VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<><>2012/01/17(火) 11:20:01.39 ID:+Um4degro<>助手「かしこまりました」スタスタ
博士「……」カタカタ
助手「お持ちいたしました」
博士「ん、ありが……ぶほぇっ!?」
助手「博士、いかがいたしましたか?」
博士「……助手くん、これ一体何入れたの……?」
助手「えーと、データにある通り『大袋に入った白い粒状の物』を入れましたが?」
博士「ははは、は……そのデータにも一個条件加えるから修正をお願い」
助手「……了解」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1326766801(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
<>博士「助手くん、コーヒーを頼むよ」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:20:32.27 ID:+Um4degro<>
博士「いやー、しかしこの時期は寒いねー」
助手「現在の気温は2℃。夜間はさらに冷え込むと思われます」
博士「うひー、全く勘弁して欲しいものだねぇ」
助手「防寒装備を準備いたしますか?」
博士「んー……いや、いいよ。君が身に着けておくといい」
助手「私は寒さを感じませんが?」
博士「んー、甘いね助手くん。紳士はこういう時の心遣いを大事にするのさ」
助手「……『紳士の心遣い』の重要性を2ランクアップ」
博士「……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:21:02.04 ID:+Um4degro<> 博士「どう助手くん、見える?」
助手「最大望遠……帝国軍の戦車を確認しました」
博士「んー、ビンゴだね。やっぱりこの辺に来てたんだ。行くよ、助手くん」
助手「了解。オートドライブモード起動」
博士「あ、ちょっと待って、オートドライブは……」
助手「運転中の操作は、ご遠慮クダサイ」
博士「あ、ちょ……」
ブオオオオオオオン
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:21:28.01 ID:+Um4degro<> 兵士A「ヒッヒッヒ、今回の任務はラッキーだったな」
兵士B「言えてらぁ、落とすのがラクラクな街に、女まで付いてきやがった……おい、早く酒もってこい!」
奴隷少女「……」
兵士B「なんだぁ?その目は……」
奴隷B「ま、待ってください……その子は体が……お酒でしたら、私が……」
兵士B「うるせぇ、クソアマがっ!」バシッ
奴隷B「あぁっ!」どさっ
兵士B「俺はこいつの目が気に入らねぇンだよ……」
奴隷少女「……」ビクビク
兵士B「いいじゃねぇか、俺はこういう女をヒィヒィ言わせんのが大好きなんだよ……」ビリィ
奴隷少女「……っ!」ビク
兵士B「へへ、強がってても体はいい反応しやがるぜ……!」
ドッゴーン
兵士A「!?」
兵士B「な、なんだぁ!?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:21:53.67 ID:+Um4degro<> 助手「オートドライブモード、解除。ただちに戦闘モードへ移行します」
博士「うう……まだ頭がフラフラする……」
助手「生命反応……20。殲滅開始」
見張りA「……ん?なんだあれ
ガガガガガガガッ ガガガガガガッ
見張りA「うわあああああああ!!!」
見張りB「敵襲!敵襲だーっ!」ビスッ 「うぐはっ……」
助手「生命反応……18……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:22:19.33 ID:+Um4degro<> 兵士A「なにがあったんだっ!」
兵士E「て、敵襲だっ!急いでにげっ グシャッ
兵士A「……え」
助手「生命反応……10……」ギュイイイイイイイイン
兵士A「ぎゃあああああああああ」ガリガリガリガリガリガリ
助手「生命反応……9……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:23:12.01 ID:+Um4degro<> 兵士B「ひ、ひいいい……バケモンだ!あんな奴に勝てるわけがねぇ!」
助手「……っ!生命反応……3……」ガシャン
兵士B「く、くるなぁっ!こいつがどうなってもいいのか!」
奴隷B「ひぃぃっ」
兵士B(こいつを盾ににげっ ビチャッ
助手「……生命反応……1……」
奴隷少女「……」
助手「……」キョロキョロ
助手「適正反応消失。通常モードへ移行します」プシューッ
博士「はいお疲れ様……って、あれ?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:23:38.88 ID:+Um4degro<> 奴隷少女「……」
博士「……助手くん、工具セットをお願い」
助手「了解しました」
博士「……」
???『私は……こんな体にされるぐらいなら……死んだ方がマシだった!!!』
博士「……よし」
博士「助手くん。その子に防寒装備を着せて運んであげて」
助手「了解しました」
博士「……帰りは私が運転するよ」
助手「……了解」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 11:27:09.92 ID:+Um4degro<> 一旦止め
続きは夕方ぐらいに <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage saga<>2012/01/17(火) 11:28:19.18 ID:YeFXJs8Wo<> 期待 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/01/17(火) 11:44:52.99 ID:uLS7NZ7KP<> なんか見覚えが <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/17(火) 12:56:28.71 ID:PgAKQuESO<> 期待しようか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/17(火) 12:59:30.71 ID:pzLHf3PDO<> 調子はどうですか? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 14:35:45.79 ID:+Um4degro<> >>13
前回自分でHTMLしといて、キャラ設定だけ同じで色々中身変えて作り直そうと思ったわけです
