗賊に守るすべはなかった

女盗賊「あーあ、『終わり』ってこういうことかぁ…」

兵士「はい」

一方その頃男は…

男「いやあぁああああああああ!!!!!」

大魔道「ははは!逃がしませんよ〜」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/21(木) 22:34:28.67 ID:j5nrhceE0
大魔道「広範囲攻撃魔法火属性レベル2」ゴゴゴゴゴ

男「あぢぢぢぢぃ!!!今度は火の雨かよ!!?」ダダダダダッ

大魔道「でもいつまでも逃げられるわけではありませんよ」ニコニコ

男「ちぎしょおおおおおおおお!!!!」

男(つってアイツの言うとおりいつまでも逃げれやしねぇ!…ッて)ツルッ

男「あだぁ!?」

大魔道「おやおや、大丈夫ですか?どうやらあちらの戦闘の影響がこちらにもでてしまいしたね」ニコニコ

男「イテテテ…あっちってどっちだっつ…って女盗賊!?」

大魔道「どうやらあちらの勝敗は決したようですね」メガネクイ

男「ちくしょう…逃げ回って助けを待つ俺の作戦がぁぁああああ!!!」

大魔道「」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/21(木) 22:36:37.56 ID:j5nrhceE0
大魔道「そうですか、もう充分です」ニコッ

男「は?」

大魔道「貴方という人間のそこが見えました。単体攻撃魔法地属性レベル1」ドンッ

男「カハッ!?」

男(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!)

突然の痛み

猛烈な痛みの中男は気がついたこの男一切本気を出していなかった

最初から分かりきっていたはず、なのに改めて気づかされる…

目の前の恐怖に
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/21(木) 22:41:38.54 ID:j5nrhceE0
とりあえずこのパートを終わらせないことには話が進まないので
ゆっくり終わらせていこうと思います
その後は>>96であった指摘通り、プロットに沿って物語を進めようと思います

書き溜めた分を思い出しながら書いていたのですが
こうしたほうがいいんじゃないか
とか思って書き直しているうちにたった4レス分で数時間…
だめだこりゃ
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/07/21(木) 23:18:29.39 ID:ZYsmJ4mAo
男はまだまだ弱いのに、ソコが見えたとか酷い言われようだな
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/22(金) 17:14:56.41 ID:af2qXMz+0
何でこんなことになってるんだよ

俺はついこの間までだた毎日を過ごしてただけじゃねえか

魔物と殺し合いしたけりゃ死にたい奴らがやればいい俺は死にたくねぇ

なんでこんなことになってんだよクソッたれ

そうだ、あの女のせいで俺は…

あの女に合わなければこんな目に会わなくてすんだじゃねぇか

あの女がこんなところに連れてこなければこんな痛い思いしなかった

あの女が俺を外に…





外に…

121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/22(金) 17:23:06.51 ID:af2qXMz+0
いつ以来だろう長いこと家を空けたのは

いつ以来だろう誰かにこんなに期待されたのは

いつ以来だろう人とこんなに話をしたのは

いつ以来だろう





こんなにも毎日が輝いていたのは
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/22(金) 17:39:42.01 ID:af2qXMz+0
男(だったら俺は……ッ)ガバッ

大魔導「まだ立てるんですか?意外と頑丈ですね」

男「はぁはぁ…前言…撤回だ…」

大魔導「おやおや、頭は打っていないと思ったのですが?」

男「女の期待に答えるのは…男の使命だろぉがぁぁああああああ!!!!」ダダダダンッ

大魔導「無駄ですよ」ニコ



123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/22(金) 17:58:05.41 ID:af2qXMz+0
男の放った弾丸は大魔動の障壁に遮られる

恐怖と向き合う覚悟を決めたところで状況は何一つ変わらなかった

だが、諦められない。諦めるわけにはいかない

男(どうする?近づけば棒術離れれば魔法…それに魔法障壁をなんとかしなけりゃ…)

男(魔法障壁をぶち破れればいいんだよな…)

男(……だったらアレがあるじゃねぇか!女盗賊から貰ったアレが!!!)

男(つっても今アレ持ってるのはあいつ………だったら!)

男「女盗賊ぅぅううううう!!!!アレを俺によこしやがれぇぇえええ!!!!!」



―――――
――――
―――
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/22(金) 23:42:01.83 ID:ewnv8ZHto
乙した!
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 00:38:45.47 ID:JluY5g950
―――
――――
―――――


動きを封じられ一方的な攻撃

それも近寄ることなく、逃げる隙を与えずに

緻密さ、そして決して油断しない用心さ

こういったところが王国最強たる所以なのだろう

女盗賊「はぁはぁ…君は本当にいい性格をしているねぇ、さっきから近寄りもしない」

兵士「はい」

女盗賊「…嫌な奴ッ」

兵士「はい」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 00:39:52.71 ID:JluY5g950
恐らく止めを刺すつもりだろう

兵士の手に魔力が集結されていく

兵士「スキル発動魔法剣火属性レベル5」

先ほどとはケタ違いの魔力

兵士が一歩つず近づくたびにあたりを覆う氷が帰化していく

女盗賊(あーあ、男君の前でやられちゃうのか…あんなに偉そうにしてたのに情けないな僕は…)

男「女盗賊ぅぅううううう!!!!アレを俺によこしやがれぇぇえええ!!!!!」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 00:42:43.46 ID:JluY5g950
女盗賊&兵士「!?」

男「黙ってねぇでアレを俺によこせ!!!お前の腰に付いてるもんだ!!!!」

男「俺の銃なんだろ!?だったら早くよこせ!コイツをぶっ倒してお前を助けてやる!だから早く!!!」

女盗賊(そっか…男君は頑張ってるんだ……)

女盗賊「僕は心配いらないよッッ!!!でもいいのかな?扱うのきっと難しいよぉ?」ニヤニヤ

男「何ふざけたこと言ってんだよ!さっさと投げろ馬鹿女!!」

女盗賊「まったく君は!可愛い女の子からのプレゼントだぞ!大事に使ってよ!!」ブンッ

男「ハッ!!!ありがとよ、可愛い女盗賊さんッ!」チャキッ

遠くで投げた銃を受け取る男を見つめ………そして………

女盗賊「負けられない理由ができちゃったなぁ…」ボソッ

女盗賊「ごめんね兵士君!僕は君に負けらるわけにはいかないんだよ!」

兵士「…」

女盗賊「だってお師匠が弟子に助けられたら…立つ瀬ないしさぁ」

女盗賊「悪いけど手加減はできないよ………対照を敵性分子として認識 能力限定解除」




―――――敵ノ殲滅ヲ最優先ス
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 00:46:59.94 ID:JluY5g950
―――――
――――
―――

男「ったく何が『可愛い女の子からのプレゼント』だよ」

男「……にしても初めて母親以外の女から貰ったプレゼントがこんな物騒なものとはねぇ」

男「ハッ!!!!サイッコォじゃねぇか!!!!」

大魔道「銃を変えたところでどうにかなるとは思えませんが?」

男「悪いなわざわざ待ってもらってよぉ」

大魔道「いえいえ、どうやら私は君という人間に失望しなくてよさそうですね」ニコッ

男「は?何言ってんだあんた?」

大魔道「いえいえ、お気になさらずに続けましょうか」


ズドンッ



男「でもさぁ、待っててくれなんて頼んだ覚えねーんだよ俺」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 00:55:39.13 ID:JluY5g950
この後の展開で悩んでいるのでしばし休憩いただきます
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/23(土) 00:59:18.01 ID:CRB0eqqBo

なんて厨二
しかしwktkしてる自分がいる
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 01:54:38.10 ID:JluY5g950
パリーン

音を立てて崩れる障壁

わざと外したのだろうか

そんなことは問題ではない障壁を破壊したことが問題なのだ

対魔法付与をした銃弾かと頭を過る

否、魔力は微塵も感じなかった

では単純な物理的な破壊力だけで魔法障壁を貫通したということになる

大魔動は思う…あの銃は危険だと…

そして……不敵に不敵に笑う男


大魔導(少々やっかいですね…)

男(いってぇえええええええ!!!!!!なんだよこの銃!!?肩が外れたと思ったぞぉぉぉおおおお!!!)ニタァ

132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/23(土) 02:06:24.57 ID:wbGGteZSo
ワクワク
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 03:37:53.97 ID:JluY5g950
しかし、状況はほんの僅かではあるが動いた

大魔導の強みである障壁を破ることのできるとっておきの『プレゼント』

しかし相手は大魔導士の名を冠するほどの強者

使えない隠し玉では意味がないのも事実

今できるのは余裕を自分が有利であるという状況を装うこと

男(しかしどうするよ俺!このままじゃ埒があかないぞ!!)

大魔導(ふむ、攻めてはきませんか…でわ…)

大魔導「広範囲攻撃魔法火属性レベル3」ズドドドドドッ

男「うおっと!?」

先ほどよりも密度の濃い火球の雨

なんとか避けきるも大きく体勢を大きく崩してしまう

そして今戦っているのはその隙を見逃してくれる相手でもない

大魔導「単体攻撃魔法氷属性レベル1」

形成される鋭利な氷が男に降り注ぐ

男「しまッ・・・」

パキンッ

無意識にかざした『ソレ』は男の身を守るだけでなく巨大な氷柱を跡形もなく消し去った
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 03:49:37.84 ID:JluY5g950
大魔導「マジックドレイン!?」

大魔動の攻撃を防いだものそれは

全体が白い装飾をなされた銃


『Heaven』


男「ははっ…我ながらいいネーミングセンスじゃねぇかよ…」

大魔導(……正直先ほどの銃よりもはるかに厄介ですね)

大魔導「単体攻撃魔法水属性レベル3」ドバァ

男「へっ!無駄だってのが分からねえのかよ!!!」

再びかざした白い銃は激しい水流を消し去る

ドォン!!!!

と同時に生じた爆発
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 03:56:41.78 ID:JluY5g950
手が痛い

何が起きたのかわからなかった大魔導の放った水は確かに消し去った

なのに手元に会った銃がいきなり爆発を起こしたのだ

そして男の手から転がり落ちる白い銃


男(ッッッ!!?何がいったいどうなってやがる!?)

大魔導「いい事を教えてあげましょう。マジックドレインというのは全ての魔法を吸収できるわけではないんですよ」

大魔導「許容量を超えれば暴発を起こすのは至極当然の結果ですよ」メガネクイ

大魔導(それでも銃に原型が残っているのは非常に驚きですがね・・・)

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/23(土) 03:58:04.10 ID:JluY5g950
訂正

大魔導「許容量を超えれば暴発を起こすのは至極当然の結果ですよ」×

大魔導「許容量を超えれば魔力が暴発を起こすのは至極当然の結果ですよ」○
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/24(日) 00:06:01.25 ID:4LkF3W4F0
こぼれ落ちた銃を急いで拾う男

銃を大魔導に向け構える

男「ちくしょう、基本は避けなきゃだめってことかよ」

大魔導(それは当然じゃ…)

大魔導(しかし、これだけ追い詰められても一向に黒い銃を撃ってはきませんね……

大魔導(使わないのではなく使えないと考えるべきでしょうか…)

大魔導「どうしました?頼みの綱の白い銃が使えないならとっておきを使って見てはどうでしょうか?」

男「ば、ばーか!必殺技は最後の最後までとととととっておくもんだろ!!!!」

大魔導(……使えないんですね)
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/24(日) 00:23:56.18 ID:4LkF3W4F0
大魔導「もう少し駆け引きっていうのを覚えましょうよ男君」メガネクイ

男「うっせぇ!素人の俺にそんな高度なもん求めんじゃねぇよ!!!」

大魔導「はははっ、そうでしたね失礼しました」ニコ





男「イケメンスマイルかよ、いけすかねぇ」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]:2011/07/24(日) 05:50:14.00 ID:4LkF3W4F0
大魔導「ははは、ひどい嫌われようですね」

男「けっ」

男(しかしどうする…コイツを無意味に撃っても当たらないのは目に見えてるし…何より痛いのはなぁ・・・)

大魔導「黙っていても勝負は終わってはくれませんよ?来ないのならこちらから行かせてもらいます!単体攻撃魔法雷属性レベル1」ズドンッ

男「うおっ!?」

男(このまま逃げ回ってたらいつかやられちまう…だったら一か八か!!!)

男「うおおおおおおおおおおおお!!!」ダダダダダッ

大魔導「懲りないですねぇ、あなたも…広範囲攻撃魔法風属性レベル3」ズババババッ

男「なんのッ サッ これしきっ サッ あたるもんかよぉぉおおお!!!」



風の刃をっくぐり抜け男は大魔導の懐に潜り込む

しかし…

大魔導「あなたもこりませんねぇ」ブンッ
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/24(日) 06:19:36.88 ID:4LkF3W4F0
大魔導の棒術により宙を舞う男

男(そうさ、投げ飛ばされるのはわかってる…でもよぉ…)

男「この距離ならはずさねぇ!!!」チャッ

大魔導「!? まさかここまでやってくれるとはね…」パチンッ

男「なッ!!?」

男は銃を撃たなかった

いや、撃てなかったのだ

突如地面から現れた石柱が男の腹部に直撃

大の字で倒れる男に大魔導が歩み寄る

大魔導「正直、遅滞魔法まで使わされるとは思いませんでしたよ。あなたには驚かせます」ニコッ

男(あぁ……ちくしょう…動けねぇ…)

大魔導「どうですかここまでやったの感想は?」

男「ハッ……サイ…テイだね…クソッタレ…」

男(あぁ…勝ちたかったなぁ……)


天高く突きあげられた男の中指

薄れゆく意識の中、大魔導の声が響く








―――――貴方はきっと強くなりますよ

141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/24(日) 06:25:03.56 ID:4LkF3W4F0
これにて戦闘パートは終了です
これからはご意見があったようにプロットに沿って話を進めていきます
ぶっちゃけ見苦しいとは思いますがまたご意見ください
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/24(日) 06:27:38.13 ID:ZXi8yiJ/o
なんて俺得なスレ
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/24(日) 06:34:54.47 ID:4LkF3W4F0
―――――
――――
―――


男(ん……知らない天井だ……)

目の前は真っ白な天井だった

普段はシャナたんが迎えてくれるはずなのに…

いったいここはどk「男君目が覚めたんだね!!!」

あぁ、朝一発から気分悪いなちくしょう・・・
144 :石神アナ可愛い。鹿児島に移住したい[saga]:2011/07/24(日) 06:46:33.88 ID:4LkF3W4F0
男「朝っぱらから声でかいんだけど!なんなんですかねあなたは!?のどに拡声器標準装備ですかぁ!!?」

女盗賊「はっはっは!朝は明るく元気よく!!これ僕が僕のもっとーさ!!!!」

男「だからうるせーよお前!!!騒音おばさんが近所にいるほうがよっぽど葬式ムード味わえるわボケぇ!!!」

女盗賊「もう!せっかく心配して来てあげたのに…君はひどいなぁ…」ウルッ

男「うぇ!?あ、その・・・ごめん・・・」

女盗賊「プークスクス だまされてやんのwwwwさすが童貞wwwww」

男「うわー殺してー」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/24(日) 07:17:18.86 ID:4LkF3W4F0
男「ところで女盗賊さん」

女盗賊「はいなんでしょうか男君?」

男「どうしてあなたはここに?」

女盗賊「べ、別にあんたが心配で看病してたんじゃないんだからね!…とか言えばいいかな?」ニヤニヤ

男「うわーやっぱお前ムカツクわー」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/24(日) 07:40:30.30 ID:4LkF3W4F0
女盗賊「まぁふざけたやり取りはこのぐらいにしようか?」

男「お前が作った空気だけどな」

女盗賊「ははは!細かいことは気にしない気にしない!」

女盗賊「あのね、僕男君にお礼いいたいんだ…」モジッ

男「は?何のお礼?」

女盗賊「あの時男君が僕を助けに来てくれるっていったでしょ」

男「あぁ…悪いな助けに行けなくて…結局負けちまったよ」

女盗賊「男君は頑張ったよ!あんな強い人とあそこまで戦えるなんてすごいよ!!!」

男「でもさぁ・・・」

女盗賊「それにすごく嬉しかったんだよ?正直諦めかけてたしね」

女盗賊「あの時男君がいたから僕は兵士君に負けなくてすんだんだよ!…結局勝負はつかなかったけどね」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/24(日) 08:02:23.30 ID:4LkF3W4F0
女盗賊「だからね男君・・・」

女盗賊「ありがとねっ!」

男「…」

女盗賊「どうしたの男君?」

男「……がう」ボソッ

女盗賊「え、何?聞こえないよ」

男「ちっっっがぁぁああああああう!!!!」

女盗賊「はぃぃいい!?」

男「そこはよぉ!?『ありがとう、カッコよかったよ男君』チュッ  って流れだろぉぉぉおおおおお!!!!!」

女盗賊「えー」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/24(日) 08:06:56.73 ID:4LkF3W4F0
キレがいいのでとりあえずここで終了です

読んでくださってる方、これから読んでくださる方ここまでありがとうございました

こうしたほうがいいんじゃないか?など意見ありましたらガンガン言ってください

次は今日中か夜中にまた更新したいと思います
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/07/24(日) 10:47:52.33 ID:RTaU81kxo
キレがいいのでって新しいな
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/24(日) 11:00:16.08 ID:wAMmaRuz0
乙乙

盗賊とのフラグ立ったなこりゃ。
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/24(日) 13:38:58.99 ID:TH/RCRvSo
乙した
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 00:28:40.89 ID:amrywHP70
ネタ考えてたらほとんど書き溜めできませんでした
少ないですが投下します
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 00:30:15.65 ID:amrywHP70
ダカラチューシヤガレ!
ヤダヨーボクハジメテハオウジサマッテキメテルンダァ
ウルセークウキヨメヨバーカ!
ギャーギャーワーワー


ガチャ

団長「おう!失礼するぞ!!って朝っぱらから夫婦喧嘩たぁ仲がいいじゃねーか!!!ガハハハハ!」

女盗賊「えー夫婦だって男君?僕らそう見えるのかな?」ニヤニヤ

男「ばばばばばっきゃろー!誰が夫婦だ!?」カァ

女盗賊「んふふーw童貞丸出しのリアクションだねwww」

男「どどどど童貞ちゃうわ!」

団長「ガハハハハ!仲が良くてうらやましいねぇ!!!」

男「ところで団長さんは何をしにここへ?」

団長「お!そうだそうだ!お前に国王直々にお前にお言葉がある。付いてきてもらおうか!」

男(死刑宣告か……俺の人生オワタ・・・)ガーン

女盗賊「君の考えてるようなことは多分ないから心配しないで」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 00:32:14.99 ID:amrywHP70
男「なぁ…どうする女盗賊…」テクテク

女盗賊「なにがだい?」テクテク

男「オマエシケイ とか言われたらどうするよ?」ガタガタ

女盗賊「だから大丈夫だってば!」

団長「ガハハ!心配するなボウズ!国王はお若いながら寛大なお方だ!」

男「そういえばこの国の国王ってどんな人なんですか?」

団長「そうだな、お若いながら敏腕で優れた判断力を持つお方だぞ」

男「へぇ…そんな凄い人からの呼び出しか…」

女盗賊「自分の国の王なのに君は…」

男「自慢じゃないが俺はこの間まで無職引きこもりだ」バンッ

女盗賊「自慢することじゃないね。親に謝りなよ」

男「グサっとくるのは本当にやめて!」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 00:34:18.20 ID:amrywHP70
団長「ガハハハハ!本当に仲がいいな!ほらついたぞ!」

女剣豪「遅いですわよ」

女盗賊「げっ!?女剣豪あんたもいたの…」

女剣豪「げっ とはひどい言われようですわね、あなたがただけ呼ばれるわけがないでしょう」

女盗賊「・・・それもそうだね」

男(あれ?なんか妙につんけんしてるな…もしかして仲が悪い?)

団長「まぁまぁ嬢ちゃんがた!国王がお待ちだから早くしてくれ」

女剣豪「そうですわね」

兵士A「では、こちらで武器をお預かり致します」

男「流石に厳重なんですね」

団長「そらそうだ、なんたって国王の御前だからな!」

女盗賊「ほら男君も武器を預けて!」

男「ほ〜い、おっともう一丁マグナムがあるのを忘れてたぜ」ズボンガバッ

女剣豪「あらかわいい」

男「ひどっ!!」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 00:36:40.62 ID:amrywHP70
団長「それでは行くぞ、失礼のないようにな」

男「……ゴクッ」


国王陛下のおな〜り〜

王「………よく来てくれたな、勇者一行の諸君」ドゥーン

男(すげぇ威圧感…これが一国の王か……)ゴクリ

王「先日は余の兵たちと派手に暴れてくれたそうだな?」ゴゴゴゴゴ

女盗賊「はっ……申し訳ありません…」

王「なに、とがめているのではない。兵たちにも良い刺激になったろう」

女剣豪「はっ、ありがたきお言葉」

男(………俺いらなくね?)
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/25(月) 00:38:53.74 ID:amrywHP70
と、たったこれだけしか書き溜めありません…
女盗賊先生ネタが浮かんでしまって…
これからはリアルタイム投下となります
超遅筆ですがお付き合い下さい
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 00:53:20.04 ID:amrywHP70
王「さて…男と申したかの?」

男「はひぃ!?」

王「ははは、そう緊張してくれるな。何も取って食おうというわけではない」

男「はい…」

王「話を聞けばついこの間まで素人と聞いたがそれは真か?」

男「はい、ついこの間まで仕事すらありませんでした」

女盗賊「余計なこといわない!」

王「ははは、愉快な男だ」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 00:59:15.46 ID:amrywHP70
王「しかし我が国からも勇者の仲間となるものが現れるとは誇りに思うぞ男よ」

男「はぃぃいい!!!ありがとうごじゃいましゅ!!!」(裏声)

女盗賊(噛んだ)クスクス

王「さて…そちらを呼び出したのは…いささか人が多いようだの……」

王「このもの達を除いて下がるがよい」

団長以下兵士達「「「はっ!!!」」」



王「…」

男「…」









王「あ〜〜〜〜だっりぃwwwwwwwww」

男「」
女盗賊「」
女剣豪「」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 01:05:56.81 ID:amrywHP70
男「え?何これ?ドッキリ!?」

女盗賊「え、僕に振らないでよ!!!」

女剣豪「…」

王「あぁwwwwww適当にしてていいよwwwww俺もねwwwwww肩wwwwこるからwwwwwwwwww」

王「んでねwwwww大臣に暴れたみたいだから叱っとけっていわれてさwwwwwwwちょwwwwww俺関係ねぇwwwwwwって思ったのwwwwww」

男「えっと……寛大ってこういうこと?」

女盗賊「ノーコメントで」

王「ちょwwwwwwww」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 01:13:38.36 ID:amrywHP70
王「まぁねwwwww俺がwwww前らここに呼んだのはwwwww」

王「この後wwwwどうすんのかなってwwwww気になったのよwwwww」

女剣豪「わたくしは勇者様の命によって女盗賊の様子を見にきましたのですぐに勇者様のもとに戻ります」

女盗賊「ぼk、私は男の鍛錬をしたのちに勇者様と合流する予定です」

男「家に帰ってアニメをみます」

王「ろうきゅーぶ?」

男「はい、もちろんゆるゆりも見ます」

王「ロリコン乙wwwwwwwww」

男「ちょっと歯ぁ喰いしばれや」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 01:18:01.81 ID:amrywHP70
王「うぇwwwwwwwうぇwwwww」

男「止めるな女盗賊!こいつは俺だけでなく全ての紳士を侮辱したぁぁああああ!!!!」

女盗賊「わかったから落ち着いて男君!たしかになんかカチンとくる人だけども!」

王「んまぁwwwwww別にいいやwwwwwww」

男「勝手に締めるんじゃねぇ!!!」

163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 01:25:55.39 ID:amrywHP70
女剣豪「ところで国王閣下、私たちをここに呼んだのはいったいどのようなご用件で?」

王「おふwwwwww忘れてたwwwwwwやっべwwww俺の記憶力やっべwwwww痴呆手前wwwwwww」

女剣豪「…」イラッ

王「あんなwwww今北の国が魔王軍に攻められてチョーヤベーのwwwwwww」

王「んでwwww暇なら助けに行ってやってくんねーかなってwwwwww」

女剣豪「はぁ…」
   [暇なわけないでしょう…]イラッ

王「ちょwwwww副音声だだもれワロタwwwwww」



164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 01:35:52.60 ID:amrywHP70
女剣豪「申し訳ありませんが我々も魔王討伐のために余裕があるわけではありませんの」

男(まぁそりゃそうだよな…)

王「気分を害したならば謝る…しかし北の王は先代が亡くなった時俺を支えてくれた恩人なんだ…」

女盗賊(……雰囲気が変わった)

王「しかし我が国はすでに魔王軍との激しい抗争下にある西の国に増援を送ってしまい兵を送る余裕がないんだ…」

男「キャラ変わりすぎワロタwwwwww」

女盗賊「…」ジトー

女剣豪「…」ジトー

男「空気読めなくてすみませんでした…」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/07/25(月) 02:15:15.58 ID:Ahkuiqdh0
王wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 02:17:06.14 ID:amrywHP70
王「これは王としての頼みではなく俺個人としての頼みだ…頼む…」

女盗賊「…とはいってもそんな最前線にいきなり男君を送ることはできません」

王「そうか…すまないな無理を言ってしまい…一騎当千を誇る勇者一行の一員が向かえば戦況は少しは有利に傾くと思ったのだが…」

女盗賊「申し訳ありません…」

王「そう気にやまないでくれ、無理を言った俺が悪いのだ」

女剣豪「…わかりましたわ行きましょう」

王「!? それは本当か!?」

女盗賊「ちょっと待ってよ!男君をそんな危険なところに連れていくわけにはいかない!」


女剣豪「ですから私一人で向かいますわ」

女盗賊「勝手なこと言わないでよ!」

女剣豪「勇者様ならばこのような事態を見過ごすとは思えませんが?」

女盗賊「どうせ暴れたいだけでしょ…でもたしかに勇者様なら行くだろうね…」

王「ありがとう…本当にありがとう…」

男「ところで王さま」

王「なんだ?言ってみろ」

男「キャラと口調かわりすぎじゃね?」

王「いや、民と親しく話すんはこうしたほうがよいと聞いたのだが」

男「間違ってるから!その知識間違ってるからぁぁああああ!!!!!」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 02:22:04.75 ID:amrywHP70
王「そうかだったのか…」

男「最初は『余は』とかいってましたよね」

王「あ、あぁ…ギャップというのが人との心の距離を縮めるときいてな…」

男「誰だ!!!王さまにこんな間違った知識を教えた奴はぁぁああああ!!!」

王「団長に聞いたのだが間違っていたのか…」シュン

男「あのおっさん何吹き込んでんのじゃぁああああああ!!!!!」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 02:36:09.83 ID:amrywHP70
王「しかし女剣士殿…ありがとう…本当にありがとう…」

女剣豪「いえ、勇者に仕える者として当然ですわ」ニコッ

女盗賊(あの戦闘狂変なことしなきゃいいけど…)


―――――
――――
―――


女盗賊「勝手に決めて!勇者様をお待たせすることになるんだよ!」

女剣豪「そうむきにならないで下さいませ。唾が飛んで不快ですの」

女盗賊「ムキーッ!!!」

女剣豪「品のかけらもありませんのね…私もしばらく勇者様のもとには戻れませんので直接勇者様と合流いたしますわ」

女盗賊「もう勝手にしてくれ!」

女剣豪「そうさせていただきますわ。ところで男さん」

男「はい?なんでしょうか?」

女剣豪「あの時の戦いとても素敵でしたわ」ニコッ

男「は、はい!ありがとうございます!!」///

女剣豪「私ともいずれお戯れを」ニコォ

男「えええええ遠慮します!!!」ゾクッ

女剣豪「それでわ私は北の国へ向かいますわ。でわ御機嫌よう」






男「こわいあの人…」ガタガタ

女盗賊「君は変なのに目をつけられちゃったねぇ」ハァ



169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 02:43:49.73 ID:amrywHP70
女盗賊「さてと…男君!」

男「なんだ?」

女盗賊「なんだじゃないよ!今日からまた特訓だ!!!」

男「え!?もう終わったんじゃねぇの!!?」

女盗賊「何を言っているんだ君は…まだヘル&ヘブンを使えるようになってないじゃないか」

男「また地獄の日々が…」

女盗賊「確かにきついかもしれないけど今回は走りこみや筋力強化のトレーニングが主になるから大丈夫!」

男「痛いのはなさそうだな…」ホッ







そう思ってた時期も僕にはありました…
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 02:51:19.78 ID:amrywHP70
〜〜〜以下回想〜〜〜

女盗賊「ほら!まだ50kmしか走ってないよ!!!足を動かせ足をぉぉおおお!!!」

男「ぎゃぁぁああああ!!!馬で引っ張るのはやめてぇええええええ!!!」

女盗賊「あの夕陽に向かってダッシュだぁぁあああああ!!!!」




ドダダダダダダダ



〜〜〜その2〜〜〜
女盗賊「さぁ!君の筋肉が叫んでいる!!!もっと痛みをとぉぉおおおお!!!」

男「言ってねぇよ!!仮に言ってたとしてもこんな大岩乗せられて腕立てなんて望んじゃいねぇえええええ!!!」

女盗賊「はっはっは!!!聞こえるよ!!男君の筋肉が逆襲の雄たけびをあげているぅぅうううう!!!」



プチッ

女盗賊「あ…」



〜〜〜回想終了〜〜〜


男「よくあんな拷問に耐えたな俺の体…」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 03:06:21.02 ID:amrywHP70
女盗賊「さて、これから勇者様のところに向かうわけだけど」

男「勇者さんは今西の国で待っていてくれてるんだよな?」

女盗賊「うん、それもそうなんだけど西の国にいくのは二つの方法があるんだ」

男「ほう」

女盗賊「一つは一度南に向かって港町船に乗り大きく迂回して行く方法」

男「ほうほう」

女盗賊「そしてもう一つはまっすぐ西に向かい国境付近にある獅子の森と呼ばれるところを抜ける道だね」

男「まっすぐ行くってことはそっちのほうが早いのか?」

女盗賊「うん、確かにそうなんだけど獅子の森には凶暴な獣と噂によると獅子王とよばれるかなり手ごわいモンスターがいるらしんだ…」

男「うーん…」

女盗賊「判断は君にまかせるよ」

男「俺は…」


1、迂回してゆっくり船旅

2、勇者が待っているので獅子の森を抜ける



+1




安価方式はやめたほうがいいと聞きましたが話の分岐点で安価を出そうと思います…いいですよね?

あと物語にわりと深く関わります。

172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)[sage]:2011/07/25(月) 03:08:07.64 ID:yQ5bvNjjo
1
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)[sage]:2011/07/25(月) 03:08:43.31 ID:yQ5bvNjjo
ミスって1にしてしまった 2と書き込もうとしたんだがwwwwww
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 03:11:25.32 ID:amrywHP70
こういう場合どうしたらいいですかね?
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/25(月) 03:12:43.98 ID:7wvP7zLAo
安価は1なんだから1でいいんじゃね?
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 03:24:57.99 ID:amrywHP70
そうですね
では1で進めていきたいと思います。
とりあえず番外編をやって今日は終了したいと思います
177 :以下、VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/25(月) 03:25:02.44 ID:s24h5hK8o
どうするか考えてグタつくのもつまらんので安価通り1でいいんでない?
178 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/25(月) 03:26:58.11 ID:amrywHP70
〜〜〜どうでもいい番外編〜〜〜


女盗賊「さ!2回目だね男君!」

男「またやんのこれ?いるのこれ?」

女盗賊「仕方がないじゃないか!表現力乏しいんだから!」

男「またメタネタを…」

女盗賊「ま!そんなことはどうでもいいじゃないか!」

女盗賊「気になってる人はたいしていないと思うけど今回はアレの解説をしようと思うんだ!」

男「アレじゃわかんねーよ、アレじゃ」

女盗賊「女の子に最後まで言わせるつもりなの君は」///

男「うわーうぜー」
179 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/25(月) 03:27:42.98 ID:amrywHP70
男「いいから早く進めろよ、誰も期待しちゃいねーって」

女盗賊「せっかちな男は嫌われるよ?」

男「よけいなお世話だよ!早くしろ!」

女盗賊「うん、今日は男君の武器『ヘル&ヘヴン』について説明するよ」

男「違う」

女盗賊「え?」

男「違う」

女盗賊「何が?」

男「『Hell&Heaven』だ」

女「うん、凄くどうでもいいね」
180 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/25(月) 03:28:28.92 ID:amrywHP70
男「どうでも…」

女盗賊「さぁ、まずは『ヘル』についての説明だよ」

女盗賊「黒い装飾がされていて地獄の名が付いた文字通り敵を地獄にぶっ飛ばす銃だね」

男「物騒だな、たしかにとんでもない威力だったよ。肩が外れたかと思った」

女盗賊「まぁ君ぐらいの体格だとそれぐらいの衝撃はくるだろうねぇ」

女盗賊「ちなみに仕様弾頭は13mmの炸裂弾頭だよ!対大型魔獣との戦闘を想定して作られたものなんだ!元ネタはパンプキン・シザースのドアノッカーとヘルシングのジャッカルを足したものにしようとしたらジャッカルも13mmの炸裂弾頭で結局ただのジャッカルが紋章術式によって自動で弾がリロードされるだけの銃になっちゃったんだ」

男「ちゃんと調べて設定を練るべきだったな」

女盗賊「そうだね、もうちょっとこった能力にしてほしかったねぇメインウェポンなんだし」
181 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/25(月) 03:29:28.75 ID:amrywHP70
男「まぁいいじゃねーか」

女盗賊「うん、まぁ仕方ないのかな?」

女盗賊「じゃあ次はヘヴンだね」

男「おぉ!すっげー便利だったぞそれ!」

女盗賊「でも君は銃の性能をほとんど使えてなかったけどね」

男「」

女盗賊「全体が白く装飾された銃だね。作中で男君も経験があると思うけど相手の魔法を吸収することができるんだよ」

男「でも大魔道のレベル3の呪文で爆発したぜ!?」

女盗賊「並みの術者の放った魔法ならレベル3までは吸収できるんだよ。それだけ大魔道の魔力が強力ってことだね!」

男「すげーんだなあのメガネ」

女盗賊「ちなみに外見は一緒だけど弾倉装填は自動じゃなくて手動なんだ。装填弾数は15発、弾頭は9mm弾頭が使用されてるよ! これは皆おなじみのバイオハザードなどで有名なベレッタM9に使用されているのと同じ弾頭だね!」

男「ちなみにベレッタは9mmパラベラム弾頭なんかが使われてるよな」

女盗賊「君にしてはなかなか・・・ただ作中で男君が使っているのは魔力を溜めることのできる少し特殊な細工をした弾頭を使用しているんだ!」

男「そういや属性弾とかいうのが使えるっていってなかったか?」

女盗賊「君にしてはいい質問だね!実は魔法弾を放つには2つのパターンがあるんだ!」

男「ほお」
182 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/25(月) 03:30:18.78 ID:amrywHP70
女盗賊「あらかじめ各属性を込めた弾を装填しておくことで各種属性弾を放つことができるよ!ただしこの場合はマジックドレインが使えないんだ」

男「え?なんで?」

女盗賊「君は最後まで人の話を聞く癖をつけたほうがいいよ?それはね銃自体には魔力を蓄積する力がないんだ」

男「どういうことだ?」

女盗賊「う〜ん…男君に言ってもわかるかなぁ…」

男「いいから早く説明しろよ」

女盗賊「どうせ分からないだろうけど説明してあげるよ。この銃は紋章術によって相手の放った魔法を分解、解析、再構築して無属性の銃弾にこめるんだ。つまり直接魔力を貯蔵するのは弾丸であって銃には魔力を貯蔵する機能はないんだよ。たとえば敵が火の魔法をつかったとするだろ?するとヘヴンは魔法を分解して魔力にもどす。その元となったものを解析する。そして銃弾に火属性を付与するんだよ。わかった?」

男「なるほどなつまりスゲーってことだろ?」

女盗賊「わからないならわかったふりしないでくれるかな?」

男「…はい」

女盗賊「う〜ん、つまりソフトを解析するPSがヘヴンでデータをセーブするメモカが弾ってことだね」

男「そうか!だからあらかじめセーブしてあるメモリーカードにはデータを書き込めない。だから魔力を吸収できないんだな!」

女盗賊「君に学があれば僕はもっと楽に解説できたんだけどねぇ。やっぱ低学無職は駄目だな…」

男「おいやめろ」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)[sage]:2011/07/25(月) 03:30:21.52 ID:yQ5bvNjjo
うん 色々と申し訳御座いませんでした・・・
184 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/25(月) 03:30:49.83 ID:amrywHP70
女盗賊「君は便利っていったけど実はヘル以上に扱いが難しい銃なんだ」

男「そうか?聞く限りすごく便利だぞ?」

女盗賊「たしかに机上の理論ではあらゆる敵に対応できる銃だけどね」

男「うはwwwwパネェwwwww」

女盗賊「でも実際は使いこなせて初めて便利な銃になるんだけどね」

男「?」

女盗賊「例えば炎のモンスターに炎を撃ったってきかないだろ?そのためにはあらかじめ相手の弱点となる属性を装填しておかなくてはならないよね?」     

男「あれ?どれじゃマジックドレインは…」

女盗賊「当然使えないよ。だから単純に破壊力のある『ヘル』が相方になっているんだよ」

男「便利そうに見えて考えて使わないとだめなんだな」

女盗賊「その通り!これで君も少しは賢くなったね!」

男「あぁ!ありがとよ・・・って人を馬鹿みたいにいうな!」

女盗賊「違うのかい?と、そんなこんなで今回の『なぜなに女盗賊先生』は終了だよ!次回もよろしくね!」

男「誰も期待してないけどな」


185 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/25(月) 03:33:25.88 ID:amrywHP70
ボケもツッコミもできるキャラって便利ですよね
今回の投下はここまでです
時間は未定ですが1の選択肢から話を進めていこうと思います
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/07/25(月) 05:47:15.45 ID:c9XLxd21o
乙!このノリ好きだ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/25(月) 12:00:27.38 ID:/LD7ymXPo
乙した
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/25(月) 12:55:49.34 ID:bhXQ1s5To
厨二臭いけど悪くないんじゃないかな
>>1がんばって!
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 21:00:09.86 ID:amrywHP70
慢性厨二病なので仕方がないですはい





男「やっぱり船旅かな?正直自信ないし」

女盗賊「賢明な判断だね男君!少なからず己を知る程度のレベルには達したんだね!」

男「貶されてるのか褒められてるのか…」

女盗賊「それじゃあ騎士団の皆や陛下に挨拶をして出発しようか!」

男「おー」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 21:02:54.12 ID:amrywHP70
〜〜〜訓練所〜〜〜


団長「よぉ!こんなところになんのようだ?」

女盗賊「そろそろ出発しようと思うんで挨拶にきました」

団長「ガハハ!律義なこった!俺はてっきりまた暴れにきたのかと思ったぜ!」

男「勘弁してくれよ…」

団長「ガハハハハ!」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/25(月) 21:27:04.67 ID:/LD7ymXPo
キター*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 21:32:53.99 ID:amrywHP70
団長「じゃあ頑張れよ!!!」

男「はい、ありがとうございます」

女盗賊「お、あそこにいるのは槍兵さんだね。挨拶していこうか!」

オーイ

槍兵「オラどうした!!もっと激しく撃ちこんでk・・・ん?おぉ勇者のツレじゃねぇか!」

女盗賊「こんにちわ槍兵さん、僕ら出発するので挨拶に来ました」

槍兵「おう、わざわざすまねぇな!ちょっとまってくれぃ!おいテメーら!休憩だぁ!!各自水分補給しておけよ!!!」

槍兵「俺はてっきり俺と遊びに来てくれたかと思ったぜ」

男(またかよ…脳筋しかいねーのかここは…)

女盗賊「ははは!それも悪くはなんだけどね!色々お騒がせしました」ペコッ

槍兵「ははは!よしてくれよ、俺も楽しかったしな!あのちっちゃい嬢ちゃんにもよろしくな!」

女盗賊「ははは…伝えておきます」

兵士「…」テクテク

槍兵「ん?兵士じゃねえか、嬢ちゃんたち出発すんだとよ!こっち来いよ!」

兵士「はい」

男「思えばあんたが俺を連れ出したことが始まりだな」

兵士「はい」

男「思い返せば長かった…」

兵士「はい」

男「短い付き合いだけどありがとな!」

兵士「はい」

男「…」

兵士「…」

男「はい以外言わないのかよぉぉおお!!?」

兵士「はい」


193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 21:38:12.80 ID:amrywHP70
女盗賊「色々ありがとね!あと…」

女盗賊「決着はいずれ…」ゴゴゴゴゴゴ

兵士「はい」ドドドドドド

男「別れを惜しめよお前ら」

女盗賊「それじゃあ魔王討伐したら会いにくるよ!またね!」

兵士「はい」

槍兵「おぉ!仲好くな御二人さん!」

男「おおおおお俺らはそんなんじゃじゃじゃじゃ」アセアセ

女盗賊「はい!二人仲好く魔王討伐してきます!」




女盗賊「からかわれただけだよ?童貞丸出しのリアクションだね」

男「わかってるのに…くやしい・・・」ビクンビクン

194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 21:40:59.95 ID:amrywHP70
女盗賊「それじゃあ陛下のところにいこうか男君」

男「あぁそうだな」

テクテク

男「結局兵士は『はい』ばっかりだったな」

女盗賊「ははは、無口なんだよ彼は」

男「むくちっていうよりたまに馬鹿にされてるような…」

女盗賊「馬鹿にされてると感じるのは馬鹿にされるような人生を歩んだせいじゃない?」

男「あれ…これは俺の…涙…か…」ポロポロ
195 :兵士はツッコミ入れるネタを考えるのがだるい…[saga]:2011/07/25(月) 21:51:16.26 ID:amrywHP70
〜〜〜通路〜〜〜

大魔導「おや?あなた方は」

男「げっ・・・」

大魔導「げっ とはひどい言われようですね。ところでこの先は国王の間ですが何か御用ですか?」

女盗賊「はい、そろそろ出発しようと思うので陛下にご挨拶をと思いまして」

大魔導「それはわざわざご丁寧に、それでは良い旅を」ペコ

女盗賊「はい、ありがとうございます!」ペコ







男「俺アイツ嫌い」

女盗賊「どうして?カッコイイ人じゃないか」

男「背が高いしスカしてるし、何よりイケメンだからに決まってるだろ!」

女盗賊「男の嫉妬はみっともないよ?」

男「ほっとけ!」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 21:54:38.81 ID:amrywHP70
〜〜〜国王の間〜〜〜

コンコン

女盗賊「女盗賊と他一名です」

王「うむ、入るがよい」

王「どのような件で参ったのだ」ゴゴゴゴゴ

男「王様、そのキャラもういいです」

王「フヒヒwwwwwwサーセンwwwwww」

男「それはやめることをお勧めします」

王「そうか…」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 21:58:41.29 ID:amrywHP70
王「それで、どうしたんだ?」

女盗賊「そろそろ出発しようと思うので陛下にご挨拶をと思いました」

王「そうか、わざわざすまないな」

女盗賊「ありがたきお言葉」

王「そう硬くならないでくれ、君たちは俺の友人も同然だ」

男「王ちゃん俺らいってくっから!」

女盗賊「…」ジトー

男「空気読めなくてすみません…」

王「・・・ははは」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 22:12:59.21 ID:amrywHP70
王「ところで西の国へ行くのだろう?どのような経路で行くのだ?」

女盗賊「はい、男はまだ未熟なので南の港で船で向かう予定です」

男(実戦もないままレベル40越えてまだ未熟なのか…)

王「ふむ…ならば客船の券があるから後で兵にもっていかせよう」

女盗賊「はっ!ありがとうございます」

男「豪華客船ヒャッフー!!!」

女盗賊「…」ジトー

男「空気読めなくてすみません…」

王「・・・い、いや喜んでもらって何よりだ」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 22:51:45.16 ID:amrywHP70
〜〜〜宿屋〜〜〜

女盗賊「君は訓練の前に一般常識を教えるべきだったよ!」プンスカ

男「だって友達っていってたじゃねーかよ…」

女盗賊「君平民、相手は一国の王だよ?緊張を解いてくれるためにいてくれたにきまってるじゃないか!そもそも君はデリカシーにもかけるよね!あの寛大な王じゃなきゃ今頃討ち首だよ?まったくなにを考えt(ry」ガミガミ

男「…すみませんでした」

女盗賊「まったく…」

男「h、ほらほら!挨拶もすんだしいこうぜ!!!待ってろ魔王!」

女盗賊「調子いいなぁ…」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 23:44:01.18 ID:amrywHP70
女盗賊「それじゃあしゅっぱーつ!」

男「おー」



〜〜〜港への道〜〜〜

男「いやー天気がいいなー」

女盗賊「こういうのものどかでいいねー」


スライムがあらわれた

男「お!昔やったなスライムいじめ!」ゲシゲシ

女盗賊「最低だね…早く倒して行くよ…」

男「へいへい」

スライムは仲間を呼んだ

スライムBCDEFGHIJKLNMOPが現れた

男「ちょwwwww」


ギャータスケテー



女盗賊「自業自得だね」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/25(月) 23:58:29.44 ID:amrywHP70
男「ひどい目にあった…」ボロッ

女盗賊「スライムに手こずってどうするんだよ…」ハァ

男「数の暴力はげに恐ろしき…」

女盗賊「はいはい、ほら早く行こうよ!」

男「おう・・・って!?」


ゴーレムが現れた


ゴーレム「ゴォォオオオオオ!!!」

男「ヤバい!ゴーレムだ!!逃げるぞ女盗賊!!!」

女盗賊「なんで?戦えばいいじゃない?」

男「何いってんだよ!!こんなデカイのどう相手すりゃいいってんだ!?」

ゴーレム「ゴォォオオオオオオオ!!!」ドゴーン


男「あれ?遅いぞこいつ」

女盗賊「あんな猛特訓してこの程度のモンスターに負けるわけないだろ?」

男「たしかにそうだ…そうとわかれば、ふふふふふ」

女盗賊「ほら、さくっと倒してよ男君!」

男「あぁ任せt  「ゴォオオオオオオ!!!」  被ってるんだよ馬鹿」ズドン

男「人が話してるときにでかい声をだすのはマナー違反だぜ?」フッ

女盗賊「弱いのには強気だね君は」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 00:51:02.61 ID:up7mFukK0
〜〜〜港街〜〜〜

男「やべぇ!もう時間がないぞ、急げ女盗賊!」

女盗賊「君がもたもたしていたせいじゃないか!」

男「無駄口叩いてる暇があったら走れぇええ!!!」


―――――
――――
―――

男「ほ〜、ここが客船か…豪華とは思ってたけどまさかここまでとはな…」

女盗賊「ほら、ぼーっとしない!はしゃがないでね恥ずかしから!」

男「お、おぉ…」





女盗賊「ふ、船にプールがある!!?」キャー

男「・・・」



女盗賊「こんな大きなベッド見たことがない!!!」バフーン

男「・・・」


女盗賊「うわぁ…シャンデリアがついてるぅ…」キラキラ

男「・・・」




女盗賊「貸衣装あるって男君!!!」

男「言いたいことは色々あるが……子供かっ!!!」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 01:05:35.71 ID:up7mFukK0
女盗賊「仕方がないじゃないか!目移りしちゃうんだもん!」ブーブー

男「いい年こいて何言ってんだよ!とりあえず視線が痛いから落ち着け!」

女盗賊「むー…」

男「わかったわかった、後でいろいろ見て回ろうぜ?」

女盗賊「むふふ、それってもしかしてデートに誘ってるぅ?」ニヤニヤ

男「ちちちちちげーし!お前一人をほったらかしたら迷子になりそうだからだし!!!」アセアセ

女盗賊「照れなくていいんだよ?それじゃあ、エスコートしてくれるかな?」ニコ

男「お、おぉ…」カァ

女盗賊(照れちゃって可愛いんだぁ)ニヤニヤ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 01:19:02.15 ID:up7mFukK0
女盗賊「どうかな男君?ちょっと派手すぎないかなぁ?」ドレスアーップ

男「ん?いいんじゃないか?」

女盗賊「背中がスースーするよ」

男「お、俺もこういう格好なれてないから…」

女盗賊「ははは!なんかぎこちないねぇ」

男「笑うなよ!」

女盗賊「ごめんごめんw それにしても…僕の格好に言うこととかないのかな?」ズイッ

男「ん?・・・あ、あぁ、その…似合ってるぞ…」

女盗賊「それだけぇ?」

男「うっ!……綺麗だ……と思います……」ポリポリ

女盗賊「うん!それでよし!」ニパァ

男「じゃあ行こうぜ…ってくっつくなよ!」アセアセ

女盗賊「エスコートしてくれるんでしょ?」ギュー

男「わ、わかったよ・・・ったく……」

男(俺が好きなのは平成生まれ俺が好きなのは平成生まれ俺が好きなのは平成生まれ俺が好きなのは平成生まれ)ブツブツ
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 01:26:12.51 ID:up7mFukK0
〜〜〜そのころ勇者は〜〜〜

勇者「う〜ん……女剣豪まで戻らないなんて……」

魔導「大丈夫ですよ、どうせ道草でも食ってるのでしょう」

勇者「そうだと思うんだけど……あの二人ならトラブル起こしかねないし…」

魔導「た…たしかに・・・」

勇者「心配だなぁ…」

魔導「ほら、勇者様ボーっとしないで!来ますよ!!」

勇者「…任せくれ!勇者フラァァアアアッシュ!!!!」


カッ


ズドォォオオオオオオン


敵消滅
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 02:06:52.13 ID:up7mFukK0
〜〜〜船内ホール〜〜〜

男「いやぁ、ツいてるなぁ!こんな豪華なもんが食えるなんて!!!」ガツガツ

女盗賊「もう!食べながらしゃべらないでよ!」

男「ところで モグモグ 西の国にはどのぐらいで モグモグ つくんだ モグモグ」

女盗賊「う〜ん一週間ぐらいで到着すると思うよ」

男「ふ〜ん…お!あっちにも美味そうなもんが!!!」ダダダダ

女盗賊「あっ、男君!?…花より団子ってこういうことをいうんだね…もういいよ!」タタタタッ






男「あれ?女盗賊はどこ行った?」ガツガツ

207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 02:13:50.97 ID:up7mFukK0
男「ったくー、もう迷子かよ」キョロキョロ


ドンッ

美女「きゃっ」

男「いてて…あ、すみません」

美女「いいえ、気にしないで」

男(綺麗な人だなぁ・・・)

美女「あら、あなた…」

男「?」

美女「いいえ、なんでもないのよ。ちょっと知り合いに似ててね…あっ…お詫びに少しご一緒してもらえません?」

男(もしやこれは…………逆ナンってやつですかぁぁあああああ!!!!)

