VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga sage<>2012/05/18(金) 21:03:44.59 ID:mGetNu0Q0<>STRIKE WITCHES×ANUBIS ZONE OF THE ENDERS
ADA
『このSSには以下の要素が含まれています』
・>>1はANUBIS ZONE OF THE ENDERSのHDリマスター化が決まった嬉しさでスレを建てた
・ヒロインはミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(大人組み?)
・設定はストパンとZ.O.Eの設定を合わせたようなオリジナル設定(クオリティは低い)
・ストライクウィッチーズはアニメ一期と二期の知識のみ(うろ覚え設定)
・ANUBIS ZONE OF THE ENDERSの設定はゲームのみ(うろ覚え設定)
・他、Z.O.Eの設定はWiki確認で使うかもしれない
・ケンやレオなどのZ.O.Eキャラはゲストで出す予定(出さないかもしれない)
・字の文は多いですが、>>1は文章力が皆無なので、あまり期待しないでください
・>>1は実力も皆無なので、あまり期待しないでください
・更新は毎週金曜日に一回だけ行ないます(>>1の都合でお休みになる可能性もあります)
・更新量は少ないです(500文字ぐらい?)
・オービタルフレームの戦闘力=ウィッチの基本スペックと同じぐらい
・ウィッチがオービタルフレームと同じ速度で飛び回ります
・ウィッチとオービタルフレームが互角の勝負をします
・原作ウィッチよりもスペックが強化されています
・基本的にネウロイがかませ犬スペック
・更新は毎週金曜日、25時00分から更新開始
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1337342624(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
<>【ストパン】ディンゴ「ジェフティで加勢する!」ミーナ「ディンゴなの……?」【アヌビス】
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga sage<>2012/05/18(金) 21:05:17.23 ID:mGetNu0Q0<>
有史以来、人類は様々なエネルギーを手に入れ、文明はその力に導かれて歩んできた。
では、ネウロイコアほどのエネルギーが導く文明の行き先は何だ?
――――――‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐―――――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐――――
――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――――STRIKE WITCHES―――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――――
――――――‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐‐‐‐‐―――――――――――‐‐‐‐‐‐‐
――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――――
ディンゴ
「――こちら、ディンゴ・イーグリット。これから島に上陸する」
依頼人
『了解、ロック解除』
『輸送船、ハッチ開くぞ』
ディンゴ
「珍しいな……」
依頼人
『――何だ?』
ディンゴ
「大規模な魔力反応だ、魔力結晶か? ――にしちゃぁ随分、数値が不安定だ……」
依頼人
『――大物か?』
ディンゴ
「あぁ、数値は馬鹿に強い」
「なんだ、ありゃあ?」
――――――‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐――――
――――――‐‐‐‐―――‐‐‐‐‐‐―――――ORBITAL FRAME――――‐‐‐‐‐‐―――‐‐‐‐‐‐―――――――
‐‐‐―――‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐‐‐‐‐―――――――――――‐‐‐‐‐‐‐
――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――――
ディンゴ
「――オービタルフレーム……!? なんで、オービタルフレームがこんな所に……」
「――っ、LEVをやられた! ネウロイの襲撃だ!」
依頼人
『――わ、悪いが契約は破棄だ!』
ディンゴ
「ちょい待て! オイ! オイ!」
