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HTML化した人:lain.
ムスカ「どうやら私はあの高さから落ちても死ななかったようだ」
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]:2012/02/08(水) 23:06:22.23 ID:pdVFXYLo0
私が目を覚ましたそこは

長年夢を見続けていたラピュタにとてもよく似ていた

「大丈夫ですか?」

若い女性の声が聞こえた

ここは天国か?

いや、地獄だろうか

「いいや、違うさ」

今度は男の声だ

「ここは、僕の城だよ」

ふむ、面白そうじゃないか

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1328709981(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]:2012/02/08(水) 23:15:08.59 ID:pdVFXYLo0
「私は死んだのだろうか?」

そう口に出してみる

「いいや、少なくとも僕たちは生きているから死んではいないと思うよ」

優しい口調で男が返す

「そうか、では命の恩人になるようだな」

ムスカ「申し遅れてすまない」

ムスカ「私の名前はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」

ムスカ「ムスカ大佐とでも呼んでくれたまえ」

「へぇ、君軍隊の人間なのかな?」

ムスカ「そういうことになるな」

「なるほど、僕はハウル」

ハウル「で、こっちの彼女がソフィー」

ソフィー「どうも」

私は起き上がり声の主たちを見る

男は黒い髪に長身。整った顔立ちをしていた

女はきれいに染まった銀髪のショートヘア

さっき言っていた城というのから彼らはどこかの国の王子と姫君といったところだろうか?

ムスカ「よろしく頼む」

ムスカ「聞きたいのだがここはどこだ?」

そう聞くとハウルと名乗った男は少し周りを見渡しこういった

ハウル「ここは僕の城さ」

ハウル「いや、僕とソフィーとマルクルと荒地の魔女とカルシファーだけの城さ」

ムスカ「聞かないい名前が多いが気にしないことにしよう」

ムスカ「何はともあれ命を助けてもらって助かった」

ムスカ「部外者は出ていく」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]:2012/02/08(水) 23:18:41.35 ID:pdVFXYLo0
そう言って少し衣服を整え歩き出す

ハウル「もう行くのかい?」

ムスカ「国に戻らなければならないのでな」

そう言って周りを見渡すと違和感に気がついた

ムスカ「空を、飛んでいる?」

ハウル「ははっ」

ハウル「今更気がついたのか」

ムスカ「これはどういうことだ」

ムスカ「我が国の飛行技術でもこんなにバランスの考えられていない飛行船は飛ばせないぞ」

ハウル「きっとそれは科学の力だからじゃないかな?」

ハウル「この城はもっとすごいもので飛んでるよ」

ハウル「案内しよう」

ハウル「行こう、ソフィー」

そう言うと二人は行ってしまった

私は付いていくことにした
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/08(水) 23:18:50.66 ID:dx4npVvSO
荒地の魔女がいるってことはジブリ版か

まあ大佐いるならジブリだろうなwwwwwwwwwwww
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]:2012/02/08(水) 23:25:11.72 ID:jyQb56HAO
期待
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/08(水) 23:26:05.61 ID:wZ+KcIra0
タイトルでちょっと笑ってしまった
期待
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]:2012/02/08(水) 23:26:40.17 ID:pdVFXYLo0
少し狭いドアをくぐり室内に入る

そして狭い階段を下り、狭い通路を通る

あまり素晴らしい設計ではないようだがどことなく小奇麗にされていて清潔感がある室内だった

そして二人はリビングのようなところで立ち止まった

「さっき降ってきたやつがいるのか?」

声が聞こえた

ハウルでもソフィーでもない声だ

まだ人がいるのか

私は好奇心に駆られその場所へ向かった

しかしそこにはハウルとソフィーと、その前に暖炉に灯されている火がひとつあるだけだった

ムスカ「今の声は?」

ハウル「これさ」

そう言ってハウルは火を指さす

ムスカ「ふざけているのか?」

ハウル「まさか」

ヘラヘラしながら答える

「そうさ、オイラは喋るのさ」

ムスカ「どうやら私は疲れているようだ」

「いやいやここで起きてるのは事実さ」

「あんたの目の前の火は喋ってるし」

「あんたの言うバランス設計のめちゃくちゃなものが飛んでる」

カルシファー「おいらの名前はカルシファーだ」

ムスカ「ふむ、実に興味深いものだな」

ハウル「僕の友人だ」

ハウル「そして、魔法の力でこの城を飛ばしてくれている」

ハウル「昔は地面を四足歩行してたんだけどちょっと軍隊に追われちゃって飛んでるんだ」

ソフィー「ちょっとしゃべりすぎじゃないかしら?」

ハウル「せっかくの客人だ」

ハウル「楽しんでもらいたい」

この若者はなかなかわかっているな
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]:2012/02/08(水) 23:34:22.07 ID:pdVFXYLo0
そしてハウルの提案により食事をとることにした