なんかすいません、はい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 22:26:11.77 ID:+Um4degro<> 「敵襲ーっ!敵襲だーっ!」
「戦えるものだけ残れーっ!女子供は早くこちらへっ!」
「うわあああああああ」
「て、帝国軍まで……そんな……」
ドーン ドーン
奴隷少女「……!」ガバッ
奴隷少女「……ハァ……ハァ……」
博士「このパーツはここに……こっちは……って、これは型式が古いか」
奴隷少女「……っ」ガタッ
ドターン
奴隷少女「……?……?」
博士「あー……大丈夫かい?」
奴隷少女「……っ!」ビクッ
博士「あらら……完全に警戒されちゃってるね……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 22:26:55.62 ID:+Um4degro<> 奴隷少女「……うぅ」ググッ
博士「あー、無理はしちゃダメだよ……疑似神経がまだ足に馴染みきってないから、まともに歩けないよ」
奴隷少女「……うぐ、ぅ」プル プル
博士(驚いた……もう立ち上がれるのか)
奴隷少女「……」ぐー
博士「……」
博士「……ご飯、食べる?」
奴隷少女「……」こく
博士「助手くん、ホットミルクとコーヒー。それと朝食の用意を」
助手「了解しました」
奴隷少女「……」ビクッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 22:27:26.13 ID:+Um4degro<> 奴隷少女「……」モグモグ モグモグ
博士「いやぁ、誰かと食事なんて久しぶりだねぇ」モグ
奴隷少女「……」ゴクゴク ゴクゴク
助手「……おかわりをどうぞ」コトン
奴隷少女「……」
博士「えーと……まず、君の名前は?」
奴隷少女「……」
奴隷少女「……ない」
奴隷少女「……奴隷。とだけ、呼ばれてた」
博士(……奴隷売買、か……まぁこのご時世珍しいことでもないか)
博士「んー……それじゃ、少女、って呼ばせてもらおうかな」
少女「……?」
博士「君はもう奴隷じゃないからね。奴隷とは呼ばないよ」
少女「……」ゴク
博士(少し嬉しそうだ……) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 22:28:30.31 ID:+Um4degro<> 博士「それで……君は北の街にいたんだね?」
少女「……街……」
『敵襲ー!敵襲だーっ!』
少女「……ひっ……」ゾクッ
少女「……キカイ……タクサン……ミンナ……」
少女「……!」ぎゅっ
博士「……すまない。辛いことを聞いたね」ポンポン
少女「……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 22:29:32.70 ID:+Um4degro<> 助手「……脈拍、正常。心拍数、正常」
博士「ん、落ち着いたかい?」
少女「……」コク
博士(しかし……帝国軍の襲撃と同時に機械の襲撃か……んー……)
博士「助手くん」
助手「はい」
博士「周辺の電波状況をチェックしてもらえるかな?えーと……半径10qぐらいでいいや」
助手「了解しました。電波発信……共鳴信号受信……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/17(火) 22:29:58.15 ID:+Um4degro<> 少女「……!?」 キュイーン
博士「あぁ、大丈夫。君の脚部パーツが助手くんの信号に反応してるだけだから」
少女「足……機械……」
博士「君の足、元々悪かったみたいであの寒さで壊死しかけてたんだ。だから修理させてもらったよ」
少女「……修理……歩ける?」
博士「今はまだ疑似神経がつながりきってないだろうけど、慣れれば歩けるようになるよ」
少女「……あり、がと、う……」ニコ
博士「……」
助手「博士の嗜好年齢の上限を、10ランクダウン……」
博士「……次のメンテ覚えておきなよ?助手くん」
少女「?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage<>2012/01/18(水) 01:16:38.36 ID:P98TbMqJo<> 期待して舞ってます <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:45:12.36 ID:OMk8pCn/o<> 公主「……参謀。あの部隊は、まだ帰還せぬのか?」
参謀「そ、それが……昨晩から通信が途絶えておりまして……その……」
公主「……今日、二人の人間がここを訪れた」
参謀「……?」
公主「有望そうな若い男と、達観したような老人。どちらも士官希望だった」
参謀「……!」
公主「一昨日は四人……だったかのぅ?そこから先は覚えておらぬ」ククッ
参謀「……席を外させていただいてもよろしいでしょうか?」
公主「次はよい知らせを待っておるぞ?参謀」
参謀「……」カツ カツ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:46:25.78 ID:OMk8pCn/o<> 参謀「あの部隊からはまだ連絡が無いのか!」
通信係「は、はい……こちらからの連絡にも全く反応がありませ」 バンッ
参謀「クソが……っ!あの程度の街を攻略するのに、一体何があったというのだ……」
参謀(マズい、マズいぞ……このままじゃ私の地位すら危うい……)
参謀「おい、貴様」
通信係「は、はいっ!」
参謀「攻略部隊をもう一度編成するぞ……ただちに兵を集めろ」
通信係「し、しかし……」
参謀「二度は言わんぞ……?」
通信係「……ひっ」ダダダッ
参謀(まさか、ガラクタ共の攻撃を……?いや、上級士官はいなかったとはいえ、戦車も数台投入してたんだぞ……)
参謀「……クソッ」わしわし <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:47:27.90 ID:OMk8pCn/o<> 助手「……電波信号、受信件数0」
博士「命令信号とかはなし……か」
博士(んー……機械と帝国が手を結んだかと思ったけど……考えすぎかな)
助手「……電波受信状態、解除。セーフモードへ移行します」プシューッ
博士「あ、助手くん。お疲れ様」
少女「……」ガクガク
博士「……むぅ」
博士(機械に対する恐怖心ってのは、そう簡単にはぬぐえないか……) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:49:10.15 ID:OMk8pCn/o<> 少女「……」キョロキョロ
博士「ん、どうしたの?」
少女「……え、えと……」ゴニョ
博士「……あー……うん、助手くん」
助手「はい」
博士「この子をトイレまで連れて行ってもらえる?」
