VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 17:47:07.15 ID:w1HEN2lN0<>居間
弟「姉さん、おっぱい吸わせてくれよ」
姉「ん〜?」
弟「頼むよ」
姉「嫌だ」
弟「どうして?」
姉「家族じゃん。私とあんたは」
弟「じゃあ尚更。忌憚なく吸わせられるだろぉ?」
姉「あほねえ。常識無いんだ」
<>弟「姉さん、おっぱい吸わせてくれよ」 姉「ん〜?」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 17:48:51.65 ID:w1HEN2lN0<> 弟「頼むよ」
姉「い〜や〜だ」
弟「なんでだよ」
姉「お子様は寝る時間です。おやすみ」
弟「憶えてろよ」
姉「もう忘れた」
弟「死ね糞野郎が」
姉「ぶりぶりぶり〜」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 17:50:44.81 ID:w1HEN2lN0<> 弟「ファックユー」
姉「ユーアーアスホール」
弟「俺はあんたの行く末を憂いている」
姉「実姉にセクハラする弟に言われたくないな」
弟「いつ実姉になったよ。てめえは義姉じゃねえか」
姉「心と心はつながってると思ってたのに」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 17:53:17.26 ID:w1HEN2lN0<> 弟「まあどっちにせよセクハラは駄目だよな」
姉「わかればよろしい」
弟「俺は最低だ」
姉「また始まった」
弟「宣言する。今晩は姉さんを想像しながらオナニーする」
姉「発言に統合性が欠けていますが」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 17:55:24.45 ID:w1HEN2lN0<> 弟「俺は思春期の真っただ中なんだ。内では矛盾に満ちているんだ」
姉「大学3回生なのに?」
弟「俺の人生の本番は30歳からさ」
姉「…」
弟「どうしたよ」
姉「あんたと喋ってると疲れるのよ。さっさと失せてくれない?」
弟「恨むぞ。ナイーブな根が傷ついた」
姉「うざい。消えろ」
弟「死ね」
姉「死ね」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 17:57:06.65 ID:w1HEN2lN0<> 弟の部屋
弟「なんであんなこと言っちまったんだ」
弟「姉さんはほどほどにとりなしてくれたものの」
弟「気まずいな」
弟「無理言って姉ちゃんとこに居候させてもらってる身分の俺が」
弟「どうする」
弟「オナニーするか」
弟「…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:00:28.01 ID:w1HEN2lN0<> 弟(あ、弟くん。どうしたの?私の部屋に忍びこんで)
弟(眠れないんだ。そっか。お姉さんと一緒に寝たいんだ)
弟(いいわよ。隣にいらっしゃい)
弟(どうして眠れないの?)
弟(怖い夢みたの。ふ〜ん)
弟(大丈夫よ。お姉さんがそばにいてあげる)
弟(心配しなくていいのよ)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:04:27.98 ID:w1HEN2lN0<> 弟(私ね、ときどき思うの。私があなたのお母さんだったらって)
弟(こころおきなく可愛がってあげられるのに)
弟(でも私もあなたも微妙な年頃だし、血がつながっていないから)
弟(妙にそわそわしちゃって…)
弟(ねえ、お願い、もっともっと私に甘えてくれる?)
弟(弟くん、せっかくなんだから、うんと甘えてよ)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:11:04.30 ID:w1HEN2lN0<> 弟(え、じゃあおっぱい吸わせてって?ふふ、赤ちゃんみたいよ?)
弟(恥ずかしいけど…どうぞ、たんと吸ってね)
弟(やだぁ!弟くん、くすぐったいよ!)
弟(そんなにがつがつしちゃって、男なんだね、弟くんも)
弟(どう?私のおっぱい。マシュマロみたいでしょ?)
弟(私もたまに自分で弄るんだ…くすくす)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:13:00.95 ID:w1HEN2lN0<> 弟(あ、弟くん、そこは)
弟(駄目!ちょっと待って!怒るよ!)
弟(やめて!やめてよ!あ)
弟(弟くん…いやだ)
弟(感じちゃうよ)
弟(くう…ひぃ)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:14:59.08 ID:w1HEN2lN0<> 弟(あん…きもちいい)
弟(弟くん…いやらしい)
弟(ひどいよ、いきなりおまんこ弄るなんて)
弟(ああん、ぐっしょり濡れちゃってるよ)
弟(弟くん…ひどいよ)
弟(んぐ)
弟(いきなりキスされても…嬉しくないよ)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:17:22.29 ID:w1HEN2lN0<> 弟(からだほてってきちゃったんだもん…わかるよね?)
弟(私をもっと気持ちよくさせないと、お姉さん怒るからね?)
弟(弟くんのおちんちん、お姉さんのおまんこに挿入しなさい)
弟(ほら、早く…責任は最後までとりなさい!)
弟(…!わあ…大きい)
弟(どうしよ…そんなのでつつかれたら…壊れちゃうかも)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:19:20.95 ID:w1HEN2lN0<> 弟(ああ、弟くんのおちんぽ…はいっちゃった)
弟(あん!痛い!いきなり激しく動かさないで!)
弟(はげしいよ…きゃあ!)
弟(はぁ…あっ、あああ!)
弟(ふぁあ…ぞくぞくしちゃう)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:21:18.09 ID:w1HEN2lN0<> 弟(いいよ…きもちいいよ)
弟(おまんこがきゅんきゅんしちゃってる)
弟(きもちいい…いいよ…弟くん…ああ…すごい)
弟(大好き…好きだよぉ…おとうとくぅん…愛してる)
弟(はあ…はあ…眉間に皺寄せて…どうしたの)
弟(いきそうなんだ)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:22:16.26 ID:w1HEN2lN0<> 弟(いいよ…お姉さんのなかにいっぱい出して)
弟(でもいくときは一緒にだからね?…ああ)
弟(きもちいい…)
弟(いく…いく…あああ!)
弟(ああああああ!いくうううううう!)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:24:04.88 ID:w1HEN2lN0<> 弟(…)
弟(何やってるんだ俺は)
弟(手にかかる精液)
弟(あ、ティッシュ無いや。…疲れた…寝るか)
翌朝 食卓
姉「おはよう」
弟「う」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:26:47.61 ID:w1HEN2lN0<> 姉「顔色悪いぞ」
弟(自己嫌悪が)
姉「まあ、顔色悪いのはもともとか」
弟「冗談がお上手ですねははは」
姉「はよ食べな」
弟「いただきます」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:28:38.08 ID:w1HEN2lN0<> 姉「お姉さん今日仕事ないから」
弟「そうですか」
姉「ずっとごろごろしてるわ」
弟「今日はゆっくりしてくださいな」
姉「わしはなきたい」
弟「へ?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:30:01.32 ID:w1HEN2lN0<> 姉「休息のときに意味もなく弟を養っている苦労を顧みる私…哀愁がただよう」
弟「いってきます」
姉「帰ってくんな」
弟「うるせえカス」
姉「カスはお前だ」
弟「死ねや」
姉「死ね」
弟「クソババア」
姉「腐れちんこ」
弟「グロまんこ」
姉「…」
姉「いったか」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:32:02.76 ID:w1HEN2lN0<> 姉「グロって、みたことあるのかよ」
姉「まあいいか」
姉「どうしよう、やることが無い、暇だ」
姉「…」
姉「最近鬱憤溜まってるのかなぁ…妙にイライラするのよね」
姉「弟にもなんか言い寄られるしなぁ」
姉「フェロモンが漏れてるのか?」
姉「…ケラケラケラ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:33:18.71 ID:w1HEN2lN0<> 姉「新聞…」
姉「テレビ…僕は妹を愛するために生まれてきた…かぁ…なげえ」
姉「松本茂に大瀧晴子…う〜むそそられないな、パス」
姉「…」
姉「暇だ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:35:17.60 ID:w1HEN2lN0<> 姉「そうだ、弟でオナニーしてみるか」
姉「新しい感覚が得られるかも」
姉「なんだかんだ言って顔は悪くない」
姉「私に似たんだわ…」
姉「義理姉弟だけど」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:38:23.95 ID:w1HEN2lN0<> 姉「ズボンとパンツを脱いで」
姉「ソファにどっかり」
姉「…」
姉「あち」
姉「久しぶりにさすったからか…いてて」
姉「…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:39:57.47 ID:w1HEN2lN0<> 姉「姉さん、優しくするから…力を抜いて」
姉「恥ずかし」
姉「姉さん、気持ちいい?」
姉「うん…いい感じ」
姉「こんな感じ?」
姉「もう少し…強くしてもいいよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:41:48.92 ID:w1HEN2lN0<> 姉「姉さん、とっても可愛いよ」
姉「ありがと」
姉「おっぱいさわってもいい?」
姉「どうぞ」
姉「…」
姉「休憩しよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:43:01.62 ID:w1HEN2lN0<> 姉「なんだろ…スッキリしてきたな」
姉「私も欲求不満だったか」
姉「…//」
姉「姉さん、好きだ」
