VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 21:28:49.19 ID:H/QdY4LI0<>板違いと怒られ転載
とあるSS初心者です。
青髪中心
第六位で誘波
けど実は女ってわけではない
上条さんと一方さん仲良さげ。
<>青髪「上やん、かくまってくれへん?」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 21:43:22.34 ID:H/QdY4LI0<> 「はぁ……はぁ……はぁ……、」
暗闇で一人の少年が走っていた。青い髪に金のピアスをした、身長180を越すその少年は時折後ろを振り返りながら暗闇の中を駆け回る。額からも首筋からもぽたぽたと汗を吹き出し、息も絶え絶えだ。今すぐにも倒れてしまいそうな足に鞭打って、後ろから響く足音から逃れるかのようにがむしゃらに走った。
なんで自分がこんなことにならねばいけないのだと、鼻の奥がつんとし、視界が濁る。慌てて少年は服の袖で薄く閉じられたような瞳の端を拭った。泣いている場合じゃない。
なにも悪いことなんてしてないのにどうしてなんだ、と科学の栄えたこの都市の暗闇の中で、いるかどうかわからない神様につい言いたくなる。
幸せな毎日だったのに。
なんでどうして、それをぶち壊す。
学園都市の暗闇の中で、たくさんの靴音の中、静かな銃声が、響いた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/06(土) 21:47:44.27 ID:dij19S4DO<> 期待 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします <>sage<>2011/08/06(土) 21:51:47.22 ID:vdP/c5lj0<> 青髪[いたい!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 21:54:41.86 ID:H/QdY4LI0<> 上条「インデックスーご飯できたぞー。」
イン「待ちくたびれたんだよ!」
上条「ったく、しょうがないだろ?スキルアウトに絡まれてたんだから。」
イン「しょうがなくないんだよ!それだって絡まれてた女の子を助けてたんでしょ!」
上条「なんでそれでお前に噛みつかれなくちゃならないんだ…不幸だ…。」
イン「むむぅっ!ちっとも意味がわかってない!鈍感なんだよとうま!」
上条「はぁ…?まぁいいか、そろそろご飯食うぞ?冷めてもいいのか?」
イン「むむっ!冷めるのはいただけないんだよ!いただきまーす!」
上条「はいはい…じゃあ俺も、いただきまー…」
ぴんぽーん
上条「…せん。ったくなんだよこんな時間に。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2011/08/06(土) 22:04:37.00 ID:kJZQa9en0<> 上やんって誰かな? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 22:11:33.49 ID:H/QdY4LI0<> それはいけないことだ。いけないことなんだ。青髪の少年は思っていた。
彼を巻き込んではいけない。そしたら彼に迷惑がかかってしまう。いや、迷惑だけではすまない。あの、誰よりも優しく真っ直ぐな、自分の大事な友人だけは。
けれど青髪の少年の足は、確実にその友人の住む学生寮の、彼の部屋に向かっていた。だめなのに、だめなのに、彼を、優しい彼を巻き込んではいけないはずなのに。
視界はぼやけ、足はふらつき、頭はくらくらし、口には血の味が広がり、脇腹からは血がどくどくと溢れだしている。けれど血の跡だけは地面に残してはいけないから、地面に落ちてた布で強く押さえつけていた。
このままでは倒れてしまうのも時間の問題。決して自分は『奴ら』に捕まるわけにはいかないし、死体さえも残してはいけない。
彼を頼るしか、もう残されてはいないのだ、と思う。青髪の少年にとって彼は…『可能性』だった。
青髪の少年の前には彼の部屋。インターフォンを押してしまえば、彼を巻き込むことになる。それはすごく、避けたいことなのに。
「……ごめん、上やん。」
右手の人差し指でそれを、押した。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 22:15:39.13 ID:H/QdY4LI0<> カミやんだということにいまさら気づいた。
直すべきでしょうか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 22:45:33.64 ID:H/QdY4LI0<> この部屋の主ーー上条当麻は頭をかきながらのそのそと玄関に向かった。
今から少し遅い夕食の時間を邪魔されたのだ。ただでさえ空腹の空き要領が増している。もしも知り合いだったのなら一言でも文句を言ってやろう。そう思いながらドアを開けた。
上条「はいはーい、どちらさ…ま……?」
言葉を言いかけて、止まった。思考が一瞬停止する。
目の前に立っている男に上条当麻は見覚えがあった。青い髪に金のピアス。180を越える長身。紛れもなく、上条と同じクラスの、上条と同じデルタフォースの、青髪ピアス、その人。
上条「青……ピ…?」
青髪「ははは…、ごめん、なぁ…。」
青髪ピアスは力なく笑った。
青髪「上やん、かくまってくれへん?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 22:57:34.68 ID:H/QdY4LI0<> イン「とうまー?まったく、いったい何してるのかなー?」
イン「まったく…ご飯冷めちゃうんだよ、食べちゃうよー?」
イン「……ん?なんかドタバタしてるんだよ。どうしたのかな?」
ずるずる
イン「…?なんか引きずってる音がするんだよ。あ、やっときた、とうま、いったいどうし……、」
上条「あ、インデックス、手伝ってくれないか…?」
イン「」
イン「なんだかいきなり予想外の事態に驚いているんだよ。と、とりあえず手伝うんだよ!!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)<>sage<>2011/08/06(土) 23:16:11.15 ID:JZRSXYV00<> これは……
期待ってかまたお気に入りが増えたじゃねえかww <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 23:32:13.86 ID:H/QdY4LI0<> 上条「青ピ!大丈夫あ青ピ!」
大事な友達の声がどこか遠くに聞こえた。頭がじん、と痺れて、うまく思こうができない。ああじぶんはけっきょくここにきてしまったのか。きてはいけなかったのに。どうしよう、どうしよう、どうしよう。
イン「とっ、とうま!これ、撃たれた跡なんだよ!」
上条「何っ!?おい、青ピっ!?」
上条は青髪ピアスの頬を叩きながら焦ったように名前を呼んだ。
ただでさえ予想外の事態なのだ。いきなり現れ、かくまって、と言ったと思ったらふらりとよろめき、上条に倒れ込んできた。その際に脇腹に当てていた布が地面にすとんと落ち、それを見た上条の目が見開く。血に染まっていた。真っ赤に。その布も、その布で押さえていた青髪ピアスの脇腹も。
上条「…っ!インデックス!土御門を呼んできてくれ!」
イン「わ、わかったんだよ!」
インデックスが部屋から出ていく。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/08/06(土) 23:55:49.92 ID:nCFc+ws40<> 寝落ち? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/06(土) 23:57:45.80 ID:H/QdY4LI0<> 土御門「ふむ…、ミニスカもいいがやはりここはロングの方がこのデザインだと合う気が……悩みどころだぜい……。」
バーンッ
土御門「」
イン「つちみかどいるーーっ!!」
土御門「いるにはいるが普通は入るときに一声かけるもんだと思うんだぜい。」
イン「そんな場合じゃないんだよ!はやく!はやくとうまの部屋に来て!!」
土御門「は、いったいなんでなんだにゃー?美少女メイドでもベランダに引っかかってたかにゃー?」