助手「了解しました」
少女「……」ビク
助手「……」だきっ
少女「……あっ」
助手「では、行って参ります」
博士「はい、行ってらっしゃい」
バタン
博士「……はぁ。素直じゃないんだから、助手くんも」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:51:33.02 ID:OMk8pCn/o<> 博士「しかし、人が増えるとなると……ここもちょっと改築する必用がありそうだなぁ」
助手「ただいま戻りました」
少女「……」
博士「あぁ、おかえり助手くん」
少女「……」じー
博士「……それ、気になる?」
少女「……!」
博士「そいつはね、ここを押すと……」
クルリン クルリン
博士「こうやって回りだすんだ」
少女「……」じー クルリン クルリン
博士(……この様子だと、意外とすぐに打ち解けてくれそうかな?) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:53:25.25 ID:OMk8pCn/o<>
博士「ねぇ、助手くん」
助手「はい」
博士「ここに足りないものって、何かな?」
助手「……一般的な家庭のデータと比較中……」
博士「あー、そんな難しく考えなくても……」
助手「清潔感が一般平均を著しく下回っています」
博士「……」
博士「……助手くん、掃除お願い出来る?」
助手「了解しました」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:56:30.38 ID:OMk8pCn/o<> 少女「……ふぁ……」
バタッ
博士「!」
少女「……すぅ」
博士「ビックリした……眠ってしまっただけか……」
博士(ただでさえ神経構築中の足にエネルギーを取られるのに、それがこんな小さな子供だから、無理はないか)
少女「……すぅ……すぅ」
博士「人間はやはり複雑だ……つくづく機械の方が楽だと感じるね」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:57:26.30 ID:OMk8pCn/o<> 助手「終了しました」
博士「ん、ありがとう、助手くん」
博士「続けて悪いけど、その子を寝室まで運んでもらえるかな?」
助手「了解しました」
博士「運んだら君もスリープモードで休んでいいよ」
助手「……博士はいかがなさいますか?」
博士「んー……私は、もう少し起きておこうかな」
助手「……了解しました」スタスタ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:57:57.95 ID:OMk8pCn/o<> 『助手くん!ついに私は世紀の発明をしたよ!』
『……で、今日はどこの埃が取れる装置ですか?』
『ちっ、ちっ、甘いね助手くん。今日は頑固な油汚れが取れる装置だ!』
『……あー、すごいですね。さすがはかせあこがれちゃうなー』
『だろうだろう?じゃ、さっそく……』
ブルブルブル
『……え?』
『博士、危ないっ!』
ドガーン
『ケホッ……ケホッ……』
『いやぁ、天才でもたまには失敗するものさ。さて次だ次』
『……はぁ』
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/18(水) 22:59:07.44 ID:OMk8pCn/o<> 今日の投下はこんなもんで
寒い
んじゃまた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/18(水) 23:26:44.84 ID:82zBbf51o<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:10:03.64 ID:8CpCutWJo<> 博士「……ん」
博士(朝……気付かないうちに寝ちゃってたみたいだな)
博士「……あれ、毛布?」
助手「おはようございます、博士」
博士「……助手くん」
助手「なんでしょうか」
博士「私に何か、言うことがないかな?」
助手「……申し訳ありません」
博士「いくら君でも、エネルギーは無限じゃないんだから……休める時は休まなきゃ」
助手「……了解しました」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:13:46.08 ID:8CpCutWJo<> 博士「ところであの子は?」
助手「心拍正常、脈拍正常。穏やかな睡眠状態にあります」
博士「よかった……うなされたりしてないか心配だったんだ」
少女「……ん、ん……」もぞ
少女「……?」
少女(柔らかい……?お布団……?)
ガチャ
助手「……」
少女「……っ!」ビクッ
助手「……おはよう、ございます」
少女「……」
助手「朝食の用意が出来ています。こちらへ」
少女「……」
少女「……」ストッ とてとて <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:14:42.43 ID:8CpCutWJo<> 博士「やぁ、おはよう」
少女「……」ペコ
博士「もう足の方は大丈夫かい?」
少女「……まだ少し、変な感じ……」
博士(もう歩けるんだ……ここまでは予想外だ)
少女「……?」
博士「あ、いや、なんでもないんだ。さ、朝食を取ろうか」
少女「……はい」
助手「……お飲み物をお持ちします」
博士「あ、助手くん、ありがと」
助手「……」スタスタ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:15:50.14 ID:8CpCutWJo<> 博士「ふぅ……ごちそうさま」
少女「……」コト
博士「助手くん、あとお願いね」
助手「了解しました」カチャ カチャ
少女「……」じー
助手「……?」スタスタ
少女「……」とことこ
博士(……少し寂しい)カタカタ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:16:19.62 ID:8CpCutWJo<> ドゴーン ドゴーン
博士「今の音は……」
ドーンッ グラグラ
博士「うおっ!?」
助手「博士っ!」
博士「助手くん、丁度よかった。そのままその子を離さないでいてくれよ」
助手「了解しました」
博士(帝国のやつらか……?昨日の今日で忙しいやつらだ、全く)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:19:00.90 ID:8CpCutWJo<> 歩兵型機械兵「ピー」 「ガー」
隊長「クソッ……先遣部隊壊滅の原因はやはり……」
兵士D「隊長!敵の数が多すぎます!」
隊長「本国からの救援が来るまでなんとか持ちこたえるんだ!」
隊長(……おそらく、救援が到着する頃には……それでも!)
