VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 02:21:24.54 ID:A1OHcu6AO<>母「しろー、早く起きて歯磨きしなさーい」
白「ん…はーい。(のそのそ)ふぁ…あ?うあああああああああ?!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1328980884(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
<>白「ネコミミが生えたけど強く生きます」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 02:27:30.47 ID:A1OHcu6AO<> -病院-
医者「これは"獣耳病"ですね。」
白「けも、みみ病?」
医者「10年前から増えてきた、原因も治療法もまだわかっていない病です。しかし、耳と尾が生える以外に害はありません。むしろ身体能力が上がるくらいです。」
白「いや、でもこんな身体じゃ外歩けないです。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 02:32:33.26 ID:A1OHcu6AO<> 医者「まぁ、それ当然です。だからこれをどうぞ。」
白「パンフレット?…獣耳学園?」
医者「獣耳病の患者が集まって、病や自分の身体…社会での立ち位置について勉強するところです。…きっと友達も沢山できますよ。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 02:37:57.77 ID:A1OHcu6AO<> -獣耳学園:猫クラス-
教師「今日は皆に転入生を紹介するぞ。」
白「は…はじめまして。よろしくお願いします。」
生徒たち(ざわざわ)
白(すごい…本当に皆猫だ。)
教師「じゃ、白君の席はそこな。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 02:42:09.89 ID:A1OHcu6AO<> 白「あ、ハイ…ってうわわわっ!(ずでーん」
教師「白君はまだ尻尾に慣れてないからな。」
生徒たち(笑)
白(うわ、初日なのに最悪だよ…/オロオロ)
生徒♂「チッ…なよっちい奴だ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 02:49:18.87 ID:A1OHcu6AO<> -放課後:体育館裏-
ドンッ
白「うわっ…!/ドサッ」
生徒♂「よぉ、新入り。温室育ちって感じだなぁ…俺がここのルールを教えてやるぜ!/パキパキ」
白「わーっ!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 02:54:43.69 ID:A1OHcu6AO<> -夜-
白「っ…うう…/ボロッ」
生徒♂「はっ、やっぱり大した事ない。あばよ、ザコ。」
白(くっ…待て…僕はまだ、やられてなんか…ない/ガクッ)
生徒♀「あれ、誰か倒れて…白君!」
《約束をしたんだ》 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 03:03:19.76 ID:A1OHcu6AO<> -記憶*10年前の公園-
ガキ共「や〜い白髪〜」「もさもさ〜」「モヤシ〜」
白「っ…ひっく…」
女の子「イジメカッコ悪いアターック!!/ドガァ」
ガキ共「「ぐへぇ!」」「な、何だお前!」
女の子「何って…正義感の強い女の子だあああ!/ボカスカ」
ガキ共「っ…何だこいつ!」「遠慮とか手加減ないぞ…!」「逃げるぞ!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 03:09:25.29 ID:A1OHcu6AO<> 女の子「フン…ザコめ。」
白「あ、あの…ありがとう。」
女の子「気にしなくて良いわ。あたりまえの事をしただけよ。」
白「えっと…お礼、お礼…/ごそごそ」
女の子「いらないわ。趣味みたいなものだし?」
白「でも…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 03:17:51.83 ID:A1OHcu6AO<> 《ぼくは初めて助けてくれた彼女と仲良くなりたかった》
女の子「うーん、どうしてもってなら…強くなって、私がピンチになった時守ってちょうだい?それで良いわ。」
白「う…うん、わかった。約束だよ?」
女の子「はい、指切り。はーりせんぼんのーます。っと…私行かなきゃ、またね。」
白「待って…ぼくは白!君の名前は…?」
女の子「***」
《結局、彼女の名前は聞き取れずに約束だけが残った》
《…強くなりたい》 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 03:24:55.42 ID:A1OHcu6AO<> -獣耳学園:保健室-
白「ハッ…ここは、保健室?…痛っ、そっか、ぼく…あいつに」