姉「私も」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:44:22.98 ID:w1HEN2lN0<> 姉「かぁ〜恥ずかしい」
姉「ああ、姉さん、気持ちいいよ」
姉「私も…うっ」
姉「いっちゃった…」
姉「もう少し続けるか」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:44:53.62 ID:w1HEN2lN0<> 姉「かぁ〜恥ずかしい」
姉「ああ、姉さん、気持ちいいよ」
姉「私も…うっ」
姉「いっちゃった…」
姉「もう少し続けるか」
<>
>>28はミスです<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:46:51.21 ID:w1HEN2lN0<> 姉「姉さん、僕はまだいってないのに、姉さんだけ気持ちよくなっちゃって、ずるいよ」
姉「弟くん上手だもん、しょうがないよ」
姉「姉さん、これならどう?」
姉「いいわ…弟くん…好きだよ…大好き」
弟「姉さん、そういや大学も休みだぜぇ、今日は祝日じゃねえかぁははは」
姉「ひゃ」
弟「ひゃぁ」
姉「お嫁に行けない」
<>
>>28はミスです<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:48:18.67 ID:w1HEN2lN0<> 姉の部屋
弟「なんで俺を呼んだのよ」
姉「あの、その…私のオナニー見ちゃったでしょ」
弟「気にしてないよ」
姉「うそだ」
弟「うそだよ」
姉「やっぱり」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:53:27.63 ID:w1HEN2lN0<> 弟「姉さんのあれをみて、気にしないはずがないだろ」
姉「くう…」
弟「で、俺にどうしてほしいの」
姉「私にもプライバシーがあります」
弟「うん」
姉「私があなたをオカズにオナニーしていたことを覚えてほしくはありません」
弟「そりゃあな」
<>
ミス多発の恐れあり。ごめんなさい<>sage saga<>2011/11/06(日) 18:55:35.37 ID:w1HEN2lN0<> 姉「そこで、あなたには忘れていただきます」
弟「ほう」
姉「お願いいたします」
弟「いいだろう」
姉「いいの!?」
弟「その代わり、条件だ」
姉「なんですか」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:07:47.01 ID:w1HEN2lN0<> 弟「おっぱい吸わせろ」
姉「やっぱり」
弟「すわせろや」
姉「く」
弟「おい」
姉「わかった!ほらほら!お目当てのおっぱいだよ!吸いな」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:09:19.44 ID:w1HEN2lN0<> 弟「おお」
姉「恥ずかしいから、早く済ませて、無かったことにしましょうって」
弟「いつまでも吸っていたい」
姉「はやくしろって…」
弟「ちゅう」
姉「ひゃあ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:10:54.82 ID:w1HEN2lN0<> 弟「ちゅう」
姉「うわあ」
弟「ちゅうちゅう」
姉「く…屈辱」
弟「ほんとは俺のこと好きなんだろ?」
姉「好きだよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:11:51.58 ID:w1HEN2lN0<> 弟「男として?」
姉「弟として」
弟「男としてだろ?」
姉「弟として!」
弟「ちゅう」
姉「ああ…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:13:00.75 ID:w1HEN2lN0<> 弟「男としてだろ」
姉「それでいいよ」
弟「うれしいな」
姉「痛いっ、噛むな」
弟「甘酸っぱい匂い」
姉「殴るぞ」
弟「ミルク味」
姉「…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:14:02.41 ID:w1HEN2lN0<> 姉(無我夢中でかぶりつく弟)
姉(無邪気で可愛いかも…)
姉(弟くん、あのころはよくなついてくれてたっけ)
姉(そういや、最近は邪険に扱ってたな)
姉(弟くんは今の私をどう思ってるんだろ)
弟「はむはむ…むはっ」
姉「どうしたよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:15:40.91 ID:w1HEN2lN0<> 弟「姉さん、どうして俺の頭を撫でた」
姉「だって、可愛かったんだもん」
弟「…今なんと」
姉「弟くん、可愛かったよ」
弟「あ…あ」
姉「おい、ちょっと待てどこに行くのよ」
姉「変な事言っちゃったかな」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:16:36.48 ID:w1HEN2lN0<> 弟の部屋の前
姉「おーい、開けろよ、ごはんできたからさ」
姉「…」
姉「反応なし」
姉「ドアの前に置いておく?」
姉「…」
姉「置くからね」
弟「姉さん」
姉「わ、なんだよ急に」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:17:49.70 ID:w1HEN2lN0<> 弟「お、俺…なんかおかしいみたいだ…頭痛が激しい…水を…」
姉「ええ?顔まっかっかじゃない。どうしたのってうわ!すごい熱!どうしたのよ!」
弟「うう…わからん」
姉「汗もすごい…待ってて!タオル持ってくるから!ベッドに寝てなさいよ!」
弟「俺死ぬかも…」
姉「死んだら承知しないよ!」
弟「おお…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:18:52.38 ID:w1HEN2lN0<> 弟の部屋
姉「ほら、おかゆつくってあげたから。あーんして。あ〜ん」
弟「…」
姉「いきなり熱なんか出して…姉さんホントびっくりしちゃった」
弟「…」
姉「ほれ、もう一口。あ〜ん」
弟「…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:22:25.81 ID:w1HEN2lN0<> 姉「本当になんなのかしらね」
弟「姉さんのせいだ」
姉「ん?」
弟「俺のことを可愛いって言いやがって…はずかしいじゃねえかよ」
姉「ああ…それか…ほんとに可愛かったのよ?おっぱいにじゃれるあなた」
弟「やめろ…はずかしすぎる」
姉「ははは。ほんとは純朴なドーテーちゃんだったのね。ひねくれ弟くんも」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:23:35.82 ID:w1HEN2lN0<> 弟「でも嬉しかった。ありがとう」
姉「ほう?」
弟「ほんとうは嫌だったろう?…ごめん、わがまま通しちゃってさ」
姉「ふふ、今思うと…それほど嫌じゃなかったかも」
弟「ええ?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:26:33.89 ID:w1HEN2lN0<> 姉「私のこと好きなんだなぁ〜って。うれしくなっちゃった」
弟「それは」
姉「私たち家族じゃない?まがりなりにも。弟くん私のことどう思ってるのかなぁ、ってさ、気になるときもあったのよ?」
弟「それは俺も」
姉「私こそありがとうっていいたいよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:29:32.48 ID:w1HEN2lN0<> 弟「姉さん!」
姉「きゃ!抱きついてきたぁ…」
弟「俺は、俺は…寂しかったんだ」
姉「ええ?」
弟「親が離婚して、俺は父さんの方についていって…母さんのことよく憶えてないんだ」
姉「…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:31:12.37 ID:w1HEN2lN0<> 弟「それで、姉さんにはじめて会ったとき、びっくりしたんだ、とっても可愛くて」
姉「ああ、十五年ぐらい前か」
弟「とっても優しくて、まるで包み込んでくれるようで」
姉(私のせいでシスコンになったのか。マザコンも交じってるような)
弟「今思えば、俺にとっての母さんみたいだったんだ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:34:58.80 ID:w1HEN2lN0<> 姉「ふうん」
弟「でも、姉ちゃんが大学にすすむとき、一人暮らしをするって…俺ショックだったんだ」
姉「それで?」
弟「一晩中泣いたよ」
姉「そうなの」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:36:08.44 ID:w1HEN2lN0<> 弟「もう会えないって…姉さん、あんまり帰らないかもって言ってたからさ」
姉「ああ、言ったね。でも結構帰ったよね?私」
弟「一か月に二回ぐらいだったろ?」
姉「あ〜…それはごめんね。寂しいよね」
弟「だから、俺、姉さんにもっと会いたくて…勉強したよ」
姉「ほう」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:37:06.77 ID:w1HEN2lN0<> 弟「姉さんと同じ大学に受かったとき、ほんとに嬉しかった」
姉「ふむ」
弟「姉さんのところに居候させてもらおうって。優しい姉さんなら許してくれるだろうってさ」
姉「ああ…」
弟「姉さん、滅茶苦茶変わってたよ」
姉「わぁ〜…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:44:34.32 ID:w1HEN2lN0<> 弟「綺麗だったけどさ…だらしなくて、辛辣で、下品で…」
姉「ひゃぁ〜…しまったな」
弟「俺泣いたよまた」
姉「うわ…ごめん…」
弟「俺、その頃から、ヤケクソ気味になっちゃって…」
姉「…」
弟「でも居候だから愚痴も…」
姉「もう言わないで!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:45:30.36 ID:w1HEN2lN0<> 弟「うう…」
姉「姉さん、弟くんにものすごく迷惑かけてたのね。よくわかったわ」
弟「姉さん」
姉「そのときはある理由で私自身も混乱してて…私、自分のことしか考えられないところもあるの」
弟「うう」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:46:37.74 ID:w1HEN2lN0<> 姉「私、弟くんのこと随分傷つけていたみたいね…ほんとにごめんね…ぐす」
姉(あれ?何で私が泣くのよ?)