「――クソッ、俺は置き去りって訳か……。ったく、野郎、契約書の嘘について、後で訴えるからな……」
ADA
≪おはようございます、戦闘行動を開始します≫
――――――‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐――――
――――――‐‐‐‐‐‐――――――――――ANUBIS ZONE OF THE ENDERS―――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――
――――――‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐―――――――――――――‐‐‐‐―――――――――――‐‐‐‐‐‐‐
――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――1945年―――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――ヴェネツィア公国―――――――――――――――――――――――――
ADA
≪独立型戦闘支援ユニット『ADA』です≫
≪操作説明を行いますか?≫
ディンゴ
『そこのウィッチ達、聞こえるか? ≪ジェフティ≫はただ今より諸君らに加勢する』
ミーナ
「――ディンゴ・イーグリットなの……?」
――――――‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐―――――――‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐―――――‐‐‐‐‐――――
――――――‐‐‐‐‐‐―――――――STRIKE WITCHES×ANUBIS ZONE OF THE ENDERS―――――――‐‐‐‐‐‐――――
――――――‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐―――――――――――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐‐―――――――――
――――――――――――‐‐‐‐‐‐‐――――――‐‐‐‐‐‐‐‐――――――――――――――――――――――――
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<>sage<>2012/05/18(金) 22:39:05.35 ID:TJDXys/AO<> (っ*・∀・)っ マミーヘッド的支援 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県)<>sage<>2012/05/18(金) 22:51:12.04 ID:wioa0nc9o<> ZOE&アヌビス未プレイの俺はHD発売を待つのみ……!支援……!圧倒的支援……! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2012/05/18(金) 23:10:32.42 ID:X0ZooQalo<> サブウェポン・支援の使用を提案 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:00:07.90 ID:Xpd0K+b80<> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヴェネツィア:とある無人島:1945年4月:昼
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――1945年―――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――ヴェネツィア公国―――――――――――――――――――――――――
≪採掘用LEV≫内の蒸し暑い中、ディンゴはパネルを操作していく。
ディンゴ
「――こちら、ディンゴ・イーグリット。これから島へ上陸する」
依頼人
『了解、ロック解除』
『輸送船、ハッチ開くぞ』
依頼人の通信後、輸送船のハッチが開く。
≪採掘用LEV≫のスクリーンから無人島の青々とした木々が見えた。
ディンゴは≪採掘用LEV≫を操作し、ハッチから外へ出る。
輸送船から出ると、すぐにレーダーを起動させ魔力反応を探る。
レーダーが魔力反応をキャッチし、コックピット内にある円状の液晶に魔力反応を表示する。
ディンゴ
「珍しいな……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:03:11.54 ID:Xpd0K+b80<> 依頼人
『――どうした?』
ディンゴ
「大規模な魔力反応だ、魔力結晶か? ――にしちゃぁ随分、数値が不安定だ……」
依頼人
『――大物か?』
