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垣根「―――『自由』を……『永遠』に」
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:02:03.35 ID:WEcKcxYX0

「―――ねぇ」

闇の中で誰かが聞いた。
それは少女の声だった。

「本当に……やるつもりなのかしら?」

少女は問うた。
それへの返事は直ぐに返ってくる。

「やるさ。やるに決まっている」
「やらないで済ませるかよ。その為だけに……俺は今日まで生きて来たんだ」

返事は少年の声だった。
それを聞いて、少女は、呆れの溜息をつきながら言った。

「そう言うのは解ってたわ」
「でも……いくらなんでも、今度ばかりは――」

「この俺に――」

少女の言葉を遮って少年は言った。

「『常識』は通用しない」
「誰もがそれが『常識』だと……『そういうもの』なんだと諦めているものだろうと」
「俺には関係ない」
「そんな『常識』はぶっ潰す。そんな常識は超えてやる」

少年は断固として言った。
断固として、信念を感じさせる声で言った。

「――何を言っても無駄な様ね」

少女が改めて呆れた口調で言った。

「仕方が無いわね……付き合ってあげるわ」
「地獄への旅路にも、ツレは欲しいでしょ」

「――そうだな」
「それじゃぁ……」

「行こうか」
「行きましょうか」

2人はそう言って、潜り始めた。
さらなる『闇の底』へ。
この絢爛たる『学園都市』の底に蟠った闇へと。

何のために?

「『ここを渡れば人間世界の悲惨、渡らなければわが破滅』」

少年は闇の中で、古代に生きたさる英雄の言葉を借りて嘯く。

「『進もう、神々の待つところへ! 我々を侮辱した敵の待つところへ!』」

少年には成し遂げねばならない『夢』がある。
何者をも、何物をも、犠牲にする事を厭わぬ程の『夢』がある。
自身の命すら掛けて、成し遂げたい『夢』がある。

「『 賽は投げられた!』」

だから少年は動きだす。
『世界を変える為』に。全てをブチ壊す為に。

「『自由』を――/Freedom……」

だから狼煙を上げよう。

「――『永遠』に/……Forever」

『叛逆』の狼煙を上げよう。

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:02:52.32 ID:WEcKcxYX0





よ く 考 え ろ





間 違 っ て い る の は ど っ ち だ ?





人 民 が 政 府 を 恐 れ る の で は な い





政 府 が 人 民 を 恐 れ る の だ




3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:03:20.50 ID:WEcKcxYX0





原作:『とある魔術の禁書目録』シリーズ
原案:『Vフォー・ヴェンデッタ』




4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:04:35.23 ID:WEcKcxYX0


                      伝斗ゃ'で~ ̄ ̄ ̄¨功ァュ。.
                     _. <                   `丶、
              ,.rf厂                         劣ix.
.           ̄ ̄¨功ァュ。.                         伝\ゃ'で~ ̄ ̄
.               S    `丶、                  _. <   ヽ
             R       劣ix.              ,.rf厂        S
.         /           .\               /         R
         ∧           .   ヽ           S            O
.           ,′               S      R             P
.         φ            .     R     /               Q
        i                  O  ∧                キ
         |             .       P  ,′                 |
         l             .      Qφ                    l
.        キ                    キ i                   i  
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        P                .  .  l l                  ,'
.           O             .       i i                 ∨
            R                   | |                R
           S                    l l                 S
             ヽ .               ||              ≠
               \             |                /
                   ヽ、            |          ,.ィ{
                   `ミ<.         |        . rf〔
                       `≧=‐-=ニ二串ニ=孑≦

               垣根帝督の『革命』〜〜あるいは『フ』は『復讐』の『フ』〜〜
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:05:51.79 ID:WEcKcxYX0


「あ、そう言えばさ初春」

対座でパフェを美味しそうに口へと運んでいた親友『佐天涙子』は、
ふと思い出した様に『初春飾利』へと「その話」を始めた。

「知ってる?例の噂話」
「噂話?何の事ですか佐天さん?」

初春の問いに佐天の答えて曰く。

「『笑う仮面』の話」
「んーと……あ、思い出しました、あの話ですね?」

風紀委員に所属し、加えて情報技術に関しては学園都市でも一、二を争う腕利きの初春は、
学園都市に流布する様々な噂話を人よりも良く知っている。
対座の佐天も中々に耳ざとい少女だが、その点に関しては初春には敵わない。
よって、佐天の切り出した話にも聞き覚えがあった。

