SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/26(月) 23:16:17.77 ID:4x0AyYPo0<>日常×インフィニットストラトス
ちなみに全く関係ないけど日常×まどマギを書きました。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1316931756/
クソスレですがまだ続いているのでそちらもよろしくお願いします。<>はかせ「はかせはIS学園に行きます」 なの「えっ」
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/26(月) 23:28:07.42 ID:4x0AyYPo0<> なの「IS学園ってなんですか?」
はかせ「正式名称『インフィニットストラトス』 日本が開発したマルチフォームスーツで、元々宇宙空間での利用を目的としていたけど、今は全然。 それに、アラスカ条約って言うのに引っかかって軍事利用も禁止されているから、今は競技種目、スポーツとして活用されているよ」
はかせ「まあ、言い方を変えれば世界最強の軍事兵器ってところだね」
なの「へ、へぇー……」
はかせ「それで、はかせが今から行く学校は、IS操縦者を育成する学校だよ」
なの「そ、そうなんですか………」
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/26(月) 23:35:19.05 ID:4x0AyYPo0<> なの「そ、それではかせは何故その学校に………?」
はかせ「んー? それはねー………」
はかせ「なのと一緒に授業を受けたいから」
なの「………え?」
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/26(月) 23:40:21.40 ID:4x0AyYPo0<> 一瞬なのの思考回路が止まった。 はかせと一緒に授業を受ける? 何を言っている? そもそも自分は『時定高校』と言う高校に通っているのだがと、なのは考えたが、はかせはそんななのにお構いなしに喋り続ける
はかせ「んで、三日後にはなのとはかせの登校日だから」
なの「」
はかせ「じゃ、そゆことで〜」
なの「ま、待ってください!!」
はかせ「? どしたの?」
なの「わ、私も…行くのですか…? その、IS学園という所に……」
はかせ「うん。 そだよ」 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/26(月) 23:49:17.81 ID:4x0AyYPo0<> なの「じゃ、じゃあ…今私が通っている高校は………?」
はかせ「大丈夫だよ、 一応留学扱いになっているから、半年か一年後には戻れるよ」
なの「そ…そうですか……よかった…のかな?」
はかせ「ププ、明後日には出発だから。 早めに準備しといてね〜」
はかせはそういうと、はかせの部屋へ入ってしまった。
なのは少し寂しそうな表情を浮かべてたが、なの自身も新しい場所へ行ける事の期待感もあったのか、少し上機嫌で遠出をする準備を進めていた。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/26(月) 23:50:23.10 ID:c/uwBMIso<> 期待 <>
登場人物紹介<>saga<>2011/12/26(月) 23:59:38.70 ID:4x0AyYPo0<> 時間軸は、アニメと並行して進めていく予定です。
―――――登場人物―――――
はかせ: 東雲研究所の主 年齢は九歳 なのに内緒でIS学園の試験を受け、筆記試験を満点で合格した。 さらに何等かの方法でなのを試験免除で特別入学させた。 このスレのチートキャラでもある。
東雲なの : 東雲はかせによって開発されたロボット。 ある意味ではISよりも偉大な発明品でもある。 今回は留学と言うことでIS学園に転入してきた。
以下 アニメ版ISと同じなので省略 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/27(火) 00:01:44.61 ID:SSwd9nrv0<> 期待してる <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/27(火) 00:02:50.12 ID:VAw5YM/AO<> ロボットにIS適正とかあるのか? <>
登場人物紹介<>saga<>2011/12/27(火) 00:23:08.10 ID:HLsmZAdB0<> IS学園は、学園史上最も珍しい事が起きている。 原因は三人の人物によってだ。
一人は世界最年少でISを動かしたもの、東雲はかせ。もう一人は背中に大きな灰色のネジを付けた者、東雲なの。 そして……
織斑「………あぁぁぁ………これは……」
織斑「……これは…想像以上にキツイ………」
織斑一夏
世界で初めて、男性の身でありながら、ISを起動させた者である。
どういうわけか、ISは男性には起動できず、起動できるのは女性だけなのだ。 そのせいか、女尊男卑が当たり前になってしまっているのだ。
現に、もし女性と男性が戦争したら、男性が三日も立たない内に全滅すると予想されているのだ。
当然、クラスには織斑を除けば女子しかいない。 クラスの女子達の8割が織斑を、残りの2割が東雲なのに付いているネジを見つめていた。
しばらくすると、緑色のショートヘヤーにメガネと言う、なかなかスタイルの良い講師が入ってきた。
真耶「みなさん入学おめでとうございます。 私は副担任の山田真耶です」
すると、後ろにあるモニタ画面から『山田真耶』と書かれたウィンドウが表示された。 流石は、世界最先端の技術を取り入れている学校だなと、織斑と東雲家は思った。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 00:31:44.80 ID:HLsmZAdB0<> ミスった……名前欄の所、消すの忘れていたorz…
―――――――――――――――――――――――
しばらくの間、IS学園の仕組みなどの解説があり、一通り終わると、クラス全員の自己紹介が始まった。
何人かが自己紹介し終えると、織斑の紹介する番になっていた。 だが彼は
織斑(う……うっ…)
彼は緊張していた。 当たり前だった。 今この教室には男子生徒は織斑一人しかいない。 まして彼は女性に対する免疫をそんなに持っていなかったのだ。 そして
織斑「お…織斑一夏です!! 以上!!」
その時、クラスの9割以上の生徒がズッコケた。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 00:35:31.12 ID:HLsmZAdB0<> 今日はここまでで。 一応次回は織斑VSセシリアVS東雲家 といった感じまで進めていきたいと思います。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/27(火) 02:18:20.33 ID:5BaYR+/Xo<> ISのクロスで女の方を増やすのってめずらしいな <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/27(火) 02:39:14.15 ID:VTEsLhUAO<> >>9
食べ物食えるうえに排便までできるんだぞ…
IS起動できても何の疑問もない <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/27(火) 09:42:15.25 ID:VAw5YM/AO<> むしろはかせならなのをISにしかねない <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/27(火) 11:01:53.04 ID:SSwd9nrv0<> むしろIS無しでも戦えそう <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 15:52:38.57 ID:HLsmZAdB0<> 織斑が自己紹介を終えた直後、バキィン!と音と共に織斑の頭にげんこつが振り下ろされた。
織斑「いっっっつぅ〜〜〜………」
織斑は恐る恐る自分を殴った者の顔を見ると
織斑「げっ! 千冬姉!?」
その直後、織斑一夏はまた殴られ、こう注意された。
千冬「……学校では織斑先生だ」
織斑「………はい」
織斑は殴られた頭を撫でている。 千冬はそれを無視し、教壇に上がった。
織斑(……何で千冬姉がここにいるんだ?)