イン「え?そんなことあるわけないんだよ!そんな人がいたらおかしいんだよ!」
土御門「(こいつ…自分という実例を忘れてやがる…!)…そうかにゃー。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 00:20:07.15 ID:cDv4/+Sv0<> 暗闇を走っていた。
追いつかれてはいけなくて、死んでもだめで、殺してもいけない。
堂々巡りの思考は、いっそ存在を消してしまえたら、とまで墜ちる。
どうして自分という存在がいるのか。自分という存在が作られてしまったのか。
心から言おう。生きててごめんなさい。
土御門「」
土御門「どういうこと、だにゃー。」
上条当麻の隣人、土御門元春は半ば呆然としながら呟いた。
上条「知らねぇよ、いきなり来てかくまってくれ、だぞ?」
土御門「べ、ベランダにメイドの美少女よりショッキングなんだぜい。」
土御門「まぁなんにせよ病院に連れていくんだにゃー、さすがにこれは危険だぜよ。」
上条「やっぱ、そうだよな…!救急車、呼ぶか?」
土御門「……いや、ここは上やんが背負ってく方がいいんだにゃー。インデックスは留守番しとくんだぜい?」
上条「ん?…わかった。」
土御門の意味深な間に上条は首を傾げた、が聞いてる暇がないのでおとなしく、素直に土御門のいうとおりに青髪ピアスを背負った。
青髪ピアスはぐったりしていて、今はもう喋らない。微かな息だけが今、青髪ピアスが生きている証に思えた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 00:28:05.00 ID:cDv4/+Sv0<> 普段は用もないのにぺらぺらと喋る口が苦しそうに歪められていて、どうしようもない違和感を感じる。
青髪ピアスは笑ってる方が似合うのだ。そう言いたげな顔で上条は青髪ピアスを見つめた。
土御門「上やん行くぞ。」
上条「…あぁ、インデックスは」
イン「ついていくんだよ!置いてけぼりは許さないよ、私だってあおぴが心配なんだよ!」
上条「…ん、わかった、そうだよな。」
土御門「上やん早くっ!」
上条「わかってる!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 00:30:22.94 ID:cDv4/+Sv0<> ここまで。
次の投下は起きたらです。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2011/08/07(日) 00:32:43.97 ID:MNAAS6Abo<> 一生起きないなんて事にはならないでくれ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/07(日) 02:29:34.70 ID:cuypwLK10<> どうなるんだろ? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)<>sage<>2011/08/07(日) 06:23:41.79 ID:P+v7kAxJ0<> 上やん?カミやん?
どっちだっけ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 09:45:52.53 ID:cDv4/+Sv0<> おはようございます。
投下していきます <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 09:59:03.52 ID:cDv4/+Sv0<>
ー病院ー
冥土返し「このくらいなら問題ない。数日たったらよくなるさ。」
冥土返しはさも当たり前のように上条たちに向かいながら言った。
白いシーツのベッドの上にいる青髪ピアスをちらりと見つめ微笑む。
冥土返し「まぁ少しは安静にしていなくちゃいけないけど、そこまで深い傷ではなかったからね。」
上条「そっか、…よかったぁー……、まったく、心配かけやがって…。」
イン「とうまは人のこと言えない気がするんだよ。」
土御門「同感だぜい。」
上条の言葉に半眼で返してくる二人から慌てて目をそらし、上条は青髪ピアスを見た。
死んだように眠る彼を見て、だんだんと不安がこみあげてくる。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 10:14:30.89 ID:cDv4/+Sv0<> 上条「なぁ青ピ…どうしたんだろ、撃たれたりとか…まさか、スキルアウトに絡まれたとか…?」
土御門「その可能性は低いんだにゃー。青ピはかくまってくれって言ってたんだぜよ?それってつまり誰かに狙われている、ということなんじゃないかと思うんだぜい。」
上条「狙われている…?青ピが?何に?」
土御門「そんなの俺に知る由もないんだにゃー。こいつが起きるまで待ってようぜ?」
上条「…そうだな。」
冥土返し「……なぁ君たち、」
土御門「ん?なんだにゃー。」
冥土返し「この子はもしかして…『誘波くん』じゃないかい。」
上条・土御門「「はぁ?」」
聞きなれない名前に上条と土御門は同時に首を傾げた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)<>sage<>2011/08/07(日) 10:15:02.12 ID:YDleJ8PAO<> 青髭に見えた <>
sage<><>2011/08/07(日) 10:21:00.55 ID:cDv4/+Sv0<> ちょっと所用をすませてきます。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします <>sage<>2011/08/07(日) 10:48:31.71 ID:AvvJMPdZ0<> 乙
青ピが好きな俺にとってはうれしいスレだぜ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/07(日) 11:17:15.94 ID:3hA2G0hWo<> 青髪「上やん、かまってくれへん?」
に見えて謎のトキメキを感じた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/07(日) 12:35:05.50 ID:J7ywinoxo<> 乙
地の文が若干読みにくい
改行を入れたほうが良いかも <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/07(日) 16:22:01.22 ID:hyjCKuwIO<> >>27
よう、俺 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 18:40:21.92 ID:cDv4/+Sv0<> やっと終わりましたー。
改行…できる限り入れます。
では投下ー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 18:51:23.72 ID:cDv4/+Sv0<> 上条「『誘波』?誰だそれ。青ピはそんな名前じゃねぇよ。」
冥土返し「…そうかい、じゃあ僕の気のせいだったようだ。」
上条が否定するとあっさりと冥土返しはそれを受けいれた。
その反応に土御門は微かな違和感を抱く。
カマかけてみるか?そう思った瞬間、布の擦れる音と僅かな息づかいが耳に入った。
土御門「青ピ…?起きたのかにゃー?」
振り向くと、小さく寝返りをうった青髪ピアスがいた。
上条「まだ寝てるみたいだな…。土御門、今日はもう帰って、また明日見舞いにこないか?」
イン「確かにそうしたほうがいいかも。あおぴだって起きてすぐ説明できるわけじゃないと思うんだよ。」
土御門「……あぁ、そうだな。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 19:00:26.10 ID:cDv4/+Sv0<> 微かに頭に違和感を残したまま、土御門は上条たちに続く。
もしかしたら土御門もあまりの状況に、混乱していたのかもしれない。
魔術も暗部も何一つ関係ない、土御門の日常の中にいた青髪ピアスが、いきなりあんな撃たれて入院という非日常に割り込んできたのだ。
そうでなければ、気づけたはずだった。
彼らが帰っていく姿を、青髪ピアスが薄目で見ていたことを。
イン「だいじょうぶかなーあおぴ。」
上条「大丈夫だよ、あいつ体丈夫そうだし。」
土御門「そうそう。二人とも青ピに心配かけさせた罰としてなんか奢ってもらおうぜい?」
