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★
『いらっしゃい。ここは幻想郷』
1 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 21:03:55.65 ID:LC6eI/fAO
Warning
このお話は二次創作です。
嫌いな方、東方全般が嫌いな方はブラウザバックをお願い致します。
2 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 21:15:04.29 ID:LC6eI/fAO
―――――
「ねえ、食べて良い?」
「ダメだよ、コイツ気絶してるんだから」
「じゃあ起きたら良いのかな?」
「起きてもダメだってば」
「ケチだなー」
―――――
――――
―――
――
―
「う、ん……?」
「…何、だ…ここ」
「たしか、俺……」
「……あぁ…良い、どうせここは地獄だろうな」
「自殺した奴は決まって地獄に落ちるって聞いた事あるし」
「…にしても、地獄ってこんな風景なのか…」
「…鬼さんでも、探してみるか」
ここは幻想郷。
外界から隔絶された世界。
「…鬼さんこちらっと、手のなる方へー」
一つの物語が作られる。
3 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 21:24:07.11 ID:LC6eI/fAO
「あれ……道に迷った」
「地獄に来ても道に迷うとは…俺もつくづく運がないな」
「うーん……」
『ねえ』
「お…?」
『アンタそんな変わった格好して、何してんの?』
「……あー…いや、どちら様ですか?」
『は?…アッハハハ、すまないねぇ…もしかして知らねぇのか?』
「……え、いや…立派な角は生えてますね」
『…知らないみたいだな…まあ良いさ。』
『アタシは鬼だよ』
「…やっぱりここは地獄か」
『地獄?何言ってんだよ…ここは、幻想郷だ』
「げん、そうきょー」
4 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 21:32:24.61 ID:LC6eI/fAO
『そう、幻想郷』
「……お姉さんの胸はもっと幻想郷ですね」
『アッハハハ…………シバくよ』
「すんません」
『まあ、細かい事は良くわからないが……アタシは、星熊勇儀。さっき言った通りの鬼さ』ニッ
「は、はあ……でも地獄じゃないんすよね」
勇儀『おう、むしろ天国じゃないか?酒は飲み放題だしなっ』
「…やっぱり鬼なんすね」
勇儀『と、アタシはちょっと忙しいんでね…行かせてもらうよ。ここに居ればまた逢えるだろうさ』
「は、はあ……」
勇儀『じゃあなぁ』
そう言って瓢箪の蓋を開け、豪快に中身の物を飲みながら歩く鬼。
幻想郷で出会った最初の、妖怪。
5 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 21:41:57.85 ID:LC6eI/fAO
鬼と出会ってすぐ、また一人の人物に出会った。
思い返すと、凄く厄介な人物。
「…………」
『…………』
「あの」
『知らん』
「まだ何も言ってな」
『知らん』
「…さっきの鬼の胸より、小さい……いや、ない乳」
『てめえ焼き殺されたいか?』
「やっと喋ったな」
『焼かれて死ぬか、殺した後に焼かれるか、選べ』
「まあ、まあ、落ち着いて落ち着いて……ない方も素敵だよ、うん」
『黙れ、さっさと選ばねぇと…』
―――――
―――
―
「…すんません」
『けっ……相手にもならねえな』
『というか、普通の人間が何の様だよ』
「道に迷ったから道に教えて欲しい。あとスリーサイズ」
『……すりーさいず?…良くわからねえけど…道なこの竹林を真っ直ぐ抜けてから右手に行けば教えてくれる奴らが居るだろうよ』
「おお、ありがとうない乳さん」ダッ
『あっ、てめえ待ちやがれ!』
『私は藤原妹紅だぁぁ!』
6 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 21:56:53.97 ID:LC6eI/fAO
―――
―
『で、ここに来たのね?』
藤原妹紅と名乗る少女を振り切り、走り最中目の前に現れたのは古風な屋敷。
「はい、ちょっとといかだいぶ道に迷ったみたいで……地獄と幻想郷を間違えるくらいに」
『……良くわからないからお薬出しておこうかしら』
「そんなドクター、やめて下さい。ちゃんと見て下さい。身体の隅々までっ」
『……軽い脳震盪っと』
―――
―
そこで出会ったのは医者みたいなお姉さんと。
『はい薬です。…脳震盪に出す薬じゃありませんが』
「…その耳はコスプレ?」
『こす……?…やっぱり頭をやられたのね…可哀想です』
「おいこら、違うぞ」
『冗談はさておいて、師匠からの伝言だけど…』
『知りたかったら博麗神社を訪ねなさい。だそうよ』
「博麗神社…?」
『うん、ここからそう遠くない場所にあるはずだから、はいこれ地図』
「おーっ、ありがとう、制服うさみみ娘」
『私は鈴仙・優曇華院・イナバですっ』
「長いから………うんげで」
鈴仙『ちょっとぉ!?』
コスプレをした乗りの良い娘。
7 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 22:07:03.83 ID:LC6eI/fAO
「ふむむ、地図によると……ここか」
鈴仙から渡された地図を頼りに、博麗神社なる場所を探し、見つけた。
「階段なげえ」
―――
――
―
「ふう、疲れた」
『あら、珍しいわね。アイツ以外の人間が来るなんて』
博麗神社の巫女さん。
想像以上に、あっけらかんとした少女だった。
「……巫女さん?」
『ええそうよ。…というか私の事知らないのね…はぁ、来客も来ないわけね』
「充分可愛いから来ないわけない」キリッ
『あら、ありがと…で、私に何か用かしら?用があるから来たのよね』
『この博麗神社に』
8 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 22:15:19.46 ID:LC6eI/fAO
『ふうん、成る程ね』
とりあえずありのままの事を巫女さんに話した。
仕事で行き詰まりを感じてしまった事。
大きなミスを犯してしまった事。
俺が自殺しようとした事。
『……何もわからずここに来たってわけね』
「そうそう。ここに来るまでに、胸の大きな鬼さん、ぺったんこの白髪さん、胸の大きな医者さん、制服うさみみ娘と出会ったよ」
『…その名前の付け方は止した方が良いわよ。まあ、事情はわかったし犯人もわかったわ』
「はやっ、さすが巫女さんあとでお賽銭入れとくよ」
『ありがとうございます。精一杯尽力を尽くさせてもらいますね。』ニコッ
「キャラがちげえ」
『こほん―…まあ、犯人は意外に近くに居るのよね……紫、居るなら出て来なさい』
巫女さんがそう言うと、部屋の中に線が走って開き、気味の悪い瞳に埋め尽くされた。
9 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 22:27:20.82 ID:LC6eI/fAO
「うげっ」
『あら、霊夢、気付くのが早いのね』
霊夢『当たり前よ。アンタしかいないでしょうが』
紫『ふふ、そうかもね…初めまして、逢うのは初めてかしら』
「……こんな綺麗な人、逢うならもっと早く逢いたかったです」
紫『あら、お上手』
霊夢『私と反応が違うのが許せないわね』
紫『妬きもち?』
霊夢『違うわよ』
「…あの、話を聞く限りじゃ、あなたが俺を…?」
紫『ええ、そう。たまたま何だけれどね…運が良かったわね』
「……微妙な心境です」
本当に微妙だった。
死ぬ為に自殺しようとしたのに、綺麗な女の人に救われて……もっと早く出逢いたかった。
じゃなくて、助けるより、いっそのことそのまま死なせて欲しかった気分だ。
10 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 22:39:11.52 ID:LC6eI/fAO
紫『…そんな顔して、いっそのこと死なせて欲しかったかしら?』
「…………」
紫『…そう思うなら、この幻想郷でしばらく暮らしてみらたどう?』
霊夢『…紫?』
紫『…ここはあなたの心と身体を癒やしてくれるはずよ。異変が起こらなかっただけれど』
紫『私が救った命、無駄に散らせたくないもの』
霊夢『…妖怪が変な事言うのね』
紫『あら、そういうあなたもあまり良い顔してないわよ』
霊夢『ふんっ』
「…良いんですか?」
紫『良いも何も、私に許可も拒否も出来ない。決めるのはあなた』
紫『さぁ、決めなさい?あなたのその命』
紫『散らす?留まらせる?』
『………巫女さんが脱いでくれるなら留めます』
紫『みたいよ?』
霊夢『却下よ』
「死にます」
霊夢『ちょっ、私がとばっちり受けてるのは何なのよ!』
11 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 22:43:53.69 ID:LC6eI/fAO
時間があまりないのでまた明日辺りに書きます。
ではおやすみなさい。
12 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 01:05:12.31 ID:tyuk5PMIO
SS速報で東方の二次創作とは…頑張ってくりゃれ
13 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/13(火) 12:45:44.78 ID:H63Ly2hAO
似てない点や一人称が違ったりするかもしれませんが、暖かく見守ってください。
今から始めます。
14 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/13(火) 13:01:12.46 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
霊夢『男くん、部屋の掃除お願い出来る?』
「おう、任せとけ」
霊夢『じゃあお願いするわね』
「へーい」
霊夢『ちょっと、気の抜けた返事しないでよ』
「お断りします」
霊夢『…良いからさっさとやりなさい』
「いてっ、ちょっ、箒で叩かないでっ」
―――
――
―
紫『………』
『紫様?』
紫『ああ、藍。どうかしたの?』
藍『いえ、珍しく朝から起きてるから病気かと…』
紫『…藍?』
藍『……冗談ですよ?』
紫『うふふ』
藍『え、いやちょっと…そんな怖い笑顔されても困ります』
紫『人がせっかく早起きしてるのに、そんな言い方されたら、いじけちゃうわよ』
藍『あなたにいじけられても対応に困るんですが…』
紫『あら、良いじゃないたまには』
藍『良くないです……それより、何をなさってるんですか?』
紫『ちょっと、ね』
紫『私が救った命の観察よ』
藍『???』
15 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 13:11:03.64 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
「ふう、疲れた」
霊夢『広くないんだから疲れないでしょう』
「あれ、それは自虐ネタ?ぷぷっ」
霊夢『………』
「いや、さすがに先端は痛いから…いややめて」
ア----ッ
『…な、何だ?』
『霊夢の声じゃなかったし、来客か…』
『…おーい霊夢ー』
霊夢『…あら、魔翌理沙じゃない』
魔翌理沙『おう……というか、コイツは?』
霊夢『知らない』
魔翌理沙『…んなバカな』
霊夢『お尻を痛めて死んだ死人ね』
「そんな死に方は嫌だっ」
霊夢『死んでなかったのね』
「人を勝手に[
ピーーー
]なっ」
魔翌理沙『…男の知り合いとは、霊夢も隅に置けないな』
霊夢『知り合いたくて知り合ったんじゃないわよ』
「そんなっ、昨日の熱い夜は嘘だったのねっ」
霊夢『ちなみに昨日はおでんだっただけ』
魔翌理沙『……良いキャラしてるんだぜ』
16 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 13:12:09.25 ID:H63Ly2hAO
saga入れてなかったから魔理沙が変なに……
17 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 13:19:09.31 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
魔理沙『へえ、そいつあはすげえや』
「まあ、運良く救われたわけよ」
魔理沙『なあなあ、外の事教えてくれよっ』
「おう、良いぞ…お兄さんに任せなさい」
魔理沙『やったぜっ、じゃあ――』
霊夢『………』
紫『…妬きもち?』
霊夢『違うわよ』
紫『ふふ、早くも溶け込んじゃったわね』
霊夢『…まあ、魔理沙と仲良く出来るなら悪い奴じゃないわね』
紫『…あなたも意外と気に入ってるんじゃないの?』
霊夢『バカね、そんなわけないわよ』
紫『ふうん?…にしては気にかけてるみたいだけど』
霊夢『…ふん』
紫『ふふ、大丈夫よ。取って食いはしないから』
霊夢『アンタが言うと冗談には聞こえないわね』
紫『冗談にして欲しくないのかしら』
霊夢『バカっ』
18 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 13:31:34.58 ID:H63Ly2hAO
魔理沙『へえ……なあなあ、明日もまた教えてくれよ』
「勿論だとも、いつでも来なさい」
魔理沙『よっし、じゃあ私は用事があるからお暇するよ。ちょっと本をぬす…じゃない、借りに行くからさ』
「本?…ここには図書館もあるのか」
魔理沙『図書館つーか…個人的な所有物なんだけどな』
「ふむ…なあ、俺も行って良いか?」
魔理沙『えっ…ちょっと、マズいんじゃないかな…』
「ん……?何かあるのか?」
魔理沙『いやあほら、そこには怖い怖い吸血鬼と胡散臭いメイドがぎゃああああッ!!』
「うおッ!?どした!?」
『胡散臭いとは、酷い事言うのね、魔理沙』
魔理沙『うぐぐ……咲夜め…お尻にナイフとはえげつないな…というかいつから居たんだよ』
咲夜『あら、さっきから居たわよ。霊夢に用事があってね』
魔理沙『けっ…終わったらさっさと帰りやがれっ』
咲夜『どうせまた後で来るんでしょ……図書館に行かれるんでしたら、私がご案内致しますよ?』
「おお、君がかい?」
咲夜『はい、図書館は私の主のご友人の物ですので、伝えれば通してくれると思いますし』
咲夜『まあ、そこの泥棒魔法使いは行かせませんが』
魔理沙『泥棒じゃないっ、借りてるだけだよ!』
19 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 13:39:38.12 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
「成る程…魔理沙は魔法が使えるのか…凄いな」
魔理沙『へへっ、それほどでも』
咲夜『大したことないけれど』
魔理沙『うるせえ』
咲夜『男さんも色々あったみたいですね、心中お察しします』
「いやまあ、色々ね…それがあった分こんな所に来れて嬉しいけどね」
咲夜『良ければいつでもご相談下さい。私も人間の端くれですし、出来る事もありますから』
魔理沙『おい咲夜。お前私の時と対応が正反対じゃないか』
咲夜『あら、悪い?これでも丁寧な方よ?』
魔理沙『冗談キツいぜ…』
「まあまあ仲良くフレンドリーにやろうじゃないか」
咲夜『そうよ魔理沙』
魔理沙『お前が言うなっ』
20 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 13:50:38.50 ID:H63Ly2hAO
「………でけえ」
咲夜『ふふ、少々お待ちを………美鈴』
しーーーん
咲夜『………少々お待ちを』
「えっ、うわっ居ない!?」
魔理沙『ちょっと静かにしてみるんだぜ』
「??」
―ちょっと、美鈴
―起きなさい
―………
―………ったあああい!!??
―起きたわね、来客よ
―…あうう、お尻が、お尻がぁ…
―うるさい、早く来て門を開けなさい
―うう…はあい…
咲夜『お待たせしました』
『………うう』
「…咲夜さん、そちらさんは?」
咲夜『ああ、この館の門番。紅美鈴です』
「めーりん?」
美鈴『め・い・り・んですっ』
21 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
2011/12/13(火) 13:53:33.83 ID:H63Ly2hAO
ちょっと眠くなったのでお昼寝します。
22 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 14:22:18.76 ID:uMPKA1Tco
乙
23 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 15:13:00.01 ID:dhAxAi8DO
リアルシエスタww
24 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 16:54:57.77 ID:H63Ly2hAO
寝過ぎた。もう夕御飯の時間
皆さんの夕飯は何かな?
開始します
25 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 16:59:39.98 ID:H63Ly2hAO
「…ニュアンスが違ったみたい」
咲夜『気にしないで下さい。この子居眠りの常習犯なのでこのくらいの仕打ちは大歓迎なはず』
咲夜『よね?』
美鈴『そんなわけあああ痛いっ足踏まないで下さいっ』
「(扱いが俺に似てるな)」
魔理沙『というか早く門開けてくれよ、めーりん、違った美鈴』
美鈴『わざとらしいにも程がありますよ…』
美鈴『ちょっと待って下さいね……よい、しょっ…』
ガコ-ン
美鈴『はい、では通って下さい』
魔理沙『…今、手押ししたよな』
美鈴『脳内補完でお願いします』
26 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 17:08:36.82 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
魔理沙『あーあー、入っちまったなぁ…』
「どうしたんだ?」
魔理沙『いやあ、今回は咲夜が居るから良いんだけどさ…』
咲夜『…ああ、成る程。妹様ですか』
「妹様?」
咲夜『はい。妹様は加減知らずなので遊びになると疲れ果てるまで止めないのです』
「へえ…元気で良い子じゃないか、是非とも会ってみたいな」※フラグ立て
魔理沙『ちょっ、変な旗立てるなって』
魔理沙『アイツは私でも骨が折れるんだ、さっさと用事済ませて帰りたいんだぜ』
咲夜『…手遅れみたいですね』
魔理沙『……!?』
まー
りー
さぁーっ
魔理沙『うわあああ来たあああ咲夜任せたぞっ』ダッ
「うおっ早いっ」
咲夜『…まあ、仕方ないんですけどね…』
27 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 17:19:10.10 ID:H63Ly2hAO
タッタッタ
「お……可愛いじゃん」
咲夜『外見はとても可愛らしい方ですよ』
「外見…?」
タッタッタ
『さぁーくーやぁー、魔理沙知らなーい?』
咲夜『魔理沙なら大図書館に行かれましたよ、フランお嬢様』
フラン『む…せっかく遊んでもらおうとしたのに…』
「お兄さんが遊んであげよう」キリッ
咲夜『ちょっ、だ、駄目ですよ男さんっ』
「こんな可愛い子と遊べない方が残念だよっ」ハァハァ
フラン『…うーん?…お兄さん、強いの?』
「……はい?」
―――
――
―
「はぁ…っはぁ…っ」
「し、しくじった…っ…まさかあんな幼女が…っ」
フラン『みぃ〜つけた…っ』
「うひぃっ!?」
フラン『お兄さん、かくれんぼ上手いねっ…私も苦労しちゃうよ…でも、逃げてるだけじゃあ』
フラン『私に勝てないよ?』レ-ヴァテイ-ン
「ぎゃああああッ!!」
―――
――
―
28 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 17:27:03.30 ID:H63Ly2hAO
「………」ボロッ
咲夜『…良く生き延びましたね』
「…俺の悪運を舐めるなよ……」
フラン『ごめんねお兄さん…やり過ぎちゃったよ…』シュン
「いや、気にするなフランちゃん」キリッ
フラン『本当…?…またしてくれる…?』
「いや勘弁」キリッ
フラン『………』シュン
「くっ…俺はどうすれば…っ」
咲夜『…自殺でもすれば良いのでは?』
「それは今の選択肢にはないでござる」
咲夜『…はあ…そろそろ大図書館に行きましょうか。魔理沙も気になりますし』
「そうだな。フランちゃん、手繋ごうか」
フラン『うんっ』ギュッ
「うへへへへやべえよやべえよ」タラァ
咲夜『鼻血出てますよ……』
29 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 17:29:25.43 ID:dhAxAi8DO
よく生きてたな…。
え?メシ?カップ麺ですが何か?