織斑の疑問は、次の千冬の発言で分かった。
千冬「諸君! 私が担任の織斑千冬だ。 ……君たち新人を一年で使い物にするのが仕事だ」
次の瞬間。クラス全体に歓声が沸き起こった。 それに対し千冬はぼやく
千冬「毎年これだけの馬鹿者が集まるとは……私のクラスにだけ集中させているのか?」
千冬(……まあ、今年は別の意味でのバカもいるのだがな……)
そう思うと、千冬は唯一バカ騒ぎをしていない東雲はかせに視線を向けた。
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 16:04:28.61 ID:HLsmZAdB0<> 織斑「千冬姉が俺の担任?」
織斑はそう呟いたが、千冬にはその呟きが聞こえていたのか、千冬はいつでも殴れますよというポーズを織斑に見せつけて言った。
千冬「で? ろくに満足な自己紹介もできんのか? お前は」
織斑「い、いや…千冬姉……俺は……」
その直後、織斑の頭は机に叩き付けられ、織斑先生と呼べ、とまた同じ注意をくらった。
そのやり取りを見ていた生徒たちがこう呟いた。
「えっ、織斑君って、千冬様の弟?」
「それじゃあ、世界で唯一ISを使えるのも、それが関係しているのかな?」
など、少し騒々しくなってきたのを、千冬は静かに!と、言う一声だけで注意した。
千冬「諸君らには、これからISの基礎知識を半年で覚えてもらう」
千冬「その後実習だが、基本動作は半月で体に染み込ませろ」
千冬「良いか? 良いなら返事をしろ! 良くなくても返事をしろ!」 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 16:21:01.61 ID:HLsmZAdB0<> −−−−−休み時間−−−−−
織斑はクラスでポツンと、一人でねそべるように座っていた。 だが彼のクラスの周りにはISを男性で唯一使える織斑を一目見ようと大勢の生徒(全員女子)が集まっていた。 その様子を見つつ、織斑はこう思った。
織斑(………気まずい 誰かこの状態から助けてくれ)
そう思っている織斑の前に、一人の女子生徒が立っていた。 長い黒髪でポニーテールの髪型をしている女子生徒……篠ノ之箒だ
箒「………ちょっといいか?」
一夏「………え」
二人は教室を出て、屋上まで移動した。
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SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 16:44:23.50 ID:HLsmZAdB0<> その頃、はかせ達は
なの「………失礼します」
はかせ「来たよー!」
はかせとなのはIS学園の職員室に来ている。 周りには先ほどまで同じクラスにいた。織斑千冬や山田真耶までもが、二人の到着をまっていたかのように立っていた。 はかせ達が到着したのを確認すると、全員が敬礼し始め、理事長である轡木十蔵が敬語であいさつをした。
轡木「お待ちしておりましたよ。 東雲はかせ、東雲なの」
なの「は、はい! 本日は私たちをこの学園に入学してくれてありがとうございます」
なのも礼儀正しく挨拶をした後、轡木はこんな事を言い出した。
轡木「ところで……再来週行われるクラス対抗戦についてだが…どうだ? もし君のクラスで代表者がなかなか決まらなければ出てみてはいかがですかな?」
轡木の発言に、千冬は慌てて反論した。
千冬「ちょっと待って下さい! 彼女たちはまだISを持っていませんし、勝率もかぎりなくゼロに等しいです!」
千冬の発言に、轡木は冷静に答える。
轡木「ISならありますよ。 ね? 東雲はかせ?」
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 17:05:43.16 ID:HLsmZAdB0<> はかせは黙ってポケットからスマートフォンのような物を取り出し、それのモニタ画面を千冬に見せた。 すると千冬は驚愕の表情を浮かべた。
千冬「なんだ……? このISは……?」
轡木「ああ、千冬先生は知らないと思いますよ。 このISの正体は………」
轡木が言い終わる前に、予鈴のチャイムが鳴った。 すると残念そうな表情でこう呟いた。
轡木「おっと、もう時間か。 ふむ、まあいいだろう。 この話の続きはまた今度にしよう」
そう言うと、轡木理事長は歩いて行ってしまい、そのほかの教員も授業の支度をする準備を始めてしまった。
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 17:06:25.62 ID:HLsmZAdB0<> いったん切ります <>
妄想により鼻血が多々でる中学生<><>2011/12/27(火) 17:30:47.92 ID:+fgb1vo20<> これはこれで面白いかも・・・・
久々にIS小説(オリ)書くかなあ・・・・・
ラウラ「貴様はいつまでここに居るつもりだ?」
ん〜もうちょっと
ラウラ「そうか・・・なら私の射撃の的になってもらおうか・・・」
えっあっちょっと・・ってああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 20:07:17.56 ID:HLsmZAdB0<> 休み時間が終わり、ISに関する授業が始まり数十分後、一通りの説明を終えた後だった。
真耶「では、みなさんここまでで質問がある人?」
一夏(分かんねえ……このアクティブなんちゃらとか、攻撃うんたらとか、どういう意味なんだ!? ……まさか全部覚えなきゃいけないのか?)
授業に全く付いていけない一夏に、真耶は一夏に話しかけた。
真耶「織斑君、何か質問はありませんか?」
一夏「ぐわぁっ! えっと……」
真耶「なんでも聞いてくださいね! なんせ私は、先生ですから!」
一夏「………先生」
一夏は少し恥ずかしながら言った。
真耶「はい! 織斑君!」
一夏「ほとんど全部分かりません………」
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 20:16:54.09 ID:HLsmZAdB0<> 真耶は少し困った顔をしながら、クラス全員に「いままで分からない人はどのくらいいますか?」と質問した
だが誰も手を上げなかった。 するとさっきまで授業の様子を見ていた千冬が一夏に話しかけた。
千冬「織斑、入学前の参考書は読んだか?」
一夏「えー…っと、あの分厚い奴ですか?」
千冬「そうだ。 必読と書いてあっただろう?」
一夏「……間違えて捨てま―」
一夏が言い終わらない内に、千冬は持っていた職員用の資料が沢山入っているファイルで殴られた。
殴った後、少し呆れながら千冬は「あとで再発行してやるから、一週間以内で覚えろ」と言って、元の場所へ戻ろうとしたが
一夏「いや、一週間であの厚さは……」
千冬「やれ、と言っている」
一夏「ぅぅぅ………はい、やります……」
その様子を見ていたなのは
なの(うわ〜……よかった〜学校に行く前に読んでおいて)
と、少し震えながらそう思っていた。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 20:31:01.22 ID:HLsmZAdB0<> −−−再び休み時間−−−
一夏「はぁーぁ……」
ため息を付きながら、ペン回しをしている一夏に、突然誰かから話しかけられた。
?「ちょっとよろしくて?」
一夏「ふぇ?」
?「まあ! なんですの? そのお返事は!?」
?「私に話しかけられることすら光栄のハズなんですから! それ相応の態度があるのではありませんか?」
一夏「悪いな、俺は君が誰か知らないし」
一夏の一言に、その少女は過激に反応した。
?「ッ!? 誰だか知らない!? このセシリア・オルコットを!? このイギリスの候補生にして、入試副主席のこの私を!?」
一夏「おっと、その前に質問いいか?」
セシリアと名乗る女子生徒はまだなにか言いたそうだったが、少し得意気な顔をしてこんな事を言い出した。
セシリア「ふん、下々の方の意見に答えるのも貴族の務めですわ。 よろしくてよ」
一夏「………代表候補性って何?」
この日、一夏はまたクラス中の人々をズッコケさせた。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/27(火) 20:41:45.11 ID:HLsmZAdB0<> セシリア「し、信じられませんわ!! 日本の男性というのは、これほど知識に乏しい物なのでしょうか!? 常識ですわよ! 常識!」
一夏のあまりの無能さに呆れているセシリアに、一夏は再び同じ質問をする。 すると今度はかなりのどや顔で説明を始めた。
セシリア「国家ISの操縦者として選ばれるエリートの事ですわ! 単語から想像すれば分かるでしょう?」
一夏「そう言われてみればそうだな」
セシリア「そう! エリートですわ! 本来ならば、私の様な選ばれた人間と一緒のクラスになれただけでも奇跡! 幸運なのよ!!」
セシリア「その現実をもう少し理解していただける!?」
一夏は少し圧倒されながらも「そうか、それはラッキーだ」と一夏なりの感想を述べた。 だが彼女は少し不機嫌になっていた。
セシリア「……バカにしてますの?」
一夏「お前が幸運だっていったじゃないか」
セシリア「大体、何も知らない癖によくこの学園に入れましたわね。 唯一男でISを操縦できると聞いていましたけど、期待外れですわね」
一夏「……俺に何かを期待されても、困るんだが」
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/28(水) 15:43:27.92 ID:U0zi7PGC0<> セシリア「まあ、私はエリートですから、貴方の様な人間にも優しくして差し上げますわよ。 何せ私は入試で唯一教官を倒したエリートですし」
一夏「? 教官なら俺を倒したぞ」
一夏のなにげなく言った一言に、セシリアは驚愕の表情になった。
セシリア「はぁ!? わ、私だけと聞きましたが………」
一夏「女子だけってオチじゃないのか?」
セシリアは顔を少し赤くしながら、一夏に急接近して叫ぶように言う
セシリア「あ、貴方も教官を倒したのですか!!?」
一夏「え…えっと、おちつけよ! なあ!」
セシリア「これが落ち着いていられ――――!」
セシリアが言い終わる前に、授業開始のチャイムが鳴った。 内心助かったと一夏は思ってたが、セシリアは続きはまた後でと言い、席に戻って行った。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/28(水) 16:01:42.14 ID:U0zi7PGC0<> 学校が終わり、はかせ達の寮室では、
なの「あー疲れましたー」
東雲なのは一足早く学校から帰ってきて、寮にあるベッドで寝そべりながら、学校から渡された資料集を読みはじめた。
なの(……クラス対抗戦……か)
なのは昼休み、職員室で聞いた事をふと思い出し、それについて考えていた。
なの(それにしても……ISってどんな競技なんでしょうか……? パワードスーツのような物を使ったり、武器を使うって聞いたのですが…)
なのはこの学園に入る前、はかせから軽い説明を受けていたが、実際にどのようにISを使った競技を実行するのかはあまり知らなかった。 まして、ISを着用した者同士がほぼ殺し合いに使い事をするなんて、平和的ななのには考えられなかったのだ。
なのがそう思っていた直後、隣の寮室から悲鳴が聞こえた。 ビクゥと、なのは少し驚きながらもドア越しから外の様子を見ると、壊れたドアの前に涙目になりながら縋り付いている一夏と、それを見ている女子生徒たちがいた。
なの(……隣、織斑君の部屋なんだ……)
なのはそう思いつつ、自分の寮室にあるベッドへ戻った。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/28(水) 16:38:47.59 ID:U0zi7PGC0<> その頃、はかせはまだ学園内に残っており、とある物資が運ばれてくるのを待っていた。
物資が運ばれてくるのを待っているのははかせだけでは無く、はかせの担任でもある織斑千冬と、副担任の山田真耶と、その他数名の技術士も居た。
しばらくすると、少し大きめの輸送機が到着し、待機していた技術士とはかせが荷台へと進んでいった。 荷台を開けて最初に目に入ってきたのはISだった。 全体の大部分の色は紫だが、ふちの部分は赤色で、腕のパーツには翼のような物が取り付けられ、手の部分には大きく鋭い赤い爪が付いていて、奥の方に縦に細長いくぼみがあった。
はかせはこのISを見てから、うん、異常はないねと少し嬉しそうに言った。 その後何名かの技術士たちがISを専用の倉庫に運び出そうとしていた。 それを見ていた千冬は、はかせにこう言った。
千冬「このISはいったいどうやって………?」
はかせ「はかせが作りました」
はかせはさらっと答えた。 それに対し千冬と真耶が少し驚愕の表情を浮かべていた。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/28(水) 16:50:14.80 ID:U0zi7PGC0<> 真耶(つ……作った……? ISを……この子が……?)