そう言えばしばらく食事をとっていなかったからありがたい

ハウルは食事の前によくわからない挨拶をしていたが理解はできなかった

きっと東洋に伝わる「いただきます」や「ごちそうさま」と言う文化に似たものだろう

ソフィーは車椅子に乗った老人を連れてきた

名を荒地の魔女というそうだ

そしてハウルが私に提供してくれたのは目玉焼きとベーコン

カルシファーにフライパンを乗せていた焼いていた

これが非常においしい

空腹の助けもあってか今まで食べた物の中で一番の味と言っても過言ではないだろう

私は堅苦しいマナーなど忘れて無我夢中に食べた

お代わりも要求した

するとソフィーは笑いながら新しい目玉焼きを作ってくれた

ハウルはパンを切って差し出してくれた

こんなに暖かい食事はいつぶりだろうか

ムスカ「ごちそうさま」

私はハウルの言っていた東洋の文化を真似して感謝の気持ちを示した

しかしさっきハウルがやっていたのは違うものだったらしく不思議な顔をされた

誰にでも間違えはあるのだ
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]:2012/02/08(水) 23:43:25.00 ID:pdVFXYLo0
そして食べ終えた食器をソフィーが片付ける

手伝おうとしたが

「これが仕事ですから」

と言ってさせてはくれなかった

そのあとにムスカさんは紳士的だと言ってくれた

少し嬉しかった

私は席につきハウルを見る

ムスカ「君は、魔法使いなのか?」

ハウル「そうだよ」

ハウル「ちなみにこの人も今は力を失ってるけど魔女だった」

ハウル「それも怖い怖い魔女だった」

そう言って食事を終え葉巻を吸っている荒地の魔女を指さす

ムスカ「では不思議な力をたくさん使えるのか」

ハウル「まぁそういうことになるね」

ハウル「メ〇とかヒ〇ドは使えないけどね?」

ムスカ「なんだそれは」

ハウル「こっちの話さ」

ムスカ「この城も魔法の力で飛んでいるのか」

ハウル「そうさ」

ハウル「それはさっきも言ったとおりカルシファーの仕事さ」

ムスカ「それではこの城にはもっと不思議なものがあるのか?」

ハウル「そうだねー」

ガシャンガシャン

ハウル「あ、あったね」

そう言うと奥にあったドアを指さした

そのドアの作りは不思議なもので

ドアのノブの部分に四色に塗られた金具と

それに連動して動く金具がドアの右上の部分に付いていた

最初は青だったがさっきの音と共にくるくると回転し、緑色に変わった

すると窓から見える景色も変わり

最初は快晴だった青空が海の見える港町へと変わったのだ

ムスカ「なんということだ」

「ただいまー」

そしてドアから誰かが入ってきた
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]:2012/02/08(水) 23:49:38.23 ID:pdVFXYLo0
ハウル「おかえりマルクル」

マルクル「ただいま帰りましたお師匠様」

マルクルと言われた人物は青いマントに身を包み長いヒゲを蓄えフードから目だけでたとても小さなものだった

マルクル「おや?客人かな?」

ハウル「そうだよ、空から降ってきたんだ」

マルクル「親方!空から女の子が!」

ハウル「同じ作品だけど違うよ」

ムスカ「なんの話だ?」

ハウル「こっちの話だよ」

ハウル「名前はえっと…」

ムスカ「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタだ」

ムスカ「ムスカ大佐と呼んでくれたまえ」

そう名乗るとマルクルはフードを外した

するとヒゲが消え幼い茶髪の少年に変わったのだ

ハウル「これも、魔法さ」

マルクル「よろしくおねがいしますムスカさん」

ムスカ「大佐…」
11 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/08(水) 23:51:16.60 ID:pdVFXYLo0
見てる人がどれくらいいるかわからないけど今日の投下は終了です
初SSなのですが完結まで頑張りたいと思います
毎日投下するつもりなので最後まで付き合ってやってください
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 00:01:41.80 ID:6XQB4NWDO
ふむ、興味深い
続けたまえ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]:2012/02/09(木) 00:02:10.87 ID:yHLz2pGAO

期待してる
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 00:12:54.33 ID:rs92XF4p0
続けろ、小僧!
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 00:13:52.07 ID:wQX1AKZq0
ムスカは二次創作になったとたん良い人化するよな

いいぞもっとやれ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 00:35:12.80 ID:SkaJN2EUo
続けたまえ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]:2012/02/09(木) 00:48:29.62 ID:TrlWcffAO


