VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<><>2011/10/31(月) 02:11:41.51 ID:vADqOV6G0<>初スレ立てです
粗相があったらすみません
<>CCS【クリスマス】
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<><>2011/10/31(月) 02:11:57.86 ID:vADqOV6G0<> 「はぁ・・・」
「さくらちゃん元気ありませんわね・・・
どうかいたしましたか?」
教室で外を見つめ、ため息をつくさくらを見て心配そうに知世が尋ねた
「ううん。なんでもないの」
さくらは知世の方を向き笑いながら言うものの無理をしているように見えた
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/10/31(月) 18:40:22.18 ID:svDfx/mko<> ? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)<>sage<>2011/10/31(月) 18:53:42.06 ID:bYRcrNQAO<> お、カードキャプタースレ三つ目だな。期待 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<><>2011/10/31(月) 20:34:03.47 ID:vADqOV6G0<> レスがあってよかったですなかったらどうしようかと思いました汗
「さくらちゃん・・・
何かお悩みがあるのなら言ってくださいな
そのようなさくらちゃんのお姿見たくありませんわ
私ではお力になれませんか?」
知世の悲しそうな様子を見てさくらは慌てて否定して
「違うの!!
ただこれは私のわがままだから・・・
それでも聞いてくれる?」
というと俯いた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海)<>sage<>2011/11/01(火) 19:13:38.46 ID:JZy75HYAO<> 見てるからもっとがんばれよ
1レス反応があるごとに投下とかやめてくれよ
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:10:39.27 ID:uhRvvsns0<> すみません気をつけます
書き溜めはしてるのでばんばん投下してきますね
知世は微笑み
「勿論ですわ
さくらちゃんとはどのような悩みでもいっしょに考えたいと思っておりますから」
しゃがみこんで俯いた顔と目を合わせながら言った
「うん・・・ありがとう
じゃあ今日知世ちゃん家に行くから
お話聞いてもらって良いかな?」
さくらは少し勇気を貰ったのか顔を上げていった。
「分かりました
あっ、先生がいらしましたわ
それでは後ほど」
そう言うと智代は前を向き、授業が始まった
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:22:08.65 ID:uhRvvsns0<> -放課後- 大道寺家
「お待たせしました」
放課後二人は知世の家に居た
知世がソファに座るさくらの前に紅茶を置くと
さくらはカップを両手で包み紅茶に写る自分を見つめながら事の次第を話し出した。
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:29:20.60 ID:uhRvvsns0<> 事の始まりは昨日、かかってきた一本の電話からだった。
「はい、木之本です」
さくらが電話に出ると、相手は一番愛しい相手だった
「さくらか?俺だ」
「小狼君!!どうしたの?昨日お話したばっかりなのに珍しいね?」
さくらは思わぬ電話の相手ながら、とても幸せな気持ちになっていた
「ああクリスマスのことなんだが・・・」
「もうすぐだね。
小狼君冬休みだからこっちに帰って来るんでしょ?
小狼君といきたいところがあるんだぁ」
そういいながらさくらはクリスマスの事を考えてはにゃーんとなっていた
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:40:18.57 ID:uhRvvsns0<> しかし
「・・・すまない・・・
家に急に仕事が入って行けなくなった」
小狼のいいづらそうに言った一言でその思いは粉々に砕け散った
「そっ・・・そうなんだ・・・
お家のお仕事ならしょうがないよね・・・」
思わず暗い声になってそう返す。
「本当にすまない」
小狼はさらに謝ってくる
「ううん。気にしないで
わたし、夕ご飯の用意があるから切るね」
「ちょ・・・さく」
ガチャンと受話器を下ろす
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:49:21.37 ID:uhRvvsns0<> これ以上小狼の声を聞いていたら、わがままを言ってしまいそうだった。
「会いたい」という言葉を・・・
受話器を下ろした後
さくらは部屋へと駆け込みふとんにくるまった
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:49:50.11 ID:uhRvvsns0<> これ以上小狼の声を聞いていたら、わがままを言ってしまいそうだった。
「会いたい」という言葉を・・・
受話器を下ろした後
さくらは部屋へと駆け込みふとんにくるまった
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:50:29.66 ID:uhRvvsns0<> これ以上小狼の声を聞いていたら、わがままを言ってしまいそうだった。
「会いたい」という言葉を・・・
受話器を下ろした後
さくらは部屋へと駆け込みふとんにくるまった
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/01(火) 23:58:06.84 ID:uhRvvsns0<> 「さくら?