千冬(おちつきたまえ山田君。 どうせこの子が注文して作ったんだろう。 全く、何を考えているんだが)
二人はそう解釈しているようだが、実際は違う。 はかせの言葉通り本当にはかせが作ったのだ。
コア、コアネットワーク、ハイパーセンサーなどの複雑な装置を、全てはかせ一人で開発したのだ。
ISのコアはとある研究者のみしか開発できず、またISの数も467機しかないのだ。 つまり
東雲はかせは実際は存在しない第468機目のISを開発していたことを、ISのコアを世界で二番目に開発した事を、彼女たちはまだ知らないのだ。
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/28(水) 16:55:54.24 ID:U0zi7PGC0<> いったん切ります。 ちなみにはかせが開発したISの外見モデルはガンダムOOに登場してくるレグナントってモビルアーマーです。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/28(水) 20:22:44.60 ID:MCxXwCna0<> >>28何負けたのにかっこつけてんのわんさまさん <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/29(木) 21:27:29.34 ID:CCASVoc30<> 訂正
一夏「? 教官なら俺を倒したぞ」 ×
一夏「? 教官なら俺も倒したぞ」 ○
我ながら凄くやってはいけないミスをしてしまった。 激しく後悔している
――――――――――――――――――――――――――――――――――
次の日、教室
千冬「再来週にあるクラス対抗戦に出る代表者を決める!」
千冬「クラス代表者とは、対抗戦だけでなく、生徒会の会議や委員会の出席など……まあ、クラス長だと考えてもらっていい。 誰かいないか?」
千冬が一通り説明すると、思い出したように言った。
千冬「東雲なの! 東雲はかせ! お前達は学園長の推薦だそうだな。 もし誰も出なかったら、どちらかが出てもらうぞ」
千冬の説明に、クラスが少しざわつく
「えっ、東雲さんってそんな凄い人だったの?」
「確かに、史上最年少でISを操るって聞いてたけど、まさかそれほどとは……」
千冬の言葉とクラスメイトの言葉で少し照れているなのとはかせに対し、セシリアは少し不機嫌そうな表情になってこう考えた。
セシリア(世界最年少でISを起動した少女、東雲はかせ。 筆記試験ではこの私を差し置いて主席で合格……か、少し気に入りませんわね)
セシリア(だが学園長が推薦するほどとなると……認めたくありませんが、私より実力がほぼ同じ……またはそれ以上と考えても良いですわね)
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/29(木) 21:58:41.94 ID:CCASVoc30<> 千冬「んで、東雲の他に誰かいないのか?」
千冬の発言に、クラスメイト達は
「織斑君が良いと思います」
「私も、織斑君を推薦します」
千冬「他にはいないのかー? いないのなら東雲と織斑の二人でいいのか?」
一夏は慌てて千冬に言った
一夏「ち、ちょっと待った! 俺はそんな「納得いきませんわ!!」
突如、一夏の後ろから声がした。 声の主はセシリアだ。 セシリアは声を荒げ言った
セシリア「そのような選質は認められません!! 東雲さんはともかく、男がクラスの代表なんて良い恥さらしですわ!」
セシリア「このセシリア・オルコットに、その様な屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
セシリア「大体! 文化として後進的な日本で暮らしていくにしても…!」
セシリアの嫌みったらしい言葉に、一夏が反論する
一夏「……イギリスだって対したお国自慢ないだろ 世界一まずい料理で、何年覇者だよ」
セシリア「っ!? おいしい料理だってありますわ!! 貴方! 私の祖国を侮辱しますの!?」
しばらくの沈黙、それを最初に破ったのは
セシリア「決闘ですわ!!」
一夏「ああいいぜ、あーだこーだ言うより分かりやすい」
セシリア「わざと負けたら私の駒使い……いえ、奴隷ですわよ!」
正直、とても高校生とは思えないほどのレベルの低い言い争いが始まっている。 あれ? これって最悪の場合英国との国際問題に…いや、それ以前にとても嫌な予感がと、東雲なのはこの二人を見てそう思った。
<>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/29(木) 22:05:57.26 ID:CCASVoc30<> 千冬「……話はまとまったな、それでは次の月曜、第三アリーナで行う」
千冬「織斑とオルコットと東雲は、それぞれ準備をしておくように」
なの「………え?」
千冬「東雲は何を驚いている。 お前は来週の月曜日に、織斑とセシリアの対決に、第三者として参戦するんだぞ」
はかせ「だって、頑張ってね、なの」
なの「え、ええええええええええ!?」
この時なのは、先ほど感じた嫌な予感が的中したのを知った。 織斑とセシリアとの喧嘩に近い決闘に、参加しなければならないのだから。
火花を散らす二人に対し、も、もう駄目だ〜と嘆くなのであった。 <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/29(木) 22:17:19.59 ID:CCASVoc30<> 今日はここまでで、次回予告
「………? 東雲の機体(IS)………データが無い……?」 織斑千冬
「な、なんですの!? あのISは!?」 セシリア・オルコット <>
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/30(金) 23:35:50.56 ID:uQ9MfUQRo<> 見てるぞー
ちょっと面白そう頑張ってねー <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 11:30:23.58 ID:UQHQhvj70<> 今更だが警告
一夏がなのにフラグを建てる可能性はほぼゼロに近いです
キャラが少し崩壊します
――――――――――――――――――――――――――
昼休み 食堂
一夏「……なぁ、箒」
箒「なんだ?」
一夏「ISの事、教えてくれないか? このままじゃ何もできずにセシリアに負けそうだ」
箒「くだらない挑発にのるからだ」
一夏「そこをなんとか、頼む!」
一夏の頼みに箒は何も答えずに箸を進めてた、その時
なの「酷いですよはかせ〜なんで私が代表戦にでなきゃならないのですか!」
はかせ「大丈夫だよ、はかせのISが、第三世代のISに負けるわけがないんだから」
なの「そういう問題では無くてですね……!」
はかせ「まあ大丈夫だよ。 後でなのにも分かるようにISの操縦方法を説明するからさ!」 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 11:43:57.97 ID:UQHQhvj70<> 一夏(あれは……東雲姉妹……だっけ? まあいいや、頼んでみよう)
一夏「なあ、東雲、ちょっといいか?」
なの「あ、織斑君ですか。 なにか私にご用ですか?」
一夏「確かお前さっき、ISについてこの子から教えてもらうんだよな? お願いがある、俺にも教えてくれ! 頼む!」
なの「え、私は別に構わないですが……」
なのが少し考えていると、いきなり箒が箸を止めて言う
箒「別に良い、私が教える事になっている」
なの「え、いいんですか?」
箒「私は、篠ノ之 束の妹だ だから結構」
なの「えっ!?」
はかせ「………ふーん、そうなんだ」
篠ノ之 束
世界で初めてISのコアを開発して、三年前から突然失踪した箒の姉だ。
正直、箒は一年で一番ISについて知っているといっても過言では無いだろう。
なの「そ、そうなんですか……」
はかせ「そ、じゃ、頑張ってね」
なのは驚いていたが、はかせはどういうわけか、少し得意気な表情になっていた。 まるで、篠ノ之 箒が、篠ノ之 束の妹だと知っていたかのように――― <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 11:59:15.33 ID:UQHQhvj70<> 放課後、剣道場
一夏「がはぁっ!!」
一夏は、めでたく(?)、箒からISについて教えてもらえる事になってたが、放課後、二人は剣道場でまず一夏はISを動かせるのに適した体力を持っているかを、確かめるべく、剣道の稽古をしていたが……
箒「…どういう事だ」
一夏「いや、どうって言われても……」
箒「どうしてそこまで弱くなっている! 中学では何部に所属していた!!」
一夏「帰宅部、三年連続皆勤賞(笑)だ!」
箒「鍛え直しだ! IS以前の問題だ!! これから毎日放課後三時間、私が稽古をつけてやる!」
一夏「ちょっと待て! 俺はISについて―――」
箒「IS以前の問題だと言っている!!」
その後、一夏は一週間剣道ばっかりやっていたせいで、ISについては全く教えてもらっていないのは、言うまでもないだろう。 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 12:09:04.87 ID:UQHQhvj70<> そして、一週間後 第三アリーナ 出撃カタパルト
一夏「……なあ、箒……」
箒「なんだ?」
一夏「ISの事、教えてくれるって、話だよな?」
直後、箒は一夏から目をそらす
一夏「って、目をそらすな!」
箒「………仕方ないだろう、お前のISはまだ届いていないのだから」
一夏「ISが無くても、知識とか、基本動作とか、あるだろう!」
箒「……ふん」
一夏「だから目をそらすなって!」
<>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 12:19:43.93 ID:UQHQhvj70<> いったん切ります <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/31(土) 16:05:08.75 ID:KFfUDrOAO<> 一旦切るだと1〜2時間で再開するのかと思うから毎回終了するならきちんと終了するって書いてくれ <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 18:24:28.25 ID:UQHQhvj70<> >>44 了解しました
――――――――――
―――――――
―――――
しばらくすると、二人の前に今の第三アリーナのLIVE画像が出現し、セシリア・オルコットの専用機が映し出された。
一夏「これが奴の専用機………」
一夏がしばらく画面を眺めていると、
真耶(アナウンス)「織斑君!、織斑君!、織斑君! 来ました! 織斑君の専用IS!」
千冬(アナウンス)「織斑、直ぐに準備をしろ、アリーナを使用できる時間は限られているからな ぶっつけ本番で物にしろ」
千冬のアナウンスが終わった後、突如近くにあったISを収納する扉が開いた。
真耶(アナウンス)「これが……織斑君専用のIS……白式です!」 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 18:31:15.49 ID:UQHQhvj70<> 今日は短いですけどここまでにします。 もしかしたら午後11時位に再開するかもしれません。 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 21:49:22.65 ID:UQHQhvj70<> 思ったより早く再開できたので再開します。
――――――――――――――――――――
その頃
なの「こ、こちら東雲なの、出撃準備完了です」
真耶(アナウンス)「わ、わかりました…出撃してもよろしいです」
千冬(しかし、なんだ………? 東雲のISのデータが無いとは……?)