ディンゴ
「あぁ、数値は馬鹿に強い」
ディンゴの返答に通信機の向こうに居る依頼人が黙る。
しばらくすると、通信機の向こうから返答が帰ってきた。
依頼人
『――報酬は上乗せする』
ディンゴ
「了解、少し見てくる」
返答後、すぐにパネルを操作し、≪採掘用LEV≫を魔力反応に向けて前進させる。
スクリーンから真っ直ぐに見える森林へと足を進めるのであった。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:06:02.78 ID:Xpd0K+b80<> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヴェネツィア:無人島(森林内):昼(+1:00[探索時間])
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
一時間ほど森林内を彷徨っている気がした。
≪採掘用LEV≫のスクリーンから見えるのは相変わらず青々とした木々だけである。
カールスラント軍を退役し、フリーの採掘作業員として働き始めて4年経つ。
その経験からディンゴは中古で購入したオンボロ≪採掘用LEV≫のレーダーが誤作動したのだろうと思っていた。
フリーで活動する人間にとって依頼人の指示は絶対である為、仕方なく探しているだけである。
ディンゴとオンボロレーダー、どちらが正しかったのかと言えば、それはオンボロレーダーの方が正しかった。
スクリーンが青々とした景色以外を映し出した。
映し出されたモノに思わずディンゴが驚く。
ディンゴ
「なんだ、ありゃあ?」
依頼人
『どうした?』
ディンゴ
「魔力反応を辿った結果、巨大なコンテナを発見した」
依頼人
『コンテナ?』 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:09:06.88 ID:Xpd0K+b80<> ディンゴ
「あぁ、ちょっと待て」
パネルを操作しカメラを動かしコンテナを見る。
コンテナは長方形の形をしており、コンテナ中心部、地面に接触している部分に小さな穴が見えた。
≪採掘用LEV≫のカメラをズームにし確認する。
コンテナに空いていた穴は大人一人がギリギリ入れるかぐらいの大きさだった。
ディンゴ
「入り口を発見した、今からLEVを降りて中へ入ってみる」
依頼人
『――了解、いい物、期待してるぞ?』
ディンゴ
「――あまり、期待してくれるな」
≪採掘用LEV≫のハッチを開くとコックピット内に溜まっていた蒸し暑い空気が外へと出る。
そして、外から心地のよい涼しい風が中へ入ってくる。
操作パネル近くに置いてあった懐中電灯を持ち外へと出る。
コックピット内の息苦しさから解放されたディンゴは深い呼吸をし、コンテナの入り口へと向かった。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:12:30.55 ID:Xpd0K+b80<> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヴェネツィア:無人島(コンテナ内)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディンゴ
「――中は結構、暗いみたいだな……」
手巻き懐中電灯を取り出し、つまみを持ち回す。
しばらく回し、懐中電灯のスイッチを押しライトを点灯させる。
手に持ったライトから細長い光が伸びる。
ディンゴは光の線をあっちこっちに向け、中の様子を窺いながら奥へと足を進めた。
コンテナ内を彷徨っていると、手に持った懐中電灯が壁の様な何かを照らす。
光の線を少しずつ上へと向けていくと、それが巨大な物体であることがわかった。
ディンゴ
「――ん、何だ?」
光を進行方向に向けて歩き出す。
巨大な物体まで近づくと物体を手袋をした手で被っていた埃を落とす。
すると、埃を被っていた箇所から四角いパネルのようなモノが現れた。
パネルに触れると、物体にある搭乗用ハッチが開く。
ハッチ内を手に持ったライトで照らすと物体の操作パネルが見えた。
ディンゴ
「――オービタルフレーム……!? なんで、オービタルフレームがこんな所に……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:15:01.41 ID:Xpd0K+b80<> オービタルフレーム≪OF≫――魔力を動力とする対ネウロイ用に開発された新型兵器
一年前の1944年9月に起きた全てのオービタルフレームと一部兵器が暴走した。
そして、軍施設で破壊活動を続けた後、突如、全てのオービタルフレームと暴走した兵器は何処かへと飛び去ってしまった。
後に『OF同時暴走事件』と呼ばれたこの事件でオービタルフレームの開発は中止された。
開発したオービタルフレームも全て何処かへと消え、足取りすら掴めない状態であった。
