VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:05:59.60 ID:V5BGlZ2DO<>※ntrを含みます。

苦手な方、吐き気、嫌悪感をもよおされる方はスレを開かないようお願いします。<>女僧侶「あの門をくぐったなら」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:12:17.96 ID:V5BGlZ2DO<> ――――――

剣士「とうとう、都が見えたな……」

女僧侶「…………はい」

勇者「これで、俺達の魔王討伐の旅も終わりだな……」

姫「……ええ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:16:42.34 ID:V5BGlZ2DO<> 女僧侶「思えば色々ありましたね……」

剣士「……よせ」

姫「初めは私が足を引っ張って、皆様に迷惑ばかりかけて……」

女僧侶「でも、聖女としての力に目覚められてからはみんな沢山助けてもらいましたから」クスッ

姫「そう言ってもらえるとありがたいです」エヘヘ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:19:58.64 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「魔族の方々も色々な方がいて……」

女僧侶「いっぱい助けてもらいましたね」

勇者「そうだったな……」

姫「そのお陰で魔神になろうとしていた魔王さんも助けられました」

剣士「ええ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:23:51.68 ID:V5BGlZ2DO<> 女僧侶「本当に、本当に色々な事がありましたね……」

勇者「でも、俺達はこの三年に渡る旅をやり遂げた」

剣士「世界を滅ぼそうとしていた魔神はもういないし、魔族もしばらくは人と上手くやっていけるだろうしな」

女僧侶「本当によかったです」

剣士「……ああ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:26:54.48 ID:V5BGlZ2DO<> 勇者「ほら、あそこに見える都の門が全ての終着点だ」

剣士「……そうだな」

姫「…………ええ」

女僧侶「…………」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:30:34.88 ID:V5BGlZ2DO<> 女僧侶「……もし、もしもあの門をくぐったなら……」

剣士「…………」

姫「…………」

勇者「…………」



女僧侶「私達はどうなってしまうのでしょうか……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:33:35.96 ID:V5BGlZ2DO<> 剣士「……さあな」

勇者「行けば分かるさ」


女僧侶「……はい」

姫「……そうですね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:37:26.09 ID:V5BGlZ2DO<> ――――――


門兵「誰か!?」チャキッ

剣士「おいおい、自分の国の姫さんの顔も分かんねーのかよ?」ハァ…

門兵「ん?姫様だと?」

姫「あっ、これ一応通行書です」パサッ

門兵「……!!しっ、失礼しました!!しばしお待ちを!!」ダダダッ

勇者「全く……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:41:41.58 ID:V5BGlZ2DO<> ―――――

侍従「お待たせしました、王女。ではこちらへ」スッ


姫「はい」

神官「女僧侶殿とお付きの方はこちらへ」

女僧侶「ちょっと!お付きの方って……」

剣士「……いや、良いんだ」

女僧侶「でも……」

剣士「俺が良いって言ってるだろ!!」

女僧侶「………あっ」ビクッ

剣士「……ごめん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:43:33.98 ID:V5BGlZ2DO<> 神官「では、お二人ともこちらへ」

女僧侶「……はい」

剣士「……ふん」ブスッ

勇者「…………」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:46:49.08 ID:V5BGlZ2DO<> 侍従「では、王女はこちらの馬車へ」ガラガラ…

姫「は、はい」

侍従「お乗りになられましたね。では出発を」ガラッ…

姫「ちょっと、勇者様がまだではないですか!?」

侍従「は?」


勇者「…………」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:51:28.81 ID:V5BGlZ2DO<> 勇者「いや、先に行っててくれ」

姫「で、でもっ」

勇者「良いから良いから。ちょっと寄るところがあるから」

姫「……必ず後で来て下さいね?」

勇者「ああ」

姫「早く来てくれないと、お夕飯抜きにしちゃいますからねっ」

勇者「分かった分かった」ポリポリ
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:52:33.21 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「……それじゃ、お先に」

勇者「……ああ」

ガラガラガラガラガラガラ……



勇者「……じゃあな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 00:56:49.38 ID:V5BGlZ2DO<> ―――――大教会

女僧侶「やっと帰ってきました〜」

剣士「いつ見てもデカいなここは……」

女僧侶「そうですか?見慣れたらそうでもありませんけど……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:00:46.16 ID:V5BGlZ2DO<> 神官「……では、女僧侶殿はお召し物を着替えた後、大司教様に報告を……」