ハウル見たくなってきた

期待
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 01:10:05.83 ID:EjtDdpCKo
720分間待ってやる
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 01:19:42.59 ID:BcMglBcSO
>>18
俺は評価するよ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 01:28:36.94 ID:NECg1zvIO
ムスカssとは珍しい
頑張れー
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 04:14:06.73 ID:hX8CvqqWo
中々面白いではないか
続けたまえ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2012/02/09(木) 04:45:23.82 ID:kecOGW5AO
タイトル見てからバルス余裕でした
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 09:45:55.27 ID:/sBHq2KIO
>>22
くっそ先にいわれた…
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 17:01:47.21 ID:h34Glfu0o
バルスの動くしr・・・ごめんなんでもない
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/09(木) 18:45:16.71 ID:vrQAF5Vuo
ムスカの動くトトロ…
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/09(木) 18:59:12.78 ID:DZTUa3Xao
ふむ なかなか面白いではないか
27 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 21:22:51.15 ID:A5gLEUw50
みんなたくさんのレスありがとう
とても励みになります
それでは投下してこうとおもいます
28 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 21:35:43.99 ID:A5gLEUw50
>>10の続き




そしてマルクルも椅子に座り

私とハウルとマルクル

聞いているがわからないが荒地の魔女と

フライパンを無理やり乗せられて機嫌が悪くなっているカルシファー

そして食器を片付け終えたソフィーの六人で談笑していた

ハウルたちは自分たちが体験した冒険の話をしてくれた

その話はまるで幼いときに聞いたおとぎ話のような

夢と希望と、素晴らしいものが詰まった話だった

ハウル「それで、ムスカさんはどんな事情で空から落ちてきたんだい?」

ムスカ「空に浮かぶ城から落ちたのだ」

ムスカ「私はかつてその城…ラピュタにたどり着き」

ムスカ「全てを手に入れようとした」

ムスカ「私にはその使命があった」

ムスカ「しかしその城も今では破滅し存在しないだろう」

ムスカ「それにあそこにいた私の部下たちはもう皆死んだ」

ムスカ「それでも私は国へ帰るのだ」

ソフィー「でも、今帰ったら大変な目にあうんじゃないかしら?」

ムスカ「それはわからん」

マルクル「でもどうして帰るの?」

ムスカ「あそこにしか私の居場所がないのだ」

荒地の魔女「うんにゃ、変なことを言うねぇ」

ムスカ「なんだと?」

荒地の魔女「アンタの居場所ならここにあるじゃないか」

ハウル「そうだね」

ハウル「落ちてきたのも何かの縁だ」

ハウル「この城に住むことを許可しよう」

ムスカ「しかし出会って間もないものを…」

ハウル「僕はいつでも客人を歓迎するんだ」

ハウル「もちろん、無害な客人はね」
29 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 21:40:33.16 ID:A5gLEUw50
ムスカ「頃合を出て私は出ていく」

ムスカ「やはり私にも責任はある」

ムスカ「それまで世話にうなろう」

ハウル「うんじゃあそれでいいよ」

マルクル「うちに人がどんどん増えますね!!」

ソフィー「そうだねマルクル」

マルクル「それじゃあムスカさん」

マルクル「これから買出しに行くんだ」

マルクル「一緒に行こうよ!!」

ムスカ「…いいだろう」

ソフィー「マルクルったら…」

ソフィー「ごめんなさいねつき合わせちゃって」

ムスカ「しばらく世話になる身だ」

ムスカ「住む間はできる限りの協力をさせてもらう」

ハウル「ふん…紳士的なんだね」

ムスカ「いいや、これくらいは常識だ」

ソフィー「ハウルにも見習って欲しいわ」

こうして暖かい時間が流れる

こんな人のぬくもりを感じたのはどれくらいぶりだろうか

30 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 21:47:41.82 ID:A5gLEUw50
そしてハウルたちと暮らして始めて一週間が経とうとしていた

ハウルから少し狭いが自室をもらった

この部屋もまた小奇麗で清潔だった

話によるとソフィーが手入れをしてくれているらしい

なんとも気が利く女性だ

しかし、この部屋に置くものなど無く

部屋にあるベッド

それの近くにある机と椅子

それ以外は何もなかった

いや、必要がなかった

こうして緩やかに時間が流れていき

夕方になりこの日が終わる

やることに縛られず生きていくのがこんなに素晴らしいものだとは知らなかった

もうラピュタと言う目標は失った

国へ帰るすべもこれといって見つからない

ただぼんやりと時間が過ぎる

こういう暮らしもいいものだ
31 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 21:55:37.57 ID:A5gLEUw50
しかしそんな時間は簡単に砕かれる