どないしたんや?おなかでもいたいんか?」
ケルベロスが心配してベットの枕元に降り立つがさくらは、
「なんでもないの・・・」
と布団の中からくぐもった声で答えるが、そのこえのなかには涙が明らかに含まれていた
「なんでもないって・・・
ないてるやんか・・・」
ケルベロスはため息とともに呟く。
が、その声はさくらにはとどかなかったようで、
さくらは、無反応で布団にくるまったままだった
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/02(水) 00:11:19.57 ID:8x7jXNIp0<> 話が終わると
さくらは小狼とクリスマスに会えないという事実を再認識したのか、泣き出してしまった。
「まあ、そんなことがありましたの・・・」
知世は紅茶をテーブルの上へおき、目を伏せ言った。
「わたしがんばったよ。
会いたいって言いたかったけど、それ言ったら小狼君困るから・・・
だから我慢したよ」
さくらは泣きじゃくりながら言った。
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<><>2011/11/02(水) 00:35:53.64 ID:8x7jXNIp0<> 今日はこれで終わります
「ええ・・・
さくらちゃんは頑張りましたわ。
クリスマスは残念ですが、今回頑張った分きっと良いことがあるはずですわ。
だから元気を出してください」
知世はそういうとポケットからハンカチを出し、さくらのほほを拭った。
さくらはしばらくして泣き止むと
「ありがとう知世ちゃん
泣いたら少し楽になったよ
それに、小狼君に送るクリスマスプレゼントも考えなきゃ・・・
チョコレートケーキ作るつもりだったんだけど、香港にはちょっと遅れないよね」
そういうと吹っ切れたような笑顔を見せた。
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:23:38.54 ID:eT6TJQW70<> 「はい。私でお力になれるなら何でも言ってくださいな」
知世はさくらの笑顔を見てほっとしたように微笑[らめぇぇっ!]の手を握ると、ずずいっと顔を近付け言う。
それを見てさくらは
「ほっ・・・ほぇ〜」
と苦笑いするしかなかった・・・
その後知世に協力してもらい,プレゼントを決めそのための材料を買うとさくらは帰路に着いた。
「ちょっと遅くなりすぎちゃった・・・」
ローラブレードを飛ばし大急ぎで帰ってきたさくらを待っていたのは、沢山のさくらの大好物と桃矢と雪兎だった
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:27:19.82 ID:eT6TJQW70<> 「お兄ちゃん、雪兎さん?どうしたの?」
こんなに自分の大好物が並んでいては
普段ぽややんなさくらでも不審に思いたずねる
「煩い。とっとと食え怪獣」
相変わらず口の悪い桃矢に
なんですってぇ!!
と声が出そうになるが、雪兎の前なので脛をけるだけで我慢する
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:28:38.55 ID:eT6TJQW70<> 声にならない声で悶絶している桃矢にふんっとそっぽを向くと、雪兎が桃矢をフォローするようににこにこ笑いながら言う
「昨日からさくらちゃんの元気がないってとーや心配してたんだよ。
それでさくらちゃんの大好物をこーんなにいっぱい作っちゃったんだ。」
それに・・・と続けて
「もう一人の僕も心配してる」
と微笑んだ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:29:42.08 ID:eT6TJQW70<> 「ゆき・・・てめぇ・・・余計な事言うな
さくら、良いから食べろ食べて元気出せ」
痛みから復活した桃矢は照れた様子でそっぽを向くと食器を片付け部屋に戻っていった
「ほんっととーやは素直じゃないんだから
それじゃあさくらちゃんたべよっか?」
雪兎はさくらの方を向き直り再びにこっと笑いながら言う
「はい。いただきます」
さくらは元気よく返事をして
お兄ちゃんありがととつぶやくと
ご飯を食べだした <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:31:18.00 ID:eT6TJQW70<> 「はうーお腹いっぱいだよう
よーし頑張らなくちゃ」
さくらは部屋に帰ってくるとあるものを編み出した
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:32:25.73 ID:eT6TJQW70<> 小狼の電話から一週間が過ぎ今日はクリスマス
さくらと知世は木之本家でクリスマスパーティの用意をしていた
「よしっ、これはここで・・・
ほぇ?足りない?