美女「あら?嫌だったかしら?」

男「いいえ、貴女のような美しいかたと時間を過ごせるなんて光栄です」キリッ

美女「クスクス、お上手ね」ニコッ
208 :ペース遅くてすみません。色々雑念が多くて…[saga]:2011/07/26(火) 02:59:47.53 ID:up7mFukK0
女盗賊「まったく男君はこんな美女をほったらかしにするなんてもう!!!」

女盗賊「あれは男君…と誰だろう…すごく美人…」

女盗賊「何話しているんだろう……べ、別に僕には関係ないし………」

女盗賊「………ちょっと聞くだけだしいいよね…うん」

女盗賊「スキル発動 盗聴」



男「そういえばさっき知り合いに似てると言ってましたけど?」

美女「……昔の人よ」

男(深くつっこまないほうが良さそうだな……)

美女「ところであなたはどうして船に?」

男「えっと…俺はなんといいますか勇者のお供の生まれ変わりらしくて…」

美女「…」

男「それで今は勇者さんの待つ西の国に向かっている途中なんですよ」

美女「…それで」ボソッ

男「何かいいました?」

美女「いいえ、なんでもないのよ」

男「?」






女盗賊「何ペラペラくっちゃべってんだあんにゃろぉ…」ゴゴゴゴゴ
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/26(火) 03:20:15.51 ID:L+WgVuAYo
ほう
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/26(火) 03:24:03.79 ID:agyiYUjyo
ワクワクが止まらない
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/26(火) 03:25:10.62 ID:Hqg3zs2Vo
お、やっぱこんな時間でも見てるやつは見てんだな
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 03:33:45.97 ID:up7mFukK0
男「ッッッ!!?」ゾクッ

美女「どうかししました?」

男「い、いえ…なんでも」

美女「そう?それじゃあ夜も遅いし私は失礼するわ」

男「あ、部屋まで送りますよ!」

美女「あら、夜遅くに女の一人部屋に押し掛けて何するつもり?」

男「そそそそそそんなつもりじゃ!!!!」カァ

美女「クスクス、冗談よっ、またね」フリフリ



男「……これが大人の魅力かぁ」

女盗賊「おーとーこーくーんー…」ゴゴゴゴゴ

男「うわっ!!?何してんだよ女盗賊!?」



213 :見てくれてありがとうございますセイント聖矢我慢して書きます[saga]:2011/07/26(火) 03:41:34.39 ID:up7mFukK0
女盗賊「…誰?あの人」ゴゴゴゴゴ

男「誰ってさっきお前を探したら知り合ったんだよ」

女盗賊「ふーん、童貞のくせにナンパしたんだぁ僕をほったらかしにして…」

男「な!?違うって!あっちから誘ってきたんだって!!」

女盗賊「それで舞い上がっちゃったんだ?童貞らしいね」

男「童貞は関係ねーだろ!?つか何怒ってるんだよ?」

女盗賊「別に怒ってないもん」

男「怒ってるだろ!」

女盗賊「怒ってない!」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 03:48:30.29 ID:up7mFukK0
女盗賊「ふん!男君なんて鼻の下が伸びて猿顔になって猿死すればいいんだ!!!」タタタタタッ



男「猿死ってなんだよ…」

男「…あとで謝らなくちゃなぁ」



それから数日間女盗賊は口を聞いてくれなかった…


男「なぁ、機嫌直してくれよ?悪かったってば」

女盗賊「…」ツーン

男「もうお前放っておいてどっか行ったりしないからさぁ」

女盗賊「…」ツーン

男「あ!アイス買ってくるよ!待っててくれよ!な?な?な?」

女盗賊「…」ツーン

男「…はぁ、行ってくる」テクテク

215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 04:00:17.14 ID:up7mFukK0
女盗賊(…ちょっと僕も大人げなかったかな…帰ってきたら許してあげよう…)

美女「隣いいかしら?」

女盗賊「え!?」

女盗賊(な、何でこの人がここにいるの!!?)

女盗賊「ど、どうぞ…」

美女「ふふふ、ありがとっ」

女盗賊「…」

美女「もしかしてさっきの彼と喧嘩してるのかな?」

女盗賊「見てたんですか?」

美女「ごめんなさいね、盗み見するつもりはなかったんだけどね。もしかして私のせいかな?」

女盗賊「関係ありません!」

美女「ふふふ、ごめんなさいね」

女盗賊「だから別にっ」

美女「彼ね…私の古い知り合いに似ていたの。それで懐かしくなっちゃってつい・・・ね・・・」

女盗賊「その人ってもしかしてかれs 

美女「死んじゃったんだけどね…」

女盗賊「……すみません」

美女「いいのよ、謝らないで」

女盗賊「……」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 04:07:01.39 ID:up7mFukK0
美女「だからね、彼を横取りしようなんて考えてないから心配しないでね」ニコ

女盗賊「ぼ、僕は別に!!!」

美女「ふふふ、彼が戻ったら許してあげるのよ、約束ねっ」

女盗賊「はい……」

美女「それじゃあね、二人の仲を邪魔するわけにもいかないしねっ」フリフリ




女盗賊「……これが大人の女かぁ」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 04:10:57.15 ID:up7mFukK0
男「おーい、アイス買ってきたぞぉ」

女盗賊「…」

男「…あ、アイス買ってきました」

女盗賊「よろしい!男君の誠意に免じて許してあげよう!」

男「ははぁ!」ドゲザー

女盗賊「もう、僕をほったらかしにしちゃいやだからねっ」ウルッ

男「お、おぉ…」ドキッ
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 04:24:25.16 ID:up7mFukK0
男(って何をドキドキしとるんじゃ俺はぁぁああああああ!!!)

女盗賊「何?どうかしたかな?」

男(俺が好きなのは平成生まれ俺が好きなのは平成生まれ俺が好きなのは平成生まれ俺が好きなのは平成生まれ)ブツブツ

女盗賊「何ぶつぶついってるんだい?」



ズドォオオオオン




男「な、なんだぁ!!?」

女盗賊「外に出るよ男君!!!」ダッ


219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 04:37:32.69 ID:up7mFukK0
男「なんじゃこのでっかいイカはぁああああ!!?」

女盗賊「ク、クラーケン!!?」

クラーケン「クラァァアアアアアアアアアアア」

女盗賊「くっ…スキル発動 風刃!!」ズバッ

クラーケン「クラァアアアアアアアアアア」

女盗賊「くっ…僕の力じゃ…」

男「ここは俺に任せておけ」スッ

女盗賊「な、何を言ってるんだ!君だけでどうにかなる相手じゃない!!」

男「心配すんなよ、俺の『相棒』は対大型魔獣用なんだろ?それよりお前は乗客を避難させろ!」

女盗賊「……わかった!でも絶対に死んじゃ駄目だからね!約束だよ!」タタタタタッ

男「さてと…息巻いたのはいいけど…けっこうシャレになってねぇな…」

男「ま、約束しちまったしなぁ……」

クラーケン「クラァアアアアアアアアアアアアア」

男「ハッ!来いよマヌケ!遊んでやらぁああああ!!!」ズドドドドドドッ
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 04:42:49.46 ID:up7mFukK0
こんなところで今回は終了です
色々見てたりして投下感覚がえらいことになってますがご了承ください
次は未定ですが毎日更新は約束します。なんたって無職ですから



どうでもいいですけどセイント聖矢LC面白いですよね。
それぞれの黄金闘士がカッコイイです
ですがやっぱり無印が一番ですね
ただしGテメーはだめだ

見てくださっている方、これから見てくださる方
どうもありがとうございました
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/26(火) 09:52:24.35 ID:ZB7LkiQTo

ところで男達はいくつ設定なんだ
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/26(火) 14:10:45.59 ID:agyiYUjyo
乙した

クラァアアアア
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/26(火) 15:15:24.13 ID:VWnoCb7do

デビルメイクライではどの武器が好き?
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/26(火) 21:02:58.32 ID:up7mFukK0
>>221
年齢は読み手の創造にお任せします
あくまで私的なことですが二人とも20代前半くらいのつもりで書いています
男はあなたの年齢、女盗賊はお好みで

>>223
白黒、パンドラ、スパイラルです
近接武器だとギルガメスがダントツです時点にレッドクィーンですかね
ギルガメ溜め時のモーター音がたまらなく好きです

余談ですがDMC3、4とシナリオを描いていた森橋ビンゴ氏の厨二心をくすぐる演出が大好きでした
5も森橋氏にやってほしかったけどカプコンやめちゃってるんですよね




と、相変わらず遅いですが投下していきます
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 21:36:23.13 ID:up7mFukK0
クラーケン「クラァアアアアアアアアアア」

男「おっと!」

クラーケンの触手が男を襲う、それをかわしつつ銃弾を撃ち込む

男「いい加減その目障りな足さっぱりさせてやらあ!」ズドドドドン

クラーケン「クラァアアアアアアア」

ブチィッ

男「ハッ!小ざっぱりしたじゃ・・・」

クラーケン「クラァアアアアアアア」シュルシュル

しかし、クラーケンの触手は断ち切ったそばから再生していく

男「おいおいおい……呪われた人形じゃねーんだから切ったそばから生えてくるんじゃねぇよ…」

クラーケン「クラァアアアアアアア」

男「あ…やっべ……」



ズドォオオオオオン

226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/26(火) 22:14:34.03 ID:up7mFukK0
男「ひゅぅ・・・死ぬかと思った…」

男「つってもまぁ…無事ってわけじゃねぇよな…」

ギリギリの回避

しかし、まったくの無事というわけでもなく

男の左腕はだらんと力なく垂れている

しかし恐怖はなかった

それは女盗賊との日々が自信を持たせているのか

それとも…

男「ったく…こっちも生えかわってくれりゃ楽なんだけどな」

クラーケン「クラァアアアアアアアアアアア」

男「クソ……調子に乗りやがって……」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 00:17:14.69 ID:fyzx7Gaa0
男「ってぇなクソが!!」ズドドドンッ

クラーケン「クラァアアアアアアア」

男「ひねりのないわめき声上げやがって」

クラーケン「クラァアアアアアアア」


軽口を叩いても状況が芳しくないのは変わらない

今までの戦いと決定的に違う点

それは明確な殺意

その殺意が男の判断を鈍らせる

その結果、全てが後手にまわり徐々に追い詰められていく

男「やっべ…これ以上下がったら…」ゴク

文字通りの 背水の陣

海面に引きずり込まれては万に一つの勝利もない

ドバァン

男「はぁ…使える頭持ってるじゃねぇか…」

海面から現れる触手

クラーケン「クラァアアアアアアアアアア」

男「前も後ろも触手かよ…好きじゃないんだよな…触手物は…」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 00:39:40.91 ID:fyzx7Gaa0
絶対的な危機

しかしあることに気がついた、再生した触手が他の触手と比べて動きが遅い

そこに見える僅かな光明

男(ここしかねぇッッッ!!!)

男「オラァアアアアアアアアアアアア!!!」ズドドドドドドドッ


動きの速い触手を射撃によって牽制しつつ、動きの遅い触手の下を滑り込む


男「ハッ!!どうだっ!!!」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 00:40:25.16 ID:fyzx7Gaa0
それから男は触手を回避し続けた

ただの一度も触れさせずにだ




妙に冴えわたる感覚

空を裂く音

巻き上げられた粉塵の香り

腕からこみ上げる痛み

独特の心臓の高鳴り

そこからの高揚感

全てが鮮明に感じることができる

痛みで『ハイ』になっているのか

それとも・・・

男「ハハッ…ハハハハハハハハハッッッ!!!」

男(イける!今なら誰にも負ける気がしねぇ!!!全部『止まって』見える!!!)
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 00:58:42.11 ID:fyzx7Gaa0
雷属性の特性『感覚強化』

人は危機の直前周囲がスローに感じることがある

それを偶然ではなく自力で誘発する雷属性のみあるこのスキル

だが感覚が優れていても足が竦めば一歩目が遅れる

それをも完全に補う男にのみ存在する固有スキル

微弱な磁場で状況の変化を読む『空間把握』

これが今までの男の回避力の正体である

大魔導の攻撃を回避時続けたのもこの能力によるもの

だがしかし、男は自身の能力に気がついてはいない

231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 01:32:15.07 ID:fyzx7Gaa0
男「おいおい、どうしたどうしたぁ!?」

クラーケン「クラァアアアアアアアアアア」

触手を伸ばすも男には届かず銃弾の雨が降り注ぐ

死角からの触手ですら空の裂く音を察知し回避してみせる



男「あまり長く遊んでもいられないんだったな・・・」チャッ

男「 Checkmate 」ダンダンッ

放たれた二つの弾丸はクラーケンの眼を撃ち貫く

クラーケン「クラァアアアアアアアアアア」ドバァン

巨大な水飛沫を上げ沈みゆくクラーケン

それを確認し男は口を開く

男「そこにいるんだろ?出てこいよ『見えて』るぞ」

232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 01:41:59.34 ID:fyzx7Gaa0
男が銃口を向ける先にいたのは――――

美女「すごかったわね」

男「・・・なんで貴女がここに?」

美女「私怖くて腰がぬけちゃって動けなかったの…」

男「そうですか・・・」

美女「えぇ」

男「それはおかしいですね、そっちは女盗賊が向かった方向だ。あいつが気がつかないはずがない」

美女「・・・」

男「それにこれだけの惨状で無傷ってのはどうも納得がいかない。貴女は何もんだ?」チャキッ
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 02:00:34.13 ID:fyzx7Gaa0
美女「…意外と頭もキレるのね」ニコッ

男「もう一度聞く。何者だ?」

美女「そうね、言い逃れはできそうにないわね…」

男「・・・」

美女「私はm 「クラァアアアアアアアアアアアアア」

男「チィッ!!まだ生きてたのかよ!?」

美女「はぁ…やっぱり獣はダメね…来なさいヘカトンケイル」

ピキッ

男「!?」

突如空に亀裂が走る

空間をこじ開けるように破り現れた

数十の顔と異様な数の腕を持つ怪物



男は声にならなかった先ほどのクラーケンが成す術も無く叩き伏せられる光景

クラーケンの目から滴る体液がまるで涙のようにも見える圧倒的な暴力

美女「そういえば名乗ってなかったわね。私は魔王軍最高幹部の一人召喚士よ」ニコッ

魔王軍との初遭遇

それもとんでもないほどの大物

今までの誰よりも圧倒的な重圧
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 02:19:25.08 ID:fyzx7Gaa0
美女改め召喚士「今回暴れるつもりはなかったの、ただ…あなたの力を見てみたくてね」

召喚士「ふふふ、争うつもりはもうないわ。だから銃…降ろしてもらえないかしら?」

男「・・・ッ」

召喚士「降ろしてはくれないのは当然よね」ニコッ

男「あんた…人間じゃないのか?」

召喚士「人間よ?それがどうかしたの?」

男「だったら何で魔王軍に!!?」

召喚士「寂しいからよ・・・」

男「寂しい?意味が分かんねーよ!!」

召喚士「そうね、わかるわけないわよね・・・」

235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 02:28:59.72 ID:fyzx7Gaa0
召喚士「それじゃあそろそろいくわね」

男「逃がすかよっ!!!」ズドンッ


放たれた弾丸は召喚士を穿つはずだった

しかしそれは再び空間を裂いて現れたヘカトンケイルによって遮られてしまう

ヘカトンケイル「うぇrちゅいこxtcyfヴbひんじょkpッッッ!!!!」

男「ッッッ!!?」

声かどうかもわからないヘカトンケイルの敵意の威嚇

召喚士「せっかちな男は嫌いじゃないけど今日はもうお終いよ」

召喚士「会えて嬉しかったわ、また会いましょう」

あなたが強くなったらね

そう言い残し召喚士は空間の亀裂に消えていった

戦わずしての敗北

圧倒的な重圧からの緊張が解けたのか

糸の切れた人形のようにその場にへたり込み

そのまま意識は遠のいていく




―――――
――――
―――

236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/27(水) 02:31:44.08 ID:fyzx7Gaa0
録画した神様ドールとカイジ見るのでちょっと休憩します
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/27(水) 02:46:59.61 ID:qoDAifoTo
ワロタ
がんばれ
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/07/27(水) 03:05:36.54 ID:Qltq33+7o
男強すぎてわろた
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/27(水) 03:32:17.92 ID:fyzx7Gaa0
裸で折檻されるアキ受のBL本出る。間違いない

と、いうわけで再開します
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 03:46:44.00 ID:fyzx7Gaa0
―――
――――
―――――


男「・・・空?俺はいったい」

乗客A「おぉ!気がついたようだぞ!!!」

オォ!ヨカッタヨカッタ

男「えっと…ここは?」

乗客A「緊急用ボートの上だよ。船で倒れていた君を連れの子が助け出してきたんだよ」

男「あいつは無事ですか?」

乗客A「彼女は船員と一緒に避難しきれてない人を探しに行ってるよ」

男「そうですか、じゃあ俺も…ッゥ!」

乗客B「ひどいケガなんだ。動いてはいけない!」

乗客A「そうですよ、あなたは私たちを救ってくれた英雄なんだ。少し休憩したって誰も文句は言いません!」

男(ついこの間まで無職の俺が英雄か・・・実感わかないもんだなぁ・・・)
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 04:00:22.68 ID:fyzx7Gaa0
男(それにしても…あんなバケモノ揃いなのかよ魔王軍は…)

男(それに召喚士はなんで魔王軍に…)

チョイチョイ

男「ん?」

男の子「・・・」ジー

乗客B「む、息子がすみません…こら!お兄さんは疲れてるんだからそっとしておいてあげなさい!」

男「どうかしたのかい?」

男の子「おにいちゃんがいかのおばけやっつけたの?」

男「まぁ…一応ね…」

男(とどめを刺したのは召喚士だけど嘘は言ってないよな・・・)

男の子「うわぁすごい!ぼくもおっきくなったらおにいちゃんみたいなつよいおとなになるよ!」

男「ははは…ありがとう。君ならきっとなれるよ」

男の子「うん!」

男(強い男か・・・本当に俺は強くなったのか…敵が目の前にいて何もできなかったじゃねぇか…)
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 04:30:01.95 ID:fyzx7Gaa0
乗客A「おぉ!戻ってきたぞ!!おーい!!!」



女盗賊「やったね!すごいよ男君!!」

男「あぁ・・・」

女盗賊「・・・大活躍だったのに随分浮かないね。なにかあった?」


―――――
――――
―――

女盗賊「あの人が召喚士だったんだ・・・」

男「何か知っているのか?」

女盗賊「まあ一応ね・・・」

男「教えてくれ!何か引っかかることがあるんだ!!」

女盗賊「うん・・・」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 04:43:08.00 ID:fyzx7Gaa0
女盗賊「まずは召喚士っていう職業から話さないとね・・・」

男「関係あるのか?」

女盗賊「うん、かなり関わってくるよ」

女盗賊「召喚士っていうのは文字通りモンスターや物体を何もない空間に呼び出すことのできる職業なんだ」

女盗賊「ただ、モンスターを使役するのは調教士ってのがいるんだ」

女盗賊「召喚士は使役するだけじゃなく何もないところから呼び出すことができる。その正体は極めて特殊な魔法・・・次元魔術なんだよ」

男「次元魔術?」

女盗賊「そう、次元魔術っていうのは空間と空間を繋げる魔法で使える人間がほとんどいないんだよ。勇者様ですら使えない」

女盗賊「それにね、大多数の召喚士はせいぜいネズミ一匹程度しか転移できないんだ。だからマイナーな職業なんだね」

女盗賊「でも五百十数年前に一人の天才が現れたんだ」

男「本当に関係あるのか?」

女盗賊「君、人の話を本当に効かないね?話の腰をおるのが好きなの?」

男(お前にだけはいわれたくない)
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 04:52:57.54 ID:fyzx7Gaa0
女盗賊「続けるよ? その天才はありとあらゆる物を転移してみせたんだ」

女盗賊「しかしその召喚士はある禁忌を犯した・・・」

男「禁忌?」

女盗賊「うん、それはね・・・自身の次元通過・・・」

男「何が起こるんだ?」

女盗賊「永遠に老いることがなくなってしまうんだ・・・」

男「それってすごく便利じゃ?」

女盗賊「君は親しい人間が亡くなっていく中、永遠に自分だけ同じ姿でいる苦しみを耐えられるかい?」

男「・・・」

女盗賊「その事件以降次元通過は召喚士達によってタブーとされたんだ」

女盗賊「それから100年ほど召喚士は魔王軍との戦いで沢山の功績を上げた。でもね・・・」

女盗賊「突如人間を裏切って魔族に寝返ったんだ・・・」

男「それってまさか・・・」

女盗賊「そうだよ、その天才こそが君の言う『召喚士』だよ」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 04:59:23.60 ID:fyzx7Gaa0
女盗賊「寂しかったのかもね・・・気持ちは分からなくないよ・・・」

男(だからあの時寂しかったからって・・・)

女盗賊「でもね、同情はしちゃいけないよ。彼女が魔王軍にいる以上僕たちの敵なんだ・・・」

男「・・・」

女盗賊「それで気になることはわかった?」

男「いや・・・」

女盗賊「そっか・・・」

男(なんで召喚士はわざわざ俺を試すようなマネをした?始末なら簡単にできたはず・・・それに俺に似てる人物ってのは…)
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 05:04:47.68 ID:fyzx7Gaa0
女盗賊「あまり悩みすぎないほうがいいよ・・・男君も疲れてるみたいだしそろそろ寝よう。ね?」

男「あぁ…」

女盗賊「・・・それじゃおやすみ」

男(考えたってわかりゃしねぇか・・・寝よ・・・)


―――――
――――
―――

翌朝俺たちは陸にボートを止め

そこから数時間歩き西の国へ到達することができた
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 05:08:49.67 ID:fyzx7Gaa0
今回はここまでです

相変わらず投下予定は曖昧

ここまで読んで下さった方、これから読んでくださる方

どうもありがとうございました





神様ドールのヒロインは神チチ、うたおのリアクションの可愛さは異常
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/27(水) 08:12:25.54 ID:D80AUnmIO

次も楽しみにしてるよ
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/27(水) 15:00:54.36 ID:x+7uA6Lno
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage]:2011/07/27(水) 15:02:20.99 ID:TW8l3AgMo
いい中二病だな
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/27(水) 20:40:23.42 ID:fyzx7Gaa0
相変わらずゆっくりですが投下します
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 20:58:08.91 ID:fyzx7Gaa0
男「ここが西の国か、なんつうか殺風景だな」

女盗賊「う〜ん、確かにそうかだね。でも仕方がないよ最も魔界に近い国だからね」

男「物騒なところだな」

女盗賊「そうでもないよ。名高い兵士は少ないけどそれぞれが経験豊富な屈強な戦士達が守る軍事国家だし」

女盗賊「それに国内のモンスターによる被害はほとんどないんだ」

男「それはすごいな・・・」

女盗賊「それに世界最強と名高い竜騎兵団がいるからね。ある意味世界一安全な危険地帯ともいえるね」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 20:59:57.56 ID:fyzx7Gaa0
誤字多い・・・

女盗賊「う〜ん、確かにそうかだね。でも仕方がないよ最も魔界に近い国だからね」×

女盗賊「う〜ん、確かにそうだね。でも仕方がないよ最も魔界に近い国だからね」 ○

創価ってなんだよ・・・
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 21:08:32.73 ID:fyzx7Gaa0
男「ふむ・・・ところで女盗賊よ」

女盗賊「どうかしたの?」

男「勇者さんはどこにいるんだ?」

女盗賊「・・・」

男「おーい、どこいきゃ会えるんだよ?」

女盗賊「あぁ!あっちにクレープ売ってる!男君行ってみようよ!」

男「話をそらすな・・・」

女盗賊「ふふふふ〜ん♪」

男「おい、こっちを見ろ」

女盗賊「・・・」

男「知らないんだな・・・」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 21:16:34.84 ID:fyzx7Gaa0
女盗賊「・・・仕方がないじゃないか!ずっと君に付きっきりだったんだぞ!!」

男「うわー逆切れかよー」

女盗賊「だって男君がモタモタしてるからじゃないかっ!」

男「俺のせいかよ。手紙とかで連絡とったりできただろ・・・」

女盗賊「っ!!!・・・・・・・・・ほら!勇者様探しに行くよ!ぐずぐずしない!」

男「おい、ちょっと強引すぎるだろ」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 21:21:24.36 ID:fyzx7Gaa0
女盗賊「それじゃ君はあっちのほう探してきてね」

男「おい!?俺は勇者さんの特徴何もしらないぞ!!」

女盗賊「可愛いくて強い女の子がいたらそれが勇者様だよ!それじゃあ一時間後にここに集合ね!」スタタタタ

男「お、おーい!? ・・・いっちまった・・・それだけでわかるかよ・・・」



―――――
――――
―――



男「見つかるわけないよねー」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 21:28:50.67 ID:fyzx7Gaa0
男「すみませーん。勇者さん知りませんかね?」

イヤーシランノー

男「ありがとうございました」


男「やっぱり見つからないよな・・・」

??「おい!そこの魔族!!!」

男「何!?魔族だと!!」カチャッ

??「お前だお前!!!」

男「皆さん!魔族が紛れています!!避難してください!!」

キャーキャー
ワーワー

??「まだしらを切るか。死ね魔族!!」カッ

男「え?」




チュドーン



258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 21:38:13.26 ID:fyzx7Gaa0
ガラガラガラ

シュー

男「死ぬかと思ったぞぉ!!?」ガバッ

??「まだ生きていたか!しぶといな魔族め!!!」

男「魔族って俺かぁ!!?」

??「貴様以外にだれがいる!」

男「俺のどこが魔族なんだよ!?どうみたって人間だろうが!」

??「私の目は誤魔化せはしない!貴様を取り巻いている微弱な電磁波は雷属性によるものだ!」

男「電磁波?何をいてるかさっぱりだが」

??「まぁいい、私を探しまわっている不審な人間がいると聞いてきたがどうやら貴様で間違いなさそうだな」

男「何もんだてめぇ!」

??「私はお前が探し回っている・・・・・・・・・勇者だっ!!!」ドンッ

男(あっちから出向いてきたぁあああ!!!つかめっちゃ勘違いしてるぅううううう!!!!」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/27(水) 21:44:00.14 ID:wjN++Oulo
http://i.imgur.com/fCuyY.jpg
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/27(水) 21:44:35.08 ID:wjN++Oulo
http://i.imgur.com/fCuyY.jpg
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 21:56:48.21 ID:fyzx7Gaa0
??改め勇者「どうやら私を狙ってきたようだな・・・魔族、覚悟ォ!!」バッ

男「早っ!!?」サッ

勇者「やるな!ならばこれをくらえ!勇者フリッカー!!」シュシュシュシュッ

男「なんだこの軌道は!?」ササササッ

勇者「何!?これをかわすか魔族!!」

男「おい!話を聞け!!」

勇者「なるほど、魔族は私に最終決戦を申し込もうというのだな!ならば貴様の首を手土産に乗り込んでやろう!!!」

男「飛躍しすぎだろぉおおおおおおお!!!!」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 22:11:23.17 ID:fyzx7Gaa0
男「俺はアンタの一行に加わる男ってんだ!」

勇者「間者というわけか。なんと卑劣な!!!」

男「お前ちょっとは話をききやがれぇええええ!!!」

勇者「私を騙そうなど甘いは!!!くらえハイパー稲津勇者キィーック!!!」バチバチィ

男「おっと!?」サッ

勇者「これもかわすか・・・ならば・・・勇者式荷電粒子法!!」カッ

男「ジェノザウラーかよてめぇはぁ!!」

男(避けきれない!?あんなところに子供!?クソッ!!!)



チュドーン
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 22:38:49.01 ID:fyzx7Gaa0
男「大丈夫か!!!」

男「・・・マネキン?」

男「・・・漫画かっ!!!」

男「ちくしょう・・・」

勇者「何をしているんだ貴様は?」

男「うるせーほっとけ!」

勇者「しかし私の必殺技をことごとく回避して見せるとは・・・」

男「俺は敵じゃない!話を聞けよ!」

勇者「魔族と話すことなど何もない!」

男「あーもういやだ」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 22:53:09.81 ID:fyzx7Gaa0
勇者「街に被害が出るから使わなかったが仕方がない・・・」

勇者「くらえ必殺勇者フラァ 「勇者様!!」

勇者「女盗賊!よくぞ戻ってきてくれた!手ごわい魔族がいるんだ手を貸してくれ!!!」

女盗賊「魔族ですか!?一体どこに!?」

勇者「あの人間に化けている男だ!」

女盗賊「え?男君!?」

勇者「知り合いに化けたのか!?おのれ魔族っ!」キッ

女盗賊「あれ、僕が連れてきた新しい仲間です・・・」

勇者「え」



男「え じゃねーよ!!!!」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/07/27(水) 23:02:58.65 ID:DqVwqS0+o
いいよいいよー
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/07/27(水) 23:04:14.36 ID:L48RlaoD0
>男「 Checkmate 」ダンダンッ

また妄想かと思った
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/27(水) 23:12:21.22 ID:fyzx7Gaa0
勇者「なるほど、雷属性があっても魔族ではないんだな・・・」

男「だからずっと言ってるじゃねーか!!」

勇者「すまない…魔族を目にするとついつい熱くなってしまって・・・」ウル

男「いいいいやいや!気にしないでください!大した怪我もないんで!」

女盗賊「イラッ」ガスッ

男「あいた〜ッ!何すんだよ!?」

女盗賊「べっつにー」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/07/27(水) 23:13:48.11 ID:Qltq33+7o
勇者女なの?
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/27(水) 23:17:06.60 ID:fyzx7Gaa0
ちょっと休憩します

遅いうえに休憩なんて・・・

ヘルシング[の発売日ですけどレンタル開始はいつからですかね
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/28(木) 00:07:10.96 ID:pifm5p3Io
女勇者キタァ
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 00:30:30.13 ID:Q9/9Ky1IO
面白いから文句言わない
がんばってね
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 00:51:05.29 ID:c2zauQ4D0
男「ったく、なんなんだっつーの・・・」

女盗賊「勇者様はどうしてここに?」

勇者「あぁ、魔族の進行が激しくてね。一度西の王に報告のため戻ってきたんだ」

女盗賊「魔導士君は?」

勇者「西の兵たちと魔族と交戦中だ。女剣豪もいるよ」

女盗賊「先に来ていたんですね」

勇者「あぁ、それでは城へ向かおうか」

男「ところで勇者さん」

勇者「何かな?」

男「その、伝説の剣とか鎧は?」

勇者「武器は好かないたちでね。この五体が私の武器であり鎧だけけどうかしたのかい?」

男「いや・・・想像していたのと違って・・・」

勇者「ははは、よく言われるよ」

女盗賊「たまに釘バット使ってますよね 」

勇者「気分転換程度だけどね」

男「勇者が一番使っちゃいけねぇだろそれ!!?」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 01:00:21.95 ID:c2zauQ4D0
勇者「それじゃあ私は城へ向かうよ。そうだなそこの宿で待っていてくれ」

女盗賊「わかりました」




〜〜〜宿〜〜〜



男「ふぅ・・・なんか疲れたよ・・・」

女盗賊「勇者様と戦ってその程度の怪我ですむなんてね。君の回避力には本当に驚かされるよ!」

男「クラーケンとの戦いからかな・・・なんか相手の動きがなんとなくわかるっていうか・・・」

女盗賊「ちょっといいかな?」

男「なんだ?」

女盗賊「いいから黙って! スキル発動:サーチアイ」

男「?」

女盗賊「なるほどね。君の回避力の正体がわかったよ!」

男「なんなんだいったい?」

女盗賊「それはね、>>230 だよ!」

男「面倒だからって省略するな!!!」

女盗賊「いいじゃないか伝わるんだから!」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 01:13:04.86 ID:c2zauQ4D0
男「俺にそんな力がねぇ」

女盗賊「雷や氷の属性は使える人間がいないから詳しくは解明されてないんだけどたぶん間違ってないと思うよ」

男「なぁ女盗賊」

女盗賊「なにかな?」

男「たぶん戦闘員としての俺の力は低いと思うんだ」

女盗賊「そんなことないっ!君は一人でクラーケンを退けたじゃないか!!」

男「気を遣わなくていいさ。クラーケンもたんにお前と相性が悪かったのも知ってるし場所も悪かった」

女盗賊「・・・」

男「でもな、俺にだってできることがあると思うんだ。だから女盗賊!」

男「俺はこの力をどう使えばいい?」

女盗賊「ふふふ」

男「何笑ってるんだよ?」

女盗賊「僕はてっきりもう戦うのはいやだって言うかと思ったよ」

男「そんなわけないだろ」

女盗賊「そうだね、ごめんごめん!」

男「ったく・・・それでどうしたらいいと思う?」

女盗賊「そうだね・・・男君もだいぶ強くなったし・・・スキルの習得を学んでみたらどうかな?」

男「スキル?」

275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 01:21:07.74 ID:ibLfna/Oo
敢えて言うが死ぬ直前にスローに見えるのは処理能力が下がってるからで判断早くできるわけではないぞ
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/07/28(木) 01:24:26.03 ID:cqesx8ZBo
言いたいことは分からなくも無いがクラーケンがいて魔法がある世界で何を今更
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 01:35:25.03 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「そうスキルだよ」

男「そうか・・・お前が使ってる風刃とかだよな?」

女盗賊「そうだよ、さっきつかったサーチアイとかもそうだね」

男「ふむ・・・俺だったら何ができるんだろうな・・・」

女盗賊「そうだね…君の場合は五感に優れているのと電磁波の索敵能力だからその二つを磨いてみたらどうかな?あとは風属性もあるんだし速度強化とか」

男「ふむふむ」

女盗賊「それに雷属性にも速度上昇効果があるし単純に人の倍速く動けるんじゃないかな?」

男「逃げ足が速くなるってことじゃねぇか!」

女盗賊「そんなことないよ!スピードってのはあらゆる物で重要な要素を占めるんだ」

男「そうなのか・・・・・・ところでスキルとか魔法ってどうやって使ってるんだ?」

女盗賊「んー。スキルも魔法も修練で習得可能だけど魔法はちょっと違うんだ」

男「何が違うんだ?」

女盗賊「イメージ力だよ。自分はこんなことができるんだー。みたいな」

男「イメージか・・・」

女盗賊「そうそう」

男「イメージしろ・・・・・・・・・スタンドアップ!ヴァンガード!!!」

女盗賊「どうしたのいきなり?」

おとこ「いや・・・・・・なんとなく・・・・・・」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/28(木) 01:38:18.25 ID:c2zauQ4D0
>>275
弾丸ライナーきてスローモーションに感じたことあるんですけどそれと違うんですか?
ちゃんとキャッチできましたよ?
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 01:48:45.93 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「例えば自分の周囲を電気が取り巻いてることをイメージしてみて」

男「おぉ・・・」

女盗賊「それを今よりも範囲を広げるイメージで」

男「おぉ・・・」

女盗賊「ってな感じでやればいいんじゃないのかな?」

男「知らねーんかよ!!!」

女盗賊「仕方がないじゃないか、僕には雷属性ないんだから」

男「まあそうだよな・・・」

女盗賊「そうだね、僕は風属性のスキルや魔法を使うときは自分が風になるイメージをするんだ」

男「風ねぇ・・・」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 02:03:25.35 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「詳しいことは勇者様たちが戻った時に相談してみようよ」

男「そうか・・・お前に教えてほしかったんだけどなぁ・・・」

女盗賊「えぇ!!?そんな・・・どうにかしてあげたいけど僕は専門外だしぃ・・・」モジモジ

男「そうか、じゃあ勇者さんに聞いてみるか」

女盗賊(なんだろう、この釈然としない感覚・・・)
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 02:11:47.64 ID:c2zauQ4D0
勇者「はいっても大丈夫かい?」コンコン

男「どうぞー」

勇者「あれ、女盗賊は?」

男「あぁ、今シャワー浴びてますよ」

勇者「ななな!!?そそそそんな状況に私がきてはまずいではないかぁ!!?」///

男「はい?」

勇者「すまない!すぐに帰る!」

男「ちょ!?ちょっと待って下さいよ!」

勇者「き、君は女盗賊というものがありながら私も手籠に・・・」カァ

男「はい?さっきからあんた何言ってるんですか!?」

女盗賊「男君次いいよ〜 って勇者様来てたんですね」

勇者「ここここここれは誤解なんだ!!邪魔して済まない!!1それじゃ!!!!」スタタタタ

男「・・・」

女盗賊「・・・」

男「何がいったいどうなってるんだ?」

女盗賊「勇者様は早とちりだからきっとなんか勘違いしてるんじゃないかな?」

男「ふーん、じゃ次使わせてもらうわー」

女盗賊「タオルおいておいたからー」

男「おー、さんきゅー」







勇者「うぅ…二人の関係を邪魔しちゃいけないのに私はなんたる誤解を・・・」カァ



282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 02:19:21.72 ID:c2zauQ4D0
勇者「・・・」ドヨーン

男「あ、勇者さんいたいた」

勇者「・・・どうかしたのかい?」

男「いや、部屋に来て下さいよなんかあったからさっき部屋にきたんでしょ?」


勇者「ななな!?部屋には女盗賊がいるじゃないか!それなのに・・・」カァッ

男「勇者さん何か勘違いしてません?」

勇者「・・・優しくしてくれる?」///

男「何をだよ!!?」

男「いいから行きますよー」グイグイ

勇者「いやっ、引っ張らないでぇ」

勇者(見かけによらず強引なんだ)///
283 :勇者は書くのが楽です[saga]:2011/07/28(木) 02:36:47.09 ID:c2zauQ4D0
男「おーい、勇者さんつれてきたぞー」

女盗賊「いきなり出ていっちゃうんからびっくりしましたよ」

男「それで勇者さんにお願いしたいことがあるんですよ」

女盗賊「お願いします。男君のために協力してください勇者様」


〜〜〜勇者ビジョン〜〜〜

男「グェッヘヘ、雌一匹捕まえたぜぇ!」

女盗賊「うふふ。あたしらから逃げ出せるとおもったのかい?」

男「お前はどうされるのが好きなんだぁ?ヒャッハァ!」

女盗賊「うふふ、男にその貞操を捧げなぁ!」

〜〜〜〜〜〜〜






勇者「ひぃ・・・」ガタガタ

男「どうしたんだこの人?」

女盗賊「ほっとけばなおるから大丈夫だよ」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 02:53:52.09 ID:c2zauQ4D0
〜〜〜1時間後〜〜〜


勇者「ふむ、私にスキルの使い方を教えてくれということだな」

男「はい、勇者さんは全ての属性があると聞いたので」

女盗賊「僕からもお願いします!」

勇者「わかった。銃士のスキルは教えてあげることはできないけどできる限り協力しよう」

男「銃士のスキルはどうやって学べばいいですかね」

勇者「おそらく無理だろう・・・」

男「何でですか?」

勇者「銃士って人種は一匹狼気質が多くてね。それぞれが独自に発達した技術をもっているんだ」

男「・・・」

勇者「だからギルドも存在しない。君が独自に編み出していくしかないだろうね」

男「そうですか・・・」

女盗賊「・・・大丈夫だよ男君!僕が協力するから!」

男「おう、ありがとな女盗賊」

285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 03:04:22.15 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「そうだ!勇者様は何か用件があったんじゃ?」

勇者「そうだった!今から2週間後に大きな戦を仕掛ける」

男「え!?まじっすか!!?」

勇者「正確には西の国の軍備が完了してからだけどね」

勇者「今西の国は劣勢を強いられてどんどん防衛線が下がってきているんだ」

女盗賊「なるほど、一度軍備を整えて防衛線を引き上げるってことですね」

勇者「あぁ、だがそのためには他国の援護も必要で早くて2週間といったところだよ」

勇者「そして一斉に強襲をしかけ、相手の混乱に乗じて・・・」

女盗賊「僕たちが少数で奇襲を仕掛けるんですね」

男(難しすぎてついていけない・・・)
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 03:45:37.42 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「男君どうかした?」

男「いやなんでもない」
 [話が全く分からなくてついていけないなんて口が裂けても言えないな]

女盗賊「副音声ダダ漏れだよ」

勇者「まぁ要約すると他の国の支援のもといっきに責め立てて敵が混乱してるうちに私たちが大将の首を獲るんだ」

男「なるほど!」

女盗賊「すいません…賢いほうじゃないんです・・・」

勇者「まぁこういう場合もあるさ」

男「俺を外れみたいに言うのやめろ」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 03:49:44.14 ID:c2zauQ4D0
勇者「ま、まぁそれまでの間みっちり鍛えてあげるから心配するな」

女盗賊「そうだよ!鍛えなおしてあげよう!」

男「ありがとうございます勇者さん」

女盗賊「って!僕もいるんだから感謝してよ!」

男「お前脳筋トレーニングしかないじゃん」

女盗賊「むぅ・・・」
288 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/28(木) 04:04:45.37 ID:c2zauQ4D0
〜〜〜どうでもいい番外編〜〜〜


女盗賊「さぁ!始まりましたね3回目!」

男「面白みのない修業を2週間分見せられてもしかたがないしな」

女盗賊「ちょいさぁ!!!」バキィ

男「ぐふっ!何しやがる!?」

女盗賊「自分の努力をつまらないとか言っちゃだめ!」

男「努力っていうのは他人が認めて初めて価値が出るもんだ。自分で誇ることじゃないだろ」

女盗賊「僕が認めてるんだよ男君のこと」カァ

男「お、おぉ・・・さんきゅう・・・」テレッ
289 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/28(木) 04:09:09.32 ID:c2zauQ4D0
男「そういや、今回は何の解説だ?」

女盗賊「今回は前回予告したスキルについてだよ!」

男「あー、いまだにわからないことが多いんだよな」

女盗賊「表現力の乏しい作者のせいだから男君や読者さんが悔いることじゃないよ!」

男「本編でメタネタ減ったけどこっちはオンパレードだな」

女盗賊「まぁまぁ、オナ禁できないくちなんだよ」

男「なるほどなぁ」

女盗賊「さ!話が脱線しそうになったけどサクッと解説していくよ!」

男「おー」
290 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/28(木) 04:24:01.60 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「まずは本編でも説明があったけど魔法とスキルの違いだね」

男「あの時いまいちピンとこなかったんだよな」

女盗賊「まずは魔法は魔力を消費することによって発動できるんだ」

男「それくらいは流石にしってるぞ」

女盗賊「よかった、面倒な説明がはぶけるよ」

男「おい、流石に馬鹿にしすぎだろ!!?」

女盗賊「まぁまぁw それでスキルっていうのは職業ごとに扱える・・・まぁ特殊技能や必殺技の総称だね」

男「お前が使ったサーチアイは特殊技能で風刃は必殺技か?」

女盗賊「正解!すごいね男君!」

男「いや〜それほどでも〜」テレッ

女盗賊「でもね、女剣豪が使った居合と僕が使った風刃はちょっと違うんだ」

男「何が違うんだ?」

女盗賊「前者は魔力の消耗がないけど後者は魔力も消費するんだ」

男「なんでだ?」

女盗賊「それは後者に風属性が付与されているからさ」

男「なるほどなー」
291 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/28(木) 04:41:35.48 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「それじゃあ次は固有スキルっていうのをサクっと解説するよ」

男「そもそも固有スキルって何なんだ?」

女盗賊「固有スキルっていうのはだね。その人しか使うことができないスキルさ」

男「?」

女盗賊「わからないって顔してるけどまあいいや」

女盗賊「君の電磁波による索敵もうは君にしか使えないだろ?」

男「あぁ」

女盗賊「生まれついての能力で修練によって習得できないもの全般を固有スキルっていうんだ」

男「お前のリミッター解除もそうなのか?」

女盗賊「まぁ一応ね。大きくくくってしまえば召喚士達の次元魔法も固有スキルと呼べなくはないねぇ」

男「へぇ・・・俺って地味にすごいんだな」

女盗賊「地味どころか君の能力はある意味チートだよ!」
292 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/28(木) 04:45:06.53 ID:c2zauQ4D0
女盗賊「さて!今回のところはこれで終了だよ!」

男「いやーためになったわーこれで本編でも知ってる素振りできるわー」

女盗賊「ははは、それじゃあ次回は今まで出た登場人物のステータスを大公開だ!」

男「見てる人少ないのに意味あるのか?」

女盗賊「まぁ自己満だから気にしないよそのへんは」

男「まあそうだなー」

女盗賊「それじゃあ次回もお楽しみに!」

男「しなくていいですよー」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/28(木) 04:48:58.85 ID:c2zauQ4D0
と、今回はここまでです
次は似たような時間にまた投下します



見てくださってる方、これから見てくださる方
ここまでありがとうございました


こうしたほうがいいんじゃないか?とか
こういう風に書いたふが持ち上がる!とか
意見要望アドバイス感想など書いてくれたら嬉しいです


レス乞食って言わないでくれよな! >>1との約束だ!


294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)2011/07/28(木) 05:50:06.84 ID:AXR4x9TZ0
乙。
召還士がどうなるか気になる 
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 09:20:52.81 ID:FiKycDsCo

俺はレス乞食なんて絶対に言わないぞ
レス乞食なんて絶対に言わないからな!
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/28(木) 11:50:06.61 ID:253mi/0To

スローモーションについてだけど
あれは血液の流れの速さが低下して出血を最低限に抑えるための自己防衛本能らしい
(間違ってたらすまん)
そのせいで脳にも血が回らなくなり、画像処理能力が低下してコマ送りみたいになるんだって
弾丸ライナーは慣れで取れたんじゃない?
てか>>1野球やってるのか

無駄に長文すまん
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 11:54:24.66 ID:5Gc01PoU0
乙。
世界観がイメージしやすいな。
これがヴァn(ry
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/07/28(木) 12:26:46.34 ID:L5SiRrn40
世界観設定意外と深いな
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 12:54:18.89 ID:11WRnZIIO
俺はみてるよ
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/07/28(木) 14:59:10.45 ID:E+dh68nho
俺もみてる!
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 15:09:36.28 ID:GrmL4hqoo
ここまで男が強いと面白い
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/28(木) 15:27:06.74 ID:2GTPBgVvo
乙した

勇者が女で嬉しかった
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 15:38:13.78 ID:FiKycDsCo
>>302
あのスレのせいでNTR警戒してたのか?
そんな俺も安心した
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 15:44:57.21 ID:GrmL4hqoo
>>303
スレタイが似てるからなwwwww
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 17:29:13.94 ID:ibLfna/Oo
>>278 人間、緊急事態に陥った場合
とにかく状況を把握しないといけないってんで、事故とかの場合
視覚情報がオーバーフローっつーか、視神経が16倍オーバーサンプリングっていうか
通常の何倍ものデータ量を脳に送るんだよ。
脳も脳で、今までに処理した事のない情報量に困惑して、圧縮された視覚情報を解凍というか
引き伸ばして処理するから、結果としてスローな感覚に陥るんだと。
その場合、不必要と思われる情報は遮断されるから、モノトーンである事も多々あるらしい

どこぞのコピペ多分経験あることならある程度対応できるんじゃないか
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/07/28(木) 20:15:15.37 ID:Cz0lhdzlo
わりとどうでもいい(AA略
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/28(木) 20:27:03.92 ID:c2zauQ4D0
こんなに見てくれてる人がいて泣きたくなるぐらい嬉しい・・・死んでもいいや

>>294
色んなもの背負って今がある的な
あとは内緒です

>>295
おいやめろ

>>296 >>305
なるほど、理解できない
うわーおっせぇ!あ!ここゼミで出たところだ!
みたいな?
野球やってました。唯一の自慢は高時代
まーくんの球を前に飛ばせたことです

>>297>>298
ところがそうでも無かったりするんです、無駄な設定が多いので…

>>301
ぶっちゃけ強すぎて失敗しました
ただ男の力は電磁網に依存する形なのでステータスは割と低いんです

>>302>>303>>304
立てた時期も一緒でスレタイ被りまくりですよね


では投下します
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 20:37:26.45 ID:c2zauQ4D0
勇者「さて、これで全員揃ったわけだが」

魔導士「あの勇者様」

勇者「どうかしたかい?」

魔導士「誰ですこの人?」

勇者「あぁ、君には紹介していなかったね彼は男君、新たな仲間だ」

男「ど、ども」

魔導士「・・・ふぅん」ジロジロ

男「な、なんすか・・・」

魔導士「こんな弱そうな奴を入れるのは自分は反対です」

男「はぁ!!?」

勇者「魔導士!!」

魔導士「だって弱そうじゃないですか、コイツからは戦士の匂いがしない」

女盗賊「僕の目を疑ってるのかい?」ゴゴゴゴゴ

魔導士「随分とご自身の目に自身があるようで」

女盗賊「言わせておけばッ!」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 20:44:42.80 ID:c2zauQ4D0
男「てめぇ、俺はともかく女盗賊をどうこういうなよ」チャキッ

魔導士「そんなものを向けてどうするつもりだ?」ゴゴゴゴ

男「上等だ、表出ろ!!!!」ガタン

勇者「やめないか!!!」

女剣豪「あらあら、血の気が多いなら少し抜いて差し上げましょうか。うふふふふ」

勇者「話がややこしくなるから君は喋るな!」

勇者「大事な戦が控えているんだ!何を考えている!!!」

男「・・・」

魔導士「ですが・・・」

勇者「男君はたしかに現段階では頼りないかもしれないが潜在能力はかなり期待できる」

魔導士「現段階で使えなければ意味はないと思いますが」

勇者「私の判断に意義があるというのか?」

魔導士「くっ…いいえ…ありません・・・」





男「なぁ、そんな期待値高いの俺?」ボソッ

女盗賊「君の電磁網はかなり有用だからね。範囲が広がれば無駄な戦闘も避けられるし」ボソ

男「ふうん」ニヤニヤ

女盗賊「まぁこれから成長できれ場の話だけどね」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 20:57:53.81 ID:c2zauQ4D0
勇者「まったく・・・では本題に入るぞ・・・」

勇者「今日の作戦会議で各国から支援を受けられることになった」

勇者「編成完結はおそらく今から12日後、兵に十分な休息を取らせたのち強襲をしかける」

女盗賊「では当初にいっていた2週間後ということですね」

勇者「あぁ、その間に女剣豪と魔導士は防衛線の維持についてもらう。私と女盗賊は男君の戦力アップだな」

魔導士「無駄な努力を・・・」

男「なッ!!」

勇者「口を慎め魔導士。 では続けるぞ」

勇者「二人にはそのまま作戦を続けてもらう形になって厳しいとは思うががよろしく頼む」

魔導士「はっ」

女剣豪「うふふ、楽しみですわね」ニコニコ

男「あの野郎・・・」

女盗賊「落ち着いて男君。ね?」ドウドウ

311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 21:02:35.59 ID:c2zauQ4D0
勇者「会議はこれでお終いだ、あとは各人体を休めてくれ」


男「話がさっぱりわからんかった」

女盗賊「まぁそのうち理解できるようになるよ!」

男「そういうもんかねぇ・・・」

女盗賊「ところで男君この後予定とかあるの?」

男「ん、俺は・・・」


1、ないけどどうかしたか?