ディンゴ
「――っ」
突然、コンテナ内が大きく揺れる。
何事かと急ぎ外へと出入りできる穴まで走り、穴から外の様子を窺う。
近くには黒の骸骨は10体、それらに続くように無数の黒いひし形が居た。
それには全て、赤いラインや模様が入っていた――異形の敵『ネウロイ』
ネウロイ達はコンテナへ向けて赤いビームを放ち続ける。
赤いビームがディンゴが乗っていた≪採掘用LEV≫を破壊する光景が見えた。
ディンゴ
「――ネウロイ!?」
身につけていた小型の通信機にへ話しかける
ディンゴ
「LEVをやられた! ネウロイの襲撃だ! 至急、脱出の準備を――」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:19:02.64 ID:Xpd0K+b80<> 依頼主
『――わ、悪いが契約は破棄だ! 命が惜しいからな!』
『お、俺はすぐにでも脱出させてもらう!』
ディンゴ
「ちょい待て! オイ! オイ!」
慌てて通信機に話しかけるが帰ってきたのはノイズによる返答だけだった。
ディンゴ
「――クソッ、俺は置き去りって訳か……」
「ったく、野郎、生きて帰れたら契約書の嘘について訴えてやるからな……っ!」
コンテナ内が大きく揺れた。
ディンゴ
「俺もこの状況をどうにかしないとな……」
打開策を思いつくためにコンテナ内を見渡す。
ふと、先ほどのオービタルフレームが目に留まった。
暴走し破壊活動を繰り返した機体に――
コンテナ内は大きく揺れていた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:22:01.62 ID:Xpd0K+b80<>
ディンゴ
「――打開策か……」
ディンゴがオービタルフレームに向けて走る。
コンテナは崩壊が近いのか、上からコンテナの部品が落ちてくる。
大きな揺れで倒れそうになる身体のバランスを保つ。
天井から落下してくる鉄骨に当らないように走る。
そして、そのまま転がり込むようにコックピットへと乗り込んだ。
入るとすぐにハッチが自動的に閉まる。
コックピット内の左右にある円形の操作パネルに手を触れる。
すぐにコックピット内に青いラインが走り、様々なモニターが起動していった。
ADA
≪おはようございます、戦闘行動を開始します≫
ディンゴ
「――動けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
そして、ディンゴ・イーグリットが機体を動かす。
スクリーンに移るオービタルフレームもそれに合わせるように起動した―― <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:25:01.94 ID:Xpd0K+b80<> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヴェネツィア:無人島
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
外ではネウロイ達の攻撃が続いていた。
巨大なコンテナはもはや、崩壊間近である。そして、コンテナが爆発した。
ネウロイの攻撃で爆発したわけではなく、コンテナ内からの青い光の爆発――
爆発の中心には黒と灰の巨大な兵器が浮いていた。
鳥をイメージさせる人型の兵器――
間接部分は金色をしており、黒と灰のボディには青い光が常に走っていた。
ADA
≪敵、人型ネウロイ10、小型ネウロイ50、囲まれないように注意してください≫
周囲を確認し、黒骸骨の≪人型ネウロイ≫が斬りかかって来るのが映った。
ディンゴはすぐに機体を操作し、攻撃に移る。
黒と灰の機体が右手のブレードを展開し、瞬時に≪人型ネウロイ≫を切り裂く。
綺麗に本体とコアを一刀両断されたネウロイが形状を維持できずに白い破片となり爆発した。
ADA
≪人型ネウロイ撃破≫
≪次、来ます≫ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:28:04.63 ID:Xpd0K+b80<>
黒と灰の機体を動かし、斬りかかってきた≪人型ネウロイ≫の攻撃を回避し、右腕のブレードでコアを突き刺す。
コアを貫かれた≪人型ネウロイ≫が爆発する。
爆発に紛れ込んで≪小型ネウロイ≫がこちらに向かって突撃してくる。
ADA
≪人型ネウロイ撃破≫
≪小型ネウロイ接近、数50≫
≪小型ネウロイをホーミングレーザーでまとめて打ち落としてください≫
ディンゴ
「よし、了解した」
パネルを操作し機体の射撃兵装を準備する。
スクリーンに映る≪小型ネウロイ≫に次々とカーソルが合っていく。
全ての≪小型ネウロイ≫にカーソルが合ったことを確認するとホーミングレーザー放つ。
黒と灰の機体は背中から無数の青いレーザーが飛び出す。
青いレーザーは逃げる≪小型ネウロイ≫のコアを貫き破壊していく。