イン「あ、それいいかもー!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 19:22:32.64 ID:cDv4/+Sv0<> ー病院ー
冥土返し「……。」
冥土返し「行ったからもう寝た振りはやめたらどうだい?」
青髪「…やっぱり気づいてはったんですか…。」
冥土返し「僕を誰だと思っているんだい?」
青髪「狸寝入り見破ったくらいで偉そうにせんといてくださいよー。」
冥土返し「そうかいすまないね、『誘波くん』。」
青髪「…ボクの名前はそんなんと違いますよ。上やんも言ってたやないですか。」
冥土返し「生憎だが僕は医者だ。君のことは昔だって見た。」
青髪「…記憶違いじゃ?」
冥土返し「僕を誰だと思ってるんだい?」
青髪「……。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)<>sage<>2011/08/07(日) 19:25:58.36 ID:hFLpfYl7o<> 冥土帰し <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>sage<>2011/08/07(日) 19:31:08.54 ID:6XGPH/jp0<> ナース属性の医者 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 19:40:19.33 ID:cDv4/+Sv0<> 冥土返し「さて、君はどうするんだい?僕としてはこのまま良くなるまで入院していてほしいんだけど。」
まるで青髪ピアスがこれからどうするか知っているかのような口ぶりで話す冥土返し。
青髪ピアスは笑って首を振る。そんな選択なんて初めからない、と言いたげに、
青髪「ご冗談を。」
そう、少しだけ悲しそうな顔で呟いた。
ー次の日の病室ー
風でカーテンが揺れていた。
昨晩、その病室の窓は開けられていなかったはずなのに。
風は病室内に入り込み、ベッドのシーツを軽く撫でる。
柔らかな光が、白い病室にヴェールをかぶせた。
そこには、本来寝ているはずの、あの青い髪の少年はいなかった。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 19:41:35.45 ID:cDv4/+Sv0<>
青髪ピアスと呼ばれる少年は、病室からその姿を消していた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 19:50:39.85 ID:cDv4/+Sv0<> 一応ここまでー。
次の投下は11時以降になりそいです。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/07(日) 19:53:45.73 ID:hyjCKuwIO<> 一応乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<> sage<>2011/08/07(日) 20:10:40.63 ID:tzt3clCIO<> 「」の最後に。はいれんでもええんやで
乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)<>sage<>2011/08/07(日) 20:31:03.05 ID:65QftSkAO<> カエル先生の物凄いどや顔が頭に浮かんだんだぜ!!
>>1乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/07(日) 21:24:27.94 ID:3hA2G0hWo<> とりあえず>>34GJ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 22:58:26.48 ID:cDv4/+Sv0<> 冥土に帰しちゃったら大変だと思うんだぜい。
あとかっこの次に。をつけるのは癖みたいなものだから気にしたら負けなんだにゃー。
投下します。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 23:13:15.39 ID:cDv4/+Sv0<> 上条「青ピは……!あいつはどこいったんですか!!」
次の日の朝、休日だった上条は青髪ピアスの見舞いに来て、彼がいないことを知った。
上条は冥土返しに掴みかからん勢いで自分の親友について問いただしていた。
インデックスも不安そうに上条の後ろにいる。黙ったまま悲しそうな、怒ったような目で冥土返しを睨んでいる。
冥土返し「どこにいったかなんて僕に聞かれても知らないよ。こっちだって朝になったら患者が消えていて困ってるんだよ。」
上条「でも……!」
土御門「まーまー上やん、落ち着け、少しは冷静になるんだにゃー。」
上条「青ピが消えてんだぞ…!落ち着いてられるか!」
土御門「まぁまて…。なぁ冥土返し、聞きたいことがある。」
冥土返し「なんだい?」
土御門「あんたはあいつがどこいったのか知らないといってたな…、なら聞くが、あいつが『消えること』は知ってたか?」
冥土返し「……。」
土御門「それともう一つ、なんであいつが『消えなければいけない』理由は、知らないか?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 23:23:52.38 ID:cDv4/+Sv0<> じっと何かを値踏みするかのように冥土返しを見つめる土御門。
冥土返しはぴくりとも表情を変えない。
冥土返し「悪いけど僕は何も知らないよ。」
土御門「…………、まぁいいだろう。おいっ!上やん!今から青ピを探しに行くぞ!あの怪我でならそう遠くにまで行ってないはずだ!」
上条「…っ!わかった!」
イン「わっ私も行くんだよ!」
病室を出て行く土御門に慌てて着いていく上条とインデックス。
その後ろ姿を見ながらふむ、と小さく感心したような声をあげ、冥土返しは患者のいなくなったベッドに振り向く。
冥土返し「…やれやれ、彼はどうにも勘のいい子だね。」
冥土返しは昨晩の青髪ピアスとの会話を思い出す。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 23:32:58.67 ID:cDv4/+Sv0<> 青髪『悪いけど、ボクに関してのこと、絶対あいつらに言わんといてほしいねん。』
冥土返し『おや、どうしてだい?』
青髪『どうしてって…そりゃ決まっとるやないか。』
冥土返し「やれやれ、本当に難儀な子たちだ…。」
口元に少しだけ笑みを浮かべながら呟いた。
青髪『ボク、バカだけど優しいあいつらがーー大好きやねんもん。』
冥土返し「本当、いい子ばかりなんだけどなぁ…。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 23:40:50.48 ID:cDv4/+Sv0<> ー上条たちー
土御門「これはバラバラになって探し回った方が効率いいと思うんだにゃー。」
上条「あぁ俺もそう思う。」
土御門「それと、」
上条「ん?」
土御門「青ピについても調べる。」
上条「あいつについて?どうしてだ?」
土御門「今回不可解な点が多すぎるんだぜい。」
イン「私もそう思うんだよっ!」
上条「っ、インデックスいきなり出てくるな!」
イン「私が空気になりそうな感じがしたんだよ!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/07(日) 23:51:51.43 ID:cDv4/+Sv0<> イン「あのね、とうま。なんであおぴはとうまのところに来たのかな?」
上条「へ?」
土御門「上やんのところまで行くより病院にそのまま行こうとせず、わざわざ寮に住んでる上やんのところまで。…これってかなりめんどうくさくないか?少なくとも青ピはかなりの距離を歩いてきたらしいのに。自分の下宿先でもなんでもなくて上やんのとこまで」
イン「それに撃たれた傷にかくまってって…誰かに追われてる可能性が高いって話してたよね。じゃあさ、その誰かって誰なんだろう。誰がどうしてあおぴを追って、あおぴを狙ったのか…わからない点はこれなんだよとうま!」
上条「」
上条「なんというか…おまえら頭いいな」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/08(月) 00:03:15.84 ID:MS0DTl+p0<> 上条「俺はなんというか…、そこまで気が回ってなかった」