2、女剣豪と話がある

3、勇者と話がある

4、魔導士と話がある



+1

突発的に思いついたのでまたやっちゃいました☆
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/07/28(木) 21:05:11.40 ID:cqesx8ZBo
4
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 21:09:07.25 ID:c2zauQ4D0
男「魔導士とちょっとな・・・」

女盗賊「・・・喧嘩しちゃだめだよ?」

男「何、ちょっと話し合うだけさ」

女盗賊「・・・」

男「そんな顔すんなよ。じゃあな!」

女盗賊「あっ・・・」







コンコン

魔導士「どうぞ・・・・・・・・・あなたですか、自分に何か用ですか?」

314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 21:10:23.05 ID:wsqZe5L+o
>>309
>勇者「私の判断に意義があるというのか?」
>魔導士「くっ…いいえ…ありません・・・」

噴いた
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 21:15:29.41 ID:c2zauQ4D0
男「さっきのこと謝れよ・・・」

魔導士「あなたが弱いのは本当のことでしょう?」

男「そんなことじゃねぇ!女盗賊を馬鹿にしたことを謝れって言ってんだよ!!!」

魔導士「何をいまさら・・・訂正するつもりはありませんよ・・・」

男「だったら…」チャキッ

魔導士「そんなものをちらつかせてどういうつもりですか?」

男「力であいつの目が狂ってないと証明してやる」

魔導士「ここでは人目に付くので街の北門をでてしばらくのところで待ち合わせましょうか・・・時間はそうですね、30分後にでも」

男「・・・」キッ
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 21:24:47.30 ID:c2zauQ4D0
〜〜〜平原〜〜〜

男「来ねぇかと思ったよ・・・」

魔導士「身の程をわきまえてもらいましょうか」

男「謝るなら今のうちだぞ?」

魔導士「それ、三下悪党の台詞ですよ?」

男「ほざけ!!!」ズドンッ
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 21:35:24.80 ID:c2zauQ4D0
魔導士「いきなり撃ってくるとは・・・」ザッ

魔導士「実力の違いを見せて差し上げましょう」

魔導士「範囲攻撃魔法地属性レベル4」

鋭利な石柱が次々と男を襲う

しかし男はそれらを全て避け魔導士に銃弾を撃ち込む

男「捉えた!!!・・・!!?」

男の攻撃はあたったかと思われた

しかし撃ち抜いたはずの魔導士は土くれとなって崩れていく

魔導士「魔法にはこういう使い方もあるんですよ」

正体は土の塊に水の乱反射を用いた投影

取り囲むように魔術師の虚像が現れる

男「だったら全部撃ち抜くだけだ!!1」

男は魔導士の虚像を一つ一つ確実に撃ち抜き追い詰めていた

魔導士「時間は稼げましたね。 複合魔法土+水」シュルルルル
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 21:44:04.53 ID:c2zauQ4D0
現れたのは魔力によって生まれた大木

男「ハッ!木なんかでどうこうできると思ってんのか!?」

魔導士「では試してみましょうか?」スッ


魔導士の手を動かすたびに蔦が枝が葉が男を襲う

だがしかし男はそれらを全て回避し銃弾を放つも

枝が魔導士を覆うように成長し銃弾を全て防ぐ

男「だったら・・・」ズドン

男の放った弾丸それは大木を刺さりそして・・・

ズドォォオオオン

巨大な爆発を起こして木は炎に包まれる

男「木は燃えるもんだぜ?残念だったな」
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/28(木) 21:50:47.70 ID:c2zauQ4D0
魔導士「・・・・ククク」

男「なんだい?自慢の必殺技がやられて気が触れたか?」

魔導士「ここまで計算通り動いてくれるとは思いませんでしたよ」

魔導士「大木は散り大地は魔力に肥えた・・・」

魔導士「これが必殺というものです範囲魔法地属性レベル6」

男「レベル6!!?」

強大な地震と地割れさらには先ほどの石柱までもが男を襲う

男(かわし…きれねぇ!!?)

成す術もなく地にのまれる男に魔導士は言い放つ

魔導士「これでわかったでしょう?身の程が」

男(・・・ちきしょう)



そこで男の意識は途絶えた
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/28(木) 21:51:19.14 ID:c2zauQ4D0
ちょっと休憩します
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/28(木) 22:16:20.30 ID:iHvK8DIwo
多い
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/28(木) 22:16:49.93 ID:iHvK8DIwo
誤爆
変換ミスった

本当は乙
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/07/28(木) 22:29:24.73 ID:cqesx8ZBo
乙!無理すんなよー
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/28(木) 23:39:18.67 ID:Cm1YSEJIO
この>>1好きかわいい
325 :ネタバレ:うさぎどろっぷは糞作品になり下がる[sage]:2011/07/29(金) 00:24:09.88 ID:L5i2tYAl0
勇者「目が覚めたか?」

男「・・・」

勇者「だいたいの推移は魔導士から聞いたよ。人として褒められたマネではないな」

男「・・・すみません」

勇者「だが、女としての意見を言わせてもらえば・・・とても男らしいと思うよ」

男「は、はいっ」カァッ

勇者「だからってお咎めなしとは言えないな」

男「はい・・・わかっています」

勇者「罰としてスキル習得訓練とともに肉体訓練も行ってもらう!」

男「げ・・・」

勇者「私は女盗賊より厳しいぞ」ニコッ
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 00:36:47.86 ID:L5i2tYAl0
コンコン
女盗賊「はいるよぉ?」

男「おぉ」

女盗賊「勇者様とのお話はすんだ?」

男「あぁ…罰として特訓に身体強化もついちまった・・・」

女盗賊「自業自得だよ!僕もみっちり鍛えるからね!!」

男「勘弁してくれよ・・・」

女盗賊「でも魔導士君と戦ってこの程度の怪我とはね。彼一番若いけど腕はしんがりを任されるぐらい強いし勇者様の信頼も厚いんだよ?」

男「まじかよ・・・」

女盗賊「本当に馬鹿だね君は!」

女盗賊「・・・でもありがとう」ボソッ

男「何か言ったか?」

女盗賊「ふふふ、なんでもないよっ」ニコッ

男「変な奴だな」

女盗賊「無職引きこもりが何を言う」

男「もう無職でも引きこもりでもねーよ!」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 00:44:09.44 ID:L5i2tYAl0
女剣豪「あらあら、思ったより元気そうですわね」

女盗賊「げっ!?何しに来たのあんた?」

女剣豪「失礼な人ね相変わらず。男さんに用があってよ」

男「なんですか?」

女剣豪「わたくしたちはこれから戦場に向かいますけど」

女剣豪「その前にわたくしともお戯れになりません?」ニタァ

男「ゾクッ  ・・・え、遠慮しますううううううう!!!!」スタコラサッサー

女剣豪「あらあら」

女盗賊「それだけ言いに来たのかよあんた」
328 :男にかわりまして女盗賊がお送りします[saga]:2011/07/29(金) 00:51:00.76 ID:L5i2tYAl0
女剣豪「では・・・あなたがお相手してくださるかしら」ゴゴゴゴゴ

女盗賊「何?やる気」ドドドドド

女剣豪「・・・まぁやめときましょうか」

女盗賊「そうだね、アンタとの決着は魔王を倒してからって約束だしね」

女剣豪「では御機嫌よう」ニコッ

女盗賊「せいぜい死なないようにね」ニコッ



女盗賊「あ、男君はどこに!?」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 01:03:49.73 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「流石に逃げ足の速さは天下一品だ・・・」

女盗賊「・・・寂しい」ポツーン

女盗賊「男君の寝てたベット・・・」

女盗賊「・・・」

バフーン

女盗賊「もふもふもふもふ」

女盗賊「はっ!まるで僕が男君を!!?・・・」カァ

女盗賊「・・・」

女盗賊「もふもふもふもふ」





勇者「な、何をしているんだ?」

女盗賊「ぎゃああああああああああ!!!!!」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 01:07:35.64 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「こ、これは男君が消えたので男君の匂いを嗅いで後を追おうと!!!」アセアセ

勇者「そうか、てっきり男君の匂いを嗅いで興奮してるかと思ったよ」

女盗賊(以外に頭の弱い人で助かった・・・)

勇者「男君ならすごい勢いで駆け抜けていったがどうしたんだ?」

女盗賊「そそそそうですか!よし男君の匂いも覚えたし追いかけよう!オー!!!!」ダダダダダ

勇者「気をつけるんだぞー」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 01:09:56.87 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「思わず逃げ出してしまった・・・」

女盗賊「とりあえず男君を捜そうかな」

女盗賊「・・・手掛かりが何もない」

女盗賊「どうしよう・・・」ズーン

女盗賊「とりあえずそこら辺を捜してみようか」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 01:19:35.54 ID:L5i2tYAl0
〜〜〜数時間後〜〜〜

女盗賊「公園かぁ…」

女盗賊「子供たちが遊んでる。可愛いなぁ」ホンワカ

女盗賊「ん?妙に大きい子がいる・・・」



男「やりやがったなぁ!あははははぁ〜〜〜」


女盗賊「何やってのぉおおおお!!?」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 01:34:46.08 ID:L5i2tYAl0
男「おぉ!どうしたこんなところで!!」

女盗賊「どうしたはこっちのセリフだよ!!怪我してるんだからおとなしくしなくちゃ!」

男「まーまー、楽しいからお前も入れよ」グイグイ

女盗賊「えええぇ!!?」



〜〜〜数十分後〜〜〜


女盗賊「くそ!なんであたらない!!!」

男の子「おねーちゃんへったくそ!変われよぉ!!!」

女盗賊「まって!もう一回だけ!!ね?」

男「何人たりともドッヂボールで俺にボールを当てることは不可能なのだよ!!!ふはははぁ!!!」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 01:42:52.62 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「流されてしまった・・・」

男「一番楽しそうだったくせに何を言う」

女の子「そろそろかえらないからかえるねー」

男の子「じゃあなーまたあそびにこいよー」

男「おう!じゃあな!」

女盗賊「ばいばーい!」



男「俺たちが負ければあの子たちのの遊び場も笑顔も失われちまうんだよな・・・」

女盗賊「そんな世界にしないために僕たちは戦うんだよ」

男「戦う理由なんて無いと思ってた」

女盗賊「これが君の戦う理由になったのかい?」

男「小さいとか言うなよ?」

女盗賊「言わないよ」ニコ

女盗賊「じゃあ僕らも帰ろうか!」

男「おう!」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 01:51:06.77 ID:L5i2tYAl0
どうも俺男です

俺なりの戦う覚悟や理由ができたんですよ

ですがもう折れてしまいそうです

正直死にかけました。いや死んでたのかもしれませんね。

あ、俺ゾンビっす なんていえりゃいいんですけどね・・・

クラーケンとの死闘なんて目じゃないほどです

それではダイジェストでどうぞ
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 02:00:46.09 ID:L5i2tYAl0
男「いあやぁあああああああああ!!!!」ダダダダダダダ

勇者「ほらほらほらぁ!!!もっと速く走らないとぉ!!!」

女盗賊「イメージするんだ!君は風だ!!1稲妻だぁ1!!!!」

男「だからって後ろから槍で突かないでぇぇえええええ!!!」




女盗賊「目で追わないで空気を読め!!微弱な変化を見逃すなぁ!!」

勇者「考えるんじゃない!感じるんだ!!」

男「目隠しされてどうやって避けるんだよぉおおおおお!!!」

女盗賊&勇者「ははははははは!!!」


勇者「イメージするんだ!!!」

男「スタンドアップ!ヴァンガード!!!」

女盗賊「真面目にやれぇええ!!!」バキッ

男「ぎゃああああ!!!」




辛さが前回の二倍でした
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 02:21:03.89 ID:L5i2tYAl0
男「正直死ぬかと思いました。生きてるって素晴らしい」

女盗賊「流石だね男君!しぶとい!  チッ 」

勇者「途中から殺す気だったんだけどよく耐え抜いたな!」

男「おい、色々聞き逃せないことがある」

女盗賊「細かいことはいいじゃないか!」

勇者「そうだ、電磁網も半径10mが40mまで広がった!」

女盗賊「移動強化も2種覚えました!」

男「おい、人の話を聞け」

勇者「銃弾に貫通力強化魔法も使えるようになった!」

女盗賊「感覚強化魔法も使えるなんてすごいね!」

男「俺はおだてても木に登らねぇよ。話を聞け」

勇者女盗賊「チッ」

男「くらぁあああああ!!!!」
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/29(金) 02:43:30.69 ID:L5i2tYAl0
すいません。アニメに見入ってました。
再開は全部見終わったらします
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/29(金) 02:52:51.02 ID:sD29qQj8o
>>338
自分のペースでいいよ頑張れ
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/29(金) 03:21:12.69 ID:AhA/1uWIO
ワロタ
無理しないでね
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/29(金) 06:01:07.42 ID:L5i2tYAl0
アニメ見終わって構想練ってたらこんな時間になってしまった・・・
と、いうわけで再開します


今期は婦女子向けアニメ多い気がするんですが気のせいですかね
NO6とか神様ドールとか。いや好きなんですけど
ぶらっどしーってCLMP原画っぽいですよねたぶん湧きますね間違いない
342 :ちなみに一番好きなアニメはぷーねこと江古田ちゃん[saga]:2011/07/29(金) 06:24:14.70 ID:L5i2tYAl0
〜〜〜作戦会議中〜〜〜

勇者「よし、全員揃ったな」

魔導士「一人多いような気がしますけど」

男「はぁ?誰のことだ?」

魔導士「自覚はあるんですね無能さん」

男「ガキがいい気になってんじゃねえぞ?」

勇者「やめないか!」

魔導士「・・・」

男「・・・」

勇者「本題に移ろうか」

勇者「まずは今回の指揮を執る西の代表だ」

西「よろしくお願いします」

西「今回指揮をとらせていただく西です。魔族に追い詰められ各国も支援できるような情況ではないのにもかかわらず大部隊の支援いただき誠に感謝いたします」

西「まずは手元の資料をご覧ください」

西「まず我が国と中央国の兵が敵主力と交戦します」

西「敵を引き付け左右に展開する北の国と東の国による挟撃」

西「そして後方で待機する南の魔法兵団の広範囲魔法で敵を一掃します」

西「ここまでで何か質問は」

団長「よろしいかな」

西「中央国代表どうぞ」

団長「いささかシンプルすぎやしないか?それにあの数を我々だけで耐えきれるかどうかも怪しいところだが」

西「その点は問題ありません。なんせ相手はモンスターですからね」

団長「その油断が現状を作ったのではないかな?」

西「なッ!?」

東「一理あるな」

南「そうですね挟撃というのは賛成できます回すにしてもいささか兵を出しすぎではないでしょうか?」

北「ははは!こりゃいいや!力押しの西の国らしい」

西「傭兵風情が知った口を!」

北「おうおう?うちの国に上等きるってぇのか!?」




男「カオスすぎるぞないか?」ボソッ

女盗賊「各国もそれなりにやり方もあるしプライドがあるからねぇ…」ボソッ
343 :ちなみに一番好きなアニメはぷーねこと江古田ちゃん[saga]:2011/07/29(金) 06:25:48.83 ID:L5i2tYAl0
消し忘れミス
男「カオスすぎるぞないか?」×
男「カオスすぎないか?」○
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 06:36:47.26 ID:L5i2tYAl0
北「じゃあこういうのはどうかねぇ?まず斥候と見せかけた敵主力を引き付ける」

団長「だがその部隊は非常に危険に」

北「その部隊は俺らが引き受けよう。何、俺たちゃ使い捨ての傭兵だ、気にするこたぁねぇ」

北「それに戦争やってんだ。どこにいても危険なのはかわりねぇ」

団長「ふむ・・・」

北「他にないかい?続けるぜぇ。んである程度敵主力を引き付けたら南の国にズドンと一発でかいのをかましてもらおうかねぇ」

北「残る敵は西と中央で叩く」

東「我々はどうしればいい?」

北「東の兵隊さんたちゃ左右に展開してもらって撤退する敵を叩いてもらう」

南「なるほど、これなら陽動が失敗しても東の兵で対応できますね」

北「そういうこった」


西「」
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 06:47:35.87 ID:L5i2tYAl0
勇者「話はまとまったかな?」

北「あぁ、これで問題ねーよな?」

各国「異議なし」

西「〜〜〜〜ッッ」

男(すっげー悔しそうな顔してる)

東「我々が仕損じても勇者殿たちが敵大将の首をとってもらえれば戦は我々の勝利」

北「やるからには負けるつもりでやらねーぜ俺らはよ」

勇者「すまない、皆の努力を無駄にしないため我々も尽力をもってのぞませていただく」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 06:57:38.32 ID:L5i2tYAl0
〜〜〜会議終了〜〜〜

勇者「では我々も宿に戻ろうか」

魔導士「まだ問題が一つあります」

勇者「なんだ?」

魔導士「この男を連れて行くのはやはり自分は反対です」

女盗賊「勇者様の決定だっていうのにまだそんなこと言ってるの!?」

魔導士「黙れ!こんなのが来ても足を引っ張るのは目に見えてます!」

勇者「その根拠は?」

魔導士「私に成すすべなくやられた輩に今回の大事な作戦を担うことはできない」

男「へぇ…」

魔導士「どうした?反論があるなら言ってm・・・!!?」

男「成す術がなんだって?」チャッ

魔導士(いつの間に背後に・・・)

勇者「やめろ!大事な作戦前だ。無駄な争いは控えろ!」

男「へ〜い」

魔導士「・・・」

勇者「では解散だ。各人明日のために十分休息をとるように」
347 :無駄に北がかっこよくなってしまった・・・[saga]:2011/07/29(金) 07:12:28.74 ID:L5i2tYAl0
男「あ〜すっきりしたぜ!あいつの顔みたか?」

女盗賊「もぉ!僕は肝が冷えたよ!」

男「ははは!悪い悪い!」

女盗賊「笑い事じゃないよもぉ!」

男「ところで女盗賊」

女盗賊「どうかしたのかい?」

男「お前は怖くないのか?」

女盗賊「・・・怖いの?」

男「あぁ…情けないけどな・・・会議のときから震えが止まんねーや・・・」

女盗賊「・・・」ギュッ

男「おおおおおおおまっ!!?いきなりなにを!!?」//

女盗賊「僕の心臓の音聞こえる?すごくバクバクしてるでしょ?」

男「・・・」

女盗賊「僕だって・・・いや僕だけじゃなくて皆怖いと思うんだ・・・だから男君は恥じる必要なんてないんだよ?」

男「・・・」

女盗賊「それに・・・僕が君を守ってあげるから!」

男「は、ははは!何言ってんだよ!」カァ

女盗賊「だから男君は・・・僕のこと守ってくれる?」

男「お、おぅ・・・」

女盗賊「じゃ、約束だね!えへへ」

男「あぁ、約束な」
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 07:31:01.43 ID:L5i2tYAl0
ここで世界の設定を少々

中央国
兵士や団長が守っている国で男の出身国でもある
東西南北の中央にあり世界で最も大きな国

西
最も魔界に近く屈強な兵士たちが守る国
世界最強と名高い竜騎兵団がある


商人の国で勇者と女盗賊の出身国
国の防衛を傭兵が担っている


武術の国で女剣豪の出身国
名だたる武術かを多く生み出している


魔術大国で魔術師の出身国
大魔導士の認定試験もここで行われる


ちなみにこれも初期からの設定で
西の脳筋を兵法に優れた国が論破するってのが書きたくて
数少ない兵で国を守ってきた北が適役と思い
ついつい北がカッコよくなってしまいました
別に北海道生まれだから北をひいきしたんじゃないし!
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/29(金) 07:57:52.76 ID:L5i2tYAl0
寝落ちしかけましたが再開します
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/07/29(金) 08:02:32.13 ID:gItWkskso
無理すんなよ
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 08:05:56.84 ID:L5i2tYAl0
〜〜〜決戦当日〜〜〜
西「魔法兵団!放てぇえええええ!!!!」

ズドォオオオオオオオン



勇者「よし、機は熟した。行くぞ!」

一同「「「「おぉ!!!」」」」

勇者「男君、索敵網を頼む」

男「分かりました」

男「前方に敵がうようよいるんで迂回していきましょう」


―――――
――――
―――

勇者「無駄な戦闘をせずに来れたな」

女盗賊「本当に便利な能力だね」

男「いやぁそれほどでもぉwwwww」
352 :>>350 無職なんで大丈夫です[saga]:2011/07/29(金) 08:14:37.62 ID:L5i2tYAl0
勇者「ではいつも通りいこうか。頼むぞ女盗賊」

女盗賊「任せてください!」

男「ちょっといいですか?」

勇者「どうした?」

男「いつもってのはいったい?」

勇者「女盗賊は主に斥候が主体なんだ。偵察とトラップ解除のため先行してもらってる」

男「な!?一人でそんな危険な任務を!?」

勇者「彼女だから任せられるんだ。無駄な戦闘を極力避けていざとなったら逃亡する逃げ足もあるし戦闘力も高い」

女盗賊「大丈夫だって!心配してくれてありがとう」

男「俺は・・・」


1、付いていく

2、女盗賊を信じる


+1
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]:2011/07/29(金) 08:29:32.13 ID:DMdMYE74o
1
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/29(金) 08:38:45.37 ID:L5i2tYAl0
男「俺も行きます。俺が行けば戦闘はより回避しやすくなると思うんです」

勇者「たしかに一理あるな」

勇者「だが君の武器は銃だしいざ戦闘になれば敵に気付かれる」

男「発砲は控えますだから!」

勇者「・・・」わかった、許可しよう」

女盗賊「もう、そんなに信用ないかな僕は?」

男「そういうつもりじゃ・・・」

女盗賊「わかってるよ。約束守ろうとしてくれたんでしょ?」ニコ

女剣豪「あらあら妬けますわ」

女盗賊「茶化すな!」
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)[sage]:2011/07/29(金) 08:41:54.02 ID:DlkEMSUYo
魔導士は力と考える力は歩けどあんま場踏んでないような予感しかしない
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 08:42:31.91 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「じゃあ行くよ?」

男「あぁ…」

ギィ

女盗賊「気をつけてね男君」

男「お、おぉ・・・」



―――――
――――
―――


女盗賊「おかしい・・・トラップが少なさすぎる・・・」

男「それに警備のモンスターもほとんどいない・・・」

女盗賊「誘い込むための罠なのかよほどの自信家なのか・・・」

男「とりあえず先に進もう」

女盗賊「うん・・・」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 08:53:41.63 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「あそこが最深部のようだね・・・」

男「でもよぉ・・・あちらさん俺らに端っから気付いてるみたいじゃねぇか・・・すっげぇプレッシャーだぞ・・・」

女盗賊「そうだね・・・どうやら自信家のほうだったらしいね。僕は勇者様に合図を送ってくるから君は待機していて」

男「あいよ・・・」

ピキッ

男「!!?」

女盗賊「空間に亀裂!!?」

召喚士「久しぶりね」ニコッ



358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 08:59:30.14 ID:L5i2tYAl0
予期せぬ襲撃に臨戦態勢をとる二人

召喚士「あらあら、あの時より強くなったみたいね」

男「ハハッ!おかげさまでなぁ」

召喚士「うふふ、遊ぶのが楽しみになったわ」

女盗賊「余裕かますのは構わないけど2対1でどうにかできると思っているのかい!?」

召喚士「2対1?」パチンッ

召喚士が指を鳴らすと同時に亀裂から大量のモンスターが出現する

召喚士「あたしの職業忘れちゃったのかしら?」ニコッ
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 09:03:33.33 ID:L5i2tYAl0
??「待て召喚士よ、ここは私が任されているのだ。勝手は許さん」

召喚士「相変わらず固いのねあなたは」

??「従者達よ。勇者を呼んで来い。私が望むのは勇者との決闘だ!」

召喚士「だったら扉の奥にすっ込んでないで直接出向けばいいじゃない」

召喚士「そういうことらしいから呼んできてくれる?私も奥で待ってるわね」ニコツ

そういうと召喚士は扉の奥へ進んでいく
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 09:10:24.49 ID:L5i2tYAl0
〜〜〜外〜〜〜


勇者「なるほど・・・」

魔導士「罠という可能性は低いでしょうね・・・」

女剣豪「一対一ならわたくしが代わりたいぐらいですわね」

女盗賊「相手は相当な自信があるように思えました・・・流石に危険じゃ・・・」

男「やっぱここは二手に分かれて撃破すべきじゃないっすか?」

勇者「いや・・・私は決闘を受けるよ。仮にも勇者を名乗る身だ。逃げるわけにはいかない」

男「なんか俺すげーカッコ悪いこといったな・・・」

女盗賊「まぁ兵法としては間違ってないよ」

勇者「では行こう!」

361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 09:19:07.40 ID:L5i2tYAl0
ギィ・・・

扉を開けた先にある玉座

そこに座する真っ黒な甲冑を身に付けた騎士

その圧倒的な覇気から相当のつわものというのが分かる

??「待っていたぞ・・・我が名は黒騎士・・・勇者よ私と一対一での決闘を申し込む!!!」

勇者「いいだろう、受けて立つ!!!」

召喚士「君たちの相手は私がするわね」

??改め黒騎士「召喚士」

召喚士「わかってるわよ」

召喚士により次元の穴が発生する

黒騎士「この先で待つ」

そう言い放つと黒騎士は亀裂へと消えていく

そして勇者も無言で後を追って行った

召喚士「それじゃあ遊びましょうかボウヤ達」パチン

女剣豪「来ますわよ」
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 09:31:49.23 ID:L5i2tYAl0
召喚士「来なさい、スケルトン」

亀裂から出てきたのは髑髏の騎士達

それもけた外れの数

スケルトン「ほらほらほら〜」

魔導士「雑魚をいくらあてがおうとも!範囲魔法水属性レベル4!!!」

激流がスケルトン達を押し流す

召喚士「あら、以外にやるのねボク。でもこういうのはどうかしら」

魔導士「なッ!?」

魔導士の背後から巨大な犬の頭が出現し

食いちぎらんと襲いかかる

ズバッ

女剣豪「油断大敵ですわね」

しかし犬の頭は恩剣豪により切り伏せられてしまう

召喚士「あら、でもケルベロスの頭は後2つあるのよ」ニコッ


切り裂いた隙を突き女剣豪を挟むようにして現れた二つの頭

しかしその頭を男の銃弾が撃ち抜く

男「ハハッ、いくら出してもこっちは4人だ。いくらでもカバーできるんだぜ!!!」


363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 09:47:25.62 ID:L5i2tYAl0
召喚士「そうね、じゃあ少しだけ本気で行こうかしら」

女盗賊(殺った!!!)

いつの間にか背後に回り込み切りかかる女盗賊しかし

召喚士「残念ね、私に死角は存在しないわ」

女盗賊「ぐっ!!?」バキィッ
 
現れたのは以前圧倒的な力でクラーケンを叩き潰した怪物

ヘカトンケイル

その数多の腕が女盗賊を吹き飛ばす

男「大丈夫か!?」

女盗賊「うん、なんとかね!」ザッ

ヘカトンケイル「えRXCつYヴぃおいP95FぽうぇんふぉP!!!!!」

召喚士「一応私の最強の下僕よ」ニコッ

魔術師「正直これはやっかいですね」

女剣豪「あら?怖いなら今から帰ってもよろしくてよ?」

魔術師「ハハッ、まさか!範囲攻撃魔法地属性レベル5!」

石柱が天井と床をぶち抜きながら全てを破壊していく

しかし召喚士は亀裂の中に消え全てを回避する

男「まったくあたらねぇじゃねーか」

魔術師「うるさい黙れ!」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 10:01:47.96 ID:L5i2tYAl0
男「だったらスピードで突っ切る!行くぞ!」

女盗賊「おっけい!速度強化魔法風属性レベル5!!!」

男「速度強化魔法風雷レベル2!!!よっしゃいっくぜぇえええええええ!!!」

猛スピードで突撃する二人

しかし男の直感が一瞬足を止める

男「まずい!?下がれ女盗賊!!!」

女盗賊「!!?」

突如目の前に現れる拳の壁

超高速で突撃すれば圧倒的質量差で女盗賊の体は無事では済まない

男「まぁあああにぃいいいいいいああああああええええええええええ!!!!」

間一髪で男は女盗賊を救出

女盗賊「ありがと・・・え?」

女盗賊の目と鼻の先を通過していく腕

そして壁に叩きつけられる

男「ガハッ・・・」

召喚士「まず一人目ね」
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/29(金) 10:03:51.77 ID:czMYRkTZo
ベヨネッタのせいで趣味がネイルアートとバレーボールのお茶目なヘカトンケイルしか想像出来ないwww
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 10:07:15.76 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「・・・男・・・君・・・?・・・」

召喚士「期待していたのに案外あっけないのね」

女盗賊「てんめぇえええええええええええええ!!!!!」

女盗賊「よくよよくもよくもよくもよくもよくもよくもぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」

召喚士「あら怒っちゃった?」ニコ

女盗賊「ぶっ殺す!!!!!」

女剣豪「まずいですわね。『暴走』が始まっちゃいましたわ」

魔術士「わかってます、援護するんですよね」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 10:15:00.65 ID:L5i2tYAl0
>>365
あっちでもよかったんですけど
召喚士の設定を生かすため元に忠実なヘカトンケイルにしてみました
セイント聖矢Gを見ていただければ想像しやすいと思います
いやぁ、自分の実力不足なんですけどね
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 10:23:00.43 ID:L5i2tYAl0
女盗賊「うっらぁあああああああああああああああああ!!!!」

召喚士「あら?結構早い?」

高速で召喚士に駆けだす女盗賊

だが女盗賊の目の前に巨大な拳が出現する

女剣豪「相手はこの困ったちゃんだけではなくてよ」ズバッ

しかしその腕全てを女剣豪が切断する

魔導士「さっさと起きてください男!やっぱり使えないじゃないですか!雷属性レベ・・・」グサッ

召喚士「これで二人目ね」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 10:43:13.86 ID:L5i2tYAl0
突如魔導士の背後に出現しナイフをによる一突き

召喚士「案外あっけないのね」

魔導士「そう・・・ですか・・・ねぇ?・・・」

召喚士「まだ生きていたのね」

魔導士「ディレイ魔法解除!」シュルルルル

召喚士「あら?」

召喚士を蔦が捉えるが召喚士は焦る様子すらない

召喚士「木を操る魔法なんて初めてね。複合魔法かしら?」

魔術師「ご名答・・・」

女剣豪「その首いただきますわ」

女盗賊「くたばれぇえええええええええええ!!!!」


動きを封じられた召喚士めがけて二人が襲いかかる


召喚士「中々よかったわ、でもそれだけじゃだめ」

ヘカトンケイル「7TぐJB2うぇGHJん6るQ3Rじょ3S9え3!!!!!」

ドゴォオオオン

ヘカトンケイルの出現によって両者ともに吹き飛ばされる

女剣豪「しくじって・・・しまい・・・ましたわ・・・ね・・・」ドサッ

女盗賊「ごめんね・・・男君・・・守ってあげられなかった・・・」ドサッ
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 10:46:17.40 ID:L5i2tYAl0
中途半端で申し訳ありませんが
睡魔がヤバいので寝ます

ここまで読んで下さった方、これから読んでくださる方
どうもありがとうございました

次の投下で勇者分かきあげます
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/29(金) 11:53:27.83 ID:sD29qQj8o
>>370

ちゃんと寝ろよ無理すんな
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/07/29(金) 11:54:46.92 ID:xH1E/PZr0
だめだ・・・続きが気になりすぎる・・・
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/29(金) 17:13:23.81 ID:dguUQDgIO
こういう話結構好きだわ応援してる
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/29(金) 18:34:03.53 ID:L5i2tYAl0
おはようございます
目覚めとともに投下します

というか召喚士強すぎますね
いや、強いって設定だったんですけど
書いてて負けが想像できないんですよね
困った・・・

>>371
ご心配いただきありがとうごあいます
爆睡したので大丈夫です
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 18:47:49.19 ID:L5i2tYAl0
勇者「ここは・・・」

次元の亀裂を通過した先に待ち受けていたもの

何もない空間、例えるならば虚無

黒騎士「ここは私が作らせた闘技場だ。心配するな、砦から数Kmのところにある」

勇者「決闘を申し込むほどだ。よほど自信があるんだろう?」

黒騎士「ククク・・・こんなにたぎるのは十数年ぶりだ…こい勇者よ!!!」

勇者「後悔させてやろう、本気の私と戦うということを!!!」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 19:11:11.94 ID:L5i2tYAl0
勇者「お楽しみのところ悪いが仲間が心配なので一気に決めさせてもらおう!必殺勇者デンプシー!!!」∞

体を揺すりながら急接近しての猛ラッシュ

黒騎士は一方的に攻撃を受ける形となり

黒騎士は勇者の連打を全て剣で受ける

勇者「はぁああああああ!!!!」

バキンッ

勇者の攻撃に耐えきれなかった黒騎士の剣は音を立て砕け散る

黒騎士「ほお・・・」

勇者「自慢の剣は折れてしまったな!これで決めさせてもらう!!!」

勇者「炸裂!!ハイパー稲妻勇者キィイイイック!!!!」バリバリバリ

ドォォオオオオオン
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/29(金) 19:39:39.79 ID:L5i2tYAl0
頭働かないです
ちょっと近くのサウナで覚醒してきます
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/29(金) 20:36:30.73 ID:d1mGBA5lo
ペース落としてもいいと思うの。無理せずにー
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/29(金) 21:19:11.99 ID:L5i2tYAl0
>>378
ペースを落とすと序盤が終わらなくなってしまうんです
無職になったの親にばれましてしばらく更新できなくなりそうなので
とりあえず序盤ぐらいは完結しておかないとな〜って感じです
毎日更新と言ってたのに申し訳ないです



では再び投下します
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 21:30:38.96 ID:L5i2tYAl0
勇者「何!!?」

しかし勇者の攻撃は届かなかった

勇者の攻撃を遮った異物

巨大な氷壁

黒騎士「どうかしたか勇者よ?まさかこの脆い薄氷すら砕けぬか?」

勇者「何!!?」

黒騎士「では次は私の番だなスキル発動 氷斧生成」ズバァ

氷壁ごと切り裂く黒騎士の一撃

勇者は紙一重にかわすも宙を舞う髪の毛

黒騎士「ほぅ、この一撃をかわすとは流石だな」

勇者「なるほど…私も久しぶりに本気が出せそうだよ…」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/29(金) 21:41:46.82 ID:1uqo5YESO
デンプシーロールwwwwwwww
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 21:55:48.79 ID:L5i2tYAl0
勇者「スキル発動 全能力一斉解放!!」ダッ

黒騎士「ふむ、踏み込みは上々、いや最上か!!!」ズバァ

勇者「遅い!!!くらえ勇者アッパァアアアアアアアアア!!!」

黒騎士「くぅ!一撃で氷斧を砕くか!!!」

勇者「まだまだぁ!!勇者胴回し蹴り!勇者かかと落とし!!!ハァアロォオオオオオオリング勇者ソバットォオオオオオオオオオオ!!!!」ズドォオオオンン

勇者の連撃に黒騎士は大きく後方にふき飛ばされる

勇者「とどめだ!!!勇者式荷電粒子砲!!!」

チュドォオオオオン

辺りは粉塵に包まれるなか不気味な高笑いが響く

黒騎士「クハハハハハハハハ!!!そうだ!このぐらいはやってもらわねばこまる!!!!」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/29(金) 22:16:23.22 ID:yUEYF6xzo
誰か勇者のネーミングセンスにつっこんでやれよ!
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/29(金) 22:22:01.23 ID:uPFnlvfXo
>>383
だからこそ勇者ちゃんは可愛い
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/29(金) 22:29:02.22 ID:gLCbGwy6o
このネーミングセンスで勇者ってどっかで見たな
386 :カッコイイの思いつかないんだから仕方がないじゃないですか[saga]:2011/07/29(金) 22:36:38.05 ID:L5i2tYAl0
鎧がガラガラと音を立てて砕けていく

そしてその中から現れた異形

黒騎士「醜いだろう…私はこの姿が嫌いだ…」

勇者「ならば二度と見ることのないよう消し飛ばしてやろう…」

黒騎士「ふん、ほざけ!!!」ダッ

勇者「クッ!!?」


轟音を響かせ激しくぶつかり合う両者

黒騎士「ハハハハハ!!!!沸くぞ!!!血肉が沸き踊るッッッ!!!」

黒騎士「その強さに敬意と畏怖の念を称し我が最大の奥義で叩きのめす!!!」

勇者「臨むところ!!!」

387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 22:47:23.15 ID:L5i2tYAl0
黒騎士「氷生成、魔剣アイスエイジ…」

勇者「・・・」スッ

黒騎士が生成したのは刀身が2mはあろうかと大刀

そして勇者のとりだしたもの唯一のにして最凶の武器…

勇者「これが私の勇者バットだ…」

黒騎士「釘バットとは勇者のチョイスする武器ではないな…」
388 :訂正[saga]:2011/07/29(金) 22:49:48.34 ID:L5i2tYAl0
黒騎士「氷生成、魔剣アイスエイジ…」

勇者「・・・」スッ

黒騎士が生成したのは刀身が2mはあろうかという大刀

そして勇者のとりだしたもの唯一にして最凶の武器…

勇者「これが私の勇者バットだ…」

黒騎士「釘バットとは勇者のチョイスする武器ではないな…」

389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/29(金) 22:49:54.60 ID:gLCbGwy6o
敵にこの場面ですら突っ込まれるのなwwww
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/29(金) 22:59:18.24 ID:uPFnlvfXo
釘バットに属性付与するのか
胸熱
391 :訂正[saga]:2011/07/29(金) 23:00:41.91 ID:L5i2tYAl0
魔剣の冷気により辺りの水分が氷結し

ダイヤモンドダストを発生させる

黒騎士「まぁいい…決着をつけよう…」

勇者「いくぞ黒騎士!!!」


ぶつかり合う闘気が奔流のように入り乱れ

巨大な竜巻を発生させる

黒騎士「凍土に眠れ!!!奥義エターナルフォースブリザードスラァアアアアアアアアッシュ!!!」

勇者「撲殺勇者バァアアアアアアアアット!!!!」


ズドォオオオオオンン


互いの放った必殺の一撃が暴風のような衝撃はとなり辺りを吹き飛ばす

勇者「うおおおおおおおおおお!!!」

黒騎士「はぁああああああああああ!!!」



カッ

そしてあたりは眩い閃光に包まれた
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 23:16:22.84 ID:L5i2tYAl0
しゅぅぅぅうううう…


激しい衝撃波により周囲に巨大なクレーターができる


勇者「カハッ…」ガクッ

黒騎士「やるな勇者よ…私ももう立てぬわ…」ガクッ

勇者「魔王軍幹部…まさかここまでとは……」

黒騎士「勝負は次に預けよう勇者よ!私は魔王城にて待つ。そこで雌雄を決っそうぞ!」

勇者「待て黒騎士!!!」

黒騎士「さらばだ勇者よ!」
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 23:49:45.27 ID:L5i2tYAl0
勇者「く…逃がしたか……しかし皆は無事だろうか…急がなくては…」ヨロッ



〜〜〜砦〜〜〜

召喚士「その体でよく動けるわね」

魔導士「勇者様に仕える者が魔王軍

に負けるわけにはいかないのでね…」ハァハァ

召喚士「そう……やりなさい」

ヘカトンケイル「いjばslkcbんしど093・fm@03うくぉえあlんksbk」

魔導士(ここまでか…申し訳ありません勇者様…)

魔導士が死を覚悟したその瞬間

男「諦めるのはちょっと早いんじゃねぇの?」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/29(金) 23:57:55.11 ID:L5i2tYAl0
魔導士「お前やられたはずじゃ!?」

男「ははっ、いち早くおねむについたんでおかげ様で元気いっぱいさ」

召喚士「・・・」

男「ここは俺がなんとかするから二人を頼む」

魔導士「君一人でどうにかできる相手ではないぞ!?」

男「時間稼ぎぐらいはできるだろ?早く行け!」

召喚士「させると思うの?」パチンッ

召喚士の合図によりヘカトンケイルが魔術師に襲いかかる

しかしヘカトンケイルの攻撃の跡には魔導士の姿がなかった

召喚士「!!?」

男「やらせると思うか?」ズドン

395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 00:23:36.96 ID:Kd2/Ctg00
召喚士「くっ!?」

前面に次元の亀裂を発生させ男の銃弾は異空間へと消えさる

男「へぇ、そんな使い方もあるんだな…」

魔導士「・・・」

この場を男に任せると判断した魔導士は女盗賊と女剣豪を連れて場を去る

男「さてと、あんたの相手は俺がする。悪いが追わせはしねぇ」

召喚士「そうね、ちょっと予定とは違うけど概ね予定通りといったところね」

ヘカトンケイル「あdhばwldbq98wrypwんfvじょいdnASうぇ3」


男の背後に出現したヘカトンケイルしかし男はそれに目もくれず召喚士へと突進する

男「速度強化風雷レベル3!」シュバッ

召喚士「消えた?」

男「悪いがあの化け物は俺の手に余るんで無視させてもらったぜ」チャッ

男は目にも止まらぬ速さで接近に召喚士のこめかみに銃を突きつける

召喚士「あら怖い、でもそれじゃだめね」

男「あぁそうかい。Good night baby…」



男が引き金を引こうとした一瞬のことだった

異様な気配を感じたと思った刹那

男の体が突如鋭い刃物のような物で切り裂かれる

男「なっ!!?」

召喚士「次元魔術にはこういう使い方もあるのよ?」

男の立っていた空間が大きく鋭利に避けている

それは召喚士が行った次元切断

男「ちょっと…便利すぎやしないですかその能力…?」

召喚士「とっさに下がったのね…いつもなら真っ二つなのに…あなたの力も素敵よ」ニコッ

396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 00:47:12.40 ID:Kd2/Ctg00
召喚士「私が直接戦うのもけっこう久しぶりなのよね」クスクス

男「・・・」

召喚士「楽しませて頂戴……ね?」スッ


召喚士が指を振る


男と召喚士の間にあったはずのするとその次元がまるでなかったかのように消え去る

召喚士「あなたの距離よ?」ニコッ

おとこ「〜〜〜ッッッ!!?」

再び距離をとるも同じように再び距離がなくなってしまう

男(あっちは俺の動きを捉えられてない。なら絞らせなけりゃ!!!)

ダダダダダダダダダダッ

もはや音のみでしか存在を確認できない男の動き

召喚士「本当に『あの人』にそっくりね・・・」

男「何言ってるかわかんねーけど殺らせてもらう!!!

縦横無尽に駆け抜けながら放たれる弾丸

しかしそれらも異空間に飲み込まれていく
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 01:00:09.00 ID:Kd2/Ctg00
〜〜〜外〜〜〜

女盗賊「ちくしょう・・・あの・・・アマァ・・・殺してやる・・・殺し・・・てぇ・・・」

魔導士「彼なら生きています!だから今は黙って治癒を受けてください!!!」

女盗賊「ほん・・・とにぃ?」

魔導士「本当です!今は召喚士を引き付けています!!」

女盗賊「!? いかなきゃ・・・」ムク

魔導士「その怪我でどこに行こうというのですか!?」

女盗賊「男君のところに・・・決まってる・・・」ズル

魔導士「今あなたが行っても!!」

女盗賊「そんなことわかってる!!!!」

魔導士「ッ!?」
398 :魔導士って打とうとしていつも魔術師って打っちゃう[saga]:2011/07/30(土) 01:10:46.46 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「僕が・・・僕が男君を無理やり連れ出したから・・・男君はこのままいったら僕を恨んじゃう・・・そんなのやだよぉ・・・」ポロポロ

魔導士「・・・」

女盗賊「だから・・・だから僕が男君を守るんだ・・・行かなきゃ・・・助けに行かなきゃ・・・」

魔導士「行かせません!あなたにはまだ成すべきことがある!!」

女盗賊「成すべきことって何!?世界を救う?魔王を倒す?勇者様を助けること!?」

魔導士「その通りです。大義なくしてはだれも救えない!!!」

女盗賊「そんなの知らない!知りたくもない!!僕は・・・男君のところにいく・・・」ズルズル

魔導士「だったら力づくて止めさせて・・・」

女剣豪「行かせてさしあげなさい・・・」

魔導士「気が付いていたんですか!?」

女剣豪「えぇ・・・行きたいというんですもの・・・行かせてさしあげなさいな・・・」

魔導士「ですが・・・」

女盗賊「スキル・・・発動 透化」スゥ

魔導士「くそっ!何で皆さんそんなに勝手なんですかいつもいつも!」

女剣豪「うふふ、ごめんあそばせ」


女盗賊(今行くからね・・・ッ!!)

399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 01:13:30.98 ID:Kd2/Ctg00
すっげーどうでもいい話ですけど
当初のヒロインは勇者の予定でした
んでお邪魔役が女盗賊みたいな

でも書いてるうちに女盗賊に愛着がわきすぎていつの間にかヒロインに・・・
おかげ様で僕ッ娘属性がつきました本当にありがとうございます
シャル可愛いよシャル
400 :次回のなぜなに女盗賊ネタ募集します。疑問などにできる限りお応えしたいと思います[saga]:2011/07/30(土) 01:25:29.31 ID:Kd2/Ctg00
男「ちきしょぉ・・・血ィ流しすぎたか・・・」ドサ

カツカツカツ

冷たい石の床に召喚士の足音が響きわたる

男の目の前で立ち止まり呟く

召喚士「あなた・・・こっち側に来る気ない?」

男「ハハッ・・・とんだ引き抜きだなこりゃ・・・」

召喚士「命も助かるし他の仲間の命も見逃してあげるわ」

男「・・・でも給料安いんだろ?」

召喚士「望むなら魔界の一国をあなたに任せてもいいわ」

男「願ってもない魅力的な誘いだ・・・」

召喚士「じゃあ・・・」

男「でも答えはNO」

男「お生憎様、俺がいなくなったら寂しがる馬鹿がいるんでね・・・」

召喚士「そう・・・妬けちゃうわ・・・」

男「・・・最後に一ついいか?」

召喚士「何かしら?」

男「俺に似てるっつぅ『あの人』って誰だ?」

召喚士「・・・いいわ。教えてあげる」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/30(土) 01:35:50.97 ID:Kd2/Ctg00
動画サイトでヘルシングの最新OVA見つけてしまったので休憩します
402 :Amen[saga]:2011/07/30(土) 02:37:45.48 ID:Kd2/Ctg00
召喚士「そうね・・・今から数百年前の話よ。当時も今と同じように人と魔族は争っていたわ」

召喚士「当時魔界最強の戦士がいたの。それはそれは強くて先代魔王に匹敵するほどの」

召喚士「そして彼は当時の勇者と数々の死闘を演じた・・・」

男「・・・」

召喚士「やがて彼はとうとう勇者との決着をつけたの」

召喚士「彼の勝利という形でね」

男「勇者が負けただと?」

召喚士「えぇ、そうよ・・・」

男「そんな歴史は今まで存在しない」

召喚士「それは国が・・・世界が正史を捻じ曲げただけ・・・」
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/30(土) 02:47:04.64 ID:TFncgA8Xo
ワクワク


ヒロイン勇者もみてみたかったな
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)2011/07/30(土) 03:02:45.54 ID:zZHoz6sV0
ヒロインが一人じゃなきゃ駄目なんて道理は無い。
だから、勇者と女剣豪を今すぐヒロインに昇格させるんだ。
405 :アンデルセンはモンジャラ可愛い![saga]:2011/07/30(土) 03:05:03.49 ID:Kd2/Ctg00
男「でまかせだ!そんなこと信じられるか!!」

召喚士「私が当時勇者の従者だとしても?」

男「ッ!? ・・・」

召喚士「続けるわ・・・でも彼は勇者を殺して嘆いた・・・切り結ぶたび・・・互いを強く求めあい・・・そして・・・いつの間にか愛してしまっていたのね」

召喚士「そして彼は自らの手で殺めた勇者の意思を継ぎ・・・魔王を撃ち滅ぼした・・・」

召喚士「最初は私たち憎くてたまらなかったわ・・・だって強くて優しくて頼れる勇者様を殺した相手ですもの」

召喚士「でもね・・・とても悲しそうな彼を見ているうちに・・・」
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 03:20:59.41 ID:Kd2/Ctg00
男「許したのか?」

召喚士「まさか、その程度で許せるわけがない。ただ同情はしたわ。自分の恋心にも気が付けないのかってね・・・」

召喚士「そして彼は自分の主を打ち倒した・・・」

召喚士「その後はひどいものだったわ・・・彼は捕えられ人間のモルモットにされたの・・・」

召喚士「知ってるかしら?今人間が知りうる雷属性の情報は全て彼の実験からわかったことだって?」

男「そんなことが・・・」

召喚士「私はその頃からすでに人への情愛は無かったわ・・・」

召喚士「ある時聞いたの・・・辛くないのか?ってね」

召喚士「彼はこう答えたわ『これが愛する者を手にかけた自分が受ける罰』なんだってね」

召喚士『笑えるわよね・・・魔族のくせにとんだヒロイズム・・・本当に笑えるわ・・・」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 03:51:06.86 ID:Kd2/Ctg00
召喚士「彼ね、最後を迎えるときに私に言ったの。故郷の景色が見たいって」

召喚士「私ももう人に愛想も尽きていたし良いかなって思って彼を魔界に連れ出しちゃってね」

召喚士「結局最後まで悲しそうだったわ・・・まぁそれが問題になって私は人から追われ魔王軍に拾われたわけ」

男「そいつが俺に似てるっていうのか?」

召喚士「えぇ、貴方は彼が転生した姿それは間違いないでしょうね」

男「・・・」

召喚士「だからもう一度聞くわね。こちらに来る気はない?」

男「悪いな・・・俺約束しちまったんだよ。寂しい思いさせないってな・・・」

召喚士「妬けるわね・・・」

男「そんなんじゃねぇよ・・・」

召喚士「わかったわ・・・それじゃ・・・ 「男君から離れろぉおおおお!!!」

男「女盗賊!?」

女盗賊「男君に近寄るな・・・それ以上近寄ってみろ・・・殺してやる・・・」ズルズル

男「お前そんな体でどうすんだよ!?逃げろ!!」

女盗賊「やだ!約束したじゃないか・・・君を守るって・・・」ズルズル

召喚士「・・・興醒めたわ、今回は見逃してあげる・・・気が変わったらいつでも会いに来てね・・・貴方の守る世界に価値が見いだせなくなったそのときにでも・・・ね?」

召喚士「それと・・・現魔王はこれ以上の争いを望んではいないわ・・・また会いましょう・・・さようなら・・・」


そう言い残し召喚士は再び次元の亀裂へと消えていった

その後駆けつけた勇者さんもかなりの重傷で

結局俺たちは召喚士に傷一つ付けることができなかった

召喚士が最後に残した言葉・・・あれはいったいどういう意味なのか・・・
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 04:03:01.56 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「・・・生きてるよね男君?」

男「一応な・・・」

女盗賊「ごめんね・・・男君は僕を守ってくれたのに僕は・・・」

男「・・・」

女盗賊「・・・君はこんなにも傷ついて・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」ポロポロ

男「・・・泣くなよ・・・ひでぇツラだぞ?」

女盗賊「約束破ったこと怒ってないの?僕のこと嫌いになってない?」

男「なるかよ・・・それに来てくれたじゃないか・・・お前は」

女盗賊「・・・うん」ポロポロ

男「ったく、だから泣くなっつーの・・・」

女盗賊「・・・」

男「・・・」



勇者「大丈夫か!?今応援が駆けつける!!!……っ、てあれ?もしかしてお邪魔?」



良い雰囲気だったのに邪魔すんなよ勇者!!!