30 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 17:38:28.45 ID:74D1hEcAO
乙
今日はビーフシチューでござるよ
31 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 17:38:34.91 ID:H63Ly2hAO
>>29
様
心中お察しします。←
―――
――
―
「おおお…すげえ本の数…」
咲夜『…ここの主様のご友人は動かない大図書館と言われる程の方ですから、このくらいはあって当然ですよ』
「引きこもり?」
咲夜『違います』
「美少女?」
咲夜『当たり前です』
「テンション上がってきたわ」
咲夜『…現金な人ですね』
フラン『パチュリーっ、魔理沙ーっ、遊びに来たよーっ』
しーーーん
「返事がないな」
咲夜『奥に行けば居ますよ』
「んじゃあお顔拝見に行きますかね」
―――
――
―
「………」
咲夜『………』
フラン『…また死んでる…パチュリー?』ツンツン
パチュリー『………』
「会ってすぐに死に顔を見るとは…南無阿弥陀、南無阿弥陀」
咲夜『死んでませんって…』
32 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 17:45:36.94 ID:BhMFbtYDO
むっきゅん…
仕事終わって酒呑んで寝る生活なのでここ最近まともな夕食食ってないでござる
33 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 17:51:22.29 ID:H63Ly2hAO
>>30
様
うらやましいですお。
パチュリー『…ごめん、咲夜…またやられたわ』
咲夜『いえ、次に会ったらしっかりお仕置きしておきますから』
パチュリー『…ありがとう……にしても知らない人が居るのだけれど…?』
咲夜『ああ…この人は―――』
パチュリー『…成る程ね。それは大変だったみたいね…』
「けどこうなったお陰で可愛い子に出会えたから嬉しいですはい」
パチュリー『……本当に自殺しようとしてたの?』
「まあ、色々吹っ切れたから…」
パチュリー『そう……まあ、歓迎するわ。用があればいつでも来て良いわよ』
「毎日会いにきますパチュリーさん」キリッ
パチュリー『毎日はちょっと勘弁して欲しいわ…』
咲夜『…パチュリー様、お嬢様はどこに居るか知りませんか?』
パチュリー『レミィ…?…多分まだ寝ているんじゃないかしら…』
咲夜『…そうですか…仕方ありませんね』
34 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 18:03:05.24 ID:H63Ly2hAO
>>32
様
お体に障らぬ様に気をつけて下さいね。
「レミィ…?」
咲夜『ああ…この屋敷の主様、レミリア・スカーレット様です』
咲夜『ちなみに隣に居るフラン様はレミリア様の妹様になります』
「へえ…という事は似てるのかな?」
フラン『私は似てると思うんだけど…お姉様は似てないって言うの』
「…成る程…せっかくだし、挨拶くらいには行かないといけないな」
咲夜『…ですが、今は昼過ぎ、元々吸血鬼は夜に行動するもので…今お会いになるとお嬢様の機嫌がとても悪いはずなので…』
「大丈夫大丈夫、可愛い子にやられるなら本望さ」ハッハッハ
咲夜『はぁ……仕方ありませんね。わかりました』
パチュリー『…私も行くわ、多少安全になると思うし…』
咲夜『大丈夫なのですか…?…先程魔理沙にやられたダメージが…』
パチュリー『あれはいつもの喘息が出たからよ…もう大丈夫だから』
35 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 18:14:14.79 ID:H63Ly2hAO
「……ここ?」
咲夜『はい、気をつけて下さいね…寝起きは本当に機嫌が悪いので…』ガチャ
フラン『…とつげきー、隣のかりすま☆おねえさま〜…』
「とつげき〜…」
パチュリー『…呑気なものね……』
咲夜『…お嬢様?…レミリアお嬢様?…起きて下さい、お客様です』
レミリア『う…ん……うるさい…後にして……』
咲夜『しかし、今お話したいとの事で……』
レミリア『…後で………』
「………ふむ」
パチュリー『…まだ夢の中ね……』
フラン『…いたずらする?』
「…賛成、悪戯なら任せろっ」
咲夜『ちょっ……マズいですよ…っ』
「………」ツカツカ
レミリア『……、………』
「………」フッ←耳に息吹きかけ
レミリア『ひいいいいッ!?な、何!?何よ!?』
「ちょろいな」
36 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 18:18:13.81 ID:H63Ly2hAO
ご飯でございます。
37 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 18:24:28.60 ID:sOh7e+PDO
行ってらっしゃいでございます
38 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 18:36:36.05 ID:H63Ly2hAO
レミリア『…へえ…貴様か…私の眠りを邪魔したのは……』
「悪い、話したかったんだ」
レミリア『…うるさい、黙れ……』
咲夜『あわわわ…ま、マズい…』
レミリア『…塵も残さないわ……消し飛べええ!!スペルカード不夜城レッ』
咲夜『ザ・ワールドおおお!!』
―――――
――――
―――
――
―
どーーーーんっ……
「うん?あれ?」
フラン『お姉様と咲夜が居なくなっちゃった……』
パチュリー『…発動する前に遠くに言ったのね…』
「???」
―――――
――――
―――
――
―
レミリア『またせたわね』
「うわっ、いきなり現れたっ」
レミリア『不甲斐ない姿を見せてしまったみたいね…許してちょうだい』
「は、はあ……」
咲夜『(助かった)』
39 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 18:36:38.13 ID:BhMFbtYDO
>>36
熱燗飲みつつ御帰還をお待ちしております
40 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 18:38:16.34 ID:H63Ly2hAO
今度はお風呂で御座る。
ちなみに皆さんはどのキャラクターが好きですか?
41 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 18:58:27.16 ID:BhMFbtYDO
>>40
私フラワーマスター様が好きです
Mではないですが幽香様好きです踏んで欲しいです
42 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 19:00:39.85 ID:SN18y1FDO
フランちゃんが好き
でもリリーホワイトも可愛いな
43 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 19:05:47.47 ID:Q3X3Gwsvo
幽々子様の優雅なお姿が好きです
44 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 19:08:50.28 ID:H63Ly2hAO
幽香様は出します。
リリーさんはもしかしたら一言だけかもです。
幽々子様は華麗に出します。
そして開始です。
45 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 19:14:11.24 ID:NpgMNVOB0
自スレでは思い切り書く事が出来ないのでこっちで吐きださせてもらいます。
星ちゃん、大好きだーーーーー!!
ふぅ。
46 :
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[sage]:2011/12/13(火) 19:17:31.17 ID:sOh7e+PDO
小傘が一番に御座います。
オッドアイは良い萌え要素
47 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 19:22:30.21 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
レミリア『ふうん、それで私の所に来たってわけね』
「そういう事」
レミリア『良い心掛けね…で、しばらくこの幻想郷に居るのね?』
フラン『私とかくれんぼもしてくれるって約束したんだよー?』
レミリア『そう…良かったわね、フラン』
フラン『うんっ』
「(そんな約束したないがなっ)」
咲夜『まあ、外界からの人間は全く居ませんし…暇つぶ……じゃなかった、みんな興味があるんですよ』
「今暇潰しって言おうとしただろう咲夜ちゃん」
咲夜『気のせいです』
レミリア『…まあ、今はあの霊夢の所に居候してるのよね』
「まあね、昨日は凄く熱い夜を過ごしたね…」
レミリア『…なん、ですって…?』ガタッ
咲夜『(いかん、またか)』
パチュリー『(…フラグだらけのこの男)』
フラン『お姉様が怒ったーっ』キャッキャッ
48 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 19:31:15.07 ID:H63Ly2hAO
>>45
様
あなたは書いて下さいw
レミリア『…そこ、ちょっと詳しく教えなさい』
「そうだな…長い物(箸)で中身を掻き回したり(鍋の中身)…熱々の長い物(ちくわ)を霊夢の口の中に入れたり(断られた)…したぞ?」
レミリア『………』プルプルプル
咲夜『(マズいマズいマズい。用意しなければ)』
パチュリー『(咲夜、頼んだわ)』
フラン『…長い物ってなあに〜…?』
レミリア『キシャアアアアア!!!』
咲夜『あああもうっ、とりあえずザ・ワールドおおお!!』
――――
―――
――
―
「……ぷぷぷっ」
パチュリー『…楽しんでるでしょう?』
「いやあ、純粋な子は良いねえ」
フラン『お姉様がまた消えちゃった…』アタフタ
49 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 19:44:24.48 ID:H63Ly2hAO
―とりあえず今日は帰って下さいっ
―全く、あまりお嬢様をからかわないで下さいね…?
―おにぃさ〜ん、またきてね〜っ
―…あまりレミィをからかわないでね……とりあえず、また…
「いやぁ…今日は楽しかった…」
「……こんなに笑ったのは久しぶりだな」
「…しばらく、か…」
「…ずっと、が良いな」
―…それは叶いません
「…!?…誰だ?」
―あなたは本来ならば地獄に行く身
―…幻想郷に居ては白とも黒とも言えない灰色
―灰色は居ては行けません
―ならば私の手で、裁かせてもらいます
「……なん、だと?」
『………さあ、裁く前に、あなたの言葉を聞かせてもらいます』
50 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 19:54:44.83 ID:H63Ly2hAO
「…君は…」
『私は四季映季・ヤマザナドゥ。死んだ物裁く閻魔です』
「閻魔……」
四季『そう。あなたは死んではいませんが……あの八雲紫が助けた人間、元々死ぬべき人間です』
四季『そして八雲紫が幻想郷へと連れて来た人間……ならば好都合という事であなたの前に出てきたというわけです』
四季『本来なら死んだ物を裁く私ですが、あなたはとてもイレギュラーな存在です。妙な悪運をも持っているようですし』
四季『…長くなりそうですね、単刀直入に言います。死になさい』
「(ひでえ)」
51 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 19:57:17.86 ID:BhMFbtYDO
>>50
>『私は四季映季・ヤマザナドゥ。死んだ物裁く閻魔です』
物裁いてねぇで者裁けや山田ぁ!!
52 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 20:01:10.80 ID:0XIyGwZco
こういうのを待ってた!できれば酉つけてくれると嬉しいかも
ちなみに僕は椛ちゃん!
53 :
ゆっくり霊夢◇
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/13(火) 20:11:09.29 ID:H63Ly2hAO
「ちょっと待って、兎にも角にも俺はまだ死んでない」
四季『黙りなさい』
四季『私に口弁を垂らす等不届き先番、許しはしません』
『映季様』
四季『誰です』
空間に線走る。
紫だ。
紫『…少し待ってはくれませんか?』
四季『八雲紫ですか……何故です?』
紫『この子はまだ死なないと言いました、その意見は尊重しないのですか?』
四季『尊重するもしないも、閻魔帳には現世での本日に死ぬと書かれていましたが?』
紫『…そうであっても、です…この男の人生をもう少しだけ…伸ばさせてはもらいませんか?』
四季『……私がそれを許すとでも?』
紫『…私がお願いするのはこれっきりです』
四季『……良いでしょう。ですが私の判断で生かすに値しないのであれば、私が全力でその男を裁かせてもらいます。良いですね?』
紫『構いません』
54 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/13(火) 20:13:02.67 ID:H63Ly2hAO
>>51
様
誤字りました許して下さい。
>>52
様
ゆっくりで行きます。
55 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
2011/12/13(火) 20:23:27.71 ID:H63Ly2hAO
四季『…わかりました。今日の所は引きましょう…ですが』
紫『…まだ、何か?』
四季『八雲紫、あなたにはお説教を』
すでに紫の姿はスキマの中。
逃げやがった。
四季『………あのスキマ妖怪、いつか懲らしめてやります』
「…あの〜…俺はまだ生きてて大丈夫なんすか?」
四季『ええ、構いません。あの八雲紫が頭を下げたんですからね…今回は止めにします』
「(ほっ)」
四季『…ですが監視を付けます』
「えっ」
四季『…小町』
しーーーん
四季『……小町…』
四季『…ちょっと待って下さいね』
―…あなたにもお仕置きが必要みたいですね小町
―…良いでしょう、仕方ありません
―…あぎゃああああ!!!
56 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/13(火) 20:31:27.33 ID:H63Ly2hAO
四季『というわけでこの死神を監視に付けます』
小町『…あたしゃもう嫁に行けない……』
「……災難だな」
小町『わかってくれるかい…?』
「こんな閻魔様を持って大変だなぁ…」
小町『だろう…?…仕事をサボらせてくれないんだよ…』
「そりゃあいかんな、どげんかせんといかん」
四季『…上司を目の前に良く言えますね…小町?』
小町『あ、あははは……』
四季『…さて、帰ってお説教しましょうか』ニコッ
小町『(おわた)』
―――
――
―
「……なんとか助かった…」
「……俺は死なずに生きて帰れるだろうか」
「なんだか怖くなってきたな……神社に帰るか…」
―――
――
―
57 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
2011/12/13(火) 20:36:53.97 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
『あややや…これは大スクープですねえ』
『文さん、どうします?』
『勿論、新聞に載せますよ。幻想郷に外界の人間が…なんて珍しい事ですしね』
『…でも、大丈夫かなぁ…勝手に載せて』
『清く正しくがモットーの私に不可能はありません』
『(不可能可能の問題じゃないんだけどなぁ…)』
『何か言いました?』
『うひゃあ!?な、何も言ってませんよっ!?』
『…ふっふっふ…早速作らなくてはいけませんねぇ…』
『(ダメだ作る気満々だよ……)』
58 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/13(火) 20:38:16.68 ID:H63Ly2hAO
ちょっと休憩下さいな。
59 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 20:46:17.40 ID:Q3X3Gwsvo
了解しますた
いつも楽しく見せてもらってます。
60 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
2011/12/13(火) 20:55:01.99 ID:H63Ly2hAO
質問ですが、もっとこうして欲しいとか、あのキャラクターを出して欲しいとか……意見があれば言って下さい。
61 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 21:22:30.33 ID:tmm3OQSAO
かぐや
62 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/13(火) 21:36:02.18 ID:H63Ly2hAO
―――
――
―
霊夢『…流石、あの新聞記者…早いわね』
「新聞記者?」
霊夢『ええ、射命丸文。鴉天狗よ』
「鴉天狗……という事はおじさん?」
霊夢『違うわよ…見た目は少女だけど1000歳を超える妖怪よ』
「ばばあじゃん」
霊夢『まあね、その子が作ってるのが…この文々。新聞』
「へえ…幻想郷にも新聞があるのが凄いな」
霊夢『いつも適当で、変なネタ話しか載らないんだけど…ね』
霊夢『…あなたの事が載ってたとなると…今日中にも妖怪共がここに来るのは明白ね』
「やったじゃん。お賽銭うはうはじゃないか」
霊夢『妖怪共はお賽銭をくれないわ。全く困ったものね』
「霊夢も大変だな」
霊夢「そうでもないわ、結構楽しいわよ?」
63 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 21:37:16.37 ID:ciwg33FCo
ここまでに上がって無い分だと、
あとはルーミャと魅魔翌様、三姉妹が出てくれりゃあたしゃ満足さ
64 :
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[sage]:2011/12/13(火) 21:45:11.72 ID:Q3X3Gwsvo
幽々子様を華麗に出して頂けるので私は満足です
65 :
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[sage]:2011/12/13(火) 21:54:23.56 ID:Rmbk6YXKo
チルノさんを
66 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/13(火) 21:55:53.00 ID:H63Ly2hAO
「…霊夢は意外と楽観的だな」
霊夢『そうかもね……ほら、早速来たわ』
「もうかよ」
霊夢『……多分萃香ね』
「すいか?」
霊夢『ええ、鬼よ』
「鬼……勇儀さんと同じか」
れぇ〜い〜むぅ〜
霊夢『ほら、きた』
「うわ、何か酒くさっ」
霊夢『また朝っぱらから飲んでるわね』
『お〜い、れ〜む〜、起きて〜る〜?』
霊夢『はいはい、ちょっと待ちなさーい』
萃香『うへへ〜…おはよー、れぇむ〜』
霊夢『酒臭いわね…朝からどうしたのよ』
萃香『うん?…いやあ勇儀からちょっと聞いてねぇ…人間が幻想郷に来たって聞いたからさ〜…ちょっと見にきたんだよ〜』
霊夢『…見せ物じゃないわよ?』
「まあまあ、珍しいんだから仕方ないだろう?」
萃香『お〜っ、男だったかぁ……あんまし里の奴らと変わらないねぇ…』ペタペタ
「勇儀さんより色々小さいけど…君も鬼なのかな?」
萃香『そうさぁ、立派な鬼だよ〜……んぐぐ…っぷっはぁッ』グビグヒ
67 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/13(火) 21:59:14.22 ID:H63Ly2hAO
>>63
あなたが出るのはまだ早いですはい。
魅魔翌様は出すタイミングが難しい…。
ルーミアは意外と一番最初に出てたりします。
>>65
9さんも意外と一番最初にry
明日が仕事なので今日はこの変で切ります。
また明日の仕事終わりに書きますね。
皆さんお休みなさい。
68 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 22:01:22.03 ID:Q3X3Gwsvo
お疲れ様です!