ADA
≪全ての小型ネウロイを撃破しました≫
≪次、人型ネウロイ接近しています。数2≫
2体の≪人型ネウロイ≫が黒と灰の機体を前後で挟むように斬りかかる。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:31:01.53 ID:Xpd0K+b80<>
ディンゴ
「――甘いっ!」
黒と灰の機体は前方に居る≪人型ネウロイ≫の頭部を掴み、青い光を流し込み動きを封じる。
後ろを振り返り武器のように手に持った≪人型ネウロイ≫を振り回し、後方に居た≪人型ネウロイ≫を叩いていく。
後方に居た≪人型ネウロイ≫を地面へと叩きつけ、そこへ手に持った≪人型ネウロイ≫を全力で投げつける。
ぶつかった衝撃で動けなくなっていた≪人型ネウロイ≫達に向かって瞬間的に加速し近づく。
そして、加速を利用したまま右手のブレードで≪人型ネウロイ≫達のコアをまとめて貫き破壊する。
ADA
≪人型ネウロイ撃破≫
≪人型ネウロイ接近を確認 数6≫
黒と灰の機体を囲むように突撃する6体の≪人型ネウロイ≫が見えた。
右手のブレードを構えると、力を込め機体全体を回転させるように真横に振るう。
6体の≪人型ネウロイ≫が黒と灰の機体の回転斬りにより真横に切り裂かれ、6体の≪人型ネウロイ≫が爆発した。
ADA
≪人型ネウロイ撃破≫
≪敵機破壊を確認≫ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:33:02.04 ID:Xpd0K+b80<>
ディンゴ
「――こいつは一体……」
コックピット内でディンゴのように呟く。
一人しか居ない空間――そんな空間でディンゴの呟きに返答が帰ってくる。
ADA
≪当機はオービタルフレーム、ジェフティです≫
ディンゴ
「――お前は?」
ADA
≪独立戦闘支援ユニット、エイダです≫
ディンゴ
「戦闘コンピュータ……LEVのナビゲータより頼りになりそうだ」
ADA
≪一緒にしないでください。操作説明を行ないますか?≫
ディンゴ
「必要ない、今の戦闘で大体わかった」
ADA
≪了解しました≫
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:35:01.43 ID:Xpd0K+b80<>
≪ジェフティ≫のカメラを動かし周辺を確認する。
上空にカメラを向けると遠くの方で何かを捕らえる。
カメラを拡大していくとそれがオービタルフレームと無数の小さな何かが飛び回っているのを確認した。
ADA
≪敵、オービタルフレームを確認しました≫
≪オービタルフレームのデータ照合を開始します≫
≪――完了しました、オービタルフレーム・アージェイトと断定しました≫
ディンゴ
「暴走事件で消えた機体か……あいつが親玉で間違いなさそうだな」
ADA
≪でしょうね≫
ディンゴ
「あいつを叩くぞ」
ADA
≪了解しました≫
スクリーンに≪アージェイト≫を捕らえたまま≪ジェフティ≫が空へと上がる。
そして、そのまま≪アージェイト≫へ向かって加速する。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:37:01.08 ID:Xpd0K+b80<> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヴェネツィア:海域(上空):昼(-0:30[ディンゴ・イーグリット戦闘開始前])
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ストライカーユニットと呼ばれるウィッチに飛行能力を与えてくれる機械装置で飛んでいる。
ウィッチ達の周りの風景が一瞬にして真後ろへと流れる事から、相当な速度が出ているのであろう。
ストライカーユニットで飛んでいたミーナ・ディートリンデ・ヴィルケが隣を飛んでいる坂本美緒に聞いた。
ミーナ
「――坂本少佐、あれでいいのかしら?」
≪ミーナ≫の視線の先には一体の巨大な兵器が上空で浮いていた。
マントのような外殻と何処か女性的フォルムを持つ巨大な機械人形――
≪坂本≫と呼ばれた女性が右目の眼帯を緩め、右目で巨大な機械人形を見る。
坂本
「――あぁ、正確には中にコアが入っているというだけだがな」
ミーナ
「コアを使用した巨大な機械……オービタルフレーム……」
坂本
「……間違いないだろうな」
≪ミーナ≫と≪坂本≫以外のメンバーが出払っている時の襲撃――
二人以外のメンバーは現在、別の海域で出現したネウロイの排除にあたっていた。
そんな留守中を狙ったような襲撃だった。
幸いにも≪ミーナ≫、≪坂本≫が上層部への報告帰りが予定より早かった為に対処する事ができた。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:38:01.53 ID:Xpd0K+b80<>