ドゴーン
機械兵「ガガ……ガ」プシュー
隊長「仲間達の無念を……少しでも晴らさせてもらうぞ!」
ダダダダダダッ ドーン ドーン <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:19:29.12 ID:8CpCutWJo<> 博士「助手くん、見える?」
助手「帝国軍と機械兵が交戦中。物量的に機械兵の方が押しています」
博士(やっぱり、帝国と機械がグルってことは無かったみたいだね)
博士(んー……しかし、帝国がここまで凍土に固執する理由って、一体なんなんだろう)
少女「……」ギュッ
助手「……どうしますか?博士」
博士「んー……この辺りは結構静かで気に入ってたんだけどなぁ」
博士「助手くん、この辺りで一番近い街は?」
助手「地図データ展開……ルート検索……完了。最短は南の街です」
博士「南の街かー……寒さにも飽き飽きしてたし、ちょうどいいね」
博士「助手くん、ルート案内をお願い。運転は私が、するから」
助手「……了解」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:20:05.27 ID:8CpCutWJo<> 隊長「ぐ、う……」
?「あれぇ?もう終わり?もう少し頑張ってくれると思ってたんだけどな?」
ゲシッ
隊長「お前は……一体……」
?「さぁて?ボクは一体誰でしょう?逆にあなたは誰でしょう?」
グシャッ
?「ま、全然興味ないけどね?」
機械兵「ガガ……」 「ピ……ピ……」
?「うるさい?」 バキャッ
?「あー、つまんなかった?」キョロキョロ
?(おかしいなぁ?大きい反応があったって聞いたはずなんだけど?)
救援部隊長「こ、これは……貴様っ!」ジャキ
?「……おや?」
?「あなたたちは楽しませてくれるのかな?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 05:22:02.42 ID:8CpCutWJo<> 続きはたぶん夕方にでも
つっても、この時間に読む人はおらんと思うけども
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/19(木) 08:58:23.31 ID:2jgTeyrSO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/19(木) 16:13:46.47 ID:c467/xSIO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:52:24.48 ID:8CpCutWJo<> 少女「……すごい」
博士「ん?何が?」
少女「……家ごと、動いてる」
博士「これはキャンピングカーって言ってね。まぁ走る家なんだよ」
少女「……」キョロキョロ
助手「キャンピングカーの項目を更新完了」
博士「……」
博士「助手くん、こっから街までどのくらいかかる?」
助手「現在の速度のまま移動した場合、20時間32分49秒です」
博士「んー……丁度半分ぐらいになったら知らせて。そこで一旦休もう」
助手「了解しました」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:53:16.59 ID:8CpCutWJo<> 参謀「……」イライライライラ
参謀(……マズイ……マズイぞ……)
参謀(なぜだ……なぜこうも上手くいかんのだ……)
参謀(思えばあの凍土への侵攻作戦自体、私は反対だったんだ!)
参謀(それをあの胡散臭い野郎の言葉を鵜呑みにしやがって……あのクソガキが……)
ガチャッ
参謀「!!!!」
連絡係「参謀様、公主様がお呼びです」
参謀「……ぐっ……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:54:08.73 ID:8CpCutWJo<> 参謀「……お呼びですか、公主様……」
公主「忙しいところ呼び立ててすまぬな」
参謀「い、いえ……ほかならぬ公主様からのお呼び出しですので……」
公主「それでだ、参謀……凍土へ送った部隊は、どうなっている?」
参謀「それは……その……まだ何も報告が無い、状態です」
公主「ほう、連絡がない……と?」
参謀「こ、この時期の凍土は雪も深く……思うように侵攻速度が……」
公主「ほうほう、そうかそうか」
参謀「で、では私は……作戦会議がありますので……」
公主「む、そうか。呼び出して悪かったな」
参謀「……い、いえ……そ、それでは……」カツ カツ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:54:58.70 ID:8CpCutWJo<> 公主「……ふむぅ」
?「上手くは行きませんなぁ、なかなか」
公主「そう言うならば、貴様が作戦の指揮を取ればよいではないか。凍土への作戦を進言したのも貴様だぞ?占い師よ」
占い師「いえいえ、私はあくまでもただの占い師。軍事に口出しなどめっそうもない」
公主「……本当にあそこを攻めれば、いいのであろうな?」
占い師「星はそう告げております、としか」
公主「……ふん」
臣下「公主様、湯の準備が整いました……」
公主「む、そうか。すぐに行く」
占い師「……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:56:24.69 ID:8CpCutWJo<> ?「なぁんだ?こっちもてんで雑魚ばっかじゃないか?」
救援部隊長「つ、つよ……すぎる……」
?「君たちが、弱すぎるんだってば?」グシャッ バキッ
?「あーあ、とんだ肩すかしだよ?」ピピピッ
?「あ、通信だ?」
『そろそろ終わったころだろうと通信を送りました』
?「ちょうど今終わったところです?」
『それはよかった。それで、見つかりましたか?』
?「いいえ。なんかザコいやつらばっかりだったんで、全部潰しちゃいました?」
『……そうですか。ではこちらでまた調査しておきますので、そちらも引き続き調査を続けてください』
?「りょーかい?」 ピッ
?「……調査かー?それじゃ適当に……こっち?」ダダダッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:57:11.62 ID:8CpCutWJo<> 助手「博士、目的の地点に到達しました」
博士「おや、もうそんなに走ってたか」
少女「……すぅ……すぅ」
博士「助手くんも、早めにスリープモードに入ってていいよ。昨日してないし」
助手「……了解、しました……」プシュー
助手「……」
博士「……」サラ