姉「ごめんなさい…わあ〜ん」
姉(ひえ〜、涙が止まらない)
姉「わあ〜ん」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:49:51.58 ID:w1HEN2lN0<> 弟「泣くなよ…俺も泣きたくなるだろ」
姉「ぐす、ごめんね、ごめんね、弟くん…」
弟「俺も…すぐに素直になれなくて、三年も…」
姉「うんうん、よ〜くわかったよ…弟くんがどんなに辛かったかって…うわ〜ん」
弟「姉さん」
姉「わあーん」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(鹿児島県)<>sage<>2011/11/06(日) 19:52:28.09 ID:q7ILLTkH0<> 書き込みはやいなおい
すごいとおもいまふ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 19:52:40.75 ID:w1HEN2lN0<> 弟「姉さん、ほんとうに優しいんだね」
姉「ぐす」
弟「目を真っ赤に腫らしちゃって」
姉「うう〜」
弟「洟もだらだら垂らしちゃってさ」
姉「ティッシュない?」
弟「はい」
姉「ありがとう…」
<>
>>55さんレスをいただきありがとうございます ちなみにこのssは書き溜めです。拙作で申し訳ございません<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:04:48.62 ID:w1HEN2lN0<> 弟「…」
姉「ふう…」
弟「…」
姉「…」
弟「ごめん、トイレ行ってくる」
姉「なにが?」
弟「あの…」
姉「ああ…」
弟「トイレ行ってくる…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:06:45.69 ID:w1HEN2lN0<> 姉「待って」
弟「え?」
姉「あの…今までのおわび…抜こうか?」
弟「…」
姉「卒倒した」
弟「うう」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:08:34.96 ID:w1HEN2lN0<> 姉「ほら、パンツ脱いで」
弟「いやいやいや!本気かよ!」
姉「そうだよ」
弟「まじかよ…」
姉「ほら、はやく」
弟「うう…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:10:36.23 ID:w1HEN2lN0<> 姉「…でかいな、久しぶりだ…」
弟「彼氏いるんだ」
姉「え、あ、まあ…」
弟「う」
姉「ふう…この感触…うん」
弟「ああ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:11:28.71 ID:w1HEN2lN0<> 姉「我慢汁…うわあ」
弟「恥ずかしい…く」
姉「裏筋がぴくぴく」
弟「口に出さないでくれるかなぁ!」
姉「ごめん」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:12:36.85 ID:w1HEN2lN0<> 弟「うう」
姉「…」
弟「あ」
姉「ふう」
弟「ああ」
姉「…」
弟「ぞくってきた…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:13:42.18 ID:w1HEN2lN0<> 姉「どう?いきそう?」
弟「いや…その…わあ、いきなりきた」
姉「え?え?もう?」
弟「やばい、いく、いく」
姉「ひゃあ出た」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:14:41.96 ID:w1HEN2lN0<> 姉「ふふふ、恥ずかしがることないじゃない!これでおあいこよ」
弟「気持ち良かった」
姉「ん」
弟「何?」
姉「お礼は?」
弟「う?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:15:27.21 ID:w1HEN2lN0<> 姉「普段なら絶対にしないことよ?感謝しなさいよ?」
弟「ああ、ありがと」
姉「もういちど」
弟「ありがとう」
姉「ふふ、お姉さん明日はやいから、もう寝るね」
弟「そう」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:16:36.91 ID:w1HEN2lN0<> 姉「眠れなかったら、私のとこに来ていいからね」
弟「ああ」
姉「風邪ひくんじゃないのよ?」
弟「うん」
姉「おやすみのキスしてあげる」
弟「わ」
姉「おやすみ」
弟「おやすみ…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:20:20.60 ID:w1HEN2lN0<> 姉の部屋
姉(あれで…良かったのかな)
姉(ひさびさにやったけど…相手が)
姉(なんかこじらせなければいいけど)
姉(うう…とんでもないことしちゃったよな…私)
弟「姉さん」
姉(き、来た)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:21:23.24 ID:w1HEN2lN0<> 姉「入っておいで」
弟「眠れないよ」
姉「いらっしゃい」
弟「…」
姉(ひゃあ〜男の人と寝るのも久しぶり…三年振りだ)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:22:00.33 ID:w1HEN2lN0<> 弟「姉さん」
姉「何してほしい?」
弟「抱いて」
姉「ああ…うう…こう?」
弟「もっとぎゅって」
姉(汗くさい…)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:23:06.83 ID:w1HEN2lN0<> 姉「ぎゅう〜…こうかな?」
弟「うん」
姉「…」
弟「すうすう」
姉「私が寝られないよぉ…ううう」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:24:16.99 ID:w1HEN2lN0<> 弟「…姉さん…」
姉「…」
弟「ぐう」
姉「親が知ったら、どう思うか」
姉「まあいいか、仲睦まじいって喜んでくれるよね…ううむ」
姉「…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:26:02.18 ID:w1HEN2lN0<> 姉「なんだか…弟くんのこと、独占してるみたいだな」
姉「…」
姉「私、フラれてから、心の内で怯えてたのかもね」
姉「でも、ようやく、ふっきれたかな…三年もぐずぐずしてたけど」
姉「ありがとう…大好きだよ」
姉「…」
姉「ぐう」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:26:45.75 ID:w1HEN2lN0<> 翌朝
姉「むにゃ」
姉「おや、弟くんがいない」
弟「姉さん!ごはんできたよ!」
姉「え!弟くんがつくってくれたの?」
姉「雪降るんじゃないかしら」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:28:33.71 ID:w1HEN2lN0<> 食卓
弟「上手くつくれなかったけど」
姉「おいしい」
弟「ほんとうかい」
姉「うれしいよ…弟くんのひとりだちできる道がひらけてきた」
弟「もう迷惑もかけてられないし」
姉「うんうん。おいしい、おいしい…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:29:17.69 ID:w1HEN2lN0<> 弟「じゃあ、俺もうでるわ」
姉「え、待って。今日は一緒に出て行こうよ」
弟「なんでだよ」
姉「だってその、姉弟愛も確認できたことだし、いいじゃん」
弟「いやだよ」
姉「どういうことだよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:30:30.81 ID:w1HEN2lN0<> 弟「こんどは姉さんがストーカーかよ」
姉「いいじゃねえか」
弟「きもいぞ」
姉「うるせえ」
弟「変態姉」
姉「変態はそっちだろうがよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:31:27.12 ID:w1HEN2lN0<> 弟「脳味噌にうじでも湧いたか」
姉「腐乱体臭兵器には言われたくないね」
弟「そういうてめえはいぼ痔糞まみれアナルファックジャンキーだろうがよ」
姉「うるせえや、カスが」
弟「言い返しできねえのか」
姉「死ね」
弟「死ねや」
姉「死ね」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:32:14.13 ID:w1HEN2lN0<> 弟「…」
姉「…」
弟「ごめん」
姉「私もごめん」
弟「これはいつまでたっても変わんないね」
姉「それでいいのよ」
弟「どうなのかな」
姉「ふふふ…」
おしまい
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage saga<>2011/11/06(日) 20:35:49.24 ID:w1HEN2lN0<> 最後まで読んでくださった方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
あと、このスレをもう少し埋めるため、このSSとは別のSS(さらに短い)のをいくつか投下するかもしれません(エロは絡まないと思います)。
ともかく、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東日本)<>sage<>2011/11/06(日) 20:39:45.49 ID:14WmVWZr0<> 乙!