69 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 22:04:16.58 ID:Wqg3KMpAO
乙
さとりさんをお願いします
70 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 22:37:45.31 ID:BhMFbtYDO
>>67
乙
71 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 02:17:26.56 ID:MKH7DDEuo
期待
72 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 11:58:38.10 ID:wHzy4v4DO
常識にとらわれないはっちゃけた早苗さんをお願いします。
ウチじゃシリアス過ぎてネタに走れないんで……
73 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/14(水) 16:17:06.50 ID:G3jp14ZAO
ただいまです。
一人称があたいなのはチルノ、小町、おりんりんでしたよね
74 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 16:28:19.02 ID:G3jp14ZAO
「うわ、酒くせえ」
萃香『あっははは、酒は良いものだよ〜』
霊夢『…全くもう、萃香他に誰も神社にきてなかった?』
萃香『うん?…私以外誰も見なかったよ?』
霊夢『…そう。一儲け出来ると思ったのに…』
「おい、その材料は俺だな」
霊夢『あら、誰とは言ってないわよ』
「悪魔め」
霊夢『うふっ』
萃香『ねぇ、それよりも外界ってどんな所?教えてよ』
「おう、良いぞ、ついでに俺の武勇伝でも聞かせてやらあ」
萃香『良いねえ、酒のつまみになるものをお願いするよ』
霊夢『まだ朝よ』
―――
――
―
『あー、足が痛い…うどんげ、おぶって』
鈴仙『…そんな事言ってないで、ちゃんと運動しないからですよ』
『してるわよ、妹紅と殺し合い』
鈴仙『……それは運動なんですかね』
『うるさいうるさい、さっさと上がって久しぶりに外界の男に会うわよ。あーどんな格好の良い男なのかしら』
鈴仙『……まあ、それなりに顔は整ってたとは思いますが』
75 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 16:35:19.12 ID:G3jp14ZAO
『ふうん?…あなたが言うとあまり信じられないわね』
鈴仙『ひどっ、私の感性を疑うんですねっ』
『あなたと私の美的感覚は違うの。正反対?』
鈴仙『むぐぐぐ……』
『うふふっ、じゃあおっさきー』
鈴仙『あっ、ちょっと待って下さいよ〜』
―――
――
―
霊夢『ん……?』コポコポ
「…茶、零れてるぞ」
霊夢『うわっ、早く言いなさいよバカっ』フキフキ
「ちゃんと教えてやったのに…」
萃香『霊夢のドジ〜』ゲラゲラ
霊夢『うっさいわね…またお客さんよ』
「また?…今度は誰かねえ」
「………うさみみ娘と、誰だあの美少女」
霊夢『ん…?…あら、珍しい奴が来たわね』
「珍しいのか」
霊夢『珍獣ね』
「珍獣なのか」
萃香「珍獣なのか〜」ゲラゲラ
76 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 17:00:10.92 ID:G3jp14ZAO
―――
――
―
霊夢『いらっしゃい』
鈴仙『どうも』
「よっ、うさみみ」
鈴仙『いらっときますからやめて下さい』
「しゃあないなぁ」
『ふうん……へえ、ほう…』
「で、この女の子は?」
鈴仙『あー、うちの姫様よ』
「姫様?」
鈴仙『うん、蓬莱山輝夜様。月の人間です』
輝夜『元、だけれどね……にしても…』ジロジロ
「……ナンデショウ?」
輝夜『……70点って所かしら』
「ビミョー!!」
「ん…?…ちょっと待てよ、月の人間……輝夜、かぐや……かぐや?」
「かぐや姫?」
輝夜『あら、知ってるの?私の事』
「知ってるも何も…現代世界ではお伽話の一つにもなってる人だぞ?」
77 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 17:05:31.20 ID:G3jp14ZAO
輝夜『へえ〜…それは嬉しいわね。ちょっとだけれど』
「あれ、でも月に帰ったんじゃあ…」
輝夜『細かい話は良いの、わからない方が良い事もあるわよ?』
「…さいですか…」
霊夢『…というか、何でアンタがここに?』
輝夜『ああ、外界の人間が来たっていう情報を新聞から見たから、暇潰しにね』
霊夢『お賽銭は?』
輝夜『…あげないわよ』
霊夢『………』
輝夜『……うどんげ、お賽銭箱にちょっと入れてあげなさい』
鈴仙『は、はあ』
霊夢『流石蓬莱人様、よっ、日本一』
輝夜『ぶっ潰すわよ』
78 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 17:12:02.23 ID:G3jp14ZAO
輝夜『じゃあ今日は帰らせてもらうわね』
霊夢『また来たらお賽銭入れて行きなさいよ』
萃香『うどんげ〜、またねぇ〜』
輝夜『…はいはい…ああ、あと男くん?』
「んあ?」
輝夜『…近い内に、逢い引きさせてもらうわ』
霊夢・鈴仙『「………は?」』
輝夜『…何よ、悪い?』
鈴仙『(姫様の事だ、何か良からぬ事を……)』
霊夢『(一回に付きお金もらおうかしら……良いわね)』
「…逢い引きって…デート?」
輝夜『ああ、外界ではそう言うのかしら?…じゃあ、時間空けときなさいよ』ヒラヒラ
鈴仙『(ああどうしょう、師匠に相談しなきゃ…)』
霊夢『(お金お金お金お金お金お金)』
79 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 17:25:26.87 ID:G3jp14ZAO
―――
――
―
「まさかお伽話のかぐや姫とデートとは、人生捨てたもんじゃないな」
霊夢『…何鼻の下伸ばしてるのよ』
「男だからな、伸ばす所は伸ばす。勿論男だから伸ば」
霊夢『変態』
「うへへへ」
萃香『んじゃあ私も帰ろーかなぁ…勇儀と約束もあるし』
霊夢『また飲むの?…ほどほどにしなさいよ』
萃香『はあい、じゃあ、またねぇ〜』タッタッタ
「鬼とは思えないな」
霊夢『あれでも最強クラスの鬼よ』
「マジか」
霊夢『マジよ』
―――
――
―
『いやあ、人気だねぇ』
「うわっ、びっくりした……急に現れるなよ」
小町『ごめんごめん、びっくりさせてしまったね』
霊夢『…コイツとも知り合い?』
「……まあ、色々とね」
小町『まあ、安心してくれよ。あたいはアンタをどうこうしようなんて考えてないからさ』
「助かるよ……ええと」
小町『小野塚小町。死神だよ』
「死神代行?」
小町『死神だよ』
80 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 17:40:37.56 ID:G3jp14ZAO
「何だよ……斬魄刀とか持ってないのかよ…」
小町『…何の事だい?』
「いや、こっちの話」
霊夢『…で、何でアンタがここに?』
小町『ああ、ちょっとした仕事でね…コイツの見張りをさ』
霊夢『真面目に仕事?』
小町『………』
霊夢『真面目に?仕事?』
小町『やめてくれよ』
―――
――
―
霊夢『ふうん……成る程ね、あの閻魔様も仕事熱心ね』
小町『あたいは半ば強引に連れて来られただけなんだけどさ』
「サボっちまえよ」
小町『そうしたいのは山々なんだけどねぇ……はぁ』
「……今度酒でも飲もうや」
小町『…嬉しいね。恩に切るよ』
81 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 17:54:13.73 ID:G3jp14ZAO
「そういやさ、この世界に居酒屋ってあるの?」
霊夢『居酒屋?…ああ屋台ならあるわよ』
「ほおっ、屋台ですか、屋台は良いものです」
小町『夜雀の屋台か…そういやぁ最近行ってないね。どうだい?今夜一杯』
「良いねえ、付き合うよ」
霊夢『もう、調子が良いんだから…』
小町「じゃあまた夜に迎えに来るよ。それまでは映季様に見つからないようにサボっとくさ」
「おう、気をつけるんだぞ」
小町『あいよ〜』
―――
――
―
霊夢『一応気をつけなさいよ。心配はないだろうけど、屋台の店主も妖怪だから』
「妖怪が屋台出してるのかよ」
霊夢『ええ。まあ、味は保証するわ』
「美味い料理を作る奴に悪い奴はいない」
霊夢『はぁ…だと良いけれど…』
82 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/14(水) 17:57:22.06 ID:G3jp14ZAO
ごはんとお風呂に行ってきまする。
>>69
様
さとり様はしばらくは出ないかと、気長に待って下さい。
>>72
様
早苗さんはこの後すぐにげふんげふん
83 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 18:08:18.64 ID:GR5YbS9lo
お風呂ゆっくり入ってらっしゃい
84 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 18:25:10.46 ID:WOSwhXlC0
で、星ちゃんは。……というか星輦船組は、かな。いやだから自分のところd(ry
85 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 19:08:04.39 ID:G3jp14ZAO
>>84
様
ちゃんと出しますから我慢してて下さい。
再開。
86 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 19:16:48.18 ID:G3jp14ZAO
―――
――
―
小町『やあ、迎えに来たよ』
「こんな綺麗で巨乳のお姉さんに迎えられたら俺は」
霊夢『ぐだぐだ言ってないでさっさと行きなさい』
「へいへい」
小町『あっはははは』
―――
――
―
「…人が通る道じゃないよなぁ」
小町『まあねぇ、元々は妖怪ばかり通る道だからね、仕方ないさ』
「ところで小町ちゃんは何で死神なの?」
小町『さあ?あたいはあたいだからね、最初から死神だったかもね』
「上手く誤魔化すねぇ…」
小町『そんな褒めないでくれよ』
「褒めてない褒めてない」
―――
――
―
小町『…ほら、見えた。あそこだよ』
「おーっ、意外とリアルだな」
小町『幻想郷って言ってもリアルなのは当たり前さ』
「そりゃそうか……他にも誰か居るみたいだが…」
小町『みたいだね……やっ、久しぶり』
『おや?凄く久しぶりなお客さん……と、人間?』
小町『まあ、ちょっとした事で仲良くなってね。慣れてるから大丈夫だよ』
『へえ…妖怪慣れしてる人間は珍しいね』
「いやあ妖怪が女の子だらけで助かったよ、はっはっは」
87 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 19:33:46.00 ID:G3jp14ZAO
小町『とまあこんな感じ』
『成る程ね…新聞で載ってたのはあなただったんだね』
「そういう事…賑わってるみたいだね」
『うん、最近はみんな飲みたい気分なんだろうね』
小町『あたいも飲みたい気分だよ……あ、ミスティア、あたい鰻と焼酎ね』
ミスティア『はあい』
「焼酎もあるのか……こりゃ良い」
小町『お、焼酎好きかい?』
「勿論、やっぱり飲むなら」
小町『「ロック」』
「だよな」
小町『勿論だとも』
―――
――
―
「というか…あそこに居るのは知り合いじゃないのか?」グイ
小町『あー…ありゃあ…一番奥が』
『もー信じられないんですよお神奈子様はぁ!!』
『洗濯物はたたまないわ仕舞わないは……私はあなたの妻じゃないんですよおおお!!』
「……鬱憤が溜まってるみたいだな」
小町『……あの子は東風谷早苗…現人神だよ』
「……は、はい?」
小町『まあ、神様と思ってくれれば良いよ』
88 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 19:41:05.81 ID:G3jp14ZAO
「…可愛い神様も居るんだな…隣の子は?」
小町『隣は……』
『まだ良いよ…ご主人様なんかあんな大事な宝塔を何回も何回も何回も、無くすんだ……ひっく』
『ひっく…探す身にも、ひっく…なって欲しいよ……ぉえ…吐きそう…』
「……ネズミみたいな子は苦労してるみたいだな…」
小町『あの子はナズーリン……まあ、見ての通りの妖怪だよ』
「………その隣は?」
小町『ええと…確か…』
『うええええんっ!!幽々子様のあほんだらああああ!!』
小町『……こ、魂魄妖夢…だよ』
「…に、人間?」
小町『い…いや、半人半霊のハーフ…』
「もう突っ込めんわ…っ」グイ
小町『…今日は荒れてるねぇ…っ』グイ
89 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 19:50:38.46 ID:G3jp14ZAO
※しばらく酔っ払った三人の様子を拝見。
ナズーリン『う…っ…て、店主…バケツ……』
ミスティア『…大丈夫ー?…無理しちゃダメだよ』
ナズーリン『ご、ごめん……っう!?』
※自主規制
ゆっくりしていってね!!
早苗『諏訪子様も諏訪子様です!!遊んでばかりでちっとも手伝ってくれません!!なんなんですかああ!!』ダンッダンッ
妖夢『うう、ひっく…早苗さん…心中お察しします……幽々子様も、動かないくせに、口だけは達者で…ひっく』
ナズーリン『はぁ…はぁ……二人共、苦労してるんだね…ご主人様も、どうにかして欲しいものだよ……ぉえっ』
早苗『明日こそはきっぱり言ってやるんです!!自分でしろと!!自分で洗濯しろと!!自分で料理を作れと!!』ダンッダンッ
90 :
ゆっくり魔理沙
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/14(水) 19:52:37.35 ID:G3jp14ZAO
ちょっと煙草なんだぜ。
91 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 20:15:12.37 ID:G3jp14ZAO
妖夢『幽々子様の、ばかぁ………』
早苗『あー…うー…頭が痛いです…身体も怠いです…』
ナズーリン『奇遇だね…同じく身体が怠いよ……疲れたのかな…』
妖夢『』スピ-
早苗『…うー…神奈子様…諏訪子様……』グッタリ
ナズーリン『…ハハッ…ネズミが一匹…ネズミが二匹…うん…?…ミ〇ーが一匹……?』
小町『……酔いつぶれたね』
「…酒に弱かったみたいだな」
小町『…酒のつまみにはならないねぇ…あ、店主、もう一本お願いするよ』
「あ、俺はおでんで。チクワとがんもと油揚げね」
ミスティア『ちょっと待ってねえ』
92 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 20:28:29.84 ID:G3jp14ZAO
―――
――
―
小町『あっはははは!!そうなのか、あっははは!!』
「くくっ面白いだろう俺の武勇伝」
小町『くくく、男最高だよ、本当に面白い話してくれるじゃないか』
「ネタは沢山持ってるからな……と、そろそろ時間もあれじゃないか?」
小町『うん…?…そうだねえ、そろそろ良い時間だね…それは兎も角…』
早苗『……うふふ…私ってば無敵…』
妖夢『……この剣に、斬れぬ物等……むにゃむにゃ…』
ナズーリン『…う〜ん…また、なくしたのですか…う〜ん…』
「………」
小町『どうしょうかね…』
93 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/14(水) 20:36:01.39 ID:G3jp14ZAO
ゆっくりは疲れた。
ちょっとアンケートします。
エロっちい事は書きませんが、男と誰かをくっつけたいと思ってます。
そのキャラクターをアンケートの多数決で決めたいと思います。
アンケート数が少なければアンケートは無効。キャラクターは誰でも可能です。(神霊廟、旧作以外で)
94 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 20:47:36.30 ID:ABNa40nTo
>>93
ハーレムはあり?
95 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/14(水) 20:49:25.37 ID:G3jp14ZAO
>>94
様
無しでお願い致します。
96 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/14(水) 21:02:48.21 ID:G3jp14ZAO
ちなみに私は安定の霊夢さん。
97 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 21:10:16.77 ID:wHzy4v4DO
早苗さんが早速キテターーーーー(・∀・)ーーーーー!!
そしてはっちゃけたーっ!いいぞもっとやれ
くっ付ける?ん〜早苗さんと言いたいが、ここは雛さまに
98 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/14(水) 21:45:17.82 ID:G3jp14ZAO
眠い…おやすみなさい。
また明日仕事終わって書きますね。
アンケート結果を楽しみにしてます。
99 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 23:17:10.91 ID:AFkqC2pAO
霊夢さんに1票
100 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 23:52:58.05 ID:2eoDGQN40
紅魔組が良いなー
パチュリーに一票
101 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/14(水) 23:53:38.05 ID:2eoDGQN40
紅魔組が良いなー
パチュリーに一票
102 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 06:09:41.52 ID:Tvz9T02a0
あの博麗の巫女に男!? みたいな展開を期待
103 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 07:37:34.11 ID:w13NwZFDO
幽々子様でお願いします
104 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 08:36:22.03 ID:TknTnHlDO
幽香様は渡さん絶対にだ
というわけで
>>1
と同じく霊夢に1票
105 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 08:38:17.77 ID:y1T6vftKo
外の世界の都会派の男には
都会派の女が一番。ということでアリス
106 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
2011/12/15(木) 08:43:51.36 ID:xNZErIR80
仕事から帰ってくるまでの間まで受け付けます。
霊夢:4
雛:1
むきゅ−:1
幽々子様:1
アリス:1
107 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 08:53:36.96 ID:xNZErIR80
と言ってもまだしばらくは選ばれたキャラクターはデレないので見守っていて下さい。
108 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 09:21:21.64 ID:Hh7GohJDO
小傘ちゃんといいたいところだが、俺の嫁は渡せないのでアリスで
109 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 12:14:16.61 ID:KYCxodj3o
いろんなルートを見たいな。
一人ならやっぱり霊夢かな。
110 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 13:14:10.89 ID:qJaIMDAV0
正直霊夢が惚れる幻想入りは見飽きたからなぁ。ここはミスティアに投票だな。
ところで星ちゃんがドジっ子っていうがせんn###このレスはスキマ送りにされました###
111 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 13:30:49.79 ID:o6+MahXa0
>>110
うーん、確かに
じゃあ、すみませんが霊夢無しで
アリス:2
むきゅー:1
雛:1
幽々子:1
ミスティア:1
112 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 13:38:55.88 ID:TknTnHlDO
>>111
>じゃあ、すみませんが霊夢無しで
え?