博士(……言ってもいない無理を勝手にするんだから……ったく) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:58:01.16 ID:8CpCutWJo<> 『助手くん!これを見たまえ!』
プシュー プシュー
『なんかプシュープシュー言ってますけど……なんですか?これ』
『よくぞ聞いてくれた!これはだね……それっ』ポイッ
プシュー ガタガタガタ プシュー
『うお、吸収した!?』
『ふふーん、どうだい、助手くん』
『……で、これは一体何の役に?』
『……』
『……』
『それはこれから考えます!』
『……はぁ』 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/19(木) 22:59:26.05 ID:8CpCutWJo<> 今日の投下一旦終わり
書き溜めの進み具合でまだ書くかもしれないけど
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/20(金) 10:37:59.42 ID:AdEwLifSO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/20(金) 20:40:14.87 ID:GTih3YK1o<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/21(土) 07:16:59.14 ID:7W+jEwhVo<> 助手「……」パチ
博士「助手くん、おはよう」
助手「おはようございます、博士」
博士「寝起きで悪いけど、今何時?」
助手「現在の時刻は7時52分39秒です」
博士「今から出発すれば夕方ぐらいか……」
少女「……う、ん……ん」もぞ
博士「……ま、別にゆっくりでもいいか。助手くん、朝食の用意を」
助手「了解しました」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/21(土) 07:17:54.34 ID:7W+jEwhVo<> 少女「……」モフモフ
博士「おいしいかい?」
少女「……うん」
博士「そりゃよかった」
少女「……」
少女「……」スッ
助手「……?」
少女「……ずっと、食べてない……」
助手「……私に食事の必要性は、ありません」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/21(土) 07:19:17.82 ID:7W+jEwhVo<> 少女「……」じー
博士「……助手くん、強情張らずに食べなよ」
助手「……それは命令ですか?」
博士「いんや、一人の健気な少女からのお願いだ」
助手「……」パク
少女「……おいしい?」
助手「……返答できません」
少女「……」ニコ
助手「……」チラ
博士「ん、どうしたんだい?助手くん」
助手「……何でもありません」
博士(助手くんがこんな困る姿なんて、いつぶりに見たかな……こりゃ面白いな)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/21(土) 07:19:52.21 ID:7W+jEwhVo<> 博士「ところで、体の調子はどうかな、少女ちゃん」
少女「……大丈夫」
博士「そっかー……ちょっと足、見せてもらっていい?」
少女「……」コク
博士「……ふーむ……うーむ……」
少女「……」ピク
博士「……なるほど……ねぇ……」
少女「……くす……ぐった、い……」ピク ピクン
博士(もう神経が定着しつつある……もう心配はなさそうだ)
助手「……」
博士「……なんだい、その目」
助手「……いえ、特には」ピッ キュイーン
博士「……勝手にデータ更新しないでくれないかな……さっきの恨んでるの?ねぇ、無視は寂しいよ無視は!」
助手「……」
少女「……」クス <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/21(土) 07:20:38.85 ID:7W+jEwhVo<> 博士「さて、そろそろ出発するとしようか」
助手「……」ピクッ
博士「ん、助手くん……?」
助手「敵性反応、高速で接近中」
博士「え?」
助手「迎撃モードに移行します」ガシャン
博士「ちょっと待って助手くん、敵との距離は?」
助手「敵性反応との距離を計算……っっ!」グルン
ドッゴォン
少女「……ひっ」ビク サッ
助手「敵性反応健在。攻撃を続行します」ダッ
博士「あ、ちょっと助手くん!……行っちゃった」
博士(この距離まで助手くんの索敵に引っかからない敵……もしかして) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/21(土) 07:21:18.19 ID:7W+jEwhVo<> ズザザザー
助手「……?」
助手「……敵性反応消失……」
?「やっぱり?なんか強い反応があると思ったら?」
助手「っ!」
ビュッ
ガギン
?「おお、耐えた耐えた?」
助手「……敵機、補足……」ブォン
ドッガァン
助手「……攻撃、続行」ダッ
?「お前楽しいな?楽しませてくれる?楽しませてくれよ?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/21(土) 07:23:59.91 ID:7W+jEwhVo<> とりあえずここまで
さて寝よう <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<><>2012/01/21(土) 07:25:44.04 ID:imh+TCF2o<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/21(土) 07:39:21.56 ID:tvtmxpCSO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/22(日) 19:28:32.18 ID:uLY79s3Co<> ガガガガガッ ガガガガガガッ
助手「……目標ロスト……再索敵……」ピピピピ
?「こっちこっちー?」
助手「!」 ガシッ
?「こんなごてごてした武装なんて邪魔でしょ?取ってあげるよ?」バキバキッ
助手「……ぐ」
助手「……損傷軽微……戦闘続行……」ビュッ
ブォンッ
?「軽微なんてウソでしょ?動きが目に見えて遅いよ?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/22(日) 19:29:02.57 ID:uLY79s3Co<> 助手「……っ」ガクン
?「ほらやっぱり?無理してるんでしょ?」
助手「……」
?「んー、まぁ結構楽しめたし?そろそろ飽きてきたし?」