その時もやることがなくだらだらと時間の消費を続けてハウルたちと話していた

いつものようにドアの上の金具がくるくると回る

緑色になりマルクルが入ってきた

するとすぐさまフードを取り慌てた表情でポケットから紙を出した

そしてそれ広げて私に見せる

マルクル「ムスカさん、指名手配されてる」

そうつぶやいた

マルクルが私に見せてきた紙は指名手配犯の写真が貼られた紙

そう、私の写真が貼られていた

ムスカ「ふむ、罪は国を裏切ったことか」

ハウル「そんなことしてたのか君は」

ニヤリと不敵な表情を浮かべる

ムスカ「前に話したラピュタのことが関係しているだろう」

ムスカ「街へ出たときにでも兵隊に見つかったのかもしれない」

ムスカ「おそらくラピュタから生還した数少ない人間だからか」

ムスカ「国はラピュタの情報を欲しがっているみたいだな」

ハウル「そのラピュタにはなにが?」

ムスカ「そうか言ってなかったな」

ムスカ「簡単にいえば超古代兵器だ」

ハウル「また戦争になるのか」

ムスカ「どうだろうか」

しばしの沈黙が続く

ムスカ「そうだな」

ムスカ「私はここを出ていく」
32 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 22:09:26.21 ID:A5gLEUw50
マルクル「どうして?」

ムスカ「君たちに迷惑はかけられない」

ソフィー「ここにいたほうが安全よ」

ムスカ「しかしもしもここが見つかった場合君たちに危険が及ぶ」

ハウル「僕がなんとかしよう」

ムスカ「協力してくれるのならここから離れた場所に連れていって欲しい」

ハウル「…」

ハウルは黙り込みソフィーやマルクルを見る

ハウル「わかった」

ハウル「どこへ行けばいい?」

マルクル「どうしてですお師匠様?」

ソフィー「見捨てるなんてあんまりよ!!」

ハウル「見捨てるわけじゃない」

ハウル「戦争になったら昔みたいにみんなを守ることはできない」

ハウル「それに無理に引き止めたとしてもムスカさんはそれを望まない」

ハウル「軍隊の目の届かない遠い場所へ連れていってしばらくそこに隠れてほとぼりが冷めたら迎えに行く」

ハウル「それが最善だと思うんだ」

ムスカ「そこまで考えてもらってすまない」

マルクル「それなら僕がムスカさんに変装の魔法を…」

ハウル「魔法は誰にでも使えるものじゃないのは知ってるよね?」

ソフィー「そんな安全な場所に心当たりが?」

ムスカ「昔行ったことのあるコリコの街へ行こうと思う」

ハウル「あぁあのかわいらしい魔女さんが宅急便をしてる街か」

ムスカ「時計台しか記憶にないのだが…」

ムスカ「あそこは国境も越える」

ムスカ「ここよりは安全だ」

ハウル「なるほどね…」

ハウル「人を隠すなら人の中」

マルクル「大丈夫なんですか?」

ムスカ「私のことは心配ない」

ハウル「そうと決まればカルシファー早速向かってくれ」

カルシファー「はいよ」

カルシファーはそういうとそばにあった薪を口に含み体を激しく燃やす

カルシファー「三時間もあればつきそうだよ」

ソフィー「じゃあ食事を作らなきゃね」

ハウル「なにも永遠の別れじゃないんだから」

そう言って笑った
33 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 22:13:14.47 ID:A5gLEUw50
私はハウルたちと食事を食べる

コリコの街に付けばしばらく合うことはなくなるだろう

どことなく寂しい気持ちもあるが

そんな感情のために危険にさらすわけにはいかない

コリコの街には知り合いもいる

なんとかなるだろう

アポを取ってないのが少し不安だが

今は考えず彼らとの食事を楽しんだ
34 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/09(木) 22:14:23.82 ID:A5gLEUw50
今日の投下はここまでです
量は少ないのですが地道に毎日続けることを目標に頑張っていきます
少し展開が急すぎて気もしますが
それではまた明日
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2012/02/09(木) 22:19:57.26 ID:otOvYyib0
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga sage]:2012/02/09(木) 22:26:20.45 ID:vH5sJ2FJ0

もしジブリが全部繋がってるとしたら・・・日本が舞台の作品の時代関係はどうなるんだろう

となりの山田君でめちゃめちゃになるか
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2012/02/09(木) 22:27:34.24 ID:8rPk+Aj2o
ジブリの街渡り歩くとか期待

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 22:37:16.39 ID:NECg1zvIO

仮面ライダーディケイドみたいだな
無理せず頑張れー
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]:2012/02/09(木) 22:37:34.57 ID:yHLz2pGAO

40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/02/09(木) 22:52:58.39 ID:3uvtFnw80
乙!
ムスカというだけでこれだけの視聴者を集めるとは