女僧侶「はい」

神官「お付きの方はこちらへ」スッ

剣士「……ああ」

女僧侶「また後で〜」フリフリ


剣士「……ああ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:07:30.74 ID:V5BGlZ2DO<> ―――大神殿



大司教「女僧侶よ、魔王討伐の任、大義であった」

女僧侶「いえ、これも神の導きかと」

大司教「うむ、今度の事は追って沙汰があるであろう」

女僧侶「……では」スッ

大司教「うむ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:13:18.97 ID:V5BGlZ2DO<> ――――――

カッカッカッカッ

女僧侶(何であんな風に、偉そうに言われなきゃならないんですか!?)プンプン

女僧侶(そりゃ向こうの方が偉いのは分かりますけど!!)


女僧侶「そう思いません!?」クルッ

「……何を?」


女僧侶「……あ」

「どうしたの、そんなに驚いて……」クスクス

女僧侶「あ、あなたは……」

「やだなぁ、忘れちゃったの?副司祭だよ」ニコッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:18:13.74 ID:V5BGlZ2DO<> 女僧侶「ふ、副司祭!?」

副司祭「ははっ、見違えた?」

女僧侶「は、はい……」

副司祭「仕方ないよ、あれから三年もたってるんだから」ハハッ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:23:28.88 ID:V5BGlZ2DO<> 副司祭「でも、この三年は本当に大変だった」

女僧侶「……はい」

副司祭「でも、君も頑張ってるんだと思うと僕も頑張れた」

女僧侶「…………はい」

副司祭「だから、君との約束を果たす事も出来た」

女僧侶「…………」

副司祭「……あの時の約束通り、僕と結婚して欲しい」

女僧侶「…………」

副司祭「……いいね?」



女僧侶「それは……―――――」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:43:29.54 ID:V5BGlZ2DO<> 王宮、王の間―――


姫「父上、只今帰りました」

王「うむ、魔王討伐、大義であった」

姫「……いえ、正確には討伐は果たしてはおりません」

王「……何?」

姫「魔王が世界を滅ぼす魔神への覚醒を阻止したのです。途上、魔王軍は戦力を失い、最早我々とは事を構える事はないかと」

王「……そうか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:49:02.48 ID:V5BGlZ2DO<> 大臣「なれば、我々が魔族を蹴散らす事も……」ニマニマ

王「これこれ、そう急くでない。まずは王女の報告を聞こうではないか?のう」ニコッ


姫「……はっ」

姫「魔王軍は戦力を失い、その宰相も失いました」

王「……ほう?」ギラッ

姫「しかし、新しい体勢を立て直しておりますので、戦争は避けるべきかと」

王「……ふむ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:52:14.25 ID:V5BGlZ2DO<> 王「いや、そなたの話は良く分かった。後はゆっくり休むといい」

姫「はっ」

王「せっかく、婚姻相手の隣国の王子も来ている事だ。後は二人でゆっくりと過ごすがいい」

姫「……はっ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 01:57:43.33 ID:V5BGlZ2DO<> ――――――


カッカッカッ……

姫「…………」ハァ…

「どうしたんだい?そんな浮かない顔して」

姫「……ご機嫌麗しゅう、王子様」ニコリ


王子「いやいや、やけに他人行儀だな。もうすぐ夫婦になると言うのに」

姫「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 02:03:55.33 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「申し訳ありません。まだ帰還したばかりの身では身だしなみも整いません。また次の機会にお話ししましょう」ニコニコ

王子「全く、本当にかたっ苦しいんだから」クスッ

王子「まあいい、ちょっと部屋によせてくんない?」

姫「いえ、今日のところはお引き取り下さい。また後日、こちらから伺いますので」グイッ

王子「いいからいいから……」グイグイ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 02:10:22.01 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「ちょっと、本当にやめ――「うるせえっ!!」バンッ

姫「きゃあっ!!」ドサッ!

王子「待てよ!逃げんな!!」グイッ!

姫「やっ!!」バシッ

王子「っ、てーなこの!!」ブチュッ!

姫「〜〜〜〜〜〜〜っ!!」ジタバタ!