え? じゃあ……聖で
113 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 14:02:52.49 ID:W+H36Xa10
>>111
え?
あ、いあ
>>1
の好きなようにしていいんだけど、え?
私は今、とんでもないことをしてしまった事実に気付い……えっ???
114 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 14:16:42.35 ID:PWlGEf970
>>112
>>113
自分勝手にすみません。
お詫びに霊夢ル−トも終わり次第書かせてもらいます。
115 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 14:37:04.29 ID:paAr/Yc7o
東方あんまり知らないけど面白いから好きだ
俺は咲夜さんに一票
116 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 14:57:40.18 ID:qJaIMDAV0
いえ、
>>1
の好きなようにしていいんですよ。そりゃぁ文字通りに。
そこまで気負う必要はないですよ。ね?
しかし
>>110
と
>>113
と同じPCで同じ日に書き込んだのにID変わってる不思議。
117 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 16:01:04.29 ID:m5wE1OUDO
マエリベリー・ハーンさんはありですか?
118 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 16:17:45.57 ID:EgzGuj2AO
>>116
ありがとうございます。
>>117
メリーさんは蓮子のよry
という事なのでアリスさんにします。
しばらくはそういううふふ、なイベントには行かないので日常的なのを楽しんで下さい。
そして小ネタを一つ落とします。
119 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 16:23:40.67 ID:EgzGuj2AO
※小ネタ@
タイトル『どS』
幽香『うふふ、良いわ…もっとよもっと』
幽香『あら、もう終わり?…だらしない子、そんなんだからへたれなのよ』
幽香『何かしら?…もう無理?…無理無理言う余裕があったらもっと出しなさいよ、ほら』
幽香『ああ良いわ、そうそれよ…もっと、もっと私の心を満たさせて…』
リグル『…あの、幽香さん?何時までボクはご飯に醤油を掛けていれば良いんですか…』
幽香『もうちょっとよ、もうちょっと…もうちょっとだけこの気分を味あわさせて』
リグル『……はあ』
120 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 16:30:09.20 ID:EgzGuj2AO
※そのA
タイトル『どM』
天子『ああんっ、良いっ、もっと、もっとお願いっ』
天子『ひぁんっ!?そうっ、そこに…っひん!』
天子『あひいっ!?だ、駄目…溢れちゃうよぉっ!』
天子『ああぁっ!やっぱり、もっとぉっ!もっと…沢山ぶっかけてええええ!!』
衣玖『あの、天子様?』
天子『何よ?』
衣玖『ご飯にこんなにマヨネーズ…掛けて食べられるんですか?』
天子『ちょっとしたお遊びよ』
衣玖『……はあ』
121 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 16:31:15.51 ID:EgzGuj2AO
本編行きます。
122 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 16:40:34.39 ID:EgzGuj2AO
『やっぱりここに居たのねえ』
『随分と探したよ、いつも済まないね』
ミスティア『いやいや、大切なお客さんですし、私は構わないよ』
『あはは…また文句言ってたのでしょうか…私も不甲斐ない…』
「ん?…綺麗なお姉さんが三人も…」
小町『ああ、迎えに来たんだね』
「保護者?」
小町『うーん…まあ、そんなもんだよ』
『良い匂い…私も食べて行きたいけれど、怒られちゃうわね』
「あ、良かったら俺のおでん食べて良いっすよ」
『あら、良いの?…じゃあちょっとだけ』
「ちょっとだけじゃなかった」
『ご馳走様……小町ちゃんも居たのね』
小町『ああ、お世話になってるよ。そうそう妖夢が愚痴ってたの、始めて聞いたよ』
『あら……溜まってたのかしら』
小町『勿論早苗も』
『うっ…な、何て言ってたんだい?』
小町『洗濯物、料理云々』
『……明日から手伝ってやるかねぇ…』
『…あの〜、ナズーリンは?』
小町『相変わらずの愚痴』
『……はあ〜…やっぱりですか…』
123 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 16:47:15.23 ID:EgzGuj2AO
『それよか、アンタ、人間だろう?何でまた小町と混じってるんだい?…もしかして新聞の人間って』
「あ、俺です」
『あら、そうだったの……珍しいわねえ』
『人間の男性を、しかも外界の人間の男性を見るのは私も久しぶりです。何故幻想郷に?』
「あー…実は―――」
―――
――
―
『成る程ねえ……こりゃあまた面白い事を…』
『紫もやるわねえ…うふふ、ちょっと遊び過ぎだけれど』
『あのスキマ妖怪が……確かにやりかねないですね』
「…紫さんって結構印象悪いの?」
小町『あー…まあ、少なくともうちの映季様は毛嫌いしてる感じだね』
「…妖怪は信じられないお」
124 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 17:05:29.26 ID:EgzGuj2AO
『ああ、そうだ。ついでに自己紹介でもしておこうかね』
『私は、八坂神奈子。まあ、風神ってところだよ』
『じゃあ私もついでに…西行寺幽々子。幽霊でーす』
『…あ、私は寅丸星。毘沙門天……の代理です』ハァ
「…なんか、もう、色々と凄いんだけど?小町さん?」
小町『幻想郷で、常識は通用しないよ外界のお兄さーん』
「お大将様……っ」
幽々子「じゃあ、この子達は連れて帰るわねえ」
神奈子『暇があったら、守矢神社に来てみなよ。歓迎するからさ』
星『命蓮寺にも是非いらして下さい。我が主様がお持て成しをしてくれるはずですので…』
「勿論ですとも、しばらくは幻想郷に居るので、行かせてもらいますね」
小町『…現金だねえ』
「綺麗なお姉さんには巻かれろと言う辞書が俺にあるからな」
125 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 17:12:55.95 ID:EgzGuj2AO
それから小町とは一旦別れて、俺は居候してる博麗神社へと帰る。
帰った博麗神社には昨日の魔法使い、魔理沙が霊夢と一緒に居た。
魔理沙『よっ、お邪魔してるぜ』
霊夢『ここは男くんの家じゃないから言う必要はないわよ』
魔理沙『まあ、細かい事は気にするなよ』
霊夢『はいはい』
「魔理沙、こんな遅くにここに居ても良いのか?」
魔理沙『大丈夫大丈夫、気にすんなって。それよりも昨日の続き、聞かせてくれよ』
霊夢『また?…あんな話でっち上げでしょう』
「んな、でっち上げじゃないわっ。れっきとした男様の武勇伝だぞ」
霊夢『あ、そう、ふうん』
「……良いだろう、ぎゃふんと言わせてやる。あれは俺が小さい時にだな―――」
126 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 17:22:15.03 ID:EgzGuj2AO
―――
――
―
魔理沙『…あ、もうこんな時間か』
「…ネタが尽きたわ」
霊夢『でっち上げのね』
「うるせえ」
魔理沙『じゃ、ここいらでお暇するかっ…じゃ、霊夢、男。またなっ』
そう言って立ち上がった魔理沙は障子を開け、箒に跨っては夜の空へと姿を消した。
「…やっぱり魔法使いなんだな」
霊夢『今更ね?』
「…まあ、魔法使いというよりは魔法少女だな…」
霊夢『……魔法少女?』
「いや、こっちの話」
霊夢『変なの……さて、お茶でも飲む?』
「ん、頂こうじゃないか」
霊夢『…一口に付きお賽銭一回ね』
「ぼったくり巫女」
霊夢『言ってなさい』
127 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 17:31:31.70 ID:EgzGuj2AO
―――
――
―
四季『…小町』
小町『はい』
四季『…今、何時だと?』
小町『………』ダラダラ
四季『小町。あの男を監視しているのは良い事です、それは認めましょう』
小町『………』パァッ
四季『しかし、それとこれとは別です』
小町『………』ガ-ン
四季『…私は定時に仕事を終わらせないのは嫌いです』
小町『あ、あの…仕事は定時に終わらせて…ちょっと飲みに…』
四季『………』ピキッ
小町『(あ、ヤバい、またおわた)』
128 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 17:38:21.70 ID:EgzGuj2AO
コンコン
霊夢『うん…?…こんな夜中に誰かしら』
「王手」
霊夢『……王手返し』
「…ぬ、ぐ……まだだ!まだ終わらぬよ!!」
霊夢『…詰んでるじゃない。ちょっと行ってくるわ』
「…くそう」
霊夢『こんな時間に、誰?』
『私よ私』
霊夢『…ただいま留守にしてます。ご用のある方はお賽銭箱にお賽銭を入れやがれ』
『ちょっ、ふざけてないでさっさと入れなさいっ』ガタガタガタ
霊夢『こらっ、無理矢理開けようとしないでよっ、ボロいんだからっ』ガラガラガラ
『素直に開けないあなたが悪いのよ』
霊夢『…人のせいにして……で、何の用かしら、アリス』
アリス『会わせなさい』
霊夢『お賽銭』
アリス『……くっ』ダッ
霊夢『ありがとうございまーす』ニヤニヤ
129 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 17:45:42.03 ID:EgzGuj2AO
アリス『…入れて来たわよ』
霊夢『よろしい。男くーん』
「はあい、お呼びですかあ、博麗の巫女さまあ」
霊夢『………』
アリス『………』
アリス『そんな関係?』
霊夢『どんな関係よ』
アリス『ふうん……へえ』ジロジロ
「…ひっきりなしだな本当」
霊夢『モテモテね』
「うひひっ、ハーレムだなっ」
霊夢『変態』
アリス『…外界の人間も、ここの人間とあまり変わらないのね』
「ところがどっこい。俺は可愛い子を食べちゅう犯罪者なのさ!た〜べ〜ちゃ〜う〜ぞ〜」
アリス『…大丈夫?』
霊夢『全然』
「………」
130 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 17:46:46.06 ID:EgzGuj2AO
ご飯行ってきます。
た〜べ〜ちゃ〜う〜ぞ〜
131 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 19:00:04.59 ID:7o2E69RS0
今日は鍋だぜ!
132 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 19:12:35.55 ID:EgzGuj2AO
お風呂も入ってきました。
再開です。
133 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 19:21:48.57 ID:EgzGuj2AO
―――
――
―
霊夢は片付けがあるらしいとの事でアリスという少女と二人縁側。
アリス『…あまり味気ない話ね』
「味気なくて結構だ」
アリス『…まあ、幻想郷に来れたから良いんじゃない?紫に感謝しなきゃね』
「半分くらいはしてるさ」
アリス『…半分?』
「半分。本当なら死にたくて自殺しようとしたんだしな」
アリス『…自殺までしようとしなくても、良かったんじゃない?』
「…俺はバカだからさぁ、変な事しか考えられないのさ」
アリス『あなた…本当、情けなさい人ね』
「はは、そうだろ?…まあ、今はあまりそんな事考えたりしないけどな」
アリス『じゃあ、もし今から外界に帰らないといけないとしたら、どうする?』
「……それはちてキツいな」
アリス『だらしない人』
「…うるせ。余計なお世話だ」
134 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 19:33:40.51 ID:EgzGuj2AO
誤字が……
アリス『さて、と…』
「…帰るのか?」
アリス『ええ、帰るわ。まだ、読んでる途中の本があるから…』
立ち上がって金髪を掻き上げて耳に掛けるアリスの姿を見て、とても綺麗に―――。
「はっ!?」
アリス『?…なに?』
「…いや、何でもない…」
アリス『??…そう?変なの』
「うるせえ」
幻想郷で会った人の中で一番綺麗に思えた……あ、人じゃないか。
―――
――
―
霊夢『あら?アリスは帰ったの?』
「おう」
霊夢『何か言ってた?』
「おう」
霊夢『…アリスに惚れた?』
「おう」
「おわあああ!?ち、違うわ!!」
霊夢『わかりやすい人』
135 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 19:42:24.75 ID:EgzGuj2AO
「いや、あのね?」
霊夢『なあによ』ニヤニヤ
「…いや、あれは言葉のあやでな?」
霊夢『…ふうん?』ニヤニヤ
「いや、あの……いや、アリス可愛いよアリス」
霊夢『…アンタも物好きねえ…』
「…いや、あれは卑怯だろ、いやマジで」
霊夢『あの子、見た目も良いけど、結構世話好きなのよ』ニヤニヤ
「なん、だと…?」
霊夢『料理も掃除も洗濯も完璧。ついでに才色兼備』
霊夢『…ムカつくわね』イラッ
「自分で言っちゃダメだろう」
霊夢『はぁ……まっ、頑張んなさいよ。結構お堅い子だから』
「…う、うす」
霊夢『(これは良いネタをもらったわね…)』
136 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 19:49:17.75 ID:EgzGuj2AO
―――
――
―
霊夢『ねえ、ちょっと掃除手伝ってー』
「巫女さんの仕事だろうが」
霊夢『そんなのだれが決めたのよ』
「外界の巫女さんだ」
霊夢『ここは幻想郷よ。常識に捕らわれたら……死ぬわよ?』
「死など怖くはないわ」
霊夢『アリスは?』
「………」
霊夢『やれ』
「へい」
―――
――
―
霊夢『やっぱり二人だと早いわね』
「…くそう、納得いかん」
霊夢『つべこべ言わない。つべこべ言う男はモテないわよ』
「くっ」
霊夢『うふふ』
137 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 19:55:30.22 ID:EgzGuj2AO
『二人共朝からお疲れ様ですねえ』
霊夢『……また鬱陶しい奴が』
『そんな事言わないで下さいよ、私は鬱陶しくないですよ』
霊夢『鬱陶しいわよ。で朝っぱらから何の用よ、射命丸文』
文『あやや…そんなつっけんどんな態度…やっぱり霊夢さんですねえ』
「…あれ、想像以上の美少女じゃん」
霊夢『中身は卑怯で怪しい鴉天狗よ』
文『失敬なっ、清く正しいの間違いですよ?』
霊夢『だまらっしゃい』
文『あやや…酷いです、酷いので明日の新聞には霊夢さん特集を』
霊夢『悪かったわごめんなさい』
「プライドはねえのかよ」
霊夢『コイツにプライド出してたら精神が持たないわよ』
138 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 19:58:13.20 ID:EgzGuj2AO
ちょっと休憩
139 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 20:18:06.17 ID:EgzGuj2AO
文『おっとと、要件を忘れてましたよ』
文『実はですねえ、ついさっき、凄い事を知ったんですよ』
文『少ーし小耳に挟んだ事がありましてねえ、アリスさんの事なんですよ』
霊夢『(あ、嫌な予感)』
文『…それでですねえ、このネタを明日のネタにしたいと思ってまして…男さんに了承を得に来たんですよ』
「(あれ、すげえ嫌な予感)」
文『そのネタがですね――』
「ダメ」
文『…まだ何も言ってませんよ?』
「俺の勘がダメと言ってる」
文『…あやや…困りましたね…』
文『…このネタ実は』
文『今日の新聞に載せてるんですよ』ニタァ
140 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 20:26:48.13 ID:EgzGuj2AO
文『って言うのは冗談なんですが』
「お前マジでふざけるなよっ!?」
文『まあまあ落ち着いて下さい。私も鬼じゃありませんから、そんなえげつない事はしませんよ』
霊夢『近い事はしてるけどね』
文『私も嫌われたものですねえ…』
「俺も一回で嫌いになりそうになったわ」
文『…まあ、男さんは幻想郷に来て間もないので、ちょっとプレゼントを…どうぞ』
「ん…?…何この封筒…」ガサッ
「………」
「文さん」
文『はい?』
「いくらですか?」
文『タダですよ』ニコッ
「何なりと御命令下さい」
霊夢『(…汚い、流石に汚いわ)』
141 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 20:44:28.67 ID:EgzGuj2AO
霊夢『で、その中身は何よ』
「見たい?」
霊夢『気になるから』
「ほれ」ピラッ
霊夢『…ん』ガサッ
霊夢『………』
霊夢『文……アンタどうやってこんな写真を…』
文『清く正しく、正確に的確に、素早く迅速に、の私に不可能はありません。ちなみに男さん、これは霊夢さんの』
霊夢『ふんっ』ビュンッ
文『きゃんっ!』
「うおわっ!?」
霊夢『消去消去』ビリビリビリビリ
文『あああ、せっかくの写真が…』
「…せっかくの霊夢の痴態が…」
霊夢『この変態共め…』
142 :
ゆっくり魔理沙
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 20:46:47.21 ID:EgzGuj2AO
また休憩。タバコなんだぜ。
143 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 21:12:36.75 ID:EgzGuj2AO
文『全く、困ったもんですねえ…まあネガはあるから大丈夫ですが』
霊夢『………』
文『さ、さてさて…男さん、私は霊夢さんの逆鱗に触れそうなので退散させてもらいますよ』
「おお、写真ありがとうな。おかずにでもするよ」
文『ふふ、好きに使ってくれて良いですよ。ではっ』ヒュン
「はやっ…流石天狗か」
霊夢『まあ、一応幻想郷最速の妖怪だしね…』
「…幻想郷ってすげえな」
―――
――
―
「じゃ、俺はちょっと散歩して来るよ」
霊夢『一人で大丈夫なの?何なら人里まで送るけど…』
「大丈夫さ。じゃあ行ってきまんもすー」
霊夢『……気楽ねえ…』
―――
――
―
「意外と早く着いたな…人も少なからず居るみたいだし…」
ひそひそ、がやがや
「(あ、俺目立ってる?)」
「(あの新聞のせいか…微妙な心境だな)」
『おや?』
「うん…?」
『君は……』
「あなたの許嫁です。綺麗なお姉さん」
『どうやら人違いのようだ、すまない』
「冗談ですから、冗談ですからっ」
144 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/15(木) 21:26:43.46 ID:EgzGuj2AO
『君は確か、新聞で見た外界の人間だろう?』
「いえす」
『やっぱりそうか。ちなみに妹紅からも話は聞いてるぞ』
「…何か言ってました?」
『会ったら連れて来い、焼いてやる。だそうだ』
「じゃあ行かぬ」
『だそうだぞ妹紅。』
妹紅『しっかり聞かせてもらったよ』
「………」
「謀ったな、シャア!!」
『謀ってなどいないぞ。それに私の名前は上白沢慧音だ』
「慧音さんか、良い名前ですね」
妹紅『おい』
慧音『名前を褒めてもらうのは嬉しいな。ありがとう』
「いやいや、とんでもないですよえへへ」
妹紅『…おい』イライラ
慧音『ふむ……しかし、大丈夫か?』
「…危険な香りがします」
妹紅『………』プチッ
妹紅『ちょっと路地裏に来いや』ガシッ
「うわ、ちょっ、待っ」
ア---ッ
145 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 21:28:16.90 ID:EgzGuj2AO
キリが良いので今日は此処までで。
あと、きもけーねは出しません。
146 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 21:33:07.76 ID:dPob/hl4o
乙
147 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 21:50:44.48 ID:rQlkQZAKo
乙ー
霊夢の写真焼き増しよろしく
148 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 22:37:47.90 ID:WGFS8AhAO
乙
アリスのも頼む
149 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 22:53:15.92 ID:Atmtz8aD0
ttp://livedoor.blogimg.jp/coleblog/imgs/2/c/2c471a6a.jpg
150 :
きめぇ丸
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 22:57:08.70 ID:Atmtz8aD0
ttp://livedoor.blogimg.jp/coleblog/imgs/2/c/2c471a6a.jpg
151 :
きめぇ丸
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 22:58:51.35 ID:Atmtz8aD0
貼ったは良いんですが、霊夢さんに消されてしまいました。
おお。怖い怖い。
152 :
きめぇ丸
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/15(木) 23:00:41.24 ID:Atmtz8aD0