寺田さん、見てるかぃ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/09(木) 23:04:41.68 ID:VpeKAPBIO
そのもの青き衣をまといて金色の野に降りたつべし
これに期待
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 00:01:03.54 ID:RNs9aEc2o
乙。引き続き続編の執筆をしたまえ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 00:40:14.12 ID:ktIciltSO
さすがに時代は超えられないよな
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/10(金) 00:41:02.84 ID:+IK59zi6o
>>41
あかん その世界と繋がってたらみんな死ぬw
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 08:07:00.93 ID:n2iyn9zIO
これはこれは期待大
完結まで走り切ってくれよ!
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 08:46:05.71 ID:E95r4vpeo
日本が舞台の作品じゃ時代が繋がらないかぁ
ナウシカも無理かな
紅の豚ならいけるか
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 11:38:35.39 ID:Oyh9f3Yyo
ゲド戦記とかどうなるんだ
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 13:25:57.97 ID:lJ+z+A5Wo
火垂るの墓マダー?
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 13:38:18.75 ID:1nBXWZnIO
節子wwwwそれ時代の問題やないwwwwww
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/10(金) 16:52:46.49 ID:p9Xw7W3xo
これは少しだが心ばかりの礼だとかいいながら配給品を山のように置いていく大佐
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 17:16:59.64 ID:PvQpSZhIO
>>29
>ムスカ「それまで世話にうなろう」

唸ってどうするwwwwwwwwww
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/10(金) 18:45:29.61 ID:+zj8gSubo
あれだ
20個くらいの地球が近くにあればつなげれる
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/10(金) 18:53:33.66 ID:yQ0+NT7IO
>>41
http://i.imgur.com/hUDiH.jpg
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2012/02/10(金) 19:50:22.75 ID:11TQLYvAO
マサオ氏だっけ?w
あの人のサイト長らく見てないなぁ
55 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/10(金) 23:36:12.51 ID:Vjx2aCRa0
今日もたくさんのレスありがとうございます
本当に励みになります
それでは少しですが投下していきます
56 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/10(金) 23:41:13.47 ID:Vjx2aCRa0
>>33の続き




ついに別れの時が来た

期間はとても短いものだったが彼らとの間に

未だかつて味わったことのない絆が芽生えた気がするのだ

しかし私はそれを捨てて前に進むしかないのだ

私は彼らとの別れを惜しみながらも

ここ、コリコの街へやって来た

別れ際にハウルは手土産をくれた

これがなんなのかは優秀な魔法使いが見ればわかるという

コリコの街のかわいい魔女さんにもよろしく伝えるように頼まれた

私はその魔女を知らないのだが
57 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/10(金) 23:49:12.13 ID:Vjx2aCRa0
この街は相変わらずのどかな雰囲気で自分が追われている身など忘れてしまいそうだ

私はかすかな記憶をたぐり寄せ知り合いに会いに行くことにした

街並みはこれといって目立った変化はなく記憶もみるみるよみがえってきた

そして私はある一件の家を訪ねる

コンコンとノックをしその人が出てくるのを待った

「はーい」と元気な声が聞こえる

バタバタと音がしたあとドアが開く

「はいどちらさまで…」

ムスカ「久しぶりだな」

ムスカ「バーサ」
58 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/10(金) 23:53:26.51 ID:Vjx2aCRa0
バーサ「ムスカさん?」

ムスカ「あぁそうだ」

バーサ「ずいぶんと久しぶりね」

ムスカ「どれくらいぶりだろうか?」

バーサ「あなたの家のメイドをしていたとき以来よ」

ムスカ「そうだったか」

ムスカ「と、なるともう10年も前になるか?」

バーサ「それくらいねぇ」

バーサ「これはまたずいぶんと懐かしい人に会うものね」

ムスカ「とは言っても私が訪ねてきたのだがな」

バーサ「それはそうとなんでこの国に来たんですか?」

ムスカ「ちょっと厄介な事情があってな」

「バーサ?バーサ?」

奥からバーサを呼ぶ声が聞こえた

バーサ「はい奥様」

バーサ「まぁいいわ上がって頂戴」

そう言って奥へ行ってしまった

私は家の中へ入ることにした
59 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/11(土) 00:03:44.51 ID:l0v5QoWh0
奥へ行くとひとりの老婦人が座っていた

老婦人「また電球が切れたみたいなの」

バーサ「またですか」

バーサ「この前キキちゃんが変えてくれたばかりなのに」

バーサ「脚立を持ってきますね」

ムスカ「失礼、私がやろう」

老婦人「おや?この方は?」

バーサ「私が若い頃メイドとして務めていた家のぼっちゃまです」

ムスカ「ぼっちゃまはやめる約束だろ」

バーサ「そうでしたそうでした」

バーサ「ムスカさんです」

ムスカ「ムスカだ」

老婦人「あらよろしく」

ムスカ「電球はこれで?」

バーサ「そう」

私は手を伸ばしきれたという電球を交換してみせる

老婦人「すぐね」

ムスカ「これくらいは造作もないことことだ」

老婦人「お礼がしたいわ」

老婦人「バーサあの貰い物のおいしいお茶を入れましょう」

バーサ「わかりました」

そう言って台所へ向かう

老婦人「おかけになって?」

私は近くにあった椅子に座る
60 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/11(土) 00:13:33.14 ID:l0v5QoWh0
しばらくするとバーサはいい香りを漂わせるお茶を運んできた