ミーナ
「――敵機捕捉、これより攻撃に移ります!」
坂本
「了解した!」
仲間へ合図を送り、≪ミーナ≫は手に持ったMG42(全体が同じ太さで細長い黒い機関銃)を敵機に向け構える。
同じく隣を飛ぶ、≪坂本≫も九九式二号二型改13mm機関銃(全体的に丸く、銃身が細く長い航空機銃)を構えた。
そして、同時に敵機に向けて発砲する――上空に銃器の発生させる重たい音が響く。
放たれた銃弾は≪アージェイト≫に全弾命中する。
≪ミーナ≫、≪坂本≫はそのまま≪アージェイト≫の真上を通り過ぎ――
そして、身体を捻りながら反転すると、銃弾の雨を再び≪アージェイト≫に向けて放つ。
しかし、≪アージェイト≫は≪ミーナ≫、≪坂本≫の攻撃に反応しシールドを張り銃弾を受け止める。
坂本
「シールドだと!?」
ミーナ
「ウィッチと並ぶ兵器……オービタルフレームは名前だけでは無いってことかしら?」
そのまま、≪ミーナ≫、≪坂本≫空中を浮遊しつつ撃ち続ける。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:40:01.45 ID:Xpd0K+b80<>
坂本
「あぁ、そうみたいだな――っ!」
≪アージェイト≫が放った白いレーザーを≪坂本≫が少し身体の位置をずらし回避する。
≪ミーナ≫が≪坂本≫に≪アージェイト≫を撃ち続けながら指示を出す。
ミーナ
「――坂本少佐は敵機の後ろを取り攻撃をお願い!」
坂本
「――了解した」
シールドを張り動けない≪アージェイト≫の真横を≪坂本≫が通り過ぎる。
そして、≪アージェイト≫からある程度の距離を取ったあと――急旋回
≪アージェイト≫を視界へと捕らえるとそのままシールドが張られていない背中へ銃弾を浴びせる。
背中から銃弾を浴びた≪アージェイト≫はマントのような外殻に銃弾が当り――当った箇所が削れていく。
ミーナ
「――いけるわ、このまま攻撃を継続……敵、オービタルフレームのコアを破壊するわ」
坂本
「――了解だ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:42:01.31 ID:Xpd0K+b80<>
前方と後方からの継続射撃が≪アージェイト≫の装甲を削っていく。
しかし、≪アージェイト≫が前方へのシールドを解除――そのまま、弾幕の斜線上から真横へ回避する。
すると、≪アージェイト≫のマントのような外殻から無数の花のような機械が飛び出す。
無数の機械花は≪アージェイト≫の周りをぐるぐる回るように旋回している。
≪ミーナ≫、≪坂本≫両名が≪アージェイト≫から距離を取り互いの背中を守るように浮遊する。
坂本
「――そう上手くはいかないものだな」
ミーナ
「自立小型兵器……もう、こんなものが完成していたなんてね……」
≪アージェイト≫が右手を≪ミーナ≫、≪坂本≫向け旋回していた無数の機械花に指示を出す。
無数の機械花は≪ミーナ≫、≪坂本≫へ向けて突撃する。
≪ミーナ≫、≪坂本≫は自分達に向かって飛んでくる無数の機械花から距離を取るように一斉に飛ぶ。
そして、お互いの身体が当るか当らないかのギリギリの所で交差しながら上空へと上がっていく。
その≪ミーナ≫、≪坂本≫の動きに翻弄された無数の機械花が機械花同士でぶつかり合い空中で爆発する。
≪ミーナ≫は自分の固有魔法――『三次元空間把握能力』を利用し、背後にある機械花の位置を判断する。
そして、≪坂本≫と距離が開いたタイミングで銃だけを後方へ向けて引き金を引く。
発砲した銃弾、全弾が≪ミーナ≫達を追尾する機械花に命中し爆発する。
互いの身体を空中で交差させながら、≪坂本≫が≪ミーナ≫の腕を褒める。
坂本
「さすがだな、ミーナ中佐」
ミーナ
「美緒少佐、貴方もね」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:44:01.37 ID:Xpd0K+b80<>
そして、全ての機械花を打ち落としたのを能力で判断した≪ミーナ≫が≪坂本≫に合図を送る。
≪坂本≫がその合図に応えると高高度で反転、そのまま真っ逆さまに≪アージェイト≫へ向けて突撃する。
≪アージェイト≫が射程内に入ると同時に≪ミーナ≫、≪坂本≫が引き金を引いた。
≪アージェイト≫は真上にシールドを展開し、上空から降り注ぐ銃弾を防ぐ。
≪ミーナ≫、≪坂本≫が≪アージェイト≫に近づいたタイミングで攻撃を中断――降下から横へと飛んでいく。
≪アージェイト≫との距離が空いたタイミングで旋回する。
そして、≪アージェイト≫に銃口を向けようとしたが急ぎ中断しその場で停滞する。
≪アージェイト≫は≪ミーナ≫、≪坂本≫の近くで無数の機械花を展開していた。
先ほどと同じ方法で撃墜するには、今回は距離が圧倒的に足りなかった。
坂本
「どうする、ミーナ」
ミーナ
「――私がシールドを展開、全ての自立小型兵器を防ぐわ」
「美緒はコアの破壊をお願い」
坂本