〜〜〜第一章完〜〜〜
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/30(土) 04:05:42.77 ID:osOrDFzDO
こんな時間まで乙!
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/30(土) 04:09:35.25 ID:TFncgA8Xo
乙した!


女盗賊も勇者もかわいい
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 04:15:18.31 ID:Kd2/Ctg00
というわけで第一章終わりました

皆様の助言や応援のおかげでここまで書くことができました!

えらい遅筆で誤字や脱字も多くイライラしている方も多いと思います

まだまだ未熟ですが今後ともよろしくお願い致します

世界観や細かい設定で気になるところがあれば『なぜなに女盗賊』にて

お答えしたいと思います



では第二章に移る前に以前予告した登場キャラのステータスを

なぜなに女盗賊でお送りしたいと思います

設定ぶちまけたいだけのオナニーです。はい。文句あってもこれだけはやめません!

>>403>>404
今から軌道修正は非常に難しいです・・・勘弁して下さい・・・
一応可愛くは書きたいと思っているんですけど何分女剣豪は動かしづらい・・・

>>409>>410
ありがとうございます
貴方方のおかげで今日も元気に精子をぶちまけることができました!
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/30(土) 04:16:09.41 ID:LvFxapUco

僕っ娘が可愛過ぎて生きてるのが辛い
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/30(土) 04:27:59.74 ID:QAEWzAzIO
がんばるなぁ
414 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/07/30(土) 04:31:31.18 ID:Kd2/Ctg00
〜〜〜どうでもいい番外編〜〜〜

女盗賊「んふふ〜♪4回目だね!」

男「だなー」

女盗賊「今や人気のこのコーナー!」

男「いやいやいや、批判がない=人気っておかしいだろ!?」

女盗賊「わけわかめな男君はほっといてさっそくいってみよぉ!おー!」

男「いや!おかしいのお前だから!!?」



大バッシングあればやめますこのコーナー



嘘ですけど
415 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/07/30(土) 04:44:54.14 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「じゃあ最初に主人公の男君からだね!」

男「まて!全員分やるのか!?」

女盗賊そうだけど?」キョトン

男「どうせとめたって聞かないしいいや・・・はいどうぞ・・・」

女盗賊「はい!男君のステータスドーン!」


男 
属性 風・雷
職業 銃士
武器 Hell&Haven

攻撃  E
防御  D
体力  F
魔攻撃 G
魔防御 G
魔力  F
素早さ S
技量  D

平均  E

特殊技能 電磁索敵網 速度強化風・雷(3)感覚強化雷(常時発動可) 貫通付与 各種属性弾



男「低くねぇ?」

女盗賊「うん、低いねえ」

男「俺本編大活躍だよねぇ!!?」

女盗賊「あはは!仕方がないよ!ちなみに中央国の近衛兵団の能力平均もEだよ!」

男「えぇ!!?楽勝だったじゃんか俺!!」

女盗賊「まぁステータスが戦闘の全てを占めるわけじゃないし何よりもチートな特殊能力もあるし!一芸特化の男君らしいステータスじゃないか!」

男「納得いかないが…・・・あ、そういえばモデルになったキャラとかいないのか?」

女盗賊「ん〜、強いてあげるならエアギアのカズかな?ヘタレのくせにスペック高いじゃん?」

男「ヘタレ言うな!」

女盗賊「本当は高いスペックを持ちながらもヘタレで仕えない主人公が成長していく姿を描きたかったらしいんだけど」

女盗賊「結局、成長物語でもメジャーのゴロー無双みたいになっちったね。本当はダイヤのエースみたいな挫折を知りながらの成長過程を描きたかったみたい」

男「野球漫画で例えるのすきだなー」

女盗賊「ちなみに>>1はマガジンッ子だよ!じゃあ次いくね!」
416 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/07/30(土) 04:53:07.53 ID:Kd2/Ctg00
ヘタレ「あれ?名前が・・・」

女盗賊「どうしたのヘタレ君?」

ヘタレ「やめろ!俺は男だ!!!」

女盗賊「じゃあ次はヒロインの僕だね!」

女盗賊
属性 風
職業 盗賊
武器 短剣

攻撃  D
防御  E
体力  E
魔攻撃 D
魔防御 D
魔力  D
素早さ B
技量  S

平均  D  ※リミッター解除時全能力1段階上昇。暴走時は2段階上昇ただし技量は低下

特殊技能 風刃 限定解除 サーチアイ 盗聴 罠設置 罠解除 透化 速度強化風(5)
     攻撃強化火(2)


男「思ったより低いんだな」

女盗賊「そうかな?僕の場合固有スキルが優秀だからねぇ」

男「あぁ、なるほど。ちなみにモデルになったキャラはいるのか?」

女盗賊「いないねぇ、お邪魔虫キャラだし適当でいいや!みたいな感じで作ったらしいよ。とりあえずキャラ付けのため僕ッ娘にしたみたい」シクシク

男「ひでぇな・・・」

女盗賊「うん・・・」

男「んじゃスリーサイズは?」

女盗賊「えっとぉ、上から85・55・86・・・ってくらぁああああああ!!!!」バキィ

男「ひでぶっ!」ドサァ

女盗賊「セクハラで訴えてやる!」

男「ファンタジーでそういうのやめろ!」
417 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/07/30(土) 05:01:32.84 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「はい!次は男君の運命を変えたあの人が登場です!」

男「だれだ?」

女盗賊「それでは登場してくださいドーン!」

??「はい」

男「来るんじゃねーよ」


兵士
属性 水
職業 魔法剣士
武器 長剣

攻撃  C
防御  C
体力  C
魔攻撃 B
魔防御 B
魔力  C
素早さ C
技量  B

平均  C

特殊技能 各種魔法剣 各属性単体攻撃魔法(3)


女盗賊「苦手の無い高いステータスが魅力の兵士君!魔法剣だけじゃなくて単体魔法をレベル3まで使えるなんて流石だ!」

兵士「はい」

男「少しは謙遜しやがれ!」

女盗賊「本当は西の国までの警護に来てくれる予定だったんだけど。兵士君が来ると男君が活躍できないってことでボツになったんだよ!」

兵士「はい」

男「ちなみに作者は兵士が割と気に入ってるらしぞ!」

女盗賊「はい しか言わない中どうボケさせるのかが楽しかったらしいね!」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/30(土) 05:07:10.05 ID:DLeDBIBSo
女盗賊と勇者のダブルヒロインでもいいじゃない
419 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/07/30(土) 05:09:05.75 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「次はポッとでであまり活躍のない団長さんだよ!」

男「このおっちゃんいい人だよな」

女盗賊「おっさんキャラ書きたくて作ったみたいだけど・・・」

男「いうな・・・」

団長
属性 土
職業 戦士
武器 戦斧

攻撃  D
防御  A
体力  A
魔攻撃 E
魔防御 E
魔力  E
素早さ E
技量  D

平均  D

特殊技能 防御強化土(5)単体攻撃魔法土(2)


男「お前とステータスは変わらないんだな・・・」

女盗賊「そうは言っても流石は騎士団団長!防御に特化した土属性らしいスタイルだね!」

男「次行くか・・・」

女盗賊「うん・・・あんまり話すことなかったねこの人」

男「やめたげて!」
420 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/07/30(土) 05:15:58.26 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「次は槍兵さんだねぇ」

男「たしかランサーみたいなの書きたくて作ったキャラだよな」

男「でも本編で割とさっくりやられたような・・・」

女盗賊「あれは女剣豪が追い詰められたギリギリの戦いだよ。二人の実力は拮抗してるみたい!」


槍兵
属性 火
職業 戦士
武器 槍

攻撃  A
防御  B
体力  B
魔攻撃 F
魔防御 C
魔力  F
素早さ C
技量 B

平均  C

特殊技能 


男「やっぱ強いんだなこの人」

女盗賊「そうだね、兵士君と同じで魔法攻撃を除いた全てのステータスが高いね」

男「そういや技能がないな?」

女盗賊「自身の肉体の身を信じるタイプだね!こういう人結構いるけどその中でも最高峰の強さだよ」

男「へえ」

女盗賊「それに作中でも描写があったけど相当な量の反復練習からただの突きが必殺の粋にいてるから驚きだ!」

男「すごいんだなこの人も・・・」
421 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/07/30(土) 05:21:00.50 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「えっと次は・・・飛ばそうか!」

男「いやダメだろ!!?」

女盗賊「僕コイツと仲好くないからいいよぉ・・・」

男「あほか!ほら紹介しろよ!」

女盗賊「ちぇっ・・・じゃあいくよ?」ブスー


女剣豪
属性 火
職業 剣豪
武器 刀

攻撃  B
防御  B
体力  C
魔攻撃 D
魔防御 C
魔力  D
素早さ C
技量  B

平均  C


特殊技能 居合 心眼


女盗賊「
422 :修正[saga]:2011/07/30(土) 05:25:47.34 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「えっと次は・・・飛ばそうか!」

男「いやダメだろ!!?」

女盗賊「僕コイツと仲好くないからいいよぉ・・・」

男「あほか!ほら紹介しろよ!」

女盗賊「ちぇっ・・・じゃあいくよ?」ブスー


女剣豪
属性 火
職業 剣豪
武器 刀

攻撃  B
防御  B
体力  C
魔攻撃 D
魔防御 C
魔力  D
素早さ C
技量  B

平均  C


特殊技能 居合 心眼


女盗賊「はいはい、強い強い〜」

男「真面目にやれ!」

女盗賊「わかったよ・・・ちょっとイカレタ感じのキャラが味方にいたらいんじゃね?って感じで作ったキャラだよ」

男「扱いづらくてヒロインから遠ざかる一方だな」

女盗賊「まぁヒロインにするつもりは最初からなかったみたいだねぇ」

男「ところでこの人のスリーサイズは?」

女盗賊「えっとぉ…ペラッ あった!上から 76・52・79 って・・・こんな女がいいの・・・?」ゴゴゴゴゴ

男「あのぉ、何を怒ってらっしゃるのでしょうか・・・?」
423 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/30(土) 05:37:21.45 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「次はこの人で〜す!」

男「俺コイツ嫌いだから飛ばそうぜ」

女盗賊「だめだよしっかりやるの!」

男「自分だって飛ばそうとしたくせに・・・」ボソ
大魔道
属性 水・火
職業 魔導士
武器 銀杖

攻撃  E
防御  E
体力  D
魔攻撃 A
魔防御 A
魔力  A
素早さ E
技量  A

平均  C

特殊技能 各種能力強化魔法(3) 各種範囲攻撃魔法(3)各種単体攻撃魔法(3)
     範囲攻撃魔法水(5)  単体攻撃魔法火・水(5)



女盗賊「流石は大魔導士だね!強いの一言だ!」

男「あっそ」

女盗賊「作中では女に助けを求める男君に愛想を尽かすも男君の変化から最後まで加減してくれた優しい人じゃないか」

男「俺イケメン嫌いだし・・・」

女盗賊「男の嫉妬は見苦しいよ?」

男「ほっとけ!」
424 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/30(土) 05:55:12.76 ID:Kd2/Ctg00
男「お、次はルート分岐で登場した魔王軍最高幹部の一人だな」

女盗賊「敵なのにいい人だよね!気になるって人もいたし!」

男「ぶっちゃけ何考えてるかわからんな」

女盗賊「それは今後の展開次第だよ!」


召喚士
属性 無
職業 召喚士
武器 無

攻撃  G
防御  G
体力  G
魔攻撃 S
魔防御 S
魔力  S
素早さ D
技量  S

平均  C

特殊技能 召喚 次元開放 次元閉鎖 次元切断

女盗賊「意外と低いステータスと思ったら大間違い!」

男「チート能力のせいで勇者さんより強そうなこのお方!」

女盗賊「次元を切ったり繋げたりで物理も魔法も完全シャットアウトで勝てる気がしない!」

男「おまけに召喚も使えちゃう高性能キャラ!」

女盗賊「最初はこんなに強くなる予定じゃなかったんだけど、次元を操る力って最強じゃね?って書いてるうちに強くなりまくったらしいよ」

男「ちなみにスリーサイズは?」

女盗賊「・・・」ジトー

男「なんでもありません・・・」
425 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/30(土) 06:00:20.12 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「さて!ヒロインにしやがれと苦情が後を絶たない最強キャラ!」

男「早とちりひどいけどな」

女盗賊「さていったいどんなステータスなんだろうね!」


勇者
属性 勇者
職業 勇者
武器 素手・釘バット メリケンサック

攻撃  A
防御  A
体力  A
魔攻撃 A
魔防御 A
魔力  A
素早さ A
技量  A

平均  A

特殊技能 各種単体攻撃魔法(4) 各種範囲攻撃魔法(4) 各種能力強化(4)
     勇者フラッシュ 勇者パンチ・キック 勇者フリッカー 勇者デンプシー
     ハイパー稲妻勇者キック 勇者式荷電粒子砲 撲殺勇者バット(釘バット) etc


男「色々ツッコミたいけど強すぎないか?」

女盗賊「ははは!なんてったって勇者様だしね!」

男「たしか当初はヒロインの予定だよな?」

女盗賊「うん!でも登場も遅かったし>>1が僕に愛着がわいたせいで降格になったんだね」

男「なんというか・・・あわれな・・・」

女盗賊「ちなみにスタイルも抜群だけど内緒だよ☆」
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]:2011/07/30(土) 06:01:57.78 ID:jtX5evS/o
>>401
違法視聴の犯罪者乙
427 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/30(土) 06:06:30.01 ID:Kd2/Ctg00
男「えっと次の紹介もいいや・・・」

女盗賊「だーめ!パーティ内でも一番若くて勇者様の信頼も厚いこの人!」


魔導士
属性 土・水
職業 魔導士
武器 ロッド

攻撃  E
防御  
体力  D
魔攻撃 S
魔防御 B
魔力  A
素早さ E
技量  A

平均  C

特殊技能 各種能力強化魔法(2) 各種単体攻撃魔法(3) 各種範囲攻撃魔法(3)魔法合成
     単体攻撃魔法土水(5) 範囲攻撃魔法土・水(5)※条件を満たしたときレベル6発動可


男「レベル5しか使えないはずなのに6ッて・・・」

女盗賊「天才といわれるだけあるね!攻撃魔法から治癒、支援までこなす万能キャラ!」

男「なんで突っかかってくるんだろうなあいつ」

女盗賊「さあねえ?それは僕にもわからないや」

男「今ならあいつぶっ飛ばせそうな気がするぜ!」

女盗賊「気のせいだからやめておきなよ・・・」
428 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/30(土) 06:18:26.65 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「次は勇者様との一騎討ちで戦った魔王軍最高幹部の一人だね!」

男「互角に渡り合ってたしいったいどんなステータスなんだろうな」

女盗賊「でも強いのは確かだねぇ、それじゃあいってみよう!」


黒騎士
属性 氷
職業 騎士
武器 大剣・槍・斧

攻撃  A
防御  A
体力  A
魔攻撃 A
魔防御 A
魔力  A
素早さ A
技量  A

平均  A

特殊技能 各種単体攻撃魔法(3) 各種範囲攻撃魔法(3)範囲攻撃魔法氷(5)
     単体攻撃魔法氷(5) 氷武器生成 エターナルファースブリザードスラッシュ



男「はいきたー!勇者さんと互角のステータス!」

女盗賊「設定はたいして練ってないけど初期から出そうと思ってたライバルキャラだしねぇ」

男「へぇ、そんな設定があったんだ」

女盗賊「まぁ剣と魔法のファンタジーでは定番ではあるけどね」

男「あいにく銃器や釘バットがメインウェポンだけどな」

女盗賊「それはいっちゃだめ!」
429 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/30(土) 06:29:29.77 ID:Kd2/Ctg00
女盗賊「と、いうわけで今回のこのコーナーはお終いだよ!」

男「特に批難のないこのコーナーだけどこの先大丈夫か?」

女盗賊「先のことなんか考えたって仕方がないよ!今を楽しもう!」

男「うわー超現代ッ子発言だな」

女盗賊「>>1も現代っ子思想だから無職なんだね!働きたくねーなんて言ってるし!」

男「やめて!近いうちに怒られるためだけに実家に帰らなきゃいけないんだから!」

女盗賊「なむなむ」

男「やめてぇえええええ!!!」


女盗賊「それじゃあ皆さんからのリクエスト待ってます!割とネタ切れに近いから何書いていいか分からなくなってるんだよ!」

男「なきゃないで書かないんでこのコーナーウザッって思ってる人は書かないほうがいいぞ!」

女盗賊「こら!そんな人居ないって信じてるからね僕は!それじゃあね!」
430 :なぜなに女盗賊![saga]:2011/07/30(土) 06:34:14.77 ID:Kd2/Ctg00
と、いうわけで今回はここまでです

第一章は終了で第二章はそれぞれの戦いや背負ってる物を書いていきたいと思っています


近いうち怒られに実家へ帰るので不定期になるかもです

当初に宣言した毎日更新を守れない形になてしまい申し訳ありません

それでも読んでくださる方には自分のできる最高のオナニーを公開したいと思います



ここまで読んで下さった方、これから読んでくださる方

本当にありがとうございました
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/30(土) 12:36:21.11 ID:tQakW22IO
召喚士のステータスェ……
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/30(土) 12:40:37.72 ID:JBkh/camo

無職ってことはまさか>>1=男なのか?w
ノンフィクションだとは思わなかったぜ
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/30(土) 13:32:06.15 ID:QAEWzAzIO
>>432
俺も同じこと思ったわ
さすがは同じ県
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/30(土) 13:43:42.37 ID:JBkh/camo
>>433
お前もだったのか
パー速とss速報の埼玉率は異常
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/30(土) 14:22:38.74 ID:TFncgA8Xo
乙した
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/30(土) 20:39:01.70 ID:NGog1egIO
なぜか神奈川の俺参上
四国なのに…
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/30(土) 21:54:24.12 ID:Kd2/Ctg00

>>433>>434
俺が男のわけがない・・・

こんなに足が早かったら今頃世界陸上でボルトになり変って金メダルとってます・・・


ランスフォーマーのメカメカしいデザインって素敵ですよね

というわけで投下します
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/30(土) 22:36:16.68 ID:Kd2/Ctg00
〜〜〜数ヵ月後〜〜〜


勇者「怪我もだいぶ癒えたようだな」

魔導士「まったくこの程度の怪我でだらし無い・・・」

男「はぁん?たいして役にたってなかった奴が何言ってんだ?」

魔導士「何だと!?聞き捨てならないですね・・・第一あなた方が早々にやられてしまうから私が一人で戦うはめになったんですが?」バチバチ

男「はぁ!?テメー俺のことあてにしてなかったんじゃねぇのかよ?」バチバチ

勇者「やめないか二人とも…」

女剣豪「そうそう、あなたがキレてしまうからチームワークがガタガタでしたわね」バチバチ

女盗賊「何言ってんの?あんたなんて一番仕事してないじゃないか?」バチバチ

勇者「はぁ・・・」
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 22:48:20.77 ID:Kd2/Ctg00
勇者「いい加減にしろお前ら!」

一同「・・・」

勇者「まったく・・・なんでこんなに仲が悪いんんだ・・・」

男「せんせー!こいつが難癖つけてくるからだと思いまーす」

魔導士「やはりあなたとは一度じっくり『話し合い』が必要なようですね・・・」

男「あぁ、外で『話し合い』だよな」ニコ

女盗賊「僕らも『親睦』を深めるなんてどうだろうね」ゴゴゴゴゴ

女剣豪「そうね『平和的』で素敵だわ」

勇者「・・・もう勝手にしてくれ」シクシク
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 22:56:35.71 ID:Kd2/Ctg00
オラァ!クタバリヤガレ!
ソンナコウゲキガアタルトデモ!?
ゲンテイカイジョ、テキノセンメツヲサイユウセンス
オソイデスワ
コラーマチヲコワスナ!ユウシャフラーッシュ!

カッ チュドーン

男「・・・今日はこのぐらいで勘弁してやらぁ」ボロ

魔導士「・・・ふん」ボロ

女盗賊「結局街を破壊した大半は勇者様ですね・・・」ボロ

勇者「・・・ごめん」

女剣豪「まぁよくあることですわね」

男「あるの!!?」
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 23:08:08.36 ID:Kd2/Ctg00
勇者「まぁいい・・・本題にはいるぞ・・・」

男「あ、今勇者さん自分も暴れたから無かったことにしてますよね?ね?」

女剣豪「あらあら勇者様ったら・・・それはずるいですわね」

勇者「そんなことはなななないぞ」オロオロ

男「めっちゃ目が泳いでるな・・・」

女盗賊「勇者様がそんなことするはずがないだろ!」

魔導士「そうです!このあと勇者様は街の復興支援委一人で参加される予定です!!!」

ギャーギャーワーワー

勇者「こんな話の進まないパーティーやだ・・・」シクシク
442 :トランスフォーマーの黄色いのかっこよすぎだろ[saga]:2011/07/30(土) 23:34:55.60 ID:Kd2/Ctg00
テーブルドーン!

勇者「いい加減話を進めるぞ!!!」

一同「すみません」

勇者「まずは今の我々の力で魔界に乗り込めば返り討ちにあうのが目に見えている」

魔導士「そうですね、勇者様は敵の幹部を退けたとしても我々は4人がかりでも傷一つ追わせることすらできませんでしたし」

勇者「こういう言い方は好きではないが君たちは弱い・・・」

一同「・・・」

勇者「それぞれ思うところはあると思う・・・だが私たちが負けるわけにはいかない」

勇者「だから君たちには各々の力を高めてほしいんだ」

勇者「そして・・・この戦いに嫌気がさしたというならそのまま去ってもらっても構わない・・・」

443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/30(土) 23:47:39.00 ID:Kd2/Ctg00
男「そうだなー。こんな短期ですぐ泣く勇者さんの下じゃちょっとなぁ」

女剣豪「ふふふ・・・そうですわね。それに早とちりもひどいですし」

魔術師「たしかに敵の罠に簡単に掛ってしまいそうな人ですしね」

勇者「・・・」

女盗賊「それに空気が読めなかったし!」

男「ははは!言えてるな!」

勇者「それは関係ないんじゃ・・・」グス

魔術師「こんな頼りない勇者様だからこそ我々の力が必要なんでしょう?」
444 :魔導士が魔術師になってる・・・脳内変換お願いします・・・[saga]:2011/07/31(日) 00:04:29.64 ID:r60rTGli0
勇者「皆…」

魔導師「私は里に帰ろうと思います。霊峰で己の力を磨き直そうと思います」

女剣豪「わたくしは国を追われた身なので諸国を回ろうと思いますわ」

男「俺はどうしようか・・・中央国に優れた銃士はいないみたいだし」

女盗賊「それじゃあ北の国はどうかな?あそこは流れ者の傭兵が多いからきっと銃士もいると思うよ?」

男「ふーん、お前も北の国へいくのか?」

女盗賊「うん、一応僕と勇者様の生まれた国だからね」

男「勇者様も北の生まれなんだ。だったら一緒にどうですか?」

勇者「そうだなぁ私は・・・」


1、西の国で魔族の進行に備える

2、北の国に里帰りする

3、諸国を女剣豪と武者修行

4、南で魔導士と修業する


+1
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/31(日) 00:16:02.26 ID:VD+JfyqIO
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/31(日) 00:16:23.52 ID:sOdOSfSIO
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 00:38:22.24 ID:r60rTGli0
勇者「私も里帰りしようかな」

男「そうですね勇者さんがいてくれりゃ心強い」

女盗賊(男君と二人きりかと思ったのに・・・)

男「浮かない顔してどうした女盗賊?」

女盗賊「ふぇ!?なんでもないよ!!?」

男「そうか?調子悪いなら部屋まで送るぞ?」

女盗賊「なんでもないってば!」

男「へんなやつ」
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 00:42:29.73 ID:r60rTGli0
〜〜〜北の国〜〜〜

男「・・・寒い」

女盗賊「まぁもう冬だしねぇ」

勇者「だらしないぞ男君」

男「自分の国へ帰るんだった・・・今期のアニメなんだろう・・・」

女盗賊「あ、そろそろつくよ!」

勇者「懐かしいなぁ」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 00:46:51.52 ID:r60rTGli0
勇者「それじゃあ私の家に行こうか」

男「あれ?女盗賊は自分の家に帰らないのか?」

女盗賊「あ・・・えっと・・・」

勇者「・・・さ!近くに温泉もあるんだ!行こう行こう!」

男「?」

女盗賊「・・・」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 00:57:14.90 ID:r60rTGli0
〜〜〜勇者の家〜〜〜

男「案外普通の家なんですね」

勇者「あぁ、今は誰もいないがな」

男「すみません…」

勇者「昔モンスターに襲われてな、今の世の中じゃよくあることさ」

男「・・・もしかしてあいつもなんですか?」

勇者「それは私が軽々しく話していいことじゃない。すまないな・・・」

男「・・・はい」

勇者「気になるなら直接聞いてみたらどうだい?」

男「そんなこと聞けるわけないでしょう!?」

勇者「それもそうだな・・・」

女盗賊「どうしたんですか二人とも?」ヒョコッ
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 01:13:08.81 ID:r60rTGli0
勇者「いや、なんでもないよ。頼んでたものは買ってきてくれたかい?」

女盗賊「はい!勇者様のスープ久しぶりだなぁ」

男「勇者さん料理もできるんだ。完璧超人だな本当に」

勇者「ははは、よしてくれよ」

女盗賊「すっごくおいしいんだよ男君!」

男「へぇ、すっげぇ楽しみだ!」

勇者「照れるからやめてくれ・・・そうだ、近くに良い酒場もあるし後でいこうか。傭兵達もよく集まるしいいきっかけになるかもしれないしな」

男「お酒なんて初めて飲むな」

女盗賊「いいですねぇw久しぶりにぱーっとやりましょう!」



俺は後に死ぬほど公開するはめになる

しかしそのときは美女二人つれて大人の社交場デビューなんて浮かれていた・・・

なんでこの時止めなかったんだろう・・・
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 01:22:57.76 ID:r60rTGli0
今回はあらかじめお伝えしておきますが

タイバニの時間になったら休憩しますね

どうして私が好きになる話は腐女子がわくのか・・・謎だ・・・

あとどうでもいいですけどA雑でうたおちゃんスレ建ってますね!可愛い!
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 01:30:27.16 ID:r60rTGli0
〜〜〜酒場〜〜〜

男「へぇなんか大人な感じだなぁ」

女盗賊「あそこあいてるよ!二人とも早く来て下さい!」

勇者「こら!はしゃぐんじゃない!」

女盗賊「早く早く!」

勇者「やれやれ・・・」

男「まぁいいじゃないっすかwww」
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 01:39:56.30 ID:r60rTGli0
ウェイター「何に致しますか?」

男「えっと・・・苦くなくてあまりきつくないのお願いします」

ウェイター「かしこまりました。ピーチサワーなどがお勧めですよ」ニコッ

男「お願いします。二人はどうする?」

女盗賊「えっと・・・スピリタスウォッカのロックお願いします!」

勇者「私もそれで」

ウェイター&男「え」

※ポーランド原産のアルコール度数96の世界で一番恐ろしいお酒
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/31(日) 01:40:00.81 ID:Cs2/4y6So
>>452
激しく同意
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 01:45:35.55 ID:r60rTGli0
男「大丈夫なんですか?俺でも知ってるぐらいやばい酒ですよ?」

勇者「何がだい?」

女盗賊「もう、心配性だな男君はwかんぱーいwwww」グビグビ

男「え、あ・・・乾杯・・・」チョビ

勇者「乾杯!」グビグビ

二人「おかわりー!!!」

男「早っ!?」

傭兵1「ようよう、楽しそうにやってんじゃねぇか?」

傭兵2「ここは俺達の指定席だって知らねえたーいわせねーぞ?」

男「あ、すみません・・・」

傭兵1「おら!どいたどいた」

勇者「あぁん?」

男「」
457 :>>455 同士兄弟![saga]:2011/07/31(日) 01:53:32.76 ID:r60rTGli0
傭兵2「あぁん?なんだねーちゃん、文句あんのかぁ!?」

勇者「おうおうおう、どこに名前書いてんだぁ?大事なもんならしっかり名前書いとけってママに教わってねぇのかコラ?」

傭兵「はん!威勢のいいちゃんねーだな!?」

男「おおおおおおいィィいい!!?どうすんだよ?とめてくれよ!!」

女盗賊「うひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwww」

男「だめだこいつらはやくなんとかしないと」
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 03:11:31.31 ID:r60rTGli0
傭兵2「よくみりゃねーちゃんたち中々いい女じゃねぇか」

傭兵1「こんなさえない男ほっといて俺らとのまねぇか?」

勇者「あぁん?テメーらみてーなふにゃちんと誰が飲むかボケ」

傭兵1「あぁん?ちょっと優しくしてりゃつけあがってんじゃねぇぞ?」

勇者「るせーんだよ、テメーらはママと仲良くファックしてやがれできそこない」

ギャラリー「いいぞねーちゃん!!!ぎゃはははは」

傭兵2「てめぇ!!」

バリーン

傭兵2「あらら〜ん」ドサッ

女盗賊「wwwwwwwww」

男「え、ちょ瓶で殴るのは・・・」

傭兵1「やりやがったな!ぶっ殺す!!」

男「こうなりますよねー」
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 03:16:55.87 ID:r60rTGli0
??「やめねーか!!」酒がまずくなんだよ!!!」

傭兵1「へい、すいやせん大将・・・」

男「あんたはたしか・・・」

勇者「あぁ?またナンパかくらぁ?」

女盗賊「wwwwwwwwwwww」

男「ちょっと黙れお前ら」

男「たしか作戦会議にいた・・・」

??改め北改め傭兵長「やっぱり勇者のねーちゃんたちか。あの時の戦以来だな」

勇者「おうおうおう、テメーの子分があたしらに難癖つけてくれたんだけどよぉどうおとしまえつけんだこら?」

男「どうみてもこっちが悪役じゃねーか」

女盗賊「wwwwwwwwwwwwww」

傭兵長「ははは、ここはおごるから勘弁してやってくれ」
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 03:21:15.82 ID:r60rTGli0
傭兵長「へぇ、んじゃあんたらは各々を磨くために来たってわけかい」

男「はい、俺は銃士なんでなかなか教わる相手がいなくて」

傭兵長「ほぉ、あんたも銃士かい」

男「も ってことはあなたも?」

傭兵長「まぁな、群れるのが嫌いで傭兵になったがいつの間にかこの荒くれ者どもをまとめる大将さ」

男「ははは、皮肉なもんですね」

傭兵長「ははは!まあな!」

勇者「てめぇ!もったいぶってねぇでこいつに戦い方教えてやれよ!天下の勇者様が頼んでんだぞぉ?」

男「すいませんすいませんすいません!!!」

傭兵長「なぁに、きにすんなあんちゃんw」
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 03:26:29.53 ID:r60rTGli0
傭兵長「だがよ、俺んとこにも銃士はわんさかいるがそれぞれ独自のやり方を持ってんだ、俺のスタイルがあんたにあうとは限らないぜ?」

男「それでも俺は強くなりたい…」

傭兵長「ほお?なんで力を求める?」

女盗賊「それはねーwwww僕をねぇ守るためなんだよぉwwwwwねー?wwwwwちゅーしたげるちゅーwwwwww」

男「こら!やめろ酔っ払い!」

傭兵長「ははは!こりゃいい!そうだな、男は強くなくちゃいけねぇ!!!」

男「ははは・・・」

勇者「私も守れよボケェ」

男「あんたは守る必要ないだろ」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 03:30:16.80 ID:r60rTGli0
傭兵長「それじゃ明日にでもうちの詰め所に遊びに来いよあんちゃん!」

男「はい!よろしくお願いします!」(なんかわからんが上手くいったのか?)

傭兵長「そうかしこまんな!楽しくやろうぜ!」

女盗賊「wwwwwwwwwwwwww」

男「笑うところじゃねーよ!」


勇者「おうおう!てめぇ人の肩にぶつかっておいて挨拶の一つもねぇのかぁ?あぁん?」

男「絡むなぁぁあああ!!!!」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 03:37:47.29 ID:r60rTGli0
〜〜〜翌日〜〜〜
男「あれから勇者さんと女盗賊が暴れまわって大変だった・・・」

勇者「頭痛い〜・・・」

女盗賊「水ぅ・・・」

男「はぁ・・・」




男「俺傭兵の詰め所いってきますんで」

勇者「大きい声出さないで…頭に響く・・・」

女盗賊「さっさと行ってよ・・・うるさいから・・・」

男「昨日はさんざん暴れまわって何を言う・・・」
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/31(日) 03:53:47.62 ID:r60rTGli0
〜〜〜傭兵詰め所〜〜〜

傭兵1「あんた昨日の?」

男「昨日はすみません」

傭兵1「俺らもからんじまって悪かったな!お互い水に流そうや!」

男「ところで傭兵長さんはどこに?」

傭兵1「大将なら訓練所にいると思うぜ、案内してやるよ」

男「どうも」
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/31(日) 04:15:53.64 ID:AWi0edQlo
ワクテカ
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/07/31(日) 04:18:06.19 ID:J5+vsJXq0
wktk
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/07/31(日) 04:25:11.87 ID:Cs2/4y6So
寝落ちかな
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/07/31(日) 05:03:30.12 ID:r60rTGli0
すいません、最近体がなまって無性に走りたくなり野を駆けまわってきました
あと走るついでにツタヤでジャイアントロボ借りてきました
指パッチンでカマイタチおこすキャラ作りたくなりますね
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 05:23:48.06 ID:r60rTGli0
傭兵長「よぉ、きたかい」

男「お世話になります」

傭兵長「まぁそう固くなんないで楽しくやろうぜ!」

男「はい!」

傭兵長「まずはお前の得物見せてくれるかい?」

男「あ、これです」

傭兵長「へぇ、こりゃたいしたもんだ・・・」

男「特注らしくて」

傭兵長「まぁこんな物騒なもんは今回は使わねぇ。ほらよ」

男「これは?」

傭兵長「ベレッタだ。訓練用にはもってこいだぜ」

男「そういえば傭兵長さんは何をつかってるんですか?」

傭兵長「俺はまぁ色々使うがよく使うのはモスバーグやイングラムだな。あんちゃんみたいな拳銃だと利便性に富むベレッタが多いな」

男「はぁ・・・」(さっぱりわからん)

傭兵長「まぁ状況にあった銃を選んでるってところだ」

男「なるほど、ところで俺は何をすれば?」

傭兵長「まぁついてきな」
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 05:27:50.61 ID:r60rTGli0
〜〜〜演習場〜〜〜

男「ここは?」

傭兵長「うちの訓練所だ、自慢じゃねぇが市街地戦から防衛戦までありとあらゆることが想定されてる」

男「へぇ・・・すごいんですね」

傭兵長「まぁな。そこに訓練弾があるからなんぼかもっていけ」

男「え?」

傭兵長「まずはお前の腕をしらなきゃ訓練にゃならねぇ。遠慮はいらねぇ、かかってきな」

男「は、はい・・・」

傭兵長「じゃあ10分後にスタートだ」
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 05:39:05.32 ID:r60rTGli0
男(・・・時間だな。まずは索敵網で相手の位置を把握っと・・・)

男(・・・あっちか)

傭兵長(へぇ、こっちの位置を特定できるのかい・・・)

男(とった!)パンパン

傭兵長「おっと?」サッ

 
物陰に隠れ男の銃弾から身を守る

パンパン

男「よっと」サッ

傭兵長「早いなおい・・・だったら・・・スキル発動クイックロード、併せてミリオンバレット!」

パパパパパパパパパパパパンッ

男「うおっ!?」サッ

傭兵長「その体勢じゃかわせねぇだろ」ドカッ

男「ぐふぅ!」

体勢を崩した男に駆け寄ると当時に蹴りをみまい

男の動きを奪う。そして


傭兵長「まぁこういうこった」カチャ

銃を突きつける

男「参りました・・・」

472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 05:45:59.77 ID:r60rTGli0
傭兵長「たいした早さだな、あとなんで俺の位置が分かった?」

男「俺のスキルに電磁網ってのがあって半径40Mなら索敵可能なんです」

傭兵長(なるほど・・・長年戦って培う勘をこいつは持ってるっつーのか・・・大した才能だ・・・)

男「でもすごいですね、こんなにあっさりやられるなんて・・・」

傭兵長「俺も結構本気だったぜ?それにあんちゃんは俺に動きをコントロールされてたから仕方がねぇさ」

男「コントロール?」

傭兵長「あぁ、お前が逃げる方向をある程度予測しながらブチ込んでたからな」

男「それであんなにあっさり・・・」

傭兵長「まぁ長年の勘ってやつだ。見ての通り俺はある程度白兵戦もこなせる。っても足技だけだけどな」

男「足技か・・・」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 06:12:34.34 ID:r60rTGli0
傭兵長「まぁこれは俺のスタイルであってお前さんに合ってるとは思えねぇから接近時に使う程度にしときな」

男「たしかに・・・そういえばさっきの散弾銃みたいなのは?」

傭兵長「あぁ、ミリオンバレットか?あれはクイックロードと合わせなきゃ使いもんにならねぇからな」

男「俺の銃は球が自動装填されるんで使えたら便利かなって・・・」

傭兵長「マジかよ!?あの紋章術式組み込むだけでうん百万Gだぞ!!?」

男「えぇ!!?」

※1G=1円

傭兵長「知らなかったのか?」

男「えぇ、女盗賊に貰ったもんで・・・」

傭兵長「こりゃそのうちなんかプレゼントしてやんねぇとなw」

男「ははは、そうですねw」
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 06:18:54.52 ID:r60rTGli0
傭兵長「そういやあんちゃんの属性はなんだ?やっぱ風か?」

男「はい、つっても俺は風と雷ですけどね」

傭兵長「雷!?」

男「えぇ、俺どうやら人間に唯一味方した魔族の生まれ変わりらしくて」

傭兵長「あの伝説のねぇ・・・そりゃ高いスペックもうなずけるな」

男「よしてくださいよ」

傭兵長「雷属性ならよ、自分に電流を流して反射運動を利用したミリオンバレットできるんじゃねぇのか?」

男「なるほど・・・」

傭兵長「ってもあれはただ撃てばいいってもんじゃねぇ。ある程度の射撃能力は必要だからな。おまけにあんちゃんの銃は扱いが難しいから骨が折れるぜ?」

男「・・・強くなるためならどんなことだってやりますよ俺は」

傭兵長「ハッ!よく言ったぜ!」

傭兵長「とりあえず今以上の筋力は必要になるだろうな。筋トレは自分でなんとかしてくれや。射撃ならそこにある射場でみっちり教えてやらぁ」

男「お願いします!」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 06:27:02.20 ID:r60rTGli0
男「あんなに撃ったのは初めてだ・・・まだ耳鳴りする・・・」

男「ただいまー」

女盗賊「お帰り男君!収穫はあったかい?」

男「あぁ、一応な。もう復活したんだな」

女盗賊「昨日はごめんね男君。いつも魔導士君に止められるものだからついついはしゃいじゃって」

男(あれなら止めるのも納得だ・・・)

勇者「おぉ帰ったのか。どうだった?」

男「えぇ、色々とつかめましたよ」

勇者「それは良かった。今から温泉に行こうと女盗賊と話していたところだ。君もどうだ?」

男「本当ですか?行きます!」

女盗賊「男君のぞかないでよ?」

男「平成生まれが合言葉の俺に何を言うか」

女盗賊「それはそれで癪にさわる!」

男「なんでだよ!?」

勇者「ところで男君よ。昨日の記憶がないのだがなんか迷惑をかけなかったか?」

男「覚えてなのかよ!!?あんたあんだけあばr・・・モガモガ!?」

女盗賊「何にもなかったですよぉ!ね?男君!!!」

女盗賊「勇者様あんな性格なんだから昨日のこと言ったら面倒なことになるよ」ボソボソ

男「なるほど」ボソボソ

勇者「?」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 06:30:41.51 ID:r60rTGli0
今回は投下量少なかったですね。いつも異常に雑念が・・・
熱湯ドキドキ温泉編(仮)は次の投下で
ぶっちゃけ温泉イベントなんてどうすりゃいいんだ・・・
と、うわけで終了します


ここまで見てくださった方、これから見てくださる方
どうもありがとうござました
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/31(日) 06:45:11.19 ID:Q/AAmFXDO
地震の後寝れなかった乙
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/31(日) 09:10:09.90 ID:y3lZ++MHo

次も楽しみにしてるよ
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]:2011/07/31(日) 10:26:17.48 ID:O9tiw8aAO

ヒィッツカラルドは小物っぽいが、アルベルトと同じくらい好きだ
しかしあの作品、ロボが強く見えないんだよな…
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/31(日) 15:08:07.58 ID:AWi0edQlo
乙した

温泉イベント…ゴ、ゴクリ
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/07/31(日) 21:18:45.76 ID:Q7qflIii0
なんか傭兵長のキャラいいな・・・団長とキャラがかぶっt(ry
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 22:47:08.59 ID:r60rTGli0
>>477
最近多いですよね。へべれけになれば揺れてるか酔ってるかわからないからお勧めです

>>479
小物っぽいのに妙にキャラたってますよね。十傑集で一番格下なのに・・・

>>481
しーっ!静かに!


というわけで相変わらず遅いですが投下していきます
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 22:57:28.55 ID:r60rTGli0
〜〜〜温泉〜〜〜

男「ふぅ・・・いい湯だ・・・今日の疲れも一気に取れるな・・・」

ワーユウシャサマヤッパリスタイルイイ!!
イヤ、キミモデルトコデテテウエストナンテコンナニホソイ

男「合言葉は平成生まれ合言葉は平成生まれ合言葉は平成生まれ合言葉は平成生まれ合言葉は平成生まれ合言葉は平成生まれ」ブツブツ

コラ、ヘンナトコサワルナ!
ヘヘヘー

男「「ブシューッ」出血

男「どうする・・・なんたら食わねば男の恥・・・」


1 人はなぜ覗くのか?そこに山があるからさ

2 紳士たるものゆっくりと湯につかる


+1
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/07/31(日) 23:00:49.81 ID:qb4anBZgo
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/31(日) 23:07:05.04 ID:H/gSjFlqo
>>484
人はなぜ1を選ぶのか?そこに理想郷(ユートピア)があるからさ
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 23:11:09.75 ID:r60rTGli0
>>484「あなたはなぜ塀を登るのですか?」

男「そこに山があるからさ」キリッ

男「なんかインタビュー受けたような気がしたが気のせいだろう」

男「む!あそこに従業員用の通路がある・・・」

男「うへへ」
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 23:22:23.95 ID:r60rTGli0
ガチャガチャ

男「鍵がかかってる・・・当然か・・・」

男「やはりこの塀を越えるしか・・・」

男「よし・・・」

男「うへへ」

女盗賊「おとこくーん?湯加減どう?」

男「!!? ちょ、丁度いいぞ!!」

女盗賊「そっかぁ!よかったよかった!それはそうと覗いちゃだめだよぉ?」

男「な、何を言ってるんだお前は!?合言葉は平成生まれな俺がそんなこと言うわけないだろう?」

女盗賊「君はそればかりだな・・・まぁゆっくりしていこうよ!」

男「おう、そうだな!」

男「・・・びっくりしたぜ」

男「さぁ・・・存分に拝ませてもらおうか・・・」
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 23:30:29.02 ID:r60rTGli0
男「・・・湯気で全く見えない・・・」

勇者「むっ!?そこにいるのは誰だ!!?」

男「!!?  う、ウキー!」

勇者「なんだ猿か・・・」

女盗賊「猿がここの湯に入るんですかねぇ?」

勇者「今日は特別冷えるし温もりを求めて山から下りてきたんだろうな」

男(俺もここから下りて火照った体を拝みたい・・・)

男「それにしても冷える・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ハァックション!!!」


バシャーン
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/07/31(日) 23:53:26.81 ID:r60rTGli0
男「・・・いてててて」フニッ

男「ふに?」

勇者「・・・私・・・初めてなのに・・・」///

男「ぎゃぁああああああ!!?」

女盗賊「・・・何してるのかな?」

男「いや、これには訳があってだな!!」

女盗賊「ほぉ?一応聞いてあげようか・・・」ゴゴゴゴゴ

男「塀の上に不審な人物を見つけてな・・・それで撃退を試みたが返り討ちにあったんだ」

女盗賊「遺言はそれだけか?」

男「へ?」

女盗賊「祈れ、三秒あげようか」

男「待て!?話を聞いてくれ!?」

女盗賊「3」

男「だって仕方がないだろ!目の前に宇宙がぁ!!」

女盗賊「2」

男「俺の魂が叫んでいたんだ!目の前に人類唯一の神秘があると!!」

女盗賊「1」

男「実は俺は魔王軍に操られていてだな!!?」

女盗賊「0  くぅぅぅたぁぁぁばぁぁぁぁれぇぇぇええええええええええええ!!!!」ドゴォォオン

男(おっぱい揺れてる)

男「そんなこと考えてるよゆうなんてなかっt ぎゃぁあああああああああああああ」



それからしばらく女盗賊に無視され続けた
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/01(月) 00:26:04.76 ID:TgqGwd9bo
覗いた上に女盗賊に殴られる…贅沢すぎだろ
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 00:37:24.41 ID:ZtYeYNW70
〜〜〜演習場〜〜〜

男「はぁ・・・」

傭兵長「どうかしたか?」

男「この間から女盗賊が口を聞いてくれなくて・・・」

傭兵長「あぁ、風呂覗いたって話か」

男「はい・・・」

傭兵長「そればっかりはどうにもな・・・なんかプレゼントでご機嫌とるってのはどうだ?」

男「プレゼントですか・・・でも俺何あげていいかわかんないし」

傭兵長「それだったら直接選んでもらえばいじゃねぇか」

男「・・・大丈夫っすかねぇ?」

傭兵長「まぁやってみなきゃわかんねーだろ?」

男「はぁ・・・」

傭兵長「今日はここでお終いにしてやる!ほらさっさとけーれけーれ!」
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)2011/08/01(月) 01:09:04.86 ID:2DcME4bU0
もうちょっと読点使ってほしい
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 01:10:23.44 ID:ZtYeYNW70
男「って言ってもどう誘えば・・・」

勇者「おや?今日はずいぶん早いね」

男「あ、いや傭兵長さんが気を利かせてくれて」

勇者「あぁ、この間のことか」

男「勇者さんは怒ってないんですか?」

勇者「確かに恥ずかしかったが減るものでもないしな、あまり気にしてはいないよ」

男「それで・・・女盗賊は?」

勇者「さぁ?私には普通だがなぁ・・・」

男「はぁ・・・」

勇者「・・・私は買い物にいくから二人で話あってはどうだ?」

男「二人っきりは逆に・・・」

勇者「男がそんなんでどうする?しゃきっとしろしゃきっとぉ!」バチーン

男「いっつぅ!?」

勇者「それでは行ってくるよ」

男「・・・とりあえず誘ってみるか」
494 :>>492 気をつけてみます。!とか?とか・・・使うといらねーかな?とか思っちゃうんですよね[saga]:2011/08/01(月) 01:39:18.52 ID:ZtYeYNW70
コンコン

男「入るぞ?」

女盗賊「・・・」ツーン

男「あ、あのさ…このあいだは悪かったよ」

女盗賊「・・・」ツーン

男「それでお詫びと言ってはなんだが・・・その・・・」

女盗賊「・・・」ツーン

男「なんかプレゼントしたいんだけど・・・どんなのが喜んでくれるかわからないから・・・」

女盗賊「・・・」ピクッ

男「その・・・一緒に選んでくれないか?」

女盗賊「・・・そういうことなら仕方がない!今回のことは水に流してあげよう!」

男(物で釣られるとか子供かこいつ?まぁ、よかったよかった)

女盗賊(男君とデートかぁ)///
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/01(月) 01:50:02.00 ID:TgqGwd9bo
かわええのー


そんなに句読点とかで気にならなかったけど…
496 :ジャイアントロボ面白すぎて全然書けない。少しペース上げます[saga]:2011/08/01(月) 02:10:17.35 ID:ZtYeYNW70
女盗賊「よし!行こうか!」

男「今からか!?」」

女盗賊「善は急げっていうじゃないか!ほら、行くよ!!!」ダダダダダダ

男「おわぁ!?引っ張るんじゃねぇええええ!!!」ズルズル



〜〜〜城下町〜〜〜

男「ところで何がいいんだ?服とか?」

女盗賊「ん〜、服はかさばって持ってくの大変だから身につけれる物がいいなぁ」

男「そかそか、だったらあの店で見てみるか?」

女盗賊「うんうん!いいねいいね!」ニコニコ
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/01(月) 02:19:53.08 ID:7f8Hj9Jb0
なんか傭兵長いいやつすぐる・・・団長とキャラがかぶっt(ry
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 02:22:30.12 ID:ZtYeYNW70
〜〜〜アクセサリーショップ〜〜〜

男「このペンダントとかは?」

女盗賊「う〜ん、激しく動くから歯とかに当たったら痛そうだしなぁ・・・」

男「このリングは?」

女盗賊「う〜ん、相手殴った時に壊れたら嫌だよぉ・・・」

男「このピアスは?」

女盗賊「こんなの絶対なくしちゃうよ!」

男「・・・無理じゃね?そもそも冒険者がおしゃれを求めること自体がまちg ひでぶぅ!!!」バキィッ

女盗賊「女の子はいつだっておしゃれしたいの!男君のバカ!!」

男「だからって殴ることはないと思う・・・」
499 :>>497 おい、後ろに誰かいるみたいですよ?[saga]:2011/08/01(月) 02:31:27.07 ID:ZtYeYNW70
男「だったら・・・バングルとかチョーカーかな?」

女盗賊「結構種類多いなぁ・・・迷っちゃうよ・・・」

男「このクローバーのチョーカーとかは?」

女盗賊「おぉ!意外にセンスいねぇ!」

男「褒めてるのかそれ?」

女盗賊「さぁね♪ねぇ、つけてくれる?」

男「そ、それぐらい自分でつけれるだろ!?」

女盗賊「つーけーてー!」

男「しゃあねーなぁ・・・」
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 02:47:30.52 ID:ZtYeYNW70
男(顔が近い・・・)ドキドキ

女盗賊(うわっ、どうしよう!?汗臭かったりしないかな!?)ドキドキ

男「・・・ほら・・・ついたぞ」ドキドキ

女盗賊「う、うん・・・ありがとう・・・どうかな?変じゃない?」ドキドキ

男「に、にあってると思うぞ!うん」

女盗賊「それだけ?」

男「え?・・・あ!・・・えっと、そのなんだぁ・・・可愛いぞ・・・」

女盗賊「えへへ、僕これにするぅ!」ニパァ

男「よし!すいません、これ下さい」

店員「3万Gになります」

男(思ったより高い!!?)