?「そろそろ壊し……!?」
助手「……っ!」バッ
?「……むお?」
ギュイイイイイン ガリガリガリガリガリ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/22(日) 19:29:38.04 ID:uLY79s3Co<> ?「……ぐふ?」
ズザーッ
?「そんな隠し玉を、持ってるなんてね……?」
助手「……」ヨロヨロ
?「でもまぁ……今ので最後、かな?」
助手「……」ググッ
?「ん?まだ何か出来るの……?見せて見せて?」
博士「はいはい、その辺でストーップ」ポン
助手「……」プシュー
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/22(日) 19:30:28.45 ID:uLY79s3Co<> 博士「誰かが止めないと、どこまでも無理するんだから……」
?「……お前?よくも邪魔を?」
博士(まさかとは思ったけど、やっぱりか)
博士「その独特な喋り方は疑問符<クエスチョン>だね」
疑問「……?なんでボクの名前を?」
疑問「いや?その顔、どこかで見たような……?」
博士「あー、いいよいいよ。思い出そうとしなくて」
疑問「?」
博士「どうせすぐ、思い出せなくなるから」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/22(日) 19:30:54.45 ID:uLY79s3Co<> 『応答せよ、応答せよ疑問符!』
『……』ピッ
『……全く、気まぐれなのもいい加減にしてほしいものだ……』
『戦闘力は大したものだが、それ以外の面にいささか問題がありすぎる』
『先の件でも不必要な戦闘を行っているし……なにか対策を考えねば……』
疑問「……」プシュー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/22(日) 19:31:54.98 ID:uLY79s3Co<> 今日の更新は短めで
次もまぁ出来るだけ早めに更新できるよう頑張るんで
また次 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage saga<>2012/01/22(日) 19:32:36.16 ID:iNUUEbAzo<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)<>sage<>2012/01/22(日) 21:04:15.46 ID:FgGado8Qo<> 乙
最初からそれが名前だったのか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>saga<>2012/01/23(月) 07:50:27.47 ID:m3if57P3o<> 『コーヒーヲオモチシマシタ』
『うむ、ありがとう』
『……』
『どうだい助手くん?これならば文句はないだろう?』ポイ
『エネルギーヲホキュウシマス』
『……やはり博士は、天才ですね』
『だろ?だろう?へへーん、やっと助手くんも私のことを……』
『エネルギー エネ エネエネネネネ』ピピピ
『え?』
ドガーン
『……けほけほ』
『天才ですよ博士は。爆発技術のね』
『……ま、まぁあれは試作機だったからね!うん、次からは本気だすからね!』
『コーヒーヲオモチシマシタ』
『うむ、ありがとう』
『……』
『どうだい助手くん?これならば文句はないだろう?』ポイ
『エネルギーヲホキュウシマス』
『……やはり博士は、天才ですね』
『だろ?だろう?へへーん、やっと助手くんも私のことを……』
『エネルギー エネ エネエネネネネ』ピピピ
『え?』
ドガーン
『……けほけほ』
『天才ですよ博士は。爆発技術のね』
『……ま、まぁあれは試作機だったからね!うん、次からは本気だすからね!』 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>saga<>2012/01/23(月) 07:50:55.93 ID:m3if57P3o<> 助手「……」パチ
博士「ん、助手くん。目が覚めたかい?」
助手「……敵性反応、完全に消失」
博士「あぁ、あれだったら私が対処しておいたよ」
助手「……申し訳ありません」
博士「その謝罪が、自分が負けたことに対して言ってるなら、許してあげない」
助手「……」
博士「君は弱いんだから、自分の力以上の敵と無理に戦う必要はないんだ」
助手「……申し訳……」 ペシッ
助手「……損傷、皆無」
博士「言語機能を修正しておきなさい。こういうときは『申し訳ありません』じゃない」
博士「『ありがとう』だ」
助手「……」
助手「……ありがとう、ございます」
博士「うむ、それでよし」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>saga<>2012/01/23(月) 07:51:21.71 ID:m3if57P3o<>
博士「っと、あの子が寂しい思いしてるだろうし……急いで帰ろうか」
助手「歩行機能回復完了。歩行援助は必要ありません」
博士「照れなくていいよ助手くん。たまにはこういうのもいいじゃないか」
助手「……時間効率的問題……」
博士「はは、何を言っても降ろしてあげないよ」
助手「……」
博士「それに助手くんは軽いんだから、時間的な問題もさしてないさ」
助手「……内部武装も含めた場合の総重量は、一般平均的な人間の重量を大きく上回っています」
博士「男にとって、女性の重さ常に0なのさ」
助手「……重さの計算式を修正しました」
博士「……まぁ、それはそれでいいか……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>saga<>2012/01/23(月) 07:51:47.21 ID:m3if57P3o<> 少女「……」
博士『ここにいれば安全だから、ここから出ちゃいけないよ?』
少女『……』コクン
博士『いい子だ。すぐに帰ってくるからね』
少女「……」
助手『敵性反応との距離を計算……っっ!』
ドッゴォン
少女「……!」ブルッ
ガタン
少女「っ!」ビクッ
博士「や、ただいま」
少女「……」うる ダッ
博士「うおっとと……」ぎゅうっ
少女「……」グズグズ
博士「予想以上に心配させてしまったみたいだね……ゴメンゴメン」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/23(月) 07:53:18.90 ID:m3if57P3o<> とりあえず書いた分だけ更新
今回ageてみたけど、読んでる人的にはsage進行の方がいいのかな?