最初から見てた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<>sage<>2011/11/06(日) 20:40:59.05 ID:oM9eE8I7o<> おつ
これの続きではないのか? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)<>sage<>2011/11/06(日) 21:46:34.79 ID:BSismWOIO<> 乙
大層よかった <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>sage<>2011/11/06(日) 22:25:43.79 ID:GKt+Obge0<> おもしろかったよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>saga<>2011/11/08(火) 09:47:23.49 ID:EPWKmHd30<> SS投下します (レスを下さった皆様ありがとうございました)
おまけ1 ボツネタ
理由:あまりにもな短さとやる気のなさと糞さの為ボツ。書き始めて15分ぐらいで投げた。もしかしたら、これでvipデビューはずだった。(ちなみに、これを機に俺は実験的にエロネタを書き始め、SS速報vipに投稿しようと思った。何故かは知らない)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道)<>saga sage<>2011/11/08(火) 09:51:27.96 ID:EPWKmHd30<> 男「誰だお前」
おっさん「知らね」
男「記憶喪失ですか?」
おっさん「私がおっさんだというのはわかっているのです」
男「そうですか、まいったな」
おっさん「まいりましたね」
男「う〜む」
おっさん「う〜む」
男「どうしたら」
おっさん「どうしたら」
男「女に電話しよう」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/08(火) 09:52:58.09 ID:EPWKmHd30<> おっさん「私には隣人がいない。無念」
男「もしもし」
女「もしもし」
男「大変なことになった」
女「どうしたの」
男「おっさんがいた」
女「それは大変」
男「どうしよう」
女「巻きなさい」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/08(火) 09:53:54.23 ID:EPWKmHd30<> 男「と言う訳だ。お前を巻く」
おっさん「巻いてどうするのです」
男「そこらへんに捨てておく」
おっさん「さようなら」
男「短い間でしたが、楽しかったです」
警察官「こら」
男「なんですか」
警察官「捨てるんでないよ」
男「すいません」
おっさん「いいんですよ、私なんて」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 09:55:05.89 ID:EPWKmHd30<> 作家「すいません、そのおっさん僕にくれませんか」
男「ええいいですよ」
学生「だめですよ。作家さん。おっさんと等価の物品を男の方にさし上げないと」
作家「僕は貧乏なんだよ」
学生「かわいそうに」
やくざ「わしのたまならいいでっせ」
警察官「お前は逮捕だ」
やくざ「死ぬまで恨んでやるお前らを」
警察官「これにてお役御免」
男「逃げるな」
おっさん「皆が私の為に」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 09:56:52.42 ID:EPWKmHd30<> 男「俺は泣きたいぜ」
老師「お前はがんばった」
男「いらっしゃったんですか」
老師「一緒に泣こう」
おっさん「わぁ」
男「」
老師「ぐは」
男「死んだ」
おっさん「老衰ですね」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 09:57:54.60 ID:EPWKmHd30<> 男「ぐぐぐ」
おっさん「疲れました」
男「俺もだ」
おっさん「いきましょう」
男「どこにだ」
おっさん「パレス」
男「おお」
おっさん「ははは」
男「ははは」
作家「ははは」
学生「ははは」
警察官「ははは」
ヤクザ「ははは」
女「ははは」
老師「ははは」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:03:55.28 ID:EPWKmHd30<> おっさん「生き返ったぞ」
男「本当だ」
作家「本当だ」
学生「本当だ」
警察官「本当だ」
ヤクザ「本当だ」
女「本当だ」
老師「本当だ」
俺「しまったな、これは変な文章だ」
俺「ノリで書いても詰まらんのは詰まらんぜ」
俺「常識を疑われるぜ」
おっさん「常識を持とう」
俺「その通り」
俺「俺の隣にもおっさんが現れた」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:06:12.72 ID:EPWKmHd30<> おっさん「よろしくおねがいします」
俺「たすけてくれ。こわいよぉ」
おっさん「にがさない」
俺「逃がしてくれよぉ」
おっさん「地獄の果てまで追ってゆく」
俺「助けてくれ」
おっさん「待て待て待て待て」
男「大変ですね」
俺「助けてくれ」
男「あなたならおっさんを殺せるはずだ」
俺「そうか。えい」
おっさん「ぐわお」
俺「死んだ」
男「やった」
俺「生き返るかも」
男「やめろ」
おっさん「おわぐ」
男「ひえ」
俺「ひえ」
男「殺せ」
俺「えい」
おっさん「いぎ」
俺「今度こそ死んだ」
おっさん「あぶない」
俺「生きてるぅ」
男「殺せ」
俺「やあ」
おっさん「ら」
男「死んだ」
俺「よかった」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:08:51.82 ID:EPWKmHd30<> 男「茶でもどうです」
俺「いいですね」
女「私とチョメチョメしない」
俺「いいね」
男「マテ俺の女だ」
俺「俺はこのSSの神だ。できないことは何もない」
男「何」
俺「空も飛べる」
男「飛びやがった」
俺「おっさんだって」
おっさん「俺様。ありがとう」
男「死ね」
おっさん「ぐわ」
俺「何」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:10:31.09 ID:EPWKmHd30<> 男「俺にも力が」
俺「まさか」
男「死ね」
女「ぐわ」
男「俺は最強だ」
俺「俺が最強だ」
警察官「私が最強だ」
男「死ね」
警察官「ぐえ」
俺「死ね」
男「ぐ」
男「しかし生き返ったぜ」
俺「ぐお」
男「こんなところで今日はお開き。またな読者のみんな」
俺「未完!」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:17:16.62 ID:EPWKmHd30<> おまけ その2
投下理由:実はこれ一本だけでスレ(おそらくすでにHTML化)を立ててしまい怒られたことがある。
その時の反省を踏まえ、本スレでは表題作のほかに数作投下することに。
ただ、この作品自体はすげえ駄小品だが結構気に入っていたりするので、
供養と自戒の意味を込め投下(ちょいとどころでなくエロが絡んでますね…すいません)。
ちなみに濡れ場を大幅に書き換えた。変態チックに。
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:27:42.99 ID:EPWKmHd30<> 女「あ〜、久しぶりでしゅね」
男「何でしょうか?」
女「ほら、こないだ一緒に旅行した」
男「ええ?」
女「憶えてない?」
男「憶えてないですね」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:30:30.93 ID:EPWKmHd30<> 女「おかしいな…私はよく憶えているけど…」
男「人違いでしょう…」
女「ほら、傷心旅行だって言ってさ…温泉浴びにいったじゃないの」
男「あ〜……??」
女「そしてさ、夜にはふたりでえっちしちゃったじゃん」
男「!……まさかぁ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(兵庫県)<>sage<>2011/11/08(火) 10:46:05.78 ID:vg23CpBPo<> これ見たことある気がする <>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:48:33.53 ID:EPWKmHd30<> 女「コンドーム付けないでやっちゃったでしょぉ」
男「そんなバカな」
女「あなたウゴォゥワァォとか叫びながら逝ったんでしゅよぉ?」
男「えええ…」
女「ねえねえねえ…」
男「寄ってきた…う!酒臭い!」
<>
>>98さんへ たしかに一度投稿したものです。最投稿にあたり中盤を改稿しました<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:51:47.04 ID:EPWKmHd30<> 女「レッツゴォ、ホテル、ホテル、ホテル…」
男「いやいやいや!待ってくださいよ!明日は休みだけどさ、俺家で寝ていたいよ!」
女「なぁにいってるのよぉ!私なんか出張で日帰り上京しないといけないのよぉ!