女盗賊「けっこう高いね、大丈夫?」

男「だ、大丈夫だって!任せておけ!」

501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 02:53:22.97 ID:ZtYeYNW70
男(財布が寒い・・・心も寒い・・・)

女盗賊「えへへ、ありがとう男君!」ニコニコ

男「あぁ、喜んでくれて何よりだ・・・」

女盗賊「・・・ちょっと歩かない?」

男「ん?構わないけど」

女盗賊「・・・」

男「どうかしたか?」

女盗賊「何でもないよ!あそこのベンチで休もうか?なんか温まるもの買ってくるよ!」

男「それなら俺が買ってくるよ」

女盗賊「いいからいいから!どうせお金ほとんどないんでしょ?」

男「あはははは・・・」

女盗賊「ふふふ、じゃあ待っててね!」タタタタタ
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 03:06:03.10 ID:ZtYeYNW70
男「ふぃ〜、寒いなぁ・・・」

女盗賊「お待たせぇ」

男「さんきゅっ」

女盗賊「よいしょっと」

男「座るときによいしょって年寄りくさいぞ」

女盗賊「む!?女の子にそういうこと言わない!」バキィ

男「あべしっ」

女盗賊「まったく君にはデリカシーってものがない!」

男「そこは普通ポカポカって殴るだろ!?右ストレート振り抜く女の子なんていねぇから!!?」
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/01(月) 03:31:22.78 ID:sAnuYev3o
追い付いた。

だめだな。これはだめなパターン。
この>>1は人の睡眠時間を奪うタイプの>>1
現に俺は明日早いのに>>1のせいでこんな時間まで寝れないでいる。
これはだめだわ。













盗賊かわいすぎわろた
504 :ついうとうとしてしまった・・・[saga]:2011/08/01(月) 03:54:06.74 ID:ZtYeYNW70
男「そういや今まで聞く機会なかったけどさ、何でお前は勇者さんと一緒に戦ってるんだ?」

女盗賊「・・・」

男「いや、言いたくないなら別にいいんだ。ちょっと気になっただけだからさ」

女盗賊「・・・ここに来る途中に潰れた教会があったでしょ?」

男「あぁ、それがどうかしたのか?」

女盗賊「僕ね、あそこに捨てられてたんだって・・・」

男「・・・」

女盗賊「あ、そんなに気にしないでよ!いじめられたりもしたけどそれなりに幸せだったんだ・・・」

女盗賊「血は繋がってないけど兄弟は沢山いたしね!・・・でもある日孤児をかくまうのをよく思わない人達が山賊を使って教会を燃やしちゃったんだ」

女盗賊「たまたま僕はその場をみちゃってね・・・その時初めて自分の力に目覚めたんだよ」

女盗賊「後はそこにいた人たちに大怪我を負わせて僕は騒ぎを聞いて駆けつけた自治隊に捕まって牢屋行き・・・」

男「・・・」

505 :安価とった人は勇者とのイベント期待してるのに女盗賊イベントしか浮かばない。悲し[saga]:2011/08/01(月) 03:59:58.20 ID:ZtYeYNW70
女盗賊「でもすぐに勇者様が話を聞きつけて助けに来てくれたんだ」

女盗賊「この子は悪くない!この子は犠牲者だ!ってね・・・嬉しかったな・・・初めて誰かに必要とされた気がしたよ」

女盗賊「それから僕はずっと勇者様とずっと世界を救う旅をしてきた・・・仲間もできた・・・そして・・・」






女盗賊「君と出会えたんだ」
506 :ぶっちゃけ展開が強引過ぎたと後悔・・・でも後に引けない・・・[saga]:2011/08/01(月) 04:20:06.72 ID:ZtYeYNW70
女盗賊「あれ、引いちゃったかな?引いちゃうよね。こんな危ない女だもんね・・・あはは・・・はは・・・・・・」

男「・・・引いてねぇよ。辛かったんだな・・・ごめんな・・・こんなこと聞いて・・・」ダキッ

女盗賊「え?え?え?どうしたのいきなり!?こんなところで恥ずかしいよぉ・・・」カァ

男「ごめんな・・・ごめんな・・・ごめんな・・・」

女盗賊「ふふふ、何で男君が謝ってるの?」ギュッ

男「でも、なんて言っていいかわからなくて・・・」

女盗賊「君がそばに居てくれる・・・君が僕のために泣いてくれる・・・僕はそれだけで十分幸せだよ・・・」

男「泣いてねぇよ」

女盗賊「ふふふ、さてさて!そろそろ暗くなってきたし帰ろうか!」

男「あぁ、勇者さんも心配してるだろうしな」
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/01(月) 04:40:36.52 ID:ZtYeYNW70
ここでちょっと休憩しようと思います
話が強引すぎてついて行けねーよ!って人が大半だと思いますがそのあたりはご勘弁を・・・
勇者イベントを考えても浮かんでくるのは女盗賊ばかりで期待していた人申し訳ないです

これは私的な話なんですがキャラのイメージがいまいちわかないんですよね
女剣豪は黒髪ロングのロリ体系で馬鹿長い刀を振り回す戦闘狂キャラって感じなんですが
残る主人公グループが全然浮かばない・・・
お気に入りの女盗賊はピクシブやらごーぐる先生で画像検索かけても
いまいちピンと来るものがないんですよね

オリジナルSS書いてる人達はある程度のキャラの外観をイメージしているものなんですかね?

「イメージしろ」 by K君

あ、私岬派なんですけど、マロンにライドしたアイチきゅんは可愛すぎると思うんです


これまた余談ですが文書が安定しません
どうしたらいいですかね先輩方
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/01(月) 04:56:07.61 ID:1IlWAin7o
貧乳かロリが活躍しないSSなんて!
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/01(月) 06:38:38.40 ID:Odk8NvoDO
若干違うけど女盗賊はTOLのノーマが近い気がする乙
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/01(月) 09:34:11.91 ID:+MmRsGMIO
盗賊はネトゲのFNOのシーフのイメージ
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/01(月) 10:38:45.51 ID:ZtYeYNW70
書くつもりでしたが資料あさっているうちに力尽きました
申し訳ありません。寝ます。
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/01(月) 10:59:11.92 ID:+MmRsGMIO
乙やすみなさい
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/01(月) 12:38:45.93 ID:sAnuYev3o
おつおつ

俺もFNOのシーフでイメージしてるな
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/01(月) 13:12:10.40 ID:7f8Hj9Jb0
絵師フラグがたちました
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/01(月) 13:24:39.43 ID:x7nZJrYgo
個人的には絵師とか出てこないで欲しいな
そういうのは違うだろ
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/01(月) 14:28:35.07 ID:KcQZrDlSo
妄想でイメージしてるから違う人のイメージとか書かれると引っ張られてつらい
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]:2011/08/01(月) 14:50:24.34 ID:mTMEtsrgo
絵師様(笑)はでしゃばらなくていい
妄想で十分
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/01(月) 22:51:02.06 ID:ZtYeYNW70
10時間近く寝るとすっきりしますね
FNOシーフ可愛いすぎて俺の股間がやばい。やばい
絵は描いてくれたら嬉しいと思いますが
特にフラグたてたつもりはないです

それではゆっくりですが投下したいと思います

519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/01(月) 22:56:11.56 ID:ZtYeYNW70
女剣豪「こんなところで何してますの?」


1 :男にかわりまして女剣豪がお送りします(北海道) [saga]:2011/08/01(月) 22:54:02.06 ID:ONNAKENGOU20
主役が女剣豪の番外編です
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 23:01:04.03 ID:ZtYeYNW70
男の子「ぼくね、おかあさんたすけにくの」

女剣豪「あらあら」

男の子「おかあさんねわるいやつにつれてかれたの」

女剣豪「あらあら」

男の子「だからたすけにいかなきゃいけないの」

女剣豪「あらあら」

男の子「ぼくいかなきゃ」

女剣豪「御機嫌よう」フリフリ

男の子「たすけてくれないの?」
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 23:14:22.65 ID:ZtYeYNW70
女剣豪「困りましたわね、わたくし少々用がありまして」

男の子「おかあさんたすけたいの。おねーちゃん・・・」

女剣豪「まぁこういうことなら仕方がありませんわね。どうせ中央国で暴れるだけの予定でしたし」

男の子「たすけてくれるの?」

女剣豪「えぇ、任せて下さいな」

男の子「ありがとーきれーなおねーちゃん」

女剣豪「あらあら、なんて可愛い子なのかしら」
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 23:25:20.32 ID:ZtYeYNW70
女剣豪「ところでお母様はどこにさらわれましたの?」

男の子「わかんない・・・」

女剣豪「あらあら困りましたわねぇ」

男の子「こまりましたわー」

女剣豪「マネッ子ですの?」

男の子「まねっこですのー」

女剣豪「あらあら、うふふふふ」

男の子「あらあら。えへへぇ」
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/01(月) 23:28:27.07 ID:ZtYeYNW70
女剣豪「では街で話を聞いてみましょうか?」

男の子「うん!あのねおねーちゃん・・・」モジモジ

女剣豪「どうかしまして?」

男の子「おててつないでいい?」

女剣豪「あらあら、甘えん坊さんですわね」ニコッ

男の子「あまえんぼーじゃないもん!」

女剣豪「そうですわね、では行きましょうか」ギュッ

男の子「うん!」ギュッ
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 00:04:31.96 ID:vXPi6Usr0
〜〜〜町〜〜〜

女剣豪「ここ最近で人さらいを働いている悪党を探してますの」

町人「きっと山賊団のことかい?やめときなよ」

女剣豪「どうしてですの?」

町人「つい最近、王国の兵士達が派遣されたんだが全て返り討ちにあったばかりなんだよ・・・」

女剣豪「あら、素敵ですわね。是非とも居場所を教えていただきたいですわ」ニコニコ

町人「話聞いてました?」

男の子「きいてたよー」

女剣豪「あらあら、ちゃんとお話聞けるなんて良い子ですわね」ナデナデ

男の子「えへへ」

町人「・・・」
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 00:11:35.12 ID:vXPi6Usr0
女剣豪「山賊のアジトもわかりましたし今日は休みましょうか」

男の子「ぼくのおうちにいこー」

女剣豪「ではお邪魔させていただきますわ」

男の子「おじゃましていただきますわー」

女剣豪「あらあらまたマネッ子ですわね」

男の子「えへへー」
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/02(火) 00:38:11.48 ID:S+5771xzo
あらかわいい
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 00:39:23.15 ID:vXPi6Usr0
〜〜〜男の子の家〜〜〜

男の子「おねーちゃん、おふろはいろー」

女剣豪「一人で入れませんの?」

男の子「はいれるよ!でもあわがめにはいるからやなの」

女剣豪「それでわ一緒に入りましょうか」

男の子「うん!」
528 :流れでかいてると「わ」と「は」を間違えちゃう。悲しみ[saga]:2011/08/02(火) 00:45:45.68 ID:vXPi6Usr0
男の子「えへへー、とうさんようきをかんじますー」

女剣豪「随分古いネタですわね。ほらほら、すすぎますから上を向いてくださいな」

男の子「ねぇ、おねーちゃん」

女剣豪「なんですの?」

男の子「おねーちゃんはおかあさんよりおっぱいちっちゃいけどどうして?」

女剣豪「女の人におっぱいの話をしてはいけませんわよ」ギュー

男の子「ごべんなふぁいー」
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 00:47:19.13 ID:rKaFeBcSO
男の子
俺は貴様を許さない
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 00:50:24.59 ID:vXPi6Usr0
女剣豪「さて、そろそろ寝ましょうか?」

男の子「あのね・・・ぼくね・・・」モジモジ

女剣豪「あらあら、一緒に寝たいんですの?」

男の子「うん・・・」

女剣豪「あらあら、ほら来なさいな」バフッ

男の子「うん!」

女剣豪「甘えん坊さんですわねぇ」

男の子「あまえんぼーじゃなもん!おねーちゃんがさむいとかわそうだからだもん!」

女剣豪「あらあら、優しいんですわね」ナダナデ

男の子「えへへー」
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 00:55:05.86 ID:vXPi6Usr0
男の子「スースー・・・」

女剣豪「・・・やっと寝ましたわね」スッ



女剣豪「未だに大人になれないボク達にお仕置きにいきましょうか」

女剣豪「せいぜい醜い花を咲かせていただきましょうか」ゴゴゴゴゴ

男の子「うぅん・・・おねーちゃん・・・」

女剣豪「ッ!?」ビクッ

男の子「むにゃむにゃ・・・」

女剣豪「寝言ですのね・・・驚きましたわ・・・」

532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 01:01:52.40 ID:vXPi6Usr0
〜〜〜山賊アジト〜〜〜

ボス「ひゃひゃひゃひゃ!しっかり注がねえか!」

町娘「うぅ・・・お父さん・・・お母さん・・・」トクトク

ボス「ひゃひゃひゃひゃひゃ!今日もパーっとやろうぜぇ!!」

子分1「ボス!侵入者です!」

ボス「また国の兵かぁ?返り討ちにしてやれや!」

子分1「それがそうでもないみたいで、女が一人暴れまわってやす!」

ボス「ほぉ?捕まえて奴隷にしちまうか。おい!生け捕りにしろ!!!」

子分「へい!」

533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 01:07:23.97 ID:vXPi6Usr0
子分2「ヒィ!!?強い!!」

女剣豪「あらあら、逃げなくても皆殺しですから安心してくださな」ニコッ

子分3「調子にのりやがって!一斉にかかれ!」

山賊一同「おぉ!!!!」

女剣豪「あらあら、でもよろしくて?」

女剣豪「血の雨が降ることになりますわよ」ズバ

ドササササッ

子分3「ヒィ!?化け物だぁ!!!」

子分2「に、逃げろぉおおおおおお!!」

女剣豪「逃がさなくてよ」ニコ



ぎゃぁああああああああああ!!!!




女剣豪「素敵な鳴き声でしたわ」ウットリ
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 01:24:37.75 ID:vXPi6Usr0
子分1「これはいったい・・・50人が全滅・・・」

女剣豪「あらあら、まだ残っていましたの?」

子分1「ヒィ!?助けてくれ!!!」

女剣豪「助ける?そう言った相手にしてきたことを思い返してくださいな」

子分1「待て!この先は迷路になっていて俺がいなきゃボスのところにはたどり着けねえ!!」

女剣豪「あらあら、迷路ですの?」

子分1「あ、あぁ・・・だから俺には利用価値がまだある・・・ ザクッ   ・・・ざく?」

子分1「ぎゃぁああああああああああ!!!!待て何で刺すんだよ!!?」

女剣豪「あらら、手が滑ってしまいましたわ」ニコニコ

子分1「ヒィ!?」助けてくれぇ!!!」

女剣豪「それに迷路なんて素敵ではございません?案内など無粋ですわ」ザク

子分1「ぐぎゃあああああああああ」


女剣豪「あらあら、服が汚れてしまいましたわ」

535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 02:09:17.67 ID:vXPi6Usr0
ボス「チィ!女一人に何チンタラしてやがんだグズどもが・・・」

ドゴォオオオン

ボス「なっ、何だ!!?」

女剣豪「結局迷ってしまいましたわ・・・最初からまっすぐ進めばよかったですわね」

ボス「むちゃくちゃすぎる・・・」

女剣豪「あら、あなたが山賊の親玉ですの?」

ボス「てめえ!部下はどうした!?」

女剣豪「さっくり殺りましたのでもう来ませんわよ?」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/02(火) 02:26:41.81 ID:S+5771xzo
スカッとする!女剣豪かっけぇ
537 :ディスプレイにチン毛がついてる。不思議![saga]:2011/08/02(火) 02:53:59.53 ID:vXPi6Usr0
ボス「何だと!?たった一人で全部・・・だがなぁ・・・」

ボス「こっちにゃ人質がいるんだぜぇ!?」グィ

モブ子「ひーおたすけー」

ボス「へっへっへ、残念だったなぁ?」ニタァ

女盗賊「あら?その腕で何をなさるつもりかしら?」チンッ

ボス「腕?グッ、グギャアアアア!!!腕がぁ!!俺の腕がぁぁあああああ!!!」

女盗賊「あらあら、殿方のくせに随分とわめきますのね」ニコッ
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]:2011/08/02(火) 03:07:47.06 ID:3gMTwP4lo
北斗の拳かよwwwwww
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 03:22:06.78 ID:vXPi6Usr0
だめだ・・・なかなかかけないです・・・

ちょっと休憩します・・・
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/02(火) 03:22:18.89 ID:S+5771xzo
落ち着くんだ

女盗賊になってる


妖怪チン毛置きかチン毛の妖精の仕業にちがいない
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 03:27:13.17 ID:ZS5N0duRo
剣豪というよりかはもはやカルラにしか見えん
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]:2011/08/02(火) 03:58:21.60 ID:z2J0ZKWAO
アルトネリコのアヤタネなイメージ
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 04:44:37.15 ID:Yx+5HqdIO
つええw
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 04:49:24.39 ID:vXPi6Usr0
うわ!?本当だ女盗賊になってる・・・

男と女盗賊は書くのが楽だから無意識のうちに・・・


以下修正


ボス「何だと!?たった一人で全部・・・だがなぁ・・・」

ボス「こっちにゃ人質がいるんだぜぇ!?」グィ

モブ子「ひーおたすけー」

ボス「へっへっへ、残念だったなぁ?」ニタァ

女剣豪「あら?その腕で何をなさるつもりかしら?」チンッ

ボス「腕?グッ、グギャアアアア!!!腕がぁ!!俺の腕がぁぁあああああ!!!」

女剣豪「あらあら、殿方のくせに随分とわめきますのね」ニコッ




それではやっつけ感の半端じゃない番外編続きいきます
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 04:58:50.52 ID:vXPi6Usr0
女剣豪「少し黙りなさいな」ザクッ

ボス「足がぁ!!?足がぁああああああ!!!」

女剣豪「跪いてる姿・・・お似合いですわよ」ザクッ

ボス「ぐぎゃぁああああああああ!!!」

女剣豪「バッタの足をもいでるような気分になりますわねぇ・・・懐かしいですわぁ・・・」ザクッ

ボス「ぎょりっぃいいいいいいい!

女剣豪「人が思い出に浸っているというのに・・・無粋ですわね・・・」ザクッ

ボス「ヂンボがぁぁぁあああああ!!!ほぎぃぃいいいいい!!」

女剣豪「あらあら」
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/02(火) 05:08:48.44 ID:S+5771xzo
鬼畜すぎww

だが、女剣豪GJ
547 :あれ?リョナってね?[saga]:2011/08/02(火) 05:11:46.75 ID:vXPi6Usr0
女剣豪「その出血ならもう助かりませんわね」

ボス「ビクン・・・ビクン・・・」

女剣豪「あらあら」

女剣豪「さてと、男の子のお母様を探さないとけませんわね」

女剣豪「一人ぐらい生かしておけばよかったですわ。うふふ」




女剣豪「助けにきましたわよ」

キャータスカッタワー
アリガトー

女剣豪「男の子のお母様はいらっしゃいます?」

母親「わ、私ですが息子は!?」

女剣豪「無事ですわよ。寂しがっているので早く帰って安心させてあげてくださいな」ニコ

母親「はい!このご恩は一生忘れません!」

女剣豪「いいえ、お気になさらずに。私は旅の途中ですので行きますわ。御機嫌よう」
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 05:24:39.89 ID:vXPi6Usr0
〜〜〜男の子の家〜〜〜

男の子「う〜ん・・・あれ・・・おねーちゃんがいない・・・」

男の子「おねーちゃんもつれてかれたの!?」

男の子「グスッ・・・おねーちゃん・・・」


ガチャッ


男の子「・・・おかーさん?」

男の子「おかぁさーん!!!」

母親「大丈夫だった!?怪我しなかった!?」

男の子「だじょうぶだよ!おねーちゃんがいっしょにいてくれたから!」

549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 05:31:45.21 ID:vXPi6Usr0
母親「お姉ちゃん?もしかして旅の剣士様のこと?お母さんその人に助けてもらったのよ」

男の子「おねーちゃんがたすけてくれたの?」

母親「うん、一人で悪い人達やっつけちゃったのよ。」

男の子「おねーちゃんは?」

母親「剣士様はもう旅にいってしまったわ」

男の子「そっかぁ…ありがとうっていいたかたのに・・・」

母親「良い子にしていればいつか会えるわよ」

男の子「うん!ぼくいいこにしてる!それでおねーちゃんみたいにつよくなる!」

母親「そうね、その時にありがとうって言おうね」ニコ

男の子「うん!」








女剣豪「クチュンッ・・・誰か噂でもしてるのかしら?」



〜〜〜完〜〜〜
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/02(火) 05:34:07.82 ID:vXPi6Usr0
なんの脈絡もなくやってしまった番外編はここで終了です
改めて見直すとやっつけ感が半端じゃないですね
ここまでお付き合いいただきありがとうございました

書き終わっての感想はやっぱり動かしづらいキャラだな〜
とは思いました


女剣豪やったってことはやっぱり魔導士もやんなきゃだめなんですかね?
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/02(火) 10:14:58.90 ID:XTVrPKRyo
そうだね、プロテインだね
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 11:11:09.30 ID:ZaH5z7leo

魔導士って男だっけ?女だっけ?
女だったら是非書くべき
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 13:30:49.80 ID:pL2jwdUIo
>>552
イケメン
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 14:10:55.98 ID:ZaH5z7leo
>>553
イケメンか・・・
[ピーーー]ッ!イケメン[ピーーー]ッ!
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 14:37:36.24 ID:q/9nernBo
それって最初の国にいたやつじゃなかった?
一行にいる魔導士は女だと思ってた


……似た名前が多い
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/02(火) 17:44:45.06 ID:C+pwwbHKo
最初の国のは大魔導じゃね
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/02(火) 17:45:48.31 ID:C+pwwbHKo
最初の国のは大魔導じゃね
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/02(火) 17:48:20.11 ID:builquCro
>>556
だから、大魔導はイケメン、魔導士は女って認識してたんだけど、ちがったっけ?
魔導士が男だったら…
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/03(水) 05:32:44.33 ID:QRITlavf0
いつもより早い?遅い?
どっちか判断しにくいですが
いつもと違う時間になってしまってます

魔導士の番外編はラストの構想はできているんですが過程が全然浮かばないので
書き溜めてまとめて投下という形にします

完成はでは男、女盗賊、勇者でお送りします
投下は録画した神様ドールみるので7時前には投下します
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/03(水) 05:33:26.00 ID:QRITlavf0
ちなみに魔導士は男です
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/03(水) 06:59:00.85 ID:QRITlavf0
傭兵長「だいぶ銃の扱いが上手くなったな」

男「えぇ、おかげ様で飛んでる蠅を撃ち落とせるようになりましたよ」

傭兵長「ふむ・・・だいぶ扱いが上手くなったようだな」

男(まだ及第点じゃねぇのか・・・)

傭兵長「今日はもう遅いから訓練は終了だ。明日は休みにして明後日また来てくれ)

男「はい、またお願いします)
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/03(水) 07:15:24.63 ID:QRITlavf0
〜〜〜勇者の家〜〜〜

男「明日はオフかぁ・・・何すっかなぁ」

勇者「明日は休みなのかい?」

男「えぇ、暇をもらいました」

女盗賊「それだったら皆で買い物にでもいこうよ!」

男「えー・・・」

勇者「何か用事でもあるのかい?」

男「いや・・・アイマスみないといけないから」

女盗賊「最近カッコ良くなってきたと思ったけど勘違いだったねキモヲタ君」

男「全ての紳士諸君に謝れ」
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/03(水) 07:39:33.37 ID:QRITlavf0
女盗賊「それじゃあどこに行こうか?」

勇者「うむ・・・酒場などはどうだろうか?」

男「朝からあいてる酒場があるか!ってかあんたらに酒は飲ませねぇ!」

勇者「えー・・・」

女盗賊「あはは・・・っていうかどこ行こう?」

男「いや、なんで行く前提で話が進んでるの?明らかに俺渋ってるよね?」
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/03(水) 08:21:07.02 ID:QRITlavf0
女盗賊「君は本当に男らしくないなぁ」

男「うるせぇ!行けばいいんだろ?行けばよ!」

女盗賊「決まりだね!それじゃあどこにいこうか?」

勇者「そうだな・・・山で山菜取りなんてどうだろうか?」

男「この時期に山菜なんて生えてるわけないじゃないですか」

勇者「いや、この地方には雪見草というのがあってね」

女盗賊「君は本当に無知ねぇ」

男「知るかよ!!そんなんで無知扱いすんな!終いにゃ泣くぞこんちくしょう!」

勇者「男がそうそう涙を見せるものじゃないよ」

男「もういやだこの人たち・・・」
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/03(水) 08:33:28.26 ID:QRITlavf0
〜〜〜山〜〜〜

女盗賊「ん〜、良い天気だね!」

勇者「そうだね、晴れてよかったよ」

男「でもこういうときって大抵雪崩イベントが通例だよな」

女盗賊「あはは!そんな漫画みたいな話があるわけないじゃないか」

男「だよなー」

ゴゴゴゴゴゴゴ

男「ごごご?」

ゴゴゴゴゴゴゴ

男「なんか聞こえないか?」

女盗賊「あはは・・・気のせいだよきっと・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

男「ぎゃぁああああ!!!通例どおりに雪崩じゃねーかよ!!?

女盗賊「大丈夫だ!落ち着いて避難しよう!・・・・ってきたぁ!!逃げるんだ男君!!!」

男「間に合わねぇ!!!」

566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/03(水) 08:44:37.05 ID:QRITlavf0
勇者「下がっているんだ二人とも」スッ

男「何落ち着いてるんですか!?早く逃げないと!!!」

女盗賊「そうですよ!いくら勇者様でもこの規模の雪崩はどうしようも!!」

勇者「心配するな、君たちが後ろにいる・・・それだけで私の力は何倍にもなる・・・」

男「いや、早く逃げましょって!」

勇者「ここは黙って任せてくれ・・・ハァァアアアアア!!!」

勇者「極限まで高まれ、私の力よ!!!!」

勇者「いくぞ!ギャラクシアン!!!勇者エクスクラメーション!!!」

男「ゴールドセイントが三人で出す技を一人で出しちゃったよ!!?」


ちゅどーん


勇者「ふぅ・・・なんとかなったな」

男「もう一人で魔王倒しに行けよ」
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/03(水) 14:40:34.98 ID:cRJiRUiX0
さすが勇者つえぇwwwwwwww

・・・今更だけど、黒騎士「凍土に眠れ!!!奥義エターナルフォースブリザード(以下略
に突っ込みないの?
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/03(水) 15:42:36.56 ID:EYVG7jO8o
乙した!
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/03(水) 18:14:17.43 ID:XWueQMs9o
>>567
あまりに自然すぎて気付かんかった
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/04(木) 08:39:02.91 ID:rApEehXR0
昨日のはほとんど投下できずすみません
いや、ブレイクブレイド見てたとかボトムズみてたとか
そういった邪念に取りつかれてなんていないです


茶番はこれぐらいで投下始めます
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 08:47:48.85 ID:rApEehXR0
勇者「いやあ、大量に取れてよかったよ!」

女盗賊「本当ですね!こんなに取れるなんて驚きだよ!」

男「俺は雪崩を吹っ飛ばしたことのほうが驚きだけどな」

勇者「守るものがあれば人はいくらでも強くなれるのだよ!」

男「それで災害を回避できるからあんたはすごいんだよ・・・」

女盗賊「これどうやって調理しようか?」

勇者「ふむ、山菜といえば天ぷらがテンプレだな」

男「あれ、室内なのに寒い」

勇者「・・・ギャグじゃないのに」グスン
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 08:57:26.44 ID:rApEehXR0
男「そういや ムシャ なんで今日は ムシャ 休みだったんだろう」

女盗賊「さぁ? ムシャ 明日聞いてみたら ムシャ どうだい?」

勇者「二人とも食べながら喋るなんて行儀がわるいぞ!」

男「ほ〜い、そうだな。ちょっと聞いてみるか」


〜〜〜後日〜〜〜


男「さて・・・傭兵長さんはどこかなっと」

傭兵長「よぉ、もう来てたのか?」

男「あ、ちわー・・・ってどうしたんすかその怪我!?」

傭兵長「これか?昨日仕事があったんだがしくじっちまってな」

男「そんなに強力なモンスターなんですか!?」

傭兵長「いや、それほどでもないんだが数が多くてな・・・」

男「それで討伐は完了したんですか?」

傭兵長「いや・・・ある程度は追っ払ったんだがな・・・深追いしてこのざまだ・・・」
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 09:20:39.68 ID:rApEehXR0
男「傭兵長さんがそこまでの怪我を負うなんて・・・」

傭兵長「これも魔族進行が影響なのかもな・・・」

男「・・・」

傭兵長「行こうっていうなら止めておけよ?ありゃ、フェンリルの配下だろ」

男「フェンリル?」

傭兵長「あぁ、古くから森に生息するモンスターさ」

男「なんで放っておくんです?」

傭兵長「単純に強いってのもあるが・・・おいおい、そんなこと聞いてどうするつもりだ?」

男「いや、何でもないっすよ!」

傭兵長「あいにく俺はこの様だ、しばらく訓練は休みにさせてもらうぞ」

男「はい」

傭兵長「いいか、フェンリルには手を出すなよ!こんなもんじゃすまねぇぞ!」

男「分かってますって」
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 09:30:41.66 ID:rApEehXR0
〜〜〜勇者の家〜〜〜

女盗賊「フェンリル?そりゃ知ってるよ」

男「そんなに有名なのか?」

女盗賊「あたり前田さんだよ!この地方で知らな人はいないぐらいだよ!」

男「ふーん…」

女盗賊「どうしてそんなこと聞くの?」

男「今日傭兵長さんに話を聞いてな。ほったらかしにしていいものなのかなって」

女盗賊「うーん・・・確かに放っておいていようなレベルのモンスターではないけど・・・」

勇者「どうかしたのか?」

男「フェンリルってモンスターのことで話していたんですよ」

勇者「フェンリルか・・・昔ひどい目にあわされたっけ」

男「勇者さん負けたんですか!?」

勇者「昔な、今やればなんとか勝つことは可能だろうけど」

男「勇者さんがねぇ・・・」

勇者「あぁ、腕試しに挑んだら返り討ちだったよ。噂に聞くほど凶暴っていうわけでもないようだしな」

女盗賊「男君気になるの?」

男「そういうわけじゃないんだけどな・・・」
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 09:46:32.77 ID:rApEehXR0
勇者「数百年前からいるモンスターだしこちらから仕掛けたり不用意に森に入らなければ何もしてこないし放っておいても問題無いだろう」

男(なんか微妙に聞いた話と違うな・・・)

女盗賊「まさか・・・行こうなんて思ってないよね?」

男「ま、まさか!!?勇者さんが返り討ちにあったやつなんて俺が行ってどうにかなるわけないだろ?」

女盗賊「ふぅん・・・」ジトー

勇者「い、今戦えばきっと勝てるぞ!」




―――――
――――
―――



男「ここが話に聞いた森かぁ・・・」
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 09:52:55.25 ID:rApEehXR0
男「不気味だなぁ・・・」

男「やっぱ止めとこうかな・・・」

男「・・・行くか」


〜〜〜森の奥〜〜〜


男「だいぶ来たんだけどな・・・」

男「・・・」

男「まいったな・・・囲まれてやがる・・・」
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/04(木) 09:59:52.94 ID:s89F7OXUo
          | しまった!囲まれたぞッ!
         └-、r──────────                 ┌─────
            ____                           | どうやら
             /___ \                         ___, |そのようだな・・・
         /  |´・ω・`|   \               r⌒ヽ   /___\レ──────
        /     ̄ ̄ ̄   Ι:             |    \| , |´・ω・`| |
         i!   ゙ヽ、 Y"  r‐!、 ヽ.            |   .i  \. ̄ ̄ ̄  i
         ヽ. 、 ''´⌒ゝ-‐'" _ィ》 Y!         │  .i    ヽ.  .  i
         \_|!_二|一"f ,  !゙\        | . ノ\   .     .?
          〈, l|゙》-i|┴ーi´ / イ ´ i!:        |  /   ヽ、_     ノ
:              ゙ー-ニ二__,/  / /        |_/    /    /
               /゙ У   / /        / /    /   /
              //,/-‐、  /         (_/    /  /
              i! _{!   j!'〈                  ./ /
            / ,,.ノ \'' ヽ \            / ./
            〈 ーぐ     \   ヽ         /./
            ゙ー″      〉ー- 〉       /`/
                   〈___ノ       |_/
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 10:06:25.85 ID:rApEehXR0
アイスタイガー「グルル・・・」

ビックフッド「お゛ぉ゛・・・」

男「ひー、ふー、みー・・・・・・数えるだけ無駄か・・・」

??「懐かしい匂いがすると思って来てみれば人間ではないか・・・」

男「!!?」

??「我が森に何の用だ人間よ・・・」

男「お前がフェンリルか?」

??改めフェンリル「その通りだが一体なんのつもりだ・・・用件次第ではただでは帰さんぞ」

男「聞きたいことがある」

フェンリル「ほぉ?人間ごときが我にか?」

男「あぁ・・・まず一つ、なぜ部下を人里に仕向けた?そして二つ、懐かしい匂いってのはどういうことだ?」

フェンリル「ククク・・・」

男「何が可笑しい?」

フェンリル「我に聞きたいことがあるのなら・・・」

男「なんだよ・・・」

フェンリル「まずは力を示せ小僧!!!話はこれからだ!!!」

男「なんでこうテンプレ通りの展開になるかねぇ・・・」
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 10:22:46.16 ID:rApEehXR0
とりあえずフェンリルは様子を見るといった様子で動こうとはしない

まずは部下を差し向けるといったところだろうか

男「はぁ・・・」チャッ

男が二つの『相棒』構えると当時に襲いかかるモンスターの群れ

男はそれらを全てを回避しながら銃弾を撃ちこんでいく

男「ハッ、その程度かい!?」

ビックフッド「ぐぉおおおおおおお!!!」ドォオン

背後からのビックフットの一撃

しかし

男「残念、見えてるんだなこれが!」ダダダダダン

ビックフッドの頭を踏みつけ銃弾をブチ込み

崩れ落ちるように倒れるブックフット

男「そろそろ止めにしとこうぜ?十分に『力』ってやつは示せたと思うぞ?」

フェンリル「吠えるな小僧、まだ残っているぞ」

アイスタイガー「ガァァアアアアアアアア」
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 10:31:51.52 ID:rApEehXR0
四方から当時に飛びかかる氷の虎

男「無駄だっつーのぉ!!!」ダダンッ

左右から飛びかかる二匹を撃ち落とし

男「そいやっ!!」ダンッ

跳躍し背後からの攻撃をかわしての一撃

男「おっとぉ!」

正面からの噛みつきを足で受け止め

男「腹が減ってんのか?だったらこれでも喰らっとけ!」ダァンッ

ヘブンから放たれた一撃はアイスタイガーの口からダイレクトに胃へと運ばれる

ドォオオオン

火属性を持つ炸裂弾はアイスタイガーを内部からアイスターガーを爆散する


男「満腹かい?そりゃよかった」



581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 10:34:15.19 ID:rApEehXR0
上の修正

火属性を持つ炸裂弾は内部からアイスターガー爆散する  ○

火属性を持つ炸裂弾はアイスタイガーを内部からアイスターガーを爆散する ×

すみません
 
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 10:49:21.33 ID:rApEehXR0
男「もう十分だろ?俺は最初から争うつもりはない。話を聞かせてくれよ」

フェンリル「ファハハハハハ!!!似ているのは匂いだけではないような!!!」

男「アンタの言う匂いの主についてだが俺はどうやらそいつの生まれ変わりらしくてねぇ」

フェンリル「どおりでな、ここまで戦った褒美に一つ答えてやろう」

男「そいつはどうも」

フェンリル「この時期は得物が少なくてな、一部は我の目を逃れ里に下りて得物を調達しているようだ」

男「あんたが差し向けたわけじゃないんだな?」

フェンリル「人間なんぞと誰が好んで関わるものぞ」

男「で、もうひとつの質問は・・・」

フェンリル「それは我と戦ってからにしてもらおうか」

男「まぁ・・・そうなるわな・・・」

フェンリル「来い小僧!!!」
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 11:05:47.77 ID:rApEehXR0
目の前の氷塊のような体躯を持つ狼の咆哮

以前対峙した召喚士に勝るとも劣らないほどの重圧感を与えてくる

しかし男の心中を突き動かすもの


高揚感


なぜこのような感情が今自分の中にあるのか

強敵を前に気が狂ったか

それとも前世の記憶というやつなのか

今考えても仕方がないことなのだろう

目の前の怪物、確かに存在するこの気持ち

男(・・・俺は・・・楽しんでいるのか・・・?)

フェンリル「来ぬのか?ならばこちらから参るぞ!!!」

その巨体からは信じられないほどの速さでの突進

男はそれを難なくかわす

フェンリル「ほぉ、足がすくんで動けぬのかと思ったぞ?」

男「ハッ、吠えるじゃねえかワンちゃんよ!?」ダダダン

フェンリル「我を犬呼ばわりか!!!面白い!!!」

弾丸は全て避けられてしまう

フェンリル「甘いわッ!!!」

フェンリルの口から放たれた氷柱を銃弾で砕く

男「おらぁああああああああ!!!」ダダダダダダダン

砕けた氷でフェンリルの視界から消えたと同時に

一気に攻撃を仕掛ける

しかし、それらは全て氷壁によって阻まれる

男「・・・随分と固い氷だな」
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 11:26:43.57 ID:rApEehXR0
男(見た目まんまの弱点なら・・・コイツでいくか・・・)

フェンリル「どうした!我を楽しませて見せよ小僧!!!」

男(つってもこれじゃ致命傷になるか分からねぇし『賭け』にでるのはまだ早い・・・)

男(だったらコイツを・・・・・・OK、参段はできた・・・・・・)

男「お楽しみのところ悪いが、一気に決めさせてもらうぜ」

男「速度強化魔法風雷レベル3!!!」

フェンリル「なかなかの早さだ」


男の十八番である超高速戦闘でフェンリルを撹乱するが


フェンリル「その程度で我をしとめるつもりかぁ!!!!」


フェンリルの咆哮と同時に地中から無数の氷柱が出現する

ギリギリで氷柱をかわすも全てをかわすことはできず無数の裂傷が男に刻まれる

男「チィッ!?コイツでもくらって黙りやがれ!!! スキル発動 ミリオンバレット!!!」


以前男が傭兵長によって受けたスキル

それを男流に改良し、散弾のように放たれるが全て氷壁に遮られる


男「オラオラオラオラオラオラァアアアアアアアア!!!」ダダダダダダダダダダ

フェンリル「無駄だというのが分からぬか!!!」

男「無駄かどうかなんてやってみなきゃ分からねぇだろうがあ!!!」ダダダダダダダダダ


一発、また一発と遮られていく

だがそこに見える僅かな光明


男「これで・・・終わりだッッッ!!!」


放たれたたった一発の弾丸が氷壁に突き刺さる

そして・・・


ドォォォオオオン


フェンリル「ッッッ!!?」


氷壁の中心部で爆ぜた弾は跡形もなく氷壁を崩していく


男「な?無駄じゃねぇだろ?」
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 11:39:24.97 ID:rApEehXR0
男「さて、さんざん痛い思いさせてくれたお礼をさせてもらうぜ・・・」ダンッ


フェンリルの足元に銃弾を放つ

それにより巻き上げられた雪がフェンリルの視界を遮る


フェンリル「小癪なッ!!!」


自信を囲うように氷柱を次々と出現させていく



ドォオオン


突如地面が爆発

フェンリルの意識が一瞬引きつけられる


男「残念、俺はそっちじゃねぇよ」

フェンリル「!!?」


頭上からの男の声、それと同時に訪れる背中への強烈な衝撃


男「正解だ、おめでとさん!」ズドン


再び衝撃


男「そういや今日はクリスマスだな。メリークリスマス」ズドン


再び


男「そんでもってこいつはサンタさんからのプレゼントだ」ズドン

フェンリル「グオオオオオオオオオッッッ!!!!」ドサッ


幾重に訪れる衝撃にとうとう地に伏せられるフェンリル



男「そんでもってこいつは・・・・・・・・えっと・・・・・・ハッピーニューイヤー!」ズドンッ




586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 11:43:49.25 ID:rApEehXR0
ズドォオオオン

止めに放たれた爆炎弾は巨大な火柱をあげる


男「ふぅ・・・つっても・・・」

フェンリル「ふぁふぁふぁふぁふぁ!!!!いいぞ小僧!!!」

男「やっぱたいして聞いてないよねぇ・・・」


再び立ち上がるフェンリル


フェンリル「さぁ!もっとだ小僧!」

男「いや、止めとくよ。俺じゃアンタに勝てそうもねえし」

フェンリル「なぜだ!?まだこれからだろう!!!」

男「だから言っただろう?俺は話をしに来ただけだ。それに・・・本気でもねぇあんたに俺はこのザマだしな」

フェンリル「ふむ・・・」
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 11:55:41.45 ID:rApEehXR0
男「だから今日はお預けだワンちゃん」

フェンリル「ふぁふぁふぁふぁふぁ!!!面白い小僧だ!!!久しぶりに楽しませた褒美として見逃そうぞ!」

男「ありがとさん・・・」

フェンリル「さて、話とやらは何だったかの・・・」

男「俺と同じ匂いの主について聞きたいことがある」

フェンリル「ふむ・・・以前この山に訪れてな、この我を難なく地に伏せたほどの強者だからな」

男「他には?」

フェンリル「あの匂いは人間ではなく魔族だな」

男「そんなことはわかってるって・・・他には?」

フェンリル「他?・・・ふむ・・・魔族にしては手ごわいといったところか・・・」

男「だから・・・ん?『魔族にしては』っていうのはどういうことだ?お前も魔族だろ?」

フェンリル「何を言っている?我は、我だけではなく人間界にいるもののほとんどは魔族ではないぞ」

男「どういうことだ?」

フェンリル「貴様ら人間が現れるより以前から我らは存在する。そして我らは魔物とは似て非なるものだ」

男「待てよ、あんたらは魔族とは無関係なのか!?」

フェンリル「貴様こそ何を言っている」

男「だったらアンタはいったい何なんだ!?」

フェンリル「さあな」

男「さあなって・・・」

フェンリル「知らぬもんは知らん」

男「モンスターが襲ってくるのは魔族のせいだろ?」

フェンリル「だから関係ないと言っておろうに・・・我らはだたエサを求めているだけだ。魔族なぞ無関係だ」

男「分からんことが増えたぞ・・・」

フェンリル「そのような小さきことに悩むとは、人間とは難儀よのぉ・・・」
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 12:03:14.49 ID:rApEehXR0
男「まぁいいか・・・邪魔したな・・・」

フェンリル「帰るのか?」

男「あぁ、分からんことは多いが情報は入ったしな」

フェンリル「そうか・・・」

男「それじゃあな。部下を死なせて悪かったな」

フェンリル「弱者が死ぬのは節理よ、それとこれを持て行け」

男「これは?」

フェンリル「我が牙だ、我を楽しませた褒美として受け取れ」

男「再戦の証とか言わねぇよな?こっちとしては願い下げだが・・・」

フェンリル「ふむ、それは良い!」

男「墓穴をほった・・・

フェンリル「ふぁふぁふぁ!!また来い人間よ!!!」

男「ははは・・・・・じゃあな・・・」



デデデデッデデー

フェンリルの牙をゲットした
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 12:10:47.79 ID:rApEehXR0
男「ふぅ・・・すっかり遅くなったな・・・」

男「・・・ただいまー」

女盗賊「一体どこに行ってたのかな!?」ドーン

男「げっ!?・・・どこって言われても・・・ちょっとした調べ事だよ・・・」

女盗賊「ふーん、だったらなんでそんなに傷だらけなのかな?」ゴゴゴゴゴ

男「えっと・・・それは・・・」

女盗賊「もしかしてフェンリルの森に行ってたのかい?」ゴゴゴゴゴゴ

男(逃げ道が見つからない・・・)
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/04(木) 12:24:32.40 ID:VKzx26Tuo
ワクテカ
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 12:28:19.02 ID:rApEehXR0
女盗賊「沈黙は肯定とみなすよ?」

男「・・・」

女盗賊「行ったんだね?」

男「はい・・・」

女盗賊「危険だって言ったよね?」

男「はい・・・」

女盗賊「だったら何で行ったの?馬鹿なの?」

男「はい・・・」

女盗賊「・・・はいはい言ってれば終わると思ってる?」

男「はい・・・・・・あっ・・・・・・」

女盗賊「ふーん・・・」

男「・・・」

女盗賊「・・・」

男「・・・」

女盗賊「・・・」

男「・・・」

女盗賊「・・・」

男「すみませんでした・・・」
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 12:38:36.09 ID:rApEehXR0
勇者「まぁまぁ・・・こうして無事だったんだからいいじゃないか」

女盗賊「勇者様は黙っててください」

勇者「はい・・・」

男(助け船が・・・)

女盗賊「何で残念そうなの?助け船が来てくれなくてそんなに残念かい?」

男「い、いえっ!滅相もございません!!」

女盗賊「ふーん・・・まぁいいや、なんであんな危ない所に行ったの?」

男「それは・・・」

女盗賊「言えないわけでもあるの?」

男「そういうわけじゃ・・・」

女盗賊「だったら何で?」

男「調査というか・・・なんでモンスターが町を襲うのか気になったから・・・」

女盗賊「そんなことで行ったの!!?」

男「そんなことってお前!?」

女盗賊「それは僕らの仕事じゃない!国の仕事だ!!」

男「・・・」

女盗賊「僕たちにもね、限界はあるんだよ!?全てを救えるわけじゃない、全ての危機を取り除けるわけでもない!!」

男(返す言葉もない・・・)

女盗賊「それにね!無事だったからよかったものを勇者様ですら負けたことがある相手に君一人で・・・」

男「・・・」

女盗賊「もし何かあったら・・・・・・どうするつもりなんだよぉ・・・・・・」ポロ

男「な、何で泣くんだよ!?」

女盗賊「うるさい!」
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 12:41:02.61 ID:rApEehXR0
女盗賊「本当に心配したんだからね・・・」

男「・・・ごめん」

女盗賊「もう勝手なことしたらダメだからね!!!」

男「分かった・・・」

勇者「その辺にして夕食にしようか?お腹空いてるだろ?」

女盗賊「・・・」

男「はい・・・」

勇者「よし!今日はうんと腕によりをかけたんだ!」
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/04(木) 12:44:49.73 ID:0zxhi7HIO
支援( ´Д`)y━・~~
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 12:58:20.30 ID:rApEehXR0
―――――
――――
―――