千冬(原産国、制作会社、ISのコアデータのない……オマケに機体名さえ登録されてないからな)
そう考える千冬をよそに、東雲のISが出撃をした。 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 22:18:38.32 ID:UQHQhvj70<> ミス 千冬(原産国、制作会社、ISのコアデータのない……オマケに機体名さえ登録されてないからな) ×
千冬(原産国、制作会社、ISのコアデータ……オマケに機体名さえ登録されてないからな) ○
パイロット IS 攻撃タイプ
―――――――――――――――――――――
織斑一夏 白式 近接戦闘型
セシリア ブルーティアーズ 遠距離射撃型
東雲なの ??? 遠距離射撃型?
―――――――――――――――――――――
織斑一夏の出撃した事により、ついに役者はそろった。
第四世代ISの近接戦闘型ISを操る織斑一夏、イギリスの代表候補性で第三世代ISを操るセシリア・オルコット、そして正体不明のISを操る東雲なの
だがセシリアと一夏は、なのを無視してこんな事を言い出す。
セシリア「最後のチャンスを与えますわ」
一夏「最後のチャンスって?」
セシリア「私が一方的な勝利を得るのは自明の理。 ですから、惨めな姿を公衆に晒したくなければ、今ここで謝るというなら、許してあげないこともなくってよ」
とか言いつつも、射撃体勢に入る
一夏「そういうのはチャンスとは言えない」
セシリア「……そう、残念ですわ ……それなら」
セシリア「……お別れですわね!!」
セシリアがビーム砲の引き金を引く、戦闘が始まった
<>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2011/12/31(土) 22:19:37.17 ID:UQHQhvj70<> 少しだけ切ります。 再開午後11時20分〜0時ぐらい <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>sage<>2011/12/31(土) 22:29:09.25 ID:JvdggH2SO<> 期待 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2012/01/01(日) 01:47:15.76 ID:RyFr4vYN0<> みなさんあけましておめでとうございます。 ………申し上げございませんが、少しはしゃぎすぎたせいで眠くなってしまったので、次回投下が今日の午後ぐらいになりそうです…… <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>sage<>2012/01/01(日) 02:27:38.94 ID:cU/XtnHvo<> あけましておめでとう。
今年も>>1のSSに期待しています。 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2012/01/01(日) 15:01:02.77 ID:RyFr4vYN0<> 一夏「ガアッ!!」
セシリアの初撃は一夏に命中、バランスを崩しながら落下する。 セシリアは一夏に向けて射撃を続ける。
一夏はなんとか回避するも、一夏が機体に追いつけない状態だった。
セシリア「さぁ、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で―――」
その時、セシリアのISから警告音と共に、こんな表示が現れた。
『警告、後方の敵IS、射撃体勢に入りました』
セシリア「っ!?」
セシリアが後ろを振り向いた時、なののISはオレンジ色のビームを発射した直後だった。
なの「わ、私も居ます!」
セシリア「くッ!!」
セシリアは慌ててビームを回避した時、信じられない事が起きた。
なののISから放たれたビームが曲がり、セシリアのISの脚部分に直撃した。
<>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2012/01/01(日) 15:18:58.46 ID:RyFr4vYN0<> セシリア「きゃっ!? な、何ですの!?」
一夏(東雲のISから放たれたビームが曲がった!? でもこれは!!)
一夏「隙ありッ!!」
セシリア「ちっ!」
バキン!と音と共に白式の近接ブレードとセシリアのプラズマブレイドが激突する。 セシリアが一夏と距離を取った後、こう言った。
セシリア「…このブルーティアーズを前にして、初見でこうも耐えたのは、あなた方が初めてですわ……でも!」
直後、セシリアのISからビットの様な物が発射され、発射された物の先からビームが発射された。
ブルー・ティアーズ
このISの由来でもあり、相手の死角からの全方位オールレンジ攻撃が可能な、このISの特殊兵器だ。 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2012/01/01(日) 15:36:10.58 ID:RyFr4vYN0<> 一夏はセシリアのオールレンジ攻撃を必死で避ける、一方なのは避けようとしなかった。
なの(ビットによる全方位からのオールレンジ攻撃……厄介ですね、だけど!!)
なの「私のISのバリアなら……!全方位から攻撃を無効化できます!」
なののISからバリアが展開され、ビットによるオールレンジ攻撃を全てガードした。
一方、一夏は必至になってビットを避けつつ、セシリアと距離を縮める。
セシリア「ッッ!!? 無茶しますね……二人とも、ですが! 無駄なあがきですわ!!」
セシリアはもう一度、ブルー・ティアーズを発射した。
なのは相変わらずバリアで攻撃を無効化にしてるが、一夏は………
回避しつつも、その内の一機を破壊した。 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>saga<>2012/01/01(日) 15:38:06.32 ID:RyFr4vYN0<> 今日は短いですが、これくらいで勘弁してください……。
次回で、VSセシリア戦が終わります。 多分 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>sage<>2012/01/01(日) 16:00:38.33 ID:gCnBqTfAO<> いちいちうるせーな
黙々と投下汁 <>
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)<>sage<>2012/01/01(日) 23:37:28.63 ID:h8ZSo2vX0<> いちいちうるせーな
見るなら黙って見ろ <>
以下、あけまして<>sage<>2012/01/03(火) 19:05:40.81 ID:pH5JqQUyo<> いちいちうるせーな
黙々と監視汁 <>
以下、あけまして<>sage<>2012/01/03(火) 21:50:22.96 ID:MeKcyAP9o<> 続きはよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)<><>2012/01/07(土) 18:24:17.81 ID:urqV2GQPo<> 日常見てて、チャンネル変えたら、はかせたろうが出ててサイダー吹いた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)<>sage<>2012/01/07(土) 18:25:54.92 ID:urqV2GQPo<> さげ忘れごめん <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 22:13:29.44 ID:hllaucSE0<> 〜アリーナ、ピット〜
真耶「凄いですね織斑くん…ISの起動が二回とは思えません…」
千冬「あの馬鹿者、浮かれているな」
真耶「? どうして分かるのですか?」
千冬「さっきから、左手を開いたり閉じたりしているだろう? あの癖が出ているときは、大抵簡単なミスをする」
真耶「はぁ…流石ご兄弟ですね」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 22:23:19.20 ID:hllaucSE0<> 〜アリーナ上空〜
一夏「ラスト!」
一夏が最後の一個を破壊すると、一夏はセシリアに急接近した。 その時だ。
『警告! ビット兵器、急速接近!!』
突然、一夏とセシリアのISに、こんな警告画面が表示された。
一夏「っ!、まだ残ってい――――!?」
セシリア「え、まだ残っているブルーティアーズは発射していな――――!!」
直後、二人のISに巨大な赤い爪のような物が、全方位から二人を突き刺さんと襲ってきた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 22:36:33.95 ID:hllaucSE0<> 一夏とセシリアは、突然の第三者から放たれた攻撃に対処できず、そのまま喰らってしまった。
一夏「ぐわあっ!!」
セシリア「きゃあっ!」
二人のISのシールドエネルギーが一気に低下し、一部のセンサー類も破損した。
二人を襲ったビットは、一人の人物の元へ集まり、元の場所へ戻った。
一夏とセシリアはビットが集まった場所を見て、一気に後悔した。 今戦っているのは、一夏とセシリアだけでないと