忙しいったらありゃしねぇ!」
男「あなたこそ休養いるじゃないですかって痛い痛い痛い痛い!腕引っ張らないで」
女「さぁさぁ今夜は二人でセックスセックス…」
男「泣きてえよぉ…」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:53:23.31 ID:EPWKmHd30<> ホテルの一室
女「はぁ〜いい湯だったぁ」
男「ああどうしてこうなった」
女「ベッドに沈み込んじゃってぇ…隣いいれしゅか?」
男「どうぞ」
女「うんこらしょ」
男「疲れたなぁ」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 10:57:35.17 ID:EPWKmHd30<> 女「バスローブ似合う?」
男「似合ってるよ」
女「うふふ…ありがとぉ」
男「ベッドがふかふかだぁ、俺は布団の方が好きなのによぉ…」
女「ねえねえねえ、私のショートボブどお?」
男「可愛いよ」
女「いひひひ…」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:07:24.59 ID:EPWKmHd30<> 男「じゃあ、僕もシャワー浴びますから…」
女「待ってるからねぇ…ぐう」
男「寝た!はやい」
浴室
男(まあ、よく考えたらおいしいシチュエーションではあるな)ジャァー
男(まるでエロマンガだけど…)
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:12:11.44 ID:EPWKmHd30<> 男(でもあの女、全然知らないって言う訳でもないしな…。どっかで見たことがある)
男(どこでだ…、いつ…)
男(待て…もしかして…仮にだが、俺があの女と以前に出会っているとして、
そのとき俺が 泥 酔 していたら…)
男(……)
男(俺の酒乱癖には定評がある)
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:13:13.46 ID:EPWKmHd30<> 男(今、禁酒中で、やっと縁が切れてきたと思っていたが)
男(このタイミングで、ツケがまわってくるとは…)
男(ついていない)
男(…)
男(まあ自分で蒔いた種だし…)
男(一晩付き合うだけだ。後腐れが無ければいいけど…)
男(…もう腐ってるよな)
男(…)
男(とほほ)
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:13:59.16 ID:EPWKmHd30<> ベッドルーム
男「お待たせしました」
女「すうすう」
男「寝てる」
女「すうすう」
男「お隣お邪魔しますよっと」
女「う〜ん」
男「起きるか」
女「ぐう」
男「起きない」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:18:44.13 ID:EPWKmHd30<> 女「すうすう」
男(灯りは消しておくかね…就寝灯はつけておくか)
女「すうすう」
男(よく見ると可愛い顔してるな)
男(右目元に泣きぼくろがある)
女「すうすう」
男(俺は俺に感謝すべきかもしれん)
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:22:29.13 ID:EPWKmHd30<> 女「むにゃむにゃ」
男(ムスコが勃ってきた…俺もまだ若いな)
女「すうすう」
男「…」
女「すうすう」
男「…」チュ
女「…きゃ?」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:24:17.09 ID:EPWKmHd30<> 男「おはよう」
女「どうしたんですか?いきなりおでこにちゅうって」
男「いや、可愛いなぁって…」
女「いやらしいですね…うふふ」
男「僕にも性欲はありますから」
女「やる気でました?」クスクス
男「まあ、はい、ええ、…やりましょう?」
女「え…」ドキ
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:33:24.30 ID:EPWKmHd30<> 男「いいですか?」ドキドキ
女「あ…ああ…どうぞ」ブル
男(後戻りはできんぞ…)
女「…」ドキドキ
男「さて…(まずは愛撫からだ。ヴァギナを)」ピト
女「きゃ」ゾク
男(柔らかい…痛そうにしているけど)クチュ
女「うう」ゾクゾク
男「どういう感じにすればいいですか」クチュクチュ
女「あの、芽をちょびっと…さすって」ドキドキ
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:36:31.77 ID:EPWKmHd30<> 男「え〜と…」サスサス
女「ああ…」キュゥ
男「…」クリッ
女「いて」ピク
男「我慢しましょう」コネコネ
女「ごめんなさい…//」カァ
男(俺のテンションが…)サスサス
女「そんな感じです」ソワソワ
男「こうですか?」サスサス
女「はい」ピクピク
男「…」サスサス
女「…ひぁ」ゾク
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:45:25.44 ID:EPWKmHd30<> 男「…」サスサス
女「く…」フルフル
男(濡れてきた…)クチュ
女「あの、入れていいですよ…//」ポォ
男「もう少し続けませんか」
女「え…」キュン
男「舐めますよ」ドキドキ
女「恥ずかしいですよ…」ドキドキ
男「大丈夫です、よくは見えませんから」
女「でも」ドキドキ
男「まあまあ」レロ
女「ひぁ」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:50:51.24 ID:8wIVLH4J0<> 男「…」チュウチュウ
女「ああ…//」ゾクゾク
男「…」
女「気持ちいいです…」ゾクゾク
男「…」チュウチュウ
女「うわあ…」ビク
男「…うぷ」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:54:03.65 ID:EPWKmHd30<> 女「入れてください…お願いします…」キュン
男「え、ああ、じゃあコンドーム付けますね」トクン
女「お願いします」ドキドキ
男「…」トクン
女「…」キュゥ
男「では」ヌプ
女「ふぁ…」ゾクゾク
男「どうですか」ドキドキ
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 11:58:03.84 ID:EPWKmHd30<> 女「良いですよ…ぐす」ゾクゾク
男「無理しないで!抜きましょうか?」
女「いえ…大丈夫です」ブルブル
男「…」グチュ
女「はあっ…」ビクン
男(これは長くかかりそうだぞ)ヌプ
女「ああ…」ドキドキ
男(…ぐ、こっちも痛い…やめたくなってきたぞ)ヌチュヌチュ
女「…」キュン
男(俺って意外とヘタレじゃねえかよ…たはは…)タンタン
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:00:33.69 ID:EPWKmHd30<> 女「好きです」ポツリ
男「え?」パンパン
女「ごめんなさい、今嘘です…//」カァァ
男(ははは…)ヌチヌチ
女「…」ビク
男「(思い切ってしまえ)キスしていいですか」タンタン
女「え、それは」ドキ
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:05:48.07 ID:EPWKmHd30<> 男「僕胸がどきどきしてきて…」ゾク
女「私も…ちょっとだけ」ドキドキ
男「お願いします」
女「私酒臭いですよ」ドキドキ
男「いいですよ」
女「不快になりません?」ドキドキ
男「大丈夫です」ドクン
女「…」キュン
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:08:26.04 ID:EPWKmHd30<> 男「(唇を突き出してきた)…」チュ
女「ん…」チュプ
男「うぷ…」ゾク
女「ふぁ」チュ
男「…」クチュ
女「…うふ」ゾクゾク
男「…はあ」チュパ
女「…ごめんなさい、臭かったでしょう?」トクン
男「素敵でしたよ、キス」ヌチュヌチュ
女「そんな…」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:15:09.17 ID:EPWKmHd30<> 男「…」タンタン
女「ああ…ああ…」ビクビク
男「ああ…く」パンパン
女「いいです…気持ちいい…ああ」ゾクゾク
男「うう…」パンパン
女「ああ…ああ…あ」ビクン
男「気持ちよかったですか?…今…う」パンパン
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:22:33.23 ID:EPWKmHd30<> 女「うう…」ピクピク
男「ああ…」パンパン
女「…」キュン
男「…いきます…」ドキン
女「…どうぞ…あん」ビクン
男「くう…」ビク
女「うんっ」ピク
男「ああ…」ドクドク…
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:29:30.91 ID:EPWKmHd30<> 男「…はあ」
女「お疲れ様です」
男「…ええ」
女「疲れました…寝ます」
男「ああ…おやすみなさい」
女「ぐう」
男「…」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:30:35.11 ID:EPWKmHd30<> 翌朝
男(…寝れんかった)
男(…俺は彼女に毛布をはおらせた後、妙に興奮してオナニーをしてしまった)
男(彼女をみながら)
男(変態すぎる、俺は)
男(射精して自己嫌悪に襲われた俺は、衝動的にビール缶をひとつ開けてしまった)
男(…とことんヘタレな俺)
男(…まあひとつで済んだだけましか)
男(テーブルには空き缶と使用済みコンドームと使用済みティッシュ)
男(なぜ片付けない!ああ、くそ)
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:40:47.48 ID:EPWKmHd30<> 女「お早うございます」
男「え!わ!お、お早う!ははは…」
女「…どうかしましたか?」
男「いやなんでも…ははは」
女「…あの、すいません」
男「なにがですか?」
女「私のわがままに付き合ってくれて…」
男「え!まあ、楽しかったですよ!」
女「ほんとですか?」
男「ええ!そりゃもう!ははは」
女「よかった…」
男「ははは…(ちくしょー…テンションが妙に高い)」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:48:29.62 ID:EPWKmHd30<> 女「私、昨日、やけになって酒をかっくらっちゃって…」
男「ああ…」
女「前後不覚なところがあって…、すいません、今回入れて二回しか会っていないのに」
男「…お互い傷持っちゃいましたね」
女「はい」
男(ウゴォゥワァォはやっぱりマジだったか)
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:49:10.14 ID:EPWKmHd30<> 女「そろそろいかないと」
男「どこにですか」
女「あの…空港に」
男「ああ、出張するんでしたっけ」
女「はい」
男「それじゃあ、どうしますか?」
女「はい?」
男「見送りますか?」
女「ええ…いや…それは…」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:50:08.19 ID:EPWKmHd30<> 男「(しまったスケベ心が出た)ああ、ごめんなさい…不快にさせてしまって」