http://livedoor.blogimg.jp/coleblog/imgs/7/b/7b267ef8.jpg
153 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/16(金) 08:45:18.13 ID:3rlX3h5DO
乙
たった一言で男の容姿がガルマに設定されてしまったんだが
154 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/16(金) 09:12:42.57 ID:gadGnB+l0
>>153
所々ネタ発言が入ってるので、楽しんでくれると嬉しいです。
あと、今日は忘年会かあるので書くのが遅れます。すみません。
155 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 16:39:42.84 ID:LseuwXxAO
時間があるので3つ程投下
妹紅『…んで、お前はここで何をしてんだ?』
「無礼な、俺を誰と心得る」
妹紅『知らん、偉くても知らん。偉そうには見えないけどな』
「ちっ」
慧音『まあまあ…立ち話も何だ、私の家にでも行かないか?粗茶くらいしか出せないが』
「慧音さんの出してくれる粗茶ならどんなボロ雑巾の搾り汁でも飲ませてもらいます」
妹紅『何気に酷い事言ってるな』
―――
――
―
「へえ…寺子屋の先生ですか」
慧音「ああ、子供達に教えるのも中々楽しいぞ。時間があれば君に外界の事を教えに来てもらいたいものだ」
「いやそんな、俺はあまり詳しくは教えられませんよ?」
妹紅『アホだからだろう?』
「違うわい」
慧音『ふふ、どんな事でも良いんだ。知識を知れば知る程、賢くなるからな。どんな事であっても』
「先生……」
妹紅『わざとらしくうるっとするなよ』
156 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 16:51:35.40 ID:LseuwXxAO
妹紅『ところで慧音』
慧音『うん?』
妹紅『今日は雨が降りそうな雲行きだから、洗濯物は早めに仕舞った方が良いんじゃないか?』
慧音『ああ…そういえば雲行きが怪しかったた…ちょっと取り込んで来るよ』
妹紅『なあ』
「おう?」
妹紅『さっきの話は本当か?』
「嘘付く理由がないぞ」
妹紅『…だよな……』
妹紅『…もうそんな事考えてないんだろう?』
「ん?…まあな、生きる目的もちょっと見つかったし…」
妹紅『…でも死のうと思えば死ねるんだよな…』
「……どした?」
妹紅『……良いよな、簡単に死ねるなんて…』
「…妹紅?」
妹紅『…私さ、死ねないんだよ。俗に言う不老不死』
「……む」
妹紅『蓬莱の薬って奴を飲んでな。…飲んだ時は、まあ…復讐とか、色々考えてて気にもしなかったよ』
「復讐…?」
妹紅『復讐。まあ深く言うつもりはないけどな』
妹紅『…で、その薬を飲んで、死ねなくなって』
妹紅『…何十年、何百年、何千年生きて来た』
妹紅『…簡単に死ねない辛さ、わかるか?』
157 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 16:58:16.86 ID:LseuwXxAO
妹紅『周りの奴が生まれて死ぬまで、私は何一つ変わらない』
妹紅『変わらないせいで気味悪がられて、逃げるように去る』
妹紅『この繰り返し。死のうと思って一回自分の身体を焼いてみたけどさ』
妹紅『…死ねないんだよ、本当。笑っちゃうだろう』
外から雷の音が響く。
ゴロゴロと、深く、暗く。
「妹紅……」
妹紅『……すまん、つい話ちまった。お前が悪いんだからな、あんな話をするから』
「……すまん」
気付いたら、妹紅の身体をゆっくりと抱き寄せていた。
何も考えていないようで、何も考えてない。
158 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/16(金) 16:59:10.72 ID:LseuwXxAO
ではまた夜に。
159 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
2011/12/16(金) 22:30:25.82 ID:LseuwXxAO
再開致しますね。
160 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 22:39:24.77 ID:LseuwXxAO
何故こう行動したのかわからない、がこうしたかったのだろう。
妹紅『……おまっ!?』
「ああ、いやすまん、深い意味はないんだ」
妹紅『なら離しやがれ…焼くぞ…っ』
「おっとすまん…焼かれたくはないな」パッ
妹紅『…全く、何だお前は…』
「いやあ、女の子は泣かせたくないしな」
「女の子の涙は見飽きたのだよ」
―もう、良いよ
―あなたなんて、大嫌い
―死んじゃえば良いんだ
「……あ」
妹紅『…あん?何だよ』
「…いや、ちょっと、な…」
妹紅『……?』
「昔の事を思い出して、ね…」
「(すっかり、忘れてたわ…アイツの事…)」
―――
――
―
161 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 22:48:11.18 ID:LseuwXxAO
『ねえ、男くん』
「うん?」
『…別れよ』
「…何でまた急に……」
『もう疲れたんだよ、男くんと居るの』
「何でだよ、俺、何か悪い事したか?」
『悪い事…?あっははは、自覚ないの?』
『男くん、あなたは八方美人なのよ』
「それの何が悪いんだよ」
『…あははッ、意味、わからないの…?』
『だから、疲れるのよ…男くんは…』
『…女の子にちやほやされて』
『女の子と沢山遊んで…っ』
『女の子と沢山付き合ってッ…!』
『女の子、女の子、女の子女の子女の子女の子、女女女女女女ッ!!!』
『ぜぇッんぶ女!!!』
『…嫉妬する、身にもなってよぉ…?』
「………」
『ねえ、聞いてるのッ!?』
「…悪い、俺の流儀は曲げられねぇよ」
162 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 22:55:40.16 ID:LseuwXxAO
『あ、そう……良いわ』
『あなたなんて、大嫌い』
『死んじゃえば良いんだ』
『…あなたが幸せになろうもんなら』
『私が、ぜぇんぶ、ぶち壊してやるんだから…』
『そして』
―私だけを、見させてあげるわ
「……うわぁ…」ズ-ン
妹紅『お、おい…?…どうしたんだよ』
「…少し、嫌な事…思い出してしまった…」
妹紅『…何だよ、言ってみろよ』
慧音『私も聞かせてもらいたいな?』ヒョイ
妹紅『「うわあああっ!?」』
妹紅『慧音っ、いつからそこにッ』
慧音『さっきから、妹紅と男くんが抱き合う』
妹紅『うわあああッ!!』
「恥ずかしいのか?うひひ可愛い所あんだな」
妹紅『うるせえッ、焼き殺すぞ!?』
「すまんすまん」
慧音『仲が良いのは何よりだ……それより男くん、さっきほどの話、聞かせてくれないかな?』
163 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 23:13:57.16 ID:LseuwXxAO
―――
――
―
慧音『…ふむ……』
慧音『…それも自殺を考えた原因の一つなのかな?』
「…まあ、多分…間接的には関わってると思いますね」
妹紅『…というかその女、怖いな…何だそりゃ…』
妹紅『まあ、確かに…男はたらしそうだからな、女を』
「なっ、失敬なっ、俺は清く正しいんだぞ」
妹紅『その二つ名みたいな事を聞くと更に信用出来ないな…』
「ちっ」
慧音『……嫌な予感がするな』
「えっ」
慧音『…私の杞憂であっていれば良いが…』
「……いや、まさか…それは、ないっすよ」
慧音『男くんは女の怖さを知らないみたいだな。この世で一番怖いのは、女という生き物なんだよ』
164 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 23:29:42.58 ID:LseuwXxAO
―――
――
―
妹紅『まあ、何だ……大丈夫だって』
「…だと良いんだが…はぁ」
慧音『…まあ、あまり心配する必要はないよ。誰かの協力がない限り、幻想郷には来れない。もしくは強力な霊力、妖力を持った奴しか来れないからな』
慧音『そう心配する必要はない』
「…わかりました…」
慧音『…今日はもう帰った方が良いよ。大雨が降りそうだからね』
「…わかりました…あ、お茶ありがとうございます」
慧音『…心配なのか?』
妹紅『!?…だ、誰がだよ…』
慧音『ふふ…心配なら見守っていれば良いさ』
妹紅『…ふん、誰がアイツなんか…』
慧音『…ふふ』
慧音『(…しかし胸騒ぎがする。八雲紫と博麗霊夢に相談してみるとしよう…)』
165 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 23:44:05.46 ID:LseuwXxAO
ザアァァァァ
「くそー!!不幸だぁー!!俺はなんて雨男なんだよー!!」タッタッタ
「びしょぬれじゃないかー!!これが女の子なら最高なのにー!!」タッタッタ
「はぁ…はぁ…ここで雨宿りするか…」
「………はぁ」
―死んじゃえば良いんだ
「………」
「……くそ、何だって今更…」
―死んじゃえば良いんだ
―死んじゃえば良いんだ
―死んじゃえば良いんだ。死んじゃえば良いんだ。死んじゃえば。
「ぅ……っ」フラッ トサッ
「…う、む……?」
「(あれ、何か柔らかい感触…)」
『…大丈夫?男くん?』
「(…ああ、俺の女神様だった…俺ってば不幸じゃなかった…)」
166 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/16(金) 23:52:09.75 ID:LseuwXxAO
―――
――
―
アリス『はい、ホットミルク』
「ありがとう、俺の女神様」キリッ
アリス『…女神様って、何よ…』
「言葉のまんま。いただきます…」ズズッ
アリス『…召し上がれ。それよりもどうしたの?あんな所で…』
「はぁ…温かい…。…ああ、ちょっと雨宿りしてたら、走り過ぎたのかふらっと来てな」
アリス『…そう。気をつけなさいよ?…風邪引いたら大変だし…今日はここで泊まって行って良いから』
「なん、だと…?」ガタッ
アリス『…な、何?』
「健気な美少女が、男と二人、屋根の下…これは間違いが起こっても良いよね?いや、間違い起こして良いかな?」
アリス『……そんな事するなら追い出すわよ?』
「冗談ですお」
アリス『よろしい。…さっ、服脱いで』
「あれ?どうしてそうなるの?」
167 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 00:00:01.36 ID:4ktEcKLAO
アリス『濡れた服来たままだと風邪引いちゃうわ。だから早く脱ぎなさい?』
「ちょっと待て、アリスには羞恥心はないのかね?俺、男だよ?ねえ、嫌、止めてっ」
アリス『…さあて、ちょちょいのちょいと』
「らめえええええっ」
「ひ、ひ、ひぇとくしゅっ!」
アリス『ほら見なさい。ちゃんと温まりなさいよ』
「へい…」ズズッ
「(にしても…霊夢の神社とはえらい違いだな…洋風だし…元の世界の家に似てる…)」
「(そして良い臭い。くんかくんか…嗚呼、俺ってば変態ねっ)」
168 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 00:09:11.48 ID:4ktEcKLAO
アリス『…もうすぐ秋だからかしら…この大雨は止みそうにないわね…』
「…というか本当に泊まって行って良いのか?」
アリス『構わないわよ。男くんには外界の事、話してもらうつもりだったし…等価交換よ…はい、シャツとズボンは乾かしてあげたわ』
「さんきゅー、助かるよ」
アリス『じゃ、久しぶりのお客様と、お話でもしましょうか』
「仕方ねえな……今夜は寝かせないぞ?」
アリス『言ってなさい』
男はアリスの家で夜中まで、ネタが尽きるまで話した。
外界の事、幻想郷の事、アリスの事、男の事…沢山、沢山。
そうしてるうちに、時間は丑の刻過ぎ。
169 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 00:11:47.20 ID:4ktEcKLAO
ちょっと休憩。
170 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 00:20:28.43 ID:I4P78diho
おつ
みとるよ
171 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 00:29:16.74 ID:Tl0lJiBqo
舞ってるー
172 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 00:29:56.44 ID:4ktEcKLAO
>>170
わあい。ありがさんきゅーです。
アリス『……んー…』ウツラウツラ
「ん?眠いのか?」
アリス『…ん…ちょっと、眠い…』ウツラウツラ
「無理しないで、寝なよ」
アリス『…んー…?…うん…寝る…』コテン
「おう。おやすみ」
「(うわあああッ、アリスがアリスがああ、俺の膝にいいい!!)」
アリス『……、…』スゥスゥ
「(…これはわざとだろう、アリス…本当は起きてんだろう?)」頬プニ
アリス『…ん…ダメよ…上海…』
「(上海!?俺は上海じゃないよっ、むしろさんはーいっでルパンダイブしたいぜおい!!)」
173 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 00:39:56.58 ID:4ktEcKLAO
>>171
ありがさんきゅーです。
アリス『……、……』スゥスゥ
「(ああ、これはマズい…こんな美少女って居るもんだなぁ…あ、髪サラサラ…やべえ)」
髪へと手のひら、指先を這わせて撫でる様に頭を撫でる。アリスを起こさない様に優しく、ゆっくり。
「(…これ、いや…本当にマズいわ…結構女慣れしてると思ったんだけどな…)」
頭を撫でる手のひらと指先はそっと撫で下ろし、人形の様に白く透き通った、頬へと添わせ、その感触を味わう。
「(柔らけえ…女の子ってこんな柔らかいのか…)」
アリス『…ん…、……ぅ…ん』
小さな呻き声を上げるアリスを気遣う様にとタッチを更に優しくし、頬から唇へと指先を這わせながら、アリスの心地良さそうな寝顔を見詰めてにやける男。
「(これじゃあ、完全に変態だなうひひひっ)」
174 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 00:41:08.64 ID:4ktEcKLAO
ちょっと地の文が多くなります。すみません。
175 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 00:49:17.71 ID:4ktEcKLAO
アリス『…ん……はぁ…』
男の指先が添えられたふにゅりと柔らかい唇から吐息が吐き出される。
「(…っ…うわあああ…やべえ、やべえよ…理性が持たないが、こんな雰囲気…たまらないっ)」
男の指先はアリスの吐いた吐息で湿り気を帯びる、そして自然と唇へと埋まる男の指先。
アリス『ん……っん…』チュウ
「(う、うおおおあああ!?やめてっ、もう俺のヒットポイントは0よ!!)」
そう、アリスは男の指先をくわえ、無意識に吸い上げる。無意識なのでセーフ。当然の事ながら男の指先はアリスの唾液にまみれる。
「(く…っ…耐えるんだ…俺…ここが男の見せどころだ…ッ)」
176 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 00:58:25.41 ID:4ktEcKLAO
アリス『…ん……っ…う…?』
ここでお約束のお目覚め。当然の事ながらアリスの唇には男の指先が埋まったまま、そして唾液まみれ。
アリス『……、……』
アリスは寝ぼけ眼をじっと男に向けてしばらくの沈黙。
「……や、やあ…お目覚めかな、姫様?」
冷や汗たらたらの男を寝ぼけ眼で見上げたまま意識をハッキリとさせて行き、唇の感触に戸惑いながらも理解したのか
アリス『……、……』ニヤッ
にやけた後
カリッ
「ゆ、指がぁ……ッ」
アリス『…不覚だったわ…まさか私にあんな事させるなんて…ッ…』
「い、いや…あまりにもアリスが可愛かったからさ…ッ…可愛いのが悪いっ」
177 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 01:09:58.22 ID:4ktEcKLAO
アリス『なっ…い、言い訳も程ほどにしないと、追い出すわよ…?』
「…す、すんません…」
アリス『…む……その言い方は、私はやっぱり可愛くないわけね?』
「えっ、いや、そんなわけじゃあ」
アリス『…どっちなのよ…?』
「…か、可愛いに決まってるだろう…?」
アリス『…な、何よ…もう…ただの人間のくせに…バカっ』フンッ
「(デレた?アリスはツンデレ?…マジで惚れたわ…)」
アリス『…ほら、何してるのよ…』
「はい?」
アリス『……膝、ちゃんと下ろして』
アリス『じゃないと、眠れないでしょ…?』
「(…眠れないのは俺の様でした)」
178 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 01:11:38.29 ID:4ktEcKLAO
地の文書くと長くなるね。
ちょっと休憩。
179 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 01:15:18.66 ID:Tl0lJiBqo
アリス可愛いよアリス
乙乙
舞ってる
180 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 01:17:35.04 ID:M4u/rg0Po
アリス可愛すぎだろ…
181 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 01:35:27.53 ID:4ktEcKLAO
再開。
―――
――
―
アリス『……、……』スゥスゥ
「(一睡も出来なかった。いや、寝ようと思えば寝れたが…)」
アリス『……ん……っ』ギュッ
「(…膝枕からの押し倒されての抱き枕)」
「(アリスからの良い匂いで色んな意味で眠れなかった…否、寝たくなかった)」
アリス『……ん…ぅ』スリ
「(ちなみにアリスのベッドには抱き枕があるんだが…それと勘違いしてる様だ)」
「(まさに俺得だよ……)」
アリス『……っ…う、ん…?』ゴシゴシ
「…よ、よぉ…おはよう…」
アリス『…ん……おはよ…隅、凄いわよ…?』クシクシ
「アリスのせいなんですがね」
アリス『……あぁ、ごめんなさい…つい、気持ち良かったから……あと、5分だけ…』ギュゥッ
「(うおおおおお!!5分でも50分でも500分でもおおお!!……トイレ行きてえ…)」
182 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 01:39:09.33 ID:w51SOcF1o
乙
アリスでこのシチュはある同人誌を思いだしてしまう
183 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 01:44:25.51 ID:4ktEcKLAO
アリス『…ねえ…昨日話は本当?』
「…まあ、紛れもない真実。俺の武勇伝」
アリス『…あの、ね…?…私は好きな女の子以外でも仲良くする事は良い事だと思うわ、でも…』
男に身体を寄せて抱き付いたままのアリスが男を見上げる。眉は心配混じりに寄せて。
アリス『…本当に好きな女の子には、目一杯の好きを、与えてあげて…?』
「え、と…」
「(ええええとええええと、つまり、つまりだ…アリスは何が言いたいんだ!?)」
「…ええと…」
アリス『……鈍感?』
「……おうとも」
アリス『………言わなきゃ良かった』ギュッ
アリスは男の胸元に顔を埋める。
恥ずかしさをはぐらかす様に胸元に顔を埋めたまま、すりり、と頬を擦り寄せる。
「(いや、まあ、わかったんだけど…もうちょっとからかいたいぐへへ)」
184 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 01:45:34.88 ID:4ktEcKLAO
>>182
kwsk Kwsk Kwsk
185 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 01:55:07.87 ID:4ktEcKLAO
「俺…女の子に慣れてるからさ…慣れ過ぎて、見えない部分もあるんだよ…」
「だからさ…教えてくれないかな…?…アリスの口から…」
「(やべえ俺、これはちょっとぐへへ…夢なら覚めるなよ…俺の幻想郷っ)」
アリス『…でも、気持ちの押し付けになるわ…』
「…そんな事ない、ぶっちゃけ、俺はアリスに一目惚れしたんだぞ?」
「(これは本当の気持ち、こんな好きになったのはアリスが始めてだわ…だからイジメ倒したい)」
アリス『…え、と……私、男くんを支えたいの…』
「…もっと具体的に…」
アリス『ッ…男くんの傍に居たい…』
「…もっと気持ちを伝えて…」
アリス『…ぅ…ッ…男くん、が…す』
魔理沙『おーっすアリスー、本借りに……』ガチャ
魔理沙「失礼しやした」バタン
186 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 02:00:30.95 ID:4ktEcKLAO
キリが良いので今日はここまで
明日からちょっと夜勤なので不定期になります。
可愛いアリスにご期待を。
そろそろ地霊殿組も出します。
187 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 02:06:43.45 ID:Tl0lJiBqo
乙
アリス可愛すぎる…
地霊…さとり様に期待する
188 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 02:12:22.66 ID:4ktEcKLAO
>>187
ちょっとネタバレ
さとり様が誘惑します。
189 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 02:29:03.56 ID:X0vBFg1AO
乙
アリスかわいいよアリス
遂にさとりさんか
楽しみだぜ!