老婦人「おいしそうなお茶ね」

ムスカ「まったくだ」

バーサ「それはそうとどうしてわざわざここまで?」

ムスカ「しばらくこの街で暮らそうかと思ってな」

バーサ「なんでまた?」

ムスカ「いろいろあったのだ」

老婦人「こらバーサあまり詮索するものじゃないわ」

老婦人「ムスカさん、この街はとてもいいところよ」

老婦人「住む場所は決めてあるのかしら?」

ムスカ「今日付いたばかりであまり考えてはいない」

そう言うと老婦人は少し考えこむ

老婦人「もしよかったら私が若い頃に使っていた別荘があるわ」

老婦人「長い間使ってなかったから汚いけど」

バーサ「いいんですか?」

老婦人「だってバーサ、あなたの知人なら親切にして差し上げなきゃでしょ?」

ムスカ「すまない、恩に切る」

老婦人「どうせ誰も使ってないものだし」

老婦人「気にすることはないわ」

こうしてこの親切な老婦人のおかげでこの街に住めそうだ

そしてこれからこの街での生活が始まるのだった
61 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/11(土) 00:14:21.73 ID:l0v5QoWh0
早いですが今日の投下はここで終了です
書き溜めをしないのでペースが遅いですが気長に付き合ってくれると嬉しいです
それではまた明日
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/11(土) 00:17:57.19 ID:tTXFyutQo
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/11(土) 00:18:08.34 ID:HwGdH3tSO
知り合いはバーサか
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2012/02/11(土) 00:30:00.90 ID:+elmE03Oo
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]:2012/02/11(土) 00:48:25.08 ID:kQv65oJAO
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/11(土) 01:26:39.08 ID:+dZBXCf+o



たしかコナンにムスカの子孫出てるから子供いるはずなんだよな…
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/11(土) 02:12:34.37 ID:TlKARKoIo


>>66
え、マジで!?
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/02/11(土) 02:57:43.85 ID:X7gzsnLuo
その昔にパヤオが「ムスカはレプカの先祖」っつー発言をしたらしくそのまま公式設定になった


たしかね
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/11(土) 03:00:40.00 ID:FIHDPe8fo
あれは違うだろ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/11(土) 08:55:29.09 ID:3vCwZHf7o
バーサの知り合い設定か
うまいなー
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/11(土) 09:39:41.34 ID:obkacLHDO

綺麗なムスカが和んでるのを想像するだけで笑えてくるw
今一番楽しみなSSだ
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/12(日) 17:47:23.47 ID:qXjxvybDO
>>68

それ何巻あたりか解る?
73 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/12(日) 22:19:29.84 ID:vCepx8fM0
すみません
忙しすぎて土日はしばらく投下できなさそうです
明日からは投下してくので付き合ってください
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/12(日) 23:35:57.50 ID:37mMdu5Eo
一日だけ待ってやる
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/12(日) 23:53:14.60 ID:iiQoUzP10
>>73
事を急ぐと元も子も無くしますよ閣下
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/13(月) 09:19:45.88 ID:hai+7KEVo
ワシは待つの嫌いじゃ







お願い!辞めないで>>1
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/16(木) 21:52:59.64 ID:Lbw4GSneo
もう終わりか
78 : ◆z81gXHd6h.2012/02/16(木) 23:48:45.13 ID:xzLdhRTSO
すいません最近投下出来なくて
実は車にひかれて右手首骨折しちゃいました。
パソコンを満足に使えません
とりあえず来週までには投下したいのでもう少しだけ待っててください
完結はさせます
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2012/02/16(木) 23:59:06.85 ID:uNzRAEwM0
ひかれたって…
お大事に
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2012/02/17(金) 00:42:24.90 ID:DQhnTir20
それに比べて大佐頑丈すぎるだろwww
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2012/02/17(金) 02:56:07.46 ID:tvXnLowAO
腕がぁ〜〜腕がぁぁ〜〜あぁ〜〜〜
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/17(金) 06:37:28.04 ID:eg5ac/zJo
出た、SS作者を突然襲う謎の怪我病気