女「…」
男「…」
女「…お願い出来ますか?」
男「へ?」
女「一人で旅立っていくのもあれだし…その…」
男(気使ってくれたんだな)
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:51:51.72 ID:EPWKmHd30<> 空港ロビー
女「あの、ありがとうございます、ここまで付き合ってくれて」
男「なあに、いいんですよ!」
女「では、そろそろ」
男「あ、もうですか」
女「さようなら」
男「さようなら」
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:54:26.55 ID:EPWKmHd30<> 男「…行ってしまった」
男「…連絡先聞けばよかったな」
男「…日帰りって言ってたしな…」
男「ねばるか!?」
男「…」
男「帰るか」
男「…」
男「韓国行くか」
男「…」
男「なんだろう、泣けてきた」
おしまい
<>
>>1<>sage saga<>2011/11/08(火) 12:56:39.31 ID:EPWKmHd30<> 今日の投下は以上です。
次回の投下は未定です。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(鹿児島県)<>sage<>2011/11/08(火) 17:58:04.15 ID:cUSC8qr00<> なんかしらんが
「むうん……」
ってなるな <>
>>1<>saga<>2011/11/10(木) 19:29:21.71 ID:CKLuOKxJ0<> おまけ3 投下します
海に行った話
夏の話である。
僕は下宿で本ばっかり読んでいたので、ほとほと嫌になり、
なら海に行こうと思った。
支度をすると、僕は下宿を飛び出した。
<>
>>1<>saga<>2011/11/10(木) 19:30:16.20 ID:CKLuOKxJ0<> 僕の住んでいる町は港町だ。
大きな図書館と新港がある。
僕は時折散歩がてら本を借りたり、貨物船を見物しに行った。
それに海を見るのも好きであった。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:31:12.00 ID:CKLuOKxJ0<> 僕は海水場に歩いて行った。
平日の午前中ではあったが、泳いでいる人もいた。
僕は砂浜に腰を落ち着け、ジュースを飲んだ。
そして麦わら帽子越しに太陽を見つめた。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:32:18.32 ID:CKLuOKxJ0<> 彼女に出会ったのはその時だ。
彼女は泳ぎ終えて海からあがってきたばかりであった。
僕はちらと彼女を見た。
彼女は僕を見ないで、
僕がいる場所からきもち距離のあるところで敷かれていたビニールシートに寝そべった。
僕は海を見ながらジュースを飲んだ。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:32:57.36 ID:CKLuOKxJ0<> 何故か泳ぐ気になれなかった。
体が鉛のように重く感じられたのもあるし、
そもそも泳げないのもある。
それよりもっと重要なことに、その頃の僕は躁鬱の発作をかかえていたのであった。
だから、楽しそうにしている人たちを眺めているだけでよかったのである。
それが僕にとっての良薬であった。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:34:14.14 ID:CKLuOKxJ0<> そんな僕でも、ずっと眺めているのは大変疲れる。
程ほどに飽きたなと思い、海水場を離れ温泉を浴びることにした。
この港町には、温泉浴場が海水浴場から徒歩2分の場所にある。
僕はこの町を大層気に入っている。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:34:52.97 ID:CKLuOKxJ0<> 温泉を浴びるのには600円かかる。
学生の身分である僕にとっては安いとは言えないが文句は言えない。
名湯なんですよ、とよく評判が立つ老舗であるが、リニューアルは
ちょくちょくしているため、内装に古臭さはない。
リッチな気分になれる。
僕は結構気に入っている。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:36:06.56 ID:CKLuOKxJ0<> 夕方になるまで僕は時間を温泉浴場で潰し、一旦外にでて海の方へ向かった。
彼女がいた。
ワンピースに着替えていて、砂浜にすわっている。
なぜが僕は珍しく声を掛けようという気分になった。
「あの…」
「…」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:37:19.51 ID:CKLuOKxJ0<> 彼女は振り向いてこちらを見た。
ショートボブが似合う可愛い女の子だ。
右目元に泣きぼくろがあった。
歳は21ぐらいか。
僕と同じ年代である。
「どうかしましたか」
彼女が尋ねてきた。
やはり僕は返事に困ってしまった。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:39:34.44 ID:CKLuOKxJ0<>
「すいません、何もないです」
「そうですか」
彼女はそっぽを向いてしまった。
僕は失敗したと思った。
途方にくれ、空を見上げた。
茜空がとても綺麗だ。
風が潮の香りを漂わせている。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:40:58.70 ID:CKLuOKxJ0<> 「夕日、綺麗ですね」
彼女が突然ぽつりと漏らしたので僕はびっくりした。
「僕もそう思いました」
「ものすごくきれい」
「そうですね」
「わたし泣きたくなるんです、きれいなものみると」
僕は彼女の側に座った。
彼女は拒否しなかった。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:42:19.72 ID:CKLuOKxJ0<> 「一人で来たんですか」
僕は尋ねた。
「はい」
「どうしてここに」
「大学進学を機に北海道に来たんです」
「そうなんですか」
「海が好きなので、たまたまここについたんです」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:45:03.70 ID:CKLuOKxJ0<> 「北海道に住み始めて三年経つけど、こんなにきれいな海があったなんて」
「そうですか」
「ここにこられてよかったです」
「普段は札幌ですか」
「ええ」
「僕は札幌育ちで、下宿がこの町にあるんです」
「そうなんですか」
「ここが僕のベッドタウンなんですよ」
「学生さんなんですね」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:46:52.78 ID:CKLuOKxJ0<> 彼女は頬をほんのり紅く染めている。
「わたしも学生なんです」
「そうなんですか」
「まあひとりでいるのが好きだから、こうして寂しく海を…」
彼女がぐずと鼻をならした。
「悲しいことでもありましたか」
「いえ、でもこうしてると切なくはなりますよね」
「まあね」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:48:26.00 ID:CKLuOKxJ0<> 「あなたはどうしてここに?」
「僕もひとりでいるのが好きなんです」
「まあ」
「まあもやしの日陰者なもんですから、たまに日を浴びるんです」
「そうなんですか」
「日帰りで、ですけどね」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:49:17.26 ID:CKLuOKxJ0<> 「私は民宿をとってるんです」
「そうですか」
「よかったら一緒に泊まりません?」
「いいんですか」
「孤独が好きだって言っても寂しいですもの」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:52:09.82 ID:CKLuOKxJ0<> 僕は彼女の個室に泊めてもらった。
今思えば、彼女もおかしいところがあったのかもしれない。
だが僕も十分おかしかったので不思議と波長があってしまったのかもしれない。
僕らは抱き合い、そして接吻をしてしまったのだ。
唇が重ね合う度、彼女はぷうと鼻息を漏らした。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:52:56.08 ID:CKLuOKxJ0<> 「久しぶりにしちゃった」
「僕も」
「胸がどきどきしてる」
「どうしよう、おさえられないかも」
「僕もです」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:54:27.39 ID:CKLuOKxJ0<> キスを続けてると、彼女が僕の股間を揉み始めた。
僕の下腹部が痛痒感に襲われる。
キスを終え、彼女は僕を座らせて、ズボンのジッパーを下ろし、
ペニスを取り出した。
そして、手で肉茎を優しくしごきながら、亀頭を頬張ってくれた。
時々舌で裏筋をなぞった。
僕の背筋がぞくぞくとした。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:55:50.89 ID:CKLuOKxJ0<> 僕はたまらなくなって、彼女の口内に精液を放出した。
彼女は精液をコップの中に吐き出した。
「たくさんでたね」
「気持ち良かった」
「わたしも気持ち良くなりたい」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:56:52.37 ID:CKLuOKxJ0<> 僕と彼女は全裸になり、布団に寝っころがりながら抱き合った。
そしてキスをした。
彼女は胸を小刻みに震わせていた。
そのうちに僕は姿勢を変え、手でクリトリスをさすりながら、
ふくよかな乳房を口に含んでしゃぶった。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:58:00.02 ID:CKLuOKxJ0<> ヴァギナが温かく濡れて、僕を求めていた。
「お願い、来て」
彼女が顔を赤らめていた。
僕はペニスを挿入し、穏やかに打ち付けた。
彼女の中は温かく、柔らかかった。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 19:59:57.85 ID:CKLuOKxJ0<> 彼女がくぐもった声をあげ、腰を微かに跳ね上げた。
僕はそれを見届けてから、キスをしつつペニスを律動させた。
僕は温かい恍惚感を胸に感じていた。
そしてその温かみに包まれたまま、彼女の中で射精をした。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:00:38.30 ID:CKLuOKxJ0<> 僕らはその夜、3回セックスした。
ものすごく高ぶっていたのだ。
彼女は汗まみれになって眠っていた。
僕は彼女の横で寝ながら、なぜか泣いてしまった。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:02:48.49 ID:CKLuOKxJ0<> 僕が目を覚ますと、彼女は起きていた。
すでに服を着ていた。
「宿泊代、僕の分は僕が払いますよ」
「いいですよ、私が払いますから」
「女のひとにおごらせるのは僕の沽券に」