190 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 02:29:55.42 ID:w51SOcF1o
>>184
>>1
に聞かれたら教えるしか無いじゃない
七色に悪戯でググると幸せになれるかも
191 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 02:32:07.21 ID:i+M0t9O+o
乙です!
ニヤニヤが止まらないな困ったどうしようか
192 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 02:42:26.74 ID:4ktEcKLAO
さとり『しりとりしましょうか、お燐』
燐『えっ、何であたいと…』
さとり『暇なんです、さあ、行きますよ。しりとり』
燐『えっと…リストカット(と、攻めで行くにゃーん)』
さとり『……トリックオアトリート』
燐『……トリートメント(ぎゃあああ見切られてる!?ずるいさとり様)』
さとり『…トムキャット』
燐『…さとり様なんか嫌いです』
さとり『…!?』
193 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 02:43:07.33 ID:I4P78diho
アリスは寝なくても大丈夫ってのは公式だっけ?どっかの二次だっけ?
194 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 02:44:22.31 ID:4ktEcKLAO
>>190
ありがとうっ。
さあて見に行こうっ
195 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 02:55:10.56 ID:4ktEcKLAO
>>193
公式かどうかは調べたらわかりますが、アリスは睡眠も食事も、そうした方が良いからやってるみたいです。
196 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 02:59:58.92 ID:8GtSzXa10
だが待って欲しい、彼女持ちで他の女のとこで居候って……
男は男やでえ。
197 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 03:15:13.52 ID:4ktEcKLAO
>>190
幸せになりました。
そして書いてるうちにアリスが可愛くて仕方なくなってきました。
…終わりを書くのがちょっと辛くry
おやすみなさい。
198 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 08:37:29.20 ID:aQLqxV+DO
乙
アリスのあまりの急デレにキョトンとしてしまったが
ここは名言に習うとしよう
か わ い い は 正 義
199 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 10:34:51.11 ID:MvR1FL4xo
>>1
乙です。可愛いが妙に夢落ち感がするのは何故だろう……?
>>193
アリスが睡眠と食事を摂るのはあくまでも人の頃の習慣を続けているだけ、だったかな。
だから「眠くなる」とか「お腹が空く」と言った生理現象は本来ないはず。
だが、その出所が彼の「求聞史紀」だから当てにならないのが東方のミソだよね!
200 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 11:56:55.14 ID:3JcRd1FDO
やっぱりアリスはええのうグヘヘ
201 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 17:16:59.39 ID:4ktEcKLAO
アリス『………』
「………」
アリス『上海ゴー』
シャンハ-イ
―――
――
―
―うわ、上海何しやがるっ
―痛い痛い痛いっ、誰にも言わないからやめてくれっ
―お尻はやめろおおおっ
魔理沙『いや、な…やっぱり鍵は掛けとくものだぜ』
「そうだぞアリス」
アリス『ちょっ…何で私のせいだけになってるのよ!』
「アリスがくっついて離れないからだろう?」
魔理沙『幸い、文は居なくて助かったけどな』
アリス『…うぐぐ』
魔理沙『と、言うわけで、本借してくれよ』ニヤァ
アリス『……か、勝手にしなさい』
魔理沙『わあい、さんきゅーなんだぜ』
「…脅されてどうすんだよ…」
アリス『う、うるさいっ…男くんが悪いんだからね…っ』フンッ
「(やべえ可愛いな)」
202 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 17:24:21.54 ID:4ktEcKLAO
魔理沙『さてと、本ももらっ…じゃなくて借りたし…ちょっくら地底に行くかね』
アリス『地底?…何でまた地底に?』
魔理沙『ああ、ちょっとな…お燐に渡したいものがあるんだよ』
アリス『ふうん……丁度良いわ、私も暇だし、着いて行っても良いかしら?』
「…地底か…俺も行ってみたいね」
魔理沙『良いぜ、じゃあ三人で行くか…ちょうど雨も止んでるし、歩いて行けるしな』
アリス『…そうだ、男くん?』
「うん?…何だ?」
アリス『…地底に行くなら、さとりに気をつけてね』
「さとり?…また美少女か?」
アリス『…ま、まぁ…美少女なのかしら…と、とにかく、あの子だけには気をつけなさいよ』
「あれ、それは妬きもち?」
アリス『そ、そういう意味じゃないわよっ』
203 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/17(土) 17:32:31.46 ID:4ktEcKLAO
「うへへ可愛いなぁ」クシャクシャ
アリス『ち、ちょっと…っ…恥ずかしいから止めてっ…』アタフタ
魔理沙『…妬ましいんだぜ』
―――
――
―
魔理沙『ここが地底の入り口なんだぜ』
「何か、ちょっと暑くないか?」
アリス『それはそうよ。灼熱地獄の真上にあるらしいから…熱いのは当たり前よ?』
「…大丈夫なのかよ」
アリス『この穴を抜ければ大丈夫よ。さっ、行きましょ』タッタッ
魔理沙『だな。私はもう慣れてるしなぁ』タッタッタ
「…結構熱いんだがなぁ…」タッタッタ
―――
――
―
「…おお…これは…」
アリス『…まあ普通は驚くわよね』
「…なんつーか、凄く……洋風です」
魔理沙『何ボサッとしてるんだー、さっさと行くぞー?』
アリス『はいはい』
「へえい」
204 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/17(土) 17:34:15.44 ID:4ktEcKLAO
今日は少ないですがここまで。
ご飯食べてお風呂入って寝ます。
続きは明日の朝に書きますね。
205 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 17:39:50.02 ID:Tl0lJiBqo
やっとさとり様クルー!?
と思ったら終わった
さとり様の誘惑楽しみにしてます
乙
206 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 17:40:11.16 ID:aQHltBo2o
おつ
207 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/17(土) 17:43:08.84 ID:CXBgGCjIO
こんな同人あったな
208 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:37:52.15 ID:dLThFDnAO
ちょっと書き溜めした分の投下と再開です。
209 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:39:19.62 ID:dLThFDnAO
―――
――
―
『あら、お客様が来たみたいですね…これは…魔理沙、そして、アリス……これは、誰かしら…』
『お燐、向かい行ってもらえる?』
燐『はあい、行ってきますねー』
『ふうん、そう…コイツが…ちょっとからかってやりましょうか…』
―――
――
―
燐『やあ、魔理沙、久しぶりだねー、どうしたんだい?』
魔理沙『よっ、お燐。ちょっとお見舞いをさ…ほれ、取れたての魚』
燐『おおっ、今日はご馳走だっ……あ、そうだ。さとり様が呼んで来いって行ってたよ?』
アリス『…さとりが?…凄く嫌な予感がするんだけど…』
210 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:41:19.36 ID:dLThFDnAO
「良いじゃん、行ってやろうぜ」
アリス『……他の子にうつつを抜かすのね?』
「……ひ、否定はしないぞ?」
アリス『…もう、ちょっとだけよ?』
「わあい、流石アリス。あとで俺のリップサービスを」
アリス『遠慮するわ』
「………」シュン
―――
――
―
さとり『…久しぶりね、魔理沙、そしてアリス』
魔理沙『お前から呼ばれるなんて思ってもなかったぜ…どうしたんだよ』
さとり『少し、退屈凌ぎのお遊びに誘いたいと思って、ね?…付き合ってくれないかしら?』
アリス『…お遊び次第ではお断りするけど?』
さとり『…簡単なお遊びですよ。…こんな風に』スッ
211 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:44:06.31 ID:dLThFDnAO
魔理沙『むっ?』
アリス『……いけない!!』
アリスの声と同時に魔理沙、アリスの足下から無数の糸が現れ、彼女らの脚に絡み付き、身動きを封じる。
「……えっ…?何これ」
さとり『言ったわよ、簡単なお遊びと……私も退屈なの、わかるわよね…?』
その糸は彼女らの身体に巻きつき、全身の動きという動きを封じる。
アリス『ちょっ…何のお遊びよ…っ』
魔理沙『趣味の悪いお遊びだぜ…っ…お燐っ、謀ったなッ』
燐『いやぁ…あたいは何も、あたいは呼んで来いと言われただけどなんだよ、ごめんね』
212 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:45:48.65 ID:dLThFDnAO
アリス『くっ……何をする気よ…っ』
さとり『あなた達には何もしないわ。用があるのは……そちらの外界の男』
「……俺?」
さとり『そう、あなた』
さとりはにこりと意味深な笑みを浮かべて男に近付いて行く。
アリス『男くんッ…逃げて…っ』
「い、いや…しかし…」
さとり『逃がしません』
さとりは手のひらを男に向ける、そして男の目の前には閃光。それと共に黒い記憶が頭の中でフラッシュバックする。そう遠くない記憶。
「うッ…!?」
男は呻き声を上げて、口元を押さえてうずくまる。
―死んじゃえば良いんだ。
―死んじゃえば良いんだ。死んじゃえば良いんだ。死んじゃえば良いんだ。死んじゃえば良いんだ。
213 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:47:36.02 ID:dLThFDnAO
「なん、だ…これ…」
さとり『すみません。あなたの記憶を思い出させてしまったみたいですね』
アリス『ソイツは他人の心を見れる力があるのッ…何も考えちゃダメ…!』
「今更、言うのは…遅いぜ…っ」
魔理沙『くそ…っ…抜けられねえ…これ、なんだよッ』
アリス『多分、私が上海に使う糸よ…っ…やってくれるわね…』
さとり『ふふ、大丈夫…危害は加えたりしないから』
「もう十分過ぎるくらいに、加えられてるんだけど……っ」
さとりはうずくまる男の目の前に立ち、ゆっくりと屈んで男の顎へと人差し指を添える。
さとり『私もね…外界の男の方がどんな人なのか…少しだけ興味があったのよ』
そうして人差し指を添えた顎をくい、と持ち上げて男を見上げさせる。
214 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:49:29.38 ID:dLThFDnAO
「ぅ……っ?」
アリス『ち、ちょっと…何してるのよ…』
さとり『…知ってるわよアリス?…あなた、この男に気があるのよね…?』
アリス『っ……!?』
さとりは男を見上げさせたままその顎を人差し指の指先で、するりと撫で上げる。
「……っ……」
さとり『…外界の男の方がそれだけ魅力的だったのよね?あなたのような人にとっては…』
さとり『…その男が、自分で目の前で、他の女に抱かれてしまう…こんなシチュエーション、あなたはどう思うかしら…?』
アリス『あ、なた……ッ…私に恨みでもあるの…!?』
さとり『ないわ。ただ私も外界の男の方に興味があるだけ…』
「…アンタ、何考えてんだよ…」
男は絞り出すような声でさとりに問いただす。
以前としてさとりの力に翻弄されたまま、身動きが取れない。
215 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 08:54:29.89 ID:dLThFDnAO
さとり『何だと思う…?…ねえ…私もあなたに興味があるのよ…少しだけ、付き合ってくれない…?』
さとりはそう言って、男の顎にやんわりと人差し指と親指を添えて幼く可愛らしく整った顔を近付ける。
「や、めろよ……」
さとり『…どうして?』
さとりの顔がぴたりと止まる。
「…こんなの、俺……嫌だよ」
アリス『……男くん…?』
「…こういう事ってさ…やっぱり、互いに同意してこそ、やる意味があんだろ…」
「…無理矢理なんて、俺の道理に合わねえよ…」
さとり『…あら、にしては今のあなたの頭の中は、煩悩まみれよ?』
「…当たり前だろ…可愛い子にこんな事されて、変な事考えない男の方が、どうかしてるぜ…」
「…でもよ…俺は、好きな人と…こういう事がしたいんだよ…」
「…好きな奴にキスして、抱き合って…いじめて…あんあん鳴かせて…ああ、アリスを鳴かせたい…」
アリス『……言うタイミングがおかしいわよ…バカ』カァ
216 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/18(日) 08:56:46.66 ID:dLThFDnAO
投下終わり、ちょっと休憩してまたちょっと書きます。
217 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/18(日) 09:05:01.60 ID:vFIfE/EJo
さとり様可愛いよさとり様
乙
218 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 09:28:55.32 ID:dLThFDnAO
さとり『…そう、男って皆、単純かと思ってたんだけれど…そうでもなかったのね…意外だわ』
「…俺はたらしに見えて意外と紳士なんだぜ?…というより早く指を退けて下さい」
さとり「…?…嫌って言ったら…?」
「…ヤバいので退けて下さい」
アリス『ちょっ…男くん…!?』
魔理沙『…熱いねえ…』
燐『あたいなんか空気なんだけど……』
さとり『…じゃあ、一肌脱いでみようかしら…』スルリ
そう言ってさとりは肩を露出する様に衣服を下にずらす。
「……!?」
アリス『ちょっ……こらあああッ!』
魔理沙『修羅場なんだぜ』
燐『さとり様がいつになく大胆…これは意外…』
「い、いや…これは色々と…お、俺にロリコン属性はないぞっ!?」
さとり『…じゃあ、私色に染めれば、その属性は変わるのかしら?』
さとりは更に服をするり、と下へとずらし…胸元ギリギリの辺りまで白く、か細い肌を露出させて行く。
「(あわわわわ、何だこれっ…これは、試練か!?試練なのか!?)」
219 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 09:37:21.86 ID:dLThFDnAO
さとり『…さぁ、どうする…?…ここまでされて…あなたはどう行動するのかしら…?』
さとり『…紳士なままか…それとも野獣になるか…私はどちらでも構わないわよ…?』
アリス『男くんっ!!手出したら許さないわよ!?というかさとりッ、後で覚えてなさいよ!!』
さとり『ふふ、負け犬の遠吠えかしら…?』
アリス『な、何ですってええ!?』
魔理沙『…これは酷いな…パルシィじゃなくても妬ましく感じるぜ』
燐『こんな場面でパルシィが出てきたら発狂しちゃうよ…怖い怖い』
さとり『…据え膳食わぬは男の恥…だと思うわ』
アリス『据え膳食わぬ男は男の中の男よッ!!』
「(…あははは、リア充最高……逃げたいよ)」
この後、男はさとりの猛烈な誘惑に打ち勝ち、事なきを得た。
しかし、終始男の勲章がマスタースパークだったのは男だけの秘密。
220 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 09:47:48.78 ID:dLThFDnAO
―――
――
―
さとり『また来てね、男さん?』
アリス『二度と来ないわよッ』
さとり『あなたには言ってないのだけれど…?』
アリス『うるさいっ、男はここに来させないわよッ』
さとり『良いわよ…?…私から男さんに会いに行くから』
アリス『ぐぐぐ……』
魔理沙『まあ、何だ…モテモテだな?』
燐『…罪深いねえ…うらやましいよ』
「…人事と思いやがって…」
魔理沙『人事だもんな』
燐『ねー』
「…はぁ…いっそのこと据え膳食べれば良かっただろうか…」
アリス『…そんな事言う男くんとは絶対喋らないわ…ふんっ』
「えっ!?」
さとり『そしたら私が貰ってあげるわね?』
アリス『それは駄目よッ』
さとり『あら、しつこい女は嫌われるわよ…?』
アリス『くうううっ』
「また始まったよ…」
魔理沙『…恋のライバルって奴だな』
燐『微笑ましい限りだね』
「…泣きたい」
小町『えっ、帰って来てない?』
霊夢『どっかで道草食ってるのよきっと』
小町『道草じゃない何かだったりしてね、あはははは』
霊夢『まさかね…あはは』
221 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 10:01:38.79 ID:dLThFDnAO
―――
――
―
男は霊夢の神社からアリスの家に居候を移した。理由としては
「鳴かせたい」
だ、そうだ。
霊夢にはこれまでの経緯を話して了承を得たらしい。というか了承以前に
霊夢『飯代が浮くから大いに歓迎するわ』
らしい。
そんなこんなで男はアリス宅へと身を移す。
季節は秋の半ば。
アリス『…最近紅葉が綺麗になって来たわね』
「紅葉見ながら紅茶というのも…また良いもんだな」
アリス『そうね…あ、おかわりいる?』
「ん、ありがとう…もらうよ」
幻想郷に来て二ヵ月ちょっと、幻想郷はすっかりと秋の色に染まり辺りは紅葉した木々ばかりが並ぶ。
アリス宅付近は森の為により一層紅葉が目立つ。
アリス『はい…どうぞ。秋と言えば…あの二人が元気になってる頃ね』
「ん?…あの二人って?」
アリス『…豊穣の神様』
「…豊穣?」
アリス『会ってみる?…今はちょうど人里に呼ばれてると思うから』
222 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/18(日) 10:03:36.47 ID:dLThFDnAO
眠い……寝ます。
おやすみなさいっ。
223 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/18(日) 10:22:34.58 ID:0/tZwKZuo
乙。さとりんまじ小悪魔的。
男……マスパなのはいいが見た事あったっけ?既知?