上条「あいつを助けなきゃ、早くしなきゃって焦ってた…。今あいつはまだ直ってない傷に痛がってるんじゃないか、苦しんでるんじゃないかって…」
上条「でもそうだよな!あいつなんか今大変な事態らしいし…あいちのことをもっと知って、俺たちが助けてやんなくちゃな!」
上条「でもそのためにも、早くあいつを見つけてやんなくちゃな…もしかして危ない目に合ってるかもしれないし…、」
上条「ーーそのときは守ってやらねぇと。大事な親友なんだからな!」
イン「」
土御門「」
イン「こ、ここに他の女の子いなくてよかったかも…」
土御門「なんでおいしいとこだけ持っていくんだにゃー…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/08(月) 00:06:08.86 ID:MS0DTl+p0<> あいつがあいちになっていた…。上条さんは愛知のことをもっと知って助けてくれるそうです。
今回の投下終了ですー。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<> sage<>2011/08/08(月) 00:19:05.93 ID:3FTR/xdIO<> 青ピ主体のSSで地の文が良ければ無条件で支援するにゃー
ちなみにおれも味噌県在住だぜい
乙だにゃー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/08/08(月) 00:31:58.01 ID:74UPzz0r0<> 乙でした <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/08(月) 07:11:52.78 ID:umCfm5SIO<> 乙やで
青ピ主体のSSで良作の予感や! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)<>sage<>2011/08/08(月) 16:06:58.02 ID:FztZd+aAO<> 面白い!
が残念ながら冥土帰しが正解だよ。確か。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/08(月) 17:28:02.12 ID:MS0DTl+p0<> うぃきで調べてたら冥土返しとあった。
さらに冥土帰しもあってもう意味わからん <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/09(火) 00:17:57.89 ID:jgXJqp1m0<> 朝から何も食べない状態で自転車漕ぐのは予想外に辛いということに気づいた。
あと部屋に虫いて怖い。
投下始めます。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/09(火) 00:32:12.84 ID:jgXJqp1m0<> ーとある路地裏ー
青髪ピアスはふらふらと行くあてもなく薄暗い路地裏をさまよっていた。
日はとっくに出ているのにこの場所はなんだかじめっとした嫌な雰囲気に包まれている。
普段だったらスキルアウトなどが彷徨いているはずだが、運がいいことにそのような連中をまだ見てもいない。
そして、『あいつら』にも見つかっていない。
それも時間の問題だろうが、少なくとも一つの場所に留まってるわけにはいかない。
だから、ただひたすらに、歩く。
「おいお前、こんなところで何してんだ〜?」
粘着質を伴った不快な声、それが青髪ピアスにかけられた。
運もここまでか、とため息をつく。普通路地裏なんかにいればガラの悪い人間と遭遇しやすいのだ。
青髪「現実も二次元もDQNは通常運行やもんなぁ…」
スキルアウトA「なぁ兄ちゃん、金もってない?」
青髪「台詞もテンプレ通りや…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/09(火) 00:44:51.50 ID:jgXJqp1m0<> 言うなれば悪役。それで自分の役割はその獲物。
目の前のスキルアウトはにやにやとしながら青髪の襟首を持って脅してくる。
後ろからはぞろぞろとそのお仲間たちが。これはちょっとやばいかもなぁ、と青髪は口元をひくつかせた。
スキルアウトA「俺らあんまり手荒なまねしたくねぇんだよなぁ?」
訳すと『さっさとしねえと殴るぞこのやろう』ぐらいのところだろうか。
青髪「……」
スキルアウトB「早くしてくれねぇかな?俺らもいろいろあるんだよねぇ」
青髪「あ…れは、」
スキルアウトA「ん?」
青髪「親方ああああっ!空から女の子が降ってきたああああ!!」
スキルアウト「」
ずびしぃっ!と勢いよく青髪ピアスが指さすと一斉にスキルアウト全員がその方向を向いた。
ついでに襟首を掴んでいた手も緩んだので青髪はスキルアウトの見ている方向の逆へ走り出した。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/09(火) 00:55:26.03 ID:jgXJqp1m0<> スキルアウトA「ってあいつ逃げやがったああっ!!」
スキルアウトB「引っかかる俺らも俺らな気が…」
スキルアウトC「シータたんは俺の嫁えええっ!!!」
案の定追いかけてくるスキルアウトたち。
ちぃっ!と舌打ちをしながら全速力で走る青髪ピアス。
ズキンッ…
傷が、開いた。
青髪「あ、ぐ……」
青髪「…どちくしょおおおっ!!バルスううう!!」
ズキンズキン、と痛みが脳内でがんがん響く。
じわり、と血が染みだしてきた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/09(火) 01:08:38.97 ID:jgXJqp1m0<> これはやばい、と本気で思う。
走るたびに激痛が邪魔をして速度があがらない。右足を踏み出すたび痛い。左足を踏み出すたび痛い。
青髪「…くっそ、最悪や。」
追いかけられてる、という今の状況と、昨日のあの光景が蘇る。
逃げて逃げて逃げて逃げる。捕まってしまったらいけない。追いかけられるというのは、案外神経がすり減るものだ。ぎりぎりだった。
スキルアウトA「待ちやがれぇっ!!」
青髪「そう言われて待つ馬鹿がどこにおんねんっ!」
スキルアウトC「じゃあ待ってくださいっ!!」
青髪「お前アホやろっ!さっきも思ったけどCアホやろっ!!」
スキルアウトB「違うっ!こいつはちょっとアレなだけだっ!」
青髪「アレってなんやねんんんんっ!!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/09(火) 01:21:16.11 ID:jgXJqp1m0<> スキルアウト相手に本気でツッコミをいれる青髪ピアス。
そんな大声だした上に脇腹の痛みのせいで一瞬足元がふらつく。視界も霞んできた。
青髪(あーもう諦めてボコボコにされてしまおかな。)
青髪(さすがに命をとるなんて真似はしないやろし。)
青髪(でもお金とられたらご飯どないしよ…。)
そんなことを考えてたらついぐらり、とよろけ、地面に倒れこんでしまった。
後ろからはスキルアウトの足音が。
青髪(あぁ…?ゲームオーバーか…。)
まぁいいか、と半ば投げやりに思う。
自分は『能力』はもう使わないって決めてるし、まさか助けてくれるような『ヒーロー』もいるわけない。
痛いんやろなぁ…と人事のように考えてると不意にその声は、聞こえた。
「なンですかなンなンですかァ?この騒ぎは」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/09(火) 01:23:32.69 ID:jgXJqp1m0<> あ、最後にァを入れるのを忘れてた。
今回の投下終了です。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/09(火) 02:04:14.38 ID:AOkiMjEDO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>sage<>2011/08/09(火) 02:15:22.35 ID:SvKwV49l0<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/09(火) 09:23:06.93 ID:ipgBB1YK0<> 乙!