まぁ次から考えてみるッス <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/23(月) 08:17:54.20 ID:TbRI7b+DO<> 専ブラはagesage関係ないとか聞くなあ
そうでない俺とかは助かるけど
>>1の好きでいいと思う <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国)<>sage<>2012/01/23(月) 08:27:10.72 ID:9OFyyIJAO<> 上げないと埋もれて携帯では見つけられなくなるので新規読者欲しければ作者の更新の度age推奨
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/23(月) 21:01:32.68 ID:6YssFHiVo<> 末尾oは専ブラ
他が多ければageた方がいいかも <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/24(火) 18:14:50.48 ID:0IsWl/C6o<> 博士「さ、落ち着いたかい?」
少女「……」コク
博士「今後は絶対、一人で置いていってりしないって約束するよ」
少女「……ほんと?」
博士「ほんとほんと、だからほら……っと、今助手くんは動けないんだった」
博士「温かい飲み物持ってくるから、ちょっと待っててね」スタスタ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/24(火) 18:15:40.87 ID:0IsWl/C6o<> 少女「……」チラ
助手「……」バチッ バチッ
少女「……」スッ
助手「……高電圧が流出中。触れるのは危険です」
少女「……痛く、ない?」
助手「……返答不可能です」
少女「……」ぎゅっ
助手「……?」
少女「……おまじない……はやくよくなるように……」
助手「……修理すれば修復か……むぐっ」
博士「はいはい、野暮なこと言わないの」
助手「……りょうひゃいひまひた」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/24(火) 18:16:10.10 ID:0IsWl/C6o<> 博士「はい少女ちゃん、ホットミルク」
少女「……ありがとう」
助手「……ありがとうございます、博士」
博士「ん、この貸しは大きいよ?後日とびきりおいしいコーヒーでお返ししないと許してあげないからね」
助手「……了解しました」
博士(さて、今からここを出ると……街に着くのは朝方か……)
ガタン
少女「……すぅ」
博士(……助手くんの修理もしたいし、出発は明日でいいかな) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/24(火) 18:16:39.86 ID:0IsWl/C6o<> ピー ピー
ピッ
『疑問符か、今まで何をしていた?』
疑問「さぁ?」
『……報告の時ぐらいその疑問形をどうにか出来ないのか?』
疑問「いや?本当に分からないんだ?」
疑問「気付いたら?仰向けに倒れてたんだ?」
『何者かと交戦したということか?』
疑問「んー……?分からない?」
疑問「何かと戦ったような……?戦わなかったような……?」
『……調査はもういい。帰還しろ』
疑問「りょーかい?」
ピッ
(……もし仮に何者かと交戦したとすれば……疑問符を倒すほどの力……)
ピッ
『探し物が見つかったかも知れんぞ』 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>saga<>2012/01/24(火) 18:18:22.62 ID:0IsWl/C6o<> ここらで一時停止
前回の質問お答えくださった方達ありがとうございます
これからは更新終わるたびにageて行こうと思うッス
ではまた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/24(火) 21:17:01.57 ID:TYWY56XSO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<>sage<>2012/01/24(火) 21:49:24.77 ID:p1SLs8cAO<> 乙ん <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/26(木) 00:58:11.71 ID:wwCXR9Loo<> 博士「それじゃ助手くん、修理も兼ねてメンテナンスするからスリープお願い」
助手「了解しました」
プシュー
助手「……」
博士「しかしまぁ……随分とこっぴどくやられたもんだね」カチャカチャ
博士「内部武装はほとんどやられてるし、装甲もいくつかダメになってる」カンカン
博士(今後のために、助手くんの装備も強化しておいた方がいいかもしれないなぁ)バチバチ
博士(出来ることなら、こういうことはしたくないんだけど……自分の身は自分で守れる程度にはしてあげたいし)
博士(強くした分だけ、いらないとこで使っちゃうのがネックなんだけどね)バチバチ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/26(木) 01:27:53.66 ID:wwCXR9Loo<>
家臣「公主様!ご、ご報告がっ!」
公主「む?なんだ、慌ただしいな」
家臣「そ、その……参謀様が……自室で……首を吊って……」
公主「……ふむ、そうか……」
公主「それは惜しい人材を無くした。実に惜しいことだ」
家臣「……」
公主「新しい人間を雇わねばならんな……早急に手配しろ」
家臣「……は、はっ」タタタタッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/26(木) 01:28:56.94 ID:wwCXR9Loo<> 占い師「自殺まで追い込むとは……怖いお方ですね」
公主「追い込んだつもりはない。ただ役職に見合った働きを求めていただけだ」
公主「度重なる作戦の失敗もあったし、何より私を快くは思っていない者であった。私が直接手を下さなくて済んだ分ありがたい」
占い師「……」
公主「だから貴様にも、それ相応の働きをしてもらいたいものだな」
占い師「……そうですね、そのことなのですが……星に動きがありました」
公主「……ほう?聞かせてみせよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>saga<>2012/01/26(木) 01:29:22.69 ID:wwCXR9Loo<> 公主「……南の街か。確かにあそこは以前から我が領土にしようと思っていた場所だ……が」
公主「あそこは価値に見合うだけの力を持った街だ。先の戦いのために削れた兵力も決して少なくは無いのだぞ?」
占い師「そこは私めの与り知るところではございません。ただ私めは星の流れをそのままにお伝えするだけでございます」
公主「……ふむ」
公主「もう少し、詳しく話してみせよ」
占い師「……かしこまりました、公主様……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/26(木) 01:29:52.90 ID:wwCXR9Loo<>
『……ど、どうしたんですか博士!』
『はは……は……』
『答えてください博士!博士!!』
『……ねぇ、助手くん』
『いっぱい言いたいこと……あったんだけど、な……』
『いざその時になると……言えな、い……もん、だ、ね……』
『最後まで……君にまかせ……きりで……申し訳、ないけ……ど……』
『あとは……よろ、し、く……ね……』
『ご……め……ん……』
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<><>2012/01/26(木) 01:31:50.42 ID:wwCXR9Loo<> 今日もこのぐらいで
また次お会いしましょ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/26(木) 12:30:01.23 ID:4H1A61DDO<> 乙。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/30(月) 07:54:48.69 ID:yTvoLXaSO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/30(月) 21:37:42.86 ID:tvEC8pG/o<> ブオオオオオン
博士「助手くん、街まであとどれくらいか分かる?」
助手「等速で移動すると仮定するとあと2時間……です」
博士「うむ、順調順調。朝早めに出た甲斐があったよ」
助手「……博士」
博士「ん?なんだい助手くん」
助手「精密計算機能に、異常があるようです。昨日の戦いによる障害かもしれません」
博士「あぁ、それね。あえて治してないだけだから、気にしなくていいよ」
博士「君はもう少し、余裕を持った方がいい」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/30(月) 21:38:16.30 ID:tvEC8pG/o<> 助手「時間は精密に計算した方が、余裕を持って行動可能です」
博士「そういうのが余裕無いって言ってるんだよ、助手くん」
助手「……」
博士「どうしても嫌だったら治すけど?」
助手「……」
博士「……ま、無言は肯定と受け取ろうかな」
助手「……無言=肯定を定義しました」
博士「……」
助手「無言を肯定と判断。更新を完了」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage saga<>2012/01/30(月) 21:38:45.43 ID:tvEC8pG/o<> 少女「すぅ……すぅ……」
少女「……むにゃ」ごろん
少女(……騒ぐ声……?)