224 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/18(日) 12:22:57.07 ID:ngB+xXoAO
さどりんキターー
225 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/18(日) 13:33:00.44 ID:C8SfJcn9o
乙
さとり様が蠱惑的でSだなんて…
取り合えず、男、そこを変わってください
226 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:12:43.17 ID:n24PEs3AO
書き溜め投下っ
終わりまでの流れは出来たけど…シリアルになっちゃいました。
227 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:14:36.90 ID:n24PEs3AO
―――
――
―
「…この季節はやっぱりどこも同じか」
アリス『あら、外界でも豊作を願ったりとかするの?』
「似たような事はするよ。こんなあからさまにはしないけど…というかその神様は何処だ?」
アリス『畑に居るちっこい二人よ』
「えっ、あれかよ…」
―――
――
―
『あれ、アリスじゃん。一年振り?』
アリス『久しぶりね…穣子』
穣子『いやあ、今年も来たよ。私達の季節がっ』
『お姉ちゃん、張り切ってたからね。あ、アリス、お芋いる?』
アリス『良いの?じゃあもらおうかしら…ありがと静葉』
静葉『どういたしまして…そちらの人は?』
アリス『ああ、この人は』
「アリスの彼氏です」キリッ
228 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:16:11.38 ID:n24PEs3AO
アリス『ちょっと黙ってなさい』
「………」
穣子『へえ…やるじゃんアリス。見た目に寄らず大胆だねえ…』
アリス『う、うるさい……それよりアンタ達は新聞見てなかったの?』
穣子『新聞?…ああ、見る気もなくだらけてたからね…』
静葉『あははは…私も同じく…』
アリス『アンタ達…相変わらずなのね…』
穣子『いやあ、それほどでも』
アリス『誉めてないわよ』
―――
――
―
静葉『そうだったんだ…外界の人間だったんだね』
穣子『ふうん…確かにこの里の人とはちょっと違う感じがするよ』
「溢れ出るカリスマのせいだな」
アリス『ないない…』
229 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:22:31.62 ID:n24PEs3AO
アリス『にしても、今年も豊作だったみたいね』
穣子『まあね、私達のお陰さ』
静葉『誉めて誉めてー』
アリス『はいはい……ん?』
「どうかしたか?」
アリス『………霊夢、何やってるの?』
穣子『ああ、秋の食べ物が欲しいからって手伝ってみたい』
アリス『……相変わらずね』
「がめついな…」
―――
――
―
霊夢『あら、二人揃ってデート?』
アリス『違うわよ』
「またまたぁ」
アリス『何で男くんが言うのよっ』
霊夢『お熱いわねぇ…』
アリス『か、からかわないでよっ』
アリス『…はぁ…というか霊夢、何で人里に居るのよ』
霊夢『秋姉妹から聞いたでしょう?…収穫祭よ』
アリス『…アンタが育てたわけじゃないでしょう…』
霊夢『そこは巫女の特権で』
「ふざけろ」
230 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:30:54.83 ID:n24PEs3AO
霊夢『まあまあ…私だってお芋食べたいのよ。焼き芋美味しいでしょう?』
「だからって取り過ぎだろう」
霊夢『保存食よ』
アリス『……全く相変わらずね』
穣子『霊夢ー、取るのは良いけど取り過ぎちゃ駄目だからねー』
霊夢『わかってるわよ…仕方ないわね』
アリス『わかってないわよね絶対』
「巫女の癖して、だらしねえな」
霊夢『うっさい』
―――
――
―
アリス『結局、結構もらっちゃったわね』
「だな。しばらくは秋の旬の料理だな」
アリス『作って欲しいもの、ある?』
「んー…アリスが作ってくれるのなら何でも」
アリス『……もう…バカ』
「うひひひ」
231 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:39:12.88 ID:n24PEs3AO
「お?」
アリス『…あら』
小町『やっ、お二人さん、おかえり』
「またお仕事か?」
小町『まあね……後、映季様から伝言だよ』
「伝言?」
小町『ああ……ええと、いい加減死んで下さい。だそうだよ』
アリス『…四季様が直接来ないとなると大丈夫そうね…良かった』
小町『あの人も忙しいからさ……あ、あたいがサボってるからじゃないよ?』
「もっとサボって良いんだよ」
小町『…あたいが怒られるから嫌だよ…』
小町『まあ、特に変わりはないから安心しなよ。…お二人さんがお熱い以外にはね』
アリス『ちょっ、小町っ』
小町『あっはははは。じゃあ、あたいはお暇するよ…ああ、後ね』
アリス『…ん?…何よ』
小町『…さとりが勝手にお邪魔してるみたいだよ』
アリス『……あの、妖怪め…』
「……嫌な予感がぷんぷんするな…」
232 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:45:41.19 ID:n24PEs3AO
―――
――
―
さとり『お邪魔してるわ』
『お邪魔してるんだよー』
『あたいも居るよっ』
アリス『…何で、人の家にうじゃうじゃと……』
「…あれ、見知らぬ顔が増えてるけど……誰…?」
アリス『…ああ……男くんは驚かないのね…』
「ま、まあまあ……」
アリス『…ええと…とりあえず、自己紹介してちょうだい』
『あ、して良いの?…私は古明地こいし。さとりお姉ちゃんの妹だよ』
『あたいチルノーっ』
アリス『…さとり、勝手に上がった事は置いといて…何でこう、二人も居るのよ』
さとり『あら、男くんに会うのに理由なんかいるのかしら?』
アリス『それは答えになってないわよっ』
さとり『…仕方ないわね……こいしは暇だから着いて来ただけ、この妖精はたまたま会っただけよ』
233 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 08:58:55.43 ID:n24PEs3AO
「へえ…あ、この子なんか冷たい」
チルノ『あたいは氷の妖精だからね、とっても冷たいんだよっ』
「…夏には最適な妖精だな」
さとり『ねぇ…男くん?…私には何も言ってくれないの?』
「……何か言わないと駄目?」
さとり『勿論』ニコッ
アリス『はいはいそこまで、男くんはさとりと話しちゃ駄目』
さとり『ふうん…邪魔する気?』
アリス『どっちがよっ』
こいし『お兄さんが外界の人間さん?』
「おう、お姉ちゃんに似て可愛いな」
こいし『えへ、ありがと。お兄さん良い人そうだね』ニコッ
「いやいや、そんなそんな。お兄さんは変態です」
こいし『あはははッ』
さとり『………』
アリス『…?…どうしたのよ』
さとり『…いえ…こいしが初対面の人間に、あんな顔するなんて…思わなかったわ』
アリス『…読めるの?』
234 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 09:03:40.39 ID:n24PEs3AO
さとり『…まさか、私にはあの子の心は見えないわ…だけど』
こいし『お兄さんお兄さん、お姉ちゃんの事好きなの?』
「お兄さんが好きなのはアリスだぞ」
チルノ『アリスはモテモテなんだねっ』
「主に俺にな?」
こいし『お姉ちゃんもお兄さんの事好きって言ってたよ?』
「さとりは怖いから嫌だ」
こいし『あはははっ、お姉ちゃんが振られた』ケラケラ
さとり『…あの人、やっぱり興味深いわ』
アリス『…あげないわよ』
さとり『奪うまでよ…?』
アリス『男くんは私に首ったけなのよ?…さとりじゃ無理よ』
さとり『あら…色仕掛けでもすれば簡単に…』
アリス『それだけはさせないわよっ』
235 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 09:14:19.29 ID:n24PEs3AO
チルノ『最近寒くなって来たからね、レティが元気になる季節になるんだよ』
「レティ?」
こいし『チルノのお友達だよ。冬の妖怪さん』
「へえ…きっと冷たいんだろうなぁ」
チルノ『レティは強いんだよー、あたいよりも最強なんだよっ』
こいし『私だって強いもん。レティくらいならけちょんけちょんよ』
チルノ『な、何をーっ』
アリス『…人の家で弾幕勝負するのは止めなさいよ』
チルノ『むぅ……』
こいし『はあい……』
さとり『ふふ……にしてもアリス。お客様が来てるのにお茶も出してくれないの?』
アリス『私が離れたら男くんの貞操が危ないから』
さとり『失礼ね…私ならアリスの目の前で堂々と奪うわよ?』
アリス『な、何ですってええ!?』
「挑発に乗るなって…」
236 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/19(月) 09:17:50.84 ID:n24PEs3AO
ね、眠い……
明日は用事があるので休憩中に書き溜めて明日の朝に投下しますね。
あと質問ですが、このまま書くと最後辺りはシリアスになります。
このままシリアスに行くか、ハッピーに行くか、意見を聞かせて下さい。
それではおやすみなさい。
237 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/19(月) 10:11:34.18 ID:tRC8gNg90
ただでさえ冬はクリスマス()とかでテンション下がるんだ
ハッピーに行こうぜ
238 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/19(月) 12:44:36.40 ID:DW2sBHdOo
ハッピーエンドがいいです
239 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/19(月) 17:52:57.68 ID:15rdEGyAO
1が書きたいように書いてくれればいいんだぜ!
240 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/19(月) 21:08:56.58 ID:m0WkH9GAo
書きたいように書くといいと思うが個人的にはハッピーがいいですね
241 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 08:16:14.73 ID:XQN0PDlAO
落とした後に救いをある感じを考えてましたが………お楽しみ下さい。
では、ちょっと投下します。
242 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 08:18:31.21 ID:XQN0PDlAO
―――
――
―
さとり『さてと…そろそろ帰ろうかしら』
こいし『えー、まだお兄さんと話したいよー』
さとり『こいし、駄目よ。男さんの迷惑になるから…』
アリス『私には掛からないのね…』
チルノ『じゃあ、あたいもそろそろ帰るよっ、おっ先にー』 バタバタ
「…チルノは慌ただしいな」
アリス『あの子の取り柄みたいなものだからね』
さとり『じゃ、私達も帰るわね…?…またね、男さん。…とアリス』
アリス『後付けみたいに言わないでよっ』
こいし『お兄さん、アリスー、またねー、』
アリス『…はいはい…もう来なくて良いわよ…』ヒラヒラ
「賑やかだな…」
アリス『…本当はあんなな人達じゃなかったんだけれどね…』
243 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 08:19:34.45 ID:XQN0PDlAO
「はははっ」
アリス『さてと…もらったお芋、食べる?』
「そうだな…おやつには持ってこいだろ」
季節はもうすぐ冬。
アリス『ふふ、そうね。ちなみに今日はシチューという物を作ってみるつもりよ』
「おお、それは期待だな」
一年の終わりが近付く中、とんとん、と
アリス『それじゃあ張り切って腕を振るわなきゃいけないわね』
「ああ、俺も教えてやるからな」
黒い足音が、幻想郷へと足を伸ばす。
―――
――
―
紫『…いったい、どういう事なの…』
藍『紫様…?…どうかされたのですか?』
紫『…結界が、破られてるわ』
藍『なっ……』
紫『…しかも、こちらとあちらの世界に影響ない程度…強いて言うなら、人一人分だけが通った様な跡…』
244 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 08:20:41.22 ID:XQN0PDlAO
藍『…まさか、でも…それじゃあ…』
紫『…ええ、異変よ…霊夢もきっと気付いているはず…っ』
―――
――
―
霊夢『………』
魔理沙『霊夢?どうしたんだよ?』
霊夢『魔理沙、異変よ』
魔理沙『は?…そんなまた急に…いったい何だよ』
霊夢『…博麗結界を破って、いえ…正確には通り抜けて幻想郷に入った馬鹿が居るわ』
魔理沙『…んな馬鹿、居るのかよ…』
霊夢『…慧音の言った通りになったわね』
―――
――
―
霊夢『いったいどうしたのよ、珍しいわね』
慧音『いや、少し気がかりな事があってな…』
245 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[sage]:2011/12/20(火) 08:25:05.84 ID:XQN0PDlAO
では、今日はお休みなのでまた夕方に
246 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 08:39:16.47 ID:ENGgiP55o
乙
舞ってる
247 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 17:29:10.84 ID:XQN0PDlAO
霊夢『…深刻そうね、話してみなさい?』
慧音『…男くんの事だが…』
慧音『…男くんの外界の、その…お付き合いしていた人の話は聞いた事があるだろうか』
霊夢『ああ、あの話なら聞いたけど……何?アンタもアイツに気があるの?』
慧音『そういう訳ではない…何というか、得体の知れない恐怖感を感じたんだ』
霊夢『…恐怖感?』
慧音『ああ、私の杞憂であれば良いが…いや、むしろあって欲しい…』
霊夢『…遠回しに言わないでハッキリ言いなさいよ』
慧音『…多分その女……妖怪だ。そして…近々、この幻想郷へと来るかも知れない』
慧音『…その時は―――』
―――
――
―
霊夢『(まさか、ね……本当に杞憂であって欲しいわ)』
248 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 17:43:26.81 ID:XQN0PDlAO
霊夢『とりあえず、原因を虱潰し…いえ…その原因の向かっている場所は一つしかないわ』
魔理沙『…ど、どこなんだよ?』
霊夢『…アリスの所よ』
―――
――
―
『…ああ、何て良い空気…そしてこの匂い…』
『…うっふふ…私から逃げようだなんて、思わない事ね…男くん』
紫『待ちなさい』
『……あら、だあれ?』
紫『…これ以上先には行かせないわ』
紫『そして事と次第によっては、あなたを消すわ』
『私を?消す?』
『ふふッ、あはっ…あはははっ』
『ごめん。冗談にも程があるわ』
紫『私は本気だけれど…?』
『…良いわよ。やってみなさい』
『そして知りなさい。私を』
『知りなさい、絶望を』
―――
――
―
249 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 18:00:40.19 ID:XQN0PDlAO
紫『………』
『情けない。何も出来ずに地に伏せられる気分はどう?』
紫『…う、そ……何なの…あなた…』
『…さあ?わからないわ、名前なんて合ったかしら』
『…ああ、合ったわ。ここ何千年言われてなかったからすっかり忘れてた』
『…空亡、だったかしら』
紫『……ば、馬鹿な…そんな…』
『良い表情ね。あなたはとても強い妖怪だと思うわ…でも私には勝てない』
『…全ての妖怪は何も出来ずに私の前で崩れ落ちるの』
『ふふッ、滑稽だわ…本当に』
『…ああ、そうそう…教えてくれない?…ここに、男くん、居るでしょう?』
紫『っ…居るとしたら…?』
『連れて帰るの、そして私だけの物にするのよ…ふふッ、楽しみだわ』
紫『…く…っ…させ、ない…!!』
空亡と言う女の回りが、紫によって出されたスキマに埋め尽くされる。
紫『落ちて消えろ…っ!!』
スキマは女を飲み込む様に周りを取り囲み、女を食らう―。
『無駄よ』
全てのスキマが打ち払われる。
まるで女を飲み込む事を拒む様に。
250 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 18:02:26.46 ID:XQN0PDlAO
ご飯とお風呂です。
251 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 19:25:06.63 ID:LdUjYcGyo
女がチート過ぎる
乙
舞ってる
252 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 19:26:09.37 ID:XQN0PDlAO
紫『(勝てない…!)』
紫はこの攻撃でそう悟る。
そして咄嗟に自分の身体をスキマへと飲み込ませ、消える。
『……逃げたか』
『…まあ、良いわ。…さて、男くんを探さなきゃ…』
『あの人は、私を…救ってくれた人だから』
『…私だけを、見てよ…男くん』
―――
――
―
私は、一人。
ずっと一人。
誰も私に気付かない。
誰も私と一緒居られない。
誰も…私と対等になれない。
そんな私と唯一、打ち解けてくれたのは男くん。
―なあ、一人なら飯食おうぜ?その後に女ちゃんも食べちゃうぞー
女として始めて、私と打ち解けてくれた人。
―え?俺と…?…マジで?