カミやんかと思ったらまさかのセロリか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/09(火) 09:59:24.13 ID:addrxI4IO<> セロリキタ━━━━(゚∀゚ )━━━━!!!! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/08/09(火) 12:35:50.65 ID:exmY3lJyo<> いやまて、窒素姉妹のどちらかかもしれんぞ? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/10(水) 00:14:10.30 ID:0yGNM9ja0<> 蜘蛛やだもうこれ。
投下します。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/10(水) 00:29:16.53 ID:0yGNM9ja0<> 青髪「は……、」
青髪(なんやろう、目の前にアルビノ美少女が……あれ声男?あぁこれ夢か、まさか男と言うわけが)
「ったく弱い奴らは集まってねェと行動できないンですかァ?この■■■野郎がァ」
青髪「」
青髪(あかんこの子男か)
かつかつと杖をつきながら白い髪で赤い瞳の少年が不機嫌そうに顔を歪めてやってくる。
「ん…なンだこいつ青髪?変な色してやがんなァ」
青髪(いやいや白髪赤目のキミが言うんかい)
ツッコミたいが体が動かない。意識も霞んで、その光景を見るだけで精一杯だった。
ふと白い髪に赤目と言う目の前の少年の特徴に、引っかかりを覚えた。
あれ、確か…とあやふやにしか動かない思考をなんとか回転させる。
確か、たし、か。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/10(水) 00:47:48.13 ID:0yGNM9ja0<> ぼんやりとした頭の中で答えを見つけだそうとする、が脇腹の痛みがそれを邪魔した。
本格的に意識が飛びそうだ。
けれど微かに残っている思考と薄ぼんやりとした視界で、必死に自分とこの世界を繋ぎ止めていた。
スキルアウト「のわあああああ!!!」
遠くでスキルアウトの叫び声が聞こえた。
青髪(あの人、倒したんやなぁ…、)
青髪(スキル…アウト…たち、逃げて…いきよる)
青髪(あの…白い…人、誰、やろ…)
「おィおィ、大丈夫ですかァ?」
青髪(さっき、なんか能力、使って…た気が…)
青髪(た…しか、『反射』…してた、ような…)
青髪(なら、この人…は、『第一位』、『一方通行』…)
一方「ン、なンだコイツ…血が出てやがる…、はァ、病院にでも連れてってやるかァ…」
青髪「っ…!?」
がしり、と青髪が一方通行の腕を掴んだ。
一方「あァ?起きてやがったのかよ」
青髪「病院は…あかん…っ!」
一方「ハァ?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/10(水) 00:59:57.54 ID:0yGNM9ja0<> 青髪「病院…行ったら、あかんのや…!」
一方「ならオマエどうすンだよ。」
青髪「なら…できたら、キミの家に…連れてってくれへん?」
一方「ハァ?ンなの嫌に決まって…」
青髪「なら、今…ここで、皮膚も、髪の毛…一本、残らん…ように、殺して、くれへん…?」
一方「っ…!?」
青髪「できるんなら、後者の、ほう…が…、いいん…やけ…ど…」
一方「……」
一方「……」
一方「……」
一方「……ハァ…ったく、仕方ねェなァ…」
一方通行は大きくため息をつきながら、首元のチョーカーのスイッチを入れ、青髪の体を持ち上げた。
一方「あのお人好しのヒーローの病気がうつったか…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/10(水) 01:17:29.76 ID:0yGNM9ja0<> ーとある街中ー
その頃、お人好しのヒーローは青髪ピアスを探すため、街中を走り回っていた。
時折知り合いに出会い、その度に青髪ピアスことを聞くが、決まって知らないと言われる。
上条(もしかしたら…青ピは路地裏を移動してたんじゃ…)
上条(それなら見ている人がいないのも頷ける)
上条「ようし、なら…!」
ドンッ
路地裏への道へと行こうとした上条は、そこから勢いよく飛び出してきた男たちとぶつかって盛大に尻餅をついた。
上条「いってぇー…」
スキルアウト「き、気をつけろお!!」
上条が顔を上げると、なぜかボロボロなスキルアウトが三人いた。
その全ての者がおびえたような顔をしている。
スキルアウト「っち、またさっきの奴が来るかもしれねぇっ!行くぞ!」
そう言ってスキルアウトたちは上条に見向きもせずに去っていってしまった。
上条「スキルアウトの抗争でもしてんのか…?なら違うところから探そ…」
そう言って上条はくるりと向きを変え、歩きだした。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/10(水) 01:20:48.76 ID:0yGNM9ja0<> 今回短いかもだがここまで。
予想以上に一方さんの口調が難しいことに今更気づいた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)<>sage<>2011/08/10(水) 06:29:32.73 ID:WXN580eAO<> 乙
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)<>sage<>2011/08/10(水) 07:54:14.76 ID:F/AKDIZAO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/10(水) 17:51:01.55 ID:HjwTAEHIO<> 乙なんだよ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2011/08/11(木) 02:13:00.37 ID:tEUGUpAU0<> 今回と次の投稿は無理そうです。
ていとくんだしたいんだけど無理かなぁ…。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/11(木) 14:13:41.48 ID:M9LN8FfIO<> 敵キャラだったら大丈夫かも <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/13(土) 21:35:15.76 ID:kBKZwPHx0<> ていとくんの可能性を模索しながら投下します <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/13(土) 21:44:14.62 ID:kBKZwPHx0<> 上条「あぁー…ってかどこなんだよあいつ……」
上条「青髪で身長でかいから目立つだろ普通…」
特徴なんてたくさんあるはずなのにちっとも見つからない。誰も見ていない。
土御門に連絡を取ってみるが返事は上条の状況とまったく同じ内容のことを話すだけだった。
連絡して、またしばらく上条は走り続けていたが、結局何一つ掴めず、ちくしょう、と呟きながら額に浮かぶ汗を拭った。はぁと息を大きくつきながら両手を膝につき、しゃがみこむ。
「ちょっとアンタ、ここで何してんのよ」