「そうですか。じゃあお願いします」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:03:53.95 ID:CKLuOKxJ0<> 海浜に出て話しあった。
「綺麗ですね」
と彼女が切り出した。
「ええ」
「私、やっぱり大好きです。海が」
「心が洗われますよね」
「ええ」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:04:43.39 ID:CKLuOKxJ0<> 「学生さんですよね」
「ええ」
「何専攻しているんですか」
「僕は商業です」
「お金を儲けるんですね」
「まあ苦手なんだけどね。儲け事は」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:06:37.09 ID:CKLuOKxJ0<> 「私、文学を専攻しているんです」
「そうですか」
「趣味が高じちゃって…でも楽しいですよ」
「読書は孤独な趣味だと思いますね、僕は」
「いや、作家さんが側にいてくれてますから」
「僕はそう思わないけどな、文章は活字でしか無いですよ」
「私は、文章は筆者の血であり肉であると思います」
「そうですか…」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:07:34.52 ID:CKLuOKxJ0<> 「焼きそば食べませんか」
「いいですね」
「僕は塩焼きそばを食べよう」
「私ソースで」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:08:24.86 ID:CKLuOKxJ0<> 「たまに泳ぐんですよね」
「ええ」
「いつごろから泳ぐようになったんですか」
「大学生になってからです」
「最近なんですね、僕泳げないです」
「高校生までは体動かすの苦手でしたけど、楽しいですよ。泳ぐのって。
のんびり続けられてますから」
「海で泳いでいるんですね」
「ええ。たまにですけど。普段はプールです」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:09:25.65 ID:CKLuOKxJ0<> 「将来の夢とかあります?」
「ありますよ、そりゃね」
「僕無いんですよ」
「まあ」
「困ったもんだ」
「どうするんですか」
「公務員になろうかな」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:10:55.64 ID:CKLuOKxJ0<> とりとめもなく話をしていると
どうでもいい気持ちになってきた。
「僕死んでしまおうかな」
「何言っているんですか」
「海の藻屑になってしまえば楽になる」
「なりませんよ。地獄に落ちますよ」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:11:53.79 ID:CKLuOKxJ0<> 「だって僕孤独なんだもん」
「私だって孤独ですよ」
「高校のころはそうじゃなかったのに、もうすこし明るかった」
「私もそうですよ。周囲からなにかと頼られがちでしたから」
「そうなんですか」
「大学にいってから、何か、文学にのめり込んじゃって…」
「はあ」
「なんかねくらになっちゃったなぁって、高校の頃の反動かしら」
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:12:40.16 ID:CKLuOKxJ0<> 彼女は今日札幌に帰るという。
じゃあその前に図書館によりませんかと僕は誘ってみた。
いいですね、と彼女は言った。
僕らは歩いて図書館に行った。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:13:57.98 ID:CKLuOKxJ0<> 僕と彼女は本を読んだ。
彼女が本を何冊か借りたいと言い出したので、
どんな本を借りるのかと思ったら
B級ホラー映画ガイドブックだった。
僕は混乱にちかい目眩を覚えた。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:16:32.81 ID:CKLuOKxJ0<> 貸出カードはあるのかと尋ねた。
ないと彼女は言った。
仮の貸出カードをつくってもらうことにした。
「名前を書いてください」
と司書にボールペンを渡された彼女は、
カードに「姉ヶ崎寧々」と記入した。
「可愛い名前だね」
と僕が言うと
「そうかな…」
と彼女がクスクス笑いをこぼした。 <>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:17:11.26 ID:CKLuOKxJ0<> 僕らはバスにのって地下鉄の駅に行った。
「ありがとう、楽しかったです」
と彼女が言った。
そして、さよならを言い合って別れた。
彼女とはそれ以後会っていない。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:18:05.36 ID:CKLuOKxJ0<> 今これを書いていて僕はとても恥ずかしい気分になっている。
若かった。
いきがっていたのだ。
まあそういうのもときとしてはありだ。
僕は自分にそう言い聞かせるようにしている。
だが、時折心細くなるときもある。
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:18:43.45 ID:CKLuOKxJ0<> 僕は今もあの海水浴場にちょくちょく行く。
もしかしたら彼女がいるんじゃないかと思ってしまうが、
出くわすようなことはない。
少しほっとすると共に、
少し寂しい気分になってしまう。
僕は途方もなくむっつりすけべだ。
おしまい
<>
>>1<>saga sage<>2011/11/10(木) 20:41:28.17 ID:CKLuOKxJ0<> あとがき
初めてのパロディ作品。しかもエロ付き。
私は前々から寧々さんを書いてみたいとは思っていたが
ゲームの方はしたことがない(恥ずかしくて)、イラストを見ていいなぁと思い、
寧々さんのみみもとラブプラスを聴いて萌えるよりも、う〜む巧いなぁと感心してしまった程度。
あとはすべてwikiと私の妄想で書き上げようという暴挙(暴発)に出た結果がこれである。
ギャルゲー風に書くのは恥ずかしいので、なにかいい手本がないかと探していたら
つげ義春「海辺の叙景」が手元にあったのでそれを参考にした。会話が妙にたどたどしく、
人物造形がぼんやりしていてどことなく暗いのもそのためである。
あとこのSSに於ける寧々さんは北海道にある旧帝大に進学したということにした。
私が北海道の学生事情しかわからないためである。私はゲームの方をしていないから、
寧々さんがどんな進路を選択したのかはわからない。ここは私の勝手にさせていただいた。
ちなみに男の方は旧小樽高商に進学したということにした。
私はゲームのファンではなく、寧々さんのファンなので、好き勝手にやらせてもらった
結果、寧々さんとラブプラスのファンの皆様を侮辱してしまったことになった。
この場でお詫びを申し上げたい。
このSSを読んだ寧々さんファンの皆様、本当に申し訳ございません。
本日の投下は以上です。次回の投下は未定です。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうこざいました。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)<>sage<>2011/11/10(木) 20:50:14.39 ID:wAb5UV/9o<> 乙〜
ショートボブ……? 今更だけど、この前の健全なR18の人? <>
>>1 <>sage<>2011/11/10(木) 20:56:30.78 ID:CKLuOKxJ0<> >>171さんへ
健全かどうかは知りませんが、ss速報vipではR18しか書いていないです。
恐らく同一人物だと思われます。
あと、寧々さんをショートボブにしたのは私の性癖による結果です。
その他にもいろいろいじってしまいました。すいません。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)<>sage<>2011/11/11(金) 00:30:10.77 ID:XnBKlEa6o<> わかりました。ありがとうございます
今回は結構続くのね <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区)<>sage<>2011/11/11(金) 02:00:03.04 ID:dYy3D64Ro<> なんか妙に生々しくて赤裸々な感じでいいな
おまけの1は正直言ってわけわからんかったけどw <>
>>1 <>sage<>2011/11/12(土) 18:13:19.57 ID:5KuVhSjy0<> >>173さんへ
とりあえずレス数200までは続けようと思っています。
>>174さんへ
次はナンセンスなものを投下する予定です。
やっとエロなしのものが書けました。 <>
>>1 <>saga<>2011/11/12(土) 18:15:42.64 ID:5KuVhSjy0<> おまけ4
ニコニコ動画の人気実況コンビ「幕末志士」
のニコ生ドラマ「君への愛は文鎮の如し」を
リスペクト(というよりパロディ)して書いたもの。
地元が同じということで、先輩にあたる彼らに
親近感を抱かずにはいられない。
(趣味的な意味で)勉強させていただいている。
あと,やっとエロ無しのものが出来た。嬉しい。駄作だけど。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:24:06.27 ID:5KuVhSjy0<> 「青春のドロップショットはロブショットのすごく低めな感じの球」
ナレーター:雁字搦(がんじから)目(め)高校普通科の放課後は早い。
羽後井拓郎:僕の名前は羽後井拓郎(はごいたくろう)。
二日前までは北海道パチモンゲーム興業の開発課課長代理だったが,
思うところあって高校生になったぜ。みんなよろしくな。
出歯亀:いえ〜い,一緒に帰らないかい。
羽後井:ブラックマントヒヒじゃないか。部活はやらないのかい。
出歯亀:深夜公園部は深夜に活動するんだ。僕はこれから寝るんだよ。
じゃあな。死ね。人の秘密を掘り返すのはいけないよ。
羽後井:ごめんね。ひとにはプライバシーというのがあるんだね。
ナレーター:この出会いが後に重大な伏線になるとは,誰も知る由は無い。
作者も知らなかった。ノリで書いてるから。
もしかしたら忘れているかもしれない。ノリで書いているから。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:27:26.55 ID:5KuVhSjy0<> 羽後井拓郎:僕は軽音楽部に所属しているんだ。担当楽器は唇ギターさ。
ブルブルブルバレバレ。
江里津久句等ぷ頓:甘いな。
羽後井:お前は!江里津久句等ぷ頓(えりつくくらぷとん)。
江里津久:僕はターギー(業界用語)のマーサーミーカー(業界用語)だから,
プレイの上手い下手が判るのさ。君は超が付くほどのソークーターヘー(業界用語)だぜ。
羽後井:ちくしょう。憶えてろよ。
江里津久:じゃあな。
羽後井:あいつは口は悪いけど,根は真面目な良い奴さ。
軽音部の内じゃ、僕のライバルなんだよ。
ナレーター:羽後井拓郎には嫉妬癖があった。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:29:08.34 ID:5KuVhSjy0<> 羽後井拓郎:あ、マネージャーのあやせはるさめさんだ。やぁ〜。
あやせはるさめ:ぎゃああああ!寄ってくるなああああ!