少女「……うぅ、ん……?」
博士「えーと……私たちは決して怪しいものではなくて……」
衛兵「自分から怪しくないという怪しいやつがいるか!」
博士「ははは、困ったな……」
助手「……」
衛兵「んん?貴様……なんだその目は!」
助手「……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage saga<>2012/01/30(月) 21:39:41.53 ID:tvEC8pG/o<> 少女「……どう、したの?」
衛兵「なんだ、子供が乗って……っ!」
少女「……?」
衛兵「貴様っ!機械兵共の手先かっ!」ジャキ
少女「!」ビクッ
バギィ
衛兵「ぐがはっ!?」 ドサッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/30(月) 21:40:06.26 ID:tvEC8pG/o<> 助手「……敵性反応、撃破」
博士「出来れば手荒には行きたくなかったけども……これは仕方ないね」
少女「……」
博士「少女ちゃん」バサッ
ふわっ
少女「……わぷ」
博士「……嫌な思いを、させてしまったね」
少女「……」ふるふる
少女「……仕方ない、ことだから……」ギュッ
博士(……強い子だ) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/30(月) 21:41:03.08 ID:tvEC8pG/o<> 助手「……信号傍受」
助手「博士、まもなく衛兵数人がここへ向かってきます」
博士「あー……この人のしちゃったからかー」
助手「……申し訳ありません」
博士「どうせこの街には色々準備するためにしばらくいるつもりだったし……なにより」
博士「君がやらなければ、私がやっていただろうさ」
博士「だから、責任を感じる必要はないよ」
助手「……了解しました」
博士「あー、まぁ」
助手「……?」
衛兵「……」ドクドク
博士「手加減ぐらいは覚えたほうが、いいかもね」
助手「……了解」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/01/30(月) 21:41:31.91 ID:tvEC8pG/o<> 博士「さてと……まずは少女ちゃんの服から買いに行こうか」
博士「いつまでも私の白衣を着てるわけにもいかないし……なにより」
博士「年頃の女の子は、やっぱかわいいものが好きでしょ?」
少女「……よく、分からない」
博士「可愛い服を見れば、きっと気に入ると思うよー」
博士「南の街は商業が発達してるから、色んな服があると思うし」
少女「……見て、みたい」
博士「よーし、さっそくお店を探しに行こう」
助手「地図データを受信しますか?」
博士「いんや、それはいいよ助手くん」
博士「こういうのは、実際歩くのも楽しみの一つだしね」
助手「……了解しました」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<><>2012/01/30(月) 21:42:27.83 ID:tvEC8pG/o<> 更新終わり
また次回 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/01/30(月) 22:40:50.71 ID:c+PecP9/o<> おつおつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/01(水) 13:00:08.51 ID:cYmA1+vSO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/02/05(日) 17:45:31.34 ID:YExl3JQLo<>
ザワザワ ザワザワ
通りすがりA「おい聞いたか?衛兵がやられてたらしいぜ……」
通りすがりB「あぁ、聞いたよ……最近機械兵の進行が目立ってきてるってのも聞くし……」
通りすがりA「物騒になってきたもんだねぇ……」
通りすがりB「まぁ、この街は対機械用の設備が整ってるから問題ないだろうよ!現に警報もなってないしな」
通りすがりA「それはそれで危なくないか?警報が鳴らないってことは、人間の仕業ってことだろ?」
ザワザワ ザワザワ
助手「……」
博士「だいじょぶだいじょぶ、堂々としてればいいんだよ」
博士「……だからその物騒なものはしまいなさい」
助手「……了解」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/02/05(日) 17:46:16.34 ID:YExl3JQLo<> 博士「えーと……この看板がそうかな。入ろう」
助手「……」
少女「……わぁ」
キラキラ キラキラ
店員「いらっしゃいませー!」
博士「ほら、自由に見てきていいよ」
少女「……」コク
タタタッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/02/05(日) 17:48:08.97 ID:YExl3JQLo<> 少女「……」じー
博士「ん、それが気に入ったのかい?」
少女「……うん」
博士「もっと豪華なやつ選んでもいいんだよ?」
少女「……これで、いい」
博士「了解。それじゃ、試着してみようか」
少女「?」
博士「助手くん、よろしく頼むよ」
助手「了解しました」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/02/05(日) 17:48:49.07 ID:YExl3JQLo<> 博士(あのぐらいの服なら、他に何着か買っても大分余裕そうだ)
博士(遠慮してる……のかなやっぱ)
店員「可愛いお子さんですねー」
博士「……え」
店員「最近子供連れのお客様も減ってしまって……子供用の服を出すのも久しぶりでした」
博士「……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/02/05(日) 17:49:58.87 ID:YExl3JQLo<> 助手「完了しました」
少女「……どう?」
博士「……うん、似合ってる。すごく似合ってるよ」
博士「助手くん、会計をよろしく……」
少女「??」
店員「……?」
助手「……会計を」スッ
店員「あ、ありがとうございましたー」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/02/05(日) 17:50:19.77 ID:YExl3JQLo<> 続く <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/02/05(日) 18:53:00.88 ID:uUZRuImso<> おつ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/02/18(土) 22:28:26.97 ID:Cw6EUl/jo<> >>1くん、続きはまだかね? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)<><>2012/02/20(月) 09:59:24.63 ID:1mPDiDhfo<> また消えたか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/02/20(月) 10:35:37.63 ID:pkmr13TCo<> 一応生きてます、はい
期待せず待ってていただけるとありがたいです <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/27(月) 00:40:46.95 ID:bpPady5IO<> ワタシマーツーワー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/04/03(火) 06:33:36.15 ID:kT0i8qKSO<> まだかね <>