勇者「ふむ・・・そんなことがねぇ・・・」

男「えぇ、人間界にいるモンスターのほとんどは以前からいたもので魔族とは無関係らしいです」

女盗賊「でもそれじゃあ話がややこしくなっただけじゃないか」

男「そうなんだよなぁ・・・でも魔物が凶暴化してるのは事実だし・・・」

勇者「ふむ・・・」

男「誰かが意図的に・・・いや・・・そんなことできるわけが・・・」

勇者「そんなことができるのは魔王ぐらいなものだろうな」

男「でも以前召喚士は魔王は争いを望んでいないと言っていましたよ?」

女盗賊「そんなこと言ってたかな?」

男「お前はあの時人の話を聞けるような状態じゃなかったしな」

勇者「仮にその話が本当だとしても敵の言っていることだし我々を混乱させるためという可能性だってあるじゃないか」

男「本当にそうかなぁ・・・そんなふうには見えなかったけど・・・」

女盗賊「そんなこと考えたって分かるわけないよ!それよりもフェンリルとの再戦の証ってのを見せて!」

男「あぁ、これだけど」

勇者「これは・・・」

男「どうかしました?」

女盗賊「すごい魔力ですね・・・」

勇者「あぁ・・・これを使えばかなり強力な武具を作れるよ・・・」

男「へー、そんなにすごいんだこれ」ヒョイ

勇者「素手で触って平気なのかい!?」

男「えぇ・・・まぁ・・・?」
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 13:03:19.92 ID:rApEehXR0
勇者「フェンリルが認めた証というのはこういうことか・・・」

女盗賊「みたいですねえ」

男「え?何?」

女盗賊「おそらくこれは君以外が触れればたちまち凍りついてしまうほどの魔力が込められているんだよ」

男「そんなにすごいのかこれ?」

女盗賊「すごいなんてもんじゃないよ!」

男「へぇ・・・」

勇者「ふむ・・・これを君のヘブンにかざしてみなよ」

男「こうですか?」

勇者「それを何かに向けて撃ってみてくれないか?」

男「は、はい・・・」ズドン

男「木が一瞬で氷ついた!?」

女盗賊「君はとんでもないものを手に入れたねぇ」

男「お、おぉ・・・」
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 13:08:49.24 ID:rApEehXR0
勇者「この世界に氷と雷属性の弾丸を生成する技術は無い、つまり一回一回魔法を撃ち込まないと生成することができないのは知ってるね?」

男「は、はい」

勇者「つまり、これで君は氷属性の弾を自由に打ち出すことができるんだよ」

女盗賊「それもとびっきり強力だよ!」

男「お、おぉ・・・」

女盗賊「つまり、君にある程度の魔力のコントロールができるようになれば全ての属性を使えるってことだよ?分かってる?」

男「え?そうなの?」

女盗賊「悲しいほど無知なんだね君は・・・」

勇者「まぁそう言うな・・・」

男「哀れみの目で俺を見るなぁあああああ!!!」
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/04(木) 13:13:45.11 ID:rApEehXR0
支援ありがとうございました!
今回はこの辺で終了です

ここまで読んで下さった方、これから読んでくださる方
本当にありがとうございました
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/04(木) 13:14:59.39 ID:uCBpqI+Xo
乙、期待
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/04(木) 13:27:55.35 ID:s89F7OXUo

毎日楽しみにしてる
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/04(木) 13:33:00.23 ID:VKzx26Tuo
乙した

男が強くなってきたなワクテカ
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/04(木) 15:37:37.77 ID:mBh1K2uN0
フェンリルの牙・・・すげぇな
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/04(木) 19:09:01.61 ID:cdHQ9Xi9o
ちょっとオーバースペックすぎないかwwwww
まあこんくらいのがおもしろいけど
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/04(木) 19:21:04.42 ID:rApEehXR0
魔導士番外編を書いててふとスレをみればレスがついてました
すっごく嬉しいです

最初のうちは300ぐらいで完走すりゃいいかな〜と思ってたんですが
色々な応援レスなど見てるうちにもっと皆さんに楽しんでいただけたらなー
なんて思っているうちに500越え・・・
こんな駄文ですがいつも応援ありがとうございます
これからもう少し見れる文章にして中学生レベル卒業したいですね

どうでもいい話ですが魔導士番外編2レス書いている間になぜなに女盗賊一本できあがったよ!
魔導士は自分の中で結構重要なキャラだけあって大事にしたいのか、たんに手が進まないのか・・・

それではうさぎドロップの時間まで寝なければ・・・リンたんかわいいよリンたん!
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/08/04(木) 21:49:44.55 ID:G9ER4sWMo
いろいろ書こうとしたけど、結局何も言うことは無い
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/05(金) 13:08:25.05 ID:dyVju4tno
男すごく強くなったな…
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/05(金) 13:17:05.90 ID:T7LjEVpI0
>>604
なぜなに女盗賊結構面白い。がんばれ
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/05(金) 13:42:50.41 ID:CJr+iOyj0
いつも応援ありがとうございます
投下時間にバラつきがあるのは
無職故の不規則な生活にあるからです
申し訳ありません

男が強く見えるのは技術無き故・・・
かっこよく書いてあげたいなーなんて思ってるとつい・・・
実際には能力に支えられる形ですねー
実際に戦えば勇者メンバーはおろか
登場人物で今のところ最弱の団長にも負けちゃいます

これ、なぜなにでやったほうがよかったですかね?
というかなぜなに褒められて嬉しい!
嬉しすぎてアへ顔ダブルピースしちゃいそうです

あ、あと魔導士番外編できたので一気に投下します
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:44:20.30 ID:CJr+iOyj0
魔導士「久しぶりだね、姉さん…」



1 :男にかわりまして魔導士がお送りします [saga]:2011/0/03(水) 23:20:21.66 ID:madoushiAO




魔導士「花?・・・誰か来てくれたんだね…」

魔導士「大丈夫だよ、僕はこう見えて勇者様に頼りにされているんだ・・・」

魔導士「・・・本当だってば」







―――――
――――
―――
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:45:29.94 ID:CJr+iOyj0
魔導士「姉さん早く!もうみんな準備できてるって!」

姉「ま、待ってよ魔導士!」

「おーい、早くしないと置いていくぞ!」

魔導士「待ってよ!今行くから!!!  ほら、姉さん早く!」

姉「だからそんなに急がなくてもまだ遅刻しないよ!」




「なぁ?お前さぁ、将来はやっぱ家を継ぐのか?」

魔導士「うーん…正直気が進まないんだよね。そういう技師はどうするんだい?」

技師「俺は魔法技師になるよ、そのために魔法学校に通ってるようなもんだしな」

姉「うふふ、技師君は偉いね。魔導士も見習いなさいね!」

技師「へへへ、だってよ魔導士?」

魔導士「うるさい、姉さんだって未だに初級呪文使えないくせに」

姉「む!そういうこと言わない!」
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:46:25.98 ID:CJr+iOyj0
級友1「うわー、また失敗しちゃったー」

級友2「違うって!こうやるんだよ!」

魔導士(退屈だ…なんでこんな簡単なこと皆できないんだろう…)

魔導士(早く終わらないかな…技師のおじさんに早く科学について教えてもらいたいな)

級友1「あのさ魔導士」

魔導士「ん?」

級友1「この紋章術式ってどうやって組めばいいのかな?」

魔導士「あぁ、ここはこうやって…」

級友2「へぇ、やっぱりすごいな魔導士は」

魔導士「ははは…」

魔導士(退屈だな・・・)


技師「・・・」
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:47:42.83 ID:CJr+iOyj0
技師「なぁ、ああいう態度はよくねーぞ?」

魔導士「何が?」

技師「他人を見下す態度だよ!」

魔導士「…バレてないと思うけどな」

技師「俺にはわかるんだよ!」

魔導士「それは技師が幼馴染だからだろ?」

技師「俺が言いたいのはそういうことじゃ!」

魔導士「わかってるって、早く行こうよ」

技師「まったくお前は…」
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:48:11.04 ID:CJr+iOyj0
技師父「やぁ、よく来たね」

魔導士「今日は何を見せてくれるんです?」

技師父「うむ、そうだねぇ…」

技師「この間完成した魔力駆動式の人形なんてどうだ?」

技師父「おぉ、それはいいな」

魔導士「魔力駆動?」

技師「あぁ、とーちゃんとうとう魔力で人形を動かす技術を作りだしたんだぜ!」

魔導士「えぇ!!?それはすごい!!!」
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:49:31.01 ID:CJr+iOyj0
技師父「それじゃあ、また遊びにおいで」

技師「じゃーな!」

魔導士「お邪魔しました、また色々教えてください!」



魔導士「やっぱりすごいな技師のお父さんは、魔法で人形を動かすなんて!」

魔導士「すっかり遅くなっちゃった…」 ガチャ

姉「もう!こんな時間まで何をしていたの!?」

魔導士「技師の家に行っていたんだよ」

姉「遅くなるならちゃんと言いなさい!お父様もお待ちになっているんだからね!」
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:50:23.20 ID:CJr+iOyj0
領主「遅かったな、勉強はどうだ?」

魔導士「はい…問題ありません」

領主「そうか」

魔導士(久しぶりに会ったというのに僕の成績しか気にならないのか。相変わらずだなこの人は)

姉「魔導士はすごいんですよ、この間も学園で一番をとったんです」

領主「そうか」

姉「・・・」

魔導士(姉さんは優しいな…でもあの人は僕たちには興味なんてない、あるのは後継ぎとしての僕、そして政治的利用価値のある娘…)

魔導士「・・・くだらない」ボソッ

領主「何か言ったか?」

魔導士「いえ、何も」

領主「そうか」

姉「・・・」
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:51:51.90 ID:CJr+iOyj0
魔導士「本当にくだらない…」

魔導士(なんで僕はこんな家に生まれてきたんだろう。もっと普通の家に生まれたかった…技師の家はいいな…)

コンコン

姉「はいるわよ」

魔導士「どうぞ」

姉「あのね魔導士…」

魔導士「言いたいことはわかってるよ」

姉「だったらね…」

魔導士「なんであんなやつに愛想を売る必要があるの?」

姉「それは…」

魔導士「あの人が欲しいのは優秀な後継ぎと家に利用価値のある娘…」

姉「・・・」

魔導士「それがわかっいて、なんで姉さんはあんな奴に愛想を振りまくんだ?」

姉「それは…家族だから…」

魔導士「これが家族?・・・話はそれだけ?」

姉「うん・・・おやすみなさい魔導士」

魔導士「おやすみ、姉さん…」
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:53:26.66 ID:CJr+iOyj0
魔導士(悲しそうな顔してた…ちょっと言いすぎたし明日謝らなきゃ…)

魔導士(なんで僕はこんな家に…皆くだらない…)

魔導士「無くなってしまえばいいのに」

魔導士「・・・寝よう」





ズドォオオオオン


魔導士「っ!?何の音だ!!?」

姉「魔導士起きて!!!モンスターが!!」

魔導士「えっ!?」

姉「早く逃げるのよ!!」


タタタタタッ


魔導士「…父さんは?」

姉「先に避難したわ!」

魔導士「僕たちより自分が大切なんだ…」

姉「国から任された領を守るためなんだから…そんなことより今は逃げなきゃ!!」
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:54:48.19 ID:CJr+iOyj0
魔導士「くそっ、なんでこんな街中にまでモンスターが来るんだよ!!」

姉「わ、わからないけど早くっ!!」

リザードマン「Guruuuu.....」

姉「きゃっ!」

魔導士「しまった!?姉さん下がって!単体魔法地属性レベル2!」

ズドォン

姉「すごい…」

魔導士「早く逃げるよ!」

姉「う、うん!」

タタタタタッ

魔導士「はぁはぁ・・・ここまで来れば・・・」

姉「町が、私たちの町が・・・」

自警団「そこは危ないから早くこっちへ!」

魔導士「いくよ姉さん!」グイッ

姉「あ・・・ぁ・・・」

うわぁあああああああああ!!!

魔導士「っ!?」
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:55:52.29 ID:CJr+iOyj0
自警団「くそ!こんなところにまでモンスターが!!」

トロール「とろおおおおおおおお!!!」
∪^ω^)「わんわんお!」
∪^ω^)「わんわんお!」
∪^ω^)「わんわんお!」
∪^ω^)「わんわんお!」

自警団「トロールとヘルバウンドがこんなに・・・終わりだ・・・」

∪^ω^)「わんわんおー」

自警団「ひぃ!?く、来るなぁああああ!!!」

∪^ω^)「バリバリムシャムシャ」

自警団「うぎゃああああああああ!!!」

姉「もう終わり・・・あなただけでも逃げて・・・」

魔導士「そんな・・・姉さんは!?」
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:57:55.27 ID:CJr+iOyj0
姉「私がいたら足手まといになるわ・・・」

魔導士「そんな!?姉さんを置いていくことなんて!!!」

姉「ダメ!あなたはいずれここの領主になるの・・・ だから!!!」

魔導士「嫌だ!!!姉さんを見捨てることなんて・・・」

∪^ω^)「わんわんお!」

姉「危ない!!」ドンッ

魔導士「うわっ!・・・姉さん?」

姉「う・・・うぅ・・・立派な・・・領主になって・・・ね?魔導士・・・」

魔導士「うわぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/05(金) 13:58:07.33 ID:37wfxK6+o
ヘwルwバwウwンwドwww
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 13:59:04.11 ID:CJr+iOyj0
―――――
――――
―――

魔導士「あの後、勇者様と女盗賊が来てモンスターを全滅させたんだ」

魔導士「自分にもっと力があれば姉さんは・・・」

技師「よぉ、帰ってたのか?」

魔導士「・・・久しぶりだね」

技師「あぁ…」

魔導士「花を添えてくれたのは君だったのか」

技師「まぁ・・・な・・・まだ自分のこと責めるのか?」

魔導士「・・・」

技師「・・・あれはお前のせいじゃない」

魔導士「わかっている・・・でも・・・」

技師「・・・今日は家に来いよ。どうせ帰るつもりはないんだろ?」

魔導士「ありがとう・・・」

魔導士(姉さん、貴女が死んでいなかったら僕はどんな人生を送っていたんだろう)

魔導士(あの時僕にもっと力があれば貴女は…)

魔導士(ごめんね、約束はきっと守れない・・・)

魔導士(さよなら姉さん・・・)



〜〜〜完〜〜〜
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/05(金) 14:01:35.63 ID:37wfxK6+o
うん、ヘルバウンド以外はいい話だった
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 14:01:42.75 ID:CJr+iOyj0
後半のやっつけ感は相変わらずで申し訳ありません
妙にシリアスになっちゃいましたね
シリアスっていうか、こう文章力がないとシリアルって感じです・・・


そしてこっからは相変わらず遅筆ですが
日常パートをお送りします
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/05(金) 14:02:43.43 ID:37wfxK6+o
シュールとシリアスでシリアル
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 14:05:16.34 ID:CJr+iOyj0
>>623
最初はフェンリルで使う予定でした
でもフェンリルが

∪^ω^)「まずは力を示せ小僧!!」

なんて言っても、うーん・・・
って感じだったのでボツにして魔導士番外編での起用となりました

627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/05(金) 14:07:31.21 ID:37wfxK6+o
>>626
なる
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 14:16:17.73 ID:CJr+iOyj0
男「なぁ、そういえばさー」

女盗賊「どうしたの?」

男「俺が傭兵長さんのところに行ってる間って二人は何してるんだ?」

女盗賊「何って修業に決まっているじゃないか」

男「どんな?」

女盗賊「僕は食糧調達の狩りしながらだねぇ」

男「へぇ、飯の調達ってお前がしてたんだ」

女盗賊「へへん!まあね!」
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 14:23:58.99 ID:CJr+iOyj0
勇者「なんの話だい?」

女盗賊「お帰りなさい勇者様!」

勇者「ただいま」

女盗賊「なんか男君が普段二人は何をしているのか気になってるみたいなんですよ!」

勇者「ふむ、私は主に家事全般をしながらの修業だから合間を縫いながらちょこちょことやっているよ」

男「勇者さん修業する必要あるんですか?」

勇者「それは必要だよ、前回の戦いも黒騎士とは引き分けてしまったからね」

男「勇者さんと引き分ける黒騎士って・・・」

女盗賊「おそらく召喚士も勇者様と同程度の戦闘力を持っていますねぇ」

男「そんなに強いのか・・・」

男「あ、そういえば二人とも何気に家のことやってるんですね」

女盗賊「そんなの当たり前じゃないか!」

男「何もしてない俺って・・・」

女盗賊「まぁ、家に居ても働かないで修業してばかりのサイヤ人の王子様みたいだねぇ」

男「やめてええ!!!永遠にライバルの上に行けない噛ませキャラなんていやだぁああああ!!!」
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 14:27:53.28 ID:CJr+iOyj0
男「明日から俺もなにかする!!!」

女盗賊「やめておきなよ・・・どうせ足引っ張るだけだし・・・」

男「そんなことねーやい!」

勇者「それでは薪割りでもお願いしようかな」

男「まっかせろい!」

女盗賊「大丈夫かなぁ・・・」
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 14:33:32.17 ID:CJr+iOyj0
〜〜〜翌日〜〜〜

男「ソォオオオイ!!!」ヘロン

スカッ

男「・・・ふむ」

男「ソォオオオイ!!!」ヘロン

スカッ

女盗賊「・・・」ジー

男「あはは!なんかち調子が悪いみたいだな!いくぞぉ!ソォオオオイ!!!」ヘロン

スカッ

勇者「・・・はぁ」

男「・・・よし本気を出そう!ソォオオオイ!!!」ヘロン

スカッ

男「・・・」

女盗賊「・・・」

勇者「・・・きっと疲れているんだよ!」



男「優しさがツライ」
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 14:44:09.15 ID:CJr+iOyj0
女盗賊「はぁ・・・君のお師匠様として僕は恥ずかしいよ・・・」

男「な!?じゃあお前やってみろよ!!」

女盗賊「言っててみじめにならないの?」

男「うるせぇ!!」

女盗賊「ふーん、じゃあこの木でいいかな」ズババババババッ

男「は?何も切れてねーだろ」

女盗賊「ふふんw試しに蹴ってみなよ」

男「はぁ?まあいいや・・・」ゲシッ

バラバラバラ〜ン

男「」

勇者「おぉ!腕を上げたな女盗賊!それに絶妙な大きさで申し分ない!」

男「・・・」

女盗賊「・・・」ニヤニヤ

男「うわぁああああああああん!!!皆嫌いだぁあああああああ!!!!!」

勇者「あっ、せめて運ぶの手伝って!!!」

633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/05(金) 15:41:35.12 ID:3ANhCRUso
男www
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/05(金) 15:42:07.27 ID:3ANhCRUso
男www
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/05(金) 15:42:38.49 ID:3ANhCRUso
男www
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/05(金) 15:43:30.22 ID:3ANhCRUso
なんで3出てるんだよスマン
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/05(金) 17:36:58.61 ID:CJr+iOyj0
つい、うとうとしてしまいました
続けます
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 17:48:39.28 ID:CJr+iOyj0
勇者「男君は?」

女盗賊「いじけて部屋からでてきません」

勇者「ははは、彼はいつも面白い」

女盗賊「そんなことないですよ!無知だし無職だしえっちだし!」

勇者「でも彼のことが好きなんだろ?」

女盗賊「な、な、なぁ!?そんなわけないじゃないですかぁ!」

勇者「ふふっ、私も女だしそれぐらい分かるものさ。それにそのチョーカーはどうしたんだい?」ニヤニヤ

女盗賊「こ、これは・・・街でみつけて可愛かったから・・・」

勇者「ふーん、私はてっきり男君からのプレゼントかと思ったんだけどなぁ?」ニヤニヤ

女盗賊「ッ!?そそそそそんなわけないじゃないですかぁ!いやだなー勇者様ったら!あは、あははははは!」

勇者(わかりやすい子だな)
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 17:55:00.01 ID:CJr+iOyj0
勇者「それにしたって君がおしゃれなんて彼がきてからだよね」ニヤニヤ

女盗賊「うぅ・・・」

勇者「ははは、いじめて悪かったね。プレゼント大切にするんだよ?」

女盗賊「だからこれは!」

勇者「はいはいw」

女盗賊「勇者様は意地が悪い・・・」

勇者「さて、そろそろ男君に夕食でも持って行ってあげたらどうだい?」

女盗賊「僕がですか?」

勇者「君以外に誰がいるんだい?」

女盗賊「お腹が減ったら勝手にきますよぉ」

勇者「いいからいいから!」
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 18:02:13.05 ID:CJr+iOyj0
コンコン

女盗賊「男君、ご飯もってきたよー」

女盗賊「男君?」

ガチャ

女盗賊「あれ・・・いない・・・?」

女盗賊「まさか、家出?」

女盗賊「流石にカッコ悪すぎる・・・」

女盗賊「うん、今回は探さなくていいや」



〜〜〜その頃の男〜〜〜



男「そうか!わかったぞぉおおおお!!!」

男「腕でふるだけだから駄目だったんだ!こうやって腰をいれて・・・」

男「ソォオオオイ!!!」シュッ

パキンッ

男「ふはははははは!!薪割りなら任せろー!!!!」パキパキッ
641 :勇者と女盗賊の日常[saga]:2011/08/05(金) 18:15:03.04 ID:CJr+iOyj0
女盗賊「そういえば勇者様はたくさん必殺技がありますよね」

勇者「ん?そうかなぁ」

女盗賊「なかでも勇者式荷電粒子砲や勇者フラッシュなんかが強力ですよね」

勇者「あぁ、あの二つは私の必殺技の中で最も強力な二つだからねぇ」

女盗賊「へぇ、どうやって撃っているんですか?」

勇者「うーん・・・まずは荷電粒子砲だけど、あれは空気中に漂っている電子や陽子を手の中に収束してぶわーっと放つイメージで撃ってるね!」

女盗賊「な、なるほど・・・」(人間業じゃない・・・)

勇者「それと勇者フラッシュは自分の周囲にエネルギーと質量を収束し一気に解放するんだ。すると相反する二つの物質が対消滅が起こって半径10数メートルを消し飛ばすんだよ」

女盗賊「は、ははは・・・」(もはや人の所業じゃない・・・)

勇者「どうかしたのかい?」

女盗賊「い、いえ・・・何でもないです・・・」
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/05(金) 18:25:28.89 ID:CJr+iOyj0
すみません、力尽きたので寝ます

ここまで読んで下さった方、これから読んで下さる方
ここまでありがとうございました
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/05(金) 18:33:46.53 ID:kSgnPdqKo

男は木こりに転職出来そうだなwww
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/05(金) 18:38:22.57 ID:NvitHWSYo

勇者様がカリスマ性を発揮したとおもたら人外だった
しかしかわいいは正義
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/05(金) 18:47:58.16 ID:apz7xGcXo
男フラッシュはないの?
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/05(金) 19:16:59.45 ID:4hT+dpHco
乙した
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/05(金) 20:05:48.30 ID:3ANhCRUso
>>645
何か女盗賊を堕せそうな名前だな
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/08/06(土) 00:51:30.61 ID:03aIctPJo
>>645
富竹フラッシュに通じる何かを感じる
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/06(土) 01:00:56.31 ID:Mszecbyoo
>>648
レモンティ返せ
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/06(土) 13:40:40.11 ID:fxf0Uf2I0
今週のヴァンガードもカイ無双でしたね
ファイナルターン返しには痺れました
来週はみさきの出番ですね、愛知を言葉攻めするみさきの同人誌でないかな〜

富竹フラッシュって元ネタひぐらしでしたっけ?
見たことないんですよね

ということで相も変わらず遅筆ですがお付き合いください
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/06(土) 13:53:54.71 ID:fxf0Uf2I0
男「ふぅ・・・」

傭兵長「ふむ・・・まだ粗削りではあるが及第点といったところか」

男「本当っすか!?」

傭兵長「あぁ、教えることはほぼ無いな。後は実戦を交えつつ経験を積んで磨いていきな」

男「ひゃっほぉ!」

傭兵長「あと、これは餞別だ」ポイッ

男「手袋ですか?」

傭兵長「あぁ、手汗で一発をオシャカにしちまうのは勿体ねぇだろ?」

男「あ、ありがとうございます!」

傭兵長「ははっ、まぁ縁があればまた会おうぜ」

男「ありがとうございました!」
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/06(土) 14:04:24.73 ID:fxf0Uf2I0
〜〜〜勇者の家〜〜〜

勇者「ふむ、傭兵長殿との修業は修了したか」

男「はい、一応合格ってことになりました」

勇者「では最後に女盗賊と戦ってもらおうか」

男「えぇ!?コイツとですか!!?」

女盗賊「僕じゃ不服かな?」

男「いや・・・そうじゃなくてさ・・・」

勇者「なに、女盗賊も本気でやるわけじゃない。胸を借りるつもりで向かっていくんだ」

男「・・・まじかよ」

女盗賊「よろしくねっ!」
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/06(土) 14:14:38.33 ID:fxf0Uf2I0
男「まぁ・・・先に言っておくけど手加減はできないぞ?」

女盗賊「ドーンときなさい!」

男「ったく・・・気が進まねぇぜっ!」ズドンッ

女盗賊「ハハッ、そう言ってる割に先制攻撃とはね!」サッ

男(相手は近接攻撃が主な戦闘法、まずは距離を獲るのが上策だな)

男「速度上昇魔法風・かみn ぐぅ!?」

ドォオオン

男「いってぇ、魔力の暴発!?」

女盗賊「ふふふ、これが盗賊流の戦いだよ。残念だったね、僕は対魔法戦闘のスペシャリストなんだ」

男「対魔法罠ってやつか!だったら!」

グワァン

女盗賊(・・・?なんだろうこの違和感)

女盗賊「考えても仕方がないっ!」ズバァッ

スカッ

男「ははは、残念」

女盗賊「えっ!!?」
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/06(土) 14:28:25.03 ID:fxf0Uf2I0
女盗賊(この違和感、感覚が微妙にずれてる?)

男「まぁ、これが俺なりの成果ってやつだ」

女盗賊「へぇ、どんな手品を使ったの?」

男「さあな?」ニヤッ

女盗賊「イラッ ふーん、だったら言うまでぶん殴る!!!」ダッ

男「うぉっと!?もう修正しやがったのかよ?」サッ

女盗賊「この程度で僕をどうこうできると思ったのかい?」

男(はは、やっべ・・・もう手がない・・・どうしよ・・・ってかマジになってんじゃねーかよコイツ!?)


勇者「まぁこの辺にしておこうか、男君の実力は十分にわかった」

女盗賊「えぇ!?ここからがいいところじゃないですか!」

勇者「男君に怪我でも負わせるつもりか?それに、本気でぶつかれば君だってタダじゃすまないだろ」

女盗賊「・・・そうですね」

男「なかなか腕を上げたろ、俺も?」
 [命拾いした・・・]

勇者「副音声で台無しだよ・・・」
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/06(土) 14:39:30.38 ID:fxf0Uf2I0
勇者「ところで、突然女盗賊の動きがおかしくなったけどどうしたんだ?」

女盗賊「男君が何かしたのは分かるんですけど正体までは・・・」

勇者「いったい何をしたんだい?」

男「えーっと、一応新スキルなんですけど、俺の索敵網の強化バージョンってところですかね」

女盗賊「距離感やら触覚が微妙に狂った感じだったんだけど何したの?」

男「まぁ、平たく言えばジャミングかな?」

勇者「ほぉ」

男「電磁網の電気量を大幅に増やして相手の感覚を若干麻痺させたりして神経に少し異常を与えるんですよ」

女盗賊「へぇ、それで僕の動きをおかしくしたんだねぇ」

男「あぁ、でも魔力の消費がデカイしあまり長く使える技でもないんだよ。それに範囲も狭いしな」

勇者「それは自分以外の全てに作用してしまうのか?」

男「はい」

女盗賊「・・・それじゃ使い物にならないね」

男「えぇ!?なんでだよ!!?」

勇者「私たちはチームなんだ、そのスキルだと私たちにまで支障がでてしまう」

男「そんなぁ・・・」

女盗賊「君は集団戦よりも一人で戦うことに特化してるよね」

男「はぁ・・・せっかく編み出した新技なのに・・・」

勇者「それでも強力な能力であることには変わらない、大した成果だよ」

男「さんざん落として最後にちょっと上げられても・・・」
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/06(土) 15:48:47.96 ID:fxf0Uf2I0
甲子園楽しすぎて集中できないのでタイバニ終わったぐらいにまた来ます
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/06(土) 15:53:04.03 ID:JlYVMvgzo
乙した
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/06(土) 21:49:38.22 ID:UAn5N+s3o
ほんとにこの>>1はかわいいな
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/07(日) 10:06:42.66 ID:UNUJYz4G0
予告通りにこれなくてすみませんでした
起きたら今日のマモノスレが・・・
甲子園見ながら超低速投下します
660 :ホームスチール良かった。本当に良かった[saga]:2011/08/07(日) 10:19:42.07 ID:UNUJYz4G0
〜〜〜数日後〜〜〜

勇者「つまり、君の場合は魔力を風や雷に変換するイメージだね」

男「なるほど」

女盗賊「ぴゅーって感じとビリビリ〜って感じだよ」

男「うるさい黙れ」

女盗賊「ひどい!こんなに分かりやすく教えてあげているのに!」

男「どこが分かりやすいんだよ!?フィーリングを口頭で伝えられると思うな!」

勇者「ははは…」


ワーワーギャーギャー


ガチャンッ

傭兵1「た、助けてれ!」
661 :わーい、他スレに思いっきり誤爆したよーwwwww死にたい[sage]:2011/08/07(日) 10:38:49.49 ID:UNUJYz4G0
男「えっと、あんたは確か・・・」

傭兵1「頼む助けてくれっ!」

男「何があったっていうんだ?」

傭兵1「変な奴がうちの詰め所で暴れだして半壊状態なんだ・・・頼むっ!手を貸してくれ!!」

男「なんと・・・わかった、俺も行くぞ!」

勇者「我々も行こう。男君は先行して相手を食い止めてくれ!」

男「了解しました!」ダダダダア

女盗賊「もう見えなくなった・・・流石に足は早い」



男「くそっ、いったい誰が!!!」タタタタタッ
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/07(日) 11:07:53.14 ID:3j+/xTZXo
ドンマイける
663 :北海の投手野手みたいな投げ方ですね[sage]:2011/08/07(日) 11:11:11.61 ID:UNUJYz4G0
傭兵長「くぅっ・・・何が目的だ!!」

襲撃者「あら、道場破りみたいなものですわ」

傭兵長「道場破りなら職業ギルドにでもいってくれっての!」ズドンッ

襲撃者「無駄ですわ、スキル発動 居合」スパッ

傭兵長「散弾まで防ぐってのかよ!?」

襲撃者「終わりですの」

傭兵長「チィ!!」

男「うらぁ!!!」ダダァン
664 :やばい・・・めっちゃ良い試合すぎて手が進まない・・・[sage]:2011/08/07(日) 11:45:28.12 ID:UNUJYz4G0
女盗賊「新手ですの?」ギィン

男「大丈夫ですか!?」

傭兵長「あぁ、だが気をつけろよ。かなりできるぞっ」

男「勇者さんが来るまで俺がくい止めます!傭兵長さんは怪我人の手当てを!」

傭兵長「すまねぇ、頼んだぞ!」タタタッ

襲撃者「あら、あなたは?・・・まぁいいですわ」

男「悪いがここで通行止めだ。覚悟してもらう!」

襲撃者「あらあら、それは楽しみですの」

男「ハッ、何が目的かは知らねえけどツラぐらいは拝ませてもらうぜっ!」ダァン

襲撃者「甘いですわね」サッ

ズバァッ

男「ひゅうっ」サッ

襲撃者「あら、かわしましたの?」

男「あぁ、ついでに邪魔なフードも取っ払ってやったぜ」

襲撃者「あらあら、やるようになりましたわね」

男「え、えぇ!?女剣豪さん!!?」

女剣豪「あら?続けますわよ。スキル発動 居合」

男「いやいや、戦う意味ないでしょ!?」

女剣豪「意味?そのような無粋なことをおっしゃらずに楽しみませんこと?」ズバァ

男「くっ!」ギィン

男「待ってくれよ!俺はもう戦う意思はないって!」

女剣豪「でわ・・・その気にしてさしあげますの」ニコッ
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/08/07(日) 11:48:42.98 ID:xh4t/Wogo
そういう時は無理に書かないで試合を楽しむと良いよ。
あと一行目が女盗賊になってるよ。
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/07(日) 12:16:12.46 ID:osOe+d14o
のんびり進めてくれや~
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/07(日) 13:15:40.12 ID:UNUJYz4G0
修正

女盗賊「新手ですの?」ギィン ×
襲撃者「新手ですの?」ギィン ○


668 :北海負けちゃった・・・でも良い試合だった![saga]:2011/08/07(日) 13:26:13.03 ID:UNUJYz4G0
男(どうする・・・傷つけるわけにもいかないし、いつまでも避け続けるのは・・・)

女剣豪「ちょこまかと・・・相手にすると思っていたより鬱陶しいですわね」

男「だったらぁ!」

女剣豪「・・・なんですの、この違和感は?」

女剣豪(ふむ・・・神経に作用するスキルのようですわね。やっかいですわ)

女剣豪「なかなか強くなったみたいですわね。では、本気でいきますわよ。奥義 朔」

男「・・・仕掛けてくる気はなさそうだな」

女剣豪「うふふ・・・いつでも来て下さいな」ニコッ

男「んじゃあ動きを封じさせてもらう! スキル発動 ミリオンバレット!」ダダダダダダダァンッ

男のスキル、ミリオンバレットによって放たれた弾の総数はざっと数十発

しかし、それらは全て女剣豪に届くことなく全て風化していく

女剣豪「無駄ですの」ニコ

男「はぁ!?」

男(銃弾が全て切り落とされた?んな馬鹿な!?)
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/07(日) 13:39:59.18 ID:UNUJYz4G0
女剣豪「貴方のスキルはおそらく神経に作用するものでしょう?」

男「・・・」

女剣豪「でもわたくしの奥義は間合いに入ったもの全てを風化致しますの。よって、あなたの攻撃は通用しませんわ」ニコッ

男「攻防一体とかチートすぎワロタwwwww」

男「わろた・・・」

男「つってもこっちから仕掛けない限りは・・・」

女剣豪「隙ありですわよ」ダッ

男「しまっ!!」


ズババババババッ

一瞬間合いに入った男の腕に無数の斬撃

思いの外傷は浅いもののかなりやっかいな攻撃ではある


女剣豪「あら、逃げられましたの・・・」

男「つぅっ・・・」

男(いってぇ・・・だけど今の攻撃で分かったことがある。あの攻撃は斬撃による結界・・・射程内をランダムに刀を振ってるだけ・・・)

男(ランダムに振り続けてるってことはいずれ体力は尽きる!)

女剣豪「あら?耐久戦ですの?わたくし10分はもちましてよ?」

男「もう無理ゲー」
670 :gdgdな試合とgdgdな投下[saga]:2011/08/07(日) 15:29:37.37 ID:UNUJYz4G0
男「チィ!!」ザッ

女剣豪「随分と避けますわね」

男「いい加減にしてくれ!戦う気はねぇってんだよ!」

女剣豪「貴方にはなくてもわたくしにはありましてよ」ズバッ

男「くぅ!!」ギィンッ

女剣豪「それに・・・本気にさせたのは貴方ですわよ」

男「くっそぉ!!!」

女剣豪「逃がしませんわ」ズィ

男(な、何で俺より早く!!?)

ズバッ

女剣豪「あら、避けるのは本当にお上手ですわね」

男「はぁはぁはぁ・・・」

女剣豪「あら?何で?って顔してらっしゃいますわね」

男「・・・」

女剣豪「戦いの最中に感情を表に出すのはオススメできませんわよ?」

女剣豪「まぁ、疑問にお答えしてさしあげますわ。単純な早さなら私は貴方に遠く及びませんわ」

男(そうだ・・・それは分かり切っている・・・だったらなぜ・・・)

女剣豪「単純に貴方は無駄な動きが多いんですわ。だからこうやって簡単に詰められてしまうのよ」ズバッ

男「ぐぁッ!!!」
671 :北海明徳戦は面白かった[sage]:2011/08/07(日) 19:37:47.20 ID:UNUJYz4G0
女剣豪「そろそろ御開きにいたしましょうか」

男「じょ、冗談っすよね?」

女剣豪「わたくし、ジョークは苦手でして」ニコッ

男「冗談であってほしかった」

女剣豪「うふふ、それでは御機嫌よう」ズバァッ

男(まさか魔王と戦う前に人生を全うするなんて・・・俺らしいっちゃらしいのか・・・ってあほか!!!)


ガキィンッ


男「〜〜〜ッッッ!!!・・・あれ?生きてる?」

女剣豪「あら、勇者様お久しぶりですわね」

勇者「少々はしゃぎすぎではないか?」

女剣豪「そうでしょうか?なんなら勇者様が相手でも 「動くな」

女剣豪「本当に邪魔な女ね、貴女は・・・」

女盗賊「喉をかっ切られたくなかったら黙るんだね」

男「た、助かった・・・」
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/07(日) 20:16:14.07 ID:UNUJYz4G0
―――――
――――
―――

傭兵長「なるほど、襲撃者は勇者さんのツレかい」

勇者「本当に申し訳ない・・・」

女剣豪「ちょっとした武者修行のつもりでしたの」

女盗賊「あんたねぇ、ちゃんと謝りなよ!」

女剣豪「少々はしゃぎすぎましたわ」

女盗賊「アンタねぇ!」

傭兵長「ははは、流石は勇者一行だな。一癖どころじゃねぇな!」

男「本当に申し訳ありません・・・」

傭兵長「なぁに、うちの連中の鍛え方が足りねぇってわかっただけでも収穫はあったさ」

勇者「傭兵長殿・・・」

傭兵長「そんな顔すんなよ、まぁ・・・流石にうちも金がねぇからな・・・このありさまぐらいは何とかしてほしいんだが・・・」

勇者「それはもちろんです・・・」




女盗賊「あんたの自腹ね」

女剣豪「一蓮托生って言葉知りませんの?」

女剣豪「はぁ!?」
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/07(日) 20:23:39.58 ID:UNUJYz4G0
修正

女剣豪「はぁ!?」 ×
女盗賊「はぁ!?」 ○
674 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/08/07(日) 21:01:35.09 ID:UNUJYz4G0
〜〜〜どうでもいい番外編〜〜〜

女盗賊「やぁやぁ!またまたきたよ!」

男「あっそ・・・流石にもう慣れたから好きにやってくれ」

女盗賊「君のツッコミが来ないのはちょっと寂しいかも・・・」シュン

男「その手にはもうのらねーぞ」

女盗賊「チッ それじゃあ今回は短いからさっくり解説していこう!」

男「で、なんの解説なんだ?」

女盗賊「ふふふ、良い質問だねぇ!」

男(そういえば、このやり取り何回したっけ)

女盗賊「今回は『奥義』について解説しようじゃないか!」

男「あぁ、女剣豪さんが使ったやつだな」

女盗賊「その通りだね!」
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/07(日) 21:21:10.55 ID:UNUJYz4G0
女盗賊「ちみにあいつの使ったのは『朔』って技だね!」

男「そういや朔ってなんだ?」

女盗賊「朔っていうのは説明面倒だからはしょるけど要は新月のことだね!細かいこと知りたかったらwiki見てね!」

男「どの辺が新月なんだろうなあの技」

女盗賊「あの技は見えない斬撃を撃ち続けることを新月のように例えているんだねぇ」

男「だからどの辺が?」

女盗賊「だからぁ!君は本当に人の話を最後まで聞かないなぁ!」

男「へーい」

女盗賊「どうやらあの技は見えないけど確かにそこにある月と見えないけど確かに存在する斬撃を掛けているんだね!」

男「へぇ、小洒落た名前だなぁ」

女盗賊「厨臭い>>1のセンスだけどね!」

男「うわぁ、そう思うと残念臭しかしなくなるなー」

女盗賊「だねー、僕の奥義もどんな名前にされるかビクビクしてるよ!」

男「え、お前もあるの?」

女盗賊「うん、君以外の人はある程度持っていると思うよ」

男「え…マジ・・・?」

女盗賊「マジもマジだよ」

男「勇者さんや魔導士も?」

女盗賊「だからあるって、しつこいなぁ・・・」
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/07(日) 21:45:44.25 ID:UNUJYz4G0
男「でもさ、そんな強力な技があるのになんで使わなかったんだ?」

女盗賊「まぁあの時は相手が強すぎたからね、消耗の激しい奥義を使って失敗してしまえば逆に追い詰められてしまうんだよ」

男「ほぉ」

女盗賊「あそこまで圧倒されると隙を窺って長期戦のほうが普通だなってことで奥義使用案はボツになったんだねぇ」

男「え?誰か使う予定あったの?」

女盗賊「うん、魔導士君が使う予定だったんだよ」

男「ふーん。俺の奥義はあるのかなぁ」

女盗賊「現在検討中らしいよ」

男「え!?俺主人公なのに!!?」

女盗賊「ちなみに撲殺勇者バットも勇者様の奥義の一つだよ!じゃあ、まったねー!」

男「あれ奥義かよ!つか奥義って一つじゃねぇのかよ!?」
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/07(日) 21:49:07.84 ID:UNUJYz4G0
と、いうわけで今回の投下は終了です
いつも以上に間隔が開きましたね
これも全て甲子園のマモノのせいなんです・・・

いいわけひどいですね、すみません

ここまで見て下さった方、これから見て下さる方
ここまでお付き合いありがとうございました
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/07(日) 22:42:29.26 ID:osOe+d14o

679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/07(日) 22:54:14.33 ID:UMDNag3So

書きたいと思った時に書けばいいよ
その方がクオリティも上がるかもしれないし
ちゃんと「今日は書けない」って言ってくれるだけでありがたいです
次回も期待!
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/07(日) 23:20:28.08 ID:UNUJYz4G0
>>679
そう言ってもらえるとありがたいです
でも毎日投下は最初に言ったことなので
それだけは続けようと思います


次かその次で第二部終わります

後、余談なんですけど
ただでもひどい厨二ssなのに第三部から加速してひどくなります
厨二病ってなかなか治らないのね。悲しみ
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/08(月) 00:09:48.65 ID:B7KY1Tkeo
いいよ面白いから
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/08(月) 01:31:56.82 ID:c0cnJKEqo
乙した!
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/08(月) 02:44:03.21 ID:hcmr8NZPo

ここまで厨二だとむしろ清々しい
いい意味で
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/08(月) 03:33:10.67 ID:yTfqjINNo
むしろ房二だから読んでる
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/08(月) 12:27:10.31 ID:N6Gd19LS0
最近の球児は弾が早いですよね

というわけで投下していきます
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 12:44:44.22 ID:N6Gd19LS0
女剣豪「ふぅ、なかなか手応えがあって楽しめましたわ」

女盗賊「あんたねぇ!毎回毎回勇者様に迷惑かけてその態度は何なの!?」

女剣豪「あら、あなたも人のこと言えまして?」

女盗賊「はぁ!?喧嘩売ってんの!?」

男(けっこう似た者同士だよなこの人たち)

勇者「やめないか・・・ところで女剣豪は何のためにこの国に?」

女剣豪「いい加減時間をかけすぎかと思いまして迎えに参りましたわ。暇潰しという意味合いもかねていますけども」

勇者「たしかにここに来てもう半年近くがたっているな・・・」

男「すいません、お待たせしてしまって・・・」

勇者「いや、君が気に病む必要はないよ」

女剣豪「そうですわ、大変おいしそうに育ちましたしね」ニコッ

男「ひぃ!!?」

女盗賊「男君に手を出すっていうなら僕が相手になるよ」

女剣豪「随分と男さんにご執心ですわね」

女盗賊「僕は彼の保護者みたいなものだからね、文句あるの?」

男(怖い・・・)

勇者「だから止めるんだ。確かに男君も実力をつけたし・・・」

女剣豪「それと・・・国際会議で魔界進行が議決しそうな流れもありますわ」

女盗賊「これ以上は待てないということですかね?」

勇者「あぁ・・・・・・・・・魔導士に連絡を取り西の国にて集合と伝えてくれ」

女剣豪「紹介しましたわ」

男「・・・じゃあ?」

勇者「あぁ、魔王との決戦の時だな・・・!!!」 
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 12:46:24.05 ID:N6Gd19LS0
誤字多いな・・・
修正

女剣豪「紹介しましたわ」 ×

女剣豪「了解しましたわ」 ○
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 13:11:59.56 ID:N6Gd19LS0
〜〜〜山道〜〜〜

男「・・・」

女剣豪「こんな夜中に散歩ですか?危機管理能力が足りませんわね」

男「ひぃ!?」

女剣豪「戯れる気はありませんわ」

男(信用できん・・・)

女剣豪「で、こんなところで何をしてますの?」

男「いや、なんとなく眠れなくて」

女剣豪「怖いんですか?」

男「ははは・・・まぁ・・・」

女剣豪「じゃあ逃げなさいな。止めるつもりも咎めるつもりもありませんわ」

男「・・・それができたら苦労しねぇっすよ」

女剣豪「なぜですの?『世界のため』なんてがらじゃないでしょうに」

男「ははは・・・まぁ、色々と・・・ねぇ・・・」

689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 13:16:57.98 ID:N6Gd19LS0
男「女剣豪さんは何で戦うんですか?」

女剣豪「考えたこともありませんわねぇ」

男「ははは・・・」

女剣豪「強いて上げるとすれば勇者様のもとにいれば戦うことに大義名分ができるからですわね」

男「・・・それだけですか?」

女剣豪「それだけですわ。わたくし快楽主義ですの」

男「敵でも味方でも怖い人ですね・・・」

女剣豪「褒め言葉として受け取りますわ」

男「ははは・・・」

女剣豪「それでは御機嫌よう。あまり遅くなると誰かさんが心配しますわよ」

男「過保護なお母さんが?」

女剣豪「えぇ、過保護なお母さんが」

二人「ハハハハハ」

690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 13:24:02.11 ID:N6Gd19LS0
〜〜〜翌日〜〜〜

勇者「それでは任せたよ女剣豪」

女剣豪「承知していますわ」

勇者「くれぐれも問題を起こさないように」

女剣豪「うふふ、では西の国で会いましょう」

女盗賊「アイツ一人で行かせるのはやっぱり不安だなぁ・・・」

男「じゃあ、お前が一緒に行けばいいじゃないか」

女盗賊「アイツと二人旅なんて死んでもごめんだよ!」

勇者「君たちを二人にしてしまえば問題しか起こらないから私が認めんよ」

男「はははっ、たしかに」

女盗賊「えぇ!?僕が問題起こすわけないじゃないか!」

男・勇者(自覚無しか・・・)
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/08(月) 13:40:39.60 ID:c0cnJKEqo
ワクテカ
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 14:13:16.93 ID:N6Gd19LS0
男「さて、久しぶりの船なんだけどさぁ」

女盗賊「どうかしたのかい?」

男「ほら、船旅って言えばさぁ」

女盗賊「あぁ・・・召喚士と・・・」

男「あの人本当に悪い人なのか・・・俺にはどうしても・・・」

女盗賊「そうかもしれないね・・・でも、僕たちは戦わなければいけない。それが僕たちの使命だよ?」

男「・・・」

女盗賊「君は優しすぎるんだよ・・・優しさを捨てないといけない。でなければ君は自分を殺してしままうよ」

男「でも・・・」

女盗賊「僕は君に死んでほしくないんだ・・・」

男「・・・」

女盗賊「矛盾してるよね、こんな危険なことに君を巻き込んでおいて・・・あはは、僕何を言ってるんだろう・・・」

男「俺はっ!!」

女盗賊「ご、ごめんね変なこと言って。それじゃ船の中でも探検してこようかなっ」タタタタタッ

男「お、おい!?」

男(俺は・・・お前と来て後悔してねーよ・・・)
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 15:06:43.88 ID:N6Gd19LS0
男(なんか分からなくなってきたな・・・)

勇者「一人かい?」

男「えぇ・・・まぁ・・・」

勇者「何かあったのかい?女盗賊と」

男「いや・・・何かあったと言えばあるんですけど、無いと言えばない無いんですよね・・・」

勇者「はっきりしないなぁ、しゃきっとしないかしゃきっとぉ!」バチーン

男「いってぇ!!」

勇者「まぁいいか、その煮え切らない感じは君らしいと言えば君らしいかもね。」

男「・・・ははは」

勇者「・・・あの子はね、君が思っているよりずっと弱いんだよ」

男「え?」

勇者「自分を犠牲にし、誰かを救うことで自分を保っている」

男「なんですか突然?」

勇者「まぁ、最後まで聞いてくれ」

男「はぁ・・・」

勇者「でもね、それじゃいつか擦り切れてしまう・・・」

勇者「誰かが支えてあげないといけないんだ。でも・・・私ではダメだったよ」

男「・・・」

勇者「彼女を変えて上げることはできなかった。でも・・・君なら・・・」

男「俺がですか?」

勇者「あぁ、君にあの子を支えてほしい」

男「言われなくても俺はあいつを守りますよ・・・まぁ、助けられてばかりですけど」

勇者「ふふふ、守るといっても色々あるんだよ」

男「?」

勇者「まぁいいか・・・君が来て女盗賊は可愛くなったよ」

男「あいつ元々可愛いじゃないですか?」

勇者「ははは、まぁ男と女じゃ見えるものが違うのさ」

男「はぁ・・・」

勇者「頼んだよ」

男「はい・・・ところで勇者さんは誰を頼っているんですか?」

勇者「私?うーん・・・考えたことも無かったな・・・」

男「だったら俺を、俺達を頼って下さいよ。仲間じゃないですか」

勇者「・・・ははははは!だったら薪を割れるぐらいの力はつけてほしいな!」

男「ひっでぇ!今その話しますかぁ!?」

勇者「ははは、すまんすまん。 ・・・・・・良いものだな、仲間というものは」

男「えぇ・・・」
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/08(月) 15:45:51.56 ID:N6Gd19LS0
〜〜〜西の国港〜〜〜