王子「……プッハァ!!」

姫「…………っ」キッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 02:14:39.97 ID:V5BGlZ2DO<> 王子「何?すっげぇ目で睨んで……」グイッ

姫「……初めては好きな人」グス…

王子「ギャハハハッ!!何、キスもまだだったの!?」

姫「…………」コクッ

王子「俺はてっきり勇者のヤツとよろしくやってるもんだと!!」イヒヒヒヒッ!!

姫「くっ……」グスッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 02:21:36.46 ID:V5BGlZ2DO<> 王子「じゃあ、まだ処女!?三年も一緒にいて!!」

姫「…………」

王子「……しゃーねーな、今女にしてやるか」クチュッ…

姫「やっ!?何処触って―――「ぁ?」

王子「何、抵抗する気?」クチュクチュ

王子「せっかく魔王との戦いが終わったのに今度は人間同士の国で戦いたいん?」クチュッ、クパァー…

姫「ううっ……」シュン… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 02:27:38.13 ID:V5BGlZ2DO<> 王子「そうそう、じっとしてろって。悪いようにしないから……」チュ…

姫「あっ……」ビクッ

王子「ははっ、感度良いなぁ。こりゃ本気になっちゃうかも」チュッチュッ

姫「やだ、止めてぇ……」フルフル…

王子「ははっ、可愛いの。―――そんじゃ、本番行くか」クチュッ

姫「!!!!?」ビクッ!


姫「いっ」


姫「いやあああああああ!!!!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 02:29:08.91 ID:V5BGlZ2DO<> 今日は終わり。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/29(月) 08:38:21.06 ID:BRJVJX9wo<> 期待 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 10:39:19.25 ID:V5BGlZ2DO<> ――――――


女僧侶「…………」

女僧侶「何で直ぐに返事できなかったんでしょう……」ハァ…

女僧侶「彼は私との約束を待って三年も頑張ってくれてたのに……」

女僧侶「……こんな時、あの人ならなんて言うんでしょうか……?」ハァ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 10:43:57.71 ID:V5BGlZ2DO<> 神官「もし、女僧侶殿」

女僧侶「はい?」

神官「大司教がお呼びです。直ぐに部屋に来る様にと」

女僧侶「大司教が?一体何の用でしょうか……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 10:45:40.23 ID:V5BGlZ2DO<> ―――――トントン

大司教「ん?」

女僧侶「女僧侶ですが……」

大司教「よろしい、入りたまえ」

女僧侶「失礼します」ガチャ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 10:51:12.59 ID:V5BGlZ2DO<> 女僧侶「それで、何のご用でしょうか?」

大司教「実は君の恋人の副司祭の事なんだがね」

女僧侶「……はい?」

大司教「今度、司祭に推薦しようかと思うのだよ」

女僧侶「それはありがとうございます。ですが、それと私が何の関係が……」

大司教「鈍いな君も……」ハァ…

大司教「まあいい、傍に来たまえ」

女僧侶「はあ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 10:54:18.94 ID:V5BGlZ2DO<> 大司教「…………ふむ」ジーッ…

女僧侶「あ、あの、大司教……?」

大司教「三年前はよもや旅から帰って来られるとは思わなかったが、よくここまで成長したものだ……」サワッ…

女僧侶「……!?大司教!!」バッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 10:58:42.16 ID:V5BGlZ2DO<> 大司教「おやおや、何を怖がる?君も初めてではないだろう?」ニヤニヤ

女僧侶「なんて事を……!!」キッ

大司教「もしかして処女か!?やれやれ、今時入りたての修道女ですらも進んでいるというのに!!」クククッ!

女僧侶「!?し、失礼します!!」クルッ


大司教「待ちなさい」グイッ

大司教「まだ肝心な事は何も話してないだろう?」ニタァー… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:02:49.55 ID:V5BGlZ2DO<> 大司教「何故彼が異例の出世を成し遂げられたか分かるか?」モミモミ

大司教「それは、彼の実家が実に多くの寄進をしてくれたからなのだよ?」スリスリ

大司教「我々に対する個人的な寄進から女の世話までな」ヌリュヌリュ

女僧侶「そんな……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:08:04.43 ID:V5BGlZ2DO<> 大司教「もちろん皆口止めしてるから副司祭はその事を理解していない。それとも、母や姉、妹に至る家族や一族の犠牲など気にも留めないかな?」ククッ…