なの「あ、すみませ…じゃなかった。 私もいる事も覚えてくださいよ! もう!」
さっきまでほぼ無視されていたなのが少し涙目になりながら、二人を見つめていた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 22:47:52.83 ID:hllaucSE0<> セシリア「……私としたことが、戦う相手が二人だった事を忘れていましたわ」
一夏「俺もだ……だが!」
今度はなのに急接近して、持っている武器で斬りかかった。 だがなのは避けようとも、防御しようとしなかった。 代わりに少しションボリして
なの「……怪我したらごめんなさい、織斑くん」
直後、なののISからオレンジ色のビームを発射した。 セシリアのビーム砲より高威力のビームが、一夏を襲う
一夏「! やべぇ!」
一夏は慌てて回避するが、一夏はまた致命的なミスをした。
なののビームは曲がることを
一夏が回避した先には、セシリアも居て、二人ともなののビームの餌食になった <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 23:01:34.45 ID:hllaucSE0<> セシリア「きゃあああああああっ!」
セシリアは悲鳴を上げながら地面に落下する。 セシリアのシールドエネルギーはもうほとんど残ってなかった。
性能が違いすぎる。
なの事態は戦いに慣れていない、いや、なのは戦いを好まない性格だが、問題は彼女が操るISだ。
セシリアの操るブルーティアーズは第三世代ISで、決して弱くない。 むしろ強いに部類するだろう。
セシリア自身も、戦いには慣れているので、実戦経験ならセシリアの方が上だ。
だがなののISは、それすらも覆す性能を持っているのだ。 圧倒的な性能が、アリーナ内を支配する。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 23:10:22.54 ID:hllaucSE0<> なの「……ごめんなさいセシリアさん………だけど」
なのは地面に叩き付けられたセシリアに狙いを定める。
なの「私の事を…嫌いにはならないで下さい!」
なのはそう言うと、ビームを発射した。 セシリアのISにはエラーが多数発生しているが、それを対処する暇など無かった。
終わった――――セシリアがそう思った瞬間だった。
『警告! 後方の敵ISに変化あり!』
なの「えっ!?」
なのは慌てて後ろを振り向くと、そこには少し変形した。 白式があった。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 23:29:39.09 ID:hllaucSE0<> 『フォーマットフィッテング完了』
白式のモニタ画面にはそう表示されていた
一夏「な、なんだ?」
一夏は少し驚いた、その様子を見ていたセシリアは、一夏より驚いていた
セシリア「ま、まさか……一次移行(ファースト・シフト)!?あ、あなた、今まで初期設定だけの機体で戦っていたって言うの!?」
なの「しょ、初期設定だけで……!? す、凄いです……」
一夏「……よく分からないが、これでこの機体は俺専用になったみたいだな」
一夏はそう呟くと、 新たにモニタが現れ、こう表示された
『雪片弐型、使用可能』
一夏「雪片弐型……か。 ……俺は世界で最高の姉貴を持ったな、けど!」
一夏「もう、守られるだけの関係はやめにしないとなッ!!!」
そう叫びながら、雪片弐型を展開し、なのに突撃した。
なの「え、ちょ………!」
なのは動けない。 いくら性能が高いISに乗ってても、あまりの急展開についていけなかった。
一夏はその時思った
一夏(勝った……! 東雲は混乱している! この隙に……ッ!)
だが、一夏の思い通りにはいかなかった。
『ビーッ! 試合終了! 織斑一夏脱落! 只今勝者判定中……判定結果、勝者は東雲なの!』
なの「……え?」
一夏「えっ!?」
セシリア「なんですって!!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/14(土) 23:30:56.19 ID:hllaucSE0<> 今日はここまでにします <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/14(土) 23:32:34.72 ID:1N+SqQ4io<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/15(日) 09:52:33.44 ID:ZXRrVFrIO<> おつおつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/15(日) 23:21:54.19 ID:6Kl0vZJIO<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/01/19(木) 08:29:43.88 ID:9TrPV/Ubo<> 追い付いた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/01/22(日) 19:23:53.28 ID:nYonsa4lo<> 続きは? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/22(日) 23:59:04.68 ID:7WXAwsme0<> なの「辞退します」
試合終了後、東雲なのはさっきまで戦っていた二人の他に、千冬、真耶にそう宣言した。
なの「私は…学園長から推薦されただけですし…代表になるつもりはありませんし、それに」
なのは少し間を開けて
なの「私は、ISを使ってまた戦いたくありません」
言ってくれる、と先ほどまで戦った二人は心の中で思う。
ISの性能だけで、イギリスを、国を代表するISと、そのパイロットを叩き潰し、第四世代ISである白式相手に終始優勢だったのだ。
そんな凄腕(といってもなのの場合は単純に性能を頼っていた)を持っている
だが彼女の性格上、そんな事を言われても、嬉しくは無いだろう。 彼女は元々普通な女の子で居たいのだ。
ISを使い、無慈悲に相手を叩き潰す者……なのはそう思われたくないのだ。
千冬「……そう言ってるがどうする、二人とも」
一夏「……どうするって、いわれてもなぁ…」
セシリア「……………」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/23(月) 00:09:51.87 ID:k8t/EsYw0<> その後、審議の結果、なのは代表を降りる事を認められ、二人の再戦をする事を認められた。
その帰り道
箒「……………」
一夏「しっかし、まさか代表を降りるとはね……」
箒「……なあ、一夏」
一夏「? どうした」
箒「なのの事…どう思ってる?」
一夏「別に、どうも思ってねぇよ」
ただ、と一夏は置いて
一夏「あいつは、優しすぎる。 それ以外、なんにも分かんねえよ」
――――――
―――
―
セシリアの部屋。 シャワールーム
セシリア(……織斑一夏…か)
セシリア(…それにしても、東雲さんは、一体何を考えているのでしょうか? …この私を倒しておいて、代表を降りるなんて…)
一夏に対する思いと、なのがとった行動、この二つ以外。 セシリアは考えていなかった。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/23(月) 00:16:57.43 ID:k8t/EsYw0<> 東雲なの、東雲はかせの部屋
なの「あー……今日はとっても疲れたぁ……」
なのが部屋に帰ってきた後、一番最初に聞いたのは、
はかせ「もう! なんで代表を降りたの!?」
なのの行動にご立腹な様子の、はかせだった。
なの「は、はかせ…そ、それはですね………って、え?」
なのは、はかせが何かを持っていたのに気付いた。 見覚えのある物…いや、生き物だ。
全体がサラサラした黒い毛で覆われており、それの首には赤いスカーフをした、黒い猫………
黒い猫はなのに気付いたのか、なのを見て
阪本「よう、帰って来たか。 小娘」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/23(月) 00:18:12.29 ID:k8t/EsYw0<> 眠くなったので、今日はここまでにします。 今まで更新できない+生存報告なしですいません……… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/23(月) 10:45:24.41 ID:bTR3oduQo<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/01/23(月) 17:14:32.88 ID:6J71o5RFo<> 乙です <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/24(火) 03:34:23.71 ID:AcIRkPfPo<> 続ききてたか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/27(金) 23:03:57.67 ID:1KOOe2XI0<> 阪本「よう、帰って来たか。 小娘」 ×
阪本「よう、帰って来たか。 娘」 ○