ここ一カ月程の間に、学園都市の中で流れ始めた都市伝説の一つ、『笑う仮面』。
口髭を生やした、微笑んだような表情の奇妙な白い仮面で顔を隠し、人知れず悪漢と戦う正体不明のヒーロー。
ただし単なる普通のヒーローでは無く、敵とした相手には殺しすら厭わないダークヒーロー。
能力者であるらしのだが、その能力は正しく摩訶不思議。
相対する者には、それが何の能力なのかが、まるで解らない。

そんな怪人に纏わる噂話である。

「あれってどうなの?最近ちょくちょくいろんな所で耳にするけど、元ネタの事件とかあったりすわけ?」
「んーとですねぇ……」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:07:05.38 ID:WEcKcxYX0

都市伝説と言うのは、単なる根も葉もない噂話でしか無い事も多いが、
一方で、現実の事件をもとに、そこに人々の想像力が加わって、いつしか伝説と化している場合もあるのである。

『笑う仮面』は義賊の都市伝説である。
何らかのモデルがいる可能性は充分にあるだろう。

「確かに最近、加害者不明の傷害事件が多発してたりはするんですけど」
「『笑う仮面』みたいな人が実際に出たって話は聞きませんねぇ」
「まぁ、例の九月の事件以来、何かと学園都市は物騒ですから」
「みんな心の何処かで、この状況を吹き飛ばしてくれるヒーローを望んでるんじゃないでしょうか?」

「ふーん……そうなんだ」
「ちょっとがっかりかなぁ」

しかし残念ながら『笑う仮面』に関しては単なる噂話の産物でしかないようであった。
つい先日の『0930』事件といい、今年に入ってから学園都市は何かとオカシい。
様々なトラブルが続き、外交問題が噴出して、街自体が非常にピリピリしているのである。
元々治安が特別良い訳では無く、むしろ場所によっては『外』よりも遥かに危険であったりしたのだが、
それにしても、やはり今年の犯罪件数やその極悪さの度合いの高さは異常だ。

「(嫌だなぁ……)」

と、風紀委員故にそういう学園都市の現状が人よりも良く視えてしまう初春は、心の中で嘆きを一つ。
『笑う仮面』で無くとも、この状況を打破してくれる好漢の欲しい所と、佐天と同じく初春も思う。
しかしそう思う一方で、こうも思う。

――所詮、そんなヒーローは、テレビや映画、それと噂話の中にしか存在しない

と。
知り合いにして友人、あこがれの人でもある『御坂美琴』は確かにヒーロー的側面も持つが、
彼女も本質的には女子中学生の域を出ておらず、テレビの中のヒーローとは随分と違う。

――『笑う仮面』も所詮は幻。噂の中の影。

そう、初春も、佐天も思っていた。
しかし、幻は現実となる。それは、彼女達が思い描いていた形とは、かなり違っていたけれど。

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:08:17.08 ID:WEcKcxYX0





――『御機嫌よう、学園都市の諸君』




8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:08:48.68 ID:WEcKcxYX0


それは余りに突然に起こった。
初春達が午後のティータイムを満喫していたカフェーの向かい側。
ビルに取り付けられた広告用の巨大なスクリーンに、一瞬ノイズが走ったかと思うと、
突如、赤いカーテンを背にし、机に手をついた、まるで政見放送か何かの様な様相をした一人の人物が、画面に映し出されたのである。

『人物』と書いたのは、それが男か女か、若者か老人かもかも、解らなかったからだ。
その人物は仮面で顔を隠していたのだ。
白い顔面には、口髭と微笑み。
イギリス人ならば誰でも知ってる、一人の英雄的テロリスト、『ガイ=フォークス』を象った仮面。

――すなわち、『笑う仮面』。

画面が切り替わったのは、初春達の見ているモニターだけでは無く、
学園都市に存在する在りとあらゆる大型モニターや、テレビ画面が『笑う仮面』によって占拠されていた。

突然の電波ジャックに、唖然とした初春や佐天、そして学園都市の大勢の人間達に向けて、男は挨拶を一つ。


――『御機嫌よう、学園都市の諸君』

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:09:21.46 ID:WEcKcxYX0






そう、それが全ての始まり。
これから始まる『終わり』の『始まり』。





10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/12(土) 20:12:53.71 ID:WEcKcxYX0
とりあえず第1話でした。