不意に声が聞こえた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/13(土) 22:04:41.30 ID:kBKZwPHx0<> 上条は掠れた声をあげながらその声の方を振り向いた。
そこにいたのは常盤台中学の制服に身を包んだ、茶髪にショートカットの少女。
上条「ビリビリ…?」
学園都市序列第三位、レベル5の『超電磁砲』、御坂御琴その人だった。
御琴「…ビリビリって言うなぁっっ!!!」
御琴の前髪からびりっと紫電が弾ける。うおおっ!?と反射的に上条は襲いかかってきた電撃を右手で打ち消した。
上条「な、にすんだいきなりっ!」
御琴「あ…あぁもう!そうじゃなくて!ったくつい条件反射で…!」
上条「なにその見かけたら電撃放つことが前提みたいな」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/13(土) 22:07:41.67 ID:kBKZwPHx0<> 短いよこれ。だが投下ここまで。
ていとくんまじわかんない…。帝春でも目指そうか。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/14(日) 02:16:20.71 ID:yDYxTjN1o<> >>1の好きなように書いてくれていい
楽しみに待っています <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2011/08/17(水) 00:35:09.91 ID:0Np1UzTQ0<> 投下無理だった…次の投下は金曜日になりそうです。
最初誘波説で青ピ女にしてもいいかなとか考えていて不意に気づいた。上条さんの存在に。
もし青ピが女になったとしたら十中八九上条さんにフラグたてられる…!と危惧した結果です。
自分としてはまぁ上条さんだしな…とは思ったんですが、デルタの友情モノが書きたかったんで男のままにしました。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/08/17(水) 23:13:09.78 ID:iuKWirda0<> 面白いなぁまじ期待!
一方通行と青ピの絡みってあんまないよな
すごい楽しみ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/08/17(水) 23:14:12.06 ID:iuKWirda0<> 面白いなぁまじ期待
一方通行と青ピの絡みってあんまないよな
すごい楽しみ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/19(金) 22:27:29.54 ID:z8UiJGli0<> 青髪のSS増えないだろうか。
投下します。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/19(金) 22:45:23.45 ID:z8UiJGli0<> 御琴「さっきアンタんとこのシスターに会ったのよ」
上条「インデックスに?」
御琴「なんか走り回ってたから声かけたら、『あおぴ探してるんだよ!』とかなんとか…」
御琴「なんか必死そうな顔してたから、手伝おうかって聞いたの。そしたら『じゃああおぴを探して!』ってその人の特徴もなにも言わず行っちゃって…」
御琴「切羽詰まった顔をしてたからまた何か巻き込まれてんじゃないかって思って…」
御琴「そしたらアンタも駆け回ってるし」
御琴「だからあたしもそのあおぴ?って人探してあげようかなって…、ん、何よ、何で涙目になってんの…?」
呆れたかのような顔をして喋っていた御琴は、上条の表情を見て動きを止める。
上条「いやお前いい奴だなって…、嬉しくてさ。ありがとな、御坂」
そう、とあるイケメンAAと呼ばれる表情を御琴に繰り出した上条。
それを間近で見た御琴わぼっと顔を赤くして慌てて上条と距離をとった。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/19(金) 22:50:09.04 ID:z8UiJGli0<> あれ…御琴になっていた…だと…?
直します。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/19(金) 23:21:07.35 ID:z8UiJGli0<> 上条「ん?どうしたんだ御坂。」
美琴「な、なななななんでもないわよっ!さ、さっさと探してる奴の特徴言いなさいよ!」
急に様子の変わった美琴の様子に首を傾げつつ、青髪ピアスについての特徴を口に出していく。
美琴は赤くなった顔をぶんぶんと振り払うように打ち消し、上条の話に真剣に耳を傾けた。
美琴「……だいたいわかったわ。それらしき人を見かけたら連絡する」
上条「頼む」
そう言葉を交わし、二人は別れた。
ー黄泉川家ー
打ち「むむ?あの乱暴な足音は一方通行?とミサカはミサカは推理してみる」
一方「ちっ…」
打ち「わぁい、あの舌打ちはやっぱりそうだ、とミサカはミサカはあの人を迎えに玄関まで走ってみる!」
打ち「おかえり一方通行!と、ミサカはミサカは…」
一方「…あー、」
青髪「……」
打ち「」
打ち「どうしたの?とミサカはミサカは予想外すぎる事態に混乱してみたり」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/19(金) 23:35:57.04 ID:z8UiJGli0<> 一方「…なンか拾った」
打ち「犬扱いっ!?とミサカはミサカは突っ込んでみたり」
一方「しかもなンか怪我してやがンだァ、これ」
打ち「今度は物扱いっ!?とミサカはミサカは慣れない突っ込みを再度繰り返してみたり!」
驚きながら騒ぐ打ち止めの横を通り過ぎ、ベッドの方へ向かった。
そのベッドに青髪ピアスを怪我しているということを気にせずぽいっと軽い調子で投げ捨てた。
ふごぉっと変な声が青髪ピアスから聞こえた気がしたがそれを無視して青髪ピアスの服を脱がした。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/19(金) 23:49:05.07 ID:z8UiJGli0<> 腹にはぐるぐると白い包帯が巻かれており、それが真新しく、綺麗に巻かれていることから病院には一応行ったのか、と一方通行は考える。
けれど脇腹辺りの部分は赤くなっており、錆びた鉄に似た臭いがぷん、と鼻についた。
一方通行ははぁとため息をつきながらその包帯を外していく。
打ち「こ、これ知ってる、前ミサカ達が話していた禁断の……なのっ!?とミサカはミサカは未知の光景にドキドキしてみる!」
打ち「で、でもやっぱりあの人が大人の階段を上がるってことにミサカはミサカは複雑になってみたり!」
打ち「あぁミサカはすごく困ってるの!とミサカはミサカはもうよくわからなくなって叫んでみたり!」
一方「…そこでなにこそこそしてンのか知らねェが、怪我治療するだけだからな…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/19(金) 23:53:28.18 ID:z8UiJGli0<> 一方通行サイドの青ピ登場シーン、打ち止めとインデックスの反応が微かに被った気がするんだよ。
今回の投下ここまでです。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/20(土) 02:15:49.14 ID:s+QOq/UIo<> 乙なんだよ!!