「あぁ、了解だ……だが、無理はするなよ?」
ミーナ
「えぇ、わかっているわ」
≪坂本≫が眼帯を外し仕舞うと、銃を背負い――代わりに一本の刀を引き抜く。
自ら鍛え上げた愛刀『烈風丸』を構え、コアの位置を見据える。
≪ミーナ≫が≪坂本≫を庇うように前に立ち――手を前に突き出す。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/05/19(土) 01:45:06.32 ID:Xpd0K+b80<>
≪アージェイト≫が右手を前に突き出す――無数の機械花が≪ミーナ≫、≪坂本≫に向けて飛んでくる。
≪ミーナ≫が手に意識を集中しシールドを展開する。
≪アージェイト≫の指示に従い無数の機械花が≪ミーナ≫に向かって飛んでくる。
近づいてくる無数の機械花に対して≪ミーナ≫がシールドに意識を集中し衝撃に備えようとしたその時だった。
無数の機械花がシールドに接触する前に全て青い無数のレーザーによって貫かれ爆発する。
ミーナ
「――えっ!?」
同じように≪ミーナ≫の後ろに居た≪坂本≫が驚き、青いレーザーが飛んできた方向を確認する。
固有魔法――『魔眼』の力で遠くから急速に接近する巨大な物体を確認し≪ミーナ≫に告げた。
坂本
「ミーナ! 何かが急速に近づいてくる!」
そして、巨大な物体が≪ミーナ≫、≪坂本≫と≪アージェイト≫の間で急停止する。
それは鳥をイメージさせる黒と灰の巨大人型兵器――
ディンゴ
『そこのウィッチ達、聞こえるか? ≪ジェフティ≫はただ今より諸君らに加勢する』
坂本
「もう一体、オービタルフレームだと……!?」
ミーナ
「――オービタルフレーム……ジェフティ……」
――オービタルフレーム・ジェフティ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga sage<>2012/05/19(土) 01:46:22.13 ID:Xpd0K+b80<> 今日はここまでになりますw
戦闘描写が難しすぎて時間がかかりすぎたw <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga sage<>2012/05/19(土) 01:50:13.05 ID:Xpd0K+b80<> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
登場人物データ
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『ディンゴ・イーグリット』
元カールスラント軍所属の戦闘用LEVパイロット
ノウマン中佐、指揮下のカールスラント陸軍第03LEV中隊に所属していた。
しかし、ダイナモ作戦をきっかけにカールスラント軍を退役した。
その後、フリーの採掘作業員をしながら隠棲していた。
ヴェネツィア付近の島で発掘作業中、ネウロイと遭遇、その際、ジェフティを偶然発見しフレームランナーとなる。
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設定
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LEV
対ネウロイ用に開発された魔力結晶で動く戦車
現在は兵器としてだけではなく、民間作業用に用いられる。
魔力結晶
ウィッチ達がシールド等で使用し、空気中に散布された魔力が地上で結晶化したモノ
LEV、大型船、大型輸送機など一部兵器のエネルギーとして使用されている。
オービタルフレーム
魔力を動力とする対ネウロイ用に開発された新型兵器
ウィッチに匹敵する機動性、攻撃力を有していたが、オービタルフレーム同時暴走事件が原因で開発は中止された。
OF同時暴走事件
1944年9月、完成しテスト運用を終えたアヌビスが突如、暴走し軍施設を破壊する。
それと同時にネウロイコアを使用したオービタルフレームを含む全ての兵器が同時に暴走した。
アヌビスは軍施設への破壊活動後、ネウロイコアを使用した兵器と共にヴェネツィア公国へ向けて飛び去った。
同日、ガリアにてネウロイコアを動力として使用していたウォーロックの暴走も確認されている。
この事件でアヌビスのランナーであったノウマン大佐は行方不明になっている。
この暴走事件により、完成間近であったジェフティの開発を中止され、ヴェネツィア付近の島へ破棄される。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/05/19(土) 01:55:15.83 ID:ZH7MGpe0o<> オレトクスレきたな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/05/19(土) 17:47:49.93 ID:k86f4jQio<> ストライクウィッチーズしらんが見てるよ支援 <>