生徒♀「あ、気が付くいた?/ガラ」
白「君が運んでくれたの?えっと…」
黒「私は猫クラスの委員長。黒って呼ばれているわ。よろしくね、白君。」
白「うん…よろしく、ありがとう。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/02/12(日) 08:08:56.86 ID:qs1gFiTDO<> これ…実は政府の役人がDNAアンプルとか撃ち込んでるんじゃね? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 09:25:45.26 ID:A1OHcu6AO<> 黒「で…その傷、番長にやられたんでしょ?」
白「番長?…確かに学ランだったけど…」
黒「彼で間違いなさそうね。…ねぇ、白君。悔しい?それとも、逃げたいかな…?」
白「ぼくは…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 09:30:50.32 ID:A1OHcu6AO<> 白「悔しい…悔しいよ。でも…ぼくの力じゃ…」
黒「…いいわ。」
白「え?」
黒「私が、猫の戦い方を教えてあげる。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 09:50:11.23 ID:A1OHcu6AO<> -翌日*獣耳学園:グラウンド-
黒「猫の武器は身軽さと爪よ!爪は気合いで出しなさい。/ジャキーン」
白「気合いって…えええぇぇえ!?/ジャキーン」
黒「それから尻尾!どんな場所でもバランスが取れるわ。リズムを取れば加速やハイジャンプもできるの。」
白「まって…まだ上手くうえ/どてーん」
黒「そしてアンテナ。髭の代わりね。索敵や色んな勘に繋がるわ。」
白「…?」
黒「……白君はトランク派ね。」
白「…!?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 10:03:15.48 ID:A1OHcu6AO<> 白「うぅ…猫の身体がこんなに違うとは思わなかった…」
黒「でも身体が軽いでしょう?」
白「うん。普段より全然疲れない。」
黒「じゃあ、ここらで実戦訓練と行きましょうか。」
白「え…?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 10:55:39.00 ID:A1OHcu6AO<> -獣耳学園:対ネズミ訓練場-
黒「カァァァモン!ロボチュウウゥゥ!!」
白「?!/ビクッ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ドンッ
白「なっ…なにこれぇぇー?!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:00:22.89 ID:A1OHcu6AO<> ロボチュー「シャー!/ガジガジ」
白「痛いっ痛たたたたたい!黒、なんなのこれーっ!」
黒「何ってロボチューよ。あたりまえよ〜」
白「そういう事を聞いてるんじゃな…うああー/どてーん」
黒「猫がネズミと戦うのは、あたりまえでしょ?」
白「…あいつ(番長)も?」
ロボチュー「シャー!/ガジガジ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:06:29.17 ID:A1OHcu6AO<> 黒「彼は優秀なネズミハンターよ。星3つね。」
白「…やっぱり強いんだ。」
黒「ってか隣の訓練室でやってるわよ?」
白「近っ…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:07:14.61 ID:A1OHcu6AO<> -対ネズミ訓練室*隣の部屋-
ロボチュー「シャー!!」
番長「てやっ/ズバァ」
ロボチュー「キュイイイ!」
番長「おりゃ!/ザクー」
ロボチュー「「「ギュイイイ!!」」」
番長「おらぁ!まだまだだっ!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:14:35.71 ID:A1OHcu6AO<> 白(すごい…ロボチューを10機も同時に相手してる…)
白(かっこいい…かも)
白(………って違う!!)
白「黒、ぼく…頑張るから。だから、ぼくを強くして。」
黒「ふふ。良い刺激になったみたいね。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:25:34.23 ID:A1OHcu6AO<> -数日後*夕方-
番長「…で。」
番長「ついに仕返ししに来たわけか…この俺によ!」
白「そうだっ!」
黒(わくわく/on屋根) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:29:52.23 ID:A1OHcu6AO<> ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドド
番長「良いぜ、またボコボコにしてや…ぅおおおおおおぉぉ!?」
ドバァ!