女僧侶「あなたと言う人は……」ギリッ…

大司教「口を慎みたまえ。奴の地位など私の気まぐれ一つで牢送りだ」

女僧侶「…………」

大司教「最も、君次第では更なる地位へと昇るだろうがね……」モミモミ

女僧侶「くっ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:21:43.86 ID:V5BGlZ2DO<> 大司教「それで、どうするね君は……」ジィ…

女僧侶「……私は、私は――――――」





女僧侶「……分かりました。あなたに従います……」

大司教「……そうじゃないだろう?」イラッ

大司教「もっと男に媚び、誘う様にケツを振らんか!!」

女僧侶「そ、そんな事……」

大司教「何、できない?」

女僧侶「……」コクッ

大司教「やれやれ、本当に何も知らないのだな!!全く、これでは奴に払った銀貨10枚の割に合わんわ!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:25:47.73 ID:V5BGlZ2DO<> 大司教「まあ、一から仕込めるというのも悪くはないが……」モミモミ

女僧侶「あ、あの、銀貨って……」

大司教「ああ、あの染みったれた剣士の事だ。全く、魔王討伐なぞ儂には何の関係もなかったのに金をせびりおってからに」ペロペロ…

女僧侶「そんな……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:30:32.84 ID:V5BGlZ2DO<> 女僧侶(あなたが私と旅をして、あんなに命掛けで守ってくれたのはお金のためだったのですか)

女僧侶(あの時、二人で苦難に立ち向かったのはたった10枚の銀貨のためだったのですか)

大司教「ほら、ベッドに手をついて腰をむけろ」

女僧侶「……はい」フラッ…


女僧侶(……教えて下さい、剣士……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:35:43.04 ID:V5BGlZ2DO<> ―――――夕暮れ、王宮


トントン

侍女「……王女、宴の準備が整いましたが」

姫「……いえ、体調が悪いので後ほど……」

侍女「ですが……」

王女「いいから、ほっといてよ!!」

侍女「…………」

王女「……ごめんなさい」

侍女「……いえ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:38:28.73 ID:V5BGlZ2DO<> 侍女「……そろそろ勇者殿も到着されますので……」

姫「勇者様が……?」

姫「……分かりました。身支度を整えて参ります……」

侍女「はい。かしこまりました」スッ…

姫「……勇者様」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:43:37.85 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「……会いたい」

姫「ほんの少ししか離れてないのに、凄く会いたい」

姫「……でも、あの男に汚されてしまった私を見てどう思うでしょうか……?」


姫「……それでも会いたい!たとえ罵られようとも軽蔑されようとも会って声を聞きたい!!」

姫「……そして、私を抱きしめて……」



姫「勇者様ぁ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:47:55.18 ID:V5BGlZ2DO<> ――――晩餐会


ワイワイ、ガヤガヤ…

姫「……勇者様は何処に」キョロキョロ


貴族「おい、あれ……」ヒソヒソ…

貴族2「ああ、あれが救世の……」ヒソヒソ…

貴族3「何と美しい……」ボソボソ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:51:19.65 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「……あの人だかりは?」

公女「あの、勇者様。もっとお話をお聞かせ下さいっ」

公女2「魔王との胸をすく様な戦い、本当に素晴らしいですっ」


「ははは、参ったな、こりゃ」ポリポリ

姫「……勇者様?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:54:04.91 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「あ、あの、少し前を……」


「あれ、貴方は王女ではありませんか!?調度いま探していたのですよ」

姫「……え?」



姫「……貴方は一体……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 11:58:17.14 ID:V5BGlZ2DO<> 「いやだなあ、私の顔をお忘れですか?」ニコニコ

姫「お、お久しぶりです公子。して、勇者様は何処に……」

公子「全く冗談がお好きで。私とのあの戦いの日々をお忘れで?」グイッ

姫「あっ」ダキッ



王子「…………」ギリッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:02:12.00 ID:V5BGlZ2DO<> 女官「ねぇねぇ、勇者様が王女を抱きしめてる〜」キャーッ

女官2「あれじゃ、王子も形無しよね〜」ウンウン

姫「あ、あの、これは一体……」

公子「何でしたら、あの夜の続きを……」スッ

姫「ちょっと、 困ります!!」




王子「最もだ」スッ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:06:53.74 ID:V5BGlZ2DO<> 王子「この方は私の妻となる方だ。幾ら救世の英雄とは言え無礼が過ぎるのでは?」ズイッ