女剣豪「やっと着きましたわね」

魔導士「えぇ、いつ後ろから刺されるかヒヤヒヤの毎日とおさらばできて感激ですね」

女剣豪「あら怖いですわね」

魔導士「貴女のことですけどね」

女剣豪「あらあら」


女盗賊「思っていたより早かったね!」

勇者「久しぶりだね、魔導士」

魔導士「お久しぶりです勇者様」

男「・・・」

魔導士「いたんですか?」

男「あぁん!?俺だってお前なんかに会いたかなかったよ!」

勇者「はぁ・・・」
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/09(火) 17:34:35.91 ID:xH10n7WX0
諸事情により投下の途中で打ち切ってしまいました
申し訳ないです

とりあえず無職は卒業しました
貯金も半分切ったので仕方がないですね
まぁフリーターなんですけどね

ということで投下始めます
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 17:46:38.34 ID:xH10n7WX0
勇者「喧嘩はその辺にして宿に行こうか・・・」

一同「はーい」

勇者(またこの日常か・・・嬉しいような悲しいような・・・)


〜〜〜宿〜〜〜

勇者「とりあえず魔界突入前に色々準備が必要だろう」

魔導士「ですね、リストはもうできています」

勇者「ふむ、流石だね。どれどれ・・・」

勇者「水に食糧、馬車一台と予備の武器か・・・ふむ、完璧だな」

魔導士「ありがとうございます」

男「馬車と食糧なんて何に使うんですか?」

魔導士「無能が・・・」

男「あぁ!!?」

女盗賊「まぁまぁ、食料はあっちに食べられるものがあるとは限らないからね。馬車はそれを乗せるためのものだよ」

男「あぁ、なるほどなぁ」

勇者「あ、あなる掘る」///

男「そんな下ネタ言ってねぇよ!!どんな聞き間違いだよ!!?」


魔導士「とても魔界突入前とは思えないですね」

女剣豪「平和ですわねー」
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 18:00:48.12 ID:xH10n7WX0
男「俺は予備の武器の調達かぁ・・・お前は?」

女盗賊「僕?僕は食料の調達で女剣豪は馬車の調達だねぇ」

男「勇者さんと魔導士は?」

女盗賊「あの二人は西の王と謁見だね」

男「謁見?なんでだ?」

女盗賊「仮に僕らが失敗すればこの国は戦争状態になるからね」

男「なるほど、そのための準備を促しに行ったんだな」

女盗賊「そういうことだね!それじゃあ僕は行くから後でね」

男「おう、じゃあなー」

698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/08/09(火) 18:03:47.67 ID:dWFJanjT0
男が武器とか心配なんだけど
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 18:08:25.07 ID:xH10n7WX0
男「どれどれ・・・俺の買うものはっと・・・」


・長刀   × 15
・短剣   × 30
・ロッド  × 5
・弾薬   × 5000
・メリケンサック  × 10
・神木   × 20
・釘    × 1000
・砥石   × 50


男「・・・こうやって見ると勇者さんメリケン使ってるんだよな・・・」

男「にしても神木に釘なんてどこで使うんだ・・・・・・・・・あぁ!!?」



男「釘バットって自作だったのかよ!!?想像したくねーよ、釘バット作ってる勇者とか!!!」
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 18:17:49.49 ID:xH10n7WX0
男「このリストにあるものを一週間で準備できそうか?」

武器屋「一週間ですか・・・神木の調達が厳しいですねぇ」

男「そうか、何本なら準備できる?」

武器屋「そうでですねぇ・・・・・・5本が限界かと」

男「じゃあ神木はいいや、他に神木を扱っていそうな店は知らないか?」

武器屋「そうですねぇ・・・南に行った公園前の道具屋なら神木を扱っていると思いますよ」

男「すまないな」

武器屋「いえ、あとうちに釘はおいてませんが・・・」

男「いや・・・それは気にしなくていい・・・」
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 18:38:02.36 ID:xH10n7WX0
〜〜〜公園前〜〜〜

男「ふぅ・・・これで一応準備は整ったな」

男「少し休んでいくかぁ・・・」

ワーワーキャーキャー


男「子供は無邪気でいいなぁ・・・俺もこの戦いに参加してなけりゃ家でアニメでもみてるんだろうなぁ・・・」

男「ただの無職が今や勇者と一緒に魔王討伐の旅をしているなんてな・・・ははは、未だに信じられねーや」

男「あれ、あいつは・・・なんでこんなところに!!?」
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 18:43:41.46 ID:xH10n7WX0
男「動くな」チャキッ

召喚士「あら、久しぶりの挨拶にしては随分と物騒ね・・・」

男「目的は何だ、用件次第では・・・」

召喚士「特に何もないわよ・・・ただの散歩みたいなものね。それよりも・・・勇者のお仲間はこんなところで戦う気かしら?」

男「くっ・・・」

召喚士「争う気はないわ。武器を納めてくれる?」

男「・・・」

召喚士「少し・・・話をしない?」

男「そこのベンチに座れ・・・・・・怪しい動きをすれば…」

召喚士「わかったわ」
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 18:50:13.79 ID:xH10n7WX0
男「で、用件はなんだ?」

召喚士「あなたはこの世界をどう思う?」

男「守るべき世界だ」

召喚士「本当に?貴方が戦う理由は?」

男「世界を守るためだ」

召喚士「それだけ?」

男「仲間を・・・・・・女盗賊を守りたい・・・・・・」

召喚士「あの時の彼女さんね、ふふっ・・・貴方も男の子なのね」

男「茶化すな!」

召喚士「いいじゃない、カッコイイと思うわよ?」

男「まぁいい・・・」

召喚士「貴方も話したいことがあるんじゃないの?」

男「・・・」
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 18:58:36.16 ID:xH10n7WX0
男「俺は・・・フェンリルと闘った・・・」

召喚士「あの北の山に住む魔狼と?すごいじゃない、私と同等よ」

男(そんな化け物だったのかよ・・・よく生きて帰ってこれたな俺・・・)

男「そんなことはどうでもいい。奴は自分とモンスターは違うと言った、何が違うんだ?」

召喚士「そうねぇ、違いという違いはないけど人間界で生まれたのと魔界で生まれたことの違いじゃないかしら?」

男「なにが違うっていうんだ?」

召喚士「そうねぇ、簡単に言うと指揮系統の違いかしら」

男「指揮系統?」

召喚士「そう、魔界で生まれたモンスターは魔王の命令で動くの、でも彼らは違うわ」

男「何が違うんだ?」

召喚士「彼らは独自の指揮系統・・・分かり易くいうと猿山かしら?」

男「猿山?」

召喚士「そうよ、北の山一帯を猿山に例えるなら、その大将はフェンリルになるわね」

男「つまり、モンスターの凶暴化に関して魔王軍は関与していないと?」

召喚士「その通りよ」
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 19:05:50.45 ID:xH10n7WX0
男「そんな話が信用できるか!」

召喚士「信じる信じないは貴方の自由よ」

男(嘘を言っている?そんな風には見えないが・・・)

召喚士「隙だらけよ?」

男「っ!!?」

召喚士「敵に付け入る隙を与えるものじゃないわ」

男「・・・」

召喚士「もう一度聞きたいんだけど、こちらに来る気はない?もしくは戦わない」

男「そんなことができるか!!」

召喚士「前にも言ったけど、現魔王は先代と違って無駄に争う気はないの。貴方達が仕掛けてこないならこちらからは何もする気はないの」

男「だからモンスターの凶暴化はっ!?」

召喚士「それはさっき話したでしょ?」

男「・・・」

召喚士「詳しい話をすることは魔王に禁止されてるの。貴方達が魔王城に来ると言うなら直々に魔王がお話になるでしょうね」

男「・・・俺がその話を信用するって保障はないだろ」

召喚士「そうね・・・でも信じるわ」

男「なぜ?」

召喚士「だって貴方優しいもの」ニコッ

男「なっ!!?」
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 19:09:58.22 ID:xH10n7WX0
召喚士「ふふっ、面白いのね貴方」

男「何が目的だぁ!!」

召喚士「だからただの散歩よ。今は貴方との会話を楽しんでいるわ」

男「・・・本当に争う気はないんだな」

召喚士「やっと銃を下げてくれた」ニコッ

男「ふざけるな!べ、別に信用したわけじゃない!!!」

召喚士「ふふっ、ありがとう」

男「・・・」

召喚士「そういえば貴方・・・」

男「なんだよ?」

召喚士「教団って知ってる?」

男「教団?」

召喚士「知らないのね・・・」

男「なんだよその教団って?」
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 19:11:53.73 ID:xH10n7WX0
ちょっと飯食って風呂入ります
今までサボってたので今日は一気に話を進めます
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/09(火) 19:52:23.94 ID:bsLf+Cyzo
召喚士可愛い
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/09(火) 20:10:24.50 ID:qN7trw7fo
武器屋可愛い
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/09(火) 20:42:50.46 ID:Dc0LQz5Ko
>>1かわいい
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 22:59:08.79 ID:xH10n7WX0
>>710 
てへぺろ☆



遅くなりました。投下再開します
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 23:05:38.33 ID:xH10n7WX0
召喚士「私から特に言うことはないわ。ただ、気をつけてね」

男「意味がわからん・・・」

召喚士「あまり自分の見ている世界だけを信用しちゃだめってことよ」

男「少なくともあんたよりは信用に値するよ」

召喚士「・・・そうね」

男「・・・・・・俺達が魔王城に乗り込んだとしたらあんたはどうする?」

召喚士「どうもしないわ。侵入者は排除するまでよ」

男「だよな・・・」

召喚士「まぁ、魔王次第よ」

男「・・・」

召喚士「貴方は本当に優しいのね」

男「言ってる意味がわからん・・・」

召喚士「私と戦いたくないんでしょ?」

男「・・・」

召喚士「ふふっ」

男「あんたが仲間を傷つけるなら俺は・・・」

召喚士「それは私も一緒よ」

男「・・・」
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 23:09:27.66 ID:xH10n7WX0
召喚士「それじゃあね、楽しかったわ」

男「・・・」

召喚士「挨拶ぐらいちゃんとするものよ?」

男「また・・・」

召喚士「えぇ、またね・・・」



男「敵・・・なんだよな・・・」
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 23:17:50.11 ID:xH10n7WX0
〜〜〜宿〜〜〜


女盗賊「どうしたの?元気ないねぇ」

男「ん、あぁ・・・」

勇者「何かあったのかい?」

男「ん、あぁ・・・」

魔導士「無能をこじらせて脳細胞死滅したんですか?」

男「ん、あぁ・・・」

勇者「ダメだこりゃ・・・」

女剣豪「刺してみます?」

勇者「やめて!!」
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 23:32:15.98 ID:xH10n7WX0
男「・・・」

勇者「いい加減何があったかぐらい話してくれていいんじゃないか?」

男「いや・・・大した話じゃないんです」

勇者「そうか、あそこで君が心配で見てるアレを安心させてやってくれないか?」

男「あれ?」


女盗賊「ジーッ」ヒョコッ


男「うわっ、バレバレじゃねーかアイツ」

勇者「大丈夫なら大丈夫って言ってあげてくれ、ね?」

男「ははは、ですね」
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/09(火) 23:40:24.84 ID:xH10n7WX0
女盗賊(大丈夫かな男君・・・勇者様が任せろって言ってたから心配ないだろうけど・・・)

女盗賊(うぅ・・・やっぱり心配だ・・・)

男「わっ!」

女盗賊「うわぁ!? って男君、いつの間に背後に?」

男「さぁなー、後ろから不穏な視線を感じてなー」

女盗賊「だ、誰の視線かなぁ、怖いねー!」アセアセ

男「ばーか」

女盗賊「むぅ!君に馬鹿って言われる覚えはないけど!」

男「ハハッ ・・・心配してくれたんだろ?」

女盗賊「別にそんなんじゃないよ、ただ僕にも言えないことなのかなって・・・」

男「そういうわけじゃないんだけどな・・・」
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 00:12:54.47 ID:wdWsbTug0
男「話すべきなのかな・・・お前には・・・」

女盗賊「僕は無理に教えろとは言わないよ?君が話したいときでいいよ」

男「いや・・・どうせ俺一人で考えたって分からないと思うし」

女盗賊「だろうねー」

男「おい!」

女盗賊「冗談だって、怒んないでよー」

男「怒るぞ普通」

女盗賊「ははは、ごめんごめん! ・・・それで何があったの?」

男「まぁ・・・単刀直入に言うとだな」

女盗賊「言うと?」

男「召喚士に会った」

女盗賊「召喚士に会って?・・・えぇ!!?」

男「そら驚くわなー」
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 00:37:34.92 ID:wdWsbTug0
男「つっても、戦闘にならんかったし大丈夫だって」

女盗賊「本当に大丈夫!?」

男「あぁ、あっちも争う気はなかったみたいで散歩だって言ってたよ」

女盗賊「なんてフリーダムな・・・」

男「俺も驚いたわ・・・一応戦闘態勢に入ったんだけどな、なんかペースにのまれて」

女盗賊「談笑でもしたのかい?」

男「まぁ・・・」

女盗賊「・・・」ジー

男「睨まないでくれって」

719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 01:08:06.40 ID:wdWsbTug0
女盗賊「で、何を吹きこまれたの?」

男「吹きこまれたってお前・・・まぁモンスター凶暴化についてとか俺が何で戦ってるとか聞かれたな」

女盗賊「案外普通の会話だねぇ」

男「あぁ、普通すぎて俺も拍子抜けしたよ」

男「後はなんだっけなぁ・・・教団?には気をつけろとか言ってた」

女盗賊「君から教団の名前が出てくるとは思わなかったよ」

男「その教団って何なんだ?」

女盗賊「僕も詳しくは知らないけど、まぁなんというか・・・ん〜ちょっと選民意識の強い宗教ってとこかなぁ」

男「ふぅん・・・」

男「でな、話してて思ったんだけど」

女盗賊「うん」

男「あの人本当に悪い人なのかな・・・」

女盗賊「前にも言ったけど君は優しすぎるよ・・・」

男「・・・召喚士にも同じこと言われた」

女盗賊「できれば僕だって戦いたくはないよ。でもね、あの人は敵なの」

男「分かってるって・・・」

女盗賊「じゃあどう違うか説明してよ」

男「・・・」

女盗賊「僕らは勇者一行であの人は魔王軍だよ?それも大幹部」

男「・・・」

女盗賊「ごめんね、強く言いすぎた・・・でも僕は・・・君に死んでほしくないんだ・・・」

男「分かってる・・・俺も分かってるんだよ・・・」

男「あの人と戦うことになったら俺は迷わないよ・・・迷えばだれかが傷つく・・・俺だってお前や皆に怪我させたくないしな」

女盗賊「それならいいけど・・・」

男「大丈夫だって、約束したろ?お前が俺を守るなら、俺がお前を守るってさ・・・」
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 01:17:50.43 ID:wdWsbTug0
男「あのさぁ・・・こういうときに言うのもあれなんだけどさぁ・・・」

女盗賊「何?」

男「いや・・・なんつうかその・・・」

女盗賊「何だい?男ならしゃきっとしなよ!」

男「ん・・・あぁ・・・この戦いが終わったらさ、お前何するの?」

女盗賊「うーん・・・考えたこともないや・・・ずっと勇者様と旅してただけだしなぁ・・・君はどうするの?どうせアニメみてまた引きこもるんだろうけど」

男「んなわけねぇだろ!お前どんだけ失礼なんだよ!!」

女盗賊「あはは!ごめんごめん。それで何するの?」

男「ったく・・・まぁ旅でもしようかなって」

女盗賊「へぇ、引きこもりから旅人に天職とはまるで正反対だねぇ」

男「・・・」ジー

女盗賊「あはは!ごめんごめん」

男「それでだな、その・・・お前が良ければなんだけど・・・」

女盗賊「何?」

男「いや・・・一緒にどうかなって・・・」
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 01:26:02.46 ID:wdWsbTug0
女盗賊「それってもしかして告白かい?」

男「ちちちちちげーよ!!!そのなんつーか一人で旅してもつまんねーし!!!お、お前がいれば飽きなさそうだから!!!」アセアセ

女盗賊「ふふっ、照れちゃってもー」ニヤニヤ

男「照れてねーよ!!・・・それでその・・・どうなんだよ・・・?」

女盗賊「むふふ、ん〜、どうしよっかなぁ」ニヤニヤ

男「・・・」

女盗賊「じゃあねぇ、僕の返事はぁ・・・」

男「返事は・・・?」

女盗賊「はいっ」チュッ

男「〜〜〜ッッッ!!!??」

女盗賊「えへへ・・・楽しみに・・・楽しみにしてるからね・・・」

男「」ボーゼン

女盗賊「それじゃあおやすみっ!」タタタタタッ

男「あ!おい!!?・・・・・・行っちまった・・・・・・OKってこと・・・だよな・・・?」
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 01:30:41.65 ID:wdWsbTug0
〜〜〜翌日〜〜〜

男(まともに顔がみれない・・・)

女盗賊(ちょっと舞い上がりすぎちゃった・・・)

勇者「こんどは女盗賊まで黙っちゃってどうしたっていうんだい?」

女盗賊「えぇ!?僕は別に・・・」カァ

魔導士「また痴話喧嘩ですか?よそでやってほしいんですが」

二人「「違うし!!!」」

女盗賊「あっ」カァ

男「うっ」カァ


勇者「ふーん」ニヤニヤ

女剣豪「あらあら、妬けますわね」ニヤニヤ

魔導士「?」
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 01:41:08.99 ID:wdWsbTug0
勇者「ゴホンッ まぁ、なんだその・・・一応パーティなんだから節度はわきまえてくれよ?」

男「いやっ!!なんか誤解してますって!!!」

女盗賊「えぇ!?昨日のあれは嘘だったの!!?」

男「いや、違うって言うのはそういうことじゃなくてぇ!!!」

女盗賊「じゃあなんだって言うんだよ!僕は嬉しかったんだぞぉ!!!」

男「あーもう・・・ちょっと黙れって!」

女剣豪「あらあら」ニヤニヤ

女盗賊「な、何が可笑しいんだよ!やんのかぁ!!?」

女剣豪「わたくしはいつでもよろしくてよ?」チャキッ

男「え、えぇ!!?何この展開!!?」

勇者「こ、こら止めないかお前ら!!」

女盗賊「二人は黙ってて下さい!この女は魔界突入前に一度シメとかないといけないと思ってたんです!!!」

女剣豪「あら、奇遇ですわね。わたくしも同じことを思ってましたの」


ジョウトウダーブッコロス!
ヤメロッテ!オンナケンゴウサンモケンヌカナイデー!
ウフフ、カカッテラッシャイナ
アーモウ、ワタシガマトメテダマラセテヤル!
チョ!?ユウシャサンオチツイテ!!

ワーワーギャーギャー




魔導士「やれやれ・・・朝食ぐらい黙って食べられないんですかね・・・」

魔導士「あ、第二章はここで終了です」
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/10(水) 01:41:31.40 ID:4OO+1124o
おい死亡フラグが立っちまったぞ!
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 01:50:51.70 ID:wdWsbTug0
と、言うわけで第二章はここで終了です
第三章はやっと魔界突入編ですね
本当はもっと早めに切り上げようと思ってたんですが
思いの外長くなってしまいました
予告した通りここから加速して厨2っぷりがひどくなってきます


三章はそれほど長くならない予定ですが
気分次第なので自分でもわからなかったりします
とりあえず1000内に収まるように頑張ります


ここまで読んで下さった方、これから読んでくださる方
ここまでありがとうございました
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/08/10(水) 05:14:31.19 ID:Lc5aWAXGo
乙でありんす
俺・・・この戦いが終わったら結婚するんだ
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/10(水) 06:15:43.89 ID:xctO8h4bo
女剣豪さんも可愛い
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]:2011/08/10(水) 08:02:10.55 ID:JyJu/hCJ0
なんという立派なフラグw
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/10(水) 10:45:00.65 ID:PrMc1wR1o
フラグフラグやめやがれ
パート化してもいいと思うけどなあ
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/10(水) 12:35:29.70 ID:D3AKnpjDO
これが漫画化されたあかつきには全巻買いたいと思います!
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/10(水) 14:57:39.25 ID:Q5Slv0BDO
設定とか話とかあのssを彷彿とさせるなww面白いからいいけど。パート化もいいなぁ。
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/10(水) 19:43:54.29 ID:Z5j7dKSIO
無理に1000内で終わらせなくてもいいんだぞ>>1
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/10(水) 20:12:27.40 ID:wdWsbTug0
>>727
最近ボケっぽい動きが定着しつつありますよね
男と女盗賊が妙にシリアスに動いちゃうせいなんです

>>728
ふふっ、それはどうでしょうね!

>>729
SS作者さんだったら嫌なんだろうなぁと思います
ただ、展開予想は本を読む上での楽しみの一つなんで私は特になんとも思いません
単純に私の行動を制限させないための発言ならすごく嬉しいです

>>730
100%ないと思いますけど・・・
きっとのちのち後悔しますよ!

>>731
あの話ってなんですか?すっごく気になります

>>732
私も少し考えたんですけど1000+100程度なら話削ってもいいかなって思ったんですけど
満足いくまでやってみようかなって思います


どうでもいい話ですけど
久しぶりに働いたんですけど
やっぱ、おばちゃん味方にすると仕事は楽でいいですよね
ただ甲子園終わってからにすればよかったと
激しく後悔してます

と、余談はこの辺にしてカタツムリ並みの速度で投下始めます
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 20:19:13.84 ID:wdWsbTug0
勇者「明日はいよいよ魔界に乗り込む!最後にもう一度だけ・・・今なら引き返せるぞ」

魔導士「何を今さら・・・」

女盗賊「僕たちはとっくに覚悟できてますよ!」

勇者「皆・・・ありがとう・・・」

女剣豪「この戦いが終わりましたら是非とも真剣勝負をお願いしたいですわね」

勇者「はは・・・」

魔導士「あなたは最後までぶれないですね」

女剣豪「うふふ」

男(最初からこうなのかよ、この人・・・)
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 20:24:34.66 ID:wdWsbTug0
勇者「皆本当にありがとう・・・! それでは各人、明日に備えてゆっくり体を休めてくれ。それでは解散だ!」

男「あの、勇者さん」

勇者「なんだい?」

男「神木と釘は一応持ってきてますけどどうします?」

勇者「あぁ、それなら私の部屋に置いておいてくれ」

男「わ、わかりました」(やっぱ自作何だ・・・)




男「さて、もしかしたらこれで人間界も見納めか・・・」

男「おっと・・・何弱気になってるんだ俺は!・・・なんか落ち着かねぇな・・・誰かと話すか・・・」

男「さて、誰にしようか・・・」


1 勇者

2 女盗賊

3 女剣豪

4 魔導士


+1
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/10(水) 20:28:35.16 ID:EnL/cfgro
4 魔導士
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 20:33:56.09 ID:wdWsbTug0
4 魔導士

男「まぁ・・・アイツとは色々あったけどせっかくだしな・・・」



コンコン

魔導士「どうぞ」

男「よぉ」

魔導士「あなたですか、また、何か?」

男「また ってなんだよ?そういうつもりで来たんじゃねえよ」

魔導士「だったら何の用です?」

男「その・・・あの時は・・・すまんかった・・・」

魔導士「まさか・・・あなたからそんな言葉が聞けるとは・・・」

男「そんなに驚くことじゃねぇだろぉ!!?」
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/10(水) 20:45:37.29 ID:xctO8h4bo
なんかワロタ
739 :日本のゴールラッシュヤバい。燃える!!![saga]:2011/08/10(水) 20:46:02.13 ID:wdWsbTug0
魔導士「・・・どういう風の吹きまわしですか?」

男「べ、別になんでもねぇよ・・・ただあの時のことにはその・・・なんだぁ・・・感謝してるんだ・・・」

魔導士「マゾヒストですか?」

男「ちげぇよぉおおおお!!お前俺をなんだと思ってんだこらぁああああ!!!」


男「ったく・・・あの時力の差を見せつけられて、俺は自分の限界をしったんだ・・・」

魔導士「・・・」

男「だから俺はここまで強くなることができた、その点で感謝してんだよ・・・言わせんなよな・・・」

魔導士「・・・どこが強いんですか?」

男「あのなぁ・・・喧嘩売ってんのかぁ!!? 」

魔導士「ただ、あなたの能力は利用価値がありますからね。その点だけは期待していますよ」

男「へっ・・・」

魔導士「何をニヤけているんですか気持ち悪い・・・」

男「て、てめぇ!!」

魔導士「自分はそろそろ寝るので退室願いたいのですが?」

男「ったく・・・邪魔したなっ」

魔導士「まぁ、せいぜい頑張ってください」

男「ハッ、お前もな」
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 21:23:31.63 ID:wdWsbTug0
〜〜〜外壁門前〜〜〜


勇者「では、行こうか・・・っ!!」

ギィィイイイイイ

男「この門抜けちまえば・・・」

女盗賊「今さら怖気づいたのかい?」

男「ち、ちげーし!!」

女剣豪「あらあら」クスクス

魔導士「さっさと国に帰ればよかったものを・・・」

男「てめぇ、やっぱぶっ殺す!!」

勇者「はぁ・・・結局最後までこれか・・・まぁいい、行くぞ皆!!!」

一同「おう!」



師団長「勇者とその仲間の凱旋を願い!!!!敬礼!!!!」

各兵士長一同「「「 敬礼!!!! 」」」


勇者たちの行く道にそう様に並んだ兵士たちの一斉の敬礼


男「うぉ!!?」

女盗賊「うはっ、とんだ出発だねぇ!」

勇者「必ずここに戻ってこよう・・・」


竜騎兵長「魔界前までは我ら竜騎兵団が責任をもってお送りいたします!!」

勇者「すまないな、よろしくお願いする!」
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 21:44:59.20 ID:wdWsbTug0
〜〜〜魔界〜〜〜

竜騎兵長「我々ができるのはここまでです・・・御武運を」

勇者「ありがとう、後は任せてくれ」



男「いやぁ・・・竜騎士って初めて見たけどすげぇな・・・」

女盗賊「ちなみに乗っているのはワイバーンっていう竜型のモンスターだね」

男「へぇ・・・」

勇者「一応ここも魔界だ。二人とも油断してはいけないよ」

男「は、はい、すみません・・・」

勇者「ふふ、それほど気負っていないようで安心したよ」

魔導士「この二人は能天気なだけでは?」

女剣豪「あらあら」

魔導士「あなたの場合は論外ですけどね」
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 22:25:03.18 ID:wdWsbTug0
男「無駄話はその辺みたいだぞ」

勇者「ふむ、大した出迎えだな」


ガーゴイル「「「ガァアアアアアア!!!」」」


女盗賊「ガーゴイルかぁ・・・刃こぼれするから嫌なんだよなぁ」

女剣豪「あら?じゃあ下がっていてくださいな」

女盗賊「はぁ!?誰がやらないって言ったんだよ!!」

男「まぁまぁ、確かに武器の問題もあるし・・・ここは俺に任せておいてくれよ」チャキッ

勇者「ふむ、君の武器なら刃こぼれの心配もないしな・・・ここは任せよう」

魔導士「彼だけでは頼りないので自分も」

勇者「いや、ここは任せてみようじゃないか」

男「そういうこった、下がってな」

魔導士「ふん・・・」

男「さぁて、年甲斐もなくお人形遊びとシャレ込みますか!!!」チャキッ



女盗賊「かっこいいと思って言ってるなら忠告しておくけど相当痛いよ?」

勇者「それは言っちゃ…」

男「うるせぇ!!!ほっとけ!!!」
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 22:38:43.40 ID:wdWsbTug0
ガーゴイル1「ガァアアアアアア」

ズドンッ

男「馬鹿みたいに大口開けてんじゃねえよっと」

魔導士「ほぉ・・・死角の敵ですら何なく対応しますか」

男「まぁな、だから・・・黙って見てろってんだ!!!」ズダダダダダンッ


ガーゴイル「「ガァアアアアア・・・」」


男「これで3匹!」ズダダンッ

ガーゴイル「グガァアアアア」ズバァッ


ガーゴイルの鋭利な爪も男にはかすりもせず



男「どこ見てんだ?」

ガーゴイル「!!?」


男の声に反応し振り返るガーゴイル

ズドォンッ

しかし男の姿を確認するガラガラと音を立て崩れていく

ガーゴイルは決して弱いモンスターではない

むしろ、かなり強い部類に入るモンスターである

しかし、男はまるで問題ないようにガーゴイル達を葬っていく


男「ほぉら!どうしたどうしたぁ!!?」



女盗賊「あれ・・・僕と戦った時と動きが全然違う?」

女剣豪「同感ですわね・・・」

勇者(強いとは思っていたがこれほどとは・・・この動きはあの二人とまるで遜色がない・・・)

勇者(人とモンスターでは迷いがない分洗練されているのか?・・・・あの二人には黙っておこうか・・・あとが面倒くさそうだし・・・)




男「これでラストっ!!!」ズドンッ

ガーゴイル「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ・・・・」

男「ま、こんなもんかな?」
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/10(水) 22:55:26.13 ID:wdWsbTug0
男「終わりましたよっとぉ」

女盗賊「・・・」ジー

男「ん?どうかしたか?」

女盗賊「男君ってさ、もしかして前に僕と戦った時に手加減してた?」

男「はぁ!?そんなわけねぇだろ!お前らみたいなのに手加減なんかしたら死んじまうっつの!!」

女盗賊「だよねぇ・・・うん、気のせいだよねぇ・・・」

女剣豪「生きていただけでも大したものですわよ」

男「あの時殺す気だったんすかぁ!!?」


魔導士「まさかここまで強くなっているとは・・・・・・正直驚きました」

勇者「うん、私もだよ・・・」

勇者(でも何かおかしい、迷いがないだけでここまで変わるのか?何か違う・・・感じが・・・)
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/10(水) 22:56:06.77 ID:wdWsbTug0
ちょっと休憩します
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/10(水) 23:40:01.21 ID:PrMc1wR1o
さらに面白くなってきた
がんばれ
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/11(木) 00:55:54.70 ID:O4owUeH+o

男・・・ニートからこんなに変わっちゃって
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/11(木) 04:22:43.90 ID:i071oP2lo
魔界か・・・
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/11(木) 10:47:21.18 ID:cG++HKID0
書くつもりだったんですが寝てしまいました。すみません
それでは投下してきます
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 11:04:53.50 ID:cG++HKID0
勇者「いや、実際大したものだよ」

男「えへへ、そうっすかねぇwwwいや、まだ本気じゃないんですよwwww」

女盗賊(うわっ・・・すっごく調子にのってる・・・)

魔導士「さて、無駄話はそのくらいにして行きましょうか」

女剣豪「そうですわね」

スタスタ

男「ちょっとぉおおおお!!!もっと褒めてくれてもいいんじゃねぇのぉおおお!!!?」


女盗賊「うわぁ・・・これが地獄門ってやつかぁ・・・さすがにおっきいねぇ・・・」

勇者「ここは唯一の出入り口だからね・・・ここ以外を通って魔界本土に向かうのは不可能だ・・・」

男「・・・」ゴクリ

女剣豪「今さら怖気ずきまして?」

男「ち、違うって・・・ただ・・・」


「魔界へようこそ」


一同「ッッッ!!?」

勇者「お前は黒騎士・・・まさかこんなに早く戦うことになろうとは・・・」

黒騎士「ふん、そうだ・・・と言いたいところだが魔王陛下より貴様らを無事に城へお連れしろとのことだ」

勇者「どういう意味だ?」

 ピキピキッ

召喚士「その通りの意味よ・・・魔王は貴方達と会談を望んでいるの」

男「召喚士!!?」

召喚士「久しぶりね」ニコッ

男「・・・」

黒騎士「さぁ、我らが魔王城へ案内しよう」

751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 11:16:36.80 ID:cG++HKID0
魔導士「・・・罠という可能性も捨てきれませんが」

勇者「あぁ・・・だがこの二人が来ては私たちといえどただではすまない、それにここは既に魔界だ、従う以外あるまい・・・」

女盗賊「一応警戒はしておいたほうがよさそうですね」

勇者「あぁ・・・」

召喚士「そんな卑怯な手段にでるつもりはないんだけどね」

男「信用できるかよ」

召喚士「そうかしら?」ニコッ

男「・・・」

女剣豪「早く戦いたいものですわね」



―――――
――――
―――



黒騎士「ついたぞ」

勇者「ここが魔王城・・・」

男「でっけぇ・・・」

女盗賊「・・・確かににすごいねぇ」

女剣豪「やっと戦えますのね」

女盗賊「あんたそれしかないの?」
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 11:23:36.25 ID:cG++HKID0
〜〜〜魔王城内部〜〜〜

黒騎士「ここで待っていろ」


男「なんかすんなり来ちゃったな・・・」

魔導士「まだ罠という可能性は消え去ったわけではないので油断はできませんね」

勇者「あぁ、各人臨戦態勢であたれ」

一同「はい」

召喚士「殺す気だったらとっくに仕掛けてるわよ?」

勇者「いい加減目的を話してもらおうか?」

召喚士「最初に言った通りよ。まぁ、信用しろと言っても無理でしょうけどね」

男(本当に魔王は戦う気がないのか?)

女盗賊「男君・・・油断しちゃだめだよ?」

男「・・・わかってる」


黒騎士「待たせたな。魔王の間へ案内しよう」

勇者「ここまですんなり来てしまうと逆に不安になってしまうな」

魔導士「えぇ・・・」

勇者「私に何かあれば後は頼むぞ」

魔導士「はい・・・」
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 11:30:14.85 ID:cG++HKID0
〜〜〜魔王の間〜〜〜

勇者(ッッッ!!? な、なんて魔力だ!!!!)

男「な、なんだよこれ…俺らこんな化け物と・・・」


「よく来てくれたな勇者とその仲間達よ」

一同「ッッッ!!?」

「そう警戒しないでくれ。私が現魔王だ」

勇者「貴様が・・・魔王・・・?」

男「あれ? なんか思ったよりしょぼい?」

魔導士「外見に騙されないでください・・・魔力量が尋常じゃない・・・!!」

黒騎士「当然だ、現魔王陛下は歴代魔王でも最強と畏れられるお方だ」

魔王「いや、私はそんな大したものでもないよ」

男「謙虚!!?」
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 11:45:59.34 ID:cG++HKID0
勇者「本当に会談が目的なのか?」

魔王「その通りだ、いささか不安を抱かせてしまったならすまない」

勇者「いや・・・それで話というのはなんだ!?」

魔王「そう警戒しないでくれ。」

勇者「・・・」

魔王「まぁ、無理な話だろうね・・・・・・そこの君・・・顔をよくみせてくれないか?」

男「俺っ!!?」

魔王「ふふっ・・・外見は違えど纏う雰囲気と魔力はトールに似ているな・・・」

男「トール?それって俺の・・・」

魔王「そうだ、君の前世というのかな。雷神トール・・・懐かしいな」

男「・・・その人の話を聞かせてもらってもいいか?」

黒騎士「魔王陛下になんたる無礼を!!!」

魔王「よいのだ黒騎士・・・ そうだな、彼は強かったよ。歴代の魔族でも指折りの強者であろう」

男「雷神トール・・・」

魔王「とはいっても当時の私は幼かったからね。大して記憶にないのだ、すまないね」

魔王「さて、関係のない話題はこの辺にして本題に入ろうか・・・」

勇者「・・・」

魔王「単刀直入に申そう。ただちに私たちと停戦条約を結んでほしい」

勇者「な、なに!!?」

魔王「私は正直争いは好まない・・・それに魔族の全てが戦争を望んでいるわけではないのだよ」

女盗賊「それを僕らにどうやって信用しろって言うんだい!!?」

魔王「そうだな・・・なんなら私の首をくれてやってもいい・・・」

一同「ッッッ!!?」

女剣豪「あらあら、介錯はわたくしがしますわよ」

勇者「ちょっと黙れ」
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/11(木) 12:38:40.92 ID:eNcrpqAmo
さすが女剣豪、ブレないな
756 :なぜかカスタムロボやりたくなってちょっとやってました[saga]:2011/08/11(木) 13:43:22.85 ID:cG++HKID0
勇者「話は分かった・・・だが納得のいかない話だってある」

魔王「モンスターの凶暴化と北と西の国での戦か?」

勇者「あぁ、あれはさえなければこのような規模の戦乱になることはなかっただろう」

魔王「北の国での件はすまなかった。あれは一部の過激派による強行だったのだ」

女剣豪「確かに数は多かったですが、統率がとれていなく攻め崩すのはさほど苦労しませんでしたわね」

魔王「残党は我々ですでに罰している。本当にすまない」

魔導士「では西の国は?」

魔王「あれはあくまで防衛線にすぎんよ」

魔導士「しかし、何度となく攻め立てたのはなぜです?」

魔王「防衛線を押し上げればある程度の牽制になるからだ」

魔王「それに指揮官の黒騎士が前線に出れば、簡単に西の国は壊滅できた。だが我々はそれをしなかった事が証拠にはならないかな?」

勇者「ふむ・・・たしかにそれだけの力はあるな・・・ではモンスターの凶暴化についてはどう説明する?」

魔王「わからん・・・」

勇者「分からないということはないだろ!?」

魔王「あれは元々人間界にいたものであって私の支配下ではない。自然に起こったことか、もしくは君達人間の問題ではないだろうか」

勇者「ふざけるな!!誰が好き好んでモンスターを凶暴化させるものか!!」

魔王「それは私も同じだよ。だが、戦争の大義名分を作る理由だとしたら?」

勇者「ッ!?そんな馬鹿な!」

魔王「モンスターの餌となる動植物を乱獲すればモンスターは人里を襲う。そういう考えだってできるだろうに」

勇者「黙れ!!やはり貴様は我々を惑わせることが目的か!!!」

男「勇者さん落ち着いて下さいよ!!嘘を言ってるとは思えない!!」

勇者「君は魔王に与するというのか!」

男「でもっ!!」

女盗賊「仕方がないよ、僕らは人間で相手は魔族だからんね。信用するに値しない!」

男「お前まで!!」

魔導士「戦えないというなら下がっていてください。邪魔です」

女剣豪「やっと戦えますわね」

男「なんで・・・」

魔王「やはりこうなるか・・・」
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 13:58:34.22 ID:cG++HKID0
黒騎士「おのれ勇者!!魔王陛下に牙をむけるか!!」

魔王「下がれ黒騎士よ、私が相手をしよう」

黒騎士「しかし!!」

魔王「心配するな・・・このもの達は弱い」

魔導士「言ってくれますね!単体魔法地属性レベル5」ズドドドドォ

魔王「無駄だよ・・・」

降り注ぐ巨大な石柱

しかし、それは魔王に触れることすらなく風化していく

魔導士「な、何ぃ!!?」

魔王「魔法によって生成されたものだ。より強大な魔力の前で消え去るのは必然だよ」

女剣豪「でしたら」

女盗賊「物理的に」

二人「「 叩きのめす!!!」」ズバァァアアアア


キィィイイイン

左右からの刃は魔王の両手で簡単に弾かれてしまう


勇者「下がれ二人とも!!!ハァアアアアア!!!勇者式荷電粒子砲ぉぉおおお!!!」

魔王「これは・・・では・・・魔王ビーム」


チュドォォオオオオン

勇者「相殺!!?ならば喰らえ!!撲殺勇者バァアアアアット!!!」

魔王「無駄だよ・・・魔王技 指弾」ダダダダッ

勇者「まずい!!?皆私の後ろに!! うぉおおおおおおおお!!!」

魔王「・・・魔王技 魔王波」


ズドォオオオオオオン


勇者「グァアアアアアア」


後ろで守る仲間とともに吹き飛ばされる勇者


男「嘘・・・だろ・・・・?」

勇者「ぐっ・・・まさかこれほどとは・・・」

魔王「すまない・・・私の力は分かったと思う・・・だから、もう一度話を聞いてはくれないか?」
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 14:05:00.69 ID:cG++HKID0
男「てめぇ・・・ざっけんなぁああああああ!!!」

勇者「やめろ!!君のかなう相手ではッ!  ぐぅッ・・・」ズキッ

魔王「早いな・・・獅子王に匹敵する早さだ」

男「うおらぁああああああああ!!!」ズドドドドドドンッ

魔王「・・・」バチーンッ

ドォオオオオオン

魔王のデコピンにより後方に大きくはじかれ壁に叩きつけられる

男「カハッ・・・」ガクン

魔王「黒騎士・・・彼らに手当てを・・・」

勇者「おのれ魔王!!!我らを嘲笑うかぁ!!!」

黒騎士「黙れ!!!情に駆られて魔王陛下の言葉すら聞かぬ愚か者どもが!!!」

魔王「やめろ黒騎士・・・・・・ 勇者よ・・・我が首をはねよ」

勇者「なに!!?」
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 14:16:30.46 ID:cG++HKID0
勇者「どういうつもりだ・・・」

魔王「最初に言ったであろう・・・この戦争を終わらせるためならば私の首を差し出すと」

魔王「だが約束してほしい。魔界に攻め立てることはしないでくれ。それと次の魔王選出のための時間が欲しい」

勇者「・・・信用できん」

魔王「私は君達を殺すなど造作もない。それに、その気になれば人間の世界など私一人で破壊できる」

魔王「それをしない。これが証拠にならないか?」

勇者「くっ・・・わかった・・・」


―――――
――――
―――


男「うぅん・・・」

女盗賊「男君目が覚めた?」

男「あれ・・・みんな無事だったのか?」

女盗賊「うん、皆大した怪我じゃないよ!」

男「そうか・・・負けちまったんだな俺ら・・・勇者さん達は?」

女盗賊「勇者様と魔導士君は魔王と話してるよ。女剣豪は・・・」

男「ま、まさかっ!!?」

女盗賊「外見てみなよ」



黒騎士「ほぅ!剣技だけなら私といい勝負だな!!」ギィイン

女剣豪「流石は魔王軍最高幹部と言ったところですわねっ」ズバァアア


男「なにこれ?」

女盗賊「もう戦えないならせめて思い出作りに決闘申し込んだみたいだよ」

男「えー・・・」
 


760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 14:31:30.36 ID:cG++HKID0
男「いや!!何この状況!!?わけわからないんですけどぉおお!!?」

女盗賊「僕たちは負けた。あの圧倒的な力の前にね・・・」

男「あぁ・・・それはわかるけどさ!」

女盗賊「それで今は僕達の世界に帰る準備をしてるんだ。魔王と共にね」

男「はぁ!!?なんで魔王まで!!?」

女盗賊「流石に事が大きすぎて勇者様だけじゃ判断できないからね。各国王に判断を仰がなくちゃ」

男「なるほど・・・」

 ガチャッ

召喚士「あら、魔王のデコピンを食らってもう目が覚めるなんて」

男「召喚士!!?」

召喚士「うふふ、おはよう。彼女さんも元気そうでよかったわ」ニコッ

女盗賊「か、彼女ぉ!!?」

召喚士「違ったの?仲が良さそうだから勘違いしちゃったかしら?」

女盗賊「ち、違わないけどその・・・」ゴニョゴニョ

男「落ち着けって・・・」

召喚士「うふふ」
761 :なぜなに女盗賊[saga]:2011/08/11(木) 14:45:40.99 ID:cG++HKID0
〜〜〜どうでもいい番外編〜〜〜



女盗賊「いえーい!!本編の真っ最中だけどやっちゃうよぉおお!!!」

男「テンション高ッ!!?」

女盗賊「今回は圧倒的な戦力を見せ付けた魔王のステータスをドーンと教えちゃう!!」

男「あー。勇者さんだけでも十分チートなのにあれはひどかったな・・・」

女盗賊「だねぇ、そこでそのチート性能を教えて上げようってわけさ!!」

男「ほぉ」
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 14:54:16.50 ID:cG++HKID0
男「さてどんなもんかねぇ」

女盗賊「それじゃあいっくよぉ!」


魔王
属性 魔王
職業 魔王
武器 無

攻撃  S
防御  S
体力  S
魔攻撃 S
魔防御 S
魔力  S
素早さ S
技量  S

平均  S

特殊技能 各種単体攻撃魔法(5) 各種範囲攻撃魔法(5) 各種能力強化(5)
     
     魔王パンチ・キック 指弾 魔王ビーム 魔王コレダー 魔王アサルト 魔王波 
     
     魔王流最終奥義 スペシャルアルティメットマーベラスダイナミック魔王波(使用すれば世界消滅)



男「なんじゃこりゃ!!?」

女盗賊「表記は S だけど実際Sってのは僕らが定めた基準だから普通のSとは一線どころか次元が違うよ!」

男「なるほど、幽白でいうところの仙水と黄泉ぐらいの差だな」

女盗賊「うーん、よくわからないけどそんなところだと思うよ?」

男「つか奥義ひどいな・・・」

女盗賊「うん、まさに『貴様は助かっても地球はコナゴナだー!!!』的な技だね」

男「つか、いくらなんでも強すぎね?」

女盗賊「歴代魔王最強だから仕方がないよ・・・」

男「仕方がないですむからSSって便利だな」

女盗賊「こらぁ!!一番言ってはいけないことをぉおおお!!!」

男「じゃ、そんなこんなで今回は終了だ!じゃあな!」

女盗賊「あ!!それ僕の役目だぞ!!」 
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/11(木) 14:55:28.93 ID:i071oP2lo
おつうううう
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/11(木) 14:56:03.83 ID:cG++HKID0
と、いうところで休憩します
今日はこのまま終わるかは気分次第です


ここまで見て下さった方、これから見て下さる方
ここまでありがとうございました
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/11(木) 15:13:16.01 ID:eNcrpqAmo
奥義の名前から勇者に似た何かを感じる
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/08/11(木) 16:39:46.72 ID:3FVK3lvy0
なんか勇者と魔王相性よさそうだなwww
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/11(木) 20:52:18.70 ID:UKYupzhAO
魔王がダオスの技持っとるww
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/12(金) 20:11:22.62 ID:fPlRQFYY0
日ハム対ホークスはダルが投げると投手戦になりがちですよね
試合見に行ったことある人はわかると思うんですけど
投手戦ってチマチマして見えてすっごくつまらないんです
投手戦で楽しめるのはテレビ中継だけです
勝とうが負けようが一番盛り上がるのは乱打戦だったりします

勇者と魔王の技名が似ているのは
二人の属性に大きくかかわっていたり、していなかったり

と、いうわけで投下していきます
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/12(金) 20:31:01.78 ID:fPlRQFYY0
女盗賊「えっと・・・何の用でs・・・・・・だ・・・?」

召喚士「うふふ、次の魔王候補二人に声をかけようと思ってね。どうせなら貴方もどうかなって」

男「はぁ!?」

召喚士「旅は道連れって言うでしょ?」

女盗賊「なんで僕らが敵のトップに立つかも知れないやつに会いに行かなきゃ・・・」

召喚士「貴方は誘ってないわよ?誘っているのは彼だけよ」

男「いや、いかねーよ」

召喚士「そう?二人とも貴方の前世をよく知ってる数少ない魔族よ?」

男「・・・」

召喚士「やっぱり気になるのね」

女盗賊「行っちゃだめだよ男君!リスクが大きすぎる!!」

男「分かってる・・・けど・・・」

女盗賊「前世なんて今の君に関係ないじゃないか!!」

男「・・・」

召喚士「私はどちらでもかまわないけど?」

男「俺は・・・行くよ・・・何かわかんねーけど知っておかなきゃいけないような気がする・・・」

召喚士「決まりね」

女盗賊「・・・じゃあ、僕も行く!」

男「はぁ!!?何言ってるんだよ!!危ねぇんだぞ!!!」

女盗賊「そんなのわかってるよ!!それは君だって一緒じゃないか!それに約束したじゃないか・・・君は僕が守るって!!」

男「だからってお前・・・」

召喚士「私はかまわないわよ?ただ二人とも自分の身は自分で守ってとしか言えないわ」

女盗賊「決まりだね!一応置手紙書いておこっと!」

男「え〜・・・お前自由すぎるだろ・・・」



770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/12(金) 20:49:58.65 ID:fPlRQFYY0
男「で、その候補ってのは?」

召喚士「そうねぇ、近いほうで言えば『炎獄の山』にいる竜王かしらね」

男「・・・名前からして超強そうじゃねーか・・・」

召喚士「当然よ、魔王候補だった魔族なんだから」

女盗賊「どんな魔族なんです?」

召喚士「そうね、竜族の頂点に立つ竜よ。その息吹は全ては魂すら焼き尽くすなんて言われてるわ」

男「・・・」

召喚士「ただ、ちょっと頑固でね・・・伝統なんかを重んじるタイプよ」

男「頑固ジジィか・・・」

召喚士「まぁ、そんなところね」

女盗賊「じゃあもう片方の候補っていうのは?」

召喚士「貴方達の世界に『獅子王の森』ってあるでしょ?そこの主よ」

男「おい、俺らあそこ通ろうとしてたよな?」

女盗賊「う、うん・・・」

召喚士「彼はあまり権力に興味が無いみたいでね。あと、詳しくは知らないけどトールと深い仲だったらしいわ」

男「なんで人間界に?」

召喚士「さぁ?彼も中々の変わり者だから私にもわからないわ。噂によると冒険者にちょっかいかけてるらしいわね」

男「どっち言っても不安しか残らねぇ・・・」


1 炎獄の谷から行く


2 獅子王の森から行く


+1
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/08/12(金) 20:53:42.90 ID:+oTCUmjSo
1
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 20:54:25.28 ID:wMb4Vy9wo
1
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/12(金) 21:09:04.62 ID:fPlRQFYY0
男「それじゃあ炎獄の谷ってところから」

女盗賊「なんかどっちを行っても生きて帰れる気がしないね」

男「あぁ・・・」

召喚士「嫌なら来なくてもいいのよ?」

男「行くっつの!!!」

女盗賊「今さら何をビビってるんだい?」

男「なんでお前ちょっとウキウキしてんだよ!!」

女盗賊「えぇ!?女剣豪じゃあるまいし!!」

男「・・・」ジトー

女盗賊「ちょっとだけ・・・ほんのちょっとだけ・・・」

召喚士「うふふっ」
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/12(金) 21:33:46.84 ID:fPlRQFYY0
〜〜〜炎獄の谷〜〜〜