ネズミ「「「チュー!!」」」
白「っ!?…何だ?大量のネズミがっ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:34:46.48 ID:A1OHcu6AO<> ボスネズミ[フハハハハ(看板)]
白「!」
ボスネズミ[いいか猫共(看板)]
ボスネズミ[これは(看板)]
ボスネズミ[復讐だっ(看板)]
白「ふ…復讐っ!?」
番長「コノヤロー!/ネズミの大群から脱出」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:38:43.38 ID:A1OHcu6AO<> 番長「チッ…こないだのネズミ共の残党か…っ」
番長「めんどくせぇ…まとめてかかって来いっっ!!」
白(大変だ…どうしよう)
黒「白っ!/スタッ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:43:06.66 ID:A1OHcu6AO<> 黒「さすがの番長でも、この数相手では危ないわ。だからここは私に任せて逃げて。」
白「黒…」
白(女の子を残して逃げるの?)
白(そんなのダメだ…ぼくだって…) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:47:01.93 ID:A1OHcu6AO<> 白「ダメだよ。それじゃあ黒が危ない。黒が逃げて、誰か呼んできて?」
黒「白っ?!」
白「ぼくは…ぼくだって…戦えるんだ!!」
白「うおおおぉ!/ズバァ」
ネズミ「チュウ!?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:49:29.55 ID:A1OHcu6AO<> 黒「ダメよ白!後ろ!」
ネズミ「シャアアアア!」
白「…っ!!?」
ズバァッ… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 11:54:36.09 ID:A1OHcu6AO<> ネズミ「きゅ〜/バタッ」
番長「…っ、闇雲に突っ込むなザコ。」
黒白「「番長!?」」
番長「おいチビ!」
白「はいっ/ビクッ」
番長「戦う時はアンテナ立てろ。いいな。」
白「は…ハイッ!」
番長「じゃあ行くぜ!反撃開始だっ!!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 12:34:47.05 ID:A1OHcu6AO<> -夜*獣耳学園:校舎裏-
ドサッ
白「はぁ…はぁ」
番長「っ…テメェ、なかなかやるじゃねぇか。」
白「そんなアハハ…」
番長「…だからまぁ、その…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 12:38:06.14 ID:A1OHcu6AO<> 番長「…ありがとう。助かったぜ。」
白「番長…。」
黒「…なーに二人だけで青春してるのかしらー」
白「あ」
番長「げっ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)<>sage<>2012/02/12(日) 14:06:38.85 ID:BZ9HB9bl0<> なんか面白そうなの発見
とりあえず乙乙!!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 14:10:28.66 ID:A1OHcu6AO<> 白番長「「黒っ!」」
黒「全く、誰がボスネズミ倒してあげたと思ってるのかしら。」
白「黒が倒したの?大丈夫?怪我とか無い?」
番長「白…お前知らないのか?
…黒は"最強のネズミハンター"だぞ?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 14:20:37.23 ID:A1OHcu6AO<> >>32 ありがとうございます。でもそろそろ終わりです。
白「ええぇぇえぇぇ!!?」
番長「ま、コイツ見た目は大人しそうだからなー。」
黒「何よー。白の実力見る為にわざと悪ぶってイジメたくせにー」
番長「な…っ!別に俺はそんな!!」
白「番長…そうだったんだ。えっと…ありがとう。」
番長「…トラで良い。」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/02/12(日) 14:30:49.35 ID:A1OHcu6AO<> 白「わかった。よろしく、トラ。」
トラ「おう。」
黒「ほらほら、青春も良いけど、次行くわよ次!」
白「…次?」
黒「白はもう私の弟子よ!途中でやめるなんて許さないんだから。…次は対犬戦の特訓よ!」
白「え…えぇ?!」
トラ「まぁ…頑張れ。」
《ぼくの戦いはどうやらこれからのようです。》
【耳と尾のある生徒たち-白猫-】END <>