今回は私も大活躍なんだよ!! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/30(火) 00:21:24.25 ID:xD09fporo<> まだかな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/30(火) 01:22:21.04 ID:Bbnzcg6Z0<> TSが案外可愛かったよちくしょう
投下します <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/30(火) 01:33:12.19 ID:Bbnzcg6Z0<> 一方通行は青髪ピアスの傷に触れながらチョーカーのスイッチを入れる。
一方通行の能力でのベクトルの操作によって、生体電気を活性化させ、傷口を塞いでいく。
その様子を打ち止めは後ろからのぞきこんでいる。
打ち「ねぇねぇその人誰?ってミサカはミサカは聞いてみる」
一方「知らねェ」
打ち「……まさか本当に拾っただけ?ってミサカはミサカは絶句してみる」
一方「…悪ィかよ」
打ち「ううん。あなたのその優しい変化にミサカはミサカはあなたにその変化を与えたあの人に感謝してみたり」
一方「はァ!?何言っちゃってくれてンですかァ!?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/30(火) 01:51:44.97 ID:Bbnzcg6Z0<> ーその頃の土御門ー
土御門「……なんなんだにゃー、これは…」
土御門「これは上やんに伝えなければいけないんだぜい…」
ー上条と美琴ー
上条「ん、電話か…?」
上条「土御門から…、っ何かわかったのか!」
上条「もしもし!土御門!何かわかったのか!」
土御門『大声出すんじゃないにゃー、耳がキンキンするだぜい』
上条「いいから!何かわかったのか!?」
土御門『んー、なんていうか、『何もわからないこと』がわかったんだにゃー』
上条「……はぁ?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/30(火) 02:01:26.75 ID:Bbnzcg6Z0<> 土御門『青ピの個人データを探ってみたんだけどにゃー、なんていうか、表面上のデータは予想通りデタラメだったんだぜい』
上条「デタラメ…?」
土御門『ああ。んで、裏側を探ってみたんだがにゃー…』
上条「どうだったんだ?」
土御門『『無い』んだぜよ』
上条「……は?どういう意味だ?」
土御門「そのまんまの意味だぜい」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/30(火) 02:21:46.03 ID:hcp8U0ld0<>
土御門「青ピの存在自体がそもそもないんだにゃー」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/30(火) 02:26:18.26 ID:hcp8U0ld0<> 上条「ちょっと待て、それって……」
上条「青 ピ は こ の 学 園 都 市 に 存 在 し な い 人 間 な の か ?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/08/30(火) 02:29:41.53 ID:hcp8U0ld0<> 投下ここまでー。
土御門の喋り方書いてる途中でわかんなくなるなぁ…。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄)<>sage<>2011/08/30(火) 02:36:26.81 ID:Isc44nrAO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/08/30(火) 09:45:17.22 ID:P5OoYTmf0<> 乙乙
どうなるんだ…続きが気になる
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/08/30(火) 15:59:04.82 ID:F8BfilA9o<> 乙
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/09/06(火) 01:55:07.37 ID:Q3W+a7gp0<> 青ピある日女体化しちゃって
それなのに女の子に恋しちゃうSS見たい。
投下します。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/09/06(火) 02:02:13.89 ID:Q3W+a7gp0<> ー青髪ピアスー
深い深い暗闇の中を漂ってる気分だった。
堂々巡り。出口のない迷路。
壊れていく、世界。
消えてしまいたい、と確かに願ったはずだった。
なのに、誰も、叶えてくれない。
世界にとって自分はいらない存在なのに。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
生きてて、ごめんなさい。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/09/06(火) 02:15:33.88 ID:Q3W+a7gp0<>
打ち「わーうなされてるーってミサカはミサカは見知らぬ人に乗っかって心配してみたり」
青髪「」
青髪「あかんここ天国や幼女がボクを眺めとる」
一方「なに寝ぼけてるんだ」
青髪「あれでもなんやアルビノ美少女もいるけど声が低い」
一方「」
一方「あァこいつもう無理だわ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/09/06(火) 02:28:28.06 ID:Q3W+a7gp0<> 青髪「…ってあれ、ここどこや?あれ、ってきみ一方通行あああぁぁっっ!!!?」
一方「遅ッ」
打ち「青髪でピアスな上に関西弁に変態でオタクだなんてミサカはミサカはミサカたちが言っていた属性について考えてみたり」
一方「お前たちいつも何して遊んでンだよ」
青髪「うわあああ第一位が目の前にいるやんどうしようわわわ」
一方「テメェが運べッて言ったンだろゥがァッッ!!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/09/06(火) 02:30:11.08 ID:Q3W+a7gp0<> ここまで。投下いつも遅くて少なくてすいません。
ところでインなんとかさんの活躍の仕方がわからない。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/09/06(火) 16:42:35.84 ID:SM+P8tFLo<> 乙
青髪と一方ってお互い面識あったっけ? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/06(火) 21:18:50.07 ID:vBJlTJrDO<> 一瞬 青髪「上やん、かまってくれへん?」 に見えた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/09/06(火) 23:18:31.23 ID:elteUyA1o<> おまえもかよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2011/09/28(水) 22:31:17.81 ID:PEUTVxlj0<> 長らく放置しすぎたな…
保守 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2011/10/23(日) 20:27:21.82 ID:P4yujOrk0<> いちおうほしゅ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道)<>sage<>2011/11/14(月) 21:50:07.65 ID:nRLqk9dLo<> >>1やん
早く書いてくれへん? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)<>sage<>2011/11/16(水) 21:40:12.34 ID:WyLbZQxq0<>
長らく放置の末今から投下
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)<>sage<>2011/11/16(水) 21:52:12.19 ID:WyLbZQxq0<>
眉間に皺をよせながらこれまでのことを話す一方通行。
彼の話を聞いてくうちに、青髪ピアスの顔色がみるみるうちに変わっていった。
青髪「…なるほどなぁ、それは悪かったなぁ…ボクの『責任』やぁ…」
一方「ァあ?責任?なンの話だよ」