――――――――――
―――――
―――
なの「どうして、阪本さんがここに……?」
阪本「生憎、俺はお前らの保護者なんでね、それにお前らを放っておくと後々面倒事が起きそうだからな」
阪本はそういいつつ、はかせが用意した(阪本が用意させた)ミルクをぺろぺろと舐める。
そういえば最近水しか飲んでなかったなーと、阪本は呟くが、当然二人は聞いていない
阪本(……ISか、確か半年ぐらい前、中村も作ろうとしてたな ……失敗したけど)
阪本(それを考えるとこいつらときたら、………正直、俺にはお前らが化け物に見えるぞ) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/27(金) 23:38:26.27 ID:1KOOe2XI0<> 次の日、一夏の代表決定記念のパーティ
一夏「……なんで俺がクラス代表なんだよ?」
セシリア「それは、私が辞退したからですわ! ……勝敗はまだ付いていませんが、考えたら少し大人げなく怒った事に反省して、一夏さんにクラス代表を譲ることにしましたわ」
それに、とセシリアが付けてから
セシリア「どうせ、貴方とまた戦ったら、どうせ私が勝つに決まってますし」
前の戦いで俺と同じIS初心者の東雲に叩き潰されたのはどこの誰だよと、一夏は心の中で毒付く
女子生徒「いやあ、セシリアはわかってるね!」
女子生徒「そうだよねー。せっかく世界で唯一の男子がいるんだから、同じクラスになった以上持ち上げないとねー」
セシリア「そ、そうですわね!」
なのは少し離れた場所で、一夏たちを見る。 なのはほかの生徒とは違い一夏に特別な興味を示しておらず、近くに居たはかせに「楽しそうですね、織斑君」と言った
だが、はかせから返答は無かった。 いない、はかせがいないのだ
なの「あ、あれ…? はかせは……?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/27(金) 23:50:07.80 ID:1KOOe2XI0<> はかせはパーティ会場である食堂から少し離れたベランダに居た。 はかせはベランダにあったイスに座り、制服のポケットからスマートフォンを取り出した。
はかせ(着信有り………やはりあの人からだ)
その時、プルルルルと、はかせのスマートフォンから電話がかかった。 相手は着信履歴にも書いてあった番号と同じだ
はかせは少し緊張しながらも、電話相手と通話を始めた
通話相手「元気かなー? 世界最年少でISを操り、私以外にISのコアを作成できる唯一の天才児、はかせちゃーん!」
はかせ「………何の様かな?」
通話相手「全く、なんではかせちゃんもIS学園に行くのかね? 相変わらず気まぐれちゃんだねー!」
はかせ「………」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/27(金) 23:51:12.71 ID:1KOOe2XI0<> 今日はここまでで、次回更新は多分明日だと思う <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2012/01/28(土) 01:11:55.72 ID:mgEJNp9Io<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/01/28(土) 04:07:51.19 ID:uWNkBR+Po<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/01/28(土) 19:52:19.07 ID:rEQuvWQB0<> 通話相手「まあ、少し大事な話があるけど、いいかなー?」
はかせ「何?」
通話相手「今度の代表戦に、新型のISを乱入させるつもりなんだ!」
はかせは眉を少しひそめて、小さく嘲笑うと
はかせ「『第四世代』ISでも出すの?」
通話相手「いや、ギリギリ『第三世代』のISだよ」
はかせ「ふうん、ま、たかが『第三世代』ISなんて、本気だしたなのの前じゃあ、一分も持たないけど」
通話相手「何を言ってるのはかせちゃん? 私は貴方の発明品なんて物は興味ないよ 私の狙いはね……」
はかせ「………ふーん」
通話相手「じゃ、切るね、また連絡するかも、……かつて私に必要内の知識を教えてくれた者、科学者東雲のお孫さん♪」
はかせ「………バイバイ、天才科学者 篠ノ之 束さん」
はかせはそう言って、通話を終了した <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/01/28(土) 22:49:25.31 ID:xa7eGm2Ro<> がちゃっ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/01/30(月) 03:41:36.26 ID:CSR57G5Eo<> おお、続きだ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/01/31(火) 21:12:07.95 ID:ka4H0vqb0<> 次の日、教室
女子生徒1「もうすぐクラス対抗戦だね」
女子生徒2「そうだ、二組のクラス代表が変更になったって聞いてる?」
女子生徒3「あー、何とかって転校生に変わったんだっけ?」
一夏「転校生? 今の時期に?」
女子生徒1「うん、中国から来たって子だって」
セシリア「ふん、私の存在を今更ながらに危ぶんでの転入かしら」
なの「どんな人なんでしょうか?」
女子生徒1「今のところ専用機を持っているのは一組と四組だけだから、余裕だよ」
「その情報、古いよ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/01/31(火) 21:27:15.97 ID:ka4H0vqb0<> ???「組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから」
一夏「鈴……? お前、鈴か!?」
鈴「そうよ。中国代表候補生、鳳鈴音。今日は宣戦布告に来たってわけ」
なの(……あれが、二組の代表候補性)
はかせ(中国の代表候生のIS……確か、第三世代の甲龍(シェンロン)だったっけ?)
はかせ(あーあ、なのだったら余裕なのになー)
そういい思いつつ、はかせはポケットからスイッチの様な物を取り出し、それを押した。 直後、なのの腕が変形し、緑茶が出てきた。
流れ出る緑茶を、はかせがもう片方に入ってた小さなプラスチックのコップに入れ、飲んだ。
どぎゃああああああああッッ! と突然絶叫を上げるなのだか、周りの生徒は「また東雲さんの腕が改造されてる」「本当に便利な腕だね〜」など、特に気にしなかった。 ただ一人を除いては
鈴「……………なに、あれ?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/01/31(火) 21:48:38.28 ID:ka4H0vqb0<> 一夏「? どうかしたか鈴?」
鈴「ねえ一夏、あの子、腕が変化して、お茶が出てきたよ」
一夏は「なんだ、そんな事か」と特に興味なさそうに答える。
一夏「ロボットなんだよ。 東雲(あいつ)は」
当然、クラスのほとんどはこれが手品などでは無く、本当に腕自体…いや、なの自身がロボットって事を知ってる。
一夏「んで、東雲(あいつ)を作ったのは、あの小さい子」
一夏と鈴はなのの近くにいる小さい子……はかせに目をやった。 鈴は一夏が言ったことを理解できず、少し混乱しているが、一夏は続ける
一夏「あの子、実はすげえ頭が良いし、技術力も凄いんだよ。 ……技術力はもう人間じゃねぇよ、あいつ」
よく見ると、はかせの制服だけ、所々の色が違う、3年生が着用している物と同じデザインの物だった。
だが鈴はそんな事よりも、一夏が最後に言った言葉、「技術力は人間じゃない」に引っかかった
鈴「……ねえ一夏、さっきアンタが最後の方に言った言葉の意味って―――――」
直後、「おい」という言葉と共にいきなり鈴は後ろから誰かに軽く殴られた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/01/31(火) 21:56:20.44 ID:ka4H0vqb0<> 鈴「っ、何よ!」
千冬「もうSHRの時間だ、さっさと戻れ邪魔だ」
鈴「うげっ……ち、千冬さん……」
千冬「織斑先生って呼べ」
鈴「う……またあとで来るからね!逃げないでよ、一夏!」
鈴はそう言って教室に戻って行った。
一夏「……鈴が、二組の代表候補生………) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/02/01(水) 04:22:14.90 ID:S0XaY2y5o<> 面白い! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/01(水) 09:51:31.42 ID:6Wpy6+Pqo<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/02(木) 13:58:09.17 ID:tICR5HQM0<> オマケ 東雲なののデータ
専用IS Helvetica (元ネタはアニメ日常に時々出てくるミニコーナーの名前)
IS適性 「S」
―――――
はかせのデータ
専用IS 不明
IS適性 ?