それでも、完結させます、は信じるから失踪はせんでな
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/17(金) 06:58:26.77 ID:1B/UUS8+o
左手があるじゃないか
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2012/02/17(金) 20:53:46.71 ID:2N6+zXKIo
SS作者に限ったことじゃない
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2012/02/18(土) 21:49:21.54 ID:dThysR1Io
怪我だろうと現実から逃げてようと関係ない!待つだけだ!!!
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/19(日) 02:17:58.55 ID:zc93XxdD0
3分だけだけどな
87 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/22(水) 00:24:11.96 ID:C0krXQQB0
すごく待たせました
もう少ししたら投下を始めたいと思います
睡魔に負けるまで今日は頑張ろうと思います
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]:2012/02/22(水) 00:26:26.08 ID:pWAK9ryAO
>>87
待ってる
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/02/22(水) 00:40:35.50 ID:JbDusM0DO
湯婆クルー?
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2012/02/22(水) 00:51:35.88 ID:Wc0h5TZAO
さあ、答えを聞こう!
91 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/22(水) 00:55:03.04 ID:C0krXQQB0
>>60の続き




私は老婦人に書いてもらった地図を頼りにこののどかな街を歩く

雰囲気はとてもよく

この街を歩くだけで満足な気分になる

ここでこれから生活できると思うと少し気分が高まる

そして目的地についた

小奇麗な小さめの家

いや、小屋といったほうがいいのだろうか

生活には困らないだろう

私はその小屋のドアを鍵で開ける
92 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/22(水) 00:58:19.93 ID:C0krXQQB0
なかには生活に必要なものがあらかた揃っていた

しかし長年きちんと手入れをしていないというのもあり少し埃っぽい

どうやらここでの一番の仕事は掃除からのようだ

私は早速老婦人に貰った少しばかりの金を持って街に繰り出すことにした

まず何を買おう

そう考えるだけで胸が踊るのだ

軍にいた時からは想像できないほどいい気持ちだ

暖かいのだ

そして、街への道へと歩き出した
93 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/22(水) 01:03:06.13 ID:C0krXQQB0
街につくと様々な店が目に入った

まずは食料や飲み物などの生活に必要なもの

余裕があれば箒などを買いたい

なにせ埃まみれの環境で暮らすのは体によくない

私は少し高揚した気分で店を眺める

まず目に止まったのは肉屋や魚屋だ

うまそうな食料がたくさんある

やりくりしていかなければだ

そう思いながら私は手に握っていた小銭を数える
94 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/22(水) 01:09:02.33 ID:C0krXQQB0
ある程度の食料を揃えて、あと必要なのは箒やハタキだろう

そう思いながら街の商店街を練り歩く

荷物を抱えながらフラフラしていると

生活用品を取り扱っている店を見つけた

ちょうどいい

掃除用具を買おう

そう思い中に入る

そして、私はこのときこの店に入ったことで

この街での暮らしが変わっていくのだ

すべてはここから始まった

95 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/02/22(水) 01:09:55.86 ID:C0krXQQB0
早いですが投下終了です
これからは毎日少しずつ投下していくつもりです
それとたくさんのレスいつもありがとうございます
本当に励みになります
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]:2012/02/22(水) 01:34:37.60 ID:pWAK9ryAO
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/22(水) 02:02:45.82 ID:3zIp01EFo
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/02/22(水) 03:29:32.74 ID:nabcKW2l0
乙。やっと追いついた。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/22(水) 07:25:38.57 ID:np+T+OBIO
あまり揺らがず当初の方針で走り切って欲しい
ジブリ好きは想いが強すぎて見ててちょっと…
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/22(水) 08:40:44.20 ID:Goyy423SO
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2012/02/22(水) 10:42:41.46 ID:NBciim2y0

怪我はもう良いのか?
無理せず頑張ってくれ
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/22(水) 11:15:02.91 ID:8/i7Vl7DO
大佐が幸せそうで何よりです。
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2012/02/23(木) 00:05:32.30 ID:WskF25njo
乙!ラピュタの件がなきゃ結構良い奴だしな
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/02/28(火) 00:11:04.72 ID:n+s86x/DO
はやくしたまえよ、大佐
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage saga]:2012/02/28(火) 00:13:33.67 ID:Q2xLKoAAO
>>104
死んでくれ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/28(火) 00:26:37.79 ID:S65TUuKSO
>>104
そっちにオットコヌシがいったぞ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/02/28(火) 01:23:03.94 ID:axnXO3WDO
かおなしが>>104の方へ歩いてる
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県)[sage]:2012/02/28(火) 01:35:06.42 ID:qZreQxBzo
>>107
ありがとうお前のおかげ絵素晴らしいスレに出会えた

お礼と言ってはなんだが
つ魔女のハンコ(呪い付き)
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/02/28(火) 01:44:24.94 ID:axnXO3WDO
>>108ありがたくカルシファにあげるよ
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2012/02/28(火) 15:45:12.41 ID:lR8VFzRAO
>>109マジバルス
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/28(火) 19:47:17.40 ID:FWdrlpXFo
>>110
目がぁ、目がぁ〜!?
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]:2012/02/29(水) 00:05:59.17 ID:UM9KJmBf0

マダー?