男「・・・」ダラダラダラ

女盗賊「暑い・・・いや熱い・・・」ダラダラダラ

召喚士「うふふっ、だらしないわねぇ」

男「つっても・・・これは・・・」

女盗賊「・・・」バタン

男「うぉおおおい!!?大丈夫かぁ!!?」

女盗賊「み・・・水ぅ・・・・・・」

召喚士「仕方がないわねぇ・・・来なさいイエティ」


ピキピキッ



安部「ヤらないか?」

男「ウホッ、良い男ってアホかぁ!!!」



775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/12(金) 21:42:22.52 ID:fPlRQFYY0
安部「おいおい、俺をこんなところにホイホイ呼び出してどういうつもりだ召喚士?」

召喚士「ちょっとそこで倒れてる女の子を運んであげてくれない?」

安部「おいおい、俺はタクシーじゃないんだぜ?」

召喚士「あら、良い男は女の頼みは断らないものよ?」

安部「やれやれ、困った女だ」ヒョイッ

女盗賊「うわぁ・・・ひんやりして気持ち良い・・・」

男(なんだろう・・・・この一味違ったプレッシャーは・・・)ゾクッ

召喚士「大丈夫よ。無理やりはしないわ・・・・・・たぶん・・・・・・」

男「何が大丈夫なの!!?つかたぶんってなに!!?」
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/12(金) 21:43:59.77 ID:EglhWD2X0
安部wwwwwwwwwwww
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/12(金) 22:04:16.19 ID:tZT1MU4Eo
なぜにイエティwww
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/12(金) 22:12:08.74 ID:fPlRQFYY0
召喚士「着いたわね」

男「すげぇ・・・火を吹いてやがる・・・」

召喚士「ここが炎獄の谷最深部よ」

女盗賊「ここでいいよ!ありがとうイエティ!」

安部「ありがとうお嬢さん。でも礼はあの女に言ってやってくれ。俺は失礼するぜ」

女盗賊「バイバーイ!」

男(何故かすごく安心する・・・)

女盗賊「その・・・召喚士さん…ありがとうございました・・・」

召喚士「どういたしまして、それと・・・召喚士でいいわよ」ニコッ

女盗賊「は、はい!」ニパァ

男(なんつーか・・・この人は勇者さんと違った魅力があるよな・・・)

779 :>>777 良い奴っての考えたらなぜか安部さん思いついちゃいました[saga]:2011/08/12(金) 22:39:29.47 ID:fPlRQFYY0
〜〜〜最深部洞窟〜〜〜

男「なんか思ったより涼しいな」

女盗賊「そうだねぇ、拍子抜けしちゃったよ」

召喚士「何をいってるの?今はイエティの加護によって守られてるのよ」

女盗賊「へぇ、すごいんだねイエティは!」

召喚士「面倒なヤツではあるけどね。私の使役する魔族の中ではかなりの実力者よ」

男「・・・洞窟?」

召喚士「ここに竜王はいるわ」



グォォォオオオオオオ


男「なんて雄たけびだ・・・」

女盗賊「心して行こう…」




竜王「Zzzzzzzzzz」



男「」

女盗賊「」
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2011/08/12(金) 23:21:47.91 ID:EglhWD2X0
いびきwwwwwwwwwwwwww
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/13(土) 13:33:21.78 ID:BEAtGeKL0
竜王の眠りと共に自分も眠ってしまいました。すみません
用を済ませ次第投下します
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/13(土) 15:52:13.60 ID:BEHp6CcIO
きたー
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/13(土) 20:52:07.62 ID:BEAtGeKL0
男「何これ・・・拍子抜けもいいとこなんだけど」

女盗賊「大きいし強そうなんだけど・・・」

召喚士「昔はこんなんじゃなかったのよ? こら!いい加減起きて!!」

竜王「Zzz・・・・・・う〜ん・・・どちら様じゃったかのぉ?」

召喚士「もう、召喚士よ」

竜王「はぇ?」

召喚士「しょ!う!か!ん!し!」

竜王「お〜、はいはい、週刊誌はいらんぞ〜。わしゃ新聞でたりとるわい」

男「ボケてるじゃねえか!!」

竜王「誰がボケとるものかぁぁあああああああ!!!!」

男「ヒィッ!!!」

召喚士「もう、いつまでボケた振りしてるの?」

竜王「おー、そうか。すまんのぉ」

女盗賊「なにこのやんちゃなおじいちゃん・・・」

竜王「おぉ、人間のお嬢ちゃん。かわいいのぉ、ほれ、飴あげるからこっちおいでぇ」

男「普通にいいじいちゃんじゃねーか!!?」

召喚士「昔はこんなんじゃなかったんだけどねぇ・・・」


女盗賊「わぁ!ありがとう!!!」

竜王「ふぉっふぉっふぉ」

男「貰ってんじゃねぇよ!!!」

784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/13(土) 21:10:31.04 ID:BEAtGeKL0
竜王「まぁ、お前さんがわざわざ来たんじゃ。なんか用があるんじゃろう?」

召喚士「単刀直入に言うけど、次の魔王やってみない?」

竜王「ふぉっふぉっふぉ、断ろうかのぉ」

召喚士「なぜ?」

竜王「現魔王が退く理由も聞かず受けるわけないじゃろう」

召喚士「それもそうね・・・」


―――――
――――
―――


竜王「ほぉ・・・あの若造め・・・停戦の条件に自らの首を差し出すとのぉ・・・」

召喚士「どう?受けてくれる気になった?」

竜王「断る」

召喚士「私的にはあなたが適任だったんだけどねぇ」

竜王「すまんのぉ、わしゃ現役を退いた身じゃ」

召喚士「いいわ、獅子王にあたってみるわ」

竜王「ほぉ、奴はわしを口説くより難しいじゃろ?」

召喚士「まぁ、やれるだけやってみるわ」

竜王「ふむ、ところでその人間はなんじゃ?」

召喚士「勇者の仲間よ」

竜王「そんなもんわかっとるわい、その小僧のことじゃ」
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/14(日) 00:41:13.67 ID:XNJb04UC0
男「そのなんつーか俺は・・・」

竜王「奴のにおいに似ておるのぉ」

召喚士「流石に鋭いわね、彼のことについて知りたがってるみたいなの。教えて上げてくれないかしら?」

竜王「ふーむ・・・強かったのぉ」

男「他には?」

竜王「だいぶ昔のことだからのぉ・・・ふぁ、ふぁ・・・」

女盗賊「おじいちゃんくしゃみ?」

召喚士「危ない!!!早く私の嘘ろに!!!!!」

竜王「ファァアアアアアックショォォオオオオオオオオオイ!!!!」


ゴォォォオオオオオオオオオオオ


男「・・・」

女盗賊「・・・」

召喚士「二人とも無事みたいね」

男「なぁ・・・さっき俺ら洞窟にいたよな?」

女盗賊「うん・・・」

男「なんで空見えてるの?」

女盗賊「さぁ?」

竜王「まーたやっちまったわい」

召喚士「もぉ、くしゃみ出そうになったら言ってくれないと困るわ」

竜王「いやぁ、すまんのぉ」
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)2011/08/14(日) 00:44:42.76 ID:W5LybOpAO
おや、リアルタイム
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/14(日) 00:56:32.58 ID:XNJb04UC0
男「これが竜の頂点・・・」ゾォ

女盗賊「おじいちゃんと召喚士はどっちが強いんだい?」

召喚士「竜王のほうが遥かに強いわよ。私と黒騎士が二人がかりでもおそらく勝てないわ」

竜王「ふぉっふぉっふぉ、年寄りをおだてても何もでんぞぃ」

女盗賊「おじいちゃん強いんだね!」

男「くしゃみであれだもんなぁ・・・規格外なんてレベルじゃねーぞ・・・」

召喚士「それじゃあ私たちは帰るから。さっきの件ちゃんと考えておいてね」

竜王「またおいでぇ」

女盗賊「ばいばーい!」

男「お前馴染みすぎだろ」



―――――
――――
―――


〜〜〜獅子王の森〜〜〜


召喚士「さて・・・獅子王はどこかしらね」

男「獅子王ってどんな見た目なんだ?」

召喚士「そうねぇ、獣人族で獅子の頭に人のような体よ」

男「そいつは俺の前世について詳しいのか?」

召喚士「聞いただけだけど、どうやら互いを高め合った友人同士らしいわ」

女盗賊「おじいちゃんみたいにボケてないよね?」

召喚士「大丈夫よ」
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/14(日) 01:13:14.51 ID:XNJb04UC0
男「こんだけ捜してもみつからない・・・」

女盗賊「男君索敵網広げてよぉ・・・僕もさすがに疲れたよ・・・」

召喚士「あぁ、言い忘れてたけど獅子王も雷属性だから貴方の索敵網っていうのに警戒してるんじゃない?」

男「えぇ!?これ大きくしたり小さくしたりはできても消せないんだよな」

召喚士「困ったわねぇ」

女盗賊「君って本当にチームプレイのできない人間だね」

男「気にしてるんだぞそれ!!」

女盗賊「こういうときは僕に任せて!」

召喚士「何するの?」

女盗賊「ふっふーん!僕の職業を忘れたのかな!」

男「盗賊だろ?」

召喚士「罠でも作るの?」

女盗賊「その通り!!!」

男「お前なぁ・・・魔王候補に挙げられるほどのやつが罠になんてかかるかよ・・・」

女盗賊「やってみなきゃわからないじゃないか!!!」

男「まぁやってみろよ・・・」

女盗賊「設置完了!」

男「まさかこんなんで捕まるわk 「ギャー!!なんじゃこりゃぁあ!!!」

召喚士「あら、獅子王の声だわ」

男「えー・・・」
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/14(日) 01:41:05.44 ID:kyOCRfWZo
今日はここまでか>>1お疲れ
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/14(日) 01:45:06.42 ID:XNJb04UC0
女盗賊「どうだぁ!僕ってばすごいね!えっへん!」

男「なんつーかさぁ・・・魔王候補なんだよな?」

召喚士「そうよ」

男「竜王といい、獅子王といい・・・なんかこう・・・違うんだよ・・・」

召喚士「言いたいことわからなくはないわ」

獅子王「おい!!早く降ろせっての!!」

召喚士「悪かったわね、降ろしてあげてくれる?」

女盗賊「はーい」ブチッ

ドーン

獅子王「いてて・・・俺をこんな目にあわせるたぁどういうことだよ」

召喚士「魔王が後継者を捜してるのよ、あなた魔王になりなさい」

獅子王「命令!!?」



―――――
――――
―――


獅子王「はーん・・・話は分かったけど俺は面倒なのは嫌いなんだよ」

召喚士「そう言うと思ってたわ。まぁ用件はそれだけじゃないんだけどね」

男「・・・雷神トールってやつの話を聞かせてほしい」

獅子王「ほぉ・・・アイツに似た雰囲気だけどコイツ何?」

召喚士「彼の生まれ変わりよ」

獅子王「へぇ・・・こんな弱っちそうなのがなぁ」

女盗賊「・・・この猫人間本当に強いの?」イラッ

獅子王「なんだ人間の女、俺が弱いわけねーだろが」

女盗賊「ふーん…本当かなぁ・・・」

獅子王「だったら好きなだけ攻撃してみろよ。お嬢ちゃん」

男「お、おい・・・やめとけって・・・」

女盗賊「男君は黙ってて」ゴゴゴゴゴゴゴ
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/14(日) 01:48:26.16 ID:XNJb04UC0
タイバニ見るんで今日はここまでです!
最近なんか疲れが抜けなくて思う様に話が進まない・・・
明日は少し頑張ろうと思います!

ここまで読んで下さった方、これから読んでくださる方
ここまでありがとうございました
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/14(日) 02:01:12.98 ID:t6xnLb5ko

無理はしなくていいよ
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/14(日) 05:19:35.06 ID:oGxxDXmSO
乙。ゆっくりでいいから完結して欲しい
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/14(日) 08:11:56.69 ID:wBZk6uCUo
竜王も獅子王も可愛いな
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 09:55:24.97 ID:EKGW0IQOo
なんか魔王後方お茶目だな
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/14(日) 12:25:48.48 ID:E6Rmfvuuo
乙した
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/14(日) 19:54:02.32 ID:XNJb04UC0
SS開始当初から言ってますが必ず完結させますよ!
これ絶対!

まよちきってアニメありますよね
あれの主人公の妹が私の女盗賊のイメージにピピーンときて
なんとなく歓喜しています
ってかあれの声ってシャルの人?似てますよね
声優あんまり詳しくないんですけど、知ってる名前は緑川光オンリー

と、いうことで投下していきます―
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/14(日) 20:05:29.02 ID:XNJb04UC0
女盗賊「その安い挑発にのってあげるよ・・・後悔しても遅いからね・・・」ゴゴゴゴゴ

召喚士「ちょっと、やめなさいよ獅子王」

獅子王「久しぶりに手応えのありそうな獲物だ、邪魔すんなよ」

召喚士「もぅ・・・客人なんだから怪我させないでよね」

男「えっ?これどういう状況?俺どうすりゃいいの???」オロオロ

召喚士「見守るしかないわねぇ」

男「えー・・・」


獅子王「どうした?怖気づいちまったか?」

女盗賊「・・・・・・・・・」ブツブツブツ

獅子王「あん?」

女盗賊「対象の座標確認、全トラップ強制解放」

ジャラッ

獅子王「なんじゃこりゃ!?動けねーぞ」
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/14(日) 20:47:20.88 ID:wBZk6uCUo
はええw

まよチキの妹は黒猫とかシロの人だな。
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/14(日) 20:54:21.83 ID:XNJb04UC0
獅子王「こんなもんでこの俺をどうこうできるわけねぇだろがぁあああ!!!」バキィッ

男「鎖をブチ切った!!?」

女盗賊「こんなもの時間稼ぎだよ」

女盗賊「能力限定解除 オーバースキル トリリオン」

獅子王「ほー、やるもんだんぇ」


獅子王の周囲全てを刃が覆い尽くす


女盗賊「ほんとムカツクねアンタ、でもこれで終わりだよ」

女盗賊「シネ」パチンッ


女盗賊の合図によって隙間なく襲いかかる刃


男「ちょ!?あれヤバいでしょ!!?」

召喚士「大丈夫よ」

 カッ

ほんの一瞬閃く光の軌跡

その一瞬

全ての刃は跡形もなく風化していく


獅子王「いやー、その若さで大したもんだな」

801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/14(日) 21:02:55.49 ID:XNJb04UC0
女盗賊「う・・・嘘・・・」

男「何かが光ってそれで・・・」

召喚士「流石ね、攻撃が全く見えなかったわ」

獅子王「いや、結構ヤバかったぜ?」

女盗賊「まさか・・・あの光の軌跡が攻撃だったっていうの・・・」

獅子王「まぁなー」

男「まんまライトニングプラズマじゃねぇか!!?」

獅子王「あん?なんだそりゃ」

男「あの、昔十二子宮で獅子宮の守護とかしてませんでした?」

獅子王「いや、魔界生まれだぞ俺は?」
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/14(日) 21:09:59.07 ID:XNJb04UC0
>>799
その人今調べました
つか声優のイメージと違ってすごく可愛い
あ、箒の声の人も可愛いですよね
803 :今テレビ見てて思ったんですがまえあつやっぱ可愛くないですよね[saga]:2011/08/14(日) 22:11:17.33 ID:XNJb04UC0
男「ってか、お前大丈夫か?」

女盗賊「僕の奥義がこんな簡単に・・・アリエナイアリエナイアリエナイ」ブツブツ

男「だ、大丈夫じゃなさそうだな・・・」

召喚士「女の子にこんなひどいことした責任とってあんた魔王になりなさい」ビシィ

獅子王「えぇ!!?」

女盗賊「僕こんなのが魔王なんてやだ!!」

男「お前が拒否するところじゃねぇよ!」

召喚士「もう、女盗賊ちゃん・・・こいつが魔王になれば合法的に叩き潰すチャンスは増えるわよ」

女盗賊「なるほどぉ」

獅子王「黒っ!!!そして何で納得するんだお前!!」

召喚士「ごちゃごちゃ五月蠅いわね」

男・獅子王「えー・・・」

804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/14(日) 22:15:41.69 ID:wBZk6uCUo
仲いいな
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/14(日) 22:49:28.91 ID:XNJb04UC0
獅子王「つうか待て!!俺は引き受けるなんて言ってねぇぞ!?」

召喚士「あら、そうだったかしら?」

獅子王「ちょっとぉ!!?」

女盗賊「こんなのが魔王になったらきっと魔界の政が終わっちゃうよ」

召喚士「それもそうねぇ・・・」

獅子王「お前らひどすぎだろぉ!!?」

男(なんでだろう・・・すごく近親感が・・・)

召喚士「まぁいわ、今日の用件はそれだけじゃないのよね。彼にトールのことについて教えて上げて頂戴」

獅子王「えー、面倒くせーからやだ」

召喚士「そう、じゃあ帰りましょうか」

獅子王「ちょっとは食い下がれよぉ!!」


女盗賊「この人面倒くさいね」

召喚士「そうね」
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/14(日) 23:01:30.64 ID:wBZk6uCUo
そういやいつからこんなに召喚士と馴染んでるんだ
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/14(日) 23:18:31.45 ID:XNJb04UC0
女盗賊「で、さっさと教えてくれるかな?」

男(なんか無駄に態度でかいけどほっとこう・・・)

獅子王「まぁ、そこまで聞きたいなら教えてやらねぇこともない」

召喚士「時間の無駄ね、帰りましょうか」

女盗賊「そうですねぇ」

獅子王「言わせて下さいぃ!!」

男(難儀な人だなぁ・・・)



獅子王「そうだなぁ、昔からよく喧嘩してたんだけどよぉ―――あいつがなぁ―――でなぁ―――ありえねぇだろぉwww」

一同(どうでもいい・・・)

男(喧嘩友達ってやつか?だったらどんな戦い方か聞いてみるか)

男「その、トールはどんな戦闘スタイルだったんですか?」

獅子王「ん?そうだな、とにかくちょこまかとウザッてぇ戦い方だな」

女盗賊「男君の戦い方とそっくりだねぇ」

召喚士「そうねぇ、相手にするとイライラするわ」

女盗賊「うんうん」


男「なんで俺嫌いみたいな言い回しすんのぉ!!?」
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/14(日) 23:51:00.32 ID:XNJb04UC0
獅子王「あと何だっけなぁ・・・もううん百年前だから忘れちまったけど」

男「?」

獅子王「そうそう、お前らで言うところの奥義っていうのか?それがえっらい強くてなぁ」

男「すっげぇ気になる・・・」

女盗賊「男君決め手になる技ないしねぇ」

男「あぁ、だから何かのヒントになりゃいいんだけどな」

獅子王「こうよ、魔力を空にガバッっとして、そんでもってドバァってなんだよ」

男「わかんねーよ」

獅子王「なんでわかんねーんだよ!」

女盗賊「わかったらびっくりだけどね!」

獅子王「話せねぇやつらだな・・・ったくよぉ」

男「なぁ、もうちょっと詳しい話し聞かせてくんないかな?」

獅子王「そうだなぁ・・・」
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/15(月) 22:59:29.96 ID:cW23ShP20
獅子王「まだ先代魔王が生きていたころだな。アイツがなんか嬉々としてるっつーのかな」

獅子王「人間にやたらと手強いやつがいるってはしゃいでてよ」

女盗賊「それってもしかして前の勇者様?」

獅子王「そう、それだ!でよぉ、毎回毎回ボロボロになっては嬉しそうに帰ってくるんだよな」

獅子王「勇者は凄い奴だ、人間にもあんな奴がいるんだ。ってな」

獅子王「んで、勇者を倒したって言ってよぉ、俺は良かったな。って言った後のあの後味の悪そうな顔はなんだったんだろうな」

獅子王「んで、それからすぐアイツは魔族を裏切って人間に味方しちまってな」

獅子王「俺も奴と戦ったんだけど鬼気迫るアイツに気圧されてあっさり負けちまったよ」

獅子王「今までずっと互角だったのにな、何があったんだろうな」

男「・・・」

獅子王「お前がそんな顔してどうするんだよ。別に俺はあいつを怨んじゃいねぇぞ」

獅子王「ただ、アイツが何を考えていたか知りたくて俺は未だに人間界にいるんだけどな」

女盗賊「それは恋だね!」

獅子王「はぁ?調理によっちゃ食えなくもねぇけどそんなに美味くねぇぞ?」

女盗賊「魚じゃないってば!鯉じゃなくて恋!!!」

獅子王「人間はよくわからんな」

召喚士「魔族には恋愛っていう概念がないのよ」

女盗賊「うーん…じゃあなんて言えばいいんだろう…」

獅子王「よくわからんことを考えたって仕方がねぇだろ」

男(だったらなんでこっちにいるんだよ…)

獅子王「とりあえず俺は政ごとには興味ねぇんだ。いくら誘っても無駄だぜ」

召喚士「そのようね、でも一応考えておいてね」

獅子王「へいへ〜い」

男「色々とありがとうございました」

獅子王「なぁ」

男「?」

獅子王「人間といて楽しいか?信用に値するか?」

男「はい?」

獅子王「いや、なんでもねえ」
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/15(月) 23:00:10.83 ID:cW23ShP20
―――――
――――
―――

魔王「ふむ、両名とも駄目だったか」

召喚士「えぇ、やる気ないみたいね」

魔王「彼らをおいて時期魔王に相応しい者はいないが仕方がない」

黒騎士「ではどうされるおつもりで?」

魔王「お前たちに任せるよ」

黒騎士「我らがですか?しかし、魔界の猛者を手なずけるには我らでは力不足ですが…」

魔王「どうしても武力に頼らねばならぬ時がくればあの二人を頼るといい。私が口添えしておこう」

召喚士「本当に人間界に行くつもり?」

魔王「あぁ、私の考えは変わらんよ」

黒騎士「魔王陛下の意思だ、我々に止める権利はない…」

魔王「お前たちには苦労をかけるな」

黒騎士「・・・」

召喚士「自分から死を選ぶなんてもの好きなのね」

魔王「お前に言われると立つ瀬ないな」
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/15(月) 23:09:00.67 ID:cW23ShP20
〜〜〜数日後〜〜〜

勇者「本当に我々が捕えたということえいいのか?」

魔王「君たちにも立場があるだろう」

勇者「・・・」

魔王「そんな顔をするものではない、君は勇者、私は魔王だ」

魔導士「その気になれば我々をたやすく葬れるというのに、自分には理解できない」

魔王「そう言ってくれるな」

黒騎士「それではよろしく頼む勇者よ」

勇者「あぁ…」


男「なぁ…」

女盗賊「なに?」

男「・・・本当にこれでいいのか?」

女盗賊「そんなの僕にだってわからないよ…」



女剣豪「解釈はわたくしがしますのでご安心を」

魔導士「空気読むことを覚えてください」
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/15(月) 23:12:06.18 ID:cW23ShP20
〜〜〜西の国〜〜〜

西の王「勇者が戻ったか…」

王「ふむ…しかし魔王からの停戦の申し出とは…」

東の王「しかし停戦の条件に首を差し出すとは…」

南の王「実際もったいない気がしまへんか?広大な魔界が手に入らんのは」

北の王「しかしのぉ、この長きに亘る戦が終わるのであれば…」

東の王「うむ…教団はなんと言っているのだ?」

王「特には…」

南の王「いやぁwww本当に宗教団体の考えることはわかりまへんなぁwww」

東の王「口が過ぎるぞ南の王よ」

南の王「いやwww実際そうでっしゃろwww」


ガチャッ

教皇「勇者が戻ったそうで」

南の王(ひゅぅwww間一髪ってやっちゃなwww)

教皇「それで、停戦を申し受けるつもりですかな?」

西の王「そうする以外に何がある」

教皇「神の命に従い魔族を討ち滅ぼす以外に何があるのですか」

南の王「うひゃひゃwww停戦はどうなりますん?www」
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/15(月) 23:13:00.87 ID:cW23ShP20
教皇「そんな約束守る必要などあるますまい。相手は魔族ですぞ?」

教皇「人の上に立つあなた方が何を言っておられる」

王「しかし、魔族と戦えばこちらにもかなりの被害が…」

教皇「王よ、あなたは神の命に背くおつもりですかな?」

王「そういうわけでは…」

教皇「それにあなたがたが望まなくとも世界が望みましょう、魔族の滅亡を!!」

教皇「他に何かありますかな?」

諸王「・・・」

教皇「では我々が仕切らせていただきましょう」

王(これで本当によいのか…)
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/16(火) 17:10:57.02 ID:O5GlAduT0
構想はできてるのに会話を作れないよパトラッシュ・・・
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/16(火) 19:11:24.44 ID:rG2FoXpmo
無理せず頑張って下さい!
楽しみに待ってます!
816 :>>815 ありがとうございます、応援コメってすごく燃料になるんですよね![saga]:2011/08/16(火) 23:54:11.57 ID:O5GlAduT0
北の王「約束を違えるということは信仰以前に人道に反するではないか!」

王(北の王…)

教皇「ほぉ…北の王よ、貴公は神の啓示を信じられぬと?」

北の王「そのようなことは言っておらぬ!!人としての道を外して何が国王ぞ!!!」

教皇「非常に嘆かわしいことですな、まさか一国の王たる者が異端であるとは」

北の王「わしを愚弄するかぁ!!」

東の王「落ち着け北の、教皇殿も少々口が過ぎるのではあるまいか?」

教皇「東の王よ、貴殿も神の命に背くつもりですかな?」

東の王「黙って聞いておれば神の命などと、人風情が神の代弁者を気取るか」

教皇「その通りです、私の言葉は神の言の葉と変わりありません」

北の王「ふざけるなぁ!!!」

王「落ち着いてくれ北の王よ!教皇殿もいい加減にしていただきたい」

南の王「そもそも論点ずれてまへんか?自分ら魔王の停戦を受けるかどうかの話し合いをしに集まったんとちゃいます?」

教皇「そんなものは魔王を処刑した後に考えればよろしいでしょう」

西の王「ふむ、それも一つの方法ではあるな」

北の王「何を言うか西の王!!!」
817 :>>815 ありがとうございます、応援コメってすごく燃料になるんですよね![saga]:2011/08/16(火) 23:55:02.15 ID:O5GlAduT0
北の王「約束を違えるということは信仰以前に人道に反するではないか!」

王(北の王…)

教皇「ほぉ…北の王よ、貴公は神の啓示を信じられぬと?」

北の王「そのようなことは言っておらぬ!!人としての道を外して何が国王ぞ!!!」

教皇「非常に嘆かわしいことですな、まさか一国の王たる者が異端であるとは」

北の王「わしを愚弄するかぁ!!」

東の王「落ち着け北の、教皇殿も少々口が過ぎるのではあるまいか?」

教皇「東の王よ、貴殿も神の命に背くつもりですかな?」

東の王「黙って聞いておれば神の命などと、人風情が神の代弁者を気取るか」

教皇「その通りです、私の言葉は神の言の葉と変わりありません」

北の王「ふざけるなぁ!!!」

王「落ち着いてくれ北の王よ!教皇殿もいい加減にしていただきたい」

南の王「そもそも論点ずれてまへんか?自分ら魔王の停戦を受けるかどうかの話し合いをしに集まったんとちゃいます?」

教皇「そんなものは魔王を処刑した後に考えればよろしいでしょう」

西の王「ふむ、それも一つの方法ではあるな」

北の王「何を言うか西の王!!!」
818 :二重投票なんてあたし初めて///[saga]:2011/08/17(水) 00:00:06.69 ID:xCJi8RHC0
西の王「それは一つの道であると言ったまでだ」

教皇「その通りです。何も魔族なんぞの要求をのむ必要はないでしょう」

南の王「ほぉ〜、ではあれでっか?とりあえず要求を飲んだふりして魔王処刑後に魔族を殲滅?いやぁ〜、おっそろしいわぁwww」

北の王「ふん、聖職者の考えとは思えんな」

教皇「神を愚弄する気ですか!?」

東の王「ふん、我々には神を語る愚者にしか映らんよ」

南の王「うひゃひゃwww言いすぎちゃいますん?www」

教皇「ぐっ・・・なんと愚かな・・・!!」

王「さて、本題に入りましょうか」

西の王「とは言ってもだ、もう時間はさほどないだろう」

北の王「後は『魔王を交えて』ということになるかのぉ?」

教皇「な、なんとっ、なんと愚かな!!!」

東の王「決まりだな」

王(これで不用意な行動はとれないだろう・・・)

819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[さが]:2011/08/17(水) 00:04:23.43 ID:xCJi8RHC0
魔王「これが人の世界か・・・想像していたよりも明るく美しい世界であるな・・・」

男「なぁ、魔王さんよ・・・」

魔王「どうかしたか?」

男「その・・・あんた死ぬことが怖くないのか?」

魔王「当然恐ろしいものさ・・・」

勇者「・・・」

男「だったらなんで!!?」

魔王「君たちが命をかけて世界を守ろうとしたように、文字通り命をかけて世界を守りたいのだよ」

男「でも・・・そんなのって・・・っ!!」

魔王「君は優しいね、ともに過ごした時間は短いというのに私の死をこんなにも悲しんでくれる」

男「俺はっ!!」

魔王「何も言わなくていいよ。これは私が決めたことだ。君が心を痛める必要なんてない」

男「・・・」 (違う・・・俺が言いたいことはそんなんじゃなくて・・・ッ)

魔王「何も・・・言わなくていいんだ・・・」



勇者「・・・着いたぞ」
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/08/17(水) 00:06:46.03 ID:xCJi8RHC0
〜〜〜西の国〜〜〜

魔王「すまないな、本当だったら凱旋だったろうに」

勇者「いや、気にしないでくれ。事情が事情だからな」

魔王「勇者よ・・・」

勇者「どうかしたのか?」

魔王「私は魔王だ、警戒を怠ってはいけないよ」

勇者「ッッッ!!?」ザッ

魔王「誤解しないでくれ、あまりに不用心だといらぬ誤解を受けるだろう・・・」

勇者「・・・」

魔王「それでいい・・・」



女盗賊「なんか勇者様ピリピリしてるね・・・」

魔導士「仕方がないでしょう」

女盗賊「わかってるけどさぁ・・・男君もなんかしんみりしちゃって僕まで調子でないよ」

女剣豪「調子はずれなのはいつものことでは?」

女盗賊「お前には言われたくないよ」

魔導士「どっちもどっちですけどね」
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/08/17(水) 00:08:31.45 ID:xCJi8RHC0
勇者「それでは行こうか」

魔王「あぁ」

勇者「君たちは待っていてくれ」

魔導士「はい」




男「・・・」

魔導士「あなたが思い悩んでも仕方がないでしょう」

男「うるせーよ・・・」

女盗賊「男君…」

女剣豪「お偉方のお話は長くて、わたくし退屈ですわ」

女盗賊「あんたって本当に……あ…男君?」

男「ん?」

女盗賊「ちょっとそこらをぷらぷらしない?」

男「あ〜…んっと…」チラッ

魔導士「はぁ・・・何かあれば自分たちである程度の対応はしますよ。異変があったら貴方なら気づけるでしょう?」

822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/17(水) 00:12:01.26 ID:xCJi8RHC0
自分の投下をチラッと見て気がついた・・・
メ欄にそのまんまさがって何考えてたんですかね自分は・・・
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/17(水) 00:22:28.13 ID:EuuBFU7So
>>1かわいい
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[ながさき]:2011/08/17(水) 01:57:16.36 ID:1zhlAEq/o
魔王ちゃん・・・
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/17(水) 23:45:16.04 ID:xCJi8RHC0
魔導士「ふぅ…」

女剣豪「あらあら、随分とお優しいですわね」

魔導士「勘違いしないでください、胡散臭い顔を見せられるとこちらの気が滅入るだけです」

女剣豪「まぁ、そういうことにしておきましょうか」

魔導士「ふん…」

女剣豪「ところで貴方は、魔族に相当な恨みがあるはずですが、その魔族が仇でない可能性がでてきましたわよね」

魔導士「・・・」

女剣豪「ソレが信用に値するかどうかは別として、どうなさるおつもりですか?」

魔導士「どうもしませんよ、自分は自分の役目を果たす。ただ…それだけですよ…」

女剣豪「ふぅん」

魔導士「そういうあなたはこの戦いが終わったらどうするつもりなんです?」

女剣豪「そうね…とりあえずあのいけすかない女と決着をつけてから考えますわ」

魔導士「時々あなたが羨ましくなりますよ」

女剣豪「そう、だったら私のようになればいいですわ」

魔導士「それは遠慮します」

女剣豪「あらあら」
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/17(水) 23:47:11.39 ID:xCJi8RHC0
〜〜〜西の城庭園〜〜〜


女盗賊「お城の中にこんな綺麗な庭があるなんてね!」

男「ん?だなぁ・・・」

女盗賊「まだ考えてるの?」

男「あぁ・・・これで良かったのかなって・・・」

女盗賊「良くはないと思うよ…魔王だって死ぬ必要は無いと思う」

男「だったらさぁ…」

女盗賊「でもそれは、僕たちが全部を知っているからだよ」

男「・・・」

女盗賊「何も知らない人たちがいきなり魔王軍との停戦なんて言われて納得できると思う?」

男「それは・・・」

女盗賊「だからこそ魔王は自分の首を差し出す形で全てを終わらせるつもりなの。君だってそれを理解してるから悩んでいるんでしょ?」

男「・・・」

女盗賊「ごめんね・・・僕はこういう風にしか君に伝えられない・・・」

男「俺だって分かってるさ・・・それでもさ・・・」

女盗賊「仕方がないんだよ……って…これはずるいかな……」

男「ああ…便利な…言葉だな…」

女盗賊「…うん」
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/17(水) 23:52:05.97 ID:xCJi8RHC0
女盗賊「ねぇ…後悔してる?僕と来たこと…怨んでる?僕が連れ出したこと…」

男「そんなわけねえだろ! だいたいなんでお前が悪いってことになるんだよ!!?」

女盗賊「だって…僕と来なければ君はこんな思いをしなくて良かったじゃない…」

男「・・・」

女盗賊「痛い思いも辛い思いもしなくてすんだじゃないか…」

男「お前は…後悔してるのか…?」

女盗賊「そんなの分かんないよ…」

男「俺は後悔してない、皆と…お前と会えたことを…」

男「俺はお前と会って凄く変わった、大切なものだって沢山できた」

男「なぁ、魔界に行く前にした約束覚えてるか?」

女盗賊「うん、覚えてるよ。旅だよね」

男「そうそう」

女盗賊「男君とはいっぱい約束したよね」

男「あぁ、お前を放っておかないとかなw」

女盗賊「むぅ!笑うなよ!結構寂しかったんだぞ!!」

男「ははは、悪い悪い」

女盗賊「そんなに長い時間、一緒にいたわけじゃないのに色々あったよね」

男「あぁ・・・」

女盗賊「ねぇ、なんで僕を旅に誘ったの?」

男「そ、それは前に言った通り、お前といれば飽きないからでだなぁ」アセアセ

女盗賊「それだけ?」

男「…それだけだよ」

女盗賊「本当に?」ズィ

男「本当だって!」

女盗賊「本当に本当?」

男「・・・」

女盗賊「理由言ってよ」

男「言わなくたってもう分かってんだろ!!」

女盗賊「むふふ、言葉にしてくれないと分かんないや」ニヤニヤ

男「おまっ!!?絶対言わねぇ」

女盗賊「ふーん…」ジー

男「・・・なんだよ?」

女盗賊「・・・」ジー

男「・・・」フィ

女盗賊「言葉にして・・・ね?」

男「分かったって!言うから!!!
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/17(水) 23:54:37.28 ID:xCJi8RHC0
女盗賊「はい、どうぞー!」

男「お前といれば…お前と話してるだけでいつだって楽しくなれるんだよ」

男「今だってそうだ、いつの間にか笑えた…」

男「そんなお前とだから…俺は一緒に旅したいって思った」

男「俺は…その…なんだ…」モジモジ

女盗賊「本当にシャキッとしないな君は」

男「あぁもう!!!わかったよ!!!好きなの!!!お前のことが!!!分かった!!?」

女盗賊「僕も男君が大好きだよ」ニコッ

男「そんなサラッと言われると俺の立つ瀬が…」

女盗賊「えへへ、僕はなんで君を好きになったかわからない」

男「え」

女盗賊「ヘタレだし、ウジウジしてるし、顔だってかっこいいわけじゃないしね!」

男「おい・・・」

女盗賊「でもね!いつの間にか好きになっちゃったんだ!」

女盗賊「だからね、ずっと一緒にいようね!」ニコッ

男「お…おぉ…」

女盗賊「えへへ〜」

男「・・・」カァ

女盗賊「照れてる?」

男「照れてねぇよ!!!」

女盗賊「へぇ」ニヤニヤ

男「こっち見んな!!」
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/18(木) 00:01:48.98 ID:7zXFBQ+c0
〜〜〜王国会議室〜〜〜

魔王「失礼する」

王(これが魔王…)

魔王「そう警戒しないでくれ」

王「あ、あぁ…それで停戦についてなのだが…」

教皇「ふん…愚かな神の反逆者め…」

王「教皇殿!!」

魔王「気にしないでくれ人の王よ」

東の王「単刀直入に聞こう、なぜ停戦を申しでた?」

魔王「一部の過激派は人間との交戦を望んでいる、植民地を求めたり血を好んだりと様々だよ」

魔王「だが、それはいつの世界でもあることだろう」

教皇「神に仕える我らと汚らわしい魔族を一緒にされるとは」

魔王「我々には神という概念はない、ただ一通り人の社会というものは自分なりに勉強させてもらったよ」

魔王「君は聖職者達の頂点立つ立場のようだね、でも私には君の言葉の端々から悪意しか感じないよ」

教皇「な、なんたる無礼な!!」

魔王「私なら客人に対しそのような無作法はとらんよ。それともこれが人の作法かな?」

教皇「魔族が客人などと!!!」

魔王「では貴殿ら全員魔界へと来るか?客人として招待しよう」

教皇「ぐぬぬ…」

北の王「魔王よ、無礼を詫びる」

南の王「ちょっと固い人なんで勘弁してくださいwww」

東の王「教皇よ、どうやら貴殿はこの『テーブル』には相応しくないようだな」

教皇「不愉快だ!!!失礼させてもらう!!!!」

西の王「それは構わんが代わりの者を寄越してもらいたい」

教皇「後ほど代行者を送る!!!」

バタンッ

王「魔王よ、大変失礼したな」

魔王「構わぬよ、人も魔族もさほど変わらぬと見える」
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/08/18(木) 00:02:20.17 ID:Nx1UzLJ4o
ニヤニヤ
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/18(木) 00:06:55.35 ID:7zXFBQ+c0
ガチャッ

枢機卿「失礼致します、教皇の代行として参りました枢機卿です。以後お見知りおきを」

王「席につきなさい枢機卿」

枢機卿「失礼いたします」

王「では先ほどの続きを話してもらおうか魔王よ」

魔王「うむ、しかし、全ての魔族が争いを望んでいるわけではない」

西の王「ほぉ…」

魔王「無かったことにしようとは思わぬ、現に北の戦役ではそちらに大変な被害をもたらしたのも事実」

北の王「それで自ら首を差し出すと?」

魔王「その通りだ」

東の王「ふむ…」

枢機卿「しかし、それでは被害に対する謝罪としては足りないのでは?」

南の王(うはwwwwえぇ度胸しとるわwwww)

魔王「その通りだ、各国にはこれだけの資財を提供させていただく」

北の王「ぬ!!…?これだけの資源を各国に?」

魔王「大した量ではない、そちらの世界は農作物や家畜がが充実しているように、魔界は鉱物資源が豊富なのだよ」

南の王(あっちゃ〜、こりゃ停戦はもったいなく思えてまうわ)

西の王「資源に加え首か…」

魔王「人間と魔族の確執を緩和させるには魔族の象徴たる私の首が必要であろう」

西の王「…表向きは魔族を討ち滅ぼしたと?」

魔王「その通りだ、魔界は危険なため封印するという形でもとっていただければ幸いかな」

王「ふむ・・・他に異議のあるものは?」

枢機卿(恐慌が派手に暴れたせいで不用意に動けんな・・・)

王「・・・無いようだな」

王「では…処刑の日程は後ほど知らせるとしよう」
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/18(木) 00:12:56.38 ID:7zXFBQ+c0
勇者「これで良かったのか?」

魔王「私の命一つで世界に一時の平和が訪れるならば安いものだよ」

勇者「しかし…」

魔王「君は勇者だ、『ソレ』以上の感情を持ち合わせてはいけない」

勇者「・・・」

魔王「だが、礼を言っておこう…ありがとう・・・」

勇者「・・・」

魔王「日程が決まり次第知らせてくれ。それまでは好きにさせてもらうよ」

勇者「・・・あぁ」
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/08/18(木) 00:17:03.43 ID:7zXFBQ+c0
そんなこんなで終了です。
ここ数日を書き溜めにしてみたんですが
何が変わったか分からない・・・

あと>>824・・・恐ろしい子!!!
悔しい・・・でもっ・・・ビクンビクン

えっと、ここ最近投下量が少なくて申し訳ないです
疲れてるとかじゃなくて単にキャラが走らないんですよね
言い訳乙!!!

疑問などがあればいつでも対応します

ここまで読んで下さった方、これから読んでくださる方
本当にありがとうございました
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/18(木) 00:52:55.76 ID:A5pyFDp7o
無理に書いても良くないから
書けない時はゆっくり休んでくれ
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/18(木) 01:00:03.38 ID:u4ARBI6Ko

スランプは誰にでもあるものさ
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/08/18(木) 16:27:06.77 ID:ztK+P0r+o
乙んこー
837 : ◆Ek5hydBsW2[sage]:2011/08/19(金) 01:40:46.45 ID:VN9TwBsP0
鳥ちゃんとついてますかね?

スランプっていうほど熟練してないです!
こんなんでスランプ言ってたら他の作者に怒られちゃいますって!

時間にムラありまくりですけど投下していきたいと思います

838 : ◆Ek5hydBsW2[saga]:2011/08/19(金) 01:50:26.03 ID:VN9TwBsP0
枢機卿「猊下、終了致しました」

教皇「うむ、御苦労であった。で、魔王の処遇は?」

枢機卿「はい、自らの首と鉱物資源の提供を条件に停戦という形で決定いたしました」

教皇「なんと愚かな!!!」

枢機卿「はい、同感です」

枢機卿(所詮は祭り上げられた存在か……)

教皇「何か手はないのか!!?」

枢機卿「お任せください猊下、私に考えがあります」

教皇「ほぉ、貴様には異端審問部での功績もある…任せるとしよう」

枢機卿「では、『神の子』らを動かしてもよろしいですか?」

教皇「かまわん、好きにするがいい」

枢機卿(さてと…これである程度のカードは揃ったか…)

枢機卿(しかし、勇者達の動向が気になるな…)
839 : ◆Ek5hydBsW2[saga]:2011/08/19(金) 01:59:38.81 ID:VN9TwBsP0
〜〜〜宿〜〜〜

男「あれ?魔王はどうしたんです?」

勇者「あぁ、処刑までの期間は好きにすると言っていたよ」

男「はぁ…」

勇者「何か話すことでもあったのかい?」

男「いえ、そういうわけじゃないんですけど。ところで処刑の日程はどうなったんですか?」

勇者「あぁ、一週間後に行われる予定だよ」

男「そうですか…」

勇者「・・・」

女剣豪「介錯はわたくしでよろしいですか?」

勇者「すまないがそれはできない、これは勇者としての使命だ…」

女剣豪「残念ですわね」

男(歪みねぇなこの人…)
840 : ◆Ek5hydBsW2[saga]:2011/08/19(金) 02:16:03.99 ID:VN9TwBsP0
〜〜〜西の森〜〜〜


獅子王「…魔王か?」

魔王「久しいな、獅子王」

獅子王「なんの用だ?」

魔王「頼みごとがあってな。お前に次の魔王になってほしかったのだが、それは断られてしまったからな」

獅子王「まぁな、俺は権力ごとに興味ねぇし」

魔王「お前は変わらないな」

魔王「頼みごとというのは…」

獅子王「待った!!」

魔王「どうかしたか?」

獅子王「なぁ、喧嘩しねぇ?」

魔王「は?何を言い出すかと思えば…」

獅子王「やってくれるならお前の頼みごとを聞いてやるよ」

魔王(こいつにはこういった方法のほうが手っ取り早くていいか…)

魔王「・・・わかった」

獅子王「へへっ、泣く子も黙る魔王陛下とタイマンたぁな〜、腕が鳴るぜ」
841 : ◆Ek5hydBsW2[saga]:2011/08/19(金) 02:51:41.05 ID:VN9TwBsP0
―――――
――――
―――

獅子王「」

魔王「・・・ふぅ、流石に手強かったな」

獅子王「5分も立たずに負けるとは…先代とはもっといい勝負できたのに…」

魔王「いや、こんなに長く戦ったのは子供の時以来だよ」

獅子王「まじかよ…ショックだぞ流石に・・・で、頼みごとってのはなんだよ・・・」

魔王「魔王にならなくてもいい、後のことは黒騎士と召喚士にまかせた」

魔王「だが二人だけでは苦労も絶えないだろう、そこでいざというときは手助けしてやってほしい」

獅子王「うわっ、約束しなけりゃよかったわ…」

魔王「ははっ、約束だ。頼んだぞ」

獅子王「まぁ…約束しちまたものはしゃあねぇか!任せとけ!」

魔王「仮に魔界と人間界を繋ぐ門の警備を頼んだら?」

獅子王「断るに決まってんだろ」

魔王「ははっ、ありがとう獅子王。礼を言うよ」

獅子王「へいへ〜い、用件が済んだならさっさと帰りな」

魔王「ありがとう」

獅子王「…じゃーなっ」

魔王「あぁ…さようなら」




魔王「さて…次は炎獄の谷か。少し遠いが仕方がないだろう」

ズビュウン!!!
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/08/20(土) 21:51:35.75 ID:w6uQK1/C0
一日更新できなくて見て下さってる方すみません・・・
雑念うんぬんでなく本当に案が全く浮かびません
書きだめができ次第すぐに投下しますので・・・
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/20(土) 22:19:10.08 ID:y/+xx/FPo
無理に書いても良いことは無いからな
焦らず頑張ってくれ
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/20(土) 22:53:20.18 ID:iM/GMBnLo
>>843も言ってる通り無理しちゃ駄目だよ?
>>1の体調が第一だからさ
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/20(土) 23:19:22.89 ID:ViMHP9/Jo
別に無理して毎日更新しなくてもいいのよ?
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/22(月) 15:15:22.61 ID:Nm6qDTO1o
早くしろ
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/22(月) 16:00:18.22 ID:lkoL4wtbo
催促してもSSの質が下がるだけだぜ?
気長に待とう
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/25(木) 23:48:30.22 ID:56GT1Aq2o
サッカー部ううううう氏ねええええ!!!!
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/28(日) 19:47:14.96 ID:L9cjWrplo
どうしたんだ
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/09/04(日) 07:20:02.31 ID:blL7ImPDO
おれの読んでるSSが二つともフリーズしてるorz
しかし待つっ!
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/09/07(水) 14:29:47.60 ID:ZahKJlwSO
(´・ω・`)……
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/09/08(木) 07:13:12.05 ID:Hyr4vY0ro
>>1
生存報告くらいしろ
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/09/11(日) 02:16:34.02 ID:MFWueEmL0
続きはまだですかー
待ってますから
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/09/12(月) 21:30:30.91 ID:nMNfrIcIO
>>1どうしたんだろうね
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage]:2011/09/13(火) 12:44:16.04 ID:HwyQFQFC0
生きているかぐらい教えてほしい
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/09/23(金) 16:18:20.99 ID:WerOPrXSO
エタったか
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/10/01(土) 10:50:43.64 ID:w3hZK+bSo
待ってるから
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/10/07(金) 18:50:13.99 ID:sbw9AigDo
まだかな
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/07(金) 19:42:53.29 ID:7J56LUKIo
ageるなよ……
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/07(金) 21:42:29.32 ID:sbw9AigDo
あっ、ゴメン
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]:2011/10/13(木) 20:23:08.01 ID:uN2ERSQX0
えたったえたった
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/13(木) 22:02:13.86 ID:+9PuYyJGo
後1週間で2ヶ月か……
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/10/14(金) 11:11:27.15 ID:WzCuEHWf0
連絡とれず本当に申し訳ありませんでした
執筆開始当初に言っていたと思いますが
実家に強制送還されていました

目を盗み友人宅から生存報告だけでもと
話自体は、ほぼ完結しております
ですが、いつ書けるかわからないので一度削除以来を出し
多少修正をして改めて投下したいと思っています(安価消したり誤字修正したり)

正直驚きました、私の駄文にこんなにも見てくれている人がいるのかと・・・
自由に動けるようになったらネット環境を整えてすぐに投下したいと思います
投下を始められれば、私の中ではほぼ完結しているのでそれほど待たせることなく皆さんに提供できると思います

あ、最後のルート選択で調子に乗って続編に行ったりとか考えちゃってます!いや、まぁ・・・構想だけなんですけどね
一部の展開に障りない程度で予告編




「―――だから、これが結論だ・・・」

混乱しているだけじゃないの、考え直してみて

「世話になった」

待って。お願い待って・・・誰も望まなかった方法じゃない、私も一緒に考えるから

「答えは最初から決まっていたから―――」



はい、超どうでもいいですね。とっとと削除以来出してきます
執筆開始からずっと言っていますが
必ず完結させます。これ絶対です。これだけは信用してもらっても大丈夫です
ただ、上で述べましたがまぁ・・・もろもろ環境やら親の目やら・・・
数か月以内には開始できると思いますのでここまで見て下さった方ありがとうございました
また見てくれるって言う物好きな方いましたらお礼の言葉しか出ないです

それではまた!!

あ、酉は忘れちゃいました///
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/14(金) 11:19:37.64 ID:rwHot+wqo
本物なのか……?
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/10/14(金) 13:47:29.09 ID:/jwPI5sco
そういえばそんなこと言ってたなwwww
楽しみにしとくよ
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/14(金) 13:55:17.66 ID:xcLwNvkbo
とりあえず報告乙!
楽しみに待ってるよ
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/14(金) 14:54:31.72 ID:iTEtGFWIO
きたあああ
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/10/14(金) 19:46:49.20 ID:hGsLNBmxo
来てくれると信じてた…
次スレだろうが続編だろうが見続けるよ
頑張って



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