―――――――――――――――――
昼休み 食堂
一夏「びっくりしたぜ、まさかお前が二組の転校生だったとはな 元気にしてたか?」
鈴「元気にしてたわよ、アンタこそ、たまには怪我病気しなさいよ!」
一夏「……どういう希望だよそりゃ」
セシリア・箒(ぐぬぬ)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/02(木) 14:11:30.70 ID:tICR5HQM0<> 二人が話していると突然、バン! と箒とセシリアが一夏がと鈴が使っていたテーブルを叩き、こう言った
箒「おい、一夏!朝の転校生とはどういう関係だ? 詳しく聞かせてもらうぞ!」
セシリア「そうですわ一夏さん! まさかこの方とつ、つ、付き合ってらしゃるのですか!?」
鈴「べ、べ、別にそんな訳じゃ……」
何故、セシリアと鈴は同様しているのか、と少し首を傾げながらも、一夏は答える
一夏「そうだぞ、ただの幼馴染だ」
箒「幼馴染………」
一夏「あ、そういえば箒は知らなかったっけ? 箒はファースト幼馴染で、お前はセカンド幼馴染だ」
箒「ファースト………」
何故か箒の表情はどことなく嬉しそうだったが、セシリアは少し慌ててた
鈴「ふーん………そうなんだ」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
鈴「………初めまして、これから宜しくね」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
箒「ああ、宜しくな」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/02/03(金) 00:26:53.00 ID:8x7gFeNK0<> その頃、はかせはISの整備するカタパルトの内の一つにいた。 本来ならば整備士や、このカタパルトを監視する者もいるはずだが、そこにははかせとなの以外に誰も居なかった。 何故ならここの扉には『東雲研究所 IS学園支部』と書かれた張り紙が貼られてたからだ。 はかせは、はかせを囲むように展開しているモニタ画面を見ながら、電子キーボードを用いて何かの作業をしていた。
なの「………もうすぐ完成するのですか?」
はかせ「うん、後少しで完成するよ」
カタカタと、超高速でキーボードを叩くはかせが、ふいにその作業をやめた。 別にモニタにはエラーだの失敗しただのの表示は無い。
代わりに“設定完了”と書かれた小さなモニタが表示されていた。
はかせ「やった出来た! はかせのISが出来たー!!」
はかせはそういいつつ、完成したISを展開した。 銀色の……いや、白金の装甲で覆われており、背中には金色の翼の様な物が4本ほど付いており、それをかき分けるように右肩部分には黒い色の大砲が装備されていた。
なの「うわ〜ピカピカなISですね!」
はかせは少し得意気に、なの言う
はかせ「機体名は“ヴァルキリーメイル(戦乙女の鎧)” 近接戦に特化したはかせのISだよ」
なの「ヴァルキリー……確か北欧神話に登場する人…いや神様ですか」
はかせ「うん、そうだよ なのの読んでいる本にそんな事書いてあった」
はかせ「搭載している武器も、北欧神話にでてくる武器を真似してみたよ」
なの「へぇー……相変わらず凄いですよ、はかせ……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/02/03(金) 00:40:14.80 ID:8x7gFeNK0<> はかせのISのデータ
名称 “ヴァルキリーメイル (戦乙女の鎧)”
世代 『第四世代』
武器 レーヴァティン (大型のプラズマブレイド)
グングニル (絶対防御を貫通できる機能がある槍)
ミョルニル (ハンマー ブーメラン機能も付いてあり、周囲に高圧電流を放出する事もできる)
ラグナロク (唯一の射撃武器である燃料気化爆弾 威力は核兵器よりも少し低い)
―――――――――
今日はここまでで、はかせのISを出してみました。 恐ろしい機能満載です。 他にも増えるかも? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/02/03(金) 02:50:31.00 ID:s1OZhYdLo<> はかせのISを使ってるところが想像できん <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<>sage<>2012/02/03(金) 16:03:34.85 ID:3/GXi+xAO<> Helvetikaとか言うのは元ネタはアニメじゃなくて原作者の別作品なんだけどな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/05(日) 20:22:58.10 ID:u4fCPvBs0<> 大会当日
なの「いよいよですね〜はかせ」
はかせ「そだね」
はかせはそういいながらISの一部を展開し、直後に表示されたモニタ画面にはこう表示されていた
『注意! 所属不明のISを確認、 接触まで残り5分』
はかせ「………こっちもそろそろだね」
なの「はい?」
はかせ「なんでもないよ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/02/08(水) 03:04:10.96 ID:vZKw1ZHbo<> 続きが来てた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/08(水) 21:13:09.61 ID:kfOkFpD90<> その頃、アリーナ上空では鈴VS一夏の試合が始まってた。 戦況は鈴が有利だった。 まあ経験の差、武装の数、などを考えると当然である
突如、ふいに一夏が動きを止め、鈴にこう告げる
一夏「……鈴」
鈴「何よ?」
一夏「………本気で行くからな」
鈴は少しムッとしながら
鈴「何よ!? そんな事当たり前じゃない! ……とにかく、格の違いっていうのを教えてあげるわ!」
鈴の一言で再び、アリーナの上空が戦場と化す――― <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/08(水) 21:28:49.25 ID:kfOkFpD90<> 〜観客席〜
はかせ(……未確認飛行IS、IS学園到着まで後一分30秒、敵ISの詳細情報は一切不明、……間違いない、篠ノ之束が作ったアレだね)
はかせ(でも変だなぁ……なんであの人はこんな大がかりの悪戯をするのかなー?)
はかせ(ま、はかせのISも、なののISもいつでも展開可能、それに、なののISにはまだ試作段階だけどちょっとした面白い物を付けたし、大丈夫だね)
はかせはそう思いつつ、展開されているモニタを眺めながら、近くにあったビスケットを口にして、ピーッ、と警告音と共に新しく表示されたモニタを確認する。
『警告! 1時の方向に高出力のビーム兵器の発射を確認!』
はかせ(………来た)
直後、バキィン! と学園全体を覆っていたシールドバリアが砕け散り、アリーナ敷地内に直撃し、大爆発した。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/08(水) 21:53:14.01 ID:kfOkFpD90<> 〜指令室〜
セシリア「何? 何が起こってますの!?」
真耶「システム破損! 何かがアリーナの遮断シールドを貫通したみたいです!」
千冬「試合中止! 織斑! 鳳! 退避しろ!」
―――――
〜観客席〜
なの「あわわ……は、はかせ…避難しましょうよ!」
はかせ「いや、無駄だよ」
なの「えっ」
はかせ「さっき分かったんだけど、誰かにこの学園のセキュリティを乗っ取られた。 今頃みんな通路で閉じ込められているよ」
なの「ど、どういう事ですか!?」
はかせ「そのままの意味だよ。 どういうわけか、学園全体の扉がロックされていて、しかも遮断シールドもレベル4に設定されているよ」
なの「じゃ、じゃあ…どうすれば」
はかせ「大丈夫」
はかせはそう言いつつ、ISを展開させ、直後に10…20…いやそれ以上のモニタ画面が現れ、はかせを取り囲むように展開された。
はかせ「10分だ、10分で全ての扉を解除して、一夏たちを援護するよ」
はかせはそう言いつつ、なのにスマートフォンを渡して言う
はかせ「アドレスに真耶先生の番号がある。 そこからパスワードとか教えてもらうように頼んでくれない?」
なのは無言で受け取り、電話を掛けた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/08(水) 22:08:32.50 ID:kfOkFpD90<> 〜指令室〜
真耶「……正気ですか、あなたたちは!?」
なの『い、いえ私はただはかせからこの学園のパスワードを聞き出してくれって頼まれただけで……』
真耶「そんな事は許されません! 大体いくらあの二人を守るとはいえ、この学園に電子攻撃するなんて……!」
千冬「……奴らがやるって言ってるんだ。 教えてやれ」
真耶「お、織斑先生……ッ! 何のんきな事を言ってるのですか……!」
千冬「まあおちつけ、コーヒーでも飲め」
千冬はそう言いつつ、入れたてのコーヒーに砂糖を入れた。 ……が、実際には入れたのは砂糖では無く塩であり、塩入りコーヒーを口にする前に、真耶の指示により、なんとか飲まずにすんだ。
「アンタが一番落ち着けよ!」と心の中で突っ込む三人だが、そんな事を気にせずに、近くにいたセシリアに指示を出す
千冬「……ロックが解除され次第、オルコットは出撃しろ、いいな?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/08(水) 23:47:34.86 ID:eal3sGeGo<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/17(金) 19:50:49.28 ID:wsvU1imJ0<> その後、一夏とはかせの活躍により学園に侵入した正体不明のISは撃墜され、学園に再び平和が訪れたが、どうにも腑に落ちない講師たちと、その様子を見て少しニヤニヤしているはかせだった。 はかせは近くの自販機からジュースを買おうとした時、突如彼女のポケットから警告音が流れたが、特に慌てる様子は無く、警告音の発生源である小型のノートパソコンを取り出した。
はかせ(……ハッキングを受けてる?)
ノートパソコンの画面には大量のエラーメッセージと、なにやら高速で動くスクロール画面が、ゴチャゴチャと並んでいた。 普通の人なら顔を真っ青にするような光景だが、はかせがとった行動はシンプルだった。
はかせ(ここを……こうして……っと)
はかせはまだ起動できる何かしらのソフトを立ち上げ、はかせに電子攻撃(ハッキング)してきた相手に反撃した。 はかせが使用したソフトは、とある軍がハッキング対策に使用している物を改良、追加機能をつけた物で、ハッキングに対する反撃の他にも、ハッキングしてきた相手の詳細情報、色々と条件が必要だが位置情報さえも掴む事もできるのだ。
今回は詳細情報の他にも、位置情報も掴む事に成功したようだが、はかせは苦笑してた。
はかせ(束……じゃないよね、あの人なら位置情報以前に、詳細情報も掴む事ができないハズだから)
実際、新たに出てきた画面には、詳細情報の他にも、位置情報も載ってあったが、やはり篠ノ之束の物では無かった。 画面には
はかせ「『シュヴァルツェ・ハーゼ』…………ドイツのIS部隊、か」
はかせはそう言いつつ、自販機からでて数分たったジュースを一口飲んだ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/17(金) 21:00:56.15 ID:wsvU1imJ0<> なのちゃんへ
そっちに転校してからもう一か月ぐらい経つね、元気?
私は元気だよ! ところでさー聞いてー、最近学校が新しくなってね、今までのボロ校舎から、超最新の校舎になったよー!
他にも街のほとんども再開発しててさ、もうなのちゃんが知っているような街じゃなくなってきてるよ
そういえば、最近そっちでなんか未確認のISが侵入したらしいけど、そっちは大丈夫かな?
まあ、その内手紙また書くから、返事ちょうだいねー!