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/02/29(水) 11:36:42.99 ID:V7rHFlnIO
>>104
>>107
sageろ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/07(水) 16:17:20.36 ID:8C/wvtAEo
3がつ
115 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/03/22(木) 14:35:48.78 ID:ud884TdT0
日にちが空いてしまってすいません
忙しくて執筆に時間をさけませんでした
投下していきます
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/22(木) 14:37:03.51 ID:flHm1GY5o
待ちくたびれたぞ
117 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/03/22(木) 14:41:48.04 ID:ud884TdT0
>>94の続き




私は店の中に入り店員に話しかける

ムスカ「箒とはたきを貰いたい」

店員「箒は外、叩きはそこにあるよ」

そう言って棚を指さす

私は店員に代金を払い店を出る

外に立てかけてあった箒を手に取る

ムスカ「ふむ…最後の一本か」

ムスカ「縁起がいいな」

私は上機嫌で帰路についた
118 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/03/22(木) 14:50:22.39 ID:ud884TdT0

〜店〜
??「すみません配達だけなのにパイをごちそうしてもらっちゃって」

店員「いやいいんだよ」

店員「キキちゃんにはいろいろお世話になってるからね」

キキ「ありがとうございます」

キキ「じゃあ帰りますね」

店員「じゃあまたね」

キキ「ごちそうさまでした」

そう言ってキキと呼ばれた少女は店の外へ出た

ジジ「あと配達は何件残ってるの?」

キキ肩に乗っていたクロネコが喋り出す

キキ「そうね…あとにけ…」

キキ「あれ?箒がない…」

キキ「ここにおいておいたはずなんだけどなぁ…」

ジジ「盗まれちゃったかな?」

キキ「どうしよう…配達まだあるのに」

ジジ「とりあえず店員さんに箒を借りようよ」

ジジ「配達を終わらせてからキキの箒を探そう」

キキ「そうね…急がなきゃ」

そうつぶやいて店の中へ戻るキキ
119 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/03/22(木) 14:53:19.18 ID:ud884TdT0
私は小屋につく

ムスカ「ふぅ…意外に買い込んでしまったな…」

ムスカ「まずは掃除からか」

買ったばかりの箒を手に取る

ムスカ「新品にしては年季が入っているな」

ムスカ「そういう作りか?」

ムスカ「さっさと掃除を始めるか」

そう言って掃除を始める

手元に名前がほってあるのに気がつかなかった

“キキ“と
120 : ◆z81gXHd6h.[saga]:2012/03/22(木) 14:53:56.23 ID:ud884TdT0
すいません早いですが今日の投下はここで終わりです
できるだけ期間をあけないように頑張ります
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/22(木) 15:41:20.66 ID:eAmzsrqSO
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/03/22(木) 16:42:41.73 ID:YLHxRqhR0
実に興味深いスレだ
123 :ゴミ箱[saga sage]:2012/03/22(木) 16:45:53.34 ID:xNInyE/70
追いつきますた。これはまた新しい発想ですね。
応援しますよー。なにより見てて面白いから。
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/22(木) 18:41:29.10 ID:l9GJGN0DO

戻って来てくれてよかった
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2012/03/23(金) 02:13:22.87 ID:Hy8JURfko
あの服で箒掃いてるの想像するとシュール
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2012/03/24(土) 14:22:54.76 ID:ExbfQ9GE0
ちげぇよ。あの服の上に割烹着+三角巾姿だよ、きっと。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/03/26(月) 01:26:55.18 ID:H3xuivFSO
エプロン姿のムスカとか
やだ、家庭的///
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]:2012/04/02(月) 01:17:33.05 ID:Y4D1Wu4h0
>>1 きませんねー・・・
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/04/02(月) 08:22:49.04 ID:33Cs5A79o
忙しいのかな・・
130 :ゴミ箱[saga sage]:2012/04/02(月) 11:51:39.81 ID:Y4D1Wu4h0
もし現段階でいなくなったとしてもまだまだ乗っ取り可能なレベルだからなんか安心できてしまう。
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2012/04/02(月) 22:40:59.28 ID:1pnxIXwT0
>>130
お前みたいのはもうレスしなくていいよ^^
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2012/04/06(金) 01:55:11.10 ID:5aIxoCAYo
ssそくほうで乗っ取りとか・・・
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県)[sage]:2012/04/09(月) 12:18:34.63 ID:Ak4qnmZ3o
>>131
>>1以外のコテに構うなよ
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/04/16(月) 07:10:00.31 ID:RuY5Yp/DO
あのちーへいぃせーん〜♪
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/05/08(火) 20:17:58.77 ID:yMy6BP8DO
こない…のか?
待つんだけどね
いつまでも
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/05/12(土) 13:42:08.85 ID:bZetF1/Io
落ちないのがいいところだわな



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