羽後井:おい!どうしたんだよぉう!おかしいな,僕に好意を寄せているはずだが。
どうすればあやせさんを籠絡できるだろうか。先生に相談するか。
団鬼六五三十掛算乃助:勉強してるかな。
羽後井:どうしたら。
団鬼六五三十:襲ってみたら。
羽後井:昨日襲ったんですが,まったくの効果なしでして。
僕はてっきり効果てきめんだと思っていたのでショックが。
団鬼六五三十:あきらめない。それが大事。
羽後井:先生。ありがとう。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:30:46.85 ID:5KuVhSjy0<> ナレーター:羽後井拓郎は下校し,家のある河川敷に戻った。そして,電話を掛けた。
羽後井拓郎:僕のケータイは脳味噌に組み込まれているのさ。非常に便利だよ。
羽後井:もしもし。
羽後井:もしもし。
羽後井:あやせはるさめさんですか。
羽後井:そうですけど。
羽後井:好きです。
羽後井:うれしいわ。
羽後井:公園でデートしませんか。深夜に。
羽後井:いいですね。
ナレーター:羽後井拓郎はナンパに成功した。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:32:21.49 ID:5KuVhSjy0<> 羽後井拓郎:デートの前に,ギターであいつに勝つため一生懸命練習するぞ。
羽後井:ブルンブルン。ブウウウウウウ。バビバビバビ。ビロビロビロビロ。
羽後井:はあはあはあ。ハードだぜ。
羽後井:ちくしょう。江里津久が憎らしいぜ。
平沢唯:ギターが上手くなる極意を教えてやろう。
羽後井:あなたは。
平沢:通りすがりさ。江里津久はギターが神の如く上手い。
私の次ぐらいに。だから、ギターで勝とうとは思わないことだ。
羽後井:どうすれば。
平沢:唇マンドリンで戦え。あとあいつはアル中だ。
羽後井:そうか。ありがとう。それと,あの,一応ではありますが,極意は。
平沢:じゃあの。
羽後井:行ってしまった。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:35:27.52 ID:5KuVhSjy0<> ナレーター:深夜の公園。羽後井拓郎はいそいそとあやせはるさめの到着を待ち続けていた。
羽後井拓郎:遅いなぁ。もう深夜1時ではないか。
出歯亀オキュパイ:貴様は。
羽後井:お前こそここで何をしている。
出歯亀:カップルがチョメチョメしていないか見回っていたところだ。
羽後井:なんだと。変態野郎が。
出歯亀:お前はなぜここにいるんだ。
羽後井:あやせはるさめさんとデートするのだ。
出歯亀:まじか。
羽後井:そうよ。
出歯亀:あやせは江里津久の彼女だぜ。
羽後井:まさか。嘘だ。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:37:22.88 ID:5KuVhSjy0<> 羽後井:道理で部内で二人いちゃいちゃしていると思っていたが,
江里津久はストーカーではなかったのか。
出歯亀:お前…悲惨だな。
羽後井:いいさ。ならば奪い取ってやるまでだ。
出歯亀:何を言ってるんだ。
羽後井:俺は江里津久にギター対決を申し込む。翌日。
出歯亀:寝ぼけてるんじゃねえ。あいつにコテンパンにやられるだけだぞ。
羽後井:ふふふ。俺には秘密兵器がある。負けるわけがない。
出歯亀:まさか。
羽後井:唇マンドリンさ。
出歯亀:くだらん。今日はもう寝る。
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:40:55.08 ID:5KuVhSjy0<> ナレーター:翌日の放課後。軽音楽部部室内で二人の男子部員が対峙していた。
ひとりは江里津久句等ぷ頓。そしてもうひとりは羽後井拓郎。
彼らを見守っているのは、女子マネージャーのあやせはるさめである。
江里津久句等ぷ頓:ほう。もしお前が俺とのギター勝負に勝利したら,
俺からあやせはるさめを奪い取るわけだな。
羽後井拓郎:そうだ。
江里津久:いいだろう。
あやせはるさめ:何勝手に話進めてるのよ!
羽後井:いざ尋常に勝負っ。
江里津久:ちええい!
あやせ:…。
羽後井:ブルブルバレバレバレ。
江里津久:デレデレデレデーン。
あやせ:もう帰る。
羽後井:ブルブルブルブル。ベロベロベロベロ。
江里津久:デレデーデデーデデンデレデーデデーデデン。
羽後井:バリバリバリバリベチョベチョブシャァー。
江里津久:貴様は何をやっているんだ。
羽後井:マンドリンさ。
江里津久:!!!!しまった,今頃になって禁断症状がぁ…ぐはっ
<>
>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 18:42:41.70 ID:5KuVhSjy0<> 羽後井:勝ってしまった。あやせさん!いない!
江里津久:あやせ…君は僕を憶えていてくれるかな…たとえ天国で出会ったとしても…。
羽後井:!!!江里津久!しっかりしろ。えりつく!えりつくーーーーー!死んでしまった。
王大人:私に任せなさい。
羽後井:よろしくお願いします。
平沢唯:よくやった。お前は逞しくなったぞ。
羽後井拓郎:これも先生のおかげです。
出歯亀オキュパイ:陰で見てたぜ。最高だった。
羽後井:ありがとう。
ナレーター:こうして二人の間に奇妙ではあるが友情が生まれた。
そして,それが後に世間の秩序を揺るがすことになるとは,誰も知る由も無かった。
作者も知らなかった。これ以上続けるつもりはないらしいからである。
『見栄晴が見栄を張りすぎた結果世界壊滅規模の大暴走になってしまったでござるの巻』完
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>>1 <>saga sage<>2011/11/12(土) 19:00:27.04 ID:5KuVhSjy0<> まだ習作の域を抜け出せていませんが,調子に乗り過ぎました。すいません。
最後まで読んで下さった方々にお礼を申し上げます。
もうそろそろHTML化を依頼しようかと考えています。
とりあえず200を目処に,あともうageるのは止めたほうがいいですね。
反省。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県)<>sage<>2011/11/12(土) 21:36:28.29 ID:HZ6YBmsj0<> 読んでて楽しい <>
!ninja<>sage<>2011/11/12(土) 22:37:29.53 ID:o3fPrf0vo<> もっと読みたい。 <>