公子「これは失礼を。しかし、水は何時までも同じところに留まるとは限りませんよ?」ニコッ

王子「ふんっ」


王子「では王女」グイッ

姫「あ、ちょっと!?」


スタスタスタ……


公子「……」チッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:14:52.24 ID:V5BGlZ2DO<> ――――――――


姫「父上、少しよろしいですか?」

王「……何だ?今は彼らと話しを……」

貴族「いえ、お気になさらずに」ニコニコ

貴族2「さて、我々は少し席を」スッ

王「おっ、おい……」

姫「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:19:49.82 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「……父上」

王「……何だ」ブスッ

姫「何故、勇者様の替え玉などを……」ブルブル

王「……口を慎みめ」

姫「多くの民は誰が勇者か知っています!それなのに何故!?」

王「……勇者?ああ、あの下僕の事を言ってるのか?」

姫「なんて言い草を……!!」キッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:24:14.81 ID:V5BGlZ2DO<> 王「……姫よ。あの男は民草がどう言おうと下僕は下僕なのだ。第一、勇者が貧民では恰好がつかないではないか?」

姫「勇者様に向かってなんて言い方を!!」


ザワザワ…

王「そう怒るな我が娘よ。儂は救世の英雄をぞんざいに扱う気はないからな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:26:51.88 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「……失礼します」
スタスタスタ

ザワザワ……


王子「ちょっと、王女!?」タタタッ…


王「……ふむ。この先どうするかな?」ニマァ…



公子「…………」チッ!
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:33:08.28 ID:V5BGlZ2DO<> ―――――

侍女「王女」トントン

姫「……今は旅の疲れで気分がすぐれないのです」

侍女「……そうですか」



侍女「ですがお聞き下さい。例え王女が言う者が勇者だとして誰が納得しますか?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 12:37:57.04 ID:V5BGlZ2DO<> 姫「皆さん納得しています!町の人も、国境の兵士のみんなも魔王に魔族だって!!」

侍女「しかし、王や貴族は認めないでしょう」


侍女「この世界を動かしてるのは王や貴族です。例え民が認めようとも、それに何の意味があるのでしょうか?」

姫「そんな……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 13:15:30.94 ID:V5BGlZ2DO<> 侍女「王女ももう少し大人になってものを―――」


姫「結構よ!!」

姫「下がって!もう下がってよ、お願いだから!!」

侍女「……失礼します」



姫「……勇者様ぁ」グスッ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 13:19:55.73 ID:V5BGlZ2DO<> ―――――その後、私は王子と結婚した。

結果、国は安定し魔族の国へと度々出兵した。

また、女僧侶はと言うと、結局副司祭とは別れ大司教の愛人の一人として暮らしてるらしい。

まあ、それもどうでもいい事かもしれない。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/08/29(月) 13:23:25.59 ID:V5BGlZ2DO<> しかし、度重なる出兵は国力を衰退させやがて国内では反乱が頻発。

大勢の貴族達も分裂し、互いを攻撃しあいやがて民衆の軍隊に敗れた。

そして、私は―――――。








終わり。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/29(月) 16:27:42.58 ID:BRJVJX9wo<> え? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/29(月) 17:18:31.33 ID:cpE4IaMIO<> 相変わらず山無しオチ無し意味無しの糞NTRか
NTRと呼ぶにも失礼だな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/08/29(月) 18:33:52.89 ID:pW5HdZEZo<> NTRになってないぞ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/08/30(火) 00:04:38.21 ID:W/EwGlUso<> しねばいいのに <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2011/08/30(火) 00:05:22.85 ID:W/EwGlUso<> 久しぶりに腹立ったわ
時間返せやコラ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2011/08/30(火) 10:52:48.32 ID:rM47ceKvo<> なんというか…なぁ?
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/08/31(水) 22:35:04.10 ID:uzR3Ki3vo<> 皆様素直に仰った方がいいでしょう

駄作です、二度と筆をお取りにならないほうが宜しいでしょう
以降は読書に戻りこの板を楽しまれるのが正解かと


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/09/01(木) 21:27:37.41 ID:CZqHIr+IO<> まーたなんちゃってNTRか
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/ <>