青髪「こっちの話や。キミは気にせんでええ。…迷惑かけたなぁ…、治療ありがとさん。ボクはもう行くわ」
一方「はァ?なにいッてンですかァ?まずなにがあッたのか話しやがれ。じゃねェと後味悪ィじゃねェか」
青髪「あー…、撃たれた?」
一方「なンで疑問系なンだァ!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)<>sage<>2011/11/16(水) 22:05:15.00 ID:WyLbZQxq0<>
打ち「この人はね!アナタのことが心配なんだよ!ってミサカはミサカはツンデレのデレについて説明してみる!」
青髪「なんと」
一方「違ェよ!本当いつもテメェはなに読ンでやがんだ!」
一方「ッたく話ずれた…。おい青いの、まさかなにも無ェなンて言わねェよなァ?『あんなこと』言っておいて」
青髪「……っ、」
一方「髪も皮膚も残らず殺せッてどンな訳だァ?言ッてみろよ」
青髪「……」
打ち「あれあれ?初耳の上にいきなり重い雰囲気になったことにミサカはミサカは動揺してみたり」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)<>sage<>2011/11/16(水) 22:20:08.60 ID:WyLbZQxq0<>
青髪「……言えんなぁ」
一方「…はァ?」
青髪「誰にも話したらあかんねん。例え第一位のキミでも、大事なものがあるキミには」
一方「…意味わかンねェんだけど」
青髪「…この子可愛いよな、小さくて、優しいいい子で、…非力な子や」
そう言って青髪ピアスは打ち止めの頭を優しく撫でた。
思わず一方通行は目を見開く。
この非力な男に、一般人にしか見えない男に、微かに深い闇が見え隠れしていた。
それは自分も知っている類のもののような気がして。
一方「…テメェ、何者だ?」
思わずそう聞いた。
青髪「何者かと聞かれても、ボクはただの『青髪ピアス』やで?第一位」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)<>sage<>2011/11/16(水) 22:34:13.00 ID:WyLbZQxq0<>
青髪ピアスは一方通行の横を通り過ぎた。
青髪「…ありがとな」
一方「…あァ」
ばたん、とドアが閉まる音が響いた。
打ち「…追いかけなくていいの?ってミサカはミサカは少し寂しく感じながらアナタに訪ねてみる」
一方「アイツが関わるなッつッてンだ。ほッとけほッとけ」
打ち「…でもアナタもやりきれなさそうって顔してるってミサカはミサカは指摘してみたり」
一方「どッかのお人好し馬鹿がうつッたンだ」
打ち「否定しないアナタにミサカはミサカは嬉しくなってすりよってみる」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県)<>sage<>2011/11/16(水) 22:36:50.32 ID:WyLbZQxq0<> 投下ここまでです。
一方さんに比べれば青髪は一瞬でフルボッコです。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)<>sage<>2011/11/17(木) 00:38:41.31 ID:AcMuCMyqo<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)<>sage<>2011/12/08(木) 00:37:43.23 ID:WNV6Wh9uo<> 乙 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/20(火) 00:37:07.44 ID:HGb6M9yX0<> ほしゅ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/09(月) 20:30:30.95 ID:zHOCzNCvo<> まだですかー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/02/03(金) 23:23:06.38 ID:K1llePju0<>
青髪「かといってアテもなかったりしてなぁ…」
青髪「上やんとこ行ってしまうのは、アカンやろし…」
青髪「あー、ほんまボクの馬鹿。意識モーローしとったからって上やん巻き込むなんて」
青髪「ほんま、友達失格やぁ…」
青髪「……」
青髪「……」
青髪「なぁ、」
青髪「ついてきてんの気づいとるで?姿見せたらどうや?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/02/03(金) 23:39:50.68 ID:K1llePju0<>
ー土御門ー
土御門「…さて、」
土御門「青ピがこの学園都市に存在していないってのをそのまま伝えたわけだが、
まぁ青ピの本名をそのまま本名だと思ってるわけないにゃー」
土御門「上やんがどう勘違いしてるか興味あるが、まぁこちらも調べたいことあるしな」
土御門「まずは−−……『誘波』についてかにゃー」
土御門「それについては…あの医者に聞くのが手っとり早いんだろなー」
ー上条と美琴ー
上条「…っ!どういうことだよ!青髪がこの学園都市に存在しないだなんて!」
美琴「ちょっと落ち着きなさいよ!どうしたっての!」
上条「わかんねぇから焦ってんだ!……ちくしょう!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/02/03(金) 23:48:06.56 ID:K1llePju0<>
美琴は悩んだ。今、目の前の男は焦っている。友人のために。
それなら自分はどうするべきか。そんなのわかりきっているではないか。
ピッ
美琴「もしもし?」
上条「…御坂?」
美琴「あー、あたし。そう、うん…、頼みたいことがあるの」
美琴「まぁ行方不明者の保護?みたいな感じだから、そう怒られることもないでしょ」
美琴「…うん、えぇ……。…本当?」
なんの話をしているのだろうか?上条は訳がわからない、という顔をする。
美琴「それじゃ、頼んだわよ…、初春さん」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/02/03(金) 23:48:06.54 ID:K1llePju0<>
美琴は悩んだ。今、目の前の男は焦っている。友人のために。
それなら自分はどうするべきか。そんなのわかりきっているではないか。
ピッ
美琴「もしもし?」
上条「…御坂?」
美琴「あー、あたし。そう、うん…、頼みたいことがあるの」
美琴「まぁ行方不明者の保護?みたいな感じだから、そう怒られることもないでしょ」
美琴「…うん、えぇ……。…本当?」
なんの話をしているのだろうか?上条は訳がわからない、という顔をする。
美琴「それじゃ、頼んだわよ…、初春さん」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/02/03(金) 23:56:44.13 ID:K1llePju0<>
ー土御門ー
土御門「……」
冥土帰し「来ると思っていたよ」
土御門「あんた、知っているんだろう?あいつの…『誘波』のこと」
冥土帰し「あぁ。まぁ君たちよりはわかってるつもりさ」
土御門「単刀直入に聞く。あいつは誰だ?」
冥土帰し「それは君たちの方がよく知ってるんじゃないのかい?」
土御門「俺たちが知ってるのは今の『青髪ピアス』だ。それ以前のあいつは知らない」
冥土帰し「まぁきっと彼も隠していただろうからね」
土御門「さっさと質問に答えてくれないか?あいつは、…誰だ?」
冥土帰し「悪いんだけど、あまり知ってるわけじゃないんだけどねぇ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/02/03(金) 23:59:04.01 ID:K1llePju0<> ここまで。
リアルが忙しい…まさかここまで放置とは。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/03/04(日) 23:04:49.64 ID:23ppx7En0<> 保守 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/03/19(月) 01:36:51.96 ID:rky+U8g10<> ほしゅ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<>sage<>2012/04/19(木) 21:37:27.77 ID:2moTMhIP0<> ほしゅー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2012/05/05(土) 23:08:09.40 ID:hj35Qmqzo<> 保守 <>