あれから私は男くんだけを見ていた。ずっと、ずっと。
なのに、男くんは…優柔不断。誰とでも仲良くなってしまう。
253 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 19:37:33.84 ID:XQN0PDlAO
愛しさの判明、男くんに妬ましさを感じた。
男くんは私だけの物。私だけの男くん。
だけど、男くんは私の目の前から突然姿を消した。
私のせい?まさか、男くんはいつも仕事が辛いと言っていた。
きっと仕事のせいだ、男くんが私を嫌いになるはずがない。
私は男くんを探した、けれどどこにも居なかった。
だけど手掛かりは合った。
男くんのアパートの屋上から漂う、僅かな妖力。
…確信した。男くんはこの世界に居ない。
もう一つ確信した、かつて妖怪と人間が共に共存するという、幻想郷。
きっとそこだ、そこに男くんは居る。
待っててね、男くん。
あなたを今から…
『迎えに行くから』
254 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 19:49:19.67 ID:XQN0PDlAO
―――
――
―
『…また、私の邪魔をするのね…』
霊夢『ここを通す訳にはいかないわ』
魔理沙『異変となっちゃあ、出ない訳にはいかねえしな、総力戦と行こうぜ』
萃香『呼ばれたのなっちゃあ、やらないわけにはいかないねぇ…』
勇儀『せっかくの酒の時間を邪魔したんだからな……ツケは高いよ』
『…どいつもこいつも…邪魔ばかり』
『…私を誰か知ってる上で立ち向かうの?』
霊夢『ええ、勿論よ。…空亡、空想上の妖怪だと思ってたけれど…まさか居るなんて思わなかったわ』
霊夢『…魑魅魍魎の王。全てを飲み込み押し潰す存在』
霊夢『大それた二つ名ね』
『…退きなさい、奥に男くんが居るんでしょ?』
魔理沙『お断りなんだぜ。これは、挨拶変わりだッ』
255 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 20:03:39.47 ID:XQN0PDlAO
魔理沙『人の恋路を邪魔する奴は、恋符に焼かれて死んじまえッ!!マスタースパァークッ!!』
魔理沙は懐から一つの道具を取り出し、女へと発射口を向ける。
そして迸る黄色い閃光。女を飲み込みながら地面を大きく抉り取る。
魔理沙『……やったか…?』
霊夢『まさか…ちゃんと見なさい』
煙の立つ中、立つのは女。全くの無傷で立ち尽くす。
魔理沙『…無傷かよ……』
萃香『それなら…ッ』
勇儀『私達に任せろッ!』
その煙を縫う様に掛ける二人。
そして間合いを詰めた二人は渾身の拳を叩きつける。
萃香『食らい』
勇儀『やがれぇッ!!』
地面が抉り取られる程の二人の一撃。
『…鬼?…下種共が、私を倒せるとでも』
その二人の一撃をそれぞれ片手で受け止める女。
256 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 20:16:31.74 ID:XQN0PDlAO
『思ってるの?』
女は二人の拳を掴み、振り上げ、力任せに地面へと叩きつける。そして鳴り響く轟音。
萃香『ぐっ』
勇儀『かは』
『…ほら後二人、どうする?』
霊夢『………』
魔理沙『…ちっ、あんなあっさりと…まだかよ』
『来ないの?来ないなら』
「待てよ…」
『………!?』
「ここでヒーロー参上…ていう状況でもないか」
ここで空気を読まない男の参上。
『…男くん…?』
「ああ、久しぶりだな…女」
『…男、くん…会いたかっ』
「近付くな」
『っ……!?』
「忠告するぞ。そのまま近付けば、お前は死ぬ」
『…私が?…そんな訳ないわ…』
『だって、私を殺せる奴なんて、居ないんだから…』
257 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 20:17:31.87 ID:XQN0PDlAO
バトル回みたいになってすみません。
ちょっと休憩です。
258 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 20:59:23.51 ID:7aUzXLWQo
おつ
早苗さんの活躍あるか期待
だけど望み薄だな
259 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 21:30:52.60 ID:rpaAw26do
乙
260 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 21:50:30.19 ID:rSUAqEL7o
シリアスはシリアスでみたいなー、とも。
261 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 21:56:24.73 ID:XQN0PDlAO
「…俺が殺すとしたら?」
『…っ……え』
「…俺はやりたくない…けど、これ以上、こいつらを傷付けるなら…俺がやる」
『…何で、何でよ……』
『いつもいつも……優柔不断、吐き気がするのよッ!!』
『私だけで良いじゃないッ!私じゃ不満なのッ!?』
『他に女でも出来たのッ!?ねぇ…答えなさいよッ!!』
「…そうだ、出来たよ。好きな人」
『…ああ、そう…居るのね…』
『…出しなさいよ、その女』
『…私の手で、あなたの目の前で、無惨な姿を晒させてあげるからッ!!』
霊夢『…駄目じゃない、どうするのよ…』
「…仕方ない……俺の悪運に掛けるか」
魔理沙『…何するんだよ?』
「…女、お前に弱点なんかないだろう」
「…だったら、俺はこうするしかない」
『……何を、するのよ…』
「…すまないな…こうするしか、お前を止められないみたいだ…」スッ
262 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 22:05:26.42 ID:XQN0PDlAO
『男、くん…?』ハッ
霊夢『…ちょっ……』
魔理沙『やめ…ッ』
「…掛けるよ…悪運に…」
「…すまないな…女……アリス…」グッ
ビチャッ…
『お……男くんッ…!!』
―――
――
―
アリス『…っ!?…男くん…?』
さとり『…どうかしたの?』
アリス『…男くんッ!』
さとり『待ちなさい。あなたが出てどうするの?』
アリス『男くんが危ないのよッ!離してッ!!』
さとり『離さないわ…まずは永琳の所に行きましょう』
アリス『どうしてよッ!!』
さとり『…聞いたでしょう、男くんから…もしもの場合は―』
263 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 22:14:23.99 ID:XQN0PDlAO
―――
――
―
「アイツが……」
紫『ええ、多分あなたの知り合い……それとかなりの力を持った妖怪よ』
アリス『そ、そんな妖怪が外界に居るの…?』
紫『あくまで推測だけれどね……私一人でどうにかなるなら良いけれど、多分どうにもならない』
紫『もしかしたらこの幻想郷の妖怪全て集めて掛かっても倒せない相手』
紫『…あなたが切り札になるわ。だから…これを持ってなさい』
「…これは…」
紫『…博麗の巫女の力が宿った短刀。これを、相手の胸に刺せば…どんな妖怪でも倒せる筈』
「…いりません」
紫『駄目よ。これはあなただけじゃなく、幻想郷の全てが掛かってるの』
紫『…もし、私達が敵わず、あなた一人だけになったら迷わず使いなさい』
紫『でなければ、幻想郷は滅びるわ』
264 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 22:21:15.88 ID:XQN0PDlAO
「…わかりました。でも、これは俺が使いたい様に使います」
「…これでアイツを傷付けるくらいなら、俺が傷付きます」
アリス『男くん……?』
紫『……わかったわ。あなたに任せる…じゃあ、私は行くわ』
「…気をつけて下さい」
紫『…あなたもね…私の救った命…無駄にしないでね?』
「アリス」
アリス『…男くんの言いたい事は、大体わかったわ…』
「…そうなった時は、ごめん」
アリス『…ううん…良いの…あなたが決めた事なら…』
「…ごめん…じゃあ、行ってくる」
アリス『…男くん……』
「…うん?」
アリスは男の腕を掴み引き寄せて、男の振り向き様に男の唇へと唇をやんわりと重ね合わせる。
「……アリス…?」
アリス『…死んだら、許さない、から…』
―――
――
―
265 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 22:31:23.21 ID:XQN0PDlAO
―――
――
―
――と――く――
お――くん
―男―くん―
男―くん!!
アリス『死んじゃ嫌ッ!!駄目よ…!!…約束したよね…!!』
永琳『うどんげ、脈拍は』
鈴仙『安定しません、このままだと…』
霊夢『ちょっとっ!!医者ならどうにかしなさいよっ!!』
永琳『…私に出来ない事もあるわ。やるだけの事は勿論やる』
永琳『…紫、変な物を渡してくれたわね…』
『……、………』
アリス『ねえ…っ…嫌だよ…居なくならないでよ…ぉ…』
『………』
―コイツ、だ
―男くんの好きな人
―…何で、あんなに泣くのよ
永琳『…うどんげ、下がって』
鈴仙『は、はい…』
アリス『男くん…っ…ぅ…駄目…行かない、でぇ…っ』
―何で、あんなに…心配するの
266 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 22:39:18.61 ID:XQN0PDlAO
このまま終わりまで走るかっ
―何で、あんなに…心配するの?
―私は男くんの為に、涙すら流せない
永琳『―…戻った…っ…うどんげ、続けるわよ』
鈴仙『は、はいっ』
アリス『ぅ…うう……ッ』
霊夢『…アリス…外に出てましょう…きっと大丈夫よ』
―……負けた
―…勝てない、あの女に
―…積み重ねてきた物が崩れた
―…私は、負けたのね
―嗚呼…これが、シツレン
―――
――
―
永琳『…とりあえず、安定したわ…後は意識が戻るのを待つだけよ』
アリス『え゛ぇり゛ぃん…あ゛りがどぉ…』グスッ
永琳『…まずはその顔をどうにかしなさい…』ハァ
幽々子『あら〜…死んでも私の所で面倒見るから大丈夫なのに…』
アリス『ばかぁッ!!』ポカスカ
霊夢『…どっから現れたのよ…』
267 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 22:40:22.20 ID:XQN0PDlAO
ちょっとコンビニです。
268 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 23:17:41.49 ID:XQN0PDlAO
萃香『ねえ、私達はー』
勇儀『治療してくれよー』
永琳『あなた達は軽傷でしょうが…すぐに治るわよ』
萃香『ケチー』
勇儀『ばばぁー』
永琳『………………』
ユルシテ--ッウワァァァ
アリス『………』
アリス『…良かった……男くん…』ギュッ
鈴仙『しばらくすれば、目が覚めるはずだから…あと、何で居るんですか…?』
『………』
霊夢『気にしなくて良いわよ…すっかり戦意も喪失してるし』
鈴仙『は、はぁ……』
『……何で』
霊夢『……?』
『何で、あんなに泣くのよ…アンタ…』
アリス『……男くんが好きだからよ…』
『好きだからってそう簡単に泣けるの…?』
アリス『…簡単、に…ですって……』
アリスは怒りの感情を露わにして女の胸倉を掴み上げる。
アリス『アンタに、何がわかるのよ!!…本当に、本当に…相手の事が好きなら…思ってるなら…』
アリス『…っ…涙は、自然に…出るものなのよ……?』グスッ
269 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 23:22:30.46 ID:XQN0PDlAO
んー最後はきっちり締めたいので今日はここまでで。
ちなみのちなみなんですが…
アリスとのエロ回は需要ありますかね?
270 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 23:40:19.92 ID:/an1EdpEo
乙
エロ期待
271 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/20(火) 23:42:15.61 ID:9s/gX3b90
ほのぼのと終わってほしいが
>>1
の好きにするのが一番だとおっさん思うの
272 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/20(火) 23:57:41.61 ID:XQN0PDlAO
>>271
本編はほのぼのと終わらせます。
書くならその後になりますね。
273 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/21(水) 00:02:47.66 ID:cjtSc1eHo
終わったあとの後日談でなら見てみたい
乙
274 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/24(土) 13:10:36.28 ID:NQsPDsNk0
やっと追いついた
いちおつ
275 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/25(日) 01:17:52.90 ID:MoS2oudAO
『……あなたには、いや、あなただけには負けたわ…』
アリス『え……?』
『…初めてね…負けたのは…それも私より遥かに弱い女に…』
『…良いわ…男くんは諦める…あなた、殺しても生き返りそうだし…』
アリス『む………』
『…一言だけ、男くんに言いたい事があるんだけど…良いかしら?』
アリス『…まだ、寝てるわよ…?』
『良いの…聞こえてなくても、ね…』
『…男くん、一言だけ言わせてね…』
『……さようなら。あなたと会えて良かったわ…』
『…じゃあ、私、行くわ』
霊夢『行くって…何処に…?』
アリス『…行く宛てはあるの…?』
『…ない、と言いたい…けれど…行く所なら沢山あるわ』
『…人の数程、ね…?』
276 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/25(日) 01:26:58.51 ID:MoS2oudAO
―――
――
―
アリス『行っちゃったわね……』
霊夢『…あの妖怪、何も起こさなければ良いけれど…』
アリス『…きっと大丈夫よ』
アリス『…多分、ね…同じ人に恋したんだし…大丈夫よ』
霊夢『だと良いけれど……まあ、いっか』
アリス『…男くん、早く目を覚まさないかな……もうすぐ―――』
―――
――
―
アリス『…今日も寒いわねぇ…』
「んー…こんな日は体温と体温で温めあいたいなぁ…?」
アリス『…馬鹿な事言ってないで…食べちゃいましょう?』
「仕方ないなぁ……と…その前に」
アリス『そうね…じゃあ』
アリス・男『「メリークリスマス」』
277 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/25(日) 01:38:20.42 ID:MoS2oudAO
気が付けば女は居なかった。
聞けば幻想郷を去ったらしい……多分、八雲紫さんに頼んだんだろう。
…元の世界でちゃんとやっていけるんだろうか心配だったが…問題はないだろう、とアリスが言ってた。理由はわからない。
…無事だと、良いが…。
―――
――
―
『…うん、良い風…』
『…今日は何処に行こうかな…』
『もっと、世界を見て回りたい…知りたい…そして教えたい』
『…幻想郷、こことは異なる世界が合った事を』
『……さっ、行こうかしら…』
『私の、幻想郷へ―』
fin.
278 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/25(日) 01:38:58.78 ID:MoS2oudAO
気が付けば女は居なかった。
聞けば幻想郷を去ったらしい……多分、八雲紫さんに頼んだんだろう。
…元の世界でちゃんとやっていけるんだろうか心配だったが…問題はないだろう、とアリスが言ってた。理由はわからない。
…無事だと、良いが…。
―――
――
―
『…うん、良い風…』
『…今日は何処に行こうかな…』
『もっと、世界を見て回りたい…知りたい…そして教えたい』
『…幻想郷、こことは異なる世界が合った事を』
『……さっ、行こうかしら…』
『私の、幻想郷へ―』
fin.
279 :
ゆっくり霊夢
◆3aliq6bd3s
[saga]:2011/12/25(日) 01:41:35.24 ID:MoS2oudAO
遅れましたがこれで本編は終わりです。
アナザーもとい、アリスとのにゃんにゃんはちょっと考え中です。
280 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/25(日) 01:43:42.15 ID:pt95L5n1o
なるほどこの日を狙い澄ましてたのか、乙
にゃんにゃん期待
281 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/25(日) 03:03:10.85 ID:tPJTl/iAO
クリスマスにあわせるとは…
にゃんにゃんに期待
282 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/25(日) 04:33:28.70 ID:eHVs/Xslo
乙
アフターにゃんにゃん期待
283 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/11(水) 00:26:36.13 ID:7qaaQNINo
まだー?
284 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/21(土) 22:10:45.09 ID:SDAjAYAwo
あれー?
285 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/01/26(木) 13:23:16.75 ID:kpZNtGuio
まだかー?
286 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/29(日) 09:24:18.27 ID:lEkvhyEbo
まだー?
287 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/06(月) 23:07:40.37 ID:ljsmn0olo
おーい
288 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/13(月) 16:34:46.09 ID:eBVefP/do
明後日には落ちちゃう
289 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/02/17(金) 19:05:14.65 ID:ibPRXrZIo
追い付いた…と思ったら来てないorz
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