本SSは垣根君が原作とは違った形でアレイスターへと反抗するお話です。
原案は知る人ぞ知る名作アメコミ『Vフォー・ヴェンデッタ』です。
本作は映画版も中々に出来がよろしく、和訳版コミックスも出ているので、
機会があれば触れて頂きたい。

一部キャラの設定を変更していたり、微妙なオリ設定、独自解釈もありますが、
基本的には禁書原作の設定を変更せずに、話だけ変えていきたいと思います。

それではまた次回。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]:2011/11/12(土) 20:16:06.29 ID:GCwuiZ66o
これはワッフルしますね
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]:2011/11/12(土) 20:16:19.61 ID:ZWUSXPKAo

V懐かしいな
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]:2011/11/12(土) 20:35:06.41 ID:7OujpqqDO
なにこれ面白そう
Vフォー・ヴェンデッタとやらは知らないけど期待するしかない
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage]:2011/11/12(土) 21:09:37.01 ID:O0/7DVix0
乙 
名作が生まれる予感
是非とも完結してほしい
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越)[sage]:2011/11/12(土) 21:19:01.15 ID:jjkAnT6AO
その作品を
読んでいればより面白い
のか
読んでないと理解難しいところあるかも
なのかで言えばどちら寄りでしょうか
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)[sage]:2011/11/12(土) 21:46:01.69 ID:WZk78QA0o
Vとは俺得の極みにて
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]:2011/11/13(日) 00:13:43.02 ID:vcy4L7/9o
>>4がパンツとふとももにしか見えない俺はきっと汚れている
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(新潟・東北)[sage]:2011/11/15(火) 16:09:05.89 ID:Xx3acJvAO
どうやら俺も汚れてる
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/17(木) 23:59:23.36 ID:1xqDy4ml0
>>15
遅れたが返信です
『読んでいればより面白い』、の方ですね
読んでいない方にも楽しめるように努力いたします

そして再開します
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:00:37.19 ID:hzbYJ+TC0



――『御機嫌よう、学園都市の諸君』

『笑う仮面』の『所信表明演説』はそんな挨拶より始まった。


21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:04:49.86 ID:hzbYJ+TC0

――『御機嫌よう、学園都市の諸君』

『笑う仮面』の『所信表明演説』はそんな挨拶より始まった。


『御機嫌よう諸君』

学園都市中の人間の視線をモニターと電波越しに浴びながら、
『笑う仮面』は赤い演壇に肘をつきながら、そう挨拶を一つした。
背後には赤いカーテンと、何かの『シンボル』の様な物を描いた黒い幕があった。
『V』の字に、円を重ねた図柄のそのシンボルは、黒い背景に白い線で描かれていた。

――それは兎も角、『笑う仮面』の演説は続く。

『さて、いきなりで悪いが、諸君には言っておかねばならない事がある』
『非常に重要な事柄だ。だから心して聞いてほしい』
『君達の、今後の進退に関わる事だからね』

ここで、『笑う仮面』は一旦言葉を区切り、組んでいた掌を組み直して、話を再開する。

『所で、いきなり出て来たこの俺の事を、誰だと皆が聞きたいところだろう』
『だが、その問いは実に無意味だ』
『見ての通り俺は仮面の男だ。仮面の男に「誰だ?」と聞いても聞くだけ無駄だ』
『しかしだ、呼び名が無いのも不都合だから、俺のニックネームを君達に教えて上げよう』

『笑う仮面』の下で男はさらに微笑みながら、我が名を名乗った。

『俺は二十世紀の王』
『俺はブギーマン』
『俺は嫌われ者の黒い羊』

『俺に名は無い。だから「V」と呼んでくれ』

『笑う仮面』は『V』と名乗った。
よってこれから彼を『V』と呼ぶ事にしよう。

――演説は続く

『さてだ。その「V」から君達に何が言いたいかと言えばだ』
『諸君らの現状に対して、色々と言いたい事があってだね』
『それでわざわざこんな事をしでかしたりした訳だけれども……』

『兎に角だ』

ここで「V」は一旦演説を区切り、語気を強めて次の台詞を言った。

『諸君らの現状は目に余るモノがある』
『そして何よりも最悪なのは、その事に対し君達が自覚が無い事だ』
『自分達が、今、いったいぜんたいどんな現状なのか、と言う事にだ』
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:06:44.56 ID:hzbYJ+TC0