祐子より
なの「…………相生さん」
なの「会いたいなぁ……相生さんに」
なのはそう思いながら、夜景を眺めていた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/17(金) 21:14:10.74 ID:wsvU1imJ0<> 次の日、教室にははかせの姿は無かった。 千冬曰く“教えられる側から教える側になった”と、軽い調子で言った。
クラスの全員が唖然としたが、まあ入学してから一か月ほどで飛び級するほど頭がいいのだから、まあ当たり前だろうと、一部はそう思っていた。
だが、はかせが居なくなった穴埋めは、簡単に埋まったのだ。 何故なら
シャルル「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。みなさんよろしくお願いします」
フランスからの転入生であり、“世界で二番目に男性でISを使える者”が転入したからだ
ちなみにその日、シャルルは一日中、いろんな学年の生徒に追い掛け回されたとか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/17(金) 21:31:27.32 ID:wsvU1imJ0<> 〜昼休み〜 職員室
真耶「ハァ………ハァ………」
はかせ「大丈夫? 真耶先生?」
‥‥‥‥
真耶「え、あ、はい………大丈夫ですよ……東雲先生」
はかせ「そう、まあでも凄いね。 本気じゃないとはいえ、なのを倒しちゃうなんて」
真耶「………正直、勝てたのが奇跡だった……他の生徒とは次元が違いすぎる……」
実はさっきの時間は、真耶はセシリア、鈴、なのの三人の専用機持ちと対戦したのだ。
セシリアと鈴は問題なく撃墜できたが、なののISにかなり苦戦してたのだ。
曲がるビーム、ビット攻撃、全身を覆うバリア、さらにははかせ以外には“説明不能、理解不明な攻撃”の前に圧倒されたのだ。
まあ、結局はなのの弱点である戦闘慣れしていない所を付いて勝利したのだが
千冬「全く、お前はどこまで私たちの想像を超えるんだ、東雲………先生」
「さあね」とはかせは購買で買ったクレープを齧り付きながら答えながら、今日転校してきた生徒……シャルル・デュノアのデータを見ながら思う)
はかせ(……シャルル・デュノア、世界で二番目に男性でISを使える者、か)
はかせ「大変だね」
千冬「何がだ」
はかせ「あっ………何でも無いよ、織斑先生」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga <>2012/02/17(金) 21:42:23.74 ID:wsvU1imJ0<> その日の夕方、シャルルは歩いていたら偶然、講師となったはかせにぶつかった。
シャルル「あ、えっと………すみません先生」
はかせ「大丈夫だよ、シャルル」
シャルル「そうですか(ちっちゃい先生だなぁ………)」
はかせは適当に返事をすると、別れ際にこう言った
はかせ「お勤め、ご苦労さん。 大変でしょ」
シャルル「? は、はい。 思ったよりも大変ですね、この学園の授業は」
はかせ「そうじゃないよ」
シャルル「?」
はかせはしばらく間を開けてから
はかせ「………デュノア社の広告塔、ご苦労様」
シャルル「――――――ッ!!!???」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga <>2012/02/17(金) 23:24:14.71 ID:wsvU1imJ0<> 今日はここまでで、……今思ったがこのスレ需要あんのかな? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/02/18(土) 00:00:40.23 ID:xNThm0EAo<> 俺は毎日チェックしてるぞ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2012/02/18(土) 03:47:07.37 ID:aERbnGZio<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/18(土) 21:58:47.19 ID:oEClRkzIO<> おつおつ
需要だらけだよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/19(日) 17:11:38.93 ID:JfOVlvu60<> >>117 >>119 ありがとうございます! 元気出ました!
――――――――
シャルル・デュノアは全身から嫌な汗が飛び出た。 原因は偶然ぶつかってきた教師の一言だ。
事実、シャルル・デュノアはフランス……いや、世界でも最大クラスのIS開発会社でもあり、シャルルはそこの社長の息子(という事になっている)だ。そこまではまだいい。
問題は、何故目の前の幼い外見の講師は、それを知っている事だ。
混乱するシャルルに構わず、はかせは続ける
はかせ「目的は何なのかな? やっぱり目的通りデュノア社の広告塔? それとも………」
はかせは外に目をやる、そこには無理やりISの操縦につき合わされ、へとへとになってグラウンドで横になっている織斑一夏が居た。
はかせ「………いちなつの、白式のデータ、かな?」
シャルル「!!」
シャルルは雷に打たれたように動けなくなる、シャルルは待機状態になっている自らの専用ISを起動させようと、オレンジ色のレックレス・トップに手を掛けようとした。 だがそれよりも先にはかせが言う
はかせ「別に、シャルルの目的なんて、はかせにはどうでもいいんだけど」
シャルル「えっ!?」
はかせ「今のシャルルは、はかせが全てを見通した上で、千冬たちにバラす、こう考えてたよね? でも違うよ、はかせはそんな事しないよ」
はかせ「でも聞かせて、何でシャルルはこうまでして白式のデータが欲しいの?」
シャルル「そ、それは………」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/19(日) 17:23:30.50 ID:JfOVlvu60<> ミス
はかせ「………いちなつの、白式のデータ、かな?」×
はかせ「………いちかの、白式のデータ、かな?」 ○
一夏って、いっぱつで出ないんですよね
―――――――――――――――――
シャルル「……と、いう事です……」
「ふーん」、とはかせは特に興味を示さず、黙って聞いてた。
はかせ「じゃあ、もしばれたらどうなっちゃうの?」
シャルル「……“最低で牢屋行きだね”」
はかせ「最低で、かぁ」
シャルル「……本当に、黙っていてくれるんですか?」
はかせ「うん」
シャルル「本当に、ですか?」
はかせ「別に、そもそもはかせが気づかなくても、その内バレるよ、絶対」
シャルル「!?」
はかせ「だって、ほら、シャルルのしぐさを見れば分かるよ、たとえばいちかと一緒に着替える事を嫌がってるとか」
シャルル「……そこまでお見通しでしたか……貴女は、いったい……」
はかせ「はかせだよ。 なのと、なののISと、はかせのISを作りました」
シャルル(作った………? ISを、嫌でもなのって確か、東雲さんの事、だよね………どういう事だろ?)
頭の中で混乱するシャルルを置いといて、はかせは「眠いから帰る」と言って自分の寮に戻って行った。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/19(日) 21:14:23.99 ID:nfpe6Y+1o<> ………寝てる? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/19(日) 23:10:40.40 ID:JfOVlvu60<> すみません……今日は短いですけどこの辺で切らせてもらいます……… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)<>sage<>2012/02/20(月) 04:25:22.43 ID:Uvusa2+co<> そういう呼び方にしたのかと思ったわ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)<>sage<>2012/02/20(月) 19:46:13.18 ID:ideofvXAO<> このSSにははかせの無邪気さとなのの優しさが足りない <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/21(火) 00:42:56.12 ID:AYtm+uqIO<> このはかせははかせっぽくないな
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/21(火) 10:58:49.01 ID:W9FIghiIO<> おつおつ
クールなはかせも新鮮 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/28(火) 21:38:53.86 ID:KZecyDAqo<> ( ・∀・)<続きまだー? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/28(火) 23:41:55.84 ID:s6LDVfNh0<> >>128 遅くなってすみません………
――――――――――
次の日、学校に行く前
はかせ「突然ですが、なのの目に細工しました」
なのは朝食を止め、答える
なの「えっ」
はかせ「性格には、なのの右目を『戦闘用義眼(ドールアイ)』に変えました」
なの「えええええええ!? な、なんでまたそんな変な物つけるんですか!!?」
「変じゃないよ!」とはかせは少し顔を膨らませて言う。
はかせ「あ、そうだ。 今日なののクラスに転入生が来ます」
なの「えっ、また来るんですか?」
はかせ「名前は……確か、なんだっけ、忘れた。 確かドイツの候補生だったよ」
なの「そ、そうですか」
なのはそう言った後、寮を出ようとした時、思い出したようにはかせが言う
はかせ「昼休み、第二アリーナね〜」
なのは適当に返事をして、寮を後にした
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga sage<>2012/02/28(火) 23:55:40.40 ID:s6LDVfNh0<> 朝、ホームルーム
真耶「えっと、今日も転校生が来ています。 ではラウラさん、どうぞ」
ラウラ「……………」
なの(あの人が、今朝はかせが言っていた転校生ですか…なんか怖いイメージがあります………)
千冬「………挨拶をしろ、ラウラ」
ラウラ「はい、教官」
一夏(教官? あいつ、千冬姉の事を教官って言った?)
ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
一夏「………」
女子生徒たち「………」
なの「………(え? それだけ? それだけで良かったの? 最初の自己紹介!?)」
過去に最初の自己紹介で失敗したなのにとっては驚くほど簡単な自己紹介だったが、なのの思考は次のラウラの行動で停止する。
ラウラ「………貴様がッ!」
一夏「ん?」
ばちん! と顔をぶつ音が教室全体に響き渡った。 一夏が殴られた。 なのがそう理解できるのに、少し時間がかかった。
一方、一夏は痛そうに腫れ上がった頬を撫でる前に、ラウラは言う
ラウラ「私は認めない……! 貴様があの人の弟であるなど、認めるものか」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/02/29(水) 00:12:43.01 ID:d61rUcnR0<> 今日はここまでで。 テストが近いのでしばらく更新が遅れます……… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)<><>2012/02/29(水) 07:27:23.20 ID:Ql4cIaqAO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/03/15(木) 04:38:34.97 ID:9I84Krpto<> まだなのか・・・ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)<>sage<>2012/03/27(火) 06:18:14.93 ID:WvSmRJdeo<> ぴよー・・・ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/04/18(水) 17:42:54.26 ID:WtS3fFyDO<> なーん <>