知世ちゃん私ちょっと出かけてくるね」
さくらがローラーブレードで
商店街に向かっていると
向こうの方から見知った顔がこちらに歩いてきた。
「あっ・・・
山崎君と千春ちゃん・・・・」
二人はさくらに気付かない様子で寄り添い、楽しげに話しながらそのまま商店街の中へ消えていった。
その姿を見てさくらは胸がちくんと痛み、気がついたら走り出していた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:33:58.69 ID:eT6TJQW70<> 「はぁはぁはぁ・・・・」
何も考えずにたどり着いたのは月峰神社
さくらの木まであるいていくと
さくらはそっと木の幹に左手を触れた
「やっぱり・・・やっぱり会いたいよう・・・小狼君・・・」
幹に触れていない右手で涙を拭うけれども、それでも追いつかないくらいの勢いで涙は流れてゆく
そのままひざから崩れ落ちどれくらい泣いていただろうか、突然肩をつかまれぐいっとさくらの木と反対の方向をむかされた
「ほえ・・・?」
振り向くも、涙で滲んで誰だか良く分からない <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:35:40.65 ID:eT6TJQW70<> 「はあっはあっ・・・やっと見つけた
お前んちにいったら買い物に行ったまま帰ってこないって大道寺心配してたぞ」
ここで聞けるはずのない声がする
まさかという思いで視界を滲ませている涙をふき取る
「しゃ・・・小狼君?」
会えないはずの
会いたかった人がそこで息を切らせ立っていた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:36:20.98 ID:eT6TJQW70<> 「なっ・・・なんで小狼くんがここにいるの?今年はお家のお仕事じゃなかったの?」
さくらは気が動転しながらも何とか聞いた
「ああ・・・
何とか今日の午前中に終わらせた」
そういう小狼の顔はとても疲れているように見えた
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:37:08.00 ID:eT6TJQW70<> 「私のせいだよね」
「えっ?」
さくらがうつむいて言った言葉に小狼は思わず聞き返していた
「私が、あんなふうに電話切っちゃったから小狼君無理してお仕事終わらせたんだよね
ごめんね・・・」
涙ぐみながら謝り、下を向くさくらを小狼は強く抱き締めていった。
「俺も会いたかったから
このままさくらと会えないで新年を迎えるなんて考えられなかったから
でも確証もないのに会えるなんて期待を持たせたくなくて・・・それで・・・
寂しい思いさせてごめんな。さくら」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<><>2011/11/03(木) 16:39:18.16 ID:eT6TJQW70<>
さくらも小狼をぎゅっと抱き締め
二人は抱き締めあった
二人をさくらの木ときれいな満月ときらきらと瞬く星とが見ていた。
これでおしまいです <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海)<>sage saga<>2011/11/03(木) 16:55:37.23 ID:2JEyU5dAO<> 微笑「みさくら」かwww
この板は特定の単語が自動で変換されるから
目欄に「SAGA」って入れるといい
半角でも全角でも大文字でも小文字でも問題なかったはず <>
1です<>saga sage<>2011/11/03(木) 17:06:05.46 ID:MyAS87KA0<> 携帯から書き込んでます
ありがとうごさいます
勉強になります <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海)<>sage<>2011/11/15(火) 20:16:55.73 ID:fqo2W6TAO<> 勝手にスレ落ちたりしないから、終わったらHTML化依頼スレってのがあるから
そこにスレタイ、URLを添えて終了宣言しないといけない <>