『はっきりと言おう』




『 君 達 は 「 豚 」 だ 』



『「家畜」だと言い代えても良い』



23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:09:33.10 ID:hzbYJ+TC0

余りの物言いに、学園都市中の、この放送を見ている人々からざわめきが起こる。
それを知ってか知らずか、「V」の演説は続く。

『考えた事は無いのか?』
『この「学園都市」が何の為に存在するのか?』
『君達は、何の為にこの学園都市に集められたのか?』
『何のための「能力開発」だ?』
『何のための「超能力」だ?』

『考えた事が本当にあるのか?』
『真摯に、真面目に、真剣に、本気になって考えた事があるのか?』

『もし……真面目に考えていたとするならば……』

『何故……ここに居る?』
『何故……そうも、安穏として、この街の生活を享受している?』

『オカシイとは考えないのか?』

『この街を囲う壁は何だ?何故、技術を外に開示しない?』
『何故、君達はこの街に閉じ込められている?』
『何故、無能力者に対してこの街はああも無関心だ?』
『毎年、数えられない程の「置き去り」が何処かへ消えている。何処へ?何故?』

『本当に……オカシイとは考えないのか?』
『何故そうも、安穏としていられる?』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:15:53.61 ID:hzbYJ+TC0

『理由は明らかだ。君達が「豚/家畜」だからだ』
『意味も考えず、ただ与えられた飼料を貪り喰らい、ただ太るに任せる豚だからだ』

『自分達の生きる場所が暗くて狭い畜舎だと言う事に気が付かず』
『外に広がる青い空の下も知らず』
『ただ餌を喰らって太るだけの「豚」だ』

『君達は気が付きすらしていない』
『自分達が「豚」だと言う事を』
『自分達が家畜だと言う事を』
『ただ餌を喰らい、醜く太った豚だと言う事を』

『そして……』

『その先に必ず待つ、「収穫者」の存在を』
『君達をシメて、その肉を切り取って収穫する、畜舎の主の存在にも、だ』

『家畜は、最後、必ず殺される』
『そこには一切の例外は無く』
『君達も例外ではない』

『この街は、ある一人の男が作った巨大な畜舎だ』
『そして君達は、そこで飼育される家畜の豚だ』

『その事に、君達は気付いていないし、気付こうともしていない』
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:21:50.99 ID:hzbYJ+TC0

『だがそれは許されない事だ』
『安穏と、惰眠を貪っていられるモラトリアムは』
『今日で終わりだ』

『そんな事は許されない』
『この街の歪みは、最早許されない領域に来てしまったのだ』

『それを許しているのは、この街の住人……すなわち、君達だけだ』

『世界は許さない』
『十字教がその良い例だ』

『そして、何より』

『俺が許さない』

『これ以上、見ている事は出来ない。見過ごす事は出来ない』
『この街に巣食うウジ虫どもも、それを許容する君達も』

『だからまず最初に』

『君達に贈るのは――』
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:24:19.47 ID:hzbYJ+TC0

『君達に贈るのは――』

そう言って「V」は、何かスイッチの様なモノを取り出すと、

『「目覚めの花火」だ』

それを押した。

瞬間――
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:26:31.54 ID:hzbYJ+TC0

――ズドォォォォォォォォォンッ!!

どこかで爆音が鳴り響き、
初春も佐天も、街中の全ての人間が、その音の方を向いた。

何処かで火柱が、煙が上がっているのが見えた。
そして、もう一つ、別のモノも見えた。

空に上がった昼間の花火。
それは赤い色のスモークで「V」の字を天に描いていた……
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]:2011/11/18(金) 00:28:07.87 ID:hzbYJ+TC0
短いですが、今日はここまで。
続きは今度は出来るだけ早くに
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸)2011/11/18(金) 00:30:24.43 ID:WlA49GEAO
乙乙
次も楽しみに待ってる
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸)[sage]:2011/11/18(金) 00:31:16.55 ID:WlA49GEAO
ごめんあげちゃったよ…
そして連投ごめんなさい
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]:2011/11/18(金) 11:14:30.01 ID:j/kf1kNIO
おおおっ超期待
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]:2011/11/20(日) 00:06:19.74 ID:gfioYifJo
これは・・・!
33 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]:2011/12/19(月) 15:24:12.25 ID:vp8PA74IO
もう一ヶ月か…



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